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チャイコフスキー:交響曲第5番
ガリー・ベルティーニ(指)バンベルク交響楽団
第2楽章ホルン・ソロ: ※この頃首席だったのは水野信行ですが、水野氏の演奏ではないようです
CROWN
PAL1056
廃盤
録音年:1980年5月 バンベルク 【デジタル録音】
DISKY
MP-903847(3CD)
演奏時間 第1楽章 15:29 / 第2楽章 12:58: / 第3楽章 5:47 / 第4楽章 12:36
カップリング/チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲、「白鳥の湖」組曲、イタリア奇想曲(以上、トーマス・T・フォレスター指揮)他
“硬軟自在に使い分ける、ベルティーニの知られざる奥義!”
Intercord原盤。ベルティーにといえばマーラーですが、そのマーラーでも漲っていた男性的な剛直な造形力と、デリケートでありながら芯の逞しさを失わない音色の統制力は、ここでも十二分に発揮されています。アゴーギクは最小に止め、何よりも構築の安定とリアルな音像表出に徹底的に集中し、手垢にまみれたスコアから一切の曇りを取り払ったような新鮮な響きの獲得に成功しているのは、実に画期的なことです。内声の掘り下げが尋常ではなく、終楽章の225小節(5:51)のトロンボーンにだけ付いているクレッシェンドをここまで確実に実行し、前代未聞の壮絶なまでの高揚感を引き出しているのには驚愕で、これを知ってしまうと、ほかの指揮者がなぜここを素通りしてしまうのか理解に苦しむことになります。金管を中心とした運命動機の高らかな斉奏のリズムの切れ味も、当代随一と言うべきもので、ベルティーニの音楽作りの志向性を端的に示しています。もろく崩れそうなすすり泣きを期待する人には、このあまりにも決然とした演奏は物足りないかもしれませんが、当時のバンベルク響の抜群のセンスとともに、純音楽としての説得力の高さを誇るこの名演は、決して無視できません。デジタル最初期の録音ですが、残響も自然で、いわゆるデジタル的な無機質さはほとんど感じません。若干ティンパニが近すぎますが、逆に細かい音型まで手に取るように分かって、楽しめたりもします。また、1980年というと、バンベルク響はジェームズ・ロッホランが主席を務めていた頃で、正規録音が極めて少ないだけに、その点でも貴重です。
第1楽章のツボ
ツボ1 クラリネットの音色、技巧が充実の極み!符点2分音符の音価をぎりぎりまで引っ張るが、過度な粘着性は感じず、全体に洗練されている。テンポは中庸。
ツボ2 ここも響きの質感が見事に統制がとれている。
ツボ3 繊細。
ツボ4 かすかなテンポルバートが掛かり、気品が漂う。
ツボ5 テンポを変えず、インテンポで進み、響きが洗練されている。
ツボ6 比較的淡白。フォルティッシモでも若干テンポを落とす程度で、声高にならない。
ツボ7 ここでもテンポ不変。ここまで一貫してインテンポだが、窮屈な印象を与えず、フレージングに自然なゆとりを確保している。
ツボ8 強弱の幅は狭いが、共感は込められている。
ツボ9 テンポ変動なし。16分音符は聞こえない。
第2楽章のツボ
ツボ10 弦は粘着性を回避し、荘重さよりもさらっとしたテクスチュアを大切にしている。ホルンは、ホール・トーンと相俟って絶妙な温かいニュアンスが染みる!末端まで音を感じ切り、入念に、しかも溺れずに表情を紡ぎ出している。技巧も万全。クラリネットの絡み、オーボエももセンス満点!
ツボ11 インテンポの決然とした進行。
ツボ12 テンポは不変。全ての木管のセンスが抜群に良い!
ツボ13 見事に揃っているが、やや綺麗過ぎる気もする。
ツボ14 着実に音量を増して行くが、呼吸の深みがあまり感じられない。
ツボ15 比較的速めのテンポで爽やかに流れ、新鮮な味わいがある。
第3楽章のツボ
ツボ16 ほとんどテンポを変えない。
ツボ17 均一の質感による音色の連動ぶりが美しい。
ツボ18 わざわざ弦の音量を抑えて、この木管の動きを引き立たせている。そのおかげで、見事な下行ラインがくっきりと浮かび上がっている。
第4楽章のツボ
ツボ19 エッジの強い響きでなく、流麗なフレージングに徹しているのが、ベルティーニにしてはちょっと意外。テンポは中庸。
ツボ20 オーボエとホルンは、ほぼ同等。バランス良好。
ツボ21 テンポは中庸。ティンパニは、最初にクレッシェンドがかなりクローズアップして録られているので極度にリアルで、デジタル臭がつきまとう。その後は多少音量を増減させる。全体的には、見事な輝きを表出している。
ツボ22 無視。
ツボ23 かなりよく前面に出ている。
ツボ24 ほんの少し速める。
ツボ25 固い響きでよく響かせている。近接マイクのせいか?このあと、トロンボーン、チューバをわずかに突出させ、独特の凄みを利かせる。
ツボ26 ほんの少しテンポを落として、提示部冒頭のテンポに戻る。
ツボ27 やや速めのテンポ。金管のリズムが抜群に良い!短い音価の音符を小気味よく吹かせるのがベルティーニならでは。
ツボ28 しかし、この8分音符の音価はやや長め。最後にティンパニの一撃を置く。
ツボ29 弦はこの楽章の冒頭のニュアンスを踏襲するように、柔らかくレガートでフレージング。これが美しい!一方で、木管のアルペジォを細やかに浮き立たせている。
ツボ30 弦もトランペットも、レガートで一貫している。
ツボ31 改変なし。
ツボ32 突き抜けるような音ではないが、よく響いている。
ツボ33 落ち着いたテンポで堂々と進行。途中から加速して腰を軽くすることなく、最後まで通すところが立派!厳格なリズムの打ち込みに支えられて、見事なエンディングを気付いている。


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