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チャイコフスキー:交響曲第5番
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
第2楽章ホルン・ソロ: ミロスラフ・シュテフェック
SUPRAPHON
110656
(廃盤)

SU-3544(2CD)
録音年:1960年3月12日〜15日 プラハ・芸術家の家【ステレオ録音】
演奏時間 第1楽章 13:04 / 第2楽章 11:56 / 第3楽章 5:32 / 第4楽章 11:41
カップリング/感傷的なセレナード(石川静:Vn)、SU3544は「悲愴」とのカップリングの2枚組。
“チェコ・フィルはこの曲との相性に疑問…”
マタチッチ独特の骨太の造型と濃厚な色彩表出の技は、この時期に完全に成熟していたことは、ほぼ同時期にEMIに録音したロシア小品集を聴いても明白で、ここでも随所に彼でなければ不可能な表情が顔を出し、オケもそれに応える応えるべく全身で取り組んで、チェコ・フィル全盛期の魅力を知ることが出来ます。しかし、マタチッチがその持ち味を出し切るための不可欠な条件である、強靭に神々しく輝く金管や、腰の据わった中低音といったものはチェコ・フィルに求めること自体無理というもので、彼らの魅力である素朴な音色志向が、かえってマタチッチが目指す音楽に水を差す結果になっていることは否めません。このオケの魅力と音色の嗜好性は、別の演奏スタイル、別の作品でこそ豊かに花開くのではないでしょうか?その印象は、同じチェコ・フィルを振ったコバケン盤でも拭い切れません。これは、この作品を味わうというより、あくまでも当時のチェコ・フィルの魅力に酔いしれたい時のために、大切にしたいと思います。
※「悲愴」とのカップリング(2CD)でも発売済。
第1楽章のツボ
ツボ1 素朴ながら2本のクラリネットによるハーモニーをしっかり感じさせる。。テンポも決して粘らない。
ツボ2 弦の刻みが腰の軽い響きが、いかにもチェく・フィルらしいが、今後のドラマを予感させるものがない。
ツボ3 さらっと流す。
ツボ4 65小節からこのフレーズが出てくるたびに、下行音型でテンポを落とす。
ツボ5 比較的スマートに、スーッとクレシェンドしていく。
ツボ6 強弱の振幅に陰影があまりない。
ツボ7 素朴というより雑。
ツボ8 テンポを落として美しいフレージングで、当時チェコ・フィルの弦の音色も魅力。
ツボ9 前の部分とテンポは変わらず。
第2楽章のツボ
ツボ10 弦は符点2分音符ごとにフレージングを重ねていく。ホルンはいかにもヴィブラート濃厚なチェコの音色。オペラのアリアのようだが、「柔らかく豊かに」という標記どうりで、古今の録音の中でも、聴き栄えという点で出色。
ツボ11 後年の録音でも聴かれる究極の裏技!フォルティシシモに達するまで、このフレーズをじりじりとクレッシェンドしていく中、52小節(3:53)で一瞬音を弱めて、そこからまた浮上させることで、見事な頂点を築く。その一瞬の弱め方が、実にしなやかで美しいこと!
ツボ12 田舎色丸出しで、それまでの美しい風情がかき消されてしまう。
ツボ13 フォルティッシモに近いニュアンスの凄み!
ツボ14 渾身の力を振り絞って激情を煽るが、チェコ・フィル特有の中低音の重心不足はいかんともしがたい。
ツボ15 後年の録音に比べるとフレージングがやや平板。弦の響きにもあまり潤いを感じられない。
第3楽章のツボ
ツボ16 頭だけほんの少しテンポを落とす。
ツボ17 アットホームなアンサンブルの妙。
ツボ18 かなり強く打ち出させ、味のある下行ラインを描く。
第4楽章のツボ
ツボ19 メゾ・フォルテの標記から逸脱しないのはN響盤でも同様だが、ここでは響きに芯が感じられない。
ツボ20 ホルンは木管とほぼ同等に発言。
ツボ21 主部に入る前の51小節で、一瞬ティンパニのトレモロにアクセントを付ける。主部に入ってからはトレモロだけで、クレッシェンドもしない。
ツボ22 ほんの少しアクセントが付く。
ツボ23 ここから全体の音量を抑えて、テンポも落とす。バスは必要以上に強調していない。
ツボ24 テンポを変えずに突入。
ツボ25 強烈ではないが、本皮らしい響きが味。
ツボ26 前の部分からテンポを変えずに、展示部と同じテンポで突進するが、展開部よりも凝縮力が高く、その凝縮力はしばらく続く。
ツボ27 あえて快速にせず、威厳のあるテンポを採用。トランペットのファンファーレがまた素朴。
ツボ28 8分音符は本来の音価より長めにしておいて、いったん音を切り上げる。
ツボ29 堂々とした進行だが、トランペットのリズムがやや無頓着。
ツボ30 弦はしっかり音を切っているが、トランペットはレガート気味に吹かせる。
ツボ31 楽譜どおりで、改変なし
ツボ32 しっかり響くが、スケール感はない。
ツボ33 ほとんどインテンポ。彼らの最高の凝縮力を結集して、熱い締めくくりになっている。


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