湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



フランス・レーベル・厳選セール



すべて先日ご案内した「3大Bセール」とは別タイトルになります。


特価受付期間〜2018年11月上旬まで!!



※品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
MIRARE
MIR-024
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集Op.6 、
間奏曲Op.4
クレール・デゼール(P)
クレール・デゼールは14歳でパリ音楽院に入学し、優秀な成績で卒業後、モスクワ音楽院で研鑽を積んだフランスの女流ピアニス ト。2007年ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン出演の際には、多くの聴衆を惹きつけ日本でも人気上昇中。エマニュエル・シュトロッセとの連弾アルバム(MIR042ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集)でもその実力は証明済み。優しい透明感のある繊細な演奏をするデゼー ルですが、音は太く細身の彼女からは想像出来ないパワフルな面も持ちあわせています。最もシューマンらしい作品のひとつ、「ダ ヴィッド同盟舞曲集」は、集中と解放を繰り返す熱い演奏。そして音楽は実に耽美的で申し分のないシューマンに仕上がっています。  (Ki)

MIR-275
フォーレ:ピアノ作品集第3集
8つの小品Op.84
主題と変奏Op.73、
舟歌第4番変イ長調Op.44、
舟歌第5番嬰ヘ短調Op.66、
舟歌第6番変ホ長調Op.70、
ノクターン第6番変ニ長調
ジャン=クロード・ペヌティエ(P)

録音:2014 年12月
ジャン=クロード・ペヌティエのフォーレ作品集。ペヌティエのピアノは、洗練された音色と純度の高い音楽性で聴くものを虜にします。彼の得意とする フォーレでは、フォーレが生きた時代の雰囲気と文化の香りを教えてくれる演奏です。穏やかなテンポ、作品に含まれた微妙なアーティキュレーションを 巧みなペダリングで音楽に透明感を与えています。特にここに収録されている舟歌3曲では、フォーレ独特の洗練された和声が光る中期の特徴を、陰影 深く機微を描いています。 (Ki)
MIR-041
ニコラウス・ブルーンス:深き淵より、主は天に御座を堅く据え
ディートリヒ・ベッカー:パヴァーヌ第5番、ソナタ第3番
フランツ・トゥンダー:最愛のイエス、我に与えたまえ
ブクスデフーデ:我はシャロンの花
ハン・クリストフ・バッハ:ラメント「神よなぜわたしに怒りたもうか」
フィリップ・ピエルロ(指)
リチェルカール・コンソート、
ステファン・マクラウド(Bs)

録音:2007年3月
BCJでも活躍し日本でもお馴染みのバス歌手のステファン・マクラウドを迎え、フィリップ・ピエルロとリチェルカール・コンソートによる17世紀の北ドイツで活躍した音楽の作品。ブクステフーデが認めた夭折の音楽家ニコラウス・ブルーンス。17世紀のドイツ室内楽で重要な役割を果たしたヴァイオリニストでもあるディートリヒ・ベッカー。北ドイツ・オルガン楽派の1人フランツ・トゥンダー。そのトゥンダーの娘と結婚した巨匠ブクステフーデ。バッハ一族としてJ.S.バッハと同様に当時オルガニストとして名声を得ていましたが、その後の不遇により長い間忘れ去られていたヨハン・クリストフ・バッハ。  (Ki)
MIR-157
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調op.111
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
シャオ・メイ・シュ(P)

録音:2004年(MANDALA音源)
ベートーヴェンとシューベルト、2人の大音楽家の最後のソナタを収録した1枚。一度は廃盤となってしまっていた名盤の復刻盤がついにリリースです!幼いうちから才能を見出されながらも文化大革命の波に翻弄されたシャオ・メイ・シュ。卓越した演奏技術と圧巻の表現力でヨーロッパを中心に高く評価されているピアニストです。2012年5月には来日公演も予定されており、今後ますますの活躍が期待されましょう。
「人生において分かりきっていることが1つあります。それはいずれ死ぬということ。皆、そのことを隠そうとしているのです」。この2曲同時に収録したことについて質問され、そう語り始めたシャオ・メイ・シュ。死が身近なものであることを実感した時、彼女が取り組みたいと思ったのが今回収録された2曲のソナタであったといいます。全体的に重めの演奏ではありますが、緊張感のある強靭なフォルティッシモと、寂寥感に満ちたピアニッシモの響きのコントラストに心揺さぶられます。改めてシャオ・メイ・シュの豊かな表現力に圧倒される名演です! (Ki)
MIR-9913
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第14番、
ロンドイ短調K.511、
デュポールのメヌエットによる変奏曲、
幻想曲ニ短調K.397/ハ短調K.475
アンヌ・ケフェレックOp.

録音:2001年
粋のパリジェンヌであるケフェレックは、来日公演のバッハなどでも実証済のように、ドイツ系作品でも緻密な構成感を堅持した演奏を聴かせてくれます。持ち前のクリスタルのようなタッチをふんだんに盛り込みながら、特に短調作品から醸し出される夕映えのような色彩と沈静感が聴く側の心に迫ります。1曲目の「ロンド」冒頭から語り掛けるような絶妙な間合いから引き込まれ、「変奏曲」は、雰囲気満点の優秀録音と相俟って、チャーミングなタッチが耳から離れません。白眉はハ短調ソナタ!バッハにも通じる堅固な構成感と一貫した緊張感が全編に貫き、この曲独特の激情を美しいフォルムで表出。第2楽章のフレージングの深みと気品など、ケフェレックの魅力の真髄と言えましょう。最後に置かれた「幻想曲」は、グールドの気の遠くなるスローテンポによる名演もありますが、それとは別次元の凛としたドラマ性で訴えかけます。録音がまた雰囲気満点!【湧々堂】

MIR-241
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調Op.70-2
シューマン:ピアノ三重奏曲第3番ト短調Op.110
トリオ・レ・ゼスプリ
【アダム・ラルーム(P)
梁 美沙(ヤン・ミサ)(Vn)
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(Vc)】

録音:2013年4月28-30日サル・ガヴォー、パリ
注目のピアノ・トリオが登場しました。クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールの覇者アダム・ラルーム。マルクノイキルヘン国際コンクールで第2位 を獲得しフランスを中心に高い評価を得ているチェリスト、ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール。そして大阪出身でパリ国立音楽院に学んだヴァイオ リニスト、梁 美沙(ヤン・ミサ)の3人によるトリオ・レ・ゼスプリ。彼らは2009年に初めて共にコンサートを行い、互いの音楽性に共感し、2012 年正式にピアノ・トリオを結成。パリのシャンゼリゼ劇場にデビュー後、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭、ドヴィール・イースター音楽祭など数々の音楽祭に 参加し、結成わずか2年にも関わらず、世界の音楽関係者の注目を集めています。 デビュー・アルバムとなる本作には、ベートーヴェンとシューマンの全く異なる性格の作品が選ばれました。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲第6番は、 名作「幽霊」と「大公」に挟まれた比較的地味な曲ですが、豊かな楽想と穏やかな旋律が魅力。エネルギーに溢れた快活なフィナーレでは、親密なアン サンブル、充実した音楽性そして若い彼らの活気に満ちた演奏を聴かせてくれます。一方内省的でドラマティックなシューマンのピアノ三重奏曲第3番では、 濃厚な情念が込められた力演を披露してくれます。この曲は不安と激情を繰り返す独特の緊張感、そして思わずため息が出るような美しく甘美な旋律といっ たシューマンの美点が集約されており、シューマンが精神を病む晩年を飾る傑作の一つと言ってよいでしょう。この演奏で最も印象的なのが、ヴァイオリ ンの梁 美沙。彼女は感情を全面に押し出した演奏が特徴ですが、このシューマンは彼女の中にある情熱がいっきに表出したかのような、衝撃的な演奏。 そしてピアノもチェロも彼女のパッションに吸い寄せられるように、力強く躍動的な音楽を聴かせてくれます。 (Ki)
MIR-282
ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調op.115
ヒンデミット:クラリネット五重奏曲 op.30
ラファエル・セヴェール(Cl)
プラジャークSQ

録音:2015年5月
若手クラリネット奏者ラファエル・セヴェールとチェコを代表するカルテット、プラジャーク弦楽四重奏団によるブラームスとヒンデミット。ラファエル・ セヴェールは1994年生まれ。天才クラリネット奏者として14歳でパリ国立高等音楽院に入学。2010年にはフランスのヴィクトワール・ド・ラ・ミュー ジックに選出。パリ・オペラ座管のクラリネット奏者を務めたイヴ・セヴェールを父にもち、ふくよかで美しい音、豊かな音楽性、安定したテクニックが魅 力の奏者です。 ブラームス最晩年の傑作クラリネット五重奏曲。寂寞とした孤独を感じさせ、晩年のブラームスが到達した至高の境地といえます。セヴェールの叙情豊 かな歌いまわしに寄り添ったプラジャーク弦楽四重奏団の演奏は、味わい深いブラームスを聴かせてくれます。一方ヒンデミットでは、大胆な響き、先鋭 的な音色で強烈な印象を与える輝かしいテクニックを披露しています。 (Ki)
MIR-006
ペルゴレージ:スターバト・マーテル ヌリア・リアル(S)
カルロス・メーナ(CT)
フィリップ・ピエルロ(指)
リチェルカール・コンソート
カルロス・メーナは、スペイン随一のカウンター・テナー。そしてソリストとして大活躍中の美貌のソプラノ、ヌリア・リアル。フィリップ・パロット率いるリチェルカーレ・コンソートの奏でる至福の音楽。この作品を聴くための役者がすべてそろったアルバムです。 (Ki)
MIR-112
フランスのチェリストたち〜メディテイションズ
ブロッホ:祈り/カザルス:鳥の歌
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界」より」〜第2楽章
オフェンバック:ジャクリーヌの涙 Op.76-2
フォーレ:夢のあとに
シューマン:古いリュートOp.35-12、
 異郷にてOp.39-1、月の夜Op.39-5、
 古城にてOp.39-7
ワーグナー:タンホイザー〜「おお、おまえ、いとしい夕星よ」
ヴェルディ:ドン・カルロ〜「彼女は私を愛したことが無い」
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第3番変ホ短調Op.30〜第3楽章
レ・ヴィオロンチェレス・フランセ
[エマニュエル・ベルトラン、エリク-マリア・クトゥリエ、エマニュエル・ゴーゲ、ハヴィエル・ピドゥ、ラファエル・ピドゥ、
ローラン・ピドゥ、ナディヌ・ピエール、フランソワ・サルク]

録音:2009年12月7-9日
フランスを代表するチェリストが集結したチェロ八重奏団という珍しい編成のアンサンブル、レ・ヴィオロンチェレス・フランセ。ルネ・マルタンのプロデュースにより2006年のラ・フォル・ジュルネ(ナント)で初コンサートを行い、聴衆を沸かせました。彼らのMIRAREデビュー・アルバムは「メディテイションズ」と題され、チェロの豊かな響きにぴったりの楽曲をこのアンサンブルにも参加しているローラン・ピドゥが八重奏用に編曲。ブロッホ:祈り、カザルス:鳥の歌、ラフマニノフ:ヴォカリーズ、オフェンバック:ジャクリーヌの涙、フォーレ:夢のあとになどいずれも珠玉の名曲ばかり。それぞれの楽曲でソリストが美しいメロディーを奏で、7人のチェリストで支える深みのある演奏は心を揺さぶります。 (Ki)
MIR-231
ハイドン:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第75番ト長調Op.76-1 Hob.V.75 、
弦楽四重奏曲第44番 変ロ長調Op.50-1 Hob.V.44、
弦楽四重奏曲第81番ト長調Op.77-1 Hob.V.81
モディリアーニSQ
【フィリップ・ベルナール、
ロイック・リョー(Vn)
ローラン・マルフェング(Va)
フランソワ・キエフェル(Vc)】

録音:2013年 4月21-24日ラ・グランジュ、エヴィアン=レ=バン
「今日世界で最も優れたカルテット(南ドイツ新聞)」とも称されるモディリアーニ弦楽四重奏団。2013年に結成10年を迎え、今後さらに熟成さ れたアンサンブルを聴かせてくれるに違いない期待のカルテットです。ドビュッシー、サン=サーンス、ラヴェルを収録したフランス近代弦楽四重奏曲集 (MIR188/KKC5305では、瑞々しいアンサンブルと豊かな表現力でレコード芸術で特選盤に選ばれるなど高い評価を得ました。 今回のアルバムはMIRAREレーベル第1作(MIR065)でも取り上げたハイドンの弦楽四重奏曲集。エルデーディ四重奏曲集の中の第1曲として親しま れているハイドンらしいユーモアを効かせた第75番。フリードリヒ・ヴィルヘルム2世に献呈されたプロシア四重奏曲集の第1曲である第44番は、快 活で生命力に溢れた作品。そしてハイドン最後の弦楽四重奏曲集となったロプコヴィッツ四重奏曲集の第1曲第81番。気品漂う音楽的にも非常に充実 した曲で、それぞれの楽器が美しく絡み合い、モディリアーニの堅密なアンサンブルが見事に弾き上げています。 (Ki)

MIR-219
ルイス・フェルナンド・ペレス/ファリャ:作品集
交響的印象「スペインの庭の夜」*
「三角帽子」〜隣人たちの踊り/粉屋の女房の踊り/粉屋の踊り
アンダルシア幻想曲
「恋は魔術師」〜きつね火の踊り/恐怖の踊り/魔法の輪/火祭りの踊り
ルイス・フェルナンド・ペレス(P)
カルロ・リッツィ(指)バスク国立O

録音:2013年4月11-12日ボルドー・オーディトリウム*
6月15-17日アルカラ・デ・エナーレス音楽室
フォル・ジュルネ音楽祭でもお馴染みのスペインの名手ルイス・フェルナンド・ペレス。冴えたテクニックと独特のリズム感による明快な音楽性で、ラロー チャ亡き後のスペイン・ピアノ界を背負う筆頭とみなされています。ペレスのスペイン物はどれも素晴しいのひと言に尽きますが、今回は待望のファリャ 作品集。ピアノとオーケストラのための協奏作品「スペインの庭の夜」は2013年のフォル・ジュルネ音楽祭での名演が語り草となっているので、録音 の登場は大歓迎と申せましょう。
アルベニスやグラナドスと比べ、ファリャのピアノ独奏曲は多くなく、ポピュラーなものはありません。このアルバムは「スペインの庭の夜」をメイン に、バレエ音楽「三角帽子」と「恋は魔術師」から、ファリャの作品中最も人気のあるナンバーを作曲者自身がピアノ独奏用に編曲したものを集めると いう秀逸かつ魅力的なラインナップとなっています。ギター風の打鍵、セギディーリャやファンダンゴのリズムの巧さが特筆されますが、「火祭りの踊り」 のすさまじい効果も興奮させられます。 (Ki)

MIR-264
バッハ:イタリア協奏曲BWV971
カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV992
シンフォニア第11番ホ短調BWV797
パルティータ第1番変ロ長調BWV825
インヴェンション第14番変ロ長調
半音階的幻想曲とフーガ.ニ短調BWV903
クレール=マリ・ル・ゲ(P)

録音:2014年6月ヴィルファヴァール農場
エンジニア:セシル・ルノアール
現代フランスを代表するピアニスト、クレール=マリ・ル・ゲ。これまでモーツァルトやロマン派、現代音楽を中心としたレパートリーを組んでいまし たが、遂にバッハを録音しました。イタリア趣味を反映した明朗快活な「イタリア協奏曲」。標題音楽の先駆的な作品であり、バッハの次兄であるヨハン・ ヤコブがスウェーデン国王カール12世親衛隊のオーボエ奏者として赴任する、その旅立ちのために作曲されたカプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せ て」。そしてシンフォニア、パルティータ、インヴェンション。さらには厳格な対位法と即興的な幻想曲の高度な融合を実現した「半音階的幻想曲とフー ガ」など様々な形式の音楽を取り入れてきたバッハならではの作品集。クレール=マリ・ル・ゲの知的な表現と大胆なアプローチで曲を構築し、バッハ の肖像を明らかにしています。 「バッハの音楽は、地球に深く根を張った樹木のように、空に向かって枝を伸ばし、音楽的生命力に溢れています。演奏するためには、バッハと対話し なくてはなりません。この深遠で本質的な旅は、バッハの天才性に支えられているのです。」クレール=マリ・ル・ゲ
MIR-237
J.S.バッハ:音楽の捧げものBWV1079
3声のリチェルカーレ
王の主題による無窮カノン 
トリオ・ソナタ/無限カノン
王の主題による各種のカノン 
上方5度のカノン風フーガ
6声のリチェルカーレ/謎のカノン
リチェルカーレ・コンソート
モード・グラットン(Cemb)
マルク・アンタイ(Fl)
フランソワ・フェルナンデス(Vn)
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

録音:2011年11月、フランス、ルールマラン教会
フィリップ・ピエルロ率いるリチェルカーレ・コンソートによる《音楽の捧げもの》。この作品は、バッハがフリードリヒ大王に招かれた際に、王から与 えられた主題を用いて即興演奏することになり、その演奏を元にフーガ2曲と4楽章からなるトリオ・ソナタ、ならびに10曲のカノンを含む、1つの主 題に基づく16の作品からなる曲集を完成させたというのがその成り立ち。ピエルロは遅かれ早かれこのバッハ晩年の傑作に挑まなければならないと考え ていました。作品の偉大さはもちろん、王への献辞の頭文字をつなぐと彼らのグループ名に由来する「RICERCAR(リチェルカーレ)」となるからです。 また楽器編成や、曲順についても議論されることが多い作品でもあります。このアルバムでの曲順は、1747年の初版譜に基づいています。初版は3部 に分かれており、トリオ・ソナタは4楽章ではなく、無窮カノンを含む5楽章編成としています。楽器編成はヴァイオリン、フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェ ンバロの各パート1人。音楽の精髄を極めたこの作品を、格調高く演奏しています。チェンバロを担当するのは、ピエール・アンタイに学んだフランスの 若手モード・グラットン。冒頭の3声のリチェルカーレでは、厳格に、後半の6声のリチェルカーレでは精緻かつ多彩に聴かせます。 (Ki)
MIR-082
バッハ〜CONTEMPLATION(瞑想)
「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」BWV639(ブゾーニ編)
カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」変ロBWV992
平均律クラヴィーア曲集第1巻〜プレリュード第4番 嬰ハ短調BWV849
平均律クラヴィーア曲集第1巻〜プレリュード第22番 変ロ長調BWV867
カンタータ第22番「イエスは十二使徒をひき寄せたまえり」BWV22(コーエン編)
平均律クラヴィーア曲集第1巻〜プレリュード第8番 変ホ短調BWV853
トッカータ,アダージョとフーガBWV564(ブゾーニ編)
イギリス組曲第2番〜サラバンドBWV807
オルガン協奏曲ニ短調BWV596(原曲:ヴィヴァルディ)
フランス組曲第1番〜サラバンドBWV812、イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
オーボエ協奏曲〜アダージョ(原曲:マルチェッロ)
平均律クラヴィーア曲集 第2巻よりプレリュード第14番 嬰ヘ短調BWV883
プレリュード.ロ短調BWV855a、プレリュード.ホ短調(以上シロティ編)
ゴルトベルク変奏曲〜アリア、「主よ人の望みの喜びよ」BWV147(ヘス編)
イギリス組曲第3番〜サラバンドBWV808、シチリアーノ変ホ長調BWV1031(ケンプ編)
「来たれ、異教徒の救い主よ」BWV659a(ブゾーニ編)
「神の時は最上の時なり」(哀悼行事のソナティナ)BWV106(クルターク編/連弾*
アンヌ・ケフェレック(P)、
ガスパール・デヘヌ(P)*

録音:2008年9月 La Ferme de Villefavard(仏リムザン地方)
「CONTEMPLATION瞑想」と題されたブゾーニ、コーエン、シロティ、ケンプ、クルターク編曲の作品を含むJ.S.バッハの名曲を収録。効果的なブゾーニの編曲が圧巻の「来たれ、異教徒の救い主よ」、名曲「主よ人の望みの喜びよ」、原曲の美しい旋律を生かしたケンプ編曲のシチリアーノ、そしてシロティ編曲のプレリュードは、バッハの様式とはかけはなれた非常に美しいロマンティックな作風ですが、原曲以上の神々しさを持つ作品。ケフェレックの実に純粋無垢な演奏が感動をさそいます。ケフェレックの魅力は凛として、透明感のある、美しく端正な音楽。瞑想的な表現やデリケートな美しさが忘れがたい名演となっています。   (Ki)

MIR-320
ダンスに加わって
モンポウ:歌と踊り第4番
ラヴェル:なき王女のためのパヴァーヌ
 優雅で感傷的なワルツ〜第2曲
ドビュッシー:雪が踊っている〜「子供の領分」
シャブリエ:アルバムの一葉
ロパルツ:ロンド〜「山の日陰で」
アーン:愛と倦怠の踊り〜「うぐいす狂乱」
フロラン・シュミット:石板に書かれた文字のロンド〜「眠りの精の一週間」*
プーランク:シャンパーニュのブランル〜「フランス組曲」
マスネ:狂ったワルツ
プーランク:パヴァーヌ〜「フランス組曲」
ドビュッシー:バレエ〜「小組曲」*
ラヴェル:古風なメヌエット
ドビュッシー:舞曲〜「カンマ」
サン=サーンス:のんきなワルツOp.110
サティ:ゆがんだ舞曲〜「逃げ出したくなる歌」
ピエルネ:即興的なワルツOp.27*
愛と悪の踊り〜「うぐいす狂乱」
プーランク:幽霊の舞踏会〜「夜想曲集」
フォーレ:スペインの踊り〜「ドリー」*
フランク:ゆるやかな舞曲
ドビュッシー:クロタルを持つ舞姫のための〜「6つの古代の墓碑銘」
プーランク:シシリエンヌ〜「フランス組曲」
ショーソン:パヴァーヌ〜「いくつの舞曲」
アンヌ・ケフェレック(P)
ガスパール・ドゥアンヌ(連弾)*

録音:2016年10月/アルセナル(メッツ)
大好評だった小品集「サティと仲間たち」から4年を経て、ケフェレック待望の新録音小品集が登場します!フォル・ジュルネ音楽祭の常連として日本 でも非常に人気の高いケフェレックですが、軽やかかつカラフルな純フランス風ピアニズムの担い手として貴重な存在。彼女が弾くだけでフランス・ピアノ 音楽がオシャレな香りにあふれます。
今回のアルバムも「サティと仲間たち」の続編的な19世紀末からベル・エポックの、パリが流行の最先端だった時代のピアノ曲から、いちばん聴きた かったものばかりを23曲集めた好企画。サン=サーンス、ショーソン、ラヴェル、アーン、プーランクらフランス音楽の魅力を存分に堪能できます!ラヴェ ルやドビュッシーはともかく、録音の少ないものが大半で、ケフェレックの美演で聴くことができるのは存外の幸せと申せましょう。 シャブリエの遺作「アルバムの一葉」は、絶美なメロディがしっとりかつ真摯に謳われる感動的な小品で、彼の作品中の白眉といってよい隠れた名品。 またマスネのピアニスティックな「狂ったワルツ」もあくまでフランス的なエスプリに満ちているのがケフェレックならでは。おなじく「狂乱と愛」をテーマ にしたアーンの作品も近年いくつか録音はありますが、ようやく納得できる演奏の登場。またショーソンの「パヴァーヌ」も気が変になりそうな麻薬的な 美しさをふりまいています。そして純フランス的なプーランク。オシャレかつエレガント、古き良きパリの脂粉の匂いがしてくるような文化を味わえます。 (Ki)

APARTE
AP-001
オフェリー・ガイヤール
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
ドヴォルザーク:月に寄せる歌(歌劇「ルサルカ」より)
グリーグ:ソルヴェーグの歌(「ペール・ギュント」より)
ベッリーニ:ああ私がどんなにあなたをお慕いしているか(歌劇「夢遊病の女」より)
ドニゼッティ:人知れぬ涙(歌劇「愛の妙薬」より)
プッチーニ:私のお父さん(歌劇「ジャンニ・スキッキ」より)
サティ:ジムノペディ第1番
サティ:グノシエンヌ第1番
フォーレ:パヴァーヌop.50、夢のあとに
ショパン:マズルカop.67-4、夜想曲Op.9-2
ラフマニノフ:ヴォカリーズ(op.34-14)
チャイコフスキー:感傷的なワルツ
オフェリー・ガイヤール(Vc/フランチェスコ・ゴフリラー(1737))
ティモシー・レドモンド(指)RPO
チェロ界のミューズ、ガイヤールがクラシックの名曲を優雅に繊細に奏でます。オペラのアリアでは朗々としたガイヤール節が冴えます。ショパンのマズルカは、溜息のような繊細さと低音での思いがけない力強さで、ピアノとはまた全く違う魅力に溢れています。しっとりとした陶器を思わせる名録音とあいまって、ガイヤールのチェロにノックアウトの1枚です。編曲を手がけたのは、クレイグ・レオン。レオンは、ジョシュア・ベルの「ロマンス・オブ・ザ・ヴァイオリン」プロジェクトを手がけ、このアルバムはクラシックの空前の大ヒットとして今なお記憶に新しいところ。ほかにもパヴァロッティのアルバムから、ポップスのアーティストのプロジェクトなど、幅広く活躍しています。 (Ki)

AP-031
シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
リスト:エレジー第1番&第2番、
 忘れられたロマンス、
 ノンネンヴェルトの僧房、
 悲しみのゴンドラ
オフェリー・ガイヤール(Vc/Francesco Goffriller(1737)(CICより貸与))
ティベリウ・ソアレ(指)ルーマニア国立放送O
デルフィーヌ・バルダン(P)
たまらなくセンシティヴな音色と、聴き手の感情にピタリと寄り添う音楽性で、作品の魅力を自然なタッチであたたかく引き出すガイヤール。名曲シュー マンの登場です!バッハの無伴奏チェロ組曲でも、どこまでも自然で、まるで目の前で自分だけのために弾いてくれているかのような錯覚をおぼえる親密さ は、協奏曲や室内楽でも全く損なわれていません。むしろ、オーケストラやピアノと一緒にこちらを包み込むように問いかけてくるような不思議な慈愛に満 ちています。
シューマン協奏曲で、フォルテのところでも弓圧はどこまでも自然ながら、その音色の深みに思わず惹きこまれてしまう不思議な魅力に満ちたガイヤー ルの音楽はここでも遺憾なく発揮されています。第2楽章で聴かせるオーケストラとのあたたかな対話とメロディには、ただただ引き込まれてしまいます。 確かなテクニックが要求される第3楽章のフィナーレでも、聴き手の耳に吸い付いてくるような質感の音色で聴く華やかなパッセージは、彼女でしか奏で ることのできない色に満ちています。ガイヤールの奏でる陰影と叙情性に富んだシューマンを、オペラものも多く手がける指揮者ソアレ率いるルーマニア国 立放送管弦楽団が好サポートしています。旋律を奏でるオケのメンバー一人一人もガイヤールに寄り添うような雰囲気で、見事な一体感です。続くリスト の作品も、フォーレ作品などで好評価を博したデルフィーヌ・バルダンという好パートナーを得、ガイヤールの歌に満ちた魅惑の演奏が展開されています。 特にエレジーでの深い慟哭のような低音には涙すら覚えるほどの美しさ。ガイヤールの魅惑の音色に包み込まれる至福の1枚です。 (Ki)
AP-054
アール・ヌーヴォーの歌曲集
R.シュトラウス:おとめの花op.22(全4曲)
6つの歌op.67〜第1部オフィーリアの歌(全3曲)
ツェムリンスキー:トスカーナ地方の民謡によるワルツの歌 op.6(全 6 曲)
ラヴェル:5つのギリシア民謡(全5曲)、
 愛に死せる女王のためのバラード、夢
 花のマント、トリパトス
レスピーギ:森の神々(全5曲)
テオドーラ・ゲオルギュー(S)
ヨナタン・アネル(P)

録音:2012年12月/スイス
ルーマニア生まれのソプラノ、テオドーラ・ゲオルギューAPARTEレーベルの第2弾は、アール・ヌーヴォーの歌曲集。アール・ヌーヴォー(あるいはユー ゲントシュティール)は世紀末頃のヨーロッパ全土に広まっていた現象で、ゲオルギューはヨーロッパ各国のアール・ヌーヴォーを彷彿とさせるような歌曲 を集めたかったと語ります。その中でも核となるのは、ゲオルギューが敬愛してやまないR.シュトラウスの作品。R.シュトラウスの「おとめの花」は、ユー ゲントシュティール(ドイツにおけるアール・ヌーヴォー)のスタイルを予感させる詩人、F.ダーンの詩によるものです。ほかの作品も、ゲオルギューの美 しい言葉の粒立ちを堪能できる出来栄え。世界的室内楽ピアニスト、ヨナタン・アネルの美しいピアノも光ります。さらに、ミュシャの絵画を思わせるジャ ケットのアートワークも印象的な1枚です。 (Ki)
AP-122(3CD)
アントワーヌ・フォルクレ:ヴィオールと通奏低音のための曲集
第4組曲(マレッラ/クレマン/サラバンド「ドーボンヌ」/ブルノンヴィル/サンシ/パッシーの鐘、ラトゥール)
第2組曲(ビロン/マンドリン/デュブリュイル/ルクレール/シャコンヌ「ビュイソン」)
第3組曲(フェラン、ルジャント、トロンシャン、アングラーヴ、デュヴォセル、エノー、シャコンヌ「モランジ、またはプリセ」)
第1組曲(ラボルド/フォルクレ/コタン/ベルモン/ボルテュゲーズ/クープラン)
第5組曲(ラモー/ギニョン/サラバンド「レオン」/ボワソン/モンティニ/シルヴァ/ジュピテル)
酒井淳(ガンバ) 
クリストフ・ルセ(Cemb)
マリオン・マルティノ(ガンバ)

録音:2015年7月、9月、パリ
フランス在住のガンバ奏者、酒井淳とクリストフ・ルセ、マリオン・マルティノによるアントワーヌ・フォルクレのヴィオールと通奏低音のための曲集。 太陽王ルイ14世に認められヴェルサイユの宮廷音楽家となったアントワーヌ・フォルクレ。フォルクレは、17 世紀後半から18 世紀のフランス音楽界 でヴィオラ・ダ・ガンバの名手として高い評価を受け、当時関心が高かったイタリア様式を取り入れた華麗な名人芸で斬新な作品を発表しました。音楽性 とは別に彼の激しい振幅の大きな性格や妻や息子(ジャン=バティスト)への暴力といった事実がフューチャーされ、同時代人であるマラン・マレの優雅 さと対照的に語られることも多く、アンリ・ル・ブランの「ガンバを擁護する」(1740)にある「マレは天使の如く、(父)フォルクレは悪魔の如く奏く」 という名高い言葉もフォルクレの印象を大きく左右しています。酒井淳は、そのようなフォルクレ像にとらわれることない、自身が感じた音楽の感触を頼り に、安定した技巧やクリストフ・ルセの絶妙のサポートはもちろんのこと真摯に作品に向き合った演奏を聴かせてくれます。
日本仕様盤の解説書には、酒井自身が書き下ろした「フォルクレ讃」が収められています。 (Ki)
■酒井 淳
名古屋生まれのガンバ奏者・チェロ奏者・指揮者。レ・タラン・リリクやル・コンセール・ダストレなどの古楽アンサンブルの通奏低音奏者として、数々 の演奏会とCD録音を手掛ける。室内楽に力を注いでおり、シット・ファスト(ガンバ・コンソート)やカンビニ弦楽四重奏団の創立者として活躍している。 またソロでは、フランス・ヴィオール音楽のスペシャリストとして高く評価される。近年フランスのディジョンやリールのオペラ座、オペラ・コミック座にて、 シャルパンティエやモーツァルトなどの指揮し、成功を収めている。
AP-128
「VENEZIA 1700」
トレッリ:ヴァイオリン・ソナタ.ホ短調 Gie T 60※世界初録音
ボンポルティ:ヴァイオリンと通奏低音のためのインヴェンション op.10-6(1712)
カルダーラ:2つのヴァイオリンと通奏低音のためのシャコンヌ 変ロ長調(1699)
ダッラバーコ:ヴァイオリン・ソナタ.ト短調 op.4-12(1716)
ヴィヴァルディ:ソナタ.変ロ長調 RV759
カルダーラ:2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ.ハ短調 op.2-7(1699)
アルビノーニ:ソナタ.ト短調
ヴィヴァルディ:ソナタ.ニ短調「ラ・フォリア」op.1-12(1705)
レ・ザクサン(LesAccents)
【ティボー・ノアリ(Vn)、クレール・ソットヴィア(Vn)、エリサ・ジョグラー(Vc)、マチュー・デュプイ(Cemb)、ロマン・ファリク(テオルボ、バロック・ギター)】

録音:2015年9,10月
ミンコフスキ率いるレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル-グルノーブルのソロ・ヴァイオリン奏者のティボー・ノアリ率いるアンサンブルによる、17〜 18世紀のヴァイオリン音楽集。ヴェネツィアに生まれ、ヴェネツィアで活躍したタルティーニは、200ほどのヴァイオリン・ソナタを作曲しました。その後、 ヴィヴァルディは80ほどのソナタを作曲し、さらに、後のピゼンデル、ルクレールらにも影響を与えています。ヴェネツィアから派生したヴァイオリンの音 楽をたどる1枚。いずれも通奏低音を伴う作品ですが、バッハの無伴奏ヴァイオリン作品にも劣らぬ深遠なる世界をたたえた名曲がならびます。 (Ki)
AP-144
クリスマスを祝う音楽
もろびとこぞりて
J.F.ジェイド:Adeste Fidelis(神の御子は)
グルーバー:きよしこの夜
corde natus ex parentis
サセックスのキャロル(クリスマスの歌)
ホルスト:In the Bleak Midwinter(凍てつく真冬に)
Angelus ad virginem 天使がおとめのもとに
Il est ne le divin enfant 神の御子が生まれた
プレトリウス:エサイの根より
バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
プレトリウス:甘き喜びのうちに
Gaudette
J.S.バッハ:目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声
アドルフ・アダム:オー・ホーリー・ナイト
ムートン:Nesciens mater virgo virum
エマニュエルよ、きたれ
James R. Murray: Away In a Manger
メンデルスゾーン:あめには栄え
クレイグ・レオン(指)
オーヴェルニュCO
プロデューサーとして名高いクレイグ・レオンがオーヴェルニュ室内管を指揮して、古今東西のクリスマスの音楽を集めた1枚。

EVIDENCE
EVCD-019
マラン・マレ〜エウリュトスの庭で
マラン・マレ
:オペラ「アルシード」(クラヴサンのための編曲)(1693)
第2曲集(1701)組曲ロ短調
【プレリュード、小幻想曲、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグ、リュリ氏のためのトンボー】
マリー・ファン・ライン(クラヴサン)

録音:2015年8月16-18日、フランス、ノール=パ・ド・カレー
1990年生まれのクラヴサン奏者マリー・ファン・ライン初のソロ・アルバムは、太陽王ルイ14世の宮廷ヴィオール奏者として仕えたマラン・マレの 1693年に発表された最初のオペラ「アルシード」のクラヴサン編曲版。マレのオペラはいずれも悲劇で、このオペラ「アルシード」もギリシャ神話の英 雄アルシード(ヘラクレス)を題材としたギリシャ悲劇。リュリの息子ルイが台本を書き、音楽も共作しています。ルイ14世期の宮廷オーケストラの華や かな音楽をマリー・ファン・ラインのクラヴサンが色彩豊かに演奏しています。アルバムの最後には、リュリ氏のためのトンボーなどが収録された第2曲 集が収録されています。録音には1679年(作者不明)のクラヴサンを使用し、当時の響きが見事に再現されています。 (Ki)
EVCD-024
ヨーロッパ1920
レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ.ロ短調(1917)
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ(1914-22)
リャトシンスキー:ヴァイオリン・ソナタOp.19(1926)
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ.ト長調(1923-27)
ガブリエル・チャリク(Vn)
ダーニャ・チャリク(P)

録音:2016年1月2、3日/サル・コロンヌ(パリ)
1920年代のヨーロッパは、まさに芸術の転換期でした。ベル・エポックのパリ、ワイマール文化のドイツ、革命のロシアなど爛熟した19世紀文化が 先鋭的な20世紀文化へ移る狭間のヴァイオリン・ソナタを4篇収録。珍品はウクライナの作曲家リャトシンスキー。スクリャービンの影響濃いアヴァンギャ ルドな作風が興味津々。またバルトークを先取りしたような民謡処理のヤナーチャク、簡潔でブルースの手法も用いたラヴェルまで多種多彩。ロシアの血 を引くフランスの音楽家兄弟ガブリエル&ダーニャ・チャリクが新鮮な感性を示しています。 (Ki)
EVCD-031
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
幻想曲 Hob.XVII: 4 ハ長調
ソナタ Hob.XVI: 37 ニ長調
ソナタ Hob.XVI: 31 ホ長調
ソナタ Hob.XVI: 32 ロ短調
ソナタ Hob.XVI: 46 変イ長調
ソナタ Hob.XVI: 26 イ長調
カプリッチョ.ト長調 「8人のへぼ仕立屋に違いない」Hob.XVIII-1
フランチェスコ・コルティ(Cemb/David Ley, J.H,グレープナー(1739)のコピー)
録音:2015年9月
1984年イタリア生まれのチェンバロ奏者、コルティの登場。ミンコフスキ率いるレ・ミュジシャン・ドゥ・ルーヴルのメンバーでもあるコルティは、ミ ンコフスキの指揮でハイドンを演奏した経験ももっており、ここでも、非常に生き生きと豊かな表情が魅力の演奏を展開しています。最後の「8人のへぼ 仕立て屋に違いない」ではミンコフスキ流のびっくりするようなユーモラスないたずらも聴かれます。 (Ki)
EVCD-032
心躍るコンチェルト集
バッハ:ヴァイオリン,オーボエ,弦と通奏低音のための協奏曲 ハ短調 BWV 1060a
 チェンバロ,2本のフラウト・トラヴェルソ,弦と通奏低音のための協奏曲 ヘ長調 BWV 1057
テレマン:オーボエ,ヴァイオリン,2本の  リコーダーと通奏低音のための協奏曲 変ロ長調 TWV54: B1
 リコーダー,フラウト・トラヴェルソ,弦と通奏低音のための協奏曲 ホ短調 TWV52: e1
アンサンブル・アマリリス

録音:2016年9月
リコーダーおよびバロック・オーボエのエロイーズ・ガイヤール率いるアンサンブル・アマリリス最新盤。バッハとテレマンの協奏曲の名曲が収録された、 極上のバロックのたのしみに満ちた1枚です。バッハとテレマンは同時代に活躍し、どちらも奏者間の対話を重視した協奏曲をのこしています。とりわけ、 リコーダーとフラウト・トラヴェルソ、つまり縦笛と横笛が登場するテレマンの協奏曲では、両者の音色が見事に融け合っており、テレマンがこれらの楽器 の優れた奏者であったことを思い出させます。タイトルのとおり、心躍るような演奏が展開された1枚です! (Ki)
EVCD-033
マーク・メリッツ (1966-):弦楽四重奏曲第3番「タパス」
弦楽四重奏曲第4番「プロメテウス」(2011年)
弦楽四重奏曲第5番 「Waniyetu」(2015年)
ドビュッシーSQ
アメリカの作曲家マーク・メリッツ(b.1966)の世界初録音の弦楽四重奏作品集。ミニマル・ミュージックの作風で知られるメリッツですが、ここでも そうした作品が聴かれます。第5番の終楽章は、どこかライヒのディファレント・トレインズをほうふつとさせ、弦が刻む和声が刻々と変化していくさまがかっ こよい演奏です。名手ドビュッシー弦楽四重奏団がザクザクと気持ちよく弦でリズムを刻みます。 (Ki)
EVCD-034
ダウランド=ベンジャミン
ジョン・ダウランド(1563-1626):ラクリメ、または7つの涙
ジョージ・ベンジャミン(1960-):メゾ・ソプラノと5つのヴィオールのためのUpon Silence
シット・ファスト〔酒井敦、イザベル・サン=イヴ、マリオン・マルティノー、ニコラ・ミルヌ、ジョシュア・チートハム〕
サラ・ブルトン(Ms)
カール・ニーリン(Lute)

録音:2016年12月
酒井敦が2001年に結成したヴィオール・コンソート「シット・ファスト」。今回のアルバムは、アンサンブル結成時からのレパートリーであるダウランドの「ラ クリメ、または7つの涙」と、現代の作曲家でメシアンの愛弟子としても知られる英国の作曲家ジョージ・ベンジャミンというプログラム。ダウランドの 作品が、線の絡み合いが織りなす美しいハーモニーが主眼とするならば、メゾ・ソプラノが加わるベンジャミンの作品は「間」や「無」を連想させるもので、 ピッツィカートやチェロの奏法も多用されている難曲。このディスクでは指揮者なしで演奏されており、アンサンブルの緊張感が伝わってきます。
アンサンブルを率いる酒井敦は、名古屋生まれのチェロ奏者・ガンバ奏者・指揮者。1986年に渡米。中島顕氏、堤剛氏、H.シャピロ氏に師事した後に渡欧。 パリ国立高等音楽院でP.ミュレール氏に師事し、首席で卒業。同音楽院在学中から並行してバロック・チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバをC.コワン氏に師 事する。レ・タラン・リリク、ル・コンセール・ダストレといった古楽アンサンブルの通奏低音奏者として、数々の演奏会やCD録音に参加。室内楽にも 力を注いでおり、シット・ファスト(ガンバ・コンソート)を結成。2015年のフォルクレ作品集のCD(AP.122/KKC.5619)は高く評価されました。 2017年第15回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞しています。 (Ki)
EVCD-038
ヘンデル:愛の影〜イタリア・カンタータ集
ルクレツィア HWV 145
もしあなたの誠実さが(Se pari e la tua fe)HWV 158a
クローリ、わたしのクローリ HWV 92
聞える(Sento la che ristretto)HWV 161b
むごい暴君の愛(Crudel tiranno Amor)HWV 97
アンナ・カシアン(S)
ジョリー・ヴィニクー ル(Cemb)
オフェリー・ガイヤール(Vc)
ホルヘ・イメネス、アナスタシア・シャポヴァル(Vn)
ミシェル・ルナール(Va)

録音:2016年12月2-5日、ボン・セクール教会(パリ)
ヘンデルのソロ女声のためのカンタータは、キアロスクーロ、すなわち光と影を音楽で表現したとも称され、振幅の大きな感情が歌われます。女性の主 人公は愛から憎しみまで、様々な感情を時に超絶技巧の音符にのせて歌いますが、アンナ・カシアンはその広い音域とゆるぎないテクニックで、ヘンデル が音に織り込んだ様々な感情を見事に歌い上げています。 アンナ・カシアンは1981年生まれの、ジョージア出身のアルメニア人ソプラノ歌手。トビリシの音楽院でヴァイオリンと声楽を学び、2008年エリザベー トコンクール声楽部門で第4位となりました。クルレンツィス指揮の「コジ・ファン・トゥッテ」でデスピーナを演奏するなど、オペラのほか様々に活躍し ています。現在フランス在住。 (Ki)

La Dolce Volta
LDV-03
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
第11番イ長調「トルコ行進曲」K.331、
第2番ヘ長調K.280、
第13番変ロ長調K.333
アルド・チッコリーニ(P)

録音:2011年5月(使用楽器:ベヒシュタイン)
※日本語帯・解説つき
1925年8月生まれ、85歳(録音当時)のチッコリーニによるモーツァルト。第11番の第1楽章のゆったりとしたテンポ設定はもはや巨匠にしか許されない聖域。神々しさと美しさに満ちた世界です。トルコ行進曲はらくらくとしていながら一寸の乱れもなく、それでいてちょっとたどたどしさが漂うリズムのユーモラスな感じも見事に決まっていて、完璧です。モーツァルトの音楽には「遊び心や芝居っ気がある」と語るチッコリーニ。モーツァルトが作品中にちりばめた、思わずクスッと笑ってしまうような箇所を実に自然に引き出しています。モーツァルトが18歳の時に書いたヘ長調のソナタの第2楽章の哀愁を帯びたアダージョは感涙もの。やはり茶目っけのあるアウフタクトで始まる「リンツ」の冒頭もノックアウトもの。巨匠チッコリーニが愛器ベヒシュタインを完璧に手中におさめて語りかけてくる、見事なモーツァルトです。 (Ki)
LDV-05
メンデルスゾーン:チェロとピアノのための作品集
ソナタ第2番 ニ長調 op.58
協奏的変奏曲 ニ長調 op.17
アルバムの綴り op.117
無言歌 ニ長調 op.109
ソナタ第1番 変ロ長調 Op.45
ゲイリー・ホフマン(Vc/1662年アマティ)
ダヴィッド・セリグ(P)

録音:2011年11月(パリ)
「音の美しさ、完璧なテクニック、高度な芸術性」と世界が絶賛するゲイリー・ホフマンのチェロで聴くメンデルスゾーン作品集。ソナタ第2番の歌い 出しなど、実に品があり、メンデルスゾーンならではの瑞々しさに満ちたピアノとの掛け合いも絶品。なお、このソナタ第2番は、ロシアの貴族でチェロの 腕もなかなかだったというウィルホルスキ伯爵に献呈されていますが、この伯爵が、ホフマンが使用している1662年製のアマティの楽器を所有していた といいます。メンデルスゾーンが念頭に置いていたチェロの音色がこのアマティのものだったことは十分に考えられることを思うと、よりひとしおこの演奏 が輝いて聴こえてきます。メンデルスゾーンの天才の結晶的な作品の数々をゆっくり堪能したい1枚です。
ホフマンは、15歳でロンドンのウィグモアホールでデビュー。その後ニューヨークに渡り、22歳でインディアナ大学音楽コースの最年少教授に迎えら れます。1986年、パリのロストロポーヴィッチ国際チェロコンクールでの優勝を皮切りに、国際的な活動を展開しています。また、伝統的なチェロのレパー トリーはもとより、現代音楽にも造詣が深く、チェロ協奏曲の献呈作品も多数あります。ニューヨーク・リンカーンセンター室内楽協会から定期的に招待 されるなど、室内楽奏者としても活躍。1990年からパリに居を構えています。
ピアニストのダヴィッド・セリグはオーストラリア生まれ。ソリストとしてはもちろん、室内楽演奏家、伴奏ピアニストとして、世界中で情熱的な演奏活 動を繰り広げているピアニストです。1976年からパリ国立高等音楽院でチッコリーニに師事した後、ジェフリー・パーソンズとグィド・アゴスティのもと でさらに研鑽を積みました。これまでに、シドニー国際ピアノコンクール、ハーグ国際ピアノコンクール(伴奏部門)で賞を得ています。 (Ki)
LDV-07
ドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻(全曲) フィリップ・ビアンコーニ (P /ヤマハ )

録音:2012年2月( パリ)
絶頂期のヘルマン・プライとの数々の名演でも名高い名手、フィリップ・ビアンコーニによる香り高いドビュッシー前奏曲集全曲の登場。ビアンコーニ は、1960年ニース生まれ。ギャビー・カサドシュ、シモーヌ・デルベール=フェリヴェ(マルグリット・ロンとロベール・カサドシュの弟子)に学びました。 第7回ヴァン・クライバーン国際コンクールで銀メダルを受賞しています。1980年代には20代という若さで絶頂期のヘルマン・プライとも多数共演。また、 ランパル、シュタルケル、ゲイリー・ホフマン、ガルネリ弦楽四重奏団、ターリヒ弦楽四重奏団などとの名演を展開したヴェテランです。
「野を渡る風」の、まさに吹き抜ける風を思わせる絶妙なテンポと音色、「音と香りは夕べの大気の中に漂う」で魅せる詩的な世界、センスあふれる「花 火」など、一曲一曲がフランスのエスプリをまとった非常に魅力の演奏です。 (Ki)
LDV-08
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調op.10
ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
ターリヒQ
【ヤン・ターリヒ(1st Vn)、
ロマン・パトチュカ(2ndVn)、
ウラディーミル・ブカチュ(Va)、
ペーテル・プラウゼ(Vc)】

録音:2012年2月、ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
チェコを代表する名門、ターリヒ四重奏団が待望の新譜をリリース!今回収録したのは、ドビュッシーとラヴェルの弦楽四重奏曲!ドビュッシーの四重奏 曲はガムラン音楽の響きも垣間見えるエキゾチックな作品ですが、ターリヒ四重奏団ならではのヴィヴィッドなアクセントと毅然とした演奏に圧倒されます。 ヴィオラ&チェロの中低音パートの深みのある響きも印象的。プラウゼが奏でる3楽章のチェロ・ソロは絶品です。艶やかなドビュッシーから一転、ラヴェ ルでは繊細かつ清涼感あふれる響きで魅せてくれます。停滞することのない爽やかな音運びと、印象派絵画を思わせる柔らかくも明るい音色が素晴らしく、 まさにターリヒ四重奏団の真骨頂が発揮された名演といえましょう!リヴレットは嬉しい日本語解説付。
ターリヒ四重奏団は1964年に結成されたチェコを代表するアンサンブル団体。モーツァルトの弦楽四重奏全集(LDV 100)、五重奏全集(LDV 109)が再販となり、旧メンバーの演奏が再び脚光を浴びているターリヒ四重奏団ですが、ヤン・ターリヒJr.率いる現メンバーのアンサンブルもそれに 劣らず素晴らしいもの。ターリヒ四重奏団伝統の自然な表現と爽やかな演奏はそのままに、よりロマンティックな感性にあふれる演奏が高い評価を得てい ます。ショスタコーヴィチやヤナーチェクの作品の録音にも取り組むなど、結成50年も間近に控えた現在もなお気鋭衰えぬターリヒ四重奏団。今後の活 動にも注目必至です! (Ki)

LDV-09
ショパン:24の前奏曲Op.28
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」
ジャン=フィリップ・コラール(P)

録音:2013 年 4月9-11日/ボンセクール教会(パリ)
“長年の迷いを払拭して臨んだ、強固な確信に満ちたショパン!”
これは画期的とも言えるショパン!ライナーにあるインタビュー(日本語でも掲載)によると、10代の頃に女性的に捉えられていたショパンのイメージと、コラール自身の音楽性との折り合いがつかず、ショパンとは長年距離を置いていたとのこと。つい最近、ようやく解釈に確信を持てたことでこの録音に踏み切ったそうですが、その言葉通り、その吹っ切れた思いを存分に注入し、明確な意志をを宿したショパン像を築いています。昨今では女性的という狭いイメージで演奏に臨む人はほとんどいませんし、演奏スタイルも多様化しているとは言え、まさに苦難に満ちた人生ドラマを丸ごと肯定するような内面的強さを孕む「前奏曲集」は、過去にあまり例がなかったように思います。第8曲、第9曲あたりで特にそれを痛感します。
J.P.コラールならではの、硬質で曖昧さを残さないタッチはもちろん健在。陽の光を一杯に受けた第11曲も明るさの中に静かな闘志が宿ります。第17曲もここまでメランコリーを削ぎ落とし、大理石の神殿のような造型美をもって再現した例も稀。エレガンス溢れる第23曲でも、感覚的に酔いしれることを禁じる厳しさが貫かれています。
「ソナタ」がこれまた絶品!第1楽章はバリバリ弾けばそれなりに熱演風に聴こえますが、J.P.コラールは、破綻のないテクニックはもちろんのこと、一気に長い呼吸で駆け抜ける際の求心力が尋常ではなく、タッチの粒立ちにも混濁皆無。響きの徹底的な制御とそうせずにいられないという切迫した表現が完全に一体化した凄さに圧倒されっぱなしです。第2楽章では、表面的にはかなり荒くれた推進力を見せますが、独特かつセンス満点のルバートによって、泥臭さとは無縁の潔さに溢れ、圧倒的な彫琢美を確立。
ショパンの演奏において「男性的」とい形容があり得るとしたら、第3楽章はまさにその典型。他の楽章にも言えますが、J.P.コラールのアプローチには、フレーズ感の間合いを長めに取って情緒的に流れることを意識的に避けており、その既存とした姿勢がこの第2主題の天国的な美しさに確固とした存在感を与えており、単なる陶酔美では済まないのです。
聴後に心地よい疲労を覚えるショパンに久々に出会えました。日本語解説も、読み応えあり!【湧々堂】
LDV-10
シューマン:ピアノ作品集
幻想曲 ハ長調 op.17
クライスレリアーナ op.16
ホアキン・アチューカロ(P)

録音:2003年10月、マドリード、サンタ・マリア・デル・ボスク
美しいパッケージ、チッコリーニの最新盤でもおなじみのラ・ドルチェ・ヴォルタ・レーベルから、スペインが生んだ天才ピアニスト、ホアキン・アチューカロの注目新譜が発売されます!「ピアノが歌を歌うように奏でることを常にこころがけている」と語る巨匠アチューカロは、1932年生まれ。ファリャの「スペインの庭の夜」を初演したピアニスト、ホセ・クレビスや、マルグリット・ロン、ワルター・ギーゼキング、ニキタ・マガロフらの薫陶を受けています。「このような音はルービンシュタインでしか聞いたことがない」(メータ)、「ピアノからこのような音を紡ぎ出せる音楽家は極めて少ない」(ラトル)と絶賛されているとおり、なんといってもアチューカロの魅力はその音色。シューマン独特のうねりや強弱の推移も、ピアノがまさに歌っているように、非常に自然に流れています。幻想曲の冒頭のあふれ出る歌心には打たれます。クライスレリアーナでも、ともすると情熱で押し切られてしまいがちな冒頭曲から、シューマンの詩情をたっぷりと響かせています。ロマンティシズムと詩情にあふれた、アチューカロにしか出すことのできない音色によるシューマンをご堪能下さい! (Ki)
LDV-11
シャルル=ヴァランタン・アルカン(1813-1888):ピアノ作品集
ノクターン.ロ長調 op.22(1844出版)
舟歌 op.65-6 (歌の第3集より)(1870出版)
海辺の狂女の歌 op.31-8(すべての長調と短調による25の前奏曲より)(1847出版)
大ピアノ・ソナタ 「4つの時代」op.33 (1848出版)
スケッチ 第1巻 op.63〜第4番「鐘」、第1番「幻影」、第11番「嘆息」(1861出版)
パスカル・アモワイヤル(P)

録音:2012年3月26-28日
1971年生まれのフランスのピアニスト、パスカル・アモワイヤルによるアルカンの登場。アモワイヤルはシフラの直系にあたる奏者ですが、19世紀ロ マン派音楽をとりわけ得意としていたシフラの薫陶を受けたということもあいまって、ぴちぴちとした音色、指先からあふれでるような詩情、気持ちのよい リズム感など、まさに理想ともいえるようなアルカン作品の演奏が展開されています。 =アモワイヤルのコメント= アルカンのもついろいろな面を、雑多な形で見せたいと思いました。『大ピアノ・ソナタ 4つの時代』は、その規模の大きさと巨大な形式において、ロマ ン派ソナタの理想として、リストの『ソナタ ロ短調』におそらく影響を与えたと思います。 この大作の逆の面として、『エスキス〔素描〕』を選びました。ここでアルカンは、瞬間をつかむことができることも見せています。それから、当時の風潮 に根を張っていると同時に、大変な先見性もみられる作品も数曲選びました。『舟歌』はメンデルスゾーン的であると同時にサティを予告しています。『嘆息』 にはスクリャービンや、さらにはドビュッシーも感じられます。『ノクターン』はショパンの作品32に近い曲ですが、『鐘』や『前奏曲』、『海辺の愚女の歌』 などは、アルカンがどれだけ現実的なもの、普通のもの、奇妙なもの、尋常ではないものに魅了されていたかが読み取れる作品となっています。 (Ki)
LDV-13
チッコリーニ〜ワルツ選集
シャブリエ:アルバムの綴り
ショパン:華麗なワルツ イ短調Op.34の2
ピエルネ:ウィーン風Op.49bis
グリーグ:思い出Op.71の7
サティ:お前がほしい
セヴラック:ロマンティックなワルツ
シューベルト(R.シュトラウス編):クーペルヴィーザー・ワルツ
ドビュッシー:レントよりも遅く
マスネ:非常にゆっくりとしたワルツ
シベリウス(作曲者編):悲しきワルツOp.44
フォーレ:ヴァルス・カプリス第3番変ト長調Op.59
ブラームス:ワルツ変イ長調Op.39の5
タイユフェール:ヴァルス・レント
アルド・チッコリーニ(P)【YAMAHA使用】

録音:2013 年 5月21-24日ボンセクール教会(パリ)
1925年生まれのチッコリーニ88歳の最新録音。現役ピアノの最巨匠のひとりである彼が、3拍子の小品だけを集めたアルバムをリリース。大半は彼 が1960年代後半の若き日にEMIに録音して、今日でも名盤の誉れ高い十八番作品の再録となりますが、その深みと成熟ぶりはほとんど神の域に達して いると申せましょう。なかでもサティ、セヴラック、マスネのピアノ曲はチッコリーニの名演でファンになった方も多いという思い出のもの。若き日の颯爽と した快演とは異なる悠然とした構え、何のけれんみもない、人生経験を感じさせる深々とした音色と語り口でひれ伏したくなるほどの凄さです。
1曲目に収められたシャブリエの「アルバムの綴り」はさほど有名な曲ではありませんが、彼の作品中でも白眉の逸品。チッコリーニはしっとりと情感 深く奏で、気絶するほどの美しさ。またグリーグの「思い出」は全66曲から成る「叙情小曲集」のいちばん最後の曲。いちばん最初の曲である「アリエッ タ」のメロディが3拍子になって現れ意味深です。 (Ki)
LDV-14
ショパン:バラード 第1番 ト短調 op.23
バラード 第2番 ヘ長調 op.38
前奏曲 嬰ハ短調 op.45
バラード 第3番 変イ長調 op.47
バラード 第4番 ヘ短調 op.52
スケルツォ 第4番 ホ長調 op.54
舟歌 嬰ヘ長調 op.60
フィリップ・ビアンコーニ(P)

録音:2013 年10月
ドビュッシーの前奏曲集(LDV 07、2012年)も好評だったビアンコーニ。La Dolce Voltaレーベル第2弾となる当アルバムは、バラード全曲をメ インに据えたオール・ショパン・プログラム。バラードでは、各曲のスケール感を保ちつつ、感情をこめ過ぎないクールな語り手のような演奏。前奏曲 や舟歌での気品、スケルツォでの軽やかさもさすが、の出来栄えです。
ビアンコーニは、1960年ニース生まれ。ギャビー・カサドシュ、シモーヌ・デルベール=フェリヴェ( マルグリット・ロンとロベール・カサドシュの弟子) に学びました。第7回ヴァン・クライバーン国際コンクールで銀メダルを受賞しています。1980年代には20代という若さで絶頂期のヘルマン・プラ イとも多数共演。また、ランパル、シュタルケル、ゲイリー・ホフマン、ガルネリ弦楽四重奏団、ターリヒ弦楽四重奏団などとの名演を展開したヴェテ ランです。 (Ki)
LDV-15
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D959
ロンド.イ長調 D951*
アレグロ.イ短調「人生のあらし」*
幻想曲 ヘ短調 D940*
フィリップ・カッサール(P)
セドリック・ペシャ(P)*

録音:2014 年2月
フィリップ・カッサールは、1962 年フランス生まれ。パリ国立音楽院でドミニク・メルレとジュヌヴィエーヴ・ジョワに師事。ニキタ・マガロフにも 師事しています。1985年クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール入選、1988年ダブリン国際ピアノ・コンクールで優勝。日本を含む世界中でツアー を行っています。最近の来日はラ・フォル・ジュルネ音楽祭など。ラジオ・フランスの「Notes du Traducteur(訳者(演奏家)のノート)」という音楽 番組に約400回にわたって登場、自らピアノを弾きながら解説をしていくスタイルで、シューベルトについても熱い内容の番組を展開、好評を博しました。
このディスクに収録されているのは、シューベルトが亡くなった1828年に完成されたもの。体の不調と闘いながら生み出されたこれらの作品は旺盛 な創作意欲に満ちています。D959のソナタは、前年(1827年3月)に亡くなったベートーヴェンへの感謝と敬意を思わせる充実の書法の作品。カッ サールは、フランスのピアニストならではの明るい音色で、シューベルト最晩年の名曲の魅力をあますところなく照らし出します。
D959のソナタ以外は、ピアノ・デュオ作品。ローザンヌ出身のセドリック・ペシャを相手に迎えています。「人生のあらし」の冒頭の激しい和音か ら息もピッタリ。幻想曲ヘ短調での耳に残るメランコリックな旋律も美しく、最後の胸を引き裂かれるような激しさまで、一気に聴かせます。 (Ki)
LDV-18
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 op.51
弦楽四重奏曲第11番 ハ長調 op.61
ターリヒQ〔ヤン・ターリヒ(1stVn)、ロマン・パトチュカ(2ndVn)、
ウラディーミル・ブカチュ(Va)、ペトル・プラウゼ(Vc)〕

録音:2014年5月、プラハ、聖アグネス修道院
第10,11番とも、ドヴォルザークの存命中に大変な人気を博しました。ヨーロッパ各地で演奏され、このおかげで、ドヴォルザークは最も重要な室内 楽作曲家の一人として認識されるようになります。第10番は、隅々にまでチェコの要素がちりばめられた田園風の作品。終楽章は、チェコの機敏な民族 舞踊スコチナーに基づいています。第11番は、対照的に、スラブ的な要素を用いず、ベートーヴェンやシューベルトにインスピレーションを得て書かれ ていることが感じられます。第2楽章のアダージョの美しさは絶品です。 (Ki)

LDV-19
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第11番 イ長調「トルコ行進曲付き」K.331
ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調 K.570
ピアノ・ソナタ第18番 ニ長調 K.576
メナヘム・プレスラー(P)

録音:2014 年9月19-21日
「ピアノ界の生ける伝説」、1923年生まれの巨匠ピアニスト、メナヘム・プレスラー。1955年、ボザール・トリオを結成し、世界でもっともすぐれた 室内楽ピアニストとして世界で活躍を続けておりましたが、2007-08のシーズンのトリオ解散後は、室内楽、ソロの両方でさらなる活動を展開しています。 2014年4月には、庄司紗矢香とのデュオ・リサイタルで来日、優しさあふれる演奏で会場を静かな感動が包み込みました。2014年末には、ベルリン・フィ ルのジルベスター・コンサートでモーツァルトのピアノ協奏曲第23番で出演するなど、世界が再注目している最高齢の巨匠のひとりです。2015年11月に はマリナー指揮NHK交響楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第17番を共演する予定もあります。
LA DOLCE VOLTAからの2枚目のリリースとなる今回は、モーツァルトのソナタ集。トルコ行進曲に、第17、18番という名曲ぞろいのプログラムです。 なんとモーツァルトのソナタを全曲録音するプロジェクトの第1弾、ということで、注目度も高まります。 「モーツァルトがこれらの音符を記したその時、その瞬間の気分を再現するのは非常に難しいことです。モーツァルトは、私たちに無限の喜びと悲しみを同時 に与えることができるのですから。彼の音楽は決して皮相的な表現に陥りません。演奏家の使命は、モーツァルトが話す彼独自の音楽言語を、まるで自分の 言語のように体得することです。これを“モーツァルト語”と呼んでおきましょう―モーツァルト語は、フランス語や英語と同様に存在し話される言語なのです。」 とはプレスラーの言葉。豊かなイメージ、みずみずしい感性に満ち、些末な出来事や日常の緊張から解き放たれた、完全なる平静さに包まれたモーツァルト。 音楽の慎ましやかな僕、プレスラー。澄み切ったポエジーと素朴さ、みずみずしい感性が裏打ちするイメージ、そして優しさが、聴く者の心を強く揺さぶります。 (Ki)
LDV-20
ロジェ・ムラロ〜リスト&ワーグナー
リスト:バッハの名による幻想曲とフーガ
ワーグナー(リスト編):紡ぎ歌(「さまよえるオランダ人」より)
ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死(「トリスタンとイゾルデ」より)
リスト:ハンガリー舞曲第10番 ホ長調
 波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ(「伝説」より)
 ピアノ・ソナタ ロ短調
ロジェ・ムラロ(P)

録音:2014年10月
※日本語解説つき
真摯な音楽性と華麗なるテクニックの名手、ロジェ・ムラロのソロ新譜がLA DOLCE VOLTAより登場。「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」で はリストの真摯な宗教的世界が、そしてロ短調ソナタでは濃厚なロマンティシズムを帯びながらも感情に流されることのない、確固とした建築物が眼前に あらわれます。リストのロ短調ソナタについてムラロは「表裏一体の思想と感情です。彼が受けた素晴らしい影響を示しながら、生から死へ――あるいは その後の世界へ――の軌跡を描くのです。このソナタにおいては、疑念と確信を抱き、痛みを体験し、喜びによって照らされる私たち一人一人が、身体と 精神の中で感じ売るものへと意識を向けます。このソナタはまた、私たちを自己の探求の道へと導き、より普遍的な真実へと向かわせるのです。」と語って います。リスト作品の最高の語り部ムラロが、非常に真摯に作品に対峙しながら、聴き手の心をわしづかみにし、大きく揺さぶる演奏を展開しています。  (Ki)
=ロジェ・ムラロ=
1959年、ヴェネチア出身の両親のもと、フランスのリヨンに生まれる。リヨンでサクソフォンを学び始めた後、独学でピアノ演奏の基礎を習得。19歳で パリ国立高等音楽院に入学し、イヴォンウ・ロリオに師事、その夫オリヴィエ・メシアンとも出会う。ほどなくメシアン演奏の第一人者のひとりとして頭角 をあらわしたムラロは、2001年にメシアンのピアノ得独奏曲全曲録音を行い、各方面より絶賛を浴びた。暗譜による≪幼子イエスにそそぐ20のまなざし ≫や≪鳥のカタログ≫全曲の演奏は、達成困難な偉業として迎えられると共に、自作自演のごとく楽曲の本質に迫るアプローチとしてたたえられている。長 年エリアーヌ・リシュパンに師事し、モスクワのチャイコフスキー国際コンクールやパルマのリスト国際コンクールで入賞した経歴をもつムラロは、絢爛た るテクニックを誇る。その演奏はまた、常に詩情と誠実さを湛えている。夢幻と明晰さ、想像性と厳格さを併せ持つその芸術は、ムソルグスキーやラヴェル、 アルベニス、ラフマニノフ、ドビュッシー、ベートーヴェン、ショパン、リスト、シューマンなど幅広いレパートリーの演奏に活かされており、ムラロはそう した音楽から、情感や色彩、敏感な起伏をみせるロマンティシズム、響きの趣などを巧みに引き出してみせる。世界屈指のコンサート・ホールからリサイ タル奏者として招かれているムラロは、これまで一流の指揮者ならびにオーケストラと共演を重ねている。博識かつ、国境を越えてあらゆる音楽の世界に 関心を寄せるムラロは、現在、自身のピアニストとしての経験と教育者としての知見を、パリ国立高等音楽院の学生たちに分かち与えている。
LDV-23
シベリウス:ヴァイオリン作品集
ユモレスク op.87-1, 2 *
ユモレスクop.89-1, 2, 3, 4 *
2つの小品(荘重な旋律)「聖歌:喜べ、わが魂」op.77-1*、「献身:わが真なる心から」op.77-2*
セレナード op.69-1, 2 *
ヴァイオリンと弦楽のための組曲op. 117〔「田舎の風景」、「春の夕べに」、「夏に」〕*
5つの小品〔マズルカop.81-1、ロンディーノop.81-2、ワルツ op.81-3、オーバードop.81-4、メヌエットop.81-5〕
ロマンスop.2a
無窮動 op.2b
エピローグ op.2b’
ニコラ・ドートリクール(Vn/1713年製ストラディヴァリウス「シャトー・パップ・クレマン」)
オルケストラ・ビーゴ430*、
アレハンドロ・ガリード・ポラス(指)*
ユホ・ポホヨネン(P)

録音:2014年2,3月&2015年1月
※日本語解説・帯つき
フランスの名手、ニコラ・ドートリクールによるシベリウス作品集。数年前からシベリウスの様々なヴァイオリン作品に目覚めたというドートリクールが、 (ヴァイオリン協奏曲以外の)ヴァイオリンとオーケストラのための作品、およびヴァイオリンとピアノのための作品を録音しました。ヴァイオリンとオーケ ストラの作品では、ヴァイオリン・ソロが美しい旋律を歌い上げるものの、全体の雰囲気は内向きで、室内楽的な性格を帯びているといえます。ヴァイオ リンとピアノのための作品では、「セレナード op.69」や「2つの小品 op.77」のやや「暗澹とした」雰囲気とは異なる、軽やかで天真爛漫な、サロンを 彷彿とさせるものも選ばれています。
■ニコラ・ドートリクール(Vn)
カントロフやムイエールに師事、プルミエ・プリを得てパリ音楽院を卒業。MIDEMにおいて「ADAMIクラッシック音楽界の新星」と評され、また SACEM「ジョルジュ・エネスコ賞」受賞。リンカーン・センター室内楽協会のメンバーとして活躍、さらに日本でもマスタークラスやラ・フォル・ジュル ネ音楽祭などで来日しています。
LDV-25
ショパン:ポロネーズOp.26, Op.40, Op.44)
幻想ポロネーズOp.61
パスカル・アモワイエル(P)

録音:2015年4月27-30日パリ
日本語解説付
971年生まれのフランスのピアニスト、パスカル・アモワイヤルによるショパンのポロネーズ集。アモワイヤルはシフラとベルマンに師事。リスト弾き でありながらショパンの作品も度々演奏した2人の師からアモワイヤルは、シフラからは音楽の本質をベルマンからは音色を学んだと語っています。シフラ 譲りの高度なテクニックに、繊細な叙情を兼ね備えた感性で聴かせてくれます。幼い頃からショパンのセンスティヴさに惹かれていたというアモワイヤルが 今回選んだ作品は、初期の作品を除いた大ポロネーズと幻想ポロネーズ。大ポロネーズはショパンがパリに渡ってから書かれた作品で、これらのポロネー ズをアモワイヤルは故郷を去らなければならなかったショパンの自由に対する音楽による抗議と捉え、ショパンの行き場のない絶望を表現しています。 アモワイヤルはこの録音に際して以下のように述べています; 「華麗さと抒情性、舞踏と物語という両面性を宿すポロネーズは、その音楽的エキゾチズムをいつまでも放ち続けることだろう….」 (Ki)
LDV-26
J.S.バッハ〜イゾワール編曲集
(1)シンフォニア〜教会カンタータ「神よ、われら汝に感謝す」BWV29より
(2)アリア〜管弦楽組曲第3番 BWV1068より
(3)アリア『さらば』〜教会カンタータ「神にのみわが心を捧げん」BWV169より
(4)アリア『イエス・キリスト、神の御子』〜教会カンタータ「キリストは死の縄目につながれたり」BWV4より
(5)アダージョ〜無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001より
(6)J.S.バッハ:フーガ〜前奏曲とフーガ ニ短調 BWV539より
(7)アリア『信仰深きわが心よ』〜教会カンタータ「かくも神は世を愛したまえり」BWV68より
(8)アリア『羊は憩いて草を食み』〜世俗カンタータ「楽しき狩こそわが悦び」BWV208より
(9)ソナティーナ〜教会カンタータ「神の時こそいと良き時」BWV106より
(10)2つのチェンバロのための協奏曲第1番 ハ短調BWV1060より第3楽章
(11)『汝のみ聖』〜ミサ曲 ヘ長調 BWV233より
(12)「目覚めよ、と呼ばわる物見らの声」BWV645(通奏低音;イゾワール版)
(13)アリア『春風吹き渡るとき』〜世俗カンタータ「しりぞけ、もの悲しき影」BWV202より
(14)4台のチェンバロのための協奏曲イ短調 BWV1065(オルガン独奏版)
(2)(5)(6)(8)(12)(14)ミシェル・ブヴァール、
(1)(3)(4)(7)(9)(10)(11)(13)(12)通奏低音)フランソワ・エスピナス(オルガン;ジョルジュ・ウェステンフェルダー制作)

録音:2015年9月28-30日/聖マクル教会(フェル・アン・タルデノア)
オルガンの巨匠アンドレ・イゾワールが編曲したバッハの作品をイゾワールの愛弟子であるミシェル・ブヴァールとフランソワ・エスピナスが録音しました。 使用楽器はフランス北部エン県のフェル・アン・タルデノアの聖マクル教会に建造されたジョルジュ・ウェステンフェルダー制作のオルガンで、この楽器は イゾワールが愛奏したことでも知られます。 イゾワールはフランスを代表するオルガニストで、マリー=クレール・アランと並びコンサート・オルガニストとして膨大なレパートリーを演奏してきまし た。ここに収録された作品はイゾワール自身が演奏会のアンコールとしても頻繁に演奏してきたもので、イゾワールならではのレジストレーションと見事な アレンジが魅力です。収録作品は無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番のアダージョなどの器楽作品や教会カンタータなどの声楽作品など様々な楽曲のオルガン編曲版です。こ とに4台のチェンバロのための協奏曲イ短調 BWV1065(原曲はヴィヴァルディ作曲の4つのヴァイオリンのための協奏曲 Op.3-10)のオルガン独奏版は、 バッハが編曲したオルガン協奏曲イ短調 BWV593のような完成度で非常に技巧的で魅力な編曲と言えます。これらの魅力的な作品を2人の愛弟子がま るでイゾワールの生まれかわりか!?とも思えるほど的確なアーティキュレーションと正統的なアプローチで演奏しております。 1958年リヨン生まれのミシェル・ブヴァールはヴィエルヌやダンディに師事したオルガニストであるジャン・ブヴァールを祖父にもち、幼少時より音楽 的才能を開花させました。パリのオルセー音楽院にてアンドレ・イゾワールにオルガンを師事。1983年にトゥールーズ国際オルガンコンクールでの優勝 を機にコンサート・オルガニストとしてのキャリアをスタートさせました。37歳のときにはシャピュイの後任としてパリ国立高等音楽院のオルガン教授に就 任。以後、後進の育成にも積極的に取り組んでおります。
1961年生まれのフランソワ・エスピナスはトゥールーズ音楽院にてオルガンを学びました。1986年のときにトゥールーズ国際オルガンコンクールの現 代音楽部門に入賞。また、1988年に開催された第1回武蔵野市国際オルガンコンクールで第3位を受賞するなど輝かしいコンクール受賞歴を誇ります。 (Ki)

LDV-27
ファリャ:ピアノ曲集
4つのスペイン小品〔アラゴネーサ/クバーナ/モンタニェーサ(風景)/アンダルーサ〕(1907-08)
ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌(1920)
三角帽子〔粉ひき女の踊り/隣人の踊り/粉屋の踊り〕(1918-1919)
ヴォルガの舟歌(1922)
恋は魔術師〔パントマイム/情景/きつね火の歌/恐怖の踊り/漁夫の物語(魔法の輪)/火祭りの踊り〕(1914-16)
ポール・デュカスの墓碑銘のための讃歌(1935)
ベティカ地方の幻想曲(1919)
ウィレム・ラチュウミア(P)

録音:2016年5月26-28日
日本語帯・解説付
独自のプログラムを追求するピアニスト、ラチュウミアの新譜の登場です。ワーグナー作品のピアノ編曲を集めたプログラム(LDV 16)に続く本盤は、ファ リャ。ファリャの最初の大作で、打楽器アンサンブルを思わせる躍動感に満ちた「4つのスペイン小品」や、最後のピアノ作品である禁欲的な世界の「ポール・ デュカスの墓碑銘のために」までを収録しています。「ベティカ(アンダルシアの古名)地方の幻想曲」はルービンシュテインに献呈された作品で、灼熱 の太陽に照らされたドライな和声と超絶技巧に貫かれた大曲。スペインという国が魅せる様々な側面、そしてファリャの音楽世界を堪能できる1枚です。 (Ki)
LDV-28
シューマン:蝶々 op.2
謝肉祭 op.9
ダヴィッド同盟舞曲集 op.6
フィリップ・ビアンコーニ(P)

録音:2016年4月7-10日、シテ・ド・ラ・ミュジーク・エ・ラ・ダンス
フィリップ・ビアンコーニのシューマンの登場。ビアンコーニは、ドイツの名バリトン、ヘルマン・プライの共演ピアニストとしても名高い名手。2016 年5月の来日公演でも、自然に流れる歌心と、芯とやわらかさを兼ね備えた美しい音色で聴き手を魅了しました。 これまで、ショパン、ドビュッシーにじっくりと向き合ってきたビアンコーニ。プライとの共演では、シューマンよりシューベルトの歌曲の方が圧倒的に多かっ たということですが、それでも、プライとシューマンのいくつかの歌曲に取り組んだことは、大きな経験だったといいます。今まさに機が熟し、シューマン の録音に再び臨みました(ダヴィッド同盟舞曲集は約20年ぶりの録音)。 『ダヴィッド同盟』の「行進」では、『謝肉祭』の「前口上」と、『パピヨン』の「祖父の踊り」のテーマが引用されています。ダヴィッド同盟は、保守的 で偏狭な精神をもつブルジョワたち(フィリスティン)に対抗する、シューマンが創った架空の結社。謝肉祭の登場人物たちが実は皆ダヴィッド同盟員であり、 彼らがこの力強い行進に加わるべく集まっているのだと想像することもできる、と語るビアンコーニ。彼らは、「祖父の踊り」が象徴するフィリスティンたち に打ち勝つのです。ここに収録された3つの作品を結ぶ物語にも思いを馳せながら味わいたい、詩情豊かな演奏の誕生となりました。 (Ki)
LDV-29
Reminiscences追憶
フォーレ:.エレジー/.夢のあとに
サン=サーンス:白鳥
フランク:ヴァイオリン・ソナタ.イ長調 (作曲者本人が認めた、ジュール・デルサール編曲によるチェロ版)
イザイ:無伴奏チェロ・ソナタ
フォーレ:ゆりかご/シシリエンヌ Op.78
サン=サーンス:セレナード(『チェロとピアノのための組曲Op.16』より)
デュパルク:旅へのいざない(チェロ&ピアノ版)
カミーユ・トマ(Vc/ガリヤーノ「シャトー・パップ・クレマン」(1788年))
ジュリアン・リベ ー ル(P)

録音:2016年5月
日本語解説つき
ランス/ベルギー出身の若きチェロ奏者、カミーユ・トマの新譜。プログラムのテーマは「追憶」。フランクのソナタを核に、フランクがソナタを贈っ た相手であるイザイの無伴奏チェロ・ソナタ、さらにはトマの愛奏曲を集めた魅惑のプログラムでの登場です。トマは、2014年、ヴィクトワール・ド・ラ・ミュ ジークの新人賞にノミネート。欧州放送連合コンクールで第1位を獲得しています。「ピリスの秘蔵っ子」でもあるピアノのジュリアン・リベールもベルギー 出身。二人の息の合ったアンサンブルで聴く、フランクのゆったりとした歌い方と、なめらかな音色が魅力です。 (Ki)
LDV-30
戦慄と情熱〜シューマン:ピアノ曲集
幻想曲 ハ長調 Op.17
クライスレリアーナOp.16
ジャン=フィリップ・コラー ル((P)

録音:2016 年 4 月/ソワッソン(シテ・ド・ラ・ミュジーク・エ・ド・ラ・ダンス)
※日本語解説付き
013年録音のショパン:24の前奏曲(LDV 09)が好評だった、フランスの名手ジャン=フィリップ・コラール。ショパンのレコーディングを終えた のち、ふたたびシューマンに身を浸したくなったというコラール。満を持しての幻想曲とクライスレリアーナという2つの大曲の登場です。特に幻想曲に関 して、現在の自身のヴィジョンを示してみたくなったというコラールは、片時も楽譜を身から離さずにこの傑作をあらためて深く読みこんだとのこと。ホロ ヴィッツから受け継いだ深く息の長い歌で、幻想曲の冒頭から聴き手をシューマンの世界に引き込みます。シューマンが作り上げた世界にのめり込みすぎ ないように巧みにコントロールしながらも、興奮や激情、そして愛を聴き手に提示してくれます。 (Ki)
LDV-31
モーツァルト&クレメンティ
モーツァルト:想曲ニ短調K397*
 ピアノ・ソナタ変ロ長調K570
クレメンティ:ピアノ・ソナタヘ長調op.23-2*
 ピアノ・ソナタト短調op.50-3「見棄てられたディドーネ-悲劇的な情景」
ヴァネッサ・ワーグナー(P)
使用楽器=YAMAHA、ブロードマン・グランドピアノ(ウィーン、1814年製を使用)*

録音:2016年6月、パリ
※日本語解説付
ワーグナーは、パリ国立高等音楽院でドミニク・メルレに師事し、その後もフライシャー、バシキーロフ、ペライア、フー・ツォン、ワイセンベルクらから指導を受けています。感性豊かで思慮深い演奏と、多彩な音色を持ち味としています。フォルテピアノを用いたプロジェクトから、現代音楽の演奏にいたるまで、幅広いレパートリーで演奏活動を展開。デュサパンらからいくつもの作品を献呈されてもいます。2008年に、ロトとデュボワのピアノ協奏曲第2番をフォルテピアノで共演したのがきっかけで、フォルテピアノにめざめたというワーグナー。ここでもピアノとフォルテピアノをあざやかに弾きこなし、作品に様々な角度から光をあてています。ピアノ学習者にはおなじみのクレメンティも、「モーツァルトとベートーヴェンの間」に生きたという不遇で、まだまだ評価されるべき存在といえます。op.50-3はクレメンティ最後のソナタ。メロディ・メーカーとしてのクレメンティの才能を十二分に伝えてくれる傑作を、ワーグナーの説得力に満ちた演奏でお聴き頂けます。 (Ki)
LDV-100(7CD)
モーツァルト:弦楽四重奏曲集
第2番ニ長調K.155/第3番ト長調K.156
第4番ハ長調K.157/第5番ヘ長調K.158第6番変ロ長調K.159/第7番変ホ長調K.160
第8番K.168/第9番K.169
第10番K.170/第11番K.171
第12番K.172/第13番K.173
第14番K.387/第15番K.421
第16番K.428/第17番K.458「狩り」
第18番K.464/第19番K.465「不協和音」
第20番K.499/第21番K.575/第22番
第23番ヘ長調K.590「プロシャ王第3番」
第3番K.80
ターリヒQ

録音:1993年、1992年、1984年、1985年、1983年、1992年、1984年
1964年にチェコで結成されて以来、世界中で揺るぎない人気を集めてきた名門団体ターリヒ四重奏団。今回、彼らがこれまで行ってきたモーツァルト弦楽四重奏の録音(以前Calliopeよりリリース)をまとめ、新たに弦楽四重奏曲全集としてお手頃価格で発売いたします!力みすぎず、すっきりとした独特の演奏で多くのファンを惹きつけてやまないターリヒ四重奏団の名演が1つに詰まった豪華盤。ファンの方にはもちろん、ターリヒ四重奏団をこれから聴こうとしている方にもおすすめの商品です! (Ki)
LDV-115(3CD)
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集
ホ長調 (1823)
第2番 イ短調 op.13(1827)
第1番 変ホ長調 op.12(1829)
第4番 ホ短調 op.44-2(1837)
第5番 変ホ長調 op.44-3(1838)
第3番 ニ長調 op.44-1(1838)
第6番 へ短調 op.80(1847)
弦楽四重奏のための4つの小品op.81(1827-1847)
ターリヒSQ
〔ヤン・ターリヒJr.(Vn)、
ペトル・マセチェク(2ndVn)、
ウラディーミル・ブカチュ(Va)、
ペーテル・プラウゼ(Vc)〕

録音:2000, 2001, 2003年
ーリヒ弦楽四重奏団のメンデルゾーン弦楽四重奏曲全集が、お買得価格で登場。弦の甘い空気がたっぷりと含まれた良い録音で、メンデルスゾーンの 甘美かつ天才のきらめきに満ちたこれらの弦楽四重奏曲の世界を見事に表現しています。なお、約10年前のレコーディングで、第2ヴァイオリン奏者が 現メンバーとは異なりますが、他は現在活動中のターリヒ弦楽四重奏団のメンバーとなっています。 (Ki)
LDV-118(3CD)
バッハ:オルガン作品集(協奏曲、トリオ・ソナタ、オルガンと管弦楽のための作品)
協奏曲 ニ短調 BWV 1052a
ソナタ(トリオ・ソナタ)第3番 ニ短調 BWV 527
協奏曲 ハ長調
ソナタ(トリオ・ソナタ)第2番 ハ短調 BWV 526
シンフォニア.ニ長調 (カンタータ「われら汝に感謝す、神よ、われら汝に感謝す」BWV 29より第1曲)
協奏曲 二短調 BWV 1059a (カンタータBWV 35より)
ソナタ(トリオ・ソナタ)第4番 ホ短調 BWV 528
協奏曲 ト長調 BWV 592(ヨーハン・エルンスト公子自作のヴァイオリン協奏曲の編曲)
ソナタ(トリオ・ソナタ)第5番 ハ長調 BWV 529
協奏曲 イ短調 BWV 593(ヴィヴァルディの調和の霊感第8番の編曲)
協奏曲 ニ短調 BWV 596(ヴィヴァルディの「調和の霊感」op.3-11の編曲)
ソナタ(トリオ・ソナタ) ト長調 BWV 530
協奏曲 ニ長調 BWV 1053a
協奏曲 ハ長調 BWV 595 (ヨーハン・エルンスト公子のヴァイオリン協奏曲)
ソナタ(トリオ・ソナタ)第1番 変ホ長調 BWV 525
アンドレ・イゾワール(Org)
マルタン・ジェステル(指)
ル・パルルマン・ドゥ・ムジーク

録音:1979, 1988, 1993年
アンドレ・イゾワールがCalliopeレーベルにのこした録音から、バッハを選りすぐってお買得ボックス化。イゾワールは1935年ザン=ディズィエ生まれ。 セザール・フランク音楽院でオルガンをエドゥアール・スーベルビエルに、ピアノをジェルメーヌ・ムニエに学んだ。オランダ・ハーレムのコンクールでは、 1966, 67, 68年と3年連続で一位に輝き、「チャレンジ賞」受賞。サン・ジェルマン・デ・プレ教会の名誉オルガニスト。今や世界的なオルガンの巨匠 の一人です。彼によるバッハは、人を威圧するような緊張感はなく、聴いていて包み込まれるような心地よいもの。巨匠の風格漂うバッハの名演の数々を お楽しみいただきたいボックスです。 「教会に入って、暗がりの中できらきらと輝く金属製のパイプを見て、たったひとりの人間がこれらすべてを鳴らしているところを想像すれば、おそろく、 誰もがその人間になりたいと思うに違いない。オルガンは人を虜にする楽器ということを認めざるを得ないだろう。」(アンドレ・イゾワール)
LDV-147(6CD)
フランス・オルガン音楽の至宝
■CD1 (75’ 45”)
(1)フランソワ・クープラン:司教区のためのミサ曲
(2)ジル・ジュリアン:5部の前奏曲/テノール声部のクルムホルン/ディアローグ
(3)ダングルベール:キリエに基づく3つの主題によるクヮルテット
(4)ルイ・クープラン:シャコンヌ.ニ短調/バスク風ブランル/幻想曲/パッサカリア
■CD2 (74’ 21”)
(1)フランソワ・クープラン:修道院のためのミサ曲
(2)ジャン・ティトルーズ:来たれ創り主なる聖霊/パンジェ・リングヮ/アヴェ・マリス・ステラ/天よ喜び歌え
■CD3 (75’ 29”)
(1)ニコラ・ド・グリニー:ミサ曲
(2)ニコラ・ルベーグ:エレヴェーション/サンフォニー
■CD4 (53’ 19”)
ニコラ・ド・グリニー:賛歌
■CD5 (75’ 36”)
(1)ジャン=アダム・ギラン:第一旋法による組曲/第四旋法による組曲/第二旋法による組曲/第三旋法による組曲
(2)ルイ・マルシャン:プラン・ジュ/フーガ/トランペット管のバス/四重奏/フォン・ドルグ/グラン・ディアローグ
■CD6 (77’ 20”)
(1)クレランボー:第一旋法による組曲/第二旋法による組曲
(2)ガスパール・コレット:人声によるディアローグ/2つの合唱のためのディアローグ
(3)ピエール・デュマージュ:オルガン曲集第1巻
(4)ジャン=フランソワ・ダンドリュー:第一旋法によるプラン・ジュ/アヴェ・マリス・ステラによるフーガ/トランペット管のバスとソプラノ/ミュゼット/オッフェルトリウム/狩のホルンによるデュオ
アンドレ・イゾワール(Org)

■CD1
サンジェルマン・デ・プレ教会、ヘルパー=エルマン・オルガン(1)(2)(3)、アンジェ、ボン・パストゥール教会、ジャン=ジョルジュ・ケーニグ・オルガン(4)
■CD2
サール=ユニオン、サン=ジョルジュ・ド・ブケノム、ジャン=ジョルジュ・ケーニグ・オルガン

■CD3
ポワチエ、サンピエール教会、フランソワ=アンリ=クリコ・オルガン

■CD4
サン=マクシマン=ラ=サント=ボーム、ジャン=エスプリ=イスナール・オルガン

■CD5
サンジャック・サンクリストフ・ウーダン、ルイ=アレクサンドル・クリコ・オルガン(1)、サン=マクシマン=ラ=サント=ボーム、ジャン=エスプリ=イスナール・オルガン(2)

■CD6
(シャトー・ド・フォンテンブロー、フランソワ=アンリ=クリコ・オルガン(1)(2)、
パリ、サン=セヴラン教会、アルフレッド・ケルン・オルガン(3)(4)

録音:1972 - 1976年
※日本語解説書付
かつてカリオペ・レーベルからリリースされていたイゾワールの名盤が、装いも新たに再刊されました。1972年から76年にかけて録音され、数々の 賞に輝いた大規模なアンソロジーで、フランスのオルガン音楽の歴史が俯瞰できます。今回、そのなかから17・8世紀フランス・オルガン音楽の黄金時 代部分のLP20枚分をBOX化。CD1以外は初CD化。
フランスのオルガン音楽が、他国のものと明確な違いを見せるようになるのは17世紀初頭のこと。グレゴリオ聖歌との強い結びつきのもと、カトリック 教会のために発展する一方、こうしたレパートリー向きの楽器が制作され、色彩優位の酔いしれるような音色を誇りました。それはルイ13、14世治世 下で、その時期に作られた逸品が、フランス各地の名オルガンで味わえます。イゾワールの洒脱な演奏も魅力で、オルガンに興味のある方々必携。日本語 解説付なのも嬉しい限りです。 (Ki)

LDV-170(6CD)
ブラームス:ピアノ独奏曲全集
スケルツォ変ホ短調Op.4
ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調Op.2
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調Op.1
ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5
シューマンの主題による16の変奏曲 嬰ヘ短調Op.9
ハンガリーの歌による13の変奏曲ニ長調Op.21-2
4つのバラードOp.10
創作主題による変奏曲ニ長調Op.21-1
変奏曲Op.18
ヘンデルの主題による25の変奏曲とフーガ変ロ長調Op.24
パガニーニの主題による変奏曲イ短調Op.35
16のワルツOp.39/ハンガリー舞曲集
8つの小品Op.76/2つのラプソディOp.79
7つの幻想曲Op.116/3つの間奏曲Op.117
6つの小品Op.118/4つの小品Op.119
ジョフロワ・クトー(P)

録音:2015年4月19-24日(CD1&2)、7月5-11日(CD3&4)、8月3-8日(CD5&6), グラディニャン、四季劇場

日本語解説付
2005年ブラームス国際コンクールで優勝したジョフロワ・クトーによる、ブラームスのピアノ独奏作品全集。13歳の時に「6つの小品 作品118」 を弾いたのがブラームスとの最初の出会いであったというクトーは、パリ国立高等音楽院への入試もブラームス「7つの幻想曲 作品116」を演奏し難 なく入学、その後ブラームス国際コンクールで優勝し、最初に録音した作曲家もブラームスという生粋のブラームス弾き。作曲家への深い理解を育むのは、 「情熱と時間」であると語るクトー。本全集は、長年に渡りブラームスの音楽を演奏・探求し、自問を繰り返しながら、この音楽と共に歩んできたクトー が満を持して録音した、壮大なプロジェクト。 (Ki)
LDV-200
バッハ:フーガの技法 BWV 1080 アンドレ・イゾワール(Org/ゲルハルト・グレンツィング(ペリゴール、サン=シプリアン教会)

録音:1999年
※日本語入りカタログ付
イゾワールの名盤「バッハ:フーガの技法」がカタログつき特価CDで復活します!発売当時、「新に音楽的で美しいフレージング、精確なアーティキュレー ション」と絶賛された名盤。イゾワールは曲順にもこだわりを見せ、フーガの構造などを考慮しながら曲順を再構築。大きな流れが生まれ、一つのまとま りのある傑作として「フーガの技法」を再提示しています。
アンドレ・イゾワールは、フランス生まれ。セザール・フランク音楽学校にてオルガンをエドゥアール・スーベルビエルに、ピアノをジェルメーヌ・ムニ エに師事しました。1965年にセント・アルバンス国際オルガン・コンクール(イギリス)で第1位、1966、67、68年には3年連続でハーレム国際オ ルガン・コンクールで優勝(オランダ)。録音は約60にのぼり、フランス共和国大統領賞も獲得しています。パリのサン=ジェルマン・デ・プレ教会の名 誉オルガニストであります。イゾワールの素晴らしい演奏は、オルガン・ビルディングに対する深い知識にも支えられており、演奏技術のみならずストップ 操作も常に抜群のセンスが光っています。
なお、日本語のブックレットをあらかじめ印刷しているなど日本のマーケットを強く意識したつくりの当レーベルらしく、カタログにも日本語記載がなさ れ て い ま す 。( た だ し 、このCDブックレットには日本語はありません。) (Ki)
LDV-201
J.S.バッハ:オルガン傑作集
トッカータとフーガ.ニ短調 BWV565
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
トッカータとフーガ.ニ短調 BWV538「ドリア調」
アリア.ヘ長調 BWV587
幻想曲 ト短調 BWV542/1
トリオ.ニ短調 BWV583
フーガ.ト短調 BWV542/2
トッカータフーガ.ヘ長調 BWV540
アンドレ・イゾワール(Org)

※日本語解説付
このディスクにはトッカータとフーガをはじめと するバッハのオルガン傑作集が一枚に収められました。日本語解説付きの当ディスクには2016年の発売予定タイトルも含むLA DOLCE VOLTAカタロ グ付きとなっております。
イゾワールは、フランス生まれ。セザール・フランク音楽学校にてオルガンをエドゥアール・スーベルビエルに、ピアノをジェルメーヌ・ムニエに師事し、 1965年にセント・アルバンス国際オルガン・コンクール(イギリス)で第1位、1966、67、68年には3年連続で、ハーレム国際オルガン・コンクー ルで優勝(オランダ)するなど華やかなコンクール受賞歴を誇ります。イゾワールの素晴らしい演奏は、オルガン・ビルディングに対する深い知識にも支 えられており、演奏技術のみならずストップ操作も常に抜群のセンスが光っています。 (Ki)

LDV-253
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 op.18
第2番 ト長調 op.36*
ターリヒSQ
[ヤン・ターリヒ・ジュニア(Vn1)
ペートル・マツェチェク(Vn2)
ヴラディミール・ブカチュ(Va)
ペートル・プラウセ(Vc)
ミハル・カニュカ(Vc)、
ヨーゼフ・クルソーニュ(Va)]

録音:2006年9月、2007年1月*
ブラームスは弦楽六重奏曲を2曲作曲しました。ここでブラームスは、ハイドン、ベートーヴェン、シューベルトという、彼が敬服していた先達にオマージュ を捧げるだけでなく、ブラームス以前にもあまり取り上げられなかった編成をつかって新しいハーモニーを探求しました。一見控えめで魅惑的なこれら2 曲は、最後のロマン主義へと扉を開いたといえるでしょう。 「ここには完璧に近いものがある。ターリヒの音楽家たちは、ここでもまた、才能豊かに、繊細さと英知あふれる確かな演奏を披露してくれる。」(発売当 時の批評より

LDV-254
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 op.96「アメリカ」
弦楽五重奏曲 変ホ長調 op.97*
ターリヒSQ
[ヤン・ターリヒ・ジュニア(Vn1)
ペートル・マツェチェク(Vn2)
ヴラディミール・ブカチュ(Va)
ペートル・プラウセ(Vc)
イル ジー・ジクムント(Va2))]

録音:2002年1月&2002年4月*
「ターリヒSQは、恒常なる美しさと稀に見る正当な様式感にあふれた演奏を提供する。シンプルさ、柔らかさ、活力を不可侵の表現規定と していたドヴォルザークの精神に忠実に、曲の細部、全体的なライン、リズムの保持などを、驚くべき官能性を見せながら紡ぎだす。ドヴォルザークの作 品の中でも最も複雑で練られた音楽を含む音符が、しなやかで明快な動きや平明なフレーズによって、見事に音となるのである。」(発売当時の批評より)
LDV-255
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」
 弦楽四重奏曲第2番 ニ短調
フィビヒ:弦楽四重奏曲イ長調
ターリヒSQ
[ヤン・ターリヒ・ジュニア(Vn1)
ペートル・マツェチェク(Vn2)
ヴラディミール・ブカチュ(Va)
ペートル・プラウセ(Vc)]

録音:2003 年1月&4月
「ターリヒSQの演奏はまったく美しい。常に熱に満ちた濃い表現のなかで、すこぶる厳格な的確さでニュアンスやアクセントづけを行ってい るからだ。細部は見事に簡潔であるが、これが、スメタナの音楽の深い意味や勇壮な様子を捉え、称揚しているのである。ターリヒSQはここで、 幻想的なものとの境界にある、ひとつの精神性を示しているのだ。」(発売当時の批評より)
LDV-256
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲 第1番「クロイツェル・ソナタ」
  第2番「ないしょの手紙」
シュルホフ:弦楽四重奏曲第1番*
ターリヒSQ
[ヤン・ターリヒ・ジュニア(Vn1)
ペートル・マツェチェク(Vn2)
ヴラディミール・ブカチュ(Va)
ペートル・プラウセ(Vc)]

録音:2004年12月、2005年3月*
ここに、密で集中したリリスムを備えた、精神性をもって取り組んだひとつのヴィジョンがある。ターリヒSQは、千変万化の語法を、やすやすと、 しかも創意をもって聞かせてくれる。」(発売当時の批評より)
LDV-258
ハイドン:十字架上のキリストの最後の七つの言葉 ターリヒSQ
[ペートル・メシエルール(Vn1)
ヴラ ディミール ・ブカ チュ(Vn2)
ヤン・ターリヒ・シニア((Va)
エヴジェン・ラッタイ(Vc)

録音:1995 年
キリストが十字架にかけられる時の最後の七つの言葉を題材にした音楽。たった4つの楽器のために書かれ、4人によって演奏されているはずなのに、 まるで交響曲のような迫力をもったこの作品は、19世紀前半の作曲家たちに、弦楽四重奏というジャンルにおける計り知れない可能性を示しました。 「ターリヒSQの洗練された音響は、長い沈黙を残し、それが、発せられない説教の言葉を物語っている。しかし、ひとつひとつの音符には、ま るで平穏の重みであるかのように、超然とした言葉が含まれているのである。」(発売当時の批評より)
LDV-260
カリヴォダ:弦楽四重奏曲第1番 ホ短調 op.61
第2番 イ長調 op.62
第3番 ト長調 op.90
ターリヒSQ
[ヤン・ターリヒ・ジュニア(Vn1)
ペートル・マツェチェク(Vn2)
ヴラディミール・ブカチュ(Va)
ペートル・プラウセ(Vc)]

録音:2005 年12月
ヤン=ヴァーツラフ・カリヴォダ(1801-1866)の弦楽四重奏曲では、第一ヴァイオリンがより自由で表現豊かになっています。それは彼がモーツァ ルトの後の時代を担う創意あふれる作曲家だったことを示しているといえるでしょう。美しい旋律と熱情的なリズムが曲全体を覆い尽くしています。 「ターリヒSQのユーモアが、モーツァルトの後継というにふさわしい軽く脈打つ音楽に陽気な優美さを添える。これは一流の「発見」だ。」(発 売当時の批評より)
LDV-263
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 ト短調 op.57
弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 op.110
ターリヒSQ
[ヤン・ターリヒ・ジュニア(Vn1)
ペートル・マツェチェク(Vn2)
ヴラディミール・ブカチュ(Va)
ペートル・プラウセ(Vc)]
ヤコブ・カスマン(P)

録音:2001年11月
弦楽四重奏曲第8番で、ターリヒSQは我々をブラックホールに取り込んでしまう。そこでは、最終目的地としての総合的な解体が待ってい る。影をまたぐ、なんと魅惑的な跳躍であることか!」(発売当時の批評より)
LDV-278
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 op.130&大フーガ
(大フーガはフィナーレの後に演奏)
ターリヒSQ
[ペートル・メシエルール(Vn1)
ウラ ディミール ・ブカ チュ(Vn2)
ヤン・ターリヒ(Va)
エヴジェン・ラッタイ(Vc)]

録音:1977年6月
録音の場に、ボヘミアの偉大なる伝統を最初に持ち込んだのがターリヒSQである。ベートーヴェンが試みたさまざまな様式に取り組む際 の彼らの鋭い音楽観や、非の打ちどころのない音楽性、生まれながらに持ち合わせた即興へのセンス、そしてとくに、極限までにドラマティックな楽譜の 読みの深さは、いつになってもセンセーショナルだ。」(当時の批評より)※初CD化
LDV-279
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク KV525
アダージョとフーガ.ハ短調 KV 546
ディヴェルティメント.ニ長調 KV136
ディヴェルティメント 変ロ長調 KV137
ディヴェルティメント.ヘ長調 KV138
ターリヒSQ
[ペートル・メシエルール(Vn1)
ウラ ディミール ・ブカ チュ(Vn2)
ヤン・ターリヒ(Va)
エヴジェン・ラッタイ(Vc)]

録音:1977年6月
「ターリヒSQの演奏では、モーツァルトが親しく歌い、笑いかけ、泣き、夢を見、失望や興奮を覚えている。ターリヒで普通は聞くことがで きない、不安や官能性を秘めた演奏は賛嘆に値する。モーツァルトの音楽がここまで適切な完成度に至り、その上陽気で魅力的なのは稀なことだ。全て は光と幸福感で満ちている。一種の恩寵といえるであろう。」(発売当時の批評より)※初CD化
LDV-280
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「わが生涯より」
  弦楽四重奏曲第2番 ニ短調
フィビヒ:弦楽四重奏曲イ長調
第4番 ホ短調 op.44-2
第5番 変ホ長調 op.44-3
第3番 ニ長調 op.44-1
ターリヒSQ
ヤン・ターリヒ・ジュニア(Vn1)
ペートル・マツェチェク(Vn2)
ヴラディミール・ブカチュ(Va)
ペートル・プラウセ(Vc)

録音:2000年3月
「ターリヒSQは、聴く人に一瞬の隙をも与えない饒舌な音楽に、見事に集中した演奏を披露している。ここまで素晴らしい力強い解釈に、 目眩のするほどほとばしる音楽に、誰が無関心でいられようか。」(発売当時の批評より)

LDV-300
2017年カタロ付き
ショパン:ポロネーズ第1番〜第5番
幻想ポロネーズOp.61
パスカル・アモワイエル(P)

録音:2015年4月27-30日パリ
2017年LA DOLCE VOLTAレーベルのカタログ付CD。1971年生まれのフランスのピアニスト、パスカル・アモワイヤルによるショパンのポロネーズ集。アモワイヤルはシフラとベルマンに師事。リスト弾きで ありながらショパンの作品も度々演奏した2人の師からアモワイヤルは、シフラからは音楽の本質をベルマンからは音色を学んだと語っています。シフラ譲 りの高度なテクニックに、繊細な叙情を兼ね備えた感性で聴かせてくれます。幼い頃からショパンのセンスティヴさに惹かれていたというアモワイヤルが今 回選んだ作品は、初期の作品を除いた大ポロネーズと幻想ポロネーズ。大ポロネーズはショパンがパリに渡ってから書かれた作品で、これらのポロネーズ をアモワイヤルは故郷を去らなければならなかったショパンの自由に対する音楽による抗議と捉え、ショパンの行き場のない絶望を表現しています。 ア モワイヤルはこの録音に際して以下のように述べています;「華麗さと抒情性、舞踏と物語という両面性を宿すポロネーズは、その音楽的エキゾチズムを いつまでも放ち続けることだろう…。」 (Ki)


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