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Grand Slam レーベル厳選特価



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※表示価格は、全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
GS-2000
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
(ノヴァーク版を基に一部改訂版を引用)
宇野功芳(指)日本大学O

録音:1981年6月20日昭和女子大学人見記念講堂。ライヴ
解説:平林直哉(当時第1ヴァイオリン)。オケ・メンバー一覧を含む当時の資料付き

GS-2001
近衞版準拠による「ベト7」
ベートーヴェン
:「コリオラン」序曲
交響曲第7番(近衞秀麿版準拠)

■最終リハーサルより
交響曲第7番〜第1楽章*
「コリオラン」序曲*
宇野功芳(指)日本大学O

録音:1983年6月21日新宿文化センター
1983年6月19日日本大学文理学部大講堂*
使用音源:19センチ、4トラック、オープンリール・テープ
録音方式:ステレオ
今から10年前、GS-2001として発売を予告したこの演奏は、突如指揮者から「あまりにも過激な演奏で、世に出すべきものではない」と待ったがかかり、中止となりました。そのため、年に何回かはファンから問い合わせがあり、その都度指揮者と交渉をしましたが、許諾は得られませんでした。しかし、2010年10月、事態は急変、晴れて世に出すことが可能になりました。つまり、指揮者の説得に10年近くかかったことになります。 宇野功芳(指揮)のベートーヴェン第7はこれまでに新星日本交響楽団(1997年、キングレコード KICC-237)、アンサンブルSAKURA(1999年、URFC-0001/プライヴェート盤)の2種類ありますが、全体の解釈は回を重ねるごとに軌道修正がなされています。しかし、このディスクの演奏は第1回目の指揮のためか、やりたいことをすべて行った演奏で、その衝撃度は破格です。また、特筆されるのは日本の指揮界の発展に大きく寄与した近衞秀麿(1898-1973)が編曲した版に準拠していることです。この版には管楽器ではピッコロやコントラ・ファゴットが加わり、ホルンは6本に増強されています。また、弦楽器は特に内声部がより厚みのある響きを得るように改変されていますが、ティンパニなど原典から著しく遠いと思われる箇所は原典に戻してあります。従って、全体の響きの印象としてはマーラー版によるシューマンの交響曲全集に近く、著しく違和感を感ずることはないでしょう。なお、「コリオラン」序曲は全くの原典通りです。 ボーナス・トラックには本番直前に行われた通しリハーサルを入れました。
■解説書の内容 演奏会当日のプログラムに掲載された宇野功芳の「指揮者のひとりごと」を転載します。(以上、平林 直哉)
※おことわり
日本大学管弦楽団は同大学芸術学部とは全く無関係のアマチュアの団体で、技術的にはつたない箇所が多々あります。 (Ki)

この演奏にもヴァイオリンで参加していた平林氏の根気強い説得が遂に実ってCD化された、あまりにも激烈なベートーヴェン!その過激さと、後年に録音されたプロによる録音があることなどから、今まで宇野氏本人の発売の許可が降りなかった録音ですが、どんなな演奏者でも後に「やり過ぎた」とか「もっとできたはず」と振り返ることはつきものですし、その時信じた解釈を必至に観光したことは紛れもない事実ですから、こうして陽の目を見たことは、宇野氏のファッンのみならず、ベートーヴェンの音楽を愛するすべての人にとっては最上の贈り物といっても過言ではありません。ここには、宇野氏のベートーヴェン解釈の原点が詰まっており、商業ベースに乗せることなど念頭に置かない裸のベートーヴェンがまるごと凝縮されているのです。その意欲の表れの一つが「近衛版」の採用。その効力が最も発揮されているのが、第1楽章展開部。管楽器の手にワーグナー張りの金管の咆哮が加わって度肝を抜きますが、極限までテンポを減速した挙句にこれをやるのですから壮麗そのもの。第1楽章全体は、クレンペラーのテンポをベースにして、クナッパーツブッシュの威容加味したサウンドと言えますが、終楽章では一転して、フルトヴェングラーのような激情に、更に血生臭さを加えた阿鼻叫喚の世界!ここまで綺麗事の一切排除した凄みは、プロのオケに出来るはずもありません。この精神こそが、宇野氏のベートーヴェンの根幹であり、「上手いオーケストラでなければ聴く気がしない」という人には無縁の、本気の音楽が噴出した瞬間です。
他の楽章も含め、テンポの緩急やティンパニの強烈な強調などは、後年にも共通しているので、既に作品の全体像はこの時点で確立していたことも重要な事実で、作品を上から目線で捉え、頭のよいことを誇示するように一見面白い解釈をする一部の指揮者から出てくる音楽と比較すれば、その説得力の違いはあまりにも歴然としています。
このように常識から徹底的に外れたベートーヴェンを当時リアルタイムで私は目の当たりしたのですが、音質が極めて鮮明なのも嬉しい限りで、当時の興奮が生々しく蘇った次第です。
この先は全くの余談で恐縮です。当時この演奏に参加した某団員から実況実行録音のカセットを借り、何度繰り返し聴いてことかわかりません。数年後、私は某中古レコード店で勤務していましたが、買取をした面白いレコードやCDを店員同士で好き勝手に店頭で流すという夢のような日々でした。特に、強烈なインパクトのある演奏を好むお得意さんが来店すると、そのお客さんの反応を見るために、わざとこの日大オケの「ベト7」のカセットを大々的に店内に流すのです。鳴り出した途端、必至に棚を漁っている人の手は止まり、ある人は狂喜しながら指揮を始め、ある人は血相変えて「誰の演奏!」とレジまで駆け寄り、またある人(某評論家)などは「気持ち悪いから演奏を止めろ!」と叫び出す始末…。こんな様子を見て我々は楽しんでいたのです。仮にもお客さんに対してこんな生体実験のようなことをしていたのですから、本当に呆れてしまいます。特に「誰の演奏?」と聞かれてた際に、ある店員(私じゃありません)が「クナが若い頃に学生オケを振った時のライヴです」と真顔で答えていたのには、さすがに肝を冷やしました。とにかく、当時のお客さんには、この場を借りてお詫びします。と言いつつも、あれは本当に楽しかった!もうあんな時代は二度と来ないでしょう。しかも、同じ音楽で人の好みがこれほど分かれるということを一瞬にして眼で確認できたのも、後にも先にもこの時だけでした。考えて見れば、この演奏の興奮をダイレクトに感じて、「誰の演奏?」と血相を変えて聞いてくるような人たちに対して何かのメッセージを発したいという欲望はこの時に芽生え、今のお仕事に繋がっているのかもしれません。 【湧々堂】
GS-2002
宇野功芳のブルックナー第9
ブルックナー:交響曲第9番(ノヴァーク版)
宇野功芳(指)日本大学O

録音:1994年12月22日新宿文化センター。ライヴ
※解説:宇野功芳。当時のオケ・メンバー一覧付き
 「(前略)当時、日大のオケは彼らの最高水準にあった。アマチュアの演奏というものはマイクを通すとアラばかり気になるのが普通だが、このブルックナーは違う。プロ並みに上手いわけではなく、随所にアマチュアらしさが顔を出しはするものの、あまりマイナスには働かず、むしろ気迫がプラスになっている場面が多い。ぼくの指揮も「ロマンティック」(GS-2000)と違い、自分の解釈を前面に出していないので安心して聴ける。それどころか、メンバーの初々しい集中力にも助けられ、演奏を忘れてブルックナーの言葉に浸れるのである。楽器の一つひとつ、楽想の一つ一つが生きて語りかけてくる。(後略)」(宇野功芳/当盤解説より)。

GS-2080
ベルリオーズ:幻想交響曲
ドビュッシー:交響詩「海」*
ルイ・フレスティエ(指)セント・ソリO

録音:1957年4月8、9日パリ・サル・ワグラム(ステレオ)
1955年9月25日パリ・サル・アポロ(モノラル)*
使用音源:Omegatape (U.S.A.) ST 3013 (オープンリール・テープ/19センチ/2トラック)
Le Club Francais du Disque (France) 55 (LP)*
■制作者より
フレスティエ指揮の幻想交響曲はLP時代に国内では発売されず、半ば幻と化していましたが、熱心なファンの間では「ミュンシュ/パリ管(EMI)」に匹敵する名演と言われ続けてきました。演奏は速いテンポでぐんぐん突き進むのと(総演奏時間は世界最短?)、現代のフランスの団体からはも
はや聴くことの出来ない明るくしゃれた音色(特に管楽器)が聴きものです。また、第5楽章のコーダはミュンシュ/パリ管のライヴ(Altus)が登場するまでは、史上最速との評判でした。その幻想交響曲をセミ・プロ仕様の19センチ、2トラックのオープンリール・テープより復刻しました。また、「海」はモノラル録音ですが、こちらは世界初CD化です(CDRは除く)。これも幻想交響曲同様、手際の良いテンポと、オーケストラの独特の色彩が魅力です。こちらは初期LPからの復刻です。
■解説書の内容
この幻想交響曲と「海」は「クラブ・フランス」と呼ばれる通販専門のレーベルによって録音、販売されていました。また、セント・ソリ管弦楽団はこのレーベルの録音専用(?)オーケストラだったようですが、従来この周辺の事情に関してはまとまった記載はありませんでした。しかし、それについては現在判明している範囲で、可能な限り詳細に記しました。(以上、平林直哉)

GS-2089
ルクー:室内楽曲集
(1)ヴァイオリン・ソナタ イ長調
(2)ピアノ四重奏曲 ロ短調(未完成)*
アンリ・コック(Vn)、
シャルル・ヴァン・ランケル(P)
ジャン・ロジステル(Va)*、リド・ロジステル(Vc)*
録音:(1)1932年、(2)1933年1月、5月

録音:(1)1932年、(2)1933年1月、5月
使用音源:(1)Polydor (France) 516549/12(マトリック番号:2183 1/2, 2184 1/2, 2185 1/2, 2186 1/2, 2187 1/2,
2188 1/2, 2189 1/2, 2190 3/4 BMP)
(2)Polydor (Japan) 40559/61 (マトリックス番号:2217 1/2, 2218 1/2, 2219, 2220 1/2, 2221 1/2, 2222 1/2 BMP)
■制作者より
ベルギーが生んだ夭折の天才、ギヨーム・ルクー(1807-1894)。彼はフランクの最後の弟子であり、そのルクーがベルギーの大家イザイのために書いた ヴァイオリン・ソナタは、師フランクのそれと並んで人気があります。一方のピアノ四重奏曲はルクーの生涯最後の作品で、ロマンの香りがふつふつと沸き 上がるような傑作ですが、残念ながら未完となったものです。このディスクではその2曲の世界初録音を復刻していますが、これらは過去にLPの復刻す ら出ていなかったものです。演奏の中心となっているにはルクーと同郷であり、ベルギーの代表的ヴァイオリニスト、アンリ・コック(1903-1969)で、そ の慎ましく献身的な音色は得も言われぬ情趣を醸し出しています。解説はルクーの権威的存在である濱田滋郎氏によるもので、詳細でありながら聴き手を 作品の内奥まで誘ってくれるような愛情溢れた筆致は読みごたえ十分です。演奏内容ともども、室内楽ファンには欠かせぬものとなるでしょう。
〜おことわり〜
SP(78回転)からの復刻ですので、SP特有のノイズが混入します。一部、お聴き苦しい箇所がありますが、ノイズを削りすぎると音楽の生気も失われて しまうので、復刻にあたっては極端なノイズ軽減は行っていません。(以上、平林直哉)

GS-2097
世界初CD化〜カザルスのブラームス
番ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68*
ハイドンの主題による変奏曲
パブロ・カザルス(指)
プエルト・リコ・カザルス音楽祭O*
LSO
録音:1963年5月31日プエルト・リコ大学劇場(モノラル、ライヴ)*
1927年12月6日ロンドン・クイーンズ・ホール(モノラル、セッション)
使用音源:Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、19センチ)*
Victor (U.S.A.) 36326、8 (マトリクス:CR 1612-2、1613-1A、1614-1、1615-1A、1616-1A、1671-1A)
■制作者より
カザルス(指)プエルト・リコ・カザルス音楽祭Oによるブラームスの交響曲第1番は1980年代にカナダ・バトンより初めてLP化(1004)さ れましたが、その際は録音データ不詳として発売されました。しかし、今回は録音データを明らかにし、オリジナル・マスターからコピーしたオープンリー ル・テープを使用、世界初CD化にこぎつけました。余白にはカザルスがSP時代に録音した「ハイドンの主題による変奏曲」を加えました。
■豪華メンバーによるオーケストラ
プエルト・リコ・カザルス音楽祭Oの弦楽器の人数は高弦から25人、8人、6人、4人と編成としてはそれほど大きくはありませんが、メンバー は全米からの精鋭が集められています。コンサート・マスターはシドニー・ハース(シカゴ響首席)、第2ヴァイオリン首席はイシドア・コーエン(ジュリアー ド弦楽四重奏団)、ヴィオラのミルトン・トーマス(今井信子の先生)とサミュエル・ローズ(ジュリアード弦楽四重奏団)、チェロのフランク・ミラー(元 NBC響首席)、フルートのドナルド・ペック(シカゴ響首席)、クラリネットのロバート・マーセラス(クリーヴランド管首席)、ホルンのメイソン・ジョー ンズとトランペットのギルバート・ジョンソン(以上、フィラデルフィア管首席)など(ブックレットには当日のメンバー表、プログラムが掲載されています)。
■解説書の内容
戦前からBBCSOの首席ヴィオラ奏者を務めていたバーナード・ショアが、カザルスの指揮ぶりについて記した文献の一部を翻訳して掲載しています (以上、平林 直哉)
GS-2099
ジャン・フルニエのモーツァルト
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216*
 ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219「トルコ風」*
ドビュッシー:レントよりおそく
 亜麻色の髪の乙女
フォーレ:子守唄op.16
ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」〜一寸法師
ジャン・フルニエ(Vn)
ミラン・ホルヴァート(指)ウィーン国立歌劇場O*
ジネット・ドワイヤン(P)

録音:1952年6月、ウィーン、コンツェルトハウス、セッション録音*、1958年2月19日赤坂、ラジオセンター・第1スタジオ)、セッション録音(以上モノラル)

使用音源:米Westminster XWN 18549(33 rpm)*、日本Westminster WF 9001(45 rpm)
■制作者より
チェリスト、ピエール・フルニエの弟でヴァイオリニストのジャン・フルニエ(1911-2003)。彼は非常に柔らかく、粋な演奏することでも知られています が、このモーツァルトの2つの協奏曲はその代表的遺産です。こんなに優雅でしゃれた演奏は、もはや今日では聴くことが出来ません。
■超稀少な日本録音 フルニエは妻でありピアニストのジネット・ドワイヤン(1921-2002)と世界各地を回っていましたが、1958年初頭、夫妻は日本を訪れ、その際日本のレコー ド会社によって小品が収録されました。この録音は45回転盤のみの発売だったせいか、その存在はほとんど忘れ去られており、中古市場でも極めて入手 が難しいものです。さらに、解説には当時、ウエストミンスターの文芸部長だった今堀淳一氏による録音現場の貴重な証言を、ご遺族の特別の許諾によ り転載しています。(以上、平林直哉)

GS-2100
ブルックナー:交響曲第6番イ長調(原典版) ヘンリー・スウォボダ(指)
ウィーンSO

録音:1950年9月、ウィーン、ムジークフェラインザール、(セッション録音)
使用音源:米Westminster WL5055/6
■制作者より
SP時代からブルックナーの交響曲は全曲や部分録音が行われていましたが、この第6番はLP時代になってヘンリー・スウォボダ(指)ウィーン交響楽団によって初めて録音されました。地味な指揮者のせいか、これまで一度もCD化されていなかったのは全くの驚きですが、注目すべきはその演奏内容です。全体的にややテンポは遅めですが、スケールの大きい、しっかりした構成力と細部における緻密な仕上げはまことに立派です。また、当時のオーケストラは古い楽器を使用していたせいか、オーボエ、フルート、クラリネット、ホルンなどが独特の音色を放っているのも魅力です。さらに、特徴的なのは第3楽章のスケルツォの非常に遅いテンポです。これは恐らく、世界最遅の可能性が高いと思われます。ちなみに、第3楽章の総演奏時間を主要指揮者と比較してみるとよくわかります。
 スウォボダ: 10分18秒
 フルトヴェングラー: 7分34秒(1943、BPO)
 クレンペラー: 9分19秒(1964、ニュー・フィルハーモニア)
 朝比奈隆: 9分11秒(1994、大阪po)
 ヴァント: 9分09秒(1999、ミュンヘンpo)
 チェリビダッケ: 8分17秒(1991、ミュンヘンpo)

■幻(?)の顔写真
スウォボダの最も有名な演奏は、ハスキルの伴奏をしたモーツァルトのピアノ協奏曲でしょう。また彼はウエストミンスターやコンサートホール等にまとまった量の録音を行っていた指揮者として知られていますが、なぜか顔写真が全くありません。今回のCDを制作するにあたり、最も困難だったのはスウォボダの写真を手に入れることでした。そのため、日本国内はもとより、スウォボダの生地チェコの知人をはじめ世界中のコレクターや研究者に情報を募りましたが、成果はありませんでした。ところが、やっと最近になって、日本の古い文献に使用されていたものを発見することが出来ました。 指揮者の顔写真の有無は鑑賞上には大きな影響はないとはいえ、制作者のこだわりを感じていただければ幸いです(平林直哉)
GS-2112
ブルックナー:交響曲第5番(改訂版) ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO

録音:1956年6月3-6日、ウィーン、ゾフィエンザール
使用音源:Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38センチ)
■制作者より
クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルのステレオによるブルックナーの交響曲第5番は、当シリーズでも一度復刻しています(GS 2047/2010年、 4トラック・19センチのテープを使用(現在廃盤))。今回は2トラック、38センチのオープンリール・テープを素材としていますが、驚くべきはその音質 です。澄み切った空気感、瑞々しい音色、絹の肌触りのような柔らかさは腰を抜かすほどで、ウィーン・フィルの蜜のしたたるような美音がいやというほど 味わえます。この演奏は言うまでもなく評判の悪い改訂版を使用したものですが、その欠点を全く忘れさせてくれます。ワルター指揮、コロンビア響のマー ラーの「巨人」(GS 2105)では「レーベル設立以来の最高音質か?」と思っていましたが、今回のブルックナーはそれ以上かもしれません。制作者自身も、 音のチェックをしながら、その艶やかな音に酔いしれていました。(平林 直哉)

GS-2114
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響
アイリーン・ファーレル(S)、ナン・メリマン(Ms)
ジャン・ピース(T)、ノーマン・スコット(Bs)
ロバート・ショウCho

録音:1952年3月31日、4月1日、ニューヨーク、カーネギー・ホール
使用音源:RCA(U.S.A.)EC-52(2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
トスカニーニのオリジナル・モノラルによるオープンリール・テープは中古市場でも非常に珍しいものですが、その中でもベートーヴェンの交響曲第9番「合 唱」(EC-52)は特に入手難として知られています。しかし、2014年になって幻化していたテープを入手、CD化にいたりました。音質は予想以上に情報 量が多く、特に中低域は豊かで、全体的には非常に肉厚で艶やかです。また、モノラルながら広がりも十分で、残響が意外に多いことにも気づかされます。 従来のディスクではいかにも窮屈に鳴っていた印象が、大きく変わってくるものと思われます。 解説にはジョン・M・コンリーが月刊誌に掲載した「トスカニーニ〈第9〉を録音」を掲載しています。これはこのディスクの録音セッションを詳細に伝え た文章で、準備の段階から指揮者の登場、セッション中の様子、休憩時間のトスカニーニ、録音の完成と指揮者の許諾、トスカニーニ家の再生装置のこ となど、演奏内容とぴたりと一致した読み物です! (平林 直哉)

GS-2115
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO

録音:1958年1月13、15、17日、カリフォルニア、アメリカン・リージョン・ホール
使用音源:Privatearchive(オープンリール・テープ、2トラック、38センチ)
■制作者より
2010年に発売したワルター/コロンビア響の「田園」(GS-2055/4トラック、19センチのオープンリール・テープより復刻/2010年)は、また たく間に在庫切れとなってしまいました。その後、再プレスに関するお問い合わせをいただいていましたが、2014年になって、何と、この永遠の名盤の 2トラック、38センチのオープンリール・テープを入手しました。音質に関しては多言を申しません。ぜひ、ご自身の耳で確かめていただきたいと思いま す。また、解説にはこの演奏内容にふさわしいものを用意しました。それは、当時のプロデューサーだったトーマス・フロストによる「ブルーノ・ワルター、 最後のレコーディング・セッション」です。ワルターのステレオによる録音セッションは、ジョン・マックルーア、デヴィッド・オッペンハイム、トーマス・ フロストの3人のプロデューサーによって分担されていましたが、ワルターの生涯最後のセッションはフロストの担当でした。その時の模様を克明に記し た文章は、読み手があたかもその録音現場にいるかのような臨場感があり、なおかつ音楽家として、ひとりの人間としてのワルターの偉大さを見事に描き 出しています。言い換えれば、演奏内容以上に感動的と言えます。今回、この貴重な文献を、フロスト氏自身の許諾により特別に転載します。(平林 直哉)
GS-2131
ハイドン:交響曲第88番 ト長調
交響曲第100番 ト長調「軍隊」*
ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO

録音:1961年3月4-8日アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)
1961年3月2-4日アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)*
使用音源: Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
ワルター指揮、コロンビア交響楽団によるハイドンはわずか2曲しか残されませんでしたが、演奏内容は他の作品同様、晩年のワルターが到達した偉大 な世界であることに変わりはありません。今回も2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用し、原音を忠実に再現しました。この瑞々しく広 がりの豊かな音はとても半世紀以上の録音とは思えず、目からうろこのように、その真髄に初めて触れると感ずる人は多かろうと思います。(平林直哉)
GS-2134(2CD)
フルトヴェングラー/最晩年のシュトゥットガルト公演
フルトヴェングラー:交響曲第2番 ホ短調
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
シュトゥットガルトRSO

ライヴ録音:1954年3月30日シュトゥットガルト(モノラル)
使用音源: Private archive (2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
1954年3月、フルトヴェングラーはシュトゥットガルト放送響に客演し、自作の交響曲第2番とベートーヴェンの同第1番を振りました。これらの演奏 も過去、協会盤を始め、さまざまなレーベルから発売されてきましたが、演奏内容も音質も非常に地味というのが一般的な印象でした。しかしながら、 余計な音質補正を施さない原音は予想以上に情報量が多く、演奏の印象を大きく変えることになると思われます。  なお、入手したテープには演奏前後の拍手は入っていませんが、通常はカットされることの多いフルトヴェングラーの交響曲第2番の第3楽章と第4 楽章のやや長いインターバル(約22秒)ほか、曲間はすべてそのまま収録しています。。(平林 直哉)

GS-2138
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ:スコットランド幻想曲*
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
フリッツ・ライナー(指)CSO
マルコム・サージェント(指)ロンドン新SO*
オシアン・エリス(Hp)

セッション録音:1955年2月21、22日オーケストラ・ホール(シカゴ)
1961年5月15、22日ウォルサムストウ・タウン・ホール(ロンドン)*
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:ステレオ(アナログ)
■制作者より  
ハイフェッツの2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻第4弾です。ブラームスはGS 2050(2011年8月、2トラック、19センチのオー プンリール・テープ使用。廃盤)以来の復刻ですが、ブルッフは当シリーズ初復刻です。音質については、従来通りと申し上げれば、それで十分かと思い ます。  解説書にはかつてRCAのRED SEAL部門の部長を務め、ハイフェッツの録音を多数手がけたチャールズ・オコーネルの手記「ヤッシャ・ハイフェッツ 〈その2〉」を掲載します。(「ヤッシャ・ハイフェッツ〈その1〉」はメンデルスゾーン&ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、GS 2137に掲載しています。 非常に興味深い内容なので、併せてどうぞ) (平林直哉)

GS-2140
チャイコフスキー:交響曲第5番
交響曲第5番〜第3楽章*
イタリア奇想曲#
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO
モスクワRSO*

録音:1960年11月9-10日ムジークフェラインザール(ステレオ)、1948年(モノラル)*、1950年2月23日レニングラード(モノラル)#
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
Melodiya 16417/8 (16417/3-4, 16418/4-4)(SP/78回転)*
Private archive (2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)#
■制作者より
交響曲第4番(GS 2139)に続き、ムラヴィンスキーが最も得意とした交響曲第5番(1960年11月、ステレオ)の2トラック、38センチのオープン リール・テープ復刻が登場します。演奏内容については、もはや説明不用と思われます。音質については、いつものようにテープに記録された音質を最忠 実に再現しています。なお、ボーナス・トラックには同じくチャイコフスキーの交響曲第5番より第3楽章(1948年、SP録音/現在、唯一のCD)と「イ タリア奇想曲」(1950年、モノラル、2トラック、19センチのオープンリール・テープ使用)を加えています。(平林直哉)
GS-2145
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」(原典版) ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO

録音:1960年2月13、15、17、25日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
ワルター指揮、コロンビア交響楽団によるステレオ録音のブルックナーは第4番、第7番、第9番の3曲が残されました。その中でワルターの音楽性と 最も相性が良いのがこの第4番「ロマンティック」だと言われています。演奏内容については今さら述べるまでもないでしょう。今回入手したテープはマ スター・テープのストレートなコピーらしく、内声部がくっきりと見通しよく響き、ワルターの細やかな表情がより明確に捉えられます。(平林 直哉)
GS-2148
ブルックナー:交響曲第9番「原典版」 ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO

録音:1959年11月16&18日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)
使用音源:Private archive (2 Track Reel to Reel Tape, 15 IPS)
おことわり:古いテープから復刻しておりますので、わずかな音揺れやノイズが含まれます。
ワルターが最初にステレオ録音したブルックナーは、この第9番でした。オーケストラはいつものコロンビア交響楽団ですが、何と実体はいつもの寄せ 集めではなく、ある団体がそのまま録音スタジオに入って収録されました!その答えは、解説書にあります。(平林 直哉)
GS-2149
ブラームス:交響曲第1番
悲劇的序曲*/大学祝典序曲#
ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO

録音:1959年11月25日、1960年1月23日*、1960年1月16日# アメリカン・リージョン・ホール(ハリウッド)
使用音源:Privatearchive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
ワルター/コロンビア交響楽団による2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズですが、ブラームスの交響曲全集の準備が整いました ので、交響曲第1番より発売を開始します。ジャケットにはプロデーサーだった故ジョン・マックルーアの貴重な解説「ブルーノ・ワルターのリハーサル −その教訓と喜びと」(その1)(同その2は交響曲第4番+ハイドン変奏曲、GS-2150に掲載)を再掲載します。今回CD化するにあたり、再度原文 と照らし合わせた結果、単純な誤訳も修正しております。また、第2楽章のソロはマックルーアから提供された情報をもとに、ソリストを表記しています。 音質、解説を含め、最終形を目指しました。(平林 直哉) 

GS-2150
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
ハイドンの主題による変奏曲*
ブルーノ・ワルター(指)
コロンビアSO

録音:1959年2月2、4、6、12、14日アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)
1960年1月8日アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)*
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
ワルター指揮、コロンビア交響楽団のブラームスの中でも最も人気の高い交響曲第4番を2トラック、38センチのオープンリール・テープより復刻し ました。組み合わせはハイドンの主題による変奏曲です。音質については従来通りと申し上げれば十分かと思います。解説書にはプロデューサー、マックルー アの手記「ブルーノ・ワルターのリハーサル−その教訓と喜びと(その2)」を掲載しています(「同(その1)はブラームス:交響曲第1番ほか、GS- 2149に掲載)。音質については個々のきき手により印象はさまざまでしょうが、このマックルーアの手記は絶対的な価値を持つ、極めて重要な証言でしょ う。(平林直哉)
GS-2151
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
交響曲第2番 ニ長調 Op.73*
ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO

録音:1960年1月11&14日アメリカン・リージョン・ホール(ハリウッド)
1960年1月27&30日アメリカン・リージョン・ホール(ハリウッド)*
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
制作上の都合で発売が遅れておりましたワルター/コロンビア交響楽団によるブラームスの交響曲第3番+第2番がようやく完成しました。もちろん、 復刻に使用したのは2トラック、38センチのオープンリール・テープです。先に発売した交響曲第1番+悲劇的序曲+大学祝典序曲(GS-2149)、交響 曲第4番+ハイドン変奏曲(GS-2150)と併せると、ステレオによるワルターのブラームスの交響曲、管弦楽曲はすべて揃うことになります。音質に関し ては従来通りと申し上げれば、十分でしょう。(平林 直哉)
GS-2152
フルトヴェングラー〜ハイドン&シューベルト
ハイドン:交響曲第88番 ト長調 Hob.I:88*
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1951年12月4&5日*、1951年11月27&28日、12月2&4日 イエス・キリスト教会(ベルリン・ダーレム)
使用音源:Private archive (2トラック、38 センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
フルトヴェングラーとベルリン・フィルが1951年11月から12月にベルリンのイエス・キリスト教会にて収録したハイドンの交響曲第88番、シュー ベルトの同第9番「ザ・グレート」は、今日もなお伝説的な名演として語り継がれています。今回復刻に使用したのは2トラック、38センチのオープンリー ル・テープですが、全体の響きのふくよかさ、各パートの明瞭さ、豊かな空気感など、目からうろこ的な音質と申し上げても良いかと思います。  また、解説書には当時ベルリン・フィルのコンサートマスターだったヘルムート・ヘラーが、ベルリン・フィルとの録音について記した文献を掲載しています。 ごく短い文章ですが、当時の現場の空気が伝わってくる貴重な証言でしょう。(平林直哉)
GS-2153
ベートーヴェン:交響曲第4番
交響曲第5番「運命」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1943年6月27-30日/旧フィルハーモニー(ベルリン)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
フルトヴェングラー&ベルリン・フィルの1943年6月、ベートーヴェンの交響曲第4番、第5番「運命」のオープンリール・テープ復刻の登場です。 この2曲はLP復刻の実績はなく、当シリーズ初復刻となります。なお、ベートーヴェンの第4番は同時期に2種の録音が存在しますが、このディスクは 全楽章ライヴのものです(全楽章放送録音版はGS-2020として復刻済み)。  解説書にはフルトヴェングラーの練習風景を描いた「もう5分だけお願いします、皆さん!」を掲載しています。これは2012年に発売したベートーヴェ ンの「英雄」(GS-2076(廃盤))に初めて掲載したもので、空襲警報でフルトヴェングラーとベルリン・フィルの団員が地下室に避難する様子を描いた ものです。筆者は匿名ですが、内容から察するに楽団員もしくは団の役職らしく、その現場に居合わせた人物でなければ書けない生々しさがありますし、 時期的にこの2曲の演奏と重なります。恐らく、多くのフルトヴェングラー・ファンはこの2種の演奏のディスクをすでに複数お持ちだと思いますが、音 質的な面と解説書の内容とで、新たにライブラリーの加えていただく価値はあると自負しています。(平林直哉)

GS-2154
ムラヴィンスキー・モスクワ・ライヴ1965
バルトーク:弦楽器,打楽器とチェレスタのための音楽
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
オネゲル:交響曲第3番「典礼風」
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

ライヴ録音:1965年2月28日モスクワ音楽院大ホール(ステレオ・ライヴ)
使用音源: Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが1965年2月、モスクワに出向いて行った数々のライヴ録音は、珍しいレパートリーと優秀な音質(ステレ オ)で知られています。今回、2月28日の全演目を2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用して復刻しましたが、以下の点にご留意下さ い。まず、音質は過去に出たどのディスクよりも “はるかに” 生々しく、その凄まじい音響は背筋が凍るようです。当シリーズ始まって以来の、最大の衝撃 と言っても過言ではありません。また、演奏開始の拍手はありませんが、インターバルや終わりの拍手など、その場に居合わせた雰囲気を伝えるものはカッ トしていません。  さらに、今回のCD化に際し、誤った情報を訂正しています。まず、演奏会当日の曲順は、このディスクのようにバルトーク→ドビュッシー→オネゲル、 が正しいです。また、一部のディスクにはドビュッシーのフルート奏者はアレクサンドラ・ヴァヴィリナ、つまりムラヴィンスキー夫人と表記されていますが、 これも誤りです。これらについては天羽健三氏(元日本ムラヴィンスキー協会事務局長)の制作によるディスコグラフィや演奏会リストを参照するとともに、 当日出演したムラヴィンスキー夫人にも確認をとっています。つまり、このディスクは正確な曲順と正しいフルート奏者が明記された最初のものとなります。  解説は沼辺信一氏(編集者/20世紀芸術史)による力作です。沼辺氏は国内外の文献を読破し、旧ソ連の政治体制の中でムラヴィンスキーがどのよ うにして20世紀の音楽と関わりを持ったか、その周辺を可能な限り詳述しています。この点について、これだけ掘り下げた文章は、過去に存在しないと 思います。  優れた音質、正確な情報、そして充実した解説と、持っていて良かったと思ってもらえるCDが完成したと自負しています。(平林直哉)
GS-2155
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
交響曲第8番 ヘ長調 Op.93*
ブルーノ・ワルター(指)
コロンビアSO

録音:1958年2月1、3、12日/ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール
1958年1月8、10、13日、2月12日、ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール *
使用音源: Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
ワルター/コロンビア交響楽団の2トラック、38センチのオープンリール・テープ復刻、今回はベートーヴェンの交響曲第7番と第8番です。音質に 関しては従来通りと申し上げれば、それで十分かと思います。これで2トラック、38センチのオープンリール・テープ復刻によるベートーヴェン交響曲全集は、 第9番「合唱」(2017年春頃に発売予定)を残すのみとなりました。  ステレオによるワルター/コロンビア響のベートーヴェン全集は当時、予約限定盤で番号もない特殊なLPで発売され、雑誌の批評も掲載されませんで した。解説書にはそうした状況を、当時の雑誌の座談会から偲びます。演奏の本質とは直接の関係はありませんが、知っていて損はないと思います。(平 林直哉)
GS-2156
マーラー:「大地の歌」 ブルーノ・ワルター(指)NYO
ミルドレッド・ミラー(Ms)、
エルンスト・ヘフリガー(T)

録音:1960年4月18、25日/マンハッタン・センター(ニューヨーク)
使用音源:Privatearchive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
マーラーの「大地の歌」は、ワルターの指揮により初演と初録音が行われた作品です。ワルターの指揮した「大地の歌」は現在、ライヴも含めると複数 の録音が知られています。しかし、その中での双璧は1952年、デッカのモノラル録音と当ステレオ録音、これらの2種のセッションでしょう。ワルター のステレオ録音は臨時編成のコロンビアSOにより開始されましたが、「大地の歌」はワルターの希望により、あえてニューヨークで収録されたのは、 ここで繰り返すまでもないでしょう。この記念碑的名演である「大地の歌」ですが、当シリーズでは2011年に4トラック、19センチのオープンリール・テー プを使用して復刻(GS 2069(廃盤))しました。しかし、今回は2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用し、望みうる最上の形で再度復 刻しました。なお、当CDには歌詞対訳は付いておりません。ご了承下さい。(平林直哉)
GS-2160
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
交響曲第9番「ザ・グレート」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指))BPO

ライヴ録音:1953年9月15日/ティタニア・パラスト(ベルリン)
使用音源: Private archive(2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より 
1953年9月15日、ベルリンのティタニア・パラストで行われたライヴです。音源としては従来から知られているものですが、今回使用したテープ(2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)は、ベルリン・フィルの渋く重厚な音を見事に捉えたものです。これぞ、フルトヴェングラー&BPOの真髄でしょう。 フルトヴェングラーは1952年夏以降、何度か体調を崩したため、多くの演奏会がキャンセルされました。さいきん、1953/54のシーズンにおいて予定されていた“幻のプログラム”をいくつか手に入れましたので、それを解説書に掲載しまいた。最も注目されるのは、「え?」と思われる、ある大物作曲家のベルリン初演です。この作品が、どのような経緯で予定に上がったのか、その謎については解明出来ませんでしたが、まことに興味深いものです。また、もしも演奏されていたならば戦後唯一となっただろうと思われる“超有名曲”が2曲あります。音と解説と、両方で楽しんでいただけるディスクです。(平林 直哉)
GS-2161
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO
ウェストミンスターcho
エミリア・クンダリ(S)
ネル・ランキン(Ms)
アルバート・ダ・コスタ(T)
ウィリアム・ウィルダーマン(Br)

録音:1959年1月19、21、26、29、31日カリフォルニア、アメリカン・リージョン・ホール、1959年4月6、15日ニューヨーク
使用音源:Privatearchive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
ワルター/コロンビア交響楽団のベートーヴェン・シリーズ、2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻で最後の1曲となっていました第9番「合唱」が、遂に完成しました。当初は今年の秋頃の発売を予定していましたが、「早く出して欲しい」というリクエストが多かったため、予定を繰り上げました。“春の第9”も、これはこれで良いのではと思います。音質については、従来通りと申し上げれば十分でしょう。(平林直哉)
GS-2162
ジネット・ヌヴー/ブラームス&シベリウス
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲*
ジネット・ヌヴー(Vn)
イサイ・ドブロウェン(指)
ワルター・ジュスキント(指)*
フィルハーモニアO

録音:1946年8月16,17,18日アビー・ロード・スタジオ
1945年11月21日アビー・ロード・スタジオ*
使用音源: Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻)
■制作者より
伝説のヴァイオリニスト、ジネット・ヌヴーのHMV録音であるブラームスとシベリウスのヴァイオリン協奏曲は、言わずと知れた名盤です。この2曲 を2トラック、38センチのオープンリール・テープより復刻、すっきりと聴きやすい音質で蘇りました。 今回の復刻CDでは、演奏内容以上に注目されるのが、ジネットの母ロンズ=ヌヴーによる手記です。母はジネットとジャン、2人の子供の思い出をの ちに1冊の本にまとめますが(原書はフランス語、英訳あり、邦訳なし)、この手記はそれよりも前に書かれたものです。最も身近な存在であった母の描写は、 ジネットの人となりをまことに見事に浮き彫りにしています。母は2人の子供を失った大きな悲しみを抑えつつ、客観的に、淡々と書き綴っているがゆえに、 この偉大なヴァイオリニストの存在感の大きさが真に迫ってきます。言い換えれば、この手記を多くの人に読んでもらいたいがために、今回の復刻CDを 制作したのです。
■おことわり  
ブラームスの第1楽章、14分07秒付近でアラーム音のようなノイズが入ります。これは原盤に混入しているもので、過去に発売されたSP、LP、 CDにも入っています。従いまして、このノイズは当CDの制作過程で発生したものではありません。(以上、平林直哉)
GS-2163
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第1幕 ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO
キルステン・フラグスタート(ソプラノ/ジークリンデ)
セット・スヴァンホルム(テノール/ジークムント)
アルノルト・ヴァン・ミル(バス/フンディング)

録音:1957年10月28-30日/ゾフィエンザール(ウィーン)
使用音源:Privatearchive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
当シリーズではGS-2033(廃盤)(LP復刻、デッカSXL2074/5を使用、2009年)以来、二度目の復刻となります。今回は2トラック、38センチのオー プンリール・テープを使用しましたが、その再生音は事件、70年前の録音とは全く信じがたいほどです。まず、最初の前奏曲、低弦の異様なまでの生々 しさに度肝を抜かれますが、そのあとの強弱がこれほど明瞭だったとは驚きです。金管楽器は座席位置が目に見えるほどくっきりと浮かび上がり、打楽器 のニュアンスさえも別物に響きます。歌手が登場、ジークリンデがジークムントに水を差し出す時の、清水が湧き出るような美しさは卒倒しそうになります。 3人の歌手のやりとりにともない、オーケストラが生き物のように動いている様子も克明に聴き取ることが出来ます。また、解像度が上がったため、歌手 の子音もはっきりと聴き取れるばかりでなく、声そのものもぐんと若返った印象も与えます。終盤の〈冬の嵐は去り〉以降はまさに神域に達した数少ない 例で、指揮者、歌手、オーケストラともども、史上最高であることが実感出来ます。空恐ろしい復刻盤だと思います。なお、当CDには歌詞対訳は付い ておりません。(以上、平林 直哉)
GS-2164
ワルター〜ワーグナー:管弦楽曲集
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
舞台神聖祝典劇「パルジファル」第1幕前奏曲*
舞台神聖祝典劇「パルジファル」より聖金曜日の音楽*
歌劇「さまよえるオランダ人」序曲**
歌劇「ローエングリン」第1幕前奏曲#
歌劇「タンホイザー」序曲とヴェヌスベルクの音楽##
ブルーノ・ワルター(指)
コロンビアSO
オクシデンタル大学コンサートcho

録音:1959年12月4日、1959年2月25日*、1959年2月20日**、1959年2月27日#、1961年3月24、27日##/アメリカン・リージョン・ホール(ハリウッド)
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  ワルターの指揮したワーグナーのオペラは、SP時代の「ワルキューレ」第1幕全曲をのぞけば、ほとんどまとまって残されません。そのため、ワルター にとってワーグナーは若干遠い作曲家のように認識されていますが、実はワルターは特に若い頃、この作曲家に傾倒しており、実質的な “ワーグナー指揮 者” と言っても過言ではありません。最晩年のステレオ録音も管弦楽曲のみを収録するにとどまりましたが、この2トラック、38センチのオープンリール・ テープ復刻により、思っていた以上にスケールと起伏の大きい、なおかつワルターらしい情感に溢れたワーグナーが実感していただけると思います。なお、 解説書には歌詞対訳は付いておりませんので、ご了承下さい。(平林 直哉)
GS-2165
ベートーヴェン:交響曲第1番
交響曲第5番「運命」*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1952年11月24日、27日ムジークフェラインザール(ウィーン)
1954年2月28日、3月1日ムジークフェラインザール(ウィーン)*
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
大好評、第3番「英雄」(GS-2158)に続く、フルトヴェングラー&VPOのベートーヴェン、オリジナル・モノラルの2トラック、38センチ、オープンリール・テー プ復刻です。今回の第1番、第5番「運命」はフルトヴェングラーの録音の中でも最も音質が優れたものとして知られていますが、復刻の音質は第3番「英 雄」(GS-2158)と同等と記すだけで十分でしょう。 また、解説書には、日本の指揮界の発展に大きく貢献した斎藤秀雄が書いたフルトヴェングラー追悼文を、関係各方面の許諾を得て掲載しています。斎 藤は1923年にドイツに留学し、4年間の滞在中にフルトヴェングラーの演奏を多数体験しています。追悼文自体はそれほど長いものではありませんが、 偉大な音楽家による記述は、それ相応の重みが感じられます。(平林直哉)
GS-2166
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
交響曲第7番 イ長調 Op.92*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1952年12月1&2日ウィーン、ムジークフェラインザール、1950年1月18&19日ウィーン、ムジークフェラインザール*
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
オリジナル・モノラル、2トラック、38センチ、オープンリール・テープによるフルトヴェングラー&VPOのベートーヴェン第4+第7(HMV)、歴史 的名演の登場です。いつも通り、元テープに刻まれた情報量を限りなく忠実に再現したもので、不必要なノイズ・カット等は全く施しておりません。
交響曲第4番の第4楽章5分36秒付近から7回程度「チッ」というノイズが入ります。これらは原盤に混入しているもので、従来のLP、CDにも 存在しており、当CDの制作過程で生じたものではありません。(以上、平林直哉)
GS-2169
フルトヴェングラー/フランクとシューマン
フランク:交響曲 ニ短調
シューマン:交響曲第1番「春」*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1953年12月14日&15日ムジークフェラインザール(ウィーン)
1951年10月29日ドイツ博物館、コングレスザール(ミュンヘン)*
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
フランクは1953年、デッカによる録音セッションであり、シューマンは1951年のライヴです。ともに2トラック、38センチのオープンリール・テープよ り復刻、テープに記録された情報をくまなく再現しています。シューマンは実にしっかりした腰の強い音ですが、フランクの方は、モノラルとしては、これ 以上はあり得ないというレベルにまで達しています。また、解説書には「マルケヴィッチのフルトヴェングラー論」を掲載しています。ごく短い文章ですが、 フルトヴェングラーの生演奏を体験した人でなければ書けない内容です。(平林直哉)
GS-2170
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 ジャン・マルティノン(指)VPO

録音:1958年3月31-4月3日ゾフィエンザール(ウィーン)
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
あまりにも有名な名盤であり、当シリーズではGS-2038[廃盤](LP復刻、英デッカSXL-2004を使用、2009年)に続いて、2度目の復刻となります。フランス人の指揮者を起用してロシア物を録音する、特にカタログの少なかったステレオ初期であることを考慮すると、これは大胆な選択、一種の賭けと言えます。結果に関しては言うまでもないでしょう。このマルティノン盤はケルテスの「新世界」(GS-2159)とともに、ウィーン・フィルの録音史上でも突然変異的名演として、今日でも絶大な人気を誇っています。今回も復刻には2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用しましたが、その鮮度は腰を抜かすほどで、いかに突出した演奏であったかが強烈に伝わって来ます。(平林直哉)
GS-2171(2CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」
 さすらう若人の歌*
ワーグナー:ジークフリート牧歌#
ブルーノ・ワルター(指)、
エミリア・クンダリ(S)
モーリン・フォレスター(Ms)
NYO、ウェストミンスターcho
ミルドレッド・ミラー(Ms)*
コロンビアSO#

録音:1957年2月18日&1958年2月17、21日カーネギー・ホール(ニューヨーク)
1960年6月30日、7月1日アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)*
1959年2月27日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)#
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
ワルターの初めてのステレオ録音である、マーラーの交響曲第2番「復活」ほか、2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻の登場です。マーラー の「復活」のLPが初めて発売された時、ワルターはアメリカ・コロンビア社の依頼により、ジャケットに曲目解説を書いています。しかし、その後はな ぜかこの解説は顧みられることはなく、国内でも過去、一度も使用されていません。この解説を絶対に生かしたいと願い、その機会をうかがっていましたが、 遂にそれが実現しました。木幡一誠氏の緻密で明瞭な訳文からは、ワルター自身の、マーラーとその作品に対する深い愛情と尊敬がまざまざと読み取られ、 実に感動的です。この演奏に、これ以上の解説はないと断言出来ます。また、音質は従来通り、いかにもアナログらしい、柔らかく落ち着いたものとなっ ています。なお、当2枚組には歌詞対訳は付きません。また、ワルター自身の解説は「復活」のみで、他の2曲は含まれておりません。(平林 直哉)
GS-2173
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(原典版) ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO

録音:1961年3月11、13、19、22、27日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
この第7番は、宇野功芳著『名指揮者ワルターの名盤駄盤』(講談社+α文庫/絶版)によると、「ワルターのブルックナーの中では、出来が一番悪い」「根 本的な音楽性がブルックナーとは異質」とあります。むろん、これは従来の復刻盤によるコメントです。しかしながら、当復刻盤を一度聴けば、大半のワルター・ ファンはこれらと全く反対のことを思うはずです。とにかく、音楽が始まって10秒もしないうちに、誰もが別世界のような風景が眼前に現れのを認識する でしょう。空間的な広がりや瑞々しさは、とても1961年録音とは思えず、その温かく偉大な響きは神々しいとさえ言えます。あまりにも素晴らしくて、制 作者はこの「第7」を「世界最高のブルックナー」、「最も音の良いワルターのステレオ録音」と言い切ってしまいたいです。  解説書もまた、ワルター・ファンには驚きでしょう。ワルターが亡くなる約3ヶ月半前、ある日本人がワルター宅を訪れ、その時の印象を雑誌に寄稿し ています。分量はそれほど多くはありませんが、たいへんに貴重な文献です。また、この日本人が撮影したワルターの写真(カラー)も掲載していますが、 これは知り得る限りにおいて、ワルターの最後の写真のひとつだと思われます。(平林直哉)
GS-2174
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ベートーヴェン:交響曲第7番*
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲#
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1950年1月19-21日、1950年1月18&19日*、1949年4月1-4日#/ウィーン・ムジークフェライン・ザール
使用音源:EMI(Japan) AXA-3060、AXA-3062*#(4トラック、19センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:疑似ステレオ(録音セッション)
■制作者より  
フルトヴェングラー&VPOのオープンリール・テープ(4トラック、19センチ)復刻による疑似ステレオ版は、これまでベートーヴェンの交響曲第 1、3、4、5、6、9番を発売しました。残る第7番と、組み合わせに必要な曲目のテープがなかなか見つからず、中断したままになっていましたが、ようやく 準備が整いました。今回の音源は基本的にSP(78回転)であるため、他の疑似ステレオ版よりも原盤に起因するノイズが若干多めですが、その独特の 音は十分楽しんでいただけると思います。(平林直哉)
GS-2175
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(改訂版) ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO

録音:1955年3月29-31日/ムジークフェラインザール(モノラル)

使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
音源は1955年3月、ステレオ録音が実用化される直前の、有名なセッション録音です。演奏内容については、改めて申し上げるまでもないでしょう。 今回も2トラック、38センチ、オープンリールに記録された情報を最忠実に再現、繊細かつ大胆な指揮者の解釈と、ウィーン・フィルのこぼれ落ちそうな 美音をたっぷりと堪能出来ます。(平林直哉)
GS-2176
モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」*
ブルーノ・ワルター(指)
コロンビアSO

録音:1959年1月13、16日アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)
1960年2月25、26、28、29日アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)*
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
ワルターが晩年にコロンビア響と録音したモーツァルトの交響曲第40番、第41番「ジュピター」は、一部では「老けた、衰えた演奏」と言われていま す。でも、本当にそうなのでしょうか?もちろん、録音当時ワルターは 80 歳を越えていますから、青年のような若々しさというわけにはいきません。しかし、 この復刻盤で聴くと、その柔らかさ、温かさ、瑞々しさは信じがたいほどで、“偉大なる響き” と形容したくなります。この2曲に肯定的だった人はもちろ ん、特に疑問を持っていたファンにはこの盤で聴き直していただくことを強くお勧めしたいです。また、最終形とするために、解説書にはエードリアン・ボー ルトがワルターについて語った文章(GS-2077より転載)を使用しています。(平林直哉)
GS-2177
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調D.485*
交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」#
ブルーノ・ワルター(指)、
コロンビアSO、NYO#

録音:1959年4月15日アメリカン・リージョン・ホール、カリフォルニア
1960年2月26、29日、3月3日アメリカン・リージョン・ホール、カリフォルニア*
1958年3月3日セント・ジョージ・ホテル、ニューヨーク#
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より  
「未完成」はワルターがこよなく愛した作品であり、録音セッションもわざわざニューヨークにまで出向いてなされたものです。シューベルトの第5番も、 ワルターの晩年の傑作と言われているものです。この2曲のみではいささか寂しかろうと、「コリオラン」序曲を加えました。従来通り、いかにもアナログ らしい、柔らかい音で楽しんでいただけると思います。(平林直哉)

GS-2178
ベルリオーズ:幻想交響曲 シャルル・ミュンシュ(指)
パリO

録音:1967年10月23-26日/サル・ワグラム(パリ)
使用音源: Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
発足間もないパリOと、燃える巨匠シャルル・ミュンシュが録音したベルリオーズの幻想交響曲については、もはや何の説明も不要でしょう。復刻に使用したのは2トラック、38センチのオープンリール・テープですが、この不滅の名演が、かつて耳にしたことのない鮮度で体験出来ることと思います。 解説書には石川登志夫氏の「パリ通信」を、ご遺族の許諾を得て転載しています。パリOの発足直後のプログラムや当地での評判、旧パリ音楽院Oとの団員の違いなどが記されており、当時のパリの空気が伝わって来ます。(平林 直哉)


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