湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



auditeレーベル〜厳選60タイトル・セール



特価受付期間〜2019年4月中旬まで!!




※表示価格は、全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
AU-21413(6CD)
フランク:オルガン作品全集
小品変ホ短調
大オルガンのための小品
アンダンティーノ(ト短調)
ファンタジー(ハ長調、第1稿)
ハルモニウムのための5つの小品(ルイ・ヴィエルヌによる大オルガン用編曲)
オッフェルトリウム(イ長調)
ファンタジー(ハ長調、第2稿)

行進曲風にOp.22(ロスによるOrg編曲)
6つの小品[ファンタジーOp.16
大交響的作品Op.17
前奏曲,フーガと変奏曲Op.18
パストラルOp.19/祈りOp.20
フィナーレOp.21
足鍵盤によるハルモニウムもしくはオルガンで弾く聖務日課のための遺作集(オルガニストU)[43曲]
ハルモニウムのための、ブルターニュのノエルによるオッフェルトリウム
ファンタジー(ハ長調、第3稿)
ハルモニウムのためのアントレ
3つの小品[ファンタジー.イ長調/カンタービレ/英雄的小品
小オッフェルトリウム
表題なし(小品−アンダンテ・クアジ・レント)
オルガンもしくはハルモニウムのための小品集,7つの小品ハ長調およびハ短調
7つの小品変ニ長調および嬰ハ短調
7つの小品ニ長調およびニ短調「クリスマスのための」
7つの小品変ホ長調および変ホ短
7つの小品ホ短調およびホ長調
7つの小品ヘ長調およびヘ短調
7つの小品嬰へ短調および変ト長調
7つの小品ト長調およびト短調「クリスマスのための」
7つの小品変イ長調および嬰ト短調
大オルガンのための3つのコラール[ホ長調/ロ短調/イ短調]
ハンス=エーベルハルト・ロス(Org)

録音:2004/2005年 メミンゲン、聖マルティン教会の大オルガン
数多くの優秀録音で知られるドイツAuditeレーベルからフランクのオルガン作品を収録したアルバムが通常CD6枚組BOXで登場!有名なコラールか らハルモニウム作品の編曲までをも含めた充実の内容。フランクのオルガン作品を熟知したハンス=エーベルハルト・ロスの素晴らしい演奏に加え、教会 の素晴らしい響きを捉えた録音ですので、オルガン音楽ファンはもちろんオーディオ・ファンにもたまらない内容です。 (Ki)

AU-21408(5CD)
クレンペラー/ベルリンRIAS録音集1950−58

(1)ベートーヴェン:交響曲第2番

(2)ベートーヴェン:交響曲第6番

(3)ベートーヴェン:「エグモント」序曲

(4)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

(5)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番

(6)モーツァルト:セレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」

(7)モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」序曲

(8)モーツァルト:交響曲第25番

(9)モーツァルト:交響曲第29番

(10)モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」

(11)マーラー:交響曲第4番

(12)ヒンデミット:組曲「気高き幻想」
オットー・クレンペラー(指)
(1)ベルリンRSO/録音:1958年3月29日ベルリン、音楽大学(ライヴ)
(2)RIAS響/録音:1954年2月15日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ)
(3)ベルリンRSO/録音:1958年3月29日ベルリン、音楽大学(ライヴ)
(4)ベルリンRSO/録音:1958年3月29日ベルリン、音楽大学(ライヴ)
(5)ハンス=エーリヒ・リーベンスアーム(P)、RIAS響/録音:1954年2月15日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ)
(6)RIAS響/録音:1950年12月21、22日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
(7)RIAS響/録音:1950年12月19日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
(8)RIAS響/録音:1950年12月20日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
(9)RIAS響/録音:1950年12月20日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
(10)RIAS響/録音:1950年12月22、23日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
(11)エルフリーデ・トレッチェル(S)、RIAS響/録音:1956年2月12日ベルリン、音楽大学(ライヴ)
(12)RIAS響/録音:1954年2月15日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)

全てモノラル
auditeのドイチュラントクルトゥーア・シリーズに、大物クレンペラー(1885-1973)が登場。戦後ヨーロッパに復帰後のベルリンで、RIAS響および改称後のベルリン放送響を指揮したもので、ベートーヴェン、モーツァルト、マーラーほか巨匠ゆかりのプログラムを取り上げた注目の内容です。マーラーの推薦を得て、1907年にプラハで指揮者としてデビューしたのちのクレンペラーは、バルメン、シュトラスブルク、ケルン、ヴィースバーデンといった歌劇場の指揮者を歴任し、急速にドイツを代表する指揮者のひとりとして注目を浴びるようになりますが、クレンペラーのキャリアのなかでも重要な活動として知られるものが、1927年に始まるクロール・オーパーでの仕事でした。ベルリン国立歌劇場の一部門として創設されたクロール・オーパーでは、クレンペラーのもと、ヒンデミットの「カルディヤック」「今日のニュース」、シェーンベルクの「期待」「幸福な手」、さらにクレンペラー自ら演出を手掛けたストラヴィンスキー「エディプス王」「マヴラ」など同時代の作品が積極的に紹介されると同時に、旧来の有名な曲目に対しても新しい現代的な演出が試みられますが、その意欲的な試みは多くの支持と反発を引き起こすことになります。さらに、折からのドイツ経済の危機的状況とナチスに代表される右翼の圧力から、1931年に劇場は閉鎖に追い込まれてしまい、1933年ついにクレンペラーはナチス・ドイツ政権を逃れてアメリカ合衆国に移住します。こうした経緯もあって、おそらく文化的・政治的状況のために、クレンペラーが第2次大戦後にヨーロッパに戻ったあとも、クレンペラーと戦前因縁のあったベルリン国立歌劇場は一切の接触を断ったままで、ベルリン・フィルとRIAS響がクレンペラーを客演に招いているものの、「ベルリンでのクレンペラー」の演奏の絶対数は決して多いとは言えない状況なので、こうしてまとめてリリースされる意義はきわめて大きいといえるでしょう。しかも、すべての収録内容が、オリジナル・マスターからの初の正規復刻というのはやはり大きなポイントとおもわれます。このたびのセットには、厳格な対位法処理により金字塔として名高いベートーヴェンと奥深いモーツァルトをはじめ、師マーラーの交響曲と、クレンペラーがもっとも得意としていたプログラムで、ファンにはよく知られている演奏が大半を占めるいっぽうで、シュナーベルに師事し、ベートーヴェン弾きとして知られたリーベンスアーム(1906ケーニヒスベルク生まれ)をソリストに迎えたピアノ協奏曲第3番と、クロール時代の記憶も強烈なヒンデミットという、おそらく初出とおもわれる音源が含まれているのも見逃せないところです。 (Ki)
AU-21412(4CD)
ベルリンRIAS・新ウィーン楽派プロジェクト

(1)シェーンベルク:月に憑かれたピエロOp.21 (1912)

(2)シェーンベルク:室内交響曲Op.9 (1906)

(3)シェーンベルク:ピアノ協奏曲Op.42 (1942)

(4)シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲Op.47(1949)

(5)シェーンベルク:シュテファン・ゲオルゲの詩による歌曲集「架空庭園の書」Op.15
(1908−09)

(6)シェーンベルク:詩篇第130番「深き淵より」Op.50B(1950)

(7)シェーンベルク:3つのピアノ小品Op.11 (1909)
6つのピアノ小品Op.19 (1911)
5つのピアノ小品Op.23 (1920/23)

(8)シェーンベルク:ピアノ曲Op.33a(1929)
 ピアノ曲Op.33b(1931)

(9)シェーンベルク:弦楽三重奏曲Op.45 (1946)

(10)シェーンベルク:古い様式による組曲ト調〜弦楽オーケストラのため
の(1934)

(11)ベルク:抒情組曲 (1925‐26)

(12)ベルク:クラリネットとピアノための4つの小品Op.5 (1913)

(13)ベルク:7つの初期の歌

(14)ベルク:わたしの両眼を閉ざしてください(1907年版)
わたしの両眼を閉ざしてください(1925年版)

(15)ウェーベルン:パッサカリアOp.1(1908)

(15)ウェーベルン:管弦楽のための5つの小品Op.10(1911/13)

(16)ウェーベルン:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品Op.7 (1910)

(17)J・シュトラウス(シェーンベルク編曲):ワルツ「南国のばら」

(18)J・シュトラウス(ウェーベルン編曲):「ジプシー男爵」より宝のワルツOp.418 (1885/1921)

(19)シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲Op.47
(1)イルメン・ブルメスター(シュプレッヒシュティンメ)、クラウス・ビリング(P)、ハンス・ペーター・シュミッツ(Fl、ピッコロFl)、アルフレッド・ビュルクナー(Cl、バスCl)、ハンス・バスティアーン(Vn)、ヴァルター・ミュラー(Va)、ヴェルナー・ハウプト(Vc)、ヨーゼフ・ルーファー(指)/録音:1949年3月3&10日ベルリン、クライストザール(セッション・モノラル)
(2)フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS響メンバー/録音:1953年10月1日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション・モノラル)
(3)ペーター・シュタドレン(P)、ヴィンフリート・ツィリヒ(指)RIAS響/録音:1949年2月6日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(4)ティボル・ヴァルガ(Vn)、エルンスト・クルシェネク(P)/録音:1951年9月24日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(5)シュザンヌ・ダンコ(S)、ヘルマン・ロイター(P)/録音:1955年11月3日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(6)ギュンター・アルント(指)RIAS室内Cho/録音:1958年3月7日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(7)エドゥアルト・シュトイアーマン(P)/録音:1963年6月18日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(8)エルゼ・C.クラウス(P)/録音:1951年5月20日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(9)エーリヒ・レーン(Vn)、エルンスト・ドベリツ(Va)、アルトゥール・トレースター(Vc)/録音:1957年9月23日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(10)フェレンツ・フリッチャイ(指)BPO/録音:1949年11月28日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル
(11)ヴェーグQ[シャーンドル・ヴェーグ(第1Vn)、シャーンドル・ゾールディ(第2Vn)、ゲオルゲス・ヤンツェル(Va)、パウル・サボー(Vc)]/録音:1963年11月10日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(12)ハインリヒ・ゴイザー(Cl)、クラウス・ビリング(P)/録音:1953年9月19日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(13)マグダ・ラースロー(S)、ローター・ブロダック(P)/録音:1958年7月4日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(14)イヴリン・リアー(S)、ハンス・ヒルシュドルフ(P)/録音:1960年2月5日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(15)アルトゥール・ローター(指)ベルリンRSO/録音:1965年2月1日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(15)ブルーノ・マデルナ(指)ベルリンRSO/録音:1961年12月5日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(16)アンドレ・ジェルトレル(Vn)、ディアネ・アンデルセン(P)/録音:1958年5月7日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(17)バスティアーンQ[[ハンス・バスティアーン(Vn)、ヨハネス・ブラウ(Vn)、ヴァルター・ミュラー(Va)、ヴェルナー・ハウプト(Vc)]、エミール・ハマーマイスター(ハルモニウム)、クラウス・ビリング(P)/録音:1950年2月18日ベルリン、クライストザール(セッション・モノラル)
(18)バスティアーンQ[ハンス・バスティアーン(Vn)、ヨハネス・ブラウ(Vn)、ヴァルター・ミュラー(Va)、ヴェルナー・ハウプト(Vc)]、エミール・ハマーマイスター(ハルモニウム)、クラウス・ビリング(P)
(19)ルドルフ・コリッシュ(Vn)、アラン・ヴィルマン(P)/録音:1953年8月28日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(ライヴ・モノラル)
パウル・クレーによる水彩画「月に憑かれたピエロ」(1924)をあしらったジャケットも印象深いauditeのRIAS音源復刻シリーズ最新刊は、シェーン ベルク、ベルク、ウェーベルンら新ウィーン楽派による作品を集めたセット。CD4枚組、トータル5時間にもおよぶボリューム満点の内容です。
【新ウィーン楽派】
20世紀初頭のウィーンを舞台に、アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)、弟子のアントン・ヴェーベルン(1883-1945)とアルバン・ベルク (1885-1935)は、無調主義、十二音主義による前衛的な創作活動を展開して、今日に至る世界的に多くの作曲家に影響を与えました。 このセットには、かれら新ウィーン楽派の作曲家たちに拠って1906年から1950年のあいだに書かれた全23作品(1951年のヴァルガと1953年コリッ シュによる、シェーンベルクの「幻想曲」の別演奏を含む)が収められています。
【『現代音楽の擁護者』シュトゥッケンシュミットが推進したプロジェクト】
1949年から1965年にかけて収録された音源の数々は、戦後、ベルリンRIAS現代音楽部門のディレクターを務めていたハンス・ハインツ・シュトゥッ ケンシュミット(1901-1988)の主導で実現したもの。 ドイツの著名な音楽学者、音楽評論家で、作曲家でもあったシュトゥッケンシュミットは、シェーレベルクをはじめ、ブラッハーやブゾーニなどの著作でも 知られ、なかでもシェーンベルクについてはその歴史的意義を早くから評価した「現代音楽の擁護者」ともいうべき人物。 シュトゥッケンシュミットは、やはり代表的なシェーンベルク学者であり、指揮者としても知られたヨーゼフ・ルーファーとともに、亡命先から帰国した音 楽家たちが、こうした放送ドキュメンタリーに専念できるよう雇用の環境作りに尽力しました。
【作曲家にごく近い演奏家たちによる貴重なドキュメント】
ここで演奏を担当する超一流の演奏家陣は、ほとんどがシェーンベルクの弟子たち、あるいは知人のいずれかといった、作曲家周辺のごく身近の親しい人 たちから構成されているのも重要なポイント。 ヴァイオリンのコリッシュ、ピアノのシュトイアーマンやエルゼ・C.クラウス、指揮者のツィリヒは師シェーンベルクによって才能を開花させ、ピアノのシュ タドレンやヴァイオリンのヴァルガは、シェーンベルク、ヴェーベルンとベルクと親交がありました。 そのいっぽう、新ウィーン楽派に属さず、直接演奏のてほどきも受けていない指揮者フリッチャイやソプラノのダンコらによる演奏も、価値ある内容。当時 ほとんど演奏機会がない作品に偏見なく、かれらが生涯を通じて情熱を傾けていたという事実を考えると、特に興味の尽きないものといえそうです。 (Ki)

AU-21433(4CD)
ザラ・ネルソヴァ〜ベルリン録音集(1956-1965)

■CD-1
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
(2)シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
(3)ミヨー:チェロ協奏曲第1番Op.136

■CD-2
(1)バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番ロ短調BWV1008
(2)バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009(
(3)バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012
(4)ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第4番ニ長調G.4

■CD-3
(1)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5-1
(2)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.5-2
(3)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2
(4)シューマン:幻想曲Op.73

■CD-4
(1)ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
(2)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
(3)カバレフスキー:チェロ協奏曲ト短調Op.49
ザラ・ネルソヴァ(Vc)

■CD-1(78’47”)
(1)ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指)ベルリンRSO
 録音:1960年5月5日ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
(2)ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指)ベルリンRSO
 録音:1960年2月1&2日ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
(3)ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指)ベルリンRSO
 録音:1960年2月1日ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
■CD-2(77’41”)
(1)録音:1959年4月30日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(2)録音:1959年5月4日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(3)録音:1959年5月4日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(4)ローター・ブロダック(P)
 録音:1959年4月30日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
■CD-3(74’19”)
(1)ローター・ブロダック(P)
 録音:1959年4月30日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(2)ローター・ブロダック(P)
 録音:1959年4月30日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(3)アルトゥール・バルサム(P)
 録音:1960年5月8日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(4)ローター・ブロダック(P)
 録音:1959年4月30日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
■CD-4(64’30”)
(1)ローター・ブロダック(P)
 録音:1956年5月16日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(2)ローター・ブロダック(P)
 録音:1960年5月8日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(3)ゲルト・アルブレヒト(指)ベルリンRSO
 録音:1965年9月20日ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
定評あるAuditeレーベルの1stマスター・リリースの新譜は女流チェリスト、ネルソヴァのベルリン録音集(1956-1965)です。20世紀に活躍した 女流チェリストといえば、ジャクリーヌ・デュ・プレ(1945-1987)の存在があまりにも大きく、同時代の女流チェリストが影をひそめてしまいますが、ザラ・ ネルソヴァは、デュ・プレが誕生する以前からソロで活躍していた女流チェリストとしていた数少ない存在です。 ロシアの血を弾くネルソヴァは1918年12月23日カナダのウィニペグに生まれました。音楽家だった父から幼少の頃より音楽の手ほどきを受け、わ ずか12歳でデビューするという天才ぶりを発揮し、その後トロント交響楽団の首席チェリストとなりました。1928年に家族でロンドンに移住し、その間、 ロンドン・チェロ学校で学び、同校の校長ハーバード・ワーレーンに師事しました。その後、ネルソヴァの演奏を聴き感銘を受けたバルビローリがカザル スを紹介し、カザルスよりレッスンを受ける機会を得たり、ピアティゴルスキーやフォイアマンといった世界の名だたるチェリストから薫陶を受けるなどして ソロのチェリストとしての確固たる地位を築きました。欧米で活躍したネルソヴァですが1955年にアメリカの市民権を取得し、1962年から晩年までジュ リアードの音楽学校の教授として在籍し後進の育成に力を注ぎました。2002年ニューヨークにて死去。 アウディーテからの当セットは1956年から1965年までベルリンにて収録した貴重な録音の数々で、ミヨーやカバレフスキーの協奏曲などこれまでリ リースされたことのない初レパートリーも多く含まれており、魅力的な内容となっております。録音はモノラルながらオリジナル・テープからの復刻も万全 です。骨太でスケールが大きい演奏で聴き手を虜にしてしまう偉大なチェリスト、ネルソヴァの魅力を余すところなく収めた充実の4枚組をご堪能ください。 (Ki)

AU-21451(9CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
[Disc1](71'36")
・ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.2-1
・ピアノ・ソナタ第2番 イ長調 Op.2-2
・ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.2-3
[Disc2](61'24")
・ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 Op.7
・ピアノ・ソナタ第5番 ハ短調 Op.10-1
・ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 Op.10-2
[Disc3](73'22")
・ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3
・ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調『悲愴』 Op.13
・ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 Op.14-1
・ピアノ・ソナタ第10番 ト長調 Op.14-2
[Disc4](79'04")
・ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調 Op.22
・ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 Op.26
・ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 Op.27-1
・ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調『月光』 Op.27-2
[Disc5](74'08")
・ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調『田園』 Op.28
・ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 Op.31-1
・ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調『テンペスト』 Op.31-2
[Disc6](78'06")
・ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調『狩』 Op.31-3
・ピアノ・ソナタ第19番 ト短調 Op.49-1
・ピアノ・ソナタ第20番 ト長調 Op.49-2
・ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調『ワルトシュタイン』 Op.53
・ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 Op.54
[Disc7](76'39")
・ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調『熱情』 Op.57
・ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調 Op.78
・ピアノ・ソナタ第25番 ト長調 Op.79
・ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調『告別』 Op.81a
・ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 Op.90
[Disc8](68'21")
・ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
・ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調『ハンマークラヴィーア』 Op.106
[Disc9](69'07")
・ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
・ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
・ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
マルティン・ラッシュ(P;Steinway D)

録音:2014年8月(第4-8番)、2015年2月(第12-15番)、2015年3月(第1、9-11番)、2015年4月(第2、3、19、20番)、2015年8月(第16-18、21、23番)、2016年2月(第27-29番)、2016年3月(第22、24-26番)、2016年7月(第30、31番)、2016年8月(第32番)
/ミュンヘン音楽・演劇大学、大ホール(ミュンヘン)
1974年生まれのドイツ中堅ピアニスト、マルティン・ラッシュがついにベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を録音しました。マルティン・ラッシュは 1996年にカラブリア国際ピアノ・コンクールで第1位を獲るなど数々のコンクールでの入賞歴を誇る実力派。これまでにゲルハルト・オピッツ、フーゴー・ シュトイラーなど名だたるピアニストに師事し、現在は母校ミュンヘン音楽・演劇大学のピアノ科にて後進の育成にも力を注いでおります。バッハ、ベートー ヴェン、シューマン、シューベルト、モーツァルトを得意とし、とりわけベートーヴェンの解釈には定評があります。全体的に速めのテンポ設定で軽やかさ と重厚感を持ち合わせます。ドイツ正統派の系譜ながらラッシュの個性も感じられる注目すべき全集が登場しました! (Ki)

AU-21418(3CD)
ブロニスラフ・ギンペル / ベルリンRIAS録音集1954−57

(1)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

(2)シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番

(3)ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番

(4)シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調D 574, Op.162

(5)メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ.ヘ短調

(6)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番

(7)ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ

(8)タルティーニ(フリードリヒ・ヘルマン編):ヴァイオリン・ソナタ ト短調Op.1-10「見捨てられたディドーネ」

(9)ラートハウス:パストラルとダンスOp.39
ブロニスラフ・ギンペル(Vn)
RIAS響、マルティン・クラウゼ(P)

(1)フリッツ・レーマン(指)
 録音:1955年6月24、25日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(2)アルトゥール・ローター(指)
 録音:1957年4月1日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(3)アルフレッド・ゴールケ(指)
 録音:1954年2月26日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション・モノラル)
(4)録音:1955年4月15日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(5)録音:1955年4月16日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(6)録音:1955年2月4日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ8(セッション・モノラル)
(7)録音:1955年6月29日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(8)録音:1955年2月4日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ8(セッション・モノラル)
(9)録音:1955年2月3日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ8(セッション・モノラル)
幼少時より神童としてならし、名手フーベ ルマンになぞらえて「ブロニスラフ2世」としてさわがれた名ヴァイオリニスト、ギンペル。クレンペラーに賞賛されロス・フィルのコンサートマスターを務 めた事もありましたが、オイロディスクなどの多くの録音などによって、ソリストとしての人気が現在でも高いようです。芸風も「天賦の才があり、大変な技 術力もち、若き日は力強いヴィブラートと情熱的な音楽が魅力」とグローブ音楽事典でも評されております。往時のヴァイオリン芸術の魅力が堪能できる価 値ある1セットです。
ブロニスラフ・ギンペル ブロニスラフ・ギンペル(1911−1979)は、現在のウクライナ共和国西部リヴィウ(リヴォフとも)に生まれ、ロサンジェルスで亡くなったアメリカのヴァ イオリニスト。 イディッシュ・シアターを立ち上げた祖父、クラリネットやヴァイオリンを演奏し、小劇場の楽団を指揮する父、そして兄のジェイコブ(1906−1989)も また高名なピアニストとして知られるという具合に、芸術一家に育ったギンペルは、1922年から26年までウィーン音楽院でロベルト・ポラック(ほどなく サンフランシスコで若き日のアイザック・スターンの師となる)に学び、さらに1928年から1929年にかけてベルリン音楽大学でカール・フレッシュに師 事しています。 14歳でウィーン・フィルと共演、ゴルトマルクのヴァイオリン協奏曲を弾いてデビューを果たし、神童と讃えられたギンペルは1926年にはイタリア国王とロー マ教皇ピウス11世の御前演奏をおこなってもいます。 ギンペルはケーニヒスベルク管(1929−31)、エーテボリ響(1931−36)、ロサンジェルス・フィル(1937−1942)のコンサートマスターを歴任するいっ ぽう、この間1935年の第1回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで入賞を果たしています。 その後一時期、ハリウッド・ユース・オケを創設して指揮者としても活躍、1942年から1945年までは米軍の兵役に服し、1947年以降、ギンペルはア メリカとヨーロッパでソリストとしての活動を再開。また、アメリカン・アーティスト四重奏団、ニュー・フレンズ・ピアノ四重奏団、マンズ・ピアノ・トリ オのメンバーとしても、ワールドツアーを行いました。 1967年から1973年までコネティカット大学の教授として後進の指導にあたり、1964年には初来日を果たしました。 (Ki)

AU-21420(3CD)
ピラール・ローレンガー/RIAS録音集
(1)ベッリーニ:「ノルマ」〜清き女神よ
 プッチーニ:「トゥーランドット」〜ご主人様、お聞きください
(2)ヘンデル:「エジプトのジューリオ・チェーザレ」〜私の運命に涙するでしょう
 グラナドス:「ゴイエスカス」〜マハと夜鶯
(3)プッチーニ:「蝶々夫人」〜ある日見ることでしょう,
 「ボエーム」〜私はミミと呼ばれています
A.スカルラッティ:すみれ
(4)モーツァルト:「魔笛」〜私には感じられる,「ドン・ジョヴァンニ」〜ひどい人ですって
ヴェルディ:「エルナーニ」〜エルナーニ、私を奪い去って
ヴェルディ:「トラヴィアータ」〜不思議だわ
(5)ロドリーゴ:4つの愛のマドリガル
(6)ニン:20のスペイン民謡〜アストゥリアスの女,ムルシアの布
 レオス:三連の歌曲(ガルシア・ロルカの詩による)
 グリーディ:カスティーリャの6つの歌〜お前のハシバミの実はほしくない,私にどう思ってほしいの,サン・フアンの朝
 グラナドス:昔風のスペインの歌曲集〜控えめなマホ,トラララと爪弾き,マハの流し目
トルドラ:6つの歌〜母さん、一対の目が,小唄,君を知ってから
(7)ヴェルディ:ジプシー女,星に,ストルネッロ,煙突掃除夫,私は平安を失い
 ベッリーニ:フィリデの悲しげな姿
 モーツァルト:満足 K.349,おいで、いとしのツィターよ K.351,子供の遊び K.598,静けさは微笑みながら K.152
(8)ヘンデル:カンタータ「決して心変わりせず」 HWV140
 不詳:三人のムーアの娘たちが
 ミラルテ:私の髪の影に
 ダサ:アンティオコスは病気だった
 ベルムド:ネロはタルペイヤから
 ナルヴァエス:何を使って洗いましょう
 ヴァスケス:ポプラの林から
 ムダラ:ダビデ王は悲しんだ
 ルイス・デ・ミラーン:ドゥランダルテ
 ピサドール:ドン・サンチョ王よご用心,サン・フアンの朝
 ヴァルデラバーノ:ああ、なんてこと
(9)9つのスペイン古謡とロマンセ:ソロンゴ,三枚の葉,チニータスのカフェ,トランプの王様,アンダ・ハレオ,四人のラバひき,ドン・ボイソのロマンセ,かわいい巡礼たち,ラ・タララ
全て、ピラール・ローレンガー(S)

(1)アルトゥール・ローター(指)
 ベルリンRSO,RIAS室内Cho
 録音:1959年3月2日、ジーメンス荘

(2)アルトゥール・ローター(指)
 ベルリンRSO
 録音:1959年3月24日、ジーメンス荘

(3)アルトゥール・ローター(指)
 ベルリンRSO
 録音:1960年2月16日、ジーメンス荘

(4)フェルディナンド・リヴァ(指)BPO
 録音:1961年4月11日、ベルリン高等音楽院

(5)フリート・ヴァルター(指)
 RIAS管弦楽団
 録音:1961年11月1日、ジーメンス荘

(6)ヘルタ・クルースト(P)
 録音:1960年1月27日、RIAS放送局

(7)ヘルタ・クルースト(P)
 録音:1962年12月28日、ジーメンス荘

(8)ジークフリート・ベーレント(G)
 リヒャルト・クレム(VdG)
 録音:1960年10月5日、RIAS放送局

(9)ジークフリート・ベーレント(G)
 録音:1959年12月21日、RIAS放送局
ピラール・ローレンガー(1929―1996)は、スペイン、アラゴン州サラゴサ生まれのソプラノ。1958年、ベルリン・ドイツオペラと契約し、1960、 1970年代、この劇場の看板歌手として活躍しました。ことにロリン・マゼール時代(1965―1971)には、ローレンガーとマゼールによるオペラはたい へんな人気を博しました。 ここに収録されているのはローレンガーがベルリンを拠点とした初期の録音です。元々美声のローレンガーですが、30歳そこそこという若さのローレンガー の声は実に瑞々しく、しかもまだ素朴さを残していて、なんとも言えない魅力があります。アリアや歌曲の他、お得意のスペイン歌曲を多数収録。後年に 録音があるものが大半ですが、ベッリーニ「ノルマ」の “清き女神よ” のようにこれが唯一の録音と思われるものも含みます。ちなみにこの “清き女神よ” は楽譜にはないハープが活躍する珍しい演奏です。 名匠アルトゥール・ローターや、ドイツの偉大なギタリスト、ジークフリート・ベーレントなどが伴奏を務めているのも注目です。 (Ki)

AU-21421(3CD)
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248 カール・リステンパルト(指)
RIAS室内O
RIAS室内Cho、RIAS少年Cho
アグネス・ギーベル(S)
カルロッテ・ヴォルフ=マタウス(A)
ヘルムート・クレプス(T)
ワルター・ハウック(Bs)

録音:1950年12月8&22日、イエス・キリスト教会、ベルリン・ダーレム
ドイツの名指揮者リステンパルト(1900-1967)がRIASに録音したバッハのカンタータ集(AU21415)に続き、クリスマス・オラトリオの音源をauditeレーベルが復活してくれました!この録音はバッハの歿後200年に当たる1950年に収録されたもので、歴史的価値のある貴重な録音です。
カール・リステンパルトは少年時代をチリで過ごし、13歳でベルリンに戻り、その後フンボルト大学及びシュテルン音楽学校で音楽学・作曲などを学びました。第二次世界大戦後の1946年にRIAS放送局の依頼で室内Oと合唱団を設立し、1953年までフリッチャイと当RSOの指揮を分担しました。その後バッハの歿後200年に60曲のカンタータを含む主な宗教音楽を指揮しました。バッハやモーツァルトの作品を得意とし、堅固な構成ではありますが、音楽表現は明快で、明るく温かみに溢れた演奏です。
この演奏でも充実のソロを揃え、アグネス・ギーベル(ソプラノ)、カルロッテ・ヴォルフ=マタウス(アルト)、ヘルムート・クレプス(T))、ワルター・ハウック(バス)の美声を聴くことができます。モノラルながらauditeレーベルが誇る1st Mater Releaseシリーズで復活してくれました。 (Ki)


AU-91662(2SACD)
ブラームス:クラリネットのための室内楽作品全集
クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
クラリネット五重奏ロ短調Op.115
ラウラ・ルイズ・フェレレス(Cl)
クリストフ・ベルナー(P)
石坂団十郎(Vc)
マンデルリングQ

録音:2012年2月9-11日、7月19-20日(五重奏)イエス・キリスト教会
スペイン出身の女流クラリネット奏者ラウラ・ルイズ・フェレレス。彼女の世代で最も才能のあるクラリネット奏者の一人として注目されています。数々 の国際コンクールでの輝かしい受賞歴と世界的オーケストラとのソリストとして共演、またバイエルン国立管弦楽団などの奏者として活躍。2007年から 2010年までベルリン・コーミッシェ・オーパー管弦楽団の首席クラリネット奏者に就任。現在はソリストとして活動する傍ら2010年からフランクフルト の音楽大学で教鞭をとっています。 ブラームスは、1890年「弦楽五重奏第2番」を最後に作曲家として引退を考えていました。そんなブラームスの創作意欲を刺激したのが、当時マイニ ンゲンの宮廷オーケストラにいた名手リヒャルト・ミュールフェルトでした。彼の演奏を聴いたブラームスは1891年クラリネット三重奏を皮切りにミュー ルフェルトのためにクラリネット・ソナタ第1,2番、クラリネット五重奏曲を作曲しました。これらの作品はブラームス晩年の傑作として高い人気を得てい ます。 クラリネット、チェロ、ピアノという編成の三重奏は情緒的でしっとりとした音楽。フェレレスの伸びやかな美しい音色、石坂団十郎の抜群のニュアンスを 持った表現力、そしてクリストフ・ベルナーの優しさの中に力強さを感じるピアノの音で味わい深く聴かせます。またマンデルリング四重奏団との五重奏では、 フェレレスの高い技巧と充実した音楽性で不朽の名作を仕上げています。 (Ki)
AU-92506(1SACD)
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」
バーバー:祝典トッカータ
フランク・ザベル(1938-):タッチング・カラーズ
R.シュトラウス(レーガー、コッホ編):ヨハネ騎士修道会の入城曲
クリスティアン・シュミット(Org)
ヨハネス・ヴィルトナー(指)
ザールブリュッケンRSO

録音:2003年2月24日-28日、ザールブリュッケン、聖アルヌアル大聖堂参事会教会
AU-92514(1SACD)
シューベルト:即興曲集
D.935 Op.142/ D.899 Op.90
チャオ・イン・チャン(P)

録音:2003年3月19-20日、ヴェーゼル使用楽器:カワイ
AU-92515(1SACD)
リヒャルト・フランク (1858-1938):ヴァイオリンとピアノの為の作品集
ソナタ第1番 ニ長調 Op.14(1890)
同第2番 ハ短調 Op.35(1903)
3つのヴァイオリン小品 Op.52
クリストフ・シッケダンツ(Vn)
ベルンハルト・フォグラッシャー(P)
AU-92516(1SACD)
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
ティルマン・ヴィック(Vc)
パスカル・ドヴァイヨン(P)

録音:2003年12月
渋くて重厚な響き、それこそがブラームスという人は別として、ハノーヴァーを中心に活動し、すでに多くのCD をリリースしているヴィックのよく歌い、しかも爽やかで引き締まっていた演奏のほうがブラームスの孤高の魅力を一層引き出しているのではないでしょうか。 (Ki)
AU-92522(1SACD)
リヒャルト・フランク(1858-1938):ピアノ四重奏曲イ長調Op.33、
ピアノ四重奏曲ホ長調Op.41「1楽章形式の四重奏」、
3つの幻想曲Op.28
クリストフ・シッケダンツ(Vn)、
マリウス・ニチテアヌ(Va)、
マティアス・バイアー=カールショジュ(Vc)、
ベルンハルト・フォグラシュエル(P)

録音:2005年12月12-14日カールスルーエ、SWR スタジオしたアンサンブルも粒揃いで聴かせます。
アウディーテが力を入れる「ドイツのフランク」の最新作。グリーグやディーリアスも教えた大名手ライネッケの弟子リヒャルト(1858-1938)は、メンデルスゾーンの友人で弟子の父リヒャルト(1858-1893)と同じく、ピアノの才に長じていました。そのためピアノを含む作品では卓越した扱いに特徴があります。20世紀に入ってから書かれた2 つのピアノ・カルテット(1901年、1905年)は、いまだブラームスあたりを意識させるロマンティックな作風で親しみ易さいっぱい。ヘンシェル・カルテットのチェロが参加 (Ki)
AU-92523(1SACD)
マルティヌー:チェロ・ソナタ集
第1番(1939)/第2番(1941)
第3番(1952)
ティルマン・ヴィック(Vc)
パスカル・ドヴァイヨン(P)
「音楽表現というものは作曲者の個性と経験の結果であるべきで、特異な技術を用いた結果であってはならない。音楽は計算問題ではないのだ。というのも創作したいという衝動は生きたいという、人生を感じたいという欲求とまったく同じものだからだ。」このマルチヌーの信条どおり、3つのチェロ・ソナタも創作時期に重なるように大戦のショックとアメリカ亡命を色濃く反映した内容となっています。同時にまた故郷チェコへの熱い心情を吐露している点も見逃せません。ヴィックとドヴァイヨンのデュオはこうした作品の性格を鋭く浮き彫りにしています。 (Ki)
AU-92539
(1SACD)
純ドイツ的オーボエの魅力
ブリテン:現代風の変奏曲
ヒンデミット:オーボエ・ソナタ
ブリテン:虫の小品
スカルコッタス:オーボエ小協奏曲
ヒンデミット:イングリッシュホルン・ソナタ
パヴェル・ハース:オーボエとピアノのための組曲Op.17
ビルギト・シュミーダー(Ob)、
山下晶子(P)

録音:2011年8月/ジーメンス・ヴィラ(ベルリン)
ヴィンシャーマンとシェレンベルガーの門下にして、現在ハンブルク音楽演劇大学教授を務める女流オーボエ奏者ビルギト・シュミー ダー。1984年から99年までベルリン交響楽団の首席奏者も務めていました。ここに収められた6作品は1935-1941年、つまり第2次世界大戦前夜 の不安な時代に作られたもので、オーボエならではの鋭角で神経質な音色が当時の世界観を如実に彩ります。いずれも難曲揃いながら、ことにギリシャ の奇才スカルコッタスの小協奏曲が音の跳躍の多い超絶作品。収容所で命を落としたハースの作品もチェコの民謡や聖歌の引用が意味深。シュミーダー のドイツ的なオーボエを存分に堪能できます。 (Ki)
AU-92541(1SACD)
シューベルト:ミサ曲第6番 変ホ長調 D.950 グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)
グレイス・ホフマン(A)
アルベルト・ガスナー、
ヴァルデマール・クメント(T)
フランツ・クラス(Bs)
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO&cho

録音:1968年3月22日ミュンヘン、レジデンス・ヘラクレス・ザール(ライヴ)
レパートリーとしても完全初出のシューベルトのミサ。マーラー8番(AU.92551)同様に声楽を伴う大規模作品ということもあってまさにSACDにはうってつけの内容。深深としたキリエの斉唱がなんとも優しく穏やかなムードで心をいっぱいにしてくれる、シューベルトが最晩年に書いた最後のミサ曲。厳粛さだけでなく、歌曲や交響曲と変わらぬ親しみ易い‘歌’にあふれた傑作です。たとえばクレド。テノール二人にソプラノが加わる三重唱は、とても宗教曲とは思えぬほどに甘くセンチメンタル。胸がギュッと締めつけられ、このあたりまぎれもなくシューベルトを感じさせずにはおかない美しさ。さながら粒選りの独唱陣の親密な息づかいまでもがはっきりと聴き取れます。 (Ki)
AU-92546(1SACD)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番D.855、
3つの小品D946
セルゲイ・クドリャコフ(P)

録音:2007年10月10-12日ベルリン−ダーレム、イエス・キリスト教会
古典派とロマン派、さらに前衛的な性格を併せ持つシューベルトのピアノ曲を、ロシアの注目株クドリャコフが弾いた一枚。かつて日本のレーベルからアレンスキーのアルバムをリリースしたこともあるクドリャコフは1978年モスクワ生まれ。グネーシン音楽学校、さらにモスクワ音楽院では日本にも門下の多い名教授ミハイル・ヴォスケレンスキーのマスタークラスを受講、現在は助手を務めています。国際的なコンクールでの入賞歴も豊富で、2006年にはチューリヒのゲザ・アンダ・コンクールで第1位、同時にモーツァルト賞も受賞しています。かれの才能に惚れ込んで当アルバムはそのグラティアン・アンダ基金のほか、アリス・ロズナー財団、ベルリンのスタインウェイのサポートを得ています。 (Ki)
AU-92547(1SACD)
バッハと北ドイツの伝統Vol.1
ブクステフーデ:前奏曲 ニ短調BuxWV140
ゲオルク・ベーム:コラール・パルティータ「ああいかにはかなく、いかに空しき」
ブクステフーデ:トッカータ ト長調 BuxWV164
J.S.バッハ:オルガン小曲集より「キリストはよみがえり」BWV627
 前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532
 コラール「主イエス=キリスト、われらを顧みたまえ」 BWV655
ベーム:カプリッチョ.ニ長調
 コラール・パルティータ「わが魂よ、喜べ」
ブクステフーデ:パッサカリアBuxWV161
マルティン・ノイ(パイプオルガン/アーレント・オルガン)

録音:2008年5月13-14日、聖オットー教会、ヘルツォーゲンアウラハ
重低音と教会のゆたかなプレゼンスという点で、パイプオルガンにはオーディオ的にも数多くの高音質優秀録音が存在しますが、ここで録音されたアーレント・オルガンの音色を聴けば、オルガンのまた新たな魅力に気付かされることでしょう。ユルゲン・アーレントは1930年生まれの現代最高のオルガン製作者です。いわゆる「歴史的製作法」の復興を果たした人物と知られ、日本ではカザルス・ホールのオルガンで親しまれております。そのシンプルな装いと、澄んだ音色を聴けば、オルガン=「大音量」「荘厳」といったイメージを払拭されることでしょう。本アルバムはJ.S.バッハに大きく影響を与えた二人の作曲家、ゲオルク・ベーム、ウェブディートリヒ・ブクステフーデとバッハとのオルガン曲における関わりがわかる内容で構成されております。ブクステフーデの前奏曲ニ短調は、バッハの有名なトッカータとフーガ ニ短調に、パッサカリアはまさにバッハ作曲のパッサカリア BWV582と類似し、バッハ以前のオルガン作品はバッハにより統合され、教会音楽であったオルガン曲をいと高き地位へと導いたことがわかります。演奏のマルティン・ノイは幼少よりオルガンのみならず、ピアノ、チェロの手ほどきを受けその才能を開花させました。オルガンはシュトゥットガルト音楽大学、モントリオール・コンコルディア大学で研鑽を積み、これまでにJ.S.バッハ国際コンクール入賞をはじめ、華やかな経歴をもつオルガニストです。現在ロイトリンゲンの聖エリーザベト教会、聖ペーター教会と聖ポール教会の専属オルガニストです。 (Ki)
AU-92548(1SACD)
バッハと南ドイツの伝統
1.バッハ:トッカータ(前奏曲)ヘ長調BWV540-1
2.-6.ムッファト:トッカータより第1番〜第5番
7.-11.パッヘルベル:マニフィカト第1旋法より第5,6,8,1,4番*
12.バッハ:わが魂は主をあがめBWV733*
13.-15.同:トリオ・ソナタ第5番ハ長調BWV529
16.ケルル:トッカータ第1番
17.フローベルガー:カプリッチョ第12番
18.バッハ:フーガヘ長調BWV540-2
マルティン・ノイ(Org)
ヴィルフリード・ロンバッハ(T)*

録音:2010年5月28日、聖ヨハン教会、ラウフェンブルク【ブラウシス・ベルナウアー制作オルガン(1779)】(1.-6.,13.-18.)、
2010年6月26-28日、聖フランツィスクス教会、シュトゥットガルト、オーバートゥルクハイム【メッツラー制作オルガン(2005)】(7.-12.)
オルガンの名手マルティン・ノイがバッハとドイツの作曲者をフューチャーする好評シリーズ、その第2弾です。前作第1弾では、『J.S.バッハと北ドイツの伝統』(AU92547)と題し、聖オットー教会にある現代最高のオルガン・ビルダー、アーレントが制作したオルガンを使用し、バッハ、ベームなどの作品を完成度の高い演奏で披露してくれました。期待の第2弾は『J.S.バッハと南ドイツの伝統』と題し、バッハと南ドイツに関わりの深い作品をおさめたディスクです。作曲者は以下の通りで、ザルツブルク大司教の宮廷オルガニストを務めたゲオルク・ムッファト(1653-1704)、「カノン」で有名でドイツ・バロック音楽の発展のうえで、バッハの先人として重要な位置にあるヨハン・パッヘルベル(1653-1706)、現在ではその名を知られることの少ないヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693)、フレスコバルディに師事し多くのオルガン作品を残したフローベルガー(1616洗礼-1667)、そしてJ.S.バッハです。オルガン音楽の全盛期であった時代の特徴である非常に華やかで即興的な要素を含む各作品と、メンデルスゾーンが「まるで教会が崩れ落ちようとするかのようだ」と評した、大胆な転調部分が魅力のJ.S.バッハの大曲、トッカータ(前奏曲)とフーガヘ長調BWV540を収録したこのアルバムは、オルガン愛好者ばかりでなく、多くのクラシック・ファンに聴いてほしい充実の内容です(今回もAuditeレーベルが誇る高音質優秀録音でSACDHybridです)。また、通常オルガンで弾かれるコラールをテノールが担当しているパッヘルベルのマニフィカト、J.S.バッハの「わが魂は主をあがめ」BWV733にも注目です。演奏のマルティン・ノイはJ.S.バッハ国際コンクール入賞の経歴をもち主で、非常に端正で卓越したアーティキュレーション、そして、曲目と使用するオルガンにあった的確なレジストレーションは現代屈指のオルガニストと言えましょう。現在ロイトリンゲンの聖エリーザベト教会、聖ペーター教会と聖ポール教会の専属オルガニストです。一方テノールのヴィルフリード・ロンバッハは現在聖ヨハネス教会の聖歌隊指揮者を務め、ヨーロッパを中心に古楽のテノール歌手としても活躍しております。 (Ki)
AU-92550(1SACD)
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49
第2番ハ短調OP.66
スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、セバスチャン・ジンガー(Vc)、
マルティン・ルーカス・ストウブ(P)
1998年創設のスイス・ピアノ・トリオはオーストリアのヨハネス・ブラームス・コンクールやイタリアのカルタニッセッタ室内楽コンクールなどの入賞歴を誇る実力派。かつてユオン作品の名盤を出していました。曖昧さの全くない楷書的なメンデルスゾーンを聴かせてくれます。
AU-92557(1SACD)
プロコフィエフ:交響曲第5番
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
トーマス・ザンデルリング(指)
ノヴォシビルスク・アカデミーSO
ラフマニノフに次ぐ、今年創立50周年を迎えるノヴォシビルスク響のaudite第2弾。指揮はノヴォシビルスク生まれ、2002年より同オケの終身客演指揮者のポストにあるトーマス・ザンデルリング。今回も内容は得意のお国モノ、言わずと知れた二大名曲ですが、この演奏の魅力はなんといってもオケの音色。なかでもチャイコフスキーでの甘美な第2主題など原色そのまま、濃いニュアンスはちょっと他では替え難いものです。 (Ki)
AU-92560(1SACD)
キリストは死の絆につきたまえり
バッハ:コラール「キリストは死の絆につきたまえり」によるファンタジアBWV695、
トリオ・ソナタ第5番ハ長調BWV529、
トッカータとフーガ.ヘ長調BWV540、
ブクステフーデ
:前奏曲ハ長調BuxWV138、シャイデマン:「キリストは死の絆につきたまえり」、
ヴェックマン
:第1旋法による5声のプレアンブルム、
トゥンダー
:「キリストは死の絆につきたまえり」、
ゲオルク・ベーム
:「キリストは死の絆につきたまえり」、
ブルーンス
:前奏曲ト長調
ヨハンネス・シュトロープル(Org)
※Org;スイス,アールガウ州ムーリ,修道院所属教会の大オルガン使用

録音:2006年10月16-18日スイス,アールガウ州ムーリ,修道院所属教会
続唱「ヴィクティメ・パスカリ(過ぎ越しの犠牲をたたえよう)」からドイツ語の宗教歌「主はよみがえり給う」へ、そしてルターのコラール「キリストは死の絆につきたまえり」へと受け継がれた旋律を用いている、北ドイツ楽派のオルガン作品を集めた録音。北ドイツ楽派の中でも、師弟関係(シャイデマンとヴェックマン、ブクステフーデとブルーンス)や姻戚関係(ブクステフーデがトゥンダーの娘と結婚)など、お互いに深い関わりがある作曲家が選ばれています。それらの曲の間に前奏曲を挟んで、ムーリにある修道院所属教会の大オルガンを用いたシュトロープルの演奏は、この楽派に特徴的な荘厳な響きを余すことなく伝えてくれます。(Ki)
AU-92562(1SACD)
ルイ・マッソノー(1766-1848):オーボエ四重奏曲集
第1番 ヘ長調/第2番 変ロ長調/第3番 ハ長調
アンサンブル・ピュウ
ジェイコブ(AU.97517)につづいて、オーボエを含む知られざる室内楽作品に光をあてるアンサンブル・ピュウが取り上げるのは、フランス系のドイツの作曲家マッソノー(1766−1848)。1798 年ころにハンブルクで出版されながら、今日まで埋もれていたオーボエ四重奏は各地で宮廷音楽家として活躍した豊かな経験、すなわちヴァイオリニストとしての磨きぬかれたセンスを感じさせるもの。 (Ki) 
AU-92563(1SACD)
シューマン:幻想曲、森の情景、
3つの幻想小曲集Op.111
ニコラ・ブランギエ(P)
1980年フランス生まれのブランギエは、フランソワの弟子ブルーノ・リグットほか、ドミニク・メルレ、ジャン=クロード・ぺヌティエらに学んだ俊英。2004年ツヴィッカウで行なわれた第14回ロベルト・シューマン国際コンクールで第2位ほかコンクール入賞歴多数。 (Ki)
AU-92564(1SACD)
アイノ・シューベルト(1928-):第8音階による三連画「マニフィカート」
ロイプケ(1834-1858):詩篇第94番
バウアーザックス:山上の垂訓
ヘッセンベルク:正義の太陽
レオナルディ:「今や主を喜べ、全ての世界よ」による即興曲
ベルンハルト・レオナルディ(Org)

録音:2006年3月
作品の魅力、演奏の聴き応え、録音の素晴らしさがまさに三位一体となったオルガン名曲集です。僅か24歳で世を去り師リストを嘆かせた夭折の天才ロイプケ(1834 〜 1858)の情熱と敬虔が同居した注目すべきロマン派宗教オルガン曲を始め、宇宙の広大さを音で表現したようなアイノ・シューベルト(1928 〜)の作品など、19世紀ロマン派の時代から今日までの宗教的オルガン作品の感動的な世界をSACD サラウンドの素晴らしい録音によって鑑賞できます。オルガンはザールブリュッケンの聖ヨハン教会のもので、この教会で楽長を務めるレオナルディがオルガン独奏のみならず、静寂から歓喜に至る自作品「今や主を喜べ、全ての世界よ」による即興曲を披露しています。 (Ki)
AU-92659(1SACD)
メンデルスゾーン:弦楽のための室内楽曲全集 vol.4
弦楽五重奏曲第1番 イ長調 Op.18
弦楽五重奏曲第2 番 変ロ長調 Op.87
弦楽四重奏の4つの小品 Op.81よりカプリッチョ ホ短調、フーガ 変ホ長調*
マンデルリングQ
【ゼバスティアン・シュミット(Vn)、
ナネッテ・シュミット(Vn)、
ローラント・グラッスル(Va)、
ベルンハルト・シュミット(Vc)】
グンター・トイフェル(Vc)

録音:2011年 4月11,12日、2012年 4月23-25日*、クリンゲンミュンスター
2013年に結成30周年を迎えますますの活躍を見せるドイツ屈指のアンサンブル団体、マンデルリング四重奏団。AUDITEレー ベルよりショスタコーヴィチ、シューベルト、ブラームスと数々の名録音をリリースしており、それぞれの録音は高い評価を得ております。2011 年よりメ ンデルスゾーンの弦楽のための室内楽曲全集を開始し、今回はその第4弾となるアルバムで、収録内容は、名手グンター・トイフェルを迎えた弦楽五重 奏曲第1、2番です。マンデルリング四重奏団のアンサンブルは今回も安定感抜群で激情の中にも決して冷静さを欠かない演奏で、円熟の域へと入りつつ ある名門の名にふさわしい堂々たる演奏を聴かせてくれます (Ki)

(ドイチュラントクルトゥーア)
AU-21419(2CD)
カッチェン〜1962&1964年ベルリンにおけるスタジオ録音集
(1)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
(2)ブラームス:幻想曲集 Op.116
(3)ブラームス:6つの小品よりOp.118(U.間奏曲 イ長調 X.ロマンス ヘ長調)
(4)ブラームス:スケルツォ 変ホ短調 Op.4
(5)ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80
(6)ベートーヴェン:ロンド・ア・カプリッチョ「失くした小銭への怒り」 ト長調 Op.129
(7)シューマン:森の情景〜予言の鳥
(8)ショパン:夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9-2
(9)ショパン:バラード第3番 変イ長調 Op.47
(10)ショパン:夜想曲第8番 変ニ長調 Op.27-2
(11)ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57
ジュリアス・カッチェン(P)

録音:(1)(3)(5)-(7)(9)1962年2月19日、
(2)(4)(8)(10)(11)1964年5月25日(モノラル)
リマスタリング:ルトガー・ベッケンホーフ(2014 年 リマスタリング)
全てセッション録音(初出)
これはすごい!伝説のピアニスト、ジュリアス・カッチェンが1962年、1964年にベルリンのランクヴィッツ・スタジオにてセッション録音した非常に 貴重な音源が、抜群の高音質復刻で評判を呼ぶaudite の「ドイチュラントラジオ・クルトゥーア・エディション」から登場します。 アメリカのニュージャージー州に生まれ、パリに留学して以降はヨーロッパを拠点に活動した名ピアニスト、ジュリアス・カッチェン(1926-1969)は 肺癌のため42 歳の若さで亡くなりましたが、いまなお伝説として語り継がれております。その短い生涯ゆえに録音の絶対数の少ないカッチェンの初出音 源というだけでも喜ばしいことですが、当レコーディングではカッチェンのディスコグラフィ初となる作品が多数収録(リスト:ピアノ・ソナタ、ベートーヴェ ン:「失くした小銭への怒り」、ショパン:バラード第3番、夜想曲第2番&第8番、子守歌の6作品)されております。ベートーヴェン、ブラームスの 作品に定評のあるカッチェンですが、大作リストのピアノ・ソナタも目が覚めるほどの熱演で、カッチェン・ファンならずとも注目の演奏と言えましょう。 完璧と言っていいほどの驚異的なテクニックと雄々しいピアニズム、そしてきらめくタッチが魅力のカッチェンの演奏。当ディスクのレコーディングはモノ ラルながらAuditeレーベルの社主ルトガー・ベッケンホーフ氏による非常に丁寧なリマスタリングにより、演奏の空気感・迫力が伝わる最上の復刻され たと言えましょう。 (Ki)
AU-23406(2CD)
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」(独語歌唱) ヨゼフ・メッテルニヒ(リゴレットBr)、
リタ・シュトライヒ(ジルダS)、
ルドルフ・ショック(マントヴァ公爵T)、
マルガレーテ・クローゼ(マッダレーナMs)、
フリッツ・ホッペ(スパラフチーレBs)、
ヴィルヘルム・ラング(モンテローネ伯爵Br)、
シルヴィア・メンツ(ジョヴァンナMs)、
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ベルリンRIAS響、
ベルリンRIAS室内cho

録音:1950年9月20日、30日ベルリン(ライヴ)
ドイチュラントラジオ・クルトゥーア正規音源による1950年ライヴの「リゴレット」は、フリッチャイにとって唯一のもので、こ れまでに数種のレーベルから出ていた有名演奏。ヴェルディに不可欠な弾力あるリズムでグイグイと引っ張るスタイルにより、たいへ んドラマティックな音楽づくりが魅力です。ドイツ語による歌唱は当時の慣例に従っており、ジルダに名花シュトライヒ。マントヴァ 公爵は役どころにピッタリの当時35才のショック、リゴレットにはメッテルニヒ(ショックと同年齢)と、えりすぐりのキャストを 配しています。 (Ki)
AU-23408(2CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番*、
 ピアノ・ソナタ第7番、
 ピアノ・ソナタ第28番、
ブラームス
:ピアノ・ソナタ第3番Op.5**、
 3つの間奏曲Op.117#、
リスト:ピアノ・ソナタ##
ゲザ・アンダ(P,指*)ケルン放送SO

録音:1969年11月28日ケルン・WDR フンクハウス第1ホール(ステレオ・ライヴ)*、1955年7月22日ケルン・WDR フンクハウス第2ホール、1957年11 月16日**、1960年4月6日#、1955年7月22日## ケルン・WDR フンクハウス第2ホール(以上モノラル)
WDR アーカイヴのオリジナル・マスター使用によるアンダのシリーズ第2 弾。ベートーヴェンは協奏曲がアンダお得意の弾き振りによ るもの。また、ソナタは全集録音には至らなかったため貴重で、ここでの2 曲も初出のレパートリーとなります。さらに、情熱的なソナ タやじっくりと聴かせる間奏曲のブラームスも素敵ですが、圧巻はリスト。超絶技巧を要し特異な様式で知られる内容は、リストと同じ ハンガリー生まれでヴィルトゥオーゾの系譜を引くアンダの構成のうまさもあって、アルバム最大の聴きものとなっています。 アウディーテほか幾多のレーベルでも証明済みですが、WDRによる放送用記録音源は驚異的なクオリティ。今回もアンダの腕前を存分に堪 能できます。 (Ki)
AU-23409(2CD)
シューマン:クライスレリアーナ、
 交響的練習曲、謝肉祭*、
 ロマンス嬰ヘ長調Op.28-2**、
ショパン
:24の前奏曲Op.28#、
 練習曲集Op.25##
ゲザ・アンダ(P)

録音:1954年4月6日ケルンWDRフンクハウス第1ホール、1960年4月5日、1960年4月6日ケルンWDRフンクハウス第2ホール、録音:1957年11月17日、1955年7月22日ケルンWDRフンクハウス第2ホール
すべてWDRアーカイヴのオリジナル・マスターによる復刻。アルバム一枚目のシューマンは、謝肉祭&クライスレリアーナ(55年)、交響的練習曲(53年)とスタジオ録音で名を馳せた演目。ライヴでは、初出レパートリーとなるロマンスを除いてここに収められたすべてのレパートリーが重なる56年のザルツブルク・リサイタル(ORFEOR.295921)のほか、同じザルツブルクでの72年の謝肉祭(ORFEOR.742071)、55年エジンバラでの交響的練習曲(BBCL.4135)などもありました。また、後年には交響的練習曲(63年)、クライスレリアーナ(66年)をステレオでも再録しています。いっぽう、2枚目に収録されたショパンの練習曲(57年/EMI)と前奏曲集(59年ステレオ)もまたスタジオ盤がすでに高い評価を得ているもの。驚異的な音質でアンダのピアニズムを再現するシリーズ第3弾は、1950年代キャリアの初期から、レコーディングやリサイタルを通じてレパートリーの根幹にあったシューマンとショパンという魅力たっぷりのプログラムとなっています。 (Ki)
AU-23410(2CD)
ゲザ・アンダ/バルトーク作品集
ピアノ協奏曲第1番*、
ピアノ協奏曲第2番**、コントラスツ#
ピアノのための組曲Op.14+
2台のピアノと打楽器のためのソナタ##
ゲザ・アンダ(P)
ミヒャエル・ギーレン(指)ケルンRSO*
フェレンツ・フリッチャイ(指)ケルンRSO**
ティボル・ヴァルガ(Vn)#
パウル・ブレッヒャー(Cl)#
ゲオルク・ショルティ(P)##
カルル・パインコファー(Perc)##
ルートヴィヒ・ポルト(Perc)##

録音:1957年4月29日(ライヴ)*
1952年6月27日ザルツブルク(ライヴ)**
1953年1月8日WDRフンクハウス第2ホール#
1955年7月22日WDRフンクハウス第2ホール+、
1953年1月9日WDRフンクハウス第2ホール##
すべてWDRアーカイヴのオリジナル・マスターによる復刻。2つの協奏曲がライヴ、そのほかが放送用スタジオ録音。シリーズ最終巻は、第1弾のモーツァルト(AU.23407)とならぶアンダの代名詞、バルトークばかりをたっぷりと収めています。ここで聴けるのは、1921年生まれのアンダがバルトークを同時代の音楽、いわば生きた現代音楽として捉えている姿。しかも共演者の顔ぶれが当を得ているうえに豪華。あまりにも有名なフリッチャイとの全集(59、60年)をはじめ、ブール&バイエルン放送響盤(57年4月26日ライヴ)などが知られる協奏曲では、そのフリッチャイのほか、先鋭に走った芸風で注目されはじめていた当時29歳のギーレンがバックを務めているのに注目です。さらにソナタでは、ショルティのピアノがまた強烈。アンダとルーツを同じくする若き日の巨匠は後年にペライアと組んだスタジオ盤(87年)でもみごとな腕前を披露していますが、たがいに触発され白熱してゆくさまは壮絶。ほかにコントラスツではやはりハンガリーの名手ヴァルガも参加していたりと、これはどこをとってもたいへん貴重。シリーズの白眉といえる内容です。
AU-23411(2CD)
J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」 ペーター・アンデルス(Tアイゼンシュタイン)、
アニー・シュレム(Sロザリンデ)、
リタ・シュトライヒ(Sアデーレ)、
アンネリーゼ・ミュラー(Msオルロフスキー公爵)、
ヘルムート・クレプス(Tアルフレート)、
ハンス・ヴォッケ(Brフランク)、
フリッツ・ホッペ(語りフロッシュ)、ほか、
フェレンツ・フリッチャイ(指)
RIAS響,RIAS室内cho

録音:1949年11月1−8日,12月23日,ベルリン
フェレンツ・フリッチャイがヨハン・シュトラウスを得意としていたことはよく知られています。シュトラウスの時代のウィーンはオーストリア=ハンガリー二重帝国の首都で、シュトラウスの音楽にも東方からの影響が現れています。ハンガリー人のフリッチャイは、シュトラウスのそうした要素を巧みに引き出し、溌剌とした魅力を打ち出しています。この「こうもり」は、フリッチャイがベルリンに進出して間もない頃の放送録音。アンデルス、シュレム、シュトライヒ、クレプスら、当時のベルリンのスター歌手が多く起用された豪華なキャストです。ドイッチュラントラディオ・クルトゥーア提供の音源を使用。  (Ki)
AU-23412(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br・エンリーコ)、
マリア・シュターダー(S・ルチア)、
エルンスト・ヘフリガー(T・エドガルド)、
ホルスト・ヴィルヘルム(T・アルトゥーロ)、
テオドル・シュロット(Bs・ライモンド)、
ジークリンデ・ワーグナー(A・アリーサ)、
コルネリス・ヴァン・ダイク(T・ノルマンノ)、
フェレンツ・フリッチャイ(指)
RIAS響&室内cho

録音:1953年1月22−28日ベルリン−ダーレム、イエス・キリスト教会(スタジオ・セッション)
エディション・フェレンツ・フリッチャイ第9集。全曲としてはフリッチャイ唯一の「ルチア」として知られるこの録音、オペラ録音では当時一般的であったドイツ語翻訳歌唱によるものですが、錚錚たる顔ぶれの歌手を揃えています。標題役にはフリッチャイお気に入りのシュターダー、エドガルドには、1949年のザルツブルク音楽祭におけるオルフ「アンティゴネ」世界初演で起用したヘフリガー。そしてエンリーコ役のフィッシャー=ディースカウ。かれもまたフリッチャイの指揮でヴェルディの「ドン・カルロ」のポーザ公爵を歌いオペラ・デビューを果たしています(1948年)。この理想的なアンサンブルと首席指揮者就任から4年を経た手兵とをしたがえて、フリッチャイはいきいきとたいへんドラマティックな内容を聴かせています。ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻。 (Ki)
AU-23426(2CD)
バリー・マクダニエル/歌曲集
シューベルト:冬の夕べD.938
 秋D.945
 美と愛がここにいたことをD.775
 独りでD.800/冥府への旅D.526
 若者と死D.545/愛の言葉D.410
 漁師の歌D.881
 ヴィルデマンの丘を越えてD.884
 消滅D.807
シューマン:6つの詩とレクィエムOp.90(鍛冶屋の歌,私の薔薇,出会いと別れ,牛飼いの娘,孤独,陰鬱な夕暮れ,レクィエム)
 夜の歌(Nachtlied)Op.96-1
 楽師(Der Spielmann)Op.40-4
 ジプシーの小歌1、2Op.79-7
 裏切られた恋Op.40-5
 プロヴァンスの歌Op.139-4
 私の美しい星Op.101-4
 ヘブライの歌からOp.25-15
 あの人の声Op.96-3
ヴォルフ:エオリアンハープに寄せて
 郷愁/さらば
 飽くことを知らぬ恋
 鼓手/別れ
デュパルク:悲しい歌
 嘆き/ロズモンドの館
 恍惚/溜め息/フィディレ
ラヴェル:マダガスカル島民の歌(全3曲)*
ドビュッシー:恋人たちの散歩道(全3曲)
バリー・マクダニエル(Br)
ヘルタ・クルスト(P)
アリベルト・ライマン(P)
エーベルハルト・フィンケ(Vc)*
カールハインツ・ツェラー(Fl)*

録音:1963-1974年、ベルリン
バリー・マクダニエルは1930年、米国カンザス州リンドンの生まれのバリトン。1954年、当時の多くの米国人歌手と同じく、マクダニエルは西ドイツへ進出、マインツ、シュトゥットガルト、カールスルーエの歌劇場を経て、1962年にベルリン・ドイツオペラに所属、1999年まで実に37年間もここで活躍しました。1963年の伝説的なベルリン・ドイツオペラ来日公演にも同行し、「フィデリオ」の第一の囚人を歌っています。主役も脇役も何でも歌える万能型バリトンだったマクダニエルは、もちろんドイツ・リートも得意としていましたが、オペラ、歌曲とも、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウという巨星が同世代にいたため、マクダニエルの名声はもっぱら西ドイツ内に留まりました。このCD2枚には、マクダニエル30代から40代始めの貴重な放送録音が発掘されています。自然で穏やかな描写に優れたマクダニエルの歌曲は、味わいが深いものです。親交のあった作曲家、ライマンが伴奏を引き受けているのも注目です。 (Ki)
AU-92513(1SACD)
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番 Op.84
 ピアノ・ソナタ第4番 Op.29
ラフマニノフ:前奏曲 変ト長調 Op3-10
 前奏曲 ホ長調 Op.32-3
アレクセイ・ナビオリン(P)

録音:2003年3月
AU-97504
ブラームス:弦楽四重奏曲第3番、
ヘルツォーゲンベルク
:弦楽四重奏曲ト短調Op.42-1
マンデルリングSQ
ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900)は近年いろいろなレーベルからアルバムがリリースされ、再評価 の気運をみせるドイツ・ロマン派の作曲家。デッソフ(ブラームスの第1交響曲を初演指揮)のもとで1862〜64年まで作曲を学 び、またブラームスの弟子でもあり親友でもあったピアノ奏者エリーザベトと結婚したこともあって、ブラームスと生涯にわた る親交を結んでいます。そのブラームスを手本としたとされる四重奏曲は基本的に古典派の様式に拠りながらも、起伏に富み味 わいも豊か。なかでも中間2楽章の表現力には心奪われます。ブラームスとそのゆかりの作曲家のカルテットに光をあてるユニー クなシリーズの第2弾。 (Ki)
AU-97517
ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):7つのバガテル(無伴奏オーボエの為の)
6つのシェークスピアのスケッチ(弦楽三重奏の為の)
四重奏曲(オーボエと弦楽の為の)
アンサンブル・ピュウ

録音:2002年&2003年
AU-97534
ジャン・クラ:弦楽三重奏曲
レーガー:弦楽三重奏曲 イ短調 Op.77b
ドホナーニ:セレナード.ハ長調 Op.10
コダーイ:間奏曲
ジャック・ティボー・トリオ
〔ブルクハルト・マイス(Vn)、
ハンナ・ストライボス(Va)、
ボグダン・(Vc)〕

録音:2014年2月18-20日、ベルリン
名手ジャック・ティボー・トリオ。当団体は1994年に結成され、結成当時から弦楽トリオの作品で演奏機会に恵まれない、しかし素晴らしい作品 も積極的に演奏してきました。結成20周年となる2014年の久々の新録音は、ジャン・クラ(1879-1932)のトリオ、レーガーの弦楽トリオ イ短調 Op.77b、ドホナーニの弦楽トリオのためのセレナード ハ長調 Op.10、そしてコダーイの弦楽トリオのための間奏曲です。いずれも頻繁に演奏される作 品ではありませんが各作曲家の特徴をとらえた魅力的な作品ばかりです。 (Ki)
AU-97536
クラリネット・ソナタ集
シューマン:幻想小曲集 Op.73 
ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲
サン=サーンス:クラリネット・ソナタ変ホ長調 Op.167
プーランク:クラリネット・ソナタ
アーノルド:クラリネットとピアノのためのソナチネOp.29
アーサー・キャンベル(Cl)、
ヘレン・マルレー(P)

録音:2005年6月12~15日、2011年14~15日、ロルストン・リサイタルホール(カナダ)
クラリネット界注目の名手アーサー・キャンベルが、シューマンやドビュッシーをはじめとする珠玉のクラリネット・ソナタ集を収録。数多のクラリネット・ソナタの中でも名曲と謳われる曲の数々を一度に堪能できる、聴き応えたっぷりな1枚です。どの曲も難易度が高く、自他ともにヴィルトゥオーゾと認められるキャンベルの卓越した演奏技術を堪能できるプログラムといえましょう。共演者のマルレーはキャンベルと共に世界各地で演奏活動を行ってきたパートナー。シューマンやドビュッシーのロマンあふれる響きから、ジャズに影響を受けたアーノルドらしい軽快な響きまで、クラリネットの多彩な魅力が存分に詰まった1枚です。 (Ki)
AU-97538
ホルンとピアノのためのフランス音楽
サン=サーンス:ロマンス.ヘ長調Op.36(1874)
ダマーズ(b.1928):ホルンとピアノのためのソナタ
サン=サーンス:ロマンス.ホ長調Op.67(1885)
ジャン=ミシェル・デュファイエ(b.1932):ホルンとピアノためのALPHA
プーランク:エレジー
デュカス:ヴィラネル
グリエルモ・ペッラリン(Hrn ; パクスマン・モデル20M)
フェデリーコ・ロヴァート(P ; スタインウェイ・モデルD)

録音:2009年7月10-13日イタリア、トレント、
フィエーラ・ディ・プリミエーロ(セッション・デジタル)
ローマの聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団首席ホルン奏者ペッラリンが、 目の覚めるテクニックで聴かせるホルン作品集。このジャンル屈指の名曲& 難曲「デュカスのヴィラネル」をはじめ、ナチュラル・ホルンからヴァルヴ 式ホルンにかけての発展過程で、独自の発展を遂げたフランスのホルン作品 を取り上げています。 なかでも、アルバム独自のカラーを打ち出しているのが、20世紀前半に生ま れたダマーズとデュファイエの作品。初録音となるダマーズのホルン・ソナ タは、ワーグナーの「ジークフリート牧歌」の第1主題の引用とおぼしきテー マが第1楽章で何度も現われたり、主題と変奏の形式によるアンダンテでは、 リズムのせいか、ややジャズ風の香りを漂わせたりするのが特徴的。 デュファイエのALPHAは1973年にパリ音楽院のホルン最終試験用に書かれた 課題曲。2オクターヴ以上に及ぶ半音階パッセージ、タンギングつきのロン グ・トーン、さらに超低音域を吹かせたりするいっぽうで、最後のレントの セクションでは、ただピアノはさまざまな和音を鳴らすだけなのに、ホルン には自由な表現を要求したりと、まさしく実力をこれでもかと試してくるか なりの難曲で、こちらもまた、ジャズのエッセンスを取り入れた内容が聞かれます。 (Ki)
AU-97686
エドゥアルド・フランク:オーケストラ作品集Vol.3
大オーケストラのための序曲「ローマの謝肉祭」op.21
ヴァイオリンとオーケストラのためのコンツェルトシュテュック
オーケストラのための幻想曲 op.16 
大オーケストラのための演奏海用序曲 op.12
クリスティアーネ・エディンガー(Vn)、
オーラ・ルードナー(指)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルクPO

録音:2011年7月25-29日、ロイトリンゲン・ヴェルテンベルク・フィルハーモニー・スタジオ
auditeが誇る密かな人気シリーズ、「エドゥアルド・フランク(1817-1893)再評価シリーズ」、待望の最新作!好評の弦楽五重奏作品集(AU 92578)に続く今回は、久々となるオーケストラ作品集です! オーケストラ作品の第3集となる本アルバムでは1840年〜50年代に作曲された作品を 収録。生前はピアニストとして高い評価を受け、作曲家だけでなく教師としても広く活躍したE.フランク。偉大な作曲家たちの世代間を結ぶ橋渡し役とし ても活躍したE.フランクの音楽は、世代を超えた響きを併せ持っています。本アルバムに収録された作品からも、師であるメンデルスゾーンの古典的な響 きと、後のブラームスを思わせる輝かしくも深みのある響きが合わさったフランクならではの魅力を堪能できます。知る人ぞ知る珠玉の作品の数々を聴くこ とができる希少な名盤といえましょう!
今回もヴァイオリン・ソロを担当するのはクリスティアーネ・エディンガー!シリーズ初期より参加し、E.フランクの再評価に大きく貢献してきた名手が 本アルバムでも卓越した演奏を聴かせてくれます。オーケストラはヴァイオリニストとしても著名なオーラ・ルードナー率いるロイトリンゲン・ヴュルテンベ ルク・フィルハーモニー管弦楽団。1945年に設立され、2001-2007には飯森範親が音楽総監督に就任したことでも話題となった名門オーケストラです。 ドイツが誇る名手らの豪華共演によって、E.フランクの音楽が現代によみがえります! (Ki)
AU-97690
エドゥアルド・フランク(1817-1893):ピアノ三重奏 ホ長調(1835)
ピアノ三重奏 変ホ長調 Op.22
ピアノ三重奏 ニ長調 Op.53
スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、
セバスチャン・ジンガー(Vc)、
マルティン・ルーカス・ストウブ(P)】

録音:2013年4月28日~5月1日、ヌシャテール、スイス
audite が誇る密かな人気シリーズ、「エドゥアルド・フランク(1817-1893)再評価シリーズ」! 好評の弦楽五重奏作品集(AU-92578)、オーケス トラ作品集Vol.3(AU-97686)に続く最新アルバムは、ピアノ三重奏曲集です。生前はピアニストとして高い評価を受け、作曲家だけでなく教師として も広く活躍したE. フランク。偉大な作曲家たちの世代間を結ぶ橋渡し役としても活躍したE. フランクの音楽は、世代を超えた響きを併せ持っています。 このピアノ三重奏曲でも師であるメンデルスゾーンの古典的な響きと、後のブラームスを思わせる輝かしくも深みのある響きが合わさったフランクならでは の作品を堪能することができます。 ★演奏は1998 年に結成され、数々コンクール受賞歴を誇る若手実力派スイス・ピアノ・トリオ。AUDITEレーベルにはチャイコフスキー:「偉大な芸術 家の思い出」(AU-92673)、クララ・シューマン:ピアノ三重奏(AU-92549)をはじめ、質の高い素晴らしい録音をリリースしております。 (Ki)
AU-97692
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調 Op.1-1(29’36”)
ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 Op.97「大公」(44’32”)
スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、セバスチャン・ジンガー(Vc)、マルティン・ルーカス・ストウブ(P)】

録音:2014年3月9&10日、4月13-15日、アッペンツェル、スイス
1998 年に結成され、数々のコンクール受賞歴を誇る実力派のスイス・ピアノ・トリオがついにベートーヴェンのピアノ三重奏曲の全曲録音を開始し ました!記念すべき第一弾は作品番号が付番されている記念すべき作品1のピアノ三重奏曲第1番と名曲第7番「大公トリオ」です。スイス・ピアノ・ トリオは、エドゥアルド・フランク(1817-1893)のピアノ三重奏曲集(AU 97690)をはじめ、チャイコフスキーの「偉大な芸術家の思い出」(AU 92673)、クララ・シューマンのピアノ三重奏(AU 92549)など、質の高い素晴らしい録音をリリースしており、このベートーヴェンの全曲録音も期待 が高まります。
ピアノ三重奏曲第1番は1792年頃の作品ではないかと言われ、この作品を含む作品1は変ホ長調(第1番)、ト長調(第2番)、ハ短調(第3番) の三曲のピアノ三重奏曲で構成されています。全4楽章の配置は古典ソナタの方式に従っていますが、楽器の扱い方は当時の様式から抜け出た新鮮味が あり、緩徐楽章には深い内省的な美しさをたたえ、第3楽章のスケルツォではベートーヴェン特有の自由な感興が示されています。
このジャンルにおいて最も優れた作品として名高い、ピアノ三重奏曲第7番「大公」の特色は、演奏時間が40分を超える雄大な作品であることですが、ヴァ イオリン、チェロ、ピアノの三つの楽器が最も効果的に使用されている協奏的色彩が最大の魅力と言えましょう。さらに極めて豊かな旋律と和声の美しさは、 この時代特有のやわらかくこまやかな心の動きが感じられ高貴な品位をたたえます。スイス・ピアノ・トリオが満を持して録音した「大公トリオ」をお楽し みください。 (Ki)

AU-97693
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第2番 ト長調 Op.1-2*
ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 「幽霊」
スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)
セバスチャン・ジンガー(Vc)
マルティン・ルーカス・ストウブ(P)】

録音:2013年11月24-26日、2015年1月11-13日*/アッペンツェル(スイス)
1998 年に結成され、数々のコンクール受賞歴を誇る実力派のスイス・ピアノ・トリオによるベートーヴェンのピアノ三重奏曲の全曲録音。好評の第1 弾(AU 97692)に続く期待の第2弾は、ピアノ三重奏曲第2番と第5番「幽霊」です。第5番の「幽霊」は、第2楽章の大胆な手法と、その雰囲 気から醸し出される神秘的な味わいからその名前が与えられています。第2楽章とくらべて、前後の第1、3楽章は中心楽章を両面から支えられるような 趣があり、ベートーヴェンらしさも携えた名曲の一つです。名手スイス・ピアノ・トリオでこの名曲を聴くことができるのは非常に喜ばしいことです。
スイス・ピアノ・トリオは、ベートーヴェンの他にエドゥアルド・フランク(1817-1893)のピアノ三重奏曲集(AU 97690)、チャイコフスキーの「偉 大な芸術家の思い出」(AU 92673)、クララ・シューマンのピアノ三重奏(AU 92549)など、質の高い素晴らしい録音をリリースしております!
AU-97694
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.1-3
14の変奏曲 変ホ長調 Op.44
ピアノ三重奏曲第6番 変ホ長調 Op.70-2
スイス・ピアノ・トリオ【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、セバスチャン・ジンガー(Vc)、マルティン・ルーカス・ストウブ(P)】

録音:2015年7月15-17日、2015年12月1&2日、2015年10月19&20日/アッペンツェル(スイス)
1998 年に結成され、数々のコンクール受賞歴を誇る実力派のスイス・ピアノ・トリオによるベートーヴェンのピアノ三重奏曲の全曲録音。好評を博し ている前作、ピアノ三重奏曲第2番と第5番「幽霊」(AU 97693)に続く期待の第3弾は、ピアノ三重奏曲第3番、第6番、そして14の変奏曲を 収録しました。名手スイス・ピアノ・トリオでベートーヴェンの作品を聴くことができるのは非常に喜ばしいことです。スイス・ピアノ・トリオは、ベートーヴェンの他にエドゥアルド・フランク(1817-1893)のピアノ三重奏曲集(AU 97690)、チャイコフスキーの「偉 大な芸術家の思い出」(AU 92673)、クララ・シューマンのピアノ三重奏(AU 92549)など、auditeレーベルの質の高い録音でリリースを続けております。 (Ki)
AU-97695
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調 Op.11『俗歌』*
アレグレット 変ホ長調 Hess.48
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38
スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、セバスチャン・ジンガー(Vc)、アレクサンドル・ネウストロエフ(Vc)、マルティン・ルーカス・ストウブ(P)】

録音:2015年12月1&2日*、2017年3月11-13日/アッペンツェル(スイス)
1998年に結成され、数々のコンクール受賞歴を誇る実力派のスイス・ピアノ・トリオによるベートーヴェンのピアノ三重奏曲の全曲録音。第4弾とな る当ディスクにはピアノ三重奏曲第4番『俗歌』、アレグレット、そしてピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38が収録されました。
第3楽章の主題が当時ウィーンで流行したJ.ワイグルの歌劇『海賊』Il corsaroの三重唱からとられために『俗歌』という通称のある第4番は、充実 した力強く華やかな旋律が印象的な作品です。また、全6楽章構成からなるピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38は七重奏曲 Op.20をベートーヴェン自身 による編曲版です。30代前半のベートーヴェンの溌溂とした明るく堂々たる作品です。名手スイス・ピアノ・トリオならではの緻密なベートーヴェンを聴 くことができます。なお、長年当団のチェリストをつとめたセバスチャン・ジンガーに変わり、2016年夏よりアレクサンドル・ネウストロエフが新メンバー となりました。 スイス・ピアノ・トリオは、ベートーヴェンの他にエドゥアルド・フランク(1817-1893)のピアノ三重奏曲集(AU 97690)、チャイコフスキーの「偉 大な芸術家の思い出」(AU 92673)、クララ・シューマンのピアノ三重奏(AU 92549)など、auditeレーベルの質の高い録音でリリースを続けております。 (Ki)
AU-97698
チェン2・デュオ、衝撃のデビュー
ドビュッシー:チェロ・ソナタ.ニ短調 L.135
フォーレ:夢のあとに Op.7
 シチリアーナ ト短調 Op.78
 悲歌 ハ短調 Op.24
フランク(デルサール編曲):チェロ・ソナタ.イ長調
サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート Op.43
 白鳥
チェン2・デュオ【ブライアン・チェン(Vc)、シルビー・チェン(P)】

録音:2016年2月15-17日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
中国系カナダ人の兄妹デュオ、チェン2・デュオがauditeレーベルよりデビュー・アルバムをリリースします!チェンの2乗 “Cheng2” と表記する通り、 2倍ではなく相乗的な効果で演奏するという二人の思いが込められております。
満を持してのデビューに選んだテーマは “フランス” で、ドビュッシー、フォーレ、フランク、サン=サーンスの珠玉の作品が収録されました。雄弁な語 り口が魅力のブライアンとスケールの大きな演奏のシルビー。二人が紡ぎだす演奏は溌剌さとともに若手とは思えないほどの解釈でアプローチします。こ とにフランクのソナタは二人の驚くべき名演で脱帽です。
デュオとして既に13年ものキャリアをもつチェン兄妹は、2011年に急遽代役として出演したカーネギーでのリサイタルで大成功をおさめ、ニューヨー クで話題となりました。2015年には母国カナダのCBCが発表した「30歳以下のカナダ出身のクラシックの注目アーティスト」に選出されました。今後 最も期待される兄妹デュオの衝撃デビューです! (Ki)
AU-97699
ドビュッシー(カルステン・ヴィーブッシュによるオルガン編曲):前奏曲集第2集
前奏曲集第1集〜沈める寺]
ベルガマスク組曲
カルステン・ヴィーブッシュ(Org;クライス社制作オルガン(1850 年製1966/2010 修復 ))

録音:2013年3月13-15日、カールスルーエ教会
オルガンの優秀録音でも定評のあるドイツauditeレーベルよりまたも興味深いアルバムが登場。それはベルガマスク組曲や月の光などドビュッシーの ピアノ作品をパイプオルガンで演奏したアルバムです。ドビュッシーの傑作であるばかりでなく、ピアノの名曲としても名高い前奏曲集とベルガマスク組曲。 これらをオルガンの様々なストップを駆使することでドビュッシーの独特で豊かな色彩感を見事に表現しております。
演奏のカルステン・ヴィーブッシュはオルガンの魔術師の呼び声高い名手で、auditeレーベルより発売されている前作「バッハのオルガン作品傑作集」(AU 92663)ではシャコンヌを含む大曲をオルガンならではの重厚感を生かした圧倒的な演奏で披露しました。今回の録音でもカールスルーエ教会のクライス・ オルガンを使用しており、当楽器を知り尽くした絶妙なレジストレーションです。 (Ki)
AU-97721
無伴奏ヴィオラのための組曲集
レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲Op.131d(全曲)【第1番ト短調/第2番ニ長調/第3番ホ短調】
ブッシュ(1891-1952):組曲 イ短調Op.16a
ユストゥス・ヴァインライヒ(1858-1927):無伴奏ヴィオラのための3つの組曲【第1番変ホ長調/第2番ホ長調/第3番ト長調】【世界初録音】
ローラント・グラッスル(Va)

録音:2015年7月20-22日/ミュンヘン
マンデルリング四重奏団のヴィオラ奏者として、また近年ソロとしても活動しているローラント・グラッスルが、20世紀初頭に活躍したレーガー、ブッシュ、 ヴァインライヒが作曲した無伴奏ヴィオラのための組曲を収録しました。グラッスルは権威あるライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクールの優勝を はじめ、数々の国際コンクールの受賞歴を誇る逸材。グラッスルが奏でる音色の美しさには定評があります。今回挑んだ無伴奏組曲はグラッスルが最も大 切にしてきたレーガーを中心に満を持しての録音となりました。★最晩年の1915年に書かれたレーガーの無伴奏ヴィオラ組曲 Op. 131dは、レーガーの作風であるJ.S.バッハの様式を模した擬古典的作品といえ、 同年に作曲された無伴奏チェロ組曲 Op.131cと同様にレーガー晩年の傑作です。
アドルフ・ブッシュは、ブッシュ四重奏団のヴァイオリン奏者として活躍。1907年よりレーガーと親交を結び、レーガーの室内楽曲を数多く演奏してき ました。1908年よりボンでフーゴ・グリュータースに作曲を学び、管弦楽曲、合唱曲、協奏曲、歌曲、そして多数の室内楽曲を作曲してきました。作風 としてはレーガーの影響が見られ、ここに収録された組曲でも弦楽器奏者であるブッシュらしい効果的な重音を取り入れながらレーガーを思わせる擬古典 的作風を呈します。
ヴィオラ奏者の新たなレパートリーになること間違いなしといえるのが、ユストゥス・ヴァインライヒによる3つの組曲です。レーガー、ブッシュの作風 とは異なり、ブラームス、メンデルスゾーンを思わせるロマン的で豊かな旋律が魅力的な作品です。随所に散りばめられた技巧的なパッセージとヴィオラ の音域を生かした深みのある旋律は非常に心地よく、ヴィオラ・ファンならずとも必聴の作品と言えましょう。 (Ki)
AU-97723
サラプティア・ブラス
ダニエル・シュナイダー:ブラス・シンフォニー
オリオール・クルイサン: Brasserie Mediterrania
ペーター・デルピングハウス:4つのバガテル
フェルナンド・モライス:原住民の歌
デリク・ブルジョワ:エアとアトモスフィア Op.367
マルクス・ガイゼルハルト: A Short Story in Brass
ピア・マークソン:Sad Doe Eyes
インゴ・ルイス:「アイ・ガット・リズム」による幻想曲
サラプティア・ブラス

録音:2015年10月25-28日/ドイツ、ブレーメン、センデザール
イツ国立ユースオーケストラの仲間たちで結成された若いブラスアンサンブルによるアルバムです。スイスのジャズ・サックス奏者兼作曲家、ダニエル・ シュナイダーの全5楽章からなるシンフォニーを始め、8曲目を除いたすべてがサラプティア・ブラスの委嘱作品であり、初録音。まさに彼らの「顔」と なる1枚が誕生しました。メンバーは現在、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ケルン・ギュルツェニヒ管、ベルリン・コンツェルトハウス管などにそれ ぞれ在籍、活躍している名手ぞろい。ジャズの和声やラテンのリズム、シンフォニックな構築まで、見事に対応するハイレベルなアンサンブル。ブラスバン ドの可能性、表現力を押し広げる力演が詰まっています。 (Ki)
AU-95637
レーガー、ヒンデミットほか
レーガー:長く重苦しい時間に/受難の歌
私はたくさんの絵の中であなたを見る
私の魂は神に向かって穏やか
願わくは幸せな死を
主よあなたの意志をなしてください
さあ、行って私の墓を掘るんだ
おおイエス・キリス私たちはあなたを待っています
ズーターマイスター:詩篇70篇と86篇*
ヒンデミット:永遠の変化に#/陽が沈み#
個々ではなくて全体#/朝はいつも#
ひそかに歌え#/私はもう嘆かない#
死の歌#/3つの讃歌#
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ウルリヒ・ブレームステラー(Org,レーガー,ズーターマイスター)
アリベルト・ライマン(P,ヒンデミット)

録音:1972年12月14日,1989年6月7,8日*,1979年10月18日#  以上ステレオ
フィッシャー=ディースカウは近代ドイツ歌曲を積極的に取り上げたことで知られていますが、録音は決して多くありません。レーガーはDGに20曲を録音した程度。ヒンデミットは、ORFEOから19曲収録されたCDが出ていましたが、ここに収録されているものと重なっているのは数曲。ですのでこの録音は貴重です。ヒンデミットはライマンが伴奏しています。これはフィッシャー=ディースカウ・マニアなら逃せない貴重な録音です。
AU-97537
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番、
ハイドン:交響曲第94番「驚愕」*
ヴィルヘルム・ケンプ(P)、
ロリン・マゼール(指)ベルリンRSO

録音:1971年4月5日、1975年6月8日* ベルリン・放送局スタジオ・第1ホール(共にステレオ・ライヴ)
ドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からのCD化。キャリアの最初期より天才の名をほしいままにして、押しも押されぬ現代の巨匠指揮者となったロリン・マゼール。ベルリン放送交響楽団(現:ベルリン・ドイツ交響楽団)の首席指揮者時代(1964−1975)、J.S.バッハの管弦楽組曲やブランデンブルク協奏曲をはじめ、おもに当時のフィリップスやオイロディスクに多くの録音を残しましたが、ことライヴとなるとほとんど知られていないのでは。オピッツの師で屈指のベートーヴェン弾きケンプとのベートーヴェン。覇気に満ちたマゼールのヒロイックな指揮ぶりと、あじわい芸のピアノとの個性の対照が、協奏曲を聴くおもしろさを体現したかのような演奏です。カデンツァはケンプ自作。いまはめずらしくなったモダン・オケによる「驚愕」。輝かしい鳴りっぷりとピシッと揃ったアンサンブルにたしかにただものではないマゼールの才気を感じさせます。ベートーヴェンの前に拍手入り。 (Ki)
AU-20012
ブルーンス:前奏曲ト長調
スヴェーリンク:「わが青春はすでに過ぎ去り」「パラティーノのやり方で」
ブクステフーデ:トッカータ.ニ短調BuxWV155
ベーム:「イエスよ、汝はいとも美し」
モンス:前奏曲とフーガト短調
バッハ:おお神よ汝慈愛深き神よBWV767
 トッカータ、アダージョとフーガBWV564
ゲルハルト・グナン(Org;リーガー&フリードリヒ制作1991)

録音:1993年10月13-15日、聖マルティン教会、フライブルク
FERMATEレーベルで発売されていた名盤がauditeより復活!ドイツ実力派オルガニスト、ゲルハルト・グナンによる珠玉のオルガン作品集。使用オルガンは1991年に出来たばかりのリーガー&フリードリヒ制作によるもので、フライブルクの聖マルティン教会になります。このオルガンはコピーという意味ではなく歴史的な北ドイツオルガンをモデルとし建設されました。非常に明るくバランスのとれたオルガンとして知られ、バロック期はもちろん、それ以降の時代の音楽にも適した名器と言えましょう。ゲルハルト・グナンはトン・コープマンに師事し宗教音楽、古楽を学びました。バッハ国際コンクール(1988)また、スイス・オルガン国際コンクール(1992)に入賞後、ヨーロッパをはじめ各国で演奏会を成功させております。本録音は1993年、オルガニストとして確固たる地位を得た年で、若々しくも極めて誠実な演奏と申せましょう。現在、ヨハネス・グーテンベルク大学にて教会音楽、オルガン科の教授として後進の育成にも力を注いでおります。(旧品番:FER20012)
AU-95611
カール・ベーム・エディションVol.8/R・シュトラウス作品集
交響詩「ドン・ファン」/アルプス交響曲*
「ばらの騎士」組曲〜第3幕のワルツ#
カール・ベーム(指)RIAS響

録音:1954年2月4−6日(セッション・モノラル)
1952年3月28−29日(セッション・モノラル)*
1954年2月4−6日(セッション・モノラル)# 以上ベルリン=ダーレム・イエス・キリスト教会
【カール・ベームとR・シュトラウス】
巨匠ベーム(1894−1981)は、R.シュトラウスについて「公私にわたり深い親交があり、ゼンパーオーパーの総音楽監督時代に果たした初対面の瞬間は音楽人生でもっとも重要な出会いであった」と認めています。自らの述懐を裏付けるように、ベームによるシュトラウス作品の録音はレパートリーの柱として、長いキャリアを通じて質量ともに圧倒的な内容をみせています。
【作曲者との交流によって培われたきわめつけのプログラム】「ドン・ファン」は録音の数がそのまま示すとおり、ベームがもっとも得意な作品のひとつ。1939年にゼンパーオーパーでシュターツカペレ・ドレスデンと録音、1957年に同じくシュターツカペレ・ドレスデンとセッション録音、1963年にベルリン・フィルとセッション録音しており、さらにauditeからはすでに1976年におこなったケルン放送響(AU95591)とのステレオ・ライヴ録音もリリースされています。さらに映像作品でも1970年にウィーン・フィルと実演およびリハーサルを収録しています。ベームが生地グラーツで初めて耳にして、ゼンパーオーパーの音楽監督時代に200回目の記念公演を指揮する栄誉に浴した「ばらの騎士」は、全曲を1958年にシュターツカペレ・ドレスデンとセッション録音、1969年のザルツブルク音楽祭におけるウィーン国立歌劇場管とのライヴ・レコーディングも残しています。また、1963年4月に同じく第3幕のワルツをベルリン・フィルとセッション録音をおこなっていました。「アルプス交響曲」はベームにとって2種目。1957年9月のシュターツカペレ・ドレスデンとのセッション録音より遡ること5年半前の録音となります。
【聴きごたえ満点。覇気みなぎるベームのアプローチ】第6集(AU95586)収録の「英雄の生涯」(1951年4月)や「死と変容」(1950年3月)とほぼ時期も重なることもあり、演奏の傾向として、やはり雄渾な表現と気力の充実ぶりが挙げられます。
【オリジナル・マスターから起こした最上のリマスタリング】ベルリンRIAS収録による放送用セッション音源を、ドイチュラントラジオ・クルトゥーアが正規のライセンスを得て復刻した音質は、モノラルながら驚異的な鮮度。とても半世紀以上を経たものとは思えません。録音も含めた完成度では、名盤揃いで知られる巨匠ベームのシュトラウス録音の中でも今後高く位置づけられる内容とおもわれます。 (Ki)
AU-95619
ストラヴィンスキー:「ペルセフォネ」(ドイツ語) フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
ドリス・シャーデ(語り)
ディーン・ディクソン(指)ヘッセンRSO
ヘッセン放送cho、南ドイツ放送cho
シュヴァンハイム少年cho

録音:1960年11月11日、フランクフルト・アム・マイン(ライヴ・モノラル)
名テノールフリッツ・ヴンダーリヒがストラヴィンスキー作品で歌っている珍しい録音が発掘されました。「ペルセフォネ」は、1933年にパリで初演された3部のメロドラマ。テノール・ソロ、合唱、語りをともなった作品で、初演時にはバレエが用いられて舞台上演されている。音楽そのものはカンタータ風で、題材ともども、新古典主義時代のストラヴィンスキーらしい作品。ヴンダーリヒの美声が生えています。なおここではフリッツ・シュレーダーによるドイツ語訳で上演されています。この録音のもう一つの価値は、ディーン・ディクソン(1915−1976)の指揮。卓越した指揮者であったにもかかわらず、アフリカ系ということで米国での活動がままならなかったディクソンは、1950年代からヨーロッパやオーストラリアに活路を見出し、エーテボリSOの首席指揮者を務めるなどかなりの活躍をしましたが、録音はあまり多く残すことはありませんでした。この幻の名指揮者の力量を知る上でも貴重な録音です。 (Ki)

AU-95620
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 矢野 滋(S)
マルガ・ヘフゲン(A)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
テオ・アダム(Bs)
ディーン・ディクソン(指)
ヘッセンRSO(フランクフルト放送響の旧称)
ヘッセン放送Cho,
南ドイツ放送Cho

録音:1962年4月13日、フランクフルト・アム・マイン ヘッセン放送ゼンデザール(ライヴ・モノラル)
“今生きていて欲しかった指揮者の筆頭!ディーン・ディクソンの比類なき芸術性”
ジャケット写真でもお分かりのとおり、「ヴンダーリヒ・シリーズ」の一環としてリリースですが、これはどう考えても指揮者ディーン・ディクソンの凄さを徹底的に印象付けるCDです。
ディクソンの名前は、「黒人として初めて国際的な活躍をした指揮者」としては知られていても、その顔を思い浮かべることが出来る人がいるでしょうか?ましてや、その芸風をきちんと認識している人がどれだけいるでしょう。彼は、ジュリアード音楽院で音楽的な基礎を身につけ、当初は米国のメジャー・オーケストラとも共演を重ねなていましたが、人種差別の憂き目に会い、欧州へ活動の拠点を移します。しかし、60歳という若さで亡くなり、録音自体が数えるほどしか存在しないこともあり、その真価が未だに認識されていないのが現実です。しかし、プラハ響を振ったメンデルスゾーンの「スコットランド」(スプラフォン)は、心を打つ名演(この演奏の良さを指摘した日本人は、竹内喜久雄氏くらいでしょう)だと思い続けていた私としては、その印象が覆ることがないよう念じ、いざ試聴を開始。結果は、超絶品!ディクソンの並外れた芸術性を更に確信した次第です。
その音楽作りのスタイルはいたってオーソドックスですが、響きは常に洗練され、テンポも安定感抜群。全ての要素のバランスが良く、センスも満点。音の重量感も重すぎず軽すぎず、「中庸の美」をこれほど感動的に具現化した人は古今を通じて稀でしょう。
第1楽章では、聴き手は精神的な重みを期待しがちですが、ディクソンはただただ堅実な音の構築力のみで勝負。表面的にはスタイリッシュでありながら内面は熱い意欲が渦巻いており、展開部では、ティンパニの激打を伴った神々しいまでの高揚感を見せます。最後を締めくくるリテヌートは、実に決然とした佇まい!第2楽章も慌てず騒がず格調の高さが印象的。第1楽章以上に何も手を加えず、金管の補強さえ行わないごく普通の演奏ですが、音楽の土台の頑丈さが尋常ではなく、それだけで独特の牽引力を生んでいると言っても過言ではありません。
そして言葉に出来ないほど感動的なのが第3楽章!この楽章を聴きながら、この後に訪れる終楽章の盛り上がりのことなど全く脳裏に浮かばないほど全身魅了されるという経験は、個人的には初めてです。シューリヒトを思わせる純粋さ、否もしかすると音楽の純度の高さでは史上最高位と言えるかもしれません!「そんなばかな!」と思われる方は、3:36から音楽のトーンがガラリと変わりって彼岸の高みへ更に近づいたような表情を醸している点や、7:12からの弦のピチカートが慎ましさの中にも馥郁たるニュアンスが生まれていることを、今一度ご確認いただければと思います。ただこの演奏の素晴らしさの本質は、そんな枝葉末節なことではなく、ただただ「音楽自体が美しい」ということを申し上げたいのです。
終楽章は、まずテオ・アダムが声量、音程共に万全で輝かしいことこの上なし。四重唱が始まると各独唱者が張り合うように主張し、音楽が一層活気づき、オケも連動して熱気に拍車をかけます。ヴンダーリヒもアダム同様に威容満点で、後半部もオケに埋もれずにパワーを放射!ソプラノは、何と日本人の矢野滋。1927年生まれで、ロッテ・レーマンエルナ・ベルガーなどに師事。ピアニストの松浦豊明夫人でもあります。オケと合唱の融合も見事。ことさら祝典的な雰囲気を強調しようとする魂胆は最後まで見せず、それでもコーダまで聴き手の意識を逸らさないという奥義、いったいどうやって培ったのでしょう。最後の2小節のリテヌートも芸の品格を象徴。
堅実な音楽作りの中にも確固とした芯を湛えるディーン・ディクソンの芸風は、ケンペやS=イッセルシュテットなどのスタイルに近いというか、アメリカ出身とは信じ難いほどヨーロッパ的な雰囲気を湛えています。レヴァインにしろスラットキンにしろ、音楽に対して極めて誠実で、決して単に陽気なアメリカンではありませんが、シリアスな楽曲でもどこかにアメリカ的な楽天性を感じさせることがあります。それがディクソンには皆無なのです。彼の前ではアメリカの話をしないように皆が気を使ったそうですが、それくらいディクソンはアメリカ出身だという意識を捨て去って、強い信念を持って第二の音楽家人生を歩む決意をしたのかもしれません。60歳という若さで亡くなったのは本人も無念だったことでしょう。しかし、このベートーヴェンをきっかけにして、その芸の素晴らしさに気づいく人が少しでも増えれば、天国喜んでくれることでしょう。
モノラルながら音質も良好。【湧々堂】

AU-95640
ショパン:ピアノ協奏曲第2番
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
ユリアン・フォン・カーロイ(P)
レオ・ブレッヒ(指)RIAS響

録音:1950年6月4日ベルリン=シュテークリッツ、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
ユリアン・フォン・カーロイは、1914年ブダペスト近郊のロションツに生まれ、1993年ミュンヘンで歿した、ハンガリー出身のドイツのピアニスト。ヨーゼフ・ペンバウル、アルフレッド・コルトー、エルンスト・フォン・ドホナーニらの薫陶を授かったカーロイといえば、1932年にショパン賞、1933年にリスト賞を授与された経歴が示すように、ショパンとリストを得意したことで知られますが、ここで聴けるのはそのショパンの第2協奏曲。無駄のないペダルの使用や、控えめなルバート、それに右手装飾音の繊細な対位法的旋律処理と左手伴奏パートの扱いは、ドホナーニ、コルトーそれぞれの長所を兼ね備えた特徴といえ、ことにラルゲットはこの演奏の白眉。カーロイは1950年代から60年代にかけて、DGとEMIエレクトローラにかなりの数のセッション録音を残していますが、そのほとんどが未CD化のままなので、このたびのリリースはたいへん価値あるものといえるでしょう。
カーロイのピアノをサポートするのはレオ・ブレッヒ(1871年アーヘン生まれ、1958年ベルリン歿)。指揮者として、アーヘン市立劇場を皮切りに、プラハのドイツ劇場、ベルリン宮廷歌劇場、ベルリン市立オペラ、ベルリン・フォルクスオーパー、ウィーン・フォルクスオーパーのポストを歴任して、さらに自らオペラの作曲も手がけたブレッヒは、いっぽうでオーケストラ指揮者としてもすぐれ、明晰で安定感抜群、きめの細かい音楽は、ブレッヒのおそらくもっとも有名な録音、クライスラーを独奏に迎え、ベルリン国立歌劇場管を指揮したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲でも確かめられます。芸風的には正反対と思われるフルトヴェングラーも、ブレッヒの芸術の熱烈なファンであることを公言していたと云われ、このあたりブレッヒの真価を象徴的に顕すものといえるでしょう。カップリングのシューベルトの「グレイト」は、ナチスの台頭からユダヤ系を理由にドイツを追われていたブレッヒが、戦後ベルリンに復帰を果たした際のライヴで以前より知られる演奏ですが、正規音源としては初のリリース。こちらも埋もれたままにしておくには惜しい内容で、思いがけない聴きものとなっています。 (Ki)

※演奏時間:ショパン=29’24”、シューベルト=48’47”
シューベルトは、クライスラーの伴奏指揮で有名なブレッヒの芸術性を知る貴重なCD。
第1楽章序奏の優雅なロマンの香り、超スローテンポによるしっとりとしたフレージングから心をつかんで離しません。主部への突入もほんの少しテンポを加速するだけで、スローテンポをそのまま引継ぐのですが、驚きはその後!提示部後半に差し掛かるとどんどん加速し、展開部に入るとまた悠然としたテンポに戻し、またもや後半で加速する…というように、音楽が高揚するたびに加速を伴うというユニークな展開に手に汗握ります。しかもコーダでは、金管が主題を高らかに斉奏するあたりから、今までのどの箇所よりも凄い粘着度でその主題を印象付け、圧倒的な風格を見せ付けるのです。締めくくりに弦のユニゾンで弾かれるテーマの熱さも空前絶後!
第2楽章の濃厚なロマンも印象的。ここでもテンポは一筋縄ではなく、楽想が変わるごとに緩急を入れ替え、この先どこへ向かうのか全く予測不能。しかしそこに宿る歌心に嘘はなく、その愚直までに自身の感性に正直なアプローチが胸に迫ります。後半の高潮点に向かう際にも、またしても大加速が出現。その後の弦のピチカートは、魚が跳ねるような瑞々しさ!締めくくりの悲哀も涙を誘います。
終楽章の冒頭は、フルトヴェングラーのような粘り腰で開始しますが、極端にテンポを変動させることなく安定した構築の中で男性的な推進を見せます。コーダの最後の一音をクレッシェンドするのは驚愕!これを聴く限り、ブレッヒは決して器用な人ではなかったようですが、全てのアイデアが高い訴求力に裏打ちされていたからこそ、オケもここまで完全に彼の意に付き従うことができたのでしょう。なお、これは以前Arkadiaから発売されていたものと同じ演奏ですが、音質はもちろんこちらが上。 
カーロイのショパンも絶品!ブレッヒの指揮による伴奏は厚い響きで、多彩なテンポ・ルバートに心血を注ぎ、いかにも古色蒼然とした雰囲気を漂わせますが、カーロイのテンポ・ルバートは、第1楽章の第2主題の軽妙なフレージングが象徴するように、濃厚なロマンを湛えながらも洗練味も併せ持っています。そして、真珠のようなまろやかな光を放つタッチも実に魅力的。8:09からのテーマのフレージングが、これまたエレガンスの極み!第2楽章ではアゴーギクは控えめにしながら微妙にタッチの芯の強さを自在に操作し、スタイルの新旧にとらわれない普遍的な美を確立。そこには甘美な雰囲気に溺れず常に前に見据える精神的な強さが宿り、同郷のゲザ・アンダにも通じる音のロマンを感じずにはいられません。終楽章も明確な意思を持った安定感に満ち、高潔なピアニズムは充実度満点!2:23から少しずつディミニュエンドするフレーズのタッチの色合いの微妙な変化をお聴き逃しなく!【湧々堂】
AU-97411
シューマン:ペダルピアノとオルガンの為の作品全集 アンドレアス・ロートコップフ(ペダルピアノ/Org)



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