湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



BIS 〜SACD Hybrid盤 厳選タイトル・セール



BISレーベルが誇るSACD Hybrid盤厳選タイトルを期間限定特価でご提供!チャイコフスキー・コンクール優勝のアレクサンドル・ カントロフをはじめ、トリオ・ツィンマーマン、ヴァンスカ、ダウスゴー、ブラウティハム、、スドビンなど充実のラインナップです。


特価受付期間〜2020年4月10日まで!!



※表示価格は、全て期間限定特価(税込み)。品番結尾に特に表記のないものは、全て1SACDです。
品番 内容 演奏者
BISSA-1362
ベートーヴェン:ピアノ作品全集Vol.1
ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」
第9番 ホ長調 Op.14-1/第10番 ト長調 Op.14-2
第11番 変ロ長調 Op.22]
ロナルド・ブラウティハム(Fp)
BISSA-1363
ベートーヴェン:ピアノ曲全集Vol.2
第1番ヘ短調 Op.2-1/第2番イ長調 Op.2-2
第3番ハ長調 Op.2-3/第19番ト短調 Op.49-1
第20番ト長調 Op.49-2
ロナルド・ブラウティハム(Fp)
今回は最初期の3曲と、初歩学習者が必ず演奏する小さな2篇も収められた長時間盤。 (Ki)
BISSA-1390
ショパン:12の練習曲Op.10/12の練習曲Op.25 フレディ・ケンプ(P)
BISSA-1416
ベートーヴェン:交響曲全集Vol.1
第4番 変ロ長調/第5番「運命」
オスモ・ヴァンスカ(指)ミネソタO
BISSA-1566
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、
 交響曲第6番ニ長調
トーマス・ダウスゴー(指)スウェーデンCO
現在もっとも勢いのある指揮者のひとりダウスゴー。彼がドヴォルザークの「新世界」交響曲に挑戦しまし た。同曲で聞いたことのない小編成により、両翼配置の効果がSACDハイブリッド5.0サラウンド録音で驚くほど鮮烈な効果をあげてい ます。小気味のよいテンポも彼ならでは。目から鱗の落ちることの連続の1枚です。 (Ki)
BISSA-1573
ベートーヴェン:ピアノ曲全集Vol.6
ピアノソナタ第21番「ワルトシュタイン」、
22番ヘ長調Op.54、第23番「熱情」、
第24番「テレーゼ」、第25番「かっこう」
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
世界中で極めて評価の高いブラウティハムのフォルテピアノによるベートーヴェン。今回は1819年製のグラーフピアノ(複製)を使用して「熱情」や「ワルトシュタイン」など人気作に挑戦しています。インターナショナル・レコード・レビュー誌で「切れば血の出るような演奏だ。楽器の限界までに挑みながらも、いつもコクのある結晶化した響き…」と絶賛されています。  (Ki)
BISSA-1588
チャイコスフキー:ピアノ協奏曲第1番、
メトネル:ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.33、
メトネル(スドビン編):愛らしき子 Op.6
エフゲニー・スドビン(P)、
ジョン・ネシリング(指)サンパウロSO
BISイチオシのピアニスト、スドビンの第3弾にして初の協奏曲が登場します。曲は超有名なチャイコ フスキーと、最近人気のメトネルのともに第1番。スドビンはロシア・ピアニズムの伝統を強く受け継ぎながらも、爽快このう えない演奏を聴かせてくれます。ネシリングとサンパウロ響も好サポートを見せています。スドビン自身の編曲によるメトネルの歌曲も聴きもの。  (Ki)
BISSA-1618
モーツァルト:2台のピアノの為の協奏曲変ホ長調 K.365(第10番)、
2台のピアノの為の協奏曲変ホ長調 K.365(クラリネット、トランペット、ティンパニを含む版)、
3台のピアノの為の協奏曲ヘ長調 K.242(第7番)
ロナルド・ブラウティハム、
アレクセイ・リュビーモフ(フォルテピアノ)、
マンフレート・フス(指揮とフォルテピアノ)、
ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン
フォルテピアノのよるモーツァルトの独奏曲全集録音で評価の高いブラウティハムが、同じモーツァルトの2台お よび3台のピアノの為の協奏曲に挑戦。それも共演は奇才リュビーモフなのが興味津々です。演奏は期待にたがわず強い個性がぶつかり あい、驚くほどいきいきとした世界を創りあげています。さらに興味深いのは、2台のピアノの為の協奏曲が、通常版とクラリネット、 トランペット、ティンパニで増強されたオーケストレーションによるものと2種収録されていること。BIS初登場の古楽器オーケストラ「ハ イドン・シンフォニエッタ・ウィーン」が好演を見せています。 (Ki)
BISSA-1638
ベリオ:ソロ〜トロンボーンと管弦楽の為の、
クセナキス:Trpprkh 〜トロンボーンと管弦楽の為の
ターネイジ
:Yet Another Set To
クリスチャン・リンドベルイ(Tb)、
ペーター・ルンデル(指)オスロPO
トロンボーンの超人クリスチャン・リンドベルイは80以上の協奏作品を現代作曲家から献呈されていますが、ここに収められたのは特に大物3名がリンドベルイにプレゼントした難曲。クセナキスの曲名はTromboneとOrkhestraを組合わせた造語。いずれも超人ならではの恐るべきテクニックを堪能できます。  (Ki)
BISSA-1716
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、交響曲第1番 オスモ・ヴァンスカ(指)ミネソタSO
ますます充実度の深みを増すヴァンスカ。つい先日も来日して、読売日本交響楽団と個性的な「英雄」交響曲を披露してくれました。期待のベートーヴェン・シリーズの新譜は「田園」。あたかも北欧の田園風景、シベリウスの自然描写曲のように響いて個性的。古典的なたたずまいの第1番も異様な活気に満ちていて一気に聴かせます。 (Ki)
BISSA-1758
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」*
エフゲニー・スドビン(P)、
オスモ・ヴァンスカ(指)ミネソタO

録音:2009年1月、2010年6月* ミネアポリス・オーケストラホール
ベートーヴェンの交響曲シリーズを完成させたヴァンスカとミネソタ管がピアノ協奏曲全集のプロジェクトを開始しました。ソリストとして白羽の矢が立ったのはBISが現在最も力を入れているロシア出身の天才エフゲニー・スドビン。ヨーロッパではすでに非常な人気を勝ち得ており、来年(2011年)1月の初来日も見逃せません。当録音はヴァンスカともども生気にあふれ新鮮の極み。いかなる巨匠にも勝るとも劣らず凄演で、単なる音階を弾いても感動させてしまうような魔術を秘めています。 (Ki)
BISSA-1810
ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲Op.42
バッハ(ブゾーニ編曲):シャコンヌ
ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三章
フレディ・ケンプ(P)

録音:2010年7月/旧ストックホルム音楽アカデミー
今年2月に来日公演が予定されているフレディ・ケンプ。スポーツ的な指回りと力強い演奏が魅力のケンプならではの真骨頂アルバムの登場です。いずれも最高度に難しいものばかりですが、ケンプの演奏だと何の不安もなく音楽を楽しめます。バッハの「シャコンヌ」ではケンプの成長ぶりを伺える深みを感じさせます。 (Ki)
BISSA-1817
モーツァルト:ディヴェルティメント変ホ長調K.563
シューベルト:弦楽三重奏曲第1番変ロ長調D.471
トリオ・ツィンマーマン
【フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)、アントワーヌ・タムスティ(Va)、クリスチャン・ポルテラ(Vc)】

録音:2009年7月(モーツァルト)、2010年7月(シューベルト)/旧ストックホルム音楽アカデミー
弦楽三重奏ながら演奏時間50分、各奏者に協奏曲ばりの演奏技術を要求するモーツァルトのディヴェルティメントK.563。ならばこそ、フランク・ペーター・ツィンマーマン、アントワーヌ・タムスティ、クリスチャン・ポルテラで結成したトリオに役者の不足はないと申せましょう。実際、久々の充実演奏で、モーツァルト晩年の心のひだを絶妙に表現しています。驚異の弦楽トリオの出現です。 (Ki)
BISSA-1825(5SACD)
ベートーヴェン:交響曲全集 オスモ・ヴァンスカ(指)ミネソタO、
ヘレナ・ユントゥネン(S)、
カタリナ・カルネウス(Ms)、
ダニエル・ノーマン(T)、
ニール・デイヴィス(Br)、ミネソタ・コラール
オーディオ・ファイルが絶賛する優秀録音。聴き手に鮮烈な印象を与えたヴァンスカ&ミネソタ管のベートーヴェン交響曲シリーズが、早くもセット組されました。それも5枚組2枚価格という驚異の破格値。ベートーヴェン交響曲演奏の伝統に縛られない独自の解釈は、誰にも似ておらず、ヴァンスカならではの生気あふれるエネルギーを満喫できます。 (Ki)

BISSA-1857
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲集
第2番ト長調Op.9の1
第3番ニ長調Op.9の2
第4番ハ短調Op.9の3
トリオ・ツィンマーマン
【フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)、
アントワーヌ・タムスティ(Va)、
クリスチャン・ポルテラ(Vc)】

録音:2010年7、8月旧ストックホルム音楽アカデミー、11年8月ポツダマー・マイスターザール(ベルリン)]
SACDハイブリッド盤。フランク・ペーター・ツィンマーマン率いるトリオ・ツィンマーマンの第2弾はベートーヴェンの弦楽三重奏曲。初期を代表する傑作ながら、弦楽四重奏に比べると録音の数はずっと少ないので大歓迎。それどころか、同曲の筆頭に挙げられる充実の名演です。それぞれがソロイスティックでありながらアンサンブルも完璧という理想的な形で、ベートーヴェン作品の素晴らしさを改めて納得させてくれます。 (Ki)
BISSA-2016
ブレット・ディーン(1961-):ヴァイオリン協奏曲「The Lost Art of Letter Writing」(2006/2007改変)
「遺書」〜12人のヴィオラのための(2002)*
「無念と愛情」〜4声合唱、児童合唱、オーケストラ、エレクトのための(2005)#
フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)
ジョナサン・ノット(指)シドニーSO
BBC響の 12 人のヴィオラ奏者*
デイヴィッド・ロバートソン(指)BBC響&Cho#
ゴンドワナCho#

※ヴァイオリン協奏曲のみのみ5.0 Surround sound
オーストラリア出身の作曲家ブレット・ディーン(1961-)作品集の最新盤はヴァイオリン協奏曲「The Lost Art of Letter Writing」、12人のヴィオラのための「遺書」、そして合唱とオーケストラのための「無念と愛情」です。
ブレッド・ディーンはヴィオラの名手としても知られ、ベルリン・フィルの団員を14年も務めました。BISレーベルにはこれまでに自作自演のヴィオラ 協奏曲(2005)、十二人の怒れる男たち(1996)、親密な決定〜無伴奏ヴィオラのための(1996)、コマロフの墜落(2006)をおさめたアルバム(BIS 1696)が発売されています。
当アルバムに収録されたヴァイオリン協奏曲「The Lost Art of Letter Writing」のヴァイオリン独奏はドイツ正統派ヴァイオリニスト、フランク・ペー ター・ツィンマーマンです。既に40代後半で今や巨匠の名にふさわしい風格を醸し出しているツィンマーマンですが、近年はBISレーベルより勢力的に レコーディングをしています。安定したテクニックと美音が魅力のツィンマーマンですが、レパートリーの広さでも有名で現代曲も得意としています。全4 楽章のこのヴァイオリン協奏曲は、第1楽章:ハンブルク1854、第2楽章:ザ・ハーグ1882、第3楽章:ウィーン1886、第4楽章:ジェリルデリー 1879と副題がついております。随所に技巧が散りばめられた作品で非常に新鮮な響きが楽しめます。
「遺書」はベートーヴェンが甥であるカールと弟のヨハン宛に書いたあの有名な「ハイリゲンシュタットの遺書」よりインスピレーションを得て作曲され た作品で、ディーンがかつて所属していたベルリン・フィルのヴィオラ奏者のために書かれたものです。非常に立体感のある旋律はオーディオ的にも楽しめ る作品です。 (Ki)
BISSA-2022
ダウスゴー&シュテンメ/ワーグナー
「さまよえるオランダ人」序曲(初稿版)
ヴェーゼンドンク歌曲集[1.天使2.止まれ3.温室にて4.悩み5.夢](管弦楽伴奏版)*
「さまよえるオランダ人」序曲(最終稿版)
ジークフリート牧歌
「夢」〜ヴェーゼンドンク歌曲集より(Vn独奏&管弦楽版)#
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
トーマス・ダウスゴー(指)
スウェーデンCO
ニーナ・シュテンメ(S)
カタリナ・アンドレアソン(Vn)#

録音:2012年5,6,8月/エレブルー・コンサートホール
近年、BISレーベルより勢力的にリリースを続けているダウスゴー。まるでバレエ音楽のような演奏のチャイコフスキーの第6 交響曲(BISSA-1959)や透き通るようなブラームスの第1交響曲(BISSA-1756)など、これまでリリースしたアルバムでは名曲に新たな一面を見出し、 聴き手に衝撃を与えてきました。大期待の新譜は2013年生誕100周年のワーグナー作品集です。同番でもダウスゴーならではの大胆なオーケストレー ションとエネルギーに満ちあふれております。2004年よりスウェーデン室内管の首席指揮者をつとめているダウスゴーはオケからも絶大なる信頼を得て おり、その結果、自由自在なオーケストレーションを聴かせてくれ、自身が目指す音楽を最大限に表現できていると言えましょう。 注目はニーナ・シュテンメがソロをつとめたヴェーゼンドンク歌曲集(マティルデ・ヴェーゼンドンクの詩)です。シュテンメは堂々たる存在感を示し、ヴェ ルディのアイーダ(BAC 022)をはじめ高い評価を得ています。ビロードのような美しい声がワーグナー作品にもマッチしており、オーケストラの伴奏版と いうこともあり、よりドラマティックに歌い上げます。 (Ki)
BISSA-2050
レスピーギ:ブラジルの印象[T.熱帯の夜/U.ブタンタン/V.歌と踊り]
風変わりな店[T.序曲/U.タランテラ/V.マズルカ/W.コサックダンス/X.カン・カン/Y.ゆっくりなワルツ/Z.夜想曲/[.ギャロップ]
ジョン・ネシュリング(指)リエージュPO

録音:2013年4月フィルハーモニーホール、リエージュ、ベルギー
ローマ三部作(BISSA-1720)に続く、ジョン・ネシュリングによるレスピーギ第2弾は「ブラジルの印象」と「風変わりな店」 です。シェーンベルクとボダンツキーの血をひくブラジルの指揮者ネシュリングが、華麗で豊かな色彩感に満ちているリエージュ・フィルハーモニー管を見 事にコントロールしています。「ブラジルの印象」はレスピーギが1927年にブラジルに旅行し、その際の印象を3曲にまとめたもので、初演は翌1928年サンパウロで行われました。 いかにもブラジルらしい明るさに満ちた作品ですが、第2曲のブタンタンでグレゴリオ聖歌の「怒りの日」のメロディが出てくるところが印象的です。一方、「風 変わりな店」は1918年に、バレエ・リュスを率いるセルゲイ・ディアギレフから作曲の依頼を受け、ロッシーニの小品集「老いのいたずら」より編曲さ れたバレエ音楽です。レスピーギらしい和声やオーケストレーションは原曲を上回るほどの作品で、全8曲が物語を読んでいるかのように進行していきます。 (Ki)
BISSA-2075
菅野由弘(1953-):ピアノ作品集
光の残像V「天使の梯子」〜ピアノとコンピュータのための(2006)*
「光の粒子」〜ピアノと南部鈴のための(2009)
「水の粒子」〜ピアノと明珍火箸のための(2010)
「虹の粒子」〜ピアノと歌舞伎オルゴールのための(2011)
「月夜の虹」〜ピアノ,トイ・ピアノとコンピュータのための(2012)*
天使のための前奏曲〜ピアノのための(1985)
小川典子(ピアノ;Steinway D)、
菅野由弘(コンピュータ)*

録音:2014年6月18-20日/ギルドホール音楽演劇学校(ロンドン)
イギリスを本拠に世界各国で演奏活動を続けている小川典子。モーツァルトのピアノ・ソナタ集(BISSA-1985 / KKC 5255)以来、約3年ぶりの新録音は日本の現代音楽作曲家、菅野由弘によるピアノ作品集です。菅野由弘は1953年10月東京生まれ。1979年にモ ナコ・プランス・ピエール国際作曲賞に入賞した弦楽四重奏曲(1976)が話題となり、その名が世界に知られるようになりました。多作家でオーケスト ラ、舞台作品、室内楽、器楽、合唱、歌曲と多岐に渡ります。また伝統楽器を用いた作品や電子音楽、コンピュータ音楽にも積極的に作曲し、実験的、 挑戦的なこれらの作品は国内外で高い評価を得ています。このディスクにはピアノとその他楽器を伴う作品が収録されております。
光の残像V「天使の梯子」は武満徹歿後10周年となる2006年に武満作品のスペシャリスト、大竹紀子の委嘱により作曲されました。ピアノとコン ピュータという菅野の独自の世界を堪能できます。「粒子三部作」は菅野由弘がミューザ川崎シンフォニーホールと小川典子に共同で委嘱された作品集で 2009-2011年にかけて作曲されました。「日本的な何かを持った作品を弾きたい」という小川の挑戦でもあるこの三部作は、イギリスをはじめノルウェー、 ニュージーランド、フランスでも演奏され、既に高い評価を得ております。南部鈴、明珍火箸、歌舞伎オルゴールの響きが非常に独創的です。 (Ki)

BISSA-2076(3SACD)
シベリウス:交響曲全集
交響曲第1番 ホ短調 Op.39
交響曲第4番 イ短調 Op.63
交響曲第2番 ニ長調 Op.43
交響曲第5番 変ホ長調 Op.82
交響曲第3番 ハ長調 Op.52
交響曲第6番 ニ短調 Op.104
交響曲第7番 ハ長調 Op.105
オッコ・カム(指)ラハティSO

録音:2012年5月(第1番、第3番の第1,2楽章)、2013年1月(第3番の第3楽章、第7番)、2013年5月(第2番)、2014年1月(第5番)、2014年1&2月(第6番)、2014年5月(第4番)
シベリウス・ホール、ラハティ(フィンランド)
1999年に初来日したラハティ交響楽団は、すみだトリフォニーでシベリウス交響曲全曲演奏会を大成功させ、日本でも一躍名を上げました。今回の 録音は2011年より当団の音楽祭芸術監督兼首席指揮者となったオッコ・カムとともに2012年から2014年まで本拠地シベリウス・ホールで行なったセッ ションで、この記念すべきアニヴァーサリー・イヤーにリリースすることとなりました。
フィンランド国立歌劇場管弦楽団のコンサートマスターを務め、1969年の第1回カラヤン・コンクールで第1位となったカム。弦楽奏者出身らしく澄 み渡る弦の美しさと統率されたオーケストレーションは見事の一言で、ことに母国フィンランドの作曲家シベリウスの解釈は絶品です。シベリウス・イヤー 最大のリリースと言えましょう! (Ki)
BISSA-2087
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲第1番 変ホ長調 Op.3
セレナード.ニ長調 Op.8
トリオ・ツィンマーマン
【フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn;ストラディヴァリウス1711年‘LadyInchiquin’)、
アントワーヌ・タムスティ(Va;ストラディヴァリウス1672年‘Mahler’)、
クリスチャン・ポルテラ(チェロ;ストラディヴァリウス1711年‘Mara’)】

録音:2013年6、7月旧ストックホルム音楽アカデミー、スウェーデン
トリオ・ツィンマーマン待望のベートーヴェン第2弾は、弦楽三重奏曲第1番 変ホ長調 Op.3とセレナード ニ長調 Op.8です。 トリオ・ツィンマーマンは2007年に結成。「トリオは自分にとってベストなアンサンブル」と語るツィンマーマン。長年ベストなアンサンブルができる演 奏者を探していましたが、若き天才ヴィオラ奏者のアントワーヌ・タムスティの演奏に感銘を受けたツィンマーマンは直々にトリオ結成を懇願したそうです。 そして、タムスティの友人であったチェロのポルテラとともに念願のトリオが結成されました。これまでに発売されているベートーヴェンの弦楽三重奏曲 第2~4番(BISSA-1857 / KKC 5222)及びモーツァルトのディヴェルティメント 変ホ長調&シューベルトの弦楽三重奏曲第1番(BISSA-1817 / KKC 5202)はレコード芸術特選盤をはじめ、各誌で絶賛されているアルバムです。見事なまでに完成されたトリオ・ツィンマーマンのアンサンブルをお 楽しみください。なお、トリオ・ツィンマーマンはすべて名器ストラディヴァリウスを使用しており、特にツィンマーマンが使用している楽器はかつてクライ スラーが所有していたものでエレガントの極みともいえるこの上なく美しい音色です。 (Ki)


BISSA-2100
リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124
呪い〜ピアノと管弦楽のための協奏曲 S.121
ピアノ協奏曲第2番 イ長調 S.125
アレクサンドル・カントロフ(P)
ジャン=ジャック・カントロフ(指)
タピオラ・シンフォニエッタ

録音:2014年11月/タピオラ・コンサートホール(フィンランド)
名ヴァイオリニストにして指揮者のジャン=ジャック・カントロフを父に持つピアニスト、アレクサンドル・カントロフがBISレー ベルよりリストのピアノ協奏曲で堂々デビューです。1997年生まれのアレクサンドルは父親譲りの音楽的才能の持ち主で、16歳のときにはナントでのラ・ フォルジュルネでシンフォニア・ヴァルソヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露。抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴 衆を熱狂させました。ディスク・デビューとなったこのアルバムに超絶技巧のリストを選ぶところからも期待せずにはいられない若き才能と言えましょう。 この豊かな才能を近年指揮活動に積極的なオーギュスタン・デュメイは高く評価しており頻繁に共演しております。2015年9月にはデュメイ指揮、関西フィ ルとリストのピアノ協奏曲第1番を演奏予定です。世界が注目する豊かな才能がついにディスクで登場です! (Ki)
BISSA-2104
ヴァイオリン名曲集
クライスラー(江賜良編):中国の太鼓 Op.3
ヴィエニャフスキ(王辰威編):伝説曲 Op.17
サラサーテ(鍾耀光編):ツィゴイネルワイゼン Op.20
チャイコフスキー(馬翠、編):メロディ Op.42-3
伝承曲(陳鋼編)〜「タジクの太陽」
馬思聰(?瑞呈編):ノスタルジア
陳鋼&何占豪(鍾耀光編):ヴァイオリン協奏曲「梁山伯と祝英台」(バタフライ・ラヴァーズ)
??思清(Vn)
鍾耀光(指)台北中国楽団

録音:2014年3月/中山ホール、台北(台湾)
中国の天才ヴァイオリニスト、?思清の最新ディスクは「バタフライ・ラヴァーズ」を含むヴァイオリン名曲集です。1969年 中国生まれの?思清は、1981年 11歳でメニューイン音楽院に留学。1987年17歳のときに第34回パガニーニ国際コンクールに優勝し、これは当時 アジア人初となる快挙でした。その後、世界から注目されるなか1990年 ジュリアード学院入学し名教師ドロシー・ディレイのもとさらなる高みを目指し、 独自の音色を追求するために研鑽を積みました。
抜群の安定感を誇るテクニックで中国の太鼓やツィゴイネルワイゼンを披露、またヴィエニャフスキの伝説曲やチャイコフスキーのメロディは情感豊かな 音色で演奏しております。そして、メインとなるヴァイオリン協奏曲「梁山伯と祝英台」〜バタフライ・ラヴァーズはあのヴァネッサ・メイが演奏し世界中 で知られることとなり、今ではフィギュアスケートでもおなじみの楽曲となっております。 (Ki)
BISSA-2108
トリオ・タンゴフォリア
ピアソラ:「ブエノス・アイレスの四季」
 「天使のミロンガ」/「リベルタンゴ」
 「デカリシモ」/「忘却」
 「さよなら、父さん」
ファン・カルロス・コビアン:「私の隠れ家」
アニバル・トロイロ:「最後の酔い」
 「スーロ」
ルシオ・デマーレ:「マレーナ」
ガルデル:「帰郷」
クリスチャン・リンドベルイ:「冬至祭」
(編曲:トリオ・タンゴフォリア)
トリオ・タンゴフォリア
【クリスチャン・リンドベルイ(Tb)、
イェンス・リンドベルイ(バンドネオン)、
ローランド・ペンティネン(P)】

録音:2013 年 12 月/ストックホルム音楽アカデミー
BISレーベルを代表するクリスチャン・リンドルイが、バンドネンオンのイェンス・リンドベルイそしてピアノのローランド・ペンティ ネンと組んだ “トリオ・タンゴフォリア” で録音!収録内容はその名の通りのタンゴ尽くしで、バンドネオンの神、ピアソラの「リベルタンゴ」、「ブエノス・ アイレスの四季」「忘却」をはじめ、ガルデルの「帰郷」、コビアンの「私の隠れ家」など充実の選曲です。またリンドベルイ作の「冬至祭」はピアソラへ のオマージュで、このトリオでの演奏のために書かれた力作です。熱い熱いタンゴの世界をご堪能ください!なお、ここに収録された作品はトリオ・タンゴ フォリアによって編曲されております。 (Ki)
BISSA-2109
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 Op.66
ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49
シトコヴェツキー・トリオ[アレクサンドル・シトコヴェツキー(Vn)、レオナルト・エルシェンブロイヒ(Vc)、ウー・チェン(P)]

録音:2014年1月/セント・ジョージ・ブリストル、イングランド
クラシック界のサラブレッド、アレクサンドル・シトコヴェツキー、チェロのレオナルト・エルシェンブロイヒ、そしてピアノのウー・ チェンで結成したシトコヴェツキー・トリオ。トリオとしてのデビュー盤となったドヴォルザーク、スメタナ、スークの作品集(BISSA-2059)では、若手 ながらトリオとしての長年のキャリアを感じさせる奥深い演奏を聴かせてくれました。期待の新録音は名曲メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲です。ひと際 美しいこのメンデルスゾーンのトリオ作品を抜群のアンサンブルで情熱的に歌い上げております。
ヴァイオリンのアレクサンドル・シトコヴェツキーは祖父にユリアン・シトコヴェツキー、祖母にショパン・コンクールの覇者ベラ・ダヴィドヴィチ、そし て父にドミトリ・シトコヴェツキーという音楽的に恵まれた環境に生まれました。既に世界的に活躍するヴァイオリニストで、メンデルスゾーンの初期の協 奏曲作品を集めたアルバム(ORFEO 761092)、ブラームス、グリーグ、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集(CDVD018 C018)など、数多くリリー スしております。明瞭なアーティキュレーション、抜群のアンサンブル能力そして豊かな音楽性はさすが生まれもった才能と言えましょう。また、チェロの レオナルト・エルシェンブロイヒ、ピアノのウー・チェンもそれぞれソロのアルバムをリリースしています。才能豊かなこのピアノ・トリオの今後の活躍にも 注目です!
BISSA-2119
新しい建築
エイドリアン・ジョーンズ(1978-):新しい建築〜サクソフォンと弦楽のための民謡協奏曲
ダニエル・リード(1977-)(ジョーンズ:オーケストレーション):波紋
伝承曲(ジョーンズ編):巡回裁判所行進曲
ダニエル・リード(ソプラノSax、テナーSax、バリトンSax)
シャネット・エーリクソン(Vn)
セルジオ・クリソストモ(Vn)
エイドリアン・ジョーンズ(Va)
アンナ・ヴァルグレーン(Vc)

録音:2015年2月文化の家、イッテルイェーナ(スウェーデン)
スウェーデン中部、ダーラナ地方は、スウェーデンの人たちの心の故郷であり、民謡の宝庫とも呼ばれます。このディスクは、フォー クミュージックの音楽家、作曲家として活動するエイドリアン・ジョーンズ(1978?)とストックホルムのアカデミーで出会ったダニエル・リード(1977?) とのコラボレーションによるものです。ジョーンズは、ダーラナ地方、シリヤン湖を望むレクサンドに生まれました。ストックホルムの王立音楽アカデミー で修士号を取得し、ヤッラルフーン、ボウイング9といったグループに参加。さまざまなジャンルの音楽家と交流し、活動の幅を広げてきています。一方、 リードはスウェーデン南東部の小さな村に生まれ、王立音楽アカデミーをはじめとする学校でクラシカル音楽、ジャズと、あらゆるジャンルの音楽を学び、 在学中に興味を深めたフォークミュージックの分野に進出。フォークミュージックのジャンルにおけるサクソフォン奏者のパイオニアと呼ばれ、フリーラン スのプレイヤー、ワールドミュージック・バンドのゴルバングのメンバー、妻とのデュオなど、精力的な活動を行っております。
「新しい建築」は、ソプラノ、テナー、バリトンの3種類のサクソフォンが弦楽四重奏と共演する「室内楽形式のフォーク・サクソフォン協奏曲」です。 ペルニッラ・ヴィルマンに捧げるポルスカの〈ペルニッラのポルスカ―新しい建物のワルツ〉、底抜け大騒ぎするトロルたちの〈トロルダンス〉、ガンガルと フィンスコーゲンのポルスに新しい衣装をまとわせた〈新しい建物のガンガル―渡り鳥のポルス〉、シリヤン湖の風景からインスピレーションを得た羊飼い のポルスカ〈新しい建物のガンガル―シリヤンのポルスカ〉、インスピレーションを与えてくれたモッテン・ハーグストレムへの感謝をこめた〈間奏曲―静 寂〉、そして〈終曲のロンド〉。パートナーと踊る4分の3拍子の「ポルスカ」、ノルウェーとノルウェーの国境と接する地域で踊られるポルスカの一種「ポ ルス」と「スプリングレク(スプリングライク)」、4分の2拍子ないし8分の6拍子の「適度に穏やかな速度」のガンガル(歩き踊り)と、いずれもスウェー デンの人たちの生活の根付いた舞曲です。「新しい建築」の曲名は、ウプサラのエルブカーレビューに新しい教会の建築が進められていた時、フィドル弾 きのビュス=カッレが、男たちの作業が終わるまでにフィドル曲をふたつ作ってみようかと賭けをし、そのときに生まれた一曲、ポルスカ「建築」に因んで つけられました。
「波紋」は、ダニエルの妻、ヴァイオリニストのエマ・リードがツアーで留守にしていた、ある雨の日に生まれました。ピアノの側にひとり座り、外の水 たまりに雨の雫の落ちる様子を窓から眺めていた……。「エマに寄せるワルツ」。ジョーンズがオーケストレーションを担当しています。 「巡回裁判所行進曲」は、レクサンドの伝承曲による作品です。年に二回、レクサンドの町で開かれる巡回法廷は、厳粛な儀式であり、にぎやかな祝 典……。ジョーンズによる編曲は、クニス・カール・アロンソンをはじめとするフィドル弾きが伝えてきた伝承曲の部分と、即興を加え自由に展開する部 分から構成されています。 (Ki)
BISSA-2130
レスピーギ:第12旋法によるメタモルフォーゼ(1930)
地と精のバラード(1920)
シバの女王ベルキス(1934)
ジョン・ネシリング(指)リエージュPO

録音:2014年6月/フィルハーモニーホール(リエージュ)
ネシリング指揮リエージュ・フィルによるレスピーギ作品集は、1930年にボストン交響楽団からの委嘱で作曲された第12旋 法によるメタモルフォーゼにはじまり、「地と精のバラード」、そしてレスピーギが最後に手がけたバレエ音楽「シバの女王ベルキス」の3篇です。ベルギー のオーケストラでありながらフランスを思わせる華やかなサウンドが魅力のリエージュ・フィルですが、ネシリングの熱いタクトで一層華々しい演奏となって おります。 (Ki)
BISSA-2133
ロルフ・マッティンソン(1956-):作品集
オープンマインド Op.71(2005)*
エミリ・ディキンソンの詩による管弦楽歌曲集 Op.82a(2009/11)#
A・S・追悼Op.50b(1999 rev. 2001)(弦楽オーケストラ版)*
管弦楽のための協奏曲Op.81
リサ・ラーション(S)#
アンドルー・マンゼ(指)*、
サカリ・オラモ(指)、
王立ストックホルムPO

録音: 2015 年 5月、 2017 年 8月*/ストックホルム・コンサートホール(スウェーデン)
ロルフ・マッティンソン(1956?)は、スウェーデンのスコーネ地方の生まれ。マルメ音楽大学とルンド大学でブライアン・ファー ニホー、ハンス・エークルンド、スヴェン=エーリク・ベック、スヴェン=エーリク・ユーハンソン、スヴェン=エーリク・サンドストレム、ステーン・イン ゲルフといった、スタイルと語法の異なる作曲家たちに学びました。自分の美意識よりも他者とのコミュニケーションを考える彼の音楽は、多くの聴き手か ら支持され、現代スウェーデンでもっとも人気の高い作曲家のひとりに挙げられています。《オープンマインド》は、スウェーデン放送交響楽団が、2005 年の「バルト海フェスティヴァル」のために委嘱。「コンサートを『開始する』ための短く、効果的な導入音楽」と「楽想、言葉によらない表現、スタイ ルを『心を開いて』選ぶ」を重ねた曲名がつけられています。南北戦争とその戦後の時代を生き、マサチューセッツの大学町アマストの家で隠遁者のよう に過ごしたエミリ・ディキンソン(1830?1886)の詩をテクストに採った歌曲は、アメリカのコープランドやネッド・ローレムの作品が知られています。マッティ ンソンの《エミリ・ディキンソンの詩による管弦楽歌曲集》は、10篇の詩をテーマによって「愛」「自然」「人生」の3グループに分け、彼女の詩の光と 陰影を表現するためグロッケンシュピール、ヴィブラフォーン、チェレスタ、ハープを際立たせたオーケストレーションによる作品に仕上げられています。ア ンネ・ソフィ・フォン・オッターが初演、リサ・ラーションに献呈されました。「アルノルト・シェーンベルク」と1899年作曲の《浄められた夜》の100 周年を記念する《A・S・追悼》の「弦楽オーケストラ版」は、ネーメ・ヤルヴィに献呈され、ヨーテボリ交響楽団が2002年の日本ツアーでも演奏して います。《管弦楽のための協奏曲》は、マッティンソンの音楽を特集した2008年の「ストックホルム国際作曲家フェスティヴァル」のための作品。このディ スクの3曲を含む、フェスティヴァルで演奏される彼の作品、そしてシェーンベルクの《ペレアスとメリザンド》の断片が引用された、「Con forza(力強く)」 「Molto espressivo(きわめて表情ゆたかに)」「Amabile e dolcissimo ? Tumultuoso(愛らしく、きわめて甘く−騒然と)」の3つの対照的な楽章か ら構成されています。 (Ki)
BISSA-2147
ブラームス:ピアノ独奏曲全集 Vol.5
ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調 Op.1
幻想曲集 Op.116
シューマンの主題による変奏曲 嬰ヘ短調 Op.9
ジョナサン・プロウライト(P/Steinway D274)

録音:2016年1月/ポットン・ホール(サクスンダム)
「優しさと力強さを兼ね備えたピアニスト」と称されるイギリスの名手、ジョナサン・プロウライト。BISレーベルで遂行中のブラーム スのピアノ独奏曲全集、期待の第5弾にはピアノ・ソナタ第1番、幻想曲集、そしてシューマンの主題による変奏曲が収録されました。ブラームスらしい情緒の 深みに加えて威厳に満ちた作品が並びます。プロウライトは卓越した技術と研ぎ澄まされた感性で表現しております。
当シリーズはこれまでに第1集(ピアノ・ソナタ第3番、ヘンデルの主題による変奏曲(BISSA-2047))、第2集(ピアノ・ソナタ第2番、創作主題による変奏 曲、3つの間奏曲、スケルツォ 変ホ短調(BISSA-2117))、第3集(ハンガリーの歌の主題による変奏曲、8つの小品、ワルツ集、6つの小品(BISSA-2127))、 第4集(パガニーニの主題による変奏曲、バラード集、2つの狂詩曲、4つの小品(BISSA-2137))がリリースされております。 (Ki)
BISSA-2166
メンデルスゾーン:管弦楽曲集
序曲「美しいメルジーネの物語」
付随音楽「真夏の夜の夢」 Op.61
序曲「フィンガルの洞窟」
トマス・ダウスゴー(指)
スウェーデンCO
スウェーデン放送Cho(女声)、
カミラ・ティリング(S)
マグダレーナ・リスベルイ(S)

録音:2014年9月/エレブルー・コンサートホール
鮮烈なオーケストレーションで現代的感覚満点のトマス・ダウスゴー率いるスウェーデン室内管弦楽団。シューベルトの交響 曲シリーズを終えたばかりですが、注目の最新録音は「夏の夜の夢」を含むメンデルスゾーン作品集です。煌めくような弦楽器、明快な管楽器、そして切 れ味抜群のティンパニというダウスゴーならではの解釈で新鮮な空気を吹き込みます。
「夏の夜の夢」はシェイクスピアの劇のための作品で、プロセイン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の依頼で作曲され、王の誕生日祝賀のために上演 されました。有名な結婚行進曲を含むメンデルスゾーンの代表作の一つです。「美しいメルジーネの物語」は海の精メルジーネの伝説を題材としたF.グリ ルパルツァーの歌劇台本により作曲されました。「フィンガルの洞窟」はスコットランドのヘブリディーズ諸島への旅で、スタッファ島にあるフィンガルの洞 窟を見た印象により作曲しました。
ダウスゴーは1997年にスウェーデン室内管弦楽団の音楽監督し就任して以来、BISやSimaxレーベルに積極的に録音しています。シューマン、ベートー ヴェン、シューベルトの交響曲集は極めて大胆な解釈は絶賛されております。 (Ki)
BISSA-2178(2SACD)
チャイコフスキー:後期三大交響曲
交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」*
交響曲第5番 ホ短調 Op.64#
クリスティアン・リンドベルイ(指)
アークティックPO

録音:2012年1&2月ハルスタド文化会館(ノルウェー)#、
2015年4月、2016年2月* ボードー(ノルウェー)
ロンボーンの神様、クリスティアン・リンドベルイ(クリスチャン・リンドバーグ)によるチャイコフスキーの後期交響曲集が 完成しました。近年、リンドベルイは指揮活動に力を入れておりますが、その中でも当録音は指揮者としてのリンドベルイの実力を実感できる素晴らしい 出来栄えです。トロンボーン奏者であるリンドベルイだけあって金管の歯切れのよさ、オーケストレーションの華やかさは一際光った演奏です。またアーク ティック・フィルの見事なアンサンブル能力の高さも好印象です。交響曲第5番は既発ディスク(BISSA-2018)に収録されておりますが、今回後期交 響曲集としてまとめてリリースされます。 (Ki)
BISSA-2188
『エミール・ユーナソン、クラリネット』
(1)クリスチャン・リンドベルイ(1958-):グローンステット氏のとっぴな夢(2011-13)(クラリネット協奏曲)
(2)オスバルド・ゴリホフ(1960-):盲目のイサクの夢と祈り(1994)(クレズマー・クラリネットと弦楽四重奏のための)
エミール・ユーナソン(Cl)

(1)クリスチャン・リンドベルイ(指)
 ノルショーピングSO

(2)ヴァムリングブーQ【アンジェイ・パワー(第1ヴァイオリン)、エーリク・アルヴィンデル(第2ヴァイオリン)、リーカ・レポ(ヴィオラ)、エーリク・ヴァールグレーン(チェロ)】
録音:(1)2016年1月ルイ・ド・イェール・コンサートホール
(2)2015年7月ムシカリスカ、ストックホルム、ゴリホフ
スウェーデンのクラリネット奏者、エミール・ユーナソンのBISレーベル最初の単独アルバム。クリスチャン・リンドベルイの《グローンステット氏のとっぴな夢》は、スウェーデンの財政家で産業家のアンデシュ・ヴァールが主宰する基金がユーナソンに奨学金を授与した際の委嘱により作曲されました。独特の「ユーモア」で知られるリンドベルイは、ボウタイとチェック柄ブレザー姿をした、「ごくありふれた男性」の見た「とっぴな夢」という設定をイメージし、〈サトゥルヌス(土星)の鏡〉〈グローンステット氏、春の舞踏会の装いをする〉〈リサと魔法のケープ〉〈グローンステット、ごみの山で宝を探す〉〈カデンツァ:幸せいっぱいの夢の世界〉〈ヴィーナス(金星)の夢〉の6つの楽章の「クラリネット協奏曲」に書き上げました。2013年、ユーナソンが、カブリッロ現代音楽祭に出演してアメリカ・デビューした後、ヨーテボリ交響楽団の共演で初演した作品です。
オスバルド・ゴリホフはアルゼンチンの作曲家。ラプラタの東欧系ユダヤの家庭に生まれ、クラシックの室内楽、ユダヤ教の音楽とクレズマー、アストル・ピアソラのニュータンゴに囲まれて育ったといいます。イスラエルの音楽学校に留学後、ペンシルヴェニア大学でジョージ・クラム、タングルウッドでオリヴァー・ナッセンの下で学びました。弦楽四重奏、そして、記譜法の異なるクレズマー・クラリネットのための《盲目のイサクの夢と祈り》は、12世紀から13世紀、プロヴァンスのカバラ研究者ラビの名がタイトルにとられました。〈前奏曲〉〈パート1〉〈パート2〉〈パート3:K’vakarat〉〈後奏曲〉。最初に作曲された〈パート3〉の“K’vakarat”は、クロノス・カルテットとミーシャ・アレクサンドロヴィチのために書いた「カントル」の音楽を「クラリネット」のバージョンに改めた作品です。ユーナソンと共演するヴァムリングブー四重奏団は、ストックホルムの王立音楽大学に学んだプレーヤーのアンサンブルです。在学中、ストックホルムの沖合、ゴットランド島のヴァムリングブー教会で行われたフェスティヴァルをきっかけに結成、スウェーデンの音楽シーンで活動を続けています。 (Ki)
BISSA-2196

カレヴィ・アホ(1949-):(1)トロンボーンと管弦楽のための協奏曲(2010)
(2)トランペットとシンフォニック・ウィンドオーケストラのための協奏曲(2011)
(1)ヨルゲン・ファン・ライエン(Tb)
(2)アラン・ド・リュデ(Tp)
マーティン・ブラビンズ(指)、
アントワープSO

録音:2015年7月/アントワープ(ベルギー)
フィンランドの作曲家カレヴィ・アホのシリーズ。「ティンパニと管弦楽のための協奏曲」と「ピアノと管弦楽のための協奏曲第1番」 (BIS SA 2306)につづく新作は、金管楽器のための2つの協奏曲です。 「トロンボーン協奏曲」は、ヨルゲン・ファン・ライエンが、2006年に受けたボルレッティ=ブイトーニ・トラスト賞の賞金を原資にカレヴィ・アホに委嘱。 2012年3月2日、フィンランドのサントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指)ハーグ・レジデンティOの共演で初演しました。アホがトロンボーンの ための協奏的作品を手掛けるのは、「協奏交響曲」のスタイルによる交響曲第9番(BIS 706)に続いて二度目。作曲に先立って彼はアムステルダムを訪 れ、ライアンから教わった楽器の可能性と彼の技巧と個性を投影する作品に作りあげました。4楽章の作品。トロンボーンの「歌」とソリストの実際の「歌」 を共鳴させるコラール風パッセージが組みこまれた、抒情的な第1楽章と、ジャンベと2つのコンガの複雑なリズムが支配する「プレスト」の第2楽章。 第3楽章「アダージョ」の間奏曲と、ジャンベとコンガがさらに複雑なリズムで演奏する「ヴィヴァーチェ」そして「トランクィッロ」の第4楽章。楽章 を2つずつ休止なく(アタッカ)演奏する構成がとられています。
「トランペットとシンフォニック・ウィンドオーケストラのための協奏曲」は、ロンドン・ブラス・ヴィルトゥオージとのプロジェクトとして始まり、計画 が撤回されたため、フィンランドのシンフォニック・ウィンドオーケストラ「Sisu」とヘルシンキの「衛兵バンド(Kaartin soittokunta)」が共同で委嘱、 王立フランダース・フィルハーモニック(現、アントワープSO)も参加して作曲が実現した作品です。中規模のSOの管楽器セクションにアルト とテナーのサクソフォーン、バリトン・ホルン、3人の打楽器奏者を加えた編成。ソロ・トランペットには特殊奏法を含む高度な技巧とセンスが求められます。 「ミステリオーソ」の第1楽章。ジャズの要素が織りこまれる「ヴィヴァーチェ」の第2楽章。第3楽章「間奏曲とカデンツァ」からアタッカで「カプリッ チョ」(気まぐれに)の第4楽章〈終曲〉へ。終幕、ソロ・トランペットが最初の楽章の余韻を響かせます。ウィンドオーケストラのテクスチュアとハーモニッ クスが活かされた、美しい彩りの音楽。アラン・ド・リュデのトランペット、アントワープSOとマーティン・ブラビンズの指揮。2012年3月31日 の初演メンバーによる録音です。 (Ki)

BISSA-2207
ヒンデミット:弦楽三重奏曲第1番 Op.34
 弦楽三重奏曲第2番*
シェーンベルク:弦楽三重奏曲 Op.45#
トリオ・ツィンマーマン
【フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)、アントワーヌ・タメスティヴァ、クリスチャン・ポルテラ(Vc)】

録音:2016年1月、2016年8月SRFスタジオ(チューリッヒ)#
2015年8月ライトシュターデル(ノイマルクト)*
フランク・ペーター・ツィンマーマン、アントワーヌ・タメスティ、クリスチャン・ポルテラで結成された “トリオ・ツィンマーマン”。 BISレーベルからリリースされた、ベートーヴェン(BIS SA 1857 / KKC 5222)、モーツァルト、シューベルト(BIS SA 1817 / KKC 5202)はい ずれもレコード芸術特選盤となりました。期待の新アルバムでは20世紀を代表する作曲家、ヒンデミット、シェーンベルクの作品を取り上げました。な お、F.P.ツィンマーマンはヒンデミットの歿後50年にあたる2013年にヴァイオリン協奏曲、ヴァイオリン・ソナタを収録したアルバム(BIS SA 2024 / KKC 5320)をリリースし、各誌で絶賛されております。 ヒンデミット(1895-1963)は作曲者としてだけでなくヴァイオリニスト、ヴィオリストとして活動していた関係から弦楽器の作品を多く残しました。 1934年、ナチスにより無調的作風など、その現代的傾向の音楽が腐敗した芸術であるとされ圧迫をうけたために翌35年に休職、38年にスイスに移り、 大戦を避けて40-47年にはアメリカに移り住みました。弦楽三重奏曲第1番は1924年(初演、同年ザルツブルクにて)、第2番は1933年(初演同年、 アントウェルペンにて)の作品です。この年代の作品は新即物主義、新古典主義への移行とともに弦楽奏者ヒンデミットならではの各楽器の特性を熟知し た非常に豊かな響きが魅力的です。
12音音楽の創始者として20世紀音楽に最も大きな影響を残した作曲家の一人、シェーンベルク。1933年にナチスの台頭を避けアメリカに亡命しま した。単一楽章からなる弦楽三重奏曲は1946年の作品(初演、1947年ボストンにて)で、生涯12音音楽の旗手として重きをなす存在であったシェー ンベルク晩年の傑作です。F.P.ツィンマーマンが認めるタメスティ、ポルテラのアンサンブルは驚くほど緻密で、美しさ、鋭さなど豊かな表情を乱れぬ演 奏でお楽しみいただけます。 (Ki)
BISSA-2208
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
6つのバガテル Op.126*
エフゲニー・スドビン(P)

録音: 2016 年 7月セント・ピーターズ・ハレ(マンチェスター)、2014 年11月/セントジョージ(ブリストル)*
繊細にして強靭なピアニズムが魅力のBISレーベルの看板アーティスト、エフゲニー・スドビン。欧米では「ホロヴィッツの再来」と も評されているほど高い評価を得ています。期待の新譜では満を持してベートーヴェンの後期ソナタに挑みました。ベートーヴェンの作品について、ピアノ協奏曲 は全曲録音いるものの、ピアノ独奏作品ははじめての録音となります。エフゲニー・スドビンといえば、光り輝く音色、歯切れのよいタッチ、流れるような推進力、 そして絶妙な歌い回しを持ち味が最大の特徴で、このベートーヴェンでも彼の持ち味が発揮されています。味わい深いベートーヴェンをご堪能いただけます。
スドビンは1980年サンクトペテルブルク生まれ。90年にベルリンで研鑽を積んだ後、王立音楽院でクリストファー・エルトンに師事。その間にイタリア、コ モ湖国際ピアノアカデミー参加、マレイ・ペライヤ、クロード・フランク、レオン・フライシャー、スティーヴン・ハフ、アレキサンダー・ザッツにも師事しています。 BISレーベルの社主ロベルト・フォン・バール氏が惚れ込み、スカルラッティのソナタ集(BIS 1508 / KKC 5225)でデビュー。このディスクが欧米で大絶賛され、 その後ベートーヴェン、ラフマニノフ、チャイコスフキー、メトネルなどの録音で高い評価を得ました。今最も注目されるピアニストのひとりです。ki
BISSA-2210
レスピーギ:劇的交響曲
歌劇「ベルファゴール」序曲
ジョン・ネシリング(指)
リエージュPO

録音:2015年4月/フィルハーモニーホール(リエージュ)
ジョン・ネシリング指揮リエージュ・フィルによるレスピーギの管弦楽作品集。最新盤は劇的交響曲と歌劇「ベルファゴール」 序曲が収録されました。1914年に完成した劇的交響曲は演奏時間1時間ほどの3楽章構成の大曲。冒頭のティンパニの連打から強烈なインパクトをあ たえ、そのテーマがリズムのパターンとして幾度も登場する重厚なオーケストレーションが魅力的な作品です。歌劇「ベルファゴール」序曲も冒頭からエネ ルギーが大爆発。レスピーギらしいキャッチーな旋律が印象的です。ベルギーのオーケストラでありながらフランスを思わせる華やかなサウンドが魅力のリエージュ・フィルですが、ネシリングの熱いタクトで一層華々しい 演奏を展開しております。 (Ki)
BISSA-2247

ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ヴァイオリン協奏曲第2番*
フランク・ペーター・ツィンマーマン
(Vn;ストラディヴァリウス製作 1711年製“Lady Inchiquin”、1713年製“ex Rodewalt”*)、
北ドイツ放送エルプフィルハーモニーSO
アラン・ギルバート(指)

ライヴ録音:2012年12月6&9日、2015年10月29&30日*/ハンブルク
フランク・ペーター・ツィンマーマンが自身はじめてとなるショスタコーヴィチの2つ協奏曲を録音しました。バロックから現 代まで幅広いレパートリーを誇り、いずれの演奏も広く受け入れられている世界最高のヴァイオリニスト、ツィンマーマン。当録音は2012年12月に第 1番、そして2015年10月に第2番を、ともにアラン・ギルバート指揮、北ドイツ放送エルプフィルハーモニー交響楽団(旧北ドイツ放送交響楽団)と 共演したライヴを収録したものです。 ダヴィド・オイストラフに献呈された2つのヴァイオリン協奏曲。第1番は1947年から1948年にかけて作曲されましたが、12音技法を使うなど の前衛的な書法により、1948年2月に共産党による作曲家批判を受けたため、発表を控えました。その後、ジダーノフ批判が一段落したと考えられた 1955年に日の目を見ることとなりました。全4楽章の当作品は沈鬱とした瞑想曲、切れ味抜群で軽妙なスケルツォ、かつてないほど壮大なパッサカリア、 そして打楽器群大活躍のブルレスクで構成されております。なお、第3楽章と第4楽章との間におかれた長大なカデンツァですが、ツィンマーマンは自筆 譜を元に演奏しているとのこと。通常演奏されているオイストラフ版との違いも興味深いところです。第2番は1966年から67年にかけて作曲され、この時代のショスタコーヴィチらしさをあらわした思索的、哲学的内容をいっそう深めた作品。室内 楽的な明確な輪郭があり、全合奏の部分は極めて少ないのが特徴です。またヴァイオリンの独奏パートはまとまって休むことがほとんどなく、各楽章の中 間部にそれぞれカデンツァを置いているのも特徴的です。 ツィンマーマンの卓越したテクニックと、圧倒的な魅力である美音を武器にこのショスタコーヴィチを見事に歌い上げております。なお、2つの協奏曲で それぞれ違うストラディヴァリウスを使用しているのも注目。第1番では、かつてクライスラーが所有していた1711年製の “Lady Inchiquin” を、第2 番では1713年製の “ex Rodewalt” を演奏。ともに思わずうっとりしてしまう名器の音色を聴くことができます。 (Ki)
BISSA-2255
ヴィト・パルンボ(1972-):バロッコ協奏曲〜チェンバロと弦楽のための(2006)*
チェロ協奏曲(2007)
リコーダー協奏曲〜イーグル・リコーダーと大オーケストラのための(2013)
アンナ・パラディソ(Cemb)
マッツ・オロフソン(Vc)
ダン・ラウリン(リコーダー)
ストリング・アンサンブル、
ハイメ・マルティン(指)イェヴレSO

録音: 2017 年 3月ストックスンド(スウェーデン)*、 2016 年 5月イェヴレ・ホール(スウェーデン)
1972年イタリア生まれのヴィト・パルンボ作曲による3つの協奏曲。2013年にイェヴレ響の首席指揮者兼芸術監督に就任 したハイメ・マルティンとイェヴレSOによる演奏です。
バッハのチェンバロ協奏曲を思わせる旋律ではじまるバロッコ協奏曲は、その後ペルトのような世界観が広がります。パラディソの華麗なチェンバロとヴァ イオリンが掛け合いを繰り返し、パルンボの独特の世界に誘います。2007年に作曲されたチェロ協奏曲は全3楽章構成の雄大な作品。ステンハンマル 弦楽四重奏団のチェロ奏者マッツ・オロフソン初の独奏での録音となります。リコーダー協奏曲では天才リコーダー奏者ダン・ラウリンが神業とも言える 超絶技巧を交え、ラウリンしか表現できないし唯一無二の世界を作り上げております。 (Ki)
BISSA-2266
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 オスモ・ヴァンスカ(指)ミネソタO

録音:2016年11月/オーケストラ・ホール(ミネアポリス)
当演奏でも流石ヴァンスカ!と思わせ る緻密な構成と、細部にまで注意が払われた圧巻の仕上がりで、繊細かつ丁寧な音楽づくりをしております。BISレーベルで数多くの録音を残してきたヴァ ンスカが最上級の演奏に達した大注目の録音です。ベートーヴェン、シベリウスなど数々の名盤をリリースしてきただけに非常に期待の高まるリリースとい えましょう。大好評の交響曲第5番(BISSA-2226)と併せてお楽しみください。
2003年にミネソタ管の音楽監督に就任したヴァンスカは、ベートーヴェンの交響曲全集などで評価を高めました。しかし、当団では経営悪化に伴う 労使対立が激しさを増し、2012年10月に経営側はロックアウトを決行。その後の2012/13年のシーズンは全てキャンセルとなり、当団の存続そのも のも危ぶまれる状況となりました。ヴァンスカは、労使の合意が成立した2014年1月に首席指揮者に復帰し、以後、団結力の増したミネソタ管の演奏 は一層密度の濃いものとなっております。 (Ki)
BISSA-2289
マッツ・リドストレム(1959-):リゴレット・ファンタジー
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
マッツ・リドストレム(Vc)
ウラディーミル・アシュケナージ(指)
オックスフォードPO

録音:2016 年 12月/アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)
ウェーデンを代表するチェリスト、マッツ・リドストレム。カバレフスキーのチェロ協奏曲第2番、ハチャトゥリヤンのチェロ 協奏曲のデビュー盤(BIS 719)以来の久々の新録音は、リドストレムの自作「リゴレット・ファンタジー」とショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番 を録音しました。共演はアシュケナージ(指)オックスフォード・フィルです。リドストレムはエーテボリでマーヤ・ヴォーグルに師事。その後はジュリアー ド音楽院でレナード・ローズの下で研鑽を積み、ノールショポング響、ロイヤル・フィルの首席チェリストをつとめるなどで活躍し、現在はソリストとして も幅広く活動を行っております。リドストレムの自作リゴレット・ファンタジーはチェリスト、作曲家のマッツ・ロンディンに捧げられた全11曲の作品で 2009年に初演されました。ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲とともにリドストレムの熱演を聴くことができます。 (Ki)
BISSA-2295
セバスチャン・ファーゲルルンド(1972-):作品集
(1)吹きだまり〜管弦楽のための(2017)
(2)石造物〜管弦楽のための(2015)
(3)ギター協奏曲《通過》(2013)
フィンランドRSO、
ハンヌ・リントゥ(指)
(3) イスモ・エスケリネン(G)

録音:(2)2016年2月-3月、(3)2016年8月(通過)、(1)2017年6月/ヘルシンキ・ミュージックセンター(フィンランド)
バスチャン・ファーゲルルンド(1972-)は、フィンランドの作曲家。モダニズムの厳しさに対抗するかのような豊かな色彩 と響きのスタイルで書かれた管弦楽作品や、ヴァイオリン協奏曲《光の中の暗黒》(BISSA-2093)やファゴット協奏曲(BISSA-2206)など、大きな 規模と高度な技巧の協奏曲で知られ、2016年から2017年にかけてアムステルダム・コンセルトヘボウのコンポーザー・イン・レジデンスを務めました。
タンペレとベルゲンのフィルハーモニックの委嘱による《石造物》は、シャーマニズムの儀式のために造られたとされる建造物からインスピレーションを 得て作曲された作品です。風や水に吹き寄せられてできる《吹きだまり》は、フィンランド放送交響楽団とヨーテボリ交響楽団とガリシア交響楽団の共同 委嘱作。暗い彩りの「ラルゴ・ミステリオーゾ」に始まる、ゆっくりしたテンポを基本とする音楽には、ベルイマンの映画を基に作曲したオペラ《秋のソナタ》 (2014-16)のメロディも使われています。この2曲とともに「三部作」を構成する最後の作品は、2018年4月にアムステルダムで初演される予定で 準備が進められています。
ギターと管弦楽のための協奏曲《通過》は、「ギターの静かな音は管弦楽の響きにかき消されてしまう」ことをあえて強みと考えて作曲したという作品です。 ギター奏者イスモ・エスケリネン(1971-)によって初演された独奏曲《Kromos》の素材が使われ、「モデラート・コン・アニマ」「インテンソ、リベラメンテ」 「エスプレッシヴォ」「リトミコ」「ブリランテ」「インテンソ」の 6つの楽章が切れ目なく演奏されます。 フィンランド放送交響楽団の首席指揮者を務めるハンヌ・リントゥ(1967-)は、デンマーク国立交響楽団を指揮して録音したソンライフ・ラスムセン の交響曲第1番《海洋の日々》がNOMUS(北欧音楽委員会)賞を受賞するなど、今日の音楽の解釈でも高い評価を獲得しています。 (Ki)

BISSA-2300
サン=サーンス:ピアノ協奏曲集
(1)ピアノ協奏曲第3番変ホ長調 Op.29
(2)ピアノ協奏曲第4番ハ短調 Op.44
(3)ピアノ協奏曲第5番ヘ長調 Op.103「エジプト風」
アレクサンドル・カントロフ(P)
ジャン=ジャック・カントロフ(指)、
タピオラ・シンフォニエッタ

ン録音:(2)(3)2016年9月、(1)2018年1月&2月/タピオラ・コンサートホール(フィンランド)
ジャン=ジャック・カントロフの子息であるピアニスト、アレクサンドル・カントロフ。デビュー盤のリストのピアノ協奏曲(BIS SA 2100)は “リストの生まれ変わり” とフランスのレヴューで評され、ロシアの作曲家に焦点を当てた第2弾(KKC 5775 / BIS SA 2150)では、10代とは思 えないほどの完成度と紛れもない個性をしめした演奏としてレコード芸術誌特選盤をはじめ各誌で話題となりました。期待の第3弾ではサン=サーンスのピアノ 協奏曲第3番、第4番、第5番「エジプト風」を収録。共演は父ジャン=ジャック・カントロフ(指)タピオラ・シンフォニエッタです。
2歳でピアノをはじめ、3歳でかなりのレベルでピアノを弾きこなし、5歳で作曲をはじめた神童サン=サーンス。ピアノ協奏曲は生涯5曲を作曲し、いずれ もサン=サーンスらしい華麗なテクニックときらめく旋律が特徴の作品といえます。驚くべき才能の持ち主アレクサンドル・カントロフは、余裕綽々ともいえるテク ニックを武器に雄弁な語り口でサン=サーンスを華麗に歌い上げます。
1997年生まれのアレクサンドルは父親譲りの音楽的才能の持ち主で、16歳のときにはナントおよびワルシャワでのラ・フォルジュルネでシンフォニア・ヴァ ルソヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露。抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴衆を熱狂させました。今後の活躍が最も期 待されるピアニストのひとりです。 (Ki)
BISSA-2305

『エントロピア』〜ラウリ・ポッラ(1977-):作品集
(1)コホタ〜ラッパーと管弦楽のための(2016)*
(2)ドミノ組曲〜ソリストと管弦楽のための(2017)【ステイシス** ドミノ*** 降伏**】
(3)エレクトリックベースのための協奏曲《エントロピア》(2015)†
(4)コホタ(器楽バージョン)[ボーナストラック]
パペリ・T(ヴォーカル)*
サムリ・コスミネン(追加パーカッション*、サウンドプロセシング**/***)、
ヴィリ・オッリラ(オルガン)*、
ファティマ・ボイクス・カント(Cl)*
ヨーナス・リーパ(ドラム・セット)***、アキ・リッサネン(ピアノ)**、
ラウリ・ポッラ(エレクトリックベース†、オムニヴェルク*)
ラハティ響、
ヤーコ・クーシスト(指)

録音:(1)(3)(4)2017年1月、(2)2017年5月/シベリウスホール(ラハティ、フィンランド)
「曽祖父は作曲家ジャン・シベリウス、祖父は指揮者ユッシ・ヤラス、母はオーケストラのミュージシャン、父はアマチュアでジャ ズを演奏していました……」。ラウリ・ポッラ(1977-)は、作曲家、さまざまな楽器のプレーヤーとして国際的にも知られます。彼の管弦楽作品は各国のオー ケストラが演奏、2016年のヘルシンキ・フェスティヴァルではフィンランド放送交響楽団の委嘱による《コホタ》がオープニング・コンサートで初演され ました。プレーヤーとしての活動もめざましく、「ラウリ・ポッラ・フライオーバー・アンサンブル」では、ロックとジャズから、クラシカル、エレクロトニッ ク、映画音楽まで、さまざまな音楽を演奏。2005年からは、フィンランドを代表するメタルバンド「ストラトヴァリウス」でベースを弾いています。
「熱力学第二法則:ΔS>0 エントロピーは、乱雑さと時間方向を測るために使うことができる……」(ヘルシンキ大学物理学部教授シモ・フオタリ)。 アルバム・タイトルにもなっている《エントロピア》は、オーケストラとベースギターという対照のはっきりしたふたつを結合させた協奏曲です。「エントロピー の寓意(アレゴリー)として、ふたりの人間の出会いと関係の分担を使った」(ラウリ・ポッラ)。「ふたつ」から生じる乱雑、破壊、混沌、そして何かが 生まれる。4つの楽章の第3楽章は、2017年12月、フィンランド独立100周年を祝いヘルシンキで行われたコンサートでも、ポッラのベース、ヤーコ・ クーシスト(1974-)の指揮で演奏されました。 「点、場所、位置、セクション、パラグラフ、条項、すぐに」と文脈によって異なる意味をもつフィンランド語がタイトルの《コホタ》は、「ラッパー」 をソリストとする管弦楽作品です。「とてもおもしろいテクストを作る、表現性の素晴らしいアーティスト」とポッラが語る、パペリ・T(ヘンリ・プルッキ ネン)のラップ、サムリ・コスミネンのパーカッション。ラウテンヴェルク(リュート=ハープシコード)とヴィオラ・オルガニスタ(レオナルド・ダ・ヴィ ンチの描画に基づく)という2つの歴史的楽器を組み合わせた「オムニヴェルク」をポッラが担当しています。《ドミノ組曲》は〈Stasis(ステイシス)〉〈Domino (ドミノ)〉〈Surrender(降伏)〉の3曲。記譜された音楽に即興が組み込まれ、サムリ・コスミネンの担当するサウンドプロセシングが印象的に使われ ます。 (Ki)
BISSA-2307
パースペクティヴ7
ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
リスト:伝説 S.175-1より第1曲「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
ムソルグスキー:展覧会の絵
アンドレアス・ヘフリガー(P;Steinway D)

録音:2017 年 7 月/モーツァルト・ザール、ウィーン・コンツェルトハウス(ウィーン)
1962年にベルリンで生まれ、テノール歌手の父エルンスト・ヘフリガーの母国スイスで育ったピアニスト、アンドレアス・ヘフ リガーによるベートーヴェンのピアノ・ソナタと他の作曲家の作品を組み合わせた独創的なプログラム『パースペクティヴ』シリーズ。これまで英Avieレー ベルで第6集までリリースされておりましたが、この度第7集からBISレーベルでのリリースとなります。
アンドレアス・ヘフリガーはジュリアード音楽院でハーバート・ステッシンに師事し、1988年にニューヨーク・デビューを大成功させ、のちに欧米の主 要オーケストラへの客演、ソロのリサイタル、またマティアス・ゲルネなど世界的歌手とのリート伴奏などか多岐に渡る活動を展開しております。当ディス クではベートーヴェンのピアノ・ソナタ第28番とベルクのピアノ・ソナタ、リストの伝説、そしてムソルグスキーの展覧会の絵が組合わせられました。強 靭なテクニックでスケールの大きな演奏をお楽しみいただけます。 (Ki)
BISSA-2309

『ジャルバート|バッハ|ペルト|ヴァスクス』
ピエア・ジャルバート(1967-):ヴァイオリン協奏曲(2017)
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV1041
アルヴォ・ペルト:フラトレス(1977/92)【ヴァイオリン、弦楽オーケストラと打楽器のための版】
ペーテリス・ヴァスクス(1946-):孤独な天使(1999/2006)
マーガレット・ベイチャー(Vn;ストラディヴァリウス1716年製作Milstein ex Goldman)、
ロサンゼルス室内O、
ジェフリー・カヘイン(指)

録音:2018年3月17日アレックス・シアター(グレンデール、カリフォルニア)&3月18日/UCLA、ロイスホール(ロサンゼルス、カリフォルニア)(ライヴ録音)
2018年9月15日コルバーン音楽学校、ジッパーホール(ロサンゼルス、カリフォルニア)(セッション録音)
ロサンゼルス室内O(LACO)は、1968年の創設。サー・ネヴィル・マリナー、ジェラード・シュワルツ、アイオナ・ ブラウン、クリストフ・ペリック、ジェフリー・カヘインが音楽監督を歴任、アメリカ屈指の室内Oのひとつと呼ばれるようになりました。2019 年/2020年のシーズンからハイメ・マルティンが音楽監督を務めています。ロサンゼルス室内Oの初めてのBISレーベルへの録音は、コンサー トマスターのマーガレット・ベイチャーのソロで、バッハのイ短調の協奏曲など「ヴァイオリンとオーケストラ」の作品4篇を収録。当録音ではあ のナタン・ミルシティンの愛器、1716年製作のストラディヴァリウス Milstein ex Goldmanで演奏しております。エレガントで艶やかな音色が魅力です。
ピエア・ジャルバート(1967-)は、ニューハンプシャー州マンチェスターのフランス系カナダの家系生まれ。オハイオ州のオーバリン音楽院でピア ノと作曲を学び、ペンシルべニア大学の主任教授ジョージ・クラムの下で作曲の博士号を取得しました。アーロン・コープランドを「ヒーロー」と呼び、 ジャルバート自身、色彩感のある、すばらしく巧みに作られた、人好きのする音楽を発表しています。初録音の「ヴァイオリン協奏曲」は、〈Soulful, mysterious - Scherzando(感情のこもった、神秘的な − スケルツァンド)〉と〈With great energy(大きなエネルギーとともに)〉の2楽章の作 品です。2002年から2005年までコンポーザー・イン・レジデンスを務めたロサンゼルス室内Oと、セントポール室内O、ミルウォーキー SOの共同委嘱で作曲。2017年6月にミネソタ州セントポール、2018年2月にウィスコンシン州ミルウォーキーで演奏され、3月、ロサンゼル ス室内Oにより西海岸初演されました。
アルヴォ・ペルトの「フラトレス(兄弟たち)」は、1977年、室内アンサンブルのために作曲され、ギドン・クレーメルが「ヴァイオリンとピアノ」の 版を演奏して以来、ペルト自身が編曲した版のほか、アーティストたちが自分たちの楽器のために作った版もあり、ペルトのもっとも演奏されることの 多い「クラシック」になったと言われます。このアルバムでは、作曲者自身が1992年に作った「ヴァイオリン、弦楽オーケストラと打楽器」の版が演 奏されます。ラトビアの作曲家ペーテリス・ヴァスクスの「孤独な天使」は、1999年に作曲した弦楽四重奏曲第4番の終楽章を「悲しい目で見つめな がら世界の空を飛ぶ天使」をイメージして改作、ギドン・クレーメルにより初演された作品です。
マーガレット・ベイチャーは、1998年からロサンゼルス室内Oのコンサートマスターを務め、ソリスト、室内楽奏者として活動、南カリフォ ルニア大学ソーントン音楽学校とコルバーン音楽アカデミーで教えています。ジェフリー・カヘイン(1956-)とロサンゼルス室内Oが共演した ヒラリー・ハーンのバッハの協奏曲集(DG)で「2 つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043」の第 2ヴァイオリンを担当しました。私生活 では、数多くの映画とテレビの音楽を書いている作曲家ジョエル・マクニーリーの夫人です。 (Ki)
BISSA-2312
戦時のチェロ曲
(1)ドビュッシー:チェロ・ソナタ L.144
(2)ブリッジ:チェロ・ソナタ H.125
(3)フォーレ:チェロ・ソナタ第1番 ニ短調 Op.109
(4)ヴェーベルン:チェロとピアノのための3つの小品 Op.11
(5)サン=サーンス:白鳥
(6)パリー(1848-1918):イェルサレム
(7)アイヴァー・ノヴェロ(1893-1951):「Keep the Home Fires Burning」
(8)トラディショナル:「神よ国王を護り賜え」
戦時のチェロ曲
スティーヴン・イッサーリス((1)-(4)Vc;ストラディヴァリウス1726年'Marquis de Corberon'、
(5)-(8)トレンチ・チェロ;W.E.Hill and Sons,c.1900)、コニー・シー(P;Steinway D)

録音:2016年11月/ポットン・ホール(サフォーク州/イギリス)
毎回趣向を凝らしたテーマでアルバムを発表しているスティーヴン・イッサーリス。今回は「戦争の影で」(BISSA-1992)の続編で 「戦時のチェロ曲」をリリースします。「戦争の影で」は協奏作品集であったのに対し、今回は室内楽作品を集めました。当作品も作曲年代は異なりますが、 いずれも世界大戦を背景にしている作品を収録。注目は、「白鳥」「イェルサレム」「Keep the Home Fires Burning」「神よ国王を護り賜え」の4篇を第一次 世界大戦時にイギリス陸軍兵士が戦場で弾いたトレンチ・チェロを用いて録音をしていることです。この楽器はイギリス陸軍に従軍していたアマチュアのチェ リストが作ったもので弾薬箱を胴に使い、持ち運びの際には弓などを箱の中にしまえるようにしたものです(楽器の写真はブックレットに掲載されておりま す)。イッサーリスは以前よりトレンチ・チェロに注目しておりこの楽器がもつ心を打つ音色を大事にしながら思いを込めて演奏しました。イッサーリスが描く 戦時に思いを馳せた興味深いアルバムです。 (Ki)
BISSA-2316
『フラトレス』
アルヴォ・ペルト:フラトレス〜トロンボーン、弦楽オーケストラと打楽器のための
バッハ:協奏曲 ニ短調 BWV974(アレッサンドロ・マルチェッロの「オーボエ協奏曲 ニ短調」による)
ペルト:天にいますわれらの父よ〜トロンボーンと弦楽オーケストラのための(2005/2017)
バッハ:協奏曲 ニ長調 BWV972(アントニオ・ヴィヴァルディの「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調」による)
ペルト:バビロン川のほとりで〜トロンボーンと室内オーケストラのための(1976/2017)
バッハ:協奏曲 ハ短調 BWV981(ベネデット・マルチェッロの「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」による)(
ペルト:断続する平行〜クラリネット、トロンボーンと弦楽オーケストラのための(1976/2017)

(2)(4)(6)ヨルゲン・ファン・ライエン編曲
ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン、指揮)、
カメラータRCO

録音:(1)(5)(7)2016年10月、(2)-(4)(6)-2017年6月/シンゲル教会(アムステルダム)
オランダのトロンボーン奏者ヨルゲン・ファン・ライエン(1975-)は、ロイヤル・コンセルトヘボウOの首席奏者を務め、 現代とバロック期の楽器のスペシャリストとして常に新しいレパートリーを開拓、ソリストとしても活躍しています。そのファン・ライエンの新作アルバムです。 「アルヴォ・ペルトは、今のわれわれの時代のバッハか?」。このアルバムでファン・ライエンは、「聖トーマス教会のカントル」の音楽と、彼の作品を愛し、「Wenn Bach Bienen gezuchtet hatte」や「Collage uber BACH(BACHによるコラージュ)」といった作品を書いたエストニアの作曲家アルヴォ・ペルトの 音楽を並べて演奏、「時代の違う兄弟たち(フラトレス)」に共通するところ、異なるところを探っていきます。ヨハン・ゼバスティアン・バッハの作品は、イ タリアの作曲家たちのソロ楽器とアンサンブルのための協奏曲を鍵盤楽器の独奏曲に編曲した「協奏曲」。この3曲は、マルチェッロ兄弟とヴィヴァルディ の原曲とバッハの編曲を照らし合わせながらファン・ライエンが行った編曲で演奏されます。ペルトの「フラトレス」「バビロン川のほとりで」「断続する平行」は、 クリスチャン・リンドベルイが1990年代に手がけた編曲に基づいてファン・ライエンが編曲した版、ボーイソプラノとピアノのための「天にいますわれらの 父よ」は、ペルトがアンドレーアス・ショルの依頼でアレンジした「カウンターテナーと弦楽」の版をファン・ライエンが編曲した版による演奏。ペルトの4 曲は、当編成ではこれが世界初録音です。カメラータRCOは、ロイヤル・コンセルトヘボウO(RCO)のプレーヤーたちが、小編成の演奏を楽し むために結成、オランダ国内のほか、ニューヨーク、ワシントン、東京、ソウル、ウィーン、ローマ、リスボン、マドリードで演奏してきました。 (Ki)
BISSA-2320(2SACD)
ムソルグスキー:歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」(1869年原典版) ボリス・ゴドゥノフ:アレクサンドル・ツィムバリュク(Bs)、
シュイスキー:マクシム・パステル(T)、
ピーメン:ミカ・カレス(Bs)、
グリゴーリー:セルゲイ・スコロホドフ(T)、
警史:オレグ・ブダラツキー(Bs)、
農夫ミチューハ:アントン・リュングクヴィスト(Bs-Br)、
シチェルカーロフ:ワシーリー・ラデューク(Br)、
ワルラーム:アレクセイ・チホミロフ(Bs)、
ミサイール、聖愚者:ボリス・ステパノフ(T)、
旅籠の女将:オッカ・フォン・デア・ダメラウ(Ms)、
乳母:マルガリータ・ネクラソワ(Ms)、
クセニヤ皇女:ハンナ・フサール(S)、
フョードル皇子:ヨハンナ・ルドストレム(Ms)
ケント・ナガノ(指)エーテボリSO、
エーテボリ歌劇場合唱団、
ブルンスブー音楽学校合唱団

録音:2017年3月2-11日エーテボリ・コンサートホール(ライヴ録音メインにセッションを部分編集)
ケント・ナガノがBISレーベル初登場です。それもムソルグスキーの歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」というオペラをほとんど出さ ないBIS異例の演目に二度驚かされます。しかし演奏がBISと縁の深いエーテボリSO、また名作「ボリス・ゴドゥノフ」も珍しい1869年原典版 ということで、このレーベルらしさ満載となっています。 ムソルグスキーは1869年に「ボリス・ゴドゥノフ」を完成させ、帝室マリインスキー劇場委員会に提出するものの、上演を却下されます。その大きな 理由は登場人物が男ばかりで、オペラの醍醐味であるヒロインの魅力や男女の悲恋が全くなく、男臭い歴史悲劇なのが受けないと判断されたためとされま す。その意見を受け、ムソルグスキーは1871-2年に大改訂を施し、ヒロインの悪女マリーナを登場させ、1時間ほど拡大させました。それが今日知ら れる版の中心ですが、ムソルグスキーの時代を先んじた天才性と狂気は1869年原典版にこそ最も強く現れています。 これまでCDはゲルギエフとマリインスキー劇場、映像ではヴァイグレとバルセロナ・リセウ大劇場のものがあり、ケント・ナガノも2014年にBelAir レーベルからバイエルン国立歌劇場のDVDをリリースしていました。そこでも当ディスクと同じアレクサンドル・ツィムバリュクがボリスを演じていますが、 映像ではスーツとネクタイをキメた現代のサラリーマン風で、民衆が安部首相をはじめとする各国の首脳のポートレートを掲げ抗議するシーンが話題とな りました。 今回はその3年後、スウェーデンの団体との演奏ですが、演奏はさらに練れて説得力満点。ムソルグスキーの凄すぎる才能を全開、恋愛エピソードが なくともオペラ・ファンを満足させる魔力に満ちています。 (Ki)
BISSA-2338

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18
ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30
エフゲニ ー・スドビン(P)
サカリ・オラモ(指)、BBC響

録音:2017年2月/BBCメイダ・ヴェイル・スタジオ(ロンドン)
BISレーベルの看板アーティスト、エフゲニー・スドビンが満を持してピアノ協奏曲第2&3番を録音しました!スドビンによ るラフマニノフの協奏曲の録音はラン・シュイ指揮、シンガポール交響楽団との第1番(BISSA-2012)&パガニーニの主題による狂詩曲(BISSA-1988)、そしてグラント・レウェリン指揮、ノースカロライナ交響楽団との第4番(BIS SA1728)をリリースしており、このたびピアノ協奏曲の全曲録 音が完成したことになります。スドビンによるラフマニノフは定評があり繊細かつ強靭ピアニズムを披露しております。スドビンは信じられないほどの技巧 の持ち主で情感豊かな演奏は30代にして巨匠の域に達していると言えるでしょう。サカリ・オラモ指揮、BBC交響楽団との相性も良く、音色の多彩な 変化とともに情熱的なラフマニノフを聴かせてくれます。 (Ki)
BISSA-2354
レウヴスタ・ブリュークの音楽秘宝 第3集
(1)『スウェーデン賛美歌本(Den svenska psalmboken)』(1695)の5つの賛美歌【@.あなたを信頼します、愛する主よ(Pa dig jag hoppas, Herre kar)*/A.キリストよ、あなたは私たちの贖い主(Jesu du ar var salighet)*/B.天からの聖霊は(Ande ifran ovan)*/C.おお神よ、私たちの心は救われました(O Gud, det ar en hjartans trost)/D.かくも美しく甘美な(Sa skon och ljuvlig ar)】
(2)F・I・ド・ブーク(?-?):ソナタ第5番 ト短調
(3)コンラート・フリードリヒ・フルレブッシュ(1691-1765):カンタータ第1番
(4)ヒンリク・フィリップ・ヨンセン(1716/17-1779):1757年復活祭当日の教会音楽(Kyrko-Musique pa Pask-Dagen 1757)
(5)ピエール=アレクサンドル・モンシニー(1729-1817):アリエッタ「どんなに微細なことにでも(Jusque dans la moindre chose)」
(6)作者不詳:アリア「こよなく美しき太陽よ(Wacka sol)」*
(7)作者不詳:あなたを信頼します、愛する主よ(Pa dig jag hoppas, Herre kar)*
イーリン・ロムブ(S)
リバロック(Rebaroque)【マリア・リンダール(ヴァイオリン、芸術監督)、エリーアス・ガメルゴード(Vn)、
ダニエル・ホルスト(Vc) ユーナス・ドミニク(Cb)、ペーテル・ロンネルベリ(Org)】
編曲:ユーナス・ドミニク(*)

録音:2018年2月/ローヴスタブリューク教会(ローヴスタブリューク、スウェーデン)
ストックホルムの北西、中世からの大学都市ウプサラに近いレウヴスタ・ブリューク(ローヴスタブリューク)は、17 世紀か ら 18 世紀、鉄鋼業で栄えました。町の発展に貢献したひとり、ベルギー生まれの資本家ルイ・ド・イェールは楽譜マニアとしても知られ、その膨大な楽 譜コレクションは音楽史の貴重な遺産とみなされてきました。このコレクションを「コンサート」スタイルのアルバムに作る BISレーベルのシリーズ。ドロッ トニングホルム・バロックアンサンブルとニルス=エーリク・スパルフによる第 1 集(BIS-1526)、第 2 集(BIS-1975)に続き、バロックアンサンブ ル「Rebaroque」とソプラノのイーリン・ロムブの共演した第 3 集がリリースされます。プログラムの最初は、町の教会や領主館で歌われた賛美歌を代 表する 5 曲。アントワープのオルガニスト、ヨアネス・ド・ブークと同一人物だろうと推測されている生没年不詳の F・I・ド・ブークは、レウヴスタ・ブ リュークのコレクションに 2 つのキーボード曲集の出版譜が所属されています。「クラヴィチェンバロまたはオルガンのための 6 つの組曲」の〈第 5 番ト 短調〉は 4 楽章の作品。オルガンによる演奏です。ドイツ生まれのコンラート・フリードリヒ・フルレブッシュ(1691?1765)は、フレードリク一世の招 きで 1723 年から1725 年までスウェーデンに滞在しました。「独唱と通奏低音の 2 つのカンタータ」の第 1 番は、「あなたは去っていくのですか、愛し い人…どうぞ行ってください、恩知らずの人(Tu parti ido-lo mio?…Vanne ingrata)」と「だが、私は戸惑っています…ああ、私を憐れんでください(Ma fol-le!…Deh! Muovetevi a pieta)」の 2 つのレチタティーヴォとアリアの作品です。ヒンリク(ヘンリク)・フィリップ・ヨンセン(1716/17?1779)も ドイツ生まれ。1743 年にスウェーデンに渡り、1779 年、ストックホルムで没しました。「1757 年復活祭当日の教会音楽」は、「グラーヴェ」「アレグロ」 「信仰の創始者また完成者であるイエスを見つめながら(Lat oss se pa Jesum)」(「ヘブライ人への手紙」12 章 2 節)「御救いを喜び歌う声が(Man sjunger med gladje om seger)」(「詩編 118 番」15 節 ?18 節)「退出の音楽(Till utgang)」の 5 曲です。ド・イェール家と同じ社会階級に属する フランスの作曲家ピエール=アレクサンドル・モンシニー(1729?1817)のコミックオペラ「On ne s’ avise jamais de tout」のアリエッタの後、手稿 譜の残る作者不詳のアリアとアルバム最初の賛美歌「あなたを信頼します、愛する主よ」が歌われます。イーリン・ロムブは、スウェーデンの宮廷歌手。ストッ クホルム・オペラ大学在学中に王立スウェーデン歌劇場にデビュー。ベルリン、フランクフルト、オランダ、パリの歌劇場の舞台に立ち、各国のオーケス トラと共演しています。モダン・バロックアンサンブル「Rebaroque」は、1998 年にストックホルム・バロックOとして 1998 年に創設。マリア・ リンダールがコンサートマスターと芸術監督を務め、聖ヤコブ室内合唱団やスウェーデン放送合唱団とのコラボレーションをはじめ、さまざまな活動と試 みを行っています。 (Ki)
BISSA-2405
アポステルの最初期作品集
ハンス・エーリヒ・アポステル(1901-1972)
ココシュカの絵からピアノ変奏曲 Op.1(1928)【世界初録音】
クービニアーナ Op.13(1945)
クビーンの絵から Op.13a(1948-49)【世界初録音】
テレーズ・マレングロー(Pazioli F 278 No. 2780649)

録音:2013 年 8月/サン=マルセル福音教会
新ウィーン楽派の代弁者と言われたドイツの作曲家ハンス・エーリヒ・アポステル(1901-1972)の最初期のピアノ曲集。アポステ ルは1916年から1919年まで、故郷のカールスルーエにてピアノ、音楽理論、及び指揮をアルフレート・ローレンツに学びました。その後1920年にカールスルー エのバーデン劇場の楽長になります。アポステルは表現主義絵画に非常に興味を持ち、オスカー・ココシュカ、アルフレート・クービン、エミール・ノルデらと 友人関係にありました。ここに収録された作品は友人であったココシュカ、クビーンの絵画からインスピレーションを得て作曲されたピアノ作品で世界初録音を含 む興味深い内容となっております。彼の作品はナチ政権時代には彼の音楽は退廃音楽とされていたために演奏は禁止されていました。独特な世界が広がります。 (Ki)


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