湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE !! レーベル・カタログ チャイ5



Profilレーベル大セール




独Profilレーベルが誇る名盤から選りすぐりの200タイトルの厳選特価セールです。


特価受付期間〜2020年11月23日まで !!



※表示価格は、全て期間限定特価(税込み)。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
PH-04017(2CD)
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ヨゼフ・シュミット〜生誕百周年記念アルバム ヨゼフ・シュミット(T)
PH-04024
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スペイン舞曲集
グラナドス:スペイン舞曲集Op.37-5
アルベニス:アストゥリアスOp.47-5
ソル:魔笛の主題による変奏曲
 グランド・ソロOp.14
ウェドリヒ:ギター・ソナタ
ペルナンブーコ:マシセ・チョーロ
プホル:悲しみのプレリュード
フリーデマン・ウットゥケ(G)
録音:1995年6月、2004年10月
このアルバムではスペインと南米(ブラジル、アルゼンチン)の作曲家の作品を聴き比べることができます。ペルナンブーコやプホルの南米組の曲はスペインの作品の暗いパッションとはまた異なった純化されたメランコリーを帯びていて、それがウィットゥケのテンペラメントと殊更に合っているようです。20 世紀後半が生んだギターソロの名曲「コユンババ」をフィーチャー。端正なアプローチによるヴィラ‐ロボスにも注目!  (Ki)
PH-04029
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モーツァルト:弦楽四重奏曲集Vol.3
第18番イ長調 KV.464/
第19番ハ長調 KV.465「不協和音」
クレンケSQ
PH-04032(3CD)
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モーツァルト:弦楽四重奏曲集Vol.1-3 BOX
第14番ト長調 KV.387 *
第15番ニ短調 KV.421*
第16番変ホ長調 KV.428
第17番変ロ長調 KV.458「狩」
第18番イ長調 KV.464
第19番ハ長調 KV.465「不協和音」
クレンケQ[アンネグレート・クレンケ(Vn1)、
アーテ・ハルトマン(Vn2)、
イヴォンヌ・ウーレマン(Va)、
ルート・カルテンホイザー(Vc)]

録音:2003年〜2005年
それぞれ分売でリリースされていたクレンケ・カルテットのハイドン・セットがひとつになりました。クレンケ・カルテットは1994年結成の若い団体。メンバーすべてがワイマールのフランツ・リスト音楽大学で学んだ魅力的な女性たち。甘い音色としなやかな感性が光るモーツァルトです。 (Ki)
PH-04035
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パラディージ・グローリア〜スターバト・マーテル
プーランク:スターバト・マーテル*
シマノフスキ:スターバト・マーテル*
ペンデレツキ:スターバト・マーテル(ルカ受難曲 より;1962)+
リーム:スターバト・マーテル(デウス・パッスス より;1999/2000)#
ジョルジナ・フォン・ベンツァ(S)
ヴィオレッタ・ウルマーナ、
イリス・フェルミリオン(Ms)
ビルギット・レメート(A)
ファビオ・プレヴィアティ(Br)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)*
クシシュトフ・ペンデレツキ(指)+
ヘルムート・リリング(指)#
ミュンヘン放送O
バイエルン放送cho
録音:2000年3月*、2001年4月+、2002年2月#
ナチス・ドイツ下のオランダで逃避生活を余儀なくされるなかで綴られた余りにも有名な日記をテクストとして作曲された独唱オペラが初めてこのCDに収録されました。作曲者のフリート自身も旧ソ連のラーゲリに送られたという経験の持ち主ですが、ロシアン・モダニズムの伝統も反映した音楽は思ったほど重くはありません。ソプラノのシュヴァルツハウプトはクラシック界での活躍に止まらず、ポップスのジャンルでもチャートの50位以内にランクするほどの多芸な歌手ですが、ここでは多感な少女の感情の動きを饒舌感なく描き出しています。 (Ki)
PH-04043
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マーラー:交響曲「大地の歌」 キルステン・トルボルイ(Ms)
チャールズ・クルマン(T)
ブルーノ・ワルター(指)VPO

録音:1936年5月24日
PH-04044
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グリゴリ・フリート:モノ・オペラ「アンネ・フランクの日記」 サンドラ・シュヴァルツハウプト(S)
ハンス・デッカート(指)
エムスラント・アンサンブル

録音:2003年11月
ナチス・ドイツ下のオランダで逃避生活を余儀なくされるなかで綴られた余りにも有名な日記をテクストとして作曲された独唱オペラが初めてこのCDに収録されました。作曲者のフリート自身も旧ソ連のラーゲリに送られたという経験の持ち主ですが、ロシアン・モダニズムの伝統も反映した音楽は思ったほど重くはありません。ソプラノのシュヴァルツハウプトはクラシック界での活躍に止まらず、ポップスのジャンルでもチャートの50位以内にランクするほどの多芸な歌手ですが、ここでは多感な少女の感情の動きを饒舌感なく描き出しています。 (Ki)
PH-04050
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モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」/
交響曲第28番K.200
歌劇「劇場支配人」K.486(全曲)*
バーバラ・キルダフ(S)*
エディト・ヴィーンス(S)*
デオン・ファン・デア・ヴァルト(T)*
グイン・ハウエル(Bs)*
フェルディナント・ライトナー(指)
バイエルンRSO
録音:1989年6月、ヴュルツブルク宮殿皇帝の間
PH-04053
!!
ギュンター・ヴァント・エディションVol.1
モーツァルト:セレナード第7番ニ長調K.250「ハフナー」」*
レチタティーヴォとアリア
「私のうるわしい恋人よ、さようなら・・留まって下さい、ああいとしい人よ」K.528#
エルネ・シェベシュティエーン(Vn)
エディット・ヴィーンズ(S;#)
ギュンター・ヴァント(指)バイエルンRSO
録音:1982年5月21日、ヘラクレスザール
PH-04060
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エフゲニー・コロリオフ〜ハイドン:ソナタ集
変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII-6
ソナタ ト長調 Hob.XVI/11
ソナタ第23番ヘ長調 Hob.XVI-23
ソナタ第20番ハ短調 Hob.XVI-20
エフゲニー・コロリオフ(P)
ギレリスと同門でかのネイガウスに師事したコロリオフによるハイドン。ロンドン時代の有名な変奏曲、エステルハージ時代の2つのソ ナタをはさんで、ディヴェルティメントとも呼ばれる初期のト長調まで、コロリオフの確かな技術は得意のバッハにも通じる存在感です。 (Ki)
PH-04065
ショパン:ピアノ作品集
バラード(全4曲)即興曲(全4曲)、
ボレロ イ短調Op.19
エフゲニー・ムルスキー(P)
録音:2004年8月13-14日、9月17日。
ウズベキスタンのタシケント生まれのムルスキーは現在ベルリンを拠点に活躍しています(そのため名前もドイツ流にオイゲネと読まれることもあります)。1975年生まれ。そのムルスキーを起用して、PROFILはショパンを網羅的に録音するようです。翳りを帯びたムルスキーのショパンは、独特の鬱な魅力があり、深い思索を感じさせます。腕の立つだけのショパンに飽きたなら、ぜひこのムルスキーのショパンを!  (Ki)
PH-04066
!!
ショパン:ピアノ作品集Vol.2
ワルツ(全20曲;第2番初版付)
エフゲニー・ムルスキー(P)
PH-04068
!!
ショパン:歌曲全集(19曲) コンラッド・ジャルノット(Br)、
エフゲニー・ムルスキー(Pf)
ショパンの歌曲はすべてポーランド語の歌詞により、この言語ならではのリズムと抑揚を生かしていますが、ここでは珍しくドイツ語訳による歌唱。1972年生まれのイギリスのバリトン、コンラッド・ジャルノットが甘い美声を聴かせてくれます。ショパンの歌曲は女声で歌われることが多いですが、〈酒宴〉や〈舞落ちる木の葉〉などは男声向きで、その深さに驚かされます。 (Ki)
PH-04069(2CD)
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ショパン:ピアノ作品集Vol.3 〜
ポロネーズ集

第1番嬰ハ短調Op.26-1/第2番変ホ短調Op.26-2
第3番イ長調Op.40-1「軍隊」/第4番ハ短調Op.40-2
第5番嬰ヘ短調Op.44/第6番変イ長調Op.53「英雄」
第7番変イ長調Op.61「幻想」/第8番ニ短調Op.71-1
第9番変ロ長調Op.71-2/第10番ヘ短調Op.71-3
ト短調/変ロ長調/変イ長調/嬰ト短調/変ロ短調/変ト長調
アンダンテ・スピアナートと
華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調Op.22
エフゲニー・ムルスキー(P)
ムルスキーは1975年ウズベキスタンのタ シケント生まれ。ガヴリーロフやリュビーモフ、シチェルバコフを教えた名教師レフ・ナウモフに師事、コブリンとは同門にあたります。 1994年ロンドン国際ピアノ・コンクール第1位。そして、過去6年間に2000年にオスロで開かれた権威あるグリーグのコンクールほか、 2001年にはブレーメン・ピアノ・コンクール、2002年にナポリ・デンツァ・ピアノ・コンクールと幅広く賞を獲得しています。第1 弾のバラード集(PH.04065)もそうでしたが、抜群のテクニックであざやかに聴かせます。  (Ki)
PH-04070
!!
ショパン:練習曲Op.10/Op.25
3つの新しい練習曲ヘ短調/ 変ニ長調/変イ長調
エフゲニー・ムルスキー(P)
1975年ウズベキスタンのタシケント生まれのムルスキーによるショパン第4弾。このたびの内容はかれを知るのにうってつけのエチュード・アルバム。師レフ・ナウモフの薫陶を受けた呆れるほどのテクニックの冴えは、同門のガヴリーロフやシチェルバコフのそれを思わせます。 (Ki)
PH-04073
!!
ショパン:前奏曲集(Op.28、Op.45、
第26番)
ドイツ民謡「スイスの少年」による変奏曲ホ長調
変奏曲「パガニーニの思い出」
華麗なる変奏曲Op.12
モーツァルトの「お手をどうぞ」による変奏曲Op.2
エフゲニー・ムルスキー(P)

録音:2009年11月、2010年12月、シュトゥットガルト
これまでショパンの作品を多数演奏・収録してきたムルスキー注目の新盤。ショパンの代表作ともいえる「24の前奏曲集」全曲に加え、オペラを強く愛したショパンらしい、オペラ作品の変奏曲も収録されています。特に注目すべきは、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の“そこで互いに手を取り合って”に基づく変奏曲。本来この作品はピアノと管弦楽のための作品ですが、このCDにてムルスキーはピアノのみという興味深い編成での演奏を試みています。ショパン界を牽引してきたムルスキーの、定番かつ新鮮な演奏を堪能できるおすすめのCDです! (Ki)
PH-04083
!!
コルンゴルト:ピアノ作品集
ソナタ第1番ニ短調/第2番ホ長調Op.2/
第3番ハ長調Op.25
子供の為の4つの小さな絵Op.19
シュトラウス物語Op.21
ミヒャエル・シェーファー(P)
※旧 CALIG レーベルからの移行再発売
コルンゴルトの3つのピアノ・ソナタには他にも録音がありますが、このCDはさらに愉快な「子供のための4つの小さな絵」と 「シュトラウス物語」を収録しているのが魅力大です。ことにシュトラウス一家のワルツを素材にした「シュトラウス物語」はコルンゴルトらしい作品。ミヒャエル・シェーファーは1956年生まれのドイツのピアニスト。 (Ki)
PH-04090
!!
ビゼー:交響曲第1番ハ長調*
 「アルルの女」組曲第1番&第2番+
シャルル・ミュンシュ(指)*
チャールズ・ゲルハルト(指)+、RPO
録音:1963年
※原盤:Reader's Digest
どちらもReader’s Digest録音。ミュンシュはビゼーの交響曲第1番を2回録音していて、この古い方の録音の方が圧倒的に人気があります。ミュンシュの充実振りが感じられる覇気のある演奏は、いまだこの交響曲の録音の中では一二を争う人気があります。チャールズ・ゲルハルト(1927-1999)は、指揮者としてまたプロデューサーとしても知られた人。コルンゴルトの映画音楽録音でも知られています。  (Ki)
PH-04091
!!
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第1番変ホ長調Op.12
 第4番ホ短調Op.44-2/フーガ集(4曲)
フォーグラーSQ

録音:2004年7月
2005年で結成20周年と、既に大ベテランのドイツの弦楽四重奏団、フォーグラー四重奏団のメンデルスゾーン。古き良き質実剛健のドイツ魂で知られる団体だけに、このメンデルスゾーンも木目調のぬくもり、こ洒落た雰囲気なんて皆無のひたむきさには引き込まれてしまいます。 (Ki)
PH-04092
!!
ザルツブルク大司教宮殿におけるキリスト生誕の音楽
ヨハン・ミヒャエル・ハイドン:カンタータ「汝ら羊飼いよ、急ぎ来たれ」
ビーバー:田園のソナタ
ゴーラー:羊飼いの歌
アドルガッサー:アリア「去れ、高き石柱」
モーツァルト:教会ソナタ 変ホ長調 K.67
リップ:アリア「われを許したまえ、最も美しき子よ」
ヨハン・ミヒャエル・ハイドン:「アダムの子のなんとわれらの癒しとなることか」
ヨハン・ミヒャエル・ハイドン:「最も聖なる夜」
レティヒ:「さあ今こそ慕え」
ビーバー:ロザリオのソナタ「キリストの顕現」
レティヒ:「汝の住まいの牡牛とロバ」/「おおマリア、御身を思うとき」
ビーバー:ロザリオのソナタ「キリストの誕生」
ストミウス:「イエス・キリスト、御身に誓う」
ストミウス:「ベツレヘムに生まれし御子」
ウォルフガング・ブルンナー(指)
ザルツブルク・ホーフムジーク

録音:1995年7月

PH-05003
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プロコフィエフ:交響曲第5番*
 交響曲第7番+
クラウス・テンシュテット(指)バイエルンRSO
録音:1977年12月1日-2日*、7月12日+ (共にステレオ・ライヴ)
テンシュテットの比較的珍しいレパートリーですが、人気の高い「第5番」よりも、ここでは「第7番」のとてつもない素晴らしさを強調せずにはいられません!一昔前まではこの曲も人気を博していましたが、最近では演奏会でも滅多に演奏されず、すっかり地味な存在となってしまいましたが、この演奏では、プロコフィエフ特有の洒脱さ以外の人生の悲哀と機微が投影しつくされており、今まで味わったことの深みと広がりが心にずっしりと迫るのです。第1楽章の最初の一音のポロンと奏でられる和音の厳かなこと!続く弦の第1主題の均整のとれた美しさは、早くも「第5番」とは違う意気込みで臨んでいることを窺わせます。また低音部をたっぷり効かせた主題のうねりはマーラーの音楽のように大きく息づき、実に意味深い厚みのある音楽に変貌しているのです。ハリウッド的とも揶揄されることのある第2主題は共感の塊!オケの機能美もやる気も第5番以上で、天に向かって聳える音像の立派さに加え、意外なほどの色彩の煌きも鮮烈な印象を残します。隠し味のピアノの音色がバランスよく捉えられている点も、独特の荘厳さを生み出大きな要因になっています。コーダの沈静の呼吸の妙も必聴。第2楽章のワルツも全ての響きに意味があり、こんな切実に迫る演奏は聴いたことがありません。ヴァイオリン両翼配置の効果も絶大!第3楽章は何という温かさ!テンシュテットの人柄を感じると共に、この作品をマーラーの時と同じようなスタンスで臨んでいることをますます痛感させます。ファゴット・ソロから始る中間部は特に聴きもので、軽くおどけて見せる表情の裏に隠された孤独の影を感じてください!終楽章は終止リズムを生き生きと弾ませながらも、決してメカニックな切れや暴走に陥ることなく、これまた表情が多彩。2:27以降の壮麗な展開は、普段から優秀な技量を持つバイエルン放送響ながら、まさに絶頂のコンディションであることも手伝い、第1楽章第2主題が壮大に謳歌される頃は、もう感動の極み!なお、コーダは弱音のまま締めくくるバージョンを採用しています。【湧々堂】
PH-05007
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サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番*
ケクラン
:交響詩「バンダー=ログ」+
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」#
ケルビーニ:歌劇「アナクレオン」序曲**
ルッジェーロ・リッチ(Vn)*
ギュンター・ヴァント(指)ケルンRSO
録音:1970年12月1-5日*、1973年2月10日+、1967年10月27日#、1975年10月31日(ステレオ)**
こちらもすべて正規盤初出。リッチ独奏のサン=サーンスをはじめ、いずれも無骨なまでに引き締まったアンサンブルがヴァントならではの芸と思わせるもの。ファンは必聴のアルバムといえます。  (Ki)
PH-05010
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ピアソラ作品集
ブエノスアイレスの夏/ ノヴィタンゴ
あるヒッピーの頌歌
ブエノスアイレスのマリア - 受胎告知のミロンガ
コラール/ 我らの時代/ キチョ
エスクアロ(鮫)/ オブリヴィオン(忘却)
リベルタンゴ/ミケランジェロ70
フィナーレ(ブレヒトとブレルの間で) (バンドネオンと弦楽のための編曲)
フォルトゥナQ、
ベルート・アーベル(バンドネオン)
PH-05014
!!
シューマン:アベッグ変奏曲 ヘ長調Op.1
パピヨン(蝶々)Op.2
ダーヴィド同盟舞曲集Op.6
スザンネ・グリュッツマン(P)
録音:2001年11月
若き日のシューマンを代表するピアノ作品3 作が収録されています。グリュッツマンは10 代からツヴィカウのシューマン・コンクールなど各地で催されるコンクールに入賞し続け、1989 年のミュンヘン国際コンクールの優勝で決定的な名声を確立しました。現代ドイツを代表するピアニストの一人とみなされています。快速なパッセージを涼しく弾き進めていくテクニック。そしてスローパートをじっくり聞かせる奥行きのある解釈。饒舌さとは無縁であることで、却って燃え上がるロマン派の息吹を確かに伝えてくれる、そんな演奏がここにあります。 (Ki)
PH-05017(3CD)
!!
フンパーディンク:歌劇「王の子供たち」 トーマス・モーザー(T王の息子)
ダグマール・シェレンベルガー(Sガチョウ番の娘)
ディートリヒ・ヘンシェル(Brヴァイオリン弾き)
マリリリン・シュミージュ(Ms魔女)
アンドレアス・コーン(Bsきこり)
ほか
ファビオ・ルイージ(指)ミュンヘン放送O
バイエルン放送交響cho
ミュンヘン少年cho

録音:1996年3月22、24日、ミュンヘン
かつてCALIGレーベルから発売された録音の久々の再発です。「ヘンゼルとグレーテル」で有名なエンゲルベルト・フンパーディンクは、他にもいくつかオペラを書き残しており、その中ではこの「王の子供たち」が比較的知られています。やはりメルヘン調の題材ながら、こちらは悲劇。森の中で魔女に働かされているガチョウ番の娘と、王の息子(継承権のない王の子)が出会い、恋に落ちる。魔女の魔法で森から出られないガチョウ番の娘だったが、彼女も王家の血筋を引いていることを知り、王の息子と結ばれるため自力で魔力を破り町へ向かう。しかしそれぞれ町へ向かった二人は、結局市民たちから追い出され、森の中で魔女の焼いた死のパンを食べて死んでしまう。音楽にもワーグナーの影響が顕著で、「ヘンゼルとグレーテル」に比べ遥かにロマンティックな色彩が豊かな作品になっています。この録音は1996年にバイエルン放送が収録したもの。王の息子にトーマス・モーザー、ガチョウ番の娘にダグマル・シェレンベルガー、ヴァイオリン弾きにディートリヒ・ヘンシェルと、マイナーオペラとは思えないほどの豪華キャスト。しかも指揮はファビオ・ルイージ!当時ルイージは、彼の名声を高める礎となったウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者に就任して間もないころで、評判が急上昇しているころでした。埋もれてしまいがちな「王の子供たち」をこれだけの充実した面々の演奏で聞けるのはありがたいことでしょう。 (Ki)
PH-05019
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アンナ・マリア・ルイザ・デ・メディチの庭園
エリセンダ・ファブレガス:ヴォセ・デ・ミ・ティエラ
ヒラリー・タン:アンナ・マリア・ルイザ・デ・メディチの庭園
ウインドホーヴァーリーフ
エレーナ・カッツ=チェルニン:カラーズ・オブ・ザ・シー
マイニンガー・トリオ
[クリストファー・マイニンガー(Fl、A-Fl)、フランソワ・グローベン(Vc)、ライナー・ゲップ(P)]
録音:2005年
PH-05029(2CD)
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フランツ・シュミット(1874-1939):オラトリオ「七つの封印の書」 エーベルハルト・ビュヒナー(T) 
ローベルト・ホル(Bs)
ガブリエーレ・フォンターナ(S) 
マルガレーテ・ヒンターマイヤー(A)
クルト・アゼスベルガー(T) 
ロベルト・ヘルツァー(Bs)
マルティン・ハーゼルベック(Org)
ホルスト・シュタイン(指)ウィーンSO、
ウィーン楽友協会cho
録音:1996年5月、ウィーン・ムジークフェラインザール
※CALIG レーベルからの移行再発売
PH-05037
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ハイドン:交響曲第94番ト長調「驚愕」*
ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」#
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
バイエルンRSO

録音:1979年1月26日ヘルクレスザール(ライヴ)
正規盤初出。先のブラームス1番(PH.05021) と同日のライヴで、前半のプログラムであったハイドンとラヴェル。いずれもジュリーニお気に入りの作品ですが、こちらも屈指の高機能オケ、バイエルン放送響との相性の良さを物語る素晴らしい内容となっています。フィルハーモニアとのスタジオ録音(56年 / EMI)やウィーン・フィルへの客演などでも取り上げている名作「驚愕」。ためしに、なんとも柔らかく開始される木管と弦の序奏を聴いてみて下さい。どこまでも格調高くエレガントな美に彩られていることか。モダンオケの磨き抜かれた響きで、ゆったりとたっぷりと鳴らされたハイドンは、今では失われつつある古き良き伝統を思い起こさせます。まさに次元を超えた美。やはりフィルハーモニアや、後年のコンセルトヘボウ(89 年 / SONY)など数種の録音でも知られるマ・メール・ロワ。ファンタジー一色に染め上げられた世界は、触れると壊れてしまいそうな繊細さがたまりません。それにしても、このオケの柔軟性にはただ驚かされるばかり。巨匠スタイルへ傾斜を深めてゆくジュリーニの音楽づくりとバイエルン放送響の圧倒的な存在感。バイエルン放送による録音も見事です。 (Ki)
PH-05041
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ブラームス:セレナード第1番*
ウェーバー:クラリネット協奏曲Op.74+
ヘルムート・ギーサー(Cl)+
ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO
録音:1968年10月2日(*)、1977年11月25日+、ケルン、ヴァルラフプラッツザール
60年代のブラームスもヴァントの伝記作家にして当シリーズ監修人ヴォルガング・ザイフェルト教授の一番のお薦め演奏だけあって、50歳代のヴァントの切れ味の良いリズムと独特の気品があります。ウェーバーもドイツドイツした味わい深さが素晴らしい1枚。管楽器マニアにはもうお馴染みのヘルムート・ギーサーは、長年ケルン放響の首席を務めたかの地の伝説的クラリネット奏者。 (Ki)

PH-05047
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モーツァルト:交響曲第39番
 交響曲第41番「ジュピター」
 歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲
トーマス・ファイ(指)
マンハイム・モーツァルトO
ハイドンベートーヴェン(ヘンスラー)で刺激的な演奏を繰り広げてきたフェイが、またしてもやってくれました!新たにたにオリジナル楽器のオケを率いて傑作「ジュピター」と39番をリリース!「ジュピター」は1990年頃にもシュリアーバッハー室内管と既に録音しており、それはもう師のアーノンクール顔負け、超過激にティンパが飛び交う凄演でした。ここでのオケは2003年にフェイ自身が創設したマンハイム・モーツァルト管弦楽団。モーツァルトの誕生日に合わせて2006年1月27日にコンサート・デビューを果たしたばかり。当録音は2年近くにも及ぶ周到な準備期間を経て臨んだそうです。
「第39番」は、第1楽章序奏から、決死の覚悟を込めた濃厚な表現。弱音のティンパニのトレモロがここまで意味深く響いた例も珍しく、なにやら恐怖さえ予感させます。主部に入ると一転して緩やかなテンポで優雅なニュアンスに変貌。入念なアーティキュレーションを施しながらも柔らかな感触で歌いあげ、憧れの風情が漂います。ところがフォルテの経過句からテンポアップ!3拍子の拍節を強靭に際立たせ、力感満点の推進力を発揮。当然提示部の繰返しは敢行していますが、2回目は楽想の変わり目でリタルダンドするなど、単なる反復に終わらないのもフェイならでは。アクセントの衝撃度も尋常ではありません。展開部と再現部の間で長い間を取るのも、ニュアンスの変化を丹念に表出しようとするフェイの真摯な態度の現れ。第2楽章は粘らずに清々しい歌に溢れていて、聴き手を自然に引きつけける魅力が一杯。ややテンポを上げて、低弦リズムをゴリゴリと突出させて進む第2主題の切迫感、長調と短調のニュアンス入れ替えの何と鮮やかなこと!第3楽章の呼吸の起伏の大きさにも驚愕!2小節を一つの単位として音楽をとことんうねらせますが、奇を衒った物々しさではなく、実に格調高い一枚岩の構築を確立しているのです。トリオのクラリネットの対旋律を主旋律と同等に響かせている点にもご注目。それを弦に引き継いでからも、その対旋律は同様に鼓動を続け、脈々と生命感を注入するという入念さ!終楽章は、超絶品!こんな高密度を誇る演奏がムラヴィンスキー以来あったでしょうか!全声部が強固な緊張で連動し合い、音楽の恰幅の大きさも並ではありません。他のどんな演奏からも浮かび上がってこなかった魅力的な表情が次々と迸り、ただただ唖然!
「ジュピター」
も期待通りの名演。前回の録音の破壊的な凄みに比べると、立派に整理されていますが、それでも他では絶対味わえない凄演であることに変わりなく、クレンペラーのような大伽藍的造型を愛する方をも驚喜させるに違いない巨大な名演奏です!打お1楽章は、完成された立派な音楽をそのまま鳴らすのではなく、伝統の殻を必死で脱ぎ捨てようとするする、沸々とした情熱が全体に漲り、まさに格闘の音楽!第2楽章は特にノンヴィブラート・アレルゴーの方に耳を傾けていただきたい演奏。どこにも淡白な流れる瞬間などなく、フレーズの端々から美しい余韻が滲むのを感じていただけると思います。第3楽章も荘厳さの極み。ほとんどアタッカで突入する終楽章は圧巻!快速テンポで、前ののめりになるほど何かに追い立てられるような緊迫感!この攻撃力があのベートーヴェンの1番&2番の名演に繋がることを思い知らせれます。声部の抉りが強力に深いのは相変わらず。とにかく1分でも長くこのワクワク感に浸っていたいという気持ちで全てのリピート敢行がこんなにありがたく感じたことは滅多にありません。なお、ピッチは現代オケとほとんど変わりなく、管楽器とティンパニに時代楽器を用いているようです。 【湧々堂】

PH-06004
!!
デニス・ブレイン&ヴァント
(1)ヴァルター・ブラウンフェルス(1882−1954):エクトル・ベルリオーズの主題による幻影
(2)モーツァルト:ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
(3)タデウシュ・ベイルド(1928−1981):オーボエと管弦楽のための4つの対話(1964)
(1)ケルンRSO
  録音:1953年12月(放送用セッション・モノラル)
(2)デニス・ブレイン(Hrn)、ケルンRSO
  録音:1951年1月(放送用セッション・モノラル)
(3)ローター・ファーバー(Ob)
  バイエルンRSO
  録音:1968年2月(ライヴ・ステレオ)
ベイルド以外の録音は放送用のセッション録音というだけあり、音質も高水準で、特にモーツァルトの美音したたるブレインとの共演は品格あふれる逸品です。拾いものはブラウンフェルス(デッカ頽廃録音シリーズ「鳥」が有名)。ロマン主義の伝統を尊重した『内省的とは極めて対照的に効果的で劇的な手法』(ニューグローブ音楽事典1994)と評される作風だけあり、リヒャルト・シュトラウスの交響詩ばりに、ひたすら盛り上がる曲調が爽快ですらあります。ヴァントも絶好調の激しさです。ベイルドはポーランドの重要作曲家でこの「4つの対話」が代表作といえるもの、『彼の主眼は強烈であふれるばかりの音の美しさなのである』と前掲のニューグローブ音楽事典1994で取り上げられている名曲。多彩なプログラムがたいへん魅力的な一枚でございます。ギュンター・ヴァント・エディションVol.17。 (Ki)
PH-06011
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ブゾーニ:「ファウスト博士」の為の2つの習作Op.51*
フランク:交響詩「プシシェとエロス」#
ドヴォルザーク:交響曲第8番+
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)ケルンRSO
音:1971年1月11日(ステレオ)*/1971年1月15日(ステレオ)#/1958年11月3日(モノラル)+
カンタービレの巨匠ジュリーニが振ったケルン放送響とのライヴ集第2 弾。彼がもっとも充実していた1970 年代のブゾーニとフ ランクは、既出ズッカーマンとのメンデルスゾーンとドビュッシー「海」と同日のライヴ(PH.06010)になります。とくにフランク では、後年のベルリン・フィルとの再録でもみられる幻想的な美しさがたいへん魅力的。 メインのドヴォルザークはジュリーニ40代半ばのもの。旋律を歌い尽くした89年のコンセルトへボウとのライヴとは大きく印象も 異なり、第1 楽章のコーダやフィナーレでの堰を切ったようにはじけた表現はまことに痛快です。WDR アーカイヴの音源使用により 音質良好です。 (Ki)

PH-06012
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ブルックナー:交響曲第5番 ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO
録音:1995年11月29日、12月1日、デジタル
ブル5の最高峰との呼び声も高い録音が遂に正規盤で登場!音質もクリヤーで温かみがあり最高に素晴らしいものがございます。この頃のヴァントは巨匠ぶりが尋常でないだけに、しかも曲も曲。人知を超えた崇高さで、いつなんどき聴いても無条件で感動させられてしまいます。しかも、当時のミュンヘン・フィルはベルリン・フィルと肩を並べていただけあってその美しさ巧さも絶品!  (Ki)
PH-06021
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ブラームス:四重唱曲集
3つの四重唱曲Op.31、
3つの四重唱曲Op.64、
4つの四重唱曲Op.92、
6つの四重唱曲Op.112〜憧れ/夜に
アンドレアス・ロートコプフ(P)、
フリーダー・ベルニウス(指)
シュトゥットガルト室内cho
うつくしいハーモニーと精度の高いアンサンブルで評価の高いベルニウス率いるシュトゥットガルトのチームによるブラームス。


PH-07004(2CD)
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マーラー:交響曲第9番ニ長調*
R.シュトラウス:交響詩「死と変容」#
ジュゼッペ・シノーポリ(指)
ドレスデン・シュターツカペレ

録音:1997年4月6日-8日、ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)*/2001年1月10日、11日、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)#
2001年4月20日、ジュゼッペ・シノーポリは「アイーダ」の演奏中に心臓発作で倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。ドラマチックな最期を遂げた彼を語る上で、まず真っ先に思い起こされる究極のレパートリーといえば、当時の手兵フィルハーモニア管と作り上げた全集録音(85 〜 94年)と続くドレスデンとの「大地の歌」(96年)で知られるマーラーをおいてほかにないでしょう。スタジオ盤より3年あまりを経ての第9交響曲。1992年以来首席指揮者を務めたドレスデン国立歌劇場管とのライヴは、極端なテンポ・ルバートを基調とした主情的なアプローチがいっそうの深化を遂げ、えもいわれぬ耽美的世界が繰り広げられています。トロけるような官能と陶酔。93年録音との端的な違いの顕れとしては、第1 楽章がおよそ5分、アダージョも2分以上と、すべての楽章の演奏時間が拡大した結果、全曲が10分近くも長くなっていることが挙げられます。いっぽう、当楽団ととりわけゆかりの深いシュトラウスはシノーポリが世を去る3ヶ月前のもの。いくつかのオペラや「英雄の生涯」「アルプス交響曲」など主要な管弦楽作品を録音している当コンビですが、「死と変容」はこの顔合わせでは初めて。なるほど「シュトラウスのオケ」ドレスデン。こちらも匂い立つような色気がそこかしこに充満して、浄化の動機が歌われるあたり時に退廃的な美を醸し出して替え難い魅力です。いずれにしてもシノーポリのアクの強さもさることながら、“どこまでも精緻で表情も濃厚”、このオケの底知れぬポテンシャルにはまったく驚かされます。ここに聴く内容から想像するに、シノーポリ&ドレスデンはまだまだ恐ろしく凄絶な音楽をやってのけたであろうはずで、突然の死が惜しまれてなりません。 (Ki)
PH-07007(2CD)
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ゲッツ:歌劇「じゃじゃ馬馴らし」 ゴットリープ・フリック(Bsバプティスタ)、
アンネリース・クッパー(Sカタリーナ)、
エリーザベト・リンダーマイアー(Sビアンカ)、
ワルデマール・クメント(Tルチェンティオ)、
ベンノ・クシェ(Brホルテンジオ)、
マルセル・コルデス(Brペトルーキオ)他
ヨゼフ・カイルベルト(指)
バイエルンRSO&cho

録音:1955年
ヘルマン・ゲッツ(1840−1876)は、ケーニヒベルクに生まれたドイツの作曲家。ベルリンでハンス・フォン・ビュローに学んだ後、ヴィンタートゥールやチューリヒなど、スイスで暮らしました。「じゃじゃ馬ならし」は、1874年、マンハイムで初演されたオペラ。題名通り、原作はシェークスピアの「じゃじゃ馬ならし」で、基本の物語は全く一緒。パドヴァの裕福な貴族バプティスタには二人の娘がいて、姉カタリーナは口やかましい性格、一方妹ビアンカは美しく穏やかな性格。ルチェンティオとホルンテンジオがビアンカに求婚者するも、バプティスタは、姉が結婚しなければ妹は結婚させぬと宣言。それを聞きつけたペトルーキオは、カタリーナを無理やり口説き落として結婚、しかし彼は、カタリーナに厳しい「躾」をして本当の愛を目覚めさせる、というもの。近年は上演がさっぱりありません。このカイルベルト指揮の放送用録音は、戦後唯一の録音。フリック、クメント、クッパー、クッシェなど、名歌手が揃っています。  (Ki)

PH-07009
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アーロノヴィチ/「レニングラード」
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番ハ長調Op.60「レニングラード」
ユーリ・アーロノヴィチ(指)
SWRシュトゥットガルトRSO
録音:1993年4月20日-21日、シュトゥットガルト、リーダーハレ・ヘーゲルザール(ライヴ)
“攻防戦の生き証人”アーロノヴィチが振ったレニングラード交響曲という注目のアルバムが登場します。 レニングラードに生まれた指揮者アーロノヴィチ(1932 − 2002)。当作品成立の直接的な出来事であるナチの包囲がまだ始まる以 前、彼はまだ子供でしたが生地からの避難を強いられました。彼を含む避難民を乗せた列車はレニングラード郊外100キロのあた りで爆撃を受け、数千人の乗客のうちわずかに生き延びたのは70人ほど。九死に一生を得たのち、彼は包囲の真っ最中のレニング ラードまで2ヶ月かけて徒歩で帰り着きました。包囲が解けるまでは果敢にもレジスタンス活動に身を投じて、1943年には11歳の少年として異例にも国家からレニングラード防衛の功績により勲章を授けられています。 アーロノヴィチがこの曲を初めて聴いたのはまさに包囲下にあるレニングラードにおいてでした。数年後に、この作品の演奏を通 じて作曲家とともに仕事をしていたとき、彼はショスタコーヴィチに戦時下で同曲の演奏が彼に与えた印象のほどを語り、これを 聞いたショスタコーヴィチはたいへん感銘を受けて、ふたりが一緒に仕事をするときはいつも若き指揮者に彼の話を繰り返させた ものでした。 アーロノヴィチは作曲者がこの作品について述べたことをつぎのように引用しています。 “この交響曲は単にファシズムに対する勝利を祝しているわけではない。同時にそれは邪悪にたいする善の、また反啓蒙主義にたい するヒューマニズムの、死にたいする生の勝利をたたえているのです。” このように作曲者とも親交があり、録音ではBIS の第5 番が知られるアーロノヴィチは自他ともに認めるショスタコーヴィチの権 威のひとり。上記のような壮絶な実体験が色濃く反映されたシュトゥットガルトとの「レニングラード」ライヴが、緊張感と白熱 の度合いにおいてまれにみるほどの演奏内容となっていても少しも不思議ではありません。 (Ki)
PH-07014(2CD)
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ベルリオーズ:レクイエムOp.5 キース・イカイア=パーディ(T)
コリン・デイヴィス(指)
シュターツカペレ・ドレスデン、
ドレスデン国立歌劇場cho、
ドレスデン・シンフォニーcho、
ドレスデン・ジングアカデミー
録音:1994年2月14日、ドレスデン、聖十字架教会(ライヴ)
PH-07015
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ハイドン:ヴァイオリン協奏曲ト長調、
ミヒャエル・ハイドン
:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調、
モーツァルト
:アダージョ ホ長調KV.261
ルーカス・ハーゲン(Vn & 指)
カメラータ・ザルツブルク
ザルツブルクに生まれモーツァルテウムで学んだルーカス・ハーゲン。卒業後もクレーメルについて学び、指揮者アーノンクー ルや作曲家リゲティからも多大なる影響を受け、第1ヴァイオリンを務めるハーゲン四重奏団は現代屈指の名カルテットとして 広く知られるところです。7年に渡りヨーロッパ室内管を率い、またアバド指揮のルツェルン祝祭管のメンバーとしても多彩な 活躍を繰り広げています。 このアルバムはこれまで室内楽録音が中心であった彼が、ソリストとしての高い力量を示した意欲作。首席指揮者ノリントンのもとモダン楽器にピリオド・アプローチを採用したスタイルによる精鋭アンサンブルをバックに、師クレーメルのごとくヴァイ オリンが鋭く切り込むさまはまことに清清しいかぎり。使用楽器はオーストリア国立銀行収蔵の、アントニオ・ストラディヴァ リ制作「Rawark」。 
PH-07019(2CD)
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メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」 ミヒャエル・フォレ(Bs)
アンドレア・ロスト(S)
マルヤーナ・リポヴシェク(A)
ヘルベルト・リッペルト(T)
レティツィア・シェレール(S)
トーマス・クーリー(T)
バルバラ・フレッケンシュタイン(S)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
バイエルンRSO
バイエルン放送cho

録音:2001年7月12日ミュンヘン・ヘルクレスザール(ライヴ・ステレオ)
[バイエルン放送収録による自主制作]
日本にもなじみの巨匠ヴォルフガング・サヴァリッシュがバイエルン放送交響楽団を指揮した選りすぐりのライヴ演奏をお届けするシリーズ。ハイドンの「四季」(1994)、モーツァルトの「ハフナー」&「ジュピター」(1998)、オルフの「アンティゴネ」(1958)に続く第4弾は、メンデルスゾーンの「エリヤ」。2001年にミュンヘンで行われたライヴ演奏は、バイエルン放送の自主制作で収録された音源を、Profilがライセンスを得てリリースするというものです。サヴァリッシュはメンデルスゾーンをたいへん得意にしているようで、ニュー・フィルハーモニア管との交響曲全集(1966−67)のセッション録音をはじめ、ベルリン・フィルとも交響曲第2番をライヴで再録音しているほか、また、すぐれたピアニストしても知られるサヴァリッシュは、歌曲の伴奏という形でもメンデルスゾーンを取り上げてきました。なかでも、サヴァリッシュはオラトリオ「エリヤ」については、1968年にゲヴァントハウス管とセッション録音したのちに、1986年にもNHK交響楽団とライヴ録音を残していることから、思い入れの一際強い作品といえるでしょう。じっさい、過去2回のレコーディングにより培われた経験のゆたかさを感じさせるように、ここに聞くサヴァリッシュの手慣れた手腕はさすがというほかないもので、大編成の陣容を率いての音楽運びと感銘の深さも群を抜いています。収録会場は抜群の音響特性を誇るヘルクレスザールで、こうしたおおきな編成の作品にとってたいせつなポイントである録音状態もすぐれていることもうれしいところです。なお、終演後に拍手が入ります。 (Ki)
PH-07020(2CD)
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ハイドン:「四季」 ルース・ジーザク(Sハンネ)
ロバート・ギャンビル(Tルーカス)
アルフレート・ムフ(Bsジーモン)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
バイエルンRSO、cho

録音:1994年7月31日,ディーセン・アム・アンマーゼー,マリー修道院
1994年に、バイエルン州最南部の湖畔の町、ディーセン・アム・アンマーゼーの修道院で行われたハイドンの「四季」です。70歳のサヴァリッシュは円熟の極みにあり、しかも相手が優秀なバイエルン放送交響楽団、合唱団ということから、大変に充実しています。加えて湖畔の美しい町ディーセン・アム・アンマーゼーに18世紀に建築されたバロック様式の修道院での演奏とあって、コンサートホールとは違った雰囲気が音からも伝わってきます。当時国際的名声を急速に高めていたジーザク、ヘルデンテノールに転向する直前のギャンビル、そして当時45歳のムフの手ごたえのある歌と、歌手も充実。サヴァリッシュとハイドンはいかにも合いそうなのに、録音は少なく、ことに巨匠になってからの録音はほぼ皆無。その点でも貴重な録音の登場です。 (Ki)
PH-07021
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サヴァリッシュのモーツァルト
モーツァルト
:交響曲第35番「ハフナー」
 交響曲第41番「ジュピター」*
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)バイエルンRSO

録音:1998年6月7日ヴュルツブルク、1998年12月1日リンツレゲンテン劇場* (共にデジタル)
かつて、サヴァリッシュのモーツァルトと言えばスタンダード中のスタンダードとして、理想のモーツァルトと讃えられておりました。現在ノリントンなどの古楽過激派の大攻勢の中でも、いまだ輝き続けております。小細工、ハッタリ一切ろうしない、真の正統的演奏と申せましょう。しかも晩年の味わいが、たくまずしてにじみ出ており心を打ちます。サヴァリッシュ指揮活動最後期の至芸でございます。優秀録音。 (Ki)
PH-07035(3CD)
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センパーオパー・エディションVol.11
ヨハン・アドルフ・ハッセ:歌劇「アッティリオ・レゴロ」(全3幕)
レゴロ:アクセル・ケーラー(C.T)
マンリオ(ローマの執政官):マルクス・シェーファー(T)、
アッティリア(レゴロの娘):マルティナ・ボルスト(メゾソプラノ)、
プブリオ(レゴロの息子):ジビッラ・ルーベンス(ソプラノ)、
バルチェ(カルタゴの護民官):カルメン・フッギウス(ソプラノ)、
リチニオ(アッティリアの婚約者):ミヒャエル・フォッレ(バリトン)、
アミルカーレ(カルタゴの大使):ランダル・ウォン(カウンターテナー)
フリーダー・ベルニウス(指)カペラ・サジタリアーナ・ドレスデン

録音:1997年5月22日/ゼンパーオパー(ライヴ)
センパーオパー・エディション第11弾は1997年5月の公演ライヴ。ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783)の歌劇「アッティリオ・レゴロ」はメタ スタジオの台本により、1750年頃の作とされます。ハッセはドイツ前古典派の作曲家ですが、イタリアで学び成功したことから、前半生の作品はナポリ 様式的要素が色濃く残されています。1751年にパリへ行き、さらにドレスデンで触れた当時最新の音楽の影響で作風が一転します。ゆえに「アッティリオ・ レゴロ」は、彼の旧様式の集大成オペラということができます。 紀元前3世紀頃のローマとカルタゴの戦争でローマの執政官レゴロは捕虜となりますが、和平交渉のため仮釈放されローマに戻ります。しかし母国が 交渉が決裂したためカルタゴへ戻り処刑されます。名誉を守った誇り高き姿をハッセがオペラ化。バロックオペラにありがちな小曲の集合体を避け、合唱 と管楽器のオブリガートも控え、美しいアリアと輝かしい弦楽器主体の音楽となっています。
ドイツ合唱音楽界の巨匠フリーダー・ベルニウスが美しく再現。キメどころの合唱の効果はさすがの説得力となっています。 (Ki)
PH-07040(2CD)
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マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」 シャルロッテ・マルジョーノ(S)
ヤルト・ヴァン・ネス(A)
ザクセン州立ドレスデン歌劇場cho
ドレスデン交響cho
ベルナルド・ハイティンク(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:1995年2月13日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ・デジタル)
イヤル・コンセルトヘボウ管首席指揮者時代(1963-1988)の早い段階で、交響曲の全集録音を完成させたハイティンクは、これまでにレコーディン グと並行して実演でも数多く、マーラーの交響曲を取り上げてきました。ゆたかな実績から現代屈指のマーラー指揮者として名高いハイティンクは、第2 交響曲について次のように、第1番とならぶ最多の7種のレコーディングを発表しています。
1968年 ロイヤル・コンセルトヘボウ管(セッション録音) ※全集シリーズ
1984年 ロイヤル・コンセルトヘボウ管(ライヴ録音) ※映像作品
1990年 ロッテルダム・フィル(ライヴ録音) 1993年 ベルリン・フィル(ライヴ録音) ※映像作品
1993年 ベルリン・フィル(セッション録音)
1995年 ロイヤル・コンセルトヘボウ管(ライヴ録音)
2008年 シカゴ響(ライヴ録音)
このたびProfilより登場する音源は、第2次大戦下の民間人大量殺戮として知られる「ドレスデン爆撃」から50周年の節目にあたる1995年2月13日に、 ハイティンクがシュターツカペレ・ドレスデンを指揮して、ドレスデンのゼンパーオーパーでおこなったコンサートの模様を収めたもので、ハイティンクにとっ て 8 つ目の録音ということになります。 よく知られるように、ドレスデン爆撃が敢行された毎年2月13日に、レクィエムやミサ曲などのプログラムによる追悼演奏会をおこなうのが、シュターツ カペレ・ドレスデンの慣例となっており、この前年1994年には、コリン・デイヴィスの指揮でベルリオーズの「レクィエム」を演奏していました。 マーラーの「復活」は、絶望の淵そのものというべき葬送行進曲に始まり、やがてついには合唱を大掛かりに動員して感動的なフィナーレで閉じられると いう、きわめてドラマティックで聴き映えのする作品なので、おそらくはこうしたモニュメンタルなイベントにふさわしいとの判断も働いてのことなのでしょう。 じっさい、ハイティンクは、上記のように1990年にロッテルダム爆撃50周年記念演奏会で、この作品を演奏して大成功を収めた経緯から、同じくここ でもハイティンクはマーラーの「復活」を取り上げたものとおもわれます。 ちなみに、シュターツカペレ・ドレスデンとの共演にあたり、ハイティンクはソリストに、その1990年のロッテルダム・フィル、1995年のコンセルトヘ ボウ管とも共通する顔触れ、マルジョーノとヴァン・ネスを起用して本公演に臨んでいるのも興味深いところです。 こののち2002年にハイティンクは、急逝したシノーポリの後任として当楽団の首席指揮者に就任していますが、ひたむきな音楽運びから導き出された迫 真の内容を通して、当ライヴの充実ぶりがハイティンクへのオファーの少なからぬ要因となったに相違ないと強く実感されることでしょう。 (Ki)

PH-07053(2CD)
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ジュゼッペ・シノーポリ〜エディション・シュターツカペレ・ドレスデンVol.35
■Disc 1
(1)ウェーバー:「オベ ロン」序 曲
(2)R・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」Op.40
(3)ワーグナー:「リエンツィ」序曲
■Disc 2
(1)リスト:交響詩「オルフェウス」
(2)シノーポリ:コスタンツォ・ポルタ讃歌
(3)リスト:愛の墓V〜チェロと管弦楽のための
(4)リスト:交響的断章「ルー・ザロメ」
(5)シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120
■Disc1
ジュゼッペ・シノーポリ(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1998年9月22日(1)(3)、
2001年1月10-11日(2)
ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
■Disc2
ジュゼッペ・シノーポリ(1)(2)(5)、
シルヴァン・カンブルラン(3)、
ペーター・ルジツカ(4)(指)
シュターツカペレ・ドレスデン、
ペーター・ブルーンス(Vc)(3)
録音:1998年10月27日(1)、
1994年12月20日(2)、
2004年3月5-6日(3)、
2001年10月6日(4)、
1993年8月30日(5)
ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
全てステレオ
ジュゼッペ・シノーポリ(1946-2001)が歿してはや15年。彼が1992年から常任指揮者を務めたシュターツカペレ・ドレスデンとのライヴから得意 の 5 作をセレクト。 シュターツカペレ・ドレスデンは1548年にザクセン選帝侯の宮廷楽団として誕生し、1998年に創立450年を迎えましたが、その際の記念コンサー トで演奏されたウェーバーの「オベロン」とワーグナーの「リエンツィ」序曲が感動的。さらに精神医学を学んだシノーポリが、リスト、ワーグナー、シュー マン、リヒャルト・シュトラウスといずれも常人とは異なる精神構造を持っていた人々の音楽を、独自に解釈しているのが興味津々。MDR KULTURAに よる録音も鮮明。写真もふんだんに掲載された92ページに及ぶブックレットも貴重。さらにシノーポリの作曲3篇を、自演のほかカンブルラン、ルジツカが指揮を務めているのも興味津々。チェロの協奏作品である「愛の墓V」は、ペー ター・ブルーンスが独奏なのも魅力。ルジツカ指揮の「ルー・ザロメ」は5分半ほどのオーケストラのみの断章です。 (Ki)
PH-07057(2CD)
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ブルックナー:交響曲第8番ハ短調WAB108(ハース版)
モーツァルト:交響曲第38番ニ長調KV.504「プラハ」*
ベルナルト・ハイティンク(指)シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2002年12月3日ゼンパーオーパー(ライヴ)、2002年9月2日クルトゥーア・パラスト(ライヴ)*
極上のライヴが目白押しでProfilの大人気シリーズ、エディション・シュターツカペレ・ドレスデン。ここに、ブルックナーの第8番にモーツァルトの「プラハ」という超強力なプログラムを担当するのは、楽団の首席指揮者(2002−2004)を務めた巨匠ハイティンク。当シリーズでは2003年ライヴのブルックナー第6番(PH.07011)以来の登場となります。現在のハイティンクが首席指揮者を務めるCSOとも、来年2009年4月に取り上げる予定のブルックナーの第8番。ブルックナー指揮者としてすでに誉れ高いハイティンクですが、なかでも第8番については過去にも好んで取り上げています。長きに渡る手兵コンセルトヘボウ管とは、交響曲全集録音シリーズ中の1969年、1981年にデジタルで再録音、さらには2005年ライヴでも録音しており、また、この間1995年にウィーン・フィルともセッション録音をおこなっています。そして、9月末の首席指揮者就任から2ヶ月あまりを経過し、あらたなシェフ、ハイティンクに大きな関心が寄せられるなかで迎えたドレスデンとのライヴ。まさしくこれは歳を重ねて円熟味と盤石の安定感を誇る巨匠と、底知れぬ魅力を秘めたオケとの顔合わせが正しかったことを証明する何よりの内容といって差し支えないでしょう。カップリングとなるモーツァルトの「プラハ」もまた、たいへん興味の尽きない内容といえそうです。不思議なことに、ハイティンクのモーツァルト録音はこれまでのところオペラに限定されているため、やはりオケが名門ドレスデンということもあり、交響曲の登場は大いに歓迎されるところです。なお、こちらは同年8月にドレスデンを襲った大洪水による深刻な浸水被害で使用不能となったゼンパーオーパーに替えて、演奏会場にはクルトゥーア・パラストが選ばれています。
=トラックタイム(※ともに実測値)=
▼ブルックナー第8番 T.16'26+U.15'18+V.27'50+W.24'49=TT.1゜24'23
▼モーツァルト「プラハ」 T.12'40+U.9'17+V.5'51=TT.27'48  (Ki)
PH-07060(2CD)
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ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 ローレンツ・フェーエンベルガー(Tマックス)
マルガレーテ・テシェマッハー(Sアガーテ)
クルト・ベーメ(Bsカスパール)
アルノ・シェレンベルク(オットカール)
ハインリヒ・プフランツル(Brクーノ)
エルフリーデ・トレチェル(Sエンヒェン)
カール・エルメンドルフ(指)
シュターツカペレ・ドレスデン,
ドレスデン国立歌劇場cho

録音:1944年
作曲家ウェーバーがかつてドレスデン国立歌劇場の楽長だったことは有名。当然、ウェーバーのオペラの上演も盛んなのですが、意外なことに傑作ドレスデンでの「魔弾の射手」の録音は1973年のカルロス・クライバーのDG録音までは、この録音と、戦後間もない頃のルドルフ・ケンペ指揮の録音しかありません。この「魔弾の射手」は、古き良きシュターツカペレ・ドレスデンの薫り豊かなウェーバーが楽しには打ってつけの貴重な録音です。指揮は、バイロイト音楽祭で長く活躍し、1943年にカール・ベームからドレスデンの音楽監督を引き継いだカール・エルメンドルフ。しかも当時のドレスデンの名歌手が総動員。テシェマッハーを筆頭に、フェーエンベルガー、ベーメ、トレチェルら、いずれも当時のスターたちです。PREISERからPRCD90386で発売されている録音と同一ですが、音の点で好評を博しているProfilのドレスデン国立歌劇場歴史的録音シリーズでの発売は歓迎できるものでしょう。 (Ki)

PH-08028(2CD)
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バッハ:クリスマス・オラトリオBWV.248(第1部〜第3部)、
ヨハン・クリーガー(1652-1735):夕方にどこへ行くのだ
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)、
フリーデリケ・ザイラー(S)、
エリカ・ヴィンクラー(A)、
ハンヌ・スヴェドベリ(Bs)、
シュトゥットガルト児童合唱聖歌隊、
アウグスト・ランゲンべック(指)
シュトゥットガルトRSO、
ベルンハルト・ミヒャエリス(T)*、
ヘルマン・クライス(Vc)*、
ヘルマン・ヴェルダーマン(Cem)*

録音:1955年、1956年* (共にモノラル)
夭折の名テナー、ヴンダーリヒが参加する「クリスマス・オラトリオ」。全曲ではないのが惜しまれますが、これはたいへんな代物です。   (Ki)

PH-08029(4CD)
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ロストロポーヴィチ記念コンサート
(1)ウォルトン:パッサカリア
(2)カンチェリ:涙のあとに
(3)デュティユー:ザッヒャーの名による3つのストローフェ
(4)シュニトケ:インプロヴィゼーション
(5)ルトスワフスキ:ザッヒャー変奏曲
(6)ブリテン:無伴奏チェロ組曲第2番Op.80
(7)シュニトケ:弦楽三重奏の為のメヌエット

(8)プロコフィエフ(ロストロポーヴィチ編):シンデレラのワルツ、3つのオレンジへの恋の行進曲

(9)ロストロポーヴィチ:ユモレスクOp.5
(10)ロストロポーヴィチ:エチュード
(11)ドビュッシー:夜想曲とスケルツォ
(12)ピアソラ:グラン・タンゴ
(13)カンチェリ:ほほえみをスラヴァに
(14)シャポーリン:ロシアの歌とスケルツォ
(15)シュニトケ:郷愁の音楽
(16)ブリテン:チェロ・ソナタOp.65
(17)シュニトケ:「ペール・ギュント」エピローグ
(18)ミャスコフスキー:チェロ・ソナタ第2番
(19)プロコフィエフ:チェロ・ソナタOp.119
(20)シチェドリン:スラヴァ、スラヴァ!
(21)ヘンツェ:マルガレート・ゲッデス哀悼〜チェロ6本の為の
(23)プロコフィエフ:チェロ小協奏曲第2楽章〜チェロ6本の為の
(22)シチェドリン:良い旅を〜スラヴァの思い出に〜リコーダーとチェロ6本の為の(世界初演)
(24)カルソンス:アルジヤ
(25)バーンスタイン:ミサ曲より3つの瞑想曲
(26)カンチェリ:黙祈〜ロストロポーヴィチ生誕80年とクレーメル生誕60年を祝して(世界初演)
(1)セバスティアン・ヘス
(2)ユリウス・ベルガー
(3)ラースロー・フェニェー
(4)ホン・エンスン
(5)レオナルト・エルシェンブロイヒ
(6)ミクローシュ・ペレーニ
(7)ギドン・クレーメル、
 ウーラ・ジェブリューナイテ、ダーヴィド・ゲリンガス
(8)リン・ハレル、パーヴェル・ギリロフ
(9)ガブリエル・シュワーベ、ギリロフ
(10)チョー・ヨンチャン
(11)ゲイリー・ホフマン、ダーヴィド・ゼリグ
(12)ヨンチャン、ギリロフ
(13)ミッシャ・マイスキー、ギリロフ
(14)アンドレアス・ブランテリト、ギリロフ
(15)アルト・ノラス、ラルフ・ゴトーニ
(16)ナターリヤ・グートマン、ヴャチェスラフ・ポプルーギン
(17)ゲリンガス、ヤーシャ・ネムツォフ
(18)ミグートマン、ポプルーギン
(19)ブランテリト、ギリロフ
(20)ネーメ・ヤルヴィ(指)バイエルンRSO
(21)(22)プチェリッシモ
(23)ザビーネ・アムボス、チェリッシモ
(24)ゲリンガス(指)チェッリシモほか
(25)ゲイリー・ホフマン、ゲリンガス(指)
 クレメラータ・バルティカ
(26)クレーメル、マリー・エリザベス・ヘッカー、
 クレメラータ・バルティカ
20世紀最大の音楽家のひとりムスチスラフ・ロストロポーヴィチは1927年3月27日に生まれ、2007年4月27日に世を去りました。当アルバムは、2007年10月3-7日にドイツのクロンベルクで行なわれたチェロ・フェスティヴァルから、ロストロポーヴィチに献呈されたもしくは彼が世界初演を行なった27作品を収めた追悼企画。何より出演者が凄い。ペレーニ、マイスキー、ゲリンガス、グートマン、ノラスなどチェロ界の重鎮、さらにクレーメルやヤルヴィまでもが一堂に会し、ロストロゆかりの作品を披露しています。有名曲のみならず、シャポーリンやロストロ自身の作などの珍品も入っていて、チェロ・ファン狂喜の内容となっています。このアルバムを聴かずしてチェロを語れません。  (Ki)
PH-08035(3CD)
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グルック:歌劇「アルセスト」(1767年ウィーン原典版) キルステン・フラグスタート(Sアルセスト)、
ラウル・ジョバン(Tアドメート)、
アレグザンダー・ヤング(Tエヴァンドロ)、
マリオン・ローヴェ(Sイズメーネ)、
トマス・ヘムズリー(Br大祭司/アポロ/死の神)、
ジョアン・クラーク(Sエウムーロ)、
ローズマリー・セイヤー(Sアスパージア)、
ジェイムズ・アトキンス(Br預言者/神託の声)、
ゲライント・ジョーンズ(指)
ゲライント・ジョーンズ・シンガーズ&管弦楽団

録音:1956年(DeccaLondonオリジナル・スタジオ)、リマスタリング:2008年(ドアマーゲンTHSスタジオ、ホルガー・ジードラー)
「オルフェオ」に次ぐ、グルックによる改革オペラ第2作として名高い「アルセスト」。この録音は1956年にデッカがオリジナル・セッションで行ない、表題役に20世紀の生んだ大ソプラノ、フラグスタートを起用したことでも広く知られるものです。本家デッカでもCD化(1993年)されていますが、現在入手難となっております。いま聴いてもフラグスタートの崇高な佇まいは比類がありません。イェンス=ウヴェ・フェルメッケ氏のコレクションより、2008年にTHSスタジオのホルガー・ジードラーがリマスタリングを施しています。イタリア語歌唱。   (Ki)
PH-08036(2CD)
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ヴェルディ:レクイエム ヴィオレッタ・ウルマーナ(S)、
オリガ・ボロディナ(A)、
ラモン・ヴァルガス(T)、
フェルッチョ・フルラネット(Bs)、
セミヨン・ビシュコフ(指)WDRケルンRSO、
NDRハンブルク放送cho、
トリノ・テアトロ・レッジョcho、
WDRケルン放送cho

録音:2007年11月12−16日ケルン、フィルハーモニー(ライヴ)
首席指揮者就任10周年を迎えた手兵ケルン放送響との充実ぶりをうかがわせる注目の録音です。ソリストにベテランのスター歌手を揃えているほか、キャッチな「怒りの日」では増強されたコーラスの破壊力もすさまじいもの。わざわざセッションを組んでのプロジェクトでもあり、まさにSACDの効果は絶大。録音も優秀です。  (Ki)

PH-08043
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シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
サー・コリン・デイヴィス(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:1992年10月22日ドレスデン・ゼンパーオーパー(ライヴ)
※収録:MDR
「未完成」は第1楽章冒頭で超弱音による神秘性を表出し、主部も内省的な味わいを十分に湛えたニュアンスが心を捉えますが、同時にシンフォニックな造形美も余すことなく押し出し、極めて豊穣な音楽が展開されます。展開部冒頭の弱音の幽玄のニュアンスや、全休符の間をたっぷりとりながら緊張が途切れないのも、デイヴィスの円熟を見事に象徴しています。第2楽章も実にスケールの大きな演奏ですが、驚くべきことに第2主題の4:20ほどで、弦にポルタメントがかかるなど、デイヴィスにしては珍しいスパイスも盛り込まれ、のめり込みの強い表現になっています。どこまでも純真な歌心にも心打たれます。
しかし、それ以上に感動的なのがブラームス!ここ10年で最も心揺さぶられた「ブラ3」かもしれません。何という響きの充実度でしょう!第1楽章冒頭から響きのコクが生半可な演奏とはまるでことなり、第1主題の絶妙なアゴーギクにも尋常ならざる共感が満ち溢れています。当然提示部は繰り返されますが、この包容力に再び味わえることことはまさに至福。展開部は音楽が一層燃焼し、強靭な拍節感ひとつとっても表現意欲のかたまり。しかも音色は常に人間的な温かみに満ちているので、迫り来る高揚にも何かを排除するような威圧感がない分、聴き手への伝播力が違うのです。後半11:48からの追い込みはアンサンブルが乱れがちになることが多いですが、ここでは究極の燃焼を維持しながら縦の線がビシッと完璧!第2楽章はこのオケの持ち味の音色美が生き続けていることを証明。冒頭、管楽器の豊かなハーモニーのなんと心に響くこと!ただただ陰鬱になりがちな第2主題も、主旋律のクラリネットだけでなく、それを支える弦までもが伸びやかに呼吸を繰り返し、出てくる表情は実にきめ細やか。しかも音楽全体が大きくうねり続けるので、一旦心を掴んだら最後まで離しません。第3楽章はまさに男のむせび泣き!決して哀れさを湛えたものではなく、襟を正した凛とした風情をまいを崩さずに醸しだされるのですから、感動もひとしおです。自己顕示的なアピールに傾かない、純朴なホルン・ソロも聴きもの。終楽章もどんな細部にも曖昧さを残さず、スコアの奥底に徹底的に食い入りながらほかに選択の余地のない絶妙なニュアンスを連鎖させ、内面から燃え盛る演奏の素晴らしさを手に汗握るばかりです。その熱さは最後の鎮静へどうやって繋げるのか予想もつかないほどですが、そのコーダがまた絶世の美しさ!単に音楽を小さく終息させるといったものではなく、希望の光が全体を優しく包み、夢を抱きながら優しく微笑みかけながら終わる…、そんな情景が浮かぶ演奏にかつて出会ったことがありません。  【湧々堂】
PH-09004
(3SACD)
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ワーグナー:歌劇「ローエングリン」 ヨハン・ボータ(Tローエングリーン)、
アドリアンヌ・ピエチョンカ(Sエリーザベト)、
ペトラ・ラング(Msオルトルート)、
ファルク・シュトゥルックマン(Brフリードリヒ・フォン・テルラムント)、
クワンチュル・ユン(ハインリヒ王)、
アイケ・ヴィルム・シュルテ(Br伝令)、
セミヨン・ビシュコフ(指)ケルンWDR響,
ケルンWDR放送cho,NDR合唱団,
プラハ室内cho

録音:2008年5月30日-6月14日,ケルン
最近、充実のワーグナーが聞けないとお嘆きのワグネリアン諸氏に、PROFILから朗報が舞い込んで来ました!ビシュコフと手兵ケルンWDRSOによる「ローエングリン」です。2008年5月28日に演奏会形式で上演した後、エリーザベトとハインリヒ王を交代し、2週間かけて録音したもの。最大の特徴は、たいへんに豪華なキャスト!現時点で最高レベルを揃えています。タイトルロールにはボータ、そしてエリーザベトにはピエチョンカを投入。重要なオルトルートにはラング、そしてテルラムントにシュトゥルックマンと、バイロイト音楽祭じゃ絶対にできない豪華さ。もちろん、ビシュコフの指揮も充実。当代最高の布陣を揃えた「ローエングリン」、逃がす手はありません!!!   (Ki)
PH-09009(3CD)
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ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルシファル」 ヴォルフガング・ヴィントガッセン(パルシファル)、
マルタ・メードル(クンドリー)、
グスタフ・ナイトリンガー(アンフォルタス王)、
オットー・フォン・ロール(グルネマンツ)、
ヘティ・プリュマッハー(S)他、
フェルディナント・ライトナー(指)
ヴュルテンベルク国立歌劇場(シュトゥットガルト国立歌劇場)O&cho

録音:1953年パリオペラ座(ライヴ)
抜群の音質で、とんでもない「パルシファル」が登場しました。これ以上望めない歌手、指揮者が戦争の記憶生々しいドイツの旧占領地パリで行った緊迫感あふれる、爆発的ライヴ。パリにおけるワーグナー演奏史に残る大名演とされていた幻の公演が良い音で残されていたことにも驚き。また当時のこれだけの歌手がライトナー音楽総監督のシュトゥットガルトの専属だったという事実もびっくりで、さすが往時「ライトナー黄金のシュトゥットガルト」と呼ばれていただけのことはあります。この数年後にはヴンダーリヒも専属歌手陣に参加。主な歌手の略歴 ヴィントガッセン:1914年生。世界的ワーグナー歌手として有名。メードル:1912生。バイロイトの常連。代表的ワーグナーソプラノ。ナイトリンガー:1910年生。バイロイトの常連。ドイツを代表するワーグナーバスバリトン。宮廷歌手。フォン・ロール:1916年生。ワーグナーバスとして高名。宮廷歌手。プリュマッハー:1922年生。ザルツ・バイロイトの常連。ドイツの一時代を代表する名アルト。  (Ki)
PH-09024(3CD)
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ダルゴムイシスキー:歌劇「ルサルカ」 ナターシャ(ルサルカ):エヴェリナ・ドブラチェワ(S)、
粉屋の父:アルチュン・コチニヤン(Bs)、
王子:フセヴォロド・グリヴノフ(T)、
王女:マリーナ・プルデンスカヤ(Ms)、
侍女オリガ:エレーナ・ブリレワ(S)、
狩人:アンドレイ・テレギン(Bs)、
ルサルチカ:マルタ・ユロフスキー(S)、
ミハイル・ユロフスキー(指)
ケルン南西ドイツSO&cho
ロシア五人組の精神的父だったアレクサンドル・ダルゴムイシスキー(1813-1869)の代表作「ルサルカ」が最新録音で登場。プーシキンの原作に基づき、王子と恋に落ちた粉屋の娘が捨てられて投身自殺をし、水の精となって復讐をとげるまでを描いています。とはいっても、国民楽派以前の作品のためムソルグスキーのような生々しいものではなく、音楽自体は古典的で優雅、美しい旋律に満ちています。父ユロフスキーの指揮ぶりも充実。ルサルカの娘役を彼の孫娘マルタ・ユロフスキーが演じているのも聴きものです。 (Ki)
PH-09044(3CD)
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ゴルトマルク:歌劇「メルリン」 ロベルト・キュンツリ(Tメルリン) 
アンナ・ガブラー(Sヴィヴァーネ)
ブライアン・デイヴィス(Brランセロット) 
フラン・フォン・ホーヴェ(Bsデーモン)
ガブリエラ・ポペスク(Ms妖精モルガーナ) 
ダニエル・ベーレ(Tモドレート)
ゼバスティアン・ホレチェク(Brアルトゥール王) 
インスン・シム(Bsグレンドヴァー)
ミヒャエル・マンタイ(Brガヴァイン) 
ウェルナー・ロレンミュラー(Bsベドヴィル)
ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ,
ミュンヘン・フィルハーモニーcho

録音:2009年4月13-19日,バート・キッシンゲン
カール・ゴルトマルク(1830−1915)は、ケストヘイ(現在はハンガリー)出身でウィーンで活躍した作曲家。1875年にウィーン宮廷歌劇場で初演された「シバの女王」が大成功を収め、生前は高い名声を誇っていましたが、その後忘れられ、現在では交響曲第1番「田舎の結婚」とヴァイオリン協奏曲第1番が比較的知られている程度です。「メルリン」は、1886年にウィーンで初演されたオペラ。当時の宮廷歌劇場のスター歌手をズラリと配した初演は大成功を収め、ヨーロッパ各都市の主要歌劇場はもちろん、海を越えてニューヨークでも上演されたほどの人気でした。物語はアーサー王伝説に基づいたもので、メルリンとは魔法使いマーリンのこと。タイトルロールを歌うキュンツリは、シュトゥットガルト歌劇場に所属し、ヘルデンテノールから性格テノールまで幅広く歌う実力派。ヴィヴィアーネのガブラーはミュンヘン出身のソプラノ。近年、バイロイト音楽祭での「ワルキューレ」でオルトリンデを歌い、近い将来のワーグナー・ソプラノとして期待されている逸材。ランセロットのブライアン・デイヴィスは、米国出身で、現在ヨーロッパで人気急上昇のバリトン。指揮者のシャラーは、1965年、バンベルク生まれ。2003−2006年、マグデブルク歌劇場の音楽総監督を務め、ドイツの歌劇場の叩き上げだけに高い実力を持っています。フィルハーモニー・フェスティヴァは、ミュンヘン・フィルなど、在ミュンヘンのオーケストラ団員による混成オーケストラ。世紀末のウィーンの趣味が色濃く反映された幻のオペラが、ついに封印を解かれます! (Ki)
[あらすじ]
◆第1幕
中世、ウェールズ。アルトゥール王は、裏切りによってサクセン人と苦戦を強いられていた。ランセロットとグレンドヴァーは、魔法使いメルリンから勝利の預言を受け、戦いで勝利を収める。メルリンは、デーモンの力でサクソン人を撹乱したのだった。しかし長年メルリンに束縛されていたデーモンは、彼の力から脱したかった。妖精モルガーナによると、女性の愛だけがメルリンの預言の力を奪うことができるという。サクソン人に勝利を収めたアルトゥール王が帰還、一同に感謝の言葉を述べ、勝利に貢献したメルリンに樫の枝の冠を与える。メルリンは、裏切り者がベドヴィルであることを見抜く。そこに、森に住む娘ヴィヴィアーネが突然現れる。メルリンは彼女の美しさに心を奪われるが、しかし彼女がメルリンに樫の枝の冠を被せようとすると、彼は恐怖に襲われ、それを拒んでしまう。ヴィヴィアーネは怒り、冠を放り投げてしまう。
◆第2幕
メルリンの魔法の庭園。アルトゥール王の甥モドレートは密かにベドヴィルを逃がしていた。彼は、サクソン人と手を結び、権力を奪取しようと考えていた。そうとは知らないアルトゥール王は、彼を司令官に任命しようとする。だがランセロットはモドレートを裏切り者と非難し、決闘を挑む。アルトゥール王はそれを制止し、メルリンを呼び出す。彼はモドレートを調べるが、預言の力を失っていたメルリンはモドレートの目的が読めず、無罪を言い渡す。アルトゥール王は再び戦いに向かう。一方、デーモンはメルリンの魔法のベールを盗み、ヴィヴィアーネに与える。それを見たメルリンは怒りながら、ベールに触れることで悪霊を追い払うことができるが、額にベールが触れると、その場から永久に動けなくのだと告げる。ヴィヴィアーネは逃げようとするが、しかしやがて二人はお互いの愛を打明ける。そこにグレンドヴァーが、モドレートが権力を奪ったと、メルリンに助けを求めてやって来る。メルリンは預言の力を失って落胆し、ヴィヴィアーネから去ろうとする。そこでヴィヴィアーネはベールをメルリンの額に投げつけてしまう(彼女はそれで二人が結ばれると誤解していた)。メルリンは鎖に巻かれて動けなくなり、デーモンの高笑いが聞こえる。
◆第3幕
絶望したヴィヴィアーネの元に妖精モルガーナが現れ、彼女を諭しながら、「死よりも強い愛だけが、悪の力に打ち勝てる」と励ます。モドレートとアルトゥール王の戦いが始まり、ランセロットがメルリンにアルトゥール王への助けを求める。メルリンが鎖を解こうともがいていると、突然デーモンが現れ、鎖を解く。ヴィヴィアーネと抱き合って喜ぶのも束の間、メルリンは戦いへと向かう。だがメルリンは瀕死の重傷を負って勝ってくる。実はメルリンは、デーモンに鎖を解いてもらう代償に自らの命を提供したのだった。妖精モルガーナの言葉を思い出したヴィヴィアーネは、愛の勝利のために自らも命を絶つ。
PH-09061(2CD)
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ギュンター・ヴァント/ベルリン・ドイツ響ライヴ集成Vol.2
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ブルックナー:交響曲第9番(原典版)
ギュンター・ヴァント(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:1993年3月20日ベルリン・コンツェルトハウス(ライヴ・ステレオ)
PH-09066(2CD)
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オルフ:歌劇「アンティゴネ」 マルタ・メードル(Sアンティゴネ)
マリアンネ・ラーデフ(Sイズメーネ)
ウィリアム・ドゥーリー(Bs-Brコロスを導く者)
カルロス・アレクサンダー(Brクレオン)
パウル・クーエン(T門番)
フリッツ・ウール(Tヘモン)
ヨゼフ・トラクセル(Tティレジアス)
クルト・ベーメ(Bs使者)
リリアン・ベニングセン(Sオイリディセ)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)バイエルン放送交響楽団,バイエルン放送合唱団
録音:1958年6月1日,ミュンヘン(モノラル)
サヴァリッシュが指揮したオルフ「アンティゴネ」がCDに!「アンティゴネ」は1949年に初演されたオペラ。ソフォクレスの高名な作品を原作にしたもの。それまでドイツの民話などを題材に採ることが多かったオルフは、この後ギリシャ悲劇へと傾倒していきます。指揮は当時まだ34歳のサヴァリッシュ。サヴァリッシュはオルフを得意としており、既にEMIに「カルミナ・ブラーナ」、「月」、「賢い女」を録音していました。このバイエルン放送への録音はそれに続くものとも言えます。知性的で切れ味がよく、オルフ特有のダイナミックな音楽がうまく生かされた優れものです。歌手はメードルのタイトルロールを筆頭に、クーエン、ウール、トラクセル、ベーメと1950年代後半のドイツの名歌手が並んでいます。放送局の録音だけにモノラルながら年代としては良好な音質で聞けます。 (Ki)




PH-10007(3CD+DVD)
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“神よ!ここはなんと暗いのだ”−ドレスデン国立歌劇場の秘蔵音源集
(1)ベートーヴェン:「フィデリオ」−神よ!ここはなんと暗いのだ

(2)モーツァルト:「フィガロの結婚」)−目を開くんだ

(3)モーツァルト:「フィガロの結婚」−ついにその時が来た

(4)ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」−ある日、藍色の空に

(5)ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」−やだ、これは本当に厚かましいわ

(6)ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」−母の胸に抱かれた赤児の時から

(7)ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」−さあ、決意はできました

(8)ロッシーニ:「セビリアの理髪師」−私は町の何でも屋

(9)フロトウ:「マルタ」−さあ、どうしよう

(10)モーツァルト:「魔笛」−俺は鳥刺し,なんと美しい絵姿,おおイシスとオシリス,この神聖な殿堂には

(11)モーツァルト:「魔笛」−ああ私には分かる

(12)モーツァルト:「魔笛」−娘か女房か

(13)モーツァルト:「魔笛」−パ、パ、パ

(14)モーツァルト:「魔笛」−太陽の光が夜を追い払った(第2幕フィナーレ)

(15)ヴェルディ:「運命の力」−平安を

(16)ヴェルディ:「トロヴァトーレ」−見よ、恐ろしい炎を

(17)ヴェルディ:「仮面舞踏会」−私はあなたの傍だ

(18)ヴェルディ:「ドン・カルロ」−忌まわしいこの贈り物よ

(19)ヴェルディ:「ドン・カルロ」−世の虚しさを知る神よ

(20)ヴェルディ:「オテッロ」−私を恐れるものはない

(21)プッチーニ:「ボエーム」−人は私をミミと呼びますが

(22)プッチーニ:「ボエーム」−私が街を歩くと

(23)プッチーニ:「トスカ」−星は光ぬ

(24)プッチーニ:「トスカ」−歌に生き愛に生き

(25)ヴェルディ:「アイーダ」−第2幕から(約15分),第4幕フィナーレ

(26)スメタナ:「売られた花嫁」−来なさい、若者よ

(27)スメタナ:「売られた花嫁」−周りが何と不確かで死んだように

(28)チャイコフスキー:「スペードの女王」−いとしい女友だちよ

(29)R.シュトラウス:「サロメ」−お前は私にキスさせようとしなかった

(30)プッチーニ:「蝶々夫人」−魅惑に満ちた眼差しの可愛い娘よ(第1幕の蝶々さんとピンカートンの二重唱)

(31)プッチーニ:「蝶々夫人」−ある晴れた日に

(32)プッチーニ:「蝶々夫人」−あの桜の小枝を揺すって(花の二重唱)

(33)レオンカヴァッロ:「道化師」−そういう冗談は,衣装を着けろ

(34)ドヴォルザーク:「ルサルカ」−月は白銀に輝き(月に寄せる歌)

(35)ヴェルディ:「シチリアの晩鐘」−おおパレルモ

◆DVDの内容
マウエルスベルガー:ドレスデン・レクイエム−町が何と荒れ果てた姿で横たわっている
ことか( 録音:1952年2月13日)
私の0時間(ヨゼフ・カイルベルトの語り)
私のサロメ(クリステル・ゴルツの語り 1957年)
クリステル・ゴルツの日常を映した記録映像
ヨアヒム・ヘルツの語り
クリステル・ゴルツの回想(2007年)
リザ・オットーの回想
ドレスデンの戦災と復興を描いた短編記録映画(1946年)ほか
(1)ハンス・ホップフ(Tフローレスタン)、クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン  録音:1945年頃
(2)ヴェルナー・ファウルハーバー(Brフィガロ)、ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送O 録音:1950年12月10日
(3)エルフリーデ・トレチェル(Sスザンナ)、ハンス・レーヴライン(指)シュターツカペレ・ドレスデン  録音:1949年5月27日
(4)ハンス・ホップフ(Tアンドレア・シェニエ)、クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1945年頃
(5)エルフリーデ・ヴァイトリヒ(Sフルート夫人)、ヘレナ・ロット(Aライヒ夫人)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1950年5月20日
(6)クルト・ベーメ(Bsファルスタッフ)
ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送O 録音:1948年7月10日
(7)エルフリーデ・ヴァイドリヒ(Sアンナ)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン  録音:1950年6月26日
(8)アルノ・シェレンベルク(Brフィガロ)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1950年5月20日
(9)ヘレナ・ロット(Aナンシー)、クルト・ベーメ(Bsプランケット)、ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送O  録音:1948年1月1日
(10)カール・パウル(Brパパゲーノ)、ヴェルナー・リービング(Tタミーノ)、ゴットロープ・フリック(Bsザラストロ)、ゲルハルト・プフリューガー(指)ライプツィヒRSO,ライプツィヒ放送cho  録音:1950年11月18日
(11)エルフリーデ・トレチェル(Sパミーナ)、ゲルハルト・ヴィーゼンヒュッター(指)ライプツィヒRSO 録音:1948年9月26日
(12)カール・パウル(Brパパゲーノ)、ゲルハルト・プフリューガー(指)ライプツィヒRSO 録音:1950年11月18日
(13)リザ・オットー(Sパパゲーナ)、アルノ・シェレンベルク(Brパパゲーノ)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1949年12月22日
(14)ゴットロープ・フリック(Bsザラストロ)、ゲルハルト・プフリューガー(指)ライプツィヒRSO,ライプツィヒ放送cho  録音:1950年11月18日
(15)クリステル・ゴルツ(Sレオノーラ)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1950年5月20日
(16)ハンス・ホップフ(Tマンリーコ)
クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1945年頃
(17)クリステル・ゴルツ(Sアメーリア)、ベルント・アルデンホフ(Tリッカルド)、ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送O 録音:1946年
(18)ヴェルディ:「ドン・カルロ」−忌まわしいこの贈り物よ
ルート・ランゲ(Aエボリ)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1950年6月26日
(19)クリステル・ゴルツ(Sエリザベッタ)
ゲルハルト・ヴィーゼンヒュッター(指)ライプツィヒRSO 録音:1947年11月22日
(20)ベルント・アルデンホフ(Tオテッロ)、ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送O 録音:不詳
(21)プエルフリーデ・トレチェル(Sミミ)、ゲルハルト・ヴィーゼンヒュッター(指)ライプツィヒRSO  録音:1947年9月26日
(22)リザ・オットー(Sムゼッタ)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1949年12月22日
(23)ハンス・ホップフ(Tアンドレア・シェニエ)、クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1945年頃
(24)ドラ・ツシレ(Sトスカ)、ゲルハルト・レンセン(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1951年9月15日
(25)クリステル・ゴルツ(Sアイーダ)、ヘレナ・ロット(Aアムネリス)、ベルント・アルデンホフ(Tラダメス)、ロルフ・クライネルト(指)ライプツィヒRSO,ライプツィヒ放送cho 録音:1947年10月13日
(26)ヴェルナー・リービング(Tハンス)、ヴェルナー・ファウルハーバー(Brケツァル)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1950年5月20日
(27)エルフリーデ・ヴァイドリヒ(Sマリー)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1950年5月20日
(28)ルート・ランゲ(Msポリーヌ)、指揮者不詳 シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1947年
(29)クリステル・ゴルツ(Sサロメ)、ベルント・アルデンホフ(Tヘロデ) 、インガー・カレン(Aヘロディアス)、ヨゼフ・カイルベルト(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1948年5月20日
(30)エルフリーデ・トレチェル(S蝶々さん)、ハインツ・ザウエルバウム(Tピンカートン)、ハンス・レーヴライン(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1951年4月22日?
(31)エルフリーデ・トレチェル(S蝶々さん)
ハンス・レーヴライン、もしくはルドルフ・ノイハウス(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1947年11月19日
(32)エルフリーデ・トレチェル(S蝶々さん)、ヘレナ・ロット(Aスズキ)、ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送O 録音:不詳
(33)ハンス・ホップフ(Tカニオ)、クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1945年頃
(34)エルフリーデ・トレチェル(Sルサルカ)、ゲルハルト・ヴィーゼンヒュッター(指)ライプツィヒRSO 録音:1947年11月22日
(35)ゴットロープ・フリック(Brプロチダ)、ロルフ・クライネルト(指)ライプツィヒRSO 録音:1948年6月16日

※すべてドイツ語による歌唱
Profil社がたいへんなプロジェクトを始動しました!瓦礫から蘇ったドレスデンの国立歌劇場の貴重録音集です!先にフリッツ・ブッシュがシュターツカペレ・ドレスデンを指揮した録音集を発掘した(PH070323CD+DVD)Profil社、今度は第二次世界大戦直後の音源をCD化。別記の収録詳細をご覧いただければ、どれこもこれも驚くような内容ばかり。当時40歳前後のゴルツが絶頂期の歌を披露しているし、1950年代にバリバリに活躍をすることになるホップフやアルデンホフといったヘルデンテノール、ベーメやフリックといったバスが、まだ若く瑞々しい歌声を聞かせていたり。ゴルツとアルデンホフが共演した「アイーダ」は貴重。指揮者では、1945−1950年の音楽監督、ヨゼフ・カイルベルトと、その後任で1950−1953年の音楽監督、ルドルフ・ケンペが登場しているのが注目。もちろん、大戦と重なったことで国際的に有名になれなかった名歌手、実力派指揮者の音源も多数収録されています。保存状態の悪い音源もあるものの、総じて当時のドイツの放送曲の録音技術がいかに高かったか証明する音質です。DVDには、貴重な映像や音声が収録されています。そして242ページの豪華解説冊子には、歌手や舞台の写真もドッサリ。作り手の愛情がひしと感じられる素晴らしいセットです! (Ki)

PH-10031(2SACD)
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ブルックナー:交響曲第8番(ハース版) クリスティアン・ティーレマン( 指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2009 年9 月14 日ドレスデン、ゼンパーオーパー( ライヴ)
ファビオ・ルイージの後任として、2012 年よりシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任する予定のクリスティアン・ティーレマン。これに先立って、2009 年9 月にゼンパーオーパーで行われたブルックナーの第8 交響曲の模様を収めたアルバムがProfil よりリリースされます。
■【当代を代表するブルックナー指揮者ティーレマン】
「ドイツの正統的伝統を継承する最右翼」として、期待を一身に背負うクリスティアン・ティーレマンは、日ごろからブルックナーへの熱い思いを語っているとおり、これまでに実演、録音の両面でその存在感を十分に示しています。つい最近のリリースでも、2004 年以来音楽総監督を務めてきたミュンヘン・フィルと行ったライヴで、2006 年の第7番と2008 年の第4 番「ロマンティック」とを収録した映像作品(C major70.1908) のなかで、その進境著しい姿を確認することができます。
■【シュターツカペレ・ドレスデンによる録音の数々】
シュターツカペレ・ドレスデンもまた、ミュンヘン・フィルと並んでやはり長らくブルックナー演奏の伝統を培ってきたことで知られる名門。名レコーディングも数多く、第8 交響曲については、シュターツカペレ・ドレスデンは、全集として完成した1976 年のオイゲン・ヨッフムとセッション録音、1994年のシノーポリとセッション録音、そして2002 年のハイティンクとライヴ録音しています。ちなみに楽譜について、ヨッフムとシノーポリのノヴァーク版に対して、ハイティンクはハース版を使用しています。ティーレマンは過去の実演では、2007 年にウィーン・フィルとはハース版を、2008 年にベルリン・フィルとはノヴァーク版を使用していることから、ここでの演奏にハース版を選択しているのも興味深いところです。
■【おおきな期待をつなぐティーレマン& シュターツカペレ・ドレスデンの顔合わせ】
ティーレマンが、2010 年3 月にミュンヘン・フィルとの来日公演でも取り上げて、おおきな話題を提供したブルックナーの交響曲第8 番。上記のように実演でも頻繁に取り上げ絶賛を浴びているティーレマン自信のプログラムであり、このたびのドレスデンでの公演も大成功とMusik in Dresden ほか地元各紙で大きく報じられています。じっくりと遅めのテンポを基調に途方もないスケールで、さまざまなオケとブルックナーの名演奏を繰り広げてきたティーレマンですが、このたびばかりはシュターツカペレ・ドレスデンの魅力に帰するところが少なくないものとおもわれます。じっさい、深みを湛えた弦楽セクションに特徴的な、このオケの味わいゆたかなひびきには格別のものがあり、この顔合わせの今後に期待をつなぐ注目の内容といえるでしょう。
■【SACD ハイブリッド盤によるリリース】
なお、このアルバムはSACD ハイブリッド仕様でのリリースとなっています。包み込まれるようなホール・トーンを体感することが可能なマルチチャンネル再生と、解像度の高い音像をダイレクトに味わえる2 チャンネル・ステレオ再生とを、お好みに応じてお選びいただけます。

PH-10032(3CD)
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ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」

■ボーナストラック*
舞台美術家カール・フォン・アッペンのインタビュー 1965年
第2幕のアガーテとエンヒェンの二重唱
第2幕のエンヒェンのアリエッテ“すらりとした若者がやってきたら”
第2幕のアガーテのアリア“まどろみが近寄るように/静かに清らかに(エンヒェンの祈り)”
第2幕のエンヒェンのアリア“死んだ私の従姉の見た夢よ”
ベルント・アルデンホフ(T マックス)
エルフリーデ・トレチェル(S アガーテ)
ルト・ベーメ(Bs カスパール)
カール・パウル(Br オットカール)
ヴェルナー・ファウルハーバー(Br クーノ)
イルマ・バイルケ(S エンヒェン)
ハンス・クラマー(Bs 隠者)
ハンネス・ヘゲレ(ザミエル)ほか
ルドルフ・ケンペ(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
ドレスデン国立歌劇場Cho
録音:1951年5月20-22日、ドレスデン

■ボーナストラック
エルフリーデ・トレチェル(S エンヒェン)
マルガレーテ・テシェマッハー(S アガーテ)
カール・エルメンドルフ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1944 年
Profil社が力を入れるゼンパーオパー・エディション、新刊はウェーバーの「魔弾の射手」です! 名匠ルドルフ・ケンペ(1910−1976)は、1949年から1951年までドレスデン国立歌劇場の音楽監督を務めており、この時期にいくつか優れたオペ ラ全曲の放送用録音を残しています。それらのうちいくつかは直後にテープが米国に流出、LPで発売され、ケンペの名を世界的に広めることになりました。 この「魔弾の射手」もその一つで、LP時代には繰り返し発売されていたものの、なぜかCDでは二度ほど小規模に出回っただけ。ケンペのファンから再 発が待望されていたものでした。今回、Profil社は中部ドイツ放送(MDR)に秘蔵されていたオリジナルのテープを使用、60年以上前の録音を生々し い音質で蘇らせることに成功しました。ドレスデン国立歌劇場はウェーバーと縁が深いにもかかわらず、1960年までレコード会社によるドレスデンでの「魔 弾の射手」の録音はなく、このケンペの録音以外には大戦中にカール・エルメンドルフが指揮した放送録音(ProfilからPH 07060、PREISERから PRCD 90386で発売)しかありません。昔気質のシュターツカペレ・ドレスデンの音で「魔弾の射手」を楽しむならば、この戦後のケンペの録音は打っ てつけです。なお、この録音は従来1949年のものとされてきましたが、今回、ウェーバーの没後125年を記念して1951年5月20日から22日に録 音されたものだと判明しました(ちなみにこの直前の5月2日から7日には「マイスタージンガー」が録音されました)。 歌手は当時のドレスデンを代表する名歌手たち。マックスのベルント・アルデンホフは、この録音の二ヶ月後に再会初年度のバイロイト音楽祭で活躍した、 1950年代を代表するヘルデンテノール。アガーテのエルフリーデ・トレチェルは、優れた才能を持ったソプラノで若くから活躍していましたが、1958年 に44歳で早世してしまったため、残された録音は貴重。カスパールを、20世紀ドイツを代表する重量級バスのクルト・ベーメが歌っています。 ケンペ・ファン、シュターツカペレ・ドレスデン・ファン、ドイツオペラ・ファン、いずれにも歓迎されるCDでしょう。 (Ki)
PH-10033
(1CD+DVD)
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ベートーヴェン:「フィデリオ」(抜粋)

■DVD
「大劇場」36'51
国立劇場についてのドキュメント映像。インタビュー出演ラインハルト・ウルブリヒト(長年シュターツカペレ・ドレスデンのコンサートマイスターを務めたヴァイオリニスト)、リザ・オットー(ソプラノ歌手)、他。
「1949年ドイツ国家賞授与式」4'25
1949年、この年から始まった東ドイツのドイツ国家賞の授与式の記録映画。
「1948年のフィデリオは不完全か?」5'18
リマスター報告。
クリステル・ゴルツ(Sレオノーレ)
ベルント・アルデンホフ(Tフローレスタン)
ヨーゼフ・ヘルマン(Brドン・ピツァロ)
ハインリヒ・プフランツル(Brドン・フェルナンド)
ゴットロープ・フリック(Bsロッコ)
エルフリーデ・トレチェル(Sマルツェリーネ)
エーリヒ・ツィンマーマン(Tヤキーノ)ほか
ヨーゼフ・カイルベルト(指)
シュターツカペレ・ドレスデン,
ドレスデン国立歌劇場cho
ドレスデン交響cho
ドレスデン国立音楽舞台アカデミーcho

録音:1948年9月22日、ドレスデン国立劇場

■DVD…PAL仕様のため、日本の一般的なDVDプレーヤーでは再生できません。PALのDVDが再生可能なプレーヤーか、DVDドライブ付パソコンでご覧ください。
PROFILが力を入れるドレスデンのゼンパーオパー・エディション、終戦直後の録音集(PH-100073CD+DVD)に続く第2弾は、ヨーゼフ・カイルベルトの指揮する「フィデリオ」の抜粋。これがたいへんに歴史的に重要な記録です。ドレスデンは1945年2月の大空襲で甚大な被害に遭い、国立歌劇場であったゼンパーオパーが中心になっています。カイルベルトは1945年から1950年までドレスデン国立歌劇場の音楽監督を務めていました。空襲で伝統ある国立歌劇場(ゼンパーオパー)が崩壊してしまうという困難の中、この歌劇場の復興に大きな力を果たしました。1948年9月22日には、やはり爆撃を受けたものの何とか修復なった国立劇場(シュターツテアター・ドレスデン)が「フィデリオ」で再開、これはその時の貴重なライヴ録音です。圧政者からの解放を描いた「フィデリオ」は大戦直後にとりわけ好んで上演された作品で、ここでも復興の第一歩に感慨深い出演者、聴衆の感慨が伝わってくるようです。残念ながら全曲ではなく70分ほどの抜粋ですが、それでも記録を超えた感動が伝わってきます。カイルベルトはちょうど40歳。1945年にドレスデン国立歌劇場の首席指揮者に就任、急速に名声を高めている頃で、ここでの演奏も極めてカイルベルトらしい熱のある充実したものです。カイルベルトがドレスデン国立歌劇場ないしはシュターツカペレ・ドレスデンを指揮した録音は少なく、有名なのは「サロメ」くらい、あとは最近になって発掘された「ルサルカ」(PH06031)やヒンデミットの歌曲集「若い乙女」(PH07043)といった程度。その意味でも貴重な録音です。歌手には、ヨーゼフ・ヘルマン、ゴットロープ・フリック、エーリヒ・ツィンマーマン、ハインリヒ・プフランツルといった既に名声を得ていた名歌手に加え、クリステル・ゴルツ、ベルント・アルデンホフ、エルフリーデ・トレチェルといった、戦後に大活躍をする若い歌手が起用されているのが特徴です。1948年のライヴ録音ながら、ドイツの誇るテープ録音で音の状態は十分良好です。DVDには興味深い内容の映像が収録されていますが、PAL仕様ですので、日本の一般的なDVDプレーヤーでは再生できません。PALのDVDが再生可能なプレーヤーか、DVDドライブ付パソコンでご覧ください。 (Ki)

PH-10034(14CD)
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ワーグナー:「ニーベルングの指環」

(1)「ラインの黄金」

(2)「ワルキューレ」

(3)「ジークフリート」

(4)「神々の黄昏」
(1)ロルフ・ポルケ(Brヴォータン)、ロルフ・キューネ(Brアルベリヒ)、フリッツ・ウール(Tローゲ)、オットー・フォン・ロール(Bsファーゾルト)、岡村喬生(Bsファーフナー)、ウルズラ・ベーゼ(Msエルダ)、ルート・ヘッセ(Msフリッカ)、ヘロルド・クラウス(Tミーメ)、ハイデマリア・フェルヒ(Sフライア)ルドルフ・クノル(Brドンナー)、ハーバート・ドーサント(Tフロー)、リゼロッテ・ベッカー=エグナー(Sヴォークリンデ)、アンジェリカ・ベルガー(Sヴェルグンデ)、ヒルデ・ロスナー(Msフロスヒルデ)/録音:1968年7月26-28日、8月3、12日
(2)ジェラルド・マッキー(Tジークムント)、ディータ・ゾンマー(Sジークリンデ)、ロルフ・ポルケ(Brヴォータン)、ナジェジダ・クニプロヴァー(Sブリュンヒルデ)、オットー・フォン・ロール(Bsフンディング)、ルート・ヘッセ(Msフリッカ)、ハイデマリア・フェルヒ(Sゲルヒルデ)、リゼロッテ・ベッカー=エグナー(Sオルトリンデ)、アンジェリカ・ベルガー(Msヴァルトラウテ)、マルギット・コベック=ペータース(Msシュベルトライテ)、ベラ・ヤスパー(Sヘルムヴィーゲ)、ヒルデ・ローザー(Sジーグルンデ)、エリカ・シューベルト(Msグリムゲルデ)、イングリット・ゲリッツ(Msロスヴァイセ)/録音:1968年8月3、6、8-12日
(3)ジェラルド・マッキー(Tジークフリート)、ヘロルド・クラウス(Tミーメ)、ロルフ・ポルケ(Brさすらい人)、ロルフ・キューネ(Brアルベリヒ)、ナジェジダ・クニプロヴァー(Sブリュンヒルデ)、岡村喬生(Bsファーフナー)、ウルズラ・ベーゼ(Msエルダ)、ベラ・ヤスパー(S森の小鳥)/録音:1968年7月29-31日、8月1、14、15日
(4)ジェラルド・マッキー(Tジークフリート)、ナジェジダ・クニプロヴァー(Sブリュンヒルデ)、オットー・フォン・ロール(Bsハーゲン)、ルドルフ・クノル(Brグンター)、ロルフ・キューネ(Brアルベリヒ)、ディータ・ゾンマー(Sグートルーネ)、ルート・ヘッセ(Msヴァルトラウテ)、イングリット・ゲリッツ(Ms第1のノルン)、マルギット・コベック(Ms第2のノルン)、シウ・エリクスドッター(S第3のノルン)、ベラ・ヤスパー(Sヴォークリンデ)、リゼロッテ・ベッカー=エグナー(Sヴェルグンデ)、エリカ・シューベルト(Msフロスヒルデ)/録音:1968年8月3、5、6、15-17、19日

ハンス・スワロフスキー(指)
大交響楽団(チェコ・フィルハーモニー管弦楽団およびプラハ国立歌劇場管弦楽団の団員から成る)&合唱団
解説書によると、ドイツのPolyband社とイタリアのFratelli Fabbri 社の企画だったそうで、1968年8月にニュルンベルクで一気にセッション録音されています。LPでは米国のWESTMINSTER社が発売していましたが、 日本ではあまり知られることなく終わりました。全曲のセッション録音としては1965年秋にDECCA社が完結していましたが、御存知の通り、これは各 作品をバラバラに録音したもので、また当初から全曲録音として企画されたものではありませんでした。それに対してこちらは短期間に集中録音されたも ので、「指環」1作として考えると、これが最初のレコード用セッション録音と言えるかもしれません。 この録音は日本人にとっては、日本が誇る偉大なバス、岡村喬生がファーフナーで参加しているのが嬉しいもの。ご存知の通り岡村は1960、1970年代 にドイツ語圏で活躍していました。この録音はオーストリアのリンツ市立歌劇場に所属していた頃のもの。ドイツの実力派歌手たちと堂々と渡り合う歌は実 に立派、これこそドイツで活躍した岡村の高い実力を今に伝える貴重な録音です。 バイロイトで活躍した歌手も多々参加。フリッツ・ウールは1957年から1964年まで毎年出演、特に1961―1964年にジークムントを歌ったことで 知られています。ウルズラ・ベーゼは1958年か1965年にかけて出演、1965年は両フリッカを歌っています。ルート・ヘッセは、1960年から1966 年まで出演した後、1979年にも出演しているほど。ヘロルド・クラウスは1959―1961年まで毎年出演、1960、1961年は両ミーメを歌っています。 ロルフ・キューネは、1971、1974年と出演、1974年はアルベリヒを歌っています。 一方、バイロイトには出演していなくともワーグナー歌手として有名な人も多数。ナジェジダ・クニプロヴァーは、1967、1968年とザルツブルク復活祭 音楽祭でのカラヤン指揮の「ワルキューレ」でブリュンヒルデを歌っています。この録音でも彼女のブリュンヒルデが一番の聞きもの。オットー・フォン・ロー ルはシュトゥットガルト歌劇場で14年間も大活躍したバスバリトン。ロルフ・ポルケはグラーツ歌劇場の筆頭バリトン。ジェラルド・マッキーは米国から 西ドイツに渡って活躍したテノールの一人で、レーゲンスブルク、フランクフルト、カッセルの歌劇場で活躍。 ハンス・スワロフスキーは、今日では指揮者以上に名教師として知られています。門下生は、クラウディオ・アバド、ズビン・メータ、マリス・ヤンソンス など多数。スワロフスキー自身は、理知的で曖昧さを許さない現代風の指揮者で、短期間で「指環」全曲を録音するという大任を見事やりおおせています。 今回、ワーグナー生誕200年を記念してお求めやすいお値段での発売です。これまで「知っている人がいない」と手を出せなかった方も、この機会にぜ ひどうぞ! (Ki)

PH-11019(4CD)
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ブラームスの交響曲全集
交響曲第1番ハ短調Op.68
交響曲第2番ニ長調Op.73
アルト・ラプソディ
交響曲第3番ヘ長調Op.90
ハイドンの主題による変奏曲
交響曲第4番ホ短調Op.98
クルト・ザンデルリング(指)ベルリンSO
アンネッテ・マルケルト(A)
ベルリン放送cho

録音:1990年ベルリン・イエス・キリスト教会(セッション)
プロデューサー:ハインツ・ヴェークナー
エンジニア:エーベルハルト・リヒター
巨匠ザンデルリングが晩年に手兵ベルリン交響楽団を指揮して、ブラームスの交響曲全曲を演奏したセッション録音がカタログに復活!
【ザンデルリングと手兵ベルリン響】
ザンデルリングは1912年プロイセンに生まれながら、ナチスによる反ユダヤ政策から逃れて1936年にロシアに移り、1936年から1941年にかけてモスクワ放送響の指揮者、1941年から1960年までムラヴィンスキー率いるレニングラード・フィルの第2指揮者を歴任しています。戦後の1960年に東ドイツに戻ると、創設まもないベルリン交響楽団(現在のベルリン・コンツェルトハウス管)の首席指揮者を1977年まで務め、同楽団の育成に尽力、その間1964年から1967年にかけてシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者も務めています。ザンデルリングは首席指揮者を退いたあとも、ベルリン交響楽団とは終身客演指揮者、名誉指揮者として緊密な関係を保持し、2002年におこなわれた自身の引退演奏会の際にもベルリン交響楽団を指揮しています。
【ザンデルリングのブラームス録音】
じっくりとしたテンポから生み出される骨太の表現と堅固な造形を基調とする、ザンデルリングによるブラームスの交響曲演奏。上記シュターツカペレ・ドレスデンと、1971、1972年におこなったセッションによる全集録音のほか、1973年のシュターツカペレ・ドレスデンとの初来日公演における交響曲第1番や、1984年のミュンヘン・フィルとの交響曲第4番などライヴ録音もいくつか残されており、長年レパートリーの中核をなしてきた作品にふさわしい内容と点数を示しています。ザンデルリングが信頼を寄せる手兵ベルリン響と取り組んだ2度目のブラームス全集は、ドレスデン旧盤との比較ではすべての楽章で演奏時間が拡大する傾向にあり、おおきな音楽の流れとすみずみまで目配りを利かせた演奏内容が、この巨匠の代表盤として筆頭に挙げられるべきもの。ここではイエス・キリスト教会の美しくゆたかな残響もポイントとなっています。
【Capriccioより正規ライセンスを得てのリリース】
オリジナルはドイツのレーベルCapriccioが1990年にセッションを組んでレコーディングしたものですが、レーベルの解散によりしばらく入手難が続いていました。このたびProfilが正規ライセンスを得てカタログ復活の運びとなりました。さらに、初出時にはフルプライス4枚組でしたが、収録内容はそのままに大幅にプライスダウンを実現しているのもうれしいところです。 (Ki)

古今を通じて、最も遅いテンポで一貫したブラームスですが、そのテンポでなければ到底訴えきれない多くの音楽的内容量とニュアンスをふんだんに湛えた超ド級の名演揃いです!特に50分を要する「第1番」の遅さは気が遠くなるほどですが、リズムの重力、スケール感は並ぶものがなく、旧オイロディスク盤を大きく凌いでいます。万全の条件下でのセッション録音ですので、音質も極上。【湧々堂】

PH-11028(4CD)
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ブルックナーの交響曲集ライヴ
[CD1]
交響曲第4番「ロマンティック」(1878/80年版)
[CD2]
交響曲第7番
[CD3-4]
交響曲第9番(ウィリアム・キャラガンによるフィナーレ補筆完成2010年改訂版による世界初録音)
[CD1]
録音:2007年7月29日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
[CD2]
録音:2008年7月29日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
[CD3-4]
録音:2010年8月1日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)/バイエルン放送−シュトゥーディオ・フランケン

ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
[バイエルン放送収録による共同制作]
■キャラガン校訂2010年改訂版フィナーレつき第9番の世界初録音
ブルックナーの第9交響曲は、1887年から1894年にかけて第1楽章から第3楽章までが完成されたものの、1896年の作曲者の死によって、未完の交響曲として残されています。遺されたスケッチの数々をもとに、フィナーレを補筆して全曲を完成する試みにはいくつもの版が存在し、キャラガン校訂によるもののほかにも主だったものとして、以下のようなものがあります。
*「サマーレ&マツーカによる1984年フィナーレ復元版」−インバル、ロジェストヴェンスキー
*「サマーレ、フィリップス、コールス、マツーカによる1992年フィナーレ復元版(サマーレ&コールスによる2005年改訂)」−ボッシュ
1981年から83年にかけてフィナーレの復元作業を手掛けた権威ウィリアム・キャラガンによるものとしては、すでにオリジナル版、2003年改訂版、2006年改訂版のレコーディングがそれぞれありますが、このたび登場するのは2010年に行われた最新改訂版。どのような内容かは聴いてのお楽しみですが、トラックタイム22分12秒にも及ぶ聴きごたえ十分のボリュームを有しているのはなんとも見逃せないところです。
■フィルハーモニー・フェスティヴァ
フィルハーモニー・フェスティヴァは、ミュンヘンの主要なオーケストラ、すなわちミュンヘン・フィル、バイエルン放送響、バイエルン州立歌劇場管のメンバーと首席奏者たちで構成されるオーケストラ。もともとはカール・リヒターが1953年に創設した世界的アンサンブル、ミュンヘン・バッハ管をその母体とし、偉大な伝統を振り返ることが可能ですが、レパートリーを拡大し古典派とロマン派時代の傑作群を網羅しようとして、“フィルハーモニー・フェスティヴァ”の名称のもと、幅広い楽器編成で演奏をおこなっています。
■ゲルト・シャラー
1965年バンベルクに生まれたゲルト・シャラーは、1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、ほかにも1998年にブラウンシュヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めている実績が示すように、劇場たたき上げのマエストロ。とりわけワーグナー、シュトラウス、ヴェルディのオペラを得意として評価も高く、そのいっぽうで、あたらしいレパートリーの開拓にも前向きなシャラーは、最近ではProfilよりリリースされたゴルトマルクの「メルリン」のレコーディングでも注目を集めています。これまではおもに舞台作品のアルバムを発表してきたシャラーですが、ブルックナーのシンフォニーを一挙に3曲、しかもフィナーレ補筆完成版つきの第9番を取り上げているということで、ブルックナー・ファンにもおおいに話題を提供するのはまず間違いないなさそうです。 (Ki)

PH-11031
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C・クライバー〜第1回録音!
テレマン:「ターフェルムジーク(食卓の音楽)」第3集〜組曲変ロ長調〜序曲/牧歌/喜び/冗談/メヌエット/終曲
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲変ロ長調Wq.171*

■カルロス・クライバーへのインタビュー(独語・約6分)
イレーネ・ギューデル(Vc)*
カルロス・クライバー(指)
ハンブルク放送O(ハンブルク北ドイツSO)

録音:1960年12月1、2日 ハンブルクNDRスタジオでのセッション録音
1960年12月7日 ハンブルクNDRスタジオ・コンサートのライヴ録音*

■カルロス・クライバーへのインタビュー(独語・約6分)
カルロス・クライバーの記念すべき第1回録音が残っていました。当時29歳、前年にザルツブルグ州立劇場にて「売られた花嫁」と「ラ・ボエーム」でオペラの本格的デビューを果たし、音楽界へ船出し始めた時期です。曲はテレマンの「ターフェルムジーク(食卓の音楽)」第3集の管弦楽組曲と、C.P.E.バッハのチェロ協奏曲という、クライバーが後に手掛ることのなかった珍しいレパートリー。コンサートは1960年12月7日に行われましたが、同月1、2日にNDRスタジオで放送用セッション録音もしていました。状態の良いセッション録音があったためか、コンサートのライヴ録音はC.P.E.バッハ:チェロ協奏曲しか残しておらず、その放送を個人的に録音した音源がこの度初めて日の目をみました。ソロはスイスの女流イレーネ・ギューデル。1957年よりデトモルト音楽大学で教鞭をとっていましたが国際的には全く無名。本当は他のチェロ協奏曲にしたかったとのことですが、テレマンと合うものがなかったため、仕方なく決まったといわれます。しかし、C.P.E.バッハの「疾風怒濤」スタイルは若きクライバーにぴったり。音源に起因する音ゆれが多少ありますが、記録上でだけ認識されていたこの演奏を聴くことができるのは存外の喜びと申せましょう。また、クライバーの協奏曲録音は極めて少なくリヒテルとのドヴォルザークしかないので貴重。ターフェルムジークは肩の力が抜け、純化された透明な響き、推進力と流れのあるきびきびしたテンポが魅力。古楽的解釈をすでに先取りしているような印象を受けるのが驚きです。「ディ・ヴェルト」紙に掲載された批評では「スウィングし、呼吸するようなテンポ、洗練された音感覚と明瞭なコンセプトが見受けられる鋭敏な音楽性」と賞されました。さらに注目なのはインタビュー嫌いとして有名な彼が、コンサートの合間に行った6分にわたる自分自身や父の話の貴重な録音も収録されていること。他では入手できない超お宝と申せましょう。若きクライバーの声を聴くだけでも感激です。モノラルながら音は鮮明。クライバー・ファン必携の1枚、この秋最大の話題盤の登場です。 (Ki)

PH-11044(4CD)
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ゼンパーオーパー・シリーズ第3集〜戦後直後のドレスデンにおけるワーグナー録音

(1)「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲

(2)「タンホイザー」から(7場面)

(3)「タンホイザー」―死の知らせのように(夕星の歌)

(4)「ローエングリーン」前奏曲
「ローエングリーン」―この上ない信頼を

(5)「ローエングリーン」― 私と一緒に甘い香りを吸いませんか?

(6)「ローエングリーン」― 遠い国から

(7)「さまよえるオランダ人」−スン、ブルンと

(8)「さまよえるオランダ人」−ヨー・ホー・ホエー!黒いマストの船に出くわしましたか

(9)ジークフリート」―ノートゥング、待ち望まれた剣よ!
「ジークフリート」―鍛えよ、僕の鎚よ!
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」―目覚めよ!
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」―マイスターを侮らないでほしい

(10)「トリスタンとイゾルデ」―前奏曲と愛の死

(11)「トリスタンとイゾルデ」―愛の死

(12)「タンホイザー」―ああ、お姫様

(13)「タンホイザー」―心に熱意を持って(ローマ語り)
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」―朝は薔薇色に輝いて
「リエンツィ」―全能の神よ

(14)「パルジファル」―お前は私の足に香油を注いだ(聖金曜日の場面)
(1)ヨゼフ・カイルベルト(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1948年9月24日、ドレスデン
(2)エルンスト・グルーバー(T タンホイザー)
ブリュンヒルト・フリートマン(S エリーザベト)
ドラ・ツシレ(Ms ヴェーヌス)
クルト・レーム(Br ヴォルフラム)
ハンス・クレーマー(Bs ヘルマン)
ヘルムート・アイレ(Bs ビテロルフ)
ゲルハルト・プフリューガー(指)
ライプツィヒRSO,ライプツィヒ放送Cho
録音:1953年9月25日、ライプツィヒ
(3)カール・パウル(Br ヴォルフラム)
ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1949年12月22日、ドレスデン
(4)ベルント・アルデンホフ(T ローエングリーン)
ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1949年12月22日、ドレスデン
(5)(6)ハンス・ホプフ(T ローエングリーン)
クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1945年4月―6月初旬頃、バート・エルスターもしくはラディ
ウムバート・ブラマッハ
(7)エミリー・ヴァルター=ザックス(Ms マリー)
ルドルル・ケンペ(指)
シュターツカペレ・ドレスデン、ドレスデン国立歌劇場Cho
録音:1950年12月7日、ドレスデン
(8)ブリュンヒルデ・フリードラント(S ゼンタ)
ゲルハルト・プフリューガー(指)ライプツィヒRSO
録音:1953年12月17日、ライプツィヒ
(9)ベルント・アルデンホフ(T ジークフリート)
ヨゼフ・ヘルマン(Br ザックス)
ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)
ドレスデン放送大O,ドレスデン国立歌劇場Cho
録音:1948年1月1日、ドレスデン
(10)ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
クリステル・ゴルツ(S イゾルデ)
録音:1947年
(11クリステル・ゴルツ(S イゾルデ)
ゲルハルト・ヴィーセンフッター(指)ライプツィヒRSO
録音:不詳
(12)クリステル・ゴルツ(S エリーザベト)
ベルント・アルデンホフ(T タンホイザー)
ゲルハルト・ヴィーセンフッター(指)ライプツィヒRSO
録音:不詳
(13)ベルント・アルデンホフ(T タンホイザー,ヴァルター,リエンツィ)
ヴァルター・シュトシェンク(指)ドレスデンPO
録音:1950年2月5日、ドレスデン
(14)ヨアヒム・ザットラー(T パルジファル)
クルト・ベーム(Bs グルネマンツ)
アルノ・シェレンベルク(Br アンフォルタス)
クルト・シュトリーグラー(指)ドレスデンPO
録音:1950年4月2日、ドレスデン
PROFILがお送りするゼンパーオーパー・シリーズ、第3集は、第二次世界大戦が終わった直後のドレスデンとライプツィヒでのワーグナーの録音。こ れまでほとんど知られなかった録音が多数含まれています。指揮者ではヨゼフ・カイルベルト、ルドルフ・ケンペという、戦後初代、二代目のカペルマイスター の他、ライプツィヒを中心に活躍したゲルハルト・プフリューガーなど、東ドイツで活動したためにあまり国際的知名度を得なかった名指揮者の貴重な録 音が多数。彼らの指揮するシュターツカペレ・ドレスデンからは、今では失われてしまった古き良き伝統の薫りがたっぷりします。歌手では、終戦直後か らメキメキ頭角を現したベルント・アルデンホフの活躍が目立ちます。1950年の「パルジファル」の第3幕の録音では、聖金曜日の奇跡の場面がたっぷ り30分近く収録、クルト・ベーメの渋いグルネマンツが楽しめます。 今回も貴重な写真、情報が満載の89ページのブックレット(独英)が嬉しいものです。 (Ki)
PH-11060
!!
ケルビーニ:「荘厳ミサ曲」第2番ニ短調 モニカ・ヴィーベ(S)、
ヘレナ・ユングヴィルト(A)、
ロドリゴ・オレンゴ(T)、
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(Bs)、
ハンス・ルドルフ・ツェベレイ(指)
ミュンヘン・モテットcho、ミュンヘンSO

録音:1992年3月、ミュンヘン、バーヴァリア・ムジークスタジオ
イタリアの作曲家でありながらフランス音楽、とりわけオペラ界において多大な貢献を残したケルビーニ。彼のオペラ作品において、大きな魅力の一つである豊かな響きは、彼のミサ曲においてもいかんなく発揮されています。屈指の名歌手達とツェベレイの指揮によって生み出される壮麗な響きが魅力のおすすめ盤です。CALIG音源のライセンス・リリース。
PH-11071
!!
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.13-14
サン=サーンス:アレグロ・アパッシオナートOp.43
 白鳥Op.91
マスネ:タイスの瞑想曲
ドヴォルザーク:ロンド
フォーレ:夢のあとに
クライスラー:愛のよろこび/愛の悲しみ
ブラームス:湖上でOp.59-2
エルガー:エニグマ変奏曲Op.36より
 愛の挨拶
フォーレ:ロマンス.イ長調Op.69
 3つの無言歌Op.17-3/子守歌
ブラームス:調べのように私を通り抜けるOp.105-1
 野の寂しさOp.86-2/子守歌Op.49-4
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番よりワルツ
バッハ:G線上のアリア/アリオーソ
ミヒャエル・ヘル(Vc)
ミカエラ・ゲリウス(P)

録音:2011年4月、フランツ・リスト・センタ
名手チェリスト、ヘルによるクラシックの珠玉の名曲集!ミヒャエル・ヘルは音楽家の両親のもとにウィーンで生まれ、7歳でチェロを弾き始めその才能をすぐに開花させました。その後オーケストラでの演奏に非常に興味をもち、わずか16歳でウィーンフィルのメンバーとして演奏した経験をもちます。23歳の時にはミュンヘンフィルの首席チェリストとしてオーケストラの団員として演奏してきましたが、この間もソロやウィーンフィル弦楽五重奏団のメンバーとしても活動してきました。まず、ヘルの演奏技術に驚かれます。なんとヴァイオリンの名曲、ツィゴイネルワイゼンをチェロで演奏。ヴァイオリンでも難しい重音の連続やピチカート奏法も完璧なまでに弾いております。ただ技巧ばかりが目立つわけではなく、サン=サーンスの白鳥、ラフナニノフのヴォカリーズなど、雄弁に歌い上げるヘルの演奏には感動を覚えずにはいられません。伴奏のミカエラ・ゲリウスとは音楽のパートナーとして長年共演してきただけにまさに一糸乱れぬ呼吸のあったアンサンブルを奏でております。 (Ki)

PH-12015
!!
ボジャノフ/ワルシャワ・ライヴ
ショパン:舟歌Op.60
 マズルカ嬰ハ短調Op.41の1
 マズルカ嬰ハ短調Op.50の3
 華麗なる大ワルツOp.18
 ワルツ変イ長調Op.64の3
 ワルツ変イ長調Op.43
シューベルト:12のドイツ舞曲D.790
ドビュッシー:レントよりも遅く
 喜びの島
スクリャービン:ヴァルスOp.38
リスト:ペトラルカのソネット104番
 メフィスト・ワルツ
エフゲニ・ボジャノフ(P)

録音:2011年8月19日第7回ショパンとヨーロッパ音楽祭(ライヴ)
1984年ブルガリア生まれ、6歳からピアノを始め、12歳でオーケストラと共演した神童エフゲニ・ボジャノフ。バシキーロフとシェンク(御喜美江の 夫君の名ピアニスト)に師事し、2008年リヒテル・コンクール優勝、2010年、エリザベート王妃コンクール第2位、同年ショパン国際コンクール第4 位の入賞歴を誇り、ショパン・コンクールではかのアルゲリッチが審査員席から禁断の拍手を贈ったとされる逸材。
そのボジャノフがショパン・コンクールの翌2011年にワルシャワで行われた「第7回ショパンとヨーロッパ音楽祭」に出演した際の公演がライヴ収録 され、今回待望のCD発売。ショパンの名作をはじめ、ショパンより前の作品ながら、どこかショパン風なシューベルトの舞曲、ショパンの親友リスト、ショ パンの影響を受けたドビュッシーとスクリャービンの諸作を披露。いずれも個性的で、活き活きとした自発性に満ちているだけでなく、聴き手に不思議な 魔法をかけてしまいます。はまると抜け出せなくなる麻薬的な音楽性で、人気がでること間違いなしの最注目株です。 (Ki)
PH-12016(2CD)
!!
ブゾーニ:交響的夜曲Op.43
プフィッツナー:ピアノ協奏曲変ホ長調Op.31
レーガー:ロマンティック組曲Op.125
ツィモン・バルト(P)、
クリスティアン・ティーレマン(指)
ドレスデン国立O

録音:2011年6月&9月/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
20世紀初頭のドイツ音楽界に君臨した大物3名の作品を、ティーレマンとドレスデン国立管の演奏で聴くことのできる豪華ライヴ。いずれも当時大き な影響力を持ちながら、作風は全く異なるうえ、イタリア系のブゾーニと、モスクワ生まれのプフィッツナーは別の国の作曲家と言ってもよいほどで、仲も 良くなかったと伝えられています。
この3作曲家は晦渋な音楽のイメージがありますが、ここに採りあげられた作品は例外的に親しみやすいものばかり。プフィッツナー唯一のピアノ協奏曲は1923年の作で、ギーゼキングに捧げられました。同じ年のヴァイオリン協奏曲の厭世性とは反対に、明るく英雄的な大曲。ピアノ・パートは両手の オクターヴの連続や分厚い和音奏法が多用される難物で、被献呈者ギーゼキングの古い録音が決定盤とされていますが、待望の新録音登場となります。 深い森の中を彷徨うような緩徐楽章が魅力的です。エッシェンバッハのお気に入りピアニストでもあるツィモン・バルトは、ティーレマンからも可愛がられ 絶妙なアンサンブルを繰り広げています。
ブゾーニの「交響的夜曲」は1912年の充実期の作。濃密な情感にあふれたお化けが出てきそうな音楽。
レーガーの「ロマンティック組曲」も1912年の作ですが、重厚長大なレーガーのイメージからほど遠い、ハープを多用したドビュッシーを思わすフラ ンス印象派的な雰囲気に驚かされます。「夜曲」「スケルツォ」「フィナーレ」の3曲から成り1曲目と3曲目の出だしは同一です。レーガーならではの錯 綜した対位法を駆使しながらも、疑バロック的な所は全くなく、カッコいいの一言に尽きます。

PH-12017(2CD)
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エルガー:「ゲロンティアスの夢」op. 38 ゲロンティアス:ポール・グローヴス(T)
天使:サラ・コノリー(Ms)
司祭、苦悩の天使:ジョン・レリア(Bs)
ドレスデン国立歌劇場Cho
シュターツカペレ・ドレスデン
サー・コリン・デイヴィス(指)

録音:2010年3月28 日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
エニグマ変奏曲と並ぶエルガーの代表作として知られる「ゲロンティアスの夢」は、リヒャルト・シュトラウスから絶賛されて評価が高まり、エルガーが 国際的名声を得るきっかけとなった壮大なオラトリオ風の声楽曲。  ジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿のテクストによる内容は、主人公ゲロンティアスが死の淵で魂の救済について天使や神と問答を繰り広げるという もので、母国の大作曲家エルガーへの熱心な取り組みで知られたサー・コリン・デイヴィスは、この作品について次のように述べています。  「死についての音楽を書こうとすると、ふつうならレクィエムあるいは名の通った歴史上の人物の死を描くところですが、ここでは死そのものにまつわる 実際のプロセスを扱っている点で独創的。まさに過去に例のないまったく新しいタイプの、真に偉大な作品なのです。」  このたびProfilの人気シリーズ「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」に登場するアルバムは、コリン・デイヴィスが2010年3月にゼンパー オーパーでシュターツカペレ・ドレスデンを指揮して、エルガーの「ゲロンティアスの夢」を演奏したコンサートからのCD化となります。  上記の言葉からもわかるように、作品に熱い共感を寄せるデイヴィスは、2005年12月にロンドン響を指揮して同曲を演奏したライヴ録音盤をすでに 発表しており、当ディスクは4年あまりを経ての演奏内容ということになりますが、この間ほかにも2008年1月のボストン響との実演で同作を取り上げ て成功を収めていました。  英国出身のメゾ・ソプラノ、サラ・コノリーは、そのデイヴィスのボストン公演に参加していたひとりで、ここでも引き続き天使役に起用されています。 ちなみに、コノリーはアンドルー・デイヴィス指揮BBC響盤(2014年)における同名役の歌唱も記憶にあたらしいところです。  ゲロンティアス役のポール・グローヴスは、エルダー指揮ハレ管盤(2008年)でも表題役を務めた米国出身のテノール。グローヴスはまた、同じ 2010/11年のシーズンにエジンバラ国際音楽祭におけるゲロンティアス役でも評判を取ったという具合にキャストは万全で、ここにデイヴィスの思い描く ドラマ作りに欠かせない顔ぶれが揃ったといってよいでしょう。  コリン・デイヴィスとシュターツカペレ・ドレスデンの顔合わせによるエルガーと聞いて真っ先に思い浮かぶのが、1998年の交響曲第1番ライヴ。そこ ではデイヴィスが尋常ではないテンションの高さで、名門ドレスデンより空前絶後のとてつもない響きを引き出して、熱心なファンの間では語り草となって いたものでした。  ここでもまたエルガーらしい気高くもやさしくせつない音楽を破格のスケールで聴かせてくれるのではないかとおもわれます。 (Ki)
PH-12018(2CD)
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R. シュトラウス:舞台作品からの音楽
(1)組曲「町人貴族」op. 60
(2)「サロメ」〜7つのヴェールの踊り
 「ばらの騎士」〜ワルツ第2番
 「インテルメッツォ」〜4つの交響的間奏曲
 「アラベラ」〜第3幕前奏曲
 「カプリッチョ」〜月の光の音楽(間奏曲)
(3)「オトマール・スイトナーを迎えて」〜ドイツ民主共和国国営放送によるインタビュー・プログラム(案内役:ヴォルフガング・ヒラー)
全て、オトマール・スウィトナー(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:(1)1963年9月24日/DDRラジオ放送による放送用セッション・ステレオ
(2)1963年11月21日/DDRラジオ放送による放送用セッション・ステレオ
(3):1964年11月9日/ライプツィヒ・ラジオ放送局
NHK交響楽団の名誉指揮者として客演を重ね、日本のファンにもなじみ深い名指揮者オトマール・スイトナー(1922-2010)は、1960年から 1964年にかけてゼンパーオーパーの音楽監督を務めています。  スイトナーはモーツァルトやベートーヴェン、シューベルト、ブラームスをはじめ、独墺系のレパートリーに定評がありましたが、その流れを汲むリヒャルト・ シュトラウスの演奏にも素晴らしいものがありました。じっさい、スイトナーがゼンパーオーパーの音楽監督在任中の1963年にセッション録音された「サ ロメ」全曲は、この作品の代表的なレコーディングとしてたいへん有名です。  この「サロメ」のすぐれた内容からも、スイトナーとドレスデンよるシュトラウス演奏の凄さの一端をうかがい知ることができますが、どういうわけか、 唯一無二ともいうべき「サロメ」のほかには、この顔合わせによるシュトラウスの演奏としてはセッション録音はもとより、ライヴ音源の存在も知られてお りませんでした。  このたびエディション・シュターツカペレ・ドレスデンに登場する、スイトナー指揮による楽劇からの一連の音楽は、その「サロメ」の名演が遺されたの と同じ1963年に放送用にセッション・レコーディングされたものです。こうして聴くと、スイトナーのみごとな音楽運びもそうですが、なにより表現力ゆ たかな楽団のひびきがシュトラウスとは分かち難いものであることがよく分かります。  いずれにせよ、こうしてあらたにスイトナーの指揮、作曲者ゆかりのドレスデンの演奏でシュトラウス作品が味わえるのは朗報といえるでしょう。  なお、ディスク2には、スイトナーのインタビューを収録。翌1964年に、DDR製作の番組にゲストとして招かれた際に収録されたもので、こちらも 資料的価値の高い内容です。 (Ki)
PH-12023(2CD)
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もうひとりのシェーンベルク
ヤーコプ・シェーンベルク
:わが過去の地
6つのヘブライの歌
ハシディック組曲〜Pfのための
私の中の3つの花
ヴァイオリンソナタ
2つのヘブライの歌〜Sop, Fl, Vaのための
イェフダ・アレヴィによる3つの恋歌
ピアノ四重奏曲
中国の詩による4つの歌曲〜Sop, Fl, Pfのための
テヒラ・ニニ・ゴルトスタイン(S)、
フランク・ライネッケ(Vn)、
シュテファン・フェーラント(Va)、
シュテファン・フォルク(Vc)、
エレノア・パメイエール(Fl)、
ヤーシャ・ネムツィフ(P)

録音:2010年1月/ドイツ放送(ケルン)
シェーンベルクといえば、誰もが十二音技法を生み出したアルノルトを思い出しますが、ヤーコプ・シェーンベルクなる作曲家も存在しました。今日ほ ぼ忘れ去られ、その作品が演奏される機会もありませんでしたが、各ジャンルの作品をまじえた2枚組CDが待望の登場となります。
ヤーコプ・シェーンベルクは1900年に北バヴァリアで生まれ、ダルムシュタットとベルリンで学びました。1933年頃までは映画や放送のための音楽 の作曲と指揮で活躍、同時にドイツのシナゴーグ(ユダヤ教会)の音楽を調査し、さらにパレスチナのユダヤ音楽を初めて組織的に研究しました。自身 の音楽も現代音楽にユダヤの要素を加味させた独特のものとして、ひとつのスタイルを確立するかに思われましたが、ナチスの隆盛とともに職を追われ、 1939年にはイギリスへ逃れ、1948年にはアメリカに渡りニューヨークのトリニティ・スクールで教鞭をとり、1956年にはニュージャージーのカーネギー 音楽学校に招かれるものの、その直前に56歳で脳腫瘍のため歿しました。 彼は歴史に翻弄され、国を転々としたため今日忘れられましたが、ワイルやアイスラーに匹敵する魅力的な作品が眠っており、それがユダヤ系音楽発掘 の旗頭ヤーシャ・ネムツォフの情熱で蘇りました。エキゾチックな要素と20年代のワイマール文化の爛熟した香りが綯い交ぜになった作風が興味津々です。 (Ki)
PH-12033
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リムスキー=コルサコフ:ピアノ・トリオ.ハ短調
グラズノフ:「ライモンダ」〜グランド・アダージョ
リムスキー=コルサコフ(ハイフェッツ編):熊蜂の飛行
グラズノフ(ブルーメンフェルト編):演奏会用ワルツ op.47
リャードフ:バルカロール 嬰ヘ長調 op.44
ブルーメンフェルト:練習曲「海にて」op31-2
リムスキー=コルサコフ:歌
青木美樹(P)
アンドレイ・バラーノフ((Vn)
アレクセイ・ジーリン(Vc)

録音:2012年4月、11月、RBB(ベルリン・ブランデンブルグ放送)スタジオ
ロシア音楽の普及に非常に重要な貢献を果たしたベリャーエフ。ベリャーエフは出版を設立しましたが、そのきっかけは1882年に当時17歳だったグラズノフと出会い、彼の才能に感激したためと言われています。そのベリャーエフと密接に関係のある作曲家の作品を集めたのがこのアルバム「ベリャーエフ・プロジェクト」です。アルバムにはリムスキー=コルサコフ、グラズノフ、リャードフ、ブルーメンフェルトの作品が収録されております。演奏はエリザベート王妃国際コンクールで見事優勝し、今最も期待されているロシアのヴァイオリニスト、アンドレイ・バラーノフ、スイスを拠点にヨーロッパで活躍中のピアニスト青木美樹、そして、ロシアの俊英チェリスト、アレクセイ・ジーリンによる若さみなぎるメンバーです。
■アンドレイ・バラーノフ(ヴァイオリン)
1986年、サンクトペテルブルク生まれ。5歳からヴァイオリンを学び、サンクトペテルブルク音楽院、ローザンヌ音楽院にて研鑽を積む。アモイヤルなどの世界的ヴァイオリニストに師事。2010年仙台国際音楽コンクールにて第2位、2012年5月、エリザベート王妃国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門にて第1位受賞し、脚光を浴びる。
■青木美樹(ピアノ)
東京生まれ。9歳で渡英、その後インディアナ大学、イェール大学大学院、ハンブルグ音楽演劇大学にてジェルジ・シェベック、ボリス・ベルマン、コロリオフらに師事。2004 年イタリア、イブラ国際コンクールを皮切りに、さまざまなコンクールに優勝および入賞。スイスを本拠として国際的に活躍する実力派。
■kアレクセイ・ジーリン(チェロ)
1987年レニングラード生まれ。音楽一家に生まれたジーリンは若くして才能を開花させ、サンクトペテルブルクの音楽学校にて研鑽を積んだ。2008年にはムラヴィンスキー・コンクール(サンクトペテルブルク)で第1位を受賞、2010年にはブラームス・コンクール(オーストリア)で第3位受賞など輝かしい経歴をもつ若手期待の実力派チェリスト。
PH-12034(2CD)
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メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」 クリスティーネ・ヴォルフ(S)、
ブリッタ・シュヴァルツ(A)、
マルクス・シェーファー(T)、
クラウス・メルテンス(Bs)
ドリス・ハーゲル(指)、
カペラ・ヴァイルブルゲンシス(オリジナル楽器使用)、
ヴァイルブルク・シュロス教会Cho

録音:2011年11月
巨匠アーノンクールの下でピリオド奏法の実践を学んだドリス・ハーゲル率いるカペラ・ヴァイルブルゲンシスが、メンデルスゾーンのオラトリオ「エリヤ」 を全曲収録した新譜をリリース!メンデルスゾーン晩年の大作であり、「聖パウロ」と共に彼の「二大オラトリオ」とも称される傑作です。殉教の物語である「聖 パウロ」に比べると、異国からもたらされた新興宗教との闘争と勝利を題材とする「エリヤ」の音楽は劇的で重厚な響きに満ち溢れたもの。合唱とオーケ ストラが織りなす猛々しく荘厳なハーモニーと、小編成のアンサンブルの上でソリストたちが歌いあげる室内楽的なハーモニーの対比が素晴らしく、メンデ ルスゾーンの多彩な表現力に魅せられる作品といえましょう。モーツァルト・アルバム(PH10036)で美声を披露した名手メルテンスは、「聖パウロ」に 引き続き今回もバスを担当。ベルリン古楽アカデミーやムジカ・アンティクヮ・ケルンといった名門からの信頼も厚いヴォルフは、シュヴァルツと共に柔ら かくも輝かしい歌声を聴かせてくれます。テノールは、ヤーコプス、クイケン、コープマンなど数々の巨匠と共演する名手シェーファー。ドイツ古楽界に活 躍するソリスト達と、カペラ・ヴァイルブルゲンシス&合唱団の明晰かつ鮮烈な演奏に聴き入る一枚です。「聖パウロ」(PH 09008)に引き続き、「エリヤ」 の収録も終えたハーゲル&カペラ・ヴァイルブルゲンシス。これは、今後、オラトリオ三部作の最後を飾る「キリスト」(未完)の収録にも期待がかかりましょう! (Ki)

PH-12044(7CD)
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ギュンター・ヴァント/ハンブルク北ドイツ放送交響楽団ライヴ集成第2集

[CD 1]
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1889年,ノヴァーク第3稿)

[CD 2]
ブルックナー:交響曲第7番(1885年,ハース原典版)

[CD 3][CD 4]
ブルックナー:交響曲第8番(1884-90年,ハース版)

[CD 5] 65’54”
ブルックナー:交響曲第9番(原典版)

[CD 6]
(1)モーツァルト:モーツァルト:セレナード第9番「ポストホルン」
(2)ハイドン:オーボエ協奏曲ハ長調

[CD 7]
(1)シューマン:ピアノ協奏曲
(2)モーツァルト:交響曲第40番
ギュンター・ヴァント(指)
ハンブルク北ドイツRSO

[CD 1]
録音:1985年12月23日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)

[CD 2]
録音:1999年4月18−21日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)

[CD 3][CD 4]
録音:2000年4月30日−5月3日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)

[CD 5]
録音:1998年4月5−7日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)

[CD 6]
(1)録音:1989年4月3日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)
(2)パウルス・ヴァン・デル・メルヴェ(Ob)
録音:1992年1月12−14日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)

[CD 7]
(1)ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:1983年3月3日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)
(2)録音:2000年1月29日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)
巨匠ギュンター・ヴァントが手兵ハンブルク北ドイツ放送交響楽団を指揮したコンサートの模様をライヴ収録したセットの第2弾。  ここではヴァントの代名詞ともいうべきブルックナーの交響曲が、CD全7枚のうち5枚分、1985年の第3番、1999年の第7番、2000年の第8番、 1998年の第9番の4曲も収められており、ヴァントがもっとも信頼を寄せていた楽団との顔合わせでたっぷりと楽しめるのはなによりの魅力といえるでしょ う。  このたびももちろん、ブルックナーを含む収録曲すべてが、BMGリリースとは一切重複なしの未発売の内容で、ハンブルク北ドイツ放送響と合唱団の インテンダントで、NDRの音楽部長も務める「ヴァントの杖」こと、ロルフ・ベックが監修にあたっており、NDR提供のオリジナルマスターによりCD化 されているため、音質面も万全の仕上がりとなっています。  なお、モーツァルトの交響曲第40番と、オピッツ独奏のシューマンの協奏曲は、先行単発リリース済みのもの(PH13030)と同一の内容になります。 (Ki)

PH-12052(2CD)
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バックハウス〜レア音源集
■CD1〜協奏曲とピアノロール
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」
(2)モーツァルト(バックハウス編):ドン・ジョヴァンニのセレナード
(3)R.シュトラウス(バックハウス編):セレナードOp.17の2
(4)ピック=マンジャガッリ:オラフの踊りOp.33の2
(5)ショパン(バックハウス編):ピアノ協奏曲第1番〜ロマンツェ
(6)クライスラー(ラフマニノフ編):愛の悲しみ
(7)ドリーブ(ドホナーニ編):ナイラ・ワルツ
(8)リスト:演奏会用練習曲「軽やかさ」
(9)メンデルスゾーン(リスト編):結婚行進曲によるパラフレーズ
(10)ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35より

■CD2〜SP録音珍品
(1)ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3の2
(2)リスト:愛の夢第3番
(3)ウェーバー:ピアノソナタ第1番〜無窮動
(4)ショパン:幻想即興曲Op.66
(5)リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調
(6)ドリーブ(ドホナーニ編):ナイラ・ワルツ
(7)シューベルト(バックハウス編):軍隊行進曲変ホ長調Op.51の1
(8)ショパン:子守歌Op.57
(9)モシュコフスキ:スペイン奇想曲Op.37
(10)メンデルスゾーン(ハッチソン編):真夏の夜の夢〜スケルツォ
(11)アルベニス:イベリア〜トゥリアーナ
(12)リスト:演奏会用練習曲「森のささやき」
(13)ショパン:小犬のワルツOP.64の1
(14)ブラームス:自作主題による変奏曲Op.21の1
(15)リスト:パガニーニの主題による変奏曲Op.35
ヴィルヘルム・バックハウス(P)

CD1
 (1)フリッツ・ザウン(指)ベルリン市立O(1940年録音)
 (2)1923年ロール
 (3)1924年ロール
 (4)1923年ロール
 (5)1925年ロール
 (61926年ロール
 (7)1923年ロール
 (8)1928年ロール
 (9)1926年ロール
 (10)1924年ロール

CD2
 (1)1908年9月録音
 (2)1908年9月録音
 (3)1908年9月録音
 (4)1908年9月録音
 (5)1928年1月録音
 (6)1925年11月録音
 (7)1928年1月録音
 (8)(9)1928年1月録音
 (10)1925年録音
 (11)1928年1月録音
 (121925年11月録音
 (13)1926年録音
 (14)1935年12月録音
 (15)
バックハウスの最初期にあたる1908年9月の録音をはじめ、貴重な音源を集めた大歓迎企画盤。バックハウスは意外にも、若い頃は非独墺作 品も好んで弾き、技巧的なサロン音楽も得意としていました。実際、ゴドフスキやラフマニノフのように派手なトランスクリプションもいくつか残していて、 それらを自演で聴くことができるのも存外の喜びと申せましょう。「ドン・ジョヴァンニのセレナード」は、マンドリン伴奏で歌われる名歌ですが、バック ハウスの編曲は装飾音の洪水に目が眩むほど。後のバックハウスが弾くことのなかったショパンのピアノ協奏曲第1番、第2楽章ロマンツァの編曲も凝って います。この曲にはバラキレフによる編曲もありますが、原曲に忠実なバラキレフ版(でも物凄く難しい)に比べ、バックハウス編曲はさらに音を加え、よ り華麗かつ難しくしています。これが清潔な名演でピアノロールとは言え、バックハウスのショパンの協奏曲を味わえるとは奇跡です。さらにラフマニノフ 編曲のクライスラーやドホナーニ編曲のドリーブのバレエ音楽でのヴィルトゥオーゾぶりなど、バックハウスの印象が大きく変わること間違いありません。
アコースティック録音も貴重。ショパンの「小犬のワルツ」は指鳴らし的なイントロを付け、驚くほど軽やかで快速な個性的演奏。1908年当時最新作だっ たラフマニノフの有名な前奏曲もラフマニノフの自作自演とは全く異なるアプローチが興味津々なうえ、アルベニスの「イベリア」の難曲「トゥリアーナ」、 モシュコフスキの演奏効果抜群の「スペイン奇想曲」といった作品をバックハウスの演奏で楽しめるのもピアノ・ファン狂喜。池田理代子の名作「オルフェ ウスの窓」で描かれていた頃のバックハウスで、切れ味鋭い恐るべき技巧の持ち主だったことを教えてくれます。しかし語り口はバックハウス節炸裂で、モシュ コフスキの「スペイン奇想曲」などスケールの大きさは驚きながら、ヨゼフ・ホフマンの奔放自在な魔術的演奏とは別の作品とみまごう、拍を性格にきざ んだ伸び縮みのない端正さ。ドイツ・ピアニズム極まれりという貴重な記録です。 (Ki)
PH-12053
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ヴァルター・ブラウンフェルス(1882-1954):弦楽五重奏曲 嬰へ短調 op.63
R.シュトラウス(ルドルフ・レオポルド編曲):メタモルフォーゼン(7つの独奏弦楽奏版)
グリンゴルツ・クヮルテット
【イリヤ・グリンゴルツ(Vn)、
アナヒット・クルティキャン(Vn)、
シルヴィア・シモネスク(Va)、
クラウディウス・ヘルマン(Vc)】、
ダリウス・ミゼラ (Cb)、
リシャルド・グロブレフスキ(Va)、
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)

録音:2012年1月28-30日、ラジオ・スタジオ、チューリッヒ
若き巨匠イリヤ・グリンゴルツ率いるグリンゴルツ・クヮルテットの新譜がProfilレーベルより発売。その注目の内容はブラウンフェルスの弦楽五重奏 とR.シュトラウス:メタモルフォーゼンの弦楽七重奏編曲版です。両曲は第二次世界大戦終戦の1945年に作曲されました。ヴァルター・ブラウンフェ ルスはドイツ、フランクフルト生まれの作曲家で父親は文学者・翻訳家として名高く、母親はあのシュポーアの兄弟の孫娘です。ウィーンでレシェティツキー にピアノを学び、その後、ミュンヘンでトゥイレとモットルに師事しました。この弦楽五重奏曲 嬰へ短調 op.63は当初弦楽四重奏曲として書き始めました が、作曲が進むにつれ音の厚みや表現の豊かさを求めるようになり最終的に弦楽五重奏の形になりました。全4楽章の構成で、悲哀に満ちた旋律と透き 通るような響きが印象的です。一方、R.シュトラウスのメタモルフォーゼンは23の独奏弦楽器のために書かれましたが、ここではルドルフ・レオポルドに よる編曲で7つの独奏弦楽奏版を披露しております。グリンゴルツ・クヮルテットの共演陣も秀逸で、Profilレーベルからもリリースしているチェロのダヴィ ド・ゲリンガスやクリスティアン・ツィメルマンとの共演でも名高いヴィオラのリシャルド・グロブレフスキと言った実力派の演奏家の好サポートを得ており、 原曲の雰囲気を存分に示した素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
イリヤ・グリンゴルツは弱冠16歳のときにパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝して一躍世界的に有名になりました。その後、パガニーニの 協奏曲第1番でCDデビュー(BIS 999)し、イザイのバラード等をおさめた無伴奏ヴァイオリン曲集(BIS 1051)などBISレーベルより4タイトルを発売し、 その全てが高い評価を得ました。レパートリーはバロックから現代までと非常に幅広く、若手を代表するヴァイオリニストとして世界各地で演奏しておりま す。近年は特に室内楽に力を入れ、グリンゴルツ・クヮルテットとして積極的な演奏活動、録音を行っております。 (Ki)

PH-12062(2CD)
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シューベルト:交響曲第7番ロ短調「未完成」(キャラガン校訂版;全4楽章)
交響曲第9番ハ長調「グレート」*
ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2011年10月30日レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン、マックス・リットマン・ザール(ライヴ)
2011年6月5日レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン、マックス・リットマン・ザール(ライヴ)*
ィリアム・キャラガン校訂譜を使用したブルックナー・シリーズで好評を博したシャラー率いるフィルハーモニー・フェスティヴァの次なる取り組みは シューベルト。当コンビが2011年におこなったコンサートの模様をライヴ収録したもので、「未完成」と「グレート」を取り上げています。 このたびの目玉はずばり、4楽章完成版による「未完成」。第3楽章のスケルツォをウィリアム・キャラガンがブルックナーのケースと同様にここでも補筆 完成とオーケストレーションを施しており、フィナーレにはシューベルトの「ロザムンデ」間奏曲第1番を流用しています。「未完成」完成版の試みはこれ までにも存在しましたが、ブルックナーで実績を示したキャラガン版による初録音ということで、おおいに期待が高まります。 さらに、カップリングの「グレート」も反復実行の情報は不明ながら、全曲で49分を切る快速演奏となっており、清新なアプローチと目の詰んだアンサ ンブルとが聴きものとなっています。 (Ki)
PH-12067(2CD)
オルフ:歌劇「僭主オイディプス」 ヘルムート・メルヒェルト(T、オイディプス)
マルタ・メードル(S、イオカステー)
パウル・クーエン(T)、
ゲルト・フェルトホフ(Br)、
ホルスト・ギュンター(Br)、
ヴィンフリート・ツィリッヒ(指)
北ドイツRSO&Cho

録音:1961年10月4-6日
『僭主オイディプス』は、1959年に初演されたオルフの悲劇。『アンティゴネ』、『プロメテウス』と共に三部作をなし、ギリシャ悲劇を題材とする傑作 シリーズの第2作に位置づけられる作品です。サヴァリッシュ&バイエルンRSOの『アンティゴネ』(PH 09066)に引き続く今回は、ヴィンフリード・ツィ リッヒ&北ドイツRSOの1961年録音が登場します!ツィリッヒといえば、1950年代よりヘッセン放送交響楽団と多くの名録を残しておりますが、本録 音はそれらに列するにふさわしき名演といえましょう!
三部作を通して打楽器を中心に据えたオーケストレーションが特徴のギリシャ悲劇三部作。本作でも太鼓やドラ、シンバルなど多様なパーカッションが 印象的に用いられ、独特の緊迫感に張り詰める熱演を見せています。録音当時はシュミット=イッセルシュタットと蜜月関係にあった北ドイツ放送交響楽 団の演奏もさることながら、歌手陣の豪華な顔ぶれにも注目です!主人公オイディプスを演じるのはヘルムート・メルヒェルト。R.シュトラウスやシェーン ベルクといった近現代ものを得意とする名テノールで、クラウスやヴァントとの共演を次々と果たした後となる本録音でも、絶頂期の歌声を聴くことができ ます。サヴァリッシュの『アンティゴネ』のアンティゴネ役でも素晴らしい独唱を見せたマルタ・メードルは、今回も絶美の歌唱を披露!陶酔と苦悩に揺れ るイオカステーを熱演しています。その他にも、パウル・クーエン、ゲルト・フェルトホフ、ホルスト・ギュンターら、当時のオペラ界の第一線で活躍して いた名手たちによる万全の布陣が組まれております。 (Ki)
PH-12068(2CD)
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ゼンパーオーパー・ガラコンサート

(1)モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」〜第1楽章
(2)レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ〜主題/第1変奏/第2変奏
(3)シューベルト:交響曲第7(8)番ロ短調「未完成」〜第2楽章
(4)ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」〜第4楽章
(5)メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」〜第2楽章
(6)ベルリオーズ:序曲「リア王」
(7)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲〜第2楽章
(8)シューベルト:交響曲第8(9)番「ザ・グレイト」〜第3楽章
(9)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲〜第3楽章
(10)ブルックナー:交響曲第8番〜第2楽章
(11)マーラー:交響曲第9番〜第3楽章
全て、シュターツカペレ・ドレスデン

(1)ベルナルド・ハイティンク(指)/録音:2002年
(2ヘルベルト・ブロムシュテット(指)/録音:1990年
(3)コリン・デイヴィス(指)/録音:1992年
(4)ドレスデン国立歌劇場Cho、ヘルベルト・ブロムシュテット(指)/録音:1985年
(5)コリン・デイヴィス(指)/録音:1997年
(6)コリン・デイヴィス(指)/録音:1997年
(7)ダヴィド・オイストラフ(Vn)、フランツ・コンヴィチュニー(指)/録音:1954年
(8)コリン・デイヴィス(指)/録音:1996年
(9)ダヴィド・オイストラフ(Vn)、フランツ・コンヴィチュニー(指)/録音:1954年
(10)クリスティアン・ティーレマン(指)/録音:2009年
(11)ジュゼッペ・シノーポリ(指)/録音:1997年
Profilの人気シリーズ「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」より編まれたコンピレーション・アルバム。「ゼンパーオーパー・ガラコンサート」 と銘打たれた2枚組では、コンヴィチュニーからティーレマンに至る歴代のカペルマイスターのほか、楽団初の名誉指揮者コリン・デイヴィスといった、さ まざまな名指揮者たちが得意のレパートリーで腕を揮うなか、世界屈指の伝統を誇る名門楽団が培う独特の深いひびきをたっぷりと味わえるつくりで、入 門篇としても最適な内容となっています。 ブックレットは各曲のトラックリストおよび演奏家のみの記載となります。 (Ki)
PH-12071
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詩に触発されたピアノ音楽
リスト:ペトラルカのソネット第47番/104番/123番
ブラームス:バラードOp.10
シューマン:ピアノソナタ第2番ト短調Op.22
 子供の情景〜詩人のお話
ダーヴィッド・テオドーア・シュミット(P)

録音:2011年9月/SWRハノーファー、大ゼンデザール
ロマン派音楽の最大の特徴は、文学的な要素を全面的に採り入れていること。そこに視点を据えたコンセプトによるアルバムですが、作曲家ごとに文学 の扱い方の違いが興味深い限りです。リストの作品は中世イタリアの詩人フランチェスコ・ペトラルカの詩による1838-9年作曲の歌曲をピアノ用に改作 したもので、言葉を用いずともピアノだけで内容を見事に描写しています。ブラームスの「バラード」は21歳のブラームスによる初期作品。ヘルター編 纂によるスコットランドの民族詩「エドワード」から霊感を得ていて、父親殺しの秘密を母と息子が対話する恐ろしい内容。シューマンはロマン派作曲家中、 最も文学的な香りのする音楽を創作しています。ピアノソナタ第2番は特定の文学作品に基づいてはいませんが、第2楽章に1828年の自作歌曲「秋に」(ケ ルナー詩)のメロディーが用いられています。 ダーヴィッド・テオドーア・シュミットは1982年生まれのドイツの俊英。ロンドン王立音楽大学でケヴィン・ケナーに師事、リスト作品での腕の冴え はもちろんですが、内証的な音楽性も魅力です。 (Ki)
PH-12072
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シューマン夫妻の音楽
シューマン:ピアノソナタ第1番嬰ヘ短調Op.11
クララ・シューマン:夜曲Op.6の2
 幽霊のバレエOp.5の4
シューマン:ピアノソナタ第3番ヘ短調Op.14
クセニヤ・ノーシコワ(P)

録音:2011年6月/セイジ・オザワ・ホール(タングルウッド)
レーラ・アウエルバッハのピアノ曲集(PH 07064)やクレメンティのピアノ協奏曲(PH 09028)の名演で注目されたノーシコワの最新盤。今回はシュー マン夫妻の作品に挑戦しています。内容は緻密に計算されていて、シューマンのピアノソナタ第1番の第1楽章の主題がクララの「幽霊のバレエ」からの 借用であること、ピアノソナタ第3番の第3楽章もクララの主題による変奏曲であるなど、シューマン作品がごく初期からクララなしでは成立しえなかった ことを証明してくれます。クララの「幽霊のバレエ」の後、シューマンのピアノソナタ第1番が続くのをお聴きになれば、すべての方が感心するはず。シュー マン初期のピアノソナタ第1番と第3番は、内容もさることながら技術的に極めて至難ですが、ノーシコワは曖昧さの全くない堂々たる解釈で、作品の魅 力を再認識させてくれます。 (Ki)

PH-13006(4CD)
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ゼンパーオーパー・シリーズVol.6
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
フェルディナント・フランツ(靴屋ハンス・ザックス)、クルト・ベーメ(金細工師ファイト・ポーグナー)、ヨハネス・ケムター(革屋クンツ・フォーゲルゲザング)、クルト・レークナー(ブリキ屋コンラート・ナハティガル)、ハインヒリ・プフランツェル(書記ジクストゥス・ベックメッサー)、カール・パウル(パン屋フリッツ・コートナー)、カール・ハインツ=トーマン(錫細工師バルタザール・ツォルン)、ハインリヒ・テスマー(香料屋ウルリヒ・アイスリンガー)、ゲルハルト・シュトルツェ(仕立屋アウグスティン・モーザー)、テオ・アダム(石鹸屋ヘルマン・オルテル)、エーリヒ・ヘンデル(靴下屋ハンス・シュヴァルツ)、ヴェルナー・ファールハーパー(銅細工師ハンス・フォルツ)、ベルント・アルデンホフ(騎士ヴァルター・フォン・シュトルツィング)、ゲルハルト・ウンガー(徒弟ダヴィッド)、ティアーナ・レムニツ(エヴァ)、エミーリエ・ヴァルター・ザックス(乳母マグダレーネ)、
ヴェルナー・ファールハーパー(夜警)
ルドルフ・ケンペ(指)
ドレスデン国立歌劇場O&cho

録音:1951年5月2-7日
かつてMYTOレーベルからリリースされていたケンペの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」1951年ドレスデン・ライヴ。ずっと入手困難となって いましたが、Profilがマスター音源から復刻しての正規発売となります。 名匠ルドルフ・ケンペは1949年から1951年までドレスデン国立歌劇場の音楽監督を務めており、この時期にいくつか優れたオペラ全曲の放送用録 音を残しています。そのうちひとつ在任末期のマイスタージンガー上演は、フェルディナント・フランツやクルト・ベーメ、テオ・アダムら出演者の魅力も あいまって、伝説となっていました。まだ戦後6年、19世紀からの演奏者も数多く参加しており、独特の味わいに感動させられます。 音質も向上。1951年という年としては鮮烈な響きが残っていて貴重です (Ki)
PH-13030
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シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op. 54
モーツァルト:交響曲第40番ト短調KV. 550*
ゲルハルト・オピッツ(P)
ギュンター・ヴァント(指)
)ハンブルク北ドイツRSO

録音:1983年3月21日ハンブルク・ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)
1990年12月17日ハンブルク・ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)*
 
巨匠オピッツによるシューマン!近年、同協奏曲の録音をリリースしましたが、これは1983年オピッツが30歳の時のライヴです。既に巨匠の風格を 漂わせ、師のヴィルヘルム・ケンプに代表されるドイツ正統派の流れを受け継いだ演奏で、はったりのない技術でシューマンのロマン的な世界を表現して います。ヴァントとの相性も抜群。今後オピッツの80年代の代表盤となると言えましょう。
交響曲第40番はBMG(1994年)とは別演奏。これぞまさに「疾走する悲しみ」を具現化したかのような心に染みる演奏。ヴァントは実に多く40番 を取り上げましたが、音のクリアーさ、ゆるみのなさ、品格の高さでは最上の演奏と思われます。 ★83年のシューマンも、90年のモーツァルトもムジークハレの豊か過ぎる残響が放送録音らしく適度におさえられ、クリアーなサウンドも魅力です。近 年リヒターもののリマスタリングなどで評価を上げつつあるジードラー氏の丁寧なマスタリングも聴きものです。 (Ki)

PH-13032(6CD)
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コリン・デイヴィス&シュターツカペレ・ドレスデン・ライヴ BOX

[CD 1](PH05040)
(1)エルガー:交響曲第1番
(2)ベルリオーズ:序曲「リア王」
(3)ベルリオーズ:「ベアトリスとベネディクト」序曲
[CD 2](PH05048)
(4)メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
(5CD)メンデルスゾーン:交響曲第5番「宗教改革」
[CD 3](PH05049)
(6)シベリウス:交響曲第2番
(7)シベリウス:交響詩「エン・サガ」
(8)シベリウス:交響詩「ルオンノタール」
[CD 4](PH08043)
(9)シューベルト:交響曲第8番ロ短調D759「未完成」
(10)ブラームス:交響曲第3番ヘ長調op. 90
[CD 5 & CD 6](PH07014)
(11)ベルリオーズ:レクィエム(死者のための大ミサ曲)op. 5
サー・コリン・デイヴィス(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

(1)録音:1998年/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(2)(3)録音:1997年/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(4)録音:1997年8月31日−9月2日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(5CD)録音:1997年10月28日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(6)録音:1988年9月22日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(7)録音:2003年7月7−8日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(8)ウテ・ゼルビク(S)
 録音:2003年7月7−8日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(9)(10)録音:1992年10月22日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(11)キース・イカイア=パーディ(T)
 ドレスデン国立歌劇場Cho
 ドレスデン・シンフォニーCho
 ドレスデン・ジングアカデミー
 録音:1994年2月14日/ドレスデン、聖十字架教会(ライヴ)
英国の名指揮者サー・コリン・デイヴィス(1927−2013)追悼企画盤。Profilの人気シリーズ「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」のうち、 名誉指揮者デイヴィスが指揮したライヴ演奏の中でも、特に評判の高かった5点分の内容をまとめたもので、すでに廃盤のメンデルスゾーンとシベリウス が含まれるのもありがたいところです。  エキスパートとして知られたシベリウス作品を筆頭に、当楽団とは交響曲全集録音も完成させているシューベルトなど、収録内容はすべて巨匠の得意と したレパートリーが並びますが、ここでやはりデイヴィスの業績を語るうえで外せないものがエルガーとベルリオーズでしょう。  デイヴィスが指揮したエルガーの第1交響曲の録音はいくつか存在しますが、これは破格の内容。デイヴィスの尋常ではないテンションの高さと、ドレ スデンの深く濃い音色が重厚な音楽にみごとなまでにはまり、意を決して取り組んだエルガーの思いのたけを語り尽くして間然とするところがありません。  そして、ベルリオーズのレクィエムは、1994年に聖十字架教会で行われたドレスデン爆撃戦没者追悼演奏会のドキュメント。 「自作でただ一曲だけを残すことが許されるなら迷わずこれを残してもらうように」というほど、ベルリオーズ自身強く惚れ込んでいたと伝えられるレクィエ ムですが、デイヴィスもまた真に特別な作品として位置づけ、ここでの演奏内容に大満足していただけに、その思いは同じなのかもしれません。  装丁は、通常4枚まで収納可能なサイズの厚手ジュエル・タイプのケース(W143×H126×D25)に、スリム・ケースで使用するトレイを組み合わせて、 6枚のCDを収めています。なお、付属のブックレットにレクィエムの歌詞は掲載されておりません。 (Ki)

PH-13037(11CD)
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クルト・ザンデルリンク・エディション

■CD 1
ブルックナー:交響曲第4番(1878-80年版)

■CD 2
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

■CD 3
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調op. 102
ベートーヴェン:合唱幻想曲*

■CD 4
ブラームス:交響曲第1番

■CD 5
ブラームス:交響曲第2番
アルト・ラプソディop. 53

■CD 6
ブラームス:交響曲第3番
ハイドンの主題による変奏曲

■CD 7
ブラームス:交響曲第4番

■CD 8
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番
ピアノ協奏曲第2番*
■CD 9
ラフマニノフ:交響曲第1番

■CD 10
ラフマニノフ:交響曲第2番

■CD 11
ラフマニノフ:交響曲第3番(初出)
全て、クルト・ザンデルリンク(指)
■CD 1
バイエルンRSO
録音:1994年11月4 & 5日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ・
デジタル)
■CD 2
ケルンRSO
録音:1985年10月(ライヴ・デジタル)
■CD 3
トーマス・ツェートマイアー(Vn)、アントニ オ・メネ セス(Vc)、ケルンRSO

スヴィヤトスラフ・リヒテル(P)*、ソヴィエト国立アカデミーCho*
モスクワRSO*
録音:1985年10月(ライヴ・デジタル)、1952年モスクワ(メロディア盤(LP)からのトランスファー)*
■CD 4
ベルリンSO
録音:1990年ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル・セッション/カプリッチョ原盤)
■CD 5
アンネッテ・マルケルト(A)、ベルリン放送Cho、ベルリンSO
録音:1990年ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル・セッション/カプリッチョ原盤)
■CD 6
ベルリンSO
録音:1990年ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル・セッション/カプリッチョ原盤)
■CD 7
ベルリンSO
録音:1990年ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル・セッション/カプリッチョ原盤)
■CD 8
スヴャトスラフ・リヒテル(P)、モスクワRSO、レニングラードPO*
録音:1955年モスクワ(モノラル/メロディア音源)、1959年モスクワ(モノラル/メロディア音源)*
■CD 9
レニングラードPO
録音:1950、51年(モノラル/メロディア音源)
■CD 10
レニングラードPO
録音:1956年5月ベルリン(モノラル/DG音源)
■CD 11
ハンブルク北ドイツRSO
録音:1994年5月8-10日ハンブルク、ムジークハレ(デジタル・ライヴ)
巨匠ザンデルリングが指揮した名演奏の数々を収めた注目のセットがProfilより登場します。CD11枚組のセットには、晩年の代表的名盤で、ベルリ ン響を指揮してセッション録音したブラームスの交響曲全集のほかに、バイエルン放送響とのブルックナーの「ロマンティック」、ケルン放送響を指揮したベー トーヴェンの「田園」のライヴ演奏といったベストセラー・アイテムが含まれますが、なかでもラフマニノフを指揮したCD4枚分が見逃せない内容。
メロディア音源からのリヒテルとの協奏曲や、グラモフォン音源の第2交響曲といった、すでに名盤として知られる1950年代の演奏の数々(CD8〜 10)は、マスター・テープからのコピーとおもわれる音源を使用しており、モノラルながら復刻状態はきわめて良好。この作曲家をおおいに得意としたザ ンデルリングの至芸を、聴きやすい音で楽しむことが可能です。
さらに、当セット1番の目玉といえるのが、1994年にザンデルリングが北ドイツ放送響を指揮した交響曲第3番のライヴ。この作品はザンデルリング のディスコグラフィにこれまでなかったもので、NDRアーカイヴのライヴ音源からの正規初CD化となります。やはりザンデルリングがフィルハーモニア管 を指揮した第2番のセッション録音に通じる、巨匠晩年の様式がここでも特徴的で、演奏・録音いずれにおいても破格の内容。超弩級のスケールで展開 される音楽は、一気にこの曲の演奏史を塗り替えるといっても言い過ぎには当たらないほどで、この1曲のためだけにでも当セットを入手する価値がある と断言できます。
★BOX仕様:紙製クラムシェル・タイプ。W129×H132×D30(ミリ)、重量250g。
★ブックレットはトラック・リスト、録音データのみの記載となります。

PH-13039(2CD)
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ワインベルガー:歌劇「バグパイプ吹きシュヴァンダ」 クリストフ・ポール(Br シュヴァンダ) 
マージョリー・オーウェンズ(S ドロトカ)
ラディスラフ・エルグル(T バビンスキー)
ティチナ・ヴォーン(Ms 女王)
ティルマン・レンネベック(Bs 魔術師)
ミヒャエル・エーダー(Bs 悪魔)
シメオン・エスパー(T 裁判官,第1の傭兵,地獄の兵隊長)ほか
コンスタンンティン・トリンクス(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
ドレスデン国立歌劇場Cho

録音:2012年3月、ドレスデン
Profilのゼンパーオーパー・エディション、今回は新しい音源を出してきました。2012年3月に新演出上演されたワインベルガーの愉快なオペラ「バ グパイプ吹きシュヴァンダ」、しかもオリジナルのチェコ語上演です。ヤロミール・ワインベルガー(ヴァインベルガー,ヴァインベルゲルとも)は、 1896年、 プラハ生まれのチェコの作曲家。「バグパイプ吹きシュヴァンダ」は民話風のとても愉快な物語に、ボヘミア色豊かな旋律を近代的な響きで彩った音楽が 付けられた非常に楽しいオペラ。1927年にプラハで初演されるや大成功を収め、1920年代末から1930年代にかけて各地で盛んに上演され、1931 年にはメトロポリタン歌劇場でも上演されたほどでした。しかしユダヤ系のワインベルガーは1939年にナチ政権を逃れて米国へ亡命、1967年に亡くな ります。「シュヴァンダ」の上演も下火になるものの、ポルカとフーガは人気曲として度々取り上げられ、カラヤンも録音しているほど。またオペラそのも のドイツ語圏でジワリジワリと人気を取り戻しています。ドレスデン国立歌劇場では1930年に初演、さらに1950年にも取り上げられていましたが、ど ちらもドイツ語訳上演。今回はオリジナルのチェコ語での初上演です。これは大きな評判となり、2014年1月にも再演されました。 歌手はドレスデン国立歌劇場に所属する今伸び盛りの歌手が起用されています。タイトルロールのクリストフ・ポールは、1976年、ハノーファー生まれの バリトン。2005年からゼンパー・オーパーに所属し、非常に多くの役を歌ってバリバリに活躍しています。シュヴァンダの妻ドロトカのマジョリー・オーウェ ンズは米国、ヴァージニア州出身のソプラノ。彼女もゼンパー・オーパーに所属しており、近年はワーグナーやR.シュトラウスなどのドラマティックな役 を手掛けて評判になっています。バビンスキーのラディスラフ・エルグルはチェコ出身の若いテノール。ドイツ語圏を中心に活躍しており、ことにウィーン で人気上昇中です。女王のティチナ・ヴォーンは米国出身のメッゾソプラノ。1998年から2006年までシュトゥットガルト国立歌劇場に所属した後、現 在はドレスデン国立歌劇場でドラマティックなメッゾソプラノとして大活躍しています。指揮のコンスタンンティン・トリンクスは1975年、ドイツ、カール スルーエ生まれの指揮者。2009年から2012年までダルムシュタット国立劇場の音楽総監督を務めた実力のある指揮者。2013年1月には新国立劇場 でワーグナー「タンホイザー」を指揮、さらに同年7月にはバイロイトで「恋愛禁制」を指揮しています。次世代のドイツのオペラ界を担うであろう逸材 です。 近代オペラとは言え物語も音楽も極めて分りやすいので、あらすじさえ押さえておけば楽に楽しめるオペラです。同じ1927年に初演されたコルンゴルトの 「ヘリアーネの奇跡」ともども、ナチが勢力を拡大する直前の時期の旧オーストリア=ハンガリー帝国の音楽の最後の輝きが実感できることでしょう。 (Ki)

PH-13050(2CD)
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エルフリーデ・トレッチェル
(1)レーガー:ニワトコ Op.35-4,
 天が一粒の涙を零した Op.35-2
 森の孤独Op.76-3,
 子供のお願いOp.76-22,
 眠りに Op.76-59
(2)R.シュトラウス:3つのオフィーリアの歌 Op.67-A
(どうしたら真の恋人を見分けられるのだろう,おはよう、今日は聖ワレンティヌスの日よ,彼らはあの方をそのまま棺に乗せて運んで行った)

(3)マーラー:別れ離れて
私は柔らかな香りをかいだ
美しいがゆえに君を愛するのなら
ヒンデミット:「マリアの生涯」 Op.27−マリアの誕生,ヨゼフの疑い,キリストの誕生,エジプトへの脱出の途上での休息
シューベルト:ただ憧れを知る人が
(4)シューマン:月の夜 Op.39-5
(5)シューベルト:春の想い D686
 君はわが憩い D776/若い尼 D828
 夜と夢 D827
シューマン:くるみの木 Op.25-3
 はすの花 Op.25-7
 美しい見知らぬ土地 Op.39-6
 月の夜 Op.39-5/君に捧ぐ Op.25-1
ブラームス:秘めごと Op.71-3
 森の静寂の中で Op.85-6
 娘の歌 Op.85-3/夜鶯 Op.97-1
 娘は語る Op.107-3
ヴォルフ:明け方に
 心変わりした娘/とりすました娘
 楽師/打ち明け
シューマン:ジャスミンの茂み Op.27-4
 眠りの精 Op.79-13
モーツァルト:「フィガロの結婚」−ついにその時が近づいた(ドイツ語)
プッチーニ:「蝶々夫人」−ある日、見えるのよ(ドイツ語)
 「ボエーム」−私はミミと呼ばれていますが(ドイツ語)
ドヴォルザーク:「ルサルカ」−月の歌
全て、エルフリーデ・トレッチェル(S)
ハンス・レーヴライン(P)(下記以外)

(1)ハンス・レーヴライン(P)
録音:1949年3月29日、RIAS

(2)フーベルト・ギーゼン(P)
録音:時期不詳、ベルリン郊外のトレッチェル家

(3)リヒャルト・クラウス(P)
録音:時期不詳、ベルリン郊外のトレッチェル家

(4)ミヒャエル・ラウハイゼン(P)
録音:1944年

録音:1956年6月18日、ドレスデン
エルフリーデ・トレッチェル(トレチェルとも)(1913−1958)はドレスデン生まれのドイツのソプラノ。1933年に当時ドレスデン国立歌劇場の音楽 総監督だったカール・ベームに認められ、この劇場のプリマドンナとして幅広く活躍。戦後はベルリンやウィーン、さらに英国でも活躍しました。温かみの ある優しい歌声で一時代を築いた名歌手なのですが、活動の前半は第二次世界大戦と重なり、また44歳という若さで亡くなってしまったこともあり、録 音はそれほど多くありません。今回Profilが発掘したのは、1956年6月18日、ドレスデンのビューラウの保養施設で行われたトレッチェルの最後のリ サイタルを中心に私的な録音も含めた貴重な録音が多々集められています。トレッチェルの葬儀でのヴァルター・フェルゼンシュタインによる弔辞も収めら れています。ゼンパーオーパー・エディションの常として、貴重な写真を多数掲載した立派な解説冊子も付いています。 (Ki)

PH-13053(6CD)
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カール・リヒター・エディション/バッハ:器楽曲篇
[CD 1]56’34”
ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050

[CD 2]64’26”
ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049
ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
トッカータとフーガ.ニ短調BWV538*

[CD 3]70’23”
管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066
管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067
管弦楽組曲第4番ニ長調BWV1069

[CD 4]70’55”
管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068 1961*
音楽の捧げ物BWV1069

[CD 5]72’57”
チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV1052
2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調BWV1061
3台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調BWV1064
4台のチェンバロのための協奏曲イ短調BWV1065

[CD 6]70’10”
「オルガン・リサイタル」
トッカータとフーガ.ニ短調BWV565
コラール前奏曲「主イエス・キリストよ,われ汝に呼ばわる」BWV639
パッサカリアとフーガ.ハ短調BWV582
コラール前奏曲「目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ」BWV645
幻想曲とフーガ.ト短調BWV542
コラール前奏曲「イエスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて」BWV650
コラール前奏曲「高き御空よりわれは来れり」BWV606
前奏曲とフーガ.ホ短調BWV548
[CD 1]
カール・リヒター(指)カール・リヒターCO
収録:1956、1957年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
[CD 2]
カール・リヒター(指)カール・リヒターCO
収録:1956、1957年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
カール・リヒター(Org:オットーボイレン、バシリカ教会Marienorgel)*
収録:1954年(セッション・モノラル/テルデック原盤)*
[CD 3]
オーレル・ニコレ(Fl)
カール・リヒター(指)ミュンヘン・バッハO
収録:1960年6月、1961年6月/ミュンヘン(セッション・ステレオ/DGG原盤)
[CD 4]
カール・リヒター(指)ミュンヘン・バッハO*
収録:1960年6月、1961年6月/ミュンヘン(セッション・ステレオ/DGG原盤)*
オーレル・ニコレ(Fl)
オットー・ビュヒナー、クルト・グントナー(Vn)
ジークフリート・マイネッケ(Va)
フリッツ・キスカルト(Vc)
ヘトヴィヒ・ビルグラム(Cemb)
カール・リヒター(指とCemb)
収録:1963年1月/ミュンヘン(セッション・ステレオ/DGG原盤)
[CD 5]
エドゥアルト・ミュラー、ゲルハルト・エッシュバッハー、ハインリヒ・グルトナー(Cemb)
アンスバッハ・バッハ週間のソリストたち
カール・リヒター(指とCemb)
収録:1955年/アンスバッハ(セッション・モノラル/テルデック原盤)
[CD 6]
カール・リヒター(Org;ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール)
収録:1954年10月、11月/ジュネーヴ(セッション・ステレオ/Decca原盤)

リマスタリング&サウンド・デザイン:2013年、ホルガー・ジードラー (THS-Studio)
J.S.バッハの権威カール・リヒターがドイチェ・グラモフォンに遺した代表的録音「マタイ受難曲」(PH12008)、「ミサ曲ロ短調」(PH13034)に、 Profilのライヴ復刻でおなじみの名人ホルガー・ジードラーが入念なリマスタリングを施して大好評のシリーズに、器楽曲篇があらたに加わります。 「カール・リヒター・エディション」と題するCD6枚組では、名手ニコレを迎えた「管弦楽組曲全曲」に「音楽の捧げ物」といった、前回までの宗教作品 同様に同曲のベストにも挙げられる、もはや説明不要のスタンダードがしっかりと押さえてあるのは当然として、リヒター第1回目の「ブランデンブルク協 奏曲全曲」録音や、ミュラーら複数の奏者との共演も魅力の「チェンバロ協奏曲集」、さらにはジュネーヴとオットーボイレンにおける「オルガン・リサイタル」 という具合に、テルデック(テレフンケン)とデッカの音源から広く選ばれており、この時期特有ともいえる強烈な表現意欲が漲る演奏スタイルや、それぞ れのレーベルのサウンド・カラーのちがいも興味深いところです。 「リマスタリングが大成功!」「過去最高の仕上がり!」と、絶大なる支持をいただいている前2作とともに、当セットもまた、リヒターの高潔で折り目正し い音楽を愛してやまない方々にとって、かけがいのない宝物となりましょう。 ブックレットは各曲のトラックリストおよび演奏家のみの記載となります。 (Ki)

PH-13054(4CD)
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カール・リヒター・エディション/J.S.バッハ:教会カンタータ篇

■CD 1
(1)「イエスよ、あなたはわが魂を」BWV 78

(2)「イエス・キリストを脳裡にとどめよ」BWV 67

(3)私が去り行くのは、あなたがたの益となる」BWV 108

■CD 2
(1)「主イエス・キリスト、真の人にして神」BWV 127


(2)「主なる神は太陽にして盾なり」BWV 79

(3)「キリストは死の縄目につながれた」BWV 4

■CD 3
(1)「人よ、良きことの何たるかはすでに汝に告げられたり」BWV 45

(2)「すべての国よ、神を誉め讃えよ
」BWV 51

(3)「愛する御神よ、いつ我は死なん」BWV 8

(4)「私は、哀れな人、罪のしもべ」BWV 55

■CD 4
マニフィカト ニ長調BWV 243
全て、カール・リヒター(指)

■CD 1 62’43”
(1)ウルズラ・ブッケル(S)、ヘルタ・テッパー(A)、ヨーン・ヴァン・ケステレン(T)、キート・エンゲン(Bs)、アンスバッハ・バッハ週間O/録音:1961年7月(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
(2)アントニア・ファーベルク(S)、リリアン・ベニングセン(A)、ピーター・ピアーズ(T)、キート・エンゲン(Bs)、ゲオルク・ドンデラー(Tp)、ヘドヴィヒ・ビルグラム(Org)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー/録音:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
(3)アントニア・ファーベルク(S)、リリアン・ベニングセン(A)、ピーター・ピアーズ(T)、キート・エンゲン(Bs)、ゲオルク・ドンデラー(Tp)、ヘドヴィヒ・ビルグラム(Org)、エドガー・シャン(オーボエ・ダモーレ)、フリッツ・ゾンライトナー(Vn)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー/録音:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
■CD 2 68’23”
(1)アントニア・ファーベルク(S)、リリアン・ベニングセン(A)、ピーター・ピアーズ(T)、キート・エンゲン(Bs)、ゲオルク・ドンデラー(Tp)、 ヘドヴィヒ・ビルグラム(Org)、エドガー・シャン(オーボエ・ダモーレ)、フリッツ・ゾンライトナー(Vn)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー/録音:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
(2)ベアトリス・クレープス(A)、キート・エンゲン(Bs)、エドガー・シャン(Ob)、ヘルマン・ウール(Vc)、フランツ・オルトナー(Cb)、へドヴィヒ・ビルグラム(Cemb&Org)、ミュンヘン・バッハO、ミュンヘン・バッハCho/録音:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
(3)キート・エンゲン(Bs)、へドヴィヒ・ビルグラム(Org)、ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー、ミュンヘン・バッハCho/録音:1963年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
■CD 3 77’59”
(1)ヘルタ・テッパー(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、キート・エンゲン(Bs)、オーレル・ニコレ(Fl)、ミュンヘン・バッハCho、アンスバッハ・バッハ週間O/録音:1959年7月、8月(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
(2)マリア・シュターダー(S)、ヴィリー・バウアー(Tp)、ミュンヘン・バッハO/録音:1959年8月(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
(3)ウルズラ・ブッケル(S)、ヘルタ・テッパー(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、キート・エンゲン(Bs)、オーレル・ニコレ(Fl)、ミュンヘン・バッハCho、アンスバッハ・バッハ週間O/録音:1959年7月、8月/アンスバッハ、アウグスタナザール(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
(4)エルンスト・ヘフリガー(T)、オーレル・ニコレ(Fl)、エドガー・シャン(Ob)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン・バッハO/録音:1959年2月、3月(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
■CD 4 30’00”
マリア・シュターダー(S)、ヘルタ・テッパー(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Bs-Br)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン・バッハO/録音:1961年6月(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)

※リマスタリング&サウンド・デザイン:2014年、ホルガー・ジードラー (THS-Studio)
過去最高のリマスタリング!」「かつてない自然な質感!」と、Profilのライヴ復刻でおなじみの名人ホルガー・ジードラーを起用した音づくりが評判 を呼ぶ「カール・リヒター・エディション」の最新巻。  このたびのCD4枚組のセットには、シュターダー、テッパー、ヘフリガー、エンゲンら当時のベスト・メンバーを擁した、教会カンタータ10曲とマニフィ カトが収められています。使用音源はアルヒーフを中心に、カンタータのいくつかではテレフンケンに遺した旧録音が選ばれているため、アルヒーフ時代と は趣の異なるリヒターのアプローチや、レーベルのサウンド・カラーのちがいなども聴きどころといえそうです。  シュターダーの張りのある美声。味わいゆたかなオーボエの音色。華やかなトランペットのひびき。透明感と深みを湛えたコーラス。シリーズ第1弾「マ タイ受難曲」(PH12008)以来、絶大なる支持をいただいているなか、当セットもまた期待を裏切らない仕上がりとなっております。  なお、ブックレットは各曲のトラックリストおよび演奏家、リヒターの略歴と各曲の簡易解説(ドイツ語・英語)のみの記載となります。 (Ki)

PH-14000(21CD)
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グスタフ・マーラー−エディション


(1)交響曲第1番ニ長調「巨人」

(2)交響曲第2番ハ短調「復活」

(3)交響曲第3番ニ短調

(4)交響曲第4番ト長調

(5)交響曲第5番嬰ハ短調

(6)交響曲第6番イ短調「悲劇的」

(8)歌曲集『亡き子をしのぶ歌』

(9)交響曲第8番「千人の交響曲」

(11)交響曲第10番〜アダージョ

(12)マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」(全24曲版)

(13)歌曲集「さすらう若人の歌」

(14)若き日の歌〜思い出/ハンスとグレーテ/春の朝

(15)リュッケルトの詩による歌曲集〜私はこの世に忘れられ/私は快い香りを吸い込んだ/真夜中に

(16)大地の歌

(17)花の章

(18)カンタータ「嘆きの歌」

(19)大地の歌(テノール、バリトン、マーラー自身によるオリジナル・ピアノ伴奏版による)

(20)ウェーバー(マーラー補筆完成版):歌劇「3人のピント」
(1)ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO/録音:1961年ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール(CBS原盤)
(2)シャルロッテ・マルギオーノ(S)、ヤルド・ファン・ネス(A)、ザクセン州立ドレスデン歌劇場Cho、ドレスデン交響Cho、ベルナルド・ハイティンク(指)シュターツカペレ・ドレスデン/録音:1995年2月13日/ドレスデン、ゼンパーオーパーにおけるライヴ
(3) ヘレン・ワッツ(A)、デニス・イーガン(ポスト・ホルン)、デニス・ウィック(Tb)、オルピントン・ジュニア・シンガーズ、ハイゲート・スクール少年Cho、ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)ロンドンSO&Cho/録音:1961年11月16日ロンドン(モノラル・ライヴ)
(4)エヴァ・チャポー(S)、クラウス・テンシュテット(指)バーデン=バーデン南西ドイツRSO/録音:1976年9月18日(ステレオ・ライヴ)
(5)クラウス・テンシュテット(指)北ドイツRSO/録音:1980年5月19日ハンブルク、ムジークハレ(ステレオ・ライヴ)
(6)ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO/録音:1955年(モノラル・ライヴ)
(7)ハンス・ロスバウト(指)バーデン=バーデン南西ドイツRSO/録音:1953年ベルリン(モノラル・ライヴ)
(8)ブリギッテ・ファスベンダー(Ms)、クラウス・テンシュテット(指)ハンブルク北ドイツRSO/録音:1980年11月11日キール、キーラー・シュロス(ライヴ)
(9)フランシス・イーンド(S)、ウタ・グラーフ(S)、カミラ・ウイリアムズ(S)、マーサ・リプトン(Ms)、ルイーズ・ベルンハルト(Ms)、ユージン・コンリー(T)、カーロス・アレグザンダー(Bs)、ジョージ・ロンドン(Bs)、パブリック・スクール少年Cho、ニューヨール・スコラ・カントールム
 ウェストミンスターCho、レオポルド・ストコフスキー(指)NYO/録音:1950年4月6日ニューヨーク、カーネギー・ホール(モノラル・ライヴ)
(10)ジュゼッペ・シノーポリ(指)シュターツカペレ・ドレスデン/録音:1997年4月&9月ゼンパーオーパー(ライヴ)
(11)ヘルマン・シェルヘン(指)ウィーン国立歌劇場O/録音:1952年(Westminster原盤)
(12)ディアナ・ダムラウ(S)、イヴァーン・パレイ(Br)、シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)/録音:2003年5 & 9月メッヒャーニッヒ=フロイスドルフ、テロス・ムジーク・シュトゥーディオ(デジタル・セッション)
(13)ミルドレッド・ミラー(Ms)、ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO/録音:1960年6月ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール(CBS原盤)
(14)デシ・ハルバン(S)、ブルーノ・ワルター(指)NYO/録音:1947年12月16日ロサンジェルス
(15)キャスリーン・フェリアー(C.A)、ブルーノ・ワルター(指)VPO/録音:1952年5月ウィーン、ムジークフェライン大ホール(Decca原盤)
(16)ヘルタ・テッパー(A)、ジェイムズ・マックラッケン(T)、ゲオルク・ショルティ(指)ケルンRSO/録音:1961年
(17)ミヒャエル・ハラース(指)ポーランド国立RSO/録音:1993年12月カトヴィツェ、ポーランド放送コンサート・ホール
(18)グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)、ソーニャ・ドラクスラー(A)、ユリウス・パツァーク(T) オーストリア放送Cho、クルト・リヒター(指)ウィーンRSO/録音:1960年ウィーン(放送用セッション・モノラル)
(19)ロバート・ディーン・スミス(T)、イヴァーン・パレイ(Br)、シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)/録音:2005年3 & 4月メッヒャーニッヒ=フロイスドルフ、テロス・ムジーク・シュトゥーディオ(デジタル・セッション)
(20)シニッド・キャンベル(S)、ピーター・ファーロング(T)、ロベルト・ホルツァー(Bs-Br)、アレス・イェニス(Br)、スチュワート・ケンプスター(Bs)、ソフィー・マリレー(Ms)、エリック・ショウ(T)、アレッサンドロ・スヴァブ(Bs)、バルバラ・ツェヒマイスター(S)、ウェックスフォード・フェスティバル・オペラCho、パオロ・アリヴァベーニ(指)ベラルーシ国立PO/録音:2003年10月アイルランド、ウェックスフォード、シアター・ロイヤル(NAXOS原盤)
2013年にリリースされ好評を博した「ブルックナー・エディション」に続いて、Profilの社主ギュンター・ヘンスラー氏が自信をもってお届けする「マー ラー・エディション」。CD21枚組のボックスには、第1番から第9番、大地の歌、第10番アダージョまでのすべての交響曲のほかに、交響曲とリンク する重要なジャンルである声楽曲の主要作品が収められ、この1セットでマーラーの魅力を味わえる便利な内容となっています。 メインとなる交響曲の演奏陣の顔触れはたいへん豪華なもの。Profilのベストセラー・アイテムであるハイティンク指揮シュターツカペレ・ドレスデン(第 2番)、テンシュテット指揮南西ドイツ放送響(第4番)、シノーポリ指揮シュターツカペレ・ドレスデン(第9番)のほか、第5番にはテンシュテット指 揮北ドイツ放送響のライヴ音源が早くも投入されています。 さらに、歌曲集「子供の不思議な角笛」には、ダムラウらによる全24曲版で話題となったTELOS音源が選ばれており、すべて単売で揃えることを考 えるとかなりお得な内容となっています。
BOX仕様:紙製クラムシェル・タイプ。。W180×H127×D340(ミリ)、重量500g。 24 ページのブックレットにはトラック・リストのほか、マーラーのバイオグラフィが記載されています。

PH-14003(9CD)
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モーツァルト:ピアノ協奏曲集(21曲)
ピアノ協奏曲第5番ニ長調K. 175
ピアノ協奏曲第6番変ロ長調K. 238
ピアノ協奏曲第8番ハ長調K. 246「リュッツォウ」
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K. 271「ジュノーム」
ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K. 459
ピアノ協奏曲第11番ヘ長調K. 413
ピアノ協奏曲第12番イ長調K. 414
ピアノ協奏曲第13番ハ長調K. 415
ピアノ協奏曲第14番変ホ長調K. 449
ピアノ協奏曲第15番変ロ長調K. 450
ピアノ協奏曲第16番ニ長調K. 451
ピアノ協奏曲第17番ト長調K. 453
ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K. 456
ピアノ協奏曲第20番ニ短調K. 466
ピアノ協奏曲第21番ハ長調K. 467
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K. 482
ピアノ協奏曲第23番イ長調K. 488
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K. 491
ピアノ協奏曲第25番ハ長調K. 503
ピアノ協奏曲第26番ニ長調K. 537「戴冠式
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K. 595
ルドルフ・ブッフビンダー(P&指)
ウィーンSO


録音:1997年/ウィーン、コンツェルトハウス(ライヴ)
※原盤:CALIG
ウィーン様式に貫かれた統一感あるすぐれた演奏内容から、幅広い支持を獲得してきたブッフビンダーのモーツァルトのピアノ協奏曲全集が、このたび各 ディスクの収録内容はそのままに10年ぶりに装丁を一新、価格も大幅にお得になって登場します。 幼少よりウィーンに学び、ウィーンの伝統を正しく受け継ぐピアニストとして、世界的に高い評価を受けるルドルフ・ブッフビンダーが、ウィーンの名門 楽団ウィーン響を弾き振りして、ライヴ収録したモーツァルトのピアノ協奏曲全集は、1998年にドイツのCALIG CLASSICSよりリリースされ、その後 CALIG CLASSICSの活動終了に伴い、Profilレーベルがライセンス発売して参りました(旧品番PH04011)。 得意のモーツァルトでみせる、ブッフビンダーの機知に富んだピアニズム、ウィーンの流儀を心得たオーケストラのニュアンスのひとつひとつに、当セット の魅力は息づいており、いつ聴いても新鮮な感動を約束してくれるものです。 なお、付属のブックレットはトラックリストのほか、ブッフビンダーとウィーン響の略歴の記載のみとなります。 (Ki)
PH-14006(6CD)
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ジュリーニ生誕100周年記念

■CD1(PH06010)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
ドビュッシー:「海」

■CD2(PH05021)
ブラームス:交響曲第1番ハ短調

■CD3(PH05037)
ハイドン:交響曲第94番ト長調Hob. I:94「驚愕」
ラヴェル:バレエ「マ・メール・ロワ」組曲

■CD4(PH06011)
ブゾーニ:「ファウスト博士」のための2つの習作op. 51−サラバンドとコルテージュ
フランク:交響詩「プシシェとエロス」*
ドヴォルザーク:交響曲第8番#

■CD5 & CD 6(PH08015)
ロッシーニ:歌劇「セヴィリャの理髪師」(全曲)
全て、カルロ・マリア・ジュリーニ(指)

■CD1
ピンカス・ズッカーマン(Vn)、ケルンWDR響
録音:1971年1月15日ケルン・ヴァルラフプラッツ・フンクハウス、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ライヴ・ステレオ)
■CD2
バイエルンRSO
録音:1979年1月26日ヘルクレスザール(ライヴ・ステレオ)
■CD3
バイエルンRSO
録音:1979年1月26日ヘルクレスザール(ライヴ・ステレオ)
■CD4
ケルンWDR響
録音:1971年1月11日ケルン(ライヴ・ステレオ)、1971年1月15日ケルン・ヴァルラフプラッツ・フンクハウス・クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ライヴ・ステレオ)*、1958年11月3日ケルン(ライヴ・モノラル)#
■CD5 & CD 6
マリア・カラス(S ロジーナ)、ルイージ・アルヴァ(T アルマヴィーヴァ伯爵)、ティト・ゴッビ(Br フィガロ)、メルキオッレ・ルイーゼ(Bs バルトロ)、ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bs バジーリオ)ほか、ミラノ・スカラ座O&cho
録音:1956年2月16日/ミラノ、スカラ座(ライヴ・モノラル)
2014年に生誕100年を迎える、イタリアの名指揮者カルロ・マリア・ジュリーニ(1914-2005)を記念して、Profilよりリリースされたアルバム5 点をまとめたお得なセットが登場。  ジュリーニがケルンWDR響、バイエルン放送響を指揮したライヴ演奏の数々は、シカゴSO首席客演指揮者のポストを得て、巨匠が欧米双方でもっ とも精力的に活動していた1970年代におこなわれたものです。ブラームスの第1交響曲、ドビュッシーの「海」、フランクの「プシシェとエロス」、ラヴェ ルの「マ・メール・ロワ」といったプログラムは、折に触れてレコーディングを重ねてもいるように、ジュリーニがたいへん得意としていたレパートリーと して知られますが、なるほど、ここでの演奏内容の充実ぶりには、ジュリーニ自身の異演盤との比較でも見逃せないものがあります。また、そのすべてが 放送局の正規アーカイヴ音源使用により、すぐれた音質で収録されているのもありがたいところです。  ほかにも、ジュリーニがまだ40代だった頃の、たいへんエネルギッシュなドヴォルザークも、歌心と推進力にあふれる音楽運びでおおいに楽しめます。 (Ki)

PH-14010(4CD)
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パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲全集
ヴァイオリン協奏曲第1番変ホ長調op. 6(原典版)
ヴァイオリン協奏曲第3番ホ長調
ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調op. 7
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調MS-60
ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調MS-78
ヴァイオリン協奏曲第6番ホ短調MS-75
インゴルフ・トゥルバン(Vn)
リオル・シャンバダル(指)
WDRケルン放送O

録音:2000、2005年
原盤:TELOS
1964年ミュンヘンに生まれたドイツの名手インゴルフ・トゥルバン独奏によるパガニーニのヴァイオリン協奏曲全集がProfilより再発されます。 地元で12歳のときに、ゲアハルト・ヘッツェルの目に留まり、ヴァイオリンのクラスへの編入を許され、21歳のときに、セルジウ・チェリビダッケのもと、 ミュンヘン・フィルの第 1コンサートマスターに就任したトゥルバンは、チェリビダッケの大のお気に入りとしても知られていました。 1988年のミュンヘン・フィル退団後はソリストとしての活動に専念しており、2006年からは国立ミュンヘン音楽・演劇大学の教授を務めています。 トゥルバンの代表作であるパガニーニのヴァイオリン協奏曲全集は、以前はTELOSレーベルよりリリースされていたものですが、廃盤で入手の難しい状 態が続いていたため、このたびのカタログ復活は広く歓迎されるところです。 (Ki)
ヴァイオリン協奏曲第2番&第4番の推薦コメント
PH-14012
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フランスのヴィオラ音楽
ヴュータン:ヴィオラ・ソナタ変ロ長調Op.36
ミヨー:4つの顔Op.238
フォーレ:シシリエンヌOp.78
 夢のあとにOp.7
ドビュッシー:月の光
フランク:ヴァイオリン・ソナタ(ヴィオラ版)
ペイジュン・シュー(Va)、
パウル・リヴィニウス(P)

録音:2014 年 3月/インマヌエル教会(ヴッパータール)
ペイジュン・シュー(徐沛?)は上海出身の女流ヴィオラ奏者。今井信子、タベア・ツィンマーマンに師事し、2010年にモスクワで行われたユーリ・ バシュメト国際ヴィオラ・コンクールで優勝。将来を嘱望されるヴィオラ界の新星とみなされています。今回のアルバムは大ヴァイオリニストだったヴュー タンの残した珍しいヴィオラ・ソナタと、フランクの名作ヴァイオリン・ソナタのヴィオラ版という大作2編と親しみやすい小品をあわせた魅力的な内 容となっています。 (Ki)
PH-14014
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スペインの印象
アルベニス(クライスラー編):タンゴ (Vn, Pf)
アルベニス(ストゥチェフスキー編):入江のざわめき (Vc, Pf)
シチェドリン(デシュパリ編):アルベニス風に (Vc, Pf)
サラサーテ:バスク奇想曲Op.24 (Vn,Pf)
グラナドス(カサド編):歌劇「ゴエスカス」間奏曲 (Vc,Pf)
ヒナステラ:パンペアーナ第1番Op.16 (Vn,Pf)
カサド:無伴奏チェロ組曲
 愛の言葉 (Vc,Pf)
トゥリーナ:ナバーラを讃えて (Vn,Pf)
 ピアノ三重奏曲第2番ロ短調Op.76
ニクラス・リーペ(Vn)、
ニルス・リーペ(P)、
ベネディクト・クレックナー(Vc)、
ホセ・ガヤルド(P)

録音:2013年1月21-25日/SWRスタジオ(カイザースラウテルン)
1990年生まれ、ザハール・ブロン門下のドイツのヴァイオリニスト、ニクラス・リーペと1989年生まれのドイツのチェリスト、ベネディクト・クレックナー によるスペイン及びラテン・アメリカの香りに満ちたシェア・アルバム。ふたりともスペイン音楽好きで、有名なアルベニスのタンゴからトゥリーナの力作 までノリの良い、ラテンの燃える情熱の演奏を繰り広げています。ことにサラサーテの「バスク奇想曲」とカサドの「愛の言葉」は彼らにとって思い出の 曲とのことで、じっくり聴かせます。 (Ki)
PH-14018(2CD)
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マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」(全24曲版/世界初録音)
[CD 1]
=子供時代と青春時代=
・「無駄な骨折り」〜子供の不思議な角笛(デュエット)
・「いたずらな子供をしつけるために」〜若き日の歌(バリトン)
・「たくましい想像力」〜若き日の歌(デュエット)
・「うぬぼれ」〜若き日の歌(バリトン)
・「天上の生活」〜交響曲第4番第4楽章(ソプラノ)
=別離と告別=
・「塔の中で迫害されている者の歌」〜子供の不思議な角笛(デュエット)
・「もう会えない」〜若き日の歌(バリトン)
・「別離と忌避」〜若き日の歌(ソプラノ)
・「シュトラスブルクの砦で」〜若き日の歌(バリトン)
・「不幸なときの慰め」〜子供の不思議な角笛(デュエット)
・「終わった!終わった!」〜若き日の歌(デュエット)
[CD 2]
=自然より=
・「夏の交代」〜若き日の歌(ソプラノ)
・「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」〜子供の不思議な角笛(バリトン)
・「ラインの伝説」〜子供の不思議な角笛(バリトン)
・「緑の森を楽しく歩いた」〜若き日の歌(ソプラノ)
・「高い知性を讃える」〜子供の不思議な角笛(バリトン)
・「この歌を作ったのは誰?」〜子供の不思議な角笛(ソプラノ)
=生と死=
・「死せる鼓手」〜子供の不思議な角笛(バリトン)
・「トランペットが美しく鳴り亘るところ」〜子供の不思議な角笛(デュエット)
・「歩哨の夜の歌」〜子供の不思議な角笛(デュエット)
・「少年鼓手」〜子供の不思議な角笛(バリトン)
・「この世の生活」〜子供の不思議な角笛(ソプラノ)
・「3人の天使が歌っていた」〜交響曲第3番第5楽章(ソプラノ)
・「原光」〜交響曲第2番第4楽章(バリトン)
ディアナ・ダムラウ(S)
イヴァーン・パレイ(Br)
シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)

録音:2003年5 & 9月
TELOSレーベルでの初出リリース時におおいに話題を集めた、ダムラウらによるマーラーの「子供の不思議な角笛」がProfilよりカタログに復活。 マーラーの歌曲集「子供の不思議な角笛」といえば通常演奏されるのは12曲のところ、このアルバムでは、互いに関連を指摘される9曲の「若き日の歌」と初期交響曲からの3曲を併せて、全24曲を作曲者自身によるオリジナル版のピアノ伴奏版で初めて聴くことができます。 アルバム全体は4つのパートから成り、「子供時代と青春時代」「別離と告別」「自然より」「生と死」というテーマごとに、内容的に関連性のある曲をまとめているのがユニークな構成といえ、ソプラノ・ソロ、バリトン・ソロのほかに、このアルバムではデュエットのナンバーが6曲収められています。「デュエットを含む角笛」では、ルートヴィヒ&ベリー、シュヴァルツコップ&フィッシャー=ディースカウ、ポップ&ヴァイクル、ポップ&A.シュミット、フェルミリオン&ヴァイクル、イヴェン&ミュラー=ブラッハマン、エルツェ&フォレなどの録音が過去にもありましたが、デュエットを「若き日の歌」のナンバー(「たくましい想像力」「終わった!終わった!」)まで拡げたのは初の試み。「ピアノ伴奏による“室内楽的な響き”を追求した」と述べるバリトンのパレイは、「この企画がマーラー本来の意図とは異なることを承知した上で、多くのナンバーでは異なるキャラクターの対話の図式が見出せる」ことや、「すぐれた指揮者であったマーラー自身もまた、ベートーヴェンの交響曲やシューベルトの弦楽四重奏の編曲を手掛けたように、自作にあたらしいアイデアを盛り込もうとしていた」と指摘しています。ブックレットには独語歌詞と英語歌詞とが記載されております。 (Ki)

PH-14020
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ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2013年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
バンベルクに生まれたドイツの指揮者ゲルト・シャラーが進めるブルックナーの交響曲シリーズに第5番が登場。2013年7月にエーブラハの大修道院 附属教会で、手兵フィルハーモニー・フェスティヴァを指揮したコンサートの模様をライヴ収録したものです。 ブルックナー中期の傑作第5番は、ヴァントやチェリビダッケら名だたるブルックナー指揮者たちがよく取り上げたことでも知られ、効果的な対位法処理、 崇高なコラール、圧倒的な感銘を与えるフィナーレという具合に、内容の充実ぶりと聞きごたえでは後期の作品に並ぶ人気作でもあります。 アメリカの音楽学者でブルックナー研究の第一人者ウィリアム・キャラガン校訂譜に拠るすぐれた演奏内容で注目を集めてきた当シリーズはすでに第1番、 第2番、第3番、第4番(フィナーレ異稿2種)、第7番、第8番、第9番がリリース済み。 このたびの第5番については、キャラガン校訂譜使用との記載はなく、原典版に拠る演奏とおもわれますが、これまでの演奏がみごとなものだっただけに、 やはりブルックナー好きには聞き逃せない内容といえるでしょう。 (Ki)
PH-14021
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ブルックナー:交響曲第6番イ長調WAB. 106 ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2013 年 8月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
バイエルン放送との共同製作
バンベルクに生まれたドイツの指揮者ゲルト・シャラーが進めるブルックナーの交響曲シリーズに第6番が登場。第5番が演奏された翌月、2013年 8月にエーブラハ大修道院附属教会で、手兵フィルハーモニー・フェスティヴァを指揮したコンサートの模様をライヴ収録したものです。 当シリーズは、アメリカの音楽学者でブルックナー研究の第一人者ウィリアム・キャラガン校訂譜に拠るナンバーを含むことでも注目を集めてきましたが、 このたびの第6番で通常全集とされる番号付きの9曲が揃うことになります。 中期の傑作第5番と後期の3曲に挟まれる第6番は、ごつごつとした武骨なテーマで開始される第1楽章と、対照的に哀感のこもった第2楽章に抗し がたい魅力があり、ブルックナー演奏の第一人者ヴァントが実演でよく取り上げていたこともなるほどと思わせる作品。 このたびの第6番については、例外的に作曲者による改訂を経ていないこともあり、キャラガン校訂譜使用との記載もありませんが、シリーズを通じての すぐれた成果を踏まえると、ブルックナー好きにはおおきな期待を持って迎えられるものとおもわれます。 (Ki)
PH-14036
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反映〜無伴奏ヴァイオリン曲集
ブーレーズ:アンテーム (1992)
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番/第4番
シャリーノ:6 つのカプリッチョ
イェルク・ヴィートマン:エチュード第1 - 3番
カロリン・ヴィートマン(Vn)
カロリン・ヴィートマンは1976 年ミュンヘン生まれの女流ヴァイオリニスト。ケルンでイゴール・オジムに、ボストンでミシェル・オークレールに師事し、 現代作品に強いソリストとして活躍しています。これまでECMに数枚のアルバムがありましたが、今回Profil初登場。技巧的な無伴奏作品のみを集 めています。「現代のバッハ」的に実力派ヴァイオリニストたちが愛奏するイザイの無伴奏ソナタから第2番と4番を披露。厳しい緊張感と白熱する音 楽が魅力です。実兄の作曲家イェルク・ヴィートマンも注目。 (Ki)
PH-14037
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洞察〜クリッヒェル・プレイズ・リスト
リスト:バラード第2番ロ短調
巡礼の年第2年「イタリア」より
ペトラルカのソネット第47番
ペトラルカのソネット第104番
ペトラルカのソネット第123番
ゴンドラの漕ぎ手
カンツォーネ/タランテラ
ダンテを読みて(ソナタ風幻想曲)
アレクサンダー・クリッヒェル(P)

録音:2011年1月28-30日/フリードリヒ・エーベルト・ハレ(ハンブルク)
1989年生まれながら、すでにソニーからアルバムをリリース、来日公演も行っている期待の若手アレクサンダー・クリッヒェル。Profilレーベル初登場。 ハンブルク出身のドイツとイタリアのハーフで、ウラジーミル・クライネフとドミートリー・アレクセーエフからロシアン・ピアニズムを会得したコスモポ リタンな音楽性の持主です。ことにドイツ的な構築感とイタリア的な歌ごころは大先輩ブゾーニを彷彿させます。リストならではの豪快な技巧も爽快。 日本でも人気者になること間違いない注目株です。 (Ki)
PH-14039
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ポートレート
メシアン:主題と変奏
シューベルト:ロンド.ロ短調D895
ショーソン:詩曲Op.25
ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.31の1
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
イタマール・ゾルマン(Vn)、クワン・イ(P)

録音:2013 年10月5-6日/ヘッセン放送ゼンデザール(フランクフルト)
2011年に行われた第14回チャイコフスキー国際コンクール、ヴァイオリン部門最高位(1位なしの2位)に輝いたイタマール・ゾルマン の デ ビュー・ アルバムの登場です。1985年、イスラエルのテルアビブ生まれ。クリスティアン・テツラフに師事。内田光子が絶賛したことでも話題となりました。 デビュー・アルバムはドイツとフランスの名作を集めています。技巧もさることながら、ブラームスのソナタ第3番で示す若さに似合わぬ深い音楽性に 驚かされます。韓流ピアニスト、クワン・イのピアノも聴きものです。
PH-14045
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マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 ユッカ=ペッカ・サラステ(指)ケルンWDR響

録音:2013年6月14 & 15日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
プロデューサー:シュテファン・ハーン
エンジニア:マルク・ホーン
アシスタント・エンジニア:ヴァルター・プラッテ
ユッカ=ペッカ・サラステがケルンWDR響を指揮して、マーラーの交響曲第5番をレコーディング。2013年6月にケルン・フィルハーモニーで行わ れた定期公演の模様をライヴ収録したものです。  サラステはマーラーの交響曲第5番を、首席指揮者時代(1987-2001)のフィンランド放送響を指揮して、1990年5月にセッション録音していたの で、23年ぶりの再録音ということになります。  ケルンWDR響といえば、マーラーの直弟子クレンペラーをはじめ、ミトロプーロス、ロスバウト、ショルティら豪華客演陣、さらには全集録音を完成 させたベルティーニといったエキスパートらの薫陶のもと、独自のマーラー演奏の伝統が脈々と受け継がれてきたことで知られています。 サラステ指揮ケルンWDR響によるマーラー録音は、2009年12月収録の第9番につづいて2作目にあたり、当コンビによるライヴ・シリーズもこのた びで 5 作を数えます。 2013年1月にライヴ収録された前作、ブラームスの交響曲第1番&第3番は、2010年のサラステ首席指揮者就任より3シーズン目を迎えて、両者のいっ そうの良好な関係をうかがわせるものでした。 5か月後にあたるここでの内容にも、同様のすぐれた出来ばえを期待したいところです。 (Ki)

PH-15003
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ヨハン・ヘルベック:大ミサ曲 ホ短調 ヴィーラント・ホフマン(Org)
ミュンヘン・フィルハーモニーガ
アンドレアス・ヘルマン(合唱指揮 )
フィルハーモニー・フェスティヴァ
ゲルト・シャラー(指)

録音:2014年9月/レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン、マックス・リットマン・ザール(ライヴ)バイエルン放送との共同制作
ヨハン・ヘルベック(1831-1877)は、ウィーンに生没したオーストリアの指揮者・作曲家。12歳のときにシトー会修道院の聖歌隊員になり、ピアノ のちに作曲も学びますが、1847年にはウィーン大学で哲学と法律を学び始めるも途中で放棄、1852年にウィーンの聖歌隊長に就任したのを皮切りに、 ウィーン音楽院教授、ウィーン楽友協会合唱団の監督を経て、ついにはウィーン宮廷歌劇場総監督(1870-75)にまで上り詰めています。  なによりこのヘルベックの最大の功績といえるのが、ヒュッテンブレンナーよりシューベルトの「未完成交響曲」の手稿譜を紹介された際に、その価値 を認め、1865年の初演に寄与したこと。また、1868年にブルックナーがウィーン音楽院の対位法の教授に任命される際に尽力したのが、その才能を高 く評価していたヘルベックでした。  このほどヘルベックのミサ曲をリリースするゲルト・シャラーは、キャラガン校訂稿を使用した「ブルックナーの交響曲集」や、同じくキャラガンが補筆 完成とオーケストレーションを施した、「シューベルトの『未完成交響曲』4楽章版」をレコーディングして話題を集めてきた実力派の指揮者です。  ブルックナー、シューベルト双方にゆかりの深いヨハン・ヘルベックの作品にゲルト・シャラーが着目したのもユニークですが、ヘルベックの作品の録 音そのものがほとんど皆無といってよい状況だけに、このたびのアルバムの登場は価値あるものとおもわれます。
作曲家としてはほぼ独学であったヘルベックは、交響曲4曲や室内楽曲なども手掛けていますが、ゲーテの「ファウスト」やシラーの「ヴァレンシュタ インの陣営」への付随音楽のほかに、男声声楽曲101(うちア・カペラ71)、混声合唱曲49(うちア・カペラ42)とパート・ソングを主体に、独唱曲 も53曲とかなりの声楽曲を残しています。このような突出した声楽作品の数は、このジャンルにおける当時の影響力の大きさを示してもいるようです。  同様に、宗教声楽曲も充実していて、ヘルベックはまた7つのミサ曲、7つのオッフェルトリウム、3つの詩篇、7つの聖歌、オラトリオなどを書いてお り、ようやくヘルベックの代表的ジャンルともいえる声楽曲に光があてられることになります。 (Ki)
PH-15004
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ブルックナー:交響曲第00番ヘ短調 ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2015年9月/エーブラハ大修道院付属教会(ライヴ)
ブルックナーの習作中の習作交響曲「00番」。これまでインバルやスクロヴァチェフスキらの録音もありますが、当代きってのマーラー指揮者シャラー による超期待の新録音の登場となります。習作とはいえブルックナー39歳の作で、すでに未熟な感はありません。むしろオーストリアの田舎を彷彿させる牧歌的な叙情美にあふれていて魅力的。 弱いとされるフィナーレにも多くの美しい音楽を聴くことができます。 さすがブルックナーの全作品を手掛けつつあるシャラー、この曲にちりばめられたブルックナーならではの語法と特徴を巧く引き出し、感動的な音楽に 仕上げています。滅多に演奏されない作品が、このクオリティのライヴ演奏で現れたことは大歓迎と申せましょう。 ゲルト・シャラーは1965年バンベルク生まれ。1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、1998年にブラウンシュ ヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めました。ブルックナーのエキスパートで、ついにはオルガン独奏曲 まで奏してしまうほどのこだわり。 (Ki)

PH-15007(2CD)
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スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集

(1)ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調op. 6より葬送行進曲
(2)ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調op. 19「幻想ソナタ」
(3)ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調op. 23
(4)ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調op. 30
(5)ピアノ・ソナタ第5番op. 53
(6)ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調op. 6*
(7)ピアノ・ソナタ第5番op. 53
(8)ピアノ・ソナタ第6番op. 62
(9)ピアノ・ソナタ第7番op. 64「白ミサ」#
(10)ピアノ・ソナタ第8番op. 66
(11)ピアノ・ソナタ第9番op. 68「黒ミサ」
(12)ピアノ・ソナタ第10番op. 70
(13)幻想曲 ロ短調op. 28
ヴラディーミル・ソフロニツキー(P)
ゲンリヒ・ネイガウス(P)*
スヴィヤトスラフ・リヒテル(P)#

録音:(1)1958年/モスクワ、スクリャービン博物館(ライヴ)
(2)1960年7月12日/モスクワ、スクリャービン博物館(ライヴ)
(3)1958年9月12日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
(4)1960年5月13日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
(5)1958年6月8日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
(6)1951年11月10日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
(7)1955年1月4日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
(8)1961年1月7日/モスクワ、スクリャービン博物館(ライヴ)
(9)1964年7月13日/ベルリン・コーミッシェ・オーパー(ライヴ)
(10)1958年6月8日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
(11)1958年9月12日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
(12)1960年2月2日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
(13)1959年4月24日/モスクワ(セッション)
Profilより作曲者歿後110年の2015年に、スクリャービンのピアノ・ソナタ「全集」が登場。ネイガウスの第1番、リヒテルの第7番をのぞいて、 すべてスクリャービンの娘婿ソフロニツキーの弾くライヴ演奏で構成されたアルバムです。 ショパンの孫弟子アレクサンデル・ミハウォフスキに師事したソフロニツキーは、ショパン弾きとしても名高く、スクリャービン本人に薫陶を受ける機会が なかったものの、ショパンにも通じる詩情豊かなニュアンスと独特のソフトなタッチがスクリャービンのピアノ演奏を思わせたのでしょう。未亡人からも認 められたほどで、スクリャービン演奏では別格というべき存在でした。 さらに、ソフロニツキーによる第1番(葬送行進曲のみ)と第2番、リヒテルによる第7番のライヴ演奏は、スクリャービン博物館でおこなわれており、 作曲者自身のピアノを使用している点でも興味の尽きないところ。1912年ベヒシュタイン製のこの歴史的ピアノは、スクリャービンが第8番以降の3曲 を作曲した楽器で、ラフマニノフ、ホロヴィッツ、ユージナ、プレトニョフなど現在に至るまで錚錚たる顔触れが弾いていることでも知られます。 (Ki)
PH-15010(2CD)
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デニーソフ、シュルホフらのサクソフォン作品集
[CD 1]
ポール・クレストン(1906-1985):サクソフォンとピアノのためのソナタ.op. 19
イェネー・タカーチ(1902-1990):2つのファンタスティクスop. 88-1
シュルホフ:ホット・ソナタ
デニーソフ:サクソフォン・ソナタ

[CD 2](サクソフォンなし、ピアノ・パートのみ収録)
ポール・クレストン:サクソフォンとピアノのためのソナタ.op. 19
イェネー・タカーチ:2つのファンタスティクスop. 88-1〜第2曲
シュルホフ:ホット・ソナタ
デニーソフ:サクソフォン・ソナタ〜第1、第3楽章
オリガ・サロギナ(P)
[CD1]ファビアン・パブロ・ミューラー(Sax)

録音:2014年
デニーソフ、シュルホフら4 人の作曲家たちによるサクソフォンのための代表的なレパートリーを、ドイツのサクソフォン奏者ファビアン・パブロ・ミュー ラーが2014年にセッション録音したアルバム。  現在、ミュンヘン音楽・演劇大学で教鞭を取り、官能的な音色とみごとな腕前とを聴かせるミューラーと、長年デュオ活動を共にして、そのよき理解者 であるオリガ・サロギナのピアノは、どのナンバーもお手本と呼ぶにふさわしい仕上がり。しかも、このアルバムは、サクソフォン作品に親しみ、理解をよ り深めてもらおうと製作されたものですが、サロギナが弾くピアノ・パートのみの演奏を収めたディスクがセットされているのもユニークなところ。 作品鑑賞と演奏とを同時に楽しめるように。教育者として著名なミューラーらしいアイデアで、サクソフォン学習者にもうれしいつくりとなっています。
ファビアン・パブロ・ミューラー…1980年ミュンヘン生まれ。オーストリアのフェルトキルヒ在住、アルゼンチン系ドイツ人のサクソフォン奏者。オース トリアのフォアアールベルク音楽院でイェルク・マリア・オルトヴァイン教授に音楽の手ほどきを受けて若き才能を開花させ、続いてバーゼル音楽大学でマ ルクス・ヴァイス教授のもと大学院課程を修了、ベルリン芸術大学とハンス・アイスラー音楽大学ベルリンで、ヨハネス・エルンスト教授に優等学位課程 を師事、2005年にディプロマを取得。現在、母校のフォアアールベルク音楽院でサクソフォンと室内楽の教授を務める。ドイツ国立ミュンヘン音楽・演 劇大学の講師としても教鞭を取る、著名な教師であるミューラーは、数多くの国内外のコンクールに名だたる受賞者を輩出している。 (Ki)
PH-15012(6CD)
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フレデリック・ショパン/シンプリー・ザ・ベスト

(1)ピアノ協奏曲第1番ホ短調op. 11
(2)ピアノ・ソナタ第1番ハ短調op. 4
(3)ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op. 21
(4)ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調op. 35
(5)スケルツォ第1番〜第4番
幻想曲ヘ短調op. 49
子守歌 変ニ長調op. 57
舟歌 嬰ヘ長調op. 60
(6)ピアノ・ソナタ第3番ロ短調op. 58
(7)ポロネーズ第3番イ長調op. 40-1「軍隊」
夜想曲第2番変ホ長調 op. 9-2
ワルツ第1番変ホ長調 「華麗なる大円舞曲」 op. 18
ワルツ第6番「子犬」 op. 64-1
ワルツ イ短調(遺作)
ポロネーズ第7番「幻想」
(8)
練習曲集op. 10&op. 25
3つの新しい練習曲 遺作(ヘ短調/変ニ長調/変イ長調)
(9)歌曲全集(全19曲)[ドイツ語歌唱]
(1)マウリツィオ・ポリーニ(P)
 パウル・クレツキ(指)フィルハーモニアO
 録音:1960年4月20-21日/ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ(セッション・ステレオ/EMI原盤)
(2)エフゲニー・ムルスキー(P)
 録音:2011年9月/SWRハノーファー、大ゼンデザール(セッション・デジタル)
(3)アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
 アルフレッド・ウォーレンスタイン(指)
 シンフォニー・オブ・ジ・エア
 録音:1958年1月20日/ニューヨーク、カーネギー・ホール(セッション・ステレオ/RCA原盤)
(4)エフゲニー・ムルスキー(P)
 録音:2011年9月/SWRハノーファー、大ゼンデザール
(5)エフゲニー・ムルスキー(P)
 録音:2007年7月26-28日/NDRハノーファー、放送局スタジオ大ホール(セッション・デジタル)
(6)エフゲニー・ムルスキー(P)
 録音:2011年9月/SWRハノーファー、大ゼンデザール
(7)エフゲニー・ムルスキー(P)
(8)エフゲニー・ムルスキー(P)
(9)コンラート・ヤルノット(Br)
 エフゲニー・ムルスキー(P)
5年に1度、世界的に最も権威あるコンクールのひとつ、ショパン国際ピアノ・コンクールが2015年に開催されるのに合わせて、Profilよりリリース されるショパンのセット。全6枚に、ピアノ協奏曲2曲、3つのピアノ・ソナタ、エチュード全曲のほか、ピアノ伴奏歌曲19曲も収められています。 ふたつの協奏曲は、第1番に1960年第6回同コンクールの覇者マウリツィオ・ポリーニが、コンクール直後に吹き込んだ才気迸る若き日の名演、第2 番はショパンと同じポーランド出身で「伝説のショパン弾き」ルービンシュタインによる1958年のRCAへのセッション録音が選ばれています。 そのほかのナンバーはすべて、1975年タシケント生まれのウズベキスタンのピアニスト、エフゲニー・ムルスキーが担当。モスクワ音楽院でレフ・ナウモ フ(リュビモフ、カヴリーロフ、コブリンらの師)に師事した後、ステーン=ノックレベルグやハンス・ライグラフにも就いて研鑽を重ねた逸材です。ここ でもじっくり歌い込んだ演奏には独特なものがあります。  なお、ブックレットは各曲のトラックリストおよび演奏家のみの記載となります。 (Ki)
PH-15020
!!
マイニンガー・トリオ
ライナー・リシュカ(b.1943):求愛鳴き
エリフ・エブル・サカル(b.1994):ウィンド・タッチ
メフメト・エルハン・タンマン(b.1989):ウォーター・ウェイヴズ
ジョエル・クーリー(b.1963):アラビアン・ファンタジー・イン・ブルー
ケイト・ウェアリング(b.1955):ロータス
ブラシュ・プツィハル(b.1977):フル・ムーン・トリオ
マイニンガー・トリオ
クリスティアーネ・マイニンガー(Fl)
ミロシュ・ムレイニク(Vc)
ライナー・ゲップ(P)
ロゲル・ゴルトベルク(Cb)※ゲスト

録音:2014年(バイエルン放送との共同制作)
フルート、チェロ、ピアノという編成によるマイニンガー・トリオは、同時代の作曲家らの作品を積極的に取り上げ、個性的な活動を展開しているアン サンブル。ドレスデンを拠点に活動するリシュカによるタイトル曲「求愛鳴き(独語原題:Lockrufe)」に始まる最新アルバムは、新作の委嘱でなじみのウェ アリング、トルコのタンマン、同じく気鋭のサカル、レバノンのクーリー、スロベニアのプツィハルといった顔ぶれも特徴的な内容となっています。 フォークとジャズのあいだを移ろうサウンドと複雑なリズム書法の4つの小品からなるタイトル曲に代表されるように、それぞれのナンバーに共通するのが ジャズとクラシック、西洋と極東のあいだに浮かぶ独特の世界。すべて世界初録音です。 (Ki)
PH-15033
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音楽の気晴らし
ボワモルティエ:フルート協奏曲ニ長調〜アレグロ
 トラヴェルソ,リコーダーと通奏低音のためのソナタ ホ短調
クープラン:第9組曲〜2台のクラヴサンのためのアルマンド
マラン・マレ:組曲ホ短調〜前奏曲
 幻想曲
 ロンドーによるサラバンド/メヌエット
ラモー:カンタータ「テティス」
シュペートリンク:テティス四重奏曲〜アリア「哀れなニンフ」
ドヴィエンヌ:2本のトラヴェルソのためのソナタ第1番ト長調
ルクレール:音楽の気晴らし第1集〜シャコンヌ/パスピエ
アンサンブル・アマリッリ【フィリップ・シュペートリンク(リコーダー、チェンバロ)、イェンス・ローマン(リコーダー、トラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)、エヴァ・クェン(リコーダー、チェンバロ)、アレクサンドラ・コロ(リコーダー、トラヴェルソ)】、

アリツィア・グルチ(Ms)
18世紀フランス、バロックからロココ時代の貴族にとり、ピクニックはとても人気がありました。ジャン=ジャック・ルソーの唱えた「自然に帰れ」と いう思想に憧れ、屋敷の広大な庭で音楽、詩、演劇などで疑似体験を楽しむことがセレブの権力披露でした。 アンサンブル・アマリッリはドイツの4人組古楽器アンサンブル。全員が複数の楽器をこなし、幅広いレパートリーを披露しています。 (Ki)

PH-15037
!!
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調op. 11
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op. 21
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ((P)
ヘリベルト・バイセル(指)
ボン・クラシックPO

録音:2015年7月3 & 4日ハノーファー近郊ゼールツェ、ザンクト・マルティン教会(ライヴ)
モーツァルトの協奏曲集、ラフマニノフの独奏曲のアルバムをProfilよりリリースして注目を集める美人ピアニスト、エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ。 3枚目のアルバムは、ショパンのピアノ協奏曲2篇。リトヴィンツェヴァは、ショパン・コンクールの審査員を歴任し、2010年第16回では審査委員 長を務めたポーランドのピアニストで名教師のアンジェイ・ヤシンスキに学んだ経歴の持ち主。師より直伝のショパンは、モーツァルトでの共演以来、再 びベイセル率いるボン・クラシック・フィルハーモニーの好サポートのもと、切々と思いのたけを綴って胸に迫ります。 エカテリーナ・リトヴィンツェヴァは、1986年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15歳の時に家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリ ロヴァ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。さらにロベルト・クーレク、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキのレッ スンも受けています。2014年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール最高位。 (Ki)
PH-16008(2CD)
!!
グルック:歌劇「アウリスのイフィゲニア」 イフィゲニア:パトリシア・ネウェイ(S)
ピュラデス:レオポルド・シモノー(T)
オレステス:ピエール・モレ(Br)
トアース:ロベール・マサール(Br)
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
パリ音楽院O、パリ声楽アンサンブル

録音:1952年/エクサンプロヴァンス
オリジナル・フランス語歌唱。1952年のエクサンプロヴァンス音楽祭で録音された記念すべき演奏。かつてVOXからLP発売されていましたが、今 回が初CD化。ジュリーニの演奏は現代の古楽演奏からみれば重々しい感じを受けますが、イフィゲニアが登場して以降、音楽は嵐のようなめくるめく大 スペクタクルとなります。 (Ki)

PH-16030(12CD)
!!
スヴャトスラフ・リヒテル・プレイズ・ベートーヴェン1947-1963

ピアノ・ソナタ集
■Disc1
(1)第3番ハ長調Op.2の3
(2)第7番ニ長調Op.10の3
(3)第8番ハ短調Op.13「悲愴」
(4)第8番ハ短調Op.13「悲愴」
■Disc2
(1)第9番ホ長調Op.14の1
(2)第10番ト長調Op.14の2
(3)第9番ホ長調Op.14の1
(4)第10番ト長調Op.14の2
■Disc3
(1)第11番変ロ長調Op.22
(2)第12番変イ長調Op.26「葬送」
(3)第11番変ロ長調Op.22
■Disc4
(1)第17番ニ短調Op.31の2「テンペスト」
(2)第18番変ホ長調Op.31の3
(3)第17番ニ短調Op.31の2「テンペスト」
■Disc5
(1)第19番ト短調Op.49の1
(2)第20番ト長調Op.49の2
(3)第22番ヘ長調Op.54
(4)第23番ヘ短調Op.57「熱情」
■Disc6
(1)第27番ホ短調Op.90
(2)第28番イ長調Op.101
(3)第23番ヘ短調Op.57「熱情」
■Disc7
(1)第30番ホ長調Op.109
(2)第31番変イ長調Op.110
(3)第32番ハ短調Op.111
■Disc8
(1)ディアベリ変奏曲Op.120
(2)エロイカ変奏曲Op.35
■Disc9
(1)創作主題による6つの変奏曲Op.34
(2)「トルコ行進曲」による変奏曲Op.76
(3)2つのロンドOp.51
(4)バガテル【Op.33の3,5;Op.119の2,7,9;Op.Op.126の1,4,6】
■Disc10
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
(2)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(3)ロンド変ロ長調WoO6
■Disc11
(1)チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5の1
(2)同第2番ト短調Op.5の2
(3)同第3番イ長調Op.69
■Disc12
(1)チェロ・ソナタ第4番ヘ長調Op.102の1
(2)同第5番ニ長調Op.102の2
全て、スヴャトスラフ・リヒテル(P)
■■Disc1
録音:1960年5月31日(1)、6月7日(2)レニングラード・ライヴ、1947年6月5日モスクワ・ライヴ(3)、1959年6月4日モスクワ・セッション(4)
■Disc2
録音:1947年6月5日モスクワ・ライヴ(1)(2)、1963年7月6日パリ・セッション(3)(4)
■Disc3
録音:1951年1月8日モスクワ・ライヴ(1)、1947年6月5日モスクワ・ライヴ(2)、1963年7月6日パリ・セッション(3)
■Disc4
録音:1951年1月8日モスクワ・ライヴ(1)、1960年4月1日モスクワ・ライヴ(2)、1961年8月5日ロンドン・セッション(3)
■Disc5
録音:1963年7月6日パリ・セッション(1)(2)、1960年5月31日レニングラード・ライヴ(3)(4)
■Disc6
録音:1951年1月29日モスクワ・ライヴ(1)、1963年7月24日キエフ・ライヴ(2)、1960年11月29-30日ニューヨーク・セッション(3)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
■Disc11&12;
クルト・ザンデルリンク(指)モスクワRSO(ピアノ協奏曲第1番);
ヘルマン・アーベントロート(指)ソヴィエト国立SO(ピアノ協奏曲第3番);
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO(ロンド)
■Disc7
録音:1963年11月28日ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・ライヴ
■Disc8
録音:1951年1月29日モスクワ・ライヴ
■Disc9
録音:1950年6月23日モスクワ・ライヴ(1)(2)、1951年1月29日モスクワ・ライヴ(3)、1958年11月16日キエフ・ライヴ(4)
■Disc10
録音:1952年3月22日モスクワ・ライヴ(1)、1954年10月25日モスクワ・ライヴ(2)、1962年5月8日モスクワ・ライヴ(3)
■Disc11
録音:1963年3月(1)、1962年6月(2)ウィーン・セッション、1950年3月1日モスクワ・ライヴ(3)
■Disc12
録音:1950年3月1日モスクワ・ライヴ(1)、1963年3月ウィーン・セッション(2)
Profileレーベルが、弊社の依頼でドイツの放送局に眠るリヒテルの音源を調査し、当時ソ連の放送局から提供された驚愕のマスターテープを多数発掘ました。1947年から1963年までのライヴ中心で、大半がディスコグラフィにない初出物。やはりリヒテルといえばベートーヴェンを聴きたいもの。今回はベートーヴェン作品に限定し、ピアノ・ソナタ18篇のほか、ロストロポーヴィチとのチェロ・ソナタ全曲、協奏作品を3篇という大盤振舞い。それもリヒテルがまだ西側で知られる以前の壮年期の演奏が多く、言葉を失うすさまじさ。★3篇の協奏作品も指揮者が豪華。ピアノ協奏曲第1番はザンデルリンク指揮モスクワ放送響というこれまで存在の知られなかった音源。3番はアーベントロート指揮ソヴィエト国立交響楽団、珍品のロンドはコンドラシン指揮モスクワ・フィルと、それだけでも聴いてみたくなる魅力的な共演。ロストロポーヴィチと共演したチェロ・ソナタ全5曲も、これだけでBOXにできる豪華さ。両者の神業に酔いしれます。大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。さらに驚きの価格で、新たなリヒテルの名盤の登場となります。
PH-16050(2CD)
!!
ヴェルディ:歌劇「椿姫」 ヴィオレッタ:マ ルタ・トルビドーニ(S)
アルフレード:ミハイル・ミハイロフ(T)
ジョルジョ:アントン・ケリミチェフ(Br)
リュプカ・ビアジョーニ(指)
ソフィアPO、国立フィルcho

録音:2014年4月2-7日/ソフィア・ブルガリア・ホール
ギャウロフやカバイヴァンスカを生み出したブルガリアは意外なオペラ大国ですが、近年イタリアの若手女流指揮者リュプカ・ビアジョーニの熱心な活 動により、イタリア・オペラが充実しているといわれます。それを実証しているのが当アルバム。
ビアジョーニはローマ生まれ。最初ピアノを学ぶが指揮に転向し、サンタ・チェチーリア音楽院でバーンスタインとバラッチに学んだ後、シエナのキジアー ナ音楽アカデミーでライトナーとゲルギエフに師事、さらにムーシンのもとで仕上げました。2002年にEUフランコ・カプアーナ国際指揮者コンクールに 入賞、2013年からブルガリアのソフィア・フィルの首席指揮者を務め、世界的に名が知れ始めています。当アルバムは2014年4月のもので、ブルガリアの実力派によるドスの利いた声とビアジョーニの明るくきびきびした音楽性で魅力満点です。 (Ki)
PH-16055(2CD)
!!
A・スカルラッティ:歌劇「貞節の勝利」 フラミーニオ:サンテ・メッシーナ(T)
コルネーリア:オルネッラ・ロヴェーロ(S)
レオノーラ:アマリア・ピーニ(Ms)
ドラリーチェ:ロザンナ・ツェルビーニ(S)
リッカルド:アメデオ・ベルディーニ(T)
エルミーニオ:マリオ・ボリエッロ(Br)
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)ミラノRAI響

録音:1950年9月17日
チェトラの名盤がProfilから復活。LPC 1223を板起こししていますが、スクラッチノイズはほとんどなく、高音の伸びの良さがイタリアならではのさ わやかさ。1718年の作で、父スカルラッティの70以上あるオペラの代表作。オペラ・ファン必聴です。 (Ki)
PH-16056
!!
ケルビーニ:レクイエム第1番ハ短調 カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
ローマ聖チェチーリア音楽院O&cho

録音:1954年
ジュリーニはケルビーニのレクイエム第1番を、1967年にシカゴ響と録音していますが、こちらはその13年前に故郷イタリアで行った1度目のセッショ ン録音。イタリアのオーケストラと合唱ならではの歌心が存分に味わえます。ケルビーニはレクイエムを2篇残していますが、第1番はルイ16世追悼の ために弟のルイ18世の依頼で1816年に作曲されました。独唱を含まず、合唱と管弦楽で描かれますが、ベートーヴェンやシューマンが絶賛したといわ れます。

PH-16059(23CD)
!!
アントン・ブルックナー・エディション(2017年改訂版)


■Disc 1、43’ 23”
交響曲ヘ短調WAB. 99

■Disc 2、43’29”

交響曲第0番ニ短調WAB. 100

■Disc 3、51’ 34”
交響曲第1番ハ短調WAB. 101(1866年 キャラガン校訂)

■Disc 4、70’ 21”
交響曲第2番ハ短調WAB. 102(1872年 キャラガン校訂)

■Disc 5、52’ 10”
交響曲第3番ニ短調WAB. 103(1888−89年 ノーヴァク第3稿)

■Disc 6、71’ 02”
交響曲第4番変ホ長調WAB. 104「ロマンティック」(ハース版)
■Disc 7、76’ 51”
交響曲第5番変ロ長調WAB. 105(原典版)
■Disc 8、57’ 01”

・交響曲第6番イ長調WAB. 106(ハース版)
■Disc 9、64’ 52”
交響曲第7番ホ長調WAB. 107(1885年 ノーヴァク版)

■Disc 10, 11、58’ 48” 24’ 55”
交響曲第8番ハ短調WAB. 108(ハース版)

■Disc 12、58’ 04”
交響曲第9番ニ短調WAB. 109(原典版)

■Disc 13, 14、36’54” 47’43”
交響曲第9番ニ短調(ゲルト・シャラー改訂による完全版)

■Disc 15、56’ 48”
(1)詩篇146
(2)「オルガン曲集」
即興演奏用の主題集(エルヴィン・ホーン編纂)
アンダンテ ニ短調 (WAB130)
後奏曲 ニ短調 (WAB126)
前奏曲とフーガ ハ短調 (WAB131)
フーガ ニ短調 (WAB125)
前奏曲ハ長調 (WAB129)

■Disc 16、45’ 56”
「ラテン語によるモテット集」
パンジェ・リングァWAB. 32
王の御前に導かれWAB. 1
王の御旗は翻るWAB. 51
われらがためキリストは死のもとにWAB. 10
この場所は神が造り給うWAB. 23
正しき者の唇は知恵を語るWAB. 30
奉納唱「ダビデを見出し」WAB. 19
主よ、我を解き放ちたまえWAB. 21
アヴェ・マリアWAB. 6
愛する者よ、あなたはすべてに美しいWAB. 46
エサイの枝は芽を出しWAB. 52、・見よ、大いなる司祭をWAB. 13

■Disc 17、79’ 33”
弦楽五重奏曲ヘ長調WAB. 112
間奏曲ニ短調WAB. 113
弦楽四重奏曲ハ短調WAB. 111
ロンド ハ短調

■Disc 18、66’ 55”
(1)テ・デウムWAB. 45
(2)ミサ曲第2番ホ短調WAB. 27

■Disc 19、71’ 41”
(1)ミサ曲第3番ヘ短調WAB. 28
(2)詩篇150篇WAB. 38

■Disc 20、37’ 00
(1)前奏曲とフーガ ハ短調WAB. 131
前奏曲ハ長調WAB. 129
(2)タントゥム・エルゴ(1846)、
アヴェ・マリア(1856)
(3)ヘルゴラントWAB. 71
(4)ミサ曲ハ長調WAB. 25「ヴィントハーク・ミサ」(1842)

■Disc 21、47’ 21”
「ピアノ曲集」
ランシエー・カドリーユ
シュタイアーメルカー
連弾のためのカドリーユ*
連弾のための3つの小品*
ピアノ曲 変ホ長調
ソナタ楽章 ト短調
秋の夕べの静かな思い
幻想曲 ト長調
思い出 変イ長調

■Disc 22、54’ 00”
(1)ミサ・ソレムニス 変ロ短調WAB. 29
詩篇112篇変ロ長調WAB. 35
(2)行進曲ニ短調WAB. 96
3つの管弦楽曲WAB. 97

■Disc 23、31’ 01”
レクィエム、ニ短調WAB. 39
■Disc 1
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2015年9月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 2
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2015年3月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 3
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2011年7月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 4
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2011年7月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 5
バイエルン放送SO、クラウス・テンシュテット(指)/録音:1976年11月4日 ミュンヘン(ライヴ)
■Disc 6
バイエルン放送SO、クルト・ザンデルリング(指)/録音:1994年11月4日 ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(ライヴ)
■Disc 7
ベルリン・ドイツSO、ギュンター・ヴァント(指
/録音:1991年10月6日 ベルリン、コンツェルトハウス(ライヴ)
■Disc 8
シュターツカペレ・ドレスデン、ベルナルト・ハイティンク(指)/録音:2003年11月3日 ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
■Disc 9
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2008年 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 10, 11
シュターツカペレ・ドレスデン、クリスティアン・ティーレマン(指)/録音:2009年9月14日 ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
■Disc 12
SWRシュトゥットガルト放送SO、ギュンター・ヴァント(指)/録音:1979年6月24日 オットーボイレン、バシリカ聖堂(ライヴ)
■Disc 13, 14
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2016年7月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 15
(1)ニア・フェグリー(S)、フランツィスカ・ゴットヴァルト(A)、クレメンス・ビーバー(T)、ティモ・リーホネン(Bs)、ミュンヘン・フィルハーモニーcho、フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)
(2)ゲルト・シャラー(Org)
/録音:2015年7月 エーブラハ大修道院付属教会、バイエルン放送スタジオ
■Disc 16
シュトゥットガルト・フィルハーモニア声楽アンサンブル、ハンス・ザノッテリ(指)/録音:1979年 トンシュトゥーディオ・マウアーマン[CALIG原盤]
■Disc 17
ファイン・アーツQ、ギル・シャロン(Va)/録音:2007年9月22−24日 フランス、ブザンソン、サル・ドゥ・パルラマン[NAXOS原盤]
■Disc 18
(1)レオンタイン・プライス(S)、ヒルデ・レッセル=マイダン(Ms)、フリッツ・ヴンダーリヒ(T)、ヴァルター・ベリー(Bs)、フランツ・ザウアー(Org)、ウィーン楽友協会cho、VPO、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)/録音:1960年8月24日 ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
(2)ヘンリエッテ・ボンデ=ハンゼン(S)、イリス・フェルミリオン(A)、ミヒャエル・シャーデ(T)、アンドレアス・シュミット(Bs)、ゲヒンガー・カントライ、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、ヘルムート・リリング(指)/録音:1992年6月 シュトゥットガルト、リーダーハレ
■Disc 19、71’ 41”
(1)ヴェレナ・シュヴァイツァー(S)、エリーザべト・グレイザー(A)、ウーヴェ・ハイルマン(T)、マティアス・ゲルネ(Bs)、ゲヒンガー・カントライ、SWRシュトゥットガルト放送SO、ヘルムート・リリング(指)/録音:1992年12月 シュトゥットガルト、リーダーハレ
(2)パメラ・コバーン(S)、ゲヒンガー・カントライ、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、ヘルムート・リリング(指)/録音:1996年6月 シュトゥットガルト、リーダーハレ
■Disc 20
(1)マルティン・ハーゼルベック(Org)/録音:2005年6月 ウィーン、ホーフブルクカペレ[Capriccio原盤]
(2)ドレスデン聖十字架cho、マルティン・フレーミヒ(指)/録音:1985年ドレスデン、聖ルカ教会[Capriccio原盤]
(3)ミカエル・ステンバック(T)、ダニエル・ヘルシュトレム(Br)、ルンド・シンガーズ、マルメ歌劇場O、アルベルト・ホルド=ガリード(指)/録音:2011年6月 スウェーデン
(4)コルネリア・ヴルコプフ(A)、マンフレート・ノイキルヒナー(Hrn)、ウルリヒ・ケルブ(Hrn)/録音:1988年[ARS Produktion原盤]
■Disc 21
ヴォルフガング・ブルンナー(P)、ミヒャエル・ショッパー(*ピアノ連弾)/録音:1994年3月21−23日[CPO原盤]
■Disc 22
(1)クリスティアーネ・エルツェ(S)、クラウディア・シューベルト(A)、イェルク・デュルミュラー(T)、ラインハルト・ハーゲン(Bs)、バンベルクSOcho、バンベルクSO、カール・アントン・リッケンバッハー(指)/録音:1990年 バンベルク、クルトゥーアラウム[Virgin EMI原盤]
(2)ボン・ベートーヴェンO、シュテファン・ブルーニエ(指)/録音:2010年5月25−27日ボン、ベートーヴェンハレ[MDG原盤]
■Disc 23
、エルケ・ヤンセンス(S)、ペネロープ・ターナー(Ms)、ルール・ヴィレムス(T)、アルノー・マルフリート(Bs)、ブノワ・メルニエ(Org)、ラウダンテス・コンソート、ギィ・ヤンセンス(指)/録音:2006年11月11日ベルギー[Cypres原盤]
2013年7月に20枚組で発売されたProfilレーベルの「ブルックナー・エディション」(PH13007)。4年を経て、23枚にパワーアップしたうえプラ イスダウンしての登場となります。 前回には収録されていないオルガン曲全集や、詩篇146、さらに交響曲第9番のシャラーによる補筆完成版を早くも収録。さらに交響曲第00番や第0番、 第7番もシャラーの録音と差し替えられました。
その他の交響曲は前回のままテンシュテット(第3番)、ザンデルリンク(第4番)、ヴァント(第5番、第9番)、ハイティンク(第6番)、ティーレマン(第 8番)という超豪華演奏陣のライヴ録音を収録。通常これだけの作品を揃えるのは困難なうえ、驚きの価格なため、ぜひとも1セット揃えておきたい魅力のBoxとなっています。 クラムシェルBOX仕様。ブックレットはトラック・リストのみで楽曲解説はありません。あらかじめご了承ください。 (Ki)


PH-16060(8CD)
!!
ギュンター・ヴァント〜ミュンヘン・レコーディングス
■Disc1
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)〜第1、2、3楽章

■Disc2
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)〜第4楽章
シューベルト:交響曲第8番「未完成」*
■Disc3
ブルックナー:交響曲第5番(原典版)
■Disc4
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
■Disc5
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(原典版)
■Disc6
ブラームス:交響曲第1番Op.68
ベートーヴェン:交響曲第1番Op.21*
■Disc7
ブルックナー:交響曲第6番(原典版)
■Disc8
ブルックナー:交響曲第9番(原典版)
ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO
■Disc1
録音:2000年9月15日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc2
録音:2000年9月15日、1999年9月28日* ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc3
録音:1995年11月29日&12月1日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc4
録音:1993年5月28日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc5
録音:2001年9月13、14&15日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc6
録音:1997年2月19、21&23日、1994年2月4日* ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc17
録音:1999年6月24日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc8
録音:1998年4月21日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
全てステレオ
2008年にリリースされ話題となったギュンター・ヴァントのミュンヘン・フィルとのライヴBOXがコンパクトなケースと驚きの大幅値下げで再登場。 きわめつけの独墺系レパートリーがならぶなかで、ヴァントが一年に一曲のペースで取り上げたブルックナー。第1楽章冒頭、ピシッと徹底した弦のき ざみにこれから起こるドラマの全てが凝縮したかのように、ヴァントの芸風の真髄、厳しく引き締まった造形美に打ち抜かれた第6 番。そして「この世か らの離脱と内なる真理の表現として、彼岸の輝きと恍惚にみち」、建築にたとえて第5 番に次いで重きを置いていた第9 番。ブルックナーについて、ヴァ ントは自身の評伝のなかで「ずいぶんと多くの時間を要した」と述懐していますが、じっさいにこうしたものすごい演奏を聴くとこの言葉の重みが実感され ます。 巨匠ヴァントが最晩年に残したミュンヘン・フィルとのきわめつけのライヴ。演奏内容は折り紙つき、録音もきわめて優秀な当セットが超お手頃価格で 楽しめます。お買い逃しなく! (Ki)
PH-16068
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フランツ・クサヴァー・ゲーベル:弦楽五重奏曲第8番変ロ長調Op.27
チェロ・ソナタ変ホ長調
ホフマイスターQ
デュオ・アラキ&ゼーマン【マーティン・ゼーマン(Vc)、荒木紅(フォルテピアノ)】

録音:2015年/アンドレアス教会(ベルリン)
世界初録音。フランツ・クサヴァー・ゲーベル(1787-1843)はドイツの作曲家。ウィーンのレオポルトシュタット劇場の楽長を務めていましたが、 1817年にモスクワへ行き、生涯をその地で過ごしました。ロシアでは作曲とピアノを教え、孫弟子のアントン・ルビンシテインがいることから、ロシア・ ピアノ楽派の祖とも考えられています。彼はチェロも巧く、魅力的なチェロ・ソナタを残しています。その世界初録音が登場。 2002年創立のホフマイスター四重奏団は、古典派を得意とする弦楽四重奏団。ロシアで活躍したドイツ人のシリーズが好評。同団チェロ奏者のマーティ ン・ゼーマンが日本のフォルテピアノ奏者・荒木紅と共演したチェロ・ソナタも魅力満点。 (Ki)
PH-16069
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ショパン:ピアノ三重奏曲ト短調Op.8
エルスネル:ピアノ三重奏曲変ロ長調
トリオ・マルゴー【荒木紅(フォルテピアノ)、クリストフ・ハイデマン(Vn)、マルティン・ゼーマン(Vc)】

録音:2015年/アンドレアス教会(ベルリン・ヴァンゼー)
ショパン初期のピアノ三重奏曲はあまり聴く機会がありませんが、若々しい感性が捨てがたい作品。これを何と古楽器で演奏したCDが登場します。イ ンマゼールの愛弟子の日本人チェンバロ・フォルテピアノ奏者、荒木紅を中心とするトリオ・マルゴーの演奏で、思いがけない魅力を再発見できます。さ らなる魅力は、カップリングがユゼフ・エルスネル(1769-1854)のピアノ三重奏曲。これまでショパンの師としてのみ語られ、作品を聴く機会がほとんど なかったのでショパン好きは見逃せません。ウィーン古典派風の曲ながら、終楽章にポーランドの民族舞曲の要素が現れるなどショパンの先駆性を感じま す。古楽器の響きがどこか民族楽器を思わせ、目から鱗が落ちます。 (Ki)
PH-16071(4CD)
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R・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」

■ボーナスCD〜「ばらの騎士」秘蔵録音集
(1)初演歌手たちによる1911年の録音
 元帥夫人のアリア「私もまたある娘のことを思い出すわ」(第一幕)
 オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「目に溢れんばかりの涙をたたえ」(第二幕)
 オクタヴィアン、元帥夫人、ゾフィーの三重唱「マリー・テレーズ」(第三幕)
 オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「夢だわ、本当ではあり得ない」(第三幕)
(2)1936年9月20日ブエノスアイレスのテアトロ・コロンでの収録
 オクタヴィアン「素晴らしかった、とても!」(第一幕)
「僕の美しい恋人」(第一幕)
 「光栄にもこの私が、大役を仰せつかり」(第二幕)
 オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「目に溢れんばかりの涙をたたえ」(第二幕)
 オクタヴィアン、元帥夫人、ゾフィーの三重唱「マリー・テレーズ」(第三幕)
 オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「夢だわ、本当ではあり得ない」(第三幕)
(3)1938-40年ベーム&ドレスデン
 オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「目に溢れんばかりの涙をたたえ」(第二幕)
 ワルツ(第三幕)
 オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「夢だわ、本当ではあり得ない」(第三幕)
(4)1942年1月20日ベルリンでの放送用ライヴ
 オクタヴィアン「光栄にもこの私が、大役を仰せつかり」(第二幕)
 オクタヴィアン、元帥夫人、ゾフィーの三重唱「マリー・テレーズ」(第三幕)
元帥夫人:マルガレーテ・ボイマー(S)、
オクタヴィアン:ティアナ・レムニッツ(Ms)、
オックス男爵:クルト・ベーメ(Bs)、
ゾフィー:ウルズラ・リヒター(S)、
ファニナル:ハンス・レーベル(Br)、
ルドルフ・ケンペ(指)
ドレスデン国立歌劇場O&cho
録音:1951年

ボーナスCD
(1)元帥夫人:マルガレーテ・ジームス(S)、
オクタヴィアン:エヴァ・プラシュケ・フォン・デア・オステン(Ms)、
ゾフィー:ミニー・ナスト(S)、
指揮者、オーケストラ不明

(2)元帥夫人:ジェルマン・エルネ(S)、
オックス男爵:アレクサンドル・キプニス(Bs)、
オクタヴィアン:ティアナ・レムニッツ(Ms)、
ゾフィー:エディタ・フライシャー(S)、
フリッツ・ブッシュ(指)テアトロ・コロンO

(3)ゾフィー:エステル・レーティ(S)、
オクタヴィアン:エリザベート・ヘンゲン(Ms)、
カール・ベーム(指)ド
レスデン国立歌劇場O

(4)元帥夫人:パウラ・ブフナー(S)、
オクタヴィアン:ティアナ・レムニッツ(Ms)、
ゾフィー:マリア・チェボターリ(S)、
アルトゥール・ローター(指)ベルリン放送O
オペラ・ファン驚愕のアルバム登場となります。リヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」は1911年1月26日にドレスデン宮廷歌劇場にて初演され ました。ゆえにマリア・テレジオ治下のウィーンを舞台にしているにもかかわらず、ドレスデンの人々は「自分たちのオペラ」の誇りを持っています。この アルバムにはドレスデンにかかわる「ばらの騎士」の超お宝音源を発掘・収集しました。
メインは1951年末録音のケンペ指揮の全曲版。ケンペはメトロポリタン・オペラとの1956年録音で知られていますが、こちらは本家本元。第2次 世界大戦で閉鎖したドレスデン宮廷歌劇場が48年に建設された劇場で再開、新演出で披露された「ばらの騎士」を中部ドイツ放送が放送録音すること に決め、当時音楽監督だったケンペの指揮で77.1cm/秒速、13巻のオープンリールで収録しました。そのマスターは1950年代後半にベルリンの放 送研究所に移管され、「貴重資料」として保管されてきました。それを音源とする当ディスクは当時のドイツの恐るべき技術力を示す鮮明さです。何よりもオー ケストラの音色が美しく、ケンペの生気あふれるリズムの冴えが新鮮の極み。超ド級の名演だったことを再認識させてくれます。(当録音は、Profil社から の情報にしたがい、1951年録音と記しますが、1950年の可能性がございます。)
さらなるお宝はDisc4。何と「ばらの騎士」が初演された1911年に、初演のメンバーだったマルガレーテ・ジームス、エヴァ・プラシュケ・フォン・ デア・オステン、ミニー・ナストの3名がアリアと重唱をした音源。まだラッパ吹き込みの時代ゆえ、オーケストラともいえないバンドが伴奏していますが、 初演時の雰囲気を彷彿させる世界遺産的価値のあるもの。さらにフリッツ・ブッシュがブエノスアイレスのテアトロ・コロンを振ったものからベームとドレ スデンの戦前録音、さらに第2次世界大戦中のものまで目を疑う珍品ばかり。それもお求めやすい価格でご提供。リヒャルト・シュトラウス・ファン、オ ペラ・ファンお見逃しなく! (Ki)
PH-16089(2CD)
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ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(ゲルト・シャラー校訂による完全版) ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2016年7月/エーブラハ大修道院付属教会(ライヴ)
指揮者としてのブルックナーの全交響曲はもとより、オルガニストとして全オルガン曲まで録音したゲルト・シャラー。誰よりもブルックナーの音楽を愛し、 熟知するシャラーが未完の交響曲第9番を自身で完成させ世に問います。
シャラーは最初期のスケッチまでさかのぼり、できうる限り草稿を比較・検討して現行版に散在するギャップをなくすよう努めたとのこと。11篇の交響 曲録音で方法論を見出した彼は、ブルックナーの作曲技法と語法で欠落個所を補筆して完成。加筆箇所に違和感を覚えないよう、首尾一貫した明確なブ ルックナー的様式を示しています。 約25分の新フィナーレ。これぞ9番の終楽章の真の姿としか思えぬ説得力で感動させられます。これほどの四楽章版が生まれた以上、重要なレパー トリーになりうる可能性を秘めています ゲルト・シャラーは1965年バンベルク生まれ。1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、1998年にブラウンシュ ヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めました。ブルックナーのエキスパートで、ついにはオルガン独奏曲 まで奏してしまうほどのこだわり。 (Ki)
PH-16100(2CD)
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ショパン:マズルカ集(全57曲) エフゲニー・ムルスキー(P)

録音:2015年9月15-17日、2016年9月11-13日/トロッシンゲン音楽大学大ホール
Profilレーベルでショパン全作品録音刊行中のエフゲニー・ムルスキー、第10弾はマズルカ全集。ムルスキーは1975年ウズベキスタンのタシケント 出身、モスクワ音楽院で名教師レフ・ナウモフに師事。1994年に故ダイアナ妃後援のロンドン国際ピアノコンクールで優勝、同時にベスト・ショパン演 奏賞を受賞しました。ムルスキーはキーシンやルガンスキーと同世代で、最良のソ連ピアノ教育を受けた最後の世代にあたります。このマズルカも楷書風 ながら詩情と味わいに富んでいます。 (Ki)

PH-17000(2CD)
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シューマン新発見曲の世界初録音!
霊感と夢〜エネスコを讃えて

エネスコ:四声のフーガ(1897)
 ワルツ ニ長調(1888)
 ワルツ集「カーネーション」(全4曲)(1888)
ラヴェル:夜のガスパール
 ラ・ヴァルス
ミハロヴィチ:5つのバガテルOp.27
サラサーテ(エネスコ編):ツィゴイネルワイゼン
エネスコ(作曲者編):ルーマニア狂詩曲第1番
ドビュッシー:12の練習曲
シューマン:ピアノ協奏曲*
 予感
ルイザ・ボラク(P)
ホリア・アンドレースク(指)*
ルーマニア国立放送O*

録音:2016年7月17-21日
1968年生まれのルーマニアの女流ピアニスト、ルイザ・ボラクはこれまでも興味深いCDを多数リリースしてきましたが、今回最強のアルバムが登場 です。母国の偉大な先達エネスコへの敬意が中心となっていますが、彼がなんと7歳の時に作曲したニ長調のワルツと「カーネーション」と題されたワル ツ集を収録しているのが驚き。また代表作「ルーマニア狂詩曲」をエネスコ自身が技巧的なピアノ曲に仕立てたものも大歓迎。さらに彼がピアノ独奏用に 編曲したサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」は、エネスコ自身がピアノ・ロールに残した演奏を聴くことができますが、ヴァイオリンもピアノも得意とし、 生のジプシー音楽を聞いて育ったエネスコならではの処理が興味津々。サラサーテのメロディが、リストのハンガリー狂詩曲ばりの派手なヴィルゥオーゾ 的ピアノ曲に様変わりして新鮮です。
さらにエネスコの後輩でエコール・ド・パリの一員ながら録音に恵まれないマルセル・ミハロヴィチ(1898-1985)の最高傑作とされる「5つのバガテル」 (名ピアニストの妻モニク・アースに献呈)や、ボラクの超絶技巧を示すラヴェルの「夜のガスパール」と「ラ・ヴァルス」も切れ味抜群。
もうひとつの注目は、シューマンの未知作品「予感」が収録されていること。「子供の情景」からはずされた作品で、近年発見されボラクが世界初演し、 2009年に初出版されました。シューマン・ファン必見の宝石のような小品です。 (Ki)
PH-17002
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秘密の場所
レベッカ・チェヒ(1983-ドイツ):雨になると思う
アンドラーシュ・デレチケイ(1982-ハンガリー):バルカノイド
ベニヤミン・ハイム(1994-オーストリア):トランスNo.1
エドムンド・ジョリッフェ(1976-イギリス):悪魔的ワルツ
イェンス・フバート(1973-ドイツ):ロック・ユー vs バレリーナ
ヨハネス・マイヤーヘーファー(1985-ドイツ):息・光
ニルス・フラーム(1982-ドイツ):ハンマーズ
アレクサンドル・ゴノボーリン(1953-ロシア):変容
ダヴィド・ルボーヴィチ(1981-ポーランド):カルパチアン
ウラジーミル・トルチンスキー(1968-ロシア):8つの弦
ベネディクト・ブライダーン(1966-アメリカ):アンドレーアス・ホーケスタ(1982-ノルウェー):3つのムード
レヴェント・アルトゥンタシュ(1994-ドイツ):シラーの夜の飛行
The Twiolins【マリー=ルイーズ&クリストフ・ディングラー(Vn)】

録音:2016年11月/スマート・フォックス・スタジオ(マンハイム)
TwiolinsはTwinとViolinの合成語。双子の姉弟マリー=ルイーズ&クリストフ・ディングラーによるドイツのヴァイオリン・デュオ。通常のレパートリーではな く、若手作曲家にこの編成による新作を産みださせ紹介しています。2009年に「クロスオーバー作曲賞」を設立、これまでに50カ国の作曲家による500以上 の作品が作られ、演奏のみならず出版もしています。このアルバムはそのなかから13人の作曲家の新作を披露。国籍は多域に及びますが、大半は若く、オース トリアのベニヤミン・ハイムとドイツのレヴェント・アルトゥンタシュは1994年生まれ。アルバム・タイトルの「秘密の場所」は、これら作品から妄想の世界での 旅行を表しています。 (Ki)
PH-17003
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スタンチンスキー:12のスケッチOp.1
前奏曲(10曲)
ピアノ・ソナタ第1番
3つの無言歌
エカテリーナ・デルジャヴィナ(P)

録音:2004、2005年
アレクセイ・スタンチンスキーは1888年に生まれた作曲家。モスクワ音楽院でピアノを学ぶかたわら、作曲をタネーエフに師事し、メトネルやスクリャー ビンも才能を高く評価したといわれています。しかしメンタルを病み、治療したものの全快せぬまま入水して26年の人生を終えました。アヴァンギャルド の世代で、スクリャービンの影響を強く受けていますが、天性の対位法的発想が天寿に恵まれたなら「ロシアのバッハ」になったであろうとされています。 Profilレーベルからリリースされたハイドンのピアノ・ソナタ全集が評判となったエカテリーナ・デルジャヴィナ、今回は彼女が特にこだわるスタンチン スキーのアルバムが実現しました。デルジャヴィナは1967年生まれ、グネシン音楽学校でウラジーミル・トロップに師事し、1993-2006まで母校で教 鞭をとり、さらに2003年からはモスクワ音楽院でも教えています。典型的ソ連英才教育を受けたロシア・ピアニズムの持ち主で、演奏は重く情念に満ち、 薄幸の作曲家スタンチンスキーが込めた真摯な思いを音にしています。これまであった録音とは別次元の尋常ならざる芸術に心うたれます。

PH-17005(10CD)
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スヴャトスラフ・リヒテル・プレイズ・シューベルト1949-1963
■Disc1
(1)ピアノ・ソナタ第6番ホ短調D.566(三楽章版)
(2)同第13番イ長調D.664
(3)同第6番ホ短調D.566(2楽章版)
■Disc2
(1)さすらい人幻想曲D.760Op.15
(2)ピアノ・ソナタ第13番イ長調D.664
■Disc3
(1)ピアノ・ソナタ第14番イ短調D.784
(2)第15番ハ長調D.840
■Disc4
(1)ピアノ・ソナタ第16番イ短調D.845
(2)第15番ハ長調D.840
■Disc5
(1)ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850
(2)さすらい人幻想曲D.760Op.15
■Disc6
(1)ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958
(2)第21番変ロ長調D.960
■Disc7
(1)ピアノ・第21番変ロ長調D.960【グレン・グールドが実聴した演奏】
■Disc8
(1)即興曲第2番変ホ長調D.899Op.90の2
(2)第3番変ト長調D.899Op.90の3
(3)第3番変イ長調D.899Op.90の4
(4)第2番変イ長調D.935Op.142の2
(5)3つのピアノ曲D.946
(6)即興曲第3番D.899Op.90の3(ト長調版)
(7)ピアノ曲変ホ短調D.946の1(オリジナル短縮版)
■Disc9
(1)楽興の時Op.94【第1曲ハ長調/第3曲ヘ短調/第6曲変イ長調】
(2)アレグレットD.915
(3)12のワルツD.145
(4)2つのエコセーズD.734
(5)レントラー集D.366【第1曲イ長調(2種)/第3曲イ短調/第4曲イ短調(2種)/第5曲イ短調(2種)】
(6)アレグレットD.915
(7)レントラー集D.366【第1曲イ長調(2種)/第3曲イ短調/第4曲イ短調(2種)/第5曲イ短調(2種)】
(8)楽興の時第3曲ヘ短調Op.94の3
■Disc10
(1)創作主題による8つの変奏曲D.813【ベンジャミン・ブリテンとの連弾】
(2)挨拶を送ろうD.741/ミニヨンの歌「ただ憧れを知る者だけが」D.877の4/郵便馬車(冬の旅)/からす(冬の旅)/別れ(白鳥の歌)
鳩の使い(白鳥の歌)【ニーナ・ドルリアク(ソプラノ)ロシア語歌唱】
(3)魔王D.328【リスト編曲】
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

■Disc1
録音:1962年11月29日モスクワ(1)
1957年6月27日キエフ(2)
1958年2月5日モスクワ(3)(すべてライヴ)

■Disc2
録音:1962年11月29日モスクワ・ライヴ(1)、1963年2-4月パリ・セッション(2)

■Disc3
録音:1957年4月8日(1)、
1961年11月13日(2)/モスクワ(ライヴ)

■Disc4
録音:1957年3月2日モスクワ・ライヴ(1)、
1961年10月19-20日パリ・セッション(2)

■Disc5
録音:1956年8月11日モスクワ・ライヴ(1)、
1963年2-4月パリ・セッション(2)

■Disc6
録音:1958年2月5日(1)、
1961年11月13日(2)/モスクワ(ライヴ)

■Disc7
録音:1957年5月9日モスクワ・ライヴ

■Disc8
録音:1957年2月19日モスクワ・ライヴ(1)(2)、
1959年6月12日キエフ・ライヴ(3)(6)、
1961年10月19-20パリ・セッション(4)、
1963年場所不明・ライヴ(5)、
1961年11月13日モスクワ・ライヴ(7)

■Disc9
録音:1957年2月19日モスクワ・ライヴ(1)(3)(4)(5)、
1961年11月13日モスクワ・ライヴ(2)、
1961年10月19-20日パリ・セッション(6)(7)(8)

■Disc10
録音:1963年場所不明・ライヴ(1)、
1953-5年モスクワ・ライヴ(2)、
1949年12月8日モスクワ・ライヴ(3)
Profileレーベルが、弊社の依頼でドイツの放送局に眠るリヒテルの音源を調査し、当時ソ連の放送局から提供された驚愕のマスターテープを多数発掘しました。1949年から1963年までのライヴ中心で、大半がディスコグラフィにない初出物。リヒテルの真骨頂といえばシューベルト。これまで知られる録音はいずれも絶品で各曲の決定盤となっていましたが、驚くべき作品が日の目をみました。それもリヒテルがまだ西側で知られる以前の壮年期の演奏が多く、言葉を失うすさまじさに満ちたものばかり。ピアノ・ソナタは8作品を聴くことができますが、同曲異演が4つあるため12もの演奏を堪能できます。いずれも絶品ですが、ことに第21番変ロ長調の1957年5月9日モスクワ・ライヴは、かのグレン・グールドが列席し「リヒテルの催眠術でトランス状態へ連れていかれた」と評した伝説の演奏。グールドの受けたショックを追体験できます。
さらに即興曲第3番や遺作の「3つの小品(即興曲)」が他で聴く機会がなく貴重。即興曲第3番は原曲通りの変ト長調版と、半音上げたト長調版の両版を収録。ト長調版は今日弾く人がいないため超お宝音源でもあります。また「3つの小品(即興曲)」第1番は、現行版のほかシューベルトが後に削除した別エピソードを含む完全版もリヒテルの演奏で聴くことが出来るのがうれしい限り。これがまた神業の芸術。もうひとつの魅力は、リヒテル夫人でソ連を代表するソプラノ、ニーナ・ドルリアクを独唱にリヒテルが伴奏を務めたお宝音源が収められていること。「冬の旅」や「白鳥の歌」の名作を若きリヒテルのピアノで堪能できます。またリヒテルと非常に気の合った大作曲家ベンジャミン・ブリテンとの連弾も無二の逸品。大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。さらに驚きの価格で、新たなリヒテルの名盤の登場となります。ピアノ音楽の財宝です。 (Ki)

PH-17007
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マーラー:交響曲第9番ニ長調 クルト・ザンデルリンク(指)
北ドイツRSO

録音:1987年12月7日/ハンブルク、ライスハレ(ステレオ・ライヴ)
驚きの音源の出現です。ザンデルリンクはマーラーの交響曲第9番録音をベルリン交響楽団(1979.2)、BBCフィル(1982)、フィルハーモニア管(1992)のセッション3種が残されていますが、4つ目の、それも北ドイツ放送響との組み合わせによる夢のライヴのマスターテープが、スタジオ・ハンブルク・エンタープライジスに保存されていました。1987年12月の演奏で、BBCフィルとフィルハーモニア管の録音のちょうど間に時期にあたります。
ザンデルリンクはマーラーの交響曲録音に慎重で、1979年のベルリン響との9番が初セッションだったといわれ、ディスコグラフィも第4番のライヴ以外は第9番と10番しかありません。この録音も海賊盤で一部流通しましたが、オリジナル・マイスターからの正規発売となります。
第1楽章は速く、フィナーレは遅いのが特徴。第3楽章にカットがあるため時間は少し短いものの、テンポ自体は特に変わりはありません。各フレーズのコントラストが強く、早い部分でのグロテスクなエネルギーは、ショスタコーヴィチを思わせます。ライヴならではの高揚感に加え、北ドイツ放送響ならではの熱いものとなっていて、フィナーレは涙なしに聴けない感動的なものとなっています。ようやくザンデルリンクのマーラー像を示す演奏が登場したと申せましょう。超オススメです。 (Ki)

PH-17018(13CD)
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ザンデルリンク〜協奏作品BOX 1948-1963

■CD1 (60:36)
バッハ:ピアノ協奏曲第1番BWV1052
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(カデンツァ:ブラームス)*

■CD2 (72:37)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」*

■CD3 (61:25)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番
フレンニコフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ロクシーン:ハンガリー幻想曲 (1952)*
チャイコフスキー:メロディOp.42-3#

■CD4 (62:54)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
ピアノ協奏曲第2番

■CD5 (65:11)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
ピアノ協奏曲第4番*

■CD6 (53:40)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲*

■CD7 (65:56)
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番
タネーエフ:協奏組曲Op.28

■CD8 (68:56)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番*

■CD9 (62:30)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
合唱幻想曲Op.80
ピアノと管弦楽のためのロンド 変ロ長調WoO6*

■CD10 (59:28)
シューマン:序奏とアレグロ・アパッショナートOp.92
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番

■CD11 (76:24)
ショパン:ピアノ協奏曲第2番
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番*

■CD12 (69:12)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番
チェロと管弦楽のための交響的協奏曲Op.125*

■CD13 (43:56)
(1)マーラー:さすらう若人の歌(全4曲)
(2)ブリテン:セレナードOp.31(ロシア語歌唱)
(3)ストラヴィンスキー:ダンバートン・オークス協奏曲
全て、クルト・ザンデルリンク((指)

■CD1
マリヤ・ユージナ(P)、モスクワRSO、レニングラードPO*
録音:1956年10月8日モスクワ(ライヴ)、1948年レニングラード*
■CD2
マリヤ・グリンベルク(P)、モスクワRSO
録音:1952年、1949年*(ライヴ)/モスクワ
■CD3
レオニード・コーガン、ユリアン・シトコヴェツキー*、ボリス・グトニコフ(Vn)#、レニングラードPO、モスクワRSO*
録音:1959年、1950年#/レニングラード、1952年*/モスクワ
(すべてライヴ)
■CD4
エミール・ギレリス(P)、レニングラードPO
録音:1958年レニングラード
■CD5
エミール・ギレリス(P)、チェコPO、レニングラードPO*
録音:1958年11月19日プラハ(ライヴ)、1957年レニングラード*
■CD6
エミール・ギレリス(P)、レニングラードPO
録音:1957年、1952年10月29日(ライヴ)*/レニングラード
■CD7 (65:56)
ダヴィド・オイストラフ(Vn)、ソヴィエト国立SO
録音:1960年9月20日モスクワ(ライヴ)
■CD8
スヴャトスラフ・リヒテル(P)、ゲヴァントハウスO、モスクワRSO*
録音:1963年11月11日ライプツィヒ、1951年3月20日モスクワ*(すべてライヴ)
■CD9
スヴャトスラフ・リヒテル(P)、モスクワRSO、ウィーンSO*、ロシア国立アカデミーcho
録音:1952年4月22日モスクワ(ライヴ)、1962年9月29-30日ウィーン*
■CD10
スヴャトスラフ・リヒテル(P)、モスクワRSO
録音:1951年3月20日モスクワ(ライヴ)
■CD11
ヤコフ・ザーク(P)、レニングラードPO
録音:1948年、1949年*/レニングラード
■CD12
ヤコフ・ザーク(P)、モスクワRSO、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)*、レニングラードPO*
録音:1959年モスクワ、1957年レニングラード*
■CD13
(1)ヘルマン・プライ(Br)、ベルリンRSO
(2)ミハイル・ドヴェンマン(T)、ヴィタリー・ブヤノフスキー(Hrn)、レニングラードPO
(3)ヴィタリー・ブヤノフスキー(Hrn)、ドミートリー・ベーダ(Fl)、レフ・ペチェルスキー(Fg)、ヴィクトル・リベルマン(Vn)、レニングラードPO
録音:1961年ベルリン(1)、1957年レニングラード(ライヴ)(2)(3)
Profileレーベルが、ドイツの放送局に眠る当時ソ連の放送局から提供されたザンデルリンクの音源を中心に発掘。目を疑いたくなるようなラインナッ プが実現しました。 今回はすべてソリスト、それも超大物が主役で、ザンデルリンクが伴奏を担っているものだけを集めていますが、さすがザンデルリンク、主役に一歩の ひけもとらず交響曲のような充実した音楽に仕上げています。
驚くべきは、ソリストたちのディスコグラフィに未掲載のものがあること。グリンベルクとのベートーヴェンの「皇帝」は流布されているガウクとのもの ではなく1949 年のライヴ、ギレリスによるラヴェルの左手の協奏曲もコンドラシンとの盤ではありません。またギレリスと共演したベートーヴェンのピア ノ協奏曲全集も現在入手困難なので大歓迎。第3回ショパン国際コンクール優勝者ザークのショパンの2番も超貴重です。 ありがたいのはリヒテル。先日リリースされたProfilレーベルのリヒテルBoxに収められた協奏曲とは別音源。それも1963年のゲヴァントハウスの1 番は驚きです。さらにブラームスのピアノ協奏曲第2番は、ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルと称されて売られていたもの。今回正しくザンデ ルリンクと表示されました。往年のロシアのオーケストラながら、コンドラシンの本場ドイツの解釈を教育され、格段に彫の深い演奏となっているのが注 目です。大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。さらに驚きの価格で、誰もが持っていたいBoxの登場となります。

PH-17019(6CD)
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ムラヴィンスキー・ボックス3
■CD1
チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」【序奏。カラボス〜リラの精/踊りの情景/パ・ド・シス/終曲/ワルツ/パ・ダクシオン(バラのアダージョ)/パノラマ/パ・ド・カトル/パ・ド・カラクテール(長靴をはいた猫)/パ・ド・カトル(青い鳥とフロリーネ姫)/パ・ド・ドゥ】
バッハ:管弦楽組曲第2番*
■CD2
(1)ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
(2)同:「魔弾の射手」序曲
(3)同(ワインガルトナー編):舞踏への勧誘
(4)チャイコフスキー:交響曲第5番
■CD3
ワーグナー:「タンホイザー」序曲
 ジークフリートの葬送行進曲
 ワルキューレの騎行
チャイコフスキー:交響曲第4番*
■CD4
スクリャービン:法悦の詩Op.54
カリンニコフ:交響曲第2番イ長調*
■CD5
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)
■CD6
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

■CD1
ボリス・トリズノ(Fl)
録音:1948年4月4日
1961年11月21日*
■CD2
(1)録音:1948年4月4日
(2)ソヴィエト国立SO
 録音:1945年
(3)1951年1月2日
(4)1948年

■CD3
録音:1958年12月8日
1957年*
■CD4
録音:1958年12月22日
1953年2月2日*
■CD5
録音:1959年7月24日
■CD6
録音:1947年6月2日
Profileレーベルが、ドイツの放送局に眠るムラヴィンスキーの音源を発掘。当時ソ連の放送局から提供された数多くのテープを初復刻し た前2シリーズは非常な好評を博しました。今回の第3弾もファン狂喜の内容となっています。
今回はすべてセッション録音なうえ彼の録音としては最初期の1940-50年代のものが集められていて貴重。チャイコフスキーの「眠りの森の美女」は 有名どころを11曲も披露してくれてうれしい限り。ムラヴィンスキーのみずみずしい若さを感じられる名演です。 嬉しいのはブルックナーの交響曲第8番、カリンニコフの2番、そして当時最新だったショスタコーヴィチの交響曲第8番なども貴重。かつてのロシア ン・ディスクなどより格段に音質が良くなっているのが感激です。ムラヴィンスキー十八番のチャイコフスキーの交響曲第5番は、彼の数ある同曲のなかでも最初の全曲録音。録音された頃には悪名高い「ジダーノフ 批判」があり、ショスタコーヴィチらムラヴィンスキーの同時代作曲家たちが糾弾された地獄の時代でした。そうした空気への反抗のエネルギーが感じら れる演奏となっています。大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。さらに驚きの価格で、新たなムラヴィンスキーの名盤の登場となります。 (Ki)


PH-17031(4CD)
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センパーオパー・エディションVol.10
1938年以来の放送録音からオペラ合唱曲コレクション

■Disc1 カール・ベーム指揮による最初期録音
(1)ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー〜第3幕「目覚めよ!」
(2)グノー:ファウスト〜第4幕兵士たちの合唱
(3)マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ〜復活祭の合唱
(4)ワーグナー:ローエングリン〜第2幕大聖堂への入場/第3幕婚礼の合唱
(5)同:ニュルンベルクのマイスタージンガー〜第3幕「親方を侮らないでください」
(6)同:タンホイザー〜大行進曲
(7)ウェーバー:魔弾の射手〜第3幕「狩人の喜びは」
(8)R・シュトラウス:影のない女〜第1幕「彼らが言うには」
(9)ドニゼッティ:ドン・パスクワーレ〜第3幕召使いたちの合唱
(10)ビゼー:カルメン〜第1幕龍騎兵の合唱/街の子供たちの合唱/女工たちの合唱/ハバネラ/工員たちの合唱/女工たちの合唱、2幕「乾杯のお返しを」、4幕行進と合唱
■Disc2 1943-1945年録音
(1)ドヴォルザーク:ジャコバン党員〜第1幕村の若者たちの合唱
(2)モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ〜第1幕「恋に戯れる娘たち」/急いで急いで、彼が来る前に/第2幕「ああ、もう時間がないぞ」
(3)ヴォルフ:お代官様〜第2幕「だからここに二人の」
(4)オーベール:フラ・ディアヴォロ〜第1幕冒頭合唱/第1幕フィナーレ/第2幕「もう一度起こして」/第3幕農民の合唱/第3幕フィナーレ
(5)ヴェルディ:ルイーザ・ミラー〜第1幕序奏と農民の合唱/第3幕村娘の合唱
(6)同:イル・トロヴァトーレ〜第3幕兵士の合唱
(7)ウェーバー:魔弾の射手〜第1幕冒頭合唱/希望があなたを蘇らせ/山や草地を駆け/第2幕フィナーレ
■Disc3 1948年〜
(1)ベートーヴェン:フィデリオ〜第2幕「待ち焦がれたこの日」
(2)ドヴォルザーク:ルサルカ〜第1幕妖精たちの合唱
(3)ヤナーチェク:カーチャ・カバノヴァー〜第3幕ボルガ河畔嵐の場
(4)オルフ:アンティゴネ〜第3幕テーバイの長老たちの合唱
(5)ワーグナー:さまよえるオランダ人〜第1幕乙女の合唱
(6)R・シュトラウス:ダフネ〜羊飼いの合唱
(7)エック:魔法のヴァイオリン〜第3幕5場、6場
(8)ウェーバー:アブ・ハッサン〜預言者の側近たちの合唱/フィナーレ
(9)ヴェルディ:椿姫〜第2幕ジプシー女の合唱/闘牛士の合唱
(10)ウェーバー:オイリアンテ〜第1幕冒頭合唱/第3幕「五月には美しいバラが」
(11)マルシュナー:アンリ4世とドービニェ〜狩人の合唱
(12)ヴェルディ:ナブッコ〜第3幕ヘブライの捕虜の合唱/ヘブライ人の合唱
(13)ヴァインベルガー:バグパイプ吹きのシュヴァンダ〜第1幕護衛と召使いの合唱/もう終った/第2幕フーガ
■Disc4 非オペラ作品
(1)ベートーヴェン:交響曲第9番〜終楽章
(2)ヨハン・ゴットリプ・ナウマン:テ・デウム
(3)リスト:ダンテ交響曲〜マニフィカト
(4)マーラー:交響曲第2番「復活」〜終楽章
(5)モーツァルト:キリエK.341
(6)ベルリオーズ:テ・デウムOp.22〜アレグロ・モデラート
(7)ロッシーニ:スターバト・マーテル〜この身滅びるとも/アーメン
(8)ワーグナー:「使徒の愛餐」より
ドレスデン国立歌劇場O&cho

■Disc1
指揮:カール・ベーム(1)-(8)(10)、
クルト・シュトリーグラー(9)
録音:1938年9月(1)、1939年9月(2)-(7)、1942年6月9日(8)、11月26日(9)、12月4,5日(10)


■Disc2 1943-1945年録音

指揮:カール・エルメンドルフ(1)-(5)(7)、
クルト・シュトリーグラー(6)
録音:1943年3月2日(1)、1944年6月20日(2)、12月21日(3)、11月14日(4)、1945年2月12日(5)、1945年(6)、1944年6月1日(7)


■Disc3 1948年〜

指揮:ヨーゼフ・カイルベルト(1)(2)(4)、
ハンス・リヒター(3)、ルドルフ・ケンペ(5)(6)、
ルドルフ・ノイハウス(7)、
ハインツ・レーグナー(8)、
エベルハルト・ツィンマー(9)、
ハンス・フォンク(10)(11)、
ファビオ・ルイージ(12)、
コンスタンチン・トリンクス(13)
録音:1948年9月22日(1)、10月13日(2)、1949年8月15日(3)、1950年1月27日(4)、12月7日(5)、1950年(6)、1965年12月16日(7)、1971年2月5-10日(8)、1985年5月28日(9)、1986年11月20日(10)(11)、2004年8月28日(12)、2012年3月24日(13)


■Disc4 非オペラ作品

(1)マルガレーテ・テシェマッハー(S)、エリーザベト・ヘンゲン(Ms)、トルステン・ラルフ(T)、ヨーゼフ・ヘルマン(Br)、
指揮:カール・べーム(1)、
ヘルベルト・ブロムシュテット(2)、
ジュゼッペ・シノーポリ(3)、
ベルナルト・ハイティンク(4)、
サー・コリン・デイヴィス(5)(6)、
チョン・ミュンフン(7)、
クリスティアン・ティーレマン(8)
録音:1941年(1)、1980年12月18日(2)、1998年4月5-6日(ライヴ)(3)、1995年2月13日(ライヴ)(4)、1998年10月3日(5)(6)、2015年2月13日(ライヴ)(7)、2013年5月18日(8)
センパーオパー・エディション第10弾は、放送用の録音のなかから同団体の合唱ナンバーを集めた魅力アルバム。まず驚かされるのは、オールスター・ キャストの大指揮者陣。古くは1938年のベーム指揮によるワーグナーから、エルメンドルフ、カイルベルト、ケンペ、レーグナーといった往年の巨匠から ルイージ、ブロムシュテット、シノーポリ、ハイティンク、コリン・ディヴィス、チョン・ミュンフン、ティーレマンまで超豪華な名前が続きます。
オペラは独唱者たちの美声と演技力が第一義なのはもちろんですが、合唱が魅力を添えているのも事実で、ドイツは聖歌隊の伝統からか清らかで厳かな 感覚が独特です。ここではその醍醐味を戦前から今日までたっぷり堪能できます。オペラ作品中でも、最も魅力的な合唱、効果的なシーンを絶妙にチョイ スしているのもさすがと申せましょう。
PH-17032
!!
ラフマニノフ:7つのサロン小品集Op.10
ショパンの主題による変奏曲Op.22
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(P)

録音:2016年2月1-3日、6月20-22日/ザールランド放送局(ザールブリュッケン)
1986年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15歳の時に家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリロワ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、 エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。若手ながら深い楽譜の読みと堂々とした演奏で、将来が楽しみな逸材です。今回のアルバムは得意なラフマニノフ。 意外に録音のない7つの小品全曲が大歓迎ですが、若きラフマニノフのナイーヴな感性が彼女本人のものと相まって、じっくり聴かせてくれます。30分 の大作「ショパンの主題による変奏曲」も技巧はもちろん構成の巧さに感心させられます。 (Ki)
PH-17042
!!
シューマン:リーダークライスOp.42
女の愛と生涯Op.42
セナ・ユリナッチ(S)
フランツ・ホレチェック(P)

録音:1953年5-6月/ウィーン・コンツェルトハウス
セナ・ユリナッチ(1921-2011)はオーストリアのソプラノ。気品のある声で、「ばらの騎士」のアクタヴィアン役や、「フィガロの結婚」のケルビーノ役 などで一世を風靡しました。彼女が1953年にウェストミンスター・レーベルへ録音した名盤として名高いシューマンの歌曲集、音質向上のうえProfilレー ベルから登場となります。 (Ki)
PH-17044
!!
アイリーン・ダリス〜リサイタル
ジークフリート・オクス(伝ヘンデル):あなたに感謝します、主よ
ヘンデル:「セルセ」〜オンブラ・マイ・フ;夜は青く
ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン
グルック:「アルチェステ」〜ああ地獄の神々よ
ロッシーニ:「セミラーミデ」〜うるわしい光が誘惑する
ヴェルディ:「ドン・カルロ」〜ああ、むごい運命よ
ビゼー:「カルメン」〜セギディーリャ;ハバネラ
サン=サーンス:「サムソンとダリラ」〜あなたの声にわが心は開く;春は目覚めて
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」〜夜に一人で見張る
■ボーナス
ビゼー:「カルメン」〜ハバネラ/お母さん、目に浮かぶ/セギディーリャ/闘牛士の歌/花の歌(ドン・ホセ)/カードの歌/何を恐れることが(ミカエラ)/でもカルメン、俺はまだ愛している
アイリーン・ダリス(A、C.A)
ルトゥール・ローター(指)
ベルリン・ドイツ・オペラO

■ボーナス
カルメン:アイリーン・ダリス(A)、
ドン・ホセ:ハインツ・ホッペ(T)、
エスカミーリョ:カール・シュミット=ヴァルター(Br)、
ミカエラ、フラスキータ:クロエ・オーウェン(S)
ギュンター・アーントcho
ヴォルフガング・マーティン(指)
ベルリン・ドイツ・オペラO

録音:1957、1958年
アイリーン・ダリス(1925-2014)はアメリカのアルト。メゾソプラノからコントラルトまでの音域を持ち、クナッパーツブッシュのステレオ録音「パルジファル」で、クンドリ役の名唱が知られています。ここに集められたものはいずれもテレフンケン音源で、彼女の最盛期の歌唱を味わえます。ローター指揮によるベルリン・ドイツ・オペラ管の伴奏で、ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」、ビゼーの「カルメン」の「ハバネラ」などの十八番を披露。ビゼーとサン=サーンスはドイツ語歌唱ですが、絶妙な美しさを示しています。 (Ki)
PH-17050
!!
18世紀ドイツの宮廷で楽しまれた娯楽音楽
ヨハン・メルヒオール・モルター:カンタータ「私をよく考えよ」MWV2.34
セバスティアン・ボディヌス:トリオソナタ ニ短調
ジャチント・スキャッティ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調
フリードリヒ・シュヴィンドル:弦楽四重奏曲ニ長調
モルター:カンタータ「可愛い植物のいとしき新芽」MWV2.25
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調
ヨゼフ・アロイス・シュミットバウアー:シンフォニア ト長調
モルター:カンタータ「小さなひばり」MWV2.33
カールスルーエ宮廷楽団【ハンス=ヨアヒム・ベルク(ソロVn)、ベネデッタ・コスタンティーニ(Vn)、キリアン・ツィーグラー(Va)、ガブリエラ・ブラッドリー(Vc)、ヤーネ・ラザロヴィチ(ヴィオローネ)、ユリア・メンデ(S)、キルスティン・カレス(指・Cemb)】

録音:2017年7月28-30日/デュレンビュヒヒ・キリスト教会(カールスルーエ)
ドイツ、バーデン州都カールスルーエは18世紀初頭から宮廷音楽とオペラが盛んでした。ここは外国のカストラート歌手などと契約せず、地元の音楽 家で40人のオーケストラ、伝説の「花の乙女たち」と称される70人の女声合唱などを擁する充実した音楽活動が行われていました。その宮廷楽長たち の作品を集めたアルバム。「カールスルーエ宮廷楽団」は7人の若い音楽家による時代楽器団体。いずれもあまり知られていない作品ですが、モルターの「小 さなひばり」はひばりが飛び立つ所などを描写した興味深い内容です。 (Ki)



PH-17058(12CD)
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マリア・カラス歿後40年BOX

■Disc 1-2
プッチーニ:歌劇「トスカ」

■Disc 3-5
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」

■Disc 6-7
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」

■Disc 8-9
ヴェルディ:歌劇「椿姫」

■Disc 10-11
ケルビーニ:歌劇「メデア」

■Disc 12
(1) ベッリーニ:ノルマ〜「聖らかな女神よ」(テスト録音)
(2) モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ〜「私を不親切な女と思わないで」(テスト録音)
(3) ロッシーニ:イタリアのトルコ人〜「一人の男だけを愛するなんて」
(4) ポンキエッリ:ラ・ジョコンダ〜「自殺!」「だから約束を守って」【パオロ・シルヴェーリ(Br)】
(5) ヴェルディ:マクベス〜「早く来て、あかりをつけておくれ」
(6) 同:運命の力〜「天使の中の聖処女よ」
(7) ロッシーニ:イタリアのトルコ人〜「一人の男だけを愛するなんて」
(8) モーツァルト:後宮からの誘拐〜「どんな拷問も」
(9) カタラーニ:ワリー〜「遠い所へ」
(10) ヴェルディ:シチリア島の夕べの祈り〜「ありがとう皆さん」
(11) スポンティーニ:ウェスタの巫女〜「神よ、怖れおののき祈りを捧げます」
(12) ワーグナー:トリスタンとイゾルデ〜イゾルデの愛の死
(13) カラス、愛犬のプードルとのデュエット【1968年4月パリ。ヘアウッドのインタビューから】
(14) ヴェルディ:運命の力〜「あわれみの聖母」【死の一か月前、1977年8月に自宅で行ったリハーサル。カラス最後の録音】
■Disc 1-2
マリア・カラス(トスカ)、ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(カヴァラドッシ)、ピエロ・カンポロンギ(スカルピア)、ジルベルト・チェルダ(アンジェロッティ)、グィード・ピッコ(指)メキシコ・ベラスアルテス劇場O&cho
録音:1952年7月1日/ベラスアルテス劇場(モノラル。ライヴ)
■Disc 3-5
マリア・カラス(ノルマ)、マリオ・デル・モナコ(ポリオーネ)、エベ・スティニャーニ(アダルジーサ)、ジュゼッペ・モデスティ(オロヴェーゾ)、トゥリオ・セラフィン(指)ローマRAI響&cho
録音:1955年6月29日/ローマ(モノラル。ライヴ)
■Disc 6-7
マリア・カラス(ルチア)、ジャンニ・ライモンディ(エドガルド)、ローランド・パネライ(エンリコ)、アントニオ・ゼルビーニ(ライモンド)、フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指)ナポリ・サン・カルロ劇場O&cho
録音:1956年3月22日/ナポリ、サン・カルロ劇場(モノラル。ライヴ)
■Disc 8-9
マリア・カラス(ヴィオレッタ)、チェーザレ・ヴァレッティ(アルフレード)、マリオ・ザナージ(ジョルジョ)、マリー・コリアー(フローラ)、リー・ロバーツ(アンニーナ)、ニコラ・レッシーニョ(指)コヴェント・ガーデン王立歌劇場O&cho
録音:1958年6月/コヴェント・ガーデン王立歌劇場(モノラル。ライヴ)
■Disc 10-11
マリア・カラス(メデア)、ジョン・ヴィッカーズ(ジャゾーネ)、エリザベス・キャーロン(グラウチェ)、ニコラ・ザッカリア(クレオンテ)、テレサ・ベルガンサ(ネリス)、ニコラ・レッシーニョ(指)ダラス・シビック・オペラ・カンパニーO&cho
録音:1958年11月8日/ダラス(モノラル。ライヴ)
■Disc 12
マリア・カラス(S)、アルトゥーロ・バジーレ(1)、アントニオ・ヴォット(4)(指) トリノ・イタリアRSO/
トゥリオ・セラフィン(指)フィオレンティーノ・マッジオ・ムジカーレO(2)/
ジャナドレア・ガヴァッツェーニ(3)、オリヴィエロ・デ・ファブリティイス(5)(指) ローマ・イタリアRSO/
トゥリオ・セラフィン(6)、ジャナドレア・ガヴァッツェーニ(7)(指) ミラノ・スカラ座O・cho/
アルフレッド・シモネット(指)イタリア放送O(8)/
トゥリオ・セラフィン(指)フィルハーモニアO(9)(10)/
ルフレッド・シモネット(指)ミラノ・イタリアRSO(11)/
アントニオ・ヴォットアテネ祝祭O(12)、ヴァッソ・デヴェッツィ(P)(14)
録音:1949年11月8日(1)、1953年1月27日(2)、1950年10月19日(ライヴ)(3)、1952年9月6-10(4)、1952年2月18日(ライヴ)(5)、 1954年8月19-21,23-25,27日(6)、1954年8月31日-9月8日(7)、1954年12月27日(ライヴ)(8)、1954年9月17,18,20,21日(9)(10)、1956年9月27日(ライヴ)(11)、1957年8月5日(ライヴ)(12)
マリア・カラス歿後40周年を記念して、Profileレーベルが12枚組のBoxをリリース。カラス研究の世界的権威ディーター・フオシュのセレクション による最良の演奏を年代順に配列。 カラスの真骨頂といえばオペラ。このBoxには5篇の全曲版が収められています。いずれもEMI(現ワーナー)音源ではなく、最近発売された大全集 と重複していません。絶頂期のカラスの凄すぎる神業を存分に堪能できます。1952年メキシコ・シティの「トスカ」、1956年ナポリの「ルチア」、1958年ダラスの「メデア」は現在入手困難なため大歓迎。「メデア」には若き 日のテレサ・ベルガンサが出演、カラスと夢の共演を果しているのも豪華のひとことにつきます。
注目はお宝音源を集めたDisc12。マリア・カラスのまさに最初の商業録音となるテスト録音から、カヴァッツェーニ指揮によるロッシーニの「イタリア のトルコ人」ローマ、エリセオ劇場でのライヴの一節、さらには1968年4月にパリで行われたインタビューの中で、愛犬のプードルとデュエットしている ものなどファン狂喜のものが含まれています。また死の一か月前に自宅で行った「運命の力」の「あわれみの聖母」リハーサルというカラス最後の録音も 貴重。疑惑の人物ヴァッソ・デヴェッツィがピアノ伴奏を務めているのも意味深長です。 (Ki)

PH-17065(13CD)
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エミール・ギレリス・エディション1933-1963
■Disc 1〜戦前 (1933-1941)
(1)リスト(ブゾーニ編):「フィガロの結婚」による幻想曲(断片)
(2)ルイエ(ゴドフスキ編):ジーグ〜組曲第1番ホ短調より
(3)シューマン(タウジヒ編):密輸入車〜スペインの歌遊びOp.74より
(4)シューマン:トッカータOp.7
(5)リスト(ブゾーニ編):「フィガロの結婚」による幻想曲(全曲)
(6)シューマン:夢のもつれOp.12の7
(7)ラフマニノフ:前奏曲ト短調Op.23の5
(8)ショパン:ポロネーズ第6番「英雄」Op.53
(9)プーランク:パストラール
(10)同:トッカータ
(11)ドビュッシー(ボーウィック編):祭〜夜想曲より
(12)リスト&ブゾーニ編:狩〜パガニーニ練習曲より
(13)ラフマニノフ:「音の絵」Op.31の1
(14)メンデルスゾーン:スケルツォ ホ短調Op.16の2
(15)チャイコフスキー:無言歌Op.2の3
(16)ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調
(17)アルベニス(カメンスキー編):ナバーラ(2台ピアノ版)【ヤコフ・ザーク(P)】
■Disc 2〜J.S.バッハ
(1)パルティータ第1番変ロ長調BWV825
(2)フランス組曲第5番ト長調BWV816
(3)イタリア風のアリアと変奏 イ短調BWV989
(4)半音階的幻想曲とフーガBWV903
■Disc 3
(1)J.S.バッハ(タウジヒ編):トッカータとフーガ ニ短調BWV565
(2)同(ジロティ編):前奏曲ロ短調
(3)同:2台のピアノのための協奏曲ハ長調BWV1061
(4)同:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050
(5)ヘンデル:フルート・ソナタ イ短調Op.1の4
■Disc 4〜スカルラッティ:ソナタ
ホ長調「行列」K.380/ハ長調「狩」K.159/ヘ長調K.518/ヘ短調K.466/嬰
ハ短調K.247/イ長調K.113/イ長調K.433/ニ短調「トッカータ」K.141/ニ
短調「アリア」K.32/ロ短調K.27/ト長調K.125/ニ短調「パストラール」K.9(タ
ウジヒ編)/ホ長調「カプリッチョ」K.20(タウジヒ編)
■Disc 5
(1)ラモー:鳥のさえずり/タンブラン/村娘
(2)C.P.E.バッハ:ピアノ・ソナタ イ長調W.55/4 (H.186)
(3)クレメンティ:ピアノ・ソナタ ハ長調Op.34の1
(4)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調RV31
(5)ハイドン:ヴァイオリン・ソナタ ト長調Hob.]X:32
■Disc 6 78’ 06” ハイドン
(1)ピアノ協奏曲ニ長調Hob.][:11
(2)ピアノ・ソナタ第33番ハ短調Hob.]Y:20
(3)ピアノ三重奏曲第26番ニ長調Hob.]X:16
(4)同第31番ト短調Hob.]X:19
■Disc 7〜モーツァルト
(1)ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
(2)2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365
(3)協奏的二重奏曲(ブゾーニ編によるピアノ協奏曲第19番終楽章)
(4)自動オルガンのための幻想曲ヘ短調K.608(ブゾーニ編2台ピアノ版)
(5)歌劇「魔笛」序曲(ブゾーニ編2台ピアノ版)
(6)フーガ ハ短調K.426
■Disc 8〜モーツァルト
(1)ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457
(2)同第16番変ロ長調K.570
(3)幻想曲ニ短調K.397
(4)ピアノ三重奏曲第1番(ディヴェルティメント)変ロ長調K.254
■Disc 9〜ベートーヴェン
(1)ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2の3
(2)第23番ヘ短調Op.57「熱情」
(3)第27番ホ短調Op.90
(4)バガテルOp.33の1
■Disc 10〜ベートーヴェン
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
(2)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
■Disc 11〜ベートーヴェン
(1)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(2)ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
■Disc 12〜ベートーヴェン
(1)ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(2)ピアノ三重奏曲第7番「大公」
■Disc 13〜シューベルト
(1)ピアノ・ソナタ第17番ニ長調Op.53 D.850
(2)即興曲ヘ短調Op.142の1
(3)幻想曲ヘ短調D.940(カバレフスキー編によるピアノと管弦楽版)
全てエミール・ギレリス(P)


■Disc 1
(17)ヤコフ・ザーク(P)
録音:1933年(1)、35年(2)-(5)、37年(6)-(8)、38年(9)(10)、39年(11)、40年(12)-(16)、41年(17)

■Disc 2
録音:1950年11月29日(1)、59年1月22日(3)、48年11月1日(4)モスクワ・ライヴ、59年12月6日レニングラード・ライヴ(2)

■Disc 3
ヤコフ・ザーク(P)、
キリル・コンドラシン(指)ソヴィエト国立SO(3)、
エリザヴェタ・ギレリス(Vn)、
ニコライ・ハリコフスキー(Fl)、
キリル・コンドラシン(指)ソヴィエト国立SO(4)、
アレクサンドル・コルネーエフ(Fl)(5)
録音:1954年1月8日(1)、61年10月10日(2)モスクワ・ライヴ、48年10月9日(3)、48年(4)モスクワ、58年モスクワ(セッション)(5)

■Disc 4
録音:1955年9月5日、60年12月26日、49年/モスクワ・ライヴ

■Disc 5
エリザヴェタ・ギレリス(Vn)(4)(5)
録音:1960年12月26日(1)(2)、12月10日(3)モスクワ・ライヴ、51年モスクワ(4)(5)

■Disc 6
ルドルフ・バルシャイ(指)モスクワCO(1)、
レオニード・コーガン(Vn)、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)(3)(4)
1959年1月16日(1)、60年12月26日(2)モスクワ・ライヴ、51年(3)、52年(4)モスクワ

■Disc 7
フランツ・コンヴィチュニー(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO(1)、
ヤコフ・ザーク(P)(2)-(6)、
キリル・コンドラシン(指)ソヴィエト国立SO(2)
録音:1960年11月3日ライプツィヒ・ライヴ(1)、49年1月26日(2)、50年(3)(4)、52年(5)(6)モスクワ
■Disc 8
レオニード・コーガン(Vn)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)(4)
録音:1950年11月29日(1)、60年12月26日(3)モスクワ・ライヴ、54年3月12日パリ(2)、52年モスクワ(4)

■Disc 9
録音:1952年1月5日(1)、61年1月14日(2)、52年3月25日(4)モスクワ・ライヴ、57年4月22日ロンドン・ライヴ(3)

■Disc
クルト・ザンデルリンク(指)チェコPO(1)、
アンドレ・ヴァンデルノート(指)パリ音楽院O(2)
録音:1958年11月19日プラハ・ライヴ(1)、57年6月20-22日パリ(2)

■Disc 11
キリル・コンドラシン(指)ソヴィエト国立SO(1)、
レオポルト・ルードヴィヒ(指)フィルハーモニアO(2)
録音:1951年1月23日モスクワ・ライヴ(1)、57年4月26, 27日、5月1日ロンドン(2)

■Disc 12
クルト・ザンデルリンク(指)チェコPO(1)、
レオニード・コーガン(Vn)、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)(2)
録音:1958年11月21日プラハ・ライヴ(1)、56年モスクワ(2)

■Disc 13
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO(3)
1960年1月16, 22日ニューヨーク(1)、59年1月22日(2)、62年10月12日(3)モスクワ・ライヴ
Profileレーベルがリヒテル・シリーズに続きドイツの放送局に眠るギレリスの音源を調査し、驚愕のマスターテープを多数発掘しました。第2次世界 大戦前の1933年から1963年までのライヴ中心で、流通されていない秘宝が目白押しです。
ギレリス20代の戦前録音が貴重。録音はさすがに古いものの、その後録音していない唯一の楽曲も多く、プーランクなど大歓迎。さらにアルベニスの「ナ バーラ」をカメンスキーが2台のピアノ用に編曲したものを、朋友で第3回ショパン国際コンクール優勝者のヤコフ・ザークと共演したお宝音源も絶品。 ザークとのデュオでは、モーツァルト作品をブゾーニが編曲した諸作を両者の丁々発止な演奏で味わえるのも嬉しい限り。さらにモーツァルトの2台のピ アノのための協奏曲は両者の演奏に加え、コンドラシンの指揮と考えられぬ豪華さです。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲は全5曲が収録されていますが、先日リリースされたザンデルリンクBoxに収められたギレリス独奏の全曲とは別音源で、 第1番と「皇帝」はチェコ・フィルとの共演。2番はヴァンデルノート指揮パリ音楽院O、3番はコンドラシン指揮ソヴィエト国立SOと、重 複しない気配りも万全。
コーガン、ロストロポーヴィチと共演した「大公」、ハイドン、モーツァルトのトリオも収録。ハイドンはバルシャイ指揮モスクワ室内Oと共演し たピアノ協奏曲も興味津々です。
さらに興味深いのがバッハ。あの「トッカータとフーガ」をタウジヒが編曲したものの音源があったのに驚愕。妹のエリザヴェタと共演したブランデンブ ルク協奏曲第5番もコンドラシン指揮というのが凄すぎます。コンドラシンとの共演では、シューベルトの連弾の名作「幻想曲ヘ短調」をカバレフスキー がピアノ協奏曲に書き直したものも超貴重。単なる編曲でなく、カバレフスキーならではの20世紀ソヴィエト音楽の要素もある「危うさ」が魅力です。
大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。さらに驚きの価格で、ギレリスの凄すぎるピアニズムを満喫できます。 (Ki)
PH-17070
!!
ブラジル幻想曲
ネイ・ロサウロ:ブラジル幻想曲(ブラジルのバッハ)〜2つのマリンバと弦楽オーケストラ
ヴィブラフォン協奏曲第2番
ティンパニ協奏曲
2のセレナータ〜ヴィブラフォンとマリンバ、弦楽オーケストラ
ネイ・ロサウロ(マリンバ、ヴィブラフォン)、
ローランド・ヘルトナー(マリンバ、ティンパニ)
ティモ・ハンドシュー(指)南西ドイツCO

録音:2017年3月15-17日/ニーフェルン・ヨハネスハウス
ネイ・ロサウロは1952年リオデジャネイロ生まれ。パーカッション奏者として各国のオーケストラやソロ活動のほか、作曲家としても効果的な作品を 100以上も出版、グレニーなども演奏会でとりあげています。ここではマリンバ及びヴィブラフォンと弦楽オーケストラのための協奏作品を4篇収録。う ち3作でマリンバとヴィブラフォンの神業を発揮。サンバ等ブラジル音楽の香りのする魅力的な音楽です。 (Ki)
PH-17080
!!
メモリーズ
ドビュッシー:ピアノ三重奏曲ト長調〜アンダンテ・エスプレッシーヴォ
グーセンス:休暇の印象Op.7〜水車
エリフ・エブル・サカル:メモリーズ
エイミー・ビーチ:ロマンス
リリー・ブーランジェ:夜想曲
ゴーベール:セレナード
エイミー・ビーチ:ドリーミング
キルヒナー:セレナード
フォーレ:ドリー〜子守歌
シューマン:子守歌Op.124の16
ステファンス・グローヴェ:深夜の美しき歌声
ホセ・ブラガート:ミロンタン
パキート・ドリベラ:舞曲
カッツ=チェルニン:なめらかな黒きタンゴ
マイニンガー・トリオ【クリステイアーネ・マイニンガー(Fl)、ミロシュ・ムレイニク(Vc)、ライナー・ゲップ(P)】

録音:2016年11月1-4日/ザンクトブラジーン学校宴会場
フルート、チェロ、ピアノという編成によるマイニンガー・トリオ。フルートのリステイアーネ・マイニンガーをリーダーとし、これまで18年にわたりド イツを中心に人気を博しています。 アルバム・タイトルにもなっている「メモリーズ」の作曲者エリフ・エブル・サカルは1994年生まれのトルコ人女性作曲家。映画「カサブランカ」のラスト・ シーンのような別れの情景を描いたとされます。また南アフリカの作曲家ステファンス・グローヴェ(1902-2014)の「深夜の美しき歌声」はワールドミュー ジック風なアフリカン・サウンドが魅力的。そのほか、ピアソラの愛弟子ブラガート、南米色濃厚なキューバのトリベラ、ウズベキスタン出身のオーストラ リアの女性作曲家カッツ=チェルニンらのいずれも雰囲気たっぷりのタンゴに酔わされます。 (Ki)
PH-17084
!!
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調Op.60
交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
ケルンWDR響

録音:2017年11月20-25日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)
ブラームスの交響曲に続き、サラステ&ケルンWDR響がベートーヴェンの交響曲シリーズを開始しました。ブラームスで培った経験で満を持してベー トーヴェンに挑戦、期待が高まります。第1弾は第4番と第5番「運命」で、昨年2017年冬のコンサート・ライヴ。 ★ブラームス同様に奇を衒わぬ正攻法の演奏で、颯爽としたテンポと切れ味の良さにより、ベートーヴェンの若々しさと情熱が威圧感なしに進みます。も のものしさや教条とは無縁のベートーヴェンで、目から鱗が落ちること間違いなし。サラステの円熟ぶりが存分に示されたアルバムです。 (Ki)
PH-17085
!!
ブラームス:交響曲第4番
大学祝典序曲/悲劇的序曲
ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
ケルンWDR響

録音:2017年 7月11-15日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)
交響曲第1&3番(PH 13028)、第2番(PH 17057)に続く、サラステ&ケルンWDR響によるブラームス交響曲の完結篇。今回は第4番と2つの 序曲。サラステはブラームスに熱意を示し、協奏曲を含むオーケストラ曲を連続でとりあげて注目されていますが、今回の3曲も2017年夏のコンサート・ ライヴで、練り上げられた解釈と説得力に驚かされます。 交響曲第4番はブラームス晩年の作風を示す渋く深い瞑想性にあふれていますが、サラステはやや速めのテンポと威圧感のなさで、シベリウスを思わ せる透明感を紡ぎ出しています。「大学祝典序曲」も「悲劇的序曲」も推進力に満ちていてあっという間に聴かせてしまいますが、やはり北欧の物語を聞 いているような描写性を感じます。ついに完結したサラステのブラームス交響曲全集、円熟ぶりと新鮮さでユニークな決定盤が登場したと申せましょう。 (Ki)
PH-17086
!!
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.3
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453
エフゲニ・ボジャノフ(P)
ハンネス・ロイビン(Tp)
ラドスワフ・シュルツ(指)
バイエルン放送CO

録音:2016年6月5日/プリンツレーゲンテン劇場(ミュンヘン)(ライヴ)
2010年に行われた第16回ショパン国際コンクールで、アルゲリッチに激賞されたエフゲニ・ボジャノフ、久々の新譜は協奏曲。ボジャノフの協奏曲 録音といえば、ショパン・コンクール本選のライヴのみだったので、大歓迎のリリースと申せましょう。それもロマン派作品ではなく、ショスタコーヴィチ とモーツァルトという新境地を披露してくれます。驚くべきはショスタコーヴィチ。指さばきや技巧はすさまじいものの皮肉さや軽快さはなく、ショスタコー ヴィチ自身が残した録音を彷彿とさせるどす黒い闇をひきずっていて緊張感たっぷり。こんな凄い演奏はめったに聴くことができません。超オススメ。 (Ki)
PH-17087(2CD)
!!
メトネル:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ロ短調Op.21
同第2番ト長調Op.44
同第3番「エピカ」Op.57
舞曲を伴う2つのカンツォーナOp.43
3つの夜想曲Op.16
ニキータ・ボリソ=グレプスキー(Vn)
エカテリーナ・デルジャヴィナ(P)

録音:2017年 3月27-30日/ドイツ放送室内楽ザール
トネルの創作の大半はピアノ曲ですが、ここでは珍しい彼のヴァイオリン曲をすべて収めています。これまでもカガンとリヒテル、レーピンとベレゾフ スキーなどのCDがありましたが、2007年のチャイコフスキー国際コンクール第2位のヴァイオリニスト(1位は神尾真由子)ニキータ・ボリソ=グレ プスキーが最新録音。それも注目のエカテリーナ・デルジャヴィナがピアノを受け持っているのも魅力。メトネルはピアノの名手だったため、ヴァイオリン・ ソナタでもピアノ・パートが難しく、また重要な役割を演じていますが、デルジャヴィナが雄弁かつ表情豊かな快演を繰り広げています。ボリソ=グレプス キーは昨年来日してN響とチャイコフスキーの協奏曲を共演したことも記憶に新しい名手。美しいメロディにあふれる第3番など聴き惚れさせられます。 (Ki)
PH-18005
!!
ドイツ・ロマン派の美しいフルート曲集
カルク=エーラト:フルート・ソナタ変ロ長調Op.121
クロンケ:協奏的小品Op.177
 スペイン奇想曲Op.113の2
フリューリング:幻想曲Op.55
レーガー:アレグレット・グラツィオーソ
 ロマンス ト長調
ライネッケ:フルート・ソナタ「水の精」Op.167
クリスティーナ・ファスベンダー(Fl)
フローリアン・ヴィーク(P)

録音:2 017 年 2 月 11-13 日/ライトシュターデル(ノイマルクト)
クリスティーナ・ファスベンダーはシュトゥットガルトでジャン=クロード・ジェラールに師事した女流フルート奏者。1997年よりバイエルン放送響の第 2奏者、1999年よりベルリン・コーミッシュ・オーパーの首席奏者を務めています。このアルバムはドイツ・ロマン派のフルート作品を集めた嬉しい一枚。 学生も多く手掛けるライネッケのソナタやフリューリングの幻想曲が入っているのも万全。三響フルートの音色も冴えています。 (Ki)
PH-18012
!!
ルート=マルグレート・ピュッツ〜リサイタル
(1)ヴェルディ:リゴレット〜慕わしい御名は
(2)ドニゼッティ:ドン・パスクアーレ〜騎士はあの眼差しを
(3)ニコライ:ウィンザーの陽気な女房たち〜さあ早くここに、才気。陽気な移り気
(4)モーツァルト:コンサート・アリア「わが憧れの希望よ〜ああ、どんなに苦しいか」K.416
(57同:後宮からの誘拐〜何と変わってしまったの、私の心
(6)同:同〜どんな拷問が私を待っていようと
(7)同:同〜ああベルモンテ、ああ私のいのち
(8)R・シュトラウス:ナクソス島のアリアドネ〜偉大なる王女様
ルート=マルグレート・ピュッツ・リサイタル(S)
マルセル・コルデス(Br)、
レオポルト・クラム(T)、
カール=エルンスト・メルカー(T)、
ベルリン国立歌劇場男声cho(1)、
ベリスラフ・クロブチャール(指)ベルリンSO(1)-(4)、
イシュトヴァン・ケルテス(指)モーツァルテウムO(57(6)、
ヨーゼフ・トラクセル(ベルモンテ)、
ゲルハルト・ウンガー(ペドリロ)、
リゼロッテ・ベッカー=エグナー(S)(7)、
フェルディナント・ライトナー(指)ヴュルテンベルク州立歌劇場O(7)(8)

録音:1962年/ベルリン(1)-(4)、1961年8月4日/ザルツブルク(ライヴ)(57(6)、1962年/シュトゥットガルト(7)、1962年10月6日/ヴュルテンベルク州立歌劇場小劇場(ライヴ)(8)
2018年、84歳のドイツのソプラノ歌手ルート=マルグレート・ピュッツのアリア集。1934年デュッセルドルフ近郊に生まれ、1950年にケルン市立歌劇場 でデビュー、1957年にシュトゥットガルト歌劇場デビュー、以後同オペラの看板スターとして活躍しました。このアルバムはコロムビア(エレクトローラ)、 オイロディスクの音源によりますが、すべて初CD化、さらにライトナーとの「ナクソス島のアリアドネ」は初出音源というのも注目。 (Ki)

PH-18017(10CD)
!!
アンドレ・ナヴァラ・エディション
■Disc1
(1)ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調Op.101
(2)ボッケリーニ:チェロ協奏曲第9番変ロ長調G482
■Disc2
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
(2)シューマン:トロイメライ
(3)同:夕べの歌
■Disc3”
(1)シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
(2)同:チェロ協奏曲イ短調Op.129(別演奏)
■Disc4
(1)ハチャトゥリヤン:チェロ協奏曲
(2)ブルッフ:コル・ニドライOp.47
(1)エルガー:チェロ協奏曲ロ短調Op.85
(2)C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲イ長調Wq172
■Disc6
(1)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69
(2)シューベルト:アルペジオーネ・ソナタD.821
■Disc7
(1)ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
(2)ファリャ(マレシャル編):スペイン民謡(全6曲)
(3)ニン:スペイン民謡〜祈り/アンダルーサ
■Disc8
(1)ロカテッリ:チェロ・ソナタニ長調
(2)ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第6番イ長調
(3)同:チェロ・ソナタ第3番ト長調
(4)ヴァレンティーニ:チェロ・ソナタ第10番ホ長調
■Disc9
(1)ショパン:チェロ・ソナタト短調Op.65
(2)R・シュトラウス:チェロ・ソナタヘ長調Op.6
■Disc10
(1)グラナドス:スペイン舞曲第5番「アンダルーサ」
(2)同(ナヴァラ編):スペイン舞曲第6番「ロンデーリャ・アラゴネーサ」
(3)同(カサド編):歌劇「ゴエスカス」間奏曲
(4)カサド:緑の悪魔の踊り
(5)ショパン:ノクターンOp.9の2
(6)同:ノクターン(遺作)
(7)サン=サーンス:白鳥
(8)フォーレ:蝶々Op.77
(9)マスネ:エレジー
(10)グラズノフ:スペインのセレナード
(11)シューベルト:楽興の時第3番ヘ短調
(12)バッハ(ポーレーン編):ミュゼット
(13)ルイ・マングノー:3つの小品
(14)グラナドス:スペイン舞曲第3番
全て、アンドレ・ナヴァラ(Vc)


■Disc1
ベルンハルト・パウムガルトナー(指)
ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ
録音:1958年(モノラル)
■Disc2
ルドルフ・シュワルツ(指)ナショナルSO(1)、
伴奏者不詳(2)(3)
録音:1954年(1)、42年(2)(3)(モノラル)
■Disc3
ジョン・バルビローリ(指)ハレO(1)、
アンドレ・クリュイタンス(指)コロンヌ芸術協会O(2)
録音:1962年/マンチェスター・フリー・トレード・ホール(ライヴ)(1)、51年(2)(モノラル)
■Disc4 43’22”
ピエール・デルヴォー(指)コロンヌ芸術協会O
録音:1957年10月28日(1)、2月13日(2)(モノラル)
■Disc5 51’08”
ジョン・バルビローリ(指)ハレO(1)、
ティボール・ヴァルガ(指)ティボール・ヴァルガ室内O(2)
録音:1957年(1)、61年(2)(モノラル)
■Disc6 44’13”
アーサー・バルサム(P)
録音:1948年(モノラル)
■Disc7 43’21”
ジャン・フルネ(指)コロンヌ芸術協会O(1)、
エリカ・キルヒャー(P)(2)(3)
録音:1948年(1)(モノラル)、81年(2)(3)(ステレオ)
■Disc8 51’09”
エリカ・キルヒャー(P)
録音:1981年(ステレオ)
■Disc9 51’49”
エリカ・キルヒャー(P)
録音:1984年(ステレオ)
■Disc10 52’58”
ジャン・ユボー(P)
録音:1947年(13)、41年(1)(10)(12)、42年(2)-(9)(11)(モノラル)
Profileレーベルの音源発掘シリーズ、今回はナヴァラ。現在流通されていない秘宝目白押しの期待のBoxです。これだけ収めて驚きのうれしい価格となっ ています。
アンドレ・ナヴァラ(1911-88)は、フルニエ、ジャンドロンとならびフランス三大チェリストと賞されています。フランス風の洗練にあふれながらも骨太 で力強い芸風に、日本でも人気が衰えることのない巨匠です。
ナヴァラの十八番だったハイドンやドヴォルザークの協奏曲はもちろん見事ながら、バルビローリ&ハレ管と共演したエルガーの情念はデュプレをしの ぐとまで言われています。 またシューマンはクリュイタンス、ハチャトゥリヤンとブルッフはデルヴォー、ラロはフルネという往年のフランスの大指揮者がバックを務めているのも魅力。 小品集も名ピアニスト、ジャン・ユボーの味わい深い演奏を楽しめます。
最後の小品集が白眉。小さな曲を満身の感情を込めて歌い、心打たれます。 (Ki)

PH-18018(4CD)
!!
ジーナ・バッカウアー/レア・レコーディング集
■Disc 1
(1)グリーグ:ピアノ協奏曲
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
■Disc 2 
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」
(3)バッハ(ブゾーニ編):トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564
■Disc 3
(1)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
(2)フォーレ:ピアノと管弦楽のためのバラードOp.19
(3)ラヴェル:夜のガスパール
(4)ドビュッシー:ピアノのために
■Disc 4 
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
(2)リスト:葬送〜詩的で宗教的な調べ
(3)リスト:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調
(4)リスト(ブゾーニ編):スペイン狂詩曲
ジーナ・バッカウアー(P)

■Disc 1
(1)ベイジル・キャメロン(指)BBC響
(2)スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ(指)LSO(2)
録音:(1)1961年9月16日(ライヴ)、(2)1962年7月
■Disc 2
(1)(2)アレック・シャーマン(指)ロンドンO
録音:(1)1955年(1)、(2)1951年(モノラル)、(3)1949年(モノラル)
■Disc 3 71’ 01”
(1)(2)アレック・シャーマン(指)ロンドンO
録音:1955年(1)(2)、1954年(3)(4)
■Disc 4
(1)スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ(指)LSO
(4)アレック・シャーマン(指)ロンドンO
録音:(1)1962年7月、(2)(3)1949年(モノラル)、(4)1951年(モノラル)
※特記以外はステレオ
ジーナ・バッカウアー(1913-1976)はギリシャ出身の女性ピアニスト。現在その名はピアノの国際コンクールを思い出させますが、生前は非常な人気 を誇るスターでした。
女性ながら、極限の技巧と体力が要求されるブラームスのピアノ協奏曲第2番を十八番とし、誰にも真似のできない見事な演奏で評判となりました。 ここでは彼女が49歳の時にスクロヴァチェフスキ指揮LSOと共演した貴重な記録が収録されています。スクロヴァチェフスキとの演奏は、 同じ時に録音されたベートーヴェンの「皇帝」も堪能できます。夫君アレック・シャーマンと共演したサン=サーンスやフォーレも絶品。
また、1961年のプロムス最終夜に演奏されたグリーグの協奏曲も聴衆の熱気が伝わる貴重なライヴで、バッカウアーの人気ぶりがうかがえます。 貴重なのが1949年にバッカウアーが最初に行った商業レコーディング。ブゾーニ編曲のバッハをはじめ、リスト作品も若々しく切れ味抜群のテクニック で披露しています。 (Ki)
PH-18019(10CD)
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カイルベルト・ボックス

■CD1
(1)ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
(2)同:歌劇「オベロン」序曲
(3)モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲
(4)R.シュトラウス:歌劇「ナクソス島のアリアドネ」前奏曲
(5)ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
(6)同:歌劇「フィデリオ」序曲
(7)ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
■CD2
(1)シューベルト:「ロザムンデ」序曲
(2)同:交響曲第8番「未完成」
(3)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
■CD3
(1)レーガー:ヒラーの主題による変奏曲とフーガ
(2)同:ベックリンによる4つの音詩Op.128
(3)ヴォルフ(レーガー編):イタリアのセレナード
■CD4
(1)ブラームス:交響曲第2番
(2)同:大学祝典序曲
(3)同:悲劇的序曲
■CD5
(1)シューマン:ピアノ協奏曲
(2)同:交響曲第4番
■CD6
(1)ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
(2)レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ
■CD7
(1)プフィッツナー:歌劇「パレストリーナ」第1幕前奏曲/第3幕前奏曲
(2)同:ピアノ協奏曲変ホ長調Op.31
■CD8
(1)ゲッツ:歌劇「じゃじゃ馬馴らし」序曲
(2)コルネリウス:歌劇「バグダッドの理髪師」序曲
(3)ブラームス:ハンガリー舞曲第3番/第10番/第1番
(4)レーガー:舞踊組曲Op.130
■CD9
ワーグナー:(1)「ローエングリン」第1幕前奏曲/3幕前奏曲
(2)「タンホイザー」序曲/第3幕前奏曲
(3)「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲
(4)「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行
(5)「ジークフリート」〜第1幕前奏曲/第2幕前奏曲
(6)「神々のたそがれ」〜ジークフリートの葬送行進曲
■CD10
ブルックナー:交響曲第9番(原典版)
全て、ヨーゼフ・カイルベルト(指)
■CD1
(1)録音:1958年、(2)録音:1953年
(3)録音:1960年ザルツブルク・ライヴ
(4)録音:1954年、(5)録音:1960年
(6)録音:1960年、(7)録音:1955年ライヴ
BPO(1)、ケルンRSO(2)(4)、VPO(3)、バンベルクSO(5)(6)、バイロイト祝祭O(7)
■CD2
(1)録音:1960年ザルツブルク・ライヴ
(2)録音:1956年
(3)録音:1941年
ゲオルク・クーレンカンプ(Vn)(3)、
BPO(1)(3)、バンベルクSO(2)
■CD3
(1)録音:1957年、(2)録音:1940/2年
(3)録音:1940/2年
ハンブルク国立PO(1)、プラハ・ドイツPO(2)(3)
■CD4
(1)録音:1962年
(2)録音:1957年7月8日
(3)録音:1952年3月3-5日
BPO(1)、バンベルクSO(2)(3)
■CD5
(1)録音:1958年4月28日ライヴ
(2)録音:1952年ライヴ
アニー・フィッシャー(P)(1)、ケルンRSO
■CD6
(1)録音:1960 年、(2)録音:1957年
バンベルクSO
■CD7
(1)録音:1940,42 年
(2)録音:1951年ライヴ
ローズル・シュミット(P)(2)、
プラハ・ドイツPO(1)、ケルンRSO(2)
■CD8
(1)録音:1955年、(2)録音:1951
(3) 録音:1960、(4)録音:1957
バイエルンRSO(1)、ケルンRSO(2)、バンベルクSO(3)(4)
■CD9
(1)録音:1957年、(2)録音:1954年
(3)録音:1957年、(4)「録音:1953年ライヴ
(5)「録音:1953年ライヴ
(6)1953年ライヴ
ハンブルク国立PO(1)(3)、バイロイト祝祭O(2)(4)(5)(6)
■CD10
録音:1960年ザルツブルク・ライヴ
BPO
カイルベルトは1940年に創立されたプラハ・ドイツ・フィル(バンベルクSOの前身)の指揮者となりましたが、その当時の録音であるレーガーの「ベックリンによる4つの音詩」やヴォルフの「イタリアのセレナード」のレーガーによる小オーケストラ版、プフィッツナーの歌劇「パレストリーナ」前奏曲などCD初となるものが興味津々。クーレンカンプを独奏者としたBPOとのブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1 番」、アニー・フィッシャーを独奏者にケルン放送とのシューマンのピアノ協奏曲もファン狂喜。またシューマンの交響曲第4番やプフィッツナーの大作ピアノ協奏曲も初出で超貴重。カイルベルトの演奏で聴くことができるのは慶賀の至りと申せましょう。また、Orfeoから出ているBPOとの1960年のブルックナーの交響曲第9番ザルツブルク・ライヴも収録。ハッタリのない重厚なスタイルは、ドイツ音楽の真髄を感じさせてくれ、今なおファンが多いのも納得できます。
大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。さらに驚きの価格で、新たなカイルベルトの名盤の登場となります。 (Ki)
PH-18023
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クヴァンツ:フルート協奏曲
第109番変ホ長調QV5:89
第97番ト短調QV5:206
第95番ホ短調QV5:124
第146番ホ長調QV5:108
エリック・ラム(Fl)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指)
ケルン・アカデミー

録音:2017年10月30-31日/インマヌエル教会(ヴッパータル)
1978年生まれのアメリカのフルート奏者エリック・ラムはオーバリン音楽院でミシェル・デボストに師事した後、フランクフルト高等音楽大学で学ん だ実力派。インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブルの奏者を務めるかたわら、古典派のヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773)の第 一人者として、その数百曲ある全フルート独奏曲をレパートリーにしています。ここではやはり300曲あるというフルート協奏曲から4篇をとりあげてい ます。三響フルートのハンドメイド木製フルートの柔らかな音色が魅力です。 (Ki)

PH-18032(3CD)
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ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調 Op.68
交響曲第3番ヘ長調 Op.90
交響曲第2番ニ長調Op.73
ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
響曲第4番ホ短調Op.98
大学祝典序曲Op.80
悲劇的序曲Op.81
ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
ケルン WDR響

録音:2013年1月23-27日(Disc1)、2017年7月11-15日(Disc2,3)/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)
交響曲第1&3番(PH 13028)、第2番(PH 17057)、第4番(PH 17057)と分売されていたサラステ&ケルンWDR響によるブラームス交響曲が 全集としてセット化されました。4篇の交響曲のみならず、「ハイドンの主題による変奏曲」と2つの序曲も収録されている点も嬉しい限り。サラステはブラー ムスに熱意を示し、協奏曲を含むオーケストラ曲を連続でとりあげましたが、交響曲第1番と3番は2013年冬のコンサート、他は2017年夏のコンサー トで、練り上げられた解釈と説得力あふれる演奏を繰り広げています。
基本的には奇を衒わぬ正攻法の演奏で、やや速めのテンポと切れ味の良さが、ブラームスならではの厚い音から涼しげな風を通すような快演をなってい ます。「ハイドンの主題による変奏曲」も推進力に満ちていてあっという間に聴かせてしまいます。ブラームス晩年の作風を示す渋く深い瞑想性にあふれて いる交響曲第4番も、やや速めのテンポと威圧感のなさで、シベリウスを思わせる透明感を紡ぎ出しています。「大学祝典序曲」も「悲劇的序曲」も推 進力に満ちていてあっという間に聴かせてしまいますが、やはり北欧の物語を聞いているような素晴らしい世界を創り上げています。ついに完結したサラ ステのブラームス交響曲全集、円熟ぶりと新鮮さでユニークな決定盤が登場したと申せましょう。 (Ki)
PH-18035(2CD)
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カール・ベーム〜エディション・シュターツカペレ・ドレスデンVol.43
■Disc 1
(1) J・シュトラウス:「こうもり」序曲
(2) 同:「千夜一夜物語」間奏曲
(3) モーツァルト:「後宮からの逃走」序曲
(4) 同:「フィガロの結婚」序曲
(5) ベートーヴェン:序曲「レオノーレ第3番」
(6) 同:「エグモント」序曲
(7) ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
(8) 同:「オベロン」序曲
(9) ロルツィング:「ウンディーネ」〜バレエ音楽
(10) 同:「ロシア皇帝と船大工」〜木靴の踊り
(11) スメタナ:「売られた花嫁」序曲

■Disc 2
(1) フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」序曲
(2) レオンカヴァッロ:「道化師」間奏曲
(3) マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
(4) 同:「カヴァレリア・ルスティカーナ」〜復活祭の合唱*
(5) ヴェルディ:「アイーダ」前奏曲
(6) レズニチェク:「ドンナ・ディアナ」序曲
(7) ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」〜ハンガリー行進曲
(8) モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
(9) シューベルト:軍隊行進曲
(10) チャイコフスキー:イタリア奇想曲(抜粋)
(11) J・シュトラウス:皇帝円舞曲
(12) テオドール・ベルガー:ロンディーノ・ジョコーソOp.4
(13) ブラームス:ハンガリー舞曲第5番/第6番
カール・ベーム(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

■Disc 1
録音:1935年(6)(9)(10)、1938年(1)(2)(5)(7)、1939年(3)(4)(8)(11)/ドレスデン、ゼンパーオーパー

■Disc 2
クリステル・ゴルツ(S)*
録音:1938年(2)(3)(4)(6)(8)(10)、1939年(1)(5)(7)(9)(11)(13)、1940年(12)/ドレスデン、ゼンパーオーパー

原盤:独エレクトローラ
カール・ベーム(1894-1981)は1934年にからシュターツカペレ・ドレスデンの総監督に就任、1943年まで務めました。その間、リヒャルト・シュ トラウスの歌劇「無口な女」や「ダフネ」を世界初演するなど、戦前のドイツ音楽界を華やかに飾りました。
シュターツカペレ・ドレスデンは1935年に最初の録音が行われ、当初はブルックナーの交響曲やワーグナーの歌劇など意欲的でしたが、38年に国策 でユダヤ人音楽家の排除が始まり、それまでレコード売り上げの中核を成していたレオ・ブレッヒら指揮者によるポピュラー小品がカタログから抹消され ました。困ったレコード会社はベームら非ユダヤ人指揮者にそれらを再録音させることを決め、路線変更しました。
ここに収められたものは、ほぼその所産。ゆがんだ歴史のおとし児とも言えますが、その結果ベームによる珍しいレパートリーの貴重な記録が残された とも申せましょう。いずれも現在では聴くことのできない19世紀の伝統を色濃く残すもので、まさにウェーバーやワーグナーが聴いていた音を満喫でき ます。ベームの「カヴァレリア・ルスティカーナ」や「道化師」の間奏曲はR・シュトラウスのようで興味津々です。 (Ki)
PH-18036
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ロマン派のバス・デュエット
メンデルスゾーン:恋人よ打ち明けておくれOp.63の1
 秋の歌Op.63の4/夕べの歌/舟旅
ヒラー:夜の平和Op.121の5
 祈りOp.121の6/讃歌Op.121の7
アントン・ルビンシテイン:天使Op.48の1
 すべての頂に憩いありOp.48の5
 暗雲Op.48の8/森の歌Op.67の2
ドヴォルザーク:りんごOp.38の2
 もし大鎌が鋭く磨かれていたらOp.32の3
 兵士の分れOp.32の6
マッティーセン:星の歌/夜の至福
シューベルト:死と乙女D531/魔王D328
レーヴェ:海をゆくオーディン
 アーチボルド・ダグラス/詩人トム
アイルランド民謡:緑の服
 わがいとしの弟/ドリナウン・ドゥン
 なんと甘く答えることか
 パスシーン・フィオン/美しいキティ
クルト・モル、ハラルド・シュタム(Bs)
ヴィル ヘルム・フォン・グルネリウス(P)

録音:1983年6月、1986年2月/自由ベルリン放送小ゼンダーザール
かつてコッホ・シュヴァンからリリースされていたアルバムの復活。バスの二重唱は珍しく、またヒラーやアントン・ルビンシテインのような大ピアニスト がオリジナル作品を残しているのも驚きですが、どれも味わい深く独特の世界を創り上げています。シューベルトの「死と乙女」と「魔王」はあえて2つ の役を分けて演じることで表現力が増しています。


PH-18037(10CD)
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シューラ・チェルカスキー・エディション
■Disc1
(1)リスト:ハンガリー幻想曲
(2)同:モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の回想
(3)同:グノーの「ファウスト」のワルツ
■Disc2 
(1)リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
(2)同:ハンガリー狂詩曲第13番イ短調
(3)同:愛の夢第3番
(4)同:半音階的大ギャロップ
(5)同:「パガニーニによる大練習曲」〜ラ・カンパネラ
(6)プーランク:トッカータ
(7)サン=サーンス(ゴドフスキ編):白鳥
(8)チェイシンズ:3つの中国小品
(9)リャードフ:オルゴールOp.32
■Disc3
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(2)同(ジロティ編):ピアノ協奏曲第2番
■Disc4
(1)ショパン:ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44
(2)同:バラード第4番ヘ短調Op.52
(3)同:スケルツォ第4番ホ長調Op.54
(4)同:ノクターン第15番ヘ短調Op.55の1
(5)同:アンダンテ・スピアナートと華麗なポロネーズOp.22
■Disc5 
(1)ムソルグスキー:展覧会の絵
(2)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番
■Disc6 64’17”
(1)ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35
(2)バーバー:遠足Op.20
(3)ベルク:ピアノ・ソナタOp.1
(4)ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」三章
(5)同:サーカス・ポルカ
■Disc7 60’54”
(1)グリーグ:ピアノ協奏曲
(2)シューマン:ピアノ協奏曲
■Disc8
(1)シューマン:幻想曲ハ長調Op.17
(2)同:ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調Op.11
■Disc9”
(1)ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35第1、2巻
(2)メンデルスゾーン:スケルツォホ短調Op.16の2
(3)同:序奏とロンド・カプリチオーソOp.14
(4)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330
■Disc10
(1)メンデルスゾーン:狩人の歌Op.19の3
(2)同:無言歌
(3)同:スケルツォホ短調Op.16の2
(4)同:前奏曲ホ短調Op.35の1
(5)ショパン:ワルツホ短調(遺作)
(6)チェルカスキー:悲愴前奏曲
(7)ラモー(ゴドフスキ編):タンブーラン
(8)ベートーヴェン:エコセーズ
(9)ラフマニノフ:チェロ・ソナタト短調Op.19
全て、シューラ・チェルカスキー(P)

■Disc1 
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO(1)
録音:1960年(1)、53年(2)、56年(3)

■Disc2
アナトール・フィストラーリ(指)フィルハーモニアO(1)
録音:1952年(1)、56年(2)、58年(3)、60年(4)(5)、56年(6)-(9)

■Disc3 
レオポルト・ルートヴィヒ(指)BPO(1)、
リヒャルト・クラウス(指)BPO(2)
録音:1951年(1)、55年(2)

■Disc4 
録音:1953年(1)(2)、51年(3)、61年ザルツブルク・ライヴ(4)(5)

■Disc5 
ハーバート・メンゲス(指)フィルハーモニアO(2)
録音:1961年ザルツブルク・ライヴ(1)、54/55年(2)

■Disc6
ハーバート・メンゲス(指)フィルハーモニア室内O、
ハロルド・ジャクソン(Tp)(1)
録音:1954年(1)、61年ザルツブルク・ライヴ(2)、63年ルガーノ・ライヴ(3)(4)、55年(5)

■Disc7
エードリアン・ボールト(指)LPO
録音:1962年

■Disc8 
録音:1961年ザルツブルク・ライヴ(1)、63年ルガーノ・ライヴ(2)

■Disc9 
1953年(1)(2)、63年ルガーノ・ライヴ(3)、61年ザルツブルク・ライヴ(4)

■Disc10
マルセル・ユベール(Vc)(9)
録音:1923年(8)、25年(1)(2)(5)(7)、28年(3)(4)(6)、34/35年(9)
チェルカスキーの特徴は古いスタイルによる超絶技巧で難曲をバリバリ弾くところにありますが、加えて「蛇の皮のような」と形容されるヌメヌメとした 美音を持ち、濃厚な歌い回しで聴き手を陶酔させる、稀代のエンターテナーでした。しかし晩年の録音は年齢的な衰えが見え、充分に真価を伝えていま せんでした。ここに集められた音源は古いものの、チェルカスキー最盛期の魔術の凄さを目の当たりにできます。
得意のリスト、ショパン、チャイコフスキーはオーラと説得力に圧倒されますが、幅広いレパートリーを誇ったチェルカスキーならではの「香港のラッシュ アワー」を含むチェイシンズの「3つの中国小品」やバーバー:の「遠足」も絶品。ことにゴドフスキが編曲したサン=サーンスの「白鳥」はピアノの美し さと表現力に気を失いそうになります。 加えて嬉しいのが、マルセル・ユベールと共演したラフマニノフのチェロ・ソナタ。ラフマニノフ存命中の1934-5年の録音で、当然本人も聴いたもの を共有できるのも感動ですが、難しいピアノ・パートを惚れ惚れするようなテクニックと歌い回しで演奏。これだけでも欲しくなる宝物です。
さらにリストの「ハンガリー幻想曲」はカラヤン&ベルリン・フィルとの共演。超貴重です。 (Ki)


PH-18038(4CD)
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ダニエル・バレンボイム/栄光への第一歩
■Disc 1
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」
(2)ピアノ・ソナタ第14番「月光」
(3)ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
■Disc 2
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
■Disc 3 
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィア」
■Disc 4
(1)J.C.バッハ:ピアノ・ソナタ変ロ長調Op.17-6
(2)ペルゴレージ:ピアノ・ソナタ変ロ長調
(3)ペルゴレージ:ピアノ・ソナタ ト長調
(4)モーツァルト:きらきら星変奏曲K.265
(5)メンデルスゾーン:カプリッチョOp.5
(6)ブラームス:間奏曲ハ長調Op.119-3
(7)カバレフスキー:ソナチネ ハ長調Op.119-3
(8)ショスタコーヴィチ:前奏曲Op.34〜第2番イ短調/第3番ト長調/第24番ニ短調/第10番嬰ハ短調/第12番嬰ト短調/第21番変ロ長調/第5番ニ長調
ダニエル・バレンボイム(P)

■Disc 1
録音:1958年(ステレオ)
■Disc 2
録音:1958年(ステレオ)
■Disc 3
録音:1958年(ステレオ)
■Disc 4
録音:1955年(モノラル)
DGの39枚Boxと収録曲は同一。指揮・ピアノともに現在音楽界の頂点を極めるバレンボイム10代の、1950年後半の貴重な録音を集めたアルバム。 初々しい表現が魅力ですが、ピアニズムや解釈は基本的に現在と変っておらず、「双葉より芳し」の好例と申せましょう。ことにペルゴレージのソナタや当 時現役で活躍していたカバレフスキー、ショスタコーヴィチの作品を弾いているのもさすが。 (Ki)
PH-18041(12CD)
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スヴャトスラフ・リヒテル・プレイズ・リスト&ショパン1948-1963
■Disc1〜リスト
(1)超絶技巧練習曲集〜前奏曲/モルト・アジタート/風景/鬼火/英雄的/荒野の狩/夕べの調べ/練習曲ヘ短調/(2)演奏会用練習曲「小人の踊り」/(3)超絶技巧練習曲集〜風景/鬼火/夕べの調べ/(4)演奏会用練習曲「小人の踊り」/(5)超絶技巧練習曲集〜鬼火
■Disc2〜リスト
巡礼の年
(1)オーベルマンの谷〜第1年スイス/(2)泉のほとりで〜第1年スイス/(3)婚礼〜第2年イタリア/(4)エステ荘の糸杉に(第1)〜第3年イタリア/(5)ペトラルカのソネット第123番〜第3年イタリア/(6)ゴンドラの漕ぎ手〜第2年イタリア追加/(7)カンツォーネ〜第2年イタリア追加/(8)タランテラ〜第2年イタリア追加/(9)ペトラルカのソネット第123番〜第3年イタリア/(10)オーベルマンの谷〜第1年スイス
■Disc3〜リスト
(1)ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
(2)ハンガリー幻想曲
(3)ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
■Disc4〜リスト
(1)ピアノ協奏曲第2番イ長調
(2)悲愴協奏曲ホ短調
(3)ピアノ協奏曲第2番イ長調
■Disc5〜リスト
(1)詩的で宗教的な調べ〜死者の追憶/(2)詩的で宗教的な調べ〜葬送/(3)ポロネーズ第2番ホ長調/(4)スケルツォと行進曲/(5)暗い雲/(6)詩的で宗教的な調べ〜葬送
■Disc6〜リスト
(1)忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調/第2番変イ長調/第3番変ニ長調
(2)愛の夢第2番ホ長調
(3)愛の夢第3番変イ長調
(4)コンソレーション第6番ホ長調
(5)ハンガリー狂詩曲第17番ニ短調
(6)メフィスト・ワルツ第1番
(7)歌曲「私の歌は毒されている」(ハイネ詩)
(8)愛の夢第2番ホ長調/第3番変イ長調
(9)メフィスト・ワルツ第1番
■Disc7〜ショパン
エチュ−ド
(1)ハ長調Op.10の1/(2)イ短調Op.10の2/(3)ホ長調Op.10の3「別れの曲」/(4)嬰ハ短調OP.10の4/(5)変ホ短調Op.10の6/(6)変イ長調Op.10の10/(7)変ホ長調Op.10の11/(8)ハ短調Op.10の12「革命」/(9)ホ短調Op.25の5/(10)嬰ト短調Op.25の6/(11)嬰ハ短調Op.25の7/(12)変ニ長調Op.25の8/(13)イ短調Op.25の11「木枯し」/(14)ハ短調Op.25の12「大洋」/(15)ホ長調Op.10の3「別れの曲」/(16)ホ短調Op.25の5
■Disc8〜ショパン
(1)バラード第1番ト短調Op.23/(2)バラード第2番ヘ長調Op.38/(3)バラード第3番変イ長調Op.47/(4)バラード第4番ヘ短調Op.52/(5)舟歌Op.60
/(6)バラード第3番変イ長調Op.47/(7)バラード第4番ヘ短調Op.52
■Disc9〜ショパン
(1)ワルツ第2番変イ長調Op.34の1「華麗なワルツ」/(2)ワルツ第3番イ短調Op.34の2/(3)ワルツ第4番ヘ長調Op.34の3「華麗なワルツ」/(4)ワルツ第13番変ニ長調Op.70の3/(5)ノクターン第1番変ロ短調Op.9の1/(6)ノクターン第4番ヘ長調Op.15の1/(7)ノクターン第6番ト短調Op.15の3/(8)ノクターン第12番ト長調Op.37の2/(9)マズルカ イ短調Op.17の4/(10)4つのマズルカOp.24/(11)マズルカ変ニ長調Op.30の3/(12)ノクターン第4番ヘ長調Op.15の1
■Disc10〜ショパン
(1)ポロネーズ第1番嬰ハ短調Op.26の1/(2)ポロネーズ第3番イ長調Op.40の1「軍隊」/(3)ポロネーズ第4番ハ短調Op.40の2
(4)幻想ポロネーズOp.61/(5)ポロネーズ第8番ニ短調Op.71の1/(6)ポロネーズ第1番嬰ハ短調Op.26の1/(7)幻想ポロネーズOp.61
■Disc11〜ショパン
(1)スケルツォ第1番ロ短調Op.20/(2)スケルツォ第2番変ロ短調Op.31/(3)スケルツォ第4番ホ長調Op.54.(4)前奏曲集Op.28〜第4番ホ短調/第5番ニ長調/第7番イ長調/第8番嬰ヘ短調/第6番ロ短調/第9番ホ長調/第10番嬰ハ短調/第11番ロ長調/第19番変ホ長調/第17番変イ長調/第23番ヘ長調/第24番ニ短調.(5)前奏曲嬰ハ短調Op.45/(6)スケルツォ第4番ホ長調Op.54
■Disc12〜ショパン&シマノフスキ
(1)ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なポロネーズOp.22
(2)シマノフスキ:ピアノ・ソナタ第2番イ長調Op.21
(3)シマノフスキ:マズルカOp.50〜第12番/第17番/第18番
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

■Disc1 58’ 06”
録音:1957年4月8日モスクワ・ライヴ(1)、
1958年2月5日モスクワ・ライヴ(2)、
1955年3月16日モスクワ・ライヴ(3)
1958年2月11日ブダペスト・ライヴ(4)、
1958年3月2日ソフィア・ライヴ(5)

■Disc2 75’ 59”
録音:1956年3月2日モスクワ・ライヴ(1)-(8)、
1958年2月11日ブダペスト・ライヴ(9)、
1952年1月10日モスクワ・ライヴ(10)

■Disc3 
カレル・アンチェル(指)チェコ・フィル(1)、
ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O(2)、
キリル・コンドラシン(指)LSO(3)
録音:1954年6月3日プラハ・ライヴ(1)、
1961年9月27日ブダペスト・ライヴ(2)、
1961年7月19-21日スタジオ・セッション(ロンドン)(3)

■Disc4 59’ 47”
キリル・コンドラシン(指)ボリショイ劇場O(1)、
アントン・ギンズブルク(第2ピアノ)(2)、
キリル・コンドラシン(指)LSO(3)
録音:1955年3月14日モスクワ・ライヴ(1)、
1959年1月8日モスクワ・ライヴ(2)、
1961年7月21日スタジオ・セッション(ロンドン)(3)

■Disc5 60’ 04”
1957年5月9日モスクワ・ライヴ(1)(3)(4)、
1948年2月26日モスクワ・ライヴ(2)、
1954年10月14日レニングラード・ライヴ(5)、
1955年3月16日モスクワ・ライヴ(6)

■Disc6 61’ 12”
ニーナ・ドルリアク(S)(7)
1948年2月26日モスクワ・ライヴ(1)(3)、
1956年モスクワ・ライヴ(2)(6)、
1957
年5月9日モスクワ・ライヴ(4)(5)、
1956年3月24日ブカレスト・ライヴ(7)、
1958年2月11日ブダペスト・ライヴ(8)、
1954年10月14日レニングラード・ライヴ(9)

■Disc7 43’ 33” 
録音:1960年5月31日レニングラード・ライヴ(1)(8)(14)、
2月21日プラハ・ライヴ(2)(11)、
2月26日ブカレスト・ライヴ(3)(7)(13)、
3月3日キエフ・ライヴ(6)、
1952年1月14日モスクワ・ライヴ(4)(9)(10)(12)、
1963年1月27日ロンドン・ライヴ(5)、
1950年モスクワ・セッション(15)(16)

■Disc8 62’ 08”
1960年3月3日キエフ・ライヴ(1)、
1950年6月19日モスクワ・ライヴ(2)(3)、
1949年5月30日モスクワ・ライヴ(4)、
1961年6月8日モスクワ・ライヴ(5)、
1960年9月24日モスクワ・ライヴ(6)、
1963年1月27日ロンドン・ライヴ(7)

■Disc9 61’ 10” 
録音:1950年6月19日(1)(2)(3)(6)(7)(8)(9)、
1949年5月30日(4)(11)、
1952年(5)、
1952年1月14日(10)(以上モスクワ・ライヴ)、
1963年11月28日ライプツィヒ・ライヴ(12)

■Disc10 57’ 40”
録音:1952年1月10日(1)(2)(3)(4)、
1950年6月19日(5)(以上モスクワ・ライヴ)、
1948年スタジオ・セッション(6)、
1962年10月15日ミラノ・ライヴ(7)

■Disc11 61’ 58”
録音:1950年6月19日(1)(4)、
1949年5月30日(2)、
1960年9月24日(3)、1952年1
月10日(5)(以上モスクワ・ライヴ)、
1961年7月10日ロンドン・ライヴ(6)

■Disc12 49’ 36”
キリル・コンドラシン(指)LSO(1)
録音:1961月7日16日ロンドン・ライヴ(1)、
1959年1月8日モスクワ・ライヴ(2)、
1954年11月11日ワルシャワ・ライヴ(3)

全てモノラル
Profileレーベルがドイツの放送局に眠るリヒテルの音源をひきつづき調査した結果、驚愕のショパンとリストを発掘しました。1948年から1963年 までのライヴ中心で、ファンさえ知らない初出物も含まれています。
リヒテルは1952年にグリゴーリ・アレクサンドロフ監督の映画「作曲家グリンカ」へ俳優として出演し、リストの再来と見まごう好演をしています。当 Boxはその時期のコンサートが中心ですが、壮年期のリヒテルならではの強靭なテクニックとみなぎる覇気に圧倒され続けます。ことに1957年4月8日 にモスクワ音楽院大ホール出行った「超絶技巧練習曲」、1956年3月2日の「巡礼の年」(いずれも抜粋)の珍しい音源の凄まじさは言葉を失います。
さらに嬉しいのがリヒテルの「愛の夢」が聴けること。1948年2月と1958年2月の2種の音源が収められていますが、前者は初出の貴重品。さす がリヒテルと感心させられるほど引き込まれます。
リスト以上に驚きなのがショパン。バラード全曲をはじめ、ワルツ、ノクターン、マズルカ、ポロネーズなど、信じ難い初出ないし入手難なものばかり集 められています。リヒテルの「別れの曲」と「革命」、バラード第1番とスケルツォ第2番さらに「軍隊ポロネーズ」と夢のようなラインナップが続きます。 センチメンタリズムのない巨大さがさすがの神業で、リヒテルの凄さを改めて認識させられます。
Disc12には、シマノフスキのピアノ・ソナタ第2番とマズルカ抜粋が収められているのも嬉しい限り。ピアノ・ソナタ第2番は身の毛がよだつような難 曲ですが、リヒテルはピアノを鳴らしっていて、誰も真似のできない効果に言葉を失います。マズルカの語り口の巧さもまさに絶品。 大半は入手困難で、熱心なファンでも持っていないものばかり。さらに驚きの価格で、新たなリヒテルの名盤の登場となります。 (Ki)
PH-18042
!!
ジョルジュ・シュミット:フランス語歌曲集
まだあなたのもの/夢/法悦/壊れた花瓶/私を思い出して/海辺にて/彼は眠る/忘れな草/すみれ/「すみれ」によるアラベスク(ピアノ曲)/去りゆくつばめ/四季のロマンス/夜想曲/五月の歌/フェスティヴァ/マリエットに/ミミ・パンソン/シードル/ファウスト
トリオ・セナクル
【エヴェリン・チェスラ(S)、ニコ・ヴォウテルセ(Bs-Br)、ミシェル・ケルシェンメイヤー(P)】

録音:2017年8月1-4日/ルクセンブルク市立音楽院
ジョルジュ・シュミット(1821-1900)はドイツ生まれながら、23歳の時にパリへ移りずっとその地に暮らしました。14歳から病気の父に代わり大聖 堂のオルガニストとなり、パリでもサン・シュルピス教会、サン・ジェルマン・デ・プレ教会の奏者を務めました。1857年にはニデルメイエール音楽学 校のオルガン科教授に任命されました。ここでは彼のフランス語歌曲の約半分が収録されています。歌詞はユーゴーやミュッセによります。トリオ・セナク ルはドイツのソプラノのチェスラ、オランダのバス・バリトンのヴォウテルセ、ルクセンブルクのピアニスト、ケルシェンメイヤーにより2015年結成。ドイ ツとフランスの歌曲にこだわりを示しています。 (Ki)

PH-18048(10CD)
!!
クナッパーツブッシュ・ボックス


■CD1
ブラームス:(1)交響曲第1番
(2)同:大学祝典序曲
■CD2
ブラームス:交響曲第2番ニ
■CD3 
(1)ブラームス:交響曲第3番0
(2)同:悲劇的序曲
■CD4
(1)ブラームス:交響曲第4番
(2)同:ハイドンの主題による変奏曲
■CD5
ブルックナー:交響曲第3番(改訂版)
■CD6
ブルックナー:交響曲第4番(改訂版)
■CD7
ブルックナー:交響曲第5番(改訂版)
■CD8 
ブルックナー:交響曲第7番(改訂版)
■CD9
ブルックナー:交響曲第8番(改訂版)
■CD10
ブルックナー:交響曲第9番(改訂版)
■CD1 53’ 28”
シュターツカペレ・ドレスデン(1)、VPO(2)
※交響曲第1番は、クナッパーツブッシュとシュターツカペレ・ドレスデン(1956年ライヴ)と記されていますが、実際には、クレンペラーとケルンRSOによるものです。
録音:1955年10月17日(ライヴ)(1)、1957年(2)
■CD2 40’ 32"
ミュンヘンPO/録音:1956年10月13日ミュンヘン・コングレスザール(ライヴ)
■CD3 51’ 49”
VPO/録音:1955年7月26日ザルツブルク(ライヴ)
■CD4 59’ 53”
ケルンRSO(1)、VPO(2)/録音:1953年5月8日フルクハウス(ライヴ)(1)、1957年6月10-15日(2)
■CD5 51’ 02”
バイエルン国立O/録音:1954年10月11日/コングレスザール(ミュンヘン)(ライヴ)
■CD6 60’ 36”
BPO/
録音:1944年9月8日/バーデン・バーデン(放送用)
■CD7 60’ 37”
VPO/録音:1956年6月3-6日
■CD8 62’ 52”
VPO/録音:1949年8月30日ザルツブルク(ライヴ)
■CD9 78’ 34”
BPO/録音:1951年1月8日ティタニア・パラスト(放送用)
■CD10 55’ 12”
BPO/録音:1950年1月28日ティタニア・パラスト(放送用)
Profileレーベルが、クナッパーツブッシュの音源からブラームスとブルックナー作品を10枚のBoxにしました。 交響曲全4曲と2つの序曲、「ハイドンの主題による変奏曲」というブラームスの主要管弦楽曲が揃っているのも魅力ですが、このうち交響曲第1番はクナッ パーツブッシュの演奏ではなく、クレンペラーとケルン放響による1955年10月のライヴ。とはいえクナッパーツブッシュに間違えられる超弩級の超名演で、 これだけでも欲しくなる伝説の音源です。ウィーン・フィルとの「大学祝典序曲」と「ハイドンの主題による変奏曲」、さらにブルックナーの交響曲第5番はデッ カのセッション、ベルリン・フィルとのブルックナーの4、8、9番は放送用録音。他はライヴ収録となっています。
いずれも名演の誉れ高く、クナッパーツブッシュ節全開の大きな音楽性に圧倒されます。大半は入手困難なうえ、驚きの価格。クナッパーツブッシュの芸 術にたっぷりひたれます。 (Ki)

PH-18050(4CD)
!!
アルゲリッチ〜成功のデビュー
■Disc 1
(1)ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
(2)同:夜のガスパール
(3)同:ソナチネ
(4)同:水の戯れ
(5)バルトーク(ジェルトレル編):ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ
(6)サラサーテ:序奏とタランテラOp.43
■Disc 2
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10の3
(3)同:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12の3
■Disc 3
(1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310
(2)同:ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333
(3)同:ピアノ・ソナタ第18番ニ長調K.576
(4)シューマン:トッカータOp.7
(5)ブラームス:2つのラプソディOp.79
■Disc 4
(1)リスト:ハンガリー狂詩曲第6番
(2)ショパン:舟歌Op.60
(3)同:スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
(4)同:バラード第4番ヘ短調Op.52
(5)同:エチュード第1番ハ長調Op.10の1
(6)プロコフィエフ:トッカータOp.11
(7)同:ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28
(8)リスト:ハンガリー狂詩曲第6番
マルタ・アルゲリッチ(P)

■Disc 1
エルネスト・ブール(指)南西ドイツRSO(1)、ルッジェーロ・リッチ(Vn)(5)(6)
録音:1960年2月4日バーデン・バーデン(1)
1960年3月16日ハンブルク(2)、
1960年9月8日ケルン(3)、
1960年7月4-8日ハノーファー(4)、
1961年4月21日/レニングラード(ライヴ)(5)(6)

■Disc 2 
ペーター・マーク(指)ケルンRSO(1)、
ルッジェーロ・リッチ(Vn)(3)
録音:1960年9月5日ケルン(1)、
1960年9月8日ケルン(2)、
1961年4月21日レニングラード(ライヴ)(3)

■Disc 3
録音:1960年4月26日ミュンヘン(1)(2)、
1960年9月8日ケルン(3)(4)、
1960年7月4-8日ハノーファー(5)

■Disc 4 48’ 43”
録音:1960年7月4-8日ハノーファー(1)-(3)、
1960年1月23日ケルン(4)、
1955年ブエノスアイレス(5)、
1960年3月16日ハンブルク(6)(7)、
1957年9月ジュネーヴ国際コンクール(ライヴ)(8)

STEREO、MONO
アルゲリッチはデビュー当時、ドイツのラジオ局にいくつか放送用録音を残しています。それをエア・チェックした音源はDoremiレーベルより発売され ましたが、今回Profileレーベルがドイツの放送局のマスター音源から初CD化しました。
アルゲリッチは1965年に行われた第7回ショパン国際コンクールで優勝して世界的なスターとなりますが、その前から天才ぶりは変りなく、1960年 にはDGにセッション録音も果たしています。ここでは1960年頃、20歳前後の若いエネルギーはじける芸術を聴くことができます。
超貴重なのは、アルゲリッチがその後ほとんど手掛けていない作品が多いこと。モーツァルトのピアノ協奏曲第21番、ショパンの「バラード第4番」、ブラー ムスの「2つのラプソディ」はアルゲリッチの唯一の録音。また、モーツァルトやベートーヴェンのピアノ・ソナタやショパンの「舟歌」、リストの「ハンガ リー狂詩曲」のように、その後弾かなくなってしまったものが収録され、いずれも天才の輝きまぶしい神業なのが驚き。宝物にしたくなるBoxがこの価格 でお求めになれます。一家に1セットは揃えたい文化遺産と申せましょう。 (Ki)
PH-18087
!!
プレイエル:作品集
3つの小品〜アレグロ・モデラート/アダージョ
4手のためのソナタ変ロ長調
2台のピアノのための協奏曲ニ長調
4手のためのソナタ ト短調
4手のためのソナタ ヘ長調
エコセーズ集(ブルンナー編による2台のピアノ版)
ヴォルフガング・ブルンナー、レオノーレ・フォン・シュタウス(フォルテピアノ)

録音:2005 年 9月/アディ・ショーバー・スタジオYbbs
イグナツ・プレイエル(1757-1831)は1807年にプレイエル・ピアノの創始者したことで音楽史に名を残していますが、彼のピアノ作品を集めた大歓 迎のアルバムが登場。彼は室内楽作品をピアノ用に書き換えることが多く、ここに収められた4手のためのソナタ3篇は1789年に出版された2本のヴァ イオリンのための二重奏曲がもとになっています。しかし誰よりもピアノを分っていただけに、全くピアニスティックな魅力にあふれた逸品に仕上がっていま す。ハンス・ライグラフ門下のブルンナーが、弟子のフォン・シュタウスとフォルテピアノで軽やかな至芸を聴かせてくれます。 (Ki)

PH-18095(4CD)
!!
カミラ・ウィックス・エディション
■Disc 1
(1)ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第7番イ長調
(2)ショパン(ミルシテイン編):ノクターン嬰ハ短調(遺作)
(3)同(ウィルヘルミ編):ノクターンOp.27の2
(4)クライスラー:中国の太鼓
(5)シューベルト(ウィルヘルミ編):アヴェ・マリア
(6)メンデルスゾーン(アクロン編):歌の翼に
(7)同:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
■Disc 2
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
(2)ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調Op.22
(3)同:ヴァイオリン協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.14
■Disc 3
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(2)サラサーテ:序奏とタランテラOp.43
■Disc 4
(1)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
(2)ブルースタ:トロールの風車
(3)スカルラテスク:バガテル
(4)バーバー:ヴァイオリン協奏曲Op.14
(5)ベンジャミン:サントドミンゴ
(6)同:ジャマイカ・ルンバ
カミラ・ウィックス(Vn)

■Disc 1
ロバート・レヴィン(P)(1)(6)、
ホレス・マルティネス(P)(2)(5)、
フリッツ・ブッシュ(指)デンマーク王立SO(7)
録音:1950年/ノルウェー(1)(6)、60年8月10日/カリフォルニア(2)(5)、48年放送(3)(4)、49年9月22日/コペンハーゲン(7)
■Disc 2
ウィリアム・スタインバーグ(1)、
レオポルド・ストコフスキー(指)(2)
ハリウッドボウルSO、
ホレス・マルティネス(P)(3)
録音:1953年8月18日(1)、46年8月14日(2)、60年8月10日/カリフォルニア(3)
■Disc 3
ブルーノ・ワルター(指)MYO(1)、
ホレス・マルティネス(P)(3)、伴奏団体不明(2)
録音:1953年2月15日/カーネギーホール(ライヴ)(1)、60年/サンフラシスコ(3)
■Disc 4
シクステン・エールリンク(指)
ストックホルムRSO(1)(4)?、
ホレス・マルティネス(P)(3)、伴奏者不明(5)
録音:1952年(1)、53年/ハリウッドボウル(2)、60年8月10日(3)、48年放送(5)
Profileレーベルのドイツ放送局音源発掘シリーズ、今回は根強い人気のある女流ヴァイオリニスト、カミラ・ウィックス。
ウィックスは1928年生まれのアメリカ人。ノルウェー出身の父に師事、神童として7歳でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第4番でデビュー、10 歳でジュリアード音楽院に入学してパーシンガーやテミアンカに師事、その後非常な人気を博しました。
シベリウスは彼女の演奏する自分のヴァイオリン協奏曲を聴き絶賛したといわれます。ウィックスの芸風は、楷書風で緊張感にあふれ、情熱的な迫力に 満ちています。2005年に引退しましたが、現在も元気にアメリカで暮らしているそうです。 協奏曲も名演の誉れ高いシベリウスやワルターとのベートーヴェンはもちろん収録されていますが、ブッシュとのメンデルスゾーン、ストコフスキーとの ヴィエニャフスキさらにエールリンクとのバーバーまで収録されているのも嬉しい限り。 (Ki)

PH-19019(10CD)
!!
クーベリック・東欧音楽ボックス
■Disc 1 
ドヴォルザーク
(1)スラヴ狂詩曲第3番変イ長調Op.45の3
(2)スラヴ舞集曲第1巻Op.46
(3)スラヴ舞集曲第2巻Op.72
■Disc 2 
ドヴォルザーク
(1)交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
(2)交響曲第7番ニ短調Op.70
■Disc 3 
ドヴォルザーク
(1)ピアノ協奏曲ト短調Op.33(改訂版)
(2)序曲「自然の中で」Op.91
(3)序曲「謝肉祭」Op.92
(4)序曲「オテロ」Op.93
■Disc 4 
(1)ドヴォルザーク:交響変奏曲Op.78
(2)同:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
(3)マルティヌー:フランチェスカのフレスコ
■Disc 5
スメタナ:わが祖国(全曲)
■Disc 6
(1)スメタナ:歌劇「売られた花嫁」〜序曲/ポルカ/フリアント/道化師の踊り
(2)ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリッチョーソOp.66
(3)バルトーク:管弦楽のための協奏曲
■Disc 7
(1)ヤナーチェク:シンフォニエッタ
(2)同:狂詩曲「タラス・ブーリバ」
(3)マルティヌー:2群の弦楽、ピアノ、ティンパニのための二重協奏曲
(4)同:リディツェへの追悼
■Disc 8
(1)バルトーク:弦楽器,打楽器とチェレスタのための音楽
(2)同:2つの肖像Op.5
(3)マルティヌー:交響曲第4番
■Disc 9
(1)ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵
(2)ボロディン:交響曲第2番ロ短調
■Disc 10
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第9番
(2)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
全て、ラファエル・クーベリック(指)

■Disc 1 78’ 22”
ロイヤルPO(1)、ウィーンPO(2)(3)
録音:1958年(ステレオ)(1)、55年(2)(3)
■Disc 2 76’ 47”
録音:1956年(ステレオ)
■Disc 3 76’ 45”
ルドルフ・フィルクシュニー(P)(1)、
チェコPO
録音:1944年(1)、46年3月1日(2)(3)(4)
■Disc 4 77’ 01”
ピエール・フルニエ(Vc)、
フィルハーモニアO(1)、
ロイヤルPO(2)(3)
録音:1957年/エジンバラ音楽祭(1)、48年(2)、58年(ステレオ)(3)
■Disc 5 74’ 41”
ウィーンPO
録音:1959年(ステレオ)
■Disc 6 68’ 21”
フィルハーモニアO(1)、
ロイヤルPO(2)(3)
録音:1951年(1)、58年(ステレオ)(2)(3)
■Disc 7 73’ 42”
シドニー・クルック(P)(3)、
ジェイムズ・ブラッドショウ(ティンパニ)(3)、
チェコPO(1)(4)、
ロイヤルPO(2)、
フィルハーモニアO(3)
録音:1946年(1)、58年(ステレオ)(2)、50年(3)、46年ライヴ(4)
■Disc 8 75’ 41”
シカゴSO(1)、
ロイヤルPO(2)、
チェコPO(3)
録音:1951年(1)、58年(ステレオ)(2)、48年(3)
■Disc 9 66’ 55”
シカゴSO(1)、
ウィーンPO(2)
録音:1950年(1)、60年(ステレオ)(2)
■Disc 10 71’ 22”
チェコPO(1)、ウィーンPO(2)
録音:1945年12月13日(1)、60年(ステレオ)(2)
Profilレーベルが、現在入手困難な音源を主にBox化するシリーズ、今回は人気の巨匠クーベリックで、主にEMIとDeccaの音源によります。
ラファエル・クーベリックのディスクは数多くリリースされていますが、やはりドヴォルザークやスメタナなど故国の大作曲家のものは、他の追随を許さ ぬ決定的名演となっています。当Boxはドヴォルザークの「新世界」「スラヴ舞曲集」、スメタナの「わが祖国」、ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」をも らさず収録した優れモノとなっています。
さらにドヴォルザークのピアノ協奏曲はフィルクシュニー、チェロ協奏曲はフルニエを独奏者に迎えた豪華盤。ともに録音は古いものの、若き両巨匠の 指さばきの見事さが魅力。 多くが古い録音ながら、後の録音では聴くことのできない若々しいクーベリックの熱気と迫力に満ちた演奏を堪能できます。 さらに嬉しいのがロシア作品。ムソルグスキーの「展覧会の絵」やチャイコフスキーの「悲愴」も貴重ですが、注目はショスタコーヴィチの交響曲第9番。 1945年12月13日の録音で、ムラヴィンスキーがレニングラードで世界初演を行なってからわずか40日後というのが驚き。以前SupraphonからCD リリースされていましたが、今日入手困難となっている幻の演奏。ショスタコーヴィチに関心のある方々必携の録音と申せましょう。 (Ki)
PH-19033(4CD)
!!
エルスネル:室内楽曲全集
(1)ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調Op.10の1
(2)ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op.10の2
(3)ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調Op.10の3
(4)七重奏曲ニ長調〜ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、クラリネット、ピアノのための
(5)ピアノ三重奏曲変ロ長調Op.2
(6)マズルカ風ロンド ト短調
(7)クラコヴィアク風ロンド変ロ長調
(8)ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.15
(9)弦楽四重奏曲ハ長調Op.8の1
(10)弦楽四重奏曲変ホ長調Op.8の2
(11)弦楽四重奏曲ニ短調Op.8の3
(12)ピアノ・ソナタ第1番
(13)ピアノ・ソナタ第2番
(14)ピアノ・ソナタ第3番
(15)4手のためのソナタ 変ロ長調Op.16
トリオ・マルゴー【荒木紅(フォルテピアノ)、クリストフ・ハイデマン(Vn)、マルティン・ゼーレン(Vc)】
マチアス・キースリング(Fl)(4) 、リサ・シクリャヴェル(Cl)(4) 、アイノ・ヒルデブラント(Va)(8) 、
ホフマイスターQ(9)(10)(12)、ミヒャエル・ハーゼル(P)(15)

録音:2015、2018、2019年/福音アンドレアス教会(ベルリン)
16世紀ヨーロッパではリュート音楽が隆盛をみましたが、ポーランドも同様で味わい深く美しい作品が数多く生まれました。そこにはマズルカのリズムが明 瞭なものもあり、かのランドフスカがチェンバロで奏して録音したり、タンスマンがギター曲の素材にしているほどです。アルベルト・ヴォイチェフ・ドゥゴライ (1558-1618頃)やヤクブ・ポラク(1545-1605)のようなポーランド人リュート奏者の作品のほか、ポーランドの宮廷で活躍したイタリア人ディオメデス・カー ト(1565-1628)も当時の雰囲気を伝えてくれます。 ★ヨアヒム・ヘルトは1963年ハンブルク生まれのベテラン。イル・ジャルディーノ・アルモニコとの活動でも知られています。( (Ki)
PH-07038(2CD)
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センパーオパー・エディションVol.4
(1)R・シュトラウス:歌劇「ダフネ」(全曲)
(2)同曲:初演時の独唱者によるアリア〜アポロのアリア「神よ! オリンポスの兄弟!」/ダフネのアリア「私は喜んであなたと」/ダフネの変容
(3)同曲:ダフネの変容(管弦楽曲版)
ペナイオス:ゴットロープ・フリック(Bs)、
ゲア:ヘレナ・ロット(A)、ダフネ:グートルーン・ヴュステマン(S)、
ロイキッポス:ヴェルナー・リービッヒ(T)、
アポロ:ヘルムート・シンドラー(T)ほか
ルドルフ・ケンペ(指)
シュターツカペレ・ドレスデン、
ドレスデン国立歌劇場cho)(以上(1))
トルステン・ラルフ(T)、
マルガレーテ・テシェマッハー(S)、
カール・ベーム(指)シュターツカペレ・ドレスデン(2)
ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン(3)

録音:1950年(ライヴ)(1)、1938年12月か1939年1月(2)、1950年(ライヴ)(3)/ゼンパーオパー
全てモノラル
センパーオパー・エディションは最新がVol.11ながら、何故かVol.4のみ未発売の欠番となっていました。ようやくの発売となりましたが、それがケン ペ &シュターツカペレ・ドレスデンによるR・シュトラウスの「ダフネ」初出ライヴという驚愕の音源!
「ダフネ」はR・シュトラウス13番目のオペラ。1936年から37年にかけて作曲、カール・ベームに献呈され、翌38年10月にベーム指揮のシュター ツカペレ・ドレスデンで世界初演が行われました。1950年にケンペとシュターツカペレ・ドレスデンがニュープロダクションで上演しますが、前年に亡くなっ たR・シュトラウスの追悼公演の意味あいも込められていました。それを実況放送した際の歴史的音源が残っていて、今回初めて日の目を見ました。 ケンペといえばR・シュトラウス管弦楽作品全集をものしたほどの権威。そのケンペによる「ダフネ」を聴くことができるのは奇跡と申せましょう。
さらに嬉しいのがフィル・アップとして、初演直後に同一キャストによるアリアが3篇収められていること。いずれもエレクトローラ盤の板起こしですが、 非常に貴重な演奏を耳にすることが実現しました。ことにダフネが樹に変容していく終結部は非常に感動的。
もうひとつのフィル・アップは、終結部を管弦楽曲に編曲したものをケンペが指揮したものも収録していること。全集にも収録されていないお宝です。 (Ki)
PH-14002(6CD)
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ハイティンク&シュターツカペレ・ドレスデン・セット
■Disc 1 59’ 53
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)第1〜3楽章
■Disc 2 54’ 11”
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)第4楽章
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」K.504
■Disc 3 33’ 16”
マーラー:交響曲第2番「復活」〜第1、2楽章
■Disc 4 53’ 11”
マーラー:交響曲第2番「復活」〜第3〜5楽章
■Disc 5 50’ 25”
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
■Disc 6 46’ 09”
ブラームス:交響曲第1番
フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)
ベルナルト・ハイティンク(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2002年12月3日ゼンパーオーパー(ブルックナー)、
9月2日ドレスデン文化宮殿(モーツァルト)、
1995年2月13日ゼンパーオーパー(マーラー)、
2002年9月29日(Disc5, 6)ドレスデン文化宮殿
(すべてライヴ)
ハイティンクは2002年から2004年までシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者を務めました。就任直後の8月にドレスデンは洪水の被害にみま われ、本拠地ゼンパーオーパーが浸水して使用不可能となりました。当アルバムには同年9月2日と29日のハイティンク・シュターツカペレ・ドレスデ ン首席指揮者就任記念コンサート・ライヴが収録されていますが、ドレスデン文化宮殿にて開催され、犠牲者に捧げられました。その2ヶ月後には復旧 したゼンパーオーパーでブルックナーの交響曲第8番が演奏されました。しずれも当時73歳のハイティンクの円熟と高揚感が理想的な均衡した神業を堪 能できます。 ★嬉しいのがフランク・ペーター・ツィンマーマンを独奏者としたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。オケも含めヨアヒム伝統のドイツ的なベートーヴェ ンの協奏曲を味わせてくれます。
PH-15016(2CD)
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ティーレマン、シュターツカペレ・ドレスデン・ライヴ2014年〜R・シュトラウス:作品集
(1)ホルン協奏曲第1番変ホ長調Op.11
(2)13管楽器のためのセレナードOp.13
(3)ソナチネ第1番「傷病兵の仕事場より」Op.135
(4)メタモルフォーゼンOp.142
ロベルト・ラングバイン(Hrn)、
クリスティアン・ティーレマン(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2014年11月23日(1)、5月15日(2)-(4)
ドレスデン・ゼンパーオーパー(ライヴ)
Profilレーベル「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」シリーズ44作は、2014年5月15日と11月23日のライヴ。この年はリヒャルト・ シュトラウスの生誕150年にあたり、ゆかりの深かったシュターツカペレ・ドレスデンとしてはティーレマンの指揮で記念演奏会を何回か行いました。 当アルバムにはR・シュトラウスの初期と最晩年の作品がふたつずつ収められています。17歳の作「セレナード」は翌年にドレスデン宮廷オー ケストラにより初演されたもので、モーツァルトのグラン・パルティータと同じ13管楽器から成っています。同時期のホルン協奏曲は名手だった父のため に作曲。このアルバムでは2005年から同オーケストラの首席ホルン奏者を務めるロベルト・ラングバインが見事な独奏を繰り広げています。
第2次世界大戦中1943年の管楽合奏のためのソナチネ第1番は、疎開していた自分を自嘲して「傷病兵」と称していますが、リヒャルト・シュトラウ ス最晩年の諸作と共通した透明で力みのないひたすら美しい音楽が続きます。そして「メタモルフォーゼン」では、ティーレマン入魂の指揮に加え、有希 マヌエラ・ヤンケ以下シュターツカペレ・ドレスデンの弦楽の美しさが光ります。豊富な写真を含める68ページのカラー・ブックレットも貴重。 (Ki)
PH-18029(2CD)
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プライとベルガー夢のアルバム
Disc 1
(1)ヴォルフ:イタリア歌曲集(全46曲)
Disc 2
(2)シューマン:女の愛と生涯Op.42(全8曲)
(3)メンデルスゾーン:歌の翼にOp.34の2/挨拶Op.19の5
(4)レーヴェ:時計Op.123の3/詩人トムOp.135a
(5)ヴォルフ:散歩/郷愁
(6)シューベルト:セレナードD889/野ばらD257/「キプロス島のロザムンデ」D797〜ロマンツェ
(7)グリーグ:待ちながらOp.60の3/君を愛すOp.5の3
(8)ブラームス:4つの厳粛な歌Op.121
ヘルマン・プライ(Br)(1)の3-5、7-9、13、14、17-19、22、23、27、30、32-35、37、38、41、42、44、
(4)(5)(6)(7)(8)、
エルナ・ベルガー(S)(1)の1、2、6、10-12、15、16、20、21、24-26、28、29、31、36、39、40、43、45、46、
(2)(3)、
ギュンター・ヴァイセンボルン(1)、
エルンスト=ギュンター・シェルツァー(2)(3)、
ミヒャエル・ラウハイゼン(4)(5)(6)(D797 以外)、
ヘルベルト・ハイネマン(6) (D797) (7)、
マルティン・メルツァー(8)(以上ピアノ)

録音:1959年9月22-24日、11月9-10日(1)、1956年9月18、21日(2)、9月20日(3)、1952 / 53年(4)(5)、1953年4月22日(6)(D797以外)、1955年1月29日(6)(D797)(7)、1957年2月4日(8)
20世紀ドイツ声楽界を代表したエルナ・ベルガーとヘルマン・プライ(1929-1998)の貴重な音源を2枚にまとめました。ただし共 演ではなく、それぞれの独唱を満喫できます。エレクトローラ音源によるヴォルフの「イタリア歌曲集」は全46曲のうち24曲をプライが、22曲をベルガー が担当、至高の芸風を聴かせてくれます。名盤の誉れ高いものながら、初CD化となり大歓迎。
嬉しいのが、ベルガーの「詩人の恋」やメンデルスゾーンの「歌の翼に」を聴くことができること。さらにプライの20代前半の若々しい歌唱によるシュー ベルトの「セレナード」「野ばら」も新鮮。最晩年ブラームスの深い世界を描いた「4つの厳粛な歌」を28歳のプライが見事に表現しているのも聴きものです。 (Ki)
PH-18030(2CD)
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ブルックナー:交響曲第9番(ゲルト・シャラーによる完全版の改訂稿) ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2018年7月/エーブラハ大修道院付属教会(ライヴ)
2016年にブルックナーの交響曲第9番のフィナーレを完成させ、世に問うた指揮者ゲルト・シャラー。ブルックナーの音楽を愛し、作品を熟知する 彼ならではの説得力で話題となりましたが、その後も推敲を重ね、満を持してスコアをRies & Erler社から刊行しました。その披露による2018年7月 のコンサートのライヴが登場します。
交響曲第9番の草稿はいろいろ残されていますが、最大の問題はどう作品を終結させるかで、それはブルックナー本人しか知り得なかったこと。ワーグ ナーから強い影響を受けたブルックナーの音楽は、聴覚以上に大胆な和声と絶え間ない転調に満ちているうえ、19世紀末の作でもあり、かなり時代を先 取りした感覚が見受けられます。さらに先に行くにしたがい希薄になっていくスケッチを尊重して、ほとんど神の世界へ至るようなコーダを導き出しました。 (Ki)

PH-18045(10CD)
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ムラヴィンスキー・ボックス4

■Disc1
ベートーヴェン:(1)交響曲第2番
(2)交響曲第4番
■Disc2
ベートーヴェン:(1)交響曲第3番「英雄」
(2)交響曲第5番「運命」
■Disc3
ベートーヴェン:(1)交響曲第6番「田園」
(2)交響曲第7番
■Disc4
(1)グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
(2)リャードフ:ババ・ヤガー
(3)リムスキー=コルサコフ:歌劇「見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの伝説」〜6つの交響的断章
(4)チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ
■Disc5
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」
(2)同:祝典序曲
(3)ウストヴォリスカヤ:子供の組曲
■Disc6
(1)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
(2)ボリス・クリュズネル:ヴァイオリン協奏曲
■Disc7
(1)シューベルト:交響曲第8番「未完成」
(2)バルトーク:弦楽器.打楽器とチェレスタのための音楽
■Disc8
(1)シベリウス:交響曲第3番
(2)同:トゥオネラの白鳥
(3)グラズノフ:交響曲第4番
(4)同:バレエ組曲「ライモンダ」〜第3幕間奏曲
■Disc9 
(1)ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲
(2)同:交響曲第3番
(3)アルチュニアン:祝典序曲
■Disc10
(1)ババジャニアン:ヴァイオリン協奏曲
ボーナス・トラック
(2)ベルリオーズ:幻想交響曲〜第2楽章
(3)同:ファウストの劫罰〜妖精の踊り
(4)リスト:メフィスト・ワルツ第1番
(5)ドビュッシー:クラリネットと管弦楽のための第1狂詩曲
全て、エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)

■Disc1 68’ 46”
ソヴィエト国立SO(1)、レニングラードPO(2)
録音:1940年モスクワ(1)、1955年6月3日プラハ・ライヴ(2)
■Disc2 79’ 14”
レニングラードPO
録音:1961年6月2日ベルゲン・ライヴ(1)、1949年レニングラード(2)
■Disc3 79’ 35”
レニングラードPO
録音:1962年3月20日レニングラード・ライヴ(1)、1958年レニングラード(2)
■Disc4 54’ 36”
レニングラードPO
録音:1956年9月14日レニングラード・ライヴ(1)、1959年4月21日モスクワ・ライヴ(2)、1949年4月4日年レニングラード(3)、1948年3月10日レニングラード(4)
■Disc5 76’ 24”
レニングラードPO
録音:1957年11月3日レニングラード・ライヴ(1)、1955年4月21日レニングラード・ライヴ(2)、1954年レニングラード(3)
■Disc6 67’ 10”
ダヴィド・オイストラフ(Vn)(1)、ミハイル・ヴァイマン(Vn)(2)、レニングラードPO
録音:1956年11月30日レニングラード(1)、1957年3月20日レニングラード・ライヴ(2)
■Disc7 54’ 22”
ソヴィエト国立SO(1)、レニングラードPO(2)
録音:1959年5月6日モスクワ・ライヴ(1)、1962年2月10日ブダペスト・ライヴ(2)
■Disc8 69’ 47”
レニングラードPO
録音:1963年10月27日レニングラード・ライヴ(1)、1961年5月14日レニングラード・ライヴ(2)、1948年3月2日レニングラード(3)、1962年2月10日ブダペスト・ライヴ(4)
■Disc9 62’ 03”
レフ・オボーリン(P)(1)、チェコPO(1)、レニングラードPO(2)(3)
録音:1946年6月1日プラハ・ライヴ(1)、1947年12月13日レニングラード・ライヴ(2)、1949年11月15日レニングラード・ライヴ(3)
■Disc10 58’ 14”
レオニード・コーガン(Vn)(1)、ウラジーミル・クラサヴィン(Cl)(5)、レニングラードPO(1)(3)(4)(5)、ソヴィエト国立SO(2)
録音:1949年11月15日レニングラード・ライヴ(1)、1949年モスクワ(2)、1962年2月10日ブダペスト・ライヴ(3)、1947年2月14日レニングラード(4)、1962年4月20日レニングラード・ライヴ(5)
今回まず目をひくのはベートーヴェンの交響曲。ムラヴィンスキーはベートーヴェンの全交響曲をレパートリーに入れていましたが、現時点で第8番と 第9番は世に出ていないのと、著作隣接権保護中1982年録音の交響曲第1番を除く6篇を収録。第2番以外は手兵レニングラードPOとのもので、 いずれも推進力に満ちた大きな演奏を味わえます。
ショスタコーヴィチの交響曲第11番は1957年10月30日にラフリン指揮ソヴィエト国立SOが世界初演を行いましたが、その4日後にムラヴィ ンスキーとレニングラードPOがレニングラード初演した際の録音が入っているのも貴重。これが壮絶極まりない演奏で、終楽章などムラヴィンスキー らしからぬ凶暴さで荒れ狂います。オイストラフとのヴァイオリン協奏曲第1番の1956年11月30日ライヴも神がかり的名演で、数ある同曲のディス ク中でも特別な価値があると申せましょう。
今回の注目は、ムラヴィンスキーとレニングラードPOが1962年2月に行ったブダペスト公演が初めて正式に日の目をみていること。バルトークの「弦 楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」、ベルリオーズの「妖精の踊り」、グラズノフの「ライモンダ」の間奏曲など幻の音源が蘇りました。
そのほか、レオニード・コーガンとのババジャニアン、ミハイル・ヴァイマンとのクリュズネルのヴァイオリン協奏曲の初出音源が驚き。また、ハチャトゥ リアンの交響曲第3番とアルチュニアンの祝典序曲のともに世界初演時の録音も嬉しい限り。 大半は入手困難なうえ、驚きの価格。ファンさえも持っていない音源続出の超貴重Boxです。 (Ki)

PH-18061(11CD)
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ハンス・スワロフスキー・ボックス
■Disc 1
ハイドン:交響曲集
(1)交響曲第70番ニ長調Hob.T:70
(2)交響曲第93番ニ長調Hob.T:93
(3)交響曲第100番ト長調「軍隊」
■Disc 2
モーツァルト:作品集
(1)ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
(2)ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
(3)アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525
■Disc 3 
ベートーヴェン:作品集
(1)交響曲第3番「英雄」
(2)プロメテウスの創造物Op.43〜序曲
(3)大フーガOp.133(ワインガルトナー編)
■Disc 4
シューベルト:交響曲集
(1)交響曲第9番ハ長調「グレート」
(2)交響曲第8番ロ短調「未完成」
■Disc
メンデルスゾーン:作品集
(1)ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
(2)2台のピアノのための協奏曲ホ長調
■Disc 6&7
(1)マーラー:交響曲第3番
(2)シェーンベルク:コール・ニドレOp.39
(3)同:6つの歌Op.8
(4)ワルシャワの生き残りOp.46
■Disc 8
ブラームス:作品集
(1)ピアノ協奏曲第2番
(2)ハンガリー舞曲第1番
(3)ハンガリー舞曲第2番
(4)ハンガリー舞曲第3番
(5)ハンガリー舞曲第5番
■Disc 9
R・シュトラウス:管弦楽曲集
(1)交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
(2)楽劇「ばらの騎士」〜導入曲とワルツ
(3)歌劇「インテルメッツォ」〜ワルツの情景
(4)交響的断章「ヨセフ伝説」
(5)歌劇「サロメ」〜7つのヴェールの踊り
■Disc 10
ワーグナー:管弦楽曲集
(1)歌劇「リエンツィ」序曲
(2)歌劇「ローエングリン」〜第1幕前奏曲/第3幕前奏曲
(3)楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
(4)歌劇「タンホイザー」序曲
(5)楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲
(6)楽劇「パルジファル」前奏曲
■Disc 11(ボーナス)
J・シュトラウス一家:作品集
J・シュトラウス:(1)喜歌劇「ジプシー男爵」序曲
(2)ポルカ「観光列車」Op.281
(3)ワルツ「ウィーンの森の物語」
(4)ポルカ「百発百中」Op.326
(5)喜歌劇「騎士パスマン」〜チャールダーシュ
(6)ワルツ「春の声」
(7)ヨセフ・シュトラウス:ポルカ「憂いもなく」
(8)J・シュトラウス:ワルツ「親しき仲」
(9)皇帝円舞曲
■Disc 1
ウィーン・アカデミー室内O(1)、
ケルンRSO(2)、
ウィーンSO(3)
録音:1952年(1)、
1962年2月8-10日ケルン(2)、
1956年5月3日ウィーン・ムジークフェライン(3)
■Disc 2
フリードリヒ・グルダ(P)(1)(2)、
ウィーン国立歌劇場O
録音:1963年6月(1)(2)(ステレオ)、
55年12月18日ウィーン・ムジークフェライン(3)
■Disc 3 
ウィーン国立歌劇場O(1)、
ケルンRSO(2)(3)
録音:1955年ウィーン(1)、
1952年11月2-4日ケルン(2)、
1962年9月10-14日(3)
■Disc 4 
ウィーンSO(1)、
ウィーン国立歌劇場O(2)
録音:1957年1月2日ウィーン・ムジークフェライン(1)、57年ウィーン・ムジークフェライン(2)
■Disc 5
イヴリー・ギトリス(Vn)(1)、
オラッツィオ・フルゴーニ(P)、
エドゥアルト・ムラゼク(P)(2)
ウィーンSO
録音:1954年(リリース)
■Disc 6&7
ソニャ・チェルヴェナー(A)、
RIAS女声cho、
ベルリン大聖堂少年cho、
ベルリンRSO(1)、
ハンス・ヤーライ(語り)、
アカデミー室内cho、
ウィーンSO(2)(4)、
ゲオルク・イェルデン(T)、ケルンRSO(3)
録音:1963年1月21日ベルリン・ライヴ(1)、
1952年10月28、30日ウィーン・コンツェルト・ハウス(2)(4)、
1961年12月16、20日ケルン(3)
■Disc 8
エドゥアルト・ムラゼク(P)(1)、
ウィーン国立歌劇場O
録音:1956年、57年(1)、
1954年9月12-14日(2)-(5)
■Disc 9
ケルンRSO
録音:1960年11月18-21日(1)(2)(5)、
1963年12月16-20日(3)、
1961年11月2-4日(4)
■Disc 10
チェコPO(1)(4)(5)(6)、
ウィーンSO(2)(3)
録音:1952年7月15日(1)、
1954年11月30日-12月2日(2)(3)、
1951年11月9日(4)、50年(5)(6)
■Disc 11
ウィーン国立歌劇場O(2)(4)(6)(7)(8)(9)、
チェコPO(1)(3)(5)
録音:1951年(2)(4)(6)(7)(8)(9)、
1957年9月19日(1)(3)(5)
Profilレーベルが、現在入手困難な音源をBox化するシリーズ、今回はオーストリアの指揮者ハンス・スワロフスキー。 ハンス・スワロフスキー(1899-1975)は指揮者として活躍するかたわら、ウィーン国立音楽大学指揮科教授として、アバド、メータ、ヤンソンス、アダ ム&イヴァン・フィッシャーなど錚々たる逸材を育てました。尾高忠明、湯浅卓雄、大町陽一郎ら薫陶を受けた大物日本人も多数います。
教育者としての業績が大きすぎたため、彼自身の芸術像は意外に伝わってきませんが、ワインガルトナーとR・シュトラウスの指揮の弟子として、 ドイツの伝統を現代に伝えた職人と申せましょう。
いずれも正確なバトン・テクニックで楷書的な演奏を聴かせてくれますが、ワーグナーやR・シュトラウス作品での大きな音楽作りに驚かされます。 また珍しいマーラーの交響曲第3番の1963年ライヴ、ギトリスとの共演によるメンデルスゾーンの協奏曲も興味津々。1952年10月のシェーンベルクの 「コール・ニドレ」と「ワルシャワの生き残り」はどちらも世界初録音だったとされます。 もうひとつの魅力はウィーン物で見せる独特の歌い回しと香り。十八番のヨハン・シュトラウスがたくさん入っているのも嬉しく、またハイドンの交響曲 やグルダとのモーツァルトも素晴しいのひとことに尽きます。
大半は入手困難なうえ、驚きの価格の超貴重Boxです。 (Ki)
PH-18062(4CD)
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ロストロポーヴィチ/モスクワ録音集
■Disc 1
(1)プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op.119
(2)チャイコフスキー:ロココ主題による変奏曲Op.33
(3)ショパン:序奏と華麗なポロネーズOp.3
■Disc 2 
(1)ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調Op.40
(2)カバレフスキー:チェロ・ソナタ 変ロ長調Op.71
■Disc 3 
(1)シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
(2)ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調Op.107
■Disc 4
(1)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
(2)ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第1番〜前奏曲
(3)ミヨー(ロストロポーヴィチ編):ブラジルの郷愁〜ティジュカ
(4)ファリャ(ピアティゴルスキー編):恋は魔術師〜火祭りの踊り
(5)グラナドス(ロストロポーヴィチ編):ゴエスカス〜間奏曲
(6)ストラヴィンスキー(ロストロポーヴィチ編):妖精の口づけ〜パ・ド・ドゥ
(7)ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34の14
全て、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)

■Disc 1 49’ 39”
スヴャトスラフ・リヒテル(P)(1)、
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
ソヴィエト国立SO(2)、
アレクサンドル・デデューヒン(P)(3)
録音:1950年3月1日モスクワ音楽院小ホールにおける世界初演時のライヴ(1)、1960年11月30日モスクワ音楽院大ホール(2)、
1954年/モスクワ音楽院小ホール(3)
■Disc 2 52’ 20”
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(P)(1)、
ドミートリー・カバレフスキー(P)(2)
録音:1960年頃(モスクワ・スタジオ)(1)、
1962年11月6日モスクワ音楽院小ホールにおける世界初演時のライヴ(2)
■Disc 3 49’ 01”
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
ソヴィエト国立SO(1)、
モスクワPO(2)
録音:1960年11月30日(1)、1961年2月10日(2)/モスクワ音楽院大ホール
■Disc 4 49’ 43”
グリゴーリー・ストリャロフ(指)モスクワRSO(1)、
アレクサンドル・デデューヒン(P)(2)‐(7)
録音:1953年(1)、1962年11月6日モスクワ音楽院小ホール(2)、1960年12月11日(3)-(6)、1956年(7)/モスクワ音楽院大ホール
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(1927-2007)は指揮をはじめ多方面で才能を発揮しましたが、何といってもやはりチェロが一番で、真に偉大な 奏者でした。ここでは彼のソ連時代、20代から30代半ばまでの若々しく切れ味の良い妙技を集めています。
当時彗星のように現れたロストロポーヴィチは超絶的な技巧に加え、深い大きな音楽性で大スターとなりました。同時代の作曲家たちとも親密にかかわ り、彼に弾いてもらうために世界中で数多くの作品が生まれました。当Boxに収められた作品のなかでも、プロコフィエフとカバレフスキーのチェロ・ソナタ、 ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲は彼のために書かれたもの。前者の2篇は世界初演時の貴重な記録で、プロコフィエフ作品はリヒテルが、カバレフス キー作品は作曲者自身がピアノを受け持っているのも豪華です。ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタはロストロポーヴィチのために書かれたものではあり ませんが、ここではショスタコーヴィチ自身が素晴らしい伴奏を聴かせてくれます。
協奏作品は3篇をロジェストヴェンスキー、サン=サーンスのみストリャロフ指揮で披露。旧ソ連の音楽家の驚異的な演奏技術を堪能できます。 (Ki)


PH-18063(10CD)
!!
ベネデッティ=ミケランジェリ・エディション
■Disc 1
(1)シューマン:ピアノ協奏曲
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
■Disc 2
(1)グリーグ:ピアノ協奏曲
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番
(3)シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化芝居
■Disc 3
(1)ラヴェル:夜のガスパール
(2)同:優雅で感傷的なワルツ
(3)同:ピアノ協奏曲ト長調
■Disc 4
(1)ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲(抜粋)
(2)バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
(3)バッハ:イタリア協奏曲BWV971
(4)ガルッピ:ピアノ・ソナタ第5番ハ長調
■Disc 5 
(1)ドビュッシー:子供の領分
(2)ショパン:ワルツ第2番変イ長調Op.34の1
(3)同:ワルツ第9番変イ長調Op.69の1「告別」
(4)同:マズルカ イ短調Op.68の2
(5)同:子守歌Op.57
(6)同:スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
(7)同:ワルツ 変ホ長調(遺作)
(8)フランク:交響変奏曲
■Disc 6
(1)リスト:ピアノ協奏曲第1番
(2)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番
■Disc 7
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番
(2)同:ピアノ協奏曲第13番
(3)ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調
■Disc 8
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
(2)同:ピアノ協奏曲第23番
■Disc 9
(1)リスト:死の舞踏
(2)シューマン:ピアノ協奏曲
(3)ショパン:マズルカ イ短調Op.68の2
(4)同:マズルカ ロ短調Op.33の4
(5)同:アンダンテ・スピアナートと華麗なポロネーズ
(6)グリーグ:ゆりかごの歌Op.68の5
(7)ガルッピ:ピアノ・ソナタ第5番ハ長調〜フィナーレ
■Disc 10
(1)スカルラッティ:ソナタ ハ短調L352
(2)同:ソナタ ニ短調L413
(3)同:ソナタ イ長調L322
(4)同:ソナタ ロ短調L449
(5)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番
(6)ショパン:ワルツ 変ホ長調(遺作)
(7)シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化芝居
(8)ドビュッシー:ラモーを讃えて
(9)モンポウ:歌と踊り第1番
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)

■Disc 1 67’ 07”
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(1)、
マリオ・ロッシ(2)(指)
ローマ・イタリアRSO
録音:1962年4月28日(1)、1960年4月28日(2) ヴァチカン
■Disc 2 75’ 31”
アルチェオ・ガリエラ(指)ミラノ・スカラ座O(1)
録音:1942年2月9日(1)、1941年6月(2) ミラノ・スカラ座、
1957年5月12日(3) ロンドン
■Disc 3 58’ 55”
エットーレ・グラチス(指)フィルハーモニアO(3)
録音:1960年5月22日(1) ロンドン、1952年(ライヴ)(2)、1957年(3)
■Disc 4 58’ 21”
録音:1948年10月26 / 27(1)(2) ロンドン、1943年(3)、1962年(4)
■Disc 5 59’ 15”
アルフレッド・ウォーレンスタイン(指)ロサンゼルスPO(8)
録音:1960年6月3日(1) プラハ、1962年(2)-(7)、1949年1月16日(8)
■Disc 6 43’ 05”
ラファエル・クーベリック(指)トリノ・イタリアRSO(1)、
エットーレ・グラチス(指)フィルハーモニアO(2)
録音:1961年4月28日(1)、1957年(2)
■Disc 7 67’ 42”
ヘルマン・シェルヘン(指)スイス・イタリア語放送O(1)、
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)ローマ・イタリアRSO(2)、
マリオ・ロッシ(指)トリノ・イタリアRSO(3)
録音:1956年6月21日(1) ルガーノ、1951年12月15日(2) ローマ、1959年12月18日(3) トリノ
■Disc 8 56’ 27”
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)ローマ・イタリアRSO
録音:1951年12月15日 ローマ
■Disc 9 73’ 45”
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指)ローマ・イタリアRSO(1)、
アントニオ・ペドロッティ(指)ミラノ・スカラ座O(2)、1962年4月28日(1) ヴァチカン、1942年4月9日(2) ミラノ・スカラ座、1949年7月21日(3)-(7) テアトロ・コロン(ブエノスアイレス)
■Disc 10 69’ 44”
録音:1955年2月27日 ワルシャワ(ライヴ)
EMIからリリースされているラヴェルやラフマニノフの協奏曲などは名盤の誉れ高いものですが、チェトラ音源のジュリーニ指揮ローマ・イタリア放送交 響楽団とのモーツァルトの協奏曲や、クーベリック指揮トリノ・イタリアRSOとのリストの1番、シェルヘン指揮スイス・イタリア語放送O とのモーツァルトなど、文字で見るだけでも期待できるタイトルが続きます。
また、バッハのイタリア協奏曲やショパンのワルツ第2番、フランクの交響変奏曲はミケランジェリ唯一の録音で貴重。さらに興味津々なのがDisc10。 1955年2月27日ワルシャワの演奏会ライヴですが、ちょうど第5回ショパン国際コンクール開催中で、その審査員としてポーランドを訪れていました。 このコンサートの後、アシュケナージを2位とすることに異議を唱え、審査員を降りたことは有名なエピソードとなっていますが、同時期の記録として感 慨深いものがあります。
驚きなのが1940年代の演奏。スカラ座でのグリーグのピアノ協奏曲、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第3番とシューマンのピアノ協奏曲や、ブエノ スアイレスのテアトロ・コロンでのショパンなどで、正確無比さはミケランジェリならではですが、推進力、表情、色彩感など信じ難い神業を披露してい ます。ミケランジェリ凄すぎる! ピアノ好き必携のBoxと申せましょう。 (Ki)
PH-18065
!!
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(P)
ヘリベルト・バイセル(指)
ボン・クラシックPO

録音:2017年11月29日/メッペン(ライヴ)
1986年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれのピアニスト、エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ5枚目のディスク登場。15歳の時にモスクワへ移り、 イリーナ・ガブリロワ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。若さに似合わぬ堂々とした演奏ぶりが特徴です。
リトヴィンツェヴァは 2017 年にヘリベルト・バイセル指揮ボン・クラシック・フィルハーモニーと、ブラームスのピアノ協奏曲第 1番の13 回のコンサー トを行いました。当アルバムはその際のライヴ録音。非常な体力と気力を要求する難曲ゆえライヴ録音は危険ながら、彼女は一発勝負の集中力を重ん じたといわれます。良く響く大きな音量と熱い情熱が魅力的ですが、バイゼルの老練なバックアップも特筆。見事な交響曲となっています。 (Ki)

PH-18066(5CD)
!!
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番ハ長調Op.21
交響曲第3番「英雄」
交響曲第2番ニ長調Op.36
交響曲第6番「田園」
交響曲第7番イ長調Op.92
交響曲第8番ヘ長調Op.93
交響曲第9番「合唱」
交響曲第4番変ロ長調Op.60
交響曲第5番「運命」
ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
ケルンWDR響
ラウラ・アイキン(S)
インゲボルク・ダンツ(A)、
マクシミリアン・シュミット(T)
タレク・ナズミ(Bs)
北ドイツ放送cho
ケルン放送cho

録音:2017年11月20-25日(第1、第2、第3、第4、第5)、2018年2月26日-3月3日(第6、第7、第8、第9)/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)
ブラームスの交響曲全集セットが好評だったサラステ。彼がそのシリーズの次に行なったベートーヴェン交響曲全曲シリーズがいきなりBoxで発売さ れます。2017年11月下旬と2018年2月下旬〜3月初旬のライヴという最新録音ながらお買い得価格での大盤振舞い。
注目は、指示のない第9以外、第1楽章提示部の繰り返しをすべて守っていること。ライヴでの繰り返しは珍しいと申せましょう。それでありなが ら決して長く感じさせず、むしろスピーディであっという間に聴かせてしまいます。また重苦しさ皆無で、常に透明で明快な音世界が繰り広げます。に もかかわらずベートーヴェン音楽の素晴らしさを存分に満喫することができる、まさに21世紀的ベートーヴェン像の誕生です。 (Ki)


PH-18076(4CD)
!!
ロリン・マゼール〜愛と悲劇
■Disc 1 
(1)チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」(抜粋)
(2)ストラヴィンスキー:交響詩「ナイチンゲールの歌」
■Disc 2 
ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」〜キャピュレット家の大宴/マブの女王/愛の情景/キャピュレット家の墓地でのロメオ
■Disc 3
(1)チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
(2)プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」〜モンタギュー家とキャピュレット家/踊り/ジュリエットの墓の前のロメオ/アンティル諸島から来た娘たちの踊り/タイボルトの死
■Disc 4
(1)ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
(2)ファリャ:「三角帽子」〜ファンダンゴ/セギディーリャ/ファルーカ/ホタ
(3)リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
全て、ロリン・マゼール(指)

■Disc 1
ベルリンRSO
録音:1969年(1)、1957年(2) (全てステレオ)
■Disc 2
BPO
録音:1957年2月イエス・キリスト教会(モノラル)
■Disc 3 
BPO
録音:1957年2月イエス・キリスト教会(モノラル)

■Disc 4
ベルリンRSO(1)(2)、BPO(3)
録音:1957年11月(1)、1965年6月(2)、1958年2月(3)/イエス・キリスト教会(全てステレオ)
若き日のロリン・マゼールが、DGに録音した名演を4枚組にまとめたお買い得Box。オーケストラもベルリン放送響とベルリン・フィルと豪華で、い ずれもマゼールの天才性を示す個性的演奏です。 (Ki)

PH-18077(10CD)
!!
ヨーゼフ・クリップス・エディション

■Disc 1
ハイドン:交響曲集
(1)交響曲第94番ト長調「驚愕」
(2)交響曲第99番
■Disc 2
モーツァルト:作品集
(1)交響曲第39番
(2)交響曲第40番
(3)歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
■Disc 3
モーツァルト:作品集
(1)交響曲第41番「ジュピター」
(2)交響曲第31番「パリ」
(3)歌劇「後宮からの誘拐」序曲
■Disc 4
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
(1)ヴァイオリン協奏曲第4番
(2)ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
■Disc 5
モーツァルト:作品集
(1)ピアノ協奏曲第24番
(2)ピアノ協奏曲第25番
■Disc 6
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
(2)チャイコフスキー:交響曲第5番
■Disc7
シューベルト:作品集
(1)「ロザムンデ」序曲D797
(2)交響曲第6番ハ長調D589
(3)交響曲第8番「未完成」
■Disc8
ベートーヴェン:作品集
(1)序曲「コリオラン」
(2)ヴァイオリン協奏曲ニ長調
(3)ああ不実なる人よOp.65
■Disc9
(1)シューマン:交響曲第4番
(2)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
■Disc10
(1)ブラームス:交響曲第4番
(2)シューマン:ピアノ協奏曲
ヨーゼフ・クリップス(指)

■Disc 1
VPO
1957年(ステレオ)
■Disc 2
LSO(1)(2)、VPO(3)
1953年(1)(2)(モノラル)、1955年(3)(ステレオ)
■Disc 3
モーツァルト:作品集
イスラエルPO(1)、LSO(2)、VPO(3)
1957年(1)、1951年(2)、1950年(3)(モノラル)
■Disc 4
ミッシャ・エルマン(Vn)、ロンドン新SO
1955年(モノラル)
■Disc 5
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
RCAビクターSO(1)、
エドウィン・フィッシャー(P)、
フィルハーモニアO(2)
1958年4月12日/マンハッタン・センター(1)(ステレオ)、1947年(2)(モノラル)
■Disc 6
クリフォード・カーゾン(P)、
LSO(1)、VPO(2)
1953年(1)(モノラル)、1958年9月(2)(ステレオ)
■Disc7
LSO
1948年(1)(2)、1950年4月(3)(モノラル)
■Disc8
アイザック・スターン(Vn)(2)、
フランス国立放送O(1)(2)、
インゲ・ボルク(S)(3)、VPO(3)
1958年9月18日(1)(2)(ライヴ・モノラル)、1956年6月(3)(ステレオ)
■Disc9
LSO(1)、
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)(2)、
RCAビクターSO(2)
1952年(1)(モノラル)、1958年4月4日/マンハッタン・センター(2)(ステレオ)
■Disc10
LSO(1)
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)(2)、
RCAビクターSO(2)
1950年(1)(モノラル)、1958年4月5-6日/マンハッタン・センター(2)(ステレオ)
ヨーゼフ・クリップス(1902-1974)全盛期の1950年代の名演を集めたうれしいBox。評価の高いモーツァルトやハイドンの交響曲、エルマンと共 演したモーツァルト、アイザック・スターンとのベートーヴェンの協奏曲も聴きもの。
Disc6に収録されているチャイコフスキーの交響曲第5番は、オリジナル・ブックレットに「1953年LSO」とありますが、実際は有名な「1958 年9月ウィーン・フィル」で、誤記となります。また、Disc10の5?7も作曲者が抜けていますが、シューマンです。
いずれもクリップスならではの古き良き味わいに満ちた演奏。この価格で入手できるのは慶賀の至りと申せましょう。 (Ki)

PH-18080(10CD)
!!
クライバーン・ボックス
■Disc 1
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(2)リスト:愛の夢第3番
(3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
■Disc 2
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
■Disc 3
(1)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
(2)ショパン:バラード第3番変イ長調Op.47
(3)同:スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
(4)同:エチュード イ短調Op.25の11「木枯らし」
(5)同:エチュード ホ短調Op.25の5
(6)同:エチュード ハ短調Op.10の12「革命」
(7)同:幻想曲ヘ短調Op.49
■Disc 4
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
■Disc 5
(1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
■Disc 6
(1)シューマン:ピアノ協奏曲
(2)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
■Disc 7
(1)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
(2)マクダウェル:ピアノ協奏曲第2番
■Disc 8
(1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330
(2)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番
(3)ショパン:バラード第3番
(4)リスト:ハンガリー狂詩曲第12番
■Disc 9
ショパン:(1)ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄」
(2)ノクターン第17番ロ長調Op.62の1
(3)幻想曲ヘ短調Op.49
(4)エチュード イ短調Op.25の11「木枯らし」
(5)エチュード ホ長調Op.10の3「別れの曲」
(6)バラード第3番変イ長調Op.47
(7)ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64の2
(8)スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
■Disc 10
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
全て、ヴァン・クライバーン(P)

■Disc1 60’ 00”
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO(1)
録音:1958年モスクワ(1)(2)、1958年4月18日モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)(2)
■Disc2 47’ 48”
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO
録音:1962年モスクワ
■Disc3 69’ 25”
録音:1960年(1)、1959年(2)-(7)
■Disc4 43’ 13”
キリル・コンドラシン(指)シンフォニー・オブ・ジ・エア
録音:1958年ニューヨーク
■Disc5 72’ 28”
フリッツ・ライナー(指)CSO
録音:1962年(1)、1961年(2)
■Disc6 78’ 48”
フリッツ・ライナー(指)CSO
録音:1960年(1)、1961年(2)
■Disc7 57’ 02”
ワルター・ヘンドル(指)CSO
録音:1960年
■Disc8 68’ 05”
録音:1959年6月7日ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)(1)
■Disc9 52’ 47”
録音:1961年 ニューヨーク
■Disc10 34’ 47”
キリル・コンドラシン(指)RCASO
録音:1958年 ニューヨーク

全てモノラル全てモノラル
ヴァン・クライバーン(1934-2013)は、ビルボード誌でクラシック初の7週連続第1位をとるなどアメリカを代表するピアニストですが、さまざまな 意味でロシア・ソ連と切っても切れぬ縁がありました。師匠ロジーナ・レヴィーンはロシア人で、彼女からロシア・ピアニズムをみっちりと仕込まれ、明 快で大きな音と強靭なテクニックを習得。1958年に行なわれた第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、米ソ冷戦時代の友好の懸け橋的存在 となりました。当時の人気はすさまじく、クラシックのレコードとしては唯一ビルボード誌7週連続1位となるほどでした。
ここではCD10枚にわたり彼のピアニズムを堪能できます。十八番のチャイコフスキーやラフマニノフの協奏曲は、輝かしい音色とみずみずしい情感が 今日でも魅力満点。シューマンやプロコフィエフの協奏曲も興味津々ながら、同国の偉大な先人マクダウェルの協奏曲第2番が嬉しい限り。理想的な名 演で、聴けば気にいること間違いなしの美しさです。
さらにショパンやリストの独奏曲も大歓迎。とりわけ「英雄ポロネーズ」や「ワルツ第7番」をはじめ「別れの曲」「革命」「木枯らし」などのほか、リ ストもピアノ・ソナタと「愛の夢」と人気作を網羅。基本的にRCAとメロディア音源ですが、超お買い得価格でご提供。必見のBoxです。 (Ki)
PH-18088
!!
チャイコフスキー:四季Op.37a
ドゥムカOp.59
アンドレイ・ホテーエフ(P)

録音:2008 年/ペテルブルグ・スタジオ
アンドレイ・ホテーエフは1946 年レニングラード生まれのベテラン・ピアニスト。レフ・ナウモフの門下ですが、リヒテルに認められ強い影響を受 けたといわれます。現在はドイツを本拠に活動。チャイコフスキーに特別な興味を持ち、フェドセーエフと協奏作品をすべて、それもオリジナル版で演 奏したり、ラフマニノフが4手用に編曲した「眠りの森の美女」の全曲版を世界初録音したりとこだわりを示しています。 当アルバムはいわゆる珍品ではないものの、ロシアの風物を描写したピアノ曲を集められている点で興味深く、またそこに育ったロシア人演奏家だか らこその絶妙な世界となっています。チャイコフスキー・ファン必携の一枚。 (Ki)

PH-18091(4CD)
!!
モーリス・ジャンドロン/チャームとチェロ
■Disc 1
(1)シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
(2)シューベルト:アルペジオーネ・ソナタD821
■Disc 2
(1)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5の1
(2)同:チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102の2
(3)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
■Disc 3 
(1)チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲Op.33
(2)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
■Disc 4
(1)ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調HobZb:2
(2)ボッケリーニ:チェロ協奏曲変ロ長調G.482
モーリス・ジャンドロン(Vc)

■Disc 1
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
ウィーンSO(1)、
ジャン・フランセ(P)(2)
録音:1962年(1)(ステレオ)、52年(2)(モノラル)
■Disc 2
ジャン・フランセ(P)
録音:1954年(1)(2)、52年(3)(モノラル)
■Disc 3 
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指)
ウィーンSO(1)、
カール・ランクル(指)LPO(2)
録音:1962年(1)(ステレオ)、1946年(2)(モノラル)
■Disc 4
パブロ・カザルス(指)
コンセール・ラムルーO
録音:1960年(ステレオ)
現在聴くことのできるジャンドロンの録音の多くは老年期のもの。端正で品の良いスタイルの印象がありますが、若い頃はたいへん煽情的な演奏をしたとされます。このBoxはまさに若きジャンドロンの凄さを堪能できます。
当Box中もっとも古いものが、1946年のドヴォルザークの協奏曲。1944年のメンゲルゲルク&パリ放送大Oとの録音より2年後ですが、ボルテージの高さと美しい歌い回しが最高。古い録音ながら引き込まれます。
興味深いのが恩師カザルスの指揮でハイドンとボッケリーニの協奏曲を共演したもの。ジャンドロンの独奏はもちろんですが、カザルスの人間味あふれる伴奏も聴きものです。両曲のカデンツァはジャンドロン自作のものです。
さらに興味深いのは、作曲家ジャン・フランセが伴奏者として名手ぶりを発揮していること。それも自作ではなく、シューベルト、ベートーヴェン、ブラームスのソナタといった難物なのが聴きもの。ジャンドロンの独奏にぴったり添いながらも強い存在感を示しています。まさに貴重な記録と申せましょう。
PH-18092
!!
モーツァルト:「女ほど素晴らしいものはない」による8つの変奏曲K.613
 「ああ、お母さん聞いて(きらきら星)」による12の変奏曲K.265
 ロンド イ短調K.511
リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想
モーツァルト(ビゼー編):ドン・ジョヴァンニのセレナード
ショパン:「お手をどうぞ」による変奏曲Op.2
ルイザ・ボラク(P)
ホリア・アンドレースク(指)
ルーマニア国立放送O

録音:2010年10月/ブカレスト放送(ライヴ)
前作「エネスコを讃えて」で、その高度なピアニズムとマニアックな選曲が話題となったルイザ・ボラク。1968年ルーマニア生まれのベテランで、今回はモー ツァルトに挑戦。名作オリジナル作品3篇に加え、難曲として知られるリストの「ドン・ジョヴァンニ」の回想と、ショパンが「ドン・ジョヴァンニ」の「奥様、 お手をどうぞ」を主題にしたピアノとオーケストラのための変奏曲も収録という贅沢盤。 ボラクならではのマニアックなのが、ビゼーがピアノ用に編曲した「ドン・ジョヴァンニのセレナード」。ビゼーは若い頃生活のために各種の編曲を行ないましたが、 なんと「ドン・ジョヴァンニ」全曲をピアノ独奏用(歌なし)にしています。ビゼーはリストを驚かすほどのピアノの腕前を持っていたため、この編曲も極めてピ アニスティックに仕上げられています。アルバムタイトルは「愛のモーツァルト」ですが、「モーツァルトを讃えて」であること間違いなしと申せましょう。 (Ki)

PH-19000(10CD)
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アーベントロート・ボックス
■CD1
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
■CD2
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調

■CD3
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調

■CD4
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調

■CD5
(1)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)同:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a

■CD6
(1)ブラームス:悲劇的序曲Op.81
(2)同:交響曲第3番ヘ長調Op.90

■CD7
(1)ベートーヴェン:ロマンス ト長調Op.40
(2)同:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61

■CD8
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」Op.55

■CD9 
(1)ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調「田園」Op.68
(2)同:交響曲第7番イ長調Op.92

■CD10”
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
全て、ヘルマン・アーベントロート(指)
■CD1 63’ 38”
ライプツィヒRSO
録音:1951年
■CD2 76’ 10”
録音:1949年
■CD3 61’ 08”
ベルリンRSO
録音:1956年2月(ライヴ)
■CD4 54’ 10”
ライプツィヒRSO
録音:1951年
■CD5 63’ 50”
ライプツィヒRSO
録音:1949年
■CD6 47’ 42”
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO(1)、チェコPO(2)
録音:1945年3月26日(1)、1951年(プラハの春音楽祭ライヴ)(2)
■CD7 49’ 17”
ダヴィド・オイストラフ(Vn)、ベルリンRSO
録音:1952年3月31日(ライヴ)
■CD8 46’ 52”
ワルシャワPO
録音:1953年10月22日※除去しきれないハムノイズがございます。
■CD9 76’ 55”
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO(1)、ワルシャワPO(2)
録音:1945年3月12日(1)、1954年5月16日(2)
■CD10 67’ 59”
ティッラ・ブリーム(S)、ディアナ・オイストラリ(C.A)、ルートヴィヒ・ズートハウス(T)、カール・パウル(Bs)、ベルリンRSO&cho
録音:1950年1月20日
ヘルマン・アーベントロート(1883-1956)は、フルトヴェングラーより3歳年長で2年早く亡くなった、全くの同時代人。ともにドイツの伝統を担い ながら、歴史のいたずらによりフルトヴェングラーは西ベルリン、アーベントロートはライプツィヒで別の国としてそれぞれが
最高の指揮者となりました。
そのアーベントロートが残した独墺作品を10枚組Box化。定評のあるベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーの交響曲を中心としたラインナップ が魅力的。当然ながら1940〜50年代のモノラル録音ですが、アーベントロート円熟期の至芸を堪能できます。 大半はターラ、シャルプラッテンと同一音源ですが、ベートーヴェンの第9交響曲など宇野功芳氏絶賛のディスクと歌手陣は同じながらも月日が異なっ ているので興味津々。またオイストラフを独奏者としたベートーヴェンの協奏曲とロマンスでは、ツルツルとしたヴァイオリンの美音に酔わされます。 (Ki)
PH-19009
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ロシア・ロマンスの歴史Vol.1
グリリョーフ:乙女の悲しみ
ダルゴムィシスキー:シェラ・ネヴァダは霧に包まれて
アリャビエフ(シフラ編):ワルツ*
アリャビエフ(シフラ&ヴィソツキー編):ナイチンゲール*
ワルラモフ:赤いサラファン
 彼女を起こさないで
バフメチェフ(シフラ編):小さな指輪*
チトーフ:護符*
ダルゴムィシスキー:グラナダは霧に包まれて
チマローザ:カヴァティーナ
シフラ:スペインのボレロ
コンデンコ:夕暮れ
ワルラモフ:天使
グリリョーフ:内なる音楽
サレンコ:時は…*
不詳:フランスのロマンス
グリンカ:夜のそよ風
マスロフスキー:でもシルヴィアはここにいない
不詳:出掛けましょうか
マラホフスキー:陽は山なみに輝き
グリリョーフ:ワルラモフの思い出(無伴奏)
*ギター独奏
ダーシコワ・アンサンブル【アンナ・ビネタ・ディウフ(Ms)、オレグ・チモフェーエフ(7 弦ギター)】

録音:2017年9月セント・ブリッジ教会(アイオワ、アメリカ)
ロシア民謡と呼ばれているもののうち、作者が特定され芸術性も高いものをロマンスとして区別しています。18世紀後半から美しい作品がたくさん生まれ、リ ストやヴィエニャフスキが変奏曲のテーマにさえしました。その宝庫を網羅的していくシリーズの第1弾。演奏は1987年生まれのアフリカ系ドイツ人メゾのアン ナ・ビネタ・ディウフとロシア人ギタリスト、オレグ・チモフェーエフによるダーシコワ・アンサンブル。アンサンブル名はエカテリーナ女帝の側近として尽くした ロシアきっての才女ダーシコワ女史に由来します。ロシア特有の7弦ギターの響きも美しく、もの悲しいロシアの歌の威力を満喫できます。 (Ki)

PH-19023(2CD)
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カール・ベーム〜エディション・シュターツカペレ・ドレスデンVol.45
■Disc 1
(1)シューベルト:交響曲第5番
(2)カール・ベーム自身を語る(ラジオ番組「音楽的自画像」1956年10月6日放送から)

■Disc 2 
カール・ベーム、ドレスデン告別演奏会1979
(1)シューベルト:交響曲第8番「未完成」
(2)同:交響曲第9番「グレート」
(3)聴衆の喝采に対するベームのスピーチ
カール・ベーム(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

■Disc 1
録音:1942年6月12日(ドレスデン衛生博物館所蔵音源)
■Disc 2
録音:1979年1月12日/ドレスデン文化宮殿ホール(ステレオ・ライヴ)
カール・ベーム(1894-1981)は1934年にからシュターツカペレ・ドレスデンの総監督に就任、1943年まで務めました。その間、リヒャルト・シュ トラウスの歌劇「無口な女」や「ダフネ」を世界初演するなど、戦前のドイツ音楽界を華やかに飾りました。
放送用録音はアセテート盤を用いていたため時間の制約があり、小品中心でした。それらは「エディション・シュターツカペレ・ドレスデンVol.43」に ベーム指揮のポピュラー小品が集められていますが、1941-2年のシーズンからは磁気テープが開発されたため、交響曲の楽章をカットや中断なし放送が 実現しました。ドレスデン衛生博物館の舞台を放送スタジオにして新たなページが始まりましたが、その記念すべき第1号がベーム指揮によるシューベル トの交響曲第 5 番だったとされます。それをここで聴くことができます。
興味深いのが、北ドイツ放送が行なっていた1956年10月のラジオ番組でベームが音楽的自画像を語ったもの。そこではR・シュトラウスの 思い出などの面白い話が豊富に語られます。そこにはベーム指揮による「ばらの騎士」のワルツや、ベームに捧げられた歌劇「ダフネ」の終曲もかけられ ます。
それ以上に注目なのが、最晩年のベームが1979年1月12日にドレスデン文化宮殿ホールで行った告演奏会が日の目を見たこと。曲はシューベル トの「未完成」と「グレート」の2大交響曲というのも魅力。これまでは「グレート」のみがDGから発売されていましたが、今回は同時に演奏された「未 完成」を加えての登場となります。終演後鳴りやまぬ拍手に対してベームが行なった感動的なスピーチが収録しているのも貴重。神々しいまでの「未完成」 と「グレート」の名盤が1枚加わったと申せましょう。 (Ki)
PH-19027(2CD)
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ハイドン:変奏曲と小品
カプリッチョ ト長調Hob.]Z:1
20の変奏曲イ長調Hob.]Z:2
12の変奏曲変ホ長調Hob.]Z:3
幻想曲ハ長調Hob.]Z:4
6つの変奏曲ハ長調Hob.]Z:5
変奏曲ヘ短調Hob.]Z:6
5つの変奏曲ニ長調Hob.]Z:7
アダージョ ト長調Hob.]X:22/U
変奏曲ハ短調「ロクスラーヌ」Hob.T:63
アレグレット ト長調Hob.]Z:10
アダージョ ヘ長調Hob.]Z:9
ドイツ国歌による変奏曲Hob.V:77/U
12のドイツ舞曲Hob.\:12
エカテリーナ・デルジャヴィナ(P)

録音:2016年11月29 / 30日/ザールラント放送
ハイドンのピアノ・ソナタ全集(PH12037)に続くデルジャヴィナのハイドン第2弾は変奏曲を中心とした小品集。楷書的ながら独自の解釈がユニークで話題 となった前作にひきつづき、今回も驚くほど新鮮なハイドン像が出現します。タイトルだけみると同じようですが、「カプリッチョ」はドイツ民謡「8人のへぼ仕立屋」を、 「12の変奏曲」は弦楽四重奏曲第20番のメヌエットを主題にしており、「変奏曲ヘ短調」はハイドンらしからぬ悲痛な感情にあふれています。また、弦楽四重 奏曲第77番「皇帝」の第2楽章による変奏曲はオーストリア(現ドイツ)国歌を主題としていて、ピアノ版でも格調高く美しさの極みです。
エカテリーナ・デルジャヴィナは1967年生まれ、グネシン音楽学校でウラジーミル・トロップに師事、1993~2006まで母校、2003年からはモスクワ音楽 院で教えています。フォルジュルネ音楽祭に出演して日本でも注目される逸材です。 (Ki)

PH-19029(4CD)
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フランチェスカッティ&カサドシュ
■Disc 1
ベートーヴェン
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12-1
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12-2
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12-3
■Disc 2
ベートーヴェン
(1)ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.23
(2)ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30-1
(3)ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30-2
(4)ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30-3
■Disc 3
ベートーヴェン
(1)ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」
(2)ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
(3)ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96
■Disc 4
(1)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
(2)フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調Op.108
(3)同:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13
(4)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
ジノ・フランチェスカッティ(Vn)、
ロベール・カサドシュ(P)

■Disc 1
録音:1958年(1)、1961年(2)(3)

■Disc 2
録音:1961年

■Disc 3
録音:1961年(1)、1958年(2)(3)

■Disc 4 60’ 50”
録音:1947年(1)、1952/56年(2)、1951年7月13日(3)(4)/エクサンプロヴァンス音楽祭(ライヴ)

STEREO&MONO
フランチェスカッティとカサドシュの超名盤がお買い得価格で登場。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集はSony原盤。端正で正確ながらフランス的な エスプリに満ちた名演として長く決定盤とされていたもの。全盛期のフランチェスカッティ独特な輝くような美音に聴き惚れさせられますが、カサドシュのニュア ンスに富むピアノの最高。
さらに嬉しいのが、両者の共演による1947-56年のエクサンプロヴァンス音楽祭のライヴが収められていること。それもフランク、フォーレ、ドビュッシーと フランス物で、古き良き時代を知る両巨匠ならではの良い香りに満ちた演奏を繰り広げています。 (Ki)

PH-19030(4CD)
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アシュケナージ/初期録音集
■Disc1
1955年第5回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン
(1)バラード第2番ヘ長調Op.38
(2)マズルカ第21番嬰ハ短調Op.30の4
(3)マズルカ第29番変イ長調Op.41の4
(4)ノクターン第3番ロ長調Op.9の3
(5)エチェード嬰ト短調Op.25の6
(6)エチュードハ長調Op.10の1
(7)前奏曲嬰ハ短調Op.45
(8)ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄」
(9)エチュードヘ長調Op.10の8
(10)エチュードヘ長調Op.25の3
(11)スケルツォ第4番ホ長調Op.54
(12)舟歌Op.60
■Disc2
ショパン
(1)12の練習曲Op.10
(2)12の練習曲Op.25
■Disc3 71’53”
(1)リスト:メフィスト・ワルツ第1番
(2)鬼火〜超絶技巧練習曲集より
(3)ショパン:マズルカ第35番ハ短調Op.56の3
(4)同:マズルカ第36番イ短調Op.59の1
(5)同:華麗なワルツ第2番変イ長調Op.34の1
(6)同:ワルツ第6番変ニ長調Op.69の1「小犬」
(7)同:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
(8)ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲Op.42
■Disc4 60’50”
(1)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
(3)同:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
ヴラディーミル・アシュケナ ージ(P)


■Disc1
録音:1955年/ワルシャワ(ライヴ)(1)-(11)、61年(12)/モスクワ

■Disc2
録音:1959年、60年クワ

■Disc3
録音:1957年(1)-(6)(8)/ベルリン、1961年(7)/モスクワ

■Disc4
録音:1957年(1)、1959年(2)(3)/ベルリン

全てモノラル
ヴラディーミル・アシュケナージといえば現役最高のピアニストのひとりですが、今から60年ほど前に彗星のように現れた際は世界のピアノ界に衝 撃がはしりました。まだ高校生だった1955 年に第 5 回ショパン国際ピアノ・コンクールに出場、第 2 位という結果に審査員のミケランジェリが立腹し てその任を辞したことがニュースとなりました。
まず何より鮮やかなテクニックと若々しい覇気に驚かされます。ショパン・コンクールの実況録音は「英雄ポロネーズ」などこれまでも聴くことがで きましたが、ディスク1枚分もあるのは壮観。Op25の6の三度のエチュードは、あまりに早く完璧に弾いたため聴衆や審査員を凍りつかせたと語り 草になっていたものを、ここでついに実体験できます。 このほか20歳頃にベルリンで行なったライヴで強烈なリストとプロコフィエフ、さらには端正なベートーヴェンに聴き惚れてしまいます。若きアシュ ケナージは不思議に輝く強音と透明な弱音、旧ソ連派ながらガンガン弾く超絶系ではなく詩的で自然な演奏が新鮮。ピアノ好きなら心から興奮させら れる演奏です。
PH-19035(5CD)
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モーツァルト:弦楽四重奏曲集
■Disc 1
(1)第14番ト長調K.387
(2)第15番ニ短調K.421
■Disc 2
(1)第17番変ロ長調K.458「狩」
(2)第16番変ホ長調K.428
■Disc 3
(1)第18番イ長調K.464
(2)第19番ハ長調K.465「不協和音」
■Disc 4
(1)第20番ニ長調K.499
(2)第21番ニ長調K.575
■Disc 5 
(1)第22番変ロ長調K.589
(2)第23番ヘ長調K.590
クレンケQ
■Disc 1
録音:2004年2, 4月/ハンス・ロスバウト・スタジオ
■Disc 2
録音:2005年1月31日-2月2日(1)、6月1日-3日/ハンス・ロスバウト・スタジオ
■Disc 3
録音:2004年9月8日-10日(1)、12月20日-22日/ハンス・ロスバウト・スタジオ
■Disc 4
録音:2006年12月4日-6日(1)、4月11日-13日/ハンス・ロスバウト・スタジオ
■Disc 5
録音:2007年2月21日-23日(1)、11月5日-7日/ハンス・ロスバウト・スタジオ
2019年結成29年を迎えるクレンケ四重奏団。メンバー全員が女性で、楷書的かつ辛口な演奏が特徴。彼女たちがモーツァルトの「ハイドンセット」と「プロシャ王セッ ト」を3年かけて録音したディスクは高評を得ていましたが、今回5枚組のBox発売。価格もお手頃で、モーツァルトの弦楽四重奏の魅力をたっぷり味わえます。
PH-19054(4CD)
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クララ・シューマン ピアノ独奏曲全集
(1)スケルツォ第2番Op.14
(2)ロベルト・シューマンの主題による変奏曲Op.20
(3)音楽の夜会Op.6
(4)ベッリーニの「海賊」のカヴァティーナによる演奏会用変奏曲Op.8
(1)3つのロマンスOp.11
(2)ピアノ・ソナタ ト短調
(3)ロマンツェ イ短調
(4)4つの性格的小品Op.5
(1)4つの束の間の小品Op.15
(2)即興曲「ウィーンの思い出」Op.9
(3)スケルツォ第1番Op.10
(4)3つのロマンツェOp.21
(5)3つの前奏曲とフーガOp.16
(1)4つのポロネーズOp.1
(2)ワルツ形式によるカプリスOp.2(全9曲)
(3)ロマンスと変奏Op.3
(4)ロマンティックなワルツOp.4
(5)ロマンツェ ロ短調
スザンネ・グリュツマン(P)

録音:1995年2月、10月/ベルリン放送スタジオ10
2019年はクララ・シューマンの生誕200周年にあたります。2007年にProfilレーベルよりリリースされていた彼女のピアノ曲全集のBoxをプ ライス・ダウンして再発売。録音は1995年ですが、ベルリン放送との共同制作で丁寧な音作りとなっています。 何よりクララ・シューマンのピアノ曲を網羅しているのが魅力。演奏のグリュツマンは1964年ライプツィヒ生まれ。旧東独の巨匠ピアニスト、ディーター・ ツェヒリンに師事し、後に夫人となっています。正統派ドイツ・ピアニズムを存分に味わえます。 (Ki)
PH-19063
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ハイドン:交響曲集
交響曲第90番ハ長調Hob.T:90
交響曲第91番変ホ長調Hob.T:91
交響曲第92番ト長調Hob.T:92「オックスフォード」
ヨハネス・メーズス(指)
バート・ブリュッケナウ・バイエルン室内O

録音:2014年4月28日〜5月1日/ノイマルクト・ライトシュターデル祝祭ザール
ハイドン50代半ば円熟期の1788年に作られた交響曲3篇。ヴァーラーシュタインのクラフト・エルンスト公からの依頼によるため「ヴァーラーシュ タイン交響曲」とも呼ばれています。最後の92番は名作「オックスフォード」として知られています。 古典派の交響曲や協奏曲に意欲を燃やすヨハネス・メーズスが、バート・ブリュッケナウ・バイエルン室内Oを率いて挑戦。きびきびしたテンポ、 明るい音楽性がハイドンにぴったりです。
PH-19067
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コラボレーション
■ヴァイオリンとギター
(1)モーツァルト:トルコ行進曲
(2)ピアソラ:オブリビオン/鮫
・タンゴ・プロジェクト
(3)ピアソラ:バチンの少年/アディオス・ノニーノ/リエージュに捧ぐ
■ギターと弦楽四重奏
(4)グラナドス:オリエンタル/サラバンド
■ギターと室内オーケストラ
(5)ハイドン:アダ−ジョ/プレスト
■チェロとギター
(6)バルトーク:ルーマニア民俗舞曲〜第1、2、3曲
■ギターと弦楽四重奏
(7)ボッケリーニ:ミヌエット/アレグレット
■ギターとオーケストラ
(8)ロドリーゴ:カナリオ
■ダウランド・コンセプト
(9)ダウランド:暗闇に私は住みたい
■ギターと弦楽四重奏
(10)ファリャ:粉屋の踊り
フリーデマン・ヴットケ(G)
セバスティアン・シュミット(Vn)(1)(2)、
ウィリアム・サバティエ(バンドネオン)、
ヴィンフリート・ホルツェンカンプ(Cb)、
ティモ・ハンドシュー(指)南西ドイツプフォルツハイム室内O(3)、
ミングエット四重奏団、
フェリックス・マツラ(カスタネット)(4)(10)、
イーゴリ・ジューコフ(指)新モスクワ室内O(5)、
ベルンハルト・シュミット(Vc)(6)、
ダヴィド・ブラッチーニ四重奏団(7)、
セバスティアン・テヴィンケル(指)南西ドイツプフォルツハイム室内O(8)、
サラ・マリア・スン(S)、
ヨッヘン・ファイフト(Sax)、
ヴェルナー・マツケ(バロック・チェロ)(9)
ドイツのベテラン・ギター奏者フリーデマン・ヴットケ。彼が他楽器の仲間たちと奏したアンサンブルから聴きどころをピックアップ。ギターをメインに 弦楽器やオーケストラと味わい深い音楽作りを見せてくれます。ハイドンの協奏曲は往年のソ連のヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、イーゴリ・ジューコフが 指揮を務めているのも興味津々です。 (Ki)
PH-19084
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ブルックナー:交響曲第1番(1891年ウィーン版) ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2019年5月26日/レゲンテンバウ・マックス・リットマン・ザール(バート・キッシンゲン)(ライヴ)
ゲルト・シャラーは手兵フィルハーモニー・フェスティヴァと2012年にブルックナーの交響曲第1番1866年リンツ版をリリースしていますが、今回 1891年ウィーン版に挑戦。ブルックナーの全交響曲録音を完了したシャラーの次なる挑戦は、各交響曲の異版。かつてロジェストヴェンスキーの演奏に よる18種の版のディスクが発売されましたが、シャラーはそれ以上の大企画となる予定です。彼はこの企画が単なるブルックナー専門家向けのマニアッ クなものでなく、一般音楽ファンにも魅力的で、どの版がお気に入りかを選べる楽しみに満ちているとしています。
交響曲第1番は1866年に作曲され、77年と84年に細部が修正されましたが、交響曲第8番の改訂後の1891年に大幅な改訂が施されました。シャ ラーによれば音楽自体はさほど違いがないものの、オーケストレーションを後期交響曲のように厚くして重厚さと音響効果を増しているとのこと。1866 年リンツ版のディスクとの音響的違いを際立たせるため、今回はエーブラハ大修道院付属教会ではなくバート・キッシンゲンのレゲンテンバウ、マックス・リッ トマン・ザールでのコンサートがライヴ録音されました。このホールは各声部を明瞭に引き出す一方、温かみのあるシルクのような音響でロマン派作品に 最適、世界最高のホールのひとつであるとシャラーは絶賛しています。
シャラーの大プロジェクトは、来る2024年のブルックナー生誕200周年に向けてのチクルスで、誕生月であるその9月に完成を目指しています。ご 期待ください。 (Ki)

PH-18026(8CD)
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ギーゼキング/モーツァルト・ピアノ独奏曲全集
■Disc 1 71’ 25”
メヌエットとトリオ ト長調K.1/メヌエット ヘ長調K.2/アレグロ 変ロ長調K.3/メヌエット ヘ長調K.4/メヌエット ヘ長調K.5/グラーフの歌曲『われらは勝てり』による変奏曲K.24/『ウィレム・ヴァン・ナッサウ』による変奏曲K.25/アレグレットの主題による変奏曲K.54/メヌエット ニ長調K.94/サリエリの歌劇『ヴェネツィアの定期市』による変奏曲K.180/フィッシャーのメヌエットによる変奏曲K.179 (189a)/ピアノ・ソナタ第1番ハ長調K.279/第2番ヘ長調K.280/第3番変ロ長調K.281
■Disc 2 ピアノ・ソナタ 65’ 47”
第4番変ホ長調K.282/第5番ト長調K.283/第6番ニ長調K.284/第7番ハ長調K.309/アレグロ ト短調K.312
■Disc 3 ピアノ・ソナタ 69’ 32”
第8番イ短調K.310/第9番ニ長調K.311/第10番ハ長調K.330/ボーマルシェの『セビリャの理髪師』による変奏曲K.354/カプリッチョ ハ長調K.395/きらきら星変奏曲 K.265
■Disc 4 ピアノ・ソナタ 69’ 23”
第11番イ長調K.331/第12番ヘ長調K.332/第13番変ロ長調K.333/『美しいフランソワーズ』による変奏曲K.353/ドゼードの『ジュリー』による変奏曲K.264
■Disc 5 66’ 35”
8つのメヌエットとトリオK.315a/グレトリーの『サムニウム人の結婚』の結婚行進曲による変奏曲K.352/アレグロ変ロ長調K.400/前奏曲とフーガ ハ長調K.394/フーガ ト短調K.401/幻想曲ハ短調K.396/幻想曲ニ短調K.397/組曲ハ長調K.399/パイジェッロ『哲学者気取り』による変奏曲K.398
■Disc 6 69’ 43”
小葬送行進曲K.453a/サルティの『とんびに油揚げ』による
変奏曲K.460/グルックの『メッカの巡礼』による変奏曲K.455/幻想曲ハ短調K.475/ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457/ロンド ニ長調K.485/アレグレットとメヌエットK.498a/アレグレットによる変奏曲K.500
■Disc 7 60’ 07”
6つのドイツ舞曲K.509/ロンド イ短調K.511/ピアノ・ソナタ ヘ長調K.533/ロンド ヘ長調K.494/アダージョ ロ短調K.540/ピアノ・ソナタ第15番ハ長調K.545/ピアノ・ソナタ ヘ長調K.547a
■Disc 8 69’ 18”
ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570/第17番ニ長調K.576/デュポールのメヌエットによる変奏曲K.573/小さなジーグ ト長調K.574/アンダンティーノ変ホ長調K.236/メヌエット ニ長調K.355/アダージョ ハ長調K.356/『女はたいしたものだ』による変奏曲K.613/ロンド ヘ長調 K.616
ワルター・ギーゼキング(P)

録音:1953、5 4 年(モノラル)
rofileレーベル、大好評のBoxシリーズにギーゼキングが登場しました。それもモーツァルトのピアノ独奏曲をほぼすべて収録した8枚組が超お買い 得価格となっています。
ギーゼキング芸術のなかでもとりわけ評価の高いのがモーツァルト。透明かつ崇高な音世界をじっくり聴かせ、60年以上経った今日でも、最高の演奏 とする人も多い決定盤中の決定盤。重さや濁り、停滞感といったものが皆無なピアニズムは驚異的です。ピアノ・ソナタや変奏曲全曲はもとより、K.1番代までもおさえているのも嬉しい限り。「トルコ行進曲」や「きらきら星」変奏曲ももちろん収録。 以前EMIからリリースされていましたが現在入手困難なうえ、今回はTHSスタジオのホルガー・ジードラーが新マスタリングを施しているのも注目。 さらに驚きの価格で、新たなギーゼキングの名モーツァルトBoxの登場となります。 (Ki)


PH-19018(10CD)
!!
ジョージ・セル〜協奏曲&交響曲集

■Disc 1
(1)メンデルスゾーン:真夏の夜の夢〜序曲/スケルツォ/夜想曲/結婚行進曲
(2)シューベルト:ロザムンデ〜序曲/バレエ音楽第2番/間奏曲第3番/間奏曲第1番
(3)ウェーバー:小協奏曲ヘ短調Op.79
■Disc 2
ハイドン:交響曲集
(1)交響曲第88番ト長調Hob.T:88
(2)交響曲第97番ハ長調Hob.T:97
(3)交響曲第104番ニ長調「ロンドン」
■Disc 3 
モーツァルト:作品集
(1)ディヴェルティメント第2番ニ長調K.131
(2)ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」
■Disc 4
(1)モーツァルト:交響曲第33番変ホ長調K.319
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503
(3)チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲
■Disc 5
モーツァルト:協奏曲集
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K.207
(2)ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調K.211
(3)ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
■Disc 6
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集
(1)ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
(2)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
■Disc 7
ブラームス:作品集
(1)交響曲第3番ヘ長調Op.90
(2)ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
■Disc 8
シューマン:交響曲集
(1)交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」
(2)交響曲第2番ハ長調Op.61
■Disc 9 
(1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(2)同:マンフレッド序曲Op.115
(3)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
■Disc 10
ドヴォルザーク:交響曲集
(1)交響曲第8番ト長調Op.88
(2)交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
全て、ジョージ・セル(指)

■Disc 1 74’ 28”
アムステルダム・コンセルトヘボウO(1)(2)、
クリーヴランドO、ロベール・カサドシュ(P)(3)
録音:1957年11月(1)(2)、1952年(モノラル)(3)
■Disc 2 68’ 54”
ハイドン
クリーヴランドO
録音:1954年(1)(3)、1957年(2)
■Disc 3 52’ 23”
モーツァルト
クリーヴランドO(1)、ロベール・カサドシュ(P)、
コロムビアSO(クリーヴランドO)(2)
録音:1963年(1)、1954年(2)
■Disc 4 66’ 04”
レオン・フライシャー(P)(1)、
クリーヴランドO(1)(2)、
レナード・ローズ(Vc)、NYO(3)
録音:1962年(1)、1959年(2)、1955年(3)
■Disc 5 69’ 25”
アイザック・スターン(Vn)、
クリーヴランドO(1)(2)
【商品にはこう記されていますが、第2番の伴奏はセルとクリーヴランドOではなく、アレクサンダー・シュナイダー指揮イギリス室内Oだと思われます】

ロベール・カサドシュ(P)、
コロムビアSO(クリーヴランドO)(3)
録音:1961年(1)(2)、1954年(3)
■Disc 6 68’ 31”
レオン・フライシャー(P)、
クリーヴランドO(1)、
クリフォード・カーゾン(P)、LPO(2)
1959年(1)、1949年(モノラル)(2)
■Disc 7 78’ 54”
アムステルダム・コンセルトヘボウO(1)、
レオン・フライシャー(P)、クリーヴランドO(2)
録音:1951年(モノラル)(1)、1958年(2)
■Disc 8 66’ 19”
クリーヴランドO
録音:1958年(1)、1957年(2)
■Disc 9 71’ 28”
レオン・フライシャー(P)(1)(3)、
クリーヴランドO
録音:1960年(1)(3)、1958年(2)
■Disc 10 75’ 05”
アムステルダム・コンセルトヘボウO(1)、
クリーヴランドO(2)
録音:1951年(モノラル)(1)、1959年(2)
大指揮者ジョージ・セルがSonyやDecca等に残した音源のうち、現在入手難のものを中心に選んだBoxがお買い得価格で登場します。
いずれも名演の誉れ高いものばかり。カサドシュ、カーゾン、フライシャーらを独奏に据えたピアノ協奏曲はどれも絶品。いくつかは「コロムビア交 響楽団」と表記されていますが、これはクリーヴランドOが契約の関係で変名を用いたもの。
Disc5に、アイザック・スターンとのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第 2 番が収録されていますが、彼はセルとクリーヴランドOと同曲を 録音しておらす、これまで知られているアレクサンダー・シュナイダー指揮イギリス室内Oだと思われます。予めご了承ください。 (Ki)


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