湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE !! レーベル・カタログ チャイ5



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※表示価格は、全て期間限定特価(税込み)。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者

AU-21403(13CD)
フルトヴェングラー/コンプリートRIASレコーディングズ
ベートーヴェン:交響曲第6番&第5番[1947年5月25日]
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲、
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲/ユーディー・メニューイン(Vn)[1947年9月30日]
バッハ:管弦楽組曲第3番[1948年10月24日]
ブラームス:交響曲第4番、
シューベルト:交響曲第8番「未完成」[1948年10月24日]
ブルックナー:交響曲第8番[1949年3月15日]
シューマン:序曲「マンフレッド」、
ブラームス
:交響曲第3番、
フォルトナー
:ヴァイオリン協奏曲/ゲルハルト・タシュナー(Vn)[1949年12月18日]
ワーグナー:ジークフリートの葬送行進曲、
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲[1949年12月19日]
ヘンデル:合奏協奏曲ニ短調Op.6-10
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
ヒンデミット:管弦楽のための協奏曲[1950年6月20日]
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」[1950年6月20日]
グルック:「アルチェステ」序曲[1950年9月5日]
ヘンデル:合奏協奏曲Op.6-5[1954年4月27日]
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲[1952年12月8日]
ヒンデミット:世界の調和[1951年12月8日]
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」[1952年12月8日]
シューベルト:「ロザムンデ」序曲[1953年9月15日]
ブラッヒャー:管弦楽のための協奏的音楽[1954年4月27日]
シューベルト:交響曲第8番「未完成」、交響曲第9番「グレート」[1953年9月15日]
ブラームス:交響曲第3番、
R.シュトラウス
:「ドン・ファン」、
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲[1954年4月27日]
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
第5番「運命」[1954年5月23日]

■ボーナスCD…フルトヴェングラー、指揮について語る
全て、ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
Auditeのホームページ(http://audite.de/index.php?bnm=181)でオリジナルのテープの音質とマスタリング後の音質のチェックができます。20数分間にわたり、いかなるポリシーのもとにAuditeがリマスタリングをほどこしたかが、マスタリング前と後で聴き比べることができます。特にブルックナー8番、1楽章コーダのわざとのような咳の嵐(それにしても、あの音楽でどうしてあんなに盛大な咳ができるのか!当時のベルリンはよっぽど風邪がはやっていたのか?3月なのに?)がマスタリング後は音楽性をまったく損なうことなく、気にならないレヴェルまで抑えられているのはデジタル・テクノロジーの驚異と申せましょう。そして全編にわたりナレーションを担当しているのはあの、アンジェラ・ヒューイットというのも驚きです。素晴らしく聞き取りやすくわかりやすい英語です。ぜひ御一聴ください。演奏そのものについてはもうなにも付け加えることはない素晴らしいものばかり。戦後のフルトヴェングラーの円熟期、絶頂期の音楽がベルリンフィルとの黄金の組み合わせでたっぷり堪能できる、Auditeにフルヴェン・ファンは足を向けて寝られなくなること疑いなしのセットです。  (Ki)

AU-21405(5CD)
クナッパーツブッシュ/RIAS録音集

(1)ブルックナー:交響曲第9番
(2)シューベルト:交響曲第8番「未完成」
(3)ブルックナー:交響曲第8番
(4)ベートーヴェン:交響曲第8番
(5)J.シュトラウス:「千一夜物語」間奏曲
(6)ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
(7)ハイドン:交響曲第94番ト長調「驚愕」
(8)チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」
(9)J.シュトラウス:「こうもり」序曲
(10)J.シュトラウス:ピツィカート・ポルカ
(11)コムツァーク:バーデン娘
(12)シューベルト:交響曲第8番「未完成」
(13)ブルックナー:交響曲第9番
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)BPO

(1)録音:1950年1月28日ティタニア・パラスト(スタジオ録音)
(2)録音:1950年1月28日ティタニア・パラスト(スタジオ録音)
(3)録音:1951年1月8日 イエス・キリスト教会(スタジオ録音)
(4)録音:1952年1月29日 イエス・キリスト教会(スタジオ録音)
(5)録音:1952年1月29日 イエス・キリスト教会(スタジオ録音)
(6)録音:1950年2月1日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
(7)録音:1950年2月1日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
(8)録音:1950年2月1日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
(9)録音:1950年2月1日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
(10)録音:1950年2月1日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
(11)録音:1950年2月1日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
(12)録音:1950年1月30日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
(13)録音:1950年1月30日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
ハンス・クナッパーツブッシュはベルリン・フィルに度々客演し、戦後もカラヤン時代最初期の1956年までその関係が続きました。このセットには1950年から1952年までの録音が収録されています。いずれも過去にLP、CDで発売され話題になったものばかりです。お得意のブルックナー、濃厚かつ豪快な味わいのベートーヴェン、ユーモアに溢れたシュトラウス、ロマンティシズムたっぷりのチャイコフスキーなど、いずれも素晴らしい名演。中でもシューベルトの未完成交響曲は、クナッパーツブッシュの資質が曲と合致した超ド級のスケールで、必聴の名演です。また数日違いのスタジオ録音とライヴ録音の二種の録音を収録、音楽の微妙な違いを比べられるのもファンにとってはたまらないでしょう。auditeはフルトヴェングラーのRIAS録音集でも、従来の音源とは明らかに次元の異なった高音質を提供、ここでも放送局秘蔵の蔵出し音源で素晴らしい音質を実現しています。クナの未発表写真、当時の批評等、貴重な資料も充実しております。 (Ki)

AU-21406(3CD)
チェリビダッケ/コンプリートRIAS録音集1948−57

[CD1] 70’12”
(1)ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
(2)ラヴェル:スペイン狂詩曲
(3)ブゾーニ:ヴァイオリン協奏曲Op.35a
(4)ケルビーニ:「アナクレオン」序曲

[CD2] 80’48”
(5)ヒンデミット:ピアノ協奏曲(1945) 【ドイツ初演】
(6)ハラルト・ゲンツマー(1909−2007):フルートと室内オーケストラのための協奏曲(1944)
(7)コープランド:バレエ「アパラチアの春」

[CD3] 65’15”
(8)ハインツ・ティーセン(1887−1971):ハムレット組
(9)ティーセン:サランボー組曲Op.34a
(10)ティーセン:交響曲第2番Op.17「死してなれ」
(11)ラインハルト・シュヴァルツ=シリング(1904−1985):弦楽オーケストラのための序奏とフーガ 【世界初演】
全て、セルジウ・チェリビダッケ(指)

(1)ゲルハルト・プッヒェルト(P)、RIAS響
 録音:1948年10月20日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(2)BPO
 録音:1948年10月14日ベルリン=ダーレム、ティールアレー・ゲマインデハウス(セッション・モノラル)
(3)ジークフリート・ボリース(Vn)、BPO
 録音:1949年5月9日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(4)BPO
 録音:1949年3月7日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(5)ゲルハルト・プッヒェルト(P)、BPO
 録音:1949年9月5日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(6)グスタフ・シェック(Fl)、BPO
 録音:1950年12月9日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション・モノラル)
(7)BPO
 録音:1950年4月4日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(8)合唱団、ベルリンRSO
 録音:1957年10月7日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(9)ベルリンRSO
 録音:1957年10月7日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(10)ベルリンRSO
 録音:1957年10月7日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(11)BPO
 録音:1949年4月11日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
抜群の高音質復刻で評判を呼ぶauditeの「ドイチュラントラジオ・クルトゥーア・エディション」に、またまた大物が登場します。チェリビダッケがベルリン・フィルほかを指揮したCD3枚組セットの内容は、1948年から1957年の間にRIASによってライヴならびにセッション収録されたすべての音源を集めたものです。
■チェリビダッケとベルリン・フィル■
セルジウ・チェリビダッケ(1912−1996)は、地元ルーマニアの大学で哲学と数学を学んだのち、1936年にベルリンに赴き、ベルリン音楽大学で、フーゴ・ディストラーに対位法を、クルト・トーマスとフリッツ・シュタインに音楽理論を、ヴァルター・グマインドルに指揮法を、そしてハインツ・ティーセンに作曲を師事しています。フルトヴェングラーを心から尊敬していたといわれるチェリビダッケは、第2次大戦後に指揮活動を禁止されたフルトヴェングラーの代役として、1945年にベルリン・フィルの首席指揮者として迎えられ、以後7年間ベルリン・フィルを指揮、1952年にフルトヴェングラーが終身首席指揮者として復帰した後も支え、1954年までベルリン・フィルの復興再建に尽力しました。
■キャリア初期の貴重なドキュメント■
チェリビダッケはごく少数の例外を除いて、レコーディングには否定的な立場を取り続けたことでもユニークな存在でした。ようやく死後に解禁された晩年のライヴ演奏では、ミュンヘン・フィルとのブルックナーなどに代表されるように、入念なリハーサルによる徹底して磨き抜かれた表現と、極端に遅いテンポの採用に特徴が顕著ですが、ここでは、オケに厳しいリハーサルを要求した「完璧主義者」チェリビダッケの一貫した姿勢が垣間見られると同時に、まだ比較的まともなテンポ設定で演奏が行われている点にも気付かされます。
■ガーシュウィン、ヒンデミットそしてラヴェル■
録音嫌いのチェリビダッケの遺したRIASのアーカイヴはキャリア初期のドキュメントとしても貴重なのはもちろんですが、その収録内容もベルリンで活躍していた時期ならではともいうべきたいへん興味深いものとなっています。ピアノの即興演奏などからも知られるように好んでいたガーシュウィンや、精妙なグラデーションにより、かねて得意なことで有名なラヴェル。演奏効果の上がることから、チェリビダッケがコンサートのオープニングのプログラムに組むことが多かった「アナクレオン」序曲のほか、ナチ政権下で演奏を禁じられていたヒンデミットと、その弟子ゲンツマーの作品などが取り上げられています。
■「チェリビダッケの師」ティーセンによる作品■
上記のように、ベルリン音楽大学でティーセンに作曲を学んだチェリビダッケは、1957年、師ティーセンの70歳の誕生日の機会に、ベートーヴェンの第7交響曲をのぞいて、すべてティーセンの作品のみを演奏するためにベルリンへ帰還しました。ハインツ・ティーセン(1887−1971)は、チェリビダッケに意見できる数少ない人物のひとりで、米兵の誤射でレオ・ボルヒャルトが死亡し、ベルリン・フィルの首席指揮者が不在となった際に、チェリビダッケにベルリン・フィルの首席指揮者のオーディションを受けるように勧めたとも云われています。表現主義への傾向を強めた作風により、やはりナチによってマークされていたティーセンですが、こうして直弟子チェリビダッケの演奏で聴けるのは思いがけない喜びといえるでしょう。チェリビダッケが、すでに疎遠になっていたベルリン・フィルではなく、ベルリン放送響を指揮したこのコンサートは、1992年にシャウシュピールハウスでベルリン・フィルを指揮してブルックナーの第7交響曲を演奏するまでの間、結果的にチェリビダッケにとっての“ベルリン告別”演奏会となりました。
■ベルリンRIAS正規マスターを初めて使用■
ブゾーニ、ケルビーニ、ヒンデミットなど、別のレーベルから出ていたことのある演奏も含まれていますが、このセットのために、RIASのアーカイヴよりオリジナル・マスターテープが初めて利用可能となり、その結果、望みうる最高のクオリティのCD化が実現しました。なお、時折、低域にブーンというノイズの混入がみられることがありますが、これは1948年6月24日から1949年5月12日にかけて、いわゆる「ベルリン封鎖」によりティタニア=パラスト上空が大渋滞を起こしていたことによるもので、この演奏が行われた当時の時代背景をなまなましく感じさせるものといえるでしょう。 (Ki)

AU-21408(5CD)
クレンペラー/ベルリンRIAS録音集1950−58

(1)ベートーヴェン:交響曲第2番

(2)ベートーヴェン:交響曲第6番

(3)ベートーヴェン:「エグモント」序曲

(4)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

(5)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番

(6)モーツァルト:セレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」

(7)モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」序曲

(8)モーツァルト:交響曲第25番

(9)モーツァルト:交響曲第29番

(10)モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」

(11)マーラー:交響曲第4番

(12)ヒンデミット:組曲「気高き幻想」
オットー・クレンペラー(指)
(1)ベルリンRSO/録音:1958年3月29日ベルリン、音楽大学(ライヴ)
(2)RIAS響/録音:1954年2月15日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ)
(3)ベルリンRSO/録音:1958年3月29日ベルリン、音楽大学(ライヴ)
(4)ベルリンRSO/録音:1958年3月29日ベルリン、音楽大学(ライヴ)
(5)ハンス=エーリヒ・リーベンスアーム(P)、RIAS響/録音:1954年2月15日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ)
(6)RIAS響/録音:1950年12月21、22日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
(7)RIAS響/録音:1950年12月19日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
(8)RIAS響/録音:1950年12月20日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
(9)RIAS響/録音:1950年12月20日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
(10)RIAS響/録音:1950年12月22、23日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
(11)エルフリーデ・トレッチェル(S)、RIAS響/録音:1956年2月12日ベルリン、音楽大学(ライヴ)
(12)RIAS響/録音:1954年2月15日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)

全てモノラル
auditeのドイチュラントクルトゥーア・シリーズに、大物クレンペラー(1885-1973)が登場。戦後ヨーロッパに復帰後のベルリンで、RIAS響および改称後のベルリン放送響を指揮したもので、ベートーヴェン、モーツァルト、マーラーほか巨匠ゆかりのプログラムを取り上げた注目の内容です。マーラーの推薦を得て、1907年にプラハで指揮者としてデビューしたのちのクレンペラーは、バルメン、シュトラスブルク、ケルン、ヴィースバーデンといった歌劇場の指揮者を歴任し、急速にドイツを代表する指揮者のひとりとして注目を浴びるようになりますが、クレンペラーのキャリアのなかでも重要な活動として知られるものが、1927年に始まるクロール・オーパーでの仕事でした。ベルリン国立歌劇場の一部門として創設されたクロール・オーパーでは、クレンペラーのもと、ヒンデミットの「カルディヤック」「今日のニュース」、シェーンベルクの「期待」「幸福な手」、さらにクレンペラー自ら演出を手掛けたストラヴィンスキー「エディプス王」「マヴラ」など同時代の作品が積極的に紹介されると同時に、旧来の有名な曲目に対しても新しい現代的な演出が試みられますが、その意欲的な試みは多くの支持と反発を引き起こすことになります。さらに、折からのドイツ経済の危機的状況とナチスに代表される右翼の圧力から、1931年に劇場は閉鎖に追い込まれてしまい、1933年ついにクレンペラーはナチス・ドイツ政権を逃れてアメリカ合衆国に移住します。こうした経緯もあって、おそらく文化的・政治的状況のために、クレンペラーが第2次大戦後にヨーロッパに戻ったあとも、クレンペラーと戦前因縁のあったベルリン国立歌劇場は一切の接触を断ったままで、ベルリン・フィルとRIAS響がクレンペラーを客演に招いているものの、「ベルリンでのクレンペラー」の演奏の絶対数は決して多いとは言えない状況なので、こうしてまとめてリリースされる意義はきわめて大きいといえるでしょう。しかも、すべての収録内容が、オリジナル・マスターからの初の正規復刻というのはやはり大きなポイントとおもわれます。このたびのセットには、厳格な対位法処理により金字塔として名高いベートーヴェンと奥深いモーツァルトをはじめ、師マーラーの交響曲と、クレンペラーがもっとも得意としていたプログラムで、ファンにはよく知られている演奏が大半を占めるいっぽうで、シュナーベルに師事し、ベートーヴェン弾きとして知られたリーベンスアーム(1906ケーニヒスベルク生まれ)をソリストに迎えたピアノ協奏曲第3番と、クロール時代の記憶も強烈なヒンデミットという、おそらく初出とおもわれる音源が含まれているのも見逃せないところです。 (Ki)

AU-21411(5CD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第1番ハ長調Op.49
弦楽四重奏曲第2番イ長調Op.68
弦楽四重奏曲第4番ニ長調Op.83
弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.73
弦楽四重奏曲第6番ト長調Op.101
弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110
弦楽四重奏曲第5番変ロ長調Op.92
弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調Op.108
弦楽四重奏曲第9番変ホ長調Op.117
弦楽四重奏曲第10番変イ長調Op.118
弦楽四重奏曲第12番変ニ長調Op.133
弦楽四重奏曲第14番嬰ヘ長調Op.142
弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.122
弦楽四重奏曲第13番変ロ短調Op.138
弦楽四重奏曲第15番変ホ短調Op.144
マンデルリングQ
ゼバスティアン・シュミット、ナネッテ・シュミット(Vn) ローラント・グラッスル(Va),ベルンハルト・シュミット(Vc)

録音:2005-2009年
収録場所:全てクリンゲンミュンスター(デジタル・セッション)
作曲者歿後30周年を迎えた2005年に開始され、2009年に全曲の収録が完了したマンデルリング四重奏団によるショスタコーヴィチ・シリーズ。この間、結成25周年の節目となる2008年には初来日公演も果たし、マンデルリング四重奏団は日本の聴衆にも広くその名を知られるところとなりましたが、このたび、かれらの代表作である「ショスタコーヴィチ全集」が装いも新たに、通常CD5枚組セットで登場します。当セットは、シュミット3兄弟を中心にした緊密なアンサンブルによる手堅い演奏内容とともに、録音の良さでもオーディオ・ファイルより注目を集めてきました。セット発売に際して、SACDハイブリッド仕様による分売リリースとの比較では、さらにお求め安い価格でのリリースとなっており、あらためて多くの方にお聴きいただけるものとおもわれます。なお、セットの仕様はコンパクトなクラムシェル・ボックス・タイプとなります。
【全15曲の概要】
★CD1には、有名な第5交響曲のあとに作曲され、軽快で簡潔な作風の「第1番」のほか、政治的な圧力や内面的葛藤が投影され始める「第2番」「第4番」を収録。
★CD2には、5楽章形式、中間3楽章の構成という点で、先行して書かれた第8交響曲と構想が酷似している「第3番」、シンプルなつくりと明るい表情が特徴の「第6番」、そして、第1交響曲、第10交響曲、チェロ協奏曲第1番ほか、自作からの大量の引用がみられる“戦争交響曲”的な自伝的な内容の傑作「第8番」を収録しています。
★円熟期の作が並ぶCD3は、作曲者の名前のイニシャルをあてはめた音型を主題にしている点で、第10交響曲の先駆けといえる「第5番」、簡潔なスタイルがいっそう洗練され、全15曲中でもっとも短く、最初の夫人ニーナに捧げられた「第7番」、対照的に5楽章と規模も大きく、内容的にも交響曲ばりの手ごたえ感じさせ、2番目の妻イリーナに捧げられた「第9番」を収めています。
★CD4には、楽しくオプティミスティックなムードと簡潔な手法に特徴があり、親友ワインベルクに献呈された第10番、演奏時間30分弱で2楽章形式、とくに長大な後半楽章のシンフォニックな規模と起伏のおおきなつくりや、12音技法を採用している点も注目される「第12番」、ゆかりのベートーヴェン四重奏団のシリンスキーに献呈され、チェロの動きに重点が置かれ、シンプルな書法からくる思索的な味わいも聴きとれる「第14番」を収録。
★ショスタコーヴィチ晩年の10年間に作曲され、これまでにもまして内省的、瞑想的な傾向を収めるCD5。ロシア民謡や古来の典礼歌を織り込みながら、短い7つの楽章が切れ目なくつづく組曲仕立ての「第11番」、第12番に引き続き12音技法で書かれ、単一楽章とヴィオラが主役という点に特徴がある「第13番」、そして、世を去る前年の作で、6つのパートが切れ目なく演奏され、全15曲中最長規模の演奏時間を要する「第15番」を収めています。 (Ki)
AU-21412(4CD)
ベルリンRIAS・新ウィーン楽派プロジェクト

(1)シェーンベルク:月に憑かれたピエロOp.21 (1912)

(2)シェーンベルク:室内交響曲Op.9 (1906)

(3)シェーンベルク:ピアノ協奏曲Op.42 (1942)

(4)シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲Op.47(1949)

(5)シェーンベルク:シュテファン・ゲオルゲの詩による歌曲集「架空庭園の書」Op.15
(1908−09)

(6)シェーンベルク:詩篇第130番「深き淵より」Op.50B(1950)

(7)シェーンベルク:3つのピアノ小品Op.11 (1909)
6つのピアノ小品Op.19 (1911)
5つのピアノ小品Op.23 (1920/23)

(8)シェーンベルク:ピアノ曲Op.33a(1929)
 ピアノ曲Op.33b(1931)

(9)シェーンベルク:弦楽三重奏曲Op.45 (1946)

(10)シェーンベルク:古い様式による組曲ト調〜弦楽オーケストラのため
の(1934)

(11)ベルク:抒情組曲 (1925‐26)

(12)ベルク:クラリネットとピアノための4つの小品Op.5 (1913)

(13)ベルク:7つの初期の歌

(14)ベルク:わたしの両眼を閉ざしてください(1907年版)
わたしの両眼を閉ざしてください(1925年版)

(15)ウェーベルン:パッサカリアOp.1(1908)

(15)ウェーベルン:管弦楽のための5つの小品Op.10(1911/13)

(16)ウェーベルン:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品Op.7 (1910)

(17)J・シュトラウス(シェーンベルク編曲):ワルツ「南国のばら」

(18)J・シュトラウス(ウェーベルン編曲):「ジプシー男爵」より宝のワルツOp.418 (1885/1921)

(19)シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲Op.47
(1)イルメン・ブルメスター(シュプレッヒシュティンメ)、クラウス・ビリング(P)、ハンス・ペーター・シュミッツ(Fl、ピッコロFl)、アルフレッド・ビュルクナー(Cl、バスCl)、ハンス・バスティアーン(Vn)、ヴァルター・ミュラー(Va)、ヴェルナー・ハウプト(Vc)、ヨーゼフ・ルーファー(指)/録音:1949年3月3&10日ベルリン、クライストザール(セッション・モノラル)
(2)フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS響メンバー/録音:1953年10月1日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション・モノラル)
(3)ペーター・シュタドレン(P)、ヴィンフリート・ツィリヒ(指)RIAS響/録音:1949年2月6日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(4)ティボル・ヴァルガ(Vn)、エルンスト・クルシェネク(P)/録音:1951年9月24日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(5)シュザンヌ・ダンコ(S)、ヘルマン・ロイター(P)/録音:1955年11月3日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(6)ギュンター・アルント(指)RIAS室内Cho/録音:1958年3月7日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(7)エドゥアルト・シュトイアーマン(P)/録音:1963年6月18日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(8)エルゼ・C.クラウス(P)/録音:1951年5月20日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(9)エーリヒ・レーン(Vn)、エルンスト・ドベリツ(Va)、アルトゥール・トレースター(Vc)/録音:1957年9月23日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(10)フェレンツ・フリッチャイ(指)BPO/録音:1949年11月28日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル
(11)ヴェーグQ[シャーンドル・ヴェーグ(第1Vn)、シャーンドル・ゾールディ(第2Vn)、ゲオルゲス・ヤンツェル(Va)、パウル・サボー(Vc)]/録音:1963年11月10日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(12)ハインリヒ・ゴイザー(Cl)、クラウス・ビリング(P)/録音:1953年9月19日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(13)マグダ・ラースロー(S)、ローター・ブロダック(P)/録音:1958年7月4日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(14)イヴリン・リアー(S)、ハンス・ヒルシュドルフ(P)/録音:1960年2月5日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(15)アルトゥール・ローター(指)ベルリンRSO/録音:1965年2月1日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(15)ブルーノ・マデルナ(指)ベルリンRSO/録音:1961年12月5日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(16)アンドレ・ジェルトレル(Vn)、ディアネ・アンデルセン(P)/録音:1958年5月7日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(17)バスティアーンQ[[ハンス・バスティアーン(Vn)、ヨハネス・ブラウ(Vn)、ヴァルター・ミュラー(Va)、ヴェルナー・ハウプト(Vc)]、エミール・ハマーマイスター(ハルモニウム)、クラウス・ビリング(P)/録音:1950年2月18日ベルリン、クライストザール(セッション・モノラル)
(18)バスティアーンQ[ハンス・バスティアーン(Vn)、ヨハネス・ブラウ(Vn)、ヴァルター・ミュラー(Va)、ヴェルナー・ハウプト(Vc)]、エミール・ハマーマイスター(ハルモニウム)、クラウス・ビリング(P)
(19)ルドルフ・コリッシュ(Vn)、アラン・ヴィルマン(P)/録音:1953年8月28日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(ライヴ・モノラル)
パウル・クレーによる水彩画「月に憑かれたピエロ」(1924)をあしらったジャケットも印象深いauditeのRIAS音源復刻シリーズ最新刊は、シェーン ベルク、ベルク、ウェーベルンら新ウィーン楽派による作品を集めたセット。CD4枚組、トータル5時間にもおよぶボリューム満点の内容です。
【新ウィーン楽派】
20世紀初頭のウィーンを舞台に、アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)、弟子のアントン・ヴェーベルン(1883-1945)とアルバン・ベルク (1885-1935)は、無調主義、十二音主義による前衛的な創作活動を展開して、今日に至る世界的に多くの作曲家に影響を与えました。 このセットには、かれら新ウィーン楽派の作曲家たちに拠って1906年から1950年のあいだに書かれた全23作品(1951年のヴァルガと1953年コリッ シュによる、シェーンベルクの「幻想曲」の別演奏を含む)が収められています。
【『現代音楽の擁護者』シュトゥッケンシュミットが推進したプロジェクト】
1949年から1965年にかけて収録された音源の数々は、戦後、ベルリンRIAS現代音楽部門のディレクターを務めていたハンス・ハインツ・シュトゥッ ケンシュミット(1901-1988)の主導で実現したもの。 ドイツの著名な音楽学者、音楽評論家で、作曲家でもあったシュトゥッケンシュミットは、シェーレベルクをはじめ、ブラッハーやブゾーニなどの著作でも 知られ、なかでもシェーンベルクについてはその歴史的意義を早くから評価した「現代音楽の擁護者」ともいうべき人物。 シュトゥッケンシュミットは、やはり代表的なシェーンベルク学者であり、指揮者としても知られたヨーゼフ・ルーファーとともに、亡命先から帰国した音 楽家たちが、こうした放送ドキュメンタリーに専念できるよう雇用の環境作りに尽力しました。
【作曲家にごく近い演奏家たちによる貴重なドキュメント】
ここで演奏を担当する超一流の演奏家陣は、ほとんどがシェーンベルクの弟子たち、あるいは知人のいずれかといった、作曲家周辺のごく身近の親しい人 たちから構成されているのも重要なポイント。 ヴァイオリンのコリッシュ、ピアノのシュトイアーマンやエルゼ・C.クラウス、指揮者のツィリヒは師シェーンベルクによって才能を開花させ、ピアノのシュ タドレンやヴァイオリンのヴァルガは、シェーンベルク、ヴェーベルンとベルクと親交がありました。 そのいっぽう、新ウィーン楽派に属さず、直接演奏のてほどきも受けていない指揮者フリッチャイやソプラノのダンコらによる演奏も、価値ある内容。当時 ほとんど演奏機会がない作品に偏見なく、かれらが生涯を通じて情熱を傾けていたという事実を考えると、特に興味の尽きないものといえそうです。 (Ki)

AU-21413(6CD)
フランク:オルガン作品全集
小品変ホ短調
大オルガンのための小品
アンダンティーノ(ト短調)
ファンタジー(ハ長調、第1稿)
ハルモニウムのための5つの小品(ルイ・ヴィエルヌによる大オルガン用編曲)
オッフェルトリウム(イ長調)
ファンタジー(ハ長調、第2稿)

行進曲風にOp.22(ロスによるOrg編曲)
6つの小品[ファンタジーOp.16
大交響的作品Op.17
前奏曲,フーガと変奏曲Op.18
パストラルOp.19/祈りOp.20
フィナーレOp.21
足鍵盤によるハルモニウムもしくはオルガンで弾く聖務日課のための遺作集(オルガニストU)[43曲]
ハルモニウムのための、ブルターニュのノエルによるオッフェルトリウム
ファンタジー(ハ長調、第3稿)
ハルモニウムのためのアントレ
3つの小品[ファンタジー.イ長調/カンタービレ/英雄的小品
小オッフェルトリウム
表題なし(小品−アンダンテ・クアジ・レント)
オルガンもしくはハルモニウムのための小品集,7つの小品ハ長調およびハ短調
7つの小品変ニ長調および嬰ハ短調
7つの小品ニ長調およびニ短調「クリスマスのための」
7つの小品変ホ長調および変ホ短
7つの小品ホ短調およびホ長調
7つの小品ヘ長調およびヘ短調
7つの小品嬰へ短調および変ト長調
7つの小品ト長調およびト短調「クリスマスのための」
7つの小品変イ長調および嬰ト短調
大オルガンのための3つのコラール[ホ長調/ロ短調/イ短調]
ハンス=エーベルハルト・ロス(Org)

録音:2004/2005年 メミンゲン、聖マルティン教会の大オルガン
数多くの優秀録音で知られるドイツAuditeレーベルからフランクのオルガン作品を収録したアルバムが通常CD6枚組BOXで登場!有名なコラールか らハルモニウム作品の編曲までをも含めた充実の内容。フランクのオルガン作品を熟知したハンス=エーベルハルト・ロスの素晴らしい演奏に加え、教会 の素晴らしい響きを捉えた録音ですので、オルガン音楽ファンはもちろんオーディオ・ファンにもたまらない内容です。 (Ki)

AU-21418(3CD)
ブロニスラフ・ギンペル / ベルリンRIAS録音集1954−57

(1)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

(2)シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番

(3)ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番

(4)シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調D 574, Op.162

(5)メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ.ヘ短調

(6)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番

(7)ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ

(8)タルティーニ(フリードリヒ・ヘルマン編):ヴァイオリン・ソナタ ト短調Op.1-10「見捨てられたディドーネ」

(9)ラートハウス:パストラルとダンスOp.39
ブロニスラフ・ギンペル(Vn)
RIAS響、マルティン・クラウゼ(P)

(1)フリッツ・レーマン(指)
 録音:1955年6月24、25日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(2)アルトゥール・ローター(指)
 録音:1957年4月1日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(3)アルフレッド・ゴールケ(指)
 録音:1954年2月26日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション・モノラル)
(4)録音:1955年4月15日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(5)録音:1955年4月16日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(6)録音:1955年2月4日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ8(セッション・モノラル)
(7)録音:1955年6月29日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(8)録音:1955年2月4日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ8(セッション・モノラル)
(9)録音:1955年2月3日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ8(セッション・モノラル)
幼少時より神童としてならし、名手フーベ ルマンになぞらえて「ブロニスラフ2世」としてさわがれた名ヴァイオリニスト、ギンペル。クレンペラーに賞賛されロス・フィルのコンサートマスターを務 めた事もありましたが、オイロディスクなどの多くの録音などによって、ソリストとしての人気が現在でも高いようです。芸風も「天賦の才があり、大変な技 術力もち、若き日は力強いヴィブラートと情熱的な音楽が魅力」とグローブ音楽事典でも評されております。往時のヴァイオリン芸術の魅力が堪能できる価 値ある1セットです。
ブロニスラフ・ギンペル ブロニスラフ・ギンペル(1911−1979)は、現在のウクライナ共和国西部リヴィウ(リヴォフとも)に生まれ、ロサンジェルスで亡くなったアメリカのヴァ イオリニスト。 イディッシュ・シアターを立ち上げた祖父、クラリネットやヴァイオリンを演奏し、小劇場の楽団を指揮する父、そして兄のジェイコブ(1906−1989)も また高名なピアニストとして知られるという具合に、芸術一家に育ったギンペルは、1922年から26年までウィーン音楽院でロベルト・ポラック(ほどなく サンフランシスコで若き日のアイザック・スターンの師となる)に学び、さらに1928年から1929年にかけてベルリン音楽大学でカール・フレッシュに師 事しています。 14歳でウィーン・フィルと共演、ゴルトマルクのヴァイオリン協奏曲を弾いてデビューを果たし、神童と讃えられたギンペルは1926年にはイタリア国王とロー マ教皇ピウス11世の御前演奏をおこなってもいます。 ギンペルはケーニヒスベルク管(1929−31)、エーテボリ響(1931−36)、ロサンジェルス・フィル(1937−1942)のコンサートマスターを歴任するいっ ぽう、この間1935年の第1回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで入賞を果たしています。 その後一時期、ハリウッド・ユース・オケを創設して指揮者としても活躍、1942年から1945年までは米軍の兵役に服し、1947年以降、ギンペルはア メリカとヨーロッパでソリストとしての活動を再開。また、アメリカン・アーティスト四重奏団、ニュー・フレンズ・ピアノ四重奏団、マンズ・ピアノ・トリ オのメンバーとしても、ワールドツアーを行いました。 1967年から1973年までコネティカット大学の教授として後進の指導にあたり、1964年には初来日を果たしました。 (Ki)

(ドイチュラントクルトゥーア)
AU-21419(2CD)
カッチェン〜1962&1964年ベルリンにおけるスタジオ録音集
(1)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
(2)ブラームス:幻想曲集 Op.116
(3)ブラームス:6つの小品よりOp.118(U.間奏曲 イ長調 X.ロマンス ヘ長調)
(4)ブラームス:スケルツォ 変ホ短調 Op.4
(5)ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80
(6)ベートーヴェン:ロンド・ア・カプリッチョ「失くした小銭への怒り」 ト長調 Op.129
(7)シューマン:森の情景〜予言の鳥
(8)ショパン:夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9-2
(9)ショパン:バラード第3番 変イ長調 Op.47
(10)ショパン:夜想曲第8番 変ニ長調 Op.27-2
(11)ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57
ジュリアス・カッチェン(P)

録音:(1)(3)(5)-(7)(9)1962年2月19日、
(2)(4)(8)(10)(11)1964年5月25日(モノラル)
リマスタリング:ルトガー・ベッケンホーフ(2014 年 リマスタリング)
全てセッション録音(初出)
これはすごい!伝説のピアニスト、ジュリアス・カッチェンが1962年、1964年にベルリンのランクヴィッツ・スタジオにてセッション録音した非常に 貴重な音源が、抜群の高音質復刻で評判を呼ぶaudite の「ドイチュラントラジオ・クルトゥーア・エディション」から登場します。 アメリカのニュージャージー州に生まれ、パリに留学して以降はヨーロッパを拠点に活動した名ピアニスト、ジュリアス・カッチェン(1926-1969)は 肺癌のため42 歳の若さで亡くなりましたが、いまなお伝説として語り継がれております。その短い生涯ゆえに録音の絶対数の少ないカッチェンの初出音 源というだけでも喜ばしいことですが、当レコーディングではカッチェンのディスコグラフィ初となる作品が多数収録(リスト:ピアノ・ソナタ、ベートーヴェ ン:「失くした小銭への怒り」、ショパン:バラード第3番、夜想曲第2番&第8番、子守歌の6作品)されております。ベートーヴェン、ブラームスの 作品に定評のあるカッチェンですが、大作リストのピアノ・ソナタも目が覚めるほどの熱演で、カッチェン・ファンならずとも注目の演奏と言えましょう。 完璧と言っていいほどの驚異的なテクニックと雄々しいピアニズム、そしてきらめくタッチが魅力のカッチェンの演奏。当ディスクのレコーディングはモノ ラルながらAuditeレーベルの社主ルトガー・ベッケンホーフ氏による非常に丁寧なリマスタリングにより、演奏の空気感・迫力が伝わる最上の復刻され たと言えましょう。 (Ki)

AU-21420(3CD)
ピラール・ローレンガー/RIAS録音集
(1)ベッリーニ:「ノルマ」〜清き女神よ
 プッチーニ:「トゥーランドット」〜ご主人様、お聞きください
(2)ヘンデル:「エジプトのジューリオ・チェーザレ」〜私の運命に涙するでしょう
 グラナドス:「ゴイエスカス」〜マハと夜鶯
(3)プッチーニ:「蝶々夫人」〜ある日見ることでしょう,
 「ボエーム」〜私はミミと呼ばれています
A.スカルラッティ:すみれ
(4)モーツァルト:「魔笛」〜私には感じられる,「ドン・ジョヴァンニ」〜ひどい人ですって
ヴェルディ:「エルナーニ」〜エルナーニ、私を奪い去って
ヴェルディ:「トラヴィアータ」〜不思議だわ
(5)ロドリーゴ:4つの愛のマドリガル
(6)ニン:20のスペイン民謡〜アストゥリアスの女,ムルシアの布
 レオス:三連の歌曲(ガルシア・ロルカの詩による)
 グリーディ:カスティーリャの6つの歌〜お前のハシバミの実はほしくない,私にどう思ってほしいの,サン・フアンの朝
 グラナドス:昔風のスペインの歌曲集〜控えめなマホ,トラララと爪弾き,マハの流し目
トルドラ:6つの歌〜母さん、一対の目が,小唄,君を知ってから
(7)ヴェルディ:ジプシー女,星に,ストルネッロ,煙突掃除夫,私は平安を失い
 ベッリーニ:フィリデの悲しげな姿
 モーツァルト:満足 K.349,おいで、いとしのツィターよ K.351,子供の遊び K.598,静けさは微笑みながら K.152
(8)ヘンデル:カンタータ「決して心変わりせず」 HWV140
 不詳:三人のムーアの娘たちが
 ミラルテ:私の髪の影に
 ダサ:アンティオコスは病気だった
 ベルムド:ネロはタルペイヤから
 ナルヴァエス:何を使って洗いましょう
 ヴァスケス:ポプラの林から
 ムダラ:ダビデ王は悲しんだ
 ルイス・デ・ミラーン:ドゥランダルテ
 ピサドール:ドン・サンチョ王よご用心,サン・フアンの朝
 ヴァルデラバーノ:ああ、なんてこと
(9)9つのスペイン古謡とロマンセ:ソロンゴ,三枚の葉,チニータスのカフェ,トランプの王様,アンダ・ハレオ,四人のラバひき,ドン・ボイソのロマンセ,かわいい巡礼たち,ラ・タララ
全て、ピラール・ローレンガー(S)

(1)アルトゥール・ローター(指)
 ベルリンRSO,RIAS室内Cho
 録音:1959年3月2日、ジーメンス荘

(2)アルトゥール・ローター(指)
 ベルリンRSO
 録音:1959年3月24日、ジーメンス荘

(3)アルトゥール・ローター(指)
 ベルリンRSO
 録音:1960年2月16日、ジーメンス荘

(4)フェルディナンド・リヴァ(指)BPO
 録音:1961年4月11日、ベルリン高等音楽院

(5)フリート・ヴァルター(指)
 RIAS管弦楽団
 録音:1961年11月1日、ジーメンス荘

(6)ヘルタ・クルースト(P)
 録音:1960年1月27日、RIAS放送局

(7)ヘルタ・クルースト(P)
 録音:1962年12月28日、ジーメンス荘

(8)ジークフリート・ベーレント(G)
 リヒャルト・クレム(VdG)
 録音:1960年10月5日、RIAS放送局

(9)ジークフリート・ベーレント(G)
 録音:1959年12月21日、RIAS放送局
ピラール・ローレンガー(1929―1996)は、スペイン、アラゴン州サラゴサ生まれのソプラノ。1958年、ベルリン・ドイツオペラと契約し、1960、 1970年代、この劇場の看板歌手として活躍しました。ことにロリン・マゼール時代(1965―1971)には、ローレンガーとマゼールによるオペラはたい へんな人気を博しました。 ここに収録されているのはローレンガーがベルリンを拠点とした初期の録音です。元々美声のローレンガーですが、30歳そこそこという若さのローレンガー の声は実に瑞々しく、しかもまだ素朴さを残していて、なんとも言えない魅力があります。アリアや歌曲の他、お得意のスペイン歌曲を多数収録。後年に 録音があるものが大半ですが、ベッリーニ「ノルマ」の “清き女神よ” のようにこれが唯一の録音と思われるものも含みます。ちなみにこの “清き女神よ” は楽譜にはないハープが活躍する珍しい演奏です。 名匠アルトゥール・ローターや、ドイツの偉大なギタリスト、ジークフリート・ベーレントなどが伴奏を務めているのも注目です。 (Ki)

AU-21425(6CD)
アマデウス四重奏団RIASレコーディング第5集〜ロマンティシズム
■CD 1(63’10”)
ブラームス:
(1)弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 Op.51-1
(2)弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 Op.67
■CD 2(70’04”)
ブラームス:
(3)ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34
(4)クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
■CD 3(66’26”)
(5)ブラームス:弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.111
(6)ブルックナー:弦楽五重奏曲 ヘ長調 WAB.112
■CD 4(57’41”)
(7)シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
(8)シューマン:弦楽四重奏曲第3番 イ長調 Op.41-3
■CD 5(51’36”)
(9)メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第1番 変ホ長調 Op.12
(10)メンデルスゾーン:弦楽四重奏の4つの小品 Op.81よりV.カプリッチョ
(11)ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調
■CD 6(66’55”)
(12)ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81
(13)グリーグ:弦楽四重曲 ト短調 Op.27
アマデウスQ【ノーバート・ブレイニン(Vn)、ジークムント・ニッセル(Vn)、ピーター・シドロフ(Va)、マーティン・ロヴェット(Vc)】
(5)(6)セシル・アロノヴィッツ(Va)、
(4)ハインリヒ・ゴイザー(Cl)、
(3)(7)(12)コンラート・ハンゼン(P)

録音:(7)1950年10月31日、(3)(12)1950年11月1日、(4)1951年4月24日、(10)1952年5月25日、(5)1953年9月19日、(13)1953年12月4日、(2)(6)1957年11月29日、(8)1962年2月11日、(11)1962年11月26日、(9)1969年11月18日
ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
(1)1950年10月30日/RIASフンクハウス、7スタジオ(ベルリン)
高音質復刻で評判を呼ぶドイツauditeレーベルからリリースされているRIAS音源によるアマデウス四重奏団の初出音源集。「ロマンティシズム」と題 された第5弾にはブラームス、メンデルスゾーン、ドヴォルザーク、ブルックナー、ヴェルディ、そして、ディスコグラフィとして非常に貴重なシューマンとグリー グが収録されております。 RIAS音源による当シリーズは1950年から1969年にかけて収録されたもので、アマデウス四重奏団の意欲と新鮮な解釈に満ちており、とりわけ当 団の魅力である優美な演奏は結成初期からのものだということがわかります。また、演奏の素晴らしさもさることながら、auditeレーベルの見事な復刻に も注目で、非常に鮮明な音質で蘇りました。なお、これらRIAS盤は録音の際に各楽章編集なしのワンテイクで収録したとのことですので、セッション録 音でありながらライヴさながらの気迫に満ちた演奏となっております。 (Ki)

AU-21427(5CD)
アマデウス四重奏団RIASレコーディング第3集〜モーツァルト:後期弦楽四重奏曲、弦楽五重奏曲集
弦楽四重奏曲第14 番 ト長調 K.387
弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 K.421
弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 K.428
弦楽四重奏曲第18 番 イ長調 K.464
弦楽四重奏曲第19番 ホ長調 K.465
弦楽四重奏曲第21番 ニ長調 K.575
弦楽四重奏曲第22番 変ロ長調 K.589
弦楽四重奏曲第23番 ヘ長調 K.590
クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581*
弦楽五重奏曲第3 番 ハ長調 K.515#
弦楽五重奏曲第4番 ト短調 K.516#
弦楽五重奏曲第5 番 ニ長調 K.593#
弦楽五重奏曲第6番 変ホ長調 K.614#
アマデウスQ
【ノーバート・ブレイニン(第1Vn)
、ジークムント・ニッセ(第2Vn)、
ピーター・シドロフ(Va)、
マーティン・ロヴェット(Vc)】、
ハインリヒ・ゴイザー(Cl)*、
セシル・アロノヴィッツ(Va)#

録音:1950年6 月10日、1951年4月23日、1952年12月16日、1953年9月19日、1953年12月2日、1955年5月9日、1957年11月29日、1950年10月30日
高音質復刻で評判を呼ぶドイツaudite レーベルからリリースされているRIAS音源によるアマデウス四重奏団の初出音源集、注目の第3弾はモーツァ ルトです!当RIAS音源によるモーツァルトは1950年代に収録されたもので、1948 年に結成した当団の意欲と新鮮な解釈に満ちておりますが、すでに 魅力である優美な演奏は結成初期からのものだということがわかります。
DG音源が有名なモーツァルトですが、当演奏はまるで絹のような音色、抜群のアンサンブル能力、そして絶妙なニュアンスが表現されております。演 奏の素晴らしさもさることながら、auditeレーベルの見事な復刻にも注目で、モノラルながら非常に鮮明な音質で蘇りました。なお、これらRIAS盤は 録音の際に各楽章編集なしのワンテイクで収録したとのことですので、セッション録音でありながらライヴを思わせる生き生きとした演奏となっております。  (Ki)

AU-21428(2CD)
アマデウス四重奏団レコーディング第2集〜シューベルト
弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810「死と乙女」
弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 D.87(Op.posth.125-1)*
弦楽四重奏曲第9番 ト短調 D.173**
弦楽四重奏曲第13番 イ短調 D.809(Op.29)「ロザムンデ」#
弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D.887(Op.post.161)##
アマデウスQ
[ ノーバート・ブレイニン (1vn)、
ジークムント・ニッセ (2vn)、
ピーター・シドロフ (va)、
マーティン・ロヴェット (vc)]

録音:1954年10月6日、1951年11月19日*、1964年12月5日**、1956年2月8日#、1950年6月9日## ジーメンスヴィラ、ベルリン、ランクヴィッツ
弦楽四重奏の帝王とも言えるアマデウス四重奏団。前作、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲集(AU 21424)が話題となるなか、早くもRIAS音源の第 2弾がリリースで、内容は「死と乙女」「ロザムンデ」を含むシューベルトの弦楽四重奏曲集です。
当RIAS音源によるシューベルトはほとんどが1950年代に集中しており団結成から数年の4者の意欲とフレッシュさに満ちておりますが、この上なく 美しく優美な演奏は結成初期からのものだということがわかります。アマデウス四重奏団のまるで絹のような音質、見事なまでにコントロールされたアン サンブル、自然な音楽的センス、そして微妙な感情のニュアンスの抜群の演奏がauditeレーベルの見事な復刻で、モノラルながら非常に鮮明な音質で蘇 りました。なお、これらRIAS盤は録音の際に各楽章編集なしのワンテイクで収録したとのことですので、セッション録音でありながらライヴを思わせる生 き生きとした演奏となっております。当シリーズ第 3 弾はモーツァルトの予定です。 (Ki)

AU-21429(2CD)
アマデウス四重奏団RIASレコーディング第4集〜モダニズム
(1)ブリテン:弦楽四重奏曲第2番 ハ長調 Op.36
(2)ティペット:弦楽四重奏曲第2番 嬰ヘ長調(1942)
(3)パーセル:シャコンヌ(チャコニー)ト短調 Z.730
(4)パーセル:ファンタジア第4番 Z.738
(5)パーセル:ファンタジア第6番 Z.740
(6)シェイベル(1905-1960):弦楽四重奏曲第3番「抒情的四重奏曲」
(7)バルトーク:弦楽四重奏曲第4番 Sz.91
(8)バルトーク:弦楽四重奏曲第6番 Sz.114
アマデウスQ【ノーバート・ブレイニン(Vn2)、ジークムント・ニッセル(Vn2 )、ピーター・シドロフ(Va)、マーティン・ロヴェット(Vc)】

録音: 1954年10月8日((3)(4)(5))、1955年5月8日((7))、1955年5月9日((6))、1956年11月12日((1)(8))、1950年6月8日((2))
音質復刻で評判を呼ぶドイツaudite レーベルからリリースされているRIAS音源によるアマデウス四重奏団の初出音源集。「モダニズム」と題された 第4弾にはブリテン、ティペット、パーセル、シェイベル、そしてバルトークが収録されました。パーセルはバロック時代の作曲家ですが、ブリテンの作品 との関連で収録されております。弦楽四重奏の定番とも言えるモーツァルトやベートーヴェン、シューベルトを得意としたアマデウス四重奏団ですが、同 時代の作曲家の作品、委嘱作品も積極的に演奏してきました。
ブリテンの弦楽四重奏曲第2番は、パーセル没後250年記念に合わせて1945年に作曲された作品で、アレグロ、ヴィヴァーチェ、シャコンヌ(シャ コニー)の3部で構成されており、パーセルらしさを盛り込み躍動感に満ちた作品です。ロンドン生まれのマイケル・ティペットはアマデウス弦楽四重奏 団ともしばしば共演した作曲家・指揮者で、現在ほどは知られていなかったパーセルの作品を積極的に取り上げたことや、ホルストが創設した合唱団をイ ングランドで最も優れた合唱団へと育て上げたことなどでも知られております。ハンガリー生まれでイギリスに定住したシェイベルはコダーイに師事し、ジャ ズ的要素を取り込んだ独自の作風が魅力の作曲家です。
RIAS音源による当シリーズは1950年代に収録されたもので、1948 年に結成したアマデウス四重奏団の意欲と新鮮な解釈に満ちておりますが、当 団の魅力である優美な演奏は結成初期からのものだということがわかります。また、演奏の素晴らしさもさることながら、auditeレーベルの見事な復刻に も注目で、モノラルながら非常に鮮明な音質で蘇りました。なお、これらRIAS盤は録音の際に各楽章編集なしのワンテイクで収録したとのことですので、 セッション録音でありながらライヴさながらの気迫に満ちた演奏となっております。 (Ki)

AU-21433(4CD)
ザラ・ネルソヴァ〜ベルリン録音集(1956-1965)

■CD-1
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
(2)シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
(3)ミヨー:チェロ協奏曲第1番Op.136

■CD-2
(1)バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番ロ短調BWV1008
(2)バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009(
(3)バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012
(4)ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第4番ニ長調G.4

■CD-3
(1)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5-1
(2)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.5-2
(3)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2
(4)シューマン:幻想曲Op.73

■CD-4
(1)ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
(2)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
(3)カバレフスキー:チェロ協奏曲ト短調Op.49
ザラ・ネルソヴァ(Vc)

■CD-1(78’47”)
(1)ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指)ベルリンRSO
 録音:1960年5月5日ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
(2)ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指)ベルリンRSO
 録音:1960年2月1&2日ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
(3)ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指)ベルリンRSO
 録音:1960年2月1日ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
■CD-2(77’41”)
(1)録音:1959年4月30日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(2)録音:1959年5月4日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(3)録音:1959年5月4日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(4)ローター・ブロダック(P)
 録音:1959年4月30日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
■CD-3(74’19”)
(1)ローター・ブロダック(P)
 録音:1959年4月30日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(2)ローター・ブロダック(P)
 録音:1959年4月30日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(3)アルトゥール・バルサム(P)
 録音:1960年5月8日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(4)ローター・ブロダック(P)
 録音:1959年4月30日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
■CD-4(64’30”)
(1)ローター・ブロダック(P)
 録音:1956年5月16日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(2)ローター・ブロダック(P)
 録音:1960年5月8日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(3)ゲルト・アルブレヒト(指)ベルリンRSO
 録音:1965年9月20日ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
定評あるAuditeレーベルの1stマスター・リリースの新譜は女流チェリスト、ネルソヴァのベルリン録音集(1956-1965)です。20世紀に活躍した 女流チェリストといえば、ジャクリーヌ・デュ・プレ(1945-1987)の存在があまりにも大きく、同時代の女流チェリストが影をひそめてしまいますが、ザラ・ ネルソヴァは、デュ・プレが誕生する以前からソロで活躍していた女流チェリストとしていた数少ない存在です。 ロシアの血を弾くネルソヴァは1918年12月23日カナダのウィニペグに生まれました。音楽家だった父から幼少の頃より音楽の手ほどきを受け、わ ずか12歳でデビューするという天才ぶりを発揮し、その後トロント交響楽団の首席チェリストとなりました。1928年に家族でロンドンに移住し、その間、 ロンドン・チェロ学校で学び、同校の校長ハーバード・ワーレーンに師事しました。その後、ネルソヴァの演奏を聴き感銘を受けたバルビローリがカザル スを紹介し、カザルスよりレッスンを受ける機会を得たり、ピアティゴルスキーやフォイアマンといった世界の名だたるチェリストから薫陶を受けるなどして ソロのチェリストとしての確固たる地位を築きました。欧米で活躍したネルソヴァですが1955年にアメリカの市民権を取得し、1962年から晩年までジュ リアードの音楽学校の教授として在籍し後進の育成に力を注ぎました。2002年ニューヨークにて死去。 アウディーテからの当セットは1956年から1965年までベルリンにて収録した貴重な録音の数々で、ミヨーやカバレフスキーの協奏曲などこれまでリ リースされたことのない初レパートリーも多く含まれており、魅力的な内容となっております。録音はモノラルながらオリジナル・テープからの復刻も万全 です。骨太でスケールが大きい演奏で聴き手を虜にしてしまう偉大なチェリスト、ネルソヴァの魅力を余すところなく収めた充実の4枚組をご堪能ください。 (Ki)
AU-21455(3CD)
ポール・トルトゥリエ−RIAS録音集
(1)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
(2)メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番ニ長調 Op.58
(3)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
(4)バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012
(5)フォーレ:チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.117
(6)フォーレ:蝶々 イ長調 Op.77
(7)パガニーニ(ルイジ・シルバ編):ロッシーニの歌劇『エジプトのモーゼ』より「汝の星をちりばめた王座に」による序奏と変奏曲 「モーゼ変奏曲」MS 23
(8)シューマン:幻想小曲集 Op.73
(9)カゼッラ(1883-1947):チェロ・ソナタ第2番ハ長調 Op.45
(10)コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
(11)ポール・トルトゥリエ(1914-1990):3つの小さな塔
全て、ポール・トルトゥリエ(Vc)

(1)(2)(5)(6)(7)(9)ローター・ブロダック(P)
(3)(8)(11)クラウス・ビリング(P)

録音:(1)(2)(6)(7)1964年2月25日、(5)(9)1962年1月30日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(3)(10)(第3楽章)1949年2月13日、(4)1949年9月9日/RIASフンクハウス、第6スタジオ(ベルリン)
(8)(10)(第1&2楽章)(11)1949年2月12日/クライストザール(ベルリン)
高音質復刻で評判を呼ぶドイツauditeレーベルからリリースされているRIAS音源による初出音源集。当セットはRIASに残された20世紀を代表するチェリスト、 ポール・トルトゥリエの録音集です。
フランスが生んだ巨匠トルトゥリエはバロックから現代、そして自作まで幅広いレパートリーで魅了したチェリスト。野太い音色で情熱的な音楽を作り出し聴衆を 魅了しました。当セットではトルトゥリエの十八番でもあるバッハの無伴奏はもちろんのことベートーヴェンのソナタも収録しております。また当録音集に収録されて いるシューマンの幻想小曲集、アルフレード・カゼッラのチェロ・ソナタ第2番はディスコグラフィにはなく、非常に貴重な録音が日の目を見ることとなります。演奏 の素晴らしさもさることながら、auditeレーベルの見事な復刻にも注目で、非常に鮮明な音質で蘇りました。 (Ki)

AU-23405(2CD)
ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」 レオンタイン・プライス(S・ベス)、
ウィリアム・ウォーフィールド(Br・ポーギー)、
キャブ・キャロウェイ(T・スポーティング・ライフ)、
ジョン・マッカリー(Br・クラウン)、
ヘレン・コルバート(S・クララ)、
ブレヴィンス・デイヴィス&ロバート・ブリーン・プロダクションcho、
アレグザンダー・スモーレンス(指)
ベルリンRIASダンス・オーケストラ

録音:1952年9月21日ベルリン、ティタニア・パラスト(ベルリン芸術週間ライヴ)
ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻。1935年にニューヨークで「ポーギーとベス」の世界初演を指揮したスモーレンスは、アメリカ国務省が後援するヨーロッパのツアーで、アメリカが生んだこの傑作オペラをヨーロッパに紹介しています。これはその歴史的記録。いきなりサマータイムで圧倒的な歌声を聴かせるのはベスを当たり役とするプライス。相手役ウォーフィールドとの掛け合いも迫るものがあり、このプロダクションが縁でふたりは結婚。のちに1963年のスタジオ抜粋盤でも共演しています。ほかに伝説のジャズ・シンガー、キャロウェイが脇を固めていたりとキャストも充実。ジャズの盛んなドイツのオケらしくなまなましいサウンドが耳に残ります。 (Ki)
AU-23406(2CD)
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」(独語歌唱) ヨゼフ・メッテルニヒ(リゴレットBr)、
リタ・シュトライヒ(ジルダS)、
ルドルフ・ショック(マントヴァ公爵T)、
マルガレーテ・クローゼ(マッダレーナMs)、
フリッツ・ホッペ(スパラフチーレBs)、
ヴィルヘルム・ラング(モンテローネ伯爵Br)、
シルヴィア・メンツ(ジョヴァンナMs)、
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ベルリンRIAS響、
ベルリンRIAS室内cho

録音:1950年9月20日、30日ベルリン(ライヴ)
ドイチュラントラジオ・クルトゥーア正規音源による1950年ライヴの「リゴレット」は、フリッチャイにとって唯一のもので、こ れまでに数種のレーベルから出ていた有名演奏。ヴェルディに不可欠な弾力あるリズムでグイグイと引っ張るスタイルにより、たいへ んドラマティックな音楽づくりが魅力です。ドイツ語による歌唱は当時の慣例に従っており、ジルダに名花シュトライヒ。マントヴァ 公爵は役どころにピッタリの当時35才のショック、リゴレットにはメッテルニヒ(ショックと同年齢)と、えりすぐりのキャストを 配しています。 (Ki)

AU-23407(2CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466*
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482**
ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488#
交響曲第28番ハ長調 K.200(K.189a)#
ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467##
ゲザ・アンダ(P、指)ケルンRSO*
ゲザ・アンダ(P)**
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)ケルンRSO**
ゲザ・アンダ(P、指)#
カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク#
ゲザ・アンダ(P)##
ヨゼフ・カイルベルト(指)ケルンRSO##
録音:1969年11月28日(ステレオ・ライヴ)
1960年4月4日(モノラル・ライヴ)
1962年1月28日(モノラル・ライヴ)
1956年1月16日(モノラル・ライヴ)
初CD化の録音を収めたたいへん貴重CD。全4タイトルの第1弾はアンダの代名詞ともいえるモーツァルト。協奏曲は選曲もよく、スタジオ盤全集でもおなじみの自らの弾き振りのほか、カイルベルトやシルヴェストリとの共演にも注目です。協奏曲のカデンツァはすべてアンダ自作。また、アンダが珍しく指揮のみをてがけた交響曲も聴きものです。  (Ki)
AU-23408(2CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番*、
 ピアノ・ソナタ第7番、
 ピアノ・ソナタ第28番、
ブラームス
:ピアノ・ソナタ第3番Op.5**、
 3つの間奏曲Op.117#、
リスト:ピアノ・ソナタ##
ゲザ・アンダ(P,指*)ケルン放送SO

録音:1969年11月28日ケルン・WDR フンクハウス第1ホール(ステレオ・ライヴ)*、1955年7月22日ケルン・WDR フンクハウス第2ホール、1957年11 月16日**、1960年4月6日#、1955年7月22日## ケルン・WDR フンクハウス第2ホール(以上モノラル)
WDR アーカイヴのオリジナル・マスター使用によるアンダのシリーズ第2 弾。ベートーヴェンは協奏曲がアンダお得意の弾き振りによ るもの。また、ソナタは全集録音には至らなかったため貴重で、ここでの2 曲も初出のレパートリーとなります。さらに、情熱的なソナ タやじっくりと聴かせる間奏曲のブラームスも素敵ですが、圧巻はリスト。超絶技巧を要し特異な様式で知られる内容は、リストと同じ ハンガリー生まれでヴィルトゥオーゾの系譜を引くアンダの構成のうまさもあって、アルバム最大の聴きものとなっています。 アウディーテほか幾多のレーベルでも証明済みですが、WDRによる放送用記録音源は驚異的なクオリティ。今回もアンダの腕前を存分に堪 能できます。 (Ki)
AU-23409(2CD)
シューマン:クライスレリアーナ、
 交響的練習曲、謝肉祭*、
 ロマンス嬰ヘ長調Op.28-2**、
ショパン
:24の前奏曲Op.28#、
 練習曲集Op.25##
ゲザ・アンダ(P)

録音:1954年4月6日ケルンWDRフンクハウス第1ホール、1960年4月5日、1960年4月6日ケルンWDRフンクハウス第2ホール、録音:1957年11月17日、1955年7月22日ケルンWDRフンクハウス第2ホール
すべてWDRアーカイヴのオリジナル・マスターによる復刻。アルバム一枚目のシューマンは、謝肉祭&クライスレリアーナ(55年)、交響的練習曲(53年)とスタジオ録音で名を馳せた演目。ライヴでは、初出レパートリーとなるロマンスを除いてここに収められたすべてのレパートリーが重なる56年のザルツブルク・リサイタル(ORFEOR.295921)のほか、同じザルツブルクでの72年の謝肉祭(ORFEOR.742071)、55年エジンバラでの交響的練習曲(BBCL.4135)などもありました。また、後年には交響的練習曲(63年)、クライスレリアーナ(66年)をステレオでも再録しています。いっぽう、2枚目に収録されたショパンの練習曲(57年/EMI)と前奏曲集(59年ステレオ)もまたスタジオ盤がすでに高い評価を得ているもの。驚異的な音質でアンダのピアニズムを再現するシリーズ第3弾は、1950年代キャリアの初期から、レコーディングやリサイタルを通じてレパートリーの根幹にあったシューマンとショパンという魅力たっぷりのプログラムとなっています。 (Ki)
AU-23410(2CD)
ゲザ・アンダ/バルトーク作品集
ピアノ協奏曲第1番*、
ピアノ協奏曲第2番**、コントラスツ#
ピアノのための組曲Op.14+
2台のピアノと打楽器のためのソナタ##
ゲザ・アンダ(P)
ミヒャエル・ギーレン(指)ケルンRSO*
フェレンツ・フリッチャイ(指)ケルンRSO**
ティボル・ヴァルガ(Vn)#
パウル・ブレッヒャー(Cl)#
ゲオルク・ショルティ(P)##
カルル・パインコファー(Perc)##
ルートヴィヒ・ポルト(Perc)##

録音:1957年4月29日(ライヴ)*
1952年6月27日ザルツブルク(ライヴ)**
1953年1月8日WDRフンクハウス第2ホール#
1955年7月22日WDRフンクハウス第2ホール+、
1953年1月9日WDRフンクハウス第2ホール##
すべてWDRアーカイヴのオリジナル・マスターによる復刻。2つの協奏曲がライヴ、そのほかが放送用スタジオ録音。シリーズ最終巻は、第1弾のモーツァルト(AU.23407)とならぶアンダの代名詞、バルトークばかりをたっぷりと収めています。ここで聴けるのは、1921年生まれのアンダがバルトークを同時代の音楽、いわば生きた現代音楽として捉えている姿。しかも共演者の顔ぶれが当を得ているうえに豪華。あまりにも有名なフリッチャイとの全集(59、60年)をはじめ、ブール&バイエルン放送響盤(57年4月26日ライヴ)などが知られる協奏曲では、そのフリッチャイのほか、先鋭に走った芸風で注目されはじめていた当時29歳のギーレンがバックを務めているのに注目です。さらにソナタでは、ショルティのピアノがまた強烈。アンダとルーツを同じくする若き日の巨匠は後年にペライアと組んだスタジオ盤(87年)でもみごとな腕前を披露していますが、たがいに触発され白熱してゆくさまは壮絶。ほかにコントラスツではやはりハンガリーの名手ヴァルガも参加していたりと、これはどこをとってもたいへん貴重。シリーズの白眉といえる内容です。
AU-23411(2CD)
J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」 ペーター・アンデルス(Tアイゼンシュタイン)、
アニー・シュレム(Sロザリンデ)、
リタ・シュトライヒ(Sアデーレ)、
アンネリーゼ・ミュラー(Msオルロフスキー公爵)、
ヘルムート・クレプス(Tアルフレート)、
ハンス・ヴォッケ(Brフランク)、
フリッツ・ホッペ(語りフロッシュ)、ほか、
フェレンツ・フリッチャイ(指)
RIAS響,RIAS室内cho

録音:1949年11月1−8日,12月23日,ベルリン
フェレンツ・フリッチャイがヨハン・シュトラウスを得意としていたことはよく知られています。シュトラウスの時代のウィーンはオーストリア=ハンガリー二重帝国の首都で、シュトラウスの音楽にも東方からの影響が現れています。ハンガリー人のフリッチャイは、シュトラウスのそうした要素を巧みに引き出し、溌剌とした魅力を打ち出しています。この「こうもり」は、フリッチャイがベルリンに進出して間もない頃の放送録音。アンデルス、シュレム、シュトライヒ、クレプスら、当時のベルリンのスター歌手が多く起用された豪華なキャストです。ドイッチュラントラディオ・クルトゥーア提供の音源を使用。  (Ki)
AU-23414(2CD)
カラヤン/ベートーヴェン:交響曲集
交響曲第3番「英雄」、第9番「合唱つき」*
エリーザベト・グリュンマー(S)
マルガ・へフゲン(A)
エルンスト・へフリガー(T)
ゴットロープ・フリック(Bs)
聖ヘトヴィヒ大聖堂cho
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO
録音時期:1953年9月8日ティタニア・パラスト(モノラル・ライヴ)、1957年4月25日ベルリン高等音楽院(現ベルリン芸術大学)大ホール(モノラル・ライヴ)*
auditeによるカラヤン生誕100年記念シリーズ第3集はベルリン・フィルとのベートーヴェン。カラヤンでは現状、それぞれ14種と17種の録音を数える「エロイカ」と「第九」。前者がベルリン・フィルとの第二次大戦後初めてのライヴ、後者は首席指揮者および芸術監督に就任後、ベルリン・フィル創立75周年記念のガラ・コンサートのライヴであり、数ある当コンビによる同曲の録音の中でも歴史的な意味をもつ内容です。いずれもすでに複数のレーベルから出ており、若々しく直線的な表現の惚れ惚れするような格好よさや、未だカラヤン色に染まりきる以前のベルリン・フィルのひびきなどに特徴が顕れています。 同じく正規初CD化されたヴェルディのレクイエム(AU.23415)もそうでしたが、ドイチュラントクルトゥーアの看板は伊達ではなく、すさまじい改善効果を音質からはっきりと確かめることが出来ます。真に演奏の印象を一新するほどのちがいなので買い直す価値もおおいにあるというべきでしょう。なお、auditeのポリシーとしてオリジナル・マスターをそのままトランスファーしているため、両曲とも演奏前後に拍手が入ります。  (Ki)
AU-23415(2CD)
ヴェルディ:レクイエム ヒルデ・ツァデク(S)、
マルガレーテ・クローゼ(Ms)、
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T)、
ボリス・クリストフ(Bs)、
ウィーン楽友協会cho、
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)VPO

録音:1949年8月14日ザルツブルク音楽祭ライヴ(ベルリンRIASによる収録)
生誕100年を記念してauditeからもカラヤンのシリーズがスタートします。第1弾は1949年ザルツブルク音楽祭におけるヴェルディのレクイエム。戦後まもない復興期に行われたこのライヴはレクイエムという内容もあり、荒廃した人びとのこころに深い感銘を与えたモニュメンタルな演奏として記憶されています。ここで迫真の演奏が生み出された背景には、戦争協力の廉による演奏活動の禁止がようやく明けて、カラヤンとしてもほかに例を見ないほど異常なテンションとエネルギーが漲っていることもその一因に挙げられるでしょう。加えて、ソリストもヴェルディには欠かせない大バスのクリストフと名テナーのロスヴェンゲのふたりをはじめ、ウィーン国立歌劇場のメンバーだったツァデクに、ベルリン国立歌劇場のメンバーでザルツブルク音楽祭にもたびたび客演したクローゼと、当時のベスト・メンバーが揃い踏み。気合のこもったアンサンブルを聴かせています。過去にも複数のレーベルから出ていましたが、このたびドイチュラントクルトゥーアのオリジナル・マスター使用による正規初CD化。なによりかつてない良好な音質は感銘もあらたにしてくれることでしょう。なお、今後auditeのカラヤンのシリーズではベルリン・フィルとのライヴで、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番(ケンプ独奏)とジュピター、ベートーヴェンの「エロイカ」と「合唱」のリリースが予定されています。 (Ki)
AU-23416(2CD)
円熟のフラグスタート/ベルリン・ライヴ
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
 「トリスタンとイゾルデ」抜粋[第1幕への前奏曲/第1幕「タントリス」の物語/第3幕トリスタンの亡骸を前にした場面,愛の死]
 「神々の黄昏」〜ブリュンヒルデの自己犠牲
R.シュトラウス:4つの最後の歌〜眠りにつくとき/九月/夕映えの中で
 「エレクトラ」〜オレストとの再会のエレクトラのモノローグ
キルステン・フラグスタート(S)
ジョルジュ・セバスティアン(指)
ベルリン市立歌劇場O

録音:1952年5月9,11日,ベルリン(ライヴ)
20世紀最大のワーグナー・ソプラノといえばこの人、キルステン・フラグスタート(1895−1962)。今年は自伝の日本語訳も出版され、没後半世紀近いというのにいまだ格別の存在です。このCDに収録されているのは、フラグスタートのもう一度ドイツで歌いたいという希望からベルリンのティタニアパラストで催された演奏会のライヴ。56歳のフラグスタートは徐々に舞台から退いていく頃ですが、ここでは演奏会ということで歌曲のみならず、「トリスタンとイゾルデ」、「神々の黄昏」の名場面が歌われ、さらにフラグスタートが歌いたいと勉強しながらもついに舞台で歌うことのなかった(その理由は自伝で語られています)「エレクトラ」のモノローグも収録。この一ヶ月後にはロンドンでフルトヴェングラー指揮の「トリスタンとイゾルデ」を録音するフラグスタートの声は、いまだ全盛期の瑞々しさを保っており、しかも円熟した味わいも豊かで、まさに至極の芸です。ドイチュラントラジオ・クルトゥーアからの蔵出し音源を使用しています。 (Ki)
AU-23419(2CD)
ペーター・アンデルス名唱集
レハール:「フリーデリケ」から、
カールマン:「マリツァ伯爵夫人」から
スメタナ:「売られた花嫁」から
J.シュトラウス:「ジプシー男爵」から,
 「ヴェネツィアの一夜」から
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」から
R.シュトラウス:セレナードOp.17-2、なにもOp.10-2、献呈Op.10-1、
万霊節Op.10-8、
 君の黒髪を僕の頭上にOp.19-2、
 ひそやかな誘いOp.27-3、
 ツェツィーリエOp.27-2
ヴェルディ:「トラヴィアータ」第3幕(ドイツ語)、「オテッロ」から(ドイツ語)
ペーター・アンデルス(T)、
クルト・ゲーベル(指),
ハンス・カルステ(指)
フリート・ヴァルター(指),
フェレンツ・フリッチャイ(指)、
RISAウンターハルトゥングO、
RIAS響、RIAS室内cho、
ギュンター・ヴァイセンボルン(P)ほか

録音:1949-51年
ペーター・アンデルス(1908−1954)は、ヴンダーリヒより前の世代では最も有名なドイツのリリック・テノール。歌曲やモーツァルトで高い評価を得た他、オペレッタも得意としてましたし、ヴェルディやプッチーニのオペラはドイツ語で頻繁に歌っていました。全盛期にはワーグナーのローエングリーンまでレパートリーに入れていました。人気、実力とも高かったアンデルスですが、30代の大半は第二次世界大戦と重なってしまったことと、46歳という全盛期に自動車事故で急逝してしまったことから、ドイツ外での知名度は今日に至るまで低いままです。このCDには、1949年から1951年の間にベルリンのRIAS放送に録音した音源を収録。注目は、フリッチャイが指揮したヴェルディの「トラヴィアータ」。第3幕だけで、しかもドイツ語の歌唱ですが、アンデルスのアルフレード、エルフリーデ・トレチェルのヴィオレッタ、ヨゼフ・メッテルニヒのジェルモン、そしてなんとヨゼフ・グラインドルの医師グランヴィルという充実したキャストもあって、聞き応えがあります。また「オテッロ」や「アンドレア・シェニエ」の録音はたいへん貴重。得意のオペレッタなどの録音では、「マリツァ伯爵夫人」が、名ソプラノ、アニー・シュレムを相手に、約30分もたっぷり楽しめます。そして忘れてはいけないシュトラウスの歌曲、これも甘い陶酔感がたっぷりなものばかり。アンデルスをご存知ない方にこそ聞いていただきたい、名歌手の至芸の記録です。 (Ki)
AU-23426(2CD)
バリー・マクダニエル/歌曲集
シューベルト:冬の夕べD.938
 秋D.945
 美と愛がここにいたことをD.775
 独りでD.800/冥府への旅D.526
 若者と死D.545/愛の言葉D.410
 漁師の歌D.881
 ヴィルデマンの丘を越えてD.884
 消滅D.807
シューマン:6つの詩とレクィエムOp.90(鍛冶屋の歌,私の薔薇,出会いと別れ,牛飼いの娘,孤独,陰鬱な夕暮れ,レクィエム)
 夜の歌(Nachtlied)Op.96-1
 楽師(Der Spielmann)Op.40-4
 ジプシーの小歌1、2Op.79-7
 裏切られた恋Op.40-5
 プロヴァンスの歌Op.139-4
 私の美しい星Op.101-4
 ヘブライの歌からOp.25-15
 あの人の声Op.96-3
ヴォルフ:エオリアンハープに寄せて
 郷愁/さらば
 飽くことを知らぬ恋
 鼓手/別れ
デュパルク:悲しい歌
 嘆き/ロズモンドの館
 恍惚/溜め息/フィディレ
ラヴェル:マダガスカル島民の歌(全3曲)*
ドビュッシー:恋人たちの散歩道(全3曲)
バリー・マクダニエル(Br)
ヘルタ・クルスト(P)
アリベルト・ライマン(P)
エーベルハルト・フィンケ(Vc)*
カールハインツ・ツェラー(Fl)*

録音:1963-1974年、ベルリン
バリー・マクダニエルは1930年、米国カンザス州リンドンの生まれのバリトン。1954年、当時の多くの米国人歌手と同じく、マクダニエルは西ドイツへ進出、マインツ、シュトゥットガルト、カールスルーエの歌劇場を経て、1962年にベルリン・ドイツオペラに所属、1999年まで実に37年間もここで活躍しました。1963年の伝説的なベルリン・ドイツオペラ来日公演にも同行し、「フィデリオ」の第一の囚人を歌っています。主役も脇役も何でも歌える万能型バリトンだったマクダニエルは、もちろんドイツ・リートも得意としていましたが、オペラ、歌曲とも、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウという巨星が同世代にいたため、マクダニエルの名声はもっぱら西ドイツ内に留まりました。このCD2枚には、マクダニエル30代から40代始めの貴重な放送録音が発掘されています。自然で穏やかな描写に優れたマクダニエルの歌曲は、味わいが深いものです。親交のあった作曲家、ライマンが伴奏を引き受けているのも注目です。 (Ki)
AU-23440(2CD)
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集
チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.5-1
ヘンデル『ユダ・マカベア』〜「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO.45
チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2
モーツァルト『魔笛』〜「娘か女か」の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
モーツァルト『魔笛』〜「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO.46
チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102-1
チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2
マルク・コッペイ(Vc)
ペーター・ラウル(P)

ライヴ録音:2017年11月3日/サンクトペテルブルク・フィルハーモニア(小ホール)
丁寧な音楽づくりで定評のある実力派チェリスト、マルク・コッペイがベートーヴェンのチェロとピアノのための作品全集をライヴ収録しました。コッペ イはストラスブール生まれ。パリ国立高等音楽院で学んだ後、18歳でJ.S.バッハ国際コンクールにおいて優勝し一躍世界から注目を集めることになりま した。その後のキャリアは華々しく、ソリストとしてはインバル、クリヴィヌ、ギルバート、佐渡裕などの指揮者と共演。室内楽奏者としてのキャリアも充 実しており、ピリス、ベロフ、デュメイ、ムローヴァ、パユなどから厚い信頼を得ております。またイザイ弦楽四重奏団(1995年から2000年)のメンバー として数多くの録音を残しております。現在はパリの国立高等音楽院で教鞭を執るほか、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の幅をさらに広げており、手兵と共演したハイドン &C.P.Eバッハのチェロ協奏曲集(AU 97716)では高い評価を得ました。そして、キリル・カラビツ指揮、ベルリン・ドイツSOとのドヴォルザー クのチェロ協奏曲(AU 97734)では堂々たる演奏で注目を集めました。 ペーター・ラウルとの共演で収録したこのベートーヴェンではどの作品でも息の合った掛けあいに聴き入ってしまいます。優美に歌い上げるコッペイと 表情豊かに演奏するラウルのピアノ、それぞれが絶妙の表情で演奏しております。コッペイの自信作がここに完成しました!演奏はもちろんのこと、audite の社主にしてトーンマイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による録音は、演奏の空気感・迫力が伝わる最上の録音といえましょう。 (Ki)

AU-23441(2CD)
巨匠フルトヴェングラーが振った1953年ルツェルン音楽祭全曲
拍手&会場音(0’45”)*
シューマン:「マンフレッド」序曲
会場音(0’12”)*
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄
シューマン:交響曲第4番
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ルツェルン祝祭O

ライヴ録音:1953年8月26日/ルツェルン、クンストハウス(ルツェルン音楽祭公演)
*=SACDハイブリッド盤(AU 91441)のみ収録
定評あるaudite レーベルの1stマスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ。今回はヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮による 1953年8月26日の演奏会の全曲を収録。大注目はオリジナルマスターが消失したと思われていた『マンフレッド』序曲が世界初出音源として収録され ていることです。
今回もオリジナルテープからコピーを経ずにデジタル・マスタリングされておりauditeレーベルの社主ルトガー・ベッケンホーフ氏の丁寧な復刻により 驚きの音質でよみがえりました。さらに注目はSACDハイブリッド盤(AU 91441)のみ『マンフレッド序曲』および『英雄』の冒頭の音が出るまでの 会場音を別トラックで収録しております。(各作品の演奏終了後の拍手はCD盤、SACD版ともに曲のトラック内にすべて収録しております。)演奏会の臨 場感を味わえる今考えうる最高の復刻状態でリリースされます!

AU-23442(2CD)
ロシアン・レジェンズ
プロコフィエフ(ロストロポーヴィチ編):アダージョ〜バレエ「シンデレラ」からの10の小品 Op.97bisより
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119
グラズノフ:吟遊詩人の歌 Op.71
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
チャイコフスキー:カプリッチョ風小品 ロ短調 Op.62
アレンスキー:2つの小品〜チェロとピアノのための Op.12
スクリャービン:ロマンス〜チェロとピアノのための
ラフマニノフ:リート ヘ短調〜チェロとピアノための
 チェロ・ソナタ ト短調 Op.19〜チェロとピアノのための
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14
チェン2・デュオ【ブライアン・チェン(Vc/1696年製ストラディヴァリウス)、シルビー・チェン(P/ベーゼンドルファー280VC)】

録音:2018年10月30日-11月3日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
中国系カナダ人の兄妹デュオ、チェン2・デュオ。チェンの2乗=Cheng2で表記する通り、デュオが2倍ではなく2乗で相乗的な効果で演奏するとい う二人の思いが込められております。「ドビュッシー、フォーレ、フランク、サン=サーンス」をおさめたフランス作品集(AU 97698)、「グラナドス、ファリャ、 アルベニス、トゥリーナ、カサド、サラサーテ」をおさめたスペイン作品集(AU 97736)につぐ第3弾はロシア作品集で「プロコフィエフ、グラズノフ、ショ スタコーヴィチ、チャイコフスキー、アレンスキー、スクリャービン、ラフマニノフ」の作品を収録しました。
デュオとして既に15年以上のキャリアをもつチェン兄妹は、2011年に急遽代役として出演したカーネギーでのリサイタルで大成功をおさめ、ニューヨー クで話題となりました。その後2015年には母国カナダのCBCが発表した「30歳以下のカナダ出身のクラシックの注目アーティスト」に選出されております。
それぞれがソリストとして活躍している実力派の二人の演奏は、阿吽の呼吸から生み出される一糸乱れぬ演奏が最大の魅力で、卓越した技術で聴き手を 虜にします。作品のキャラクターを理解し情熱的に奏でる兄妹デュオは驚くほどの集中力と表現力で奏でます。
AU-23443(2CD)
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956*
弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810 『死と乙女』
クレモナQ【クリスティアーノ・グァルコ(第1ヴァイオリン/1727年製ストラディヴァリウス「パガニーニ」)、パオロ・アンドレオーリ(第2ヴァイオリン/1680年製ストラディヴァリウス「パガニーニ」)、シモーネ・グラマリア(ヴィオラ/1731年製ストラディヴァリウス「パガニーニ」)、ジョヴァンニ・スカリオーネ(チェロ/1736年製ストラディヴァリウス「パガニーニ」)】
エッカート・ルンゲ(チェロ/1595年製ジローラモ・ヒエロニムス・アマティ&アントニオ・アマティ)*

録音:2018年9月18-22日/ライプニツ・ザール(ハノーファー・コングレス・セントラム)
現代イタリアを代表するSQのクレモナ四重奏団。auditeレーベルからリリースされているベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集(KKC 5900 / AU 21454)、サン=サーンスのピアノ五重奏曲と弦楽四重奏曲第1番(KKC 5940 / AU 97728)でもその高い技術と豊かな音楽性で高く評価され、 2018年7月の初来日公演も話題となりました。
2018年9月に録音した期待のアルバムはシューベルト。アルテミス・カルテットの創設メンバーとしても知られるエッカート・ルンゲをむかえての弦楽 五重奏曲、そして弦楽四重奏曲第14番『死と乙女』です。当録音では2017年9月より日本音楽財団に貸与されているストラディヴァリウスの銘器「パ ガニーニ・クヮルテット」を使用しての注目作。同セットはかつてハーゲン四重奏団や東京クヮルテットが使用した銘器です。四重奏のメンバー全員がクレ モナ産の楽器を用いての録音は20年ほどのキャリアで初めだけにさらなる期待が高まります。シューベルト最晩年の室内楽、弦楽五重奏曲。天国的な美 しさを呈するこの傑作をクレモナ四重奏団とルンゲは全身全霊を傾けて演奏しております。また『死と乙女』では緊張感が途切れることなく鬼気迫る演奏 を披露。長年のキャリアでしか築くことのできない阿吽の呼吸から生まれる演奏を聴かせてくれます。高水準の演奏に加えてauditeレーベルの社主にし てトーン・マイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による高品位の録音であることも注目です。 (Ki)

AU-91553(2SACD)
エドゥアルト・フランク(1817-1893):ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.19/イ長調Op.23/ホ長調Op.60/ニ長調 遺作(1861) クリスティアーネ・エディンガー(Vn)、
ジェームズ・トッコ(P)
アウディーテが力を入れる「ドイツのフランク」の最新作。1853 年から61 年の間に、エドゥアルト・フランクによって書かれた4 つの ヴァイオリン・ソナタ。聴いてみるとその新鮮さと独創性に驚かされるいっぽうで、響きの上では師メンデルスゾーンとの繋がりも感じ させ、またアルカンあたりのフランス音楽の影響もみられます。演奏は当シリーズではおなじみのリューベック音楽大学でともに教鞭を とるコンビ。 (Ki)
AU-91650(2SACD)
サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集(全5曲) アンナ・マリコワ(P)
トーマス・ザンデルリンク(指)ケルンWDR響

録音:2003年3月31日-4月4日、10月6日-7日、12月1日-5日ケルン・フィルハーモニー(セッション)
ウズベキスタン出身の世界的ピアニスト、マリコワの弾くサン=サーンスのピアノ協奏曲全集(AU92509、AU92510)が、お得なセットになってあらたに登場します。初期の3曲のうち、もっとも華麗で技巧的な性格の第2番。「循環主題」を用いていることや、全2楽章のそれぞれが2部に分かれているため、実質的には4楽章形式であるところなどが有名な第3交響曲とも共通する第4番。そして、みずからのパリ楽壇デビュー50周年を記念して書かれ、エキゾチックなムードを漂わせた第2楽章から「エジプト風」と名づけられた第5番。ありあまる才能と筆の速さから、おびただしい作品を遺したサン=サーンスですが、なかでも名手としての個性が発揮されたピアノ協奏曲は、5曲ともじつに多彩な内容で聞きものぞろいといえるでしょう。レフ・ナウモフ門下のマリコワは、1990年ショパン・コンクール第5位入賞、1993年には最難関で知られるミュンヘン国際音楽コンクールで第1位という経歴の持ち主。鉄壁のテクニックでサン=サーンスの世界にたっぷり浸れます。 (Ki)

AU-91662(2SACD)
ブラームス:クラリネットのための室内楽作品全集
クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
クラリネット五重奏ロ短調Op.115
ラウラ・ルイズ・フェレレス(Cl)
クリストフ・ベルナー(P)
石坂団十郎(Vc)
マンデルリングQ

録音:2012年2月9-11日、7月19-20日(五重奏)イエス・キリスト教会
スペイン出身の女流クラリネット奏者ラウラ・ルイズ・フェレレス。彼女の世代で最も才能のあるクラリネット奏者の一人として注目されています。数々 の国際コンクールでの輝かしい受賞歴と世界的オーケストラとのソリストとして共演、またバイエルン国立管弦楽団などの奏者として活躍。2007年から 2010年までベルリン・コーミッシェ・オーパー管弦楽団の首席クラリネット奏者に就任。現在はソリストとして活動する傍ら2010年からフランクフルト の音楽大学で教鞭をとっています。 ブラームスは、1890年「弦楽五重奏第2番」を最後に作曲家として引退を考えていました。そんなブラームスの創作意欲を刺激したのが、当時マイニ ンゲンの宮廷オーケストラにいた名手リヒャルト・ミュールフェルトでした。彼の演奏を聴いたブラームスは1891年クラリネット三重奏を皮切りにミュー ルフェルトのためにクラリネット・ソナタ第1,2番、クラリネット五重奏曲を作曲しました。これらの作品はブラームス晩年の傑作として高い人気を得てい ます。 クラリネット、チェロ、ピアノという編成の三重奏は情緒的でしっとりとした音楽。フェレレスの伸びやかな美しい音色、石坂団十郎の抜群のニュアンスを 持った表現力、そしてクリストフ・ベルナーの優しさの中に力強さを感じるピアノの音で味わい深く聴かせます。またマンデルリング四重奏団との五重奏では、 フェレレスの高い技巧と充実した音楽性で不朽の名作を仕上げています。 (Ki)

AU-91668
(2SACD)
ブラームス:ピアノ三重奏曲全集
第1番ロ長調op.8(1889年改訂版)
第2番ハ長調op.87 
第1番ロ長調op.8(1854年初稿版)
第3番ハ短調op.101
トリオ・テストーレ
【フランチスカ・ピエッチ(Vn)、
ハンス・クリスティア・シュヴァイカー(Vc)、
ヒョンジョン・キム=シュヴァイカー(P)】

録音:2011年10月17-20日、イエス・キリスト教会(ベルリン)
結成から10年を過ぎ、ますます円熟のアンサンブルを見せているピアノ三重奏団「トリオ・テストーレ」によるブラームスのピアノ三重奏曲全集。高 音質SACDハイブリッド盤でのリリースです。ハイドンからピアソラに至る幅広いレパートリーの中でも、とりわけベートーヴェン、ブラームスといった 19世紀ドイツ音楽を得意とする団体だけに、満を持しての全集発売といえましょう。特に注目されるのは、彼らが第1番の初稿版と改訂版の両方を収録 していること!1853-54年にかけて作曲された第1番は、初演から35年も経った1889年に改訂がなされました。ブラームスの作品の中で初版と改訂 版の2版が現存する作品はわずかですが、現在では専ら改訂版の使用が主流であり、初版の演奏に触れる機会は多くありません。第2楽章以外の楽章 で第2主題を入れ替えているほか、曲の展開を刷新するほどの思い切った改変が加えられており、改訂というよりも新たに “作曲” したといってもいいほ どです。交響曲や室内楽曲の主要な作品を生み出した時期を挟んで作られた2つの版を聴き比べることで、初期から晩年期にかけて円熟していく作風の 遷移が強く感じられます。トリオ・テストーレの演奏は骨太で力強く、ブラームスの重厚かつ抒情的な音楽を存分に聴かせてくれます。ピエッチの艶やか で毅然としたヴァイオリンの音色が特に印象的ですが、全体的に安定感のある堅実なアンサンブルを見せています。 【トリオ・テストーレ】 2000年に結成された三重奏団。ヴァイオリニストのフランチスカ・ピエッチは11歳でソロ・デビューを果たした早熟の名手で、1998年から2002年 までヴッパータール響のコンミスを務めた後、2006年から2010年の間ルクセンブルク・フィルのコンミスを務めあげた逸材。チェロを担当するのはソ 連の豪傑ペルガメンシコフの愛弟子、ハンス・クリスティア・シュヴァイカー。教育者としてもすでに活躍し、石坂団十郎をはじめ数多くの若手が師事を 受けている。トリオの中では最も若手であるヒョンジョン・キム=シュヴァイカーも、2008年ショパン国際ピアノコンクール in ASIA第1位に輝いた韓 国期待の実力派。国籍も年代も三者三様のトリオだが、アンサンブルの一体感は折り紙つき。2011年に室内楽の音楽祭Mai-Klassikを創始。団体名は、 使用する弦楽器の制作者の名字がいずれも “テストーレ” であることに由来している。(ヴァイオリンは1751年カルロ・アントニオ・テストーレ製、チェ ロは1711年カルロ・ジョゼッペ・テストーレ製を使用) (Ki)

AU-92546(1SACD)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番D.855、
3つの小品D946
セルゲイ・クドリャコフ(P)

録音:2007年10月10-12日ベルリン−ダーレム、イエス・キリスト教会
古典派とロマン派、さらに前衛的な性格を併せ持つシューベルトのピアノ曲を、ロシアの注目株クドリャコフが弾いた一枚。かつて日本のレーベルからアレンスキーのアルバムをリリースしたこともあるクドリャコフは1978年モスクワ生まれ。グネーシン音楽学校、さらにモスクワ音楽院では日本にも門下の多い名教授ミハイル・ヴォスケレンスキーのマスタークラスを受講、現在は助手を務めています。国際的なコンクールでの入賞歴も豊富で、2006年にはチューリヒのゲザ・アンダ・コンクールで第1位、同時にモーツァルト賞も受賞しています。かれの才能に惚れ込んで当アルバムはそのグラティアン・アンダ基金のほか、アリス・ロズナー財団、ベルリンのスタインウェイのサポートを得ています。 (Ki)
AU-92549(1SACD)
クララ・シューマン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.17
シューマン:幻想小曲集 Op.88、
ピアノ三重奏曲第3番ト短調 Op.110*
スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、
セバスチャン・ジンガー(Vc)、
マルティン・ルーカス・ストウブ(P)】

録音:2012年2月27-29日、2012年6月25-26日 *ヌシャテール、スイス
1998年に結成され、数々コンクール受賞歴を誇る若手実力派スイス・ピアノ・トリオ。 チャイコフスキー「偉大な芸術家の思い出」(AU92673)に続いてリリースされるのは、シューマン夫妻のトリオ。クララの最高傑作と言われているピア ノ・トリオは、繊細さ優美さはもちろん、ダイナミックな展開を持つ珍しい作品です。一方夫のシューマンのピアノ・トリオ3番は、精神的にも不安定だっ た晩年に書かれた作品だけあって、内省的で不穏な緊張感を持った作品。スイス・ピアノ・トリオは細かい感情表現を巧みに操り、ドラマティックに演奏 しています。 (Ki)
AU-92569(1SACD)
チャイコフスキー:四季Op.37b、
ラフマニノフ
:コレッリの主題による変奏曲Op42
原田英代(P)

録音:2008年5月19-21日 イエス・キリスト教会(ベルリン)
日本人女流ピアニストとしては、圧倒的なスケールと存在を放つ原田英代。2007年に発売されたグリーグ:「抒情小曲集」(AU92555)は、日本はもちろん海外を中心に大絶賛されました。このアルバムは、彼女の得意とするラフマニノフ、チャイコフスキーの作品。力強さと豊かな表現が魅力の彼女の演奏にピタリとはまった1枚です。
=原田英代プロフィール=
東京芸大、同大学院で松浦豊明氏に師事した後、渡欧。モスクワ音楽院の名教師ヴィクトール・メルジャーノフ教授の愛弟子として研鑽を積む。
84年ジュネーブ国際音楽コンクール最高位、91年シューベルト国際ピアノコンクール第1位、ウィーン現代音楽コンクール第2位。そして93年モスクワにおける第1回ラフマニノフ国際ピアノコンクールで旧西側参加者の中で唯一入賞を果たす。これまでに日本の主なオーケストラ、海外の有名オーケストラとも共演。また講習会、公演なども開催し多方面で活躍中。   (Ki)
AU-92575(1SACD)
シューベルト:「さすらい人幻想曲」ハ長調D760、
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960
原田英代(P)

録音:2010年11月23-25日イエス・キリスト教会、ベルリン
ドイツ、日本を中心に世界で活躍するピアニスト、原田英代。これまでにグリーグの抒情小曲集(AU92555)、チャイコフスキー&ラフマニノフ(AU92569)、シューマンの幻想曲、クライスレリアーナ、アラベスク(AU92577/KKC5104)をリリース。いずれも高い評価を受け、特にシューマンはレコード芸術特選盤をはじめ国内外のレヴューで大絶賛され、原田の底知れぬ音楽的才能を知らしめました。今回リリースするのは、シューベルトの2大作品。原田は2003年から2010年にかけてシューベルトの全貌を伝える連続演奏会を行い、歌曲、室内楽を通してシューベルトの音楽に迫ってきました。作品の研究と分析に余念がない原田の成果が結実した内容です。 (Ki)
AU-92577(1SACD)
シューマン:幻想曲ハ長調Op.17、
クライスレリアーナOp.16、
アラベスクOp.18
原田英代(P)

録音:2009年6月16-18日イエス・キリスト教会(ベルリン、ダーレム)
驚くべき力強さとしなやかさを持つ実力派ピアニスト、原田英代。活動の拠点をヨーロッパにおき高い評価を受けています。前作「チャイコフスキー:四季/ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲」(AU92569)は、英グラモフォン誌2009年4月号のレビューで大絶賛されました。最新CDはドラマティックな名曲クライスレリアーナを含む生誕200年を迎えたシューマン・プログラム。ロマンティシズムに溢れた「幻想曲」、美しいニュアンスと特有のメランコリーを持った「アラベスク」、そして「クライスレリアーナ」。全8曲からなるクライスレリアーナは、E.T.A.ホフマンの小説に登場する「楽長クライスラー」から取ったタイトル。文学を音楽的に表現した傑作です。過度な感傷的表現を避けシューマンの情念的な部分を見事に表した演奏。ピアノの美感を最大限に利用したペダリングによって生み出される精緻な色彩表現、揺れる感情、原田英代の底知れぬパワーを感じさせる1枚です。【原田英代プロフィール】東京藝術大学卒業。同大学院修了。モスクワ音楽院でメルジャーノフの愛弟子として研鑚をつむ。ジュネーブ国際コンクール最高位、シューベルト国際ピアノコンクール第1位、ウィーン現代音楽コンクール第2位など、華々しい受賞歴を持つ。これまでにN響、読響、トリノ放送響など国内外の主要オーケストラとの共演、音楽祭への参加している。 (Ki)
AU-92681
(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.2
弦楽四重奏曲第8番ホ短調Op.59-2「ラズモフスキー第2番」
弦楽四重奏曲第12番変ホ長調Op.127
クレモナQ
[クリスティアーノ・グアルコ(1st Vn)
パオロ・アンドレオーニ(2nd Vn)、
シモーネ・グラマーリャ(Va)、
ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc)]

録音:2012 年 9 月3-5 日、イタリア
名だたる弦楽四重奏団が存在するイタリア。その中でもイタリアの次代を担う実力派として活躍するクレモナ四重奏団が満を持 してお届けするベートーヴェン弦楽四重奏曲全集の第2弾が早くも登場しました。収録曲は弦楽四重奏曲第8番ホ短調Op.59-2「ラズモフスキー第2番」 と弦楽四重奏曲第12番変ホ長調Op.127です。弦楽四重奏曲第8番はラズモフスキー伯爵の依頼によって弦楽四重奏曲の依頼を受け1806年に作曲 されました。一方、弦楽四重奏曲第12番はベートーヴェンが1825年10月に完成させた後期の名作の一つに数えられております。
イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレ両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継ぐ 実力派で、天鵞絨のような上品で柔らかい音色を魅力としています。2013-2014年シーズンには、イタリアにてベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏 チクルスも予定しており、今後、ますます注目と言えましょう。当シリーズ第1集[第6番、第11番「セリオーソ」、第16番(AU 92680)]と合わせ てお楽しみください。 (Ki)
AU-92682(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
(1)弦楽四重奏曲第4番ハ短調 0p.18-4
(2)「大フーガ」変ロ長調 Op.133
(3)弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1
クレモナQ
【クリスティアーノ・グアルコ(第1ヴァイオリン;グァルネリ・デル・ジェス)、
パオロ・アンドレオーニ(第2ヴァイオリン;(2)ジョヴァンニ・バティスタ・グァダニーニ(1752)、
(1)(3)サルヴァトーレ・スカリア(2012))、
シモーネ・グラマーリャ(Va;(2)ピエトロ・ガルジーニ(2012)、(1)(3)アルベルト・ジョルダーノ(1995)、
ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc;マリノ・カピッチオーニ(1974))

録音:2012年6月3-5日、ミラノ
今やイタリアを代表するクァルテット、クレモナ四重奏団。AUDITEレーベルからリリースを続けている好企画、ベートーヴェ ンの弦楽四重奏曲全集の第3集は、弦楽四重奏曲第4番、名曲「大フーガ」そして、弦楽四重奏曲第7番です。 イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレ両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継ぐ 若手実力派で世界が注目しています。イタリアらしい明るく非常にクリアな発音が魅力の一つで、個々の音色が見事に溶け合った驚くべきアンサンブルを 聴かせてくれます。パッセージによっては若手らしい気迫に溢れ、また非常にスタイリッシュにまとめあげますが、なんといっても抜群の音程感と優美な音 色は現代最高の呼び声高い四重奏団と言えましょう。
当録音では第2ヴァイオリン、およびヴィオラ奏者が曲によって使用楽器を変えております。今回、大フーガの録音にて使用したヴィオラは1980年生 まれのピエトロ・ガルジーニ制作によるものです。ガルジーニは若い頃からマウロ・スカルタベッリの工房で弦楽器作りに親しむようになり、その後、ルイジ・ エルコレやガブリエーレ・ナターリに師事した若手職人です。2008年3月には『フォルムと音楽:ヴァイオリンのメカニズム』と題した論文により、フィ レンツェ大学建築学修士号を取得。その後は修復や専門技術の分野で活躍し、特に過去の巨匠たちの傑作の複製の製造と、修復を仕事の二つの柱として いるようです。第1ヴァイオリンのクリスティアーノ・グアルコは名器グァルネリを使用していますが、その他の3人は曲によって新進気鋭の職人が制作し た最新の優れた楽器も積極的に使用しています。現代の楽器も歴史的な楽器と同様に素晴らしいことを証明するかのような魂のこもった演奏を聴くことが できます。今後のベートーヴェン・チクルスも期待大と言えましょう。ディジパック仕様。 (Ki)
AU-92683(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.4
弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 0p.18-1
弦楽四重奏曲第14 番 嬰ハ短調 Op.131
クレモナ四重奏団
【クリスティアーノ・グアルコ(Vn1;ニコロ・アマティ(1640)、パオロ・アンドレオーニ(Vn2;アントニオ・テストーレ(1750)、シモーネ・グラマーリャ(Va;アンサルド ・ ポッジ(1952)、ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc;マリノ・カピッチオーニ(1974))

録音:2014年3月12-15日/ポイリーノ(イタリア)
今やイタリアを代表するクァルテット、クレモナ四重奏団。当団がauditeレーベルからリリースを続けているベートーヴェンの弦 楽四重奏曲全集の第4集が早くも登場!今回は弦楽四重奏曲第1番そして、名曲の弦楽四重奏曲第14 番が収録されました。 イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレの両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継ぐ若 手実力派で世界が注目しています。イタリアらしい明るく非常にクリアな発音が魅力の一つで、個々の音色が見事に溶け合った驚くべきアンサンブルを聴かせて くれます。パッセージによっては若手らしい気迫に溢れ、また非常にスタイリッシュにまとめあげますが、なんといっても抜群の音程感と優美な音色は現代最高 の呼び声高い四重奏団と言えましょう。なお、当全集では曲に合わせて使用楽器を変えているところにも注目で、音色の違いを楽しむこともでき、現代の楽器 も歴史的な楽器と同様に素晴らしいことを証明するかのような魂のこもった演奏を聴くことができます。今後のリリースにも注目です! (Ki)
AU-92684(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.5
弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.29
弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132*
クレモナQ【クリスティアーノ・グアルコ(第1Vn;ニコラ・アマティ(1640)、パオロ・アンドレオーニ(第2Vn;アントニオ・テストーレ(1750)、シモーネ・グラマーリャ(Va;ジョアキーノ・トラッツィ(1680-1720)、ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc;ニコラ・アマティ(1712)】
ローレンス・ダットン(第2ヴィオラ;サミュエル・ジグムントヴィッツ(2003))*

録音:2014年11月24-27日/ポイリーノ(イタリア)
今やイタリアを代表するクァルテット、クレモナ四重奏団。auditeレーベルからリリースを続けているベートーヴェンの弦楽四 重奏曲全曲録音の第5集は、弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132そして、エマーソン弦楽四重奏団のローレンス・ダットンを迎えて弦楽四重奏曲 ハ 長調 Op.29が収録されました。 イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレの両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継 ぐ若手実力派で世界が注目しています。イタリアらしい明るく非常にクリアな発音が魅力の一つで、個々の音色が見事に溶け合った驚くべきアンサンブルと して現代最高の呼び声高い四重奏団といえます。なお、当全集では曲に合わせて使用楽器を変えているところにも注目で、音色の違いを楽しむこともでき、 現代の楽器も歴史的な楽器と調和し、魂のこもった演奏を聴くことができます。 ベートーヴェンのシリーズはこれまでに第1集(第16 番、第11 番『セリオーソ』、第6 番 / AU 92680)、第2集(第12 番、第8 番『ラズモフ スキー第2 番』 / AU 92681)、第3集(「大フーガ」、第 4 番、第 7 番『ラズモフスキー第1 番』 / AU 92682)、第4集(第1番、第14番 / AU 92683)がリリースされております。 (Ki)
AU-92685
(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集Vol.6
弦楽四重奏第5番 イ長調 Op.18-5
弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130
クレモナ四重奏団
【クリスティアーノ・グアルコ(第1ヴァイオリン;ニコラ・アマテジョヴァンニ・バティスタ・グァダニーニ(1776)、パオロ・アンドレオーニ(第2ヴァイオリン;アントニオ・テストーレ(1750)、シモーネ・グラマーリャ(ヴィオラ;ジョアキーノ・トラッツィ(1680-1720)、
ジョヴァンニ・スカリオーネ(チェロ;ニコラ・アマティ(1712)】

録音:2015年11月27-30日/ポイリーノ(イタリア)
今やイタリアを代表するクァルテット、クレモナ四重奏団。auditeレーベルからリリースを続けている好評のベートーヴェンの 弦楽四重奏曲全曲録音の第6集は、弦楽四重奏第5番 イ長調 Op.18-5、そして弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.13が収録されました。
イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレの両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継 ぐ若手実力派で世界が注目しています。イタリアらしい明るく非常にクリアな発音が魅力の一つで、個々の音色が見事に溶け合った驚くべきアンサンブルと して現代最高の呼び声高い四重奏団といえます。なお、当全集では曲に合わせて使用楽器を変えているところにも注目です。当録音では第1ヴァイオリン のグアルコが奏でる名器グァダニーニを筆頭に他のメンバーも歴史的名器を使用しております。魂のこもった演奏をご堪能ください。
クレモナ四重奏団によるベートーヴェン、これまでに第1集(第16番、第11番『セリオーソ』、第6番 / AU 92680)、第2集(第12番、第8番 『ラズモフスキー第2番』 / AU 92681)、第3集(「大フーガ」、第4番、第7番『ラズモフスキー第1番』 / AU 92682)、第4集(第1番、第14 番 / AU 92683)、第5集(弦楽五重奏曲 ハ長調、第15番 / AU 92684)がリリースされております。 (Ki)
AU-92688(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集Vol.8
弦楽四重奏第3番 ニ長調 Op.18-3
弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op.74『ハープ』
クレモナQ【クリスティアーノ・グアルコ(第1ヴァイオリン;ニコラ・アマティ(1640)、
パオロ・アンドレオーニ(第2ヴァイオリン;アントニオ・テストーレ(1750)、
シモーネ・グラマーリャ(ヴィオラ;ジョアキーノ・トラッツィ(1680-1720)、ジョヴァンニ・スカリオーネ(チェロ;ニコラ・アマティ(1712)】

録音:2015年11月27-30日/ポイリーノ(イタリア)
今やイタリアを代表するクァルテット、クレモナ四重奏団。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲録音の最終となる第8集には、 弦楽四重奏第3番、そして弦楽四重奏曲第10番『ハープ』が収録されました。イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレの両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継 ぐ若手実力派で世界が注目しています。イタリアらしい明るく非常にクリアな発音が魅力の一つで、個々の音色が見事に溶け合った驚くべきアンサンブルと して現代最高の呼び声高い四重奏団といえます。なお、当全集では曲に合わせて使用楽器を変えているところにも注目で、歴史的名器を使用し魂のこもっ た演奏を披露しております。auditeレーベルの社主にしてトーン・マイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による高品位の録音をお楽しみいただけます。 クレモナ四重奏団によるベートーヴェン全集は、これまでに第1集(第16番、第11番『セリオーソ』、第6番 / AU 92680)、第2集(第12番、 第8番『ラズモフスキー第2番』 / AU 92681)、第3集(「大フーガ」、第4番、第7番『ラズモフスキー第1番』 / AU 92682)、第4集(第1番、 第14番 / AU 92683)、第5集(弦楽五重奏曲 ハ長調、第15番 / AU 92684) / 第6集(第5番、第13番 / AU 92685)、/ 第7集(第2番、 第9番『ラズモフスキー第3番』 / AU 92689)がリリースされております。 (Ki)
AU-92689
(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集Vol.7
弦楽四重奏第2番 ト長調 Op.18-2
弦楽四重奏曲第9番 ハ長調 Op.59-3「ラズモフスキー第3番」
クレモナQ
【クリスティアーノ・グアルコ(第1ヴァイオリン;ニコラ・アマティ(1640)、パオロ・アンドレオーニ(第2ヴァイオリン;アントニオ・テストーレ(1750)、シモーネ・グラマーリャ(Va;ジョアキーノ・トラッツィ(1680-1720)、
ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc;ニコラ・アマティ(1712)】

録音:2015年11月27-30日/ポイリーノ(イタリア)
今やイタリアを代表するクァルテット、クレモナ四重奏団。auditeレーベルからリリースを続けている好評のベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲録音の第7集は、弦楽四重奏第2番ト長調Op.18-2、そして弦楽四重奏曲第9番ハ長調Op.59-3「ラズモフスキー第3番」が収録されました。
イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレの両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継ぐ若手実力派で世界が注目しています。イタリアらしい明るく非常にクリアな発音が魅力の一つで、個々の音色が見事に溶け合った驚くべきアンサンブルとして現代最高の呼び声高い四重奏団といえます。なお、当全集では曲に合わせて使用楽器を変えているところにも注目で、歴史的名器を使用し魂のこもった演奏を披露しております。
クレモナ四重奏団によるベートーヴェン全集は、これまでに第1集(第16番、第11番『セリオーソ』、第6番/AU92680)、第2集(第12番、第8番『ラズモフスキー第2番』/AU92681)、第3集(「大フーガ」、第4番、第7番『ラズモフスキー第1番』/AU92682)、第4集(第1番、第14番/AU92683)、第5集(弦楽五重奏曲ハ長調、第15番/AU92684)/第6集(第5番、第13番/AU92685)がリリースされております。 (Ki)

AU-95589
チャイコフスキー:交響曲第4番、
サン=サーンス
:ピアノ協奏曲第4番*
ロベール・カサドシュ(P)、
ユージン・オーマンディ(指)RIAS響

録音:1954年9月6日ベルリン高等音楽院(現ベルリン芸術大学)大ホール(ライヴ)、1952年9月24日ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)*
全て初出。ともに1899年に生まれで、おもに渡米後のキャリアで名を残すオーマンディとカサドシュ。ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラ ジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻で、すべて完全初出となるライヴがaudite より登場します。 フランス生まれの名手カサドシュにとってサン=サーンスの第4番はきわめつけの一曲。このことは録音歴が如実に物語っており、1939年のライヴ(モントゥー)に始まり1968年のライヴ(ムーティ)まで、さらに、この間1946年(ロジンスキ)と1961 年(バーンスタイン)のスタジ オ録音を加えると、これまでにトータル4種の録音が存在します。なかでもスタジオ盤はいずれもこの曲の代表盤に挙げられる内容ですが、 さて、5種目の当ライヴ。カサドシュはコンディションも万全で要求される超絶技巧をほとんど完璧にクリア、しかもオケとの対話への気 配りも忘れず、全曲を通じてかれのシックでスタイリッシュなスタイルがくっきり浮かび上がるという驚異的な名演。なお、オーマンディ ではほかにアントルモン(1961年)との録音もありますが、これは特別。 オーマンディ6 種目となるチャイコフスキーの第4番は、1953年のフィラ管と1955年のケルン放送響ライヴとのあいだに位置するもので、 オケがRIAS響という異色の顔合わせ。わずか6歳でフランツ・リスト音楽院のヴァイオリン科の学生として入学を許され、ヴァイオリニス トとしてデビューした経歴をもつオーマンディだからこそ、‘フィラデルフィア・サウンド’のベースといえる弦のゴージャスな鳴りっぷ りが、オケを見紛うほどに聞かれるのもユニークなところ。‘クセのない’演奏はかえって楽曲の魅力をストレートに伝え、いかにもこの 名匠の真の偉大さを示しています。  (Ki)

AU-95591
R・ シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」、
モーツァルト
:交響曲第28番ハ長調KV.200*、
ストラヴィンスキー
:「火の鳥」組曲(1919年版)#
カール・べーム(指)ケルンRSO

録音:1976年、1973年*、1963年# ケルン(全てステレオ・ライヴ)
長年の封印が解かれ、いよいよ本格的に始動するaudite のWDR ケルン放送アーカイヴ・エディション。今回登場するのは、かねてよりその白熱ぶりがスタジオ盤とはおよそ別人の顔をみせることで知られる巨匠ベームとケルン放送響による未発表ライヴ集。プ ログラムも長いキャリアの中でべームとは特別なゆかりを持つモーツァルトとシュトラウス、それに意外にもかなり早い時期から関 心を寄せていたストラヴィンスキーというきわめつけの内容となっています。 ハンブルクととくにドレスデンの音楽監督時代に、密接な親交がありスペシャリストの誉れ高いシュトラウス。このドン・ファンは 82歳のときの演奏ですが、年を重ねてからのものとは到底思えない覇気に満ちた音楽がさすがに圧巻です。 ストラヴィンスキーはベームがミュンヘン時代(1921-27)から積極的にプログラムに取り入れていた作曲家。「火の鳥」といえば 1975年のウィーン・フィルとの来日公演を収めた実況盤でも同じ1919年の組曲版でした。奇しくもライヴ録音を通して初めて聴く ことが可能となった演目は、ベームの鋭くも確かな音楽性の最高の証ともいうべきもので、カラフルで繊細そして粗野という作品の 特色をくっきりと浮かび上がらせています。 そして、ピリオド・アプローチの研究が進み、今日演奏様式も大きく様変わりした感のあるモーツァルト。ベルリン・フィルとの全 集録音で名を馳せ、後のウィーン・フィルとの顔合わせでも一時代を築いたベームの演奏は、それでもやはり不動の説得力を保ち続 けています。ここでもみずみずしい生気ときりっとした表情がじつに清清しいかぎり。 アーカイヴの保存状態は思いのほか良好で、ライヴならではの巨匠の姿を刻銘に伝えています。なお、当コンビによるシリーズとし て今後ヴュータン、ブラームス、ベートーヴェンやブルックナーなどが予定されています。  (Ki)
AU-95607
マイケル・レビン/ベルリンRIAS録音集成
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番*
クロール:バンジョーとヴァイオリン
ヴィエニャフスキ(クライスラー編):エチュード・カプリスイ短調Op.18-4
チャイコフスキー:「なつかしい土地の想い出」より瞑想曲Op.42-1
サラサーテ:カルメン幻想曲Op.25、
 スペイン舞曲第1番「マラゲーニャ」Op.21-1、
 スペイン舞曲第2番「ハバネラ」Op.21-2、
 スペイン舞曲第6番「サパテアード」Op.23-2
サン=サーンス:ハバネラOp.83#
マイケル・レビン(Vn)、
トマス・シッパース(指)RIAS響
ローター・ブロダック(P)

録音:1969年6月16、17日ベルリン、フィルハーモニー(モノラル・ライヴ)*、1969年6月12日(ステレオ)、1962年10月30日(モノラル)# 以上ベルリン=ランクヴィッツ、RIASスタジオ(スタジオ・セッション)
ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻で、すべて完全初出の内容。わずか9歳から手ほどきをした高名なヴァイオリン教師ガラミアンをして、「ほとんどまれにみる才能、しかも弱点がなにひとつ見当たらない。決して。」とまで言わしめたのはマイケル・レビンただひとり。ここではまず、スタジオ・セッション録音を残していないブルッフに大注目。この楽想ゆたかな屈指の人気作を、なんとレビンのヴァイオリンで聴けるとは。このうえなく美しいカンティレーナに、心を溶かす官能的な音色がぴったりで、もう最高です。なおこちらはライヴのため、前後に拍手が入ります。さらに、後半の技巧的な小品の数々がまた、宝物のような内容でファンにはこたえられないことでしょう。それにしても録音のよさはありがたいところで、35歳という短い生涯を駆け抜けていったレビンの貴重な一枚を価値あるものにしています。   (Ki)
AU-95610
カール・ベーム・エディションVol.7/ベートーヴェン作品集
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
交響曲第4番変ロ長調Op.60*
カール・ベーム(指)RIAS響

録音:1950年10月9日ベルリン・ティタニア・パラスト(ライヴ・モノラル)、1952年4月21、23日ベルリン=ダーレム・イエス・キリスト教会(セッション・モノラル)*
巨匠ベーム(1894−1981)が、その壮年期にあたる1950年代にRIAS響を指揮したベートーヴェン。1952年、ベーム57歳のときの第4交響曲は第2次大戦後に彼が残したベートーヴェン録音のなかでも最初期のひとつに数えられるもの。ベームのベートーヴェンといえばauditeには1970年代のライヴ録音で、バイエルン放送響との第2番、第3番「英雄」そして第7番があり、気力のみなぎったときのベームの凄さを実感できる内容ですが、時期こそ違うもののここでも、じっさいのテンポ以上に疾走感にあふれた音楽運びが印象的です。いっぽう、バックハウスとの共演によるピアノ協奏曲第4番はかつてTAHRAよりリリースされていたもの(廃盤)と同じ演奏。バックハウス66歳、枯淡とは無縁の剛直で明晰なピアニズムにしびれます。すべてベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻。 (Ki)
AU-95611
カール・ベーム・エディションVol.8/R・シュトラウス作品集
交響詩「ドン・ファン」/アルプス交響曲*
「ばらの騎士」組曲〜第3幕のワルツ#
カール・ベーム(指)RIAS響

録音:1954年2月4−6日(セッション・モノラル)
1952年3月28−29日(セッション・モノラル)*
1954年2月4−6日(セッション・モノラル)# 以上ベルリン=ダーレム・イエス・キリスト教会
【カール・ベームとR・シュトラウス】
巨匠ベーム(1894−1981)は、R.シュトラウスについて「公私にわたり深い親交があり、ゼンパーオーパーの総音楽監督時代に果たした初対面の瞬間は音楽人生でもっとも重要な出会いであった」と認めています。自らの述懐を裏付けるように、ベームによるシュトラウス作品の録音はレパートリーの柱として、長いキャリアを通じて質量ともに圧倒的な内容をみせています。
【作曲者との交流によって培われたきわめつけのプログラム】「ドン・ファン」は録音の数がそのまま示すとおり、ベームがもっとも得意な作品のひとつ。1939年にゼンパーオーパーでシュターツカペレ・ドレスデンと録音、1957年に同じくシュターツカペレ・ドレスデンとセッション録音、1963年にベルリン・フィルとセッション録音しており、さらにauditeからはすでに1976年におこなったケルン放送響(AU95591)とのステレオ・ライヴ録音もリリースされています。さらに映像作品でも1970年にウィーン・フィルと実演およびリハーサルを収録しています。ベームが生地グラーツで初めて耳にして、ゼンパーオーパーの音楽監督時代に200回目の記念公演を指揮する栄誉に浴した「ばらの騎士」は、全曲を1958年にシュターツカペレ・ドレスデンとセッション録音、1969年のザルツブルク音楽祭におけるウィーン国立歌劇場管とのライヴ・レコーディングも残しています。また、1963年4月に同じく第3幕のワルツをベルリン・フィルとセッション録音をおこなっていました。「アルプス交響曲」はベームにとって2種目。1957年9月のシュターツカペレ・ドレスデンとのセッション録音より遡ること5年半前の録音となります。
【聴きごたえ満点。覇気みなぎるベームのアプローチ】第6集(AU95586)収録の「英雄の生涯」(1951年4月)や「死と変容」(1950年3月)とほぼ時期も重なることもあり、演奏の傾向として、やはり雄渾な表現と気力の充実ぶりが挙げられます。
【オリジナル・マスターから起こした最上のリマスタリング】ベルリンRIAS収録による放送用セッション音源を、ドイチュラントラジオ・クルトゥーアが正規のライセンスを得て復刻した音質は、モノラルながら驚異的な鮮度。とても半世紀以上を経たものとは思えません。録音も含めた完成度では、名盤揃いで知られる巨匠ベームのシュトラウス録音の中でも今後高く位置づけられる内容とおもわれます。 (Ki)

AU-95627
アバドの「未完成」他
シューベルト:交響曲第8番「未完成」*
ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 Op.36
ワーグナー:ジークフリート牧歌
クラウディオ・アバド(指)
VPO*、ヨーロッCO

録音:1978年9月5日*、1988年8月25日 (以上、ルツェルン、ステレオ・ライヴ)
2014年1月20日に惜しまれつつ亡くなった巨匠クラウディオ・アバド。アバドが残した数多くの名演の中から、auditeレーベルよりルツェルン・フェ スティヴァルにおけるライヴ録音が緊急リリースされることとなりました。ウィーン・フィルを指揮したシューベルトの「未完成」は1978年9月の録音。アバドは1977年にミラノ・スカラ座の芸術監督に就任し、その後 1979年にはロンドン響の首席指揮者に就任という具合に、相次いで重要なポストを得て世界的に飛躍しようという時期、まさにアバドが乗りに乗ってい た頃のものといえ、さらに、オーケストラが、シューベルトとの相性も抜群のウィーン・フィルというのもおおきな魅力です。 のちに、アバドはヨーロッパ室内管弦楽団を指揮して、シューベルトの自筆譜を採用した形でも交響曲全集録音を完成させていますが、そちらとの聴き比 べも興味深いところです。アバドは最晩年まで、若い音楽家たちとの活動にたいへん熱心であったことでも知られ、かれらとの顔合わせでは、じつに活き活きとした音楽を聴かせ ていたものでしたが、アバド自らが設立に関わったヨーロッパ室内管弦楽団を指揮したベートーヴェンとワーグナーもそうした部分が良く出た内容。アバ ドを心から慕う若いメンバーたちの高い表現意欲と緻密なアンサンブルに、アバドもまた触発されて、透明なまでの美しさも印象的な、きわめて洗練され た演奏が繰り広げられています。 (Ki)


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