湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



ACCENTUS Music
(ドイツ)


元ユーロアーツのスタッフが2010年に創設したレーベル。ドイツ、ライプツィヒを拠点とし、経験豊富なプロデューサー、ディレクター、カメラマン、エンジニアと共に、注目のコンサート、話題のオペラの映像や長編ドキュメンタリー映像をDVDとBlu-rayでリリースしていきます。ほとんどが映像作品ですが、品番結尾に"CD"表記があるものはCDですので、ご注意ください。


※表示価格は全て税込み。
映像
特に表記のないものは、全て1DVDです。
品番 内容 演奏者
ACC-10202ABD(Bluray)
ACC-20102DVD
バレンボイム・ショパン・リサイタル・イン・ワルシャワ
幻想曲ヘ短調 Op.49、
ノクターンOp.27-2、
ピアノ・ソナタ第2番「葬送」、
舟歌Op.60、ワルツ.ヘ長調Op.34-3、
ワルツ.イ短調Op.34-2、
ワルツ.嬰ハ短調Op.64-2、
子守歌変ニ長調Op.57、英雄ポロネーズ、
マズルカ.ヘ短調Op.7-3、
ワルツ変ニ長調Op.64-1「小犬」
ダニエル・バレンボイム(P)

収録:2010年2月28日ワルシャワ・フィルハーモニー・ホール(ライヴ)

画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ、
DD5.1、DTS5.1
リージョン:ALL/90’45
2010年はショパン生誕200年であると同時に、大ピアニスト、ダニエル・バレンボイムの演奏活動60年という節目の年でもありました。このDVDは、バレンボイムがワルシャワのショパン・ガラで行ったリサイタル映像。繊細で色彩感溢れるバレンボイムのピアニズムが凝縮された演奏。解釈は濃厚なロマンティシズムに溢れ、深みがあり、まさに巨匠の風格。ライヴの高揚感も加わり、観客を魅了するブリリアントな演奏を堪能することができる映像です。 (Ki)
ACC-10202BBD(Bluray)
ACC-20104DVD
ショパン生誕200年ガラ・コンサート・イン・ワルシャワ
ピアノ協奏曲第1番
マズルカ.イ短調Op.17-4(アンコール)
ピアノ協奏曲第2番*
練習曲Op.10-12「革命」*、
ワルツ.ホ短調「遺作」(アンコール)*
ニコライ・デミジェンコ(P)
エフゲニー・キーシン(P)*
アントニ・ヴィト(指)ワルシャワPO

収録:2010年2月27日ワルシャワ・フィルハーモニー・ホール(ライヴ)

画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ、
DD5.1、DTS5.1
リージョン:ALL/96’54
2010年はショパン生誕200年で大いに沸いていますが、3月1日とされるショパンの誕生日前後にワルシャワで行われたガラ・コンサートにはキーシンやバレンボイムが出演し、ショパンのアニバーサリー・イヤーの幕開けを告げる豪華なコンサートが開かれました。この映像は、2つのショパンのピアノ協奏曲を2人のピアニストが演奏したもの。先ずはロシア・ピアニズムを継承するニコライ・デミジェンコによる第1番の協奏曲。明晰で透明感に満ちたタッチから紡ぎだされる、繊細で美しい音色は、ショパンの叙情性を美しく浮かび上がらせています。アンコールのマズルカも心憎いニュアンスで静かに美しく聴かせます。次にキーシンが登場。第2番の協奏曲を情熱に満ち推進力のある演奏で聴衆を惹きつけます。キーシンの真骨頂とも言える心を打つ素晴らしい演奏で、ショパンの本質的な美しさを見事表現。アンコールは「革命」と「ワルツ遺作」でさらに盛り上がり観客はすっかり魅了され拍手喝采。聴きごたえ、見応えのある映像で、キーシンの魅力を存分に楽しめます。 (Ki)

ACC-10204BD(Bluray)
ACC-20101DVD
クラウディオ・アバド・ルツェルン・イースター音楽祭2010
プロコフィエフ:スキタイ組曲Op.20
ベルク:歌劇「ルル」からの交響的小品
モーツァルト:歌劇「魔笛」〜パミーナのアリア「愛の喜びは消え」
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
アンナ・プロハスカ(S)
クラウディオ・アバド(指)
シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ

収録:2010年3月18&19日KKLコンサートホール、ルツェルン(ライヴ)

(Bluray)
HDCAM 1080 / 59.94
DTS HD Master Audio
111‘45


画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ、
DD5.1、DTS5.1
リージョン:ALL/111‘45
「ルツェルン・イースター音楽祭」は1988年からはじまり、春のはじまりを告げる復活祭の時期におこなわれます。2010年の音楽祭は、クラウディオ・アバドとグスターボ・ドゥダメルの2人がそれぞれシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラを指揮するなど充実したプログラムで話題になりました。この映像ではアバドがシモン・ボリバルを率いて、アバド節全開で、大変な盛り上がりを見せています。コンサート開始前に客席で聴くドゥダメルの姿が映し出され、音楽祭の盛り上がりを感じさせます。プロコフィエフのスキタイ組曲はバーバリズム炸裂の力演。若手注目ソプラノ、アンナ・プロハスカが登場するベルクの歌劇「ルル」からの交響的小品では、プロハスカの大絶叫、アバドの明晰な演奏が作品の狂気と官能を引き出しています。チャイコフスキーの「悲愴」は、エネルギッシュでメリハリのある演奏で迫力満点。シモン・ボリバルの若き音楽家たちのエネルギーをアバドが吸収し、非常に生き生きとした躍動感溢れる指揮姿が印象的です。 (Ki)

ACC-10212BD(Bluray)
ACC-20212DVD
ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団の1年

【ボーナストラック】
バッハ:マタイ受難曲 より
来たれ、娘たちよ、われとともに嘆け
神よ、あわれみたまえ
聖トーマス教会Cho、
教育責任者:ローラント・ワイゼ、
聖トーマス教会音楽監督:ゲオルク・クリストフ・ビラー ほか
映像監督:ポール・スマツニー、ギュンター・アッテルン

(Blu-ray)
NTSC 16:9, Full HD
DTS HD MASTER AUDIO
PCM Stereo
リージョン・オール
本編:113’ 35”
ボーナストラック:14’ 00”
字幕:日本語,英仏西韓


Dolby Digital 5.1, DTS 5.1,
Dolby Digital 2.0
リージョン・オール
本編:113’ 35”
ボーナストラック:14’ 00”
字幕:日本語,英仏西韓
世界で最も歴史ある少年合唱団である聖トーマス教会合唱団の創立800年を記念し、『ACCENTUS MUSIC』レーベルから注目必至のドキュメンタ リーDVD/Blu-rayがリリースされました!舞台上では若き“アーティスト”として大人顔負けの貫録を見せる少年たち。彼らの美しい歌声はどこから生まれ、 どのように洗練されていくのか??このドキュメンタリーでは、普段見ることのできない聖トーマス教会合唱団に所属する少年たちの1年に密着し、歴史 ある合唱団の素顔と、その魅力の真髄に迫る内容となっています。ドキュメンタリーは新入生のオーディションの模様から始まります。由緒正しき名門へ の高き壁を乗り越えた少年たちに待っているのは、家族と離れた寄宿舎での共同生活。上級生が下級生を指導し、管理する徹底した上下関係が敷かれて おり、少年たちは共同生活ゆえの様々な苦難と格闘しながら卒団までの日々を過ごします。このドキュメンタリー最大の魅力は、この共同生活の模様がたっ ぷりと収録されていること!学校に通い、勉学に励み、友人と笑い合い、スポーツに夢中になる姿からは、年相応の愛らしい一面も垣間見えます。とはい え、やはり彼らの “日常” の殆どは音楽に捧げられているといっても過言ではありません。個人レッスンや合唱練習に日々励み、多忙な演奏活動のリハー サルに追われる生活はまさに音楽漬け!少年たちへのインタビューからそれぞれが抱える不安や葛藤、そして何より歴史あるトーマス教会合唱団の一員で あるという喜びと自負の念を実感出来るのはドキュメンタリーならではといえましょう。カントール(合唱長)を務めるビラーをはじめとする合唱団関係者 へのインタビューも多く行われており、J.S.バッハの伝統受け継ぐ合唱団の特別な想いも聞くことができます。ボーナストラックには、トーマス教会で行わ れたJ.S.バッハのマタイ受難曲の演奏会の模様を抜粋・収録!J.S.バッハが初演を行った教会で、彼の音楽を受け継ぐ合唱団の美しい歌声を堪能するこ とができます。日本語字幕付。
ACC-10214BD(Bluray)
ACC-20214DVD
マーラー:交響曲第9番ニ長調

■特典映像
通常映像のほかに、指揮者固定カメラのマルチアングル映像を
収録(DVDは第1楽章のみ)
クラウディオ・アバド(指)ルツェルン祝祭O

収録:2010年8月20、21日ルツェルン、カルチャー&コンヴェンション・センター内コンサート・ホール(ライヴ)

■Bluray=94’56”
DCAM1080/59,94
Region All
音声:DTSHD Master Audio
PCMステレオ

DVD=94’56”
カラーNTSC 16:9
Region All
音声:ドルビー・デジタル5.1
DTSサラウンド5.1
PCMステレオ
アバド率いるルツェルン祝祭管によるマーラー・シリーズの第8弾。作曲者生誕150周年記念の2010年に演奏されたばかりの第9交響曲がはやくも、この秋にスタートした新規レーベル、アクサンタス・ミュージックより登場します。アバドのアー写を使用していたこれまでのシリーズとは異なり、ジャケットにはマーラー9番と同時代の傑作絵画、エゴン・シーレによる「4本の樹」(部分)があしらわれています。アバドはマーラーの交響曲第9番を、1987年にウィーン・フィルとライヴ録音、1999年にベルリン・フィルとライヴ録音しているほか、2004年4月にローマ、聖チェチーリア音楽院ホールでマーラー・ユーゲント管とともにおこなったライヴの映像作品も発表しているので、このたびはアバドにとって6年ぶり4度目の録音ということになります。近年のアバドは、自ら設立したモーツァルト管弦楽団やマーラー・ユーゲント・オーケストラといった若いひとたちとの共演では、以前にもまして若々しく柔軟なアプローチが印象的ですが、そうしたアバドの傾向は、このたびの第9交響曲の演奏でも随所にうかがえます。それにしても、ルツェルン祝祭管の仕上がりはここでもほとんど完璧。過去のシリーズを通じて知られるように、もともとポテンシャルの高さでは当代屈指のルツェルン祝祭管にあって、アバドは奏者の自発性を引き出しながら、じっくりとこの大曲の魅力を解き明かしてゆきます。とりわけ、磨き抜かれた美音で埋め尽くされた両端楽章は圧巻で、恍惚のときへと誘います。 (Ki)
ACC-10215BD(Bluray)
ACC-20215DVD
ノーベル賞コンサート2010
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
シベリウス:交響曲第5番

■ボーナス
インタビュー:ジョシュア・ベル、サカリ・オラモ&マリオ・バルガス・リョサ(ノーベル文学賞受賞)
ジョシュア・ベル(Vn)
サカリ・オラモ(指)ロイヤル・ストックホルムPO

収録:2010年12月8日ストックホルム・コンサート・ホール(ノーベル賞授賞式会場)ライヴ

(Bluray)
画面:Full-HD
音声:DT.HD.Master.Audio,
PCMステレオ
リージョン:0/91‘25


画面:NTSC-16:9
音声:DD5.1,DTS5.1,PCMステレオ
リージョン:0/91‘25
ノーベル賞の受賞会場となるストックホルムのコンサートホールで行われる、毎年恒例の受賞者を歓迎する演奏会。日本人3名がノーベル化学賞を受賞し話題となった2010年の演奏会は、ヴァイオリニストのジョシュア・ベルを迎え、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。そして北欧の老舗オケで「ノーベル賞オーケストラ」ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管を率いて若き巨匠サカリ・オラモがシベリウスの交響曲第5番を演奏しました。ジョシュア・ベルは豊かな感性と洗練された音楽性で聴衆を惹きつけます。チャイコフスキーの協奏曲は2度録音されていますが、華やかな式典での公演とあって、より一層彼の繊細な美音が響き渡り、オラモとオケとの相性も抜群で充実の熱演を聴かせてくれます。シベリウスの交響曲第5番では響きの透明感に驚かされます。オラモのシベリウスへの理解と共感に溢れた演奏と、絶妙なバランス感覚で聴かせる清澄な響きのオーケストラ。特に終楽章のドラマチックな盛り上がりは感動的です。ボーナス映像として、ノーベル文学賞を受賞したペルーの作家マリオ・バルガス・リョサ氏とジョシュア・ベル、サカリ・オラモのインタビューが収録されています。 (Ki)
ACC-10217BD(Bluray)
ACC-20217DVD
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1878/1880年版) ダニエル・バレンボイム(指)
シュターツカペレ・ベルリン

収録:2010年6月20日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

(Blu-Ray)
69’ 36”/Full HD
Region All
音声:DTS HD Master Audio
/ PCMステレオ


69’ 36”
カラーNTSC 16 : 9
Region All
音声:ドルビー・デジタル5.1 /
DTSサラウンド5.1 /
PCMステレオ
巨匠バレンボイムが手兵シュターツカペレ・ベルリンを指揮して、ブルックナーの「ロマンティック」を演奏したコンサートの模様をライヴ収録した映像 作品が登場します。 【バレンボイムのブルックナー録音】 欧米ではパワフルな熱演を聴かせる巨匠として人気の高いバレンボイムは、まず1972年から1981年にかけてシカゴ響と、次いで1990年から1996 年にかけてベルリン・フィルと交響曲全集録音を完成しているからもわかるように、ブルックナーの交響曲に深く傾倒していることで知られ、近年も、集中 的に実演で取り上げておおきな成功を収めています。
このたび登場する「ロマンティック」の映像作品は、2010年6月にベルリンのフィルハーモニーで6日間に亘り、当コンビが第4番から第9番までの6 つの交響曲を取り上げたブルックナー・ツィクルスからのもの。バレンボイム指揮による「ロマンティック」は、上記のシカゴ響とのセッション録音(1972 年11月)、ベルリン・フィルとのセッション録音(1992年10月)のほかに、シュターツカペレ・ベルリンとは2008年10月にもライヴ録音をしていたので、 前作より1年半あまり、バレンボイムにとって4種目の内容ということになります。
上記のバレンボイム&シュターツカペレ・ベルリンによるブルックナー・ツィクルスは、6月25日の模様をライヴ収録した第7番のCDがすでに高い評価 を得ていますが、この「ロマンティック」もDer Tagesspiegelが当夜のパフォーマンスに最大級の賛辞を寄せていたので、おおいに期待が高まるところです。 なお、ACCENTUS MUSICでは「ロマンティック」を皮切りに、残りのナンバーについても順次リリースしてゆくとのことですので、今後の内容にも期待 がつながります。 (Ki)
ACC-102179BD(Bluray)
ACC-202179DVD
ブルックナー:交響曲第9番(原典版) ダニエル・バレンボイム(指)
シュターツカペレ・ベルリン

収録:2010年6月27日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
映像監督:エンリケ・サンチェス=ランチ
◆Bluray
画面:Full HD 16:9
音声:
DTS HD Master Audio,
PCMステレオ
リージョン:All/65 ‘59
◆DVD
画面:NTSC 16:9
音声:DTS 5.1,DD5.1,
PCMステレオ
リージョン:All/65 ‘59
2010年6月にベルリンのフィルハーモニーで行われたダニエル・バレンボイムとシュターツカペレ・ベルリンによるブルックナー後期チクルス。これま で交響曲第4番から発売がスタートし、いよいよ本盤で最後交響曲第9番がリリースされます。指揮者、ピアニストとして才気を発揮しているバレンボイム。 2010年は演奏活動60年の節目を迎えた晴れやかな年。バレンボイムはブルックナーの全曲録音をシカゴ響、ベルリン・フィルと2度行っており、バレ ンボイムにとっては特別な作曲家であります。
ブルックナーは最後の交響曲第9番を第3楽章まで書き上げ、完成させることなくこの世を去りました。しかし未完であることを感じさせない比類なき 美しさを持った傑作です。バレンバイムは、補筆完成された第4楽章付きのもではなく、原典版を使用しています。重厚なサウンドと劇的な迫力、崇高な 美しさを放ち、バレンボイムのブルックナーに対する深い理解と、これまでこの作品を奏でてきた演奏者に対する敬意を感じる演奏です。 第1楽章:24分42秒 第2楽章:10分42秒 第3楽章:27分35秒 (Ki)
ACC-10222BD(Bluray)
ACC-20222DVD
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 エリカ・ズンネガルド(ST罪深き女)、
リカルダ・メルベート(SU贖罪の女)、
クリスティアーネ・エルツェ(SV栄光の聖母)
リオバ・ブラウン(ATサマリアの女)、
ゲルヒルト・ロンベルガー(AUエジプトのマリア)
スティーヴン・グールド(Tマリア崇拝の博士)
ディートリヒ・ヘンシェル(Br法悦の神父)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(Bs瞑想の神父)
MDR放送cho、
ライプツィヒ歌劇場cho、
ゲヴァントハウスcho
ライプツィヒ聖トーマス教会cho、
ゲヴァントハウス児童cho
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
リッカルド・シャイー(指)

収録:2011年5月26、27日
ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)

(Blu-ray)
92’19”、Full-HD-16:9
リージョン・オール
音声:DTS-HD-Master-Audio/PCMステレオ
字幕:独・英・仏


92’19”、カラーNTSC16:9
リージョン・オール
音声:ドルビー・デジタル5.1
DTSサラウンド5.1/PCMステレオ
字幕:独・英・仏
2005年より第19代カペルマイスターを務めるリッカルド・シャイー率いるゲヴァントハウス管弦楽団によるマーラーのふたつの映像作品が登場します。交響曲第2番「復活」と第8番「千人の交響曲」は、いずれも作曲者歿後100周年を記念して、2011年5月に地元ライプツィヒで行われた「国際マーラー音楽祭」での模様を収めたものです。♪RCOとの全集以来、シャイーによるマーラー再演ライヴ
シャイーが首席指揮者時代にRCOと完成させたマーラーの交響曲全集では、第2番が2001年11月、第8番が2000年1月の収録でしたので、このたびのライヴは10〜11年ぶりの再録音ということになります。前回も、マーラー演奏に屈指の伝統を誇る名門RCOとの顔合わせということで充実の内容を聴かせていたものですが、シャイーは当オケともすでに「マーラー版」によるシューマンの交響曲録音を発表するなど、レコーディング、実演ともにたいへん精力的で、就任6年目を迎えた現在もますますの好調ぶりが伝えられるだけに、ここでの内容もおおきな期待を持って迎えられるところです。
■ゲヴァントハウス管によるマーラー録音
18世紀半ばに起源を遡るゲヴァントハウス管は、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、ブルックナー作品の数多くの初演を手掛けてきた名門であり、数多くのレコーディングもおこなっているものの、意外なことにマーラーの録音については決して多いとは言えないようです。このたびのシャイーによるライヴは、第2番、第8番ともに正規の商業録音としてゲヴァントハウス管にとって初のレパートリーであり、しかも第8番については巨大な編成をとらえた視覚情報もたいへん重要なポイントといえるため、映像としてのリリース自体たいへん価値あるものとおもわれます。
■ジャケット・デザインについて
ジャケットには、世界的に有名なドイツ現代のアーティスト、ネオ・ラウフ(1960−)による油絵があしらわれています。当プロジェクトにあたり、ライプツィヒのレーベル、アクサンタスと、同じくライプツィヒ出身のラウフとのコラボによる実現したもので、油彩による「合唱」は、ことし5月のリハーサルにラウフが立ち会ったあと、交響曲第8番のレコーディングのために特別に描き下ろされました。交響曲第2番には、ラウフが以前にデザインしたもので、「夜明け」と題された作品が選ばれています。 (Ki)

ACC-10224BD(Bluray)
ACC-20224DVD
ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソ
シチェドリン:ピアノとチェロの二重協奏曲「空想の捧げもの」(世界初演)
フランク:チェロ・ソナタ.イ長調
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番

■ボーナス
シチェドリン、アルゲリッチ、マイスキーの世界初演の舞台裏
マルタ・アルゲリッチ(P)
ミッシャ・マイスキー(Vc)
ネーメ・ヤルヴィ(指)ルツェルンSO
収録:2011年2月9-10日
ルツェルン・カルチャーコングレスセンター、ライヴ

(Bluray)
画面:Full-HD
音声:DTS-MasterAudio,PCMステレオ
リージョン:0
本編:111’36ボーナス:16’20


画面:NTSC-16:9
音声:DD5.1,DTS5.1,PCMステレオ
リージョン:0/本編:111’36
ボーナス:16’20
注目はなんといっても現代ロシアの重鎮シチェドリンの新作ピアノとチェロの二重協奏曲「空想の捧げもの」の世界初演映像でしょう。シチェドリンはこの作品で西洋クラシック音楽の伝統に再び立ち返り、彼自身初のピアノとチェロの二重協奏曲を書き上げました。「空想の捧げもの(RomanticOffering)」というタイトルはバッハの「音楽の捧げもの」から影響を受けています。作品は3つの楽章からなり、「Romantic」という言葉に含まれる「愛」「無限」「欲望」という意味をシチェドリン自身の作曲技法で作り上げています。世界初演に至るまでの舞台裏を捉えた特典映像では、シチェドリン、アルゲリッチ、マイスキーが作品について語る場面や、リハーサルに立ち会ったシチェドリンの様子などが映し出されています。また妻であり現代最高のバレリーナー、マイヤ・プリセツカヤとルツェルンの並木を散歩する映像なども収められています。このコンサート映像には、シチェドリンの作品の他に、後期ロマン派の主要作品フランク、ドヴォルザーク、そしてネーメ・ヤルヴィ指揮、ルツェルン交響楽団によるショスタコーヴィチの交響曲第9番が収録されています。ショスタコーヴィチを得意とするネーメ・ヤルヴィの豪快に炸裂する会心の演奏も聴きものです。 (Ki)
ACC-10228BD(Bluray)
ACC-20228DVD
J・シュトラウス(シェーンベルク編):皇帝円舞曲
 入り江のワルツOp.411、
 南国のバラOp.388
J・シュトラウス(ベルク編):酒・女・歌
J・シュトラウス(ウェーベルン編):宝のワルツ
ゴドフスキー:古きウィーン
クライスラー:ウィーン風小行進曲、
 美しきロスマリン、ウィーン奇想曲
ティボール・コヴァチ:ユダヤの母

■ボーナス
「シェーンベルクはどのようにシュトラウスのワルツを編曲してきたか」
ザ・フィルハーモニクス
収録:2011年3月9日カフェ・シュペール、ウィーン(ライヴ)

(Bluray)
画面:Full-HD
音声:DTS-HD
Master-Audio,
PCM-Stereo
リージョン:0
本編:64’20/ボーナス:10’05


音声:DD5.1,DTS5.1,
PCM-Stereo
リージョン:0/本編:64’20
VPOの第2ヴァイオリン首席奏者のティボール・コヴァチを中心として結成された室内アンサンブル「ザ・フィルハーモニクス」による、「カフェ・シュペール」でのライヴ映像。「カフェ・シュペール」は1880年の創業以来、あらゆる分野の芸術家に愛されたウィーンの老舗カフェで世紀末芸術の発信地でもありました。世紀末ウィーンの象徴ともいえるシェーンベルクが、保守的な評論家や聴衆を嫌い、思い通りのコンサートを開くため設立した「私的演奏協会」。同時代の作曲家を中心にプログラムが構成されていましたが、このコンサートには様々な制約があったため「編曲」もさかんに行われ、運営資金を得るために編曲したJ.シュトラウスのワルツも数多く演奏されました。この映像にはJ.シュトラウスのワルツをシェーンベルク、ベルク、ウェーベルンの新ウィーン楽派の3人が編曲した作品と、ウィーンに対する賛辞の作品ゴドフスキーの「古きウィーン」、クライスラーの珠玉の名品、「ザ・フィルハーモニクス」のリーダーのティボール・コヴァチによる伝統的なユダヤの旋律とマーラーをテーマにした作品「ユダヤの母」を収録。世紀末ウィーンの香りを感じつつ、ウィーンっ子の血が作り上げ、ウィーンの風土が育んだ音楽を楽しむことができます。 (Ki)
ACC-10231BD(Bluray)
ACC-20231DVD
マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」(全曲)
交響曲第10番〜アダージョ
【ボーナス】インタビュー:ピエール・ブーレーズ
マグダレーナ・コジェナー(Ms)
クリスティアン・ゲルハーヘル(Bs)
ピエール・ブーレーズ(指)クリーヴランドO

収録:2010年2月11-13日セヴェランス・ホール、クリーヴランド
監督:ウィリアム・コーセル
製作:ヘルベルト・G・クロイバー

(Blu-Ray)
画面:Full-HD
音声:DTS-HD,Master-dio,
PCMステレオ
字幕:英、仏(本編)、
英、独、仏(ボーナス)
リージョン:0/88’06


画面:NTSC-16:9
音声:DD5.1,DTS5.1,PCMステレオ
字幕:英、仏(本編)、
英、独、仏(ボーナス)
リージョン:0/88’06
グスタフ・マーラーの生誕150周年&没後100周年を飾る映像がブルーレイ&DVDで発売されます。この映像は2010年2月にマーラー生誕150周年を祝い行われたコンサート。ピエール・ブーレーズとクリーヴラント管によって演奏されたのは、歌曲集「子供の不思議な角笛」全曲と交響曲第10番からのアダージョ。ピエール・ブーレーズは、この演奏会の1カ月後の3月26日に85歳の誕生日を迎え、年齢を感じさせない美しい指揮姿を見せてくれています。また世界有数の美しさと音響の良さで定評あるクリーヴランド管の本拠地セヴェランス・ホールの素晴らしさを実感できる映像です。マーラーはこの交響曲第10番を第9番作曲終了後の1910年に作曲を開始していますが、翌1911年マーラーの死によって未完で終わっています。第10番の作曲中にアルマの不倫が発覚し、衝撃を受けたマーラーの心情が見えてきます。マーラーの音楽の源とも言える歌曲集「子供の不思議な角笛」では、チェコ出身のメゾソプラノの名手マグダレーナ・コジェナーとドイツのバリトン歌手クリスティアン・ゲルハーヘルが緻密で表現豊かな素晴らしい歌唱を聴かせてくれます。ボーナス映像にはブーレーズのインタビューが収められており、貴重な音楽観が語られています。 (Ki)

ACC-10238BD(Bluray)
ACC-20238DVD
マーラー:交響曲第2番「復活」 クリスティアーネ・エルツェ(S)
サラ・コノリー(Ms)
MDR放送cho
ベルリン放送cho
ゲヴァントハウスcho
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
リッカルド・シャイー(指)

収録:2011年5月17、18日
ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)

(Blu-ray)
95’42” Full-HD-16:9
リージョン・オール
音声:DTS-HD、Master-Audio/PCMステレオ
字幕:独・英・仏


95’42” カラーNTSC16:9
リージョン・オール
音声:ドルビー・デジタル5.1
DTSサラウンド5.1/PCMステレオ
字幕:独・英・仏
ACC-10239BD(Bluray)
ACC-20239DVD
リスト:ピアノ協奏曲第2番
ピアノ協奏曲第1番
6つのコンソレーション〜第3番S.173
4つの忘れられたワルツ〜第1番S.215
ワーグナー:序曲「ファウスト」
ジークフリート牧歌
ダニエル・バレンボイム(P)
ピエール・ブーレーズ(指)
シュターツカペレ・ベルリン

録音:2011年6月9&10日エッセン、フィルハーモニー、
アルフリート・クルップ・ザール
(ルール・ピアノ・フェスティヴァルにおけるライヴ

(Bluray)
90’35”
FullHD、Region All
音声:DTS HD Master Audio
PCMステレオ


90’35”
カラー NTSC 16:9 Region All
音声:ドルビー・デジタル5.1/
DTSサラウンド5.1/PCMステレオ
バレンボイムがピアノ独奏を務め、ブーレーズがシュターツカペレ・ベルリンを指揮して、リストのピアノ協奏曲集ほかを収めた映像作品は、作曲家生誕200周年を記念して、2011年6月におこなわれたコンサートの模様をライヴ収録したものです。このコンサートは「ルール・ピアノ・フェスティヴァル2011」のおおきな呼びものとして、これまでリストのピアノ協奏曲の正規録音をおこなっていなかったバレンボイムが両曲を一度に取り上げるということでも注目を集めました。毎年、ドイツのライン、ルール川周辺の都市で開催されている「ルール・ピアノ・フェスティヴァル」は、エッセンやドルトムントのコンサートホールをメイン会場に、ベテランから新進気鋭まで数多くのピアニストが集結し、ソロ・リサイタルのほか、デュオやコンチェルト、さらにはジャズまであらゆるピアノ作品を演奏するというもので、ピアノ音楽ファンより熱い視線が注がれています。バレンボイムは同音楽祭にたびたび出演しており、2007年5月にも手兵シュターツカペレ・ベルリンを率いて、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を弾き振りして、自由闊達にしてパワフルな演奏を繰り広げていました。バレンボイムが満を持して臨んだリストのピアノ協奏曲2曲は、同内容のCDでもすでに知られるように、指揮にバレンボイムとは40年以上の親交があり、シュターツカペレ・ベルリンを振り分けた「マーラーの交響曲連続演奏会」などを通じても絶大な信頼を置く巨匠ピエール・ブーレーズ、オーケストラにバレンボイムの手兵で20年に及ぶ良好な関係を構築してきたシュターツカペレ・ベルリンということで、条件も整えられています。なお、ここでは、CD未収録であったワーグナーの2作品「ジークフリート牧歌」と序曲「ファウスト」まで、当日のプログラムが完全収録されているのもうれしいところ。かつてブーレーズがバイロイトに登場して、精緻で明晰な指揮で新風を巻き起こしたのが1966年のこと。あれから45年を経た巨匠のワーグナー演奏を検証できると云う意味でも興味の尽きない内容といえるでしょう。 (Ki)

ACC-10241BD(Bluray)
ACC-20241DVD
ニューヨークに捧げるコンサート〜9.11の10年忌の記憶と再生に

マーラー:交響曲第2番「復活」

■ボーナス〜アラン・ギルバート&ザリン・メータ 「ニューヨークに捧げるコンサート」
ドロテア・レッシュマン(S)
ミシェル・デ・ヤング(Ms)
ニューヨーク・コラール・アーティスツ
アラン・ギルバート(指)NYO

収録:2011年9月10日ニューヨーク、リンカーン・センター、エイヴリー・フィッシャー・ホール(ライヴ)

(Bluray)
本編:96’、ボーナス:15’
Full-HD、Region-All
音声:DTSHDMasterAudio/
PCMステレオ


本編:96、ボーナス:15’
カラーNTSC-16:9、Region-All
音声:ドルビー・デジタル5.1/
DTSサラウンド5.1/PCMステレオ
アラン・ギルバートが、音楽監督を務めるニューヨーク・フィルを指揮して、マーラーの「復活」を演奏した映像作品は、「アメリカ同時多発テロ事件」から10年忌を翌日に控えた2011年9月10日に、未曾有の惨禍を被ったニューヨークにある本拠エイヴリー・フィッシャー・ホールで行われた特別演奏会の模様をライヴ収録したものです。2009/10シーズンよりニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任したアラン・ギルバートは、この公演に先立ち2011年の5月にウィーンで音楽出版社ウニフェルザール・エディツィオーンによるマーラーについてのインタビューを受けています。それによると、ギルバートはいまでも9歳のときの「マーラーとの初めての出会い」について鮮明に記憶していて、それこそが1976年の秋に、ほかでもないニューヨーク・フィルがカーネギー・ホールでおこなったマーラー・フェスティヴァルであり、ラインスドルフ、レヴァイン、ブーレーズといった大物指揮者による振り分けで、第10番のアダージョを含むすべてのシンフォニーを聴いたそうです。このときの体験がアラン少年にどれほど強烈なインパクトを与えたかはわかりませんが、1995年に東京で第1交響曲を指揮したのを皮切りに、アラン・ギルバートはマーラー作品を取り上げることに強い意欲を燃やしているようで、ロイヤル・ストックホルム・フィルとも、2008年6月、首席指揮者退任記念のプログラムに第9交響曲を演奏して、その直後には同曲をBISにセッション録音をおこなってもいました。ちなみに、アラン・ギルバートは、本演奏とはソリストの顔触れが異なるものの(ミア・パーション、リリ・パーシキヴィ)、2011/12年オープニングの翌日9月22日、24日そして27日の定期公演にも同じくマーラーの「復活」を取り上げています。マーラーの「復活」といえば、葬礼に始まり、やがてフィナーレにかけて合唱が高らかに讃歌を歌い上げて歓喜が最高潮に達するという、本来イベント性の高い作品ですが、ニューヨークの再生を祈念するという、上記のような性格のコンサートだけにここでの演奏内容はやはり特別なものだったようで、ニューヨーク・タイムズも「すばらしいソリスト、極上のコーラス」で「終始一貫して感動的な演奏」と伝えています。「ニューヨーク・フィルがマーラーを演奏するとき、わたしはかくも深い哀切の感情を享受するのです。」ニューヨーク・フィルによってマーラーの音楽に開眼したアラン・ギルバートが、いままたマーラー演奏に独自の伝統を持つニューヨーク・フィルを指揮したマーラーの「復活」は、運命的なつながりをも感じさせる注目の内容といえるでしょう。 (Ki)

ACC-10243BD(Bluray)
ACC-20243DVD
ブルックナー:交響曲第5番WAB 105 (ノーヴァク版) クラウディオ・アバド(指)ルツェルン祝祭O

収録:2011年8月19、20日 ルツェルン、カルチャー&
コンヴェンション・センター内コンサート・ホール(ライヴ)

(Bluray)
80’ 33”
Full HD 16 : 9
Region All
音声:DTS HD Master Audio
/ PCMステレオ


80’ 33”
カラーNTSC 16 : 9
Region All
音 声:ドル ビー・デ ジタル
/ DTS サラウンド 5.
/ PCMステレオ
アバドがルツェルン祝祭管を指揮して、ブルックナーの交響曲第5番を演奏した映像作品がACCENTUS MUSICより登場。2011年8月におこなわれ たコンサートの模様を収めたもので、この年のルツェルン・フェスティヴァルのおおきな呼び物として話題を集めた内容です。
アバドによるブルックナー 19世紀を代表する交響曲作家ということで比較されることの多いブルックナーとマーラー。マーラーの交響曲については全集録音を完成させ、映像作品も 含めて複数回のレコーディングを重ねているのとは対照的に、意外にもアバドはブルックナーの交響曲を正規の商業録音の形では特定のナンバーしか取り上 げていません。それでも、美しい旋律線を流れるように歌うアバドのブルックナー演奏は独特の魅力にあふれたもので、数多くのファンを魅了してきました。アバドにとって、2005年収録の第7番以来6年ぶり、ルツェルン祝祭管とのブルックナーの映像作品となる第5番は、1993年のウィーン・ フィルとのライヴ盤に続く、同曲2 種目のレコーディングということになります。 このオーケストラのポテンシャルの高さは、ここに至るマーラーで実証済みなのであらためて多くを費やすのは憚られますが、やはり緩徐楽章の美しさには感 心することしきり。力強く壮麗なフィナーレもスーパーオケの面目躍如といったところです。 第5番に引き続いて、2012年にはアバドはルツェルン祝祭管を指揮して、ブルックナーの第1交響曲を取り上げるということですが、当顔合わせの相変わ らずの好調ぶりをうかがわせるものとなっています。 (Ki)

ACC-10244BD(Bluray)
ACC-20244DVD
クラウディオ・アバド〜ルツェルン・フェスティヴァル
モーツァルト:アリア「ああ、語っているのは私ではない」K.369、
 アリア「ああ、私の眼の前から去って」K.272、
 アリア「あなたに明かしたい、おお神よ」、
 交響曲第35番「ハフナー」
ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」(全曲)*
クラウディオ・アバド(指)ルツェルン祝祭O
クリスティーネ・シェーファー(S)
ユリアーネ・バンゼ(S)*
ブルーノ・ガンツ(語り)*
収録:2011年8月19&20日、2012年8月8&10日* ルツェルンKKLコンサート・ホール(ライヴ)

◆Blu-ray
画面:16:9/FULL HD
音声:PCMステレオ、DTS HD Master Audio
字幕:英韓,日本語/原語:独伊
89’ 12
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
字幕:英韓,日本語/原語:独伊
89’ 12
2014年1月20日に亡くなったクラウディオ・アバド。巨匠不在と言われる21世紀において、名実ともに最後の巨匠と言えるでしょう。この1年間 は、各社からアバドを偲ぶように続々と追悼盤が発売されています。ACCENTUS MUSICからは2013年アバド最後のルツェルン音楽祭のオープニング・ コンサートが映像としてリリースされ話題となりました。
本盤には、2011年、2012年のルツェルン音楽祭の模様を収録。クリスティーネ・シェーファーを迎えたモーツァルトのアリア3曲と交響曲第35番「ハ フナー」が演奏された2011年のルツェルン音楽祭。同日プログラムで演奏されたブルックナーの交響曲第5番は既にDVDとBlu-rayで発売されており、 このモーツァルトの演奏は待望のディスク化と言えるでしょう。ちなみに未収録ながら、この年は “東日本大震災へのトリビュート” としてアバドがマーラー の第10番からアダージョを演奏し、日本にとって印象的な回となりました。モーツァルトの後期6大交響曲に数えられる第35番「ハフナー」は、アバ ドがベルリン・フィルやモーツァルト管らと度々取り上げている得意の作品。表情豊かに弦を響かせ、颯爽としたテンポで聴かせてくれます。またシェーファー も見事な歌唱を披露しています。
さらにスイス出身の俳優ブルーノ・ガンツが語り、ユリアーネ・バンゼが歌った全曲が演奏される機会が少ない劇音楽「エグモント」。同日演奏されたモー ツァルトのレクイエムも既に映像商品として発売しており、充実した演奏を聴かせてくれています。この作品は、ゲーテの同名の戯曲のための劇音楽。映画 「ヒトラー最期の12日間」でヒトラー役を演じたブルーノ・ガンツの迫力ある語りは必見。アバドの演奏も生き生きとしており、若い頃の伸びやかで溌剌 とした要素と晩年の成熟した音楽性とが融合した聴き応えのある音楽を展開しております。 (Ki)
ACC-10246BD(Bluray)
ACC-20246DVD
ジョン・ケージ生誕100周年、没後20周年特別リリース
JOHN CAGE-JOURNEYS IN SOUND
ジョン・ケージ・音の旅


ドキュメンタリー映像(60’35)+ボーナス映像(49’25)
4分33秒 (演奏:デイヴィッド・チューダー/インタビュー含む)
第2のコンストラクション(ケルン打楽器四重奏団)
ソナタとインタリュードよりソナタ第1番(シュライエルマッハー)
ウォーター・ミュージック(シュライエルマッハー)
【インタビュー映像】
ケージ、マース・カニングハム、ロバート・ラウシェンバーグ)
(Blu-Ray)
NTSC 16:9, FULL HD
DTS HD MASTER AUDIO,
PCM Stereo
Region Code: 0 (worldwide)
60:35 min+ボーナス49:25 min
字幕:独・英・仏・日本語・韓


NTSC 16:9
DOLBY DIGITAL 2.0
DTS 5.1
Region Code: 0 (worldwide)
0:35 min+ボーナス49:25 mi
字幕:独・英・仏・日本語・韓
音の革命家なのか、それとも偶然性のエキスパートなのか?作家なのか、それともアナーキーなのか?キノコの専門家なのか、それともパフォーマンス・ アーティストだったのか?禅を極めた人だったのか、それとも料理人だったのか?このドキュメンタリーは、オスカーも受賞したアラン・ミラー監督と、エ ミー賞受賞のプロデューサー、ポール・スマチュニュイという二人が満を持して世に送るケージの人物を描いたドキュメンタリー。アメリカ、ドイツ、そし て日本で撮影された映像(宮田ますみと細川俊夫も登場)、演奏会風景、さらにキノコがりをするシーンなどを様々に組み合わせ、ケージという人物像を 築き上げています。ボーナス映像としてチュードアによる4分33秒の演奏風景も収録されているのもの貴重。ウォーター・ミュージックの演奏シーンも興 味津々。また、ボーナスの最後には、ケージを語る上で欠かせない舞踊家のカニングハムと、ケージ弟子でネオダダを代表するアーティストのラウシェンバー グ、そしてケージの3人によるインタビュー風景も収録されています。日本語字幕付きなのは嬉しい限り。ケージのアニヴァーサリー・イヤーにまたまた 注目盤の登場となりました! (Ki)
ACC-10256BD(Bluray)
ACC-20256DVD(2DVD)
バッハ:マタイ受難曲 クリスティーナ・ランズハマー(S)、シュテファン・カーレ(A)、ウォルフラム・ラットケ(T)、マルティン・ラットケ(T)、クラウス・メルテンス(Bs)、ゴットホルト・シュヴァルツ、聖トーマス教会Cho、ゲヴァントハウスO、
ゲオルグ・クリストフ・ビラー(指)
ミカエル・ベイヤー(監督)、ポール・スマツニー(製作)
2012年4月5-6日、聖トーマス教会(ライプツィヒ)

(Blu-ray)
NTSC 16:9, Full HD
DTS HD MASTER AUDIO
PCM Stereo
リージョン・オール
163’ 58”
字幕:独英仏韓


NTSC 16:9
Dolby Digital 5.1, DTS 5.1
PCM Stereo
リージョン・オール
163’ 58”
字幕:独英仏韓
012年に創立800周年を迎えた名門、聖トーマス教会少年合唱団。世界で最も歴史ある少年合唱団の記念イヤーを祝し、2012年4月にライプツィ ヒの聖トーマス教会で行われた演奏会の模様が早くもDVD/Blu-rayでリリースされます!曲目はJ.S.バッハのマタイ受難曲。J.S.バッハがカントール(合 唱長)として27年間活躍し、マタイ受難曲の初演も共にしたことでも知られる聖トーマス教会合唱団にとっては、十八番とも言うべきプログラムでしょう。 同年2月に東京で行われた来日公演でも、J.S.バッハの伝統受け継ぐ格調高い演奏が大絶賛されたばかり。バスのクラウス・メルテンスとゴットホルト・ シュヴァルツ、そしてアルトのシュテファン・カーレらは来日公演でも素晴らしい歌声を披露した名手です。聖トーマス教会合唱団の歌声は柔らかく繊細で、 受難曲冒頭の荘厳な合唱に心揺り動かされます。時に柔和、時に劇的な表現の切り替えも素晴らしく、ゲヴァントハウス管弦楽団の厳格な演奏も光ります。 演奏会場はマタイ受難曲初演の地でもある聖トーマス教会。J.S.バッハに縁深き伝統の地で、800年という長きに渡り伝統を受け継いできた聖トーマス 教会合唱団の美しい歌声が響き渡ります! (Ki)
ACC-10257BD(Bluray)
ACC-20257DVD
マーラー:交響曲第4番

■ボーナス・トラック
ヴェルテ・ミニョン・ピアノ再生システムについて
マーラー自身による交響曲第4番ト長調〜第4楽章
リッカルド・シャイーによるマーラーの交響曲第4番
リッカルド・シャイー(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
クリスティーナ・ラントシャマー(S)

収録:2012年4月26、27日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)

(Bluray)
画面:NTSC, 16:9, FULL HD
音声:PCM Stereo,
DTS HD Master Audio
リージョン:0
本編:61’ 14 /ボーナス:16’ 00
字幕:日本語,英独仏(本編)/英 独(ボーナス)


画面:NTSC 16:9
音声:PCM Stereo,DD5.1,DTS5.1
リージョン:0
本編:61’ 14 /ボーナス:16’ 00
字幕:日本語,英独仏(本編)/英 独(ボーナス)
2005年より第19代カペルマイスターを務めるリッカルド・シャイー率いるゲヴァントハウス管弦楽団によるACCENTUS MUSICのマーラー・シリー ズ第3弾。この演奏は2011/2012シーズン定期演奏会での収録。映像には収録されていませんが、同日エレーヌ・グリモーとラヴェルのピアノ協奏曲 を行っています。2011年5月の「国際マーラー音楽祭」で収録された第8番(ACC 10222BD/ACC 20222DVD)と第2番(ACC 10238BD/ACC 20238DVD)と同様に、就任7年を経たシャイーとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管は非常に完成度の高い演奏を聴かせてくれます。細部まで緻密に練 り上げられ、さらに万華鏡のように豊かに繰り広げられる魅惑の色彩世界が描かれています。 シャイーはコンセルトヘボウ管とのマーラー全集がありますが、第4番は1999年録音ですので、13年ぶりの再録音となります。1999年の演奏時間は 第1楽章18’ 06、第2楽章9’ 31、第3楽章20’ 53、第4楽章9’ 45。この演奏は、第1楽章16’ 50、第2楽章8’ 43、第3楽章19’ 47、 第4楽章8’ 12となり、最終楽章はドイツの注目のソプラノ、クリスティーナ・ラントシャマーが登場し、アイロニカルな歌詞にあった巧みな表現で聴か せてくれます。 また、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のマーラーの録音は多くはなく、この第4番は正規の録音としては初となります。カメラワークも ACCENTUS MUSICならでは素晴らしい編集で、見応えのある映像に仕上がっています。 ボーナス・トラックには、マーラーが愛用していた当時開発されたばかりのピアノ・ロール「ヴェルテ・ミニョン」について、そしてシャイーが楽曲につい て解説している映像が収録されています。ジャケット・デザインは今回もライプツィヒ出身の現代アーティスト、ネオ・ラウフによる作品が使われています。 (Ki)
ACC-10258BD(Bluray)
ACC-20258DVD
モーツァルト:レクイエム.ニ短調K.626(バイヤー版&レヴィン版) クラウディオ・アバド(指)
ルツェルン祝祭O
アンナ・プロハスカ(S)、サラ・ミンガルド(A)
マキシム・シュミット(T)、ルネ・パーペ(Bs)
バイエルン放送Cho
スウェーデン放送Cho

収録:2012年8月ルツェルン音楽祭、ライヴ

(Bluray)
画面:16:9 Full HD
音声:PCMステレオ、
DTS Master Audio
リージョン:0
字幕:英、日本語
原語:ラテン語/60’ 33


画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ
DD5.1、DTS5.1
リージョン:0
字幕:英、日本語
原語:ラテン語/60’ 33
2012年8月ルツェルン音楽で行われた、アバド指揮によるモーツァルトのレクイエムのライヴ映像がブルーレイとDVDで発売されます。 アバドのモーツァルトのレクイエムといえば、1999年にベルリン・フィルとのカラヤン没後10周年を記念したコンサートでのライヴ収録があります。そ の演奏はアバドならではの「版」を用いた演奏で話題となりましたが、今回は基本的にはバイヤー版を使い、「サンクトクス」は完全レヴィン版など折衷 した複雑な構成となっています。 特徴的な「版」もそうですが、アバドの驚異的な集中力と水準の高い演奏にも注目です。若き天才合唱指揮者のペーター・ダイクストラが首席指揮者を 務めるバイエルン放送合唱団とスウェーデン放送合唱団。豊かなで厚みのあるバイエルンと精緻なハーモニーのスウェーデンの魅力が融合した世界最高の 歌唱を楽しむことができます。またソリスト陣も強力で、清澄な歌声のソプラノのアンナ・プロハスカ、安定した歌唱が心地よいサラ・ミンガルド、優雅 で魅惑的なテノール、マキシム・シュミット、そして貫禄たっぷりに歌い上げ、艶のある低音で聴かせるルネ・パーペと聴きどころ満載。 (Ki)
ACC-10261BD(Bluray)
ACC-20261DVD(2DVD)
モーツァルト:ミサ・ソレムニス.ハ短調K.139「孤児院ミサ」
シューベルト:ミサ第6番変ホ長調 D.950
クラウディオ・アバド(指)
モーツァルトO
ラヘル・ハルニッシュ(S)
サラ・ミンガルド(A)
ハビエル・カマレナ(T)
パオロ・ファナーレ(T)
アレックス・エスポジト(Bs)
エルヴィン・オルトナー(合唱指揮)
アーノルト・シェーンベルクCho

収録:2012年7月28日ザルツブルク音楽祭、ライヴ
監督:ミヒャエル・バイヤー
2012年ザルツブルク音楽祭でのライヴ映像。クラウディオ・アバドがザルツブルク音楽祭へ待望の復活ということで注目された公演です。
モーツァルトが弱冠12歳で書き上げた「孤児院ミサ」(K.139)は、ウィーンに建設された孤児院付属礼拝堂の献堂式のために作曲された作品です。モー ツァルトの早熟さを如実に表した曲で、素晴らしく美しい転調、実に長大で充実した内容は、第1作目にして堂々たる傑作を仕上げた若きモーツァルトが 打ち立てた宗教曲の理想美の原点となる作品です。一方シューベルトが亡くなる年に作曲されたミサ曲第6番。シューベルトのミサ曲の中でも人気が高く、荘厳な響きと美しい旋律に魅了されます。ソリストとコーラスの立体的なの響きを巧みに引き出し、モーツァルトの繊細で流麗な音楽、シューベルトの厳粛かつ甘美で美しい旋律を、アバドなら では視点と感性で新鮮に聴き手に届けてくれています。 (Ki)
ACC-10281BD(Bluray)
ACC-20281
バッハ:ロ短調ミサ曲BWV232 ライプツィヒ・聖トーマス教会cho
フライブルク・バロックO
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指)
レグリント・ビューラー(S)
スザンネ・クルムビーゲル(Ms)
スザンネ・ラングナー(A)
マルティン・ラトケ(T)
マルクス・フライク(B)
収録:2013年6月23日聖トーマス教会、ライプツィヒ
(ジャケット写真:ミヒャエル・トリーゲル作「世界の調和(2009)」)

◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD Master Audio
PCMステレオ
字幕:英語 原語:ラテン語
リージョン:0
114:07mm
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DD5.1,DTS5.1 ,
PCMステレオ
字幕:英語 原語:ラテン語
リージョン:0
114:07mm
2013年のライプツィヒ・バッハフェスティヴァルのクロージング・コンサートがいち早くBlu-rayとDVDで登場! バッハの聖地として知られている古都ライプツィヒ。バッハは人生の後半の大部分を聖トーマス教会のカントル(音楽監督)として過ごしました。この音楽祭は、 世界最大規模のバッハの音楽祭で、世界中から集まったバッハの権威たちがコンサートを行い、そして世界中のバッハ・ファンたちも大集結します。2013年の 音楽祭で注目を集めた公演は、ガーディナーの「ヨハネ受難曲」と、この聖トーマス教会合唱団とフライブルク・バロック・オーケストラによる「ロ短調」です。 2012年に創立800年を迎えた伝統ある聖トーマス教会合唱団、そしてバッハの後継者としての仕事に就いている現カントルのゲオルク・クリストフ・ビラーが 指揮をし、ドイツの名門古楽オーケストラの、フライブルク・バロック・オーケストラが演奏を担当するという何とも贅沢な公演です。 フライブルク・バロック・オーケストラの「ロ短調」といえば、ヘンゲルブロック指揮の1996年録音の名盤が存在しますが、今回もフライブルク・バロック・オー ケストラ巧さが際立つ内容となっており、音楽祭の最後を締めくくる印象的な演奏となりました。 (Ki)

ACC-10282BD(Bluray)
ACC-20282DVD
アバド最後のルツェルン音楽祭
ブラームス:悲劇的序曲Op.81
シェーンベルク:グレの歌〜間奏曲&山鳩の歌
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
クラウディオ・アバド(指)
ルツェルン祝祭O
藤村実穂子(A)

収録:2013年8月16、17日ルツェルン文化会議センター、ルツェルン・フェスティヴァル・ライヴ

◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD Mater Audio,
PCM Streo/Region:All/100’ 12
原語:ドイツ語
字幕:英、韓、日本語
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS5.1,DD5.1,PCM Streo
Region:All/100’ 12
原語:ドイツ語
字幕:英、韓、日本語
014年1月20日80歳で惜しくも亡くなった指揮者のクラウディオ・アバド。この度ACCENTUS MUSICから発売されるDVDとBlu-rayには、2013 年のルツェルン音楽祭のオープニング・コンサートの模様が収録されています。この映像に収録された生気に満ちた指揮姿を見る限り、約半年後に亡くなってし まうとは信じられません。
1938年トスカニーニ指揮によるルツェルン湖畔で行われたコンサートから始まったルツェルン音楽祭は、2013年75周年の記念年を迎えました。アバドは 2003年に正式に設立されたルツェルン祝祭Oの芸術監督に就任し、臨時編成ながらも一流の演奏家を集結させ、数々の名演を残してきました。 アバド最後の出演となった2013年ルツェルン音楽祭のオープンニングを飾ったこの演奏会のプログラムは、ブラームス「悲劇的序曲」(ノーノ「プロメテオ」 から変更)、独唱を藤村実穂子が務めたシェーンベルク「グレの歌」、そしてベートーヴェン交響曲第3番「英雄」です。
冒頭のブラームスからアバドらしく、決して「重い」演奏ではなく、深みと歌心を込めた柔らかく暖かみのある演奏です。「グレの歌」はシェーンベルクの初 期の大作で全曲2時間を超える独唱者、語り、合唱を含んだ大規模な管弦作品。ここでは間奏曲と「山鳩の歌」を演奏しており、ソリストで藤村実穂子が登 場します。アバドは若い頃から新ウィーン楽派の音楽を好んで指揮し続け、1992年にウィーン・フィルと録音した「グレの歌」は完成度の高い名演として知ら れており、今回の演奏でも作品の持つ独特のスタイルを高いクオリティで表現しています。またR.シュトラウスやワーグナーのオペラに定評のある藤村実穂子 の神秘的な歌声は、聴衆はもちろんオケも心を動かされたような感動に包まれます。そして後半のベートーヴェン「英雄」。丁寧で綿密なアバドの指示により、 終始適度な緊張感が保たれ、オケをよく歌わせた流麗な大きな音楽が進行していきます。遅めのテンポでじっくりと演奏され、弦楽器、管楽器群ともに乱れる ことのない抜群の安定感は、さすがスーパー・オケと言われるルツェルン祝祭管。 ★本コンサートは、アバドの音楽の豊かさを改めて感じ、これから21世紀の大巨匠としてさらなる輝きを放つ事を予感させるものだっただけに、もうその指揮 姿を見ることができないのが本当に悔やまれてなりません。 (Ki)

ACC-10283BD
(Bluray)
ACC-20283DVD
プッチーニ:歌劇「ボエーム」
+特典映像:メイキング
ガル・ジェイムズ(S ミミ)
アキレス・マチャド(T ロドルフォ)
マッシモ・カヴァッレッティ(Br マルチェッロ)
カルメン・ロメウ(Ms ムゼッタ)
ジャンルカ・ブラット(Bs コッリーネ)
マッティア・オリヴィエーリ(Br ショナール)
マッテオ・ペイローネ(Bs ベノワ)
ほか
リッカルド・シャイー(指)
バレンシア州立O
バレンシア自治州Cho

演出:ダヴィデ・リヴェルモーレ
収録:2012年12月12/15日、ソフィア王妃芸術宮殿

◆Bluray
リージョン・コード:0(フリー)
HD 16:9
DTS HD Master Audio
PCM Stereo/114 分
字幕:伊英独仏韓,日本語

◆DVD
リージョン・コード:0(フリー)
NTSC 16:9
PCM Stereo
Dolby Digital 5.1
DTS 5.1/114 分
字幕:伊英独仏韓,日本語
絶好調のスペイン、ヴァレンシアのソフィア王妃芸術宮殿から、2012年暮れの「ボエーム」が登場。リッカルド・シャイーの指揮というのがポイントです。シャ イーはボローニャ市立劇場やライプツィヒ歌劇場の音楽監督を務めるなど、オペラ指揮者としても活躍したのですが、近年はピットで指揮する機会は稀で、 これは貴重な機会です。シャイーらしい聞かせ上手なプッチーニを楽しめます。 歌手は今第一線でバリバリ活躍している中堅どころが中心。ミミのガル・ジェイムズはイスラエル出身で、オーストリアのグラーツ歌劇場で絶大な人気を誇 るプリマドンナ。充実した中音域と伸びのある高音域で、非常に幅広いレパートリーをこなしています。ロドルフォのアキレス・マチャドは、ヴェネズエラ のテノール。ロドルフォは当たり役で、2003 年 11月、メトロポリタン歌劇場への初出演もロドルフォでした。マルチェッロのマッシモ・カヴァッレッティ は、ルッカ生まれのイタリアのバリトン。2007年以降チューリヒ歌劇場の主要メンバーとして大活躍。また2013年9月、スカラ座来日公演でのヴェルディ 「ファルスタッフ」でフォードを歌ったのがまだ記憶に新しいところです。ムゼッタのカルメン・ロメウは、地元ヴァレンシア出身のソプラノ。2011年から 3年連続でペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルに出演、またヴェルディ「椿姫」のヴィオレッタを得意とするなど、今後の活躍が期待される 若手です。 ダヴィデ・リヴェルモーレ(リヴァーモア)は、ゴッホ、ルノワール、マネといった印象派の画家の絵を背景に投影し、初演の頃のパリの雰囲気を醸しています。 手法としては珍しくはないものの、一時代前と比べても投影画像がとても鮮明なので、HD映像で見ると大きな効果が上がっています。 日本語字幕付き。また特典としてメイキングの映像が20分収録されています。 (Ki)
ACC-10284BD(Bluray)
ACC-20284DVD
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調

■特典
リッカルド・シャイーによるマーラー交響曲第5番の解釈
リッカルド・シャイー(指)
ゲヴァントハウスO

収録:2013年2月21、22日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)

◆Bluray
画面:16:9 Full-HD
音声:PCMステレオ
DTS HD Master Audio
リージョン:0
本編:73’ 37/特典:27’ 32
字幕:英独韓、日本語

◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ
DTS5.1、DD5.1/リージョン:0
本編:73’ 37/特典:27’ 32
字幕:英独韓、日本語
2005年にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のカペルマイスターに就任して以来、この世界最古のオーケストラと大きな成果を上げているリッカルド・ シャイー。シャイーは1989年から2004年まで16年かけて、当時音楽監督を務めていたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と、マーラーの交響曲全集録 音を完成させています。 今回の映像全集のスタートは、マーラー没後100 年を記念して2011 年5 月17 〜 29 日にゲヴァントハウスで開催された「ライプツィヒ国際マーラー音楽 祭」。この音楽祭は、各楽団と指揮者がマーラーの交響曲を分担して演奏し、シャイーと ゲヴァントハウス管はホスト役としてオープニング・コンサートで第2 番、クロージング・コンサートで第8番を演奏し、そのライヴ映像が全集プロジェクトの第一弾となりました。その後、第4番、第6番と1年に2作品のペー スで収録しており、この第5番は2013年2月に収録されたもの。 前述の通りシャイーはコンセルトヘボウ管とマーラーの交響曲の全曲録音を行っており、コンセルトヘボウ管とゲヴァントハウス管はもちろん異なる響きを持っ ているのでシャイー自身も前録音との違いを強く意識したとのことです。マーラーの演奏に熟達した歴史的指揮者ワルター、メンゲルベルクのスコアを熱心に研 究し、スコアに忠実にテンポ設定をより明確にし、また休符の扱いについても非常に真剣に吟味し、「休符の長さは緊張感の温度を定義するものである」とも語っ ています。シャイーはマーラーと同様にブラームスの交響曲もゲヴァントハウス管と再録音をしており、ここでも同様のテンポ解釈を行っています。 また映像商品としても魅力も高く、「ACCENTUS MUSIC」ならでは素晴らしい編集で、見応えのある映像に仕上がっています。ジャケット・デザインはシリー ズ通して使われているライプツィヒ出身の現代アーティスト、ネオ・ラウフによるものです。 (Ki)

ACC-10299BD(Bluray)
ACC-20299DVD
マーラー:交響曲第9番ニ長調

■特典映像:
「リッカルド・シャイーとアンリ=ルイ・ド・ラ・グランジュによる
マーラー交響曲第9番についての対話」
リッカルド・シャイー(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

収録:2013年 9月6-8日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
◆Bluray
画面:Full HD 16:9
音声:DTS HD Master Audio5.1,
PCMステレオ
本編:85’ 59
ボーナス:29’ 13
字幕:日本語、英仏韓(言語:独)
リージョン:All
◆DVD
画面:NTSC 16:9
音声:DTS 5.1,DD5.1,PCMステレオ
本編:85’ 59
ボーナス:29’ 13
字幕:日本語、英仏韓(言語:独)
リージョン:All
シャイーとゲヴァントハウス管によるマーラー・チクルス。2011年のマーラー没後100年を記念してスタートしたシリーズで、これまでに第2番、第4番、第5番、第6番、第8番がリリースされており、いずれも充実した演奏で高い評価を受けています。シャイーは当時音楽監督を務めていたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と、マーラーの交響曲全集録音を完成させています。シャイーが最初にマーラーを録音したのがベルリン放響との交響曲第10番(クック版)。シャイーは当時を振り返りこう話しています。「楽団の芸術監督に半ば強制的に言われ取り組んだ。しかしあれは私が最初にマーラーの宇宙の中に踏み込んだ貴重な体験であり素晴らしいことであった」。その後シャイーはコンセルトヘボウ管と全曲録音(第10番を除く)を完成させますが、第9番はコンセルトヘボウ管との首席指揮者としての最後のコンサートでまさに全曲演奏の集大成と言える気合いの入った演奏でした。それから10年、新しい手兵ゲヴァントハウス管とのチクルスも、さらに熟考させた音楽をシャイーの明快で切れ味鋭い指揮で聴くことができます。また、世界的なマーラー研究家アンリ=ルイ・ド・ラ・グランジュとの対談も収録され、作品を深く理解することができる1枚です。
シャイーは、研究者や指揮者たちが、この交響曲第9番について「死」を連想させる意見を残していることに疑問を呈しています。「ベルクの「ヴォツェック」には、マーラーの交響曲第9番によるオーケストレーションの影響がみられるし、この曲は無限の活力と精神力に満ちた作品で自身の死について考えていたとは到底思えない」。さらに「アダージョッシモのコーダは間違いなく死を予感させるものであるが、交響曲第10番へと導く素晴らしい要素である」と語っています。シャイーは第4番を演奏する際に、1905年にマーラー自身がゲヴァントハウス管を最後に振ったピアノロールを聴いたといいます。そしてワルターが1945年NYフィルを振った演奏と比べるとその演奏時間は同じだったと。シャイーは、マーラーは交響曲第1番以降具体的な速度数値を指定していないこと、そしてマーラーとワルターの演奏時間が一致したことを受け、自分自身の責任は、自己満足にならないよう過去の原点に立ち返らなければならないと語っています。楽譜に記されたことを尊重し、さらにその奥のマーラーの真髄に迫るシャイーの指揮、マーラーを深く掘り下げることによって調和のとれた幅広い見地から音楽を表現しています。
また「ACCENTUSMUSIC」ならではの、音楽を理解した素晴らしいカメラワーク、見ごたえのある編集で、映像商品としても魅力的。ジャケット・デザインはシリーズ通して使われているライプツィヒ出身の現代アーティスト、ネオ・ラウフによるものです。 (Ki)

ACC-10309BD(Bluray)
ACC-20309DVD
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」 リッカルド・シャイー(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

収録:2014年2月27&28日、3月2日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)

◆Bluray
画面:Full HD 16:9
音声:DTS-HD MA、PCMステレオ
リージョン:All/83’ 35
◆DVD
画面:NYSC 16:9
音声:DTS5.1、DD5.1、PCMステレオ
リージョン:All/83’ 35
リッカルド・シャイー指揮ゲヴァントハウス管弦楽団によるマーラーの交響曲シリーズ。第7番「夜の歌」は2014年2&3月にゲヴァントハウスでお こなわれたコンサートの模様をライヴ収録しています。このコンサートの直後に同コンビは来日し第7番を演奏しています。マーラーの10曲の交響曲の中 でも複雑な構造をもった第7番。シェーンベルクも「芸術の調和と絶対的平和を感じる」とこの作品を高く評価していますが、指揮者の力量も大いに問わ れる作品。来日公演では、スリリングで緻密な音楽を聴かせ、聴衆を大いに沸かせました。本拠地ゲヴァントハウスでのライヴも、大編成をフルに鳴らし た大迫力の演奏を披露しています。名門ゲヴァントハウス管の卓越した技術、伝統的な響きと現代的な感性の絶妙なバランスを作り出すシャイーの手腕に 脱帽です。脈絡なく形式が刻一刻と変化し、突然の転調、極端なダイナミクス、一見支離滅裂な作品をシャイーは誇張することなく自然に描き出しています。 ゲヴァントハウス管との契約を2020年まで延長するなど、楽団との良好な関係、絶大な信頼を集めるのも納得の成果がここに凝縮されています。 (Ki)
ACC-10319BD(Bluray)
ACC-20319DVD
クラウディオ・アバド・メモリアル・コンサート
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」〜第2楽章:葬送行進曲*
シューベルト:交響曲第8番未完成」〜第1楽章
フリードリヒ・ヘルダーリン:パンと葡萄酒
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
2014年1月27日スカラ座とミラノでの追悼式 (友人らの追悼コメント含む)
マーラー:交響曲第3番ニ短調〜第6楽章
アンドリス・ネルソンス(指)
ルツェルン祝祭O
イザベ ル ・ファウスト(Vn)
クラウディオ・アバド(指)ルツェルン祝祭O*

収録:2014 年 4月6日ルツェルン・クンストハウス・コンサートホール、2013年8月*
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD Master Audio,
PCMステレオ/98’ 57
リージョン:All
言語:独/字幕:英仏韓,日本語

◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS 5.1,DD5.1,
PCMステレオ/98’ 57
リージョン:All
言語:独/字幕:英仏韓,日本語
2014年1月20日に亡くなった指揮者クラウディオ・アバド。享年80歳。日本には2013年秋に7年ぶりの来日を果たす予定でしたが、健康上の 理由でコンサートは取り止めとなった直後の出来事でした。
この映像は、2014年4月に行われたアバドの追悼演奏会の模様が収められています。プログラムは、アバドの音楽へ敬意を表した内容です。本ディ スクの冒頭には、最後のルツェルン音楽祭となり、その2013年オープニングコンサートで演奏したベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」第2楽章 「葬送行進曲」が収録されています。この演奏を聴く限り、半年後にこの世を去ってしまうとは信じられません。このコンサートの模様はACCENTUS MUSICから既に発売されています(ACC10282BD/ACC20282DVD)。
そして追悼演奏会は、シューベルトの未完成第1楽章から始まります。この演奏は、指揮者なしオーケストラのみで演奏されました。アバドの姿のない 指揮台が映し出され、アバドの存在の大きさを痛感せずにはいられません。続くは、スイス出身の名俳優で、アバドと親交があったブルーノ・ガンツによ るヘルダーリンの「パンと葡萄酒」の朗読。アバドの芸術的友好関係の広さを物語っています。
この映像の見所の一つ、イザベル・ファウストによるベルクのヴァイオリン協奏曲。ファウストは2010年にアバドとこの作品を録音しており (HMC.902105)、この演奏が高く評価され今や現代を代表するヴァイオリニストとして世界中で活躍しています。ファウストの演奏も、アバドとの共演 を反芻するように、聴くものの心に訴えかける音楽を作り上げています。そして最後マーラー交響曲第3番第6楽章。ネルソンスを含む舞台上の人々が 悲しみに暮れ、そしてアバドへ寄せる想いが溢れ出た演奏です。アバドの音楽的精神を未来へ引き継ごうとする使命を背負ったことを確認するように、団 員同士が抱き合う姿は、感動を禁じえません。
ジャケット写真に使われていのは、ベルリン在住の写真家アドリアン・ザウアーによる2014年1月20日という作品です。 (Ki)
ACC-10325BD(Bluray)
ACC-20325DVD
ブラームス:セレナード第2番イ長調Op.16
アルト・ラプソディ Op.53
交響曲第2番ニ長調 Op.73
アンドリス・ネルソンス(指)ルツェルン祝祭O
サラ・ミンガルド(A)
バイエルン放送Cho

収録:2014年8月15、16日KKLルツェルン・コンサート・ホール(ルツェルン音楽祭ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS5.1,DD5.1,PCMステレオ/109分
リージョン:All
字 幕:英 仏 韓,日本語( 原語:独 )
◆DVD
画面:NTSC 16:9
音声:DTS-HD MA,PCMステレオ/109分
リージョン:All
字 幕:英 仏 韓,日本語( 原語:独 )
2014年はアバドが登場しない初めてのルツェルン音楽祭。マーラーを継続的に取り上げていたアバドが2014年から取り組もうと考えていたのはブラー ムス。アバドの逝去を受けて代役に立ったのはアンドリス・ネルソンス。ネルソンスは、本映像に収録されているオープニング・コンサートと8月23& 24日に行われたポリーニとの計4公演に登場しました。ネルソンスは近年集中的にブラームスの作品に取り組んでいたこともあり、まさにぴったりの人選 となりました。ネルソンスは今もっとも多忙を極める若手指揮者の一人で、この時期もバイロイト音楽祭で「ローエングリン」を、プロムスでブリテンの「戦 争レクイエム」を指揮するなど八面六臂の活躍を見せています。
オープニング・コンサートの演目は、オール・ブラームス。当初アバドが振る予定であった曲をそのまま引き継いでいます。まずセレナード第2番から。 5つの楽章からなる作品で、編成がヴァイオリンを欠くヴィオラ、チェロ、コントラバスのみの弦楽合奏なので、木管群と中低域の楽器の温和な響きが印象的。 ネルソンスの優しい音楽性が良く作用した演奏となっています。続くはアバドからの信頼が厚かったサラ・ミンガルドが歌うアルト・ラプソディ。アルトのソ ロ、男声合唱と管弦楽のために書かれた作品。歌詞はゲーテの「冬のハルツへの旅」。クララ・シューマンの娘ユーリエの結婚が影響したと言われています。 ミンガルドの奥の深い声の響きがなんとも美しい演奏です。そしてメインは、交響曲第2番。ネルソンスはポリーニとショパン:ピアノ協奏曲第1番を演 奏した23、24日に、後半プログラムとして交響曲第3番を振っていますが、ネルソンスのブラームスは、深々とした重厚さと濃厚なロマンティシズムが、 遅めのテンポで抒情的に雄弁に語りかけてきます。またネルソンスの躍動的な指揮姿が圧倒的な高揚感を演出しています。近年のネルソンスの好調ぶりを 見せつけるコンサートとなりました。 (Ki)
ACC-10333BD(Bluray)
ACC-20333DVD
アルヴォ・ペルト:アダムの受難 [音楽:アダムの嘆き/タブラ・ラサ/ミゼレーレ/ゼクエンティア]
トヌ・カリユステ(指)タリンCO
エストニア・フィル室内Cho
出演:ミハイリス・セオファヌス、ルシンダ・チャイルズ
音楽監督:ロバート・ウィルソン
映像監督:アンディ・ゾンマー

収録:2015 年 5月12日ノブレッスナー・ファウンドリ(タリン)
◆Bluray
リージョン:All/BD25
NTSC Full HD. 16:9
PCM Stereo
DTS HD Master Audio
歌唱:羅露
字幕:日本語,英独仏韓/94’ 08”
◆DVD
リージョン:All
NTSC 16:9
PCM Stereo,
Dolby Digital 5.1
DTS 5.1
歌唱:羅露
字幕:日本語,英独仏韓/94’ 08”
アメリカのカリスマ舞台監督ロバート・ウィルソン。斬新な内容ながらスローテンポで進む彼の芸術はペルトの音楽にぴったりとも申せましょう。この両 者が夢のコラボを実現。アダムとイヴの話を音楽とパントマイムを中心に描きます。 一見「アダム受難曲」なる新作かと思いますが、彼の代表作3篇「アダムの嘆き」(2011)、「タブラ・ラサ」(1977)、「ミゼレーレ」(1989)に、こ の企画のために書き下ろされた最新作「ゼクエンティア」を加え、光、空間、運動を持ちこんで、瞑想的な秘儀の世界を作り上げます。ペルトとロバート・ ウィルソンというふたりの偉大な芸術家が相照らしながら、密度の濃いマルチメディア芸術を実現しています。 ストレスの多い今日、ペルトの中世の世界へ誘われるような不思議感覚にひたるのは最高の癒し。日本語字幕付き。 (Ki)
ACC-10345BD(Bluray)
ACC-20345DVD

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(アンコール)
バッハ:パルティータ第1番〜サラバンド、
 パルティータ第2番〜サラバンド
ニコライ・ズナイダー(Vn)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
リッカルド・シャイー(指)

収録:2012年9月、2014年10月、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS-HD Master Audio,
PCMステレオ
リージョン:All
84’ 49分
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DD5.1,DTS5.1,
PCMステレオ
リージョン:All
84’ 49分
ヴァイオリニストにニコライ・ズナイダーを迎えて、シャイー&ゲヴァントハウス管が行ったメンデルスゾーンとベートーヴェンの2つの協奏曲のライヴ映像。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は2012年の収録。ゲヴァントハウスは、毎年シーズンの始まりに「メンデルスゾーン週間」を設けて、様々な楽 曲を演奏しています。このヴァイオリン協奏曲は、当時ゲヴァントハウスのコンサートマスターであったフェルディナンド・ダヴィッドのために作曲され、初 演も1845年ゲヴァントハウス管の演奏会で彼のヴァイオリンで行われています。メンデルスゾーンと深い関わりのあるゲヴァントハウス管の伝統ある音、シャ イーが作り出す緻密で美しい音色、そしてニコライ・ズナイダーの抜群のテクニックとロマンティックな音楽は、格別の魅力があります。2014年に収録されたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。シャイーはこの2014/15シーズン開幕前に骨折してしまい、9月の公演はキャンセルして いました。この演奏は、復帰後の10月に行われたもので、後半にはショスタコーヴィチの交響曲第12番を振っています。ベートーヴェンのヴァイオリン 協奏曲は、メンデルスゾーンとは異なり初演時には不評でありました。しかし、前述のメンデルスゾーンの友人でもあったフェルディナンド・ダヴィッドがベー トーヴェンの死後復活演奏し、現在ではヴァイオリニストの最も重要なレパートリーの一つとして名だたる奏者が演奏・録音しています。ズナイダーにとっ てもメンデルスゾーンの協奏曲とともに今回が2度目の録音となります。ズナイダーは、1997年エリーザベト・コンクール優勝以来、ヴァイオリン界の第 一線で活躍、現在では指揮者としての顔もみせるなど順調なキャリアを積んでおり、約10年前の録音からより深い音楽をきかせてくれます。特にズナイダー の品があり、伸びの良い透明感のある音色は印象的で、シャイー&ゲヴァントハウス管の力強いアンサンブルからは求心力が伝わってきます。 (Ki)
ACC-10335BD(Bluray)
KKC-9291(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC-20335DVD
KKC-9292
日本語帯・解説付
税込定価
マーラー:交響曲第1番「巨人」

◆特典映像
リッカルド・シャイーが語る、マーラー交響曲第1番について(日本語字幕付)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
リッカルド・シャイー(指)

収録:2015年1月ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD Master Audio,
PCM Stereo
字幕:独英仏韓,日本語
リージョン:All
本編:62’ 24 /ボーナス:24’ 07
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS5.1,DD5.1, PCM Stereo
字幕:独英仏韓,日本語
リージョン:All
本編:62’ 24 /ボーナス:24’ 07
シャイーとゲヴァントハウス管の映像によるマーラー・チクルス。2011年のマーラー没後100年を記念してスタートしたシリーズで、これまでに第2番、 第4番、第5番、第6番、第7番、第8番、第9番がリリースされており、いずれも充実した演奏で高い評価を受けており、この度、2015年1月にゲヴァ ントハウスでおこなわれたコンサートの模様を収録した交響曲第1番がリリースされます。 シャイーは、コンセルトヘボウ管とマーラーの交響曲全集を完成させていますが、このゲヴァントハウス管とのチクルスとは全く違います。テンポもゲヴァン トハウス管との方が速く解釈も異なります。シャイーはメトロノーム記号についても特典映像で詳しく語っていますが、往年の巨匠メンゲルベルクやワルター との録音についても言及し、シャイーの近年のテンポ設定はそうしたマーラーと直接対峙した巨匠たち、ひいてはマーラー自身の意図に立ち返るように考え られています。そしてシャイーはこの交響曲第1番に対しこのように述べています。「この作品はマーラーの紛れもない傑作であり、後年彼が創造した広大な 音世界を先取りしている」。シャイーが長年かけて熟考させた音楽を明快で切れ味鋭い指揮で聴くことができ、さらに演奏、特典映像ともに鑑賞することによ り作品を深く理解することができる1枚です。 また「ACCENTUS MUSIC」ならではの、音楽を理解した素晴らしいカメラワーク、見ごたえのある編集で、映像商品としても魅力的。ジャケット・デザイ ンはシリーズ通して使われているライプツィヒ出身の現代アーティスト、ネオ・ラウフによるものです。 (Ki)
ACC-10353BD(Bluray)
ベッリーニ:歌劇「カプレーティとモンテッキ」 ファビオ・ルイージ(指)
演出:クリストフ・ロイ
振付:トーマス・ヴィルヘルム
ジョイス・ディドナート(ロメオ/メゾソプラノ)
オルガ・クルチンスカ(ジュリエッタ/ソプラノ)
バンジャマン・ベルネーム(テバルド/テノール)
ロベルト・ロレンツィ(ロレンツォ/バス・バリトン)
アレクセイ・ボトナルチューク(カペッリオ/バス・バリトン)
ゲオルギ・プチャルスキ(同伴者)
フィルハーモニア・チューリヒ
チューリヒ歌劇場Cho
収録:2015年6月スイス、チューリヒ歌劇場(ライヴ)
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
プロデューサー:パウル・スマチュニュイ

◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD Master Audio,
PCMステレオ
字幕:独英仏韓,日本語/139' 03
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS5.1,DD5.1,
PCMステレオ
字幕:独英仏韓,日本語/139' 03
ベッリーニ28歳の傑作「カプレーティとモンテッキ」をドイツの鬼才クリストフ・ロイ演出した、ファビオ・ルイージ指揮によるチューリヒ歌劇場の映像。 若き男女「ロメオとジュリエッタ」の悲恋の物語で、イタリアに古くから伝わる話をもとにしたもので、シェイクスピアの戯曲とはストーリーが若干異な ります。ベッリーニが用いた原作は、ジェロラモ・デッラ・コルテの「ヴェローナ物語」。それを基にして、フェリーチェ・ロマーニがイタリア語台本を書 き、1830年にヴェネツィアのフェニーチェ劇場で初演されました。基本のあらすじは、13世紀ヴェローナの名家カプレーティ家とモンテッキ家は宿敵同 士。息子をモンテッキ家のロメオに殺されたので復讐の念をいだいているカペッリオは、テバルドに息子の仇を取らせようと考え、娘のジュリエッタとテバ ルドの結婚式を執り行うことを発表。しかしモンテッキ家のロメオとカプレーティ家のジュリエッタは恋仲。戦争ではなく話し合いで和解をすすめるロメオ、 それを拒否するカッペリオ、そして二人の中を知ったカッペリオは反対、若き情熱が先行する二人は死を選ぶ。。。 ドイツの鬼才クリストフ・ロイの演出はかなり趣向が凝らされています。舞台はそれぞれ壁で部屋が仕切られており、回転舞台を使い場面ごとに回転さ せ前後の情景を暗示させます。特徴的な演出として、ロメオとジュリエッタにしか見えないロメオの「同伴者」が設定されています。ロメオが登場する場 面には必ず存在し、ストーリーの展開を無言で誘導しています。さらにジュリエッタの影には同じ動きをする謎の老女があらわれます。クライマックスのシー ンでは、仮死状態のジュリエッタをみて勘違いしたロメオが毒を飲んで自殺を図ります。二人は最後の会話を交わしロメオは死んでしまいます。カプレーティ 家とモンテッキ家の人々が騒ぎをきいて集まりカッペリオを責める。ここで回転舞台が作動し、ジュリエッタが別の部屋に向かい、そしてそこにはその老女 が。そうこの老女はジュリエッタ。ロイの大胆な解釈で愛し合う男女の情熱、その情熱が故の自己主張、そして絶望を見事に描いています。 ロメオにはメトロポリタン歌劇場のスター、メゾソプラノのジョイス・ディドナートがズボン役として登場。広い音域と卓越した歌唱力のロメオは圧倒的 な存在感を放っています。ジュリエッタ役には期待のコロラトゥーラ・ソプラノ、オルガ・クルチンスカを起用。バンジャマン・ベルネーム、ロベルト・ロ レンツィ、アレクセイ・ボトナルチュークほか歌手陣は実力派が揃っています。存在感といえば。「同伴者」役のゲオルギ・プチャルスキ。ポーランド出身 のダンサーで整った顔立ちに中性的な雰囲気は目をひきます。 ファビオ・ルイージは音楽監督を務めてから、革新的な新演出に取り組んでいるチューリヒ歌劇場。今後も興味深いプログラムを展開していく予定です。 (Ki)
ACC-10354BD(Bluray)

ACC-20354DVD
マーラー:「子供の不思議な角笛」より【ラインの伝説/美しくトランペットが鳴り響く所/この世の生活/原光/魚に説教するパドバの聖アントニオ/起床合図/少年鼓笛兵】
交響曲第5番
アンドリス・ネルソンス(指)
ルツェルン祝祭O
マティアス・ゲルネ(Br)

収録:2015年8月19&20日ルツェルン、文化会議センター(ライヴ)
◆Bluray
画面:FULL HD, 16:9
音声:DTS-HD MA STER AUDIO,
PCM STEREO
123’ 12 min
字幕:英仏韓,日本語/原語:独
◆DVD
画面:NTSC, 16:9
音声:DTS5.1,DD5.1,
PCM STEREO
123’ 12 min
字幕:英仏韓,日本語/原語:独
2015年夏のルツェルン音楽祭における、アンドリス・ネルソンスとルツェルン祝祭管によるマーラー。「子供の不思議な角笛」は、ルートヴィヒ・アヒム・フォ ン・アルニムとクレメンス・ブレンターノが収集したドイツの民衆歌謡で、マーラーはこの歌詞に基づいた歌曲を多く作曲しており、これらは歌曲集「若き 日の歌」、「子供の魔法の角笛」、「最後の7つの歌」にそれぞれ収められています。バリトン・ソロを担当するのは、マティアス・ゲルネ。ゲルネ自身、コンサー トや録音で幾度となく取り上げた作品であり、優しく繊細な声、音楽に寄り添った丁寧な歌唱は、聴く者の心を打ちます。ネルソンスもゲルネの語り口をす くい上げるようにサポートし、<魚に説教するパドバの聖アントニオ>などユーモラスな曲調の作品ではコミカルさに溢れ、宗教的な敬虔さを感じさせる< 原光>では、ゲルネの歌を昇華させるような響きを生み出しています。 ★交響曲第5番は、2004年にクラウディオ・アバドが、当時「空前のスーパー・オケ」と称された豪華メンバーが揃ったルツェルン祝祭管と高水準の演 奏を披露したことが記憶に残っていますが、ネルソンスも創立者アバド亡き後のオケを力強く先導しています。交響曲第5番が1904年にケルンで初演さ れた当時、「これは誰にも理解できない、呪われた作品だ」と言われるほどでしたが、現代ではマーラーの作品の中でも頻繁に演奏され、第4楽章のアダー ジェットは、映画《ベニスに死す》に使われ世界的に知られています。ネルソンスは、強い推進力で音楽を引っ張り、特に第3楽章では圧巻の統率力を発揮、 そして重要な “コルノ・オブリガード” の部分は、ローマ聖チェチーリア国立交響楽団のホルン奏者アレッシオ・アレグリーニの独奏が見事な独奏を聴かせ ます。 (Ki)
ACC-10366BD(Bluray)
KKC-9362(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC-20366DVD(2DVD)
KKC-9363(2DVD)
日本語帯・解説付
税込定価
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 グスターボ・ドゥダメル(指)
ベルリン国立歌劇場O&cho
イルデブランド・ダルカンジェロ(アルマヴィーヴァ伯爵)
ドロテア・レシュマン(伯爵夫人)
アンナ・プロハスカ(スザンナ)
ラウリ・ヴァシャー ル(フィガロ )
マリアンヌ・クレバッサ(ケルビーノ)
演出:ユルゲン・フリム&ベッティーナ・ハルトマン

収録:2015年11月、シラー劇場(ライヴ)
◆Bluray
画像:16:9 Full HD
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.1
言語:イタリア語
字幕:独英仏韓,日本語
187 ‘45
リージョン:All
◆Bluray
画像:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
言語:イタリア語
字幕:独英仏韓,日本語
187 ‘45
リージョン:All
2018年3月までベルリン国立歌劇場のインテンダントを務めたユルゲン・フリム演出のモーツァルト「フィガロの結婚」。上演は2015年11月シラー 劇場で行われました。ベルリン国立歌劇場は2010年から老朽化のための修復工事に入り、およそ7年かけて2017年9月に完成。この上演は修復中に 使用していたお隣のシラー劇場での公演を収録したものです。ユルゲン・フリムが「フィガロの結婚」を手掛けるのは3度目。フリム自身これまでで最高の 出来だという自信作です。 指揮は、現在の音楽総監督であるダニエル・バレンボイムも認める次世代の巨匠グスターボ・ドゥダメル。また歌手陣は、当代きっての名モーツァルト歌 手が勢ぞろい。アルマヴィーヴァ伯爵には、現在世界で最も人気のあるバス-バリトン歌手イルデブランド・ダルカンジェロ。2016年のウィーン国立歌劇 場来日公演でも聴かせた艶やかで力強い歌声で圧倒的な存在感をみせます。そして伯爵夫人には今やモーツァルトを歌わせたら右に出るものはいないとも 言われるドイツの名ソプラノ、ドロテア・レシュマン。スザンナは情感豊かな美声をもつアンナ・プロハスカ。フィガロにはエストニア出身のバス-バリトン、 ラウリ・ヴァシャール。ケルビーノには、ズボン役として世界の劇場にひっぱりだこのフランスの名花マリアンヌ・クレバッサ。 洗練された舞台演出に、最高の布陣で送るモーツァルト「フィガロの結婚」の登場です。 (Ki)
ACC-10363BD(Bluray)
ACC-20363DVD

ベルク:歌劇「ヴォツェック」 クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン:ヴォツェック)
ブランドン・ヨヴァノヴィッチ(テノール:鼓手長)
マウロ・ペーター(テノール:アンドレース)
ヴォルフガング・アプリンガー = シュペルハッケ(テノール:大尉)
ラルス・ヴォルト( バス:医 者)
グン=ブリット・バークミン(ソプラノ:マリー)
ファビオ・ルイージ(指)
フィルハーモニア・チューリッヒ
チューリッヒ歌劇場Cho(
演出:アンドレアス・ホモキ
舞台、衣装:マイケル・レヴィン
衣装アシスタント:メタ・ブロンスキ
照明:フランク・エヴィン
収録:2015年9月チューリッヒ歌劇場、ライヴ

◆Bluray
画面:Full HD 16:9
音声:DTS-HD Master Audio,
PCMステレオ
字幕:仏英韓,日本語
原語:ドイツ語
リージョン:All
100’ 58''
◆DVD
画面:NTSC 16:9
音声:DTS5.1,DD5.1,
PCMステレオ
字幕:仏英韓,日本語
原語:ドイツ語
リージョン:All
2012年よりチューリッヒ歌劇場のインテンダントとして采配をとる演出家のアンドレアス・ホモキによるアルバン・ベルクが唯一完成させたオペラ「ヴォ ツェック」。2015/16年シーズンの幕開けに発表されたプロダクションです。「ヴォツェック」は、19世紀初め、ドイツのライプツィヒで実際に起きた殺 人事件をもとに書かれたカール・ゲオルク・ビューヒナーの戯曲。元理髪師の下級兵士ヴォツェックが、幻覚の世界で奇矯な声に誘われながら精神に異 常をきたし、ついには内縁の妻マリーを刺殺します。アンドレアス・ホモキの演出は、黄色と黒を背景に用い、幻想、幻覚、狂気の世界を彷徨い、貧困 と暴力という負の連鎖から生まれる心理的なドラマを鋭く描いています。ヴォツェックを演じるのは、クリスチャン・ゲルハーヘル。ストーリーが進むにつ れて、狂気の世界にのまれていくヴォツェックの苦悩ともがきを見事に表現しています。ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒも鬼気迫る演奏で、 救いのないストーリーを見事な表現力で描き出しています。 (Ki)

ACC-10381BD(Bluray)
KKC-9196(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC-20381DVD
KKC-9197
日本語帯・解説付
税込定価

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」 ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
シモナ・シャトゥロヴァー(S)
藤村実穂子(A)
クリスチャン・エルスナー(T)
クリスチャン・ゲルハーヘル(Br)
MDR放送cho
ゲヴァントハウスcho
ゲヴァントハウス児童cho

収録:2015年12月31日 ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)
画面:16:9 Full HD
リージョン:All、74’ 13分
字幕:独英仏韓,日本語
世界で最も古い伝統を誇る、屈指の名門オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO。この映像は、2015年12月31日にヘルベルト・ブロムシュ テット指揮により演奏されたベートーヴェン交響曲第9番のライヴ収録。ゲヴァントハウス管が大晦日に「第9」を演奏する伝統は、第一次世界大戦終結 の年1918年当時のカペルマイスターであったアルトゥル・ニキシュによって平和と自由への願いを込めて演奏されたのが始まり。人類愛を歌う第4楽章「歓 喜の歌」の原詩は、フリードリヒ・シラーがライプツィヒ滞在中に創作したもの。「年末の第九」はゲヴァントハウスOの伝統となり、以来日本をは じめ全世界で演奏されています。 ブロムシュテットは1998年から2005年の7年間に渡って、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOのシェフとして、絶大な信頼を獲得してきました。 現在も名誉指揮者として定期的に指揮台に立っています。この年末の重要な演奏会も、本来は音楽監督が担当することになっていますが、今回のブロムシュ テットの登場は両者が築いてきた絆があってこそのもの。
ソリスト陣も豪華で、スロヴァキア出身のソプラノ歌手シモナ・シャトゥロヴァー、世界に誇る日本人メゾ藤村実穂子、名指揮者たちからの指名も多いテノー ル、クリスチャン・エルスナー、 21世紀における“フィッシャー=ディースカウの後継者”とも言われるドイツ出身のバリトン、クリスチャン・ゲルハーヘルといっ た顔ぶれ。ブロムシュテットは、1927年生まれ現在89歳、年齢を感じさせないエネルギッシュな指揮ぶり、清新で覇気に満ちた演奏を聴かせてくれます。 (Ki)
ACC-10383BD(Bluray)

ACC-20383DVD(2DVD)
ムンバイ・コンサート〜ズービン・メータ80歳記念コンサート2016
ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」Op.92
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
ラヴェル:ラ・ヴァルス、「ダフニスとクロエ」組曲第2番
Part2
ヨハン・シュトラウス:喜歌劇「こうもり」より序曲
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲Op.102
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ長調Op.23
イスラエル・PO
ズービン・メータ(指)
アマンダ・フォーサイス(Vc)
ピンカス・ズーカーマン(Vn)
デニス・マツーエフ(P)

収録:2016年4月、NCPA国立舞台芸術劇場、ムンバイ(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9,Full HD
音 声:DTS HD MA5.1,PCM
ステレオ
リージョン:ALL
収録時間:Part1: 90'32/Part2: 100'02
◆DVD
画面:16:9,NTSC
音声:PCMステレオ,
DD5.1,DTS5.1
リージョン:ALL
収録時間:Part1: 90'32/Part2: 100'02
2016年4月に80歳を迎えたズービン・メータが、手兵イスラエル・POと共に、メータの故郷インドのムンバイで行った記念コンサー トの模様がブルーレイとDVDで発売されます。2018年5月の来日公演は、健康上の理由で惜しくも中止となってしまいましたが、このバースデー・コンサー トでは、幅広いレパートリーを持つメータが特に好きな作曲家たちの楽曲を、メータの音楽仲間であるヴァイオリンのピンカス・ズーカーマン、チェリストでズー カーマンの妻でもあるアマンダ・フォーサイス、そしてチャイコフスキー国際コンクール(1998)の優勝者で強靭なテクニックをもつピアニスト、デニス・マツー エフの3人をソリストに迎え力強い演奏を披露しています。オーケストラもソリストも巨匠メータの、誕生日を心からお祝いするムードに包まれ、温かくも音楽 的に刺激に溢れた公演となりました。 コンサートのパート1は、ドヴォルザークの序曲「謝肉祭」ではじまります。この曲は、ドヴォルザークが渡米する前年に書かれたもので、演奏会用序曲3部作「自 然と人生と愛」の中のひとつ。3部作のうち「人生」にあたるこの「謝肉祭」は3曲の中でも人気が高く、躍動的なリズム、彩り豊かなオーケストレーションと コンサートの冒頭を飾るに相応しい楽曲。続くのは長年の友人ズーカーマンによるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。メータとズーカーマンによる同曲はロス・ フィルとの名録音や、両者のコンサートでも何度も取り上げられ、まさに親密な関係から生まれる円熟の演奏。そしてロス・フィル時代にも録音のあるラヴェル のラ・ヴァルス、「ダフニスとクロエ」組曲第2番。若き日のメータを彷彿とさせる好演と言えるでしょう。 パート2では、ヨハン・シュトラウスの喜歌劇「こうもり」序曲からスタート。流麗でゆったりとしたテンポで、メータらしいスケール感で聴かせてくれます。そ して、ズーカーマン夫妻によるブラームスのヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲。フォーサイスの豊かな響きのチェロとズーカーマンの今なお健在のテクニッ クによる息の合った二重奏は圧巻。メータ&イスラエル・フィルも2人のソリストをも圧倒するサウンドを聴かせる一方、第2楽章では引き立て役に専念すると いったメータの絶妙な対応はさすが。最後はマツーエフをソリストとしたチャイコフスキーのピアノ協奏曲。マツーエフの剛腕とメータのスケールの大きい音楽が ぴったりと合ったドラマティックな演奏。 (Ki)
ACC-10392BD(Bluray)
KKC-9249
(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC-20392DVD

KKC-9250
日本語帯・解説付
税込定価
ヴェルディ:レクイエム

ドキュメンタリー:クリスティアン・シュプック演出によるヴェルディのレクイエムの舞台裏(監督:ヨルグ・ゴーチ)
ファビオ・ルイージ(指)
フィルハーモニア・チューリヒ
チューリヒ歌劇場cho
クラッシミラ・ストヤノヴァ(S)
ヴェロニカ・シメオーニ(Ms)
フランチェスコ・メーリ(T)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(Bs)
チューリヒ・バレエ団
[マシュー・ナイト、マニュエル・ルナール、アンナ・ハムジナ、アレグザンダー・ジョーンズ、メリッサ・リギョグ、カーチャ・ヴュンシュ、ジュリア・トネッリ、ウィリアム・ムーア、イェン・ハン、フィリペ・ポルトゥガル]
振付・演出:クリスティアン・シュプック

◆Bluray
画面:Full HD 16:9
音声:DTS HD MA,
PCMステレオ
本編:96’ 11、特典:57’ 12
字幕:英独仏韓,日本語
◆DVD
画面:NTSC 16:9
音声:DTS 5.1,DD5.1,
PCMステレオ
本編:96’ 11、特典:57’ 12
字幕:英独仏韓,日本語
イタリアの文豪アレッサンドロ・マンゾーニの追悼のために作曲されたヴェルディの「レクイエム」。宗教音楽の形態をとってはいるものの、ドラマティック・オペラを得意としたヴェルディならではの、華やかさを備えた音楽性で現代まで根強い人気を誇る楽曲です。しかし、初演時はそうした劇的表現が「教会に相応しくない」という反応もありましたが、この映像はそうした意見を逆手にとったような舞台の上演です。歌劇場所属のオーケストラ、合唱団、バレエ団が総出となり、上演された圧巻の舞台です。チューリッヒ・オペラだからこそできる総合芸術といえるでしょう。チューリッヒ・バレエの芸術監督クリスティアン・シュプックによる振付・演出は、モノトーンの衣装や効果的な照明によってヴェルディの卓越した音楽による描写力を見事に表現しています。バレエ・ダンサーの動きはもちろん、歌手陣の配置についても音楽に沿った自然な演出は必見。指揮はファビオ・ルイージ。高い音楽性と視覚的効果とのコラボレーションは、オペラ指揮者として確固たる地位を築いているルイージならではの演奏です。 (Ki)

ACC-10403BD(Bluray)
KKC-9261(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC-20403DVD(2DVD)
KKC-9262(2DVD)
日本語帯・解説付
税込定価
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV1001〜1006 五嶋みどり(Vn)

収録:2016年8月ケーテン城
ディレクター:アンドレアス・モレル
◆Bluray
画面:Full HD 16:9
音声:PCMステレオ,DTS HD MA5.1
151’ 30
字幕:独仏韓,日本語、リージョン:All
◆DVD
画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ,DTS 5.1,DD5.1
151’ 30
字幕:独仏韓,日本語、リージョン:All
日本を代表する世界的ヴァイオリニスト、五嶋みどり。11歳で華々しくアメリカ・デビューを飾り、現在に至るまで世界的奏者として、コンサート、録音、教育、 そして社会貢献活動も行っています。2012年にはデビュー30周年を記念して、日本全国の寺院・神社・教会で、バッハを演奏するという大ツアーを行いました。 ツアー後には満を持してCD録音も行われ、存在感のあるバッハ演奏を聴かせてくれました。 この映像は、バッハゆかりの地ケーテンで、五嶋みどりがバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータを全曲演奏したもの。バッハは1717年にアン ハルト=ケーテン侯国の宮廷楽長に就任し、1723年にライプツィヒの聖トーマス教会のカントル「トーマスカントル」に選任されるまでの6年間をケーテン で過ごしました。この作品群はこのケーテン時代に作曲、ヴァイオリニストにとって高度な技術と音楽性を要求することから、ヴァイオリン作品の頂点とも言 われます。 五嶋みどりは、この作品について映像の中でこのように述べています。「バッハの無伴奏ソナタとパルティータは多くの声を持つとても豊かな音楽です。一つ の楽器によるソロ演奏にもかかわらず、たくさんの声と声がお互いに呼応しそれがお互い押したり引いたり作用し合うので独奏という感じがしません。バッハ はいつも私に教えてくれます。自身の耳でよく聴き心を開いて聴くようにと。」彼女が最初にバッハを演奏したのは6,7歳の頃といいます。しかしこれまで演 奏し続けいるけれど、完全に理解できたと思うことはなく、永遠に学び続けて行くものとも語っています。五嶋みどりの演奏技術は、間違いなく現代最高峰 であり、円熟期を迎えたその音楽性も比類なきもの。このような彼女のコメントは、音楽に真摯に向き合う彼女の姿勢をそのまま表すものと言えるでしょう。 本商品も、緑豊かなケーテンの街並み、静かな街を五嶋みどりがヴァイオリンを背負って歩く姿や、美しくも華美ではないケーテン城の中など終始落ち着い た映像で、じっくりと音楽に浸ることのできる良質な映像が収められています。 (Ki)

ACC-10411BD(Bluray)
KKC-9230(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価


ACC-20411DVD
KKC-9231
日本語帯・解説付
税込定価

ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調Op.56
交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
イザベル・ファウスト(Vn)
ジャン=ギアン・ケラス(Vc)
マルティン・ヘルムヒェン(P)

収録:2016年6月12,13日、ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:PCMステレオ,DTS HD MA
リージョン:All、78’ 51
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ,DD5.1,DTS5.1
リージョン:All、78’ 51
世界で最も古い伝統を誇る名門オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOと名誉指揮者ブロムシュテットによるベートーヴェン・チクルス。 これまでに、交響曲第9番(ACC.10381BD/ACC.20381DVD)と交響曲第6&7番(ACC.10413BD/ACC.20413DVD)を映像でリリースしてお り、今回発売される交響曲第5番と三重協奏曲で映像三部作のリリースは完結となります。ブロムシュテットは、2017年7月に90歳の誕生日を迎えます。 ACCENTMUS MUSICは、これを記念して2014年から2017年の間に録音された同コンビによるベートーヴェン交響曲全曲のCDセットもリリースす る予定。ブロムシュテットは同楽団の任期中にはベートーヴェンの録音しておらず、シュターツカペレ・ドレスデンと全曲を録音しているので今回で2度目 の録音となります。 本映像での注目は、豪華ソリストによる三重協奏曲。3人のソリストを要することから実演は意外と多くはありませんが、ヴァイオリンにイザベル・ファウス ト、チェロにジャン=ギアン・ケラス、そしてピアノにはマルティン・ヘルムヒェンと屈指のソリストが集結し、曲の真価を世に問う素晴らしい演奏は、現代 の決定盤と言ってもいいでしょう。終楽章に向けてソロ楽器とオーケストラが繰り広げる華々しい演奏です。そして交響曲第5番は、ブロムシュテットの小 気味良いテンポと冴えわたる表現、重厚かつ細部を積み重ねるゲヴァントハウス管の確かなサウンドが素晴らしい演奏。 (Ki)

ACC-10413BD(Bluray)
KKC-9214(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価


ACC-20413DVD
KKC-9215
日本語帯・解説付
税込定価

ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
交響曲第7番イ長調Op.92
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)

収録:2016年5月19日(第6番)、2015年5月7日(第7番)、ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS5.1,DD5.1,PCM STEREO
リージョン:All、93’ 21
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD MA,PCM STEREO
リージョン:All、93’ 21
世界で最も古い伝統を誇る、屈指の名門オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。ブロムシュテットは1998年から2005年の7年 間に渡って、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のシェフとして、絶大な信頼を獲得してきました。現在も名誉指揮者として定期的に指揮台に立って います。この映像は、2016年と2015年に本拠地ゲヴァントハウス・コンサートホールで行われたベートーヴェンの交響曲第6,7番のライヴ映像です。 抒情性に満ち、生命力あふれる「田園」、そして緊張感と推進力で聴く者の心を掴む第7番、ブロムシュテットの長い腕を大きく広げる指揮姿は溌剌とし たエネルギーを感じます。 ブロムシュテットは2017年7月に90歳の誕生日を迎えます。ACCENTUS MUSICとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管はこれを記念して、2015年 大晦日の「第9」を皮切りにブロムシュテットのベートーヴェンを発売。本盤は第2弾となります。この後、交響曲第5番と三重協奏曲(ファウスト、ケ ラス、ヘルムヒェン)の映像、そして誕生日直前にCDでベートーヴェンの交響曲全集を発売し、大巨匠の栄光を讃えます。ブロムシュテットは同楽団の 任期中にはベートーヴェンの録音しておらず、シュターツカペレ・ドレスデンと全曲を録音しているので今回で2度目の録音となります。 (Ki)
ACC-10415BD(Bluray)
KKC-9264(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC-20415DVD
KKC-9265
日本語帯・解説付
税込定価
バッハ:ミサ曲 ロ短調BWV232 ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
ドレスデン室内cho
クリス ティー ナ ・ ラン ツ ハ ー マ ー(S)
エリーザベト・クールマン(A)
ヴォルフラム ・ ラトケ(T)
ルカ・ピサローニ(Bs)

収録:2017年6月18日 聖トーマス教会(ライプツィヒ)
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD MA5.1、PCM Stereo
字 幕:英 韓,日本語( 原語:ラテン語 )
113’ 36
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS5.1、DD5.1, PCM Stereo
字 幕:英 韓,日本語( 原語:ラテン 語 )
113’ 36
2017年ライプツィヒ・バッハ音楽祭のライヴ映像。ライプツィヒはバッハが1723年から亡くなる1750年まで、聖トーマス教会で合唱団や礼拝の 音楽を取り仕切るトーマスカントルを務めたゆかりの地。音楽祭は新バッハ協会の創設に合わせて1904年より始まり、毎年違ったテーマが設定されます。 音楽祭の期間はトーマスカントルの指揮によるオープニング・コンサートからはじまり、100前後のイベントが街中で開催されます。ファイナル・コンサート は伝統的に聖トーマス教会での「ミサ曲ロ短調」が演奏されます。 2017年は、長きに渡りゲヴァントハウス管のカペルマイスターを務めたヘルベルト・ブロムシュテットが登場しました。ブロムシュテットは、任期の 最後を飾るコンサートとして2005年に同じ舞台に立ち、その時の演奏は語り草となっています。(同演奏はEURO ARTS よりDVD,BDが発売中 20.54518/20.59234) 演奏は、12年前の名演にたがわず、近年のブロムシュテットの好調ぶりを伝える見事なもので、細部まで丁寧に練り上げられた着実なアプローチを土台に、 円熟の演奏を聴かせてくれます。そして伸びやかな声をもつクリスティーナ・ランツハーマー。舞台での圧倒的な存在感と豊かな表現力を持つメゾ、エリーザ ベト・クールマン。透明感あるテノール、ヴォルフラム・ラトケ。艶のある声と気品漂う姿のルカ・ピサローニと歌手陣も実力派揃い。 (Ki)
ACC-10419BD(Bluray)
KKC-9297(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC 20419DVD

KKC-9298
日本語帯・解説付
税込定価
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
 序曲「オセロ」
 「ルサルカ」より“月に寄せる歌”、“ポロネーズ”、“ああ、無駄よ、無駄”
 わが母の教え給いし歌
スメタナ:「ダリボル」より“いいわ、彼に与えましょう”
アンドリス・ネルソンス(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
クリスティーネ・オポライス(S)

収録:2017年5月ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HS MA 5.1、PCMステレオ
リージョン:All
字幕:独英仏韓,日本語
原語:チェコ語、100’ 37
◆DVD
画面:16:9 Full HD
音声: PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
リージョン:All
字幕:独英仏韓,日本語
原語:チェコ語、100’ 37
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの第21代カペルマイスターに就任するアンドリス・ネルソンス。世界中のオーケストラに客演し、現在はボスト ン交響楽の首席指揮者でもあるネルソンスは今最も忙しい指揮者の一人と言えるでしょう。2017年9月より就任が決まっていたライプツィヒ・ゲヴァントハ ウス管のポストは、正式就任が2018年2月に延長され、2月と3月には就任記念コンサートとオーケストラ創立275周年記念コンサートが続けて行われ 華やかなスタートとなりそうです。 この映像は、2017年5月に “客演” したときのコンサート。ネルソンスの妻クリスティーネ・オポライスをソリストに迎え、ドヴォルザークの≪ルサルカ≫か らのアリアと交響曲第9番「新世界より」というプログラム。ネルソンスの「新世界より」といえばバーミンガム市SO、バイエルン放送響とも録音が あり、演奏会でも好んで取り上げている楽曲。ドヴォルザークの旋律美を繊細に丁寧に歌い上げ、しかし叙情性やスケール感を失わない、おおらかさのある 演奏。両者の今後に大いに期待できるコンサート映像となっています。 (Ki)
ACC-10427BD(Bluray)
(Blu-ray)

ACC-920427DVD
マスネ:歌劇「ウェルテル」 ファン・ディエゴ・フローレス(ウェルテル)
アンナ・ステファニー(シャルロット)
アウドゥン・イヴェルセン(アルベール)
メリッサ・プティ(ソフィー)
チェイン・デーヴィッドソン(大法官)
マ ル ティン・ツィセット( シュミット)
ユーリ・ツィープレ(ヨハン)
スタニスラフ・ヴォロビョフ(ブリュールマン)
ソンヨン・リー(ケートヒェン)
チューリヒ歌劇場cho、児童・少年cho
フィルハーモニア・チューリヒ
コルネリウス・マイスター(指)

収録:2017年4月、チューリッヒ歌劇場
演出:タチヤナ・ギュルバカ
装置、照明:クラウス・グリューンベルク
衣 装:ジ ルケ・ウィレット
ドラマトゥルギー:クラウス・スパン

◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS-HD MA ,
PCMステレオ
字幕:独英韓
原語:フランス語
リージョン:All、137’ 36
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声: PCMステレオ,
DD5.1,DTS5.1
字幕:独英韓
原語:フランス語
リージョン:All、137’ 36
ゲーテの名作「若きウェルテルの悩み」をオペラ化したマスネの傑作歌劇「ウェルテル」。18世紀末のドイツで暮らす若い詩人ウェルテルは、大法官の 娘シャルロットに思いを寄せていた。シャルロットにはアルベールという婚約者いたが、ウェルテルはシャルロットを諦めきれずにいた。そんなウェルテル にアルベールは警告し、シャルロットの妹ソフィーとの仲を取り持とうとするが…。タイトル・ロールには、ペルー出身のテノール、ファン・ディエゴ・フロー レス。シャルロットにイギリス出身のメゾ、アンナ・ステファニー。フローレスは、報われない恋に身を焦がす若者の苦悩を見事に演じています。また、フロー レスとステファニーの切ない愛の二重唱は必聴。 指揮には2017年から読響の首席客演指揮者に就任したコルネリウス・マイスターが登場。2018/2019シーズンからシュトゥットガルト歌劇場の音楽総 監督にカンブルランの後任として就任することが決まっており、若手指揮者のなかでも高い実力を誇ります。演出は2013 年オペルン・ヴェルト誌で年間 優秀演出家に選ばれたタチヤナ・ギュルバカ。舞台上に置かれた一室の部屋の中で、巧みに練られた心情描写、そして社会からの抑圧にたえる人々の姿 を映し出すかのような演出が繰り広げられていきます。 (Ki)
ACC-10435BD(Bluray)
KKC-9341(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC-20435DVD
KKC-9342
日本語帯・解説付
税込定価
レハール:オペレッタ「微笑みの国」 ピョートル・ベチャワ(スー・チョン殿下)
ユリア・クライター(リーザ)
レベッカ・オルヴェラ(ミー)
スペンサー・ラング(グスタフ・フォン・ポッテンシュタイン伯爵)
チェイン・デイヴィッドソン(チャン)
マルティン・ツィセット(宦官長)
ファビオ・ルイージ(指)
フィルハーモニア・チューリヒ
チューリヒ歌劇場cho
演出:アンドレアス・ホモキ
装置・照明:クラウス・グリューンベルク
衣装:ジルケ・ウィレット
ドラマトゥルギー:カトリン・ブルナー
収録:2017年6月、チューリッヒ歌劇場(ライヴ)

◆Bluray)
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD MA5.1,
PCMステレオ
リージョン:All
字幕:独英仏韓,日本語
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS 5.1,DD5.1,
PCMステレオ
リージョン:All
字幕:独英仏韓,日本語
オーストリアを代表するオペレッタの作曲家レハール。「メリー・ウィドウ」の大成功によりオペレッタの第2の黄金期(白銀時代)を支えた作曲家のひ とりでもあります。そのレハールのもう一つの傑作「微笑みの国」を2017年6月ファビオ・ルイージ指揮によりチューリッヒ歌劇場で上演された際の映 像が発売となります。演出は、2012年よりチューリッヒ歌劇場のインテンダントとして采配をとるアンドレアス・ホモキです。さらに、中国のエリート外 交官であるスー・チョン役には、世界の歌劇場で最も注目されているテノール、ピョートル・ベチャワという現代最高峰の上演が実現しました。ホモキは、 1920年代にパリのヴァリテ座で上演された際のプロットを用い、舞台上に大きな階段とカーテンを設置しています。また、オペラ的な要素を出すために、 作品を凝縮させ対話部分をカットしています。 「微笑みの国」は、第一次世界大戦前の1912年頃のウィーンと中国・北京を舞台とした、ウィーンの伯爵令嬢リーザと中国皇太子スー・チョンの出会い と別れを描いた悲恋のお話です。「微笑みの国」は、美しい旋律が次から次へと登場し、心動かされるオペレッタですが、劇中で特に有名なアリアは、スー・ チョンが歌う「君はわが心のすべて」。古今東西のテノール歌手がこぞってこのアリアを歌い、名演奏を残しています。ベチャワもガラコンサートなどでも度々 歌っていますが、ここでも豊かな声量と艶やかな声で歌い上げています。またリーザ役のユリア・クライターも澄んだ美しい歌声と見事な表現力で聴かせます。 特にスー・チョンとの二重唱「二人でお茶を」は、溌剌とした世界を楽しむことができます。 (Ki)
ACC-10438BD(Bluray)

ACC-20438DVD
ルツェルン音楽祭2017ライヴ
メンデルスゾーン:「夏の夜の夢」序曲、
  劇付随音楽Op.61より抜粋
チャイコフスキー:マンフレッド交響曲Op.58
ルツェルン祝祭O
リッカルド・シャイー(指)

収録:2017年8月、KKLコンサートホール、ルツェルン(ライヴ)
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
◆Bluray
画面:16:9、Full HD
音声:DTS-HD MA5.1、PCMステレオ
リージョン:All
99’ 32
◆DVD
画面:16:9、NTSC
音声:DTS5.1、DD5.1、PCMステレオ
リージョン:All
99’ 32
ルツェルン祝祭管は1938年に大指揮者トスカニーニのもとへ、名だたる演奏家たちが集まり結成されました。そして2003年からは故クラウディオ・ アバドが指揮をとり、現代最高の名手たちが現在のオーケストラを作り上げました。そして2014年のアバド逝去後は、アンドリス・ネルソンスやベルナ ルト・ハイティンクが登場していましたが、2016年からシャイーが正式にルツェルン祝祭管の音楽監督に就任。2017年10月には、ルツェルン祝祭管と して11年ぶり、シャイー就任後初の来日公演を行い、大成功をおさめました。本映像は、来日公演前の2017年8月のルツェルン音楽祭での演奏を収 録しています。 演目は、ともに劇文学を題材とした作品を取り上げています。まず言わずと知れたシェイクスピアの戯曲「夏の夜の夢」を基に作曲されたメンデルスゾー ンの「夏の夜の夢」。メンデルスゾーン17歳のときにシェイクスピアの戯曲を読み、触発されて書き上げたのが「序曲Op.21」。そして後年プロイセン王 に命じられて作曲したのが12曲からなる「劇付随音楽Op.61」です。メンデルスゾーンのゆかりの深いライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の音楽 監督を長年務めたシャイーらしい美的な演奏で聴かせてくれます。つづくのはチャイコフスキーのマンフレッド交響曲。イギリスの詩人バイロン卿の詩劇「マ ンフレッド」を題材にした標題音楽的な趣をもつ交響曲です。シャイーはコンセルトヘボウ管と同曲の録音がありますが、流麗な響きと豊かな歌はここで も健在。シャイーの個性が十分に発揮された聴き応えのある演奏です。 またコンサート映像を見る楽しみとして、スター・プレイヤーが揃うルツェルン祝祭管は申し分ありません。ジャック・ズーン(フルート)、ルーカス・マシアス・ ナバーロ(Ob)、アレッサンドロ・カルボナーレ(クラリネット)、アレッシオ・アレグリーニ(Hrn)などなど、錚々たるメンバーが集結しています。 (Ki)
ACC-10440BD(Bluray)

ACC-20440DVD
(1)アーロン・アヴシャロモフ:交響詩「北京のフートン」(1931)
(2)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
(3)ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
マキシム・ヴェンゲーロフ(Vn)
ロン・ユー(指)上海SO

録音:2017年8月/ルツェルン・カルチャー・コングレス・ホール
◆Bluray
画面: Full HD 16:9
音声:DTS HD MA 5.0
PCM STEREO、109’ 39”
◆DVD
リージョンオール
画面:16:9、NTSC
音声:DD5.1, DTS5.1
PCM STEREO、109’ 39”
中国のオーケストラがルツェルン音楽祭に初登場しました。1963年生まれの指揮者ロン・ユー(余隆)率いる上海SOで、驚きの実力を披露し ています。ロシアの作曲家による3篇を演奏していますが、一曲目のアーロン・アヴシャロモフ(1894-1965)は極東ニコラエフスク・ナ・アムーレに生 まれ、1918年から1947年まで中国に暮らし、同国のクラシック音楽の発展と教育に多大な貢献をした父的存在。
アヴシャロモフは1932年に上海へ移り、上海SOを指揮するなど同楽団とも深い関係があるので、ここでとりあげているのも敬意の表れと申せま しょう。1931年作の「北京のフートン(胡同)」は北京の裏道の雑踏を描いた色彩的な作品で、中国本土で作られたオーケストラ曲第1号とされます。 中国最初の民族主義的オーケストラ曲を作ったのがロシア人というのは意外ですが、現在の上海SOの演奏で聴くことができるのは感動的。中華風 味満点で、誰もが面白く聴くことのできる奇作です。 さらなる注目は、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をヴェンゲーロフが演じていること。ヴェンゲーロフ久々の新録音で、アバドとの共演盤から 21年を経た円熟ぶりを味わえます。
メインはショスタコーヴィチの交響曲第5番。1937年の作ゆえアヴシャロモフの「北京のフートン」とほぼ同時代ながら、緊張感の違いに驚かされま す。中国のオーケストラによるショスタコーヴィチが素晴らしいことも嬉しい発見と申せましょう。 (Ki)
ACC-10443BD(Bluray)

ACC-20443DVD
シュテッフェン・シュライエルマッハー(1960-):オーケストラのためのレリーフ
(世界初演、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOとボストンSOによる委嘱作品)
ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」
バイバ・スクリデ(Vn)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
アンドリス・ネルソンス(指)

収録:2018年2月22、23日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
映像監督:ウテ・フォイデル
プロデューサー:パウル・シュマツニー

◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:PCMステレオ、
DTS-HS MA5.1
92’ 57、リージョン:All
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ、
DTS5.1、DD5.1
92’ 57、リージョン:All
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの第21代カペルマイスターに就任したアンドリス・ネルソンスの2018年2月に行われた就任記念コンサートの模 様を収録したブルーレイとDVDが発売されます。 冒頭は、1960年生まれのドイツのピアニストで作曲家シュテッフェン・シュライエルマッハーによる「オーケストラのためのレリーフ」。これは、ゲヴァントハウ ス管とボストンSOによる委嘱作品として世界初演されました。ネルソンスは現在、ボストンSOの首席指揮者でもあり、共同委嘱作品については同 時期に発表された両オーケストラのパートナーシップ制度によるもの。このパートナーシップには、この共同委嘱作品以外にも団員同士の交流や相手都市への 演奏旅行や教育的プログラムなど多岐にわたります。両者の協力関係から素晴らしい音楽を生むきっかけとなる新たな試みとなるでしょう。 そして続くのは、ネルソンスと同郷のヴァイオリニスト、バイバ・スクリデをソリストに迎えた20世紀を代表する名作ベルクのヴァイオリン協奏曲。この作品は、 ベルクが1935年、アルマ・マーラーの娘マノンの死に捧げた作品。12音技法で書かれた最初のヴァイオリン協奏曲ですが、高度な技術や知性はもちろん耽 美的な音楽で演奏機会も多い作品です。バイバ・スクリデの詩情豊か音、キレのあるテクニックは圧巻です。 そしてメイン・プログラムは、メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」。ゲヴァントハウス管のカペルマイスターを務めたメンデルスゾーンは楽団にとっ ても重要な作曲家。さらにこの「スコットランド」も1842年メンデルスゾーンの指揮によってゲヴァントハウス管で初演された縁のある作品で、ネルソンスが 就任コンサートで選んだことも頷けます。これまでの錚々たるカペルマイスターたちに勝るとも劣らない巨匠の風格漂わせる演奏を聴かせてくれます。 (Ki)
ACC-10445BD(Bluray)

ACC-20445DVD
モーツァルト:交響曲第40番
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
アンドリス・ネルソンス(指)

収録:2018年3月15,16日、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9,Full HD
音声:DTS HD MA5.1、PCMステレオ
リージョン:All、90’ 18
◆DVD
画面:16:9,NTSC
音声:DTS5.1、DD5.1、PCMステレオ
リージョン:All、90’ 18
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの第21代カペルマイスターに就任したアンドリス・ネルソンス。本映像は、2018年2月から3月にかけて 行われた、ネルソンスの就任記念及び、オーケストラの創立275周年コンサートという一連のお祝いコンサート・シリーズの最終公演です。演目はモーツァ ルトの交響曲第40番とチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」というメランコリックな憂いと感情が込められた2作品。 モーツァルトの交響曲第40番は、例外的に短調の交響曲で(あとは第25番)、第1楽章の冒頭の主題が響くと会場の雰囲気が一変します。ネルソンス はゲヴァントハウス管の豊潤で深みのある音質を正攻法で引き出しています。そしてモーツァルトの悲哀を受け続くのは、チャイコフスキーの「悲愴」。チャ イコフスキーは、「モーツァルティーナ」という作品を書くほどモーツァルトを大変尊敬していたと言われています。交響曲第6番は、チャイコフスキー最 晩年の傑作。現にこの初演の9日後に突然の死を迎えることになります。ネルソンスは、重厚なテンポをとりクライマックスまで丹念に描き、ゲヴァント ハウス管の繊細な音色、ディナーミク、アゴーギクを巧みに扱い絶望的な終楽章への心理を見事に描いています。 (Ki)
ACC-10449BD(Bluray)
KKC-9474(Bluray)
税込定価

ACC-20449DVD
KKC-9475
税込定価
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形とねずみの王様」 出演者:ドミニク・スラウコフスキー(ドロッセルマイヤー)
ミシェル・ウィレムス(マリー)
ダニエル・マリガン(フリッツ)
ウィリアム・ムーア(くるみ割り人形/王子/ドロッセルマイヤーの甥)
ジュリア・トネッリ(ピルリパート姫)
チューリヒ・バレエ団
チューリヒ・ジュニア・バレエ団
演奏:フィルハーモニア・チューリヒ
ポール・コネリー(指)
チューリヒ歌劇場女声cho
チューリヒ歌劇場児童cho
舞台美術:ルフス・ディドヴィツァス
照明:マルティン・ゲプハルト
衣装:ブキ・シフ
ドラマトゥルク:マルティン・キュスター、クラウス・スパーン
プロデューサー:ポール・スマツニュイ
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー

収録:2018年4月、チューリヒ歌劇場(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9、FullHD
音声:DTS-HDMA5.1、
PCMステレオ
リージョン:All、110’21
◆DVD
画面:16:9、NTSC
音声:DTS5.1、DD5.1、
PCMステレオ
リージョン:All、110’21
とても楽しい「くるみ割り人形」の映像が登場しました! チャイコフスキーの名作として名高い、バレエ「くるみ割り人形」は、E.T.A.ホフマンの童話『くるみ割り人形とねずみの王様』を、クラシック・バレエの 父とも言われる振付師マリウス・プティパ(デュマの仏訳を使用)が、バレエ用の作品として書き直したものが通常上演されています。今回リリースされる チューリヒ・バレエのものは、同団の芸術監督でもあるクリスティアン・シュプックがE.T.A.ホフマンの原作に忠実に振付けたものが上演されました。物語 が重視されているので、演出も演劇的要素が強く出たもので、役柄のキャラクターも際立っており、ダンサーたちの踊りとともに、物語の世界に入り込むこ とができます。 原作のあらすじは、ドイツの古い町に雪がしんしんと降り続くクリスマスの日。主人公マリーは、名付け親のドロッセルマイヤーおじさんがプレゼントしてく れた兵隊の姿のくるみ割り人形をとても気に入ります。しかし兄のフリッツが壊してしまい、壊れた人形を手当てするように眠ったマリーが夜中に目を覚ま すと…。クリスマスの夜に起こる、夢と現実が交差する不思議な世界に子供も大人も惹きつけられます。 (Ki)
ACC-10451BD(Bluray)

ACC-20451DVD
ラヴェル:管弦楽曲集
優雅で感傷的なワルツ
ラ・ヴァルス
「ダフニスとクロエ」組曲 第1番
「ダフニスとクロエ」組曲 第2番
ボレロ
リッカルド・シャイー(指)
ルツェルン祝祭O

収録:2018年8月、ルツェルン文化会議センター・コンサートホール、ライヴ
◆Bluray
画面:16:9,Full HD
音声:DTS HD MA5.1,
PCMステレオ
リージョン:All、87分
◆DVD
画面:16:9,NTSC
音声:DTS HD MA5.1,
PCMステレオ
リージョン:All、87分
ルツェルン祝祭管は1938年に大指揮者トスカニーニのもとへ、名だたる演奏家たちが集まり結成されました。そして2003年からは故クラウディオ・ アバドが指揮をとり、現代最高の名手たちが現在のオーケストラを作り上げました。そして2014年のアバド逝去後は、アンドリス・ネルソンスやベルナルト・ ハイティンクが登場していましたが、2016年からシャイーが正式にルツェルン祝祭管の音楽監督に就任。2017年10月には、ルツェルン祝祭管として 11年ぶり、シャイー就任後初の来日公演を行い、大成功をおさめました。本映像は、2018年8月に行われたオール・ラヴェル・プログラムの映像です。 シューベルトのワルツ集に着想を得た「優雅で感傷的なワルツ」。音の魔術師ラヴェル一流の色彩豊かで繊細なオーケストレーションで書かれた「ラ・ヴァ ルス」。バレエ・リュスを率いるセルゲイ・ディアギレフの依頼を受けて作曲したバレエ音楽「ダフニスとクロエ」。そして言わずと知れた名曲「ボレロ」と いう魅力的なプログラム。上品かつ洗練された木管楽器群と、艶やかで格調高い弦楽器群が、スーパーソリスト・オケの上手さを際立たせています。 (Ki)
ACC-10478BD(Bluray)
KKC-9527(Bluray)
国内盤仕様
税込定価

ACC-20478DVD
KKC-9528
国内盤仕様
税込定価
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
チャイコフスキー:交響曲第5番
バイバ・スクリデ(Vn)
アンドリス・ネルソンス(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

収録:2019年5月、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、ライヴ
◆Bluray
画面:16:9、Full HD
音声:PCM Stereo,DTS HD MA5.1
リージョン:All、103’ 49
◆DVD
画面:16:9、NTSC
音声:PCM Stereo,DTS 5.1,DD5.1
リージョン:All、103’ 49
2020年のウィーン・フィル、ニューイヤーコンサートに登場し、飛ぶ鳥を落とす勢いの指揮者アンドリス・ネルソンス。2018年2月にライプツィヒ・ゲヴァ ントハウスOの第21代カペルマイスターに就任し、益々評価が高まっています。 本映像は2019年5月にライプツィヒで行われたコンサート。同楽団とネルソンスは、共演のヴァイオリストのバイバ・スクリデと2019年5月末に、同 プログラムで日本ツアーを行っており、来日直前のコンサート映像となります。 スクリデとネルソンスはともにラトヴィア出身。同じ音楽学校で学んだ旧知の仲。ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番も度々共演しています。2 曲あるショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲は、名手オイストラフのために書かれ、1955年オイストラフ、ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィ ルで初演されています。高い表現力と構成力を要する難曲ですが、録音経験もあるスクリデは、すっかり手中に収めています。 チャイコフスキーの5番は、すでにバーミンガム市響とも録音しているレパートリーです。第6番「悲愴」は、2018年2月の就任記念コンサートでも披露し、 遅めのテンポでじっくりと聴かせましたが、5番も得意な演目だけに、抜群の安定感、深い感情表現は見事。 2021年2月には、同楽団とネルソンスの来日が決まっており、今後さらに期待できる演奏となっています。 (Ki)
ACC-10484BD(Bluray)
KKC-9567(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC-20484DVD(DVD)
KKC-9568(DVD)
日本語帯・解説付
税込定価
プロコフィエフ:バレエ『ロメオとジュリエット』 振付:クリスチャン・スプーク
チューリッヒ・バレエ団 ,ジュニア・バレエ団
フィルハーモニア・チューリッヒ
ミハイル・ユロフスキ(指)

収録:2019年6月、チューリッヒ・オペラハウス(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9,1080i,Full HD
音声:PCMステレオ、DTS HD MA5,1
リージョン:ALL、126’ 05
◆DVD
画面:16:9,NTSC
音声:PCMステレオ、DTS5,1
リージョン:ALL、126’ 05
2012/13シーズンよりチューリッヒ・バレエ団の芸術監督に就任したクリスチャン・スプークによる2019年6月に上演された『ロメオとジュリエット』。 この作品は2012年にスプークがチューリッヒで初めて手掛けた振付です。 『ロメオとジュリエット』は、シェイクスピアによって400年以上前に書かれた戯曲をバレエに翻案し、プロコフィエフの美しくも繊細な音楽で彩られた名作。 クリスチャン・スプークの舞台は、華美な装飾はなくシンプルな舞台装置で、人間の細やかな心情を描き出しています。ロメオ役のウィリアム・ムーアは、 印象的な巻き毛と誰もが恋に落ちてしまいそうな魅力的な踊りで一際存在感を放っています。そしてジュリエット役のカティヤ・ヴュンシェは、思春期特有 の繊細さと両親への反発心を見事表現しています。ジュリエットは、透き通った白いドレスを着用し、長い髪は女学生のようにひっつめ、少女の無垢さを強 調しています。この若い恋人たちを演じた二人のダンサーは、スプークの非常に緻密で複雑な振付を巧みに踊りこなし、幸福感や絶望感といった感情を身 体を通して完璧な演技力で魅せます。 そして作品の重要な要素であるプロコフィエフの音楽も、ロシアの名指揮者ミハイル・ユロフスキ(近年目覚ましい活躍をしているウラディーミル・ユロフ スキの父)の好サポートとフィルハーモニア・チューリッヒの高いコントラストと豊かな表現力で聴かせてくれます。 (Ki)
ACC-10487BD(Bluray)
KKC-9582
(Bluray)
国内盤仕様
税込定価

ACC-20487DVD(DVD)
KKC-9583(DVD)
国内盤仕様
税込定価
ルツェルン音楽祭2019〜オール・ラフマニノフ・プログラム
ピアノ協奏曲 第3番*
エチュード「音の絵」 第2番イ短調 Op.39-2(アンコール)*
ヴォカリーズ(管弦楽版)
交響曲第3番イ短調 作品44
デニス・マツーエフ(P)*
ルツェルン祝祭O
リッカルド・シャイー(指)

収録:2019年8月、ルツェルン音楽祭(ライヴ)
◆Bluray
画面:Full HD,16:9
音声:PCMステレオ、
DTS-HD MA5.1
リージョン:All1、110'45
◆DVD
画面:NTSC,16:9
音声:PCMステレオ、DTS5.1
リージョン:All、110'45
2016年からアルトゥーロ・トスカニーニ、クラウディオ・アバドに続き、3人目のルツェルン祝祭Oの音楽監督にリッカルド・シャイーが就任。8 月後半からスタートするルツェルン音楽祭は、ヨーロッパの夏を締めくくる豪華な演奏会が魅力。そしてホストのルツェルン祝祭管だけでなく、客演するオー ケストラもベルリン・フィル、ウィーン・フィル、コンセウトヘボウ管、など世界のトップオーケストラが集結します。 本映像は、デニス・マツーエフをソリストに迎えたオール・ラフマニノフ・プログラム。圧倒的な技巧で知られるマツーエフ。このピアノ協奏曲第3番でも、 力強い打鍵と圧巻の超絶技巧を聴かせます。雄大なテンポで、シャイーの演奏とともに確固とした造形美に圧倒されます。 続いてヴォカリーズ(管弦楽版)は、繊細な中に力強さを感じる演奏。そして交響曲第3番は、ラフマニノフ最晩年の傑作。複雑なオーケストレーション、 流麗な旋律、思いがけないほどの活気に満ちた楽想に溢れた作品です。シャイーは、最高レベルのテクニックをもつルツェルン祝祭管を見事にまとめ、豊か な色彩感、表現力を余すところなくあらわしています。 (Ki)
ACC-10494BD(Bluray)
KKC-9565(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC 20494DVD(DVD)
KKC-9566(DVD)
日本語帯・解説付
税込定価
ムソルグスキー(ショスタコーヴィチ編):歌劇「ホヴァンシチナ」〜前奏曲「モスクワ川の夜明け」
ヴァインベルク:トランペット協奏曲変ロ長調Op.94*
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
ホーカン・ハーデンベルガー(Tp)*
アンドリス・ネルソンス(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

収録:2019年12月/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(ライヴ)
◆Bluray
画面: 16:9 Full HD
音声:DTS HD Master Audio5.1
/ PCM STEREO
リージョンAll、86’ 51”
◆DVD
画面:NTSC 16:9
音声:DTS 5.1,DD5.1 / PCM STEREO
リージョンAll、86’ 51”
飛ぶ鳥落す勢いのアンドリス・ネルソンスが2017年からカペルマイスターの任にあるライプツィヒ・ゲヴァントハウスOと2019年12月に行なっ たコンサートの映像。ちょうどこの月はミェチスワフ・ヴァインベルクの100回目の誕生日にあたり、それをお祝いしてハーデンベルガーがトランペット協 奏曲を披露しているのも注目です。ネルソンス自身、少年時代からトランペットを学び故郷の歌劇場の奏者も務めたほどなため、いつも以上に熱の入った演 奏となっています。
ヴァインベルクのトランペット協奏曲は1968年に名手ドクシツェルのために書かれ、ヴァインベルクが再評価される前から世界中の名トランペット奏者 に愛奏されてきた名作。ヴァインベルクらしいボルテージの高さと、メンデルスゾーンの「結婚行進曲」をはじめとする引用に満ちた謎めいた内容ですが、ハー デンベルガーの巧さが光ります。
ムソルグスキーの歌劇「ホヴァンシチナ」前奏曲はリムスキー=コルサコフ版ではなくショスタコーヴィチのオーケストレーション版。3作曲家のロシア 作品を収めているように見せながら、ショスタコーヴィチまで味わえるのが嬉しい限り。
メインのチャイコフスキーの交響曲第4番は「悲愴」、第5番と続くネルソンス&ゲヴァントハウス管の三大交響曲シリーズ完結篇。うねりと感情の高ぶ りにあふれた力演で、チャイコフスキーの悩み多き内面を見事に描いています。オーケストラのサウンドも極上で、高音質録音で生々しく迫ります。
ACC-10510BD(Bluray)

ACC-20510DVD
ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」 クリスティアン・ゲルハーヘル(シモン・ボッカネグラ/バリトン)
ジェニファー・ラウリー(アメーリア/ソプラノ)
クリフトフ・フィシェサー(フィエスコ/バス)
オタール・ジョージキヤ(ガブリエーレ/テノール)
ニコラス・ブラウンリー(パオロ/バリトン)
レント・マイケル・スミス(ピエトロ/バス)
シエナ・リヒト・ミラー(アメリアの小間使い)
サヴェリー・アンドレーエフ(射手隊長)

ファビオ・ルイージ(指)
演出:アンドレアス・ホモキ
フィルハーモニア・チューリッヒ
チューリッヒ歌劇場cho

収録:2020年12月、チューリヒ歌劇場(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9,Full HD
音声:PCMステレオ、DTS HD MA
リージョン:All BD25
字幕:独英仏伊,日本語,韓
142'13
◆DVD
画面:16:9,NTSC
音声:PCMステレオ、DTS5.1、
DD5.1
リージョン:All DVD9
字幕:独英仏伊,日本語,韓
142'13
2020年12月にファビオ・ルイージ(指)アンドレアス・ホモキ新演出のヴェルディの歌劇「シモン・ボッカネグラ」がチューリヒ歌劇場で上演されました。 コロナ禍でのオペラ上演とあって、50人の聴衆、オーケストラは1Km離れたクロイツプラッツのリハーサル・ルームからのリモート上演となりましたが、映像から はそのような障壁は感じさせない生々しい見事な演奏です。 「シモン・ボッカネグラ」は、ヴェルディが43歳のときに書いた20番目のオペラ。14世紀のジェノヴァに実在したシモン・ボッカネグラを主人公とし、政治的な 背景や人間関係が複雑に入り組んだ人間ドラマ。さらには、男声低音3人とテノールとソプラノの5人の実力者の歌手を揃えなければならないことから、難易度の 高い作品と知られます。今回は、現代屈指のリート歌手クリスティアン・ゲルハーヘルの当演目での初タイトルロールにも注目です。ルイージは、2022年9月より NHKSO首席指揮者に就任することが決まっており、現代を代表する指揮者のオペラ観、音楽観を知る上でも注目の上演です。 (Ki)
ACC-10511BD(Bluray)

ACC-20511DVD
ルツェルン音楽祭2020
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番*
交響曲第2番ニ長調Op.36
交響曲第3番「英雄」
マルタ・アルゲリッチ(P)
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
ルツェルン祝祭O

収録:2020年8月14-15日、ルツェルン文化会議センター・コンサートホール(ライヴ)
◆Bluray
画面:Full HD,16:9
音声:DTS HD MA5.1,
PCMステレオ
BD25/135'47
◆DVD
画面:NTSC,16:9
音声:DTS5.1,DD5.1
PCMステレオ
DVD9/135'47
ルツェルン音楽祭2020のライヴ映像。アルゲリッチをソリストに迎え、ブロムシュテット指揮&ルツェルン祝祭管で行われたオール・ベートーヴェン・プラグラ ム。オーケストラは小編成で、奏者間も広くとったcovid 19感染防止対策を取った配置。そしてアルゲリッチ79歳、ブロムシュテット93歳、両者とも年齢を全く 感じさせない見事な演奏を聴かせてくれます。 特にアルゲリッチは圧倒的なテクニック、躍動感あふれる安定した演奏、洗練された音楽性でもってベートーヴェンの音楽を隅から隅まで表現しています。ここで 演奏したピアノ協奏曲第1番は、1949年アルゲリッチのステージ・デビューの時に演奏した演目。アルゲリッチが深化させた音楽性を存分に感じる演奏と言える でしょう。 そしてブロムシュテット。老巨匠に対する円熟や枯淡の境地とは無縁。ブロムシュテットはいくつになっても、オーケストラから瑞々しい音楽を引き出し、颯爽とし た演奏を聴かせてくれます。今回もルツェルン祝祭Oから透明感あふれる音を引き出し、生き生きとした鮮やかな演奏を展開しています。また名手揃いのル ツェルン祝祭管の演奏も、単なる技巧だけにはたよらない、洗練された音楽を繰り出しています。 (Ki)
ACC-10527BD(Bluray)

ACC-20527DVD(DVD)

ACC-30527CD

ベートーヴェン:後期三大ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
ピアノ・ソナタ第32番Op.111
キム・ソヌク(P)

収録:2020年7月、ライプツィヒ、アートセンター
◆Bluray
画面:Full HD,NTSC,16:9
音声:DTS HD MA5.1、PCMステレオ
リージョン:All
BD25、74'09
◆DVD
画面:NTSC,16:9
音声:DTS5.1、DD5.1、PCMステレオ
リージョン:All
DVD9、74'09
1988 年ソウル出身のキム・ソヌク。2006 年リーズ国際ピアノ・コンクール 40 年の歴史上最も若い18 歳で優勝、そしてアジア人としても初めて優勝を果 たし一躍世界から注目されました。エトリンゲン青少年国際ピアノ・コンクール(2004 年)、クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール(2005年)で優勝、ロ ンドンSO、コンセルトヘボウO、NHKSOなど世界一流のオーケストラと共演し、2014年にはBBCプロムスにもデビュー。録音では、ドイツ・グラモフォンから2タイトルチョン・ミョンフン指揮でベートーヴェンとウンスク・チンのピアノ協奏曲がリリースされています。その後は、 ACCENTUS MUSIC より、ベートーヴェンの「ワルトシュタイン」「ハンマークラヴィーア」(ACC303551CD)フランクの「前奏曲、コラールとフーガ」とブラー ムスの「ピアノ・ソナタ第3番」(ACC-303552CD)、ベートーヴェンの3大ピアノ・ソナタ「悲愴」「月光」「熱情」(ACC-30409CD)、そしてシュターツカペレ・ ドレスデンとチョン・ミョンフン指揮によるブラームスのピアノ協奏曲第1番(ACC-30501CD)と4枚のアルバムを発売し、今回5枚目となるベートーヴェンの 後期三大ピアノ・ソナタ集を録音しました。 今回録音された場所は、旧発電所跡地に新たにオープンしたアートセンター(Kunstkraftwerk)。ここは19世紀のライプツィヒの工業化を象徴する場所。そんな、 過去と未来が交錯するような煉瓦造りのホールを埋め尽くす光の中キム・ソヌクがベートーヴェンの最後の3つのソナタを奏でます。


ACC-10583BD
(Bluray)

ACC-20583DVD(DVD)
ルツェルン音楽祭2022〜ラフマニノフ/藤田真央&リッカルド・シャイー
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番*
交響曲第2番ホ短調Op.27
バッハ(ラフマニノフ編):無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番〜ガヴォット*
藤田真央(P)*
リッカルド・シャイー(指)
ルツェルン祝祭O

収録:2022年8月13日、ルツェルン・カルチャー・コングレスセンター、コンサート・ホール(ルツェルン音楽祭ライヴ)
◆DVD
画面:16:9、Full HD
音声:DTS HD MA5.1、
PCM STEREO
BD25
リージョン:All
111’03
◆Bluray
画面:16:9、NTSC
音声:DTS5.1、PCM STEREO
DVD9
リージョン:All
111’03
今、飛ぶ鳥を落とす勢いのピアニスト藤田真央。2022年ルツェルン音楽祭でのデビュー公演が遂に映像化!藤田真央にとって大きな飛躍を遂げた2022年の ハイライトでもあったルツェルン音楽祭、そのデビュー公演とあってクラシックファンの注目を大いに集めていただけに見逃せないリリースとなります。さらに、現代 の楽壇を代表する巨匠リッカルド・シャイーと、世界の名だたる名手達が集うヴィルトゥオーゾ・オーケストラ、ルツェルン祝祭Oとの共演とあってファン垂 涎のコンサート映像です。 藤田真央とリッカルド・シャイーは2022年3月に初共演、その後すぐにシャイーのオファーにより2022年8月ルツェルン音楽祭でのコンサートが実現。ルツェル ン音楽祭は、1938年トスカニーニ指揮で始まり、2003年にクラウディオ・アバドがルツェルン祝祭Oを創設するなど、ヨーロッパ屈指の伝統と格式を誇る 音楽祭。藤田真央は当時23歳の若きピアニストとして巨匠指揮者シャイーから大抜擢され、見事な演奏で聴衆を魅了、音楽祭の輝かしい歴史に新たな1ページを 刻み込みました。
演目は、2023年に生誕150年を迎えた作曲家ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。映画やドラマなどで多く使われており、クラシック音楽ファンだけではなく 広く知られる名曲。ラフマニノフは、4つのピアノ協奏曲を作曲しましたが、この第2番は最も人気が高く演奏機会も多い作品です。重厚な第1楽章、甘く切ない美 しい旋律が印象的な第2楽章、圧巻の盛り上がりをみせる第3楽章と聴きどころが満載。オーケストラの豊かな抒情性と重厚な響き、そして何と言っても藤田真央 の自在な表現力そして煌めく音色は、ルツェルンの聴衆から熱狂的に受け入れられました。 後半は同じくラフマニノフの交響曲第2番。濃厚な響きに甘美で切ないメロディーに彩られたラフマニノフらしい楽曲で、特に第3楽章のアダージョの旋律は白 眉。シャイーは、最高レベルのテクニックをもつルツェルン祝祭管から余すところなく豊かな表現力を引き出し見事にまとめあげています。 (Ki)
ACC-10586BD(Bluray)

ACC-20586DVD(DVD)
チャイコフスキー:バレエ『眠れる森の美女』(クリスティアン・シュプック版) ミシェル・ウィレムス(オーロラ)
ウィリアム・ムーア(カラボス)
ヤン・カシェ(リラの精)
ルーカス・ヴァレンテ(国王)
インナ・ビラッシ(王妃)
エレナ・ヴォストロティナ(乳母)
マシュー・ナイト(司祭)
マシュー・ベイツ(銀の精)
コーエン・エイチサン・デュガス(金の精)
ドミニク・スラウコフスキー(青の精)
ウェイ・チェン(緑の精)
マルク・ゲーリングス(赤の精)
ルカ・アフリット、ウェイ・チェン、ケヴィン・ポウゾウ、ロイク・ポワロ(4人の王子)
エステバン・ベルランガ(デジレ王子)
チューリヒ・バレエ団
チューリヒ・ジュニア・バレエ団
振付:クリスティアン・シュプック
衣装:ブキ・シフ
フィルハーモニア・チューリヒ
ロベルタス・シャーヴェニカス(指)

収録:2022年6月、チューリヒ歌劇場(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9,1080i,
Full HD
音声:PCMステレオ、DTS HD MA5,1
リージョン:ALL
127:44
◆DVD
画面:16:9、NTSC
音声:DTS5.1、DD5.1、PCM ステレオ
リージョン:All
127:44
チューリヒ・バレエの芸術監督を務めるクリスティアン・シュプック。ハインツ・シュペルリの後任として2012/13シーズンからチューリッヒ・バレエの芸術監督 兼チーフ・コレオグラファーに就任。『ロメオとジュリエット』(ACC-10484BD/ACC-20484DVD)や『くるみ割り人形とねずみの王様』(ACC-10449BD/ ACC-20449DVD)などの多くの振付を行い、古典作品を新たな視点で提示し、独特の表現で聴衆を魅了し高い評価を得ています。(2023/24シーズンからク リスティアン・シュプックはベルリン国立バレエの芸術監督に、チューリッヒはキャシー・マーストンが2023/24シーズンから就任予定)
この度リリースされるのは、2022年6月に上演された『眠れる森の美女』の映像。チャイコフスキー三大バレエのひとつ『眠れる森の美女』は、100年の眠り についたオーロラ姫と、それを救うデジレ王子の物語。1890年の初演以来、古典バレエの最高傑作として上演され続けてきた名作です。プロローグ付き3幕で構 成され、通常の版では、オーロラ姫の誕生により盛大な洗礼式が行われ、それに招待されなかった邪悪な妖精カラボスが怒り、オーロラに呪いをかけるという設 定です。しかしシュプック版では全く異なる見方でストーリが展開されます。子宝に恵まれなかった国王夫妻。そのことに悩んでいた王妃は妖精の世界に出向き、 そこで人間界に生まれる前のオーロラ姫さらってしまいます。何とそのさらったオーロラは、妖精の世界でカラボスが大切に育てていた女の子だった。という仰天 の設定。シュプック版は、プティパ版をベースにしつつ、妖精カラボスの運命に焦点を当て、人間の成長、大人になることの難しさ、親としての葛藤、そして愛情など 普遍的なテーマとともに、おとぎの物語をシニカルで繊細な視点で描いています。そしてジャケット写真にもあるように、オーロラはデジレ王子のキスで目覚める ことになっていますが、シュプック版では3回キスをしてもオーロラは目覚めない!そこで現れるのは…。
ミシェル・ウィレムスの可憐でありながらも芯の強さを感じるオーロラ、運命に翻弄されながら光と闇の世界を生きるカラボスを見事に踊り切ったウィリアム・ ムーアなどダンサーの質の高い踊りに加え、シュプック率いる豪華制作陣による衣装、舞台も見どころのひとつです。
ACC-10555BD(Bluray)

ACC-20555DVD(DVD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)BWV 1046-1051 ヴァーツラフ・ルクス(指)
コレギウム1704

収録:2021年6月、ケーテン城「鏡の間」
◆Bluray
画面:16:9、Full HD
音声:DTS HD MA5.1、PCM STEREO
BD25
リージョン:All、96'28
◆DVD
画面:16:9、NTSC
音声:DTS 5.1、DD5.1、PCM STEREO
DVD9
リージョン:All、96'28
2021年は「ブランデンブルク協奏曲」がブランデンブルク辺境伯に献呈されてから300年という節目の年でした。本映像は、その記念すべき年に、バッハが宮 廷楽長を務めたケーテン城の「鏡の間」で、ヴァーツラフ・ルクス率いるコレギウム1704が「ブランデンブルク協奏曲」全曲収録した映像。この「鏡の間」は、バッ ハが御前演奏を繰り広げた場所であり、「ブランデンブルク協奏曲」を作曲したのもこのケーテンの地でした。バッハは、1717年から1723年にかけてケーテンの 宮廷楽長を務めており、バッハはこのケーテン時代に素晴らしいオーケストラを従えて、高水準の器楽作品を数多く生み出しています。「平均律クラヴィーア曲集」 「フランス組曲」「イギリス組曲」、様々なヴァイオリン協奏曲などの作品がここで作曲され、「ブランデンブルク協奏曲」はその最も著名なもののひとつです。
「ブランデンブルク協奏曲」は、バッハ自身の献辞に「様々な楽器の為の協奏曲」と付けられていることがわかるように、6曲とも異なる楽器編成、様式で書 かれています。6曲の中で最も編成が大きく、独奏楽器としてホルン、オーボエ、ファゴット、ピッコロが活躍する第1番。トランペット、リコーダー、オーボエ、ヴァイ オリンの独奏楽器という輝かしい編成の第2番。独奏楽器をおかない第3番は、各楽器の掛け合いが面白い。リコーダーとヴァイオリンが奏でる美しい旋律が印象 的な第4番。チェンバロが大活躍する第5番。そしてヴァイオリンを欠いたヴィオラ、ガンバ、チェロ、通奏低音という小さな編成の第6番。6曲それぞれの多様な編 成で、演奏者の個性を楽しむことのできる作品群です。演奏するコレギウム1704は、チェコ・バロック最大の作曲家ゼレンカの作品を積極的に取り上げるなど、 世界有数のバロック・アンサンブルとして注目されています。様式と構造の多様性に富んだ「ブランデンブルク協奏曲」を、様々な楽器の名手、個性豊かなメンバー が集まったコレギウム1704ならではの演奏で聴かせます。 (Ki)

ACC-20103DVD
W.F.バッハ(1710-1784):カンタータ集
「主を畏るるものは幸いなり」BR-WFBF19
シンフォニア.ニ短調BRC7 
「おお大いなる神秘よ、誰がこのようなことを理解できようか」BR-WFBF2
「ああ、どうか天を開き」BR-WFBF3
「あなたは人生の君」BR-WFBF10
ラルフ・オットー(指
マインツ・バッハcho、
ラルパ・フェドロテー・ミールズ(S)
ゲルヒルト・ロンベルガー(A)
ゲオルク・ポプルッツ(T)
クラウス・メルテンス(Bs)

収録:2010年6月1日マインツ、アウグスティーノ教会(ライヴ)

画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ、
DD5.1、DTS5.1
リージョン:ALL/85’11
2010年は、大バッハの長男、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの生誕300年にあたります。W.F.バッハは大バッハの長男で息子たちのなかでは最も才能に恵まれ、可愛がられていたと言われていますが、彼の作品の多くは第二次世界大戦で焼失し、1999年以降キエフの音楽アカデミーで再発見されるまでは忘れ去られていました。ここに収められている4つのカンタータは世界初録音で、クリスマスとキリストの昇天のために書かれた作品。マインツ・バッハcho&ラルパ・フェの好演はW.F.バッハの妙技を証明する説得力のあるもの。また美しいアウグスティーノ教会の映像も見逃せません。 (Ki)
ACC-202176DV
ACC-102176BD
(Bluray)
ブルックナー:交響曲第6番イ長調 ダニエル・バレンボイム(指)
シュターツカペレ・ベルリン

収録:2010年6月22日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DD5.1,DTS5.1,PCMステレオ
リージョン:0
58’ 51
◆Bluray
画面:16:9 HD
音声:DTS HD Master Audio,
PCMステレオ
リージョン:0
58’ 51
バレンボイムがシュターツカペレ・ベルリンを指揮して、ブルックナーの交響曲を演奏したライヴ映像作品シリーズの第3弾は第6番。第4番、第5 番と連日のコンサート映像がリリースされていますが、今回も続く2010年6月22日に、ベルリンのフィルハーモニーでおこなわれたコンサートの模様 を収録したものです。 ブルックナーの交響曲第6番は、中期の傑作第5番と後期3大交響曲第7、8、9番の傑作群に挟まれた作品で、演奏者の力量が問われる曲です。そこは、 シカゴ響、ベルリン・フィルと2度の全曲録音を行った実力の持ち主であるバレンボイム、音楽の良さを引き出した感動的な演奏を聴かせてくれます。 第1楽章の高らかな金管も、力強く響きますが、決して派手過ぎず聴かせます。大変魅力的な第2楽章は、音楽の奥深くに分け入るような充実した演奏 です。そして終楽章では華やかなファンファーレを豪快にかつ豊かに鳴らしています。 (Ki)
ACC-20254DVD
【ドキュメンタリー】
「音楽」〜人生行路/リッカルド・シャイー
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
ラルス・フォークト(P)
リッカルド・シャイー(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
監督:パウル・スマチヌイ
制作:2013 年 4&5月
収録:2013 年 2 月、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(ライヴ)

画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ、
DD5.1、DTS5.1
字幕:英独仏伊韓,日本語
リージョン:All
53’ 34(ドキュメンタリー)
39 ’ 33(コンサート
2005年よりカペルマイスター(楽長)を務めていたライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団との契約を2015/16年のシーズンで終了することになっ たリッカルド・シャイー。当初は2020年までの契約を任期途中で退任することになりましたが、シャイーは2015年よりミラノ・スカラ座の音楽監督に就 任、また2016年から5年間ルツェルン祝祭管弦楽団の音楽監督を務めることが決まっており、引き続き重要なポストを担うことになります。ゲヴァントハ ウス管の後継には、アンドリス・ネルソンスが決まっており、こちらも新たなシェフに注目が集まっています。本DVDは、シャイー自身が幼少期を振り返り父親や家族のことを語る場面や、自宅の書斎でスコアに向き合う様子、家族との時間、リハーサル風景、アバド、 カラヤンの思い出、スカラ座に対する思い、そしてゲヴァントハウス管との関係についてと、これまでのシャイーの指揮活動、そしてプライベートな時間も 垣間見ることができます。シャイーは映像のなかで「指揮者に必要なものは、集中力と肉体的・精神的エネルギーです。精神的エネルギーを持たない人は、 指揮者と楽団との間に常に流れる電流に対処できません。オーケストラとの関係は非常に繊細なものなのです」と語っており、これまで指揮台に上がった オケとの関係を振り返る場面も映し出され、シャイーの音楽的思考を理解し、より彼の作り出す音楽を楽しむことができる内容となっています。 さらに2013年2月に行われたラルス・フォークトとのグリーグのピアノ協奏曲のライヴ映像が収録されています。 (Ki)
ACC-20208DVD
ユン・イサン〜ドキュメンタリー「南北朝鮮のはざまで」
監督:マリア・ストッドマイヤー
リージョン:All
カラー 16:9 NTSC
PCM Stereo
Dolby Digital 5.1
DTS 5.1/60分
字幕:日本語,英独仏韓
日本統治下の朝鮮半島で生まれた作曲家ユン・イサン(尹伊桑)(1917-1995)。彼がドイツを終の棲家としながらも、北朝鮮とのかかわりや、韓国 の故郷への望郷の念が描かれています。彼と面識のあった音楽家、小学校教師時代の教え子、家族の証言をもとに、彼の祖国統一の悲願を辿ります。
チェロを熟知していた尹のチェロ協奏曲を軸に、韓国のチェロ奏者コ・ボンインが北朝鮮のオーケストラと平壌で上演する様子を、彼の悲願だった「音 楽による南北統一」にかぶらせ、深く考えさせられます。 尹は1963年に初めて北朝鮮を訪問、金日成、金正日と親しくその後頻繁に往来し、平壌には金正日の肝入りで国立尹伊桑研究所が創設されるほどの 扱いを受けました。ベルリン在住だった彼は、ヨーロッパでの北朝鮮による拉致に関与していたとも言われ、1967年にはKCIAに強制送還されて拷問の 末、朴大統領(先代)からスパイ容疑で死刑判決を受けます。それを当時のニュース映像を交え、手に汗握らせます。 音楽ファンはもとより、韓流ドラマ・ファン、北朝鮮問題に興味のあるすべての向きにオススメ。日本語字幕付き。 (Ki)

ACC-20276DVD
ペンデレツキへの捧げもの

(1)広島の犠牲者に捧げる哀歌
(2)ヴァイオリンとコントラバスのためのデュオ・コンチェルタンテ
(3)3つのチェロとオーケストラのためのコンチェルト・グロッソ」
(4)クレド

◆ボーナス
ペンデレツキ、コンサートについて語る(日本語字幕付)
(1)クシシュトフ・ウルバンスキ(指)
(2)アンネ・ゾフィー・ムター(Vn)、ロマン・パトコロー(Cb)、クシシュトフ・ウルバンスキ(指)
(3)ダニエル・ミュラー・ショット、アルト・ノラス、イヴァン・モニゲッティ(Vc)、シャルル・デュトワ(指)
(4)イヴォナ・ホッサ、エヴァ・ヴェシン(S)、アグニェシカ・レフリス(Ms)、ラファウ・バルトミンスキー(T)、ニコライ・ディデンコ(Bs)、ポーランド国立歌劇場Cho、ワルシャワ・フィルハーモニーCho、ワルシャワ少年Cho、ワレリー・ゲルギエフ(指)

シンフォニア・ヴァルソヴィア、ポーランド国立歌劇場Cho、ワルシャワ少年Cho

収録:2013年11月23日ポーランド国立歌劇場(ワルシャワ)
リージョンオール
カラー 16:9 NTSC
PCM STEREO
Dolby Digital 5.1
DTS5.1
106 分(本編)/15’ 32”(ボーナス)
字幕(ボーナス):日本語,英仏韓
2013.年80歳を迎えたペンデレツキ。現代ポーランドを代表する作曲家というより、現存の最巨匠となっています。C majorからもドキュメンタリーがリリー スされましたが、そこに抜粋が収められていた彼の誕生日に行われたコンサートの完全収録版。
何より出演者が凄すぎます。アンネ・ゾフィー・ムターを筆頭に、デュトワ、ゲルギエフ、ダニエル・ミュラー・ショットなどオールスター・キャスト。 さらにシンフォニア・ヴァルソヴィアが自国作品ならではの強みを発揮。FO,カットなしという点で、ペンデレツキ作品の最高演奏として愛蔵できます。
ボーナス・トラックはペンデレツキのインタビュー。出世作「広島の犠牲者に捧げる哀歌」誕生秘話や、ムターに対する敬愛の念、「クレド」の作曲に ついてなど興味深い話を聴くことができます。飄々とした語り口が独特。日本語字幕付き。
ACC-20302DVD(2DVD)
VIVA VERDI
レクイエム〜怒りの日
歌劇「マクベス」〜勝利の日に私は出会った/抑圧された祖国/ああ、子供たち、我が子たち・・・ああ、愛しいものたち、
父の手は
歌劇「リゴレット」〜慕わしいお名/悪魔め鬼め
歌劇「シチリアの晩鐘」〜おお祖国よ、愛する我が祖国よ、やっと会えた!
歌劇「トロヴァトーレ」〜なにをぐずぐずしておいでなの?/誰ひとり見えぬあの微かな微笑は/恐ろしい火あぶりの火が
歌劇「運命の力」〜神よ平和を与えたまえ/神の尊きみ名によりて祝福あれ/天使なる聖母よ
歌劇「椿姫」〜第1幕への前奏曲/不思議だわ!〜ああ、そはかの人か〜花から花へ/プロヴァンスの海と陸
歌劇「ドン・カルロ」〜妻は私を愛していない!/世の虚しさを知る神よ/ああ!もう王妃にお会いできない!
歌劇「アイーダ」〜ここにラダメスは来るはずだわ!/もしその将軍が私なら !...清きアイーダ/栄光あれ エジプトに、イ
シスの女神に
歌劇「ファルスタッフ」〜これは夢か?まことか?/世の中すべて冗談だ

■ボーナス:メイキング映像集
リュー・ジア(指)
中国国家大劇院O&cho
演出:ウーゴ・デ・アナ
スペシャル・ゲスト:チャン・グォリー

収録:2013年8月中国国家大劇院、北京、ライヴ
監督:ミヒャエル・ベイヤー
画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ、
DD5.1、DTS5.1
字幕:英仏独西中
本編:171 ‘09
ボーナス:10 ‘37
リージョン:All
ヴェルディ生誕200年を記念して2013年8月に北京の中国国家大劇院で行われた公演「VIVA VERDI」。中国国家大劇院は2007年に完成した中 国が誇るオペラ劇場。アルゼンチンのウーゴ・デ・アナによる豪華な演出でヴェルディの珠玉のオペラ作品が、次々と登場します。さらに中国の大物俳優チャ ン・グォリーがスペシャル・ゲストとして登場し、聴衆を熱狂されています。 (DVDのみの発売となります。)
ACC-20304DVD
アンサンブル・アマルコルド/マドリガル集
ジョン・ダウランド:さあおいで、かわいい恋人よ
バルダッサーレ・ドナート:ガリアルドを習いませんか
オラツィオ・ヴェッキ:マドリガル・コメディー「アンフィパルナーゾ」より“私と一緒に喜んで下さい
チプリアーノ・デ・ローレ:天が姿を見せ
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:Vagh’ amorosi
フアン・デル・エンシーナ:「カッコウ、カッコウ、カッコウコウ!」(「王宮の歌曲集」第94番)
作曲者不詳:ガルガノのタランテラ
オルランド・ディ・ラッソ:ダラスの市場で、毎夜私はあなたなしで床につき
カルロ・ジェズアルド:lo tacero/In van dunque
作曲者不詳:ロゼでも赤でも
ラッソ:神のごときルチアよ
アロンソ・デ・アルバ:ラ・トリコテア
ヴェッキ:マドリガル・コメディー「アンフィパルナーゾ」〜“まあ、隊長だわ”
ヴェッキ: “子を産むときは”(「別れの時はによるパロディー)
ラッソ:僕の耳には蚤がいる、ああ
ハインリヒ・シュッツ:Cosi morir debb'io SWV 5
ダウランド:どうぞもう一度、私のもとへ帰ってきてください
アドリアン・ヴィラールト:だらしない老婆たち
ニコラ・ゴンベール:悲しみの旅立ち
ルカ・マレンツィオ:Dura legge d’Amor/E so come in un puntor
ラッソ:Im Mayen hort man die Hanen krayen
ジョスカン・デ・プレ:スカラメッラは戦に行く
アマルコルド
【ヴォルフラム・ラトケ(T)
ロベルト・ポーラース(T)
フランク・オジメク(Bs)
ダニエル・ノーフト(Bs)
ホルガー・クルーゼ(Bs)】
ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
リー・サンタナ(テオルボ&ギター)
ミヒャエル・メッツラー(パーカッション)

収録:2013年10月16-19日ゴディ・マリンヴェルニ邸、イタリア

画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ、
DD5.0,DTS5.0
字幕:独、英、仏/76’ 52分
男声5人によるアカペラ・アンサンブル、アマルコルド。ライプツィヒの聖トーマス教会少年合唱団のかつてのメンバーによって1992年に結成されました。 アマルコルドは、ルネサンスの宗教曲を中心としたレパートリーで、このDVDにはダウランド、ラッソ、ヴェッキなどが作曲したマドリガルが収められてい ます。演奏が行われたのは、イタリア、ヴェネツィア郊外のゴディ・マリンヴェルニ邸。ここはルネサンス期の高名な建築家アンドレア・パッラーディオ最 後の建築で、世界遺産にも登録されている美しい場所。 アマルコルドは聖トーマス教会少年合唱団で培った確かなテクニック、ビブラートを効かせないまっすぐな歌声、そして5人の声がひとつとなった絶妙のハー モニーが魅力で、ダウランドをはじめとするルネサンス時代の響きが、時を越えて蘇ります。また、共演者も豪華で、数々の録音で名コンビとして共演し ているガンバ奏者のヒレ・パールとリュート奏者のリー・サンタナ、そしてヴィルトゥオーゾの打楽器奏者ミヒャエル・メッツラーとがっちりと脇を固めてい ます。 (Ki)
ACC-20307DVD
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」

ボーナス:メイキング
リュー・ジア(指)
中国国家大劇院O&cho
演出:ホセ・ルイス・カストロ
プレゼンター:チェン・ピン

収録:2014年1月
映像監督:ヘニング・カステン
プロデューサー:パウル・スマチュヌイ
画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ、
DD5.1、DTS5.1
リージョン:All
字幕:英仏独西中
本編:176’ 32’’
ボーナス:16’ 06’’
2007年に中国北京の天安門広場の西側に造られた中国国家大劇院。シャルル・ド・ゴール国際空港などを手掛けた有名な建築家ポール・アンドリュー が設計を手がけた美しいフォルムで4つの劇場からなる施設。天安門広場の西側に位置し、人民大会堂にも隣接します。劇場の周りは人工湖に囲まれて おり、夜になると幻想的な雰囲気を醸し出します。 ACCENTUS MUSICはここ数年、中国国家大劇院と共同プロジェクトによるオペラ映像を収録しています。この「フィガロの結婚」は2014年1月 に上演されたもの。スペインのホセ・ルイス・カストロが演出を担当。中国国家大劇院(NCPA)のオペラ部門監督、NCPA管弦楽団の首席指揮者も務 めているリュー・ジアがタクトを振り、キャストは全員中国人という中国のオペラ界の今を代表する上演が実現しました。 演出家のホセ・ルイス・カストロは自身の故郷セビリアを想起させる伝統的なスタイルをとりいれています。優れた中国歌手陣たちが生み出す歌と斬新 で現代的な解釈が融合した見所満載の上演で、中国のオペラ愛好家に熱狂をもって迎えられました。 (Ki)
ACC-20310DVD(2DVD)
北京オペラ「You and Me」

ボーナス:メイキング
音楽&指揮:ジュ・シャオユ
監督:チャン・イーモウ

収録:2014年3月中国国家大劇院、北京(ライヴ)
画面: 16:9 NTSC
音声:DD5.1、DTS5.1
PCMステレオ
リージョン:All
本編:140’ 02
ボーナス:34’ 52
字幕:英独仏中
中国が誇る名匠チャン・イーモウ監督がはじめて手がけた中国伝統芸能である北京オペラ(京劇)「You and Me」。この「You and Me」は2700年 前の中国皇帝の物語に基づいます。壮大な舞台を完成させるために中国屈指のアーティストが集結、マルチメディア・デザイナーのフォン・ジャンジョウ、チャ ン・リ、音楽をジュ・シャオユ、京劇の有名俳優、シャン・チャンロン、チェン・シャオユン、リ・ミンヤンらが登場し、京劇特有の煌びやかな舞台に現 代的な舞台技術も加わった、見事な映像を堪能することができます。 (Ki)


ACC-20312DVD
KKC-9122
国内仕様
税込定価
ドキュメンタリー〜サティ・スフィクション/エリック・サティとともに歩む

1.エリック・サティです
2.音楽の障壁を打破
3.家具の音楽
4.二面性
5.教会とキャバレー
6.作曲とカリグラフィ
7.スザンヌとの不安定な関係
8.市内から郊外へ
9.PRの先駆者
10.遅咲き
11.犬のための芝居
12.低俗な死を迎えたと彼は信じていますか?
13.クレジット

【ボーナス】
(1)風変わりな美女

グラウシューマッハー・ピアノ・デュオ
(2)アーモンド入りのチョコレートのワルツ
 チューリップの小さな王女様が何ておっしゃったか知っている
(3)ノクターン第4番
(4)サティ風ストック・マーケット・レポート
監督:アンネ=カトリン・パイツ&ユーリアン・タバコフ
出演者:レオポルド・シュルヴァージュ、ローベル・キャビー、ジョルジュ・オーリック、ジャン・コクトー、ロバート・オーリッジ、マン・レイ、アンリ・ソーゲ、ピエール・ベルナック、ヴァージル・トムソン、ジャン・ピエール・アルマンゴー、パトリック・ル・モフ
【ボーナス】
(1)グラウシューマッハー・ピアノ・デュオ
(2マリア・エイドマン(P)
(3)シュテッフェン・シュライエルマッハー(P)
制作 ACCENTUS MUSIC(WDR/ARTE共同制作)

■ACC 20312DVD
画面:NTSC 16:9
音声:DD5.1、DTS5.1
字幕:独英韓,日本語
言語:フランス語
本編:56’ 22
ボーナス:15’ 17
日本語字幕付

■KKC-9122
画面:NTSC 16:9
音声:DD5.1、DTS5.1
字幕:独英韓,日本語
言語:フランス語
本編:56’ 22
ボーナス:15’ 17
輸入盤・日本語帯・解説書付
日本語字幕付
2015/2016に没後90年/生誕150年をむかえるエリック・サティのドキュメンタリー映像が発売されます。
19世紀末から20世紀初頭のフランスで活躍したエリック・サティ(1866-1925)。10代のときパリ音楽院で学ぶも馴染めず、自由な発想の芸術家 が集うモンマルトルで作曲活動を行いました。1905年には作曲法を学び直すためにスコラカントルムでダンディに師事。作曲家としての知名度が上がる につれ、ジャン・コクトーやピカソといった著名な芸術家たちから注目され親交を深めていきました。
サティはもちろん作曲家でありますが、デザインをしたり、自宅に教会を創設したり、風刺の名人であったりと、遊び心のあるエピソードが沢山あり、 このドキュメンタリーはそうした部分にも焦点をあてています。またアップライトピアノを2台重ねてピアニストが演奏したり、スイミングプール、鉄道の駅、 工場など、音楽に誰も興味を持っていない場所で演奏し、演奏家自ら「家具の音楽」と化したり、サティの挿絵をアニメーションとして使用したりと、実 際にサティの想像を映像化しています。またサティの研究者や関係者、親交があった人物の貴重なインタビュー映像も収録。サティ本人(声優が担当)と ともに彼の人生を歩んでいくような内容です。 (Ki)
「この映像のアイデアの核となるのは、サティが生前誰にも見せることのなかった彼の書いた無数の広告と「家具の音楽」を映像化することでした。私はサティ の音楽を愛しているのと同時に彼のユニークな人格にも惹かれていました。彼の伝記や文献を読み、彼は真のマルチアーティストであることが分かり、彼 の素晴らしいユーモアのセンスに魅了されました。私は映像でそうしたサティのすべての側面を反映させたいと考えました。」アンネ=カトリン・パイツ(監督)

ACC-20313DVD
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988

■ドキュメンタリー:反は道の動なり?シュ・シャオメイとゴルトベルク変奏曲について
監督:ミシェル・モラール
シュ・シャオメイ(P)

収録:2014年6月21日、聖トーマス教会、ライプツィヒ・バッハ音楽祭(ライヴ)
監督:ポール・スマチュニュイ
画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
85’ 54(本編)+52’ 29(ボーナス)
字幕:英仏独西、原語:中国語
フランスを拠点に活動する中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。文化大革命を乗り越え新たな道を切り開いてきた彼女。そのような半生からは想像も できない、心穏やかな音楽。彼女が得意とするバッハの演奏は、緻密な構成力と洗練された表現力から生み出され、ただ純粋に音楽が聴こえ聴く者の心 に共鳴します。
このDVDは、2014年ライプツィヒ・バッハ音楽祭で演奏された、彼女の代名詞とも言える作品「ゴルトベルク変奏曲」。バッハが生前活躍し、そして 永眠の場所となったライプツィヒの聖トーマス教会でのライヴ収録です。音楽祭に先立って録音されたフーガの技法(ACC30308CD)と同様に様式を見 事に捉えた品格ある音楽を聴かせてくれます。シュ・シャオメイのゴルトベルク変奏曲といえば、1990年に録音したアルバムは(現・MIR048)仏ディ アパゾン誌で5つ星を獲得した盤が真っ先に思い出されます。それから24年後の録音となったこのDVDでも、深淵なるバッハの世界に引き込まれ、美 しいバッハ像描き出しています。グールド、レオンハルト、リヒターなど数ある名盤にも匹敵するような高い完成度の演奏を披露しています。さらに的確な カメラワークで定評のあるプロデューサー、ポール・スマチュニュイの落ち着いた映像も演奏を味わうのに一役買っています。
ボーナス映像は、老子の言葉「反は道の動なり(The Return is the Movement of Tao)」を表題とし、シュ・シャオメイとゴルトベルク変奏曲につ いて考察した内容となっています。 (なお本映像はDVDのみの発売となります) (Ki)
ACC-20320
C.P.E.バッハ〜生誕300年記念コンサート
C.P.E.バッハ:J.S.バッハのロ短調ミサより「クレド」への序奏
交響曲ニ長調Wq183‐1
マニフィカトWq215
モテット「聖なる神」Wq217
J.S.バッハ:ロ短調ミサ〜「クレド」
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」〜「我は知る、我を贖う者は永久に生きることを」、「ハレルヤ」
クリスティーナ・ラントシャマー(S)
ウィーブケ・レームクール(A)
ローター・オディニウス(T)
トーマス・E・バウアー(Bs)
ハンス・クリストフ・ラーデマン(指)
RIAS室内Cho
ベルリン古楽アカデミー

収録:2014年6月15日コンツェルトハウス(ベルリン)
画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ、
DD5.1、DTS5.1
リージョン:All/109’ 48
字幕:英独仏日韓,日本語
2014年に生誕300年を迎えたC.P.E.バッハ。この映像は、2014年6月にベルリンのコンツェルトハウスで行われた記念演奏会の模様が収録され ています。1786年4月9日にC.P.E.バッハ自身の指揮によるチャリティーコンサートを再現しています。 演奏は、ベルリン古楽アカデミーと、ドイツ合唱界を牽引するハンス=クリストフ・ラーデマン指揮の RIAS室内合唱団。彼らは同コンセプトのアルバム をハルモニア・ムンディ・フランスから、C.P.E.バッハの作品だけを収録し(HMC.902167)既に発売しています。 今回は、コンサートを完全再現ということで、C.P.E.バッハ以外にも、父バッハとヘンデルの作品も含まれています。まずC.P.E.バッハのクレドへの序奏 からスタート。この作品は、父J.S.バッハのロ短調ミサ曲の中のクレドを演奏するために作曲された、専用の序奏です。父親への敬意を強く持っていた C.P.E.バッハらしい作品です。豊富なホールトーンが魅力のベルリン・コンツェルトハウスの特徴を活かした、ベルリン古楽アカデミーとRIAS室内合唱 団の演奏は、決然とした潔さと迫力が感じられます。そしてヘンデルの「メサイア」からクリスティーナ・ラントシャマーが美しい歌声披露した<我は知る、 我を贖う者は永久に生きることを>とそれに続くハレルヤ・コーラス。ヘンデルの生気に富んだ明るい楽想を楽しむことができます。そして最後は、C.P.E.バッ ハの傑作、交響曲ニ長調、大作マニフィカト、作曲技法を駆使したモテット「聖なる神」が続きます。 (Ki)
ACC-20321DVD
失楽園〜アルヴォ・ペルト/ロバート・ウィルソン(ドキュメンタリー) 監督:ギュンター・アッテルン

リージョン:All
NTSC 16:9
PCM Stereo
Dolby Digital 5.1
DTS 5.1
字幕:日本語,英独仏韓
55’ 33”
失楽園といっても渡辺淳一原作のアレではなく、旧約聖書「創世記」で蛇にそそのかされて禁断のリンゴを食べたため、エデンの園を追われる話。これ はペルトとロバート・ウィルソン共同で「アダムの受難」を制作する過程をドイツの映像作家ギュンター・アッテルンが監督した作品。ペルトとエストニア、 日本、ヴァチカンに追跡取材しています。驚くほど静謐な世界ながら、ペルトとウィルソンという偉大な個性が内面で激しく燃えるさまが感じ取れ興味津々。 (Ki)
ACC-20327DVD
2014ルツェルン音楽祭ライヴ
ロッシーニ:「絹のはしご」序曲
モーツァルト:アリア「私は行きます、でもどこへ?」K583、
 アリア「私の胸は喜びに踊る」K579、
 アリア「あわれな私よ、ここはどこなの?」K369
リゲティ:ルーマニア協奏曲、
 マカーブルの秘密(歌劇「ル・グラン・マカーブル」からの3つのアリア)
フォーレ:ペレアスとメリザンドOp.80

■ドキュメンタリー:I'm a creative animal
バーバラ・ハンニガン(S/指)
マーラー・チェンバー・オーケストラ
収録:2014年8月16日KKLルツェルン・コンサート・ホール

監督:バーバラ・ザイラー
制作:マルクス・ヴィッカー
カナダ出身のソプラノ歌手バーバラ・ハンニガン。2014年のルツェルン音楽祭でのコンサートと彼女の日常と音楽生活を追ったドキュメンタリー映像が 収録されたDVD。ハンニガンは、現代作品を得意としており、特にジェルジ・リゲティのパフォーマンスに対し、多大な賞賛を得ています。ここにも収録 されているソプラノと管弦楽のための「マカーブルの秘密」は、世界各地の公演に出演。日本でも2013年にサントリー芸術財団の「サマーフェスティバル」 でソプラノ独唱と指揮を披露し、圧倒的なパフォーマンスをみせました。オペラ「ル・グラン・マカーブル」から秘密政治警察の幹部ゲポポが歌う3つの アリアを抜き出し、コロラトゥーラ・ソプラノと室内オーケストラのために編曲したのが「マカーブルの秘密」。ハンニガンのスレンダーな体型にぴったりの 黒レザーの露出多い服をまとい、一人で舞台を駆け巡り、歌い、演技し、指揮をしている姿は貫禄充分。この作品の第一人者としての実力を存分に披露 しています。
モーツァルトのアリアでは指揮台に立ち、オケを相手に指揮しながら、くるりと観客席を向き歌いだす。まさにミューズに選ばれし者といった雰囲気で、 一人何役もこなし音楽を作り上げています。そうした彼女の音楽性に焦点をあてたドキュメンタリー「I'm a creative animal」は、彼女の溢れ出る才能 を感じ取ることができます。 *この商品はDVDのみのリリースとなります。 (Ki)
ACC-20338DVD
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」

ボーナス:メイキング
中国国家大劇院O&cho
ダニエル・オーレン(指)
チェン・シンイー(演出)
ハオ・ウェイヤ(作曲/終曲)
収録:2013年10月、中国国家大劇院、北京(ライヴ)
映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ

画面: 16:9 NTSC
音声:DD5.1、DTS5.1、
PCMステレオ
リージョン:All
本編:127’ 20
ボーナス:13’ 18
字幕:英独伊韓中
イタリアのオペラ作曲家ジャコモ・プッチーニの未完の大作「トゥーランドット」。古代中国の北京を舞台する寓話を題材とし、壮大な舞台、大編成のオー ケストラ、豪華絢爛なグランド・オペラとして、人気を誇っています。中でも第3幕のカラフのアリア「誰も寝てはならぬ」は、勝利への思いとトゥーラン ドット姫への愛を熱烈に歌い上げるテノールの名アリアとして最も人気のある曲です。 この上演は、中国注目の演出家チェン・シンイーにより、中国最高のオペラ・ハウス中国国家大劇院で2013年10月に行われたもの。名オペラ指揮 者のダニエル・オーレンが劇場オケである中国国家大劇院Oを見事にまとめあげています。さらにハオ・ウェイヤが担当した未完部分は今回はじめ て北京で演奏されました。舞台となる中国北京の臨場感が伝わる大迫力の上演となりました。ボーナスにはメイキング映像が収録されています。 (Ki)
ACC-20390DVD

KKC-9227
日本語帯・解説付

ACC 10390BD(Bluray)

KKC-9226(Bluray)
日本語帯・解説付
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 リッカルド・シャイー(指)ルツェルン祝祭O
リカルダ・メルベート(ソプラノ1/罪深き女)
ユリアーネ・バンセ(ソプラノ2/贖罪の女)
アンナ・ルチア・リヒター(ソプラノ3/栄光の聖母)
サラ・ミンガルド(メゾ・ソプラノ/サマリアの女)
藤村実穂子(アルト/エジプトのマリア)
アンドレアス・シャーガー(テノール/マリア崇拝の博士)
ペーター・マッティ(バリトン/法悦の神父)
サミュエル・ユン(バス/瞑想の神父)
バイエルン放送cho
ラトヴィア放送cho
オルフェオン・ドノスティアラ、テルツ少年cho

収録:2016年8月12日&13日KKLコンサートホール、ルツェルン音楽祭2016(ライヴ)
映像監督:ウテ・フォイデル
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS 5.1,DD5.1,
PCMステレオ
字幕:独英仏韓中,日本語
リージョン:All
92’ 56
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS Master Audio,
PCMステレオ
字幕:独英仏韓中,日本語
リージョン:All
92’ 56
2016年8月に行われたリッカルド・シャイーのルツェルン祝祭Oの音楽監督就任コンサートのライヴ映像。ルツェルン祝祭管は1938年に大指 揮者トスカニーニのもとへ、名だたる演奏家たちが集まり結成されました。そして2003年からは故クラウディオ・アバドが指揮をとり、現代最高の名手た ちが現在のオーケストラを作り上げました。そして2014年のアバド逝去後は、アンドリス・ネルソンスやベルナルト・ハイティンクが登場していましたが、 2016年からシャイーが正式にルツェルン祝祭管の音楽監督に就任しました。 今回選ばれた演目はマーラー交響曲第8番。これはアバドが進めていたマーラー・チクルスのなかで、唯一演奏できなかった楽曲。この度、シャイーの就 任コンサートをもってチクルスが完成したことになります。 シャイーのマーラー第8番は、ロイヤル・コンセルトヘボウの首席指揮者時代に行ったマーラー・チクルス(第8番は2000年録音)とカペルマイスター を務めていたゲヴァントハウス管とのライヴ(2011年5月収録)がありますが、この公演でもシャイーらしい明快で高純度のアンサンブルを聴かせてくれます。 この第8番は、大規模な管弦楽に加えて8人の独唱者および複数の合唱団を要する楽曲。今回ソリスト陣も大変豪華な面々が揃っています。ウィーン国立 歌劇場などヨーロッパ中心に活躍している豊かな声量が魅力のソプラノ、リカルダ・メルベート。清楚な歌声と、容姿端麗でコンサートにオペラにひっぱり だこの人気ソプラノ、ユリアーネ・バンゼ。また現在伸び盛り美しきドイツの若手ソプラノ、アンナ・ルチア・リヒター。そして深く柔らかな声を持つメゾの サラ・ミンガルド。もはや世界を代表するメゾ・ソプラノ、藤村実穂子。ヘルデンテノールとして世界の一流歌劇場に登場しているアンドレアス・シャーガー。 長身を生かした伸びのある美声をもつスウェーデン出身のペーター・マッティ。韓国出身のバリトン、サミュエル・ユンと現代を代表する歌手8名が圧巻の 歌唱を聴かせてくれます。 シャイーは、この壮大な音楽を師匠アバドへの敬意を表して、描ききっています。また今回はカメラワークに定評のあるACCENTUS MUSICの映像。シャ イーの表情、大編成の迫力、会場の高揚感など、映像だからこそ味わうことのできる臨場感が魅力です。 (Ki)
ACC-20407DVD
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調、
ピアノ協奏曲第3番ハ短調*

■ボーナス
レオン・フライシャー&マルガリータ・ヘーエンリーダーのリハーサル&インタビュー
マルガリータ・ヘーエンリーダー(P)
レオン・フライシャー(指)
アマデCO
ハイルブロン・ヴュルテンベルクCO*

収録:2014年9月9日ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群、エッセン(第2番2015年10月14日マックス・リットマン・ザール、バート・キッシンゲン*

画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ,
DD5.1,DTS5.1
リージョン:All
字幕:英仏西韓,日本語
言語:独
74’02(本編)、13’23(ボーナス)
ベートーヴェンは5曲のコンチェルトを遺していますが、どれも異なる性格をもった魅力的な作品であり、ピアニストにとっても実力を試される大事な楽 曲です。このDVDには、ピアニスト、指揮者、そして指導者として著名なレオン・フライシャーと、彼の一番弟子のマルガリータ・ヘーエンリーダーによ るベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番と3番が収録されています。 フライシャーは右手を故障する前に主要ピアノ協奏曲をジョージ・セルとクリーヴランド管弦楽団と次々に録音していました。もちろんベートーヴェンも 全曲録音しており、彼の繊細かつ緻密な解釈で豊かなベートーヴェン演奏を聴かせる名盤として知られています。その後もフライシャーは、右手の故障と いう逆境に立ち向かい、左手のピアニスト、指揮者として活動し、現在では右手の機能も回復し、指導者としても才能を発揮し優れた若手を輩出しています。 この映像で観られるのは、彼のベートーヴェンへの優れた理解、ピアニストとしての功績、そして指導者としての才能が見事に結ばれた結果が記録されて います。今回ピアノを演奏するマルガリータ・ヘーエンリーダーは、1981年ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで優勝を果たし、世界の著名な指揮者らと 共演を続け、現在はミュンヘン音楽大学で教鞭をとっています。彼女はフライシャーの並外れた才能と共に演奏する喜びをボーナス映像のなかで熱く語っ ています。 第2番の協奏曲は、ベートーヴェン最初に取り組んだピアノ協奏曲。第1番よりも先に作曲されましたが出版順が逆になったため2番とされています。 古典的な形式をとり、軽快なオーケストラと爽やかなピアノが印象的で、ピアノの繊細で優しい音色を存分に引き出した曲。そして第3番は5曲の協奏曲 の中で唯一短調の作品。前の2作品とはとはやや間隔が空き、交響曲第3番「英雄」と同時期に作曲され、ベートーヴェンならではのシンフォニックでスケー ルの大きいオケ部分と、きめ細かい豊かなニュアンスのピアノ・パートという充実した作品。フライシャーは、この第3番の協奏曲を「第3番の協奏曲は 私にとって、とても大切な作品です。ベートーヴェンはこの作品で新たな道を切り開きました。とても敬虔な作品です。」と評しています。 収録されたのは、第2番はかつて重工業地帯としてドイツの産業を牽引したルール地方にあるツォルフェアアイン炭鉱業遺産群の建物内、そして第3番 はドイツの保養都市バート・キッシンゲンにある建築家マックス・リットマンによって設計されたホールで演奏され、趣のある映像とともに楽しむことがで きます。 (Ki)
ACC-20408DVD
(2DVD)
バッハ:マタイ受難曲BWV244 ゲルリンデ・ゼーマン(S)
イザベル・ヤンチュケ(S)
ベンノ・シャフトナー(A)
ベネディクト・クリスティアンソン(T/ 福音史家)
パウル・シュヴァイネスタ(T)
クレシミル・ストラジャナッツ(Bs/イエス)
ピーター ・ハ ー ヴェイ(Bs)
ハンス = クリストフ・ラーデ マン(指揮)
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊
シュトゥッツガルト近郊の学校の生徒たち
アンサンブル・ヴィヴァ・タンツ!
振付・芸術監督:フリーデリケ・ラーデマン
収録:2017年 3月フォーラム・シュロスパーク, ルートヴィヒスブルク
画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ、
DD5.1、DTS5.1
リージョン:All
173’ 16
字幕:独英仏韓,日本語
シュトゥットガルト国際バッハ・アカデミー委嘱により上演された、フリーデリケ・ラーデマン振付によるバッハの「マタイ受難曲」。このバッハの記念 碑的作品に挑んだのは、シュトゥッツガルト近郊の学校に通う創作ダンスを学ぶ生徒たち100人。脇を固めるのは合唱指揮者として確固たる地位を築い ているハンス=クリストフ・ラーデマンとシュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊。そして実力派ソリスト陣という強力な布陣。最高峰のプロ達に囲まれ、 若手の才能が開花する瞬間に立ち会える映像です。 (Ki)
ACC-20414DVD


KKC-9481
国内盤仕様
税込定価
ギドン・クレーメル〜自分の声を見つけること(2019年ポール・スマチヌィ監督作品)
+失われた時代への前奏曲集〜ヴァインベルク(クレーメル編):24の前奏曲Op.100
ギドン・クレーメル(Vn)

収録:2017年11月モスクワのゴーゴリ・センターに於けるコンサート・ライヴ
リージョンオール
NTSC 16:9
音声:DD5.1, DTS5.1 / PCM STEREO
字幕:日本語,独英仏韓
57’ 21”(ドキュメンタリー)、50’ 43”(コンサート)
日本語字幕付き。ギドン・クレーメル初のドキュメンタリー映像は、世界を股に掛ける活動を追いながら、70年に及ぶ彼の人生遍歴と旧ソ連の歴史的環境 を考察します。クレーメルがドイツ語で自身についてや考えを述べることを中心に、彼がいろいろな人々と交流したり、演奏する様が収められています。ロケは 世界各地に及び、故郷ラトビアのリガ、修行したモスクワ、長女の住むパリ、そして1997年に読売日本SOとヴァインベルクの協奏曲を披露する東京の 場面まで現れます。
アルヴォ・ペルトと散歩しながら未来の音楽家たちへの不安と期待についてロシア語で語り合う場面では、老境を迎えた巨匠たちの心境が垣間見られて心 打たれます。また娘たちとの気のおけない会話では優しい父の顔を覗かせます。 しかし作品の中心テーマは、現在クレーメルが熱中している作曲家ヴァインベルクが軸となっています。37年ぶりに戻ったモスクワで、ユロフスキー指揮の ロシア国立SOとヴァイオリン協奏曲上演を実現させる様を描いており、ロシア語を話すユロフスキーの姿や、終演後楽屋を訪れたヴァインベルク未亡 人と感動の初対面も逃さず収録しています。
それに先立ち、ゴーゴリ・センターでのリサイタルで24の前奏曲全曲を披露しますが、ヴァインベルクと同時期の旧ソ連リトアニアの写真家アンタナス・ス トクスの写真を同時に投影することで、英雄や宣伝でない市井の人々が当時何を考え、どのような精神状態のもと暮らしていたのかを視覚と聴覚から問題提 起します。終演後のシンポジウムでは、共鳴した経験者たちの熱い討論が展開されますが、クレーメルには依然ソ連体制への恐怖心がトラウマとなっているの がわかり、深く考えさせられます。そして何故今、ヴァインベルクの音楽にこだわるのかも納得できます。 興味深いのが東京のシーン。コンサートの合間に訪れた寺院での穏やかな表情をはじめ、かつてのカミソリのように鋭い感覚が円熟の境地に至ったことを 物語ります。 (Ki)
ACC-20417DVD
ドキュメンタリー〜『ヘルベルト・ブロムシュテット〜音楽が奏でられるとき 魂は揺さぶられる』 監督:ポール・スマチュニュイ
制作:2022年
字幕:英独仏,日本語
96’ 22
日本語字幕:西久美子
現代における最も偉大な指揮者の一人ヘルベルト・ブロムシュテット。95歳の現在もなお、あらゆる国際的に活動する主要オーケストラの指揮台にあって、 精力的に芸術的な意欲を発揮し続けています。この映像は、2022年7月11日に95歳の誕生日を迎えたことを記念して、Accentus Musicのプロデューサーであるポール・スマチュニュイが、5年間撮りためた映像をもとに制作したドキュメンタリーです。何十年にもわたりクラシック音楽界を形成してきた偉大な音楽家・ 指揮者の貴重な肖像といえるでしょう。
1927年、牧師の父、ピアニストの母のもとに米国マサチューセッツ州に生まれたブロムシュテット。両親はスウェーデン人であったので、2歳でスウェーデ ンに戻り、父の転勤にともないスウェーデン各地を転々とします。牧師であった父にブロムシュテットは、信者たちの模範となるよう、厳しく育てられたと言います。 また映像では、兄との音楽体験、幼少期の思い出など、スウェーデンで育った時代を懐かしそうに振り返る姿が印象的です。そしてブロムシュテットが模範とす るというトスカニーニ、フルトヴェングラー、ワルターなど偉大な指揮者たちのエピソード。自身が首席指揮者を務めたシュターツカペレ・ドレスデン、ライプツィ ヒ・ゲヴァントハウス管、またベルリン・フィル、ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ管などこれまで客演してきた世界最高峰のオーケストラについて、そして 桂冠名誉指揮者を務めるNHKSOとの深い親交についてなど、長年培ってきた膨大な音楽経験を余すことなく語ってくれています。
ACC-20434DVD(2DVD)

KKC-9495(2DVD)
税込定価
アイヴズ:『Universe, Incomplete』

ドキュメンタリー『答えのないアイヴズ』〜アメリカ音楽の先駆者*
演出:クリストフ・マルターラー
衣装:アンナ・フィーブロック
ティトゥス・エンゲル(指)

収録:2018年8月、ドイツ、ヤーフンデトハレ・ボーフム、ルール・トリエンナーレでの世界初演
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
監督:アンネ=カトリン・パイツ*

画面:16:9/NTSC
音声:DTS 5.1、DD5.1、
PCMステレオ
字幕:独英仏韓,日本語
言語:英独
リージョン:All、183’ 13
アイヴズ未完の交響曲「ユニヴァース交響曲」を演出家クリストフ・マルターラーが、コンテンポラリーダンス、オーケストラ、歌などで表現したプロジェ クト『Universe, Incomplete』の2018年ルール・トリエンナーレでの世界初演映像と、アイヴズのドキュメンタリー映像がリリースされます。 演出家クリストフ・マルターラーは、アイヴズ未完の交響曲に惹かれ、舞台・衣装デザイナーのアンナ・フィーブロック、指揮者とのティトゥス・エンゲルと ともに、この未知なるプロジェクトに挑みました。アイヴズの残したスケッチに基づいて編成すると、4250人もの音楽家を要するこの「ユニヴァース交響曲」。 ルール・トリエンナーレで初演された舞台には、アイヴズの壮大なる構想を見事に表現しきっています。 またドキュメンタリー映像は『答えのないアイヴズ』と題され、彼の故郷アメリカ、コネチカット州ダンベリーへととび、アイヴズの作品にあるニューイング ランドの精神、愛着を探ります。そして20世紀の音楽を象徴する多くの技法、無調、多調、ポリリズム、微分音、クラスター和音などを用い、アメリカ 現代音楽の先駆者であったアイヴズの音楽に迫る内容です。 (Ki)

ACC-20473DVD(2DVD)

KKC-9388(2DVD)
日本語帯・解説付
税込定価
ドキュメンタリー『音楽、権力、戦争そして革命』
第1部:第1次世界大戦の時代の音楽(監督:アンドレアス・モレル)
第2部:強いられた沈黙〜ロシア革命期の作曲家たち(監督:アンネ=カトリーン・パイツ)
第3部:音楽と権力(監督:マリア・ストッドマイヤー)
画面:16:9、NTSC
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
リージョン:All
総収録時間:165 ‘20
字幕:独英仏韓,日本語
2018年は第一次世界大戦終戦100周年にあたります。それを記念してドイツの映像レーベルACCENTUS MUSICから『音楽、権力、戦争そして革命』をテー マとした 3 篇のドキュメンタリーが発売されます。 第1部の「第1次世界大戦の時代の音楽」は、大戦の前後で変わったクラシック音楽の役割について考察しています。1914年7月28日大戦は勃発。その 一か月前にサラエヴォでオーストリア皇太子がセルビア人民族主義者に暗殺事件を口実にオーストリア=ハンガリー帝国がセルビアに宣戦布告しました。第一 次世界大戦以前は、音楽が政治的に利用されることはほとんどありませんでした。19世紀は貴族、資本家たちの教養という側面でクラシック音楽の存在がし 示されていた部分もありましたが、大戦がヨーロッパ中、世界中に深い傷を残し、変わり果てた世界で音楽に新しい役割を人々は見出すことになります。失わ れた世界の中で社会と密着した新たな楽曲を作り出そうとし、音楽は政治色を帯びていくこととなるのです。 第2部の「強いられた沈黙〜ロシア革命期の作曲家たち」では、ソ連の全ての芸術家がスターリン体制の犠牲となり、自由な表現を抑圧されていました。ここでは、 モソロフ、ルリエ、ロスラヴェッツ、プロコフィエフ、テルミンといった体制の犠牲となりその運命が左右された芸術家たちを取り上げています。30〜40年続 いた抑圧の状況から再起するには長い時間を要し、いまなおその危険と隣り合わせである政治手法についても憂慮すべきだと警鐘を鳴らしています。 第3部は、「音楽と権力」と題し、祖国の政治的な側面にも接している現代の音楽家(イヴァン・フィッシャー、ダニエル・バレンボイム、アンドラーシュ・シフ、 ワレリー・ゲルギエフ)らのインタビューを交え、“音楽の力”、“手段としての音楽”、“音楽で世界を変える” というテーマについて、切っても切れない「音楽と 権力」という関係について語ります。 (Ki)

ACC-102175BD(Bluray)
ACC-202175DV
ブルックナー:交響曲第5番(原典版) ダニエル・バレンボイム(指)
シュターツカペレ・ベルリン

収録:2010年6月21日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

(Bluray)
76’ 49” Full HD/Region All
音声:DTS HD Master Audio
PCMステレオ

カラーNTSC 16 : 9/Region All
音声:ドルビー・デジタル5.1
DTSサラウンド5.1
PCMステレオ
匠バレンボイムがシュターツカペレ・ベルリンを指揮して、ブルックナーの交響曲を演奏したライヴ映像作品シリーズの第2弾は第5番。前作第4番 の翌日、2010年6月21日に、ベルリンのフィルハーモニーでおこなわれたコンサートの模様を収録したものです。 【バレンボイムのライフワークとしてのブルックナー演奏】 欧米ではパワフルな熱演を聴かせる巨匠として人気の高いバレンボイムは、指揮者としての活動を本格的にスタートさせた1970年代に入り間もなく、ま ず1972年から1981年にかけてシカゴ響と、さらに1990年から96年にかけてベルリン・フィルと、これまでに2度に亘りブルックナーの交響曲全集 録音を完成した実績の持ち主。 このようにディスコグラフィからも、バレンボイムがキャリアを通してブルックナーの交響曲に深く傾倒している様子がうかがえますが、近年も、実演で集 中的に取り上げておおきな成功を収めています。 【バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリンによるブルックナー・ツィクルス】 このたび登場する交響曲第5番の映像作品は、前作「ロマンティック」と同時期の2010年6月にベルリンのフィルハーモニーで6日間に亘り、当コン ビが第4番から第9番までの6つの交響曲を取り上げたブルックナー・ツィクルスからのもの。  バレンボイム指揮による第5番は、上記のシカゴ響とのセッション録音(1977年12月)、ベルリン・フィルとのセッション録音(1991年11月)があったので、 前回よりおよそ19年ぶり、バレンボイムにとって3種目の内容ということになります。 【ツボにはまったときのバレンボイムによる快演】 後期の3曲とならんで、ブルックナー好きの人気を集める第5番は、大伽藍を思わせる充実の構成に加え、みごとな対位法の扱い、荘重な雰囲気をたた えたコラールなど独特の魅力の尽きない作品として、ヴァントやチェリビダッケ、朝比奈ら往年の巨匠指揮者が好んで取り上げたことでも知られるほか、近 頃もアバドやハイティンクらのライヴ録音盤がおおいに話題を集めています。  実演に接したファンのあいだで、当ブルックナー・ツィクルス中屈指のドラマティックでテンションの際立つ音楽が展開されていたとの呼び声も高い、こ のたびのバレンボイム&シュターツカペレ・ベルリンによる第5番ですが、ツボにはまったときのバレンボイムは真に迫力満点の聴きごたえを与えてくれる ことから、その内容にはおおいに期待が高まるところです。 (Ki)
ACC-102177BD(Bluray)
ACC-202177DV
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(原典版) ダニエル・バレンボイム(指)
シュターツカペレ・ベルリン

収録:2010年6月25日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD Master Audio,
PCMステレオ
リージョン:0/72’ 20
◆DVD

画面:16:9 NTSC
音声:PCMステレオ,
DD5.1,DTS5.1
リージョン:0/72’ 20
バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリンが2010年6月20日から27日にかけて行ったブルックナー・チクルク。 本シリーズはすでに21日の第5番(ACC 102175BD/ACC 202175DV)と20日の第4番(ACC 10217BD/ACC 20217DVD)が発売されており、その 白熱したコンサート映像を楽しむことができます。 この第7番は25日に収録された演奏で、既にCD化されておりますが、抒情的かつスケールが大きく重厚な響き、ACCENTUS MUSICらしい音楽的なカメ ラワークは是非映像で観て頂きたい迫力ある演奏となっております。 バレンボイムのブルックナーは、シカゴ響(1972-1981)とベルリン・フィル(1990-1996)で全集録音し、その後も演奏会で頻繁に取り上げるほど深く敬 愛している作曲家でもあります。今回の演奏でもバレンボイムの情熱的な音楽作りと、オーケストラを奮い立たせる圧倒的な手腕は見事。前半は抒情的な旋律 の美しさを際立たせ、振幅を持たせたスケール感で後半を盛り上げています。 また本シリーズのジャケット写真に使われているのは、新進気鋭の現代写真家ナジャ・ブルノンヴィルの作品。バレンボイムの情熱や抒情が湧き立つような演奏 にぴったりとはまっています。 (Ki)
ACC-102178BD(Bluray)
ACC-202178DV
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)

(I:14’55 / II:15’18 / III:8’54 / IV:16’59)
ダニエル・バレンボイム(指)
シュターツカペレ・ベルリン

収録:2010年6月26日フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
◆Bluray
音声:DTS-HD MA 5.1、
PCMステレオ
リージョン:All/84’ 42
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS 5.1、DD5.1、
PCMステレオ
リージョン:All/4’ 42
2010年6月ベルリンのフィルハーモニーで行われたダニエル・バレンボイムとシュターツカペレ・ベルリンによるブルックナー・チクルス。すでに4番、 5番、6番、7番と映像商品化されており、後期チクルスも佳境に入りました。バレンボイムは既に2度の全集録音を行っており、本チクルスは完全に手 中に収めた作品を、長きにわたって良好な関係を築いているオーケストラであるシュターツカペレ・ベルリンと非常に充実した演奏を繰り広げています。
シュターツカペレ・ベルリンの硬質で渋みのある響きと細部までコントロールしたバレンボイムの巧みな指揮。第3楽章の比類なき美しさ、たっぷりと うねる雄大なスケールを感じさせる終楽章の演奏は圧巻です。
またACCENTUS MUSICの音楽に即したカメラワークが、より一層楽曲の理解を深めます。そして本シリーズのジャケット写真に使われているのは、 新進気鋭の現代写真家ナジャ・ブルノンヴィルの「Knots」と題された作品。メロディの綾が絡まり合う楽曲を表したかのようなジャケット写真です。 (Ki)
ACC-20227DVD
クリスマス・ソング集〜グロリア・イン・エクセルシス・デオ
シューマン:クリスマス・トッカータ
いと高きところに神の栄光あれ
ヘンデル:シバ女王の入城、輝かしい熾天使は列をなして燃え上がり、
シオンの娘よ、大いに喜べ
・高き御空よりわれは来たれり
ワーグナー:エルザの大聖堂への行列
マリアはいばらの森を通り
チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」(抜粋)
メンデルスゾーン:クリスマス(讃美歌)
・エサイの根よりくすしき花は
メンデルスゾーン:それ、主汝のためにみ使いたちに命じ
聴かせて、祝福された天使たち
エーベル:静かに雪が降り
今宵鳴りわたる
アイレンベルク:ペテルブルクの橇の旅
ロジャー・ハーヴェイ:フェスティヴ・チアー
ジョン・フランシス・ウェイド:神の御子は今宵しも
フンパーディンク:夕べの祈り
ジークフリート・ケラー:星降る教会
フランツ・グルーバー:サイレント・ナイト
いざ歌え、いざ祝え
ヴェルニゲローデ青少年Cho
ペーター・ハーベルマン(コーラスマスター)
ルート・ツィーザク(S)
アンサンブル・ソノーレ
トーマス・クラモー(指)
ザクセン吹奏楽団

収録:2012年12月聖母マリア教会、マリエンベルク、ライヴ
画面:NTSC 16:9
音声:PCMステレオ、
DD5.1、DTS5.1
リージョン:0/84’ 15
ドイツ南部、ヴュルツブルクの丘の上にある大司教の居館マリエンベルク要塞。要塞の中には8世紀初頭の建築物である聖母マリア教会があります。この DVDは、2012年12月にその教会で行われたクリスマス・コンサートの模様を収録。「いと高きところに神の栄光あれ」をはじめとした讃美歌、「くるみ割り人形」、 「ペテルブルクの橇の旅」、「サイレント・ナイト」などクリスマス定番の曲が演奏され、伝統的なヨーロッパのクリスマスの雰囲気を織り交ぜた美しい映像となっ ています。 1951年に創設されたヴェルニゲローデ青少年合唱団は、ドイツのザクセン=アンハルト州立音楽高校の15〜18歳の選抜メンバーによって構成されています。 その清楚で美しい響きは、ドイツのみならず、世界中の合唱ファンを魅了しています。また、ソリストとして登場するのはソプラノのルート・ツィーザク。透 明感ある清廉な歌声は、厳かなクリスマスの雰囲気を一層盛り上げます。美しい教会の響きと、ヨーロッパの伝統的な街並みで味わう神聖なひと時は格別です。 (Ki)

ACC-10268BD(Bluray)
ACC-20268DVD
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」

■ボーナス
「ぼくの第6番は、謎を突き付けるだろう」
〜リッカルド・シャイーとラインホルト・クービクとによるパネル・ディスカッション
リッカルド・シャイー(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

収録:2012年9月6、7&9日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)

◆Bluray
コンサート86’25+ボーナス18’26
NTSC16:9/Full HD
Region All
音声:DTSHDMaster Audio/PCMステレオ
字幕(※ボーナス):独・英・仏

◆DVD
コンサート86’25+ボーナス18’26
カラーNTSC 16:9
RegionAll
音声:ドルビー・デジタル5.1/
DTSサラウンド5.1/PCMステレオ
字幕(※ボーナス):独・英・仏
ライプツィヒ出身で現代アートの第一人者ネオ・ラウフ[1960-]による絵画をあしらったジャケット・デザインもおなじみとなりつつある、リッカルド・ シャイー指揮ゲヴァントハウス管弦楽団によるマーラーの交響曲シリーズの最新映像。第6交響曲は2012年9月にゲヴァントハウスでおこなわれたコン サートの模様をライヴ収録したもので、シャイーが首席指揮者時代にコンセルトヘボウ管弦楽団とともに完成させた交響曲全集録音では、第6番はシリー ズ初期にあたる1989年10月のセッション録音でしたので、このたびのライヴ映像作品はおよそ23年ぶりの再録ということになります。  ゲヴァントハウス管弦楽団初のマーラー全集完成にも期待をつなぐ当シリーズですが、ここでシャイー指揮の第6交響曲新旧比較における明確な相違と して、中間2楽章の配置の問題があります。ゲヴァントハウス管との2012年ライヴでは、第2楽章アンダンテ、第3楽章スケルツォの配置を採用して いるのに対して、1989年のコンセルトヘボウ管とのセッション録音では、これとは逆に第2楽章がスケルツォ、第3楽章がアンダンテとなっていました。 このあたり、いずれ劣らず特色ある名門オーケストラのサウンドカラーの違いも聴きどころですが、ここに至るシャイーの心境の変化はたいへん興味深いと ころといえそうです。  シャイーといえば今年2013年に、2015年の契約満了を待たずしてゲヴァントハウス管との契約を2020年まで延長されることが発表されました。 2005年の第19代カペルマイスター就任以来15年に及ぶ長期のポストをシャイーが約束され、楽団から絶大な支持を集める背景には、なによりこの間 の実演、レコーディングの充実の成果がありますが、その一端をここでの演奏内容からもうかがい知ることが出来そうです。 なお、マーラーが作曲当時にリヒャルト・シュぺヒトに宛てた手紙のフレーズをタイトルに冠したボーナス映像には、国際マーラー協会による第6交響曲 1998年改訂版の校訂に携わったクービクを迎えてシャイーがおこなったパネル・ディスカッションの模様を収録しています。 (Ki)

ACC-10298BD(Bluray)
ACC-20298DVD
(2DVD)
ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」 プラシド・ドミンゴ(Br ナブッコ)
孫秀葦 スン・シュウウェイ(S アビガイッレ)
李暁良 リー・シャオリャン[リャン・リ](Bs ザッカリア)
金鄭建 ジン・チェンジエン(T イズマエーレ)
楊光 ヤン・グァン(S フェネーナ)
関致京 カン・ジジン(T ベルの祭司長)
劉乃奇 リュー・ナイキ(T アブダッロ)
張m ジャン・ジン(Ms アンナ)
ユージン・コーン(指)
中国国家大劇院O&cho
ジルベール・デフロ(演出)
エツィオ・フリジェリオ(舞台)
フランカ・スクワルチャピーノ(衣装)

収録:2013年5月

◆Bluray
リージョン・コード:フリー
HD 16:9/123分59 秒
DTS HD Master / PCM Stereo
字幕:英独仏西中韓,日本語

◆DVD
リージョン・コード:フリー
NTSC 16:9
123分59 秒
PCM Stereo / Dolby Digital 5.1 /
DTS 5.1
字幕:英独仏西中韓,日本語
ヴェルディ生誕200年を記念して2013年5月に北京の中国国家大劇院管弦楽団で「ナブッコ」が上演されました。タイトルロールはなんとプラシド・ ドミンゴ。ここ数年、ヴェルディ・バリトンとして新たな境地を広げているドミンゴですが、ナブッコはこの直前の2013年4月に英国ロイヤル・オペラで ロールデビューをして好評を博したばかり。ドミンゴならではのさすがの上手さです。共演者は中国人。アビガイッレの孫秀葦 スン・シュウウェイは、遼 寧省の生まれ。1995年にトリエステでのベッリーニ「ノルマ」のタイトルロールでデビュー。以来欧米で幅広く活躍しています。1997年、東京で行わ れたドミンゴ主催のオペラ歌手コンクール、オペラリアで第3位を獲得、ドミンゴとは度々共演しています。ヴェルディの初期オペラのヒロインを得意とす る貴重な逸材。ザッカリアの李暁良 リー・シャオリャンは、山西省の生まれ。欧米ではリャン・リの名前で活動しており、2013年9月、新日本フィルで のワーグナー「ワルキューレ」第1幕でフンディングを歌っていたのが記憶に新しいところ。現在はドイツを拠点としています。 ベテランのオペラ指揮者、ユージン・コーンの手堅い指揮、ジルベール・デフロの歴史絵巻的な豪華な舞台もあって、大いに盛り上がる上演になっています。 日本語字幕付。 (Ki)
ACC-10353BD(Bluray)
ACC-20353DVD
ベッリーニ:歌劇「カプレーティとモンテッキ」 ファビオ・ルイージ(指)
演出:クリストフ・ロイ
振付:トーマス・ヴィルヘルム
ジョイス・ディドナート(ロメオ/メゾソプラノ)
オルガ・クルチンスカ(ジュリエッタ/ソプラノ)
バンジャマン・ベルネーム(テバルド/テノール)
ロベルト・ロレンツィ(ロレンツォ/バス・バリトン)
アレクセイ・ボトナルチューク(カペッリオ/バス・バリトン)
ゲオルギ・プチャルスキ(同伴者)
フィルハーモニア・チューリヒ
チューリヒ歌劇場Cho
収録:2015年6月スイス、チューリヒ歌劇場(ライヴ)
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
プロデューサー:パウル・スマチュニュイ

◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD Master Audio,
PCMステレオ
字幕:独英仏韓,日本語/139' 03
◆DVD
画面:16:9 NTSC
音声:DTS5.1,DD5.1,
PCMステレオ
字幕:独英仏韓,日本語/139' 03
ベッリーニ28歳の傑作「カプレーティとモンテッキ」をドイツの鬼才クリストフ・ロイ演出した、ファビオ・ルイージ指揮によるチューリヒ歌劇場の映像。 若き男女「ロメオとジュリエッタ」の悲恋の物語で、イタリアに古くから伝わる話をもとにしたもので、シェイクスピアの戯曲とはストーリーが若干異な ります。ベッリーニが用いた原作は、ジェロラモ・デッラ・コルテの「ヴェローナ物語」。それを基にして、フェリーチェ・ロマーニがイタリア語台本を書 き、1830年にヴェネツィアのフェニーチェ劇場で初演されました。基本のあらすじは、13世紀ヴェローナの名家カプレーティ家とモンテッキ家は宿敵同 士。息子をモンテッキ家のロメオに殺されたので復讐の念をいだいているカペッリオは、テバルドに息子の仇を取らせようと考え、娘のジュリエッタとテバ ルドの結婚式を執り行うことを発表。しかしモンテッキ家のロメオとカプレーティ家のジュリエッタは恋仲。戦争ではなく話し合いで和解をすすめるロメオ、 それを拒否するカッペリオ、そして二人の中を知ったカッペリオは反対、若き情熱が先行する二人は死を選ぶ。。。 ドイツの鬼才クリストフ・ロイの演出はかなり趣向が凝らされています。舞台はそれぞれ壁で部屋が仕切られており、回転舞台を使い場面ごとに回転さ せ前後の情景を暗示させます。特徴的な演出として、ロメオとジュリエッタにしか見えないロメオの「同伴者」が設定されています。ロメオが登場する場 面には必ず存在し、ストーリーの展開を無言で誘導しています。さらにジュリエッタの影には同じ動きをする謎の老女があらわれます。クライマックスのシー ンでは、仮死状態のジュリエッタをみて勘違いしたロメオが毒を飲んで自殺を図ります。二人は最後の会話を交わしロメオは死んでしまいます。カプレーティ 家とモンテッキ家の人々が騒ぎをきいて集まりカッペリオを責める。ここで回転舞台が作動し、ジュリエッタが別の部屋に向かい、そしてそこにはその老女 が。そうこの老女はジュリエッタ。ロイの大胆な解釈で愛し合う男女の情熱、その情熱が故の自己主張、そして絶望を見事に描いています。 ロメオにはメトロポリタン歌劇場のスター、メゾソプラノのジョイス・ディドナートがズボン役として登場。広い音域と卓越した歌唱力のロメオは圧倒的 な存在感を放っています。ジュリエッタ役には期待のコロラトゥーラ・ソプラノ、オルガ・クルチンスカを起用。バンジャマン・ベルネーム、ロベルト・ロ レンツィ、アレクセイ・ボトナルチュークほか歌手陣は実力派が揃っています。存在感といえば。「同伴者」役のゲオルギ・プチャルスキ。ポーランド出身 のダンサーで整った顔立ちに中性的な雰囲気は目をひきます。 ファビオ・ルイージは音楽監督を務めてから、革新的な新演出に取り組んでいるチューリヒ歌劇場。今後も興味深いプログラムを展開していく予定です。 (Ki)

ACC-60461BD
(6Bluray)

ACC-70461(6DVD)
クラウディオ・アバド〜ザ・ラスト・イヤーズ


■BD1/DVD1
マーラー:交響曲第9番ニ長調
■BD2/DVD2
ブルックナー:交響曲第5番 (ノーヴァク版)
■BD3/DVD3
モーツァルト:レクイエムニ短調K.626(バイヤー版&レヴィン版)
■BD4/DVD4
モーツァルト:交響曲第35番ニ長調「ハフナー」K385
 アリア「ああ、語っているのは私ではない」K.369
 アリア「ああ、私の眼の前から去って」K.272
 アリア「あなたに明かしたい、おお神よ」
ベートーヴェン:「エグモント」(全曲)
■BD5/DVD5
モーツァルト:ミサ・ソレムニス.ハ短調「孤児院ミサ」
シューベルト:ミサ第6番 D.950
■BD6/DVD6
ブラームス:悲劇的序曲Op.81
シェーンベルク:グレの歌〜間奏曲&山鳩の歌
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
クラウディオ・アバド(指)
■BD1/DVD1
ルツェルン祝祭O
収録:2010年8月20、21日ルツェルン、カルチャー&コンヴェンション・センター内コンサート・ホール(ライヴ)
■BD2/DVD2
ルツェルン祝祭O 
収録:2011年8月19、20日 ルツェルン、カルチャー&コンヴェンション・センター内コンサート・ホール(ライヴ)
■BD3/DVD3
ルツェルン祝祭O,アンナ・プロハスカ(S)、サラ・ミンガルド(A)、マキシム・シュミット(T) 、ルネ・パーペ(Bs) バイエルン放送cho、スウェーデン放送cho
収録:2012年8月ルツェルン音楽祭、ライヴ
■BD4/DVD4
ルツェルン祝祭O、クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ:モーツァルト)、ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ:ベートーヴェン)、ブルーノ・ガンツ(語り:ベートーヴェン) 
収録:2011年8月19&20日(モーツァルト)、2012年8月8&10日ルツェルンKKLコンサート・ホール(ライヴ)
■BD5/DVD5
モーツァルトO,ラヘル・ハルニッシュ(S) 、ラ・ミンガルド(A)、ハビエル・カマレナ(T)、パオロ・ファナーレ(T) アレックス・エスポジト(Bs)、アーノルト・シェーンベルクcho
収録:2012年7月28日ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
■BD6/DVD6
ルツェルン祝祭O,藤村実穂子(A)
収録:2013年8月16、17日ルツェルン文化会議センター、ルツェルン・フェスティヴァル・ライヴ

◆Bluray
画面:16:9、1080i
音声:PCMステレオ、
DTS-MA5.1
字幕:英韓,日本語
総収録時間:529’ 23
◆DVD
画面:16:9、NTSC
音声:PCMステレオ、
DD5.1、DTS5.1
字幕:英韓,日本語
総収録時間:529’ 23
2014年1月20日80歳で惜しくも亡くなった指揮者のクラウディオ・アバド。2002年にベルリン・フィルの首席指揮者を退いた後2003年よりルツェ ルン祝祭Oの音楽監督に就任。オケは、マーラー室内Oを母体とし、アバドを慕う世界的な名手たちが集結して結成されました。この映像 BOXは、アバド没後5年を記念して、ルツェルン音楽祭の映像を中心に、アバドが晩年心血を注ぎ、また友人のようなオーケストラとの演奏会を収めたもの。 まず2010年収録のマーラー9番。マーラー生誕150年を記念して行われた公演で、オケのポテンシャルの高さをうかがわせる、磨き抜かれた圧巻の 演奏が展開されています。そして2011年収録のブルックナー5番。終演後スタンディング・オベーションとなり、この年のルツェルン音楽祭最高の演奏 として記憶された名演です。翌2012年にはモーツァルトのレクイエムを取り上げました。基本的にはバイヤー版を使い、「サンクトクス」は完全レヴィン 版など折衷した複雑な構成。特徴的な「版」もそうですが、アバドの驚異的な集中力とソリスト陣を含めた高水準の演奏です。またアバドがザルツブルク 音楽祭へ待望の復活ということで注目された2012年のライヴ。ここではアバド自身が創設した若手オケ、モーツァルトOとの演奏。そして奇しく もアバド最後のルツェルン音楽祭となった2013年のライヴ映像。この映像に収録された生気に満ちた指揮姿を見る限り、約半年後に亡くなってしまうと は信じられません。 どの演奏も弦楽器、管楽器群ともに乱れることのない抜群の安定感は、さすがスーパー・オケと言われるルツェルン祝祭管と唸らされますが、その根底に はアバドが音楽、人柄ともに尊敬され、互いに尊重し合っていた仲だからこその演奏であったと納得させられます。 (Ki)
ACC-60477BD
(3Bluray)

ACC-70477DVD
(4DVD)
聖トーマス教会合唱団〜ドキュメンタリーと名演集


■BD1/DVD1
ドキュメンタリー『ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団の1年』

【ボーナストラック】
バッハ:マタイ受難曲BWV244より
来たれ、娘たちよ、われとともに嘆け
神よ、あわれみたまえ・・・


■BD2/DVD2,3
バッハ:マタイ受難曲BWV244

■BD3/DVD4
バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232
■BD1/DVD1
映像監督:ポール・スマツニー、ギュンター・アッテルン
出演:ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団,聖トーマス教会合唱団
教育責任者:ローラント・ワイゼ
聖トーマス教会音楽監督:ゲオルグ・クリストフ・ビラー、ほか
■BD2/DVD2,3
クリスティーナ・ランズハマー(S)
シュテファン・カーレ(カウンターテノール)
ウォルフラム・ラットケ(T)
マルティン・ラットケ(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
ゴットホルト・シュヴァルツ(Bs)
ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
ゲオルグ・クリストフ・ビラー(指)
収録:2012年4月5-6日,ライプツィヒ、聖トーマス教会(ライヴ)
監督:ミカエル・ベイヤー 製作:ポール・スマツニー
■BD3/DVD4
レグリント・ビューラー(S)
スザンネ・クルムビーゲル(Ms)
スザンネ・ラングナー(A)
マルティン・ラトケ(T)
マルクス・フライク(Bs)
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団
フライブルク・バロック・オーケストラ
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指)
収録:2013年6月23日ライプツィヒ、聖トーマス教会(ライヴ)

◆Bluray
画面:16:9、1080i
音声:PCMステレオ、DTS-MA5.1
字幕:BD1:英仏西韓,日本語、BD2:独英仏韓、BD3:羅英韓
リージョン:All
総収録時間:391’ 40
◆DVD
画面:16:9、NTSC
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
字幕:DVD1:英仏西韓,日本語、DVD2&3:独英仏韓、DVD4:羅英韓
リージョン:All
総収録時間:391’ 40
1212年に創設された世界で最も歴史ある少年合唱団である聖トーマス教会合唱団の名演映像ボックス。創立800年を記念して制作されたドキュメ ンタリー映像『ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団の1年』。2012年のフィルム・フェスティヴァルでは各賞を受賞した名作。新入生のオーディショ ンからレッスンやリハーサルに追われる音楽漬けの日々、しかし学校に通い、勉学に励み、友人と笑い合い、スポーツに夢中になる姿からは、年相応の愛 らしい一面も垣間見える興味深い内容となっています。そして800周年記念として聖トーマス教会で行われた「マタイ受難曲」のライヴ映像。そして翌 2013年のライプツィヒ・バッハフェスティヴァルのクロージング・コンサートの模様が収められています。800年間に渡って歌い継がれてきた彼らの伝統 の重さをひしひしと感じる映像集となっています。 (Ki)
ACC-60497BD
(3Bluray)

ACC-70497DVD(3DVD)
ベートーヴェン:交響曲集、三重協奏曲


■BD1/DVD1
ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲ハ長調Op.56
交響曲第5番「運命」

■BD2/DVD2
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、
交響曲第7番イ長調Op.92

■BD3/DVD3
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
ヘル ベルト・ブロムシュテット(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

■BD1/DVD1
イザベル・ファウスト(Vn)、ジャン=ギアン・ケラス(Vc)、マルティン・ヘルムヒェン(P)
収録:2016年6月12,13日、ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)

■BD2/DVD2
収録:2016年5月19日(第6番)、2015年5月7日(第7番)、ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)
■BD3/DVD3
シモナ・シャトゥロヴァー(S)、藤村実穂子(A)、クリスチャン・エルスナー(T)、クリスチャン・ゲルハーヘル(Br)、MDR放送cho、ゲヴァントハウスcho、ゲヴァントハウス児童cho
収録:2015年12月31日 ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)

◆Bluray
画面:1080i,16:9
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS-HD MA5.1
字 幕( ドキュメンタリー ):独英仏韓,日本語
リージョン:All
◆DVD
画面:NTSC,16:9
音 声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
字 幕( ドキュメンタリー ):独英仏韓,日本語
リージョン:All
ヴァイオリンにイザベル・ファウスト、チェロにジャン=ギアン・ケラス、そしてピアノにはマルティン・ヘルムヒェンと屈指のソリストが集結したトリプル・ コンチェルト。ブロムシュテットの小気味良いテンポと冴えわたる表現、重厚かつ細部を積み重ねるゲヴァントハウス管の確かなサウンドが素晴らしい演 奏を聴かせる「運命」。そして抒情性に満ち、生命力あふれる「田園」、緊張感と推進力で聴く者の心を掴む第7番、ブロムシュテットの長い腕を大きく 広げる指揮姿は溌剌としたエネルギーを感じます。さらに2015年大晦日に行われたゲヴァントハウス管の伝統でもある「年末の第九」。ソリスト陣も豪 華で、スロヴァキア出身のソプラノ歌手シモナ・シャトゥロヴァー、世界に誇る日本人メゾ藤村実穂子、名指揮者たちからの指名も多いテノール、クリスチャン・ エルスナー、 21世紀における “フィッシャー=ディースカウの後継者” とも言われるドイツ出身のバリトン、クリスチャン・ゲルハーヘルといった顔ぶれです。 (Ki)
ACC-60504BD
(8Bluray)

ACC-70504DVD
(8DVD)
マーラー:交響曲集

(1)交響曲第1番「巨人」ニ長調
(2)ドキュメンタリー:リッカルド・シャイーが語る、マーラー交響曲第1番について(日本語字幕付)
(3)交響曲第2番ハ短調「復活」
(4)交響曲第4番ト長調
(5)ドキュメンタリー:
・ヴェルテ・ミニョン・ピアノ再生システムについて
・マーラー自身による交響曲第4番ト長調〜第4楽章
・リッカルド・シャイーによるマーラー:交響曲第4番の解説
(6)交響曲第5番嬰ハ短調
ドキュメンタリー:リッカルド・シャイーによるマーラー交響曲第5番の解釈
(7)交響曲第6番イ短調「悲劇的」
(8)ドキュメンタリー:「ぼくの第6番は、謎を突き付けるだろう」〜リッカルド・シャイーとラインホルト・クービクとによるパネル・ディスカッション
(9)交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
(10)交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』
(11)交響曲第9番ニ長調
(12)ドキュメンタリー:「リッカルド・シャイーとアンリ=ルイ・ド・ラ・グランジュによるマーラー交響曲第9番についての対話」
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
リッカルド・シャイー(指)

(1)収録:2015年1月ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
(2)
(3)クリスティアーネ・エルツェ(S)、サラ・コノリー(Ms)、MDR 放送cho、ベルリン放送cho、ゲヴァントハウスcho
収録:2011年5月17,18日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)/字幕:独英仏
(4)クリスティーナ・ラントシャマー(S)
収録:2012年4月26,27日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
(6)
収録:2013年2月21、22日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
(7)収録:2012年9月6,7,9日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
(9)収録:2014年2月27&28日、3月2日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
(10)エリカ・ズンネガルド(ソプラノ1:罪深き女)、リカルダ・メルベート(ソプラノ2:贖罪の女)、クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ3:栄光の聖母)、リオバ・ブラウン(アルト1:サマリアの女)、ゲルヒルト・ロンベルガー(アルト2:エジプトのマリア)、スティーヴン・グールド(テノール:マリア崇拝の博士)、ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン:法悦の神父)、ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス:瞑想の神父)、MDR 放送cho、ライプツィヒ歌劇場cho、ゲヴァントハウスcho、ライプツィヒ聖トーマス教会cho、ゲヴァントハウス児童cho
収録:2011年5月26,27日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
(11)収録:2013年9月6-8日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)

◆Bluray
画面:16:9、NTSC
音声:DTS HD MA5.1、
PCMステレオ
リージョン:All
字幕:独英仏,日本語
BD25、本編:641’ 15
ドキュメンタリー:125’ 59
◆DVD
画面:16:9、NTSC
音声:DTS5.1、DD5.1、
PCMステレオ
リージョン:All
字幕:独英仏,日本語
DVD9、本編:641’ 15
ドキュメンタリー:125’ 59
シャイーとゲヴァントハウス管の映像によるマーラー・チクルスがボックスとなってリリースされます。2011年のマーラー没後100年を記念してスタートしたシリーズで、いずれも充実した演奏で高い評価を受けています。シャイーは、コンセルトヘボウ管とマーラーの交響曲全集を完成させていますが、このゲヴァントハウス管とのチクルスとは全く違います。テンポもゲヴァントハウス管との方が速く解釈も異なります。シャイーはメトロノーム記号についても特典映像で詳しく語っていますが、往年の巨匠メンゲルベルクやワルターとの録音についても言及し、シャイーの近年のテンポ設定はそうしたマーラーと直接対峙した巨匠たち、ひいてはマーラー自身の意図に立ち返るように考えられています。そしてシャイーはこの交響曲第1番に対しこのように述べています。「この作品はマーラーの紛れもない傑作であり、後年彼が創造した広大な音世界を先取りしている」。シャイーが長年かけて熟考させた音楽を明快で切れ味鋭い指揮で聴くことができ、さらに演奏、特典映像ともに鑑賞することにより作品を深く理解することができるセットです。また「ACCENTUSMUSIC」ならではの、音楽を理解した素晴らしいカメラワーク、見ごたえのある編集で、映像商品としても魅力的。ジャケット・デザインはシリーズ通して使われているライプツィヒ出身の現代アーティスト、ネオ・ラウフによるもので、マーラーの音楽に触発されて描いた作品です。(交響曲第3番は、2016年6月にゲヴァントハウス管のカペルマイスターを退任することが決まっていたシャイーが最後に指揮をして収録される予定でしたが、病気を理由に演奏会を降板。代役として現カペルマイスターのネルソンスが登場したため当ボックスには収録されていません。) (Ki)
ACC-60506BD
(4Bluray)


ACC-70506DVD
(4DVD)
チューリヒ歌劇場オペラ映像集


■Disc1
ベッリーニ:歌劇「カプレーティとモンテッキ」


■Disc2
ベルク:オペラ「ヴォツェック」


■Disc3
マスネ:歌劇「ウェルテル」


■Disc4
レハール:オペレッタ「微笑みの国」
■Disc1:(字幕:独英仏韓,日本語,収録時間:139:03)
ジョイス・ディドナート(ロメオ/メゾソプラノ)、オルガ・クルチンスカ(ジュリエッタ/ソプラノ)、バンジャマン・ベルネーム(テバルド/テノール)、ロベルト・ロレンツィ(ロレンツォ/バス・バリトン)、アレクセイ・ボトナルチューク(カペッリオ/バス・バリトン)、ゲオルギ・プチャルスキ(同伴者)、ファビオ・ルイージ(指)フィルハーモニア・チューリッヒ
チューリッヒ歌劇場cho
収録:2015年6月スイス、チューリヒ歌劇場(ライヴ)
■Disc2:(字幕:仏英韓,日本語,収録時間:100:58)
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン:ヴォツェック)、ブランドン・ヨヴァノヴィッチ(テノール:鼓手長)、マウロ・ペーター(テノール:アンドレース)、ヴォルフガング・アプリンガー=シュペルハッケ(テノール:大尉)、ラルス・ヴォルト(バス:医者)、グン=ブリット・バークミン(ソプラノ:マリー)、ファビオ・ルイージ(指)フィルハーモニア・チューリッヒ
チューリッヒ歌劇場cho
収録:2015年9月チューリッヒ歌劇場、ライヴ
■Disc3:(字幕:独英韓,収録時間:137:36)
ファン・ディエゴ・フローレス(ウェルテル)、アンナ・ステファニー(シャルロット)、アウドゥン・イヴェルセン(アルベール)、メリッサ・プティ(ソフィー)、チェイン・デーヴィッドソン(大法官)、マルティン・ツィセット(シュミット)、ユーリ・ツィープレ(ヨハン)、スタニスラフ・ヴォロビョフ(ブリュールマン)、ソンヨン・リー(ケートヒェン)、チューリヒ歌劇場cho、児童・少年cho、フィルハーモニア・チューリヒ コルネリウス・マイスター(指)
収録:2017年4月、チューリッヒ歌劇場
■Disc4:(字幕:独英仏韓,日本語,収録時間:103:07)
ピョートル・ベチャワ(スー・チョン殿下) 、ユリア・クライター(リーザ)、レベッカ・オルヴェラ(ミー) 、スペンサー・ラング(グスタフ・フォン・ポッテンシュタイン伯爵) 、チェイン・デイヴィッドソン(チャン) 、マルティン・ツィセット(宦官長)、ファビオ・ルイージ(指)フィルハーモニア・チューリヒ チューリヒ歌劇場cho
収録:2017年6月、チューリッヒ歌劇場(ライヴ)

◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD Master Audio、
PCMステレオ
リージョン:All
◆DVD
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD5.0、
PCMステレオ
1834年に創立されたチューリヒ歌劇場。座席数1100ほどの規模ではありますが、有名歌手が多数出演しており、2014年には他のヨーロッパの有 名な劇場を抑え最優秀オペラハウスに選ばれるなど(International Opera Awards)、世界のオペラハウスを牽引しています。そのチューリヒ歌劇場を 長年支えてきたのは、やり手インテンダント、アレクサンダー・ペレイラ。そして2012年からは演出家のアンドレアス・ホモキが総裁を務め、多彩なラ インナップで楽しませてくれています。 このボックス・セットは、これまでACCENTUS MUSICからリリースされていた選りすぐりのオペラ・オペレタを4作品収録しています。 愛し合う男女の悲恋の物語を鬼才クリストフ・ロイが描いたベッリーニ「カプレーティとモンテッキ」。ゲルハーヘルの迫力の演技とルイージの巧みな指揮 で鬼気迫る名演を繰り広げたベルク「ヴォツェック」。報われない恋に身を焦がす若者の苦悩をフローレスが見事に歌い上げたタチヤナ・ギュルバカ演出 のマスネ「ウェルテル」。ピョートル・ベチャワの甘美な歌声を美しい旋律と共に堪能するレハール「微笑みの国」。などどれも見逃せない上演ばかりです。 (Ki)
ACC-60507BD
(3Bluray)

ACC-70507DVD
(3DVD)
チューリッヒ・バレエ・コレクション


■DISC1:
ヴェルディ:レクイエム

■DISC2:
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形とねずみの王様」

■DISC3:
プロコフィエフ:バレエ『ロメオとジュリエット』
■DISC1:
ファビオ・ルイージ(指)
フィルハーモニア・チューリヒ
チューリヒ歌劇場cho
クラッシミラ・ストヤノヴァ(S)
ヴェロニカ・シメオーニ(メゾ・ソプラノ)
フランチェスコ・メーリ(T)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(Bs)
チューリヒ・バレエ団
マシュー・ナイト、マニュエル・ルナール、
アンナ・ハムジナ、アレグザンダー・ジョーンズ、
メリッサ・リギョグ、カーチャ・ヴュンシュ、
ジュリア・トネッリ、ウィリアム・ムーア、イェン・ハン、
フィリペ・ポルトゥガル
振付・演出:クリスティアン・シュプック
舞台美術:クリスティアン・シュミット
衣装:エマ・ライオット
照明:マルティン・ゲプハルト
収録:2016年12月、チューリッヒ歌劇場、ライヴ
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
ドキュメンタリー:クリスティアン・シュプック演出による
ヴェルディのレクイエムの舞台裏
(監督:ヨルグ・ゴーチ)
■DISC2:
振付:クリスティアン・シュプック(台本:E.T.A.ホフマン)
出演者:ドミニク・スラウコフスキー(ドロッセルマイヤー)
ミシェル・ウィレムス(マリー)
ダニエル・マリガン(フリッツ)
ウィリアム・ムーア(くるみ割り人形/王子/ドロッセルマイ
ヤーの甥)
ジュリア・トネッリ(ピルリパート姫)
チューリヒ・バレエ団
チューリヒ・ジュニア・バレエ団
演奏:フィルハーモニア・チューリヒ
ポール・コネリー(指)
チューリヒ歌劇場女声cho
チューリヒ歌劇場児童cho
舞台美術:ルフス・ディドヴィツァス
照明:マルティン・ゲプハルト
衣装:ブキ・シフ
ドラマトゥルク:マルティン・キュスター、クラウス・スパーン
プロデューサー:ポール・スマツニュイ
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
収録:2018年4月、チューリヒ歌劇場(ライヴ)
■DISC3:
振付:クリスチャン・スプーク
チューリッヒ・バレエ団,ジュニア・バレエ団
フィルハーモニア・チューリッヒ
ミハイル・ユロフスキ(指)
舞台:クリスティアン・シュミット
照明:ラインハルト・トラウプ
ドラマツゥルギー:ミヒャエル・キュースター
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
収録:2019年6月、チューリッヒ・オペラハウス(ライヴ)

◆Bluray
画面:Full HD 16:9
音声:DTS HD MA,
PCM ステレオ
リージョン:All
ディスク・フォーマット:BD25

◆DVD
画面:16:9,NTSC
音声:DTS5.1、DD5.1、
PCM ステレオ
リージョン:All
ディスク・フォーマット:DVD9
2012/13シーズンよりチューリッヒ・バレエ団の芸術監督に就任したクリスチャン・スプークによる3作品をまとめた映像ボックス・セット。
イタリアの文豪アレッサンドロ・マンゾーニの追悼のために作曲されたヴェルディの「レクイエム」。宗教音楽の形態をとってはいるものの、ドラマティッ ク・オペラを得意としたヴェルディならではの、華やかさを備えた音楽性で現代まで根強い人気を誇る楽曲です。しかし、初演時はそうした劇的表現が「教 会に相応しくない」という反応もありましたが、この映像はそうした意見を逆手にとったような舞台の上演です。歌劇場所属のオーケストラ、合唱団、バ レエ団が総出となり、上演された圧巻の舞台です。チューリッヒ・オペラだからこそできる総合芸術といえるでしょう。クリスティアン・シュプックによる振 付・演出は、モノトーンの衣装や効果的な照明によってヴェルディの卓越した音楽による描写力を見事に表現しています。バレエ・ダンサーの動きはもちろん、 歌手陣の配置についても音楽に沿った自然な演出は必見。指揮はファビオ・ルイージ。高い音楽性と視覚的効果とのコラボレーションは、オペラ指揮者と して確固たる地位を築いているルイージならではの演奏です。
チャイコフスキーの名作として名高い、バレエ「くるみ割り人形」は、E.T.A.ホフマンの童話『くるみ割り人形とねずみの王様』を、クラシック・バレ エの父とも言われる振付師マリウス・プティパ(デュマの仏訳を使用)が、バレエ用の作品として書き直したものが通常上演されています。今回リリース されるチューリヒ・バレエのものは、同団の芸術監督でもあるクリスティアン・シュプックがE.T.A.ホフマンの原作に忠実に振付けたものが上演されました。 物語が重視されているので、演出も演劇的要素が強く出たもので、役柄のキャラクターも際立っており、ダンサーたちの踊りとともに、物語の世界に入り 込むことができます。 原作のあらすじは、ドイツの古い町に雪がしんしんと降り続くクリスマスの日。主人公マリーは、名付け親のドロッセルマイヤーおじさんがプレゼントして くれた兵隊の姿のくるみ割り人形をとても気に入ります。しかし兄のフリッツが壊してしまい、壊れた人形を手当てするように眠ったマリーが夜中に目を覚 ますと…。クリスマスの夜に起こる、夢と現実が交差する不思議な世界に子供も大人も惹きつけられます。
2019年6月に上演された『ロメオとジュリエット』。この作品は2012年にスプークがチューリッヒで初めて手掛けた振付です。 『ロメオとジュリエット』 は、シェイクスピアによって400年以上前に書かれた戯曲をバレエに翻案し、プロコフィエフの美しくも繊細な音楽で彩られた名作。クリスチャン・スプー クの舞台は、華美な装飾はなくシンプルな舞台装置で、人間の細やかな心情を描き出しています。ロメオ役のウィリアム・ムーアは、印象的な巻き毛と誰 もが恋に落ちてしまいそうな魅力的な踊りで一際存在感を放っています。そしてジュリエット役のカティヤ・ヴュンシェは、思春期特有の繊細さと両親への 反発心を見事表現しています。ジュリエットは、透き通った白いドレスを着用し、長い髪は女学生のようにひっつめ、少女の無垢さを強調しています。この 若い恋人たちを演じた二人のダンサーは、スプークの非常に緻密で複雑な振付を巧みに踊りこなし、幸福感や絶望感といった感情を身体を通して完璧な 演技力で魅せます。 そして作品の重要な要素であるプロコフィエフの音楽も、ロシアの名指揮者ミハイル・ユロフスキ(近年目覚ましい活躍をしているウラディーミル・ユロフスキの父)の好サポートとフィルハーモニア・チューリッヒの高いコントラストと豊かな表現力で聴かせてくれます。 (Ki)
ACC-60508BD
(3Bluray)
ACC-70508DVD
(3DVD)
チャイコフスキー:後期三大交響曲集

■Disc1:
チャイコフスキー:交響曲第4番
ムソルグスキー(ショスタコーヴィチ編):歌劇「ホヴァンシチナ」〜前奏曲「モスクワ川の夜明け」
ヴァインベルク:トランペット協奏曲変ロ長調Op.94*
■Disc2:
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番*
■Disc3:
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
アンドリス・ネルソンス(指)

■Disc1:
ホーカン・ハーデンベルガー(Tp)*
収録:2019年12月/ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
■Disc2:
バイバ・スクリデ(Vn)*
収録:2019年5月、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
■Disc3:
収録:2018年3月15,16日、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)

◆DVD
画面:16:9,NTSC
音声:DTS5.1、DD5.1、PCM ステレオ
リージョン:All、280'58
◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:DTS HD Master Audio5.1
/ PCM ステレオ
リージョンAll、280'58
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの第21代カペルマイスターに就任したアンドリス・ネルソンス。 ネルソンスは1978年ラトヴィアの首都リガ生まれ。ラトヴィア国立歌劇場Oのトランペット奏者を経て、指揮者に転身。同劇場音楽監督(2003 〜07年)、北西ドイツ・フィルハーモニー首席指揮者(2006〜09年)。そして2008年にバーミンガム市SO音楽監督に就任した頃から評価は うなぎ上り。欧米の主要舞台にたびたび客演し、2014年からはボストンSO音楽監督も務めています。2010年代に、最も脚光を浴び、一気にトッ プへ駆け上った指揮者の一人です。 この映像は、2018年の新カペルマイスターの就任記念演奏会を含めた3つのコンサート映像をまとめたもの。チャイコフスキーの後期三大交響曲がシリー ズとして演奏されました。どれも、うねりと感情の高ぶりにあふれた力演で、チャイコフスキーの悩み多き内面を見事に描いています。オーケストラのサウ ンドも極上で、高音質録音で生々しく迫ります。 (Ki)
ACC-60568BD
(4Bluray)

ACC-70568DVD(4DVD)
アンドリス・ネルソンス〜2つのオーケストラを振った映像集

■(1)BD&DVD1(2014年ルツェルン音楽祭)
ブラームス:セレナード第2番イ長調Op.16、
アルト・ラプソディOp.53、
交響曲第2番ニ長調Op.73

■(2)BD&DVD2(2015年ルツェルン音楽祭)
マーラー:「子供の不思議な角笛」より【ラインの伝説 / 美しくトランペットが鳴り響く所 / この世の生活 / 原光 /魚に説教するパドバの聖アントニオ / 起床合図 / 少年鼓笛兵】、
交響曲第5番

■(3)BD&DVD3(2018年第21代カペルマイスター就任記念公演)
シュテッフェン・シュライエルマッハー(1960-):オーケストラのためのレリーフ (世界初演、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOとボストンSOによる委嘱作品)
ベルク:ヴァイオリン協奏曲
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」

■(4)BD&DVD4(2017年ライプツィヒ・ライヴ)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、
 序曲「オセロ」、
 「ルサルカ」より“月に寄せる歌”、“ポロネーズ”、“ああ、無駄よ、無駄”
わが母の教え給いし歌
スメタナ:「ダリボル」より“いいわ、彼に与えましょう”
アンドリス・ネルソンス(指)

■(1)ルツェルン祝祭O
サラ・ミンガルド(A)
バイエルン放送cho
収録:2014年8月15、16日KKLルツェルン・コンサート・ホール(ライヴ)

■(2)ルツェルン祝祭O
マティアス・ゲルネ(Br)
収録:2015年8月19&20日ルツェルン、文化会議センター(ライヴ)

■(3)バイバ・スクリデ(Vn)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
収録:2018年2月22、23日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
■(4)ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
クリスティーネ・オポライス(S)
収録:2017年5月ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)

■Bluray
画面:Full HD,16:9
音声:DTS HD MA5.0,PCM、ステレオ
リージョン:All
BD25
字幕:独英仏韓,日本語
425'01
■DVD
画 面:NTSC ,16:9
音声:DTS、HD,PCMステレオ
リージョン:All
DVD9
字幕:独英仏韓,日本語
425'01
現代を代表する指揮者アンドリス・ネルソンスが、世界屈指の 2つのオーケストラを振ったコンサート映像を集めたボックス・セットがリリースされます。
2003年にクラウディオ・アバドとミヒャエル・ヘフリガーによって設立されたルツェルン祝祭O。2014年1月のアバドの逝去を受け、2016年にリッ カルド・シャイーが音楽監督に就任するまでの2年間代役として指揮台に立ったのはアンドリス・ネルソンスでした。ネルソンスは、2014年のオープニング・コンサー トで当初アバドが振る予定だったオール・ブラームスの演目をそのまま引き継いで演奏。翌 2015年にはマティアス・ゲルネをソリストに迎えたマーラー「子供の 不思議な角笛」と交響曲第5番を演奏。音楽の深淵を見るゲルネの“角笛”とアバドの名演に匹敵するネルソンスのマラ5は必聴です。
そしてライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの第21代カペルマイスターに就任したアンドリス・ネルソンスが、2018年2月に行った就任記念コンサート の映像と、2017年5月に“客演”したときのコンサート映像も収録。2017年9月より就任が決まっていたライプツィヒ・ゲヴァントハウス管のポストは、正 式就任が2018年2月に延長され、2月と3月には就任記念コンサートとオーケストラ創立 275周年記念コンサートが続けて行われ華やかなスタートとなり ました。また、ネルソンスと同郷のヴァイオリニスト、バイバ・スクリデをソリストに迎えた20世紀を代表する名作ベルクのヴァイオリン協奏曲。同じくラトヴィ ア出身の世界的ソプラノ歌手クリスティーネ・オポライスによるドヴォルザークの「ルサルカ」からのアリア集など多才なソリストたちとの共演も注目の映像です。 (Ki)

ACC-70446DVD(2DVD)
「アダムの受難」ライヴ&ドキュメンタリーBOX

■DVD1
アルヴォ・ペルト:アダムの受難
[ 音楽:アダムの嘆き/タブラ・ラサ/ミゼレーレ/ゼクエンティア ]

■DVD2
失楽園〜アルヴォ・ペルト/ロバート・ウィルソン(ドキュメンタリー)
■DVD1
トヌ・カリユステ(指)タリンCO
エストニア・フィル室内cho
出演:ミハイリス・セオファヌス、ルシンダ・チャイルズ
音楽監督:ロバート・ウィルソン
映像監督:アンディ・ゾンマー
収録:2015年5月12日/ノブレッスナー・ファウンドリ(タリン)
■DVD2
監督:ギュンター・アッテルン

画面:16:9、NTSC
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
字幕:独英仏韓,日本語
リージョン:All
総収録時間:149 ‘41
エストニア出身のアルヴォ・ペルト。東方教会の典礼音楽やルネサンス音楽などの影響を受け、簡素な和声と反復によって深遠さを極めていく「ティンティ ナブリ様式」を1970年代に確立、現代音楽の世界に一大旋風を巻き起こしました。この映像はペルト80歳を記念して2015年に制作され、アメリカ の演出家ロバート・ウィルソンと共同で創作した「アダムの受難」の制作過程を収めた貴重なドキュメンタリー「失楽園」。そして、故郷エストニアのタリ ンで上演された「アダムの受難」のライヴ映像を収録した2枚組。「アダムの受難」は、彼の代表作3篇「アダムの嘆き」(2011)、「タブラ・ラサ」(1977)、 「ミゼレーレ」(1989)に、この企画のために書き下ろされた最新作「ゼクエンティア」を加え、光、空間、運動を持ちこんで、瞑想的な秘儀の世界を作 り上げます。ペルトとロバート・ウィルソンというふたりの偉大な芸術家が相照らしながら、密度の濃いマルチメディア芸術を実現しています。
ACC-70503DVD
(7DVD)
20世紀の作曲家たち〜サティ、アイヴス、ケージ、ユン・イサン、ペンデレツキ、ペルト
■DVD1
ドキュメンタリー『サティスフィクション〜エリック・サティとともに歩む』
[ボーナス]
1. 風変わりな美女/グラウシューマッハー・ピアノ・デュオ
2. アーモンド入りのチョコレートのワルツ〜チューリップの小さな王女様が何ておっしゃったか知っている/マリア・エイドマン(P)
3. ノクチュルヌ第4番/シュテッフェン・シュライエルマッハー(P)
4. サティ風ストック・マーケット・レポート
■DVD2
アイヴズ:『Universe, Incomplete』
■DVD3
ドキュメンタリー『答えのないアイヴズ』〜アメリカ音楽の先駆者 (53’18)
■DVD4
『ユン・イサン〜南北朝鮮のはざまで』
■DVD5
ドキュメンタリー『ジョン・ケージ 音の旅』
[ボーナス]
・『4分33秒』(演奏:デイヴィッド・チューダー/インタビュー含む)
・セカンド・コンストラクション(ケルン打楽器四重奏団)
・ソナタとインタリュードよりソナタ第1番(シュテッフェン・シュライヤーマッハー)
・ウォーター・ミュージック(シュテッフェン・シュライヤーマッハー)
・インタビュー映像:ジョン・ケージ、マース・カニンガム、ロバート・ラウシェンバーグ
■DVD6
ペンデレツキ生誕80年コンサート
(1)広島の犠牲者に捧げる哀歌【クシシュトフ・ウルバンスキ(指)】
(2)ヴァイオリンとコントラバスのためのデュオ・コンチェルタンテ
(3)3つのチェロとオーケストラのためのコンチェルト・グロッソ」
(4)クレド
[ボーナス]ペンデレツキ、コンサートについて語る
■DVD7
『失楽園』〜アルヴォ・ペルト、ロバート・ウィルソン
■DVD1
監督:アンネ=カトリン・パイツ&ユーリアン・タバコフ
出演者:レオポルド・シュルヴァージュ、ローベル・キャビー、ジョルジュ・オーリック、
ジャン・コクトー、ロバート・オーリッジ、マン・レイ、アンリ・ソーゲ、ピエール・ベルタン、ヴァージル・トムソン、
ジャン・ピエール・アルマンゴー、パトリック・ル・モフ
■DVD2
演出:クリストフ・マルターラー
衣装:アンナ・フィーブロック
ティトゥス・エンゲル(指)
収録:2018年8月、ドイツ、ヤーフンデトハレ・ボーフム、ルール・トリエンナーレでの世界初演
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
■DVD3
監督:アンネ=カトリン・パイツ
■DVD4
監督:マリア・シュトットマイヤー
■DVD5
監督:アラン・ミラー、ポール・スマチュニュイ
■DVD6
(1)クシシュトフ・ウルバンスキ(指)
(2)アンネ・ゾフィー・ムター(Vn)、ロマン・パトコロー(Cb)、クシシュトフ・ウルバンスキ(指)
(3)ダニエル・ミュラー・ショット、アルト・ノラス、イヴァン・モニゲッティ(Vc)、シャルル・デュトワ(指)
(4)イヴォナ・ホッサ、エヴァ・ヴェシン (S) 、アグニェシカ・レフリス(Ms)、ラファウ・バルトミンスキー(T)、ニコライ・ディデンコ(Bs)、ポーランド国立歌劇場cho、ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団、ワルシャワ少年cho、ワレリー・ゲルギエフ(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア、ポーランド国立歌劇場cho、ワルシャワ少年cho
収録:2013年11月23日/ポーランド国立歌劇場(ワルシャワ)
[ボーナス]
(日本語字幕付)
監督:ミヒャエル・バイヤー
■DVD7
監督:ギュンター・アッテルン

画面:16:9/NTSC
音声:DTS 5.1、DD5.1、
PCM ステレオ
字幕:独英仏韓,日本語
言語:英独
リージョン:All、601'57
鋭い視点で描くドキュメンタリー映像に定評のあるACCENTUS MUSICからリリースされている、20世紀を代表する作曲家たちのドキュメンタリー映像 を集めた 7 枚組DVDボックスが発売されます。
19 世紀末から20 世紀初頭のフランスで活躍したエリック・サティを描いた『サティスフィクション〜エリック・サティとともに歩む』。
アイヴズ未完の交響曲「ユニヴァース交響曲」の2018年ルール・トリエンナーレでの世界初演映像とアメリカ現代音楽の先駆者であったアイヴズの音楽 に迫るドキュメンタリー映像『答えのないアイヴズ』。
日本統治下の朝鮮半島で生まれた作曲家ユン・イサン(尹伊桑)[1917-1995]。彼がドイツを終の棲家としながらも、北朝鮮とのかかわりや、韓国の故 郷への望郷の念が描かれた『ユン・イサン〜南北朝鮮のはざまで』。
音の革命家なのか、それとも偶然性のエキスパートなのか? 作家なのか、それともアナーキーなのか? キノコの専門家なのか、それともパフォーマンス・ アーティストだったのか? 禅を極めた人だったのか、それとも料理人だったのか?様々な角度からジョン・ケージという人物像を築き上げた『ジョン・ケー ジ 音の旅』。
2020年3月この世を去った、ポーランド、そして戦後の前衛音楽界を代表する作曲家ペンデレツキの故郷での80歳を記念したコンサート映像。
ペルトとロバート・ウィルソンが共同で「アダムの受難」を制作する過程をドイツの映像作家ギュンター・アッテルンが収録した『失楽園』。 (Ki)
ACC-70551DVD(3DVD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番〜第5番

(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調op.15
(2)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調op.19
(3)ピアノ協奏曲第3番ハ短調op.37
(4)ピアノ協奏曲第4番ト長調op.58
(5)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調op.73「皇帝」
マルガリータ・ヘーエンリーダー(ピアノ)

(1)ファビオ・ルイージ(指)シュターツカペレ・ドレスデン/収録:2008年、ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク
(2)レオン・フライシャー(指)アマデ室内フィルハーモニー/収録:2014年9月9日、エッセン、ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群
(3)レオン・フライシャー(指)ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内O/収録:2015年10月14日、バート・キッシンゲン、マックス・リットマン・ザール
(4)マルティン・ハーゼルベック(指)バンベルクSO/収録:2018年、コンツェルトハレ、バンベルク
(5)ブルーノ・ヴァイル(指)バイエルン国立O/収録:2020年プリンツレーゲンテン劇場、ミュンヘン

画面:NTSC,16:9
音声:PCMステレオ、DD5.1、DTS5.1
字幕:独英仏西韓,日本語
ベートーヴェンは5曲のコンチェルトを遺していますが、どれも異なる性格をもった魅力的な作品であり、ピアニストにとっても実力を試される大事な楽曲です。 このDVDは、ドイツの名ピアニスト、マルガリータ・ヘーエンリーダーがベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を、それぞれ異なる指揮者とオーケストラと共演し たコンサート映像です。
音楽史上ベートーヴェンはもちろん重要な作曲家でありますが、ヘーエンリーダーにとっても特に重要な作曲家であると言えます。彼女の師レオン・フライシャー は、アルトゥル・シュナーベルのもとで研鑽を積んでいます。そのシュナーベルは、チェルニーの弟子でもあるテオドル・レシェティツキに学んでいるというベートー ヴェンへとつながる系譜があります。
マルガリータ・ヘーエンリーダーは、5歳の時アンナ・シュタードゥラー女史に最初のレッスンを受け、その後ルートヴィヒ・ホフマン氏、レオン・フライシャー 氏らのもと研鑽を積んでいます。1981年ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで優勝を果たし、世界の著名な指揮者らと共演を続け、現在はミュンヘン音楽大学で 教鞭をとっています。
ライヴ映像のほかに、ボーナス映像にはヘーエンリーダーのポートレートを収録。彼女の示唆に富んだベートーヴェンの音楽に対する言葉を聞くことができます。
ピアノ協奏曲第1番は、2008年ミュンヘンで行われたファビオ・ルイージ指揮シュターツカペレ・ドレスデンとのライヴ映像。オケの音の美しさ、流麗なフレー ジング、ルイージの集中力、そして彼女の情熱とアイディアに満ちた見通しの良い演奏を聴かせてくれます。
ピアノ協奏曲第2,3番は、師フライシャー指揮による演奏。第2番の協奏曲は、ベートーヴェン最初に取り組んだピアノ協奏曲。第1番よりも先に作曲され ましたが出版順が逆になったため第2番とされています。古典的な形式をとり、軽快なオーケストラと爽やかなピアノが印象的で、ピアノの繊細で優しい音色を 存分に引き出した曲。そして第3番は5曲の協奏曲の中で唯一短調の作品。前の2作品とはとはやや間隔が空き、交響曲第3番『英雄』と同時期に作曲され、 ベートーヴェンならではのシンフォニックでスケールの大きいオケ部分と、きめ細かい豊かなニュアンスのピアノ・パートという充実した作品。フライシャーは、こ の第3番の協奏曲を「第3番の協奏曲は私にとって、とても大切な作品です。ベートーヴェンはこの作品で新たな道を切り開きました。とても敬虔な作品です。」 と評しています。収録されたのは、第2番はかつて重工業地帯としてドイツの産業を牽引したルール地方にあるツォルフェアアイン炭鉱業遺産群の建物内、そし て第3番はドイツの保養都市バート・キッシンゲンにある建築家マックス・リットマンによって設計されたホールで演奏され、趣のある映像とともに楽しむことが できます。
ピアノ協奏曲第4番は、交響曲の全曲録音にも取り組み、新時代のベートーヴェン解釈を開拓している指揮者マルティン・ハーゼルベックとバンベルク交響楽 団との演奏。ピアノ・ソロで始まる第1楽章の冒頭は当時としては革新的であり、ヘーエンリーダーは、当時の聴衆が求める前衛的な雰囲気をベートーヴェン自 身が反映したものと捉えています。
そして2020年収録のピアノ協奏曲第5番「皇帝」。ブルーノ・ヴァイル指揮バイエルン国立Oでの演奏。ヘーエンリーダーは、2020年8月2日に死去 した師フライシャーへこの演奏を捧げたといいます。
ACC-70569DVD
(4DVD)
リッカルド・シャイー/ コンサート、オペラ、ドキュメンタリー映像集


■DVD1
【ドキュメンタリー】
「音楽」~人生行路 / リッカルド・シャイー
【コンサート】
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
■DVD2
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
バッハ:パルティータ第1番〜サラバンド
 パルティータ第2番〜サラバンド

■DVD3
プッチーニ:歌劇「ボエーム」
+特典映像 メイキング

■DVD4
ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
ラ・ヴァルス
「ダフニスとクロエ」組曲 第1番&第2番
ボレロ
全て、リッカルド・シャイー(指)

■DVD1
監督:パウル・スマチヌイ
制作:2013年4&5月
【コンサート】
ラルス・フォークト(P)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
収録:2013年2月、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(ライヴ)
■DVD2
ニコライ・ズナイダー(Vn)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
収録:2012年9月、2014年10月、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス(ライヴ)
■DVD3
ガル・ジェイムズ(ソプラノ/ミミ)
アキレス・マチャド(テノール/ロドルフォ)
マッシモ・カヴァッレッティ(バリトン/マルチェッロ)
カルメン・ロメウ(メゾソプラノ/ムゼッタ)
ジャンルカ・ブラット(バス/コッリーネ)
マッティア・オリヴィエーリ(バリトン/ショナール)他
バレンシア州立O
バレンシア自治州cho
演出:ダヴィデ・リヴェルモーレ
収録:2012年12月12、15日、ソフィア王妃芸術宮殿(ライヴ)
■DVD4
ルツェルン祝祭O
収録:2018年8月、ルツェルン文化会議センター・コンサートホール、ライヴ

画面:NTSC,16:9
音声:PCM STEREO,
DD5.1,DTS5.1
リージョン:ALL
DVD9
字幕:独英伊仏韓,日本語
399'09
2023年に70歳を迎えたリッカルド・シャイー(1953年2月20日ミラノ生まれ)。それを記念してACCENTUS MUSICは、シャイーの幅広い活動を示す かのような、ドキュメンタリー、コンサート、オペラの映像をまとめたDVDボックスをリリスします。 リッカルド・シャイーは、作曲家のルチアーノ・シャイーを父親にもち、14歳で指揮者デビュー、19歳で「ウェルテル」を(指)オペラ指揮者としてもデビューを飾る。 そして1974年にはシカゴで「蝶々夫人」を指揮し、米デビューを果たし、その後は順調に欧米の主要歌劇場で成功を収め、1984年にはザルツブルク音楽祭の オープニングに登場。一方、ベルリン放送響の首席指揮者(1982〜88)を皮切りに、ロイヤル・コンセルトヘボウ管の常任指揮者(1988〜2004)、ミラノ・ジュ ゼッペ・ヴェルディ響の音楽監督(1999〜2005/現在は桂冠指揮者)に就任。そしてライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの第19代カペルマイスターを務め (2005〜16)、現在はルツェルン祝祭Oの音楽監督(2016〜)、ミラノ・スカラ座の音楽監督(2017〜)を務め、オペラ、コンサートともに常に第一線 で活躍しています。
本ボックスに収録されているのは、シャイーの指揮者生活、プライベートを収録したドキュメンタリー映像や、故・ラルス・フォークト、ニコライ・ズナイダーといっ た一流のソリストたちとの協奏曲、実力派歌手が集結したヴァレンシアでの「ボエーム」の上演。2018年のルツェルン音楽祭でのオール・ラヴェル・プログラムな ど、シャイーの多彩な音楽活動を網羅した充実の映像集です。 (Ki)
ACC-70570DVD
(4DVD)
リッカルド・シャイー&ルツェルン祝祭O〜第一期


■DVD1
マーラー:交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」

■DVD2
メンデルスゾーン:「夏の夜の夢」〜演奏会用序曲Op.21
劇付随音楽Op.61より抜粋
チャイコフスキー:マンフレッド交響曲Op.58

■DVD3
ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
ラ・ヴァルス
「ダフニスとクロエ」組曲 第1番
「ダフニスとクロエ」組曲 第2番
ボレロ

■DVD4
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番二短調 Op.30*
エチュード「音の絵」 第2番イ短調 Op.39-2(アンコール)*
ヴォカリーズ(管弦楽版)
交響曲第3番イ短調
リッカルド・シャイー(指)
ルツェルン祝祭O

■DVD1
リカルダ・メルベート(ソプラノ1/罪深き女)、ユリアーネ・バンセ(ソプラノ2/贖罪の女)、アンナ・ルチア・リヒター(ソプラノ3/栄光の聖母)、サラ・ミンガルド(メゾ・ソプラノ/サマリアの女)、藤村実穂子(アルト/エジプトのマリア)、アンドレアス・シャーガー(テノール/マリア崇拝の博士)、ペーター・マッティ(バリトン/法悦の神父)、サミュエル・ユン(バス/瞑想の神父)、バイエルン放送cho、ラトヴィア放送cho、オルフェオン・ドノスティアラ、テルツ少年cho
収録:2016年8月12日&13日 KKLコンサートホール、ルツェルン音楽祭2016(ライヴ)
■DVD2
収録:2017年8月、KKL コンサートホール、ルツェルン(ライヴ)
■DVD3
収録:2018年8月、ルツェルン文化会議センター・コンサートホール、ライヴ
■DVD4
デニス・マツーエフ(P)*
収録:2019年8月、ルツェルン音楽祭(ライヴ)

画面:NTSC,16:9
音声:PCM STEREO,
DD5.1,DTS5.1
リージョン:ALL
DVD9
字幕:独英仏韓,日本語
390'13
2016年よりルツェルン祝祭管の音楽監督に就任したリッカルド・シャイー。音楽監督就任コンサートのライヴ映像をはじめ、両者の活動の第一期となる2016 年〜2019年の間に行われたルツェルン音楽祭でのライヴ映像をまとめたDVDボックスがリリース。
ルツェルン祝祭管は1938年に大指揮者トスカニーニのもとへ、名だたる演奏家たちが集まり結成されたスイス祝祭Oを前身とし、2003年故・クラウ ディオ・アバドとルツェルン音楽祭の芸術総監督ミヒャエル・ヘフリガーによりルツェルン音楽祭のレジデント・オーケストラとして創設されました。そして2014 年のアバド逝去後は、アンドリス・ネルソンスやベルナルト・ハイティンクが登場していましたが、2016年からシャイーが正式にルツェルン祝祭管の音楽監督に就 任。2017年10月には、ルツェルン祝祭管として11年ぶり、シャイー就任後初の来日公演を行い、大成功をおさめました。
就任記念コンサートで演奏されたマーラー交響曲第8番。これはアバドが進めていたマーラー・チクルスのなかで、唯一演奏できなかった楽曲。このシャイーの 就任コンサートをもってチクルスが完成しました。2017年来日公演直前のコンサートでは、メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」、チャイコフスキーのマンフレッド交 響曲といった劇文学を題材とした作品を取り上げ、オール・ラヴェル・プログラムを行った2018年、そしてデニス・マツーエフをソリストに迎えたオール・ラフマ ニノフ・プログラムの2019年と、両者の華やかなスタートを彩ったライヴ映像が収録されています。

CD
※表示価格は全て税込み。特に表記のないものは全て1CDです。
ACC-30227CD
クリスマス・ソング集〜グロリア・イン・エクセルシス・デオ
シューマン:クリスマス・トッカータ
いと高きところに神の栄光あれ
ヘンデル:シバ女王の入城
ヘンデル:輝かしい熾天使は列をなして燃え上がり
ヘンデル:シオンの娘よ、大いに喜べ
高き御空よりわれは来たれり 
マリアはいばらの森を通り 
チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」(抜粋) 
メンデルスゾーン:クリスマス(讃美歌)
エサイの根よりくすしき花は 
メンデルスゾーン:それ、主汝のためにみ使いたちに命じ 
聴かせて、祝福された天使たち 
エーベル:静かに雪が降り 
今宵鳴りわたる 
アイレンベルク:ペテルブルクの橇の旅
ロジャー・ハーヴェイ:フェスティヴ・チアー
ジョン・フランシス・ウェイド:神の御子は今宵しも
フンパーディンク:夕べの祈り 
ジークフリート・ケラー:星降る教会 
フランツ・グルーバー:サイレント・ナイト
いざ歌え、いざ祝え
ヴェルニゲローデ青少年合Cho
ペーター・ハーベルマン(コーラスマスター)
ルート・ツィーザク(S)
アンサンブル・ソノーレ 
トーマス・クラモー(指)ザクセン吹奏楽団

録音:2012年12月聖母マリア教会、マリエンベルク、ライヴ
ドイツ南部、ヴュルツブルクの丘の上にある大司教の居館マリエンベルク要塞。要塞の中には 8 世紀初頭の建築物である聖母マリア教会があります。 このCDは、2012年12月にその教会で行われたクリスマス・コンサート(映像はACC20227DVDとして既発売)。「いと高きところに神の栄光あれ」 をはじめとした讃美歌、「くるみ割り人形」、「ペテルブルクの橇の旅」、「サイレント・ナイト」などクリスマス定番の曲が演奏され、伝統的なヨーロッパ のクリスマスを味わうことができます。1951年に創設されたヴェルニゲローデ青少年合唱団は、ドイツのザクセン=アンハルト州立音楽高校の15〜 18歳の選抜メンバーによって構成されています。その清楚で美しい響きは、ドイツのみならず、世界中の合唱ファンを魅了しています。また、ソリスト として登場するのはソプラノのルート・ツィーザク。透明感ある清廉な歌声は、厳かなクリスマスの雰囲気を一層盛り上げます。 (Ki)

ACC-30230CD(2CD)
ウェーベルン:管弦楽のためのパッサカリアOp.1、
管弦楽のための変奏曲Op.30
ストラヴィンスキー:交響詩「うぐいすの歌」
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
ピエール・ブーレーズ(指)
ルツェルン祝祭アカデミーO

録音:2010年8、9月(ライヴ)
ルツェルン祝祭アカデミー管は世界中から集まった優秀な若手音楽家が、ブーレーズの指導を受けて音楽祭に出演しています。後進の育成に情熱を注いでいるブーレーズ渾身のオケです。ディスク1に収録されているのは、現代音楽の巨匠ブーレーズならではウェーベルンの管弦楽曲。1908年作曲の最初の作品番号「パッサカリア」はウェーベルン独特の音列技法と音色感覚を見事表現し、ブーレーズの鮮やかな指揮ぶりが劇的な効果を生んでいます。また「管弦楽のための変奏曲」は難解なウェーベルンの作品を、すっきりと造形を捉えた精緻な演奏はさすがブーレーズ。また鮮烈な解釈でスリリングな演奏を披露するストラヴィンスキーの「うぐいすの歌」。ディスク2に収録されているのはマーラー「悲劇的」。客観的で知性的なアプローチで端正に構成を浮かび上がらせます。徹底した分析により本質を突く演奏。そして各楽器のバランスが素晴らしく、透明感を引き出し美感溢れた秀演です。 (Ki)
ACC-30308CD
バッハ:フーガの技法 シュ・シャオメイ(P)

録音:2014年2月メンデルスゾーン・ザール、ゲヴァントハウス、ライプツィヒ
中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。これまで数多くのアルバムがフランスのMIRAREレーベルからリリースされ、その卓越したテクニックと表現力、 そして鮮烈で知性あふれるバッハの演奏で高く評価されています。
シュ・シャオメイは、2014年6月21日、ライプツィヒ・バッハ音楽祭に初登場し「ゴルトベルク変奏曲」を演奏。これに先立って2014年2月ライプツィ ヒのメンデルスゾーン・ザールで録音された「フーガの技法」が、この度ドイツの映像系レーベルACCENTUS MUSICから発売となります。今回録音された「フーガの技法」は、シュ・シャオメイ自身も “ポリフォニック芸術の頂点” と述べていますが、バッハが最晩年に取り組んだ人間業と は思えぬ作曲技法を取り入れた巨大な音楽であり、多くの演奏家がその最高峰に挑んできました。シュ・シャオメイは、様式を見事に捉えた品格ある音楽、 静謐さの中に宿す抜群の説得力で、何度聴いても飽きることのない演奏を作り出しています。 (Ki)
ACC-30274CD
KKC-5313
日本語解説付き
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調WAB101(ウィーン稿1891) クラウディオ・アバド(指)
ルツェルン祝祭O

録音:2012年8月ルツェルン音楽祭、ライヴ
2012年ルツェルン音楽祭での、アバドによるブルックナー交響曲第1番の演奏。 ブルックナーの交響曲は版の問題が複雑ですが、この第1番は大きく分けてリンツ稿とウィーン稿があります。ウィーン稿は作曲から25年後(第8番第 2稿より後)に作曲者自身によって改訂されており、ウィーン稿の響きは初期の作品というより、後期ロマン派を感じさせるものとなっています。 アバドのブルックナーは第1、4、5、9番と録音されていますが、ブルックナーの交響曲の中でも演奏される機会の少ないこの第1番を好んで取り上げ ています。これまでの録音ではリンツ稿を主に使用していますが、今回はウィーン稿。ウィーン稿でのブルックナーの第1番といえば、ヴァント&ケルン 放響とシャイー&ベルリン放響などがありますが、今回のアバド&ルツェルン祝祭管の演奏は初期作品の活気ある雰囲気を残しつつも、後期の洗練され たオーケストレーションを堪能出来るウィーン稿の良さをより味わえる演奏となっています。 (Ki)
ACC-30296CD
ムソルグスキー:展覧会の絵(エルガー・ハワース編)、
禿山の一夜(アンドレアス・N・タルクマン編)、
死の歌と踊り(スティーヴン・ヴェルハルト編)


ルツェルン祝祭管弦楽団ブラス・アンサンブル
ルーツ・ケーラー(指)
ラインハルト・フリードリヒ(Piccolo Tp)
ラウラ・ヴコブラトヴィッチ(Piccolo Tp)
マルティン・バエサ・ルビオ(Tp)
イエンス・ベッヒャー(Tp)
スティーヴン・ヴェルハルト(Tp)
ヴィム・ファン・ハッセルト(コルネット)
アマンダ・クラインバルト(Hrn)
クロード・トレムス(Hrn)
フィリップ・シュメルツレ(Hrn)
クリスティーナ・クロフト(Hrn)
ヨルゲン・ファン・ライエン(Tb)
フレデリック・ベッリ(Tb)
アレクサンダー・ファーベーク(Eu/Tb)
マルティン・スキッパース(Bass Tb)
ディルク・ヒルテ(Tub)
トーマス・ケラー(Tub)
レイモンド・カーフス(Timp)
マティアス・フリース=ハウセン(Prc)
アクテア・ジメネツ(Pec)
ミルコ・プレアトーニ(Pec)

録音:2013年5月3&4日フェストハレ・ヘルクスハイム
名手揃いのルツェルン祝祭管のブラス・セクションで創設した「ルツェルン祝祭管弦楽団ブラス・アンサンブル」による、ムソルグスキーの代表作で難 曲である、「展覧会の絵」「禿山の一夜」「死の歌と踊り」に挑んだアルバムです。
「展覧会の絵」は、ブラス界の重鎮エルガー・ハワース。「禿山の一夜」は、ブラス・アンサンブルの編曲に定評のあるアンドレアス・N・タルクマン。 そして、「死の歌と踊り」は、トランペット奏者であり編曲者でもあるスティーヴン・ヴェルハルトが新たにブラス用に編曲した版を使っています。20人編 成のそれほど大きくないアンサンブルですが、超一流奏者たちによる圧巻の超絶技巧と多彩なサウンド、そして金管楽器の能力を極限まで駆使した力演で、 ブラス愛好家も感嘆する演奏を聴かせてくれます。
ルツェルン祝祭管弦楽団ブラス・アンサンブルは、2013年にクラウディオ・アバドとミヒャエル・ヘフリガーによって創設されました。またアンサンブル の精神的支柱はトランペット奏者のラインハルト・フリードリヒであり、彼が組む意欲的なプログラムはこのアンサンブルの魅力の一つとなっています。 (Ki)
ACC-30332CD
ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲 (1954)
シマノフスキ(フィテルベルク編):カスプロヴィチの詩による3つの断章OP.5
エヴァ・ポドレシュ(C.A)
アレクサンダー・リープライヒ(指)
ポーランド国立RSO

録音:2014年6月25-28日/カトヴィツェ音楽アカデミー・カロル・シマノフスキ音楽ホール
今もっとも注目される指揮者のひとりアレクサンダー・リープライヒ。1968 年レーゲンスブルク生まれ、アバドとギーレンの薫陶を受け、NHK 交響 楽団や紀尾井シンフォニエッタにも客演しています。2012年からは、外国人としては初めてポーランド国立RSOの首席指揮者兼音楽監督を 務めるなど、動向が気になる存在となっています。
当アルバムはルトスワフスキとシマノフスキという20 世紀ポーランド音楽史の2大巨頭の作品を収録。どちらも初期作品ですが、両者の個性は明 瞭に現れています。ルトスワフスキの「管弦楽のための協奏曲」は3つの楽章から成り、バルトークの同名作品の影響を感じさせます。ポーランドのオー ケストラゆえ、民族色を自然に表出しているのはさすが。リープライヒのスピード感あふれる演奏も快適です。シマノフスキ作品は、もともとピアノ伴 奏だったものを朋友の指揮者フィテルベルクが極彩色のオーケストレーションを施したもの。宗教的な詩に基づきながらも、シマノフスキ初期のワーグ ナーやリヒャルト・シュトラウス風退廃の世界にゾクゾクさせられます。ポドレシュはキャスリーン・フェリアを思わすコントラストで妖しさをより深めて います。 (Ki)
ACC-30349CD
シマノフスキ:交響曲第2番変ロ長調Op.19
ルトスワフスキ:管弦楽のための書 (1968)
 葬送音楽 (1958)
アレクサンダー・リープライヒ(指)
ポーランド国立RSO

録音:2015年6月30日、8月26/27日カトヴィツェ音楽アカデミー・カロル・シマノフスキ音楽ホール
今もっとも注目される指揮者のひとりアレクサンダー・リープライヒ。1968年レーゲンスブルク生まれ、アバドとギーレンの薫陶を受け、2015年12 月には大阪フィルにも客演します。2012年から外国人としては初めてポーランド国立放送交響楽団の首席指揮者兼音楽監督を務め、20世紀ポーランド 音楽のシリーズを開始しました。 このシリーズは、ルトスワフスキの管弦楽曲をメインに、その他20世紀ポーランド作曲家を組み合わせることとなっていて、タンスマンやヴァインベル クのように国外へ出た人々もとりあげるなど、ポーランド音楽ファン垂涎の企画となっています。 第2弾はルトスワフスキとシマノフスキの充実作が収められています。どちらも比較的初期の作品ですが、自己の作風が確立される直前の魅力を味わう ことができます。シマノフスキの交響曲第2番は1909年の作で、ワーグナーとリヒャルト・シュトラウスの影響が濃い複雑な作曲技法によりながらも、 シマノフスキならではのナルシズムが横溢する甘美な世界が広がります。リープライヒはリヒャルト・シュトラウス風な退廃美を巧みに表現していて絶品。 ルトスワフスキの「管弦楽のための書」は1968年の作で、ドイツのハーゲン市の委嘱で書かれました。弦楽器のグリッサンドによる異様な音響に始まり、 最後は崩壊へと向かうメッセージ性が読み取れます。1958年の葬送音楽はバルトークの死を悼んで書かれた弦楽オーケストラの作品。十二音技法により、 独特な暗い響きはワイダやカヴァレロヴィチのモノクロ映画を思わせます。 (Ki)
ACC-30350CD
バッハ:インヴェンションとシンフォニアBWV772-801 シュ・シャオ・メイ(P)

録音:2015年7月 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、メンデルスゾーン・ザール
中国の文化大革命を乗り越えたピアニストとして日本でも自伝が出版されるなど、その壮絶な半生と、深い音楽性で世界中から注目を集めているシュ・ シャオ・メイ。特に『ゴルトベルク変奏曲』など豊かな感性を備えたバッハの演奏は高く評価されており、2014年に発売された『フーガの技法』は、静 謐さの中に宿す抜群の説得力で、世界中の音楽ファンを驚かせました。
そして今回のアルバムでは、『インヴェンションとシンフォニア』を取り上げています。ピアノ教育の一環として広く演奏され続けている曲集ですが、単な る演奏技術の教本ではなく、バッハならではの芸術的創意に溢れた作品です。シュ・シャオ・メイも「芸術的に平均律クラヴィーア曲集やゴルトベルク変奏曲、 そしてフーガの技法の影に隠れがちで、それらよりも劣っていると捉えられますが、それは大きな間違いです。シンプルな中にも高密度な音楽表現がなさ れており、それを表現するのは並々ならぬ音楽性が必要です」と語っています。 (Ki)
ACC-303551C
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番『ワルトシュタイン』、
ピアノ・ソナタ第29番ハンマークラヴィーア』
キム・ソヌク(P)

録音:2015年6月ベルリン、イエス・キリスト教会
1988年ソウル出身のキム・ソヌク。2006年リーズ国際ピアノ・コンクール40年の歴史上最も若い18歳で優勝、そしてアジア人としても初めて優勝 を果たし一躍世界から注目されました。エトリンゲン青少年国際ピアノ・コンクール(2004年)、クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール(2005年)で 優勝、ロンドン交響楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団、NHK交響楽団など世界一流のオーケストラと共演し、2014年にはBBCプロムスにもデビュー。 録音では、ドイツ・グラモフォンから2タイトルチョン・ミョンフン指揮でベートーヴェンとウンスク・チンのピアノ協奏曲がリリースされており華々しい活 躍をしている若手ピアニストです。
この度、ソロ・アルバムをACCENTUS MUSICより発売することになり、収録曲は得意のベートーヴェンのピアノ・ソナタが選ばれました。強靭な打 鍵と高度なテクニックが冴え渡る力のこもった演奏を聴かせてくれています。 (Ki)
ACC-303552CD
フランク&ブラームス
フランク:前奏曲,コラールとフーガ.ロ短調FWV21
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5
キム・ソヌク(P)

録音:2015年6月イエス・キリスト教会、ベルリン
韓国のピアニスト、キム・ソヌク。2006年権威あるリーズ国際ピアノ・コンクールの40年の歴史上最年少、且つアジア人として初めて優勝し注目を 集めました。ベートーヴェンの「ワルトシュタイン」「ハンマークラヴィーア」(ACC303551CD)に続くACCENTUS MUSIC 2枚目となるアルバムは、 フランクの「前奏曲、コラールとフーガ」とブラームスの「ピアノ・ソナタ第3番」。 「前奏曲、コラールとフーガ」はフランクが62歳の作品で、その後書かれた「前奏曲、アリアと終曲」とともにフランクの代表的なピアノ作品となっています。 バッハの影響や、メンデルスゾーン、リストの作品などと比較されることがありますが、独自の音楽語法を追求した高貴で奥深い表現、荘厳かつ美しい響 きは、フランクの魅力が詰まった超大作。キム・ソヌクの磨きぬかれたタッチで繰り広げられる冒頭のアルペジオ、清らかで繊細な音色で奏でられるコラー ル、そして自由な展開のフーガでは、ピアニスティックで鮮やかな終結を演出しています。 続くブラームスのピアノ・ソナタ第3番。ブラームスはピアノ・ソナタを3つ残していますが、どれも20歳前後に完成しブラームスの作品の中では初 期にあたります。この第3番は前2作とくらべても5楽章構成と規模も大きくなり、深い洞察力と構成力を持ち若き情熱溢れる作品となっています。キム・ ソヌク自身は、リーズ国際ピアノ・コンクールのファイナルでピアノ協奏曲第1番を演奏し喝采を浴び、4つのバラードやその他のソロ作品もリサイタルで 取り上げるなどブラームスには思い入れがあり、和声進行、フレーズ、構成の緊密さなどブラームスの音楽の特徴を見事に捉えた演奏で聴かせてくれます。
ACC-30356CD(2CD)
メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」Op.70 MWV A25 ベルリン古楽アカデミー
RIAS室内Cho
ハンス=クリストフ・ラーデマン(合唱指揮)
マリス・ペーターゼン(S)
リオバ・ブラウン(Ms)
マキシミリアン・シュミット(T)
トーマス・オリーマンス(Br)

録音:2015年7月 コンツェルトハウス・ベルリン(ライヴ)
メンデルスゾーンの傑作オラトリオ「エリヤ」。旧約聖書に登場する預言者エリヤの生涯を描いた作品。メンデルスゾーンは、「エリヤ」、「パウロ」、「キ リスト(未完)」の3つのオラトリオを書いており、その中でもこの「エリヤ」は彼の個性が最大限に発揮された作品として根強い人気があります。メン デルスゾーンの作曲技法が凝縮された緻密な構成と美しい旋律が壮大な物語を展開していきます。 演奏はハンス=クリストフ・ラーデマン率いるRIAS室内合唱団とベルリン古楽アカデミー。ハンス=クリストフ・ラーデマンは2007年からRIAS室 内合唱団の首席指揮者を務めていましたが、2015年7月でその任を離れ、この「エリヤ」が首席指揮者としての最後のコンサートでありました。厳か さの中に凛とした品格を漂わせる合唱の素晴らしさはもちろんのこと、ベルリン古楽アカデミーの劇的な側面を捉えた推進力のある演奏が歓喜と至福の フィナーレへ導いています。またマリス・ペーターゼンをはじめとするソリスト陣の極上のアンサンブルも魅力的です。 (Ki)
ACC-303711CD
コンサート・サントネール
ルディ・シュテファン(1887-1915):ヴァイオリンとピアノのための「グロテスク」(1911)
アルベリック・マニャール(1865-1914):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調Op.13(1901)
ユディト・インゴルフソン(Vn)
ウラジーミル・ストウペル(P)
アイスランド出身のヴァイオリニスト、ユディト・インゴルフソン。幼少期よりその才能を開花させ、15歳の時にカーティス音楽員に入学、ウジェーヌ・ イザイ門下のヤッシャ・ブロズキーに師事、その後にクリーヴランド音楽学校で修士号とアーティスト・ディプロマを取得しています。ピアニストのウラジー ミル・ストウペルとは数多く共演し、2006年からは珍しいレパートリーの開拓を積極的に行い、コンサート、録音と高い評価を得ています。本シリーズ「コ ンサート・サントネール」もそのような取り組みの一貫。ルディ・シュテファン、アルベリック・マニャール、ルイ・ヴィエルヌ、フォーレのヴァイオリン作 品を3枚のCDで発売予定です。
ルディ・シュテファンは、将来を嘱望されていたにもかかわらず第一次世界大戦中に28歳で戦死したドイツの作曲家。ヴァイオリンとピアノのための「グ ロテスク」は24歳の時に書かれ、彼の唯一の室内楽作品となりました。後期ロマン派から表現主義あたりに属し、色彩的で際立ったコントラストが特徴 の挑戦的な音楽語法を使った作品。 アルベリック・マニャールも第一次世界大戦で命を落とした作曲家。マスネとダンディに学び、フランクの後継として豊かな旋律と古典的な形式美が魅 力で、あのセヴラックも作曲も師事したことがあるフランスの作曲家。マニャールのヴァイオリン・ソナタは、1901年に作曲されイザイに献呈されています。 フランクのヴァイオリン・ソナタを思わせる静謐さと構造美、そして感情を動かされる感傷的で甘美な音楽が魅力的な作品です。 (Ki)
ACC-303712CD
コンサート・サントネールU
ヴィエルヌ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタト短調Op.23
ピアノ五重奏曲ハ短調Op.42
ユディト・インゴルフソン(Vn)
ウラジーミル・ストウペル(P)
レベッカ・リー(Vn)
ステファン・フェーラント(Va)
シュテファン・フォルク(Vc)

録音:2015年4月、ベルリン
ヴァイオリンのユディット・インゴルフソンとピアノのウラジーミル・ストウペルによるシリーズ「コンサート・サントネール」第2弾。 今回はフランスのオルガニスト&作曲家、ルイ・ヴィエルヌを取り上げています。ヴィエルヌは先天性の白内障のため生まれつき盲目に近かったのですが、 幼少の頃から音楽的才能を開花させ、10歳の頃からパリ音楽院教授の叔父に才能を見出され本本格的に勉強をはじめます。その後、セザール・フラン クの演奏に感銘を受け、シャルル=マリー・ヴィドールなど、著名なオルガニストに師事。最後はパリ、ノートル・ダム大聖堂の首席オルガニストを務め ました。 本職がオルガン奏者であったため創作のほとんどはオルガン作品に集中していますが、管弦楽曲から室内楽、ピアノ曲、歌曲に至る幅広いジャンルで作 品を残しています。ヴァイオリン・ソナタは、フランク同様イザイのために書いた作品で、超絶技巧を求められる曲でありピアノ・パートもかなり出番の多 く聴き応えがあります。そして亡き息子に捧げられたピアノ五重奏曲は、フランス近代を代表するフランク、フォーレの作品に劣らない傑作で、抒情的旋 律に心が動かされます。 (Ki)
ACC-303713CD
コンサート・サントネールV
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13
ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調Op.108
ユディト・インゴルフソン(Vn)
ウラジーミル・ストウペ ル(P)

録音:2015年11月、ベルリン
ヴァイオリンのユディット・インゴルフソンとピアノのウラジーミル・ストウペルによるシリーズ「コンサート・サントネール」第3弾は、フォーレのヴァ イオリン・ソナタ。このシリーズは、第1次大戦中に生きた作曲家というテーマがあり、フォーレは晩年の作品がその時期にあたります。 フォーレは2つのヴァイオリン・ソナタを残しています。第1番はフォーレが1876年31歳の時に書かれました。あのフランクのヴァイオリン・ソナタ が1886年作曲で、当時はオペラが全盛の時代、まさにフランス室内楽作品の第一歩とも言うべき作品です。4楽章構成で、独特の光と影の交錯、若々 しくも滋味溢れる旋律が魅力。そして第1番から約40年ぶりに書かれた第2番。晩年、聴覚と闘いながら作曲した室内楽作品の幕開けとなる1作。第 1番より知名度は低く、評価も分かれる作品ですが、このシリーズ「コンサート・サントネールU」でも取り上げたフランスの作曲家ルイ・ヴィエルヌは以 下のような言葉を残しています。「ある日私はフォーレに言ったんだ、このヴァイオリン・ソナタ第2番を聞いて涙が出たと」。第1番とは対照的に、屈折 した曲想や重厚な印象は晩年の達観した雰囲気を醸し出していますが、透明な旋律美、フォーレ特有のシンコペーションのリズムにのって、次第に高揚し ていくようなさまは健在。ユディト・インゴルフソンとウラジーミル・ストウペル2人の演奏は、色彩は淡く、しっかりとした抒情を表現し、禁欲的な中に も甘美さをたたえた音楽を作り上げています。 アイスランド出身のヴァイオリニスト、ユディト・インゴルフソン。幼少期よりその才能を開花させ、15歳の時にカーティス音楽員に入学、ウジェーヌ・ イザイ門下のヤッシャ・ブロズキーに師事、その後にクリーヴランド音楽学校で修士号とアーティスト・ディプロマを取得しています。ピアニストのウラジー ミル・ストウペルとは数多く共演し、2006年からは珍しいレパートリーの開拓を積極的に行い、コンサート、録音と高い評価を得ています。 (Ki)
ACC-30372CD
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988 シュ・シャオメイ(P)

録音:2016年
ヨーロッパを拠点とする中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。文化大革命を乗り越え新たな道を切り開いてきた彼女。そのような半生からは想像もで きない、心穏やかな音楽。彼女が得意とするバッハの演奏は、緻密な構成力と洗練された表現力から生み出され、ただ純粋に音楽が聴こえ聴く者の心に 共鳴します。
今回、彼女の代名詞とも言える作品「ゴルトベルク変奏曲」を25年ぶりに再録音しました。2014年のライプツィヒ・バッハ音楽祭のライヴ映像 (ACC20313)が発売されていますが、シュ・シャオメイのゴルトベルク変奏曲といえば、1990年に録音され、仏ディアパゾン誌で5つ星を獲得した名 盤(MIR048)が思い出されます。それから25年後に録音された当CDでもバッハの音楽に対する深い理解と、驚くべき透明感で演奏されるピアノの音、 あまたあるゴルトベルク変奏曲の演奏の中でも一際大きな魅力を備えた演奏です。シュ・シャオメイはこの録音に際し、老子の言葉「反は道の動なり(The Return is the Movement of Tao)」を例に挙げ、アリアに始まりアリアに終わるゴルトベルク変奏曲を生と死の循環と捉え、曲を聴き終えたあとに、「生」 への希望を感じ取ることができるような演奏をしたいと語っています。 (Ki)
ACC-30388CD
20世紀ポーランド音楽シリーズ第3弾
シマノフスキ:演奏会用序曲Op.12
ルトスワフスキ:チェロ協奏曲 (1969/70)
 交響曲第4番 (1988/92)
ゴーチエ・カプソン(Vc)、
アレクサンダー・リープライヒ(指)
ポーランド国立RSO

録音:2016年1月27-29日、6月28-30日/カトヴィツェ音楽アカデミー・カロル・シマノフスキ音楽ホール
アレクサンダー・リープライヒの20世紀ポーランド音楽シリーズ第3弾はルトスワフスキとシマノフスキ。シマノフスキの演奏会用序曲は1904年、 22歳の作で初のオーケストラ曲。その後何度も改訂されましたが、リヒャルト・シュトラウスの影響が濃く、シマノフスキ特有のひんやりとした美感には 欠けるものの、エネルギッシュで聴き応え満点。 ルトスワフスキのチェロ協奏曲は1970年の作で、ロストロポーヴィチの希望で書かれました。現代的な作風ながら、チェロ独奏がオーケストラという 権力に立ち向かい、攻撃される様を魔術のように描きます。ゴーチエ・カプソンが超絶的テクニックで大太刀まわりを演じます。最晩年の交響曲第4番は 不思議な透明感と枯淡の境地を味わえます。き
ACC-30404CD
バッハ:フランス組曲 (全曲)
組曲第1番ニ短調 BWV812
組曲第2番ハ短調 BWV813
組曲第3番ロ短調 BWV814
組曲第4番変ホ長調 BWV815
組曲第5番ト長調 BWV816
組曲第6番ホ長調 BWV817
シュ・シャオメイ(P)

録音:2016年5月メンデルスゾーン・ザール、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス
ヨーロッパを拠点とする中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。2016年7月にNHKのBSプレミアムで放映された「シュ・シャオメイの音楽と素顔 &ピアノリサイタル」は大きな反響を呼びました。彼女は文化大革命を乗り越え新たな道を切り開いてきましたが、そのような半生からは想像もできない、 心穏やかな音楽を奏でます。彼女が得意とするバッハの演奏は、緻密な構成力と洗練された表現力から生み出され、ただ純粋に音楽が聴こえ聴く者の心 に共鳴します。 今回録音されたのは、「フーガの技法」(ACC-30308CD)、「インヴェンションとシンフォニア」(ACC-30350CD)、「ゴルトベルク変奏曲」(ACC-30372CD)に続く一連のバッハ録音第4弾となる「フランス組曲」。バッハ自身が命名したタイトルではありませんが、洗練された音楽がフランス的な香 りがする優雅で親しみやすい6曲からなる曲集。シュ・シャオメイは今回の録音に際して以下のような言葉を記しています。「私はこの『フランス組曲』 に取り組むときに、シンプルで純粋な子どもの心を常に持つように心がけました。演奏するたびに私に訴えかけてくる言葉があります。それは音楽を解釈 する上で最も難しく、また本質的なこと。“シンプルであること。これは自由を得ることを意味する。” これは20世紀スペインの画家ジョアン・ミロの言葉 です。」こう語るように彼女の演奏は、ただ流麗で優美な演奏ではなく、凛とした気品を漂わせ、一つ一つの音を吟味するように細部まで緻密に練り上げ られた立体的な音楽作り上げています。 (Ki)
ACC-30405CD
無伴奏ヴァイオリン作品集
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調BWV1005
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117,BB124
ブーレーズ:アンテームT&U
マイケル・バレンボイム(Vn)

録音:2016年6月イエス・キリスト教会(ベルリン)、7月IRCAM(パリ)
巨匠バレンボイムの息子で今注目のヴァイオリニスト、マイケル・バレンボイム(1985-)の初ソロ・アルバム。無伴奏ヴァイオリンの金字塔バッハから バルトーク、ブーレーズまでの作品を収録しています。確かな技術と音楽性、内に秘めた情熱を感じる期待のヴァイオリニストです。 バッハの無伴奏ヴァイオリン作品全6曲中3曲を占めるソナタにおいて第3番は最も壮大な音楽。特に354小節にも及ぶ長大な第2楽章フーガの主題 には、聖霊降臨祭の古いコラール《来たれ、聖霊よ、主なる神よ》の旋律が使われています。マイケル・バレンボイムは、卓越した技術はもちろんのこと、 美しい旋律そして高い集中力をもってバッハの音楽に挑んでいます。そしてバッハの影響を受けた対位法や採集したハンガリーと周辺の民俗音楽のエッセン スが織り込まれたバルトーク最晩年の作品「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」。緊張感と静謐さに貫かれた説得力のある演奏を聴かせます。ブーレーズのア ンテームは1990年代に入ってからのヴァイオリンの演奏技術の可能性を追求した新たな境地を示す佳作。無伴奏のTとライヴ・エレクトロニクスを伴う Uを収録。ブーレーズが所長を務めていたIRCAM(音響・音楽の探究と調整の研究所)で録音されました。 (Ki)
ACC-30409CD
ベートーヴェン:3大ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」Op.17
ピアノ・ソナタ第15番「月光」Op.27-2
ピアノ・ソナタ第23番「熱情」Op.57
キム・ソヌク(P)

録音:2016年8月、イエス・キリスト教会、ベルリン
1988年ソウル出身のキム・ソヌク。2006年リーズ国際ピアノ・コンクール40年の歴史上最も若い18歳で優勝、そしてアジア人としても初めて優勝 を果たし一躍世界から注目されました。エトリンゲン青少年国際ピアノ・コンクール(2004年)、クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール(2005年)で 優勝、ロンドン交響楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団、NHK交響楽団など世界一流のオーケストラと共演し、2014年にはBBCプロムスにもデビュー。 録音では、ドイツ・グラモフォンから2タイトルチョン・ミョンフン指揮でベートーヴェンとウンスク・チンのピアノ協奏曲がリリースされており華々しい活 躍をしている若手ピアニストです。 ソロ・アルバム第3弾は、ベートーヴェンの3大ピアノ・ソナタ「悲愴」「月光」「熱情」。キム・ソヌクは第1弾アルバムで「ワルトシュタイン」「ハンマークラヴィー ア」を取り上げており、強靭な打鍵と高度なテクニックが冴え渡る力のこもった演奏を聴かせてくれました。キム・ソヌクは、ソウルでピアノ・ソナタ全曲 演奏会を行うなどベートーヴェンのソナタへの強い情熱を持っています。今回はベートーヴェンがピアノのもつ表現力を追求した3曲を、キム・ソヌクのヴィ ルトゥオジティとクリアでしっとりとした美しい音色で見事に演奏しています。 (Ki)
ACC-30410CD
バッハ:バスのためのソロ・カンタータ集
カンタータ第21番BWV21「ライプツィヒ時代にバッハが残した」よりシンフォニア
カンタータ第82番 BWV82「われは満ちたれり」
カンタータ第42番 BWV42「この安息日の夕べに」よりシンフォニア
カンタータ第158番BWV158「平安なんじにあれ」*
カンタータ第169番 BWV169「神にのみわが心を捧げん」よりシンフォニア
カンタータ第56番 BWV56「われ喜びて十字架を担わん」
ミヒャエ ル・フォッレ(Bs)
ロビン・ヨハンセン(S)*
RIAS室内cho
ベルリン古楽アカデミー
ラファエル・アルパーマン(Org、音楽監督)

録音:2016年12月ベルリン・イエスキリスト教会
ベルリン古楽アカデミーとミヒャエル・フォッレによるJ.S.バッハの「バスのためのソロ・カンタータ集」。 ライプツィヒ時代にバッハが残した独唱カンタータの中でも傑作揃いのバスのためのカンタータ3曲です。これらのカンタータはクリストフ・ビルクマン [1703-1771]のテキストによるもの。バッハのカンタータの作詞者は多くが不明でありましたが、2015年にニュルンベルクの図書館で資料が発見され、 「第3年巻」や「ヨハネ受難曲」の一部が、このニュルンベルクの神学者クリストフ・ビルクマンによる作詞であったことがわかったというもの。 貫禄たっぷりの深みのある声をもつベテランのフォッレとベルリン古楽アカデミーとRIAS室内合唱団の安定した緻密なアンサンブルは、じっくりと音楽に 浸ることができます。また、カンタータ第158番BWV158「平安なんじにあれ」では、華やかな歌声のソプラノ、ロビン・ヨハンセンとの調和も美しい。 (Ki)
ACC-30429CD
ブルックナー:ミサ・ソレムニス 変ロ長調 WAB29
 マニフィカト変ロ長調 WAB24
 タントゥム・エルゴ 変ロ長調 WAB44*
ロベルト・フューラー:昇階誦「キリストはおのれを低くして」ヘ短調 KolF87/14
ヨーゼフ・アイブラー:奉献唱「Magna et mirabilia(偉大なる奇跡)」変ロ長調 IHV108*
ヨハン・バプティスト・ゲンスバッヒャー:テ・デウム.ニ長調Op.45*
RIAS室内cho
ベルリン古楽アカデミー
ウカシュ・ボロヴィチ(指)
ヨハンナ・ヴィンケル(S)
ソフィー・ハームセン(Ms)
セバスティアン・コールヘップ(T)
ルートヴィヒ・ミッテルハンマー(Br)

録音:2017年 6月、ベルリン・コンツェルトハウス

*世界初録音
2017年6月25日ベルリン・コンツェルトハウスで行われたコンサートで、ブルックナーの「ミサ・ソレムニス」の演奏史に新たな1ページが加わる ことになりました。
ブルックナーの「ミサ・ソレム ニス」は、1854年3月24日に死去した聖フローリアン修道院長アルネートの後任として選ばれたフリードリヒ・マイヤーの就任式(1854年9月14 日)のために書かれ初演されました。当日就任式典に招待されなかったことでブルックナーは腹を立てていた、などという逸話もありますが、当日の演奏は、 ロベルト・フューラー、ヨーゼフ・アイブラー、ヨハン・バプティスト・ゲンスバッヒャーらの3つの小品とともに演奏されたという記述をボロヴィチが見 つけ、国際ブルックナー協会とドイツの音楽学者ベンヤミン=グンナー・コールスの協力のもと、このRIAS室内合唱団とのコンサートのために新たに校 訂されました。コンサートは、当時の演奏順によって行われ、当盤に収録された演奏は、この版による初の録音となりました。 ソリストには、2017年ザルツブルク復活祭音楽祭でティーレマン指揮≪ワルキューレ≫でゲルヒルデ役を演じたヨハンナ・ヴィンケル。モーツァルトの歌い 手として世界中の劇場を回っている今をときめくメゾソプラノ、ソフィー・ハームセン。バロックものを得意とするテノール、セバスティアン・コールヘップ。 そしてテルツ少年合唱団でボーイソプラノとして活躍し、現在はバリトンとしてオペラ、リサイタルなど幅広い舞台に立っているルートヴィヒ・ミッテルハンマー と現代を代表する歌手たちが揃っています。 (Ki)
ACC-30430CD
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ルー・ペイ:京劇
ジジョン・ワン(Vn)
フィルハーモニアO
トーマス・ザンデルリンク(指)

録音:2017年7月、アビー・ロード・スタジオ、ロンドン
1998年のユーディ・メニューイン国際コンクール・ジュニア部門優勝者で、メニューイン本人からもその才能を高く評価された中国出身のヴァイオリ ニスト、ジジョン・ワンによる20 世紀の2つのヴァイオリン協奏曲。シベリウスは若い頃ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾを志し、作曲家への道を歩んだ だけに、この協奏曲の作曲には並々ならぬ思いがあったでしょう。シベリウス唯一のヴァイオリン協奏曲が作曲されたのは1903年、交響曲第2番を発 表した後で、作曲家としても円熟期に入っており、その表現手法や作曲技法を余すところなく作品に注いでいます。ジジョン・ワンは、2014年に尾高忠 明指揮NHK交響楽団にソリストとして登場し同演目を演奏し、鮮烈なデビューを飾っています。また、同じく20世紀を代表するヴァイオリン協奏曲、ス トラヴィンスキーも収録。驚くべきことにストラヴィンスキーの作品は1931年に初演されていますので、シベリウスとの開きはたったの30年です。しか し2つの協奏曲は、調性も作風も対照的。ジジョン・ワンは、異なる2つの作品を、見通しよく躍動感あふれる演奏で聴かせてくれます。バックを務め るのは、トーマス・ザンデルリンク率いるフィルハーモニア管弦楽団。ロンドンのアビー・ロード・スタジオでセッション録音されました。 (Ki)
ACC-30431CD
イタリア無伴奏ヴァイオリンの歴史
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):6つのカプリース
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ第5番ト短調「悪魔のトリル」
ベリオ:セクエンツァVIII
パガニーニ:24のカプリースOp.1より第1、6、17、16、9、24番
マイケル・バレンボイム(Vn)

録音:2017年6月、ベルリン、イエス・キリスト教会
巨匠バレンボイムの息子で今注目のヴァイオリニスト、マイケル・バレンボイム(1985-)。無伴奏ヴァイオリンの金字塔バッハからバルトーク、ブーレー ズまでの作品を収録したファースト・ソロ・アルバム(ACC-30405CD)では、確かな技術と音楽性、内に秘めた情熱を感じる演奏で話題となりました。 今回はイタリアの作曲家による無伴奏ヴァイオリンの作品の歴史を描くように収録しています。まず2017年に70歳を迎えた現代イタリアの巨匠サルヴァ トーレ・シャリーノの「6つのカプリース」。色彩感溢れる繊細な音色、創造的な発想から生まれる予想もしない音響などシャリーノの独自の作曲スタイル を楽しめます。そして18世紀イタリアにおけるバロック音楽の作曲家タルティーニの言わずと知れた難曲「悪魔のトリル」。続いて第2次大戦後の前衛音 楽を代表する作曲家ベリオのライフワークとして知られる「セクエンツァ」シリーズ。楽器奏法の探求のために様々な楽器による多彩な特殊奏法が盛り込 まれた革新的作品群。今回はバッハのシャコンヌを意識して書かれたというヴァイオリンのための「セクエンツァVIII」を収録しています。最後には強烈な 演奏技巧が盛り込まれたパガニーニの「24のカプリース」。マイケル・バレンボイムは聴く者を圧倒する卓越した技術だけでなく、雄弁に語る音楽的才能 も持ち合わせている逸材です。 (Ki)
ACC-30436CD
フランス・ヴァイオリン・ソナタ集
プーランク
:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
ピエール=オクターヴ・フェルー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ヘ長調
ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番
ユディト・インゴルフソン(Vn)
ウラジーミル・ストウペ ル(P)

録音:2017年6月エルベルグ教会、クロイツベルク、ベルリン
ヴァイオリンのユディット・インゴルフソンとピアノのウラジーミル・ストウペルによるプーランク、フェルー、ラヴェルのヴァイオリン・ソナタ集。 プーランク最後のヴァイオリン・ソナタ。この曲は、30歳で夭折したジネット・ヌヴーの依頼により作曲、またスペイン内戦で死亡した詩人ガルシア・ロ ルカの追悼のためにも書かれています。第2楽章の冒頭にはロルカの詩『ギターが夢を涙に誘う』が引用されています。ユディト・インゴルフソンの艶っ ぽい音色、濃厚だけれども繊細な歌い回しと、実に絶妙な演奏を聴かせてくれます。 そして今回全曲が初めて録音されたピエール=オクターヴ・フェルーのヴァイオリン・ソナタ。フェルーはフローラン・シュミットに作曲を師事、同時代の 作曲家を普及させるための音楽集団「ル・トリトン」を結成し、知られざる音楽家たちの作品を紹介するなど活躍。プーランクとは友人関係にあり、プー ランクはフェルーが交通事故で亡くなった後に、追悼のため次々と宗教曲を書くなど影響を与えた人物です。続くラヴェルのヴァイオリン・ソナタ第2番。 ラヴェルのソナタは旧来の形式にこだわることなく、またジャズの要素を取り入れるなど、透明感に満ちた独特の魅力を持っています。 アイスランド出身のヴァイオリニスト、ユディト・インゴルフソン。幼少期よりその才能を開花させ、15歳の時にカーティス音楽員に入学、ウジェーヌ・イ ザイ門下のヤッシャ・ブロズキーに師事、その後にクリーヴランド音楽学校で修士号とアーティスト・ディプロマを取得しています。ピアニストのウラジー ミル・ストウペルとは数多く共演し、2006年からは珍しいレパートリーの開拓を積極的に行い、第1次大戦中に生きた作曲家を取り上げた「コンサート・ サントネール」シリーズなど高い評価を得ています。 (Ki)
ACC-30464CD(1SACD)
沈叶(シェン・イェ):ヴァイオリン協奏曲第1番『寡黙の詩篇(The Psalms of Taciturnity)』(世界発録音)
何占豪(ヘ・チャンハオ)/陳鋼(チェン・ガン):ヴァイオリン協奏曲『梁山伯と祝英台(The Butterfly Lovers)』
ジジョン・ワン(Vn)
ヤン・ヤン(指)東京PO

録音:2018年8月、東京オペラシティ・コンサートホール
1998年のユーディ・メニューイン国際コンクール・ジュニア部門優勝者で、メニューイン本人からもその才能を高く評価された中国出身のヴァイオリ ニスト、ジジョン・ワン(王之Q)による中国の新旧のヴァイオリン協奏曲2篇。2018年8月に東京オペラシティでヤン・ヤン(指)東京フィルハーモニー Oとの共演で録音されました。 1700年以上前より伝わる中国の民話、「梁山伯と祝英台」を題材としたヴァイオリン協奏曲『The Butterfly Lovers』。「梁山伯と祝英台」は、東洋版 「ロミオとジュリエット」とも言われる若い恋人たちの恋愛物語。1959年に、上海音楽学院の学生同士であった何占豪(ヘ・チャンハオ)と陳鋼(チェン・ ガン)の二人が作曲し一躍中国で人気の作品となりました。華やかで中国らしい美しい旋律が印象的な曲です。その楽曲へのオマージュとして書かれたの が、世界初録音となる沈叶(シェン・イェ)のヴァイオリン協奏曲。1970年生まれのシェン・イェは、上海音楽学院を卒業後教師のかたわら作曲を続け ていました。『梁山伯と祝英台(The Butterfly Lovers)』の心を現代へとつなぐ、人生への賛美と人間の力強さを表現した楽曲です。 2019年1月にリオ・クォクマン(廖國敏)(指)上海SO、ジジョン・ワンによる演奏で上海にて初演されました。 (Ki)
ACC-304651CD
ショパン:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第2 番変ロ短調Op.35
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
4 つのマズルカ Op.24【ト短調/ ハ長調/ 変イ長調/ 変ロ短調】
バラード第1 番ト短調Op.23
ノクターン第8番変ニ長調Op.27-2
ノクターン第13 番ハ短調Op.48-1
ノクターン 嬰ハ短調 遺作
ポロネーズ第6番「英雄ポロネーズ」
チェン・シュエホン(P)

録音:2018年8月、サン・マルスラン・ネヴァシュ教会、フランス(ライヴ)
チフランス=中国アカデミーとAccentus Music の共同プロジェクトによる録音シリーズ。当アカデミーは、シュ・シャオメイが主催す る音楽アカデミーで有能な若手を発掘する目的で設立されました。今回リリースする3 人の若手ピアニストは、2019 年5 月25 日に パリのシャンゼリゼ劇場で行われる仏中文化交流公演で演奏することが決まっています。
チェン・シュエホンは1999 年中国の甘粛省で生まれます。北京中央音楽院の若手トレーニング・プログラムに選ばれウェイ・ダンウェン、チャン・シーニン、ドー・ タイハンに師事した。北京ショパン国際ピアノコンクール、アスタナ- メレイ国際音楽コンクール、若いピアニストのためのウラディミール・ホロヴィッル記念国 際ピアノコンクールなどで優勝または入賞を果たす。中国国内だけでなく、ヨーロッパやアメリカ各地でも演奏会を開催するなど世界的な評価が高まっています。 現在は北京で研鑽を積んでおり、今後の活躍が期待されます。 (Ki)
ACC-30466CD
バッハ:カンタータ集〜とどまれ かたえに天使よ わが かたえに
カンタータ第19番「かくて戦おこれり」BWV19
カンタータ第169番「神ひとり、わが心を知りたまわん」BWV169
カンタータ第158番「平和汝とともにあれ」BWV158
カンタータ第149番「人は喜びもて勝利の歌をうたう」BWV149
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指)
レンネケ・ライテン(S)
アンケ・フォンドゥング(A)
ベネディクト・クリスティアンソン(T)
ピーター・ハーヴェイ(Bs)
デヴィッド・フランケ(Org)

録音:2018年9月、聖ヴェンツェル教会、ナウムブルク
合唱指揮者として確固たる地位を築いているハンス=クリストフ・ラーデマンとシュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊によるバッハのカンタータ集。「大 天使ミカエルの祝日」用に書かれたカンタータを中心にしたアルバムです。 サタンとの戦いに勝利した大天使ミカエルを讃える、固定祝日(9月29日)の「大天使ミカエルの祝日」。カンタータは第19,50,130,149番と4曲書 かれています。カンタータ第19番「かくて戦おこれり」は、1726年の「大天使ミカエルの祝日」用に書かれたもの。第5曲目「とどまり給え、天使たち」は、 非常に美しいテノールのアリアです。そして1728/29年の「大天使ミカエルの祝日」に初演されたカンタータ第149番「人は喜びもて勝利の歌をうたう」。 祝日を祝うにふさわしく、冒頭トランペットのフンファーレに続き、勝利の喜びを歌う力強い合唱が歌われます。 カンタータ第169番「神ひとり、わが心を知りたまわん」は、三位一体主日後第18主日、1726年10月20日に初演されたアルト独唱のカンタータ。 オルガンがソロ楽器のように扱われ、バッハが鑑定に訪れたオルガン、ヴェンツェル教会のヒルデブラント・オルガンの響きを存分に味わうことができます。 そして復活節火曜日(第3祝日)用に書かれたバス独唱のカンタータ第158番「平和汝とともにあれ」。雄弁なレチタティーヴォと音楽的なアリアが美し い短いカンタータです。 (Ki)
ACC-30469CD(2CD)
KKC-6110(2CD)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC-10479BD(Bluray)
KKC-9496(Bluray)
日本語帯・解説付
税込定価

ACC-20479DVD(2DVD)
KKC-9497(2DVD)
日本語帯・解説付
税込定価
バッハ:「クリスマス・オラトリオ ライプツィヒ聖トーマス教会少年cho
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
ゴットホルト・シュヴァルツ (指)
ドロテー・ミールズ(S)
エ ルヴィラ・ビル( アルト)
パトリック・グラール(福音史家/テノール)
マルクス・シェーファー(T)
クラ ウス・ヘーガー(Bs)
収録:2018年12月、ライプツィヒ聖トーマス教会(ライヴ)

◆Bluray
画面:Full HD,16:9
音声:DTS HD MA5.0,
PCMステレオ
150’ 37
字幕:独英仏伊西韓,日本語
リージョン:All
◆DVD
画面:Full HD,16:9
音声:DTS HD MA5.0,
PCMステレオ
150’ 37
字幕:独英仏伊西韓,日本語
リージョン:All
212年に創設された世界で最も歴史ある少年合唱団聖トーマス教会合唱団によるバッハの「クリスマス・オラトリオ」。バッハが1723年からカントル(音 楽監督)を務めた聖トーマス教会でライヴ録音されたCD、ブルーレイ、DVDが発売されます。 1734年末頃に作曲された「クリスマス・オラトリオ」は、6つの部分で構成されており、現在では全6部まとめて演奏されることが多いですが、それぞれ の部分は1734年のクリスマスから、1735年(1月6日)の顕現節に至る祝日に演奏される作品として書かれました。初演の際は、バッハ自身が聖トー マス教会と聖ニコライ教会を往復し演奏されたといいます。 作曲者、作品ともにゆかりの深いライプツィヒの街では、クリスマス・シーズンに太鼓の音とトランペットのファンファーレ(オラトリオ冒頭の原曲(BWV21) の歌詞「太鼓よとどろき、ラッパよ響け」による)を聴かないと新年は迎えられないと言われるほどです。 2018年12月に録音された当盤の指揮は、2016年より第17代トーマスカントルに就任したゴットホルト・シュヴァルツ。ソリストには、ドイツ・バロッ ク音楽最高の名唱ドロテー・ミールズ、福音史家にはライプツィヒ出身で聖トーマス教会少年合唱団出身のパトリック・グラールなど、注目の歌手陣が名 を連ねています。 (Ki)
ACC-30470CD
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ツェムリンスキー:抒情交響曲Op.18
エリナ・ヴァハラ(Vn)
ヨハンナ・ヴィンケル(S)
ミヒャエル・ナジ(Br)
アレクサンダー・リープライヒ(指)ポーランド国立RSO

録音:2017 年ポーランド国立放送コンサート・ホール
リープライヒとポーランド国立放送響によるシマノフスキ・シリーズ第4弾。これまではシマノフスキとルトスワフスキの組合せでしたが、今回はシマノ フスキとツェムリンスキー。片やヴァイオリンを独奏とし、もうひとつはソプラノとバリトンの独唱を伴いますが、同時代の作で、耽美的でオーケストラの 機能を駆使した極彩色の作風が共通しています。ツェムリンスキーの「叙情交響曲」は有名な作品ながら、最近新録音がなかったので大歓迎。
エリナ・ヴァハラはフィンランド期待の若手女性ヴァイオリニスト。ヨハンナ・ヴィンケルは1981年生まれ、ミヒャエル・ナジは1976年生まれのドイ ツの若手歌手。宗教音楽からオペラまで評価の高い実力派。いずれも見事なソロを聴かせてくれます。 (Ki)
ACC-30471CD
バッハ:カンタータ集
カンタータ第33番「ただ御身へと、主イエス・キリスト」BWV33
カンタータ第17番「感謝の供えものを献ぐる者は、われを讃う」BWV17
カンタータ第99番「神のみわざはすべてなされ」BWV99
ライプツィヒ聖トーマス教会少年cho
ゴットホルト・シュヴァルツ(指)
ザクセン・バロックオーケストラ
ジュリア・ソフィー・ワーグナー(S)
シュテファン・カーレ(A)
ヴォルフラム・ラトケ(T)
トビアス・ベルント(Bs)
世界で最も歴史ある少年合唱団である聖トーマス教会合唱団が2016年よりトーマスカントルに就任したゴットホルト・シュヴァルツとバッハのカンター タ集の録音に取り組みます。12世紀の聖トーマス教会完成とともに創設された、聖トーマス教会少年合唱団。バッハはこの教会の音楽監督を務め、少年 たちに指導をしながら作曲活動を行いました。バッハは毎週教会のために新しいカンタータを作曲するという精力的な活動を行ったことで知られています。 長きに渡って伝統は引き継がれ、第17代トーマスカントル、ゴットホルト・シュヴァルツはこの録音に際してこのように述べています「バッハのカンター タを録音することは仕事として、また人生において素晴らしい挑戦です。何十年もの間、この作品と対峙してきましたが、毎回新しい発見をします。それ がこの録音にも反映されていることでしょう」。第33番は1724年の三位一体節後第13日曜日用に書かれ、同年9月3日に初演されました。第17番 は1726年の三位一体節後第14日曜日用のカンタータで、同年9月22日に初演されたと考えられています。第99番は1724年9月17日、三位一 体後第15日曜日に初演されました。ソリストには、ドイツのソプラノ歌手ジュリア・ソフィー・ワーグナー、アルトとテノールには同合唱団に在籍してい たシュテファン・カーレとヴォルフラム・ラトケ、そしてフィッシャー=ディースカウにも師事したバリトンのトビアス・ベルントらが登場します。 (Ki)
ACC-30474CD
ブルックナー:レクエイム ニ短調(1849)
Libera me F minor, Cohrs D02
Aequales C minor, Cohrs P03 *
Bruder, trocknet Eure Zahren“Am Grabe“ F minor Cohrs I11b
Aequales in F minor(arr. after “Vor Arneths Grab” by B.-G. Cohrs) *
Bruder, trocknet Eure Zahren“Vor Arneths Grab” F minor, Cohrs G01
Aequales C minor, Cohrs K01
O Ihr, die Ihr heut‘ mit mir zum Grabe geht“Todtenlied” No. 1 E-flat major, Cohrs F06/1
Vereint bist, Toneheld und Meister“Nachruf!/Trosterin Musik” C minor, Cohrs H05 *
O Ihr, die Ihr heut‘ mit mir zum Grabe geht,“Todtenlied” No.2 F major, Cohrs F06/2
Libera me F major, Cohrs E01 *
RIAS室内cho
ベルリン古楽アカデミー
ウカシュ・ボロヴィチ(指)
ヨハンナ・ヴィンケル(S) 
ソフィー・ハームセン(A)
ミヒャエル・フェイファー(T)
ルートヴィヒ・ミッテルハンマー(Br)

録音:2018年11月、室内楽ホール、フィルハーモニー、ベルリン
*=世界初録音
1849年3月14日、若干24歳のブルックナーは、最初の大規模な声楽作品「レクイエム ニ短調」を作曲しました。聖フローリアンの助教師時代の 恩人フランツ・ザイラーの死(1848年9月15日)を悼み、翌年3月に書き上げたのがこの「レクイエム」です。初演はザイラーの一周忌に聖フローリ アン修道院で行われました。若きブルックナーが影響を受けていた、バロックや前古典派の作風を感じさせるものですが、すでに後年の傑作を思わせるよ うなオーケストレーションや旋律があり、また恩人の死という深い悲しみからうまれる敬虔な思いが込められた初期の傑作といえるでしょう。 このアルバムには、この「レクエイム」のほか、初期の声楽作品も収録されています。演奏は、昨年発売された「ミサ・ソレムニス」と同様、RIAS室内 合唱団、ベルリン古楽アカデミー、ポーランド出身の指揮者ウカシュ・ボロヴィツによるもの。ソリストには、2017年ザルツブルク復活祭音楽祭でティー レマン指揮『ワルキューレ』でゲルヒルデ役を演じたヨハンナ・ヴィンケル。モーツァルトの歌い手として世界中の劇場を回っている今をときめくメゾ・ソ プラノ、ソフィー・ハームセン。バーゼル出身の美声テノール、ミヒャエル・フェイファー。そしてテルツ少年合唱団でボーイ・ソプラノとして活躍し、現在 はバリトンとしてオペラ、リサイタルなど幅広い舞台に立っているルートヴィヒ・ミッテルハンマーと現代を代表する歌手たちが揃っています。 これら「レクエイム」や「ミサ・ソレムニス」のような初期作品を改めて掘り起こすことにより、ブルックナー自身によるブルックナーへの道を歩んでいる ような内容です。
ACC-30476CD
ヴァインベルク(クレーメル編):24の前奏曲Op.100(ヴァイオリン版) ギドン・クレーメル(Vn)

録音:2017年12月/パリャシャウス・ドヴァラス(リトアニア)
クレーメルが待望のソロ新録音を行ないました。それも無伴奏というのが彼の自信と気合の表れと申せましょう。曲はクレーメルが数年来非常な熱意を 燃やすヴァインベルク。なんとヴァイオリンのオリジナル曲ではなく、無伴奏チェロのための「24の前奏曲」をクレーメル自身がヴァイオリン用に編曲し たものを全曲披露。
クレーメルは2017年9月に読売日本SOとヴァインベルクのヴァイオリン協奏曲を演奏した際、アンコールにこのなかから2曲を弾き、さらに 2018年2月にはサントリーホールで全曲を演奏して話題となりました。
ヴァインベルクの「24の前奏曲」は1968年の作で、大チェリストのロストロポーヴィチに捧げられました。長短24の調ではなく、異なる性格による 作品を集めていて興味津々。ことにショスタコーヴィチやシュニトケに勝るとも劣らぬミステイアスな引用に終始していて、その点もクレーメルの関心を引き、 チェリストだけの宝にしておきたくないと編曲の意欲を燃やしたと思われます。
たとえば第5番はシューマンのチェロ協奏曲から、第21番はショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番から露骨にして大胆な引用(というよりそっくり そのまま)しているのも衝撃。後者はもちろんロストロポーヴィチに捧げられていますが、前者もショスタコーヴィチがロストロポーヴィチのために1963 年に再オーケストレーションしていることもあり、なにやら意味深。おそらくクレーメルは意味を理解して披露しているらしいのも、推理小説ばりの面白さ。
クレーメルの演奏もシャープで緊張感に満ち、この謎めいた作品にさまざまな光を当てています。リトアニアの写真家アンタナス・ストクス(1939- の雰囲気あるモダンな写真が添付されているのもイマジネーションを広げさせられます。 (Ki)
ACC-30477CD(2CD)
マーラー:交響曲第9番ニ長調( バンベルクSO
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)

録音:2018年6月、バンベルク・コンサートホール
バンベルクSOの名誉指揮者、ヘルベルト・ブロムシュテット。両者が2017/18年シーズンの終わりに行ったコンサートのライヴ録音が発売されま す。曲目はマーラーの最高傑作である第9交響曲です。 ブルックナーを得意とするブロムシュテットですが、マーラーに関しては、サンフランシスコ響との第2番(1992年)、N響との第5番(1985年)、第4 番(2001年)の録音、そして近年実演では、N響と2018年に「巨人」、2010年には第9番を演奏し好評を博しています。 マーラーは、交響曲第9番を1909年の夏の間に書き上げ(1910年春、浄書完成)、自らが完成させた最後の交響曲となりました。初演はマーラーの死 から一年後、ブルーノ・ワルター(指)ウィーン・フィルの演奏で行われました。 ブロムシュテットの演奏は、この作品でよく言われる「死を目前とした悲痛な叫び」というような情念的な音楽ではなく、細部をおろそかにすることのなく 透明感あふれる瑞々しい響きで、格調高い演奏となっています。マーラーは"伝統とは火を守ることで、灰を崇拝することではない"という言葉を残しましたが、 まさに本演奏はマーラーの音楽がもつ様々な種類の “火” を象徴して我々に提示しているようです。 ブロムシュテトとバンベルクSOは、1982年に初登壇してから40年近く良い関係を続けています。同団は、第2次世界大戦後ドイツへ亡命した「プ ラハ・ドイツ・フィルハーモニー」のメンバーがバイエルン州のバンベルクに移住して、1946年3月に結成。当初の名称は「バンベルク・トーンキュンストラー O」でしたが、3か月後には「バンベルクSO」と改称、以後、70年以上に渡って同じ名前で活動を継続しています。 (Ki)
ACC-304652CD
シューマン:ピアノ作品集
アベッグ変奏曲 Op.1
フモレスケ Op.20
ピアノ・ソナタ第1 番嬰ヘ短調 Op.11
チャン・チェン(P)

録音:2018年8月、サン・マルスラン・ネヴァシュ教会、フランス(ライヴ)
チャン・チェンは、中国出身。深.音楽院で2007 年から2011 年まで学び、その後テキサス・クリスチャン大学音楽学部でタマス・ウンガー氏に、ベルリン 芸術大学でクラウス・ヘルヴィヒ氏に師事。またメナヘム・プレスラー、レオン・フライシャー、パウル・バドゥラ=スコダ、ドミトリー・バシキーロフ、エリソ・ ヴィルサラーゼらにも薫陶をうける。2011 年クララ・ハスキル国際コンクールで聴衆賞を受賞、2016 年にはロベルト・シューマン賞を受賞し、シューマンは彼 にとって特別な作曲家となった。ヨーロッパでの活躍も目覚ましく、ルール・ピアノ・フェスティヴァル、ノアン・ショパン・フェスティヴァル、ヴェルヴィエ音楽祭、 ベルリン国際音楽祭、モントルー・ヴヴェイ9 月音楽祭など数々の音楽祭に招待されています。 (Ki)
ACC-304653CD
スクリャービン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第6 番Op.62
ピアノ・ソナタ第1 番Op.6
ピアノ・ソナタ第8 番Op.66
ピアノ・ソナタ第5 番Op.53
チェン・ユンジエ(P)

録音:2019年3月、パリャシャウス・ドヴァラス、リトアニア
(ライヴ)
チェン・ユンジエは、1980 年中国浙江省嘉興市生まれ。上海音楽院で学び、その後ジュリアード音楽院、マンハッタン音楽院、クリーヴランド音楽研究所を はじめアメリカで研鑽を積む。ヨウ・ダチュン、ダン・シュウ、フィリップ・ケイウォン、ヨヘイヴェド・カプリンスキー、マッティ・ラエカッリオ、アントニオ・ポ ンパ=バルディらに師事。12 歳の時に中国国内のピアノコンクールで優勝。その後1994 年には中国国際コンクールでも優勝し、以来パロマ・オシェア・サン タンデール国際ピアノコンクール、クリーヴランド国際ピアノコンクール、ロン=ティボー国際コンクール、イサン・ユンコンクールなど国内外のコンクールで優 秀な成績を収めています。2011 年には北京中央音楽院の教授に史上最年少で就任した。 (Ki)
ACC-30499CD(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」HWV56(1742年ダブリン版) ドロテー・ミールズ(S)
ベンノ・シャヒトナー(A)
トビアス・クナウス(A)
ベネディクト・クリスティアンソン(T)
トビアス・ベルント(Bs)
ゲヒンガー・カントライ(ゲヒンゲン聖歌隊)
ハンス・クリストフ・ラーデマン(指)

録音:2019年9月、マルガレーテ教会、ゴータ、ドイツ
唱指揮者ヘルムート・リリングが創設したゲヒンゲン聖歌隊。2016年より、リリングの後継者のハンス・クリストフ・ラーデマンが、新たに設立したバロッ ク・オーケストラとともにゲヒンガー・カントライという名称で活動しています。ドイツの伝統に根差した正統派の合唱団です。 今回録音されたのは、ヘンデルの「メサイア」。1742年にアイルランドのダブリンで初演された際に使用された版を使っての演奏です。ヘンデルは、友人チャー ルズ・ジェネンズの台本に触発され、1741年8月22日から9月14日の約3週間で、全53曲演奏時間2時間にも及ぶ「メサイア」を書き上げました。 翌1742年4月13日にダブリンで初演され大成功をおさめます。その後、ヘンデルは改訂、再演を重ね、現在使用されている楽譜にはいくつかの版が あります。また、ロンドンで初演された際に、国王ジョージ2世が「ハレルヤ」の部分で感動して立ち上がった、という逸話も存在します。 ドイツの名ソプラノ、ドロテー・ミールズ。気鋭の2人のカウンターテナー、ベンノ・シャヒトナーとトビアス・クナウス。アイスランド出身の注目のテノー ル、ベネディクト・クリスティアンソン。フィッシャー=ディースカウにも学んだバリトンのトビアス・ベルントとソリスト陣も実力派を揃えています。 (Ki)
ACC-30501CD
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
6つの小品op.118*
チョン・ミョンフン(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
キム・ソヌク(P)

録音:2019年9月ソウル・アーツ・センター、ライヴ、2020年6月ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、メンデルスゾーン・ザール*
シュターツカペレ・ドレスデンの首席客演指揮者であるチョン・ミョンフン。彼は、韓国の若手演奏家を支援し、才能ある音楽家発掘し世界へ羽ばたかせ ています。本盤は、かねてより共演しCD録音も行っている韓国期待のピアニスト、キム・ソヌクとブラームスのピアノ協奏曲第1番を録音。シュターツカペ レ・ドレスデンとの2019年秋のアジア・ツアーより韓国公演のライヴです。 キム・ソヌクは、1988年ソウル生まれ。2006年リーズ国際ピアノ・コンクールで、史上最年少かつ初のアジア人として優勝、世界の注目を集めました。ドイツ・ グラモフォンから2タイトルチョン・ミョンフン指揮でベートーヴェンとウンスク・チンのピアノ協奏曲がリリースされており華々しい活躍をしているピアニスト。 Accentus Musicからはベートーヴェン、ブラームスやフランクのアルバムをリリースし、作品に対する深い洞察力、そして音楽の特徴を見事に捉えた演奏 で高い評価を得ています。 ブラームスのピアノ協奏曲第1番は紆余曲折を経て完成しています。1854年2台ピアノのためのソナタ(クララ・シューマンとの共演を意図)として構想され、 その後、一度交響曲として改作を試み、最終的にはピアノ協奏曲へ改訂し、ようやく1859年ハーノーファーでの初演に至っています。ピアノとオーケストラ がほぼ対等な役割を担いながら互いを補完し合う大規模な協奏曲であり、重厚長大でシンフォニックな作りであることから「ピアノ独奏つきの交響曲」とも いわれます。ドイツ系の演目を得意とするキム・ソヌクですが、チョン・ミョンフン&シュターツカペレ・ドレスデンというこれ以上にないくらい好手を得ての 演奏は、実に見事。強靭な打鍵とテクニック、そして高度な構築力を存分に披露しています。 また、2020年6月に録音されたカップリングのブラームス最晩年の作品「6つの小品op.118」も必聴。クララ・シューマンに献呈されたこの曲集は、哀 愁に満ちた旋律が心に深く残る作品群。キム・ソヌクのどこか懐かしさを感じさせる音色は、心に染み入ります。 (Ki)
ACC-30505CD
ミヒャエル・プレトリウス:アドヴェントとクリスマスの為の音楽集〜エサイの根より
1. Jubilate Domino
2. Vulpius:Es ist ein Ros entsprungen
3 .Nun komm der Heiden Heiland
4 .Vom Himmel hoch
5 .Magnificat
6 .Es ist ein Ros entsprungen
7 .Quem pastores
8 .Der Morgenstern ist aufgedrungen
9 .Angelus ad pastores ait
10. Resonet in laudibus
11 .Puer natus in Bethlehem
12. Wie schon leuchtet der Morgenstern
13. Deo patri sit gloria
ドレスデン室内cho
器楽奏者たち
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指)

イザベル・シッケタンツ(S)
ヨナタン・マイエンシャイン(A)
クリストファー・レンツ(T)
マルティン・シッケタンツ(Bs)

録音:2021年7月、ラーデベルク教会
この度、ハンス=クリストフ・ラーデマン(指)ドレスデン室内合唱団による魅力的なアドヴェントとクリスマスの為の録音が誕生しました。12月25日のクリ スマスのクライマックスに向かう4週間をアドヴェント(待降節)と言い、ドイツの人々にとって一年で一番大切な、喜びにあふれる4週間となります。 ここに収録されている作品は、ミヒャエル・プレトリウスによる讃美歌が厳選されています。ミヒャエル・プレトリウスは膨大な数の讃美歌の歌詞と旋律を集めてお り、それを編纂した全9巻の<シオンのムーサたち>に収録されています。『エサイの根より』は、元々ドイツの地方に伝わるキャロル。プレトリウスは初めの1、2 節だけを採用し、加えて、第2節の強調点をマリアから幼児イエスに置きかえました。それ以来、プロテスタントの歌集に収録され、世界的にも有名なアドベントの ための歌となりました。
2021年に生誕450年&没後400年を迎えたミヒャエル・プレトリウスは、17世紀初頭ドイツの作曲家、オルガニスト。まず何より印象的なのは、独学で手に 入れた並外れた創造力と決して長くはない生涯に生み出された膨大な量の作品です。また生涯を通じて讃美歌との関わりを続けてきたことは、彼の信条の表明で もあったかもしれません。 (Ki)
ACC-30512CD
アルヴォ・ペルト:作品集
(1)ラメンターテ(全10曲)(2002)〜ピアノとオーケストラ#
(2)アンナ・マリアのために(「元気に」版)(2006)
(3)アリーナのために (1976)
(4)フラトレス (1977)+
(5)パリ・インテルヴァロ (1976)
(6)アリヌシュカの回復による変奏曲 (1976)
(7)アンナ・マリアのために(「瞑想的に」版)(2006)
(8)天にいますわれらが父よ (2005)*
オヌテ・グラジーニテ( ピアノ、ソプラノ* )
モデスタス・ピトレナス(指)リトアニア国立SO#
エドワード・キング(Vc)+

録音:2020年5月リトアニア国立フィルハーモニー・ホール、2019年4月リトアニア国立文化センター録音スタジオ
2020年9月11日に85回目の誕生日を迎えるアルヴォ・ペルト。現存する作曲家のなかでもとりわけ人気のあるひとりですが、その誕生を祝って 彼の孫の世代1996年生まれの若手ピアニスト、オヌテ・グラジーニテが彼の作品集をリリース。
彼女は名前から察せられるように、近年注目を集めているリトアニアの女流指揮者ミルガ・グラジニーテ=ティーラの実妹。6歳から生地ヴィリニュスのチュ ルリョーニス芸術学校で学び、2015年からはハノーファー芸術大学でローランド・クリューガーに師事。このアルバムがデビュー盤となりますが、ペルト の透明無垢な音世界を見事に表現しています。 2002年作の協奏作品「ラメンターテ」は全10部から成る40分の大作。まるでフュージョンのようにオシャレなピアノの澄んだ響きと美しい背景を作るオー ケストラの織りなす世界に酔いしれます。ペルトのピアノ曲は大半が子供のために書かれていて、技術的に平易なもののピュアな感性が要求されます。その点グラジーニテはペルト音楽の核心に触 れていて、誰にも真似出来ない境地を示しています。さらに「天にいますわれらが父よ」では美しいソプラノ独唱まで披露し、姉ミルガ・グラジニーテ=ティー ラがヴァインベルクの録音で披露した特技の向こうをはっています。すごい姉妹の登場と申せましょう。すべてが静謐でピュア、極上のヒーリング系BGMと しても最適です。 (Ki)

ACC-30515CD
ダニエル・チョバヌ/デビュー・レコーディング
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調op.83「戦争ソナタ」
エネスコ:組曲第3番op.18より第7曲<夜の鐘>
ドビュッシー:前奏曲集第1集【第2曲:ヴェール(帆)、第5曲:アナカプリの丘、第6曲:雪の上の足跡、第8曲:亜麻色の髪の乙女、第9曲:とだえたセレナード、第12曲:ミンストレル】
リスト:巡礼の年 第2年「イタリア」〜ダンテを読んで−ソナタ風幻想曲
ダニエル・チョバヌ(P)

録音:2020年5月、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス
2017年アルトゥール・ルービンシュタイン国際コンクールで第2位及び聴衆賞を獲得したダニエル・チョバヌのデビュー・レコーディング。華麗な技巧 と天才的な音楽センスで世界的に注目されています。 ダニエル・チョバヌは、1992年ルーマニア生まれ。スコットランド王立音楽院を経て、パリ・エコール・ノルマルでマリアン・リビツキ、ベルリン芸術大学 でパスカル・ドゥヴァイヨンおよびマルクス・グローに師事。 2010年にロイヤル・フェスティヴァル・ホールにデビュー。 以後、ミュンヘンのガスタイク、 ザルツブルク・モーツァルテウム、ラジオ・フランス・オーディトリウムなどでリサイタルを行う。 2015年BNDES国際ピアノ・コンクールおよび2016年 UNISA国際ピアノ・コンクール優勝。2017年に故郷でネアムツ音楽祭を創設。 (Ki)
ACC-30518CD
ヴァインベルク:ヴァイオリン協奏曲Op.67
2つのヴァイオリンのためのソナタOp.69*
ギドン・クレーメル(Vn)
ダニエレ・ガッティ(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
マダラ・ペーテルソネ*

録音:2020年2月/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、2019年12月/パリャシアス・ドヴァラス(リトアニア)*(ともにライヴ)
ヴァインベルク作品の開拓と普及に情熱を注ぐギドン・クレーメルの真打ち、ヴァイオリン協奏曲のディスクが登場します。2017年9月の読売日本SOとの日本初演を含め、各国のオーケストラと数多く演奏してきましたが、ダニエレ・ガッティ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOと2020年2月に行ったコンサートのライヴが商品化されました。2019年12月に生誕100周年を迎えたヴァインベルクを祝うゲヴァントハウスのシリーズの一環として行なわれたコンサートで、クレーメルにとっても特別なものでした。
アルバムに収録された2篇はともに1959年作曲で、レオニード・コーガンが(ソナタは妻エリザヴェータと)初演しています。ヴァイオリン協奏曲はハープやチェレスタを含む大編成ですが、オーケストラとの掛け合いは少なく、終始技巧的なパッセージを弾き続ける大作。73歳のクレーメルは、かつてのような鋭さよりもじっくりと伝えていくような語り口で進め、浄化されたpppの終止は神々しいほどです。この思い入れの強さは情念のようで、聴く者の心を掴みます。
2つのヴァイオリンのためのソナタは、ヴァインベルク自身の楽器であるピアノの助けを借りず、容赦ないスタミナを要求される難曲。ヴァイオリン協奏曲と似た雰囲気を持ち、アクの強さとユダヤ的風味はとても魅力的です。
共演のマダラ・ペーテルソネはクレーメルと同郷のラトビア出身。2013年よりクレメラータ・バルティカに加わり、現在コンサートミストレスを務めるクレーメルの信任厚い若手です。
ACC-30531CD
(リ)クリエーションズ
(1)バッハ(ラフマニノフ編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV1006〜前奏曲/ガヴォット/ジーグ
(2)同(フリードマン編):ブランデンブルク協奏曲第3番BWV1048〜第1楽章
(3)同(フリードマン編):フルート・ソナタBWV1031〜シチリアーノ
(4)同(フリードマン編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番BWV 1002〜ブーレ
(5)シューベルト(リスト編):どこへ?
(6)同(リスト編):連祷
(7)同(リスト編):水の上で歌う
(8) 同 ( リ ス ト 編 ):ま す
(9)同(リスト編):セレナード
(10)メンデルスゾーン(リスト編):歌の翼に
(11)同(リスト編):日曜日の歌
(12)同(リスト編):新しい恋
(13)同(ラフマニノフ編):「夏の夜の夢」〜スケルツォ
(14)ビゼー(ラフマニノフ編):アルルの女〜メヌエット
(15)マーラー(フリードマン編):交響曲第3番〜第2楽章メヌエット
(16)チャイコフスキー(ラフマニノフ編):子守歌
(17)ムソルグスキー(ラフマニノフ編):ゴパーク
(18)グラツィオーリ(フリードマン編):アダージョ
(19)フリードマン:ゲルトナーによるウィーン舞曲第1番
ズラータ・チョチエヴァ(P)

録音:2020年9月/ブラックバード音楽スタジオ(ベルリン)
ズラータ・チョチエヴァは1985年モスクワ生まれのピアニスト。14歳でプレトニョフに認められ教えを受けたほか、2008年からはモスクワ音楽院でネルセシ ヤンに、2012年からはザルツブルクのモーツァルテウム大学でジャック・ルヴィエに師事しました。2019年からはベルリンを本拠に活動しています。
チョチエヴァは旧ソ連型技巧派に先祖がえりしたようなスタイルで、これまでもショパンやラフマニノフのディスクは高い評価を受けました。今回はまさに彼女の 真骨頂、リスト、ラフマニノフ、フリードマンという大ピアニストがコンサートで聴衆を喜ばせるために行なった編曲を集めています。大半が良く知られたメロディに 基づきますが、ピアノの美しさと魅力を存分に生かしていて、小品ながら高度な技巧が要求されます。
リストとラフマニノフの編曲はいろいろなピアニストが愛奏していますが、フリードマンは比較的珍しく、バッハのブランデンブルク協奏曲第3番やマーラーの交 響曲第3番はピアノ・ファンならずとも興味をそそられるはず。
チョチエヴァは切れ味良い指さばきはもちろん、歌手顔負けの歌心、指揮者顔負けの構成力を示し、今後目が離せません。 (Ki)
ACC-30532CD
マーラー:交響曲第4番ト長調 バンベルクSO
ヤクブ・フルシャ(指)
アンナ・ルチア・リヒター(Ms)

録音:2020年7月、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール
2020年1月にヤクブ・フルシャ率いるバンベルクSOが、マーラーの交響曲第4番を引き下げてドイツ・ツアーを行ったそのわずか2か月後にドイツ はロックダウンに入り、文化施設の閉鎖等でコンサートの中止を余儀なくされ、また感染リスクの観点から大編成の交響曲を演奏することが難しくなりました。 しかし、バンベルクSOは早くから、科学者チームとの実験を行い、コロナの時代に安全に音楽を演奏する方法を模索していました。そしてソーシャル・ディ スタンシング配置、無観客で、交響曲第4番を中心としたプログラムで2020年7月にバンベルクでグスタフ・マーラー国際指揮者コンクールが行われまし た。第4番は、マーラーの交響曲の中でも比較的編成の小さいものですが、数か月ぶりの交響曲の演奏となりました。(コンクールの優勝者はイギリス出身の Finnegan Downie Dear)
本盤は、その際にフルシャ(指)ソリストにはドイツのアンナ・ルチア・リヒターを迎え録音されました。ソーシャル・ディスタンシング配置ではありますが、 細部までとても丁寧に作り上げた、数ある録音の中でも繊細で美しいものに仕上がっています。第4番はマーラーの交響曲ののなかではシンプルな作品ですが、 どの楽章も容易ではなく、フルシャの整然とした音楽作りと、アンナ・ルチア・リヒターのすっきりとした歌唱により見事にまとめあげています。特に、第3楽 章の深々とした響き、終楽章の「天上の生活」の澄み切った美しさが際立つ演奏です。 (Ki)

ACC-30533CD(4CD)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(3つの版による)
CD1(72'16):1874年第1稿(コーストヴェット校訂2021)
CD2(68'52):1878/80第2稿(コーストヴェット校訂2018)
CD3(67'56):1888年第3稿(コーストヴェット校訂2004)
CD4(ボーナス):1878年版「村の祭り」フィナーレ+草稿
ヤクブ・フルシャ(指)
バンベルクSO

録音:2020年11月ヨーゼフ・カイルベルト・ザール
ブルックナーの交響曲にはいくつかの「稿」が存在することはよく知られています。ここに収録されている、第4番「ロマンティック」もそうした作品のひとつです。 今回ヤクブ・フルシャ率いるバンベルク交響楽は長年のブルックナー演奏の経験をもとに3つの版を録音。フルシャ自身も指揮者にとってすべての版を録音でき るということはまたとない機会であると考えこのプロジェクトに賛同。また聴き手にとっても異なる版を同じ演奏者で聴くことは、作曲家意図、版が複数存在す る意義などを判断することができるでしょう。
「ロマンティック」という副題や、長大すぎない演奏時間であることから、ブルックナーの9曲の交響曲の中で最も人気の高い作品第4番。1874年の初稿 を完成させた後、ブルックナー自身によって1878年と80年に改訂、さらに1887/88年には弟子のレーヴェらによって、ブルックナーの監修のもとに改訂 されました。それから1936年に音楽学者のローベルト・ハースが1878/1880年稿を底本に弟子たちの校訂を取り除いた版が出版され、1953年には音 楽学者のレオポルト・ノヴァークがハース版に修正を加えた版が出版されました。この録音は、2004年に国際ブルックナー協会から出版された、1888年稿(第 3稿)を底本として音楽学者ベンジャミン・コーストヴェットが改訂したものを使用しています。
さらにボーナスとして、『村の祭り』と名付けられた、“まぼろし”のフィナーレといくつかの草稿を収録。ブルックナー自身が「Volksfest(村の祭り、あるい は民衆の祭りとも)」と呼んだフィナーレは、第1稿の改訂作業中の1878年8月1日から9月30日までのあいだに作曲されたもので、通常、ブルックナーの第 4番とされる形態、すなわち、1878年に書かれた第1、2、3楽章の第2稿が活かされ、1879年から1880年にかけて書き上げられた第4楽章の第3稿と を合わせたことにより、取り外されました。このフィナーレは全体ではずいぶんと趣きの異なる味わいで、楽章全体の長さが短い替わりに、そのぶんキャッチで ユニークな内容ともなっています。 (Ki)
ACC-30535CD(2CD)

KKC-6340(2CD)
国内盤仕様
税込定価
バッハ:マタイ受難曲 ゲヒンガー・カントライ(ゲヒンゲン聖歌隊)
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指)
イザベル・シッケタンツ(S)
マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(A)
パトリック・グラール(テノール/福音史家)
ベネディクト・クリスチャンソン(T)
ピーター・ハーヴェイ(バス/イエス)
クレシミル・ストラジャナッツ(Bs)

録音:2020年11月、フォーラム・シュロスパーク,ルートヴィヒスブルク
合唱指揮者として確固たる地位を築いているハンス=クリストフ・ラーデマンとシュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊による「マタイ受難曲」。新約聖書・マタ イ伝に基づいて創作され、イエス・キリストの十字架の受難を題材にしたバッハ音楽の最高傑作です。イエスの捕縛から十字架刑、そして復活までの物語を描き、 そしてバッハの荘厳で雄大なスケールの音楽が展開されています。クリストフ・ラーデマンは、毎年演奏されるこの作品を、普遍的かつ現代の人々の心に響くよ うどう演奏できるのかを模索していると言います。クリストフ・ラーデマンの「マタイ受難曲」といえば、妻フリーデリケ・ラーデマン振付による「マタイ受難曲」 の映像が印象的ですが(ACC20408DVD)、今回は、壮大、堅密に、さらに高い精神性を兼ね備えた深みのある熟練の演奏を聴かせてくれています。また、 堅実で端正なテノール、パトリック・グラール、清廉で華のある歌声のイザベル・シッケタンツ、安定した豊かな響きが魅力のバス、ピーター・ハーヴェイなど豪 華歌手陣にも注目です。 (Ki)
ACC-30536CD

KKC-6326
国内盤仕様
税込定価
モーツァルト:ディヴェルティメント 第11番 ニ長調K.251(ナンネル・セプテット)
ベートーヴェン:七重奏曲 変ホ長調 Op. 20
ルツェルン祝祭管のソリストたち
ルーカス・マシアス=ナバロ(オーボエ/モーツァルト)
ヴィセンテ・アルベローラ(クラリネット/ベートーヴェン)
マティアス・ラッツ(ファゴット/ベートーヴェン)
シュテファン・ドール(Hrn)
ヨナタン・ウェグループ(ホルン/モーツァルト)
グレゴリー・アース(ヴァイオリン/モーツァルト)
コルビニアン・アルテンベルガー(ヴァイオリン/モーツァルト) ラファエル・クリスト(ヴァイオリン/ベートーヴェン)
ヴォルフラム・クリスト(Va)
イェンス=ペーター・マインツ(チェロ/ベートーヴェン)
リック・ストーティン(Cb)

録音:2020年8月、KKLルツェルン・コンサート・ホール(ライヴ)
2020年新型コロナウイルスの感染拡大を受けて通常開催は中止となったスイスのルツェルン音楽祭。10日間という短期間で新たに公演が組まれ、メイ ン会場であるカルチャーコングレスセンターは、感染予防のため1898席のち1000席を稼働して行われました。 このライヴ録音は、そんな中に行われ、名手揃いのルツェルン祝祭Oのメンバーによるモーツァルトのディヴェルティメント 第11番とベートーヴェン の七重奏曲 が演奏されました。モーツァルトのディヴェルティメント 第11番は、ヴァイオリン2、ヴィオラ、コントラバスの弦4とオーボエ、ホルン2の管 3というユニークな楽器編成でオーボエが活躍する華やかな作品です。姉ナンネルの誕生日のお祝いに書かれたので、「ナンネル・セプテット」とも呼ばれます。 そして作曲当時から人気を博したベートーヴェンの七重奏曲。時の皇妃マリア・テレジアに献呈されています。 メンバーは世界各国で活躍する一流奏者たち。オーボエ奏者のルーカス・マシアス=ナバロは、アバドからの信頼が厚く、2008年にはルツェルン祝祭管の 首席奏者に招かれ、現在は母国スペインのグラナダ市Oの芸術監督を務める多才な音楽家。クラリネットは、マーラー室内管、レ・ディソナンスの首 席クラリネット奏者として活躍しているヴィセンテ・アルベローラ。ベルリン生まれのファゴット奏者マティアス・ラッツ。2002年のミュンヘン国際音楽コンクー ルで第1位なしの第2位を受賞、チューリッヒ・トーンハレ管。およびルツェルン祝祭管の首席ファゴット奏者をつとめています。そして世界最高峰のホルン奏 者でベルリン・フィルの首席を長らく務めるシュテファン・ドール。マーラー室内管のホルン奏者ヨナタン・ウェグループ。ルツェルン祝祭管のコンサートマスター、 カメラータ・ザルツブルクの第一コンサートマスターを務め、室内楽者、ソリストとして、世界各地で活躍を続けているグレゴリー・アース。バイエルン放送響 コンサートマスターを務めるコルビニアン・アルテンベルガー。そしてベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者を22年にわたって務めたヴォルフラム・クリストと その息子ヴァイオリン奏者のラファエル・クリスト。ベルリン・ドイツSOの第1ソロ・チェロ奏者を9年間務めた後、世界中の大舞台で活躍しているイェ ンス=ペーター・マインツ。スウェーデン放送響とマーラー室内管の首席奏者を担うオランダを代表する名コントラバス奏者リック・ストーティン。 名手たちの息の合ったアンサンブルを堪能できる1枚です。 (Ki)
ACC-30540CD
モーツァルト:クラリネット五重奏イ長調K581
モーツァルト/J.S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集からの5つのフーガ K405より
ホルン五重奏曲 変ホ長調 K407(386c)
クレンケQ[アンネグレート・クレンケ/ベアーテ・ハルトマン(Vn) イヴォンヌ・ウーレマン(Va)、ルート・カルテンホイザー(Vc)]
ニコラ・ユルゲンセン(Cl)
ステファン・カッテ(ナチュラルHrn)

録音:2019/2020年、ハンス・ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン
2021年結成30周年を迎えるクレンケ四重奏団。1991年の結成以来、変わらないメンバーで演奏を続けており、本拠地ドイツはもちろん世界中で高い評価を 得ています。 本盤では、2018年にリリースした「モーツァルト:弦楽五重奏曲全集(ACC80467CD)に続くモーツァルトの室内楽曲集。 2001年からケルン放送響の首席クラリネット奏者を務めるニコラ・ユルゲンセンを迎えて録音したモーツァルトのクラリネット五重奏曲は、表現力豊かなユル ゲンセンの演奏とクレンケ四重奏団の端正で親密度の高いアンサンブルで美しい名曲を奏でいます。またナチュラル・ホルンの名手ステファン・カッテとのホルン 五重奏曲では、ホルンが縦横無尽に活躍し、カッテの妙技が聴きものです。そして、平均律の室内楽編曲版。バッハの平均律が出版されたのは1801年のこと でしたが、モーツァルトは、ヴァン・スヴィーテン伯爵を介して、バッハの平均律の存在を知ります。モーツァルトは、来る日も来る日もオリジナルの資料にあたっ て平均律を研究、4声体の5つのフーガを2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために編曲しました。クレンケ四重奏団の明瞭なアンサンブルで、モーツァル トから見たバッハ像を知ることができる演奏です。
ACC-30552CD
ピアソラ:「アコンカグア」と「四季」
(1)バンドネオン協奏曲「アコンカグア」(アコーディオン演奏)
(2)ブエノスアイレスの四季
マ ル ティナ ス・レヴィキ ス( アコ ー ディオン )
(1)モデスタス・ピトレナス(指)リトアニア国立SO
(2)ミクロオーケストラ

録音:(1)2020年11月リトアニア国立フィルハーモニー(ライヴ)、(2)2019年1月リトアニア文化センターレコーディング・スタジオ
2021年はアルゼンチン・タンゴに革命を起こした鬼才アストル・ピアソラの生誕100年。 リトアニア生まれのスター、アコーディオン奏者マルティナス・レヴィキスによる、ピアソラのバンドネオン協奏曲「アコンカグア」とブエノスアイレスの四季のア ルバムがリリースされます。 アンデス山脈最高峰の山の名前を取ったバンドネオン協奏曲。アコンカグアとは、ピアソラの故郷・アルゼンチンとチリとの国境付近にそびえたつ南米最高峰 の山。今回は、マルティナス・レヴィキスのアコーディオンによる演奏。彼の卓越したテクニックで、作品の情熱と哀愁を表現しています。モデスタス・ピトレナ ス指揮リトアニア国立SOと2020年11月にリトアニア行ったライヴ収録。 そして「ブエノスアイレスの四季」。1965年に第1曲目の「ブエノスアイレスの夏」を書いた際には、「四季」とする予定はなかったそうですが、1969年に「秋」「冬」 が書かれ,最後に「春」が書かれて4部作となりました。ブエノスアイレスに訪れる季節の雰囲気を見事に表現したピアソラの不朽の名作。マルティナス・レヴィ キスも度々共演している室内オーケストラのミクロオーケストラとの演奏で、2019年1月にリトアニアのレコーディング・スタジオでセッション録音。 (Ki)
ACC-30563CD
バッハ:マニフィカト ニ長調BWV243
C.P.E.バッハ:マニフィカト ニ長調Wq215
ゲヒンガー・カントライ(ゲヒンゲン聖歌隊)
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指)
ミリアム・ファージンガー(S)
アニャ・シェルク(ソプラノ:2)
マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(A)
パトリック・グラール(T)
マルクス・アイヒェ(Br)

録音:2020年12月、ルートヴィヒスブルク
C.P.E.バッハは大バッハの次男であり、兄弟の中でも特に父バッハへの音楽に対する敬意を持っていたといいます。しかし、その父よりもテレマンの作曲様式を 受け継ぎ、古典派音楽の基礎を築いたと言われ、生前は父バッハよりも高名だったという人物。 1749年に書いたマニフィカトは、自身が、偉大なる父バッハの後継者としてライプツィヒ・トーマス教会の楽長になれるようにという願いをこめて書いたもの。結 局エマヌエルはこの職に就くことはできませんでしたが、終曲の合唱フーガなど、父バッハを思わせる作風で、父の後継者としての力量のアピールだったのかもし れません。同時にエマヌエルのマニフィカトは父の作品と直接比較されることにもなりました。バッハは1723年38歳でトーマスカントールに就任。就任後の 最初の大作としてマニフィカトBWV243を発表しました。 本録音は、2020年12月にゲヒンガー・カントライ、ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮によるバッハ父子による2つの「マニフィカト」を収録。優れたソリスト陣 との共演でしたが、残念ながら誰もいないホールでの上演となり、演奏はライヴ・ストリーミングされました。 (Ki)
ACC-30567CD
メタノイア
プッチーニ:4声のミサ曲(ミサ・ディ・グローリア )#
バッハ:無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ第1番ロ短調BWV1002より「サラバンド」*
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ 第4番より「前奏曲」
ペルト:In spe(2010)
ボロディン(ヴァンサン・ポーレ編):だったん人の踊り
シモー ネ・メネセス(指)
K(室内楽アンサンブル)
セクエンツィア9.3(ヴォーカル・アンサンブル)#
マノン・ガリー(Vn)*

録音:2021年3月、RiffXスタジオ、ラ・セーヌ・ミュージカル、パリ
ブラジル出身の指揮者シモーネ・メネゼスのアルバム「メタノイア」。シモーネ・メネゼスが2020年に結成したアンサンブル「K」と声楽アンサンブル、セクエンツァ 9.3による演奏。アンサンブル「K」は、”クラシック/コスモポリタン/コンテンポラリー/クリエイティヴ/コネクテッド”の5つのテーマ(5つの"K")を掲げ、20 世紀の室内楽レパートリーを中心に活動するアンサンブルです。そしてバッハのソロを聴かせるのが、1996年トゥールーズ出身のヴァイオリニスト、マノン・ガリー という気鋭の演奏家たちによる注目の1枚です。
アルバム・タイトルの「メタノイア」とは、古代ギリシア語で、思考を超えて、視野を広げ、見方を変えることを意味しています。このアルバムは、そうしたコンセプ トのもと、バッハ、プッチーニ、ボロディン、ヴィラ=ロボス、ペルトといった時代と国境を越えた作曲家たちの作品を集めた内容となっています。シモーネ・メネゼ スの鋭い洞察力で、クラシックの偉人たちがどのように創造していったのかを明らかにしていきます。 (Ki)
ACC-30574CD
モーツァルト&ヴォジーシェク
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
ヴォジーシェク:交響曲ニ長調Op.23
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

録音:2020年9月、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
ヘルベルト・ブロムシュテットとライプツィヒ・ゲヴァントハウスOは、1964 年から1968年まで同団のカペルマイスターを務めていたチェコの名指揮 者ヴァーツラフ・ノイマン の想い出に寄せて、この度チェコにゆかりのあるプログラムを録音しました。
ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェク(1791-1825)は、モーツァルトが亡くなった1791年にチェコで生まれました。そして奇しくもモーツァルトと同い年 である34歳の時に、肺結核でこの世を去っています。ここに収録されているのは、ヴォジーシェク唯一の交響曲ニ長調(1823年に完成)。ヴォジーシェクは、 プラハ大学で学んだ後、22歳のときにウィーンに移り、そこで同時代の作曲家ベートーヴェンやシューベルトとも交流を深めていました。この交響曲も友人シュー ベルトの交響曲と同じように生前出版されることはありませんでした。現在では彼の作品の中では良く演奏される演目となっています。ベートーヴェンの初期の 交響曲のような古典派の様式に、モーツァルトのようなチャーミングな旋律がちりばめられた魅力的な作品です。
そしてモーツァルトの「プラハ」。1786年12月、オペラ「フィガロの結婚」がプラハで上演され一躍評判を呼び、モーツァルトは翌1787年1月にプラハか ら招待を受けます。プラハに到着したモーツァルトは自分の音楽がこれほどまでに熱狂的に受け入れられることに驚きを覚えました。そして交響曲第38番は、 プラハで初演され、その後に続くモーツァルトの後期交響曲の幕開けを飾ることになります。ブロムシュテットの「プラハ」はドレスデン・シュターツカペレ(1982 年)との録音がありますが、本盤でで端正な演奏できめ細やかで音楽性の深い表現を聴かせてくれます。 (Ki)
ACC-30599CD
愛と死〜ワーグナー、マーラー、R.シュトラウス
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲/愛の死
マーラー:〈葬礼〉
 .交響曲第5番〜第4楽章「アダージェット」
R・シュトラウス:交響詩『死と変容』
バンベルクSO
ヤクブ・フルシャ(指)

録音:2022年7月&9月、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、コンツェルトハレ・バンベルク
ヤクブ・フルシャ率いるバンベルクSOによる最新盤は、「死」をテーマに、19世紀の音楽を一変させたワーグナーと、19世紀末を共に駆け抜けたマーラーとR・シュトラウスの作品を取り上げたコンセプトアルバムです。内容は、ワーグナーの究極の愛と官能のドラマ「トリスタンとイゾルデ」の第3幕の終結部で、剣に倒れたトリスタンの後を追い、自らも命を絶とうというイゾルデによって歌い上げられる<イゾルデの愛の死>。そして交響曲第2番「復活」第1楽章初稿として知られているマーラーの交響詩<葬礼>。ルキノ・ヴィスコンティ監督の傑作映画「ベニスに死す」のテーマ曲として一躍有名になった交響曲第5番の第4楽章<アダージェット>。最後には20代の若きシュトラウスの死生観が凝縮された作品といえる交響詩<死と変容(死と浄化)>。
フルシャは、否応なしに向き合わざるをえない「死」ではなく、「生と死」への対峙そこに人生の意味が見いだされるものである、ということを感じさせる作品を集めたといいます。さらにこれらの作品をまとめて演奏することによって、作曲家同士の対話がこの録音上で生まれ、バンベルクSOのDNAに刻まれた彼らの音楽が、聴くものに問いかけ心を響かせるとも語っています。
ACC-30598CD
ライプツィヒ1723〜テレマン、グラウプナー、バッハ
バッハ:カンタータ「イェス 十二弟子呼びて言いたもう」BWV 22
グラウプナー:カンタータ「主を讃えよ、すべての異邦人よ」GWV 113/23b
テレマン:カンタータ「Ich mus auf den Bergen weinen und heulen」TVWV 1:591
グラウプナー:カンタータ「主よ、深き淵より、われ汝を呼ぶ」 GWV 1113/23a
バッハ:カンタータ「汝まことの神にしてダヴィデの子」 BWV23
Albgut(声楽アンサンブル)
[イザベル・シッケタンツ(S)ステファン・クナス(A)フローリアン ジーヴァース (T)マルティン・シッケタンツ(Bs)]
カペラ・イェネンシス(バロック・アン サンブ ル )

録音:2022年7月、パウル・ゲルハルト教会、ライプツィヒ
12世紀の聖トーマス教会完成とともに創設された、聖トーマス教会少年合唱団。バッハは1723年から1750年まで、この教会のトーマスカントル(音楽監督) を務めていました。その伝統は現在も引き継がれ、現在は第18代目のトーマスカントルとしてアンドレアス・ライズがその任に就いています。バッハが活躍してい た18世紀当時、ドイツの音楽家にとってはこの「トーマスカントル」の地位は名誉ある重要な仕事であり、1722年にヨハン・クーナウが死去すると、後任として 多くの候補者が現れました。市の評議会が第1候補として名前をあげたのは、当時ハンブルクの5つの主要教会の音楽監督を務めていたテレマンでした。しかし待 遇面で折り合いがつかず断念。次にダルムシュタットの宮廷楽長で、クーナウの弟子であったグラウプナーを当たったものの、雇い主のヘッセン公が辞任を許可せ ずまたもや断念。ライプツィヒ市は最終的にバッハを選ばざるを得なくなり、1723年バッハはトーマスカントルに就任し、1750年に亡くなるまでその任を務めあ げました。 本盤は、バッハがカントル採用試験の際に提出したカンタータ23番や、初録音のグラウプナーのカンタータ「主を讃えよ、すべての異邦人よ」、そしてテレマンの未 出版のカンタータ「Ich mus auf den Bergen weinen und heulen」など、聴き手が審査員になったつもりで、この歴史的なこの任命を巡る争いを聴くこ とができます。演奏は気鋭の歌手4人による声楽アンサンブルAlbgutと、若きバロック・アンサンブル、カペラ・イェネンシスの初共演です。 (Ki)
ACC-30604CD
タンゴの歴史と発展
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
ストラヴィンスキー:タンゴ
アントニオ・ラウロ:ベネズエラ・ワルツより「ナタリア、ワルツ・クリオロ」
ラヴェル:ハバネラ形式の小品(ヴォカリーズ)
ディ・マルティーノ:モンテロザーノ・マズルカ
リシャール・ガリアーノ:マルゴーのワルツ
レクオーナ:ラ・コンパルサ
作者不詳:聖パスカリス・バイロン
ロセンド・メンディサーバル:エルエントレリアーノ
ガルデル:想いの届く日
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集〜ガウチョの踊り
ジョエル・ホフマン:フォックストロット〜ロミオ・ジュリエット・ホテル・タンゴ
トリオ・アゴラ【ジルヴィナス・ブラザウスカス (Cl) 、ナターニア・ホフマン(Vc) 、ロベルタス・ロジンスキス(P)】

録音:2022年12月、リトアニア、Studio Residence Paliesius
クラリネット、チェロ、ピアノの3人で構成された若手トリオ「トリオ・アゴラ」。2018年にはデュッセルドルフで開催された室内楽コンクールで一位に輝き、そ の後はヨーロッパ各地でコンサートを行い、さらには新作委嘱作品の初演など意欲的に活動しています。
本アルバムは、タンゴのルーツとなった音楽やヨーロッパ、南米、アフリカなど世界各地の様々な音楽などを取りあげ、タンゴの歴史と発展を1枚のアルバムで 追った内容となっています。 (Ki)
ACC-30606CD
マルティナス・レヴィキス〜オートグラフ
マルティナス・レヴィキス:5つのリトアニア民謡(弦楽合奏とアコーディオン)
バッハ:フランス組曲第5番BWV810(マルティナス・レヴィキス編)
フィリップ・グラス:エチュード第2,3,5,6番(マルティナス・レヴィキス編)
フランク・アンジェリス(1962-):Impasse
ミロシュ・マギン(1929-1999):Nostalgie du Pays
マルティナス・レヴィキス (アコーディオン)

録音:2022年11月、Studio Residence Paliesius、リトアニア
リトアニア生まれのスター、アコーディオン奏者マルティナス・レヴィキス。2010年にアコーディオンの世界的コンテスト“クーペ・モンディアーレ”で優勝を果 たし、リトアニアのオーディション番組『リトアニアズ・ゴット・タレント』で優勝、その後、英デッカでCDデビューを果たし一躍有名となりました。ACCENTUS MUSICレーベルからは、2021年にピアソラの生誕100年を記念したアルバム(ACC-30552CD)をリリース。その卓越したテクニックで聴くものを魅了しま す。 本作は、彼の演奏家としてだけではなく、作曲家、編曲家としての才能を披露し、アコーディオンの可能性を余すところなく発揮した内容です。バッハからフィリッ プ・グラス、そして20世紀ポーランドの音楽家ミロシュ・マギン(1929-1999)やアコーディオン奏者で作曲家、フランク・アンジェリスの作品など、幅広く取り 上げています。 (Ki)
ACC-30620C
キリスト復活の物語
シュッツ:『善良な羊飼いはよみがえられた』 SWV469
 『復活祭オラトリオ(イエス・キリスト復活の物語)』 SWV50
ミヒャエル・プレトリウス:『ハレルヤ、キリストはよみがえり』
アンサンブル・ポリハルモニーク

録音:2022年2月、ベルリン、イエス・キリスト教会
KING INTERNATIONAL U-21ハインリヒ・シュッツ(1585-1672)は、初期バロックを代表する作曲家。バッハが1685年生まれなので、ちょうど100年前の生まれの人。ガブリエリやモン テヴェルディらイタリア・バロックの華やかな要素と、後期フランドル楽派の対位法的な技巧を、ドイツの教会音楽の伝統の中に巧みに結合させた作風で、プロテス タントの精神を音楽に投影したという意味では、バッハと並び、歴史上最高の音楽家と呼べる存在と言えるでしょう。 本盤に収録されている、最初のオラトリオとされる『イエス・キリストの復活の物語(復活祭オラトリオ)』は、1623年にドレスデン王宮の礼拝堂で復活節第3主 日晩課に初演されました。シュッツの初期の代表作でヴェネツィア留学での複合唱様式体得を生かし、洗練された手法で復活という神秘性を音楽で表現していま す。演奏は、ルネサンスとバロック時代の音楽を専門に、歴史的作品の演奏を行っているアンサンブル・ポリハルモニーク。シュッツとプレトリウスのイースターを祝 う作品集です。 (Ki)

ACC-60217BD(6Bluray)
ACC-70217DVD(6DVD)
バレンボイムのブルックナー・チクルス(第4〜9番)
(1)ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調 WAB 104『ロマンティック』(1878/1880年版)
(2)ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 WAB 105(原典版)
(3)ブルックナー:交響曲第6番イ長調 WAB 106(原典版)
(4)ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 WAB 107
(5)ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB 108(ハース版)
(6)ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 WAB 109(原典版)
ダニエル・バレンボイム(指)
シュターツカペレ・ベルリン

収録:(1)2010年6月20日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
(2)2010年6月21日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
(3)2010年6月22日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
(4)2010年6月25日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
(5)2010年6月26日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
(62010年6月27日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)

◆Bluray
画面:16:9 Full HD
音声:PCMステレオ,
DTS-HD MA
リージョン:All/428’ 17
◆DVD
画面:16:9
音声:PCMステレオ,
DTS5.1,DD5.1
リージョン:All/428’ 17
2010年6月20日〜27日にかけてベルリンのフィルハーモニーで行われた、ダニエル・バレンボイムとシュターツカペレ・ベルリンによるブルックナー・ チクルス(交響曲第4番から第9番)。ベルリン・フィルの本拠地フィルハーモニーで巨匠と手兵オーケストラが熱演を繰り広げ、世界的に話題を呼んだ公 演のライヴ映像がボックス・セットとして登場します。2010年はバレンボイムのデビュー60周年にあたる記念で、ブルックナーの交響曲第4番から第9 番までの6曲とあわせ、前半にはベートーヴェンのピアノ協奏曲5曲を演奏した特別なコンサート・シリーズとなりました。バレンボイムは、1992年から ベルリン国立歌劇場の音楽監督、2000年からは同劇場のオーケストラであるシュターツカペレ・ベルリンの終身首席指揮者を務めており、オペラとコンサー トの両面からも同コンビの実績は十分と言えるでしょう。大編成のオーケストラを存分に鳴らし、ホールいっぱいに雄大な音楽を聴かせるバレンボイム熟練 の指揮は圧巻です。 なお同コンビは2016年2月に来日し、ブルックナー全曲演奏会、バレンボイムの弾き振りによるモーツァルトのピアノ協奏曲(第20,22,23,24,26,27番) を演奏予定です。 (Ki)

ACC-80322CD(5CD)

KKC-5802(5CD)
日本語帯・解説付
税込定価
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番ハ長調 Op.21
交響曲第2番ニ長調 Op.36
交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
交響曲第7番イ長調 Op.92
交響曲第8番ヘ長調 Op.93
交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
シモナ・シャトゥロヴァー(S)
藤村実穂子(A)
クリスチャン・エルスナー(T)
クリスチャン・ゲルハーヘル(Br)
MDR放送cho
ゲヴァントハウスcho
ゲヴァントハウス児童cho

録音:2014年5月(第8番)、2014年12月(第3番)、2015年5月(第7番)、2015年12月(第2&9番)、2016年5月(第6番)、2017年1月(第5番)、2017年3月(第1&4番)
録音場所:ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)
ブロムシュテットによるベートーヴェンの交響曲全集が登場。オーケストラは、ブロムシュテットが1998年から2005年の7年間に渡ってシェフを務めた、 ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO。現在も名誉指揮者として定期的に指揮台に立ち、絶大な信頼を獲得しています。ブロムシュテットは、2017年 7月に90歳の誕生日を迎え,ACCENTMUS MUSICは、これを記念して2014年から2017年の間に録音された同コンビによるベートーヴェン交響曲 全曲のCDセットをリリース,大巨匠の栄光を讃えます。 世界で最も古い伝統を誇る名門オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOは、これまでにコンヴィチュニー、マズア、シャイーなどとベートー ヴェン交響曲全集を残しており、それらも歴史に残る素晴らしいものでした。しかしブロムシュテットは同楽団の任期中にはベートーヴェンの録音しておらず、 今回待望の録音となりました。ブロムシュテット自身は、シュターツカペレ・ドレスデンと全集を録音しているので今回で2度目の全曲録音となります。ブ ロムシュテットの解釈は、ベートーヴェン自身のオリジナルのメトロノーム記号に従い、速めのテンポで運ぶ演奏は、年齢を感じさせない躍動感あふれるも の。そして同時に堅実な解釈、しなやかで瑞々しい音楽は、まさに円熟の極みと言えるでしょう。 (Ki)
ACC-80371CD(3CD)
コンサート・サントネールT〜V
■CD1
コンサート・サントネールT
ルディ・シュテファン(1887-1915):ヴァイオリンとピアノのための「グロテスク」(1911)
アルベリック・マニャール(1865-1914):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調Op.13(1901)
■CD2
コンサート・サントネールU
ヴィエルヌ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト短調Op.23
 ピアノ五重奏曲ハ短調Op.42
■CD3
コンサート・サントネールV
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調作品13、
 ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調作品108
全て、ユディト・インゴルフソン(Vn)
 ウラジーミル・ストウペル(P)

■CD1
録音:2014年、ベルリン

■CD2
レベッカ・リー(Vn) 
ステファン・フェーラント(Va) 
シュテファン・フォルク(Vc)
録音:2015年4月、ベルリン

■CD3
録音:2015年11月、ベルリン
アイスランド出身のヴァイオリニスト、ユディト・インゴルフソン。幼少期よりその才能を開花させ、15歳の時にカーティス音楽員に入学、ウジェーヌ・イ ザイ門下のヤッシャ・ブロズキーに師事、その後にクリーヴランド音楽学校で修士号とアーティスト・ディプロマを取得しています。ピアニストのウラジーミ ル・ストウペルとは数多く共演し、2006年からは珍しいレパートリーの開拓を積極的に行い、コンサート、録音と高い評価を得ています。本シリーズ「コ ンサート・サントネール」もそのような取り組みの一貫。第1次大戦中に生きた作曲家というテーマをもとに、ルディ・シュテファン、アルベリック・マニャー ル、ルイ・ヴィエルヌ、フォーレのヴァイオリン作品を3枚のCDで発売し、この度セット化されました。 「コンサート・サントネールT」に収録されているシュテファンとマニャールは、将来を嘱望されていたにもかかわらず第一次世界大戦で命を落とした作曲家。 ルディ・シュテファンのヴァイオリンとピアノのための「グロテスク」は24歳の時に書かれ、彼の唯一の室内楽作品となりました。後期ロマン派から表現 主義あたりに属し、色彩的で際立ったコントラストが特徴の挑戦的な音楽語法を使った作品。アルベリック・マニャールはマスネとダンディに学び、フラン クの後継として豊かな旋律と古典的な形式美が魅力で、あのセヴラックも作曲も師事したことがあるフランスの作曲家。マニャールのヴァイオリン・ソナタは、 1901年に作曲されイザイに献呈されています。フランクのヴァイオリン・ソナタを思わせる静謐さと構造美、そして感情を動かされる感傷的で甘美な音楽 が魅力的な作品です。 「コンサート・サントネールU」に収録されているのはフランスのオルガニスト、ルイ・ヴィエルヌの室内楽作品。ヴィエルヌは先天性の白内障のため生まれ つき盲目に近かったのですが、幼少の頃から音楽的才能を開花させ、10歳の頃からパリ音楽院教授の叔父に才能を見出され本格的に勉強をはじめます。 その後、セザール・フランクの演奏に感銘を受け、シャルル= マリー・ヴィドールなど、著名なオルガニストに師事。最後はパリ、ノートル・ダム大聖堂の 首席オルガニストを務めました。本職がオルガン奏者であったため創作のほとんどはオルガン作品に集中していますが、管弦楽曲から室内楽、ピアノ曲、歌 曲に至る幅広いジャンルで作品を残しています。ヴァイオリン・ソナタは、フランク同様イザイのために書いた作品で、超絶技巧を求められる曲でありピアノ・ パートもかなり出番の多く聴き応えがあります。そして亡き息子に捧げられたピアノ五重奏曲は、フランス近代を代表するフランク、フォーレの作品に劣らな い傑作で、抒情的旋律に心が動かされます。 そして最後「コンサート・サントネールV」にはフォーレが登場。フォーレは2つのヴァイオリン・ソナタを残しています。第1番はフォーレが1876年 31歳の時に書かれました。あのフランクのヴァイオリン・ソナタが1886年作曲で、当時はオペラが全盛の時代、まさにフランス室内楽作品の第一歩とも 言うべき作品です。4楽章構成で、独特の光と影の交錯、若々しくも滋味溢れる旋律が魅力。そして第1番から約40年ぶりに書かれた第2番。晩年、聴 覚と闘いながら作曲した室内楽作品の幕開けとなる1作。第1番より知名度は低く、評価も分かれる作品ですが、このシリーズ「コンサート・サントネー ルU」でも取り上げたフランスの作曲家ルイ・ヴィエルヌは以下のような言葉を残しています。「ある日私はフォーレに言ったんだ、このヴァイオリン・ソナ タ第2番を聞いて涙が出たと」。第1番とは対照的に、屈折した曲想や重厚な印象は晩年の達観した雰囲気を醸し出していますが、透明な旋律美、フォー レ特有のシンコペーションのリズムにのって、次第に高揚していくようなさまは健在。ユディト・インゴルフソンとウラジーミル・ストウペル2人の演奏は、 色彩は淡く、しっかりとした抒情を表現し、禁欲的な中にも甘美さをたたえた音楽を作り上げています。 (Ki)
ACC-80467CD(3CD)
モーツァルト:弦楽五重奏曲全集(第1〜6番)
弦楽五重奏曲第1番変ロ長調K.174
弦楽五重奏曲第3番ハ長調K.515
弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516
弦楽五重奏曲第2番ハ短調K.406
弦楽五重奏曲第5番ト長調K.593
弦楽五重奏曲第6番変ホ長調K.614
クレンケ四重奏団
[アンネグレート・クレンケ(Vn1)、ベアーテ・ハルトマン(Vn2)、イヴォンヌ・ウーレマン(Va)、ルート・カルテンホイザー(Vc)]
ヘラルド・シェーネヴェーク(Va)
結成27年のSQ、クレンケ四重奏団によるモーツァルトの弦楽五重奏曲全集。クレンケ四重奏団は、1991年にフランツ・リスト・ヴァイマール音 楽院で結成されました。27年経ったいまも結成当時のメンバーが変わることなく演奏を続けているという。これまでリリースされたモーツァルトの弦楽四重奏曲 集やハイドンの弦楽四重奏集のCDは高い評価を受けています。この度は、チェルビニSQのメンバーであり、師事したこともあるヴィオラ奏者のヘラルド・ シェーネヴェークを迎えてのモーツァルトの弦楽五重奏曲全集です。モーツァルトの弦楽五重奏曲は、通常の弦楽四重奏編成に、もう1本のヴィオラを加えた形 で書かれています。澄み切った明るさと哀しさという、一見相反する要素が同居したモーツァルトならではの美しい音楽に満ちています。 (Ki)
ACC-80558CD(4CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 クララ=ジュミ・カン(Vn)
キム・ソヌク(P)

録音:2020年、テルデックス・スタジオ、ベルリン
第4回仙台国際音楽コンクールヴァイオリン部門の優勝者クララ=ジュミ・カンと2006年リーズ国際ピアノ・コンクール40年の歴史上最も若い18歳で 優勝したキム・ソヌク。二人の若き天才によるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集がリリースされます。ベートーヴェン生誕 250 年を迎えた 2020 年、 ベルリンで録音されました。ジュミ・カンは、8歳のときに初めてベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番を演奏して以来、世界的に活躍。一方、キム・ソ ヌクは、ベートーヴェンの協奏曲とソナタなどコンサート、録音ともに経験豊富で、ベートーヴェンの解釈には定評があり、ジュミ・カンとの共演は、またとない 機会となりました。楽譜を細部まで読み込み、練り上げられたソナタ全曲録音。天才2人の輝かしいアンサンブルとそこから生み出される感動は必聴です。 (Ki)

ACC-80575CD(10CD)
ブロムシュテット/ブルックナー:交響曲全集
■CD1
交響曲第1番ハ短調 WAB 101[1865/66年リンツ稿,1955年ノヴァーク版]
■CD2
交響曲第2番ハ短調 WAB 102[1872年稿,キャラガン校訂版]
■CD3
交響曲第3番ニ短調 WAB 103[1873年第1稿,1977年ノヴァーク版]
■CD4
交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』 WAB 104[1878/80年,1953年ハース版]
■CD5
交響曲第5番変ロ長調 WAB 105[1875/77年,ノヴァーク版]
■CD6
交響曲第6番イ長調 WAB 106[1879/81年,ハース版]
■CD7
交響曲第7番ホ長調 WAB 107[1881/83年,ハース版]
■CD8&■CD9
交響曲第8番ハ短調 WAB 108[1890年,ハース版]
■CD10
交響曲第9番ニ短調 WAB 109(1887/96年,コールス校訂版2000年)
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO


■CD1
録音:2011年6月
■CD2
録音:2012年3月
■CD3
録音:2010年9月
■CD4
録音:2010年10月
■CD5
録音:2010年5月
■CD6
録音:2008年9月
■CD7
録音:2006年11月
■CD8&CD9
録音:2005年7月
■CD10
録音:2011年11月
ブロムシュテット&ゲヴァントハウス管によるブルックナーの交響曲全集がACCENTUS MUSICより新装丁となって発売します。2005年〜2012年にかけ て録音された両者のブルックナー交響曲全集は、以前Querstandレーベルより発売されていましたが、ライセンス切れのためしばらく市場に流通しておりませ んでしたが、この度2024年のブルックナー・イヤー目前にACCENTUS MUSICより待望の再発売がなされました。
ブロムシュテットのブルックナー録音といえば、かつてシュターツカペレ・ドレスデンを指揮して第4番(1981/DENON)と第7番(1980/DENON)を録音。 その後サンフランシスコ響と録音した第6番(1990/DECCA)、第 4番(1993/DECCA)、そしてゲヴァントハウス管と録音した第9番(1995/DECCA)は、 現在でも根強い人気がある名盤です。さらには、バイエルン放響との第9番(2009)、ベルリン・フィルとの第3番(2017)があり、それらは近年のブロムシュ テットの好調ぶりを伝える見事なもので、ブロムシュテットのブルックナー観が色濃く投影された緻密な演奏を聴かせています。
そしてゲヴァントハウス管とともに7年を経て完成させた本セット。1998年、クルト・マズアの後任として音楽監督に就任したブロムシュテット。2005年の 任期満了までその厳しいトレーニングで機能性と音色にさらに磨きをかけ、引き締まった力強いサウンドに鍛えなおしたブロムシュテット。7年間に渡って、ライ プツィヒ・ゲヴァントハウスOのシェフとして、絶大な信頼を獲得し、現在も名誉指揮者として定期的に指揮台に立っています。
ブルックナー自身が「小生意気な娘」と呼んでいたとも言われている第1番。同曲の録音は本盤が唯一のブロムシュテット。初期の作品でありながらも、その 響きはブルックナー独自の語法が見え隠れし、後年の大成を予見させる作品と言えます。第2番にも初期作品ながら、すでにブルックナーの個性は横溢しています。 ブロムシュテットの指揮は細部まで表情豊かであり聴きものです。ワーグナーに献呈されたことから「ワーグナー交響曲」の愛称をもつ第3番。しかし1874 年 にウィーン・フィルから初演を拒否されたことから最初の校訂作業が行われ第3稿まで存在します。ブロムシュテットは、20世紀中頃から見直されるようになっ た1873年初稿版を取り上げています。ブルックナーの交響曲の中でもっとも演奏される第4番。冒頭のホルンをはじめ、美しい旋律に溢れています。ブロム シュテットも同曲は2度録音している手中にある作品です。そして第5番は、ブルックナーの生涯の中で困難な時期を象徴する楽曲です。作曲家としての実力 を示す精緻な対位法とブルックナー自身の深い信仰心をあらわす神聖なコラールという構成で、ブロムシュテットのより構築的な魅力が示された演奏です。第6 番は、第2、3楽章のみが先に公開演奏されました。しかし部分初演の成功があったのにもかかわらず、全曲初演されたのはブルックナーの死後でした。一方、 1884年12月にライプツィヒで初演されたこの第7番。初演は大成功をおさめ、この成功がブルックナーにさらなる作曲家として名声をもたらすこととなります。 美しい旋律と色彩豊かなオーケストレーションにより、現代でも演奏機会の多い作品です。オケから自然な響きを引き出し、この上ない美しさを感じる演奏です。 第8番は、ブルックナーが完成させた最後の交響曲であり、最高傑作と評価の高い交響曲。曲の長さ、多彩な展開、圧倒的なクライマックスとあらゆる意味で これまでの作品を上回っています。ブルックナーの強烈な個性が作品に溢れんばかりのエネルギーを与え、またブロムシュテットの底知れない溌剌としたエネル ギーを感じる演奏です。そして最後未完の大作、第9番。終楽章が未完のまま1896 年に作曲者は亡くなっています。本盤ではブロムシュテットは、ベンヤミン =グンナー・コールス校訂による原典版を用いています。 (Ki)
ACC-80571CD(3CD)
ACCENTUS MUSICレーベル〜カンタータ集
■CD1:バッハ:バスのためのソロ・カンタータ集
カンタータ第21番BWV21「ライプツィヒ時代にバッハが残した」よりシンフォニア
カンタータ第82番BWV82「われは満ちたれり」
カンタータ第42番BWV42「この安息日の夕べに」よりシンフォニア
カンタータ第158番BWV158「平安なんじにあれ」*
カンタータ第169番BWV169「神にのみわが心を捧げん」よりシンフォニア
カンタータ第56番BWV56「われ喜びて十字架を担わん」
■CD2:バッハ:カンタータ集〜とどまれ かたえに天使よ わが かたえに
カンタータ第19番「かくて戦おこれり」BWV19
カンタータ第169番「神ひとり、わが心を知りたまわん」BWV169
カンタータ第158番「平和汝とともにあれ」BWV158
カンタータ第149番「人は喜びもて勝利の歌をうたう」BWV149
■CD3:バッハ:カンタータ集
カンタータ第33番「ただ御身へと、主イエス・キリスト」BWV33
カンタータ第17番「感謝の供えものを献ぐる者は、われを讃う」BWV17
カンタータ第99番「神のみわざはすべてなされ」BWV99
■CD1:
ミヒャエル・フォッレ(Bs)
ロビン・ヨハンセン(S)*
RIAS室内cho、
ベルリン古楽アカデミー
ラファエル・アルパーマン(オルガン、音楽監督)
録音:2016年12月ベルリン・イエスキリスト教会

■CD2:
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指)
レンネケ・ライテン(S)
アンケ・フォンドゥング(A)
ベネディクト・クリスティアンソン(T)
ピーター・ハーヴェイ (Bs)
デヴィッド・フランケ(Org)
録音:2018年9月、聖ヴェンツェル教会、ナウムブルク

■CD3:
ライプツィヒ聖トーマス教会少年cho
ゴットホルト・シュヴァルツ(指)
ザクセン・バロックオーケストラ
ジュリア・ソフィー・ワーグナー(S)
シュテファン・カーレ(A)
ヴォルフラム・ラトケ(T)
トビアス・ベルント(Bs)
ACCENTUS MUSICからリリースされている、優れた3つの合唱団とオーケストラによるバッハのカンタータ集をまとめたボックス・セット。 ★ディスク1は、ベルリン古楽アカデミーとミヒャエル・フォッレによるライプツィヒ時代にバッハが残した独唱カンタータの中でも傑作揃いのバスのためのカンター タ3曲を収録した1作。貫禄たっぷりの深みのある声をもつベテランのフォッレとベルリン古楽アカデミーとRIAS室内合唱団の安定した緻密なアンサンブルは必 聴。ディスク2には、合唱指揮者として確固たる地位を築いているハンス=クリストフ・ラーデマンとシュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊によるバッハのカンター タ集。「大天使ミカエルの祝日」用に書かれたカンタータを中心にしたアルバム。そして最後ディスク3には、世界で最も歴史ある少年合唱団の聖トーマス教会合唱 団とその第17代トーマスカントルのゴットホルト・シュヴァルツ(2016〜2021年)によるカンタータ集。ソリストには、ドイツのソプラノ歌手ジュリア・ソフィー・ ワーグナー、アルトとテノールには同合唱団に在籍していたシュテファン・カーレとヴォルフラム・ラトケ、そしてフィッシャー=ディースカウにも師事したバリトンの トビアス・ベルントらが登場します。12世紀の聖トーマス教会完成とともに創設された、聖トーマス教会少年合唱団。バッハはこの教会の音楽監督を務め、少年た ちに指導をしながら作曲活動を行いました。ここに収録されている3つのカンタータ(BWV33,17,99)はバッハがライプツィヒにいた頃のものです。 (Ki)
ACC-80580CD(5CD)
シュ・シャオメイ〜CDボックス
■CD1
D・スカルラッティ(1685〜1757):17のソナタ集
1.ソナタニ短調K.32
2.ソナタホ長調K.531
3.ソナタホ短調K.98
4.ソナタト長調K.124
5.ソナタト長調K.125
6.ソナタロ短調K.87
7.ソナタロ短調K.27
8.ソナタヘ短調K.481
9.ソナタイ長調K.533
10.ソナタニ短調K.141
11.ソナタ嬰へ短調K.142
12.ソナタ嬰へ短調K.25
13.ソナタヘ短調K.69
14.ソナタヘ短調K386
15.ソナタ変ロ短調K.128
16.ソナタイ長調K.39
17.ソナタイ長調K.113
■CD2
ハイドン(1732〜1809):ソナタ集
ソナタ第38番Hob.XVI:23ヘ長調
ソナタ第53番Hob.XVI:34ホ短調
アンダンテと変奏曲Hob.XVII:6ヘ短調
ソナタ第60番Hob.XVI:50ハ長調
ソナタ第62番Hob.XVI:51ハ長調
■CD3
モーツァルト(1756〜1791):作品集
「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)K.265
ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330
ピアノ幻想曲ハ短調K.396
ピアノの為のアダージョロ短調K.540
9つのピアノ変奏曲ニ長調K.573
ピアノ・ソナタ第18番ニ長調K.576
自動オルガンの為のアンダンテヘ長調K.616
■CD4
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
シューベルト(1797〜1828):ピアノ・ソナタ第21(23)番変ロ長調D960
■CD5
シューマン(1810〜1856):作品集
ダヴィッド同盟舞曲集Op.6
子供の情景Op.15
シュ・シャオメイ(P)


■CD1
録音:1995年11月、
プラハ、ボフスラフ・マルティヌー・ホール(ライヴ)
■CD2
録音:2008年6月、
パリ、ボンスクール福音ルーテル教会
■CD3
録音:2011年3月、ポワティエ・オーディトリウム劇場
■CD4
録音:2004年、パリ、サンピエール福音ルーテル教会
■CD5
録音(ダヴィッド同盟):2002年6月、パリ、サンピエール福音ルーテル教会
録音(子供の情景):2011年3月、ポワティエ・オーディトリウム劇場
ヨーロッパを拠点とする中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。文化大革命を乗り越え新たな道を切り開いてきた彼女。そのような半生からは想像もできない、心 穏やかな音楽。彼女が得意とするゴルトベルク変奏曲をはじめとする一連のバッハの演奏は、緻密な構成力と洗練された表現力から生み出され、ただ純粋に音楽 が聴こえ聴く者の心に共鳴します。
今回、彼女がこれまでINA,MANDALA,MIRAREなど様々なレーベルで録音してきた音源を5枚組ボックスとしてリリースします。1枚目のスカルラッティは、 1995年11月にプラハでおこなったコンサートのライヴ録音。スカルラッティはスペインに移り住み、この555曲のソナタのほとんどを当地で作曲し、民族色の 濃いスペイン・イベリア半島の音楽の影響が感じられる作品も多くあります。この録音では、彼女のこだわりの選曲と曲順で構成し、強い太陽の日差しから生まれ る影を感じさせる陰影に富んだもの。2枚目はハイドン。彼女が最も敬愛し生涯の伴侶とまで言う作曲家。ここには60曲以上あるハイドンのソナタから音楽的にも 充実した中期から後期の作品、そして間に哀愁ただよう変奏曲が盛り込まれています。中でも最後のピアノ・ソナタ第62番は音楽性に富み、複雑な技巧を要する 作品。シュ・シャオメイの深い音楽性が作品の豊かさ、美しさを際立たせています。そして3枚目はモーツァルト。モーツァルトがパリへ移った1778年から亡くな る1791年の作品を年代順に収録したアルバム。1曲目は速めのテンポで始まる『きらきら星変奏曲』、そして純真無垢な『ハ長調のソナタ』、未完に終わった『幻 想曲』、モーツァルトには珍しい『ロ短調のアダージョ』、チェロ奏者ジャン・ピエール・デュポールの作品に基づいた『変奏曲』、モーツァルト最後のピアノ・ソナタ 『ニ長調K576』、亡くなる年に作曲された自動オルガンの為の『アンダンテ』。シュ・シャオメイの洗練された音色、響き、品格のある知性的な演奏、奥深い音 楽性がモーツァルトの晩年の透明感を見事に描き出しています。4枚目にはベートーヴェンとシューベルト、2人の大音楽家の最後のソナタを収録。緊張感のある強 靭なフォルティッシモと、寂寥感に満ちたピアニッシモの響きのコントラストに心揺さぶられ、改めてシュ・シャオメイの豊かな表現力に圧倒される名演です。最後5 枚目には、詩的な音楽家として尊敬するシューマン。時代に翻弄された彼女の波瀾の人生を思わせるドラマティカルな2曲『子供の情景』と『ダヴィッド同盟舞曲 集』を収録。ドラマティックな激しい表現と、暖かみのある抒情的な表現のコントラストにうっとりと聴き入る演奏です。 (Ki)

LP

ACC-40308LP(2LP)
.バッハ:フーガの技法 BWV.1080 シュ・シャオメイ(P)

録音:2014 年 2 月ライプツィヒ、ゲヴァントハウス・メンデルスゾーン・ザール
※180g、プレス:独パラス社/72’ 56
この度ドイツの映像系レーベル「ACCENTUS MUSIC」から初めて独パラス社プレスによるアナログ盤が発売されます。内容はシュ・シャオメイの「フー ガの技法」。シュ・シャオメイは中国の文化大革命を乗り越えたピアニスト。これまで数多くのCDがフランスの「MIRARE」レーベルからリリースされ、その卓越 したテクニックと表現力、そして鮮烈で知性あふれるバッハの演奏で高く評価されています。
シュ・シャオメイは、2014年6月21日、ライプツィヒ・バッハ音楽祭に初登場し「ゴルトベルク変奏曲」を演奏(このコンサート映像は ACC20313DVDで発売)。今回発売されるLPは、音楽祭に先立って2014年2月ライプツィヒのメンデルスゾーン・ザールで録音された「フーガの技 法」。シュ・シャオメイ自身もこの作品を「ポリフォニック芸術の頂点」と述べていますが、バッハが最晩年に取り組んだ人間業とは思えぬ作曲技法を取り 入れた巨大な音楽であり、多くの演奏家がその最高峰に挑んできました。シュ・シャオメイは、様式を見事に捉えた品格ある音楽、静謐さの中に宿す抜 群の説得力で、何度聴いても飽きることのない演奏を作り出しています。
2014年に発売された同演奏のCD(ACC30308CD/KKC.5409)は、レコード芸術誌で“特選盤”に選ばれ、「強い人間的感動、あるいは情念までも感得される。 (濱田滋郎氏)」、「英知の限りを尽くしたこの曲集を実感させるこのシュ・シャオメイもまた称賛に値する。(那須田務氏)」と大絶賛されています。

ACC-40350LP(2LP)
バッハ:インヴェンションとシンフォニアBWV772-801 シュ・シャオ・メイ(P)

録音:2015年7月 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、メンデルスゾーン・ザール
※180g
中国の文化大革命を乗り越えたピアニストとして日本でも自伝が出版されるなど、その壮絶な半生と、深い音楽性で世界中から注目を集めているシュ・ シャオ・メイ。特に『ゴルトベルク変奏曲』など豊かな感性を備えたバッハの演奏は高く評価されており、2014年に発売された『フーガの技法』は、静 謐さの中に宿す抜群の説得力で、世界中の音楽ファンを驚かせました。そして今回のLPでは、『インヴェンションとシンフォニア』を取り上げています。ピアノ教育の一環として広く演奏され続けている曲集ですが、単なる演 奏技術の教本ではなく、バッハならではの芸術的創意に溢れた作品です。シュ・シャオ・メイも「芸術的に平均律クラヴィーア曲集やゴルトベルク変奏曲、 そしてフーガの技法の影に隠れがちで、それらよりも劣っていると捉えられますが、それは大きな間違いです。シンプルな中にも高密度な音楽表現がなさ れており、それを表現するのは並々ならぬ音楽性が必要です」と語っています。 (Ki)

ACC-40512LP(1LP)
限定盤
(世界1000セット)
180g
アルヴォ・ペルト:ラメンターテ(全10曲)(2002)〜ピアノとオーケストラ*
パリ・インテルヴァロ (1976)
アンナ・マリアのために(「瞑想的に」版)(2006)
オ ヌテ・グラジーニテ(P)
モデスタス・ピトレナス(指)
リトアニア国立SO*

録音:2020年5月リトアニア国立フィルハーモニー・ホール、
2019年4月リトアニア国立文化センター録音スタジオ(ラメンターテ)
2020年9月11日に85回目の誕生日を迎えたアルヴォ・ペルト。現存する作曲家のなかでもとりわけ人気のあるひとりですが、その誕生を祝って彼の孫の 世代1996年生まれの若手ピアニスト、オヌテ・グラジーニテが彼の作品集をリリース。
彼女は名前から察せられるように、近年注目を集めているリトアニアの女流指揮者ミルガ・グラジニーテ=ティーラの実妹。6歳から生地ヴィリニュスのチュル リョーニス芸術学校で学び、2015年からはハノーファー芸術大学でローランド・クリューガーに師事。この録音がデビュー盤となりますが、ペルトの透明無垢な音 世界を見事に表現しています。
LPに収録されている2002年作の協奏作品「ラメンターテ」は全10部から成る40分の大作。まるでフュージョンのようにオシャレなピアノの澄んだ響きと美 しい背景を作るオーケストラの織りなす世界に酔いしれます。
すべてが静謐でピュア、極上のヒーリング系BGMとしても最適です。 (Ki)

KKC-1055(1LP)
税込定価
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調 WAB101(ウィーン稿1891) クラウディオ・アバド(指)
ルツェルン祝祭O

録音:2012年8月ルツェルン音楽祭(ライヴ)
180g、日本語解説書付
2012年ルツェルン音楽祭での、アバドによるブルックナー交響曲第1番の演奏がLPで登場します。ブルックナーの交響曲は版の問題が複雑ですが、 この第1番は大きく分けてリンツ稿とウィーン稿があります。ウィーン稿は作曲から25年後(第8番第2稿より後)に作曲者自身によって改訂されており、 ウィーン稿の響きは初期の作品というより、後期ロマン派を感じさせるものとなっています。
アバドのブルックナーは第1,4,5,7,9番と録音されていますが、ブルックナーの交響曲の中でも演奏される機会の少ないこの第1番を好んで取り 上げています。これまでの録音ではリンツ稿を主に使用していますが、今回はアバドが使用したのはウィーン稿。ウィーン稿でのブルックナーの第1番とい えば、ヴァント&ケルン放響とシャイー&ベルリン放響などがありますが、今回のアバド&ルツェルン祝祭管の演奏は初期作品の活気ある雰囲気を残しつつ も、後期の洗練されたオーケストレーションを堪能出来るウィーン稿の良さをより感じることができます。そして晩年のアバドらしい、良い意味で肩の力の 抜け、感性がより研ぎ澄まされた演奏を聴かせてくれます。 (Ki)
KKC-1068(2LP)
税込定価
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988 シュ・シャオメイ(P)

録音:2016年ポワティエ・オーディトリアム劇場、フランス
日本語帯・解説付
ヨーロッパを拠点とする中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。文化大革命を乗り越え新たな道を切り開いてきた彼女。そのような半生からは想像もできない、心穏やかな音楽。彼女が得意とするバッハの演奏は、緻密な構成力と洗練された表現力から生み出され、ただ純粋に音楽が聴こえ聴く者の心に共鳴します。今回、彼女の代名詞とも言える作品「ゴルトベルク変奏曲」を25年ぶりに再録音しました。2014年のライプツィヒ・バッハ音楽祭のライヴ映像(ACC20313)が発売されていますが、シュ・シャオメイのゴルトベルク変奏曲といえば、1990年に録音され、仏ディアパゾン誌で5つ星を獲得した名盤(MIR048)が思い出されます。それから25年後に録音された当盤でもバッハの音楽に対する深い理解と、驚くべき透明感で演奏されるピアノの音、あまたあるゴルトベルク変奏曲の演奏の中でも一際大きな魅力を備えた演奏です。シュ・シャオメイはこの録音に際し、老子の言葉「反は道の動なり(TheReturnistheMovementofTao)」を例に挙げ、アリアに始まりアリアに終わるゴルトベルク変奏曲を生と死の循環と捉え、曲を聴き終えたあとに、「生」への希望を感じ取ることができるような演奏をしたいと語っています。 (Ki)

KKC-1171(3LP)
税込定価
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」 ヤクブ・フルシャ(指)
バンベルクSO

録音:2019年7月25,26日、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、コンツェルトハレ、バンベルク
180g重量盤、45回転
カッティングマシン:ノイマ ン VMS80
プ ロ デュース:エ ミー ル・ベルリナー・スタジオ
AAアナログ録音・アナログ・マスター
世界1111セット限定製造/シリアル・ナンバー入り
80’36、
2019年7月に録音された、ヤクブ・フルシャ指揮バンベルクSOのスメタナ「わが祖国」がダイレクトカット盤(45回転)で登場します! アナログ盤の最高音質を追求する収録方法として近年再注目されている「ダイレクトカット」。ダイレクトカット録音は、マイクで拾った音をカッティングレー スに送り、そのまま溝を刻みこんでいきます。録音方法の難しさもさることながら、録り直しが効かない一発勝負ということで、演奏者へのプレッシャー も相当なもの。その真価が発揮されたリリースとして、2016年発売のベルリン・フィル&ラトル「ブラームス交響曲全集」や2020年発売のベルリン・フィ ル&ハイティンク「ブルックナー交響曲第 7番」があげられるでしょう。 本盤は、前述のベルリン・フィルのダイレクトカットを手がけた、エミールベルリナー・スタジオのライナー・マイヤール氏率いる録音チームが行ってます。 フルシャの十八番のレパートリー「わが祖国」を手兵バンベルク響との演奏ということで、この録音への意気込みが感じられます。各曲がボヘミアの地名 に関連付られている交響詩「わが祖国」。フルシャはボヘミアの郷愁や抒情を豊かに表現し、繊細さとダイナミックさが共存する聴きごたえのある演奏です。 世界限定 1111セット、シリアルナンバー付という貴重なリリースとなります。(当録音は他のフォーマットでのリリースはございません) (Ki)





このページのトップへ


このサイト内の湧々堂オリジナル・コメントは、営利・非営利の目的の有無に関わらず、
これを複写・複製・転載・改変・引用等、一切の二次使用を固く禁じます
万一、これと類似するものを他でお見かけになりましたら、メール
でお知らせ頂ければ幸いです




Copyright (C)2004 WAKUWAKUDO All Rights Reserved.