湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


声楽曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含め、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。



Bastille Musique
BM-026(3CD)
フランコ・アルファーノ:歌曲集
フランコ・アルファーノ(1875-1954):5つのメロディー/2つのメロディー/幸福/3つのタゴールの詩/6つの歌/ヴォカリーズ=エチュード/ネアポリス/3つのタゴールの歌/メッセージ/3つのヴォカリーズ/新しいタゴールの歌/パルテノペアの古い子守唄/3つの新しい詩/ミランダ・ボナの3つの歌/われらの最後の秋/日々/2つのタゴールの歌/2つのナポリの歌/2つの歌/7つの歌/5つの新しいタゴールの歌/光/最後の考え
アレクサンドラ・フラッド(S)、
ニーナ・タランデク(Ms)、
ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー(Ms)、
クラウス・ジモン(P)、
フィリップ・シーメンツ(Vc)

録音:2019年-2021年、ハンス・ロスバウト・スタジオ(バーデン=バーデン、ドイツ)
ベルリンのラグジュアリー・レーベル「bastille musique」のリリース第26作目は、オペラ作家として、またプッチーニの「トゥーランドット」を補筆したことで知られるナポリ生まれの作曲家、フランコ・アルファーノ(1875-1954)の歌曲集。
ドイツ放送と共同で3年という時間をかけて制作された本アルバムにはアルファーノの活動時期のほぼすべてを網羅する1896年から1954年の間に作曲された多種多様なアートソングが初めて全曲収められており、豪華アーティストたちによる世界初録音が多く含まれています。ステファノ・ナルデッリ、リノ・マイオーネによる子細な解説に加え、レーベル・プロデューサーのセバスティアン・ゾルテによる演奏者たちへのインタビューや楽譜などが掲載された充実のブックレット(国内仕様盤は日本語訳付き!)と、作曲家やレコーディング・セッションの写真などが封入されたラグジュアリー・ボックス仕様です。

Etcetra
KTC-1818(1CD)
ミルテとバラを持って
シューマン:詩人の恋 Op.48
メンデルスゾーン:歌の翼に
シューマン:あなたの顔は、
 はすの花、きみは花のようだ、
 ぼくの馬車はゆっくりと転がってゆく
クララ・シューマン:初恋、
 私は暗い夢の中で立っていた
シューベルト:アトラス、彼女の絵姿、
 漁師の娘、町、海辺で、
 ドッペルゲンガー
シューマン:ミルテとバラを持って
ヴェルナー・ファン・メヘレン(Bs-Br)、
シルヴィ・ドクラメール(P)
ドイツの著名な詩人ハインリヒ・ハイネの代表作「歌の本」の詩を用いた様々な歌曲集。シューマンの「詩人の恋」、「ミルテとバラを持って」をはじめクララ・シューマンやメンデルスゾーン、シューベルトが作曲した奥深きハイネの詩の世界。エリザベート王妃国際音楽コンクールをはじめ数々の国際コンクールで受賞歴を持つヴェルナー・ファン・メヘレンはバイロイト音楽祭やウィーン国立歌劇場の舞台でも活躍するベルギーを代表するバス・バリトンの一人です。

Bastille Musique
BM-026(3CD)
フランコ・アルファーノ:歌曲集
フランコ・アルファーノ(1875-1954):5つのメロディー/2つのメロディー/幸福/3つのタゴールの詩/6つの歌/ヴォカリーズ=エチュード/ネアポリス/3つのタゴールの歌/メッセージ/3つのヴォカリーズ/新しいタゴールの歌/パルテノペアの古い子守唄/3つの新しい詩/ミランダ・ボナの3つの歌/われらの最後の秋/日々/2つのタゴールの歌/2つのナポリの歌/2つの歌/7つの歌/5つの新しいタゴールの歌/光/最後の考え
アレクサンドラ・フラッド(S)、
ニーナ・タランデク(Ms)、
ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー(Ms)、
クラウス・ジモン(P)、
フィリップ・シーメンツ(Vc)

録音:2019年-2021年、ハンス・ロスバウト・スタジオ(バーデン=バーデン、ドイツ)
ベルリンのラグジュアリー・レーベル「bastille musique」のリリース第26作目は、オペラ作家として、またプッチーニの「トゥーランドット」を補筆したことで知られるナポリ生まれの作曲家、フランコ・アルファーノ(1875-1954)の歌曲集。
ドイツ放送と共同で3年という時間をかけて制作された本アルバムにはアルファーノの活動時期のほぼすべてを網羅する1896年から1954年の間に作曲された多種多様なアートソングが初めて全曲収められており、豪華アーティストたちによる世界初録音が多く含まれています。ステファノ・ナルデッリ、リノ・マイオーネによる子細な解説に加え、レーベル・プロデューサーのセバスティアン・ゾルテによる演奏者たちへのインタビューや楽譜などが掲載された充実のブックレット(国内仕様盤は日本語訳付き!)と、作曲家やレコーディング・セッションの写真などが封入されたラグジュアリー・ボックス仕様です。

Etcetra
KTC-1818(1CD)
ミルテとバラを持って
シューマン:詩人の恋 Op.48
メンデルスゾーン:歌の翼に
シューマン:あなたの顔は、
 はすの花、きみは花のようだ、
 ぼくの馬車はゆっくりと転がってゆく
クララ・シューマン:初恋、
 私は暗い夢の中で立っていた
シューベルト:アトラス、彼女の絵姿、
 漁師の娘、町、海辺で、
 ドッペルゲンガー
シューマン:ミルテとバラを持って
ヴェルナー・ファン・メヘレン(Bs-Br)、
シルヴィ・ドクラメール(P)
ドイツの著名な詩人ハインリヒ・ハイネの代表作「歌の本」の詩を用いた様々な歌曲集。シューマンの「詩人の恋」、「ミルテとバラを持って」をはじめクララ・シューマンやメンデルスゾーン、シューベルトが作曲した奥深きハイネの詩の世界。エリザベート王妃国際音楽コンクールをはじめ数々の国際コンクールで受賞歴を持つヴェルナー・ファン・メヘレンはバイロイト音楽祭やウィーン国立歌劇場の舞台でも活躍するベルギーを代表するバス・バリトンの一人です。

LSO Live
LSO-0830(1SACD)
ブリテン:作品集
(1) シンフォニア・ダ・レクイエム op.20
(2) 春の交響曲
(3) 青少年のための管弦楽入門
サー・サイモン・ラトル(指) LSO
エリザ ベス・ワッツ(S)、アリス・クート(Ms)、アラン・クレイトン( テノール )、 ティフィン少年cho、ティフィン児童cho、ティフィン女学ch
ロンドン響cho

録音:(1)2019年5月7,8日、(2)2018年9月16,18日、(3) 2021年5月18日、すべてバービカン・ホールでの録音
ラトル率いるLSOによる、ブリテン名曲3篇のCDが登場。「青少年のための管弦楽入門」ではLSOの管楽器がなんとも輝かしい音色を惜しげもなく響き 渡らせています。弦楽器群の、細部まで活き活きとした表情も魅力です。
皇紀2600年の式典のために、日本政府はR.シュトラウスや様々な作曲家たちに、作品を依頼しました。その作曲家リストの中にブリテンも含まれており、 ブリテンは「シンフォニア・ダ・レクイエム」を作曲します。しかしながらタイトルにある「レクイエム」の文字などが原因で結局日本の式典ではこの作品は演奏 されず、1941年3月、バルビローリ指揮ニューヨーク・フィルによって初演されました。「春の交響曲」は、クーセヴィツキーによる委嘱の第2作(第1作 は歌劇「ピーター・グライムズ」)。イギリスの伝統的な民謡と詩を見事にミックスしたこの作品は、冬が去り、春が勝利を収め始めるとき、自然界が徐々に目 覚め始める様子を描いています。 (Ki)

ODRADEK RECORDS
ODRCD-354(1CD)
ベートーヴェン:「遥かな恋人に」 Op.98
シューマン:リーダークライス Op.39
ラヴェル:「ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ」
ヨエル・ウルヒ(Br)
ゾフィー・シュツェパネク(P)

録音:2021年6月11-13日 ドイツ ケルン
有名連作歌曲集3作を収録。ヨエル・ウルヒはドイツの比較的若いバリトン。少年の頃はエッセ ン大聖堂の児童合唱団で活動していたという。オペラ(特に新作オペラ)にも出演しているが、近 年は演奏会や歌曲のバリトンとして、バロックから現代ものまで幅広く活躍しています。力みのない素 直な軽めのバリトン。ゾフィー・シュツェパネクはドイツのピアニスト。ソリストとしてのみならず伴奏ピ アニストとしても高い評価を得ています。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-441(1CD)
フランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823-94):スペイン語歌曲全集
密輸入者/もつれ/五感/サン・フェリペ城との別れ/揚げた魚/魂の苦しみ/プエルトリコに連れて行ってあげる/神のもの/ひよこへのアドバイス/黒人の子/君の眼差しで/峡谷/何ということだ!/可哀想なアルメリア!/ セギディーリャス「トカメ・ロケの家」/君の期待を守りなさい/ 見るたびに/あなたは結婚するでしょう、マリアよ/ 未来のセギディーリャ/神のたいまつ/激しい愛/ 秘めた情熱/匿名の歌/私はあなたを愛していた/他
ソフィア・エスパルサ(S)
リナルド・ゾック(P)

録音:2023年2月8-11日 イタリア、アブルッツォ州 モンテシルヴァーノ
エミーリオ・アリエータの芸術歌曲全集(ODRCD-421)に続くソフィア・エスパルサとリナルド・ゾッ クによるスペイン歌曲集、今回はフランシスコ・アセンホ・バルビエリ(1823―1894)のスペイン語の 歌曲集。フランシスコ・アセンホ・バルビエリはマドリッドに生まれここで活躍した作曲家。サルスエ ラで知られており、代表作「ラバピエスの理髪師」の中のパロマの歌は今でも親しまれています。とは いえスペインの外ではほとんど知られておらず、さらには非サルスエラ作品となると録音も皆無だ ったので、このCD は歓迎されるでしょう。スペイン情緒溢れる陽気な曲ばかりです。 ソフィア・エスパルサはスペイン、ナヴァラ州パンプローナ生まれのソプラノ。リナルド・ゾックはイタ リア、トリエステ生まれのピアニスト。 なお歌詞、解説ともスペイン語のみ。

ALPHA
ALPHA-1029(1CD)
子羊の旅〜ギボンズからバーバーまで、合唱が紡ぐ物語
1. ジョアンナ・マーシュ(1970-):屠られし子羊 *
2. ハウエルズ:世界の救世主 〜『レクイエム』
3. ズザンナ・コジェイ(1994-):神の子羊 *
4. プーランク:アニュス・デイ(神の子羊) 〜『ミサ曲 ト長調』
5. パヴェウ・ウカシェフスキ(1968-):おお、全ての人よ 〜『レスポンソリア・テネブレ』
6. ケネス・レイトン(1929-1988):涙はゆるやかに流れ
7. アントニオ・ロッティ(1667-1740):十字架にかけられて (8声)
8. ブルックナー:アニュス・デイ(神の子羊) 〜『ミサ曲 ホ短調』
9. 黒人霊歌(マイケル・ギャレピー編):あなたもそこにいたのか *
10. ザムエル・シャイト(1587-1654):今日キリストは蘇られた
11. オーランド・ギボンズ:手を打ち鳴らせ
12. フランシス・グリア(1955-):天使のパン
13. メシアン:おお、聖なる饗宴
14. エーリクス・エシェンヴァルズ(1977-):おお、救いのいけにえよ
15. バーバー:アニュス・デイ(神の子羊) - 弦楽のためのアダージョによる
アンサンブル・アルテラ
クリストファー・ローリー(C.T)

録音:2022年8月セント・ポール教会 ケンブリッジ、マサチューセッツ州
アメリカのカウンターテナー、クリストファー・ローリーがアメリカ合唱界の中心を担うべく組織したヴォーカル・アンサンブル、アルテラによるアルバ ム。「神の子羊」をテーマに様々な時代の合唱作品を集めており、その結成意図に見合った精緻なアンサンブルとダイナミックな表現でたいへ ん美しい響きを聴かせてくれます。

ANALEKTA
AN-953(2CD)
NX-E05
バッハ:マタイ受難曲(フェリックス・メンデルスゾーン版) 福音史家…ダン・コークウェル(T)
イエス…ウィリアム・シャープ(Br)
クララ・ロットソルク(S)
ルシアン・ブラケット(Ms)
アイゼア・ベル(T)
エンリーコ・ラガスカ(Bs)
ベスレヘム・バッハcho
バッハ祝祭O
シャーロット・マタックス・マーシュ(フォルテピアノ=通奏低音)
クリストファー・ジャクソン(指)

録音:2023年11月1-4日パッカー記念教会、ベスレヘム(米国ペンシルヴェニア州)
※歌詞と英訳はWEB上(QRコード)での提供となります。
バッハの歿後80年近くが経とうとしていた1829年、古い時代の音楽に関心を寄せる人が多く集まっていたベルリンで行われた『マタイ受難 曲』の蘇演は、当時ごく一部の音楽愛好家にしか知られていなかった昔日の巨匠の真価に人々が開眼する大きなきっかけとなりました。この 時に指揮を務めただけでなく、一部の曲を省いて当時の聴き手にも接しやすく構成を調え、すでに使われなくなっていた楽器のパートをクラリ ネットやフルート、ピアノ等に移し替えて楽譜を用意したのが若きフェリクス・メンデルスゾーン。彼は1841年に楽譜を再校訂した形で世に送 り出し、ロマン派の人々のバッハ受容に大きく貢献することになります。このメンデルスゾーン版『マタイ受難曲』はかなり前に先行録音もリリー スされていますが、アメリカ最古のバッハ合唱団を標榜するベスレヘム・バッハ合唱団によるこのアルバムはベーレンライター社から2023年に刊 行された最新校訂版に基づく新録音。オーケストラは現代楽器ながら歴史的奏法を踏まえ初期ロマン派風の趣きをよく再現、時に重厚な 響きの中でも決して透明感を失わない明晰な解釈を聴かせてくれます。救世主イエスを糾弾する群衆を演じながら同時に信徒の声も代弁 する合唱も意欲充分で聴きごたえあり。バッハを捉え直す上で見逃せない版の面白さを十全に伝えてくれます。

Solo Musica
SM-450(1CD)
NX-B06
アントン・ブルックナー:合唱曲、他
1. Locus iste この場所は神により作られた WAB23
2. Os justi 正しき者の唇は知恵を語る WAB 30
3. Ave Maria アヴェ・マリア WAB6
4. Pange lingua 舌もて語らしめよ WAB31
5. 詩篇第22篇 WAB32
6. Der Lehrerstand 教師の身分 WAB77(F. ファルンベルガー編)
7. Herbstlied 秋の歌 WAB73
8. Um Mitternacht 真夜中に WAB89
9. Erinnerung 回想 WAB117
10. Mein Herz und deine Stimme 私の心と君の声 WAB79
11. Im April4月に WAB75
12. 前奏曲とフーガ ハ短調WAB131
13. Ave Maria アヴェ・マリア WAB7
14. Trosterin Musik 慰めの音楽 WAB88
15. Tota pulchra es 愛する者よ、あなたはすべてに美しい WAB46
聖フローリアン少年cho(少年&成人)とそのソリストたち…1-8、
14-15
アロイス・ミュールバッハー(C.T)…8、10-11、13
フランツ・ファルンベルガー(P)…5、6、8-11
クラウス・ゾンライトナー(Org)…12-15
マルクス・シュトゥンプナー(テノール…15/指揮)

録音:2023年8月、9月ザンクトフローリアン、聖フローリアン修道院教会(オーストリア)
2024年のブルックナー生誕200年を祝して制作されたアルバム。 ブルックナー所縁の地、聖フローリアン(ザンクトフローリアン)修道院の少年合唱団は1071年に設立された長い歴 史を誇り、ほぼ全てのコンサートで必ずブルックナーの作品を披露することが知られています。なかでもモテット 「Locus iste」は長らく合唱団の秘密の讃歌となった特別な作品です。アルバムには1846年から1896年までブ ルックナーが大切に使用していた1846年製のベーゼンドルファーを用いて演奏したピアノ曲「回想」の他、合唱団 の歌う「詩篇第22番」やモテットをファルンベルガーが伴奏したトラックを収録。また聖フローリアン少年合唱団の出 身で、現在はカウンターテナー歌手として活躍するミュールバッハが歌う希少歌曲や、合唱団卒業生たちによるモ テット、更には有名なブルックナー・オルガンの演奏も収録された、全てがブルックナーにまつわる1枚です。

ONDINE
ODE-1441(1CD)
NX-B10
オルカル・メリカント(1868-1924):歌曲集
1. Pai, pai, paitaressu ねんねん坊や Op. 2No.1
2. Itkeva huilu すすり泣く笛 Op.52No.4
3. Illansuussa 宵の口 Op.69No.2
4. Soi vienosti murheeni soitto Op.36No. 3
5. Hyvasti! さようなら Op.87No.3
6. Metsakyyhkyset 野鳩 Op.47No.1
7. Kuin hiipuva hiillos tummentuu 火が消え入るように Op.47No.2
8. Vanha mummo 老婆 Op.2No.2
9. Onneton 不幸せ Op.2No.3
10. Kevatlinnuille etelassa 南の国の春の鳥 Op.11No.1
11. Merella 海にて Op.47No.4
12-14. Three Songs3つの歌曲 Op.110
15. Elamalle! 人生に Op.93No.4
16. Rukous 祈り - アヴェ・マリア Op.40No. 2
17. Laulaja taivaan portilla 天の門の歌うたい Op.74No.2
18. Kay kirkkomaata illoin vanhat mummot Op.74No.3
19. Hyvaa yota おやすみなさい Op.75No. 1
20. Suvi-illan vieno tuuli 夏の夕べのそよ風 Op.87No.2
21. Laatokka ラドカ湖 Op.83No.1
22. Reppurin laulu Op.14No.10
23. Balladi バラッド Op.69No.4
24. Nocturne 夜想曲 OM180(c.1906)
25. Marjatan kehtolaulu マルヤッタの子守歌 OM159(1921)
26. Aurinko laski日没Op.113No.1
27. Iltakellot 夕べの鐘 Op.106No.1
28. Oi, muistatko viela sen virren Op.52 No.3
29. Kullan murunen 金のかけら Op.20No. 1
ワルッテリ・トリッカ(Br)
マルコ・ヒルポ(P)

録音:2023年11月6-8日
2024年、没後100年を迎える作曲家オスカル・メリカントの歌曲集。 フィンランドの作曲家の中で最も広く親しまれている作曲家の一人メリカント。その理由はロマンティックで甘く、時に郷愁を誘うメロディの美しさにあります。こ のアルバムには200曲近くある彼の歌曲から世界初録音を含む29曲を収録しました。美しい歌声を聴かせるのはバリトン歌手のワルッテリ・トリッカ。彼は 2018年にフィンランドのポップスチャートで3週間トップを獲得、ヨーロッパの音楽祭やBBCプロムスにも出演経験を持ち、オペラとコンサート両面で活動して います。指揮者、アレンジャーとしても知られるマルコ・ヒルポも歌に寄り添う素晴らしいピアノを披露しています。

SOMM
SOMMCD-0683(1CD)
NX-B07
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ - 誕生日の花束〜作曲家にまつわる歌曲集
1. ヴォーン・ウィリアムズ:The Splendour Falls 見事な滝
2. チャールズ・ウッド(1866-1926):Fortune and her Wheel
3. ヴォーン・ウィリアムズ:Linden Lea リンデン・リー
4. ラヴェル:Chanson ecossaise スコットランド風シャンソン
5. ブルッフ:O Saw Ye My Father?
6. レベッカ・クラーク:Down by the Salley Gardens サリー・ガーデン
7. グレース・ウィリアムズ(1906-1977):Jim Cro
8. ジョージ・バターワース(1885-1916):Roving in the Dew
9. ホルスト:Darest Thou Now O Soul
10. イーナ・ボイル(1889-1967):The Last Invocation
11. ガーニー(1890-1937):Reconciliation
12. ヴォーン・ウィリアムズ:A Clear Midnight 澄んだ真夜中
13. チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード:Joy, Shipmate, Joy!
14. ルース・ギップス(1921-1999):The Pulley プーリー
15. ヴォーン・ウィリアムズ:The Call 宿命
16. ヴォーン・ウィリアムズ:The Twilight People
17. ハウエルズ:The Sorrow of Love*
18. エリザベス・マコンキー(1907-1994):The Wind and the Rain 風と雨
19. パリー:Under the Greenwood Tree 緑の木陰で
20. マデリーン・ドリング(1923-1977):Take, O Take Those Lips Away さあ 持って行け この唇をどこ
へでも
21. ヴォーン・ウィリアムズ:When Icicles Hang by the Wall
22. フィンジ:Who is Silvia?
23. ヴォーン・ウィリアムズ:I Have Trod the Upward and the Downward Slope
24. ヴォーン・ウィリアムズ:Menelaus メネラーオス
25-29. サラ・カットリー(1995-):A Square and Candle-lighted Boat*
30. ロデリック・ウィリアムズ(1965-):The Shepherd*
ロデリック・ウィリアムズ(Br)
スージー・アラン(P)

録音:2023年10月29-30日
*…世界初録音
2022年に生誕150年を迎えた作曲家レイフ・ヴォーン・ウィリアムズを記念したアルバム。 収録されているのは、ヴォーン・ウィリアムズの曲をはじめ、彼の師であるスタンフォードやパリー、友人のホルスト、ガーニー、フィンジ、そして彼の弟子たちのギッ プスやマコンキーらによって、およそ1世紀にわたって書かれた歌曲で、これらはどれもシェイクスピアやテニソン、W.B.イェイツ、ウォルト・ホイットマンらの英国詩 人の詩が用いられており、英国歌曲の粋を集めたような1枚となっています。世界初録音の作品も含まれ、なかでも1995年生まれの作曲家サラ・カットリー の歌曲集は、ヴォーン・ウィリアムズと親戚関係にあった詩人のフランシス・コーンフォード(博物学者チャールズ・ダーウィンの孫娘でもある)の詩が用いられてい

King International
KKC-4347(2CD)
日本語解説付国内盤
ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」 作品24
(アドルフ・ツィマーマン訳のドイツ語版)
フランス・フローンス(テノール:ファウスト)、ハンス・ホッター (バリトン:メフィストフェレス)、
エリーザベト・シュワルツコップ (ソプラノ:マルガレーテ)、アロイス・ペルネルシュトルファー (バス:ブランデル)
ルツェルン音楽祭O&cho
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)

録音:1950年8月26日 イエズス会教会堂、ルツェルン(ライヴ)
解説:岡俊雄 / 久納慶一)
巨匠の唯一の録音「ファウストの劫罰」が世界初出LPのマスターから初CD化なる!1950年夏のルツェルン音楽祭で行なわれたコンサート。放送局(ベロミュン スター・ラジオ)のテープは消去されたものの、1980年に収集家のコピーテープが発掘され、これをもとに伊チェトラ社が1983年に世界初出LP(FE-21/3) として発売。翌84年にキングレコードがこのマスターから国内LP(K20C-337/9)を発売。キャッチフレーズは「30年待った!!あの幻の名演、ついに陽の目を 見る!」とあります。今回、ここから40年ぶりに初CD化!
4部20景からなるこの「劇的物語」。ゲーテの原作に親しんできたフルトヴェングラーは原曲のフランス語台本ではなくて、ドイツ語訳版を選び、歌手にはドイ ツ語圏のフローンス(ファウスト)、ホッター(メフィストフェレス)、シュワルツコップ(マルガレーテ)を据えて、上演に臨んだ。「ハンガリー行進曲」「蚤の歌」「妖 精の踊り」「トゥーレの王のバラード」「鬼火のメヌエット」「メフィストフェレスのセレナード」など名曲が目白押しの大作を巨匠は指揮して、「ハンガリー行進曲」で はライヴならではの凄みを見せ、シュワルツコップの「トゥーレの王」では絶妙な伴奏で支えています。ドイツ歌劇とフランス歌劇、ふたつの対照的な音楽的キャラク ターの融合が図られた、巨匠の貴重な録音です。
フルトヴェングラーの「ファウストの劫罰」はドイツ語版のテキストがつかわれているのがひじょうに珍しい。これは、ルツェルンがチューリッヒとともにスイスのド イツ語圏であるという理由にもよるものであろうが、フランス語のテキストでききなれた耳にはかなり感触が異った趣きを与えます。しかし、ベルリオーズがリストの 援助のもとにドイツで上演して評判になったドイツ語版が、はからずもフルトヴェングラーの棒できけたということはすくなからぬ意義をもっているといえます。歌手 もドイツ系の一流を揃えているのでその感を深くするものがあるが、フルトヴェングラーの解釈でとくに感銘の深いのは、ドイツ語の語感からうける歌唱部が、グ ルックからワーグナーに至るドイツ歌劇的な性格(それはベルリオーズにとってはけっして異質なものではなかった)と、オーケストラ部のフランス的なテキスチュ アをフルトヴェングラーが要所要所の管楽器の扱いで注意ぶかく描出している、ふたつの対照的な音楽的キャラクターの融合がはかられていることです。録音は 1950年代のライヴ・レコーディングだから充分とはいえないけれど、主要パートに与えたフルトヴェングラーの絶妙な指示は充分にうかがい知ることができます。 彼が、第3部の鬼火のメニュエットで弱音の効果のなかに透明なテキスチュアを再現しているあたりは、ひときわ感銘が深い。この大曲を通してオーケストラの扱い はドイツ的というよりもラテン的な明晰さを、どの指揮者よりもフルトヴェングラーは描出しています。(岡 俊雄、LP発売時のライナーノーツより)
最も原盤に近いマスターテープ(38cm、2トラック)から、キング関口台スタジオの最新技術によるリマスターにより、CD化!巨匠によって感動的に、劇的に語 られた「劇的物語」、没後70年にふさわしい貴重盤の待望のCD化です。
貴重なドイツ語歌詞と対訳をトラックNoも入れてPDFファイルで弊社HP(WEBサイト)に掲載します。プリントアウトも可能です。(ブックレットに記載するパ スワードを入力してください) (Ki)

Challenge Classics
CC-7297(1CD)
自由 〜ヘンデル:オラトリオ・アリア集
All Danger disdaining(『デボラ』 HWV51)
Return, O God of Hosts(『サムソン』 HWV57)
Fury, with red-sparkling Eyes(『アレクサンダーの饗宴』 HWV65)
序曲(『スザンナ』 HWV66)
In the Battle(『デボラ』 HWV51)
O sacred Oracles of Truth(『ベルシャザール』 HWV61)
シンフォニー(『ヨセフとその兄弟』 HWV59)
Be firm, my Soul(『ヨセフとその兄弟』 HWV59)
O Lord, whose Mercies numberless(『サウル』 HWV53)
Up the dreadful Steep ascending(『イェフタ』 HWV70)
オスカール・フェルハール(C.T)
マイク・フェントロス(指)
ラ・スフェラ・アルモニオーサ

録音:2023年4月16・17日&5月3日 / オランダ、バールン、ウィッテ教会
若手カウンターテナー、オスカール・フェルハールのデビュー・アルバム。ヘンデルの英語のオラトリオから選曲したアリア集です。
「自由」はヘンデルのオラトリオにおける重要なテーマ。聖書に基づいた音楽では、抑圧された者が最後には自由を得る、という図式が多く見られます。奴隷の
歌のように「自由の欠如」を歌ったアリアもあり、多様なムードがアルバムを支配しています。 (Ki)

Signum Classics
SIGCD-785(2CD)

JSIGCD-785(2CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
エルガー:オラトリオ 「ジェロンティアスの夢」 ポール・マクリーシュ(指)、ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、ガブリエリ・ロアー、ポーランド国立ユースcho、アンナ・ステファニー(Ms)、ニッキー・スペンス(T)、アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(Bs-Br)

録音:2023年7月29日-8月1日、フェアフィールド・ホールズ(クロイドン)&2023年10月10日、ヘレフォード大聖堂
名匠ポール・マクリーシュが1982年に創設したイギリスを代表する古楽アンサンブル&cho、ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ。
BBCミュージック・マガジン賞2020で栄誉ある「年間最優秀録音賞(Record of the Year)を受賞したパーセルの「アーサー王」(OSIGCD589)や、グラモフォン賞にノミネートした「妖精の女王」(SIGCD615)に続く、約4年ぶりのニュー・アルバムでは、エルガーの傑作オラトリオ、「ジェロンティアスの夢(ゲロンディアスの夢)」が登場!
これまでのレコーディングでも、緻密な研究と考察によって当時の楽器や編成、演奏習慣などを再現した取り組みが極めて高く評価されてきたマクリーシュ&ガブリエリですが、今回の「ジェロンティアスの夢」でも1900年のバーミンガム初演時のオーケストラを再現するという画期的なプロジェクトを実現しています。
3人の英国の一流ソリスト、若手歌手によって構成される「ガブリエリ・ロアー」とポーランド国立ユース合唱団による150名超の合唱団、そしてエルガーの時代の楽器のオーケストラで初めて録音される「ジェロンティアスの夢」にご注目ください!
豪華ハードカバー・タイプのブックレット(約40ページ)には歌詞やバイオグラフィーに加え、スティーヴン・ハフやマハン・エスファハニといった豪華アーティストからの寄稿、ポール・マクリーシュによる各楽器の解説(弦楽器は最低弦以外はガット弦が張られ、「過渡期」の楽器と「現代的」な楽器が混在しています。ニコラス・ダニエルはレオン・グーセンスが所有していた特別なオーボエを演奏。デニス・ブレインは、父親が実際にジェロンティアスの初期の演奏で使用していたものと同じ楽器を使用。等、興味深いを情報が満載)を掲載。国内仕様盤にはそれぞれの日本語訳が封入されます。

CORO
COR-16205(1CD)
Peace I leave with you〜夕刻のための音楽
1. エイミー・ビーチ:Peace I leave with you
2. パーセル:Hear my prayer
3. パヌフニク(b.1968):O Hearken
4. ギボンズ:Behold, thou hast made my days
5. ジョアンナ・マーシュ(b.1970):Evening Prayer
6. クリストファー・タイ:Lord, let thy servant now depart
7. グレイストン・アイヴズ(b.1948):In pace
8. ジョン・シェパード:Libera nos I & II
9. トマス・タリス:Te lucis ante terminum I & II
10. スタンフォード:Eternal Father
11. イモジェン・ホルスト:A Hymne to Christ
12. アンドルー・ガント(b.1963):An Evening Hymn of Sir Thomas Browne
13. チャールズ・ウッド:Hail, gladdening Light
14. ピアース・コナー・ケネディ(b.1991):O nata lux
15. ウィリアム・マンディ:O Lord, the maker of all thing
16. ジョン・タヴナー:The Lord’s Prayer
17. ホルスト:Nunc dimittis
18. パリー:Lord, let me know mine end
オックスフォード・モードリン・カレッジcho
マーク・ウィリアムズ(指)

録音:2022年6月26-28日、オックスフォード・モードリン・カレッジ・チャペル(イギリス)
英国の名門合唱団、オックスフォード・モードリン・カレッジ合唱団がCOROから初登場。第1弾は、「夕刻」をテーマに過去500年にわたり同カレッジの音楽生活の基盤となってきたレパートリーを探求しています。夕刻に関連する多くの音楽は、穏やかで心を落ち着かせるものであり、挑戦的でない「音浴」の形で超越的な美を求める人々を満足させるものですが、本アルバムでは、現代と16世紀の音楽を対比させています。
オックスフォード・モードリン・カレッジ合唱団は、1480年に中世後期のイングランドで最大規模の合唱団として創設され、この歴史的遺産は5世紀にわたって維持されてきました。現在、英国で最も優れたアンサンブルのひとつとして国際的な評価を得ている合唱団は、主にモードリン・カレッジ・チャペルでの毎日の教会礼拝、16世紀に遡る古くからの伝統である有名なメーデーの祝典をはじめ、年間を通して数多くの特別な行事でも歌っています。またコンサート活動においては、BBCプロムスやカドガン・ホールなどへの出演、ブリテン・シンフォニア、アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズなど、数多くの一流オーケストラとも共演しています。ロンドンのセント・ポール大聖堂のアシスタント・オルガニストをはじめ、指揮者、チェンバリスト、オルガニストとして数多くの著名なオーケストラ、合唱団、アンサンブルと共演してきたマーク・ウィリアムズの手腕で、これら作品群が持つ晩祷の特徴である昼と夜の境界の空間を捉え、聴衆を「すべての理解を超えた平安」へと導きます。

Melodiya x Obsession
SMELCO-1001017(1CD)
初回生産限定
ニコライ・ゲッダ・イン・モスクワ
1. 伝承曲:ほら、郵便トロイカが駆けている
2. シドロヴィチ:鐘の音は単調に鳴りひびく
3. 伝承曲:おい、村が見えるぞ
4. アリャビエフ:夕べの鐘
5. ワルラモフ:通りに沿って雪嵐が吹き過ぎる
6. チャイコフスキー:この月夜 Op.73-3
7. チャイコフスキー:騒がしい舞踏会で Op.38-3
8. チャイコフスキー:ドン・ファンのセレナード Op.38-1
9. グリンカ:ヴェネツィアの夜
10. 伝承曲:おお、親愛なる小さな夜よ
11. ポポフ:急流に行くには
12. シェバリーン:冬の道
13. ナプラヴニク:ウラディーミルのロマンス
14. グレチャニノフ:アリョーシャの2番目の歌
15. ラフマニノフ:若きジプシーのロマンス
16. 伝承曲:おお、広き野よ
17. ビゼー:耳に残るは君の歌声
18. ポリャーチェク:祖国
19. アリャビエフ:夕べの鐘(アンコール)
20. グレチャニノフ:子守歌(アンコール)
ニコライ・ゲッダ(T)、
モスクワ放送交響cho、
リュドミラ・エルマコヴァ(指)

録音:1980年10月6日、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ(ライヴ)
スウェーデンのストックホルムでロシア系の家庭に生まれ、その後は主にドイツ語圏で華々しい活躍を繰り広げたリリック・テノール、ニコライ・ゲッダ。正統派ベルカント唱法の継承者とも称され、圧巻の発声法と多言語に精通した語学力を兼ね備えた稀代の名歌手ニコライ・ゲッダが、1980年10月6日にモスクワ音楽院大ホールに登場した際のライヴが登場。
ビゼーの「耳に残るは君の歌声」を除く他の作品は全てロシア(旧ソ連)の作曲家、または同地の伝承曲という選曲からも、ニコライ・ゲッダの言語力、そしてその言葉を音楽へと昇華させる歌唱力の素晴らしさを改めて窺い知ることができます。
これまで錚々たる世界的音楽家たちの秘蔵録音を世に送り出してきた「ライヴ・イン・モスクワ」シリーズにまた素晴らしいディスクが加わりました。
※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。

Da Vinci Classics
C-00832(1CD)
黄金の虚無〜マルコ・アンツォレッティ:ソプラノとピアノのための未発表アートソング全集
マルコ・アンツォレッティ(1867-1929):1. Il “nulla d’oro” (“Golden nothingness” - ジョヴァンニ・ベルタッキ)/2-4. Tre variazioni sopra il tema d’un madrigale per una sola voce/5. Lento (Slow - アッリーゴ・ボーイト)/6. Barcarola (Barcarole - ルイーザ・アンツォレッティ)/7. Preghiera di maggio (May prayer - ルイーザ・アンツォレッティ)/8. L’Ora (The Time - アダ・ネグリ)/9. Bacio Morto (Dead Kiss - アダ・ネグリ)/10. Tutti quei morsi (All those bites - ダンテ)/11. Quando Amor… (When Love… - ペトラルカ)/12. Vere Novo (In spring - カルドゥッチ)/13. La lavandaia di San Giovanni (The launress of Saint John - カルドゥッチ)/14. Romanza in Fa minore (Romance in F minor - カルドゥッチ / クロプシュトック)/15. O piccola Maria (O little Mary - カルドゥッチ)/16. Com’e arzillo stamattina… (How lively he is this morning…)/17. L’Allodola (The Lark - ルイジ・オルシーニ)/18. L’esule slava (Slavic Exile - フランチェスコ・ダッロンガーロ)/19-21. Canti d’Amore (3Lieder - ジョヴァンニ・プラティ)
ガブリエッラ・コスタ(S)、
アルベルト・ノネス(P)

録音:2023年10月(ミラノ、イタリア)
※全曲世界初録音
イタリア北部のトレントに生まれ、ミラノとウィーンで学んだヴァイオリニスト、作曲家のマルコ・アンツォレッティ。本アルバムには、ヴェルディなどのオペラ台本作家として知られている、アッリーゴ・ボーイトの歌詞による主題と変奏、ダンテやペトラルカといったイタリアを代表する詩人たちの歌詞を含む、未発表作品を収録しています。

APARTE
AP-345(1CD)
ルイ・ベイツ歌曲集
(1)影と太陽の(1948)(全8曲)
(2)6つのフランス・バラード(1926)
(3)むなしき心(1948)(全6曲
(4)4つの小叙事詩(1929)
(5)5つのユモレスク(1928)
(6)ミラボー橋(1940)
(7)水飲み場(1926)/(8)風の精(1934)
(9)鳥のためのシャンソン(1948)(全4曲)
シリル・デュボワ(T)、
トリスタン・ラエ(P)

録音:2022年11月14-17日/サン=ピエール教会(パリ)
個性的な高音で飛ぶ鳥落とす勢いのテノール歌手シリル・デュボワ。バロックから20世紀まで幅広いレパートリーを誇る彼が、20世紀前半にフランスで活躍し た作曲家ルイ・ベイツの歌曲に挑戦。大半が世界初録音なのも大歓迎です。
ルイ・ベイツ(1895-1953)はボルドー出身の作曲家。パリでメサジェとレイナルド・アーンに師事し、フランスのオペレッタ最後の大作曲家となりました。ジャ ズやシャンソンの影響も取り込みつつ、オシャレで華やかな世界を作りました。これまで録音されなかったのが不思議なほど魅力的なものばかり。フランス音楽ファ ンは見逃せないアルバムです。 (Ki)

Avie
AV-2668(2CD)
バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232 ニコラス・マギーガン(指)、
カンタータ・コレクティヴ、
シェラザード・パンタキ(S)、
リアンナ・コックレル(A)、
トマス・クーリー(T)、
ポール・マックス・ティプトン(Bs-Br)

ライヴ録音:2023年3月20日、バークレー第一会衆派教会(カルフォルニア)
長年フィルハーモニア・バロック・オーケストラの音楽監督として活躍し(現在は桂冠音楽監督)、バロック音楽のエキスパートとして知られるニコラス・マギーガン。そして彼が指揮台に立っていたフィルハーモニア・バロック・オーケストラの首席奏者やソリストたちによって創設されたカンタータ・コレクティヴによるバッハの録音シリーズ。前作『ヨハネ受難曲(AV2605)』では「ラディカルな歴史的演奏、大胆で美しい構成」(BBCラジオ3 レコードレビュー)、「信心深さと演劇的要素の驚くべき統合性を発揮している」(アーリー・ミュージック・アメリカ)などと絶賛されたプロジェクトの第2弾は、現在北米を中心にもっとも高く評価されている4人の古楽系声楽ソリスト、非の打ち所のない室内合唱団とともに行われた『ミサ曲ロ短調』のライヴ録音。バッハ晩年の最高傑作の1つであり、宗教音楽のそびえ立つ至宝を、洗練されたアンサンブルと深い情熱で描いています。
指揮者のニコラス・マギーガンは、フィルハーモニア・バロック・オーケストラの音楽監督の他、クリーブランド、シカゴ、ロサンゼルス、ニューヨーク、フィラデルフィア、サンフランシスコなどのアメリカの主要なオーケストラ、香港、シドニー、ロイヤル・コンセルトヘボウといった世界の主要なオーケストラと共演。海外での音楽活動への貢献によって大英帝国勲章(OBE)を授与されています。またイエール大学の定期演奏会に頻繁に客演するなど後進の指導にもあたっています。

Goodies
78CDR-3934
シューマン:女の愛と生涯 作品42
(1)あの人に会ってから
(2)だれよりも素晴らしい彼
(3)わたしにはわからない
(4)指につけた指輪よ
(5)やさしい友よ、君の眼差しは
(6)いまあなたは最初の悲しみをわたしに与えた
※第5曲「友に手をかして」と第7曲「わたしの心に、わたしの胸に」は録音されていません
エミー・ベッテンドルフ(S)
フリーデル・ヴァイスマン(P)

日Parlophone E10696/89(独 Parlophone P9281/3と同一録音)
1926年12月13日&9月30日 ベルリン録音
エミー・ベッテンドルフはフランクフルト生まれのソプラノ。1909 年、14歳の時フランクフルト歌劇場でデビュー。1920年から1924年にベルリン 国立歌劇場、その後ベルリン・ドイツ・オペラに出演した。ドラマティック・ ソプラノでオペラだけではなく、あらゆるジャンルの声楽曲をこなし、生涯に 300枚に及ぶSPレコードをドイツのPARLOPHONEに録音した。舞台を引退後レコ ード録音を続けると同時にベルリン音楽院で教鞭をとり、その後病気がちで68 歳で死去した。伴奏者のフリーデル・ヴァイスマン(1893-1984)は指揮者でピア ニスト。1921年から1933年の間に、ドイツのPARLOPHONEとODEONレーベルに多数 の録音を残した。ラッパ吹き込み時代の1924年-25年にかけてベートーヴェンの 交響曲全曲の初録音をしています。(グッディーズ)

PARNASSUS
PACD-96088(1CD)
エリーザベト・シューマンの白鳥の歌
メンデルスゾーン:Das Erste Veilchen (Ebert)、Die Liebende Schreibt (Goethe)、Bei Den Weige (Klingemann)、Der Mond (Geibel)、Fruhlingslied (Schwabisch)
ローベルト・フランツ:Aus Meinem Grossen Schmerzen, Op.5-1、Voglein Wohin, Op.1-11、Stille Sicherheit, Op.10-2、Bitte, Op.9-3、Liebchen ist da, Op.5-2、Mutter,?o sing mich zur Ruh, Op.10-3、Gute Nacht, Op.5-7、Widmung, Op.14-1
ヴォルフ
:Bedeckt mich mit Blumen (Spanisches Liederbuch)、Gesegnet sei das Grun (Italienisches Liederbuch)、O war Dein Haus durchsichtig wie ein Glas(Italienisches Liederbuch)、Ihr jungen Leute (Italienisches Liederbuch)、Wie glanzt der helle Mond (Keller)、Du denkst, mit einem Fadchen mich zu fangen(Italienisches Liederbuch)、In der Fruhe (“kein Schlaf noch kuhlt das Auge mir”)(Morike Lieder)、Sie blasen zum Abmarsch (Spanisches Liederbuch)、Blumengrass (Goethe Lieder)、Nun wandre, Maria (Spanisches Liederbuch)、Als ich auf dem Euphrat Schiffte (Goethe)、Ein Standchen euch zu bringen (Italienisches Liederbuch)、Verborgenheit (Morike)、Phanomen (Goethe)、Anakreons’ Grab (Goethe)、Nimmersatte Liede (Morike)、Frage und Antwort(Morike)
R.シュトラウス:Morgen)、Morgen incl. master class
エリーザベト・シューマン(S)、
エルネスト・ラッシュ(P)

録音:1950年
歌曲、オペラから宮廷歌手まで、また音楽教育者としても活躍したドイツ系アメリカ人のエリーザベト・シューマン。20世紀最高のリート歌手として名高い、エリーザベト・シューマンが残した最後の録音が初CD化され登場。

Luna Music
LUNCD-540(1CD)
A few words about love ...
1. スタニスワフ・ニェヴィアドムスキ (1859-1936) :Oczekiwanie Op.47-9
2. ショパン:17のポーランドの歌 より いとしい人 Op.74-12
3. ニェヴィアドムスキ:クラコヴィアク Op.47-5
4. ニェヴィアドムスキ:O sroga czasow odmiano ! Op.45-9
5. ニェヴィアドムスキ:こだま Op.45-6
6. モシュコフスキ:6つの幻想小曲より 二重唱 Op.52-3
7. ニェヴィアドムスキ:Miesi?czku, co si? po ?cianie Op.45-2
8. ニェヴィアドムスキ:Ju? miesi?c zeszed? Op.45-8
9. リスト:ウォロナンスの落ち穂拾い より ポーランドのメロディ S.249-2
10. ニェヴィアドムスキ:小鳥 Op.47-4
11. ショパン:17のポーランドの歌 より 願い Op.74-1
12. ショパン:子守歌変ニ長調 Op.57
13. ヤン・ガル(1856-1912):2つの歌 より 第1番ストルネッラ
14. ヤン・ガル:O komm in mein Schiffchen Op.13-3
15. ヤン・ガル:2つの歌 より 第2番パジャの歌
16. ヤン・ガル:A wi?c kochaj ...Op.20-2
17. テオドール・レシェティツキ:ロマンス変ロ長調 Op.40-2
18. ヤン・ガル:Gdybym by? m?odszy...Op.20-1
19. イグナツィ・クシジャノフスキ(1826-1905):無言歌イ短調 Op.28-1
20. スタニスワフ・リプスキ(1880-1937):Biedne pie?ni mojej duszy Op.15-1
21. パウル・ミットマン(1868-1920):Untreue Op.72-3
22. パウル・ミットマン:Abschied Op.72-4
(トラック:6、9、12、17、19ピアノ独奏)
アルドナ・バルツニク(S)、
川口成彦(フォルテピアノ/フランツ・ヴェルツク1860年頃製)

録音:2021年8月24日-27日、ヴィトルト・ルトスワフスキ国立音楽フォーラム・レッド・ホール(ポーランド)
ポーランド出身のソプラノ、アルドナ・バルツニクと、第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールで第2位に輝いた川口成彦による注目の共演盤がポーランドのLuna Music(ルナ・ミュージック)から登場。バルツニクは、カロル・リピエンスキー音楽アカデミー、ハーグ王立音楽院で研鑽を積み、これまでに、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント、コレギウム1704、オランダ・バッハ協会などの著名な古楽アンサンブルの公演に多数出演。ソリストとしてヴロツワフ・バロック・アンサンブルと共演したCDは、フレデリク賞を3度受賞し、ICMAにもノミネートされています。
このレコーディング・プロジェクトは、バルツニクによるヴロツワフの図書館に所蔵されている貴重な手稿譜の研究から誕生。アルバムには、スタニスワフ・ニェヴィアドムスキ、ヤン・ガル、パウル・ミットマンといった知られざるロマン派の作曲家たちによる歌曲作品や、リスト、モシュコフスキ、レシェティツキ、ショパンのピアノ作品が組み合わされています。歴史的な情報に基づいた演奏を専門とするソプラノ歌手アルドナ・バルツニクと、フランツ・ヴェルツク製作の1860年頃に作られた歴史的な楽器で演奏する日本を代表するフォルテピアニスト、川口成彦がロマン派時代の特徴である軽やかな響きと演奏スタイルを見事に再現しています。
これら作品を通して、ポジティブな感情を呼び起こし、美しく感動的な愛の世界を探求。ここ日本では、2023年12月の「歌曲で辿るショパンへの旅路」での共演などでも好評を博した名手達による美しきポーランド歌曲の世界に酔いしれること間違いないでしょう!

H.M.F
BAP-04(2CD)
リタ・シュトロール(1865-1941):作品集 Vol.1
[CD1]
ビリティス(1900)〜ビリティスの歌(詩:ピエール・ルイス)
パンパイプが鳴ると(未出版)(詩:ゾフィー・ド・クールポン)
[CD2]
ボードレールの6つの詩による音楽(1894)
音楽のついた10の詩(1901)
カルメン(1899)(詩:テオフィル・ゴーティエ)
エルザ・ドライシヒ(S)、
アデー ル・シャルヴェ(Ms)、
ステファヌ・ドゥグー(Br)、
オリヴィア・ダルリク( 語り)、
セリア・オネト・ベンサイ(P)、
フロリアン・カルビ(P)、
ロマン・ルヴォー(P)

録音:2022,2023年
リタ・シュトロール作品集。リタは、軍人の父と、絵と音楽の才能に恵まれた母のもとに生まれます。母による音楽の手ほどきを受けた後、パリの音楽院に13歳 で入学、フェリクス・ル・クーペのクラスに入ります(シャミナードも彼の門下)。学校には真面目に通わなかったという記録もありますが、それでも学校からは才 能を認められてはいました。1888年に結婚、出産しながらも、音楽(作曲)をやめることはありませんでした。ワーグナーと象徴主義の両方に傾倒し、壮大な叙事 詩や交響曲といった大規模な作品も作りました。彼女の歌曲は、とくにめずらしく、貴重な録音の登場です。 (Ki)

MIRARE
MIR-724(1CD)
ORIGINES〜オリジン/レ・ズィティネラント
[Creation〜創造]
1. ビッグ・バン/複数の借用(引用)による作品
 編曲:マノン・クサン、エロディー・ポン、ミヒャエル・マグリン
[Earth〜土]
2. トゥンカ・ロワンピ(Tunka Lowampi)/ラコタ(スー族)の伝統音楽
 編曲:エロディー・ポン
3. ウォーキング・ソング(Waulking Song)/アイルランドの伝統音楽
 編曲:ポーリーヌ・ラングロワ・ド・スワルテ
4. オロヴェラ(OROVELA)/ギリシアの伝統音楽
5. 愛の神に讃美あれ(ACK LOVA GUD)/スウェーデンの伝統音楽
 編曲:マノン・クサン
[Fire〜火]
6. 女戦士たちのダール(DAHR SAELLI)/リリアン語(ド・スワルテが造った言語)による
 作詞・編曲:ポーリーヌ・ラングロワ・ド・スワルテ
7. アデス・キリイ(ADES KIRIJ)/ムンハリ語(マノン・クサンが造った言語)の作品
 作詞・編曲:マノン・クサン
8. ドラゴ(DRAGO)/リトアニアの伝統歌〜エルダリ語(エロディー・ポンが造った言語)の作品
9. カテル(KATELL)/迷子のカテリーヌ(ブルターニュ伝承の物語)〜フレン(Fulenn)
 作曲:アレクシス・モルヴァン=ロジウ、詞:マリーヌ・ラヴィーニュ、編曲:エロディー・ポン
[Water〜水]
10. 水の月(MIZU NO TUKI)〜日本の歌にインスパイアされた作品
 編曲、作曲:エロディー・ポン
11. プーランク:かわいい小さなお姫様(C’EST LA PETIT’ FILLE DU PRINCE)
 編曲:マノン・クサン
12. 古池や(FUUR IKE YA)〜日本の歌にインスパイアされた作品
 編曲・作曲:エロディー・ポン
13. ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 詞と編曲:ポーリーヌ・ラングロワ・ド・スワルテ
[Air〜空気]
14. 空気は飛んでいく(AER ENIM)〜ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの作品
15. ULETAY(イーゴリ公)〜だったん人のおどり
 編曲:マノン・クサン
16. AESTAS〜夏はきたりぬ(中世イングランド)〜Amor Potest Conqueri 〜Ad Amorem et Alle Psallite Cum Luya
 編曲:ポーリーヌ・ラングロワ・ド・スワルテ
17. LOOMINE〜エストニア
 編曲:エロディー・ポン
[Ether〜エーテル]
18. TERRA MATER〜ヒルデガルト・フォン・ビンゲンのテキストによる作曲およびポーリーヌ・ラングロワ・ド・スワルテの音楽
レ・ズィティネラント〔マノン・クサン(声 )、ポーリーヌ・ラングロワ・ド・スワルテ(声 )、エロディー・ポン(声 )〕
ティエリー・ゴマル(パーカッション)

録音:2023年9月1-5日、サン=ローラン教会
Les Itinerantes(レ・ズィティネラント)は旅人たち、あるいは巡回・移動する人たち、といった意味の名を冠する、3人の女性によるア・カペラ・ア ンサンブル。11の音楽スタイル、9世紀にわたる、40の異なる言語をレパートリーとしています。オリジナル曲とアレンジにより、3人のシンガーは、自分た ちにとって大切なテーマを発展させます。「"起源 "というテーマを掘り下げることにより、私たちの存在がいかに奇跡的な確率によって生まれたものであるか、 ということをあらためて実感した。こうして私たちは観察者、あるいは通行人の状態にもどることができた。私たちの歌は、何千年も前に消えてしまった他の人々 の歌声のように響く。音楽は、他の世紀や他の文化との対話が可能な目に見えぬ世界をもたらしてくれます。音楽はまた、その存在の神秘をも運んでくれます。音 楽は人類に寄り添ったものなのだ。有史以前より、人類は音楽を作り、歌ってきた。そしてすべてのアーティストと同じように、作曲家も、聴いたり体験したも のからインスピレーションを得て、創作し、共有してきた。このアルバムで、元素をめぐる旅の中で、人類が歌うようになったきっかけを伝えたい。きっかけとは、 何かとつながるため、あるいは儀式のため、あるいは踊り、力づけ、敬い、語り継ぐため・・・。音楽はまた文化や時代のかけはしであり、今存在している 音楽が、過去に口頭であれ筆記であれ時代を超えて伝承されてきた文化に根ざしていることをあらためて実感させてくれる」
古から伝わる伝統歌と、自らつくりあげた言語、あるいは様々な国・地域の言語による、古から伝わる物語や感情の歌を組み合わせた、独特の世界。どのトラッ クも奥深いものですが、たとえばリトアニアの伝統歌の旋律に基づくDRAGOの冒頭は、ストラヴィンスキー「春の祭典」の冒頭にもほぼそのまま聴かれるも ので驚かされます!これは結婚式の歌で、姉(または妹)が農奴との結婚を望んでおり、彼女を待つ生活には様々な足枷があるだろうこと、そして幸せな生活 を送ることが難しいかもしれないことを嘆く女性の歌ということです。その後は竜との戦いの物語で、中世の叙事詩の精神にのっとった内容を、エルダリ語(エ ロディー・ポンが造った言語)で描いた部分が続きます。竜と戦うことは、恐怖や困難を越えることのメタファーなのです。このように、伝統をひとつのきっか けとして、彼女たちの創造性は無限に広がっているのです。日本の伝統的な歌としてとりあげられているのは、さくらさくらや、荒城の月。打楽器奏者がガム ランのような音色を奏でる中、声でお琴の音色を再現して「さくらさくら」を歌う場面なども聴かれます。 (Ki)

Hanssler
HC-23058(1CD)
「メイド・イン・ヨーロッパ」
トスティ:君なんかもう
 理想の女/自由な空、甘い夢
シャミナード:秋の愛
 愛に満ちて/捨てられた花
ブリテン:この島で Op.11
トリグヴィ・M・バルドヴィンソン(1965-):悪いことと良いこと
コル・イー・ロウ
ドヴォルザーク:愛の歌 Op.83より
 第2曲「多くの人に心に死の思いがある」
 第5曲「野には眠りが立ちこめ」
 第7曲「君の甘い目を見つめながら」
アルマ・マーラー:なま暖かい夏の夜を待ちわびて
 夜に光を/恍惚
ヴラディゲロフ:6つの抒情的な歌曲 Op.12より
 第1曲「神秘的な夜」
 第4曲「花は泣いていた」
 第6曲「どれほど私たちが一緒に立ち上がり幸せだったか」
ステツェンコ:太陽が沈み、山は黒く染まる
ロビン・ネック(T)
ドリアナ・チャカロワ(P)

録音:2023年3月11〜13日/シュトゥットガルト音楽演劇大学内コンサートホール(シュトゥットガルト)
ヨーロッパ出身の作曲家による歌曲集。作品は「自然」、「愛」、「儚さ」、「終わり」、「復活」など、そのテーマは様々。それぞれの国の気質、言語、形式的要素の 違いを楽しみながら巡る歌の旅は実に魅力的。アルマ・マーラー(1879-1964)はマーラーの妻。作曲家としても活躍し、現在16の歌曲がのこされ ています。ドイツ出身のテノール、ロビン・ネックとブルガリア出身のピアノ、ドリアナ・チャカロワのデュオがヨーロッパの珍しい歌曲の選曲で、楽しく深い音楽体 験に誘います。 (Ki)
Hanssler
HC-23025(2CD)
VISION. BACH〜ライプツィヒ時代の教会カンタータ第1集
【三位一体節後第1日曜日から第4日曜日まで】

(1)カンタータ第75番『貧しい者たちは食べて』BWV75
(2)カンタータ第76番『天は神の栄光を語り』BWV76
(3)カンタータ第21番『わがうちに憂い満ちし時』BWV21(第3版/ライプツィヒ稿)
(4)カンタータ第185番『永遠の愛の慈悲深い心よ』BWV185(第2版/ライプツィヒ稿)
(5)カンタータ第24番『純朴な心』BWV24
(1)(2)ナターシャ・シュヌール(S)、(3)(4)ミリアム・フォイアージンガー(S)
(1)-(5)アレックス・ポッター(A)
(1)(2)パトリック・グラール(T)、(3)-(5)ベネディクト・クリスティアンソン(T)
(1)(2)トビアス・ベルント(Bs)、(3)-(5)マティアス・ヴィンクラー(Bs)

ゲヒンガー・カントライ、ハンス=クリストフ・ラーデマン(指)

録音:(1)(2)2023年5月14?16日、(3)-(5)2023年6月24-26日/リーダーハレ、モーツァルトザール(シュトゥットガルト)
バッハは1723年5月22日、ケーテンからにライプツィヒに移り住み、わずか8日後の5月30日に最初のカンタータを発表しました。その後、トマスカントー ルの仕事としてクリスマスとイースターに先立つ待降節と四旬節を除く毎週日曜日と祝日に、聖ニコライ教会と聖トーマス教会でカンタータを演奏してきました。
シュトゥットガルト国際バッハアカデミーはこれらのカンタータをバッハが演奏した300年後にあたる2023年より年代順に演奏する全23回のコンサート・シ リーズ(2023年5月13日?2024年5月13日の予定)を開始。演奏会はシュトゥットガルトとその近郊で開催し、そのコンサートと連動し、演奏会翌日から数 日かけて録音していくのが当シリーズです。
シュトゥットガルト国際バッハアカデミーは1981年にヘルムート・リリングによって設立。2013年6月1日より、ハンス=クリストフ・ラーデマンが芸術 監督を務めております。今回のコンサート・シリーズでは2022年に出版された「バッハ作品目録第3版(増補新版)Bach-Werke-Verzeichnis. Dritte, erweiterte Neuausgabe (BWV3)」を基に最新のバッハ研究を反映しております。
ラーデマンの指揮のもとバッハアカデミーのアンサンブル、ゲヒンガー・カントライは独唱者を含み1声につき最大4人の声楽陣、そして器楽奏者で演奏。豪華 な独唱陣とともにバッハが当時演奏した形を再現します。
第1集の当アルバムは三位一体節後第1日曜日から第4日曜日までに演奏された5篇。ラーデマンが300年の時を経て、バッハの歩みを演奏で再現する大注 目のシリーズが開始します! (Ki)
Hanssler
HC-23026(2CD)
VISION. BACH〜ライプツィヒ時代の教会カンタータ第2集
【洗礼者聖ヨハネの生誕祭から三位一体後第8日曜日まで】

(1)カンタータ第167番『人々よ、神の愛を讃美しなさい』BWV167
(2)カンタータ第147番『心と口と行いと生活をもって』BWV147
(3)カンタータ第186番『つまずくな、おお魂よ』BWV186
(4)カンタータ第136番『神よ、私を究め』BWV136
(1)(2)ミリアム・フォイアージンガー(S)、(3)エリザベート・ブロイヤー(S)
(1)-(4)アレックス・ポッター(A)
(1)(2)ベネディクト・クリスティアンソン(T)、(3)(4)ユリアン・ハーバーマン(T)
(1)(2)マティアス・ヴィンクラー(Bs)、(3)(4)ピーター・ハーヴェイ(T)

(1)(2)平崎真弓(コンサートマスター)、(3)(4)ヨナス・チェンダーライン(コンサートマスター)
ゲヒンガー・カントライ、ハンス = クリストフ・ラーデマン(指)

録音:(1)(2)2023年6月24〜26日リーダーハレ、モーツァルトザール(シュトゥットガルト)
(3)(4)2023年7月7&8日ガイスブルガー教会(シュトゥットガルト)
バッハ、ライプツィヒ時代(1723〜1724年)のカンタータ演奏から300年後にあたる2023年より年代順に演奏する、シュトゥットガルト国際バッハアカデミー 主催の大企画!全23回のコンサート・シリーズ(2023年5月13日〜2024年5月13日の予定)はシュトゥットガルトとその近郊で演奏会を開催し、そのコンサー トに連動し録音していくのが当シリーズです。
シュトゥットガルト国際バッハアカデミーは1981年にヘルムート・リリングによって設立。2013年6月1日より、ハンス=クリストフ・ラーデマンが芸術 監督を務めております。今回のコンサート・シリーズでは2022年に出版された「バッハ作品目録第3版(増補新版)Bach-Werke-Verzeichnis. Dritte, erweiterte Neuausgabe (BWV3)」を基に最新のバッハ研究を反映しております。
ラーデマンの指揮のもとバッハアカデミーのアンサンブル、ゲヒンガー・カントライは独唱者を含み1声につき最大4人の声楽陣、そして器楽奏者で演奏。バッハ が当時演奏した形を再現します。
第2集の当アルバムは洗礼者聖ヨハネの生誕祭から三位一体後第8日曜日までの4篇を収録。「主よ、人の望みの喜びよ」でも有名なカンタータ第147番『心 と口と行いと生活をもって』BWV147も演奏されております。この作品では日本が誇る平崎真弓がコンサートマスターを務めております。今後のリリースも期待 が高まる注目シリーズです! (Ki)

FUGA LIBERA
FUG-825(5CD)
NX-G11
天国と地獄の間で 〜ペーテル・ブノワ(1834-1901):オラトリオと管弦楽付き合唱曲集


【CD1&2】
オラトリオ『戦争』 〜ヤン・ファン・ベールスの詩による(1869-1873)

【CD3】
オラトリオ『ルシフェル』 〜エマニュエル・ヒールの詩による(1866)

【CD4】
1. クリスマス・ミサ(1868)
2-7. 荘厳ミサ曲(1860)

【CD5】
1. テ・デウム(1862)
2-6. レクイエム(1863)
【CD1&2】
母…セシル・ファン・デ・サント(A)、負傷者1…フランク・ファン・アーケン(T)、負傷者2…ラース・テライ(Br)、 人類/暴力の寓意…バスティアーン・エーフェリンク(Br)、 暗闇の亡霊…シャルル・デケイセル(Bs-Br)、 嘲笑する亡霊…イヴァン・ティリオン(Bs-Br)、 カトリーン・バールツ(S)、 アントワープSO、 オランダ放送cho、 ラウレンス・コレギウム(ロッテルダム交響cho)、 オクトプス室内cho、 ヴァールラント少女cho、 ヴァールラント少年cho、 ヤン・ファン・ステーン(指)、 録音:2022年11月26日、エリザベート王妃ホール、アントウェルペン&2022年11月、 25日、ティヴォリ=フレーデンブルフ、ユトレヒト
【CD3】
レナーテ・アーレンツ(S)、 マリア・フィセリール(A)、 マルセル・レイヤンス(T)、 アンドレ・モルス(Br)、 ヴェルネル・ファン・メヘレン(Bs)、 アントワープSO、 オクトプス交響cho、 ナミュール室内cho、 フランダース歌劇場少年cho、 バルト・ファン・レイン(指)、 録音:2017年2月25日、エリザベート王妃ホール、アントウェルペン
【CD4】
アントワープSO[1-7]、 オクトプス交響cho[1-7]、 ナミュール室内cho[2-7]、 イヴ・サーレンス(Org)[2-7]、 ヤン・ヴィレム・デ・フリーント(指)[1]、 マーティン・ブラビンズ(指)[2-7]、 録音: 2017年12月22日、聖カルロ・ボロメオ教会、アントウェルペ、 ン[1]/2016年6月16、18日、ノートルダム大聖堂、アントウェルペ、 ン[2-7]
【CD5】
アントワープSO、 オクトプス交響cho、 ナミュール室内cho、 マーティン・ブラビンズ(指)[1]、 エド・デ・ワールト(指)[2-6]、 録音:2016年6月16・18日[1]、2015年6月18・20日[2-6]、、 ノートルダム大聖堂、アントウェルペン
※全てライヴ録音、 ブックレットに歌詞は掲載されていません。
後にフランスに帰化したフランクと並び、19世紀ベルギーを代表する作曲家の一人ペーテル・ブノワの大作合唱曲を、同国放送局の企画で 実現した充実演奏陣によるライヴ音源で体系的に聴ける5枚組。フランス語話者とオランダ語話者が拮抗するベルギーは、1830年に独立 国家となる直前までオランダ領だった反動もあり、第二次大戦頃まで知識人社会ではフランス語が中心でしたが、国土の北半分を占めるフ ランダース圏では大半の住民の母語がオランダ語(現地呼称に寄せて「フラマン語」とも呼ばれますがオランダとの言語差は英米の英語程 度)で、フランス語中心の文化への反発と母語文化運動が活発でした。ブラームスやサン=サーンスと同世代のブノワはその時代の寵児 で、ブリュッセル音楽院でフランス語話者の大家フェティスに師事したのち諸外国で研鑽を重ね、帰国後『荘厳ミサ曲』の成功により注目を 集めます。その後、市民オーケストラや市民合唱が盛んだった世情のなか、オランダ語による大作合唱曲やオラトリオを続々発表してフラン ダースの人々の絶大な支持を集め、20世紀以降もベルギー国民音楽の旗手として敬愛され続けてきました。オランダで学んだ川口成彦も 昨今は歴史的楽器でそのピアノ曲を積極的に紹介していますが、このアルバムにはブラビンズ、デ・ワールト、デ・フリーントら新旧世代の 錚々たる指揮者たちのタクトのもと、多くが初録音となる重要作群を収録しています。アントワープSO(旧称ロイヤル・フランダース・ PO)やオランダ放送合唱団、ナミュール室内合唱団など頼もしい演奏団体が素晴らしい演奏で深い解釈を聴かせ、 ブノワの大作の真価を強くアピール。聴くべきロマン派時代の作曲家であることを実感させてくれます。

ALPHA
ALPHA-1054(2CD)
NX-C10
スカルラッティ、ドヴォルザーク: スターバト・マーテル(
D・スカルラッティ(シモン=ピエール・ベスティオン編): スターバト・マーテル〜独唱、合唱、弦楽合奏と通奏低音による
ドヴォルザーク(シモン=ピエール・ベスティオン編): スターバト・マーテル〜独唱、合唱、ピアノ独奏と弦楽合奏による
【CD1】
1. プロローグ 〜スカルラッティの『スターバト・マーテル』による
2. スカルラッティ:Stabat Mater dolorosa 立ち尽くす聖母、悲しみにくれて
3. ドヴォルザーク:Stabat Mater dolorosa 立ち尽くす聖母、悲しみにくれて
4. スカルラッティ:Cujus animam gementem 悲嘆にくれるその胸は
5. スカルラッティ:Quis non posset いったい誰が、心を痛めずにおれようか
6. スカルラッティ:Eja Mater, fons amoris おお、聖母よ、愛の泉よ
7. ドヴォルザーク:Qui est homo, qui non fleret いったい誰が、涙を流さずにいられよう
8. ドヴォルザーク:Eja Materm fons amoris おお、聖母よ、愛の泉よ
9. ドヴォルザーク:Fac, ut ardeat cor meum わたしの心に、ひとつの炎を
【CD2】
1. スカルラッティ:Sancta Mater, istud agas 聖なる母よ、おやりになってください
2. ドヴォルザーク:Tui nati vulnerati あなたの息子は傷めつけられました
3. スカルラッティ:Fac me vere tecum flere どうかわたしも、あなたのそばで泣かせてください
4. 作者不詳(シモン=ピエール・ベスティオン編): 続唱「立ち尽くす聖母、悲しみにくれて」(ソレム修道院のグレゴリオ聖歌による)
5. ドヴォルザーク:どうかわたしにも、救世主の死を担わせてください
6. ドヴォルザーク:Inflammatus et accensus 炎にさらされ、焼かれることもある
7. スカルラッティ:Juxta crucem 十字架のそば、あなたのそばにいさせてください
8. スカルラッティ:Inflammantus 炎にさらされ、焼かれることもある
9. スカルラッティ:Fac ut animae どうかこの魂が、浴せるようにしてください
10. スカルラッティ:Amen アーメン
11. ドヴォルザーク:Quando corpus moietur この肉体が滅びる時も
ラ・タンペート(声楽&器楽アンサンブル)
シモン=ピエール・ベスティオン(指)

独唱:
アメリー・レゾン(S)
アリーヌ・カンタン(A)
エドゥアール・モンジャネル(T)
フローラン・マルタン(Bs)

独奏:トマ・タケ(P、ポジティフ・オルガン)
依田幸司、カティア・ヴィエル(Vn)
クロエ・パリゾ(Va)
クロティルド・ラクロワ(Vc)
ピエール・リンデルクネヒト(テオルボ)

録音:2022年7月23-26日、イル・ド・フランス国立Oオーディトリアム、アルフォールヴィル(フランス中北部イル・ド・フランス地方)
中世、ルネサンス、バロックなど古楽のレパートリーを、20世紀以降の近・現代音楽と組み合わせたステージパフォーマンスで大きな成果をあ げてきたフランスの声楽&器楽アンサンブル、ラ・タンペート。ALPHAレーベルではその成果の一端を音響面で味わえる注目すべきアルバム 制作を続けていますが、本作では作曲された時代が大きく異なる二つの「スターバト・マーテル」の傑作を組み合わせたユニークなプログラムに 驚かされます。555曲を超える鍵盤ソナタで知られるドメニコ・スカルラッティの『スターバト・マーテル』は、指揮者ベスティオンが「古楽のレパー トリーで最も美しい作例」と讃える名作で、ルネサンスを意識した多声様式で書かれた異色作。ベスティオンはまた、大管弦楽を伴うドヴォル ザークの『スターバト・マーテル』を思春期に歌う機会を得て大きな衝撃を受けた経験があり、どちらも同じ中世の宗教詩に根ざしたこれら2曲 を組み合わせてみたかったと語っています。後者はドヴォルザーク自身のピアノ譜も参考にベスティオン自身が編曲、ピアノを通奏低音のように 使いながら、テオルボを軸にした解釈による前者(こちらもベスティオンが演奏譜を調えています)のバロック様式と驚くほど一貫性ある響きに。 十字架で苦しむ我が子=救世主を前にした聖母マリアの嘆きを歌った原詩の真意に迫る独特の音響体験は、指揮者インタビューを掲載し た解説(仏・英・独語)と共に味わうことでいっそう深いものとなるでしょう。

Cypres
CYP-4662(1CD)
NX-C04
ルチアーノ・ベリオ:フォーク・ソング/ジャン=マリー・レン: 11のフォーク・ソング
ジャン=マリー・レン(1955-):ここかしこの11のフォーク・ソングosten 東の空が明けてくる(フランデレンの歌)
ルチアーノ・ベリオ:Folk Songs フォーク・ソング
アルバーヌ・カレール(Ms)
アンサンブル21(フルート、クラリネット、ハープ、ヴィオラ、チェロ、打楽器3名)
マルク・コレ(指)

録音:2023年3月20、21日、8月28、29日スタジオ・ダダ、ブリュッセル
ウィーン生まれで現在はフランスを中心に活躍するメゾ・ソプラノ、アルバーヌ・カレールと、ベルギーを中心に活動するアンサンブル21による民 謡集。ベリオがキャシー・バーベリアンのために1964年に書き上げた『フォーク・ソング』は、古いレコードなどで聴いた各地の民謡を元に再作 曲(recomposes)したもので、声楽と7人の器楽奏者という編成となっています。一方ベルギーの作曲家ジャン=マリー・レンによる『ここかし この11のフォーク・ソング』は、20年以上前に作曲した『フランデレン、フランスとワロンの7つの伝承歌』をアンサンブル21の求めに応じてベリオ と同曲数、同様の編成に再構成したもの。2つの曲集のインスピレーションの違いも興味深いところで、民謡が本来持つ素朴な味わいを愛 着を持って生かすレンの作品に対し、ベリオは原曲の特色を生かしながらも、その内容に周辺事情を加味してデフォルメし、初演者バーベリ アンの幅広い表現力を駆使した作品に仕上げています。原曲を同じくする「森の小さなナイチンゲール」には、それぞれの方向性が端的に表 れているといえるでしょう。カレールは特徴的な1曲1曲を安定した歌唱力と深みのある表情で歌い上げており、積極性の高い演奏でアクセ ントを添えるアンサンブル共々、このアルバムを聴きごたえのあるものにしています。ブックレットには歌詞とそのフランス語訳付。

Avie
AV-2659(1CD)
クリストファー・タイラー・ニッケル:レクイエム キャサリン・レディング(S)、
クライド・ミッチェル(指)、
ノースウェスト・シンフォニア&cho

録音:2022年8月21日-24日、バスティア大学聖トーマス礼拝堂(アメリカ、ケンモア)
クリストファー・タイラー・ニッケル(1978-)はコンサートホール用の作品だけでなく、映画、テレビ、劇場のための音楽も得意とするカナダの作曲家。代表作には、各種オーボエ&オーボエ・ダモーレのための作品(無伴奏、ソナタ、室内楽、協奏曲)やクライド・ミッチェルが指揮した交響曲第2番、ノースイースタン・ペンシルヴェニア・フィルハーモニックが4万人の聴衆を集めた「自由のためのファンファーレ」、演劇ではジュール・ヴェルヌの「海底二万里」を題材にしたミュージカルやCatchingART Contemporary Balletのためのバレエ音楽、バンクーバーのシェイクスピア・フェスティヴァル「Bard on the Beach」の音楽などがあり、イギリスのAvieレーベルから、オーボエ協奏曲集(AV-2433)、交響曲第2番(AV-2456)、オーボエのためのソナタ&室内楽作品集(AV-2558)などがリリースされています。これまで、SOC-AN(カナダ作曲家・著者・音楽出版社協会)賞4回、パークシティ映画音楽祭2004年金賞、レオ賞(カナダ、ブリティッシュコロンビア州の映画・テレビ業界向けの賞)2回(ノミネート14回)、西カナダ音楽賞ノミネートなどの栄誉に輝いています。
本アルバムでは、単旋聖歌の穏やかさと複雑なリズムのエネルギーを融合させた、室内オーケストラ、合唱とソプラノ独唱のための 「レクイエム」 を世界初録音。これまでにクリストファー・タイラー・ニッケルの交響曲第2番などを初演してきたカナダ=アメリカの指揮者、クライド・ミッチェルの手腕でこのエネルギーに満ちた大作を見事に創り上げています。

NIFC
NIFCCD-092(1CD)
モニューシュコ:カンタータ「幽霊」 ファビオ・ビオンディ(指)、エウローパ・ガランテ、ナタリア・ルビシ(S)、パヴェウ・コニク(Br)、クシシュトフ・ボンチク(Bs)、ロマン・フマキン(Br)、パウリナ・ボレチュコ(Ms)、カリナ・ムウォドジェニェツ(小さな天使)、カツペル・プニェフスキ(小さな天使)、ポドラシェ・オペラ&PO合唱団、アンジェイ・セヴェリン(朗読)、ヤン・エングレルト(朗読)、ダヌータ・ステンカ(朗読)、ヨアンナ・パフ(朗読)、ヴウォジミエシュ・プレス(朗読)、クシシュトフ・シュチェパニャク(朗読)

録音:2022年8月12日-14日、ポーランド国立歌劇場「テアトロ・ヴィエルキ」(ワルシャワ、ポーランド)、〔朗読〕2023年10月2日&25日、ポーランド放送・スタジオ・シアター(ワルシャワ、ポーランド)
2019年に生誕200年を迎えNIFC(ポーランド国立ショパン研究所)がその作品の再発見、再評価に総力を挙げている作曲家、スタニスワフ・モニューシュコのカンタータ「幽霊」!モニューシュコは「ポーランド・オペラの父」と言われ、フレデリック・ショパンと並ぶポーランドを代表する作曲家の一人です。近年ではピリオド楽器による主要なオペラ作品や歌曲集の収録が行われました。
今作でカンタータ「幽霊」を取り上げています。19世紀に作られたカンタータは多種多様なものが作られましたが、このジャンルは世俗的および宗教的な様々な記念日に演奏するために作られることが多く、またアマチュアやセミ・プロの合唱団から委嘱を受けることも多く、一度演奏されるとその後滅多に演奏されないケースが多々見られました。そのため作曲家によってはあまり重視していない傾向にありました。しかし、モニューシュコはこのジャンルでも手を抜くことなく、ポーランドの国民的詩人アダム・ミツキエヴィチの詩を用いて見事な作品を作り上げています。
ファビオ・ビオンディはこの大作をピリオド楽器による演奏では世界で初めてスタジオ録音で収録しました。
NIFC
NIFCCD-151(1CD)
フォーレ:レクイエム ニ短調 Op.48(1893年版)
ブラームス:埋葬の歌 Op.13
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)、
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、
シャンゼリゼO、ドロテー・ミールズ(S)、
クレシミール・ストラジャナツ(Br)

録音(ライヴ):2021年8月31日、ポーランド国立歌劇場モニューシュコ・オーディトリウム(ワルシャワ、ポーランド)
ベルギーの巨匠フィリップ・ヘレヴェッヘの3度目となるフォーレ「レクイエム」の録音がNIFCレーベルからリリース!2021年録音、NIFC(ポーランド国立フリデリク・ショパン研究所)が主催するポーランドの主要音楽祭の一つ「ショパンと彼のヨーロッパ」でのライヴ・レコーディングです。しばしば“三大レクイエム”の一つに数えられるフォーレの傑作「レクイエム」は偉大な演奏家たちによって多くの名録音が生み出されてきましたが、なかでもヘレヴェッヘによる2度の録音はいずれも傑出した評価を獲得し、同曲の決定盤の一つとして知られています。
フォーレの「レクイエム」は主に3つの版が演奏されますが、今回は1度目の録音と同様、初稿にバリトン独唱と金管楽器が加わり、「奉献唱」と「リベラ・メ」が追加され7曲構成となった第2稿(1893年版)での演奏。ヘレヴェッヘ自身が創設した合唱団コレギウム・ヴォカーレ・ヘントにシャンゼリゼOというおなじみの顔ぶれに、定期的にヘレヴェッヘと共演している名歌手ドロテー・ミールズとクレシミール・ストラジャナツがソリストを務めます。前回の録音から20年ぶり(1893年版としては33年ぶり)と、長い時を経て一層円熟味を増した“ヘレヴェッヘのフォーレ”の新たな美の極致にご期待ください。

Chopin University Press
UMFCCD-205(1CD)
ウェイティング・フォー・ザ・ライト
ヤン・クルトゥル(b.1987):女声合唱、ピアノとパーカッションのための 「アドヴェント・アンティフォン集」、
 ア・カペラ混声合唱のための 「おお、大いなる神秘」
ブリテン:女声合唱、独唱とハープのための 「キャロルの祭典」 Op.28
ショパン・ユニヴァーシティ・シンガーズ、アンナ・モニューシュコ(指)、エルジュビエタ・ウス=ヨンスカ(P)、マリウシュ・モツァルスキ(パーカッション)、ウルシュラ・ノヴァコフスカ(Hp)

録音:2021年6月&2022年11月、ビャウィストク(ポーランド)
20世紀イギリスの傑出した作曲家、ブリテンのもっとも人気があり、もっとも頻繁に演奏される作品の1つである「キャロルの祭典」に、1987年生まれのポーランドの若手作曲家、ヤン・クルトゥルのクリスマス作品とアドヴェント(クリスマスを待ち望む期間)作品をカップリングし、ショパン音楽大学ビャウィストク分校の合唱団「ショパン・ユニヴァーシティ・シンガーズ(ショパン大学シンガーズ)」が歌います。
作曲家&指揮者のヤン・クルトゥルは、ショパン音楽大学で合唱(指)作曲、交響曲&オペラの指揮を修了し、大学院合唱団長として音楽アカデミーで学びました。Musica Sacra Nova(ケルンで行われる国際作曲コンクール)やOpus 966(ポズナンで行われる全国作曲コンクール)などを含む、作曲および合唱コンクールで受賞しており、作品はSchott Music、PWM、Chopin University Pressなどから出版されています。

Chandos
CHSA-5349(1SACD)
ラフマニノフ:晩祷 Op.37(ベネディクト・シーハン(b.1980)、ドミトリー・ラザレフ(b.1980)、アレクサンドル・グレチャニノフ編曲による男声合唱版) エカテリーナ・アントネンコ(指)
パトラム・インスティテュート男声cho
イーゴリ・モロゾフ(T)
エフゲニー・カチュロフスキー(Br)
アレクシス・V.ルキアノフ(オクタビスト)

録音:2022年6月23日-25日、ロシア正教会修道院(エルサレム、イスラエル)
ロシア正教の合唱音楽を可能な限り最高の形で提供することを目指すパトラム・インスティテュート(総主教ティーホン・ロシア・アメリカ音楽院 Patriarch Tikhon Russian American Music Institute)の男声合唱団。前作のテオトコス(神の母、生神女、正教会における聖母マリアの称号)を称えたアルバム(CHSA-5287/BBCミュージック・マガジンのコラール&ソング・チョイス獲得、ICMA2022ノミネート)に続くChandos第2弾は、2023年のラフマニノフ生誕150周年を祝して録音に臨んだ 「晩祷(徹夜祷)」 の男声合唱版。晩祷は、正教会の公祈祷の形式の一つである徹夜祷に基づく奉神礼音楽で、チャイコフスキーをはじめとした様々な作曲家がこの作品を残していますが、ラフマニノフによるものが最も有名な作品です。
本アルバムでは、アレクサンダー・グレチャニノフの編曲による男声合唱版(第7曲)に触発され、ベネディクト・シーハン、ドミトリー・ラザレフが残りの賛歌を男声合唱版に編曲。調性を男声の音域に合うように下げることで8人のオクタビスト(バスより更に低い声部)を含むメンバーのサウンドに更なる深みが加わりました。エセル・スマイスの「ザ・プリズン」(CHSA-5279)で第63回グラミー賞(Best Classical Solo Vocal Album)に輝いた優秀レコーディング・チーム(プロデューサー:ブラントン・アルスポー、エンジニア:ジョン・ニュートン、ミキシング&マスタリング:マーク・ドナヒュー)による高音質録音で重厚に響かせる新たな 「晩祷 」にご期待ください。

Delphian
DCD-34275(1CD)
ジョン・ステイナー(1840-1901):主を十字架に エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊、
ダンカン・ファーガソン(指)、
リアム・ボンスローン(T)、
アーサー・ブルース(Br)、
イモジェン・モーガン(Org)

録音:2023年5月22日-26日、セント・メアリー大聖堂(エジンバラ、イギリス)
19世紀イングランドの作曲家ジョン・ステイナーはセント・ポール大聖堂の聖歌隊員を務め、1854年にはバッハの「マタイ受難曲」のイギリス初演にも参加しました。その後オルガン奏者としても活躍し、聖歌隊の訓練などをはじめ、学校、学区教会、大聖堂における音楽の水準を改革・刷新し、今日にもその影響を残しています。ステイナーは膨大な数の宗教曲を作曲しましたが、特にこの「主を十字架に」は、その親しみやすさから発表後すぐにイギリスとアメリカで取り上げられ、多くの聖歌隊がレパートリーとし、受難カンタータとして今も変わらぬ人気を誇っています。
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊は1879年に設立され、大聖堂で平日と日曜の定期礼拝を行う伝統がスコットランドで唯一、今日まで続いています。礼拝に加え、CDレコーディングやコンサートなども頻繁に行い、スコットランド室内OやBBCスコティッシュSOなど、多くのオーケストラと共演しています。またイギリスのみならず、アメリカ、カナダ、オーストリア、チェコ、スロバキア、日本、台湾など世界各国でツアーを行っています。

Etcetra
KTC-1812(1CD)
ギリシャ人でない作曲家たちによるギリシャの歌
レノックス・バークリー((1903-1989):Epitaph of Timas、春の歌、To Aster
ショスタコーヴィチ
:Vpered、Pentozalis、Zolongo、Hymn of E.L.A.S.
ドヴォルザーク:Koljas、Nereidy、Zalozpev Pargy
ラヴェル:Le Reveil de la Mariee、La - bas, vers l’ Eglise、Quel Galant m’ est Comparable、Chanson des Cueilleuses de Lentisques、Tout Gai!
ヘルマン・ロイター(1900-1985):Wie hernieder vom Berge Sturmwind sturzt、Hinunter ist schon der Mond、Singet ihr Madchen, das Lied、Seelenlos liegt der einst da、Aphrodite!
エレナ・マランゴウ(Ms)、
ヨルゴス・ジアヴラス(P)
ギリシャ人のメゾ・ソプラノ歌手エレナ・マランゴウは、バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、数々のオーケストラと共演しています。
マランゴウは、2021年のギリシャ革命200周年の際にギリシャの作曲家の音楽が数多く演奏され再発見された後、2022年のはじめにドヴォルザークの「3つの新しいギリシャの歌」と出会いました。ギリシャ人が慣れ親しんだギリシャの歌とは異なるアプローチに関心を持ったマランゴウは、ギリシャ人以外の作曲家たちによるギリシャの歌をこの1枚のアルバムに収めました。収録された楽曲は、古代、民謡、20世紀のギリシャの詩が使われており、各時代の状況や政治的背景の違いによって、異なるさまざまな世界が広がっています。

Indigo Road
IR-42001(1CD)
うつろい〜ソングズ・オヴ・マイ・ランド
永田の子守唄(鹿児島)/秋田おばこ(秋田)/おてもやん(熊本)/向こう横丁(東京)/祇園精舎(平家物語より)/我が門に(c.1180 催馬楽)/安来節(出雲)/ハイヤ節(長崎)/家の隣の三毛猫(大分県山香)/三階節(新潟)
山田千代美(うた)、バオバブ〔maika(うた、フィドル、ビオラ、レベック)、松本未來(ギター、コクレ、シトール、うた)、和田尚也(ベース、笛、ギターン)、前田剛史(和太鼓、篠笛、鈴)、渡辺庸介(ドラム、パーカッション)〕

録音:2022年12月〜2023年3月、カテリーナの森(カテリーナ古楽器研究所、大分)
古楽大国オランダで古楽唱法を究めたソプラノ、山田千代美の新境地! カテリーナ古楽器研究所のメンバーらが古今東西の楽器を操り、日本の民謡をベースに、西洋の古楽・クラシックから、ポップス、フォーク、現代音楽など様々なサウンドを取り入れた、ジャンルレス、ボーダーレスなアルバムが登場!
山田千代美は国立音楽大学を卒業後、オランダのハーグ王立音楽院に留学。在学中よりレベッカ・ステュワート博士の率いるルネサンス・カペラの第1ソプラノとして演奏を始め、ポリフォニー音楽、グレゴリア聖歌の豊富な経験を積み、佐藤豊彦の率いる古楽アンサンブル「アルバ・ムジカ・きょう」のヴォーカリスト、日本の古楽アンサンブル「諧謔音楽」のメンバーとして活動。古楽のスペシャリストとして、浸透性のある声と繊細な表現テクニックが高く評価されています。佐藤豊彦の自主レーベル「Nostalgia(のすたるぢあ)」からは、「東雲のうた(Nostalgia0201)」、「黒船の歌(Nostalgia1101)」、「幽玄 佐藤豊彦作品集(Nostalgia1501)」、「伊福部昭の古歌(Nostalgia1701)」などのアルバムをリリース。ニュー・アルバム「うつろい」のために新レーベル「Indigo Road」が設立され、Nostalgiaの多くのアルバムでも録音を行ってきたヨナス・ニーダースタットが、今作でもプロデューサーとレコーディング&マスタリングを担当しています。

Coviello
COV-92313(1CD)
ゲーテ歌曲集
ベートーヴェン:5月の歌 Op.52-4
 ゲーテの詩による3つの歌 Op.83
カール・フリードリヒ・ツェルター(1758-1832):あの子はどこに(五月の歌)
 / 秘密 / 悲しみの喜び / 憩いなき恋
ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752-1814):ラプソディ / 勇気 / 魔王
ベートーヴェン:君知るや南の国 Op.75-1
 憧れ WoO134-4
 新しい愛、新しい生 Op.75-2
マリア・シマノフスカ(1789-1831):アレクサンドル・ガリーツィン公のロマンス(Pフォルテ編曲版)
モーツァルト:すみれ K.476
ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト:『アレクシスとドーラ』〜憩いなき恋
カール・フリードリヒ・ツェルター:ズライカ
 さすらい人の夜の歌
 新しい愛、新しい生 / 気の合う者同士
ファニー・アントネルー(S)
ソフィヤ・ガン ディリャン(フォルテピアノ)

録音:2022年5月6-9日/バート・クロツィンゲン、歴史的鍵盤楽器博物館
ゲーテ(1749-1832)の詩を用いた歌曲集です。同時代の何人かの作曲家が、自分のアプローチでゲーテの世界に取り組み、さまざまな音楽を生んでいたこ とが実感できます。ゲーテと親交があったカール・フリードリヒ・ツェルターの作品は、言葉のリズムに重きを置いた音楽で、ゲーテ自身も評価したとされています。
ファニー・アントネロウはギリシャのソプラノ歌手。アテネで開催される「マリア・カラス国際コンクール」のオラトリオ/リート部門で優勝。さまざまな古楽演奏 家と共演しており、クルレンツィス指揮『フィガロの結婚』の録音ではスザンナ役を務めていました。 (Ki)
Coviello
COV-92319(1CD)
地中海の歌
フェルナンド・オブラドルス(1897-1945):スペイン古典歌曲集[La mi sola, Laureola / Al Amor / Corazon, porque pasais / El majo celoso / Con amores, la mi madre / Del cabello mas sutil / Chiquitita la Novia]
アドルフ・イェンゼン(1837-1897):エマヌエル・ガイベルとパウル・ハイゼの翻訳によるスペイン詩集からの歌[Klinge, klinge, mein Pandero Op.21-1/ Mutter, ich hab zwei Augelein Op.4-2/ In dem Schatten meiner Locken Op.1-4/ Murmelndes Luftchen Op.21-4/ Dereinst, Gedanke mein Op.4-7]
ロッシーニ:ヴェネツィアの競艇[Anzoleta avanti la regatta / Anzoleta co passa la regatta / Anzoleta dopo la regatta]
フォーレ:5つのヴェネツィアの歌[Mandoline / En sourdine / Green / A Clymene / C’est l’extase]
シャブリエ:スペイン
カルメン・アルターサ(Ms)
ヒルコ・ドゥムノ(P)

録音:2022年11月8-11日/フランクフルト、フェステブルク教会
19世紀、ゲーテ以降のドイツ人はイタリアに自らの精神を求め、フランス人作曲家はスペインの色彩に魅せられていました。このCDにはイタリアとスペインをイ ンスピレーションの源泉とした歌曲が収められています。
エマヌエル・ガイベルとパウル・ハイゼによってドイツ語に訳されたスペインの詩は多くの音楽家に影響を与え、ヴォルフ、ブラームス、シューマンも曲を残しまし た。 (Ki)

ALPHA
ALPHA-1025(3CD)
NX-E10
ヘンデル:オラトリオ『テオドーラ』 テオドーラ…ルイーズ・オルダー(S)
ディディムス…ティム・ミード(C.T)
イレーヌ…アンナ・ステファニー(Ms)
セプティミウス…ステュアート・ジャクソン(T)
ヴァレンス…アダム・プラヘトカ(Bs-Br)
アルカンジェロ(合唱&古楽器オーケストラ)
ジョナサン・コーエン(チェンバロ、指揮)

録音:2023年3月31日-4月6日 聖オーガスティン教会、キルバーン、ロンドン
英国で揺るぎない名声を確立したヘンデルが晩年、その豊かな技量を注ぎ込んだ傑作オラトリオ『テオドーラ』。作曲家が視力を失う直前の 時期に仕上げられ1750年3月に初演されたものの、少し前にロンドンを襲った地震の影響で重要な顧客たちが客席にいない状態での上 演は失敗に終わりました。当時の英国におけるオラトリオの通例を離れた殉教物語も理解されませんでしたが、その音楽的充実は後にヘン デル声楽作品が見直されてゆく中で評価が高まり、今や多くの全曲録音にも恵まれている一作となっています。その上でなお、古楽器演奏 の名盤群で知られるALPHAが世に問う新録音は、英国を中心に世界的な注目を集めるジョナサン・コーエン率いるアルカンジェロと気鋭歌 手陣によるもので、瑞々しく音楽愛に貫かれた名演に仕上がっています。ローマ帝国末期、ヴィーナス信仰を受け入れずキリスト教徒として 命を全うする悲運の女性テオドーラを演じるのは、サイモン・ラトルやキリル・ペトレンコとの共演でも知られロマン派や近代作品の録音でも高 い評価を博しているルイーズ・アドラー。ヒロインに寄り添うディディムス役ではドーヴァー海峡の両岸で活躍をみせるティム・ミードが細やかな 作品解釈を雄弁な歌唱へと昇華させ、他のソリストたちと共に起伏豊かなドラマを盛り上げます。古楽器演奏の場のニュアンスを的確に捉 えるユーグ・デショー&アリーヌ・ブロンディオらALPHA古参のエンジニアたちの仕事も見事なもので、ホルンやトランペットも加わる色彩豊かな オーケストラの活躍も際立ち、劇音楽に通じたコーエンならではの聴きごたえある音楽展開を何度でも聴き確かめたくなるに違いありません。

NoMadMusic
NMM-117(1CD)
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 シリル・デュボワ(T)、
アンヌ・ル・ボゼク(P)

録音:2021年1月
フランスの新世代を代表するテノール、シリル・デュボワが冬の旅を録音しました。アンサンブル(声、弦楽器、打楽器、ダンスなど)にその活動の重点をおいて いるフランスのピアニスト、アンヌ・ル・ボゼクとの共演。デュボワの清潔感ある声が、却って寒々しい雰囲気を出しているよう。1904年製のベヒシュタインの少 し鄙びたようなピアノの音色が作品の世界を一層盛り上げています。 (Ki)

Acte Prealable
AP-0550(1CD)
カール・アドルフ・ローレンツ:歌曲集
3つの歌 Op.9/O weint um sie Op.5/春 Op.29-2/春の歌/4つの厳粛な歌 Op.58/Ingeborgs Klage Op.17/Strandlieder Op.97-1/答え Op.45/Max und Moritz Op.7-1/Das Marchen von den Fischerkindern Op.28-1/クリスマスソング Op.70/Ich armes Maidlein Op.13/2つの二重奏曲 Op.13/2つの歌曲 Op.23/子守歌 Op.28-2
カタジナ・ドンダルスカ(S)、イヴォナ・ホッサ(S)、エヴァ・ヴォラク(C.A)、ピオトル・クシェヴィチ(T)、アダム・ズドゥニコフスキ(T)、ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(P)

録音:2022年9月3日-5日
ポーランドのシュチェチンでその人生の大半を過ごした作曲家カール・アドルフ・ローレンツ。現在では忘れ去られてしまった作曲家の一人ですが、19世紀から20世紀にかけてシュチェチンにおける音楽家の重要人物の一人でした。ソプラノのカタジナ・ドンダルスカは彼女の仲間を集めて、カール・アドルフ・ローレンツの作品を世界初録音しています。
Acte Prealable
AP-0540(1CD)
ヴォイチェフ・ソヴィンスキ:宗教音楽集 Vol.1
なんと愛おしいことでしょう Op.92
おお救世主よ/6つの宗教的な作品
小ミサ Op.114
アレクサンドラ・クハルスカ=シェフレル(S)、アリツィア・ルミャノフスカ(Ms)、ドナタ・ズリャニ(Ms)、マルチン・ポミカワ(T)、リャン・ユー (Br)、ロベルト・カチョロフスキ(Br)

録音:2022年2月、3月
ポーランドのピアニスト兼作曲家であったヴォイチェフ・ソヴィンスキの宗教音楽集。ソヴィンスキはツェルニーに師事し音楽教師としても活躍し、ショパンと交流した記録も残っています。

LAWO Classics
LWC-1274(1CD)
シーグル・リ:歌曲集 第2集
シーグル・リ(1871-1904):歌曲集 「ヴァルトブルク」(テオドル・カスパリの詩)〔狩の歌、歌合戦、それから谷は暗くなり、マルティン・ルター、学生行進曲、讃歌〕/バラの歌(イーダル・ハンダガールの詩による6つの歌曲)〔私はそこへひかれ、暗い森の危うさ、あなたの胸に頭をあずけ、あなたが私のことを思っていなかったら、そこは夜、海、草原を越え/日の光(イーダル・ハンダガールの詩)/最後の歌(イーダル・ハンダガールの詩による3つの歌曲)〔休息、太陽がはじめて輝く時、やすらぎの夕べよ〕/『ハウグトゥッサ』の4つの歌(アルネ・ガルボルグの詩)〔ソーレガに向かって、仔山羊のダンス、牛寄せの声、祈り〕/アラジンの子守歌(エーダム・ゴトロプ・ウーレンスレーヤの詩)/すべて君のもの(ニルス・コレット・ヴォークトの詩)/モーリル(テオドル・カスパリの詩)/若くざわめく春は(ニルス・コレット・ヴォークトの詩)/白鷲のように(イーダル・ハンダガールの詩)/夏(ヘリェ・ローゼの詩)/ホシムクドリ(アンデシュ・ホーヴデンの詩)/それは古い詩(ヘリェ・ローゼの詩)
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(Ms)
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(P)

録音:2022年6月7日-10日、11月8日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
シーグル・リの全歌曲をマリアンネ・ベアーテ・シェランとニルス・アンデシュ・モッテンセンの共演で録音するシリーズの第2集。本アルバムでは、第1集(LWC-1256)に収録された作品の後に作曲された歌を歌っています。テオドル・カスパリ(1853-1948)の詩に基づき作曲した 「ヴァルトブルク」。グリーグやカタリヌス・エリングも使ったアルネ・ガルボルグ(1851-1924)の『ハウグトゥッサ』による曲集。イーダル・ハンダガール(1874-1959)の詩による「バラの歌」 「最後の歌」。「良きノルウェー」を伝えるアルバムです。
LAWO Classics
LWC-1264(1CD)
聴こえる可能性
エドヴィン・オステルゴール(b.1959):『ドゥイノの第一の悲歌』から(3声のための)〔… ei meir inderleg flukt …/… slike store gater …/… om eg skreik ut …/Hore, mein Herz …/… ist es seltsam …/O und die Nacht … / Ja og sa natta …/Hoyr, mitt hjarta …〕/Into A(コントラバスのための倍音音楽)/ステフェンスの断片(ソプラノとコントラバスのための)/聴こえる可能性. 儀式V(ソプラノ、メゾ・ソプラノ、テノールとコントラバスのための)〔Teil 1. … som dannes ut av stillhet/Teil 2. … das horende Ohr …/Teil3. Den som har orer, han hore!
トーネ・エリサベト・ブローテン(S)、
エッバ・リュード(Ms)、
ペール・クリスチャン・アムンロード(T)、
ホーコン・テリーン(Cb)

録音:2022年1月18日-21日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
エドヴィン・オステルゴールは、ノルウェー生命科学大学(NMBU)で教授として教えながら、室内アンサンブルと合唱のための曲を中心とする作曲活動を行なっています。「耳を澄まして聞く機会を創り出すことが作曲と、わたしは理解している」(エドヴィン・オステルゴール)。このアルバムでは、「ore(耳)」と「lyd(音)」を組み合わせたノルウェー語の「Orenslyd(聴こえる可能性)」をタイトルにし、「人間の声とコントラバスの豊かな響き」を探った彼の4つの作品が演奏されます。
リルケの詩集『ドゥイノの第一の悲歌』がドイツ語とオステルゴールの同僚のオスムン・ビョルンスタ(b.1951)によるノルウェー語訳で歌われる 「『ドゥイノの第一の悲歌』から」。コントラバスの「A」音を基準にした「倍音音楽」「Into A」。ノルウェー系ドイツの自然派哲学者ヘンリク・ステフェンス(1773?1845)の『人類学』からインスピレーションを得たという「ステフェンスの断片」。「聴こえる可能性. 儀式V」 は、「儀式. ヴィオラのための音楽)」(LWC-1041)から始まった「儀式シリーズ」の第5作です。リルケの『ドゥイノの悲歌』、ドイツの物理学者ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ(1831?1894)の著作、『マタイによる福音書』(11章15節)がテクストに使われています。4作品はすべて、フンボルト大学ベルリンとの連携で作曲され、2019年10月26日にこのアルバムと同じ演奏者によって初演されました。
LAWO Classics
LWC-1266(1CD)
マニフィカト
エレン=アンドレーア・ワン(b.1986):マニフィカト〔わたしの魂は、あなたにすがりつき*、あらゆる世代、主は目を留めてくださった、守護天使/聖なるマリア、明るい日々、あなたの愛が必要です**、わたしの魂は II、わたしの魂の休める場所が*、わたしは神のしもべ〕
合唱編曲 *:シェティル・ビェルケストラン **:シェティル・ビェルケストラン、エレン=アンドレーア・ワン
オスロ大学女声合唱クラブ
マーリト・トンデル・ボスベルグ・ヴァイデ(指)
エレン=アンドレーア・ワン(ベース、ヴォーカル)
ハンナ・パウルスベルグ(Sax)

録音:2022年8月27日-28日、9月24-25日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
世界最古の学生の女声合唱グループ、1895年に創設された「オスロ大学女声合唱クラブ(KSS)」(アカデミー女声合唱団、オスロ大学女声合唱協会)は、指揮者マーリト・トンデル・ボスベルグ・ヴァイデの下、ノルウェーを代表する女声合唱団のひとつとしての地位を確立してきました。新しいアルバムでは、ノルウェージャズのトレンドを作っているジャズ・ミュージシャンふたりとコラボレーションを行い、新たな方向をめざしています。
マリアの賛歌 「マニフィカト」 を作曲したエレン=アンドレーア・ワンは、合唱作品の作曲家としてデビュー。ベーシストとヴォーカリストとしても活動しています。この作品は、『ルカによる福音書』(1章46-56節)と「カトリック教会の典礼文」をテクストに使い、女声合唱、ベース、サクソフォン、ヴォーカルのために書かれました。2021年「モルデ・ジャズ・フェスティヴァル」のために作られ、このアルバムのメンバによって初演されました。
サクソフォンのハンナ・パウルスベルグは、エレン=アンドレーア・ワンと一緒に2013年に結成したトリオ「GURLS」で作曲も担当。グループは、2018年と2022年の「スペルマン賞」(ノルウェー・グラミー賞)を受賞しています。

GENUIN
GEN-24857(1CD)
エレメンツ
ヤコブ・クレメンス・ノン・パパ:Ego flos campi
アグネ・アグネテ・マジュリエネ:Kleine Wunsche
ミヒャエル・オストシガ:Tall Trees Grove, March1st2016
トマス・モーリー:Hard by a Crystal Fountain、Fyre, Fyre!
バード:This Sweet and Merry Month of May
ラウラ・マルコーニ:Vorrei
ジェズアルド:Tristis est anima mea
オルランド・ディ・ラッソ:Lagrime di San Pietro
ブラームス:3つの歌 Op.42/F.H.ボーテ(マックス・レーガー):Es waren zwei Konigskinder
メンデルスゾーン:Psalm 2,Warum toben die Heiden
シュテファン・ホイケ:Andenken, Op.100
ケルン・ヴォーカルゾリステン

録音:2022年9月20日-23日
ケルン・ヴォーカルゾリステンは6声からなるヴォーカル・アンサンブルです。彼らはこのアルバムで16世紀から19世紀に至る幅広い作品を披露しています。中でもミヒャエル・オストシガ、ラウラ・マルコーニ、そしてシュテファン・ホイケの作品は世界初録音となっています。彼らの美しいハーモニーでお楽しみください。
GENUIN
GEN-24869(1CD)
輸入盤

XGEN-24869(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

モーツァルト:レクイエム K.626(フランツ・クサヴァー・ジュスマイヤー補筆完成版に基づく、カール・ツェルニー編曲4手ピアノ連弾版) ケアスティン・シュトラスブルク(P)
ユルゲン・アッペル(P)

録音:2023年7月11日-13日、フェステブルク教会(フランクフルト、ドイツ)
今日も絶大な人気を誇るモーツァルト最後の傑作「レクイエム」はあらゆる音楽家によって様々な編曲が施されてきました。ベートーヴェンに弟子入りし、またリストの唯一の師でもあるカール・ツェルニーもこの作品に魅了され編曲に取り組んだ一人で、ピアノ独奏版やピアノ連弾版を遺しています。ツェルニー編曲の4手ピアノ連弾版は合唱やソリスト、ティンパニ等様々な追加のアレンジがなされたものも出版され、過去に録音されてきたのも合唱などを伴ったものがほとんどでした。ここに収録されているそういった追加のアレンジをすべて排除した純粋な4手ピアノ連弾によるヴァージョンは、これまでに自動演奏や配信音源ではリリースされていましたが、ドイツのピアニストであるケアスティン・シュトラスブルクとユルゲン・アッペルがピアニスト2人による初のCDレコーディングに挑戦。合唱団や他の楽器がなくともピアノ1台で声楽、オーケストラのパートを完全に表現しており、その明瞭さ、力強さ、芸術性すべてにおいて秀逸なアレンジはツェルニーの持つ技量、そしてツェルニーのモーツァルトに対する敬愛がはっきりと表れています。また近年の補筆に加えられることが多い短いフーガ(アーメン・フーガ)も、ロバート・レヴィンの編曲から奏者が4手ピアノ連弾用にアレンジしたものが加えられており、こちらは世界初録音となります。

SUPRAPHON
SU-4333(1CD)
「村の物語」

(1)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「結婚」(1917 / rev.1923)〜独唱、混声合唱、打楽器、4台のピアノのための

(2)ヤナーチェク:わらべ歌 JW V/17(1927)〜独唱、混声合唱、器楽アンサンブルのための

(3)バルトーク:3つの村の情景 BB87b(1926)〜女声と室内オーケストラのための
(1)カテジナ・クニェジーコヴァー(S)、ヤナ・フロホヴァー(Ms)、ボリス・ステパノフ(T)、
イジー・ブルックレル(Br)、ルカーシュ・フィネク=クレメル(Bs)*
キリル・ゲルシュタイン(第1ピアノ)、ゾルターン・フェイェールヴァーリ(第2ピアノ)、カティア・スカナヴィ(第3ピアノ)、アレクサンドラ・スティフキナ(第4ピアノ)
アマディンダ・パーカッション・グループ【ゾルターン・ラーズ、ゾルターン・ヴァージ、アウレール・ホッロー、カーロリー・ボイトス】
ダコダ・トリオ【ダヴィド・ブルツィク、コルネール・ヘンツ、ダーニエル・ラーポスィ】
(2)ブロニスラフ・パロウスキ(T)*、ルティン・スラヴィーク(T)*
バルボラ・ハアソヴァー(第1フルート)、ペトゥラ・ホデァンコヴァー(第2フルート)、ダヴィド・シメチェク(第1クラリネット)、
イジー・ヤヴーレク(第2クラリネット)、オンドゥジェイ・シンデラージュ(第1ファゴット)、オンドゥジェイ・スヴィタヴスキー(第2ファゴット)、ペトゥラ・リエス(Cb)、ラデク・ドレジャル(太鼓)、マトウシュ・ズカル(P)
(3)ヤナ・フロホヴァー(Ms)、マリアナ・アムブロジョヴァー(S)*
ツェムリンスキー四重奏団【フランティシェク・ソウチェク(Vn1)、ペトゥル・ストゥジージェク(Vn2)、
ペトゥル・ホルマン(Va)、ヤン・ゼメン(Vc)】
イジー・フデツ(Cb)
ベルフィアト五重奏団【イジー・ヤヴーレク(Cl)、オト・レイプリハ(Fl)、ヤン・ソウチェク(Ob)、ヤン・フデチェク(Fg)、カテジナ・ヤヴールコヴァー(Hrn)】
ヤン・パジーク(クラリネット、サクソフォン)、イヴァナ・ドフナロヴァー・シュヴェストゥコヴァー(Hp)、ワルター・ホフバウエル(Tp)、ルカーシュ・モテュカ(Tb)、マトウシュ・ズカル(P)、
ラディスラフ・ビラン(打楽器)
以上、プラハ・フィルハーモニー合唱団、ルカーシュ・ヴァシレク(指)
*=プラハ・フィルハーモニー合唱団のメンバー

録音:(1)2021年12月23、26&27日、(2)2022年9月4〜6日、(3)2022年10月28&29日/VZLET文化センター(プラハ)
民俗音楽の影響を受け、自らの創作に取り入れた20世紀を代表する作曲家ヤナーチェク、バルトーク、ストラヴィンスキー。ヤナーチェクとバルトークは民俗学に 傾倒し、村々で民謡を収集。また、ストラヴィンスキーは民俗儀式に魅了されました。
ロシアの婚礼風俗を扱ったストラヴィンスキーの「結婚」。1914〜17年に作曲後、楽器編成を大幅に修正し、1923年にディアギレフ率いるバレエ・リュスが ニジンスカの振付でパリで世界初演したのが当録音の最終稿です。管弦楽の代わりに4台のピアノを用い、打楽器的な効果を発揮。当演奏ではキリル・ゲルシュタ インが第1ピアノを担当しております!
ヤナーチェクは71歳のときに歌劇「マクロプロス事件」を完成させた直後、童謡の作曲も構想しました。民謡を基にした「わらべ歌」(序奏と18曲とエピローグ) は1924年に作曲、最晩年の1927年に改訂。この改訂版では独唱と10の木管楽器、コントラバス、太鼓、ピアノという特殊な編成となっております。
バルトークの女声と室内オーケストラのための「3つの村の情景」は、現在のスロヴァキア中央部のズヴォレンで収集した民謡を基にした編曲した作品で、独奏曲 「村の情景」の第3・4・5曲より改編しております。ルカーシュ・ヴァシレク率いるプラハ・フィルハーモニー合唱団の精鋭メンバーとともにお届けする注目の1 枚の登場です! (Ki)

ALBANY
TROY-1949(1CD)
「詩人のこだま」〜ブリテン、アーネスト、マシューズ歌曲集
ブリテン(1913-76):ミケランジェロの7つのソネット (1940)
コリン・マシューズ(b.1946):6つの中国の歌(2019-20)
ジョン・デイヴィッド・アーネスト(b.1940):ハドリアン歌曲集(2014)
ブリテン:詩人のこだまOp.76(1965)
 エピローグ(1945)*
ジャスティン・ヴィッカーズ(T)
ジョン・オーフェ(P)

録音:2020-2022年
*=世界初録音
ブリテンを中心とした英語の歌曲集。最後に収録されている「エピローグ」は世界初 録音となります。コリン・マシューズはマーラーの交響曲第10 番の補作全曲版でデリック・クックに協力、 またホルストの「惑星」の海王星に続く曲として「冥王星」を作曲して話題を呼んだ作曲家。ジョン・ デイヴィッド・アーネストはテキサス出身のアメリカの作曲家。いずれも 20世紀の抒情とでも呼ぶべ き、瑞々しいリリシズムに溢れた歌曲そろいです。

Goodies
78CDR-3929(1CDR)
超人歌姫! 関屋敏子名唱集(1)
見よ優しいひばりを(ビショプ)(英語歌唱)
セレナーデ(シューベルト-堀内敬三訳詩)
子守歌(シューベルト-内藤 濯訳詩)
旅愁(オードウェイ作曲-犬童球渓訳詩)
故郷の廃家(ヘイズ作曲-犬童球渓訳詩)
庭の千草(アイルランド民謡)
関屋敏子(S)
ナサニエル・シルクレット(指)ヴィクター・サロン・オーケストラ
Nカルロ・サバイーノ(指)ミラノ・スカラ座O
管弦楽伴奏

日VICTOR J10011932年2月4日ニューヨーク録音
日VICTOR132331932年2月4日ニューヨーク録音
日VICTOR41351929年10月ミラノ録音
日VICTOR113841934年日本録音
関屋敏子(1903-1941)は20世紀前半を代表するソプラノ歌手。東京・小石川生ま れ。東京音楽学校(現東京芸術大学音楽学部)中退。1928年にデビュー後イタリア に留学し、ボローニャ大学で学んだ後スカラ座のオーディションに合格しヨー ロッパ各地で活躍した。その経歴は近刊の「関屋敏子-日本唯一の超人歌姫の謎」 (江本弘志著)(文芸社)に詳しい。ここではポピュラーな曲を選んだが、関屋は 50枚以上のSPレコード録音があり、未復刻のものを含めて将来このシリーズ で発売する予定。(グッディーズ)

ODRADEK RECORDS
ODRCD-426(1CD)
ポリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):スペイン語歌曲集
ハンガリー風二重唱/悲しい心/カーニャ/悪魔のファンダンゴ/おがくず/ロンデーニャ/ 王女の歌/スペインの歌/学生たちのホタ/私の女中の愛/何の役に立つのか?/ 悲しみのキジバト/あなたを忘れろとあなたは言う/マドリッド/カディスの娘/闘牛士/ 私は闘牛士を愛さない/ロジーヌへのセレナーデ/スペイン風ロマンス/ああ孤独よ!/ ハバネラ/雌鶏/ほか全25トラック
ナタリア・ラブルデット(S)、
エレナ・レスレイソン(Ms)
フランシスコ・ソリアーノ(P)
19世紀半ばにフランスを中心に絶大な人気を誇ったメッゾソプラノ、ポリーヌ・ヴィアルド(1821-1910)のスペイン語歌曲(多くは二重唱)を集めた CD。ポリーヌ・ヴィアルドは、ロッシーニの「セビリ アの理髪師」初演でアルマヴィーヴァ伯爵を歌った高名なテノール、マヌエル・ガルシアの娘。姉は 伝説的プリマドンナ、マリア・マリブラン。歌手として活躍する一方で、ポリーヌ・ヴィアルドは作曲も し、特に多くの歌曲を残した。このCD にはそのうちスペイン語のものを収録。世界初録音も多数。 ナタリア・ラブルデットはマドリッド生まれのスペインのソプラノ。ベルリン芸術大学で声楽を学び、 2016年にオペラ・デビュー。素晴らしい美声の持ち主です。エレナ・レスレイソンはポルトガル、バ ルセロス生まれのメッゾソプラノ。フランシスコ・ソリアーノは、マドリッドで学んだ後、ポーランドのショ パン音楽大学に留学したピアニスト。彼らはヴィアルド生誕200 年の2021年に彼女の歌曲を手掛 け、このCD はその成果でもある。

Champs Hill Records
CHRCD-171(1CD)
夜の歌
シューベルト:森にて D708、
 夜曲 D672、
 さすらい人の夜の歌 II D768
シューマン:Die feindlichen Bruder Op.49-2、
 Der Hidalgo Op.30-3、
 Es sturmet am Abendhimmel Op.89-1、
 夜の歌 Op.108、
 Abends am Strand Op.45-3
クララ・シューマン:Er ist gekommen Op.12-2、
 Am Strande
ヴォルフ:Der Tambour、
 Ganymed、夜ごとのさすらい
chtwanderer Op.7-2
R・シュトラウス:Des Dichters Abendgang Op.47-2、
 赤い薔薇 AV-76、
 Lied an meinen Sohn Op.39-5、
 Wetter Op.69-5
メンデルスゾーン:Ich wollt’, meine Lieb’ ergosse sich、
 Maiglockchen und die Blumelein
ローワン・ピアース(S)、
ユリアン・ファン・メラールツ(Br)、
ルーシー・コルクホーン(P)

録音:2022年8月30日-9月1日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
2017年にBBCプロムスデビューを果たし、ヨーロッパやアメリカで活躍するソプラノ歌手ローワン・ピアース、2018年モントリオール国際音楽コンクールなど数々の受賞歴を持つバリトン歌手のユリアン・ファン・メラールツ、歌曲ピアニストとして引っ張りだこのルーシー・コルクホーンによる歌曲集。激しい嵐や平和な夕暮れ、神秘的な森や夜の旅人など、あらゆる夜の姿を探求する作品集となっています。
Champs Hill Records
CHRCD-169(1CD)
航海
ラヴェル:シェエラザード
ビゼー:Adieux de l’hotesse Arabe
ケクラン:シェエラザード Op.84
ラヴェル:5つのギリシャ民謡
ドビュッシー:ビリティスの歌
ビゼー:君の心を開いてくれ
ラヴェル:民謡集〜スペインの歌、
 ヴォカリーズ〜ハバネラ形式のエチュード
ポーリーヌ・ヴィアルド:カディスの娘、マドリード
アレグザンドラ・ロウ(S)
パトリック・ミルン(P)

録音:2021年11月8日11日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
スペイン、マヨルカ島生まれのソプラノ歌手アレグザンドラ・ロウは、ロンドンのナショナル・オペラ・スタジオで学び、コヴェント・ガーデンをはじめ、数多くのオペラに出演し活躍しています。ソロ・デビュー・アルバムとなる今作には、生まれ故郷であるスペインや、ギリシャ、中東などさまざまな国にインスパイアされた楽曲が収録されています。

Hyperion
CDA-68436(1CD)
デュリュフレ:レクイエム Op.9
プーランク:悔悟節のための4つのモテット
スティーヴン・レイトン(指)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジcho
ハリソン・コール(Org)

録音:2021年7月31日、トリニティ・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ)(プーランク)&2022年7月15日-20日、サン・トゥスタシュ教会(パリ)
イギリス合唱界の名指揮者、スティーヴン・レイトンが音楽監督を務めるケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団。バッハ、ヘンデルなどの古楽からスタンフォード、フィンジ、ハウエルズ、マクダウアル、オワイン・パーク、イーヴォ・アントニーニなどの近現代音楽まで広いレパートリーを誇る名門カレッジ聖歌隊が、20世紀でもっとも愛されている合唱作品の1つでもあるモーリス・デュリュフレの「レクイエム」を録音! 古いもの(グレゴリオ聖歌)と新しいもの(その時代と場所に相応しい調和のとれた言語)が魔法のように統合された傑作で、パリのサン・トゥスタシュ教会の雄大な音響と素晴らしいオルガンの恩恵を受けたこの録音は、新たな「決定盤」の有力候補となることでしょう。約10年前にリリースされた「ハウエルズのレクイエム」(CDA-67914)ではグラモフォン賞の合唱部門に輝き、「プーランクのグローリア&モテット集」(CDA-67623)でもグラモフォン賞にノミネートしてきたケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団の名唱にご期待ください。

Signum Classics
SIGCD-779(1CD)
カール・ジェンキンス:武装した男(平和のためのミサ) デイヴィッド・テンプル(指)、
ハートフォードシャーcho、
ロンドン・オーケストラ・ダ・カメラ、
オサーマ・キワン(ムアッジン/祈祷時刻告知係)、
キャスリン・ラッジ(Ms)、
ジャマル・アリエフ(Vc)

録音:2022年11月19日&20日、セント・オーガスティン教会(キルバ―ン、ロンドン)
英国で最も優れたシンフォニック・コーラスのひとつであり、質の高い情熱的な歌唱で定評があるハートフォードシャー合唱団と、ロンドン・フィルハーモニー合唱団のメンバーとしてボールト、ストコフスキ、ショルティ、ハイティンクらの元で歌い、ハートフォードシャー合唱団の音楽監督を務める合唱指揮者、デイヴィッド・テンプルによるSignum第3弾は、イギリスの作曲家カール・ジェンキンスの 「武装した男(平和のためのミサ)」 のアンサンブル版。
「武装した男」 は、英国の帝国兵器博物館からの委嘱で作曲され、コソボ紛争の犠牲者に捧げられた平和への強い願いが込められた作品です。本アルバムに収めれられたアンサンブル版は、交響曲全曲版の演奏が不可能な場合の代替案としてジェンキンス自身によって考案されたもので、推進力のあるリズム、雷鳴のようなクライマックス、恐怖に満ちた瞬間、そして優しく印象的なメロディーなど、原曲が持つ魅力はそのまま残されています。また、イギリスの名メゾ・ソプラノの一人、キャスリン・ラッジ、アゼルバイジャン出身で、2017年のBBCプロムス「ジョン・ウィリアムズ85歳記念プログラム」でのソリスト起用や数多くの国際コンクールでの優勝を誇る若き名チェリスト、ジャマル・アリエフの参加にも注目です。
Signum Classics
SIGCD-782(1CD)
シューマン・イン・イングリッシュ Vol.1(英語歌唱によるシューマン)
シューマン:リーダークライス Op.39
詩人の恋 Op.48
女の愛と生涯 Op.42
アイリッシュ・タイナン(S)、
ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
キャスリン・ラッジ(Ms)、
クリストファー・グリン(P)

録音:2022年6月19日-21日、オール・セインツ教会(ロンドン、イギリス)
第4弾まで続いた、「シューベルト・イン・イングリッシュ」シリーズ(SIGCD-531、SIGCD-550、SIGCD-771、SIGCD-770)に続く新たな英語歌唱シリーズとして、「シューマン・イン・イングリッシュ」シリーズがスタートしました。ピアニストのクリストファー・グリンの依頼によりジェレミー・サムズが書き起こした新訳英語版で、1840年に作曲されたシューマンの3つの作品が収録されています。
このアルバムの全楽曲の伴奏はクリストファー・グリンが務め、第一線で活躍する3人の歌手とともに演奏しています。アイルランドのソプラノ歌手アイリッシュ・タイナンは、BBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選ばれ、ヨーロッパやアメリカなどの数々のオペラ・ハウスに出演するほか、リサイタルも数多くこなしています。バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持つバリトン歌手のロデリック・ウィリアムズは、BBCフィルハーモニックをはじめ、パリOやバッハ・コレギウム・ジャパンなど多くのオーケストラと共演し、現代オペラの世界初演も複数行っています。メゾ・ソプラノ歌手のキャスリン・ラッジはリヴァプールで生まれ、数々の賞を受賞し、BBCニュー・ジェネレーション・アーティストにも選ばれました。2016年にはBBCプロムス・デビューを果たし、2019年にも再出演しています。

LAWO Classics
LWC-1265(2CD)

XLWC-1265(2CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

ディーリアス:人生のミサ マーク・エルダー(指)、ベルゲンPO、ロデリック・ウィリアムズ(Br)、ジェマ・サマーフィールド(S)、クラウディア・ハックル(C.A)、ブロール・マグヌス・トーデネス(T)、ホーコン・マッティ・スクレーデ(クワイアマスター)、ベルゲン・フィルハーモニー合唱団、エドヴァルド・グリーグ合唱団、コレギウム・ムジクム合唱団

録音:2022年9月26日-29日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
2022年9月、グリーグが芸術監督を務めていたことでも知られるノルウェーの歴史ある名門オーケストラ、ベルゲンPOの首席客演指揮者にイギリス出身のサー・マーク・エルダーが就任。就任後すぐに行われた最初のレコーディングにエルダーが選んだのは、ニーチェの「ツァラトゥストラ」のテキストを用いて作曲され、演奏機会は多くないもののディーリアスの傑作の一つとされる「人生のミサ」。ディーリアスはノルウェーと非常に深い関係を持っており、グリーグと親交を持っていたほか、詩人としてのニーチェの精神に強く同調していたディーリアスにとって人生のもっとも重要な出会いの一つとなった「ツァラトゥストラ」のテキストを初めて読んだのもノルウェーにおいてでした。エルダーが「彼はすばらしく独創的でしたが、その際立った特質となっているのは、彼の和声の動きが持つ性質です」と分析し高く評価するディーリアスの90分にも及ぶ大作でエルダー×ベルゲン・フィルの関係が素晴らしいスタートを切ったことを証明します。ロデリック・ウィリアムズをはじめ豪華な歌手陣の参加も注目すべきポイントです。

Chandos
CHSA-5318(1SACD)
フェリックス&ファニー・メンデルスゾーン:合唱作品集
メンデルスゾーン:高き天より我は来たれり MWV A22*
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:カンタータ「ヨブ」 H-U258#、庭園の歌 Op.3
メンデルスゾーン:最初のワルプルギスの夜 Op.60MWV D3+
デイヴィッド・テンプル(指)、クラウチ・エンド祝祭cho、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ*#+、ジュリア・ドイル(S)*、ジェス・ダンディ(C.A)+、マーク・ル・ブロック(T)+、アシュリー・リッチズ(Br)*+

録音:2022年11月4日-5日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン、イギリス)
合唱指揮者デイヴィッド・テンプルが、クラウチ・エンド祝祭合唱団とロンドン・モーツァルトプレイヤーズを率いて、フェリックス・メンデルスゾーンとファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル姉弟の作品を讃えるアルバムを収録しました。この録音には、今年2度もBBCプロムスに出演し話題となったコントラルトのジェス・ダンディをはじめとする、強力なソリスト陣も参加しています。
ファニー・メンデルスゾーンが1831年に作曲した3つのカンタータのうちのひとつである「ヨブ」は、タイトルからもわかる通り、「ヨブ記」にもとづいて書かれた作品です。このカンタータは長らく世に出ることがなく、作曲から1世紀半以上たった1992年まで未発表のままでした。
アルバムを締めくくるフェリックス・メンデルスゾーンの「最初のワルプルギスの夜」は、ゲーテの詩をもとにした世俗カンタータで、1831年に初演されましたが、その後1843年に大幅な改訂が行われており、今回収録されたのはその改訂版となっています。

Anaklasis
ANA-029(1CD)
アレクサンデル・ノヴァク:音楽の中のおとぎ話 「心の物語」 マレク・モシ(指)、
ティヒ市室内O 「AUKSO」、
アダム・ストルク(ヴォイス)、
フベルト・ゼムレル(パーカッション)、
アンナ・ショスタク(合唱指揮)、
カトヴィツェ市シンガーズ・アンサンブル 「カメラータ・シレジア」

録音:2022年10月、ティヒ(ポーランド
1945年にクラクフで設立されたポーランド最大級の音楽出版社「ポーランド音楽出版社(PWM Edition)」が設立したレーベル「Anaklasis(アナクラシス)」のオペラ・シリーズ。
シュチェパン・トヴァルドフの作品を基にした「シレジア三部作」(ANA-012、ANA-017、ANA-023)に続くアレクサンデル・ノヴァク(アレクサンダー・ノヴァーク)(b.1979)のオペラ録音は、ポーランドのファンタジー文学作家ラデク・ラク(b.1987)の小説『サーペントの心の物語、またはヤクブ・シェラについての第二の言葉』(2019)を題材にした2022年の新作オペラ「心の物語」(原題:Ba?? o sercu)です。

Rondeau
VROP-622324(2CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」 HWV56(マルコム・ブルーノ編集による1741年初期版) ノイマイヤー・コンソート、
グーテンベルク室内cho、
フェーリクス・コッホ(指)、
ヴィオラ・ブラッヘ(S)、
シュテファニー・シェーファー(A)、
ファビアン・ケリー(T)、
ユリアン・ドミニク・クレメント(Bs)

録音:2021年4月24日-26日&2022年5月20日-24日、ゼンガーハレ・ザウルハイム(ドイツ)
補筆完成させた“マインツ版”のモーツァルト:「レクイエム」(PROP6211/ROP6211)や、Christophorusレーベルに録音した、新たに再構築されたバッハの「マルコ受難曲」1744年版(CHR-77423)など思わず目を引く興味深いレコーディングを行ってきたフェーリクス・コッホ&ノイマイヤー・コンソートがまたしても見逃すことのできない1枚をリリース!
ヘンデルが演奏の度に細かい校訂を繰り返したことでダブリン初演版、ロンドン初演版、捨て子養育院版など多くの版がある傑作「メサイア」の楽譜を、イギリスの音楽学者であるマルコム・ブルーノが8年という時間を費やし細部まで研究。アリアの細かな違いや議論の絶えない木管楽器のパートなどを慎重に考察し、2つの自筆譜を基とする1741年の初期稿を再構築した新たな初期版を完成させ、2018年にブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から出版しました。ブルーノが「まるでヘンデルの手稿のインクがまだ濡れているかのように、メサイアを初めて聴くような体験をしてほしい」と願う新たな1741年版メサイアの世界初録音、要注目です。
新規リリースとなる国内仕様盤では、これまで「1741年初稿版の「メサイア」(当盤とは異同あり)」を演奏や録音で取り上げており、ヘンデル・フェスティバル・ジャパンを主宰するヘンデル研究の権威、三澤寿喜氏による書き下ろし解説&歌詞訳、原文解説(ヤン=ゲールト・ヴォルフによる解説と、マルコム・ブルーノ&ヴォルフの対話)の日本語訳が封入されます。

Delphian
DCD-34251(1CD)
シューベルト:歌曲集〜愛の耐久力
愛(喜びでいっぱい そして悲しみでいっぱい) D210/笑いと涙 D777/男はろくでなし D866-3(4つのリフレイン歌曲より)/あの人はここにいたのだ D775/ズライカT D720/再会 D855/ひそかな愛 D922/耽溺 D715/初めての失恋 D226/アマリア D195/ランベルティーネ D301/愛は裏切った D751/わが心に D860/泉のほとりの若者 D300/小人 D771/ヒッポリートの歌 D890/あなたは私を愛していない D756/すみれ D786/秘密 D491/至福 D433
ハリエット・バーンズ(S)、
イアン・ティンデイル(P)

録音:2023年2月、スコットランド
英国最大級の歌曲音楽祭「オックスフォード・リーダー・フェスティヴァル」を主催するオックスフォード・リーダー(Oxford Lieder)より「ヤング・アーティスト・プラットフォーム」2018を受賞したイギリスの若き注目ソプラノ、ハリエット・バーンズが歌うシューベルト。多くの音楽祭にも出演し、2018年にグレアム・ジョンソン伴奏によるシューベルトのリサイタルでウィグモア・ホール・デビューも果たし、2022年モントリオール国際音楽コンクールでアート・ソング部門第2位とドイツ歌曲賞を受賞、2019年ウィグモア・ホールのインディペンデント・オペラ国際歌曲コンクール第2位など多くの栄誉にあずかってきたハリエット・バーンズが、長期にわたる演奏パートナーであるイアン・ティンデイルと共演。ティンデイルはシューベルトの膨大な歌曲から極めて個人的にセレクトし、愛のテーマだけでなく、詩人と作曲家との友情や関係も探求し、驚くべき共感の歌を生み出しています。
ハリエット・バーンズとイアン・ティンデイルの2人は、2019年に行われたスヘルトーヘンボス国際声楽コンクール(オランダ)でも、現代歌曲賞を受賞しています。

Musikmuseum
MMCD-13043(1CD)
ロマンティックなラヴ・レター〜1844-45年の愛の手紙と音楽
手紙1:ヨハンからカロリーナへ
メンデルスゾーン:民謡 Op.63/5
手紙2:カロリーナからヨハンへ
メンデルスゾーン:挨拶 Op63/3
手紙3:ヨハンからカロリーナへ
メンデルスゾーン:わが願いはこの愛のすべてを Op.63/1
手紙4:カロリーナからヨハンへ
手紙5:ヨハンからカロリーナへ
シューマン:もしも私が小鳥だったら Op.43/1
手紙6:カロリーナからヨハンへ
ツィデラー:幾千ものキス
手紙7:ヨハンからカロリーナへ
クララ・シューマン:僕は暗い夢の中にいた
手紙8:カロリーナからヨハンへ
シューマン
:なぜに?(幻想小曲集 Op.12より 第3曲)
手紙9:ヨハンからカロリーナへ
モーツァルト:ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき
手紙10:カロリーナからヨハンへ
シューマン:美しい花 Op.43-3
手紙11:ヨハンからカロリーナへ
メンデルスゾーン:夕べの歌 WoO11
手紙12:カロリーナからヨハンへ
シューマン
:気まぐれ(幻想小曲集 Op.12より 第4曲)
手紙13:ヨハンからカロリーナへ
ツィデラー:Du fragst mich, du mein blondes Kind(デュエット)
手紙14:カロリーナからヨハンへ
手紙15:ヨハンからカロリーナへ
メンデルスゾーン:すずらんと小さな花 Op.63/6
手紙16:カロリーナからヨハンへ
ツィデラー:愛(デュエット)
手紙17:母からヨハンへ
アンサンブル・アマレーナ〔マリア・エルラッヒャー(S)、マルクス・フォルスター(C.T)、アレクサンダー・リンクラー(フォルテピアノ)〕

録音:2019年1月
チロル州立博物館に所蔵されている貴重な書簡集(恋文集)の朗読と、メンデルスゾーン、シューマン夫妻、モーツァルト、そして19世紀チロル出身の作曲家エルンスト・ツィデラーの歌曲を組み合わせた興味深い企画。1844年から1845年に交わされたインスブルックのカップル、カロリーナ・ベルガーとヨハン・ヨゼフ・スタークのラヴ・レターを通じて、ヨハン大公の時代にタイムスリップし、仮面舞踏会に参加したり、ウィーンの急行列車を追体験してください。
アンサンブル・アマレーナは、ソプラノのマリア・エルラッヒャーとカウンターテナーのマルクス・フォルスターを中心にした若くダイナミックなアンサンブルで、古楽器を中心とした様々な編成で活動。古楽分野の素晴らしい功績に与えられるチロル州のヤコブ・シュナイダー賞を受賞しています。

ALPHA
ALPHA-1046(1CD)

NYCX-10451(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

R・シュトラウス:4つの最後の歌(管弦楽伴奏版)
4つの最後の歌(P伴奏版編曲:マックス・ヴォルフ、ジョン・グリッベン)*
アスミク・グリゴリアン(S)
マルクス・ヒンターホイザー(P)
フランス放送PO
ミッコ・フランク(指)

録音:2022年6月 オーディトリアム、ラジオ・フランス、パリ
2023年3月 ヘルクレスザール、ミュンヘン*

※国内仕様盤CD日本語解説、歌詞対訳…広瀬大介
今世界で最も注目されているソプラノの一人、2022年にはヤナーチェク「イェヌーファ」でレコード・アカデミー賞ビデオ・ディスク部門を受賞し、 ノット指揮東京SOによる「サロメ」で成功を収めたのも記憶に新しい、アスミク・グリゴリアンによる「4つの最後の歌」が登場。しかも管 弦楽とピアノの伴奏版2つを組み合わせるという興味深い内容となっています。伴奏を務めるのはそれぞれミッコ・フランク指揮フランス放送フィ ルと、ロマン派から現代までを得意とするマルクス・ヒンターホイザーという万全の布陣。グリゴリアンも管弦楽版ではよりダイナミックに、ピアノ版 ではより繊細にと大きく違いをつけ、歌曲からオペラまで幅広い表現力に定評のある彼女の実力をありありと見せつけるとともに、リヒャルト・ シュトラウス最晩年の傑作が持つ様々な表情を聴かせてくれます。

SOMM
SOMMCD-0681(1CD)
NX-B07
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード:アイルランド歌曲集
クーシェンドール Op.118…世界初録音
A Fire of Turf Op.139
A Sheaf of Songs from Leinster Op.140
Blarney Ballads…世界初録音
Two Songs from Shamus O’Brien Op.61…世界初録音
シャロン・カーティ(Ms)
ベンジャミン・ラッセル(Br)
フィンギン・コリンズ(P)

録音:2023年1月27-28日
英国音楽を得意とするSOMMレーベルが力を注ぐスタンフォードのアルバム。今回は歌曲集の登場です。 北アイルランドの景勝地「クーシェンドール」をタイトルに持つ組曲をはじめ、世界初録音となる12曲が含まれたこのアルバムには、スタンフォードの母国である アイルランドの民謡の旋律や詩を用いた曲が収録されており、その郷愁に満ちた楽想からは、作曲家の様々な思いを感じ取ることができるでしょう。ブックレッ トにはスタンフォードの伝記作家ジェレミー・ディブルによる曲目解説(英語のみ)を収録。メゾ・ソプラノのシャロン・カーティとバリトンのベンジャミン・ラッセルの味 わい豊かな歌唱でお楽しみください。

Orchid Classics
ORC-100289(1CD)
NX-B06
ヴォーン・ウィリアムズ・レトロスペクト
ヴォーン・ウィリアムズ:ウィンザーの森にて(1928)
Land of our Birth(1944)
おお愛する魂よ、汝を飾れ(原曲:J.S. バッハ)
Hymn tune Prelude on ‘Song13’ (原曲:オーランド・ギボンズ)
The ‘Giant’ Fugue 大フーガ(原曲:J.S. バッハ)
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調「コンチェルト・アカデミコ」(1924-25)
Nothing is here for tears(1936)
静かな午後(1902)(オーウェン・パーク編)
レイチェル・アンブローズ・エヴァンス (S)
トーマス・キャロル(Vc)
ジャック・リーベック(Vn)
アンドルー・ステイプルズ (T)
ロンドン・コーラル・シンフォニア(合唱、オーケストラ)
マイケル・ウォルドロン(指)

録音:2022年10月31日、2023年10月23-25日
指揮者マイケル・ウォルドロンが敬愛するヴォーン=ウィリアムズのさまざまな作品を集めた1枚。歌劇「恋するサー・ ジョン」の中の5曲を合唱組曲に編曲した『ウィンザーの森にて』、バッハに倣った古典的な様式で書かれた「ヴァイ オリン協奏曲」、他にはバッハ作品の編曲など、世界初録音を含む多彩な作品を聴くことができます。最後は 有名な歌曲のオーケストラ伴奏版で。

BR KLASSIK
BR-900117(1CD)
NX-B08
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626(F.X. ジュスマイヤーによる補筆完成版) ゲーニア・キューマイアー(S)
エリザベート・クールマン(Ms)
マーク・パドモア(T)
アダム・プラチェトカ(Bs-Br)
バイエルンRSO&cho
マリス・ヤンソンス(指)

録音:2017年5月11-12日(ライヴ)
2017年5月、マリス・ヤンソンスが指揮するバイエルンRSOによるモーツァルトの「レクイエム」ライヴ録音。4人の優れた歌手たちを揃えたこの演奏 は聴衆たちに称賛され、また音楽誌からも高く評価されました。使用楽譜は一般的な「ジュスマイヤー版」。ヤンソンスはオーケストラの機動力を生かしつつ、 重量感のある音色を紡ぎ出しながら、力強い推進力で全曲をきっちりまとめています。 ※『マリス・ヤンソンス・エディション』BOX… 900200からの分売となります。

VOX
VOXNX-3033CD(1CD)
NX-B03
プロコフィエフ:カンタータ『アレクサンドル・ネフスキー』 Op.78
組曲『キージェ中尉』 Op.60(1934)(バリトンと管弦楽版)*
クロディーヌ・カールソン(Ms)
アーノルド・ヴォケタイティス(Bs)
セントルイス交響合唱団
セントルイスSO
レナード・スラットキン(指)

録音:ミズーリ州セントルイス、パウエル・ホール
1977年3月12-13日、1979年3月*
映画のための音楽から生まれたプロコフィエフ作品を集めたアルバム。スラットキンはプロコフィエフの演奏でも高い評価を得ていますが、なぜか録音は少なく、 これは貴重な1枚であると共に、合唱を含むシンフォニックなサウンドを見事に収めた優秀録音としても聴きごたえがあります。 エイゼンシュテイン監督の映画『アレクサンドル・ネフスキー』の音楽から編まれた同名のカンタータはドラマティックな迫力と繊細な抒情が見事な音楽を織りな しています。「プスコフ入城」末尾での壮大な高揚は圧巻です。『キージェ中尉』は楽しくユーモラスな音楽。ここでは声楽付きバージョンで演奏しているのも 注目されます。 エリート・レコーディングズの制作、24bit/192kHzリマスターによるVOX AUDIOPHILE EDITIONの1枚。マーク・オーボートによる録音は広がりと奥行き を感じさせ、ソロ楽器はクローズアップされることなく自然に浮かび上がります。旧CDでもその特徴は伝わりましたが、24bit/192kHzリマスターにより本来の サウンドに更に近付きました。ブックレットには初出LPの解説書から該当作品の解説とジャケット写真が転載されています。

FUGA LIBERA
FUG-817(2CD)
NX-D09
フランク:オラトリオ『至福』 アンヌ=カトリーヌ・ジレ(S)
エロイーズ・マス(Ms)
エヴ=モー・ユボー(C.A)
ジョン・アーヴィン(T)
アルタヴァスト・サルキシャン(T)
ダヴィド・ヴィジッチ(Br)
パトリック・ボレール(Bs)
ヨルク・フェリックス・シュペール(Bs)
ハンガリー国立cho
ベルギー王立リエージュPO
ゲルゲイ・マダラシュ(指)

録音:2022年12月10、12日 サル・フィラルモニーク、リエージュ(ライヴ)
壮年期のフランクが10年もの歳月をかけて取り組んだオラトリオ『至福』は、ジョゼフィーヌ・コロムによるマタイの福音書などを元にしたフランス 語の歌詞によるもの。プロローグから表情豊かな歌唱を聴かせてくれるサルキシャン始めフランス歌劇の第一線で活躍する歌手を揃えた、 力 の入った素晴らしい演奏を楽しむことが出来ます。指揮は日本のオーケストラにも相次いで客演して注目度急上昇のマラダシュ。2019年か ら音楽監督を務めるリエージュ・フィルと母国から招聘した合唱団を率いて、渾身の演奏を繰り広げています。幻のオペラ「フルダ(ユルダ)」に 続く、フンラキスト大注目の録音です。

B RECORDS
LBM-057(1CD)
シューベルト:冬の旅 〜メゾソプラノとバリトンによる
1. おやすみ#/2. 風見の旗#
3. 凍った涙#/4. 氷結#
5. 菩提樹#/6. 郵便馬車*
7. 溢れる涙#/8. 川の上で#
9. 回想#/10. 霜おく頭*
11. 烏*/12. 最後の希望*
13. 村にて*/14. 嵐の朝*
15. まぼろし*/16. 道しるべ*
17. 宿屋*/18. 鬼火#
19. 休息#/20. 幻の太陽*
21. 春の夢#/22. 孤独#
23. 勇気*/24. 辻音楽師*
ヴィクトワール・ビュネル(Ms)
ジャン=クリストフ・ラニエス(Br)*
ロマン・ルヴォー(P、音楽監督)

録音:2023年7月30日 ヴィルファヴァール農園 (ライヴ/拍手入り)
メゾ・ソプラノとバリトンによって歌い分けられる『冬の旅』。曲順も独自の解釈で入れ替えが行われてい ます。

CPO
CPO-555549(1CD)
NX-B02
シューベルト:歌曲集『美しき水車小屋の娘』 Op.25D795(アンドレアス・N・タルクマンによる歌と器楽アンサンブル編)…世界初録音 クラウス・フローリアン・フォークト(T)
アンサンブル・アハト(Vn2/ヴィオラ/チェロ/コントラバス/クラリネット/ファゴット/ホルン)

録音:2020年6月8-12日
ワーグナー作品で圧倒的な人気と評判を得ているフォークトですが、その華々しいキャリアの割に録音が少ないこと に驚かされます。そのフォークト初のシューベルト歌曲集の録音が登場。しかも3大歌曲集の一つ『美しき水車小 屋の娘 』と来ては、大注目です。持ち前の輝かしい高音を生かした歌唱は、恋に翻弄される若者の世界にぴった り。伴奏のアンサンブル・アハトはその名(Acht=8)の通り8人のアンサンブル。シューベルトの八重奏曲を演奏する ために結成され、30年以上の活動歴があり、この編成のための新作も数多く委嘱・演奏。ここでは1956年生ま れの作曲家タルクマンによる室内アンサンブル版を採用し、揺れ動く若者の心理を色彩豊かに描写してフォークト の歌唱と相乗効果を挙げています。

CD ACCORD
ACD-310(1CD)
NX-C09
ジェイムズ・ジョイスの詩による歌曲集
バーバー:3つの歌 Op.10(1936)
バーバー:恨みと沈黙 Op.41- 第4曲 人里離れたホテル(1968-69)
ユゼフ・シュヴィデル(1930-2014):室内音楽(1980)
ベン・ムーア(1960-):暗い松林の中で(2002)
 I Would in that Sweet Bosom Be(2004)
 This Heart that Flutters(2002)
ヴォイチェフ・ステンピエン(1977-):Wind Whines(2021)…世界初録音
マルタ・クレシュチ(1992-):2つの歌(2021)…世界初録音
ジェイムズ・ジョイス(1882-1941)/エドムンド・ペンドルトン編(1889-1987):室内音楽 - Bid adieu(作曲年不詳)
マチェイ・バルチャク(Br)
スタニスワフ・ボロムボシュチ(P)

録音:2022年4月4-6日
20世紀の最も重要な作家の1人と評価されるアイルランド出身の小説家、詩人ジェイムズ・ジョイス。彼は音楽にも強い関心を持っており、幼いころにはピ アニストを目指していたものの、結局音楽の道に進むことはありませんでした。とはいえ、彼自身は「私は素晴らしいテノールの声を持っていた」と主張、また即 興演奏にも興じたようです。このCDには、ジョイス自身の作品「Bid Adieu」を含め、彼の詩を用いた様々な作曲家たちの歌曲を収録。シマノフスキ 音楽アカデミーで学び、ドイツに留学後、数多くのコンクールの入賞歴を持つバリトン、マチェイ・バルチャクが細やかな心理描写を反映した歌唱を聴かせま す。

MSR
MS-1835(1CD)
ポーランドの心からの芸術歌曲
シマノフスキ:12のクルピエ地方の歌 Op.58
アダム・ヴィエニャフスキ:8つのポーランド民謡
シャウォフスキ:3つの民謡
カルウォヴィチ:ヤヴォルの木陰で
エヴァ・コウフチュ=フェア(S)
マウゴザタ・スロヴィアク=ゼン(P)

録音:2022年8月 ポーランド ビェルスコ=ビャワ
「ポーランドの心からの芸術歌曲」と題された、ポーランド民謡に基づいた歌曲集。カロル・シマノ フスキをはじめに、アダム・ヴィエニャフスキ(1879―1950 ヘンリク・ヴィエニャフスキの甥)、アント ニ・シャウォフスキ(1907―1973)、雪害で早世したミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876―1909)の作 品が集められています。いずれも素朴な味わいの素敵な曲です。 エヴァ・コウフチュ=フェアはクラクフ音楽院卒のソプラノ。現在はポーランドと米国両国で活動して います。

Hanssler
HC-23016(1CD)
ロマン派時代の歌曲集
(1)シューベルト:夜と夢 Op.43/2D827
(2)ブラームス:旋律のように Op.105-1イ長調
(3)レーガー:夜 Op.14/1
(4)シューマン:もしも私が小鳥だったら
(5)ブラームス:海辺にて Op.66/3
(6)シューマン:夜に Op.74/4
(7)リスト:おお!私が眠りにつくときには S.828
(8)R.シュトラウス:夕映えの中で WOO.150/4
(9)レーガー:夕暮れの歌 Op.14/2
(10)R.シュトラウス:眠りにつくとき WOO.150/3
(11)シューマン:月の夜
(12)シューベルト:流れの上で Op.119D943
(13)シューベルト:即興曲 Op.90/3
※全てソプラノ、チェロ、コントラバス、ピアノによる演奏
エリカ・ビュンシュ(S)、
ラモン・ヤッフェ(Vc)、
ステファン・アデルマン(Cb)、
ベルンハルト・ビュンシュ(P、編)

録音:2022年&2023年/スタジオ・グライヒェン、ゲッティンゲン(ドイツ)
ソプラノのエリカ・ビュンシュ、ピアノのベルンハルト・ビュンシュの最新アルバムはロマン派時代の歌曲集。彼らは2011年からリート作品に力を注ぎ2019年 にはドイツ中部のゲッティンゲン近郊グライヒェンにスタジオを設立。当スタジオにて名曲はもちろんのこと、知られざる作品も積極的に取り上げるサロン形式の演 奏会を定期的に開いており、CDでは「ヘンデル:9つのドイツ語のアリア」(HC-22009)をリリースしております。
ロマン派時代の歌曲を集めた当アルバム。今回はエリカ・ビュンシュの独唱にチェロ、コントラバス、ピアノ編曲版でお届け。シューベルトの「流れの上で」以外は すべてベルンハルト・ビュンシュが編曲を手掛けております。
「独奏楽器とピアノで演奏する室内楽曲は、一般的にピアノにも多くの旋律を演奏しなければなりません。このアルバムで私たちはシューベルトやブラームスの リート作品など、声楽とピアノにもうひとつの旋律楽器が加え、これらのレパートリーにまったく新しいアプローチで表現しました。声楽、ピアノ、独奏楽器の組み合 わせは特に効果的で、歌曲がより豊かに、そして心地よく聴くことができると考えています」(エリカ・ビュンシュ&ベルンハルト・ビュンシュ)
Hanssler
HC-22071(1CD)
クレド〜ヘンデル:二重唱曲集
(1)「Bell'idolo amato」〜歌劇『クレタのアリアンナ』HWV32より
(2)「Caro/Dolce amico amplesso」〜歌劇『インド王のポーロ』HWV28より
(3)「When thou art nigh」〜オラトリオ『スザンナ』HWV66より
(4)「Io t'abbraccio」〜歌劇『王妃ロデリンダ』HWV19より
(5)「Troppo oltraggi la mia fede」〜歌劇『セルセ』HWV40より
(6)「Streams of Pleasure… thither let our hearts aspire」〜オラトリオ『テオドラ』HWV68より
(7)序曲〜オラトリオ『ベルシャザル』HWV61より
(8)「Great victor」〜オラトリオ『ベルシャザル』HWV61より
(9)「Welcome as the dawn of day」〜オラトリオ『ソロモン』HWV67より
(10)「Ritorna nel core」〜歌劇『アルミニオ』 HWV36より
(11)「Fermati! No,crudel!歌劇『リナルド』HWV7a/7bより
(12)「From this Dread Scene」〜オラトリオ『ユダス・マカベウス』HWV63より
アンナ・コロンディ(S)、
ツヴィ・エマヌエル=マリアル(C.T)
ラファエル・アルパーマン(チェンバロ/音楽監督)、
キム・スーヤン(コンサートマスター)
アリシア・マリアル、アスラフ・レヴィ、コルネリア・ディル、キネレット・シエラズキ、リル・ヴァギンスキー(Vn)
ガイ・ベン=ツォーニ、アレクシナ・ホーキンス(Va)
アレクサンドル・カール(Vc)、
アイリス・アーレンス(Cb)、
シルヴィア・パパイ(Ob)

録音:2022年10月4-7日/イエス・キリスト教会、オーバーシェーネヴァイデ(ベルリン)
名歌手アンナ・コロンディとカウンターテナーのツヴィ・エマヌエル=マリアルがヘンデルの歌劇、オラトリオから珠玉の二重唱曲を歌いました。
イスラエル生まれのツヴィ・エマヌエル=マリアルはザルツブルグ音楽祭をはじめ、ベルリン国立歌劇場、ニュルンベルク歌劇場、ボン歌劇場、マンハイム歌劇場、 ダルムシュタット州立劇場などドイツを拠点に活躍する歌手で、「バッハ:アルト・アリア集」(HC-21028)をリリースしております。
「このアルバム「クレド(信条)」は、ヘンデルの歌劇とオラトリオのデュエットを通じて困難な時代でも音楽、芸術の力を信じる私たちの信念、自信、信頼を表現 しました」(アンナ・コロンディ&ツヴィ・エマヌエル=マリアル)
Hanssler
HC-22050(1CD)
関係において
マイアベーア
(1)おいで/(2)静かな海/(3)ズライカ
レーヴェ
(4)私の安らぎは去り Op9/2
(5)恋する羊飼いの女 Op.9/3
メンデルスゾーン
(6)魔女の歌 Op.8/8
(7)ズライカ Op.57/3
(8)ズライカ Op.34/4
(9)修道女 Op.9/12
R.シューマン
(10)愛の歌 Op.51/5
(11)ことづて Op.77/5
(12)良い旅をね ツバメさんたち! Op.104/2
(13)最後の花々がしおれてしまった Op.104/6
E.マイヤー
(14)きみは花のようだ Op.7/1
(15)心の鍵穴
レーヴェ
(16)雪片 Op.63/1
(17)散歩道 Op.9/4
アリットセン
(18)Katherine
(19)Mag da drausen Schnee sich
thurmen
(20)Die Botschaft
R.シューマン
(21)私は挨拶を送る Op.25/25
(22)悲しい音色で歌わないで Op.98a
エヴァ・ツァレンガ(S)、
ドリアナ・チャカロヴァ(P)

録音:2023年4月/シュロス=フィルセック(ドイツ))(18)(19)(20)=世界初録音
このアルバムでは男女の作詞・作曲家たちが切ない憧れを描く歌曲を集めました。マイアベーア、レーヴェ、R.シューマン、メンデルスゾーンからエミーリエ・マイ ヤー(1812-1883)やフランセス・アリットセン(1848-1912)など、19世紀に活躍した作曲家の様々な歌曲をお楽しみいただけます。このうちアリトッセン は世界初録音となります。 (Ki)

Stradivarius
STR-37284(1CD)
グイド・アルベルト・ファーノ(1875-1961):歌曲集
ガブリエーレ・ダヌンツィオの詩による6つの歌/ アニーに/乙女の夢(5曲)/ユリ/3つの歌/ 歌劇「ユトゥナ」からの2つの場面
ルヴィア・フリガート(S)
アルド・オルヴィエート(P)

録音:2023年3月15-17日 イタリア・フリウリ=ヴェネツィア・ジューリア州 サチーレ
大変意義のあるCD が出た。イタリアの作曲家、グイド・アルベルト・ファーノ(1875-1961)の歌曲 集。ファーノは日本ではほとんど知名度がないだろうが、ジュゼッペ・マルトゥッチの高弟で、1890 年代から1930年代まで様々な作品を発表した。またナポリのサン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院 やパレルモのヴィンチェンツォ・ベッリーニ音楽院の院長を歴任するなど、20 世紀前半のイタリア の作曲家でも重要な人物だった。ところが第二次世界大戦中はムッソリーニ政権に弾圧され身を 潜めざるを得ず、戦後に復帰するもすぐ1947 年に引退した。そのため1961年まで長命したもの の、今日ほとんど知られずにいます。しかしこの歌曲集を聞けば、誰でもファーノの素晴らしい音楽 性に魅了されるでしょう。歌曲に限らずファーノの音楽を初めて聞くと彼がイタリア人作曲家とは信じ られないでしょう。フランス音楽からの影響の強い繊細で柔らかく色彩に溢れた音楽は、印象派直 前のフランス音楽を近代的に発展させたようなもの。イタリア近代歌曲好きならばファーノの歌曲 に夢中になることでしょう。 シルヴィア・フリガートはバロック音楽で活躍するイタリアのソプラノ。透明で伸びやかな美声の持 ち主で、ファーノの歌を素敵に歌い上げています。

LPO
LPO-128(2CD)
ベルリオーズ:ファウストの劫罰 エドワード・ガードナー(指)LPO
カレン・カーギ ル(ソプラノ/マルグリート)、ジョン・アーヴィン( テノール /ファウスト)、
クリストファー・パーヴス(バス/メフィストフェレス)、ジョナサン・レマル( バス/ブランデル )
ロンドン・フィルハーモニーcho、
LSOcho
ロンドン・ユースcho

録音:2023年2月4日、ロイヤル・フェスティバル・ホール
2023年グラモフォン・アワードのオペラ部門受賞指揮者、ガードナー(ティペットの「真夏の結婚」(LPO-124)で受賞)。待望の新譜はベルリオーズ!ロイヤ ル・フェスティバル・ホールで3つの合唱団を招いて演奏した「ファウストの劫罰」です。録音は2023年2月4日、ロイヤル・フェスティバル・ホールの演奏会 形式演奏会のライヴ録音です。グランド・オペラならではの迫力と大規模感が見事にとらえられた録音、そして歌手一人ひとりの豊かな歌声、管弦楽の咆哮、すべ てが見事に結実した、ぜいたくな新録音の登場です。
ファウスト役のカレン・カーギルはスコットランド出身、2002年キャスリーン・フェリアー賞受賞、名だたる歌劇場に登場する傍ら第九などの演奏会でもひっぱ りだこの存在。アメリカのテノール、ジョン・アーヴィンは、メユールなどの初期ロマン派からロッシーニまで、様々なキャラクターを自在に歌いこなし「黄金の声」「エ レガントなウィット」と絶賛されています。イギリスを代表するバリトン、クリストヴァー・パーヴスもワーグナーからサーリアホ作品まで、様々な時代のものを巧に 演じ歌いその存在感は圧倒的。ニュージーランドのテノール、ジョナサン・レマルも、ラヴィ・シャンカルのオペラにも登場したこともある存在。1974年生まれのガー ドナーは2021年よりロンドン・フィルの首席指揮者を務めております。 (Ki)

H.M.F
HMX-2904087(4CD)
アルヴォ・ペルト(b/1935-):主要合唱作品集
■CD
(1)プロファンディス(深き淵より)
(2)モサ・シラビカ
(3)ソルフェジオ
(4)パリサィびとのひとりが
(5)カンタンテ・ドミノ
(6)スンマ
(7)7つのマニフィカト用アンティフォナ (8)幸いなるかな
(9)マニフィカト
■CD2
(1)ダ・パーチェム・ノミネ(2004)
(2)ヌンク・ディミティス「今こそ主よ、僕を去らせたまわん」(2001)
(3)Littlemore Tractus(もう少し長くのばした)(2000)
(4)Dopo la vittoria(勝利のあとに)(1996/1998)
(5)マニフィカト(1989)
(6)2つのスラヴ詩篇(1984/1997) (7)An den Wassern zu Babel(バビロン川のほとりに)(1976/1984/1996)
■CD3
(1)来たれ創造主なる聖霊よ
(2)鹿の叫び
(3)詩篇
(4)最も聖なる神の母
(5)ソルフェッジョ
(6)我が心はハイランドにあり
(7)エルサレムに平安あれ
(8)巡礼の歌
(9)明けの明星
(10)スターバト・マーテル
■CD4
(1)「神の母」(1990)
(2)「わたしはまことのぶどうの木(ヨハネによる福音書15:1-14)」(1996) (3)「カノン・ポカヤネンよりオード第9番」(1989,改訂1997)
(4)「ベタニアで香油を注がれる(マタイによる福音書26:6-13)」(1997)
(5)「皇帝への税金(マタイによる福音書12:15-22)」(1997)
(6)「ベルリン・ミサ」(1990,改訂1997)
ポール・ヒリヤー(指)、
シアター・オブ・ヴォイセズ、
エストニア・フィルハーモニー室内cho
ザ・プロ・アルテ・シンガーズ
クリストファー・バウアーズ・ブロードベント(Org.)、
ダン・ケネディ(パーカッション)、
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン、
NYYDカルテット他

CD1/録音:1996年
CD2/録音:2006年
CD3/録音:2010年
CD4/録音:1998年
ポール・ヒリヤーは、エストニアの作曲家アルヴォ・ペルトと特別な信頼関係を築き、長年にわたってペルトの音楽を探求してきました。このボックス・セットは、 ヒリヤーが行った主要な録音遺産(1996年〜2012年)をまとめたものです。グレゴリオ聖歌の偉大な伝統から受け継いだ純粋さと、静謐な内面性を特徴とす るペルト独自の音楽世界が展開されています。 (Ki)

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0072(1CD)
RICHARD 〜R.シュトラウス&ワーグナー:声楽作品集
R.シュトラウス:ツェツィーリエ Op.27-2
R.シュトラウス:憩え、わが魂! Op.27-1
ワーグナー:遥かなる国(ローエングリン)
R.シュトラウス:セレナード Op.17-2
ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー WWV96前奏曲
ワーグナー:優勝の歌(ニュルンベルクのマイスタージンガー)
R.シュトラウス:ひそやかな誘い Op.27-3
R.シュトラウス:暖炉のそばの夢(インテルメッツォからの交響的間奏曲第2番)
R.シュトラウス:解放 Op.39-4
ワーグナー:ローマ語り(タンホイザー第3幕)
R.シュトラウス:明日 Op.27-4
ダニエル・ベーレ(T)
トーマス・レスナー(指)
ボルサン・イスタンブールPO

録音:2022年11月20-23日/イスタンブール
ドイツのテノール歌手ダニエル・ベーレにとってR.シュトラウスとワーグナーは音楽界の2大スターであり、このふたりの「RICHARD」の作品をオーケストラと 共に歌い録音することが長いあいだ夢だったそう。めくるめく管弦楽と歌のおりなす名シーンの数々をお楽しみください。 (Ki)

APARTE
AP-327(1CD)
モーツァルト:作品集
救われたベトゥーリア K.118/74cよりアリア「大嵐の中にあって」(Quel nocchier che in gran procella)
交響曲第17番ト長調 K.129
悔悟するダヴィデ K.469より「不毛な悩みは遠ざかり」
教会ソナタ ニ長調 K.69、ト長調 K.274、ニ長調 K.144、変ホ長調 K.67
戴冠式ミサ ハ長調 K.317より「アニュス・デイ」
エクスルターテ・ユビラーテ K.165
証聖者の荘厳な晩課 K.339より「ラウダーテ・ドミヌム」
カリーヌ・デエ(S)
ジェローム・コレア(指)
レ・パラダン(管弦楽)

録音:2022年10月4-7日、ポワシー劇場(フランス)
フランスはもちろんのこと、ザルツブルク音楽祭、リセウ大劇場、モネ劇場、サンフランシスコオペラ、メトロポリタン歌劇場と世界の名だたるオペラの殿堂に登場 し、ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジークの「シンガー・オブ・ザ・イヤー」を三度も受賞している大人気のソプラノ、カリーヌ・デエのモーツァルトが登場。あたたか みのある、しかしまっすぐな輝かしさと深みも兼ね備えた稀有な歌声の真骨頂が発揮されております!合間には交響曲や教会ソナタなども収録されており、こちら も必聴の名演が展開されております。

Pentatone
PTC-5187184(1CD)
『夢』〜トスティ:歌曲集
アマランタの4つの歌
魅惑/四月/夢
最後の歌/メロディース
君ゆえに/私は死にたいものだ
かわいい口もと/夏の月
マレキアーレ*/開けてよ!
悔い/ぼくは思う
初めてのワルツ*
アブルッツォのギター曲
*=アンヘル・ロドリゲスによるピアノ伴奏編曲
ハビエル・カマレーナ(T)、
アンヘル・ロドリゲス(P)

録音:2023年7月24〜28日/サンフランシスコ音楽院内ソル・ジョセフ・リサイタルホール(アメリカ)
テノール界のスター、ハビエル・カマレーナ、PENTATONEレーベル第2弾は、ピアニストのアンヘル・ロドリゲスとの共演でトスティの歌曲を録音しました。 「ポピュラー音楽」と「芸術音楽」を区別せず、歌曲からカンツォーネまで多くの声楽作品を残したイタリアの作曲家フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846〜 1916)。このアルバムではトスティの名曲の数々はもちろんのこと、フランス語や英語の曲などあまり知られていない作品にも焦点を当て、トスティの歌曲集を編 纂し、有名曲「私は死にたいものだ(Vorrei morire!)」など感傷的な曲もあれば、「マレキアーレ(Marechiare)」のように民族音楽からインスピレーションを 得た曲など、作品ごとに全く違う表情を見せてくれるトスティの音楽を楽しむことができます。カマレーナの光輝く明瞭な歌声で聴く当盤は、トスティ・アルバムの 新名盤登場といえましょう! (Ki)

ALPHA
ALPHA-1019(1CD)

NYCX-10444(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

反映 〜管弦楽伴奏によるフランス歌曲集
ベルリオーズ:夏の夜 H81〜薔薇の幽霊
デュパルク:悲しき歌
旅への誘(いざな)い
ケクラン):エドモン・アロクールの4つの詩 Op.7〜一面の水/妖精の時代
3つのメロディ Op.17〜エピファニー
ドビュッシー(アンドレ・カプレ編):ベルガマスク組曲〜月の光 (管弦楽のみ)
ラヴェル(1875-1935):ステファヌ・マラルメの3つの詩
ドビュッシー(アンセルメ編):6つの古代の墓碑銘 L.131〜第6曲 朝の雨に感謝するために (管弦楽のみ)
ブリテン:4つのフランスの歌
サンドリーヌ・ピオー(S)
ヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテO
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指)

録音:2022年11月 ブザンソン国立地方音楽院 オーディトリアム
※国内仕様盤日本語解説…相場ひろ
歌詞日本語訳…山下賢司
2019年にリリースされ世界的ヒットとなった『恋の相手は…』以来となる、サンドリーヌ・ピオーの管弦楽伴奏フランス歌曲集。前作では、特 にバロック歌手として成功してきた彼女に馴染み深いピリオド・オケとの共演でしたが、今回はモダン・オケとの共演となっており、さらに磨きをか けた彼女の幅広い表現を堪能することが出来ます。ドイツ歌曲を集めた『光と影』でも共演したヴェルディエ指揮ヴィクトル・ユーゴー管弦楽 団は、ピオーの奥行きのある歌声に終始柔らかく寄り添い、それぞれの作品が持つ浮遊感、儚さ、神秘性などを纏った世界感を美しく描き 出します。管弦楽のみによる2曲のドビュッシー作品は、場面転換のようにアルバム全体を引き締める効果を発揮。歌曲ファンのみならずフラ ンス音楽を愛する広い層にお薦めしたい、たいへん優美な一枚です。

アールアンフィニ
MECO-1080(1SACD)
税込定価
砂川涼子/悲しくなったときは〜日本歌曲のしらべ
1. さくら横ちょう (作曲:別宮貞雄/作詞:加藤周一)
2. 秘唱 (作曲:平井康三郎/作詞:西條八十)
3. 落葉松 (作曲:小林秀雄/作詞:野上 彰)
4. くちなし (作曲:高田三郎/作詞:高野喜久雄)
5. 中国地方の子守歌 (作曲:山田耕筰/岡山県民謡)
6. 花の街 (作曲:團伊玖磨/作詞:江間章子)
7. ゆりかご (作曲・作詞:平井康三郎)
8. 初恋 (作曲:越谷達之助/作詞:石川啄木)
9. さくら横ちょう (作曲:中田喜直/作詞:加藤周一)
10. サルビア (作曲:中田喜直/作詞:堀内幸枝)
11. 髪 (作曲:中田喜直/作詞:原篠あき子)
12. 霧と話した (作曲:中田喜直/作詞:鎌田忠良)
13. 悲しくなったときは (作曲:中田喜直/作詞:寺山修司)
14. ゆく春 (作曲:中田喜直/作詞:小野芳照)
15. むこうむこう (作曲:中田喜直/作詞:三井ふたばこ)
16. たんぽぽ (作曲:中田喜直/作詞:三好達治)
17. わらい (作曲:中田喜直/作詞:金子みすゞ)

歌曲集「花のかず」より (作曲:木下牧子/作詞:岸田衿子)
18. 花のかず
19. 夢のなかの空
20. クルミ
21. 足おと
22. 曇り日なら
23. カゼクサ
24. 竹とんぼに
25. あさっておいで
26. ある日のたび

27. なにかが、ほら (作曲:木下牧子/作詞:能祖将夫)
28. おんがく (作曲:木下牧子/作詞:まど みちお)
砂川涼子(S)、園田隆一郎(P)

録音:2023年3月14日&15日
日本を代表する歌姫、砂川涼子が満を持して披露する待望の日本の歌曲集です。誰しも耳馴染みのある日本歌曲の名曲17曲と、木 下牧子の歌曲集「花のかず」他11曲、全28曲を収録しました。 砂川の透明感あふれる美声と、砂川が心から信頼を寄せるピアニスト園田隆一郎との精緻かつ濃厚なアンサンブルは必聴です。 DSD11.2MHzの超ハイレゾ・レコーディングが捉えた名演を、SACDハイブリッド盤で心ゆくまでご堪能下さい。
砂川涼子といえば、プッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」の可憐なお針子ミミや、「トゥーランドット」の女奴隷リューといった「耐える娘」が当たり役 の名ソプラノ。しかし、近年の彼女はリサイタルにも傾注。日本歌曲の世界にも大きく足を踏み入れています。  ローマやミラノに5年ほど留学した砂川は、キャリアのごく早いうちからオペラに出演し続けたこともあり、日本語の調べに寄せる熱意は、近 年になってより強く湧き上がってきた思いなのだそう。発音は涼やかに届け、メロディは熱く麗しく迸らせるのが砂川涼子の歌の道。先日も團 伊玖磨の名作歌劇「夕鶴」のつう役を演じて大好評を博したばかりだが、このアルバムをお聴きになった方も、彼女の日本語歌唱が旋律に もたらす品格と、表現の精度の高さに驚かれるに違いない。  そういえば、最近インタヴューの機会を得た時、砂川は自分の歌声について、淡々とした面持ちでこのように語っていた。  「私の声はドラマティックなものではないですが、溢れてくる感情を歌に込めたいと思って曲を選びました。園田君にも伴奏して貰えるのが嬉 しくて・・・」  え?園田君って、名指揮者、園田隆一郎さんのことですか?筆者はいささか面食らい、おうむ返しに口を開いた。  「はい。五島記念文化財団のオペラ新人賞を同じ年に受賞した間柄で、普段は『園ちゃん』と呼ばせて頂いたりします。たまに『園田先生』 と丁寧にお呼びすると、『涼子先生!』と冗談ぽく返されます(笑)」。  そのようにフランクに交流できる間柄だからこそ、本盤では歌とピアノの抒情性がぴたりと重なったのでしょう。  「この数年、日本語の曲を歌う機会が増えました。お客様の反応もダイレクトに頂けますから勉強になります。山田耕筰さんの名曲は、舞 台経験を重ねた今だからこそトライしたいと思いますし、中田喜直さんの〈霧と話した〉も本当に大好きなんです。聴いて下さる皆さまとの『心 の距離が近い』ひとときが持てますように」。  彼女のその願いが、本盤を手に取られた皆さまの御心にも届きますように。( 岸純信/オペラ研究家)

NoMadMusic
NMM-113(1CD)
修道士とならず者
(1)プーランク:世俗カンタータ「雪の夕暮れ」
(2)同:悔悛のための4つのモテット
(3)同:モテット「神をほめたたえよ」
(4)ベルナール・カヴァナ:通常日のミサ曲
レオ・ヴァリンスキ(指)
レ・メタボール、
ムルティラテラール

録音:2022年5月メッツ・アルセナル
「修道士とならず者」とはプーランクが自身の性格の二面性を指した言葉。フランソワ・グザヴィエ・ロトの愛弟子レオ・ヴァリンスキとレ・メタボール5枚目のディ スクは、プーランクとベルナール・カヴァナ(1951-)の合唱作品。
プーランクはエリュアールの詩による世俗カンタータ「雪の夕暮れ」と宗教的な悔悛のための4つのモテット、「神をほめたたえよ」に挑戦。たっぷりとした声量 で表情豊かな響きを堪能させてくれます。
一方カヴァナの「通常日のミサ曲」は器楽アンサンブル「ムルティラテラール」を加え、強烈な音世界を作り上げています。「通常日のミサ曲」は1993-4年の 作で、今回録音に際して改訂が施されました。典礼文を基に作られた歌詞はかなりフザケているうえ、3台のアコーディオン、ポジティフ・オルガン、各種打楽器、 クラリネット、サクソフォン、トランペット、ホルン、チューバがアドリブをはじめカオス状態となります。まさに「ならず者」的な宗教曲で信仰心がなくともオーディ オ的に楽しめます。 (Ki)

J.S.Bach-Stiftung
C-279CD(1CD)
NX-E03
バッハ:カンタータ第45集
カンタータ 第74番Wer mich liebet, der wird mein Wort halten - われを愛する者は、わが言葉を守らん BWV74
カンタータ 第86番Wahrlich, wahrlich, ich sage euch - まことに、まことに、われ汝らに告ぐ BWV86
カンタータ 第41番Jesu, nun sei gepreiset- イエスよ、今ぞたたえられん BWV41
ウルリケ・ホフバウアー(S)
ベンジャミン・ウィリアムソン(A)
ヤコブ・ピルグラム(T)
マティアス・ヘルム(Bs)
テリー・ウェイ(A)
ヨハネス・カレシュケ(T)
マルクス・フォルペルト(Bs)
ユリア・ドイル(S)
アントニア・フレイ(A)
フローリアン・ジーフェルス(T)
ステファン・マクロード(Bs)
バッハ財団cho
バッハ財団O(古楽器使用)
ルドルフ・ルッツ(指/Cemb)

録音(ライヴ):Evangelischen Kirche Trogen ARSt. Gallen(スイス)
2023年5月26日、2014年5月23日、2022年4月29日
第74番「われを愛する者は、わが言葉を守らん」は1725年5月20日の聖霊降臨祭の日曜日のためのカンタータ。ヨハネの福音書第14章の23〜31節が 用いられた内容は、人々のイエスへの愛と、イエスを愛する人々への神の愛、イエスの再臨を待ち望む思いが綴られた真摯なものです。冒頭の合唱は 1723年のカンタータ第59番からの転用ですが、第74番ではトランペットとオーボエ、合唱が増強された華やかなものに変更されています。ソプラノ、バス、テ ノール、アルト、それぞれの技巧的なアリアが続き、最後は救いへの思いが短いコラールで歌われます。 1724年5月14日に初演された、ロガーテの主日(復活節第5主日)のための第86番「まことに、まことに、われ汝らに告ぐ」は、ヨハネの福音書第16章の 23〜30章のイエスの別れの言葉から採られた歌詞によるもの。キリストを信じる者が痛みと苦しみを受けたときに、神はすぐに助けてくれるわけではなくとも、 あきらめることなく信頼するように。と説きます。バスの簡素なアリアで曲が始まり、美しいヴァイオリン・ソロを従えたアルトのアリアが続きます。この曲で独唱を 担うテリー・ウェイの清冽な歌唱が聴きどころです。喜びに満ちたテノールのアリアが続き、最後は希望に満ちたコラールで曲を閉じます。 第41番「イエスよ、今ぞたたえられん」は1725年の元日に初演されたカンタータ。3本のオーボエ、3本のトランペットとティンパニを用いたイエスの名を呼ぶ華 麗な合唱ではじまり、ソプラノとテノールの2曲のアリアが続きます。第2曲のソプラノのアリアでは3本のオーボエが活躍、また第4曲のテノールのアリアではチェ ロ・ピッコロも用いられています。

Gramola
GRAM-99292(1CD)
ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):歌曲集
小さなケークウォーク
フリードリヒ・ヘルダーリンの詩による歌曲
アルベルト・シュテッフェンの詩による6つの歌曲 Op.17
3つのユダヤの歌((B?ezulinka) op.53
宗教的歌曲集 Op.20より
 Um Mitternacht im Schlafe schon
 Die arme Seele(古いスイス民謡より)
 First Meeting
 Christmas Morning in Dornach
 Wendla im Garten
2つの中国の歌(Klabund)
ルイーズ・ラベによる6つのソネット Op.34)
シラ・カルモン(S)
マリア・ガルソン(P)

録音:2022年10月24-25日、2023年1月12-13日
チェコ生まれの指揮者・作曲家ヴィクトル・ウルマン。ツェムリンスキーやシェーンベルクの影響を受け、指揮者及び作曲家として活躍しました。パヴェル・ハース やハンス・クラーサと同世代で、共に第1次大戦後のチュコ楽壇の隆盛を築きましたが、ユダヤ人の家系であったためにナチスに囚われ、ハースたちと同様、ホ ロコーストの犠牲となりました。歌劇「アトランティスの皇帝」をはじめ、近年作品が演奏される機会が増えています。このアルバムに収録されている作品のほと んどは、ナチスが政権を握ったのち、 もしくは1942年に彼がテレージエンシュタットの収容所に拘留されてから書かれたものと推測されています。比較的平易 なスタイルで書かれているのは、抑圧に苦しんでいた人々の気晴らしを意図したためと思われますが、ジャズの影響による軽やかさ、複雑な対位法を用いたフ レーズ、予期せぬメロディーの展開などが混在する作品には聴く人を当惑させる瞬間もあります。イスラエル出身のシラ・カルモンが時に演劇的な身振りを想 像させるように表情豊かに歌い、作品の魅力を伝えます。

Gramola
GRAM-99302(1CD)
ウクライナのインテルメッツォ
イホール・クシュプラー(1949-2012):山に花咲くカモミール
ボリス・リャトシンスキー(1894/5-1968):嘆き、また嘆き
アナトリー・コス=アナトルスキー(1909-1983):私の4頭の牛たち
コンスタンティン・ダンケヴィチ(1905-1984):歌劇「ナザール・ストドリア」 より Stekhaのアリア
ユーリー・メイトゥス(1903-1997): バラード「Ksenia」
ミコラ・リセンコ:歌劇「タラス・ブーリバ」 よりNastiaのアリア
ウクライナ民謡(オレス・チシュコ編):私は眠りたくない
ヴィクトル・マチュク(1852-1912):愛しい故郷
ダンケヴィチ:歌劇「ボフダン・フメリニツキー」よりVarvaraのアリア
オレク・キヴァ(1947-2007):室内カンタータ

歌唱:ウクライナ語。上記曲名は英訳からの重訳。
ゾリアナ・クシュプラー(Ms)
ルハンシクSO
イヴァン・オスタポーヴィチ(指)

録音:2022年8月8-11日
リヴィウ・オルガン・ホール(ウクライナ)
ウクライナを代表する歌手の一人ゾリアナ・クシュプラーが「愛、憧れ、望郷」をテーマに歌うアルバム。収録曲 はウクライナの作曲家によるオペラ・アリア、声楽作品そして民謡編曲です。同国西部の都市リヴィウに生まれ たクシュプラーは2000年のミュンヘンARDコンクールで第1位になって注目を集め、2007年から2020年まで ウィーン国立歌劇場のアンサンブル・メンバーとしてティーレマン指揮の「ニーベルングの指環」など数々の上演・ 録音に参加しました。現在もウィーンを拠点にオペラ、リサイタル、教育活動にも取り組んでいます。共演のル ハンシクSOはウクライナ南東部ルハンシク州の州都のオーケストラですが、2022年2月のロシア軍の 侵攻を受けてリヴィウに避難して来ました。同地に生まれたクシュプラーが共演、意気投合してこのアルバムが 生まれました。日本ではほぼ知られてないと思われる曲ばかりですが、音楽と歌唱・演奏の力強さに心揺さぶ られます。

IBS CLASSICAL
IBS-132023(1CD)
NX-B07
ブラームス:管弦楽伴奏による合唱曲集
運命の歌 Op.54
4つの歌 Op.17
愛の歌- ワルツ Op.52
アルト・ラプソディ Op.53
哀悼の歌 Op.82
命の女神たちの歌 Op.89
アグニエシュカ・レーリス(Ms)
マドリード州立O&cho
ジョセップ・ビーラ・イ・カサニャス
マルゼーナ・ディアクン(指)

録音:2023年6月19-20日
ブラームスの管弦楽伴奏による合唱作品を集めた1枚。ややもすれば「アルト・ラプソディ」や「運命の歌」などの重厚で陰影の濃い作品が注目されが ちですが、軽妙な「愛の歌 - ワルツ」や、女声合唱と2つのホルンとハープによる繊細な透明感のある「4つの歌」も収録し、このジャンルにおけるブラー ムス作品の多彩さ、懐の深さを聴かせます。ポーランド出身の指揮者マルゼーナ・ディアクンはクルト・マズア、ピエール・ブーレーズ、マリン・オルソップら の薫陶を受け、スペイン、ドイツ、フランスを中心に進境著しい指揮者。2021年秋からマドリード州立O(ORCAM)の芸術監督を務めていま す。
IBS CLASSICAL
IBS-102023(1CD)
NX-B07
ブロツキー・アルバム
高木日向子(1989-):A Song
パブロ・オルティス(1956-):ブロツキー、ヴィヴァルディとストラヴィンスキー
アンドレアス・ブリューガー(1941-):クリスマス・バラード
ジョアン・マグラーネ・フィゲーラ(1988-):忘れられた舟歌
オルティス:Nativity
ポール・スーツ(1955-):The Saints and the Aint’s
ロランス・ギヨー(S)
ナタリー・グルング(コールアングレ)
ピエール=イヴ・プリュヴォ(Br)
ジョエル・バルドレ(Vn)
ゾイア・スドニス(朗読)
オルケストレ・ムジケ・デ・ルミエレス
ファクンド・アグディン(指)

録音:2022年1月
ファクンド・アグディンとオルケストレ・ムジケ・デ・ルミエレスによる「MUSIC & WORDS」シリーズ。第3作目と なる当盤の主人公は、1987年にノーベル文学賞を受賞したロシア系アメリカ人の詩人、ヨシフ・ブロツキーで す。レニングラードのユダヤ人家庭に生まれ、18歳の頃から詩作を始めるも、やがてソヴィエト当局から弾圧を 受け1964年に逮捕され服役。その後、1972年にソ連から国外追放され、1980年にアメリカの市民権を 得るという激動の人生を送りました。 このアルバムでは高木日向子をはじめとしたそれぞれ背景の異なる5人の作曲家に作品を委嘱、世界文学 における重要人物であるブロツキーの詩からインスパイアされた6つの作品を収録しています。


Ars Produktion
ARS-38643(1CD)
ダ・ツヴィシェン〜歌曲集
ブラームス:5つの歌曲 Op.49-5
ヴォルフ:「ゲーテの詩による歌曲集」より「ミニョン第1番」
ハンス・ゾマー(1837-1922):Mignon singt, als Engel angetan
エーリヒ・ジャック・ヴォルフ(1874-1913):ゲーテの3つの歌 Op.15-1
ブラームス:6つの歌曲 Op.86-6「死へのあこがれ」
レスピーギ:「5つの歌」より「死別」
ピツェッティ
:「2つの愛の歌」より「Oscuro e il ciel」
レスピーギ:「4つの歌」より「夢」
ザンドナーイ:Notte di neve、Attimo
レスピーギ:ある日お帰りになるならば
コルンゴルト:4つの別れの歌 Op.14-1「死の歌」
マックス・コヴァルスキ(1882-1956):「ハーフィズの詩による8つの歌」より「So lange wir im Licht sind」
ヴォルフ:Horch, horst Du nicht vom Himmel her
ジョージ・ヘンシェル(1850-1934):3つの歌 Op.43-3「Wie Melodie aus reiner Sphare hor’ ich」
シューマン:ミルテの花 Op.25-25「東方のバラより」
ルビンシテイン:ミルザ・シャフィーによる12の歌 Op.34-8「Neig’, schone Knospe, dich zu mir」、Op.34-4「Es hat die Rose sich beklagt」、Op.34-9 「Gelb rollt mir zu Fusen」
ベルンハルト・セクレス(1872-1934):4つの歌 Op.11-1「Es eilt die Ros’」
テオドール・シュトライヒャー(1874-1940):「ハーフィズの詩」より「Ist Dir ein getreues liebevolles Kind beschert」
コルンゴルト:不滅なるもの Op.27-1
ソフィア・パヴォーネ(Ms)、
ヘダイエ・ヨナス・ジェディカール(P)

録音:2022年4月-5月
イタリア系ドイツ人のメゾ・ソプラノ歌手ソフィア・パヴォーネは、イタリア語、ドイツ語、フランス語、英語を巧みに操り、バッハから現代音楽まで幅広い楽曲をレパートリーとしています。長年にわたって共演してきたピアニストのヘダイエ・ヨナス・ジェディカールと録音したこのアルバムは、3部作で構成され、19世紀から20世紀のさまざまな作曲家の作品が22曲収録されています。

RUBICON
RCD-1087(1CD)
庭の世界〜花の歌曲集
シューベルト:花の言葉 D519
メンデルスゾーン:初すみれ Op.19a-2
シューマン:「ミルテの花」より「蓮の花」 Op.25-7
クララ・シューマン:すみれ
シューマン:「レーナウの6つの詩とレクイエム」より「私の薔薇」 Op90-2
シベリウス:6つの歌 Op.88
フォーレ
:「2つの歌」より「蝶と花」 Op.1-1
ショーソン:蝶々 Op.2-3
プーランク
:「偽りの婚約」より「花」 FP101-6
ソレール
(1895-1962):Al’ombra del lledoner、Menta I Farogola、Floeix l’ametller
カルロス・グアスタビーノ(1912-2000):薔薇と柳、「アルゼンチンの花」より「Cortadera, plumerito」
ミュリエル・ハーバート(1897-1984):すみれ、水仙に
エルガー:花言葉
ハイドン・ウッド(1882-1959):愛する庭の薔薇の花
【アンコール】
フランダース&スワン:「At the Drop of a Hat」より「Misalliance」
アレッサンドロ・フィッシャー(T)、
アンナ・ティルブルック(P)
テノール歌手のアレッサンドロ・フィッシャーは、歌劇『ポッペアの戴冠』のルカーノ役でザルツブルク音楽祭デビューを果たし、数々のオペラや音楽祭に出演するほか、定期的にコンサートやリサイタルも開催するなど精力的に活動しています。2022年にはグラモフォン誌の注目アーティストが紹介される「One to Watch」に選出され、BBTフェローシップを受賞するなど、今、大注目のテノールのひとりです。
2020年のロックダウンの最中、フィッシャーは妻とともに自宅の庭で多くの時間を過ごしました。庭の花々や自然の美しさに触れ、冬から春、そして夏へと移り変わる庭の景色からインスピレーションを受け、リサイタル・プログラムの土台が形成されました。ロンドンのウィグモア・ホールでライヴ録音されたこのアルバムは、全曲、花を題材とした楽曲で構成され、花や花言葉はもとより、愛の証についてやロマンティックな恋の儚さなど、花を通じて描かれる人間の深い感情にも言及しています。

CPO
CPO-555349(1CD)
NX-B10
C.P.E.バッハ:マニフィカト/クリスマス・カンタータ 他
マニフィカト Wq215
合唱「Et misericordia 主の憐みは」 (Wq215 第4曲の初稿)
クリスマス・カンタータ「Auf, schicke dich 天は御神の栄光を語り」 Wq249
合唱「Spiega, Ammonia fortunata」 Wq216
ハンナ・ヘアフルトナー(S)
エルヴィラ・ビル(A)
ゲオルク・ポプルッツ(T)
マティアス・フィーヴェク(Br)
マルクス・フォルペルト(Br)
ケルン・アカデミー(古楽器アンサンブル)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指)

録音:2022年11月30日-12月3日、2023年9月18日
1768年から1788年に亡くなるまで、ハンブルクの5つの主要教会の音楽監督を務めたカール・フィリップ・エマヌエ ル・バッハの宗教合唱作品集。このアルバムにはマニフィカトとクリスマス・カンタータを中心とした4作品を収録。マ ニフィカトは1749年にベルリンで作曲された後1779年にハンブルクで改訂されたもので、改訂の際に3本のトラン ペット、2本のホルン、ティンパニが加えられ、祝祭的な輝きが増しています。トラック10にはその第4曲の合唱「Et misericordia」をオリジナルのベルリン版で収録、比較を楽しむことが出来ます。華麗なクリスマス・カンタータは 1775年の作曲。彼はこの作品をとても気に入り、何度も演奏しています。最後に置かれた合唱「Spiega, Ammonia fortunata」はヨーゼフ・マルティン・クラウスが仕えたことで知られるスウェーデンのグスタフ3世がハンブ ルクを訪問した際の祝祭的な作品。C. P. E. バッハはこれを作曲するために12時間しか時間がなかったと自伝 に記していますが、にわかには信じがたいほどの完成度の高い作品です。
CPO
CPO-555343(1CD)
NX-B10
M・ハイドン:ジングシュピール「落穂拾い」 他
ジングシュピール「落穂拾い」 MH493
カンタータ『Ninfe in belli』 MH73
モニカ・マウフ(S)
ヤコブ・ミッタールッツナー(Br)
サシャ・ザラビ(T)
マリアンナ・ヘルツィヒ(S)
クリスティアン・ハーフェル(T)
マリア・ラドゥルナー(S)
ザルツブルク・ホーフムジーク(古楽器オーケストラ&声楽アンサンブル)
ヴォルフガング・ブルンナー(指&Cemb)

録音:2019年9月28-30日
17世紀から19世紀初頭の作品を得意とする指揮者ヴォルフガング・ブルンナーと、1991年に彼が設立した ザルツブルク・ホーフムジーク。彼らは、以前にも管楽のための協奏曲集や、歌劇「夢」「自然の真実」など、ミ ヒャエル・ハイドンの知られざる作品を録音しており、このアルバムでもジングシュピール「落穂拾い」と1765年 のカンタータ『Ninfe in belli』の2作を紹介しています。 「落穂拾い」は1778年にオーストリアのクレムスミュンスター修道院劇場のために書かれたジングシュピール。 落ちていたトウモロコシの種を拾い、盗人と非難された貧しいエミーリエが救われるまでの物語です。モニカ・マ ウフをはじめとした歌手たちの、美しいアンサンブルをお楽しみください。かたや『Ninfe in belli』は、1765年1月19日に、バイエルン公妃ヨーゼファがランバッハ修道院に滞在した際の機会カンタータ。後にミヒャエル・ハ イドンの妻となるソプラノ歌手マリア・マグダレーナ・リップがソロを歌ったと推測される華やかな作品です。ザルツ ブルク・モーツァルテウムとウィーン国立音楽大学で学んだ若手ソプラノ、マリア・ラドゥルナーが見事な歌唱を 聴かせます。

299 MUSIC
NIKU-9056(1CD)
税込定価
さくら〜中田喜直ソングス/坂下忠弘
@ さくら [2:39]/Aほしとたんぽぽ [1:59]/ B つゆにぬれてる 桑のみたべた/編曲:伊藤幹翁 [2:17]
Cああプランタン無理もない [3:37]/Dねむの花 [3:08]/Eバラ色の街で [2:05]/ F 即興的ワルツ〜中田喜直に寄せて*/作曲:松下倫士 [3:19]/G夏です [1:57]/ Hおやすみなさい 美しい夢を見て/編曲:倉本裕基 [3:27]/I夏の思い出 [2:37]/ Jちいさい秋みつけた [2:46]/Kさわると秋がさびしがる [2:21]/Lむらさき叙情 [2:59]/ Mぎんなん/編曲:吉田孝古麿 [2:17]/N匂いのある歌 [1:14]/Oわらべうた* [1:32]/ P雪の降るまちを [2:41]/Q心の窓にともし灯を [2:31]
Rみんなのなかへ(平和の詩) [3:01]/S歌をください [5:03]

*=ピアノ・ソロ作品
坂下忠弘(Br) 、松下倫士(P)

録音:2023 年8 月30 日?9 月1 日三鷹市芸術文化センター「風のホール」
中田喜直生誕100 年に寄せて
私が坂下くんに出会ったのは彼がまだ音大在学中で、4 人の仲間たちと演奏を熱心にして いたときのことです。レッスンを乞われて初めて彼らの歌唱を聴きながらひときわ坂下くんの 歌声に心惹かれました。彼は日本人には珍しい柔らかさと響きのある声を持っています。作 曲家であった夫・中田喜直が生前坂下くんと出会っていたら、さぞやこの声に喜んだことでし ょう。中田幸子(中田喜直 夫人)

ALIA VOX
AVSA-9956(1SACD)
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス op.123 ジョルディ・サヴァール(指)、
ル・コンセール・デ・ナシオン
ラ・カペラ・ナショナル・デ・カタルーニャ(合唱)、
YOCPAアカデミーメンバー
リナ・ジョンソン(S)、オリヴィア・フェアミューレン(Ms)、
マルティン・プラッツ(T)、マヌエル・ヴァルサー(Br)

録音:2023年5月11-16日、カルドナ城修道院
サヴァールの勢いがとまりません。ベートーヴェンの交響曲(第1-5番:AVSA-9937/第6-9番:AVSA-9946)に続く、ベートーヴェン・シリーズ の第3弾にして完結編の登場。1823年(1819-1823年にかけての制作)に完成した、ミサ・ソレムニスです。サヴァールは、2023年10月末に来日 公演が実現しました。ヴィオール奏者としての来日でしたが、その音楽が素晴らしいのはいうまでもなく、演奏技術のすばらしさも80代にしてなお世界最高峰 であることを聴衆に印象づけたツアーとなりました。指揮者としての活動ももちろんますますの高みにあります。
サヴァールは、「ベートーヴェンについて私がいつも魅了されるのは、その言葉の力強さもさることながら、彼の音楽が、出自や階級や信条に関係なく、すべ ての人間に語りかけ、単に貴族や聖職者のエリートを満足させるためだけに作曲されていないことだ。」と述べています。ここでも過去の伝統のすべての重みか ら解き放たれた別次元の世界で、まさに作品が生まれたばかりのような生々しさで、ベートーヴェンの音楽がすべての人間に語りかける力に満ちていることを実 感させてくれる演奏です。
録音も素晴らしく、冒頭からやわらかく包み込まれるような極上の世界。コンサートミストレスは、ラヴェル作品のCD「ムーヌへのオマージュ」(KKC-6580/ CC-72916)で2022年のレコード・アカデミー賞を受賞して一挙に注目度が高まっているリナ・トゥール・ボネ。「ベネディクトゥス」でのソロもボネが演 奏しており、文字通り天上的な、聴き手を高みに連れて行ってくるような美しさです。 (Ki)

SKARBO
DSK-3237(1CD)
祝祭の空気
ジェイ・オルトハウス:アフリカのハレルヤ
メアリー・リン・ライトフット:神をたたえよ
ユッカ・リンコラ:ヨイク
ラヨシュ・バールドシュ:ラヨシュ・バールドシュ
コダーイ:ジプシーがチーズを食べるとき
ダヴィッド・アスルサ:謝肉祭のハバネラ
ルーチョ・ベルムデス:黒人の踊り
アルベルト・エルナンデス:「ゴザ、ミ・カリプソ」
マヌエル・コレイ:母なる大地へ
伝承曲:種から苗へ
伝承曲:村のそばを歩く
ポール・ブラフォール:カメのポルカ
ミシェル・ベルナード:チェリーのブランデー漬け
サリー・K・アルブレヒト:タマ・トゥ
伝承曲:ミュージック・ダウン・イン・マイ・ソウル
伝承曲:ディス・リトル・ライト・オブ・マイン
ブルターニュ聖歌隊
キムソン=ウ(P)
マウド・アモン=ロワザンス(指)

録音:2022年フランス
男女が集う行事は祝祭との結びつきが強く、昔から祝祭にまつわる多くの作品が作曲されてきました。それらに共通するのは「踊り」。リズムとメロディは民族ご とに異なり、舞曲と音楽とが密接に絡み合っていることがわかります。このアルバムでは20世紀から21世紀に焦点を当て、今日世界中で歌われている祝祭に関 係する合唱作品を集めました。溌剌としたリズムが非常に印象的なユッカ・リンコラの「ヨイク」など、パワフルでエネルギッシュな合唱作品をご堪能ください。 (Ki)

fra bernardo
FB-2311653(1CD)
アーリー・ミュージック・ログ〜バッハの作k品

(1)ミサ曲 ヘ長調 BWV233

(2)パストラーレ ヘ長調 BWV590

(3)カンタータ第214番「太鼓よとどろき、ラッパよ響け」 BWV214

(4)ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV1051
(1)コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、シビラ・ルーベンス(S)、ステファニー・ハウツィール(A)、トーマス・バウアー(Bs)、フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
(2)トン・コープマン(Org)
(3)アムステルダム・バロックO&cho、デボラ・ヨーク(ベローナ/ソプラノ)、アンネッテ・マルケルト(パラス/アルト)、ヨルグ・ドゥルミュラー(イレーネ/テノール)、クラウス・メルテンス(ファーマ/バス)、トン・コープマン(指&Org)
(4)ニコラウス・アーノンクール(ヴィオール)、グスタフ・レオンハルト(ヴィオール)、エディト・シュタインバウアー(Va)、エドゥアルト・メルクス(Va)、アルフレッド・アルテンブルガー(Va)、フリーダ・クラウゼ=リチャウアー(Vc)、アルフレッド・プラニアフスキー(Cb)、ブルーノ・ザイドルホーファー(ハープシコード)、ヨゼフ・メルティン(指)

録音:2003年、1950年(ブランデンブルク協奏曲第6番/ピリオド楽器による世界初録音)
現代を代表する2人のバッハ解釈者、フィリップ・ヘレヴェッヘとトン・コープマンによる貴重な記録、2003年のライヴ録音!伝説的なグスタフ・レオンハルトの流派から生まれた両アーティストと彼らのアンサンブルは、バッハ音楽の演奏の伝統に永続的な影響を与えています。さらにエクストラ・トラックとして、ニコラウス・アーノンクール、グスタフ・レオンハルト、エドゥアルト・メルクスといった重要な先駆者たちが参加した1950年のバッハ・イヤーにおけるブランデンブルク協奏曲第6番のピリオド楽器世界初録音の音源も収録されています。

Da Vinci Classics
C-00800(1CD)
スペインの宝石
ファリャ:7つのスペイン民謡
アルベニス:6つのバラ―ド
モンサルバーチェ:5つの黒人の歌
モンポウ:パストラル、
 あなたの上にはただ花ばかり
サン=サーンス:不幸な人*
シルヴィア・アリーチェ・ジアノーラ(Ms)、
フィリッポ・ファリネッリ(P)、
トスカ・ルソー(S)*

録音:2021年8月(イタリア、ペルージャ)
イベリア伝統の声楽とピアノのためのレパートリーの傑作の数々、カスティーリャとカタルーニャの作曲家の作品、そしてフランスの音楽家サン=サーンスによるスペインへのオマージュを通して、聴き手を想像上のスペイン旅行へと導いてくれる1枚。イタリア音楽に魅了されていたアルベニスは、イタリア出身の貴族の詩人のテキストをもとに、イタリアのベルカントやトスティの室内声楽曲を彷彿とさせる作品を書きました。モンポウの歌曲は感動的で想像力に富み、声とピアノの濃密な相互作用が特徴。サン=サーンスの「不幸な人」は、ポーリーヌ・ヴィアルドの娘たちのために書かれたもので、『恋の骨折り損』ついてのウィットに富んだ風刺的な考察です。

Signum Classics
SIGCD-790(1CD)
ヘヴン・トゥ・アース
ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ
:Let My Prayer Rise Up、God The Holy Trinity、Magnificat (King’s College Service)、Nunc Dimittis (King’s College Service)、The Chorister’s Prayer (mixed voices version)、Preces and Responses、Words From The Cross、Give Us Grace、Faith, Hope and Love
ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ&アレグザンダー・レストレインジ:For The Beauty Of The Earth
ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ:The Chorister’s Prayer (upper voices version)、Drop, Drop, Slow Tears、High As The Heavens、Lord, Have Mercy (The St Helen’s Service)、Glory To God (The St Helen’s Service)、Holy, Holy, Holy (The St Helen’s Service)、Lamb Of God (The St Helen’s Service)、The Lord’s Prayer、Saint Richard’s Prayer、The Mountains Shall Bring Peace、Go Forth In Peace
ベン・パリー(指)、
ロンドン・ヴォイシズ、
アンドレアナ・チャン(Org)

録音:2023年6月19日-20日(イギリス)
グラミー賞を5回受賞した人気ヴォーカル・グループ「ザ・スウィングルズ」(スウィングル・シンガーズ)のソプラノ歌手及び音楽監督として7年間活動し、テネブレやロンドン・ヴォイシズなどのアンサンブルで歌う他、現代のクロスオーヴァー音楽や多くの映画サウンドトラックなどでも歌い、幅広いジャンルの音楽の演奏、作曲、録音、監督、プロデュースを行う多面的なミュージシャン、ジョアンナ・フォーブズ・レストレインジ(ジョアンナ・フォーブス・レストレンジ)の合唱作品集。このアルバムに収められている作品は、旋律があり歌いやすく作曲されています。教区教会の聖歌隊が念頭に置かれており、曲は歌手の声域内に快適に収まり、オルガンの伴奏は合唱団をサポートするように設計され、ハーモニーは魅力的で親しみやすいものになっています。歌う人にとっても、聞く人にとっても、言葉の意味をより高めるその作風によって聴きやすいアルバムとなっています。

DUX
DUX-1979(1CD)
男声合唱のための宗教作品集
オラ・イェイロ:Ubi caritas
ピョートル・ヤンチャク:De profundis clamavi
ローウェル・メイスン:Nearer My God to Thee
ラフマニノフ:Bogoroditse Devo
マリアーノ・ガラウ:Parce Domine
ヤンチャク:キリエ
グレゴリオ・アレグリ:Miserere mei, Deus
クラウディア・ラビエガ:O sacrum convivium、
 アヴェ・マリア
イェイロ:Northern Lights、Ave Generosa
フランツ・ビーブル:アヴェ・マリア
ヤンチャク:Pater noste
アントニオ・ロッティ:Crucifixus
ユスティナ・ハヌシャク(指)、
カントレス・サンクティ・ニコライ男声cho

録音:2022年、2023年
カントレス・サンクティ・ニコライ男声合唱団による男声合唱のための宗教作品集。17世紀から現代作曲家の作品まで幅広く網羅しており、受難曲、典礼作品、教会音楽を含んだアルバムとなっています。その多くはヨーロッパだけでなくアメリカでも頻繁に演奏されています。テキストが主な役割を果たす瞑想的で落ち着いたメロディーから、複雑なポリフォニック構造まで、男声合唱の機能をフルに使ったこのアルバムで、聴衆はその可能性を感じることが出来るでしょう。

スロヴェニア放送
ZKP-118210(1CD)
ギター伴奏によるスロヴェニアとイタリアの歌曲
プロハースカ:私はあなたに何を尋ねようか
イパヴェツ:テントウムシ/露が野原に落ちたら/思い出の本に/ヒナギクが育つ
ジョルダーニ:愛しい人よ(カーロ・ミオ・ベン)
チャンピ(伝ペルゴレージ):ニーナ
モンテヴェルディ:苦しみが甘美なものならば
カルダーラ:親愛な森よ
ルティーニ:愛の喜びは
ヘンデル:これほどの陰はなかった(オンブラ・マイ・フ)
カッチーニ:アマリッリ
ランディ:ああ歓迎される死よ
シュケルヤンツ:山の麓の休息
パヴチッチ:子守歌2
マシェク:窓の下で
ラヨヴィッチ:セレナード/部屋の中の月
ヤカ・ミヘラツ(Br)
ユレ・チェルコフニック(G)

録音:2023年6月 スロヴェニア リュブリャーナ
19世紀から20世紀のスロヴェニアの歌曲と、バロック時代のイタリアの歌(いわゆるイタリア古典歌 曲を含む)をギター伴奏でバリトンが歌ったもの。イタリアバロックの歌がギター伴奏に合うのは容易 に想像できるだろうが、日本人にはほとんど未知のスロヴェニア歌曲がまた素敵だ。 ヤカ・ミヘラツはリュブリャーナで学んだ後、ベルリンで活躍しているバリトン。柔らかい美声のバリト ン。ユレ・チェルコフニックは、リュブリャーナで学んだ後、ウィーンやチューリヒで研鑽を積んだギタ ー奏者。2018,19年と来日しており、実は熱心なギター好きには既に知られている人です。
スロヴェニア放送
ZKP-117978(1CD)
ハープ伴奏による歌曲集
ドビュッシー:美しい夕暮れ
 星の輝く夜/マンドリン
フォーレ:夢の後で Op.7-1
 トスカーナのセレナーデOp.3-2
 揺り籠 Op.23-1/私たちの愛 Op.23-2
イパヴェツ(1829-1908):思い出の本に/ロマンス
ラカル(b.1979):寒さ
シューマン:春の訪れ Op.79-19
 お母さん、お母さんOp.25-11
 私を彼の胸に寄り掛からせて Op.25-12
R.シュトラウス:親しい幻 Op.48-1
 明日 Op.27-4
アンドレヤ・ザコニシェク・クルト(S)
ウルシュカ・クリジュニク・ズパン(Hp)

録音:2022年9月 スロヴェニア リュブリャーナ
フランス、スロヴェニア、ドイツの歌曲をハープ伴奏でソプラノが歌っています。ドビュッシーやフォー レの歌曲をハープ伴奏で歌うのは珍しくないだろうが、シューマンやシュトラウスとなると稀でしょう。ス ロヴェニアのロマン派の作曲家、ベンヤミン・イパヴェツ(1829-1908)や、現代スロヴェニアを代表す る作曲家、カタリーナ・プスティネク・ラカル(1979-)の作品も素晴らしい。 アンドレヤ・ザコニシェク・クルトはスロヴェニア東部のツェリエ生まれ、在住のソプラノ。彼女はマリボ ール歌劇場で四半世紀に渡って様々なソプラノ役を手掛けて来た劇場の花形歌手で、同劇場の 2014年来日公演のビゼー「カルメン」でヴェッセリーナ・カサロヴァ相手にミカエラを歌っていた。ウル シュカ・クリジュニク・ズパンはスロヴェニアの代表的ハープ奏者の一人で、2003 年からスロヴェニア・ POのハープ奏者を務めています。 簡易紙ケース収納。

DIVINE ART
DDX-21114(1CD)
NX-B07
20世紀の英語による歌曲集
1. ジョージ・バターワース(1885-1916):Is my team ploughing? 馬どもは耕しているだろうか?
2. ブリッジ:Come to me in my dreams おいで 私のもとへ わが夢の中
3. チャールズ・マーシャル(1857-1927):I hear you calling me 僕を呼ぶあなたの声が聞こえた
4 クィルター(1877-1953):Now sleeps the crimson petal 深紅の花弁は眠りに就く
5. クライヴ・ポラード(1959-):Go song of mine 行け、私の歌よ…世界初録音
6. リチャード・ヘイグマン(1882-1966):Do not go my love 愛しい人よ、行かないで
7. ヴォーン・ウィリアムズ:Silent Noon 沈黙の正午
8. フレデリック・キール(1871-1954):Remembrance 記憶
9. ヴィクター・ヘリー=ハッチンソン(1901-1947):Dream Song 夢の歌
10. ブリッジ:What shall I your true love tell? 何を私、あなたの真の恋人は伝えましょうか
11. ヘイドン・ウッド(1882-1959):Love’s garden of roses 愛する庭のばらの花
12. ペーター・ゲルホーン(1912-2004):Autumn 秋
13. アイアランド(1879-1962):If there were dreams to sell もしも売ることのできる夢があ
れば
14. セシル・アームストロング・ギブズ(1889-1960): Silver シルヴァー
15. ポラード:The cloths of heaven…世界初録音
16. ヴォーン・ウィリアムズ:The sky above the roof 屋根の上のあの空R
17. シリル・スコット(1879-1970):Lullaby 子守歌
18. エイミー・ウッドフォード=フィンデン(1860-1919):Kashmiri Song カシミールの歌
19. クィルター:I arise from dreams of thee あなたの夢から目覚めた
20. ブリッジ:Journey’s End 旅の終わり
●アンコール
21. ルーシー・サイモン(1940-):How could I ever know(秘密の花園より)
トレヴァー・アレクサンダー(Br)
ピーター・クロックフォード(P)

録音:2021年6月20日、8月15日、10月17日
3曲の世界初録音を含む、20世紀の英国で親しまれた歌曲を集めた1枚。現在でも歌われるブリッジ やヴォーン・ウィリアムズらの「英国歌曲」と、当時英国で人気のあった「Parlour Ballad(パーラー・バ ラード=アマチュアの音楽家が家で演奏するような音楽)」と呼ばれる作品を織り交ぜて紹介。しみじみ とした歌から、軽くしゃれた歌まで多彩かつ味わい深い作品を楽しめます。英国ロイヤル・オペラを中心に バリトン歌手として活躍するトレヴァー・アレクサンダーの美しい声を、指揮者、伴奏者として活動する ピーター・ロックフォードのピアノが引き立てています。

VOX
VOXNX-3031CD(1CD)
NX-B03
ラフマニノフ:合唱交響曲「鐘」他
ラフマニノフ:合唱交響曲「鐘」…英語歌唱
カンタータ「春」 Op.20
3つのロシアの歌 Op.41
マリアンナ・クリストス(S)
ウォルター・プランテ(T)
アーノルド・ヴォケタイティス(Bs-Br)
セントルイスSO&cho
レナード・スラットキン(指)

録音:1980年10月 ミズーリ州セントルイス、パウエル・ホール
スラットキンとセントルイス響がVOXに録音したラフマニノフの管弦楽作品全集(LP4枚組)から、合唱の加わる作品を集めた1枚。オリジナル・マスターから 24bit/192kHzでリマスターしたAudiophile Editionの1枚です。「鐘」はグラミー賞の「Best Choral Performance=最優秀合唱」部門にノミネート された名演奏で、合唱にも管弦楽にも厚みがありながら濁らず清澄なサウンドを聴かせる点が特徴。広々として澄んだ音場にオーケストラ、合唱、ソロが距 離感をもって展開、ソロは不自然にクローズアップされることも合唱に埋もれることもなく、Elite Recordingsならではの巧みな録音に唸らされます。旧盤 CDでも録音の優秀さは伝わりますが、新リマスターにより音の硬さが取れて、特に高域に抜けの良さと柔らかさが加わり、名録音の真価を楽しめます。 ブックレットには歌詞と英訳が掲載されています(1-4は英語歌詞のみ)。

DACAPO
MAR-8.224754(1CD)
NX-B08
ルーズ・ランゴー(1893-1952):歌曲集
Hvad larken sang! BVN35(1908)
4つの歌曲 BVN67(1914)
ロシアの歌曲集 BVN126(1916)
4つの歌より BVN100(1915) Vi tankte slet ikke pa nogenting
Min moder BVN5(1906)
Jeg beder ej om guldets glod BVN31(1908)
夏 - 歌曲集、4つの音の絵 BVN139(1917)
イェニ・ビルガ=クラウスンの詩による歌曲集 BVN66(1914)
ルイーセ・マクレランド・ヤコブセン(S)
クリスティアン・リスエア(P)

録音:2023年1月14-16日、22日
※一部をを除き世界初録音
デンマークの近代作曲家ルーズ・ランゴー。 若い頃には、後期ロマン派のイディオムを用いた作品を書いていましたが、やがて神秘的な題材や、特異なタイトルを好んで用いるなど、少しずつ作風を変 遷させていきました。このアルバムには彼が10代から20代前半に書いた歌曲を中心に収録。ほとんどの作品は未だ調性を保っており、1913年に彼が恋に おちたドーラ・フロムへの思いが込められた「4つの歌曲 BVN67」などはとても耳なじみのよい曲調で書かれています。トラック6-13の「ロシアの歌」に含まれ ているのは、ウクライナの詩を翻案したもの。一部を除き世界初録音となります。若きソプラノ、ルイーセ・マクレランド・ヤコブセン、オーフスとベルリンで学んだピ アニスト、クリスティアン・リスエアが、親密な演奏を聴かせます。

Goodies
78CDR-3925(1CDR)
ドイツのナイチンゲール/エルナ・ザックの芸術

(1)メドレー:1.思い出(ドルドラ)-2.セレナード(トゼリ)- 3.デュバリ伯爵夫人-私は一人の人にのみ心を捧げます(ミレッカー)- 4.こうもり-侯爵様、あなたのようなお方には(J. シュトラウス2世)
(2)メドレー:1.ワルツ春の声(J.シュトラウス 2世)-
2.セレナード第1番(ドルドラ)-3.ジプシーの歌(ボルディ)-
4.ウィーンの森の物語(J.シュトラウス2世)
(3)フニクリ・フニクラ(L.ダンツァ)
(4)語りたまえ(パルラ・ワルツ)(アルディーティ)
(5)ユビラーテ(ジルヒャー)
(6)オーストリアの村つばめ(ヨーゼフ・シュトラウス)
エルナ・ザック(S)
ヴィリー・チェルニック(指)
ベルリン・ドイツ・オペラO&cho((1),(2),(6))
ロルフ・シュレーダー(指)
ベルリン・ドイツ・オペラO&cho(3)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
ベルリン・ドイツ・オペラO(4)
ヴォルフガング・ヴァリシャウザー(指)
ジルヒャー・ダブル四重唱団(5)

(1)U.S.CAPITOL81700A (8033-1D-1)1935年11月26日録音
(2)U.S.CAPITOL81701A (8034-1D-1)1935年11月26日ベルリン録音
Recorded26November1935
(3)U.S.CAPITOL81702A (8035-1D-1)1938年録音
(4)U.S.CAPITOL81702B (8033-1D-1)1935年1月29日録音
(5)U.S.CAPITOLA81701B (8036-1D-7)1939年録音
(6)U.S. CAPITOL81700B (8048-1D-3)1939年ベルリン録音
原録音は独テレフンケン。復刻は米CAPITOL の戦後盤SPレコードによった。 エルナ・ザック(1898-1972)はベルリン生まれのソプラノ。ドイツの "ナイチン ゲール" と言われ人気を得た。戦前のレコード批評家あらえびすはその著書 「名曲決定盤」で彼女の魅力をこう書いていた。「近頃ドイツで騒がれている 人気歌手だ。若さと美しさをまき散らすようなところがこの人の受け容れられ る原因でしょう。声も技巧も良いが、それよりも張り切った若さと、魅力が特色 だ。」今回の復刻CDはこれまでのものと一線を画すると思う。(グッディーズ)

Hortus
HORTUS-225(1CD)
プーランク:歌曲集
闘牛士 FP11
ギヨーム・アポリネールの2つの詩
ギターに寄す FP79
歌の調べ FP46
歌曲集「ある日ある夜」 FP86
4つの子供の歌 FP75〜第2曲:ルネ少年の悲しい話 / 第3曲:元気のよすぎる男の子
矢車菊 FP102
歌曲集「偽りの婚約」 FP101
4つの子供の歌 FP75〜第1曲:あたしたち妹が欲しい
カール・ガザロシアン(T)、
エマニュエル・オリヴィエ(P)

録音:2022年/フランス
「まばゆいばかりの高音が出せる、非常に心地よく軽やかなテノール」と絶賛されるカール・ガザロシアン。幼少期に憧れた女性歌手へのトリビュート・アルバム 「私は歌手になりたかった」(HORTUS-200)でも魅惑的な歌声を聴かせてくれました。
期待の新譜は彼が愛してやまないプーランクの歌曲集。数多くの歌曲を残したプーランク。ジャン・コクトー、ギヨーム・アポリネール、ジャン・モレアス、ジャン・ ノアンらがのこした詩に、独特な旋律をのせた、プーランクの凄みがこれらの歌曲に凝縮されております。各曲数分ながらそれぞれ強烈な個性を示すプーランクの 作品。ガザロシアンの表現豊かな歌でご堪能ください! (Ki)

APARTE
AP-333(1CD)
リスト:「聖人の伝説」集 vol.2
1. 火刑台上のジャンヌ・ダルク S373/1*
2. 火刑台上のジャンヌ・ダルク S.293*
3. 聖チェチーリア S5
4. 聖チェチーリア S343
5. 聖クリストフ S47
6-7. 栄えよポーランド(オラトリオ「聖スタニスラウス」より間奏曲)
8. アヴェ・マリア IV S341
9. エレジー第1番S130a
10. 詩篇137S17/2
11. アンジェルス!守護天使への祈り S378/1(ハルモニウム版)
*リスト・アカデミー版による世界初録音
イム・スンヘ(S)、
ソフィア・ヴィニク(Ms)、
ステファニー・ハウツィール(Ms)
トーマス・ハンプソン(Br)、
シネ・ノミネcho
マルティン・ハーゼルベック(指)、
ウィーン・アカデミーO

録音:2021,2022年
ハーゼルベックによる、リストが作曲した「聖人の伝説」集第2弾の登場。vol.1(AP.297)に続いて、歌唱陣にも豪華な顔ぶれをそろえています。
1865年に僧籍に入ったリストは、キリスト教を題材とした作品を多く書くようになります。そして、ほかの作曲家にはあまり例をみませんが、絵画や書物から題 材をとった、聖人にまつわる音楽を多く書いています。ここでは、「聖人の伝説」として、キリスト教上の様々な聖人にまつわる物語を音楽にした作品をシリーズと してお届けします。
当盤に収録されているのはいずれもリストの晩年の作品。リストの3つめのオラトリオ「聖スタニスラウス」は未完の作品ですが、もともとリストが独立した器楽 曲としても構想した「間奏曲」は充実したオーケストラ曲となっています。聖チェチーリアに関する楽曲が2つ収録されていますが、S5のほうは大編成なオーケス トラ、グレゴリオ聖歌からの引用などが見られる一方、S343のほうは比較的小編成で瞑想的な空気の作品となり、まったく性格が異なっており興味深いです。聖 クリストフについてはあまり知られていませんがこれは旅人の聖人で、旅人に力を与えると言われています。また、タイトルには直接聖人の名が見られない作品も 収録されており、リストの芸術を様々な角度から鑑賞することができます。

Hyperion
CDA-68440(1CD)
デイヴィッド・ブリッグズ:宗教音楽集
デイヴィッド・ブリッグズ(1962-):
1.聖デイヴィッド・サーヴィス〜神を喜びたたえよ
2.前奏曲(オルガン即興)
3.わたしを刻みつけて
4.神は私の頭の中に
5.間奏曲(オルガン即興)
6.主はよみがえられた
7.「主はよみがえられた」によるトッカータ(オルガン即興)
8.たたえん、よろこびの光を
9.王の御旗は進み
10.慈しみと愛のあるところ
11-12.トリニティ・フォーブルドン・サーヴィス
13.カンタービレ(オルガン即興)
14.聖デイヴィッド・サーヴィス〜テ・デウム
スティーヴン・レイトン(指)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団、
デイヴィッド・ブリッグズ(Org)ほか

録音:2022年7月、サントゥスタシュ教会(フランス・パリ)
務める名門ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団。バッハ、ヘンデルなどの古楽からスタンフォード、フィンジ、ハウエルズ、マクダウアル、オワイン・パーク、イーヴォ・アントニーニなどの近現代音楽まで広いレパートリーを誇る彼らの最新盤は、2010年に発売された『ノートル・ダム・ミサ』(CDA-67808)に続くイギリスのオルガニスト・作曲家、デイヴィッド・ブリッグズ(1962-)の作品集!
ブリッグズはフランスの名オルガニスト、ジャン・ラングレの門下生であり、セント・アルバンズ国際オルガン音楽祭のコンクールでは英国人として初のトゥルヌミール賞(最優秀即興演奏賞)に輝きました。ジャン・ラングレとピエール・コシュローから多大な影響を受けたブリッグズは、作曲家としても注目を集めており、かつ世界最高の即興演奏家のひとりとみなされています。レイトン&ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団による美しい合唱の合間で繰り広げられる、ブリッグズの見事なオルガン即興にもご注目ください。

DUX
DUX-1816(1CD)
映画音楽&オペラ歌曲集
ヤヌシュ・ストクウォサ
:Fra di noi
アンドリュー・ロイド・ウェバー:All I Ask of You
クロード・フランソワ&ジャック・ルヴォー:マイ・ウェイ
ルーチョ・ダッラ:カルーソー
アグスティン・ララ:グラナダ
レナード・コーエン:ハレルヤ
ヘンデル:私を泣かせてください
ロイド・ウェバー:ピエ・イエス
アヴェ・マリア
バーンスタイン:トゥナイト
フランチェスコ・サルトーリ:タイム・トゥ・セイ・グッバイ
アデル・アドキンス&ポール・エプワース:スカイフォール
ソコルニツキ・デュエット〔アグニェシュカ・ソコルニツカ(S)、ヴォイテク・ソコ・ソコルニツキ(T)〕、
ヴェロニカ・ヤニク=クレク(Vn1)、アンナ・マホフスカ(Vn2)、カロリナ・ヴァシチニスカ=ウカノフスカ(Va)、アレクサンドラ・アヴツシェフスカ(Vc)、ミハウ・フランツス(P)

録音:2022年(ポーランド)
ソプラノ歌手のアグニェシュカ・ソコルニツカとテノール歌手のヴォイテク・ソコ・ソコルニツキの夫婦は、互いにコンクールでの優秀な成績を収めており、高く評価されています。デュオとしても何年も共に活動しており、美しい歌声とカリスマ性で多くのファンを集めています。
このアルバムには映画、オペラ、ミュージカルから12曲の美しいメロディーがセレクトされ、「マイ・ウェイ」、「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」、「トゥナイト」など、世界中で愛されている楽曲が2人の美しいハーモニーで奏でられています。

Rondeau
ROP-622324(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」 HWV56(マルコム・ブルーノ編集による1741年初期版) ノイマイヤー・コンソート、
グーテンベルク室内合唱団、
フェーリクス・コッホ(指)、ヴィオラ・ブラッヘ(S)、シュテファニー・シェーファー(A)、ファビアン・ケリー(T)、ユリアン・ドミニク・クレメント(Bs)

録音:2021年4月24日-26日&2022年5月20日-24日、ゼンガーハレ・ザウルハイム(ドイツ)
ビルガー・ペーターセン、フランツ・クサファー・ジュスマイアーが編曲・補筆完成させた“マインツ版”のモーツァルト:「レクイエム」(PROP6211/ROP6211)や、Christophorusレーベルに録音した、新たに再構築されたバッハの「マルコ受難曲」1744年版(CHR-77423)など思わず目を引く興味深いレコーディングを行ってきたフェーリクス・コッホ&ノイマイヤー・コンソートがまたしても見逃すことのできない1枚をリリース!
ヘンデルが演奏の度に細かい校訂を繰り返したことでダブリン初演版、ロンドン初演版、捨て子養育院版など多くの版がある傑作「メサイア」の楽譜を、イギリスの音楽学者であるマルコム・ブルーノが8年という時間を費やし細部まで研究。アリアの細かな違いや議論の絶えない木管楽器のパートなどを慎重に考察し、2つの自筆譜を基とする1741年の初期稿を再構築した新たな初期版を完成させ、2018年にブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から出版しました。ブルーノが「まるでヘンデルの手稿のインクがまだ濡れているかのように、メサイアを初めて聴くような体験をしてほしい」と願う新たな1741年版メサイアの世界初録音、要注目です。
Rondeau
ROP-4056(1CD)

ROP-4057(1LP)
聖トーマス教会のクリスマス・キャロルの夕べ
【ROP4056(CD)収録曲目】
フリードリヒ・ヴァイセンゼー(1560-1622):ダビデの子にホサナ/ブラームス:白い小鳩/フーゴー・ディストラー(1908-1942):私は3本の枯れ枝を折り取り/シュッツ:慰めよ, わが民を慰めよ/ギュンター・ラファエル(1903-1960):マリアはいばらの森を通り/ブラームス:おお救い主よ, 天を破り開けたまえ/レーガー:船がやってくる/メンデルスゾーン:いかなれば諸々の民の立ち騒ぎ/グスタフ・ブラント(1883-1963):諸王の王/ヤン・サンドストレム(b.1954):グロリア/カール・リーデル(1827-1888):来たれ, 羊飼いたちよ/ゼトゥス・カルヴィジウス(1556-1615):愛しいヨセフ, わたしのヨセフ/リハルズ・デュブラ(b.1964):ベツレヘムに幼な子生まれぬ/ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630)&ヨハン・シェレ(1648-1701):高き天よりわれは来れり/ミヒャエル・プレトリウス:エサイの根より/フリードリク・シクステン(b.1962):かくも徳高き薔薇はない/ジョン・マッカーシー(b.1961)編)):リトル・ドラマー・ボーイ/エアハルト・マウエルスベルガー(1903-1982):クリスマス/グスタフ・シュレック(1849-1918)&ゲオルク・クリストフ・ビラー(1955-2022):きよしこの夜

【ROP4057(LP)収録曲目】
フリードリヒ・ヴァイセンゼー(1560-1622):ダビデの子にホサナ/ブラームス:白い小鳩、おお救い主よ, 天を破り開けたまえ/フーゴー・ディストラー(1908-1942):私は3本の枯れ枝を折り取り/シュッツ:慰めよ, わが民を慰めよ/ギュンター・ラファエル(1903-1960):マリアはいばらの森を通り/レーガー:船がやってくる/グスタフ・ブラント(1883-1963):諸王の王/カール・リーデル(1827-1888):来たれ, 羊飼いたちよ/ゼトゥス・カルヴィジウス(1556-1615):愛しいヨセフ, わたしのヨセフ/ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630)&ヨハン・シェレ(1648-1701):高き天よりわれは来れり/ミヒャエル・プレトリウス:エサイの根より/エアハルト・マウエルスベルガー(1903-1982):クリスマス/グスタフ・シュレック(1849-1918)&ゲオルク・クリストフ・ビラー(1955-2022):きよしこの夜
聖トーマス教会cho、
アンドレアス・ライツェ(指)

録音:2023年1月9日-13日、パウル・ゲルハルト教会(ライプツィヒ、ドイツ)
約800年にもおよぶ歴史を持ち、バッハが27年間カントル(トーマスカントル/楽長)を務めたことでも知られるライプツィヒの少年合唱団、聖トーマス教会合唱団(聖トーマス教会少年合唱団、ライプツィヒ聖トーマス教会聖歌隊などとも)。2021年9月に大バッハ以後第18代目のカントルとして宗教改革以後初のカトリックのスイス人カントルとなるアンドレアス・ライツェ(アンドレアス・ライゼ)を迎えて新たな時代に突入し、2023年夏には新カントルとの初レコーディングとなる「バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232」(VROP405253/ROP405253)をリリース。継承され続ける伝統の歌声、ライツェの就任わずか1年後とは思えぬ統率力と完成度の高さで大きな反響を呼びました。
ますます期待が高まる彼らの次なるリリースは珠玉のクリスマス・キャロル集。これらの歌は彼らにとっては単なる音楽的パフォーマンスに留まらず、長い歴史の中で築き上げてきた文化的遺産でありクリスマスという伝統の連続性を象徴する特別な存在。カルヴィジウス、シャイン、シェレ、マウエルスベルガー、ビラーといった歴代のカントルたちが手掛けたキャロルもふんだんに盛り込んだ聖トーマス教会合唱団ならではといえるクリスマス・アルバムに仕上がりました。
アナログ盤は収録時間の都合上5つのトラックが省略されていますが、それらを24ビット、48kHzのハイレゾ音質でダウンロードできる専用コードが付属しています。
Rondeau
ROP-6259(1CD)
マインツ大聖堂のクリスマス
カルステン・シュトルク(b.1973):いかに私はあなたを迎え/マティアス・ブライトシャフト(b.1950):主を待ち望むアドヴェント/フーゴー・ディストラー(1908-1942):おお救い主よ, 天の扉を開け/ヨハネス・エッカールト(1553-1611):来たれ, 全世界の救い主よ、真心もて, おお人の子らよ/ディーター・デ・ラ・モッテ(1928-2010):マリアはいばらの森を歩み/アンドレアス・ハンマーシュミット(1612-1675):門を広く開けよ/トーマス・ガブリエル(b.1957):船がやってくる/ハンス・ミースナー(1877-1957):きよしこの夜/ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752-1814):聖なる夜!/ジョン・ラッター(b.1945)(カルステン・シュトルク編):降誕のキャロル/シャルル・アダン:おお聖なる夜(クリスマスの聖歌):トーマス・ガブリエル:クリスマス・イヴ/ミヒャエル・プレトリウス:エサイの根より/カール・ティール(1862-1939):神の御子は今宵しも/ローラント・ビューヒナー(b.1954):行きて山の上で告げよ/メンデルスゾーン:天には栄え/エンゲルベルト・フンパーディンク:夕方にはもう寝たい(歌劇 「ヘンゼルとグレーテル」より)
マインツ大聖堂cho、
マインツ・ザンクト・マルティン大聖堂カントライ、
カルステン・シュトルク(大聖堂カペルマイスター)、
大聖堂&聖クインティン少女cho、
ミヒャエル・カルテンバッハ(大聖堂カントル)、
マインツ大聖堂O

録音:2023年7月&9月、マインツ大聖堂
ドイツ三大聖堂の1つにも挙げられ、1000年以上の歴史を誇るマインツ大聖堂(ザンクト・マルティン大聖堂)の合唱団が、トーマス・ガブリエルによって合唱とオーケストラのために特別にアレンジされたクリスマス・キャロルの魅惑的なアルバムを発表します。ガブリエルは伝統的なクリスマス・サウンドと現代的なニュアンスを織り交ぜた繊細なスタイルで知られており、彼のアレンジは原曲の古典的な美しさを失うことなく、曲にモダンなタッチを与えています。「きよしこの夜」を始めとした古今の有名なクリスマス・キャロルの数々に新たな芸術的深みが加えられ、特別なクリスマス・シーズンを体験できることでしょう。

Acte Prealable
AP-0567(1CD)
グルベルスキ:合唱作品集 Vol.2
エウゲニウシュ・グルベルスキ
(1870-1923):カンタータ Op.8「ku czci ?w. Cecylii」
ミサ・セクンダ Op.2
Responsoria na Bo?e Cia?o
ポーランドのミサ曲 変ホ長調
Hymn na Zwiastowanie NMP
死者のためのミサ曲/Hymn m?odzie?y
ロベルト・カチョロフスキ(バリトン、オルガン)、
マチェイ・ナチク(Br)、
クシシュトフ・ロレク(T)、
インシエメcho、モニカ・バホフスカ(指)

録音:2023年4月&5月&8月
エウゲニウシュ・グルベルスキは、ポーランドのプウォツクで「大聖堂のオルガニストの息子」として生まれました。グルベルスキはドイツのレーゲンスブルクで音楽を学び、その後1898年からプウォツクの大聖堂聖歌隊の指揮者となり、定期刊行物「教会の歌声」の編集者であったことが分かっています。

Huddersfield Contemporary Records
HCR-31(1CDR)
エヴァン・ジョンソン:クラリネットと声楽のための無伴奏作品集
Ground (2010) 〜コントラバスクラリネットのための
2Ruckenfiguren:i. Watris flowiden ouer myn heed(2021)〜声楽のための
Supplement(2003/2007)〜バスクラリネットのための
2Ruckenfiguren:ii. Thou seidist, drede thou not(2021)〜声楽のための
Edison Kinetoscopic Record of a Sneeze, January 7,1894(2007)〜Bb管クラリネットのための
in modo esalando(2021)〜バスクラリネットのための
A general interrupter to ongoing activity(2011)〜声楽のための
‘indolentiae ars’, a medium to be kept(2015)〜A管バセット・クラリネットのための
カール・ロスマン(クラリネット、声楽)

録音:2023年、ムジークファブリーク・スタジオ(ドイツ、ケルン)
数多くの賞を受賞し非常に活発なパフォーマンスを見せているアメリカ出身の作曲家、エヴァン・ジョンソン(1980-)のクラリネットと声楽のための無伴奏作品を集めた1枚。演奏はアンサンブル・ムジークファブリークのメンバーであるオーストラリアのクラリネット奏者・声楽家、カール・ロスマンです。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Altus Records
ALU-0019(1CDR)
リチャード・ハーヴェイ:イースター・ソング
アイ・シー・ヒズ・ブラッド/アム・アイ・ア・ストーン?/イースター
ジェローム・クーン(指)、
エストニア・フィルハーモニック室内cho、他

録音:2019年8月7日-9日
イギリスのトラッド、プログレ・グループ「グリフォン」の創立メンバーとして活躍したマルチ・インストゥルメンタリストであり、英国アカデミー賞(BAFTA)の受賞歴を持つ映画音楽作曲家としても高名なリチャード・ハーヴェイ(1953-)の「復活祭」をテーマにした3曲の作品を収録しました。中世の大聖堂という素晴らしい音響の中で2本のヴァイオリン、チェロ、ハープの伴奏の中、26人のメンバーで美しく歌い上げます。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

BIS
BISSA-2673(1SACD)
「でも歌うのは好き…」
(1)ヴォルフ:エオリアン・ハープに寄す
(2)ブラームス:スミレに寄せて
(3)シューベルト:音楽に寄せて D.547*
(4)パリー:私の心は歌う小鳥のように
(5)バーンスタイン:あたし嫌いよ 音楽なんて
(6)フランシス=ホード:死すべき以上の何か
(7)メンデルスゾーン:歌の翼に Op.34-2
(8)マルクス:夜想曲
(9)フランク:夜想曲 FWV85
(10)シュトロール:ビリティスの12の歌より第9曲「ビリティス」、第11曲「夜」、第12曲「子守唄」
(11)パラディール:プシュケ
(12)グノー(バッハ):アヴェ・マリア
(13)プーランク:ルイ・アラゴンの2つの詩 FP122
(14)サーリアホ:瞬間の香水
(15)プリチャード:みんなが歌った【世界初録音】
(16)バーバー:聖母さまの子守唄
(17)ガーニー:眠り
(18)R.シュトラウス:明日! Op.27-4
(19)ウォーレン:世界の平和
キャロリン・サンプソン(S)、
ジョゼフ・ミドルトン(P)
(18)ジャック・リーベック(Vn)

録音:(1)(2)(4)-(19)2022年9月19〜21日ワイアストーン・コンサートホール(サフォーク)、
2020年9月21日ポットンホール(サフォーク) *
完璧なコロラトゥーラ技術と豊かにのびる輝かしい声」と評され、バロック・古典派の歌曲からオペラまで幅広いレパートリーで積極的 な演奏活動を展開しているキャロリン・サンプソン。
当アルバム「でも歌うのは好き…」ではシューベルト、メンデルスゾーン、ブラームス、R.シュトラウス、ヴォルフといったドイツ・リート、グノー、プーランク、フラ ンクといったフランス歌曲、女性作曲家リタ・シュトロール、シェリル・フランシス=ホード、カイヤ・サーリアホ、そしてデボラ・プリチャードの新作委嘱など、有名 曲からあまり知られていないものを巧みに組み合わせた内容。多彩なレパートリーを歌いこなすサンプソンならではの「歌愛」に満ちたアルバムが完成しました。
共演は名ピアニスト、ジョゼフ・ミドルトンで、サンプソンとは『シェイクスピア歌曲集』(BIS SA-2653)、『ヴォルフ:イタリア歌曲集』(BIS SA-2553)、 『女性のためのアルバム〜ロベルト&クララ・シューマンのリート集』(BIS SA-2473)、『イギリス名詩による歌曲集』(BIS SA-2413)、『狂気のなかの正気』 (BIS SA-2353)、『「私の安らぎは消え失せた」〜デュエットと独唱曲集』(BIS SA-2279)、『花にまつわる歌曲集』(BIS SA-2102)、『ヴェルレーヌの 詩による歌曲集』(BIS SA-2233)など、数多くの録音でも共演しております。 (Ki)

ATMA
ACD2-2424(1CD)
合唱の芸術 第5集「ロマン派」
ラインベルガー:夕べの祈り Op.69-3(6声)
メンデルスゾーン:モテット「主はあなたのために天使に命じ」 MWV B53(8声)
ブルックナー:モテット「正しき者の唇は知恵を語る」 WAB30(8声)/モテット「この場所は神が造り給う」 WAB23
ヴェルディ:われらの父よ(5声)Priere O Padre nostro a5voix
チャイコフスキー:ヘルヴィムの歌 Op.41-6(4声)
ブラームス:死神 WoO34-13(4声) Abendstandchen Op.42-1(6声) Darthulas Grabgesang Op.42-3(6声)
マイヤベーア:Offertoire Pater noster(4声)
グノー:モテット「Sicut cervus」 CG148(4声)
フォーレ:モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 Op.65-1(5声)
マティアス・マウテ(指)
アンサンブル・アートコラール

録音:2022年3月7-8日ケベック、ミラベル、聖オーギュスタン教会
ルネサンスから現代まで6世紀にわたる合唱の歴史をたどるユニークなプロジェクト「合唱の芸術」シリーズの第4弾。全11集を刊行予定で、順不同で発売。 今作はロマン派特集となっており、美しい和声が織り成す色彩の変化が楽しめます。 (Ki)

Challenge Classics
CC-72966(2CD)
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248 イム・スンヘ(S)
ペトラ・ノスカイオヴァ(A)
ステファン・シェルペ(T)
ヤン・ファン・デア・クラッベン(Bs)
シギスヴァルト・クイケン(Vn,指)
ラ・プティット・バンド

録音:2013年12月11・13-17日ベルギー、ルーヴェン、プレディクヘーレン教会
「1パート1人」を徹底しバッハの音楽から瑞々しく鮮烈な響きを引き出したラ・プティット・バンドの名盤が再発売。低音にヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを 用いることで機動力あるアンサンブルが生まれ、一人ずつの歌唱が軽やかにくっきりと浮かび上がります。はなやかな曲想を持つオラトリオですが、勢いに任せる のではなく、曲の細部まで磨きこむことによって無二の魅力を獲得しています。 ※同内容のCC-72394およびCC-72806は廃盤になっております。 (Ki)

Hanssler
HC-23061(1CD)
ロンベルク:『鐘の歌』 Op.25(詩:フリードリヒ・シラー) マリア・フリーゼンハウゼン(S)、レナーテ・ナベル(A)、ハイナー・ホッファー(T)、カール・リッダーブッシュ(Bs)
デュースブルク市立cho、
エッセン・フォルクヴァング室内O、
デュースブルクSOの管楽器陣、
ギド・クニューゼル(指)
1982年に録音されたギド・クニューゼル(指)エッセン・フォルクヴァング室内O演奏のアンドレーアス・ロンベルクの『鐘の歌』 がヘンスラー・レーベルから発売!ミュンスター生まれのロンベルクは父親からヴァイオリンを習い、わずか6歳で演奏会にてヴァイオリンの腕前を披露した神童。 1790年にはボンの選帝侯宮廷オーケストラに参加し、同地でベートーヴェンにも会っています。ヴァイオリニストだけではなく作曲家としても活躍し、ヴァイオリン 協奏曲やオペラ、声楽曲などを作曲しました。
フリードリヒ・シラーの最高傑作のひとつ『鐘の歌』。1788年にテューリンゲン州ルドルシュタットの鐘鋳造所を訪れてこの詩を書くインスピレーションを得たと されています。この詩に魅せられたロンベルクが美しい旋律をのせ、424節からなる全編を独唱とオーケストラのための音楽として作曲しました。低音パートの鐘 付き名人の音の描写など、非常に興味深い作品です。 (Ki)
Hanssler
HC-23064(1CD)
ヨーゼフ・ズーダー:ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」
交響的音楽第2番*
ナタリー・コルネワ(S)、マリア・ネイラウ(A)、ヴラディーミル・モストモイ(T)、ユーリ・ドブロフスキ(Bs)
サンクトペテルブルク室内cho
ペスタロッチ・ギムナジウム・ミュンヘン児童cho、
バイエルン州立青少年O、
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指)
ズール・チューリンゲン・フィルハーモニー*
オラフ・コッホ(指)*

録音:1993年6月9&10日ヘクレスザール(ミュンヘン)、1993年12月6&7日フィルハーモニー(ズール)*
20世紀ドイツで活躍した作曲家ヨーゼフ・ズーダー(1892-1980)のミサ曲「われらに平和を与えたまえ」と交響的音楽第2番を収録したアルバム。
1911年よりミュンヘン音楽・演劇大学で学んだズーダー。交響的音楽、室内交響曲、歌劇「馬子にも衣装」、ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」などがズーダー の代表作です。
ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」はバッハからブルックナーまでの作曲家の作品を補完するものといえ、厳格な対位法とロマン派を彷彿させる色彩感を 持ち合わせた美しい祝祭ミサ曲です。
大規模な交響曲は作曲しなかったズーダー。1925年に室内交響曲 イ長調を作曲しこの作品で国際的な成功を収めました。その後、1941年に交響的音楽第1 番を、1963年に当アルバムに収録の交響的音楽第2番を作曲しております。この作品は20世紀に誕生した新たな形の交響曲といえ、この第2番は「モデラート -アレグロ・モルト」〜「アダージョ」〜「フィナーレ。アレグロ」の構成で当録音の演奏時間は約26分です。 (Ki)

ANIMAL MUSIC
ANI-124(1CD)
ブリテン:合唱作品3篇
(1)テ・デウム ハ長調
(2)キャロルの祭典 Op.28(ジュリアス・ハリソン編曲による混声合唱とハープ版)
(3)聖チェチーリア讃歌 Op.27
(1)ダニエラ・ヴァルトヴァー・コシノヴァー(Org)
(2)カテジナ・エングリホヴァー(Hp)
マルティヌー・ヴォイセズ、
ルカーシュ・ヴァシレク(指)

録音:(2)2023年4月29&30日、(1)2023年6月17日、(3)2023年6月18日/舞台芸術アカデミー、マルティヌーホール(プラハ)
20世紀を代表する作曲家ブリテンの3つの合唱作品「テ・デウム ハ長調」、「キャロルの祭典」、「聖チェチーリア讃歌」をルカー シュ・ヴァシレク率いるマルティヌー・ヴォイセズが、ハープのカテジナ・エングリホヴァーとオルガンのダニエラ・ヴァルトヴァー・コシノヴァーをソリストに迎えて 録音しました。
1980年生まれのルカーシュ・ヴァシレクはチェコ屈指の合唱指揮者。ヴァシレクが創設したマルティヌー・ヴォイセズは、マルティヌーの作品演奏およびその芸 術的遺産に敬意を表することを主たる目的に2010年に結成された室内合唱団。マルティヌーのマドリガーレ集(SU-4237)などをリリースしています。
テ・デウム ハ長調は1934年、ブリテンの私生活と仕事上の生活が行き詰ったときの産物。「キャロルの祭典」、「聖チェチーリア讃歌」は、1942年、ブリテン とパートナーのピーター・ピアーズ(1910-1986)が3年間をアメリカで過ごした後、アメリカからイギリスに帰国する際、大西洋横断中に書き上げました。ブリ テンの熱き合唱作品をご堪能ください。
ジャケット写真は、有名な写真家セシル・ビートン(1904-1980)によるブリテンのポートレートを使用。これは1942年に撮影されたもので、 まさに「キャロルの祭典」、「聖チェチーリア讃歌」の作曲に取り組んでいた頃です。またライナーノーツはイギリスの音楽学者ルーシー・ウォーカー博士によるベン ジャミン・ブリテンと彼の合唱作品について(英語・チェコ語)を掲載しております。 (Ki)


Treasures
TRE-290(2CDR)
ヴェルディ:レクイエム レオニー・リザネク(S)
レジーナ・レズニック(Ms)
デイヴィッド・ロイ(T)
ジョルジオ・トッツィ(Bs)
フリッツ・ライナー(指)
シカゴ・リリック・オペラO&cho

録音:1958年4月3日シカゴ、リリック・オペラ・ライヴ(モノラル)
※音源:Melodram MEL-238
◎収録時間:95:53
“ライナーのエモーショナルなアプローチが作品の核心に肉薄!”
■音源について
放送用音源。アナログ盤でのリリースは、2枚組のLPのみと思われます。ほぼ未通針のディスクからの復刻です。なお、演奏後の拍手は、余韻が台無しですので削除しています。

★ライナーの「ヴェル・レク」は、VPOとのセッション録音(1960年)がもちろん大名演には違いないですが、モノラルというハンデを考慮しても、音の凝縮度も感銘の深さもこのライヴの方が優ります。
 共に90分を超える恐ろしく入念なアプローチは共通していますが、第1曲目の冒頭から2:48までを聴き比べると、VPO盤の合唱は終始最弱音に徹しているのに対し、こちらは露骨に感情を吐露して語り掛けるので強弱の振幅も大きいですが、これこそがこの演奏全体の特徴を象徴。合唱の巧さ、造型美の強固さも早々に確信します。
 “キリエ”以降の4重唱がかなりの低速なのも共通していますが、シカゴ盤ではそのテンポ感を4人全てが体に染み込ませているので説得力が高く、その技術と安定感もVPO盤を上回ります。続く“怒りの日”はVPOよりテンポが速いだけでなく、精神も体力も完全に燃焼させるだけの土台が備わっていることがこの曲の再現には不可欠であることを再認識。“Quid sum miser”におけるソプラノは、VPO盤のL.プライスの声の魅力も捨てがたいですが、ここでのリザネクの歌唱は、感覚美を超えてより切実に胸に迫ります。“Rex tremendae”2:27以降は、VPO盤では格調が際立つのに対し、シカゴ盤は全員が芯から燃え立ち、心からの救済の叫びそのもの。“Recordare”はソプラノとメゾソプラノとの親和性が極めて高く、感銘もひとしお。“Ingemisco”は、ビョルリンクの輝かしさよりもこのロイドの精悍な歌唱に打たれる方も多いことでしょう。バスのトッツィは両盤に参加しており共に名唱ですが、ここではライナーの果敢な表現に驚かされます。“Lacrymosa”は、全曲中の白眉!気の遠くなる程の低速を貫きながら絞り出す悲しみは、冷徹なライナーのイメージからは程遠いだけに余計に胸に迫り、またこのテンポ感を完全に意味あるものに昇華しているレズニックの歌唱も、いくら称賛しても足りません。そして、5:03に訪れる奇跡的な高潔美!ここもVPO盤とテンポ感こそ瓜二つですが、内実は大違い。“Sanctus”で決して浮かれず、最後に厳格なリテヌートを見せるのはいかにもライナー流。“Agnus Dei”は、冒頭ユニゾンが一切の色彩を消し、完璧なフォルムでフレージング。ヴェルディがここをあえてユニゾンにした理由がこれほどひしひしと意味深く迫る例も稀でしょう。最後の“Libera me, Domine”は、VPO盤においては、リズムの切れが後退しているのを「風格」と呼ぶこともできますが、作品の真髄に迫り、高い説得力で迫るのは、このシカゴ盤だと強く確信する次第です。【2023年10月・湧々堂】


ICA CLASSICS
ICAC-5175(1CD)
NX-B03

NYCX-10440(1CD)
日本語解説付国内盤税込定価
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
エクスルターテ・ユビラーテ K.165
レクイエム K.626(ミヒャエル・オストシガ補筆完成版)
マリー・リス(S)、ベス・テイラー(A)、シリル・デュボワ(T)、ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(Bs)
ローザンヌ声楽アンサンブル
ローザンヌ室内O
ジョン・ネルソン(指)

録音:2023年2月9日 ボーリュ劇場、ローザンヌ(ライヴ)
※国内仕様盤日本語解説…大津聡
歌詞対訳…白沢達生 ほか
バロックからロマン派まで幅広いレパートリーを持ち、ベルリオーズの大作で高い評価を得ているジョン・ネルソンと、コルボとの数々の名演で知 られるローザンヌ声楽アンサンブルとのモーツァルト・ライヴ。レクイエムはドイツの作曲家ミヒャエル・オストシガによる補筆完成版を使用していま す。オストシガ版は2019年に一旦完成しラインガウ音楽祭で試演され、その後フローリアン・ヘルガートの指揮で録音もされておりますが (COVIELLO CLASSICS)、今回の録音には2022年にベーレンライターから出版された楽譜が初めて用いられました。オストシガ版はジュ スマイヤー版を底本としながら、バイヤー版などと同様ジュスマイヤーによる甘美な音の上塗りや過度に劇的な表現を排除し、モーツァルトが 残したほかの宗教作品を参考にしながら、その晩年に於いて顕著となったヘンデルとバッハの影響も考慮してオーケストレーションにも多くの修 正を加えています。また「ラクリモサ」「サンクトゥス」「ベネディクトゥス」では演奏者に稿の選択肢を与えていることも特徴的。今回ネルソンはヘ ルガート盤と違い「ラクリモサ」はアーメン・フーガ無し、「サンクトゥス」はニ長調の稿という、ジュスマイヤー版に近い選択をしています。しかしな がら特に「サンクトゥス」以降では、大仰な表現やフレーズが容赦なく削られ曲のサイズなども変わり、聴きなれた「レクイエム」とは大きく違う部 分も随所に。ネルソンはそのようなスコアを整理して曲の流れを重視した解釈を聴かせており、声楽陣を中心に演奏のクオリティも高く、さらに 見透し良い録音も相まって、たいへん美しい演奏を楽しめることも嬉しいところです。

Chateau de Versailles Spectacles
CVS-100(1CD)
不滅の栄光よ! 〜フランス革命と共和国軍の歌
メユール(1763-1817):序曲 〜歌劇「青年アンリの狩」 (1797)
門出の歌 (1794)
ベルリオーズ:王の狩と嵐 〜歌劇「トロイアの人々」 (1890)
グノー:兵士たちの合唱「不滅の栄光よ」 〜歌劇「ファウスト」 (1859)
ベルリオーズ:兵士たちと学生たちの合唱 〜劇的物語「ファウストの劫罰」 (1846)
ビゼー:序曲 〜歌劇「カルメン」 (1875)
町の子供たちの合唱「兵隊さんたちといっしょに」 〜歌劇「カルメン」
行進曲と合唱「やって来た!クアドリーリャだ!」 〜歌劇「カルメン」
グノー:スペイン風舞曲 〜歌劇「ザモラの貢ぎ物」 (1881)
ビゼー:フィナーレ(ファランドール) 〜歌劇「アルルの女」 (1872)
ロベール・プランケット(1848-1903):サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲 (1870)
リール(ベルリオーズ編):ラ・マルセイエーズ (1830)
セバスチャン・ゲーズ(T)
マリー=ロール・ガルニエ(S)
ギャルド・レピュブリケーヌSO
フランス軍cho
ヴェルサイユ王室歌劇場cho
ラモー少年少女cho
エルヴェ・ニケ(指)

録音:2022年7月6-8日 サル・リーバーマン、オペラ・バスティーユ
メユールの「門出の歌」、ベルリオーズが編曲した「ラ・マルセイエーズ」、ブランケットの「サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲」といった愛国歌か ら、フランス・オペラに登場する共和国軍を讃える音楽などを集めたアルバム。演奏は、日本では吹奏楽団として有名なギャルド・レピュブリ ケーヌ(共和国親衛隊)軍楽隊で、古くから弦のメンバーを加えたOとしての活動も行っておりましたが、今回はSO (Orchestre symphonique)というクレジットでの登場となっています。さらに合唱にはフランス軍合唱団も参加。指揮台にはルネサンス〜 バロック音楽のスペシャリストであり、近年はフランス近代音楽、特にオペラなどの声楽作品の解釈者としての活動で高い評価を得ているエル ヴェ・ニケが立ち、今回初共演となるギャルドから引き締まった熱いサウンドを引き出しています。現フランス軍に連なる言わば本場の団体を 中心とした演奏陣によるパフォーマンスは圧倒的な力強さ。2024年のパリ・オリンピックに向けて大いに盛り上げてくれる一枚といえそうです。

Chateau de Versailles Spectacles
CVS-107(2CD)
NX-D09
ヘンデル:オラトリオ『メサイア』HWV56 マリー・リス(S)
マルゲリータ・マリア・サーラ(C.A)
パブロ・ベムシュ(T)
アレックス・ローゼン(Bs)
カタルーニャ音楽堂室内cho
ヴェルサイユ王室歌劇場O(古楽器使用)
コンサートマスター&独奏:レオノール・デ・レーラ(Vn)
フランコ・ファジョーリ(指)

録音:2022年12月10、11、17、18日ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂
現代を代表するカウンターテナーの一人で、2018年の来日時にも多くの人を虜にしたフランコ・ファジョーリが、自ら当たり役を多く演じてきた 作曲家であるヘンデルの代表作に指揮者として臨んだ注目の新録音。ヴェルサイユ宮殿に集う気鋭奏者たちからなる室内オーケストラ(弦 楽編成は5/5/3/3/1、管楽器は各パート1人ずつの配置)、バルセロナの歴史ある劇場を拠点とし古楽復興に大きな功績を果たしてきた 合唱協会を母体とする室内合唱団と一体感あるアンサンブルを織り上げ、頼れる独唱陣と共に起伏に富んだドラマを鮮やかに織り上げてゆ きます。テンポ変化を活かしながらも古楽器演奏に多い鋭角的な表現をいたずらに誇示せず、ニュアンスと濃やかな色彩感を追求した解釈 が作品全体を通じてきわめて効果的で、歌詞の味わいが際立つ歌いまわしと共に、ヘンデルの音作りの粋がおのずから浮かび上がる仕上が り。Zig-Zag Territoiresで長く活躍した俊才エンジニアのフランク・ジャフレスの仕事ぶりも頼もしく、ヴェルサイユ宮殿の礼拝堂空間に響き わたる、新時代の瑞々しさに満ちた傑作の味わいを見事に収めています。

ONDINE
ODE-1435(1CD)
NX-B07
ペンデレツキ:宗教合唱作品集
1. O gloriosa virginum おお、栄光に満てる処女(2009)
2. De profundis 深き淵より(1996)
3. In pulverem mortis 死の塵の中へ(1966)
4. Song of Cherubim ケルビムの歌(1986)
5. Veni Creator 来たれ創り主なる聖霊よ(1987)
6. Miserere 憐れみ給え(1965)
7. Agnus Dei 神の子羊(1981)
8-13.Missa brevis ミサ・ブレヴィス(2012)
ラトヴィア放送cho
シグヴァルズ・クラーヴァ(指)

録音:2023年2月10日、4月17-18日、5月26日聖ジョン教会、リガ(ラトヴィア)
2023年に生誕90年を迎えたクシシュトフ・ペンデレツキ。作曲年代によって作風を変化させてきたペンデレツキですが、このアルバムに収録された宗教的作 品でも、トラック3やトラック6のような前衛的な響きをまとったものから、トラック1や8-13の「ミサ・プレヴィス」のような親しみやすく美しいものまで様々な雰囲 気を持つ曲を聴くことができます。シグヴァルズ・クラーヴァが指揮するラトヴィア放送合唱団の高度なアンサンブルは、どの作風の曲にも柔軟に対応し、曇り なき響きを紡ぎだします。とりわけ大地を揺るがすかのような、深く美しい低声は聴き手の耳をとらえることでしょう。

Passacaille
PAS-1130(1CD)
ヘンデル:主は言われた HWV232
フェッランディーニ(c.1710-1791):聖母マリアの嘆き
デボラ・カシェ(S)
レイチェル・レドモンド(S)
ソフィー・レナート(Ms)
バルト・ファン・レイン(指)
フラマン放送cho
イル・ガルデリーノ

録音:2022年5月23-25日アントワープ、Amuz
ヘンデルの『主は言われた Dixit Dominus』は作曲家22歳の時の作品。ローマ滞在中に書かれたもので、イタリア音楽からの影響がみられます。音楽はとに かく劇的で、のっけからテンション激しく合唱と独唱が乱れ飛び、器楽も大胆なまでに協奏的に盛り上がります。終曲の息もつかせぬ展開がまた強烈。フラマン放 送合唱団とイル・ガルデリーノの意欲十分、熱気にあふれた演奏が、曲の持ち味をより明快に引き出しています。
イタリアの作曲家フェッランディーニの『聖母マリアの嘆き』は一時期ヘンデルの作品として伝わっていたもの。音響的には静かめですが、きしむような音のぶつ けかたが劇性をはらみ、心をえぐります。2作を聴き比べることによって、ヘンデルがイタリア書法の旨味を巧みに消化していることがわかるでしょう。 (Ki)

C Major
76-5608(DVD)

76-5704(Bluray)
バッハ300〜ライプツィヒ・バッハ音楽祭2023
バッハ
バッハ/トーマス・W・ライニンガー:「神聖な交響曲 主に向かいて新しき歌を歌え」
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV1060R
カンタータ 第10番「わが魂は主をあがめ」 BWV 10
カンタータ第115番「備えよ心 目覚め 祈れ」BWV115
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調
ミサ曲 ロ短調 BWV232より「いと高きところには神に栄光あれ〜地に平和あれ」
バッハ/ G. H.シュテルツェル:「あなたがそばにいたら」
カンタータ第132番「道を備え、大路を備えよ」BWV132
カンタータ第78番「イエスよ、わが魂を」BWV78
ゴルトベルク変奏曲〜第1,7,10,13,16,18,21,22,26変奏
管弦楽組曲第3番〜「アリア」
管弦楽組曲第2番〜「バディネリ」
チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV1056より第2楽章:ラルゴ
カンタータ第147番「心と口と行いと命もて」BWV 147よりコラール「主よ、人の望みの喜びよ」
ラン・ラン(P)
ダニエル・ホープ(Vn)
アルブレヒト・マイヤー(Ob)
ゾフィー・カウアー(Vc)
フランチェスカ・アスプロモンテ(S)
キャメロン・シャバジ(C.T)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
ライプツィヒ聖トーマス教会cho
アンドレアス・ライゼ(指)

収録:2023年6月9日、旧市庁舎前マルクト広場、ライプツィヒ(ライヴ)
◆DVD
画面:NTSC16:9
音声:PCMステレオ、DTS5.1
リージョン:All
DVD9
134分
◆Bluray
画面:1080i16:9FullHD
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.1
リージョン:All
BD50
134分
毎年6月に開催されているライプツィヒ・バッハ音楽祭。2023年のテーマは「BACH for Future」。1723年にバッハがトーマスカントルに就任して ちょうど300年という記念の年でありました。また、ヨーロッパ以外の団体として初めて日本からバッハ・コレギウム・ジャパンがフィナーレを飾る聖トーマス教 会での「ロ短調ミサ曲」の公演を行うなど、注目の話題とともに盛大に開催されました。中でも6月9日に旧市庁舎前マルクト広場の野外会場で行われたコンサー トは音楽祭のハイライトとも言えるでしょう。その映像がブルーレイとDVDでリリースされます。 現カントルのアンドレアス・ライゼ指揮 トーマス教会合唱団&ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOらの演奏に加え、ラン・ラン(P)、ダニエル・ホープ(ヴァ イオリン)アルブレヒト・マイヤー(Ob)、ゾフィー・カウアー(Vc)、フランチェスカ・アスプロモンテ(S)、キャメロン・シャバジ(C.T) という豪華出演陣により、バッハの有名作品が次々と演奏されるという何とも贅沢な一夜となりました。 (Ki)m

EVIDENCE
EVCD-100(1CD)
ある朝に
カプレ:同声三部によるミサ
オリヴィエ・カスパル:恋愛唄(全5曲)
ショーソン:シェイクスピアの歌Op.28〜弔いの歌(「から騒ぎ」より)
カロリーヌ・マルソ:子羊
プーランク:ロコマドゥールの黒衣の聖母へのリタニア
ギュメット・ダボヴァル(指)
アンサンブル・エスキース
ファニー・クソー(Org)、
マリー・ド・ゲルン(Hp)
マノン・スシャール(Hrn)

録音:2022年11月/ランタン教会(リヨン)
アンサンブル・エスキースは女声のみのアンサンブル。指揮のギュメット・ダボヴァルにより丹念に磨かれたピュアな響きで知られます。
彼女たちのデビュー・アルバム「ある朝に」はカプレの「同声三部によるミサ」やプーランクの「ロコマドゥールの黒衣の聖母へのリタニア」のような神聖なもの からオリヴィエ・カスパルの「恋愛唄」のような官能的なもの、ショーソンの「弔いの歌」のような悲劇的なものまで多岐にわたります。いずれも正確な歌唱と劇的 インスピレーションの見事な統一を見せ引き込まれます。

King International
KKC-109(1CD)
税込定価
Hallelujah
(1)Caruso 作詞&作曲:Lucio Dalla
(2)Tears in Heaven 作詞&作曲:Eric Clapton, Will Jennings
(3)First Love 作詞&作曲:宇多田ヒカル
(4)赤いスイートピー 作詞:松本隆 / 作曲: 呉田軽穂
(5)夜空ノムコウ 作詞:スガシカオ / 作曲: 川村結花
(6)レイニーブルー 作詞:大木誠 / 作曲:徳永英明
(7)Honesty 作詞&作曲:Billy Joel
(8)Your Song 作詞:Bernie Taupin / 作曲: Elton John
(9)糸 作詞&作曲:中島みゆき
(10)Bridge over Troubled Water 作詞&作曲: Paul Frederic Simon
(11)Let It Be 作詞&作曲:Paul McCartney
(12)Hallelujah 作詞&作曲:Leonard Cohen
隠岐速人(T)、木村裕平(P)
阿部拓也(パーカッション)(1)(9)(10)を除く

録音:2023年8月16日キング関口台スタジオ(第2スタジオ)
当代最も注目すべき実力派テノール隠岐速人が時代を彩ったポップスの名曲の数々を熱唱!名テノール歌手エンリコ・カルーソーが描かれた“Caruso”から始 まるこのアルバムは、大切な人への愛を歌う歌を集め、「夜空ノムコウ」「レイニーブルー」「糸」など日本の歌謡曲5作に、「Your Song」「Let It Be」「Hallelujah」 など洋楽7作を交えた全12曲を収録。表現豊かな歌声が魅力の隠岐が言語の違いを超え、愛に満ちた歌唱を聴かせてくれます。オペラユニット“カントキュー ブ”のメンバーとしても幅広いレパートリーを歌う隠岐の歌声に感動せずにはいられません。 (Ki)

CLAVES
50-3088(1CD)
クララ・バリー、バルトークを歌う
(1)バルトーク:私の可愛い女の子
(2)バルトーク:私が外に出かけると
(3)バルトーク:女たちよ、女たちよ
(4)バルトーク:独房にて
(5)コダーイ:鷹のような青春
(6)バルトーク:速い踊り*
(7)バルトーク:仕事をしなければ
(8)バルトーク:あなたの知恵で
(9)バルトーク:独身最後のダンス
(10)ユータンミューラの歌(スウェーデン民謡)
(11)ああ、美しいヴェルムランドよ(スウェーデン民謡)
※すべてクララ・バリーによる編曲
クララ・バリー(ヴォーカル)、
エミル・シュパーニ(P)、
マーチャーシュ・スザンダイ(Cb)
エクトル・レナ = スクロール(Tp)*

録音:2022年6月ムードン・スタジオ(パリ)
スウェーデン系アメリカ=フランス人のクララ・バリーがハンガリーの大作曲家バルトークの歌曲を録音!バリーはヴァイオリンと作曲をパリの地方音楽院で学び、 ローザンヌ高等音楽院で声楽の修士号を取得しているマルチな才能の持ち主。
当録音ではジャズ・ミュージシャンと共演。ハンガリーを代表する名ピアニスト、エミル・シュパーニ、コントラバス奏者マーチャーシュ・スザンダイとともにジャズ の雰囲気たっぷりにアレンジ。全作品バリーによる編曲です。最後2曲では母が子供の頃に歌ってくれたスウェーデン民謡をアレンジ。自身のルーツを大切にする バリー、渾身のアルバムが完成しました! (Ki)
CLAVES
50-3085(1CD)
フリッツ・シュトゥージ(1874-1923):声楽曲集
(1)オラトリオ「死と復活」
(2)詩篇第28番〜アルト、テノール、バス、オルガンと合唱のための
(3)「どこへ 行く」
(4)2つのモテット
(5)「平和と喜びのうちに我は逝かん」
(6)「夕刻」〜ソプラノ、オルガンと合唱のための
(7)「新年を迎えて」〜アルト、オルガンと合唱のための

※アカペラ=(4)(5)(6)
ハンナ・モリソン(S)、
インゲボルク・ダンツ(A)、
ファビオ・トリュンピー(T)、
クレシミル・ストラジャナッツ(Bs)、
ヨハンナ・ゾラー(Org)
チューリッヒ・ジング・アカデミー、
チューリッヒ・カンマーフィルハーモニー、
フローリアン・ヘルガート(指)

録音:(1)2019年5月ヴィンタートゥール市教会&フランス教会、ベルン(ライヴ)、(2)-(7)昇天教会、ミュンヘン(セッション)
知られざる作品の録音を積極的に進めているスイスclavesレーベルからフリッツ・シュトゥージ(1874-1923)の声楽曲をリリース!全曲世界初録音です。
シュトゥージはチューリッヒ音楽学校で学んだピアニスト、オルガニスト、作曲家。その後、ベルリンの王立音楽院で研鑽を積み、対位法をラインホルト・ズッコに、 作曲をブルッフにそれぞれ師事。スイスに戻ったシュトゥージはヴェーデンスヴィルの様々な合唱団の指揮者として活躍。1898年には同地に居を構え、 オルガニスト、合唱(指)作曲家としてチューリッヒ全域で活躍しました。しかし多忙を極め健康を害し、1923年3月14日、50歳を目前にこの世を去りました。
生涯、6曲の管弦楽曲、2曲のオラトリオ、様々なカンタータ、モテット、歌曲を含む約130曲を作曲。手稿譜は作曲家の息子フリッツ・シュトゥージ教授(父と 同名)によって1979年まで個人所蔵していましたが、シュトゥージの孫であるハンス・カスパー・シュルテス博士がチューリッヒ中央図書館に寄贈しています。
当アルバムにはオラトリオ、モテットなど声楽を伴う作品を収録。バロック時代と師ブルッフを思わせる美しい旋律が融合した実に魅力的な作品です。
演奏はフライブルク・バロック・オーケストラとの「第九」(パブロ・エラス=カサド指揮)(KKC-6234 / HMM-902431)、「魔弾の射手」(ルネ・ヤーコ プス指揮)(KKC-6532/ HMM-902700)、「フィデリオ」(ルネ・ヤーコプス指揮)(KKC-6133 / HMM-932414)など数多くの録音でも知られるチュー リッヒ・ジング・アカデミー。同団は2011年創設。スイスを中心に活動しながらドイツ、イタリア、イスラエル、オランダ、レバノン、台湾、中国など各国でも演奏。 多くの音楽祭にも出演し、BBCプロムス出演で世界的に知られる合唱団です。 (Ki)
CLAVES
50-3089(1CD)
フリードリヒ・テオドール・フレーリヒ(1803-1836):歌曲集
(1)メイエリに捧げる歌
(2)孤独の至福
(3)ヒュペーリオンの運命の歌
(4)故郷に帰る
(5)彼女の故郷の回廊
ラファエル・ヘーン(T)
シン・ファン(フォルテピアノ/ドーナット・シェフストス・ヴァルタース・スティーフゾーン(1804-11年製作))

録音:2022年2月/ヴァルデンブルク・トーンスタジオ(スイス)
フリードリヒ・テオドール・フレーリヒ(1803-1836)の歌曲集。10代の頃から作曲家としての才能を発揮していたフレーリヒ。1822年にバーゼルで法律を 学ぶも、その後は音楽の道に進み、ベルリンでカール・フリードリヒ・ツェルター(1758-1832)、ベルンハルト・クライン(1793-1832)、ルートヴィヒ・ベル ガー(1777-1839)に作曲を師事しました。その間、若きフェリックス・メンデルスゾーンとも知り合っています。
20代で数多くの歌曲、合唱曲、弦楽四重奏曲、交響曲などを作曲。同時期、多くの歌曲集がドイツで出版されています。それでもベルリンで生計を立てることは できず、1830年にスイスに戻りました。その後は音楽学校で教師として働く傍ら、合唱団とアマチュア・オーケストラを指揮者として活躍。しかし経済的な不安に 加え、結婚生活の破綻や自国での評価の低さに自暴自棄になり、1836年10月、アーレ川で入水自殺しております。
当アルバムではテノールのラファエル・ヘーンが鍵盤奏者シン・ファンとの共演でフレーリヒの歌曲を収録。全曲世界初録音です。ヘーンはチューリヒ音楽大学で 声楽の修士号を取得後、ハーグ王立音楽院で古楽の修士号を取得。ソリストとしてヨーロッパとアメリカで活躍し、トン・コープマン、フランス・ブリュッヘン、ハワー ド・グリフィスなどの著名な指揮者、NDR合唱団、オランダ・バッハ協会、RIAS室内合唱団などと共演している若手期待の星。CDではバッハ財団Oのカ ンタータ集のソロをつとめるなど多くの録音に参加しております。 (Ki)

NEOS
NEOS-1200910(2CD)
モーリッツ・エッゲルト(b.1965):宇宙空間の深淵 フットボール・オラトリオ ドイツ国立学術財団音楽アカデミーO&cho、
モーリッツ・エッゲルト(指)

録音(ライヴ):2019年8月25日、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ミュンヘン)
※世界初録音
世界有数のサッカー大国であるドイツから生まれた、サッカーの試合を壮大なオラトリオで表現するという前代未聞の作品。「前半」と「後半+アディショナル・タイム」の2部構成になっており、審判のホイッスルや熱狂するサポーターの歓声、応援チャント、アナウンサーによる実況などが取り入れられたり、サッカーの応援でよく用いられる旋律が引用されるなど意欲的で創意工夫に満ちた壮大な作品になっています。2019年にミュンヘンのガスタイクで行われた世界初演のライヴ録音。

RUBICON
RCD-1086(1CD)
シューベルト:美しき水車小屋の娘(アンサンブル伴奏版) トーマス・ガスリー(アレンジ&ヴォイス)、バロックソリステーネ〔ビャッテ・アイケ(ディレクター&ヴァイオリン)、ミロシュ・ヴァレント(Vn)、ペール・ブーレ(Va)、ユディト=マリア・ブロムスターベリ(Vc)、ユハンネス・ルンドベリ(Cb)、ルーナル・シェルスベリ(G)、フレードリク・ボック(G)〕
2005年にノルウェーで結成されたピリオド・アンサンブル、バロックソリステーネと芸術監督ビャッテ・アイケは、17世紀ロンドンの酒場の音楽を再現した「ジ・エールハウス・セッションズ」(PRCD1017/RCD1017)というプログラムで大きな話題となり、続編となる「ザ・プレイハウス・セッションズ」(PRCD1096/RCD1096)でも大成功を収めました。彼らが「ジ・エールハウス・セッションズ」と共に各地で演奏してきたもう1つの特別プロクラム、「美しき水車小屋の娘」も遂にCDリリース!
シューベルトの「美しき水車小屋の娘」は、ミュラーの詩に曲を付けた連作歌曲集で、「冬の旅」、「白鳥の歌」と合わせて「シューベルト3大歌曲集」とも称される傑作ですが、ディレクター、アレンジャー、シンガーであるトーマス・ガスリーが、この人気作をこれまでに聴いたことのないようなヴァージョンに編曲して披露。
ヨーク大学の博士課程でシューベルトのリートの装飾について研究していたガスリーは、シューベルトは歌手たちが自ら装飾を施し、アレンジしてもらうことを期待していたという考え等に興味を持ち、この特別な「美しき水車小屋の娘」のプロジェクトに結びついています。大勢の観客が入った洗練された文化的な会場で、白いネクタイと燕尾服で大きなグランドピアノの前に立って歌うのではなく、親密な社交の場で、参加者が各々楽器を持参し、リラックスして、(しばしば)アルコールも入った状態で、気取らずに友情や物語を歌うようなシューベルト歌曲を、コントラバス入りの弦楽五重奏と2本のギターという編成で実現しています。

Audax Records
ADX-11209(1CD)
ア・ドゥ・ヴォワ(2声で)
ヴィドール:2つの二重唱 Op.52、2つの二重唱 Op.40、2つの二重唱 Op.30
エミール・パラディール(1844-1926):水のほとりで
ドリーブ:3羽の鳥
シャルロット・ドヴェリア(1856-1885):蝶々*
ポーリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):夢想
シャミナード
(1857-1944):星のデュオ*
ポール・ピュジェ(1848-1917):海辺で*、
 アンダルシアの歌*
ショーソン
(1855-1899):2つの二重唱 Op.11
フォーレ
:2つの二重唱 Op.10
フランク:ロルモンの踊り
マスネ:2つの二重唱 Op.2
グノー:そよ風の歌/ラロ:踊りましょう!*
アドリアーナ・ゴンサレス(S)、
マリーナ・ヴィオッティ(Ms)、
イニャキ・エンシーナ・オヨン(P)

録音:2022年11月19日-22日、マーラー・オーディトリアム(トブラッハ、イタリア)
*=世界初録音
新時代を牽引するバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベルAudax Recordsの新録音。国際的なオペラ・シーンで今日もっともエキサイティングな注目を浴びるアーティスト2人が、非常に個人的なプログラムのために集まりました。
Audax Recordsがキャリアの当初からフォローしているアドリアーナ・ゴンサレスは、2019年にプラシド・ドミンゴが主宰する若手歌手のための権威あるオペラ・コンクール「オペラリア(Operalia)」で第1位を受賞したグアテマラ出身の注目ソプラノ。ゴンサレスとバスク出身のピアニスト、イニャキ・エンシーナ・オヨンは、ファースト・アルバム(ADX13722)で「ロベール・デュソーとエレーヌ・コヴァッティ」という知られざるレパートリーを発掘し、セカンド・アルバム(ADX13784)では、アルベニスのすべての歌曲を録音するという快挙を達成。続くサード・アルバムでは、イニャキ・エンシーナ・オヨンが考案したプログラムに、スイスのメゾ・ソプラノ歌手マリーナ・ヴィオッティを招聘。6曲の世界初録音作品を含む、様々な作曲家によるフランス歌曲の色とりどりな二重唱が集められています。

Etcetra
KTC-1704(1CD)
バッハ:カンタータ集
されど同じ安息日の夕べに BWV.42より「シンフォニア」
われは喜びて十字架を負わん BWV.56
われ、満ち足れり BWV.82
マタイ受難曲 BWV.244より レチタティーヴォ「涼しきこの夕べ」、
 アリア「私の心よ、おのれを潔めよ」、
 アリア「私のイエスを返してくれ」
クリストフ・プレガルディエン(Br)、
ル・コンセール・ロラン、
シュテファン・シュルツ(指)

ライヴ録音
歌手のクリストフ・プレガルディエンは1956年にドイツで生まれ、1978年ベルリンで開かれたドイツ放送音楽コンクールで優勝しました。特にリート歌手として屈指の人気を誇り世界中の歌劇場で活躍しています。来日公演も度々行い、日本での人気も絶大です。
2000年に結成されたフランスの古楽アンサンブル、ル・コンセール・ロランは、チェンバロ奏者のアンヌ・カトリーヌ・ブッチャーとチェロ奏者のシュテファン・シュルツの2人の芸術監督に率いられ、国際的なバロック・シーンで活躍しており、コンサートマスターはGlossa等のソロ・レコーディングでも人気を博しているスイスのバロック・ヴァイオリニスト、ライラ・シャイエークが務めています。


Danacord
DACOCD-952(1CD)
こだま〜シュルス:アカペラ合唱のための作品全集 第2集
スヴェン・シモン・シュルス(1913-1998):小さな春の歌
4つのイギリスの歌
アカペラ合唱のための8つの歌
4つのアイスランドの歌/なんじ良き大地よ
オーフス大学cho、
ヨーナス・ラスムセン(指)
作曲家のスヴェン・シモン・シュルスは、20世紀デンマークの音楽に足跡を残したひとりです。オーフス大学合唱団とヨーナス・ラスムセンはシュルスのアカペラ合唱作品を5枚のディスクに録音するプロジェクトを立ち上げました。その第2集となる今回のアルバムには、デンマークへの春の到来を歌う「小さな春の歌」、ハンス・ハートヴィ・セードーフ=ペーザセンがデンマーク語の詩にした「4つのイギリスの歌」、デンマークの人々が広く親しみをこめて歌う〈デンマークは香しく〉の収められた「アカペラ合唱のための8つの歌」、マティーアス・ヨハンネセンのデンマーク語の詩による「4つのアイスランドの歌」、大地と家畜と作物に感謝する農夫の朝の歌「なんじ良き大地よ」が収録されています。
1985年に創設されたオーフス大学合唱団は、20人から35人のメンバーで構成され、オーフス大学とオーフス王立音楽アカデミー(ユラン音楽院)の音楽的環境の下、アマチュア合唱団としてプロ活動を続けています。
1992年生まれの指揮者ヨーナス・ラスムセンは、王立ストックホルム音楽大学でフレードリク・マルムベリとマッツ・ニルソンの下で学び、学士号を得て卒業しました。スティーヴン・レイトンとティム・ブラウンに学んだケンブリッジ大学の優等修士号を取得、オーフス王立音楽アカデミーでカーステン・サイアー=ハンセンとセーアン・K・ハンセンに学び、ソリスト・クラスを修了し、現在はオーフス大学合唱団の指揮者を務めています。

Signum Classics
SIGCD-762(1CD)
ザ・クリスマス・アルバム
伝承曲:久しく待ちにし主よとく来たりて、愛しい男の子、ある晴れた4月、ア・ナイト・オヴ・ウォッチング
オルランド・ディ・ラッソ:喜びもて響かせよ
セシリア・マクダウアル:トリニティ・トリプティク
ゲレーロ:幸いなる神の母
伝承曲:喜ぼう
トム・ピーターソン:静かな部屋
伝承曲:ウェクスフォード・キャロル
ホルスト:木枯らし寒く吹きすさび
スタンフォード・スクリヴェン:イエス・キリスト, リンゴの木
アリエル・ラミレス:巡礼
フェリックス・バーナード:ウィンター・ワンダーランド
ルロイ・アンダーソン:そりすべり
メル・トーメ:ザ・クリスマス・ソング
ジェームス・ロード・ピアポント:ジングル・ベル
グルーバー
:きよしこの夜
クリストファー・ガビタス(指)、
フェニックス・コラール

録音:2023年1月14日-16日(アリゾナ、アメリカ)
キングズ・シンガーズのメンバーであったクリストファー・ガビタス率いるフェニックス・コラールによるSignumレーベル第1弾は、クリスマス・ソング集です。イギリスの音楽家、そして弁護士でもあるクリストファー・ガビタスは、ロチェスター大聖堂の少年聖歌隊員、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジのコーラル・スコラー、オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂のレイ・クラークなどの聖歌隊、そしてイギリスの多くの主要な合唱団(ポリフォニー、ケンブリッジ・シンガーズ、キングズ・コンソート、イングリッシュ・コンサート等)のメンバーとして歌い、2004年から2018年にかけてキングズ・シンガーズのメンバーとして世界中のツアーと40以上のアルバムのレコーディングに参加してきました。2019年からはアリゾナを拠点とするプロ合唱団フェニックス・コラールの芸術監督とレッドランズ大学(カリフォルニア)のアーティスト・プロフェッサーに就任。バリトン歌手として長年歌ってきたガビタスが指揮者としてレコーディングする初めてのアルバムとなります。
8年間の休止期間を経てレコーディングに復帰したフェニックス・コラールのクリスマス・アルバムは、合唱団がメキシコとの国境の州にあることからアメリカとヒスパニックのクリスマス作品を集めたユニークなプログラムとなりました。スペインのビリャンシーコやカタルーニャ民謡からの編曲やラッソ(ラッスス)のモテット、そして「そりすべり」、「ジングル・ベル」、「ザ・クリスマス・ソング」、「ウィンター・ワンダーランド」などといった誰もが知る人気クリスマス・ナンバーまでを新しいアレンジで収録。「きよしこの夜」は原詩のドイツ語(Stille Nacht)でもよく知られた英語歌詞(Silent night)でもなく、スペイン語版(Noche de paz)で歌われています。
唯一アメリカ&ヒスパニック以外のプログラムであるセシリア・マクダウアルの「トリニティ・トリプティク」は、フェニックス・コラールの本拠地であるトリニティ大聖堂の100周年を記念して委嘱された作品です。

Forgotten Records
fr-1908(1CDR)
バッハ:カンタータ集
第211番「おしゃべりはやめて」(コーヒー・カンタータ)」 BWV.211*
第203番「裏切り者なる愛よ」 BWV.203#
フリーデリケ・ザイラー(S)*
ヨハネス・ファイヤアーベント(T)*
ブルーノ・ミュラー(Br)
ヘルムート・ライマン(Vc)*
カール・フリードリヒ・メス(Fl)*
ロルフ・ラインハルト(指)
シュトゥットガルト・プロ・ムジカO(*/#)

録音:1954年* 、1954年5月#
※音源:Vox PL8980

ALPHA
ALPHA-740(1CD)
ENIGMA 〜エニグマ
アンドレアス・ツィアルタス(1986-):Lamento Turco トルコの嘆き
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op. 34No.14
ラフマニノフ:おーい! Op.38No.6
シューベルト:岩の上の羊飼い Op. 129D965
メシアン:惑星の周期運動 〜ハラウィ(No. 6)
即興 エニグマ 〜ダニエル・アルカディ・ゲルツェンベルクの詩による
ヴォルフ:エオリアン・ハープに寄せて 〜メーリケ歌曲集(No.11)
ラヴェル:乳香を集める女たちの歌 〜5つのギリシャ民謡(No.4)
シューベルト:夜曲 Op.36No.2D672
メシアン:階段は太陽の姿を繰り返し語る 〜ハラウィ(No. 9)
イェルク・ヴィトマン(1973-):スフィンクスの言葉と謎のカノン
サラ・アリスティドゥ(S)
ダニエル・アルカディ・ゲルツェンベルク(P/作詩)
イェルク・ヴィトマン(クラリネット/作曲)

録音:2022年6月22-25日 テルデックス・スタジオ、ベルリン
キプロス島に生まれ、現在はフランスを中心に活躍するサラ・アリスティドゥ。持ち前の驚異的なテクニックで様々な現代作品を全身で表現す るほか、バロックからロマン派までの作品を豊かな表現で歌い上げる柔軟性を併せ持つ彼女は、同時代のアーティストたちから既に多くの信 頼を得ており、今やヨーロッパ中のホールや歌劇場から声が掛かる存在です。ファースト・アルバムにはその才能を高く評価するダニエル・バレ ンボイムやエマニュエル・パユの参加がありましたが、今回は前回も新曲を提供したイェルク・ヴィトマンがクラリネットでも参加するという豪華 さ。冒頭を飾るギリシャ出身のツィアルタスの作品を始めとした現代作品で炸裂する超絶技巧がまず聴きどころですが、ラフマニノフやシューベ ルトで聴かせる声色や歌いまわしにも異能ぶりが発揮されて聴きごたえ十分。新しい時代を感じさせる素晴らしい表現力をぜひご体験くださ い。

VOX
VOXNX-3027CD(1CD)
NX-B03
クリスマス・コンサート・ウィズ・ロバート・ショウ
伝承曲:久しく待ちにし
伝承曲:So Blest a Sight
伝承曲:Dormi, Jesu! Mater ridet
伝承曲:一輪のばらが咲いて
伝承曲:コヴェントリー・キャロル
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248- 「射し出でよ、おお美しき朝の光よ」
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248- 第4部 コラール「イエスわが始まりを正し」
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232- われらに平和を与えたまえ
ベルリオーズ:オラトリオ『キリストの幼時」 Op.25- 第2部 エジプトへの逃避「羊飼いたちへの別れ」
ジョン・フランシス・ウェイド(1711-1786):神の御子は今宵しも
ヴィヴァルディ:グローリア ニ長調 RV589より
 いと高きところには神に栄光
 地には平和あれ
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248 - 第2部 このあたりに羊飼いおりて
ビゼー:アルルの女 組曲第2番- 第4曲 ファランドール
ブラームス:一輪のばらが咲いて
メノッティ:歌劇「アマールと夜の訪問者」- 行進曲と羊飼いのダンス
レスピーギ:ボッティチェッリの三連画 P.151- 第2曲 東方三博士の礼拝
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調「冬」 RV297
ヘンデル:オラトリオ『メサイア』 - ハレルヤ
ルイーズ・ザイデル(S)
アトランタ交響cho
アトランタSO
ロバート・ショウ(指)

録音:1975年12月ジョージア州、アトランタ(USA)
1976年 LP初リリース
アメリカにおける「合唱の神様」と言えばロバート・ショウで衆目の一致するところ。その長いキャリアの中でクリスマス・アルバムを何枚もリリースしていますが、こ ちらは初出時にクワドラフォニックのLP2枚組QTV-S 34647/48としてリリースされた音源を1枚のCDに収めたもの。ブックレットには初出時のジャケット写 真がカラーで掲載されています。 オーケストラと合唱全体で醸し出すハーモニー感、ソロの自然な定位など、エリート・レコーディングズの音作りが活きるレパートリーです。尚、今回のCD化に 際して曲順の変更が行われています

Arte Verum
ARV-016(1CD)
ベルリオーズ:抒情的情景「エルミニー」 H29
「夏の夜」 Op.7H81
抒情的情景「クレオパトラ」 H36
バーバラ・ヘンドリックス(S)
ポリ・シンフォニエッタ
ヤン・セーデルブルム(指)

録音:2016年4月5、6、8、9日プロムナード・ホール、ポリ、フィンランド
その50年に渡るキャリアの中でフランス歌曲はたいへん大きな位置を占めていたと語るバーバラ・ヘンド リックス。中でも「夏の夜」は重要なレパートリーの一つでしたが、今回初登場となる「エルミニー」「クレオ パトラ(の死)」を含むベルリオーズ・アルバムが登場しました。25歳のベルリオーズがローマ賞へ応募し惜 しくも2位となった「エルミニー」には、後に「幻想交響曲」の固定楽想へと転用される主題が聴かれま す。師のジェニー・トゥーレルへのオマージュであるというこのアルバムで、ヘンドリックスはメゾを思わせる豊 かな中低音域と張りのある高音で奥行きのある歌声を聴かせています。


Linn
CKD-724(1CD)
A Winged Woman 〜現代英国の合唱作品
エレクトラ・ペリヴォラーリス(1996-):翼をもつ女性*
オリヴァー・ターニー(1984-):神の御母への祈り*
アンナ・センプル(1997-):夜明けのように輝く者は*
レベッカ・クラーク:アヴェ・マリア
ベン・ロワース(1992-):めでたし、海の星*
クロエ・ニブス(1992-):彼女たちがまさに女性であることを知るだろう*
ジェイムズ・マクミラン(1959-):聖母マリアへの讃歌
ハワード・スケンプトン(1947-):めでたし、いと聖なる処女よ
フィリップ・クック(1980-):聖母マリアのカンティクム*
ダニ・ハワード(1993-):解き放たれて*
マリアン・コンソート
ローリー・マクリーリー(指)

録音:2022年11月15-17日 オール・ハローズ教会、ゴスペル・オーク、ロンドン
*…世界初録音
ルネサンス期ポルトガルのアフリカ系作曲家ヴィセンテ・ルシターノ作品集が好評を博したマリアン・コンソート、続くアルバムは現代英国の作 品集。多くは彼らのために書かれた作品で、女性の創造性や精神性を象徴するA Winged Womanをアルバム・タイトルとし、収録曲の 半数は女性作曲家によるものとなっています。精緻なアンサンブルで神秘的な合唱世界を堪能する一枚。

Phi
LPH-042(11CD)
NX-G04
フィリップ・ヘレヴェッヘ Phi宗教音楽録音集



【CD1&2】
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232

【CD3&4】
ハイドン:オラトリオ 『天地創造』 Hob.XXI:2

【CD5&6】
ハイドン:オラトリオ 『四季』 Hob.XXI:3

【CD7】
ベートーヴェン:荘厳ミサ曲 (ミサ・ソレムニス) Op.123

【CD8】
ドヴォルザーク(1841〜1904): スターバト・マーテル Op.58

【CD9&10】
ドヴォルザーク:レクイエム Op.89

【CD11】
ブルックナー:ミサ曲 第2番ホ短調 WAB27(第2版)
ブルックナー:テ・デウム WAB45*
【CD1&2】
ドロテー・ミールズ、ハナ・ブラジコヴァー(S)、ダミアン・ギヨン(アルト=カウンターテナー)、トーマス・ホッブス(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(声楽&古楽器アンサンブル)
録音:2011年5月14-17日イエス・キリスト教会、ベルリン
【CD3&4】
大天使ガブリエル、エヴァ…クリスティナ・ランツハマー(S)、大天使ウリエル…マクシミリアン・シュミット(T)、大天使ラファエル、アダム…ルドルフ・ローゼン(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)、シャンゼリゼO(古楽器使用)
録音:2014年3月24-26日 フラジェ第4スタジオ、ブリュッセル、ベルギー
【CD5&6】
ハンネ…クリスティナ・ランツハマー(S)、ルーカス…マクシミリアン・シュミット(T)、ジーモン…フローリアン・ベッシュ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)、シャンゼリゼO(古楽器使用)
録音:2013年4月10-13日 ザール・インスブルック、インスブルック、オーストリア
【CD7】
マルリス・ペーターゼン(S)、ゲルヒルト・ロンベルガー(Ms)、ベンジャミン・ヒューレット(T)、デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Br)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)、シャンゼリゼO(古楽器使用)、コンサートマスター: アレッサンドロ・モッチア(Vn)
録音:2011年11月16-19日 コンセルトヘボウ、ブリュッヘ、ベルギー
【CD8】
イルセ・エーレンス(S)、ミヒャエラ・ゼリンガー(Ms)、マクシミリアン・シュミット(T)、フローリアン・ベッシュ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)、ベルギー王立フランダースPO(現アントワープSO)
録音:2012年4月21-24日デ・シンヘル、アントウェルペン、ベルギー
【CD9&10】
イルセ・エーレンス(S)、ベルナルダ・フィンク(A)、マクシミリアン・シュミット(T)、ネイサン・バーグ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)、ベルギー王立フランダースPO(現アントワープSO)
録音:2014年4月28-30日 デ・シンヘル、アントウェルペン、ベルギー
【CD11】
ハンナ=エリーザベト・ミュラー、アン・ハレンベルイ(S)、マクシミリアン・シュミット(T)、タレク・ナズミ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)
シャンゼリゼO(古楽器使用)
録音:2019年9月20-22日 フィルハーモニー、エッセン、ドイツ、2012年8月22-24日 KKLルツェルン、スイス*
それぞれの作曲家が生きた当時の楽器と演奏習慣を再現し、作品の本質を問う古楽器演奏の世界で早くから活躍してきたベルギーの指 揮者、フィリップ・ヘレヴェッヘ。合唱指揮への圧倒的な適性はその天才的かつ厳密な和声感覚によるもので、彼の審美眼に適った古楽器 奏者・歌手たちと作り上げる作品解釈は全て、オーケストラが加わる場合でも驚くほどの一体感と圧倒的な求心力に貫かれています。それ は19世紀以降の作品を演奏する場合でも、またモダン楽器を使う一般的なオーケストラとの共演でも変わることのない、ヘレヴェッヘならで はの境地と言えます。 その音楽性が最も端的に効果をあらわすのは、ルネサンスから現代に至る教会音楽の数々を演奏する時と言ってよいでしょう。不朽の名盤 を数多く世に送り出してきたバッハの最後の大作声楽曲『ミサ曲 ロ短調』から、ハイドン晩年の大作オラトリオ2曲、ベートーヴェンやドヴォル ザークを経てブルックナーに至るまで、他に類をみない充実した解釈の数々がまとめて、お求めやすいBOX仕様で再登場。11枚に及ぶCD を通じ、古楽の枠にとらわれない一貫した解釈姿勢がもたらす至芸をじっくりお楽しみください。

SOMM
ARIADNE-5023(1CD)
NX-B04
シューベルト:歌曲集『冬の旅』 ジョン・キャロル・ケース(Br)
レイモンド・カルクラフト(P)

録音:1973年5月9日
※初CD化
イギリスのバリトン歌手ジョン・キャロル・ケース(1923-2012)の生誕100年を記念したアルバム。 ソールズベリーで生まれ、ケンブリッジのキングス・カレッジの奨学金を獲得したケースは、優れたバリトン 歌手として1950年代半ばからさまざまな音楽祭に出演、合唱を伴う作品やフィンジをはじめとした英 国歌曲、サリヴァンのオペラなどを歌いました。とりわけクレンペラーが指揮したバッハの「マタイ受難 曲」での歌唱は現在でも高く評価されています。この『冬の旅』は1973年に録音されましたが、これまで 公開されることはありませんでした。今回、オスカー・トーレス、ポール・ベイリー、アンドルー・キーナーのマ スタリングによって、ケースの美声があますことなく再現されています。

Capriccio
C-5512(1CD)
NX-B07
レーガー:希望に Op.124(1912)- メゾ・ソプラノと管弦楽のための
 2つの歌曲 - 世捨て人 Op.144a(1912)- バリトン、合唱と管弦楽のための
 2つの歌曲- レクイエム Op.144b(1915)- メゾ・ソプラノ、合唱と管弦楽のための
マーラー:さすらう若人の歌(1884/85)
 リュッケルト歌曲集- メゾ・ソプラノと管弦楽のための
アンケ・フォンドゥング(Ms)
トビアス・ベルント(Br)
コルス・ムジクス・ケルン(合唱)
ダス・ノイエ・オルケスター(ピリオド楽器オーケストラ)
クリストフ・シュペリング(指)

録音:2022年5月30日-6月4日
2023年に生誕150年を迎えたマックス・レーガーの管弦楽伴奏歌曲と、ほぼ同時代を生きたグスタフ・マー ラーの歌曲を並べた1枚。ロマン派音楽にピリオド奏法で取り組む第一人者シュペリングの指揮に注目です。 レーガーが死の前年に作曲した「レクイエム」は戦争の犠牲になったドイツ兵に捧げたもので、メゾ・ソプラノ独 唱と合唱を交えた大編成で書かれており、民謡風の親しみやすい旋律を用いたマーラー作品に比べると、そ の複雑な書法が際立っています。レクイエムでソロを歌うのは、ドイツ生まれのアンケ・フォンドゥング。ミュンヘン 国際音楽コンクールなどで入賞し、 ヨーロッパを中心に活躍、ドラマティックで真摯な歌唱で魅了します。バリ トンはフィッシャー=ディースカウにも 師事したドイツの歌手トビアス・ベルント。やはり数々のコンクールで入賞 を飾り、高く評価されています。 クリストフ・シュペリングが1988年に創設したダス・ノイエ・オルケスターは、19世紀のロマン派音楽をレパート リーの中心に据えたピリオド楽器オーケストラとしてはドイツで最初のものでした。最近はバッハのカンタータにま でレパートリーを広げていますが、当盤のレパートリーは彼らにとって本領発揮。曲により10型または12型と なるオーケストラと57名の合唱団が醸しだすサウンドは、濁ることなく厚みを生み出し、繊細微妙なハーモ ニーの移り変わりを見事に伝えてくれます。

FS Records
FSR-191(1CD)
NX-B06
詩篇の祭典
ポール・ドレイトン(1944-):オールド・コーンウォールの3つの場所 トランペットとオルガンのための
 詩篇の祭典-合唱、ブラス・アンサンブル、打楽器とオルガンのための
ジェラルド・フィンジ:3つの讃歌 Op.27- 第2番神は上れり 合唱とオルガンのための
オワイン・パーク(1993-):おお、恵み深い光よ-アルト独唱と合唱のための
ジョン・ラター(1945-):グローリア-合唱、ブラス・アンサンブル、打楽器とオルガンのための
セント・メアリー・シンガーズ
アビー・ブラス
ポール・ドレイトン(指)
ジョゼフ・ウィックス(Org,指)
キャロリン・クレイグ(Org)
ポール・トーマス(Tp)

録音:2019年6月8日 聖ミカエル教会、ニューキー、UK
合唱とオルガン、そしてブラスの華やかな共演が楽しめるアルバム。アイヴズの「ニューイングランドの3つの 場所」からヒントを得た「オールド・コーンウォールの3つの場所」、ストラヴィンスキー「詩篇交響曲」とブリテ ン「キャロルの祭典」からタイトルをいただいた「詩篇の祭典」、ジョン・ラターの代表曲の1つ「グローリア」な どを収録。

Ars Produktion
ARS-38627(1CD)
ヴァイス・ウント・ブラウ〜バイエルン地方の男声合唱作品集
トニ・ズルツベック(1922-1994):Es muss ein Sonntag g’wesen sein/民謡(ハンス・プリチェット編):Als wir jungst in Regensburg waren*/グルック:Leih‘ aus deines Himmels Hohen*/クリスティアン・ラフゼン(1886-1975):Wemdinger Wallfahrtslied/ラインベルガー:Walthers von der Vogelweide Begrabnis op.141-1*/プリチェット:Wessobrunner Gebet*/パトリック・エーリヒ(b.1976):Ich sah einen hohen, schwarzen Wald*/ヨゼフ・ハルトマン・シュトゥンツ(1793-1859):Teutscher Bardengesang*/民謡(プリチェット編):Wahre Freundschaft*/民謡(レーガー編):Das Lieben bringt gros‘ Freud‘/オルフ:Si puer cum puellula/民謡(ヨゼフ・レンナー編): Mei Bua*/民謡(クリスティアン・ヘイス編):Horch, was kommt von drausen rein*/R・シュトラウス:Soldatenlied*/オルランド・ディ・ラッソ:Nasenmadrigal - Hort zu ein news gedicht/民謡(レンナー編):Der Wendelstoa*/マックス・ヴェルカー(1878-1954):Der Leberkas op.130-12b/ロレンツ・シュラーフ(1896-1974):Frankenlied/ワーグナー:Matrosenchor*/フランツ・クサヴァー・エンゲルハルト(1861-1924):Dampfnudl-Lied op.36-1/ヴェルカー:Ein Lob dem Gerstensaft op.112b*/マックス・クンツ(1812-1875):Bayernlied/ブロンテ(b.2020):Bonus
レンナー・アンサンブル・レーゲンスブルク、
ハンス・プリチェット(指)

録音:2021年7月23日-25日&10月16日-17日
*世界初録音
1987年設立の男声合唱団、レンナー・アンサンブル・レーゲンスブルクは、レーゲンスブルク大聖堂のオルガニストであり作曲家のヨゼフ・レンナーにちなんで名付けられました。グレゴリオ聖歌から前衛音楽まで幅広い楽曲をレパートリーとし、世界中でコンサートを開催して高い評価を得ています。

Delphian
DCD-34271(1CD)
サミュエル・コールリッジ=テイラー:パートソング集
Sea Drift */ By the lone seashore/Isle of Beauty */The Lee Shore/Dead in the Sierras */Song of Proserpine */The Fair of Almachara */The Sea Shell/All my stars forsake me/The Evening Star/Whispers of Summer */Summer is gone/Requiescat *
ロンドン・キングズ・カレッジcho
ジョゼフ・フォート(指)

録音:2022年2月24日-26日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、イギリス)
*世界初録音
2014年10月に急逝したデイヴィッド・トレンデルの後任として、2015年9月に18世紀の音楽と舞踏の研究者としても名高いジョゼフ・フォートを音楽監督に迎えた名門ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団。
本アルバムでは、豊かなハーモニーと詩的感性に溢れ、自然の精妙な美しさからヴィクトリア朝時代の死への憧れまで、多くの題材に触発されたイギリスとアメリカのロマン派詩の鮮烈な作品の数々を探求。長きにわたり過小評価されてきた、コールリッジ=テイラーの作品の魅力を再発掘します。
Delphian
DCD-34279(1CDR)
夢、危険、歌う-女性の声を高める〜歌曲集
リビー・ラーセン(b.1950):ビッグ・シスター・セズ1967
カーソン・ク―マン(b.1982):バラード
リッキー・イアン・ゴードン(b.1956):マイ・マザー・イズ・ア・シンガー
ジュディス・ウィアー(b.1954):ウーマン. ライフ. ソング
シャーロット・ブレイ(b.1982):クロッシング・フォルトラインズ
リビー・ラーセン:バース・プロジェクト
レベッカ・クラーク:子供の喜び
ヘレン・グライム(b.1981):ブライト・トラベラーズ
フローレンス・プライス(1887-1953):ハート・オヴ・ア・ウーマン
ドヴォルザーク:我が母の教えたまいし歌
ミケーレ・ブアウアマン(b.1947):私の娘たち
サマンサ・クロフォード(S)、
ラナ・ボード(P)
イギリスのソプラノ歌手、サマンサ・クロフォードのデビュー盤は、女性の人生における思春期、愛と欲望、母性、キャリア、遺産という5つの具体的な側面にスポットを当てています。伝統的な歌曲リサイタルとは違ったこのテーマを前面に押し出すために、本アルバムには、新曲の委嘱やジュディス・ウィアーの作品集 「woman.life.song」 から2曲の新編曲、レベッカ・クラーク、フローレンス・プライスなど20世紀初期の女性作曲家の作品などを取り上げています。
※当タイトルは、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Delphian
DCD-34321(1CD)
チルコット:クリスマス・オラトリオ
ボブ・チルコット(b.1955):イエス・キリスト、りんごの木
クリスマス・オラトリオ
梨の木のキャロル*
ようこそ、全ての奇跡よ
ベンジャミン・ニコラス(指)、
オックスフォード・マートン・カレッジcho
オックスフォード・コンテンポラリー・シンフォニア、
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ, マリア)、
ニック・プリッチャード(福音史家)、
ニール・デイヴィス(バス, ヘロデ, シメオン)、他

録音:2023年6月25日-27日、マートン・カレッジ礼拝堂(オックスフォード)
*を除く全曲世界初録音
スコットランド有数のクラシック・レーベルDelphian(デルフィアン)の最重要アーティストであるオックスフォード・マートン・カレッジ合唱団は、英国合唱界の2人の名匠ベンジャミン・ニコラスとピーター・フィリップスの指導の下、瞬く間にオックスフォード大学の混声合唱団の代表的存在の1つとなり、Delphianからリリースした様々なアルバムは夥しい数の5つ星の批評を得るとともに、数多くのグラモフォン「エディターズ・チョイス」を獲得。ガブリエル・ジャクソンの「われらが主イエス・キリストの受難」(DCD-34222)で、BBCミュージック・マガジン賞の「合唱賞」を受賞し、イアン・ヴェナブルズの「レクイエム」とハウエルズの管弦楽伴奏付きモテットを収録したアンセム集(DCD-34252)は、MusicWeb Internationalの年間最優秀レコーディングのひとつにノミネートされています。
バートウィスル、チルコット、ダヴ、エシェンヴァルズ、マクミラン、マクダウアル、ラッター、タバコフ、ウィアーの作品を初演するなど、現代音楽への献身でも並外れた実績を残すマートン・カレッジ合唱団の注目すべき新録音では、「英国の合唱音楽の現代的英雄」と称される人気合唱作曲家、ボブ・チルコットの大作「クリスマス・オラトリオ」を世界初録音! 2019年のスリー・クワイア・フェスティヴァルで音楽祭を開催する3都市(グロスター、ウスター、ヘレフォード)の大聖堂合唱団によって初演され、「明白な成功…そしてまったく新しい」と称賛された作品で、このレコーディング・セッションではデイム・サラ・コノリーを始めとする初演時の輝かしいソリストたちが再集結し、エレガントで歓びに満ちたチルコットの「クリスマス・オラトリオ」のアルバムを完成させました。

Rondeau
ROP-7024(1CD)
ハノーファー少年合唱団〜ポートレート・アルバム第2巻
バッハ:歓呼の声を放て, 喜び踊れ(クリスマス・オラトリオ BWV248より)
バード:喜びもて歌え/シュトローバッハ編)):マリアは茨の森を通り
チルコット:羊飼いのキャロル
ラッター:星のキャロル
ハンマーシュミット:門を広く開けよ
ローゼンミュラー:グロリア・パトリ(主は言われた より)
ビガーリャ:ミゼレーレ・メイ
ロッティ:クレド
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス/タルクマン編)):動物の歌のポプリ
ドイツ民謡:考えは自由
ブロドヴィ:ビスケットのある街
ディータレ編)):雪のかけら, 小さな白いスカート
ガストルディ&ハスラー/イェーガー編)):恋人、明るい日には、踊れ, 飛べ、汝にこそ喜びあり
ハノーファー少年cho、イェルク・ブライディング(指)、ラルコ・バロックO、ロンドン・ブラス、ハノーファー北ドイツ放送PO、ラ・フェスタ・ムジカーレ、ローゼンミュラー・アンサンブル、ブレーメンPO、カナディアン・ブラス、ニルス・ランドグレーン&バンド、他
2002年に創設者のハインツ・ヘニッヒがこの世を去りイェルク・ブライディングが芸術監督に就任して以来、ハノーファー少年合唱団はレパートリーの拡充に力を入れ、時代を問わずあまり知られていない作曲家の作品も取り上げてきました。本作には過去にリリースされた音源からの抜粋とこれまで未発表だった音源が収録されており、この合唱団が積み上げてきた功績の幅広さを窺い知ることができます。
1950年に創設されたハノーファー少年合唱団はヨーロッパにおいては比較的新しい合唱団ですが、ドイツ国内でもトップレベルの少年合唱団の一つとして重要な役割を担っており、また世界各地でその気高く柔らかな歌声を響かせています。

Diapason
DIAP-160(1CD)
シューベルト:歌曲集

(1)鱒 D550
水の上で歌う D774
(2)猟師の歌 D881
(3)春の小川 D361
僕の挨拶を送ろう D741
(4)春に D882
(5)死と乙女 D531
(6)音楽に寄せて D547
(7)憩いなき恋 D138
こびと D771
(8)シルヴィアに D891
若い尼僧 D828
恋人のそばに D162(9)笑いと涙 D777
至福 D433
(10)ガニュメート D544
(11)それらがここにいたことは D775
(12)糸を紡ぐグレートヒェン D118
音楽に寄せて D547
(13)君はわが憩い D776
ミューズの子 D764
(14)魔王 D328
(1)エリーザベト・グリュンマー(S)、ジェラルド・ムーア(P)
録音:1958年
(2)クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)、ジェラルド・ムーア(P)
録音:1957年
(3)ハンス・ホッター(Br)、ジェラルド・ムーア(P)
録音:1949年
(4)ペーター・アンダース(T)、ミヒャエル・ラウハイゼン(P)
録音:1943年
(5)キャスリーン・フェリアー(C.A)、ブルーノ・ワルター(P)
録音:1949年
(6)キャスリーン・フェリアー(C.A)、フィリス・スパー(P)
録音:1949年
(7)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、クラウス・ビリンク(P)
録音:1948年
(8)エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)、エドウィン・フィッシャー(P)
録音:1952年
(9)イルムガルト・ゼーフリート(S)、エリック・ヴェルバ(P)
録音:1955年
(10)イルムガルト・ゼーフリート(S)、エリック・ヴェルバ(P)
録音:1957年
(11)ゲルハルト・ヒュッシュ(T)、ハンス・ウード・ミュラー(P)
録音:1938年
(12)ロッテ・レーマン(S)、エルネー・バログ(P、D118)、ポール・ウラノフスキ(P、D547)
録音:1937年、1947年
(13)エリーザベト・シューマン(S)、カール・アルヴィン(P、D776)、ジェラルド・ムーア(P、D764)
(14)ハインリヒ・シュルスヌス(バリントン)、フランツ・ルップ(P)
録音:1933年
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズの第160巻として登場するのは、22曲ものシューベルトの歌曲集!
往年のシューベルト・ファンにはたまらない1枚の登場です。20世紀の名歌手と名ピアニストたちが勢揃いしたと言っても過言ではない贅沢な歌曲集の登場です。ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、エリーザベト・シュヴァルツコップなどの若き日の名歌手たちの素晴らしい歌声を満喫できる1枚となっています。

Pentatone
PTC-5187071(1SACD)
コダーイ&バルトーク:教会音楽、合唱曲
コダーイ
(1)ブダヴァリ・テ・デウム〜独唱、混声合唱とオーケストラの為の(1936)
(2)ハンガリー詩編 Op.13〜テノール、混声合唱、児童合唱とオーケストラの為の(1923)
バルトーク
(3)トランシルヴァニア舞曲 Sz.96〜オーケストラの為の(1931)
(4)カンタータ・プロファーナ「魔法にかけられた鹿」〜テノール、バリトン、混声合唱とオーケストラの為の(1930)
(1)ルイザ・ファトヨル(S)
(1)ロクサーナ・コンスタンティネスク(Ms)
(1)(2)マリウス・ヴラド(T)
(4)イオアン・ホテア(T)
(1)(4)ボグダン・バチウ(Br)
(2)ジュニアVIP(児童合唱)
トランシルヴァニアPO&同cho「クルジュ=ナポカ」
ローレンス・フォスター(指)

録音:2022年5月/クルジュ・ラジオ・スタジオ(ルーマニア)
名指揮者ローレンス・フォスター率いるトランシルヴァニアPO&choが、バルトークとコダーイの教会音楽、合 唱曲、管弦楽作品を録音!ルイザ・ファトヨル(S)、ロクサーナ・コンスタンティネスク(Ms)、マリウス・ヴラド(T)、イオアン・ホテア(テ ノール)、ボグダン・バチウ(Br)ら豪華ソリスト陣が共演しております。
コダーイの「ブダヴァリ・テ・デウム」はトルコからのブダ城の解放(1686年)の250周年記念として、ブダペスト大聖堂で演奏された独唱、混声合唱とオー ケストラの為の作品。
バルトークの「カンタータ・プロファーナ」は古代の神話に基づく作品。魔法によって鹿に変えられてしまった9人兄弟の物語で、ハンガリーのホルティ独裁政権 に対する抗議と解されています。通常ハンガリー語で歌われますが、この録音では合唱指揮者コーネル・グローザによるルーマニア語原典版で復活。バルトークが 作曲当初構想した形で蘇ります。 (Ki)

MDG
MDG-61322792(1CD)
タイユフェール&ミヨー:歌曲集 Vol.2
ミヨー:花のカタログ(1920)
 ヘブライ民謡による6つの歌(1925)
タイユフェール:シャグラン通り(1955)
 6つのフランスのシャンソン(1929)
バイロン卿の2つの詩(1934)
 玄関のサイン(ドント・ディスターブ)(1959)
 騎士の別れ〜プーランクへのオマージュ(1963)
 ヴォカリーズ=エチュード(1929)
 ジャン・タルデューの3つの歌(1977)
ミヨー:トルバドゥールの3つの歌(1936)
 付随音楽「天の狂女」による2つの歌(1936)
 付随音楽「あなたは私から逃げることができない」による2つの歌(1936
ホルガー・ファルク(Br)
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(P)

録音:2022年12月7-9日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス
ハンス・アイスラーの歌曲集やオネゲル:歌曲集(MDG-61322032)など知られざる作品を録音してきたバリトン歌手のホルガー・ファルク、ピアニストのシュ テッフェン・シュライエルマッヒャーによる、フランス6人組のメンバーの一人ダリウス・ミヨーの歌曲の録音シリーズ第2弾。今回はミヨーに加え、同じく6人組の 紅一点ジュルメーヌ・タイユフェールの作品も収録されています。 タイユフェールは91歳という長命で、亡くなる数週間前まで作曲を続け、室内楽曲、映画音楽に佳作を残しています。また6人組の旗手ジャン・コクトーに「耳の マリー・ローランサン」と呼ばれ、シャブリエ、サティの影響を受けた快活で爽やかな作風。ここに収録されている『シャグラン通り』は、ナイトクラブで歌われるシャ ンソンのような、けだるく小粋な旋律が印象的。『バイロン卿の2つの詩』は、タイユフェールが英語のテキストに作曲した唯一の作品で、1925〜27年に滞在し たアメリカの影響が感じられるブルースの調の音楽です。 そしてミヨーの初期の佳作『花のカタログ』。非常にエレガントで、まさに花の香りが広がる美しい作品。一方『トルバドゥールの3つの歌』は、素晴らしい古代劇 場があるプロヴァンス地方のオランジュを舞台とした「花咲ける中世」というバレエ音楽からとられた3つの歌曲や劇音楽を下敷きにした2つの歌曲など多彩な楽 曲が収録されています。 (Ki)

Challenge Classics
CC-72967(1CD)
バッハ:宗教歌曲集
コラール前奏曲『主なる神よ、いざ天のとびらを開きたまえ』 BWV1092*
イエスよ、イエスよ、汝はわがもの BWV470
来たれ、魂らよ、この日は聖なる歌もて讃えられるべし BWV479
ああ、わが生涯を限る最期の時刻の BWV439
われは汝を拝しまつる、いと高きわが御神よ BWV449
コラール前奏曲『おお、神の小羊、罪なくして』 BWV1095*
汝らこの世の知者は BWV443
イエスよ、汝の受けし愛の御傷の数々 BWV471
暗き墓穴より出て来たれ BWV480
おお愛しき魂よ、五感をば BWV494
神よ、われをみ旨のままに取り計らい給え BWV514
パストラーレ BWV590〜ジーグ *
われはいかなる時にもイエスを愛しまつる BWV468
なくてはならぬものはただ一つ。ああ主よ、この一つ BWV453
われは信じて耐え忍び BWV466
ああ暗き夜よ、汝はいつ過ぎ去るや BWV492
満ちたりて心やすらかなれ BWV511
コラール前奏曲『天にましますわれらの父よ』 BWV683*
神よ、汝の慈しみはいかに大いなるかな BWV462
いと尊き主イエスよ、かくも久しくいずこに留まりたもうや
BWV484
わがイエスよ!いかばかりの魂の苦しみ BWV487
汝に、エホバよ、汝に向かいてわれは歌わん BWV452
いざ、いざ!いまや時は到りて BWV440
コラール前奏曲『愛する御神にすべてを委ねる者は』 BWV691*
さらばわれ今は限りと願わん BWV502
われを忘るるなかれ BWV505
幸いなるかな!イエスを思いて BWV498
来たれ、甘しき死よ、来たれ、浄き安息よ BWV478
われはここ馬槽のかたえに立ち BWV469
カンツォーナ ニ短調 BWV588*
(*=オルガン独奏)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(Org;1762年製)

録音:2023年3月/オランダ、オスターランド、ミヒャエル教会
古楽界の重鎮トン・コープマンと、親しい友であり共演者であるクラウス・メルテンスによるバッハの宗教歌曲集。『シェメッリ歌曲集』を中心に、『アンナ・マグ ダレーナ・バッハの音楽帖』からも数曲選び、またオルガン独奏曲も絡めて、各曲の調性や性格のつながりを考慮して全体を構成したアルバムです。
『シェメッリ歌曲集』はゲオルク・クリスティアン・シェメッリ(1680頃-1762)がバッハの協力を得て発表した宗教歌曲集。旋律と通奏低音がきちんと楽 譜として書かれているのは69曲(BWV439-507)ありますが、バッハが自分で書き下ろした曲はBWV452、478、505の3曲のみで、他は既存の旋律に バッハが通奏低音を書き足したものとされています。どれも気の置けない者同士で演奏して楽しむような、家庭的で親密な楽曲。コープマンにとってはこれまでも PHILIPS(ペーター・シュライアー/1991年)、TELDEC(クリストフ・プレガルディエン、クラウス・メルテンス/1999年)、CHALLENGE CLASSICS(コ ンスタンティン・エマヌエル/2014年[CC-72263])と折に触れて録音してきた作品であり、自家薬籠中のものと言わんばかりの自然体な伴奏です。1762 年製のオルガンが放つあたたかで味わいある音色もすてき。メルテンスの歌唱も肩肘張らずリラックスしたもので、飽きの来ない物語を少しずつ語るように歌い進 んでいきます。滋味豊かな音楽にゆるりと浸れるアルバム。

KLARTHE
KLA-168(1CD)
夜明けの恍惚〜ジャポニスムと日本歌曲
別宮貞雄:さくら横ちょう
アンリエット・ピュイグ=ロジェ:3つの和歌〜T.芸者の歌
グラシアーヌ・フィンジ:赤とんぼ(宝井其角詩)
ピュイグ=ロジェ:3つの和歌〜U.雪
グラシアーヌ・フィンジ:窓の月(正岡子規詩)
ピュイグ=ロジェ:3つの和歌〜V.夏の夜
ファビアン・ヴァクスマン:更科の影(ロワヴィエ詩)
デルヴァンクール:露の世
ポリーヌ・ヴィアルド:日本女性
大野香織:小野小町による五つの歌曲
小林秀雄:落葉松
ブレンダ・プパール(Ms)、
ジャン=ミッシェル・キム(P)

録音:2021年10月12-14日/ラ・マラドルリ・ド・ボーヴェ
日本とその伝統にインスピレーションを得た「ジャポニスム」は「フジヤマ・ゲイシャ」とは別次元で美術やファッションの世界に花開きましたが、音楽にも影響し ています。このアルバムは、フランス女性ながら艶やかな浴衣と古き良き日本女性の凛としたたたずまいを見せるメゾソプラノ歌手ブレンダ・プパールが、仏訳さ れた和歌によるフランス作曲家の歌曲と、フランス的感性を示す邦人作曲家の歌曲をあつめた好企画。
古くはショパンやサン=サーンスと親しかった大歌手ポリーヌ・ヴィアルドや、デルヴァンクールの14曲から成る「露の世」(1927)、12年にわたり日本に滞在 し、教育面で多大な貢献をしたアンリエット・ピュイグ=ロジェの「3つの和歌」など興味津々。
さらに1947年生まれの女性作曲家グラシアーヌ・フィンジが正岡子規の句に作曲した「窓の月」や、このアルバムのために書き下ろされた1980年生まれの ファビアン・ヴァクスマンと充実のラインナップ。当然ながらフランス語の発音の美しさに魅せられます。
邦人作品は別宮貞雄「さくら横ちょう」、小林秀雄「落葉松」など名曲のほか、このアルバムのディレクターでもある作曲家大野香織の「小野小町による五つの 歌曲」も聴きもの。いずれもプパールは日本語歌唱に挑戦しています。
さらに魅力なのがジャン=ミッシェル・キムのフレッシュなピアノ。1989年東京生まれ、東京音楽大学で学んだ後パリ音楽院とザルツブルク・モーツァルテウム 音楽院で研鑽を積んだ期待の若手。ヨーロッパから見た日本を理想的に実現しています。

Alba
NCD-62(1CD)
創立40周年記念アルバム
影から〜フィンランド現代合唱曲集/女声合唱団 KYN

キルモ・リンティネン(1967-):クロッカスの歌(Krookus-laulut)(2019)(ハッリ・サルメンニエミの詩)
リーカ・タルヴィティエ(1970-): 影(Varjot)(2020/23)(ハッリ・サルメンニエミの詩)
ミッコ・ハッシネン(1971-):夕べに*(Illala)(2019)(ハッリ・サルメンニエミの詩)
女声合唱団 KYN
カイヤ・ヴィータサロ(指)
ミッコ・ハッシネン(エレクトロニクス)*
ヴオッコ・ホヴァッタ(朗読パート・エレクトロニクス)*

録音:2021年10月?11月、2022年4月、2023年2月 リーヒマキ守備隊教会(リーヒマキ、フィンランド)
フィンランドを代表する女声合唱団のひとつ「KYN」(キュン)は、1981年にヘルシンキの商科大学(現、アールト大学商学部)に創設されました。『新しい始 まり』(ABCD223)『あなたにお話しするなら』(ABACD 15)『妖しげなカンテレ』(NCD57)につづく Alba Records の第5作『影から』は、KYN の 40周年を記念するアルバムです。ジャズ・ピアニストのキルモ・リンティネン の「クロッカスの歌」、モダニスト作曲家のリーカ・タルヴィティエ の「影」、ジャズ・ ドラマーでバンドリーダーのミッコ・ハッシネン の「夕べに」。3つの曲集は、KYN の委嘱で作曲され、現代フィンランドでもっとも創造的な作家のひとり、ハッリ・ サルメンニエミ (1983?)の詩集『Yo ja lasi(夜とガラス)』の詩がテクストに使われました。1989年から芸術監督を務めるカイヤ・ヴィータサロ の指揮によ る録音です。 (Ki)

BR KLASSIK
BR-900346(1CD)
NX-B07
シューベルト:オーケストラ伴奏による歌曲集
1. 夕星 D806(1824)
2. ロマンス - 劇音楽「キプロスの女王ロザムンデ」 D797(1823)
3. ドイツ舞曲 第1集〜導入 - 舞曲1- 舞曲2
●オーケストラ編):ヨハンフォン・ヘルベック
4. 秘めごと D719(1821)
5. 君はわが憩い D776(1823)
6. 涙の雨 - 歌曲集『美しき水車屋の娘』 D795(1823)より
7. ドイツ舞曲 第1集〜舞曲3- 舞曲4- 舞曲5
オーケストラ編):ヨハンフォン・ヘルベック
8. ガニュメード D544(1817)
9. 死と乙女 D531(1817)
10. タルタロスの群れ D583(1817)
11. 君の肖像 - 歌曲集『白鳥の歌』 D957(1828)より
12. ます D550(1817)
13. ドイツ舞曲 第1集〜舞曲6- 舞曲7- 舞曲8
●オーケストラ編):ヨハンフォン・ヘルベック
14. 夕映えの中で D799(1825)
15. 楽に寄せて D547(1817)
16. シルヴィアに D891(1826)
17. 道しるべ - 歌曲集『冬の旅』 D911(1827) より
18. 夜と夢 D827(1825)
19. セレナード - 歌曲集『白鳥の歌』 D957(1828)より
20. ドイツ舞曲 第1集〜舞曲9- 舞曲10
オーケストラ編):ヨハンフォン・ヘルベック
21. プロメテウス D674(1819)
22. 万霊節の為の連祷 D343(1816)
23. 魔王 D328(1815)

※オーケストラ伴奏編):
1、16…アレクサンダー・シュマルツ
2、5-6、11、17…ウェーベルン
4…ブラームス
8…クルト・ギルマン
9…フェリックス・モットル
10、14-15、18、21-23…レーガー
12…ブリテン
19…オッフェンバック
ベンヤミン・アップル(Br)
ミュンヘン放送O
オスカー・ヨッケル(指)

録音:2022年9月28-30日、11月30日、12月1-2日
バイエルン放送 スタジオ1(ドイツ)
フィッシャー=ディースカウ最後の弟子と言われるドイツの注目バリトン、ベンヤミン・アップル。 これまでにALPHAレーベルから「禁断の果実」(ALPHA912)やシューベルトの『冬の旅』(ALPHA854)をリリース、大好評を博しています。 このアルバムではアップルは、シューベルトの名歌曲のピアノ伴奏パートを、後世の作曲家たちがオーケストラ版に編曲した作品を歌いました。 もともと親密な雰囲気を持つシューベルトの歌曲ですが、これらの編曲によって現代の巨大なホールでも遜色なく響くことになるとともに、更なる歌手の 表現力も求められます。アップルは以前にもヴォルフの管弦楽伴奏版歌曲を歌い、(cpo 555380)管弦楽伴奏版の歌曲はお手の物と言えます が、今作でもこの要求に見事に応え、朗々たる歌声を響かせています。レーガーをはじめとしたさまざまな作曲家たちの個性あふれる編曲も聴きどころ の一つと言えるでしょう。 また歌曲の間にはオーストリアの指揮者・作曲家ヨハン・ヘルベック(1831-1877)の手による「ドイツ舞曲」のオーケストラ編曲版を収録し、シューベル トと民俗音楽のつながりを探っています。ミュンヘン放送Oを作曲家としても高く評価されるオスカー・ヨッケルが指揮するオーケストラにも注目。






BR KLASSIK
BR-900211(3CD)
NX-E03
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」 ジークフリート…サイモン・オニール(T)
ミーメ…ピーター・ホーレ(T)
さすらい人…ミヒャエル・フォッレ(Br)
アルベリヒ…ゲオルク・ニルグ(Br)
ファフナー…フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(Bs)
森の小鳥…ダナエ・コントラ(S)
エルダ…ゲルヒルト・ロンベルガー(A)
ブリュンンヒルデ…アニャ・カンペ(S)
バイエルンRSO
サイモン・ラトル(指)

録音:2023年2月3-5日(ライヴ)
イザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8、ミュンヘン(ドイツ)
任期中に急逝したマリス・ヤンソンスの後を受けて、2023/24シーズンからバイエルン放送響の第6代首席指揮者に着任するサイモン・ラトル。その新 シーズン幕開けに合わせてリリースされるのがこの「ジークフリート」です。このコンビが2015年から進めてきた「ニーベルングの指環」演奏会形式上演の ライヴ録音の第3作で、今回も実力のある歌手陣と世界最高峰の機能性を誇るオーケストラの妙技で聴きどころがいっぱいです。「指環」の中では少 数の歌手で演じられる「ジークフリート」。それだけに歌手たちの表現力とアンサンブルの妙が成功のカギとなります。ここでは題名役ジークフリートを現 代最高峰のワーグナー歌手の一人サイモン・オニールが歌い、ミーメには現代歌劇を中心に演技力のある歌唱で人気を博すピーター・ホーレ、さすら い人には「ラインの黄金」でヴォータンを歌ったベテランのミヒャエル・フォッレ、ブリュンヒルデには人気と実力を兼ね備えたアニャ・カンペと、それぞれの役 柄に合った歌手たちが登場します。森の小鳥役のダナエ・コントラの清冽な歌唱も注目です。 前2作ではヘルクレスザールが会場でしたが、今回の会場「イザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8」は より大きく、豊田泰久と彼の事務所「永田音響」が手掛けた音響設計の妙と相まって、更なる空間の広がり を感じられる録音となりました。 「「ジークフリート」には、ワーグナーが書いた音楽の中でも最もドラマティックで 色彩豊かで魅惑的な音楽があります」というラトルの言葉通り、バイエルン放送響の精妙な音色、精緻なソ ロ、スケールの大きなトゥッティと響きを紡ぎ出しています。

CPO
CPO-555585(1CD)
NX-B10
オッフェンバック:喜歌劇「ヴァイオリン弾き」
喜歌劇「66」
サンドリーヌ・ブエンディア(S)
ピエール=アントワーヌ・ショミアン(T)
アルマンド・ノゲラ(Br)
ケルン・アカデミー(古楽アンサンブル)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指)

録音:2022年8月27-29日
1855年、オッフェンバックがパリに設立した歌劇・ブフとオペレッタの公演の為の劇場ブフ・パリジャン座。 劇場は収容300人ほどの小さいものでしたが、パリ万国博覧会の正面入り口の真向かいにあり、多くの人々が 訪れたため、オッフェンバックにも多大な成功をもたらしました。この年の夏に初演されたのが「ヴァイオリン弾き」(副 題「ブルターニュの伝説」)でした。この作品で主役を歌ったホルテンス・シュナイダーは素晴らしい演技で観客を魅 了し大人気となりました。その翌年の1856年7月31日には同じく1幕物の「66」が初演され大成功。こちらも 「ヴァイオリン弾き」と同じく登場人物は3人のみ。小さい規模ながらもチロルの民俗音楽が効果的に用いられた、 ちょっぴり皮肉の効いた楽しい作品です。ちなみにタイトルの「66」とは主人公のフランツが購入した宝くじの番号 のこと。
ケルン・アカデミーによるこの演奏は、19世紀の楽器を用いピリオド奏法によって行われたもので、初演時の雰囲 気が良く伝わります。3人の歌手の巧みな歌唱も魅力的です。

GENUIN
GEN-23844(1CD)
ブラームス:美しきマゲローネのロマンス Op.33 トマス・キルディシウス(Br)、
アニ・テル=マルティロシアン(P)、
ヤニケ・リープヴェルト(ナレーター)

録音:2021年7月
リトアニアとアルメニアのデュオ、トマス・キルディシウスとアニ・テル=マルティロシアンによるブラームスの「美しきマゲローネのロマンス Op.33」全曲録音です。このアルバムで「Genuinレーベル」デビューとなります。ルートヴィヒ・ティークの詩に若きブラームスが音楽をつけた美しい歌曲に、ヤニケ・リープヴェルトによるナレーションを加えています。
GENUIN
GEN-23847(1CD)
冬の旅
シューベルト:冬の旅 Op.89D 911(グレゴール・マイヤーによるバリトン、合唱と2つのアコーディオン版)
トビアス・ベルント(Br)、
ハイディ・シュティーガー(アコーディオン)、
ウーヴェ・シュティーガー(アコーディオン)、
ゲヴァントハウスcho、
グレゴール・マイヤー(指)

録音:2022年1月&2023年1月
ゲヴァントハウス合唱団の監督であるグレゴール・マイヤー編曲によるシューベルトの「冬の旅」は非常に珍しい編成となりました。バリトンのソロに、合唱団そして2つのアコーディオンという編成です。マイヤーはピアノのパートを巧みに2つのパートに分け、2つアコーディオンへと振り分けました。アコーディオンの音色は、驚くほど人間の声、呼吸、叫び、そしてささやきを表現しています。またソリストとして参加しているバリトン歌手のトビアス・ベルントは熟練の歌唱を聴かせてくれています。

Da Vinci Classics
C-00772(1CD)
ヴィルヘルム・ケンプ:歌曲集
愛する人よ、眠っているのですか?/くちづけ/ゆかいな夏/エウリピデスの祈り/さすらい人の夜の歌(A)/喜び/蝉/五月の歌/失った/見つけた/夜の思い/さすらい人の夜の歌(B)/ローマの泉/新年の鐘/星の下/海の歌/大運河の上で/さあ、あなたが話しましょう!
ジュゼッペ・アウレッタ(歌)、
ジョヴァンニ・アウレッタ(P)

録音:2023年2月
ピアニストとして著名なヴィルヘルム・ケンプ作曲による歌曲集。ケンプは、若い頃からピアニストや作曲家としてだけでなく、オルガニストとしてもその豊かな才能を発揮しました。そして作曲家としては交響曲、室内楽、舞台音楽、歌曲など少なくとも200を超える作品を作曲したと言われていますが、残念ながら多くの作品が焼失してしまいました。このアルバムでは焼失を免れた作品の中から、ゲーテや、C.F.マイヤーの詩を基にした作品を中心に収録しています。

Christophorus
CHR-77473(1CD)
バッハ:ダイアローグ・カンタータ
バッハ:カンタータ 「憧れもて求め行かん」 BWV49
クリストフ・グラウプナー:オーボエ・ダモーレ協奏曲 ハ長調 GWV302
バッハ:カンタータ「いと尊きイエス、わが憧れよ」 BWV32
ミリアム・フォイアージンガー(S)、
クラウス・メルテンス(Bs)、
エリーザベト・グリュンマー(Ob)、
アンサンブル「フォアアールベルクのバッハ・カンタータ」、他

録音:2023年1月13日-14日
バッハのカンタータの中でも特別な位置を占める対話型のカンタータ(ダイアローグ・カンタータ)を中心としたアルバム。「魂」をソプラノが、「キリスト」をバスが演じ、バッハが音楽を付けたこのカンタータは、バッハがこの時代に作った作品の中でも特に優れたものとされています。まるで花嫁と花婿を結びつけるようなこれらの作品は「信仰」の「愛のデュエット」とも言えるでしょう。現在活躍している歌手たちの中でも特にバッハに精通しているミリアム・フォイアージンガーにクラウス・メルテンスの歌唱でお楽しみいただけます。

Avie
AV-2629(1CD)
ヘンデル:オラトリオ「エジプトのイスラエル人」 (ジャネット・ソレル翻案) アポロズ・ファイア、
アポロズ・シンガーズ、
ジャネット・ソレル(指)

録音:2022年2月、ファースト・バプテスト教会(アメリカ、シェーカー・ハイツ)
グスタフ・レオンハルトやロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した指揮者、ジャネット・ソレルが創設したピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイアのヘンデル新作が登場!「メサイア」(AV-2208)や「ディクシット・ドミヌス」(AV-2270)を含む彼女たちのディスコグラフィに「エジプトのイスラエル人」が加わります。「見事な音楽の語り部」と評されるソレル自身の翻案で、ヘンデルの色彩豊かなオーケストラがヨセフの死を嘆くイスラエル人からエジプト人を苦しめるカエルやイナゴ、病気、暗闇、そしてモーゼの奇跡的な紅海割りまでを描き出し、聴き手を聖書の旅へと誘います。

Signum Classics
SIGCD-770(1CD)
シューベルト・イン・イングリッシュ Vol.4(英語歌唱によるシューベルト)
さすらい人が月に寄せて/星たち/夜曲/光と愛/ミューズの子/春の信仰/春に/ズライカ II/愛は裏切られ/泉のほとりの若者/さすらい人/ミニョンと竪琴弾き/ブルックの丘にて(橋の上で)/娘の恋の立ち聞き/鱒/野ばら/水の上で歌う/孤独な男/至福/冬の夕べ/音楽に寄せて
ローワン・ピアース(S)、
ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
クリストファー・グリン(P)

録音:2022年11月、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(イギリス、ロンドン)
英国の名バリトン、ロデリック・ウィリアムズと、エイジ・オブ・インライトゥメントOの元ライジング・スターであるソプラノ歌手のローワン・ピアースが贈る、英語歌唱によるシューベルト・アルバム第4弾。ローワン・ピアースは英国を代表する古楽アンサンブル&cho、ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズのメンバーとしても活躍する古楽系ソプラノ。シリーズ第1弾の「冬の歌」(SIGCD-531)を担当したロデリック・ウィリアムズは、2016年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞、リーズ・リーダー音楽祭2016の芸術監督も務め、日本ではバッハ・コレギウム・ジャパンとの定期的な共演でも知られています。ピアノはこれまでの3作と同じくクリストファー・グリンが担当。彼の演奏は「息をのむような感性」(英グラモフォン誌)、「声とピアノの完璧な融合」(BBCミュージック・マガジン誌)などと称賛されています。

Challenge Classics
CC-72965(1CD)
光あれ! 〜ドイツ800年の歌
(1)オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(ca.1376/78-1445):誰ぞ光り輝くのは
(2)ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ(ca.1170-ca.1230):菩提樹の下
(3)バッハ:愛する太陽の光と輝きは BWV446/ おお暗き夜、いつ去るや BWV492
(4)ハイドン::田舎のたのしみ(Hob. XXVlaより)
(5)モーツァルト:ラウラによせる夕べの想い K523
(6)シューベルト::水上に歌う Op.72D774/ 小人 Op.22-1D771/ 夕映えのなかで D799
(7)ファニー・ヘンゼル(1805-1847):春 Op.7-3
(8)メンデルスゾーン:新しい恋 Op.19-4
(9)シューマン:窓硝子107-2/ 夕べの歌 Op.107-6
(10)ブラームス:夏の夕べ Op.85-1
(11)ヴォルフ:炎の騎士
(12)ベルク:4つの歌曲 Op.2[眠ること、眠ること、ただ眠ること / 眠りこんだ私は / 私は一番強い巨人
にうち勝ち / 風は暖かく、日当たりのよい牧場に下草が萌える]
(13)アリベルト・ライマン(b.1936):光が棄てられたのち(「暗闇に包まれて」より)
(14)ヴォルフガング・リーム(b.1952):枯れた花
(15)ハンス・アイスラー:そして仕舞いに憧れは消え / 自殺について(「ハリウッド・ソングブック」より)
(16)ヴァイル:光のなかのベルリン
(17)作者不詳:3つの贈り物(グレゴリオ聖歌、11世紀初頭)
アンナ・ル チア・リヒター(Ms)
アミエル・ブシャケヴィチ((1)(2)(17)ハーディ・ガーディ、(3)チェンバロ、(4)クラヴィコード、(5) - (8)フォルテピアノ、(9) - (16)ピアノ)

録音:2023年7月23・24・26・27日/シュトッットガルト、SWR放送スタジオ
来日公演も高く評価され近年人気上昇中のドイツのメゾ、アンナ・ルチア・リヒター。「光」をテーマにドイツ・リート800年の歴史をたどるスケールの大きなア ルバムを発表しました。「明るく透明で、集中力があり正確、またドラマに対して鋭い感覚をもつ」とグラモフォン誌が評した彼女の歌唱を存分に味わえる内容です。
ヴォルケンシュタインとフォーゲルヴァイデの作品は現代記譜法で書かれた最初期の歌曲。これを「夜明け前の光」とし、そこから時代順に、日が昇り光を増して いくようにアルバムが進みますが、ライマンやリームといった20世紀の作品に入っていくと(音楽の完成度は高いままですが)日が傾き、沈んでいくイメージが現 れてきます。人が生まれ成長し、老いて死にゆくような感覚にも近い構成で、最後のグレゴリオ聖歌も意味深く感じられます。様々な様式の歌を迫真の表情で力強 く歌いきったルチア・リヒターの素晴らしさはもちろん、楽器を変えひとりで共演をこなした歌曲伴奏の名手ブシャケヴィチにも拍手! (Ki)

PARNASSUS
PACD-960856(2CD)
アイネズ・マシューズ・シングズ・シューベルト
シューベルト:美しき水車小屋の娘 D.795
冬の旅 D.911
アイネズ・マシューズ(Ms)、
ロウエル・ファー(P)

録音:1953年&1954年
ミュージカル俳優や黒人霊歌歌手としても活躍したアフリカ系アメリカ人のメゾ・ソプラノ歌手、アイネズ・マシューズ(1917-2004)が歌ったシューベルトの三大歌曲集から「冬の旅」と「美しき水車小屋の娘」のセットが初CD化。(他に「白鳥の歌」の録音もあり)
現代では女性歌手による同曲の録音・演奏も珍しくありませんが、アイネズ・マシューズはソプラノのロッテ・レーマンに次ぐ2人目の録音となりました。(メゾ・ソプラノとして、また恐らくアフリカ系歌手としても初録音)

Pentatone
PTC-5187039(1CD)
ラインベルガー&メンデルスゾーン:合唱作品集
ラインベルガー:ミサ曲 変ホ長調 Op.109IJR75「カントゥス・ミサ」
メンデルスゾーン:3つの詩篇 Op.781
 詩篇100番「全地よ、主に向かいて歓呼の声をあげよ」MWV B45
 6つの箴言 Op.79IFM111
ラインベルガー:夕べの歌(3つの宗教歌 Op.69 IJR33より)
オランダ放送cho
ベンジャミン・グッドソン(指)

録音:2022年8月(ラインベルガー)、2023年6月(メンデルスゾーン)、
ファン・デ・オムループ・ミュージックセンター、スタジオ1、ヒルフェルスム(オランダ)
ヨーロッパの名門放送合唱団、オランダ放送合唱団と首席指揮者に就任したベンジャミン・グッドソン指揮によるラインベルガーとメンデルスゾーンという19世 紀ドイツ・ロマン派の合唱曲集。
リヒテンシュタイン出身の19世紀ドイツの作曲家ヨーゼフ・ラインベルガーは、7歳で生地の教会のオルガニストに就任し、すでに作曲もしていたという神童とし て知られ、ミサやレクイエム、モテットなどの教会音楽とオルガン作品を中心に、歌劇や歌曲、オルガン協奏曲、室内楽など数多くの作品を残しました。1878年 に作曲された、ミサ曲変ホ長調作品109「カントゥス・ミサ」は、その当時、新しくローマ教皇に就任したレオ13世に献呈されたミサ曲。その二重合唱形式は、ジョ ヴァンニ・ガブリエーリの複合唱様式を彷彿とさせ、歌詞の聴き取りやすいストイックなポリフォニー様式はパレストリーナに倣っているといいます。ルネサンス後 期におけるヴェネツィアとローマの様式を融合した古い様式によるカトリック・ミサですが、随所にロマンティックな美しい旋律が現れる点はラインベルガーならで は。特に最もロマン派風な作風になるアニュス・デイでの悲哀を感じる美しさには息を呑みます。対照的に「夕べの歌」は、ルター派の伝統に基づくドイツ語の教会 音楽で、10代半ばの作曲。「エマオの道程」をテーマとした楽曲で、ラインベルガーの作品の中でも最も人気のある作品となっています。異なる様式の2作品はラ インベルガーの幅広い作風を物語っています。
合唱音楽は、他の有名な作品の影になりがちですが、作曲家メンデルスゾーンを理解する上で、決して聴き逃すことのできない重要な音楽ジャンルです。ドイツ 語による詩篇を基にした4曲は、メンデルスゾーンの合唱音楽の代表的作品で、ドイツやヨーロッパだけでなく日本のアマチュア合唱団も取り上げることの多い人 気曲です。バッハやそれ以前のドイツの伝統的な合唱音楽の研究の成果が活かされた作品で、伝統に則りながらもメンデルスゾーンの独自の旋律美と斉唱を効果 的に用いる構成力が活かされた名作群です。「6つの箴言」は、8声部の合唱の為のドイツ語による典礼音楽で、待降節、受難節などルター派の典礼における6 つの節に関する楽曲がまとめられています。詩篇曲に比べれば小規模でシンプルな作りで親しみやすい佳品です。メンデルスゾーンの作品もラインベルガー同様、 異なる個性を持つ作品が対比的に収められ、選曲における工夫が感じられます。
この録音でのオランダ放送合唱団の人数は、ソプラノ22、アルト17、テノール17、バス17、計73名で、メンデルスゾーンの一部の曲の独唱者も合唱団員よ り選出されています。ベンジャミン・グッドソンはBBCシンガーズ、ベルリン放送合唱団、SWRヴォーカル・アンサンブル、コレギウム・ヴォカーレ・ゲントなどヨー ロッパの優れた合唱団の客演指揮を務めた次代を担う若き合唱指揮者で、2020年にオランダ放送合唱団の首席指揮者に就任しました。よほど相性が良かったよ うで、グッドソンとオランダ放送合唱団は2027年までこの契約を延長しています。
これがグッドソンがオランダ放送合唱団の首席指揮者に就任してからのデビュー盤であり、グッドソンにとって思い入れのある曲が選ばれているということも あって、この録音に対する並々ならない意欲を感じられる歌唱となっています。メンデルスゾーンでは、ドイツ語の響きが音楽と一体となる音楽の特性を存分に生 かした歌唱となっていて、その表現力は圧巻です。ラインベルガーでの美しさにも魅せられます。パワフルで大規模な合唱でも精緻さを失わないのは、グッドソン の統率力のおかげでしょう。今後の活躍への期待も大いに膨らむ指揮者と合唱団の名歌唱をPENTATONEの秀逸な録音でお楽しみください。
Pentatone
PTC-5187083(1CD)
恋する魂は〜ヘンデル:カンタータ、アリアとソナタ
(1)私の心は騒ぐ HWV132b
(2)ヴァイオリン・ソナタ ト短調 HWV364a
(3)恋する魂は HWV173
(4)3声のソナタ ト短調 作品2ー6HWV391
(5)あなたが誠実?あなたが一途なの? HWV171
(6)我が苦しみはいつか私を満たすだろうHWV223(世界初録音)
フランチェスカ・アスプロモンテ(S)
ボリス・ベゲルマン(Vn&指)
アルセナーレ・ソノーロ
ヴァイオリン:ボリス・ベゲルマン、アンドレア・ヴァッサーレ、マウロ・マッサ、アンジェロ・カルヴォ、マリア・クリスティーナ・ヴァシ
チェロ:ルドヴィコ・ミナージ
ダブルベース:リッカルド・コエラーティ
アーチリュート:ジャンジャコモ・ピナルディ
チェンバロ:フェデリカ・ビアンキ

録音:2022年12月/オーディトリウムコレッリ、フジニャーノ(イタリア)
バロックの宗教曲や歌劇の分野で大活躍中のソプラノ、フランチェスカ・アスプロモンテと、コンチェルト・イタリアーノなど気鋭のピリオド楽器グループで、コ ンサートマスターやソリストを務めるバロック・ヴァイオリン奏者、ボリス・ベゲルマンが率いるピリオド楽器アンサンブル、アルセナーレ・ソノーロの共演によるヘ ンデル・アルバム。
ヘンデルのイタリア語によるカンタータは、1700年代の早い時期に、おもにローマで、数多く作曲されました。20歳で故郷ハレからイタリアに出てきたヘンデ ルは、A・スカルラッティら当時のイタリアの最先端の音楽様式を瞬く間に吸収し、独自の創意を加えて自身の作風を確立していきました。これらのカ ンタータは、主にイタリア貴族たちの依頼により、宮廷や別荘などでのコンサートのために書かれた楽曲で、ギリシャ・ローマ神話やイタリア文学を題材としたテキ ストを用い、愛や恋を歌うものでした。このアルバムには、愛の神クピドの矢に射抜かれ、愛に燃え、苦悩する登場人物の心情を歌うカンタータ3曲を、器楽ソナタ 2曲とともに収録されています。器楽ソナタはどちらもト短調の作品が選ばれ、カンタータの序曲の役割を果たすよう配置されていて、強い感情を歌う劇的なカン タータの雰囲気を盛り上げています。
それぞれに趣向が凝らされた劇的な表現力を持ったカンタータを、アスプロモンテは抜群の情感表現と持ち前の清新な美声で聴かせてくれます。ベゲルマンがソ ロを取るアルセナーレ・ソノーロの器楽演奏も、時に強烈な表現を見せながら、歌手の感情に寄り添う演奏を展開しています。特にHWV132bでは通常、オブリ ガート楽器はオーボエですが、ここではベゲルマンがヴァイオリンで奏でており、まるでアスプロモンテとの二重唱を歌うかのような表情豊かな演奏を聴かせてくれ ます。また最終トラックには、世界初録音となるというアリア「我が苦しみはいつか私を満たすだろう」HWV223が収録されている点も見逃せません。カンタータ とは異なり1738年から1741年の間に作曲されたという比較的晩年の作品となる、晴れやかな雰囲気を持つ技巧的なアリアは、この「愛」をテーマにしたヘン デル・アルバムを締めくくるにはふさわしいものでしょう。
フランチェスカ・アスプロモンテは、20代にして世界のカーネギーホールをはじめとする世界の主要なホールで歌い、エンリコ・オノフリやディエゴ・ファゾリス、 ラファエル・ピションといった気鋭の指揮者たちの信頼も厚い若き実力派ソプラノ歌手です。PENTATONEレーベルでは、すでにプロローグと聖母マリアという 趣向を凝らした2枚のアルバムをリリース。この二枚ではアルバム・コンセプトにも携わり、世界的にも高い評価を得ています。今回のアルバムでも、ブックレットに 示唆に富んだ巻頭言を寄せていて、その知的なアプローチは歌唱にも活かされています。
ロシア出身でイタリアでバロック・ヴァイオリンを学んだボリス・ベゲルマンは、イル・ジャルディーノ・アルモニコやイ・バロッキスティといった最先端を行く古 楽グループに参加し、2017年からは、コンチェルト・イタリアーノのコンサートマスターに就任しています。また、2014年には、自らのアンサンブル、アルセナーレ・ ソノーロを結成し、DHMやObsidianといったレーベルからCDをリリースし、世界的にも高い評価を得ています。声楽ソリストとの共演ではヴァイオリンを弾き ながら、指揮を務め、ヴィヴィカ・ジュノーやマックス・エマヌエル・ツェンチッチら最高峰の歌手たちとヨーロッパを中心にコンサートを行っています。また、今後、 フランチェスカ・アスプロモンテとの共演でイタリア各地の音楽祭に参加することが決まっています。今をときめく若き才能が共演したヘンデル・アルバムをお聴き 逃しなく!

BIS
BISSA-2651(1SACD)
『困苦の時のミサ曲』
ジョン・ピカード(1963-):3つのラテン語のモテット(Three Latin Motets)(1983-87)〜アカペラ合唱の為の
 光より生まれし光よ(O nata lux)(SATB)(1985)
 光の消ゆる前に(Te lucis ante terminum)(SSAA)(1987)
 慈しみと愛のあるところ(Ubi Caritas et amor)(SATB)(1983)
おお大いなる神秘(O magnum mysterim)(2015)〜アカペラ混声合唱の為の
オリオン座(Orion)(2004)〜トランペットとオルガンの為の
めでたし海の星(Ave maris stella)(1992)〜アカペラ混声合唱の為の
オジマンディアス(Ozymandias)(1983)〜アカペラ二重混声合唱の為の
テッセラ(Tesserae)(2009)〜オルガンの為の
困苦の時のミサ曲(Mass in Troubled Times)(2018)〜18声の為の
BBCシンガーズ、
マーティン・ブラビンズ(指)
クロエ・アボット(トランペット、フリューゲルホルン)、
デイヴィッド・グード(Org)、
スーザン・ビクリー(Ms)
[楽器 Trumpet:Van Laar Custom C/Flugelhorn: Van Laar Custom ]

録音:2022年10月13&14日/セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教区教会(ハムステッド、ロンドン、イングランド)
イギリスの作曲家ジョン・ピカードは、ウィリアム・マタイアスとルイ・アンドリーセンに学び、現在、ブリストル大学で作曲科の教授を務 めています。一連のエネルギッシュな力のある管弦楽と器楽の作品で主に知られ、現在までに交響曲と弦楽四重奏曲を6曲ずつ書いています。ナッシュ・アンサン ブルが彼の室内楽作品を演奏した『アレッポの園芸商』(BIS SA-2461)は、2021年グラモフォン賞の現代音楽部門賞に選ばれました。
BBCシンガーズとマーティン・ブラビンズによる新しいアルバムではピカードが、ライフワークとする交響曲と室内楽曲の合間、1983年から2018年にかけ て作曲した合唱作品が演奏されます。ブリストル大学在学中に課題として書いた〈光より生まれし光よ〉、シンプルな構造と明快なハーモニーの〈光の消ゆる前に〉、 聖木曜日の聖歌の歌詞による〈慈しみと愛のあるところ〉の「3つのラテン語のモテット」。ブリストル大学のクリスマスキャロル・コンサートのために書いた「おお 大いなる神秘」。直截的なハーモニーの語法に精巧なテクスチュアを加えた「めでたし海の星」。
パーシー・ビッシュ・シェリーのエジプトのファラオ、ラムセス二世を題材にとったソネット「オジマンディアス」は、ピカードが19歳の時に作曲されました。 2018年の「ミサ曲」の足がかりとなる不協和音がすでに織りこまれた作品です。
「困苦の時のミサ曲」は、ハイドンがナポレオン戦争中に書いた「ネルソン・ミサ(Missa in Angustiis)」からタイトルがとられました。カトリック神学教授ギャ ヴィン・デコスタが書いた、ミサ通常文と5つの言語による複雑なテクストに作曲された作品です。BBCシンガーズのために作曲され、2019年2月1日、ロンド ンのセント・ピーターズ教会でアンドルー・グリフィスの指揮で初演されました。BBCシンガーズは、1924年にラジオ放送のために組織された合唱団です。イギ リスの合唱音楽シーンの中心で活動をつづけ、ブリテンの「聖チェチーリア賛歌」やプーランクの「人間の声」などを初演しています。 (Ki)

APARTE
AP-323(1CD)
スターバト・マーテル
(1)プーランク:ロコマドゥールの黒衣の聖母へのリタニア
(2)クレマン・ジャヌカン:ああ、甘い眼差しよ
(3)プーランク:スターバト・マーテル
マチュー・ロマーノ(指)
アンサンブル・エデス
マリアンヌ・クルー(S)、
ルウイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブーラ(Org)(1)、
レ・シエクル(3)

録音:2022年10月19,20日コンピエーニュ帝室劇場(ライヴ)(2)(3)、2023年2月21日ロワイモヨン修道院食堂(1)
衝撃的なストラヴィンスキーの「結婚」とラヴェルの「ボレロ」のディスク(AP.300/KKC.6647)で注目を集めたロマーノとアンサンブル・エデス、待望の新 譜はプーランクの「スターバト・マーテル」。オーケストラ・パートはレ・シエクルが担うという豪華盤。1950年の作品ですが、なんと初のピリオド楽器による演奏 となります。
ロトの弟子にして助手も務めたロマーノは師の影響を強く受けていて、ノン・ヴィブラートのピュアな音色はもちろんながら、リズムの切れの良さと推進力が魅 力。いずれもプーランクの音楽のポイントでもあるため理想的な世界を実現しています。「スターバト・マーテル」のオーケストラ編成は大きいものの、ロマーノはロ トが同曲を指揮したらと思わせる透明でエネルギーあふれる美演を繰り広げます。
カップリングの「ロコマドゥールの黒衣の聖母へのリタニア」は女声合唱とオルガンという編成。プーランクの宗教作品のなかでもとりわけ感動的なものですが、 初演時に立ち戻るという姿勢からフランス国立図書館所蔵の自筆譜を用いた演奏で、鮮烈な印象を残します。さらに注目なのが、プーランクの間奏曲的にクレマン・ジャヌカンのシャンソン「ああ、甘い眼差しよ」を彼らの歌唱で聴くことができること。宮廷の近寄りがた い女性への愛の歌とされますが、ロマーノは聖母マリアに宛てたものではと指摘していて、リタニアやスターバト・マーテルの間にあっても違和感なく、音楽にたっ ぷり浸れます。 (Ki)

Chopin University Press
UMFCCD-118(1CD)
ヤング・ワルシャワ・コンポーザーズ
1. アレクサンドラ・フミェレフスカ(b.1993):管弦楽のための幻想的な場面
2. ドミニク・ラソタ(b.1994):16人の奏者のための小品
3. マルチン・ヤヒム(b.1993):打楽器と弦楽のための幻想曲
4. ヤツェク・シェンキエヴィチ(b.1994):クラリネットと弦楽のための協奏曲
5. マチェイ・スウェツキ(b.1995):混声合唱と管弦楽のためのMy River runs to Thee
アガタ・パルティカ(パーカッション/tr.3)、
ヤン・グラッラ(パーカッション/tr.3)、
マテウシュ・ライコフスキ(クラリネット/tr.4)、
合唱団(tr.5)、
器楽アンサンブル(tr.2)、UMFCSO(tr.1, 5)、
ヤン・ミウォシュ・ザジツキ(指揮/tr.1)、
マレク・ヴロニシェフスキ(指揮/tr.2)、
マテウシュ・グヴィズダウワ(指揮/tr.3-5)

録音:2017年4月&2018年4月、フレデリック・ショパン音楽大学コンサート・ホール(ポーランド、ワルシャワ)
※全曲世界初録音
本アルバムでは、ワルシャワの若手作曲家たちによる管弦楽作品を紹介しています。彼らはショパン音楽大学の学生や卒業生であり、数々の作曲コンクールでの受賞によって、その芸術的な成熟度が証明されています。これらの作品は、同大学のコンサートホールで初披露されたコンサートの一部として録音されました。色彩、構造、音色に対する豊かな想像力と、多面的な音楽風景の構築によって結びついています。

Pentatone
PTC-5187075(1CD)
民謡集
(1)バルトーク:5つのハンガリー民謡 BB108 Sz.101(1929)
(2)ベリオ:フォーク・ソングズ(1964)
(3)ラヴェル:5つのギリシャ民謡(1904-1906)
(4)モンサルバーチェ:5つの黒人歌曲(1945)
マグダレーナ・コジェナー(Ms)
チェコPO、
サイモン・ラトル(指)

録音:(2)2020年6月、(1)(3)2022年11月、(4)2023年2月/ドヴォルザーク・ホール、ルドルフィヌム(プラハ)
世界最高の名歌手マグダレーナ・コジェナー、PENTATONEレーベル第4弾は「民謡集」。バルトーク、ベリオ、ラヴェル、モンサルバーチェが民謡にインスパイ アされ作曲した歌曲集です。共演はサイモン・ラトル(指)チェコPOとの豪華共演!ラトルとコジェナーは2022/23年シーズンの同団の アーティスト・イン・レジデンスを務めています。
当録音でもコジェナーの歌唱力は圧倒的。スタイルの全く違う4人の作曲家がそれぞれ選択した民謡をコジェナーは独自のスタイルで表現しており、ラトル率い るチェコ・フィルの好サポートを得て民謡の世界へと誘います。
スペイン出身の作曲家ハビエル・モンサルバーチェ(1912-2002)はカタルーニャ民謡を基調した作品で知られ、器楽曲、映画音楽、バレエ音楽など幅広いジャ ンルで作品を残しました。5つの黒人歌曲は1945年に作曲したモンサルバーチェの代表作。スペイン語の詩にのせた民族色の強い作品です。
「私の子供時代は民謡とともに育ちました。夏休みの夜にはテレビを観る代わりに姉や祖父母と一緒に台所で民謡を歌い、その民謡から新しいメロディを学び、 即興で2重唱、3重唱を歌って楽みました。私が育ったモラヴィア地方は、どの村にも独自の曲と民謡があり、今もなお祝宴、冠婚葬祭などで歌われます。バルトー ク、ベリオ、ラヴェル、モンサルバーチェ各作曲家が民謡を用いた作品に対するアプローチがユニークであるにも関わらず、私はそれぞれの曲に特別なつながりを感 じています。民謡は日常生活について語り、先人から学ぶ道徳のようです。民謡はどんな感情もリアルに感じられる、私たちの文化遺産なのです」(マグダレーナ・ コジェナー)
コジェナーがPENTATONEレーベルからリリースしているタイトルはどれも高い評価を得ており、バロック・レパートリーを歌った「ため息の庭」(KKC-6107 / PTC-5186725)、ラトルがピアノ伴奏で共演した「ソワレ」(PTC-5186671)、ブロンフマンと共演した「郷愁」(PTC-5186777)をリリースしております。 (Ki)

Linn
CKD-721(1CD)

NYCX-10428(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
モーツァルト:ミサ曲 ハ短調 K. 427(クレメンス・ケンメ補筆版)
C.P.E.バッハ:聖なるかな、万軍の主なる神 H.778
ルーシー・クロウ、アンナ・デニス(S)
ジェス・ダンディ(A)
ニコラス・マルロイ(T)
ロバート・デイヴィス(Bs)
ダニーデン・コンソート(声楽&古楽器アンサンブル)
スティーヴン・ファー(Org)
ジョン・バット(指)

録音:2022年9月20-23日 パース・コンサート・ホール、UK
18世紀当時のモデルの楽器と演奏様式を徹底追求、バッハやヘンデルの大作声楽曲などでユニークな演奏解釈を送り出してきたダニーデ ン・コンソートが、古典派の未完大作を録音、同じく二重合唱を活かしたC.P.E.バッハ晩年の充実作と共に一つのアルバムにまとめました。 モーツァルトが結婚式を挙げるためザルツブルクに一時帰郷した1783年に作曲したものの未完に終わったハ短調ミサ曲K. 427は、20世紀 以降ランドン(1956)、バイヤー(1989)、モンダー(1990)、レヴィン(2005)など数々の音楽学者により校訂・補筆がなされましたが、ここ ではブライトコップフ&ヘルテル社から2018年に刊行されたオランダの音楽学者クレメンス・ケンメによる補筆が採用されています。ケンメの補 筆校訂は2012年に録音されたペーター・ダイクストラ指揮の録音でも話題になりましたが、先行録音はあるものの、コンパクトな編成で楽 譜の特徴をよく伝えるダニーデン・コンソートの解釈は、2023年8月6日のBBCプロムスでも演奏、放送もされ大きな反響を呼びました。同 日のプログラム前半でも演奏されたC.P.E.バッハ晩年の合唱曲「聖なるかな」は、ミサのサンクトゥスの章をラテン語ではなくドイツ語で、出典 である新約聖書の羊飼いへのお告げの場面を生々しく描写するよう仕上げた音楽。こちらも短いながら金管・打楽器が二重合唱を効果的 に盛り上げ、声楽・器楽パートの精妙な解釈と相俟ってC.P.E.バッハ特有の書法が大いに迫力を発揮します。両作曲家の異同にも気づか される刺激的な新録音です。

Hortus
HORTUS-577(1CD)
ナグムジーク
(1)ヘンドリク・ピエナール・ホフメイル(1957-):2つの記念日の歌 Op.139
(2)アー
ノルド・ヴァン・ウィック
:ナグムジーク
(3)ウィック:愛と放棄
(4)ホフメイル:風の中の言葉 Op.216
(5)ホフメイル:ファンタジア・ソプラ・センツェーニ・ナ Op.180
(1)(3)(4)ミネット・デュ・トワ=ピアース(Ms)
マリカ・ホフメイル(P)

録音:2022年12月&2023年1月/グラース(フランス)
当アルバムはアーノルド・ヴァン・ウィックとヘンドリク・ピエナール・ホフメイル、2人の南アフリカ出身の作曲家の歌曲とピアノ曲を収録。歌曲に共通するのは 南アフリカの著名な詩人の詩に曲をつけており、その詩は南アフリカ共和国の数百万人の国民が今も話すアフリカーンス語で書かれています。

Coviello
COV-923(1CD)
バッハ:ユダのアリアとレチタティーヴォ
カンタータ第131番『深き淵より われ汝に呼ばわる、主よ』 BWV131より アリア Meine Seele wartet auf den Herrn
カンタータ第78番『イエスよ、汝わが魂を』 BWV78より レチタティーヴォ Ach! ich bin ein Kind der Sunden
カンタータ第179番『心せよ、汝の敬神の偽りならざるかを』 BWV179より アリア Falscher Heuchler Ebenbild
カンタータ第55番『われ哀れなる人、われ罪の下僕』 BWV55より レチタティーヴォ Ich habe wider Gott gehandelt
カンタータ第76番『天は神の栄光を語り』 BWV76より アリア Hasse nur, hasse mich recht
カンタータ第55番『われ哀れなる人、われ罪の下僕』 BWV55より アリア Erbarme Dich! Lass die Tranen dich
カンタータ第3番『ああ神よ、いかに多き胸の悩み』 BWV3より レチタティーヴォEs mag mir Leib und Geist verschmachten
カンタータ第12番『泣き、歎き、憂い、怯え』 BWV12より アリア Sei getreu, alle Pein
マタイ受難曲 BWV244より レチタティーヴォ Trinket alle daraus
カンタータ第154番『いと尊きわがイエスは見失われぬ』 BWV154より レチタティーヴォ Dies ist die Stimme meines Freundes
カンタータ第157番『汝われを祝せずば』 BWV157より アリア Ich halte meinen Jesum feste
カンタータ第183番『彼らはあなた方を追放し』 BWV183より アリア Ich furchte nicht des Todes Schrecken
カンタータ第97番『わがなすすべての業に』 BWV97より アリア Ich traue seiner Gnaden
ベネディクト・クリスティアンソン(T)
セルゲイ・マーロフ(Vn)
アンサンブル・コンティヌム

録音:2022年6月19-22日/ベルリン、アンドレアス教会
テノール歌手のベネディクト・クリスティアンソンはユダについて、絶対悪の裏切り者という認識ではなく、キリスト教の核心であるイエスの犠牲に根本的に関わ る重要人物と考えています。この考えに基づき、バッハのカンタータと受難曲からユダにちなんだ内容のレチタティーヴォとアリアを集め、普段と異なる角度からユ ダを描こうと試みたアルバムです。バッハの音楽に籠められた強い表現が新たな象徴性をもって響き、ヴァイオリンのオブリガートも意味深く感じられてきます。
ベネディクト・クリスティアンソンはアイスランド生まれ。レイキャヴィーク音楽院、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で学び、クリスタ・ルートヴィヒ、ペー ター・シュライヤー、エリー・アメリング、ロベルト・ホルらのマスタークラスに参加しています。 (Ki)

DUX
DUX-1972(1CD)
ザレンプスキ:コンプリート・ワークス Vol.5 〜作品番号のない作品集
ユリウシュ・ザレンプスキ(1854-1885):大幻想曲 JZBO11/無題の小品 嬰ヘ短調 JZBO14/花開いたばかりの木々 JZBO2/アンダンテ・マ・ノン・トロッポ JZBO 1/無言歌 JZBO5/マルチェフスキによるオペラ「マリア」より「序曲」(4手のピアノのための) JZBO7/アデューJZBO4
ピオトル・サワイチク(P)、
ヨアンナ・フレシェル(S)、
グジェゴシュ・ビエガス(P)

録音:2022年12月10日-12日
19世紀のポーランドのピアニストであり作曲家であったユリウシュ・ザレンプスキは、ショパンやリストの楽曲の影響を受けつつ、ポーランドの民族音楽にインスピレーションを得ながら作曲していました。生前には出版されず、作品番号のない作品も多く、本アルバムにはその中から、ピアノ曲とソプラノとピアノのための歌曲が収められています。
DUX
DUX-1974(1CD)
ワールド・ヒッツ
Lubi? wraca? tam, gdzie by?em/好きにならずにいられない/オンリー・ユー/マイ・ウェイ/行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って(ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」より)/Pami?tam ciche, jasne, z?ote dnie/誰も寝てはならぬ(プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より)/シー(忘れじのおもかげ)/オー・ソレ・ミオ/ハレルヤ/スタンド・バイ・ミー/Pozwol mi/ザ・プレイヤー(祈り)/ユー・レイズ・ミー・アップ
ポーランド男声cho、
ピオトル・ヤンチャク(指,P)、
ミコワイ・ヴィエンケ(Sax)、
ピオトル・ストロミウォ(ギター、プログラミング)、他

録音:2022年
エルヴィス・プレスリー、フランク・シナトラなど、世界中でヒットしたポップスや、誰もが知るクラシックの名曲などを織り交ぜ、ポーランド合唱団とソリストたちが美しく歌い上げます。
DUX
DUX-1988(1CD)
フリーマン:歌曲選集 vol.1
ヴィトルト・フリーマン
(1889-1977):Zgarnij w me serce op.198-9/Krolowo ro? Op.206-5/Nasz wieczor Op.305-2/ ??ko wieczy?cie zielona Op.344-7/Kocham Op.283-7/Ballada Op.209-3/Nad wod? wielk? i czyst? Op.196-1/W lesie Op.327-1/Ko?ysanka z Nadarzyna Op.135-6/Gdyby? Ty by?a szklanym jeziorem Op.235-2/M?dro?? drzew Op.344-4/O u?miechu, przewodniku dobrym Op.210-5/Wzruszony smok Op.260-4/Wiatr zaniesie Ci Op.172-2/Noc majowa/Przy wigilijnym stole Op.261-3/Moja piosnka Op.123-3/Twoje s?owa Op.327-3
レナタ・ジョンソン=ヴォイトヴィチ(S)、
マチェイ・バルチャク(Br)、
マルチン・カスプシク(P)

録音:2022年
※全曲世界初録音
20世紀の作曲家ヴィトルト・フリーマンは、その長い生涯で約1300もの曲を作曲しましたが、その内の400以上が歌曲となっています。本アルバムには、ソプラノとピアノのための小曲や、バリトンとピアノのための小曲が収録されており、これらは現在ほとんど演奏されることのない貴重なもので、全曲世界初録音となっています。
DUX
DUX-1980(1CD)
私の泣き声
シュニトケ(1934-1998):Gospodi Iisusie
ジエナディ・ニキフォロヴィチ・ワパイェフ(b.1954):Pokajanija otwierzi mi dwiery
アレクサンドル・ニコルスキー(1878-1943):Na riekach Wawi?onskich op.7-2
マルチン・モルスキ(b.1999):Pomyszlaju die? strasznyj/アルテム・ヴェデル(1767-1808):Nie otwrati lica Twojeho, solo:Andrii Matsenko
イリナ・デニソヴァ(b.1957):Dusze moja
シュテファン・ストヤノヴィッチ・モクラーニャッツ(1914): Da isprawitsa molitwa moja
G.F.ルヴォフスキ(1830-1894):Nynie Si?y Niebiesnyja
ニコライ・ダニリン(1878-1945):O Tiebie radujetsa
ヴラディミル・ミロサウリェヴィチ(1951-2023):Pokajni?ka molitva, solo:Mi?osz Bogi?
アレクセイ・ルヴォフ(1798-1870):Wieczeri Twojeja, opr. W. Kowald?y
タネーエフ(1850-1918):Razbojnika b?agorazumnago
metr. I アルフィエフ(b.1966):Wo carstwii Twojem
ミウォシュ・ボジチ(b.1994):Nie rydaj mienie, Mati
パヴェウ・グリゴリエヴィチ・チェスノコフ(1877-1944):Priidite ub?a?ym Iosifa
グレチャニノフ:Jelicy wo Christa, Woskresni Bo?e op.52-12
伝承曲:Da mo?czyt wsiakaja p?ot’
チェスノコフ:Spasienije sodie?a? op.25-5
ヴァルスラヴィア

録音:2021年-2022年
2016年に結成された正教会音楽アンサンブル、ヴァルスラヴィアは、活動歴はまだ数年と浅いものの、国内外の正教会音楽のフェスティバルにて成功を収めています。
本アルバムには、19世紀から20世紀にかけて活躍したポーランド、ロシア、セルビア、ウクライナの作曲家たちの歌曲と、現代の歌曲が収録され、ア・カペラで厳かに奏でられています。

Rondeau
ROP-6246(1CD)
マルクス・フリッカー:ア・カペラ作品集
マルクス・フリッカー(b.1943):占星術師/もし私が生まれていなかったら/人生の豊かさ/Schlaft ein Lied in allen Dingen/音楽を選ぶ人は誰でも/Zwei Gesange:「Nachts uberm Wasser」/夜の静けさの中で/スターン博士/S’ Labe/「失恋」/Du liessest deine Gute regnen/Eine grosse Stadt/Unser Vater/開花した菩提樹/Quand je vais au jardin/私の村/夏の名残のばら/夕べの歌/3つのドイツ民謡
ライナー・ヘルド(指)、
ドイツ室内cho

録音:2023年1月6日-8日
ライナー・ヘルド率いるドイツ室内合唱団は、世界で初めてマルクス・フリッカーのみの作品を集めたアルバムを収録しました。マルクス・フリッカーは、スイス国内で非常に有名で知名度のある作曲家で、すでに多くの作品で多くの賞を受賞しています。このアルバムには宗教曲や世俗曲、混声合唱団や男声合唱団のオリジナル曲の他、「夏の名残のばら」や「許しておくれ、すてきな娘さん」、「深い谷間で」などの民謡のアレンジ作品も収録されています。

Signum Classics
SIGCD-773(1CD)
バッハ、マクミラン:モテット&宗教音楽集
バッハ:来たれ、イエスよ、来たれ BWV229
ジェームズ・マクミラン
(b.1959):テネブレ・レスポンソリウム〜第1番:あまねく暗くなりて
バッハ:イエス, わが喜び
マクミラン:ミゼレーレ、
 テネブレ・レスポンソリウム〜第2番:われは不敬なる者らの手に渡され、
 テネブレ・レスポンソリウム〜第3番:不敬の者はイエズスを、この間の夜私は永遠を見た*
バッハ:新しい歌を主に向かって歌え BWV225
*世界初録音
テネブレ、
ナイジェル・ショート(指)

録音(ライヴ):2023年5月27日、スネイプ・モルティングス(サフォーク、イギリス)
キングズ・シンガーズの元メンバーであるナイジェル・ショートによって2001年に設立され、世界最高峰のヴォーカル・アンサンブルの一つとして広く活動する“テネブレ”。2016年に「ブラームス&ブルックナー(SIGCD-430)」が2度目のBBCミュージック・マガジン賞を受賞し、2018年には「天体の音楽(SIGCD-904)」がグラミー賞にノミネートされるなど度々大きな注目を浴びてきた彼らが、バッハのモテットと現代のスコットランドを代表する作曲家、ジェームズ・マクミランの宗教音楽を歌ったライヴ・レコーディングをリリース!
ナイジェル・ショートが「400年後のジェームズ(・マクミラン)は、今日のバッハと同じように尊敬されていることでしょう。」と語るように、マクミランの作品は宗教的な信仰に対する徹底的な献身と信念が表れた精緻さが際立ち、合唱レパートリーの柱であるバッハのモテットとの組み合わせが絶妙な陰影を生み出しています。マクミランがロンドン・バッハ協会の創立75周年を記念して2021年にテネブレのために作曲した新作「この間の夜私は永遠を見た」はこれが初の録音となります。
Signum Classics
SIGCD-754(1CD)
ノエル
トビー・ヤング
(1990-):O Adonai、The Astronomer’s Carol
伝承曲:On Christmas Night
ボブ・チルコット(1955-):羊飼いのキャロル
ジョナサン・ダヴ(1959-):The Star-Song
伝承曲
:Away in a Manger
ハロルド・ダーク(1888-1976):In the Bleak Midwinter
エリザベス・ポストン(1905-1987):Jesus Christ the Apple Tree
伝承曲:ああベツレヘムよ
ジャン・ムートン:Nesciens Mater
ジョン・ラター(1945-):天使のキャロル、What Sweeter Music
ビクトリア:おお大いなる神秘
ジョナサン・ロバーツ(1983ー):Hope Finds a Way
グルーバー(1787-1863):きよしこの夜
アルモニコ・コンソート、
クリストファー・モンクス(指)

録音:2022年7月(イギリス、ロンドン)
ストリッジョのミサ曲(SIGCD-560S)で話題となったアルモニコ・コンソートとクリストファー・モンクスによるクリスマス・アルバム!アルモニコ・コンソートは小編成から大編成、合唱のみ、オーケストラ付きなど、多種多様な編成とプログラムにハイレベルなパフォーマンスで対応する2001年創設の合唱団です。本作は、現代作品からはトビー・ヤングの世界初録音曲やジョナサン・ダヴによる「Star Song」をフィーチャーし、伝統的なキャロルからは「Silent Night」から「Away in a Manger」まで、絶妙に崇高なバージョンを収録しています。クリスマスの雰囲気を愛する人々にとって完璧な1枚といえるでしょう。
Signum Classics
SIGCD-743(1CD)
ブルー
オリヴァー・デイヴィス:Sea Dances(4手ピアノと弦楽のための)/Coral Suite(2台ピアノとオーケストラのための)/The Water Garden(4手ピアノ、ハープ、チェレスタと弦楽のための)/Water Variations(4手ピアノ、弦楽と声楽のための)/Tango(4手ピアノのための)/Dream Songs(2人のソプラノ、トレブル、4手ピアノ、弦楽と合唱のための)/Shoals(4手ピアノとチェレスタ、弦楽のための)/Blue(4手ピアノのための)
ベス&フロー(P・デュオ)、
グレイス・デイヴィッドソン(S)、
ジュリア・ドイル(S)、
オリヴァー・デイヴィス(テノール、チェレスタ、ハープ)、
ジョシュア・デイヴィッドソン(トレブル)、
ロイヤルPO、ポール・ベイトマン(指)

録音:2021年&2022年(イギリス)
オリヴァー・デイヴィス(1972-)は英国王立音楽アカデミーで研鑽を積み、コンサート音楽からバレエ、サウンドトラック、テレビ・スコアなど様々な音楽でロンドンの主要オーケストラと共演してきたイギリスの若手作曲家。Signumからリリースされている過去作〔「フライト」(SIGCD-411)、「シーズンズ」(SIGCD-437)、「ダンス」(SIGCD-469)、「リバティ」(SIGCD-522)、「アルカディア」(SIGCD-590)、「ソレス」(SIGCD-668)、「エア」(SIGCD-709)〕は全英クラシカル・チャートとiTunesクラシック・チャートの両方で何度もTOP10入りを果たし(「リバティ」はiTunesクラシック・チャート第1位)、アップル・ミュージックでは多数の5つ星レビューと100万回以上のストリーミング実績を誇ります。今作は初のピアノに特化したアルバムで、テーマは「水」。オランダのピアノ・デュオ、ベス&フローがピアノ連弾と2台ピアノでチェレスタやハープ、フルオーケストラと共演します。

Acte Prealable
AP-0563(1CD)
エウゲニウシュ・グルベルスキ:合唱作品集 Vol.1
エウゲニウシュ・グルベルスキ
(1870-1923):1-2. コシチュシュコの葬送カンタータ
3. マズルカ Op.10
4. サロンのマズルカ
5-8. 聖体祭のレスポンソリウム
9. 夜想曲/10. 私の息子たちのカンタータ
ロベルト・カチョロフスキ(バリトン、1,10)、
マチェイ・ナチク(バリトン、1,2)、
ダリウシュ・ミコレク(P、1-4,9-10)、
モニカ・バホフスカ((指)1-2,5-8,10)、
インシエメcho(1-2,5-8,10)

録音:2023年4月
エウゲニウシュ・グルベルスキ(1870-1923)はポーランドのプウォツクに生まれました。「大聖堂のオルガニストの息子」として生まれたグルベルスキは、ドイツのレーゲンスブルク音楽を学び、その後1898年からプウォツクの大聖堂聖歌隊の指揮者となり、定期刊行物「教会の歌声」の編集者であったことが分かっています。
Acte Prealable
AP-0564(1CD)
ベッリーニ:歌曲集
蝶々/その時はいつやって来るのだろう/幼い日の夢/捨てられたわが身/苦悩にふるえ/帰れ, 愛しいフィッリデよ/追憶/フィッリデの悲しげな姿よ/優雅な月よ/マリンコニーア/お行き, 幸運なバラよ/美しいニーチェよ/もし私ができないなら/私の偶像よ/喜ばせてあげて
ヨアンナ・ティルコフスカ=ドロジュジ(S)、
オルハ・ビラ(P)

録音:2022年1月(ポーランド)
ロッシーニやドニゼッティとともに「ベルカント・オペラ」と称される19世紀前半のイタリア・オペラを代表する作曲家、ヴィンチェンツォ・ベッリーニの歌曲集がポーランドの「Acte Prealable」から登場。
ソリストは、シュチェチン芸術アカデミーで教鞭を執るヨアンナ・ティルコフスカ=ドロジュジ。2005年からはシュチェチン城でのオペラのソリストとして多くの舞台に登場し、モーツァルト、プッチーニ、シマノフスキ、チャイコフスキー、R.シュトラウス、ビゼーなどのオペラ作品や、J.シュトラウス、レハール、オッフェンバックなどのオペレッタ作品を演じてきました。2015年には、国内外での優れた芸術的功績に対して贈られる「シュチェチニアン・オブ・ザ・イヤー」にノミネートされ、特別賞を受賞しています。
Acte Prealable
AP-0562(1CD)
ヴェルトハイム:ピアノ&歌曲作品集
ユリウシュ・ヴェルトハイム
(1880-1928):バラード Op.11/バッソ・オスティナートの変奏による前奏曲とフーガ Op.12/2つのピアノ小品 Op.14/3つの歌
エルジュビェタ・ティシェツカ(P)、
ベアタ・ザヴァツカ=クウォス(S)

録音:2019年5月&2023年5月(ポーランド)
19世紀後半〜20世紀前半のポーランドにおけるコンポーザー=ピアニスト、指揮者、教育者、音楽評論家として活躍したユリウシュ・ヴェルトハイム。
ヴェルトハイムは新ロマン主義を掲げた作曲者としての一面はもちろんのこと、若き日のアルトゥール・ルービンシュタインに多大な影響を与えた人物としても知られ、その短い生涯の中で、交響曲、ピアノ独奏曲、ヴァイオリン・ソナタ、の歌曲など、数多くの作品を残しましたが手稿譜の大部分は第二次世界大戦中にワルシャワで焼却されています。本アルバムでは、多彩な音楽活動を行ったヴェルトハイムによるピアノ作品と歌曲作品を取り上げています。

Tactus
TC-890390(2CD)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:歌曲&ピアノ作品集
【CD-1/歌曲集】 L'infinito op.22/Il libro di Dolcina/La serafiesolana/Piccino piccio (ninna nanna) op.26/2preghiere per i bimbi d'Italia op.29/La barba bianca op.28/La canzone della vita/Briciole op.8/Ore sole op.52/Stelle cadenti.12 liriche brevi op.6/Quattro sonetti da La vita nova op.41/Ninna nanna per l'album di una bimba op.4/I naviganti op.13[pianoforte solo]
【CD-2/ピアノ作品集】 La sirenetta e il pesce turchino op.18/2. Vitalba e Biancospino op.21/Cipressi op.17/Questo fu il carro della morte op.2/Il raggio verde op.9/Alghe op.12/Epigrafe op.25/Le stagioni op.33/Tre poemi campestri op.44
ヴァレンティーナ・ヴァニーニ(Ms)、
ジュゼッピーナ・コーニ(P)

録音:2021年7月-8月
1895年にフィレンツェで生まれたマリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコは、イタリアの作曲家、ピツェッティに師事し、生涯で200曲以上を作曲しました。ギターのための楽曲が有名ですが、ピアノ曲や管弦楽曲など、幅広い楽曲を遺しています。
イタリア系ユダヤ人だったカステルヌオーヴォ=テデスコは、ファシズムから逃れるため、1939年にアメリカへ渡り、ハリウッドにて映画音楽の世界で活躍しますが、本アルバムにはイタリアで盛んに活動できた1920年代までの作品が収録されています。

RUBICON
RCD-1117(1CD)
ホームランズ
1. マーラー:私はこの世に忘れられ
2. デュパルク:旅へのいざない
3. シューマン:ジプシーの歌T
4. シューマン:ジプシーの歌U
5. ヴォルフ:つばめの帰郷
6. シューベルト:さすらい人の夜の歌
7. シューマン:異郷にて
8. シューマン:間奏曲
9. ラフマニノフ:歌わないでおくれ、美しい人よ
10. デュパルク:前世
11. シューマン:森の対話
12. シューマン:月夜
13. シューベルト:竪琴弾きの歌T
14. シューベルト:竪琴弾きの歌U
15. シューベルト:竪琴弾きの歌V
16. ドンス・シン:おお、山よ!
17. シューマン:牛飼いの別れ
18. デュパルク:ミニョンのロマンス
19. シューベルト:さすらい人
20. シューマン:美しき異郷
21. シューマン:悲哀
22. シューマン:春の夜
23. チャイコフスキー:ただあこがれを知る者だけが
24. フォーレ:揺りかご
イアン・ボストリッジ(テノール/tr.1,3,4, 13,14,15,17)、
ジェニファー・フランス(ソプラノ/tr.2, 5,10,18,24)、
ジェイムズ・アトキンソン(バリトン/tr.7, 8,11,12,20,21,22)、
ウォンシク・オー(バス/tr.6, 9,16,19,23)、
アーロン・ゴールディン(P)
英国王立音楽アカデミー(RAM)でマルコム・マルティノー、ジェームズ・ベイリュー、マイケル・ドゥセクらの指導の下、ピアノ伴奏の上級ディプロマ取得に向けて研鑽しているイギリスのピアニスト、アーロン・ゴールディン。この歌曲レパートリーを専門とする若き天才がキュレーションした素晴しいプログラム「HOMELANDS」のアルバムが、次代を担う才能あふれる若きアーティストたちのための"クリエイティヴ・ホーム" 「Rubicon」から登場。アーロン・ゴールディンが監修した「HOMELANDS」は、2022年6月の「世界難民の日」にRAMで行われた公演後、20万ポンド以上の寄付が集まり、500人のアフガニスタンの女子生徒をタリバンから逃してカナダへ留学させている慈善団体「The 30Birds Foundation」の活動に使われました。このニュースは米ニューヨーク・タイムズ紙、英タイムズ紙、CNNなどでも報道され、このアルバムの実現に繋がっています。
「HOMELANDS」は亡命と故郷への憧れをテーマにした珠玉のアート・ソング集で、シューマンの「リーダークライス」からのセレクションを柱に、マーラー、デュパルク、チャイコフスキー、フォーレ、シューベルト、ヴォルフ、ラフマニノフらの郷愁と哀愁に満ちた歌曲を厳選。「世界難民の日」での公演でも歌った世界的テノール、イアン・ボストリッジを筆頭に、2018年「Critics’ Circle」の新進タレント賞を受賞したジェニファー・フランス、2022年ロイヤル・オーバーシーズ・リーグのシンガー賞を受賞し、2023-2025年BBCラジオ3新世代アーティストに選ばれているジェイムズ・アトキンソン、アーロン・ゴールディンのデュオ・パートナーであり、ともに2022-2024年オックスフォード・リーダー(オックスフォード国際歌曲音楽祭)のヤング・アーティストに選出されたウォンシク・オーといった、才能豊かな若手アーティストたちが歌います。

Nimbus
NI-8112(1CDR)
マックス・コヴァルスキ:歌曲集
マックス・コヴァルスキ(1882-1956):6つの歌 Op.1/6つの賛美歌 Op.3より 第1曲〜第3曲/マルティン・グライフの詩による3つの歌 Op.8/ロココ時代の6つの恋の歌 Op.11/ヘルマン・ヘッセの詩による5つの歌 Op.14/クラブントの詩による6つの歌 Op.15/イングリッシュ・ソングス 第1番、第2番、第3番/芸者の歌
サイモン・ウォルフィッシュ(Br)、
カミーユ・ブッチャー(S)、
エドワード・ラシュトン(P)

録音:2019年8月7日-9日
マックス・コヴァルスキ(1882-1956)は1939年まではドイツで、その後はイギリスで活躍した声楽家兼作曲家です。250以上もの歌曲を遺した彼の作風は、19世紀後半の美学が活かされ、その様式が反映されています。ほぼドイツ語の詩に曲を付けた作品を遺した知られざる作曲家コヴァルスキの楽曲をお楽しみください。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

B RECORDS
LBM-053(1CD)
NX-B10
パリへの旅 〜アカデミー・オルセー=ロワイヨモンの歌手たち
1-5. プーランク:平凡な話 FP107
6. リスト:安らぎをください S317
7. リスト:すべての頂には憩いがある S306
8. リスト:祈り S265
9. フォーレ:L’absent 不在 Op.5-3
10. デュパルク:L波と鐘の音(1871)
11. プーランク:セレナーデ(『陽気な歌』FP 42より)
12. レーヴェ:Erlkonig 魔王 Op.1-3
13. シューベルト:竪琴引きの歌 I D478
14. シューベルト:こびと D771
15. シューベルト:墓掘人の郷愁 D842
16-18. ドビュッシー: ビリティスの三つの歌
19-20. ドビュッシー:抒情的散文
21-22. コルンゴルト:『四つの別れの歌』Op.14より
 21.月よ、おまえはそうやってまた昇り
 22. 穏やかな別れ
ブレンダ・プパール(Ms)
アンヌ=ルイーズ・ブリオン(P)…1-8
アドリアン・フルネゾン(Bs-Br)
ナターリャ・イェリセイェヴァ(P)…9-13
シリエル・ンジキニャ(S)
カオリ・オノ(P)…14-18
テッド・ブラック(T)
ディラン・ぺレス(P)…19-22

録音:2023年5月8日 ロワイヨモン修道院
フランス革命で中世以来の修道院としての役目を終え、19世紀に復活するも20世紀初頭以降は廃院、近年は古楽や現代音楽のワーク ショップや演奏会、録音などでも使われているロワイヨモン修道院。この歴史的建築を拠点とするロワイヨモン財団がオルセー美術館と共同 で進めている新世代歌曲演奏家育成プロジェクトのアカデミー・オルセー=ロワイヨモンで学んだ歌手・ピアニストたちが集い、歌曲芸術の ルーツともいうべきドイツ語歌曲の世界とフランス近代歌曲の傑作を聴かせます。「パリへの旅」の題にふさわしく、演奏家たちはそれぞれに多 様なバックグラウンドを持ち、歌われる内容と相俟って今もなおパリが重要な文化交流の拠点であることを改めて実感できる内容。既にフラン ス各地の歌劇界での活躍が注目されているブレンダ・プパールやMIRAREでソロ録音をリリースしているシリエル・ンジキニャ&カオリ・オノな ど、今後が期待される演奏家たちが既に現時点で比類ない歌曲解釈者であることを強く実感させてやみません。両言語とも詩句の濃やか な表現をじっくり聴き確かめられる録音エンジニアリングにも好感が持てます。

FUGA LIBERA
FUG-800(1CD)
19-20世紀ロシアの合唱作品
1. グリンカ/ミリー・バラキエフ 編曲:ヴェネツィアの夜
2. ダルゴムイシスキー(1813-1869): 嵐が空を覆う 〜『ペテルブルク・セレナーデ』
3. リムスキー=コルサコフ: タタールの捕囚
4. アレクサンドル・ヴァルラモフ(1801-1848)/アンドレイ・ペトレンコ 編曲:私はなぜ生き、悲しむのか
5. ルビンシテイン/ゲオルギ・ドミトレフスキー 編曲/A.ペトレンコ改訂:山の頂
6. ボロディン/A. ペトレンコ 無伴奏合奏の為の自由な編曲: V Monastyre 修道院にて
7. バラキエフ/パーヴェル・ツィガノフ 編曲:明るい月は空に輝く
8. キュイ:夜想曲
9. ヴィッサリオン・シェバリーン(1902-1963): 冬の道
10. アナトーリ・ノヴィコフ(1896-1984)/A.ペトレンコ 編曲:愉快な宴
11. エラスト・アバーザ(1819-1855)/A.ペトレンコ 編曲:霧の朝
12. チャイコフスキー:黄金の雲は眠りにつき
13. カリンニコフ(1870-1927): エレジー
14. ムソルグスキー/A. ペトレンコ 無伴奏合奏の為の自由な編曲: 祈り
15. アレンスキー:セレナーデ
16. ロシア民謡/A.ペトレンコ 編曲:ヴァニュシカは道を切り開いた
17. ロシア民謡/オレグ・コロフスキー編曲: トロイカが颯爽とやってくる
18. チャイコフスキー/A.ペトレンコ 編曲: 祈り
19. ロシア民謡:小さなベル
エカテリンブルク・フィルハーモニーcho
アンドレイ・ペトレンコ(指)

録音:2021年9月 スヴェルドロフスク・フィルハーモニック大ホール、エカテリンブルク、ロシア
チャイコフスキー、リムスキー=コルサコフ、カリンニコフなどを中心とした18-19世紀ロシアのア・カペラの為の作品と編曲を、2018年のラ・ フォル・ジュルネで来日し、高い評価を得たアンドレイ・ペトレンコ率いるエカテリンブルク・フィルハーモニー合唱団の歌唱で堪能する一枚。

BSOrec
BSOREC-0003(2CD)
NX-E01
メンデルスゾーン:エリヤ エリヤ…ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
マーガレット・プライス(S)
マリアンネ・ジーベル(S)
ブリギッテ・ファスベンダー(C.A)
コルネリア・ヴルコプフ(C.A)
ペーター・シュライヤー(T)
ハイナー・ホプフナー(T)
クルト・モル(Bs)
ヴァルデマール・ヴィルト(Bs)
テルツ少年合唱団のソリストたち
デュッセルドルフ市楽友協会cho
バイエルン国立O
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)

録音:1984年7月4日 ミュンヘン、ナツィオナルテアター(ライヴ)
バイエルン国立Oの創設500周年を記念して、バイエルン国立歌劇場の豊富なアーカイヴからのCD化プロジェクトが始動。第1弾に選ばれ たのは1984年7月4日に行われた『エリヤ』の歴史的ライヴ。ミュンヘン・歌劇フェスティバルの開幕公演で、指揮を執ったのはミュンヘン生まれで当時 の劇場総監督サヴァリッシュ。タイトルロールのフィッシャー=ディースカウ以下、ドリーム・キャストを見事に統率した壮麗な演奏が展開しています。 サヴァリッシュは1986年のN響の第1000回定期公演、2001年のN響75周年記念公演といった特別な機会にも『エリヤ』を取り上げており、この作 品を「勝負曲」の一つとしていたことがわかります。録音でも1968年のゲヴァントハウス管とのものが長らく名盤とされてきましたが、彼の生誕100年& 没後10年の節目に登場する本拠地ミュンヘンでのライヴ盤は大いに注目されるでしょう。

J.S.Bach-Stiftung
C-203CD(1CD)
NX-E03
バッハ:カンタータ第44集
カンタータ 第14番「神もしわれらと共になかりせば BWV14
カンタータ 第144番「汝のものをとりて去りゆけ 」BWV144*
カンタータ 第72番「すべてただ神の御心のままに 」BWV72#
ジョアン・ラン(S)
ゼーレン・リヒター(T)
ドミニク・ヴェルナー(Bs)
ヌリア・リアル(S)*
マルクス・フォルスター(A)*
ラファエル・ヘーン(T)*
エリザベート・ブロイアー(S)#
クラウデ・アイヒェンベルガー(A)#
トビアス・ヴィッキー(Bs)#
バッハ財団O&cho
ルドルフ・ルッツ(指)

録音(ライヴ):2022年2月18日、2013年1月25日*、2020年2月14日#
ルドルフ・ルッツとバッハ財団Oによるカンタータ集。第144番にはヌリア・リアルが参加しています。 第14番「神もしわれらと共になかりせば」は1735年の顕現後第4日曜日用のカンタータ。未完となった1724/25年のコラール・カンタータ年巻を補うものと して作曲されました。基になったのは詩篇第124篇に基づくルターのコラールで、苦境に立った時や脅威にさらされた時に助けてくれる神を称える内容です。 第144番「汝のものをとりて去りゆけ」は1724年2月6日、七旬節主日に初演された作品。作詞者は不明ですが「現状に不満を抱くことなく、全ては神が 与える自身の取り分のみに感謝するように」という内容が歌われます。曲は4声のモテットで始まり、最後は簡素なコラールで締めくくられます。 第72番「すべてただ神の御心のままに」は1726年1月27日の顕現後第3日曜日用の作品。ザロモン・フランクによる詩は、マタイ伝からの「重い皮膚病を 患った人を癒したイエスの奇跡」のエピソードが元になっており、冒頭は力強い合唱で人間の迷いのない確固たる信念が歌われます。レチタティーヴォに続 き、弦楽器が活躍するアルトのソロでは「Herr, so du willt 主により」の言葉が何度も繰り返すことで厚い信仰心が表明されています。そしてバスのレチタ ティーヴォに続き、軽やかなソプラノのアリアが続きます。最後は神への感謝が歌われた輝かしいコラールで曲を閉じます。

Capriccio
C-5482(1CD)
NX-B07
ヘンツェ(1926-2012):オラトリオ『メデューサの筏』(1967) ラ・モルト(死)…ザラ・ヴェゲナー(S)
ジャン=シャルル…ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
シャロン…スヴェン=エリク・べヒトルフ(語り)
シェーンベルクcho
ウィーン少年cho
ウィーンRSO
コルネリウス・マイスター(指)

録音:2017年11月1-2日(ライヴ)
19世紀前半に活躍した画家テオドール・ジェリコーの代表作の一つ「メドゥーサ(メデューズ号)の筏」。 1816年に実際に起きた凄惨な海難事故をテーマにした巨大なこの絵画は、フランス絵画におけるロマン主 義の台頭を示すものとして数多くの芸術家たちの想像力を刺激しました。ヘンツェもこの絵に触発された一 人で、1967年にエルンスト・シュナーベルの台本を用い、2人のソリストと語り手、大合唱団とオーケストラの ための大規模なオラトリオを書き上げました。しかし翌年、ハンブルクで初演を試みた際は、過激な演出に反 対した人々が乱闘騒ぎを起こしたために上演が中止されてしまい、結局1971年まで初演が行われることの なかった問題作です。このアルバムには作曲から50年目に行われた演奏会形式上演のライヴを収録。2人 のソリストにヴェゲナーとヘンシェルという実力派を迎え、語り手にはウィーン国立歌劇場の「指環」やザルツブ ルク音楽祭のダ・ポンテ3部作を演出したベヒトルフ、更にシェーンベルク合唱団とウィーン少年合 唱団という万全の布陣で臨み、マイスターの指揮の下、ドラマティックな演奏を繰り広げています。

Da Vinci Classics
C-00763(1CD)
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 リヒャルト・レッシュ(T)、
ディエゴ・カエターノ(P)

録音:2021年11月、アウグスブルク(ドイツ)
バーゼル・スコラ・カントルムで古楽とアンサンブルを学んだドイツ・レーゲンスブルク生まれのテノール、リヒャルト・レッシュが歌う「冬の歌」(全24曲)。晩年のシューベルトがたどり着いた境地、人間の心の奥深さ、人間関係の傷、愛とは何か、死とは何かについて、深く感動的に探求する1枚です。

Tactus
TC-931903(1CD)
シモーニ:ミサ・ソレムニス
ルチアーノ・シモーニ
(1932-2010):ミサ・ソレムニス(独唱、合唱と管弦楽のための)
エディス・ボルソス(S)、
ミハイ・ラザール(T)
トゥルグ・ムレシュPO&cho
ロメオ・ルンブ(指)

録音:2007年6月
1987年に作曲されたシモーニの大作である「ミサ・ソレムニス」は、当時ローマ教皇だったヨハネ・パウロ2世に捧げられました。ボローニャで初演されたあと、ポーランド西部のヴロツワフでも演奏され、大成功を収めた作品で、シモーニの代表作の1つとなっています。

CORO
COR-16202(1CD)
日本向け完全限定生産
回想〜ア・シックスティーン・コレクション
1. ラフマニノフ(ボブ・チルコット編):アダージョ・ソステヌート(P協奏曲第2番より)*
2. パレストリーナ:マリアは天に昇らされた
3. ペルト:ヌンク・ディミッティス
4. アレグリ:ミゼレーレ(進化版)
5-6. ラッブラ:3つの賛美歌*〔イエスへの祈り、あの聖母の子、慈悲の女王〕
8. スタンフォード:青い鳥
9. ウィテカー:サント・シャペル(聖なる礼拝堂)
10. バード:目をさましていなさい
11. バード/タリス:われらをあわれみたまえ
12. タリス:おお, 光から生まれた光
13. マクミラン:ミゼレーレ
ザ・シックスティーン、
ハリー・クリストファーズ(指)

*=初CD化音源
1979年にハリー・クリストファーズが設立し、それ以来世界最高クラスの合唱団として活動し続けている英国合唱界の至宝、ザ・シックスティーン。東京エムプラスの創立30周年を記念して特別に製作されたスペシャル・コレクション・アルバムが登場!
近年(およそ2011年〜2022年頃)にザ・シックスティーンが録音してきた16世紀から現代に至るまでの素晴らしい音楽を厳選。発売当時から大きな話題を呼んだアレグリの「ミゼレーレ」の独自の版やハリー・クリストファーズに献呈されたマクミランの「ミゼレーレ」、人気パレストリーナ・シリーズ第1巻からの「マリアは天に昇らされた」、レコード芸術特選盤やBBCミュージック・マガジン賞を受賞したバード・アルバム『目を凝らしてじっと見つめ』からの「目をさましていなさい」、ペルトやウィテカーの現代レパートリーなど注目の録音に加え、配信限定でリリースされていたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番からのアレンジ(ボブ・チルコット編)やラッブラ・アルバム(COR16144)には収録されていなかった「3つの讃美歌」など初CD化となる貴重な音源も収録。日本語曲目解説と歌詞対訳を掲載した、日本向け完全限定生産盤です。

DUX
DUX-1890(1CD)
グアスタビーノ:歌曲&ピアノ作品集
カルロス・グアスタビーノ(1912-2000):薔薇と柳/「白いカーネーション」(歌曲集「アルゼンチンの花々」より)/「パンパマパ」(歌曲集「12の民謡」より)/「エル・サンペドリーノ」(歌曲集「12の民謡」より)/兄弟のミロンガ/「私は去ろう…」(歌曲集「植民地時代の4つの歌」より)/「チャパナイのブドウ畑」(歌曲集「12の民謡」より)/「私の村」(歌曲集「9つのこどもの歌」より)/「3つのアルゼンチンのロマンス」(2台のピアノのための)/ピアノ・ソナタ嬰ハ短調
ヤツェク・シチボル(T)、
パヴェウ・ヴェングジン(P)、
ガユシュ・ケンスカ(P)

録音:2022年6月11日-12日、11月26日-27日
アルゼンチンを代表する20世紀の作曲家、グアスタビーノは、「パンパ(ブエノスアイレスを囲む草原地帯)のシューベルト」とも呼ばれ、声楽曲とピアノ曲を多く遺しました。本アルバムには、前半に歌曲、後半にピアノ作品が収録されています。

MDG
MDG-90822886(1SACD)
セシル・シャミナード:歌曲集〜恋の季節
1.愛の嘆き/2.四月は目覚める
3.はかなさ/4.セレナータ
5.不在/6.セヴィリアのセレナーデ
7.かわいい娘/8.願い
9.マドリガル/10.私の心が歌っている
11.夏/12.マドレーヌ
13.繊細な歌/14.兵士のフィアンセ
15.うねりの流れ/16.美しい歌手
17.子守唄/18.未来/19.昔は!
20.至高の願い/21.無限/22.肖像
カタリーナ・カンマーローアー(Ms)
ヨハン・ブランシャール(P)
イ・ジユン(Vn)

録音:2022年9月24-26日、10月22,24,25日、、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス
ドビュッシーと同時代に生き、数多くの作品を残し、波乱の人生を歩んだ女流作曲家セシル・シャミナード。アメリカでは「シャミナードクラブ」というファンクラ ブも存在したほど、生前の人気は高かったのですが、第一次世界大戦後、パリのサロンの香りと世紀末の軽快さを漂わせる彼女の音楽は次第に忘れ去られていき ます。ここでは実力派メゾソプラノ歌手のカタリーナ・カンマーローアーとシャミナードの作品に精通しているピアニストのヨハン・ブランシャールが、シャミナード の幅広い歌曲作品の中から選曲し収録。当時の聴衆を虜にしたシャミナードの音楽の魅力を再発見することができます。 (Ki)

C Major
76-5508(DVD)
オルフ:カルミナ・ブラーナ レグラ・ミューレマン(S) 、ミヒャエル・シャーデ(T)、マルクス・ウェルバ(Br)
ファビオ・ルイージ(指)、フェニーチェ歌劇場O&cho、ベネチア児童cho

収録:2022年7月9日、サン・マルコ広場、ヴェネツァ、イタリア(ライヴ)
画面:NTSC,16:9
音声:PCMステレオ、DTS5.1
リージョン:All DVD9
字幕:英独韓,日本語、68'00
1803年、現在のドイツ・バイエルン州にあるボイエルン修道院図書室から古い歌を集めた写本が発見されました。その中の歌は約300篇にものぼり、カール・ オルフはこの詩を用いて、「春」「酒」「愛」をテーマに3部から成る全25曲の大規模な声楽作品を作曲。それが今回リリースされる「カルミナ・ブラーナ」。 修道院を訪れた学生や修道僧たちによる自由で奔放なエネルギーに溢れた歌詞と、壮大なオーケストラ、合唱団による壮大にして強烈な一大スペクタクル作品 です。
ここに収録されているのは、2022年7月、ヴェネツィアのサン・マルコ広場で行われた野外公演の模様。2022年9月NHKSOの首席指揮者を務 めているイタリア、ジェノヴァ出身のファビオ・ルイージによる演奏。コロナ禍で特に上演が制限されていた合唱とオーケストラによる演奏が、イタリア人にとっ て重要なピアッツァ(=広場)で行われるということだけあって、市民は大盛り上がりとなっており、イタリアでは生中継も行われたそうです。
今ヨーロッパでモーツァルト歌手として引っ張りだこのソプラノ、レグラ・ミューレマン、リリック・テナーの名手ミヒャエル・シャーデ、オーストリア出身の世 界的バリトン、マルクス・ヴェルバといった実力派のソリストたち、そしてフェニーチェ歌劇場O&choに加え最後にはベネチア児童合唱団が登場し、こ の歴史的大舞台を成功に導いています。 (Ki)

H.M.F
HMX-2904070(17CD)
バッハ:カンタータ録音集成〜ハルモニア・ムンディ・イヤーズ〜/ヘレヴェッヘ
■CD1
「候妃よ、さらに一条の光を」(追悼式用カンタータ)BWV 198
「イエスよ、汝はわが魂を」BWV78
■CD2
「わが心に憂い多かりき」BWV21
「されど同じ安息日の夕べに」BWV42
■CD3
「われらが神は堅き砦」BWV80
「キリスト者よ、この日を銘記せよ」BWV63
■CD4
バスのためのカンタータ集
「われは満ちたれり」 BWV82
「われは喜びて十字架を負わん」 BWV56
「平安 汝にあれ」 BWV158
■CD5
「歓呼のうちに神は昇天したもう」BWV43
「かれらは汝らを追放せん」BWV44
昇天節オラトリオ BWV11
■CD6
復活節オラトリオ BWV249
「喜べ、汝ら、もろ人の心よ」BWV66
■CD7
「新たにうまれしみどり児」BWV122
「笑いは、われらの口に満ち」BWV110
「試練に耐えうる人は幸いなり」BWV57
■CD8
「喜びて舞い上がれ」BWV63
「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV61
「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV62
■CD9
「喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜」BWV170
「いざ、罪に抗すべし」BWV54
「心も魂も乱れはて」BWV35
■CD10
「いと尊き御神よ、いつわれは死なん」BWV8
「平安と歓喜もて われはいく」BWV125
「汝なにゆえにうなだるるや、わが心よ」BWV 138
■CD11
「神よ、われら汝に感謝す」BWV29
「イェルサレムよ、主をたたえよ」BWV119
「神よ、人は汝をひそかにたたう」BWV120
■CD12
「賛美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」BWV 91
「キリストをわれらさやけく頌め讃うべし」BWV 121
「われ汝にありて喜び」BWV133
■CD13
「ああ神よ、天よりみそなわし」BWV2
「おお永遠、そは雷の言葉」BWV20
「傲りかつ臆するは(人の心はみな偽るものにして)」BWV 176
■CD14
「泣き、嘆き、憂い、怯え」BWV12
「深き苦しみから、我汝に叫ばん」BWV38
「貧しき者は食らいて」BWV75
■CD15
「鳴り交わす絃の相和せる競いよ」BWV207
「鳴れ、太鼓よ!響け、トランペットよ!」BWV 214
■CD16
「たれぞ知らん、わが終わりの近づけるを」BWV 27
「われはわが幸に満ち足れり」BWV84
「キリストこそ わが生命」 BWV95
「ああ、いまわれ婚宴に行かんとして」BWV161
■CD17
「イエス十二弟子を召寄せて」BWV22
「汝まことの神にしてダビデの子よ」BWV23
「主イエス・キリスト、真の人にして神よ」BWV 127
「見よ、われらエルサレムにのぼる」BWV 159
フィリップ・ヘレヴ ェッヘ(指)
■CD1
イングリット・シュミットヒューゼン(S)、チャールズ・ブレット(A)、ハワード・クルック(T)、ペーター・コーイ(Bs)、シャペル・ロワイヤル
録音:1987年11月
■CD2
バーバラ・シュリック(S)、ジェラール・レーヌ(A)、ハワード・クルック(T)、ペーター・ハーヴェイ(Bs/ BWV21)、ペーター・コーイ(Bs/ BWV42)、シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1990年1月
■CD3
キャロリン・サンプソン(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、マーク・パドモア(T)、セバスティアン・ノアック (Bs/ BWV 63)、ペーター・コーイ(Bs/ BWV 80)、シャペル・ロワイヤル、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント(BWV 63)
録音:1990年(BWV80)、2002年(BWV63)
■CD4
ペーター・コーイ(Bs)、シャペル・ロワイヤル
録音:1991年
■CD5
バーバラ・シュリック(S)、カトリーヌ・パトリアス(A)、クリストフ・プレガルディエン(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1993年5月
■CD6
バーバラ・シュリック(S)、カイ・ヴェッセル(A)、ジェイムス・テイラー(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1994年
■CD7
ヴァシリカ・イェゾフシェク(S)、サラ・コノリー(A)、マルク・パドモア(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1995年
■CD8
シビッラ・ルーベンス(S)、サラ・コノリー(A)、クリストフ・プレガルディエン(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1996-97年
■CD9
アンドレアス・ショル(C-T)、マルセル・ポンセール(Ob)、マルクス・メルクル(Org)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1997年
■CD10
デボラ・ヨーク(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、マーク・パドモア(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1998年
■CD11
デボラ・ヨーク(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、マーク・パドモア(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:1999年1月
■CD12
ドロテー・ミールズ(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、マーク・パドモア(T)、ペーター・コーイ(Bs)
録音:2001年
■CD13
ヨハネッテ・ゾマー(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、ヤン・コボウ(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:2002年5月
■CD14
キャロリン・サンプソン(S)、ダニエル・テイラー(A)、マーク・パドモア(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:2003年
■CD15
キャロリン・サンプソン(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、マーク・パドモア(T)、
ペーター・コーイ(Bs)
コレギウム・ヴォカーレ
録音:2004年
■CD16
ドロテー・ミールズ(S)、マシュー・ホワイト(A)、ハンス・イェルク・マメル(T)、トーマス・バウアー(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:2006-07年
■CD17
ドロテー・ミールズ(S)、マシュー・ホワイト(A)、ヤン・コボウ(T)、ペーター・コーイ(Bs)、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
録音:2007年11月
ヘレヴェッヘがハルモアムンディ・レーベルで行ったバッハのカンタータ録音がボックスで登場します。48作、17枚組。豪華歌手陣による歌唱、そしてなに よりいつ聴いても典雅にしてやわらか、至極の美音の管弦楽となめらかな合唱。不朽のカンタータ名演録音の数々をじっくりと味わいたいボックスセットです。 (Ki)

KLARTHE
KLA-165(1CD)
「サラダ・リヨネーズ」
(1)クロード・テラス:「ユビュ王」より序曲
(2)テラス:咳をしている子供
(3)テラス:「ユビュ王」より解体への歌
(4)エヌモン・トリラ:7つの歌による救済
(5)テラス:不定形の詩
(6)トリラ:侯爵夫人とサンキュロット
(7)テラス:肉屋に捧げる3つの歌
(8)トリラ:4つのレシピ
(9)テラス:スコットランドの歌
(10)トリラ:別れ
(11)トリラ:言葉と物
(12)ジョルジュ=マルタン・ヴィトコフスキ:ロンサールによる3つの詩
(13)ヴィトコフスキ:カリヨン

※編曲:(1)(2)(3)(6)(9)-(13)ジュリアン・ウェバー、(4)(5)(7)(8)オーレリアン・コステ
アンサンブル・カイーノス
ソフィ・マルシャン(S)、ジャン=クリストフ・ダントラ=アンリ(T)、フランソワ・オレマエル(T)、セバスチャン・ドルギャド(Br)、カトリーヌ・ガロンヌ(ヴォーカル・リーダー)
ジュリアン・ウェバー(Ob、指)、オーレリアン・コステ(Fg)、アンナ・スタヴェロヴァ(Fl)、エリーズ・ヴェイレス(Hp)、ルイ・キレス(パーカッション)

録音:2022年9月30日〜10月2日ビエンヌ音楽・舞踊学校
19世紀後半から20世紀にかけてリヨンで活躍した3人の作曲家に焦点をあてたアルバム「サラダ・リヨネーズ(リヨン風サラダ)」。ジョルジュ=マルタン・ヴィ トコフスキ(1867-1943)、クロード・テラス(1868-1923)、エヌモン・トリラ(1890-1980)は音楽家や作曲家として、直接的または間接的にリヨンに 貢献しました。このアルバムでは、それぞれ驚くべき美学と独自の音楽言語を持った彼らの歌曲を室内アンサンブルの伴奏でお楽しみいただけます。 (Ki)

ALBANY
TROY-1923(1CD)
「リメンバー」〜喪失と慰めの音楽
ジョージ・チャドウィック:聖なる死への挨拶
ジョージ・ホワイティング:ミサ へ短調〜ベネディクトゥス
チャールズ・マーティン・ローフラー:戦死者のために
マリアン・バウアー:死はその優しい翼を枯らす
エディス・ラング:「汝の声を聞く」「神よ、汝の助けあらんことを」
ダドリー・バック:「ドン・ムニオの伝説/レクイエム・エテルナム」
J.C.D.パーカー:「聖ヨハネ、そして彼らは君臨するであろう」「バビロンの水辺のほとりで」
デイヴィッド・P.デヴェニー(指)
ウェスト・チェスター大学コンサートcho
アーロン・ハンガーフォード(P)
ジョナサン・クリーマー(P)
シャンドール・カダール(Org、Pf)
リチャード・アモローソ(Vc)、他

録音:2019-2022年ウェスト・チェスター大学ウィング・アドラー劇場
副題に「喪失と慰め」あるように神に救済と慰めを求める混声合唱のための宗教曲が収めら れています。作曲家たちの生年は記載されていないが、いずれも 20〜21世紀のアメリカの作曲 家と思われます。無伴奏、ピアノ伴奏、曲によってはチェロが入るなど、ヴァラエティのある構成と なっています。いずれの曲も調性で書かれた穏やかで親しみ易い作風。

ATMA
ACD2-2423(1CD)
合唱の芸術 第4集「古典派」
クイリーノ・ガスパリーニ(1721-1778):4声のモテット ハ短調「アドラムス・テ」
ハイドン::神への夕べの歌 Hob. XXVC.9
M・ハイドン:四旬節のミサ曲 MH552より「アニュス・デイ」
モーツァルト:讃えられよ、父なる神 K.117より「ユビラーテ・デオ」
 アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
 キリエ K.90
 天主の御母なる聖マリア K.273
ゴットロープ・ベネディクト・ビーレイ(1772-1840):ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」 第1楽章によるキリエ
モーツァルト:ディクシットとマニフィカト K.193〜「ハレルヤ - アーメン」
ハイドン:従兄弟に Hob.XXVB.1
 どんなよそよそしい美人も Hob.Xxvia.18
 死についての熟考 Hob.XXVB.3
 ご老人 Hob.XXVC.5
 雄弁さ Hob.XXVC.4
 結婚における調和 Hob.XXVC.2
モーツァルト:農民は猫を失った K.Anh.C9.01
イリヤ・ポレターエフ(フォルテピアノ)
マティアス・マウテ(指)
アンサンブル・アートコラール

録音:2021年4月12-13日ケベック、ミラベル、サン・ブノワ教会
モーツァルト、ハイドンら古典派の作曲家の合唱曲を取り上げたアルバム。伴奏には1826年ブロードウッド製のフォルテピアノが使われています。ビーレイの「キ リエ」はベートーヴェンの月光ソナタを伴奏にした合唱作品で、声を乗せただけなのに曲の暗さがぐっと強調され、さながらレクイエムのいでたち。
「合唱の芸術」シリーズは、ルネサンスから現代までの6世紀にわたる合唱の歴史をたどる、大がかりなプロジェクト。3年間で全11集を刊行予定です。発売順 は1からではなく、これまでには第7集「クリスマス」(ACD2-2426)と第3集「バロックVol.2」(ACD2-2422)が発売されています。
アンサンブル・アートコラール(旧アンサンブル・ヴォーカル・アーツ・ケベック)は伝統的な合唱曲をレパートリーの柱とし、40年以上の歴史を持つ合唱団。 2018年より指揮者・作曲家・リコーダー&フルート奏者として活躍しているマティアス・マウテを芸術監督に迎えています。 (Ki)

MDG
MDG-90222786
(1SACD)
モニューシコ:宗教管弦楽曲集
オストラ・ブラマの連祷T
あなたの守護のもとに(ノスコフスキのオーケストレーション)
オストラ・ブラマの連祷U
見よ、十字架を(ノスコフスキのオーケストレーション)
アントニ・オルウォフスキの葬送行進曲
宗教カンタータ「永遠の安息」
オストラ・ブラマの連祷V
イングリーダ・ガーポヴァー(S)、
マリオン・エックシテイン(A)、
セバスティアン・マッハ(T)、
マクシミリアン・アークマン(Bs)、
アンジェイ・シャデイコ(指)
ゴルトベルク・バロック・アンサンブル、
ゲラート・アンサンブル

録音:2022年5月30日-6月1日聖ヤン教会(グダンスク)
ショパンと並び称されるポーランド音楽の宝モニューシコ。主に歌劇で知られますが、教会オルガニストを長く務めていたこともあり宗教曲にも感動的なものが 多数あります。 彼は1840年に現リトアニアのヴィリニュス(当時はポーランド)に定住して街の音楽文化発展に多大な寄与をしました。街中心にあるオストラ・ ブラマ(現アウシュロスの門)のカトリック教会のために4篇の連祷を作り、ロッシーニに激賞されました。宗教曲ながら歌劇で培ったメロディーと劇作法で聴き 手の心をつかみます。
興味深いのは独唱とオルガン用に書かれたモテット2篇を、彼の愛弟子ノスコフスキ(シマノフスキやカルウォヴィチの恩師)がフルオーケストラ用に編曲したも のも収録されていること。歌劇・アリアにように魅力的です。
1974年生まれのアンジェイ・シャデイコは作曲家、オルガニストとしても活躍するモニューシコの権威。彼が独自の研究の末、当アルバムを披露。歌劇作曲家 ならではの宗教音楽を満喫できます。

Phi
LPH-041(1CD)

NYCX-10418(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

バッハ:教会カンタータ「神のみわざは善きかな」 BWV99
教会カンタータ「われらのもとにとどまれ、はや夕べとなれば」 BWV6
教会カンタータ「心と口と行いと命もて」 BWV 147
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(声楽、古楽器アンサンブル)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)

録音:2023年1月 アルスナル、メス、フランス
収録時間:62分
※ 国内仕様盤日本語解説、歌詞日本語訳…野中裕
ヘレヴェッヘが自主レーベルPhiで続けている、200曲近いバッハの教会カンタータからの厳選録音に、人気曲第147番が登場。今回収録 された3曲は1723年から25年までの間にライプツィヒ聖トーマス教会のために作曲されたもので、いずれも各声部にアリアやレチタティーヴォ があり合唱との鮮やかな対照を聴かせるほか、管楽器も随所でオブリガート的に活躍するなど、聴きどころの多い作品です。1723年、聖母 マリアのエリザベト訪問の祝日のために書かれた第147番は2部構成の大掛かりなもので、トランペットも用いられて冒頭から華やか。終曲の 合唱が「主よ、人の望みの喜びよ」の名で(第1部の終曲も同じ音楽に違う歌詞を載せたもの)広く有名です。併せて1724年の三位一体 後第15主日のために書かれた第99番、1725年の復活節第2日のために書かれた第6番といった傑作を収録しています。声楽陣は各 パート3名の精鋭で固められ、アルト(C.T)にアレックス・ポッター、バスにペーター・コーイといったお馴染みの名歌手を配置。ソプラ ノにはドロテー・ミールズのほか、ミュンヘン在住の岡村知由紀も参加しています。ヘレヴェッヘはいずれの作品でも自然な躍動感と伸びやかさ を大切にし、それぞれの歌詞が表出する世界観を瑞々しく歌い上げます。

Chandos
CHSA-5317(1SACD)
パリー:独唱、合唱と管弦楽のための劇的カンタータ「シェリーの「鎖を解かれたプロメテウス」からの情景」*(世界初録音)
合唱と管弦楽のための 「恵みを受けし二人のセイレーン」 変ホ長調
ウィリアム・ヴァン(指)、クラウチ・エンド祝祭cho
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ、サラ・フォックス(ソプラノ/時の精霊)*、サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ/アース)*、デイヴィッド・バット・フィリップ(テノール/ジュピター、マーキュリー)*、ニール・デイヴィス(バス・バリトン/プロメテウス)*

録音:2022年9月9日-10日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン、イギリス)
近代イギリス音楽の父ともいえるチャールズ・ヒューバート・パリーの知られざる作品、「シェリーの「鎖を解かれたプロメテウス」からの情景」を世界初録音!パリーは王立音楽大学の学長を務めるなどイギリス音楽に大きく貢献した人物で、1902年のエドワード7世の戴冠式のために書かれた代表作「私は歓喜した(I was glad)」は、ジョージ5世、エリザベス2世、そして先日行われたチャールズ3世(彼はパリーのファンを公言しています)の戴冠式でも歌われました。彼の教え子にはレイフ・ヴォーン・ウィリアムズ、グスターヴ・ホルスト、フランク・ブリッジ、ジョン・アイアランドといったイギリスを代表する作曲家たちがいます。そのことからもパリーの音楽がイギリスにおいて重要な部分を占めていることが窺えます。
1880年にグロスターで開催されたスリー・クワイア・フェスティバルのために委嘱された「シェリーの「鎖を解かれたプロメテウス」からの情景」は、パリーの初期の作品で、彼がドイツ・ロマン派のメンデルスゾーンやシューマンに触発され、ブラームスやワーグナーから影響を受ける前の、個性的なサウンドがはっきりと現れています。初演後この作品はケンブリッジやオックスフォード、そしてロンドンで繰り返し演奏されましたが、その後忘れ去られてしまいました。そのような隠れた名曲をこのアルバムでは素晴らしい音質でお楽しみいただけます。

DUX
DUX-1877(1CD)
ジェイコブ・ヴァイス:詩篇&讃美歌集
ジェイコブ・ヴァイス
(1825-1889):詩篇66番、詩篇93番、詩篇114番、詩篇137番、讃美歌「NIECH SIE OZWA DZWIECZNE TONY」、讃美歌「EN KOMOC-HO」、讃美歌「WIE GROSS IST DES- LEBEND’GEN- GOTTES- RUHM」、讃美歌「NIKT NIE JES-T JAK NASZ BOG」、讃美歌「ADON OLOM」/ヨーゼフ・ズルツァー(1850-1925):前奏曲 Op.10(第1番〜第4番)
ヤクブ・ステフェク(Org)、
イシドロ・アブラモビッチ(カントル)、
シュチェチン芸術アカデミー室内cho
バルバラ・ハレツ(指)

録音:2022年6月
ハンガリー出身、ポーランドのワルシャワで活動した19世紀の作曲家・カントル、ジェイコブ・ヴァイス(1825-1889)の詩篇と讃美歌を集めた1枚。残っている作品が少ない作曲家のため貴重な録音です。当時の慣習に従い、曲間ではオルガン独奏曲(ヴァイスの師の息子、ヨーゼフ・ズルツァーの作品)が演奏されます。

Albion Records
ALBCD0−57(1CD)
ポートレート・オヴ・ア・マインド〜ヴォーン・ウィリアムズ:歌曲集
ヴォーン・ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで(テノール、弦楽四重奏とピアノのための連作歌曲)
イアン・ヴェナブルズ:ポートレート・オヴ・ア・マインド Op.54(テノール、弦楽四重奏とピアノのための連作歌曲)
ヴォーン・ウィリアムズ(ヴェナブルズ編):4つの賛歌(テノール、弦楽四重奏とピアノのための版)
アレッサンドロ・フィッシャー(T)、
ウィリアム・ヴァン(P)、ナヴァラSQ

録音:2022月11月14日ー15日、セント・ジョージ教会(イギリス)
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品、埋もれていた作品、未発表作品などを取り上げてきた、ヴォーン・ウィリアムズ協会の自主レーベル「アルビオン・レコーズ(Albion Records)」。
本アルバムでは、2022年のヴォーン・ウィリアムズ生誕150周年を記念し、ヴォーン・ウィリアムズ協会が英国で最も著名な作曲家のひとりであり、歌曲作曲の巨匠でもあるイアン・ヴェナブルズに委嘱した連作歌曲 「ポートレート・オヴ・ア・マインド」 を中心とした歌曲作品を取り上げています。この作品は、2022年のオックスフォード・リーダー・フェスティバルで初演され、高い評価を得ています。ソロを務めるアレッサンドロ・フィッシャーは、2016年キャスリーン・フェリアー賞でファースト・プライズを受賞し、2018年から2021年にかけてBBCニュー・ジェネレーション・アーティスト・スキームのメンバーとしても活動した若手テノール歌手の注目株のひとりです。

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0073(2CD)
バッハ&J.C.バッハ:モテット集
[CD1]
バッハ:来たれ、イエスよ、来たれ BWV229
J.C.バッハ(1642?1703):主よ、われらを目覚めさせ給え
バッハ:御霊は我らの弱さを支え助け給う BWV226
J.C.バッハ:正しきものは、仮にひとたび死のうとも
バッハ:イエス、わが喜びよ BWV227
[CD2]
バッハ:主を讃えよ、すべての異邦人よ BWV230
J.C.バッハ:恐れるなかれ
バッハ:恐れるな、私はあなたと共にいる BWV228
J.C.バッハ:主よ、誓いのごとく、やすらかにこの世を去らせ給え
バッハ:歌え、主に向かい新しい歌を BWV225
われを祝福し給わずは、われ汝を離さじ BWV1164
ソロモンズ・ノット

録音:2022年6月25-28日/アルンシュタット、バッハ教会
〈ソロモンの結び目〉をシンボルマークにしている「ソロモンズ・ノット」は、声楽と器楽からなる指揮者なしの小編成古楽グループ。音楽を舞台作品のように軽 やかに柔軟にとらえ、演奏はすべて暗譜で綿密な準備・練習期間を経て、かつ本番では直感的な自由さや激しさを伴ったパフォーマンスを行っています。実際の舞 台演出家や振付家たちとのコラボレーションも多く、常に新たな古楽演奏の在り方を追求。一見不釣り合いに見える当アルバムのジャケットデザインも彼らのイメー ジ上では正しく成り立っているのでしょう。2023年には本拠地イギリスのウィグモア・ホールからバロック・アンサンブル・イン・レジデンスに任命されています。
ヨハン・セバスティアン・バッハのモテット全曲を、父の従兄弟にあたるヨハン・クリストフ・バッハのモテットと組み合わせたアルバム。バッハはJ.C.バッ ハの音楽を高く評価し、これらのモテットも研究していました。聴き比べることによってふたりの個性と近似性が見えてくるでしょう。
録音場所はアルンシュタットのバッハ教会。J.C.バッハはアルンシュタットで生まれ、バッハがオルガニストとして初めて仕事をしたのもこの教会でした。美し い音響効果のみならず、ふたりをつなぐ場所として選ばれたうってつけの「舞台」です。 (Ki)

SUPRAPHON
SU-4329(1CD)
「そこに故郷がある」
パヴェル・ハース:「Zaslech jsem divoke husy」〜『中国の詩人の言葉による4つの歌曲』より
「Mein Heimweh」(詩:ヘウンツ・アルバート・ヒンドリクス)*
ムソルグスキー:「ばあや、お話して」〜『子供部屋』より
ブリテン:「ある朝早く」〜『民謡編曲』より
マーラー:「私は仄かな香りを吸い込んだ」〜『リュッケルト歌曲集』より
ハース:「V bambusovem haji」〜『中国の詩人の言葉による4つの歌曲』より
「dis moll」(詩:クラーラ・ゴールドスタイン)*
マーラー:「私の歌を覗き見しないで」〜『リュッケルト歌曲集』より
ブリテン:「高くのびる木」〜『民謡編曲』より
「What the angels left」(詩:マリー・ハウ)*
ブリテン:「めぐり歩きながら思いめぐらす〜『民謡編曲』より
ハース:「Probd?na noc」〜『中国の詩人の言葉による4つの歌曲』より
ムソルグスキー:「部屋の片隅に」〜『子供部屋』より
「The Queen」(詩:パブロ・ネルダ)*
マーラー:「美しさゆえに愛するのなら」〜『リュッケルト歌曲集』より
ハース:「Daleko m?sic je domova」〜『中国の詩人の言葉による4つの歌曲』より
「About distance」(詩:ベラ・アダモワ)*
マーラー:「私はこの世に捨てられて」〜『リュッケルト歌曲集』より
「K Muzyke」(詩:アンナ・アフマートヴァ)*
マーラー:「真夜中に」〜『リュッケルト歌曲集』より
ムソルグスキー:「お人形を持って」〜『子供部屋』より

*=即興演奏
ベラ・アダモワ(C.A)
ミヒャエル・ゲース(P)

録音:2023年1月28〜30日/舞台芸術アカデミー、マルティヌーホール(プラハ)
注目のコントラルト歌手でインプロヴァイザー(即興演奏家、即興詩人)のベラ・アダモワがSupraphonレーベルから新録音をリリースします。
ロシア生まれのアダモワは幼少のころに家族とプラハへ移住。その後イギリス、スイス、ドイツで研鑽を積み、オッター、ハンプソン、プレガルディエンなどの世界 的歌手から薫陶を受けています。近年のコンクール受賞歴が華々しく、コロナ禍に開催された2021年シューマン国際ビデオ・コンクール優勝(2020 年に開催予定だった第18回シューマン国際コンクールの代替コンクール)、2022年フランツ・シューベルトと現代音楽国際コンクール優勝、同年ヘル トゲンボッシュ国際声楽コンクールでオラトリオ賞受賞など、今最も注目されている歌手の一人。並外れた完成を持つアダモワは幅広いレパートリーを歌い、深く美 しい色の声を持つコントラルト歌手と賞賛されています。
パヴェル・ハース、ブリテン、ムソルグスキー、マーラーの歌曲と、アダモワお気に入りの詩をもとに即興的に歌ったこのアルバムのテーマは、「ホーム(故郷、家) を探すこと」「自分の居場所を知ること」。楽曲を通じ自分自身の物語として語り、同時に作曲家たちの人生の物語や故郷への思いなどを表現しました。コロナ禍そ して母国ロシアのウクライナ侵攻など様々な感情がうまれる中、アダモアが表現したい「今」の気持ちが詰まったアルバムが完成しました。名手ミヒャエル・ゲース と非常に美しいハーモニーを奏で、歌います。 (Ki)

Linn
CKD-693(1CD)
ブラームス:マゲローネのロマンス
ブラームス:ティークの「マゲローネ」によるロマンス Op.33
クラウス・グロートの詩に基づく4つの歌、「雨の歌」サイクル(8つのリートと歌 Op.59より)
トーマス・オリーマンス(Br)
マルコム・マルティノー(P)

録音:2021年10月25-27日 ポットン・ホール、サフォーク、UK
歌曲におけるピアノ演奏と解釈では世界の第一人者マルコム・マルティノーによるプロジェクト「ブラームス・ソングブック」が始動!第1弾には、 オランダのバリトン歌手オリーマンスと組んだ「マゲローネによるロマンス」を収録。ブラームスが二十代の終わりに書き始めた連作歌曲を、若々 しくドラマティックに歌い上げています。余白には作品59の歌曲集より、ブラームスとは親しく付き合いがあったと伝わるグロートの詩による4曲 を収録。「雨の歌」はその旋律を引用したヴァイオリン・ソナタ第1番が有名ですが、歌曲の方は録音が多いと言えず、同じ旋律が用いられる 「余韻」と共に嬉しいおまけと言えるでしょう。

SOMM
SOMMCD-0673(1CD)
NX-B04
スティーヴン・ドッジソン(1924-2013):歌曲集 第2集
The Distances Between *
Bagatelle-2バガテル 第2番- Serene but sad(原曲:Selevan’s threnody)
Bagatelle-3バガテル 第3番- Restless and searching
The Lamb 子羊*
Song for Eve イヴの歌*
Lachrymae ラクリメ*
Bagatelle-4バガテル 第4番 - Languid but visionary
Bagatelle-5バガテル 第5番 - Alert and mischievous
Bush Ballads ブッシュバラード*
The Sunflower ひまわり*
A Gypsy Prayer ジプシーの祈り*
Riley & CO ライリーと仲間たち*
エイリッシュ・タイナン(S)
ケイティー・ブレイ(Ms)
マーカス・ファーンズワース(Br)
クリストファー・グリン(P)
マーク・イーデン(G)
イアン・ウィルソン(リコーダー)

録音:2021年2月4-7日、9月6-8日
*…世界初録音
SOMM RECORDINGSは、2013年に89歳で亡くなった作曲家スティーヴン・ドッジソンの10周忌を記念して、その豊かで多彩な歌を収録した全 3巻の「歌のアルバム」に取り組んでいます。このアルバムは第2集。ドッジソンの音楽は古きよき英国歌曲を思わせるスタイルで、どれも非常に親しみ やすいものばかり。ユーモアあり、ウィットあり、哀愁あり、と楽しめます。今作ではピアノ独奏のバガテルも収録しています。

CEDILLE
CDR-90000222(1CD)
NX-B04
わが世界へようこそ
1. ベルリオーズ:ファウストの劫罰 Op.24- Une puce gentille
2. ベートーヴェン:6つの歌 Op.75- 第3番ゲーテのファウストより(蚤の歌)
3. ムソルグスキー:蚤の歌
4. ボーイト:歌劇「メフィストフェレ」 - Ecco il mondo
5. グノー:歌劇「ファウスト」 - 金の子牛
6. ビゼー:歌劇「カルメン」 - 闘牛士の歌
7. ヘンデル:歌劇「リナルド」- Sibillar gli angui d’Aletto
8. モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」- もう飛ぶまいぞこの蝶々
9. ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」- La del ciel”
10. ジョルダーノ(1867-1948):歌劇「アンドレア・シェニエ」 - 祖国の敵
11. ディ・カプア(1865-1917):オー・ソレ・ミオ
12. デ・クルティス:帰れソレントへ
13. クルティス:勿忘草
14. ヴァイル:歌劇「ロスト・イン・ザ・スターズ」- ロスト・イン・ザ・スターズ
15. ヴァイル:歌劇「ロスト・イン・ザ・スターズ」 - O Tixo, Tixo Help Me!
16. ヴァイル:歌劇「ロスト・イン・ザ・スターズ」 - Thousands of Miles
17. ルイス・グルーエンバーグ(1884-1964):皇帝ジョーンズ- Oh, Lawd Jesus, heah my Prayer
18. トーマス・A・ドーシー(1899-1993):Peace in the Valley
19. トーマス・A・ドーシー:Take my Hand, Precious Lord
20. ニコラス・ブロドスキー(1905-1958):I’ll Walk with God
21. ブレンダン・グラハム(1945-)&ロルフ・ラヴランド(1955-):ユー・レイズ・ミー・アップ
マーク・スティーヴン・ドス(Bs-Br)
ケン・スミス(P)
スタス・ヴェングレフスキー(アコーディオン)

録音:2022年11月28-30日
アメリカを代表するバス・バリトン歌手の一人、マーク・スティーヴン・ドスの人生を凝縮したようなアルバム。 1957年にクリーヴランドで生まれたドスは1985年に開催された「Bel Canto Foundation ベルカント財団」主宰のコンクールで優勝、 翌年にはメトロポリタン歌劇場のメンバーとなり、それ以降、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、英国ロイヤル・歌劇など世界60か国以上の歌劇 場に出演。歌い演じた役は102に上ります。1990年代前半には当時大スターだったキャスリーン・バトルとコンサートや録音で共演しました。 このアルバムの前半では、歌劇・アリアの名曲の数々や定番のナポリ民謡などで国際派としての実力を聴かせます。後半は自身のアイデンティティを 表現。アフリカ系アメリカ人のバリトンとして偉大な先達トッド・ダンカン(「ポーギーとベス」のポーギー役を創唱)に敬意を表し、トッドの当たり役『ロスト・ イン・ザ・スターズ』からの3曲を歌い、ゴスペルの生みの親とも呼ばれるトーマス・A・ドーシーの代表作2曲を収録。最後はゴスペルやスピリチュアルに 通じる歌詞を持つ大ヒット曲「ユー・レイズ・ミー・アップ」で感動的に締めくくっています。

H.M.F
HAF-8905359(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「快活の人、沈思の人、温和の人」HWV 55 レザール・フロリサン、
ウィリアム・クリスティ(指)
レイチェル・レドモント(S)
レオ・ジェミソン(トリニティ・ボーイズcho/ボーイ・ソプラノ)
スレテン・マノイロヴィチ(バス=バリトン)

録音:2022年3月2,3日&6月5日、フィルハーモニー・ド・パリ
クリスティが、レザール・フロリサンを率いて、最愛の作品のひとつであるヘンデルのオラトリオ「快活の人、沈思の人、温和の人 」を録音しました。この作品は、 オラトリオとセレナータ(小規模なオペラ的作品)あるいは頌歌の中間のような、哲学的・道徳的な目的を持った作品で、やや謎めいた作品とも言われますが、歌 詞に即したヘンデルの楽曲づけやオーケストラの書法の見事さ、さらに歌唱パートの旋律の美しさなど、ヘンデルの魅力が満載となっています。クリスティはこの作 品に並々ならぬ愛着を持っており、2007年にはパリのオペラ座で上演もしています。この作品は、ロンドンの聴衆がヘンデルのイタリア語のオペラに飽きてきた 頃であった1740年の冬に、わずか2週間で書き上げられました。第1部と第2部のテキストはジョン・ミルトンの原作に基づいて、チャールズ・ジェネンズ(メサ イアの台本もジェネンズによる)が台本を作りました。第3部はジェネンズのオリジナルです。第1部「アレグロ」はヘンデルの自画像のようなオルガンのアドリブ 部分が含まれ、続く第2部の「ペンセローゾ」ではミルトンの哲学的な言葉が音によって描かれます。そして第3部の「モデラート」では”何事も中庸に(ほどよく =moderato)”ということが大事なのだと歌われています。この作品の準備にあたり、‘Don’t just play the notes, paint every word(音符を演奏する のではなく、ひとつひとつの言葉を描くように)’と奏者たちに何度も繰り返したというクリスティ。器楽奏者たちは、歌手および歌手の言葉に寄り添って演奏、言 葉の抑揚にあわせて表情を変えており、歌手とアンサンブルの驚異的な一体感が生まれています。歌手たちのうまさ、そしてレザール・フロリサン独特の、やわら かでどこまでも自然な抑揚の管弦楽の美しさに圧倒される内容です。 (Ki)

Naive
V-7086[NA](1CD)
ライフ・ストーリー
トーマス・アデス(b.1971):ライフ・ストーリー op.8
ドビュッシー:ボードレールの詩による5つの歌曲
バンジャマン・アタイール(b.1989):廃墟の子供(2019)
シューマン:女の愛と生涯 op.42
レオナール・コーエン(1934-2016):ダンス・ミー・トゥー・ザ・エンド・オブ・ラヴ
ラケル・カマリーナ(S)
ヨアン・エロー(P)

録音:2020年2月18-20日、ポットン・ホール
ポルトガルのソプラノ歌手ラケル・カマリーナとフランスのピアニスト、ヨアン・エローによる、『ライフ・ストーリー』と題した1枚。タイトルは、ディスク冒頭のトー マス・アデスの作品『Life Story』op.8(テネシー・ウィリアムズのテキスト)からとられています。哀しみ、嘆き、そして喪失から平穏への回帰、そしてもちろん 愛についてなど、人生における様々な感情が歌われたテキストが選ばれています。2019年のメシアン音楽祭委嘱作品の、今話題の作曲家アタイールにとって初め ての声楽作品である「廃墟の子供」は、カマリーナの母国語でもあるポルトガル語のテキストによっています。 (Ki)

BIS
BISSA-2653(1SACD)
サウンズ・アンド・スウィート・エアズ〜シェイクスピア歌曲集
(1)アイアランド:五尋の深みに(テンペスト)
(2)ヴォーン=ウィリアムズ:フィディーリのための挽歌(シンベリン)
(3)モーラン:恋に落ちた若者とその彼女(お気に召すまま)
(4)カステルヌオーヴォ=テデスコ:昇れ(シンベリン)
(5)スミス(グレイヴス編):舌の割れたまだらの蛇(真夏の世の夢)
(6)ティペット:エアリエルの3つの歌【来て、この黄色い砂のところに/五尋の深みに/ミツバチが蜜を吸う所で】(テンペスト)
(7)トマス・アーン:緑の森の木陰で(お気に召すまま)
(8)ガーニー:緑の森の木陰で(お気に召すまま)
(9)パリー:ソネット87
(10)アイアランド:水仙が咲きだしゃあ(冬物語)
(11)ハイドン:彼女は決して恋心を語らなかった(十二夜)
(12)シューベルト:シルヴィアにD891(ヴェローナの二紳士)
(13)同:セレナードD889(シンベリン)
(14)同:酒の歌D888(アントニーとクレオパトラ)
(15)シューマン:狂人の最後の歌Op.127の5(十二夜)
(16)ヴォルフ:鳥づくしの歌(真夏の世の夢)
(17)コルネリウス:死よ、来たれ(十二夜)
(18)フランシス=ホード:彼は死化粧もされず棺に入れられた(ハムレット)
(19)ハンナ・ケンドール:ロザリンド(全5曲)
(20)プーランク:恋する心は(ヴェニスの商人)
(21)ブリテン:恋する心は(ヴェニスの商人)
(22)オネゲル:エアリエルの2つの歌【来て、この黄色い砂のところに/ミツバチが蜜を吸う所で】(テンペスト)
(24)ブリッジ:吹け、吹け、冬の風よ(お気に召すまま)
(25)マデリーン・ドリング:さあ持って行け、この唇を(尺には尺を)
(26)ジョン・ダンクワース:ソネット18
(27)マーヴィン・ホーダー:緑の森の木陰で(お気に召すまま)
(28)クールリッジ=テイラー:柳の歌(オテロ)
(29)エイミー・ビーチ:妖精の子守唄(真夏の世の夢)
(30)ロデリック・ウィリアムズ:溜息なさるな、御婦人方(空騒ぎ)
(31)アーサー・サリヴァン:リュートを持ったオルフェウス(ヘンリー8世)
キャロリン・サンプソン (S) (1)- (5) (7) (11) (12) (17)- (22) (27)- (31)、
ロデリック・ウィリアムズ (Br) (1)- (3) (5) (6) (8)- (10) (14)- (17) (19) (24)- (26) (30) (31)
ジョゼフ・ミドルトン (P)

録音:2022年6月27-28日ワイアストーン・コンサートホール
バッハ・コレギウム・ジャパンのソリストとしても人気のキャロリン・サンプソンの最新盤はお国もののシェイクスピア。古典派から現代まであらゆる性別と国に またがる27人の作曲家による作品を集めています。
これらをプロローグとエピローグ付き5幕の劇に仕立てました。シューベルトの名作をはじめ同じテクストに他の作曲家が付曲しているのも興味津々。シェイクス ピアということでイギリスの作曲家が中心ではありますが、ハイドンやプーランク、オネゲル、カステルヌオーヴォ=テデスコ、エイミー・ビーチなど諸外国の作曲家 によるものも味わえます。
またマデリーン・ドリングやジョン・ダンクワースのジャズ・テイスト、マーヴィン・ホーダーのタンゴ調も個性的。さらに1984年生まれのハンナ・ケンドールの 現代的な「ロザリンド」までさまざまなスタイルの音楽が並びます。
サンプソンと魅力的な二重唱のほか独唱も聴かせるバリトンのロデリック・ウィリアムズもBCJのソリストとしておなじみ。何と彼が12歳の時に作曲した「溜息 なさるな、御婦人方」があるのも驚き。多才なところを見せてくれます。
演奏者すべてがイギリス人なため説得力は誰も太刀打ちできぬ神業。演劇的要素も芸達者な彼らならではの巧さにうならされます。 (Ki)

H.M.F
HMX-2904046(11CD)
シューベルト:歌曲集〜マティアス・ゲルネ
■CD1
冥府への旅D526,沈むよろこびD700,涙するD926,漁夫の愛の幸せD933,冬の夕べD938,メムノンD541,双子座に寄せる舟人の歌D360,舟人D536,あこがれD636,小川のほとりの若者D638,エンマにD113,巡礼者D794,タルタルスの群れD583,希望D295,人間の限界D716
■CD2
若者と死D545,緑の中の歌D917,秋の夜D404,静かな国へD403,秋の夕べD405,遠くへの渇望D770,私の心へD860,さすらい人D649,ヴィルデマンの丘を越えてD884,嘆きD371,春の小川のほとりでD361,リュートに寄せてD905,娘の恋の立ち聞きD698,まなざしの歌D297,君はわが憩いD776,音楽に寄せてD547,泉に寄せてD530,岩のそばの歌手D482,竪琴との別れD406,歌の終わりD473 
■CD3
郷愁D456,ドナウ河の上でD553,ウルフルが釣りをする時D525,星の夜D670,帰り道D476,秘密D491,ゴンドラの舟人D808,夕べの星D806,勝利D805,夜の曲D672,解消D807,語らずともよい、黙っているがよい(ミニョンの歌)D877-2,ただ憧れを知るひとだけが(ミニョンの歌)D877-4,ミニョンにD161,竪琴弾きの歌D480(孤独に身を委ねる者は,涙を流しながら,パンを食べたことのない者は,家々の門辺に歩み寄り),流れのほとりでD160,恋人の近くにD162,漁師D225,湖上にてD543,悲しみの喜びD260,出会いと別れD767
■CD4
歌曲集「美しい水車小屋の娘」
■CD5
ギリシャの神々D677,フィロクテートD540,アイスキュロスからの断章D450b,赦されたオレステスD699,ヘリオポリス1D753,ヘリオポリス2D754,竪琴に寄すD737,アティスD585,海の静けさD216,トゥーレの王D367,ブロンデルからマリアへD626(,茂みD646,羊飼いD490,巡礼の歌D789,さすらい人の夜の歌D224,春の想いD686,郷愁D851,十字軍D932,別れD475
■CD6
夜と夢D827,盲目の少年D833,あこがれD637,墓堀人の歌D869,私はすべての安らぎを奪われてD876,老年の歌D778,墓掘り人の郷愁D842,月に寄すD193,5月の夜D194,シルヴィアにD891,セレナードD889,羊飼と騎馬の人D517,夏の夜D289,収穫の歌D434,秋の歌D502,愛らしい星D861,恋人にD303
■CD7
「白鳥の歌」全15曲D.957(「秋」D.945追補版)
■CD8
夕映えの中でD799,さすらい人D493,夜咲きすみれD752,森にてD834,ノルマンの歌D846,精霊の踊りD116,宝堀り人の願
いD761,月に寄せてD259,魔王D328,湖のほとりでD746,アリンデD904,反映D949,鱒D550,流れD693,夕焼けD690,嘆きD415,川D565,漁夫の歌D881,ブルックの丘にてD853
■CD9
沈みゆく太陽に寄せてD457,死と乙女D531,ばらD745,思い出「死者への捧げもの」D101,万霊節の日のための連?D343,水の上で歌うD774,夕べの光景D650,雷雨ののちにD561,小人D771,春にD882,花言葉D519,すみれD786,遠く去った人にD765,ただあなたのそばにD866-2,ガニュメートD544 
■CD10
さすらい人の夜の歌「山々に憩いあり」D768,羊飼いの嘆きの歌D121,野ばらD257,たゆみなき愛D138,月に寄すD259,涙の慰めD120,最初の喪失D226,ミューズの息子D764,秘めごとD719,遊びにおぼれてD715,御者クローノスにD369,心の近さD100,それは私だったD174,ばらの花冠D280,恋する者の気がかりD285,あなたに寄すD288,愛は裏切られD751,笑いと涙
D777,それらがここにいたことはD775,孤独な人D800,星D684
■CD11
「冬の旅」(全曲)
マティアス・ゲルネ(Br)

■CD1
エリザーベト・レオンスカヤ(P) 
録音:2007年2-3月,ベルリン
■CD2
ヘルムート・ドイッチュ(P)
録音:2008年1月
■CD3
エリック・シュナイダー(P) 
録音:2007年10月
■CD4
クリストフ・エッシェンバッハ(P) 
録音:2008年9月6-8日,ベルリン
■CD5
インゴ・メッツマッハー(P) 
録音:2008年10,11月,2009年2月,ベルリン
■CD6
アレクサンダー・シュマルツ(P) 
録音:2008年9月
■CD7
クリストフ・エッシェンバッハ(P) 
録音:2010年2月、2011年1月、ベルリン
■CD8
アンドレアス・ヘフリガー(P)
録音:2012年1月、ベルリン
■CD9
ヘルムート・ドイッチュ(P) 
録音:2011年2,4月
■CD10
エリック・シュナイダー(P) 
録音:2012年2月
■CD11
「冬の旅」(全曲)
クリストフ・エッシェンバッハ(P) 
録音:2011年1,5月
マティアス・ゲルネがハルモニアムンディに録音した珠玉のシューベルト歌曲集シリーズ「マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション」。ゲルネの最新のシュー ベルトとして、さらに、パートナーを務めるピアニストが実に豪華で注目のシリーズが、このたび11枚組のボックスとして登場です。シューベルトの音楽を最高の布 陣で味わうことができます。 
※[CD5](原盤:HMC 902035)に付属していたDVDおよび、[CD7](原盤:HMC 902139)に付属していたシューベルト:ピアノ・ソナタのCDはこのボックスセットには含まれません。 (Ki)
H.M.F
HMM-931292(1CD)
フォーレ:レクイエム(1893年室内楽稿) 
小ミサ曲(ヴィエルヴィユの漁師のミサ/1882年オリジナル・オーケストラ版)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
シャペル・ロワイヤル、
サン=ルイ少年合唱隊、
アンサンブル・ミュジック・オブリク,
アニェス・メロン(S)
ペーター・コーイ(Br)

録音:1988年9月
発売当初から、その編成と、なにより演奏の美しさで大きな話題となった名盤。当時グラモフォン誌が「将来、レクイエムを演奏するすべての人が参照する必 要がある、重要な録音である」と予言した1枚です。 フォーレのレクイエムは、1888年から1900年の間に3つの稿で演奏されました。まず、オリジナルの「マドレーヌ稿」は、1888年実際の儀式で演奏され たもので、〔入祭唱とキリエ、サンクトゥス、ピエ・イエス、アニュス・デイ、イン・パラディスムの5曲構成/ソプラノ独唱、合唱、ヴィオラ、チェロ、コントラ バス、ハープ、オルガン〕という構成。2つ目となる「1893年稿」は、1888年版の楽曲に、リベラ・メと奉献唱が追加、バリトン・ソロと管楽器が加わります。 そして3つ目が、1900年に演奏されたのが現在一般的に演奏されるのと同じオーケストラ編成の稿。このヘレヴェッヘの録音は、1893年稿で、1988年の 録音。清澄無垢さが際立っており、純化された世界が広がります。 (Ki)

CORO
COR-16198(1CD)
セイレーンの歌
スタンフォード:8つのパートソング Op.119
エリザベス・マコンキー:セイレーンの歌
イモジェン・ホルスト:ようこそ喜び、ようこそ悲しみ
ヴォーン・ウィリアムズ:静寂と音楽
フィンジ:ロバート・ブリッジズの7つの詩
アーサー・サリヴァン:長い一日が終わる
ザ・シックスティーン、
ハリー・クリストファーズ(指)

録音:2023年1月11日-13日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、イギリス)
1979年にハリー・クリストファーズが設立し、それ以来世界最高クラスの合唱団として活動し続けている英国合唱界の至宝、ザ・シックスティーン。
これまでにルネサンス時代のモテット集、パーセルのオードやアンセム、ヘンデルの数え切れないほどのオラトリオ、そしてプーランク、ブリテン、マクミランといった現代音楽を取り上げてきたザ・シックスティーン。本アルバムでは、これまであまり取り上げる機会が少なかったパートソングを収録しています。
スタンフォードから、フィンジ、イモジェン・ホルスト、そして、ヴォーン・ウィリアムズに師事したアイルランド系のイギリス人作曲家、エリザベス・マコンキーまで、素晴らしい詩と絶妙な音楽が組み合わさり、この100年あまりに誕生したイギリスのパートソングの変遷を辿ります。

NovAntiqua Records
NA-85(1CD)
カイレ・マリア
フランク:アヴェ・マリア FWV62(オルガンとソプラノのための)
サン=サーンス:アヴェ・マリア ICS19(オルガンとソプラノのための)
ラインベルガー:アヴェ・マリア Op.171-1(オルガンとソプラノのための)
フォーレ:アヴェ・マリア Op.93(オルガンと2人のソプラノのための)
グノー:トータ・プルクラ・エス CG108(オルガンと2人のソプラノのための)
レーガー:マリアの子守歌 Op.76-52(オルガンとソプラノのための)
グノー:レジーナ・チェリ CG106(オルガンと2人のソプラノのための)、アヴェ・レジーナ CG103(オルガンと2人のソプラノのための)
フォーレ:サルヴェ・レジーナ Op.67-1(オルガンとソプラノのための)
サン=サーンス:インヴィオラータ ICS286(オルガンとソプラノのための)
ジャン=バティスト・フォール(1830-1914):サンクタ・マリア(オルガンとソプラノのための)
マリア・エルコラーノ(S)、
ヴァレンティーナ・ヴァッリャーレ(S)、
オルガ・ラウドーニャ(Org)

録音:2022年6月15日&20日(イタリア)
19世紀から20世紀初頭にかけて聖母マリアに捧げられた、オルガンと1人または2人のソプラノのための楽曲集。表題のカイレ・マリアはギリシャ語で、ラテン語でのアヴェ・マリアを意味します。サン=サーンスやレーガー、フォーレ、フランクなど、著名な作曲家の知られざる名曲の数々を収録しています。

ES-DUR
ES-2087(1CD)
世界のどこか
エーリヒ・ツァイスル:「Vor meinem Fenster」(7つの歌より 第1曲)
ジョゼフ・アクロン:「Das Taubchen flog voruber」(2つの歌より 第2曲)
シェーンベルク:「Im Fliederbusch ein Voglein sas」
ゲオルク・クライスラー:「Waltz - graceful - but not too Fast」(P・ソナタより 第2楽章)
ルート・シェーンタール:「Poor Bit of a Wench」(愛と悲しみの7つの歌より 第3曲)
ツァイスル:「Die funf Huhnerchen」(7つの歌より 第7曲)
G.クライスラー:「Fruhlingslied」
ツァイスル:「So regnet es sich langsam ein」、「Ein Regentag」(8つのピアノ小品集 「11月」より)
イルゼ・ウェーバー:「Und der Regen rinnt」
ツァイスル:「Regen」
G.クライスラー:「Zufall auf den Wiesen」
ミシャ・スポリアンスキー:「Ich bin ein Vamp!」(「100メートルの幸福」より)
シェーンベルク:「Der genugsame Liebhaber」(キャバレー・ソング集より 第1曲)
シェック:「Warum leckst du dein Maulchen?」(5つのヴェネツィアのエピグラム Op.19b-7より)
ルディ・シュテファン:「Pantherlied」
ツァイスル:「Der Schafer」(7つの歌より 第5曲)、「The Lonely Shepherd」(バルバラのための小品集より)
I.ウェーバー:「Wiegala」
パウル・ベン=ハイム:「Arabic Song」
ウルズラ・マムロク:「On Top of a Hill」
シェーンタール:「A Woman's Last Word」(愛と悲しみの7つの歌より 第5曲)
ロージー・ヴェルトヘイム:「スケルツォ」(オランダの詩による4つの歌より 第1曲)
ベルト・ライスフェルト&アルブレヒト・マルクーゼ:「Mein kleiner gruner Kaktus」
オスカー・フリート:「So sprach ein Weib voll Schuchternheit」(7つの歌 Op.7より 第2曲)
ツァイスル:「Kater」
シュテファン・ヴォルペ:「Ansprache einer Bardame」(エーリッヒ・ケストナーの詩による3つの歌より 第3曲)
ヴェルナー・リヒャルト・ハイマン:「Irgendwo auf der Welt」
ピア・ダヴィラ(S)、
リンダ・ライネ(P)

録音:2021年
エーリヒ・ツァイスル、イルゼ・ウェーバー、ロージー・ヴェルトハイム、ゲオルク・クライスラー、これらはみな20世紀初頭の偉大な作曲家でありながら、現代では主にナチスによって迫害された「追放された音楽」というタイトルでひとくくりにされてしまっています。ドイツのシュヴェリーンで行われている「追放された音楽のための国際コンクール」2016で優勝したソプラノ歌手のピア・ダヴィラとピアニストのリンダ・ライネは、これらのとても美しく素晴らしいハーモニーと繊細さを備えた音楽が、レパートリーの一部として自然に演奏されることを望み、これらの作曲家を違った角度から見たり聴いたりする機会としてもこのアルバムが録音されました。
これらほとんどすべての作曲家が悲劇的な人生を送っていますが、彼らの作品にはユーモアがあり、生きる喜びと陽気さが漂っています。100年前のこれらの音楽と歌詞のユーモアが今日でも通用するという事実を、このアルバムを通して発信しています。

Quartz
QTZ-2155(1CD)
ロマンス
ラフマニノフ:朝 Op.4-2
タネーエフ:小さな島 Op.17-1
ラフマニノフ:リラの花 Op.21-5
プロコフィエフ:夢 Op.104-9
ラフマニノフ:小さな島 Op.14-2、春の洪水 Op.14-11、私の胸のうちに Op.14-10
プロコフィエフ:カテリーナ Op.104-4
リムスキー=コルサコフ:私のいたずらな娘 Op.42-4
チャイコフスキー:涙は震える Op.6-4
ラフマニノフ:私を信じるな, わが友よ Op.14-7
チャイコフスキー:昼の輝きが満ち, 夜の静けさが広がっても Op.47-6
リムスキー=コルサコフ:流れたなびく雲が切れ切れになって Op.42-3
プロコフィエフ:茂みのかげに Op.104-8
チャイコフスキー:ただ憧れを知る者だけが Op.6-6
プロコフィエフ:私はどこにいっても恋人に会えない Op.104-7
チャイコフスキー:なぜ? Op.6-5
ラフマニノフ:あなたは皆に愛される Op.14-6
メトネル:ばら Op.29-6、祈り Op.29-7、ヴィルヘルム・マイスターより Op.15-2、似たもの同士 Op.15-11
グレチャニノフ:死 Op.15-2
ラフマニノフ:時は来た! Op.14-12
イェスティン・モリス(C.T)、
ナイジェル・フォスター(P)
バレエや交響曲、オペラで大きな名声を得たおかげで見過ごされがちな、チャイコフスキーからプロコフィエフの時代に活躍したロシアの作曲家たちによる歌曲集。ロンドン出身のカウンターテナー、イェスティン・モリスが25の作品を「人生と夢」、「愛」、「憧れ」、「喪失」という4つのテーマに分けて歌います。巨大な個性、先駆者、革命家、名ピアニスト、あまり知られていない英雄、そして100年以上前と同じように今日にも通用する豪華で明快な詩の物語が綴られており、当時のロシアが歌曲の世界でも並外れた貢献をしていたことを証明しています。

Halle
CDHLD-7561(6CDR)
エルガー:オラトリオ集
エルガー:オラトリオ「ゲロンティアスの夢」 Op.38*
オラトリオ「使徒たち」 Op.49#
オラトリオ「神の国」 Op.51+
マーク・エルダー(指)、
ハレO&cho、
ハレ・ユースが*#、
アリス・クート(Ms)*#、
ポール・グローヴス(T)*#、
ブリン・ターフェル(Br)*、
レベッカ・エヴァンズ(S)#、
ジャック・インブライロ(Br)#、
クレア・ラター(S)+、
スーザン・ビックリー(Ms)+、
ジョン・ハドソン(T)+、
イアン・パターソン(Br)+

録音:2008年7月15-19日*、2012年5月5日(ライヴ)#、2009年10月17日(ライヴ)、ブリッジウォーター・ホール(マンチェスター)
「ゲロンティアスの夢」と「神の国」はグラモフォン賞を、「使徒たち」はグラモフォン賞とBBCミュージック・マガジン賞を受賞という非常に高評価を得た、マーク・エルダー指揮ハレOによるエルガーのオラトリオ集がBOXとなって登場です!またこのBOXはハレ・レーベルの20周年を記念したリリースとなります。
長き歴史を誇るイギリス、マンチェスターの雄、ハレOと、音楽監督を2000年から2023年まで務めるマーク・エルダーによるエルガーの解釈は、長年の間称賛されてきました。またこのアルバムには、優秀なハレ合唱団とハレ・ユース合唱団、そしてアリス・クートを始めとした国際的に活躍している豪華ソリストも多数参加しています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Hyperion
CDA-68426(1CD)
クレド
R・シュトラウス:ドイツ語のモテット Op.62
サンドストレム(1942-2019):4つの愛の歌
メシアン:イエスの永遠性への賛歌(クリトゥス・ゴットヴァルト編)
アンブロジュ・チョピ(1973-):He wishes for the Cloths of Heaven
R・シュトラウス:夕べ Op.34-1
マテイ・カステリッチ(1994-):クレド/私は信じる
ラトビア国立cho
マーリス・シルマイス(指)

録音:2021年6月&9月、聖ヨハネ教会(ラトビア、リガ)
ヨーロッパで最も高く評価されている合唱団のひとつ、ラトビア国立合唱団による「愛」をテーマにした合唱作品集!1997年より芸術監督・首席指揮者を務めるマーリス・シルマイスのもと、2022年に80周年を迎えたラトビア国立合唱団。技術と音楽性を併せ持つ歌手たちが揃っており、1パ―ト1名のアカペラから、大規模な合唱団であることを活かしたフル・オーケストラとの共演まで、幅広いレパートリーをこなしています。本作では、求められる歌手の人数が多いためあまり演奏されないR・シュトラウスの2作品を柱に、原曲以上に魅力的なメシアンの「イエスの永遠性への賛歌」(『世の終わりのための四重奏曲』の第5楽章)の編曲版や、スロベニアの作曲家であるアンブロジュ・チョピ(1973-)とマテイ・カステリッチ(1994-)の作品を収録しています。特に若きカステリッチがチョピに捧げた「クレド/私は信じる」は、アントニオ・ロッティ(1667-1740)の「十字架につけられ給いて」を引用した非常に感動的な作品。シルマイスはこの作品を「クラシックの偉大な合唱作品に比肩する」と絶賛しています。

PASCHENrecords
PR-220078(1CD)
バリトンとピアノのための作品集
ウォルフガング・フォルトナー:(:ヘルダリーンの詩による4つの歌
モーリス・ドラージュ:間奏曲、ラホール
ブリテン:6つのヘルダーリン断章 Op.61
ディーリアス:フリードリヒ・ニーチェの詩による4つの歌
ヤン・ルロフ・ヴォルトハウス:ゲーテとトラークルの詩による3つの歌、ゲオルク・トラークルの詩による2つの歌、老賢者、日没
ペトル・エベン:ライナー・マリア・リルケの詩による6つの歌
クリストファー・ユンク(Br)、
ヤン・ルロフ・ヴォルトハウス(P)
ニーチェやゲーテなどの詩に20世紀の作曲家が曲を付けた歌曲集。バリトンのクリストファー・ユンクは、幼少期にヴィオラから習い始めいくつかの賞を受賞しました。その後10歳からボーイ・ソプラノを務め、マンハイム国立劇場などでソリストを務めました。変声期後はバリトンに転向し、ベルリンとライプツィヒの音楽院で研鑽を積み、フィッシャー=ディースカウのマスター・クラスなどにも参加しています。ドイツ・シューベルト協会などのいくつかの賞を受賞し、現在はプロテスタント教会音楽大学ハレ校の副学長を務めています。

ANTARCTICA
ANTAR-051(1CD)
退廃音楽をうたう
マーラー:『子どもの不思議な角笛』より 原光
ミッシャ・スポリアンスキー:リラの歌
エルヴィン・シュルホフ:『ジャズの舞踏組曲』WV98より フォックストロット
クルト・ヴァイル:『マリー・ギャラント』より ユーカリ
ミッシャ・スポリアンスキー:青の時間
アルマ・マーラー:『5つの歌曲』より 静かな街
イルゼ・ウェバー:テレジエンシュタットをさまよう
ハンス・アイスラー&クルト・トゥホルスキー:塹壕
ヴィクトル・ウルマン:『3つのユダヤの歌』Op.53より 白樺
ギデオン・クライン:『チェコとロシアの民謡集』より Uz Mne Kone Vyvadeji
イルゼ・ウェバー:子守唄
カルロ・シグムンド・タウベ:あるユダヤの子
ギデオン・クライン:子守唄
マーラー:交響曲第5番〜アダージェット「夕映えに」
フラマン放送cho
ブリュッセル・フィルハーモニックのソリストたち
バルト・ファン・レイン(指)
エステール・ルフォール(S)


録音:2022年8月29日-9月2日/ブリュッセル、マリブランザール
ジャズ、黒人音楽、新ウィーン楽派の無調音楽、そしてユダヤ人作曲家の音楽は、1930年代にナチス政権から「退廃音楽」とみなされ迫害を受けました。 1938年にデュッセルドルフで退廃音楽展が開かれこれらの「堕落した音楽」が強く弾圧されるなどして、多くの音楽家は亡命を迫られ、あるいは強制収容所に送 られて命を落とす不幸をたどります。
「退廃音楽」の汚名をつけられた音楽をあつめ、合唱主体のアレンジで力強く美しく歌いあげたアルバム。マーラーの「原光」にはじまり、さまざまな作曲家の作 品を経て「アダージェット」(これも無伴奏合唱版)に至るプログラムは、不当な評価を受けた音楽が浄化され天に昇っていくようで、聴いていて胸が締め付けられ ます。フラマン放送合唱団の精緻な合唱が絶品。

H.M.F
HMM-905362(1CD)
ROLLING RIVER
バーンスタイン:チチェスター詩篇、Hashkiveinu(ハシュキヴェイヌ)
伝承曲(ジェームズ・エルプ編):シェナンドー
バーバー:二つの合唱曲 op.42(十二夜、水の上で歌う)
ハーバート・ハウエルズ:Take him, earth, for cherishing(大地よ、彼を大切にせよ)
ジェニファー・ヒグドン(b.1962):おお大いなる神秘よ
キャロライン・ショウ(b.1982):and the swallow(そしてつばめは)
デイヴィッド・ラング(b.1957):感染症から身を守りましょう
ニコ・ムーリー(b.1981):A Great Stone[世界初録音], A Good Understanding
エリック・ホワイテークル(b.1970):レナードは空飛ぶマシーンを夢見る
ケンブリッジ・クレア・カレッジcho
グレアム・ロス(指)
イェスティン・デイヴィス(C.T)
タニヤ・ヒュートン(Hp)、
オーウェン・グンネル(打楽器)、
レベッカ・ラーセン&ジェーン・ミッチェル(Fl)、
ジョージ・ジロー&サミュエル・ジョーンズ(Org)

録音:2022年
グレアム・ロス率いる名門ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団の新譜は、アメリカの合唱音楽。バーンスタインのチチェスター詩篇から、アメリカの民謡「シェ ナンドー」、さらに世界初録音の楽曲まで、様々な作品が集められています。「シェナンドー」には様々なヴァージョンがありますが、ここで歌われているジェームズ・ エルプ編曲のヴァージョンは、合唱の世界で極めてよく演奏されています。タイトルのROLLIN RIVERは、シェナンドーの歌詞にも現れる言葉。きわめて高い水 準での演奏の登場です。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186866(1CD)
「ロマンス」
ラフマニノフ
●12のロマンス Op.12より
第4曲:彼女たちは答えた
第5曲:リラの花
第7曲:ここはすばらしい場所
●6つの歌 Op.4
第1曲:いや、お願いだ、行かないで
第2曲:朝
第3曲:夜の静けさに
第4曲:美しい人よ、私のために歌わないで
第5曲:ああ、私の畑よ
第6曲:そんなに昔だろうか
●12の歌 Op.14より
第1曲:私はあなたを待っている
第7曲:私を信じるな、わが友よ
第11曲:春の洪水
チャイコフスキー
●7つの歌 Op.47より
第6曲:昼の輝きが満ち、夜の静けさが広がっても
●12の歌 Op.60より
第12曲:星は穏やかに私たちを照らし
●コンスタンティン・ロマノフの歌詞による6つの歌 Op.63より
第5曲:もう部屋の灯は消えた
第6曲:セレナード
●6つの歌 Op.6より
第5曲:なぜ
第6曲:ただあこがれを知る者だけが
Helmut Deu
●6つの歌 Op.16より
第5曲:なぜそんなに
●6つの歌 Op.27より
第1曲:眠る前に夢見て
●6つの歌 Op.28より
第3曲:なぜ
●6つの歌 Op.38より
第2曲:それは早春のことだった
第3曲:騒がしい舞踏会のなかで
●ラトガウスの歌詞による6つの歌 Op.73
第1曲:私はおまえと一緒に座っていた
第2曲:夜
第3曲:この月夜に
第4曲:太陽は沈んだ
第5曲:暗い日に
第6曲:再び、前のように、ただひとり
ピョートル・ベチャワ(T)
ヘルムート・ドイチュ(P)

録音:2021年3月9-12日/マルクス・シティックス・ホール(ザルツブルク)
「ロマンス」は19世紀から20世紀初頭のロシアで最も人気のあったジャンルであり、プロだけでなくアマチュアにも親しまれました。チャイコフスキーとラフマ ニノフはこの上ない美しい旋律を書き上げ、「ロマンス」の名曲を多く残しております。
ドイチュの見事な演奏とともにベチャワは色彩豊かなリリシズムとイタリア的な雰囲気を併せ持つこれらの作品を歌い上げます。
ベチャワは1966年ポーランド最南部のチェホヴィツェ=ジエジツェ生まれ。リンツ州立劇場での活躍後、1997年からはチューリッヒ歌劇場に所属。その後の 活躍は目覚ましくロイヤル・オペラ・ハウス、メトロポリタン歌劇場、マリインスキー劇場、パリ国立オペラ座などで活躍し、圧倒的な歌唱で注目され続けています。 PENTATONEレーベルからリリースした「私は勝つ!〜イタリア・オペラ・アリア集」(PTC-5186993)は2021年、ドイツの最も権威のある賞のひとつオーパ ス・クラシック賞の「シンガーズ・オブ・ザ・イヤー」の栄冠に輝いています。

APARTE
AP-324(1CD)
リスト:管弦楽伴奏声楽作品集
1. ローレライ S.369
2.3人のジプシーS.374
3. 若い尼僧(シューベルト作)
4. 糸を紡ぐグレートヒェン(シューベルト作)
5. ミニョンの歌(このままの姿でいさせてください)(シューベルト作)
6. 魔王(シューベルト作)
7. 影法師(シューベルト:「白鳥の歌」より)*
8. 祖先の墓 S.371*
9. ヴァイマルの死者たち*
10. さすらいのユダヤ人*
11. 巨人 S.79/2
イム・スンヘ(ソプラノ[3-5])、
ステファニー・ハウツィール(メゾ・ソプラノ[1])、
トーマス・ハンプソン(バリトン2,6-10)
トマシュ・コニエチュニ(バリトン[11])、
ウィーンcho[11]、
マルティン・ハーゼルベック(指)
ウィーン・アカデミーO

録音:2021、2022年
*=リスト・アカデミー・エディションによる世界初録音
リストの管弦楽伴奏による歌曲集。リストにとって歌曲は、芸術的・美的発展の手段でした。また、リストの後、管弦楽伴奏による歌曲も多く生み出されるように なるなど、同世代・後世にも影響を与えています。ここでは、リスト作のほか、シューベルトの歌曲をリストが管弦楽伴奏に編曲したものも収録。管弦楽版が未出版 だった、「影法師」「祖先の墓」「ヴァイマルの死者たち」「さすらいのユダヤ人」を、リスト・アカデミー・エディションに基づいて世界初録音収録。歌唱陣は、ウィー ン国立歌劇場で活躍し、ヘンデルやモーツァルト、そして「ばらの騎士」オクタヴィアンで絶大な評価を得ているハウツィール、ヘレヴェッヘの指揮で鮮烈デビューし、 宗教作品からオペラ、歌曲まで縦横無尽に活躍するイム・スンヘ、そして言わずとしれたトーマス・ハンプソン、バイロイト音楽祭や東京・春・音楽祭などでもおな じみのコニエチュニ、という夢のような顔ぶれです。ハーゼルベック率いるウィーン・アカデミー管の細やかな表現も味わいがあります。 ハーゼルベックはオルガン奏者、指揮者として数多くのリリースと受賞を重ねた重鎮。1985年にピリオド楽器のウィーン・アカデミーOを設立し、バロック からロマン派作品まで、ウィーン楽友協会および世界中で演奏会シリーズを重ねました。

WERGO
WER-5129(1CD)
エンヨット・シュナイダー(1950-):Orbe Rotundo 円い球体(2010) 〜生と魔法と死の歌 / 独唱・合唱と管弦楽のためのラテン語と中世のテキストによる一年の風景画 サンドラ・ムーン(S)
ロベルト・セリアー(T)
トッド・ボイス(Br)
ミュンヘン・モテットcho
モラヴィスカ・フィルハーモニー・オロモウツ
ハイコ・ジーメンス(指)

録音:2010年12月5日(世界初演ライヴ)
WERGOからの数々のリリースのほか、映画音楽の世界でも活躍する多作家シュナイダー。2010年の『Orbe Rotundo』初演ライヴが収録されています。こ れはオルフの『カルミナ・ブラーナ』と同じ編成で、対となる作品として書かれたもの。『カルミナ・ブラーナ』同様に土臭く、過激なテキストで人間のあらゆる業 を歌っていて、その世界はさながら『カルミナ・ブラーナ』をさらに拡張し、推し進めたよう。美しい響きを用いながら、ダイナミックな爆発、しなやかなリズム、豊 かな優しさといったさまざまな表情を見せる合唱が実に雄弁。初演時に「現代作品としては異例の熱狂的拍手」(ノイエ・ムジークツァイトゥング誌)で受け入れら れたという音楽をじっくりお楽しみください。 (Ki)

オクタヴィア
OVCL-00819(1SACD)
税込定価
2023年7月19日発売
A Time for Us −歌道U
N.ロータ:私たちの時 (映画「ロメオとジュリエット」より)
H.マンシーニ:失われた愛 (映画「ひまわり」より)
 ムーンリバー(映画「ティファニーで朝食を」より)
M.ルグラン:あなたを待つ (映画「シェルブールの雨傘」より)
S.フェイン:映画「慕情」のテーマ
アイルランド民謡:ダニーボーイ
トラディショナル・フォークソング [ブリテン編]:グリーンスリーヴズ/ 犂引きの子/ 庭の千草
クイルター:私の生きることの喜びよ (7つのエリザベス朝の歌)
 ダマスクのバラ (7つのエリザベス朝の歌)
フィンジ:歌曲集「私は愛の神に言った」(全6曲)
トスティ:私を愛して!
夜の静けさの中で
ミッチ・リー:見果てぬ夢 (ミュージカル「ラ・マンチャの男」より)
フランク・ワイルドホーン:ジキルの研究室の外 (ミュージカル「ジキルとハイド」より)
 時が来た (ミュージカル「ジキルとハイド」より)
加耒徹 (Br)、松岡あさひ (P)

録音:2023年2月7-9日 東京・稲城iプラザ
今や二期会を代表するスター、 加耒徹の「moment」に続く待望の第2弾。プログ ラムの中心には、最愛のレパートリーであるイギリス芸術歌曲を据え、それらを 映画音楽、民謡、イタリア名作曲家による英語歌曲、ミュージカルなどで大きく 包みこんだブーケのような魅惑的アルバム。 「バリトン歌手が紡ぐ英語の“歌道”。じっくりと音楽に浸ることによって、ジャ ンルは様々でも、そこに一本の道を感じることができるでしょう。」(自筆ライ ナーノーツより)というように、のびやかな声が輝き、しみわたるような清爽感 をもたらせてくれます。自身が最も傾倒する、作曲家フィンジは特に必聴!(オクタヴィア)

H.M.F
HMM-902720(1CD)
シューベルト:美しき水車小屋の娘 サミュエル・ハッセルホルン(Br)
アミエル・ブシャケヴィチ(P)

録音:2022年11月、スタジオ・bシャープ、ベルリン
2018年エリザベート・コンクールに優勝、またたく間に世界の注目を集め、名だたる歌劇場で活躍(バレンボイム指揮のベルリン国立歌劇場での「フィガロの 結婚」伯爵ほか)、歌曲でも高く評価されている注目のバリトン、ハッセルホルン。先日も日本で最終公演をむかえたワルトラウト・マイヤーのさよなら演奏会にも 出演し、その歌声と舞台姿が話題となりました。そのハッセルホルンが、シューベルトのシリーズをスタートします。シューベルト最晩年の1823-1828年に書かれ た作品を中心に録音していくという注目のプロジェクトです。シリーズ第1弾は、今年2023年から200年前にあたる1823年に完成した「美しき水車小屋の娘」。 ハッセルホルンの美しい発語と余裕あるフレーズ、そして作品に対する深い洞察は、説得力十分。歌曲伴奏で活躍するピアニストと組んでの理想的な演奏が誕生し ました。
「美しき水車小屋の娘」は1823年に完成しました。ハッセルホルンはブックレットに以下のようにコメントを寄せています。 〜『これらの曲が作られた時代と私たちを隔てる時間の隔たりに直面し、私たち演奏家は常に、これらの曲が、「今」の私たちに何を語りかけているのかを自問し なければならない。実は私は、「美しき水車小屋の娘」の物語(粉職人の男が水車小屋の娘に恋をするが、その恋は実らない云々)をそのまま素直に受け入れるの は難しいといつも思ってきた。あまりにも具体的な情報が少なすぎるのだ。たとえば、その若い女性については、金髪で青い目をしているということ以外には描写 がない。彼女自身の発言も少ない。その若い女性がほかの男に恋をしたという三角関係、という解釈も難しい。ミュラー=シューベルトでは、ハイネ=シューマンが コンビを組んだ『詩人の恋』(1840年)と同様、男性主人公は孤独で、遠いところに身を置いています。失恋という単純な物語を超えて、詩と音楽は "よそ者 "の 拒絶を暗示しているのではないか。”彼”は世間一般の常識には当てはまらぬ人だったのかもしれず、その個性(ここでは「他とは違う」ということ)が理由で排斥 されます。そして社会的孤立によって絶望に追い込まてしまっているのだ。おそらくこれが、200年前に書かれたこの作品が、リートという枠を超えて、21世紀の男 女に、今なお語りかけることができる理由なのだろう」。
ピアノのブシャケヴィチは、エルサレムに生まれ、南アフリカで育ちました。ライプツィヒの音楽院、そしてパリ国立高等音楽院を卒業。フィリプ・モルや、ブレンデ ルに師事しています。シューベルト作品の演奏に定評があり、2011年、国際シューベルト協会賞受賞。ソロでも活躍していますが、歌曲伴奏でも極めて高い評価を 得ています。ディースカウ晩年の生徒の一人として、ディースカウのマスタークラスの伴奏者にも抜擢されました。 (Ki)

ONDINE
ODE-1424(1CD)
NX-B07
ベルンハルド・ヘンリク・クルーセル(1775-1838):歌劇「小さな奴隷の少女」序曲(1824)
ファゴット協奏曲 変ロ長調(1829)
『最後の戦士』(1834)- 朗読、合唱、オーケストラのためのデクラメトリウム…世界初録音
ヤニ・スンナルボリ(Fg)
フランク・スコーグ(朗読)
アウディ青少年合唱アカデミー
ヘルシンキ・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
アーポ・ハッキネン(指)

録音:2022年10月16-17日(ライヴ)
フィンランドの製本業者の息子として生まれ、幼い頃から才能を発揮。軍楽隊を経て宮廷楽団の首席クラリネット奏者から指揮者へと登り詰めたクルーセ ル。G.J.フォーグラーに作曲を師事し、クラリネットのための作品を多数書き上げ、なかでも協奏曲はモーツァルトに並ぶ、この楽器のための重要なレパート リーになっています。 このアルバムには世界初録音となる朗読、合唱、オーケストラのための『最後の戦士』を中心に、クルーセル晩年の3作品が収録されています。『最後の戦 士』はスウェーデンの詩人、評論家エリック・グスタフ・イェイイエル(1783-1847)の詩に触発された曲。古代の英雄オーディンを称え、ヴァイキングを偶像化 したこの詩を用いて書かれた大規模な作品で、作曲家が亡くなる前年の1837年12月9日にストックホルム歌劇場で初演されましたが、評価はまちまちで あり、その後演奏されることはありませんでした。「小さな奴隷の少女」はクルーセル唯一の歌劇。娘を失った彼自身の悲痛な思いが込められたという作品 で、この序曲も冒頭は重苦しい雰囲気を漂わせていますが、すぐに明るく清澄な旋律が表れます。 ファゴット協奏曲はクルーセル最後の器楽作品で、3オクターブ半の音域を誇ったという彼の娘婿でファゴット奏者フランス・プロイメイエルのために書かれたも の。曲中には、当時ストックホルムで40年ぶりに演奏されたボワエルデューの歌劇「村の新しい領主」の旋律が引用されています。プロイメイエルは宮廷楽団 の奏者で同僚たちとしばしばアンサンブルを行い、クルーセルは彼らのために多くの作品を書いています。 アーポ・ハッキネンが指揮するヘルシンキ・バロック・オーケストラがピリオド楽器を用いて未知の作品に光をあてています。

OEHMS
OC-1720(2CD)
NX-D02
カール・レーヴェ:オラトリオ『ヤン・フス』 Op. 82 ゾフィア/バーバラ…モニカ・マウフ(S)
ジプシーの老女…ウルリケ・マロッタ(A)
フス…ゲオルク・ポプルッツ(T)
ヴェンツェル/クラム 他…ドミニク・ヴェルナー(Bs)
ヒルテ…トーマス・グロッパー(Bs)
アルチス=ヴォーカリステン・ミュンヘン
ラルパ・フェスタンテ・バロックオーケストラ(古楽器使用)
トーマス・グロッパー(指)

録音:2022年10月12-16日
世界初録音
ドイツ歌曲において「バラード」という新しいスタイルを確立したカール・レーヴェ。実は本職は宗教音楽家で、1820年から66年までシュテティン(現ポーランド のシュチェチン)の教会でカントルを務めました。任期中に書かれたオラトリオは17作以上に上ると見られますが、「バラード」の成功の影に隠れてしまい、研 究・演奏は遅れをとっています。その復興に情熱を傾けているのが当アルバムの指揮者トーマス・グロッパー。2018年録音の受難オラトリオ『新約のいけに え』(OC1706)に続く第2作は、宗教改革の先駆的存在でボヘミア民族の精神的支柱とされてきたフスの後半生をドラマティックに描いています。 この作品は1841年12月にベルリンで初演されましたが、その後は埋もれてしまい、2013年になってようやくピアノ伴奏版で蘇演され、これがオーケストラ版 の初録音となります。オーケストラの楽器と規模は当時のものを想定し、歌手陣にはモニカ・マウフやドミニク・ヴェルナーら古楽演奏の第一級歌手を揃えグ ロッパー自身もバス歌手として参加、5日間をかけてセッション録音した力作です。ブックレットではグロッパーが9ページにわたり充実した解説を執筆していま す(英語・ドイツ語)。 ドヴォルザークの「フス教徒」やスメタナの「わが祖国」第5曲「ターボル」など、チェコからはヤン・フスの生きざまに影響された作品も生まれています。このオラトリ オをそれらのドイツにおける先駆的な存在として聞いてみるのも興味深いでしょう。

Orchid Classics
ORC-100249(1CD)
NX-B03
ジョナサン・ラザフォード(1953-):合唱作品集
Psalm13詩篇13篇(1978)
The Artist 芸術家(2015)
The Master 主(2016)
Final Parting 最後の別れ(1995)
Four Toasts (1966/2011)
エイミー・リッドン(C.A)
キャロライン・デール(Vc)
ロンドン・ヴォイシズ(合唱)
イギリス室内O
ベン・パリー(指)

録音:2021年10月28-29日
全て世界初録音
イギリスの作曲家ジョナサン・ラザフォードの合唱作品集。10歳の時に新しく開校したユーディ・メニューイン音楽学 校に入学。ナディア・ブーランジェから教えを受けながら、レノックス・バークリー(らにも師事。ピアニストとして活動する とともに、合唱音楽の作曲家として宗教音楽、世俗音楽双方にわたる多数の作品を書き上げています。 このアルバムには詩篇13篇による合唱曲をはじめ、聖書からオスカー・ワイルドのテキストを用いたさまざまなテイス トの作品を収録。なかでも「Four Toasts4つの乾杯」は10代の頃に書かれた曲で、2011年までに何度も改 訂されたラザフォード渾身の作品です。

Acte Prealable
AP-0556(1CD)
エルネスト・ショーソン:オルガン、合唱作品集
聖体拝領の晩祷 Op.31
Autres antiennes breves pour le Magnificat
付随音楽「聖セシリアの伝説」Op.22より5曲
おお、救いのいけにえよ
2つのモテット Op.6
3つのモテット Op.12
4つのモテット Op.16
スタニスワフ・マリイェフスキ(Org)、
ルブリン工科大学アカデミックcho、他
エルネスト・ショーソンの知られざるオルガンと、合唱作品集。このアルバムに収められているオルガン作品は、約20年前にシブリー図書館で発見されました。しかし、なかなか演奏機会に恵まれずにいたところ、フランス音楽に詳しいスタニスワフ・マリイェフスキの目に留まり収録されることになりました。ですが1枚のアルバムにするには収録時間が足りなかったため、パリの国立図書館に所蔵されていた合唱曲を加えることになりこのアルバムが完成しました。エルネスト・ショーソンの知られざる名曲をお楽しみください。

Signum Classics
SIGCD-739(1CD)
ワンダーランド〜リゲティ生誕100周年と久石譲、木下牧子、イェイロ、ビンガム、パターソン他の委嘱作品集
1.木下牧子:あしたのうた
2.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より 2つの夢と小さな蝙蝠
3.オラ・イェイロ:夢の中の夢
4.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より 梨の木の上のカッコウ
5. フランチェスカ・アミューダー=リヴァーズ:アライヴ
6.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より アルファベット
7.久石譲:I was there
8.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より 空飛ぶロバート
9.ジュディス・ビンガム:トリックスター
10.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より ロブスターのカドリーユ
11.マルコム・ウィリアムソン:ブレーメンの音楽隊
12.リゲティ:ナンセンス・マドリガル集より 長く、悲しい物語
13.ポール・パターソン: タイム・ピース
キングズ・シンガーズ〔パトリック・ダナキー(C.T)、エドワード・バトン(C.T)、ジュリアン・グレゴリー(T)、クリストファー・ブリュートン(Br)、ニック・アシュビー(Br)、ジョナサン・ハワード(Bs)〕

録音:2022年10月19日&21日、2023年1月16日-18日、ブリテン・スタジオ(サフォーク、イギリス)
ルネサンス・ポリフォニーからジャズ・ポップスまで、2000曲以上ものレパートリーを誇り、2018年に結成50周年を迎えた男声ア・カペラ・グループのレジェンド、キングズ・シンガーズ。本アルバムでは、2023年に生誕100周年を迎えるリゲティの作品を中心に、キングズ・シンガーズの55年の歴史の中で、彼らのトレードマークである音楽的なストーリーテリングと喜びにあふれた委嘱作品を収録。アルバムのタイトルでもある「ワンダーランド」の通り、魔法、神話、おとぎ話の世界に立ち返っています。 遊び心のある子供の詩やルイス・キャロルの代表作、「不思議の国のアリス」からの抜粋を題材にしたリゲティのナンセンス・マドリガル集を中心に、オーストラリアの最も著名な音楽家の一人、マルコム・ウィリアムソンによって1972年に作曲されたグリム童話「ブレーメンの音楽隊」に基づいた音楽、2022年12月の来日公演で世界初演された久石譲の 「I was there」(9.11や東日本大震災など、悲劇的な出来事の文化的記憶に焦点を当てた作品)、同じく2022年の来日公演で披露された(初演は2020年)木下牧子の 「あしたのうた」(自然界を中心とした希望とポジティブなテーマを思い浮かばせる作品)まで、各時代を代表する現代作曲家から200を超える作品を捧げられてきたキングズ・シンガーズの珠玉のレパートリーをお楽しみいただけます。
Signum Classics
SIGCD-741(1CD)
マーラー:歌曲集
リュッケルト歌曲集
さすらう若人の歌/亡き子をしのぶ歌
サラ・コノリー(Ms)、
ジョセフ・ミドルトン(P)

録音:2021年4月27日-28日&30日(イギリス)
ニューヨークタイムズ紙にて「最上級」と絶賛されているサラ・コノリーとジョセフ・ミドルトンの二人の共演による、マーラー歌曲集の第1弾!今後もピアノ伴奏付きの歌曲の全曲録音が予定されている非常に楽しみな企画がスタートしました。サラ・コノリーはイギリスを代表するメゾ・ソプラノで、BBCシンガーズやザ・シックスティーンのメンバーとしても演奏し、活躍してきました。その活動が認められ。2010年にはCBE(大英帝国三等勲爵士)2017年には「デイム」の称号を授与されるDBE(大英帝国二等勲爵士)を受勲しています。今回の企画を立ち上げたピアニストのジョセフ・ミドルトンとは10年間共に演奏を繰り返しており、ミドルトンはコノリーとこのアルバムで共演できたことを喜んでいます。二人の類まれな洞察力と完璧な芸術性で歌われる世界最高峰のマーラーをご堪能いただけます。

Chopin University Press
UMFCCD-140(1CD)
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ:歌曲全集
4つの歌曲 Op.7/すずらん Op.7(a)
6つの歌曲 Op.18/森の中で/カチュール・マンデスの詩による12の歌 Op.22
アンナ・ミコワイチク=ニェヴィエジャウ(S)、
マルチン・タデウシュ・ウカシェフスキ(P)

録音:2020年2月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・ホール(ポーランド、ワルシャワ)
19世紀後半から20世紀前半におけるポーランドの文化・政治界で最も偉大な人物の一人、イグナツィ・ヤン・パデレフスキの歌曲全集。傑出したピアニストであったパデレフスキの作品はピアノ曲が中心ですが、繊細で多彩、豊かな表現と質感を持った歌曲も人気があります。Op.18はポーランドを代表する国民的ロマン派詩人・政治活動家、アダム・ミツキェヴィチ(1798-1855)の詩に曲を付けたものです。
Chopin University Press
UMFCCD-132(1CD)
J.ヴィエニャフスキ&ルトスワフスキ:歌曲集
ルトスワフスキ:シロンスクの3章(ソプラノとピアノ版)
ユゼフ・ヴィエニャフス:歌曲集 Op.50(ソプラノとピアノのための)
ルトスワフスキ:お花の歌とお話の歌(ソプラノとピアノ版)
アンナ・ミコワイチク=ニェヴィエジャウ(S)、ロベルト・モラフスキ(P)

録音:2019年11月、2020年(ポーランド、ワルシャワ)
管弦楽付き声楽曲で知られるルトスワフスキの楽曲、「シロンスクの3章」をイェジ・コルノヴィチとロベルト・モラフスキが、「お花の歌とお話の歌」をエウゲニシュ・クナピクとロベルト・モラフスキが、それぞれソプラノとピアノ用に編曲。
ユゼフ・ヴィエニャフスキは、ヴァイオリンの名手としてあまりにも有名なヘンリク・ヴィエニャフスキの弟でありますが、彼もまた優れたピアニストとして活躍し、作曲家としても多様な作品を遺しています。本アルバムには6曲からなる「歌曲集 Op.50」が収められ、豊かで多彩なメロディに触れることができます。ポーランド(シレジア地方)の民俗的な詩が使われた「シロンスクの3章」(シレジア三部作)はポーランド語で、ハイネ、ゲーテ、ミュラーの詩を用いたヴィエニャフスキの「歌曲集 Op.50」はドイツ語で、ロベール・デスノスの児童向け詩集から9編を選んだ「お花の歌とお話の歌」はフランス語で歌われています。

RUBICON
RCD-1100(1CD)
アーウェル・ヒューズ(1908-1988):3人の独唱、合唱と管弦楽のためのオラトリオ 「デヴィ・サント(聖デイヴィッド)」(オリジナルのウェールズ語歌唱版世界初録音) オウェイン・アーウェル・ヒューズ(指)、
BBCウェールズ・ナショナルO&cho、
スーザン・ブロック(S)、
ポール・キャリー・ジョーンズ(Bs-Br)、
ロドリ・プリース・ジョーンズ(T)
ロイヤル・フィルを振ったシベリウスの交響曲全集録音で国際的な存在感を増しているウェールズの指揮者オウェイン・アーウェル・ヒューズ(b.1942)。Rubiconレーベルでの新たな録音は、オウェインの父親にあたる作曲家・指揮者アーウェル・ヒューズ(1908-1988)のオラトリオを取り上げました!
アーウェル・ヒューズはウェールズの炭鉱労働者の10番目の息子として生まれ、英国王立音楽カレッジで学び、ゴードン・ジェイコブ、ホルスト、ヴォーン・ウィリアムズを師と仰ぎました。第二次世界大戦中はBBCに勤務し、BBCウェールズの音楽部長を務めています。1951年のイギリス祭(Festival of Britain)のために作曲された『デヴィ・サント(聖デイヴィッド)』は、彼の友人でBBCの同僚でもあったAneurin Talfan Daviesが、ウェールズの守護聖人であるデイヴィッド(c.520-588)の生涯に基づいて書いたテキストを用いたオラトリオで、メロディアスでありながらドラマティックでもあり、素晴らしい技巧が凝らされた作品となっています。
同曲は1990年にも同じオウェイン・アーウェル・ヒューズ&BBCウェールズ・ナショナルOによってChandosに録音されていますが(ソリストは別)、当時は英語歌唱版だったため、オリジナルのウェールズ語のテキストを歌ったウェールズ語版は世界初録音となります。ソリストも、スーザン・ブロックを始めとするウェールズに縁のある一流歌手たちが集い、理想的なウェールズ・オラトリオのレコーディングが実現しました。
1942年にウェールズのカーディフに生まれたオウェイン・アーウェル・ヒューズ(オワイン・アルウェル・ヒューズ)は、作曲家・指揮者として成功したアーウェル・ヒューズの息子として育ち、ボールト、ハイティンク、ケンペらに指揮を学び、40年以上にわたって情熱的な音楽制作を続けてきました。日本での知名度はまだ途上ながらも、欧米では堅実に評価を積み重ね、2009年にはCBE(大英帝国勲章第3位)を受勲している実力者です。

Rondeau
ROP-6250(1CD)
サミュエル・ランペル:安息日のための夕べの祈り フィリップ・ゴールドマン(指)、
ライプツィヒ・シナゴーグcho、
アサフ・レヴィティン(Bs-Br)、
イヴォ・ムラヴェリ(Org)
1884年生まれのサミュエル・ランペルによる「安息日のための夕べの祈り」。ドイツ系ユダヤ人として生まれた彼は、ユダヤ教やその文化を広めるために貢献しました。1928年に出版された『カントールと混声合唱のためのシナゴーグ聖歌集』では、ユダヤ教で頻繁に行われるカバラット・シャバットの儀式を音楽にしました。この曲集は今でもユダヤ教徒の間で親しまれており、ライプツィヒ・シナゴーグ合唱団は、この作品が作曲されたまさにその地で録音を行っています。
Rondeau
ROP-405253(2CD)
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232 聖トーマス教会cho、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO、アンドレアス・ライツェ(指)、ミリアム・フォイアージンガー、マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト、クロード・アイヒェンベルガー、ゲオルク・ポプルツ、ヘンリク・ベーム

録音:2022年11月3日-6日、聖トーマス教会(ライプツィヒ、ドイツ)
約800年にもおよぶ歴史を持つライプツィヒの少年合唱団、聖トーマス教会合唱団(聖トーマス教会少年合唱団、ライプツィヒ聖トーマス教会聖歌隊などとも)。大バッハが27年間カントル(トーマスカントル/楽長)を務めたこの由緒ある合唱団に2021年9月、大バッハ以後第18代目のカントルにアンドレアス・ライツェが就任しました。そして2022年、豪華ソリスト陣を迎えて臨んだクラシック音楽史上最高傑作ともいわれる大バッハの集大成「ロ短調ミサ」をレコーディング、カントルとしてのファースト・アルバムが待望のリリースとなります!
アンドレアス・ライツェ(アンドレアス・ライゼ)は1975年、スイスのゾロトゥルン出まれ。ベルン、チューリッヒ、ルツェルン、バーゼル、グラーツで教会音楽や鍵盤楽器、合唱とオーケストラの指揮を学びました。以来多くの劇場やコンサートホールに招かれて指揮台に立っているほか、自身が結成したピリオド楽器アンサンブル「カントゥス・フィルムス・コンソート」を率いてRondeauレーベルにモンテヴェルディの大作「ポッペーアの戴冠」のナポリ稿完全版を世界初録音(ROP-6237384)するなど、活動の幅をますます拡げ注目を集めています。典礼や教会暦にも精通し、少年合唱の豊富な指導経験が認められ、宗教改革以後初となるカトリックのスイス人トーマスカントル(これまではプロテスタントのドイツ人であった)としても話題を呼んだ新時代のカントル、ライツェによる渾身の「ロ短調ミサ」。聖トーマス教会合唱団の明るい未来を確信させる素晴らしいアルバムの登場です。

Challenge Classics
CC-72934(1CD)
ラスト・エピファニー
ブラームス:ドイツ民謡集 WoO33
All mein Gedanken, No.30/ Mein Madel hat einen Rosenmund, No.25/ Feinsliebchen, No.12 / Jungfraulein, soll ich mit Euch gehen, No.11/ Die Sonne scheint nicht mehr, No.5 / Erlaube mir, feins Madchen, No.2/ Sagt mir, o schonste Schaf’rin mein, No.1/ Es steht ein Lind’, No.41/ Gar lieblich hat sich gesellet, No.3/ Sonntag, Op.47-3/ Wach auf, Mein’ Herzensschone, No.16/ Es wohnet ein Fiedler zu Frankfurt am Main, No.36/ In stiller Nacht, No.42/ Ach Gott, wie weh tut scheiden, No.17/ Soll sich der Mond nicht heller scheinen, No.35/ Da unten im Tale, No.6
ノルベルト・グランズベルグ(1910-2001):追憶 〜ホロコースト歌曲集
Im Gefangnis / Abschied / Fur Ule / Alter Baum / Nachtgedanken / Der Ofen von Lublin / Versprich mir eins / Die letzte Epiphanie / Lied zur guten Nacht / Greta / An die Volker der Erde
シューベルト:夕星 D.806
ティロ・ダールマン(Bs-Br)
ヒダイエット・ヨナス・ジェディカー(P)

録音:2022年5月2-5日
蒔いた種を、見守ることもなく…」シューベルトの『夕星』で終わるこの歌曲アルバムには、19世紀を生きたブラームスと、20世紀を生きたグランツベルクに よる、これ以上ないほど対照的な楽曲が並んでいます。グランツベルクはナチの台頭を受けてドイツからフランスに渡り、エディト・ピアフの歌を多く書くなどして 活躍した作曲家です。
音楽の無邪気さ、喜びを体現したブラームスの『ドイツ民謡集』に、ホロコーストを知る作曲家グランツベルクによる『追憶 〜ホロコースト歌曲集』をカップリン グ。後者はたいへん美しい響きを持っているのにただただ痛ましいだけで、1世紀を隔てての文化の断絶が強烈に迫ってきます。音楽の傑作とは何なのか、考えさ せられる1枚。 (Ki)

FIRST HAND RECORDS
FHR-148(1CD)
ファニー・ヘンゼル(ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル)(1805-1847):歌曲集
[1820年]
Wenn ich ihn nur habe * / Die Schonheit Nicht, Madchen * / Wohl deinem Liebling *
[1823年]
Der Abendstern # / Die sanften Tage * / Der Sanger * / An die Entfernte
[1824-26年]
Auf der Wanderung * / Abschied * / Mond* / Sehnsucht [H-U190]
[1827年]
Sehnsucht [H-U192] * / Maigesang / Seufzer * / An den Mond* / An die Ruhe * /
Sehnsucht [H-U203] * / Sehnsucht [H-U205] / Umsonst * / Suleika
[1828-33年]
Sehnsucht [H-U217] / Nacht / In der Ferne *
[1835-38年]
Uber allen Gipfeln ist Ruh’ / Ach, die Augen sind es wieder / Das Meer Erglanzte / Ich wandelte unter den Baumen
[1840-44年]
Der Furst vom Berge / Traurige Wege / Dammrung senkte sich von oben / Traum / Mutter, o sing mich zur Ruh’ *
[1846年]
Erwache Knab’, erwache * / Vorwurf
ジェニファー・パーカー(Ms)
ステファニー・ウェイク=エドワーズ(Ms)
ティム・パーカー=ラングストン(T)
ジェームス・コールマン(P)
ジュヌヴィエーヴ・エリス(P)
エヴァン・ギルフォード(P)

録音:2023年1月3-8日/ライプツィヒ、メンデルスゾーンハウス
* 初録音
# 商業用初録音
フェリックス・メンデルスゾーンの姉で、ピアノ曲や歌曲を残しているファニー・ヘンゼル。その生涯については多くのことが研究者によって明らかにされ、たく さんの手書き譜も見られるようになりましたが、肝心の音楽についてはまだあまり知られていません。この現状を打破すべく、ヘンゼルの歌曲を研究し「HENSEL SONGS ONLINE」(henselsongsonline.org)に239曲の歌曲の楽譜を公開しているテノール歌手、ティム・パーカー=ラングストンを中心としたメンバー による、貴重な初録音を含む歌曲集が登場しました。ヘンゼル自身もかつて暮らしていた、メンデルスゾーンハウスでの録音。
アルバムはヘンゼルが10代の頃の初期作品にはじまり、晩年にかけて年代順に展開。先へ進むにつれ書法が発展し、音楽的にもどんどんと表現豊かになってい くのが聴き取れます。最後に収録された「Vorwurf」はヘンゼルの作品10として、作曲家の死後に弟フェリックスによって出版された作品。

ATMA
ACD2-2856(1CD)
おじいさんのうた
ホセ・アルフレード・ヒメネス
(1926-1973):Paloma Querida / Deja que salga la Luna
モイセズ・シモンズ(1889-1945):Martha
アグスティン・ララ(1897-1970):Espanolerias
フランシスコ・ロペス(1916-1995):Mexico
アルフォンソ・エスパルサ・オテオ:Dime Que Si
クアテス・カスティージャ:El Pastor
ラファエル・エルナンデス:Diez Anos
ホセ・アルフレード・ヒメネス(1926-1973):La Noche de Mi Mal
マリア・グレベール(1885-1951):Jurame
マヌエル・アルバエス・マシステ(1892-1960):Virgencita de Talpa
ペドロ・ガリンド・ガラルサ& エルピディオ・ラミレス(1906-1989/1882-1960):La Malaguena
ホセ・アンヘル・エスピノーザ(1919-2015):Echame a mi la culpa
ホセ・F.エリソンド& F. メネンデス(1880-1943/ ?):Ojos tapatios
アントニオ・フィゲロア(T)
ラ・ファミリア・フィゲロア

録音:2021年7月5-9日/ケベック
モントリオール出身のテノール歌手で、オペラ界でも活躍しているアントニオ・フィゲロアがメキシコの伝統的な歌を取り上げました。これらは彼の子供時代の個 人的な記憶に深く結びついた音楽だそうで、メキシコからの移民一家が故郷の文化を温かく伝えながら新しい社会に溶け込んでいく物語を描いたアルバムである とも語っています。マリアッチバンド「ラ・ファミリア・フィゲロア」の伴奏にのって、敬意と情熱をもって歌い上げるメキシコの歌をお聴きください。 (Ki)
ATMA
ACD2-2836(1CD)
バッハ:6つのモテット BWV225-230
歌え、主に向かい新しい歌を BWV225
イエス、わが喜びよ BWV227
御霊は我らの弱さを支え助け給う BWV226
来たれ、イエスよ、来たれ BWV229
恐れるな、私はあなたと共にいる BWV228
主を讃えよ、すべての異邦人よ BWV230
リゼット・カントン(指)
オタワ・バッハcho

録音:2021年10月16-17、23-24日/オタワ
2002年にリゼット・カントンによって創設されたオタワ・バッハ合唱団は、バッハの声楽作品をレパートリーの中心としながらあらゆる時代の音楽を演奏する グループで、カナダ屈指の合唱団として国内外から高く評価されています。バッハの合唱曲中、とりわけ瑞々しく美しいこれら6曲のモテットは、この合唱団の歌唱 を堪能するにふさわしい作品と言えるでしょう。

Paraty
PTY-3231134(1CD)
わが夢のご婦人
作者不詳:カセレスの子守唄
アンリ・コレ:マリアーナ/セギディーリャ/レリヒオーサ
エミリアーナ・デ・スベルディア:子守歌/グアヒラ/ジプシーのコプラ
イベール:テーブルの下/ドン・キホーテの別れの歌
ラパーラ:闘牛のように/不幸のソレア/あるスペイン人への手紙
イベール:星の子守歌
ロルカ:18世紀のセビリャーナス/チニータスの酒場/ハエンのムーア娘たち/セビーリャの子守唄/ドン・ボイソのロマンセ
イベール:死の歌
作者不詳:ムルシアの子守唄
アンサンブル・イル・カラヴァッジオ【 ギ エム・ウォルムス(Bs-Br)、カミーユ・ドラフォルジュ(Cemb)、ロナルド・マーティン・アロンソ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)】

録音:2020年ラ・シテ・ド・ラ・ヴォワ
アンダルシアやスペインをテーマにした歌曲を集めていますが、大半はフランスの作曲家によるもので、想像上のスペイン旅行となっています。本物のスペインと して作家ロルカのスペイン民謡集から5曲が選ばれています。
フランスの若手古楽奏者たちを集めたアンサンブル・イル・カラヴァッジオ。ギエム・ウォルムスがスペイン語を駆使しているのも注目。フランスの作曲家たちが 夢見たスペインにご期待ください。 (Ki)
Paraty
PTY-2522057(1CD)
アンチ・メランコリクス
バッハ:教会カンタータ集
(1)第131番「主よ、深き淵よりわれ汝を呼ぶ」BWV131
(2)第13番「わが溜息、わが涙は」BWV13
(3)神の時は最上の時なりBWV106
エロディ・フォンナール(S)、ウィリアム・シェルトン(A)、トーマス・ホッブス(T)、ロマン・ボックレル(Bs)
オリヴィエ・スピルモン(指)アンサンブル・アリア・メン

録音:2021年9月12-15日サン=ジョス教会(モントレイユ=シュル=メール)
タイトルはアウグスト・ファイファーの本のタイトル。ルターにとり憂鬱は悪魔の食べ物で、ここに収められた3つのカンタータには、その思想が反映されています。
オリヴィエ・スピルモンは1979年生まれのフランスのチェンバロ奏者で指揮者。2012年にバロック音楽専門の団体アンサンブル・アリア・メンを創設。バッハ作品とりわけワイマール時代のカンタータに力を注いでいます。

Coviello
COV-92305(1CD)
ヒンデミット:歌曲集『マリアの生涯』 イヴ ォン ヌ・フリードリ(S)
コンスタンティン・アレックス(P)

録音:2021年10月15-18日ベルリン、エールベルク教会スタジオ
グレン・グールドが「史上最高の歌曲集」と評したことでも知られるヒンデミットの『マリアの生涯』。リルケによる詩を美しく歌いながらも、ヒンデミット流のネ オ・バロック的ピアニズムがあふれだして独特の味わいをもたらす作品です。スイスのソプラノ歌手、イヴォンヌ・フリードリによる歌唱。 (Ki)

Dynamic
DYNDVD-37981(DVD)
NX-D05

DYNBRD-57981(Bluray)
NX-D05
ピツェッティ:ソフォクレスの『オイディプス王』への3つの交響的前奏曲
ストラヴィンスキー:オペラ=オラトリオ「エディプス王」
エディプス王・・・AJ. グリュッカート(T)
ヨカスタ・・エカテリーナ・セメンチュク(Ms)
クレオン・・アレックス・エスポジト(Br)
ティレシアス・・・アドルフォ・コッラード(Bs)
羊飼い・・ルカ・ベルナール(T)
使者セバスティアン・ガイヤー(Bs-Br)
ナレーターマッシモ・ポポリツィオ
フィレンツェ五月音楽祭O&cho
ダニエレ・ガッティ(指)
映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ

収録:2022年6月30日
サーラ・ズービン・メータ(フィレンツェ五月音楽祭歌劇場)
収録時間:79分
音声:イタリア語・ラテン語
PCMステレオ2.0/DTS5.1(DVD)
PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio5.1(Blu-ray)
字幕:日本語、ラテン語、イタリア語、英語、フランス語、ドイツ
語、韓国語
画角:16/9 NTSC All Region
DVD…片面単層ディスク
Blu-ray…片面単層ディスク 1080i High Definition
古代ギリシャ悲劇の最高傑作の一つに挙げられる『オイディプス王(エディプス王)』を素材にして、ピツェッティとストラヴィンスキー(1882- 1972)という同時代を生きた二人の作曲家が書いた対照的な作品を並べた意欲的なコンサートのライヴ映像。 「ソフォクレスの『オイディプス王』への3つの交響的前奏曲」はピツェッティ24歳の作品。ミラノの劇場でのソフォクレス:『オイディプス王』上演のために書かれ ました。バロック音楽やルネサンス音楽に対して強い関心を持っていたピツェッティが古代ギリシャに思いを馳せて書いた清澄な響きが興味を惹きます。 一 方、オペラ=オラトリオ「エディプス王」は、ジャン・コクトーがソフォクレスの『オイディプス王』に依って書いた台本のラテン語訳詞にストラヴィンスキーが作曲し、 1927年、バレエ・リュスのパリ公演の一環として作曲家自身の指揮で初演。翌1928年、ベルリンでこの作品を上演したクレンペラーは「「エディプス王」は (…中略)クロール・オーパーで採り上げた現代作品の中で、私に最も大きな喜びを与えた作品でした」(白水社刊「クレンペラーとの対話」)と語っています。 この演奏会では同じギリシャ悲劇をテーマとしながらも、かたや清澄な抒情とドラマを併せ持つ管弦楽曲、こなた叙事性に重きを置いたナレーション付きの声 楽による音楽劇、という対照的な性格の2つの作品をカップリング。近・現代作品の解釈に定評のあるダニエレ・ガッティのタクトのもと、フィレンツェ音楽祭管 弦楽団(&cho、独唱陣)による端正なたたずまいと高い緊張感に貫かれた演奏が聴きものです。
DynamicCDS-7981(1CD)
NX-B03
ピツェッティ:ソフォクレスの『オイディプス王』への3つの交響的前奏曲
ストラヴィンスキー:オペラ=オラトリオ「エディプス王」
エディプス王・・・AJ. グリュッカート(T)
ヨカスタ・・エカテリーナ・セメンチュク(Ms)
クレオン・・アレックス・エスポジト(Br)
ティレシアス・・・アドルフォ・コッラード(Bs)
羊飼い・・ルカ・ベルナール(T)
使者セバスティアン・ガイヤー(Bs-Br)
ナレーターマッシモ・ポポリツィオ
フィレンツェ五月音楽祭O&cho
ダニエレ・ガッティ(指)

録音:2022年6月30日
サーラ・ズービン・メータ(フィレンツェ五月音楽祭歌劇場)
古代ギリシャ悲劇の最高傑作の一つに挙げられる『オイディプス王(エディプス王)』を素材にして、ピツェッティ(1880- 1968)とストラヴィンスキー(1882-1972)という同時代を生きた二人の作曲家が書いた対照的な作品 を並べた意欲的 なコンサートのライヴ録音。 「ソフォクレスの『オイディプス王』への3つの交響的前奏曲」はピツェッティ24歳の作品。ミラノの劇場でのソフォクレス:『オイ ディプス王』上演のために書かれました。バロック音楽やルネサンス音楽に対して強い関心を持っていたピツェッティが古代ギ リシャに思いを馳せて書いた清澄な響きが興味を惹きます。ストラヴィンスキーのオペラ=オラトリオ「エディプス王」は、ジャン・ コクトーが『オイディプス王』に依って書いた台本のラテン語訳を用いたナレーション付きの音楽劇。 1927年、バレエ・リュス のパリ公演の一環として作曲家自身の指揮で初演されました。 ここではダニエレ・ガッティの指揮の下、端正なたたずまいと 高い緊張感に貫かれた演奏が聴きものです。

TUDOR
TUD-7212(1CD)
AVE GENEROSA
1. Attende Domine - グレゴリオ聖歌
2. Victimae paschali laudes - グレゴリオ聖歌
3. オラ・イェイロ:Ubi caritas
4. カザルス:O vos omnes
5. ビクトリア:Tenebrae
6. フランソワ・パンティヨン:Une Croix (詩: Maurice Budry)
7. アレグリ:Miserere mei, Deus
8. ルドルフ・マウエルスベルガー:Herr, lehre doch mich:
9. フランツ・ビーブル:Ave Maria / Angelus Domini
10. Joseph Reveyron:Psaume du Serviteur
11. オラ・イェイロ:Ave Generosa (詩:ヒルデガルド・フォン・ビンゲン)
12. Vytautas Mi?kinis:Cantate Domino
13. カルロ・ボラー:Christus Vincit
14. アンドレ・ドゥクレ:Notre Pere
15. ジョゼフ・ボヴェ:Veille sur nous
アマリリス・ド・ラ・グリュイエールcho
ニコラ・フラニェール(指)

録音:2022年6月2、9、12、23日
アマリリス・ド・ラ・グリュイエールは、チーズで名高いスイスの山里グリュイエールにある男声合唱団。グリュイエール博 物館の館長アンリ・グルモーとビュルの音楽教師アンドレ・コルボによって1955年に設立されました。アンドレ・コルボ は名指揮者ミシェル・コルボのおじで、ミシェルが音楽の道に進む上で大きな影響を受けた人物です。設立当時は 16人のメンバーで主にスイス民謡を歌っていました。その後、一時活動を中断したものの、1976年に再開。今で はメンバーも36人に増えました。このアルバムではグレゴリオ聖歌からルネサンスのポリフォニー、近現代の宗教曲を 歌っています。ピンポイントで高精度に磨き上げられた歌唱とは少し雰囲気の異なる、あたたかみのあるハーモニー が魅力です。

TOCCATA
TOCC-0667(1CD)
NX-B03
ミャスコフスキー:声楽作品集 第2集〜バリトンとピアノのための歌曲全集
アレクサンドル・ブロークの詩による6つの歌Op. 20(1920)
日の暮れに:フョードル・チュッチェフの詩による3つのスケッチ Op.21(1922)
3つのスケッチ Op.45(1938)
ステパン・シチパチョフの抒情詩集より Op. 52(1940)
長年の歌 Op.87より (1901?36/改訂1950)
 No.1. Thus yearns the soul
 No.6. Song of the Collectors
 No.7. In the struggle with a heavy fate
 No.10. Sonnet of Michelangelo
極地探検隊の2つの歌 (1939)s
イリヤ・クズミン(Br)
ジャムラト・ドゥラーエフ(Br)
オルガ・ソロヴィエヴァ(P)

録音:2018年1月15-22日、2022年1月20日、2019年2月4、18日、2019年3月23日、2022年1月14日
全て世界初録音
27曲の交響曲で知られるロシアの作曲家ニコライ・ミャスコフスキー。このTOCCATAレーベルでのシリーズでは、あまり耳にすることのない彼の声楽作品に焦 点を当てています。第2集にはバリトンとピアノのための歌曲を全曲収録。どれもミャスコフスキーの初期から中期に書かれたもので、テキストにはロシアの抒情 詩が用いられています。また、アルバムの最後に置かれた「極地探検隊の2つの歌」は彼にとっては珍しい大衆のための歌曲であり、1930年代のソ連でブー ムになっていた北極開発の探検家たちの偉業をテーマにしています。とりわけ第1番で用いられたミハイル・スヴェトロフの詩は、プロコフィエフも曲を付けるなど 当時大きな人気を博していたものです。

KLARTHE
KLA-162(1CD)
パリジャンのファリャ
ファャ:3つの歌【T.鳩/U.中国風/V.セギディーリャ】
アンダルシアのセレナータ
前奏曲/あなたの黒い瞳
アンダルシア
7つのスペイン民謡【T.ムーア人の衣装/U.ムルシア地方のセギディーリャ/V.アストゥリアス地方の歌/ W.ホタ/X.子守歌/Y.歌/Z.ポーロ】
クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌
本当の味がするロンダのパン
幼子を腕に抱きしめる母たちの祈り
ポール・デュカスの墓碑銘のための賛歌
マヤ・ビリャヌエヴァ(S)、
ダヴィド・ソーデュブライ(P)

録音:2021年5月23&24日、2021年6月6日パリ地方音楽院内講堂(フランス)
スペインの作曲家ファリャは1907年から1914年までパリに滞在し、同地でデュカス、アルベニス、ラヴェル、ドビュッシーと知り合い人脈が広がりました。当 アルバムではパリ時代の作品からドビュッシーやデュカスの死を悼んで作曲した歌曲までを集めました。名ソプラノ、マヤ・ビリャヌエヴァがファリャの魅惑的な作 品を歌います。 (Ki)
KLARTHE
KLA-164(1CD)
「水辺にて」
ミシェル・ルグラン:わが心の風車
ユベール・ジロー:優しさ
セルジュ・ラマ:孤独の島
ヴァレリー・ラルボー:メルス・エル・ケビール
クルト・ヴァイル:ユーカリ
ドビュッシー:美しき夕暮れ
フォーレ:ゆりかご
ギー・ベアール:河は呼んでる
エディ・マーネイ:アイルランドのバラード
ヘンリー・マンシーニ:ムーン・リヴァー
ヴァレリー・ラルボー:スヘフェニンゲン
ドヴォルザーク:月に寄せる歌
フォーレ:水のほとりで
フランソワ・プーランク:愛の小径
フルール・ミノ(歌)、
ジェローム・ブラジュマン(G)

録音:2022年10月4〜7日ヴィラ・マルゲリータ、ヴィシー(フランス)
『キャンディード』『ウエスト・サイド・ストーリー』『オペラ座の怪人』『マイ・フェア・レディ』などの名作ミュージカルの中から最も美しい作品を集めた「フレ ンチ・キス」(KLA-030)で多彩な表現をみせたソプラノ歌手フルール・ミノ。期待の新譜は、ドビュッシーからミシェル・ルグランまで、フランスのメロディと歌 をテーマにしたアルバム「水辺にて」です。ロマンティックで自由なフランスのメロディとフランスの大衆文化の歌を並べることによって、フランスの多様な音楽を 表現しております。
「当演奏はA’=432Hzにチューニングしております。これは自然や水の周波数に近いと考え、私たちの表現がより自然に伝わると思い選択しました」(フルー ル・ミノ&ジェローム・ブラジュマン) (Ki)

LAWO Classics
LWC-1256(1CD)
シーグル・リ:歌曲集 第1集
シーグル・リ(1871-1904):雪(1899)/ヴィルヘルム・クラーグの詩による6つの歌 Op.1(1892)〔ただお泣き,青ざめ悲しい子よ、ヴァルプルギスの夜、鳥が甲高く鳴いた、世界がみんな歌う、私は鞍をつけ、フィドルよ私を癒してくれ〕/クラーグとカスパリの詩による4つの歌 Op.2(1893)〔私の五月の日の花嫁、賄賂、私は愛するひとを埋葬した、夏の夕べ〕/6つの歌(1895)〔新しい生、彼は傷つき、十二月、母の子守歌、わたしは甘い夢を隠し、金色ちどり〕/ペール・シヴレの詩による5つの歌(1898)〔日蝕、光、春-願い、秋、故郷〕/中声のための歌(1901)〔心はやさしさと若さにあふれ、日の光の歌〕/ヘリェ・ローゼの詩による低声のための8つの歌〔平原、夜、歌、わたしの希望はどこに、黄色と白のボートは、木、メヌエット、秋〕/ヘリェ・ローゼの『王の息子たち』による3つの歌〔子守歌、夏至の日の歌、明るく輝く日だった〕/イーダル・ハンダガールの詩による7つの歌(1902)〔春だ、地球を照らす黄金色の太陽よ、あなたの肌は薄く、海と山、ふりそそぐ日の光、それは鼻歌に似て、夏の朝〕
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(Ms)、
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(P)

録音:2022年6月7日-10日、11月8日、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
シーグル・リは1871年にノルウェーのドランメンで生まれ、クリスチャニア(現オスロ)で育ちました。ピアノとヴァイオリンと音楽理論を学び、リンデマン音楽オルガニスト学校の学生だった時、自身の楽器としてヴァイオリンを選びました。作曲をイーヴェル・ホルテルに学び、音楽の道を志す当時のノルウェー青年たちと同じようにライプツィヒに留学。1891年から1893年にかけてカール・ライネッケに教わり、1894年から1895年までベルリンでハインリヒ・ウルバンに師事しました。帰国後、1895年から1898年までベルゲンの「ハルモニエン」オーケストラ(ベルゲン・フィルハーモニックO)のコンサートマスターを務め、1898年にクリスチャニアに戻り中央劇場のカペルマイスターに就任しました。1902年に男声合唱団「ハンデルスタンデン合唱クラブ」の指揮者に任命され、ノルウェー音楽シーンでの活躍を期待されたものの、1904年、結核のためわずか33歳で没しました。後期ロマンティシズムのスタイルによる「交響曲 イ短調」と合唱曲「雪」が特に知られていますが、70を超す数の歌曲も手がけました。多くは生前に出版され、未出版だった15曲はテリエ・マティセンとハンス・マグネ・グレースヴォルが改訂を加え、1999年に『Sanger(歌)』として出版されました。
メゾ・ソプラノのマリアンネ・ベアーテ・シェラン(マリアンネ・ベアーテ・キーラント)がニルス・アンデシュ・モッテンセンと共演してシーグル・レの全歌曲を2枚のアルバムに録音するうちの最初のアルバムとなる今作は「スーパーヒット」の「雪」を含む、生前に出版された作品が歌われます。デンマークの詩人ヘリェ・ローゼ、クリスチャニアで同じ学校に通っていたヴィルヘルム・クラーグ(1871-1933)、テオドル・カスパリ(1853-1948)、ニルス・コレット・ヴォークト(1864-1937)、シーグビョルン・オプストフェルデル(1866-1900)、ペール・シヴレ(1857-1904)、マグヌス・ブローストルプ・ランドスタ(1802-1880)、ニーノシュクの推進にも務めた医師のイーダル・ハンダガール(1874-1959)の詩がテキストの作品です。

GENUIN
GEN-23819(1CD)
シューベルト:冬の旅
冬の旅 Op.89D911第一部(バリトン、イングリッシュ・ホルンと弦楽三重奏曲版)
ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959第二楽章(イングリッシュ・ホルンと弦楽三重奏曲版)
冬の旅 Op.89D911第二部(バリトン、イングリッシュ・ホルンと弦楽三重奏曲版)
※全てエドゥアルト・ヴェスリー編
フローリアン・ゲッツ(Br)、
グルントマンQ【エドゥアルト・ヴェスリー(イングリッシュ・ホルン)、ウルリケ・ティッツェ(Vn)、ベッティーナ・イーリヒ(Va)、ウルリケ・ベッカー(Vc)】

録音:2022年1月13日-17日&2月7日-11日
シューベルトの名曲「冬の旅」をバリトン、イングリッシュ・ホルンと弦楽三重奏版という非常に珍しい編成でのリリース!カップリングにはイングリッシュ・ホルンと弦楽三重奏によるシューベルトの「ピアノ・ソナタ第20番」の第二楽章を収録。全てグルントマン四重奏団のイングリッシュ・ホルン奏者、エドゥアルト・ヴェスリーによる編曲で、木管楽器の柔らかな響きとフローリアン・ゲッツの豊かな歌声が絡み合いピアノ伴奏とはまた違った「冬の旅」を作り上げています。
バリトンのフローリアン・ゲッツは、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校と、ワイマール音楽大学で声楽を学びました。その後パリ・オペラ座、ミュンヘンのガスタイク、ライプツィヒ歌劇場、ダルムシュタット州立劇場などで活躍しています。またアムステルダムのコンセルトヘボウなどにも出演しています。

Glossa
GCD-C81133(1CD)
モーツァルト:アロイージア・ウェーバーのためのアリア集
いえ、いえ、あなたにはできません K.419/アルカンドロよ、わたしは告白する ― どこから来るのかわたしにはわからない K.294/わたしはあなたに明かしたい、ああ! K.418/ああ、もし天に、恵み深い星たちよ K.538/わが憧れの希望よ ― あなたにはどれほどの苦しみかわかるまい K.416/テッサーリアの民よ ― わたしは求めはしません、永遠の神々よ K.316(K.300b)/私の感謝をお受け取り下さい、親切な後援者の皆様 K.383
シンディア・ジーデン(S)、
フランス・ブリュッヘン(指)、
18世紀オーケストラ

録音:1998年5月&9月、ユトレヒト・フレーデンブルフ音楽センター(オランダ)
1777年にモーツァルトが出会った1人の女性、アロイージア・ウェーバー。このアロイージア・ウェーバーは後にモーツァルトの妻となるコンスタンツェの姉であり、「後宮からの逃走」や「悔悟するダヴィデ」、「劇場支配人」などの作品で重要な役を演じるなど輝かしいキャリアを築いたソプラノ歌手であり、そして若かりし頃のモーツァルトが恋心を抱いた初恋の相手です。
モーツァルトがアロイージアのために1778年から1788年の間に作曲を行った7つのコンサート・アリアは、モーツァルトが作品に込めた想いや表現の意図などが現在でも様々な推測を呼んでおり、楽曲の高い完成度はもちろんのこと、不思議な魅力を持ち合わせた傑作として評価されています。
有数のモーツァルト解釈者としての地位を確立しているシンディア・ジーデンが、ブリュッヘン&18世紀オーケストラのサポートを受けて録音された「アロイージア・ウェーバーのためのアリア集」が復刻。シンディア・ジーデンは、上演機会に恵まれないモーツァルトの初期作品や、このアリア集を自身のコンサート・レパートリーとするなどモーツァルトの演奏には特に定評があります。

Da Vinci Classics
C-00745(1CD)
クララ&シューマン:言葉の痕跡〜歌曲とピアノ・トランスクリプション集
献呈/美しき異郷/きみの顔/山と城が見下ろしている/月の夜/今は...(春だ)/ミルテとばらで/告白/くるみの木/きみは花のよう/間奏曲/はすの花/あこがれ/異郷にて(Op.39-1)/春の夜/セレナーデ

※シューマンによる歌曲と、クララ・シューマンによるピアノ編曲版を両方収録(全32トラック
ジュリア・ベアティーニ(歌)、
ヴァレンティーナ・メッサ(P/J.B.シュトライヒャー 1860年製)

録音:2022年10月、キアーヴァリ(イタリア)
シューマンによる珠玉の歌曲16作品を、クララ・シューマンによるピアノ編曲版と並べて収録したDa Vinci Classicsらしい好企画盤。このような歌曲のトランスクリプションはリストが手掛けたものが有名ですが、ここでは夫の作品を妻が編曲したという点で、より特別なものといえるでしょう。1860年に作られたJ.B.シュトライヒャー製のピアノを用いている点もポイントです。

Da Vinci Classics
C-00748(1CD)
べヌス・レイ・ジュニア(1969-):管弦楽作品集
四大元素(ソプラノ、ピアノと管弦楽のための)
メキシコ風バッハ第3番「欲望の踊り」(管弦楽のための)
ソノラ組曲(管弦楽のための)
サイラ・ソリア(S)、
グレタ・シプリアーニ(P)、
サン・ルイス・ポトシSO、
ホセ・ミラモンテス・サパタ(指)

録音:2022年3月(メキシコ)
メキシコのコンポーザー=コンダクター、べヌス・レイ・ジュニア(べヌスティアーノ・レイエス、1969-)の管弦楽作品集。「四大元素」は本作の演奏にも参加しているイタリアのピアニストで詩人のグレタ・シプリアーニのテキストにちなんだ作品で、水、空気、火、土の4つの楽章からなり、原初の元素の力と自然の底知れぬ神秘を描いています。「メキシコ風バッハ第3番」はバロック時代の舞踏組曲にインスピレーションを得た作品。2021年の春に書かれた「ソノラ組曲」は、4つの楽章からなる管弦楽曲で、メキシコ北部のソノラ砂漠の雄大さと神秘を表現しています。

Prima Facie
PFCD-196(2CD)
デュルフレ:レクイエム
ジョナサン・ダヴ:「ミサ・ブレヴィス」よりグローリア、
 天上の宝物、七つの星を創る主を求めよ
イヴ・カスタニェ:ミサ・サルヴェ・レジーナ
オックスフォード大学リンカーン・カレッジcho

録音:2022年6月29日-7月1日
オックスフォード大学リンカーン・カレッジ合唱団が教会音楽の難曲をCD2枚組で収録をしました。パンデミックによって合唱団の活動が壊滅的になったことにより、ある目標を掲げる意味でもこの録音は行われました。レパートリーもデュルフレの「レクイエム」をメインとして、カップリングに現代作曲家の作品を選ぶことにより、未来への希望を持たせてくれるものになっています。

Chopin University Press
UMFCCD-104(1CD)
Ars paschalis
ツェザリー・クンダ編曲:Holy Cross Above All/Improperium T/ゲッセマネ/おお、我がイエス/スターバト・マーテル・ドローローサ/Cry Ye Angels/Improperium U/十字架上の主よ/さらば、愛しい人よ/Our Sheperd Has Left Us/Goodnight Holy Head/Improperium V/Let's Contemplate Today,Faith Christians
エヴァ・バルバラ・ラファウコ(指)、
ヤン・ボクシュチャニン(Org)、
プロ・オペレ(声楽アンサンブル)

録音:2006年&2017年
ツェザリー・クンダ編曲による受難曲。メロディはヤン・シエドレツキが作曲した『教会歌集』から引用し、クンダがさまざまな作曲技法を駆使して一貫性を持たせながら過去へと聴衆を誘うこの作品は、神秘主義と宗教的な思索に満ちています。また「Improperium」はポーランドのオルガン奏者マリアン・サヴァによるものでこの作品により深みを持たせています。
Chopin University Press
UMFCCD-174(1CD)
モーツァルト:レクイエム ニ短調 フレデリック・ショパン音楽アカデミーcho&SO、
リシャルト・ジマク(指)、
マウゴジャタ・ロデク(S)、エルジュビエタ・ヴルブレフスカ(Ms)、イェジー・クネティク(T)、ヴォイチェフ・ジェルラフ(Bs)

録音:2005年4月8日
2005年の4月8日、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が亡くなった直後に収録されたモーツァルト:レクイエムのライヴ録音。優れた指揮者、指導者であり、音楽院の院長も務めたリシャルト・ジマク教授の指揮による演奏で、このアルバムは2021年に亡くなった教授の没後1年に捧げられています。ポーランド音楽界の傑出した人物であるジマク教授の指揮のもと、フレデリック・ショパン音楽アカデミーの学生や教師たちが一丸となって演奏したレクイエム。善や美は悪に勝り、音楽は最も困難な瞬間を乗り切るのに役立つという彼らの信念を表す象徴的な1枚です。

BIS
BISSA-2662(1SACD)
カイヤ・サーリアホ(1952-):合唱曲集
(1)『夜、別れ(Nuits, adieux)』〜4人の歌手とエレクトロニクスのための(1991)
 「夜 I(Nuits I)」 「別れ I(Adieu I)」 「夜 U(Nuits II)」 「別れ U(Adieu II)」
 「夜 V(Nuits III)」 「夜 W(Nuits IV)」 「夜 X(Nuits V)」 「別れ III?V (Adieu III?V)」
(2)『時計さん、黙って!(Horloge, tais-toi!)』〜女声合唱とピアノのための(2005)
(3)『エーコ-!(Echo!)〜8声とエレクトロニクスのための(2007)
(4)『一年の日(Tag des Jahrs)』〜混声合唱とエレクトロニクスのための(2001)
 「春(Der Fruhlin)」 「夏(Der Sommeer)」 「秋(Der Herbst)」 「冬(Der Winter)」
(5)『確信(Uberzeugung)』〜3人の女声、クロタル、ヴァイオリンとチェロのための(2001)
(6)『偵察/再認(Reconnaissance)』〜混声合唱、打楽器とコントラバスのための(2020)
 「長い間で初めての火星人(The First Martian in a Long Time)」 「カウントダウン(Count Down)」
 「(合間:無線傍受(ソラリス))Interlude: Intercepted Radio Transmission (Solaris)」
 「温室(Green House)」 「砂漠の民(Desert People)」 「レクイエム(Requiem)」
(7)『夜、別れ(Nuits, adieux)』〜4人の歌手と合唱のための(1996)(アカペラ版)
 「夜 I(Nuits I)」 「別れ I(Adieu I)」 「夜 U(Nuits II)」 「別れ U(Adieu II)」 「夜 V(Nuits III)」 「夜 W(Nuits IV)」 「夜 X(Nuits V)」 「別れ III?V (Adieu III?V)」
ヘルシンキ室内cho
ニルス・シュヴェケンディーク(指)
(1) (3) (4) ティモ・クル キカンガス(ライヴ・エレクトロニクス、エレクトロニクス)
(2)アンナ・クヴァヤ(P)
(5)(6)ウーシンタ・アンサンブル【イ=ハン・フー(打楽器)、アレクシ・コティラ(Vn)、ヨアシャ・チェスラック(Vc)、エーロ・マルッティラ(Cb)】

録音:2022年8月22〜25日、2022年10月20日ヴィヒティ教会、ヴィヒティ、フィンランド
フィンランドの作曲家カイヤ・サーリアホは、1952年生まれ。シベリウス・アカデミーで、フィンランド・モダニズムの先駆的存在の パーヴォ・ヘイニネンに学び、マグヌス・リンドベリたちと進歩的グループ「コルヴァト・アウキ!(耳を開け!)」を結成して注目されました。1982年からパリの IRCAMで研究を始め、フランスを拠点に、ザルツブルク音楽祭のための歌劇「遥かなる愛」に代表される委嘱作を次々と手がけ、フィンランドを代表する作曲家 のひとりとして活動をつづけています。
フィンランドでは、彼女の70歳の誕生日を祝うコンサート・シリーズ「カイヤ・サーリアホ 70」が2022年10月を中心に行われ、舞台作品と世界初演の作品 など多岐にわたる彼女の作品が演奏されました。ヘルシンキ室内合唱団と芸術監督ニルス・シュヴェケンディークの『Reconnaissance』は、このシリーズの一 環として行われたコンサートの作品によるアルバムです。
「エレクトロニクス付き」と「アカペラ」の2つのバージョンが演奏される「Nuits, adieux」は、眠る子供のためというより、この世に別れを告げる高齢者のた めの「子守歌」という作品。子供の合唱から思いついたという「Horloge, tais-toi!(時計さん、黙って!)」。「Echo!(エーコー!)」は、エーコーとナルキッソス の神話に基づくアレクシ・バリエールの詩的なテクストに作曲され、エレクトロニクス処理による「声」が「こだま」として使われます。人間の声、鳥、風、その他の 自然音にまで「音世界」を広げた、ヘルダーリンの詩による「Tag des Jahrs(一年の日)」。ザルツブルク音楽祭の総監督を離れるジェラール・モルティエへのト リビュートとして音楽祭スタッフから依頼されたという、中世音楽の感覚による「Uberzeugung(確信)」。英語の「偵察」とフランス語の「再認」の両方の意味 をもつ曲名の「Reconnaissance」は「サイエンスフィクション・マドリガル」とでもいう作品。すべての作品でテクストが自由にアレンジして使われ、彼女独自の 音楽表現に実現されました。「Nuits, adieux」と「Tag des Jahrs」をのぞき、世界初録音の作品です。

CASCAVELLE
VEL-1680(1CD)
クララ・シューマンへのオマージュ
シューマン:献呈、蓮華、
 沈黙の愛、夕べの歌、とても愛らしい君の顔
クララ・シューマン:私は暗い夢を見ながら立っていた、
 彼らはお互いを愛し合った、愛の魔力、
 月は静かに上る、静かなる蓮華の花、
 私はあなたの眼を見た
ブラームス:死は冷たい夜、
 わが愛は緑のごとく、夜鶯へ、
 ああもし私が帰り道を知っていたなら、
 やわらげられた憧れ、
 旋律が私を連れて行ってくれるように、
 私の眠りは静かに、 セレナード、
 永遠の愛、五月の夜、
 動かない穏やかな空気、ゆりかごの歌、
 子守歌
アリス・フェリエール(Ms)
ニコラ・ロワイエ(P)、
ピエール=アンリ・ゼレブ(Va)

録音:2022年4月20、25日聖ジャン=ガル寺院
クララ・シューマンの珍しい歌曲を囲むようにしてシューマンとブラームスの 歌曲を配した一枚。メゾ・ソプラノのアリス・フェリエールはソルボンヌ大学で歴史と政治 学を学んだ後、ウィーンでオペラを学んだ一風変わった経歴を持つ。2015年にベルリン で行われた「Das Lied」国際コンペティション、ミュンヘンで行われた「Vokal Gnial」コン ペティションに入賞した。柔らかでしなやかな歌声を持つ若手歌手として今後の活躍が 注目されています。シューマン夫妻とブラームスの歌曲の持つ叙情性、歌謡性が存分に 生かされたアルバム。

GALLO
GALLO-1689(1CD)
ヴィクトル・カリンニコフの晩祷
ヴィクトル・カリンニコフ(1870-1927):晩祷(1914-18)
シュニトケ(1934-1998):3つの聖歌(1988)
チャイコフスキー:ケルビム賛歌
ラフマニノフ:ケルビム賛歌
ヴィクトル・カニンニコフ:ケルビム賛歌
ルノー・ブーヴィエ(指)
レ・ヴォカリステ・ロマンド(混声合唱団)

録音:2022年11月18、19、20日エスタヴァイエ・ル・ジブルー教会
アカペラ混声合唱によるロシア近現代の宗教歌を収録。今日、カリンニコフと言えば2 つの知る人ぞ知る名作交響曲の作曲者で早世したヴァリシー・カリンニコフのことだが、 その弟も作曲家であった。生前は弟ヴィクトルの方が世俗的な意味で成功しており、合 唱のための宗教曲を数多く作曲したが今日ではあまり演奏されることがない。ロシアの大 地から湧き上がるような「晩祷」の荘重な響きは印象的。多様式主義で知られたシュニト ケの3つの聖歌は彼の交響曲や室内楽のようなエキセントリックな現代音楽的要素は一 切皆無。カリンニコフやラフマニノフと見紛うばかりの美しい旋律と和音に溢れており、聴 きごたえ充分。合唱ファン必聴の一枚。

ALPHA
ALPHA-929(1CD)
シューベルト:美しき水車小屋の娘 コンスタンティン・クリンメル(Br)
ダニエル・ハイデ(P)

録音:2022年3月マルクス・シティクス・ホール、ホーエネムス、オーストリア
1993年ドイツ生まれのバリトン、コンスタンティン・クリンメルのALPHAレーベル3枚目のソロ・アルバム。ド イツ・ロマン派のバラード集(ALPHA549)、ウィーン古典派のアリア集(ALPHA892)に続く今作は、待 望の正統派歌曲集「美しき水車小屋の娘」となりました。彼の美しく滑らかな歌声をこれまで以上に堪 能できるアルバムです。

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0058(1CD)
それでも、愛は 〜ブラームス:歌曲とピアノ曲
青春の歌 Op.63-5
永遠の愛について Op.43-1
お前の青い瞳 Op.59-8
日曜日の朝 Op.49-1
間奏曲 Op.116-4*
ドイツ民謡集 WoO33より
 第5曲 太陽はもう輝かない
 第6曲 谷底で
 第25曲 私の恋人の唇はバラ色
心変わり Op.48-2
カプリッチョ Op.116-3*
2つの歌曲 Op.91**
カプリッチョ Op.116-1*
4つの厳粛な歌 Op.121(ジャン=ピエール・メクリ編、弦楽四重奏伴奏版) ***
*=ピアノ独奏曲
マリー=クロード・シャピュイ(Ms)
クリスティアン・シャモレル(P)
ハンス・エディジ(Va)**
シネ・ノミネQ***

録音:2021年1月14-16日/スイス、ラ・ショー=ド=フォン、サル・ド・ミュジーク
ブラームス晩年の傑作歌曲『4つの厳粛な歌』を頂点に据え、声楽曲とピアノ独奏曲を絡めて構成したアルバムです。愛について歌いながらも、どこか超越した 雰囲気をもつ形而上学的な音楽が続き、最後の『4つの厳粛な歌』が本来のピアノ伴奏ではなく弦楽四重奏伴奏になっていることで、特別感のあるクライマックス が築かれています。この曲のもつ懐の深さ、一音一音を踏みしめる重みが、原曲とは一味違った質感で表現された魅力的な編曲です。
マリー=クロード・シャピュイはスイスのメゾソプラノ歌手。バロック・オペラや宗教曲での活躍が多く、ノリントン、ヤーコプス、アーノンクール、シャイーらと共演 しています。 (Ki)

SUPRAPHON
SU-4314(1CD)
ドヴォルザーク:合唱曲集
(1)ミサ曲 ニ長調 Op.86B175
(2)聖書歌曲集 Op.99B189より第1〜5曲
(3)テ・デウム Op.103B176
マルチェラ・マホトコヴァー(S)(1)、
スタニスラヴァ・シュカトゥロヴァー(A)(1)、
オルドルジヒ・リンダウアー(T)(1)
ダリボル・イェドリチカ(Bs)(1)、
インジフ・インドラーク(Br)(2)、
マリア・ヘレニタ・オリヴァレス(S)(3)、
ジャンニ・マッフェオ(Br)(3)
プラハ・フィルハーモニーcho
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)
プラハSO

録音:(1)1970年3月11日&12日、(2)1969年11月6-10日、(3)1970年4月4日&6日/ルドルフィヌム(プラハ)
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)プラハSOの名盤、ドヴォルザークの「ミサ曲 ニ長調」、「聖書歌曲集」より第1〜5曲、「テ・デウム」が再発売いたし ます!ドヴォルザークは信仰心の厚い人であり、宗教曲、教会音楽など聖書に基づく作品はドヴォルザークにとって最も大切にしてきました。
「ミサ曲 ニ長調」はドヴォルザークのパトロンで有力な建築家ヨゼフ・ハラーフカが礼拝堂の落成式のための委嘱作。「聖書歌曲集」はドヴォルザークが好んだ 詩篇をチェコ語訳に合わせた全10曲の作品で当録音では第1〜5曲を収録。そして「テ・デウム」はアメリカ発見400年祭のために作曲された祝祭のための壮 大なカンタータ。他の2作品と同様ドヴォルザークらしい美しいメロディで彩られています。録音当時最高の独唱陣を迎えた記念碑的名盤です。 (Ki)

Pentatone
PTC-5187064
(1SACD)
メンデルスゾーン:合唱曲集
(1)詩篇第100番「全地よ、主に向かいて歓呼の声をあげよ」MWV B45
3つの詩篇モテット Op.78
(2)第1番〜詩篇第2番「いかなれば諸々の民の立ち騒ぎ」(改定版)MWV B41
(3)第2番〜詩篇43番「神よ、わたしを裁きたまえ」(改定版) MWV B46
(4)第3番〜詩篇第22番「我が神よ、我が神よ、なにゆえわたしを見捨てられるのか」MWV B51
2つの宗教的合唱曲 Op.115
(5)第1番「死せる者は幸いなり」
(6)第2番「思慮深きひとは、さらに輝き」
ドイツの典礼より MWV B57より
(7)第3番「キリエ」
(8)第4番「いと高きにある神に栄光あれ」
(9)第10番「聖なるかな」
(10)夕べの祈り「主よ、わたしたちを憐れみたまえ」 MWV B12
(11)「目を上げて」〜オラトリオ「エリヤ」Op.70より
(12)主はあなたのために天使に命じ MWV B53
3つモテット Op.69
(13)第1番「今こそ主よ、僕を去らせたまわん」 MWV B60
(14)第2番「全地よ、主に向かいて歓呼の声をあげよ」 MWV B58
(15)第3番「わたしの魂は主をあがめ」 MWV B59
(16)聖なるかな MWV B47(世界初録音)
フィリップ・アーマン(指)
MDRライプツィヒ放送cho

録音:2022年9月/パウル・ゲルハルト教会(ライプツィヒ)
名合唱指揮者マーカス・クリードに師事し、主にドイツの放送合唱団で指揮者を務めてきた合唱指揮者フィリップ・アーマン(1974年生) が、現在首席指揮者を務めるMDRライプツィヒ放送合唱団とメンデルスゾーンの宗教合唱曲を録音。
「スコットランド」「イタリア」「真夏の夜の夢」といったオーケストラ作品や、「無言歌」「歌の翼に」といった愛らしい小品の影に隠れがちですが、メンデルスゾー ンにとって合唱曲は、大変重要なジャンルでした。メンデルスゾーンは、パレストリーナやバッハらのルネサンスやバロックの様式だけでなく、ユダヤ教の伝統音楽 の様式も取り入れ、独自の合唱音楽の様式を作り上げました。そのすばらしい音楽は、19世紀ドイツの教会音楽の頂きとされています。このアルバムには、有名な 詩篇のドイツ語訳に付けられた作品からラテン語の作品(Op.115)、そして世界初録音となる「聖なるかな」MWV B47まで、メンデルスゾーンの宗教合唱曲 の概要と言える楽曲が選ばれ、収録されています。約70名という大規模な合唱団をまとめあげ、精緻な響きを生み出すアーマンの手腕はさすがです。
メンデルスゾーンの重要なジャンルである合唱音楽の貴重なアルバムというだけでなく、日本のアマチュア合唱団にとってのまたとないお手本となる歌唱と言え るでしょう。 (Ki)

カメラータ
CMBK-30006
(1CD+BOOK)
税込定価
2023年5月31日発売
古代からの声〜伊福部昭の歌曲作品/藍川由美
平安朝の秋に寄する三つの詩
 秋の夜も名のみなりけりあふといへは事そともなくあけぬるものを(小野小町『古今和歌集』巻十三「恋三」六三五)
 人はこす風にこのはゝちりはてゝよなよなむしはこゑよはるなり(曾禰好忠『新古今和歌集』巻五「秋歌 下」五三五)
 うき事もこひしき事も秋のよの月にはみゆる心ちこそすれ
 人きてかへりぬる十月ばかりに(和泉式部『和泉式部集 正集』五七〇)

ギリヤーク族の古き吟誦歌(伊福部昭 詞)
サハリン島先住民の三つの揺籃歌(伊福部昭 採録)
摩周湖(更科源蔵 詩)
蒼鷺(更科源蔵 詩)
藍川由美(ヴォーカル)
蓼沼明美(P)、百武由紀(Va)、神農広樹(Ob)、竹田勉(Cb)

書籍付きCD
●三方背ケース
●書籍52P+4P
●DVDトールケース

録音:2022年1月
 作曲家・伊福部昭から四半世紀にわたり指導を受け、これまでに演奏 会シリーズ、全歌曲集CDやCDブックなどで彼の音楽の真価を伝えてき た藍川由美。  今回、藍川由美がリリースするのは、2007年に手稿譜が見つかった伊 福部昭作曲「平安朝の秋に寄する三つの詩」を藍川自身が校訂、録音し た音源を中心に、伊福部昭の歌曲作品集CDとその解説本をセットした CDブックです。  知られざる伊福部のこの作品の重要性を、藍川が自身の歌唱と筆で解 き明かし、伊福部昭歌曲の真髄を伝える伊福部ファン必携の労作です。(カメラータ)

Gramola
GRAM-99297(1CD)
シューマン:歌曲集
リーダークライス Op.24
二人の擲弾兵 Op.49No.1
ベルシャザール Op.57
詩人の恋 Op.48
ダニエル・グートマン(Br)
マクシミリアン・クロマー(P)

録音:2022年12月16-19日
オーストリア出身、ゲルトナープラッツ劇場のアンサンブル・メンバーとして活躍するバリトン歌手、ダニエル・ガットマンと マクシミリアン・クロマーによるシューマンの歌曲集。"歌の年"に書かれたハイネの詩による「リーダークライス」と「詩人 の恋」では若者の切ない心情を、甘やかな声で切々と歌い上げています。ピアノのクロマーは室内楽と歌曲伴奏に 力を入れ、国際フェスティヴァルやコンサートホールで幅広く活動するピアニストです。

DIVINE ART
DDX-21106(1CD)
NX-B07
アメリカの合唱作品集
ランドール・トンプソン(1899-1984):アレルヤ
バーバー:アニュス・デイ
エリック・ウィテカー(1970-):黄金の光
コープランド:シンプル・ギフト
コープランド:初めに
バーバー:この輝く夜にきっと
アイヴズ:詩篇67篇
ガーシュウィン:サマータイム - 歌劇「ポーギーとベス」より
伝承曲:シェナンドー(ロビン・ホワイト編)
コープランド:私は猫を買ってきた
バーバラ・ネイラー(Ms)
アルバン・ヴォイシズ(合唱)
ピーター・ジェイケル(P)
ロビン・ホワイト(指)

録音:2022-2023年

アメリカ近現代の作曲家たちの合唱曲を集めた1枚。バーバーの「アダージョ」を無伴奏合唱曲に編曲した心にしみ いる「アニュス・デイ」から、コープランドの愉しい「私は猫を買ってきた」まで様々な曲が集められています。合唱指揮 者のロビン・ホワイトはアレンジャーとしても名高く、このアルバムでも有名なアメリカ民謡「シェナンドー」を見事な合唱 曲に編曲しています。アルバン・ヴォイシズはロビン・ホワイトと故フリーダ夫人によって設立された室内合唱団。ホワ イトが作曲したクリスマスソング「世界の光」が好評を博しています。

Orchid Classics
ORC-100247(2CD)
NX-B03
サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875-1912):合唱作品集
【CD1】…宗教曲
1. Te Deum Laudamus
2. The Lord is my strength
3. In thee, O Lord
4. Jubilate Deo
5. O ye that love the Lord
6. Benedictus
7. By the waters of Babylon
8. Arietta アリエッタ(オルガンのための3つの小品)
9. Lift up your heads
10. Magnificat
11. Nunc Dimittis
12. Now late on the Sabbath Day
【CD2】…世俗曲
1. Sea Drift 海流
2. By the lone Sea Shore 孤独な海辺で
3. Whispers of Summer 夏のささやき
4. The Evening Star 宵の明星
5. Elegy エレジー(オルガンのための3つの小品)
6. The Lee Shore リー・ショア
7. Song of Proserpine プロセルピンの歌
8. Summer is gone 夏は去った
9. Melody メロディ(オルガンのための3つの小品)
10. Viking Song ヴァイキングの歌
アリソン・ポンスフォード=ヒル(S)
ジェイムズ・オーフォード(Org)
ロンドン・コーラル・シンフォニアcho
マイケル・ウォルドロン(指)

録音:2023年1月17-19日
ロンドンに生まれ、アフリカ系音楽家のパイオニア的存在として特にアメリカで高い評価を得たサミュエル・コールリッジ=テイラー。この2枚組は彼の宗教的な 合唱曲と世俗的な合唱曲が収録されており、多くは初めて録音されたものです。 コールリッジ=テイラーの合唱音楽に興味を持ち、その音楽性の深さと多様性に感銘を受けた指揮者のマイケル・ウォルドロンによってこのリリースが実現しま した。収録された作品はシンプルな曲からカンタータを思わせる壮大な曲まで多彩な雰囲気をもっています。

Acte Prealable
AP-0549(1CD)
ユゼフ・クログルスキ(1815-1842):宗教音楽集 Vol.2
ミサ曲 ニ長調
アニュス・デイ/葬送ミサ(レクイエム) ニ短調
ハンナ・ザヨンチキエヴィチ(S)、
ドナタ・ズリアーニ(Ms)、マチェイ・ナチク(Br)、
リアン・ユー(Br)、ロベルト・カチョロフスキ(バリトン、オルガン)

録音:2022年11月&12月
わずか27歳でその生涯を終えた作曲家、ユゼフ・クログルスキ(1815-1842)による合唱作品集の第2弾!クログルスキは父親から音楽を学び始め、その後一般音楽学校でカロル・クルピンスキやユゼフ・エルスネルに作曲を師事しました。彼の最初の公開演奏会は1825年に行われ、この時わずか10歳であった音楽家の名声は一気に高まり、「将来有望なピアニスト」と見なされ、「ポーランドのモーツァルト」、「若きリスト」と呼ばれるようになりました。創作活動の面でも驚くほど豊かな才能に恵まれていた彼は、27歳という短い生涯であったにも関わらず、「ピアノとオーケストラのための序曲 ニ短調」のような管弦楽作品、2つのピアノ協奏曲、室内楽、ピアノ、声楽、11の声楽器カンタータ、10のミサ曲という膨大の数の作品を残しています。

Rondeau
ROP-620607(2CD)
フォーレ:宗教音楽全集
汝はペテロなり(c.1872)
詩篇第136篇「バビロンの川のほとりに」(1863)
アヴェ・マリア Op.93
サルヴェ・レジーナ Op.67-1
アヴェ・マリア Op.67-2
小ミサ曲(1881, rev.1906)/祈り(1890)
サンクタ・マーテル(c.1894)
タントゥム・エルゴ Op.55
ベネディクトゥス(c.1880)
アヴェ・マリア(c.1894)
アヴェ・ヴェルム Op.65-1
タントゥム・エルゴ Op.65-2
見よ忠実なしもべ Op.54
アヴェ・マリア Op.posth.(1871)
ラシーヌ讃歌 Op.11
レクイエム Op.48(1888/89年版)
おお サルタリス Op.47-1
恵み深き御母マリア Op.47-2
子どもたちの降誕祭(c.1888-1890)
神のみ子がお生まれになった(1888)
降誕祭 Op.43-1/夜想曲 Op.43-2
レクイエム Op.48(1893年版) より 第2曲「奉献唱」、第6曲「リベラ・メ」
タントゥム・エルゴ(1904)
シュプリンゲ・キリスマ青年cho、
ハノーファー宮廷楽団、
ケノ・ウェーバー(指)、
ロビン・フリンカ(Org)、
ユセフィーネ・ミンドゥス(S)、
ルート・ヘーデ(A)、シュテッフェン・クルーゼ(T)、
コンスタンティン・インゲンパス(バリトン、バス)、
ケア・ラドンス(ソプラノU)、
クリスティアン・ペイシ(P)

録音:2021年8月31日-9月5日、聖ミカエル聖堂(ヒルデスハイム、ドイツ)
2014年から2021年まで芸術監督を務めたケノ・ウェーバーの指揮の下、北ドイツを代表する青年合唱団として知られるシュプリンゲ・キリスマ青年合唱団がフォーレの宗教音楽を初めて全曲録音しました。このプロジェクトは2018年、彼らが「Totensonntag」(死者の日曜日)の礼拝で初めてフォーレのレクイエムを歌ったことがきっかけとなってスタート。1888/89年版レクイエムの親密さ、音色の調和、器楽の鮮やかさに魅せられた彼らはレコーディングを行うことにします。Rondeau Produktionがこのアイデアに共感し、さらには宗教音楽を全曲録音するという提案が生まれ、この大きなプロジェクトに発展していきました。ようやく録音のスケジュールも固まり具体的に動き始めた2020年初めにはCovid-19の拡大によって中断を余儀なくされたものの、少人数での屋外リハーサルやオンライン・リハーサルを重ねることでメンバー全員がその情熱を絶やすことなく燃やし続け、ついに2021年8月から9月にかけて行われたレコーディングをもってこの素晴らしいプロジェクトを完成させました。1877年から1905年にかけてパリの教区教会「ラ・マドレーヌ」で有名なレクイエムをはじめほぼすべての宗教音楽を作曲し、「ラ・マドレーヌ」の少年合唱団を自ら指揮して演奏していたというフォーレの宗教音楽の全貌を、シュプリンゲ・キリスマ青年合唱団の若い歌手たちが瑞々しい歌声で美しく表現します。

Rondeau
ROP-6241(1CD)
R.シュトラウス:歌曲集(無伴奏混声合唱版)
4つの歌 Op.27より 第4曲「明日!」(無伴奏混声16部合唱と独奏ヴァイオリン版)/4つの最後の歌 Op.150(無伴奏混声16部合唱と独奏ヴァイオリン版)/6つの歌 Op.68より 第1曲「夜に」, 第2曲「私は花束を編みたかった」(無伴奏混声6部合唱版)/8つの歌 Op.10より 第3曲「夜」, 第7曲「イヌサフラン」, 第8曲「万霊節」(無伴奏混声8部合唱版)/3つの歌 Op.29より 第3曲「夜の逍遥」(無伴奏混声5部合唱版)/5つの歌 Op.32より 第1曲「愛を抱いて」(無伴奏混声5部合唱版)/5つの歌 Op.15より 第1曲「マドリガル」(無伴奏混声5部合唱版), 第5曲「帰郷」(無伴奏混声8部合唱版)/「はすの葉」の詩による6つの歌 Op.19より 第4曲「二人の秘密をなぜ隠すのか」(無伴奏混声8部合唱版)/5つの歌 Op.48より 第2曲「さまよう心」, 第4曲「冬の霊感」(無伴奏混声4部&5部合唱版)
ザールブリュッケン室内cho
ヘルムート・ヴィンケル(Vn)、
ゲオルク・グリュン(指)

録音:2020年2月22日-24日&2022年2月26日-28日、ザールラント放送協会大ホール(ザールブリュッケン、ドイツ)
R・シュトラウスの有名な歌曲の数々を無伴奏混声合唱のためのアレンジで聴く1枚。歌曲を原曲のアイデアをできるだけ損なわずに無伴奏合唱のために編曲するにはピアノやオーケストラのパートも人間の声に変換する必要がありますが、フランツ・ツィムノルとクリトゥス・ゴットヴァルトの2人は、前奏や後奏などの純粋な器楽部分にも歌詞を加えることで声楽と器楽の間の境界を解消させるなど、様々な手法を駆使して作品の全体性を形成しており、いずれもシュトラウスの意図を確実に保ちながらも作品に新しい聴感と視点を提供しています。声楽パートの歌詞と旋律を伝えると同時に器楽伴奏の役割も担うという非常に高い技術を要求されるアレンジながら、ドイツの著名な室内合唱団の一つに数えられるザールブリュッケン室内合唱団はハイレベルな歌唱技術とアンサンブル能力を披露し見事に歌い上げています。
KLANGLOGO
KL-1546(1CD)
R.シュトラウス:歌曲集
フリードリヒ・リュッケルトによる5つの詩 Op.46
5つの歌 Op.47/3つの歌 Op.29
4つの歌 Op.27より 〔第3曲、第4曲〕
「最後の葉」による8つの詩 Op.10より 〔第1曲、第2曲、第3曲、第8曲〕
トーマス・ラスケ(Br)、
ヴェレーナ・ロイス(P)

録音:2021年9月、ドイツ
ドイツの名バリトン、トーマス・ラスケが歌うR・シュトラウスの歌曲集。学生時代からシュトラウスの音楽に触れ、常にレパートリーの中で大きな役割を果たし、1997年にはミュンヘンのR・シュトラウス・コンクールでも優勝したラスケが、200曲以上に及ぶシュトラウスの豊穣なリート作品から選りすぐりの5つの歌曲集(一部抜粋)をセレクトし、濃密で贅沢な歌唱でお届けします。
トーマス・ラスケはシュトゥットガルト生まれのバリトン歌手。1997年にミュンヘンで行われたR・シュトラウス・コンクールで第1位を獲得。シャイー、ヤンソンス、コープマン、サヴァリッシュなどの著名な指揮者、バイエルン放送響、ベルリン・ドイツ響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ケルンWDR響、サンクトペテルブルク・フィル、アムステルダム・バロック・オーケストラなどの世界的なオーケストラやアンサンブルと共演してきました。

Eudora
EUDSACD-2304(1SACD)
ヘスス・レギド(b.1943):歌曲集
生(Vida)-Violetas mojadas、Romances del bajo Duero
死(Muerte)-Oracion en silencio
愛(Amor)-Triptico lorquiano、Soledades
ラケル・ロヘンディオ(S)、
イレーネ・アルファゲメ(P)

録音:2022年11月14日-15日、ミゲル・デリーベス文化センター・シンフォニーホール(バリャドリッド、スペイン)
スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様のシリーズから、スペインで最も偉大な現代芸術歌曲の作曲家の一人である、ヘスス・レギドの作品集が登場。
1975年のデビュー以来、スペインを代表する歌曲作曲家の一人として活躍するヘスス・レギドは、80年代には多くの作曲賞を受賞し、中でもオルガン曲ではクリストバル・アルフテル賞をしています。
本アルバムでは、レギドの詩的で力強い言葉の3本柱である愛、死、生を巡る作品の数々を、ベルリン・フィル、ボストン響、BBCフィルなど、世界最高峰のオーケストラとの共演や、スペインの名ピアニスト、アレクシス・ムニョスからも絶賛されるソプラノ、ラケル・ロヘンディオの美声で彩ります。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。


SOMM

SOMMCD-0670(1CD)
NX-B04
Stimme der Liebe 愛の声〜イアン・パートリッジの85歳を記念して
シューベルト:歌曲集

春に Op.101No.1/D882
初めての喪失 D226
それらがここにいたことは Op.59No.2/D775
孤独な男 Op.41/D800
夜咲きすみれ(花大根) D752
わが心に D860
囚われの歌人たち D712
月に寄せて Op.57No.3/D193
盲目の子 Op.101No.2/D833
ヴィルデマンの丘をこえて D884
わが揺りかごの前で D927
ただあなたのそばに Op.95No.2/D866
愛は裏切られ Op.23No.1/D751
恋人はそばに D162
アリンデ Op.81No.1/D904
彼女の絵姿 D957/漁師の娘 D957
夜と夢 D827/愛の声 D412
挨拶を送ろう Op.20No.1/D741
イアン・パートリッジ(T)
ジェニファー・パートリッジ(P)
イアン・パートリッジ(P)
アーネスト・ラッシュ(P)

1968-72年 BBC放送音源より初CD化
2023年6月12日に85歳の誕生日を迎えるイギリスの名テノール歌手イアン・パートリッジ。モンテヴェルディやエリザベス朝のリュート曲から、シェーンベルクとブ リテンなどまで幅広いレパートリーを持つパートリッジですが、このアルバムは彼が1968年から72年にかけてBBCラジオで歌った、彼が最も愛するというシューベ ルトの歌曲を20曲収録したものです。多くの曲の伴奏を務めるのは彼の妹ジェニファーで、二人は長らく共演し、多くのリサイタルと録音を行っています。アー ネスト・ラッシュも彼が信頼するピアニスト。またパートリッジ自らピアノを演奏して歌った3曲も収録されています。

CD ACCORD
ACD-318(2CD)
NX-E07
ロッシーニ:小荘厳ミサ曲(1863) Agnieszka Rehlis(Ms)
Andrzej Lampert(T)他
Agnieszka Kopacka-Aleksandrowicz(P)
ワルシャワ・フィルハーモニーcho
バルトシュ・ミハウォフスキ(指)

録音:2018年5月18、19日(ライヴ)
ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団の創立70周年記念アルバム。2018年5月18日と19日に行われたロッシーニ 「小荘厳ミサ曲」のライヴを収録した2枚組です。 この作品はロッシーニが晩年に作曲した宗教音楽ですが、90分近い長さにもかかわらず、オーケストラの代わりに ピアノ・デュオとハルモニウムが伴奏するという小さな編成で書かれているため「小荘厳ミサ曲」という名前が付けられ ています。しかしオペラの大家ロッシーニのこと、歌のパートはオペラを思わせる伸びやかで美しい旋律に溢れていま す。全てポーランドの歌手、奏者たちによる華やかな演奏をお楽しみください。

ALPHA
ALPHA-912(1CD)
禁断の果実
作者不詳:恋人にりんごを
フォーレ:楽園にて 〜『レクイエム』 (P独奏)
  「主なる神はエデンの園に木をはえさせた」
アイヴァー・ガーニー(1890-1937):りんご畑
  「主なる神は人を連れてエデンの園に置いた」
ヴォルフ:ガニュメート 〜『ゲーテの詩による歌曲集』第50番
クルト・ヴァイル:ユーカリ
 「人が一人でいるのはよくない」
プーランク:捧げもの 〜『陽気な歌』 FP42-6
  「喜びの園」
レイナルド・アーン(1874-1947):クロリスに
R・シュトラウス:ばらの花輪 〜『4つの歌』 Op.36-1
ヴォルフ:恋人に
  「アダムとその妻は、いずれも裸であったが、恥ずかしいとは思わなかった」
ロジャー・クィルター(1877-1953):今、深紅の花びらは眠り 〜『3つの歌』 Op.3-2
  「そして彼らは結び合い、一体となる」
ヴォルフ:恋人の死を見たいなら 〜『イタリア歌曲集』
ドビュッシー:髪 〜『ビリティスの3つの歌』 L90-2
 「おまえは園のどの木からでも心のままに取って食べてよい」
プーランク:バッカスのクプレ 〜『陽気な歌』 FP42-5
シェーンベルク:アリア 〜「アルカディアの鏡」
  「その木の実は目に美しいかった」
レオネッロ・カスッチ(1885-1975):ジャスト・ア・ジゴロ
グリーグ:悪魔へ
 さて、野の生き物の中で蛇が最も狡猾であった」
プーランク:蛇 〜『動物詩集』 FP15b-1
  「しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない」
シューマン:ローレライ 〜『ロマンスとバラード』 第3集 Op.53-2
シューマン:春の旅 〜『ロマンスとバラード』 第1集 Op.45-2
29. 「おまえは神のようになり、善悪を知るものとなった」
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847):尼僧
 「彼女はその実を取って食べた」
ローター・ブルーネ(1900-1958):愛は罪になりうるか? 〜『Der Blaufuchs 青狐』
ジェイク・ヘギー(1961-):蛇 〜『イヴの歌』
  「二人の目が開けた」
シューベルト:野ばら D257
シューベルト:糸を紡ぐグレートヒェン D118
ハンス・アイスラー:パラグラフのバラード218
 「蛇が私をだましたのです、それで私は食べました」
シューマン:涙とともにパンを食べたことのない者は 〜『「ヴィルヘルム・マイスター」による歌曲集』 Op.98a-4
「神はケルビムを置き命の木への道を守らせた」
フォーレ:楽園にて 〜『レクイエム』 (P独奏)
マーラー:原光 〜『子供の不思議な角笛』
ベンヤミン・アップル(Br)
ジェームズ・ベイリュー(P)

録音:2020年7月27-30日
フィッシャー=ディースカウ最後の弟子と言われるドイツのバリトン、ベンヤミン・アップルのALPHAレーベル第2弾。エデンの園でアダムとエバ(イ ヴ)が食べた禁断の果実をモチーフとした、民謡からロマン派、近代、現代、そしてミュージカルのナンバーまでを収め、その解釈の多様性を巡 りながら、現代の禁断の果実とはなにか、蛇は今もどこかに潜んでいないかと、問いかける内容となっています。長くパートナーを務めるジェー ムズ・ベイリューとの息もぴったり。曲間にはアップルが語る『創世記』からの語句が短く添えられ、彼の美声と幅広い表現力を様々な角度か ら堪能することの出来るアルバムです。

Linn
CKD-695(1CD)
シューマン:詩人の恋 Op.48
12の詩 Op.35
フローリアン・ベッシュ(Br)
マルコム・マルティノー(P)

録音:2021年12月11-14日 クレア、キルベリー、アーガイル、UK
LINNからの前作「シューマン:リーダークライス/マーラー: さすらう若者の歌」(CKD511)が、2019年BBCミュージック・マガジン・アウォード のヴォーカル部門を制したフローリアン・ベッシュとマルコム・マルティノーのコンビによる、「詩人の恋」が登場。ベッシュは作品に込められた愛と 喪失を深い味わいで歌い上げ、寄り添うようなマルティノーのピアノは歌とほぼ同等の立場で歌詞を補完し、さらに新たな景色を広げていま す。カップリングは歌われる機会の多くはないユティヌス・ケルナーの詩による12の歌曲で、「詩人の恋」と好対照をなす多彩な世界観を楽し ませてくれます。

Linn
CKD-720(1CD)
ニュー・カレッジの委嘱作品と初演作品
ウイリアム・ハリス(1883?1973):天は美し
ハウエルズ(1892?1983):New College Service
ケネス・レイトン(1929?1988):我らのために十字架に架けられ Op.38
ポール・ドレイトン(1944-):New College Service
ケイトリン・ハリソン(1996-):O pastor animarum 魂の牧者
デボラ・プリッチャード(1977-):New College Service
トビー・ヤング(1990-):O God、make the door of this house
オックスフォード・ニュー・カレッジcho
ロバート・クィニー(指)
ドナル・マッカン(Org)

録音:2022年7月18-22日ニュー・カレッジ・チャペル、オックスフォード、UK
オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団が、1920年代から2020年代までの間に委嘱した、あるいは初演をした作品を集めたアルバム。600 年以上の歴史を誇る世界屈指の合唱団がその実力を存分に発揮し、その直近100年を彩った様々な顔を持つ作品を歌い上げていま す。

Capriccio
C-5500(1CD)
NX-B07
クルト・ワイル:作品集

(1)カンタータ『預言者たち』- 音楽劇『永遠の道』(1935)より/デイヴィッド・ドリュー構成
(2)ウォルト・ホイットマンの詩による4つの歌*
(1)ザロモンの声…アルベルト・ドーメン(Br)
僧…クルト・アツェスベルガー(ヴォーカル)
第1の白い天使/時の終わりの天使…ミヒャエル・パプスト(T)
敵対者…ゴットフリート・ホーニック(Br)
ナレーター…アンゼルム・リプゲンス(朗読) 他
ウィーン・ジュネスcho、ウィーン・モテットcho
グンポルツキルヒェン・シュパーツェン(合唱)
(2)トーマス・ハンプソン(Br)

ウィーンRSO
デニス・ラッセル・デイヴィス(指)

録音:オーストリア(ライヴ):1998年5月28日(世界初録音)
2001年7月30日*
「預言者たち」は、当初音楽劇『約束の国への道』の最終第4幕として構想されました。ヴァイルがヨーロッパで書いた最後の作品で、ドイツ語による大規模 な作品としても最後のものです。しかし『約束の国への道』はヨーロッパでの上演機会が得られず、ヴァイルは反ユダヤ主義の風潮を逃れて渡米。1937年に 歌詞を英語にして『永遠の道』と改題してニューヨークで初演されたものの、その長大さゆえか、初演以後に演奏された記録がありませんでした。ここに収録 されたのは、ヴァイルの研究で知られるイギリスの音楽ジャーナリストで評論家デイヴィッド・ドリューがBBCプロムスの委嘱で演奏会用のカンタータとして再構 成したもの。歌詞を当初のドイツ語に戻し、イスラエル人の指揮者Noam Sheriffがオーケストレーションをサポートしています。1998年5月に初演され(当 盤がそのライヴ録音)、同年7月にはプロムスでも上演されました。 併録の『ウォルト・ホイットマンの4つの歌』ではトーマス・ハンプソンの表現力豊かな歌唱が聞けます。

Hanssler
HC-23011(8CD)
バッハ:世俗カンタータ集
■CD1
フェーブスとパンの争い「急げ、渦巻く風ども」 BWV201

■CD2
(1)結婚カンタータ「いまぞ去れ、悲しみの影よ」 BWV202
(2)「裏切り者なる愛よ」 BWV203
(3)「われはおのがうちに満ち足れり」 BWV204

■CD3
(1)「破れ、砕け、壊せ」(鎮まれるアイオルス) BWV205
(2)クォドリベット(断片) BWV524(偽作?)

■CD4
(1)「忍びよれ、たわむれる波よ」 BWV206
(2)「いざ、勇ましきラッパの嚠喨たる調べよ」 BWV207a
(3)「鳴り交わす絃の相和せる競いよ」 BWV207

■CD5
(1)狩のカンタータ「わが楽しみは、元気な狩のみ」 BWV208
(2)「悲しみを知らぬ者」 BWV209

■CD6
(1)結婚カンタータ「おお、やさしき日、待ち望みし時」 BWV210
(2)コーヒー・カンタータ「そっと黙って、お喋りなさるな」 BWV211

■CD7
(1)農民カンタータ「おいらは新しい領主様をいただいた」 BWV212
(2)「われらにまかせて見張りをさせよ」 BWV213

■CD8
(1)「太鼓よとどろき、ラッパよ響け」 BWV214
(2)「恵まれしザクセンよ、汝の幸いをたたえよ」 BWV215
全て、ヘルムート・リリング(指)、

■CD1
シビラ・ルーベンス(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、ロタール・オディニウス(T)、ジェームズ・テイラー(T)、マティアス・ゲルネ(Br)、ディートリヒ・ヘンシェル(Bs)、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:1996年9月シュタートハレ・レオンベルク
■CD2
(1)シビラ・ルーベンス(S)、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:1997年4月リーダーハレ・シュトゥットガルト、モーツァルトザール
(2)ディートリヒ・ヘンシェル(Bs)、ミヒャエル・ベーリンガー(Cemb)、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:1998年1月シュタートハレ・ジンデルフィンゲン
(3)シビラ・ルーベンス(S)、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:1998年1月シュタートハレ・ジンデルフィンゲン
■CD3
(1)シビラ・ルーベンス(S)、イヴォンヌ・ナエフ(A)、クリストフ・ゲンツ(T)、アンドレアス・シュミット(Bs)、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:1999年9月シュタートハレ・レオンベルク
(2)シビラ・ルーベンス(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、マークス・ウルマン(T)、アンドレアス・シュミット(Bs)、マイケル・グロス(Vc)、ハッロ・ベルツ(Cb)、ミヒャエル・ベーリンガー(Cemb)/録音:1998年9月シュタートハレ・ジンデルフィンゲン
■CD4
(1)クリスティーネ・シェーファー(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、スタンフォード・オルセン(T)、ミヒャエル・フォッレ(Br)、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:1994年6月シュタートハレ・レオンベルク
(2)クリスティーネ・シェーファー(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、スタンフォード・オルセン(T)、ミヒャエル・フォッレ(Br)、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:1995年1月シュタートハレ・レオンベルク
(3)マルリス・ペーターゼン(S)、マークス・ウルマン(T)、クラウス・ヘーガー(Bs)、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:2000年3月シュタートハレ・レオンベルク
■CD5
(1)シビラ・ルーベンス(S)、エヴァ・キルヒナー(S)、ジェイムズ・テイラー(T)、マティアス・ゲルネ(Bs)、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:1996年9月シュタートハレ・レオンベルク
(2)シビラ・ルーベンス(S)、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:1998年1月シュタートハレ・ジンデルフィンゲン
■CD6
(1)シビラ・ルーベンス(S)、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:1998年1月シュタートハレ・ジンデルフィンゲン
(2)、クリスティーネ・シェーファー(S)、ジェームズ・テイラー(T)、トーマス・クヴァストホフ(Bs)、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:1996年5月ヘレンベルク参事会教会
■CD7
(1)クリスティーネ・シェーファー(S)、トーマス・クヴァストホフ(Bs)、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、ュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:1996年5月ヘレンベルク参事会教会
(2)シビラ・ルーベンス(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、コンスタンツェ・シューマッヒャー(A)、マークス・ウルマン(T)、アンドレアス・シュミット(Bs)、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:1999年9月シュタートハレ・ジンデルフィンゲン
■CD8
(1)シビラ・ルーベンス(S)、インゲボルク・ダンツ(A)、マークス・ウルマン(T)、アンドレアス・シュミット(Br)、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:1999年1月、1999年4月シュタートハレ・ジンデルフィンゲン
(2)シビラ・ルーベンス(S)、マルクス・シェーファー(T)、ディートリヒ・ヘンシェル(Bs)、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/録音:1999年6月シュタートハレ・レオンベルク
2023年5月29日に90歳を迎える巨匠ヘルムート・リリング。卒寿を記念してヘンスラー・レーベルから過去の名録音からのボックスをリリース。当セットは バッハの世俗カンタータを集めた8枚組です。
2000年にバッハの歿後250年を記念して独ヘンスラー・レーベルがリリースした172枚組の「新バッハ・エディションによる大全集」。この全集から世 俗カンタータを集めたのが当セットです。当録音は国際的バッハ研究家として著名なヘルムート・リリング自ら校訂に参加したベーレンライター新バッハ・エディショ ンを用いて録音され、今では決定的名盤に数えられています。世俗カンタータ集は1994年から2000年にかけて録音され、シビラ・ルーベンス、クリスティーネ・ シェーファー、マティアス・ゲルネら充実の独唱陣を迎えているのも最も大きな魅力です。リリング渾身の演奏をお楽しみください! (Ki)
Hanssler
HC-22008(2CD)
ベルンハルト・セクレス:18の歌曲集 Op.15(詩経〜中国の歌より)(リュッケルト詩)
ピアノのための24の小品集「幻想」 Op.42
ピアノのための組曲第1番Op.34
テヒラ・ニニ・ゴルトスタイン(S)
ヤーシャ・ネムツォフ(P)

録音:2021年3月31日、2021年4月14日、2021年8月11日/ゼンデザール
ナチスの迫害の犠牲となった音楽家・作曲家は数多くいますが、ベルンハルト・セクレス(1872-1934)もその一人。セクレスは生前、同世代で最もよく知ら れた作曲家であり、ドイツのクラシック音楽シーンで極めて重要な存在でした。またホッホ音楽院では10年間院長を務めるなど、後進の育成にも力を注いだ人物 です。温かい人間性が音楽にもあらわれ、生命力あふれる作品を数多く残しております。
当アルバムでは知られざる作曲家に焦点を当て録音を進めているピアニスト、ネムツォフとソプラノ、ゴルトスタインがセクレスの18の歌曲集とピアノのための 作品を演奏しております。 (Ki)
Hanssler
HC-23019(1CD)
エマニュエル・キルシュナー:「シナゴーグの聖歌」より16曲 ニコラ・ダーヴィト(カントール)、ベッティナ・ストリューベル(Org)、オッフェンバッハ声楽アンサンブル・プロフェット、クリストフ・ジーベルト(指)

録音:2022年11月、2023年1月/ルター派福音教会、オッフェンバッハ(ヘッセン)
エマニュエル・キルシュナー(1857-1938)が作曲したユダヤ教の会堂(シナゴーグ)で歌われる聖歌を集めた「シナゴーグの聖歌」からの作品集。当アルバ ムではニコラ・ダヴィドが選曲し、アシュケナジム(ドイツ語圏や東欧諸国などに定住したユダヤ人)からセファルディム(スペイン、ポルトガル、北アフリカ家系であ るユダヤ人)の発音にカントールが音訳した16曲を収録しております。
ブックレットには知られざる作曲家に焦点を当てて演奏・録音活動しているピアニスト、ネムツォフによる解説付(独英)。
「将来的にキルシュナーの音楽がユダヤ教の礼拝で頻繁に取り上げてられるだけでなく、19世紀後半から20世紀前半にかけてのドイツの音楽文化の貴重な一 面として「シナゴーグの聖歌」は歌われることを期待してやまない」(ヤーシャ・ネムツォフ)

FIRST HAND RECORDS
FHR-143(1CD)
ブルックナー:モテット集
見よ、大いなる司祭を WAB13(1885)
アヴェ・マリア WAB6(1861)
タントゥム・エルゴ 変イ長調 WAB41/4(1846 rev.1888)
この場所は神が造り給う WAB23(1869)
パンジェ・リングァ WAB33(1868)
乙女たちは王の前に招き入れられ WAB1(1861)
オルガンのための前奏曲とフーガ ハ短調 WAB131 (1847)
愛する者よ、あなたはすべてに美しい WAB46 (1878)
正しき者の唇は知恵を語る WAB30(1879)
王の御旗は翻る WAB51(1892)
エサイの枝は芽を出し WAB52(1885)
タントゥム・エルゴ ニ長調 WAB32(1845)
ダビデを見出し WAB19(1868)
オルガンのための後奏曲 ニ短調 WAB126(c.1846)
御身の民を救いた給え WAB40(1884)
キリストは従順であられた WAB11(1884)
デヴィ・リース(Org)
アンドリュー・ルーカス(指)
セント・オールバンズ大聖堂cho

録音:7月12・13・20・21日/イギリス、ハーフォードシャー、セント・オールバンズ大聖堂
ブルックナーと言えばなんといっても交響曲ですが、それに次いで存在感のある曲種が宗教的な声楽曲です。敬虔なカトリックであった作曲者の「祈り」がスト レートに表れているという点では交響曲以上とも言えましょう。
11世紀に建てられたセント・オールバンズ大聖堂での録音で、非常に優れた音響がたのしめます。女声ではなく少年合唱を起用した演奏。オルガン曲も収録し ています。 (Ki)

SWR music
SWR-19532CD(4CD)
NX-C05
ベートーヴェン、ベルリオーズ、ブラームスの大作宗教音楽集

【CD1】
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス

【CD2&3】
ベルリオーズ:レクイエム

【CD4】
ブラームス:ドイツ・レクイエム
シュトゥットガルトRSO
ロジャー・ノリントン(指)
【CD1】
アマンダ・ハルグリムソン(S)、コルネリア・カリッシュ(A)、ジョン・エイラー(T)、アラステア・マイルズ(Bs)、南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル、北ドイツ放送cho
録音:1999年7月21-23日
【CD2&3】
トビー・スペンス(T)、南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル、ライプツィヒ放送cho
録音:2003年5月9日
【CD4】
クリスティーナ・ランツハーマー(S)、フローリアン・ベッシュ(Bs)、南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル、北ドイツ放送cho
録音:2014年2月20-21日(ライヴ)
1998年から2011年の13年間にわたりシュトゥットガルトRSOの首席指揮者を務めたロジャー・ノリント ン。このコンビの演奏はどれも、ノリントンが長年積み重ねて来た作品成立当時の演奏法研究の成果を機能性の 高いモダン・オーケストラにつぎ込んだもので、作品のイメージをリフレッシュしたと高く評価されました。この4枚組はノ リントンが得意とした3人の作曲家の宗教曲の大作を収録したもので、ノリントンの看板のひとつであるノン・ヴィヴ ラートから生まれる「ピュア・トーン」はここでも健在です。とはいえ、例えばベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」ベネディク トゥスでのヴァイオリンの独奏の美しい旋律にはたっぷりとヴィヴラートが用いられており、その使い分けの見事さにも改 めてうならされます。とりわけダイナミック・レンジが広いことで知られる「死者のための大ミサ曲(レクイエム)」では、3 組の合唱団とバンダを含む規模の大きなオーケストラを率いて、神々しいまでの音楽を聴かせます。2014年録音の ブラームスの「ドイツ・レクイエム」もピュア・トーンを生かした透明感ある美しい響きが特徴です。

ALPHA
ALPHA-981(1CD)
ドビュッシー:海、管弦楽編曲歌曲集
ドビュッシー:夢ごこち - ポール・ヴェルレーヌの詩による10の歌曲【ロビン・ホロウェイ編曲 (Op.118)2012】
 I. やるせない夢ごこち〜忘れられたアリエッタ
 II. 巷に雨の降るごとく〜忘れられたアリエッタ
 III. 木々の影は〜忘れられたアリエッタ
 IV. グリーン〜忘れられたアリエッタ
 V. 角笛の音は森に向かって訴える〜3つの歌曲
 VI. 垣根のつらなり〜3つの歌曲
 VII. 憂鬱〜忘れられたアリエッタ
 VIII. 木馬〜忘れられたアリエッタ
 IX. マンドリン
 X. 海はさらに美しく〜3つの歌曲
 XI. エピローグ (ホロウェイ作曲)
ヴァンニーナ・サントーニ(S)
フランス放送PO
ミッコ・フランク(指)

録音:2022年9月 オーディトリアム、ラジオ・フランス、パリ
ALPHAレーベルからの、ミッコ・フランクとフランス放送フィルによるドビュッシー第2弾。「選ばれし乙女」と「夜想曲」ほかを組み合わせた前作 (NYCX-10297/ALPHA777)同様、声楽を伴う管弦楽曲と純粋な管弦楽曲を組み合わせていますが、今回収録された声楽曲は、ブ ラームスの編曲などでも高い評価を得ている現代イギリスの作曲家ロビン・ホロウェイが、ドビュッシーの「忘れられたアリエッタ」と「3つの歌曲 (メロディ)」ほかを管弦楽伴奏の歌曲集に仕立てたもの。作品へのリスペクトが溢れた編曲で、それぞれの曲が持つ世界観をぐっと広げまし た。歌うのは今注目されているフランスのソプラノ、ヴァンニーナ・サントーニ。大きな評判となったロトとレ・シエクルによる「ペレアスとメリザンド」 (HMF)でメリザンドを歌ったことも記憶に新しい彼女が、艶やかな歌声を披露しています。併せて収録された「海」では、暗い海から立ち上が る色彩感をじっくりと豊かに描いており、ミッコ・フランクとフランス放送フィルの面目躍如たる素晴らしい演奏を聴かせています。

J.S.Bach-Stiftung
C-222CD(1CD)
NX-E03
J. S. バッハ:カンタータ第42集
カンタータ 第2番「ああ神よ、天より見そなわし 】BWV2
カンタータ 第185番「永遠の愛の慈悲深き心よ」 BWV185
カンタータ 第37番「信じて洗礼を受けし者は」 BWV37
アレックス・ポッター(A)
ゲオルク・ポプルッツ(T)
マルクス・フォルペルト(Bs)
レジーナ・カービス(S)
イェンス・ウェーバー(T)
ベルンハルト・ベルヒトルト(T)
マティアス・ヘルム(Bs)
バッハ財団O&cho(古楽器使用)
ルドルフ・ルッツ(指)

録音(ライヴ):2019年6月28日、2007年7月29日、2021年5月21日
第2番「ああ神よ、天より見そなわし」は1724年6月18日の三位一体後第2日曜日用の作品。オルガンに導かれた冒頭の厳格な合唱にはじまり、テノール のレチタティーヴォ、独奏ヴァイオリンが活躍するアルトのアリア、そして美しいバスのレチタティーヴォに続く執拗なリズムの反復が特徴的なテノールのアリアが歌 われ、最後はオルガン独奏が絡むシンプルなコラールで幕を閉じます。 第185番「永遠の愛の慈悲深き心よ」は1715年の三位一体後第4日曜日に初演されたカンタータ。冒頭のソプラノとテノールの二重唱は、神の慈悲と人 間への憐れみが描かれています。その後はさまざまな形でイエスの教えが描かれ、最後はヴァイオリン独奏を伴うコラールで締めくくられます。 第37番「信じて洗礼を受けし者は」は1724年5月18日、キリスト昇天祭のカンタータ。イエスを讃える曲であるにも関わらず、弦楽合奏とオーボエ・ダモーレ 2本という簡素な編成が特徴。第3曲はコラール・コンチェルトの形式で書かれており、歌唱パートと通奏低音の掛け合いが華やかに展開します。バスのレチタ ティーヴォとアリアが続き、最後には晴れやかなコラールが置かれています。
J.S.Bach-Stiftung
C-177CD(1CD)
NX-E03
J. S. バッハ:カンタータ第43集
カンタータ第39番「 飢えたる者に汝のパンを分けあたえよ」 BWV39
カンタータ第89番「エフライムよ、われ汝をいかにせん」 BWV89
カンタータ第138番「何ゆえに悲しむや、わが心よ」 BWV138
ウルリケ・ホーフバウアー(S)
デルフィーヌ・ガルー(A)
マティアス・ヘルム(Bs)
ヌリア・リアル(S)
マルクス・フォルスター(A)
ラファエル・ヘーン(T)
ドミニク・ヴェルナー(Bs)
ユリア・ゾフィー・ワーグナー(S)
アレックス・ポッター(A)
櫻田亮(T)
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(Bs)
バッハ財団O&cho(古楽器使用)
ルドルフ・ルッツ(指揮/チェンバロ)

録音(ライヴ):2022年3月18日、2013年10月25日、2010年9月10日
第39番「飢えたる者に汝のパンを分けあたえよ」は1726年6月23日の三位一体後第1日曜日に初演された作品。貧民ラザロと傲慢な金持ちの末路が比 較されるというエピソードを主に、隣人愛と困っている同胞への助力、そして神の庇護への感謝が描かれています。旧約聖書の言葉を引用した長大な第1曲 をはじめ、美しいアリアが3曲含まれた傑作のひとつ。 第89番「エフライムよ、われ汝をいかにせん」は1723年の三位一体後第22日曜日のための作品。罪深い世の現状に対する神の怒りと、裁きと報復につい ての警告。そして罪深い人がやがて神の救済を待ち望む心境へと変化する様が描かれており、最後は力強いコラールで締めくくられます。 第138番「何ゆえに悲しむや、わが心よ」は1723年9月5日、三位一体後第15日曜日に初演されたカンタータ。この世の富に振り回されてしまう人間の苦 悩を、神に祈ることで解放される様子が、作者不詳のコラールを中心に描かれています。アリアは、メヌエット風の明るさを持つ1曲のみ。これは後にミサ曲ト 長調BWV236に転用されました。

Alba
ABCD-525(1CD)
シューベルト:歌曲集「美しい水車屋の娘」 D795 エーリク・ロウシ(Bs-Br)
ユスタス・スタセフスキー(P)

録音:2021年4月1日-4日 ニューパヴィリオン(カウニアイネン、フィンランド)
フィンランドのバス・バリトン歌手、エーリク・ロウシとピアニストのユスタス・スタセフスキーは、ともに、ヘルシンキとウィーンで学び、2015年からコラボ レーションをスタートさせました。歌曲集「美しい水車屋の娘」を歌ったこのアルバムは、シューベルト歌曲のスペシャリストと言われるようになったデュオの最初の シューベルト録音です。 「わたしたちは「美しい水車屋の娘」をできるだけ多くの『色』をもった、コンサートを彷彿とさせる録音に創りあげることを目標にしました。結果、セッション録音 ではあっても、ストーリーテリングと感情表現を行き渡らせることができました」とロウシは語り、スタセフスキーは、高声のために書かれた歌を音程を下げて歌い ながらも作品の求める若々しい情熱と緑あふれる明るさを保つことができた、と言います。 録音セッションは、カウニアイネンのニューパヴィリオンで行われました。マルユット・ハンヌラがプロデュース、マルック・ヴェイヨンスオ がエンジニアリングを担当。 シューベルトの「冬の旅」を「24景の劇」のように歌ったジェームズ・ラザフォードとユージーン・アスティの「冬の旅」(BIS SA-2410)と同様、歌と歌の間の「空 白の時」を巧みに設計したアルバム作りが行われています。 (Ki)
Alba
ABCD-523(1CD)
愛ってほんとうは〜ブリテン、ウルマン、メシアン歌曲集
ブリテン:キャバレー・ソング(1937-39)
ヴィクトル・ウルマン:リカルダ・フーフによる5つの恋歌 Op.26a(1939)
メシアン:地と天の歌(1938)
イーダ・アントラ(S)
キリル・コズロフスキ(P)

録音:2021年5月27日?30日 ニューパヴィリオン(カウニアイネン、フィンランド)
フィンランドのソプラノ歌手、イーダ・アントラのデビュー・アルバム。第二次世界大戦の前から戦中にかけて作曲された3つの歌曲集を歌っています。 ブリテン の「キャバレー・ソング」、ヴィクトル・ウルマン の「リカルダ・フーフによる5つの恋歌」、オリヴィエ・メシアンの「地と天の歌」。3人の 作曲家は全員、戦争が彼らの人生に大きく関わっています。ブリテンは、開戦が近づくとアメリカに渡り、イギリスに戻ってからは良心的兵役拒否者の申請をしまし た。メシアンは、開戦とともにフランス陸軍の医療部隊に徴募され、ドイツ軍の捕虜となってから1年間を収容所で過ごしました。ウルマンは、ユダヤの家系だった ため、1942年にテレージエンシュタットの収容所に送られたあと、1944年に移送先のアウシュヴィッツ強制収容所で殺害されました。こうした背景をもつ3つの 歌曲集は「愛と希望の真実を伝えるもの」としてアントラの最初のアルバムのプログラムに選ばれました。 ブリテンの「キャバレー・ソング」は、友人のW・H・オーデン(1907?1973)の詩集『Another Time(もうひとつの時代)』に収められていた4つの詩をテ クストにした作品。ウルマンの曲集の詩を書いたリカルダ・フーフ (1864?1947)は、言論の自由を擁護する代表的なひとりだったため、1933年にナチスが 権力を握った時、彼らの教義を支持することを拒否。プロイセン芸術アカデミーの教職を辞任しました。「5つの恋歌」は、彼女が学生時代に書いた詩集『Neue Gedichte (Liebesgedichten)(新しい詩(愛の詩))』から選んだ詩に作曲されました。メシアンの「地と天の歌」は、最初の妻クレール・デルボス(「Mi」) との間に息子パスカル(愛称「ピリュール」)が生まれた一年後、1938年夏に作られた作品です。作曲者自身の書いたテクストは、彼の結婚と家庭生活は神の愛 があってこそ、という信念の表明とみなされています。 イーダ・アントラの執筆した詳細なライナーノートが、ウルマンとメシアンの曲集の歌詞と英訳とともにブックレットに掲載されています。 (Ki)

Albion Records
ALBCD-055(1CD)
ヴォーン・ウィリアムズ:「旅の歌」(1954年初録音音源)
ヴォーン・ウィリアムズ:歌曲集「旅の歌」、静かな午後、ウォーター・ミル、リンデン・リー
フレデリック・キール:3つの海水の歌
マイケル・ヘッド:6つの海の歌より第2曲、第6曲
スタンフォード:海の歌 Op.91より第1曲、第5曲
ジョン・アイアランド:海熱
アルバート・マリンソン:フォー・バイ・ザ・クロック
マルコム・デイヴィッドソン:クリスマス・キャロル
ウォーロック
:ストラットン船長の空想
リチャード・スタンデン(Bs-Br)、
フレデリック・ストーン(P)

録音:1954年秋(ロンドン)
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品、埋もれていた作品、未発表作品などを取り上げてきた、ヴォーン・ウィリアムズ協会の自主レーベル「アルビオン・レコーズ(Albion Records)」から、埋もれていた貴重な録音が復刻されます。
1954年の秋にロンドンで録音され、翌年に米Westminster RecordsからLPでリリースされたリチャード・スタンデン&フレデリック・ストーンによるヴォーン・ウィリアムズの「旅の歌」の初の全曲録音(ヴォーン・ウィリアムズの死後に発見され出版された「坂を上り、坂を下りた」を除く8曲)。この録音の存在はヴォーン・ウィリアムズ本人も知っており高く評価していたとされていますが、1960年代初頭にWestminster Recordsを買収したABC-Paramount Recordsやその後原盤権を取得したMCA、そして現在原盤権を保有するDeutsche Grammophonからこれまでにリイシューされたことはありませんでした。ヴォーン・ウィリアムズ協会のロナルド・グレイムズは1959年に再発売された時の2枚のLPから、音の劣化を最小限に抑えてLPの原音にできるだけ近づけるため丁寧な復刻とリマスターを実施、この貴重な名録音が久しぶりにスポットライトを浴びることになりました。カップリングにもしばらく入手できなくなっていた録音を含むブリテン諸島の様々な作曲家による歌曲が収録されています。
リチャード・スタンデンはイギリスの多くの主要な音楽祭で歌い、BBCのリサイタルやコンサートの放送に数多く出演したほか、ヴォーン・ウィリアムズの指揮でバッハの2つの受難曲のソロを務め称賛されるなど、当時のヨーロッパでは名前を知られた歌手でした。フレデリック・ストーンはBBCのスタッフ伴奏者として1930年代からおよそ30年間にわたって活動し、BBCの放送のあらゆる場面で活躍したピアニストです。

Hyperion
CDA-68434(1CD)
アンセム集 Vol.1
エルガー:主は偉大なり Op.67、主に捧げよ Op.74
サミュエル・セバスチャン・ウェズリー(1810-1876): 荒野
ハウエルズ:ハウス・オヴ・ザ・マインド
ポール・スパイサー(1952-):出でよ、ラザロ
パトリック・ガワーズ(1936-2014):ガリラヤの人々
ジェームズ・マクミラン(1959-):主に感謝せよ
フランシス・ポット(1957-):トッカータ
デヴィッド・ベドナル(1979-):エブリワン・サング
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジcho、
スティーヴン・レイトン(指)、
ハリソン・コール(Org)、ジョナサン・リー(Org)

録音:2022年1月&2023年1月、イーリー大聖堂(イギリス、ケンブリッジシャー)
イギリス合唱界の名指揮者スティーヴン・レイトンが音楽監督を務める名門ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団、待望のアンセム集がスタート!第1巻はアンセムの歴史において重要な作曲家サミュエル・セバスチャン・ウェズリー(1810-1876)の「荒野 The wilderness」に、ウェズリーを称賛していたエルガーによる2つの代表作「主は偉大なり Great is the Lord」 「主に捧げよ Give unto the Lord」、そして20世紀後半から21世紀に書かれたハウエルズやマクミランらの作品を加えた計9作品を収録(フランシス・ポットのトッカータのみオルガン独奏曲)。古楽から近現代音楽まで幅広いレパートリーを誇る彼らならではのプログラムといえるでしょう。

Records
IC-007(1CD)
愛の歌〜バクリ、デュパルク、フォーレ
デュパルク:旅へのいざない
カントルーブ:センチメンタルな対話
フォーレ
:歌曲集 「優しい歌」
ニコラ・バクリ:歌曲集 「愛の歌」 Op.126-2b
ルクー:夜想曲
ジャケ・ド・ラ・プレール:婚礼の行進
ロズリーヌ・マルテル(S)、
ロレーヌ・ド・ラチュルド(P)、ギヨーム・ラトゥール(Vn)、タニア・パッセンジ(Vn)、モード・ガスティネル(Va)、エレーヌ・ラトゥール(Vc)、パブティスト・アンドリウ(Cb)

録音:2022年5月、フランス
IndesensとCalliopeがリニューアルし再出発したフランスのレーベル、Indesens Calliope Records(アンデサンス・カリオペ・レコーズ)。
20世紀前半のフランスを代表するコンポーザー=オルガニスト、ジョゼフ・エルマン・ボナルの孫娘であるソプラノ歌手、ロズリーヌ・マルテル(=ボナル)。
近代フランスの大作曲家たちの歌曲を歌った『太陽の反射』(CAL2074)に続くロズリーヌ・マルテルのニュー・アルバム『愛の歌(Chants D'amour)』は、ボードレール、ヴェルレーヌ、ヴェルハーレン、ユゴー、アロクールら、フランス語の情感豊かな詩を題材にした、ソプラノとピアノ&弦楽四重奏(or弦楽五重奏)のための歌曲集。David Mawが作曲者自身のオーケストラ版を参考にしながらアレンジしたデュパルクの「旅へのいざない」から始まり、フォーレ自身が声楽、弦楽五重奏とピアノ版に編曲した「優しい歌」、マコンのフランス歌曲コンクールの委嘱で2015年に作曲されたニコラ・バクリの「愛の歌」、ギヨーム・ルクーの「3つの詩」(1892)の第3曲にあたる「夜想曲」、そして未出版であったジャケ・ド・ラ・プレールの「婚礼の行進」の初録音などを収録しています。

299 MUSIC
NIKU-9053(1CD)
税込定価
至福の憧れ〜ゲーテ歌曲の現在
R・シュトラウス:見つけたものOp.56-1 (1903)
クララ・シューマン:すみれ(1853)
ウェーベルン:花の挨拶(1903)
グリーグ:バラの咲く時にOp.48-5 (1889)
シューベルト:5月に寄せてD296 (1815-16) [05:10]
リスト:喜びも悲しみもS280/2 (1849)
リスト:全ての山の頂きに安らぎがS306/2(1859)
リスト:天から来たあなたはS279/1(1842)
ツェムリンスキー:妖精の歌Op.22-4 (1934)
ツェムリンスキー:さすらい人の夜の歌Op.27-12 (1938)
リヒャルト・トゥルンク(1879-1968):ズライカOp.40-5(vor1927)
パウル・デッサウ:愛の歌(1955)
アイスラー:ゲーテ断章(1953)
ウェーベルン:似たもの同士Op.12-4(1917)
伊藤祐二(1956- ):「J.W.v.ゲーテの4つの詩」(2019)〜リーナへ/至福の憧れ
ヴォルフ:「ミニョンの4つの歌」(1888)
 ミニョン第1曲「語らずともよいと言ってください」
 ミニョン第2曲「ただ憧れを知る人だけが」
 ミニョン第3曲「もうしばらくこのままの姿に」
 ミニョン「君よ知るや南の組」
(21)アイヴズ:イルメナウ(vor 1902)
長島剛子(S)、梅本実(P)

録音:2022年8月7、11、16日、相模湖交流センター(ラックスマン・ホール)
ドイツが生んだ文豪が生涯書き続けた「詩」とその世界に心を奪われた作曲家たち ※詩人や劇作家、小説家だけではなく政治家、自然科学者、画家としても才能を発揮したヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲ ーテ(1749-1832)。その豊かな人生を映し続けた「詩」は、時代を超えて多くの作曲家を魅了しています。長年ゲーテ歌曲に 取り組んできたリート・デュオが、今もなお愛される彼の詩と歌曲の因果を紐解き、その真髄に迫る。

PAU
PANU-7014(1CD)
税込定価
「松の舞」〜間宮芳生の音風景
間宮芳生(b.1929):
(1)-(7)「日本民謡集」より(1955-68)
 (1)さそり節(岩手県民謡)/子守唄(秋田県民謡)
 杓子売唄(秋田県民謡)/まいまい(富山県民謡)
 さんさい踊り(富山県民謡)/ちらん節(鹿児島県民謡)
 草切節(鹿児島県民謡)
空の向こうがわ(詩:友竹辰)(1992)
ピアノのための三つのプレリュード(1978)
 夕日のなかの子供たち/鹿おどりの日
 ひかげ通りの子守唄
チェロとピアノのための六つの日本民謡
 田植唄(富山県民謡)/ちらん節(鹿児島県民謡)
 銀鶴節(鹿児島県民謡)/田の草取り唄(愛媛県民謡)
 から臼搗(岩手県民謡)/米搗まだら(長崎県民謡)
「日本民謡集」より(1957-68)
でいらほん(東京都民謡)/南部牛追唄(岩手県民謡)
とのさ(山形県民謡)/銭吹唄(青森県民謡)
松の舞(青森県民謡)
駒ヶ嶺ゆかり(Ms)
水月恵美子(P)、大澤 久(Vc)

録音:2022年8月8-10日逗子YUI コミュニティホール
間宮芳生の声楽作品の中核をなす「日本民謡集」から 12曲と「チェロとピアノのための六つの日本民謡」、「ピアノのための三つ のプレリュード」を併録。日本民謡を出発点とし、その要素を現代の芸術作品へと昇華させた間宮芳生の創作活動を俯瞰すること ができる選曲になっています。 ※間宮芳生先生が 26歳から手がけていらっしゃる日本民謡を題材にした独唱曲は、95 歳の現在まで継続的に作曲されています。 人間の営みが息づく民謡を生身の人間が声にし踊るとき、そこに生命が生き生きと湧き立ってくる。命ある者への慈しみと畏敬の念 がここには流れています。そして人々にとっていかに「音楽」が必要であったかを私達に訴えています。

H.M.F
HMM-905367(1CD)
プッチーニ:グローリア・ミサ&管弦楽作品集
プッチーニ:4声による管弦楽をともなうミサ(グローリア・ミサ)
弦のためのスケルツォ SC56
交響的カプリッチョ SC55
「菊」〜弦楽四重奏のためのエレジーSC65
グスターボ・ヒメノ(指)
ルクセンブルクPO
シャルル・カストロノーヴォ(T)
ルドヴ ィク・テジ エ(Br)
オルフェオ・カタラ

録音:2022年5月14日、6月29日、フィルハーモニー・ルクセンブルク、大ホール
ヒメノ&ルクセンブルク・フィルの2022年録音盤は、オペラ作曲家プッチーニの、宗教作品および管弦楽(器楽)作品という注目の内容です。 ★プッチーニは、5代にわたる教会音楽家一家の末裔でした。10歳前後から聖歌隊員として活動、同時にヴァイオリン、ピアノ、オルガン、作曲 などの教育を受けるようになります。そして14歳の時には、教会オルガニスとして演奏していました。若い頃に作曲された宗教的な作品に、モテット、クレド、そし て1880年に作曲されたこのグローリア・ミサがあります。1876年にヴェルディの「アイーダ」にふれてオペラに専念するようになった、と記述されることも多 いですが、プッチーニの初期の業績が聖歌、室内楽、管弦楽曲であり、そのキャリアを通じて、頻繁ではないにしてもこれらのジャンルの作品を書き続けていたこと を忘れてはなりません。ここには、オペラ以外の初期の作品で最も重要なものが厳選されて収録されております。スケルツォは、1881-83年に書かれた弦楽四重 奏曲の中のひとつの楽章です。
ディスク冒頭はグローリア・ミサですが、男声2つ(テノール、バリトン)をソロにもつ、オーケストラと合唱という大編成。非常にきらびやかな作品で、非常に重 みのある作品。オペラではないのですが、やはり、声の扱いが素晴らしいことがよくわかります。そして声を支える管弦楽も表情豊かで充実。ヒメノ率いるルクセン ブルク・フィルが懇親の力で演奏していることが感じられます。
「交響的カプリッチョ」は、ミラノ音楽院を卒業する際の最終試験のための楽曲。冒頭から壮大なオペラの序曲かはたまた映画の幕開けか、というドラマティック さで、さらにAllegro vivaceの部分は、10年後に作曲した「ラ・ボエーム」の序曲冒頭とまるっきり同じであることに驚かされます。
イタリアでは亡くなった人に「菊」の花を捧げる風習があり、この「菊」(もともとは弦楽四重奏作品ですが、ここでは弦楽オーケストラで演奏)は、スペイン王 (1870-73在位、イタリアのヴィットリオ・エマヌエーレ2世の次男)の死を悼むエレジー。非常にドラマティックな作品です。 (Ki)

Pentatone
PTC-5187035(1CD)
The Folly of Desire
●Brad Mehldau:The Folly of Desire[The Sick Rose / Leda and the Swan / Sonnet147 / Sonnet75/
Uber die Verfuhrung von Engeln / Ganymede I / Ganymede II / the boys i mean are not refined /
Sailing to Byzantium / Night II / Lullaby]
●Strachey & Maschwitz:These Foolish Things
●Mann & Hilliard:In the Wee Small Hours of the Morning
●Cole Porter:Every Time We Say Goodbye
●Franz Schubert:Nacht und Traume D.827
●Cole Porter:Night and Day
イアン・ボストリッジ(T)、
ブラッド・メルドー(P)

録音:2022年7月/アルトフン・ニュー・モルティングス、サドベリー(イギリス)
現代ジャズの先駆者ブラッド・メルドーと、現代最高のテノール歌手イアン・ボストリッジという、共にグラミー賞の受賞歴を持つ最高級の布陣で紡ぎだした歌曲 集『The Folly of Desire』がPENTATONEレーベルからリリース!
2016年にドイツ・南バイエルンで出会った二人は、食事をするうちに意気投合し、そこからお互いのコンサートへ足を運ぶようになり、そこでメルドーがボスト リッジのために曲を書くことを思いついたのが今作を作るきっかけとなりました。
ウィリアム・ブレイクが書いた詩『The Sick Rose』から始まり、シェイクスピア、ゲーテ、カミングスといった詩人たちの作品群をもとに、メルドーの鮮やかな ピアノとボストリッジのパワフルな歌声が、何とも奇妙な雰囲気を漂わせています。
さらに、アルバム後半にはコール・ポーターの『Night and Day』やボブ・ヒリヤードの『In the Wee Small Hours of the Morning』などといったジャ ズリスナーには馴染み深いジャズスタンダードが数曲、そしてリート歌手ボストリッジが得意とするシューベルトの『夜と夢』D.827を収録しており、作品ごとにス タイルの多様性が強調されています。
この作品集には、”純粋な欲望からの脱却”というテーマがあり、”欲望から解放された愛こそが人生の最高到達点である”、という哲学的かつ道徳的なメッセー ジが込められています。 (Ki)

ACCENT
ACC-25321(1CD)
バッハ:カンタータ第108番『わが去るは汝らの益なり』 BWV108
カンタータ第86番『まことに、まことに汝らに告ぐ』 BWV86
カンタータ第11番『神をそのもろもろの国にて頌めよ』 BWV11(昇天祭オラトリオ)
カンタータ第44番『ひとびと汝らを除名すべし』 BWV44
シーリ・ソーンヒル(S)
ペトラ・ノスカイオヴァ(A)
クリストフ・ゲンツ(T)
ヤン・ファン・デル・クラッペン(Bs)
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド

録音:2008年4月30日-5月1日/ベルギー、ルーヴェン
復活祭の40日後にある昇天祭のために書かれたカンタータ第11番と、近い時期に演奏されるカンタータを組み合わせたアルバム。2005-2014年にクイケ ンとラ・プティット・バンドが取り組んだカンタータ録音シリーズからの音源です。声楽も器楽も各パート1人で演奏していて、透明度の高い響きが魅力的。
バッハ自らも『昇天祭オラトリオ』と呼んだカンタータ第11番は30分近くある大曲で、他のカンタータとは一線を画す作品です。 (Ki)

Coviello
COV-92303(1CD)
菩提樹と蓮華 〜ドイツと中国の芸術歌曲
シューマン:ジャスミンの木 Op.27-4
江蘇省民謡:ジャスミン [茉莉花](He Fang & SHEN Wujun編)
黄自 HUANG ZI(1904-1938):3つのバラの祈り
R.シュトラウス:花束を編みたかった Op.68-2
青海省民謡:四季 [四季歌](Tang Qijing編)
マーラー:私は仄かな香りを吸い込んだ
羅忠鎔 LUO ZHONGRONG(1924-2021):黄昏時の杏の花 [杏花天影]
クララ・シューマン:もの言わぬ蓮の花
羅忠鎔 LUO ZHONGRONG:遥かなる恋人への蓮華
シューマン:月夜 Op.39-5
モンゴル民謡:牧歌
黄永熙 HUANG YONGXI(1917-2003):憧憬の歌]
シューベルト::漁師の愛の幸福 D933
雲南省民謡:せせらぐ小川 [小河淌水]
シューベルト:水上に歌う D774
四川省民謡:アカシアはいつ咲く](DING Shande編)
シューベルト:菩提樹
アンナ・ハープスト(S)
トニ・ミン・ガイガー(P)

録音:2021年9月14-17日
アジアの芸術を、ヨーロッパのものと同列に並べて提示し、新しい耳を向けさせる趣向のアルバム。ケルン生まれのソプラノ歌手とミュンヘン生まれのピアニスト、 ふたりの若い音楽家による意欲作です。 (Ki)

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0068(2CD)
モノローグ
[CD1]
ニコロ・ジンガレッリ:声とピアノのためのモノローグ『私は…だった』
ドニゼッティ:声とピアノのためのカンタータ『サッフォー』
ロッシーニ:声とピアノのためのカンタータ『ジョヴァンナ・ダルコ』
[CD2]
ワーグナー:声とピアノのための『メアリー・スチュアートの別れ』 WWV61
ポーリーヌ・ヴィアルド:コントラルトとピアノのための『ヘルミオネーの情景』
メル・ボニ:ピアノのための舞曲『サロメ』 Op.100
レスピーギ:ピアノのための短詩『アレトゥーザ』
アンナ・ボニタティブス(歌)
アデーレ・ダロンツォ(P)

録音:2022年5月/チューリッヒ、SRFスタジオ
モノローグ(独白)の技法はオペラや歌曲においても特別な表現力を持っています。感情のわずかな機微までも視覚化するような効果があり、語りすぎると冗長 なものになりかねない側面もあります。作曲家にとって絶妙なバランス感覚を強いられる技法と言えるでしょう。
アンナ・ボニタティブスは1999年にスカラ座デビューして以降、多くのベルカント・オペラ出演やレコーディングを行ってきたイタリアのメゾ・ソプラノ歌手。様々 な作曲家が用いたモノローグ技法に注目し、熱意をもって表現しています。
PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0054(1CD)
月はわが友
テオドール・キルヒナー:歌曲集 Op.1(全10曲)
ドビュッシー:ベルガマスク組曲より「月の光」、忘れられた小唄(全6曲)
グリーグ:叙情小曲集より「夜想曲」 Op.54-4、歌曲集 Op.48(全6曲)
キルヒナー:幻想的小品集より「夜想曲」 Op.14-4
ピエール・モーリス:中国の歌(全7曲)
カトリン・ホッティガー(S)
エドワード・ラシュトン(P)

録音:2020年7月25日、2021年8月22・26・27日
夜と月をテーマにした歌曲とピアノ曲をあつめたアルバム。キルヒナーやピエール・モーリスといっためずらしい作品も。
カトリン・ホッティガーはルツェルン応用科学芸術大学で学んだスイスのソプラノ歌手。バロック・オペラや、フランスとスカンジナビアのリートなどに力を注いで いて、ピアノのエドワード・ラシュトンと定期的にリートのリサイタルを行っています。 (Ki)
PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0062(1CD)

ヴァレー地方からの歌/スイスの作曲家による歌曲集
オイゲン・マイアー(1934-):Chiajeri (Taugwalder)
エミル・フレイ(1889-1946):Junges Madchen in den Bergen (Morgenstern) op.49/1
オイゲン・マイアー:Wela Wag (Taugwalder)
ヴェルナー・ベルッチ(1950-):Die Felswand (Meyer) Wege III
オイゲン・マイアー:Ds Hittuliechtje (Taugwalder)
ヨゼフ・ラウバー(1864-1952):Fruhlingsnacht (Hesse) op.37/2
オイゲン・マイアー:Dr Schuelschatz (Taugwalder)
ハンス・フーバー(1852-1921):Mir traumte von einem Myrtenbaum (Heyse) op.61/32.47
オイゲン・マイアー:Dr Bluusuchnopf (Taugwalder)
ワルター・クルヴォワジエ(1875-1931):Morgens (Storm) op.2/7
オイゲン・マイアー:Herbschtwind (Taugwalder)
ハインツ・ホリガー(1939-):Herbst (Morgenstern) Sechs Lieder VI

フランツィスカ・ハインツェン(S)
ベンジャミン・ミード(P)

録音:2022年5月
スイスのソプラノ歌手フランツィスカ・ハインツェンが歌う、故郷ヴァレー州とスイスの歌の芸術への愛に満ちたアルバム。ヴァレー語の詩によるオイゲン・マイアー の作品を中心に、過去2世紀のスイスの作曲家による歌曲を収録しています。 (Ki)

THE CHOIR OF KINGS COLLEGE
KGS-0067(1CD)
MY SOUL, WHAT FEAR YOU? わが魂よ、何をおそれているのか?
R.シュトラウス:〈見出されたもの〉、〈おくれたボートで〉(「6つの歌」 op.56より)、〈夜の逍遥〉(「3つの歌」op.29より)
プフィッツナー:〈牢獄のフス〉(「4つの歌」op.32より)
バッハ:カンタータ第82番BWV82より第1番アリア「われは満ちたれり」
シューベルト:〈勝利〉D805、〈墓堀人の歌〉D 44、〈人間の限界〉 D716
シューマン:〈宝を掘る人〉、〈春の旅路〉(「ロマンスとバラード」第1集 op.45より)
アイスラー:〈カリフォルニアの秋〉〈小さなラジオに〉〈ヘルダーリン=フラグメント〉(「ハリウッド・ソングブック集」より)
マーラー:〈少年鼓主〉(「子供の魔法の角笛」)
クルト・ワイル:ベルリン・レクイエムより〈未知の兵士に関する第2の報告:私が話したことすべて〉
クリストファー・パーヴス(Br)、
サイモン・レッパー(P)
ミロシュ・ミリオイエヴィチ(アコーディオン)、
サラ・フィールド(サックス)、
ルーシー・ショウ(Cb)、
リリー・ヴァーノン=パーヴス(Fl)、
ラファエル・オニエット(G)

録音:2922年2月21-23日、聖ヨハネ福音教会、オックスフォード
キングス・カレッジの卒業生にして英国が世界に誇るバリトン、クリストファー・パーヴスが、英国屈指のピアニスト、サイモン・レッパーと共演した、当レーベル 初の歌曲アルバムの登場。R.シュトラウス、シューベルト、プフィッツナー、マーラーの歌曲が、オペラ界でも活躍するパーヴスのドラマチックな演奏で響き渡ります。 バッハ、アイスラー、ワイルの作品が、アコーディオン、サックス、ギター、フルート、コントラバスを効果的に組み合わせた編成で演奏されており、聴きごたえがあり ます。
クリストファー・パーヴス(Br)は、キングス・カレッジの聖歌隊で音楽を学び、その後ロック・グループHarvey and the Wallbangersのメンバーと しても活躍。オペラ歌手としても活躍しており、バイエルン国立歌劇場でボルストロード(ピーター・グライムズ)、ロイヤル・オペラ・ハウス等でファルスタッフ(ファ ルスタッフ)、グラインドボーン音楽祭でゴロー(ペレアスとメリザンド)、チューリヒ歌劇場のリング・サイクルでアルベリヒを歌うなど、各地の歌劇場に登場し、そ の歌唱と存在感で聴衆を魅了しています。また、グレの歌(ラトル指揮LSO)など、演奏会でも活躍しています。 (Ki)


APARTE
AP-311(1CD)
ほかに好きな人がいるから
ギター伴奏によるフランスとヒスパニックのレオ・フェレ:ロマンス集

フォーレ:夢のあとにOp.7の1
 秋Op.18の3/愛の歌Op.27の1
 ゆりかごOp.23の1
マスネ:スペインの夜
イソリーナ・カリージョ:くちなしの花をふたつ
モレーノ・トローバ:マドローニョス(ギター・ソロ)
カルロス・エレタ・アルマラン:ある恋の物語
レオ・フェレ:芸術家の人生
サティ:グノシエンヌ第1番(ギター・ソロ)
ファリャ:7つのスペイン民謡
イネス・アリミ:キエロ
マスネ:エレジー
ジャック・ブレル/ジェラール・ジュアネスト:懐かしき恋人たちの歌
ロッシーニ:踊り
ポリーヌ・ヴィアルド:星
マリーナ・ヴィオッティ(Ms)、
ガブリエル・ビアンコ(G)
レオナルド・ディッセルホルスト(Vc)、
ジェリー・ロペス(Sax)
録音:2022年5月12-14日/TWLスタジオ(シュレーヌ)
マリーナ・ヴィオッティはスイス出身のメゾソプラノ。ジャズ、ゴスペル、ヘヴィメタに親しみ大学で哲学と文学を専攻し、卒業後本格的に声楽を学んだ変わり種。 オペラ、宗教曲のほか、ジャンルにとらわれぬ活動を繰り広げています。
最新盤はフォーレとマスネのフランス歌曲と、スペイン・ラテンアメリカの歌をギター伴奏で聴かせてくれる魅力的なアルバム。またレオ・フェレやジャック・ブレ ルのシャンソンもイキに聴かせます。ファリャの「7つのスペイン民謡」や南米系のものはもちろんながら、フォーレやマスネの歌曲がギター伴奏と合うのに驚かされ ます。

Avie
AV-2605(2CD)
バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245 ニコラス・マギーガン(指)、
カンタータ・コレクティヴ、
トーマス・クーリー(T)、ポール・マックス・ティプトン(Bs-Br)、ノラ・リチャードソン(S)、アリエ・ヌスバウム・コーエン(C.T)、デレク・チェスター(T)、ハリソン・ヒンツェ(Br)

ライヴ録音:2022年3月21日、バークレー第一会衆派教会(カルフォルニア)
長年フィルハーモニア・バロック・オーケストラの音楽監督として活躍し(現在は桂冠音楽監督)、バロック音楽のエキスパートとして知られるニコラス・マギーガン。そして彼が指揮台に立っていたフィルハーモニア・バロック・オーケストラの首席奏者やソリストたちによって創設されたカンタータ・コレクティヴによるバッハの「ヨハネ受難曲」が登場です。このアルバムはカンタータ・コレクティヴのAvieレーベルへの最初の録音となり、今後もバッハの合唱作品を録音していく予定で、次回作以降も期待されます。
指揮者のニコラス・マギーガンは、フィルハーモニア・バロック・オーケストラの音楽監督の他、クリーブランド、シカゴ、ロサンゼルス、ニューヨーク、フィラデルフィア、サンフランシスコなどのアメリカの主要なオーケストラ、香港、シドニー、ロイヤル・コンセルトヘボウといった世界の主要なオーケストラと共演。海外での音楽活動への貢献によって大英帝国勲章(OBE)を授与されています。またイエール大学の定期演奏会に頻繁に客演するなど後進の指導にもあたっています。

Diapason
DIAP-157(2CD)
ベルリオーズ:ファウストの劫罰、他

(1)劇的物語「ファウストの劫罰」

(2)「ファウストの劫罰」より
メフィストフェレスの歌「やさしい蚤が一匹」(蚤の歌)
メフィストフェレスのセレナード「家の前で」

(3)交響曲「イタリアのハロルド」
(1)リシャール・ヴェロー(ファウスト)
ミシェル・ルー(メフィストフェレス)
コンスエロ・ルビオ(マルグリート)
ピエール・モレ(ブランデル)
フランス国営放送児童cho
エリーザベト・ブラッスールcho
コンセール・ラムルーO
イーゴリ・マルケヴィチ(指)
録音:1959年
(2)ジェラール・スゼー(メフィストフェレス)
パリ国立歌劇場O&cho
アンドレ・クリュイタンス(指)
録音:1959年
(3)ウィリアム・プリムローズ(Va)
ボストンSO
シャルル・ミュンシュ(指)
録音:1959年
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズの第157巻として登場するのは、イーゴリ・マルケヴィチ(指)劇的物語「ファウストの劫罰」と、シャルル・ミュンシュ(指)交響曲「イタリアのハロルド」のカップリング。「ファウストの劫罰」はマルケヴィチとコンセール・ラムルー管がその実力をフルに発揮し、今なお語り継がれる名盤として知られており、マルケヴィチの棒から生み出される豪快さと繊細さを併せ持つ名演をご堪能いただけます。「イタリアのハロルド」では往年の名ヴィオラ奏者ウィリアム・プリムローズがソリストとして登場。こちらも同曲の名盤のひとつとして名高くミュンシュとの息の合った名演を繰り広げています。

Da Vinci Classics
C-00719(1CD)
イタリアへの旅〜ドイツ・リートにおけるイタリアの影響
リスト:ペトラルカの3つのソネット S.270A
ヴォルフ
:イタリア歌曲集より 6つの歌 〔あなたはこの世で一番美しい(第1巻, 第3曲)、祝福あれ,この世を創られた方に(第1巻, 第4曲)、さあ仲直りしよう(第1巻, 第8曲)、そして,君が恋人の焦がれ死にするさまを見たいなら(第1巻, 第17曲)、幸せな母に祝福あれ(第2巻, 第35曲)、君が僕をちら見して笑い出し(第2巻, 第38曲)〕
R.シュトラウス:マドリガル Op.15-1
ヴォルフ:ミケランジェロの3つの詩
シューベルト:3つのイタリア歌曲 D.902
ルチオ・ガッロ(Br)、
エーリク・バッターリア(P)

録音:2022年10月
ロマン派とポスト・ロマン派のドイツ語圏の作曲家たちによるイタリアに思いをはせた歌曲集。リストの「ペトラルカの3つのソネット」(後にピアノ版に編曲されています)から始まり、ヴォルフのイタリアでの経験を表している6つの歌曲を収録。さらにはミケランジェロの詩を用いたR.シュトラウスやヴォルフの作品、最後にはシューベルトがイタリア語の詩を基に書かれた「3つの歌」を収めています。

Da Vinci Classics
C-00714(1CD)
デュリュフレ:レクイエム Op.9
オルガン組曲 Op.5
ギユー・コンソート、マルコ・サッカルディン(Br)、
シルヴィア・アリーチェ・ジャノッラ(Ms)、
エミリオ・ゴネッラ(Vc)、
アレッサンドロ・ペリン(Org)、
マッテオ・チェザロット(指)

録音:2021年10月(ヴィッラサンタ、イタリア)
フランスの作曲家、モーリス・デュリュフレは、プーランクのオルガン協奏曲の初演をするなど、卓越したオルガニストとしても活躍しました。
本アルバムでは、生涯に14曲しか残していないデュリュフレの作品の中で、代表作にあげられる 「レクイエム」 を収録。この作品は、グレゴリオ聖歌の『死者のためのミサ曲』から多くの主題を用いており、フォーレの『レクイエム』と多くの類似点が見られ、曲の構成についてもフォーレの構成を踏襲していることも特徴です。前奏曲、シシリエンヌ、トッカータの三部作からなるオルガン組曲がカップリングされています。
Da Vinci Classics
C-00708(1CD)
ボッケリーニ:スターバト・マーテル G.532
レチタティーヴォとアカデミックなアリア 「あわれ、私はどこにいる?…ああ、話しているのは私ではない」G. 548
交響曲第18番ヘ長調 G.512
バルバラ・フリットリ(S)、
マッティア・ロンデッリ(指)、
ミラノ・スカラ座ヴィルトゥオーゾO

録音:2008年5月(ボローニャ、イタリア)
ボッケリーニが「スターバト・マーテル」を完成させた1781年頃、「スターバト・マーテル」と言えばペルゴレージの作品であり、ヨーロッパ中の聴衆を魅了していました。しかし、ボッケリーニは中世のラテン語の詩を鮮やかに読み解き、この感動的な作品が生まれました。ソプラノと弦楽合奏という編成のこの作品では、独唱に名ソプラノであるバルバラ・フリットリが登場します。彼女のドラマティックな歌唱は、ロンデッリ指揮ミラノ・スカラ座のヴィルトゥオーゾたちによる芳醇な響きによってよりその魅力が引き出されています。聖母の悲しみを鮮やかに表現しているバルバラ・フリットリの歌唱にぜひご注目ください。

Hyperion
CDA-68420(1CD)
ヴォーン・ウィリアムズ、マクミラン、タヴァナー:合唱作品集
ヴォーン・ウィリアムズ:ミサ曲 ト短調、味わい見よ*
マクミラン:主を恐れる人はだれか#、
 エドワード懺悔王のミサ曲#、特別な訴え*、
 誰がキリストの愛からわたしたちを離れさせるのか
タヴァナー:マニフィカトとヌンク・ディミッティス 「コレギウム・レガーレ」、アテネのための歌 
ウェストミンスター寺院聖歌隊、
ジェームズ・オドンネル(指)、
ピーター・ホルダー(Org)*

録音:2022年6月&10月
(世界初録音#)
ウェストミンスター寺院聖歌隊によるヴォーン・ウィリアムズ、マクミラン、そしてタヴァナーの合唱作品集。このアルバムの中にはマクミランの世界初録音作品が二曲含まれています。ヴォーン・ウィリアムズの「味わい見よ」は、エリザベス2世の戴冠式のために委嘱された作品で、1953年6月2日にウェストミンスター寺院にて歌われました。
世界遺産にも指定されている英国国教会の教会、ウェストミンスター寺院の聖歌隊は、30名の少年合唱と12名のプロの成人歌手からなる合唱団で、教会聖歌隊の最高峰として知られており、長年に亘って典礼や祝典の場で国際的に重要な役割を果たしています。先日行われたエリザベス2世の追悼式でもその美しい歌声を響かせていました。

Skani
SKANI-146(1CD)
ラトビアの川の歌
ライモンツ・パウルス(b.1936):合唱曲集「ラトビアの川の歌」〔サラツァ川、ガウヤ川、リエルぺ川、オグレのシチリアーナ、イルべ川、ヴェンタ川、ダウガヴァ川、アイヴィエクステ川、川の詩*〕
ユースクワイア「バルシス」、
インツ・テレロヴスキス(指)、
イネセ・ザンデレ(朗読)*、ライモンツ・パウルス(P)*

録音:2021年10月13日&12月2日、リガ改革派教会(ラトビア)
『ラトビアの川の歌』は、ラトビアの3人の芸術家のコラボレーションで実現したアルバムです。ミュージカル、バレエ、映画、合唱曲、ジャズ、ポップソング作曲家として活躍し、1988年から1993年まで文化省の大臣を務めたライモンツ・パウルス(b.1936)。児童文学の執筆と編集、出版の活動で知られる詩人のイネセ・ザンデレ(b.1958)。そしてラトビア音楽アカデミーで学び、イギリスとドイツのバロック音楽演奏のコースに参加し、「バルシス(Balsis)」と「ティアデ(Tiade)」のユースクワイアを指揮するインツ・テレロヴスキス(b.1972)。本アルバムは、サラツァ川、ガウヤ川、リエルぺ川、オグレ川が流れこむ〈オグレのシチリアーナ〉など、ラトビアの川をテーマにした8つのアカペラ合唱曲と、ザンデレがパウルスのピアノ伴奏で朗読する『川の詩』で構成されています。合唱曲を集成した『川の歌』という「特別な旅」が始まってからすでに10年が経過しました。「ザンデレが川を詩に書き、若い世代がラトビア合唱音楽に応えるかぎり、『バルシス』(ラトビア語で「声」)は、小さな川と大きな川として流れ、広大な海や湖へと注いでいく」。指揮者のテレロヴスキスは、このアルバムが作られた目的と意義をそう語っています。
Skani
SKANI-150(1CD)
ルツィーヤ・ガルータ:神聖な愛
ルツィーヤ・ガルータ(1902-1977):空と海/私にできさえすれば/夕映に/ああ, 私の大切な女の子/しゃべらないほうがいい/別れ際/さあ早く神のところへ行け, 愛しの太陽よ/異国のコーカサスの子供の歌/山の子供の子守歌/ジャネマの歌/困難な瞬間に/子守歌/秋/小雨/生まれ故郷は春に/春はもうじき/提供者/月の舟/またやって来たね/神聖な愛
ユリヤ・ヴァシリエヴァ(S)、
マーリス・スクヤ(P)
ルツィーヤ・ガルータ(1902-1977)は音楽学者の間で、ラトビアのジェルメーヌ・タイユフェールとも呼ばれています。ガルータが学生になったばかりの頃、フランスで起きた新しいトレンドに興味をもち、海外で学ぶ夢をもっていたことが、いわゆる「フランス六人組」の作曲家とくらべられる理由だと言われています。彼女は、ラトビア音楽院を卒業後、パリで、アルフレッド・コルトーと、ドビュッシーの友人であったイシドール・フィリップにピアノを、作曲家で指揮者のポール・ル・フレムに管弦楽法を学び、二度目にフランスに渡った際にはエコール・ノルマル音楽院のポール・デュカスに作曲法を師事しました。
このガルータの歌曲アルバムで伴奏を務めるマーリス・スクヤは、ガルータにピアノを学びました。「ガルータの音楽を伝えるという使命は、精薄さに戦いを挑むことだ。現代の音楽は多様な効果に長けてはいるが、ややもすると実質に欠ける。対照的にガルータの音楽は、内容が豊かだ」(マーリス・スクヤ)。彼のステージ・パートナーであるソプラノ歌手、ユリヤ・ヴァシリエヴァが共演。比較的初期の1926年に書かれた「空と海」に始まり、ガルータが生涯にわたって作りつづけた「小世界」の作品が20曲、初めてのスタジオ録音を含むプログラムで歌われます。

Danacord
DACOCD-961(1CD)
シューベルト:歌曲集
さすらい人の月に寄せる歌 D.870/春に D.882/船乗り D.536/双子座に寄せる船乗りの歌 D.360/夜の曲 D.672/漁夫の歌 D.881/シルヴィアに D.891/月に寄す D.193/小人 Op.771/万霊節のための連祷 D.343/ます D.550/恋する者のさまざまな姿 D.558/さすらい人の夜の歌 D.224/セレナード D.957/4/ブルックにて D.853/春のおもい D.686/夕映に D.799
マティアス・ヘーゼゴー(T)、
トーヴェ・レンスコウ(P)

録音:2021年11月15日-18日、ガーニソン教会(コペンハーゲン、デンマーク)
デンマークのテノール歌手マティアス・ヘーゼゴー(b.1978)とベテラン・ピアニスト、トーヴェ・レンスコウの共演によるシューベルトの第2作。ヘーゼゴーは、彼の世代のデンマーク芸術歌曲のもっとも優れた歌い手として評価され、シューベルトの 「冬の旅」 を歌った前作(DACOCD-865)は、デンマーク放送(DR)P2 が選ぶ2021年の「最優秀クラシカル・アルバム」賞を獲得しました。新しいアルバムでは、ザイドルの詩による 「さすらい人の月に寄せる歌」 からカール・ラッペの詩による 「夕映に」 まで、「シューベルティアーデ」を偲ばせるプログラムを歌っています。

Danacord
DACOCD-959(1CD)
オダマキの花が二本
クララ・シューマン:6つの歌曲 Op.13(ハイネ、ガイベル、リュッケルトの詩)〔暗い夢のなかにいた、彼らは愛しあっていた、愛の魔法、月は静かに昇った、私はあなたの瞳に、もの言わぬはすの花〕、3つの詩 Op.12(フリードリヒ・リュッケルトの「愛の春」から)〔風雨の中を彼はやってきた、美しいがために私を愛するのなら、なぜ他の人にたずねるのか〕
リリ・ブーランジェ:空のひろがり(フランシス・ジャムの詩)〔彼女は野原から谷へ下りていった、彼女はとてもおおらかだ、時どき僕は悲しくなる、ある詩人が言った、僕のベッドの足元に、これが全部ただのくだらない夢で、言葉にしなくてもいいくらい愛し合おう、あなたは魂をこめて僕を見つめた、去年咲いたライラックは、オダマキの花が二本、どうして僕が苦しんだかというと、彼女のもっていたメダルが僕の手元にある、明日でちょうど一年だ〕
デュオ・ボルス&ビャアケー〔ニナ・ボルス・ロングレーン(S)、クリスティーナ・ビャアケー(P)〕
ファニー・メンデルスゾーンの「一年」(DACOCD-957)をリリースしたクリスティーナ・ビャアケーとリリック・ソプラノのニナ・ボルス・ロングレーンの「デュオ・ボルス&ビャアケー」が、2022年で結成から5年が経ちました。二人は、コペンハーゲンのホルメン教会で行われ、デンマーク放送からラジオ中継されたニルス・W・ゲーゼを祝うコンサートにソリストとして出演して初めて出会い、以後、デュオとしてコンサートやデンマーク国内のツアーを重ねました。クララ・シューマンとリリ・ブーランジェの歌曲を歌うアルバム「オダマキの花が二本」は、2020年にロスキレ音楽協会の提案で行われた女性作曲家作品のコンサートがきっかけで生まれました。このコンサートは、デンマーク放送が放送のために録音していましたが、好評だったためこのセッション録音が行われました。
クララ・シューマンの詩の嗜好は夫ロベルトと重なり、このアルバムで歌われる「6つの歌曲」と「3つの詩」もロベルトが好んだハインリヒ・ハイネ、エマヌエル・ガイベル、フリードリヒ・リュッケルトといった同時代の重要な詩人たちの詩に作曲されています。またリリ・ブーランジェも同時代の詩をテキストに選んでいます。フランシス・ジャムの「空のひろがり」は、さまざまな感情を呼び起こす花や鳥といった言葉をちりばめ、ノスタルジアと憧れの気分にひたった作品です。彼女の時代に好まれた“サロン”的雰囲気からは遠い、輝かしい、当時としては前衛の音楽が、この曲集の際立った魅力と言われています。

DACAPO
MAR-8.224736(1CD)
NX-B07
フーギ・グズムンドソン(1977-):オラトリオ『メアリーのゴスペル(福音)』(2021) ベリト・ノルバッケン(S)
オーフス・シンフォニエッタ
レイキャヴィク・スコラ・カントルム
ホルズル・アウスケルソン(指)

録音:2022年6月15-17日
全て世界初録音
アイスランドの作曲家フーギ・グズムンドソンの宗教的オラトリオ。 19世紀に発見された新約聖書の外典『マリアによる福音書』からインスピレーションを受けて書かれたもので、ここ に登場するマリアは"マグダラのマリア"と考えられています。グズムンドソンの劇的な音楽描写とノルバッケンの美しい 歌声が聴きどころです。

Resonus
RES-10317(1CD)
NX-B05
エリザベス・マコンキー&ヴォーン・ウィリアムズ:歌曲集 第2集
ヴォーン・ウィリアムズ:4つの最後の歌
エリザベス・マコンキー(1907-1994):The Exequy/花束
Sailor’s Song of the Two Balconies
The Disillusion
The Swallow
The Poet-Wooer
Sleep Brings No Joy To Me
In Fountain Court
ヴォーン・ウィリアムズ:命の家
マコンキー:How Samson Bore Away the Gates of Gaza(1937年オリジナル版)
ジェイムズ・ギア(T)
ロナルド・ウッドリー(P)

録音:2022年9月6-9日
2022年に生誕150年を迎えたヴォーン・ウィリアムズと彼の弟子エリザベス・マコンキーの歌曲を紹介するプロジェク ト、第1集(RES-10299)の続編です。今作の収録曲は、ヴォーン・ウィリアムズ初期を代表するロセッティの詩によ る歌曲集「命の家」(1940年初演)と、1954年から1958年に書かれた晩年の歌曲集「4つの最後の歌」の2作 品。またマコンキーの歌曲は、1920年代半ばにヴォーン・ウィリアムズに師事してから、1960年代から70年代にか けて英国モダニズムの美学に傾倒するまでの間に作曲されたもので、ほぼ未発表の作品です。 今作でもテノール歌手のジェイムズ・ギアとピアニストのロナルド・ウッドリーが、長年のパートナーシップの継続から生 まれる、息の合った演奏を披露しています。

SOMM
SOMMCD-0668(1CD)
NX-B04
ブリテン諸島の民謡集
1. She Moved Through the Fair
2. The Lark in the Clear Air
3. By the Short Cut to the Rosses
4. Si Bheag Si Mor
5. Give Me Your Hand
6. The Last Rose of Summer
7. Down by the Salley Gardens
8. Can Ye Sew Cushions
9. My Love Is Like A Red, Red Rose
10. Skye Boat Song
11. Ye Banks and Braes
12. The rowan tree
13. Dance te Thi Daddy
14. Blaydon Races
15. Blow the Wind Southerly
16. Sweet Polly Oliver
17. Oliver Cromwell
18. English Folk Song
19. Can yr Arad Goch
20. Myfanwy
21. The Foyy, Foggy Dew
22. Bugail Aberdyfi
23. My Little Welsh Home
24. Sospan Fach
25. Drink to Me Only
26. The Oak and the Ash
27. Song for Gwyn…世界初録音
ジャニス・ケリー(S)…10-12
イヴォンヌ・ハワード(Ms)…15-17
マリア・ヤグシュ(Ms)…25-27
エレイン・デルマー(ジャズ・シンガー)…18
ニッキー・スペンス(T)…7-9
ウェイン・エヴァンス(T) …21-22、24
マーク・リュウェリン・エヴァンス(Br)…19-20、23-24
カロライン・マコーズランド(歌/ギター)…1、3、6

フィオナ・ケリー(Fl)…2、4-5
ジーン・ケリー(Hp)…2、4-5
マイケル・ポロック(P)…19-24
ジョン・ウィルソン(P)…7-9、11-17、25、27


録音:2022年7月26日、8月3日、2022年9月13日
時代を超えて息づく英国とアイルランド民謡。このアルバムではよく知られる「The Last Rose of Summer 夏の なごりのバラ(庭の千草)」や「Down by the Salley Gardens サリー・ガーデン」などの名曲から、世界初録音と なる「Song for Gwyn」まで、ブリテン諸島4地域の民謡を27曲集めました。 ピアノ伴奏による英国の歌手たちのこなれた歌唱(トラック18にはジャズ・ヴォーカルの重鎮エレイン・デルマーも登 場)や、フルートとハープのデュオなど、さまざまな演奏で伝統的な民謡の旋律をお楽しみいただけます。
SOMM
SOMMCD-0667(1CD)
NX-B04
ケネス・レイトン(1929-1988):合唱作品集
Laudes animantium, Op.61*
London Town*
Lord, When the Sense of Thy Sweet Grace*
3つのキャロル Op.25(1948)
Nativitie
A Hymn to the Trinity
レベッカ・リー(S)
ニナ・ベネット(S)
キアラ・ヘンドリック(Ms)
ニック・プリチャード(T)
フィンチリー児童cho
ロンディニウム(合唱)
アンドルー・グリフィス(指)

録音:2022年6月17-19日
20世紀イギリスの作曲家ケネス・レイトン。ヨークシャーで生まれ、地元のウェークフィールド大聖堂の聖歌隊で活 躍後、王立音楽院でピアノと声楽、オックスフォード音楽院で作曲を学び、教会音楽の分野で目覚ましい活動を 行った人です。彼の没後35年を記念して作られたこのアルバムには、5曲の世界初録音を含む合唱作品が収録 されています。メインは「Laudes animantium」で、ニ重合唱、ソリスト、児童合唱によるさまざまな動物を賛美 した魅力的な作品。他にはキャロルやパートソングなど、レイトンの得意分野の作品を聴くことができます。 演奏はアンドルー・グリフィスが2005年に設立した「ロンディニウム」。現代作品を得意とする室内合唱団で、ここで もレイトンの活気に満ちた作品を見事なアンサンブルで聴かせます。

Dynamic
CDS-7986(1CD)
NX-B03
メルカダンテ:荘厳ミサ曲 フランチェスコ・メーリ(T)
マッテオ・リッピ(T)
マリオ・カッシ(バッソ・カンタンテ(Br)
ニコラ・ウリヴィエーリ(Bs-Br)
フランチェスコ・ビラガ(コールアングレ)
ジョヴァンニ・バッティスタ・ファブリス(Vn)
ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェO&cho
ファブリツィオ・カッライ(指)

録音:2021年3月2-9日
カルロ・フェリーチェ劇場、ジェノヴァ(イタリア)
世界初録音
ロッシーニとヴェルディを結ぶ世代の歌劇作曲家の中でも重要な存在だったメルカダンテ。その晩年のミサ曲が 150年余りを経て蘇りました。当CDの演奏時間76分が示すとおりの大作で、充実した書法は作曲家の円熟を 示しています。男声合唱と4人の男声ソリストのために書かれ、1868年1月19日にジェノヴァで初演されました。 その後は忘却の淵に沈んでいたものの、近年行われた同地のドラッツォ=ジュスティニアーニ資料館の調査で発見 されました。世界初録音の栄誉を担ったのはジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場、指揮者と花形のテノール・ソロ二 人の生まれもジェノヴァです。

Solo Musica
SM-421(1CD)
NX-B03
近現代のユダヤに根差す歌曲集
ラヴェル:2つのヘブライの歌
コルンゴルト:6つの簡素な歌 Op. 9より
 Schneeglockchen/Sommer
マーラー:『子供の魔法の角笛』より
 トランペットが美しく鳴り響くところ
 ラインの伝説
リュッケルト歌曲集より
 私はこの世に捨てられて
ヴァイル:ナナの歌
ジョエル・エンゲル(1868-1927):Nor noch dir
 A mol iz geven a Maise
 Minhag chadash
エヤル・バト(1966-):Ha'hakara sheli nemoga
 Ke'tzitz ha'amakim
サーシャ・アルゴフ(1914-1995):Az haya la
 Hakol zahav/Lo yada'ati ma
デイヴィッド・ゾンネンシャイン:Elei tashuv
ナーマ・ゴールドマン(Ms)
ジューリオ・ザッパ(P)

録音:2022年10月16-18日
イスラエル出身でベルリンを拠点に活躍するナーマ・ゴールドマンが歌う、自身のルーツを探る1 枚。彼女が傾倒す るドイツの後期ロマン派の作品と、自らのアイデンティティを強く意識するというユダヤ系の作品とを組み合わせまし た。陰影と力強さを合わせ持つメゾ・ソプラノの声質が作品のドラマや深みを伝えます。

ALPHA
ALPHA-936(1CD)
黒人霊歌と黒人作曲家による歌曲集
1. 時には母のない子のように
2. WERE YOU THERE 君もそこにいたのか
3. I GOT A ROBE 私はローブを持っている
4. バティスト・トロティニョン(1974-):WHY (P・ソロ)
5. フローレンス・プライス(1887-1953):BECAUSE
6. STEAL AWAY イエスの元へ逃れよう
7. SAVE ME LORD, SAVE ME
8. BRIGHT SPARKLES IN THE CHURCHYARD
9. NOBODY KNOWS THE TROUBLE I’VE SEEN 誰も知らない私の悩み
10. プライス:RESIGNATION
11. A GREAT CAMPMEETIN’
12. プライス:SUNSET
13. MY LORD, WHAT A MORNING 星かげ落ち
14. ハリー・バーリー(1866-1949):JEAN
15. BY AN’ BY - THERE IS A BALM IN GILEAD
16. バレット・ストロング(1941-2023):I HEARD IT THROUGH THE GRAPEVINE 悲しいうわさ
17. 深い河

※編曲:バティスト・トロティニョン…1、2、3、7、8、9、11、13、15(THERE IS A BALM IN GILEAD)、17
パトリック・デュプレ・クイッグレー…6
ハリー・バーリー…15(BY AN’ BY)
レジナルド・モブリー(C.T)
バティスト・トロティニョン(P)

録音:2021年10月 サル・コロンヌ、パリ
ジョン・エリオット・ガーディナーなど一流の古楽指揮者に信頼を置かれているアメリカ出身のカウンターテナー、レジナルド・モブリー。ジャズや ポップスでの活動も多く、プロとしての初舞台は日本のミュージカル・シアターで、当時は東京ディズニーランドのアクター/シンガーとして働いて いたのだそう。今回の彼にとって初めてのソロ・アルバムは、黒人霊歌と黒人作曲家による歌曲を集めたもので、共演はクラシカルな作品の発 表も多いフランスのジャズ・ピアニスト、バティスト・トロティニョン。黒人霊歌の多くはトロティニョンによるアレンジで収められており、冒頭から フュージョンを思わせるビートに乗せた疾走感溢れる演奏で惹きつけられます。さらに、初の黒人女性作曲家と言われるフローレンス・プライス の作品から、モータウン・レコードのソングライター、バレット・ストロングによるソウル・ナンバーまでを収録、張りのあるカウンターテナーで楽しむこ とが出来ます。

ONDINE
ODE-1428(2CD)
NX-C07
グレツキ:教会の歌集 Op.84(ラテン語版全曲) ポーランド室内cho
ヤン・ウカシェフスキ(指)

録音:2021年8月9-13日
交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」の世界的なヒットで一躍有名となったグレツキ。その音楽的な原点とも言える 宗教合唱曲集が登場。1990年代後半にイギリスのヒットチャートを席巻し、「癒しのクラシック」の代名詞的存在になった「悲歌のシンフォ ニー」。後期のグレツキにとってインスピレーションの源泉の一つがポーランドに伝わるカトリック音楽でした。この無伴 奏混声合唱のための「教会の歌」は、ポーランドの教会で歌い継がれて来た旋律と歌詞を素材にグレツキがアレン ジしたもので、敬虔な祈りに満たされた静謐な曲もあれば、民族舞踏を思わせる楽しい雰囲気の曲もあります。グ レツキはこの曲集をコンサートでも教会の典礼でも歌えるように作りました。ポーランド語版の録音は過去にありま したが、ラテン語版の全曲盤はこれが初。グダンスクの聖堂で行われた演奏は、かなりゆったりとしたテンポをとり、 祈りや瞑想的な気分へと誘います。

FUGA LIBERA
FUG-796(1CD)

NYCX-10399(1CD)
国内盤仕様
税込定価
アルマ・マーラー:歌曲全集
穏やかにひらくはじめての花
私の夜をご存じか
5つの歌曲【 静かな街/お父さんの庭で/ 気だるい 夏の夜/あなたのそばが 心地良い/花のあいだを さまよって/独りの歩み】
4つの歌曲【 夜の光/ 森のしあわせ/ 激しい想い/ 収穫の歌】
5つの歌曲【 賛歌/悦楽/ 知っているひと/ほめたたえる歌/夜の賛歌】
エリーゼ・カールワールツ(S)
マリアンナ・シリニャン(P/1895年製 Steinway C)

録音:2022年1月3日 アンリ・ル・ブフ・ホール、ブリュッセル
2022年6月22-23日 ボザール、ブリュッセル
マーラーとの結婚生活のほか、多くの音楽家、芸術家と交流を持ったアルマ・マーラー。彼女自身様々な才能に恵まれていたと言わ れており、作曲家としては歌曲が残されています。このアルバムには、最晩年のマーラーによって出版の準備がなされた5つの歌曲(トラック3- 7)から、2018年に出版された「独りの歩み」まで、全17曲が初めて収録されています。ソプラノのエリーゼ・カールワールツは母国ベルギーを 中心にヨーロッパ各地で活躍、モーツアルトからベルクまで幅広いレパートリーを持ち、これまで2枚のアルバムをリリースしています。ボーイ・ソ プラノを思わせる澄んだ中高音域から、深い憂いを帯びた低音域まで多彩な表現力で、作品の魅力を伝えています。ピアノは来日経験も あるアルメニア出身のマリアンナ・シリニャン。アルマが生きた時代のスタインウェイから美しい音色を引き出しています。
※ 使用ピアノについて原盤ブックレットには1899年製とありますが、確認の結果1895年の可能性が高いとのことです。
※原盤ブックレットには歌詞の掲載がなくインターネットを参照するようになっておりますが、国内仕様盤には広瀬大介氏による日本語対 訳付きで歌詞の掲載を予定しております。


CLAVES
50-3068(2CD)
バッハ:ヨハネ受難曲BWV245(+1725年第2稿の異稿5曲) ヴェルナー・ギュラ(テノール / エヴァンゲリスト)
ソフィー・ガラヘル(ソプラノ / アリア)
アレクサンドラ・レヴァンドフスカ(ソプラノ / アリア、侍女)
アレックス・ポッター(ア ルト)
クリステル・モネー(アルト / リピエーノ)
マクシミリアン・フォクラー(テノール / アリア)
オリヴィエ・コワフェ(テノール / 従僕)
ドリュー・サンティーニ(バス / イエス)
ステファン・マクラウド(バス / アリア、ユダ、ペテロ、ピラト)
リ・アンジェリ・ジュネーヴ 、
ステファン・マクラウド(指)

録音:2022年3月/グロッサー・フェストザール、ランドガストホフ・リーエン(スイス)
「マタイ受難曲」「ミサ曲ロ短調」とバッハの宗教音楽の大曲を録音し、世界的に高い評価を得ているステファン・マクラウドとリ・アンジェリ・ジュネーヴが、「ヨ ハネ受難曲」を録音!
「ヨハネ受難曲」は、バッハの生前の1724年、1725年、1732年、1739年、1749年と、5度の改訂稿が作成され、そのうち少なくとも4回は演奏され ています。再演するたびに手を入れ、楽譜を書き直していたのです。現在では、最後の演奏となった1749年稿で演奏・録音されることが多くなってきており、マ クラウドも第4稿を基にしていますが、録音に当たっては、それ以外の稿も参照にして、曲の構成・楽器編成・歌詞の選択を行っているようです。例えば、通奏低 音には、チェンバロとオルガンが併用され、曲や場面によってうまく使い分けられ、巧みな変化が付けられています。
た、今回の録音では、1725年の第2稿の際に入れ替えられた5つの異稿曲もボーナストラック*として収録。トラックを入れ替えて聴くことで、全体を1725 年の第2稿の曲構成として聴くこともできるようになっています。
最大でも9人の歌手という小編成での歌唱ながら、その緊張感は冒頭からただならぬものがあり、「十字架に付けろ」などの合唱の迫力も圧巻。現代最高のエ ヴァンゲリストの一人、ヴェルナー・ギュラを中心に、これまでの「マタイ受難曲」「ミサ曲ロ短調」に勝るとも劣らない最高峰の完成度で演奏されています。優れ た実力を持つ歌手たちによる独唱もすばらしいですが、コラールの充実度も特筆すべきでしょう。歌手と楽器奏者たちのアーティキュレーションが統一され、歌も 楽器も一体となり、テキストの内容をかみしめるように歌われています。終曲の透き通るような美しさを持つコラールまで聴き通せば、心が動かされること間違い ありません。
2005年ステファン・マクラウドによって結成されたリ・アンジェリ・ジュネーヴはスイスを中心に活動するピリオド楽器グループで、世界中から実力ある演奏家 が集っています。バッハ演奏の最前線にいる彼らのすばらしい演奏を聴き逃すことがありませんように! (Ki)

BRAVO RECORDS
BRAVO-10011(1CD)
税込定価
アモーレ
ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン
トスティ:最後の口づけ
ベッリーニ:激しい希求(いつその日は訪れるだろう)〜「3つのアリエッタ」より
ベッリーニ:せめて私にかなうなら〜「6つのアリエッタ」より
ベッリーニ:喜ばせてあげて〜「6つのアリエッタ」より
ベッリーニ:追憶
メルカダンテ:どんなに感謝していることか、おお平和よ!(パオロのカヴァティーナ)〜歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」より
ロッシーニ:今の歌声は〜歌劇「セビリアの理髪師」より
モーツァルト:あの人でなしは私を欺き〜歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より
ロッシーニ:苦しみと涙のうちに生まれて〜歌劇「ラ・チェネレントラ」より
リスト:「ペトラルカの3つのソネット」
第1番 平和は見出せず
第2番 祝福があるように、かの日
第3番 私は地上に天使のような姿を見た
脇園彩(Ms)、丸山貴大(P)

録音:2022年10月11〜13日/府中の森芸術劇場・ウィーンホール
日本語帯・解説・歌詞対訳付
ミラノ・スカラ座をはじめ、世界の舞台で活躍をつづけるメゾ・ソプラノの脇園彩が、ついに CD をリリース。
収録曲目は、ジョルダーニ、ベッリーニ、トスティのイタリア歌曲から、また、モーツァルト、メルカダンテ、ロッシーニの有名歌劇・アリア、さらにはリスト の「ペトラルカの3つのソネット」を収録。脇園彩の魅力全開のアルバムとなっています。
ピアノ伴奏は、ミラノ在住でコレペティトール及び指揮者を務める丸山貴大が担当。日ごろから親交のある脇園と息のあった名演を聴かせてくれます。
2022年10月に、府中の森芸術劇場・ウィーンホールにおけるセッション録音。脇園本人が納得いくまで練り上げた最良の作品となりました。
36ページ・フルカラー解 説 書 には 、脇 園 自身 の 翻 訳 による 歌 詞 対 訳と、アー ティスト写 真を満 載 、世 界を 駆 けるプリマドン ナに ふさ わしい 豪 華 な 仕 上 がりとなっ ています。

ALPHA
ALPHA-934(1CD)
シューベルト、レーヴェ、シューマン、ヴォルフ: 歌曲集
シューベルト:すみれ D786
 子を抱く父 D906
レーヴェ:魔王 Op.1-3
 歩き回る鐘 Op.20-3
 エーバーシュタイン伯爵 Op.9Heft VI-5
 抑揚の狂った詩 Op.62-5
 やさしいお弔い Op.62-4
 魔法使いの弟子 Op.20-2
シューマン(1810-56):5つのリート Op. 40
 レーヴェ:海をゆくオーディン Op.118
ヴォルフ:ムンメル湖の精霊たち
 月の黄色い蝶/古い絵に
 鼠捕りの男/炎の騎士
 レーヴェ:オールフ殿 Op.2-2
ゲオルク・ニグル(Br)
オルガ・パシチェンコ(P、フォルテピアノ)
使用楽器:ウィーンのコンラート・グラーフ1826年製楽器による、シュタウフェン・イム・ブライスガウのクリストフ・ケルン2019年製作の再現楽器
ニューヨーク・スタインウェイ・コンサート・グランド・ピアノ1875年製

録音:2022年2月 ベートーヴェン・ハウス、ボン、ドイツ
バロックや現代のオペラで活躍するバリトン歌手ニグルと、歴史的な楽器での演奏を中心に世界的に活躍するピアニスト、パシチェンコの共 演によるアルバム第2弾。演奏に15分もかかるシューベルトの「すみれ」ほか、物語性の高いバラードを集めたアルバムです。ニグルの歌唱は やさしく語り掛けるような表現がたいへん印象的ですが、時折聴かせるドラマティックな高揚や、品の良いユーモアも大変魅力的。寄り添うよ うなパシチェンコのピアノも素晴らしく、一部ではグラーフの楽器が装備するヤニチャーレン・ペダル(トルコ風の打楽器が鳴るペダル)や、特殊な ストップによる音色の変化も楽しむことが出来ます。ジャケットは前作(ALPHA646)に続き作曲家パスカル・デュサパンによる写真。

Forgotten Records
fr-1866(1CDR)
バッハ:マニフィカト.ニ長調 BWV.243*
カンタータ第78番BWV.78「イエスよ、汝わが魂を」
マリア・シュターダー(S)
エルンスト・ヘフリガー(T)
エルザ・カヴェルティ(A)
ヘルマン・シャイ(Bs)
カール・マッテイ(Org)
トゥティ・フンツィカー=ドゥルアイ(Cemb)
ワルター・ラインハルト(指)ヴィンタートゥールSO、
チューリヒ・ラインハルトcho、
ヴィンタートゥール混声cho

録音:1950年5月、シャフハウゼン国際バッハ音楽祭、ライヴ
※音源: Musical Masterpiece Society MMS 31他

ALIA VOX
AVSA-9953(1SACD)
KKC-6708(1SACD)
国内盤仕様
税込定価
モーツァルト:レクイエム KV626 レイチェル・レドモンド(S)
マリアンヌ・ベアーテ・キーランド(Ms)
ミンジェ・レイ(T)
マヌエル・ヴァルサー(Br)
ラ・カペラ・ナショナル・デ・カタルーニャ(合唱)
ジョルディ・サヴァール(指)

録音:2022年5月11-13日、カタルーニャ自治州カルドーナ城参事会教会
※国内盤=日本語帯・解説・歌詞訳付
幼い日、サヴァールが教会に足を踏み入れると、そこではモーツァルトのレクイエムのリハーサルが行われていました。サヴァールはそれを聴いて「音楽という ものがこんなにもすごい力を持っているなら、僕は音楽家になりたい・・・」と思ったといいます。それから長い年月が流れ、これまでに約230の録音をし てきたサヴァールが、モーツァルトの「レクイエム」をリリースします。
サヴァールはこれまで、中世からモーツァルトの時代(さらに最近ではベートーヴェンやシューベルト)まで、ありとあらゆる音楽をヴィオラ・ダ・ガンバや指 揮で演奏してきました。その中には宗教音楽も多くありましたが、サヴァールは、暗い悲しみと威嚇的な死、というものをスペインのカトリック主義という絵筆と 色彩で描いてきました。音楽家として、そして学者としてまさに「啓蒙」の人であるサヴァール。ここで、死者のためのミサ、という本来のレクイエムの宗教的 意義と効果を見事に私たちに提示してくれます。
残響が非常に豊か、かつ過剰ではない絶妙な会場「怒りの日」での激しさもありつつ、とてもやわらかな響きは、かつてない聴体験。「奇しきラッ パの響き」での神聖な響きには驚かされます。音楽史を生きてきたサヴァールにしかなしえない表現がここにあります。
2023年にはエスペリオンXXIとの来日も予定されており、80歳を超えてなおその躍進がとまらないサヴァールの動向から目が離せません。 (Ki)

ACCENTUS Music
ACC-80571CD(3CD)
ACCENTUS MUSICレーベル〜カンタータ集
■CD1:バッハ:バスのためのソロ・カンタータ集
カンタータ第21番BWV21「ライプツィヒ時代にバッハが残した」よりシンフォニア
カンタータ第82番BWV82「われは満ちたれり」
カンタータ第42番BWV42「この安息日の夕べに」よりシンフォニア
カンタータ第158番BWV158「平安なんじにあれ」*
カンタータ第169番BWV169「神にのみわが心を捧げん」よりシンフォニア
カンタータ第56番BWV56「われ喜びて十字架を担わん」
■CD2:バッハ:カンタータ集〜とどまれ かたえに天使よ わが かたえに
カンタータ第19番「かくて戦おこれり」BWV19
カンタータ第169番「神ひとり、わが心を知りたまわん」BWV169
カンタータ第158番「平和汝とともにあれ」BWV158
カンタータ第149番「人は喜びもて勝利の歌をうたう」BWV149
■CD3:バッハ:カンタータ集
カンタータ第33番「ただ御身へと、主イエス・キリスト」BWV33
カンタータ第17番「感謝の供えものを献ぐる者は、われを讃う」BWV17
カンタータ第99番「神のみわざはすべてなされ」BWV99
■CD1:
ミヒャエル・フォッレ(Bs)
ロビン・ヨハンセン(S)*
RIAS室内cho、
ベルリン古楽アカデミー
ラファエル・アルパーマン(オルガン、音楽監督)
録音:2016年12月ベルリン・イエスキリスト教会

■CD2:
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指)
レンネケ・ライテン(S)
アンケ・フォンドゥング(A)
ベネディクト・クリスティアンソン(T)
ピーター・ハーヴェイ (Bs)
デヴィッド・フランケ(Org)
録音:2018年9月、聖ヴェンツェル教会、ナウムブルク

■CD3:
ライプツィヒ聖トーマス教会少年cho
ゴットホルト・シュヴァルツ(指)
ザクセン・バロックオーケストラ
ジュリア・ソフィー・ワーグナー(S)
シュテファン・カーレ(A)
ヴォルフラム・ラトケ(T)
トビアス・ベルント(Bs)
ACCENTUS MUSICからリリースされている、優れた3つの合唱団とオーケストラによるバッハのカンタータ集をまとめたボックス・セット。 ★ディスク1は、ベルリン古楽アカデミーとミヒャエル・フォッレによるライプツィヒ時代にバッハが残した独唱カンタータの中でも傑作揃いのバスのためのカンター タ3曲を収録した1作。貫禄たっぷりの深みのある声をもつベテランのフォッレとベルリン古楽アカデミーとRIAS室内合唱団の安定した緻密なアンサンブルは必 聴。ディスク2には、合唱指揮者として確固たる地位を築いているハンス=クリストフ・ラーデマンとシュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊によるバッハのカンター タ集。「大天使ミカエルの祝日」用に書かれたカンタータを中心にしたアルバム。そして最後ディスク3には、世界で最も歴史ある少年合唱団の聖トーマス教会合唱 団とその第17代トーマスカントルのゴットホルト・シュヴァルツ(2016〜2021年)によるカンタータ集。ソリストには、ドイツのソプラノ歌手ジュリア・ソフィー・ ワーグナー、アルトとテノールには同合唱団に在籍していたシュテファン・カーレとヴォルフラム・ラトケ、そしてフィッシャー=ディースカウにも師事したバリトンの トビアス・ベルントらが登場します。12世紀の聖トーマス教会完成とともに創設された、聖トーマス教会少年合唱団。バッハはこの教会の音楽監督を務め、少年た ちに指導をしながら作曲活動を行いました。ここに収録されている3つのカンタータ(BWV33,17,99)はバッハがライプツィヒにいた頃のものです。 (Ki)

Signum Classics
SIGCD-725(1CD)
神聖な音楽〜イングリッシュ・ソングブック
パーセル(ブリテン編):主よ、人とは?
パーセル(トーマス・アデス編):4つの歌
ウィリアム・クロフト(ブリテン編):神聖な音楽による讃歌
ニコ・ミューリー(b.1981):ニュー・メイド・タング
パーセル(ブリテン編):シリウスを目印に舟を進めよう
ハウエルズ:ダビデ王
ニコ・ミューリー:オールド・ボーンズ
トーマス・アデス:ザ・ラヴァー・イン・ウィンター
バターワース:「シュロップシャーの若者」 からの6つの歌
ニコ・ミューリー:4つの民謡
トーマス・アデス:歌劇 「皆殺しの天使」 の第2幕より コーヒー・スプーン・カヴァティーナ
イェスティン・デイヴィス(C.T)、
ジョゼフ・ミドルトン(P)

録音:2020年8月28日ー31日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
イェスティン・デイヴィスは、その美しく器用な声と知的なミュージシャンシップによって、世界でもっとも優れた歌手の一人として広く知られるイギリスのカウンターテナー。これまで2度のグラモフォン賞受賞、グラミー賞受賞、ローレンス・オリヴィエ賞ノミネートなどの実績を誇り、その功績から2017年には大英帝国勲章(MBE)を授与されています。
マイケル・ナイマン(とヘンリー・パーセルの音楽を組み合わせるという衝撃のプログラムで話題を呼び、英グラモフォン誌で「エディターズ・チョイス」(2019年5月)、「クリティクス・チョイス」(2019年12月)に選ばれるなど好評を博した「If」(SIGCD-586)。シューベルトの傑作「美しき水車小屋の娘」(SIGCD-697)に続く、シグナム・クラシックス(Signum Classics)からリリースされる3枚目のリサイタル・アルバムでは、"神聖"の様々な解釈やニュアンスを包含した作品を選曲。世界初録音となる「4つの歌」(パーセル/アデス)、「スプーンのアリア」(アデス)、「4つの民謡」「オールド・ボーンズ」(ミューリー)をはじめ、イェスティン・デイヴィスが収録する機会を待ち望んでいた英語圏の作曲家たちによる神聖な作品を集成しています。

Avie
AV-2562(7CD)
C.T.ニッケル:オラトリオ 「マルコによる福音書」(GATM) クライド・ミッチェル(指)、
バンクーバー・コンテンポラリー・オーケストラ、
キャサリン・レディング(S)、
ファビアナ・カッツ(Ms)、
カーマン・J.プライス(T)、
スティーヴン・ベランガー(Br)

録音:2019年6月〜7月、バンクーバー(カナダ)
カナダの人気現代作曲家、クリストファー・タイラー・ニッケル(b.1978)による超大作、オラトリオ「マルコによる福音書(The Gospel According to Mark / GATM」!1月〜3月にかけて配信限定で3つの抜粋盤がリリースされていましたが、ついにCD7枚組の全曲セットが発売となりました。
テキストには伝統的なラテン語やドイツ語ではなく、英語プロテスタントのテキストが選択され、欽定訳聖書(King James bible)の「マルコによる福音書」第1章〜第16章全文(!)を用いているという規格外のオラトリオ。室内楽サイズの弦楽オーケストラに2本のホルン、オーボエ(オーボエ・ダモーレ)、コール・アングレ(バス・オーボエ)を加えた編成に、ソプラノ、アルト(Ms)、テノール、バス(Br)の独唱で構成され、他のオラトリオとは異なり、歌手は特定の人物を表すのではなく、語り手と合唱を兼ねています。全部で約7時間に及ぶという超大作のオラトリオで、平和と動乱、闇と光のコントラストを通してリスナーを福音書の旅に誘います。
クリストファー・タイラー・ニッケル(1978-)はコンサートホール用の作品だけでなく、映画、テレビ、劇場のための音楽も得意とするカナダの作曲家。代表作には、各種オーボエ&オーボエ・ダモーレのための作品(無伴奏、ソナタ、室内楽、協奏曲)やクライド・ミッチェルが指揮した交響曲第2番、ノースイースタン・ペンシルヴェニア・フィルハーモニックが4万人の聴衆を集めた「自由のためのファンファーレ」、演劇ではジュール・ヴェルヌの「海底二万里」を題材にしたミュージカルやCatchingART Contemporary Balletのためのバレエ音楽、バンクーバーのシェイクスピア・フェスティヴァル「Bard on the Beach」の音楽などがあり、イギリスのAvieレーベルから、オーボエ協奏曲集(AV-2433)、交響曲第2番(AV-2456)、オーボエのためのソナタ&室内楽作品集(AV-2558)などがリリースされています。これまで、SOCAN(カナダ作曲家・著者・音楽出版社協会)賞4回、パークシティ映画音楽祭2004年金賞、レオ賞(カナダ、ブリティッシュコロンビア州の映画・テレビ業界向けの賞)2回(ノミネート14回)、西カナダ音楽賞ノミネートなどの栄誉に輝いています。
カナダ=アメリカの指揮者クライド・ミッチェルは、コロンビアSO(コロンビア共和国の首都ボゴタ)とツーソンSO(米アリゾナ州)で首席ホルン奏者を務めた後、シャルル・デュトワが指揮する名門モントリオールSOで副首席ホルン奏者も経験。モントリオール大学で教鞭を執り、バンクーバーSOのレジデント兼アソシエイト・コンダクターの役職を9年間務めた後、自身でライオンズ・ゲート・シンフォニア(バンクーバーのプロ・オケ)を創設し、クリストファー・タイラー・ニッケルの交響曲第2番などを初演しています。

DUX
DUX-1737(1CD)
グレツキ:作品集
イントロダクション/詩篇「Beatus Vir」 Op.38*
コンチェルト-カンタータ Op.65
カンティクム・グラドゥム Op.27
シモン・メフリンスキ(Br)*、
ウカシュ・ドゥウゴシュ(Fl)#、
ミロスワフ・ヤツェク・ブワシュチク(指)*、
ヤロスラフ・シェメット(指)、
シレジア・フィルハーモニーcho*、
シレジア・フィルハーモニーSO

録音:2020年12月、ヘンリク・ミコワイ・グレツキ・シレジア・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
戦後ポーランドの最も興味深い作曲家の一人であるヘンリク・ミコワイ・グレツキの優れた作品を集めた1枚。教皇ヨハネ・パウロ二世のポーランド訪問を記念してバリトン、混声合唱、管弦楽のために作曲された「Beatus vir」は記念碑的な作品で、歴史的な出来事と現代両方への象徴的な言及に満ちています。フルートと管弦楽のための「コンチェルト-カンタータ」は、瞑想的なものから荒々しいものまで、コントラストに富んだ4楽章からなる名作。長く続く和音のブロックを基調とした管弦楽のための「カンティクム グラドゥム」は声楽曲ではありませんが、作曲のタイトルや集中力に満ちた全体の雰囲気から、作曲者が愛した宗教音楽を思わせる作品です。
DUX
DUX-1927(1CD)
ルジツキ:歌曲集
8つの歌曲 Op.9(1905)
4つの歌曲 Op.12(1906)
歌曲集 Op.14(1906)
6つの歌曲 Op.16(1906)
3つの歌曲 Op.19(1908)
ラファウ・マイズネル(T)、
マテウシュ・ラサトヴィチ(P)

録音:2022年8月
シマノフスキやフィテルベルクらと共に「若きポーランド」の一員となったポーランドの作曲家、ルドミル・ルジツキの歌曲集。ルジツキの歌曲創作は若い頃に集中しており、本作に収録された26曲はすべて20代のうちに書かれています。

Da Vinci Classics
C-00697(1CD)
スピリチュアル・アリア集
ベートーヴェン:ゲレルトによる6つの歌 Op.48
シューベルト:天の火花 D651、
 連祷 D343、星々 D444、
 御身らの平安を祈る D551
バッハ(ブリテン編):5つのスピリチュアル・ソング(世界初録音)
バッハ(ブラームス編):ああ神よ、いかに多き胸の痛みを(世界初録音)
ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121
マウロ・ボルジョーニ(Br)、
キアーラ・ベルトリオ(P)

録音:2021年7月22日-23日&12月16日
この「スピリチュアル・アリア集」は世界的に活躍しているバリトン歌手のマウロ・ボルジョーニと、ピアニストのキアーラ・ベルトリオの選曲によってプログラムされました。ここで選ばれた霊歌にはバッハの作品をブリテンやブラームスが編曲した重要な世界初録音作品も含まれています。ベートーヴェンの「ゲレルトによる6つの歌」やブラームスの「4つの厳粛な歌」にはバッハの影響が見られ、シューベルトの作品には、祈り、死、希望、自然の美しさといったテーマが繊細かつ深い感情表現で描かれています。これらの作品は、音楽芸術という手段を通じて、私たちを瞑想と霊性の世界へと導いてくれるでしょう。

B RECORDS
LBM-050(1CD)
イントゥ・ザ・ウッズ 〜ドイツ、フランス、アメリカの歌曲
ソンドハイム(1930-2021):どんな時も 〜ミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』
ブリテン:鰐
サン=サーンス:ジャン王の軍隊行進
デュパルク:旅への誘い
リスト:ガスティベルツァ
シューベルト:魔王
シューベルト:影法師
シューベルト:さすらい人の夜の歌
シューベルト:御者クロノスへ
レーヴェ:エドワード
ボルコム(1938-):ブラック・マックスの歌 〜『キャバレー・ソング第1集』
マイク・ストーラー(1933-)/ジェリー・リーバー(1933-2011):オートバイの男
ソンドハイム:みんなひとりじゃない 〜ミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』
オーストラリアの伝承曲
ボタニー湾/ワルツィング・マチルダ
/Dying Stockman/ Wild Colonial Boy
サティ:3つの歌曲
ブロンズの彫像/ダフェネオ/帽子屋
ソンドハイム:Everybody Says Don’t 〜ミュージカル『口笛は誰でも吹ける』
ダミアン・パス(Br)
アルフォンス・スマン(P)

録音:2022年3月14日 アテネ・ルイ・ジューヴェ劇場、パリ (ライヴ/一部に拍手入り)
オーストラリア生まれでパリに学んだバス・バリトン、ダミアン・パスと、フランスでソロからアンサンブルまで幅 広く活躍するピアニスト、アルフォンス・スマンが贈る洒脱なライヴ。ミュージカル、フランス近代歌曲、そし てドイツ歌曲までを抜群の表現力、演技力で歌い分け、聴衆を沸かせています。

CD ACCORD
ACD-312(1CD)
NX-C03
ズザンナ・コジェイ(1994-):合唱作品集
混声合唱の為の(2018)
混声合唱の為の(2018)
混声合唱の為の(2017)
混声合唱の為の(2021)
混声合唱の為の(2020)
スターバト・マーテル - 女声合唱の為の(2017)
信頼のミサ- ソプラノ独唱、混声合唱と室内オーケストラの為の(2016-17)
アレクサンドラ・トゥラルスカ(S)
ナショナル・フォーラム・オブ・ミュージックcho
N-ハーモニー室内O
アグニェスカ・フランクフ=ジェラズニ(指)

録音:2022年1月4-5日、7月7-8日
全て世界初録音
作曲家・アレンジャーとして活躍するポーランド出身のスザンナ・コジェイの合唱作品集。 コジェイはワルシャワのショパン音楽大学を卒業後、多くの作曲家のもとで研鑽を積みました。彼女の 作品は、2015年に"‘Universitas Cantat'in Pozna?"のコンペティションで演奏された他、数多くの合唱コン クールで賞を受賞し、ヨーロッパやアメリカで頻繁に演奏されています。このアルバムに収録されているのは「スターバ ト・マーテル」と「信頼のミサ」を中心とした2016年以降に書かれた合唱作品。どの曲にもラテン語の典礼文と聖 書がテキストに用いられており、彼女がモットーとしている信頼、調和、平和の概念が反映されています。作品には 難解なハーモニーは使われておらず、どこか民謡を思わせる聴きやすく耳なじみのよい音楽です。

ALPHA
ALPHA-945(1CD)

NYCX-10390(1CD)
国内盤仕様
税込定価
バッハ:カンタータ 第78番ト短調 「わが魂なるイエスよ」 BWV78
オルガン・ソナタ(トリオ・ソナタ) 第2番ハ短調 BWV526
カンタータ 第60番ニ長調 「おお永遠よ、汝恐ろしき言葉」 BWV60
前奏曲 ハ短調 BWV546
カンタータ 第47番ト短調「みずから高ぶるものは、いやしめらるべし」 BWV47
ル・バンケ・セレスト(古楽器使用)
 編成:ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、トラヴェルソ、オーボエ2、ファゴット、チェンバロ
ダミアン・ギヨン(カウンターテナー、指)
セリーヌ・シェーン(S)
トーマス・ホッブズ(T)
ブノワ・アルヌー(Bs)
モード・グラットン(ソロ・オルガン)

録音:2022年5月28日-6月2日
 ブクリエ改革派教会、ストラスブール
※国内仕様盤日本語解説、歌詞日本語訳…藤原一弘
日本でも高い知名度と人気を誇るカウンターテナー、ダミアン・ギヨン率いるル・バンケ・セレストによるバッハ。ALPHAとZIG-ZAGからこれま でアルト独唱を中心としたカンタータのアルバム2枚をリリースしましたが、今回は三位一体節に関わる、全くの趣の異なった3つの作品を収録 しています。声楽器楽ともに世界中で活躍する名手たちが、1パート1人で担当する声部の綾が素晴らしく、さらにきめ細かかつダイナミックな 表現も楽しめるアルバムです。また使用されているオルガンは、歴史的オルガンに通じたドミニク・トマ工房が18世紀テューリンゲン式のモデル で建造したもので、カンタータの間には名手モード・グラットンによる独奏も収録。カンタータ第47番の前には、その冒頭合唱曲の主題の元と なったBWV546の前奏曲も聴くことが出来ます。

Passacaille
PAS-1092(1CD)
バッハ:カンタータ第35番『心も魂も乱れ迷い』 BWV35
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
カンタータ第169番『神にのみ心を捧げん』 BWV169
アレックス・ポッター(C.T)
レオ・ファン・ドゥセラール(Org)
イル・ガルデリーノ

録音:2020年9月7-9日/ドイツ、ゴスラー
バッハのカンタータ2作を収録。いずれも表情ゆたかなレチタティーヴォと技巧的なアリアが盛り込まれており、イタリア・オペラからの影響がみられます。ま たオルガン独奏を伴う協奏的なシンフォニアで始まるのも特徴。同じ音楽がチェンバロ協奏曲としても残されているので耳にしたことのある方も多いでしょう (BWV35のシンフォニアはBWV1059の第1楽章、BWV169のシンフォニアはBWV1053の第1楽章として知られるもの)。オルガン独奏曲『トッカータ、 アダージョとフーガ』をカップリングしており、全編でオルガンが活躍するアルバムとしても楽しめます。レオ・ファン・ドゥセラールはベルリン芸大教授で、オルガ ン、ピアノ、ピアノフォルテを弾き、数世紀にわたるレパートリーをもつ奏者です。

Hanssler
HC-22079(1CD)
「ルーツのある鳥たち」
サラ・ネムツォフ(1980-):8つの歌曲「郷愁」【世界初録音】
ブラームス:アルトのための2つの歌
ヤノト・ロスキン(1884-1946):3つのユダヤの歌【世界初録音】
アドルフ・ブッシュ(1891-1952):3つの歌 Op.3a
ヴァルター・ツィンマーマン(1949-):外へ【世界初録音】
テヒラ・ニニ・ゴルトスタイン(S)
ユリア・レ ベッカ・アドラー(Va)
ヤーシャ・ネムツォフ(P)

録音:2022年8月29日〜9月1日/ハウス・デス・ルンドフンクス、ゼンデザール(ドイツ)
知られざる作曲家に焦点を当て世界初録音を進めているピアニスト、ヤーシャ・ネムツォフ。当アルバムでは歌、ヴィオラ、ピアノという珍しい編成の作品を集め ました。アルバムの主軸はブラームスのオリジナル作品、アルト、ヴィオラ、ピアノのための「2つの歌 Op.91」です。1863年、ブラームスは友人であったヴァイ オリニストのヨーゼフ・ヨアヒムとコントラルトのアマリー・シュニーヴァイスの結婚祝いに「聖なる子守歌 Op.91-2」を作曲。ブラームスもヨアヒムもヴィオラの 音色が大好きでこの楽器にしか出せない音色を効果的に発揮し、歌とピアノの楽曲に仕上げました。
この他、当アルバムでは実に3世紀にわたるトリオのための作品が収録されており、オリジナル作品とサラ・ネムツォフとヴァルター・ツィンマーマン(1949-) の新作委嘱にも注目です。それぞれの詩は迫害、追放、ホームレスそして孤独といった現代の問題をテーマとし、この編成でしか表現できない密度の濃い世界を展 開しております。 (Ki)

APARTE
AP-297(1CD)
リスト:「聖人の伝説」集 vol.1
(1)ストラスブール大聖堂の鐘 S.6(バリトン、合唱とオーケストラのための)(1874)
(2)カンタンティブス・オルガニス S.7(アルト、合唱とオーケストラのための)(1879)
(3)2つの伝説 S.354〔水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ/小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ〕(1862-3)
(4)聖フランチェスコ S.665(1880)
(5)アッシジの聖フランチェスコの太陽の讃歌 S.4(バリトン、男声合唱とオーケストラのための(1862年/1879年改訂))
(6)ホザンナ S.677(バス・トロンボーンとオルガンのための)(1862-3)
トマシュ・コニエチュニ(Br)
ステファニー・ハウツィール(Ms)
ヴィエネンシスcho、
アド・リビトゥムcho
マルティン・ハーゼルベック(指揮およびオルガン(S.665)) 
ウィーン・アカデミーO

録音:(1)(2)(4)(5)2021年10月9,10日、ウィーン・イエズス会教会
(3)2015年6月5日、リスト・ホール
(6)1983年9月22日、ウィーン・コンツェルトハウス
ハーゼルベック(指)ウィーン・アカデミー管による、リストのシリーズがスタートします。1865年に僧籍に入ったリストは、キリスト教を題材とした作品を多く 書くようになります。そして、ほかの作曲家にはあまり例をみませんが、絵画や書物から題材をとった、聖人にまつわる音楽を多く書いています。ここでは、「聖人 の伝説」として、キリスト教上の様々な聖人にまつわる物語を音楽にした作品をシリーズとしてお届けします。第1弾は、聖チェチリア((2))、ふたりの聖フランチェ スコ(「2つの伝説」(3))などが取り上げられています。
リストが交響詩を多く書いたのは1850年でした。1862年頃の「2つの伝説」はピアノ版でも広く知られる作品ですが、ピアノ版とこの管弦楽版、どちらが先 に完成したかについては定かになってはいません(P版とは順序が逆になっています)。ピアノ版でも既に豊かな情景に満ちた音楽ですが、交響詩などと比べ ても遜色ないクライマックスの見事な演出など、管弦楽版ならではの魅力に満ちています。「小鳥」の音色を管楽器で奏でたりと、より一層豊かな色彩感をもって、 聖フランチェスコが説教するシーンが響きます。
ほかにも、アッシジの聖フランチェスコが自然を讃えた祈り「太陽の讃歌」に基づいた「アッシジの聖フランチェスコの太陽の讃歌」を収録。バリトン・ソロを務め るのはバイロイト音楽祭や東京・春・音楽祭などでもおなじみのトマシュ・コニエチュニ。「ストラスブール大聖堂の鐘」では、まるでワーグナーを思わせる管弦楽 と合唱をバックに、力強くもドラマティックな歌声を聴かせます。演奏会用小品の「ホザンナ」など、演奏機会の少ない作品が収録されております。
ハーゼルベックの指揮が導く音楽が非常にドラマティックにして敬虔な空気に満ちており、教会の荘厳な空気までをも伝えてくれるようです。
ハーゼルベックはオルガン奏者、指揮者として数多くのリリースと受賞を重ねた重鎮。1985年にピリオド楽器のウィーン・アカデミーOを設立し、バロッ クからロマン派作品まで、ウィーン楽友協会および世界中で演奏会シリーズを重ねました。

KLARTHE
KLA-152(1CD)
フォーレ:レクイエム(オルガン伴奏版)
 ラシーヌ賛歌Op.11
プーランク:黒衣の聖母への連祷
マルク・アンリク:メリオル・エスト・サピエンティア
ブーシュ・デュ・ローヌ聖歌隊アスマラ室内cho
マルク・スコフォーニ(Br)、
レニー・バルデ(Boy-S)
エマニュエル・アラケリアン(Org)
サミュエル・コカール(指)

録音:2022年6月15-17日サン・ヴァンサン・ド・ロクヴェール教会
南仏ブーシュ・デュ・ローヌにある青少年声楽芸術センターの合唱団による心洗われる宗教曲の世界。指揮は同センターでも教えているサミュエル・コカール。 彼は1999年に23歳でノートルダム大聖堂合唱団の指揮者となり、2002年からブーシュ・デュ・ローヌ聖歌隊の音楽監督を務めています。後者の急速なレベ ルアップを認められています。
このアルバムはオペラ歌手として活躍するマルク・スコフォーニを招き、コカールの教え子たちが無垢な児童合唱とボーイソプラノ独唱を聴かせてくれます。伴 奏もオーケストラではなくオルガンで、あたかも天上の響きのような清純極まりないひとときをもたらしてくれます。カップリングの「ラシーヌ賛歌」とプーランクの 「連祷」も静かな感動を味わせてくれます。
KLARTHE
KLA-154(1CD)
秘密の変奏曲
イッポリトフ=イワノフ:タゴールの4つの詩
シャミナード:メヌエット
サン=サーンス:夕べのヴァイオリン
リュカ・ドゥバルグ:ボードレールの詩による5つのメロディ
ユーリ・ガリペリン:オデッサの宇宙
ショスタコーヴィチ:アレクサンドル・ブロークの詩による7つの歌曲*
デンツァ:あなたがわかっていてくれたなら
ヴィクトリア・シェレシェフスカヤ(Ms)、
アレクサンドラ・スム(Vn)、
レミ・ジュニエ(P)
ヤン・レヴィオンノワ(Vc)*

録音:2022年3月/セブヴィル城
ヴィクトリア・シェレシェフスカヤはアレクサンドル・カントロフの師レナ・シェレシェフスカヤの娘で、ピアノの英才教育を受けピアニストとして知られています。 しかし生来の美声を惜しまれ、声楽を学び直しました。歌手としてのデビュー・アルバムは人気のアレクサンドラ・スム、レミ・ジュニエと組んで室内楽と歌のアンサ ンブルという興味深い内容となっています。
いずれもオリジナルで、「コーカサスの風景」で知られるイッポリトフ=イワノフ、「フニクリ・フニクラ」で知られるデンツァ、知人のリュカ・ドゥバルグ、ユーリ・ ガリペリンの曲など意欲的。さらにチェロのヤン・レヴィオンノワを加え、ショスタコーヴィチの「ブロークの7つの詩」に挑戦しているのも注目。フレッシュなアン サンブルが魅力です。
KLARTHE
KLA-156(1CD)
覚えていますか ?〜古への音楽オマージュ
(1)ウジェーヌ・ソゼー:八行詩/(2)同:春
(3)ラパラ:私が虜になった時
(4)ダンディ:古風な旋法によるマドリガル
(5)プーランク:平和への祈り
(6)アーサー・メッツナー:古い歌
(7)ラパラ:スシ追放/この金髪
(9)グノー:おお、わがつれなき美女
(10)ルイ・ピット:枝に咲き広がり
(11)ラヴェル:クレマン・マロの2つの風刺詩
(12)アーン:ラテンのエチュード〜サリヌム;ネール;タンダリス;フォロエ
フォーレ編:アポロへの賛歌
(14)フォーレ:マンドリン
(15)ラパラ:私は時々好き/(16)同:死と不運
(17)サン=サーンス:メヌエット
(18)ベロー:装飾のタンゴ
(19)ジュリエット:なんとなくセレナード
(20)フェルレ:エウリディーチェ*
ジャン =フランソワ・ノヴェッリ(T)
モード・グラットン(P)、
エドゥアール・フェルレ(P)*

録音:2021年4月、9月、2021年12月
ジャン=フランソワ・ノヴェッリは1970年生まれのフランスのテノール。パトリシア・プティボンとともにアンサンブル・アマリリスのメンバーとして活躍しまし た。主にバロック・オペラで定評のあるノヴェッリが近代フランス歌曲に挑戦。といっても、用いられている詩がクレマン・マロ、シャルル・ドルレアン、ピエール・ド・ ロンサール、ジャン=アントワーヌ・ド・バイフら中世・ルネサンス期の大物が中心で、作曲者たちのいにしえの時代への憧れを表しています。近代作品ながらノヴェッ リは古楽的アプローチにより、これまで聴いたこともなかったような新鮮な世界に誘ってくれます。

コウベレックス
KRS-5616(1CD)
税込定価
フォーレ:レクイエムop.48
 ラシーヌの聖なる賛美op.11
※ピアノ伴奏版(日本語監修:谷口惠一、ピアノ伴奏編曲:沢田真智子)
太田務(指)神戸市混声cho
沢田真智子(P)

録音:2022年11月25日西神中央ホール(神戸市)ライブ
谷口惠一は神戸市の職員として奉職し2013年退職。これまで音楽や合唱をこよ なく愛し、神戸クリスチャンクワイアの指揮や演奏などに携わり、宗教音楽の演奏活 動を広げてきた。2012年より、ブラームス「ドイツ・レクイエム」の日本語歌詞化に取り組み、15 年に楽 譜を出版し初演は16年。18年に神戸新聞松方ホールで延原武春指揮テレマン室 内オーケストラによる演奏会を開催。その後フォーレの「J. ラシーヌによる聖なる賛 美(ラシーヌ讃歌)」の日本語訳版を出版する。 1995年阪神淡路大震災後に開催されてきた「レクイエムの夕べ」(神戸市主催)で 神戸市混声合唱団により歌われてきたフォーレのレクイエムは、市民にとって大きな 心の慰めのコンサートであったが、残された人々の心、希望の光となる聖書的な部 分をもっと身近なことばで伝わらないのかと日本語化に取り組み、2021 年に楽譜を 出版(出版社:エピック)。2022 年に出版記念コンサートを神戸市の西神中央ホー ルで開催し、CD はそのライブ録音です。谷口のたっての希望で神戸市混声合唱 団に依頼した。プロの演奏家としてソリストとしても名を馳せるメンバーばかりの16 名 が、初心にかえって日本語演奏に取り組んだ。同団の副指揮者として歌い手達の ハーモニーと個性を引き出す太田務と、33年間専属ピアニストを務めた沢田真智 子の伴奏という贅沢な組み合わせです。ラテン語のイメージだけにひっぱられ ず、日本語ならではのフレーズ感と和声の響かせ方が聞きどころ。 ピアノ伴奏編曲は沢田真智子、カルマス版スコアとピアノ伴奏譜を参考にした丁寧 な構成で、美しくオーケストラやオルガン的な豊潤な音色が浮かびあがってくる。 この貴重なライブ録音からは、演奏会の来場者たちが、ことばの新鮮な世界にひき 込まれ、温かい思いに包まれている様子が伝わってくるのではないだろうか。

DUX
DUX-1874(1CD)
ヴァインベルク:歌曲集
アカシア Op.4
ジプシー・バイブル Op.57
記憶 Op.62/古い手紙 Op.77
アレクサンドラ・クバス=クルク(S)、
アンナ・ベルナツカ(Ms)、
モニカ・クルク(P)

録音:2022年(ヴロツワフ、ポーランド)
ポーランドのDuxレーベルから展開され人気を博し、ヴァインベルクの近年の再評価にも繋がっているシリーズ「ヴァインベルク・シリーズ」から歌曲集が登場。波乱に満ちた生涯を送ったヴァインベルクの素朴で美しく、どこか切ない歌曲集が4作収められています。すべて世界初録音。

Nimbus Alliance
NI-6437JP(1CD)
SONY DADCプレス盤
日本向け限定生産

ヴェルディ:レクイエム(リチャード・ブラックフォード編曲による合唱、2台ピアノ、オルガンとパーカッション版) デイヴィッド・ヒル(指)、バッハcho、ヘレナ・ディックス(S)、キャサリン・カービィ(Ms)、ルイス・ゴメス(T)、ジフン・キム(Bs)、イアン・ファリントン&アンナ・ティルブルック(2台ピアノ)、フィリップ・スクリヴン(Org)、ピーター・フライ(パーカッション)

録音:2022年2月11日-12日、ホーリー・トリニティ教会(スローン・スクエア、イギリス)
「グレート・アニマル・オーケストラ」や、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」の新編曲などの意欲作を続々と世に送り出しているイギリスの作曲家、リチャード・ブラックフォードによる前代未聞のアレンジで描く、ヴェルディの傑作「レクイエム」。
1876年に創設され、バッハのミサ曲ロ短調を英国で初めて演奏したのが始まりとされる最高峰の合唱団のひとつ、バッハ合唱団。およそ150年におよぶ歴史の中で、スタンフォード、ヴォーン・ウィリアムズ、デイヴィッド・ウィルコックスといった著名な音楽監督の下で合唱の伝統を後世に伝えるために、バッハ、モーツァルト、ヴェルディから現代作曲家まで、幅広いジャンルの作曲家たちの作品を取り上げてきました。
現在の音楽監督を務める名匠デイヴィッド・ヒルの提案により、これまでになかった合唱、2台ピアノ、オルガン、パーカッションという驚愕のアレンジ版レクイエムが誕生。本来フルオーケストラが奏でる幅広い色彩感を、ピアノと打楽器のダイナミックな輝きと、オルガンの持つ多様な音色で見事に再現するだけでなく、独自の特徴ある音世界を持つオーケストレーションの可能性を追求。オリジナル版が持つ魅力をそのままに、一線を画すサウンドでこの偉大な名曲に新たな世界を広げています。

※「NI6437JP」はSONY DADCプレスによる、日本向けの限定生産盤となります。海外で発売される「NI6437」品番の商品はCD-R盤です。予めご了承ください。

Signum Classics
SIGCD-742(1CD)
マニフィカト3
パーヴェル・チェスノコフ(1877-1944):混声合唱のための6つの合唱曲 Op.40-4より「ヌンク・ディミティス」
ハウエルズ:マニフィカト&ヌンク・ディミティス(St Paul’s Service)
フィリップ・ムーア(b.1949):マニフィカト&ヌンク・ディミティス(Sancti Johannis Cantabrigiense)
ケネス・レイトン(1929-1988):マニフィカト&ヌンク・ディミティス(Collegium Magdalenae Oxoniense)
ハウエルズ:マニフィカト&ヌンク・ディミティス(Westminster Service)
ジョージ・ダイソン(1883-1964):マニフィカト&ヌンク・ディミティス ヘ長調
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード:マニフィカト&ヌンク・ディミティス 変ロ長調
ブライアン・ケリー(b.1934):マニフィカト&ヌンク・ディミティス ハ長調
アンドルー・ネスシンガ(指)、
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジcho
ジョージ・ハーバート(Org)

録音:2022年1月12日-13日&4月21日-23日、セント・ジョンズ・カレッジ教会(ケンブリッジ、イギリス)
1670年代に創設され、世界でも有数のカレッジ聖歌隊として活動を続けるケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団と、2007年の音楽監督就任後、数多くの名演を共に創り上げてきた名指揮者アンドルー・ネスシンガ。英グラモフォン誌では「エディターズ・チョイス」に選ばれるなど、好評を博した『マニフィカト』シリーズの第3弾。このアルバムでは、1945年から1965年までの20年間の音楽に焦点をあてています。フィリップ・ムーアの「マニフィカト&ヌンク・ディミティス」は、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団のために特別に委嘱された作品です。また、ハウエルズによる二作品は、それぞれセントポール寺院とウェストミンスター寺院のために書かれたもので、ハウエルズの没後40年を記念して収録されました。
Signum Classics
SIGCD-746(1CD)
私は美しき人をみたり〜宗教合唱音楽
作者不詳/単旋聖歌:おお祝福されし天の光
パレストリーナ
:鹿が谷川を慕うごとく
ビクトリア
:ミサ曲 「私は美しき人をみたり」(ミサ・ヴィディ・スペチオザム)
アロンソ・ロボ:わがハープは悲しみの音に変わり
タリス
:おお聖なる饗宴よ
パーソンズ:私は知っている、贖い主は生きておられると
ジョヴァンニ・クローチェ:謙虚な精神で
フェルナンド・デ・ラス・インファンタス
:御身をたたえんわれを認めたまえ
作者不詳/単旋聖歌:アヴェ・マリア
デイヴィッド・ベヴァン:第7旋法によるマニフィカト
ホルスト
:ヌンク・ディミッティス
 アヴェ・マリア
スタンフォード
:いかに幸いなことでしょう
ベヴァン・ファミリー・コンソート、
グレアム・ロス(指)
メンバー:アグニス・ベヴァン(S)
アナスタシア・ベヴァン(S)
メアリー・ベヴァン(S)
ソフィー・ベヴァン(S)
リジー・ベヴァン(A)
フランシス・ベヴァン(A)
テス・ベヴァン(A)
ドミニク・ベヴァン(T)
エドワード・ベヴァン(T)
ハリー・ベヴァン(T)
デイヴィッド・ベヴァン(Br)
ヘンリー・ベヴァン(Br)
ベネディクト・ベヴァン(Bs)
ヒュー・ベヴァン(Bs)
マイケル・ベヴァン(Bs)

録音:2022年4月18日-21日、イギリス
メアリー・ベヴァンを筆頭に、声楽や教会合唱の分野で活躍するイギリスの音楽一家ベヴァン・ファミリー。オリジナルのベヴァン・ファミリー・クワイア(ベヴァン・ファミリー合唱団)は14人のきょうだいのうち11人で構成され、父親のロジャーが指揮を執って1975年にデビュー・アルバム(LP)をリリースしました。その後次男のデイヴィッドが引き継ぎ、デイヴィッドはウェストミンスター大聖堂の副音楽監督にも就任しました。ファミリーでの音楽活動の伝統はその後も盛んになり、2013年に2世代目の親戚の何人かが新しいファミリー合唱団を結成し、「ベヴァン・ファミリー・コンソート」と名づけられました。53人に及ぶ親類のうち15人から22人のメンバー(そのうち7人はプロの歌手)で活動しており、このアルバムでは、パレストリーナやタリスからホルスト、スタンフォード、そしてデイヴィッド・ベヴァン(メアリーの父)の作品まで、これまでファミリーが歌い親しんできた教会音楽がプログラムされています。

CAvi music
85-53516(1CD)
シューベルト:さすらい人 D489
墓掘人の郷愁 D842/死と乙女 D531
哀しみ D772
歌曲集 「白鳥の歌」 D957
岩の上の羊飼い D965
アンドレアス・バウアー・カナバス(Bs)、
ダニエル・ハイデ(P)
ドイツのバス歌手であるアンドレアス・バウアー・カナバスによる「白鳥の歌」を中心にしたシューベルトの歌曲集。音楽一家に生まれたカナバスは、音響技師になるための訓練を受けた後、ドレスデンのカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学などで声楽を学びました。そして、2007年から2012年にベルリン国立歌劇場、2013年よりフランクフルト歌劇場に所属し、これまでに、バレンボイムやネルソンス、そしてメッツマッハーなどの指揮者の下歌っています。その後もアバドやラトルなどと共演しその成熟した解釈と美しい歌声は、高く評価されています。このアルバムでもその実力を存分に発揮し、シューベルトの名曲の数々を歌い上げています。また、近年開かれたリサイタルでは、ますますその評価を高めており、人気実力ともに急上昇しているアーティストの一人です。

Delphian
DCD-34291(1CD)
オーケストラル・アンセムズ〜英国の管弦楽伴奏付き頌歌集
1. エドワード・ベアストウ(1874-1946):Blessed city, heavenly Salem
2. エルガー:見よこれぞ大祭司
3-4. ジョージ・ダイソン(1883-1964):マニフィカトとヌンク・ディミッティス(イヴニング・サーヴィス ニ長調)(ダグラス・ホプキンズ編曲オーケストラ版世界初録音)
5. ハウエルズ:Behold, O God our defender
6. パーセル:Jehova, quam multi sunt hostes mei(エルガー編曲オーケストラ版)
7. ヴォーン・ウィリアムズ:テ・デウム ト長調(アーノルド・フォスター編曲オーケストラ版)
8. フィンジ:Lo, the full, final sacrifice
9. エルガー:The Spirit of the Lord
ベンジャミン・ニコラス(指)、
オックスフォード・マートン・カレッジcho、
ブリテン・シンフォニア、アイネ・スミス(ソプラノ/tr.1, 8)、
ルアリー・ボーウェン(テノール/tr.6, 8)、
ウィリアム・トマス(バス/tr.6, 8)、
オックスフォード・マートン・カレッジ少女cho

録音:2022年7月1日-2日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク)
英国合唱界の2人の名匠ベンジャミン・ニコラスとピーター・フィリップスの指導の下、瞬く間にオックスフォード大学の混声合唱団の代表的存在の1つとなったマートン・カレッジ合唱団。ブリテン・シンフォニアとの初コラボレーションとなった本アルバムでは、ベンジャミン・ニコラスは20世紀前半の神聖な合唱音楽をセレクト。ダイソン、ハウエルズ、エルガー、フィンジの元々オーケストラとの演奏を想定していた作品と、作曲者や親しい同僚が後にオーケストレーションを行った作品。それぞれ、王位継承式や戴冠式、イギリスのもっとも盛大な合唱祭のために書かれた華やかで荘厳な音楽をお贈りします。

Hyperion
CDA-68418(1CD)

PCDA-68418(1CD)
国内盤仕様
税込定価
スタンフォード:レクイエム Op.63 マーティン・ブラビンズ(指)、
バーミンガム市SO、
バーミンガム大学cho
キャロリン・サンプソン(S)、マルタ・フォンタナルス=シモンズ(Ms)、ジェイムズ・ウェイ(T)、ロス・ラムゴビン(Br)

録音:2022年7月2日-3日、シンフォニー・ホール(バーミンガム、イギリス)
※国内盤:解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き
2003年から2016年まで名古屋フィルの常任指揮者を務め、その後も度々来日公演を成功させ、2016年からはイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督という大役を任されているイギリスの名指揮者マーティン・ブラビンズが、アイルランド人である作曲家スタンフォードの「レクイエム」を収録!
スタンフォードはわずか10歳の時にイギリスの著名な画家フレデリック・レイトンの絵画を観てその作品から影響を受けています。その作品は新古典派に属するもので、スタンフォードにとって共感できる部分が多かったのでしょう。カトリック信者であったレイトンが1896年に亡くなると、それを契機に「レクイエム」を作曲することになりました。そのスタイルもスタンフォード自身が20年前にケンブリッジに持ち込んだブラームスの「ドイツ・レクイエム」のように慰めと再生をテーマにしており、決して審判や天罰の恐怖をテーマにしているものではありませんでした。四人のソリストと合唱団、オーケストラという大きな編成で書かれてはいますが、スタンフォードの初期の作品である交響曲とオペラの側面が見事に融合しており、合唱団は複雑な対位法よりも讃美歌的なハーモニーで歌うことが多くなっています。

Ars Produktion
ARS-38633(1CD)
伝説と英雄
シューマン:歌人の呪い Op.139、
 3つの詩 Op.30
リスト:ローレライ S273.1、
 ラインの美しき流れのほとり S272.1
 シラーの「ヴィルヘルム・テル」からの3つの歌 S292.2
エミール・シェーグレン(1853-1918):ユリウス・ヴォルフの「タンホイザー」から6つの歌 Op.12
シューマン:リーダークライス Op.39
セバスティアン・コールヘップ(T)、
アンドレアス・フレーセ(P)

録音:2021年8月3日-4日&6日-7日
ドイツのテノール歌手セバスティアン・コールヘップは、同世代の中でも今後を期待されている一人で、2022/23年シーズンにはバイエルン国立歌劇場やウィーン国立歌劇場に出演、また2023年にはミラノ・スカラ座デビューが決まっています。これまでにもオペラ公演だけでなく、シュターツカペレ・ドレスデン、SWRSO、そしてボストンSOといった一流のオーケストラとの共演も数々行っている期待のテノール歌手です。

TUDOR
TUD-7503(1CD)
NX-A14
シューベルト:ドイツ・ミサ曲/ブラームス: 四重唱曲 Op.92他
シューベルト:ドイツ・ミサ曲
ロッシーニ:ゴンドラ乗り
小さな旅
ブラームス:四重唱曲 Op.92- 合唱とピアノのために
ルツェルン・ヴォーカル・ゾリステン
【メンバー】
ブリギッテ・クーン/ハイディ・ロイトホルド/コリンネ・リュシャー
ブリギット・シュミット(S)
ブリギッタ・フルーリー/ヨハンナ・クラウス/ヨハンナ・モン
クリスティーネ・ヴァルザー(A)
エルンスト・デスター/ローベルト・ランカー/宇佐美 尊(T)
ミシェル・ジャカール/ミヒャエル・パヴル/シェルドン・パイン
ペーター・タールマン(Bs)
イル・ディヴェルティメント
【メンバー】
ハンス=ルドルフ・シュタルダー/リヒャルト・シェーネンベルガー(Cl)
レナーテ・ヒルデブラント/ランドール・クック(Ob)
トーマス・ミュラー/ユルク・アーレマン(Hrn)
ヴァルター・シュティフトナー/ドンナ・アグレル(Fg)
アンサンブル・エドワード・H・タール
【メンバー】
エドワード・H・タール/ボー・ニルソン(Tp)
ハインリヒ・フーバー/ポール・シャピュイ/ハワード・ウェイナー(Tb)
エーリッヒ・ジンガー(ティンパニ)
マルティン・ミュラー(Cb)
ミェチスワフ・ホルショフスキ(P)
フランツ・クサヴァ