湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Gramola
(オーストリア)


1924年、ウィーンに設立されたレーベル。クラシック音楽のリリースを幅広く手掛けていますが、中でもウィーン古典派の作曲家たち、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの録音に力を入れています。現在は年間、約30タイトルのアルバムをリリース。若いオーストリアの音楽家たちを支援するとともに、退廃音楽の復権にも尽力しています。


※表示価格は、全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
GRAM-98908
ウィーン、わが夢の街
1.J・シュトラウス:喜歌劇「ジプシー男爵」序曲
2.ジーツィンスキー(1879-1952):ウィーン、わが夢の街
3.レハール(1870-1948):喜歌劇「ロシアの皇太子」-第1幕 誰かが来るでしょう
4.J・シュトラウス:皇帝円舞曲 Op.437
5.シュトルツ(1880-1975):喜歌劇「お気に入り」-第1幕 君はわが心の皇帝
6.スッペ:喜歌劇「ボッカチオ」-第1幕 恋はやさし野辺の花よ
7.J・シュトラウス&ヨーゼフ・シュトラウス:ピッツィカート・ポルカ
8.レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」-第2幕 ヴィリヤの歌
9.レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」-第3幕 唇は語らずとも
10.J・シュトラウス:ワルツ「美しく青きドナウ」
11.ユルマン(1903-1971):あなたとワルツと私(B.フィッシャー編)
中嶋彰子(S)…2.3.5.6.8.9.11.
ヴォルフガンク・ラウバル(Br)…9
ニールス・ムース(指)
モーフィング・ウィーン室内O

録音:2010年6月4-6日Glaserner Saal,Musikverein,Vienna
国際的に活躍するソプラノ、中嶋彰子のソロ4枚目のアルバム。ウィーン・フォルクスオーパーで活躍した彼女が強い思い入れ を持つ、ウィーンの名曲を集めた一枚。同じくフォルクスオーパーで活躍しオペラのエキスパートとして知られるニールス・ムース のタクトのもと、大人のユーモアとあでやかさ香り立つアルバムに仕上がっています。
GRAM-99002
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」 JW VII/8(1923)
弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」 JW VII/13(1928)
アツィエスSQ
【メンバー】
ベンヤミン・ツィーアフォーゲル(Vn)
ラファエル・カスプリアン(Vn)
ヨーゼフ・ビザク(Va)
トーマス・ヴィースフレッカー(Vc)

録音:2016年9月7-9日、2015年3月17-20日
第1次および第2次世界大戦の狭間に作曲された、ヤナーチェクの2曲の弦楽四重奏曲。「クロイツェル・ソナタ」と名付けら れた第1番は、ベートーヴェンではなくトルストイの同名小説から想起して書かれ、15分ほどの長さでありながら、小説のあら すじを丁寧にかつ執拗に音で追った優れた作品です。第2番はヤナーチェクのあこがれの人、カミラ・ストスロヴァーから霊感を 受け書かれた私小説的な作品。活躍するヴィオラが彼女を表現しているとされています。アツィエスSQは、ジュリ アード四重奏団に薫陶を受けた奏者たちによるアンサンブル。2006年から本格的な活動を行い、これまでにハイドンからショ スタコーヴィチまで4枚のアルバムをリリースしています。
GRAM-99098(2SACD)
NX-C03
退廃音楽の祭典

【SACD1】
エセル・スマイス(1858-1944):ヴァイオリンとホルン、オーケストラのための協奏曲(1926)
ヴィーチェスラヴァ・カプラロヴァ(1915-1940):ヴァイオリン、クラリネットとオーケストラのためのコンチェルティーノ Op.21(1939)

【SACD2】
ハルトマン(1905-1963):ヴァイオリンと弦楽合奏のための「葬送協奏曲」(1939/1959改訂)アノとオーケストラのための協奏曲H342(1953)
【SACD1】
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(Vn)
ミレーナ・ヴィオッティ(Hrn)
ラインハルト・ヴィーザー(Cl)
ドロン・サロモン(指)
ウィーン・コンツェルトフェラインO
【SACD2】
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(Vn)
ミヒャエル・コルスティック(P)
マルティン・ジークハルト(指)
イスラエル室内O
インゴルシュタット・グルジア室内O

録音;:2016年9月27-29日 Beethovensaal der Pfarre Hriligenstadt,Vienna…SACD1
2014年9月16日 Barocksaal,Schlossmuseum Linz,Upper Austria…SACD2:1-4
2015年9月28-29日 Kongresszentrum Bad Ischl,Upper Austria…SACD2:5-7
GRAM-olaレーベルが力を注ぐ「退廃音楽復興」のシリーズ。第二次世界大戦時、ナチス政権によって迫害され、忘れられ た作曲家たちの作品は、20世紀の終わりから続々と演奏機会が増えてきましたが、それはほんの一部であり、まだまだ埋も れている作品が数多くあります。このアルバムでは、ザルツブルクに拠点を置くヴァイオリニスト、イルンベルガーが独奏を務める ヴァイオリンを中心としたさまざまな合奏協奏曲作品を収録。アルバム1では、20世紀初めに活躍した2人の女性作曲家の 協奏曲、アルバム2ではハルトマン、マルティヌーの協奏曲と、時代に翻弄された4人の作品を聴くことができます。
GRAM-99123
クラリネット五重奏曲集
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K581
ライトナー(1943-):クラリネット五重奏曲
レーガー:クラリネット五重奏曲 イ長調 Op.146
ジモン・ライトマイアー(Cl)
アウナー四重奏団
【メンバー】
ダニエル・アウナー(Vn1)
バルバラ・ド・マネゼス・ガランテ=アウナー(Vn2)
ナタリア・ビンコウスカ(Va)
コンスタンティン・ゼレニン(Vc)

録音:2016年11月30日.12月1日,2017年3月20日
異なる時代に作曲された3つのクラリネット五重奏曲。1789年、友人シュタードラーのために作曲されたモーツァルトの名曲 は、このジャンルにおける最初の作品であり、当時まだ「新しい楽器」であったクラリネットの持つ可能性を探求し、模範を示 すという後世に与えた影響の大きさでも知られています。1915年に作曲されたレーガーの五重奏曲は、彼の最後の完成作 品。半音階的な旋律を用いながらも、柔らかく美しい雰囲気を湛えた清明な音楽です。この2曲にインスパイアされたのが、 ライトナーのクラリネット五重奏曲。冒頭は悲痛な曲調ですが、ところどころにモーツァルト、レーガーの旋律が顔を出し、幻想 的な世界を作り上げています。第2楽章の幽玄な美しさも聴きどころの一つです。
GRAM-99136
エマヌエル・ガイベルの詩による歌曲集
メンデルスゾーン:月 Op.86-5
シューマン:魔法の角笛を持つ少年 Op.30-1
ラハナー(1803-1890):春 Op.134-2
 後悔 OP.84-2
 静かなる睡蓮 Op.134-1
イェンゼン(1837-1879):川のほとりに Op.21-6
 眠れ、愛しい娘 Op.21-3
作者不詳:遠い、離れて遠い
フェスカ(182-1849):静かな願い
ラントハルティンガー(1802-1893):瀕死の子供
クララ・シューマン:しとやかな蓮の花 Op.13-6
グリュンフェルト(1852-1924):夢の黄昏
シューマン:あこがれ Op.51-1
 子供のための歌のアルバム Op.79-7 ジプシーの歌 I-II
 スペインの騎士 Op.30-3
ヴォルフ:スペイン歌曲集 第17番 やさしい恋人を失った時は
 スペイン歌曲集 第21番すべてのものは、心よ、憩っている
メンデルスゾーン:二人の心が離れてしまえば Op.99-5
グリーグ:いつの日か、わが思いは Op.48-2
ブラームス:わが心は重く Op.94-3
 春の歌 Op.85-5
ヘルマン(808-1878):月が輝く大気の中で
ブルックナー:4月に WAB75
ブリュル(1864-1907):田舎の春の歌 Op.62-3
リラ(1822-1882):遍歴
フランツ(1815-1892):小鳥さん、そんなに急いでどこへ行くの
レーガー:4月に Op.4-4
プリューデマン(1854-1897):夜の歌
ウルフ・ベストライン(Br)
サーシャ・エル・ムイジ(P)

録音:2017年2月2-5日
ドイツ・ロマン派の詩人エマヌエル・ガイベル(1815-1884)。ベルリンで学び、マクシミリアン2世の招きでミュンヘンに移り、若 い詩人たちと共に詩作に励みました。ギリシャ語、ラテン語を得意とし、ロマンティックな詩の中に、古典的な語法を取り入れ るなど折衷的な作風が特徴で、その詩は同時代の作曲家たちにも多大なる影響を与えています。メンデルスゾーン、シュー マン、ブラームス、ブルックナーなど多くの作曲家がガイベルの詩に曲を付けており、このアルバムで歌われているのはその一部 ですが、当時どれほど彼の詩が愛されていたのかが理解できるでしょう。
GRAM-99138
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番
ヴァイオリン協奏曲第2番*
ベンヤミン・シュミット(Vn)
ティボール・ボガーニ(指)
パノンPO

録音:2017年1月9-10日、2016年11月16-17日*
オーストリア出身のヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミット。今回彼が挑んだバルトークの2曲の協奏曲。良く知られているのは 1938年に作曲されたハンガリーの民族要素たっぷりの第2番で、バルトークのヴァイオリン協奏曲はこの1曲とされていまし た。しかし、バルトークは26歳の頃、2楽章形式のヴァイオリン協奏曲を当時思いを寄せていた女性ヴァイオリニスト、ゲイエル のために作曲しており、作品は彼女に献呈されるも一度も演奏されることなくしまわれたままでした。1956年にゲイエルが亡く なり彼女の遺品から発見されたこの曲は、最近は演奏機会も増えています。シュミットは2作品の表情の違いを明確に描き 出し、美しい音色で全曲を弾き切っています。
GRAM-99142
バッハ:フーガの技法(室内楽版) オーストリアン・アート・ギャング
【メンバー】
クラウス・ディックバウアー(サクソフォン、クラリネット)
ダニエル・オーマン(G)
ヴォルフガンク・ハイラー(Fg)
トーマス・ウォール(Vc)
ヴォルフラム・デルシュミット(Cb)

録音:2017年6月10-14日Lengau Studio, Marienkirchen,
Austria
もともと演奏するための楽器が指定されておらず、作品自体も完璧に書かれていながら、自由なアレンジも可能だというバッ ハの最晩年の傑作「フーガの技法」。作品が作られてから270年以上を経た現代でも、次々と新しいアレンジによる演奏が 生まれています。このアルバムで演奏しているのは、ユニークなアンサンブル名を持つ“オーストリアン・アート・ギャング。サクソ フォン、ギター、クラリネット、ファゴット、チェロ、コントラバスによるアンサンブルで、メンバーの多様な音楽性から生まれた演奏 は、時にはジャズ風のアレンジも加えられた魅力的なもの。スコアの限界を超えて、自由に、スリリングに駆け抜けるバッハは 実に新鮮です。
GRAM-99150(9CD)
NX-I01
リスト:ワイマールの響き〜ピリオド楽器で演奏する管弦楽作品集
【CD1】
「ダンテ交響曲」 S109/R426
システィーナ礼拝堂で S360/R445
【CD2】
ファウスト交響曲
【CD3】
交響詩「前奏曲(レ・プレリュード)S97/R414
交響詩「オルフェウス」S98/R415
交響詩「人、山の上で聞きしこと」S95/R412
【CD4】
交響詩「フン族の戦争」 S105/R422
交響詩「ハンガリー」 S103/R420
交響詩「マゼッパ」 S100/R417
【CD5】
交響詩「タッソー、悲哀と勝利」 S96/R413
3つの葬送的頌歌 S112/R429-第3番
タッソーの葬送的凱旋
交響詩「英雄の嘆き」 S102/R419
交響詩「理想」 S106/R423
【CD6】
交響詩「プロメテウス」 S99/R416
交響詩「祭典の響き」 S101/R418
交響詩「ハムレット」 S104/R421
交響詩「ゆりかごから墓場まで」 S107/R424
【CD7】
フランツ・シューベルトの行進曲 S363/R449 より
第3番:Reitermarsch
第2番:Trauermarsch
第4番:Ungarischer Marsch
シューベルト:さすらい人幻想曲(リストによるオーケストラとピアノ編)
3つの葬送的頌歌 S112/R429より
 第1番:Les morts
 第2番:La Notte
王の旗は翻る S355/R442(原曲 ピアノ・ソロ S185)
【CD8】
メフィスト・ワルツ第2番S111/R428
レーナウのファウストによる2つのエピソード
S514/ R181
2.第1番: Der nachtliche Zug3.第2番:Der Tanz in der Dorfschenke
(Erster Mephisto Walzer)
2つの伝説 S354/R440
ラコッツィ行進曲 S117/R439
【CD9】
6つのハンガリー狂詩曲S359/R441(F.ドップラーによる管弦楽編)
マルティン・ハーゼルベック(指)
ウィーン・アカデミーO

【CD1】
シネ・ノミネ合唱団女声セクション
録音:2010年10月24-26日

【CD2】
スティーヴ・デイヴィスリム(T)
シネ・ノミネ合唱団男声セクション
録音:2014年10月18-22日,2016年9月15-16日Franz Liszt Hall, Lisztzentrum Raiding, Austria

【CD3】
録音:2011年1月29-31日Raiding, Austria

【CD4】
録音:2011年1月29日-6月1日Raiding, Austria

【CD5】
録音:2011年3月25-27日Raiding, Austria

【CD6】
録音:2011年10月、2011年7月 Raiding, Austria

【CD7】
ゴットリープ・ヴァリッシュ…4-7
【CD8】
録音:不明

【CD9】
録音:2012年10月21-23日
Franz Liszt Konzertsaal, Raiding,Austria
以前、他レーベルからリリースされていたハーゼルベックとウィーン・アカデミーOの演奏をひとまとめにしたBOXの登場。 最近ではベートーヴェン作品を初演時の編成と演奏法で再現する一連の「リサウンド・ベートーヴェン」が話題となっている ハーゼルベックですが、こちらのリスト演奏も高く評価されています。ベートーヴェンとは異なり、リストの管弦楽作品でのピリオド 楽器演奏は、現在でもあまり数が多くなく、このハーゼルベックの演奏はとても貴重なものと言えるでしょう。余分な虚飾を取 り去り、すっきりとした響きで聴くリストは耳に新鮮です。あまり聞く機会の多くない作品も含まれており、リスト好きの方にもオ ススメのBOXです。 録音:2014年6月&10月
GRAM-99151
バスのためのバラード集
伝承曲:Das schloss in Osterreich オーストリアの城
シューベルト:プロメテウス D674
 トゥーレの王 Op.5-5 D367
 人間の限界 D716
 十字軍 D932/魔王 Op.1 D328
マルシュナー(1795-1861):トゥーレの王
レーヴェ:オイゲン公、高貴なる騎士 Op.92
海をゆくオーディン Op.118
時計 Op.123-3
シューマン:二人の擲弾兵 Op.49-1
ブラームス:裏切り Op.105-5
ヴォルフ(1860-1903):炎の騎士
ヴァイスマン(1900-1980):物乞いのバラード
伝承曲:Todtenamt
エベルハルト・クンマー(ハーディ=ガーディ)
ロベルト・ホルツァー(Bs)
トーマス・ケルプル(P)

録音:2017年7月31日-8月10日
オーストリア出身のバス歌手、ロベルト・ホルツァーはリンツのブルックナー音楽院でリートとオラトリオを教えつつ、オペラ歌手とし て世界中で活躍しています。彼は長年に渡り、ピアニスト、トーマス・ケルプルと共に、多彩なコンサート、録音を行ってきまし た。彼らの最新作は「バラードにおける文学的形態と音楽的な処理についての考察」が反映されており、中世の物語詩が、 ロマン派の作曲家たちによって起伏の富んだ音楽で表現されている様子をじっくり聴かせています。アルバムの冒頭と最後に は、ハーディ=ガーディの素朴な音色による演奏が置かれており、聴き手を中世の物語へと引き込む工夫もなされています。
GRAM-99152
テレマン:四重奏曲集
ターフェルムジーク(食卓の音楽) 第2部-四重奏曲 ニ短調 TWV43:d1
ソナタ イ長調 TWV43:A1
四重奏曲 イ短調 TWV43:a3
ターフェルムジーク(食卓の音楽) 第1部-四重奏曲 ト長調 TWV43:G2
アンサンブル・ヴェントゥス・イウクンドゥス

録音:2014年9月16-19日
テレマンの四重奏曲の数々を、2009年に結成された古楽アンサンブル「ヴェントゥス・イウクンドゥス」による演奏で楽しむ1 枚。四重奏と言っても、楽器が決まっているのではなく、各種の笛やオーボエ、ヴァイオリンなどが替わるがわるソリストを務め、 そこに通奏低音が加わるという編成であり、奏者の力量も試されるのがテレマンの醍醐味。彼らは本当に親密なアンサンブ ルを繰り広げており、作品の持つ楽しさを教えてくれます。
GRAM-99153(1SACD)
NX-B08
女性作曲家の作品集
ビーチ(1867-1944):ヴァイオリン・ソナタ Op.34
ル・ボー(1850-1927):ロマンス Op.35
ポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシア(1821-1910):ヴァイオリンのためのソナチネ イ短調
アマンダ・レントヘン=マイエル(1853-1894):ヴァイオリンとピアノのための6つの小品
パラディス(1759-1824):シチリアーナ
ペヤチェヴィチ(1885-1923):エレジー 変ホ長調 Op.34
ペヤチェヴィチ:ロマンス ヘ長調 Op.22
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(Vn)
バルバラ・モーザー(P)

録音:2016年12月15-18日
20世紀後半までは、女性が職業音楽家になることは稀でした。クララ・シューマンなどの何人かを除いては、社会的、政治 的な抑圧のため、女性がどんなに音楽の才能を発揮したとしても、単なる手習いの域を出ることは許されず、たくさんの才能 が花開くことなく埋もれてしまったのです。 このアルバムに収録されているのは、何人かの「成功した」女性作曲家たちの作品集。アメリカのエイミー・ビーチ、フランスの ヴィアルド=ガルシア、最近注目を集めているペヤチェヴィチの他、ル・ボー、マイエル、パラディスの作品が収録されており、そ の溢れる才能に触れることができます。
GRAM-99156
Rejoice!-喜び!
スタンフォード:For lo, I raise up 見よ、わたしは興す Op.145
ペルト(1935-):至福
マクミラン(1959-):主を恐れるものは幸いなり
ハウエルズ(1892-1983):マニフィカトとヌンク・ディミティス
メシアン:おお、聖なる饗宴
アイヴズ:詩篇135番「主をほめたたえよ」
ブリテン:祝祭カンタータ「キリストによりて喜べ」
ヴォルガンク・コーゲルト(Org)
アロイス・グラスナー(指)
ザルツブルク・バッハcho

録音:2017年11月1-4日
1983年に創設されたザルツブルク・バッハ合唱団は、発足後すぐにオーストリアの主要なヴォーカル・アンサンブルの一つにな り、2003年に芸術監督としてアロイス・グラスナーが就任してからは、更に活動の幅を広げ、ウィーン・フィルやザルツブルク・ モーツァルテウムOなど多くのオーケストラとも共演、ザルツブルク音楽祭に定期的に出演するなど、世界的な賞賛を 獲得しています。このアルバムではオルガニスト、ヴォルフガンク・コーゲルトの壮麗な伴奏を伴い、スタンフォード、メシアン、ブリ テンと言った近代の名合唱曲を演奏。優れたアンサンブル能力を発揮しています。
GRAM-99158
スクリャービン/シューベルト:ピアノ作品

スクリャービン:24の前奏曲 Op.11
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 Op.78 D894
クリスティアーネ・カライェーヴァ(P)

録音:2017年4月10-12日
オーストリア生まれの女性ピアニスト、クリスティアーネ・カライェーヴァは10歳でソロデビューを飾り、ウィーン音楽院とモスクワの チャイコフスキー音楽院でヴィルサラーゼ、ケンプなど錚々たるピアニストに師事、17歳でウィーン・ベートーヴェン国際ピアノ・コ ンクールに挑戦し、最年少受賞者となりました。その後はソリストとしてだけでなく、室内楽にも力を入れると同時に、ウィーン 国立音楽大学で30年以上に渡り教職に就き、優れた指導者として数多くの後進を育て上げています。この最新アルバム では、スクリャービンとシューベルトの作品を演奏。ショパンの伝統を受け継ぐスクリャービンの前奏曲と、シューベルトの晩年の ソナタ。一見、全く違う性格を持つように見える2つの作品から、彼女は溢れるような詩情と、夢、絶望の感情を次々と引き 出しています。

GRAM-99160
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ 第29番「ハンマークラヴィーア」
アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO57
ピアノ・ソナタ 第21番「ワルトシュタイン」
ロドルフォ・レオーネ(P)

録音:2017年7月7-9日
ベーゼンドルファー社とウィーン国立音楽大学が1961年から開催している「ウィーン・ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール」。 4年に1回行われ、過去には内田光子やジョン・オコーナー、シュテファン・ヴラダーなど名手たちが入賞している権威あるコン クールです。 2017年に開催された第15回コンクールでは、250人の参加者を制し、参加当時26歳、イタリア出身のロドルフォ・レオーネ が優勝。このデビュー・アルバムでも並々ならぬ才能を披露しています。彼が選んだのは、ベートーヴェンの32曲の中でも最も 壮麗な「ワルトシュタイン」と、もともとこの曲の第2楽章として想定されていた「アンダンテ・ファヴォリ」。作曲当時の楽器の性 能の限界に挑んだ「ハンマークラヴィーア」の3曲。完璧な技巧と成熟した音楽性が光る見事な演奏です。


GRAM-99162(2SACD)
NX-C03
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(1878年稿 ノヴァーク版) レミ・バロー(指)
聖フローリアン・アルトモンテO

録音:2017年8月18日 聖フローリアン修道院・ライヴ
ブルックナー所縁の地である聖フローリアン修道院で毎年開催される「Brucknertage=ブルックナー週間」は、2017年に 20周年を迎えました。この記念すべき音楽祭に演奏されたのは交響曲第5番。すでにブルックナー・ファンの間でおなじみの フランス出身の指揮者、レミ・バローの堂々たる演奏です。チェリビダッケの弟子として知られるバローは、すでに交響曲第3 番、第6番、第8番、第9番のリリースがあり、どれもがチェリビダッケ譲りのゆったりとしたテンポと熟考の解釈が施された名演と して高く評価されています。この第5番でも、厳格な対位法的手法に敬意を払うことで、作品の持つ力強さが強調された素 晴らしい演奏が繰り広げられています。 また、長い残響を持つことで知られる聖フローリアン修道院の豊かな音場も、最高レベルの録音でリアルに捉えられました。そ の全てをSACDのスペックを生かした高音質でお楽しみいただけます。
GRAM-99163
近代の忘れられた歌曲集
エルシュタイン(1907-1963):Oy Mame, Bin Ikh Farlibt ああ、お母さん、私は恋に落ちたわ
シュピールマン:Wien wird tausendmal schoner ウィーンは千倍美しい
エルシュタイン:Abi Gezunt あなたは元気
レオポルディ(1888-1959):Alles, weil es einmal zu schon war すべてはかつて美しかった
エルシュタイン:Oygn オイグン
ノイマン:Bisserl Liebe, bisserl Wein ちょっぴりの愛、ちょっぴりのワイン
エルシュタイン:Tif vi di Nacht 夜は深い
コレーニ:Pour Martha マルタに
 Out of Sight 見えないところに
ルムシンスキー(1881-1956):Tsipke: A Bisl Libe Un A Bisl Glik 愛のかけらと幸福のかけら
ユルマン(1903-1971):ウィ−ンはいつもウィーン
ノイマン:Die Gedanken sind frei 考えることは自由
オルシャネツキー(1892-1946):Ich hob dich zufi l lib
コレーニ:Out of Sight 見えないところに
エセル・メルハウト(S)
ベラ・コレニ(P)
アンドレアス・オッテンザマー(Cl)
ヘルヴィヒ・グラディシュニヒ(Sax)
ジュリアン・ラクリン(Vn)
ロビー・ラカトシュ(Vn)
ロベルト・ラカトシュ(Vn)
サラ・マクエルレイヴィ(Va)
ボリス・アドリアノフ(Vc)

録音:2017年2月12-15日Tonstudio Tonal, Vienna, Austria
“古式ゆかしきオーストリア”かつてのハプスブルク帝国首都ウィーンの至るところでは、日常的にドイツ語とイデッシュ語(崩れた 高地ドイツ語にヘブライ語やスラブ語の単語を交えた言語)が自然に混在していました。しかし第二次世界大戦時のナチス の政策によりこれらは一掃され、すっかりイデッシュ語は街の喧騒から消えてしまったのです。このアルバムは、ユダヤ系の作曲 家による「イディッシュ語」による歌曲を集めたもの。伴奏もピアノだけではなく、ヴァイオリンやクラリネット、サクソフォンなどの楽 器が加わることで、より親しみやすい雰囲気になっています。忘れられた歌が見事に復活しました。
GRAM-99164
シシーの詩
アルビン・フリース(1955-):オーストリア皇后エリーザベトの詩による17の歌 Op.50
シシーの足跡-ザルツカンマーグートにて
ニーナ・ベルンシュタイナー(S)
アミエル・ブシャケヴィツ(P)
ゲルハルト・シュリュッスルマイアー(P)
使用楽器:ベーゼンドルファー・インペリアル1922

録音:2017年8月15-17日Tonstudio Tonal, Vienna, Austria
現在でも“シシー”の愛称で慕われるオーストリア=ハンガリー帝国皇妃エリザベート(1837-1898)。2017年、シシーの 180回目の誕生日を記念してリリースされたこのアルバムには、1984年に初めて公開された韻文日記から詩を選び、オース トリアの作曲家フリースが後期ロマン派風の美しい曲をつけた17曲が収録されています。ウィーンを拠点に活躍するソプラノ、 ベルンシュタイナーの表情豊かな歌唱によって、彼女が生きた激動の時代に思いを馳せるとともに、類まれなる才能を持つ詩 人“シシー”の姿も浮かび上がります。4曲添えられたフリースのピアノ曲も、シシーへのオマージュです。
GRAM-99165
ヴィヴァルディ:.弦楽のための協奏曲 ト短調 RV156
2台のヴァイオリンとヴィオラのためのソナタ 変ホ長調「聖なる墓にて」RV130
悲しめるイスラエルの娘たち RV638
スターバト・マーテル RV621
イェルサレムよ、主をほめ讃えよ RV609
グローリア ニ長調 RV589
アンドレアス・ショル(A)
ハンナ・ヘアフルトナー(S)
チュン・ジュウォン(S)
ザルツブルク・バッハcho
バッハ・コンソート・ウィーン
ルベン・ドゥブロフスキー(指)

録音:2017年4月6日 ライヴ
2017年の復活祭における“バッハ・コンソート・ウィーン”の公演曲目は、ヴィヴァルディの「スターバト・マーテル」と「グローリア」 というプログラムでした。演奏会では、この2曲に、弦楽のための協奏曲ト短調とソナタ、アンドレア・ショルを始めとした注目の 歌手たちが歌う復活祭のために書かれた声楽曲を組み合わせ、キリストの復活を祝福しています。ポーランド系イタリア人指 揮者ドゥブロフスキーはバッハ・コンソート・ウィーンの共同設立者。貴重な作品の復刻にも力を入れています。
GRAM-99166
Over the Rainbow
ニール・ヘフティ:Li'l Darlin'
ジョニー・マンデル:The Sandpiper-The Shadow of Your Smile
ビル・エヴァンス:The Two Lonely People
 Orbit (Unless It's You) オービット(アンレス・イッツ・ユー)
スペンサー・ウィリアムズ:Basin Street Blues
リチャード・ロジャーズ:Jumbo:My Romance
ジョン・コルトレーン:Baby Steps
ハロルド・アーレン:The Wizard of Oz: Over the Rainbow オズの魔法使い-虹の彼方に
ルーディ・ヴィルファー(P)

録音:2017年8月3-4日
オーストリアで活躍するジャズ・ピアニスト、ルーディ・ヴィルファーが演奏する名曲集。彼のロマンティックで抒情的な演奏 スタイルは、1979年に彼がアメリカを訪れた際に「ヴィレッジ・ヴァンガード」のライヴで感銘を受けた名手ビル・エヴァンス から受け継いだとされています。彼は以前、ジョー・ザヴィヌルの追悼のためのアルバム「Somewhere」 (GRAM99129)をリリースし、その耽美な音楽性が高く評価されましたが、続編となる今作では、尊敬するエヴァンスの 曲を含む20世紀の名作を演奏、静寂の中に置かれた音の美しさを表現しています。
GRAM-99167
Again and Again-小さなマッチ売りの少女の受難曲
ボー・ホルテン(1948-):初雪(1996)
ハンス・クリスティアン・アンデルセン(1805-1875):Das kleine Madchen mit den Schwefelholzern
マッチ売りの少女(朗読)
デイヴィッド・ラング(1957-):小さなマッチ売りの少女の受難曲
Come daughter
It was terribly cold
Dearest heart
In an old apon
Penance and remorse
Lights were shining
Patience
Ah! perhaps
Have mercy
She lighted another match
From the sixth hour
She again rubbed a match
When it is time
In the dawn of morning
We sit and cry
ジョン・タヴァナー:子羊
デイヴィッド・ラング:Again and Again
ホルスト:Lullay, My Liking
わが愛し子よ
マリア・ハッペル(朗読)
ヨハネス・ヒーメツベルガー(指)
カンパニー・オブ・ミュージック(ヴォーカル・アンサンブル)

録音:ウィーン、聖ウルスラ教会
2015年7月8-10日、2017年2月19日
誰もが知っているアンデルセンの童話「マッチ売りの少女」からインスパイアされた作品集。指揮者としても活躍するデン マークの作曲家ボー・ホルテンの「初雪」で始まり、原作の「マッチ売りの少女」がドイツ語で朗読されます。アルバムのメイ ンとなるのはアンサンブル「バング・オン・ア・カン」の主宰者として知られる作曲家デイヴィッド・ラングの「小さなマッチ売り の少女の受難曲」。貧しい少女の苦しみをイエスの受難になぞらえたこの作品には2008年の“ピューリッツァー賞”が与 えられています。少女の魂を慰めるかのようなタヴァナーの「子羊」など、美しい合唱作品で構成された1枚です。
GRAM-99168
ヴィオラとオルガン
ショルド(1899-1992):幻想曲 Op.12(1919)
ボーエン(1884-1961):幻想曲 ヘ長調
 詩曲 変ト長調 Op.27 (独奏ハープ、ヴィオラとオルガンのための)
エルンスト・ルートヴィヒ・ライトナー(1943-):教会ソナタ(2015)
フランク・マルタン(1890-1974):教会ソナタ(1938)
ベネディクト・ロワイエ(Va)
ベッティーナ・ライトナー(Org)
カタリーナ・トイフェル=リーリ(ハープ)

録音:2016年10月12-14日Bruckner Organ, Stiftsbasilika, St. Florian, Austria
20世紀から21世紀に書かれた「ヴィオラとオルガン」のための曲集。あまり耳にすることのない響きの組み合わせですが、どこと なくエキゾチックな音色が独得の魅力を醸し出しています。スウェーデンの作曲家ショルドの幻想曲は、重苦しいコラール風。 曲の最後でヴィオラが切ないメロディを歌い上げます。ロマンティックな作風によるイギリスのボーエンの2作、オーストリアの現 代作曲家ライトナーとスイスのマルタンの「教会ソナタ」はバロック期の様式に12音などの現代的な要素を加えた斬新な曲。 ザルツブルクのモーツァルテウム大学で学んだロワイエとライトナーは、どちらも現代音楽を得意とし、このアルバムでも優れた演 奏を披露しています。

GRAM-99170
ロシアの踊り
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲 第2組曲-第4曲 ワルツ第2番(室内アンサンブル編)
コズロフ:ヴァレンキ
伝承曲:黒い瞳
ヨーリスト:疲れた太陽*
ノヴィコフ:プリヴェット
チャイコフスキー:くるみ割り人形 Op.71-こんぺい糖の踊り(室内アンサンブル編)
ヨーリスト:ポートレート*
プロコフィエフ:ロメオとジュリエット Op.64(室内アンサンブル編)
ヨーリスト:ロシアの役人のタンゴ*
 もしあなたが私を好きだったら*
伝承曲:モスクワの夜
エステルライヒシェン・ザロニステン(アンサンブル)…1-3.5.6.8-12.15
【メンバー】
ペーター・ギルマイヤー(Vn1)
カトリーン・レンツェンヴェーガー(Vn2)
ユディト・ビック(Vc)
ローランド・ヴィージンガー(Cb)
ヨーゼフ・オルトナー(Cl、Sax)
ヴィーラント・ノルトマイヤー(P)

タンゴ・デ・サローン(アンサンブル)*
【メンバー】
ペーター・ギルマイヤー(Vn)
アンドレイ・セルコフ(バヤン)
グントラム・ツァウナー(G)
ローラント・ヴィージンガー(Cb)

録音:2017年9月22-24日
ヴァイオリニスト、ピーター・ギルマイヤーが参加する2つのアンサンブルが演奏するサロン音楽集。彼らの演奏はジャンルを 問わず観客にも批評家にも人気がありますが、このアルバムで取り上げられているのはロシアの音楽集。「黒い瞳」や「モ スクワの夜」など伝統的な旋律を中心に、ショスタコーヴィチやプロコフィエフの作品も交えた多彩な選曲が魅力的です。 ロシアでは珍しい「タンゴ」は、エフィム・ヨーリスト(1947-2007)の作品。彼はウクライナの作曲家でロシアの伝統楽器 バヤン(アコーディオンの仲間)の名手。この曲も伝統楽器バヤンがバンドネオンの役割を担い、普段聴くタンゴとは ちょっと違う楽しい仕上がりとなっています。
GRAM-99172
ブラームス&エレート:ピアノ作品集
ブラームス:7つの幻想曲 Op.116
イヴァン・エレート(1936-):ブラームス変奏曲 Op.57
ブラームス:4つの小品 Op.119
ゼンカ・ブランコヴィチ(P)

録音:2018年2月26-28日
イタリア、サチーレファツィオーリ・コンサート・ホール
オーストリア出身、ザルツブルク・モーツァルテウム大学とウィーン音楽大学で学び、数々のコンクールで優勝、ソリスト、 室内楽奏者、伴奏者として幅広く活動するピアニスト、ゼンカ・ブランコヴィチのリサイタル・アルバム。 ここで彼女はブラームスに焦点を当て、後期の作品集2つと、ブラームスの作品からインスパイアされたハンガリーの作曲 家エレートの変奏曲を演奏しています。ブランコヴィチは陰影ある音で、晩年のブラームスの心境を反映した小さな曲か ら深い味わいを引き出しています。1990年に作曲され、ピアニスト、アンドラーシュ・シフに捧げられたこの「ブラームス変 奏曲」は、Op.116-4を主題とし、4つの実験的な発展と13の変奏を施した曲。ブラームスだけではなく、ヨハン・シュト ラウスを始めとした他の作曲家からの引用も含まれる興味深い作品です。
GRAM-99173
軽やかな女神
ツェムリンスキー:遺作歌曲集-Liebe und Fruhling 愛と春(M.レスキーによる管弦楽伴奏編)
 喜劇の序曲-世界初録音
ニコ・ドスタル(1895-1981):喜歌劇「クンシラン」-Ich bin verliebt 私は愛している
レハール:喜歌劇「ウィーンの女たち」-Schone Rose 美しいばら(スペイン風ロマンス)
 喜歌劇「エヴァ」-War es auch nichts als ein Traum vom Gluck たとえ今は儚い夢だとしても
エルンスト・フィッシャー(1900-1975):Perlender Champagner 泡立つシャンパン
ツェムリンスキー:遺作歌曲集-In der Sonnengasse 太陽横丁で
 遺作歌曲集-Herr Bombardil ボムバルディル氏
シェーンベルク::ブレットル歌曲集-Gigerlette ギゲルレッテ
 Spiegel von Arkadien アルカディアの鏡
ガーシュウィン:By Strauss シュトラウスの曲で
 「ストライク・アップ・ザ・バンド」序曲
イルディコ・ライモンディ(S)
ミヒャエル・レスキー(指)
ウィーン・ユンゲPO

録音:2016年7月10-12日ウィーン・コンツェルトハウス
ウィーンを中心に活躍するソプラノ、イルディコ・ライモンディが歌う20世紀初頭のウィーンで流行した歌曲とアリアを中心 に収録した楽しい音楽集。十二音音楽の探求で知られるシェーンベルク:の別の一面が垣間見える“キャバレー・ソング” ブレットル歌曲集をはじめ、ツェムリンスキーの世界初録音を含む一連の歌曲と管弦楽曲、ドスタルとレハールのオペレッ タからのアリア。そして最後に置かれているのがガーシュウィンです。「シュトラウスの曲で」は当時大流行していたヨハン・ シュトラウスの曲をモティーフに書かれた洒落た歌。「ストライク・アップ・ザ・バンド」はおなじみのノリの良い曲です。 ライモンディは20世紀の近代歌曲を得意とするソプラノ歌手で、このアルバムに収録されたレパートリーは彼女の十八 番と言える曲ばかりです。オーストリアの17歳から27歳までの若手奏者によるエリート集団「ウィーン・ユンゲ・フィルハー モニーO」の絶妙な伴奏も聴きどころ。
GRAM-99174
ベートーヴェン:民謡編曲集
1.He promis'd me at parting, 別れるとき彼は約束した WoO154-12
2.Morning a cruel turmoiler is, むごく悩み多い朝 WoO152-21
3.Oh! thou art the lad of my heart,Willy, おお、おまえはわが心の若者Op.108-11
4.Could this ill world have been contriv'd, この病める世をいかにOp.108-16
5.The lovely lass of Inverness,インヴァネスの愛らしい乙女 Op.108-8
6.Dermot and Shelah, ダーモットとシェラー WoO152-14
7.Oh had my fate been join'd with thine, 陽気な紳士淑女を目覚ましめよOp.108-12
8.The sweetest lad was Jamie, ジャミーは最も優しい若者だった Op.108-5
9.Oh would I were but that sweet Linnet, おお、私があの優しいベニヒワだったら WoO154-9
10.The British light dragoons, 英国軽騎兵 WoO153-3
11.Thy ship must sail,my Henry dear, あなたの船は出ていく WoO153-20
12.Sally in our alley, 横町のサリー Op.108-25
13.Faithfu'Johnie, 忠実なジョニー Op.108-20
14.On the massacre of Glencoe,グレンコウの虐殺で WoO152-5
15.Enchantress, farewell, 魅惑的な女よ、さようなら Op.108-18
16.O who, my dear Dermot, おお、愛しいダーモットよ WoO154-5
17.Cupid's kindness, キューピッドの親切 WoO155-21
18.Love without hope, 望みない愛 WoO155-4
19.When mortals all to rest retire, 人々がみな眠りにつけば WoO155-15
20.Sad and luckless was the season, 悲しい不幸な季節 WoO153-6
21.Come fill,fill,my good fellow, 満たせよ杯を、よき友よOp.108-13
ローナ・アンダーソン(S)
ジェイミー・マクドゥガル(T)
トリオ・ヴァン・ベートーヴェン
【メンバー】
クレメンス・ツァイリンガー(P)
ヴェレーナ・シュトウルズ(Vn)
フランツ・オルトナー(Vc)

録音:2018年1月8-12日Franz Liszt Zentrumn
Raiding,Burgenland,Austria
19世紀初頭のヨーロッパでは、民族的な事項への関心が高まっていました。特にングランド、アイルランド、スコットランド、 ウェールズなどイギリス周辺の文化が注目されていましたが、ここで活躍したのが、イギリスの楽譜商でアマチュア音楽家ジョー ジ・トムソンでした。彼は各地の民謡を採取し、これらを伴奏付きの歌曲に編曲するように当時名高い作曲家たちに依頼、 ヘンデル、ハイドンやベートーヴェンたちが作品に仕立て上げました。 ハイドンはこの仕事をとても楽しんだと伝えられていますが、ベートーヴェンはトムソンがの「もっと簡単な伴奏に書き替えて」と いう要求に同意することができず、「私は自分の作品を修正することに慣れていない」という答えを返すなど、やや不服の残る 仕事だったようです。にも拘わらず、現在残っている一連の編曲はとても楽しく聞きごたえのあるもの。知られざるベートーヴェ ンの素顔が垣間見える曲集です。
GRAM-99175(2CD)
NX-C05
シューベルト:4手ピアノのための作品集
【CD1】
ロンド ニ長調 D608
創作主題による8つの変奏曲 変イ長調 D813
ハンガリー風ディヴェルティメント ト短調 D818
6.ロンド イ長調 D951
【CD2】
幻想曲 ヘ短調 D940
3つのレントラー D366(ブラームス編)
フランスのモティーフによるディヴェルティメント D823-第2番:アンダンティーノと変奏
2つの性格的行進曲 D886
軍隊行進曲 第1番ニ長調 D733-1
パウル・バドゥラ=スコダ(P)
イェルク・デムス(P)

録音:1978年1月6日 ウィーン・ブラームス・ザール、2007年10月6日 パリ「Une fete musicale-音楽祭」
サル・ガヴォー…CD2:1-4
かねてからウィーンを代表するピアニストとして名高いパウル・バドゥラ=スコダとイェルク・デームス。このアルバムでは 1978年と2007年に録音された彼らが演奏するシューベルトの連弾作品を再び聴くことができます。 アルバムの大部分を占める1978年の録音は、ウィーンで最も美しい室内楽ホールとされる「ブラームス・ザール」で収録 されており、ここで演奏されたシューベルトはウィーンの伝統そのものといった典雅な雰囲気に満たされています。 2007年のパリでの録音は、バドゥラ=スコダ、イェルク・デームスともに80歳前後の円熟期の演奏。長年のコンビネー ションから生まれた息のあったシューベルトです。また、2つのホールの響きの違いもじっくり味わってください。
GRAM-99177
シューマン:幻想小曲集 Op.12
ノヴェレッテン Op.21
マルティン・イヴァノフ(P)
録音:2018年1月23-24日
Studio
Wavegarden,Mitterertzbach,Lower
Austria
ウィーン国立音楽大学で学び、数多くの国際コンクールを制覇したブルガリア出身のピアニスト、マルティン・イヴァノフ。デ ビュー・アルバム「ショパン:ワルツ集」(GRAM-99146)ではショパンの繊細な心を存分に表現していましたが、今作ではシュー マンの2つの曲集を演奏しています。1837年から1838年に作曲されたこれらの曲集は、どちらもシューマンの絶頂期の作品 で、母親の死、クララとの恋愛と彼女の父、ヴィークの干渉などの様々な経験を乗り越え生まれた作品。内省的な表情の中 に、クララへの溢れる思いが結実した名作です。
GRAM-99178(1SACD)
NX-B08
マルティヌー:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲 第1番H226
ヴァイオリン協奏曲 第2番H293
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(Vn)
ヘイコ・マティアス・フェルスター(指)
ヤナーチェクPO

録音:チェコ、オストラヴァ、シティ・オブ・オストラヴァ、コンサート・ホール
2016年5月13日、2018年2月20.21日
GRAM-olaレーベルから多数のアルバムをリリースしている1985年ザルツブルク生まれの俊英ヴァイオリニスト、イルンベル ガー。ウィーン古典派から近代作品までレパートリーの多彩さを誇る彼ですが、最近はチェコやハンガリーなどの東欧の 作品を好んで取り上げています。これまでに発売されたアルバムでも一連のゴルトマルク作品をはじめ、ドヴォルザークの 協奏曲での斬新かつ柔軟な解釈が評判となりました。今回彼が取り組んだのはチェコに生まれ、パリを経てアメリカで活 躍した近代作曲家マルティヌーの2つのヴァイオリン協奏曲。第1番はパリ時代に書かれた民族色の強い作品、第2番 はアメリカに移住した直後の後期ロマン派風の技巧的な作品です。時代の変遷に伴うように作風を自在に変化させて いったマルティヌーの特徴を捉え、旋律を甘美に歌い上げた名演です。
GRAM-99179
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番ハ短調「悲愴」Op.13
シューベルト:さすらい人幻想曲 ハ長調 Op.15 D760
ブラームス:ピアノのための小品集 OP.118-第5番ロマンス ヘ長調
シューマン:ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 Op.14(1853年版)
ソー・リャン(P)

録音:2018年4月25日
オーストリア、ライディング、フランツ・リスト・ザール
韓国出身のピアニスト、ソー・リャンのリサイタル・アルバム。11歳ですでに韓国国内で認められた才能の持ち主となった 彼女は、16歳の時にエッセンに留学し、デトレフ・クラウス教授のマスタークラスで学び学位を取得、ハンブルクで開催さ れた“ブラームス国際ピアノ・コンクール”で優勝しました。その後はウィーン国立音楽大学大学院に進学、更なる研鑽を 積み、世界的なピアニストとして活躍しています。とりわけモーツァルト作品の解釈で高く評価されている彼女ですが、こ のアルバムでは古典派からロマン派に至る4人の作曲家の作品を演奏、ロマン派の先駆けともいえるベートーヴェンの 「悲愴」、その流れを汲むシューベルトの「さすらい人」、シューマン自身が“オーケストラなしの協奏曲”と呼んだ「ソナタ第 3番」、ブラームスの心の声のような晩年の「ロマンス」まで、時代の移り変わりをそのまま素直な表現で音にしています。

GRAM-99180(1SACD)
NX-B08
シューベルト:交響曲第1番 ニ長調 D82
交響曲8番「未完成」
レミ・バロー(指)
クラングコレクティフ・ウィーン

録音:2018年3月19〜21日ウィーン、ローレライ音楽堂
オーストリア・ザンクトフローリアン修道院教会でのブルックナー録音で話題を呼んできたレミ・バローは、自身ヴァイオリンを手にウィーン・フィルの一員としても活躍 しています。活動を通じて意気投合した、ウィーン・フィルの名クラリネット奏者ノイベルト・トイプルを中心とする、ウィーン最前線のオーケストラで活躍する名手た ちによって結成されたのがクラングコレクティフ・ウィーン。バローを指揮に迎えてのデビュー盤となるこの録音は、ウィーン古典派の音楽と正面から向き合い、現代 楽器でその様式美の魅力を伝えようという同団の演奏理念が鮮やかに示された秀演に仕上がっています。今回の録音場所はウィーン。古典派の形式感覚を みごとふまえながら明晰に組み上げられてゆく音楽は「未完成」が途中で終わってしまうという当然の事実に戸惑いを覚えさせるほど、強い説得力をもって作品 の造形を伝えてやみません。ハイドンからシューベルトに至る伝統に強い愛着を隠さない彼ら、16歳のシューベルトが書いた清新な息吹あふれる「第1番」での 感度十分な演奏からも、今後のプロジェクトにまで期待が高まります。
GRAM-99181
ヨーゼフ・マイセダー(1789-1863):ヴァイオリン協奏曲集 第3集
ヴァイオリン協奏曲 第1番イ短調 Op.22(1813)
ヴァイオリン協奏曲 第3番ニ長調 OP.28(1811)
ヴァイオリン協奏曲 第2番ホ長調 Op.53(1835)
ライムント・リシー(Vn)
ヘルムート・ツェートナー(指)
ヨーゼフ・マイセダーO

録音:2017年11月2-5日
ウィーン・フィルのメンバーであるライムント・リシーは、オーストリアの知られざる作曲家ヨーゼフ・マイセダーの作品の復刻 に尽力しています。11歳で公開コンサートを開くほどに若い頃から才能を認められていたマイセダーは1836年にホーフ ブルク宮殿のヴァイオリニストとして活躍しました。教師としても有能で、ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンストを始めとする 名手たちを育てています。数多くのヴァイオリン作品を残しましたが、残念なことに現代ではほとんど演奏される機会がな く、リシーの手によって作品が蘇演されることで、現代の聴き手も彼の名に目を留める機会が増えてきました。これまでに 弦楽四重奏曲(GRAM-99148)、ヴァイオリン小品集(GRAM-99103)がリリースされましたが、ついに華麗なヴァイオリ ン協奏曲集の登場です。この録音のために結成された「ヨーゼフ・マイセダーO」をバックにリシーが納得の演奏を 聴かせています。
GRAM-99189(1SACD)
NX-B08
ブルックナー:交響曲 第7番ホ長調 WAB 107 レミ・バロー(指)
ザンクトフローリアン・アルトモンテO

録音:2018年8月17日、聖フローリアン修道院教会、ザンクトフローリアン(オーストリア北部オーバーエスターライヒ地方)
異色の解釈で知られるレミ・バローのブルックナー録音、今年も最新盤が登場します! オーストリア北部のリンツにほど近いザン クトフローリアンで夏ごとに開催されているブルックナー音楽祭のハイライトを飾るべく、かの作曲家が若い頃オルガン奏者として 奉職していた修道院教会を会場に行われる交響曲演奏会は、イギリスやアメリカなど海の向こうからも耳の肥えたブルックナー・ ファンを集める注目度の高いステージ。2018年夏の演奏会ではついに第7番が披露されましたが、ここでもバローは玄人ファ ンたちの期待を裏切ることなく、残響10秒という異例の音響空間を最大限味方につけた異色解釈で満場を唸らせました。俊 才エンジニア陣がこだわりぬいたDSD録音で、指揮者自身も音源監修に携わり仕上げられた今回のリリースは、レーベルサイド が「過去最高の出来」と胸を張る仕上がり。解釈の音像をぼやかすことなく絶妙に収録されたその響きがブルックナーの創意に どう影響をおよぼしたか…。

GRAM-99193
ペーター・ニクラス・グルーバー(1956-):室内楽作品集
1.Mehr oder weniger:weniger 多い、少ない:少ない
2.Soapstone 石鹸の石
3.Into Enternity 永遠の内奥へ
4.Like E. R. E.R.のように
5.Mein Herz, mein Zimmer, mein Name わが心、わが部屋、わが名
6.Bambus 2 竹林2
7.Kleine Fische 小さな魚
8.Stiller Killer 静かに殺す者
9.Fiese Katzen いじわるなネコ
10.Flag Rag フラグ・ラグ
11.Ache 痛み
12.Stille Stellen 静かな場所
13.Rat Race ネズミのレース
14.Keine Taktik mehr 以降、1小節もなし
15.EWA EWA
ペーター・ニクラス・グルーバー(Cb)
アルフレート・ラング(Tp)
パトリック・ドゥンスト(サクソフォン&バス・クラリネット)
アンディ・マンドルフ(G)
ドノヴェール(キーボード)
ラインハルト・ヴィンクラー(ドラムス)

録音:2011-2015年
作曲家ペーター・ニクラス・グルーバーは熱心な蒐集家としても知られています。自身の蔵書は15,000冊を超え、自宅は本 で埋め尽くされているといいます。もともとはコントラバス奏者として活動を始め、グラーツSOで演奏する傍ら、ポップス グループ“Opus”でも活躍していましたが、活動を一旦中止し美術史と哲学を学びなおすという異色な経歴の持ち主でもあ ります。このアルバムは、彼が演劇やダンスのために書いた曲や、即興的なモティーフによる曲を集めた1枚。グルーバー自身 が弾くコントラバスのメロディーを他の奏者たちが発展させ、更にヴィンクラーのドラムが刺激的な色彩を加えています。


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