湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


交響曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。




BRIDGE
BCD-9572(1CD)
アメリカのロマンティシズムの古典
ブリストー(1825-98):交響曲第4番
「理想郷」
フライ(1813-64):ナイアガラ交響曲
レオン・ボツタイン(指)
ザ・オーケストラ・ナウ

録音:2022年 1月 米国 ニューヨーク州 アナンデール=オン=ハドソン
ロマン派の珍しい作品を復活させることに尽力している指揮者、レオン・ボツタイ ンのBRIDGE への5枚目のCD は、19世紀半ばの米国の作曲家の珍しい交響曲 2曲。ジョージ・フレデリック・ブリストー(1825-1898)はニューヨークに生まれ育った 作曲家。交響曲第 4番「理想郷」は、米国への移民を扱った作品。ウィリアム・ヘン リー・フライ(1813-1864)は、フィラデルフィア生まれの作曲家、音楽評論家。ナイア ガラ交響曲は12分半の作品ながら大変意欲的な作風で、むしろ当時最先端だった 交響詩の分野の米国での最初の作品かもしれない。こうした作品ではレオン・ボツタ インの本領発揮で、レア作品好きには大いに満足できる内容でしょう。 ※Botstein は日本ではボットスタイン,ボトスタイン,ボツスタインなどと表記される が、本人はボツタインに近く発音しています。

ALPHA
ALPHA-898(1CD)
フランク:交響曲 ニ短調
交響詩「贖罪」 (管弦楽の断章) 第1版
交響詩「呪われた狩人」
フランクフルトRSO
アラン・アルティノグル(指)

録音:2022年1月、2022年6月 HRゼンデザール、ヘッセン放送、フランクフルト
コンサートのみならずオペラでも世界的に高い評価を得ているアラン・アルティノグル(アルティノグリュ)が、2020/21のシーズンからシェフを務め る(パンデミックのため実質2021/22シーズンから)フランクフルトRSOとの初録音に選んだのは、2022年が生誕200年であるフラ ンクの作品集。有名な交響曲と、演奏機会の多くない2曲を組み合わせたプログラムとなっています。特に「贖罪」は、オラトリオ『贖罪』の間 奏曲として1872年に作曲されたものの、翌年別の曲に差し替えられお蔵入りとなったもので、2021年に世界初録音(FUG791)が行われ た貴重な作品。今回の録音にあたっては「呪われた狩人」と共に、最新の出版譜が使用されています。故国フランスの近代音楽史に大きな 影響を与えたフランクの作品を、アルティノグルは深い共感を持って歌い上げます。

MClassics
MYCL-00040(1SACD)
税込定価
シューマン:交響曲第2番
ブラームス:大学祝典序曲
山下一史(指)
愛知室内オーケストラ

録音:2022年4月16日 名古屋、三井住友海上しらかわホール(ライヴ)
2022年4月、創立20周年を迎えた愛知室内オーケストラの音楽監 督に山下一史が就任しました。当盤は就任披露演奏会となった第 31回定期演奏会のライヴ・レコーディングです。愛知室内オーケストラ は国内外で研鑽を積んだ東海地区で活躍する演奏家で構成され、 近年では国内外の一流アーティスト、指揮者が客演しています。また、 あまり演奏機会のない楽曲を紹介するなど積極的な演奏活動が大き な注目を浴び、人気が高まっています。そのオーケストラが山下一史を 迎え新たな時代へと舵を切ります。就任披露に選んだ楽曲は、山下 が得意とする王道のドイツロマン派の代表作、シューマンの交響曲第2 番です。山下はオーケストラから瑞々しくも、深いコクのあるサウンドを 導き出します。このオーケストラ特有の溌溂とした自発的な音楽に、山 下の躍動感のあるダイナミックなサウンド。高らかに鳴り響く希望の音楽 をお聴き下さい。


Spectrum Sound
CDSMBA-118(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 OP.60
ドビュッシー:6つの古代のエピグラフ
ドビュッシー:「海」
エルネスト・アンセルメ(指)
フランス国立放送PO

ライヴ録音:1967年1月11日メゾン・ド・ラジオ・フランス内オリヴィエ・メシアン・ホール、スタジオ104(ステレオ)
音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供
丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。当アルバムはフランス国立視聴覚研究所(INA)の貴重音源からの復刻、最新盤はアンセルメです!
「作曲家の精神にしたがうべき」と主張したアンセルメの音楽は時代、作品ごとに表情を変え、その強いこだわりが演奏にあらわれています。当演奏では得意と するベートーヴェンとドビュッシーで構成。ベートーヴェンでは構築のはっきりとさせながらも雄弁な語り口が実に印象的。後半のドビュッシーでは、作品が生まれ た時代を知るアンセルメならでは。詩的な雰囲気も見事に引き出しております。
亡くなる2年前、80代半ばとは思えぬほどの熱い音楽は、巨匠アンセルメだからこそといえましょう。ステレオで収録されていたことも非常に喜ばしく、臨場感 あふれる演奏を体感できます。 (Ki)
※このレーベルの商品は早期に廃盤となるケースが多いので、お早めのご注文をおすすめいたします。

Spectrum Sound
CDSMBA-117(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」 マリア・ポーザ(S)、アルレット・シュデル(C.A)、ゲオルク・イェルデン(T)、ジャック・マルス(Bs)
フランス国立放送O&cho
ポール・パレー(指)

ライヴ録音:1966年11月8日シャンゼリゼ劇場(ステレオ)
音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供
丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。当アルバムはフランス国立視聴覚研究所(INA)の貴重音源からの復刻で、20世紀を代表するフランス の指揮者ポール・パレーがフランス国立放送Oを振った、1966年11月8日、シャンゼリゼ劇場における「第九」のライヴ録音です!
当時80歳になろうという巨匠パレー。その熱量は当演奏でも実に凄まじいもの。パレーらしい雄々しく輪郭のはっきりとした快演は聴き手を興奮の渦に包みま す。当音源はステレオで収録されており、ソリストの生々しい歌声と臨場感のあるライヴ演奏を楽しめます。 ※日本語解説は付きません。 (Ki)
※このレーベルの商品は早期に廃盤となるケースが多いので、お早めのご注文をおすすめいたします。

BIS
BISSA-2669(3SACD)
シューマン:交響曲&序曲集
(1)交響曲第1番「春」
(2)ツヴィッカウ交響曲
(3)序曲.スケルツォとフィナーレ
(4)歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲
(5)序曲「メッシーナの花嫁
(6)交響曲第2番ハ長調 Op.61
(7)交響曲第4番ニ短調(原典版)
(8)「ゲーテのファウストからの情景」序曲
(9)序曲「ジュリアス・シーザー」
(10)交響曲第3番「ライン」
(11)交響曲第4番ニ短調(現行版)
(12)「マンフレッド」序曲
(13)序曲「ヘルマンとドロテア」
トーマス・ダウスゴー(指)、
スウェーデン室内O

録音:(3)(6)2005年3月、(7)(8)(9)2006年3月、(2)(12)2006年10月、(4)(5)2006年12月、(10)(11)2007年5月、(1)(11)(13)2007年8月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)
ダウスゴーとスウェーデン室内Oによるシューマンの交響曲&序曲集がセットになって登場します!現代的感覚満点の鮮烈オーケス トレーションで独自のカラーを打ち出したシューマンの録音。交響曲第4番は原典版と現行版を収録。また、あまり聴く機会の少ない序曲も含まれていているのも 当セットのポイントです。小編成で透明なサウンドを持つスウェーデン室内Oの響きが「灰色の管弦楽法」と評されるシューマンのイメージを一新させていま す。
同コンビの録音は名盤揃い!ブラームスの交響曲全集(KKC-6443/6 / BIS SA-2556)、メンデルスゾーンの交響曲第1番&第3番『スコットランド』 (KKC-6432/ BIS SA-2469)、ブランデンブルク協奏曲と6人の作曲家による新作委嘱を交えた「ザ・ブランデンブルク・プロジェクト」(KKC-6359/61/ BIS SA-2199)はいずれもレコード芸術誌「特選盤」。またシューベルトの交響曲全集(BIS SA-2514)も高く評価されており、なかでも交響曲第5番 変ロ 長調 D.485(BIS SA-1786)と交響曲第8番 ロ短調 「未完成」 D.759(BIS SA-1656)の両曲は、レコード芸術誌の特集「新時代の名曲名盤500」で同 曲のベスト・ワン・ディスクに選ばれており、数多の名盤が揃う同曲の筆頭として注目されております。 (Ki)


King International
KKC-4310(1SACD)
シングルレイヤー
税込定価
モーツァルト:交響曲選集
(1)交響曲第32番ト長調KV318
(2)交響曲第33番変ロ長調KV319
(3)交響曲第34番ハ長調KV338
(4)交響曲第39番変ホ長調KV543
(5)交響曲第40番ト短調KV550
(6)交響曲第41番ハ長調KV551「ジュピター」
オトマール・スイトナー(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

(1)録音:1974年1月4-7日、10月28日
(2)録音:1974年1月4-7日、10月28日
(3)録音:1974年1月4-7日、10月28日
(4)録音:1974年11月21、22日&1975年3月17、18日
(5)録音:1974年11月21、22日&1975年3月17、18日
(6)録音:1973年3月5、6日
全盛期のエテルナのアナログ・レコードの音を限りなく再現すべく、マスターテープから新規デジタル・マスタリングした、キングインターナショナルの新シリー ズ「ドイツ・シャルプラッテンETERNAの芸術」。企画監修には、ヴィンテージレコードショップ「エテルナトレーディング」の店主で、日本にETERNAのレコー ドを流布させた“仕掛け人”でもある高荷洋一氏を招き、最大限アナログ・レコードに忠実な音質を目指すべく、徳間より受け継ぎ、キングレコードに保管され ているマスターテープからSACD用に通常3倍の時間をかけマスタリングを行いました。第1弾として、アナログ時代から最も美しいモーツァルト演奏として高 く評価されている、スウィトナー指揮シュターツカペレ・ドレスデンのモーツァルト:交響曲選集(第32〜34番、第39〜41番)をリリース。 またブックレットには、高荷氏によるエテルナの歴史と録音についての詳細な解説、音楽評論家でありレコードの歴史にも精通している重鎮板倉重雄氏による日 本でのエテルナの受容史をまとめた「徳間ジャパンとドイツ・シャルプラッテン」、ドイツ文学者の粂田 文による東ドイツの痕跡をめぐる考察「東ドイツの2つの 録音」、さらに座談など充実の内容が収められており、往時、壁の向こうで鳴り響いていた真に真面目な音の記録を感じ取ることができます。
第2弾リリースは、ズスケ・カルテットの「ベートーヴェン:弦楽四重奏全集」を予定(2023年1月予定)しています。 (Ki)

オクタヴィア
OVCL-00796(1SACD)
税込定価
2022年12月21日発売
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1878/80年稿 ノーヴァク版) ジョナサン・ノット(指)
東京SO

録音:k2021年10月16日 東京・サントリーホール・ライヴ
ジョナサン・ノットと東京SO、すっかりお馴染みのベストコンビが着実に積み重ねてきたブルック ナー。中でもひときわ人気の高い交響曲第4番「ロマンティック」が満を持してリリースとなります。2021年 10月サントリーホールで行われた演奏会のライヴレコ―ディング盤で、EXTONレーベルでは第8番、第5 番、第9番に次ぐ第4弾です。細部まで神経を張り巡らせ、そこから生まれる極上のハーモニーを丁寧に積 み上げ、大伽藍となるエネルギー。重厚なサウンドとライヴならではの臨場感が聴くものを圧倒し、興奮へ と導きます。相思相愛のノット&東響にしか成しえない名演です。(オクタヴィア)

CD ACCORD
ACD-299(1CD)
NX-C09
ペンデレツキ:ピアノ協奏曲「復活」(2007年版)
交響曲第2番「クリスマス」
バリー・ダグラス(P)
ワルシャワPO
アンドレイ・ボレイコ(指)

録音:2022年3月11日&12日(1-3)、2021年11月27日(4-6)
ワルシャワ・フィルハーモニー・ホール
ポーランドを代表するレーベルから故クシシュトフ・ペンデレツキに捧げるアルバム。 ピアノ協奏曲「復活」は ペンデレツキ自身が"ネオロマンティックな精神から生まれた"と語っており、2001年に起きたアメリカ同時多発テロ事件への思いも込 められています。2001年から翌年にかけて初稿が書かれ、2007年に改訂が施されました。バルトークやプロコフィエフを思わせるサウンドと、最終楽章に現 れる美しい聖歌の旋律が強い印象を残します。 「クリスマス」と題された交響曲第2番は1980年にズービン・メータとニューヨーク・フィルの委嘱で書かれた作品で、クリスマスの聖歌が曲のあちこちに引用さ れていますが、曲全体としてはショスタコーヴィチに近い激しさを持っています。 アンドレイ・ボレイコはサンクトペテルブルク生まれですが父方はポーランド系で、2019/20のシーズンよりワルシャワPOの音楽監督を 務めています。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ

CPO
CPO-777898(1CD)
NX-B10
ルイ・グラス(1864-1936):交響曲全集 第3集
交響曲第4番ホ短調 Op. 43
ライン州立PO
ダニエル・ライスキン(指)

録音:2014年6月24日-7月1日
ダニエル・ライスキンとライン州立POによるルイ・グラスの交響曲集。第3弾は演奏時間に 約1時間を要する大規模な交響曲第4番の登場です。ルイ・グラスはニールセンと同じ時代に活躍したデンマーク の作曲家ですが、彼の創作の源泉は留学先のブリュッセルで影響を受けたフランクとブルックナーでした。この作品 は1905年に構想され、完成したのが1908年のこと。3管編成に6本のホルンを擁する、彼の交響曲の中でも最 も強力な管楽器セクションを有しており、また以前の3つの交響曲よりも厳格な構成によって書かれており、それま での彼の特質でもあった牧歌的な雰囲気はありません。1911年にコペンハーゲンで初演され、すぐに注目を集め 同地で何度も演奏された他、サンクトペテルブルク、オスロ、ストックホルムでも相次いで演奏、そして1930年には ワルシャワ、作曲家の死後の1936年には更に3回演奏された記録があります。その後は残念なことに公開演奏 が行われることはありませんでしたが、彼はこの作品で同時代デンマークにおける最も重要な交響曲作曲家として の地位を固めることとなりました。
CPO
CPO-555556(1CD)
NX-B10
グラジナ・バツェヴィチ:交響的作品全集 第1集
交響曲第3番(1952)
交響曲第4番(1953)
ケルンWDRSO
ウカシュ・ボロヴィチ(指)

録音:2021年11月20-26日
cpoレーベルの新シリーズ、グラジナ・バチェヴィチの交響的作品全集。第1集では1950年代に書かれた2つの交 響曲を収録。どちらも彼女が交通事故でけがを負う前の作品であり、パリ留学で培ったフランスの微妙な音色の 使い分けがなされた見事に活きています。第3番は大編成のオーケストラのために書かれているものの、新古典派 の伝統に基づく軽快な表現も見いだせるユニークな作品です。第4番も同様で、編成にはイングリッシュホルン、E ♭およびバスクラリネット、コントラファゴット、ハープなどが加わっており、多彩な響きが随所に用いられています。 また、作品には彼女の特質でもあるポーランドの民俗音楽の素材を採り入れており、伝統とインスピレーションの 見事な融合が味わえます。演奏はポーランド人指揮者ウカシュ・ボロヴィチが指揮するケルンWDRSO。こ の新しいプロジェクトを担うにふさわしい顔ぶれです。

SOMM
ARIADNE-5019(2CD)
NX-C09
ヴォーン・ウィリアムズ・ライヴ 第3集
【CD1】
1-9. 交響曲第2番「ロンドン交響曲」
10-17. 交響曲第5番

【CD2】
1-4. 交響曲第5
5-10. カンタータ「ドナ・ノビス・パーチェム」
LSO…CD1:1-9
LPO…CD1: 10-17、CD2:1-4
レニー・フリン(S)…CD2:5-10
ロイ・ヘンダーソン(Br)…CD2:5-10
BBC響&cho……CD2:5-10
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(指)

録音:全てライヴ
1946年7月31日…CD1:1-9
1943年7月31日…CD1:10-17
1952年9月3日…CD2:1-4
以上、BBCプロムス Royal Albert Hall,London(UK)
1936年11月 BBC Studios, England(UK)…CD2: 5-10
2022年、ヴォーン・ウィリアムズ生誕150年を記念したアルバムの第3集。今作はヴォーン・ウィリアムズ自身がタクトを執った4つの作品をクリアな音で復刻し ています。アルバムの1枚目には、1946年プロムスで演奏された「交響曲第2番」のLSOによる演奏と、1943年にロンドン・フィルハーモニー管 弦楽団が世界初演した際の「交響曲第5番」を収録。またCD2には同じくロンドン・フィルが1952年に演奏した「交響曲第5番」と、1936年に録音された BBCSO&合唱団との「ドナ・ノビス・パーチェム」が収録されています。 今回の復刻も、これまでのシリーズと同じく、英国を代表するリマスター・エンジニア、ラーニ・スパールが手掛けています。なお、ブックレットにはヴォーン・ウィリア ムズの評伝を執筆した英国の研究家サイモン・ヘファーによる解説(英語のみ)が掲載されており、ヴォーン・ウィリアムズと2番目の妻アーシュラ・ウッドの関 係など、これまであまり知られることのなかった興味深いテーマに光が当てられています。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ

philharmonia・rec
PHR-0113(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
交響曲第7番ニ短調Op.70
フィルハーモニア・チューリッヒ
ジャナンドレア・ノセダ(指)

録音:2021年10月(第8番)、2022年3月(第7番)、チューリッヒ歌劇場(ライヴ)
ファビオ・ルイージの後任として2021/22シーズンよりチューリッヒ歌劇場の音楽監督を務めているジャナンドレア・ノセダ。先日、契約期間を2027/28 シーズン終了までと延長を発表。就任から充実の関係を築いている両者初のディスクがリリースされます。
ノセダがチューリヒとの最初の演奏会で選んだプログラムは、ドヴォルザークの交響曲第8番。この作品は、夏の間に避暑として過ごしていたボヘミアの小さ な村ヴィソカで作曲されました。ドヴォルザークは、このヴィソカの自然豊かで美しい情景に触発され、交響曲第8番をはじめ「ルサルカ」や「アルミーダ」 などの数々の名作を生み出しています。またアメリカで国際的成功を収めた後も、ここヴィソカの別荘で晩年を過ごしたといいます。交響曲第8番は、ヴィソカ での幸福感に満ちた生活を表すかのように、明るくボヘミアの抒情に溢れた作品となっています。ノセダは、均整の取れた調和的な響きを保ちつつ、メリハリの 利いた表現で楽曲を華やかに締めくくっています。
そしてカップリングには、別日に演奏された同じくドヴォルザークの交響曲第7番。ドヴォルザークの後期三大交響曲の中で最初の作品となりますが、第8番 が「陽」とすれば第7番は「陰」。ブラームスの交響曲第3番を意識して作曲したと言われ、シンフォニックな重厚感とボヘミアの民族的な雰囲気を感じられる 作品です。ノセダとチューリヒの演奏は、厚みのある響きの中にも、美しく透明感のある音色で自然な流れを作っています。またノセダの楽曲を深く読み込んだ 多彩な表現の数々は、新鮮な驚きがあり何度も聴きたくなる演奏です。

GRAND SLAM
GS-2282(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第7番イ長調 Op.92
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1952年12月1&2日、1950年1月18&19日*/ムジークフェラインザール(ウィーン)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より 
フルトヴェングラー&VPOのセッション録音によるベートーヴェンの交響曲第4番+第7番ですが、2トラック、38センチのオープンリール・テープによる復刻盤はGS-2166(2017年)として一度発売しています。しかしながら、前回の第3番「英雄」(GS-2280)と同じく、高品質のテープにプリントしたものを再度取り寄せ、マスタリングの全行程をプロ用の機器で行いました。これ以上はあり得ないレベルに達したと自負しています。 フルトヴェングラーと言えば、最近55枚組のボックス・セットが話題になりました。あのリマスターは演奏中に発生したノイズを取り除き、聴きばえをよくするために高域を極端に強調したものです。これも考え方のひとつですが、果たしてこれがオリジナルの良さを伝えているのか疑問に思えます。 なお、解説書はGS-2166よりも増ページして、資料を充実させました。(平林 直哉)


OTTO KLEMPERER FILM FOUNDATION
KKC-4317(16SACD)
クレンペラー&ウィーン響/ VOXレコーディング&ライヴ録音集1951〜1963


■Disc1
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
■Disc 2
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
■Disc 3
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
■Disc 4
マーラー:交響曲第2番「復活」
■Disc 5
マーラー:交響曲第2番「復活」
■Disc 6
マーラー:大地の歌
■Disc 7
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
シューベルト:交響曲第4番「悲劇的」*
■Disc 8
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
ショパン:ピアノ協奏曲第2番*
■Disc 9
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
■Disc 10、11
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
マーラー:交響曲第4番ト長調
■Disc 12、13
バッハ:管弦楽組曲第3番
ブラームス:交響曲第3番
ベートーヴェン:交響曲第7番
■Disc 14
録音:1958年2月26日(ライヴ)
ブルックナー:交響曲第7番
■Disc 15、16
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
交響曲第2番ニ長調 Op.36
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
オットー・クレンペラー(指)ウィーンSO

■Disc1
録音:1951年3月8〜12&15日(VOX)
■Disc 2
イローナ・シュタイングルーバー(S)、エルゼ・シュールホフ(C.A)、エーリヒ・マイクート(T)、オットー・ヴィーナー(Bs)、ウィーン・アカデミーcho
録音:1951年3月8〜12&15日(VOX)
■Disc 3
録音:1951年3月8-12&15日(VOX)
■Disc 4
イローナ・シュタイングルーバー(S)、ヒルデ・レッセル=マイダン(Ms)、ウィーン・アカデミーcho、ウィーン楽友協会cho
録音:1951年5月14-16日(VOX)
■Disc 5
イローナ・シュタイングルーバー(S)、ヒルデ・レッセル=マイダン(Ms)、ウィーン・アカデミーcho ウィーン楽友協会cho
録音:1951年5月18日(ライヴ)
■Disc 6
エルザ・カヴェルティ(A)、アントン・デルモタ(T)
録音:1951年5月20-23日(VOX)
■Disc 7
録音:1951年5月20-23日(VOX)
プロ・ムジカO*
録音:1950年11月19-20日、パリ*
■Disc 8
ヘルベルト・ハフナー(指,第1楽章のみクレンペラーの指揮)
録音:1951年5月20-23日(VOX)
ギオマール・ノヴァエス(P)*
録音:1951年6月9-11日(VOX)*
■Disc 9
ギオマール・ノヴァエス(P)
録音:1951年6月9-11日(VOX)
■Disc 10、11
テレサ・シュティッヒ=ランダル(S)、録音:1955年6月21日(ライヴ)
※全コンサートCD初収録
■Disc 12、13
録音:1956年3月8日(ライヴ)
※全コンサートCD初収録
■Disc 14
録音:1958年2月26日(ライヴ)
■Disc 15、16
1963年6月16日(ライヴ)
※全コンサートCD初収録
アメリカに亡命したユダヤ系ハンガリー人であるジョージ・デ・メンデルスゾーン=バルトルディ(大作曲家メンデルスゾーンの子孫だと称していた)によって、 1945年に創設されたアメリカのレーベル、ヴォックス・レコード(VOX)。クレンペラーをはじめ、ホーレンシュタイン、ホルショフスキ、ブレンデル、ギトリス、といっ た一流の演奏家の録音を多く残しています。 今回リリースされるセットは、クレンペラーとウィーンSOによる1951年のVOXレコーディングと1963年までのライヴ録音を、SACD用にリマスタリングし た16枚組SACD Hybridのボックスです。リマスタリング&修復エンジニアのボリス=アレクサンダー・ボールズ氏は、「これらの芸術的な価値がきわめて高い歴史 的なスタジオ録音とコンサート録音を復刻するにあたって、私たちの主要な意図は、音楽の情報をできるだけ欠陥のない無傷な状態に保ち、劣化する要因を取り除 いて最大限に自然な音を提供することにあった。」と語っており、現在の基準に沿った実りあるリスニング体験が得られるよう、細心の注意が払われています。
最初にクレンペラーがVOXに録音したのは、1946年パリでプロ・ムジカOとのバッハの「ブランデンブルク協奏曲」、その後に1950年にはモーツァル ト交響曲第25&36番を録音。そしてメンデルスゾーンが新たにクレンペラーに提案したのがウィーンSOとの録音シリーズです。1951年のVOXへの録音 は、クレンペラーの指揮者としてのキャリアのなかでもきわめて重要な年だったと捉えられています。クレンペラーは、戦後ヨーロッパに戻って行った演奏活動におけ る第1期(1946〜51年)で、戦前の名声を再確立することができました。この時期は、アムステルダム・コンセルトヘボウOとの高水準な演奏の数々(伝説 的アムステルダム・コンサート1947-1961/KKC4258)と並ぶ魅力的な記録となっています。特にここに収録されているベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」 は、レコード化されたクレンペラーのその他の演奏と比べても類をみない演奏となっています。特に晩年クレンペラーは、楽曲の構造をより深く展開し、次第にテンポ を遅くするようになります。1946〜51年頃のクレンペラーは戦前のスタイルを引き継いでおり、時として速めのテンポをとるなど、推進力のある演奏を展開してお り、そういう意味でも1951年はクレンペラーの演奏の分水界でありました。特に7月に行われたオランダ音楽祭でのマーラーの「復活」はその頂点を極めている といっても良いでしょう。
1951年のVOXレコーディングは3回に分かれて行われました。そして周知の通り3回目の録音の後、クレンペラーはVOXと決別することになります。クレンペ ラーは6月9〜11日にかけて、メンデルスゾーンの「スコットランド」(すべて録り終えることはできなかった)、とピアニストのギオマール・ノヴァエスとのピアノ協 奏曲の録音を行い、6月14日からウィーンSOとともにギリシア・ツアーに出ています。その後クレンペラーの予定ではウィーンには戻らず、ロンドンへ行き、 南北アメリカ・ツアーを終えたのち、1952年はじめにウィーンに戻り、残りを録音するつもりでいました。しかし、1951年9月には、クレンペラーが録音したレコー ドが発売されており、まだ録音してないはずの「スコットランド」はクレンペラー指揮として全曲リリースされていたのです。(未録音の楽章は、ヘルベルト・ハフナー によって録音されていた)それを知ったクレンペラーはVOXと関係を断つことにします。 しかし、その間にクレンペラーにはさらなる災難が降りかかっていました。南米でのコンサートが成功を収め、ニューヨーク経由でモントリオールに戻ったクレンペラー は、階段を踏み外し転倒、大腿骨骨折という大怪我を負います。予定されていた北米ツアーは中止、さらには長期にわたり国外に滞在したこと共産圏ハンガリーでの 滞在歴などが重なりパスポートが没収され、1954年1月までヨーロッパに渡ることが出来なくなりました。うつ状態の2年間を過ごすことになったクレンペラーで すが、好機も到来します。レコード・プロデューサー、ウォルター・レッグの仲介によりEMIとの新しい契約が締結、後のレコード史に刻まれた名演の数々を生み出 すことになります。
また同時収録されているウィーンSOとのライヴ録音も注目。ウィーンSOとクレンペラーのはじめての共演は1920年12月18日のベートーヴェン音 楽祭でのコンサートでした。そして1958年10月1日未明の寝煙草による火災で負った大火傷など度々の災難を経て、1963年6月16日アン・デア・ウィーン 劇場でウィーンSOとのコンサートが行われました。偶然かそうでないかは定かではありませんが、クレンペラーが初めてウィーンSOと共演したコンサート と同じく、両者最後の共演となったコンサートもまたオール・ベートーヴェン・プログラムとなりました。1920年の演目は、交響曲第2番、レオノーレ序曲、交響曲第 5番でしたが、1963年はコリオラン序曲、交響曲第2番、第3番という順で演奏されました。この演奏会を聴きに来ていたオーストリアの作家フランツ・タッシエが このように書き残しています。「ウィーンSOは素晴らしかった。偉大な夜に、偉大な指揮者としか演奏しないかのように振る舞うやり方を、彼らが知っていた」 (Ki)


Altus
ALT-521(6CD)
限定生産
準・メルクル&N響/ライヴシリーズ・コレクション
【ALT006/7】(2CD)
(1)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(2)R.シュトラウス:死と変容
(3)ドビュッシー:交響詩『海』
(4)モーツァルト:『ドン・ジョヴァンニ』序曲
(5)ブラームス(シェーンベルク編):ピアノ四重奏曲第1番 ト短調
【ALT017】
(1)バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
(2)ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調『新世界より』
【ALT057】
(1)メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調『スコットランド』
(2)メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調『イタリア』
【ALT081/2】(2CD)
マーラー:交響曲第2番『復活』
準・メルクル(指)NHK響

【ALT006/7】(2CD)
ライヴ録音:(1)〜(3)1997年6月23日サントリーホール、
(4)(5)1998年4月29日NHKホール
【ALT017】
ライヴ録音:(1)2001年1月17日サントリーホール、
(2)2001年1月27日NHKホール
【ALT057】
ライヴ録音:(1)2001年1月17日サントリーホール、
(2)2001年9月14日NHKホール
【ALT081/2】(2CD)
ミカエラ・カウネ(S)、
リオバ・ブラウン(Ms)、
二期会cho
ライヴ録音:2003年10月23日NHKホール
2022年のNHK音楽祭で来日し素晴らしい演奏を聴かせた準・メルクル。ALTUSより発売された準・メルクルとNHKSOのライヴを網羅したセットが 限定生産で登場します。輝かしいN響デビューとなった97年のドビュッシー&シュトラウスから、CD化の要望が多かったメンデルスゾーン、2003年度のN響ベ ストコンサート2位に入った『復活』など、4タイトル6枚分を全て収録!どれも素晴らしい演奏と音質を誇るALTUS屈指の名シリーズ。単売のパッケージをケー スごとそのまま紙スリーブに入れた仕様で、これはお買い得! (Ki)

Profil
PH-20038(2CD)
ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』(1878/80年稿)
交響曲第5番変ロ長調
ルドルフ・ケンペ(指)
ミュンヘンPO

録音:1975、1976年ミュンヘン
過去の名録音のリマスター復刻にも力を入れているProfilより、最晩年ケンペの超名盤が登場!少しずつ現れてくる主題を絶妙にコントロールし雄大に鳴らしき り、複雑な箇所でも推進力を失うことなく旋律を歌わせ、かつ全体を見晴らしよく描き音楽を構築していく、古今東西のブルックナー演奏のなかでも最高峰と謳わ れる4番と5番です。ケンペの揺るぎない演奏解釈とミュンヘン・フィルの美しく渋みのある音色が織り成す大名演!
これまでもいくつかレーベルを変えてリリースされてきた音源ですが、新しい音で聴けるのが興味深いところ。Volker Rittinghaus氏による新規リマス タリング。 (Ki)
Profil
PH-20037(3CD)
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調 Op.68
交響曲第2番ニ長調 Op.73
交響曲第3番へ長調 Op.90
交響曲第4番ホ短調 Op.98
ハイドンの主題による変奏曲
ルドルフ・ケンペ(指)
ミュンヘンPO

録音:1974、1975年ミュンヘン
過去の名録音のリマスター復刻にも力を入れているProfilより、最晩年ケンペの超名盤が登場!正攻法でありながら杓子定規的な硬さが微塵もなく、自然な揺 らぎをもつ生きた音楽として奏でられるブラームス。ケンペのこまやかなコントロールが曲の隅々まで行き届いた、絶妙としか言いようのない音楽の流れに胸を打 たれます。交響曲全4曲にハイドン変奏曲、どれも類まれな名演!
これまでもいくつかレーベルを変えてリリースされてきた音源ですが、新しい音で聴けるのが興味深いところ。Volker Rittinghaus氏による新規リマス タリング。 (Ki)


OTTO KLEMPERER FILM FOUNDATION
KKC-4315(2SACD)
1947年ザルツブルク音楽祭ライヴ / クレンペラー&ウィーン・フィル
ラジオ・アナウンス
パーセル(1659〜1695):組曲「妖精の女王」(ハロルド・バーンズ編)
ロイ・ハリス(1898〜1979):交響曲第3番(1939)
マーラー:交響曲第4番ト長調
ラジオ・アナウンス
オットー・クレンペラー(指)VPO
ヒルデ・ギューデン(S)

録音:1947年8月24日、ザルツブルク音楽祭、ライヴ
当ディスクは、1973年 7月 6日に世を去ったクレンペラーの、没後 50年の記念として企画。1947年 8月24日、ザルツブルクの祝祭劇場でウィーン・フィ ルを指揮したコンサートを収録したもので、これがクレンペラー唯一のザルツブルク音楽祭への出演。音源はオーストリア放送協会(ORF)の資料館で最近発見 され、スウェーデン放送のトランスクリプション・ディスク(放送用音源)を使用しリリースされます。これまでに、パーセルの組曲「妖精の女王」は発売されて いましたが、その他の音源は初出となり、コンサート・プログラムすべてを聴くことができる、貴重な盤となります。
2020年に創立100周年を迎えたザルツブルク音楽祭ですが、その歴史は戦争の影が色濃く残ります。1938年オーストリアはナチス・ドイツに併合され、 反ナチやユダヤ系の音楽家たちは一掃されてしまいます。逆に戦後は、戦中に活躍した芸術家が活動停止処分を受け、戦争の爪痕も残る中、1945年8月12 日に音楽祭は開催。そして1947年からはフルトヴェングラー、ベーム、クレンペラーが活動を再開、当演奏会の記録は戦前の活況を取り戻してきたそんな中開 催されたものでした。特に演目には、クレンペラーが自らを導いてくれる人として生涯尊敬し、ナチ政権下で、禁じられていたユダヤ系の大作曲家マーラーの交 響曲第 4番をメイン・プログラムとし、パーセルの組曲「妖精の女王」、アメリカ人作曲家のロイ・ハリスの交響曲第 3番を演奏し、戦後を強く意識した内容となっ ています。
1947年のクレンペラーは、アメリカへの亡命以降、2度目の欧州ツアーのために渡欧。8月にはこのザルツブルク音楽祭に出演しオーケストラ・コンサート と「フィガロの結婚」を(指)その後ウィーン国立歌劇場で「ドン・ジョヴァンニ」を(指)そしてブダペスト国立歌劇場音楽監督に就任し、12月にはコンセル トヘボウOに客演と多忙を極めていました。しかしその中でも、このザルツブルク音楽祭はこの年のハイライトであり、またその裏側にもドラマがありま した。当時まだ知名度の低かったオーストリア人作曲家、ゴットフリート・フォン・アイネム(1918〜1996)の新作オペラ「ダントンの死」がクレンペラーの手 でザルツブルク音楽祭にて世界初演されるはずでした。しかしクレンペラーは一度は引き受けたものの、興味を失ってしまい指揮をキャンセルします。この件が 原因で以後クレンペラーはザルツブルク音楽祭への出演機会がなくなってしまいます。一方、代役とし
一つの演奏会から歴史の裏側が見て取れる、非常に興味深い内容となっています。 (Ki)

オクタヴィア
OVCL-00798(1SACD)
税込定価
2022年11月23日発売
ハイドン交響曲集Vol.17
交響曲第33番ハ長調 Hob.T:33
交響曲第48番ハ長調 Hob.T:48「マリア・テレージア」
交響曲第36番変ホ長調 Hob.T:36
飯森範親(指)
日本センチュリーSO

録音:2019年11月22日 大阪、いずみホール・ライヴ
日本センチュリーSOが首席指揮者の飯森範親と共にスタートした「ハイドンマラソン」は、 フランツ・ハイドンのすべての交響曲を演奏しようという一大プロジェクト。当盤は第20 回コンサートのライヴ収録です。 幾度の公演を重ね、信頼関係を築いてきた飯森と日本センチュリー響は、精緻な構築と、細 部までこだわりぬいた感性で、気品あふれるハイドンを奏でています。柔和で晴々とした優美な 演奏は、まさに彼らの真骨頂といえるでしょう。(オクタヴィアs)

LSO Live
LSO-0570(4SACD)
ブラームス:交響曲全曲他
交響曲第1番ハ短調 op.68
悲劇的序曲 op.81
チェロとピアノのための協奏曲 イ短調 op.102(二重協奏曲)
交響曲第2番ニ長調 op.73
セレナード第2番イ長調 op.16
交響曲第3番ヘ長調 op.90
交響曲第4番ホ短調 op.98
ベルナルト・ハイティンク(指) LSO
ゴルダン・ニコリッチ(Vn)、
ティム・ヒュー(Vc)

録音:2003-2004年/バービカン・センター
ハイティンク&LSOのブラームスの交響曲シリーズが、2022年最新リマスタリングでSACDハイブリッドで登場!かつて第3番(LSO 0544)および第4番(LSO 0547)収録の盤のみ、SACDハイブリッドでリリースされていましたが、全曲そろっての最新リマスタリングでの登場となります。ハイティンクとLSOとの 素晴らしい信頼関係を、よりリアルに感じ取れる貴重なリリースです! (Ki)

TUDOR
TUD-1741(2SACD)
NX-C07
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op. 68
ブラームス:ハンガリー舞曲集
 第1番/第3番/第10番
ドヴォルザーク:交響曲第6番 ニ長調 Op. 60
ブラームス:ハンガリー舞曲集
 第17番/第18番/第19番
 第20番/第21番
バンベルクSO
ヤクブ・フルシャ(指)

録音:2020年9月21-24日、2021年1月25日、2021年1月22-25日、2020年9月24日、2020年10月1日
CD層…Stereo
SACD…Stereo、マルチチャンネル5.1
チェコのブルノに生まれた指揮者ヤクブ・フルシャが、2016年から首席指揮者を務める名門バンベルクSOを指揮して録音を進めてきたドヴォルザーク &ブラームス・シリーズ、2作同時発売で一挙完結! バンベルクSOは、チェコのプラハにあったドイツ系住民によるオーケストラを前身としています。第2次大戦末期にチェコを逃れて古都バンベルクに移り 住んだ音楽家たちが終戦の翌年1946年にバンベルク響を旗揚げ。以後、重心の低いドイツ的なバランスと中欧的な音色を持つサウンドは、カイルベルト、 ヨッフム、ホルスト・シュタインといったドイツ系マエストロの音楽作りと相まって人気がありました。近年はジョナサン・ノットの下で機能性を一段と向上させ、そ のバトンを引き継いだフルシャと共に高い評価を得ています。 フルシャの発案でブラームスの4つの交響曲とドヴォルザークの最後の4つの交響曲を組みあわせるシリーズは、2017年にホ短調の2曲を組み合わせてス タートし、番号を遡ってリリースされ、コロナ禍を乗り越えて遂に完結します。フルシャは第1弾の原盤ライナーで、この二人の作曲家が自分自身とオーケスト ラにとって欠くことのできない存在であること、ブラ-ムスとドヴォルザークとの間には通じ合うものもあれば、似て非なるものもあり、二人の作品を対照させるこ とでそれが浮き彫りになると語っていました。 バンベルク響のブラームス:交響曲全集はホルスト・シュタイン(1997年)以来となります。フルシャは楽団のあたたかな響きを活かしつつ、中庸のテンポを採っ て旋律をのびやかに歌わせ、楽団の伝統を尊重した音楽作りを展開。 ヴァイオリンを両翼配置にし、第1番と第2番では第1楽章のリピートを採り入れてス ケールの大きな音楽に仕上げています。今作では8曲のハンガリー舞曲も収録。こちらも聴きどころです。 また、チェコゆかりのバンベルク響とはいえ、ドヴォルザークの交響曲の録音は一部を除くと決して多くない点でも注目です。今回のリリースでは、ブラームスの 第2番から影響を受けたとされる同じ調性の第6番をブラームスの第1番と合わせるという意外性も魅力。牧歌的な旋律をたっぷりと歌わせます。
TUDOR
TUD-1742(2SACD)
NX-C07
ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op. 73
ドヴォルザーク::交響曲第7番ニ短調 Op. 70
バンベルクSO
ヤクブ・フルシャ(指)

録音:2019年5月6-8日、2020年9月28日-10月1日
CD層…Stereo
SACD…Stereo、マルチチャンネル5.1
チェコのブルノに生まれた指揮者ヤクブ・フルシャが、2016年から首席指揮者を務める名門バンベルクSOを指揮して録音を進めてきたドヴォルザーク &ブラームス・シリーズ、2作同時発売で一挙完結! バンベルクSOは、チェコのプラハにあったドイツ系住民によるオーケストラを前身としています。第2次大戦末期にチェコを逃れて古都バンベルクに移り 住んだ音楽家たちが終戦の翌年1946年にバンベルク響を旗揚げ。以後、重心の低いドイツ的なバランスと中欧的な音色を持つサウンドは、カイルベルト、 ヨッフム、ホルスト・シュタインといったドイツ系マエストロの音楽作りと相まって人気がありました。近年はジョナサン・ノットの下で機能性を一段と向上させ、そ のバトンを引き継いだフルシャと共に高い評価を得ています。 フルシャの発案でブラームスの4つの交響曲とドヴォルザークの最後の4つの交響曲を組みあわせるシリーズは、2017年にホ短調の2曲を組み合わせてス タートし、番号を遡ってリリースされ、コロナ禍を乗り越えて遂に完結します。フルシャは第1弾の原盤ライナーで、この二人の作曲家が自分自身とオーケスト ラにとって欠くことのできない存在であること、ブラ-ムスとドヴォルザークとの間には通じ合うものもあれば、似て非なるものもあり、二人の作品を対照させるこ とでそれが浮き彫りになると語っていました。 バンベルク響のブラームス:交響曲全集はホルスト・シュタイン(1997年)以来となります。フルシャは楽団のあたたかな響きを活かしつつ、中庸のテンポを採っ て旋律をのびやかに歌わせ、楽団の伝統を尊重した音楽作りを展開。ヴァイオリンを両翼配置にし、第1番と第2番では第1楽章のリピートを採り入れてス ケールの大きな音楽に仕上げています。 また、チェコゆかりのバンベルク響とはいえ、ドヴォルザークの交響曲の録音は一部を除くと決して多くない点でも注目です。ボヘミア民族色の強い第7番では 全編にわたりフルシャならではの音楽が展開されています。

Epitagraph
EPITA-029(1CD)
(UHQCD)
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 (原典版) ブルーノ・ワルター(指)VPO

録音:1953年8月20日(ザルツブルク音楽祭) 祝祭劇場、ザルツブルク(ライヴ)
1953年という年はワルターにとって、充実・多忙の1年となりました。米コロンビアレコードにニューヨーク・フィル(NYP)とモーツァルト「35番ハフナー」 「39番」「40番」、ブラームス「1〜3番」などを録音する一方で、ウィーン・フィル(VPO)とともに8月にザルツブルク音楽祭、9月にはエジンバラ音楽祭に 出演しています。ちなみに9月8日エジンバラでのブラームス「ドイツ・レクイエム」=Epitagraphレーベルの EPITA.019はこのときのライヴです。
53年8月19・20日、ザルツブルク音楽祭で行われた2日間の2日目の録音。プログラムのほかの曲目は、初日が「オイリアンテ」序曲、モーツァルト「プラハ」、 2日目はベートーヴェン「2番」でした。 ワルターは総じて速めのテンポで歩を進め、ときおり見せる優美な表情が安らぎを与えてくれます。圧巻はフィナーレ。引き締まった表情で劇的に歩みを進める強 い意志と劇的構成力は圧倒的な感動を生み出してやみません。ウィーン・フィルは強靭かつしなやかに美音を響かせ、この名曲の深遠・崇高・広大な世界に没入 させてくれます。曲の最初から終わりまで途切れはなく、終了後は拍手がはいっていますので臨場感も豊かというべきでしょう。 ワルターによるブルックナーの交響曲の録音は4番、7番、8番、9番が残されていますが、もっとも数多く取り上げたのが最後の第9番。1959年11月にコロン ビアSOを指揮してセッション録音をのこしているほか、ライヴだけでも5種類【(1)1946年3月17日カーネギーホール(CaH)におけるNYP盤、(2)48年 2月28日フィラデルフィアO盤、(3)本盤、(4)53年12月27日CaHにおけるNYP盤、(5)1957年2月10日CaHにおけるNYP盤】ありますが、最も 感動的な演奏をUHQCDにしてご紹介します。
放送音源より復刻されたテープからのCD化で、国内盤初登場になります。 音質は復刻につきまとうノイズこそ少し残っているものの、従来の海外盤を凌ぐ生々 しさ!高域の伸び、低域の重厚さ等、良好で鮮明な音。PP からffに変化するそのダイナミックレンジの広さも(この時代のものとしては)驚異的というしかありま せん。キング関口台スタジオで丁寧かつ最新技術によるリマスタリング、しかも“高音質CDの決定版”UHQCDにして発売!

Edition HST
HST-919(6CD)
PP ケース入り
税込定価
ヴァンハル(1739-1813)&伝ヴァンハル;15 の交響曲集 (HST-919)
■CD1(第15巻;HST-095)
ハ長調Bryan C8/ニ長調Bryan D6/
(伝)変ホ長調Bryan Es14=Grave Es15(ディッタース作?)
■CD2(第18巻;HST-106)
ハ長調Bryan C27
(伝)ハ長調Bryan C24=Kimball C14, (ホフマン作?)
(伝)ハ長調C25(シュテルケル作?)
■CD3(第21巻;HST-108)
ハ長調「デ・シリー」 Bryan C4
ハ長調「混乱稿」C7a
(伝)変ホ長調Bryan Es9(トウシュムラン作?)
■CD4(第22巻;HST-112)
(伝)ニ長調Bryan D11(シュテルケル作?)
(伝)イ長調Bryan A6(ディッタース作?)
■CD5(第23巻;HST-114)
ハ長調Bryan C28
(伝)変ロ長調Bryan B8(ケルツル作?)
■CD6(第24巻;HST-117)
ハ長調Bryan C18
(伝)変ホ長調Bryan Es11(ポコルニー作?)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子、
福本 牧(Vn)、
小原 圭(Vc)、他

録音:2010-19年、東京・三鷹、風のホール、近江楽堂(新宿)などにてライヴ収録
1790年代、作曲家を訪問した伝記作家ドウラヴェッツへ「交響曲100曲、弦楽四重 奏曲100曲、作曲した」と語ったが今日では70数曲のみの真作交響曲が伝承され、真 偽不明な伝ヴァンハル作が50曲近くにのぼる。

Glossa
GCD-921131(2CD)
ボッケリーニ:6つの交響曲 Op.35
交響曲 ヘ長調 Op.35-4/交響曲 変ロ長調 Op.35-6/交響曲 変ホ長調 Op.35-2/交響曲 イ長調 Op.35-3/交響曲 ニ長調 Op.35-1/交響曲 変ホ長調 Op.35-5
マルク・デストリュベ(コンサートマスター)、
18世紀オーケストラ

録音:2021年5月&2022年5月、カイゼル運河教会(アムステルダム、オランダ)
1782年に初演されたボッケリーニの「6つの交響曲」Op.35を、18世紀オーケストラのヴィオラ奏者、エミリオ・モレーノがその情熱と知識をもって改めて編集し収録しました。富と名声、仕事を求めてヨーロッパ中を旅していたボッケリーニは、1769年スペインの宮廷に招かれドン・ルイス皇子の演奏家兼作曲家として雇われました。その後ドン・ルイス皇子が権力争いに敗れ、失脚した後にもボッケリーニへの支援は止まず、特にまだスペインでは発展途上であった交響曲の分野で熱心に援助がなされました。宮廷の楽団は弦楽五重奏団でしたが、皇子が追放されてから7年後に作られたこの「6つの交響曲」Op.35は、各パートごとに最大4人の弦楽器奏者で演奏されることを想定して書かれていました。
マルク・デストリュベは、18世紀オーケストラの共同コンサートマスターを務める他、アニマ・エテルナ、CBC放送O、オレゴン・バッハ祝祭Oなどのコンサートマスターとして世界中のツアーや音楽祭で演奏してきた名手です。今回の録音でも長年共に歩んできた18世紀オーケストラのメンバーを見事にまとめています。

TOCCATA
TOCC-0676(1CD)
NX-B03
トーマス・ド・ハルトマン(1885-1956):管弦楽作品集 第2集
交響詩第1番Op. 50(1934)
幻想的協奏曲 - コントラバスと管弦楽のために Op. 65(1942-44)
レオン・ボッシュ(Cb)
リヴィウ国立フィルハーモニーSO
テオドレ・クチャル(指)

録音:2021年9月15、20、21、23日
※全て世界初録音
ウクライナ出身のトーマス・ド・ハルトマン。作曲をアレンスキーやタネーエフ、リムスキー=コルサコフに師事、1907年に発表したバレエ『赤い花』で人 気を博しました。ロシアの著述家・神秘思想家ゲオルギイ・グルジエフや画家ワシリー・カンディンスキーとの共同作品を書いたことでも知られています。 このアルバムに収録された2作品はどちらも世界初録。大規模な編成を要する「交響詩第1番」、刺激的な不協和音を効かせた第1楽章にはじま り、回顧風な雰囲気を持つ緩徐楽章を経て、快活な民謡風のフィナーレで締めくくられるコントラバスとオーケストラのための「幻想協奏曲」。同郷ウ クライナ出身の指揮者クチャルの巧みな演奏で。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ

ICA CLASSICS
ICAB-5167(20CD)
NX-L05
BBCレジェンズ・グレート・レコーディングス 第3集
■Disc 1
シューベルト:交響曲 第2番変ロ長調 D 125
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op. 73
■Disc 2
エルガー:序奏とアレグロ Op. 43
交響曲第1番変イ長調 Op. 55
■Disc 3
R・シュトラウス:4つの最後の歌#
マーラー:さすらう若者の歌
マーラー:リュッケルトの5つの歌 より私は快い香りを吸い込んだ/ 私はこの世に捨てられて/真夜中に
R. シュトラウス:あなたは私の心の王冠 Op. 21-2*
R. シュトラウス:憩え、わが心 Op. 27-1*
R. シュトラウス:献呈 Op. 10-1*
ブラームス:子守歌 Op. 49-4*
ブラームス:セレナード Op. 106-1*
■Disc 4
(1)ケルビーニ:歌劇「アナクレオン」序曲
(2)ベートーヴェン: 交響曲第3番変ホ長調 Op. 55「英雄」
(3)R. シュトラウス:ドン・ファン Op. 20
(4)ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』 Op. 24より ラコッツィ行進曲
■Disc 5
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第22番ヘ長調 Op. 54
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第11番ヘ短調 D 625
シューベルト:3つのピアノ曲(即興曲) D 946
シューベルト:4つの即興曲 D 899より 第3番/. 第4番
■Disc 6
(1)シベリウス:交響曲第2番ニ長調 Op. 43
(2)チャイコフスキー:『眠れる森の美女』 組曲
(3)ベートーヴェン:エグモント序曲
■Disc 7
リスト:ファウスト交響曲 S 108
■Disc 8
モーツァルト:レクイエム K. 626 ニ短調
ブリテンとの対話(聞き手…ドナルド・ミッチェル)*
■Disc 9
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第9番ホ長調 Op. 14-1
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第10番ト長調 Op. 14-2
シューベルト:さすらい人幻想曲
シューマン:アベッグ変奏曲 Op. 1*
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 Op. 26*
ショパン:練習曲 嬰ハ短調 Op. 10-4*
■Disc 10
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
■Disc 11…BBCL4160
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番*
ムソルグスキー:展覧会の絵
シューラ・チェルカスキー(1909-1995):悲愴的前奏曲
リムスキー=コルサコフ(ラフマニノフ編):熊蜂の飛行
■Disc 12
ハイドン:交響曲第100番「軍隊」
ハイドン:交響曲第101番「時計」
ヒンデミット:ウェバーの主題による交響的変容*
■Disc 13
バッハ:カプリッチョ ホ長調 BWV 993「ヨハン・クリストフ・バッハを讃えて」
レーガー:バッハの主題による変奏曲とフーガ Op. 81
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第24番嬰へ長調 Op. 78「テレーゼ」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第21番ハ長調 Op. 53「ワルトシュタイン」
■Disc 14
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 Op. 65
■Disc 15
ウェーバー:歌劇「オベロン」 序曲
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
ブラームス:悲劇的序曲*
■Disc 16
ハイドン:チェロ協奏曲 第1番ハ長調 Hob. VIIb:I*
サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番#
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op. 85
■Disc 17
チャイコフスキー:バレエ『くるみ割り人形』 Op. 71第2幕
ショスタコーヴィチ:バレエ『ボルト』組曲〜 序曲/ 官僚の踊り/ 間奏曲/ 御者の踊り
ストラヴィンスキー:バレエの情景*
■Disc 18…BBCL4210
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番(カデンツァ…サム・フランコ)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「四季」 Op. 8-1-4
ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 Op. 3-8RV 522より第3楽章
■Disc 1
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲 第4番ヘ短調
シベリウス:交響曲第4番イ短調 Op. 63*
■Disc 20
スカルラッティ:ソナタ集〜 ニ短調 K. 141/ヘ長調 K. 518/ニ短調 K. 32/ヘ短調 K. 466/イ長調 K. 533/ ロ短調 K. 27/ ト長調 K. 125
ドビュッシー:ピアノのために
ドビュッシー:『映像』 第1集 より 水の反映
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第27番ホ短調 Op. 90*
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第4番嬰へ長調 Op. 30*
プロコフィエフ:『つかの間の幻影』*〜 第1番、第3番、第5番、第10番、第11番、第17番
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第3番イ短調 Op. 28*
■Disc 1…BBCL4104
カール・ベーム(指)LSO
録音:1977年6月28日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール (ステレオ)
■Disc 2…BBCL4106
ジョン・バルビローリ(指)ハレO
録音:1970年7月24日 聖ニコラス教会(キングス・リン音楽祭) (ステレオ)
■Disc 3…BBCL4107
セーナ・ユリナッチ(S)、クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)、マルコム・サージェント(指)BBC響#
アンドレ・クリュイタンス(指)フィルハーモニアO
ジェフリー・パーソンズ(P)
録音:1957年12月2日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、1961年9月11日 ロイヤル・アルバート・ホール、1978年7月15日 ウィグモア・ホール  *=(ステレオ)
■Disc 4…BBCL4112
ロイヤルPO(1)(2)、BBCノーザンSO(3)、LSO(4)
ピエール・モントゥー(指)
録音:1960年1月25日 BBCスタジオ81、 1960年11月12日 BBCスタジオ(2)、1960年12月21日 ミルトン・ホール(3)、1961年12月15日 キングズウェイ・ホール(4)  (モノラル)
録音:1969年6月5日 クイーン・エリザベス・ホール(ステレオ)
■Disc 5…BBCL4045
ウィルヘルム・ケンプ(P)
録音:1969年6月5日 クイーン・エリザベス・ホール(ステレオ)
■Disc 6…BBCL4115
BBC響*、ニュー・フィルハーモニアO、レオポルド・ストコフスキー(指)
録音:1964年9月15日 ロイヤル・アルバート・ホール(1)
1965年9月10日 キングズウェイ・ホール(2)
1973年7月7日 BBCスタジオ(3)
 *=ステレオ
■Disc 7…BBCL4118
ジョン・ミッチンソン(T) BBCノーザン・シンガーズ男声cho、BBCノーザンSO、ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)
録音:1972年4月23日 サルフォード大学 (ステレオ)
■Disc 8…BBCL4119
ヘザー・ハーパー(S)、アルフレーダ・ホジソン(C.A)、ーター・ピアーズ(T)、ジョン・シャーリー=カーク(Bs)、オlールドバラ祝祭cho、イギリス室内O、ブリテン(指)
録音:1971年7月20日 スネイプ・モルティングス・コンサート・ホール
録音:1969年2月 レッド・ハウス、オールドバラ*  (モノラル)
■Disc 9…BBCL4126
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1963年1月27日*、同年2月2日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール (モノラル)
■Disc 10…BBCL4131
マリアンネ・ヘッガンデル(S)、アルフレーダ・ホジソン(C.A)、ロバート・ティアー(T)、グウィン・ハウエル(Bs)、LPO&cho、クラウス・テンシュテット(指)
録音:1985年9月13日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール (ステレオ)
■Disc 11…BBCL4160
シューラ・チェルカスキー(P)、ゲオルグ・ショルティ(指)LSO*
録音:1968年1月30日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール*
 1982年2月20日 ウィグモア・ホール  (ステレオ)
■Disc 12…BBCL4176
オイゲン・ヨッフム(指)LPO、LSO*
録音:1973年1月30日、1977年6月23日* ロイヤル・フェスティヴァル・ホール (ステレオ)
■Disc 13…BBCL4177
ルドルフ・ゼルキン(P)
録音:1973年6月4日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール (ステレオ)
■Disc 14…BBCL4189
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)LSO
録音:1979年10月30日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール (ステレオ)
■Disc 15…BBCL4195
クラウス・テンシュテット(指)LPO
録音:1983年4月7日*、1984年10月7日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール (ステレオ)
■Disc 16…BBCL4198
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc、指)*
LSO
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
録音:1965年7月1日*、5日、7日#  ロイヤル・フェスティバル・ホール(モノラル)
■Disc 17…BBCL4204
BBC響 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
録音:1981年4月29日*、1987年8月18日 ロイヤル・アルバート・ホール(ステレオ)
■Disc 18…BBCL4210
ヘンリク・シェリング(Vn、指)、ホセ・ルイス・ガルシア(Vn)
イギリス室内O
録音:1972年2月26日 クイーン・エリザベス・ホール (ステレオ)
■Disc 19…BBCL4237
マルコム・サージェント(指)BBC響
録音:1963年8月16日4、1965年9月2日*  ロイヤル・アルバート・ホール (ステレオ)
■Disc 20…BBCL4261
エミール・ギレリス(P)
録音:1957年4月22日 メモリアル・ホール、ファリンドン・ストリート (モノラル)
 1984年10月15日 セント・ジョンズ教会、スミス・スクエア (ステレオ)
英国BBCに残された巨匠たちの演奏の記録を、可能な限り良質の マスターを用いた安定の音質でリリースし、世界中のヒストリカル・ファン に高い支持を得ていた「BBCレジェンズ」。1998年から2010年まで 活動し、現在はほぼ入手不能となっているこのレーベルの遺産を引き 継いだICAレーベルより、その名演の数々を復刻するBOXセット第3 弾が発売となります。第1集(ICAB-5113/廃盤)第2集(ICAB- 5141/国内在庫終了次第廃盤)同様、20枚組の内容すべてが超 弩級の演奏内容であることが驚き。いずれもこの機会を逸すると、次 の入手機会はかなり難しいものばかり。どうぞこの機会をお見逃しな く。録音は全てライヴ(インタビュー除く)。

BR KLASSIK
BR-9007191(12CD)
NX-K03
マーラー:交響曲全集(第1番〜第9番)


■CD1
交響曲第1番ニ長調

■CD2
交響曲第2番ハ短調「復活」

■CD3-4
交響曲第3番ニ短調

■CD5
交響曲第4番ト長調

■CD6
交響曲第5番嬰ハ短調

■CD7
交響曲第6番イ短調「悲劇的」

■CD9
交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」

■CD10
交響曲第9番ニ長調

■CD11
(1)交響曲第3番リハーサル風景
(2)交響曲第4番のコンサートについてマリス・ヤンソンスとアンチェ・デルフナーの対談(ドイツ語)

■CD12
(1)交響曲第5番リハーサル風景
(2)交響曲第7番のコンサートについてマリス・ヤンソンスとハナー・ヴァイスの対談(ドイツ語)
(3)ベルンハルト・ノイホフによる交響曲第7番のコンサート・ガイド(ドイツ語)
マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO

■CD1
録音:2007年3月1-2日 ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
■CD2
アニヤ・ハルテロス(S)
ベルナルダ・フィンク (A)
バイエルン放送cho
録音:2011年5月13-15日ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
■CD3-4
ナタリー・シュトゥッツマン(A)
テルツ少年cho
バイエルン放送女声cho
録音:2010年12月8-10日ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
■CD5
ミア・パーション(S)
録音:2010年12月15-17日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
■CD6
録音:2016年3月10-11日 ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
■CD7
録音:2011年5月4-6日 ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
■CD9
トワイラ・ロビンソン(ソプラノ1)、クリスティーヌ・ブリューワー(ソプラノ2)、アンナ・プロハスカ(S)、ヤニーナ・ベヒレ(アルト1)、藤村実穂子(アルト2)、ヨハン・ボータ(T)、ミヒャエル・フォッレ(Br)、アイン・アンガー(Bs)、ラトヴィア国立cho、テルツ少年cho、バイエルン放送cho、
録音:2011年10月12-14日ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
■CD10
録音:2016年10月20日、21日  ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
■CD11
(1)録音:2010年12月8-10日 ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
※リハーサルはドイツ語。CD冒頭にバイエルン放送の解説者を務めたフリードリヒ・シュロッフェルによるイントロダクション(ドイツ語)が収録されています。
(2)録音:2010年12月17日
■CD12
(1)録音:2006年3月9-10日 ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ライヴ)
※リハーサルはドイツ語。CD冒頭にバイエルン放送の解説者を務めたフリードリヒ・シュロッフェルによるイントロダクション(ドイツ語)が収録されています。
(2)録音:2018年4月19、20日
(3)ベルンハルト・ノイホフによる交響曲第7番のコンサート・ガイド(ドイツ語)
(語り)カルステン・ファビアン、マリス・ヤンソンス、ベルンハルト・ノイホフ
2007年3月9日 バイエルン放送ラジオ
バイエルンRSOの第5代首席指揮者として2003年から2019年まで数々の名演奏を繰り広げ、2019年12月1日に世を去ったたマリス・ ヤンソンス。バイエルンRSO及び合唱団の団員とは家族のような、人間味あふれる関係であり、それが演奏にも反映していたと伝えられてい ます。 このBOXセットは、交響曲第1番から第9番を収録したもの。マリス・ヤンソンス・エディション(900200)に収録されたものと同じ音源で、第3番、第4 番、第6番、第8番は単独ではリリースされていなかったものです。生涯マーラーの音楽に魅了されていたというヤンソンスと、1967年から71年にかけ てラファエル・クーベリックとともにマーラーの交響曲全集を録音したバイエルンRSOの共演から生まれた完成度の高い演奏です。加えて望み うる最高のソリストを揃えた声楽陣の充実ぶりにも注目。また第8番ではヤンソンスの故郷ラトヴィアの合唱団を招いていることから、この演奏に特別な 思いを寄せていたことがうかがわれます。 BOXには今回が初出となるリハーサル風景やインタビューも収録されており(ドイツ語)、ヤンソンスのマーラーの音楽に寄せる思いやそれを現実の音に してゆく様子が伝わります。

C Major
80-7108(2DVD)

80-7204(Bluray)
ブルックナー:交響曲第2&8番
交響曲第2番ハ短調,WAB102(第2稿/1877年)
交響曲第8番ハ短調,WAB108(ハース版/1939年)

◆ボーナス映像「ディスカヴァリング・ブルックナー」
各交響曲について(ティーレマンと音楽学者ヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話)
クリスティアン・ティーレマン(指)
VPO

収録:2019年2月、ウィーン楽友協会(ライヴ)

◆DVD
画面:16:9、NTSC
音声:PCMステレオ、DTS5.1
DVD9
[ボーナス映像 ]
言語:ドイツ語
字幕:英韓,日本語
Total time:205分
交響曲:150分、ボーナス:55分
◆Bluray
画面:16:9、1080i
音声:PCMステレオ、
DTS-HD MA5.1
BD50
[ボーナス映像 ]
言語:ドイツ語
字幕:英韓,日本語
Total time:205分
交響曲:150分、ボーナス:55分
2024年のブルックナー生誕200年に向けたティーレマン&ウィーン・フィルによるプロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」。C majorの映像によるブ ルックナー交響曲全集は、第5交響曲、そして「習作交響曲」と呼ばれている「ヘ短調 WAB99」と「ニ短調 WAB100」をウィーン・フィル史上初めて演奏・収録し た第1弾、そして第2弾はウィーン稿を使用した第1番と2021年8月のザルツブルク音楽祭をライヴ収録した第7番という組み合わせでした。今回は、2019年2月 にウィーン楽友協会で収録された第2番と第8番の映像がリリースされます。
1866年に完成し1868年に初演された「交響曲第1番」ハ短調(第1稿)の次に、ブルックナーは、「ニ短調」の交響曲を1869年に作曲。当初この作品を「第2 番」とするつもりでしたが、最終的にはこの作品には番号が付けられることなく、この作品は現在「交響曲第0番」WAB.100 と呼ばれています。その後ブルック ナーは、「交響曲第2番」に取り掛かり、1972年9月に完成、翌1973年作曲者自身の指揮によりウィーン・フィルで初演されました。しかしその後も大幅に手を加 え1876年2月に再演されました(これが第2稿)。 ティーレマンは、ボーナス映像のインタビューで第2番や初期の交響曲を演奏することに対してこのように述べています。「ブルックナーの初期の交響曲はもっと注 目されてよい作品群です。ただ、これらの作品は指揮者にとっても大きな挑戦となるので、敬遠されていることも原因の一つです。なぜなら、これら初期の交響曲 は、詳細な勉強を重ねた上で演奏しないと、単に退屈でつまらない演奏になってしまうからです。しかも初期の交響曲たちは、最初から救いの手を差し伸べてはく れません。こちらが全身全霊をかけて作品に取り組んで、はじめて作品がこちらへと近づいてきてくれるのです」
一方、「交響曲第8番」については、交響曲として頂点を極めており、さらにはハース版については完璧だと、ティーレマンは語っています。ティーレマンはブルッ クナーの交響曲の中でもとりわけこの第8番を多く取り上げており、2007年にウィーン・フィルとはハース版を、2008年にベルリン・フィルとはノヴァーク版を、 2009年シュターツカペレ・ドレスデンとはハース版を選択しています。ティーレマンはここでハース版を選択した理由について、そして他の歴史的指揮者たちの使 用版についてもインタビューで述べています。
映像全集完成に向け、ますます期待の高まる内容となっています。 (Ki)

Danacord
DACOCD-924(2CDR)
トマス・イェンセンの遺産 第14集
■Disc 1
(1)オーレ・シュミット:交響曲第1番Op.14a(1956)
(2)ヴァウン・ホルムボー(1909-1996):モノリス Op.76M207(交響的変容第2番)
(3)ゴナ・ベアウ(1909-1989):聖歌(1946)(弦楽オーケストラのための)
(4)ニルス・ヴィゴ・ベンソン(1919-2000):交響的変奏 Op.92(1953)
(5)ニールセン:フルート協奏曲 FS119(1926)*
■Disc 2
(1)ヘンツェ:夜の小品とアリア(1957)(ソプラノと管弦楽のための)**
 夜の小品 I
 アリア I「ばらの雷雨に変わるところ)
 夜の小品 II
 アリア II「眠そうな鳥」
 夜の小品 III
(2)オネゲル:交響曲第5番「3つのレ」(1950)
(3)ニールセン:歌劇「サウルとダヴィデ」 FS25(1898-1901)より 第2幕への前奏曲†
 劇付随音楽「母」 FS94(Op.41)(1920)より 前奏曲 第7場†
 歌劇「仮面舞踏会」 FS39(1904-06)より 若い雄鶏たちの踊り†
(4)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番***
トマス・イェンセン(指)、
デンマークRSO、ティヴォリ・コンサートホールO†、
ホルガー・ギルバト=イェスパセン(Fl)*、
カーラ・ヘニウス(S)**、
ヴァンディ・トヴォレク(Vn)***

■Disc 1
(1)録音:1957年5月27日(初演)(ライヴ放送)
(2)録音:1961年5月26日(ライヴ放送)
(3)録音:1962年1月20日(放送)
(4)録音:1958年8月7日(ライヴ放送)
(5)録音:1954年4月(スタジオ録音)
■Disc 2
(1)録音:1962年9月27日(ライヴ放送)
(2)録音:1962年9月27日(ライヴ放送)
(3)録音:1942年7月2日(スタジオ録音)
録音:1942年9月8日(スタジオ録音)
(4)録音:1949年9月15日(ライヴ放送)(一部省略、欠落)
トマス・イェンセン(1898-1963)の「遺産」シリーズ第14集は、「デンマーク放送」の未発表音源を中心とした20世紀音楽のプログラム!イェンセンが密接に関わりを持っていたカール・ニールセンやニルス・ヴィゴ・ベンソンといった作曲家の他、オーレ・シュミットとデンマーク音楽の本流から離れたところで作曲活動を行ったゴナ・ベアウの作品、彼はさらにヘンツェ、オネゲル、プロコフィエフの「傑作」を周到に造形することにより、カトリックの嗜好と共感に根ざしたヨーロッパ・モダニズムとの多様なつながりも示してみせました。
オネゲルの交響曲第5番は、シリーズ第2集(DACOCD912)に収録された1962年10月24日「国連の日コンサート」の「予行演習」となった9月27日のライヴ放送の録音。ポーランド=ウクライナ系のヴァイオリニスト、ヴァンディ・トヴォレク(1913-1990)がソロを弾いたプロコフィエフの協奏曲は、78回転のSP原盤から復刻された録音です。3つの楽章の盤と盤の繋ぎ目にあたる部分に欠落があり、また、トヴォレク自身が第2楽章と第3楽章のソロ・パートの一部を省略して演奏しています。
指揮者としても有名なオーレ・シュミットが作曲した交響曲第1番は初演の録音で、初出音源。カール・ニールセンの「フルート協奏曲」は、初演者で作品を献呈されたホルガー・ギルバト=イェスパセン(1890-1975)が共演してDeccaレーベルに録音した1954年4月のスタジオ録音が復刻されました。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Danacord
DACOCD-940(2CDR)
ヨン・フランセン〜初期録音選集
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
ブラームス:交響曲第4番
グリーグ:ピアノ協奏曲**
シューベルト:交響曲第5番
ヨハン・ペーター・エミリウス・ハートマン(1805-1900):序曲「ヘーコン・ヤール」 Op.40*
ゲーゼ:演奏会序曲「オシアンの余韻」 Op.1*
フィン・フフディング(1899-1997):交響的幻想曲第1番「進化」 Op.32*
スヴェン・エーリク・タープ(1908-1994):喜劇『わがマリオネット劇場』 序曲 Op.53、ジェリコの戦い Op.51
クヌーズオーウ・リスエーヤ(1897-1974):トルグートの踊り
ヨン・フランセン(指)、
王立デンマークO、
デンマーク国立放送O*、
アイリーン・ジョイス(P)**

録音:1951年〜1958年
ヨン・フランセンは、コペンハーゲンの王立劇場の首席指揮者を30年間にわたって務め、しなやかなテンポの切り替え、おおらかなフレージング、豊かな管弦楽の響きを活かした演奏に定評があったデンマークの名指揮者です。ニルス・W・ゲーゼの「春の幻想曲」や、カール・ニールセンの「愛の賛歌」、歌劇「仮面舞踏会」などの録音で知られます。Danacordレーベルからリリースされる今回のアルバムには彼が1950年代にColumbia、Odeon、Philipsレーベルに録音した作品が新たなリマスタリングを施され収録されています。ブラームスの「交響曲第4番」やシューベルトの「交響曲第5番」、ゲーゼの「オシアンの余韻」と、J.P.E.ハートマンの「ヘーコン・ヤール」をはじめとするデンマークの作品は、インスピレーションに満ちた彼の音楽の特色がもっとも表れたと言われる録音です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

DACAPO
MAR-6.220644(1SACD)
NX-B08

NYCX-10355(1SACD)
国内盤仕様
税込定価
ルーズ・ランゴー(1893-1952):交響曲第1番「岩山の田園詩
岸壁の牧歌」BVN 32(1908-1911)
ベント・ヴィルホルト・ニルセンの比較校訂版による世界初録音
サカリ・オラモ(指)BPO

録音:2022年6月16-18日 ライヴ
1893年に生まれたルーズ・ランゴーはデンマークの音楽史上屈指の天才。11歳の時にオルガンを演奏してデビュー・コンサートを行い、これを聴いたグリーグ は感心しただけでなく空恐ろしささえ感じたと言われます。交響曲第1番に取り組んだのは14歳の時。17歳の時に完成させました。曲は5つの楽章からな り、それぞれに「打ち寄せる波と垣間見える太陽」「山に咲く花たち」「過去からの声」「登山」「勇気」というタイトルが付けられ、交響詩風の構成となっていま す。しかし、演奏時間の長さとオーケストラ編成の巨大さが災いし、デンマークの管弦楽作品の演奏を使命とするデンマーク・コンサート協会は演奏を拒否。 その後ランゴーは家族で時々訪れていたベルリンにアプローチし、アルトゥール・ニキシュに楽譜を託したところ、これが突破口となって初演が決まりました。マッ クス・フィードラーの指揮する総勢102名のベルリン・フィルによる1913年4月10日の初演は大成功で、19歳のランゴーは6回もステージに呼び出されたの でした。 初演後、ランゴーは演奏に使った総譜をベルリンの音楽研究所に寄贈しました。総譜は第2次大戦末期にソ連軍がモスクワへと持ち去ってしまいますが、 1959年に当時の東ベルリンに戻って来ます。ここに収録されたのは、初演から109年を経たベルリン・フィルによる再演のライヴ録音です。低音を厚めに鳴ら し、息の長い高揚やスケールの大きな音楽作りをするオラモの指揮にベルリン・フィルが応えた迫真の演奏で、後期ロマン派の濃厚かつ壮大な世界が広がり ます。SACDハイブリッドでの高音質リリースも嬉しいポイントです。
※国内仕様盤には原盤解説の日本語訳が付属します。

OEHMS
OC-1717(1CD)
NX-B03
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」 ジュリア・モンタナーリ(S)
ベッティナ・ランチ(A)
プラハ・フィルハーモニーcho
エッセンPO
トマーシュ・ネトピル(指)

録音:2022年5月26-27日
2002年にフランクフルトで開催された「第1回サー・ゲオルグ・ショルティ指揮者コンクール」で優勝したトマーシュ・ ネトピル。チェコの次代を担う指揮者として、現在も期待を一身に集めます。エッセンPO とのマーラーの交響曲シリーズ第3弾は、独唱と合唱を伴う大規模な作品である第2番「復活」です。チェコと深 い関係にあるマーラーの音楽に深く共感するネトピルの演奏は、極めてオーソドックスな解釈によるもの。テンポや ダイナミクスを極端に設定することはせず、音楽の流れを極力大切にすることに主眼を置いており、第2楽章での 特徴的なヴァイオリンのポルタメントを活かすなど旋律を豊かに歌わせることも忘れてはいません。 第1楽章の冒頭から迫力に満ちており、最終合唱のクライマックスではソリスト、合唱とともに、復活の喜びが高ら かに奏されます。※こちらのCDの収録時間は83分を超える長時間になっているため、一部のプレイヤーでは正 常に再生できない可能性がございます。予めご了承ください。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ

CPO
CPO-777943(1CD)
NX-B10
パウル・ヴラニツキー(1756-1808):交響曲集
交響曲 ト長調 Op. 50
交響曲 ニ長調 Op. 37
交響曲 イ長調 Op. 51
ハノーファー北ドイツ放送PO
ロルフ・グプタ(指)

録音:2014年6月16-20日、2016年2月23-25日
モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキーの交響曲集。20歳の時に活躍の機会を求めウィーンに移 住しハイドンやモーツァルトと交流を深め作曲家として活動。彼の作曲様式はベートーヴェンの初期の交響曲にも 影響を与えるなど、1770年代後半のウィーンにおける最も重要な交響曲作曲家の一人としてみなされました。 最近の研究によると、彼は少なくとも47曲の交響曲を作曲したとされており、このアルバムに収録されたOp.50と Op.51は1804年末、オッフェンバッハにある出版社アンドレから出版された最後のシリーズに属するものです (Op.37は1799年に同出版社から出版)。この3曲はどれも第1楽章の冒頭にはゆったりとした序奏が置かれる など、楽章構成、主題の形成などハイドンをモデルしたものと考えられますが、主題の用い方における統一感など にはヴラニツキーの独自性が感じられます。 ロルフ・グプタはノルウェー出身の指揮者。現代作曲家としても活躍する彼は、バロックから現代作品まで幅広い レパートリーを持っています。

GRAND SLAM
GS-2281(1CD)
マーラー:「大地の歌」 キャスリーン・フェリアー(C.A)
ユリウス・パツァーク(T)
ブルーノ・ワルター(指)VPO

録音:1952年5月15&16日ムジークフェラインザール(ウィーン)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(録音セッション)
■制作者より  
ワルターとウィーン・フィルによるマーラーの「大地の歌」は、レコード史上の金字塔とも言うべきもので、今さら特に説明を加えるまでもないと思います。当シ リーズではデッカの初期LP LXT2721/2を使用して復刻したGS-2019(2007年)がありましたが、テープ復刻を主流にして以来、ずっとこの演奏の2トラッ ク、38センチのオープンリール・テープを探していました。ところが2022年の夏、ようやく念願叶ってテープを発見、入手しました。音質は、感無量と言ったとこ ろです。SACDも含めた競合盤は多数あり、何を今さらと思う人も多いかもしれません。確かに音質に関しては千差万別の受け取り方があるので一概には言えま せんが、実際にこのCDを耳にした人の8割以上は、リリースの意義を理解していただけるものと思います。  なお、当CDには歌詞対訳は添付されておりません。ご了承下さい。(平林 直哉)
GRAND SLAM
GS-2280(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1952年11月26&27日ムジークフェラインザール(ウィーン)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(録音セッション)
■制作者より  
もはや説明不要の名盤、VPOとのベートーヴェン「英雄」。2トラック、38センチ、オープンリール・テープによる復刻盤を一度GS-2158(2017年)で発売 しましたが、その際は標準的なテープにコピーされたものを簡易に再生してマスタリングしたものでした。それでも大好評でまたたく間に完売してしまいました。し かし、今回はその時に使用したテープを使い回さず、高品質のテープにプリントしたものを新たに取り寄せ、それを録音スタジオに持ち込み、全行程をプロ用の機 器でマスタリングを行いました。結果は全く驚くべきもので、時間とお金をかけた甲斐がありました。同様の方法で残るベートーヴェンの交響曲第1番、第4番、第 5番、第6番「田園」、第7番も準備中です。ご期待下さい。また、解説書もそれぞれ大幅に改訂しております。(平林 直哉)


PROMINENT CLASSICS
2506-5610(1CD)
朝比奈+シュトゥットガルト放送響
イベール:『寄港地』
大栗裕:交響管弦楽のための組曲『雲水讃』
プロコフィエフ:交響曲第2番
朝比奈隆(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:1966年2月19日シュトウットガルト・フンクハウス、スタジオ(ステレオ)
朝比奈隆の 20世紀音楽が聴ける!それもシュトゥットガルト放送響とのスタジオ 録音、しかもステレオ収録です。ご子息の指揮者朝比奈千足氏もこの演奏のことは 覚えておられ、留学先のブレーメンからシュトゥットガルトを訪ねてスタジオ収録に同 席したそうです。当時のシュトゥットガルト放送響は首席指揮者がミューラー・クライで したがシューリヒトも存命で頻繁に客演し睨みを聞かせておりました。全盛期のオー ケストラの輝かしく力強いサウンド、技術的な完璧さに脱帽です。肝心の演奏です が、『寄港地』はドビュッシーの『海』と双璧をなすかのような光彩陸離の華麗な音楽 絵巻。色彩的な表現も見事です。『雲水讃』は大栗作品の中でも今なお人気のある 名曲です。1962年に朝比奈が大阪フィルと初演。仏教色の強い作品をドイツの名 門オケが奏でるという興味もつきません。大栗裕の研究家、音楽学者の白石知雄氏 によるアナライゼーションを解説に収録。そして極めつけはプロコフィエフの交響曲 第2番です。これは録音に恵まれないこの曲の屈指の名演奏です。余裕のあるテン ポ設定で拍節感も素晴らしく緊張の中にも身を任せられる包容力を持った魅力的な 演奏。ソナタ形式の第1楽章から、一転して気の抜けない千変万化の饗宴を描きつ くします。なお、朝比奈は翌1967年の10月にNHK SOに初客演し、この曲 を日本で演奏しております。そしてこれが恐らく日本初演と目されております。朝比 奈がベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーの大家として超然とする以前の「現 代音楽の紹介者」を兼ねていた時代の貴重な記録。木之下晃氏による貴重な50 代 の朝比奈の写真であしらいました。 ※英語、日本語によるライナーノート付。

GENUIN
GEN-22783(1CD)
モーツァルト:交響曲集第2集
交響曲第1番 変ホ長調K.16
交響曲第28番 ハ長調K.200
交響曲第41番「ジュピター」
ヨハネス・クルンプ(指)
エッセン・フォルクヴァング室内O

録音:2019年9月20-23日(K.16,K.551),2021年6月24-27日(K.200)
ヨハネス・クルンプ率いるエッセンのフォルクヴァング室内OによるGENUINの モーツァルト4枚目、モーツァルトの交響曲集としては2枚目のCD。(既発は ホルン協 奏曲全集 GEN18618,交響曲第13、16、29、40番 GEN-19636,ディヴェルティメント K.136-138 GEN22762)。 これまでのCDはいずれも好評だったこのコンビのモーツァルト、今回も素晴らしい。ヨ ハネス・クルンプは1980年、シュトゥットガルト生まれの指揮者。2013年に1958年創立の エッセン・フォルクヴァング室内Oの首席指揮者、音楽監督に就任、この地方オ ーケストラを注目の楽団へと引き上げた。また2020年からはハイデルベルクSO の芸術監督に就任している。クルンプはピリオド演奏から影響を受けつつ、室内オーケ ストラならではの透明でキビキビしたモーツァルトを生み出しており、大変魅力的であ る。このCDでは最初と最後の交響曲を収録しており、9歳の作品も32歳の作品もどちら も様式に適った、そして充実した音楽に仕立てている。

Goodies
78CDR-3881(1CDR)
モーツァルト:交響曲第25番ハ短調 K.183 オットー・クレンペラー(指)
パリ・プロ・ムジカO

仏 POLYDOR A6345/6
1950年2月パリ、プレイエル音楽堂録音
オットー・クレンペラー(1885-1973)はドイツ生まれ、1910年からドイツ各地の オペラハウスでキャリアを積んだ。1927年から31年にはベルリンのクロール・オ ペラの指揮者をつとめた。ユダヤ人だった彼は1937年ナチスの迫害を逃れてアメ リカに移住、市民権を得てロサンジェルス・フィルハーモニーの音楽監督になっ た。だがカリフォルニアの土地にはなじめずその地位を離れた。第2次世界大戦 が終わるとヨーロッパ楽壇に復帰した。この録音はヨーロッパ復帰直後にパリで 行われた。プロムジカOの実体はラムルーO。この録音はSPレコ ード末期のもので日本ではほとんど知られていなかったもの。このシリーズで同 時期に録音された交響曲「リンツ」(78CDR-3433)が出ている。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジの上級モデル「ゼロSP 78rpm」(3mil 針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)


Treasures
TRE-288(1CDR)
若き日のマゼール/モーツァルト
交響曲第38番 ニ長調 「プラハ」 K. 504
交響曲第39番 変ホ長調 K. 543
ロリン・マゼール(指)
ベルリンRSO

録音:1966年9月23日-9月1日(ステレオ)
※音源:英PHILIPS 6856019
◎収録時間:62:10
“モーツァルトで浮き彫りになるマゼールの「ケレン味のない」音作り!”
■音源について
マゼールによるモーツァルトの交響曲のセッション録音は、1960年代のに数曲(1,28,25,29,38,39,40,41番)遺したのみ。

★マゼールの芸風について語るとき、「ケレン味満点」という表現がよく使われます。そのイメージを決定づけたのは、来日時のベートーヴェンの交響曲ではないでしょうか?ティンパニを追加しまくり、埋もれた対旋律を強調したりと、楽譜至上主義の人からは擬い物扱いさえされました。「作曲家が楽譜に書き込めることには限界がある」との考えのもと、スコアをあえて再構成することを終生貫徹したマゼールですが、私はその根底にあるのは強烈かつ純粋なな音楽への愛情であり、その愛を演奏に確実に内包させる手腕はは古今を通じて屈指のものだと思っています。
 そう思う最大の理由は、マゼールの引き出す音楽から「こうやって鳴らせば面白いでしょ?」という説明めいたものを感じたことがないからです。それはおよそ「ケレン味」とは正反対で、美しいと思うもの浮かび上がらせるにはこうするしかない!という当然の欲求から出た表現なので、感覚的な異質感を超えて聴く者を感動へと導くのです。その「こういうアプローチもありますよ!」的な音楽作りをする指揮者はむしろ最近増えている気がしており、残念でなりません。本気でそうしたいという切実さがなければ理屈しか伝わらず、聴き手は「そうですか。だから何?」と言うしかない。研究発表であって表現にはなり得ず、感動とも無縁です、そういう演奏こそ「ケレン味満点」と呼ぶべきではないでしょうか?
 マゼールの真の音楽愛を裏付けるもう一つの事実は、彼が遺した数少ないモーツァルトの素晴らしさ。見せかけの効果を狙って何とかなる代物ではないのです。「プラハ」」は、最晩年にN響を振って創意と瑞々しさを兼ね備えたたむせ返るほど濃密な名演を聴かせてくれましたが、それより半世紀も前のこの録音も然り。しかも驚くべき完成度!
 第1楽章序奏部に、愛のない音などどこにも見当たりません。1:40からの低弦とファゴットの連携ラインを克明に浮上させるのはいかにもマゼールですが、そこに無頓着な演奏と比べると、全体のニュアンスの豊かさと意味深さは雲泥の差。主部4:42からのヴィブラート全開の第2ヴァイオリンも愛に溢れかえり、4:55のヴィオラの突出もこれなしの演奏が考えられなくなるほどの説得力。その間の木管群による色彩表出にも余念なし。展開部はさらに声部の連動が密となり、その凝縮力には唖然とするばかりです。
第2楽章は、ニュアンスの微妙な移ろいへの反応が機敏かつ的確で、特に4:08からの色彩の陰りをこれほど感じ取って順応した演奏も稀でしょう。
第3楽章ではテンポのセンスの良さに感服。ごく標準的なテンポですが、そのテンポ自体が音楽的と呼びたいほど、全ての楽想が確実にニュアンスを発揮し尽くしており、その直感的なセンスはモーツァルト演奏において不可欠な条件でしょう。
 宇野功芳氏の指揮した演奏について何度も申し上げた通り、いわゆる常識的な演奏ではない演奏に対し単純に変な演奏だと決めつけることほど虚しいことはありません。そうシなければいられない真意を感じ取れず、未知の感動を期待せず、自分の好みしか信用できない…、そんな人間ではないと自覚されている全ての方なら、マゼールのモーツァルトの比類なき魅力を認識ていただけることでしょう。 。【2022年9月・湧々堂】

Signum Classics
SIGC-D687JP(6CD)
ベートーヴェン:交響曲全集&バリー
■CD1
ベートーヴェン:交響曲第1番
 交響曲第2番ニ長調 Op.36
ジェラルド・バリー(b.1952):「ベートーヴェン」
■CD2
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
バリー:ピアノ協奏曲
■CD3
ベートーヴェン:交響曲第4番
 交響曲第5番「運命」
バリー:ヴィオラ協奏曲
■CD4
ベートーヴェン
:交響曲第6番「田園」
バリー:アイルランド侵略
■CD5
ベートーヴェン:交響曲第7番
交響曲第8番ヘ長調 Op.93
■CD6
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
バリー:永劫回帰
トーマス・アデス(指)、
ブリテン・シンフォニア、
ニコラス・ホッジス(P)、
マーク・ストーン(Br)、
ローレンス・パワー(Va)、
ジョシュア・ブルーム(Bs)、
ジェニファー・フランス(S)、
クリスティアーネ・ストーティン(Ms)、
エド・ライオン(T)、
マシュー・ローズBs)、
ロイヤル・ホロウェイcho

録音:2017年〜2019年、シアター・ロイヤル(ブライトン)&バービカン・センター(ロンドン)
ブリテンの再来とも称されるイギリスの人気作曲家、指揮者、ピアニスト、トーマス・アデス(1971-)。日本では武満徹作曲賞2020の審査員にも選ばれ、多くの作品が名だたるアーティストたちによって演奏・録音されるなど、近年は特に作曲家として華々しい活躍を魅せています。
ベートーヴェンの交響曲全9曲に、アイルランド国立SOのコンポーザー・イン・レジデンスなどを務め、ベートーヴェンから大きな影響を受けたというアイルランドの作曲家ジェラルド・バリー(b.1952)の作品を組み合わせて収録してきた、「ベートーヴェン&バリー」プロジェクト。2枚ずつリリースされていた全3巻がセットになった6枚組に、小室敬幸氏書き下ろしの日本語解説を封入したBOXセットが登場!
ジェラルド・バリーの「ベートーヴェン」はベートーヴェンの謎多き手紙「不滅の恋人」のテキストを歌うミニ・オペラ的作品。「永劫回帰(The Eternal Recurrence)」は、ベートーヴェンの「第九」とペアになる作品としてニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」からの抜粋をテキストに用いて作曲されたソプラノと管弦楽のための作品。その他、ニコラス・ホッジスやローレンス・パワーがソリストを務める協奏曲など興味深いバリーの作品にも注目。トーマス・アデスの刺激的でユニークな解釈のベートーヴェンと合わせて、ベートーヴェン・ファン必聴必携の交響曲全集となることでしょう。

Chandos
CHSA-5315(1SACD)
ストラヴィンスキー:交響曲集
グリーティング・プレリュード(1955)
交響曲 ハ調(1938-40)
ディヴェルティメント(1934,1949改訂)
サーカス・ポルカ(1942)
3楽章の交響曲(1942-45)
アンドルー・デイヴィス(指)
BBCフィルハーモニック

録音:2019年4月26日&2022年3月21日-22日、メディアシティUK(マンチェスター、イギリス)
イギリス音楽を得意とし、BBCSO、メルボルンSOなどの音楽監督を務めてきたイギリスを代表する指揮者、アンドルー・デイヴィスによるストラヴィンスキー!
ストラヴィンスキーの「春の祭典」や「ペトルーシュカ」を初演したピエール・モントゥーの80歳の誕生日を祝った「グリーティング・プレリュード」から始まり、大半がパリで書かれ、作曲当時妻と娘を失うというストラヴィンスキーにとっては非常につらい時期に作曲された「交響曲 ハ調」(シカゴSO創立50周年記念委嘱作品)が収録されています。また、ニューヨーク・フィルハーモニックから委嘱され、第2次世界大戦を伝える映像を観たことに影響されたという「3楽章の交響曲」など激動の時代に作曲された作品を多く集めた今作。これまでに多数のオーケストラや音楽祭などで主要なポストを務めてきた巨匠アンドルー・デイヴィスが卓越したタクトでストラヴィンスキーの名曲を奏でます。
Chandos
CHSA-5297(1SACD)
ラフマニノフ:交響詩「死の島」 Op.29
ヴォカリーズ Op.34-14(作曲者自身による管弦楽版)
交響曲第3番イ短調 Op.44
ジョン・ウィルソン(指)、
シンフォニア・オヴ・ロンドン

録音:2021年9月9日-11日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
3年連続となるBBCミュージック・マガジン賞受賞(「デュティユー:バレエ音楽 「狼」」〔RCHSA5263/CHSA5263〕、「レスピーギ:ローマ三部作」〔RCHSA5261/CHSA5261〕、「コルンゴルト:交響曲嬰ヘ調」〔RCHSA5220/CHSA5220〕)や、2021年のBBCプロムスでの初コンサートの世界的な評価で著しい躍進を続けるジョン・ウィルソンと、彼が再結成した“シンフォニア・オヴ・ロンドン”、次なるリリースは「ラフマニノフ」!
スイスの画家アルノルト・ベックリンの油彩画を題材にした「死の島」、愁いを帯びた名旋律が様々なアレンジで広く親しまれている「ヴォカリーズ」と組み合わせこのアルバムのメインに据えたのは、ラフマニノフ晩年の傑作として名高い「交響曲第3番」。1917年に起こったロシア革命によりアメリカへ亡命したラフマニノフは、多忙な演奏活動、指揮活動のため思うように作曲に専念できず、亡命後から世を去るまでの25年間で書いた管弦楽作品はわずか4曲にとどまります。そんな中スイスのルツェルン湖畔に構えた別荘で大部分が書き上げられ1936年に完成した交響曲第3番は、有名な交響曲第2番やピアノ協奏曲第2番で見られたようなロシアらしい甘美でロマンチシズム溢れる曲風からはやや離れ、より複雑で洗練された管弦楽法が際立つ作曲家人生の集大成ともいえる作品です。ジョン・ウィルソン&SOLは煌びやかな管楽器、しなやかな弦のサウンドを存分に活かし、彼らならではの豊かな色彩感でこの傑作の魅力を余すところなく引き出しています。

Da Vinci Classics
C-00618(1CD)
マーラー:交響曲第4番(エルヴィン・シュタイン編曲による室内楽版) アンサンブル・ジュリオ・ルスコーニ、
ダリオ・ガレニャーニ(指)、
マルコ・ピソーニ(芸術監督)

録音(ライヴ):2022年1月5日、ラ・カーサ・デッラ・ムジカ(チェザーノ・ボスコーネ、イタリア)
エルヴィン・シュタインが1921年に編曲を施したマーラーの「交響曲第4番」の室内楽版をイタリア勢がレコーディングしました!
ソプラノ、フルート、オーボエ、クラリネット、2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ピアノ、ハーモニウム、そして打楽器という編成のシュタイン版マラ4。ここではハーモニウムの代わりとしてアコーディオンが用いられています。
アンサンブル・ジュリオ・ルスコーニはマルコ・ピソーニの呼びかけにより2013年に結成されたイタリアの室内オーケストラ。バッハから近現代作品まで、幅広いレパートリーを誇っています。
指揮者のダリオ・ガレニャーニはマウリシオ・カーゲルのアシスタントを務め、シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」のイラン初演を担当した経歴の持ち主。
特に近現代音楽のフィールドでの活躍は目覚ましく、今回もその巧みなタクト捌きで小編成マーラーを見事にまとめています。

Channel Classics
CCS-44722(1CD)
ハイドン:交響曲「朝」「昼」「晩」
交響曲第6番ニ長調「朝」Hob. I:6
交響曲第7番ハ長調「昼」Hob. I:7
交響曲第8番ト長調「晩」Hob. I:8
フロリレジウム(古楽器使用)
コンサートマスター:アガタ・ダラスカイテ(Vn)
アシュリー・ソロモン(指揮・フルート)

録音:2021年11月セント・ジョーンズ教会、アッパー・ノーウッド、ロンドン
小編成の室内楽編成を軸に、時には合唱を交えた大規模編成の作品も演目に選びながら、17〜18世紀の楽団規模に合わせ弦楽合 奏の員数を絞った緊密なアンサンブルで、バロックや古典派の音楽本来の姿を問い続けてきた英国の古楽器アンサンブル、フロリレジウム。 ハイドン作品ではウィスペルウェイとのチェロ協奏曲の録音(CCS7395)がある他、後期のロンドン交響曲を当時の室内楽編曲版で演奏も しています(第104番はチェロ協奏曲のアルバムに併録、他に第93・94・101番も室内楽版で録音〔CCSSA19603〕)が、今回は当初か ら小編成のオーケストラでの演奏を念頭に置いて作曲された初期の3連作「朝・昼・晩」が選ばれました。エステルハージ侯爵家に雇われて 間もない若きハイドンが主君の余興のために書いたこれら3曲は、侯爵家に雇われていたヴァイオリンのトマジーニやチェロのクラフトなど名手た ちの腕前が際立つよう、随所に各楽器のソロが盛り込まれている点が魅力の一つ。作曲当時の侯爵家でこれらの交響曲を披露した宮廷 楽団の規模通り(チェンバロ抜き・弦は3/3/2/2/1)で、室内楽とオーケストラの区別も明確ではなかった18世紀半ばの音作り本来の面白 さに迫り、フロリレジウムの持ち味が最大限に活かされた出色の好演に仕上がっています。あらゆる細部に深い音楽知が潜む後年の大作群 への第一歩が早くも詰まった初期の傑作を、作曲家の真意に迫った解釈で味わえる絶好の1枚と言えましょう。


LSO Live
LSO-0858(1SACD)
KKC-6600(1SACD)
国内盤仕様
税込定価
ノセダ/ャイコフスキー:Sym#5
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
リムスキー=コルサコフ:「見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの物語」組曲
ジャナンドレア・ノセダ(指)LSO

録音:2019年11月3日、28日* ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)
交響曲第4番の熱演で注目されたノセダ&LSOのチャイコフスキー第2弾。待望の第5番が登場となります。チャイコフスキーの5番といえば、ノセダの親 分ゲルギエフをはじめ名盤・名演揃いですが、新たな一枚が加わります。
ノセダの演奏は推進力に満ち、「熱い」の一言に尽きます。第1楽章とフィナーレの主部はどちらもテンポが速くスヴェトラーノフを思わせますが、ノセダは さすがイタリア人、カンタービレなメロディの歌わせ方が絶品。この名作を新たな気持ちで聴くことができます。
カップリングはリムスキー=コルサコフのオペラ「見えざる町キーテジと聖女フェヴローニャの物語」中の4つのオーケストラ・ナンバー「前奏曲」「婚礼の行列」 「ケルゼネツの戦い」「フェヴローニャの死と見えざる町への巡礼」を組曲としたもの。「ロシアのパルジファル」とも称される作で、オーケストレーションの素 晴らしさはほとんど神業。ロシア民謡を多用した美しい音世界に浸れます。LSOは驚愕の巧さでノセダの音楽づくりを実現しています。 (Ki)

EUROARTS
20-54388D(DVD)
アバド&ポリーニ/ルツェルン音楽祭2004
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番
マウリツィオ・ポリーニ(P)
ルツェルン祝祭O、
クラウディオ・アバド(指)

収録:2004年8月18,19日 ルツェルン,コンサート・ホール(ライヴ)
画面:16:9、NTSC
音声:PCMステレオ、107分
これまでボックス・セットにしか収録されていなかった、2004年にアバドとポリーニがルツェルン音楽祭で共演した際の映像がDVDで単独リリースされます。
アバドは、2002年にベルリン・フィルの首席指揮者を退任した後、自身が設立したマーラー室内OやモーツァルトOといった若手オーケストラへ の心血を注いでいました。中でも音楽監督を務めていたルツェルン祝祭Oはアバドにとって特別な存在でした。音楽祭のために毎年優秀な若手音楽家やベ ルリン・フィルやウィーン・フィルの旧知の名奏者がアバドに下に集結し、毎年洗練された演奏を展開していました。
ここに収録されている演奏も、そうしたアバドを中心とした熱い連帯感を感じることのできる音楽で、マーラーの交響曲第5番では、終楽章が終わると同時に 拍手とブラボーの嵐が沸き起こりました。ポリーニをソリストに迎えたベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番では、ポリーニの水晶のように磨き上げられた演奏と、 躍動するオーケストラ、ソリストを引き立たせるアバドの指揮振り、すべてが一体となった見事な演奏でルツェルン音楽祭の歴史に残る名演のひとつと言えるで しょう。 (Ki)

Challenge Classics
CC-72803(1SACD)
シューベルト:交響曲全集第4集
交響曲第5番変ロ長調 D.485
交響曲第6番ハ長調 D.589
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ハーグ・レジデンティO

録音:2022年1月18-21日/ハーグ、コンサートホール・アマーレ
2015年からハーグ・レジデンティOの首席指揮者を務めているヤン・ヴィレム・デ・フリエンドによるシューベルト全集録音シリーズ第4弾。完結編と して、第5番と第6番を収録。SACDハイブリッドで音質優秀。
第5番はクラリネット、トランペット、ティンパニが省かれた編成による、軽やかな作品。フリエンドはしなやかな響きながらも過度に走ったりせず、モダン・オケ らしいふっくらとした音楽を聴かせます。第6番は当時大人気だったロッシーニの様式を採り入れたと作品と言われ、終楽章はいくつかの情景が連鎖していくオペ ラのワンシーンのような音楽。ここでもフリエンドは柔らかくも充実した響きで、旋律を優美に奏でています。 (Ki)

Arte dellarco Japan
ADJ-068(2CD)
オーケストラ・リベラ・クラシカ/第44回定期演奏会
ハイドン:交響曲第4番ニ長調 Hob.I:4
ハイドン:交響曲第104番ニ長調 Hob.I:104「ロンドン」
モーツァルト:フルート協奏曲第1番ト長調 K.313
J.C.バッハ:フルート協奏曲 ニ長調 W.C79
バルトルド・クイケン(Fl)(3)
鈴木秀美(指)、
オーケストラ・リベラ・クラシカ

ライヴ録音:2019年11月9日上野学園 石橋メモリアルホール
オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第44回定期演奏会をライヴ収録した当盤は、ハイドンの交響曲第4番、第104番「ロンドン」、そして巨匠バルトルド・ クイケンを独奏に迎えたモーツァルトのフルート協奏曲第1番とヨハン・クリスチャン・バッハのフルート協奏曲という充実のプログラムです!
ハイドンの交響曲第4番は颯爽とした勢いと、彼の頭の回転を示すかのように不思議なフレージングが特徴的な初期作。一方、ハイドンの代表作「ロンドン」はハ イドンが63歳の時の産物。最初期・最後期、ともにニ長調の交響曲を組み合わせるのも鈴木秀美率いるOLCならではといえます。
そしてバルトルド・クイケンとの2つの協奏曲も大注目!鈴木秀美をはじめOLCのメンバーの中にもクイケン兄弟から様々な形で多くを学んできました。バルト ルド・クイケンを独奏に迎えての演奏は実に感慨深く、生き生きとした彼らの音楽は愛情と温かさに満ちています。当演奏会ではモーツァルトの第1番と知られざ る名曲J.C.バッハという2篇の協奏曲が演奏されました。OLCのアルバムから新たな必聴盤の登場です! (Ki)


RCO Live
RCO-19007(15CD)
ニコラウス・アーノンクール& ロイヤル・コンセルトへボウO/
ライヴ放送録音集1981-2012




■CD1&CD2
バッハ:ヨハネ受難曲BWV245(1724/1749)
■CD2(続き)
メンデルスゾーン:詩篇第42「枯れた谷に鹿が水を求めるように」Op. 4
■CD3&CD4
ハイドン:オラトリオ「天地創造」 Hob.XXI-2
■CD4(続き)
モーツァルト:演奏会用アリア「どうしてあなたを忘れられよう」 K. 505
■CD5
モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K. 543
交響曲第40番ト短調 K. 550
■CD6
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」
ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415/387b
■CD7&CD8
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
■CD8(続き)
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
ああ不実なる人よ Op. 6
■CD9
シューベルト:交響曲第8(9)番ハ長調「ザ・グレイト」
■CD10
(1)シューベルト:交響曲第7(8)番ロ短調「未完成」
(2)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
■CD11
シューマン:マンフレッド序曲O
交響曲第1番変ロ長調 Op.38「春」
交響曲第3番変 ホ長調 Op.97「ライン」
■CD12
(1)ブラームス:悲劇的序曲
 交響曲第3番へ長調 Op.90
(2)ドヴォルザーク:聖書の歌 Op.99
■CD13[66:32]
ドヴォルザーク:交響曲第7番
リハーサル断片
■CD14
(1)ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
(2)J・シュトラウス:美しく青きドナウ
 「こうもり」より 三重唱「ひとりになるのね」、「故郷の調べは」*
■CD15
メンデルスゾーン:「夏の夜の夢」 Op. 21&61
ニコラウス・アーノンクール(指)
ロイヤル・コンセルトへボウO
■CD1&CD2
クルト・エクヴィルツ(テノール:福音史家)、ロベルト・ホル(バス:イエス)、ヨランタ・ラデック(S)、マルヤーナ・リポフシェク(A)、アントニー・ロルフ・ジョンソン(T)、アントン・シャリンガー(Bs)
録音:1984年4月15日
■CD2(続き)
録音:2009年4月26日(メンデルスゾーン)
■CD3&CD4
録音:2000年10月22日
■CD4(続き)
シャルロット・マルジョーノ(S)、マリア・ボン(P)
録音:1992年1月9日
■CD5[64:08]
録音:1991年1月27日
■CD6
マルコム・フレイジャー(P)
録音:1981年9月18日
■CD7&CD8
マルリス・ペーターゼン(S)、エリーザベト・クールマン(A)、ヴェルナー・ギューラ(T)、ジェラルド・フィンリー(Br)、オランダ放送cho
録音:2012年4月25日
■CD8(続き)
シャルロット・マルジョーノ(S)
録音:1998年3月19日
■CD9
録音:1992年11月11日
■CD10
(1)録音:1997年11月7日
(2)録音:1996年3月24日
■CD11
録音:2004年11月28日
■CD12
(1)録音:1996年1月20日
(2)クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)
録音:2004年11月28日
■CD13
(1)録音:1998年3月20日
(2)録音:1998年3月16-17日
■CD14[80:40]
(1))録音:1997年4月3日
(2)マグダ・ナドール(S)、アーリーン・オジェー(S)*、トーマス・ハンプソン(Br)
録音:1984年6月7日
■CD15
ユリア・クライター(S)、エリーザベト・フォン・マグヌス(アルト、ゲルト・ベックマン(ナレーター)
オランダ室内cho
録音:2009年4月26日
2015年12月に演奏活動の引退を表明、翌2016年3月5日86歳で死去した指揮者のニコラウス・アーノンクール。1975年3月21日に指揮したJ.S.バッ ハの『ヨハネ受難曲』の伝説的なデビュー公演以来、コンセルトへボウOとは密接な関係を保ってきました。2000年からは名誉客演指揮者のポストに就き、 2013年10月25日と27日の2日間に亘り、アムステルダムでおこなったコンセルトヘボウ管との最後のコンサート「ブルックナーの第5交響曲」(映像で発売済 /RCO14106,RCO14103)まで、コンセルトヘボウ管との公演は延べ276に上り、そのどれもが観客にとっても忘れがたい特別なコンサートとなっています。 当ボックスセットには、1981年の「モーツァルト:交響曲第41番"ジュピター"」から、2012年の「ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス」までの未発表放送音源が CD15枚分収録されています。 今でこそ古楽器やピリオド奏法が広く知られていますが、それは古楽界の先駆者であるアーノンクールの活躍が大きく影響しています。また、バロックや古典派の 音楽をモダン楽器でどう演奏するかという貴重な知識をオーケストラにもたらしただけではなく、彼の音楽哲学はロマン派の音楽においても同様の説得力を持ち、 現在まで受け継がれています。アーノンクールが残した数々の名演奏とともに、アーノンクールとコンセルトへボウ管の演奏史を振り返ることのできる内容です。

ALPHA
ALPHA-645(1CD)
シベリウス:交響曲第3番ハ長調 Op. 52
交響曲第5番変ホ長調 Op. 82
ポヒョラの娘 Op. 49
イェーテボリSO
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指)

録音:2018年5月、2019年6月、2022年6月 イェーテボリ・コンサート・ホール、スウェーデン
世界各国で高い評価を得た第1番、第2番に続く、ロウヴァリとイェーテボリ響によるシベリウス交響曲全集の第3弾が登場。これまで第2番 はレコード芸術誌2021年11月号「新時代の名曲名盤500」で同曲の第1位に、第1番は第2位に選出されています。今回はシベリウス 転換期の重要作第3番と高い人気の第5番、そして第3番の前年に書かれた交響詩「ポヒョラの娘」を収録。これまでのアルバム同様、今 回もテンポやダイナミクスの設定に個性的な解釈が聴かれますが、新鮮であると共に大きな説得力を持つことに驚かされます。 交響曲第3番はヘルシンキ郊外の豊かな自然に触発されたと言われる美しい作品ですが、その純朴な主題や展開は扱いがやや難しいとこ ろ。ロウヴァリは第1楽章冒頭の低弦から躍動的に歌わせ、その後も大きなメリハリを付けながら熱く迷いのない音楽を展開。それは、シベリ ウスの中後期交響曲の始まりとされるこの作品にの中にも息づく、初期作品に顕著であったロシア音楽の影響と、フィンランドの民族性を併 せて強く認識させるものとなっています。また第5番はシベリウス自らの50歳を祝う演奏会のために作曲された祝典的な内容で、近年特に人 気のある作品。ロウヴァリはここでもオーケストラをたっぷりと鳴らしてクライマックスを形作り、作曲家が、頭上を16羽の白鳥が旋回する様の 美しさに触発されたと語った自然描写を雄大に描ききっています。何曲も書かれるうち、長さも楽器編成もどんどん小さく濃密になっていった シベリウスの交響曲に対して、比較的大規模な編成で書かれ続けた交響詩ですが、ここに収録された「ポヒョラの娘」も三管編成。フィンラン ドの民族抒情詩『カレワラ』に登場する英雄ワイナミョイネンと、彼が出会ったポヒョラの娘の物語を、ロウヴァリは活き活きと描いています。
ALPHA
ALPHA-872(1CD)
憧れ〜ライヴ・イン・ロッテルダム
ベルク:初期の7つの歌 (レインベルト・デ・レーウ編)
 4つの歌曲 Op. 2(ヘンク・デ・フリーヘル編)
マーラー:交響曲第4番ト長調 (エルヴィン・シュタイン編)
バーバラ・ハンニガン(S)
ラウル・ステファニ(Br)
カメラータRCO
ロルフ・フェルベーク(指)

録音:2021年4月30日 デ・ドゥーレン、ロッテルダム、オランダ (無観客ライヴ)
主にオランダで指揮者、編曲者として活躍しているロルフ・フェルベークと、ロイヤル・コンセルトヘボウOの団員で組織される室内アン サンブル、カメラータRCOによるベルクとマーラー。ベルクの『初期の7つの歌』では、ピアニストとして活躍したレインベルト・デ・レーウがオリジナ ルのピアノ譜から編曲した版(作曲者自身による管弦楽版も参考にしていると思われます)、『4つの歌曲』はオランダ放送フィルの打楽器奏 者であり、デ=メイ「指輪物語」の管弦楽編曲などでも知られるヘンク・デ・フリーヘルによる版を使用。マーラーの交響曲第4番は、シェーンベ ルクの弟子であったエルヴィン・シュタインが「私的演奏協会」のために編曲したもの。ソリストを務めるのは後期ロマン派、新ウィーン楽派から 同時代音楽までのスペシャリストであるバーバラ・ハンニガンと、オランダの若きバリトン、ラウル・ステファニ。2020年からの世界的パンデミックの 中で、様々な管弦楽作品を小編成のカメラータRCOのために編曲してきたというフェルベークとアンサンブルの意思疎通は非常に親密なもの で、ハンニガンらも奥行きのある表情でこの秀演をさらに表現豊かなものにしています。このアルバムはロッテルダムのデ・ドゥーレンにて収録さ れたストリーミング用無観客公演の様子を収めたもの。今の時代ならではのライヴ・パフォーマンスと言えるでしょう。

TOCCATA
TOCC-0512(1CD)
NX-B03
チャールズ・ローランド・ベリー(1957-):管弦楽作品集 第1集
序曲「オリンピック・マウンテン」(2003)
交響曲第4番(2017)*
交響曲第5番(2021)#
モラヴィアPO
リヴィウ国立PO*
ポーランド・ヴィエニャフスキPO#
ジョエル・エリック・スーベン(指)
テオドレ・クチャル(指)*,#

録音:2003年6月8日、2020年11月17-20日 Philharmonic Hall, Lviv(ウクライナ)*、2022年5月15-18日 Philharmonic Hall, Lublin(ポーランド)#
全て世界初録音
1957年、マサチューセッツ州ボストンに生まれた作曲家チャールズ・ローランド・ベリー。 カリフォルニア大学でピーター・ラシーン・フリッカーに作曲を学んだ後、ポール・クレストンに師事しました。フリーメイ ソンに惹かれ、マスターメイソンの地位を持つというベリー(彼によればモーツァルトやシベリウスも同様という)は、フ リーメイソン由来の哲学や神秘的な思想と、現実的な考えを合わせ持ち、クラシック音楽の新作は「聴いて楽し く、弾いて楽しい音楽でなければ」を持論としています。ここに収められた3作品は、アメリカ人ならば「ビッグ・カント リー(大いなる田舎、故郷)」という言葉を連想させる、素朴でありながらも雄大な映画音楽風のサウンドを持っ ています。序曲「オリンピック・マウンテン」はワシントン州のオリンピック国立公園のイメージ。「交響曲第4番」は5 という数を神秘的に解釈した標題音楽風の作品。2021年の作品である「交響曲第5番」は、不安げな音楽 で始まり、管楽器や打楽器の活躍する中間部を経て、最後は賢者に擬せられたホルンの導きで皆が協和する 世界に至るという筋書きを持っています。2つの交響曲を指揮するのはテオドレ・クチャルです。

フォンテック
FOCD-9873(1CD)
2022年10月5日発売
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 <ノーヴァク版> 尾高忠明(指)
大阪フィルハーモニーSO

録音:2022年2月 14日 第 54回東京定期演奏会 サントリーホール・ライブ
尾高忠明は、2018年に大阪フィル第 3代音楽監督に就任。爾来各シーズンを通じ、ブルック ナーの交響曲を必ず演奏してまいりました。その第 4弾が、2022年 2月の第 555回定期、 そして直後に開催された第 54回東京定期で演奏された「第 5交響曲」です。 円熟とともに自在さを深める尾高の指揮は、朝比奈時代より継承するオーケストラの力感溢れる 響きを更なる高みへと導きました。 尾高=大阪フィルによる「ブルックナー 新しい伝統」― 神秘のピッツィカートから天空を仰ぐ ばかりの大伽藍を建立する時間です。 (フォンテック)

NIFC
NIFCCD-143(1CD)
リピンスキ:交響曲集
スタニスワフ・モニューシュコ:演奏会用序曲「おとぎ話」
カロル・リピンスキ:交響曲 ハ長調 Op.2-2、
 交響曲 変ロ長調 Op.2-3
{oh!} オルキェストラ・ヒストリチナ、
ディルク・フェルミューレン(指)

録音:2019年9月&2021年8月(ポーランド)
小泉元首相のお気に入りの作曲家としても知られる「ポーランドのパガニーニ」ことカロル・リピンスキ(1790-1861)の知られざる交響曲に、NIFCが積極的に録音を進めている19世紀ポーランド楽壇の重要人物、スタニスワフ・モニューシュコのもっとも優れたオーケストラ作品とされる「おとぎ話 Bajka」をカップリング!
リピンスキは当時の最も偉大なヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾのひとりであり、19世紀前半のポーランドのピアノ音楽を代表するのがショパンなら、ヴァイオリン音楽を代表するのはリピンスキだと言うことができるでしょう。1818年に彼と2度共演したパガニーニは、「1番のヴァイオリニストが誰かは分からないが、2番目はリピンスキである」と述べ、リピンスキにアマティのヴァイオリンを遺贈しています。またシューマンもリピンスキの演奏を称え、彼に「謝肉祭」を献呈しました。ここに収められた2つの交響曲はどちらも1810年以前に書かれたもので、旋律の豊かさ、創意工夫が若きリピンスキの疑う余地のない才能を証明しています。一方、モニューシュコの演奏会用序曲「おとぎ話」は、1848年頃に作曲・初演されたもので、作曲者自身の一番のお気に入り作品でした。作品はソナタや交響詩の要素を含んでおり、旋律の独創性、主題の巧みな扱い、色彩的なオーケストレーションなど、モニューシュコの魅力が詰まっています。これらの作品を色鮮やかに聴かせるのは、ヤクブ・ゴウォンベク(ポーランド古典派の作曲家、c.1739-1789)の交響曲集(NIFCCD-115)でも素晴らしい演奏を披露した、ポーランドの古楽器オーケストラ「{oh!} オルキェストラ・ヒストリチナ」(ヒストリカル・オーケストラ 「oh!」)です。

Chandos
CHAN-20161(1CD)
ルース・ギップス:管弦楽作品集 Vol.2
序曲「シャンティクリア 」 Op.28
オーボエ協奏曲 ニ短調 Op.20
交響詩「青白い馬に乗った死」 Op.25
交響曲第3番Op.57(全曲世界初録音)
ユリアナ・コッホ(Ob)、
ラモン・ガンバ(指)、
BBCフィルハーモニック

録音:2019年12月19日&2022年1月6日、メディアシティUK(イギリス、マンチェスター)
ヴォーン・ウィリアムズやゴードン・ジェイコブに師事したイギリスの女性作曲家、ルース・ギップス(1921-1999)の管弦楽作品集第2弾!「交響曲第2番」や「交響曲第4番」を収めた第1弾(CHAN20078)に続き、指揮はラモン・ガンバ、今作は第2次世界大戦中に書かれた3作品と、これまでにほとんど聴かれることの無かった「交響曲第3番」を収録しています。変化に富んだ「オーボエ協奏曲」(ソロはLSOの首席奏者、ユリアナ・コッホ!)、未完のオペラのための序曲「シャンティクリア」、ウィリアム・ブレイクの絵画に基づく交響詩「青白い馬に乗った死」、グロッケンシュピールやチェレスタ、タムタムなど多数の打楽器を必要とする大編成のオーケストラのために書かれ、終楽章ではフーガも繰り広げられる「交響曲第3番」、どの作品も彼女の管弦楽に対する優れた手腕を示しています。
イギリスの海辺のリゾート地、ベクスヒル=オン=シーに生まれたルース・ギップスは、16歳で王立音楽院に入学し、作曲家・ピアニストとして急速に成長。ゴードン・ジェイコブやレイフ・ヴォーン・ウィリアムズに師事したほか、レオン・グーセンスにオーボエを学び、バーミンガム市立Oのオーボエ奏者としても活躍しました。彼女の英国音楽界への貢献は多岐にわたっており、近年録音も増えてきています。

KLANGLOGO
KL-1513(1CD)
ブラームス:交響曲第1番&第2番
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
交響曲第2番ニ長調 Op.73
ハワード・グリフィス(指)、
フランクフルト・ブランデンブルク州立O

録音:2014年9月29日-10月2日、コンサートホール・“ C.P.E.バッハ”・フランクフルト(オーダー、ドイツ)
ハワード・グリフィスは1950年イギリス生まれの指揮者。ロンドンの王立音楽大学を卒業後世界各地の一流オーケストラの指揮台に立っており、これまでに様々なレーベルからリリースされてきたディスクは100枚を数えます。グリフィスが2007/08シーズンから2018年まで音楽総監督を務めたフランクフルト・ブランデンブルク州立O(ヘッセン州のフランクフルト・アム・マインではなくポーランド国境近くのブランデンブルク州のフランクフルト・アン・デア・オーダーが拠点)は、浮ヶ谷孝夫の指揮による日本公演での成功をはじめ、わが国においても着実にファンを獲得しているオーケストラ。
ドイツのオーケストラにとっては避けては通れないこの偉大な作品を録音するにあたってグリフィスは、マイニンゲン宮廷Oの楽長も務めた19世紀の指揮者、フリッツ・シュタインバッハ(1855-1916)が遺した資料を可能な限り収集し徹底的に研究。ブラームス演奏の最高の解釈者としてブラームス本人にも認められていたシュタインバッハが遺した痕跡に従ってテンポ設定やフレージングなど細部まで突き詰め、ブラームス存命当時の演奏スタイルの再現を試みています。オーケストラもグリフィスの要求に高水準の演奏で応えており、無数の演奏が生み出されてきた名曲に新たな彼らなりの答えを見出しています。
KLANGLOGO
KL-1514(1CD)
ブラームス:交響曲第3番&第4番
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
交響曲第4番ホ短調 Op.98
ハワード・グリフィス(指)、
フランクフルト・ブランデンブルク州立O

録音:2015年6月22日-25日、コンサートホール・“ C.P.E.バッハ”・フランクフルト(オーダー、ドイツ)
ハワード・グリフィスは1950年イギリス生まれの指揮者。ロンドンの王立音楽大学を卒業後世界各地の一流オーケストラの指揮台に立っており、これまでに様々なレーベルからリリースされてきたディスクは100枚を数えます。グリフィスが2007/08シーズンから2018年まで音楽総監督を務めたフランクフルト・ブランデンブルク州立O(ヘッセン州のフランクフルト・アム・マインではなくポーランド国境近くのブランデンブルク州のフランクフルト・アン・デア・オーダーが拠点)は、浮ヶ谷孝夫の指揮による日本公演での成功をはじめ、わが国においても着実にファンを獲得しているオーケストラ。
交響曲第1番、第2番の翌年に録音セッションが行われたブラームス・サイクルの後半となる交響曲第3番、第4番でもグリフィスは、第1番、第2番と同様にマイニンゲン宮廷Oの楽長も務めた19世紀の指揮者、フリッツ・シュタインバッハ(1855-1916)が遺した資料を可能な限り収集し徹底的に研究。ブラームス演奏の最高の解釈者としてブラームス本人にも認められていたシュタインバッハが遺したコメントのひとつひとつまで拾い上げ、細かいテンポ設定、絶妙な強弱のバランス、アクセントの微妙な変化を効果的に表現。オーケストラの好演にも助けられブラームスが描いていた演奏スタイルの再現を見事に形にしています。細部までこだわり抜かれた演奏は数多くの名盤がひしめくこの名曲においても一聴の価値のあるアルバムに仕上がっています。

GRAND SLAM
GS-2277(1CD)
フランク:交響曲 ニ短調 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1953年12月14日、15日ウィーン、ムジークフェラインザール
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
モノラル(録音セッション)
■制作者より  
1953年にセッション録音されたフランクはGS-2169(2017年/廃盤)以来の再登場となります。今回もまた2トラック、38センチのオープンリール・テー プを録音スタジオに持ち込み、マスタリングの全行程をプロ用の機器で行いました。その出来栄えはマスタリング・エンジニアも驚くほど、圧倒的な素晴らしさです。 柔らかく繊細な表情から、仰ぎ見るような巨大なスケール感までくまなく捉えられ、音色は万華鏡のように多彩です。おそらくは、フルトヴェングラーの生の音に最 も近いものと思われます。  では、このフランクに何を組み合わせるべきか? いくつか候補をあげ、悩みに悩みました。しかし、このフランクに匹敵する音質のものは他にありません。従っ て、この突出した演奏の印象をより大切にするには、フランクのみの収録が最善と判断しました。  また、解説書にはこのフランクに関連する情報を限りなく収拾し、掲載しました(全12ページ)。(平林 直哉)

SWR music
SWR-19120CD(1CD)
NX-B06
ニールセン:交響曲第2番ロ短調「四つの気質」 Op. 16FS 29
交響曲第4番「不滅」 Op. 29*
シュトゥットガルトRSO
ロジャー・ノリントン(指)

録音:2003年12月18-19日、2001年1月17-19日*
※初CD化
ロマン主義からモダニズムへの移行期にあった20世紀初頭の作曲家の中でも、特に既成概念から逸脱した独創性で知られ、当時としては挑発的な存在 として受け止められていたニールセン。6曲ある交響曲はどれも独自性の高いものですが、ここに収録された2曲の交響曲はどちらも彼の特徴が良く表れて います。 第2番は中世の時代、人間の人格を構成すると考えられていた"4つの気質"を音楽で描いたもので、各々異なる性格が絶妙に表現されています。第4番 は彼の代表作の一つであり、ニールセン自身による「滅ぼし得ざるもの(不滅)」というタイトルが付されています。 ノリントンは1998年から2011年の13年間にわたりシュトゥットガルトRSOの首席指揮者を務め、作曲当時に聴衆が感じたサウンド・イメージに 迫るために、時代考証に基づいてオーケストラのサイズ・配置・奏法を調整し、弦楽器のノンヴィブラート演奏を基調とする「シュトゥットガルト・サウンド」と呼 ばれる独自のスタイルを編み出しました。古典派やロマン派の作品でめざましい効果を発したこのスタイル、ここでは荒々しい自然の力を感じさせるような箇 所でも響きが濁らず、ニールセンのオーケストレーションを明快かつ劇的に聞かせます。

SWR music
SWR-19432CD(10CD)
NX-G09
偉大な指揮者たち - SWR録音集


【CD1】
(1)モーツァルト:交響曲第40番
(2)ベートーヴェン:交響曲第1番

【CD2】
(1) ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
(2)シューベルト:交響曲第5番

【CD3】
ブラームス:交響曲第3番
ハイドンの主題による変奏曲

【CD4】
シューマン:交響曲第1番「春」
交響曲第4番ニ短調 Op. 120*
序曲「ジュリアス・シーザー」#

【CD5】
ブルックナー:交響曲第7番

【CD6】
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」

【CD7】
(1)チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op. 64
(2)ボロディン:交響曲第2番

【CD8】
エルガー:序曲「南国にて」
序奏とアレグロ*/エニグマ変奏曲#

【CD9】
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『プルチネッラ』
 バレエ音楽『ミューズを率いるアポロ』*
 ロシア風スケルツォ#
【CD10】
R・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」演奏会組曲(1945年版)
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」*
交響詩「ドン・ファン」#
【CD1】
(1)カール・ベーム(指)シュトゥットガルトRSO
録音:1974年9月18日、
(2)ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)シュトゥットガルトRSO
1954年3月30日(モノラル)
【CD2】
カール・シューリヒト(指)シュトゥットガルトRSO
録音:(1)1957年2月14日 、(2)1960年4月11日 (全てモノラル)
【CD3】
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)シュトゥットガルトRSO
録音:1963年11月15日 (全てモノラル)
【CD4】
ハンス・ロスバウト(指)バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツRSO
録音:1960年9月8日、1961年12月19日*、1961年12月18日#(全てモノラル)
【CD5】
クルト・ザンデルリンク(指)バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツRSO
録音:1999年12月15-17日
【CD6】
キリル・コンドラシン(指)バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツRSO
録音:1981年1月13-15日
【CD7】
(1)レオポルド・ストコフスキー(指)シュトゥットガルトRSO
録音:1955年5月20日 モノラル
(2)カルロス・クライバー(指)シュトゥットガルトRSO
録音:1972年12月12日ステレオ
【CD8】
ロジャー・ノリントン((指)シュトゥットガルトRSO
録音:2010年9月30日-10月1日、2007年12月13-14日#、2010年10月4-5日 *
【CD9】
ミヒャエル・ギーレン(指)、エッダ・モーザー(S)、ヴェルナー・ヘルヴェヒ(T)、バリー・マクダニエル(Bs)、シュトゥットガルトRSO、バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツRSO#
録音:1973年2月12日(ライヴ)、1973年7月24日 *、1998年4月17日#
【CD10】
ジョルジュ・プレートル(指)、ディートヘルム・ヨナス(Ob)、シュトゥットガルトRSO
録音:1990年2月15-17日*
1997年10月31日#
この10枚組BOXには南西ドイツ放送が所有する、12人の伝説的な指揮者の1955年から2010年までの録 音がまとめられています。 南西ドイツRSO(ドイツ語: SWR Sinfonieorchester)は、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク 州にある南西ドイツ放送所属のオーケストラ。その歴史の中で何度も名称を変更しながら、2016年に合併し、 現在ではSWR南西ドイツRSOとして活動しています。オーケストラは長年にわたり、多くの伝説的な 指揮者と共演、彼らは首席指揮者として指揮を執ったり、時には客演指揮者として招かれたりして数々の名演 を生み出してきました。 この10枚組のCDでは、20世紀を代表する指揮者たち12人の演奏を、オリジナルマスターテープからの良質な 復刻でお楽しみいただけます。

Goodies
78CDR-3881(1CDR)
モーツァルト:交響曲第25番ハ短調 K.183 オットー・クレンペラー(指)
パリ・プロ・ムジカO

仏 POLYDOR A6345/6
1950年2月パリ、プレイエル音楽堂録音
オットー・クレンペラー(1885-1973)はドイツ生まれ、1910年からドイツ各地の オペラハウスでキャリアを積んだ。1927年から31年にはベルリンのクロール・オ ペラの指揮者をつとめた。ユダヤ人だった彼は1937年ナチスの迫害を逃れてアメ リカに移住、市民権を得てロサンジェルス・フィルハーモニーの音楽監督になっ た。だがカリフォルニアの土地にはなじめずその地位を離れた。第2次世界大戦 が終わるとヨーロッパ楽壇に復帰した。この録音はヨーロッパ復帰直後にパリで 行われた。プロムジカOの実体はラムルーO。この録音はSPレコ ード末期のもので日本ではほとんど知られていなかったもの。このシリーズで同 時期に録音された交響曲「リンツ」(78CDR-3433)が出ています。(グッディーズ)

Treasures
TRT-019(1CDR)
イッセルシュテット/シューベルト&チャイコフスキー
シューベルト:交響曲第5番変ロ長調
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64*
ハンス・シュミット・イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1955年4月17-20日、1952年9-10月*(共にモノラル)
※音源:Capitol P-18021、DECCA ACL-3*
◎収録時間:72:34
“ロシア的色彩とは無縁!無骨なカンタービレで真剣勝負!”
■音源について
シューベルトは濃緑/金ラベル。これが最初期盤と思われます。チャイコフスキーは英国ではLXT-2758が初出で、ACL-3はその再発盤。このシリーズは音がざらついている盤に遭遇することもありますが、これは極めて良好。

シューベルトは、イッセルシュテットの人柄をそのまま映したたような誠実な歌に満ちた演奏。中でも第2楽章は自然体でありながら呼吸はとてつもなく深く、ホルンの巧さと共に芳しさを湛えるコーダは絶品。第3楽章中間部の慈しみの表情も、取って付けたものではなく真心そのものです。
 チャイコフスキーも堅実そのものの演奏ですが、決して型に嵌って安住しているのではなく、作品への並々ならぬ共感を端正な造形の中に凝縮しています。特にチャイコフスキーにおいてこの種のタイプの演奏はとかく面白味に欠けると一蹴されがちなうえに、モノラル録音なので聴き手の側からニュアンスを感じ取ろうとする姿勢が必要ですが、聴けば聴くほど地味さだけを理由に退けられない魅力が詰まっています。
 第1楽章でまず唸るのは主部のテンポ設定。「付点四分音符=104」のスコア表記はかなり速めで、採用例もほとんどどありません。ここではもちろんそれよりも遅いテンポを採用。中庸と言えばそれまでですが、音符の一つ一つの意味がくっきり浮かび上がるようにテンポを慈しんでいるように感じられるのです。特に付点リズムが持つニュアンスは、このテンポより遅くても早くても表出されないでしょう。因みにこのテンポはムラヴィンスキーの1960年盤とほぼ同じですが、そのアポロ的な威容とは対極的な純朴さが心に染みるのです。第2主題にも色気を注入するなど眼中になく、ひたすら自分たちの流儀を通す一途さと確信性は、スタンダードな「ロシア的アプローチ」が確立していなかった時代だからこそ生まれたものと言えましょう。
第2楽章もホルン・ソロをはじめとして流麗なカンタービレで化粧を施すことなく、ドイツ風の入念なフレージングを貫徹。クラリネット・ソロ(6:02〜)以降では類例のない独自の陰影を見せ、その後はますます呼吸の深度を深めます。10:27辺りからの熱いフレージングも現代ではあり得ない無骨さ丸出しですが、その体を張った打ち込みをどうして笑えましょう。3楽章のワルツも当然レントラー風。終楽章は当時としては珍しくない短縮ヴァージョン(ロジンスキー等と同じく210小節〜315小節までカット)を採用。しかも206小節からの4小節は弦を抑え、フルートを追加しています。
172小節からの運命動機の斉奏は、伝統的なドイツ流儀が最も顕著に出た箇所。テンポを落とし、リズムの重心を下げ、ロシア的な攻撃性とは異なる粘りのある進行。ステレオ時代以降にもドイツのオケでこれとよく似たバランスの響きを耳にしますが、これがムラヴィンスキー・スタイルが世界に知れ渡る以前から培われてきたドイツ人による「ロシア的」なイメージだったことを窺わせます。
 チャイコフスキーの交響曲第5番は、北ドイツ放送響の第1回演奏会(1945年)の演目でもあり、オケも指揮者も特別な思いで録音に臨んだことは想像に難くありません。【2022年9月・湧々堂】「チャイ5」の詳細レヴュー

CPO
CPO-555511(1CD)
NX-B10
エミーリエ・マイヤー(1812-1883):交響曲第3番ハ長調
交響曲第7番ヘ短調
ハノーファー北ドイツ放送PO
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)

録音:2022年3月7-11日
エミーリエ・マイヤーは、北ドイツ、メクレンブルクの生まれ。20代の末に作曲家を目指し、バラードで有名なカー ル・レーヴェに学び、オペラを含む広い分野の作曲を精力的に行ったという点で、当時としては数少ない成功した 女性作曲家の一人と言えるでしょう。とはいえ、同時代の女性作曲家たちと同じように、どれほど素晴らしい作品 を発表してもその才能が正当に評価されることはなく、21世紀になってようやく、作品の演奏機会が増え、注目が 高まっています。 「女性版ベートーヴェン」とも呼ばれる彼女の作品は、どれも古典主義に則った形式の中にロマンティックな旋律が 盛り込まれており、恵まれた才能が窺えるものばかりです。このアルバムには2曲の交響曲を収録。最終楽章に ピッコロ、トライアングル、シンバル、バスドラムが使用されていることから「軍隊交響曲」と呼ばれる第3番、1856
CPO
CPO-555416(1CD)
NX-B10
ゲオルク・ヴィルヘルム・ラウヒェネッカー(1844-1906):交序曲の形式による交響的作品
交響曲第1番 ヘ長調
東洋風幻想曲
ゼバスティアン・ボーレン(Vn)
ザラストロ四重奏団
ヴィンタートゥーア・ムジークコレギウム
ハワード・グリフィス(指)

録音:2020年10月26-29日、2020年9月21日
ミュンヘンで生まれたゲオルク・ヴィルヘルム・ラウヒェネッカー。現在ではその名前はほとんど忘れられてしまいました が、活躍当時はヨーロッパで高い知名度を誇っていました。作曲をフランツ・ラハナーに学び、16歳で渡仏。1864 年にはカルパントラの劇場Oの首席指揮者に就任するなど活躍を始めましたが、1870年に勃発した普 仏戦争によりスイスに亡命。1875年にはそれまで教会音楽を演奏していたムジークコレギウムを、ヴィンタートゥー ア市初のプロ・オーケストラとして再編・指揮したほか、作曲家、市のオルガニストとして、また楽器商、教育者とし ても重要な足跡を残しました。このアルバムに収録された3作品のうち、「東洋風幻想曲」以外は彼が設立した ヴィンタートゥーア市立O(現ヴィンタートゥーア・ムジークコレギウム)のために書かれたものです。ラウヒェネッ カーは熱心なワグネリアンであったと伝えられていますが、古典的な佇まいを持つ交響曲第1番には標題音楽的 な要素は見当たらず、むしろ絶対音楽への強い志向が感じられます。21歳の作品である「東洋風幻想曲」は、 熟達したヴァイオリニストであったラウヒェネッカー自身の技巧を示すための協奏的な作品です。


King International
KKC-4303(5CD)
アーベントロート不滅の遺産(最新リマスター)


■CD 1
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
■CD 2
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
 交響曲第3番ヘ短調 Op.90*
■CD3
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
■CD 4
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
 ディヴェルティメント 第7番ニ長調 KV205
 セレナード 第8番「ノットゥルノ」*
■CD 5
ハイドン:交響曲第88番ト長調「V字」
 交響曲第97番ハ長調*
ヘンデル:管弦楽のための二重協奏曲 第3番 ヘ長調*
ヘルマン・アーベントロート(指)

■CD 1
ライプツィヒRSO
エディット・ラウクス(S)/ディアナ・オイストラティ(A)/ルートヴィヒ・ズートハウス(T)/カール・パウル(Bs)/ライプツィヒ放送cho/ライプツィヒ音楽大学cho
録音:1951年6月29日*
■CD 2
ライプツィヒRSO
録音:1949年10月20日 / 1952年3月17日*
■CD3
ライプツィヒRSO
録音:1952年1月28日
■CD 4
ライプツィヒRSO
ベルリンRSO*
録音:1956年3月26日/ 1956年4月12日*
■CD 5
ライプツィヒRSO
ベルリンRSO*
録音:1956年/ 1955年9月15日*

原盤:ドイツ・シャルプラッテン
国内製造品
日本語帯・解説付(解説:宇野功芳)
ヘルマン・アーベントロートはフルトヴェングラーやクナッパーツブッシュと同世代のドイツの巨匠指揮者。旧東ドイツのライプツィヒを拠点に活躍していたため、 西側にとっては”幻”の指揮者でしたが、ドイツ・シャルプラッテンと契約した徳間音工が”幻”の音源を発掘、1974年にLPシリーズで発売、「悲愴」「第九」「ブ ラ3」「ハイドンV字」等、宇野功芳の推薦紹介とあいまって、レコード業界に大反響をまきおこしました。2008年にはキングレコードが宇野功芳に監修を依頼、L Pで20枚分ある音源の中から推薦演奏のみ厳選し、CD5点を発売。ベストセラーを記録しています(「アーベントロートの芸術」KICC-701〜5)。 廃盤になって久しいアーベントロート不滅の遺産CD5枚がセットとなってキングインターナショナルから登場!2トラック、38p/秒速のアナログ・マスターテープ より、キング関口台スタジオでデジタル・リマスタリングをおこない、音にいっそう磨きをかけて発売します。巨匠の内奥にまで迫ったアナログ本来の音再現にご注 目ください。ブックレットは宇野功芳の“熱烈”解説(22,000字)を転載します。
「アーベントロートはワルターより7つ、シューリヒトより3つ年下であり、クレンペラーより2つ、フルトヴェングラーより3つ年上です。ゲヴァントハウス管弦 楽団ではワルターの後任、コンヴィチュニーの前任であった。まさに大指揮者の時代の輝かしい一人です。第2次大戦後、東ドイツを拠点としたため、レコード発 売が遅れてしまったわけだが、現在残された20点の演奏は、そのほとんどが名演であり、わけてもヘンデル、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、 チャイコフスキーなど、実にすばらしい。録音も含めて僕がとくに推賞したいのはハイドンの「第88番」とチャイコフスキーの「悲愴」であり、つづいてヘンデルの「二 重協奏曲」、ハイドンの「第97番」、モーツァルトの「ジュピター」、同じく「ディヴェルティメントK205」、ベートーヴェンの「第9」における前半の2つの楽章、ブラー ムスの「第3」も絶品だ。また録音がやや古いのを我慢すれば、ブラームスの「第1」やチャイコフスキーの「第4」も絶対に聴き逃せない。このシリーズはいずれも 1949年から56年にかけて行われた放送用の録音で、一回限りの演奏であるため、流れに血が通っているのも大きな特長です。」(1989年記) 宇野功芳(ブックレット解説より) (Ki)


Treasures
TRT-018(1CDR)
マタチッチのロシア音楽1
ボロディン:「イーゴリ公」より
 序曲/ダッタン人の行進/だったん人の踊り
チャイコフスキー:交響曲第5番*
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
フィルハーモニアO、チェコPO*

録音:1958年9月、1960年3月12-15日*(全てステレオ)
※音源:仏TRIANON TRI-33114 、独musicaphon BM30SL-1614*
◎収録時間:71:21
““マタチッチの強力なオーラでチェコ・フィル・サウンドが豹変!”
音源について
チャイコフスキーはスプラフォン音源ですが、あえて音に腰の座った安定感があるドイツの重量盤を採用しました。スプラフォン盤のCDでは気づかなかった手応えがここにはあります。

★マタチッチとフィルハーモニア管の「ロシア管弦楽曲集」は、ステレオ初期のありとあらゆる管弦楽曲録音の中でも演奏・音質両面において頂点をなす名演の一つだとと、私は長年確信し続けています。ウィーン・フィルやベルリン・フィルとは違う「無色透明」を旨とするフィルハーモニア管の音色を野性味と重量感のあるサウンドに激変させていることに、まずマタチッチの偉大さを思い知りますが、その演奏内容は奇跡の連続!例えば「だったん人の踊り」。主席のシドニー・サトクリフと思われる有名なオーボエ・ソロ(3:16)は、技術も表現もこれ以上の演奏は不可能と思われるほどで感動的で、そこへそっと身を寄せる弦のシルキーさも空前絶後!これを味わえる喜びと相まって聴くたびに涙がこぼれます。他の魅力まで書けばきりがありませんので、無理やりチャイコフスキーへ移ります。
 そのチャイコフスキーは、N響との共演盤でも十分満足ですが、こちらはこちらで聴き所満載です。相手は伝統的な音色美を誇るチェコ・フィル。さすがのマタチッチもその純朴なサウンドの上にスラブ的な豪放さを植え付けるのに苦労したと見え、技術的にも表現的にも純朴すぎるその「癖」を制御せずにやり過ごしている箇所も散見されます。ただ、それを強引に理想に近づけようとすればオケの美観を失いかねず、説得力のある演奏からも程遠くなってしまうという読みと、スタジオ録音の制約もあって、オケに最重要ポイントのみの徹底に終始したのかも知れません。いずれにせよ、ギリギリまで突き詰めるのではないマタチッチの懐の深さが、音楽のスケール感の確保に繋がっていると思われます。
第1楽章冒頭クラリネットから、クラリネットの2本使用が音色の幅を広げていることを誇示するかのように太い音色で吹かせているのがいかにもマタチッチで、第2主題や副次主題が少しも女々しく傾かず、精神的な強靭さを湛えているのも同様。コーダでトランペットが合いの手を入れる512小節(12:26)の8分音符と16分音符が音価どおりに吹かれることは稀ですが、ここではチェコ・フィルの素朴さがスコアの素の姿を示しており興味深い現象です。
 第2楽章のホルン・ソロは史上屈指の名演で、濃厚なヴィブラートを駆使してオペラ・アリアのように歌いあげる様はあっぱれ!このように思い切り歌わせる姿勢は楽章全体に一貫しており、細かいルバートのタイミングや強弱の加減程度の指示に抑えて、あとは呼吸で勝負するような気宇壮大な空気が横溢。ちまちましたことを言えなくなるほどの説得力は、そこから生まれている気がします。
 第3楽章は小気味良い楽想がチェコ・フィルにピッタリ。終結部の木管の絶妙な浮き出しは、先述のピンポイント的な指示の一つと思われ、その徹底ぶりが尋常ではありません。
 終楽章もマタチッチならではの勇壮な音楽。172小節以降、運命動機を斉奏する金管に木管軍が呼応する際にピッコロを核としたバランスを徹底して光彩陸離たる輝きを注入するいかにもマタチッチらしい趣味で、鄙びたチェコ・フィル・サウンドは跡形もありません。曲の終盤に向けて、チェコ・フィルが伝統の殻を破リ続けてマタチッチ寄りのサウンドにどんどん近づく様はそれだけでもワクワクします。【2022年8月・湧々堂】
「チャイ5」の詳細レヴュー


SOMM
ARIADNE-5017(2CD)
NX-C09
クーセヴィツキー/ロンドン・フィル、ライヴ録音集
【CD1】
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op. 64
ドキュメンタリー「セルゲイ・クーセヴィツキーの思い出」
 イントロダクションとボストンSO Part. I
【CD2】
ドキュメンタリー「セルゲイ・クーセヴィツキーの思い出」(続き)
 1. ボストンSO Part. II
 2. LPO
シベリウス:交響曲第2番ニ長調 Op. 43*

●ドキュメンタリー「セルゲイ・クーセヴィツキーの思い出」使用曲

【CD1:5】
ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲b…1、2、4
チャイコフスキー:交響曲第5番第1楽章(抜粋) a…1
R・シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら(抜粋) b…3
チャイコフスキー:ロメオとジュリエット(抜粋) b…1
リスト:ファウスト交響曲のリハーサルよりb
【CD2:1】
シベリウス:タピオラよりb…1
ドビュッシー:海より第3楽章(抜粋) b…1
ベートーヴェン:交響曲第3番第4楽章(抜粋) b…3
シベリウス:交響曲第2番第2楽章(抜粋) b…3
コープランド:エル・サロン・メヒコ(抜粋) b…1、3
チャイコフスキー:交響曲第4番第4楽章(抜粋) b…2
チャイコフスキー:交響曲第4番第4楽章(抜粋) b…3
チャイコフスキー:交響曲第5番第2楽章(抜粋) a
【CD2:2】
シベリウス:交響曲第2番第1楽章(抜粋) a…4
ムソルグスキー:歌劇「ホヴァーンシチナ」前奏曲(抜粋) a
チャイコフスキー:交響曲第5番第2楽章(抜粋) a
チャイコフスキー:交響曲第5番第3楽章(抜粋) a…4
チャイコフスキー:交響曲第5番第3楽章(抜粋) a
チャイコフスキー:交響曲第5番第4楽章(抜粋) a…4
セルゲイ・クーセヴィツキー(指)
LPO

録音:すべてライヴ(モノラル)
1950年6月1日 Royal Albert Hall、London
1950年6月8日 Royal Albert Hall、London*

●ドキュメンタリー「セルゲイ・クーセヴィツキーの思い出」演奏者内訳(全て初CD化)

LPO…a
ボストンSO…b

語り手
ジョン・トランスキー(プロデューサー&インタビュアー)
ハリー・エリス・ディクソン(ボストンSO 元ヴァイオリニスト)…1
エヴァレット・"ヴィック"・ファース(ボストンSO 元ティンパニスト)…2
ハリー・シャピロ(ボストンSO 元準首席ホルン奏者)…3
パトリック・ストレヴェンス(LPO 元準首席ホルン奏者)…4
21世紀の名指揮者セルゲイ・クーセヴィツキーとLPOによる1950年6月の演奏会ライヴ録音、初CD化。 クーセヴィツキーはロシアで生まれ、地元でコントラバス奏者として活躍した後に渡米。1924年にボストンSOの常任指揮者に就任してからはほぼ四 半期にわたり、オーケストラを高い水準に引き上げるとともに、アメリカの聴衆にフランスやスラヴ系の音楽を紹介しました。このロンドン・フィルとの演奏は、彼 が1949年に健康問題でボストンSOの音楽監督を辞任した翌年のもの。75歳の高齢とはいえ、この演奏会の直前にはパリでベートーヴェンの第9 を演奏するなど、まだまだ充実した活動を行っていたクーセヴィツキーの迫力ある演奏が記録されています。アルバムの余白には、ドキュメンタリー制作者ジョ ン・トランスキーがクーセヴィツキーの下で演奏していたボストンSOとロンドン・フィルの元楽団員たちに対して1992年から2017年にかけて行ったイン タビューを含むドキュメンタリー音声が収録されており(英語)、彼がどれほどオーケストラのメンバーに愛されていたか、またオーケストラに影響を与えたかを知る ことができます。ここで使われている音源も含め、全ての音楽はエンジニア、ラーニ・スパールによってリマスターが施されており、モノラルでありながらもクリアで 深みのある音を楽しむことができます。また、ブックレットには歴史的録音の権威であるロブ・コーワンがこの貴重な録音と演奏への賛辞を寄せています(英語)。
SOMM
ARIADNE-5016(1CD)
NX-B04
ヴォーン・ウィリアムズ・ライヴ 第1集
劇音楽「すずめばち」 アリストファネス組曲 - 序曲*
交響曲第6番ホ短調**
交響曲第9番ホ短調#
マルコム・サージェント(指)
BBC響*,**、ロイヤルPO#

録音:すべてライヴ(モノラル)
1957年9月12日 Royal Albert Hall、London*
1964年8月4日 Royal Albert Hall、London**
1958年4月2日 Royal Festival Hall、London#
マルコム・サージェント(1895-1967)は1950年から1957年までBBCSOの常任指揮者を務め、華麗な指揮スタイルと緩急自在なテンポ設定で 英国作品を中心に幅広いレパートリーを演奏、人気を博しました。ヴォーン・ウィリアムズ作品も得意としており、ここでは1957年に演奏された「すずめばち」 序曲、1958年の「交響曲第9番」、1964年の「交響曲第6番」、この3曲のライヴ録音を収録。サージェントは2つのオーケストラの個性を際立たせつつ、 品の良さを併せ持った見事な音楽を聴かせます。なかでも「交響曲第9番」の演奏は、晩年の作曲者自身の立ち合いの下に行われた世界初演という、 歴史的な録音です。ヴォーン・ウィリアムズの厚い信頼を得ていたサージェントならではの快演が繰り広げられています。 今回の復刻は、これまでにも数々の名盤の復刻にあたった、英国を代表するリマスター・エンジニア、ラーニ・スパールが手掛けており、丁寧なリマスターにより ノイズの少ないリアルな音が蘇りました。 なお、ブックレットにはヴォーン・ウィリアムズの評伝を執筆した英国の研究家サイモン・ヘファーによる解説(英語のみ)が掲載されています。

Pentatone
PTC-5187021(1CD)
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 ヤン・ヴォボジル(ホルン独奏)、
スタニスラフ・マサリク(トランペット独奏)
セミヨン・ビシュコフ(指)チェコPO

録音:2021年12月8-11日/ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(プラハ)
当団にとって全曲録音は1976年から1982年にかけて録音したヴァーツラフ・ノイマン以来となります。オーストリアで活躍したマーラーです が生まれは当時のオーストリア帝国に属するボヘミア王国のイーグラウ近郊のカリシュト村(現チェコのイフラヴァ)。この全曲録音は当団にとっても最も重要かつ 力をいれたプロジェクトとなっております。
「マーラーの交響曲は人生の“ポリフォニー”を表現するものであり、これらの作品を録音することは、生涯をかけて抱いてきた夢、そして喜びです」と語るビシュ コフ。2018年10月より当団の首席指揮者・音楽監督としての任期をスタートさせたビシュコフが全身全霊で臨むマーラーはこのオーケストラがもつ温かく優 しい音色を全面に出した好演で、ビシュコフが生涯かけての夢をここに実現しております。ことにアダージェットは言葉を失うほどの美しさ。細部へのこだわりと 洗練された演奏はビシュコフ率いるチェコ・フィルでなければ表現できない輝かしいマーラーの世界が広がります。
ェン・ライスをソリストに迎えた第4番(KKC-6504 / PTC-5186972)も好評発売中です! (Ki)


Spectrum Sound
CDSMBA-108(2CD)
「オハン・ドゥリアンへのオマージュ」〜1971・1980・1981年ライヴ音源集
(1)ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
(2)ハイドン:交響曲第102番
(3)ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
(4)モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」序曲
(5)ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
オハン・ドゥリアン(指)
(1)フランス国立O、(2)-(5)フランス放送ニューPO

録音:(1)1971年1月13日、
(4)(5)1981年5月8日シャンゼリゼ劇場(パリ)、
(2)(3)1980年5月22日メゾン・ドゥ・ラ・ラジオ・パリ104スタジオ(パリ)
録音方式:ステレオ(ライヴ)
フランス国立視聴覚研究所(ina)提供の正規音源を使用したSpectrum Soundレーベルのベルアーム・シリーズから今年(2022年)に生誕100年を迎え た指揮者オハン・ドゥリアン(1922-2011)へのオマージュとして、1971年、1980年、1981年のライヴのからワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージ ンガー」第1幕への前奏曲、ハイドンの交響曲第102番、ストラヴィンスキーのバレエ組曲「火の鳥」(1919年版)、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」序曲、 そしてブルックナーの交響曲第9番を収録したアルバムが登場します!
ドゥリアンは1922年イェルサレム生まれ。同地の音楽学校で学んだのち、パリにてロジェ・デゾルミエール(1898-1963)とジャン・マルティノン(1910-1976)に指揮を師事しています。
正規録音が少ないために日本ではその名は親しまれていませんが、ドゥリアンの音楽は一聴価値ありの唯一無二の実に見事なもの。悠然としたワーグナー、たっ ぷりと歌うハイドン、驚くほど遅いテンポから不思議な響きを生み出すストラヴィンスキー、スケールの大きなモーツァルト、そして立派かつ柔らかな響きがこの上 なく美しいブルックナーと、“ドゥリアン節”炸裂の演奏を展開しております。この度のリリースは未亡人アリス・ドゥリアン全面協力のもと実現。記念すべき年に復 刻された熱量高いドゥリアンの演奏をご堪能ください。平林直哉氏の日本語解説書付。スクリャービンの「法悦の詩」とブラームスの交響曲第3番を収録したアル バム(CDSMBA-076)も好評発売中です!


Treasures
TRE-279(1CDR)
ノイマンのブルックナー
グリンカ:幻想曲「カマリンスカヤ」#
リスト:交響詩「前奏曲」
ブルックナー:交響曲第1番*
ヴァーツラフ・ノイマン(指)
ライプチヒ・ゲヴァントハウスO

録音:1967年10月17日#、1965年12月13-14日ライプツィヒ救世主教会*、1968年2月22-23日 (全てステレオ)
※音源:独DECCA _SXL-20087*、ETERNA 8-25-847
◎収録時間:74:34
“ノイマンの端正な造形力にオケの魅力が完全バックアップ!”
■音源について
全てETERNA音源。ノイマンは、1964年からライプチヒ・ゲヴァントハウス管の音楽監督に就任。プラハの春へのソヴィエの介入を東ドイツが賛同したことに抗議して1968年に辞任。その後のチェコ・フィルでの活躍はご存じのとおりです。

★ノイマンのチェコ・フィル時代の録音の多くは高い評価を得ていますが、端正で丁寧な音作りである反面、どこか根源的な力が希薄だと感じる方も多いのではないでしょうか。腰高のサウンド自体はチェコ・フィルの持ち味であり、マタチッチのような巨匠でも、チャイコフスキーの録音において重厚な音を引き出すのに苦労していることが窺われますし、スプラフォンの録音やホールの特性も関係しているかもしれません。
 では、そのそもノイマンが目指す音色とはどんなものなのか?その答えはゲヴァントハウス時代の録音にあると思います。過度な重圧感を避け、楷書風のフォルムを守る姿勢はこの頃から変わっていないことがまず分かります。しかも、この頃の録音は、マーラーの「5番」など名演揃い!そう考えると、ノイマン&チェコ・フィルの録音の薄味感は、清潔さを重んじるノイマンの音作りがチェコ・フィルの個性によって過度に際立ってしまった結果とも言えそうです。
 一方で、その前のたった4年間だけのゲヴァントハウス時代の録音は、指揮者ノイマンの魅力の本質を知る意味で聴き逃がせないものばかり、中でもこのブルックナーは、マーラーの「5番」等とと並ぶ名演で、ノイマンの威圧感を嫌う音作りがゲヴァントハウス管のいぶし銀の響きに清潔感を与え、野武士的な演奏では気づかない木工細工のような佇まいをもたらしている点で、他に類を見ない魅力を誇ります。
 第1楽章冒頭の弦の刻みは確実に音色ニュアンスが滲み、単調なリズムしか感じさせない演奏との差にハッとさせられます。随所に顔を出す管楽器も意味深く呟き、トゥッティでは伝統美を有していた頃のこのオケの魅力が炸裂。峻厳にして端正な造形力で惹きつけます。必要以上にルバートを効かせない第2主題の歌い口も、後年まで一貫していたノイマンの特色が現れていますが、オケの音色と相まって、その伸縮性の少ないフレージングが素朴さを更に押し広げます。展開部の混沌とした楽想も、再現部への以降の進行も少しも物々しくなく、ノイマンの音楽性と作品との親和性が独特の説得力を醸成。コーダでは、フェルマータ後の弦(13:12)が灼熱のフォルティッシモを掻き鳴らし、後年のノイマンからはあまり想像できない凝縮度の高い響きを発するのです。
 第2楽章も見通しの良いテクスチュアを基調とし、折り目正しくフレージング。ヴィオラのアルペジオ以降の副主題にみる純朴さなどは、ノイマンの誠実さの賜物。3楽章の荒くれたた楽想も徹底して楷書で制御し尽くしますが、内面に静かな闘志を湛えます。中間部でドヴォルザーク的なノスタルジーを感じるのは、気のせいでしょうか?
 「火のように」という指示のある終楽章でも端正な造形美を崩さないのを目の当たりにすると、ノイマンにとってこのスタイルが単なる個人的嗜好ではなく、譲れない矜持であることをまざまざと思い知らされます。その信念の達成に向けた意志力が音楽に精神的な強さを与え、野暮ったいドイツ流儀一辺倒の演奏とは違う均整の取れた安定感をもたらすのです。第2主題に入る前や、展開分後半のヴァイオリンとチェロの執拗な応酬等で、かなり熾烈な響きを発しますが、クナッパーツブッシュ的な毒気はなく、構築美一筋で貫く頑固さそのものが音楽に独特の生命力を注入しているかのよう。そして極限まで魂が昇華したコーダの凄さ!大げさな大伽藍に貶めないノイマンの品格があればこそのこの感動!ゲルハルト・ボッセやペーター・ダムが在籍していた頃のゲヴァントハウス管の魅力とともに、とくとご堪能ください。
 教会での録音なので残響は長めですが、響きが混濁することなくブルックナーに相応しい雰囲気を醸し出しているのも嬉しい限りです。【湧々堂・2022年8月】


ICA CLASSICS
ICAC-5169(2CD)
NX-C07
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調 Op. 43
交響曲第11番ト短調 Op. 103「1905年」*
BBC響、BBCフィル*
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)

録音:1978年9月9日 ロイヤル・アルバート・ホール、ロンドン(ステレオ/アナログ録音)
1997年10月4 ブリッジウォーター・ホール、マンチェスター2(ステレオ/デジタル録音)*
ライヴ録音:拍手入り
全て初CD化
ショスタコーヴィチ本人とも親交の深かったゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(1931-2018)によるライヴがBBCのアーカイヴから発掘されまし た。交響曲第4番は、1962年にエディンバラでロジェストヴェンスキーとフィルハーモニアOによって西側初演が行われた因縁の作品。 今回発売の1978年に行われたBBCSOとのライヴは、力づくといった印象はないながらも、要所要所での巻き上げは非常に効果的 で凄まじいもの。第1楽章後半の難所での堰を切ったような煽りなども聴きどころで、一糸乱れぬオーケストラの巧さもさることながら、ロジェス トヴェンスキーの統率力の妙も味わうことが出来ます。クリアなステレオ録音。1905年にサンクトペテルブルクで起こった、労働者のデモ隊に 軍隊が発砲した「血の日曜日事件」を題材にしたと言われる交響曲第11番は、1997年BBCフィルとの共演を収録。冒頭からライヴならで はの緊張感とその高まりがひしひしと伝わり、途中大きな山をいくつも築きながら到達する惨事の描写の荒々しさ、悲痛さの中にも揺るがぬ 強い意志を感じさせる追悼の音楽、圧倒的な力強さのフィナーレ、鐘の音も絶妙なバランスで鳴るなど、作品の物語性や意図を十二分に 伝えながらも、スコアがしっかり読み取れるような明確さも併せ持つ手腕はさすが。最後の音が鳴り止まないうちに嵐のような拍手が巻き起こ ります。見透し良く分離も十分なデジタル録音。いずれもレーベルのデータでは「初CD化」となっており、第4番に関しては以前DVD(音声は モノラル)が発売されておりましたが、第11番についてはパッケージとして発売されるのは初めてとみられ、世界中のショスタコーヴィチ・ファンに とって大きなプレゼントとなる一枚と言えるでしょう。

BR KLASSIK
BR-900205(1CD)
NX-B07
マーラー:交響曲第9番 バイエルンRSO
サイモン・ラトル(指)

録音:2021年11月24-27日
イザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8(ライヴ)
2021年11月、バイエルンRSOは、次期首席指揮者サー・サイモン・ラトルの指揮でマーラーの交響曲第9番を演奏し、大きな反響を呼 んだ。これはその演奏会のライヴ録音だ。ラトルはこの曲について、「演奏者の性格を可視化して、深い絶望のようにも愛や憧れのようにも響きうる、 他に類のない作品」と語る。だが、一切のデフォルメを排し、細部まで透徹した響きに貫かれたこの演奏は、むしろ、聴く人に応じて、絶望にも愛にも 憧れにも感じられるのではないだろうか。いわば、多義性が多義性のままに提示された名演奏だ。――増田良介
2021年11月26日、バイエルンRSOは、61年にも及ぶ共演歴を持ち、そのひと月あまり前に逝去したベルナルト・ハイティンク追悼の特別 コンサートを行いました(翌日にも公演)。曲目はハイティンクの指揮で演奏したことのあるマーラー交響曲第9番。指揮は2023/24シーズンから首席 指揮者に就任するサイモン・ラトル。クーベリック、マゼール、ヤンソンスといった歴代首席指揮者が培ってきたマーラー演奏の伝統と、世界最高峰と評 価される演奏能力を持つオーケストラが、現代屈指のマーラー指揮者の下で繰り広げた演奏は圧倒的な出来栄えとなりました。ウィーン・フィル及び ベルリン・フィルと同曲のCDを出しているラトルも、このコンサートの出来に感激してCD化を強く要望。ここにCDリリースとなりました。

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0048(1CD)
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63
ミャスコフスキー:交響曲第25番変ニ長調 Op.69
プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』 Op.64より 仮面
ダーヴィト・ネベル(Vn)
ダニエル・ユペール(指)
ベルギッシュSO

録音:2021年8月/ケルン
ダニエル・ユペールは有望なドイツの指揮者で、ベルギッシュSOの20119/2020シーズンの音楽監督を務めました。世評も高く、同オケの水準がかなり 高まったと認識されています。その成果があらわれた録音の登場です。
ダーヴィト・ネベルはチューリヒ生まれのヴァイオリニスト。クリスチャン・ヤルヴィとの共演でSONYから協奏曲アルバムが発売されています。
「仮面」はこの演奏のために特別にアレンジされたヴァイオリンとオーケストラのための版を使用。 (Ki)

Altus
ALTSA-379(1SACD)
シングルレイヤー
限定生産盤
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調
交響曲第9番ニ短調
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
フランス国立O

録音:1965年1月26日、1963年1月29日*/シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
INA(フランス国立視聴覚研究所)に残されたマタチッチの名演ブルックナー・フランスライヴ2曲をまとめて初SACD化!もともと上質ステレオ録音でしたが、 改めて入念なリマスターが施されており、SACDの効果も相まってマタチッチの力強く偉大な演奏がより迫真的に楽しめるようになっています。フランス国立管の 音色とマタチッチの個性がまじりあって紡ぎ出される無二の世界をお楽しみください。
「マタチッチというと、酒豪で不器用な人間だったことが知られているので、とにかく力業で、グイグイ押す指揮者という印象が強い。確かに、それは決して間違っ てはいないけれども、併行して、細部に対するこだわりも非常に強かったのである」「マタチッチのブルックナー第9番となれば、これをまっ先に聴けば良いでしょう。 圧巻はアダージョではあるまいか。これほど厳しく凜々しく、祈りに満ちた演奏は希有であろう」…平林直哉氏の解説より
Altus
ALT-520(1CD)
シューリヒト&スイス・ロマンド管
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV1067
カール・シューリヒト(指)
スイス・ロマンドO

録音:1952年5月3日、1955年8月4日* 共にスイス・ロマンド放送によるモノラル録音
シューリヒトがスイス・ロマンド管と共演した、貴重な放送音源を収録。50年代の録音ながら丁寧なマスタリングで音を整え、すっきりと知的にして必要なもの をしっかりと汲み取った辛口の名演がおおいに堪能できます。ブラームスの4番は幾つか残されている録音のなかで最も古いもので、このころのシューリヒトの音 作りを知る興味深い演奏。またこちらも秀演といえるバッハの管弦楽組曲では、オーケストラの首席フルート奏者アンドレ・ぺパンの鮮やかな妙技が味わえます。
■「(ブラームス4番は)年代が最も早いせいか、シューリヒトらしい枯淡の味わいと、きりりとひきしまった精悍さが融合され、非常に鮮やかな印象を残す」「(バッ ハは)最近の流行とは正反対の、大きな編成による演奏であるが、この1955年のライヴは大柄ではあってもはつらつとしており、好ましい」…平林直哉氏の解説 より (Ki)

GRAND SLAM
GS-2276(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)、BPO
ティルラ・ブリーム(S)、エリーザベト・ヘンゲン(A)、ペーター・アンダース(T)、ルドルフ・ヴァツケ(Bs-Br)、ブルーノ・キッテルcho

録音:1942年3月22〜24日/ベルリン、旧フィルハーモニー
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)
■制作者より  
言わずと知れたメロディア/ユニコーン系列音源によるベートーヴェンの第9です。同一演奏はGS-2146(2016年3月/廃盤)でも復刻しましたが、今回は 新たに2トラック、38センチのオープンリール・テープを取り寄せ、それを録音スタジオに持ち込んで全行程をプロ用機器でマスタリングしました。近年では演奏ノ イズ、会場ノイズを除去する傾向が強いですが、当CDではそのような操作は行わず、原音の響きを尊重しています。  また、解説書には作曲家の橋本國彦が留学中にフルトヴェングラーとベルリン・フィル、ブルーノ・キッテル合唱団による第9を聴いた時の文章を掲載していま す。橋本が聴いたライヴは別の年の公演ですが、黄金のコンビによる第9を旧フィルハーモニーで体験した数少ない日本人の証言として、まことに貴重です。  なお、同じく解説書には合唱指揮者ブルーノ・キッテルと4人の独唱者の写真を掲載していますが、過去にこのような形で写真を掲載しているディスク類は非常 に少ないと思われます。(平林 直哉)

オクタヴィア
OVCL-00791(1SACD)
税込定価
2022年8月24日発売
ハイドン:交響曲集Vol.16
交響曲第51番変ロ長調 Hob.I:51
交響曲第28番 イ長調 Hob.I:28
交響曲第91番変ホ長調 Hob.I:91
飯森範親(指)
日本センチュリーSO

録音:2019年11月22日 大阪、いずみホール・ライヴ
日本センチュリーSOが首席指揮者の飯森範親と共にスタートした「ハイドンマラソン」は、フランツ・ヨーゼフ・ ハイドンのすべての交響曲を演奏しようという一大プロジェクト。当盤は第17回コンサートのライヴ収録です。 幾度の公演を重ね、信頼関係を築いてきた飯森と日本センチュリー響は、精緻な構築と、細部までこだわりぬいた 感性で、気品あふれるハイドンを奏でています。柔和で晴々とした優美な演奏は、まさに彼らの真骨頂といえるで しょう。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00789(1SACD)
税込定価
2022年8月24日発売
R.シュトラウス:アルプス交響曲
歌劇「ばらの騎士」〜第1ワルツ集
ウラディーミル・アシュケナージ(指)
チェコPO

録音:1999年3月21、22、27日
プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール
巨匠アシュケナージのチェコ・フィル音楽監督在任時代の名盤復活! アシュケナージは、この曲のスペクタクルなオーケストレーションを、華美や誇張には見向きもせず、精緻か つ雄大な音楽をくり広げています。この時代にスペシャリスト達が揃っていたチェコ・フィルの、特に金管セク ションのあざやかな名技には耳を奪われるでしょう。 キャニオンクラシックス原盤、20世紀の掉尾を飾った名録音です。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00792(1SACD)
税込定価
2022年8月24日発売
R.シュトラウス:家庭交響曲
交響詩「ドン・ファン」
ウラディーミル・アシュケナージ(指)
チェコPO

録音:k1997年4月19日、20日
プラハ「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホール
ロイヤル・フィルやベルリン・ドイツSOの指揮者を歴任してきたアシュケナージが、1997年初頭、 チェコ・フィルとのコンサートで圧倒的成功を収めたのが、この「家庭交響曲」。 その熱量そのままに、一気に収録したのが本アルバムで、音楽監督就任後の初録音でもあります。 ここに聴く豊潤なロマンの躍動こそアシュケナージの真骨頂であり、また絶頂期にあったチェコ・フィルの全 セクションが壮麗な輝きを見せる、楽曲終半も大いなる聞きものです。’オクタヴィア)

Goodies
78CDR-3878(1CDR)
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」 ブルーノ・ワルター指揮
ベルリン国立歌劇場O

独 POLYDOR 69771/5
1925年3月ベルリン録音
ブルーノ・ワルター(1876-1962)はドイツ出身の大指揮者。ベルリンのシュテル ン音楽院を卒業後ピアニストとしてデビュー、後に指揮者に転向した。1894年 ハンブルク歌劇場の指揮者だった時、音楽監督のマーラー(1860- 1911)と出会い親交を深めた。その後ウィーン国立歌劇場、ライプツィヒ・ゲ ヴァントハウスOの楽長、音楽監督を歴任、またウィーン・フィルやベ ルリン・フィルも指揮した。1938年オーストリアがナチス・ドイツに併合され ると迫害を逃れてフランス、イギリスを経てアメリカに移住した。この録音は ラッパ吹き込み末期のもので、ワルターはこの曲をその後再録音をしなかった ので貴重な一枚。 復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジ、スピリッツ(4mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

ALPHA
ALPHA-875(1CD)

NYCX-10342(1CD)
国内盤仕様
税込定価
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
ピアノ協奏曲 第23番イ長調 K. 488
交響曲第40番ト短調 K. 550「十二音技法」
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)
使用楽器:ウィーンのアントン・ヴァルター1790年頃製作モデルに基づくクリストフ・ケルン製作の再現楽器
ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ(古楽器使用)
ジュリアン・ショーヴァン(Vn、指揮)

録音:2021年9月アルスナル、メス(フランス北東部ロレーヌ地方)
※ 国内盤仕様解説日本語訳…白沢達生
Aparteレーベルでのハイドン「パリ交響曲」シリーズで注目すべき実績を上げた後、ALPHAでモーツァルトの重要な管弦楽作品を体系的に 録音してゆくSimply Mozartシリーズを開始したフランス最前線の古楽器オーケストラ、ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ。「ジュピター」などを 収録し世界中で高い評価を博した第1弾(ALPHA776/NYCX-10256)に続き、第2作は同じ後期交響曲群中唯一の短調作品である ト短調の第40番と、パリに自筆譜が残っている2作(「ドン・ジョヴァンニ」序曲、ピアノ協奏曲第23番)という重要作揃いのプログラムです。協 奏曲のソリストに迎えられたフォルテピアノの大御所アンドレアス・シュタイアーは、意外にもモーツァルト協奏曲の録音が決して多くはなく、20 世紀終わりにTeldecからリリースされたコンチェルト・ケルンとの4曲(第9、17、18、19番)以来の満を持しての新録音!随所に聴こえる通 奏低音としての即興含め、当時の演奏習慣を踏まえた装飾が盛り込まれた解釈の流麗さはますます冴えわたるばかり。シュタイアーとともに 自筆譜を検討し演奏に反映させたというル・コンセール・ド・ラ・ロージュの各セクションも古楽器ならではの機微に満ちた解釈で、ヴァイオリン を弾きながら指揮するショーヴァンのもと意欲溢れる一体感で各作品の深みと迫力をあざやかに伝えてやみません。なおここではクラリネットの 入った版を使用。終楽章の半音階的楽想をふまえ第40番にあえて添えられた「十二音技法」という副題(彼らのコンサートの聴衆から募集 し、団員によって選ばれたものとのこと)にも現れている通り、作品本来の姿を徹底して見つめ直した先に垣間見えるモーツァルトの先進性に 改めて驚かされます。自筆譜がパリに辿り着いた経緯やシュタイアーへのインタビューなど、解説も貴重な情報満載です(仏・英・独語/国 内仕様盤は日本語訳付)。

TOCCATA
TOCC-0636(1CD)
NX-B03
エミール・タバコフ(1947-):交響曲全集 第7集
15の弦楽器のための協奏曲(1979)
交響曲第9番(2015)…世界初録音
ソフィア・ソロイスツ・チェンバー・アンサンブル
ソフィアPO
エミール・タバコフ(指)

録音:1980年2月3日、2018年3月18日(ライヴ)
秘曲づくしのTOCCATAの人気シリーズの一つが、ブルガリアの作曲家、指揮者エミール・タバコフの交響曲集全 集です。この第7集には2015年の「第9番」と、1979年の「15の弦楽器のための協奏曲」が収録されていま す。 交響曲第9番は、オーケストラの表現能力の極限を探る純音楽作品として書かれており、表題性はないものの 彼の作品によくあるように、荒々しいオーケストラは混迷する社会を、ソロ楽器の旋律は人間の尊厳をたたえる 声のように聴こえます。冒頭楽章には壮大なアダージョが置かれ、躍動感あふれる第2楽章のスケルツォが続きま す。そして穏やかなラルゴを経て、ゆったりとした楽想で始まる最終楽章は、激しく荒々しいアレグロ・モデラートに 変化。古典的な形式を継承した見事な作品に仕上がっています。「15の弦楽器のための協奏曲」は習作であ るものの、各楽器の超絶技巧が際立つエネルギッシュな作品です。

Channel Classics
CCSSA-42822(1SACD)
NX-C03
ブルックナー:交響曲第9番 ブダペスト祝祭O
イヴァン・フィッシャー(指)

録音:2021年3月 コングレス・センター、ブダペスト、ハンガリー
CD層…Stereo SACD層…Stereo、5.0マルチチャンネル
2012年に録音された交響曲第7番以来の、イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭Oによるブルックナーに第9番が登場。ブルック ナーがこの作品の第3楽章を書き上げた時に70歳だったことから、「自分が70歳の誕生日を迎えるまでこの作品は録音しない」と決めていた というフィッシャー。2021年1月に70歳を迎え、満を持してこの大作に臨みました。彼は過去に試みられた様々な補筆完成の動きに敬意を 表しながらも、「第3楽章終結の、終わりなく続くかと思われるホルンの音はあたかも作曲者の最後の息のようだし、もうこれ以上語ることは無 いと感じさせる」として、3つの楽章で作品は完結していると解釈。ブルックナー自身がこの作品の総譜に書き込んだ「わが愛する神に」という 献辞に引っかけ、この録音を「わが愛するブルックナーに捧げる」と、深い思い入れを語っています。演奏の方は、緩急織り交ぜたメリハリのあ るテンポ設定に加え、管と弦との対比を鮮明にどのパートも大きな表現を伴ってよく歌わせており、結果ヴァイオリンの両翼配置も効果的なも のとなって、ダイナミックでありながら雄大な美しさを湛えた、たいへん聴き応えのある仕上がりとなっております。これらを最大限楽しむことの出 来るSACDハイブリッドでの発売も嬉しいところ。彼らの大作録音を心待ちしていたファンの期待に大いに応えるアルバムといえるでしょう。
Channel Classics
CCSBOX-7322(4CD)
NX-F01
ブラームス:交響曲全集、管弦楽作品集
【DISC 1】
ハンガリー舞曲 第14番ニ短調 (イヴァン・フィッシャー編)
ハイドンの主題による変奏曲 Op. 56a
交響曲第1番ハ短調 Op. 68
【DISC 2】
交響曲第2番ニ長調 Op. 73
悲劇的序曲/大学祝典序曲
【DISC 3】
交響曲第3番ヘ長調 Op. 90
セレナーデ 第2番
【DISC 4】
交響曲第4番ホ短調 Op. 98
ハンガリー舞曲 第11番ニ短調
シィク地方の民族音楽(Vn、ヴィオラ、コントラバスによる) 〜ハンガリー舞曲 第3番に使われたオリジナル・メロディ
ハンガリー舞曲 第3番ヘ長調
ハンガリー舞曲 第7番イ長調
ブダペスト祝祭O
イヴァン・フィッシャー(指)

録音:2009年1月…DISC 1
 2012年2月…DISC 2、
 2013年4月…DISC 4
 2020年8月30日-9月1日…DISC 3
 ブダペスト芸術宮殿

※DISC 3、トラック1の00'21''付近に小さなノイズが発生しますが、レーベルより電気的なノイズではなく収録時のものという回答を得ております。ご了承くださいませ。
10年以上の歳月をかけて録音され、リリースされるたびにその個性的かつ説得力のある解釈が話題となった、イヴァン・フィッシャーのブラーム ス交響曲全集が待望のBOX化です。全体にメリハリのあるテンポ感ながら奇をてらった印象は全く無く、隅々まで歌い込まれたダイナミックで 躍動感のある表現が大きな魅力。併せて収められた管弦楽作品の名作も嬉しいところですが、ハンガリー舞曲からフィッシャーによるオリジナ ルの編曲や、原曲の民族音楽の雰囲気を楽しめるトラックも収録するなど、彼らならではのこだわりが満載の内容となっています。単品では SACDハイブリッドでのリリースでしたがBOX化にあたり通常CDへと変更、大幅にお求め安くなったことは歓迎できる点といえるでしょう。


Pentatone
PTC-5186978(3CD)
ブロムシュテット/ブラームス:交響曲全集
■CD1
(1)交響曲第1番ハ短調 Op.68
(2)悲劇的序曲 ニ短調 Op.81
■CD2
(3)交響曲第2番ニ長調 Op.68
(4)大学祝典序曲 Op.80
■CD3
(5)交響曲第3番ヘ長調 Op.90
(6)交響曲第4番ホ短調 Op.98
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

録音:(1)2019年9月、(2)(3)(4)2019年10月、(5)(6)2021年4月
ゲヴァントハウス(ライプツィヒ)
(1)-(4)ライヴ、(5)(6)セッション
1927年生まれのヘルベルト・ブロムシュテット。現役最高齢の巨匠がライプツィヒ・ゲヴァントハウスOと録音したブラームスの交響曲全曲がついにセッ トとなって登場いたします!
録音はゲヴァントハウスにて、2019年9月、10月のライヴと2021年4月のセッションです。当初、全てライヴ収録の予定でしたが、長引くコロナ禍の 影響で交響曲第3、4番のみセッションとなりました。
ブロムシュテットは1998年から2005年の7年間に渡ってライプツィヒ・ゲヴァントハウスOのシェフを務め、その後当団の名誉指揮者として指揮台 に立っており、現在も非常に良好な信頼関係を築いています。
ブロムシュテットの境地といえるブラームスは、楽譜を丁寧に読み込みその音楽に魂を宿らせたような生命力に満ちた演奏を展開しており、各作品の成り立ち、 分析そして研究を重ね、導き出したひとつのこたえがこの演奏に結実。指揮者として60年以上のキャリアの巨匠が94歳で成し遂げた前代未聞の大偉業。祈り とともに魂のこもった演奏は感動せずにはいられません。 (Ki)

ALIA VOX
AVSA-9950
(2SACD)
シューベルト:交響曲集〜Transfiguration(変容)
[Disc1] 交響曲 ロ短調「未完成」
[Disc2] 交響曲第9番ハ長調「ザ・グレイト」
ジョルディ・サヴァール(指)
ル・コンセール・デ・ナシオン

録音:2021年9月26-29日、カタルーニャ
サヴァールが、初のシューベルト・アルバムをリリースします!ベートーヴェン(AVSA 9937(第1-5番)および9946(第6-第9))で世界中に、まさに新し く生まれたばかりのようなフレッシュなベートーヴェンの交響曲を届けてくれたサヴァール。このシューベルトも、名演名盤ひしめく作品ですが、サヴァールならでは の楽譜や作曲家へのまなざしに裏打ちされた、ほかにはないシューベルトとなっています。音楽史を生きてきたともいえるサヴァールとル・コンセール・デ・ナシ オンの面々の耳と経験と感性が、まさにシューベルトの楽譜の生々しい筆跡やインクのにおい、あるいはシューベルトの体温までもが感じられるような、「生まれた て」の演奏が展開されています。当時の空気のにおいや当時のオーケストラの熱気が伝わってくるような、実に鮮烈かつ不思議なシューベルトとなっています。
サヴァールは、タイトルを「Transfiguration(変容)」としたことについて、シューベルトが書いた短い詩のようなテキスト「私が愛について歌うと、それは苦しみ になってしまう。私が苦しみについて歌うと、それは愛となる」に触れ、シューベルトの音楽の内的・精神的世界の底知れない広さと、シューベルトの筆が生み出し た奇跡のような音楽に驚かされない瞬間はない、と語っています。そうしたサヴァールの思いや発見、気づき、ひらめきと、そうしたものを実際に音にのせて響か せることの巧みさに、聴き手もまた驚かされ、感動するのです。 (Ki)

Skani
SKANI-141(1CD)
ヤーニス・イヴァノフス(1906-1983):交響曲第17番ハ長調(1976)
交響曲第18番ホ短調(1977)
ラトビア国立SO、
グンティス・クズマ(指)

録音:2022年
名門ラトビア国立SOとグンティス・クズマによる大きなプロジェクト、ヤーニス・イヴァノフスの交響曲シリーズ最新作。イヴァノフスは21曲もの交響曲を遺しラトビア音楽史上もっとも才能に恵まれたシンフォニストとみなされているものの、最近までその作品に接する機会に恵まれていませんでした。今回収録された2つの作品もこれまで放送用コピーか70年代、80年代の古いLPレコードでしか入手できなかったもので、このCDリリースによってその不朽の音楽がようやく日の目を見ることになります。グンティス・クズマは2014/15シーズンよりラトビア国立SOの指揮者を務め、2022/23シーズンからはリエパーヤSOの首席指揮者への就任が決まっている期待の俊英です。

Prima Facie
PFCD-181182(2CD)
デイヴィッド・ゴライトリー(1948-2018):レターズ・オヴ・リグレット
ムード/ピアノ・ソナタ第1番
交響曲第1番(ミドルスブラ交響曲)
海景/ウェアデールの肖像
ローソン・トリオ、
ギャヴィン・サザーランド(指)、
プラハ市PO、他

録音:1996年〜2021年
イギリス・ダラム生まれの作曲家、デイヴィッド・ゴライトリー。1990年代後半〜2000年にかけて録音された代表的な作品の数々に、2018年に彼が逝去したことを受けてローソン・トリオが新たに録音した素晴らしいピアノ・トリオ「レターズ・オヴ・リグレット」を加えて、デイヴィッドの人生と音楽を讃えるアルバムが完成しました。

Hyperion
CDA-68396(1CD)
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番、
イギリス民謡集(煤けたズボン*、The Carter*、Ward the Pirate*)、
交響曲第8番、イングランド・マイ・イングランド#
マーティン・ブラビンズ(指)、
BBC響、BBC交響cho*#、
ロデリック・ウィリアムズ(Br)#

録音:2019年11月5日*#&2021年9月21日-22日、ワトフォード・コロシアム(ワトフォード、イギリス)
2003年から2016年まで名古屋フィルの常任指揮者を務め、その後も度々来日公演を成功させ、2016年からはイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督という大役を任されているイギリスの名指揮者マーティン・ブラビンズ。1920年版の「ロンドン交響曲(CDA68190)」で話題を呼んだブラビンズのヴォーン・ウィリアムズ・サイクル第5弾は、作曲者本人はその影響を否定しましたが、第2次大戦を反映したかのような作品で「戦争交響曲」ともいわれる問題作、「交響曲第6番」と、指揮者であるジョン・バルビローリに捧げられ古典的な要素を含んだ「交響曲第8番」を収録。
その他にもBBC交響合唱団が参加した「イギリス民謡集」や、2016年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞、リーズ・リーダー音楽祭2016の芸術監督も務め、日本ではバッハ・コレギウム・ジャパンとの定期的な共演でも知られるイギリスの名バリトン、ロデリック・ウィリアムズを迎えた「イングランド・マイ・イングランド」といった珍しい声楽曲も収録されており、充実の内容となっています。
第1巻〜第3巻まで連続で英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に選ばれ、第4巻は同誌「クリティクス・チョイス」にも選ばれグラモフォン賞2021にノミネート、レコード芸術「海外盤REVIEW」でも絶賛されてきた絶好調のRVWサイクル。今作も目が離せません。

Danacord
DACOCD-923(2CDR)
トマス・イェンセンの遺産 第13集

■CD 1
ニールセン
(1)交響曲第5番Op.50
(2)パンとシランクス Op.49
(3)交響曲第6番「素朴な交響曲」
(4)若き芸術家の棺の傍らで

■CD 2
シベリウス
(1)交響詩「フィンランディア」*
(2)交響曲第1番ホ短調 Op.39
(3)交響曲第4番イ短調 Op.63
トマス・イェンセン(指)、
デンマークRSO、
ティヴォリ・コンサートホールO*

■CD 1
(1)録音:1954年4月7日(スタジオ録音)
(2)録音:1956年2月1日(ライヴ放送)
(3録音:1952年6月17日-19日(スタジオ録音)
(4)録音:1958年1月12日(ライヴ放送)
■CD 2
(1)録音:1947年7月2日(スタジオ録音)]*
(2)録音:1963年9月9日(ライヴ録音)]
(3)録音:1961年11月30日(ライヴ放送)]

※復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト
デンマークの指揮者トマス・イェンセン(1898-1963)の「遺産」シリーズから、ニールセン&シベリウスの交響曲集が登場。今回も初CD化となるライヴ録音や放送音源、スタジオ録音などから復刻されています。ニールセンから直接音楽理論を学び彼の作品を早くから世に紹介したことで知られるイェンセンは、ニールセン本人が指揮した交響曲第5番の初演にチェリストとして参加していました。また、シベリウスが指揮した交響曲でもチェロを弾いており、シベリウスの音楽への情熱と見識にも自信をもっていたと言われています。CD1にはニールセンの交響曲第5番と第6番に加え、交響詩「パンとシランクス」、そして30歳の若さでこの世を去った画家、オーロフ・ハートマンの葬儀のために書かれた弦楽オーケストラのためのメランコリックな小品「若き芸術家の棺の傍らで」の1950年代の録音を収録。CD2にはシベリウスの「フィンランディア」、交響曲第1番と第4番の初出音源を収録。「フィンランディア」のみティヴォリ・コンサートホールOの演奏、他はデンマークRSOによる演奏です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

ONDINE
ODE-1401(1CD)
NX-B07
ターリヴァルディス・ケニンシュ(1919-2008): 交響曲第2番/第3番/第7番
交響曲第2番「Sinfonia concertante 協奏交響曲」(1967)- フルート、オーボエ、クラリネットと管弦楽のために
交響曲第3番(1970)
交響曲第7番(1980) - パッサカリアの形式による交響曲*
トマーソ・プラトーラ(Fl)
エギルス・ウパトニエクス(Ob)
マールティンシュ・ツィルツェニス(Cl)
ザンダ・シュヴェーデ(Ms)
ラトヴィア国立SO
アンドリス・ポーガ(指)

録音:2021年12月13-16日、2021年8月30日-9月2日*
1919年にラトヴィアで生まれた作曲家ターリヴァルディス・ケニンシュ。パリでメシアンとトニー・オーヴァンに師事。 作曲家としていくつかの賞を受賞した後、1951年にカナダに移住、教育者としてこの国の音楽発展に力を尽く しました。このアルバムは彼の交響曲シリーズの最終巻となるもので、ケニンシュの番号のついた8曲の交響曲の うち、3曲を収録しています。"トリプル・コンチェルト"とも言える交響曲第2番は、第2楽章にミクマク族(北アメリ カ大陸東部に住む先住民族)の子守歌に基づく旋律が用いられた雄大な作品。またその数年後に完成された 第3番は、ケニンシュの交響曲作家としての歩みを一歩進めたものとして評価されています。交響曲第7番は彼 の父親のテキストに基づくアリアで終わるという作品で、当時のソ連軍による母国ラトビアの占領に対する作曲者 の心の傷も反映されているようです。

Capriccio
C-8086(1CD)
NX-B05

NYCX-10332(1CD)
国内盤仕様
税込定価
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調 WAB 103(1873年初稿/ノーヴァク版) ウィーンRSO
マルクス・ポシュナー(指)

録音:2022年1月23-24日Wien、Radio Kulturhaus(オーストリア)
2022年1月25日Konzerthaus(オーストリア)
※国内仕様盤には石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語解説が付属
CAPRICCIOレーベルと国際ブルックナー協会の主導で、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年までにブルックナーの全交響曲のすべての稿 (バージョン)を録音しようという企画、 「#bruckner2024」の第5弾。今回リリースされるのは、ブルックナーの交響曲の中で異稿が最も多い「交響 曲第3番」の初稿(1873年作曲)です。楽譜はノーヴァク版を使用。 第3番の各稿の中では初稿が最も長く、また「ワーグナー」のニックネームの由来であるワーグナーの楽劇から引用したモチーフが最も多く使われてお り、独自の魅力となっています。しかし、今では信じられない話ですが、初演のためのリハーサルに臨んだウィーン・フィルから「演奏不能」と宣告されてし まい、初演は行われませんでした。その後の改訂稿に比べると「整理が付いていない」「作曲法が練れてない」とされることもある初稿ですが、ブルック ナーの革新的な着想がよりオリジナルな形に留められていることから評価する声も強く、演奏・録音の機会は着実に増えています。 マルクス・ポシュナーとウィーンRSOによる演奏は、特に速い楽章では速めのテンポを採り、若々しい気概を感じさせます。一方緩徐楽章で はしっかりとテンポを緩め、しっとりとした情感や先に進むのを戸惑うような風情を醸します。第3番第1稿再評価の転機をもたらしたインバル/フランク フルト盤の演奏時間(23:59/18:53/06:09/16:17)と比べると、特に前半2楽章において顕著な違いがあり、イメージがかなり異なる演奏となっ ていることが想像できるでしょう。

C Major
76-2304(5Bluray)
レナード・バーンスタイン・ボックスVol.2

■BD1
シベリウス
(1)交響曲第1番ホ短調op.39
(2)交響曲第2番ニ長調op.43
(3)交響曲第5番変ホ長調op.82
(4)交響曲第7番ハ長調op.105

■BD2
ベートーヴェン
(1)弦楽四重奏曲第16番ヘ長調op.135(弦(2)ハイドン:ミサ曲第7番ハ長調Hob.XXII:9『戦時のミサ』

■BD3
ハイドン
(1)交響曲第94番ト長調Hob.T-94「驚愕」
(2)交響曲第92番ト長調Hob.T-92「オックスフォード」
(3)交響曲第88番ト長調作品56Hob.T-88「V字」
(4)協奏交響曲 変ロ長調Hob.T-105

■BD4
(1)ベルリオーズ:幻想交響曲
(2)ルーセル:交響曲第3番ト短調作品42
サン=サーンス:交響詩「オンファールの糸車」
トマ:「レーモン」序曲

■BD5
Bernsteinat100バーンスタイン生誕100周年記念~タングルウッド音楽祭
バーンスタイン
(1).『キャンディード』序曲
(2)プラトン「饗宴」によるセレナーデより第1楽章
(3).交響曲第3番「カディッシュ」より第2楽章第2部「カディッシュ2」
(4)「ミサ」よりチェロと管弦楽のための三つの瞑想曲 第3曲
(5)『ウェスト・サイド・ストーリー』よりプロローグ/ジェット・ソング/マリア/〜あんな男に〜私は愛している〜/トゥナイト(クインテット)
(6)マーラー:「子供の魔法の角笛」より“歩哨の夜の歌”
(8)ジョン・ウィリアムズ:ハイウッドの幽霊(世界初演)
(9)マーラー:交響曲第2番「復活」より終楽章

(アンコール)
(10)バーンスタイン:『ウェスト・サイド・ストーリー』より“どこかに”


■ボーナス
タングルウッドのバーンスタイン+ビデオ・メッセージ
■BD1
シベリウス
(1)収録:1990年ウィーン、ムジークフェラインザール
(2)収録:1986年ウィーン、ムジークフェラインザール
(3)収録:1987年ウィーン、コンツェルトハウス
(4)収録:1988年ウィーン、ムジークフェラインザール
レナード・バーンスタイン(指)VPO
映像監督:ハンフリー・バートン
音声:PCM2.0,DTS5.1
画面:4:3
リージョン:All
収録時間:166:00
■BD2
(1)レナード・バーンスタイン(指)VPO
収録:1989年ウィーン、ムジークフェラインザール
(2)ジュディス・ブレゲン(S)、ブリギッテ・ファスベンダー(A)、クラエス・アーカン・アーンシェ(T)、ハンス・ゾーティン(Bs)、バイエルンRSO&cho、レナード・バーンスタイン(指)
収録:1984年ドイツ、オットーボイレン大聖堂バジリカ教会
音声:PCM2.0,DTS5.1
画面:4:3
リージョン:All
字幕(ミサ曲):英独仏西韓中
収録時間:93:00
■BD3
(1収録:1985年10月ムジークフェラインザール(ウィーン)
(2)収録:1983年ムジークフェラインザール(ウィーン)
(3)収録:1983年11月ムジークフェラインザール(ウィーン)
(4)ライナー・キュッヒル(Vn)、フランツ・バルトロメイ(Vc)、ヴァルター・レーマイヤー(Ob)、ミハエル・ヴェルバ(Fg)
収録:1984年10月ムジークフェラインザール(ウィーン)
レナード・バーンスタイン(指)VPO
映像監督:ハンフリー・バートン
画面:4:3(デジタルリマスター) 
音声:PCMステレオ
収録時間:111:00

■BD4
(1)収録:1976年11月、パリ、シャンゼリゼ劇場
映像監督:ハンフリー・バートン、イヴ=アンドレ・ユベール
(2)収録:1981年11月、パリ、シャンゼリゼ劇場
映像監督:ディルク・サンダース
レナード・バーンスタイン(指)フランス国立O
画面:4:3new digital remastered in HD
音声:PCMステレオ 
リージョン:All
収録時間:108:00
■BD5
(1)アンドリス・ネルソンス(指)ボストンSO
(2)五嶋みどり(Vn)、クリストフ・エッシェンバッハ(指)ボストンSO
(3).ナディーヌ・シエラ(S)、キース・ロックハート(指)ボストンSO
タングルウッド祝祭女声cho
(4)キアン・ソルタニ(Vc)、クリストフ・エッシェンバッハ(指)ボストンSO
(5)イザベル・レナード、ジェシカ・ボスク、トニー・ヤスベック。マイケル・ティルソン・トーマス(指)ボストンSO
(6)トーマス・ハンプソン(Br)。アンドリス・ネルソンス(指)ボストンSO
(7)マイケル・ティルソン・トーマス(指)ボストンSO
(8)ヨーヨー・マ(Vc)、ジェシカ・ジョウ(Hp)。ジョン・ウィリアムズ(指)ボストンSO
(9)ナディーヌ・シエラ(S)、スーザン・グラハム(Ms)、アンドリス・ネルソンス(指)ボストンSO。タングルウッド祝祭cho
(10)オードラ・マクドナルド アンドリス・ネルソンス(指) 全員参加

■ボーナス
タングルウッドのバーンスタイン+ビデオ・メッセージ
収録:2018年8月25日、タングルウッド音楽祭(ライヴ)
画面:16:9,HD,1080i
音声:PCMステレオ、DTS-HDMA5.1
字幕(ボーナス):英独韓,日本語
リージョン:All
収録時間:コンサート:127:00 
ボーナス:14:00
20世紀の偉大な指揮者の一人レナード・バーンスタイン。生誕100年を祝った2018年に発売された「レナード・バーンスタイン生誕100周年記念DVDボッ クス」(74-30080)に続くボックス・セット第2弾。今回はコンサート映像を中心とした内容でブルーレイ・ボックスでの発売です。 BD1には、バーンスタインは晩年の芸風を反映したウィーン・フィルとのシベリウスが収録されています。通常は北欧の響きを感じさせるシベリウスですが、バー ンスタインは熱気を含んだ高いヴォルテージの演奏、さらにウィーン・フィルの濃厚な響きと豊かな表現力で、北欧のオケが奏でるシベリウスとは異なる魅力を聴 かせてくれます。またハンフリー・バートンのカメラワークも秀逸。 BD2は、バーンスタインが亡くなる一年前、ウィーン・フィルによって開かれたカラヤンの追悼公演で演奏された、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第16番(弦楽 合奏版)。第3楽章レントの音楽がマーラーの交響曲第3番終楽章に影響を与えたことでも知られる作品で、10分を超えるアダージョは特に感動的な仕上がり。カッ プリングには、1984年にドイツの世界遺産オットーボイレン大聖堂バジリカ教会で収録されたハイドンのミサ曲第7番「戦時のミサ」。荘厳な雰囲気の中でのバー ンスタインの祈りが観る者の胸を打ちます。 BD3には、ウィーン・フィルと蜜月関係にあった1980年代前半に残したハイドンの交響曲3作品とウィーン・フィルのメンバーをソリストに据えた協奏交響曲が 収録されています。溌剌とした躍動感に満ちた演奏で、ウィーン・フィルの美しく豊かな音色を駆使し、生命力あふれるハイドン像を描いています。またバーンスタ インの情熱的な指揮ぶりは、映像で楽しむ醍醐味といえるでしょう。 BD4は、バーンスタインがフランス国立Oと共に、1976年にシャンゼリゼ劇場で行ったベルリオーズの「幻想交響曲」と、1981年に披露したルーセル、 サン=サーンス、トマというフランス・プログラム。バーンスタインは「幻想交響曲」を2度ニューヨーク・フィルと(63年/68年)そしてフランス国立管とはこの ライヴと同時期にセッション録音を行っています。 ニューヨーク・フィルとの若い才気溢れる演奏とは異なり、風貌もバーンスタインとしては珍しく髭を蓄えた姿で 登場、さらにハンフリー・バートンの抜群のカメラワーク、楽曲を熟知したフランス国立管とバーンスタインの個性が相乗効果を生んだ色彩豊かな演奏となっていま す。 続くは、ルーセルがボストンSOの創立50周年を記念して委嘱された交響曲第3番。「幻想」と同じくニューヨーク・フィルとの録音もある同曲(1961 年)。 躍動感溢れるリズムと極彩色の音楽、バーンスタインの鮮やかな指揮ぶりは、映像でこそ楽しめると言えるでしょう。 BD5では、バーンスタインを語る上で欠かせない音楽祭のひとつ、タングルウッド音楽祭の2018年8月のライヴ映像。2018年のタングルウッドは、もちろんバー ンスタイン一色。様々なプログラムを通してバーンスタインの音楽、活動を取り上げています。この8月25日のコンサートは五嶋みどり、ヨーヨー・マ、ティルソン・ トーマス、エッシェンバッハ、ネルソンスとゆかりのアーティストが勢ぞろいしたガラ・コンサート。第 1部は作曲家バーンスタイン。 第 2部はバーンスタインが好ん だ作曲家の作品が取り上げられています。 ボーナス映像には、バーンスタインとタングルウッドの歴史、そしてヨーヨー・マ、ティルソン・トーマス、ネルソンスらが 語るバーンスタインの思い出が収録されています。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2275(1CD)
(1)ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
(2)ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第2番 ハ長調 Op.72
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:(1)1954年4月27日ベルリン、ティタニア・パラスト
(2)1954年4月4、5日ベルリン高等音楽院
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音(1)、録音セッション(2))
■制作者より  
ブラームスはGS-2184(2018年発売【廃盤】)以来、2度目の登場です。今回も旧音源を使い回さず、テープを録音スタジオに持ち込んで全行程をプロ用の 機器でリマスタリングし、音質を刷新しました。間違いなく過去最高の音質だと自負しています。音は乾いた感じですが、全体のバランスや明瞭度は同じ会場での 1949年のライヴを大きく上回っており、ファンにはたまりません。「レオノーレ」序曲第2番は本シリーズ初登場です。ブラームスと同様、フルトヴェングラーとベ ルリン・フィルの最晩年の熟した響きが堪能できます。 ※おことわり:「レオノーレ」序曲第2番では特に長い間の部分でゴーストが目立ちます。これは古いテープにしばしば起こる劣化現象のひとつですが、マスタリング の際にあまり強引に除去しようとすると音質に悪影響を与えますので、当ディスクではそうした修正は必要最低限にとどめています。ご了承下さい。(平林 直哉)

Naive
V-7262[NA]
メンデルスゾーン(1809-147):作品集
弦楽のためのシンフォニア第2番ニ長調(1821)
ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 ニ短調(1822)
ソプラノと弦楽のためのサルヴェ・レジーナ 変ロ長調(1824)*
弦楽四重奏のためのフーガ 変ホ長調(1827)
弦楽のためのシンフォニア第5番変ロ長調(1821)
ピアノと弦楽のためのラルゴ ニ短調(1820)
3声のフーガ ト短調(1820)
3声のフーガ ニ短調(1820)
ファビオ・ビオンディ(Vn、指揮)
エウローパ・ガランテ
パオラ・ポンチェット(フォルテピアノ)
モニカ・ピッチニーニ(S)*

録音:2020年7月11-13日、サラ・ギスレリ(アッカデミア・モンティス・レガリス)、モンドヴィ(イタリア)
ビオンディ率いるエウローパ・ガランテがメンデルスゾーンを録音しました!メンデルスゾーンが11歳から18歳の間に書き上げた作品がプログラムされています。 ビオンディは、「メンデルスゾーンの”若書き”の作品と成熟した時期の作品を見分けるのは難しい、なぜならメンデルスゾーンは最初からすべてを持っていたから」 と語っていますが、たしかにどれも、名曲として知られる作品と同様の天才のきらめきに満ちた美しい作品ばかり。バッハの伝統と、ロマン派のみずみずしい萌芽 とが感じられます。「ヴァイオリン協奏曲」は、独奏楽器と弦楽群が対等な扱われ方で、バロック期の協奏曲のようでありながら、ソロ楽器の随所に美しく歌うメ ロディもちりばめられた魅力的な作品。ビオンディのヴァイオリン・ソロの美しさが炸裂し、また、技巧的な部分も華やかさに満ちています。「サルヴェ・レジーナ」 は独唱と弦楽のための作品ですが、弦楽のアンサンブルが、伴奏に徹するというより歌いまくっていて、少年メンデルスゾーンが書き上げた宗教作品の美しさをこ れ以上なく引き出しています。バロックのレパートリーを知り尽くしたビオンディとエウローパ・ガランテによるメンデルスゾーンは、メンデルスゾーンが過去の巨匠 に大きな敬意を持ち、バッハ復興に大きな役割を果たしたことを考えるとさらに格別な意味と重みがあります。 (Ki)

Edition HST
HST-121(1CD)
税込定価
J.B.ヴァンハル(1739-1813);交響曲集第27巻 (HST-121)
交響曲変ホ長調「スヴィーテン男爵」 Bryan Es13(ca.1780)
交響曲ハ長調Bryan C5(1769-71?)
交響曲へ長調Bryan F5(1767-68?)
(以下Bonus-)
チェロ・ソナタ(バスを伴うチェロ独奏曲)イ長調 Weinmann
VIId:A1(ca.1775) (*)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子、福本 牧(Vn)、他
(*)小原 圭(Vc独奏)、古庄正典(Cb)

録音:2022年4月26日、江東公会堂小ホール(東京)にて、ライヴ収録
※Es13, A1は世界初録音!
- Es13はハイドン作やヴァンハル作などとして伝承されてきたが、メヌエット楽 章以外は現在ではスヴィーテン男爵作と考えられています。(本 CD ではメヌエット 楽章はBryan Es4で既出であるため省略。) - C5は真作とされ、今回デジタル収録は世界初録音となります。 - チェロ・ソナタは希少であるが、当時ヴァンハルは3曲以上のチェロ協奏曲を 作曲し、さらに伝説のモーツアルトらとのカルテット・パーティではチェロを担当し ていたことからも、チェロ曲作曲の名士であったと推測されます。

DACAPO
MAR-8.204002(4CD)
NX-F10
ペア・ノアゴー(1932-):8つの交響曲

【CD1】
交響曲第3番(1972-1975)
交響曲第7番(2004-2006)…世界初録音
【CD2】
交響曲第1番「厳格」(1953-55/1956改訂)
交響曲第8番(2010-2011)…世界初録音
【CD3】
交響曲第6番「一日の終わりに」(1999)
交響曲第2番(1970/1971改訂)
【CD4】
交響曲第5番(1987-1990/1991改訂)
交響曲第4番(1981)
ウッラ・ミュンシュ(A)
デンマーク国立放送合唱団
デンマーク国立声楽アンサンブル
デンマーク国立RSO
トマス・ダウスゴー(指)
VPO
サカリ・オラモ(指)
オスロPO
ヨーン・ストルゴーズ(指)

録音:2007年12月20-22日 Danish Radio Concert Hall, Copenhagen(デンマーク)
2008年6月2-5日 Danish Radio Concert Hall, Copenhagen(デンマーク)
2013年5月16-17日 Konzerthaus Wien, Vienna(オーストリア)
2013年5月25-26日 Konzerthaus Wien, Vienna(オーストリア)
2015年5月25-28日 Oslo Konserthus(ノルウェー)
2015年6月1-5日 Orchestra Rehearsal Room, Oslo Opera House(ノルウェー)
2022年7月13日に90歳の誕生日を迎えたデンマークを代表する現代作曲家ペア・ノアゴー。 この4枚組BOXには、60年にわたる彼の作曲生活から生まれた8曲の交響曲がまとめられています。 「私の交響曲は、それだけでひとつの大陸のような気がする」とノアゴー自身が語るように、さまざまな要素が内包 されており、また書かれた年代によって全く違う様相を帯びています。 1953年に書かれた、シベリウスを思わせる北欧の自然の描写が美しい交響曲第1番から、独自の作曲手法 「無限セリー」を用いた第3番、スイスのアーティスト、アドルフ・ヴェルフリに影響されたという交響曲第4番を経 て、2010-11年に書かれた簡潔な書法による古典的な形式を持つ第8番まで、それぞれの作品は作曲家の 成熟成を示すとともに、ノアゴーの「私の交響曲にはそれぞれの個性があり、同じことの繰り返しはない」との言葉 通り、どの曲も独自の世界を持っています。この8曲でノアゴーの音楽語法を存分に楽しめます。 演奏家の顔ぶれも充実しており、サカリ・オラモとウィーン・フィルによる第1番と第8番は2015年のグラモフォン・ア ウォード(最優秀現代音楽録音)に選ばれました。

CPO
CPO-555319(1CD)
NX-B10
カール・レーヴェ:交響曲 ニ短調/交響曲 ホ短調 他
交響曲 ニ短調(1835)
交響曲 ホ短調(1834)
序曲「テミスト」
イェナ・フィルハーモニー
ジモン・ガウデンツ(指)

録音:2019年9月17-20日
歌曲の作曲家として名高いカール・レーヴェが書いた2曲の交響曲が登場。ホ短調交響曲については、レー ヴェ自身が「1834年12月15日に作曲を完了した」と書いたメモが残っており、ニ短調交響曲に関しては、 1835年に作曲されたと推測されています。楽器編成は2曲ともよく似ており、特に4本のホルンが活躍する のが特徴といえるでしょう。ニ短調交響曲では第2楽章がスケルツォ、第3楽章が緩徐楽章(アンダンテ)と いう、当時の一般的な並びとは逆の配置になっています。終楽章は嬰ヘ長調で始まり、ニ長調、ニ短調へと 移行する斬新な展開を見せます。どちらの交響曲も演奏時間は30分ほど。古典的な構成に歌うようなメロ ディ、ロマン派の短調作品らしい悲劇性や哀感を湛え、急速楽章はオペラの序曲のようにドラマティックであり ながら対位法的な展開もあり、ドイツ・ロマン派の交響曲に関心がある人ならばきっと楽しめる作品です。 「テミスト」は同名オラトリオのための序曲。古典的な佇まいを持つ小さな作品です。ジモン・ガウデンツが指揮 するイェナ・フィルハーモニーの演奏で。


PROMINENT CLASSICS
2506-5600(10CD)
チェリビダッケ+ロンドン交響楽団・伝説のコンサート集
■CD1
ヴェルディ:「運命の力」序曲
ヒンデミット:交響曲「画家マティス」
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲[モンタギュー家とキャピュレット家/少女ジュリエット/仮面/別れの前のロメオとジュリエット/アンティル列島の娘たちの踊り/墓の前のロメオ/タイボルトの死]
■CD2
ブラームス
:交響曲第3番
■CD3
ブラームス
:交響曲第1番
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
■CD4
シューマン
:交響曲第2番
ラヴェル:スペイン狂詩曲
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
■CD5
ワーグナー
:「タンホイザー」序曲
モーツァルト
:交響曲第38番「プラハ」*
シベリウス:交響詩「エン・サガ」*
■CD6
プロコフィエフ:交響曲第5番
ティペット:歌劇「真夏の結婚」〜祭典の踊り*
■CD7
ドビュッシー:「映像」〜イベリア
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
■CD8コダーイ:「ガランタ舞曲」
ラヴェル:組曲「マ・メール・ロア」
■CD9
ブラームス
:交響曲第1番
デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」*
■CD10
ラヴェル
:ピアノ協奏曲
フォーレ:レクイエム
セルジュ・チェリビダッケ(指)LSO
(以下CD10)
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
マリー・マクローリン(S)
グウィン・ハウエル(Bs)
リチャード・ヒコックス(指)ロンドン交響cho

■CD1
録音:1978年4月11日

■CD2CD3
録音:1979年5月31日

■CD4
録音:1979年9月18日

■CD5
録音:1979年9月18日
録音:1979年9月21日*

■CD6
録音:1979年9月21日
録音:1980年4月10日*
■CD7
録音:1980年4月10日

■CD8
録音:1980年4月13日

■CD9
録音:1980年4月13日
録音:1982年4月8日*

■CD10
録音:1982年4月8日
全てロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールにおけるライヴ録音

※英語、日本語によるライナーノート付
チェリビダッケという人はいつの時代も完成していた人なのではないか?という気持ちも新たな伝説の名演集が復活。70 年代後半はロンドン交響楽団と蜜月状態にあったのがチェリビダッケ。絵の具の豊富なパレットから色鮮やかな音楽を聞か せてくれます。このコンビは1980 年4 月に過密スケジュールの日本公演も行いました。このセットにも来日公演曲目が網羅 されております。ロンドン交響楽団はプレヴィン時代からアバド時代の移行期間ともいえる充実した季節です。リーダー(コン サートマスター)のマイケル・デイヴィスをはじめとして、トロンボーンのデニス・ウィック(展覧会における妙技等)、トランペット のモーリス・マーフィー(目立つ箇所だらけ!)等の名人揃い。ミュンヘンフィル着任前のアグレッシヴなチェリビダッケに見 事に呼応します。来日公演でも披露されながらなぜかリリースがないティペットの“祭典の踊り”(唯一の録音)も収録。ミケラ ンジェリにとってもベストの出来、最高音質である絶美のラヴェル。神秘的なフォーレ。ご子息セルジュ氏の公認を得た正規 リリースです。 ※この度東武レコーディングの海外音源の発掘を担当してきたProminent Classics がレーベルとして独立。CD 日本プレス。 美麗夫婦箱10 枚組。木之下晃氏による来日時の写真をあしらいました。

H.M.F
HMM-902448(2CD)
ケルビーニ:『ロドイスカ』序曲
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 op.60
メユール:交響曲第1番ト短調(1808)
ベートーヴェン:交響曲第8番
ベルリン古楽アカデミー【コンサートマスター:ベルンハルト・フォルク】

録音:2021年4,5月、テルデックス・スタジオ(ベリリン)
ハルモニアムンディがリリースしているベートーヴェン・イヤー・シリーズ交響曲編の完結編となる、ベルリン古楽アカデミーによる第4番&第8番の登場!こ れまでの交響曲のリリースでは、同時代の作品がカップリングとして収録されておりましたが、それは今回も同様。今回は、ケルビーニ、そ してメユール(1763-1817)の作品が選ばれています。ベルリン古楽アカデミーのうまさと、録音の素晴らしさを存分にたのしむことのできる内容です。
ベートーヴェンでは、交響曲第4番終楽章のファゴットの刻みなど、超絶技巧のきわみですが、わずかな乱れもない見事なもの。ティンパニの豊かな響きも耳 にのこります(ティンパニ奏者は若くして首席奏者に就任した、1990年セビリア出身のフランシスコ・マヌエル・アンガス・ロドリゲス。安倍圭子氏の招きで 桐朋学園で学んだこともあり、ベルリン国立歌劇場で活躍したのち、バイロイト音楽祭でも演奏していました)。第8番第1楽章の快速テンポが生み出す、まる で舞曲のような軽やかさにもまた驚き。そうした第1楽章を経ての第2楽章のメトロノーム風の刻みも非常に効果的に響きます。
ケルビーニのオペラ『ロドイスカ』は1791年にパリで初演されました。大成功を収めた作品で、当時200回以上上演されたといいます。愛しあう男女が 父親によって引き裂かれるも、様々な苦難と試練や誤解を経てめでたく結ばれるという内容ですが、序曲はオペラの内容を予見させるというよりも、シンフォニー を思わせるスタイルとなっています。ケルビーニの友人でもあったメユールの作品は、シューマンらによって「ベートーヴェンの交響曲第5番への返答」と評さ れることもある作品です(終楽章のリズムが運命と似ていることなどが理由)が、彼がこの交響曲に取り組んでいたときに、第5番(1808年作曲)をどこ まで知っていたかは今となってははっきりしません。それよりもむしろ、フランス革命期にこのような素晴らしい交響曲が存在し、その後のフランスのオーケスト ラ作曲にも大きな足跡を残したこと、そしてベルリン古楽アカデミーによる決定的な名新録音が誕生したことを祝いたい内容です。 (Ki)

Epitagraph
EPITA-026
(3UHQCD)
マーラー:交響曲第1番「巨人」
交響曲第2番「復活」#
交響曲「大地の歌」*
ブルーノ・ワルター(指)NYO
マリア・シュターダー(S)#
モーリン・フォレスター(A)#
ウェストミンスター合唱団#
キャスリーン・フェリアー(A)*
セット・スヴァンホルム(T)*

録音:1950年2月12日(巨人)、1957年2月17日(復活)、1948年1月18日(大地の歌)
カー ネギ ー・ホ ー ル 、ニューヨー ク(ライヴ )
Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)
エピタグラフ・レーベルによるブルーノ・ワルター没後60年企画。モーツァルト(「第25・29・35・38・39番」EPITA.020/1、「第40・35・39番」 EPITA.025)、ブラームス(交響曲全集EPITA.022/4)とリリースを続けてきて今度は極めつけのマーラー!マーラー直伝の解釈で、数多く名演名盤を遺してい るワルターが絶頂期に手兵ニューヨーク・フィルとカーネギー・ホールでのライヴで遺した交響曲第1番「巨人」・第2番「復活」・「大地の歌」の3曲を3枚のディス クに収録。「巨人」はキングレコードからLP(K22C-181、セブンシーズ・レーベル)が発売されたことがあったものの、今回は国内初CD,「復活」と「大地の歌」 は国内初出音盤になります。 ★「巨人」・・・1950年2月12日のライヴ。ワルターがお気に入りの曲を、戦後初めてニューヨーク・フィルとの定期で振ったもので、第1楽章の終結やフィナーレ など生々しい迫力で最高の盛り上がり!メロディーのロマンティックな歌わせ方も豊かで、第2楽章のチェロや第3楽章の木管などオーケストラ奏者の名人芸も光っ ています。 「復活」・・・1957年2月17日、CBSへのセッション録音前日のライヴ(このスタジオ録音の最終セッションは1年後に持ち越された)。激しい気魄とエネルギー に満ちた熱演ライヴで、スケールの大きさも巨大。音質も従来の海外盤CDに勝るとも劣らぬ生々しさが感じられます。当時カナダの若手だったモーリン・フォレス ターが抜擢され、ワルターの自宅でレッスンを受けるなどしてこの演奏会がきっかけでマーラー歌手としての名声を築くことになった のは有名です。 「大地の歌」・・・1948年1月18日、不世出の名アルト、キャスリーン・フェリアーとのカーネギーでの共演ライヴ。前年(1947年) にエディンバラ音楽祭ではじめて共演したワルターが48年カーネギーでの公演に招いたもので、52年のウィーン・フィルと組んでの 有名なDECCA録音につながります。バーンスタインはボストンに向かう途中に車のラジオでこの日曜コンサートの放送を聴き、後日 (22日)ワルターに「私の大きな音楽体験の一つでした。あなたはとても、とても、偉大な巨匠です」と手紙を送っています(『ブルー ノ・ワルター 音楽に楽園を見た人』エリック・ライディング&レベッカ・ペチュフスキー共著、高橋宜也訳、音楽之友社2015年刊)。 音質は従来の海外盤より鮮明で、原盤復刻にともなうスクラッチ・ノイズがありますが、高域も落ちることなく臨場感たっぷりに響い てきます。深く豊かなフェリアーの歌声は一段と鮮明に胸に迫ってきて、感無量です。 以上、いずれもラジオ中継された放送原盤から復刻されたCDで、曲の最初から終りまで楽章間に音の途切れはなく、終了後は拍手 が入っていて臨場感は抜群!高域の伸びや低域の重厚さ等、音質は比較的良好で、“高音質CDの決定版”であるUHQCDにして発売 します。マーラー解釈の伝道師ワルターの絶頂期ライヴであるこの3枚組こそファン待望・必携のセットといえるでしょう。 (Ki)

MDG
MDG-91222566
(1SACD)
メンデルスゾーン・プロジェクトVOL.3
シンフォニア第7番ニ短調
ヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲ニ短調
ドグマ室内オーケストラ
ミハイル・グレヴィチ(指)
ア ニ カ・トロイトラ ー(P)

録音:2021年8月8-11日マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス
メンデルスゾーンは、12歳から14歳にかけて弦楽のためのシンフォニアを12曲作曲しています。ドグマ室内オーケストラは、同時期に書かれた5つの協奏曲 を含めたメンデルスゾーンのシリーズをリリース。第1弾(MDG-91221936),第2弾(MDG-91222116)に続く本作は、シンフォニア第7番と「ヴァイオリ ンとピアノのための二重協奏曲」が収録されています。メンデルスゾーンが14歳の時の作品「ヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲」。メンデルスゾーンらし い華麗で甘美な旋律は若き日のメンデルスゾーンの溢れる才能を感じることのできる作品です。
MDG
MDG-63222442
(3CD)
ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951):交響曲全集
交響曲第2番Op.29
交響曲第1番Op9
交響曲第3番Op.36*
交響曲第4番Op.54*
組曲ト短調『イン・デン・ベルゲン』Op.7#
交響曲第5番Op.141#
オスナブリュックSO
ヘルマン・ボイマー(指)

録音:2007年3、5月、録音:2008年2月4-5,20,22日*、録音:2009年2月23〜24日、5月4〜5日#
マーラーと同世代に属し、マーラーの支持者でもあったチェコの作曲家、ヨゼフ・ボフスラフ・フェルステルの貴重な交響曲全集。フェルステルは、プラハ音楽院 に学び、作曲と批評・教育、そして絵画に生きた多彩な音楽家でした。長くハンブルクやウィーンで暮らし、第一次世界大戦が終わり、祖国がチェコスロヴァキア共 和国として独立するとプラハに戻り、以後の人生をチェコで過ごします。プラハ音楽院で教授を務めた彼は1939年には院長となり、1946年には人民芸術家に 叙せられます。フェルステルはその生涯に170以上の作品を書いています。1888年に書かれた第1番は彼の母の死を追悼して書かれたもの、緊張感と哀悼にみ ちた美しい作品です。1890年に書かれた第2番は、彼の友人でもあったマーラーが高く評価したといわれる作品で、葬送行進曲とスケルツォが見事な対比を描 いた力作。ハンブルク時代の初期に書かれた第3番。彼の初期作品である組曲『イン・デン・ベルゲン』。独特の美しさを持った最後の交響曲第5番など、作品に はフェルステルの家族の思い出が反映されているものが多く、また「薔薇の騎士」「トスカ」「トリスタンとイゾルデ」「ルサルカ」からの引用も見て取れたりと、注 目情報もいくつかあり、加えて、近代チェコの作曲家にも関わらず、その作風には民俗的なものは希薄で、後期ロマン主義的とも神秘主義的とも言われる重厚な雰 囲気が魅力十分なものとなっているのがポイントです。 (Ki)

RUBICON
RCD-1073(1CD)
シベリウス:交響曲第5番他
交響曲第5番変ホ長調 Op.82
交響曲第6番ニ短調 Op.104
交響曲第7番ハ長調 Op.105
オウェイン・アーウェル・ヒューズ(指)
ロイヤルPO
イギリスのRubicon(ルビコン)よりスタートした、ウェールズの指揮者オウェイン・アーウェル・ヒューズとロイヤルPOによるシベリウスの交響曲サイクル第3弾となる最終巻。交響曲第1番と第3番を収録した第1巻(PRCD-1055/RCD-1055)は、レコード芸術海外盤REVIEWで「今月の特選盤」に選ばれた他、英グラモフォン誌では2020年11月号の「エディターズ・チョイス」、更に年間通して批評家に選出される「クリティクス・チョイス2020」にも選ばれるなど好調な滑り出しを見せました。第2巻(PRCD-1072/RCD-1072)では、そのスケールの大きな演奏で、シベリウス・ファンを驚嘆させたオウェイン・アーウェル・ヒューズ。最終巻では人気曲である第5番と、第一次世界大戦で中断を余儀なくされながらも完成させた第6番、第8番が焼失したことから事実上の最後の交響曲となった第7番を収録。たっぷりとした芳醇な響きと細部まで拘りぬかれた音作りによるシベリウスの交響曲サイクルがここに堂々完成です。
1942年にウェールズのカーディフに生まれたオウェイン・アーウェル・ヒューズ(オワイン・アルウェル・ヒューズ)は、作曲家・指揮者として成功したアーウェル・ヒューズ(1909-1988)の息子として育ち、ボールト、ハイティンク、ケンペらに指揮を学び、40年以上にわたって情熱的な音楽制作を続けてきました。日本での知名度はまだ途上ながらも、欧米では堅実に評価を積み重ね、2009年にはCBE(大英帝国勲章第3位)を受勲している実力者です。

CORO
COR-16192(1CD)
ハイドン:交響曲集 Vol.8
交響曲第103番「太鼓連打」
ミサ曲 変ロ長調 Hob.XXII:12「テレジア・ミサ」
メアリー・ベヴァン(S)、
キャスリン・ウィン=ロジャーズ(Ms)、
ジェレミー・バッド(T)、
サムナー・トンプソン(Br)、
ハリー・クリストファーズ(指)、
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ

録音:2022年1月28日&30日、シンフォニー・ホール(ボストン)
アメリカ最古のピリオド・オーケストラ、「ヘンデル&ハイドン・ソサエティ(HHS)」と、2008年にHHSの第13代音楽監督に就任したハリー・クリストファーズのコンビによるハイドンの交響曲ライヴのシリーズ第8弾!
1791から1795年のロンドン訪問期に作曲された12の「ロンドン交響曲集」のうちの最後から2番目の曲であり、第1楽章の冒頭と最後にあるティンパニの長い連打が印象的なことから「太鼓連打」の愛称で呼ばれる「交響曲第103番」。そして1799年に作曲されハイドンの後期六大ミサ曲の中の1曲、「テレジア・ミサ」。編成は大きくないもののハイドンの美しい旋律が溢れた傑作のひとつです。歌手陣は前作「ネルソン・ミサ」(COR16181)でも好評を博したのと同じ布陣で、2019年にMBEを受勲した今をときめくソプラノ、メアリー・ベヴァンを中心にキャスリン・ウィン=ロジャーズ、ジェレミー・バッド、サムナー・トンプソンといった名歌手が勢揃い。古楽器演奏で高い評価を得ているハリー・クリストファーズとHHSの名コンビが充実の演奏を披露しています。

Quartz
QTZ-2146(1CD)
ブラームス:悲劇的序曲 Op.81
ハイドンの主題による変奏曲
交響曲第2番ニ長調 Op.73
リマ・スシャンスカヤ(指)、
ロンドン・ナショナルSO

録音:2021年5月1日-2日
“オイストラフの最後の弟子”としてその精神を受け継ぐ演奏で世界中の聴衆を魅了し、ワシントン・ポスト紙にも「今日生きている最も偉大なヴァイオリニストの一人」と絶賛された名ヴァイオリニスト、リマ・スシャンスカヤ。近年はヴァイオリニストとしての活動と並行して指揮者としても類稀なる才能を発揮しており、既にヨーロッパの主要なコンサートホールやアジアなどで指揮台に立ち、その評価をますます高めています。彼女はベートーヴェンの「第九」やラフマニノフの交響曲第2番、モーツァルトのレクイエムにオルフのカルミナ・ブラーナなど管弦楽における重要な大作を主なレパートリーに据えており、このアルバムでもこれまでいくつかの録音で共演しているロンドン・ナショナルSOを率いてブラームスの3つの名曲に挑んでいます。

Halle
CDHLD-7558(2CDR)
ヴォーン・ウィリアムズ:南極交響曲(交響曲第7番)
ノーフォーク狂詩曲第1番
交響曲第9番ホ短調
揚げひばり
マーク・エルダー(指)ハレO、
ソフィー・ベヴァン(第7番)、
ハレ合唱団のソプラノ&アルト歌手たち(第7番)、
マシュー・ハミルトン(合唱指揮)(第7番)、
リン・フレッチャー(Vn)(揚げひばり)

録音:2019年1月24日(第7番)、ブリッジウォーター・ホール(マンチェスター)/2021年11月15日-17日(第9番)、ハレ・セント・ピーターズ教会(マンチェスター)/2005年11月5日ー6日、BBCスタジオ7(マンチェスター)
長き歴史を誇るイギリス、マンチェスターの雄、ハレOと音楽監督マーク・エルダー。交響曲第7番(南極交響曲)と交響曲第8番の初演を担うなど(初演の指揮はどちらもジョン・バルビローリ)、作曲者とも縁の深いハレOの自主レーベルが贈る、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(RVW)の生誕150周年記念盤第2弾。
交響曲第1番〜第6番&第8番まではマーク・エルダー体制の2010年〜2017年に録音・リリースが行われており、2019年&2021年にレコーディングされた交響曲第7番(南極交響曲)と第9番のリリースによって、エルダー&ハレ管による全9曲の交響曲全集が完成しました。
更に、近代英国音楽の名曲アルバム「イギリスの風景」(CDHLL7512)に収録されていた「ノーフォーク狂詩曲第1番」とリン・フレッチャー(1997年から2019年までハレOのコンサートマスターを務めた名手)がソロを弾く「揚げひばり」をカップリングし、彼らのヴォーン・ウィリアムズ録音の集大成を完璧なものとしています。
これまでグラモフォン賞ノミネート(第1番、第3番)、グラモフォン「エディターズ・チョイス」(第1番、第3番、第5番、第8番)、BBCミュージック・マガジン「ディスク・オヴ・ザ・マンス」(第3番)&「オーケストラル・チョイス」(第4番、第6番)に選ばれるなど、安定して高い評価を築いてきたエルダー&ハレ管による交響曲全集を締めくくるアルバムにご注目ください。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
※5枚組の交響曲全集BOX(CDHLD7557JP/プレス盤)も別途リリース予定です。

APARTE
AP-293(1CD)
1773年モーツァルトとグレトリ
50-50

モーツァルト:交響曲第25番ト短調K.183
グレトリ:組曲「セファールとプロクリス」
モーツァルト:歌劇「エジプト王タモス」〜組曲
マルティン・ヴァルベルグ(指)
オルケルテル・ノルド

録音:2021年11月/セルブ教会(ノルウェー)
ノルウェーのチェロ奏者でもある指揮者マルティン・ヴァルベルグが2009年に創設した古楽器アンサンブル、トロンハイム・バロック。17-8世紀作品を主要レ パートリーとし高い評価を受けていますが、2018年にオルケルテル・ノルドと改名してさらなる可能性を模索。
今回は1773年に焦点を当て、この年に作られたモーツァルトとグレトリの作品を並べています。モーツァルトは当時17歳。「小ト短調」として知られる交響曲 第25番と、後年の傑作「魔笛」のルーツといわれる「エジプト王タモス」。どちらも才気煥発でモーツァルトの天才性を再認識させてくれます。
一方グレトリは31歳、軽みとシリアスさを兼ね備えたオペラ・コミックを確立させ順風満帆な創作活動を行っていました。
同じ年に作られた両者の純オーケストラ作品は、どちらも強さと輝かしさという共通点がありますが、フランスの舞台音楽が交響曲へ新たに進化していく様をた どることができます。 (Ki)

BIS
BISSA-2362
(1SACD)
シンガポール響のスクリャービン
法悦の詩Op.54
ピアノ・ソナタ第5番Op.53*
プロメテウスOp.60
エフゲニー・スドビン(P)
ラン・シュイ(指)
シンガポールSO
シンガポール響cho、
シンガポールSO青年cho

録音:2017年7/8月エスプラネード・コンサート・ホール(シンガポール)、
2006年8月ヴェステロース・コンサート・ホール*
スドビン久々の新譜、それもファン狂喜のスクリャービン・アルバム。録音は2017年に行われていたもので、ラン・シュイ指揮シンガポールSOと問題作「プ ロメテウス」を披露。さらに「法悦の詩」も興味津々。
オルガンを含む大編成のオーケストラ(「プロメテウス」はさらに混声合唱とピアノ独奏も含む)というカオスの世界ですが、BISの超優秀録音で各楽器の主張 と綾がはっきり見えて新鮮。どんなに複雑な部分でも透明で音の美しさを満喫できます。
「法悦の詩」と同時期の作で共通点の多い「ピアノ・ソナタ第5番」もスドビンの演奏でカップリング。ただしこちらは2006年の録音で、BISSA-1568に収 録されているものと同ソース。プロメテウスともどもスドビンの色彩とニュアンスにあふれる弱音の妖しい魅力に酔わされます。 (Ki)

ONDINE
ODE-1391(1CD)
NX-B07
ルードヴィグ・ヌールマン(1831-1885):交響曲第3番/序曲集
演奏会用序曲 変ホ長調 Op. 21(1856)
葬送行進曲「アウグスト・セーデルマンの思い出に」 Op. 46(1876)
シェイクスピアの「アントニーとクレオパトラ」への序曲 Op. 57(1881)
交響曲第3番ニ短調 Op. 58(1881)
オウルSO
ヨハネス・グスタフソン(指)

録音:2021年5月27-31日
スウェーデンの作曲家・指揮者ルードヴィグ・ヌールマン。 10代から20代始めにライプツィヒ音楽院に留学、イグナーツ・モシェレスらに師事するとともに、シューマンから大きな影響を受けました。その 後、ストックホルムに戻り、ストックホルム王立音楽院にて教鞭を執りながら、指揮者としても活躍しています。作曲家としては4曲の交響曲をはじめ、 管弦楽曲からカンタータ、歌曲まで幅広いジャンルの作品を書き上げ、「スウェーデンのブラームス」の異名をとりました。このアルバムに収録された交響 曲第3番は、後世の作曲家ヴィルヘルム・ステンハンマルに「美しさに満ちた作品。私にとってはブラームスのどの交響曲よりも大切だ」と言わしめたほど の出来栄えを誇っています。他には3曲の序曲を収録。1856年に作曲された「演奏会用序曲 変ホ長調」は、ゆったりとした序奏にソナタ形式のアレ グロが続く、伝統的な形式の作品です。「葬送行進曲」はスウェーデン王立歌劇場で彼の同僚として働いていたアウグスト・セーデルマンを偲んで書か れた曲。43歳の若さで亡くなった友人への心からの悲しみの表明です。 ヨハネス・グスタフソン指揮オウルSOによる演奏で。


Audite
AU-95745(2CD)
ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第18弾
ハイドン:交響曲第99番
シェーンベルク:ピアノ協奏曲 Op.42
チャイコフスキー:交響曲第4番
ジョン・オグドン(P)
ラファエル・クーベリック(指)
ニュー・フィルハーモニアO

ライヴ録音:1968年9月8日クンストハウス(ルツェルン)(モノラル)
正規初出音源! クーベリックの同音楽祭初登場は1948年8月28日でした。この演奏会の数週間前、チェコの共産化に反対したクーベリックは同年エディンバラ音楽祭へ参 加するために渡英、そのままイギリスに亡命しています。ルツェルン・フェスティヴァルにはその後1990年まで計25回出演し、同音楽祭には欠かすこの出来 ない、また自身にとっても最も重要な音楽祭となりました。これまでバルトークのオペラ『青ひげ公の城』(1962年8月15日)(AU-95626)がCD化 されています(クーベリックは1972年にスイス国籍を取得。1996年、ルツェルンにて死去しています)。
1968年に起こったチェコスロバキアの変革運動「プラハの春」の弾圧から数日後の9月8日、クーベリックはルツェルン・フェスティヴァルに登場。ニュー・フィ ルハーモニア管弦楽団との共演でハイドンの交響曲第99番、ジョン・オグドンをソリストに迎えたシェーンベルクのピアノ協奏曲、そしてチャイコフスキーの交響 曲第 4 番を演奏しております。
ハイドンの交響曲第99番はクーベリックお得意の作品。終始快活さに満ちた演奏で幕開けを飾りました。
ジョン・オグドンが正規録音には残していないシェーンベルクのピアノ協奏曲。オグドンは厳格な十二音技法によって書かれているこの曲を正確に理解し、聴 衆の心を掴むことに成功しており、クーベリックとの入念なリハーサルをうかがい知ることができます。
ブゾーニ国際コンクール(1960年)、ブダペスト国際ピアノ・コンクール(1961年)、チャイコフスキー国際コンクール(1962年)そのすべてで優勝し ているオグドンが一躍世界的なピアニストとして活動を展開していた60年代。剛腕ピアニストでロマン派を得意としていましたが、実際は繊細で内面的な性格 の音楽表現を好んでいたとのことで当時の現代作品も積極的に演奏していました。オグドン唯一の出演となった同音楽祭、しかもシェーンベルクの録音は貴重か つ価値のあるリリースといえます。
そして、チャイコフスキーの交響曲第4番!クーベリックが14歳の時、フルトヴェングラーの指揮する同曲を聴き、指揮者を志したというほどの思い入れのあ る作品で、シカゴ交響楽団(1951年録音)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1960年録音)、バイエルン放送交響楽団(1969年)など多くの名 演でも知られます。
「クーベリックはチャイコフスキーの交響曲をまるで精神の勝利、運命の力に対する自由の宣言のように唱えた」と同音楽祭閉幕演奏会ののち評論家がコメン トしていたほどの力演。ルツェルンに居を構えたチェコの移民クーベリックは、ルービンシュタイン、メニューイン、ストラヴィンスキーらの賛同を得て、芸術の断 絶を訴えただけでなく、「1968年8月21日以降のチェコスロバキア移民のための基金」への支援をルツェルンの市民に求めました。
チャイコフスキーの交響曲第4番の変化に富むテンポ、多彩な音色、そしてドラマティックな音楽づくりと、クレンペラーが育て上げた名門オケと驚くほどの熱 量で盛り上げており、その演奏は人々を魅了し大反響を呼びました。
演演奏の素晴らしさに加えてauditeレーベルの見事な復刻にも注目。同レーベル社主のルトガー・ベッケンホーフ氏が丁寧にリマスタリングしております。またブックレットには今回初めて掲載された音楽祭の写真も掲載。資料的価値はもちろんのこと、歴史的に見ても非常に重要な演奏会が正規初出音源でリリースされることは大歓迎と申せましょう。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2272(1CD)
フルトヴェングラー/ハイドン&チャイコフスキー
(1)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
(2)ハイドン:交響曲第88番ト長調Hob. I:88『V字』
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
トリノ・イタリアRSO

録音:(1)1952年6月6日Sala del Conservatorio(トリノ)
(2)1952年3月3日Auditorium A, via Montebello(トリノ)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)
■制作者より  
フルトヴェングラーの指揮したチャイコフスキーの交響曲第5番は、時に「フルトヴェングラーの最悪の演奏」とも言われますが、本当にそうでしょうか? 確か に音質は乾いた固い音ですが、当盤のより明瞭な音で聴けば、フルトヴェングラーのやりたいことがよくわかるはずです。いずれにせよ、フルトヴェングラーが振っ た唯一の第5番の記録としては非常に貴重であることは間違いありません。なお、第4楽章のカットはフルトヴェングラー独自のもので、音の欠落ではありません。 また、第4楽章の471小節で思わずわき起こった拍手はカットせずに含まれています。 ハイドンは編成が小さいためか、まず音が非常に豊かに捉えられていることに驚かされます(たとえば、第1楽章の冒頭では、フルトヴェングラーが音楽に合わ せて息をもらしている様子がはっきりと聴きとれます)。演奏内容もライヴらしくもの凄く熱く燃え上がっており、フルトヴェングラーとトリノ・イタリア響による最 高の演奏かもしれません。  (おことわり)アセテート盤を原盤としているため、SP盤に似たノイズが混入します。特にチャイコフスキーには修復出来ないレベル変動がわずかに含まれますこ とをご了承下さい。(平林 直哉)
GRAND SLAM
GS-2273(1CD)
マーラー:交響曲第9番ニ長調 ジョン・バルビローリ(指)BPO

録音:1964年1月10、11、14、18日ベルリン・ダーレム、イエス・キリスト教会
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:ステレオ(録音セッション)
■制作者より  
バルビローリ&ベルリン・フィルの定番、マーラーの交響曲第9番はGS-2182(2018年4月【廃盤】)に発売、またたく間に完売してしまいました。その後、 再プレス案も浮上しましたが、望みうる最上の結果を得るために、全行程をプロ用の機器を使用してマスターを作り直しました。結果は予想以上で、やった甲斐が ありました。  解説書も前回掲載したバルビローリのインタビューに加え、マニアックな情報も加え、コレクターズ・アイテムとしての価値を高めました。(平林直哉)

Hanssler
HC-22023(1CD)
ペーター・ルジツカ(1948-):自作自演集
(1)「ヘルダーリン交響曲」〜バリトン、室内合唱とオーケストラのための
(2)「ムネーモシュネー〜記憶と忘却」〜ソプラノ、18の弦と打楽器のための
(1)トーマス・E・バウアー(Br)、北ドイツ放送合唱団、ジェームズ・ウッド(合唱指揮)、ドイツ放送PO、ペーター・ルジツカ(指)
(2)サラ・マリア・サン(S)、ドイツ放送PO、ペーター・ルジツカ(指)

録音:(1)2012年6月17日コングレスザール、ザールブリュッケン(ライヴ)
(2)2021年5月7&8日ザールラント放送大ホール、ザールブリュッケン
指揮者で作曲家のペーター・ルジツカの自作自演集。歌劇「HOLDERLIN(ヘルダーリン)」は2008年11月にベルリンで初演されました。その前身である音 楽劇「CELAN(セラン)」と同様、この作品はルジツカの代表作です。「ヘルダーリン交響曲」はこの歌劇のいわば凝縮した内容。この作品はマーラーやツェムリン スキーの声楽付きの交響曲を思わせます。 (Ki)

TOCCATA
TOCC-0645(1CD)
NX-B03
フリードリヒ・ブルク(1937-):管弦楽作品集 第3集
交響曲第22番「In the Ocean 海で」(2019)
交響曲第23番「In the Ingrian Mode イングリアの様式で」(2021)
リトアニア国立SO
マーリス・クプチス(指)

録音:2021年5月17-22日、2021年11月22-26日
世界初録音
1937年にウクライナのハルキウ(ハリコフ)で生まれ、1974年からはフィンランドに住むブルク。この交響曲第 3集では、2019年と2021年に作曲された直近の交響曲を紹介しています。すでに80歳を超えている作 曲家の作品としては、驚くばかりの生命力を有しており、いずれも社会問題に目を向けた渾身の仕上がりと なっています。交響曲第21番は、世界の海の汚染への懸念が作曲の原動力となっており、環境問題への 取組を促す作品。第23番はフィンランドとロシアの国境にひっそりと住む"イングリア人"へのオマージュ。イン グリアの民謡を素材にした作品です。どちらの作品も精緻な対位法とオーケストラの豊かな響きが用いられ ており、どこかしら荒々しさも感じられる多彩な表情を持っています。ブルク作品を得意とするクプチスと、 1989年に設立されたリトアニア国立SOによる演奏です。

SWR music
SWR-19119CD(1CD)
NX-B06
マルティヌー:交響曲第5番
交響曲第6番「交響的幻想曲」*
シュトゥットガルトRSO
ロジャー・ノリントン(指)

録音:2008年2月16-18日、2003年9月25-26日*
マルティヌーの6曲の交響曲は、彼がアメリカに滞在していた1942年から1953年にかけて作曲されました。第5番は、ニューヨーク・タイムズ紙のインタ ビューでマルティヌー自身が「よく出来た、有機的で秩序のある作品」と語った自信作。第6番は1955年のボストン響創立75周年の為の委嘱作 で、初演を担った指揮者シャルル・ミュンシュを念頭に書き上げたとされています。マルティヌーはこの曲をそれまでの交響曲とは根本的に異なるものと 考えて「交響的幻想曲」の副題を付けました。ドヴォルザークのレクイエムの旋律をはじめとする様々な楽想が入り混じり、秩序と構成を重んじた第5 番とは対照的に自由で幻想的な作品になっています。 ノリントンは1998年から2011年の13年間にわたりシュトゥットガルトRSOの首席指揮者を務め、作曲当時に聴衆が感じたサウンド・イメー ジに迫るために、時代考証に基づいてオーケストラのサイズ・配置・奏法を調整し、弦楽器のノンヴィブラート演奏を基調とする「シュトゥットガルト・サウ ンド」と呼ばれる独自のスタイルを編み出しました。透明感と立体感を保ち、曲の構造を明らかにする演奏スタイルは、エルガーなどの20世紀作品で も効果を発揮しましたが、さらに時代が下ったマルティヌーをどう響かせるのか、大いに注目されます。
SWR music
SWR-19118CD(1CD)
NX-B02
ハイドン:交響曲第102番変ロ長調 Hob. I:102
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
シュトゥットガルトRSO
セルジュ・チェリビダッケ(指)

録音:1959年9月17日(ライヴ)
20世紀後半の指揮者の中で、チェリビダッケは間違いなく最も偉大かつ強烈な個性を持つ人物の一人でした。とことんまで作品の解釈を練り上げ、納得の ゆく音が出せるまでリハーサルに時間をかけた演奏は、極めて完成度の高いものでありながら、同時にライヴ特有の燃焼度も備えていました。現象学から影 響を受けた独自の理により、録音では自身の音楽は伝えられないと主張し続けたチェリビダッケですが、放送録音には同意しており、そのおかげで彼の演奏 に触れて強い感銘を受けた音楽ファンや音楽家が世界に多くいます。このCDもそうした放送用録音の一つで、放送スタジオでのライヴ収録です。 演奏曲目として選ばれた2曲はチェリビダッケがとりわけ好んでいた曲で、繊細さと透明感を持つハイドン、緩急強弱の振幅を大きくとったドラマティックなチャイ コフスキーと、コントラストのあるプログラムになっています。晩年のミュンヘン・フィルとの演奏のような極端に遅いテンポをとることはありませんが、引き締まった 造形の中でも、ハイドンの第1楽章での壮大な序奏や、チャイコフスキーの第2楽章の中間部での不気味なティンパニが刻むリズムにはチェリビダッケらしさが うかがわれます。またフォルティシモでの爆発するような迫力も壮年期のチェリらしいもの。SWRが保有するマスターテープから最新のリマスターが行われてお り、モノラルながらたいへん聴きやすい音となっています。 その後チェリビダッケは、1971年6月にシュトゥットガルトRSO創立25周年コンサートにお けるブルックナー:交響曲第7番の指揮が好評を博したのをきっかけに、翌1972年から1977年まで実質的な首席指揮者として同楽団をドイツ有数の水 準に引き上げました。

Goodies
78CDR-3875(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

日POLYDOR 60024/28(独 POLYDOR 69855/9と同一録音)
1926年10月16日)、10月30日、1927年1月30日ベルリン録音
(古いコードのため雑音があります)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)はベルリン生まれの大指揮者。 1922年アルトゥール・ニキシュ(1855-1922)の後任としてベルリン・フィルの常 任指揮者に就任した。この「運命」はフルトヴェングラーの初のレコード録音 で、1925年に始まったマイクロフォンを使用した電気録音だが、ドイツ・ポリ ドール社は米ブランズウィック社が考案したライト・レイ方式の電気録音を採用 した。若き日の大指揮者の姿が浮き彫りにされているような素朴で力強い音であ る。全曲を3回のセッションに分けての録音。フルトヴェングラーは10年後の 1937年にこの曲を同じベルリン・フィルと再録音しています。本シリーズ78CDR- 3521で出ています。比較試聴は興味深い。(グッディーズ)

Pentatone
PTC-5186894(1CD)
シューベルト:交響曲第9番「グレート」
交響曲第8番「未完成」(「私の夢」第1部&第2部付き)*
ルネ・ヤーコプス(指)
ビー・ロック・オーケストラ
トビアス・モレッティ(朗読)*

録音:2020年12月デ・ジンゲル(アントワープ)
ルネ・ヤーコプス率いるビー・ロック・オーケストラのシューベルトの交響曲録音全集が遂に完結!当アルバムは第8番「未完成」と第9番「ザ・グレート」を収 録しております!
「未完成」ではシューベルトの自伝的な作文「私の夢」の朗読付き。この作文は1822年7月3日に書かれた2部構成のもの。前半は母の死や父との関係が語 られ、後半は幻想的でロマンティックな世界へと進み、やがて父との和解がもたらされます。一方「未完成」の自筆スコアには同年10月30日という日付が記さ れています。ほぼ同時期に書かれたこれらを組み合わせることにより当時のシューベルトの精神性をあらわせるという考えのもと収録しました。朗読はトビアス・モ レッティです!
ベルギー第3の都市ヘント(ゲント)に2005年創設されたオリジナル楽器のビー・ロック・オーケストラ(B’Rock Orchestra)。実力派により構成された当 団は音楽的に互いを刺激し合い、ルネ・ヤーコプス、アイヴァー・ボルトン、アレクサンドル・メルニコフなどの演奏家との共演で名声を高めてきました。当団には 日本人演奏家も多く所属しており、2019年9月には待望の初来日を果たしました。変幻自在の音色で奏でることができる当団がヤーコプスのタクトにより自由に 歌い、そしてカラフルで刺激的な演奏を聴かせてくれます。
演奏の素晴らしさはもちろんのこと、エルド・グルートなどPENTATONE レーベルが誇る技術陣による録音です。なお、当ディスクはCD仕様となります。 (Ki)」

KLARTHE
KLA-057(1CD)
ウェーバー:作品集
(1)交響曲第1番ハ長調 Op.19
(2)ホルン小協奏曲 ホ短調 Op.45
(3)アダージョとロンド J.115
(4)クラリネット協奏曲第2番変ホ長調 Op.74
(2)ダヴィド・ゲリエ(Hrn)
(3)トマ・ブロシュ(グラス・ハーモニカ)
(4)ニコラ・バルディルー(Cl)
ヴィクトル・ユーゴー・フランシュ・コンテO
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指

録音:2015年12月CRR(フランス)
ロマン派初期に活躍したウェーバーの交響曲第1番、ホルン小協奏曲、アダージョとロンド、クラリネット協奏曲第2番を収録したアルバム。ウェーバーは抒情に 満ちた、まるで詩人のような想像力豊かな作品を書きました。当アルバムでは鬼才クラリネット奏者ニコラ・バルディルー、ホルン奏者ダヴィド・ゲリエらの名手が 演奏。演奏機会こそ少ないこれらの作品の再発見ともいえる魅力満載なアルバムです。 (Ki)

C Major
80-6908(2DVD)

80-7004(Bluray)
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調 WAB101(ウィーン稿)
交響曲第7番ホ長調 WAB107(ノーヴァク版)

■ボーナス映像「ディスカヴァリング・ブルックナー」
各交響曲について(ティーレマンと音楽学者ヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話)
クリスティアン・ティーレマン(指)
VPO

収録:第1番:2021年2月、ウィーン楽友協会(無観客ライヴ)
第7番:2021年8月、ザルツブルク音楽祭(ライヴ)

◆DVD
画面:16:9、NTSC
音声:PCMステレオ、DTS5.1、DVD9
[ボーナス映像 ]
言語:ドイツ語、字幕:英韓,日本語
Total time:181分
交響曲:127分、ボーナス:54分
◆Bluray
画面:16:9、1080i
音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.1
BD50
[ボーナス映像 ]
言語:ドイツ語、字幕:英韓,日本語
Total time:181分
交響曲:127分、ボーナス:54分
2024年のブルックナー生誕200年に向けたティーレマン&ウィーン・フィルによるプロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」。すでにソニー・クラシカル からも第8,3,4,2,5番のCDが発売中ですが、C majorレーベルからは映像による全集がスタート。第5交響曲、そして「習作交響曲」と呼ばれている「ヘ短調 WAB99」と「ニ短調 WAB100」をウィーン・フィル史上初めて演奏・収録した第1弾(806804(BD)/806708(DVD))に続き、今回ご案内する第2弾はウィー ン稿を使用した第1番と2021年8月のザルツブルク音楽祭をライヴ収録した第7番という組み合わせです。
ブルックナーの交響曲第1番は、大きく分けてリンツ稿とウィーン稿があります。ウィーン稿は作曲から25年後(第8番第2稿より後)に作曲者自身によって改訂さ れており、ウィーン稿の響きは初期の作品というより、後期ロマン派を感じさせるものとなっています。ブルックナー自身にとっても「生意気なお転婆」と評してい たように愛着がこもった作品です。シュターツカペレ・ドレスデンとの演奏では(744704(BD)/744608(DVD))、改訂前の稿である「リンツ稿」を選択していた だけに、ウィーン・フィルとの演奏にも期待が高まります。 そして第7番。当代きってのブルックナー指揮者と言われるだけあって、ティーレマンの指揮はさすがで、音楽に対して真摯であり、細部まで神経を張りめぐらせ た丁寧な演奏で、完成度の高い演奏となっています。この第7番は、ザルツブルク音楽祭でのライヴ映像で、コンサートではエレーナ・ガランチャをソリストに迎え マーラーのリュッケルト歌曲集がともに演奏されています。(未収録)
ティーレマンは、このウィーン・フィルとのシリーズについて改めてこう語っています。「ウィーン・フィルのブルックナーの全曲録音に選ばれたのは幸運だった。ま るで宝くじに当たったみたいだ。それにブルックナーは特別だ。」 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2271(1CD)
(1)ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
(2)ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
トリノ・イタリアRSO

録音:(1)1952年3月7日トリノ、Sala del Conservatorio
(2)1952年3月3日トリノ、Auditorium A, via Montebello
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(ラジオ放送録音)
■制作者より  
フルトヴェングラーがトリノ・イタリアRSOを振ったブラームスの交響曲第1番、1952年3月7日のライヴはカナダ・ロココのLP(2017/1972年) が初出でした。しかし、このLPは極端に出力レベルが低く、宇野功芳著「フルトヴェングラーの全名演名盤」(講談社+α文庫/絶版)の中でも「採るべき何もない」 とされていました。その後、CDではいくらかましな音で聴けるようになりましたが、今回入手したテープは間違いなく過去最高の情報量です! これを聴くと、同 じ1952年にライヴ録音されたベルリン・フィル、ウィーン・フィルを上回るとまでは言いませんが、かなり肉迫するものだということが実感されるのでしょう。 「レオノーレ」序曲第3番はGS-2048(2010年4月【廃盤】)に世界初出としてCD化したものです。過去には「1952年3月3日、トリノ」と表示された CDは複数発売されていますが、それらの中身はすべて「1950年7月、アムステルダム・コンセルトヘボウ」です。最近制作されたイタリア国営放送(RAI)の自 主制作盤には本物の「1952年3月3日」の演奏が含まれているらしいですが、一般市販CDとしてこのライヴが聴けるのは現在のところGS品番が唯一です。(平林 直哉)

Halle
CDHLD-7557JP(5CD)
日本向け限定生産
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲全集

CD1:海の交響曲(交響曲第1番)
CD2:ロンドン交響曲(交響曲第2番)、
 交響曲第8番
CD3:田園交響曲(交響曲第3番)、
 交響曲第4番
CD4:交響曲第5番ニ長調、
 交響曲第9番ホ短調
CD5:交響曲第6番ホ短調、
 南極交響曲(交響曲第7番)
マーク・エルダー(指)、ハレO、キャスリン・ブロデリック(S)(第1番)、ロデリック・ウィリアムズ(Br)(第1番)、ハレcho(第1番)、ハレ・ユース合唱団(第1番)、スコラ・カントルム(第1番)、アド・ソレム(第1番)、ジェイムズ・バートン(客演合唱指揮)(第1番)、サラ・フォックス(第3番)、ソフィー・ベヴァン(第7番)、ハレchoのソプラノ&アルト歌手たち(第7番)、マシュー・ハミルトン(合唱指揮)(第7番)

録音:2014年3月29日(第1番)、2010年10月14日(第2番)、2013年9月9日-10日(第3番)、2016年4月7日(第4番)、2011年11月9日(第5番)、2016年11月10日(第6番)、2019年1月24日(第7番)、2012年2月3日(第8番)、2021年11月15日-17日(第9番)、ブリッジウォーター・ホール(マンチェスター/第1番、第2番、第4番、第5番、第6番、第7番)、ハレ・セント・ピーターズ教会(マンチェスター/第3番、第9番)、BBCスタジオ(サルフォード/第8番)

☆日本向け500セット完全限定のSONY DADCプレス盤
☆書き下ろし日本語解説(等松春夫)付き
長き歴史を誇るイギリス、マンチェスターの雄、ハレOと音楽監督マーク・エルダー。交響曲第7番(南極交響曲)と交響曲第8番の初演を担うなど(初演の指揮はどちらもジョン・バルビローリ)、作曲者とも縁の深いハレOの自主レーベルから、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(RVW)の生誕150周年を記念した交響曲全集がリリース!
マーク・エルダー体制の2010年〜2017年に録音・リリースが行われていた交響曲第1番〜第6番&第8番の音源と、未発売だった交響曲第7番&第9番を組み合わせて5枚組の全集ボックスが完成。これまでグラモフォン賞ノミネート(第1番、第3番)、グラモフォン「エディターズ・チョイス」(第1番、第3番、第5番、第8番)、BBCミュージック・マガジン「ディスク・オヴ・ザ・マンス」(第3番)&「オーケストラル・チョイス」(第4番、第6番)に選ばれるなど、安定して高い評価を築いてきたエルダー&ハレ管による充実の交響曲全集にご期待ください!
ブックレット(英語)にはハレのアーカイヴから収集した写真やハレ管とヴォーン・ウィリアムズの歴史的な関係を示す資料等、貴重な資料も掲載しています。「いつものようにエルダーによるハレの演奏は、技術的にも表現的にも傑出している」(BBCミュージック・マガジン)

※「CDHLD7557JP」はSONY DADCプレスによる、日本向けの限定生産盤となります。海外で発売される「CDHLD7557」品番の商品はCD-R盤です。予めご了承ください。


ELECT
ERT-1044(5CD)
UHQCD
ベートーヴェン:交響曲全集

(1)交響曲第1番/(2)交響曲第3番「英雄」
(3)交響曲第2番/(4)交響曲第6番「田園」
(5)交響曲第4番/(6)交響曲第5番「運命」
(7)「エグモント」序曲/(8)交響曲第8番
(9)交響曲第7番/(10)レオノーレ序曲第3番
(11)交響曲第9番「合唱」(ルーマニア語歌唱)
(12)「コリオラン」序曲
ジョルジュ・ジョルジェスク(指)
ブカレスト・ジョルジュ・エネスコPO
エミリャ・ペトレスク(S),マルタ・ケスラー(Ms)、イオン・ピソ(T)、マリウス・リンツラー(Bs)、 ジョルジュ・エネスコ・フィルcho、ルーマニア放送cho

録音:(1)1961年5月、(2)1961年3月
(3)1961年4月20日、(4)1961年10月
(5)1962年1月、(6)1961年8月
(7)1962年1月11日、(8)1961年5月
(9)1962年1月、(10)1962年1月
(11)1961年7月、(12)1961年8月
全てルーマニア文化宮殿ホール(ステレオ)
※CD日本プレス。美麗夫婦箱5枚組。英語、日本語によるライナーノート付
ジョルジュ・ジョルジェスク(1887-1964)は、ルーマニアを代表する大指揮者でジョルジュ・エネスコ・フィルの音楽監督を 1920年から1944年までと1954から1964年まで務めました。1918 年から1920年にはゲヴァントハウス管の副指揮者としてアルトゥ ール・ニキシュに直接師事しました。ニキシュに影響を受けた巨匠であり同年代のボールトとも共通するのがヴァイオリンを両翼 に配置した古典的演奏スタイルです。1961年から 1962年のスタジオ録音。当時ルーマニアはソ連の庇護のもとにありました が、本国ソ連でも全てがステレオ録音に移行していなかったこの時期に、高水準のステレオ録音でベートーヴェン全集が遺され ていたことは驚嘆と喜びを隠せません。この全集についてはDANTE/LYS のCD がありましたが市販LP からの板起こしで、2012 年にマスターテープから初の正規 CD 化(ERT1001 廃盤)がなされ、大変な反響を呼びました。長らく品切れでしたので、この度 マスターに立ち返り新たにマスタリングしなおし、UHQCD で洗い上げた音質で復活します。ジョルジェスクの演奏は、「田園」な どクライバー並の超快速で歌心に満ちたもの。リズム感も明快。どこをとってもきびきびしていて聴かせます。エネスコフィルも如 何にも鄙びた味わいで、木管の懐かしい響きも心を打ちます。「合唱」はルーマニア語による歌唱となります。研究好きの方には メンゲルベルクなどを思わせる楽譜の改訂なども興味深いところと言えましょう。


King International
KKC-90006(2Bluray)
朝比奈隆/ブルックナー交響曲選集
■Disc1
(1)交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(ハース版)
(2)交響曲第5番変ロ長調(ハース版)
(3)交響曲第7番ホ長調(ハース版)
■Disc2
(4)交響曲第8番ハ短調(ハース版)
(5)交響曲第3番ニ短調(ハース版)
(6)リハーサル(交響曲第3番)
(7)実相寺昭雄監督インタビュー(2002年春収録)
(8)鼎談(朝比奈隆×実相寺昭雄×松原千代繁)(1999年6月21日収録)
朝比奈隆(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団
映像演出:実相寺昭雄

収録:1992年5月13日東京文化会館(ライヴ)【第4番】、
9月2日サントリーホール(ライヴ)【第5番】
9月8日サントリーホール(ライヴ)【第7番】、
1993年2月16日サントリーホール(ライヴ)【第7番】
1996年12月12日東京文化会館(ライヴ)【第3番】
12月9日新日本フィルハーモニー交響楽団練習場【第3番のリハーサル】
実相寺昭雄監督が撮影した朝比奈隆指揮新日本フィルによるブルックナーの交響曲選集は2010年に(株)写影からDVDで発売され話題となりましたが、入 手困難な状態が続いておりました。再発売を希望される声にお応えし、アップコンバートしてブルーレイにて発売となります。
いずれも朝比奈の得意としたブルックナーでその恰幅の良さ、音楽の大きさや深さは真似のできない至芸と申せましょう。
アップコンバートにより画質もクリアになり、偉大な芸術をたっぷりと堪能できます。 (Ki)
King International
KKC-90008(2Bluray)
朝比奈隆/ブラームス・チクルス
■Disc1
(1)交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
(3)ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
(4)交響曲第2番ニ長調Op.73
■Disc2
(5)交響曲第3番ヘ長調Op.90
(6)ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
(7)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
(8)特典映像:俳優・寺田農 実相寺昭雄監督と朝比奈隆先生の思い出
(9)交響曲第4番ホ短調Op.98
朝比奈隆(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団
伊藤恵(ピアノ)(2)、
藤川真弓(ヴァイオリン)(3)、
豊嶋泰嗣(ヴァイオリン)(6)、
上村昇(チェロ)(6)、
園田高弘(ピアノ)(7)
映像演出:実相寺昭雄

収録:1990年2月5日(1)(6)、
5月1日(2)(5)、
4月3日(3)(4)、
6月1日(7)(9)
オーチャードホール(ライヴ)
1990年に朝比奈隆と新日本フィルが行ったブラームス・チクルスを実相寺昭雄監督が映像化した貴重な記録。2010年に(株)写影からDVDで発売されま したが、アップコンバートしてブルーレイにて発売となります。
交響曲第1番と第4番は「交響的肖像」(KKC90001/2)に収録されているものと同じですが、交響曲全曲に加え、協奏曲4篇それも超豪華なソリストとの 共演も含まれるためこのアルバムの価値は計り知れません。朝比奈隆のブラームスの世界に浸りきることができる贅沢な時価を過ごせます。 (Ki)

IDIS
IDIS-6746(1CD)
カラヤン・スペクタキュラー Vol.8
ベートーヴェン:交響曲第1番
交響曲第6番「田園」*
NYO、RAIトリノSO*
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)

ライヴ録音:1958年11月22日、1954年2月12日*
EMIでのフィルハーモニアとの全集録音と同時期の、カラヤンのベートーヴェン・ライヴ。カラヤンがどのオーケストラからでも常に最高のサウンドを引き出して いたことが分かる貴重な音源です。IDIS最新リマスターでの発売。 (Ki)「


Treasures
TRT-020(1CDR)
超厳選!赤盤名演集Vol.7〜シルヴェストリによるスラブ作品集
ボロディン:「イーゴリ公」〜だったん人の踊り*
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番/第6番(シュメリンク編)
ドヴォルザーク:スラブ舞曲第1番Op.46-1/第2番Op.46-2
チャイコフスキー:交響曲第5番#
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
パリ音楽院O、フィルハーモニアO#

録音:1961年1月30日-2月1日*、1961年2月2日、1957年2月21-22日#(全てステレオ)
※音源:TOSHIBA WS-23 、WS-20#
◎収録時間:75:31
“実行すべきことをしたに過ぎないシルヴェストリの純粋な狂気!”
■音源について
「ワールド・レコード・クラブ特選」と題されたLP8枚組ボックスから、英COLUMBIAと同一のYAXスタンパーによる赤盤を採用。

★シルヴェストリが遺したチャイコフスキーの三大交響曲の中でも最もその個性を発揮し尽くしたのがこの「5番」。その奇想天外なアイデアだけを捉えて「異常」とか「爆演」とか呼ばれます、ウィーン・フィルのような伝統的な音色を持たずに機能美とセンスを旨とする当時のフィルハーモニア管に、土埃と汗の匂いを注入していることが重要で、シルヴェストリが真の指揮者であることを実証しています。大胆なテンポや強弱の変化が、もしも綺麗に整理されたアンサンブルから飛び出たらどうなるでしょう?テンポもフレージングも音色も全てが不可分であることを理解した上で、音楽を生き生きと再現するという指揮者の使命を純粋に果たしているにすぎないシルヴェストリのアプローチ。そこには個人的な趣味も投影されているとは思いますが、作品への愛が本物であるからこそ、常識離れであっても作品の本質からは逸脱しないのです。
 そのことは、第1楽章冒頭クラリネットと弦のフレージングから明らか。「何となく暗い」雰囲気だけで進行することが多い中、この訥々とした語り口と艶の失せた音色を名手揃いのオケに徹底敢行させ、しかも主体的な表現に結実させています。主部の暗さも遅めのテンポと一体となって醸し出され、1小節ごとにニュアンスを確かめつつトボトボと歩を進めます。第2主題の128小節からの4小節間で顕著なように、レガートを回避して甘美路線に傾くこと戒める意思の強さや、洗練された声部バランスで見通しよく鳴り響く感覚的な心地よさとの決別ぶりは一貫して揺るぎません。
 第2楽章ホルン・ソロはデニス・ブレイン。日頃からソリスティックな吹き方をしないブレインにしてもここでの吹き方はかなり陰影が抑制的なのは、シルヴェストリの指示なのかもしれません。逆に中間のクラリネット・ソロ(バーナード・ウォルトンと思われる)は、涙なしには聴けない切なさ!続くファゴットからポルタメントを含む弦への連なりは、全楽章を通じての白眉!これを聴いてシルヴェストリをまがい物呼ばわりなどできましょうか?ラストシーンでは、独自のアティキュレーションを施しつつ、後ろ髪引かれる風情を醸成。その思い悩んだ気持ちのまま、すぐにワルツで踊るなどあり得ないということでしょうか?続く第3楽章冒頭の音価を引き伸ばすのみならず、4拍子に聞こえるほどリズムの輪郭をぼかす大胆さ!3拍子が拍節が明確化してからも、夢の中をを彷徨うようにテンポは微妙に揺れ続けます。
 終楽章の主部は速めのテンポで突進しますが、アンサンブルは正確無比にも拘らずスマートさは皆無。土埃を立てながら馬車が駆け出すようなこの表現も、シルヴェストリ特有の音色センスの賜物。驚くのは再現部冒頭(6:30〜)の突然のテンポアップ!スコア上ではここでアニマート(生き生きと)の指示がありるので、その意味を汲んで果敢にニュアンス化したわけですが、シルヴェストリにとっては果敢でも何でもなくやるべきことをやったまでのこと。それにしてもこのレスポンスの良さ!オケがフィルハーモニア管で本当に良かったと痛感するばかりです。後半全休止前の猛進も凄まじいですが、504小節のプレスト以降は速さは、未だこれを超えるものはなく、このテンポを言い渡されたフィルハーモニア管の面々の心理、演奏不可能なテンポをあえて要求したシルヴェストリの真意をあれこれ想像するのも一興。
 シルヴェストリの音楽を聴くたびに思うのは、アプローチが十分に常識離れしているにもかかわらず、「常識こそが非常識だ!」などという強い主張を表面化させない凄さ!音楽の魅力を出し切ることにしか興味がないかのようなこの純粋さはマタチッチを彷彿とさせますが、何かに夢中になるということは理屈を飛び超えて人を惹きつけるものだということを聴くたびに再認識させられるのです。
 戦争も体験せず、悩まず苦しまずスマホですぐに答えを導き出せる世の中。しかも、自分自身にどこか自信がなく、人の目ばかりを気にする風潮は世界中のあらゆる分野で見られる現象ですから、昨今のクラシック音楽の演奏が生温いものばかりになってしまったのも必然と言えましょう。そんな中から、シルヴェストリにような「「純粋な狂気」を持つアーチストが生まれるなど考えられませんが、復刻ではあってもこうして、「真の音楽表現」に触れる機会は決して無くならないはずです。それを心から味わいたいと願う聴衆が存在する限り…。【2022年6月・湧々堂】

CPO
CPO-555354(1CD)
NX-B10
アルヴェーン(1872-1960):交響的作品集 第3集
交響曲第2番ニ長調 Op. 11
スウェーデン狂詩曲第3番「ダーラナ狂詩曲」 Op. 47
ベルリン・ドイツSO
ウカシュ・ボロヴィチ(指)

録音:2019年5月21-24日
スウェーデンを代表する作曲家の一人アルヴェーン。1960年まで生きて二つの世界大戦を目撃したにもか かわらず、生涯を通じて後期ロマン派の重厚な作風を捨てることなく、美しい旋律と豊かな響きを駆使した 作品を書き上げました。この交響的作品集第3集には、1897年から1898年にかけて書かれた交響曲第 2番を中心に収録。 交響曲第2番は、優しさと明るさに満ちたロマンティックな第1楽章、葬送行進曲風の哀愁に満ちた楽想を 持つ第2楽章、エネルギッシュな主部と伸びやかなトリオが好対照を成す第3楽章、そして重苦しい雰囲気 の前奏曲に導かれパワフルでバロック風な趣きを持つフーガで全曲を堂々と完結する第4楽章と、それぞれの 楽章が豊かな個性を持っており、作曲家自身が「芸術の決定的な突破口」と呼んだほどの成功を収めた作 品です。同時収録は、スウェーデンの民謡のモチーフが印象的な「スウェーデン狂詩曲第3番」。アントニ・ヴィ トに師事したポーランドの指揮者ボロヴィチが指揮するベルリン・ドイツSOの演奏です。


LSO Live
LSO-0875(2SACD)

KKC-6557(2SACD)
国内盤仕様
(日本語解説付)
税込定価
2021年グンナー=コールス版「ブル4」の世界初録音!
■CD1
ブルックナー:交響曲第4番(1878-81年/Cohrs A04B)
第1楽章:Bewegt, nicht zu schnell(動いて、しかし速すぎずに)(作業段階B, 1881)
第2楽章:Andante quasi Allegretto(作業段階B, 1881)
第3楽章:Scherzo. Bewegt - Trio. Nicht zu schnell, Keinesfells schleppend-Scherzo da capo (スケルツォ。動いて/トリオ。速すぎず、遅くなりすぎず/スケルツォ・ダ・カーポ)(作業段階B, 1881)
第4楽章:Finale. Bewegt, nicht zu schnell(フィナーレ。動いて、しかし速すぎずに)(作業段階C, 1881年, カットあり版)

■CD2
ブルックナー:交響曲第4番
(1) Discarded Scherzo. Sehr schnell ? Trio. Im gleichen Tempo ? Scherzo da capo (1874/revised 1876;Cohrs A04B-1)(取り外されたスケルツォ-非常に速く/トリオ-同様のテンポで/スケルツォ・ダ・カーポ)(1874年/1876年改訂/Cohrs A04B-1)
(2) Discarded Finale (‘Volksfest’). Allegro moderato 取り外されたフィナーレ(民衆の踊り)(1878; Cohrs A04B-2)
(3) Andante quasi Allegretto (Work Phase A, 1878; extended initial version/1878年、作業段階A、第2楽章の当初の長いヴァージョン)
(4) Finale. Bewegt; doch nicht zu schnell (Work Phase B, 1881; unabridged)(作業段階B, 1881年, カットなし版)
サイモン・ラトル(指)LSO

録音:2021年10月、ジャーウッド・ホール、セント・ルークス、ロンドン
2022年秋に来日するラトル&LSOが、ブルックナー交響曲第4番を録音しました。2021年に出版されたグンナー=コールス校訂版(アントン・ブルックナー 原典版全集/Anton Bruckner Urtext Gesamtausgabe/ABUGA・・・アーノンクールをパトロンとしてスタート、2015年より出版を開始。現在のパトロ ンはラトル)に基づく世界初録音という注目すべき内容です。2021年10月の録音(無観客収録)ですが、これに先立ち9月に演奏会で取り上げ絶賛されました。 オーケストラが非常によく鳴っていて、ラトルが信念をもって掲げる明確なヴィジョンに、オケが一丸となって応えているのがよく感じられる演奏となっています。 グンナー=コールスの版は、様々な作業段階によって異なる楽曲の姿を、コールスが一つの版としてまとめているのではなく、その異なる姿を、ossiaや、カットが ある場合小節から小節へ飛ぶポイントを記すなどしてひとつの譜面上に提示しているのが特徴。最終的な取捨選択の判断は指揮者(演奏者)にゆだねられていま す。Disc1には全曲が通しで収録。第1-3楽章は1881年2月のリヒターによる初演時時点に成立していた作業段階B、そしてフィナーレはブルックナーが提案 したカットあり版=作業段階C(今回、演奏可能な版として初めて出版されたそう)を採用しています。そしてDisc2には、様々な段階での楽章が収録されていま す。ブルックナーの作曲工房をおとずれ、作曲過程を追体験できるような、大変興味深い2枚組となっています。 (Ki)
(以下、グンナー=コールスのコメント抄訳) =ブルックナーは、1878年から1881年にかけて交響曲第4番(1874年にいったん完成)を改訂、新しいスケルツォの作曲を含め、まったく新しい自筆譜を書 き下ろしました。また、ブルックナーは1880年にフィナーレをあらたに作曲しています。さらに、1880-81年の間に行われた演奏(ブルックナー自身の指揮の ものも)のため、もしくはその演奏のあとに、大規模な修正が行われています。その修正は、ブルックナー自身やコピストたちによって、自筆スコア、およびそのコ ピー、パート譜に書き入れられました。このように、様々な“work phases(作業段階)”が存在しています(前半3楽章には2つ、フィナーレには3つ)。これらの 改訂が、ウィーンのコピスト、ジョヴァンニ・ノルによって、ブルックナーの指示のもとに1881年の終わりに用意された、新しいスコアを形作っています。したがっ て、ロマンティックの「第2稿」についてあれこれ議論するのはもしかしたら適切ではないのかもしれません。 私が作成した交響曲第4番の新版(ABUGAアントン・ブルックナー原典版全集 Anton Bruckner Urtext Gesamtausgabe作品目録では「Cohrs A04B」と表記)は、1878年から1881年の間の、交響曲の各楽章の異なる作業段階を、少なくとも資料から特定できる範囲内ですべて明確に示し、演奏可能 にすることを目標としています。ノルによる清書は、ブルックナー自身によって修正され、この清書をもって、ブルックナー自身、音楽出版2社に出版を依頼してい ました(1885年および1886年)。このブルックナーの修正を受けたノルの清書も、新版の主要な資料となっています。 この版の世界初録音となる当盤では、1881年末に完成した交響曲「ロマンティック」の第2段階(作業段階B)を演奏、さらに、フィナーレでは、ブルックナー 自身が提案したカットを初めて尊重しています。Disc 2には、(1)初期のスケルツォ(1874年に作曲、1876年に改訂。のちに取り外されたもの。1878年に有 名な「狩」のスケルツォに置き換えられた)、(2)1878年のフィナーレ「民衆の踊り」(これは取り外され、1880年に新しいフィナーレに置き換えられた)、そして (3)1878年の第2楽章のより広範囲にわたる最初の作業段階、そして最後に、(4)カットされる前のフィナーレ(1881年)が収録されています。=


GRAND SLAM
GS-2270(1CD)
オスカー・フリート
(1)ベルリオーズ:幻想交響曲
(2)チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲
オスカー・フリート(指)
(1)ソビエト国立SO
(2)ロイヤルPO

録音:(1)1937年モスクワ、(2)1929年2月5、6日
使用音源:(1)Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
(2)コロンビア L2318/20(SP盤/78回転)
録音方式:モノラル
■制作者より  
オスカー・フリート(1871-1941)はベルリンに生まれ、主にドイツで活躍するも旧ソ連に亡命、その地で謎の死を遂げた指揮者です。マーラーと親しく交わり、 マーラーの交響曲第2番「復活」を史上初めて録音したことでも有名です。 フリートはラッパ吹き込みの時代に「復活」のみならず、R.シュトラウスのアルプス交響曲、ブルックナーの交響曲第7番などの大曲を録音していますが、その録 音遺産の中でもひときわ異彩を放っているのがベルリオーズの幻想交響曲とチャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲です。 1937年のモスクワで光学式フィルムに収録されたと言われる幻想交響曲は、第1楽章の冒頭に象徴されるように、亡霊がさまようような恐ろしさに満ちてい ます。不意にテンポは揺れ、響きは暗く沈み込んでいきます。ことに印象的なのは、足を引きずるような第4楽章、そして第5楽章の異様な鐘の音です。 この演奏は2007年6月、CDRのシリーズ“Serenade”で一度復刻し、CDRながらスマッシュ・ヒット作となりました(SEDR-5000)。その時はLP復刻(オ イロディスクのLP)でしたが、今回は2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用、望みうる最善の音を獲得しました。 チャイコフスキーはSP復刻です。こちらはまったりと遅い曲と、狂気のような快速曲とが対比されています。たとえば〈行進曲〉はトランペットのタンギングがつ いていけるギリギリの速さ。そして、〈トレパック〉はそれこそ“トレパニック”のような超快速で、おまけに加速して終わる、とんでも演奏です。〈花のワルツ〉も冒 頭の粘りのあるハープがその先を予告、曲が進むにつれてヴォルテージが上がり、異様な雰囲気となります。ちなみに、フリートは「くるみ割り人形」組曲を1927 年にベルリン国立歌劇場O(ドイツ・ポリドール)と録音していますが、こちらはごく標準的な演奏です。 解説書は、ここぞとばかりに文字情報、写真等を盛り込みました(表紙込みの12ページ)。この史上屈指の怪奇演奏とともに、たっぷりと楽しめます。(平林 直哉)
GRAND SLAM
GS-2268(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 エリーザベト・シュワルツコップ(S)、エルザ・カヴェルティ(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、オットー・エーデルマン(Bs)
ルツェルン祝祭cho
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
フィルハーモニアO

録音:1954年8月22日/ルツェルン、クンストハウス
使用音源:Privatearchive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)
■制作者より  
あまりにも有名な“ルツェルンの第9”、当シリーズでも一度CD化(GS-2157/2016年11月発売【廃盤】)しましたが、ほどなく完売してしまいました。再 プレスも検討しましたが、今回も思い残すことがないように全行程をプロ用の機器を使用してリマスタリングを施しました。結果、従来盤よりも前後、左右、上下の 空間的な広がりが増しただけでなく、神々しいまでの透明感も獲得出来ました。この音で聴くと、フルトヴェングラーの第9のベスト・ワンは、このルツェルン盤で はないかと思うほどです。むろん、再生装置や再生環境によって結果は異なるかもしれませんが、旧盤との差は明確に出ていることだけは確かです。また、音だけ ではなく、解説書も大幅改訂をしました。(平林 直哉) (Ki)

C Major
80-6708(2DVD)

80-6804(Bluray)
ブルックナー:交響曲集
交響曲ヘ短調WAB99(第00番「習作」)
交響曲ニ短調WAB100(第0番)
交響曲第5番変ロ長調WAB105

■ボーナス映像「ディスカヴァリング・ブルックナー」
各交響曲について(ティーレマンと音楽学者ヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話)
クリスティアン・ティーレマン(指) VPO

収録:2021年3月ウィーン楽友協会(無観客ライヴ)
◆DVD
画面:16:9、NTSC
音声:PCMステレオ、DTS5.1
DVD9
ボーナス映像
言語:ドイツ語、字幕:英、韓、日本語
Total time:254分
◆Bluray
画面:16:9、1080i
音声:PCMステレオ、
DTS-HD MA5.1
BD50
ボーナス映像
言語:ドイツ語、字幕:英、韓、日本語
Total time:254分
2024年のブルックナー生誕200年に向けたティーレマン&ウィーン・フィルによるプロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」。すでにソニー・クラシカルか らも第8,3,4,2番のCDがリリースされていますが、この度C majorレーベルから映像による全集がスタートします。第1弾としてリリースされるのは、第5交響 曲、そして「習作交響曲」と呼ばれている「ヘ短調 WAB99」と「ニ短調 WAB100」をウィーン・フィル史上初めて演奏・収録しています。今回ティーレマンは番号 付き交響曲9曲に加えて「習作交響曲」を演奏することについて以下のように述べています。「ブルックナーは9曲の交響曲を書いたのではなく、11曲の交響曲を 書いたということです。人々はこの2曲をそれほど良い曲だとは思っていないかもしれないが、2曲ともに完成度は非常に高く、”これぞブルックナー”と感じること のできる部分が多くあります。またこの素晴らしいウィーン・フィルとブルックナーの11曲の交響曲をともに演奏する最初の指揮者という栄誉を思いかげず手にす ることができたのは、驚きであり大きな喜びです。」
またこのセットには各交響曲についてティーレマンと音楽学者ヨハネス=レオポルド・マイヤー氏とが語ったインタビューと、リハーサル風景を収録したボーナス 映像が付属しています。その映像には、ティーレマン自身が特別だという交響曲第5番を最初に聴いた際の記憶も鮮明に語っています。「特別だと思う理由は、最 初に聴いた時に感動したから。それは私が16歳の時、ベルリン・フィル、カラヤン指揮の演奏だった。私は茫然自失しフィルハーモニーの駐車場に向かった。これ までこんなに素晴らしい音楽は聴いたことがなかった。」
ベルリン・ドイツオペラ(1997年〜2004年)、ミュンヘン・フィル(2004年〜2011年)、シュターツカペレ・ドレスデン(2012年〜2024年)、ザルツブルグ 復活祭音楽祭の芸術監督(2013年〜2022年)、そしてバイロイト音楽祭での活躍など、今やドイツを代表する指揮者として着実にキャリアを積んでいるクリ スティアン・ティーレマン(1959〜)。ウィーン・フィルとは、2008年〜2010年にかけて収録された「ベートーヴェン交響曲全集」や2019年ニューイヤーコン サートなど何度も共演しています。またティーレマンはすでに手兵シュターツカペレ・ドレスデンとブルックナーの番号付き交響曲9曲を残しており(757504/ KKC9656)、今回のウィーン・フィルとの録音も日頃からブルックナーへの熱い思いを語っていたティーレマンらしいプロジェクトと言えるでしょう。 (Ki)

H.M.F
HMM-905357(1CD)
マーラー:交響曲第4番ト長調 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
レ・シエクル
サビーヌ・ドゥヴィエル(S)

録音:2021年11月/セーヌ・ミュジカルRIFFX第1スタジオ(ブローニュ・ビリヤンクール)
ロトとレ・シエクルがマーラーの交響曲第4番のピリオド楽器演奏に挑みました。第1番「巨人」は同じ組合せで、第5番と3番はケルン・ギュルツェニヒ Oと録音し絶賛されましたが、シエクル向きと思われる4番も期待が高まります。
マーラーの交響曲第4番はまさに20世紀の夜明け1901年11月25日に初演されました。大規模な第2、3番の後、伝統的な4楽章構成に復帰した かのような古典的なたたずまいで、マーラー作品中では明るく親しみやすいとされています。
レ・シエクルは「巨人」の時と同様に作品が作られた頃のピリオド楽器を用いています。ピリオド奏法基本で、死神が弾くのをイメージした第2楽章のヴァイ オリン・ソロもノン・ヴィブラートで繰り広げられるのが新鮮。また随所で響くハープの低音の効果にも驚かされます。
終楽章でソプラノ独唱を担うのはサビーヌ・ドゥヴィエル。ラファエル・ピジョンの夫人で、ロト&シエクルともメサジェの「お菊さん」のアリアなどを録音し たアルバムをリリースしていて息もピッタリ。明るい声質のノン・ヴィブラートで清らかに天上の生活を歌いながら、どこか残酷で怖い感覚が背後から迫り、一気 に最晩年の「大地の歌」へつながる世界に気づかせてくれるかのようです。
ロトはやや速めのテンポで生気に満ち、何よりオーケストラの透明な音色が魅力。マーラーの4番観が完全に覆される衝撃的な演奏で、一見明暗の対照的 な第5番との相似性を示してくれます。2021年11月のセッション録音で、強奏部でも豊かに響く音質も極上。超注目盤の登場です! (Ki)

Altus
ALTSA-508(1SACD)
シングルレイヤー
INA 秘蔵音源・バーンスタイン&フランス国立管ライヴ
ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲 作品9
シューマン:交響曲第2番ハ長調 作品61
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調 作品47
レナード・バーンスタイン(指)
フランス国立放送O

ライヴ録音:1966年11月30日パリ、シャンゼリゼ劇場(ステレオ)
INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスしCD化して話題となったディスクのSACD化。限定数生産です。
シューマン2番にショスタコ5番というバーンスタインの一番熱いところを凝集した名プログラムで完全初出、しかもステレオ録音というインパクト大のリリース。 オーケストラにとってはミュンシュ最後の来日公演からわずか1ヶ月後の演奏会。バーンスタインはニューヨーク・フィル音楽監督時代にして同年にウィーン国立歌 劇場デビューを果たしており、ヨーロッパでの存在感がまさに大きくなっていた頃。この時この組み合わせが生んだ演奏はフランス流の音色を保ちつつもたいへん に白熱していて気合十分、強靭なドライヴ感で手に汗握る音楽が展開されます。聴衆の大喝采も頷ける大名演!
〈随所に彼が指揮台を踏み鳴らす音が収録されていて、ライブ録音のスリル満点。曲全体は圧倒的なスピード感をもって邁進していく〉〈オーケストラはバーンス タインに容赦なく統御されているらしく、メロディーラインを歌いながらオーケストラをドライブする様子がはっきりと記録されていて、白熱した演奏会の様子が手 にとるようにわかる。〉〜白柳龍一氏の解説より (Ki)


EUROARTS
20-72119(DVD)
カラヤン・イン・リハーサル&パフォーマンス
(1)シューマン:・交響曲第4番
本番(27分)/リハーサル風景 (62分)

(2)ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』
本番(31分)/リハーサル風景 (21分)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)

(1)ウィーンSO
監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
撮影:クルト・ユーネック
録音:ギュンター・ヘルマンス
製作年:1965年
(2)BPO
監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
撮影:アウグスト・カーニエル、クルト・コーダル
録音:ギュンター・ヘルマンス
収録:1966年1月,2月 ベルリン、ユニオン・スタジオアトリエ

画面:4:3
NTSC、モノクロ
音声:PCMステレオ
リージョン:All
字幕:独、英、140分
カラヤンによって1965年設立された映画フィルム・プロダクション「コスモテル」(現ユニテル)。カラヤンは、時代に先駆けていちはやく映像時代の到来を予 見し、今日の音楽映像の礎となる作品を制作していきます。中でも、フランスの映画監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾーとの共同制作は、その独特のカメラワーク とコンセプトは後世にも大きな影響を与えています。 その共同制作第1弾となったのが、このシューマンの交響曲第4番でした。カラヤンとウィーンSOは、1940年代後半から50年代なかばまで『カラヤン・ コンサート』として現代に語り継がれる一連の演奏会で知られた名コンビでもありましたが、その後はほとんど指揮台に登場することなく、公式なレコーディングと してはリヒテルとのチャイコフスキーが残されるのみ。いわば久々に古巣へ戻ったカラヤンが、壮年の生気みなぎる指揮ぶりでかつての手兵を誘導していく様子が、 この映像作品には克明に記されてます。 カップリングは、ベルリン・フィルとのベートーヴェン交響曲第5番。スタジオで収録された映像は、。「音楽が創造される現場を撮る」というクルーゾー監督のコン セプトが明確にしめされ、演奏そのものにリアルに肉薄しようとしたカメラ・ワークが特徴です。 (Ki)
EUROARTS
20-72723(Bluray)
カラヤン〜ベートーヴェン:「運命」&「第9」

(1)ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』
本番とリハーサル風景

(2)ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』

■特典映像:『指揮の芸術』 
監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO

(1)ドイツ語 字幕:英、仏
監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
収録:1966年1月、2月ベルリン、ユニオン・スタジオアトリエ
画面:モノクロ

(2)アンナ・トモワ=シントウ(S)、アグネス・バルツァ(Ms)、ルネ・コロ(T)、ヨセ・ヴァン・ダム(Bs)
ベルリン・ドイツ・オペラcho
収録:1977年12月31日ベルリン、フィル
監督:ハンフリー・バートンハーモニー(ライヴ)

画面:Full HD,16:9
音声:PCMステレオ
リージョン:All
字幕:英、仏、原語:ドイツ語、119分
1965年から1966年にかけてカラヤンはフランスの映画監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾーと映像作品を制作しています。「メディアの寵児」と言われてい たカラヤンは映像時代の到来をいち早く予見し、フィルム・プロダクション「コスモテル(現ユニテル)」を設立。そこに協力したのがアンリ=ジョルジュ・クルーゾー でした。カラヤンはリハーサルとコンサートの違いを映像によって明らかにすることに重きを置いており、クルーゾーとの一連のシリーズは「指揮の芸術」と題され、 演奏に忠実なカメラワークとともにモノクロ映像で収められています。 今回そのうちベートーヴェンの『運命』(リハーサル付き)をブルーレイ化。更に、1977年のニューイヤー・イヴの『第9』映像も収録。ベルリン・フィルとの2度目、 1970年代のスタジオ全集録音と時期が重なるこのジルヴェスターのライヴは、ソリストもテノールのコロをのぞいてほぼ同じ(全集ではシュライヤー)。磨き抜か れた弦の美音などカラヤン色が徹底され、もっとも完成された内容として知られるものです。画質はDVDクオリティですが貴重な映像のリリースです。

REFERENCE
FR-747SACD(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
スティーヴン・スタッキー(1949-2016):「沈黙の春」*
ピッツバーグSO
マンフレート・ホーネック(指)

録音:ハインツホール、ピッツバーグ(ライヴ)、2017年6月23,24&25日、2018年4月20,21&22日*
長年高音質レーベルとして高い評価を得ているREFERENCE RECORDINGS。そしてREFERENCE RECORDINGSはもちろん、PENTATONE,BIS, など録音に定評のある数々のレーベルの録音を40年以上に渡って担当しているsound mirror社がタッグを組んだ大好評「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ。 シリーズ第13弾は、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」とカップリングには2016年に亡くなったアメリカの作曲家スティーヴン・スタッキーの「沈黙の春」 (ピッツバーグSOの委嘱作品)が収録されています。自然破壊に警告を発した先駆書として全世界に大きな影響を与えた、ピッツバーグ出身の作家レイチェ ル・カーソンの代表作『沈黙の春』の出版50年を記念し、マンフレート・ホーネック指揮で2012年2月12日に初演されました。自然を忘れた現代の人 間に自然の美しさを想起させる音楽となっています。 そして同じく自然への賛美や畏怖心をあらわした偉大な音楽ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」。ホーネックはライナーノーツでこのように述べています。「第 5楽章の最後の2つの和音は、第2楽章を彷彿とさせる長三度の音程です。これはカッコウの最後の言葉なのか、それとも別れの言葉なのだろうか。いずれ にしても、ベートーヴェンの他の8曲のように力強い終結ではなく、特に第5番とは全く対照的なエンディングです。(中略)私たちの目の前にいるベートー ヴェンは、輝く英雄ではなく、我々と同じく自然や神と純粋かつ完全に調和しながら、深い感謝を表明しなければならない人間なのです。」他にも解説には、 作品の歴史と音楽的構造、そしてホーネック自身の解釈について興味深い内容が書かれています。
ホーネックは2008年から首席指揮者を務めているピッツバーグSOとの契約を2027/2028シーズンまで延長。ピッツバーグSOはこれまでに、 フリッツ・ライナー、アンドレ・プレヴィン、ロリン・マゼール、マリス・ヤンソンスなど、多くの世界的指揮者たちが率いてきました。また、メイソン・ベイツ、 ジョナサン・レシュノフ、ジェームズ・マクミラン、ジュリア・ウォルフなど現代作曲家への委嘱作品をはじめ、常に新しい作品にも力を入れてきています。マン フレート・ホーネックとのシーズンも14年目となり、125年の歴史を誇るオーケストラと共に、今後の更なる活動にも注目が集まっています。 (Ki)

TOCCATA
TOCC-0646(1CD)
NX-B03
デレク・スコット(1950-):管弦楽作品集 第2集
交響曲第1番変イ長調 Op.23(1995/2021管弦楽版)
交響曲第2番ト短調 Op.26(1996?97/2021管弦楽版)
交響詩「シルヴァー・ソード」 Op.39(2021)
リエパーヤSO
ポール・マン(指)

録音:2022年3月22-26日
世界初録音
1950年バーミンガム生まれの作曲家デレク・スコット。音楽学、歴史学の教授であり、音楽、文化、イデオロ ギーを研究する彼は、ポピュラー音楽と舞台音楽の歴史に特別な関心を抱いており、自身の作品にもこの研究 成果を反映させています。このアルバムに収録された2曲の交響曲はもともと吹奏楽のために書かれたもので、吹 奏楽版の時にはハイドンを思わせる古典的な響きが用いられていましたが,管弦楽版に編曲したことにより、より 強靭な音のテクスチャーが強調されました。交響詩「シルヴァー・ソード」は1956年に発表されたイギリスの小説 家イアン・セライリエの小説を基にした音楽で、描かれているのは第二次世界大戦後に父と母を探す3人のポー ランド人の子供たちの物語。1983年に作曲した自身の劇付随音楽から派生したこの交響詩には、物語の中か ら闘争と希望の場面が凝縮されています。

Forgotten Records
fr-1840(1CDR)
ハイドン:交響曲第102番変ロ長調 Hob.I:102*
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」#
ゲオルク・ショルティ(指)*,#
フランス国立放送O*、パリ音楽院O#

録音:1959年8月1日ザルツブルク* 、1959年9月3日ブザンソン#、ともに放送用ライヴ
Forgotten Records
fr-1841B(1CDR)
セルマー・マイロヴィツ〜 SP復刻Vol.1
ベルリオーズ:幻想交響曲*
グレトリー:バレエ組曲「共和主義者ロジエール」#
セルマー・マイロヴィツ(指)大PO

録音:1934年3月14日、16日、21日*
1934年12月12日#
※音源:Pathé PDT 10/15* PD 7#
Forgotten Records
fr-1839(1CDR)
ヴァンデルノート〜モーツァルト:交響曲集Vol.3
第40番ト短調 K.550*
第41番「ジュピター」#
アンドレ・ヴァンデルノート(指)
パリ音楽院O

録音:1956年10月3日-4日*、1957年2月4日-5日#、12日#、1957年4月15日-16日*、1957年6月7日*
※音源:La Voix de son Maître FALP 470


Treasures
TRT-021(1CDR)
ミトロプーロス/ボロディン、チャイコフスキー他
ボロディン(R=コルサコフ編):だったん人の踊り*
イッポリトフ=イワーノフ:「コーカサスの風景」組曲第1番**
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64#
ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO

録音:1953年4月20日*、1952年12月1日**、1954年3月27日# (全てモノラル)
※音源:米COLUMBIA CL-751*,** 、英PHILIPS SBL-5205 #
◎収録時間:79:04
“絶頂時のミトロプーロスのだけが可能な壮絶無比な魂の叫び!”
■音源について
3曲ともミトロプーロス唯一のセッション録音。1日で1曲録音してしまう例は昔は珍しくありませんが、これらはアンサンブルの傷も皆無ではないことからほぼ無編集の一発録りと思われ、閃きが命のミトロプーロスにとって、それはむしろ望ましいスタイルだったと言えるでしょう。チャイコフスキーの音源は、米COLUMBIAの6つ目盤ではなく、あえて英PHILIPS盤を採用。

★この「チャイ5」は、ニューヨーク・フィルの機能性と自主性を全面的に信頼した上で、ミトロプーロスが全身で感じ取った音楽のイメージをストレートに表現に転化し尽くした驚異的名演!全てのニュアンスが個性的でありながら、全体を俯瞰する構成力と細部の掘り下げとの調合も同時に完全遂行するという離れ業は、絶頂時のミトロプーロスだけが実現可能なものと言えましょう。
 第1楽章序奏部は単なる悲しみを超え、抑えきれない不安がクラリネットの野太い音色に乗せて塊となって押し寄せます。それが主部に入ると洗練味を増し、集中力も加味して見事な推進を見せます。第2主題前の104小節から、管楽器の一斉に抑えて弦だけで高潔な響きを醸し出すという配慮は、理屈を超えたセンスの高さの表れ。第2主題は、楽章全体のビジョンを象徴するかのように呼吸がとてつもなく深いこと!ピン・ポイントでテンポに緩急を付加する場面も頻出しますが、全てが正直な衝動の反映であり、安易な思いつきの印象を与えないのです。
 第2楽章は、ホルンのスコア遵守度の高さがまず印象的。クラリネット・ソロが登場する中間部に至るまでの呼吸のしなやかさと官能美は、間違いなく世界最高峰!マッチョな盛り上がりで煽るロシア流儀とは別世界です。クラリネット・ソロの後はフレーズの結尾を執拗にリテヌートし、その後ろ髪を引かれる風情に心惹かれますが、108小節のピチカート以降は、全体の白眉!もはや神憑り的フレージングと呼ぶしかなく、セッション録音でこれが実現できたのは奇跡!終結部の弱音に頼らない濃密なフレージングにも言葉を失い、背景のホルンのリズムの遠近感も前代未聞で忘れられません。
 第3楽章冒頭第1音は、音価の引き伸ばし方がいかにもミトロプーロス。中間部の強弱対比の鮮やかさはまるで人間のお喋りのようで実にリアル。コーダで運命動機がいきなり飛び込むシーンのドキッとする唐突感は、無敵の瞬発力を誇るミトロプーロスの棒でなければ実現不可能でしょう。
全楽章において、マッシブな造形力がびっしりと張り巡らされていますが、感覚的な馬力や暴力性とは無縁で、全てが心の奥底からの魂の叫びの音化であることがミトロプーロスらしさの所以。終楽章の冒頭や終結部などは、その好例と言えましょう。504小節からの弦の8分音符を装飾音として扱うのも他に類例なし。
 全体に息づく生死にかかわるようなのっぴきならないニュアンスの数々は現代には求めようもなく、いくら机の上でアイデアを凝らしても追いつくものではなく、「やり過ぎ」とか「古臭い」といった上辺の現象だけを捉えて済まされる代物でもないのです!→「チャイ5」の詳細レヴュー
 「コーカサスの風景」も、エキゾチックな魅力を最大に引き出した名演。特に有名な“酋長の行列”は、土俗性と格調がミックスされた独特の雰囲気が、絶妙な粘度を持つリズムと共に迸ります。 【2022年6月・湧々堂】

DUX
DUX-1803(1CD)
クシシュトフ・メイエル(b.1943):チェロとオーケストラのための室内協奏曲 「Canti Amadei」(1983-1984)
交響曲第5番 Op.44(1978-1979)
バルトシュ・コジャク(Vc)、
ソポト・ポーランド室内PO、
ラファウ・ヤニャク(指)

録音:2021年8月23日-26日
クシシュトフ・メイエルの「Canti Amadei」は、ロシアのチェリスト、イヴァン・モニゲッティとの親交から生まれました。彼らがモーツァルトの交響曲を聴いている時にモーツァルトをテーマにした作品を作曲することになり、この「Canti Amadei」が生まれました。冒頭ではモーツァルトの作品が引用され、その後メイエルの独自の音楽に引き込まれていきます。
クシシュトフ・メイエルは、クシシュトフ・ペンデレツキ、ヴィトルト・ルトスワフスキといったポーランドの現代作曲家の重鎮に師事した他、フランスのナディア・ブーランジェにも師事しました。彼は作曲家の他、ピアニスト、音楽学者としても活躍しています。

BSOrec
BSOREC-0002(1CD)

NYCX-10324(1CD)
国内盤仕様
税込定価
ブレット・ディーン(1961-):TESTAMENT テスタメント- 管弦楽のための音楽(原曲: 12人のヴィオラ奏者のための音楽)
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調Op. 36
ウラディーミル・ユロフスキ(指)
バイエルン国立O

録音:2020年10月5日&6日ミュンヘン、バイエルン国立歌劇場
※国内盤には片桐卓也氏による日本語解説付き
2021年にスタートしたバイエルン国立歌劇場の自主レーベルBSOrecから待望の第2弾CDが登場。2021/22シーズンから劇場の音楽総監督兼オーケスト ラの首席指揮者に就任したウラディーミル・ユロフスキとの初録音という点でも注目です。 バイエルン国立歌劇場は、新型コロナ感染症の拡大に伴い2020年3月からロックダウンされていましたが、ここに録音されている2020年10月のコンサートは劇 場再開後、最初のアカデミー・コンサート(バイエルン国立管の定期演奏会)。演奏者にも聴衆にも特別な思いがあったことでしょう。 プログラム冒頭はブレット・ディーンのテスタメント(管弦楽版)で、この「テスタメント」とはベートーヴェンが書いた「ハイリゲンシュタットの遺書」のこと。ディーンは遺書 の内容に加えてその筆跡や筆圧などに刺激を受け、湧き上がる創造力と苦悩とのせめぎ合いを思わせるエネルギーに満ちた音楽を作曲しました。随所にベー トーヴェン作品(ラズモフスキー第1番など)が引用されています。オリジナルは12人のヴィオラ奏者のための作品でしたが、ここでは管弦楽用に編曲されたもの が演奏されています。 ユロフスキが組み合わせたのは「ハイリゲンシュタットの遺書」と同時期に描かれた交響曲第2番。「遺書」の凄絶な内容に反して、苦悩の陰の薄い晴朗な音楽 と見られがちな作品において、ユロフスキは極めて力強くダイナミックな解釈を繰り広げています。ユロフスキは早くからベートーヴェンに多面的に取り組んでおり、エ イジ・オヴ・インライントゥンメント管との演奏ではピリオド楽器の奏法と発想を研究し、ベルリン放送響とはマーラー編曲版をとりあげています。ベートーヴェンの オーケストラ・スコアの持つ可能性について研究と実践を重ねてきたユロフスキらしい、細部まで精緻かつ力強くて激しい音楽となっています。

Capriccio
C-7422(6CD)
NX-D03
シャーンドル・ヴェーグ&カメラータ・ザルツブルク名演集
【CD1】*
ベートーヴェン
1-7.弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op. 131(弦楽合奏)
8. 大フーガ 変ロ長調 Op. 133(弦楽合奏)
【CD2】
1-9. ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉(弦楽四重奏版) Op. 51Hob. III:50-56(弦楽合奏)
【CD3】
シューベルト
1-4. 交響曲第5番変ロ長調 D. 485
5-8. 交響曲第6番ハ長調 D. 589
【CD4】
シューベルト
1-2. 交響曲第8番「未完成」
3-6. 交響曲第9番「ザ・グレート
【CD5】
1-4.ブラームス:弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op. 111(弦楽合奏)
5-9. シェーンベルク:浄められた夜(弦楽合奏版)
【CD6】
1-3. バルトーク:ディヴェルティメント BB 118
4-6. ベルク:抒情組曲からの3つの小品
(弦楽合奏版)
7-16. ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ミューズを率いるアポロ』
インターナショナル・ミュージシャンズ・セミナー・ソロイスツ*
カメラータ・ザルツブルク(モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ,ザルツブルク)
シャーンドル・ヴェーグ(指)

録音:1987/89年 St. Buryan Church, Cornwall(UK)…CD1
1992年3月15日 Grosser Saal, Wiener Konzerthaus, Vienna(オーストリア)…CD2
1990年11月 Mozarteum, Salzburg(オーストリア)…CD3:1-4
1993年12月10-12日(ライヴ) Mozarteum, Salzburg(オーストリア)…CD3:5-8
1994年2月25日、27日 Mozarteum, Salzburg(オーストリア)…CD4:1-2
1993年3月26、28日 Mozarteum, Salzburg(オーストリア)…CD4:3-6
1991年10月26-27日、11月1-2日 Mozarteum, Salzburg(オーストリア)…CD5
1988年5月 Alte Aula, Salzburg(オーストリア)…CD6:1-3
1989年3月 Mozarteum, Salzburg(オーストリア)…CD6:4-6
1988年11月 Mozarteum, Salzburg(オーストリア)…CD6:7-16
このBOXには、1979年から指揮者を務めたカメラータ・ザルツブルク(モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ)との名演を中心に収録。ハイドン、シュー ベルト、ブラームスなどのウィーン古典派、ロマン派から、20世紀のシェーンベルクやベルク、バルトーク、ストラヴィンスキーまでの多彩な作品を、ヴェー グはモダン楽器小編成オーケストラの機動性を生かしながらも、自然かつ魅力的に聴かせます。既にORFEOレーベルから発売されている13枚組 BOX【ORFEO録音集 1983-1996年】(J999713)の収録曲とは違ったレパートリーをお楽しみください。またベートーヴェンの2作品は、イギリスの コーンウォールで開催された室内楽セミナーでの演奏。ヴェーグが1972年から教えていたインターナショナル・ミュージシャンズ・セミナーの奏者たちが見 事に弾きこなしています。


Treasures
TRE-254(1CDR)
アルベール・ヴォルフ〜1960年代の貴重ライヴ!
(1)ベルリオーズ:序曲「海賊」*、
(2)ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」*
(3)ベルリオーズ:「ベンベヌート・チュエルリーニ」序曲
(4)オネゲル:交響詩「夏の牧歌」
(5)フランク:交響曲ニ短調
アルベール・ヴォルフ(指)
パリ音楽院O*、デンマークRSO

録音:(1)(2)1955年6月20-22日
(3)1962年3月15日ライヴ
(4)1962年3月1日ライヴ
(5)1965年1月28日ライヴ、全てモノラル
※音源:(1)(2)LONDON LL-1297、(3)-(5)ARTE SYMFONIA ARTE-SYMFONIA-003
◎収録時間:76:58
“アルベール・ヴォルフの知られざる晩年の完熟至芸!”
■音源について
アルベール・ヴォルフ(1884-1970)はパリ生まれ。パリ音楽院で学んだ後ストラスブールで指揮者としてデビュー。1921年にオペラ=コミック座の首席指揮者となった後、コンセール・ラムルー管(前任者ポール・パレーは2歳年下)、コンセール・パドルー管の首席指揮を歴任。1935年にルーセルの交響曲第4番を初演するなど、パリ楽壇にとって欠かせない存在でした。1951年からはデッカとの録音を開始。ステレオ初期までに数点のレコードを遺していますが、その後晩年に至るまでの録音は皆無に等しいので、定期的に客演を重ねていたとされるデンマーク放送響とのこのライヴ録音は極めて貴重です。

★ヴォルフは同じフランスの指揮者で言えば、年齢的にはモントゥーとミュンシュの間の世代ですが、その芸風は馬力で押しまくるのではない手作り感が特徴的なので、モントゥーに近いと言えましょう。
 50年代の2曲の序曲(セッション録音)は小気味好いリズムに乗せて華やかな色彩が飛び交う佳演ですが、「ベンベヌート・チュエルリーニ」ではテンポがグッと遅くなり、一点一画を丁寧に描くスタイルがより顕著になります。注目はこの遅いでもリズムが単なる鈍重に傾かず、温かな風合いを帯びていること。第3主題(6:14〜)のシルキーなフレージングも、ヴォルフの人柄とセンスを表わすかのよう。そのシルキーさはオネゲルで全開に。特に弦の響きは、技術的な性能の良さとも相俟って得も言われぬ透明度で心に染みます、中間部の舞曲もそれまでの深い呼吸感をそのまま維持しているので、この箇所だけが突出して浮き立つ印象を与えません。
 そして稀代の名演、フランク!第1楽章3:14のヴィブラートに象徴されるように、作品の構造解析型のアプローチとは一線を画し、琴線に触れる音を紡ぐことに専心。その結果として導き出された大柄で懐の深い音像は、聴き手の心を捉えてやみません。再現部における声部感の熾烈な絡みも聴きもの。第2楽章では、イングリッシュホルンの主題登場後から弱音器付きの弦によるスケルツォ開始までの幽幻なニュアンスと呼吸の深さは、史上屈指。終楽章はクレンペラーと似た低速モードですが、透明度はヴォルフが断然優位。アゴーギクの操作はむしろ抑制して一定の推進力を確保する配慮も感じられます。「勝利の動機」(4:23〜)の開放感も、とかく過度に深刻になりやすいこの作品に相応しいスパイスとして作用し。コーダに至るまでアグレッシブな表現を敢行し続けます。
これほどの表現意欲を保ちながらレコーディングから遠ざかってしまったのは、商業主義的な世界から距離を置きたかったせいかもしれませんが、いずれにせよ、音楽家として最高に幸せだったであろうことは、想像に難くありません。【2022年6月・湧々堂】

BIS
BISSA-2514(4SACD)
シューベルト:交響曲全集
■Disc1(BIS SA-1989)
(1)交響曲第1番ニ長調 D.82(1813)
(2)「葬送行進曲」〜歌劇『アドラスト』(未完)D.137(1819-20)より
(3)交響曲第2番変ロ長調 D.125(1814-15)
(4)「ロザムンデ」序曲 D.644(1820)
■Disc2(BIS SA-1786)
(5)交響曲第3番ニ長調 D.200(1815)
(6)交響曲第4番ハ短調 「悲劇的」 D.417(1816)
(7)交響曲第5番変ロ長調 D.485(1816)
■Disc3(BIS SA-1987)
(8)交響曲第6番ハ長調 「小さなハ長調」D.589(1817-18) 
(9)劇付随音楽「ロザムンデ」 D.797(1823)より
 間奏曲第1番ロ短調
 間奏曲第3番変ロ長調
 間奏曲第2番ニ長調
 バレエ音楽第2番ト長調
 バレエ音楽第1番ロ短調/ト長調
■Disc4(BIS SA-1656)
(10)交響曲第8番ロ短調 「未完成」 D.759(1822)
(11)交響曲第9番ハ長調 「グレイト」 D.944(1825-26)
トー マス・ダウスゴー(指)
スウェーデン室内O

録音:(10)2006年10月、
(11)2007年12月、
(7)2009年5月、
(5)2010年1月、
(6)2011年8月、
(8)(9)2012年2月、
(1)-(4)2013年6月
エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)

※ベーレンライター社から出版している「新シューベルト全集(Neue Schubert-Ausgabe)」の原典版に基づいて演奏しています。「新シューベルト全集」では「未完成」が第7番、「グレイト」が8番となっていますが、当アルバムでは従来の番号を踏襲しています。
ダウスゴーとスウェーデン室内Oによるシューベルト交響曲全集が遂にセットになって登場します!現代的感覚満点の鮮烈オーケ ストレーションが評価されるきっかけとなったシューベルト録音。なかでも交響曲第5番 変ロ長調 D.485(BIS SA-1786)と交響曲第8番 ロ短調 「未完成」 D.759(BIS SA-1656)の両曲は、レコード芸術誌の特集「新時代の名曲名盤500」で同曲のベスト・ワン・ディスクに選ばれており、数多の名盤が揃う同曲 の筆頭として注目されております!
シューベルトの交響曲は亡くなってから数週間後の1828年11月19日に開かれた追悼演奏会で披露されるなど、シューベルトの死後に日の目を見ました。「グ レイト」は1838年、「未完成」は1865年にそれぞれ初演されています。
交響曲第1番から第6番は1813年から1818年にかけての作品。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンといった諸先輩作曲家からの影響を受けながらも歌 曲作曲家としての面目をはっきりと示し全体的に明るさと朗らかさが漂う第3番、「悲劇的」の副題で知られる名曲第4番、ロココ的で小市民的な生活感情を象徴 しているとも言われる第5番など、シューベルトの独創性がいたるところにあらわれているのが魅力です。室内オーケストラ編成によるダウスゴーの解釈はまさに 唯一無二。すがすがしく透き通るような音に込められたシューベルトの世界が広がります。
同コンビの録音は名盤揃い!ブラームスの交響曲全集(KKC-6443/6 / BIS SA-2556)、メンデルスゾーンの交響曲第1番&第3番『スコットランド』 (KKC-6432/ BIS SA-2469)、ブランデンブルク協奏曲と6人の作曲家による新作委嘱を交えた「ザ・ブランデンブルク・プロジェクト」(KKC-6359/61/ BIS SA-2199)はいずれもレコード芸術誌「特選盤」となっています。 (Ki)

C Major
80-6108(DVD)

80-6204(Bluray)
ザルツブルク音楽祭2021/ブロムシュテット&ウィーン・フィル
オネゲル:交響曲第3番「典礼風」
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
VPO

収録:2021年8月28・29日、ザルツブルク祝祭劇場(ライヴ)
◆DVD
画面:16:9NTSC
音声:PCMステレオ、DTS5.1
リージョン:All 、DVD9、80分
◆Bluray
画面:1080i 16:9FullHD
音声:PCMステレオ、
DTS-HD MA5.1
リージョン:All、BD50、80分
2021年101年目を迎えたザルツブルク音楽祭のライブ映像がリリース。現役最高齢指揮者のヘルベルト・ブロムシュテット(1927-)とウィーン・フィルによる演 奏で、プログラムはオネゲルの交響曲第3番とブラームスの交響曲第4番。ブロムシュテットは、このプログラムを2020/21年シーズンで取り上げ(N響とは残念 ながら中止となってしまいましたが)、2020年7月に行われたバンベルクSOとの演奏会は、ロックダウンを経ての久々のステージとあって大成功を収めてお り 、ウ ィーン・フ ィル と の 演 奏 も 期 待 が 高 ま り ま す 。
ブロムシュテットとウィーン・フィルの共演の歴史は意外にも浅く、2011年1月26日にアーノンクールの代役としてウィーン・モーツァルト週間に登場したのが最 初。ウィーン・フィルは2019年に、これまでの偉大なる音楽活動の功績を讃えてブロムシュテットに名誉会員の称号を贈っています。
フランス六人組の一人アルテュール・オネゲル。第2次世界大戦終結後の1945年から46年にかけて作曲され、シャルル・ミュンシュが初演を行った第3交響曲 「典礼風」。全3楽章からなり各楽章には、「怒りの日」「深き淵より」「我らに平和を」とミサと詩篇からとられたタイトルが付けられています。戦争という蛮行へ の怒り、そして平和への祈りがあらわれた作品です。ブロムシュテット&ウィーン・フィルによる高い集中力と緊張感で表現した見事な演奏で、作曲当時の状況と、 2020年以来のパンデミック、そして現在の世界情勢に置き換えることもできる、非常に意義深いプログラムといえるでしょう。
ブロムシュテットのブラームスといえば、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管との全集は記憶に新しいところですが、第4交響曲は中でもブロムシュテットの十八 番。ウィーン・フィルの伸びやかで清らかな弦と安定感のある木管の美しさは絶美。そして、バッハのカンタータ第150番のシャコンヌが基となっているフィナーレ は、とても94歳とは思えない力強い指揮とテンポで最後まで緊張感を保った演奏となっています。

Goodies
78CDR-3873(1CDR)
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」 セルゲイ・クーセヴィツキー(指)
ボストンSO

仏 DISQUES GRAMOPHONE DB2605/07 (米Victor 8889/91 と同一録音)
1935年1月23日ボストン・シンフォニー・ホール録音
セルゲイ・クーセヴィツキー(1874-1951)はロシア帝国トヴェリ生まれ。モスクワ ・フィルハーモニー協会音楽演劇学校(現ロシア舞台芸術大学)卒業後コントラバス 奏者として活動を始めた。1908年にベルリンで指揮者デビューし、ロシア革命後の 1920年にパリに移住。1924年にピエール・モントゥーの後任としてアメリカのボス トン交響楽団の常任指揮者となり1949年までつとめた。後任はシャルル・ミュン シュ。クーセヴィツキーはボストン交響楽団を世界的に有名にした。またフランス の作曲家モーリス・ラヴェルにムソルグスキーのピアノ曲「展覧会の絵」のオーケ ストラ編曲を依頼したことも知られている。レコード録音はすべて米VICTOR。(グッディーズ)

ALPHA
ALPHA-690(1CD)
ハイドン交響曲全曲録音シリーズVol.12〜遊びと愉しみ
ハイドン:交響曲第61番ニ長調 Hob. I:61
 交響曲第66番変ロ長調 Hob. I:66
作曲者不詳(伝ヨハン・ミヒャエル・ハイドン〔1737-1806〕):おもちゃの交響曲 ハ長調 Hob. II:47(ベルヒテスガーデンの音楽)
ハイドン:交響曲第69番ハ長調「ラウドン」Hob. I:69
バーゼル室内O(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)

録音:2020年8月14-17日、2021年6月1-5日
ドン・ボスコ・バーゼル、スイス
2032年の作曲家生誕300周年に向け、100曲以上が現存しているハイドンの交響曲の全てを録音してゆくジョヴァンニ・アントニーニの HAYDN 2032プロジェクト。今回はハイドンがエステルハージ侯爵家での作曲経験を充分に積み、ひときわ充実した楽器編成のために交 響曲を書く機会が増えてきた1775〜76年の作品3曲に、「おもちゃの交響曲」を加えた選曲。20世紀にハイドン作ではないと判 明して以降、レーオポルト・モーツァルトかエドムント・アンゲラーかなど、異説が多く提唱されながらも今なお作曲者が確定していない「おもちゃ の交響曲」ですが、少なくとも1760年代には楽譜が存在していた真正の18世紀作品であることだけは間違いなく、滅多になされない古楽 器での録音を俊才アントニーニによる技ありの指揮で聴けるのは画期的です。ハイドン作の3曲のうち比較的知られている第69番は、晩年 まで戦果を上げ続けた老将軍ラウドン(ロウドン)にちなんだ作品。トランペットとティンパニが響きに華やぎを添えます。第66番は比較的小ぶ りの編成ながら、豊かな音作りにハイドンの芸術性の充実が感じられるもの。イル・ジャルディーノ・アルモニコやゼフィーロでも活躍する名手エ ミリアーノ・ロドルフィ(Ob)や、引く手あまたのカルレス・クリストバル(Fg)など俊才古楽器奏者も加わるバーゼル室内Oの 機動力も頼もしく、音楽学者クリスティアン・モーリッツ・バウアーによる最新研究を踏まえた恒例の解説(英・仏・独語/国内仕様には日本 語訳付)とともにハイドン作品の奥深さを十全に伝えてくれます。

オクタヴィア
OVCL-00780(1SACD)
税込定価
2022年6月22日発売
ハイドン交響曲集Vol.15
交響曲第89番ヘ長調 Hob.T:89
交響曲第4番ニ長調 Hob.T:4
交響曲第10番ニ長調 Hob.T:10
飯森範親(指)
日本センチュリーSO

録音:2019年8月9日 大阪、いずみホール・ライヴ
日本センチュリーSOが首席指揮者の飯森範親と共にスタートした「ハイドンマラソン」は、フランツ・ヨーゼフ・ハ イドンのすべての交響曲を演奏しようという一大プロジェクト。当盤は第16回コンサートのライヴ収録です。 幾度の公演を重ね、信頼関係を築いてきた飯森と日本センチュリー響は、精緻な構築と、細部までこだわりぬいた 感性で、気品あふれるハイドンを奏でています。柔和で晴々とした優美な演奏は、まさに彼らの真骨頂といえるでしょ う。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00790(5CD)
税込定価
2022年6月22日発売
久石譲/ベートーヴェン:交響曲全集 久石 譲(指)
フューチャー・オーケストラ・クラシックス

録音:2016年7月16日 (Sym.1)、2016年7月17日(Sym.2)、2017年2月12日 (Sym.3, Sym.4)、2017年7月16日 (Sym.5)、2017年7月17日(Sym.6)、2018年2月12日 (Sym.7, Sym.8)、2018年7月16日 (Sym.9)
長野市芸術館メインホール・ライヴ
かつてない現代的なアプローチが話題を集めた、久石譲によるベートーヴェン・ツィクルス。作曲家 ならではの視点で分析したベートーヴェンは、推進力と活力に溢れ、大きな話題となりました。 2019年に発売した特別装丁BOX&紙ジャケット仕様の全集CDは、ご好評のうちに完売と なっておりましたが、熱いご要望の声にお応えし、プラスチックケース仕様にて再発売いたします。(オクタヴィア)

オクタヴィア
OVEP-00019(DVD)
税込定価
2022年6月22日発売
阪哲朗/ベートーヴェン交響曲選集
交響曲第6番へ長調 「田園」 op.68
交響曲第7番イ長調 op.92
阪哲朗(指)山形SO

録音:2020年6月21日 やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館)(第6番)、
2021年1月16、17日 山形テルサホール(第7番) ・ライブ
 ここに描かれたのは、2020-21年の山響と私による生きた記録です。新しく買い直した、 真っ新なベーレンライターの楽譜を用い、自筆譜(あるものは)も参考にした。演奏に際して交わ したオーケストラとの音楽的対話、共同作業は、今後の演奏への大きな礎となるでしょう。そして偉 大なベートーヴェンを通じて音楽とは何か、感動とは何かという根本的な問いをもう一度、個人 個人が改めて考え直すことができた貴重な時間だった。 今回、皆様にお届けするのはコロナ禍での活動休止から復活した無観客ライブで演奏・配信し た第6番「田園」、そして私と山響のベートーヴェンが熟成してきた2021年1月定期での第7番 だ。1年という時間を経て変化する山響と私のベートーヴェンをお楽しみいただけるのでは?と 思う。――山形SO常任指揮者 阪 哲朗

ATMA
ACD2-2813(1CD)
R.シュトウス:メタモルフォーゼン
ペルト:交響曲第4番『ロサンジェルス」*
ジャン = マリー ・ゼイトウニ(指)
イ・ムジチ・ドゥ・モントリオー ル

録音:2021年6月22・23日、2020年1月24・25日*
1983年設立のイ・ムジチ・ドゥ・モントリオールとその芸術監督を2021年6月まで務めたジャン=マリー・ゼイトウニによるATMA初のアルバム。世界大戦 の惨禍とドイツの死を23人の独奏者の集積で描いたR.シュトラウスの『メタモルフォーゼン』に、作曲家が「偉大なる人間の精神、人間の尊厳への敬礼」と表現 したペルトの交響曲第4番を組み合わせた選曲。ゆったりした音楽の流れが続き、悲劇的な響きが次第に崇高な美しさの中へと溶けていくような感覚にとらわれ ます。コロナ禍の制約を受けて時を隔てて録音された2曲を同時に聴くと、音楽の持つ深いメッセージ性を感じます。
「音楽とは友であり、理解者であり、共感者であり、赦しを与える者であり、慰めをもたらす者であり、哀しみの涙を拭い、喜びの涙の源となり、同時に肉体と魂 を痛ませる棘でもあります」―アルヴォ・ペルト (Ki)

H.M.F
HMSA-0054(1SACD)
シングルレイヤー
限定盤
税込定価
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 フランソワ= グザヴィエ・ロト(指)
ケルン・ギュルツェニヒO

録音:2017年2月20-22日シュトールベルク街スタジオ(ケルン)
国内プレス、日本独自企画
日本語帯・解説付
爆発的な人気を誇る指揮者ロトと、ケルン・ギュルツェニヒOによるマーラー5番がSACDシングルレイヤーで登場! ハルモニア・ムンディ・フランス・ レーベルからハイレゾ音源の提供を受けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリースです。
マーラーの交響曲第5番は、1904年、マーラー自身の指揮で、ケルン・ギュルツェニヒOによって初演された、オーケストラにとって特別な作品。アダー ジェットは抑えた感情ながらワーグナー『トリスタンとイゾルデ』の「イゾルデの愛の死」のような陶酔感で静かに盛り上がる、まさに至福の響き。このたびの SACD化により、より豊かな響きでおたのしみいただけます。 (Ki)
H.M.F
HMSA-0055(1SACD)
シングルレイヤー
限定盤
税込定価
マーラー:交響曲第3番ニ短調 フランソワ = グザヴィエ・ロト(指)
ケルン・ギュルツェニヒO
サラ・ミンガルド(C.A)
スコラ・ハイデルベルク女声cho
ケルン大聖堂児童合唱隊

録音:2018年10月ケルン・フィルハーモニー
国内プレス、日本独自企画
日本語帯・解説付
爆発的な人気を誇る指揮者ロトと、ケルン・ギュルツェニヒOによるマーラー3番がSACDシングルレイヤーで登場!ハルモニア・ムンディ・フランス・レー ベルからハイレゾ音源の提供を受けて、SACDリマスタリングを施した、日本独自企画のリリースです。
マーラーの交響曲第3番は、ケルン・ギュルツェニヒOと、クレールフェルトの歌劇場のオーケストラとの共同メンバーにより1902年に初演されました。 ロトはやや速めのテンポながらヴィブラート控え目、金管もまろやかに響かせるなど才気煥発ぶりが光ります。牧歌的な歌いまわしも絶妙です。このたびのSACD 化により、強奏部での豊かな響きもより広がりをもって聴こえます。また、歌声の美しさも際立ちます。
2CDでのリリースでしたがこのSACDシングルレイヤーは1枚での発売です。

GRAND SLAM
GS-2269(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ミュンヘンPO

録音:1953年12月17日ドイツ博物館コングレスザール(ミュンヘン)
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)
■制作者より  
クナッパーツブッシュが1953年にミュンヘン・フィルを指揮したベートーヴェンの「英雄」は、クナらしさが発揮された最初の「英雄」(LP初出の頃は1950年、 バイエルン放送響と誤記されていました)として知られています。近年ではさまざまなレーベルからCD化されていますが、今回入手した2トラック、38センチのオー プンリール・テープは恐らくこれまででは最も鮮明な音質で、感動もひとしおです。また、インターバルも終演後の拍手も収められていますが、過去に拍手入りで発 売されたものは珍しいと思います(ミュンヘン・フィルのボックス・セットは未確認)。(平林 直哉)

Hanssler
HC-22016(1CD)
エミーリエ・マイヤー(1812-1883):交響曲第6番ホ長調
交響曲第3番ハ長調「軍隊交響曲」
マルク・ニーマン(指)、
ブレーマーハーフェンPO

録音:2021年10月4-6日/ゼンデザール、ブレーメン
女性作曲家エミーリエ・マイヤー(1812-1883)の交響曲第6番と第3番「軍隊交響曲」を収録したアルバム。同時代の作曲家たちから「女ベートーヴェン」 との異名を付けられたほどの才能の持ち主マイヤー。その名の所以は最も成功した交響曲の作曲家としてみなされているからです。
薬局経営の父ヨハンと母ヘンリエッタのもとに生まれたマイヤーは幼いころからピアノの手ほどきを受けたものの体調面や家庭問題から作曲家を目指したのは 30歳近くになってから。カール・レーヴェに師事したことで作曲家の道に進むことを決意しました。1842年に出版した作品が評判を呼びファニー・メンデルスゾー ンやクララ・シューマンと並び優れた作曲家として注目されたものの、同時代の女性作曲家たちと同様、ジェンダーの差別により真っ当な評価を得られなかったの もまた事実。交響曲の作曲は“創造的な男性の知性の領域”であるという前提条件の元、マイヤーの作品もまた“例外的”であると評され、どれほど素晴らしい作 品を発表してもその差別は常につきまといました。
8つの交響曲を残したマイヤー。当録音では第3番「軍隊交響曲」と第6番を収録。ロマンティックなメロディと力強さを兼ね備えた作品はロマン派時代最も才 能に恵まれた作曲家マイヤーの真の実力を示すものです。 (Ki)

BR KLASSIK
BR-900934(4CD)
NX-C07
コンダクターズ・イン・リハーサル〜M・ヤンソンス編 第2集

(1)R・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」 〜リハーサル風景(54:11)
(2)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 〜ハーサル風景(53:55)
(3) R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」〜リハーサル風景(53:22)
(4)シベリウス:交響曲第2番〜リハーサル風景(54:02)

※すべてリハーサルのみ。コンサート本番の演奏は含みません。
マリス・ヤンソンス(指)
バイエルンRSO

(1)録音:2011年3月14-18日
ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)
(2)録音:2012年5月14-18日
ミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ)
(3) 録音:2014年2月24-28日
ミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ)
(4)録音:2015年11月12-13日

全てミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ)
第1集(900931)に続くマリス・ヤンソンスとバイエルンRSOとの膨大なリハーサル録音から4作品を厳選した4枚組セット。今作ではヤンソ ンスが愛したR・シュトラウスの「英雄の生涯」(2011)と「ドン・ファン」(2014)、2012年の来日公演でも好評を博したベートーヴェンの「交響 曲第5番」、2015年のシベリウス「交響曲第2番」のリハーサル風景が収録されており、ヤンソンスとオーケストラとの関係が熟成されてゆくのも感じ取 ることができます。 リハーサルはドイツ語。また各CD冒頭にバイエルン放送の解説者を務めたフリードリヒ・シュロッフェルによるイントロダクション(ドイツ語)が収録されて います。

Altus
AL-519(1CD)
坂入健司郎/名古屋フィル 2021年ライヴ
ボロディン:交響詩『中央アジアの草原にて』
グラズノフ:サクソフォン協奏曲*
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36*
 バレエ音楽『白鳥の湖』〜スペインの踊り(アンコール)
堀江裕介(Sax)
坂入健司郎(指)名古屋PO

ライヴ録音:2021年8月18日愛知県芸術劇場コンサートホール、
2021年8月20日東京オペラシティ コンサートホール
気鋭指揮者・坂入健司郎がはじめて名古屋フィルと共演した2021年ライヴ。ロシア音楽でまとめられたプログラムから様々な響きを引き出し、表現力の多彩 さと明快な構築感で大いに魅せた充実の演奏が、プログラム丸ごと音盤でお楽しみいただけます。メインのチャイコフスキー4番は曲全体をみごとに見通して輝か しく段階的に盛り上げていき、ここぞという所で予想値を超える大エネルギーを放射、圧巻のコントロールで鳴らし切った快演です。名フィル客員奏者でもある堀 江裕介が巧みなソロを吹くグラズノフの協奏曲も聴きもの。同じプログラムを演奏した愛知・東京2公演の録音からより良い記録状態のものを収録しています。
「ボロディンの「中央アジアの草原にて」は、澄み切った響きが丁寧に重ねられていく。堀江裕介をソリストに迎えたグラズノフのサクソフォン協奏曲は、フランス 音楽かと思わせる色彩をふりまく。後半は、チャイコフスキーの交響曲第4番。終楽章は、様々な方向性の音楽が入り交じるロンド形式だ。それらの音楽の繋ぎを滑 らかにしたり、逆にコントラストを強くしたりと変化をつけることで、熱狂的なコーダを自然に導く上手さ。悲しみも喜びも、すべては最後に肯定されます。そして、そ んな〈幻想〉を実現させるには、このような緻密な流れの作りや構造が必要である」(鈴木淳史氏の解説より抜粋) (Ki)

B RECORDS
LBM-042(1CD)
マーラー(シェーンベルク編、ライナー・リーン補筆完成): 大地の歌(室内管弦楽版) ステファヌ・ドゥグー(Br)
ケヴィン・アミエル(T)
ル・バルコン
マキシム・パスカル(音楽監督)

録音:2020年7月2日 サン=ドニ大聖堂・サン=ドニ音楽祭におけるライヴ録音(拍手無し)
古典から現代まで幅広いフランス音楽の解釈者として近年大きな注目を浴びており、コロナ禍にあっても二度の来日を成功させている 1985年生まれの俊英マキシム・パスカルによる、室内管弦楽版「大地の歌」が登場です。シェーンベルクによるこの編曲版は、元の大管弦 楽の音響を極限までそぎ落とした見通しのよい響きが特色ですが、精鋭集団ル・バルコンがライヴ録音ながら鉄壁のアンサンブルを聴かせ、 その面白さを存分に堪能させてくれるのが嬉しいところ。ソリストは男声2人の起用で全体のメリハリが気になりますが、ラファエル・ピション指揮 の「マタイ受難曲」(Harmonia Mundi)でのイエス役の名唱も記憶に新しいステファヌ・ドゥグーがバリトンを担当しており、彼が歌う「告別」 の深く沁みる味わいは格別の美しさを湛え、大きな聴きどころとなっています。


WEITBLICK
SSS-7000(1CD)
(UHQCD)
スヴェトラーノフ〜モンペリエ・ライヴ
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」Op.95
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指)
ロシア国立SO

録音:1997年7月20日カストリーズ城、モンペリエ(デジタルライヴ録音)
※初出音源
最晩年様式に片足を突っ込んでいた時期のド迫力ライヴ。マルチマイクに よる楽器の輪郭がはっきりした生々しい録音も特徴的。スヴェトラーノフこだ わりの両翼配置が楽しめます。本国ロシアの演奏よりも録音状態が上なのも マルです。ロシア国立響の持つパワフルさをフルに生かした快演。本場フラ ンスのブラボーも納得! WEITBLICK 初の UHQCD で登場です。スヴェトラーノフの権威であるはや しひろし氏による入魂のマスタリングとライナーノートで万全の環境でリリース されます(英訳あり)。


Epitagraph
EPITA-022(3CD)
(UHQCD)
ワルター&ニューヨーク・フィルのブラームス(1951年ライヴ)
(1)交響曲第1番ハ短調 作品68
(2)交響曲第2番ニ長調 作品73
(3)交響曲第3番ヘ長調 作品9
(4)交響曲第4番ホ短調 作品98
(5)悲劇的序曲 作品81
ブルーノ・ワルター(指)NYO

録音:(1)1951年1月21日、(2)1951年2月4日、(3)1951年1月28日、(4)1951年2月11日、(5)1954年12月19日
(いずれもニューヨーク、カーネギー・ホールでのライヴ)
Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)
1951年にカーネギー・ホールで演奏されたワルター&ニューヨーク・フィルのブラームス・チクルス、その交響曲全曲がついに3UHQCDで登場。2番は 2004年にターラで初CD発売されましたが、1番、3番は世界初CD。4番は国内初CD。50年代のニューヨーク時代がワルターのピークの時代ともいわれている ワルターのライヴ・ブラームス、待望の全集登場です。
宇野功芳の激賞でターラの国内盤も大ヒットとなった「2番」、今回のエピタグラフの音は冒頭ラジオ・アナウンス付きで、ターラ音源とは入手ルートが違います。 音質は優るとも劣らない鮮明かつ迫真の音。あらためて聞き惚れてしまいます。「1番」「3番」「4番」もオーケストラの強大な響きを武器に、雄大な構成感、濃密な 叙情性をともない、情熱の限りをぶちまけた激烈な演奏が展開されており、ワルターもやはりライヴの人であったことを痛感させられます。全曲拍手入り。
ボーナス・トラックにはこれもまた世界初CD化になる「悲劇的序曲」(54年ライヴ)を収録。2回のスタジオ録音(1953年にニューヨーク・フィルと/60年にコ ロンビア響と)も名演でしたが、さらに彫りが深く自発性に富んだ凄演となっております。この曲も終演後盛大な拍手が入っています。 「ニューヨーク・フィルとの総演奏曲数は1306曲で一番多いのはベートーヴェンの199曲、続いてブラームスの157曲、次いでモーツァルトが121曲であった」 (前述の丹野克洋氏の提供資料)― ベートーヴェンについで演奏回数が多かったブラームス。その愛着ぶりを叙実に示すワルターのライヴ・ブラームス、ファン必 携の交響曲全集と申せましょう。 (Ki)
Epitagraph
EPITA-25(1CD)
(UHQCD)
限定発売
世界初出の40番、国内初CDの35番&39番・・・
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
交響曲第35番ニ長調 K.385「ハフナー」
交響曲第39番変ホ長調 K.543
ブルーノ・ワルター(指)NYO

録音:1950年2月5日 (交響曲第40番)、1944年2月6日 (第35番)、1945年12月23日 (第39番)
カー ネギー・ホー ル 、ニューヨー ク(ライヴ )
Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)
現在ベストセラー中の「モーツァルト交響曲集(第25・29・35・38・39番)」(EPITA.020/1)につづいて、同じエピタグラフ・レーベルからブルーノ・ ワルターのピークの時代ともいわれているニューヨーク時代のカーネギー・ホールでのライヴ盤が登場。曲目は愛好曲モーツァルトのトップ3(交響曲40番・35 番・39番)です。うれしいことに40番は1950年録音で世界初出盤,35番・39番は1944年・45年録音で国内初CDになります。
音質は復刻にともなうスクラッチノイズが少し残っているものの、鮮烈かつ豊麗な響きをともなった放送録音の魅力がたっぷり。全曲とも拍手が盛大に入ってい て、生々しく臨場感たっぷりに、カーネギー・ホールでの雰囲気を楽しめます。ワルターは持ち前のロマンティックな表現に力強く輝かしい威力と彫りの深い立体的 な構成感を付加しており、これぞまさしく全盛期のモーツァルト演奏を堪能できます。とりわけ、世界初出になる第40番ト短調は音質も良好で、比類なく貴重な名 演と申せましょう。 ただし40番はオリジナル原盤に、第4楽章の後半(3:29〜31)に3秒ほど欠落があったため同曲のCBSスタジオ録音(53年2月23日)で補正しております。 (Ki)

GENUIN
GEN-22788(1CD)
ティルマン・シレスク(b.1969):交響曲第1番「夜の光」(2020) クリスティアン・K・フランク(指)
シュターツカペレ・ワイマール

録音:2019年12月17-19日、2021年5月25-26日ドイツ、ワイマール
※世界初録音
ティルマン・シレスクという名前はルーマニア系を思わせるがドイツ、フランクフルト出身。 フランクフルト大学でジャズとポップ・ミュージックで学位を取得、現在は主に映画音楽の世 界で活躍しています。しかし2001年以来、コンサート用のシリアスな作品を手掛けており、この 作品は満を持しての初の交響曲となります。映画音楽での経験を活かし巧みな管弦楽法を駆 使した全4楽章42分の聴き応えのある交響曲で明らかにマーラー、特にショスタコーヴィチ の影響を色濃く感じさせる大作。

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0042(3CD)
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調 Op.68
交響曲第2番ニ長調 Op.73
大学祝典序曲 Op.80
交響曲第3番ヘ長調 Op.90
交響曲第4番ホ短調 Op.98
ニコラス・ミルトン(指)
ゲッティンゲンSO

録音:2021年1月26-29日、2月2-5日ドイツ、ロックホール・ゲッティンゲン
ゲッティンゲンSOと、2018年から首席指揮者を務めるニコラス・ミルトンによる、ブラームスの交響曲全4曲と『大学祝典序曲』。ゲッティンゲンはブラー ムスが学生時代に滞在し、ヨアヒムと一緒に大学の授業も受けていたゆかりのある土地で、ここで耳にした学生歌が『大学祝典序曲』に使われることになります。 この地にブラームスの生前から存在する老舗オーケストラであるゲッティンゲン響が、現代の空気のなかで奏でる注目のブラームス。堂々としたテンポ設定による 第1番、軽やかに華麗に聴かせる第2番、はっとするような明るさを持つ第3番、濃厚に歌いながらも瑞々しさを失わない第4番。最新録音の美しさもあいまって、 新しいブラームスの魅力を提示する注目のセットとなっています。 (Ki)

FIRST HAND RECORDS
FHR-120(1CD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番ロ短調Op.54
交響曲第9番変ホ長調Op.70
スティーヴン・ロイド=ゴンザレス(指)
BBCウェールズ・ナショナルO

録音:2021年11月30日〜12月2日イギリス、カーディフ、BBCホディノット・ホール
イギリス人指揮者スティーヴン・ロイド=ゴンザレスによるショスタコーヴィチの交響曲。第6番と第9番は15曲の交響曲の中でも比較的小ぶりな作品ながら、作曲家のより謎めいた部分が垣間見える不思議な作品です。夜想曲のようなラルゴと、活気に満ちた第2・3楽章の対比が特徴的な第6番。ハイドン風におちゃらけて始まったかと思えば、名人芸の旋風を経て荒涼とした世界へと進んでいく第9番。ユニークな語り口が求められる両曲を、明快な表現でストレートに聴かせてくれる好演です。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2262(2CD)
ブルーノ・ワルター・ライヴ3
(1)ウェーバー:「オベ ロン」序曲
(2)ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」
(3)ベートーヴェン:交響曲第1番
(4)スメタナ:「売られた花嫁」序曲
(5)シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
モーツァルト作品集
(6)12のメヌエット K.568より第12番
(7)6つのメヌエット K.599より第5番
(8)3つのドイツ舞曲 K.605
ブルーノ・ワルター(指)NBC響

録音:(1)(2)1939年3月18日、(3)1939年3月25日、(4)1940年3月2日、(5)1940年2月24日、(6)(7)(8)1940年3月9日
ニューヨーク、NBC、8Hスタジオ
使用音源:Private archive
録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)
■制作者より  
ワルターとNBC響のライヴ・シリーズ1(GS-2258/59)、同2(GS-2260/61)に続く第3弾です。アセテート盤を原盤としており、多少のノイズは 入りますが、既存のディスクと比較すると、音の情報量は格段に優れています。とにかく、この熱くドラマティックな演奏は感動的です。また、シューベルトの「ザ・ グレイト」は長く入手出来なかったもので、特に貴重です。(平林 直哉)

BIS
BISSA-2480(1SACD)
アラン・ペッテション:作品集
(1)交響曲第15番(1978)
(2)幻想曲〜ヴィオラ独奏のための(1936)
(3)ヴィオラ協奏曲(1979)(独奏パートの補完:エレン・ニスベト)
(2)(3)エレン・ニスベト(ヴィオラ/ニコロ・アマティ1714年製作)
クリスチャン・リンドベルイ(指)
ノールショピングSO

録音:(1)(3)2020年1月13-17日ルイス・デ・ギア・コンサートホール、ノールショピング(スウェーデン)、
(2)2020年5月29日聖ペテロ教会、ダンデリード(スウェーデン)
クリスチャン・リンドベルイがノールショピングSOと録音を続けている現代スウェーデンの作曲家アラン・ペッテションの交響曲シ リーズ。当アルバムでは交響曲第15番とヴィオラ協奏曲を収録しました。交響曲第15番は冒頭から尋常ならぬ緊張感ではじまる作品。冒頭のホルンとトロンボー ンが簡潔ながらインパクトの強い和音が特徴的。亡くなる2年前の1978年、晩年の集大成ともいえる大作です。
カップリングは1979年に書かれたヴィオラ協奏曲。未完のため当録音ではスウェーデンのヴィオリスト、エレン・ニスベトが独奏パートを補完させて演奏してお ります。ペッテションの初期作品ヴィオラ独奏のための「幻想曲」(1936年6月、作曲者自身がヴィオリストとしての道を歩み始めた頃の作品)とあわせてペッテ ションのヴィオラの世界もお楽しみください。 (Ki)

Goodies
78CDR-3869(1CDR)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 ニコライ・マルコ指揮
デンマーク国立RSO

HMV Z.7008/12
1949年デンマーク録音
ニコライ・マルコ(1883-1961)はウクライナ生まれ。父親がウクライナ人、母親が ロシア人。1906年ペテルブルク大学を卒業後、1909年にペテルブルク音楽院を修了、 マリインスキー劇場の指揮者にに就任、6年後に首席指揮者に昇格した。1909年よ りミュンヘンでフェリックス・モットルに指揮法を師事した。1918年にヴィテプス ク音楽院の楽院長に就任し、1921年からモスクワ音楽院で教鞭を執った。さらにキ エフ、ハリコフでも指揮法の指導にあたった。1925年からレニングラード音楽院教 授に就任、翌1926年にはレニングラード・フィルハーモニーSOに常任指揮者 になったが、1928年その座をアクサンドル・ガウクに譲り、1929年に西側からの出 演要請を受けたのを機に、妻と一緒にソビエト連邦を去り、ウィーン、プラハに移 住、さらにコペンハーゲンでデンマーク国立RSOの創設に携わり永久客演 指揮者の称号を与えられた。1940年にアメリカに渡り指揮法の教師をつとめた。コ ペンハーゲン時代からEMIに多くの録音を残しています。さらに1956年オーストラリ アのシドニーSOの首席指揮者に就任し、1961年シドニーで没するまで音楽監 督の地位にあった。1959年には東京SOの招きで来日しています。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型 カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

ACCENTUS Music
ACC-30574CD(1CD)
モーツァルト&ヴォジーシェク
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
ヴォジーシェク:交響曲ニ長調Op.23
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

録音:2020年9月、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
ヘルベルト・ブロムシュテットとライプツィヒ・ゲヴァントハウスOは、1964 年から1968年まで同団のカペルマイスターを務めていたチェコの名指揮 者ヴァーツラフ・ノイマン の想い出に寄せて、この度チェコにゆかりのあるプログラムを録音しました。
ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェク(1791-1825)は、モーツァルトが亡くなった1791年にチェコで生まれました。そして奇しくもモーツァルトと同い年 である34歳の時に、肺結核でこの世を去っています。ここに収録されているのは、ヴォジーシェク唯一の交響曲ニ長調(1823年に完成)。ヴォジーシェクは、 プラハ大学で学んだ後、22歳のときにウィーンに移り、そこで同時代の作曲家ベートーヴェンやシューベルトとも交流を深めていました。この交響曲も友人シュー ベルトの交響曲と同じように生前出版されることはありませんでした。現在では彼の作品の中では良く演奏される演目となっています。ベートーヴェンの初期の 交響曲のような古典派の様式に、モーツァルトのようなチャーミングな旋律がちりばめられた魅力的な作品です。
そしてモーツァルトの「プラハ」。1786年12月、オペラ「フィガロの結婚」がプラハで上演され一躍評判を呼び、モーツァルトは翌1787年1月にプラハか ら招待を受けます。プラハに到着したモーツァルトは自分の音楽がこれほどまでに熱狂的に受け入れられることに驚きを覚えました。そして交響曲第38番は、 プラハで初演され、その後に続くモーツァルトの後期交響曲の幕開けを飾ることになります。ブロムシュテットの「プラハ」はドレスデン・シュターツカペレ(1982 年)との録音がありますが、本盤でで端正な演奏できめ細やかで音楽性の深い表現を聴かせてくれます。

Hanssler
HC-22019(1CD)

KKC-6544(1CD)
国内盤仕様
税込定価
ハイドン:交響曲全集 Vol.26

交響曲A 変ロ長調 Hob.I:107(第107番)
交響曲第11番変ホ長調 Hob.I:11
交響曲第32番ハ長調 Hob.I:32
交響曲第15番ニ長調 Hob.I:15
ハイデルベルクSO
ヨハネス・クルンプ(指)

録音:2020年7月パラティン、ヴィースロッホ(ドイツ)
※国内仕様盤=ハイデルベルクSOのヴィオラ奏者、矢崎裕一氏による日本語解説書付
颯爽としたピリオド・アプローチがたまらないハイデルベルクSOによるハイドンの交響曲全曲録音シリーズ。レコード芸術誌の特集「新時代の名曲名盤 500」でハイドンの交響曲第88番、第92番「オックスフォード」、第94番「驚愕」、第102番、第104番「ロンドン」の当団の演奏が第1位に選ばれるな ど、表現力の豊かさ、演奏水準の高さで注目されております。
当シリーズは鬼才トーマス・ファイが率いて録音を進めてまいりましたが、2014年に自宅で転倒し重傷を負ってしまったために録音がストップ。ベンヤミン・シュ ピルナー指揮のもと2016年より録音を再開し、2020/2021年シーズンよりヨハネス・クルンプを新たな音楽監督に指名しました。第25巻に次ぐ第26巻 にはエスターハージー宮殿に仕える前の1760年から1761年頃に作曲された4つの交響曲を収録しました。モルツィン伯爵に仕えていた時代からエスターハー ジー宮殿時代の前までの“ハイドンとの旅”をお楽しみください。
クルンプは「ハイドンの初期の作品は演奏される機会が少なく、私たち音楽家さえほとんど知らないというのが現状です。これらの初期作品はハイドンの独創性にあふれ私たちに喜びを与えてくれます。」と語っており、新たなシェフを迎えた当団がその思いとともに初期の交響曲を演奏しております! (Ki)

Chandos
CHSA-5303(6SACD)
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲全集
海の交響曲(交響曲第1番)(1903-09、1923最終改訂)*#
ロンドン交響曲(交響曲第2番)(1913年原典版/世界初録音)*
田園交響曲(交響曲第3番)(1921完成)*+、交響曲第4番ヘ短調*
交響曲第5番ニ長調(1938-43、1951改訂)*、
交響曲第6番ホ短調(1944-47、1950改訂)*
南極交響曲(交響曲第7番)(1949-51)§$、
交響曲第9番ホ短調(1956-57)§
交響曲第8番ニ短調*
●ボーナス・トラック
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの回想(1955年放送)、バーバラ・フーパーによるジョン・バルビローリへのインタビュー(1958年)、ロバート・レイトンによるエイドリアン・ボールトへのインタビュー(1966年放送)、アーシュラ・ヴォーン・ウィリアムズの回想(1965年放送)
リチャード・ヒコックス(指)LSO*#、
アンドルー・デイヴィス(指)ベルゲンPO§、
スーザン・グリットン(S)#、
ジェラルド・フィンリー(Br)#、
レベッカ・エヴァンズ(S)+
マーリ・エーリクスモーエン(S)$、
ロンドン交響cho、
ベルゲン・フィルハーモニーcho$、
エドヴァルド・グリーグcho§$

録音:2006年(第1番)、2000年(第2番)、2002年(第3番)、2001年(第4番)、1997年(第5番)、2003年(第6番&第8番)、2017年(第7番)、2016年(第9番)
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(RVW)の多くの画期的なレコーディングを世に送り出してきた英Chandosが満を持してリリースする生誕150周年記念BOX! Chandosのヴォーン・ウィリアムズといえば、1987年〜1990年に録音されたブライデン・トムソン(指)&LSOによる交響曲全集(CHAN9087/91)の名盤がありましたが、1997年からリチャード・ヒコックスとLSOによって新たな交響曲全集の録音プロジェクトがスタート。このプロジェクトは当初からサラウンド・サウンドで録音され、ハイブリッドSACDでリリースされた最初のヴォーン・ウィリアムズ交響曲全集となりました。特に、「1913年原典版」の世界初録音となった『ロンドン交響曲』は世界中で話題となり、グラモフォン大賞(レコーディング・オヴ・ザ・イヤー)やディアパゾン・ドールを始めとする多くの賞に輝いています。ヒコックスが志半ばに倒れた後は、アンドルー・デイヴィス&ベルゲン・フィルがその遺志を継ぎ、交響曲第9番と第7番を録音して全集を完成させました。Chandosならではの特別ボーナス・トラックとして、ヴォーン・ウィリアムズと夫人アーシュラによる放送音源、RVWの交響曲の初演を担ってきたバルビローリとボールトのインタビューなど、約50分に及ぶ貴重な特典音声が収録されています。

Diapason
DIAP-145(1CD)
シューマン:交響曲集
(1)交響曲第2番ハ長調 Op.61
(2)交響曲第3番「ライン」
(1)クリーヴランドO、ジョージ・セル(指)
録音:1958年
(2)BPO、フェルディナント・ライトナー(指)
録音:1953年
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』。第145巻は、シューマンの交響曲集!
ジョージ・セル&クリーヴランド管弦団という一糸乱れぬアンサンブルを誇ったコンビによる「第2番」に、シュトゥットガルト歌劇場の黄金時代を支え、ベルナルト・ハイティンクの師でもあるドイツ人指揮者フェルディナント・ライトナー&ベルリン・フィルの屈指の名演「ライン」をカップリングし、聴き比べも興味深い一枚です。

オクタヴィア
OVCL-00758(1SACD)
税込定価
2022年5月25日発売
マーラー:交響曲第1番ニ長調「 巨人」 ジョナサン・ノット(指)東京SO

録音:2021年5月27日 ミューザ川崎シンフォニーホール・ライヴ
ジョナサン・ノットと東京SO、多くの聴衆を熱狂させて止まない名コンビによる待望の新録 音が登場です。2014年音楽監督に就任して以来、数々の名演をくり広げ、ファンを虜にしてき たジョナサン・ノット。未曾有の感染症拡大の影響を受ける中、満を持しての登壇が叶い披露さ れたマーラーの「巨人」。マーラーの交響曲の中でも人気の高いこの曲を、これまでの演奏スタイル とはアプローチを変え、より濃く綿密微細に音楽を操り、そこに生まれた巨大なうねりと迸る情熱 は、聴く者を惹きつける魅力に満ち満ちています。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00775(3SACD)
税込定価
2022年5月25日発売
マーラー:交響曲第4番ト長調
交響曲第5番嬰ハ短調*
交響曲第6番「悲劇的」#
井上道義(指)ロイヤルPO
イヴォンヌ・ケニー(S)

録音:1989年4月3, 5日 ロンドン、聖オーガスティン協会、1990年5月9日* 1988年5月3, 4日# 以上ロンドン、ロイヤル・フェスティバルホール・ライヴ
1988年から1990年にかけて録音された、若き日の井上道義とロイヤル・フィルハーモニー管弦 楽団によるマーラー交響曲第4・5・6番。キャニオン・クラシックス原盤、待望の再発売です。 EXTONリマスタリングを施し、SACDハイブリッド盤3枚組のセットとなって生まれ変わりました。 高い完成度と評された輝かしい名演を、高音質盤でどうぞお楽しみください。(オクタヴィア)

Forgotten Records
fr-1826(1CDR)
フェリクス・プロハスカ〜モーツァルト
交響曲[第40番ト短調 K.550*、
交響曲第41番「ジュピター」
「ドン・ジョヴァンニ序曲、
「フィガロの結婚」序曲/「魔笛」序曲
フェリクス・プロハスカ(指)
ウィーン国立歌劇場O

録音:1953年4月モノラル*、1960年ステレオ
※音源:Vanguard SRV-102* SRV-118SD
Forgotten Records
fr-1831D(1CDR)
アーベントロート〜ハイドン:交響曲集
第88番ト長調 Hob.I:88「V字」*、
第97番ハ長調 Hob.I:97#
ヘルマン・アーベントロート(指)
ライプツィヒRSO*、ベルリンRSO#

録音:1955年1月10日*、1955年1月20日#
※音源:Eterna 820047

H.M.F
HMM-902664(2CD)
シューマン:交響曲全集(全4曲) パブロ・エラス=カサド(指)
ミュンヘンPO

録音:2019年3-4月、ガスタイク、ミュンヘン
エラス=カサドの指揮は、引き締まったリズムに貫かれていながら、濃密かつ華やか、そして鮮やか。130年を超える歴史あるミュンヘン・フィルのサウンド は完璧で、管楽器が華やかに鳴り響く場面での壮麗な響きはもちろんのこと、室内楽のように濃密な場面でのたっぷりとした歌など、エラス=カサドとともに、 これ以上なく生き生きとしたシューマン像を響かせます。シューマンは、ベートーヴェンの影に押しつぶされることなく、交響曲という厳格な形式の中に、その自 由なインスピレーションを注ぎ込みました。ミュンヘン・フィルのロマン派作品演奏の伝統と、エラス=カサドの綿密な曲作りにより、シューマンの魂や息遣いが すぐそこに感じられるとともに、シューマンが当時前衛的な作曲家であったことをあらためて認識させてくれるよう。新しいシューマン像が見事に浮彫になってい ます。全集で一挙に聴けることにもまた価値のある発売といえるでしょう。
パブロ・エラス=カサドは1977年グラナダ生まれの注目指揮者。オーケストラ、合唱からオペラまで、バロックからコンテンポラリーまで、底から湧き上が るエネルギーとパワー、そして曲に対しての緻密なコンセプトとそれを実現するプロセスと技術の確かさで、世界を魅了しています。これまでに 4度(2009、 2011、2019、2020)来日しており、特に2020年の第九公演は絶賛されました。また、2020年度第58回レコード・アカデミー大賞・交響曲部門(第九 と合唱幻想曲/HMM-902431およびKKC-6234)&銅賞・管弦楽曲部門(ファリャ:三角帽子、恋は魔術師/HMM-902271およびKKC-6127)を 受賞するなど、その演奏活動およびCDの評価と注目度ともに、非常に高いものがあります。
H.M.F
HMSA-0053(1SACD)
シングルレイヤー
税込定価
日本独自企画・限定盤
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
合唱幻想曲 ハ短調 op.80
パブロ・エラス=カサド(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ
:チューリヒ・ジング・アカデミー
クリスティアーネ・カルク(S)
ゾフィー・ハルムセン(A)
ヴェルナー・ギューラ(T)
フロリアン・ベッシュ(Bs)
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)

録音:2019年11月
2020年度第58回レコード・アカデミー賞大賞・交響曲部門受賞の名盤を、SACDシングルレイヤーでおとどけします。ハルモニア・ムンディ・レーベルか らハイレゾ・マスターの提供を受け、キング関口台スタジオでリマスタリングを施した、日本独自企画・限定盤です。CD(HMM-902431およびKKC-6234) は2枚組でしたが、SACDでは1枚での発売となります。このたびのSACD化により、より豊かな奥行きと響きが再現されました!
「第九」は、冒頭からストレートに一気呵成にたたみかけ刻み込んでくる、パワーに満ちた演奏。これまでに様々な歴史的名演が存在しますが、エラス=カ サドは今まさにこの作品が書かれたかのように、新鮮に、大胆にストレートに譜面を響かせています。演奏時間は61'13(I: 13:35、II:13:32、III:12:07、 IV:21:59)。エネルギッシュでありながら、颯爽とした演奏に、今あらためての真の第九像を観る感すらあります。終楽章冒頭もまさに「プレスト」。しかしすべ てのテンポ設定は楽譜に書かれたもので、ここでも不自然さやぎこちなさはまったくありません。エラス=カサドが、これまでの慣習にとらわれることなく、まっ さらな目で緻密に譜面の検証を重ねたうえでの大胆な演奏となっております。「歓喜の歌」と重なる管弦楽も実にぴちぴちと喜びに満ちており、見事です。管弦楽、 ソリスト、合唱すべてが輝かしく混然一体となって炸裂した、実に新鮮なパワーに満ちた、鮮烈な第九の登場といえましょう。
合唱幻想曲も、ベザインデンホウトのソロの迫真の説得力と迫力に思わず聴き入ってしまいます。器楽とのアンサンブルも絶妙。ふとした表情の変化や、影か ら光への移行などを、ベザイデンホウトもエラス=カサドの歌に満ちた統率が光る管弦楽ももらさずとらえており、ベートーヴェンの筆に込められた創造性が響 き渡ります。ベザイデンホウトはこの作品について、「1808年のベートーヴェン自身がピアノ独奏を担当した演奏会は彼にとって大いなる心の傷だったろう。そ れは既にかなり進行していた難聴の中での、ある種の白鳥の歌としてこの演奏会に臨んでいたはず。その演奏会では冒頭部分は即興で演奏されたが、おそらく これはベートーヴェンがプロのヴィルトゥオーゾ演奏家として演奏したごく最後の記録であろう。ベートーヴェンは聴衆に”これはヴィルトゥオーゾ・ピアニストと しての最後の証言となるでしょう。これからはあなた方に純粋に音楽を提供していくことになる”と伝えています。」と述べていますが、まさにこの演奏は、天才ベザ イデンホウトの、過去の偉大なる天才ピアニストでもあったベートーヴェンへの敬意に満ちたオマージュであり、同時に腕前の勝負を挑む挑戦状ともいえるような、 意欲的な演奏だといえるでしょう。ベザイデンホウトがさらなる飛躍と深化を遂げ、持ち前の音楽性に加え、力強さも増してきていることを感じる力演です。ブッ クレットには、ハルモニアムンディ社長のクリスティアン・ジラルダン氏による、「歓喜の歌」についての興味深い考察も掲載されております。注目盤です! (Ki)

Forgotten Records
fr-1808(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 エルナ・スポーレンベルグ(S)
マリア・フォン・イロスファイ(A)
フランス・フローンス(T)
ヘルマン・シャイ(Bs)
ウィレム・ファン・オッテルロー(指)
ハーグPO、
アムステルダム・トンクンストcho

録音:1952年5月3日-5日
※音源:Philips A 00145/6L、A 00220/1L
Forgotten Records
fr-1821(1CDR)
エネスコ:交響曲第1番変ホ長調 Op.13
ルーマニア狂詩曲第2番
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
モスクワRSO

録音:1962年(ステレオ)
※音源:Melodiya D 09505/6、S 0253/4

Altus
ALTSA-320
(2SACD)
シングルレイヤー
完全限定生産
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番ハ長調 Op.21
交響曲第2番ニ長調 Op.36
交響曲第3番変ホ長調「英雄」Op.55
交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第5番ハ短調「運命」Op.67
交響曲第6番ヘ長調「田園」 Op.68
交響曲第7番イ長調 Op.92
交響曲第8番ヘ長調 Op.93
交響曲第9番ニ短調「合唱付き」Op.125
エディト・ケルテス=ガブリ(S)
アリス・エルケ(C.A)
アンドール・カポシー(T)
イヴァン・サルディ(Bs)
ミラノRAI合唱団
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
ミラノ・イタリアRSO

ライヴ録音:1962年/ミラノ音楽院、大ホール(イタリア放送協会録音)
ベートーヴェンを得意としたマタチッチですが生涯2度しかベートーヴェン・ツィクルスを行わず、正規に収録されたのはこの62年ミラノのみ。通常CDでリリー スされベストセラーを記録した全集録音が、このたびSACDで登場しました。2枚のディスクにたっぷり全9曲を収録しています。オーケストラの能力を引き出す 天才といわれたマタチッチが天分を発揮、色気をたたえた木管、存在感あるティンパニ、立派な鳴りっぷりの弦楽器など、どこをとっても大変に魅力的で、1曲1 曲聴きごたえ抜群です。マタチッチ芸術の極意が刻まれた豪放なる大演奏をお楽しみあれ。ブックレットもイタリアのマタチッチ研究の第一人者トンマーソ・マネー ラ氏によるマタチッチの生涯と当録音についての興味深い考察など充実の内容。 (Ki)


東武レコーディングズ
TBRCD-0134(5CD)
税込定価
ブリュッヘン/ベートーヴェン:交響曲全集

■CD1
交響曲第1番
交響曲第3番「英雄」
■CD2
交響曲第2番
交響曲第6番「田園」*
■CD3
交響曲第4番
交響曲第5番「運命」
■CD4
交響曲第8番
交響曲第7番*
■CD5
交響曲第9番「合唱付き」
フランス・ブリュッヘン(指揮)
新日本フィルハーモニーSO
栗友会cho、リーサ・ラーション(S)、ウィルケ・テ・ブルメルストゥルーテ(A) 、ベンジャミン・ヒューレット(T)、デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Br)

■CD1 :録音:2011年2月8日すみだトリフォニーホール
■CD2 :録音:2011年2月8日すみだトリフォニーホール、2011年2月16 日すみだトリフォニーホール*
■CD3 :録音:2011年2月11日すみだトリフォニーホール
■CD4 :録音:2011年2月21日サントリーホール 、2011年2月16 日すみだトリフォニーホール*
■CD5:録音:2011年2月21日サントリーホール
巨匠フランス・ブリュッヘン(1934-2014)が愛した新日本フィルとのベートーヴェン全集が登場。ブリュッヘンにとってモダ ン・オケとの録音が世に出るのは世界初となります。元々長身痩身の人でしたが、この時期はさらに痩せて眼光の鋭さが目 立ちます。演奏は生命力が漲るこの眼光通りの見事さです。ピリオドアプローチだからこそ正しい演奏であるという単純な図 式とは一線を画する類まれな統率力と斬新なアイディアに満ちたベートーヴェン。アジテーション溢れる表現者ブリュッヘン の面目躍如の趣があります。録音も上々で、未亡人、ソリスト、合唱団のリリース快諾も頷ける一品。美麗夫婦箱による装丁。 オーケストラの配置はヴァイオリン両翼。右サイドにチェロ、左サイドにヴィオラ、コントラバスとなっております。 ※安田和信氏による解説より 音楽に内在する意味を聴き手に印象づけるために興味深い工夫が仕掛けられていた点も興味深かった。第 3 番《英雄》の 冒頭で指揮台に上がるや否や、拍手も収まらぬまま、いきなり主和音2連発をお見舞いした時、聴き手の多くは驚愕したは ず。また、第 9 番終楽章で、それまで舞台にいなかったバリトン歌手が袖からさっと姿を表し、手振りを交えながら「おお友 よ、このような音ではなく」と歌い始めたのもユニークだった(他の独唱者たちはその後に入場)。ブリュッヘンは、歴史的な情 報からヒントを得る演奏解釈に取り組み続けてきたパイオニアではあるが、作品の特徴を聴き手に伝えるためならば、いろい ろな手段を使うのも躊躇わないのだろう。
■「デヴィッド・ウィルソン・ジョンソン(バリトン歌手)が語るブリュッヘン+新日本フィル『第九』の秘密」
歌い出しのところで急いでステージに上がるというのは、フランスのアイデアなんです。 第4楽章の嵐のような不協和音が、親しみやすいバリトンの声によって静められ、やがて兄弟愛の偉大なテーマが歌われる・・・・・・。彼は常に革命家であり、そうすることで二つの異なるスタイルの音楽の衝撃とコントラストを強調しようと考えたのです。 フランスはまた、4人のソリストが汚れたジーンズとTシャツを着て、合唱団やオーケストラの正装と対照的であることを好みました。私はこのやり方が非常に強力な音楽的および社会的声明につながると思ったので、数人の指揮者をこうしようと提案したことすらあります。

TOCCATA
TOCC-0466(1CD)
NX-B03
クリストファー・ライト/ニコラス・バートン: 管弦楽作品集
ニコラス・バートン(1950-):アコード:1楽章の交響曲(2018)
クリストファー・ライト(1954-):ホルン協奏曲(2011)
 交響曲(2015)
リチャード・ワトキンズ(Hrn)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO
ジョン・アンドルーズ(指)

録音:2021年10月14、15日
世界初録音
このアルバムでは2人の英国作曲家の作品を聴くことができます。 一人目の作曲家は1950年ノーフォーク生まれのニコラス・バートンで、二人目は1954年にサフォークで生まれた クリストファー・ライトです。彼らは親友であり、その作風は違いますが二人とも調性感のある作品を書いています。 大学時代から最近まで交流がある二人は共同の録音計画をたて、一度は新型コロナ感染症のパンデミックのた め立ち消えになったものの、2021年10月にこのアルバムでやっと実現しました。バートンの「アコード=調和」は 2018年にバンベリーSOのために書かれた作品。和声の拡張の可能性を追求し、最終的には抒情的で 静謐な曲が生まれたということです。ライトの「ホルン協奏曲」はホルンのアクロバティックなパートと、弦楽器の讃美 歌のような美しい旋律が組み合わされた作品。「交響曲」はマーラーの交響曲のような激しさと静寂が交錯する聴 きごたえのある作品。「ポストモダン」と呼ばれる時代を代表する、後期ロマン派時代に回帰したかのような音楽で す。

BISCOITO FINO
BC-239(1CD)
シューマン:交響曲集
交響曲第2番ハ長調 Op.61
交響曲第4番ニ短調 Op.120(現行版)*
ジョン・ネシリング(指)
、サンパウロSO

録音:2007年7月5&6日、2006年3月30日-4月1日*/文化芸術劇場(サンパウロ)
BISレーベルでおなじみの指揮者ジョン・ネシリング。サンパウロSOを振ったドイツ・ロマン派の大家シューマンの交響曲第2番、第4番が遂にリリースさ れます!
作曲家シェーンベルクと指揮者ボダンツキーの甥の孫にあたるジョン・ネシリングは1947年リオ・デ・ジャネイロ生まれの指揮者。ウィーンでハンス・スワロフ スキーに、タングルウッドでレナード・バーンスタインに師事しています。
1997年から2009年までサンパウロSOの音楽監督のポストにあったネシリング。当録音は厚い信頼関係が結ばれた熱量の高い演奏を披露。メリハリの 利いたリズムと美しく磨き上げられたサウンドが実に素晴らしく、煌めく弦楽器とクリアな管楽器との対比が実に見事です。同団を南米随一の世界的オーケストラ に育てたネシリングの集大成といえるシューマンの演奏。既発の交響曲第1番「春」&第3番「ライン」(BC-231)とともにお楽しみください。 (Ki)
BISCOITO FINO
BC-248(1CD)
チャイコフスキー:祝典序曲「1812年」
交響曲第6番ロ短調「悲愴」*
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指)、
ョン・ネシリング(指)*、
サンパウロSO

録音:2009年8月、2006年7月*/文化芸術劇場(サンパウロ)
ジョン・ネシリングのチャイコフスキー・アルバム、ついに「悲愴」交響曲がリリースされます!1997年から2009年までサンパウロSOの音楽監督のポス トにあったネシリングはBISレーベルから多くの録音をリリースしてきました。母国Biscoito Finoレーベルからも同団との録音を中心に発売してきましたが、な かでもチャイコフスキーの交響曲は要注目です!ネシリングのすばらしさは情熱豊かな演奏でも決して破綻しないこと。同団を南米随一の世界的オーケストラに育て たネシリングが非常に大きな演奏を展開します。「1812年」の指揮はヤン・パスカル・トルトゥリエです。
ネシリングのチャイコフスキーの交響曲第5番(BC-274)、交響曲第4番(BC-233)も好評発売中です。 (Ki)

GRAND SLAM
GS-2260(2CD)
ブルーノ・ワルター・ライヴ2
(1)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(2)スメタナ:交響詩「モルダウ」
(3)ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
(4)ヘンデル:合奏協奏曲 ト短調 Op.6-6
(5)ワーグナー:ジークフリート牧歌
(6)ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
ブルーノ・ワルター(指)NBC響

録音:(1)(2)1940年3月2日、(3)1939年3月18日、(4)(6)1940年2月17日、(5)1939年4月8日/ニューヨーク、NBC、8Hスタジオ
録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)
■制作者より  
GS-2258/59に続く、NBCSOとのライヴ・シリーズの第2弾です。第1弾の繰り返しになりますが、これらの音源はかつてCDRのSEDR規格で発売 されたものですが、プレスされたCDで保管したいというファンの要望に応え、2枚組1枚価格で発売します。 ワルターにとって、このライヴが行われた頃はナチスに追われ、娘の急死などの悲劇に襲われた苦難の時期でした。しかし、演奏そのものは信じがたいほどの情 熱に溢れ、きき手にぐんぐん迫って来ます。また、スメタナとヘンデルは初CDとなります。 これらはアセテート盤に収録されたもので、特有のノイズが入りますが、原音を損なわないように必要最低限のノイズ処理しか行っていません。しかしながら、ブ ラームスの交響曲第1番には回転ムラが含まれ、これは修正出来ておりません。ご了承下さい。(平林直哉)

ALPHA
ALPHA-838(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第1番「冬の日の幻想」
イタリア奇想曲
歌劇「エフゲニー・オネーギン」〜ワルツ*
チューリヒ・トーンハレO
パーヴォ・ヤルヴィ(指)

録音:2019年10-11月*。2021年1月 トーンハレ・マーグ、チューリヒ、スイス
新型コロナ・ウイルス感染症による世界的パンデミックを乗り越えて完成、2021年10月に発売され大 ヒットとなったパーヴォ・ヤルヴィとチューリヒ・トーンハレOによるチャイコフスキーの交響曲全集。 セットのみでの発売だった交響曲第1番が待望の分売にて登場しました。ロシア民謡的なフレーズの躍 動感も素晴らしく、緊密なアンサンブル、各奏者の生き生きとした表現、濃密なオーケストラのうねりが 作品のロマン性を引き立て、それでいて気品も感じさせるという、パーヴォならではチャイコフスキー像が刻 まれています。
ALPHA
ALPHA-839(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第3番ポーランド」
歌劇「エフゲニー・オネーギン」 〜ポロネーズ
戴冠式祝典行進曲 ニ長調*
チューリヒ・トーンハレO
パーヴォ・ヤルヴィ(指)


録音:2019年10-11月*、2021年1月 トーンハレ・マーグ、チューリヒ、スイス
新型コロナ・ウイルス感染症による世界的パンデミックを乗り越えて完成、2021年10月に発売され大 ヒットとなったパーヴォ・ヤルヴィとチューリヒ・トーンハレOによるチャイコフスキーの交響曲全集。 セットのみでの発売だった交響曲第3番が待望の分売にて登場しました。第1楽章第1主題やスケル ツォ、終楽章のポラッカなどでのキビキビとしたリズムの処理、そして各パートまで行きわたった細やかな歌 心はパーヴォならでは。作品の魅力を最大限引き出しており、現状、ほかの交響曲と比べて人気がある とは言えない評価を引き上げるに十分です。やはりリズムのキレが際立つ「ポロネーズ」、「1812年」と同 じロシア帝国国歌をラストで高らかに歌い上げる「戴冠式祝典行進曲」も素晴らしい演奏。

Goodies
78CDR-3868(1CDR)
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550 フレデリック・ストック(指)CSO

米 VICTROLA 7394/96
1930年12月22日シカゴ、220Sミシガン・アヴェニュ、オーケストラ・ホール録音
フレデリック・ストック(1872-1942)はドイツ出身のアメリカの指揮者。軍楽隊長 だった父親から初期の音楽教育を受け、13歳でケルン音楽院のヴァイオリン科に入 る。1890年に卒業しケルン市立Oのヴァイオリン奏者になった。1895年アメ リカのシカゴSO員候補者を見つけるためにドイツ訪問中のドイツ人指揮者セ オドア・トマス(1835-1905)に出会い、オーディションの結果シカゴSOの ヴィオラ奏者に選ばれた。渡米後指揮者としての才能を認められ、1899年に准指揮 者に昇格。1905年にトマスが急逝するとシカゴSOの音楽監督の地位を引き継 いだ。1911年シカゴSOの終身音楽監督になった。録音は1916年にColumbiaに、 その後Victorにも録音をした。シカゴSOにおけるストックの任期(37年間)は オーマンディのフィラデルフィアOと並んでアメリカ人指揮者の最長記録。 今や忘れられた名指揮者フレデリック・ストックの演奏を是非楽しんでいただきた い。(グッディーズ)

Capriccio
C-5476(1CD)
NX-B05
ハンス・ヴィンターベルク(1901-1991):交響曲第1番 他
交響曲第1番「シンフォニア・ドラマティカ」(1936)
ピアノ協奏曲第1番(1948)
リトモフォニー(1966/67)
ジョナサン・パウエル(P)
ベルリンRSO
ヨハネス・カリツケ(指)

録音:2021年6月28日-7月1日
ユダヤ系チェコ人の作曲家ハンス・ヴィンターベルク。プラハで育ち、チェコ音楽の伝統を受け継ぐ新しい作曲家たちの一人です。 ヴィンターベルクは9歳で音楽のレッスンをはじめ、プラハ音楽院で微分音の作曲家として知られるアロイス・ハーバに師事、作曲法を学びました。ブルノ を中心に歌劇場やアンサンブルの作曲家として活躍していましたが、1945年にテレジエンシュタットに収容されてしまいます。 しかし同年5月8日に収 容所が解放されたことで彼は奇跡的に生き延び、戦後の1947年にドイツに移住。この間にもいくつかの作品を作曲しました。その後はバイエルン放 送のエディターとして、またR・シュトラウス音楽院で教育者として働きながら音楽界の発展に寄与することとなります。 彼は自身の音楽を東欧と西欧の「架け橋」と考えるとともに、その原点はシェーンベルクであることを認めています。しかし、明確な十二音技法を用い ることはなく、自身の音楽を複雑なリズムと拡張された半音階で構成、独自の作風を築いています。アルバムに収録された「シンフォニア・ドラマティカ」 は彼の最初の交響曲であり「戦争における大惨事の予感である」と言及しています。ピアノ協奏曲は彼がドイツにわたって最初に書いた作品のひと つ。また1966年の「リトモフォニー」は彼の最後の作品であり、4度目の幸福な結婚生活の中で書かれた充実した筆致によるものです。

Capriccio
C-7388(10CD)
NX-E05
CAPRICCIOレーベル40周年記念名演集/交響曲集
【CD1】
フランソワ=ジョセフ・ゴセック: 交響曲集
1-3. 交響曲 ハ短調 Op. 6, No. 3
4-7. 大管弦楽のための交響曲 ニ長調 「狩り」 Op. 13 No. 3
8-10. 協奏交響曲 ニ長調 「ミルザ」
11-14. 17声の交響曲 ヘ長調
【CD2】
ウィリアム・ボイス:交響曲集 Op. 2
1-3. 交響曲第5番ニ長調 「聖セシリアの日のためのオード」
4-6. 交響曲第1番変ロ長調 「新年のオード」
7-8. 交響曲第6番ヘ長調 「ソロモン」
9-11. 交響曲第3番ハ長調 「花冠」
12-14. 交響曲第7番変ロ長調 「ピューティアのオード」
15-17. 交響曲第2番イ長調 「誕生日のオード」
18-20. 交響曲第4番ヘ長調 「羊飼いの運命」
21-23. 交響曲第8番ニ短調 「ウースター序曲」
【CD3】
C.P.E.バッハ:シンフォニア集 Wq 183/H 663-666
1-3. シンフォニア ニ長調 Wq 183/1 H. 663
4-6. シンフォニア 変ホ長調 Wq 183/2 H. 664
7-9. シンフォニア ヘ長調 Wq 183/3 H. 665
10-12. シンフォニア ト長調 Wq 183/4 H. 666
シンフォニア集 Wq 182/H 657-659
13-15. シンフォニア ト長調 Wq 182/1 H. 657
16-18. シンフォニア 変ロ長調 Wq 182/2 H. 658
19-21. シンフォニア ハ長調 Wq 182/3 H. 659
【CD4】
ルイジ・ボッケリーニ:交響曲集
1-4. 交響曲第13番ハ長調 Op. 37 No. 1, G 515(1786)
5-8. 交響曲第15番ニ短調 Op. 37 No. 3, G 517(1787)
9-12. 交響曲第16番イ長調 Op. 37 No. 4, G 518(1787)
新ベルリンCO
ミヒャエル・エルクスレーベン(指)
録音:1992年5、6月
【CD5】
ヴィルフガング・アマデウス・モーツァルト
1-6. ディヴェルティメント 第17番ニ長調 K 334(320b)
7-9. ディヴェルティメント ヘ長調「ザルツブルグ・シンフォニー第3番」 K 138(125c)
10. ディヴェルティメント ヘ長調 K 138のリハーサル
【CD6】
ベートーヴェン:交響曲集
1-4. 交響曲第3番変ホ長調「英雄」 Op. 55
5-8. 交響曲第1番ハ長調 Op. 21
【CD7】
ブラームス
1-4. 交響曲第3番ヘ長調 Op. 90
5. ハイドンの主題による変奏曲 Op. 56a
【CD8】
チャイコフスキー
1-4. 組曲第3番ト長調 Op. 55
5-8. 組曲第4番ト長調 「モーツァルティアーナ」 Op. 61
【CD9】
シュルホフ(1894-1942):
1-4. 交響曲第2番(1932)
5-10. 室内オーケストラのための組曲(1921)
11-14. 交響曲第5番「ロマン・ロラン」(1938/39)
【CD10】
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 「レニングラード」
【CD1】
マルティン・サンドホフ(Fl)…8-10
アンドレア・ケラー(Vn)…8-10
コンチェルト・ケルン
ヴェルナー・エールハルト(指)
録音:2003年1月13-16日

【CD2】
アカデミーCO
ネヴィル・マリナー(指)
録音:1993年2月6-8日

【CD3】
C. P. E. バッハCO
ハルトムート・ヘンヒェン(指)
録音:1986年10-11月

【CD4】
新ベルリンCO
ミヒャエル・エルクスレーベン(指)
録音:1992年5、6月

【CD5】
カメラータ・ザルツブルク
シャーンドル・ヴェーグ(指)
録音:1986年6月

【CD6】
ドレスデンPO
ヘルベルト・ケーゲル(指)
録音:1982、83年

【CD7】
ベルリンSO
クルト・ザンデルリンク(指)
録音:1990年

【CD8】
シュトゥットガルトRSO
ネヴィル・マリナー(指)
録音:1987年10月3日
シュトゥットガルト(ドイツ)

【CD9】
バイエルンRSO
ジェイムズ・コンロン(指)
録音:2003年12月2-5日
ヘルクレスザール、ミュンヘン(ドイツ)

【CD10】
ケルン・ギュルツェニヒO
ドミートリー・キタエンコ(指)
録音:2002年7月16-18日
Delta-music社のレコード制作部門として1982年にケルン近郊で設立されたCAPRICCIOは、当時主 流となりつつあったデジタル録音技術を使い、ドイツ語圏の演奏家と音楽を中心に制作を行いました。様々 なジャンルの名盤がありますが、この10枚組にはCAPRICCIOレーベルが得意とする初期古典派の作品か ら近代までの交響曲を収録。この中にはシャーンドル・ヴェーグが指揮するカメラータ・ザルツブルクのモーツァ ルトをはじめ、ネヴィル・マリナーとアカデミーCOによるウィリアム・ボイスの交響曲集や、ベストセ ラーを記録したヘルベルト・ケーゲルとドレスデンPOのベートーヴェン、弦の響きの美 しさで知られるサンデルリンクとベルリンSOのブラームス、ジェイムズ・コンロンとバイエルン放送交響楽 団によるシュルホフなど、膨大なカタログの中から素晴らしい演奏が選ばれており、レーベルの歴史を俯瞰す るものとしても貴重なBOXとなっています。

Capriccio
C-8083(1CD)
NX-B05

NYCX-10304(1CD)
国内盤仕様
税込定価
ブルックナー:交響曲第4番(第2稿/コーストヴェット版)
1878年稿フィナーレ「民衆の祭り」*
リンツ・ブルックナーO
ウィーンRSO*
マルクス・ポシュナー(指)

録音:2021年2月16-19日
リンツ、ムジークテアター・リハーサルホール
2021年11月29日 ウィーン、放送文化会館*
※収録時間は83分16秒と長時間になっているため、一部のプレイヤーでは正常に再生できない可能性がございます。予めご了承ください。
「#bruckner2024」の第4弾。「ロマンティック」のニックネームを持つ人気曲、第4番の登場です。 ここで取り上げられているのは第4番の使用楽譜として最も一般的な第2稿(いわゆる1878/80年稿)で、新ブルックナー全集として出版されている ベンジャミン・コーストヴェット校訂のもの(Korstvedt NBG III/1:4/2、2019年出版)が使われています。また1878年にブルックナーが第2稿を完 成させた際のフィナーレである「民衆の祭り Volksfest」と呼ばれる楽章も追加で収録し、CDのプログラム機能を使えば第2稿の最初の姿を聞くこと が出来るようになっています。 ポシュナーは今回も引き締まったテンポを基調としつつ(各楽章の演奏時間はヴァント/ベルリン・フィル盤に比べて第1楽章が1分遅い程度でほぼ同 じ)、緩急・強弱の幅を大きめに取りドラマティックな音楽に仕上げています。また「民衆の祭り」の演奏時間はフルシャ盤の17:57に比べてだいぶ速 く、聞き比べも興味深いことでしょう。 ※国内仕様盤には石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語の解説が付属します。

ONDINE
ODE-1404(1CD)
NX-B04
シベリウス:交響曲第7番*
組曲『クリスティアン2世』、
組曲『ペレアスとメリザンド』
フィンランドRSO
ニコラス・コロン(指)

録音:2021年10月*、2021年12月
2021年9月8日、フィンランドRSOの歴史に新たなページが拓かれました。1983年ロンドン生まれのニコラス・コロンの首席指揮者就任記 念コンサート。1927年に創設された楽団の歴史上初めてフィンランド国外から首席指揮者が迎えられたのです。 ニコラス・コロンはヴィオラ、ピアノ、オルガンを学び、イギリス・ナショナル・ユース管にヴィオラ奏者として参加。このユース管で一緒だったロビン・ティチアー ティ(コロンと同年生まれ)たちと共に、暗譜・立奏を旨とするオーロラOを2004年に創設し、その首席指揮者としてダイナミックな音楽作りや、 異なるジャンルのパフォーマーとの共演、更にはコンサートホール以外の場所にも演奏の場を広げて注目を集め、名門ひしめくロンドンのオーケストラ界 にあって勝るとも劣らない人気と評価を誇るまでに育て上げました。 2010年代に入るとドイツ、フランス、スペインや北欧のオペラハウスと名門オーケストラに招かれるようになり、ハーグ・レジデンティ管の首席指揮者 (2016-21)、ケルン・ギュルツェニヒ管の首席客演指揮者(2017-)を務めるなど評価を高めて来ました(2019年には東京都響にも出演)。2017 年3月にフィンランド放送響を初めて指揮すると、2度目の客演に先立つ2019年5月2日に次期首席指揮者に指名されるという異例の抜擢。最初 の共演が与えたインパクトの強さ、今後の期待の大きさが想像されます。 その注目のCD第一作はオーケストラの血肉となっているシベリウス。コロンの指揮の師コリン・デイヴィスが得意としたレパートリーでもあります。コロンと フィンランド放送響は2021年12月6日のフィンランド独立記念日ガラ・コンサートで交響曲第7番と『クリスティアン2世』を演奏しており、このCDは同 時期の録音。先立って録音された『ペレアスとメリザンド』共々、高揚感に加えて弦のしっとりとした質感、仄暗い音色で奏でる弱音部の美しさも印象 的で、オーケストラのカラーをうまく引き出しています。ONDINEレーベルのオーケストラ録音を数多く手がけ、優秀録音で評価の高いベテラン、エンノ・ マエメツが録音・編集・マスタリングを担当しており、オーディオ的にも楽しみな1枚。このコンビはONDINEレーベルに継続的な録音予定があり、コロン の指揮する本格的なシンフォニー・レパートリーを聴く機会が増えそうです。
■コロンさんを迎えて
2017年に初めて彼はフィンランド放送響を振りに来た。最初のリハーサルから「なんて素晴らしい指揮者だ」と話題になり、その週のコンサート後、彼をハンヌ・リントゥ氏の後任にしてはどうかという声が多く上がった。私はその時演奏はしなかったもののコンサートを聴きに行っており、オーケストラのサウンドが普段より格段にあたたかくなっていると感じた。プログラムはアデスのピアノ協奏曲とプロコフィエフの5番。難しい曲なのに良く合っているだけでなく、表情豊かだった。隣に座っていた妻と良い意味で驚いた記憶がある。
しばらくしてオーケストラの会議があり、満場一致で彼にオファーを出そうと決まった。そして去年2021年9月に常任指揮者としてデビュー。以前はフィンランド放送響というとマイナーな曲、難解な現代曲を多く演奏していたが、コロン氏就任以来、年間を通してのプログラムも王道を行くものが多く、個人的にも非常に嬉しい。彼の良いところは無駄のない指揮、充実した音楽表現、リハーサルの進め方、雰囲気作り等々オーケストラが次のレベルに達するのに必要な事を兼ね備えていることだ。とりわけバロック、古典派へのアプローチが好きで、彼自身も今後意欲的に取り上げたいと言っていたので今後が楽しみ。彼の登場によりオールラウンダーになったフィンランド放送響。これからもご注目ください!!【小山裕幾(フィンランド放送交響楽団 首席フルート奏者】

BR KLASSIK
BR-900931(4CD)
NX-C07
コンダクターズ・イン・リハーサル マリス・ヤンソンス編

【CD1】
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ - リハーサル風景
【CD2】
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」- リハーサル風景
【CD3】
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」 - リハーサル風景
【CD4】
ラフマニノフ:交響的舞曲- リハーサル風景
演奏は全て
バイエルンRSO
マリス・ヤンソンス(指)

【CD1】
録音:2001年10月11、12日ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)
【CD2】
録音:2004年6月23-25日ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)
【CD3】
録音:2016年2月9-12日ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク(ドイツ)
【CD4】
録音:2017年1月24-27日
ミュンヘン、ヘルクレスザール(ドイツ)

※すべてリハーサルのみ。コンサート本番の演奏は含みません。
演奏家にとってはコンサート本番がすべてですが、その本番を作り上げるリハーサルこそ、指揮者の解釈やオーケストラを導く力量を明らかにします。こ の4枚組のセットでは、マリス・ヤンソンスとバイエルンRSOの膨大なリハーサル録音から、ヤンソンスに縁の深いスラヴ系音楽のリハーサルをと り上げており、その音楽作りを目撃しているような気分を味わえるでしょう。ヤンソンスがバイエルン放送響の首席指揮者に任命されながらも正式な着 任前だった2001年の「ペトルーシュカ」と、2004年の「悲愴」、更に2016年の「レニングラード」及び翌2017年の「交響的舞曲」へと辿ることで、指 揮者とオーケストラとの関係が熟成されてゆくのも感じ取ることができます。 リハーサルはドイツ語。また各CD冒頭にバイエルン放送の解説者を務めたフリードリヒ・シュロッフェルによるイントロダクション(ドイツ語)が収録されてい ます。

CPO
CPO-555551(2CD)
NX-B10
ヨセフ・タル(1910-2008):交響曲全集
【CD1】…999921
交響曲第1番/交響曲第2番
交響曲第3番/祭りの幻影
【CD2】…999922
交響曲第4番「ジュビリー」
交響曲第5番/交響曲第6番
ハノーファー北ドイツ放送PO
イスラエル・イノン(指)

録音:2002年9月…CD1、2003年1月、2月…CD2
ユダヤ教のラビを父として生まれベルリンで育ったヨセフ・タル。幼い頃からシナゴーグでユダヤ音楽に親しみ、 ベルリン音楽大学でパウル・ヒンデミットらに師事、1931年に卒業した彼は、ナチス政権から逃れ、1934年 にパレスチナからエルサレムに移住。1937年にパレスチナ音楽院のピアノ・音楽理論・作曲の教師として招 聘され活躍を始めます。やがてイスラエル電子音楽センターを設立したほか、国際現代音楽協会のイスラエ ル代表として活動。イスラエル音楽界に重鎮として君臨しました。 彼の作風は若い頃に学んだヨーロッパの伝統に基づいていながらも、ヨーロッパ(特にドイツ)のモダニズムと は異なる新しい国民的スタイルを創造することを試み、時にはユダヤの旋律を採り入れることも積極的に行 いました。 この6曲の交響曲は1952年からおよそ40年の年月をかけて書かれており、第1番のみが3楽章形式である ほかは、どれも単一楽章で構成され、簡潔で集中力に満ち、突き抜けた表現力を持っています。

Forgotten Records
fr-1790(1CDR)
ヴァンデルノート〜モーツァルト:交響曲集 (Vol.1)
第36番ハ長調 K.425 「リンツ」*
第38番ニ長調 K.504 「プラハ」#
第39番変ホ長調 K.543 +
アンドレ・ヴァンデルノート(指)
パリ音楽院O

録音:1957年3月19日-20日* 、1958年1月24日#、1958年1月27日-28日#、1958年4月13日#、
※音源:La Voix de son Maitre FALP 484* FALP 485
Forgotten Records
fr-1792(1CDR)
ロヴィツキ〜ショスタコーヴィチ
交響曲第1番ヘ短調 Op.10*
交響曲第5番二短調 Op.47 #
ヴィトルト・ロヴィツキ(指)
ウィーンSO*、ワルシャワPO#

録音:1960年10月28日-30日ムジークフェライン大ホール、ウィーン*
1958年10月6日-8日コンサート・ホール、ワルシャワ・フィルハーモニック#(共にステレオ)
※音源:Fontana 875 044 FY*、DG SLPM 138 031 #
Forgotten Records
fr-1794(1CDR)
プラハ室内管〜ハイドン:交響曲集
第73番ニ長調 Hob.I:73 「狩り」*
第96番ニ長調 HOB.I:96 「奇跡」#
プラハCO

録音:1961年12月8日#、14日-15日*
※音源:Supraphon DV 5873 SUA 10466 SUA ST 50446
Forgotten Records
fr-1795(1CDR)
シルヴェストリのドヴォルザーク
交響曲第7番二短調 Op.70*
交響曲第8番ト長調 Op.88 #
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
VPO* 、LPO #

録音:1957年7月24日-25# 、1960年2月22日-23日ムジークフェライン大ホール*(全てステレオ)
※音源:HMV. ASD 396* ASD 470 #
Forgotten Records
fr-1804(1CDR)
ヴァンデルノート〜モーツァルト:交響曲集 (Vol.2)
第25番ト短調 K.183*/第29番イ長調 K.201 #
第33番変ロ長調 K.319 +
第35番ニ長調 K.385 「ハフナー」**
アンドレ・ヴァンデルノート(指)
パリ音楽院O

録音:1956年10月2日#、1957年1月21日-22日+、1957年6月3日**、1958年1月20日*、1958年1月24日**
※音源:La Voix de son Maitre FALP 458(
Forgotten Records
fr-1806(1CDR)
レイボヴィッツ/シューベルト&ビゼー
シューベルト:交響曲第1番ニ長調 D.82 *
ビゼー:交響曲(第1番) ハ長調#
ルネ・レイボヴィッツ(指)パリRSO

録音:1952-3年
※音源:Oceanic OCS 33

GRAND SLAM
GS-2258(2CD)
ブルーノ・ワルター・ライヴ1
(1)ハイドン:交響曲第86番ニ長調Hob. I:86
(2)モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
(3)シューベルト:交響曲第5番
(4)R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
(5)ベルリオーズ:幻想交響曲
ブルーノ・ワルター(指)NBC響

録音:(1)1940年2月10日、(2)1940年2月17日、(3)1940年3月9日、(4)1940年3月2日、(5)1939年4月1日/
NBC、8Hスタジオ(ニューヨーク)
録音方式:モノラル(放送用録音)
■制作者より  
ワルターがNBCSO客演した時のライヴはGRAND SLAMとは別のCD-Rのシリーズ“SERENADE”で発売していました。しかし、CDで保存しておき たいというファンの声があることと、これらの音源が最近入手が難しくなってきていますので、それらを考慮して2枚組1枚価格で発売することに決定しました。 この頃のワルターはナチスに追われて財産を没収されるなど、最も苦難な時期でした。ところが、残されたライヴ録音からは次々と敵をなぎ倒すような激しさと、 ワルター独特の溢れるような歌心がミックスされた、まことにユニークな演奏が展開されています。ワルター・ファンはもちろんのこと、スリリングな演奏を求める 人にもぴったりだと思います。  なお、これらの音源はアセテート盤で収録されており、さまざまなノイズが混入しています。マスタリングにあたっては、修正は最小限にとどめ、原音の豊かな響 きを尊重しています。(平林 直哉)


King International
KKC-90003(Bluray)
朝比奈隆/続・交響的肖像
(1)ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
(2)ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」〜前口上+序曲冒頭
(3)実相寺昭雄との対談−指揮の形〜武智鉄二との交友〜オペラと歌舞伎
(4)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
(5)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
朝比奈隆(指)
新日本フィルハーモニーSO、
園田高弘(P)(5)、
寺田農(語り)(2)

録音:(1)1992年5月13日東京文化会館
(2)1994年12月1日昭和女子大学人見記念講堂
(4)1994年2月3日サントリーホール
(5)1994年2月3日サントリーホール】(初出)
1080i MPEG-4 AVC color 4:3
リニアPCM STEREO
48kHz 16bit、2 層ディスク
2021-2年は朝比奈隆の歿後20年、映画監督の実相寺昭雄の歿後15年にあたります。朝比奈の円熟期1990年代に氏を崇拝する実相寺が制作した「朝比 奈隆 交響的肖像」は、2021年末にブルーレイ・ディスクへアップコンバート発売され話題となりました。
その際、どうしても見当たらず、失われたとされたマスターテープ1巻の所在が判明したため、今回補巻として日の目をみることとなりました。
注目は園田高弘をソリストに迎えたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の初出音源。園田と朝比奈はベートーヴェンやブラームスなどドイツ作品を重厚壮大に演じ る印象がありますが、両者とも師はロシア人で正統派伝統を聴かせてくれます。ともに唯一の録音となりますが、独奏もオーケストラも全く甘くなく、「男の哀しみ」 がひしひしと迫ります。
またこれまでCDで発売されていたブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」とチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」も実相寺監督による映像が付いた ことでさらなるイマジネーションが広がります。ことに「悲愴」終演直後のマエストロの手がチャイコフスキーの心を表しているようで深く考えさせられます。
オーソドックスなコンサート映像ながら実相寺色が濃厚に表れているのもファン興奮。園田高弘の表情や指遣いの捉え方も独特で、非常に貴重です。 (Ki)

King International
KKC-90004
(2Bluray)
朝比奈隆/ベートーヴェン交響曲全集
交響曲第1番ハ長調Op.21
交響曲第2番ニ長調Op.36
交響曲第3番変ホ長調「英雄」Op.55
交響曲第4番変ロ長調Op.60
交響曲第5番ハ短調「運命」Op.67
交響曲第6番ヘ長調「田園」Op.68
交響曲第7番イ長調Op.92
交響曲第8番ヘ長調Op.93
(4)交響曲第9番ニ短調「合唱付き」
朝比奈隆(指)
新日本フィルハーモニーSO
豊田喜代美(S)、秋葉京子(Ms)、林誠(T)、高橋啓三(Bs-Br)、晋友会cho

録音:1989年2月5日(第1、3番)、3月11日(第2、7番)、4月6日(第4、6番)、5月15日(第5、8番)、1988年12月14日(第9番)/サントリーホール(ライヴ)
1080i MPEG-4 AVC color 4:3
リニア PCM STEREO
48kHz 16bit、2 層ディスク
1988年12月から1989年5月にかけて朝比奈隆と新日本フィルがサントリーホールで行ったベートーヴェンの交響曲全曲チクルス。実相寺昭雄監督が映像 収録し、1991年に朝比奈隆生誕80周年と新日本フィル財団法人化20周年を記念してレーザーディスクで発売されました。2009年にDVDで再発売されまし たが、今回、演奏家ら30年を経てアップコンバートのうえブルーレイ・ディスクにパワーアップしてのリリースとなりました。
時は昭和から平成に変わったばかりで、昭和的な雰囲気が残っているのみならず、伝説的な大物奏者たちの若き日の姿を目にすることができます。当時80歳 の朝比奈隆は若々しささえ感じさせるエネルギーとオーラに満ち、9篇どれもが圧倒的な力で迫ります。聴衆の熱狂ぶりも凄まじく、伝説のコンサートの場へタイム スリップさせてくれる実相寺監督のマジックを味わえます。 (Ki)

Skani
SKANI-132(1CD)
ペーテリス・バリソンス(1904-1947):3つの前奏曲
交響曲第2番 「ロマンティック」
ギンタラス・リンケヴィチュス(指)
リエパーヤSO

録音:2021年
1930年代はラトビア音楽の発展にとって重要な意味をもつ時代だったと言われます。すべての世代の作曲家の作品、音楽教育、演奏活動、定期刊行物、5年毎に開催される「ラトビア・ソングフェスティヴァル」と、この時代のラトビアの音楽には大きな飛躍の跡が見られました。
ペーテリス・バリソンスは、そうした時代に足跡を残した作曲家のひとりです。エルネスツ・ヴィーグネルスとヤーニス・メディンシュに作曲、ヤーゼプス・ヴィートリスに指揮を学び、1945年にラトビア音楽院の教授に就任するものの、2年後、交響曲第3番を完成させないまま没しました。後期ロマンティシズムのスタイルの作品を手がけ、ソングフェスティヴァルのための合唱作品がもっともよく知られています。「アレグロ・モルト」「アンダンティーノ」「アンダンテ・フェローチェ」の 「3つの前奏曲」。交響曲第2番「ロマンティック」 は〈愛のめざめ〉〈歓喜〉〈エロティカ〉〈愛の死〉の4楽章から構成された作品です。ギンタラス・リンケヴィチュス(b.1960)とリエパーヤSOによるセッション録音です。
Skani
SKANI-133(1CD)
カールリス・ラーツィス(b.1977):ピアノ協奏曲第1番*
ラトビア交響曲**
アトヴァルス・ラクスティーガラ(指)、
リエパーヤSO、
アグネセ・エグリニャ(P)*、
アルトゥールス・ノヴィクス(アコーディオン)**

録音:2021年8月、グレート・アンバー・コンサートホール(リエパーヤ、ラトビア)
カールリス・ラーツィスは、オーケストラや器楽の音楽と同時に、ミュージカルをはじめとする劇場や映画の音楽、ジャズ、ポップミュージックと、幅広いジャンルを手がけ、現代ラトビアでもっとも名を知られた作曲家のひとりと言われます。
「ピアノ協奏曲第1番」 は、〈アレグロ〉〈岐路〉〈絶望〉、ラトビア民謡の子守歌を使った〈子守歌〉の4楽章から成る作品です。「ラトビア交響曲」 は、ラーツィスがタイ旅行から帰国してすぐ、タイの印象にラトビアとラトビアの自然を反映させて作曲したという作品です。〈暗い夜〉〈湖〉〈ラトビア・スケルツォ〉ラトビア民謡による〈急げ、いとしい太陽よ〉の4楽章で構成され、ラーツィスの気に入りの楽器「フランスのミュゼット」アコーディオンも加えた、色彩豊かなオーケストレーションが特徴的な音楽です。

Chandos
CHSA-5299(1SACD)
ペヤチェヴィチ(1885-1923)ピアノ協奏曲、交響曲
ピアノ協奏曲ト短調 Op.33(1913)*
交響曲嬰ヘ短調 Op.41(1916-17, 1920改定)
ピーター・ドノホー(P)*、
サカリ・オラモ(指)BBC響

録音:2021年12月6日ー7日、フェニックス・コンサート・ホール(フェアフィールド・ホールズ、クロイドン、イギリス)
BBCSOの現首席指揮者を務めるフィンランドの名匠サカリ・オラモ!
☆20世紀前半に活動したクロアチアの女流作曲家、ドーラ・ペヤチェヴィチの代表作!
サカリ・オラモは、2015年にロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティの「コンダクター・オヴ・ザ・イヤー」を受賞したフィンランド出身の名指揮者。現在はBBCSOの首席指揮者、フィンランドRSOの名誉指揮者を務め、過去にはロイヤル・ストックホルムPOの首席指揮者&アーティスティック・アドヴァイザー、バーミンガム市SOの音楽監督、フィンランドのコッコラ歌劇場やオストロボスニア室内Oの首席指揮者を歴任している名匠です。Chandosでは2019年度のレコード・アカデミー賞で「特別賞 録音」に選ばれた「シベリウスのレンミンカイネン組曲(CHAN-20136)」他、フロラン・シュミット(CHSA5200)、ウィリアム・オルウィン(CHSA5253)、エセル・スマイス(CHSA5240)など、録音の少ない知られざる傑作をBBCSOと共に取り上げ、その実力とChandosの優秀録音の名声を高めまてきました。
サカリ・オラモが円熟のタクトで新たに開拓するのは、20世紀前半に活動したクロアチアの女流作曲家、ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923)の代表作となる「ピアノ協奏曲」と「交響曲」。クロアチアの名門貴族の下ハンガリーで生まれ、クロアチア音楽院で個人レッスンを受けたあとドレスデンとミュンヘンに留学して作曲を学び、ドイツ、オーストリア、チェコスロバキア、ハンガリーなどを旅し、当時の一流の芸術家、詩人、知識人たちと知り合いました。
1913年に作曲された「ピアノ協奏曲」は、これまで室内楽曲、ピアノ曲、歌曲しか書いてこなかった彼女にとって初めての管弦楽作品であり、クロアチアの作曲家による最初のピアノ協奏曲と言われます。「交響曲嬰ヘ短調」は第一次世界大戦中ボランティア看護師として働きながら作曲し、1920年の初完成演奏のために改訂されています。どちらも雄大なオーケストラと濃厚なロマンが反映された大作で、華麗なピアノ書法が試されるピアノ協奏曲では、Chandosのソロ録音でも再注目を浴びている名手ピーター・ドノホーがソロを担います。

King International
KKC-4301(2SACD)
ローマのフルトヴェングラー「田園・運命・英雄」
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
交響曲第5番「運命」
交響曲第3番「英雄」*
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ローマ・イタリアRSO

録音:1952年1月10日、19日* RAIオーディトリアム・フォロ・イタリコ、ローマ(放送用ライヴ)
1952年1月、フルトヴェングラーがイタリアを楽旅したときの、ローマ・イタリア放送(RAI)用ライヴ。RAIが録音スタジオとして使用していたRAIオーディト リアム・フォロ・イタリコ (Auditorium Rai del Foro Italico)での収録。10日の「田園」と「運命」、19日の「英雄」がローマ・イタリアRSOを指揮 して披露されています。聴衆を入れての燃える巨匠のライヴ、それも極めつけのベートーヴェン!「英雄」の最後にはブラボー連発の大拍手が40秒を超えて収録さ れています。今回、この「田園」「運命」「英雄」の3曲を2 SACD ハイブリッド化!イタリアのオケということで、軽く見られがちですが、どうしてどうして、ここ に聴かせる音楽はまさにフルトヴェングラー!かつて宇野功芳もローマでのこの3曲について「オーケストラの能力、あまりにデッドな録音というような不備を超え て、晩年の彼の深い、スケール雄大な表現が身に迫って来る名演であり、実演ということでいっそう高い価値を有している」(『フルトヴェングラーの名盤』1977 年芸術現代社刊より)と高く評価しております。
発売履歴・・「田園」「運命」はイタリア・チェトラ社で1980年に発売されたLP(FE-5、7)に収録。キングレコードでLP:K17C-9543,9542 (1986.3.21)  CD:KICC-2347,2346(1994.1.21)、KICC-1264/5(2016.6.22)で発売。「英雄」は同じくチェトラ社のLP(FE-6)に収録。キングレコードで LP:K17C-9541(1986.3.21) CD:KICC-2292(1993.7.21), KICC-1264/5で発売。
ミラノ・ディスコス社がローマ・イタリア放送局に残されていた放送用原盤から復刻した音質はスクラッチ・ノイズが少し残っているものの総じて明瞭、良好です。 キング関口台スタジオでアナログ・マスターテープ(2トラック、38p/秒速)から丁寧にデジタル・リマスタリングを施した世界初のSACD化にご期待ください。
SACD層は収録可能時間を活かし、「田園」全楽章(46:48)と「運命」全楽章(36:55)を1枚目のディスクに収録しています。

●『フルトヴェングラーの全名演名盤』『フルトヴェングラーの名盤』に書かれた宇野功芳の批評(全文)をライナーノーツに転載します。以下はその抜粋。「(田園は)オケの円熟味は皆無、オーボエなど実に下手だが、そのような悪い条件の中からも、あたかも最晩年のようなフルトヴェングラーの感慨が、ほかのどの盤よりも強く伝わってくる。その意味で、実に貴重なCDといえよう。」(『フルトヴェングラーの全名演名盤』1998年講談社刊より)
●「(運命は)1954年のスタジオ録音のスタイルを基本として、それに実演の味をつけ加えたもので、フルトヴェングラーの「第五」CDの中でも異彩を放っている注目盤。その大きな原因はローマのオケがフルトヴェングラーに慣れていないため、克明な棒を振ったところにある。」(『フルトヴェングラーの全名演名盤』1998年講談社刊より)
●「(英雄は)この第1楽章は、1944年、および1952年の2つのウィーン盤のそれと並んで、フルトヴェングラーの偉大さを後世にまで伝える記念すべき名演といえよう。」(『フルトヴェングラーの名盤』1977年芸術現代社刊より)

H.M.F
HMSA-0044(1SACD)
シングルレイヤー
日本独自企画
限定盤
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64 
序曲「フィンガルの洞窟」(ヘブリディーズ諸島)op.26 
交響曲第5番ニ短調 op.107「宗教改革」(2017年出版のブライトコプフ&ヘルテル社版を使用した世界初録音盤)
イザベル・ファウスト(Vn/ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」1704年製)
パブロ・エラス=カサド(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ

録音:2017年3月19-22日、バルセロナオーディトリウム第1ホール、Paul Casals
現代最高のヴァイオリン奏者の一人、イザベル・ファウストが演奏するメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲が、SACDシングルレイヤー(STEREO)で登場。 ハルモニア・ムンディからハイレゾ・マスターの提供を受け、オーディオ評論家、角田郁雄氏の技術監修のもと、関口台スタジオでリマスタリングを施しました。こ のたびのSACD化により、ファウスト自身の存在がより近く感じられるようです。交響曲の演奏にもしびれます。日本独自企画・限定盤です。
指揮は1977年スペイン生まれの躍進著しいエラス=カサド、管弦楽は「ピリオド・オーケストラのベルリン・フィル」とも称されるフライブルク・バロック・オーケ ストラという注目の布陣。ファウストの光のような音色と管弦楽の見事なアンサンブルにより、屈指の人気曲に、またひとつ新鮮な名演が生まれました。
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は、1844年に完成、その後も磨きをかけ、翌45年、メンデルスゾーンの盟友にして本作にも多大なアドヴァイスをした、 ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOのコンサートマスター、フェルディナント・ダーフィトによってライプツィヒで初演されました。初演時から大成功をおさめ た本作は、続くヨーロッパ各地の初演も名手が手がけています。1845年のドレスデン初演は当時15歳のヨーゼフ・ヨアヒム、1846年ベルリン初演はベルギーの ユベール・レオナール(フランクのピアノ四重奏曲第1番を献呈された人物で、フォーレのヴァイオリン・ソナタ誕生時にも重要な役割を果たした)でした。彼らが 演奏しておそらく書き込みもされていたであろう実際の譜面はもう残されていませんが、それでも様々な資料が出版されており、それらを検証していくと、19世紀 と現代とでは演奏スタイルに異なる部分があると考えられます。たとえば開放弦の多用。ポルタメントの多用。ボウイングのスタイルも現代とは異なっていました。 そして、ヴィブラートは、継続的にではなく、要所要所で装飾的に用いられていたと考えられます。ファウストももちろんこれらの資料につぶさにあたったうえでこ の録音に臨んでいますが、ここに繰り広げられている演奏が呼び起こす実に新鮮な感動は、歴史的演奏や慣習、すべてを越えた域にあるといえるでしょう。 
また、当盤が録音された2017年は、マルティン・ルターの宗教改革(1517)の500年記念にあたります。ここに収録された交響曲「宗教改革」は、ルターの アウクスブルクの信仰告白から300年にあたる1830年に完成されました。序奏で管楽器が奏でる「ドレスデン・アーメン」がなんとも痛切に響き、全体的に非 常に引き締まった音づくり。管楽器が奏でるコラールも荘重になりすぎず、終楽章も鮮やかなデュナーミクで颯爽とかけぬけるような演奏となっています。同じく 1830年に作曲された「フィンガルの洞窟」も、メンデルスゾーンがスコットランドに旅した時に感動した光景が鮮やかに眼の前に浮かぶよう。メンデルスゾーンの 才能にあらためて感動し、エラス=カサドとフライブルク・バロック・オーケストラの力量にも圧倒される内容です。 (Ki)

Global Culture Agency
GCAC-1044
(1SACD)
シングルレイヤー
2022 年新リマスター
初SACD化
国内製造品
日本語帯・解説付
ベーム・ヨッフム・ケンプ/ライヴ・イン・パリ1969&1973
(1)「ベーム・イン・パリ1973」
モーツァルト:交響曲第29番
R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』
ブラームス:交響曲第2番

(2)「ヨッフム・ケンプ・イン・パリ1969」
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(カデンツァ:ヴィルヘルム・ケンプ)
ブルックナー:交響曲第5番(原典版)
(1)カール・ベーム(指)フランス国立放送O
(2)ヴィルヘルム・ケンプ(P)、
オイゲン・ヨッフム(指)フランス国立放送O

ライヴ録音:(1)1973年5月25日パリ、サル・プレイエル
(2)1969年10月22日パリ、シャンゼリゼ劇場(共にステレオ)
Spectrum SoundからCDでリリースされたものの廃盤となっているタイトルを、Global Culture AgencyがライセンスしてSACD化。フランス国立視聴 覚研究所(INA)所有のオリジナル音源(24bit/192kHz)から、国内で独自リマスターを施して商品化しています。
2種のパリ・コンサートを贅沢にも合わせて収録。ベームのブラームス、ヨッフムのブルックナー、ケンプのベートーヴェン…どれもがまさに得意曲で大勝負といっ たドイツ・オーストリア系組合せの醍醐味にあふれています。ライヴならではの熱気と共に味わう至高の名演!
「ベーム・イン・パリ1973」 Spectrum Sound/CDSMBA-001のSACD化 「まず、モーツァルト。きりりと引き締まった構成と、細部にまで徹底して磨きをかけた美しさはベームならではです。「ドン・ファン」は言うならば作曲者直伝で あろう。R.シュトラウスと直接の親交を持ったベームにとっては、まさにお家芸と言えます。ブラームスも素晴らしい。たとえば、第2楽章の渋くほの暗い音色はまさ にドイツのオーケストラのようだ。」(平林直哉氏の解説より)
「ヨッフム・ケンプ・イン・パリ1969」 Spectrum Sound/CDSMBA-003のSACD化 「(ベートーヴェン)ケンプのタッチが克明に捉えられていて、ファンにはたまらないものです。とにかく、この人肌のように柔らかい音色、聴き手を慰撫するよう なやさしさはケンプならではです。なお、ケンプはこの演奏でも、いつものように自作のカデンツァを弾いています。ヨッフムの伴奏も素睛らしい。古典的な均整美 に溢れ、 明るく朗らかな雰囲気に満ちており、理想的と言えます。」「(ブルックナー)音質が非常に鮮明なためにとても聴きごたえがある。オーケストラの機敏な反 応も手に取るようにわかる。音楽の勢いは無駄なくエネルギー化されています。この演奏は恐ろしく色彩が豊かであり、それこそ万華鏡のようだ。こうした手さばき が可能ゆえに、スペシャリストの名を冠せられるのでしょう。」(平林直哉氏の解説より) (Ki)
Global Culture Agency
GCAC-1045
(1SACD)
シングルレイヤー
2022年新リマスター
初SACD化
国内製造品
日本語帯・解説付
スヴェトラーノフ・S.ネイガウス/ライヴ・イン・パリ1973
スヴィリドフトリプティク
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』
スタニスラフ・ゲンリホヴィチ・ネイガウス(P)
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指)
フランス国立放送O

ライヴ録音:1973年2月7日パリ、シャンゼリゼ劇場(ステレオ)
Spectrum SoundからCDでリリースされたものの廃盤となっているタイトルを、Global Culture AgencyがライセンスしてSACD化。フランス国立視聴 覚研究所(INA)所有のオリジナル音源(24bit/192kHz)から、国内で独自リマスターを施して商品化しています。
ロシアの巨匠がパリで繰り広げた貴重なライヴ録音。Spectrum Sound/CDSMBA-002のSACD化です。シンフォニーもコンチェルトも、ロシア流儀に貫か れた大演奏。フランスのオーケストラと聴衆を大いに刺激した公演だったことがうかがえる、熱気あふれる音楽の饗宴です。
「(スヴィリドフ)日本ではめったに演奏されないが、過去にはロシアから来日したオーケストラが時々プログラムにかかげていた。明快で親しみやすく、変化に 富んだ曲想を考えると、もっと頻繁に演奏されても良いと私は思う。スヴェトラーノフは実に見事にいきいきと描いています。」「(ラフマニノフ)ロシア音楽通にはた まらない組み合わせです。演奏はお涙ちょうだい式の、安っぽいメロドラマとは一線を画しています。私が一番感動的だと感じたのは第2楽章だった。ソロもとび きりの美しさだが、伴奏がこれまた最高です。こんなに明るくしなやかで、しかも繊細さに満ち溢れたオーケストラは聴いたことがない。正直、スヴェトラーノフが これほどのきめの細やかさを持っていたとは驚いた。」「(チャイコフスキー)いかにもスヴェトラーノフならではの名演です。オーケストラの音が完全にロシアの 団体そっくりの響きを出していることに感心させられます。破滅を予告したような第3楽章が終わり、感動のフィナーレ。ここでスヴェトラーノフは、私淑していたムラ ヴィンスキーのような厳しく透徹した表現で締めくくっています。」(平林直哉氏の解説より) (Ki)

ICA CLASSICS
ICAC-5164(1CD)
NX-B03
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第5番ニ長調、
交響曲第6番ホ短調*
エイドリアン・ボールト(指)BBC響

録音:1975年8月4日、1972年8月16日* ロイヤル・アルバート・ホール、ロンドン (ステレオ/ライヴ)
リマスター:ポール・ベイリー(BBCに残るオリジナル・テープより新リマスタリング)
1950年代から60年代にかけて2度、ヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集を録音し、多くの初演を任されるなど作曲家本人からも篤く信頼 されていたエイドリアン・ボールトが、70年代にロイヤル・アルバート・ホールで行った交響曲第5番と第6番のライヴ録音。BBCのオリジナル・ テープから、復刻音源のリマスターで世界中から信頼を得ているポール・ベイリーが丁寧に作業を行い、生々しいステレオで楽しむことができま す。第5番は今回初めてCDとして登場するもので、全体に穏やかな中にも力強く形作られるクライマックス、その雄大な広がりなど、作品と 作曲家を知り抜いたボールトならではのツボを得た表現が大きな魅力。初演と同じ指揮者、オーケストラ、そして会場での録音となる第6番 は以前CDでリリースされたことがありました(BBC Classics/IMP)が、今回のリマスタリングで音の立ち上がりが抜群に良くなり、輪郭もくっき りとして、冒頭の崩れるようなフォルティシモから素晴らしい迫力を楽しめます。八十代とは思えないボールトの統率力と、深い作品解釈を堪 能できるアルバムです。

TOCCATA
TOCC-0626(1CD)
NX-B03
ミッシャ・スポリアンスキー(1898-1985):管弦楽作品集
わが夫と私:序曲(1967)
ブギー(1958)
5楽章の交響曲(1941頃-69)
リエパーヤSO
ポール・マン(指)

録音:2021年11月22-26日
世界初録音
父はオペラ歌手であり、妹はピアニスト、兄はチェリストという音楽一家に生まれたミッシャ・スポリアンスキー。幼い 頃ロシアからワルシャワ、ウィーンへと移り、音楽教育は主にドレスデンで受けましたが、1914年に勃発した第一 次世界大戦のためベルリンに移動。ここではピアニストとしてカフェで働きながら作曲を始めます。やがて1920年 代のベルリンでキャバレー音楽の作曲家として人気を博し、またピアニストとして名テノール、リヒャルト・タウバーが 歌う『冬の旅』を伴奏するなど八面六臂の活躍をしましたが、ユダヤ系であったため、1930年代にナチス政権の 弾圧を逃れ、ロンドンへと移住します。 ここで映画音楽家としてのキャリアを始めたスポリアンスキーはヒッチコックをはじめとした大物監督らに重用され、 数々の作品で大成功を収めました。スポリアンスキーはオーケストラ作品も残していましたが、これらはほとんど演 奏される機会がありませんでした。このアルバムには完成までに約30年を要し、スポリアンスキーのホロコーストへ の思いが描かれた「交響曲」や、オーケストラ・ジャズ「ブギー」、モーツァルトを思わせる軽快な「わが夫と私」の序 曲の3曲を収録。波乱万丈の人生を送ったスポリアンスキーの思いが音で描かれています。

BERLINER PHILHARMONIKER
BPHR-1001S
(38CD+15Bluray)
税込定価
ベルリン・フィル・レコーディングス〜交響曲全集


(1)シューマン:交響曲全集(第1〜4番)
(2)シューベルト:交響曲全集(第1〜8番)
 ミサ曲第5番 変イ長調
 ミサ曲第6番 変ホ長調
 歌劇「アルフォンソとエストレッラ」(全3幕)
(3)シベリウス:交響曲全集(第1〜7番)
(4)ベートーヴェン:交響曲全集(第1〜9番)
(5)ブルックナー:交響曲全集(第1〜9番)
(6)マーラー:交響曲全集(第1〜10番)
全て、BPO
(1)サー・サイモン・ラトル(指)
2CD+1Blu-ray(元品番:KKC9083)
(2)ニコラウス・アーノンクール(指)
8CD+1Blu-ray(元品番:KKC5445)
(3)サー・サイモン・ラトル(指)
4CD+2Blu-ray(元品番:KKC9137)
(4)サー・サイモン・ラトル(指)
5CD+3Blu-ray(元品番:KKC9151)
(5)指揮:小澤征爾、パーヴォ・ヤルヴィ、ヘルベルト・ブロムシュテット、ベルナルド・ハイティンク、マリス・ヤンソンス、クリスティアン・ティーレマン、ズービン・メータ サー・サイモン・ラトル
9CD+4Blu-ray(元品番:KKC9507)
(6)指揮:ダニエル・ハーディング アンドリス・ネルソンス 
グスターボ・ドゥダメル、ヤニック・ネゼ=セガン、キリル・ペトレンコ、サー・サイモン・ラトル、ベルナルド・ハイティンク、クラウディオ・アバド
10CD+4Blu-ray(元品番:KKC9612)

=特典=
ポストカード 12 枚セット+2022DCH プログラム冊子
2014年にベルリンPOが立ち上げた、自主レーベル「ベルリン・フィル・レコーディングス」。 ベルリン・フィル・レコーディングスの中核となる交響曲のツィクルス。これまでに発売されたシューマン、シューベルト、シベリウス、ベートーヴェン、ブルックナー、 マーラーの交響曲集6タイトルを、特別仕様ボックスに収納。80セット数量限定商品としてリリースされます。 外装箱は、ベルリン・フィルの本拠地フィルハーモニーホールの外観をイメージしたデザイン。特典には12タイトルのジャケット写真をプリントしたポストカードセッ トに、2022年版のデジタル・コンサート・ホールのプログラムが付属。愛蔵版としてお届けします。 (Ki)

KLARTHE
KLA-043(1CD)
マーラー:『大地の歌』 エヴ=モー・ユボー(Ms)、ユッシ・ミュリュス(T)
ヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテO
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(指)

録音:2013年7月&2014年7月/アコースティック・スタジオ(フランス)
メゾ・ソプラノのエヴ=モー・ユボーとテノールのユッシ・ミュリュスを独唱に迎えてヴィクトル・ユーゴー・フランシュ=コンテOが『大地の歌』を録音し ました。本来、第9番にあたる交響曲としてマーラーが作曲した『大地の歌』は、「第9」が死につながることを避け、交響曲としなかった作品。マーラー独自の世 界観を見事にあらわしたペシミスティックな耽美主義の作品です。 (Ki)

SWR music
SWR-19531CD(7CD)
NX-C06
ベルリオーズ録音集
【CD1】
序曲「宗教裁判官」 Op. 3
幻想交響曲 Op. 14

【CD2、3】
『キリストの幼時』 Op. 25

【CD4、5】
歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」 Op. 23(ワイマール版)

【CD6、7】
死者のための大ミサ曲(レクイエム) Op. 5
全て、ロジャー・ノリントン(指)シュトゥットガルトRSO


【CD1】
録音:2003年7月2-4日 ライヴ

【CD2、3】
クリスティアーネ・エルツェ(S)、マーク・パドモア(T)、フランク・ボザート(T)、クリストファー・モルトマン(Br)、ラルフ・ルーカス(Bs-Br)、ミハイル・ニキフォロフ(Bs)、ベルンハルト・ハルトマン(Bs)、南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル
録音:2002年9月26-27日 ライヴ
【CD4、5】
ブルース・フォード(T)、ローラ・クレイクム(S)、フランツ・ハヴラタ(Bs)、モニカ・グロープ(Ms)、クリストファー・モルトマン(Br)、ラルフ・ルーカス(Bs)、ヨハネス・クム(T)、ラインハルト・マイヤー(Bs)、エッケハルト・ワーグナー(T)、エッケハルト・フォーグラー(Bs)、マティアス・ホフマン(Br)、ライプツィヒ放送cho
録音:2003年9月19日 ライヴ

【CD6、7】
トビー・スペンス(T)、南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル、ライプツィヒ放送cho
録音:2003年5月9日 ライヴ
1998年から2011年までの13年間にわたりシュトゥットガルトRSOの首席指揮者を務めたロジャー・ノ リントン。このBOXセットには、その間に録音されたベルリオーズの5作品が収録されています。ノリントンは、作曲 当時の演奏を再現するために、オーケストラのサイズや配置を調整し、弦楽器のノンヴィブラート演奏を基調とす る「シュトゥットガルト・サウンド」と呼ばれる独自のスタイルを編み出し、透明感を保持した美しい響きによる演奏 を行いましたが、これらベルリオーズでも、そのアプローチは変わることはありません。幻想交響曲や、オラトリオ『キリ ストの幼時』でのピュア・トーンはもちろんのこと、とりわけダイナミック・レンジが広いことで知られる「死者のための大 ミサ曲(レクイエム)」でもこのアプローチは健在であり、3組の合唱団とバンダを含む規模の大きなオーケストラを 率いて、神々しいまでの音楽を聴かせるところがノリントンの真骨頂といえるでしょう。またイタリアのルネサンス期に 実在した彫刻家を主人公とした歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」は2幕構成のワイマール初演版での演奏。こち らも素晴らしい独唱者を迎え、美しい音楽が展開されていきます。

Capriccio
C-5464(1CD)
NX-B05
ジグムント・ストヨフスキ(1870-1946):交響曲 ニ短調ほか
交響曲 ニ短調 Op. 21(1898)
組曲 変ホ長調 Op. 9 - 管弦楽のために(ハンス・フォン・ビューローの思い出に) (1891)
ラインラント=プファルツ州立PO
アントニ・ヴィト(指)

録音:2021年5月25-28日
1870年、ポーランドのキェルツェ市近郊で生まれた作曲家ジグムント(ジギスモンド)・ストヨフスキ。母親から初期の音楽教育を受け、17歳の時に地元の オーケストラとともにベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を演奏し、コンサート・ピアニストとしてデビュー。その翌年にパリへ移り、コンセルヴァトワールで学びま した。その後、1898年にライプツィヒで開催された「パデレフスキー音楽コンクール」に提出した「交響曲ニ短調」が第1位を獲得。1901年11月5日には、こ の年に設立されたワルシャワPOの初コンサートで交響曲が演奏されるという栄誉にあずかるとともに、翌月にはリサイタルに出演、 1902年1月にはソリストとしてサン=サーンスのピアノ協奏曲第4番を演奏、当時のポーランドにおける最高の音楽家の一人として音楽界に君臨しました。 また、1901年に行われたインタビューに於いて、彼自身が最も影響を受けた音楽家は、ポーランドのヴァイオリニスト・作曲家ヴワディスワフ・グルスキと、ピア ニスト・作曲家イグナツィ・ヤン・パデレフスキだと述べています。 その後、1905年に渡米、ジュリアード音楽院で教鞭を執るなど、ニューヨークでも偉大な作曲家、ピアニスト、教育者として高く評価されましたが、彼の死 後、急速に忘れられてしまい、後期ロマン派の作風を色濃く反映した作品はこれまであまり演奏されることがありませんでした。 しかし、近年になり"ポーランドの音楽史の中でショパンとシマノフスキを繋ぐ重要な作曲家の一人"として近年注目を集めており、演奏機会も少しずつ増え ています。 このアルバムでは、彼の出世作「交響曲 ニ短調」と、初期の作品「組曲 変ホ長調」を収録。ポーランドを代表する指揮者アントニ・ヴィトが共感を込めて 演奏しています。

Forlane
FOR-516656(5CD)
ベートーヴェン:交響曲全集
CD1)交響曲第2番、第5番/CD2)交響曲第4番、第7番/CD3)交響曲第1番、第3番/CD4)交響曲第6番、第8番/CD5)交響曲第9番
アラン・ロンバール(指)
ボルドー=アキテーヌ国立O
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S)、ベアトリス・ユリア=モンゾン(Ms) 、ジェイムズ・マクレイ(T)、フランツ・グルントヘーバー(Br) 、ブラティスラヴァ・スロヴァキア・フィルハーモニーcho

録音:1991年7月パン・ガラン文化センター、ボルドー
オークション等で高値で取引される幻の名盤が待望の復活です。 フランスの名指揮者アラン・ロンバール(1940-)はニューヨークでバーンスタインの 助手を務めた後ストラスブール・フィルやボルドー・アキテーヌ国立Oの指 揮者など務め、当FORLANE レーベルやEMI やERATO などに数々の録音を残 してきました。またドイツ物も得意としており、ベートーヴェン、ブラームス、シュー ベルトの交響曲全集やマーラーなども録音しています。 このベートーヴェンも無駄にアタックを入れずレガートを多く取り入れた独特のエ レガントな演奏になっています。かと言って迫力がないわけではなく、フォルテは ちゃんと鳴っているし、いざとなればアタックもついています。フランスの指揮者・ フランスのオケによるベートーヴェン交響曲全集も珍しく一聴の価値があります。
Altus
ALT-513(3CD)
ゴロワノフの芸術 第6集/スクリャービン:交響曲全集&ピアノ協奏曲
(1)交響曲第1番ホ長調 「芸術讃歌」 作品26
(2)ピアノ協奏曲 嬰へ短調 作品20
(3)交響曲第2番ハ短調「悪魔的な詩」 作品29
(4)交響曲第4番「法悦の詩」 作品54
(5)交響曲第3番ハ短調「神聖な詩」 作品43
(6)交響曲第5番「プロメテ - 火の詩」 作品60
(7)前奏曲 「夢」 作品24
(1)リュドミラ・レゴスタエヴァ(Ms)、アナトーリ・オルフェノフ(T)、モスクワ放送cho
(2) ゲンリヒ・ネイガウス(P)
(4) セル ゲイ・ポポフ(トラン ペット)
(6)アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(P)、モスクワ放送cho
ニコライ・ゴロワノフ(指)
モスクワRSO

モノラル録音:(1)1948年、(2)1946年、(3)1950年、(4)1952年、(5)1946年、(6)1947年、(7)1952年
ムラヴィンスキーと対を成すロシアの伝説的指揮者ニコライ・ゴロワノフ、シリーズ第6集は今年2022年生誕150周年に沸くスクリャービン! CD3枚にわたり、強烈な音塊が火柱となって噴きあがる白熱の大演奏が堪能いただけます。交響曲は全5曲を収録、その圧倒的解釈はもはや歴史的遺産であり 貴重そのもの。狂気さながらの凄絶さで猛進しつつも曲の勘所を見極めた緩急自在のドライブで聴き手を興奮の坩堝に巻き込みます。
近年の演奏と比べれば一見自由極まりないトンデモ演奏かと思ってしまいますが、第2主題の大胆な浮かび上がらせ方など「こう在るべくして在る」もので、複 雑な楽曲を明快に(力技で?)解きほぐし生命力みなぎる音楽として練り上げ、猛然と押し出してくる無二の面白さがあります。ソリスト陣もこの時代ならではの名 手ぞろい。ピアノ協奏曲でのネイガウス、『プロメテ』でのゴリデンヴェイゼルはスクリャービンの書法を熟知したロシア・ピアニズムをおおいに炸裂させ、トランペッ ト大活躍の『法悦』では首席奏者ポポフが高らかに吹きまくります。
「ゴロワノフの録音の中では、彼の特徴を最も顕著に伝えるものと言って良い。とにかく、ここにはゴロワノフがスクリャービンを好きすぎて、狂わんばかりに棒 を振っている姿が目に浮かぶようなのです。このむせかえるような音は、まさにゴロワノフだ。」(平林直哉氏の解説より) (Ki)
Altus
ALT-516(1CD)
ゴロワノフの芸術 第7集
チャイコフスキー:交響曲第6番 「悲愴」
ニコライ・ゴロワノフ(指)モスクワRSO

モノラル録音:1948年
ムラヴィンスキーと対を成すロシアの伝説的指揮者ニコライ・ゴロワノフ、シリーズ第7集はチャイコフスキーの『悲愴』!強烈な音塊が魂の 嗚咽となってあふれだす白熱の大演奏です。手加減無しで両極端に振り回すドライブでオーケストラと聴き手をまとめて翻弄、ハイボルテージの歌に打ちのめさ れ、地獄の裂け目のごときパウゼに戦慄し、泣き所では圧倒的にたくましい音響に心がえぐられます。一度味わったらその魔力から一生逃れられない命懸けの『悲 愴』。壮絶演奏の頂点!
「その抜き差しならない気迫に満ち溢れた響きは、とても尋常ではない。曲が進むにつれ、ゴロワノフ節はこれでもかと振るわれます。なぜこのようにテンポを動 かすかという疑問以上に、自分の耳に聴こえた作曲家の魂を、全霊を傾けて表現しようとしているゴロワノフの気迫に、ただただ圧倒されるのみです。これは好 き嫌いを超えた尊さではあるまいか。」(平林直哉氏の解説より) (Ki)


DREYER-GAIDO
CD-21140
(10CD+4SACD)
マーラー:交響曲全集


■Dsic1:交響曲第1番ニ長調 《巨人》
■Disc2-3:交響曲第2番 《復活》
■Disc4-5:交響曲第3番ニ短調
■Disc6:交響曲第4番ト長調
■Disc7:交響曲第5番嬰ハ短調
■Disc8-9:交響曲第6番 《悲劇的》
■Disc10:交響曲第7番 《夜の歌》
■Disc11-12(SACD):交響曲第8番 《千人の交響曲》
■Disc13-14(SACD):交響曲第9番ニ長調、
 交響曲第10番嬰ヘ長調〔アダージョ、プルガトリオ〕
ガブリエル・フェルツ(指揮)、
シュトゥットガルトPO(第1番〜第7番、第10番)、
ドルトムントPO(第8番&第9番)、
ブルノ・チェコ・フィルハーモニーcho(第2番、第3番、第8番)、
ヘン・ライス(S)(第2番)、
ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー(Ms)(第2番)、アレクサンドラ・ペーターザマー(Ms)(第3番)、カルフ・アウレリウス少年cho(第3番)、ジャネット・ヴェルネッケ(S)(第4番)、エミリー・ニュートン(S)(第8番)、ミヒャエラ・カウネ(S)(第8番)、アシュリー・トゥーレ(S)(第8番)、アイリス・ヴァーミリオン(A)(第8番)、藤村実穂子(A)(第8番)、ブレンデン・パトリック・グンネル(T)(第8番)、マルクス・アイヒェ(Br)(第8番)、カール=ハインツ・レーナー(バス)(第8番)、ブラティスラヴァ・スロヴァキア・フィルハーモニーcho(第8番)、ドルトムント合唱アカデミー少年cho(第8番)

録音(ライヴ):2012年2月24日(第1番)、2013年3月12日(第2番)、2010年4月30日(第3番)、2011年1月25日(第4番)、2009年1月13日(第5番)、2008年2月15日(第6番)、2007年4月23日−24日(第7番)、2018年7月3日−4日(第8番)、2019年7月2日−3日(第9番)、2010年11月3日(第10番)、シュトゥットガルト&ドルトムント(ドイツ)
※CD21041(第7番)、CD21045(第6番)、CD21052(第5番)、CD21065(第3番)、CD21072(第4番)、CD21082(第1番)、CD21116(第2番)、CD21118(第8番)、CD21133(第9番&第10番)からのBOXセット化。
ラ市の管弦楽団および歌劇場の音楽総監督、シュトゥットガルト・フィルの首席指揮者、シュトゥットガルト市の音楽総監督、バーゼル歌劇場の首席客演指揮者という錚々たるポジションを歴任し、2013/14シーズンからは、ドルトムント市の音楽総監督、ドルトムント・フィルの首席指揮者として活躍。さらに2017/18シーズンからは、セルビアのベオグラード・フィルの首席指揮者にも就任しているドイツ期待のマエストロ、ガブリエル・フェルツ。ドルトムント・フィルとは2023年まで契約が延長されるなど、好調な関係を築いています。
シュトゥットガルト・フィル時代から10数年かけて積み上げてきたフェルツの集大成ともいうべきマーラーの交響曲集が、CD10枚+SACD4枚の14枚組全集BOXとなってリリース! 同世代のドイツ人指揮者の中では初めてマーラーの交響曲全10曲をすべて録音したというガブリエル・フェルツの偉業にご注目ください! 108ページのブックレット(英語、ドイツ語)には、多数の譜例も使用した指揮者自身による全曲の解説と、作家&ジャーナリストのフォルカー・ハーゲドルンによるオリジナルの寄稿文が掲載されています。

Pentatone
PTC-5186852(1CD)
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
交響曲第4番ホ短調 Op.98
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

録音:2021年4月ゲヴァントハイス(ライプツィヒ)
1927年生まれのヘルベルト・ブロムシュテット。現役最高齢の巨匠がライプツィヒ・ゲヴァントハウスOと録音を進めてきたブラームスの交響曲プロジェ クトの最終となる第3番と第4番がリリースされます!
ブロムシュテットは1998年から2005年の7年間に渡ってライプツィヒ・ゲヴァントハウスOのシェフを務め、その後当団の名誉指揮者として指揮台 に立っており、現在も非常に良好な信頼関係が築かれております。
ブロムシュテットの境地といえるブラームスは、楽譜を丁寧に読み込みその音楽に魂を宿らせたような生命力に満ちた演奏を展開しており、各作品の成り立ち、 分析そして研究を重ね、導き出したひとつのこたえがこの演奏に結実しております。指揮者として60 年以上のキャリアの巨匠が祈りとともに魂のこもった演奏 を聴かせてくれます! (Ki)

King International
KKC-2711(3CD)
税込定価
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調Op.68
交響曲第2番ニ長調Op.73
交響曲第3番ヘ長調Op.90
悲劇的序曲Op.81
交響曲第4番ホ短調Op.98
外山雄三(指)大阪SO

録音:第1番:2020年10月8日
第2番:2021年10月22日
第3番:2017年10月26日
第4番:2021年10月22日
悲劇的序曲:2020年2月27日
ずべてザ・シンフォニーホール(ライヴ)
2021年に90歳を迎えた日本で現役最長老指揮者・外山雄三。彼が大阪SOとブラームスの交響曲全集を完成させました。全曲中第1番と「悲劇的序曲」 は2020年、第2番と4番は2021年という最新ライヴです。
第1番と4番がゆっくりめ、第2番と3番が速めなのが特徴ですが、全体に悠然として滋味あふれる大きな音楽を聴かせてくれます。ブラームスの音楽とはいえ、 ことさら重厚になることもなく、若々しささえ湛えた自然な語り口が魅力。巨匠外山雄三90歳の境地を披露してくれます。 (Ki)


Altus
ALT-512(5CD)
ヤンソンス親子&レニングラード・フィル
来日ライヴ・コレクション

(1)【ALT094】
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第3幕前奏曲
(2)【ALT095】
チャイコフスキー:交響曲第5番、
 バレエ音楽「白鳥の湖」より第2幕『情景』
(3)【ALT443/4】(2CD)
チャイコフスキー:交響曲第4番
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
(4)【ALT445】
ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』 第1幕前奏曲
ベルリオーズ:幻想交響曲
シベリウス:悲しきワルツ
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第3幕前奏曲
(1)(2)アルヴィド・ヤンソンス(指)
(3)(4)マリス・ヤンソンス(指)
レニングラードPO

ライヴ録音:(1)(2)1970年7月1日大阪フェスティバルホール
(3)1986年10月19日サントリーホール
(4)1989年10月25日Bunkamura オーチャードホール
全てステレオ
ALTUSからリリースされているヤンソンス父子とレニングラード・フィルの来日公演実況録音、4タイトルCD5枚分をまとめたお買い得価格の数量限定セット です。単売のパッケージをそのままジュエルケースごと紙ケースに収納した仕様。ショスタコーヴィチの5番、ローエングリンの3幕前奏曲は両氏とも演奏している ので聴き比べ可能!お早めにどうぞ!
父アルヴィドは、ムラヴィンスキーがキャンセルしたため代役で出演した1970年公演を収録。レニングラード・フィルがほとんど体で覚えてしまっているという 作品を指揮しながらも、民族的要素とテクスチュア描出をバランスよく備えた感覚や、メリハリを利かせながらも格調高い表現が秀逸。ムラヴィンスキーの補佐を通 して培った緻密なサウンド構築と濃厚な情念が一体となった、きわめて魅力的な演奏が聴けます。オケのハイテンションぶりも尋常ではなく、特に終楽章コーダな ど無敵と言いたくなる凄まじい馬力に仰天。
息子マリスは、これまたムラヴィンスキーの代役で登壇し新時代の大名演となった86年の重厚プログラムと、サンクトペテルブルク・フィルに改称前の圧倒的に ロシアな演奏を叩き出した89年、ふたつの公演を収録。ムラヴィンスキー仕込みのレニ・フィル鉄壁の響きと、マリスの美しく見通しの良い音楽性が真正面からせ めぎ合う、手に汗握る稀有な名演!特有のあたたかみがありつつも、激烈ティンパニや壮絶アッチェレランドが凄まじい燃焼度。
父子ともスコア細部のこだわりに非常な説得力があり、フレージング処理に独自の色合いを添えてコントラストを生かす秘術が受け継がれています。クライバー 父子と関連付けて論じたくなるような、クラシック・ファンの好奇心をくすぐる名演集です。

Altus
ALTSA-431(3CD)
シングルレイヤー
完全限定SACD
若杉弘&N響/ブルックナー・チクルス 1996-98
(1)交響曲第1番ハ短調 WAB101 第 1 稿 (リンツ稿 )ノヴァーク版
(2)交響曲第2番ハ短調 WAB102 第 2 稿ノヴァーク版
(3)交響曲第3番ニ短調 WAB103 第 3 稿ノヴァーク版
(4)交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』 WAB104 1878・80 年稿ノヴァーク版
(5)交響曲第5番変ロ長調 WAB105 原典版・ノヴァーク版
(6)交響曲第6番イ長調 WAB106 ノヴァーク版
(7)交響曲第7番ホ長調 WAB107 ノヴァーク版・第 2 版
(8)交響曲第8番ハ短調 WAB108 第 2 稿ノヴァーク版
(9)交響曲第9番ニ短調 WAB109 ノヴァーク版
若杉弘(指)NHK響

(1)録音:1998年2月28日
(2)録音:1997年1月13日
(3)録音:1996年2月26日
(4)録音:1997年2月24日
(5)録音:1998年1月27日
(6)録音:1997年3月18日
(7)録音:1996年1月29日
(8)録音:1996年3月31日
(9)録音:1998年3月13日
2020年に初めてその全貌がCD化されて大きな話題となった若杉弘&N響の伝説的ブルックナー・チクルスが大好評を受けて初SACD化。世界に誇るべき 至高のブルックナー演奏を高音質で堪能できます。SACDならではの長時間収録で、全9曲・合計592分もの大演奏を3枚のシングルレイヤー盤に収めました。 長大な第8番も楽章を隔ててディスクを分けることなく一気にお聴き頂けます。
ブルックナー没後100周年/サントリーホール開館10周年である1996年(N響もちょうど創立70周年でした)から98年にかけて3期9公演に渡り行わ れたこのブルックナー・チクルスは、「2つの世紀のカトリック」と題され各回ブルックナーの交響曲1曲とメシアンの作品を組み合わせるという意欲的なプログラ ムで大きな話題を呼びました。リハーサルもすべてサントリーホールで行われ、ホールの響きを完璧に手中にしてから本番に臨むという破格に贅沢なプロジェクト でもあり、そのため回数を追うごとに解釈は深まり場慣れもしていき、第3期の3曲(第5番・第1番・第9番)は指揮者・オーケストラ・会場が一体となって至 高のブルックナーを奏でる素晴らしい完成度の演奏会となりました。第7番・第3番は過去にBMGレーベルでCD化されましたが廃盤。2020年発売のALTUS 全集(通常CD盤)はBMG録音とは別ラインのNHK保管音源をもとにマスタリングを施し、かつ初の全曲盤として再提示したものでした。演奏はもちろんのこと 音質面でも好評価を頂き、「レコード芸術」誌では特選盤に選ばれました。SACD用に音を調整して作られた今回のセットでは、より一層の細やかな響きを楽しめ ること請け合いです。CD盤に付いていた充実の解説もそのまま転載しています。 (Ki)


東武レコーディングズ
TBRQ-9009(2CD)
(UHQCD)
初回税込特価
チェリビダッケ/リスボンのブル8!
ブルックナー:交響曲第8番
セルジュ・チェリビダッケ(指)
ミュンヘンPO

録音:1994 年4 月23 日コリセウ・リスボン・ポルトガル国営放送(RTP)によるデジタル・ライヴ
チェリビダッケの最高傑作どころか、ブルックナー演奏の頂点とまで賞賛された伝 説のライヴ「チェリビダッケ、リスボン・ライヴ」が正規盤として初登場。この演奏はプラ イヴェート盤で発売されるや否やセンセーションを巻き起こしたうえに入手困難とな り、ネットオークションでも高値を記録した幻の演奏です。極限をも超えた超スローテ ンポで全曲を貫徹。そして点描のようにあらゆるエレメントを彫琢してまいります。こ れはチェリビダッケ晩年の特徴的なアプローチでありますが、ここまでチェリビダッケ の魔術が決まりに決まっている演奏は他にありません。演奏時間は 100 分を超え崇 高な神々しさにはひれ伏すばかり。ミュンヘン・フィルの音色はどこまでも柔らかく繊 細、それと同時に眼前に巨大な建築物が突如として聳え立つかのような恐ろしい存 在感を誇ります。これを聞くとチェリビダッケがマーラーにはあまり関心が向かなかっ たことも不思議ではありません。このブルックナーにはハイドンからベートーヴェン、 ワーグナー、ドビュッシーからラヴェル、ストラヴィンスキーまでヨーロッパ音楽の全て が内包されているかのような素材の多さと複雑味が感じられます。この年の 10 月に は来日公演が予定されておりました。ブル8も予定に入っていましたが、体調不良の ためにキャンセル。以後の来日は叶わぬ夢となりました。音源発掘も困難を極め、ポ ルトガル大使館の協力を得てのついに発見。ご子息セルジュ・イオアン・チェリビダ キ氏、ミュンヘン・フィルの承認を得た正規盤です。 タイミング:[19:22][15:47][33:23][31:11]
★湧々堂の「殿堂入り」名盤コメント

Profil
PH-22010(1CD)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1874年第1稿) ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2021年7月25日旧エーブラハ大修道院付属教会
ルックナーの交響曲全バージョン録音を刊行中のゲルト・シャラーとフィルハーモニア・フェスティヴァは交響曲第4番の1878/80年版を2007年に、 1878年「村の祭りフィナーレ」版を2013年に録音していますが、今回1874年第1稿に挑戦しました。
1873年の大みそかに交響曲第3番を完成されたブルックナーは、新年2日から新作に着手し、11か月で完成させたのが第4番第1稿となりました。しかし4 年後に第3楽章を「狩りのスケルツォ」に書き換え、さらにフィナーレを「村の祭り」と差し替えました。さらに1880年にフィナーレを改めたものが現在多く演奏 される版のもととなっています。
1874年第1稿は近年録音も増えてきましたが、決定稿とは非常に異なる印象を与えます。和声もリズムも様式化した後年の作より大胆で複雑、全体にごつご つしていてベートーヴェンを思わせさえします。シャラーはそれを強調して作品の先進性を示していて聴き応え満点。実際シャラー自身、交響曲第4番の諸版のな かで個人的に気に入っているとしています。
ゲルト・シャラーは1965年バンベルク生まれ。1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、1998年にブラウンシュヴァイク 州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めました。2024年9月のブルックナー生誕200年祭に向けて交響曲の全バージョ ン録音を刊行中です。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186972(1CD)
マーラー:交響曲第4番ト長調 チェン・ライス(S)
セミヨン・ビシュコフ(指)チェコPO

録音:2020年8月21-26日ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(プラハ)
PENTATONEレーベルがチェコPOとの長期プロジェクトを発表!第1弾として現在当団の首席指揮者・音楽監督を務めるセミヨン・ビシュコフによるマーラーの交響曲全曲録音です!当アルバムは注目のソプラノ、チェン・ライスをソリストに迎えた第4番を収録しております。
チェコ・フィルにとってマーラーの交響曲録音は数多くあるものの、全集は1976年から1982年にかけて録音したヴァーツラフ・ノイマン以来となります。
オーストリアで活躍したマーラーですが生まれは当時のオーストリア帝国に属するボヘミア王国のイーグラウ近郊のカリシュト村(現チェコのイフラヴァ)。この企画はチェコ・フィルにとっても最も重要かつ力をいれたプロジェクトとなっております。
「マーラーの交響曲は人生の“ポリフォニー”を表現するものであり、これらの作品を録音することは、生涯をかけて抱いてきた夢、そして喜びです。」と語るビシュコフ。2018年10月より当団の首席指揮者・音楽監督としての任期をスタートさせたビシュコフが全身全霊で臨むマーラーはこのオーケストラがもつ温かく優しい音色を全面に出した好演。今後の録音にもご期待ください!!なお、今後チェコ・フィルはスークの交響曲全集、ドヴォルザークの作品の録音も計画されているのとのこと。こちらも期待が高まります。 (Ki)

オクタヴィア
OVCL-00778
(1SACD)
税込定価
2022年2月23日発売
ハイドン交響曲集Vol.14
第85番変ロ長調 Hob.T:85 「王妃」
第23番ト長調 Hob.T:23
第20番ハ長調 Hob.T:20
飯森範親(指)
日本センチュリーSO

録音:2019年5月24日 大阪、いずみホール・ライヴ
日本センチュリーSOが首席指揮者の飯森範親と共にスタートした「ハイドンマラソ ン」は、フランツ・ハイドンのすべての交響曲を演奏しようという一大プロジェク ト。当盤は第15回コンサートのライヴ収録です。 幾度の公演を重ね、信頼関係を築いてきた飯森と日本センチュリー響は、精緻な構築と、 細部までこだわりぬいた感性で、気品あふれるハイドンを奏でています。柔和で晴々とし た優美な演奏は、まさに彼らの真骨頂といえるでしょう。(オクタヴィア)


Profil
PH-22007(20CD)
ブルックナー:交響曲全集


■Disc 1
交響曲ヘ短調
■Disc 2
交響曲第1番ハ短調(1866年/キャラガン校訂)
■Disc 3
交響曲第1番ハ短調(1891年ウィーン版)
■Disc 4
交響曲第0番ニ短調
■Disc 5
交響曲第2番ハ短調(1872年/キャラガン校訂)
■Disc 6
交響曲第3番ニ短調(1874年/キャラガン校訂)
■Disc 7
交響曲第3番ニ短調(1890年シャルク版)
■Disc 8
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(1878/80年版)
■Disc 9 
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(1878年版「村の祭り」フィナーレ/キャラガン校訂)
■Disc 10
交響曲第5番変ロ長調
■Disc 11
交響曲第6番イ長調
■Disc 12 64’52”
交響曲第7番ホ長調(1885年ノーヴァク版)
■Disc 13, 14 
(1)交響曲第8番ハ短調(1888年異版)
(2)キツラー:葬送音楽〜アントン・ブルックナーの思い出(シャラーによるオーケストレーション復元)
■Disc 15, 16
交響曲第9番ニ短調(ゲルト・シャラー改訂による完全版)
■Disc 17
ミサ曲第3番ヘ短調(1893年版)
■Disc 18
(1)詩篇146
(2)オルガン曲集〜即興演奏用の主題集(エルヴィン・ホーン編纂)
アンダンテ ニ短調 (WAB130)
後奏曲 ニ短調 (WAB126)
前奏曲とフーガ ハ短調 (WAB131)
フーガ ニ短調 (WAB125)
前奏曲ハ長調 (WAB129)
■Disc 19, 20
交響曲第9番ニ短調(ゲルト・シャラー編によるオルガン版)
ゲルト・シャラー(指&Org)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
■Disc 1
録音:2015年9月レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン(ライヴ)
■Disc 2 
録音:2011年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 3
録音:2019年5月26日バートキッシンゲン・レゲンテンバウ・マックス・リットマンザール(ライヴ)
■Disc 4 
録音:2015年3月レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン(ライヴ)
■Disc 5
録音:2011年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 6
録音:2011年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 7
録音:2017年9月23日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 8
録音:2007年7月29日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 9
録音:2013年1月レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン(ライヴ)
■Disc 10
録音:2013年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 11
録音:2013年8月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 12 64’52”
録音:2008年7月29日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 13, 14 
録音:2012年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 15, 16 
録音:2016年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 17
録音:2015年7月エーブラハ大修道院付属教会
■Disc 18
(1)アニア・フェグリー(S)、フランツィスカ・ゴットヴァルト(A)、クレメンス・ビーバー(T)、ティモ・リーホネン(Bs)、ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団
(2)ゲルト・シャラー(Org)
録音:2015年7月エーブラハ大修道院付属教会
■Disc 19, 20
録音:2020年11月2-5日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
ブルックナーに献身するゲルト・シャラーとフィルハーモニー・フェスティヴァは2024年9月の生誕200周年に向け、各版を網羅した全集を鋭意制作中です。
シャラーは2007年から2020年までにブルックナーの全9曲の交響曲のみならず、第00番や第0番、第4番の「村の祭り」フィナーレ版、第9番のシャラー による補筆完成版とオルガン用編曲を収録しました。もちろんまだ完結していませんが、今回20枚組特別価格でパイロットBoxを発売します。
またオルガニストとして現存するオルガン曲をすべて録音しているのも貴重。さらにミサ曲第3番と詩篇146という宗教声楽作品も大歓迎。
オーケストラはフィルハーモニー・フェスティヴァ、フランコニアにあるエーブラハ大修道院附属教会でのコンサートのライヴ録音が主となっています。教会の響 きはブルックナーの音楽にぴったりで、あたかも巨大なオルガンのような壮麗さに圧倒されます。
通常これだけの作品を揃えるのは困難なうえ、驚きの価格なため、ぜひとも1セット揃えておきたい魅力のBoxとなっています。
今回のブックレットはマヌエラ・ノイマンによる独・英計29ページの楽曲解説付きです。 (Ki)

Gramola
GRAM-99261(1SACD)
NX-B08

NYCX-10292(1SACD)
日本語解説付国内盤
税込定価
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
(1888年 第3稿 /2004年コーストヴェット校訂版)
聖フローリアン・アルトモンテO
レミ・バロー(指)

録音:2021年8月21日(Brucknertageにおけるライヴ収録)
聖フローリアン修道院教会、ザンクトフローリアン(オーストリア北部オーバーエスターライヒ地方)
さまざまな稿(バージョン)が存在するブルックナーの交響曲。なかでも第4番はその微妙な違いのため、稿の選択がかなり困難になります。第3稿については長 い間、弟子のレーヴェが勝手に手を入れたという見方をされてきましたが、今回用いられているコーストヴェット校訂版が2004年に国際ブルックナー協会から 出版された頃から再評価され、ブルックナー自身が認めた版であるという説が高まっています。バローは約20年間、第2稿(1878/80)を用いて演奏してきた ため、2011年に初めて第3稿で演奏したときには、まるで「慣れ親しんだ風景が草木に覆われて、どことなく異質なもの」に感じられたそうです。しかしこの第3 稿こそブルックナーの成熟の証しであり、修正点はすべて工夫が凝らされており、磨きのかかった作品はよりニュアンスに富み、さらに聴きやすくなっているとバ ローは解説で語っています。とりわけスケルツォの終結部や、終楽章のコーダ、クライマックス直前で用いられる弱奏シンバルの効果は絶大。バローの泰然自若 たる演奏はブルックナーの思いを真摯に伝え、聴衆の温かい拍手がこれに応えています。 今作もバロー自身が音源監修に携わり、エンジニア陣がこだわりぬいた高音質録音により豊かな残響が余すことなく再現されています。
*国内仕様盤には国際ブルックナー協会会員、石原勇太郎氏の解説が付属します。

DUX
DUX-1762(1CD)
パヴェウ・ウカシェフスキ(1968-):シンフォニエ・サクレ第2集
交響曲第3番「天使たちのシンフォニー」〜 ソプラノ独唱、混声合唱とオーケストラのための
交響曲第6番「永遠の命の歌」〜 合唱とオーケストラのための
アンナ・ミコワイチク=ニィエヴィジアウ(S)、
ポドラシェ・オペラ&PO&cho、ミ
ロスワフ・ヤチェク・ブワシュチク(指)

録音:2021年6月28日-7月2日、スタニスワフ・モニューシュコ・ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニック・コンサート・ホール(ビャウィストク、ポーランド)
日本では合唱作品、宗教作品の作曲家として高い人気を誇り、母国ポーランドではワルシャワの名門ショパン音楽大学の副学長の要職にある現在のポーランドを代表する大作曲家の1人、パヴェウ・ウカシェフスキ。
今回リリースされる「シンフォニスト」としてのウカシェフスキの姿にスポットライトをあてた好プログラムには、それぞれ宗教、神話をテーマ、題材とする2つの交響曲を収録。
2010年に発表された「交響曲第3番」は豊かな合唱のテクスチャーとラテン語によるソプラノ独唱のパートが作品を豊かにし、繊細でパステル調の音色を探求しています。
2020年に発表されたばかりの「交響曲第4番」では、ギリシャ神話に登場する「時」を神格化した神々であるクロノスとカイロスを各楽章のタイトルとしており、異なる時限を表現しています。
合唱の巧みな使い方、音楽への反映は、さすがウカシェフスキと思える手腕が発揮されており、壮大なシンフォニーのスケールを高めています。

Glossa
GCD-921119(2CD)
限定盤
モーツァルト:後期三大交響曲
交響曲第39番変ホ長調 K.543
交響曲第40番ト短調 K.550
交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」
フランス・ブリュッヘン(指)、
18世紀オーケストラ

録音(ライヴ):2010年3月4日、デ・ドゥーレン(ロッテルダム、オランダ)
しばらく廃盤・入手不可状態が続いていたフランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラの名盤、モーツァルトの後期三大交響曲(2010年、ロッテルダム・ライヴ)が、数量限定にて再生産されました。同音源が収録されていた『モーツァルト・レコーディングス』(GCD921121S)も近年レーベル在庫切れ・入手困難となっていただけに待望の復活となります。
1980年代後半のPHIL-IPS時代の録音から約30年後に遂に登場したモーツァルトの「後期三大交響曲」の新録音。2014年、フランス・ブリュッヘンが逝去する数ヵ月前にリリースされ、各誌で絶賛レビューが相次ぎ、レコード・アカデミー賞の交響曲部門や、仏ディアパソン誌のディアパゾン・ドール・ド・ランネ(年間最優秀賞)を受賞した超名盤です。
※当タイトルは数量限定生産のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。


SWR music
SWR-19112CD(2CD)
NX-B06
ロヴィツキのチャイコフスキー
【CD1】
交響曲第5番ホ短調 Op. 64
【CD2】
交響曲第6番ロ短調「悲愴」#
バレエ音楽『くるみ割り人形』組曲*
ヴィトルド・ロヴィツキ(指)
バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツRSO
シュトゥットガルトRSO*

録音:1962年2月14日 バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ(モノラル)
1969年11月12日 バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ(ステレオ)#
1979年3月14日 シュトゥットガルト、スタジオ des SDR(ステレオ)*
20世紀ポーランドを代表する指揮者の一人、ヴィトルド・ロヴィツキ(1914-1989)。ロシアのタガンログに生まれ、1923年にポーランドに移住。クラクフの音 楽院に入学し、在学中の1933年に指揮者としてデビューを果たしました。1938年に音楽院を卒業すると、同学院のヴァイオリン科教授に就任、ナチス・ド イツとソビエト連邦によるポーランド占領期にはクラクフで過ごしました。戦後はポーランド国立RSOをカトヴィツェで復活させるとともに、1958年- 77年まではワルシャワ国立POの音楽監督を務めました。何度も海外公演を行い、ポーランド政府から数回にわたり叙勲されていま す。その後西ドイツに移り、1982年から1985年までバンベルクSOの首席指揮者を務めたほか、ロンドンSO、フィルハーモニアO、ロイ ヤルPO、読売日本SO、ウィーンSOなどにも客演しました。同時代の音楽にも積極的に取り組み、ルトスワフスキの 「管弦楽のための協奏曲」は彼に献呈されています。 録音はロンドン響とのドヴォルザーク:交響曲全集やリヒテルとの協奏曲など限られたものしかなく、このチャイコフスキー・アルバムはすべて初出音源で、ロヴィ ツキのディスコグラフィの欠落を補う貴重なもの。ロヴィツキの指揮は速めのテンポで細部まで的確にコントロールしており、耽美的・感傷的なムードに溺れるこ となく、筋肉質でシャープ、タフな表現を基本的な特徴としています。それは1979年録音の『くるみ割り人形』の抒情的な「花のワルツ」でも変わらず、生涯 を通してストレートな演奏を聴かせたロヴィツキらしい解釈を楽しめます。 *オリジナルの放送用テープより新たにマスタリングされています。

GRAND SLAM
GS-2253(2CD)
(1)ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(改訂版)
(2)シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944「ザ・グレイト」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:(1)1954年4月10日ムジークフェラインザール(ウィーン)
(2)1943年5月12日ストックホルム・コンサートホール(ストックホルム)
使用音源:Private archive (2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(ラジオ放送用ライヴ録音)
■制作者より  
ブルックナーはGS-2015/16(2006年11月発売/廃盤)、シューベルトはGS-2128(2015年4月発売/廃盤)のそれぞれ最新リマスターによる音質刷 新版での再登場となります。この2枚組ではテープ録音(2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)のみの音源を使用、2枚組ながら1枚価格です! シュー ベルトは終演後の拍手がすべて収録(約3分半)されているのも珍しいです。 なお、シューベルトの第2楽章330〜347小節にカットがありますが、これはフルトヴェングラー独自の見解によるもので、原盤および製造過程の事故ではあり ません。また、ブルックナーには混信と思われるノイズが、そしてシューベルトにはアセテート盤に起因するノイズがそれぞれ含まれています。ご了承下さい。 (平林 直哉)

Hanssler
HC-21029(1CD)
バッハ・ファミリーの交響曲集
(1)W.F.バッハ:弦楽と通奏低音のための交響曲 ニ長調 BR-WFB C Inc.1【世界初録音】
(2)C.P.E.バッハ:弦楽と通奏低音のための交響曲 変ホ長調 Wq/H deest【世界初録音】
(3)C.P.E.バッハ:弦楽と通奏低音のための交響曲 ハ長調 Wq/H deest【世界初録音】
(4)C.P.E.バッハ:弦楽と通奏低音のための交響曲 ホ短調 Wq 177(1759)
(5)ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ:弦楽と通奏低音のための交響曲 ニ短調
(6)J.E.バッハ:弦楽、2つのファゴットと通奏低音のための交響曲 変ロ長調 BR-JEB C 1【世界初録音】
(7)J.L.バッハ:2つのヴァイオリン、2つのオーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ長調
(8)バッハ:ヴァイオリン、2つのオーボエ、3つのトランペット、弦楽、ティンパニと通奏低音のためのシンフォニア BWV 1045
ベルリン・バロック・ゾリステン
クシシュトフ・ポロネク(コンサートマスター、(7)(8)独奏ヴァイオリン)
(7)町田琴和(第2独奏ヴァイオリン)
ドリアン・ジョジ、ヘレーナ・オッテンリップス、クリストフ・シュトロイリ、ライマー・オルロフスキー、アンナ・ルイーザ・メーリン、マリー・ラーダウアー=プランク(Vn)
ヴァルター・キュスナー、ユリア・ガルテマン(Va)
ジョアン・バシュ、ファビアン・ボレック(Vc)
ウルリヒ・ヴォルフ(ヴィオローネ)
ラファエル・アルパーマン(Cemb)
(7)(8)クリストフ・ハルトマン、アンドレーアス・ヴィットマン(Ob) (6)マルクス・ヴァイトマン、ルイーザ・スローザル(Fg)
(8)ラインハルト・フリードリヒ、アンドレ・ショッホ、フェリックスビルデ(Tp)
(8)ライナー・ゼーガーズ(ティンパニ)
ラインハルト・ゲーベル(指)

録音:2021年4月11-15日ベルリン・フィルハーモニー、カンマームジークザール(ベルリン)
世界最高峰のメンバーが揃ったベルリン・バロック・ゾリステン。近年は独ヘンスラー・レーベルより積極的なリリースが続いております。期待の新録音は「バッ ハ・ファミリーのカンタータ集」(HC-19081)の続編でバッハ一族が作曲した弦楽のための交響曲(シンフォニア)を集めた「バッハ・ファミリーの交響曲集」です!
当アルバムでは大バッハの息子たちヴィルヘルム・フリーデマン(1710-1784)、カール・フィリップ・エマヌエル、ヨハン・クリストフ・フ リードリヒ(1732-1795)、大バッハの甥ヨハン・エルンスト(1722-1777)、大バッハの再従兄ヨハン・ルートヴィヒ(1677-1731)、そして大バッハ自身 の作品を収録。このうち4曲が世界初録音という実に興味深い内容です。
バロック時代もこれまであった音楽の形式を“否定”する形で新たな表現方法が生まれてきました。1740年代初頭、大バッハの2人の息子がイタリアから伝わっ た管弦楽法や作曲技法の斬新な扱いを取り入れ、「交響曲(シンフォニア)」というジャンルで自身の音楽を表現しました。以後、当ジャンルが最高峰と認められる までに発展したことは、18世紀における最も重要かつ重大な音楽的成果の一つと言えます。ここで聴く弦楽のための交響曲は作曲家の個性を現れた興味深い作 品ばかり。ゲーベル率いるベルリン・バロック・ゾリステンが敬愛を込めて演奏しております。なお、当録音ではベルリンPOのコンサート マスターに就任したポーランド出身のクシシュトフ・ポロネクがコンサートマスターと独奏ヴァイオリンを担当しております!
ゲーベルはムジカ・アンティクヮ・ケルン(MAK)と1986年から1987年にかけて録音したブランデンブルク協奏曲で「ピリオド楽器演奏における新たなア プローチ」として評価され、以後革新的な演奏で聴衆を魅了してきました。2018年にベルリン・バロック・ゾリステンの音楽監督に就任し、モーツァルトのセレナー ド第6番「セレナータ・ノットゥルナ」&第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(HC-21013)、ヘンデルの6つの合奏協奏曲 Op.3(HC-19031)、ベ ンヤミン・アップルをソリストに迎えた「バッハ・ファミリーのカンタータ集」をリリースしております。 (Ki)

King International
KKC-4299(2SACD)
限定発売
ルガーノのフルトヴェングラー/完全全曲
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番*
R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO
イヴォンヌ・ルフェビュール(P)*

録音:1954年5月15日 テアトロ・アポロ、ルガーノ(ライヴ)
解説:宇野功芳
1954年の11月30日に世を去る大指揮者が咲かせた最後の花々。この年の5月、フルトヴェングラーはベルリン・フィルを率いて最後の演奏旅行に出ました。4日に パリ・オペラ座で「運命」「未完成」などを(指)14日にはトリノでブラームスの「第3」ほかを振り、15日にはルガーノのテアトロ・アポロで(前半に)ベートーヴェンの「田 園」、(後半に)モーツァルトの「ピアノ協奏曲K.466」、R.シュトラウスの「ティル」を演奏しています。このルガーノにおける全曲の実況録音を収めたのが本ディスクです。 しかもこのディスクのマスターは (イタリア・チェトラが発売した)世界初出LPと同じ、ミラノ・ディスコスが制作したアナログ・テープ(1/4インチ幅、秒速38cm)。もとも と非常に良好な音質をキング関口台スタジオで最新デジタル・リマスタリングによりさらに改善、2枚組のSACDハイブリッド盤として発売します。
発売履歴・・・世界初出となったのがイタリア・チェトラの2枚組LP(LO529)。その音源(マスターテープ)からキングレコードが、「田園」はLP: SLF-5017〜 8(1980.6)、 K17C-9419(1984.10)、KIJC-2014〜5(1992.3.5), CD:K35Y-44(1980) ,KICC-2295(1993.7.21),KICC-1267(2016.6.22)で発 売。「K.466」はLP:SLF-5017〜8、K17C-9424(1984.10)、KIJC-2014〜5、CD:K33Y-192(1986.10.5)、KICC-2295,KICC-1267で発売。「ティル」は LP:SLF-5017〜8、K17C-9424、KIJC-2014〜5で発売しましたが、CD化はされておりませんでした。
これまでキングレコードから何回も発売を繰りかえしてきた名盤ですが、そのきっかけとなったのは1980年の最初から執筆された宇野功芳の名解説(7000 字)。今回初めてCD化される「ティル」も含めて、その貴重な全文をブックレットに転載します。 「(田園は)最晩年のフルトヴェングラーの心の中を垣間見るような演奏なのだ。彼の心の中はこれほどまでに淋しかったのだ。それがぼくを共感させるのです。」 「(モーツァルトのK.466は)1954年におけるフルトヴェングラーの代表盤のひとつであり、彼は最晩年に至って初めて理想のモーツァルトを鳴らし得たのであった。」 「(ティルは)演奏だけに焦点を当てれば、ぼくは第1にこの1954年のベルリン盤を採りたいのです。」 (宇野功芳 ライナー・ノーツより)

Arte dellarco Japan
ADJ-066(1CD)
オーケストラ・リベラ・クラシカ第43回定期演奏会
モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』 K.588より
 序曲
 アリア「岩のように」*
 レチタティーヴォ「ああ、行ってしまう…」*
 ロンド「お願いです、愛しい人」*
ハイドン:交響曲第10番ニ長調 Hob.I:10
 交響曲第100番ト長調 Hob.I:100『軍隊』
鈴木秀美((指)チェロ)
中江早希(ソプラノ独唱)*
オーケストラ・リベラ・クラシカ

ライヴ録音:2019年6月29日三鷹市芸術文化センター、風のホール
オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第43回定期演奏会をライヴ収録した当盤はモーツァルトの歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より序曲と主役のフィオルディ リージが歌うアリア2曲、ハイドンの交響曲第10番そして名曲第100番『軍隊』です!
フィオルディリージ役は現在最も注目されている気鋭のソプラノ中江早希が独唱を務めました。中江が最も得意するモーツァルト。2016年6月のOLC第37 回定期演奏会で超絶技巧を要するモーツァルトのコンサート・アリア2曲を歌いその圧倒的な歌唱で注目され、同ライヴを収録したディスク(ADJ-057)はレコー ド芸術誌の特選盤をはじめ絶賛されています。鈴木秀美が絶大な信頼を寄せる中江が豊かな声量と表現力で見事に歌い上げます。ブックレットには中江早希訳の 歌詞対訳付です。
後半はハイドンの交響曲10番と「ハイドン・セット」でおなじみの第100番『軍隊』を収録!第10番は当時の弦楽器の基本的なサイズである3-3-1-1-1で 演奏。そして軍楽隊の楽器であったトライアングル、シンバル、大太鼓などの打楽器が加わる編成の『軍隊』。ハイドンの代名詞『軍隊』を初期の爽やかな交響曲と 共に鈴木秀美率いるOLCのメンバーがお届けします! (Ki)


C Major
76-0604(4Bluray)
限定盤
偉大なる指揮者たち
■BD1
カルロス・クライバー
ドキュメンタリー「I AM LOST TO THE WORLD〜私はこの世に忘れ去られて」
■BD2
ゲオルク・ショルティ
ドキュメンタリー「JOURNEY OF A LIFETIME〜人生の旅」
ボーナス〜ショスタコーヴィチ:交響曲第1番
プロコフィエフ:「古典交響曲
ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」前奏曲
■BD3
レナード・バーンスタイン
ドキュメンタリー「LARGER THAN LIFE〜偉大なるカリスマ」
ボーナス〜グスターヴォ・ドゥダメル、ケント・ナガノ、マリン・オールソップ
■BD4
ヘルベルト・フォン・カラヤン
ドキュメンタリー「MAESTRO FOR THE SCREEN〜スクリーン上のマエストロ」
コンサート〜バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048、管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067
■BD1
監督:ゲオルク・ヴューブボルト
日本語字幕付
■BD2
ゲオルク・ショルティ(指)CSO
収録:1977年
■BD3
監督:ゲオルク・ヴューボルト
プロデューサー:ベルンハルト・フライシャー
日本語字幕付
■BD4
監督:ゲオルク・ヴューボルト,プロデューサー:ベルンハルト・フライシャー
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO
映像監督:フランソワ・レシャンバック
収録:1967年、1968年、サル・プレイエル、パリ
日本語字幕付


画面:16:9/4:3
音声:PCMステレオ
324分
カルロス・クライバー、ゲオルク・ショルティ、レナード・バーンスタイン、ヘルベルト・フォン・カラヤンの20世紀後半を代表する名指揮者たちのドキュメンタリー 映像をブルーレイ・ボックス化。(DVDボックス(74-4108)は廃盤となります。)
2004年に逝去した伝説のカリスマ指揮者、カルロス・クライバーのドキュメンタリー映像。取り上げるレパートリーを絞り込み、少ない演奏会、決して多くはな い録音ではありましたが、ひとたび舞台に上がると聴く者すべてを魅了する演奏をした、生きながらにして伝説の指揮者でありました。タイトルの「Ich bin der Welt abhanden gekommen」はマーラーの「リュッケルトの詩による5つの歌曲集」の"私はこの世に忘れられて"からとられています。 この映像は、関係者、楽団員らの興味深い証言とバイロイトの「トリスタンとイゾルデ」のオーケストラピットでの映像など、クライバーのカリスマ性、音楽性を垣間 見ることのできる貴重な内容となっています。
22年間率いたシカゴ響の黄金期を築き、デッカの名プロデューサー、カルショーと録音されたワーグナーの「リング」全曲録音など、オーケストラ史、録音史に 多大なる功績を残したゲオルク・ショルティ。ショルティは亡くなる直前に優れた自伝を残していますが、この映像では、ヴァレリー未亡人の協力を得て、様々な貴 重な写真、映像を用いて、ショルティの生涯を立体的に伝えてくれます。後半は、ショルティとシカゴSOの演奏の映像。記録によると1977年10月19日 収録で、このコンビの黄金時代の記録です。
20世紀を代表する偉大な音楽家レナード・バーンスタイン。彼は指揮者、作曲者、そして教育者としても大きな業績を残したまさに万能の人物。このドキュメン タリーは、バーンスタインの幼少期時代のエピソードを交え、音楽家としてのストイックな姿勢、音楽だけでなく膨大な芸術に関する知識、タングルウッド、マーラー、 ウェストサイド・ストーリー、札幌の夏の風物詩となったPMFなどバーンスタインとは切っても切り離せない話題、そして共演者ら周囲に対してオープンマインドに 接する様子や彼の子供たちジェイミー、アレクサンダー、ニーナが語る父親としての顔など、様々な角度からバーンスタインという人間を掘り下げた内容です。
ヘルベルト・フォン・カラヤン生誕100周年を記念して製作されたドキュメンタリー「スクリーン上のマエストロ」。このドキュメンタリーは、カラヤンの「映像作 品制作」を中心とした内容で、徹底的に映像美を追求するカラヤンに加え、個人秘書、カメラマン、ベルリン・フィルの団員、大賀典雄(ソニー創業者)などの証言、 1957年の日本公演から1988年のブルックナーの交響曲第8番までのカラヤンのさまざまな映像作品の抜粋によって構成されています。最新メディアの先進的 な採用を積極的に行っていたカラヤンが特にこだわりを見せたのが「映像」。ゲオルク・ヴューボルトによるこのドキュメンタリーは、1957年のベルリン・フィル との初来日公演で行われた映像収録に触発され、クラシック音楽にとって映像がもつ大きな可能性に気付き、その後一貫して映像収録にこだわり続けたカラヤン の姿を克明に描いています。

DUX
DUX-1713(1CD)
クシシュトフ・メイエル(1943-):交響曲第9番Op.126「信仰と希望の交響曲」 ポズナンPO
クラクフ・シマノフスキ・フィルハーモニーcho、
ヤクブ・クレノヴィチ(指)

2016年3月18日、ポズナン・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポズナン、ポーランド)
現代のポーランドを代表する作曲家の1人、クシシュトフ・メイエルの大作、ダビデの詩篇による合唱とオーケストラのための交響曲第9番「ダビデの詩篇による合唱とオーケストラのための交響曲第9番「信仰と希望のシンフォニー」作品126を収録」を収録。
この最新作は、明確なメッセージが込められたモニュメンタルな声楽と器楽のシンフォニーとして作曲されています。
2015年に作曲の作業を開始した際、メイエルは古代のダヴィデ詩篇に手を伸ばし、ポーランドと世界の現状について、「嘘の言葉」が広がり、人々が「戦争に突入」し、ますます明確に「平和を憎む」ことへの憂慮を表明すべく筆を進めたと言います。
楽章ごとにアンサンブルの規模や編成、使用楽器が大きく異なり、フルキャストで演奏されるのは終楽章のみという「交響曲第9番」。
2016年にポズナン・フィルハーモニー・コンサート・ホールで世界初演が行われた際のライヴ・レコ―ディングです。


Altus
ALT-510(2CD)

INA秘蔵音源・バーンスタインのマーラー・ライヴ
マーラー:交響曲第1番「巨人」*
交響曲第2番「復活」
レナード・バーンスタイン(指)
モンテカルロ国立歌劇場O*
ベルト・モンマール(S)、
オラリア・ドミンゲス(Ms)、
フランス国立放送O&cho

録音:1962年8月11日モナコ大公宮殿前庭(モノラル・ライヴ)*
1958年11月13日パリ、シャンゼリゼ劇場(モノラル・ライヴ)
INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスしてALTUS入魂のマスタリングでCD化。40代前半のバーンスタインによる情熱みなぎるマーラー・ラ イヴ!「巨人」は記念すべき初CD化であり、「復活」もしばらく市場から姿を消していた音源です。
両曲とも1回目のマーラー全集録音前でありながら、曲への共感度・燃焼度ともに最高レベルの大演奏。オーケストラも完璧に食らいついています。「巨人」は夭 逝の天才フルート奏者・加藤恕彦(ひろひこ)氏が主席奏者に在籍していた時期のモンテカルロ歌劇場管。演奏は清々しいまでの覇気にあふれ、第3楽章の民族的 歌いまわしやフィナーレの圧倒的大団円感が抜群。またフランス国立管との「復活」はリマスター効果めざましく、コントラバスやティンパニの迫りくる存在感、世 界がひっくり返るような大音響、どこまでも歌い上げ高まりゆく合唱など、バーンスタイン迫真の表現がとことん楽しめます。
◆〈若きバーンスタインのほとばしる情熱が全編に横溢している上に、歌うべきところは徹底的に歌い上げる〉〈マーラーの音楽に対して、並々ならぬ自信をもって 指揮をしている姿が目に浮かんでくる〉〜白柳龍一氏の解説より

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0030(1CD)


KKC-6478(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
シューベルト:歌劇『フィエラブラス』序曲 D796
交響曲(第7番)ホ長調 D729 「2020年リヒャルト・デュンサー補筆完成版」
スケルツォ. アレグロ・モデラート 【D936(1828) 第3楽章、マリオ・ヴェンツァーゴ補筆完成版(2021)】
マリオ・ヴェンツァーゴ(指)ベルンSO

録音:2021年6月1-5日/スイス、カジノ・ベルン
旧全集では完成品と見做され、第7番とナンバリングされたシューベルト未完のホ長調交響曲(D729)。オーストリアの作曲家リヒャルト・デュンサーの手によ る2020年補筆完成版を収録しています。
D729はロ短調交響曲『未完成』D759の前年、1821年にスコア譜の状態で筆が進められました。荘重な序奏をもつ第1楽章は冒頭から100小節以上もオー ケストレーションまで完成されていて、以降は主旋律などの核となる部分が書かれるのみですが全4楽章にわたり小節線がきちんと引かれ、最後の終止線までの 骨格が残されています。これを基にした補完版は、ブライアン・ニューボールド版(1982年)がネヴィル・マリナーの録音などで比較的知られているでしょう。
このCDでは、中間楽章に別の未完成交響曲の楽章(D708A、D936A)を採用するという少し変わった手法が取られています。D708AはD729の直前に 書かれていた交響曲。またD936Aは「第10番」とも言われる死の直前に書かれていた交響曲で、ベリオの『レンダリング』の素材にもなった名品。あえて別の 断章を組み合わせることで、音楽的完成度の高い楽章が続く充実した交響曲として書き上げるという試みがなされています。
指揮は『未完成』D759の補完版を自ら書き録音もしているヴェンツァーゴ。今回も補筆段階から関り、アイデアを出し共に進めてきた企画となっています。ま た、ヴェンツァーゴによるスケルツォ楽章の「第2案」も収録。これは未来を志向した音楽であるD936Aのスケルツォに基づいたもので、シューベルトが見ていた かもしれない前衛的で大胆な世界へと果敢に切り込んでいく音楽となっています。
歌劇『フィエラブラス』は1823年に書かれたシューベルト最後のオペラ。序曲も大変充実した音楽で、同時期に書かれた作品としてこれ以上ないカップリング です。 (Ki)

MDG
MDG-95222356
(1SACD)
グラズノフ:交響曲第7番「田園」
交響詩「ステンカ・ラージン」 Op.13
抒情的な詩 Op.12/序曲「謝肉祭」Op.45
ミケル・キュトソン(指)
ニーダーラインSO
エストニア出身のミケル・キュトソン率いるニーダーラインSOによるグラズノフ。 交響曲第7番「田園」はグラズノフ37歳の作品で、副題はベートーヴェンの交響曲第6番「田園」を元に描かれているところからそう呼ばれています。色彩的なオー ケストレーション、ロシアの自然賛歌を、朗々と歌いあげる作品。そしてロシア民謡「ヴォルガの舟歌」を用いて巨大かつ壮絶な盛り上がりをみせる傑作『ステンカ・ ラージン』。甘美でまさに抒情的な旋律に息をのむ『抒情的な詩』。賑やかな祭りの喧騒をあらわした『謝肉祭』とロシア的な要素にあふれた交響曲と管弦楽作品 が収録されています。 ミケル・キュトソン率いるニーダーラインSOの演奏は、グラズノフの音楽的魅力をうまく引き出した、壮大かつロマンあふれる演奏となっています。 (Ki)


Treasures
TRE-265(1CDR)
ヴェルディケ〜ハイドン:交響曲集Vol.1
交響曲第100番ト長調 「軍隊」 Hob.I:100
交響曲第101番ニ長調 「時計」 Hob.I:101
交響曲第102番変ロ長調 Hob.I:102*
モーゲンス・ヴェルディケ(指)
ウィーン国立歌劇場O

録音:1956年6月ウィーン楽友協会小ホール(ステレオ)
※音源:墺amadeo AVRS-12013St*、AVRS-12014St
◎収録時間:74:20
“今こそ聴きたい、永久に光を失わないハイドンの究極形!”
音源について
★ステレオ最初期とは思えぬ高音質録音としても知られるヴェルディケのハイドン。Vanguard原盤ですが、米プレス盤はどれも音がやや腰高で粗雑感が否めません。その点このamedeoのライセンス盤は腰の座った風格溢れる響きが素晴らしく、米盤では気づかなかった多彩なニュアンスに出会えて感動もひとしおです!

★作品への一途な愛や表現の貪欲さよりも、使用楽譜、楽器、奏法等で他者と差別化を図ることに熱心な演奏が増えつつある昨今、その傾向が最も顕著なのが、ハイドン、モーツァルト。中途半端にピリオド奏法を採用している時点で表現の伸びしろが抑えられているのですから、一時代前の巨匠のような、自身の全てを注入して魂を揺さぶる演奏など生まれにくいのは当然と言えましょう。ましてや、世の中全体の技術の進歩に伴って人間力がますます低下するとあっては、手応え満点の演奏なんて無理な注文かもしれません。ただ、ビーチャムやクレンペラーのような演奏はもう聴けないにしても、他に目指す道がある!と思わせてくれるのがヴェルディケのハイドン。全ての曲が、指揮者の存在を超越して作品の潜在的な魅力が絶え間なく放出される驚異的な名演ですあり、これぞ普遍的芸術の極みです!
その成果の最大の要因は、ヴェルディケの堅固な造形力と響きの凝縮力。音符を素直に見つめ、バランスよく配合することで生まれる凛とした威容は他に例を見ませんし、オケもウィーン的な風情を残しつつ、過度に甘美に傾くことを制御することで得も言われぬ気品が醸成されます。ハイドン特有のユーモアおw拡大解釈しない姿勢、全ての演奏家の規範と言えましょう。
「軍隊」第1楽章序奏からして、その声部バランスの完璧さと品格に息を呑み、コーダでの内声の充実による響きの厚みには惚れ惚れするばかり。そこに誇張は一切ないので、全ての表情が瑞々しく、音楽に生命が宿るのです。第2楽章の打楽器の鳴らし方も同様。こういう場面で単純にどんちゃん騒ぎしてハイドンらしさを出していると勘違いしている演奏がなんと多いことでしょう。
 「時計」1楽章序奏でもまず響きの美しさと厚みに惹きつけられ、特に1:16からの低弦の唸りから木管への橋渡しの絶妙さは必聴!主部以降は中庸のテンポで何もしていないよでいて、指揮者が成すべき任務を全て完遂し、気づくと最後まで心地よい緊張の虜に。このパリッとした風情は、作品の力と指揮者の義務を十分に知り尽くした人だけが醸し出せるものでしょう。第2楽章も淡々とした進行の中に楽器同士を有機的に連動させることに専心。2:50からはトランペットが突如として浮揚しますが、これが誇張に響かず、不思議な幻想を招くのです。終楽章でハッとさせられるのはテンポ。従来からよく耳にしてきた何の変哲もないヴィヴァーチェですが、多くの指揮者が採用したのにはそれだけの理由があるのだと思い知らされます。2:05からの管楽器の立ち上がりを聴けば、このテンポ以外以外にあり得ないと痛感されることでしょう。そして展開部以降の壮絶なドラマ!メリハリの効いたリズムと折り目正しいフレージングがウィーン流儀の甘美な感触と見事に融合し、極上のコクが醸し出されるのです。
102番も、ハイドンの交響曲は楽譜を丁寧に紡ぎ出せば楽しさも味わいも自然に湧き出るということを実証。突飛なアクセントやデフォルメなど出る幕なし。ハイドンの音楽は、演奏者自らが楽しんでしまっては音楽自体が微笑んでくれないのかもしれません。第2楽章は弦のシルキーさが心に染み、特にチェロ・パートの美しさは格別。第3楽章の中間部のウィーンのオケの特質が最大に活きた響きそれ自体が音楽!オケの合奏力の高さも特筆もの。終楽章はまず推進力が見事!最近はもっと高速でシャープな演奏が溢れていますが、「スピーディ」では困るのです!温もり、潤い、まろやかさを伴った爽快さががピリオド奏法ではほとんど見出だせないのは悲しい限りです。
今後、指揮者の人間的な魅力がますます稀薄になろうとも、ヴェルディケが示したような指揮者の本分だけは忘れないでほしいものです。「分かりやすい演奏効果」優先では、「豊穣な音楽」など本当に過去の遺物となってしまうと思うのです。 【2021年12月・湧々堂】


GENUIN
GEN-22742(4CD)
ハインツ・レーグナー/ライプツィヒ・ゲヴァントハウスでのライヴ録音集
(1)メンデルスゾーン:序曲「静かな海と楽しい航海」
(2)ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
(3)シューベルト:交響曲第8番「未完成」
(4)シューベルト(マーラー編):弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」
(5)レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ Op.132
(6)ラヴェル:クープランの墓
(7)ブルックナー:交響曲第6番
(8)ガーシュウィン:パリのアメリカ人
ハインツ・レーグナー(指)
(1)(2)(8)MDR室内PO
(3)-(7)MDR響

録音:(1)1999年2月20日、(2)1999年2月28日、(3)1995年8月25日、(4)1997年9月21-22日、(5)1998年10月20日、(6)2001年8月8日、(7)1994年7月12日、(8)1997年12月25日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ(全て)
ライプツィヒ生まれの指揮者ハインツ・レーグナー(1929-2001)が、ライプツィヒのMDR響(旧ライプツィヒ放送響)とMDR室内フィルハーモ ニーを指揮したライヴ録音集。突出して素晴らしいのが、ディスク1に収録されているメンデルスゾーンと&ベートーヴェン。
 メンデルスゾーンの序曲は、タイトルから連想される屈託のない楽しさを超越し、まるで人生の一大叙事詩のように圧倒的な説得力で迫ります。とにかく、サラッと流す瞬間が皆無。序奏部から憧れと切なさが入り混じったニュアンスを内声の抉り出しによって徹底表出。絶妙なルフト・パウゼからの主部は、あのケーゲルを思わせる屈折美の連続で、6:51からは憚ることを知らないフレーズの愛撫から恍惚の光が滲みます。10:35からの大胆なテンポの落とし方も、凄い凝縮力。最後のファンファーレで初めて緊張から開放されますが、コーダでは砂に水が染み込むような儚さを漂わせるのです。メンデルスゾーン自身の想定をも超えているであろう、恐るべき高内容の名演の誕生です!
 「田園」がこれまたレーグナーならではの内声の充実ぶりが最高次元に達した超名演!第1楽章冒頭ではヴィオラを中心とした声部の彩の表出に驚かされ、第2主題前のルフトパウゼや、1:46からの末端まで慈しみぬいたフレージングは、レーグナーの作品への愛情が、単なる「共感」以上の深さであることを物語ります。声部の炙り出しにしても、理屈でオケを説き伏せたのではなく、全パートに主役として歌うことを求めた結果としての音像が広がるので、どこを取っても音楽が温かいのです。
 そのレーグナーの温かな人間味が大きな包容力で迫るのが第2楽章。ここでも全パートが惜しげもなく歌い、支え合いうことで生まれるハーモニーは、あまりにも豊かで純粋なので、聴き手も感性全開で臨む必要があります。
第4楽章は、レーグナーのバランス感覚の妙に脱帽。ティンパニの強打に頼る単純志向とは無縁の声部操作と楽想への執着ぶりから、真のドラマが醸成されるのです。
 そして感動的な終楽章!これほど生への感謝が音化された演奏は稀ではないでしょうか?忘我の先の平穏な空気感をたたえた緩やかなテンポがまず素敵。ピチカート以降はパステル調の色彩が拡散し、人間と自然への愛を本当に知る尽くした人間だけがなし得る佇まいを繰り広げるのです。
ところで、ジャケットに使われているレーグナーの顔写真。その優しい目の奥にとてつもない悲しみを感じるのは気のせいでしょうか?  【湧々堂 2022年3月】

Diapason
DIAPCF-024(11CD)
チャイコフスキー:交響曲、協奏曲&室内楽作品集 〜 仏ディアパゾン誌のジャーナリストの選曲による名録音集



【CD1】
(1)交響曲第1番ト短調 Op.13「冬の日の幻想」
(2)交響曲第2番ハ短調 Op.17「小ロシア」
(3)スラヴ行進曲 Op.31

【CD2】
(1)交響曲第3番ニ長調 Op.29「ポーランド」
(2)幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32
(3)アレクサンドルV世戴冠式行進曲ニ長調

【CD3】
(1)交響曲第4番ヘ短調 Op.36
(2)幻想序曲「ハムレット」Op.67
(3)幻想序曲「ロメオとジュリエット」

【CD4】
(1)交響曲第5番ホ短調 Op.64
(2)幻想曲「テンペスト」Op.18
(3)序曲「1812年」Op.49

【CD5】
(1)交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」
(2)イタリア奇想曲 Op.45
(3)序曲「1812年」Op.49

【CD6】
(1)ロココ風の主題による変奏曲 Op.33
(2)マンフレッド交響曲 Op.58

【CD7】
(1)ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
(2)ピアノ協奏曲第2番ト長調 Op.44
(3)「四季」〜11月「トロイカ」

【CD8】
(1)ピアノ三重奏曲イ短調 Op.50「ある偉大な芸術家の思い出のために」
(2)協奏的幻想曲ト長調 Op.56

【CD9】
(1)ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
(2)ゆううつなセレナード Op.26
(3)弦楽六重奏曲ニ短調 Op.70「フィレンツェの

【CD10】
(1)弦楽セレナード ハ長調 Op.48
(2)弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11
(3)ワルツ・スケルツォ Op.34
(4)なつかしい土地の思い出 Op.42
瞑想曲ニ短調 Op.42-1
(5)スケルツォ ハ短調 Op.42-2
(6)メロディ変ホ長調 Op.42-3

【CD11】
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 Op.22
弦楽四重奏曲第3番変ホ短調 Op.30

録音選定:デュック・ムソー、ディディエ・ファン・モエレ、クリストフ・フス、ローラン・ミュラロ、ベルトラン・ボワサール、ジャン=ミシェル・モルコー
【CD1】
(1)ニコライ・ゴロワノフ(指)モスクワRSO
録音:1948年
(2)ディミトリ・ミトロプーロス(指)ミネアポリスSO
録音:1946年
(3)パウル・ファン・ケンペン(指)アムステルダム・ロイヤルコンセルトヘボウO
録音:1951年

【CD2】
(1)エイドリアン・ボールト(指)ロンドンPO
録音:1956年
(2)イーゴリ・マルケヴィチ(指)LSO
録音:1962年
(3)ヴィアチェスラフ・オフチニコフ(指)モスクワRSO
録音:1979年
【CD3】
(1)アンタル・ドラティ(指)LSO
録音:1960年
(2)エイドリアン・ボールト(指)ロンドンPO
録音:1952年
(3)セルゲイ・クーセヴィツキー(指)ボストンSO
録音:1936年
【CD4】
(1)エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)レニングラードPO
録音:1960年
(2)エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)ソヴィエト国立SO
録音:1970年
(3)ニコライ・ゴロワノフ(指)モスクワRSO
録音:1948年
【CD5】
(1)イーゴリ・マルケヴィチ(指)LSO
録音:1962年
(2)キリル・コンドラシン(指)ビクターSO
録音:1958年
(3)アンタル・ドラティ(指)ミネアポリスSO、ミネソタ大学吹奏楽団
録音:1958年
【CD6】
(1)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)レニングラードPO
(2)アレクサンドル・ガウク(指)モスクワRSO
録音:1949年
【CD7】
(1)エミール・ギレリス(P)、カレル・アンチェル(指)チェコPO
録音:1953年
(2)シューラ・チェルカスキー(P)、リヒャルト・クラウス(指)ベルリンPO
録音:1955年
(3)ラフマニノフ(P)
録音:1920年
【CD8】
(1)レオニード・コーガン(Vn)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、エミール・ギレリス(P)
録音:1952年
(2)タチアナ・ニコラーエワ(P)、キリル・コンドラシン(指)ソヴィエト国立SO
録音:1950年頃
【CD9】
(1)ダヴィド・オイストラフ(Vn)、ユージン・オーマンディ(指)フィラデルフィアO
録音:1959年
(2)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、アルフレッド・ウォーレンスタイン(指)ロサンゼルス・フィルハーモニック
録音:1954年
(3)レオニード・コーガン(Vn)、エリーザベト・ギレリス(Vn)、ルドルフ・バルシャイ(Va)、ゲンリフ・タラリアン(Va)、スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキ(Vc)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
録音:1956年
【CD10】
(1)ゲオルク・ショルティ(指)イスラエルPO
録音:1958年
(2)ハリウッドSQ〔フェリックス・スラットキン(Vn)、ポール・シュアー(Vn)、ポール・ロビン(Va)、エリナー・アラー(Vc)〕
録音:1952年
(3)ダヴィド・オイストラフ(Vn)、ウラディーミル・ヤンポルスキ(P)
録音:1956年
(4)ミロン・ポリアキン(Vn)、ウラディーミル・ヤンポルスキ(P)
録音:1939年
(5)ナタン・ミルシテイン(Vn)、レオポルド・ミットマン(P)
録音:1938年
(6)ヨーゼフ・ハシッド(Vn)、ジェラルド・ムーア(P)
録音:1940年
【CD11】
ボロディン・クヮルテット〔ロスティスラフ・ドゥビンスキー(Vn)、ヤロスラフ・アレクサンドロフ(Vn)、ディミトリー・シェバリーン(Va)、ヴァレンティン・ベルリンスキー(Vc)〕
録音:1953年頃
芸術の国フランスの世界的クラシック音楽専門誌、「ディアパゾン(Diapason)」の自主製作レーベルの看板であるボックス・セット・シリーズの第24弾として、いよいよチャイコフスキーの交響曲集(+協奏曲&室内楽曲)が登場します!!
ムラヴィンスキーやスヴェトラーノフ、ゴロワノフ、ガウク、コンドラシン、ロジェストヴェンスキー、オフチニコフなどのロシア人指揮者の演奏を数多く選出するのと同時に、ケンペンやボールト、マルケヴィチ(出身はロシア帝国)、ミトロプーロス、ドラティ、クーセヴィツキーなどの演奏も収録するなど、ディアパゾン誌ならではの選曲眼とコネクションは今回の第24弾「チャイコフスキー」でも存分に発揮されています。
協奏曲や室内楽曲の演奏者もギレリスやロストロポーヴィチ、ニコラーエワ、チェルカスキー、ラフマニノフ、ハリウッドSQ、ボロディン・クヮルテットなど非常に多彩で豪華!
ディアパゾン誌が自信を持って送り出すチャイコフスキー・ボックスが堂々の登場です!

オクタヴィア
OVCL-00777(12CD)
三方背BOX+プラケース仕様
税込定価
2022年1月26日発売
ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂
交響曲第1番ヘ短調Op.10※2種類演奏を収録
交響曲第2番ロ長調Op.14 「十月革命に捧げる」
交響曲第3番変ホ長調Op.20 「メーデー」
交響曲第4番ハ短調Op.43
交響曲第5番ニ短調Op.47
交響曲第6番ロ短調Op.54
交響曲第7番ハ長調Op.60 「レニングラード」
交響曲第8番ハ短調Op.65
交響曲第9番変ホ短調Op.70
交響曲第10番ホ短調Op.93
交響曲第11番ト短調Op.103 「1905年」
交響曲第12番ニ短調Op.112 「1917年」
交響曲第13番変ロ短調Op.113 「バビ・ヤール」
交響曲第14番ト短調Op.135 「死者の歌」
交響曲第15番イ長調Op.141
井上道義(指)
サンクトペテルブルクSO(第1番-第3番、第5番-第7番、第10番、第13番)、
千葉県少年少女オーケストラ(第1番)、
東京フィルハーモニーSO(第4番)、
新日本フィルハーモニーSO(第8番、第9番、第15番)、
名古屋フィルハーモニーSO(第11番、第12番)、広島SO(第14番)
セルゲイ・アレクサーシキン(Br)(第13番、第14番)
アンナ・シャファジンスカヤ(S)(第14番)
栗友会(合唱)(第2番、第3番)
東京オペラシンガーズ(男声合唱)(第13番)

録音:2007年11月3日(第1番-第3番)、11月4日(第5番・第6番)、11月10日(第1番・第7番)、11月11日(第10番・第13番)、11月18日(第14番)、12月1日(第4番)、12月5日(第11番・第12番)、12月9日(第8番)、2016年2月13日(第9番・第15番)
日比谷公会堂にてライヴ収録
「今はショスタコーヴィチは僕自身だ!」と語る井上道義2007年に成し遂げた「ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏 会at日比谷公会堂」。昭和のクラシックの殿堂として多くのコンサートが行なわれてきた日比谷公会堂にて、計1万 人を上る観客を動員し、国内外の各オーケストラが競うように快演を生み、各方面で絶賛の嵐を受け、大成功を収 めました。 この大偉業は一部2016年の公演を入れて、全集として2017年2月に豪華パッケージとなり大きな反響をよびまし たが、限定数量での生産だったため、発売日当日には完売してしまい、再発売を望む声が相次ぎました。 約5年の時を経て、ついに新装パッケージで再発売となります。ブックレットには、亀山郁夫氏の新たなライナーノート と井上道義によるコメントも追加され、読み応え十分。(オクタヴィア)

Altus
ALTL-015(1CD)
マーラー:交響曲第4番ト長調(エルヴィン・シュタインによる室内楽版) 中山美紀(S)
青木尚佳 (コンサートマスター)
坂入健司郎(指)
東京ユヴェントス・フィルハーモニー

録音:2020年8月23日/宮地楽器ホール(小金井市文化センター)【東京ユヴェントス・フィルハーモニー特別演奏会】
東京ユヴェントス・フィルハーモニーは2008年に慶應義塾の高校生・大学生を中心として結成されたオーケストラ。指揮者・坂入健司郎のもと、マーラーやブ ルックナーなど大編成の作品の演奏・録音が高く評価されてきました。今では慶応出身者以外の社会人などもメンバーに名を連ね、年齢層も幅広く、演奏会のた びに充実した音楽を聴かせる名団体として広く知られています。
コロナ禍で演奏会の開催がままならず、音楽家にとっていかに音楽を届ければ良いのかを突きつけられた2020年。特別演奏会という形で演奏されたこのマー ラーは、無観客で室内楽編成の演奏を録音し、ライヴ盤CDで発売するという試みであり、一斉自粛を抜けて安全に行える演奏会のあり方を少しずつ模索しだした 時のもの。同年ミュンヘン・フィルのコンマスに選ばれたヴァイオリニスト青木尚佳と、マーラー「千人」(ALTL-012/3)にも参加したソプラノ中山美紀を迎えた、 この時にしか出来ない特別な演奏会。新鮮な音楽の喜びを伝えてくれる1枚です。
「演奏する曲目は、マーラーの交響曲第4番――コロナ禍の100年前、スペイン風邪が猛威をふるっていた頃にシェーンベルクが主宰する「私的演 奏協会」が演奏者の規模を縮小しプロ・アマ問わず集まった好楽家が“密”な音楽を提供できるようエルヴィン・シュタインが編曲したもので、まさにコロナ禍の今 だからこそ我々が取り上げるべき作品でした」(坂入健司郎)/「音楽を心から愛し、信頼するマエストロのもとユヴェントスにしか出せないエネルギーが解き放た れる本番は、いつ聴いても心を動かされます」(青木尚佳)/「自宅から飛び出して約半年ぶりに聴いた楽器の音は、身震いするほどの美しさでした。相手の目を 見、耳を澄ませ、音の香りや色彩を感じ、そんな風に息遣いまで分かち合えるアンサンブルができて、ようやく私の中の音楽が息を吹き返したような体験をしまし た」(中山美紀) 〜解説書より抜粋

GRAND SLAM
GS-2257(1CD)
“フルトヴェングラー・ステレオ・トランスクリプション 2”
(1)シューマン:交響曲第4番ニ短調 Op.120
(2)ハイドン:交響曲第88番ト長調 Hob.I:88
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:(1)1953年5月14日、(2)1951年12月4&5日/イエス・キリスト教会(ベルリン)

使用音源:(1)ドイツ・グラモフォン 139 971(未刊行テスト・プレスLP)
(2)ドイツ・グラモフォン 139 969(未刊行テスト・プレスLP)
録音方式:ステレオ(モノラル録音の電気的ステレオ)
■制作者より 
未刊行に終わったテスト・プレスLPより復刻した“フルトヴェングラー・ステレオ・トランスクリプション”の第2弾は、セッション録音によるシューマンの交響曲 第4番とハイドンの同第88番です。演奏内容については、もはや説明不要でしょう。今回の2曲は最も音質の安定したもので、疑似ステレオの効果はライヴによる 「運命」+「エグモント」序曲(GS-2256)よりも勝っているかもしれません。特にシューマンは幻想的な作風ですので、ステレオ化は非常に成功していると言え ます。  なお、このディスクはLPからの復刻ですので、LP特有のノイズが混入します。ご了承下さい。(平林 直哉)
GRAND SLAM
GS-2256(1CD)
“フルトヴェングラー・ステレオ・トランスクリプション 1”
ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』
『エグモント』序曲 Op.84
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮BPO

録音:1947年5月27日ベルリン放送会館、ゼンデザール
使用音源:ドイツ・グラモフォン 139 962(未刊行テスト・プレスLP)
録音方式:ステレオ(モノラル録音の電気的ステレオ)
■制作者より
1960年代後半から1970年代前半にかけて、フルトヴェングラーのLPはドイツ・エレクトローラの“ブライトクランク”、そしてドイツ・グラモフォンの“ステレオ・ トランスクリプション”と、疑似ステレオ盤がごく普通に売られていました。従って、この頃にフルトヴェングラーに親しんだ人たちは、疑似ステレオ盤をごく当たり 前に聴いていたのです。  フルトヴェングラーの“ステレオ・トランスクリプション”は国内では13枚組LPとして発売されましたが(のちに分売もあり)、ドイツ国内ではなぜかこのシリー ズは全く発売されませんでした。ところがこのほど、未刊行のテスト・プレスを複数手に入れました。つまり、本国では番号を決め、テスト・プレスまで行われたの にもかかわらず、製品化はされなかったのです。 この“幻のテスト・プレス”復刻シリーズの第1弾は、もはや説明不要のベルリン復帰3日めのライヴです。制作者自身も含め、当時この音でフルトヴェングラー を聴いたファンには良き思い出の品となるかもしれません。この疑似ステレオこそが本物のフルトヴェングラーの音に近いなどとは言いませんが、オリジナル・モノ ラルとは全く異なった趣があることだけは確かです。未体験の人も、案外やみつきになるかもしれません。 なお、この“フルトヴェングラー・ステレオ・トランスクリプション”シリーズはLP復刻ですので、LP特有のノイズが混入します。あらかじめ、ご了承下さい。(平林 直哉)

EUROARTS
20-57373(4Bluray)

20-57379(4DVD)
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番ハ長調 作品21
交響曲第2番ニ長調 作品36
交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」
交響曲第4番変ロ長調 作品60
交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」
交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」
交響曲第7番イ長調 作品92
交響曲第8番ヘ長調 作品93
交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱」

●ボーナス映像
「インタビュー:クラウディオ・アバド、ベートーヴェンについて語る」(26分)
クラウディオ・アバド(指)BPO

収録:2001年2月 ローマ,サンタ・チェチーリア音楽院、2000年5月1日 ベルリン,フィルハーモニーザール(第9番)
◆Bluray
画面:16:9、Full HD
音声:PCMステレオ、
DTS-HD MA5.1
リージョン:All
BD25
字幕:英独仏伊西、413分
◆DVD
画面:16:9、NTSC
音声:PCMステレオ、DTS5
リージョン:All DVD9
字幕:英独仏伊西、413分
アバドとベルリン・フィルによる「ベートーヴェン交響曲全集」の映像が復活しました。
2014年1月20日80歳で惜しくも亡くなった指揮者のクラウディオ・アバド。数々の主要オーケストラで首席指揮者を歴任し、後進の育成に心血を注いだ晩年 など数々の名演と偉業を残しています。その中でも、ベルリン・フィルと残した「ベートーヴェン交響曲全集」は、アバドの数ある録音の中で名演の一つと言えるで しょう。
この全集は、ベーレンライター新校訂譜の採用などで注目され、2000年5月ベルリンでの第9番でスタートしたプロジェクト。しかしアバドが病に倒れ一時は完成 が危ぶまれたものの、アバドが奇跡の復活を遂げ、2001年2月ローマで残りの8つの交響曲を一気に収録。現代のベートーヴェン演奏を語る上で欠くことのでき ない重要な演奏です。
本セットには、ボーナス映像として指揮者の目線と同じ映像を観られる「コンダクター・カメラ」が部分的に入っていて、マエストロ気分でベルリン・フィルの楽団 員の演奏を観る事が出来ます。またアバドがベートーヴェン観を語ったインタビュー映像も26分収録されています。

ONDINE
ODE-1388
NX-B04
ターリヴァルディス・ケニンシュ(1919-2008): 交響曲集
交響曲第5番(1976)
交響曲第8番「シンフォニア・コンチェルタータ」(1986) - オルガンと管弦楽のための
弦楽のためのアリア(1984)(弦楽オーケストラ編)
イヴェタ・アプカルナ(Org)
ラトヴィア国立SO
アンドリス・ポガ(指)

録音:2021年3月15-19日
1919年にラトヴィアで生まれた作曲家ターリヴァルディス・ケニンシュ。パリでメシアンとトニー・オーヴァンに師事。作曲家としていくつかの賞を受賞した後、1951 年にカナダに移住、教育者としてこの国の音楽発展に力を尽くしました。 若い頃は「室内楽が芸術の最高の形である」と信じていたためか、ケニンシュが交響曲作曲に手を染めたのは1959年になってから。しかしその後、1970年代 から80年代にかけて次々と交響曲を発表し、現在では「ラトヴィアを代表する交響曲作曲家」と認められています。 このアルバムにはどちらもロンドンで初演された第5番と第8番の交響曲を収録。現代的な世界と魔法で輝くおとぎ話の世界が混在するかのような短い第1楽 章で始まる交響曲第5番にはケニンシュの故郷の伝統的な旋律が織り込まれています。またケニンシュ最後の交響曲となった、1986年に初演された第8番 はプーランクの「オルガン協奏曲」を思わせるオルガンを伴う交響曲。複雑なリズムとオルガンの華麗な響きが見事に融合した作品です。アルバムの最後には弦 楽五重奏を原曲とする「弦楽のためのアリア」がたっぷりとした響きの弦楽合奏で奏されます。 交響曲第8番で巧みなオルガンを演奏するのは、ラトヴィアが誇るオルガニスト、イヴェタ・アプカルナ。ラトヴィアの文化大使でもある彼女は、現在ドイツのハンブ ルクにあるエルプ・フィルハーモニーのオルガン奏者を務めるなど世界的に活躍しています。 アンドリス・ポガ

Capriccio
C-8082(1CD)
NX-B05
ブルックナー:交響曲第0番ニ短調「Die Nullte」 WAB100 ノーヴァク版 リンツ・ブルックナーO
マルクス・ポシュナー(指)

録音:2021年2月22-24日リンツ・ミュージックシアター、リハーサル・ホール(オーストリア)
2024年はブルックナーの生誕200年。これを記念してブルックナーのすべての交響曲のすべての稿(バージョン)を録音しようという企画 「#bruckner2024」 の第3弾の登場です。 今回は通称「第0番」と呼ばれる交響曲ニ短調が取り上げられています。この曲は第1番より後の1869年頃に完成されましたが、 1895年にブルックナーが自作を整理した際に「Die Nullte(無効)」と書き込んで番号を与えませんでした。しかし、ブルックナーは楽譜を処分することなく残し ます。ブルックナー学者のホークショーは原盤解説書で「ブルックナーはこの作品の価値判断を後世に委ねたのではないか」と書いています。実際この曲は、初 期作品ながらブルックナーらしい構成を備え、金管の強奏や木管の印象的なソロ、コラール風の旋律や民俗舞曲風のリズムなど、彼の交響曲の特色を多く 持っています。  ポシュナーは今回も速めのテンポを基調としつつ、緩急・強弱の幅を大きく取りメリハリのある音楽に仕上げています。 様々な旋律が交錯する第1楽章、ア ダージョではなくアンダンテの美感を備えた第2楽章、力強く重厚なスケルツォと思い切りテンポを落とした幻想的なトリオの対比が印象に残る第3楽章、そして 劇的で雄大な最終楽章と聞きどころも満載。使用楽譜はノーヴァク版ですが、今回も演奏に際しては緻密な読み直しが行われたことが推察されます。 ※国内仕様盤には石原 勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語の解説が付属します。

ALPHA
ALPHA-784(1CD)
ペルゴレージ:スターバト・マーテル(悲しみの聖母) 〜1769年パリ版*
ハイドン:交響曲第49番ヘ短調「受難」 Hob.I:49 (1768)
ジョディ・デヴォス(S)
アデル・シャルヴェ(Ms)
フランス放送少年少女cho
ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ(古楽器使用)
オーレリアン・ドラージュ(チェンバロ、オルガン)
カミーユ・ドラフォルジュ(Org)
ジュリアン・ショーヴァン(Vn、指揮)

録音:2021年4月 フランス放送オーディトリアム、パリ*
カーン歌劇場、カーン(フランス北部バス=ノルマンディ地方)
フランスのシーン最前線で最もダイナミックな活躍をみせている古楽器オーケストラの一つで、とりわけ古典派以降の作品解釈で評価が高い ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ。ここで聴かせるのは競合多きペルゴレージの傑作『スターバト・マーテル』……と思いきや、演奏陣にはこちらも 近年ますます存在感を強めつつあるフランス少年少女合唱団の名が。ごく一般的な独唱二人版と音楽そのものは同じでありながら、ここで は1769年にパリで楽譜出版された合唱入りヴァージョンを使用。随所で合唱が響きに膨らみを持たせ絶妙なアクセントとなっており、それは 冒頭から素晴らしい効果をあげています。ナポリの作曲家ペルゴレージが1736年に早世した後も、彼の『スターバト・マーテル』は畢生の傑 作として愛され、特にイタリア音楽の愛好者が増えつつあったパリでは定期演奏会コンセール・スピリチュエルの定番曲として、折々に編成を 変えながら再演され続けました。指揮者ショーヴァンは今回グヮダニーニ1780年製オリジナルのヴァイオリンを携えコンサートマスターとして楽 隊を率い、20名程度の合奏を40名規模の合唱と効果的に対話させながら、俊才デヴォスとシャルヴェの美声とともにメリハリある音楽作り を聴かせます。さらに興味深いことに、アルバム後半には当の楽譜がパリで出版される前年、ハイドンが古来の教会音楽作法を駆使して作 曲した、交響曲第49番「受難」を併録(作品の性質をふまえ通奏低音楽器としてオルガンを導入)。演奏の精妙さとあいまって両作は驚く ほど自然に繋がり、これらの作品が人気を誇った18世紀後半のパリの気配が鮮やかに甦るかのよう。ヴェルサイユ・バロック音楽センターの ジュリアン・デュブリュクとショーヴァンによる、当時の演奏実践をふまえた解説も興味深い内容となっています。

Goodies
78CDR-3855(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ハンス・プフィツナー(指)BPO

仏 POLYDOR 66939/44
1929年ベルリン録音
ハンス・プフィツナーはドイツの後期ロマン派を代表する作曲家の 一人。ドイツ人の両親のもとにロシアで生まれた。幼少時ドイツに移住し、指 揮者としての地位を固めた後、徐々に作曲活動を活発化させて行った。プフィ ツナーが指揮者として活躍した時代は、機械式録音から電気録音への移行期 だった。プフィッツナーのベートーヴェン交響曲はこのシリーズで第4番(78CDR -3840)(1924年機械式録音)、第6番「田園」(78CDR-3843)(1930年電気録音)、 第8番(78CDR-3847)(1933年電気録音)が出ています。 復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/SPレコード専用MC型 カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)
Goodies
78CDR-3856(1CDR)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
交響曲第8番ヘ長調作品93 - 第2楽章*
ハンス・プフィツナー(指)
ベルリン新SO、BPO*

独GRAMOPHONE 69642/7
1923年12月ベルリン録音
ハンス・プフィツナーのこの曲の第1回目の録音。機械式録音(通称ラッパ吹き 込み)。ハンス・プフィツナーはドイツの後期ロマン派を代表する 作曲家の一人。ドイツ人の両親のもとにロシアで生まれた。幼少時ドイツに移 住し、指揮者としての地位を固めた後、徐々に作曲活動を活発化させていった。 プフィツナーが指揮者として活躍した時代は、機械式録音から電気録音への移 行期だった。プフィッツナーのベートーヴェン交響曲はこのシリーズで第3番 「英雄」(78CDR-3855)(1929年電気録音)、第4番(78CDR-3840)(1924年機械録音)、 第6番「田園」(78CDR-3843)(1930年電気録音)、第8番(78CDR-3847)(1933年電気 録音)が出ています。 復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/SPレコード専用MC型 カーリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)



OTTO KLEMPERER FILM FOUNDATION
24-1121(5Bluray)
日本限定盤
数量限定盤
ベートーヴェン:交響曲全集
)
■BD1
交響曲第1番ハ長調Op.21
交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
■BD2
交響曲第4番変ロ長調Op.60
交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
■BD3
交響曲第2番ニ長調Op.36
交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
■BD4
交響曲第8番ヘ長調Op.93
交響曲第7番イ長調Op.92
■BD5
交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱つき」


◎ボーナス・オーディオ
オットー・クレンペラーについて/ガレス・モリスによる回想録(インタビューアー:ジョン・トランスキー)
オットー・クレンペラー(指)
ニュー・フィルハーモニアO

■BD1
収録:1970年5月26日
放映(BBC TV):1970年6月19日(第1番)、6月21日(第2番)
■BD2
収録:1970年6月2日
放映(BBC TV):1970年6月26日
■BD3
収録:1970年6月9日
放映(BBC TV):1970年6月19日(第2番)、6月28日(第6番)
■BD4
収録:1970年6月21日
放映(BBC TV):1970年7月3日
■BD5
テレサ・ツィリス=ガラ(S)、ジャネット・ベイカー(Ms)、ジョージ・シャーリー(T) テオ・アダム(Br)、ニュー・フィルハーモニアcho
収録:1970年6月30日
放映(BBC TV):1970年7月5日
全て、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
音声:PCM Mono
画面:4:3 、リージョン:0
50GB
ドイツ語(第9のみ)、404'44 mins
2019年にリリースされた、クレンペラー生涯最後のベートーヴェン・チクルス、1970年ベートーヴェン生誕200年記念演奏会のBlu-rayBOXが、この度シンプルな装丁で再登場します!!(普及版のため解説書は付属しません。なおオリジナルBOX(KKC-9476)は、現在在庫分で終了となります。)
以前クラシカ・ジャパンで放映され、神々しいばかりの『田園』などマニアのあいだで話題となっていたクレンペラー最後のベートーヴェン・サイクル。
新たにリマスターされて画質・音質共に大幅にアップ。演奏の様子をクリアな映像で見ることができるため、楽員たちの献身的というほかない真剣な様子がそれだけでも感動的。1970年のテレビ放映プログラムなので音声はモノラルですが、情報量も十分に多くたいへん聴きやすい音になっています。
このベートーヴェン・サイクルのライヴ映像は、1967年にデッカを退職してBBCテレビ音楽部門の責任者になっていたジョン・カルショーの尽力で制作されたものです。カルショーは米キャピトル時代の1953年にクレンペラーと契約しようとして、上層部に阻まれ断念した過去がありました。
クレンペラーは1966年8月に腰部を骨折して大きな手術を受け、療養のため約6か月間という予定外の空き時間を過ごすことになります。
その長い空き時間に、死や宗教の問題について思いを巡らせ、1967年1月には、47年間のカトリック信仰を終えてユダヤ教に改宗。背景には、イスラエル在住の妹マリアンネの危篤状態に、前年の姉レギーナの死、そしてなかなかうまくいかないイスラエルとの関わり方の問題などもありました。
1967年2月に現場復帰したクレンペラーは、マーラー交響曲第9番のリハーサルの際、近くにあった指揮棒を手に取って気に入り、楽員の意見も聞き入れて三十数年ぶりに指揮棒を使用することに決定。1971年9月の最後のコンサートまでの4年7か月、基本的には棒を使って指揮しています。クレンペラーの最晩年様式は、死や宗教への強い思いで始まり、指揮の方法も、楽員が見やすい指揮棒スタイルに変更。それが超低速化した演奏を崩壊寸前で食い止め、独自の世界を築き上げることに繋がったものと考えられます。 (Ki)

LSO Live
LSO-0859(1SACD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番『レニングラード』 ジャナンドレア・ノセダ(指)LSO

録音:2019年12月、バービカン・ホール
LSOと首席客演指揮者であるノセダによるショスタコーヴィチの交響曲ツィクルス第5弾、第7番の登場。第二次世界大戦下のレニングラードで作曲された 大作ですが、兵士たちの行進の跫音、強迫観念的な執拗な繰り返し、逃れることのできない恐怖・・・脆い勝利を求めて空しくもがく様子が、緊迫感と迫力満 点で聴き手に迫ります。第5&1番(KKC 6245&LSO 0802)、第8番(KKC 6243&LSO 0822)、第4番(KKC 6244&LSO 0832)、第9番(KKC 6319&LSO 0828)につづいて、ノセダとLSOとの緊迫感ある演奏を高音質で楽しむことができます。 (Ki)

ALIA VOX
AVSA-9946(3SACD)
ベートーヴェン:交響曲第6-9番
[CD1]交響曲第6番ヘ長調 op.68「田園」[42'06]〈録音:2020年7月〉
[CD2]交響曲第7番イ長調 op.92 [39'12]
交響曲第8番ヘ長調 op.93 [24'51]
[CD3]交響曲第9番ニ短調 op.125 [63'58]
ジョルディ・サヴァール(指)
ル・コンセール・デ・ナシオン(コンサート・マスター:ヤコブ・レーマン)
ラ・カペラ・ナシオナル・デ・カタルーニャ
サラ・グジ(S)、ライラ・サロメ・フィッシャー(A)、ミン・ジ・レイ(T))、マヌエル・ヴァルサー(Bs)

録音:第6&7番…2020年7月18-21日、カタルーニャ自治州バルセロナ県カルドナ城聖ビチェンス参事会教会
第8番…2020年10月10-11日、国立音楽フォーラム、ヴロツワフ(ポーランド)
第9番…2021年9月30日、10月1日、カタルーニャ自治州バルセロナ県カルドナ城聖ビチェンス参事会教会
ベートーヴェンの第1番〜第5番(AVSA 9937)から約1年。ついに、完結編となる第6〜9番の登場。2019年6月から始まった、サヴァールによるベートー ヴェン交響曲ツィクルスの演奏会と連動したこの録音プロジェクトも、ついに完結となります。ベートーヴェンにつづいては、シューベルトが予定されているとのこ と。サヴァールの探求心と音楽世界は、とどまるところを知りません!
ピリオド楽器のベートーヴェン交響曲も今となっては珍しくはなくなってきましたが、あらためて、コンセール・デ・ナシオンの面々が奏でる、ピリオド楽器の音 色の独特の風合いが際立っていることは特筆に値するといえるでしょう。「田園」でも、管楽器の表現が「嵐」での管楽器やティンパニの響きが非常に素晴らしい。 第7番での弦楽器の軽やかながらも推進力のある表現も見事。そしてなんといっても第九!終楽章でも、器楽が奏でるひとつひとつのパッセージが細部まで高精 度で浮かびあがりながら、全体として美しくひとつの響きとなっています。声楽陣も、器楽の響きと同様柔らかく、精緻なアンサンブルとバランスで聴かせます。「音 楽史」を生きてきたともいえるサヴァールと奏者たちが導き出したひとつのベートーヴェン像への答えともいえる演奏。大注目です!

Altus
ALTSA-054(1SACD)
シングルレイヤー
完全限定盤
ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル 来日公演75&77
(1)シベリウス:交響曲第7番
(2)チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』より(第6曲:客の退場、夜、ネズミの出現/第7曲:くるみ割り人形とネズミの戦闘、くるみ割りの勝利と王子への変身/第8曲:冬の森/第9曲:雪片のワルツ/第14曲:パ・ド・ドゥ/第15曲:終曲のワルツ)
(3)モーツァルト:交響曲第39番
(4)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調
(5)チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』
エフゲニ ー・ムラヴィンスキ ー(指)
レニングラードPO

(1)録音:1977年10月19日NHKホール
(2)録音:1977年10月12日東京文化会館
(3)録音:1975年6月7日東京文化会館
(4)録音:1975年5月13日東京文化会館
(5)録音:1975年6月7日東京文化会館
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルは1973、75、77、79年と来日し、年代ごとのプログラムの個性と、全てを貫く凄まじいまでのムラヴィンスキー節 で日本の聴衆を魅了しました。ALTUSがディスク化し大いなる衝撃とともに世に提示された至宝の遺産から、75年と77年の来日公演をまとめて長時間収録で SACD化。CD盤(ALT-054、ALT-058、ALT-059)と同じ解説原稿を使用、どれも初SACD化となるタイトルです。チャイコフスキーの5、6番などムラヴィ ンスキーにとっての重要レパートリーが披露されております。 (Ki)
Altus
ALTSA-051(2SACD)
シングルレイヤー
完全限定盤
ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル来日公演77
(1)ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
ブラームス:交響曲第2番
(2)チャイコフスキー:交響曲第5番
(3)ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第1幕前奏曲
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
(4)ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
シューベルト:交響曲第8 『未完成』
(5)ウェー バ ー:歌 劇「オベ ロン」序 曲
シューベルト:交響曲第8番『未完成』
チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」より(第6曲:客の退場、夜、ネズミの出現/第7曲:くるみ割り人形とネズミの戦闘、くるみ割りの勝利と王子への変身/第8曲:冬の森/第9曲:雪片のワルツ/第14曲:パ・ド・ドゥ/第15曲:終曲のワルツ)
エフゲニ ー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

(1)録音:1977年9月27日東京文化会館
(2)録音:1977年10月19日NHKホール
(3)録音:1977年9月27日東京文化会館
(4)録音:1977年10月12日東京文化会館
(5)録音:1977年10月8日大阪、フェスティバルホール
(ライヴ、ステレオ)
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルは1973、75、77、79年と来日し、年代ごとのプログラムの個性と、全てを貫く凄まじいまでのムラヴィンスキー節 で日本の聴衆を魅了しました。ALTUSがディスク化し大いなる衝撃とともに世に提示された至宝の遺産から、77年の来日公演をまとめて長時間収録SACDで 限定発売。CD盤(ALT-051、ALT-052、ALT-053、ALT-286)と同じ解説原稿を使用、どれも初SACD化となるタイトルです。『未完成』は東京公演と、後 に発見された大阪公演を聴き比べることが可能です。 (Ki)
Altus
ALTSA-063(1SACD)
シングルレイヤー
完全限定盤
ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル 来日公演79
(1)ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』
ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』 前奏曲と愛の死
◇『ジークフリート』〜森のささやき
◇『ワルキューレ』〜ワルキューレの騎行
(2)グラズノフ:交響曲第5番
チャイコフスキー:バレエ音楽『眠りの森の美女』より[序曲(プロローグ)、アダージョ、パノラマ、ワルツ]
エフゲニ ー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

(1)録音:1979年5月21日東京文化会館
(2)録音:1979年6月8日NHKホール
(ライヴ、ステレオ)
ラヴィンスキー&レニングラード・フィルは1973、75、77、79年と来日し、年代ごとのプログラムの個性と、全てを貫く凄まじいまでのムラヴィンスキー節 で日本の聴衆を魅了しました。ALTUSがディスク化し大いなる衝撃とともに世に提示された至宝の遺産から、79年の来日公演をまとめて長時間収録SACDで 限定発売。CD盤(ALT-063、ALT-064)と同じ解説原稿を使用、どれも初SACD化となるタイトルです。期せずしてムラヴィンスキー最後の日本での演奏会と なった6月8日の公演では熱い共感みなぎるグラズノフを披露。 (Ki)
Altus
ALTSA-0012(2SACD)
シングルレイヤー
完全限定盤
特価
ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル 来日公演73
ベートーヴェン:交響曲第4番
リャードフ:『バーバ・ヤーガ』
グラズノフ:バレエ音楽『ライモンダ』第3幕間奏曲
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番『革命』
エフゲニ ー・ムラヴィンスキー(指))
レニングラードPO

録音:1973年5月26日東京文化会館(ライヴ、ステレオ)
2000年にALT-001、ALT-002として発売、ALTUSレーベルの幕開けを告げ、以降レーベルの代名詞ともなったムラヴィンスキー73年来日公演実況録音。 大好評のロングセラーを受けて2011年にはSACDシングルレイヤー盤(ALTSA-001、ALTSA-002)が発売されました。今回ご案内するのはこのSACDシ ングルレイヤー盤を、単売のパッケージそのまま2枚セットにして紙ケースでまとめたお徳用バージョン。SACDの需要・普及も高まる昨今、未聴の方にぜひお聴 き頂きたいALTUSの会心作です!NHK秘蔵のオリジナルマスターテープ(放送用編集前)をテレフンケン製のレコーダーにて再生、DSD方式にデジタル変換し SACD用のマスタリングを施して製作されています。
Disc1 ベートーヴェン 〈多くの部分でレニングラード・フィルの管楽器奏者たちの名妓と、アンサンブル能力の高さを楽しむことができます。特に”クラリネットを 中心とした協奏交響曲”と言うべき2楽章を聴いて欲しい〉〈(第3楽章は)透かし彫りの徹底が、室内楽的レベルにまで高められたモティーフのリレーの面白さを 堪能させてくれる〉/Disc2 ショスタコーヴィチ 〈あの張りつめた緊張感を昨日のように再現してくれる〉〈録音が鮮明なせいもあって、彫刻家が鋭いノミで余分 な要素を一気に削り取っていく現場に居合わせたかのような緊張感が伝わってくる。「切れ味の鋭い演奏」といった紋切り型の称賛が陳腐に思えてくるほどの峻 烈さ〉〜金子建志氏の解説より

ANALEKTA
AN-288801(2CD)
クララ、ロベルト、ヨハネス Vol.2〜リリカル・エコーズ
シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61
クララ・シューマン:歌曲選集*〔彼はやってきた Op.12-1、美しさゆえに愛するのなら Op.12-2、なぜ他の人たちに尋ねようとするの Op.12-3、私は暗い夢の中に立っていた Op.13-1、彼らは愛し合っていた Op.13-2、愛の魔法 Op.13-3、私はあなたの瞳に Op.13-5〕
ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
クララ・シューマン:歌曲選集*〔月は静かに昇った Op.13-4、無言のハスの花 Op.13-6、別れの時に、私の星、おやすみなさいとあなたに言う〕
アレクサンダー・シェリー(指)、
カナダ・ナショナル・アーツ・センターO、
エイドリアン・ピエチョンカ(S)*、
リズ・アップチャーチ(P)*

録音(交響曲):2018年3月22日-23日&4月4日-6日、サウザン・ホール、ナショナル・アーツ・センター(カナダ)
※録音(歌曲):2021年7月8日-10日、ジョージ・ウェストン・リサイタル・ホール、メリディアン・アーツ・センター(カナダ)
カナダの名門オーケストラの一つ、ナショナル・アーツ・センターO(NAC管)と、2015年からピンカス・ズーカーマンより音楽監督の職を引き継ぎ、精力的に演奏・録音活動を行っているアレクサンダー・シェリー。「クララ、ロベルト、ヨハネス」は、3人のドイツ・ロマン派の巨人、クララ・シューマン、シューマン、ブラームスの間の密接に絡み合った個人的および芸術的なつながりを探るという興味深いプロジェクト。今後2年間で計4枚のアルバムを予定しており、クララ・シューマンの研究家Julie Pedneault-Deslauriersとブラームスの伝記作家Jan Swaffordの協力も得て、ロベルトとヨハネスの交響曲にクララの管弦楽作品や室内楽、歌曲などを組み合わせた綿密なプログラムが編まれてゆきます。
第2巻は、ロベルトとヨハネスそれぞれの「交響曲第2番」に、クララが結婚初期に書いた歌曲からの素晴しきセレクションをカップリング。歌うのは、ニューヨークのメトロポリタン・歌劇、ウィーン国立歌劇場、ロイヤル・歌劇・ハウスなど世界の主要な歌劇ハウスで歌ってきたカナダのソプラノ、エイドリアン・ピエチョンカ(アドリアンヌ・ペジョンカ)。2010年にカナダのグラミー賞と呼ばれる「ジュノー賞」を受賞したほか、彼女が参加したMETのプーランク「カルメル派修道女の対話」は、2022年のグラミー賞にノミネートしています。

Da Vinci Classics
C-00513(1CD)
ルイス・フェリペ・ラミレス・サンティリャン(1970-):交響曲集
交響曲第3番
FES-C*
交響曲第1番*
エル・ピアノ+
モスクワRSO、アレクサンドル・ポリアニチュコ(指)*/+、セルゲイ・スクリプカ(指)*/+、イリーナ・ポポヴァ(P)+

録音:2020年3月26日-27日、2007年12月22日*/+(モスクワ、ロシア)
1970年、メキシコシティ出身のメキシコ人作曲家ルイス・フェリペ・ラミレス・サンティリャンの2つのシンフォニーを含む管弦楽作品集。
メキシコのCIEMで作曲を学んだ後、現在は作曲家、アレンジャー、ギタリストとして活躍中のサンティリャン。
2004年の「交響曲第1番」、2020年の「交響曲第3番」と一緒に作曲されたピアノ協奏曲風の作品「エル・ピアノ」は、サウル・マスリ監督のショートフィルム「影」で使用された2004年の作品です。
打楽器やブラス・セクションの活躍、独特のリズム感が特徴的な作品群です。

Skani
SKANI-126(1CD)
ヤーニス・イヴァノフス(1906-1983):交響曲第15番変ロ短調 「Symphonia ipsa」(1972)
交響曲第16番変ホ長調(1974)
ラトビア国立SO、
グンティス・クズマ(指)

録音:2021年、大ギルド・コンサートホール(リガ、ラトビア)
ヤーニス・イヴァノフス(1906-1983)は、ラトビア音楽史上もっとも才能に恵まれた「交響曲」作家とみなされています。ラトビア国立SOとグンティス・クズマが録音した2つの交響曲は、これまで、1970年代と1980年代のラジオ放送のコピーとLPレコードでしか聴くことのできなかった作品です、「Symphonia ipsa」(交響曲それ自体)の副題をもつ「交響曲第15番」は「モデラート」「モルト・アレグロ」「モルト・アンダンテ(アダージョ)」「モデラート.アレグロ」、「交響曲第16番」は「アレグロ・モデラート」「アレグロ」「アンダンテ.ペザンテ」「アレグロ・モデラート」と、いずれも4楽章で構成されています。イヴァノフスが、ラトビアを支配下に置いていたソビエト連邦の「ブレジネフ体制の衰退期」という時代の政治的空気を反映した一連の作品を発表する端緒を開いたと言われる交響曲です。

RUBICON
RCD-1072(1CD)
シベリウス:交響曲第2番&第4番
交響曲第2番ニ長調 Op.43
交響曲第4番イ短調 Op.63
オウェイン・アーウェル・ヒューズ(指)
ロイヤルPO
イギリスのRubicon(ルビコン)よりスタートした、ウェールズの指揮者オウェイン・アーウェル・ヒューズとロイヤルPOによるシベリウスの交響曲サイクル第2弾。交響曲第1番と第3番を収録した第1巻(PRCD1055/RCD1055)は、レコード芸術海外盤REVIEWで「今月の特選盤」に選ばれた他、英グラモフォン誌では2020年11月号の「エディターズ・チョイス」、更に年間通して批評家に選出される「クリティクス・チョイス2020」にも選ばれるなど好調な滑り出しを見せました。期待の第2巻は、シベリウスがシンフォニストとして大きな一歩を踏み出した交響曲第2番と、咽頭癌と診断されたシベリウスが生命の危機に怯え、お酒と煙草を断って禁断症状に悩まされた時期に書かれた交響曲第4番を収録。
1942年にウェールズのカーディフに生まれたオウェイン・アーウェル・ヒューズ(オワイン・アルウェル・ヒューズ)は、作曲家・指揮者として成功したアーウェル・ヒューズ(1909-1988)の息子として育ち、ボールト、ハイティンク、ケンペらに指揮を学び、40年以上にわたって情熱的な音楽制作を続けてきました。日本での知名度はまだ途上ながらも、欧米では堅実に評価を積み重ね、2009年にはCBE(大英帝国勲章第3位)を受勲している実力者です。


Spectrum Sound
CDSMBA-102(2CD)
完全限定盤
若かりしマエストロ小澤征爾の貴重音源
■CD1
(1)ベートーヴェン:『エグモント』序曲
(2)モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136
(3)ベートーヴェン:交響曲第1番
(4)モーツァルト:交響曲第41番『ジュピター』
■CD2
(5)ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、第3番、第5番、第6番
(6)モーツァルト:歌劇『魔笛』序曲
(7)シューベルト:交響曲第8番『未完成』
(8)カバレフスキー:組曲『道化師』
(9)モーツァルト:交響曲第28番ハ長調 K.200
(10)J・シュトラウス:『こうもり』序曲
小澤征爾(指)
(1)-(8)トゥールーズ・キャピトル国立O
(9)(10)フランス国立PO

録音:(1)-(3)1960年4月19日、(4)(5)1960年4月21日、(6)-(8)1960年4月25日/トゥールーズ【放送用録音/モノラル】
(9)(10)1960年12月14日/フランス放送協会(ORTF)(パリ)【放送用録音/モノラル】
国立視聴覚研究所(INA)提供による音源を使用したスペクトラム・サウンドの大好評のベルアーム・シリーズ。今回は小澤征爾が1960年収録の貴重な録音 が日の目をみます!小澤征爾は1959年に第9回ブザンソン国際指揮者コンクール第1位を受賞。その翌年1960年4月、放送用の収録でトゥールーズ・キャピ トル国立Oを振った録音がこの度正規初出としてお目見えします。4月19日、21日、25日と3日間の収録でベートーヴェンの交響曲第1番、『エグモント』 序曲、モーツァルトの交響曲第41番『ジュピター』、ディヴェルティメント、歌劇『魔笛』序曲、ブラームスのハンガリー舞曲集、シューベルトの交響曲『未完成』、 カバレフスキーの組曲『道化師』と実に多彩なプログラムを披露。マエストロ小澤征爾の国際的なキャリアとしてはじめての録音をINAの正規音源からスペクトラ ム・サウンドが丁寧に復刻いたしました。
また、同年12月14日、フランス国立POを振ったモーツァルトの交響曲第28番とヨハン・シュトラウス2世の歌劇『こうもり』序曲も収 録。こちらも放送用セッションながら小澤征爾のパリ・デビューということで、これもまた貴重な録音を聴くことができます。
若かりしマエストロがすがすがしくタクトを振る姿が聴いているだけで想像できる名演。翌年以降、世界をまたにかけ活躍がはじまったマエストロ。その世界的指 揮者が産声をあげたような溌溂とした演奏をお楽しみいただけます。平林直哉氏による日本語解説書付。
日本市場向けの完全限定発売。限定盤のためお早目のお求めをおすすめいたします。


ICA CLASSICS
ICAD-5162(2DVD)
NX-E07

ICAD-5163(Bluray)
NX-F01

NYDX-50200(Bluray)
国内版仕様
税込定価
シベリウス:交響曲全集
交響曲第1番ホ短調 op. 39
交響曲第2番ニ長調 op. 43
交響曲第3番ハ長調 op. 52
交響曲第4番イ短調 op. 63
交響曲第5番変ホ長調 op. 82
交響曲第6番ニ短調 op. 104
交響曲第7番ハ長調 op. 105
ヨーロッパ室内O
パーヴォ・ベルグルンド(指)

収録:1998年8月23日(第2&4番)、24日(第1&5番)、25日(第3,6,7番) フィンランディア・ホール(ヘルシンキ) ヘルシンキ音楽祭におけるライヴ
総収録時間…230分
PCMステレオ2.0(DVD&Blu-ray)
画角:16/9 NTSC All Region
DVD...片面二層ディスクx2
Blu-ray…片面二層ディスク 1080i High Definition
*SDマスターからのアップコンバート
シベリウス演奏の権威パーヴォ・ベルグルンドが、7つの交響曲を指揮したコンサート映像が初めてリリースされます。ベルグルンド3回目にして最後となったシベリウス: 交響曲 全集を録音したヨーロッパ室内O(COE)と、全集完成の翌年に故郷ヘルシンキで行った全曲演奏会。シベリウス時代のヘルシンキのオーケストラのサイズを、欧州諸 国から集まった腕利きの奏者たちで実現したCOEとのCDは、その透明で精緻を極めた演奏によって今も高く評価されていますが、ここではシベリウスの母国に乗り込んだ楽団 員たちの高揚感も加わり、実にダイナミックな演奏が展開されています。左手で指揮棒を持つことから「左手のマエストロ」と呼ばれたベルグルンドの指揮姿は溌剌として表情も 豊かです。 原盤解説書(日本語・英語)にはCOEの首席オーボエ奏者ダグラス・ボイドの回想と、ヴェイヨ・ムルトマキによるベルグルンドのインタビューを掲載。シベリウス全集の録音が COEの楽団員からの発案であったことなどが語られています。 国内仕様盤には、シベリウスに関する研究・著作で知られる神部智氏の解説を別途追加いたします。 パーヴォ・ベルグルンド(1929-2012)はヘルシンキに生まれ、早くからヴァイオリンを学んだ。シベリウス・アカデミー卒業後、ウィーンとザルツブルクで学び、1949年から58年ま でフィンランドRSOの第1ヴァイオリン奏者を務めた。62年から71年まで同響の首席指揮者、75年から79年までヘルシンキ・フィルの音楽監督。またボーンマス交 響楽団、ロイヤル・ストックホルム・フィル、デンマーク王立Oの首席指揮者も務めた。 シベリウス作品の演奏には特に定評があり、ボーンマスSO(1972-77年)、ヘルシンキ・フィル(1984-87年)、ヨーロッパ室内管(1995-97年)と、10年ごとに交響曲 全集の録音を完成させ、どれも高い評価を得ています。

ALPHA
ALPHA-688(1CD)
ハイドン交響曲全曲録音シリーズVol.11『パリの人々のお気に入り』
交響曲第82番ハ長調「熊」Hob. I-82
交響曲第87番イ長調 Hob. I-87
交響曲第24番二長調 Hob. I-24
交響曲第2番ハ長調 Hob. I-2
バーゼル室内O(古楽器使用)
ステファノ・バルネスキ(コンサートマスター)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)

録音:2019年5月18-22日、2020年8月13日 ラントガストホフ、リーエン(スイス北部バーゼル近郊)
作曲家の生誕300周年にあたる2032年に向けて、ハイドンの交響曲全てを録音してゆくアントニーニのプロジェクトは今回11作目。中期 の作品が中心となっていたこれまでの選曲から一歩進んで、作曲家50過ぎの重要作2作が軸となるプログラムです。 テーマは「パリの人々のお気に入り」。オーケストラ演奏会が新たな娯楽として注目され始めていた当時のパリでは、ドイツ語圏で書かれた交 響曲が人気を集めていましたが、その活況に大きく貢献した作曲家の一人がハイドンでした。彼の交響曲第82〜87番の6曲は、かのフラン スの首都で開催されていた演奏会の一つコンセール・ド・ラ・ロージュ・オランピークのために作曲されたため「パリ交響曲集」と呼ばれており、今 回は「熊」の綽名で知られる大編成向け第82番と、やや小ぶりの編成が緻密に活かされた第87番の2曲がこのセットから選ばれています。 他の2曲はいずれも初期作品で、それらの作曲に至る「前史」となった重要作。その経緯を含め、今回も指揮者アントニーニと音楽学者モー リッツ=バウアーによって現場経験と最新研究をふまえ書かれた解説文は興味深い内容となっています。バーゼル室内Oは今回、コ ンサートマスターや管楽器のトップ奏者に平素イル・ジャルディーノ・アルモニコで活躍するプレイヤーたちも編入、ピリオド楽器を使う意義が十 全に伝わってくるメリハリの効いた解釈は今回も絶好調。初期のエステルハージ宮廷楽団のサイズまで員数を絞った第2番のクリスピーさか ら、トランペットとティンパニが存分に存在感を発揮する「熊」の豪奢な響きまで、変幻自在の創意が秘められているハイドン世界の魅力を存 分にお楽しみください。
ALPHA
ALPHA-774(10CD)
NX-F01
ハイドン交響曲全曲録音シリーズ 1st BOX(Vol.1-10)
■Disc 1〜『ラ・パッショーネ ~情熱と受難~』(ALPHA670
ハイドン:交響曲第39番ト短調 Hob.I- 39
グルック:ドン・ジュアン、または石像の宴 〜無言舞踏劇(1761年パリ版)
ハイドン:交響曲第49番ヘ短調「受難」Hob.I- 49
 交響曲第1番ニ長調 Hob.I-1
■Disc 2〜 『哲学者』(ALPHA671)
ハイドン:交響曲第46番ロ長調 Hob.I-46
 交響曲第22番変ホ長調 Hob.I-22「哲学者」
W.F..バッハ(1710-1784):交響曲 ヘ長調 BR C-2/Fk 67 〜弦楽合奏と通奏低音の為の
ハイドン:交響曲第47番ト長調 Hob.I-47
■Disc 3〜 『ひとり、物思いに』
ハイドン:交響曲第42番ニ長調 Hob.I-42
歌劇「無人島」HOB.XXVIII-9 〜序曲
交響曲第64 番イ長調 Hob.I-64
アリア「ひとり、物思いに」Hob/XXIVb-20
交響曲第4番二長調 Hob.I-4
■Disc 4〜 『迂闊者』(ALPHA674)
ハイドン:交響曲第60番ハ長調 Hob.I-60「迂闊者」
 交響曲第70番ニ長調 Hob.I-70
  交響曲第12番ホ長調 Hob.I-12
チマローザ:カンタータ「宮廷楽長」
■Disc 5〜『才気の人』(ALPHA676)
ハイドン:交響曲第80番ニ短調 Hob.I-80
 交響曲第81番ト長調 Hob.I:81
ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792):交響曲 ハ短調 VB 142
ハイドン:交響曲第19番ニ長調 Hob.I:19
■Disc 6〜 『哀歌』(ALPHA678/国内仕様: NYCX-10005)
ハイドン:交響曲第3番ト長調 Hob.I-3
 交響曲第26番ニ短調 Hob.I-26「哀歌(ラメンタツィオーネ)」
  交響曲第79 番ヘ長調 Hob.I-79
  交響曲第30番ハ長調 Hob.I-30「アレルヤ」
■Disc 7〜 『劇場監督たち 〜宮廷劇場にまつわる交響曲集〜』(ALPHA680/国内仕様: NYCX-10042)
ハイドン:交響曲第67番ヘ長調 Hob.I-67
モーツァルト:劇付随音楽『エジプトの王タモス』KV345/336a(抜粋)
ハイドン:交響曲第65番イ長調 Hob.I-65
 交響曲第9番ハ長調 Hob.I-9
■Disc 8〜 『ラ・ロクソラーナ 〜ハイドンと東方〜』(ALPHA682/国内仕様: NYCX-10120)
ハイドン:交響曲第63番ハ長調 Hob.I-63「ラ・ロクソラーナ」
 交響曲第43番変ホ長調 Hob.I-43「マーキュリー」
バルトーク:ルーマニア民族舞曲集 Sz 68/BB 76
作曲者不詳:ソナタ・ユクンダ(愉しき奏楽)-クロムニェジーシュ修道院所蔵の手稿譜より(1673-1680年頃)
ハイドン:交響曲第28番イ長調 Hob.I-28
■Disc 9〜 『別れのとき』(ALPHA684/国内仕様: NYCX-10185)
ハイドン:交響曲第35番変ロ長調 Hob. I-35
 交響曲第45番嬰ヘ短調「告別」Hob. I-45
 ベレニーチェの告別の場面(レチタティーヴォとアリア)Hob.XXIVa: 10
 交響曲第15番ニ長調 Hob. I-15
■Disc 10〜 『一日の時の移ろい』(ALPHA686/国内仕様: NYCX-10231)
ハイドン:交響曲第6番ニ長調「朝」Hob. I-6
 交響曲第7番ハ長調「昼」Hob. I-7
 交響曲第8番ト長調「晩」Hob. I-8
モーツァルト:セレナード第6番ニ長調 KV 239「セレナータ・ノットゥルナ」
■Disc 1
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)
録音:2013年10月24-24日、テルデックス・スタジオ、ベルリン
■Disc 2
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)
録音:2014年6月16-20日、テルデックス・スタジオ、ベルリン
■Disc 3
フランチェスカ・アスプロモンテ(S)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)
録音:2015年11月18-22日、テルデックス・スタジオ、ベルリン
■Disc 4
リッカルド・ノヴァーロ(Br)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)
録音:2016年3月13-17日、テルデックス・スタジオ、ベルリン
■Disc 5
バーゼル室内O(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)
録音:2016年10月24-25日、ラントガストホフ、リーエン(スイス北部バーゼル近郊)、2016年6月23-27日、ベルリン、テルデックス・スタジオ…5-14
■Disc 6
バーゼル室内O(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)
録音:2017年3月2-7日、ラントガストホフ、リーエン(スイス北部バーゼル近郊)
■Disc 7
バーゼル室内O(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)
録音:20017年10月2-6日、ラントガストホフ、リーエン(スイス北部バーゼル近郊)
■Disc 8
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ((指)トラヴェルソ、シャリュモー)
録音:2018年5月18-22日、マーラー・ホール(エウレジオ文化センター)、ドッビアーコ(イタリア北東部ボルツァーノ県)
■Disc 9
サンドリーヌ・ピオー(S)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)
録音:2018年11月1-5日、マーラー・ホール(エウレジオ文化センター)、ドッビアーコ(イタリア北東部ボルツァーノ県)
■Disc 10
イル・ジャルディーノ・アルモニコ(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)
録音:2019年1月18-22日、マーラー・ホール(エウレジオ文化センター)、ドッビアーコ(イタリア北東部ボルツァーノ県)
20世紀末のイタリアで、生命感あふれる演奏でバロック音楽解釈に新風を巻き起こした才人古楽器集団イル・ジャルディーノ・アルモニコを 率いるリコーダー奏者ジョヴァンニ・アントニーニ。近年はルネサンス作品を集めた驚くべきアルバムを作ったり、古楽器と現代楽器を使い分け ながら多角的な活動を続けるバーゼル室内Oとも痛快なベートーヴェン交響曲全集をリリースするなど、その活動領域の広がりは目 を見張るばかり。2013年以降はAlphaレーベルを録音パートナーに選び、ハイドン生誕300周年となる2032年までにこの作曲家の100 曲以上ある交響曲を全て録音するというプロジェクトも手がけ、アルバムが出るたび大きな話題を呼んできました。自身のグループであるイ ル・ジャルディーノ・アルモニコと精鋭集団バーゼル室内Oという二つの楽団を共演に選び、イタリア古楽界の先端で活躍する名手た ちもメンバーとして加えながら、今夏までにリリースされてきた10枚がこのたびBOX化。起伏のドラマに富んだ鮮烈な演奏はどの巻をとっても比 類なく、細部に至るまで考えられた新鮮な解釈が思いがけないハイドン芸術の粋を十全に伝えてやみません。時代背景や作品成立の経緯 を伝えるハイドン作品以外の併録作も絶好の名演揃いです。なおバーゼル室内管では笠井友紀がコンサートマスターを務めています。

TOCCATA
TOCC-0618(1CD)
NX-B03
ウィリアム・ワーズワース(1908-1988):管弦楽作品集 第4集
「春の祝祭」序曲 Op. 90(1970)
交響曲第7番「コスモス」 Op.107(1980)
ジュビレーション:オーケストラの為の祝祭 Op. 78(1965)
コンフルエンス:交響的変奏 Op. 100(1976)
リーガ・バルターボラ(Vn)
リエパーヤSO
ジョン・ギボンズ(指)

録音:2021年2月4-5日:2021年6月16-18日
※世界初録音
イギリス、ロンドン生まれの作曲家ウィリアム・ワーズワース。彼は18世紀から19世紀にかけて桂冠詩人として活躍した「ウィリアム・ワーズワース (1770-1850)」の弟クリストファーのひ孫にあたります。ヴォーン・ウィリアムズとシベリウスの香りが感じられる、大いなる自然を賛美した作品を書 き、同世代のエドマンド・ラッブラとも良い影響を与え合っていました。 この第4集には4つの作品を収録。最も早い時期に書かれた「ジュビレーション=歓喜」は1965年の作品。タイトルが示す通り、活力ある陽気な雰 囲気を持ち、要所要所で金管楽器が活躍します。1970年に書かれた「春の祝祭」序曲はスコットランドの大規模な"ピットロコリー祝祭劇場"創立 20周年の為の委嘱作。万物が成長する春のように、次々に楽想が溢れ出る快活な作品です。1976年の「コンフルエンス: 交響的変奏」はワー ズワースの巧みなオーケストレーションの才能が発揮された曲。そして、彼が若い頃から魅了されていたという、宇宙の起源についての考察が反映され た1980年の「交響曲第7番」は、切れ目なく続く7つの部分から成る単一楽章の作品で、ハープとチェレスタの使用が 作品に神秘的な雰囲気を与 えています。このシリーズを通じてジョン・ギボンズの指揮による見事な演奏を聴かせます。

SWR music
SWR-19530CD(2CD)
NX-A13
シューマン:交響曲全集
交響曲第1番変ロ長調 「春」 Op. 38
交響曲第3番変ホ長調 「ライン」 Op. 97
ロジャー・ノリントンによる演奏への解説(英語)
交響曲第1番変ロ長調 Op. 38について(2:35)
交響曲第3番変ホ長調 Op. 97について(2:43)
交響曲第2番ハ長調 Op. 61
交響曲第4番ニ短調 Op. 120
ロジャー・ノリントンによる演奏への解説(英語)
交響曲第2番ハ長調Op. 61について(2:30)
交響曲第4番ニ短調Op. 120について(2:43)
シュトゥットガルトRSO
ロジャー・ノリントン(指)

録音2004年9月1、3日(第1番、第3番)、2004年9月7、9日(第2番、第4番)
シュトゥットガルト、リーダーハレ(ドイツ)
ロジャー・ノリントンとシュトゥットガルトRSOによる、2004年9月にライヴ収録されたシューマンの交響曲全集。 ノリントンによるシューマンは、ピリオド楽器を使用したロンドン・クラシカル・プレイヤーズとの第3番と第4番(1989)、シュトゥットガルト放送響との第2番(1999) の録音がありますが、1998年にシュトゥットガルト放送響の首席指揮者に就任して5年を経たこの全集では、ノンヴィブラート奏法による弦楽器の美しく明快な 響きである、ノリントンの持ち味ともいえる「ピュアトーン」が一層練り上げられ、存分に堪能できます。 また、今回は初出時に倣い、それぞれの交響曲についてのノリントンのレクチャー(英語)がボーナス・トラックとして収録されています。


Myrios Classics
MYR-030(1CD)
ロトのブルックナー第7番
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版/2003年第3改訂版)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
ケルン・ギュルツェニヒO

録音:2019年12月/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)
大活躍のロトがケルン・ギュルツェニヒOとブルックナーに挑戦しました。2024年のブルックナー生誕200周年に向けた交響曲全集シリーズの第1 弾で、まず第 7番がとりあげられました。
ロトはブルックナーを「モダニズムの先駆者」とみなしていて意欲満点。ヴァントが長年育んだブルックナーの交響曲伝統を持つギュルツェニヒ管との共演は 伝統と革新がないまぜとなり新しいブルックナー像を作り上げるはずと申せましょう。
各楽章の演奏時間は T. 18:17” U. 18:15” V. 8:59” W. 11:10” で、一般的な演奏よりかなり速いことがうかがえます。いつものロトらしくアプローチは無駄がなく、フットワークも軽く常に透明な響きに満ちているのがブルッ クナーの交響曲としては新鮮に聴こえます。
ライヴ録音ですが、ハイレゾDXD処理された高音質サウンドも注目。オーディオファンにもオススメです。 (Ki)


Epitagraph
EPITA-020(2CD)
UHQCD
限定発売
モーツァルト:交響曲集(第25・29・35・38・39番)
交響曲第25番ト短調 K. 183
交響曲第29番イ長調 K. 201
交響曲第38番「プラハ」
交響曲第35番「ハフナー」
交響曲第39番変ホ長調 K. 543
ブルーノ・ワルター(指)NYO

録音:1956年3月11日 (25番)、同年3月4日(29番・39番)、1954年11月28日(38番)、1953年1月4日(35番)
カーネギー・ホール、ニューヨーク(ライヴ)
Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)
ワルターがニューヨーク・フィルを(指)1953年からモーツァルト生誕200年にあたる56年までニューヨーク・カーネギー・ホールで行なってきたモーツァ ルトの交響曲ライヴ、第25番、第29番、第35番「ハフナー」、第38番「プラハ」、第39番の全5曲。ワルターがニューヨークを拠点に引退前、活躍していた頃 の手兵NYPとのモーツァルト交響曲ライヴ―この2枚組の価値を推し量れます。
1990年にキングレコード(セブンシーズ・レーベル)から25・29・35番はKICC-2072で、38・39盤はKICC-2073で(国内)初発売されました(原盤は米ミュー ジック・アンド・アーツ。いまはすでに廃盤。)全5曲いずれも宇野功芳によって激賞され、とくに「ワルター最高の<小ト短調>」との評価の「25番」、同曲5種 類のCDの中でも”ベスト・ワン“にあげている「プラハ」などは大評判を呼び、キングのCDが中古市場でプレミア価格をつけてきました。
このミュージック・アンド・アーツ原盤をも上回る最高音質のCDがエピタグラフから登場します。鮮烈かつ豊麗な放送録音。音は上も下も充分に伸びていて、 モノラル録音の不満を感じさせないほどです。インターバルもカットされることなく収録されており、拍手も盛大に入っていて、臨場感たっぷりに、カーネギー・ ホールでの雰囲気を楽しめます。 NYPは柔軟で機能的、パワフルさと繊細さを兼ね備えた響きで対応。1960年に指揮者活動から引退したワルターのモーツァルトにかける熱い想いがこみあげ てくるような不滅の名演ライヴとなっています。
“高音質CDの決定版”であるUHQCDで発売!限定発売となっておりますのでお早めにお求めください。 (Ki)

★宇野功芳著『名指揮者ワルターの名盤駄盤』(講談社+α文庫 1995)の“ワルターの全レコード評”より(ブックレット=解説書にも引用します。)
●交響曲第25番ト短調(モーツァルト)ニューヨーク・フィル ’56・3・11… ワルター最高の<小ト短調>。全盛期のライヴの息吹きを伝えて凄絶であり、4ヵ月後のウィーンでのライヴに酷似するが、録音はニューヨーク盤のほうが輝かしく、ぼくはこれをもってトップにしたい。
●交響曲第38番ニ長調「プラハ」(モーツァルト)ニューヨーク・フィル ’54・11・28… 「プラハ」はワルターの得意中の得意であり、5種類のCDはいずれも名演だが、その中のベスト・ワンとして、ぼくはこのニューヨーク・フィルとのライヴを挙げたいと思う。彼のこの曲に対する解釈はフランス盤のところで詳述するが、ニューヨーク・フィルは輝かしい威力と厚みのある豊麗さにおいて、フランス国立放送局のオケやウィーン・フィルを凌いでおり、ワルターのロマンティックな表現に立体感をあたえて比類がなく、録音も音質がやや荒れてはいるが生々しく、ほんとうにホールにすわって、今ワルターの指揮ぶりを実際に見ているような気にさせてくれます。


Helicon
HELSA-001(2SACD)
日本独自企画・限定盤
税込定価
マーラー:交響曲第9番ニ長調 レナード・バーンスタイン(指)
イスラエルPO

録音:1985年8月25日テルアヴィヴ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
マーラーといえばバーンスタインとくるほど貴いもの。イスラエル・フィルとのマーラー9番は、HEL 029656/ KKC 5220で発売されておりましたが、この たび日本独自企画でSACDハイブリッドで発売の運びとなりました。この演奏は、1985年8月25日にテルアヴィヴで行われたイスラエル・フィルとの共演のラ イヴ録音。彼らはこの直後に来日公演を行い、大阪と東京でマーラーの交響曲第9番を披露、稀代の名演として伝説となっています。それとほぼ同時期ゆえ、幻の 日本公演をまざまざと蘇らせてくれる神業を聴かせてくれます。普通の演奏会とは次元の違う、一期一会的事件の記録と申せましょう。宇野功芳氏も絶賛している 衝撃的かつ壮絶な演奏です。ブックレットには、KKC-5220発売時に掲載の山崎浩太郎氏の演奏に関してのノートと曲目解説にくわえ、今回、宇野功芳氏による この演奏の聴きどころについての文章(『KAWADE夢ムック 文藝別冊 バーンスタイン』(河出書房新社、2014年)より)も、一部抜粋して掲載しております。 (Ki)

Lyrita
SRCD.391(1CDR)
ダニエル・ジョーンズ:交響曲第12番&第13番
1. 交響曲第12番(1985)
2. 交響曲,ジョン・ファッセルを記念して〔交響曲第13番〕(1992)
3. テノール, 混声四部合唱と管弦楽のためのカンタータ 「カム,マイ・ウェイ,マイ・トゥルース,マイ・ライフ」(1987)
1. BBCウェールズSO、ブライデン・トムソン(指)
2. BBCウェールズ・ナショナルO、テクウィン・エヴァンズ(指)
3. モルドウィン・デイヴィス(T)、BBCウェールズ合唱団&O、チャールズ・グローヴス(指)

BBC放送日:1. 1990年3月22日
2. 2017年1月23日
3. 1987年10月10日(BBC放送、イギリス)
20世紀中期のウェールズにおける最大の作曲家とされており、複合拍子(Complex Metres)の考案者としても知られるダニエル・ジョーンズ(1912-1993)。交響曲集第6弾は、彼の交響曲の中で最も簡潔で鋭敏な作品となった交響曲第12番と、友人への個人的な賛辞の意が含まれている交響曲第13番が収録されています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Urania Records
WS-121391(2CD)
チャイコフスキー:後期交響曲集
交響曲第4番ヘ短調 Op.36
交響曲第5番ホ短調 Op.64
交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」
幻想序曲「ロメオとジュリエット」*
ラファエル・クーベリック(指)VPO

録音:1960年&1955年*
※STEREO録音/ADD
※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
1961年にバイエルンRSOの首席指揮者に就任する1年前、ラファエル・クーベリックが1960年にウィーンPOを指揮して録音を行ったチャイコフスキーの後期交響曲集。
ウィーン・フィルの壮大かつ豪快とも言えるチャイコフスキーは、ウィーンの名門との貴重な録音の1つ、そして後のクーベリックのバイエルンでの黄金時代を暗示しているかのような堂々たる演奏として高く評価され続けています。


Altus
ALT-508(2CD)
INA秘蔵音源・バーンスタイン&フランス国立管ライヴ
ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲
シューマン:交響曲第2番
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
レナード・バーンスタイン(指)
フランス国立放送O

ライヴ録音:1966年11月30日/パリ、シャンゼリゼ劇場(ステレオ)
INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスしてALTUS入魂のマスタリングでCD化。シューマン2番にショスタコ5番というバーンスタインの一 番熱いところを凝集した名プログラムで完全初出、しかもステレオ録音というインパクト大のリリースです!
オーケストラにとってはミュンシュ最後の来日公演からわずか1ヶ月後の演奏会。バーンスタインはニューヨーク・フィル音楽監督時代にして同年にウィーン国立 歌劇場デビューを果たしており、ヨーロッパでの存在感がまさに大きくなっていた頃。この時この組み合わせが生んだ演奏はフランス流の音色を保ちつつもたいへ んに白熱していて気合十分、強靭なドライヴ感で手に汗握る音楽が展開されます。聴衆の大喝采も頷ける大名演!
〈随所に彼が指揮台を踏み鳴らす音が収録されていて、ライブ録音のスリル満点。曲全体は圧倒的なスピード感をもって邁進していく〉〈オーケストラはバーンス タインに容赦なく統御されているらしく、メロディーラインを歌いながらオーケストラをドライブする様子がはっきりと記録されていて、白熱した演奏会の様子が手 にとるようにわかる。〉〜白柳龍一氏の解説より

Forgotten Records
fr-1741(1CDR)
ティリオン&ティエラク:交響曲集
ルイ・ティリオン(1879-1966):交響曲第2番ロ短調 Op.17*
ジャック・ティエラク(1896-1972):ノルマンド交響曲#
ウジェーヌ・ビゴー(指)
フランス国立放送O*、
フランス放送PO#

録音:1959年10月22日*、1962年5月31日#、放送用ライヴ
Forgotten Records
fr-1743(1CDR)
ハイドン&モーツァルト
ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」*
 交響曲第104番*
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク」#
 「コシ・ファン・トゥッテ」序曲#
アレクザンダー・ファリス(指)*
ミュアー・マシソン(指)#
シンフォニア・オヴ・ロンドン

録音:1958年2月1日#、1959年* ステレオ
※音源:WRC ST-28*、SSCP-15 #

NoMadMusic
NMM-101(2CD)
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
ステファニー =マリー・ドゥガン(Vn )
ジェレミー・ローレル(指)
ル・セルクル・ド・ラルモニー

録音:2021年4月/エクサン=プロヴァンス大劇場
マド・レーベルからバッハのチェンバロ伴奏付ヴァイオリン・ソナタ全集をリリースして注目されたステファニー=マリー・ドゥガン。パリ音楽院でモダン及 びバロック・ヴァイオリンを教え、日本人弟子も多いベテラン。指揮者としてジャン=ギアン・ケラスのアルバム「相棒」にも参加しています。
今回はブラームスの協奏曲に挑戦。たっぷりと歌いこんだ演奏が魅力。バックを務めるのはジェレミー・ローレル指揮ル・セルクル・ド・ラルモニー。18世紀と 19世紀の音楽、特に歌劇を得意とし、シャンゼリゼ劇場でのモーツァルトのシリーズは話題となりました。その組合せよるブラームス。交響曲第1番が若さ溢れ る颯爽とした姿で出現。今後目の離せない逸材と申せましょう。 (Ki)

BIS
BISSA-2556
(4SACD)
ダウスゴー/ブラームス交響曲全集
■Disc1(BIS SA-1756)
交響曲第1番ハ短調 Op.68
愛の歌 Op.52&65より9曲【作曲者編】
ハンガリー舞曲集より第1番、第3番、第10番【作曲家編】
■Disc2(BIS SA-2253)
交響曲第2番ニ長調 Op.73
ハイドンの主題による変奏曲
ハンガリー舞曲集より第5-7番【編):トーマス・ダウスゴー】
大学祝典序曲
■Disc3(BIS SA-2319)
交響曲第3番ヘ長調 Op.90
6つの歌 (@『. 御者クローノスに D.369/A.メムノン D.541/B.秘めごと D.719/C.老年の歌 D.778/D .エレンの歌(初稿) D.838/E .タルタロスから来た群れ D.583) 【原曲:シューベルト】
ハンガリー舞曲集より第11-16番【編):トーマス・ダウスゴー】
アルト独唱と男声合唱および管弦楽の為の「アルト・ラプソディ」 Op.53デン)
■Disc4(BIS SA-2383)
交響曲第4番ホ短調 Op.98
ハンガリー舞曲集より第2番、第4番、第8番、第9番、第17-21番【トーマス・ダウスゴー編曲】
悲劇的序曲
トーマス・ダウスゴー(指)
スウェーデン室内O

■Disc1(BIS SA-1756)
録音:2011年3月エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)

■Disc2(BIS SA-2253)
録音:2016年5&6月エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)

■Disc3(BIS SA-2319)
アンナ・ラーション(A)、
ヨハン・ロイター(Br)、
スウェーデン放送cho
録音:2016年11月、2017年3月エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)

■Disc4(BIS SA-2383)
録音:2018年4月、2018年9月エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)
透き通るようなオーケストレーションかつ刺激的な演奏で注目を集めるトーマス・ダウスゴー率いるスウェーデン室内O。ブラー ムスの交響曲全4曲とハンガリー舞曲集などを組み合わせたアルバム4枚がお買い得なセットになって登場します!
小編成のオーケストラで演奏されるダウスゴーのブラームスは絶品の一言。またダウスゴーが編曲によるハンガリー舞曲集も聴き逃せません!そして、声楽つ きピアノ連弾曲として有名な「愛の歌」から9曲をブラームス自身がオーケストレーションした作品、そして「6つの歌」と、そのカップリングにも注目です。
ダウスゴーは1997年にスウェーデン室内Oの音楽監督し就任して以来BISやSIMAXレーベルに積極的に録音しています。シューマン、ベートーヴェ ン、シューベルトの交響曲録音における極めて大胆な解釈は絶賛されております。また、2021年にリリースされた「ザ・ブランデンブルク・プロジェクト」も注 目を集めました。そしてメンデルスゾーンの交響曲録音も開始しております! (Ki)


Urania Records
WS-121397(2CD)
シャルル・ミュンシュ・イン・コンサート
(1)ハイドン:交響曲第100番「軍隊」
(2)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
(3)シベリウス:交響詩「エン・サガ」
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO、
タングルウッド音楽祭cho*
、ヒルデ・ギューデン(S)*、
ドナルド・グラム(Br)*

録音:(1)(ライヴ):1959年10月9日
(2)(ライヴ):1960年1月31日
(3)(ライヴ):1965年7月30日
(4)(ライヴ):1958年7月19日
全てステレオ
20世紀を代表する伝説的な指揮者の1人であるシャルル・ミュンシュは、ピエール・モントゥーと並んで、この時代のフランスにおいて最も偉大な指揮者であると同時に、ナチスに抵抗したフランス人の英雄でもあり、レジオン・ドヌール勲章を授与されたことも有名です。 オネゲル、ロジェ=デュカス、ロパルツ、ルーセル、シュミットなどの作品の初演を手懸けたフランスでの長い活動を経て、ミュンシュは1946年に渡米。 アメリカの市民権を得て、1949年にボストンSOの常任指揮者に就任し、RCAへ交響曲を中心に数多くの演奏を録音しました。 今回発売となる2枚のCDに収められた演奏は、いずれもミュンシュのアメリカでのキャリアにおける重要なドキュメントであり、新たにデジタル・リマスタリングを施されての復刻は大いに歓迎されることでしょう。音質面の向上にも要注目です!

東武レコーディングズ
TBRCD-0128(5CD)
税込定価
ベートーヴェン:交響曲全集
(1)交響曲第2番ニ長調 作品36
(2)交響曲第1番ハ長調 作品21
(3)「プロメテウスの創造物」作品43 序曲
(4)ボッセによる解説(通訳:菅野美智子)
(5)交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」
(6)交響曲第8番ヘ長調 作品93
(7)交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」
(8)交響曲第7番イ長調 作品92
(9)交響曲第4番変ロ長調 作品60
(10)交響曲第6番ヘ長調 作品68「田園」
(11)七重奏曲 変ホ長調 作品20 より第1、3、4楽章
(12)交響曲第9番ニ短調 作品125「合唱付き」
ゲルハルト・ボッセ(指)
新日本フィルハーモニーSO
(11)崔文洙(Vn)、篠ア友美(Va)、服部 誠(Vc)、中田延亮(Cb) 、山本正治(Cl)、坪井隆明(Fg)、吉永雅人(Hrn)
(12)釜洞祐子(S)、寺谷千枝子(MS)、櫻田 亮(T)、藤村匡人(Br)、晋友会合唱団

録音:(1)(7)2002 年7 月30 日すみだトリフォニーホール、(2)-(4)1999 年3 月7 日カザルスホール、(5)2001 年2 月16 日すみだトリフォニーホール、(6)(8)2002 年8 月30 日すみだトリフォニーホール、(9)(18)2002 年8 月20 日すみだトリフォニーホール、(11)(12)2002 年12 月25 日Bunkamura オーチャードホール (全曲ライヴ録音)
1922 年にライプツィヒに生まれ、長らくゲヴァントハウスOの第1コンサートマスターを務めた上で指揮者として活 躍。日本を終の棲家と定めて、日本の音楽界への貢献は計り知れない名指揮者ゲルハルト・ボッセ。ミュージック・アドヴァイ ザーを務めた新日本フィルとの1999 年から2002 年に遺したベートーヴェン:交響曲全集をこの度ボックスCD 化。ボッセの 崇高な理想のもと紡ぎ出される見事なベートーヴェン。楽団創立 50 年を祝う新日本フィルの俊敏が反応も言わずもがな、さ らにブックレットには夫人・菅野美智子氏による慈愛と優れた分析に満ちたエッセイ、野本由紀夫氏による詳細な楽曲・演奏 解説を収録。
東武レコーディングズ
TBRCD-0113(6CD)
税込定価
ベートーヴェン:交響曲全集、管弦楽曲集
(1)交響曲第1 番/(2)交響曲第3 番「英雄」
(3)交響曲第4 番/(4)交響曲第7 番
(5)交響曲第5 番「運命」
(6)交響曲第6 番「田園」
(7)交響曲第2 番/(8)交響曲第8 番
(9)「フィデリオ」序曲/(10)「エグモント」序曲
(11)「レオノーレ」序曲第3 番
(12)交響曲第9 番「合唱付」
(13)「コリオラン」序曲/(14)12 のドイツ舞曲
(15)「プロメテウスの創造物」序曲
(16)序曲「命名祝日」/(17)「シュテファン王」序曲
(18)ウェリントンの勝利
秋山和慶(指)広島SO
(12)菅栄三子(S)、竹本節子(A) 、藤川泰彰(T)、三原剛(Br) 、ディスカバリー・ベートーヴェン、「第九」特別合唱団

録音:(1)(10)2001 年5 月25 日、(7)(13)2001 年10 月26 日、(2)2002 年1 月22 日、(3)(15)2002 年5 月10 日、(5)(17)2002 年10 月31 日、(6)(14)(16)2003 年2 月19 日、(4)(9)(18)2003 年5 月8 日、(8)2003 年11 月26 日 以上、アステールプラザ大ホール
(11)(12)2004 年2 月15 日 広島国際会議場フェニックスホール
終身名誉指揮者を務め固い絆で結ばれている広島SOとのベートーヴェン・シリーズ演奏会をCD 化。珍しい曲目も収録していることも要注目。
東武レコーディングズ
TBRCD-0119(4CD)
税込定価
ブラームス:交響曲全集、管弦楽曲集
(1)交響曲第1 番/(2)大学祝典序曲
(3)交響曲第3 番/(4)交響曲第2 番
(5)交響曲第4 番/(6)悲劇的序曲
(7)ハイドンの主題による変奏曲
(8)ハンガリー舞曲集(全曲)
(9)ハンガリー舞曲第1番(アンコール)
秋山和慶(指)広島SO

録音:(1)(2)2004 年5 月21 日、(4)(6)2004 年11 月4 日、(3)2005 年5 月13 日、(5)2005 年7 月9 日、(7)(8)(9)2005 年11 月17 日 広島国際会議場フェニックスホール
終身名誉指揮者を務め固い絆で結ばれている広島SOとのブラームス・シリーズ演奏会をCD 化。ハンガリー舞曲を全曲収録していることも偉業と言えます。

H.M.F
HMM-905348(1CD)
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」
ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44*
ジャン=フランソワ・エッセール(P)*、
ダニエル・ロト(Org)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)レ・シエクル

録音:2010年5月16日サン=シュルピス教会(パリ)、
6月16日オペラ・コミック*(ともにライヴ)
ト&レ・シエクルのサン=サーンス、ASM 04/KKC 5197(ともに廃盤)の再発盤の登場です。
サン=サーンスの交響曲第3番は名作の誉れ高いものですが、物々しく演奏されるのが常でした。しかし作曲者サン=サーンス本来の資質は軽妙でオシャレ、威圧 感や重苦しさとは無縁のはず。そうした疑念を解消する演奏がついに登場しました。フランソワ=グザヴィエ・ロトが古楽器オーケストラ「レ・シエクル」を指揮した もので、古楽器による同曲のCD も初めて。まさに物々しさや重苦しさは姿を消し、テンポも早めで、オルガンも荘厳というより、そよそよと風が吹くような爽やか さ。これぞサン=サーンスが思い描いた響き、とまさに目から鱗が落ちる思いがします。オルガンを受け持つのはフランソワ=グザヴィエの実父で有名なオルガニス ト、ダニエル・ロト。パリのサン=シュルピス教会の名器が素晴らしい響きを聴かせてくれます。カップリングはこれもシリアスな曲調で名高いピアノ協奏曲第4番。 ジャン=フランソワ・エッセールが1874年製のエラールのフォルテピアノでいとも見事に披露。まるで古典派協奏曲のようなたたずまいとなっています。 (Ki)

ORF
ORF-3243(2CD)
「モメンタム」
(1)ベートーヴェン:クロイツェル・ソナタ イ長調Op.47(クリストフ・エーレンフェルナー編弦楽合奏伴奏版) *
(2)ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
(3)バルトーク:ディヴェルティメントSz.113
(4)ヤナーチェク:牧歌Op.3
ヴァヒド・カデム=ミサーク(指&Vn*)
アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ

録音:(1)2020 年8 月8、9 日、(2)2019 年9 月15 日、(3)(4)2019 年8 月3、4 日、アルテンブルク修道院
ウィーン・トーンキュンストラーOのコンサート・マスターでもあるヴァヒド・カデ ム=ミサークが率いているアカデミア・アレグロ・ヴィーヴォの最新録音。 1枚目はベートーヴェン。クロイツェル・ソナタの伴奏を弦楽アンサンブルに編曲したも ので、意外なほど曲想に合っています。NAXOS でも同様の編曲が出ていましたが編 曲者が異なり、聴き比べてみるのも一興。交響曲はキレのある演奏ですが、モダン楽 器の長所を生かしたようなツヤのある音色で嫌味のない演奏に好感が持てます。 2枚目はバルトークとヤナーチェクという民族的でありながら尖った作品を演奏。やは りキレの良い演奏は気持ち良い。

Goodies
78CDR-3852(1CDR)
税込定価
ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98 ヘルマン・アーベントロート(指)LSO

英 HMV D1265/70
(1927年3月27日録音)
初期HMV盤特有の針音大
この曲の初の全曲録音。ヘルマン・アーベントロート(1883-1956)はドイツの 名指揮者。1923年ベルリン・フィルを指揮したR.シュトラウス:死と変容 (独POLYDOR 65871/3)他数枚が機械式録音時代にあったが、これは電気録音初期 にブラームス:交響曲第1番(英HMV D1454/8)(1928年3月28日)と共にロンドン交 響楽団を指揮した貴重な演奏。アーベントロートはロンドン響を1937年まで指 揮した。その後はドイツを中心に活躍し、正規録音の他ライヴ録音が多数CD化 されています。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

BIS
BISSA-2368
(1SACD)
アンデシュ・エリーアソン(1947-2013):作品集
(1)交響曲第3番〜ソプラノサックスと管弦楽の為の(1989/2010)
(2)トロンボーン協奏曲(2000)
(3)交響曲第4番(2005)
(1)アンデシュ・パウルソン(ソプラノサックス)、ヨーテボリSO、ユハンネス・グスタフソン(指)
(2)クリスチャン・リンドベルイ(Tb)、ロイヤル・ストックホルムPO、サカリ・オラモ(指)
(3)ロイヤル・ストックホルムPO、サカリ・オラモ(指)

録音:(1)2017年11月8-10日ヨーテボリ・コンサートホール、
(2)2011年9月23日&(3)2020年1月ストックホルム・コンサートホール(スウェーデン)
[全作品世界初録音]
アンデシュ・エリーアソンは、1947年、スウェーデンのダーラナ地方、ボルレンゲの労働者階級の家庭に生まれました。「わたし自身の 歌とラジオで耳にした曲」が、もっとも早い音楽体験だったと言います。9歳のときトランペットを習い、まもなくしてジャズバンドのリーダーになると編曲も手がけ はじめました。地元のオルガニストに和声法と対位法を教わり、1966年から1972年まで王立ストックホルム音楽大学でイングヴァル・リードホルムに作曲法、ヴァ ルデマル・セーデルホルムに対位法を学びました。1972年からは、一年間、ストックホルムの「電子音楽スタジオ(Elektronmusik studion)(EMS)」にメ ンバーとして在籍しました。音楽大学では、十二音技法からミュジーク・コンクレートまで、さまざまな技法と「旬の」モダニズムを研究したものの、「千年以上の伝 統と決別すること」はできないと知り、「音楽は水(H2O)のようなもの。メロディ、ハーモニー、リズムが一体となって流れなければならない」という信念のもと、 数多くの作品を創り出していきました。1992年、「交響曲第1番」で「NOMUS(北欧音楽委員会)賞」を受賞。1993年から1994年まで、ヘルシンキのシベ リウス・アカデミーの客員教授を務めました。
BISレーベルの新しいアルバムの3曲は、すべて初録音の作品です。「交響曲第3番」は、アルトサックス奏者のジョン=エドワード・ケリーのためにノルウェー のトロンハイムSOが委嘱、最初「シンフォニア・コンチェルタンテ」の副題がつけられていました。「アジタート」の〈Cerca(探究)〉に始まり、〈Solitudine (孤独)〉〈Fremiti(震え)〉〈Lugubre(悲痛)〉「エピローグ」が〈Nebbie(霧)〉の「極端に対照的な5幕のドラマ」として書かれた作品です。1989年11 月16日、ケリーのアルトサックス、ロナルド・ゾルマン指揮トロンハイムSOにより初演。2010年に「ソプラノサックスと管弦楽のため」の版が作られました。 1992年のカーネギーホールのデビュー以来、ソプラノサックスの第一人者のひとりとして認められ、エリーアソンと親しかったアンデシュ・パウルソンのソロによ る録音です。
「トロンボーン協奏曲」は、クリスチャン・リンドベルイのために作曲され、彼に献呈された作品です。エリーアソンは、彼の通常の協奏曲の「急-緩-急」ではな く「アダージョ-アレグロ・モデラート -レント、カンタービレ」の1楽章の作品として作り、「交響的議論」の中にトロンボーンを組みこみました。2000年9月の マルメSOとの初演の際、外交的な性格のリンドベリに「カゴに入れられた鳥のように演奏」することをエリーアソンが求めたと言います。
「交響曲第4番」は、ミュンヘンのコンサートシリーズ「musica Viva」のためバイエルン放送からと、ヨーテボリSOから委嘱を受けて作曲されました。 2005年に完成。2007年にバイエルンRSOとヨーテボリSOが初演した後、サカリ・オラモ、アンドルー・マンゼ、ヨン・ストゥールゴールズがそれ ぞれ、この作品を取り上げました。「アレグロ-アダージョ-コン・モート、ミナッチョーゾ(脅かすように)-アダージョ」の4つの楽章がつづけて演奏されます。こ の交響曲は、2013年5月20日、エリーアソンが病死したため実現しなかったものの、三部作の最初の曲として構想され、最後の数小節が「大きく開けた場所へ の戸口」のようだと言われます。 (Ki)

オクタヴィア
OVCL-00763(1SACD)
税込定価
2021年11月26日発売
ハイドン交響曲集Vol.13
交響曲 第 94番 ト長調 Hob. I:94 「驚愕」
交響曲 第 1番 ニ長調 Hob. I:1
交響曲 第 64番 イ長調 Hob. I:64 「時の移ろい」
飯森範親(指)
日本センチュリー交響楽団

録音:2019年1月25日(第94番)、2020年1月17日(第1番、第64番)
大阪、いずみホール・ライヴ
日本センチュリー交響楽団が首席指揮者の飯森範親と共にスタートした「ハイドンマラソ ン」は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンのすべての交響曲を演奏しようという一大プロジェク ト。当盤は第14回、第18回コンサートのライヴ収録です。 幾度の公演を重ね、信頼関係を築いてきた飯森と日本センチュリー響は、精緻な構築と、 細部までこだわりぬいた感性で、気品あふれるハイドンを奏でています。柔和で晴々とし た優美な演奏は、まさに彼らの真骨頂といえるでしょう。(オクタヴィア)

CPO
CPO-555228(4CD)
NX-G11
シューベルト:交響曲全集と断章集
【CD1】
1. 交響曲第1番ニ長調 D 82
2. 序曲 ニ長調 D 2a(断章)…世界初録音
3. 交響曲 ニ長調 D 2b(断章)…世界初録音
4. 序曲 ニ長調 D 2g(断章)…世界初録音
5. 2つのオーケストラ作品 D 74a…世界初録音
D 71c(断章)…世界初録音
6. 交響曲第2番変ロ長調 D 125
7. オーケストラ作品 D 94a(断章)…世界初録音
【CD2】
1. 交響曲第3番ニ長調 D 200
2. 交響曲第5番変ロ長調 D 485
3. 交響曲第7番ロ短調 「未完成」 D 759
4. 交響曲第7番のスケルツォよりアレグロ(断章)
【CD3】
1. 交響曲第4番ハ短調 「悲劇的」 D 417
2. 交響曲第6番ハ長調 D 589
3. 交響曲 ホ長調 D 729(断章)
【CD4】
1. 交響曲第8番ハ長調 「ザ・グレート」 D 944
オルフェオ・バロックO(古楽器使用)
ミヒ・ガイック(指)

録音:2018年5月2-5日(ライヴ)、2018年5月7-10日、2021年4月25-28日
オルフェオ・バロックOの創立25年記念企画は、新シューベルト全集及びホーエネムスのシューベルティアーデ音楽祭との協力によるシューベル ト交響曲全集&断章集です。もととなっているのは、2018年5月にシューベルティアーデ音楽祭で4日間連続で行われた演奏会のライヴ録音。演奏 会では新シューベルト全集(Neue Schubert-Ausgabe)の研究者ミヒャエル・クーベが作品紹介を行いましたが、CD1 に収められた6曲の断章は クーベによって校訂譜が編集されたもので、これが世界初録音です。 ガイッグとオルフェオ・バロック管は2011年にドイツ・ハルモニア・ムンディにシューベルトの交響曲第5番と序曲集の録音を行っていますが、ここでは更に 一歩進んだ最新の知見に基づくシューベルト演奏をしているものと期待されます。 指揮者のミヒ・ガイックはオーストリア、シェーフリング出身。ザルツブルク・モーツァルテウム大学でヴァイオリンを学び、在学中にニコラウス・アーノンクール から強い影響を受け、イングリッド・セイファートとシギスヴァルト・クイケンからバロック・ヴァイオリンの指導を受けました。1983年にラルパ・フェスタンテ・バ ロックOを創設、1995年まで音楽監督を務めた後、1996年にオーボエ奏者のカリン・ファン・ヘールデンとともにオルフェオ・バロックO を創設。これまでに40作以上のアルバムを録音し、世界中で高く評価されました。
CPO
CPO-777309(1CD)
NX-D11
ユリウス・レントヘン:交響曲集
交響曲第7番へ短調「エディンバラ」
交響曲第14番ニ長調「ヴィンタートゥール」
交響曲第12番ハ長調「バビロンにて」
交響曲第11番ト短調「Wirbel」
交響曲第23番ハ短調
交響曲第22番嬰へ長調
交響曲第24番ホ長調
フランクフルト・ブランデンブルク州立O
ヘルシンボリSO
ダーヴィッド・ポルセライン(指)

録音:2006年9月25-28日、2007年5月29日-6月6日
cpoレーベルが力を入れている作曲家の一人がユリウス・レントヘン。ライプツィヒに生まれ、オランダに帰化し たピアニスト・作曲家で、ブラームスと交流がありました。1887年にはブラームスの指揮で「ピアノ協奏曲第 2番」のソリストを務めています。そのためか初期作品にはブラームスやシューマンの影響も見られますが、晩 年にはここから脱却し、かなり独創的な作品を書いていました。 この2枚組はダヴィッド・ポルセラインの指揮による一連の交響曲シリーズの続編で、今作にはレントヘンの 最後の3つの交響曲が含まれています。交響曲第7番以外の6曲は、全て10分から15分程度の単一楽 章で書かれており、凝縮された形式の中に多彩な音楽が詰まっています。なかでも第12番「バビロンにて」 ではティンパニ、スネアドラムとバスドラム、シンバル、トライアングルによる「トルコ風音楽」の使用と壮大なオ ルガンの響きが全体を印象付けています。第7番の「エディンバラ」のみ4楽章。1930年12月4日にアッ シャーホールで初演され大好評を博しました。

Danacord
DACOCD-914
(2CDR)
トマス・イェンセンの遺産 第4集
(1)ニールセン:交響曲第1番ト短調 FS16(Op.7)
(2)小組曲 FS6(Op.1)(弦楽の為の)*
(3)交響曲第2番ロ短調 FS29(Op.16)「四つの気質」
(4)ヘアマン・D・コペル(1908-1998):祝祭序曲 Op.33(1939)
(5)ヴァウン・ホルムボー(1909-1996):墓碑銘 Op.68 M189(1956)(交響的変容第1番)
(6)スヴェン・エーリク・タープ(1908-1994):交響曲第2番 変ホ長調 Op.50(1949)
(7)ポウル・シアベク(1888-1949):ラルゴ Op.33(1935)(弦楽オーケストラの為の)
「デンマークに生まれて」によるパラフレーズ Op.43(1938)
(8)夜 Op.41(1938)(管弦楽とピアノの為の交響的情景)**
魔女 Op.48(1939)(ソプラノ、管弦楽とオルガンの為の)***
トマス・イェンセン(指)、
デンマークRSO、王立O*、
ボリス・リンデルーズ(P)**、
キアステン・シュルス(S)***

(1)録音:1952年6月14日-15日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)
(2)録音:1941年1月31日&2月22日、オッドフェロー・パレス(コペンハーゲン)
(3)録音:1947年10月3日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)
(4)録音:1958年6月11日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン) (ライヴ放送)
(5)録音:1959年5月22日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン) (ライヴ放送)
(6)録音:1962年3月、ヘルシンキ(ライヴ録音)(1962年7月22日ラジオ放送)
(7)録音:1959年2月15日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン) (ライヴ放送)
(8)録音:1958年6月5日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン) (ライヴ放送)
デンマークの指揮者トマス・イェンセン(1898-1963)の「遺産」シリーズの第4作。カール・ニールセンの作曲家としてのキャリアの第一歩となった3つの作品が「Disc 1」、ニールセンの音楽から影響を受け、自身の音楽との融合を図りながら作曲を行なったニールセンの次の世代の作曲家4人の作品が「Disc 2」に収められています。イェンセンが、第二次世界大戦後、デンマークRSOを指揮してDeccaとHMVのために録音したニールセンの「交響曲第1番」と「交響曲第2番」は、「デンマークに生まれた音楽」を印象づける「筆遣い」と「情熱」をもった、「もっとも信頼できる」という評価が今も変わらない演奏。クラウス・ビューリトにより、角のとれたゆったりとした音にリマスタリングされています。弦楽の為の「小組曲」は、デンマークがドイツ軍に占領された第二次世界大戦中、コペンハーゲンのオッドフェロー・パレスでイェンセンが王立Oを指揮したHMVの録音。ヘアマン・D・コペルの「祝祭序曲」は、プロコフィエフとショスタコーヴィチの「ロシア・モダニズム」とニールセンに倣った「和声の転回」を交えた作品。ホルムボーの「墓碑銘」は、彼の「メタモルフォーゼ」スタイルで書かれた4曲の『交響的変容』の最初の作品。1959年にコペンハーゲンで開催された「バレエと音楽」のフェスティヴァルの一環として行われたイェンセンとデンマークRSOによるラジオ放送が収録されています。タープは、パリのいわゆる「Les Six(六人組)」のネオクラシカル・スタイルに関心を寄せながらも、「ニールセン」を意識する作品を発表したと言われています。「交響曲第2番」は〈瞑想に耽り〉〈活力にあふれ〉〈晴れやかに〉の3楽章の作品です。カール・ニールセンとトマス・ラウプに作曲を学んだポウル・シアベクの作品が3曲。H・C・アンデルセンの詩に作曲した彼の歌曲「デンマークに生まれて」による「パラフレーズ」。バレエのために書いた音楽をピアノと管弦楽のために改作した「夜」。スウェーデン系フィンランドの詩人、エーリク・アクセル・カールフェルトの「魔女のサバト」を詠んだ詩をテクストにした「魔女」は、シアベクのもっともよく演奏される作品のひとつです。「Disc 2」の録音はすべて、今回初めてCD化されます。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Urania Records
WS-121396(2CD)
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調 Op.68
交響曲第2番ニ長調 Op.73
交響曲第3番ヘ長調 Op.90
交響曲第4番ホ短調 Op.98
ラファエル・クーベリック(指)VPO

録音:1957年9月23日-24日(第1番)、1957年3月4日-8日(第2番)、1957年9月24日-25日(第3番)、1957年3月24日-25日(第4番)
※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
1962年にバイエルンRSOの首席指揮者に就任したラファエル・クーベリックは録音活動の活躍の場をドイツ・グラモフォンに移すことになりますが、それ以前の決して長いとは言えない1950年代のデッカ時代にレコーディングが行われ、クーベリックの数ある録音の中でも代表的名演の1つに数えらえるウィーン・フィルとのブラームスの交響曲全集!
1950年のザルツブルク音楽祭でウィーン・フィル・デビューを果たし、その後も同オーケストラと良好な関係を保ち続けたクーベリックの50年代、デッカ時代の頂点の1つとも言えるブラームス全集が、ウラニア・レコーズの新たなリマスタリングを施されてその輝きを増しています。


TOKYO FM
TFMCSA-0041
(2SACD)
シングルレイヤー
完全限定生産
2021年新リマスター
[Disc1]166'25''
[Disc2]160'45"
日本語帯・解説付
カラヤン&BPO/ベートーヴェン交響曲全集(1977年普門館ライヴ)
[Disc1]
交響曲第1番ハ長調 作品21
交響曲第2番ニ長調 作品36
交響曲第3番変ホ長調「英雄」作品55
交響曲第4番変ロ長調 作品60
交響曲第5番ハ短調「運命」作品67
[Disc2]
交響曲第6番ヘ長調「田園」作品68
交響曲第7番イ長調 作品92
交響曲第8番ヘ長調 作品93
交響曲第9番ニ短調「合唱付き」
バーバラ・ヘンドリックス(S)
ヘルイェ・アンゲルヴォ(A)
ヘルマン・ヴィンクラー(T)
ハンス・ゾーティン(Bs)
田中信昭(合唱総指揮)
日本プロ合唱団連合、
東京藝術大学cho
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ベルリンPO

録音:1977年11月13日(第1・3番)、14日(第2番)、15日(第4・7番)、16日(第5・6番)、18日(第9番)
TOKYO FMが録音した帝王カラヤン&ベルリン・フィルの1977年ベートーヴェン・チクルス、東京・普門館ライヴを長時間収録でSACD化。シングルレイヤー の収録時間を活かし2枚のディスクに交響曲全9曲を集約しました。ティンパニはテーリヒェンとフォーグラー、コンサートマスターはシュヴァルベ、シュピーラー、 ブランディスという当時の黄金メンバーが来日し最高のサウンドを披露した伝説的ライヴ。カラヤンが激賞した田中信昭氏率いる合唱団との第9も見事な熱演で す。聴き継がれるべき記念碑的録音!
今回改めてリマスターを施し、さらなる音質改善をめざしました。白熱のトゥッティがまばゆく炸裂し、また同時にしなやかな空気感が大きく広がり、カラヤン全 霊の指揮に対して待ってましたとばかりにベルリン・フィルが応えるさまが目に浮かぶ極上の音質!交響曲の1曲1曲が圧倒的スケールで迫ってくる、真の大演奏 を大いに愉しめます。何と贅沢な逸品なのでしょう! (Ki)


BERLINER PHILHARMONIKER
KKC-5952
(22SACD+DVD)
日本語帯・解説付
税込定価
再プレス!「フルトヴェングラー 帝国放送局(RRG) アーカイヴ 1939−45」


■CD1
フルトヴェングラー:ピアノとオーケストラのための交響的協奏曲

■CD2
(1)ヘンデル:合奏協奏曲Op6-5
(2)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
(3)R.シュトラウス:4つの歌曲(誘惑 Op.33-1、森の喜びOp.49-1、愛の賛歌Op.32-3、冬の愛Op.48-5)
(4)交響詩「ドン・ファン」

■CD3
(1)ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
(2)シューマン:ピアノ協奏曲
(3)ベートーヴェン:交響曲第7番
■CD4

ベートーヴェン
:交響曲第9番「合唱つき」

■CD5
(1)グルック:「アルチェステ」序曲
(2)シューマン:チェロ協奏曲

■CD6
ブルックナー:交響曲第5番

■CD7
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
(2)ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死

■CD8
ハインツ・シューベルト(1908-1945):賛歌的協奏曲(初演)

■CD9
(1)シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレート」
(2)モーツァルト:交響曲第39番

■CD10
(1)シベリウス:エン・サガ
(2)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニー

■CD11
(1)ベートーヴェン:交響曲第4番(聴衆なし)
(2)ベートーヴェン:交響曲第4番(コンサート・ライヴ)

CD12
(1)ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
(2)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」

■CD13
(1)ペッピング:交響曲第2番(初演)
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番

■CD14
(1)ブルックナー:交響曲第6番(第2〜4楽章のみ)
(2)シューマン:チェロ協奏曲
(3)R・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

■CD15
(1)ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
(2)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番

■DVD
ドキュメンタリー
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO
■CD1
エドウィン・フィッシャー(P)/録音:1939年1月19日、旧フィルハーモニー(特別コンサート)
■CD2
(1)録音:1939年9月13日、マズーレンアレ放送局(放送用コンサート)
(2)録音:1939年9月13日、マズーレンアレ放送局(放送用コンサート)
(3)ピーター・アンダース(T)
録音:1942年2月15,16,17日、旧フィルハーモニー
(4)録音:1942年2月15,16,17日、旧フィルハーモニー
■CD3
(1)録音:1942年2月26日、AEG工場
(2)ヴァルター・ギーゼキング(P)/録音:1942年3月1〜3日、旧フィルハーモニー
(3)録音:1942年3月1、2日、旧フィルハーモニー
■CD4
ブルーノ・キッテルcho、ティルラ・ブリーム(S)、エリーザベト・ヘンゲン(A)、ペーター・アンダース(T)、ルドルフ・ヴァッケ(Bs)/録音:1942年3月22〜24日、旧フィルハーモニー
■CD5
(1)録音:1942年10月25〜28日、旧フィルハーモニー
(2)ティボール・デ・マヒューラ(Vc)/録音:1942年10月25〜28日、旧フィルハーモニー
■CD6
録音:1942年10月25〜28日、旧フィルハーモニー
■CD7
(1)エドウィン・フィッシャー(P)/録音:1942年11月8,9日、旧フィルハーモニー
(2)録音:1942年11月8,9日、旧フィルハーモニー」
■CD8
録音:1942年12月8日、旧フィルハーモニー
■CD9
(1)録音:1942年12月6日、旧フィルハーモニー
(2)録音:1943年1月2日、マズーレンアレ放送局
■CD10
(1)録音:1943年2月7〜10日、旧フィルハーモニー
(2)ゲオルク・クーレンカンプ(Vn)/録音:1943年2月10日、旧フィルハーモニー
■CD11
(1)録音:1943年6月28、29日、旧フィルハーモニー
(2)録音:1943年6月28、29、30日、旧フィルハーモニー
■CD12
(1)録音:1943年6月30日、旧フィルハーモニー
(2)録音:1943年6月30日、旧フィルハーモニー
■CD13
(1)録音:1943年10月31日、11月1〜3日、旧フィルハーモニー
(2)コンラート・ハンゼン(P)/録音:1943年10月31日、11月1〜3日、旧フィルハーモニー
■CD14
(1)録音:1943年11月13,14日、旧フィルハーモニー
(2)ピエール・フルニエ(Vc)/録音:1943年11月16日、旧フィルハーモニー
(3)録音:1943年11月16日、旧フィルハーモニー
■CD15
(1)録音:1943年12月15日、旧フィルハーモニー
(2)アドリアン・エッシュバッハー(P)/録音:1943年12月15日、旧フィルハーモニー
●初回限定だったフルトヴェングラーに関する貴重なドキュメンタリー映像(DVD)も今回再び封入!
●特典:フルトヴェングラー特製2022年カレンダー(カードサイズ)を限定300枚
●戦時中(1939〜45年)にドイツ帝国放送が収録したベルリン・フィルとフルトヴェングラーによる放送録音を集成したエディション。
●嬉しいことに、初出音源も収録!(ラヴェル:ダフニスとクロエ第1組曲(抜粋)、シューベルト:交響曲「未完成」第2楽章)
●ドイツ帝国放送のテープ音源としては、今現在の最高技術をもってサンプリング(28bit/96kHz)を行い、ベルリン・フィルが自ら手掛ける戦時のフルトヴェングラー最高音質の登場。
●当時の演奏を再現できる最良の音源を選択。現存するドイツ帝国放送テープをすべて網羅し、オリジナル・テープを基本に、最高の条件でセット化。
●22枚組SACD ハイブリット盤。日本だけの特典映像付(DVD)。
●初回特典:フルトヴェングラー2019年カレンダー(A5サイズ)

戦時下の激動の時代にあっても、自らの芸術活動に命を懸けたフルトヴェングラー。指揮者フルトヴェングラーの中で戦時中の演奏は最も重要なもので す。戦時中のベルリン・フィル&フルトヴェングラーの現存する演奏をすべて網羅し、過去最高の品質で蘇らせた当セットは、これまでのあらゆる盤を凌 駕する決定盤と言えるでしょう。 また、戦時のフルトヴェングラーの録音を語る上で欠かせないのが、「テープの遍歴」についてです。ソ連軍は、ベルリン占領後、ドイツ帝国放送にあっ たおよそ1500本のテープを戦利品として押収。そのテープをもとにモスクワ放送の番組に使用したり、露メロディア・レーベルからLPを発売したりと利 用されてきました。しかし1987年にはオリジナル・テープのコピー20本が、さらに1991年には押収した原テープが自由ベルリン放送(SFB)へ返還さ れ、今日までベルリン・ブランデンブルク放送(RBB、旧SFB)のアーカイヴに保存されていました。今回、当セットで使用されている音源のほとんどは、 1987年と1991年に返還されたテープをベルリン・フィルが新たに28bit/96kHzでサンプリングしたもの。担当したトーンマイスターによると、これら のテープは30年という時間がたっているにも関わらず、非常に良い状態でサンプリングすることができたと言います。また、以前から多くのCDで問題に されていたピッチについても、当時の正しい音程、速度を基準としてサンプリングを行っています。残念ながら演奏会記録が残っているのに、欠けている プログラムについては、テープがすでに消失した可能性がきわめて高く、当セットに収録されている音源が、現存する戦時のベルリン・フィルとフルトヴェ ングラーの演奏のすべてだと考えられています。 仕様は、最高音質でのサンプリングを活かすべく、SACDハイブリット盤でのリリースとなります。解説書は、ソ連軍による戦後の押収からコピーの返還、 マスター・テープの発見に至るまで、この録音をめぐる歴史について書かれた興味深い内容となっています(日本語訳付)。さらに日本のみの初回特典として、 フルトヴェングラーの貴重な映像を交えたドキュメンタリーを含むDVD1枚と2019年版フルトヴェングラー・カレンダー(A5)が付属します。 (Ki)

Altus
ALT-500(5CD)
完全限定生産
カール・ベーム&ウィーンフィル〜東京ライヴ・コレクション1977&1980
(1)【ALT-026/7】2CD
ベートーヴェン
[CD1] 交響曲第6番「田園」
[CD2] 交響曲第5番「運命」、
 レオノーレ序曲第3番(アンコール)
(2)【ALT-065】1CD
ベートーヴェン:交響曲第2番、
 交響曲第7番
(3)【TFMC-1011】2CD
[CD1] モーツァルト:交響曲第29番
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
[CD2] ブラームス:交響曲第2番
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスターシンガー」第1幕前奏曲(ゲネプロ)
カール・ベーム(指)VPO

ライヴ録音:(1)1977年3月2日NHKホール、
(2)1980年10月6日昭和女子大人見記念講堂、
(3)1977年3月11日東京文化会館(すべてステレオ)
ベームとウィーン・フィルの伝説的来日公演、ALTUSとTOKYO FMからリリースされている3タイトルCD5枚分をまとめた数量限定特別価格セットです。単 売のパッケージをそのまま紙ケースに収納した仕様となっており、大変お買い得な価格となっております。数量限定ですのでお早めにどうぞ!
【ALT-026/7】…「77年3月2日のベーム、ウィーン・フィルの来日公演はまさに夢と陶酔のひとときであった。普通、極上の名演奏はマイクに入らないもの だが、この録音には当夜のすべてが刻み込まれています。奇蹟というほかない。」〜宇野功芳・ライナーノートより
【ALT-065】…1980年最後の来日演奏会、昭和女子大学人見記念講堂こけらおとしコンサート。「巨人ベームのエネルギーが最後に最も激しく燃焼した瞬間 だった」〜ウィーン・フィル、クラリネット奏者 E.オッテンザマー
【TFMC-1011】…FM東京のマスターテープをもとに今CD用のアナログテープを作り、そこから16bit/44.1KHzに落とし込みCD化。「AAD」によるあ たたかで野太い見事な音質。ベーム伝説の美演を堪能できます!

GRAND SLAM
GS-2251(1CD)
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
ハイドンの主題による変奏曲*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1948年10月24日ティタニア・パラスト(ベルリン)
1950年6月20日ティタニア・パラスト(ベルリン)*
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(ラジオ放送用ライヴ録音)
■制作者〜 
交響曲第4番は旧EMI系で発売されていたものと同一音源で、GS-2198(2019年/廃盤)でも復刻しましたが、このGS-2251ではすべてのマスタリン グ行程を最初からやり直し、望みうる最上の音質に仕上げました。「ハイドンの主題による変奏曲」は当シリーズ初復刻となります。復刻の素材はともに2トラック、 38センチのオープンリール・テープです。  また、解説書にはドイツ文学者、文芸評論家の小宮豊隆(1884-1966)が1924年5月にミュンヘンでフルトヴェングラー(指)ベルリン・フィルの演奏会を 聴いた時の印象記を掲載しています。ヨーロッパでフルトヴェングラーを聴いた日本人の手記はいくつか知られていますが、これはおそらく最も古いものに属する と思われます。(平林 直哉)


SOMM
ARIADNE-5013(1CD)
NX-B04
ビーチャム・コンダクツ・シベリウス
シベリウス:交響曲第1番ホ短調 Op. 39
組曲『歴史的情景』 第2番Op. 66*〜II. 愛の歌/III. はね橋にて

■インタヴュー〜Playing for Beecham ビーチャムのために演奏すること#
ジョン・トランスキーとビーチャム時代のロイヤルPOの奏者、ジョン・アンダーウッド(Va)とレイモンド・オーヴンズ(Vn2)の会話
ロイヤルPO
トーマス・ビーチャム(指)

録音:1952年8月17日 アッシャー・ホール、エディンバラ(UK)
1947年4月17日 People's Palace Theatre、ロンドン(UK)*
2015年1月6日#
存在は知られていたものの、これまでに発売されていなかった1952年、ビーチャムのシベリウス:交響曲第1番のライヴ録音登場。全曲初出! SOMM RECORDINGSよりロイヤルPOの創立75周年を記念して貴重な音源がリリースされます。1946年にトーマス・ビーチャムが創 設したロイヤルPOはその年の9月15日にクロイドンで最初の演奏会を行い、すぐさま人気を博しました。収録されているのは、1952年 エディンバラ国際フェスティヴァルでビーチャムによって演奏されたシベリウス:交響曲第1番のライヴ録音です。ビーチャムはこの演奏に先立つ3か月前に、同じ作 品をセッション録音しましたが、このライヴはビーチャム伝記作者ジョン・ルーカスの言葉を借りると「ぞくぞくするようなパフォーマンス」と言えるものです。併せて収録 された1947年4月の「歴史的情景」も初出音源です。 最後に収録されたジョン・トランスキーによる30分に及ぶインタビューは、ビーチャムの下で演奏してきた2人の奏者が指揮者とオーケストラの思い出を語ったもの (英語)。当時のメンバーは、ホルンの首席を名手デニス・ブレインが務め、トランペットは19歳で首席奏者に任命されたリチャード「ボブ」ウォールトン。打楽器 奏者にはルイス・ポコック、他錚々たる管楽器奏者たちがビーチャムのために演奏していたという話は、演奏と同じく聴き手を興奮させます。 この録音は、音楽演奏リサーチ・センターの創設者であるジョン・トランスキーが1987年に作成、管理していたアーカイヴに含まれていたもので、SOMM RECORDINGSから発売されている「ビーチャム・コレクション・シリーズ」もこの中から選ばれた音源が用いられています。

NAXOS/映像作品
NAXOS-2.110704
(DVD)
NX-C05

NBD0135V(Bluray)
NX-C05
ベートーヴェンとその時代 第1集
【コンサート I】
C.P.E.バッハ:交響曲 へ長調 Wq. 175, H. 650(1755)
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op. 36(1801-02)
C.P.E.バッハ:交響曲 ト長調 Wq. 183/4, H. 666(1775?76)
4. ベートーヴェン:交響曲第1番
【コンサート II】
ヴラニツキー(1756-1808):交響曲 ハ短調 「フランス共和国との和平に」 Op. 31(1797)
モーツァルト:歌劇「バスティアンとバスティエンヌ」序曲
. ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ベルリン古楽アカデミー(古楽器使用)
ベルンハルト・フォルク(コンサートマスター)
SWRシュヴェツィンゲン音楽祭2020

収録時間:165分
音声:PCMステレオ2.0/DTS5.1(DVD)
PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
字幕:なし
画角:16/9 NTSC All Region
DVD…片面二層ディスク
Blu-ray・・・片面二層ディスク 1080i High Definition
収録:2020年10月24、25日 シュロステアター、シュヴェツィンゲン(ドイツ)
ベートーヴェン・イヤー(生誕250周年)の2020年10月SWRシュヴェツィンゲン音楽祭にて、ベルリン古楽ア カデミーによるベートーヴェンと彼の同時代作曲家に光を当てた連続演奏会が、4夜に渡り開催されました。 当盤は第1集として第1夜と第2夜のコンサートを収録しています。第1夜の演目は、C.P.E.バッハの2つの 交響曲とベートーヴェンの交響曲第1番、第2番。指揮者のいない小編成のオーケストラによる機敏でフレッ シュな演奏は2人の作曲家の持ち味を巧みに描き分けています。第2夜はヴラニツキーの交響曲とベートー ヴェンの交響曲第3番「英雄」。「英雄」の前には同曲の第1楽章の冒頭のモチーフがそっくりなモーツァルト の歌劇「バスティアンとバスティエンヌ」の「序曲」が演奏されました。モラヴィア出身のヴラニツキーはモーツァル トと親交があり、当時指揮者としても名高く、ベートーヴェンが自身の第1交響曲の初演を依頼したことでも 知られています。作品はハイドンの影響を受けつつも、巧みな管弦楽法による軽快かつ芳醇なスタイルで、 モーツァルトの作品を彷彿させます。ピリオド楽器を縦横無尽に操るベルリン古楽アカデミーの奏者たちによ る、ベートーヴェンと彼の同時代の作曲家の楽曲をご堪能ください。
NAXOS-2.110705
(DVD)
NX-C05


NBD-0136V(Bluray)
NX-C05
ベートーヴェンとその時代 第2集
【コンサート III】
ケルビーニ:歌劇「ロドイスカ」より序曲
メユール(1763-1817):交響曲第1番ト短調(1808-09)
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」7(1808)
【コンサート IV】
ホルツバウアー(1711-1783):交響曲 変ホ長調「海の嵐」(1769)
ユスティン・ハインリヒ・クネヒト(1752-1817):交響曲 ト長調「自然の音楽的描写、あるいは大交響曲」(1784-85)
ベートーヴェン:交響曲第6番へ長調「田園」 Op. 68(1808)
ベルリン古楽アカデミー(古楽器使用)
ベルンハルト・フォルク(コンサートマスター)
SWRシュヴェツィンゲン音楽祭2020

収録:2020年10月28、29日 シュロステアター、シュヴェツィンゲン(ドイツ)
収録時間:155分
音声:
PCMステレオ2.0/DTS5.1(DVD)
PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
字幕:なし
画角:16/9 NTSC All Region
DVD…片面二層ディスク
Blu-ray・・・片面二層ディスク 1080i High Definition
ベートーヴェン・イヤー(生誕250周年)の2020年10月SWRシュヴェツィンゲン音楽祭にて、ベルリン古楽ア カデミーによるベートーヴェンと彼の同時代作曲家に光を当てた連続演奏会が、4夜に渡り開催されました。 当盤は第3夜と第4夜のコンサートを収録。第3夜の中心を成すのはベートーヴェンの交響曲第5番「運 命」とメユールの交響曲第1番。この2曲はほぼ同年代に作曲され、楽想的にもいくつかの共通点が認めら れます。このメユールの作品は、後年それを聴いたシューマンが称賛したという対位法を駆使した躍動感溢 れる音楽。第4夜で取り上げられたのは、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」と、その20年ほど前に書か れたクネヒトの交響曲「自然の音楽的描写、あるいは大交響曲」、そして「海の嵐」と名付けられたホルツバ ウアーの交響曲。そのいずれもが自然を音で描いた作品として共通し、特にクネヒトの作品はベートーヴェン との近似性でも知られています。ピリオド楽器を奏でるベルリン古楽アカデミーの奏者たちの姿や、その楽器 配置など、楽曲以外にも見所満載の映像です。


BIS
BISSA-9060(1SACD)

KKC-6435(1SACD)
国内盤仕様
税込定価
スウェーデン放送所蔵音源によるバイロイトの「第9」
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)、
エリーザベト・ヘンゲン(A)、
ハンス・ホップ(T)、
オットー・エーデルマン(Bs)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
バイロイト祝祭O&cho

録音:1951年7月29日/バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
まさに1951年7月29日、スウェーデン放送によって中継放送された番組、冒頭の3か国語(ドイツ語、英語、スウェーデン語)によるアナウンスから巨匠の入場、 渾身の指揮、やや長めのインターバルをはさみ、最後の2分半以上に及ぶ大歓声と嵐のような拍手(と番組終了のアナウンス)まで、85分間、一切のカットなしに 当夜のすべての音をSACDハイブリッド盤に収録しました。
発掘のきっかけはキングインターナショナルと縁の深かった仏ターラ・レーベルの主宰者故ルネ・トレミヌ氏が遺していった『Furtwangler / A Discography by Rene Tremine』(ターラ・プロダクション 1997年刊)A4版56ページの冊子。この中の「バイロイトの第九」(1951年7月29日 バイロイト、祝祭歌 劇場O)の項の最後の行に次のような記述が―Bavarian Radio, Munich and Swedish Radio(archive LB 14784)。バイエルン放送、ミュンヘ ン放送、そしてスウェーデン放送も放送していたというのです!
この1行の記述を頼りに、弊社では長年の付き合いがあるスウェーデンBISのロベルト・フォン・バール会長に音源探しを依頼。そしてついに、見つかったのです! あのトレミヌ氏でさえも入手できずに、70年もの間スウェーデン放送局に眠っていた「バイロイトの第九」放送音源が。

■バール氏からのメール
「音の状態は悪くない。思ったより良好。SACDハイブリッドで出すことに決めた。マスターテープを借りられた。これから音質とノイズ等のチェックをおこない、年 内緊急発売を目指してスタジオ作業中だ。マスターテープに遺された音は一切カットせずに、85分間を1枚のCDにも収録する予定です。この伝説の名演の核 心に触れられることに我々スタッフ一同も興奮しています。」

Arte dellarco Japan
ADJ-065(1CD)
オーケストラ・リベラ・クラシカ第42回定期演奏会
ハイドン:交響曲第103番変ホ長調 Hob.I:103「太鼓連打」
ミサ曲 ハ長調 Hob.XXII:9「太鼓ミサ」(戦時のミサ)
鈴木秀美(指)、
オーケストラ・リベラ・クラシカ
中江早希(ソプラノ独唱)、布施奈緒子(アルト独唱)、谷口洋介(テノール独唱)、小笠原美敬(バス独唱)、コーロ・リベロ・クラシコ(合唱)

ライヴ録音:2018年10月13日/上野学園 石橋メモリアルホール
録音:櫻井卓
オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第42回定期演奏会を収録した当盤はティンパニが大活躍のハイドンの「太鼓連打」と「太鼓ミサ」!鈴木秀美率いる OLC、コーロ・リベロ・クラシコ(CLC)、そして実力派独唱者による演奏です!
導入部がティンパニの連打で始まる交響曲第103番「太鼓連打」。ティンパニ奏者、菅原淳が躍動感に溢れる演奏を展開し、この個性的な作品の魅力を際立た せております。また、第3楽章のメヌエットのトリオでは、クラリネットが目立って現れるのも魅力。そして、終楽章の冒頭のホルンのファンファーレもまたこの作品 の華やかさを表現しております。ミサ曲 ハ長調 Hob.XXII:9「戦時のミサ」、通称「太鼓ミサ」もまたティンパニが効果的にあらわれる作品。敬虔な雰囲気と戦争 の雰囲気が交じり合ったミサ曲です。
合唱は声楽アンサンブル「ラ・フォンテヴェルデ」のメンバーを中心とした古楽のスペシャリスト達が集めって創設されたコーロ・リベロ・クラシコ(CLC)が担当。 また、独唱は圧倒的な歌唱力で注目されているソプラノ中江早希をはじめ、アルト布施奈緒子、テノール谷口洋介、バス小笠原美敬と実力派の歌手が揃いました。 歌詞対訳付です。
ティンパニが意味深い箇所で登場するこの2大作品をOLCとCLC、そしてソリスト達の名唱でお楽しみください! (Ki)

GRAND SLAM
GS-2249(1CD)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 イシュトヴァン・ケルテス(指)VPO

録音:1961年3月22-24日ゾフィエンザール(ウィーン)
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズとして2017年に発売したケルテス&ウィーン・フィルの「新世界より」(GS-2159)は、またたく 間に完売してしまいました。それをそのまま再プレスすることも検討しましたが、永遠の名盤にふさわしい音質を獲得するためにも、全行程をプロ用の機器により 最初からマスタリングをやり直すことにしました。結果は大正解だと思います。また、解説書も前回とは大幅に内容を変えています。(平林 直哉)

スリーシェルズ
3SCD-0065(1CD)
税込定価
鹿野草平(b.1980):よみがえる大地への前奏曲(2011)* ※管弦楽版初演
交響曲第1 番「2020」(2021) ※世界初演
松井慶太(指)
オーケストラ・トリプティーク(コンサートマスター三宅政弘)
早稲田吹奏楽団(指導:竹内公一)*

録音:2021 年4 月24 日杉並公会堂
解説:鹿野草平、池辺晋一郎
人類にとって未曾有の事態となり世界中に傷跡を残しているコロナ禍。 作曲家の鹿野草平が、その犠牲者への哀歌と、それを乗り越え、未来を切り拓く人類の叡智を、交響曲として描きました。 鹿野草平(1980-)は、東京音楽大学で池辺晋一郎、西村朗、三木稔らに、学外で水野修孝に学んだ作曲家で、吹奏楽作曲 や、ゲーム、アニメ音楽や、伊福部昭百年紀の楽譜作成でも知られています。鹿野の作品について、彼の師匠の作曲家の 池辺晋一郎は「音の連鎖に光が降り注いでくる」と形容しています。確かに、マーラー、ショスタコーヴィチ、芥川也寸志、伊 福部昭、矢代秋雄、黛敏郎、吉松隆への敬愛を感じさせる部分もあり、日本に新たなシンフォニスト登場!と言えるでしょう。 作曲者は交響曲第1 番について下記のように述べています。 オーケストラで演奏される楽曲で、「交響曲」ほど純粋に音だけでものごとを語る手法は他にありません。壮大な音楽、悲壮 な音楽。かつて様々な天才作曲家が、数々の交響曲を生み出してきました。私はこの状況に際し作曲家・音楽家の役割と して、2020 年から続く惨禍と亡くなった方々への哀悼、そして困難を乗り越え平和を取り戻す人類の叡智を、交響曲という 手段で表現し、後世に記憶を残さなければならないと考え、このたび新作交響曲を完成させました。
■池辺晋一郎によるメッセージ「鹿野草平のこれから」より一部紹介
鹿野草平の「よみがえる大地への前奏曲」と「交響曲第 1 番」を聴いた。その印象は、「作曲の喜び」という一語に尽きる。フ ル編成のオーケストラ作品を書きおおせるという高揚と興奮の感覚、おびただしい数の音符を五線に記すという圧倒的な 充足感──スコアはそのような快感と汗で、満ちています。(作曲家 池辺晋一郎)

LPO
LPO 0121(1CD)
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 ジュディス・ハワース(S)、アンネ・シュヴァーネヴィルムス(S)、ソフィア・フォミナ(S)、ミヒャエラ・ゼリンガー(Ms)、パトリシア・バードン(Ms)、バリー・バンクス(T)、ステファン・ガッド(Br)、マシュー・ローズ(Bs)
ウラディーミル・ユロフスキ(指)、
LPO&cho、ロンドンSOcho
ケンブリッジ・クレア・カレッジcho
ティフィン少年cho

録音:2017年4月8日、ロイヤル・フェルティバルホール(ライヴ)
冒頭から圧倒的な熱量と迫力。400名以上の奏者たちを率いるユロフスキとLPOの信頼関係が結実した稀有の名演!「デュナーミク、フレージング、バランスの 隙の無い采配、そして完ぺきな構成力」と絶賛された、近年でも特に評価の高かったマーラー8番演奏会のライヴ録音です。英国が誇るソプラノのジュディス・ハ ワース、気品ある元帥夫人としてもおなじみのシュヴァーネヴィルムス、2006年にグラインドボーンでデビューした気鋭の英国のバリトン、マシュー・ローズをはじ め、注目の布陣。オーケストラに歌劇に活躍しているユロフスキだからこそなしえた力演です! (Ki)


Spectrum Sound
CDSMBA-080(2CD)
マルティノンの「英雄」

■CD1
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ブラームス:交響曲第1番〜第1&2楽章

■CD2
ブラームス:交響曲第1番〜第3&4楽章
マーラー:交響曲第1番「巨人」
ジャン・マルティノン(指)
フランス国立放送O

ライヴ録音:(ベートーヴェン)1967年2月21日シャンゼリゼ劇場(パリ)【ステレオ】
(ブラームス)1970年9月30日/シャンゼリゼ劇場(パリ)【ステレオ】
(マーラー)1971年11月17日/シャンゼリゼ劇場(パリ)【ステレオ】
音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)
丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。当アルバムはフランス国立視聴覚研究所(INA)の貴重音源からの復刻!今回はジャン・マルティノン (1910-1976)がフランス国立放送O(フランス国立O)を振った正規初出音源集で、ベートーヴェンの「英雄」(1967年2月21日)、ブラー ムスの交響曲第1番(1970年9月30日)、そしてマーラーの「巨人」(1971年11月17日)といずれもシャンゼリゼ劇場におけるライヴ。すべてステレオで の収録です!意外なことにマルティノンはこの3篇は商業録音には残していませんでした。それだけにこの復刻は晩年のマルティノンの至芸を楽しめるだけでなく、 貴重音源が日の目を見たことになります。
「英雄」は同オケとのライヴ音源(1970年1月28日)がアルトゥス・レーベル(ALT-450)よりリリースされていますが、当音源はその3年前の1967年の ライヴでマルティノンらしい端正な演奏が魅力です。「ブラ1」は同年1970年11月、マルティノンの来日公演で日フィルを振ったライヴがCD化されていました が、フランス国立放送管との当ライヴ音源(1970年9月30日)はもちろん初出。マルティノンらしい色彩豊かなオーケストラの響きとブラームスの格調高い音楽 が見事にマッチした美演です。そして「巨人」ですがこちらも1970年11月に日フィルと共演していますが当録音は翌1971年の演奏。マルティノン晩年の円熟 を見せながらも躍動感に満ちた演奏は実に感動的です!平林直哉氏による日本語解説書付です! (Ki)
Spectrum Sound
CDSMBA-081(2CD)
マルティノンの「運命」

■CD1
(1)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
(2)サン・サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」

■CD2
(3)ブラームス:交響曲第2番
(4)ムソルグスキー:「展覧会の絵」
(1)(3)(4)ジャン・マルティノン(指)フランス国立放送O
(2)ポール・パレー(指)フランス国立フィルハーモニックO

ライヴ録音:(1)1970年9月4日ブザンソン【ステレオ】
(2)1973年5月29日メゾン・ド・ラジオ・フランス104スタジオ、グランド・オーディトリアム(パリ)【ステレオ】
(3)1972年3月26日/リーダーハレ(シュトゥットガルト)【ステレオ】
(4)1972年3月1日シャンゼリゼ劇場(パリ)【ステレオ】
音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)
丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。フランス国立視聴覚研究所(INA)の貴重音源からの復刻でも注目を集めています!当アルバムには二 人のフランス人指揮者ジャン・マルティノン(1910-1978)とポール・パレーの正規初出音源を収録。その内容はマルティノンがフランス国立 放送管を指揮したベートーヴェンの「運命」(1970年9月4日/ブザンソン)、ブラームスの交響曲第2番(1972年3月26日/リーダーハレ)、ムソルグスキー の「展覧会の絵」(1972年3月1日/シャンゼリゼ劇場)、そしてパレーがフランス国立フィルハーモニックを指揮したサン=サーンスの「オルガン付き」(1973 年5月29日/メゾン・ド・ラジオ・フランス104スタジオ)という充実のプログラムです。
パレーの「オルガン付き」は演奏時80代半ばでありながらも驚くべき若々しさに満ちた演奏。ステレオで聴くことができるオルガンの大迫力なサウンドも注目 に値します。
マルティノンの「運命」では明晰な解釈が持ち味。ブラームスの第2番では驚くほど遅いテンポから始まり唯一無二の演奏を展開。そして「展覧会の絵」では色 彩感を大切に丁寧なタクトが光り、神経の行き届いた美しさが魅力です。マルティノン、パレーともに円熟期ながらその至芸は圧巻。その生々しいライヴ感がすべて ステレオで聴くことができるのは非常に喜ばしいことと言えましょう。平林直哉氏による日本語解説書付です! (Ki)


King International
KKC-4291(6CD)
フルトヴェングラー不滅の遺産〜ターラ編

【CD 1】
1. ブラームス:交響曲第4番ホ短調 作品98
2. バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV 1068

【CD 2】
ブラームス
1.ハイドンの主題による変奏曲 作品56a     
2.交響曲第1番ハ短調 作品68

【CD3】
1.ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ〜リハーサル(部分練習と全曲通し演奏)  
2.ストラヴィンスキー:バレエ音楽「妖精の口づけ」よりの交響組曲(ディヴェルティメント)

【CD 4】
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」
(1).最初の録音
(2) 第2楽章冒頭の再録音(4:47)

【CD 5】
1.メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」作品26
2.モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525
3.J・シュトラウス:皇帝円舞曲
4.ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 作品60

【CD 6】
1.スメタナ:交響詩「モルダウ」
2.ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92
3.同:交響曲第7番イ長調 〜第2楽章のリハーサル
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)

【CD 1】
BPO
録音:1948年10月22日 ゲマインデハウス、ダーレム、ベルリン(放送用コンサート)(1)
1948年10月24日 ティタニア・パラスト、ベルリン(定期演奏会でのライヴ)(2)
原盤:仏ターラ FURT 1025(P)1998
【CD 2】
BPO
録音:1954年5月4日 歌劇座、パリ(ライヴ)(1)
1952年2月10日 ティタニア・パラスト、ベルリン(ライヴ)(2)
原盤:仏ターラFURT2005(P)2009
【CD3】
BPO
録音:1953年4月15日 NWDR(北西ドイツ放送)スタジオ、ベルリン (1)
1953年5月18日 ティタニア・パラスト、ベルリン(ライヴ)(2)
原盤:仏ターラ(FURT 1015)(P)1997(1) /(FURT1019)(P)1999(2)
【CD 4】
(1)録音:1947年11月10,11,12,17日 ムジークフェラインザール、ウィーン
(2)録音:1949年2月15日 ブラームスザール、ウィーン
VPO
原盤:仏ターラ(FURT 1027)(P)1999
【CD 5】
VPO
録音:1949年2月15日 ブラームスザール、ウィーン(1)/1949年4月1日(2)、1950年1月24日(3)、
1950年1月25,30日(4) ムジークフェラインザール、ウィーン
原盤:仏ターラ(FURT1085)(P)2003
【CD 6】
VPO(1、2)
ルツェルン祝祭O(3)
録音:1951年1月24日 ムジークフェラインザール、ウィーン(1)、
1950年1月18,19日 ムジークフェラインザール、ウィーン(2)、1951年8月15日 ルツェルン(3)
原盤:仏ターラ(FURT 1086)(P)2003(1,2) / FURT 1089(P)2004(3)
【CD 1】
ブラームス「4番」(1948)・・・1948年10月24〜26日ベルリン・フィルの定期演奏会のリハーサルを兼ね、22日にゲマインデハウスで放送用収録がおこなわれた。「ブラ4」と「管弦楽組曲第3番」。バッハはすでにLP時代にDGGから発売されていた。98年にターラからメジャー初出、正規発売となった「ブラ4」(FURT1025)。2日後定期での演奏はEMIから初出されたときから、戦後ベルリン・フィル定期の「ブラ4」として、名演の名をほしいままにしてきたが、リハーサルを兼ねた22日の放送用音源がついに国内盤で登場!放送用コンサートのため拍手はないが、これもまた大熱演!劇的迫力も申し分なし。 カップリングは24日の本番のときの「管弦楽組曲第3番」。国内盤(国内製)は同様に初めて。アリアではくり返しが行われており、感情移入が強い。3種ある
巨匠の「アリア」といえばこの録音が真っ先に挙げられよう。
【CD 2】
ブラームス「1番」(1952)・・・1952年2月定期公演のライヴ。名演が数多い巨匠の「ブラ1」の中でも音質優秀、戦後のベルリン・フィルの定期として価値は高い。LP時代DGGから発売され、「音質も含めて最高の名演」との評価が多く、衝撃を与えてきたが、出だしのティンパニの連打からフィナーレの怒涛のコーダまで、ターラの新マスタリング=衝撃の音質にはびっくり! カップリングは54年パリ・歌劇座での同じブラームスの「ハイドン・ヴァリエーション」。こちらも新マスタリング。ターラ初出CD(FURT1023/4)とくらべ、音質大幅UPされレンジ幅は広く、低音・高音ともくっきり出てくる。
【CD 3】
ラヴェルの「高雅にして感傷的なワルツ」(リハーサル風景)・・・巨匠の唯一の録音であり、フランスものとして貴重。53年4月16〜18日のハンブルク公演の演目であり、本番前のリハーサルとして前日(15日)ベルリンのNWDR(北西ドイツ放送)スタジオで収録された(説が有力)。前半の部分練習と後半の全曲遠し演奏からなっており、全曲演奏部分には今回のCDでトラック番号をいれています。「彼のドビュッシー、ラヴェルの中では音質も含めてこれが最も美しい。デリカシーも充分だし、官能的な味も良く出ているからだ。」(宇野功芳)(『フルトヴェングラーの全名演名盤』講談社刊)
なお、この本の中で指摘しているピッチの異常な高さはターラ盤再プレス段階で修正されております。
カップリングには1か月後ティタニア・パラストでの定期演奏会でとりあげられたストラヴィンスキー「妖精の口づけ」。これもまた唯一の録音で、巨匠のストラヴィ
ンスキーとしてはほかに50年ザルツブルクでの「3楽章の交響曲」だけなので貴重。「きわめて親しみやすい音楽に変えられており、静寂な詩情よりは粘った情
緒が前面に押し出されています。」(宇野功芳)(『フルトヴェングラーの全名演名盤』講談社刊) 
両曲とも音質は良好。
【CD 4】
「英雄」(1947、1949)・・巨匠が最も得意にした「エロイカ」。HMVにも2回録音しているが、これは最初のほう。いまや幻となっている47年11月の全曲録音です。当時、SP用のオートチェンジャーによるレコードプレーヤーが開発されたが、第2楽章の冒頭(第1面)が演奏時間が長すぎ、プレーヤーにかからなかった。そこでEMIの要請をうけ49年にこの箇所だけを再録音したのです。以降、本家のマスターテープは第2楽章の冒頭は再録音がずっと使用されています。49年の再録音は感情の入れ方が違うし、会場も小ホールに変更されるなど巨匠にとっても不本意であったにちがいない。テープ録音時代になり、52年に全曲を再録音、あの名盤を生み出すのであるが、ターラが復刻したこの1回目の録音も音質鮮明で、楽器群のバランスに配慮したスケールの大きい「エロイカ」が堪能できます。ターラのCDでは2テイクを収録しており極めて貴重。
【CD 5】
2003年ターラがHMVのSPから巨匠のセッション録音の名演を復刻、「フィンガルの洞窟」「アイネ・クライネ」「皇帝円舞曲」そして「ベト4」の(2種類あるうちの)最初のほうの録音です。ベートーヴェン「4番」(1950)・・・HMV/ EMIに50年、52年と2回録音しているが、この50年盤は「ウィーン・フィルの柔らかい、魅力的な音色感が光り」「第1楽章には晩年の静の境地、言葉を換えれば“禅”に通じるものが感じられる」(宇野功芳、『フルトヴェングラー全名演名盤』講談社刊)。
「EMIのSP盤はそのあとのLP盤よりすぐれていてまとまりもよく、少し速目だが、オーケストラの演奏は堂々としている・・1943.6.27盤と並ぶ(フルトヴェングラーの同曲の)最高の盤」(ピーター・ビリー/横山一雄訳 『レコードのフルトヴェングラー』音楽之友社刊)
ターラの復刻技術には、Webファン・サイトでも音質評価が高い。

【CD 6】
ベートーヴェン「第7番」・・・1950年にHMVにいれた有名なセッション録音だが、本家EMIではLP用のマスターテープ編集段階で第4楽章(1:54付近、第214小節)に当時の女性エンジニアらしき声が混入してしまい、CDになってもこのマスターテープが使用されていた。日本では新星堂がSPから復刻したことがあったが、2003年ターラがオリジナルSPから最良の復刻をしてくれた。サーフィスノイズこそ残っているものの、明快にしてダイナミックな音感はききごたえ充分!「(重要なのは)興奮を掻き立たせるうねるような(指)破竹のごとき勢いとしだいに高まっていくコーダの持続音のまとめ方、全体についてのすぐれた形式感です。」(ピーター・ビリー/横山一雄訳 『レコードのフルトヴェングラー』音楽之友社刊)
「モルダウ」・・・HMVSP録音から名曲、巨匠唯一の録音の復刻。「第7」第2楽章のリハーサル(51年ルツェルンでの本番前の演奏)・・・ほかでは入手困難な貴重音源。99〜188小節の断片ながら、巨匠のトークとともに旋律の歌わせ方がわかり極めて興味深い。音質も鮮明。

BIS
BISSA-2469
(1SACD)
メンデルスゾーン:交響曲第1番ハ短調 Op.11
交響曲第3番『スコットランド』
トーマス・ダウスゴー(指)
スウェーデン室内O

録音:2019年6月9-14日/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)
れまでシューマン、シューベルト、ブラームスなどBISレーベルより積極的なリリースが続いているダウスゴー率いるスウェーデン 室内O。2021年にリリースした「ザ・ブランデンブルク・プロジェクト」(KKC-6359/61 / BIS SA-2199)ではブランデンブルク協奏曲と6人の作 曲家による新作委嘱を交えた構想18年の大企画を録音し、レコード芸術誌「特選盤」、朝日新聞 For your collection「推薦盤」など高く評価されています。 期待の新録音はメンデルスゾーンを取り上げました。メンデルスゾーンといえば序曲「美しいメルジーネの物語」、付随音楽「夏の夜の夢」、序曲「フィンガルの洞窟」 を収めたアルバム(BIS SA-2166)をリリースしており「メンデルスゾーンの比類なき精神を捉えた演奏」としてヨーロッパで話題の録音となりました。期待の 交響曲第1弾は第1番と第3番『スコットランド』です!
第1番はメンデルスゾーン15歳の時の作品で、既に12曲の『弦楽の為の交響曲』を書いていたとはいえ2管編成フル・オーケストラを用いた初の交響曲。 早熟の天才ぶりが眩しい音楽ですが、ダウスゴーは見通しのよさと生命力あふれる演奏を展開しております。一方、美しく抒情的な旋律が魅力の『スコットランド』 も実に見事!手兵スウェーデン室内管はダウスゴーが作り出す細かなニュアンスも表現しており、刺激的で繊細な緩急を交えた演奏はここでも光ります。1997 年以来長きに渡る信頼関係から生まれる圧倒的な演奏をお楽しみください! (Ki)

REFERENCE
FR-744SACD
(1SACD)
ブラームス:交響曲第4番
ジェイムズ・マクミラン(1959-):管弦楽の為のラルゲット(2017)*
ピッツバーグSO
マンフレート・ホーネック(指)

録音:2018年4月20-22日、2017年10月27-29日*
ハインツホール、ピッツバーグ(ライヴ)
長年高音質レーベルとして高い評価を得ているREFERENCE RECORDINGS。そしてREFERENCE RECORDINGSはもちろん、PENTATONE,BIS, など録音に定評のある数々のレーベルの録音を40年以上に渡って担当しているsound mirror社がタッグを組んだ大好評「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ。 シリーズ第12弾は、ブラームスの交響曲第4番、そしてカップリングはマクミランの「管弦楽の為のラルゲット」。 マンフレート・ホーネックは2008年から首席指揮者を務めているピッツバーグSOとの契約を2027/2028シーズンまで延長。ピッツバーグSOは これまでに、フリッツ・ライナー、アンドレ・プレヴィン、ロリン・マゼール、マリス・ヤンソンスなど、多くの世界的指揮者たちが率いてきました。また、メイソン・ ベイツ、ジョナサン・レシュノフ、ジェームズ・マクミラン、ジュリア・ウォルフなど現代作曲家への委嘱作品をはじめ、常に新しい作品にも力を入れてきています。 マンフレート・ホーネックとのシーズンも13年目となり、125年の歴史を誇るオーケストラと共に、今後の更なる活動にも注目が集まっています。
ブラームスの最後の交響曲第4番。ブラームスの交響曲の集大成ともいえる作品で、1885年10月25日マイニンゲンでブラームス自身の指揮によって初演 されました。見事な建築のような絶対音楽でありながら、ブラームス晩年の特有な哀愁と美しさを存分に湛えた孤高の魅力あふれる作品。ホーネックは、その 音楽的構造や、独自の解釈について、ライナーノーツで語っています。 スコットランド出身の現代作曲家ジェームズ・マクミラン。ここに収録されている「管弦楽の為のラルゲット」は、ホーネックの音楽監督就任10周年を記念して、 オーケストラから委嘱された作品。2017年10月に世界初演され、このアルバムにはその際の演奏が収録されています。

Capriccio
C-8081(1CD)
NX-B05
ブルックナー:交響曲第8番 リンツ・ブルックナーO
マルクス・ポシュナー(指)

録音:2018年2月5日、7-9日リンツ・ミュージックシアター、リハーサル・ホール(オーストリア)
「私たちはリハーサルの過程で、ブルックナーの交響曲の中にこれほどの爆発力や明るい色彩、とてつもない大胆さがあることに何度となく驚きました --それにはスコアをいったん疑い、間違った伝統と真の伝統を区別する必要があったのです。」-マルクス・ポシュナー
ブルックナーは交響曲を一旦完成させてからも、さまざまな理由で手を加えることがあったために、同じ作品にいくつもの異稿・異版が存在する場合があり、これ らの違いを聞いて楽しむのも熱心なブルックナー・ファンにとって大いなる喜びとなっています。 2024年はブルックナーの生誕200年にあたり、これを記念してブルックナーのすべての交響曲のすべての稿(バージョン)を録音しようという企画 「#bruckner2024」の第2弾が早くも登場。最高傑作ともいわれる第8番(1890年版)です。ポシュナーは、速めのテンポを採り全曲を約77分にまとめてい ます。全体として引き締まった演奏ですが、第1楽章と第3楽章ではオーケストラを重厚に響かせているため、軽い印象を与えません。また緩急・強弱の幅を 大きくとっていることと、随所に現れる民謡や民族舞曲に似た部分を強調しているのもこの演奏の特徴。管楽器の浮き上がらせ方などに独自の工夫もうかが えます。使用楽譜自体はよく知られたノーヴァク版ですが、演奏に際しては緻密な読み直しが行われたことが推察されます。

ONDINE
ODE-1393(1CD)
NX-B04
トーマス・ラルヒャー(1963-):作品集
交響曲第2番「Kenotaph 慰霊碑」(2015-16)…世界初録音
連作歌曲『失われた夜』- バリトンとオーケストラの為の(2008)*
アンドレ・シュエン(Br)
フィンランドRSO
ハンヌ・リントゥ(指)

録音:2019年1月(ライヴ)、2021年5月*
オーストリアの作曲家トーマス・ラルヒャーの作品集。2015年から16年に作曲された「交響曲第2番」はオース トリア国立銀行の設立200年記念の委嘱作で、2016年にセミヨン・ビシュコフが指揮するウィーン・フィルハーモ ニーOによって初演されました。シリア紛争から逃れるため、地中海を渡る途中で命を落とした数多くの 難民を悼み「慰霊碑」とタイトルを与えられたこの作品は、もともとオーケストラの為の協奏曲として構想されて おり、現代的な佇まいの中に強烈な感情表現が噴出する見事な作品に仕上がっています。「失われた夜」は オーストリアの女性詩人インゲボルク・バッハマンのテキストに基づく連作歌曲。詩の持つほの暗い雰囲気を丁寧 に表現したラルヒャーの音楽は、瞑想的かつ夢幻的。聴き手を非現実的な世界へといざないます。

ORFEO
C-210241(1CD)
NX-B08
ツェムリンスキー:抒情交響曲 Op. 18
シュレーカー(1878-1934):あるドラマへの前奏曲
カラン・アームストロング(S)
ローランド・ヘルマン(Br)
ウィーンRSO
ミヒャエル・ギーレン(指)

録音:1989年1月27日(ライヴ)
ウィーン・ムジークフェライン(オーストリア)
1993年8月31日(ライヴ)
ウィーン・コンツェルトハウス(オーストリア)
ミヒャエル・ギーレンが得意とするドイツ後期ロマン派の2作品。ツェムリンスキーの「抒情交響曲」はマーラーの 「大地の歌」を思わせる歌とオーケストラの為の連作歌曲の形式を持つ曲。インドの詩人ラビンドラナート・タ ゴールの詩(英語からドイツ語に翻訳された歌詞)は、愛を主題として書かれており、ツェムリンスキーの音楽語法 の全てが用いられた意欲的な作品です。全体に官能的な旋律が横溢していますが、ギーレンは音楽に没入す ることはなく、淡々と理知的に表現しています。ソリストにはワーグナー歌手として知られるカラン・アームストロング と、モーツァルトやワーグナーの歌唱で知られるローランド・ヘルマンが起用されており、オーケストラの厚みのある 響きに負けることのない素晴らしい歌を楽しめます。 アルバムにはツェムリンスキーと同世代の作曲家シュレーカーの「あるドラマへの前奏曲」も収録されています。

BR KLASSIK
BR-900200
(57CD+11SACD+2DV D)
マリス・ヤンソンス・エディション


■CD1
1-4ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21
5.ヨハネス・マリア・シュタウト(1974-):マニアイ-オーケストラの為の(2011)
6-8.ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調Op.36
10.望月京(1969-):ニライ(2012)-ベートーヴェンの交響曲第2番と第6番の間奏曲

■CD2
1-4.ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
5.ロディオン・シチェドリン(1932-):ベートーヴェンのハイリゲンシュタットの遺書
-管弦楽の為の交響的断章(2008)

■CD3
ベートーヴェン
1-4.交響曲第4番変ロ長調Op.60
5-8.交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
9.ラミンタ・シェルクシュニューテ(1975-):炎(2010)

■CD4
1-5.ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
6.ギヤ・カンチェリ(1935-2019):混声合唱と管弦楽の為の「Dixiディキシー」(2009)

■CD5
1-4.ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
5.イェルク・ヴィトマン(1973-):管弦楽の為の演奏会用序曲「コン・ブリオ」(2008)
6-9.ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93

■CD6
1-4.ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱付き」

■SACD7
1-4.ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱付き」

■CD8
ベートーヴェン
1-6.ミサ曲ハ長調Op.86
7.「レオノーレ」序曲第3番ハ長調Op.72

■CD9
1-5.ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
6.ヴァレーズ:イオニザシオン-13人のパーカッション奏者の為の

■CD10/11
ブラームス
■CD10
1-4.交響曲第1番ハ短調Op.68

■CD11
1-4.交響曲第4番ホ短調Op.98

■SACD12
ブラームス
1-4.交響曲第2番ニ長調Op.73
6-8.交響曲第3番ヘ長調Op.90

■CD13
1-4.R・シュトラウス:歌劇「インテルメッツォ」からの4つの交響的間奏曲Op.72
ブラームス
5-8.交響曲第4番ホ短調Op.98
9.ハンガリー舞曲第5番ト短調(A.パーロウ版)

■CD14/15
ブリテン:『戦争レクイエム』Op.66

■CD16
1-4.ブルックナー:交響曲第3番ニ短調WAB103(第3稿1889年)

■CD17
1-4.ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調WAB104「ロマンティック」
(1878年第2稿/1880年最終楽章改訂)

■CD18
1-4.ブルックナー:交響曲第6番イ長調WAB106(1879-81)

■SACD19
1-4.ブルックナー:交響曲第7番ホ長調WAB107(1881-83)

■SACD20

1-4.ブルックナー:交響曲第8番ハ短調WAB108(1890年第2稿)
■CD21
1-3.ブルックナー:交響曲第9番ニ短調WAB109(オリジナル・ヴァージョン)

■CD22
1-6.ブルックナー:ミサ曲第3番ヘ短調-ソリスト、合唱、オルガンとオーケストラの為の…初CD化

■CD23
1-4.ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
5-8.ヨーゼフ・スーク(1874-1935):弦楽セレナーデ変ホ長調Op.6
9.ドヴォルザーク:謝肉祭Op.92

■CD24
1-10.ドヴォルザーク:『スターバト・マーテル』Op.58

■CD25
1.シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
2.ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
3.エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番イ長調Op.11
4-7.ラヴェル:スペイン狂詩曲
8.リスト:ハンガリー狂詩曲第2番(カール・ミュラー=ベルクハウスによる管弦楽版)

■SACD26
ハイドン
1.シンフォニアニ長調Hob.Ia:7「序曲」
2-5.交響曲第88番ト長調Hob.I:88
6-11.ミサ曲変ロ長調Hob.XXII:14『ハルモニー・ミサ』

■CD27
1-3.ルトスワフスキ:管弦楽の為の協奏曲
4-6.シマノフスキ:交響曲第3番Op.27「夜の歌」
7.アレクサンドル・チャイコフスキー(1946-):交響曲第4番Op.78

■CD28
1-4.マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」

■CD29
マーラー: 交響曲第2番 ハ短調 「復活」

■CD30/31
マーラー:交響曲第3番ニ短調…初CD化

■CD32
1-4.マーラー:交響曲第4番ト長調…初CD化

■SACD33
マーラー: 交響曲第5番 嬰ハ短調

■CD34
1-4.マーラー:交響曲第6番イ短調…初CD化

■SACD35
1-5.マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」

■CD36
マーラー:交響曲第8番変ホ短調「千人の交響曲」…初CD化

■SACD37
1-4.マーラー:交響曲第9番ニ長調

■CD38
1-14.モーツァルト:レクイエムニ短調KV626…初CD化
(ジュスマイヤー版)

■CD39
1-8.アルヴォ・ペルト(1935-):ベルリン・ミサ…初CD化
9-20.プーランク:スターバト・マーテルFP148…初CD化
21-23.イーゴル・ストラヴィンスキー:詩篇交響曲

■CD40
ラフマニノフ
1-4.鐘Op.35
5-7.交響的舞曲Op.45

■SACD41…NEOS原盤
ヴォルフガング・リーム(1952-):レクイエム?シュトローフェン

■CD42
1-4.サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調Op.78「オルガン」
5-11.プーランク:オルガン協奏曲ト短調FP93
1-4.ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47

■SACD44
1-4.ショスタコーヴィチ:交響曲第7番ハ長調Op.60「レニングラード」

■CD45
1-4.ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調Op.93

■CD46
ショスタコーヴィチ
1-4.ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35…初CD化
5-9.交響曲第9番変ホ長調Op.70…初CD化

■CD47
1-13.ロディオン・シチェドリン(1932-):カルメン組曲
14-17.レスピーギ:ローマの松P141

■CD48
1-4.シューベルト:交響曲第8番ハ長調D944「ザ・グレイト」

■CD49
1-6.シューベルト:ミサ曲第2番D167
7-16.グノー:聖セシリアの荘厳ミサ曲

■CD50
1-4.シューマン:交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」
5-8.シューベルト:交響曲第3番ニ長調D200

■CD51
シベリウス
1.交響詩「フィンランディア」Op.26
2-4.カレリア組曲Op.11
5-8.交響曲第2番ニ長調Op.43

■CD52
R・シュトラウス
1.交響詩「ドン・ファン」Op.20
2-7.英雄の生涯Op.40

■CD53
R・シュトラウス
1-9.交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30
10.ブルレスケニ短調AV85

■CD54
R・シュトラウス
1-22.アルプス交響曲Op.64
23.交響詩「死と変容」Op.24

■CD55
R・シュトラウス
1.「ばらの騎士」組曲AV145
2.ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずらOp.28
3-6.4つの最後の歌AV150

■CD56
1-15.ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)
16-30.モデスト・ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(ラヴェルによる管弦楽版)

■CD57
ストラヴィンスキー
1-14.バレエ音楽「春の祭典」(1947年版)
15-26.バレエ音楽「火の鳥」(1945年版)

■SACD58
チャイコフスキー
1-4.交響曲第5番ホ短調Op.64
5.幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32

■CD59
1-3.ショスタコーヴィチ:交響曲第6番ロ短調Op.54
4-7.チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」

■CD60
1.チャイコフスキー:幻想序曲「ロミオとジュリエット」…初CD化
2-8.ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」組曲第2番(1919年版)…初CD化
9.ヴァレーズ:アメリカ(1922年版)

■CD61/62/63
チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」

■CD64/65
ヴェルディ:レクイエム

■DVD66…映像
ハイドン
1.シンフォニアニ長調HobIa:7「序曲」
2-5.交響曲第88番ト長調Hob.I:88
6-11.ミサ曲「ハルモニー・ミサ」Hob.XXII:14

■DVD67…映像
1-25.シェーンベルク:『グレの歌』
ボーナス・トラック:ミヒャエル・バイヤーによる解説(ドイツ語のみ)

■CD68…初CD化
1-12.マリス・ヤンソンス、バイエルンRSOとの最初のリハーサル
オープニング・スピーチとベルリオーズ:想交響曲
2003年10月23日、24日のミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク公演の為のリハーサル

■CD69…初CD化
1-17.マリス・ヤンソンス、バイエルンRSOとのリハーサル
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64

■CD70…初CD化
1-18.マリス・ヤンソンス、バイエルンRSOとのリハーサル
R・シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
バイエルンRSO、
マリス・ヤンソンス(指)

■CD1
録音:2012年11月27日東京、サントリーホール(ライヴ)…1-4、6-8
2012年2月9日、10日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…5
2012年11月8日、9日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…10
■CD2
録音:2012年10月18日、19日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…1-4
2008年12月18、19日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…5

■CD3
録音:2012年11月26日東京、サントリーホール(ライヴ)…1-4
2012年11月27日東京、サントリーホール(ライヴ)…5-8
2012年5月17日、18日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…9

■CD4
プリツカ・エーゼル(S)…6
ガブリエーレ・ヴァインフルター(A)…6
バイエルン放送cho、ミヒャエル・グレーザー(合唱指揮)…6
録音:2012年11月8、9日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…1-5
2009年10月29、30日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…6
■CD5
録音:2012年11月30日東京、サントリーホール(ライヴ)…1-4
2012年12月1日東京、サントリーホール(ライヴ)…6-9
2008年9月25日、26日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…5
■CD6
クリスティアーネ・カルク(S)
藤村実穂子(A)
ミヒャエル・シャーデ(T)
ミヒャエル・フォッレ(Br)
バイエルン放送cho、ペーター・ダイクストラ(合唱指揮)
録音:2012年12月1日東京、サントリーホール(ライヴ)
■SACD7
クラッシミラ・ストヤノワ(S)
リューバ・ブラウン(A)
ミヒャエル・シャーデ(T)
ミヒャエル・フォッレ(Bs)
バイエルン放送cho、ミヒェエル・グレーザー(合唱指揮)
録音:2007年10月27日バチカン、教皇パウロ6世オーディエンス・ホール(ライヴ)
■CD8
ゲニア・キューマイヤー(S)…1-6
ゲルヒルト・ロンベルガー(Ms)…1-6
マキシミリアン・シュミット(T)…1-6
ルカ・ピサローニ(Bs-Br)…1-6
バイエルン放送cho、ハワード・アーマン(合唱指揮)
録音:2018年1月11日、12日ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニー(ライヴ)
2004年1月29日、30日(ライヴ)…7
■CD9
録音:2013年3月7日、8日ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニー(ライヴ)…1-5
2010年7月1日、2日ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニー(ライヴ)…6
■CD10/11

録音:2007年10月30日、31日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…CD10
2012年2月6日-10日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…CD11
■SACD12
録音:2006年3月16日、17日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…1-4
2010年1月16日ウィーン、楽友協会大ホール(ライヴ)…5-8
■CD13
録音:2019年11月8日ニューヨーク、カーネギーホール(ライヴ)
■CD14/15
エミリー・マギー(S)
マーク・パドモア(T)
クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)
マックス・ハンフト(Org)
テルツ少年cho、ラルフ・ルーデヴィヒ(合唱指揮)
バイエルン放送cho、ミヒャエル・グレーザー(合唱指揮)
録音:2013年3月13日-15日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■CD16
録音:2005年1月20日、21日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■CD17
録音:2008年11月26-28日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■CD18
録音:2015年1月22日、23日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■SACD19
録音:2007年11月4日ウィーン楽友協会大ホール(ライヴ)
■SACD20
録音:2017年11月13-18日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■CD21
録音:2014年1月13-17日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■CD22
サリー・マシューズ(S)
カレン・カーギル(Ms)
イルケル・アルジャユレク(T)
スタニスラフ・トロフィモフ(Bs)
バイエルン放送cho、ミヒャエル・グレーザー(合唱指揮)
録音:2019年1月21-25日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
■CD23
録音:2016年1月29日、30日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)1-4、9
2016年1月25日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(スタジオ)…5-8
■CD24
エリン・ウォール(S)
藤村実穂子(Ms)
クリスティアン・エルスナー(T)
リー・リアン(Bs)
バイエルン放送cho、ミヒャエル・グレーザー(合唱指揮)
録音:2015年3月24-26日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
■CD25
デニス・マツーエフ(P)…2
録音:2015年10月8日、9日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
■SACD26
マリン・ハルテリウス(S)
ミカエラ・クナプ(S)
ユディト・シュミット(C.A)
クリスティアン・エルスナー(T)
ベルンハルト・シュナイダー(T)
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリッヒ(Bs)
バイエルンcho、ペーター・ダイクストラ(合唱指揮)
録音:2008年10月7日ヴァルトザッセン大聖堂(ライヴ)
■CD27
ラファエル・バルトミンスキー(T)…4-6
アンドレアス・レーン(独奏ヴァイオリン)…4-6
ニムロット・ゲツ(独奏ヴィオラ)…7
バイエルン放送cho、ミヒャエル・グレーザー(合唱指揮)
録音:2009年10月8日、9日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…1-3
2008年12月18日、19日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…4-6
2009年1月14-16日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…7
■CD28
録音:2007年3月1日、2日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
■CD29
アニャ・ハルテロス(S)
ベルナルダ・フィンク(A)
バイエルン放送cho、ミヒャエル・グレーザー(合唱指揮)
録音:2011年5月13-15日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■CD30/31
ナタリー・シュトゥッツマン(A)
テルツ少年cho、ラルフ・ルーデヴィッヒ(合唱指揮)
バイエルン放送cho、ミヒャエル・グレーザー(合唱指揮)
録音:2010年12月8-10日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■CD32
ミア・パーション(S)
録音:2010年12月15-17日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
■SACD33
録音:2016年3月10日、11日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■CD34
録音:2011年5月4-6日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■SACD35
録音:2007年3月8日、9日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■CD36
トワイラ・ロビンソン(ソプラノ1)
クリスティーヌ・ブリューワー(ソプラノ2)
アンナ・プロハスカ(S)
ヤニーナ・ベヒレ(アルト1)
藤村実穂子(アルト2)
ヨハン・ボータ(T)
ミヒャエル・フォッレ(Br)
アイン・アンガー(Bs)
ラトヴィア国立cho、マリス・シルマイス(合唱指揮)
テルツ少年cho、ゲルハルト・シュミット=ガーデン(合唱指揮)
バイエルン放送cho、ペーター・ダイクストラ(合唱指揮)
録音:2011年10月12-14日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■SACD37
バイエルンRSO、マリス・ヤンソンス(指)
録音:2016年10月20日、21日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■CD38
ゲニア・キューマイヤー(S)
エリザベート・クルマン(Ms)
マーク・パドモア(T)
アダム・プラヘトカ(Bs-Br)
バイエルン放送cho、ハワード・アーマン(合唱指揮)
録音:2017年5月11日、12日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
■CD39
ゲニア・キューマイヤー(S)
バイエルン放送cho、ペーター・ダイクストラ(合唱指揮)
録音:2005年6月2日、3日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…1-8
2007年11月8日、9日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…9-20
2009年3月5日、6日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…21-23
■CD40
タティアナ・パヴロフスカヤ(S)…1-4
オレグ・ドルゴフ(T)…1-4
アレクセイ・マルコフ(Br)…1-4
バイエルン放送cho、ペーター・ダイクストラ(合唱指揮)…1-4
録音:2016年1月14日、15日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…1-4
2017年1月26日、27日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…5-7
■SACD41…NEOS原盤
モイツァ・エルトマン(S)
アンナ・プロハスカ(S)
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(Br)
バイエルン放送cho
録音:2017年3月31日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
■CD42
イヴェタ・アプカルナ(Org)
録音:2019年3月11-15日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■CD43
録音:2014年4月30日-5月2日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■SACD44
録音:2016年2月9-12日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■CD45
録音:2010年3月4日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
■CD46
イェフィム・ブロンフマン(P)…1-4
ハンネス・ロイビン(Tp)…1-4
録音:2012年10月15-19日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…1-4
2011年3月21日ウィーン楽友協会大ホール(ライヴ)…5-9
■CD47
録音:2017年11月13-17日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…1-13
2019年5月15-17日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…14-17
■CD48
録音:2018年2月1日、2日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
■CD49
リューバ・オルゴナソヴァ(S)
クリスティアン・エルスナー(T)
グスタフ・バラーチェク(Bs)
バイエルン放送cho、ペーター・ダイクストラ(合唱指揮)
録音:2007年3月29日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
■CD50
録音:2018年3月21日、22日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…1-4
2015年1月26-30日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…5-8
■CD51
録音:2015年11月12日、13日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…5-8
2015年10月15日、16日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…1-4
■CD52
アントン・バラコフスキー(独奏ヴァイオリン)
録音:2014年2月24-28日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…1
2011年3月14-18日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…2-7
■CD53
ダニール・トリフォノフ(P)…10
録音:2017年10月10日-13日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)
■CD54
録音:2016年10月13日-15日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…1-22
2014年2月24-28日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…23
■CD55
アニャ・ハルテロス(S)…3-6
アンドレアス・レーン(独奏ヴァイオリン)…5
録音:2006年10月19日、20日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…1
2009年3月25-27日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…3-6
2009年3月5日、6日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…2
■CD56
ヘンリク・ヴィーゼ(Fl)…1-15.
マルティン・アンゲラー(Tp)…1-15
ルーカス・マリア・クーエン(P)…1-15
ヴィーナー・ミッテルバッハ(Sax)…16-30
ハンネス・ロイビン(Tp)…16-30
ハンスイエルク・プロファンタ―(ユーフォニアム)…16-30
録音:2015年4月14-17日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…1-15
2014年11月13日、14日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…16-30
■CD57
録音:2009年1月14-16日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…1-14
2016年11月14-17日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…15-26
■SACD58
録音:2009年10月9日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…1-4
2010年7月1日、2日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…5
■CD59
録音:2013年3月18-21日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…1-3
2013年6月4-7日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…4-7
■CD60
録音:2015年10月13-16日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…1
2013年3月18-21日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ)…2-8
2015年10月13-16日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)…9
■CD61/62/63
ヘルマン…ミーシャ・ディディク(T)
リーサ…タチアナ・セルジャン(S)
伯爵夫人…ラリッサ・ディアドコワ(Ms)
トムスキー伯爵…アレクセイ・シシリャエフ(Br)
エレツキー…アレクセイ・マルコフ(Br)
ポリーナ/ダフニス…オクサーナ・ヴォルコーワ(Ms)
チャカリンスキー…ワディム・サプレチニー(T)
スリン…トマシュ・スワヴィンスキー(Bs-Br)
ナルモフ…アナトーリ・シフコ(Bs)
チャプリツキー…ミハイル・マカロフ(T)
女家庭教師…オリガ・ザボーワ(Ms)
プリレパ…ペラゲヤ・クリナヤ(S)
司会者…ベルンハルト・シュナイダー(T)
マーシャ…ケルスティン・ローゼンフェルト(S)
バイエルン国立歌劇場児童cho、ステラリオ・ファゴーネ(合唱指揮)
バイエルン放送cho、マーティン・ライト(合唱指揮)
録音:2014年10月4日-13日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■CD64/65
クラッシミラ・ストヤノヴァ(S)
マリナ・プルデンスカヤ(Ms)
サイミール・プルグ(T)
オルリン・アナスタソフ(Bs)
バイエルン放送cho、ミヒャエル・グレーザー(合唱指揮)
録音:2013年10月7-11日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■DVD66…映像
マリン・ハルテリウス(S)
ミカエラ・クナプ(S)
ユディト・シュミット(C.A)
クリスティアン・エルスナー(T)
ベルンハルト・シュナイダー(T)
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(Bs)
バイエルン放送cho、ペーター・ダイクストラ(合唱指揮)
録音:2008年10月7日ヴァルトザッセン大聖堂(ライヴ)
■DVD67…映像
デボラ・ヴォイト(S)
藤村実穂子(Ms)
スティグ・アンダーソン(T)
ヘルヴィヒ・ペコラロ(T)
ミヒャエル・フォッレ(語り手、バリトン)
NDRcho、ミヒャエル・グレーザー、ヴェルナー=ハンス・ハーゲン(合唱指揮)
ライプツィヒMDR放送cho、ハワード・アーマン(合唱指揮)
バイエルン放送cho、ミヒャエル・グレーザー(合唱指揮)
録音:2009年10月22日、23日ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)
■CD68…初CD化
録音:2003年10月23日、24日のミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク公演の為のリハーサル
■CD69…初CD化
録音:2009年10月9日、ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク公演の為のリハーサル。

■CD70…初CD化
録音:2009年3月5日、ミュンヘン、ヘルクレスザール公演の為のリハーサル


LPサイズの豪華BOX(30.8 x 30.8 x 5.6cm)重量 2.61Kg
バイエルンRSOの第5代首席指揮者として2003年から2019年まで数々の名演奏を繰り広げたマリス・ヤンソンス。2019年12月1日に 世を去ると、その訃報は世界の音楽界に大きな悲しみをもたらしました。特にバイエルンRSO及び合唱団の団員とは家族のような、人間 味あふれる関係であり、それが演奏にも反映していたと伝えられています。 このBOXセットは、BR-KLASSIKに遺された録音・録画からヤンソンスとバイエルンRSOの業績を集大成したもので、LPサイズの豪華ボッ クスにはCD,DVD合わせて70枚もの録音・録画が収められており、マーラーの交響曲4曲やモーツァルトのレクイエムなど12曲が初CD化。 オールカラー全72ページの大判ブックレットにはヤンソンスの幼少期を含む貴重な写真が多数掲載されています。 マリス・ヤンソンスの人と芸術を愛する人には、是非手許に置いて頂きたいBOXとなっています。
● 初めてCD化された曲目
1. ブルックナー:ミサ曲第3番…CD22
2. マーラー:交響曲第3番…CD30/31
3. マーラー:交響曲第4番…CD32
4. マーラー:交響曲第6番…CD34
5. マーラー:交響曲第8番…CD36
6. モーツァルト:レクイエム…CD38
7. ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番…CD46
8. ショスタコーヴィチ:交響曲第9番…CD46
9. ペルト:ベルリン・ミサ...CD39
10. プーランク:スターバト・マーテル ...CD39
11. チャイコフスキー:幻想序曲「ロミオとジュリエット」..CD60
12. ストラヴィンスキー:火の鳥...CD60
※11と12は配信限定でリリースされていたもののCD化。他は初出音源。
● 「マリス・ヤンソンスによるバイエルンRSOによるリハーサル風景」(ドイツ語)…CD68,69,70
2003年10月23日・24日のバイエルンRSOとの最初のリハーサルでのオープニング・スピーチとベルリオーズ: 幻想交響曲
2009年10月9日のチャイコフスキー:交響曲第5番
2009年3月5日のR・シュトラウス「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
これらの音源からは、ヤンソンスがバイエルンRSOにどのように意向や指示を実行したのか、そしてこの指示が音にもたらした変化、そして、
作品の背景にある解釈などが直に伝わってきます。この録音には、両者の特別なコラボレーションが見事に記録されています。

●ブックレットに掲載されている主なもの
1. 2013年にヤンソンスがエルンスト・ジーメンス賞を受賞した際のトーマス・ハンプソンの祝辞
2. Renade Ulmによるヤンソンスの回想
3. 2018年2月28日にFlorian Zinneckerが行ったヤンソンスへのインタビュー。ヤンソンスが常に6本の指揮棒を持っていたことに触発されて。
4. サイモン・ラトル、ヤンソンスを語る。2020年11月30日、Johan Johnによるインタビュー。
5. マリス・ヤンソンスの訃報
6. マリス・ヤンソンス年譜
7. バイエルンRSOと合唱団のプロフィール
8. 各CDの曲目と録音データ、クレジット
9. ヤンソンスの写真60点余り。
1歳半でピアノを弾く様子からカーネギーホールでの最後のコンサートまで
(1-7はドイツ語と英語)

フォンテック
FOCD-9856(3CD)
税込定価
2021年10月6日発売
尾高忠明/シベリウス:交響曲全集(全7曲) 尾高忠明(指)札幌SO

録音:札幌コンサートホールKitara
2013年2月28日、3月1・2日(第1番・第3番)
2014年2月28日、3月1日(第2番・第4番)
2015年2月13・14日(第5番・第6番・第7番)
1998年から2004年までミュージック・アドヴァイザー/常任指揮者、そして音楽監督(2004-15) を務め、公演はもとより活発なCD録音、新たな聴衆の啓発など、札幌交響楽団の躍進に大きな足跡を 残した尾高忠明。 2013−15年、尾高は毎シーズン最後の定期公演でシベリウスをとりあげ、音楽監督としての集大成 として交響曲全7曲の演奏に取り組みます。 英国音楽とともに、彼らの主要レパートリーであった北欧音楽の精髄シベリウス。レコード芸術誌上で、「演奏の素晴らしさに加えて録音も最高の水準というライヴ収録の限界を超越した名盤」と評 価されたこの演奏。札響創立60周年を記念し、モニュメンタルな全集としての登場です。 (フォンテック)

Altus
ALTSA-325
(2SACD)
シングルレイヤー
セル・ケンペ・シェルヘン INA名演集
「新リマスターSACDシングルレイヤー盤」

■DISC1
(1)モーツァルト:交響曲第33番変ロ長調 K.319
 ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
 ベルリオーズ:幻想交響曲
■DISC2
(1)バッハ:フーガの技法〜コントラプンクトゥス14(シェルヘン編)
 バリフ:角笛と猟犬
 マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
(2)パーセル:『妖精の女王(真夏の夜の夢)』 Z.629 抜粋
 モーツァルト:交響曲第29番イ長調 K.201
 プロコフィエフ:交響組曲『キージェ中尉』
■DISC1
(1)ジョージ・セル(指)、
フランス国立O
ライヴ録音:1958年5月6日シャンゼリゼ劇場(モノラル)
(2)クリフォード・カーゾン(P)、
ルドルフ・ケンペ(指)、
フランス国立O
ライヴ録音:1959年8月15日ザルツブルク音楽祭(モノラル)

■DISC2
(1)ヘルマン・シェルヘン(指)、
フランス国立O
ライヴ録音:1965年11月30日 シャンゼリゼ劇場(ステレオ) 
(2)ヘルマン・シェルヘン(指)、
パリRSO
録音:1954年1月20日パリ(モノラル)
セル、ケンペ、シェルヘン、3人の名指揮者のINA音源を用いたベストセラーをまとめた長時間収録SACD2枚組です。解説書は既発売のCD版原稿をす べて網羅。ALTUSの新技術〈High sampling overtone〉を駆使した最新マスタリングで音質一新!総収録時間283分。
磨き上げられたアンサンブルと颯爽としたテンポ感で眼の醒めるような演奏を聴かせるセル。編成がどんどん大きくなっていくプログラミングの妙が「幻想」 で見事に炸裂するケンペ。自らオーケストラ編曲したバッハの絶筆未完フーガやブーイングとブラボー入り乱れる超絶のマーラー(ステレオ録音!)が貴重なシェ ルヘン。どれも注目の演奏です。 (Ki)

Altus
ALT-497(1CD)
ゴロワノフの芸術 第3集
ボロディン:交響曲第2番
R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番*
ヤ コフ・シャピ ロ(Hrn)*
ニコライ・ゴロワノフ(指)
モスクワRSO

モノラル録音:1947年、1952年4月4日*
ムラヴィンスキーと対を成すロシアのカリスマにして、強烈な爆演で知られるロシアの伝説的指揮者ニコライ・ゴロワノフの音源をALTUS渾 身のマスタリングで発売!脳も灼けつく怒涛の大演奏、異様な指揮者の存在感が生む空前の大迫力。
このボロディンは言わずと知れた大名演。暴れまわるオーケストラ、超弩級の激しさと張り裂けんばかりの歌、人類の表現しうる限界を感じさせない激烈な音楽 が大展開されます。冒頭の主題提示からゴロワノフも気合十分、「ダッダッダッダッ…」と野太く叫ぶように歌っております。終楽章の天を衝くハイテンションなどと んでもない代物。終始ありったけのエネルギーが注ぎ込まれた唯一無二の超絶演奏です。
「ボロディンの交響曲第2番はゴロワノフの録音遺産の中でも、突出して濃厚、強烈です。第1楽章の終わり、信じがたいほどの強烈なリタルダンドは、かのメ ンゲルベルクがベートーヴェンの第9交響曲の一番最後に行った腕も折れよと力を込めたそれと並んで、レコードに記録された“世界の2大リタルダンド”であろ う。第4楽章も音の爆発と強烈なロシア情緒とが交錯する、凄まじいばかりの乱舞です。ゴロワノフのそれが猛獣の叫び声だとすると、他の指揮者はせいぜい柴 犬の鳴き声であろう。」(平林直哉氏の解説より)
Altus
ALT-498(1CD)
ゴロワノフの芸術 第4集
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
 交響曲第1番ハ長調 Op.21*
リスト:交響詩「オルフェウス」**
 交響詩「ハンガリー」#
ニコライ・ゴロワノフ(指)
モスクワRSO

モノラル録音:1951年12月13日 1948年11月12日*、1952年**、1953年#
ムラヴィンスキーと対を成すロシアのカリスマにして、強烈な爆演で知られるロシアの伝説的指揮者ニコライ・ゴロワノフの音源をALTUS渾 身のマスタリングで発売!脳も灼けつく怒涛の大演奏、異様な指揮者の存在感が生む空前の大迫力。
ベートーヴェンの1番はこんな演奏が可能だったのかと度肝を抜かれます。序奏のたっぷり濃厚な歌と、そのなかから時折フォルテで奏される和音の立ち上がり のスピード!殻を突き破って主部に入るとテンションが爆発、怒涛の音楽となります。しかし第2主題でぐっとブレーキを踏みこむなど音楽作りには抜かりなし。あ らゆる仕掛けの嵐に吹き飛ばされそうな名演です。
「「エグモント」序曲の冒頭はトランペットの絶叫とティンパニのトレモロが加えられ怒号のような和音で開始されます。主部は細部の乱れおかまいなしに加速され、 時おりトランペットがむき出しにされます。交響曲第1番も圧倒的です。開始してすぐに顔面を殴られたような強烈な音にしびれるが、続く主部は異常なスピードで ある。第4楽章は「エグモント」序曲同様にティンパニのトレモロが加えられ異様におどろおどろしく始まる。古典的な枠にとらわれない、非常にロマンティックな 名演と言えるでしょう。」(平林直哉氏の解説より) (Ki)

CPO
CPO-555508(4CD)
NX-E05
ヘンドリク・アンドリーセン(1892-1981):交響的作品集全集
【CD1】 777721
交響曲第1番/バレエ組曲
交響的練習曲
クーナウの主題による変奏曲とフーガ
【CD2】 777722
交響曲第2番/リチェルカーレ
マシェラータ
ヴィルヘルムス・ラプソディ
【CD3】 777723
交響曲第3番/協奏交響曲
序曲「シャンテクレール」
【CD4】 777845
交響曲第4番
ラプソディ『リベルタス・ヴェニト』
カプリッチョ/ カンツォーネ
フィオン(ヘルダーラント&オーファーアイセルO)
(旧名称:オランダSO)
ダーヴィッド・ポルセライン(指)

録音:2011年6月28日-7月1日、2012年6月26-27日、2013年2月11-14日、2012年6月25-28日、2013年2月12-13日、2012年6月27-29日
既発売のダーヴィッド・ポルセラインとオランダSO(初出当時)によるヘンリク・アンドリーセンの4枚のアル バムをまとめたBOXの登場! ヘンドリク・アンドリーセンはオランダの作曲家、オルガン奏者。即興演奏の巧みさで知られ、オランダのカトリック 典礼音楽を一新した人でもあります。しかし、実はとても多才な作曲家であり、その作品もオルガン曲だけに留 まらず、ここで聴ける4つの交響曲や管弦楽曲など注目すべきものが数多くあります。ロマン派と前衛の折衷とも いえる作風で、旋律は聴きやすく、生前から管弦楽作品も高い人気を誇っていました。 交響曲第1番は1930年10月1日にエドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮のハールレムOによって初演さ れ、その2年後にはアンドリーセン自身が同じオーケストラを指揮して演奏するなど注目を浴びた作品です。コン セルトヘボウ管の創立50周年の記念に書かれた交響曲第2番、1932年に正式にオランダの国歌に認定され たメロディを用いた「ヴィルヘルムス・ラプソディ」、終楽章に輝かしいフーガが置かれたエネルギッシュな交響曲第3 番、そして彼の作品の中で最も知られる交響曲第4番などのほか、1941年に書かれたにもかかわらず、戦争の 暗い気分を払拭するかのように陽気で華麗なラプソディ『リベルタス・ヴェニト』など、アンドリーセンの作曲技法の 集大成ともいえる作品群を楽しめます。 ※フィオンは2019年にオランダSOとアーネム・フィルとの合併で誕生したオーケストラ。ヘルダーラント州と オーバーアイセル州の音楽活動の中心的存在です。

Diapason
DIAP-139(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 イルムガルト・ゼーフリート(S)、
モーリーン・フォレスター(A)、
エルンスト・ヘフリガー(T)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、
聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊、
、フェレンツ・フリッチャイ(指)BPO

録音:1957年12月−1958年1月
Diapasonが音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズの第139巻は、ハンガリーが生んだ夭折の天才指揮者フェレンツ・フリッチャイが50年代後半のベルリン・フィルを振った名演の誉れが高いベートーヴェンの「第九」!!
エルンスト・ヘフリガーなど当時有数の世界的名歌手たちをソリストに揃え、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウにとって唯一の「第九」のセッション録音となったこのフリッチャイ盤。
白血病を患い休養を余儀なくされる前のフリッチャイがベルリン・フィルを完璧にコントロールした名演です。ディアパゾン・レーベルのリマスタリングにも要注目!

Danacord
DACOCD-912
(2CDR)
トマス・イェンセンの遺産 第2集
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
(2)ストラヴィンスキー:ピアノと管楽器の為の協奏曲(1923−24 rev.1950)*
(3)クヌーズオーウ・リスエーヤ(1897−1974):小序曲(1934)(弦楽オーケストラの為の)
 トランペット小協奏曲 Op.29#
(4)ショスタコーヴィチ:歌劇「カテリーナ・イズマイロヴァ」より〔仔馬は雌馬のところに急ぎ
 森の奥深いところに湖がある〕+
オネゲル:交響曲第5番「3つのレ」
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番 $
トマス・イェンセン(指)、
デンマークRSO、
ヘアマン・D・コペル(P)*、
ジョージ・エスクデール(Tp)#、
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S)+、
ヘンリク・シェリング(Vn)$

(1)録音:1963年10月31日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
(2)録音:1954年11月4日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
(3)録音:1949年1月27日−28日]
(4)録音:1962年10月24日、国連の日コンサート(パリ)(ライヴ放送)]
※すべてモノラル録音
※復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト
デンマークの指揮者トマス・イェンセン(1898−1963)の「遺産」シリーズの第2作。「20世紀の傑作」とされる作品が、ライヴとスタジオの録音で収録されています。ショスタコーヴィチの「交響曲第5番」は、イェンセンが1963年11月13日に亡くなる2週間前、デンマークRSOを最後に指揮したコンサートのライヴ録音です。LPもCDもリリースされてこなかった音源です。ストラヴィンスキーの「ピアノと管楽器の為の協奏曲」は、ヘアマン・D・コペル(1908−1998)がソロを弾いた『ヘアマン・D・コペル 作曲家・ピアニスト 第1集』(DACOCD 561-562)に収録された音源です。リスエーヤの「トランペット小協奏曲」の「初録音」は、1934年から1956年までロンドンSOの首席トランペット奏者を務めたジョージ・エスクデールがソロを担当しています。[Disc 2]の3曲は、イェンセンが「同時代」のレパートリーにも手腕を発揮したことを示す演奏です。1962年10月24日、パリで行われた「国連の日コンサート」のライヴ録音です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Danacord
DACOCD-913
(2CDR)
トマス・イェンセンの遺産 第3集

(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲*
(2)ブラームス:交響曲第4番
(3)ブラームス:ドイツ・レクイエム#
トマス・イェンセン(指)、
デンマークRSO、
エンドレ・ヴォルフ(Vn)*、
アグネス・ギーベル(S)#、
エーリヒ・ヴェンク(Br)、
デンマーク放送cho団#

(1)録音:1949年10月19日&21日
(2)録音:1955年4月23日、シャンゼリゼ劇場(パリ、フランス)(ライヴ放送)
(3)録音:1962年2月2日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)(ライヴ放送)
※すべてモノラル録音
※復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト
デンマークの指揮者トマス・イェンセン(1898−1963)の「遺産」シリーズの第3集。ブラームスの「交響曲第4番」とオランダのソプラノ歌手アグネス・ギーベル(1921−2017)とドイツのバス・バリトン、エーリヒ・ヴェンク(1923−2012)がソロを歌った「ドイツ・レクイエム」は、このアルバムで初めてリリースされる、「イェンセンの遺産」に欠かせない重要なアーカイヴ録音です。チャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」は、『エンドレ・ヴォルフ 第1集』(DACOCD 714-715)と同じ音源。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


King International
KKC-90001(2Bluray)
朝比奈隆 交響的肖像
(1) 実相寺昭雄との対談1〜ヴァイオリン奏者から指揮者へ
(2) 実相寺昭雄との対談2〜戦後初めて渡欧した時のエピソード。フルトヴェングラーとの出会い
(3) ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98(4) 実相寺昭雄との対談3〜ベルリン・フィルを指揮したこと〜カラヤンの印象
(5) 実相寺昭雄との対談4〜音楽の道へ〜出会った人々
(6) ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
(7) 実相寺昭雄との対談5〜阪急電鉄への入社
(8) ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a〜主題と第1変奏のみ
(9) 実相寺昭雄との対談5〜つづき 中国大陸での難民生活
(10) リハーサルと実相寺昭雄との対談6〜下積み時代
(11) リハーサルと実相寺昭雄との対談7〜フルトヴェングラーとの出会い
(12) ブルックナー:交響曲第3番ニ短調
(13) 実相寺昭雄との対談8
(14) ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」
(15) 実相寺昭雄との対談9
(16) 実相寺昭雄との対談10
(17) マーラー:大地の歌
(18)松原千代繁・寺田農の対談
朝比奈隆(指)
新日本フィルハーモニーSO

演出・監修:実相寺昭雄


(3)収録:1990年6月1日オーチャードホール
(6)収録:1990年2月5日オーチャードホール
(8)収録:1990年2月5日オーチャードホール
(12)収録:1996年12月12日東京文化会館
(14)収録:1989年2月5日
(17)川上洋司、伊原直子
収録:1994年5月9日東京文化会館(初出)
(18)収録:2021年7月20日

画面:4:3
音声:PCM STEREO
2021年は朝比奈隆の歿後20年、映画監督の実相寺昭雄の歿後15年にあたります。朝比奈の円熟期1990年代に、氏を崇拝する実相寺が制作した「朝比 奈隆 交響的肖像」は1999年に日本コロムビアからDVD3枚組でリリースされ話題となりました。長らく入手困難となっていましたが、今回ブルーレイ・ディス クにアップコンバートして登場します。
前回未収録のベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」と完全初出のマーラー「大地の歌」、朝比奈・実相寺対談の未発表部分も復活させ、全体で8時間に及ぶす べての点でパワーアップしながらお手頃価格にしての記念発売となります。
朝比奈の「大地の歌」は大阪フィルとの演奏が発売されていますが、この1994年5月9日東京文化会館でのライヴは存在が半ば伝説化していた音源。ついに 日の目を見ます。
新日本フィルも今年2021年が創立50周年にあたり、同団事務局長・専務理事だった松原千代?氏が実相寺昭雄鍾愛の俳優・寺田農と両巨匠の思い出など を語った最新映像も収録。
いずれの交響曲もノーカット収録。オーソドックスなコンサート映像ながら実相寺色が濃厚に表れているのもファン興奮。リハーサルの場面でさえ映画の1シー ンのように迫ってきます。音質も良好。 (Ki)


Spectrum Sound
CDSMBA-033(1CD)
カール・ベーム・ライヴ・アット・サル・プレイエル・パリ 1975
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』〜「前奏曲」と「愛の死」
ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番
R.シュトラウス:『サロメ』〜ラスト・シーン
ビルギット・ニルソン(S)
カール・ベーム(指)フランス国立O

ライヴ録音:1975年6月25日/サル・プレイエル(パリ)(ステレオ)
音源:Licensed by Radio France, INA & Birgit Nilsson Foundation
(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)
丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。フランス国立視聴覚研究所(INA)が保有する音源からのCD化シリーズ最新盤は、ベームがフランス国 立Oを振った1975年6月25、サル・プレイエルにおけるライヴのステレオ音源です!
カール・ベームが最も得意としたモーツァルトのジュピター。ウィーン・フィル、ベルリン・フィルなど名門オーケストラとの名盤が存在しますが、このライヴ録 音でも細部にまで意識の届いた演奏を展開しており、さすがベーム!と思わせます。その凄さは速いパッセージでも一音一音を大切にしながら音楽が流れていき、 ベームの巨匠芸を堪能できます。
ビルギット・ニルソンを独唱に迎えたワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』から「前奏曲と愛の死」とR.シュトラウスの歌劇『サロメ』からファイナル・シーンも 必聴です!ニルソンはベームが最も信頼を寄せたソプラノ歌手で、自身が最も得意としたワーグナーとR.シュトラウスの主要な歌劇をベームとともに録音しており ます。圧倒的な存在感を示す歌唱は何よりも魅力ですが、ベーム指揮の演奏ではニルソンの実力が最大限引き出されているのがこの演奏でもよくわかります。力 強さと柔らかさを併せ持った20世紀を代表する名歌手の歌声をご堪能ください。平林直哉氏による日本語解説付。 (Ki)

Goodies
78CDR-3847(1CDR)
税込定価
ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調作品93 ハンス・プフィツナー(指)BPO

米 BRUNSWICK 90252/4(独 POLYDOR 15020/2と同一録音)
1933年ベルリン録音
ハンス・プフィツナーはドイツの後期ロマン派を代表する作曲家の 一人。ドイツ人の両親のもとにロシアで生まれた。幼少時ドイツに移住し、指 揮者としての地位を固めた後、徐々に作曲活動を活発化させて行き、ドイツの 後期ロマン派を代表する作曲家になった。プフィツナーが指揮者として活躍し た時代は、機械式録音から電気録音への移行期だった。このシリーズでは機械 式録音(1924年)のベートーヴェン:交響曲第4番(78CDR-3840)、電気録音(1928年) のシューマン:交響曲第2番(78CDR-3837)、1930年録音のベートーヴェン:交響 曲第6番「田園」(78CDR-3843)が出ています。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)


東武レコーディングズ
TBRCD-0112(1CD)
税込定価
トールケース仕様
「日出る国へ新世界=`昭和十二年の日米同時生放送」
(1)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
(2)J・シュトラウス(近衞編):喜歌劇「こうもり」組曲
近衞秀麿(指)NBC響

録音:(1)1937年2月16日、(2)1937年2月14日,NBC8H スタジオ
音源提供:アメリカ議会図書館(Library of Congress)
協力:近衞音楽研究所、
ウィスコンシン歴史協会(Wisconsin Historical Society)、
NBC ユニヴァーサルLLC、Donald Meyer(Lake Forest college)
1937 年2 月16 日、ニューヨークのNBC、8H スタジオにおいて、オーケストラ 音楽の日米同時生放送という画期的な演奏会が行われた。曲目はドヴォルザー ク作曲の交響曲第9 番「新世界」。オーケストラは“トスカニーニのオーケストラ”と してクラシック音楽ファンに知られるNBC SO。 指揮台に立ったのは前年 1936 年に日本の外務省より音楽特使として叙任さ れた近衞秀麿(1898〜1973)。言うまでもなく、戦中に三度に渡って首相を務め た近衞文麿の実弟であり、日本でオーケストラを初めて作り、生涯に渡ってオー ケストラ音楽の紹介に努めた大指揮者です。 演奏会は大成功に終わった。そして近衞には全米各地の名門オーケストラに 客演するツアーが約束された。しかし 7 月の日中戦争の勃発を引き金にした日 米関係の悪化が近衞の指揮者としての運命を翻弄する。そして遂には全てが見 果てぬ夢となってしまった……。 『新世界』の演奏の二日前にも近衞はラジオ番組にも出演し、自ら編曲したヨ ハン・シュトラウスの喜歌劇『こうもり』組曲を指揮し放送しています。これらの音源が アメリカ議会図書館で良好な音質で発見された!さらに近衞が NBC SO に登壇するに至るコレスポンダンスも発見。 近衞秀麿研究の第一人者である菅野冬樹による綿密な調査に基づく書下ろ し原稿による重厚な新書版書籍付き。好事家にとってはなぜトスカニーニより先 に NBC SOと日本人指揮者が共演できたのか?そしてどういう演奏をして いるのか?という興味が明らかになります。そして芸術と言えども時代背景とは不可 分な関係であることを証明する正に戦争と音楽のドキュメント。

Profil
PH-18083(1CD)
エディション・シュターツカペレ・ドレスデンVol.52
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調(1877年リンツ稿)
クリスティアン・ティーレマン(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2017年9月1日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
ディション・シュターツカペレ・ドレスデン・シリーズ第52弾。ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデン2017年のブルックナー「交響曲第1番」といえば、 9月6日にミュンヘンのフィルハーモニーで行われたライヴ映像がC Majorからリリースされた全集に収録され、このBOXは、「レコード芸術」誌2021年9月 号にて特選として絶賛されました。こちらはその5日前にドレスデンのゼンパーオーパーで行われたコンサートのライヴCD。
ティーレマンは2012年のシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者就任以来、ブルックナーの交響曲プロジェクトを続け、その8回目にとりあげられたのが第 1番でした。
ブルックナーの交響曲第1番は1868年の作ですが、1877年、84年に改訂が行われ、さらに1890年に行われたのがここで用いられている「リンツ版」。ブ ルックナーの若々しい野性味が晩年の円熟の書法で磨かれた逸品となっています。
ティーレマンの解釈はミュンヘン・ライヴと基本的には共通してやや遅めのテンポによる堂々としたものですが、ドレスデンのゼンパーオーパーの深い響きもあい まり充実した感動を与えてくれます。 (Ki)


TOCCATA
TOCC-0613(1CD)
NX-B03
マルコム・アーノルド(1921-2006):管弦楽作品集
美食大協奏曲 Op. 76−ウェイター、食事と大オーケストラの為の…世界初録音
交響曲第9番Op. 128
アンナ・ゴルバチョヴァ=オギルヴィ(S)
リエパーヤSO
ジョン・ギボンズ(指)

録音:2021年6月14-16日
2021年に生誕100年を迎えるマルコム・アーノルド。優れた映画音楽の作曲家として、また20世紀イギリスを代表するシリアスな交響曲の作曲家として評 価されています。 このアルバムに収録された2つの作品は、アーノルドの対照的な側面をはっきりと示しています。タイトルを見るだけでも興味深い「美食大協奏曲」は、陽気 で親しみやすいアーノルド。1961年に初演された"ホフナング音楽祭(イギリスで開催されていた抱腹絶倒の冗談音楽祭)"の為の作品で(アーノルドは音 楽祭の創設者で漫画家のジェラルド・ホフナングの友人だった)、一連のコース料理が音で描かれています。ウェイターが儀式用のナプキンを運び入れ、牡蠣 をはじめとしたオードブル、スープ、メインのローストビーフ、チーズと続き、デザートのピーチメルバ(こちらはグノーのアヴェ・マリアのパロディ)が到着。そしてコー ヒーと食後酒で締めるというもの。本来はウェイターが大きな役割を占めますが、音だけで聴いても存分に楽しめます。この曲は世界初録音です。転じて、交 響曲第9番はシリアスな音楽。病と闘い完成が大幅に遅れてしまったこの曲、アーノルド自身が「地獄を通り抜けた」と語った後に作曲されただけあって、暗 鬱な第4楽章の最後で光が差すような長調への転調が強い印象を残します。

ALPHA
ALPHA-776(1CD)
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
ヴァイオリン協奏曲 第3番ト長調 K. 216
交響曲第41番ハ長調 K. 551「ジュピター」
ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ(古楽器使用)
ジュリアン・ショーヴァン(Vn、指揮)

録音:2021年2月12-14日、シャトレ座、パリ
ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ(古楽器使用)
ジュリアン・ショーヴァン(Vn、指揮)
Aparteレーベルでの数々の名盤、特に一連のハイドン『パリ交響曲』の録音では、同時代の知られざる名作を次々と併せて紹介し、注目 を浴びた古楽器合奏団コンセール・ド・ラ・ロージュ。古典派解釈の確かさは、それらのアルバムにフランスの批評メディアが続々絶賛を寄せて きたことからもわかります。シュシャーヌ・シラノシアン、ジュスタン・テイラー、タミ・クラウスといった新世代の古楽器奏者たちとの連携もさることな がら、創設者・指揮者のジュリアン・ショーヴァンがピリオド奏法のヴァイオリン奏者としてもずば抜けた技量を誇っている点は見逃せません。サ ンドリーヌ・ピオーによるフランス19世紀歌劇・アリア集『恋の相手は...』(ALPHA445/NYCX-10063)でALPHAからもリリース実績のある 彼らが、同レーベルでモーツァルトの重要作品を定期的に発表してゆくことになり、その記念すべき第一弾がこの申し分ない選曲の一枚とな ります。モーツァルトの全管弦楽曲中最も注目度の高い作品の一つ「ジュピター」をはじめ、隅々まで考え抜かれた解釈により各作品が驚く ほどみずみずしく蘇る古楽器演奏で、細やかな音楽言語への徹底した読み込みがいたるところで効果を発揮。それでいて冒頭に掲げられた 「フィガロの結婚」序曲の沸々と盛り上がる勢いといい、ヴァイオリン協奏曲におけるショーヴァンの濃密かつ圧倒的な「格」といい、一糸乱れぬ 統率力と各奏者の自発性の絶妙なバランスといい、それらがまさに新時代の画期的名演と呼びうる強い存在感をこのアルバムに与えていま す。作曲家自身の手紙からの引用を多数盛り込んだ解説も興味深く、生の18世紀の音像に迫ろうという強い気概が演奏の上質さにみご と結実した、頼もしい新シリーズの始まりと言えるでしょう。

ICA CLASSICS
ICAC-5161(4CD)
NX-F01
ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス: 交響曲集
【CD1】
ハイドン:交響曲第100番ト長調「軍隊」
交響曲第101番ニ長調「時計」*
【CD2】
モーツァルト:交響曲第29番イ長調 K. 201
行進曲 ニ長調 K. 335*
セレナード第9番ニ長調 K. 320「ポストホルン」*
【CD3】
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 Op. 67「運命」
交響曲第7番イ長調 Op. 92*
【CD4】
ブラームス:悲劇的序曲 Op. 81
交響曲第4番ホ短調 Op. 96*
ニコラウス・アーノンクール(指)
ヨーロッパ室内O

【CD1】
録音:1999年12月4日 コンセルトヘボウ、アムステルダム、2004年6月21日 シュテファニエンザール、グラーツ*
【CD2】
録音:1989年7月12日 シュテファニエンザール、グラーツ、1996年4月1*
【CD3】
録音:2007年6月24日ヘムルート・リスト・ハレ、グラーツ
2002年6月23日シュテファニエンザール、グラーツ*
【CD4】
録音:1999年6月28日、1997年7月10日*、シュテファニエンザール、グラーツ
ヨーロッパ室内管40周年記念盤。アーノンクールとの記念碑的ライヴ、全曲初CD化! 2021年に創立40周年を迎えたヨーロッパ室内O。創立に深くかかわったクラウディオ・アバドを始め、トップ・クラスの指揮者・演奏家と演奏を重ね て来ましたが、その中で特別に深い絆を持っていたニコラウス・アーノンクールとの名演奏の数々が陽の目を見ます。腕利きの奏者が揃ったヨーロッパ室内管 は、モダン楽器の楽団でありながら小振りな編成とクリアな響き、柔軟かつ意欲的な音楽性を備え、アーノンクールの理想を具現化できるオーケストラとして 常に彼の厳しい要求に応え、アーノンクールも特別な信頼と愛情を寄せ続けました。「リスクを取って転ぶほうが安全を優先するよりもずっとよい」「偉大な音 楽作りとはつねに大失敗と隣り合わせなのだ」を持論としたアーノンクール。ここに収められた「偉大な音楽作り」の数々は、すべてCD初出です。 演奏は、全般的にこのコンビに予想される引き締まったテンポとアクセントの利いたドラマティックなもので、ライヴらしい勢いや精彩が感じられます。特にハイド ンでは作曲者が仕込んだ細部の仕掛けを鮮明に音にしており、アーノンクールの面目躍如といったところ。ベートーヴェンの交響曲第5番では、驚いたことに 16年前のTeldec盤よりもすべての楽章で演奏時間が短くなっており、緊迫度や燃焼度の更なる高まりが感じられます。

Pentatone
PTC-5186765(1CD)
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
交響曲第39番変ホ長調 K.543
アンドルー・マンゼ(指)
ハノーファー北ドイツ放送PO

録音:2021年3月13-18日/NDRハノーファー、放送局スタジオ大ホール
もともと高名なバロック・ヴァイオリンとして知られているアンドルー・マンゼ。近年は指揮者としての活躍も目覚ましく、2014年から首席指揮者を務めてい るハノーファー北ドイツ放送POとの積極的な演奏会および録音が続いており、PENTATONEレーベルからリリースしているメンデルスゾー ンの交響曲全曲録音、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」&第7番(KKC-6207 / PTC-5186814)は各誌で高い評価を得ました。
当アルバムはモーツァルトの交響曲第2弾で第38番「プラハ」、第39番を収録。前作、第40番&41番「ジュピター」(KKC-6129 / PTC-5186757) でも聴かれたHIP奏法を踏襲しつつマンゼらしい細やかな表情と絶妙なテンポ設定で聴き手を魅了します。弦楽器の美しさとティンパニのメリハリの利いた打音 で輪郭のハッキリとしたモーツァルトを展開。前作同様マンゼはすべてリピートで演奏しており、モーツァルトの野心的な面を表現しながらも独特な緊迫感を持っ て音楽を構築しており、同団との厚い信頼関係とともに“マンゼ節” で聴かせます。当ディスクはCD仕様となります。

GRAND SLAM
GS-2247(1CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1944年12月19日ウィーン、ムジークフェラインザール
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)
■制作者より 
2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズに、遂に“ウラニアのエロイカ”が登場します! この「英雄」交響曲は、フルトヴェングラーの録音遺 産の中でも特別に有名であることは、今さら説明不要でしょう。今回入手したテープは非常に明瞭でバランスが取れており、1950年代のモノラル録音にも匹敵す るクオリティです。たとえば、第1楽章の冒頭の和音を聴いただけでも、ホール内にきれいにこだまする様子が、これほど明確に再現された例はなかったと思われ ます。  また、今回は新事実(?)と思われることが発見されました。つまり、インターバルが全く途切れておらず、この演奏はマイクを前にした通し演奏ではないかと推 測されることです(詳細は解説参照)。  さらに、決定盤とすべく、解説書には図版やLPジャケットなどをふんだんに盛り込みました(全12ページ)。(平林 直哉)

CAvi music
85-53490(1CD)
マーラー:交響曲第6番イ短調 「悲劇的」 アダム・フィッシャー(指)、
デュッセルドルフSO

録音(ライヴ):2020年2月27日−3月2日、デュッセルドルフ・トーンハレ(ドイツ)
ンガリーが誇る敏腕指揮者ファミリー、フィッシャー兄弟の兄アダム・フィッシャーと、彼が2015/2016シーズンから首席指揮者を務めるデュッセルドルフSO。これまで英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に度々選ばれ、「交響曲第1番」では2019年の英BBCミュージック・マガジン賞で見事「オーケストラ賞」を受賞するなど、着実に評価を積み上げてきたマーラー交響曲チクルス。ついに最終巻となるシリーズ第10巻、交響曲第6番 「悲劇的」が登場!
2020年の2月末から3月初旬にかけて、デュッセルドルフ・トーンハレで3回のライヴ演奏が行われ、録音されたマーラーの「交響曲第6番」。その直後にコロナ・パンデミックによる最初のロックダウンが始まり、その後多くの音楽仲間の生活を破綻させました。交響曲第6番が描かれた時代や内容と今回のパンデミックの類似性も感じ、「今後、私のマーラー第6番と言えば、パンデミックと最後のコンサートを連想せざるを得ない」とアダム・フィッシャー自身が振り返る印象的なライヴとなりました。巨大なオーケストラをコントロールしながら、緻密な室内楽的なサウンド作りも繊細に組み立てて来たアダム・フィッシャー&デュッセルドルフ・フィルのマーラー第6番。シリーズの締めくくりに相応しい堂々たる「悲劇的」にご期待ください!

MUSICAPHON
M-56829(1CD)
シュルホフ&マウトナー:管弦楽作品集
エルヴィン・シュルホフ:交響曲第2番
ミヒャエル・マウトナー(b.1959):ユナイテッド・カラーズ(サクソフォン、ピアノ、打楽器、弦楽の為の)
シュルホフ:フルート、ピアノ、弦楽の為の二重協奏曲
エルヴィン・クラムバウアー(Fl)、クレメンス・ツァイリンガー(P)、ペーター・ロールスドルファー(Sax)、オーストリア室内SO、エルンスト・タイス(指)

録音:2004年2月(ドイツ)
チェコに生まれ多彩な作品を生み出すもナチスによって強制収容所に収容され、そこで生涯を終えた作曲家、エルヴィン・シュルホフの作品は、近年になって再評価が進んでいます。交響曲第2番は比較的演奏機会が多く、20分弱の作品ですが、第3楽章にジャズの要素を取り入れるなど意欲的ながら洗練された一曲です。ミヒャエル・マウトナーはザルツブルクのモーツァルテウム大学で学び、ウィーンを拠点に作曲活動や指揮活動などを精力的に展開しています。

SWR music
SWR-19105CD(2CD)
NX-B06
シベリウス:3つの歌曲/交響曲第2番、第4番、第5番
【CD1】
十二夜 Op. 60 第1番 死よ近づくな
6つの歌曲 Op. 36 第6番 3月の雪の上のダイヤモンド
7つの歌曲 Op. 17 第6番 夕べに
キム・ボルイ(Bs)
交響曲第2番ニ長調Op. 43*
【CD2】
交響曲第4番イ短調 Op. 63**
交響曲第5番変ホ長調 Op. 82#
バーデン=バーデン・フライブルクSWRSO
ハンス・ロスバウト(指)

録音:1955年12月6日、1955年1月7日*、1961年1月10日**、1955年12月5日#
すべてモノラル
モーツァルトやベートーヴェン、そしてマーラーや1950年代以降の音楽の解釈・演奏が高く評価された指揮者ハ ンス・ロスバウト(1895-1962)。シベリウス作品の録音はとても少なく、1954年と1957年にベルリン・フィル ハーモニーOと録音した「フィンランディア」などの小品集の他、数えるほどしか知られていません。この2枚 組には1955年と1961年にスタジオ録音された3曲の交響曲と珍しい歌曲を収録。全てが初出音源、かつロ スバウトとしては他にも録音のないレパートリーで、彼らしい緻密なアプローチと柔軟なテンポ設定による見事な シベリウスが堪能できます。歌曲でソロを歌うキム・ボルイ(1919-2000)はヘルシンキ出身のバス歌手。1960 年からストックホルム王立歌劇場に所属し、80年に引退するまでオペラとコンサートで活躍、また、デンマーク音 楽アカデミーで後進の指導にあたるなどフィンランドの声楽界の発展に寄与しました。 いずれも、SWRのオリジナルテープから丁寧にリマスターされており、モノラルながら聴きやすい音となっています。

オクタヴィア
OVCL-00761(1SACD)
税込定価
2021年9月22日発売
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調 作品65
ステージ・オーケストラの為の組曲(ジャズ組曲第2番)より【行進曲/リリック・ワルツ/小さなポルカ/ワルツ第2番/ダンス第1番】
井上道義(指)
新日本フィルハーモニーSO

録音:2021年7月3日 東京・サントリーホール・ライヴ
高い評価を受ける井上道義のショスタコーヴィチ演奏の最新盤は、新日本フィルとの2021 年7月のライヴ録音です。 交響曲第8番では、堅固に構築された音楽で、激しい葛藤と悲しみのレクイエムを聴かせ ます。過去に幾度も共演を重ねた新日本フィルは、コンサートマスターの崔文洙を中心と して、美しく壮烈な響きで井上に応えました。 一方ダンサブルな「ステージ・オーケストラの為の組曲」(「ジャズ組曲第2番」)は瑞々し く鮮やかな演奏で、明るくアルバムを締めくくります。 作曲家の二面性を見事に表現する濃密な快演をお楽しみください。(オクタヴィア)

Altus
ALT-495(1CD)
ゴロワノフの芸術第1集
ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 作品27
交響的舞曲〜第1・3楽章*
ニコライ・ゴロワノフ(指)
モスクワRSO

モノラル録音:1953年5月25日、1949年6月17日*
ムラヴィンスキーと対を成すロシアのカリスマにして、強烈な爆演で知られる伝説的指揮者ニコライ・ゴロワノフの音源をALTUS渾身のマス タリングで発売!脳も灼けつく怒涛の大演奏、異様な指揮者の存在感が生む空前の大迫力。ここまで熾烈な演奏はそうありません。衰えを知らぬ最晩年のラフマニ ノフ2番と、貴重な交響的舞曲(抜粋)の録音を収録。
「ゴロワノフの芸風はムラヴィンスキーと全く対照的です。ムラヴィンスキーが余分な響きを極力排除し、透明で繊細な音楽を奏でていたのに対し、ゴロワノフ は野人のように粗野で熱っぽく、鼻がひん曲がるほどのロシア臭気を発していたのである」「ロシアの指揮者について語る時、ゴロワノフの存在は絶対に無視でき ない」「交響曲第2番では冒頭から異様に太くたくましい音の塊が出現し、第2楽章も終始オーケストラが乱れるほど熱くなっています。第3楽章はロシアのセンチメ ンタリズム満開、第4楽章の粗野な盛り上がりもゴロワノフならではである」(平林直哉氏の解説より)

Altus
ALSA-4 41(4SACD)
シングルレイヤー
完全限定生産
2021年新マスタリング
チェリビダッケ/フランス国立放送O
INAライヴ録音大集成

■Disc1
(1)ルーセル:交響曲第3番
ブラームス:交響曲第4番
(2)シェーンベルク:6つの管弦楽伴奏付き歌曲 Op. 8
シューベルト:交響曲第8番『未完成』
ベートーヴェン:交響曲第7番
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 第1番
ミヨー:ブラジルの郷愁〜第11曲『ラランジェイラス』
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ(管弦楽版)
ストラヴィンスキー:小管弦楽組曲第2番より『ギャロップ』
(3)ブラームス:悲劇的序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』
■Disc2
(1)ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ペトルーシュカ』抜粋
(2)ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op. 90
ミヨー:ブラジルの郷愁 Op. 67b
レスピーギ:交響詩『ローマの松』
(3)シューベルト:『ロザムンデ』 序曲
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op. 104*
デュティユー:メタボール
■Disc3
シューベルト
(1)6つのドイツ舞曲(ウェーベルンによる管弦楽編)
交響曲第5番変ロ長調 D. 485
J・シュトラウス:『こうもり』序曲
 ウィーンの森の物語/フィガロ・ポルカ
 ピツィカート・ポルカ/トリッチ・トラッチ・ポルカ
 皇帝円舞曲
(2)モーツァルト:レクイエム ニ短調 K. 626
(3)ウェーバー:『魔弾の射手』 序曲
ハイドン:交響曲第102番
シューマン:交響曲第2番
■Disc4
(1)シューマン:ピアノ協奏曲
プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』組曲第2番 抜粋
(2)ラヴェル:スペイン狂詩曲
(3)ラヴェル:『マ・メール・ロワ』
(4)ラヴェル:道化師の朝の歌
(5)ラヴェル