湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Altus
(日本)



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ルーマニアELECT音源によるLP
MELO CLASSIC音源によるLP
TAHRA復活シリーズ(CD)
TAHRA復活シリーズ(LP)
独WEITBLICK音源によるLP



※品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
ALT-001
ムラヴィンスキー初来日公演1
ベートーヴェン:交響曲第4番
リャードフ:ババ・ヤーガ
グラズノフ:「ライモンダ」〜第3幕間奏曲
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1973年5月26日、東京文化会館/ステレオ・ライヴ
ALT-002
ムラヴィンスキー初来日公演2
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1973年5月26日、東京文化会館/ステレオ・ライヴ
ALT-003
ベルリオーズ:幻想交響曲
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」〜古城
ビゼー:「アルルの女」〜ファランドール
アンドレ・クリュイタンス(指)
パリ音楽院O

録音:1964年5月10日、東京文化会館/ステレオ
ALT-006(2CD)
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲*
R・シュトラウス:交響詩「死と変容」*
ドビュッシー:交響詩「海」*
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲+
ブラームスピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編曲;管弦楽版)+
準・メルクル(指)NHK響

録音:1997年6月23日、サントリー・ホール*/1998年4月29日、NHKホール+
ALT-009
クーベリック/1965年初来日ライヴ1
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
フランク:交響曲ニ短調
ワーグナー:「ローエングリン」〜第3幕への前奏曲
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1965年4月23日東京文化会館/全てステレオ
ALT-010
クーベリック1965年初来日ライヴ2
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1965年4月24日、東京文化会館/ステレオ
ALT-011
アルメニア音楽祭2000年ライヴ1
武中 淳彦編曲:君が代
武中 淳彦:管弦二抄
ハチャトゥリアン:交響曲第2番
小山満茂:アイヌの唄
井上 喜惟(指)アルメニア国立PO
ALT-012
アルメニア音楽祭2000年ライヴ2
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:シェエラザード*
矢代 秋雄:交響曲
林 千恵子(S)*
井上 喜惟(指)アルメニア国立PO
ALT-013(2CD)
アルメニア音楽祭2000年ライヴ3
チェクナボリアン:愛のワルツ
 ピアノ協奏曲#
伊福部 昭:ヴァイオリン協奏曲第2番*/協奏狂詩曲+
外山 雄三:ラプソディ
古曳 真則(P)#
緒方 恵(Vn)*
久保田 巧(Vn)+
井上 喜惟(指)アルメニア国立PO
ALT-015(2CD)
モーツァルト:交響曲第33番、
ブルックナー
:交響曲第7番
オイゲン・ヨッフム(指)
ロイヤル・コンセルトヘボウO

録音:1986年9月17日人見記念講堂ライヴ
日本語解説=宇野功芳。ヨッフム最後の来日にして、亡くなる半年前の伝説的名演が新マスタリングにより再発売。ヨッフム最後のブルックナーにして、これを超えるものはない、と思わせる快心の演奏。来日時のインタビューで「また日本にいらして」との問いに「神がお許しになれば」と笑顔を見せた澄みきった心境が演奏にも反映、空前の崇高さ。CDは当日の全プロを収録。宇野功芳氏も「ただごとでないブルックナー、世界最高のモーツァルト」と激賞しています。(Ki)
ALT-017
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」*
準メルクル(指)NHK響

録音:2001年1月27日NHKホール・ライヴ、2001年1月17日サントリー・ホール・ライヴ*
ALT-019
コンドラシン初来日公演
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
グリンカ:歌劇「イワン・スサーニン」序曲
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO

音:1967年4月4日東京文化会館/ステレオ・ライヴ
ALT-020
コンドラシン〜アンコール集
芥川也寸志:弦楽のための3楽章「トリプティーク」〜プレスト
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」〜ロシア舞曲
マーラー:交響曲第3番〜メヌエット
プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」〜スケルツォ/行進曲
ワーグナー:「ローエングリン」第3幕前奏曲
ドビュッシー:夜想曲〜祭
 牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:ラ・ヴァルス
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO

録音:1967年4月、東京文化会館・ステレオ・ライヴ
ALT-021
北欧ヴァイオリン曲集
ニールセン:プレリュードとプレストOp.48/
 ヴァイオリン・ソナタOp.35
ルーセンベリ:ヴァイオリン・ソナタ第2番(1940)
ボー・リンデ:ヴァイオリン・ソナタ第1番(1953)
緒方恵(Vn)
アナヒート・ネルセシアン(P)

録音:2001年、三鷹芸術文化センター

ALT-022(2CD)
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 オイゲン・ヨッフム(指)
バンベルクSO

録音:1982 年 9 月 15 日/ NHK ホール(ステレオ・ライヴ)
※新マスタリング
プレス工場のマスター紛失によってながらく生産中止がつづいておりましたこの名盤ですが、待望の新マスタリング、一から音をやり直した新音質でのう れしい復活です。重厚でレンジも広く、輝く金管も見事にとらえた素晴らしい音質となっております。ヨッフムとバンベルク響の相性の良さはちょっと他に 代えがたいものがございましたが、特にこのブルックナーは貴重で古き良きドイツの味わいにあふれております。 (Ki)
ALT-024
スウィトナー/1988年来日ライヴ
モーツァルト:「魔笛」序曲
ブラームス:交響曲第1番
オトマール・スウィトナー(指)
ベルリン・シュターツカペレ

録音:1988年6月13日、サントリー・ホール/ステレオ・ライヴ
ALT-025
メシアン:歌曲集「ハラウィ(愛と死の歌)」 林千恵子(Ms)
中川賢一(P)

録音:2002年1月19日&20日、東京都狛江市
ALT-026(2CD)
ベーム&VPO〜1977年東京ライヴ
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
交響曲第6番「田園」/
「レオノーレ」序曲第3番[アンコール]
カール・ベーム(指)VPO

音:1977年3月2日NHKホール/ステレオ・ライヴ
音源:NHK
ALT-028
スクロヴァチェフスキ〜チャイコフスキー他
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第2番
チャイコフスキー:交響曲第5番
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指)
NHK響

録音:1996年2月3日、NHKホール(ステレオ)
細部に渡り、他の指揮者がさらりと流す箇所でも、声部のバランス、アーティキュレーションに対して徹底的に制御を施し、全く混濁感のない洗練度抜群のチャイ5像を築き上げています。映像での熱い指揮ぶりを見ても明らかなとおり、彼のそのようなこだわりは、決して理論先行のものではなく、あくまでも作品への一途な共感の表れに端を発するもので、第2楽章の副次主題の熱い歌いまわしや、終楽章コーダの知性とパッションの完全融合ぶりは、彼の音楽家魂が見事に開花した一例でしょう。N響も、若干思い切りの悪い(ソロの力量の問題)箇所があるものの、20年前のマタチッチ盤からのアンサンブルの精度向上ぶりを改めて思い知らせれ、熱い演奏を展開しています。
さらなる詳細はこちら
ALT-029
スクロヴァチェフスキ〜シューマン他
モーツァルト:交響曲第29番
シューマン:交響曲第4番
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指)
NHK響

録音:1996年2月8日、NHKホール(ステレオ)
ALT-030
ブルックナー:交響曲第7番 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指)
NHK響

録音:1999年1月21日、NHKホール(ステレオ)
ALT-031(2CD)
スクロヴァチェフスキ〜ベートーヴェン「運命」他
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」*
 大フーガ 変ロ長調+
ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指)
NHK響

録音:1999年2月5日NHKホール*、1999年1月27日サントリーホール+(共にステレオ)
ALT-033
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、
序曲「コリオラン」*
井上喜惟(指)ジャパン・シンフォニア

録音:2004年11月19日、2003年12月8日*晴海トリトンスクエア・第一生命大ホール(ライヴ)
かのチェリビダッケに師事した井上善惟が音楽監督を務めるジャパン・シンフォニアを振った最新録音。日本有数のトッププレーヤーで固められたオケを率いて、師をほうふつとさせる悠然たる音楽運びが持ち味の「エロイカ」です。(Ki)
ALT-046
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番*
ヴァイオリン協奏曲第1番+
ダヴィド・オイストラフ(Vn)+
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO

録音:1967年4月18日*、4月4日+、東京文化会館(*/+)、全てステレオ
音源:NHK
ALT-047
コンドラシン&オイストラフ
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲*
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番+
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO

録音:1967年4月16日*、4月18日+、東京文化会館(*/+)、全てステレオ
音源:NHK
ALT-048
ブルックナー:交響曲第8番 ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)NHK響

録音:1975年11月26日NHKホール、ステレオ・ライヴ
ALT-049
ワーグナー:管弦楽作品集
「パルジファル」より[第1幕前奏曲/聖金曜日の音楽]/
「ジーグフリート」〜森のささやき/
「神々の黄昏」より(マタチッチ版)
[序奏〜ジーグフリートのラインの旅/
ジーグフリートの詞〜葬送行進曲〜終曲]
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)NHK響

録音:1975年12月4日、NHKホール、ステレオ
ALT-050
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)NHK響

録音:1975年12月10日、NHKホール、ステレオ
ALT-051
ムラヴィンスキー〜ブラームス他
ワーグナー:「ニュルンベルグのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
ブラームス:交響曲第2番
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1977年9月27日、東京文化会館・ステレオ
※日本ムラヴィンスキー協会音源
ALT-052
チャイコフスキー:交響曲第5番 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1977年10月19日、NHKホール/ステレオ
※日本ムラヴィンスキー協会音源
ALT-053
シューベルト:交響曲「未完成」*
ウェーバー:「オベロン」序曲*
ワーグナー:「ローエングリン」第1幕前奏曲+
 「タンホイザー」序曲+
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1977年10月12日*&9月27日+、東京文化会館(*/+)全てステレオ
※日本ムラヴィンスキー協会音源
ALT-054
シベリウス:交響曲第7番*
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」から+
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1977年10月19日NHKホール*、10月12日東京文化会館+、全てステレオ
※日本ムラヴィンスキー協会音源

ALT-055
ケーゲルのベートーヴェン「田園」
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
交響曲第6番「田園」
ヘルベルト・ケーゲル(指)
ドレスデンPO

録音:1989年10月18日デジタル・ライヴ録音
「田園」の序奏冒頭から衝撃的!結尾の一音をテンポを落としながら異常に引き伸ばし、さらに不気味なパウゼを挟んでからやっと主題が滑り出すのには、慈しみを超えてこの世のはかなさを映すかのようなニュアンス。その後も独特のアーティキュレーションを駆使してテヌート気味に切々と歌われるので、「楽しい気分」というより得も言われぬ幻想を秘めた音像が広がります。第2楽章に入るとそこはもう天上世界!これ以上魂を込めようがない入念なフレーズがゆったりと流れ、テクチュアはどこまで行っても至純の極み。後半のカッコウの囀りも天使の囁きのように意味ありげに語り、深い呼吸を湛えたまま優しく失速するコーダの美しさもこの世のものとは思えません。第3〜4楽章は随所に現われる粘着質のフレージングが心を抉り、どこか猟奇的な雰囲気が鮮烈。、テンポの切り返しのが鮮烈!終楽章に至っては、感動という一言では収まりません!第1〜2楽章同様、ここでも音像自体は透明な美しさに溢れていますが、後ろ髪を引かれるような寂寥感と、もう後はないような切迫感が渾身の弦の響きにも強烈に絞り出す金管の響きにも立ち込めているのです。コーダ8:13以降の失速のうちに呼吸が鎮まっていく様は、涙なしに聴ける人がいるでしょうか!カップリングの「エグモント」がまた凄い!最初の和音が音量を抑えて緊迫感を孕み、再度繰り返される際には金管を激烈に突出させて内面のもがき苦しみを惜しげもなく表出。ケーゲル特有のテヌートもこの曲では一層顕著で、それによって精神的な浮き沈みが生々しく立ち昇ることになります。終結部も音を外に向かって放射することを意地でも避け、中低音重視の純ドイツ的な音像の厚味を湛えながら、内面からの燃焼と意志の強さで圧倒します。この意味深い求心力も、他に類例を見ません。ぜひとも、「運命」のCDと併せてお聴きください。

ALT-056
ケーゲルのベートーヴェン「運命」
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
J.S.バッハ:G線上のアリア
ヘルベルト・ケーゲル(指)
ドレスデンPO

録音:1989年10月18日サントリー・ホール、ステレオ・ライヴ
音源収録:NHK
これは、通常の名演の概念とは全く次元が異なります。一人の人間の苦悩が完全に音に転化し尽くされ、不気味な生々しい空気が醸し出されるといった「事件」が、まさに目の前で繰り広げられることのショックが全身を襲う、“演奏行為を超えた演奏”です。それだけに、「運命」を聴こうとするときに気軽に棚から取り出す気になれないCDでもあります。当時FMでこの演奏を聴いた私は、「運命」の第1音から只ならぬ空気を発していることに仰天しました。そのどこか血の気の失せた「無」に近い音、強さを装いながらも本当は立っていられない様な不安定さが、強烈に切り込んでくる演奏とは逆の意味でショッキングだったのです。もちろんケーゲルがこの後ピストル自殺することなど、想像もできませんでしたが、この時の彼の精神状態が平常でなかったことは、今聴いてもはっきりと感じ取れてしまいます。第3楽章の不気味かつ意味不明のルフトパウゼ、終楽章冒頭の“ドーミーソー”の異常な引き延ばしなど、造形的にも破綻寸前。全体を通じて、いかにもドイツ的な重厚な響きに溢れていますが、崖っぷちのぎりぎりのところで必至に振り絞った音楽と一体となっての壮絶なニュアンスは、音楽的な感動以上のものをもたらすのです。これがデジタル録音で蘇っては、リアル過ぎてぎて、ちょっと辛いものがあります。ただ、クラシック・ファンならこの演奏を一度は体感しておくべきだと思います。人生には、怖くても直視しなければならないことがあるのです!【湧々堂・殿堂入り】
ALT-057
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」*
交響曲第4番「イタリア」#
準メルクル(指)NHK響

録音:2001年1月17日サントリー・ホール*、2001年9月14日NHKホール#
ALT-058
チャイコフスキー:交響曲第5番*
モーツァルト:交響曲第39番+
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1975年5月13日*、1975年6月7日東京文化会館+共にステレオ
※日本ムラヴィンスキー協会音源
ALT-059
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1975年6月7日+、東京文化会館・ステレオ
※日本ムラヴィンスキー協会音源
ALT-060
ブラームス:交響曲第3番*/悲劇的序曲# ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
NHK響

録音:1973年12月5日*、1975年11月19日NHKホール#/ステレオ

ALT-061
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ビゼー:「カルメン」第1組曲
 「アルルの女」〜ファランドール
ゴトヴァッツ(1895-1982):交響的コロ舞曲
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
NHK響

録音:1973年12月27日NHKホール/ステレオ
「未完成」があまりにも感動的!全ての音が神々しい閃きに満ち、マタチッチの並外れた音楽センスを改めて痛感させます。第1楽章はイン・テンポを基調とした早めのテンポで押し切り、男性的な力感を表出。第2主題でも決してフレーズが甘美になることはなく、意思を貫徹。しかも内面は、尋常ならざる悲哀を湛えているのです。展開部では、冒頭の低弦の唸りに象徴されるように緊張感がじりじりと増幅。再現部で主題が微妙に変化すると共にハーモニーの陰影も刻々と変化する様を、これ程リアルに立ち昇った例が他にあるでしょうか?コーダも空前絶後の神々しさ!第2楽章は一変して透徹した美の世界。この世の不条理を洗い流し、魂の浄化を映したような高潔なニュアンスは、どうしたら生み出せるのでしょう。
小品では「カルメン」前奏曲がド迫力!ブンチャブンチャと後打ちリズムまで徹底的に鳴らしきる凄みは、比類なし!1:50のトランペットの強烈な強奏は、こうでなくちゃと膝を打つこと必至!ゴトヴァッツはマタチッチと同郷の作曲家。「交響的コロ舞曲」は打楽器が乱舞する楽しい作品で、まさに血肉沸き踊る演奏が展開されます。【湧々堂】

ALT-062
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番*
チャイコフスキー:交響曲第5番
弘中孝(P)*
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
NHK響

録音:1975年11月19日NHKホール/ステレオ
おそらく、マタチッチがこの曲を振るにあたって、N響に対してスラブ魂の何たるかを十分に叩き込んだのでしょう。ほんのわずかなアクセントや息遣いにも、楽譜をそのまま弾いているだけでは表出し得ない濃厚なニュアンスが浸透しており、他では得られない感動的な演奏を成し遂げています。N響の技術は、現在よりも落ちますが、神様マタチッチに心酔し切っている団員が、喜んでその手足となって演奏に打ち込んでいる姿が目に浮かび、それだけに出てくる音が、全て本物で、その魅力は数え切れません。第1楽章の第2主題のフレージングの深み、第2楽章のコーダ直前の恐ろしい高揚、第3楽章では、音に香りさえ感じさせます。終楽章はマタチッチのこの曲への長年のこだわの全てを出しつくし、その芸の細やかさ、懐の深さ、巨大な造型に圧倒されるばかりです。彼独自の裏技も、彼の他の同曲録音の中でも最も効を奏しています。N響にとっても、マタチッチにとっても、これは忘れることの出来ない思い出の名演でしょう。【湧々堂】
ALT-063
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
 「ジーグフリート」〜森のささやき
 「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1979年5月21日東京文化会館/ステレオ
※日本ムラヴィンスキー協会音源
ALT-064
ムラヴィンスキー/日本での最後の演奏会
グラズノフ:交響曲第5番 変ロ長調Op.55
チャイコフスキー:「眠りの森の美女」〜序曲/アダージョ/パノラマ/ワルツ
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1979年6月8日NHKホール/ステレオ
※日本ムラヴィンスキー協会音源
ALT-065
ベーム&VPO〜最後の来日演奏会
ベートーヴェン:交響曲第2番/交響曲第7番
カール・ベーム(指)VPO

録音:1980年10月6日昭和女子大学人見記念講堂・ステレオ
ALT-066
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲*
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲#
イーゴリ・オイストラフ(Vn)
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO

録音:1967年4月20日*、1967年4月18日#全てステレオ
音源:NHK
ALT-067
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番
ムソルグスキー:モスクワ河の夜明け
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO

録音:1967年4月20日ステレオ
音源:NHK
ALT-068
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 カール・リヒター(指)ベルリンRSO

録音:1977年11月7日ゼンデザール・ベルリン(ステレオ)
音源:SFB(自由ベルリン放送)
初登場音源
ALT-070
シューベルト:交響曲第5番変ロ長調D.485*
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調Op.98#
カール・シューリヒト(指)VPO

録音:1965年4月24日ムジークフェライン大ホール/モノラル
音源:ORF。
*は初出音源
ALT-071
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」 ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO

録音:1960年2月14日ムジークフェライン大ホール/モノラル。
音源:ORF
初出音源
ALT-072(2CD)
ヨッフムによるカール・ベーム追悼演奏会
モーツァルト:フリーメーソンのための葬送音楽 K.477
 交響曲第41番「ジュピター」
ブラームス:交響曲第2番
オイゲン・ヨッフム(指)VPO

録音:1981年9月20日ムジークフェライン大ホール/ステレオ
音源:ORF
ALT-074
R.シュトラウス:アルプス交響曲*
交響詩「死と変容」#
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
VPO

録音:1952年4月20日*、1958年11月9日#共にモノラル・ライヴ
※全て初出音源
音源:放送集団「ロートヴァイスロート」(ウィーン・フィル・アルヒーフの音源使用)*、オーストリア放送協会#
ALT-075
ブルックナー:交響曲第7番 カール・ベーム(指)VPO

録音:1953年3月7日モノラル・ライヴ
※初出音源
音源:放送集団「ロートヴァイスロート」(ウィーン・フィル・アルヒーフの音源使用)
ALT-076
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」 イルムガルト・ゼーフリート(S)
ロゼッテ・アンダイ(A)
アントン・デルモータ(T)
パウル・シェフラー(T)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
VPO、ウィーン楽友教会cho

録音:1953年5月30日・モノラル・ライヴ
音源:放送集団「ロートヴァイスロート」(ウィーン・フィル・アルヒーフの音源使用)
ALT-077(2CD)
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
二重協奏曲*/交響曲第1番
ヴィリー・ボスコフスキー(Vn)*
エマヌエル・ブラベッツ(Vc)*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
VPO

録音:1952年1月27日ムジークフェラインザール
音源:ロートヴァイスロート放送集団
ALT-079
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」*
交響曲第40番#
ブルーノ・ワルター(指)VPO

録音:1955年11月6日*、1956年6月24日#、以上ムジークフェラインザール
音源:ロートヴァイスロート放送集団*、オーストリア放送協会#
ALT-080
ブルックナー:交響曲第9番 カール・シューリヒト(指)VPO

録音:1955年3月17日ウィーン・コンツェルトハウス大ホール/モノラル
音源:ロートヴァイスロート放送集団
ALT-081
マーラー:交響曲第2番「復活」 ミカエラ・カウネ(S)
リオバ・ブラウン(Ms)
準・メルクル(指)NHK響
二期会cho

録音:2003年11月23日ライヴ
ALT-083
シベリウス:交響曲第3番(オリジナル・モノラル)
交響曲第3番(Altus編集擬による似ステレオ)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1963年10月27日、ライヴ
※。初出音源
ALT-084
シューベルト:交響曲第9番「グレート」
フランツ・シュミット:ハンガリーの軽騎兵の歌による変奏曲
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO

録音:1957年10月27日/モノラル
音源:オーストリア放送協会
ALT-085
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 カール・シューリヒト(指)VPO

録音:1963年10月27日/モノラル
音源:オーストリア放送協会
初出音源
ALT-086
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
ラヴェル:「マ・メール・ロワ」/
 「ダフニスとクロエ」組曲第2番
アンドレ・クリュイタンス(指)VPO

録音:1955年5月15日/モノラル
音源:ロートヴァイスロート放送集団
初出音源
ALT-087
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
リャードフ:8つのロシア民謡〜「哀歌」
北原幸男指(指)東京都SO

録音:2003年10月1日、東京文化会館
ALT-088
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
マーラー:さすらう若人の歌*
アルフレート・ペル(Br)*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
VPO

録音:1952年11月30日
(ロートヴァイスロート収録、モノラル)
ALT-089
ブルックナー:交響曲第5番 カール・シューリヒト(指)VPO

録音:1963年2月24日、ライヴ(ORF収録、モノラル)
ALT-090
シューマン:ピアノ協奏曲*
ブラームス:交響曲第1番+
ウィルヘルム・バックハウス(P)*
カール・ベーム(指)VPO

録音:1963年3月17日(ORF収録、モノラル)*、1954年11月6日(ロートヴァイスロート収録、モノラル、初出)+
ALT-091
マタチッチ&N響/1960年代ライヴ1
ブラームス:交響曲第1番
ロヴロ・フオン・マタチッチ(指)
NHK響

録音:1967年1月28日、旧NHKホール/ステレオ
ALT-092
マタチッチ&N響/1960年代ライヴ2
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
ロヴロ・フオン・マタチッチ(指)
NHK響

録音:1968年9月12日東京文化会館/ステレオ
ALT-093
マタチッチ&N響/1960年代ライヴ3
ブルックナー:交響曲第7番
ロヴロ・フオン・マタチッチ(指)
NHK響

録音::1969年5月9日東京厚生年金会館/ステレオ

ALT-094
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番、
ワーグナー
:歌劇「ローエングリン」第3幕前奏曲
アルヴィド・ヤンソンス(指)
レニングラードPO

録音:1970年7月1日ステレオ・ライヴ録音
【大阪フェスティバルホール】
1970年の大阪万博に合わせて来日するはずだったムラヴィンスキーは、州党本部の妨害によって果たされずにファンを落胆させましたが、その代役として送り込まれたのがヤンソンス(マリスの父)でした。この7月1日のライヴは、その失望を吹き飛ばすほど聴衆を感動の渦に巻き込んだことが十分に窺える渾身の名演です。しかも、ムラヴィンスキーの下で十分に体に染み付いている曲目とは言え、ピンチッターであることを全く意識させず、ムラヴィンスキーの築いたアウトラインをなぞっただけではないヤンソンスの手腕にも驚きを禁じ得ません。大ヤンソンスの録音は決して多くなく、日本ではLPでもカバレフスキーの協奏曲の伴奏ぐらいしかまともに紹介されていないので、これを機にその真価が再認識されることは必至でしょう。第1楽章の特有の「タッタカ・タッタカ」のリズムの完璧なこと!第2楽章の人間味満点の表情、第3楽章の悲嘆に暮れるだけなく聴き手を優しく慰めるニュアンス、フルートとハープの醸し出す色彩などは、ムラヴィンスキーの他を寄せ付けない峻厳さとは異なります。終楽章のやや遅めのテンポ設定も独特の凄みで迫り、ムラヴィンスキー独自の弦の音型の改変も、ここでは行なわれていません。コーダの徹底的にテンポを落とした壮大なスケールも圧巻!聴き手を決して捻じ伏せるのではなく、独特の品格を保ちながら、作品の本質に迫るヤンソンスの力量を思い知らされます。「ローエングリン」は、テンポこそムラヴィンスキー並みの快速で、例の驚異的なトランペット3連音射撃が全開ですが、骨太の筆致による逞しい音像が特徴的。録音も良質。NHK音源。(Ki)

ALT-095
チャイコフスキー:交響曲第5番、
「白鳥の湖」〜第2幕「情景」
アルヴィド・ヤンソンス(指)
レニングラードPO

録音:1970年7月1日ステレオ・ライヴ録音
【大阪フェスティバルホール】
ムラヴィンスキーの代役として来日したヤンソンス(マリスの父)は、ショスタコ5番とチャイ5というムラヴィンスキーの最大の得意曲を振るハメになりましたが、どちらもムラヴィン流でお茶を濁すことなく、民族色と透徹のテクスチュアをバランスよく融合したトーンの統一感と、強弱のそれぞれの意味を最大に生かすセンスが渾然一体となった、大ヤンソンス独自の技で彩られているのは驚愕です。私は晩年の彼が東京響を振った「悲愴」を聴いて、第1楽章展開部や第3楽章の巨大造型力と破格のスケールに完全に打ちのめされたのとともに、表現の幅広さと格調高い雰囲気作りに、彼こそ巨匠の中の巨匠だよイウ確信を持ちましたが、このチャイ5はその確信を一層強めてくれます。第1楽章の171小節の副次旋律のフレージングで、さっそく誰も思いも寄らない強弱のコントラストを表出!第2楽章は、頻出するピアニッシモがそれぞれ独自の意味を持って心に染み入り、全体を見事に統合しているのは並みの職人芸ではありません。第3楽章は前半でクラリネットが派手に音を外すのが残念ですが、中間部の管楽器の絡み合いの妙が聴きもの。終楽章は、強弱の差が一層激しくなりますが、超高速テンポの中で、容赦ない運命動機の強奏と息を潜ませた弱音は、結晶化された最良の部分だけが抽出され、見事な緊張感で一貫。名物イワノフのティンパニも大炸裂ですが、それだけが浮き立たつことなく、全体とのブレンド感をモートーのしているところにも、ヤンソンスの格調高い芸風を痛感します。しかし、172小節の運命動機や、コーダなど、ここぞという箇所のバランスを破っての馬力は敵なし!東京響を「鉛から金に変えた」と評されたヤンソンスの手腕をたっぷる堪能してください。なお、Vn両翼配置を採用していません。【湧々堂】
→さらなる詳細
ALT-096
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 カール・リヒター(Cem)

録音:1969年4月27日東京、日生劇場(NHKによる実況録音)ステレオ・ライヴ
初来日の緊張感あふれる伝説の演奏会。(Ki)
ALT-097
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV.565,
トリオ・ソナタ第6番ト長調BWV.530,
幻想曲とフーガ ト短調BWV.542,
前奏曲(トッカータ)とフーガ ヘ長調BWV.540,
パッサカリア ハ短調BWV.582、
諸々の技法による6つのコラール(シュープラー・コラール)〜第6曲「イエスよ、汝いまぞ天より下りたまい」BWV.650,
パストラーレ.ヘ長調BWV.590〜第3楽章アダージョ,
前奏曲とフーガ ニ長調BWV.532〜フーガ
カール・リヒター(Org;独クライス社製)

録音:1969年5月11日東京、武蔵野音楽大学ベートーヴェン・ホール(NHKによる実況録音)ステレオ・ライヴ

ALT-098
スメタナ:交響詩「わが祖国」 ラファエル・クーベリック(指)チェコPO

録音:1991年11月2日サントリーホール、デジタル・ライヴ
「わが祖国」といえば、先ごろ同じAltusからN響が粉骨砕身の限りを尽くしたマタチッチ盤がでたばかりですが、これはなんとクーベリックの最後の来日公演!既に指揮活動から引退していたクーベリッックがまさに最後の力を振り絞るかのようにして行った伝説的コンサート。今回もNHK提供音源を使用し、会場の壮絶な雰囲気をダイレクトに伝えてくれます。許光俊氏いわく、『芸術は罪深い。理性を抗い、麻痺させようとたくらむ。そういう危険な芸術の最高の例のひとつが、この「わが祖国」なのである。』 (Ki)
ALT-099
スクリャービン:24の前奏曲Op.11、
ショスタコーヴィチ
:24の前奏曲Op.34
相沢吏江子(P)

録音:2004年11月17、18日滋賀栗東芸術文化会館さきら 大ホール
ホルショフスキー最後の弟子で、内田光子が激賞するピアニストとして知られる相沢吏江子の初ソロアルバム。この録音も滋賀県栗東「さきらホール」の新プロジェクトとして話題となった【レコーディング& コンサート】の第一弾として製作されています。これは、ホール側がアーティストに最高のレコーディング環境を提供する代わりにコンサートではチケットを格安にし多くの人に聴いてもらうというもの。(Ki)

ALT-100
君が代/星条旗(米国国歌)
ピストン:交響曲第6番*
バーバー:メディアの瞑想と復讐の踊りOp.23a#
ドビュッシー:交響詩「海」#
ベルリオーズ「ラコッツィ行進曲#
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO

録音:1960年5月4日旧NHKホール
1960年5月5日*、1960年5月29日日比谷公会堂#、全てステレオ(初CD化)
ミュンシュといえば、パリ管デビューの幻想(ALT-182)が大変印象的ですが、手兵ボストン管との当演奏も壮絶無比でストレート!本当に驚いてしまいます。また得意の運命の迫力。ワーグナーのパワー全開の音響洪水など、ボストン響黄金期の名人芸を堪能できます。また、当時ニュービート派の重要人物として名を上げていたブラックウッドの交響曲は現代音楽に冷ややかな山崎浩太郎氏をして必聴の名曲といわしめ、ピストンの6番も思わぬひろいものとのこと。アメリカ政府の押した曲だけあり現代曲とは思えぬわかりやすさで楽しめます。 (Ki)

ALT-101
ベルリオーズ:幻想交響曲
ルーセル:「バッカスとアリアーヌ」組曲第2番
ヘンデル:「水上の音楽」〜アンダンテ、アラ・ホーンパイプ
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO

録音:1960年5月5日日比谷公会堂、ステレオ(初CD化)
NHK・伝説の名番組「立体音楽堂シリーズ」〜ミュンシュ& ボストン響の1960年来日ステレオ・ライヴ!
■立体音楽堂とは…
NHK FM のステレオ本格放送は1965 年からですが、本格放送前に画期的試みによる世界に類をみない驚くべき番組がございました。それが立体音楽堂でラジオの第1 放送と第2 放送を使いそれぞれ左右の片チャンネルのみを放送、2 台ラジオを用意すればステレオ放送が楽しめるという試みでした。まさに技術のNHK の驚くべき発想の名番組でした。

ALT-102
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ブラックウッド:交響曲第1番Op.3
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲/徒弟たちの踊り/名歌手の入場
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲〜スケルツォ(管弦楽編曲版)
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO

録音:1960年5月22日日比谷公会堂、ステレオ(初CD化)





ALT-103(2CD)
皇紀2600年の奉祝音楽集成



CD-1
(1)R・シュトラウス:皇紀2600年奉祝音楽
(2)ピツェッティ:交響曲イ調
(3)イベール:祝典序曲

CD-2
ヴェレシュ(1907-1992):交響曲「日本の皇紀2600年へのハンガリーからの贈り物」

=ボーナストラック=
(1)近衛秀麿(1898-1973):大礼奉祝交声曲より第2〜4楽章(*第1章は未録音)

(2)『終戦の詔書』 (玉音放送全編)
CD-1
(1)ヘルムート・フェルマー(指)
 紀元二千六百年奉祝SO 
 録音:1940年
(2)ガエタノ・コメリ(指)
 紀元二千六百年奉祝SO 
 録音:1940年
(3)山田耕筰(指)
 紀元二千六百年奉祝SO 
 録音:1940年

CD-2
 橋本國彦(指)
 紀元二千六百年奉祝SO 
 録音:1940年

=ボーナストラック=
(1)近衛秀麿(指)新SO、
 ヴォーカルフォアcho、
 内田榮一(Br)、松平里子(S)、
 佐藤美子(Ms) 
 録音:1928年
(2)音源提供:NHK新マスタリング

※30ページの日本語解説付
片山杜秀氏(慶應大学准教授)による30ページ弱におよぶ詳細な解説書も秀逸!また、ボーナストラックに市販CD初となる昭和天皇即位を記念して作曲された近衛の貴重な交声曲(第1楽章は未録音)。また、新マスタリングにより一層玉声が鮮明になったNHK提供の音源「玉音放送」など、思い切った大集成でございます。なおSPの復刻はオーパス蔵が担当しており万全。
■紀元2600年奉祝音楽について■
終戦まで紀元といえば日本では皇紀で、皇紀とは明治政府によって国の紀元として正式採用され、「日本書記」の記述に従い神武即位の年を元年としたものです。皇紀では西暦1940年が2600年という大きな区切りにあたっており(因みに本年は皇紀2671年)日本政府はこの年を明治維新以来の近代化の成果を全世界に問う特別な1年にしようとし、東京ではオリンピックや万博も開かれるはずでありました。この記念すべき年の祝賀行事の一環として「紀元2600年奉祝楽曲演奏会」が開かれました。近衛文麿を首班とする政府はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ハンガリーの6ヶ国の政府に作曲家の斡旋を依頼。アメリカは拒否しましたが残り5ヶ国は応じました。その中で今や有名曲のイギリスのブリテン「鎮魂交響曲」は締め切りに遅れたのと作品に祝典性が認められないとの理由で曲目から外されました。ちなみにブリテンの作曲料は7000円。当時天丼が50銭という物価でありました。また演奏会のためには160人からなる新響(現N響)を中心としたオーケストラが結成され、なんと齊藤秀雄(本番は齊藤は振らず)の指揮のもと30回以上のリハーサルを積んでのぞみました。ここに収録されたのは、東京と大阪のコンサートの間に録音されたもので、日本のオーケストラ史にとってもかけがえのない貴重な記念です。

■曲目について
●R.シュトラウス(1864-1949):皇紀2600年奉祝音楽
リヒャルト・シュトラウスが日本のために曲を書くというのはとてつもない大事件で、初演時の関心を大いに集めました。大人数を要するシュトラウス作品の中でも最大級クラスに属し、4管編成に12人の金管別動隊、さらに14の寺の鐘!といったもの。曲は連続する5部から成り鐘をゴングのように鳴らし、日本の動機をほのめかし、弦楽が大海原の描写をはじめ、やがて、さくら吹き乱れ繁栄を極める国家(日本)が現れる「バラの騎士」を思わせる豪奢な音楽の宴となるが不吉なグリッサンドの大騒音が襲いかかる(天変地異を描写)も、それらは侍たちの働きでしずめられ、日本の動機が大ファンファーレと化し、著しく高潮し鐘も高らかに鳴り響き、大見得を切るように結ばれます。
●ピツェッティ(1880-1968):交響曲イ調
「20世紀のパレストリーナ」と呼ばれたピツェッティはレスピーギ、マリピエロ、カゼッラと並ぶ近代イタリアの大家。1919年のヴァイオリン・ソナタは今日では知る人ぞ知る音楽のようですが、戦前はフランクのソナタに匹敵するヴァイオリン・ソナタの名曲中の名曲と日本にもファンが多かったもようです。作風はグレゴリオ聖歌や古代ギリシア音楽への興味探求から長調と短調という2つの音楽に固まる前の古代の音階へと遡り、現代によみがえらせようとした作曲家で、R.シュトラウスに匹敵するポリフォニストと評価されています。また彼の芸術観は「人間はどんなに悲劇的な状況に追い落とされ、絶望しても最後は必ず神の恩恵があるのだから悲劇の中でも楽観を失わず常に希望の光を導き入れてくれるような音楽を書かなくてはいけない」というものでした。この交響曲もグレゴリオ聖歌風のメロディを軸として劇的な対位法で展開し、暗いテンションをかけ、それで最後の希望も失われないといった内容になっております。「ピツェッティのオーケストラ作品の中の最高の要素を全て集約した傑作」とイタリアでは評されております。
●イベール(1890-1962):祝典序曲
イベールがこの日本のための「祝典序曲」を書いたのは第二次世界大戦開始前後で、完成は1940年4月まさにドイツのフランス侵入直前で、そうした危機のさなかにイベールはこの曲で新境地を開きます。バッハやベートーヴェンへの回帰でありました、それまでの印象派や表現主義的な曖昧な形式から、より堅固なスタイルを築きました。この時期、ドイツの盟邦日本にイベールが捧げた音楽というのは当時なかなか生々しいものであったようですが、オネゲルは次のように評しています。『この曲はバッハのトッカータに比肩するものである。巨大建築のような堂々たる形式と主題の力強い表現力と驚くべきオーケストレーションの腕前によって、この作品は完全なる巨匠芸に到達しているものである』
●ヴェレシュ(1907-1992):交響曲『日本の皇紀2600年へのハンガリーからの贈り物』
日本政府より祝奉楽曲の依頼を受けたハンガリー政府はコンクールを行い日本に送る曲を決めました。その時、第1位の作品がこのヴェレシュの交響曲。ヴェレシュはバルトーク、コダーイに学びバルトークの助手を長く務めました。曲はとりたて日本的要素を強調しておらず、むしろハンガリー的であって、師バルトークを思わせるところがあります。戦後はスイスに渡りハインツ・ホリガーを育てたりしたうえ、作曲の弟子にはリゲティがおりました。
●近衛秀麿(1898-1973):大礼奉祝交声曲
皇紀2600年に12年先じる1928年の昭和天皇即位の大礼を祝して作曲されたカンタータです。一般市販のCDとしては初のCDとなります。
●玉音放送
NHKから音源提供され新たにマスタリングがほどこされております。

■演奏家について
●ヘルムート・フェルマー 1902.1977
ドイツの指揮者。38年来日。東京音楽学校教授。戦後カッセル歌劇場、ヴッパータール歌劇場で活躍。
●ガエタノ・コメリ 1894.1977
イタリアの指揮者。27年に来日して東京に定住。戦後は藤原歌劇団を指揮して歌手の育成に貢献した。
●山田耕筰 1886.1965
日本の作曲家・指揮者。日本を代表する音楽家で4年間ベルリンに留学。カーネギーホールでも自作演奏会を開くなどで戦前戦後を問わず活躍した。
●橋本國彦 1904.1949
日本の作曲家・指揮者。東京音楽大学教授。34年渡欧。作曲の弟子に芥川也寸志、團伊玖磨、黛敏郎などがいた。橋本自身も皇紀2600年奉祝曲として交響曲第1番を作曲している。
●近衛秀麿 1989.1973
日本の指揮者。五摂家近衛家の出身で子爵。兄文磨は公爵で首相をつとめたこともある政治家。23年に渡欧し、ダンディに作曲をE.クライバー、ムックなどに指揮を学ぶ。N響の生みの親とされ、日本の交響楽運動の父。


ALT-114(8CD)
ムラヴィンスキー/ リハーサル&コンサート(ドイツ音楽編)
ブラームス:交響曲第4番(リハーサル第1日)/録音:'73,4,12
ブラームス:交響曲第4番(リハーサル第2日,第6日)/録音:'73,4,22
ベートーヴェン:交響曲第4番(リハーサル第2日)/録音:'73,4,22
ベートーヴェン:交響曲第4番(リハーサル第3日)/録音:'73,4,24
ベートーヴェン:交響曲第4番(リハーサル第3日,第4日,第6日)/録音:'73,4,24、4,25、4,27
ブラームス:交響曲第4番(セッション録音)/録音:'73,4,27
ブラームス:交響曲第4番調(コンサート初日)/録音:'73,4,28日
ベートーヴェン:交響曲第4番(コンサート初日)/録音:'73,4,28日
ブルックナー:交響曲第9番(第1・第2楽章:コンサート初日/第3楽章:コンサート2日目)/録音:'80,1,29、'80,1,30
全てエフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO
1973年4月28日の「ブラ4」はMemoriaから出ていましたが、その他は初出と思われます。60ページの解説、リハーサル完全訳付き!ソビエト文化省の指令で録音された秘蔵録音の数々!このクオリティで残された録音は世界的になく、NHKの73年録音も凌ぎます。リハーサルも日本公演のためのリハーサル全て収録。しかも部分的なものでなく、1曲まるごと全て。マエストロの執拗さは驚くべきもので、やりなれたこれらの曲でもパートごとにやらせてみたりとかく徹底しています。それにく雄弁で貫禄ある言葉の数々。ムラヴィンスキーのステレオセッションは珍しく、しかもブルックナー第9が出現!(Ki)

ALT-115
ベートーヴェン:交響曲第4番(コンサート2日目)、
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲(セッション録音)*
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1973年4月29日、1973年5月3日*以上ステレオ
グリンカは初出!!来日直前のレニングラードでの録音。NHK には残されていなかった「ルスランとリュドミラ」も収録。ムラヴィンスキー絶頂期の芸術!最新デジタル並みの音質で聴けるとは驚きです。全てのパートが見事に克明に聴き取れ、弦の美音にも仰天。ムラヴィンスキーは音が悪いという定評を覆す驚くべき逸品です。(Ki)
ALT-116(2CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」 エヴァ=マリア・ヴェストブロック(S)
クラウディア・マーンケ(Ms)、
ローター・ツァグロゼク(指)
シュトゥットガルト州立O,
シュトゥットガルト州立歌劇場cho

録音:2004年7月11,12日リーダーハレ(シュトゥットガルト)
1997、99年に『オーパンヴェルト』誌の批評家選考で年間最優秀指揮者に選出されたドイツの名匠ツァグロゼクによる貴重な新録音。コントラバスを舞台上に左右に分けるなど、大胆な解釈と同時に緻密な音づくりが聴かれる。今、話題の現代最高水準の歌劇場のオーケストラと合唱団、劇場の実力派若手歌手2人による圧倒的名演。日本語解説付。(Ki)

ALT-127(9CD)
完全限定盤
廃盤
[CD 1]
チャイコフスキー:交響曲第5番(リハーサル)[初出]/1973年4月25、26日
[CD 2]
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番(リハーサル)[初出]/1973年4月26日
[CD 3]
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番(リハーサル)[初出]/1973年4月26日
[CD 4]
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番(リハーサル)[初出]/1973年5月3日
[CD 5]
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番〜第2 & 3楽章(リハーサル)[初出]/収録:1973年5月4日
[CD 6]
リャードフ:バーバ・ヤーガ[初出]、グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲[初出]/1973年4月27日
[CD 7]
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番(セッション録音)[初出]/1973年5月3日
[CD 8]
チャイコフスキー:交響曲第5番(コンサート)/1973年4月29日
[CD 9]
チャイコフスキー:交響曲第5番(コンサート)[初出]、プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」第2組曲(コンサート)[初出]/1982年11月6日
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

全て、レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのステレオ録音
ドイツ編同様、どれもすばらしい音質!貴重なリハーサルも全て完全収録。巨匠の言葉は一語残らず訳出しており、ムラヴィンスキー未亡人の監修済み。あまりの細かなリハーサルに前回同様驚かされますが、それがゆえの本番の感激はひとしお。殆どが初出というのも驚き。1973年4月29日の[チャイ5」は、DG録音以降のライヴで、録音の良さ、アンサンブルの精度、緊張感と全ての条件を満たした同曲最高峰の名演で、今までも様々な形でCD化されていますが、それに先立つリハーサルが聴けるとは驚喜せずにはいられません。また良質録音に恵まれなかったショスタコ5番が新たに登場するのも見逃せません。60ページの解説、リハーサル完全日本語訳つき!

ALT-129
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番、第9番* ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)NHK響

録音:1969年5月20日、1967年1月12日東京文化会館*(ステレオ・ライヴ)
1965年以来マタチッチはN響への度重なる客演を通じて、ブルックナーなど得意のプログラムで見事な成果を収めていますが、同時に当時としてはたいへん意欲的ともいえる曲目も取り上げています。このショスタコーヴィチもまさにそうした例のひとつで、指揮者、オケの両者にとってたいへん貴重なものといえるでしょう。コミカルな味わいを織り交ぜつつ、マタチッチは純音楽的なアプローチで明快に各々の作品像を浮き彫りにしています。N響の反応の素晴らしさが実感できるのも興味深いところ。定評あるアルトゥスのマスタリングで音の状態もすこぶる良好です。(Ki)

ALT-130
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」、
序曲「レオノーレ」第3番、
ワーグナー
:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)NHK響

録音:1967年11月25日新潟県民会館(ステレオ・ライヴ)
N 響では第2番、第7番(84年)と第9番(73年)が知られる、マタチッチのベートーヴェン。「田園」と序曲ともに、独墺系の作品との抜群の相性をみせる巨匠特有のずっしりとした骨太の響きが大きな魅力となっています。いっぽう第2、3 楽章での弾むような軽みには粋を感じさせます。マイスタージンガー前奏曲もまた風格にあふれた輝かしい演奏。(Ki)

ALT-131
ブルックナー:交響曲第5番 ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)NHK響

録音:1967年11月21日東京文化会館(ステレオ・ライヴ)
「ブルックナーの音楽はゴシック建築のように全体の調和が大切で、ある部分が突出してはいけない。突出しそうになったらそれを抑えて、全体の響きを美しい調和を持って響かせるようにするのが、ブルックナーを演奏するときにいちばん注意すべき部分だというのです。」(北原幸男・ライナーノート“マタチッチ先生の最後の来日のために”より)。チェコ・フィル(70年)やフランス国立管(79年)との録音が知られるマタチッチのブルックナー第5 番。上述のエピソードを裏付けるかのように、ここでも巨匠の棒のもとN響が奏でるオルガン的な響きの魅力は満点です。たいへん個性的な音楽ですが説得力は絶大。ブルックナー・ファンには見逃せない一枚です。(Ki)
ALT-135
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、
バルトーク:舞踊組曲
ローター・ツァグロゼク(指)
シュトゥットガルト州立O

録音:2004年10月3,4日シュトゥットガルトリーダーハレ
今や数少ないドイツの名指揮者ツァグロゼク。レコーディングレパートリーが近・現代作品が多かったせいか、今回のベートーヴェンは大変興味深いもの。爽快感抜群。(Ki)

ALT-136
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 笹田和子(S)、川崎静子(A)、
布施隆治(T)、中山悌一(Br)、
アサヒコーラス、
フランツ・コンヴィチュニー(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

録音:1961年5月1日日比谷公会堂
NHK収録(ステレオ・ライヴ)
『今のゲヴァントハウス管からはこういう濃い味わいは聴くことが出来なくなりました。第1楽章の堅牢、2楽章の速めのテンポ、3楽章の絶妙な流れの作り方、そして終楽章の壮大なスケール....今の若い世代のクラシック・ファンにぜひ聴いていただきたいと思います』(音楽評論家高橋昭)(Ki)
コンヴィチュニーの死の1年前の来日ライヴ。この当時のライヴがステレオで遺されていた点でも驚きですが、演奏内容においても、コンヴィチュニーの「素朴」、「不器用」といったイメージ以外の魅力を再認識させるという点で、これは画期的なリリースと言えましょう。
第1楽章は冒頭からズシンと下に下りる拍節がいかにもこのコンビならではの味。悠然たるテンポでただただ朴訥に音楽を進行させます。展開の終りに差し掛かるところ(4:22)で明確にテンポを落としますが、これが教条的にならず、ごく当たり前の流儀として敢行されるのを聴くと、これを後の時代の指揮者が取り入れてもただの真似事にしかすぎず、当時の環境下における「真実の表現」とは比べ物にならないことは容易に想像できます。13:16〜17の場面転換でも一旦テンポを落としますが、これなども単に「素朴」という芸風では片付けられない、様式へのこだわりを感じさせます。楽章最後の2つの和音の打ち込み!ここに込められた熱い精神の結晶にも胸が震えます。第2楽章も落ち着いたイン・テンポが基調。しかし無機的に響くことはなく、音楽全体を大きく捉えているので、近視眼的に萎縮してしまうことが皆無。終楽章はまさに野武士的な勇壮さが際立ち、ドイツ本流の底力を見せつけ圧倒的な説得力を誇りますが、全曲の白眉はなんといっても第3楽章!外見は綺麗ではなくても、一皮剥けば宝石!コンヴィチュニーをそう讃えたくなるあまりにも感動的な演奏が繰り広げられるのです。まず開始の弦のテクスチュアの美しさ、敬虔な祈りの浸透力!ぶっきらぼうとか不器用といった形容は全く当てはまらない至純を極めて響きは筆舌に尽くしがたく、しかも第2主題が現れると、ますます音楽は深遠の度を深め、1,2楽章とは全く違う次元へと聴き手を誘うのです。とにかく、心の込め方が尋常ではないのです。この素晴らしさを端的に言い表す言葉を持ち得ないのが何とももどかしい限りです。
ある意味、朝比奈隆よりも外面的効果に背を向けてて一途に作品へ奉仕し続けながらも、決してその素朴さに安住していただけではないコンヴィチュニーという指揮者の芸風。その根底にあるものは何なのか、いろいろ考えさせられる一枚です。【湧々堂】
ALT-137
伝ヴィターリ(レスピーギ編):ヴァイオリン,弦楽オーケストラとオルガンのためのシャコンヌ(原曲:伝ヴィターリ:シャコンヌ ト短調〜ヴァイオリンとピアノのための)、
ロカテッ
リ(マリヌッツィ編):弦楽オーケストラとピアノのための協奏曲第10番(原曲:ロカテッリ:10 のソナタop.8 より第6番変ホ長調)、
タルティーニ(ザンドナイ編):「悪魔のトリル」(原曲:タルティーニ:悪魔のソナタ ト短調)、
ヴィヴァルディ
(ダンディ/バゼレール編):チェロと弦楽オーケストラのためのソナタ(原曲:ヴィヴァルディ:6つのチェロソナタより第5番ホ長調RV.40)、
クライスラー:「ヴィヴァルディの様式による」協奏曲 ハ長調、
タルティーニ(レスピーギ編):「パストラーレ」(原曲:タルティーニ:スコラダトゥーラ・ヴァイオリンのための「パストラーレ」
新イタリア合奏団
新イタリア合奏団は、世界で最も優秀な室内アンサンブルのひとつ。近年ではレパートリーも幅広くなり、多岐に渡って活動しています。このアルバムではイタリア・バロックの名曲を編曲した作品を収録。レスピーギが編曲したヴィターリ:シャコンヌ、ルティーニ:「パストラーレ」は発見も多く、密度の濃い演奏が繰り広げられています。ヴィターリ:シャコンヌはオルガン付き管弦楽伴奏版。憂鬱さを感じる独奏と悲哀感を高める伴奏で、新イタリア合奏団の通常のブリリアントな音色と相反するメランコリーな一面を聴かせてくれます。ヴィヴァルディ:6つのチェロソナタはチェロと弦楽オーケストラのための編曲で、新イタリア合奏団の持ち味である明朗なサウンドを楽しめます。(Ki)

ALT-138(2CD)
ブルックナー:交響曲第5番 セルジュ・チェリビダッケ(指)
ミュンヘンPO

録音:1986年10月22 日東京・サントリーホール
FM東京が収録した未発表音源!スケール、音質、テンポとあらゆる面で既出演奏を大きく上回り伝説となったサントリーでのブル5 がついに正規で発売。しかも海賊盤もさすがにこの演奏だけはでていなかったと思われます。また1986年はサントリーホールの開館の年でもあり、ヨッフム、コンセルトヘボウも来日して名演のブルックナー7番(ALT015/6)を残し当時チェリかヨッフムかと大いに世間を騒がしました。そのチェリのブルックナー5番がまさかのCD化でチェリの令息イオアン総裁も激賞で、チェリのテンポに言及した素晴らしい一文を解説によせており必読。岡本稔氏も「これほど再現性の高いチェリビダッケの録音は数少ないというのが率直な印象だ。ここに真のチェリビダッケの芸術と呼ぶにふさわしい音の記録が残されている」と手ばなしの模様。(Ki)

ALT-140
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」、
シューマン
:交響曲第4番、
ドヴォルザーク
:スラヴ舞曲第8番
セルジュ・チェリビダッケ(指)
ミュンヘンPO

録音:1986年10月14日人見記念講堂(ステレオ・ライヴ)
FM放送でのシュトゥットガルト放送響の演奏ですっかりチェリビダッケの虜になっていた当時の私にとって、ミュンヘンPOとの初来日公演はまさに狂喜以外の何物でもなく、全ての東京公演に足を運びました。あまりの期待に胸が張り裂けそうなまま接した生きたチェリビダッケの生きた音楽は、どの公演においてもその期待をはるかに超え、帰路は意識が朦朧としていたのを思い出しますが、3回の東京公演の中で、特に圧倒的な感銘を受けたのは、この「展覧会の絵」と翌日のブラームスの第4番!
「展覧会の絵」の異様なまでの超低速テンポと、フレーズ結尾でディミニュエンドする独自のアプローチは、ロンドン響との来日公演の放送などでも認識はしていましたが、それが今まさに目の前でその空気の振動を直接浴びるという感動は筆舌に尽くしがたく、曲が終わりに近づく頃には、頭の中は真っ白で、このまま失神しないように自分に鞭打たなければならなかったほどです。これがついにディスクになるということはもちろん大歓迎ですが、既出のEMI盤が、その凄さの片鱗を伝えているに止まっている事実があるだけに、このCD化にも一抹の不安がありました。ところが聴いてびっくり!とてもマイクに入りきる代物ではないあの時の演奏、あの時の感動のエキスが、ほとんど取りこぼすことなく収められているではありませんか!
最初の「プロムナード」はテンポが異様に遅い上に、フレーズごとにたっぷりを間ととる独特の手法ですが、EMI盤以上に音に芯があり、説得力大。その間決して音楽の呼吸が弛緩せず、静かな緊張を維持している点も、会場での印象そのまま。「小人」は、その名に反して鈍い足取りでヌメヌメとした音運びなのはEMI盤と同じですが、こちらの方が足取りに意思が宿っており、そのヌメヌメ感が一層リアルに迫ります。EMI盤との差を最も感じさせるのは、ハーモニーの溶け合いの見事さ、音の質感、量感がまるで異なる点ですが、その音楽的情報量の多さは、最後の2曲で決定的となります。「キエフの大門」のテーマで、結尾をディミニュエンドするのはチェリビダッケのトレードマークとも言えますが、EMI盤ではそれがやや唐突に響くのに対し、この演奏では生命体の誕生と消滅のようにフレーズを捉えるチェリビダッケのこだわりが完全に具現化されたと言っても過言ではなく、完全無欠の流線型を描いているのです。また、ドラ登場移行の最後のクライマックスは、EMI盤がここへ来てやや疲れが見えるのに対し、この録音では、ここから更にヴォルテージを高め、まさに会場で全身に浴びたのと同じオケ総動員の大伽藍が打ち立てられるのです!これは明らかに当時の録音エンジニア(橋本正文氏)の功績によるところが大きいわけですが、チェリビダッケ自身の気力、オケと理想的な緊張を保った一体感も大きく作用していることは言うまでもありません。
この絶世の大名演の後には新たに別の曲を受付ける余力など残っているはずもなく、どうかアンコールは演奏しないでそっとしておいて欲しいと願ったのもですが、その願いは通じず、演奏されたのはこれまた巨大スケールのスラブ舞曲!腰をフリフリ指揮していた姿が思いこされますが、シュトゥットガルト時代との音楽作りの違いを最も浮き彫りにしたのはこの曲。
シューマンは、終楽章冒頭において荘厳な音像がチェリビダッケの唸り声と共に天高く飛翔する様が、強烈なインパクト!【湧々堂】

ALT-141(2CD)
ロッシーニ:「どろぼうかささぎ」序曲、
R・シュトラウス
:交響詩「死と変容」、
ブラームス
:交響曲第4番、
ハンガリー舞曲第1番(アンコール)、
ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ(アンコール)、
ブラームス
:交響曲第4番(リハーサル)
セルジュ・チェリビダッケ(指)ミュンヘンPO

録音:1986年10月15日東京文化会館ライヴ
数々の海外大物演奏家を招聘し続けた梶本音楽事務所シニアディレクター佐藤正治氏をして「この日のコンサートから、私はオー ケストラの音楽をチェリビダッケが創る音楽とそれ以外の全てとを区別するようになった」といわしめ、ミュンヘンフィルもチェリ と残した最高のブラームスと自負する伝説の10 月15 日ライヴを完全収録。確かにこのブラームス。大変な熱気と美しさ!この世の 演奏会とは思えぬ、チェリのかけ声もこだまする壮絶なコーダに至っては聴く側、声も出ぬ、といったところ。リハーサルも約30 分弱収録されており、大変参考になります。肝心の音質もさすがオリジナルテープの凄みがありレンジも広く素晴らしい品質でござ います。(Ki)
ALT-143
ブラームス:交響曲第1番、二重協奏曲 北原幸男(指)日本PO、
戸田弥生(Vn)、山崎伸子(Vc)

録音:2005年横浜
北原幸男といえばショスタコーヴィチの演奏に大変定評がありますが、さすがドイツ仕込みだけありブラームスも恐ろしく立派。近ごろのドイツ人指揮者でもこれだけてらいのない堂々たる演奏はまれ。一聴後の充実感たるや大変なもの。(Ki)
ALT-144
マーラー:交響曲第4番、
ルクー
:弦楽のためのアダージョ
蔵野蘭子(S)、
井上喜惟(指)ジャパン・シンフォニア

録音:2006年4月29日、2005年4月24日
ジャパン・シンフォニアは井上氏自らが結成したプロオケ。蔵野蘭子は二期会のホープで人気上昇中。マニヤの多いルクーも絶品で美しさ全開。
ALT-145(2CD)
マーラー:交響曲第3番 エヴァ・マルチニェツ(A)、
リヨン=ベルナルド・テツcho
、リヨン大聖堂聖歌隊、
準・メルクル(指)フランス国立リヨンO

録音:2007年2月リヨン・オーディトリウム(ライヴ)
ALT-147
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 バーバラ・ハーヴァーマン(S)、
ザンドラ・マクマスター(A)、
シュテファン・フィンケ(T)、
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリッヒ(Br)、
準メルクル(指)フランス国立リヨンO、
バーミンガム市交響cho

録音:2006年12月31日、2007年1月1日(ライヴ)
新コンビによる待望の録音!白熱のベートーヴェン。深遠なるマーラー!
ALT-148
イベール:管楽五重奏のための3つの短い小品、
フランセ
:八重奏曲、
リゲティ
:木管五重奏のための6つのバガテル
リヨン管弦楽団ソリストアンサンブル

音:2007年5月リヨン・オーディトリウム
ALT-149
ベートーヴェン:交響曲第8番、交響曲第7番* ローター・ツァグロゼク(指)
ベルリン・コンツェルトハウスO(旧ベルリン響)


録音:2006年11月コンツェルトハウス(旧シャウスピールハウス)、2007年9月ベルリン(ライヴ)*
斬新かつドイツ的なベートーヴェン。恐るべき切れ味の鋭さはゾーリンゲンのナイフのごとく。躍動するリズム感はガトリング砲のごとし。ツァグロゼク・コンツェルトハウス管の渾身の決定的名演です。音響面を改修されたコンツェルトハウスの響きの美しさも特徴的です。(Ki)
ALT-150
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ガリー・ベルティーニ(指)ケルンRSO

録音:1989年8月31日
精度の高さと各楽器間のバランスは絶妙だ。細部まで磨き上げられたフレージングと音程の統一感は素晴らしい。それでいて恣意的な所は微塵も見られない。音楽にすべて自然に語らせている。作品全体が大きく深い呼吸を保ちつつ、一瞬たりとも緩むところがない。それでいて、温かさにあふれたこの演奏は、聞くものに大きな感銘を与える。(コメント:井上喜惟/指揮者)
ALT-151
ブルックナー:交響曲第7番 ガリー・ベルティーニ(指)ケルンRSO

録音:1988年5月14日
この演奏の精緻さからは、ひょっとしたらマーラーが指揮したらこんなブルックナーが鳴り響いたのでは、と思う。(コメント:井上喜惟/指揮者)
ALT-152
R・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」 ガリー・ベルティーニ(指)
ケルンRSO

録音:1984年2月4日
冒頭から大きく深く包み込むような響きには驚かされる。マエストロがオーケストラに対していつも求めていた、響きの柔らかさと透明感がまさしく表出される様は誠に心地よい。多くの指揮者、オーケストラが陥る、技術のデモンストレーションとは一線を架す。この全体像は、チェリビダッケと並び、この作品の内包したエネルギーを表出した稀有な演奏ではないだろうか。(コメント:井上喜惟/指揮者)
ALT-153
エルガー:弦楽のためのエレジー、
ブラームス
:交響曲第1番、
ショパン(ムラヴィンスキー編):練習曲Op.10-3「別れの曲」*
井上喜惟(指)ジャパン・シンフォニア

録音:2007年11月10日、2005年11月12日晴海トリトンスクエア・第一生命ホール
ALT-154
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

音:1944年12月16〜20日(19日)ウィーン楽友協会大ホール(ウラニアのエロイカ)
レーザーレコードプレイヤーはエルプ社の特許商品でレコード針を使わずレーザー方式でレコードを読み取る画期的なもの。針では拾い上げられなかった情報も再生可能となっています。国会図書館など業務用で知られておりますが、扱いや再生が大変難しいことでも有名で、当盤復刻者の中山実氏はその第1人者。狂おしいほどの情熱で再生しております。アナログディスク再生の鬼っ子エルプでの、もうこれ以上はできない「ウラニアのエロイカ」葬送行進曲の最後のピアニッシモの空気感まで再現まるで幻のマスターテープを聴くかのよう!
ALT-155
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、
「コリオラン」序曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1943年6月27〜30日(19日)ベルリン、フィルハーモニーザール
■制作者より
「今回の2点の復刻に共通しているのはダイナミックレンジの広さです。1940年代の録音にもかかわらずフルトヴェングラーの極限のピアニッシモが体感できるうえ、運命の3楽章から終楽章への壮絶なクレシェンドも恐らく今回の復刻で初めての体験できるのではないでしょうか。御期待下さい。」中山実
ALT-156(2CD)
ヴェルディ:レクイエム イングリット・ビョーナー(S)、
ヘルタ・テッパー(Ms)、
ヴァルデマール・クメント(T)、
ゴットリープ・フリック(Bs)、
ミュンヘン・バッハcho、
カール・リヒター(指)ミュンヘンPO

録音:1969年2月28日(ステレオ・ライヴ)
ミュンヘンドイツ博物館コングレスザールライヴ
完全初出!日本語解説、歌詞対訳付。驚きの音源の登場で、提供はリヒターの子息でラインドイツ・オペラ総監督のトビアス・リヒター氏。録音はラジオ等の公共放送のためのものでなくミュンヘンバッハ合唱団によって録音され、リヒター家に長く眠っていたもの。一度もリリースされたことがなく「特別の価値を持つソース」(ジャーナリスト城所孝吉氏談)と言えましょう。絶頂期のリヒターならではの崇高さと緊張感のある演奏で、当時「南ドイツ新聞」でカール・シューマン教授は「リヒターは正しくヴェルディの暗い神秘主義の面の導きだし、恣意的な表現とは無縁の荘厳さを湛えている」と絶賛しておりました。(Ki)
ALT-158
ベートーヴェン:交響曲第4番(聴衆無し録音)、
交響曲第4番(ライヴ録音)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1943年6月27 〜 30日フィルハーモニーザール、ベルリン
原盤:メロディア盤
エルプ(非接触レーザー方式)によるフルトヴェングラー復刻第2弾!今までの評価が一変!特に聴衆無しの録音のとてつもないダイナミックレンジの広さとピアニッシモの凄さに感激で、第1、第2楽章な ど神品というに相応しい出来栄。今回の復刻にはまたしても驚かされました。(Ki)
ALT-159
ブラームス:交響曲第4番、
ハイドンの主題による変奏曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1943 年12 月12 〜 15 日フィルハーモニーザール、ベルリン
原盤:メロディア盤
今までこの演奏は録音面での評価が芳しくありませんでしたが、今回の復刻で大変見事な録音であったと再発見!演奏の恐ろしい熱気 が倍増で1 楽章のピチカートなど鳥肌が立つ程です。返す返すも見事な今回の復刻に驚きました。(Ki)
ALT-160
ベートーヴェン:交響曲第7番、
ワーグナー
:「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死*
ガリー・ベルティーニ(指)
ケルンRSO(現WDR交響楽団)

録音:1987年3月1日ケルン・フィルハーモニー(ステレオ・ライヴDDD)、1988年3月25日エトカーハレ・ビーレフェルト(ステレオ・ライヴDDD)*
ALT161
ブラームス:交響曲第3番、交響曲第4番* ガリー・ベルティーニ(指)
ケルンRSO(現WDR交響楽団)
録音:1990年6月1日ケルン・フィルハーモニー(ステレオ・ライヴDDD)、1977年11月18日ケルン、ザール1(ステレオ・ライヴADD)*
ALT-162
ショスタコーヴィチ:交響曲第14番「死者の歌」 テレサ・カーヒル(S)、
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(Bs)、
ガリー・ベルティーニ(指)
ケルンRSO(現WDR交響楽団)
録音:1988年2月8日ケルン・フィルハーモニー(ステレオ・ライヴDDD)
ALT-163
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」(第4版;ロンドン第2稿)、
交響曲第3番「スコットランド」(ブライトコップ新版2006年版)*、
交響曲第4番「イタリア」
内藤彰(指)東京ニューシティO

録音:2007年6月*、2008年6月東京オペラシティ・コンサートホール(ライヴ)
東京ニューシティ管は20年若の歴史を持つプロオケで内藤彰音楽監督のもと近年評価がうなぎのぼりの団体。指揮者内藤氏のノンヴィブラート奏法に対するこだわりはかなりのもので、1月には毎日新聞でその内容の書籍が発売される学究の徒でもあります。注目はめずらしい「フィンガル」の第4版。従来版との違いはテーマ伴奏のチェロとヴィオラの扱いや、メロディーの切れ目などなかなかに味わうほど違う様です。何より、在京プロオケが全く違和感なくピリオド奏法で美しい演奏を展開していることに感動!(Ki)
ALT-164
ブルックナー:交響曲第8番 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1944年10月17日ウィーンムジークフェラインザールモノラル・ライヴ
エルプでのレーザー復刻の要望の非常に多かったブルックナーの8番が登場。鮮烈で目のさめるような音質です。ぜひご一聴を!なおピッチは修正済み。ノイズ・リダクションなしの恐るべき至芸、それがこの迫力を生みます。(Ki)
ALT-165
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」(エルプのレーザー方式復刻) ティラ・ブリーム(S)
エリザベート・ヘンゲン(A)、
ペーター・アンダース(T)、
ルドルフ・ヴァツケ(Br)、
ブルーノ・キッテルcho、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1942年3月22-24日ベルリン・フィルハーモニー
針を使わないエルプのレーザー方式の復刻。この録音、年代を考えると想像を絶するクオリティで驚かされますが、おなじみ中山実氏の入魂の復刻でおそろしいほど鮮烈な仕上がりです。フルトヴェングラーフィギュアにも同演奏が付属していましたが、今回新たに電源状況などを見直し、強化をはかり、採音し直したところ、すこぶる好結果となり、よりすばらしい音で甦りました。ティンパニーの音も、随所で聴かれる物凄いフォルティッシモも圧巻です。(Ki)
ALT-166
ブラームス:交響曲第4番*、
ハンガリー舞曲第3番/第5番/第9番/第19番
準・メルクル(指)MDR響

録音:2008年3月16日ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・ライヴ*、2008年MDRスタジオ録音
じっくりと聴かせるブラームスで、熱気もはらみ聴きごたえ充分。聴くことによって心満たされるブラームス第4番でございます。またMDR響はルイージの後を継ぎ、メルクルが首席指揮者。過去最高の水準にあるとベルリンでも評判のオーケストラですが、ライプツィヒ放響とライプツィヒ放送フィルが1991年に合併して誕生しました。録音も大変優秀で、落ち着いた音色がブラームスにぴったり。間違いなく何度か聴きたくなるディスクと申せましょう。(Ki)

ALT-167(2CD)
クリュイタンス&パリ音楽院管/ラヴェル作品集
ラヴェル:スペイン狂詩曲、マ・メール・ロア
ラ・ヴァルス、クープランの墓、
亡き王女の為のパヴァーヌ、
「ダフニスとクロエ」第2組曲
ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲、妖精の踊り#
ラヴェル:マ・メール・ロア*、ラ・ヴァルス*
亡き王女の為のパヴァーヌ*、
「ダフニスとクロエ」第2組曲*
アンドレ・クリュイタンス(指)パリ音楽院O

録音:1964年5月7日東京文化会館(ステレオ完全初出*、モノラル新マスタリング)
※日本語解説付/クリュイタンスへの小石忠男氏によるインタビュー収録/#=新発見音源
『日本のファンはパリ音楽院の最後の香りを味わった。ラヴェルは彼らの最も得意とする曲目だけに僕も体がしびれる思いがしたものだ。「亡き王女」はなんとまたエレガントに始まることだろう、これぞ王朝の音楽だ。「ラ・ヴァルス」における多彩な表現力「ダフニスとクロエ」における木管の震えるような魅力についてはどんな絶賛してもしすぎることはないだろう』−宇野功芳−
またモノラル音源も新マスタリング!いっそう音の色気が増しました。(Ki)

ALT-169
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 カール・シューリヒト(指)コンセール・コロンヌO

録音:1956年5月14日、ボルドー音楽祭
『このブル7はシューリヒトの個性が存分に発揮されているだけでなく、この曲のあらゆる演奏の中でも異彩を放つ名演として記憶されるだろう。音質も鮮明で細部の動きを明確にとらえており実に面白い。特にこんな個性的な2楽章はシューリヒトでなければ成し得ないものだろう』平林直哉(Ki)
自然の息吹きと高潔さ、音色の充実度、録音の明瞭さも含めて、これもシューリヒトの同曲の最高峰に位置する超名演です。3:33からの木管の明瞭さには表現意欲の強さが表れており、4:44からの弦の対旋律のフワッとした包み込みはまさにシューリヒト・マジック。
展開部は一層内声の緊密な連動が顕著となり、明確にニュアンスにメリハリをつけながら幽玄の世界を現出、基本的にイン・テンポを貫いていますが微妙な陰影がかね備わっているのもシューリヒトの独自の芸の極み。14:49から現われる長い音価がこれほど神々しくオーラを放って広がる様も、他に出会った記憶がありません。オケの面々もシューリヒトに対し全身全霊を捧げていることは明らかで、終結部ではその熱い敬意が精妙なアンサンブルに反映し、筆舌に尽くし難い感動に襲われます。この結晶度の高い音の塊は、後から振り返っても胸が熱くなります。第2楽章は、最初の弦の主題のなんという美しさ!コロンヌOがこれほど巧いとは全く予期していなかっただけに本当に脱帽ですし、心の奥底から音楽の魂を伝えたいという発信力が凄いのです。ここでも声部の隈取は明確そのもの。音楽の流れも極めて柔軟性に富み、そこへ霊妙な陰影が加味されたときの馥郁たるニュンアンスには言葉を失います。第3楽章は爽快なテンポで突進しますが、その一見そっけない進行の背後にはしっかりと愛を温存されているので、そのテンポ自体が説得力を持って迫りくるのです。木管の細かい動きを妥協せず突出させている点にも御注目。終楽章は第1音のスフォルツァンドから鳥肌!相変わらずテンポの停滞感は一切なく、一途に前だけを見て清々しく進行しますが、陰影の濃さはと共に音楽が立体的に聳え立つ様は見事と言うほかありません。
これを聴いて、シューリヒトの芸風は、ドイツのオケよりもむしろフランスのオケのような明るく見通しの効いた響きを発するオケのほうが存分にその本領を発揮できるのではないかという思いを新たにしました。それにしてもくどいようですが、コロンヌ管弦楽団、大敢闘賞ものです!【湧々堂】

ALT-170(2CD)
ブラームス:悲劇的序曲
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
カール・シューリヒト(指)フランス国立O
クリスチャン・フェラス(Vn)

録音:1955年2月5日、シャンゼリゼ劇場、パリ
シューリヒトのINA(フランス国立アーカイヴ)全録音リリース開始!録音が存在する限り一日のコンサートごとにCD化する好企画です。
『シューリヒトの「エロイカ」の中でも最も強い感銘を受けた。本当に凄いと思った。冒頭の2つの和音が実に濃密な音だ。内声部は先の演奏を予告するように意味深な動きをしており、そしてまぶしく輝くようなスフォルツァンドを聴いたときにはもう演奏の虜になっている・・・4楽章、目もくらむような面白さ、やはりシューリヒトは凄い才能の指揮者だ。』平林直哉
(Ki)
「悲劇的序曲」は意外にも太く逞しい造型力が漲り、表情も濃密。金管のダイレクトな張り出しも迫力に拍車をかけています。
凄いのはなんといっても「英雄」!全楽章に一貫する緊張感とニュアンスの充溢という点で、1963年の同オケとのステレオ・ライヴと双璧をなす名演です。第1楽章は最初の和音の凝縮力が実に見事。強固な意志を封じ込めて逃がさない熱さが感じられます。テンポは決して快速ではないですがキビキビとした躍動感に満ち、シューリヒトならでは強弱の微妙な陰影も高い求心力を誇ります。第2楽章は、冒頭の低弦の抉りを経てヴァイオリン音色の統一感が素晴らしい上に、完全に精神を統一しきった緊張の糸が脈々と流れます。ここでもニュアンスの振幅は大きく、木管(特にオーボエ)の音色は明るいですが、それが煩わしいどころか、むしろ精神の浄化に寄与。6:34以降の構築はさらに冴えわたり、8;18以降の情念の振り絞りも壮絶そのもの。しかもイン・テンポによる究極の緊張の漲り!第3楽章は拍節感がかなり厳格ですが、リズムが生きており、ニュアンスの華があります。注目はトリオのホルンに合の手を入れる弦。こんな些細な箇所にまで明確な意思を感じることはめったになく、この時期のシューリヒトの気力と円熟を象徴するシーンとも言えましょう。終楽章は感動の極み!天才のみに許された閃き一筋で前進し続ける妙技。冒頭の切る込みは、シューリヒトの他のどの「英雄」よりも激しく、奔放にも思えるテンポの変動に迷いなく付き従うオケのアンサンブルにも脱帽。とにかく演奏に掛ける意気込みが尋常でなく、弦の鋭利な切れ味にもそれ如実に反映。そのハイテンションが講じて、テンポは次第に前のめりになるほどですが、それでも高潔さは損なわれないのです。コーダの設計は63年盤とほとんど同じで、落ち着き払ったテンポによって一音ごとに意味を浸透させる手法。弦を長く引きずり、余韻を与えるのもシューリヒトならでは。音質は年代相応。【湧々堂】

ALT-172(2CD)
ハイドン:交響曲第104番ニ長調「ロンドン」
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
シューマン:交響曲第2番
カール・シューリヒト(指)フランス国立O
ヘンリク・シェリング(Vn)

録音:1955年秋、モントルー音楽祭
『シューリヒト絶頂期の姿が刻み込まれている。「ロンドン」はロマンティックな表情が濃厚で、発売当時からその個性的な解釈が話題となった。シューマンも見逃せない。当時より音がより鮮明でこの名演が充分堪能できるのがうれしい』平林直哉(Ki)
ハイドンとシューマンはかつてERATOから初めて世に出た有名な名演で、宇野功芳氏も絶賛したことで知られていますが、INA原盤から最新技術で復刻したこの盤は音質がさらに向上し、その感動も倍増!全盛期のシューリヒトがいかに凄かったか再認識させられること必至です。
ハイドンの第1楽章序奏は大編成による大柄な構成で表情が濃さにまずびっくり。しかし皮下脂肪の塊のような鈍重なそれではなく、見通しの効いたハーモニーのセンスも光ります。主部に入ると土の中からスーッと湧き出すような柔らかなレガートを帯びたテーマが出現し、一気に幻想的な空気を現出。展開部はそのレガートにさらに陰影が増します。第2楽章は一貫して夢を育む音楽。中盤では男的な勇壮さも見せますが、2:57から短調に転じる場面のはテンポを落とし、苦悶の表情を滲ませるシーンはさらに印象的。決して演出性を感じさせないそのセンスはまさにシューリヒトの真骨頂と言えましょう。終楽章はリズムの切れとセンスが抜群に良く、清々しい限り。晩年には見られない推進力が圧倒的な手応えを与えてくれます。
シューマンも決定的というべき名演奏で、同時発売されたベートーヴェンの「英雄」、ブルックナーの「第7番」と共に決して忘れる去られててはならない至宝です!第1楽章の序奏部は意外なほどアゴーギクを抑制していますが、後半では壮麗な盛り上がりを早くも見せ、低音域の強い張り出しも含めて凄み満点。主部もテンポこそ中庸ですが、その内容量たるや尋常ではありません。4:30からほんの一瞬チェロのパートにシューマン旋律を受け渡すシーンに象徴されるように声部バランス制御の自然さとハッとするような閃きも、全盛期のシューリヒトならでは。第2楽章は中間部の即興的な呼吸感が聴きもの。第3楽章は、これこそドイツ・ロマン派音楽の完熟の姿だということを強烈に印象つける、本質重視の音楽作りに感動を禁じえません。バーンスタインのように泣きじゃくるのとは対照的に、超然とした造型の中で微妙なニュアンスのゆらぎを散りばめ、吸い込まれそうな求心力にただただ身を任せるしかありません。何の気負いもなくこんな奇跡を起こせるという事実をどう捉えたらよいのでしょう。1:29からの管楽器のハーモニーの美しさも必聴。終楽章に至っては内容の濃さが頂点に達し、コーダは圧巻!ここでも比較的落ち着いたテンポで進行しますが、終結部からはテンポを速め、内面からの魂の噴出力が壮絶そのもの。注目いただきたいのは最後を締めくくる和音の響かせ方!通例では和音の一番下の根音を中心に響かせますが、ここではその上に乗る金管を突出させることで、単なる華やかな幕切れではない余韻と広がりを持たせているのです!これと同じことをもし他の指揮者が行ったらどうなるか、想像すればするほどシューリヒトの音楽センスと職人芸の粋が際立つというものです。
ブラームスの協奏曲ももちろん見事。シューリヒトの指揮は明らかに伴奏の域を超えたニュアンスにむせ返っていますが、それと一体となったシェリングがまた素晴らしいこと!元々演奏の出来不出来を感じさせない人ではありますが、ここでも持ち前の集中力で端正な音楽作りを貫徹。特に第1楽章のカデンツァ後、シューリヒトが敷き詰める透明度の高い空気の中で、凛とした居ずまいで美しい弱音を響かせる場面は、宇宙の幻想を思わせるほど魅力的。【湧々堂】
ALT-174
ミケランジェリ/幻の東京ライヴ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番Op.7
シューマン:謝肉祭
ガルッピ:ピアノ・ソナタ.ニ長調より(アンコール)
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)

録音:1973年10月20日NHKホール(ステレオ)
既出のFM東京レーベル(TFM0021)は10月29日のリサイタルでした。もう一つの20日のリサイタル(絶品のリサイタルとして伝説的)のCD化が望まれていましたが、今回捜索の結果発見されました。曲目はミケランジェリの得意中の得意曲のシューマン謝肉祭!グラモフォンのモノラル盤をはるかに上回る絶頂ぶりでしかもステレオ!ベートーヴェンの4番もミケランジェリの十八番。ミケ=第4番と思われるくらい愛奏曲で、この曲のベートーヴェン中期以降の作を思わせるスケール、曲想などミケランジェリによって啓蒙させられました。スタジオと違いライヴならではの感興が華をそえます。その上完璧!ガルッピも絶品!(Ki)

ALT-175
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
シューマン:ピアノ協奏曲
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
カール・シューリヒト(指)
ストラスブール市立O
クララ・ハスキル((P)

録音:1955年6月15日ストラスブール音楽祭(ライヴ録音)
※日本語解説付
フランス放送録音復刻リシーズ第2弾、3タイトル。シューリヒト独特の鋭いアクセントや陰影の付け方も見事だが、展開部や再現部での荒れ狂った様子はフルトヴェングラーの1947年盤を想起させる。シューリヒトは、この5番のような奇数番号を比較的淡白に指揮するものだと思われているが、これを聴けば全くそうではないことがわかる。シューマンも実に味わい深い。ハスキルもひとつひとつ音を慈しむように弾いている。まるで、墨絵の世界のように渋い美しさである。−平林直哉−

ALT-176(2CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」
「さすらう若人の歌」
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O、RTF合唱団
ユージニア・ザレスカ(A)
エディット・ゼーリヒ(S)

録音:1958年2月20日グスタフ・マーラー・フェスティヴァル(ライヴ録音)
※日本語解説付
この演奏とシュトゥットガルトのものは、颯爽としてどちらも楽しめるが、この盤は一層音質の抜けが良い。第4,5楽章など、こんなに覇気があり、しかもしなやかな美しさに溢れた例は希有と言えよう。特に第2楽章は絶品である。−平林直哉−

ALT-178
ワーグナー:トリスタン「前奏曲と愛の死」
マーラー:さすらう若人の歌
ベートーヴェン:交響曲第7番
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)

録音:1957年9月9日ブザンソン音楽祭(ライヴ録音)
※日本語解説付
ベートーヴェンは初出。シューリヒトの音楽については『淡とした』とか『軽く流麗』とかいったような言葉が多用されていたが、これらを聴くと寧ろ正反対とさえ思えるものである。ワーグナーもメラメラと燃え上がるような情熱が凄いが、一段と磨きがかかっている。ベートーヴェンもフランス国立管は完璧にシューリヒトの意図を再現しているように感じられる。何と凛々しく雄々しく胸のすくむような演奏だろうか!−平林直哉−
ALT-179
トスカニーニ/鮮烈ステレオ・ライヴ
ワーグナ
:「ローエングリン」第1幕前奏曲
森のささやき/ジークフリートラインへの旅
「タンホイザー」〜序曲とバッカナール
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
リハーサル
ジークフリートラインへの旅より
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC響

録音:1954年4月4日、カーネギーホール、ニューヨーク(ステレオ・ライヴ)
トスカニーニ生涯最後の演奏会のライヴ。復刻のノイズの無さ正確な音質に定評がある名人、中山実氏の復刻音です。モノーラル・イメージが強烈なトスカニーニですが、広がる大音響に驚きで音そのものは、きつさの無い自然な音質です。マイスタージンガーのティンパニーの迫力は流石!と申せましょう。(Ki)

ALT-180
J.C.バッハ:2つのオーケストラの為のシンフォニアニ長調Op.18(第3番「エンディミオーネ」序曲)
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
ゲルハルト・ボッセ(指)
新日本フィルハーモニーSO

録音:2009年3月26日東京芸術劇場大ホール(ステレオ・ライヴ)
1922年生まれ、87歳になるゲルハルト・ボッセは、ゲヴァントハウス管の第1コンサートマスターを定年まで務めあげ、東京藝大教授に就任し、日本に居をかまえ既に15年。見識ある評論家や音楽ファンの方々よりなぜボッセ教授のCDがないのか?との声も多くあがっておりましたが、当然期待通りの大演奏で、『絶品、味わいなどではすまされない美しさと温かみあふれる真のブラームス』など評され、また新日フィルも驚きの中欧サウンドを展開し、ブラインドテストをおこなえば、ほとんどがヨーロッパ人のオケと答えるのでは!ゴールドベルク以来巨匠ヴァイオリニスト指揮者との相性の良さを見せつけました!(Ki)
ALT-181
ベートーヴェン:交響曲第2番
交響曲第6番「田園」*
準・メルクル(指)フランス国立リヨンO

録音:2007年11月30日〜12月1日、2008年5月16〜17日*オーディトリウム(リヨン)
これほど美しく明るい「田園」もまれで、第2楽章など、息をのむ表現に驚き。繊細の極みと申せます。終楽章はまさに雨あがるの趣で、感動させられました。また、近年人気の第2番はまさにメルクルらしく、ハッタリなしの正面突破の大演奏。自ずから湧きあげる感興に心打たれます。この2曲まさにフランスのオーケストラの持ち味が100%発揮されていて美しい音色と明るい色調があり、メルクルの繊細さが一体となった名演でございます。(Ki)

ALT-182
パリ管誕生〜ステレオ・ライヴ
ドビュッシー
:交響詩「海」
ベルリオーズ:幻想交響曲
シャルル・ミュンシュ(指)パリO

録音:1967年11月14日シャンゼリゼ劇場でのパリ管デビュー・コンサート(ステレオ)
音源提供:国立フランス視聴覚研究所
パリ音楽院管解体!フランス・オーケストラ革命。1967年新星のパリ管弦楽団、衝撃のデビュー公演ステレオ・ライヴ!かの幻だったミュンシュ・パリ管誕生。発足ライヴ完全初出、10年に1度の大新譜!ステレオで音質も抜群!想像以上の熱狂熱演!やはりミュンシュはすごかった。フランス・オーケストラ革命の張本人アンドレ・マルロー文化相も臨席。話題を極めたパリ管デビュー当日の門外不出の録音がついに陽の目。録音の優秀なこともびっくりで、ミュンシュ・パリ管の大音量を見事にとらえきっております。(Ki)
これは人間の演奏ではない。神と悪魔が手を組んだ饗宴である。大爆発、驚天動地、未曾有、空前絶後、千載一遇−こうした言葉をいくつ並べてもこの..演奏の凄さを言い表すのに十分ではない。トリカブトの百万倍の猛毒を持った極めて危険なライヴ録音。私はこれを聴いて、本当に精神が錯乱する人が出るのではないかと心配している。(平林直哉)

ALT-183(2CD)
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 セルジュ・チェリビダッケ(指)ミュンヘンPO

録音:1990年10月20日、サントリーホール(ステレオ・ライヴ)
収録:NHK
『チェリビダッケとミュンヘン・フィルの響きは、残響豊かなサントリーホールでは実に美しく聞こえたものだった。明るさと適度の艶っぽさが印象的だった。それはこのCDでも十分うかがい知ることができよう』(許光俊)
『「これはまさに神秘の森である。この美しさを味わい尽くすには、96分という時間でさえあまりに短い。』(平林直哉)
ALT-185
ベートーヴェン:交響曲第4番
ブラームス:交響曲第4番
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラード・PO

録音:1973年4月28日 レニングラード・フィルハーモニー大ホール(ライヴ録音)
※新マスタリング
ALT-114(8CD)発売時(2005年12月26日)初出だった名演奏の待望の単独発売。ALT-114からのバラ売りは、このALT-185とALT-186のみとなります。伝説の来日直前の演奏。すごい緊張感で聴き手を金縛り!音の良さに大変驚きました。これほどの演奏を聴いてしまうと大変で、まさに麻薬のようでございます。 (Ki)
ALT-186
ブルックナー:交響曲第9番 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1980年1月29,30日 レニングラード・フィルハーモニー大ホール(ライヴ録音)
※新マスタリング
旧ALT-114(8CD)からの単売。バラ売りはビクター音産から発売され名盤の誉れ高かった演奏ですが、オリジナル音源から新たにデジタル・トランスファーされ、新マスタリングにより、見違えるような音質に仕上がりました。その音質の素晴らしさゆえにムラヴィンスキーのヴァイオリン両翼配置の美しさと強力な金管、浮きあがる木管など実に美しくしかも克明に再現されます。素晴らしいの一言でございます。 (Ki)
ALT-187
ラヴェル:組曲『クープランの墓』
フランク:交響曲ニ短調
井上喜惟(指)ジャパン・シンフォニア
植村理葉(第2代コンサート・ミストレス)

録音:2009年4月29日晴海トリトンスクエア第一生命ホール大ホール(ライヴ)

※日本語解説書付
欧州仕込みの演奏で魅了する井上喜惟率いるジャパン・シンフォニア、ライヴシリーズの第4弾は2009年4月に行われた、ジャパン・シンフォニア第12回定期演奏会よりラヴェルの『クープランの墓』とフランクの交響曲です。井上喜惟は1992年、チェコ国立ブルノ・フィル定期演奏会で正式デビュー。多岐に及ぶ幅広いレパートリーが魅力です。なかでもALTUSレーベルより発売されたアルメニア・フィルとの3枚のアルバムは「新たな名演盤の登場」と高く評価されております。 (Ki)

ALT-188
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
 弦楽セレナーデOp.48
若杉弘(指)ケルンRSO(現WDR響)

録音:1979年10月13日、1980年11月28日* ケルン、ステレオ・ライヴ(拍手なし)
「悲愴」のシンフォニックな格調の高さも大いに心打たれますが、弦楽セレナーデの濃厚な味わいが素晴らしく録音も大変優秀!低弦がゴリゴリと分厚い音で迫り、若杉独特のじっくりとしたテンポ感が曲想と見事にマッチ!若杉美学が爆発の稀有の名演です。 (Ki)
どんな作品に対しても、日本人ならではの奥ゆかしさを忘れなかった若杉の特色が色濃く出た名演奏。バーンスタインに代表されるような感情剥き出し路線とは正反対で、あくまでも楽譜から発せられるニュアンスを丁寧に描き出すことことで作品の持つ美しさを見事に引き出しています。その造形はドイツの伝統的な構築に根ざしており、色彩も派手さ皆無。しかしその墨絵のような雰囲気から、チャイコフスキーの心の中の嘆きや憂いが懇々と涌き出るのを感じずにはいられません。
「悲愴」第1楽章第2主題は決して媚びず、自然な気品が滲み、展開部冒頭のトゥッティは、音量ではなく音の緊張感と凝縮度に比重を置くことで独特の重みで迫ります。第2楽章は、何も指定内容でいて、5拍子特有の揺れが折り目正しく紡ぎ出される様に新鮮な感動を覚えます。第3楽章は、そんな若杉の音楽性とは最も対極にあると言えますが、これが意外なほど思い切りの良い推進力!しかし悪乗りする素振りなど微塵もありません。さりげなく管楽器にスパイスを効かせているのも独特の見識。後半では一瞬リタルダンドが出現し、往年のスタイルへの憧憬が滲みます。終楽章は色の付いていない木目調の弦の響きがスーっと心に浸透。泣き喚くのを目的とせず、この曲の響きの立体感を表出することに徹することで、普遍的な美くしさを持つ作品に仕上げ尽しているのです。白眉は6:52以降の終盤。どんな大音量でも絶望的なフレーズであっても、ハーモニーは汚れを知らず、品格を維持。
「弦セレ」も中低音をベースとした、これまたドイツ風の佇まい。しかし音楽自体はしなやかな流動に続け、決め細やかなハーモニーのブレンド力を生かしながら歌のセンスが全開。5:20かたピチカートが登場する箇所はなんという味わいでしょう!有名な第2楽章は、それなりに美しい演奏はいくらでも有ります。しかし、この目の詰んだ手織物のような風合いはめったに遭遇できるものではなく、中間部とのコントラストを変に強調することなく、全体を陰影豊かな音楽に仕上げる手腕は、これぞ音楽への献身!感動の極みが終楽章!この楽章に至ってオケの機能性が全開になりすぎる演奏もありますが、ここではオケの精度を十分に活かしつつも丁寧で美しいハーモニーの現出させることで、聴き手の琴線にじんわりと染み入るのです。特に2:09からのピチカートの無地の滴るような煌きには思わず感涙!これは「育ちの良さを感じる」とか「誠実な」と言った形容だけでは済まされない、若杉の芸術性の高さをひしひしと感じさせる一枚です。録音も自然な明瞭さ。 【湧々堂】

ALT-189
ブラームス:交響曲第4番、
 ハイドンの主題による変奏曲*
若杉弘(指)ケルンRSO(現WDR響)

録音:1980年9月12日ケルン、1981年10月13日トーンハレ*、ステレオ・ライヴ(交響曲のみ拍手あり)
『オーケストラの持つ美しい響きを忠実に引き出すとともに、作品に対する謙虚さをこれほどまでに感じさせる演奏は珍しい。まずは、だまされたと思って「ハイドンの主題による変奏曲」を聴いて欲しい。』〜平成の盤鬼 平林直哉〜
ドイツの指揮者顔負けの重厚な味わいの久々の本格ブラームス。しかも知的な若杉独特のテンポ感が冴え、ブラームスの魅力を堪能できます。美しい響きですが、落ち着いた風合の録音も素晴らしい。若杉の代表盤となりえます。 (Ki)

ブラームスの交響曲の中で最も古風なスタイルで書かれた第4番。思い返すと近年良く耳にする演奏は、必要以上に立派に壮麗に過ぎるのではないか?という思いに駆られるほど、これは古き佳き風情を大切にし、そこに現代的な洗練を加味させた独特の格調を誇る名演奏です。シュミット・イッセルシュテットの演奏にもう少し洗練を加味した感じ、とでも言いましょうか。
第1楽章冒頭の、良い意味での力の抜けた滑り出し方、いかにも渋い音色に、何か忘れていた大切なものに気付かされます。さらに第2主題。リズムのエッジを立て過ぎると削ぎ落とされてしまう、馥郁たるニュアンスがこの作品には宿っていることに感じていただけることでしょう。演奏時間は13分を超えるのは遅い部類に入りますが、その事実を後から知ってびっくりするほど、各声部が優しく連動し、自然な緊張感を携えながら豊かに音楽が進行するのです。コーダではこの作品の内燃力を誇示するかのように芯から音楽が高揚。心を打ちます。第2楽章は可能な限り拍節感を噛み締めることで音楽に熟成の味わいが生まれています。丁寧に音楽を進行させつつも決して淀まず、清流のような流れ。第3楽章は雄渾と呼ぶに相応しい精神的な燃焼が見事。終楽章のシャコンヌ主題の発展のさせ方は、どんな些細な内声部にも配慮する若杉の真骨頂。説明調になりすぎても、知的な構築がなさすぎても音楽がシラケてしまいますが、そういった場面での若杉のバランス感覚は尋常ではありません。シャコンヌ主題が回帰する6:03からの灼熱ぶり。ブラームスの音楽の範疇を超えないギリギリの金管の叫びが印象的で、テンポの設定にも凄みすら感じます。7:18から延々と繰り返される3連符3つの音型にもご注目を。その全てをくっきりと浮かび上がらせながら、それをあからさまではなく謙虚な姿勢で行うのが若杉の美学と言えましょう。7:57以降は心ある人なら感動必至の入念さ、熱さ!終演後の節度ある「ブラボー」の一声も、若杉が敷き詰めた雰囲気に見事にマッチ。
「ハイドン変奏曲」、これがまた感動的!声部の見通しが良く、各変奏のテンポ設定も絶妙。最初のテーマ自体、全ての音符が慈愛に溢れ、何の小細工もなしに聴き手を擦り寄せる魅力を孕んでいます。第1変奏で、この演奏がただならぬ名演であることをさらに認識。テンポは平均よりやや早めに感じますが、そこには不思議な切迫感が。第4変奏の陰影の濃さ、第6変奏の遅めのテンポによるひなびた味わい…というように実に音楽作りが入念かつ真剣。その入念さ、妥協を知らない愛情の注ぎ方を極めたのが終曲。若杉弘にはスケール感が足りないと思っている方は、この最後のトラックだけでもお聴きいただき、今日から認識を変えていただきたいです!  【湧々堂】

ALT-190
ベートーヴェン:交響曲第1番
 交響曲第3番「英雄」*
若杉弘(指)ケルンRSO(現WDR響)

録音:1977年1月14日、1977年10月28日* ステレオ・ライヴ(拍手なし)
「英雄」は現地ケルンでも大好評で、テンポがはしることなく、じっくり終結に向かって音楽が高揚するさまは、若杉独特の芸風が爆発で大変成功しています。数種類ある若杉の「英雄」の中でも白眉の一枚で、かつてWDRの株主用LPにもなった名演!ベト1も大変素晴らしい! (Ki)
ベートーヴェンの音楽は、握り拳で手に汗握るだけが脳じゃない!ということを思い知らされる録音。と言ってもそのことを声高には主張しないのが若杉流。若杉弘のイメージが何となく地味なものに落ち着いているのも、そんな“誰にでもわかる”強烈なインパクトでアピールする芸風ではなかったせいかもしれません。自己顕示欲を感じさせない誠実さを売りにする指揮者から出てくる音楽はつまらないだけの場合も多いですが、若杉は結果的に簡単に真似のできない味わい深い演奏を確実に築いてくれるのです。そんな指揮者はこの日本だけでなく、世界中を見回しても決して多くは存在しません。そう考えると、若杉の生前の評価が不十分であったと思わざるを得ません。
このベートーヴェン2曲も、一言で言えば地味。ましてや昨今のピリオド奏法に慣れ切った耳には感覚的な刺激が足りないと感じることでしょう。しかし、演奏の奥底から止むことなく溢れる規律正しく溢れる情熱に接して、パンチに欠ける生ぬるい演奏と言えるでしょうか?
第1番は、ハイドンのスタイルを念頭においた素朴なスタイルが基調としていますが、決してその雰囲気だけで終わらない演奏です。第1楽章は実にゆったりとしたテンポですが、ノスタルジックに浸ることなく音楽を立体的に構築。第2楽章も決して先を急がず、ベートーヴェン初期特有の素朴な歌心を再認識させます。第3楽章は、恣意的に強打することなく核心を抉ったティンパニ連打、中間部の木管の響きの温かさに是非ご注目を。全ての楽章に共通しますが、弦に代わって木管がポコポコと浮き出る瞬間の自然なバランス配分には全く頭が下がります。いちいち指令を下されて吹いている印象を与えず、まさに音楽として湧き出るのです。それを最も顕著に感じるのがこの終楽章。
「英雄」は、これより約15年後のザールブリュッケン放送響との録音もありますが、緊張感も説得力も明らかにこちらが上。ここでもソリッドな切れ味を持つ演奏とは別次元の音楽が展開されます。第1楽章最初の和音は決して威嚇しません。感覚的、もしくは表面面的な刺激音ではなく、音楽を「紡ぎ出す」ということを、こういう勇壮な作品においても堅持し尽くした若杉の静かな維持が終止脈打っています。声部バランスのセンスの高さはここでも発揮され、4:50〜5:06の最後の一音に至るまで聴かれる木管の連動の美しさはどうでしょう。木管といえば、7:31からのフレーズ!ほとんど弦の動きにしか配慮されないことが多く、次第に弦の力感に押されて木管の霊妙な動きが曖昧になるのが常ですが、この演奏はそんな心配は無用。再現部のテーマ回帰はもちろんトランペットを追加していますが、煩さ皆無。第2楽章は過剰な物々しさを避けて敬虔な祈りに徹し、感じ取ってから音を発する若杉の誠実さが説得力となって結実。そのスタンスを固辞しつつも身を粉にして没入する7:06以降の高揚は特に感動的です。12:22からのティンパニの説得力も比類なし。終楽章も安定感磐石。強烈なパンチ力を押し切る演奏では感じ切れない、真に結晶化した音楽を堪能してください。
例えば、一見淡白に見えてその実体はそこはかとなく深遠さを滲ませるあのシューリヒトの芸術を心から感じ取れる感性が、若杉の作り出す音楽に接する際にも聴き手には要求される気がしてなりません。  【湧々堂】
ALT-191
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1973年5月3日レニングラード・フィルハーモニ大ホール
※日本語解説付、新マスタリング
ムラヴィンスキーの数ある『革命』の中でも、あの特別な73年の日本公演に匹敵する音質、演奏内容といえる(平林直哉)
ムラヴィンスキーBOX「リハーサル&コンサート」第2集(ALT-127)より分売。さすがオリジナルテープからのデジタルトランスファーだけあってすばらしい音質!演奏はまさに完璧の一言で、ムラヴィンスキーらしい異様な緊張感と迫力で一気に聴かせます。聴いていて恐ろしくなるほど。それにしてもいつ聴いてもムラヴィンスキーはすばらしい!平林直哉氏の資料に基づいた解説も大いに参考になります。 (Ki)
ALT-192
チャイコフスキー:交響曲第5番
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲第2番〜モンタギュー家とキャピュレット家/少女ジュリエット/僧ローレンス/別れの前のロメオとジュリエット/アンティーユ諸島から来た娘たちの踊り/ジュリエットの墓の前のロメオ)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1982年11月6日レニングラード・フィルハーモニー大ホール
※日本語解説付、新マスタリング
ムラヴィンスキーのチャイコフスキー5番に対する解釈はまさに微動だにしない、盤石なものである。これだけ徹底し突き詰めた表現は聴けば聴くほど驚異である。また、プロコフィエフは音質の良いこの演奏があれば十分だろう。(平林直哉)
ムラヴィンスキーBOX「リハーサル&コンサート」第2集(ALT-127)より分売。このチャイコフスキーとプロコフィエフもすばらしい音質。これもオリジナルテープから丁寧なデジタルトランスファーの効果絶大!盤鬼平林氏は17種あるムラヴィンスキーのチャイ5のうち、当盤とグラモフォン60年盤があれば!と激賞の様子でございます。

ALT-193
ウェーベルン:大管弦楽のための牧歌「夏風の中で」
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
ローター・ツァグロゼク(指)
ベルリン・コンツェルトハウスO

録音:2007年2月3-4日、2007年6月28-30日*、コンツェルトハウス(ベルリン)ライヴ
※日本語解説付
「ツァグロゼクは比類なきリーダーの一人である。サイモン・ラトル、ケント・ナガノ同様、単に19世紀後期の伝統を受け継ぐだけではない音楽づくりを提唱する者の代表である。」―ベルリン新聞―
まず、ウェーベルンでの透明度の高い音像に惹かれます。ハープのつま弾きから幕開けとなる快活なシーンの鮮やかな色彩とピシッと決まるハーモニーのブレンド、柔軟性の富んだ歌心にも心奪われます。
その特徴をさらに大きく開花させているのがシューベルト。第1楽章冒頭ホルンの動機は、標準的なテンポで意外にも素朴な雰囲気で始まりますが、随所に程よいアクセントを配してメリハリのあるフレージングを繰り広げ、声部の入替の采配にも室内楽的な見通しの良さがあります。第2主題への以降も鉄壁のイン・テンポで洗練美の極み。説明調で学究的な臭いは感じさせず、あくまでもリズム自体の瑞々しさ、一途な憧れを滲ませるストレート歌を絶やさないスタンスは最後まで一貫しています。終結部もテンポをこねくり回さず、素直な推進力を見せる点にもツァグロゼクの趣味の良さを痛感させられます。第2楽章は近年主流となっているやや速めのテンポ。ここでリズムの弾性がこrまた見事で、しかも清潔。音楽の芯はかなり強靭ですが、低弦の深い唸りを経て開始される副主題で事態が一変!音の陰影が一挙に深まり、絶妙なアゴーギクを駆使した歌の世界が広がるのです。第3楽章は全体を通じての白眉と言いたいほど絶品!またもや意外なことに、低い重心を保ったリズムを貫いて、厳格なまでに拍節感を現出2:01からの第2ヴァイオリンのリズム打ちなは何と詩的なこと!中間部は際立って変わった解釈を行っているわけでもないのに、こんな素敵な音楽だったかとハットさせることしきり。思う存分歌い込みながらも、リズムの躍動が徹底して支えきるバランス感覚と感性の勝利でしょう。終楽章は暴走一直線では成し得ない隠れたニュアンスを徹底的に炙り出す執念に脱帽。なんとく鳴っているだけのパートなど皆無です!
ツァグロゼクというときちんと知的にアプローチする人というイメージ持たれている方も多いと思いますが、これはそれ以上の底力を思い知らせこと必至です。第2ヴァイオリンを右側に置く対向配置。第1、3楽章のみリピート敢行。【湧々堂】

ALT-195(2CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
マーラー:交響曲第10番〜アダージョ
クラウス・テンシュテット(指)VPO

録音:1982年8月29日祝祭劇場(ザルツブルク)、オーストリア放送協会によるライヴ
※日本語解説付
テンシュテットとVPOの間にリハーサルからして異様な緊張感がはしった伝説の名演がついに正規盤化!ORF/VPO提供のオリジナルテープからアルトゥスが直接マスタリング!また、シカゴ響の大立物であったヘンリー・フォーゲル氏はこの演奏について「英雄はメンバーは胸張り裂けんばかりの熱さ、弦楽器は食いつき管楽器は躍動する。マーラーにいたっては不協和音の噴出は心の叫びであり魂の悲鳴である。徹頭徹尾ダイナミックなコントラバスを強調し、管弦楽的色彩を無限大に活用し、あらゆる点で緊密に楽章全体を結び付けつつテンポを構築していく。29分のところ、ここは私の聞いたあらゆる録音の中でも最も遅い演奏であり、テンシュテット自身のロンドン・フィルハーモニーとのスタジオ録音と比較しても1分長い。しかしながら緊張と激しく濃密な熱によって遅いと感じることがない。この演奏を聴くことは途轍もない、深く心に触れる経験である。」と語っています。(Ki)
この年のザルツブルク音楽祭で最後に登場したテンシュテットのいわくつきの「英雄」。リハーサル時から、オケと指揮者の間に険悪な雰囲気が立ち込むていたそうですが、本番の演奏では意志の祖語など全く感じさせないばかりか、フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュ時代にも戻たような旧来の重厚路線で貫徹させた手に汗握る熱演となっています。第1楽章冒頭の打ち込みからしてカロリー価満点。内声の抉り出しにも強靭な意志が宿っていますが、知的操作による結果ではなく、純な表現意欲の賜物。第2楽章は、冒頭の想像を絶する暗さに唖然。もしかすると、この音色もVPOに対してかなり執拗に要求したのかもしれません。第2楽章は全体を通じてお恐ろしく呼吸が深く長く、まさに壮絶。長調に転じた後の5:34以降など、晩年のクレンペラーを彷彿とさせる大スケール。第3楽章は低速で極めて素朴に練り上げた、古き佳き時代を思わせる雰囲気。これこそ最もVPOにマッチする音楽作りと言えましょう。終楽章は冒頭から凄い音圧!質量共に音楽の容量を一杯まで増幅させた音楽のうねりに、最後まで圧倒されます。コーダの鳴りの良さと重量感、細部に渡るまで心血の注入を感じさせる様は、過去の多くの名演の中でも群を抜いています!
一方のマーラーがこれまた凄い!どんなに言葉を費やしても言い尽くせない感動的な演奏!ハーモニーの層の厚さをここまでまざまざと感じさせる演奏は極めて稀で、10:02以降の怒涛ののめり込み様は「入魂」などという一言では済まされません。そして21:02以降の、いきなり全身を真っ二つに裂かれるような激烈な叫び!【湧々堂】

ALT-197(2CD)
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版) ギュンター・ヴァント(指)
ハンブルク北ドイツRSO

録音:1990年11月3日サントリーホール・ライヴ
収録:NHK
マスタリング:斎藤啓介(アルトゥス)
このヴァントのブルックナー第8番は、手兵北ドイツ放響との最初の来日公演で、大変緊張感につつまれた名演として知られ、発売がまたれておりましたが、予想を大きく上回る抜群の音質で登場。演奏はヴァントの絶頂期の始まりの年と言われる1990年。気力体力も充実、その音楽の緻密さはスイス時計のごとしとも言われた名人芸を思う存分堪能できます。その上、音楽の迫力はまさに圧倒的の一語です。ちなみにAltusレーベルからは約2週間前のチェリビダッケとミュンヘン・フィルの8番(ALT183)も発売されており、両者NHK収録で共にAltusの丁寧なマスタリング、しかも同じサントリーホールということもあり、演奏解釈は対極的ともいえるブルックナー演奏の大巨匠2人の8番をほぼ同条件で聴きくらべる楽しみもございます。興味の尽きぬリリースでございます。 (Ki)

ALT-201(2CD)
マーラー:交響曲第9番 若杉弘(指)ケルンRSO

録音:1983年6月11日 東京文化会館(ライヴ)
WDRの音源提供の東京ライヴのマーラー9番。若杉ケルン放響2度目の来日のもの。WDR(ケルン放送協会)提供の音源でCD化。さすがファンの間で語り草となったものだけあって心のこもった丁寧な音楽運びに心うたれます。海外オーケストラとの共演で多くとりあげていた若杉得意のマーラーの9番。実際海外でも大変評判がよく、WDRの推薦演奏でございます。 (Ki)
これは2010年の締めくくりに相応しい、そして確信を持って本年リリースされた交響曲のCDの最高峰と断言します!第1楽章冒頭から、ただならぬ甘美な空気感が聴き手の五感をくすぐります!冷徹な分析臭はどこにもなく、ロマン派の頂上を極めた作品の醍醐味をとことん痛感させます。強弱の使い分けには常に愛情が宿り、特に弱音の後の余韻に味わいはひとしお。そして、第1楽章コーダの消え入り方!これほど余情深く、想像力を掻き立たせるニュアンスはあまり例がありません。全体的に響きを洗練させ過ぎることなく、人間的なぬくもりを大切にした育みながら丁寧に進行させますが、第2楽章はやや遅めのテンポで、無骨なリズムを際立たせ、愛くるしい表情満点。特に中間部は他に例がないほどのの味わい深さ!カチッとしたリズムの打ち出し方には、若杉らしい古き佳きドイツ流儀を踏襲する姿勢が如実に反映されていて、そのどこか懐かしい雰囲気と相まって、なんと良い音楽家と実感させられます。同様に第3楽章も内容の充実ぶりが破格で、もちろん威嚇するような猛進ともスマートなカッコ良さとも無縁。3連音の各音価をこれほど入念に描ききった例があるでしょうか?とかく、両端楽章に比べて軽く見られがちな第2、3楽章において、これほどの説得力と深みを確保しているという事実だけでも、この演奏がいかに破格の名演かお察しいただけると思いますが、終楽章に至ると、もはや奇跡としか言いようのない、どこまでも無垢な展開されるのです!いわばバーンスタインとは何から何まで対極的なアプローチですが、少なくとも私個人は、指揮者の存在を忘れ、発せられる音の全てが体内に優しく吸収されていく感動を、モーツァルトならともかく、マーラーの交響曲で実感したことは、後にも先にもこの演奏だけです。若杉の徹底して作品に奉仕する姿勢と共感がまさに本物であると神が太鼓判を押し、本気で味方したとしか思えません。 是非、やるべき仕事をすべて片付け、雑念を完全に取り払ってこの空気に身を捧げてみてください!【湧々堂】

ALT-203
チャイコフスキー:交響曲第5番
ハイドン:交響曲第99番*
若杉弘(指)ケルンRSO

録音:1982年10月29日(ライヴ)、1979年9月15日(ライヴ)*、ザール1
ユニークなのはチャイ5で金管を最後の最後の瞬間までおさえて弦主体の濃厚な味わいで聴かせます。そのため終楽章コーダの凱歌がこの上なく格調高く奏でられる形となり、一寸この品格無類です。ハイドンは一転古典の均整美!見事!若杉とハイドンは相性抜群のようです。 (Ki)
湧々堂・推薦コメントはこちら。

ALT-204
ブラームス:悲劇的序曲
ブラームス(シェーンベルク編):ピアノ四重奏曲第1番*
若杉弘(指)ケルンRSO

録音:1983年3月18日(スタジオ録音)、1978年3月17日(ライヴ)*、ザール1
かつてコッホシュワンレーベルで発売され名盤の誉れ高かった名演奏で、復活が望まれていたそのブラームス四重奏曲第1番(シェーンベルク編曲版)が明らかに向上した音質でよみがえりました。ブラームス、シェーンベルクと若杉得意の両作曲家だけあり、亡き巨匠の独壇場でございます。うれしい復活です。 (Ki)
ALT-205
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
ブルックナー:交響曲第6番イ長調*
ローター・ツァグロゼク(指)
ベルリン・コンツェルトハウスO

録音:2008年1月31日、2月1,2日、2008年3月7-9日* 、コンツェルトハウス(ベルリン)
往年の名エンジニヤ・シュトリューベンの録音を彷彿とさせ、あたかも彼のリアリズム録音が最新盤で蘇ったかのよう。ハフナーからしてリズムと骨格の構造美が強烈。一転ブルックナーでは実に大構えで一筋縄ではいかないものがありブルックナーならではの音楽を堪能できます。録音はアルトゥスのベルリンでの現地録音。名ホールで有名なコンツェルトハウスの美しい音響も見事にとらえられています。ローター・ツァグロゼクは1942年裕福な銀行家一族にバイエルンで生まれ、ウィーンでスワロフスキに師事。ライプツィヒ歌劇場音楽監督、最近までシュトットガルト国立歌劇場音楽総監督として名声を高め、現在ベルリン・コンツェルトハウス管の音楽監督。 (Ki)

ALT-206
R・シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」*
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
「サロメ」〜7つのヴェールの踊り
準・メルクル(指)国立リヨンO

録音:2010年9月リヨン・モーリス・ラヴェルホール(オーディトリウム)ライヴ*、2007年6月リヨン・モーリス・ラヴェルホール(オーディトリウム)ライヴ
メルクルがリヨン管に就任して以来、マーラー:交響曲第3番(ALT145/6)、ベートーヴェン:交響曲第9番(ALT147)、ベートーヴェン:交響曲第2番&第6番「田園」(ALT181)、ムソルグスキー:展覧会の絵(ALT194)など、数多くの録音をのこしてきました。期待の最新盤は相性抜群のR.シュトラウスです!この録音についてメルクルは以下のように述べております。『リヨン管弦楽団との演奏でR.シュトラウスの録音が最も重要なものとなりました。それは、フランスのオーケストラ独特のクオリティーである、透明感に溢れ、色彩豊かな表現を我々は獲得したからです。一方でこのレパートリーにより、オーケストラは深遠なサウンドでセクションを上手くブレンドするいわゆる「ドイツ的クオリティー」も得たのです。』〜準・メルクル〜 (Ki)

ALT-207
ブラームス:ドイツ・レクイエム カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O
フランス国立放送cho
エルフリーデ・トレッチェル(S)
ハインツ・レーフス(Bs)

録音:1955年2月10日、パリ、ライヴ(モノラル)
シューリヒトの最も聴きごたえのある「ドイツ・レクイエム」がここに復刻されたのは、非常に喜ばしいことである。このディスクはオリジナル・マスターを使用した最初のCDである。合唱も実に精力的で渾身の力を込めて歌っているのもはっきり聴きとれる。―平林直哉
合唱部分だけを取り出せば、音程やヴィブラートの点で時代を感じさせますが、それらも含めて全てがシューリヒトの高潔な音楽性の中に美しく融合していることに気付いた瞬間から、その至純の空気から逃れられなくなります。ソプラノのトレッチェルの声はリリカル、合唱の女声も明るめですが、重厚で暗い「ドイツ・レクイエム」とは一線を画すこの演奏のは、シューリヒトがフランスのオケと演奏した他のドイツ音楽同様、表面的な響きのことではなく、内面からまさに身を粉にして溢れ出す精神の声、歌のセンスに是非耳を掛けていただきたいと思います。  【湧々堂】

ALT-208(2CD)
シュテルツェル:4つの合奏体のための合奏協奏曲ニ長調
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042
シューベルト:ヴァイオリンと弦楽のためのロンドイ長調D.438
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
カール・シューリヒト(指)
アルトゥール・グリュミオー(Vn)
フランス国立放送O

録音:1959年9月17日、モントルー音楽祭ライヴ(モノラル)
今回のブラームス第1番は圧倒的に優れているだけではなく、シューリヒトの全録音の中でも忘れ得ぬものと言える。シューリヒトの個性が強烈なまでに刻まれており、ファンには本当にたまらない。一番驚かされるのは音の密度である。この炎のような気迫と凄まじい集中力はフルトヴェングラーやミュンシュ以上ではあるまいか。―平林直哉

ALT-210(2CD)
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」、
 ピアノ協奏曲第3番*
ブラームス:交響曲第4番
カール・シューリヒト(指)
クラウディオ・アラウ(P)*
フランス国立放送O

録音:1959年3月24日、パリ、ライヴ(ステレオ)、フランス国立放送管創立25周年記念演奏会
嬉しいのは当時としては非常に優秀なステレオで収録されており、演奏内容も傑出し、過去に発売されたアルトゥスの全CDを含めても最も注目すべきものだ。シューリヒトのブラームス4番は昔からバイエルン放響が知られているがはるかに演奏内容が濃い。明瞭なステレオゆえにシューリヒトの解釈が手に取るようにわかるのもファンにとってこの上ない福音である。―平林直哉
ALT-215(2CD)
マーラー:交響曲第1番「巨人」
交響曲第4番ト長調*
ベルンハルト・クレー(指)
ベルリンRSO(現ベルリン・ドイツ響)
エディット・マティス(S)

録音:1979年10月28日、1984年11月26日* ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ)
ALT-217(2CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」 ベルンハルト・クレー(指)
ベルリンRSO(現ベルリン・ドイツ響)
グレニス・リノス(A)、
ロザリンド・プラウライト(S)
ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊

録音:1982年5月30日、ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ
マーラーの指し示した道標に忠実に従うという行き方によって、クレンペラー以上に雄大かつ繊細な曲のプロポーションを再現することに成功している。―音楽評論家・河原融
ALT-212(2CD)
マーラー:交響曲第3番ニ短調 ミヒャエル・ギーレン(指)
ベルリンRSO(現ベルリン・ドイツ響)、
リアス室内cho&ベルリン国立大聖堂少年cho
ガブリエーレ・シュレッケンバッハ(A)

録音:1984年11月19日、ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ)
ALT-214
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 ミヒャエル・ギーレン(指)
ベルリンRSO(現ベルリン・ドイツ響)

録音:1984年9月5,6日、ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ)
このベルリン・ドイツ響による、張りつめた流れのなかから、押し殺していた感情が決壊したかのように吹き出るようなマーラーも、わたしの心を激しく動かす。冷たさと熱さのすさまじいコントラストがもたらす、リアルなマーラーだ。―音楽評論家・鈴木淳史

ALT-219
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 朝比奈隆(指)大阪PO

ライヴ録音:1975年10月26日、オースターポート大ホール(オランダ)、フローニンゲン
初発売となる本録音はエンジニア平澤佳男が同行録音したもので、大変秀れた音質で残されておりました。朝比奈らしい不動のインテンポの堂々たる大演奏!そのうえ特別なヨーロッパでの公演のためかある種ただならぬ緊張感漂う見事な出来栄え。1楽章コーダなどでのレンジの広さも特筆でアルプスの山々のごとき雄大さです。 (Ki)
自ら育てた大阪フィルとヨーロッパ公演を行うことを熱望し、1975(昭和50)年10月、ついにその夢は実現する。約1カ月間、20回にわたる公演の中でも、ブルックナーの〈7番〉はもっとも重要な作品であり、26日にオランダ・グロニンゲン(フローニンヘン)で収録されたこのライヴは新発見された音源だが、その完成度はきわめて高く、あの名高いザンクト・フローリアンのライヴ(12日)と双璧を成すものだ。−音楽ジャーナリスト・岩野裕
朝比奈/大フィルの1975年ヨーロッパ公演音源 〜オランダ・フローニンゲン公演発売にあたって既に同曲異演盤が多数ある朝比奈隆のブルックナー:交響曲第7番において、フローニンゲン公演をリリースする意味は二つある。一つは、この公演が大阪フィル1975年ヨーロッパ公演における朝比奈指揮の最終公演であった。ツアーはこの後秋山和慶の西ドイツ公演にて、無事終了した。朝比奈の代表的名盤と言われる、ザンクト・フローリアンの名演奏から丁度二週間が経過。当初、長距離移動や不慣れなヨーロッパ滞在で疲れも見られた楽団員も、すっかり欧州の空気に馴染み、より完成度の高い演奏となった。もう一つは、この演奏が当時の大阪フィルのフルメンバーによる、ブルックナー演奏であるということである。ザンクト・フローリアンでは会場の都合で、木管の倍管を止めたが、朝比奈はこの曲では常に木管の倍管を行っており、本公演の演奏はより朝比奈の目指したブルックナーの音響と言えるだろう。1975年ヨーロッパ公演は、現地放送局が収録したモントルー公演、ベルリンSFB公演を除き、全て同行した平澤佳男により収録された。マスターテープに添付されたデータシートによると、録音機材はマイクがNeumann SM-69、U-87、レコーダーはREVOXA700で、3M社製テープが使用された。ライヴ録音としては最高水準のものであり、当然クオリティの高い録音が実現した。本CDの制作に当たっては、この録音のクオリティをそのままCD化するべくマスタリングを行った。再生にはStuderA-80を使用。Summit Audio真空管ラインアンプを経由し、DB TechnologiesAD122-96にてデジタル化した。既に幾つかのヨーロッパ公演の音源は発表してきたが、残念ながら音源の多くが所在不明となっており、その中には当時ラジオ放送され名演との誉れ高いハイデルベルクのチャイコフスキーも含まれる。しかし、存在が確認されたものも幾つか有り、ザンクト・フローリアンはオリジナルテープが残っている。また、協奏曲も幾つかあり、これらも何れ発表の機会を伺いたい。なお、ザンクト・フローリアンはORFリンツにより録音が行われており、このテープの所在についても、調査したいと考えている。(下田智彦 文中敬称略)

ALT-220(2CD)
ベートーヴェン:交響曲第4番Op.60
交響曲第3番「英雄」
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)VPO

録音:1994年5月17日、ウィーン・ムジークフェラインザール(ライヴ)
“たおやかな歌心!ウィーン・フィルの美感と共に育んだスケール感!”
これは興味尽きないベートーヴェンです。特に「英雄」の素晴らしいこと!その第一の魅力は、たおやかな精神が息づいた歌心。威嚇的な響きを避けて音楽を慈しみながら紡ぎ、懐の広い音楽を展開させている点。象徴的なのは第1楽章の最後、トランペットが主題を重ねて吹くシーン。トランペットがヒーローのように突出するのではなく、全パートとこれほど融和した味わいというのは他ではなかなか聴けません。第ニの魅力は、ジュリーに晩年特有の遅いテンポ自体が高い説得力を誇っていること。ブルックナーなどでは、VPOの豊麗な響きが上乗せされて「過度に重い」という意見もありました、ここでは音楽の流れを鈍化させるような瞬間は皆無で、むしろVPOがジュリーニの意を心の底から理解し主体的な演奏を繰り広げています。第三の魅力は、ミラノ・スカラ座管盤との違い。スカラ座との演奏は、たおやかさという点では同じですが、アーティキュレーションやアクセント、対旋律の意味をかなり強固な意志で表明していましたが、この演奏は、それらの要素をVPO持ち前のイディオムとブレンドさせて、自然体の大きな呼吸に転換しています。これらの魅力が渾然一体となった演奏は、ワルター&コロンビア響の演奏を思い起こさせますが、ジュリーニはそれよりもリズムに芯があり、声部の隈取りが克明なので、どんなにテンポが遅くても枯れた印象を与えません。例えば終楽章2:56からの声部間の連動の緊密さ!その優しく微笑みながらも緊張は絶やさない絶妙な棒さばきには息を呑んで聴き入るばかりです。9:11からの壮大さと響きの美しさは、まさにVPOで聴く「英雄」の醍醐味を極め、コーダも自然体を貫きながらこの味わい!
もちろん「第4番」も同じ傾向の名演奏。全体に優美で、第2楽章が白眉。リズムには明確な意志が宿り、第3楽章の中間部や、終楽章コーダの和音の衝撃も手応え十分。
ORFオリジナルテープよりアルトゥスが直接マスタリングした音質も、極めて優秀です。 【湧々堂】

ALT-222(2CD)
モーツァルト:交響曲第39番
ブルックナー:交響曲第9番
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)VPO

録音:1983年8月10日、ザルツブルク祝祭大劇場(ライヴ)
ウィーン・フィルからたびたび出演依頼を受けながらスケジュールの都合で登場回数の少なかった貴重コンビのザルツでの大熱演。ここまで火の玉的な熱演を展開したウィーン・フィルも珍しいのでは!1楽章の緊張感も驚きですが、2楽章の手に汗握る強烈なリズム感がものすごい。3楽章も椅子に縛り付けられんばかりの大演奏。驚きました。サヴァリッシュ自らも推薦する1代の大名演。音質も良く、ORFのオリジナルテープからアルトゥス直接マスタリング。一味違う音質に仕上がっています。 (Ki)

ALT-224
ウィーン・フィルライヴ・エディション〜クナッパーツブッシュ
R.シュトラウス
:交響詩」死と変容」
シューマン:交響曲第4番
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO

録音:1962年12月16日、ムジークフェラインザール(モノラル・ライヴ)
このシューマンもファンにとっては忘れ得ぬものである。第1楽章の深い響きは余人の追随を許さないし、第2楽章のしみじみとした味わいはクナとウィーン・フィルの永遠における固い絆を思わせる。第3楽章は巨大そのもので、第4楽章の仰ぎ見るような大きなスケールもクナ以外の何物でもない。」平林直哉〜ライナーノーツより また当ディスクの解説はウィーンでクナッパーツブッシュを聴いた元N響首席トランペット奏者北村源三氏のクナ体験の特別インタビュー付きです。 (Ki)

ALT-225(2CD)
ウィーン・フィル・ライヴ・エディション〜クナッパーツブッシュ
ブルックナー
:交響曲第8番ハ短調
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO

録音:1961年10月29日、ムジークフェラインザール(モノラル・ライヴ)
“音楽的な条件の全てを持たす、クナの「ブル8」の最高峰!”
クナッパーツブッシュの「ブル8」といえば、1963年のウェストミンスターのステレオ録音があまりにも有名ですが、2年前のこの録音では、オケ自体の馥郁たる持ち味とクナ晩年の巨大造形力が一体となって一層深い味わいをもたらしてくれます。第1楽章冒頭の主題が強音で繰り返される際の長い間合いと、あまりにも生々しい音像は、情報量の多さにのけぞるほどですが、感情の過剰な放射に傾くことなく、そのエネルギーの圧縮力に打たれます。第2主題の構えの大きさも驚異的で、この悠然たるテンポと極めて克明な音の隈取をそのまま真似しても、指揮者にそれを支える感性がなく、オケの響きに豊穣さなければ、恐ろしく退屈な演奏になることは容易に想像できます。
第2楽章のリズムの重量感もまさにブルックナーを聴く醍醐味の極地。ピチカートの対旋律に象徴されるように内声の抉り出しも容赦なし。決して安らぎを与えることなく、強固な緊張を維持して新天地へ乗り出すような異様を示す中間部も絶品。ハープの響き(6:44)にもご注目を。この楽器が加わった途端に艶やかでしっとりとた空気を醸し出すのが普通ですが、ここではそれまで築いてきた艶消しの風合いを完全に引き継いだ音色で一貫しており、いかにクナのブルックナーに対するヴィジョンが明確であったかを窺わせます。
第3楽章は白眉!出だしの弦のフレーズから滲み出る幽玄のニュアンスは、ウィーン・フィルの弦のヴィブラートがあればこそ実現した「揺らぎ」の妙!ノリントンは「ヴィブラートは純粋な響きを損なう」と言いますが、少なくともここでクナが目指す音楽の範疇ではそれは当てはまらず、例えば2:17からの弦がゆるやかに下降するフレーズの至純さを前にして、不純物を感じることなどあり得るでしょうか?
終楽章は、冒頭のティンパニがカッコよく立ち回る痛快さとは無縁。各声部が各々の役割を弁えて音楽への奉仕に専念することがいかに重要であることか、また通常はティンパニの痛快さに大事な音楽的な要素を聞き逃していたかことか、つくづく思い知らされます。第2主題の呼吸は深く長いなどという次元ではなく、超人的な高み。第3主題はウェストミンスター盤よりも陰影が濃厚。11:42でのルフト・パウゼの意味も絶大。そして再現部冒頭では、この演奏がいかに桁違いの名演奏であるかを確信するに至ります。これに並ぶ内容量を湛えた渾身の響きが他にあるでしょうか?そして遂に訪れるコーダ!ウィーン・フィルが死ぬ気で最強音を発したらどういうことになるか、とくと体感して下さい。
良い意味での手作り感を保ちながら、クナ独自の解釈が唐突感を与えることなく最後まで確信を持って響き、
オケの演奏意欲も途絶えることがないという、音楽的な味わいを得るための条件が揃った、クナの「ブル8」の最高峰と言えましょう。ORFのアーカイヴからの復刻で、音質もモノラルながら鮮明。ピッチも正常。【湧々堂】

ALT-227(2CD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047
ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050
ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
ゲルハルト・ボッセ(指)
神戸市室内合奏団
[客演奏者:コンサートマスター:白井圭(vn)、平尾雅子&瀬田麗(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、花崎薫(vc)、北谷直樹(チェンバロ)、白尾彰(fl)、古部賢一、森枝繭子&多田敦美(ob)、岩佐雅美(fg)、太田光子&宇治川朝政(ブロックフレーテ)、垣本昌芳&永武靖子(hr)、高橋敦(tr)]

録音:2011年3月10日神戸文化ホール中ホール(ライヴ)
“先鋭的なバッハとは発する波動が全く別物!心に優しく宿るこの余韻!”
なんと人間味に溢れたバッハでしょう!いわゆる古楽器派と現代楽器派の混成チームによる演奏ですが、「個人プレーの競演」といった派手さは皆無。異質な響きを無理やり凝縮したような印象も与えず、ただただ心を込めた音楽のエッセンスだけが連綿と流れ、ヴィブラートの有無や楽器の種類などの演奏手段を云々することはあまりにも無粋というものでしょう。
第1番第1楽章のリズムの弾力もひたひたと慈愛がフレージングも、落ち着くべきところの落ち着いたという安堵感、風合いには何物にも変えがたい魅力です。同第2楽章の作為の全くない情感も、人間本来の感性にぴったりと寄り添うもの。第2番第2楽章の各奏者の互いを優しく包み込みような風情、特にブロックフレーテのニュアンスが絶品!同終楽章のテンポの小気味よさは、決してリズムだけが際立つことなく、まさに音楽全体が軽妙洒脱。第4番もブロックフレーテが実に可憐。その響きが中心となった音像はまさに花園。中間部のヴァイオリンの早急な走句も自己顕示の欠片もなく、全員が緊張と緩和のさじ加減を阿吽の呼吸で理解し合っているこれぞ融和の妙。現代楽器が主体の場合、大時代的な演奏になりがちな第5番も、響きの厚みが程よく、音価の保ち方も粘着質にならず、あくまでも軽い浮遊感を表出し、バッハの音楽の素の部分しか感じさせません。
演奏スタイルの学究的な考察に関わらず、一途にバッハの音楽を堪能したい方には待望の録音といえましょう。
なお、この録音は東日本大震災前日の3月10日に行われ、この録音に対するボッセ氏の熱い思いを記したライナー(そのインタビューから1ヶ月後に90歳で逝去)からも、この演奏に如何に満足していたかが痛感できます。【湧々堂】

ALT-229(2CD)
ミュンシュ&パリ管/お披露目演奏会〜完全版
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
ストラヴィンスキー:レクイエム・ティクルス
ドビュッシー:管弦楽のための3つの交響的素描「海」
シャルル・ミュンシュ(指)パリO
エリザベート・ブラッスールcho
ドゥニーズ・シャーリィ(C.A)
ピエール・トー(Bs)

録音:1967年11月14日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ録音(ステレオ)
早くも空絶の人気盤となったミュンシュ&パリ管デビューCD(ALT 182)ですが、要望が多かった完全盤がついに登場。ミュンシュが「幻想」をとりあ げる時は幻想をトップに、中に最新の現代曲、しめに海かダフクロと云うのがミュンシュ独特のプログラミングの妙でございました。新マスタリングも大 成功で爆発的大演奏にますます磨きがかかっております。また新マスタリングではミュンシュの実演でのダイナミックスをよりリアルに再現する為広レンジ の収録です。レコ芸読者投票第1位の名演をボリュームを下げてお楽しみください。 (Ki)

ALT-231
ゲルハルト・ボッセ追悼
シューベルト:「ロザムンデ」序曲
モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調K.543
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」*
ゲルハルト・ボッセ(指)新日本フィル

録音:2010年4月2,3日*/2011年5月13,14日
すみだトリフォニーホール( ライヴ )
シューベルトとモーツァルトは、ボッセと新日本フィルの最後の共演。「運命」はその前年の録音です。モーツァルトもベートーヴェンも伝統に根ざした安定感のある演奏で、先に発売された「ブランデンブルク協奏曲」同様、スタイルの新旧を論じることが無意味に思えるほど正直な語り口が心を打ちます。
モーツァルト
では第1楽章冒頭を硬いティンパニで打ち込み、第2楽章で顕著なようにヴィブラートを抑えるなどピリオド的なアプローチも見せますが、「昔はこうでした」という研究発表に終わらず、モーツァルトの音楽が最も生きる手段としてそれを選択し、あくまでも表現意欲ありきの演奏になっているのが流石。だからこそ心を打つのです。第3楽章もリズムのエッジが利き、瑞々しい推進力に老いの影など皆無。終楽章は全リピートを敢行していますが、温かな微笑みを絶やさぬ表情とともに冗長に感じさせることなく最後の一音まで音楽を堪能させてくれます。
ベートーヴェンも堅牢な造型美を築きながらも深刻ぶらず、常に晴朗な精神が息づき独特の味わい。
しかし、ここであえて強調したいのは「ロザムンデ」序曲の素晴らしさ!その清々しい音楽センスと過剰な緊張を強いることのない自然な構築力がシューベルトの音楽としっかりと手を結び、至福のニュアンスを醸し出しているのです。序奏部冒頭でティンパニのさりげない一撃が造型を引き締め、低弦のリズムの刻みがオーボエの旋律をキリッと引き締める…というようにかなり細かくニュアンスを刻印していますが、全体の流れが実に自然で、そこはかとない哀愁味も滲ませるという絶妙さ。主部以降はテンポ自体が音楽性満点。この作品の純朴な楽想の活かし方を体で知り尽くしている、まさに老練の技でしょう。この曲は、かつてのワルベルク&N響による香り高い演奏が脳裏に焼き付いていますが、その香りを久々に思い出しました。【湧々堂】

ALT-232(2CD)
シューリヒトのワーグナー・コンサート
「タンホイザー」序曲、
「ワルキューレ」〜第1幕第3場
「神々の黄昏」〜夜明け/ブリュンヒルデとジークフリートの二重唱/ジークフリートのラインへの旅/葬送行進曲/終幕
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O
(CD1)マリアンネ・シェヒ(S)
(CD2)マリアンネ・シェヒ(S)
セバスチャン・ファイアジンガー(T)

録音:1963年2月18日サルプレイエルでの公開収録(モノラル)
「神々のたそがれ」以外は全て初出!1963年2月18日の名演の誉れ高かった伝説のワーグナー・コンサートを完全収録しています。
このワーグナーは音楽全体が炎の火柱のように盛り上がるのはいかにもシューリヒトである。この気迫と情熱、きりりと引き締まった響きは誠に素晴 らしく、今回の発掘には心より感謝したい。初出の「タンホイザー」序曲はモノラルながら音質鮮明であり、演奏内容もクナッパーツブッシュ、フルトヴェングラー、トスカニーニらの名盤と十分に肩を並べるものだ。』(平林直哉)

ALT-234(2CD)
シューリヒト〜奇跡の「エロイカ」
シューマン:「マンフレッド」序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調*
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O
アルテュール・グリュミオー(Vn)*

録音:1963年5月14日シャンゼリゼ劇場での全演目(ステレオ)
※オリジナル・マスターからの新マスタリング
“もはや神の領域!強烈なオーラに溢れた奇蹟の「エロイカ」!!”
ある演奏家の最高の名演を一つだけ挙げよと言われれば、大抵の場合は選定可能ですが、シューリヒトに限ってはどうしても2つの超名演から更に絞ることができません。一つは1962年録音のモーツァルトの「ハフナー・セレナード」。もう一つがここに収録されている「英雄」です。これらの演奏は、一人の芸術家がその感性を極限まで熟成させるとはいかなることかを実感させるとともに、人の手を介して鳴り響いているという現実を忘れさせ、あらゆるニュアンスが聴き手の予想の及ばぬ神の啓示のようなオーラに満ちており、何度聴いてもひれ伏したくなるのです。
「英雄」冒頭の2つの和音の打ち込みは、他のシューリヒトの演奏と同じように荒くれた強靭さとは異なり、感覚的には淡白ながら気力の漲りがハーモニーの結晶に直結し、理想へ向かおうとするベートーヴェンの純粋な精神力そのものとして響きます。続く弦の主題は、強弱の配分が実に入念ですが、川の清流のように淀みがなく、その自然な求心力の高さは、まさにシューリヒト芸術の真骨頂。
61年のVPO盤、64年のBPOと比べると明らかなように、フランス国立管の特色である音の重心の軽さと音色の明るさが完全にシューリヒトの志向と合致しているので、全てのニュアンスが精彩に富み、単に「枯淡の境地」から出たのではない迫真の息づかいとキリッとした佇まいを感じさせるのもこの演奏の魅力の一つですが、その特徴が恐るべき効果を伴って迫るのが展開部7:15以降!ほとんどの演奏が弦の刻みが主体となって木管が軽く添えられる程度のバランスで進行しますが、ここでの木管の響きはまるで星の瞬きを連想させ、宇宙的な神秘性はブルックナーの第9交響曲の世界を思い起こさせるほどで、しかも芯を持った弦との融合も絶妙の極み!これはVPO盤でもBPO盤でも決して体現できませんし、他の指揮者ではその片鱗さえ窺えません。再現部は全声部の凝縮力が頂点に達し感動の極みです。
第2楽章は、シューリヒトならではの「深遠なイン・テンポ」の魅力全開。音色もリズムも鉛色の世界に埋没しないのは言うまでもないですが、ここでも各声部のニュアンスの深さは只事ではありません。3:15から奏でるオーボエのテーマに続いてフルートが突如として衝撃的なフォルテを発するのは神の怒りのよう。3:35からの弦の清明なフレージングでその怒りを収めたとおもいきや、3:48からの管楽器の斉奏が強烈な色彩を降り注ぐのですから呆然とするばかり。9:05の低弦の切り込み以降も明確な意志を宿した音の連鎖はとどまる所をしらず、老境の影など微塵も見られません。そして生き物のような表情を濃密に湛えたコーダ!これに感動しないで「英雄」に何を聴こうというのでしょう!
第3楽章も自然体を貫きながら、弦の刻みには精妙に強弱を配し、同時に流れの美しさも確保という究極技。トリオでは予想に反してホルンはヴィブラートを抑制。他のシーンでは普段のヴィブラートをそのまま生かしているので、ここでシューリヒトがあえて指示したものと思われますが、その慎ましいトーンが中庸のテンポ感と調和して、独特の品格を生む結果となっています。
終楽章に至って、アンサンブルの凝縮度は頂点に達します。まずドキッとするのが、弦からオーボエへ引き渡す1:52〜1:53レスポンスの絶妙さ!各パートがこれほど一本のラインで連動するのは他に例がなく、3:11〜3:13の弦のリズム湧き立ちも、単にオケがシューリヒトの指示に従うという次元を超えて、全員が完全にそのオーラに痺れ身を粉にしている証し。そして遂に訪れる、史上最も感動的なコーダ!!!この部分だけでも他のシューリヒトの「英雄」の中でも段違いの名演であることを実感していただけるでしょう。これだけの超名演が良質なステレオで味わえるのですから、ありがたい限りです。
なお、この「英雄」は、第2楽章から第3楽章はアタッカのように続けて演奏(収録)されています。楽章間は1〜2秒ほどしかないので、初出のディスク・モンテーニュ盤では、3楽章からトラックを再生すると冒頭の音がわずかに欠けていました。その点今回の復刻はきちんとトラックが設定されているので、そんな不満は解消されています。ただ、2〜3楽章をアタッカで演奏するという音楽的根拠は不明(他の演奏では普通に間を取っている)で、もしかすると楽章間の耳障りなノイズ(例えば大きなくしゃみ等)を放送局側が意図的に削除し、それがオリジナルマスターとして保存したのかもしれません。代理店の話でも、マスターの段階でアタッカ風になっているとのこと。日本語解説にもその辺のことには触れられていないので、ぜひ専門的な検証を待ちたいところです。
正直なところこれほどの名演の後には、他の音楽を聴く余力など残っているはずもないのですが、「マンフレッド」序曲これまた他の録音を大きく引き離す演奏で、軽くあしらえません。冒頭の和音を無造作に打ち付けるのはいつものシューリヒト・スタイルですが、その気迫は凄まじく、弦は峻厳さ極み。むしろ一般的にはこちらのモードこそベートーヴェン的と言えましょう。主部以降の息もつかせぬ推進力にも手に汗握り、特に内声部の意味深さと全体を取り巻く透明度の高い管楽器が生み出すハーモニーの絶妙なニュアンスは比類なし。4:30あたりからは、シューリヒトの天才的な間合いのセンスと、しなやかな呼吸の振幅が生み出す生命力にも心奪われ、6:00からのチェロのフレーズは、あらゆる人智を超えた次元で飛翔します。新たなニュアンスが生まれようとするワクワク感が連続して襲い掛かる緊張感をすべて受け止めるのは至難の技です。
そんなシューリヒトの棒と共演するのが甘美な音色で知られるグリュミオー。ここではシューリヒトの音楽性とのコントラストによって、グリュミオーの美音が普段以上に人間臭く響きます。特に終楽章ではグリュミオーがよほど興に乗ったのか、ややテンポが前のめりになるほどの推進力見せ、ライヴならではの盛り上がりを堪能することができます。【湧々堂】

ALT-236(2CD)
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
 交響曲第6番「田園」
ブラームス:交響曲第2番
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O

録音:1963年7月3日、リヨン(モノラル・ライヴ)
まず「エグモント」の、シューリヒトとしては異例な肉感的な迫力にびっくりしますが、これはマイクのセッティングの影響で、決してミュンシュのような演奏を目指しているのではないことは、主部の滑り出しの加速、テヌート気味にフレーズをしならせて絞りだすような悲痛さを聴けば、すぐにいつものシューリヒト節だとわかります。しかし、終結部冒頭、オーボエを延々と引き伸ばしたままアッチェレランドする手法は相当劇的。
全9曲中、最もシューリヒトと相性が良いとされる「田園」も期待に違わぬ素晴らしさ。抜けの良い木管の響きが物を言い、モノラルながら透明なテクスチュアを確実に築き上げていることが実感できます。特に聴きものは終楽章。シューリヒトのフレージングの魔力満載で、イン・テンポを終始崩さないのに、音の端々からニュアンスが零れるので、機械的な響きなど無縁。ただただ無銀と思わせる音楽的な広がりに酔いしれるばかりです。
ブラームスは、当初はマスターテープが失われたことになっていたのを関係者の努力で発見されてのCD化とのこと。意志の力漲るアグレッシブな演奏です。【湧々堂】

ALT-238
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O

録音:1963年9月11日、ブザンソン(モノラル・ライヴ)
シューリヒトのブルックナー7番はコンセール・コロンヌ管を振ったALT169も大変好評でしたが新たに晩年のフランス国立の演奏が加わりました。 旧盤(ALT169)との大きな違いは2楽章で旧盤では使用されなかったトライアングルが使用されており平成の盤鬼平林直哉氏は「ALT169も音質は良かっ たが当盤はさらに厚みと奥行きがあるので全体的な聴きごたえは勝っている。このような演奏ならいくつでてきても大歓迎である。」と絶賛しております。 (Ki)

ALT-239(2CD)
ベートーヴェン:交響曲第1番
交響曲第9番「合唱付き」
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O
アグネス・ギーベル(S)
マルガ・ヘフゲン(A)
ラグナー・ウルフング(T)
エドゥアルト・ヴォリッツ(Bs)
フランス国立放送Cho
ルネ・アリックス(合唱指揮)

録音:1965年6月15日 シャンゼリゼ劇場(パリ) (ステレオ・ライヴ)
“体調を崩す前のシューリヒトの輝かしい至芸!”
「第9」はステレオ録音(優秀バランス)は初出!枯れ切ってしまう前のシューリヒトの悟りの境地を反映されており、このオケならではの木管の煌きを際立たせながら、高次元の燃焼させた名演です。木管の突出、固いティンパニの響きは決してデフォルメではなく、すっきりとしたフォルムい構築に直結。第1楽章コーダ導入の幽玄さ、決然とした締めくくり方はまさに鳥肌モノ。第2楽章は推進力に溢れた雄渾さが印象的。パリ音楽院盤のような最終音のティンパニの一撃はありません。第3楽章は冒頭から至純の極み!そして信じがたい柔和さ。11:50からのトランペットの警告は、ハーモニーの透明さに心を奪われます。終楽章ではなぜか4人の独唱者が先走ってどうなることかと思いきや、なんとシューリヒトがそのテンポに乗っかり、結果的にアンサンブルがキリッと引き締まるという一幕が。
「第1番」は、以前にディスク・モンテーニュから「英雄」(ALT-234で発売)とのカップリングで発売されたもので、その「英雄」と並ぶ超名演!明るめのサウンドと作品が持つ木管の愉悦感がこれほど際立つ演奏は稀で、当時のシューリヒトの円熟味と一体となった味わいは格別。その透明感溢れる響きは、まず第1楽章の古典的なソナタ形式の様式の美しさを引き立てていることを実感。第3楽章の何というリズムの瑞々しさ!終楽章の序奏は一切強弱を付けずに朴訥に進行しますが、それでいて聴手を惹きつけずにおかない求心力があるのです。主部以降は、このオケがいかにシューリヒトに身も心も捧げ尽くしていることがひしひしと伝わり、その蜜月ぶりが泉のように湧き出る微妙なニュアンスに更なる説得力を与えています。例えば、主題回帰の5:14からは急激に音を強めるのが通例ですが、ここではじわじわとクレッシェンドする手法をとり、微細なニュアンスを主体性を持って結実させているのです。シューリヒトの最後の輝きをぜひご堪能あれ! (Ki)

ALT-241
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68
ワーグナー:交響曲第2番ホ長調 WWV35(未完)
準・メルクル(指)中部ドイツRSO
(ライプツィヒ放送響)

録音:2011年3月27日、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス、ライヴ録音
遅めのテンポで重厚な味わいのブラームス第1番。正にドイツ正統派のメルクルらしい堂々とした、たたずまいでございます。フィナーレは実に熱い。ワー グナーの弟子モットルのオーケストレーションによるワーグナー 2 番も嬉しいカップリング。 (Ki)

ALT-242
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 op.90
リスト:交響詩「前奏曲」
準・メルクル(指)中部ドイツRSO
(ライプツィヒ放送響)

録音:2011年10月2日、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス、ライヴ録音
メルクルならではのまじめなアプローチがかえって切々たる情味を生み、3楽章の繊細さなども絶品でございます。また、リストの「前奏曲」がいたって
面白い演奏でブラームス顔負けの重量級の大演奏。ここまで重厚な表現の演奏はあまりみかけません。聴いてご損はありません(Ki)
ALT-247
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(室内楽版;飯沼信義編曲)
ピアノ協奏曲第5番(室内楽版;南聡編曲)
田中良茂(ピアノ;スタインウェイ)、
クァルテット・エクセルシオ
【西野ゆか(vn)、山田百子(vn)、
吉田有紀子(va)、
大友肇(vc)】、赤池光治(コントラバス)

録音:2011年7月12日(第5番)、2011年7月13日(第3番)、フィリアホール
実力派ピアニスト田中良茂がベートーヴェンのピアノ協奏曲第3,5番を室内楽伴奏版で録音!これは田中良茂が2010年〜11年にかけベートーヴェン のピアノ協奏曲全曲の室内楽版による演奏会の企画からうまれたもので、ここに収録された第3番、第5番「皇帝」自ら邦人作曲家に編曲を委嘱しまし た。編曲に際しては編曲譜の詳細な分析が行われ、ベートーヴェンの精神を尊重すること、ピアノ・ソロ・パートには手を加えないことが条件となりました。 本録音の編成は、ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスで、原曲のオーケストレーションを見事に再現しております。共演は人気・ 実力を兼ね備えた若手弦楽四重奏団、クァルテット・エクセルシオ(QUARTET EXCELSIOR)、そして赤池光治のコントラバスが加わったアンサンブルです。
■田中良茂(ピアノ)
1973年東京生まれ。桐朋学園大学、同大学院大学、ケルン音楽大学、同大学大学院現代音楽室内楽学科で学ぶ。2001年にはイタリア・キジアーナ 音楽院にてマウリツィオ・ポリーニのセミナー・オーディションに挑み、ポリーニに絶賛され合格し、以後は国内を中心に演奏活動をしている。とりわけベー トーヴェンの音楽には造詣が深く、2005年からベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏に挑み、さらに2010〜11年には当企画である協奏曲全5曲 の室内楽版を演奏した。「スケール感と楽想の表現の両方を満足させる」(音楽の友誌)と評価され、今後、最も期待できる日本人ピアニストである。ヴァ イオリニストの佐藤久成とのCDアルバムをリリースしている。

ALT-248(2CD)
ワーグナー:楽劇『ラインの黄金』 ヴォータン:フェルディナント・フランツ
ドンナー:アンジェロ・マッティエルロ
フロー:ギュンター・トレプトウ
ローゲ:ヨーアヒム・ザットラー
ファーゾルト:ルートヴィヒ・ヴェーバー
ファーフナー:アルベルト・エメリッヒ
アルベリッヒ:アロイス・ペルネルシュトルファー
ミーメ:ペーター・マルクヴォルト
フリッカ:エリーザベト・ヘンゲン
フライア:ヴァルブルガ・ヴェーグナー
エルダ:マルグレート・ヴェート=ファルケ
ヴォークリンデ:マグダ・ガボリイ
ヴェルグンデ:マルガリータ・ケニイ
フロースヒルデ:ジークリンデ・ヴァーグナー
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ミラノ・スカラ座O&cho

録音:1950年3月4日、ミラノ・スカラ座
アナログ盤をカスタムバージョンアップしたレーザープレーヤーにて再生。驚異的な解像力にてフルトヴェングラーの名演が蘇ります。 この『ラインの黄金』は《ニーベルングの指環》4部作の序夜にあたり、1950年3月4日のライヴの記録です。第2次世界大戦後、ミラノ・スカラ 座ではナチ疑惑からカムバックしたフルトヴェングラーに対してドイツ・オペラの指揮を打診しました。それを受け、フルトヴェングラー自身の企画によって、 この大作の上演が実現しました。
※歴史的録音のためノイズが発生します。あらかじめご了承下さい。 (Ki)
ALT- 250
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
シベリウス:交響曲第5番 変ホ長調 Op.82
 悲しきワルツ Op.44-1
井上喜惟(指)ジャパン・シンフォニア

録音:2011年11月20日、第一生命ホール、ライヴ
オーケストラは巨大な室内楽」であるという、本来の原点に立ち返ることをポリシーに掲げている井上喜惟率いるジャパン・シンフォニアの期待の 新譜は名曲シューベルトの未完成交響曲とシベリウスの第5交響曲です。細部にまでこだわりをもち、透明感のある弦楽器と粒立ちの良い管楽器の鳴ら し方を聴くと、当オーケストラの音楽的な方向性の相互理解が充分に深められていることがわかります。ヨーロッパの香り深き演奏を聴かせてくれます。 ALTUSレーベルのプロデューサー斎藤啓介氏による優秀録音です。 (Ki)
ALT-251
ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 Op.27 井上喜惟(指)ジャパン・シンフォニア

録音:2012年4月28日、第一生命ホール、ライヴ
非常に丁寧な音楽作りで美しい響きに定評のある井上喜惟率いるジャパン・シンフォニア。シリーズ第6弾はラフマニノフの傑作、交響曲第2番ホ短調です。 「オーケストラは巨大な室内楽」をモットーにしている当オーケストラだからこその演奏で、弦楽器の鳴らし方の美しさはもちろんのこと、弦楽器と溶け合 うようで煌めくような管楽器の響きに感動せずにはいられません。指揮の井上喜惟をはじめ長い年月欧州で研鑽を積み演奏活動してきたプレーヤーだから こその本場仕込みの演奏を聴かせてくれます。同曲の決定的名盤登場と言えましょう!ALTUSレーベルの斎藤啓介氏による純粋録音、自信作です! (Ki)

ALT-252
寺下真理子〜デビュー
R.シュトラウス
:ヴァイオリン・ソナタ
イザイ:子供の夢
ブラームス:スケルツォ
クライスラー:プニャーニの様式によるテンポ・ディ・メヌエット
エルガー:愛の挨拶
マスネ:タイスの瞑想曲
寺下真理子(Vn)、鈴木慎崇(P)

録音:2012年6月、つくばノバホール
ベルギーで研鑽を積み、人気・実力ともに今、最も期待されている麗しきヴァイオリニスト寺下真理子が遂にCDデビュー!そのプログラムは大曲R.シュ トラウスのヴァイオリン・ソナタをメインに名曲イザイの子供の夢などの珠玉の小品を合わせたリサイタル形式となっております。繊細で透き通った音色が 魅力で全体を通し彼女の持ち味が発揮されています。今後の活躍が期待されるヴァイオリニストです!
■寺下真理子(Vn)
和歌山市出身。5歳よりヴァイオリンを始める。東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学器楽科ヴァイオリン専攻、ブリュッセル王立音 楽院修士課程卒業。93年、第1回五嶋みどりレクチャーコンサートに出演。96年、第50回全日本学生音楽コンクール中学生の部、大阪大会第2位受賞。 第8回および第10回、和歌山音楽コンクール第1位、市長賞、県知事賞受賞。97年、第2回宮崎国際音楽祭にて、故アイザック・スターン氏の公開 レッスンを受講。2002年、五嶋みどりデビュー20周年記念コンサートに出演。大阪NHKホールにて五嶋みどり、及川浩治の両氏と共演。2004年に は第2回東京音楽コンクール弦楽器部門第2位(ヴァイオリン最高位)受賞し注目を集めた。東京文化会館主催の「モーニングコンサート」「フレッシュ 名曲コンサート」等様々なコンサートに出演。ソリストとして、東京フィルハーモニー響、大阪フィルハーモニー響、関西フィルハーモニー O等と共演。小澤征爾主宰のサイトウキネン室内楽勉強会、別府アルゲリッチ音楽祭に参加。また、カルテット、ピアノトリオなど、室内楽の分野 にも精力的に取り組んでいる。08年には東京文化会館にてデビューリサイタルを開催し、好評を博す。これまでに、堀米ゆず子、岡山潔、大谷康子、漆 原啓子、田井美千代の各氏に師事。 (Ki)
ALT-253(2CD)
ウィーンフィル・ライヴ・エディションVol.21〜ムーティ
ハイドン:交響曲第48番 ハ長調「マリア・テレジア」
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
リッカルド・ムーティ(指)VPO

録音:1992年6月21日、ムジークフェラインザール・ライヴ(オーストリア放送協会)
当時の第1コンサートマスター、ヘッツェルは「1992年に行われるコンサートは全て創立150年記念コンサートだと考えて取り組んでいく」という意 気込みでありました。このような状況にあって、20年以上オペラ・コンサートの両面において固い信頼関係で結ばれてきたムーティにその重要なコンサー トの指揮をたくし、『事実上の首席指揮者』とする共同作業が動き出した時期の最も充実した瞬間といえるウィーン音楽祭千秋楽のディスク化です。なに よりムーティらしいヴァイオリン声部の輝かしい音色と美音。充実した低声部の躍動感が大いに楽しく、素晴らしい音質とともにヘッツェル時代最期のウィー ンフィルの音楽が楽しめます。ヘッツェルは、この演奏会よりしばらくしてハイキング中に事故で亡くなりました。ライナーノートはウィーンフィル研究家紺 戸淳氏の『ヘッツェル入団秘話』を収録。意外な事実にちょっと驚かされます。
ALT-255(2CD)
ウィーンフィル・ライヴ・エディションVol.22〜ムーティ
ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物 」序曲
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ヴェルディ:「運命の力」序曲
ライナー・キュッヒル(Vn)
ロベルト・シャイヴァイン(Vc)
リッカルド・ムーティ(指)VPO

録音:1975年4月3日NHKホール・ライヴ
!ムーティと思わずいいたくなるストレートな「新世界」も聴きものですが、名人キュッヒルとシャイヴァインをソロにしたてたドッペルコンツェルトが 貴重品!ウィーンの名人芸に心も溶かされてしまいかねない味わいでございました。75年ウィーンフィル来日といえばベーム翁の演奏にすっかり隠れていま したが、この溌剌たるムーティに体当たりでのぞむウィーンフィルの白熱演ぶりに興奮させられます。音質も大変良好です。 (Ki)
ALT-257

ALTSA-257
(1SACD)
シングルレイヤー
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 ギュンター・ヴァント(指)NHK響

録音:1979年11月14日、NHKホ ール
CD化の要望の多かった名演奏がついに発売。第2楽章も大変感動的ですが、両端楽章の迫力が尋常でなく、終楽章大団円での鬼気迫る演奏に完全ノッ クアウト。ティンパニーの野太い快打も忘れえぬ味わいです。 (Ki)

ALT-258
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」序曲
シューマン:交響曲第4番ニ短調
ギュンター・ヴァント(指)NHK響

録音:1979年11月21日、NHKホール
白熱的なベルリオーズも聴きものですが、シューマン4番の堂々あたりを払うたたずまいは当時のヴァントとN響ならではのものです。冒頭の深々とし た響きから一気に引きこまれ、第3楽章からの熱気が大変で金管の壮絶な見せ場もあり、とてつもない大演奏に仕上がっております。実に一聴の価値あ りで御座います。 (Ki)
ALT-259
ALTSA-259
(1SACD)
シングルレイヤー
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」op.68
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ギュンター・ヴァント(指)NHK響

録音:1982年4月2日、NHKホ ール
田園のあまりの品格の高さに陶然となりますが、曲趣が大いに盛り上がっても内声部の動きが手に取るように解り美しくも見事な名演奏です。「運命」 は当時のN響の豪快な持ち味が遺憾なく発揮され、第2楽章の高級なスケール感は無類、終楽章の鬼のような爆発的サウンドも圧巻。 (Ki)

ALT-260
ALTSA-260
(SACD シングルレイヤー)
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」ハース版 ギュンター・ヴァント(指)
NHK響

録音:1982年4月14日、NHKホール、NHKによる実況録音
頭のホルンも美しく、曲が進むほどにヴォルテージがあがっていき、激裂なハイヴォルテージの崇高な太団円で曲がとじられます。また第2楽章の切々 たる味わいは正に「秋の日のさびしさ」、ヴァントのブルックナーの内で最も熱い演奏の一つと申せましょう。録音も素晴らしく聴きやすい音質です。 (Ki)

ALT-261
ALTSA-261
(SACDシングルレイヤー)
シューベルト:交響曲第3番 ニ長調 D.200
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
ギュンター・ヴァント(指)
NHK響

録音:1983年12月8日、NHKホール、NHKによる実況録音
ブラームスは第1回目NDRのスタジオ録音同様の少し速めのテンポで始まり、やはり当時の燃えるN響の面目躍如で高揚感が素晴らしく、ヴァント ならでの緻密な表現がまた見事。終楽章コーダでもテンポを煽らぬ正統ながら一音一音ゆるぎなく、しかも高ヴォルテージで音が積み重なる様は圧巻で ライヴでも滅多にない大演奏です。真の聴きものと申せましょう。シューベルトの品格も見事。音質も納得のいく良音です。 (Ki)
ALTSA-262
(SACDシングルレイヤー)
ブルックナー:交響曲第8番 WAB108 ギュンター・ヴァント(指)
NHK響

録音:1983年12月15日、NHKホール、NHKによる実況録音
宇野功芳氏は「ヴァントが大化けする前の演奏だが晩年にまけない水準の高さだ。録音も優秀。楽器のバランスが最高!哀しいオーボエ、硬いティンパ ニ強打は硬骨漢そのもの、音楽は自然にながれながらすべてに意味があり、ブルックナーそのもの!」また金子建志氏は「ヴァントの十八番ということもあっ て、楽員も献身的に演奏しておりN響の盤歴全体でも最上位に位置づけられると思う」と激賞されております。2011年発売のCDはレコード芸術誌特選。 今回SACD用に新マスタリング。 (Ki)


ALT-263
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ブラームス:交響曲第2番
ブルーノ・ワルター(指)
フランス国立放送O

録音:1955年5月5日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ録音
「ことにこのディスクのブラームスはその燃え方が尋常ではなく、 これを私はフルトヴェングラー、ミンシュのそれぞれのライヴと並んで、 “炎の3大ブラームス”と呼びたい」―平林直哉

ALT-264
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
フリーメイソンのための葬送音楽K.477
交響曲第36番「リンツ」K.425
交響曲第39番変ホ長調K.543
ブルーノ・ワルター(指)
フランス国立放送O

録音:1956年6月14日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ録音
「最良の結果のひとつがこのディスクに刻まれたライヴで、 ここにはモーツァルトを、音楽を聴く喜びに満ちあふれている。」―平林直哉

ALT-265(2CD)
ハイドン:交響曲第96番ニ長調「奇蹟」
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
マーラー:交響曲第4番ト長調
ブルーノ・ワルター(指)
フランス国立放送O
マリア・シュターダー(S)

録音1955年5月12日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ録音
心臓発作(1957)発病前の元気なワルターの熱く濃厚な音楽が堪能できるフランス国立放送管との全記録。オリジナルの音源を使っての復刻は案外 少なく、久々の3公演揃っての完全版です。もちろん音の欠落もなく鮮度の高い大変良好な音質です。何より発作前のワルターの力強く、かつ味わいの深 い音楽が堪能できます。 (Ki)
「何しろワルターの気力は充実しており、音質も非常に鮮明で、指揮者の解釈が手に取るようにわかる」―平林直哉

ALT-267(2CD)
ウィーン・フィル/マーラー生誕百年記念祭
シューベルト:交響曲第8番「未完成」D.759
マーラー:子供の魔法の角笛〜第9番「トランペットが美しく鳴り響くところ」*
 リュッケルト歌曲集より〜第4番「私は仄かな香りを吸い込んだ」*
 交響曲第4番 ト長調*
ブルーノ・ワルター(指)VPO
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)

ライヴ録音:1960年5月29日/ムジークフェラインザール・ライヴ(モノラル)
「過去に出たディスクとは比較にならないほど情報量が多い。そのためウィーン・フィルが万感の思いをこめて吹いている様子が如実にわかり実に感動 的である。神々しいと言っても過言でない。今回の復刻に改めて感謝したい。どこを取っても信じがたいほど素晴らしい響きだが、個人的に打ちのめされ たのはマーラーの第3楽章である。ここはウィーン・フィルが、それこそ身も心も美の女神にゆだねながら演奏している、とてつもなく美しい場面である。」 〜平林直哉
「ワルターと私たちがシューベルトの未完成とマー ラーの交 響曲第4番のリハーサルをしていると、あの 幸福に満ち足りた感情が戻ってきた。私の若い時代に はこんなふうに音楽演奏が行われていたのだ。私に過 去を呼び戻してくれた彼に対して、時間は何の手出し もできなかった」 (元ウィーン・フィル楽団長・元ウィーン・フィル第2ヴァ イオリン首席奏者 オットー・シュトラッサー)

ALT-271
マーラー:交響曲第5番 ミヒャエル・ギーレン(指)
ザールブリュッケンRSO
(現ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送PO)

録音:1971年2月11,12日、ザールブリュッケン・コングレスハレ(ステレオ・ライヴ)
41歳のギーレンが感傷に流されない演奏を固く肝に銘じていた頃のマーラー。ギーレンの自薦録音とのことです。感覚的にはドライに感じられますが、厚化粧の音像に塗り替えることを徹底的に避けているだけで、フレージングの端々には強烈なこだわりと共感が迸り、決して無気質な演奏に陥っていない点が、不思議な余韻に繋がっています。ギーレンが全曲中最も心血を注いだと思われるのが第4楽章。オケの響きが、後年のスクロヴァチェフスキとの演奏を知っている耳には素朴で人間臭さを感じますが、その持ち味と潜在的なアンサンブル能力の高さ、それにギーレンの妥協のない和声ブレンドの妙味が渾然一体となって心に染み入ります。【湧々堂】

ALT-272(2CD)
ミケランジェリ/グランジュ・ドゥ・メレ・ライヴ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番
シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番イ短調 Op.164/D.537
ドビュッシー:「映像」第2集〜第1曲「葉ずえを渡る鐘の音」、
「映像」第1集〜第2曲「ラモーをたたえて」&第1曲「水に映る影」
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P;ベヒシュタイン)

録音:1975年6月26日、グランジュ・ドゥ・メレ(ステレオ・ライヴ)
※正規盤初出
驚くことにミケランジェリがベヒシュタインを弾いた唯一のディスクが発売されます。この音楽祭に関わった久保木泰夫氏によると『ベヒシュタインのピ アノを弾くミケランジェリを聴くのは恐らく誰もが初めてだろう。この繊細な音色と優美な響きが魅力のベヒシュタインを慈しむように弾くその姿はエレガン トそのものである。いつものテンポよりかなり遅めのテンポで弾くシューベルトやベートーヴェンでは間の取り方も一風変わった今までに聴いたことのない 演奏である。そして美の極致となるショパンの葬送行進曲の敬虔で堂々とした中間部の繰り返しで聴衆席を一瞥するミケランジェリの忘れ難い恍惚の表情 には最上の美を共感できる歓びに満ちあふれていた。』と評される極上の演奏会の大変貴重なドキュメントです。 (Ki)
ALT-274
ミケランジェリ/1965年初来日の記録
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』Op.73
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
イントリッヒ・ローハン(指)読売日本SO

録音:1965年3月13日東京文化会館(モノラル・ライヴ)
当時読売新聞社が全力を挙げて招聘したミケランジェリは東洋初登場ということもあり音楽界のみならず文学界にも波紋を投げかけたようで加藤周一、 大岡昇平といった人たちも演奏のインパクトをつづった文章を発表したり、と大いに盛り上がりをみせました。音楽評論家遠山一行氏は「ミケランジェリ を聴いた。聴き終わっていわば茫然として会場をでた」と語っていたように多くの専門家もショックをかくせないものであったようです。当時の熱気を伝え る素晴らしい一枚です。音質はモノラルながら良好です。 (Ki)

ALT-275
加藤昌則:歌劇「白虎」(台本:宮本益光) 指揮・芸術監督:佐藤正浩、演出:岩田達宗、制作統括:石原貴之
飯沼貞吉(テノール):経種廉彦、飯沼貞雄(貞吉)(バス): 高橋啓三、西郷頼母(バリトン): 黒田博、西郷千重子(ソプラノ): 腰越満美
オペラ白虎cho、
オペラ白虎特別編成オーケストラ

エグゼクティブプロデューサー:池田卓夫
録音:2012 年7月29日、會津風雅堂(ライヴ)
新作・世界初演。有名な史実である白虎隊の集団自決をあつかっております。生き残った飯沼貞吉にスポットをあて、恭順説を説いた筆頭家老・西郷頼母を伯父に持つ彼が、会津武士の生き様と頼母の生き様、その両者の葛藤の先に見出した答えとは。また白虎隊の集団自決と同様に有名な、西郷邸での女たちの集団自決の様子も描かれています。当時の会津武士の、什の掟に代表されるような教えは、貞吉ら白虎隊隊士にどのような影響を与えていたのか。キャストを最小化し、飯沼貞雄(もとは貞吉。後に貞雄と改名)の回想録として物語を展開。合唱(コロス)が、会津の人々、西軍、語り部などとして重要な役割を担っております。また日本語の発声が出演者全員見事でテキストなしに内容が理解できるのも嬉しい処です。 (Ki)
■作曲者 加藤昌則(かとう まさあき)
1972年神奈川生まれ。東京芸術大学作曲科を首席で卒業。海外オーケストラからの委嘱も多く、現在最も活躍する作曲家の一人。美しくわかりやすい作風が人気。
ALT-276(5CD)
ウィーン芸術週間1960/ベートーヴェン:交響曲全曲演奏会

(1)交響曲第1 番ハ長調 op.21
(2)交響曲第2 番ニ長調 op.36
(3)交響曲第3 番英雄」
(4)交響曲第4 番変ロ長調 op.60
(5)交響曲第5 番「運命」
(6)交響曲第6 番「田園」
(7)交響曲第7 番イ長調 op.92
(8)交響曲第8 番ヘ長調 op.93
(9)交響曲第9 番合唱」
(10)「エグモント」序曲
(11)「プロメテウスの創造物
(12)序曲「コリオラン」序曲
オットー・クレンペラー(指)
フィルハーモニアO

録音:(1)1960年6月7日
(2)1960年5月29日
(3)1960年5月29日
(4)1960年5月31日
(5)1960 年5月31日
(6)1960 年6月2日
(7)1960年6月2日
(8)1960 年6月4
(9)1960年6月7日
(10)1960年5月31日
(11)1960年6月2日
(12)1960年6月4日
32bit Digitall Remasterd
クレンペラーはベートーヴェンの交響曲全曲をツィクルスで演奏することにこだわりがあり、フィルハーモニアとも3回目のそして海外で初めての挙行と なったのがこの1960年ウィーン芸術週間でありました。この圧倒的大成功をおさめたこの演奏会を当時聴いていた外山雄三氏は「指揮はクレンペラーで すばらしかった。フィルハーモニアというのも我々がレコードで聴くのと全く同じ音ですよ。非常に艶がある。ツヤツヤしている。あんな艶のあるオーケスト ラは聴いたことがない。それにアンサンブルが完璧です。クレンペラーは非常に偉大な人格だから、かれの人間でもっても非常にすばらしい演奏になるの です」(レコード芸術S35年8月)と激賞されておりました。実際今きいても異常な緊張感と迫力にあらためてクレンペラーの偉大さを思い知らされまし た。肝心の音質も過去に出たものと比べてみましたが、そうとう優れております。演奏の凄さが音質の良さも手伝い感銘度のかなり高いディスクにしあがっ ております。 (Ki)


ALT-281
インスパイアー・トゥー/フロム・バッハ
バッハ:トッカータとフーガ BWV565 ニ短調(ブゾーニ編曲)
トッカータ BWV911 ハ短調
ラインケン作《音楽の園第1番》によるソナタ イ短調 BWV965
カンタータ第106番 「神の時こそ、いと善き時」〜前奏曲 BWV106(ズヴェティスラフ・スタンチッチ編曲
「主よ、人の望みの喜びよ」(マイラ・ヘス編曲)
管弦楽組曲第2番〜ディネリエ ロ短調
黒岩悠(P)

録音:2013年5月28-30日、三鷹芸術文化センター 風のホール
Altus green serisより期待のピアニスト黒岩悠がCDデビューです。黒岩悠は幼少の頃より音楽環境に恵まれ(父は指揮者の黒岩英臣)、その類ま れな才能は多くの音楽家からも注目されておりました。この度、満を持てのデビュー・アルバムをリリースとなります。イタリア、ドイツで研鑽を積んだ黒 岩のピアノは研ぎ澄まされた繊細なタッチで、当バッハの様々な鍵盤楽曲、編曲集で鮮烈な演奏を披露しております。今後の演奏活動も注目の演奏者です。
「無条件に才能のあるこの若いピアニストに関して先ず初めに申し上げたいことは、演奏家として彼は極めて独創的な思考の持ち主である、という事です。 現在の楽壇でいわゆる大家と呼ばれる音楽家たちがともすれば陥りがちな「規格化」された作品の解釈には彼は疑問を投げかけることを全面的に肯定し ないまでも、その捉え方、考え方はとても興味深く、新鮮で、彼が持つ美意識の多様性を物語っております。悠が楽器を自由自在に操る高いテクニックを 駆使できることを考慮して、CDがリリースされた時点で聴衆からの支持を得られることを期待しております。」(ライナーノーツより レオニード・マルガ リウス教授)

■黒岩悠(くろいわ はるか)〜プロフィール
東京都三鷹市出身。音楽家の一家に生まれ5歳より桐朋学園音楽教室にて吉田文子氏に師事しピアノを始める。東京音 楽大学附属高校にて弘中孝、宮崎和子の両氏に師事。在学中特待生奨学金を受ける。その後渡欧しイタリアのイモラ国 際ピアノアカデミーにて研鑽を積む。フランコ・スカラ、故ラザール・ベルマン、ボリス・ペトルシャンスキー、レオニー ド・マルガリウス、セルケイ・ババヤンに師事した他、イーヴォ・ポゴレリッチ氏より教えを受ける。A.ナポリターノ国際 ピアノコンクール第3位、アンドラ公国国際ピアノコンクールディプロマ賞、AMAカラブリア国際コンクールディプロマ賞、 マルサラ国際コンクール第3位、パドヴァ国際コンクール優勝、大曲新人音楽祭グランプリ他で入賞、優勝など受賞多 数。これまでストレーザマッジョーレ湖音楽祭、ギスランディ国際音楽祭、イモラ音楽祭、MOZART-SCHUBERT音楽 祭、チヴィタ音楽祭、ミラノYAMAHA-ITALIAなどでリサイタルを行う他ルーマニア国立バカウシンフォニーオーケストラ、 モルダヴィア共和国ナショナルオーケストラ、ザグレブ弦楽四重奏団、ロヴェレート室内オーケストラ、ブランデンブルグ 交響楽団他と共演。イタリア、ドイツ、イギリス、クロアチア、韓国、日本各地でリサイタル、室内楽、コンチェルトなど と演奏の形態は多岐に渡る。

ALT-282
ルーセル:交響曲第3番 ト短調 Op.42
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

録音:1974年10月23日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
※正規初出
冒頭から音の美しさに釘づけとなる高音質な名演奏です。『チェリビダッケの音楽は不思議とリラックスさせてしまうアンサンブルが魅力なのだがフラン ス国立との演奏はそれに緊張感が加わっている。しかしなんと弾力的で表情豊かな音楽をするのだろう。』(音楽評論家・鈴木淳史 )

ALT-283(2CD)
シェーンベルク:6つの管弦楽伴奏つき歌曲Op.8*
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ベートーヴェン:交響曲第7番
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番
ミヨー:ブラジルの郷愁〜第11曲「ランジェイラス」
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ストラヴィンスキー:小管弦楽組曲第2番〜ギャロップ
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O
コレット・ヘルツォーク(S)*

録音:1974年9月17日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
※正規初出
未完成やベートーヴェンのほか、ミヨーや調性音楽期の美しい作品のシェーンベルクまでも収録した盛りだくさんの内容。ストラヴィンスキーなどもアン コールならではの白熱ぶりがたのしめますが、さすがチェリ緻密な美しさに心打たれます。録音も大変良くたのしめます。 (Ki)

ALT-285
ALTSA-285(1SACD)
シングルレイヤー
ブラームス:悲劇的序曲 Op.81
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調『皇帝』 Op.73*
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O,
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)*

録音:1974年10月16日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
“終楽章必聴!ミケランジェリだけが可能な驚異の「皇帝」!”
フランス国立放送管の創立40周年特別公演のライヴ録音。ブラームスでは、Alutsから発売されているシューリヒトの名演奏と同様、透明感と色彩を湛えたオケの特性が最大に発揮され、パリ音楽院管の影に隠れて見落とされがちな個性的な響きの魅力を改めて痛感させられます。ここでのチェリビダッケの芸風は、晩年のミュンヘン時代の大伽藍モードに入る前なので、物々しいサウンドを排除して、極限まで室内楽的な精緻さを追求しており、その点でもオケの特性が功を奏しています。特に中間部の木管のフレーズの明るく抜ける響きと弦の至純さが織りなすハーモニーの美しさは格別。9:23からの弦のピアニッシモの透徹ぶりも、1970〜1980年代チェリビダッケを象徴するもの。
そして、驚愕の「皇帝」!ミケランジェリは例によって第1楽章冒頭からアーティキュレーションが明確で、推進力を湛えつつも勢い任せの感は皆無。6:33からの左手声部の刃こぼれのなさも驚異的ですが、再現部冒頭の一瞬にして大理石の塔を打ち立てるような堅牢な凄みは比類なし!第2楽章は透徹美の極みですが、ミケランジェリのタッチは常に光に満ちながら毅然と立ち、そこから厳かな品格が放たれます。3:21以降をこれほど確信を持ってフォルテで通した演奏も稀でしょう。その内的なヴォルテージが更に開花するのが終楽章。これこそ「皇帝の中の皇帝」!冷徹なイメージが強いミケランジェリですが、聞こえない音符などどこにもないこの演奏に触れると、完璧な技巧と一体化した音楽への熱い没入ぶりに戦慄さえ覚えます。【湧々堂】

ALT-286
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル/
大阪ライヴ1977年

ウェーバー:歌 劇「オベロン」序 曲
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」〜客の退場、夜、ネズミの出現/くるみ割り人形とネズミの戦闘、くるみ割りの勝利と王子への変身/冬の森/雪片のワルツ/パ・ド・ドゥ/終曲のワルツ
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1977年10月8日大阪・フェスティバルホール・ステレオ・ライヴ
※アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ・アーカイヴ音源使用
ムラヴィンスキーとレニングラード・フィル3回目の来日ツアーは1977年10月に行なわれましたが、8日に大阪フェスティバルホールで行なわれた公 演がホールの専門技士によって許可を得て記録録音されていました。いずれもファンの間で伝説と化していた音源で、鮮明なステレオというのも衝撃です。 シューベルトの「未完成」は、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルによるいくつかの録音が存在しますが、デリケートなニュアンスはこれが一番明瞭。 強い緊張感に貫かれながらも、刻々と変化するニュアンスと温かな人間性に感動させられます。平林直哉先生執筆の解説中に、「「未完成」の冒頭の最弱 音を聴いただけでも、尋常でないことがわかる」という言葉通りの、人間業を超えた演奏を目の当たりにできます。
「くるみ割り人形」もムラヴィンスキーの選曲による組曲ですが、後期の交響曲に匹敵する大きな音楽と盛り上がりで身動きがとれなくなります。ことに徐々 に盛り上がる「パ・ド・ドゥ」は息もつけぬ至福の6分間を味わえます。 (Ki)

ALT-287
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル/ウィーン・ライヴ1978年
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1978年6月12、13日ウィーン楽友協会大ホール・ステレオ・ライヴ(ウィーン芸術週間)
※アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ・アーカイヴ音源使用
これは超弩級の衝撃盤。ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルは1978年6月にオーストリア・ツアーを行ない、12、13両日にウィーン楽友協会大ホー ルでチャイコフスキーとショスタコーヴィチのともに交響曲第5番を演奏しました。これらはドイツ・オイロディスクからLP発売され、さらに日本のビクター からもLP、ついで1985年にCD発売されましたが、いずれも不鮮明な音質なゆえ、ファンにいささか不満を残したものでした。それを今回、ムラヴィ ンスキー未亡人所蔵の音源から新マスタリングを施し、本来の驚くべき姿で出現しました。
当時のレニングラード・フィルは、ムラヴィンスキーの徹底的な訓練により、超人的とも言える演奏技術を修得していました。それと同時に、オーストリ ア放送のエンジニアの想像を超えるダイナミックレンジの広さを備えていたため、何らかの操作を加えられ、レコードの枠に入りきれないエネルギーが惜し くもカットされていたようです。
今回新音源を駆使してダイナミックレンジも元の状態で再現、さらに旧盤でノイズを抑えるために不鮮明となった音質も原音に戻した結果、信じ難いほ どの名演が姿を現しました。あまたあるムラヴィンスキー&レニングラード・フィルのチャイコフスキー「交響曲第5番」中でもダントツの凄さ。ライヴと は思えぬ完璧なアンサンブルはもとより、第2楽章後半の盛り上がり、第3楽章の弱音のニュアンス、フィナーレの盛り上がりいずれも金縛りにあうこと 間違いなしの神憑り的演奏で、聴き終わった後に立ち直れないほど。これぞムラヴィンスキー芸術の極み、彼らの凄さを再認識できる、必携のアルバムの 出現です。 (Ki)

ALT-288
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル/ウィーン・ライヴ1978年
ウェーバー:歌 劇「オベロン」序曲
ブラームス:交響曲第2番
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1978年6月13日(ウィーン芸術週間)/ウィーン楽友協会大ホール・ステレオ・ライヴ
*アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ・アーカイヴ音源使用
ムラヴィンスキーによるブラームスの交響曲録音はさほど多く残されてなく、第2番は1978 年4月29日のレニングラード・ライヴと、この1978年6月13日のウィーン・ライヴしか入手できませんでした。しかし、後者は発売当時の音質に落 胆したファンにとり、俎上に乗せる対象とされてこず、事実上レニングラード・ライヴが唯一の存在のようになっていました。ゆえに、音質が改善され真の 姿が浮かび上がったウィーン・ライヴの登場により、ムラヴィンスキーの「ブラ2」の凄さを初めて実感できるようになったと申せましょう。
まず驚かさせられるのは、驚異的なダイナミックレンジの広さ。フィナーレ冒頭の弱音とコーダにおける想像を絶する巨大さとの対比、それも先へ行く に従いどんどん熱を帯びて調子があがっていく様を当時の観客と共有できます。さらに第2楽章の中間部から終りまでの恐ろしいまでの充実度、ムラヴィ ンスキーの神業に震えがくる思いがします。
興味深いのが、まぎれもないブラームスの音楽でありながら、チャイコフスキーを思わす部分が多々あること。第1楽章終結部のはずむようなリズム感、 また第3楽章中間部の木管の軽やかなアンサンブルなど、バレエ指揮で鍛えたムラヴィンスキーならではの独特な解釈にうならされます。また、全体に音 色が透明で、ことに弦楽の冷たい響きはロシア音楽のように聴こえます。まさに「ロシアの大指揮者の目を通したブラームス」として目から鱗が落ちる思 いがします。とにかく誰にも真似のできないムラヴィンスキーの「ブラ2」、超オススメです。 (Ki)

ALT-289
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル/ウィーン・ライヴ1978年
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1978年6月12、13日(ウィーン芸術週間)/ウィーン楽友協会大ホール・ステレオ・ライヴ]
*アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ・アーカイヴ音源使用
ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが、ウィーン楽友協会大ホールで1978年6月12日と13日に行なったコンサート・ライヴ。この時の録音 がかつてLP、CDでリリースされた際、シューベルトの「未完成」とショスタコーヴィチの交響曲第5番は、同日のチャイコフスキーの交響曲第5番やブラー ムスの交響曲第2番に比べれば、録音の不鮮明さが少ないとされてきました。しかし、今回新音源からのマスタリングで、その驚くべき実像が明らかにな りました。
両曲ともムラヴィンスキーとレニングラード・フィルによるいくつかの録音が存在しますが、このアルバムは本当に凄いです。「未完成」第1、第2楽章 両者冒頭の緊張感に満ちた弱音とそのニュアンス、展開部等でみられる徐々に音量を増していく際の、恐ろしいまでの厳しさ、そして第2楽章終結部の天 国的な清明さなど、神の手以外に考えられない至芸。ショスタコーヴィチの5番も、冒頭から異様な緊張感に満ち、強音では牙をむくような激しさ。全 体にスピード感に満ちていますが、どんなに細かなパッセージも1つの楽器が奏でているようなアンサンブル能力が超絶的。ムラヴィンスキーの本当の凄 さを実感させてくれます。 (Ki)


ALT-290
32 bit Digitally
Remasterd
シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1953 年 5月14日
使用機材:Cartridge: Elac Mst-1 Diamond Stylus Turntable: Elac Miracord 10H
Phonoequalizer: Emotion-1monoS (vintagejoin) Equalization Curve: FFRR
■制作ノート〜金子学(ベーレンプラッテ)
この名演が録音されたベルリンのイエス・キリスト教会ベルリンの市内交通の中心、ZOO(動物園)駅から地下鉄で15分ほどのTHIELPATZ駅を降りて 徒歩で5分ほどのところにある小さな教会がそれである。1944年の空襲で、旧フィルハーモニーが跡形もなく破壊されてしまったベルリン市内では、ベル リンフィルのコンサートはもっぱらティタニア・パラスト(映画館)で行われていた。いかしながら、音響は映画館のそれであるので、録音には全く不向きであっ た。そこで、カイルホルツをはじめとする録音スタッフは、このダーレム地区にある近代的な教会に白羽の矢を立てた。事実、この教会でのオーケストラ録 音を聴くと、癖がなく重厚なサウンドの中から音楽のディテールがよくわかる素晴らしい音響にいつも引き込まれてしまう。「新フィルハーモニー」が竣工し てから10年以上経っても、ここをメインの録音会場にしていたことや、放送やCD録音用スタジオとしてもここが使われていることからもここのアコースティッ クがいかに優秀かうかがい知れる。さて、今回復刻に使用したレコードは、10インチの「LP33」とレーベル面に印刷されている初期レコードである(こ の頃は、SPレコードと同時発売されたため、再生時注意を促す意味でLP33の文字が金色で印刷されている)。今回私たちが復刻したCDから、フルトヴェ ングラー晩年の解釈、そして、廃墟から録音会場を見つけ出してまで彼の演奏を残そうとした録音スタッフの心意気を感じていただくことができれば、まこ とに幸いである。

■盤おこしに関して〜喜代門 守 [きよと まもる](VINTAGE JOIN)
DGGの初期の録音は、厳密には違うのですがFFRR、その後NABが使われているようです。実際にFFRR、NABでの聴き比べをしてFFRRの方が木管が綺麗に出て響きも良く、フォルテッシモ時の音もホールの響きからすると自然なのでこちらを選択しております。カートリッジの調整としては、この盤の音にあったスタイラスを選別しております。ダイヤモンド針、サファイヤ針、そして天然ゴム、合成ゴムダンパーの組み合わせにて10本以上のスタイラスよりセレクトしていきます。今回はダイヤモンド+合成ゴムダンパーの組み合わせとなりました。針圧は3~6gと少しずつ重くしていきながら、フォルテシモの音が潰れないようにあわせて行きます。盤も枚数より聴き比べて、音の輪郭が出ている盤をセレクトして使用しております。イエスキリスト教会の空気感が少しでも感じて貰えれば幸いです。録音は電圧も安定する深夜から朝にかけて行っております。
ALT-291
32 bit Digitally
Remasterd
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」Op.68 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO

録音:1952 年11 月24,25日
使用機材:Cartridge: Elac Mst-1 Diamond Stylus Turntable: Elac Miracord 10H
Phonoequalizer: Emotion-1monoS (vintagejoin) Equalization Curve: FFRR
■制作ノート〜金子学(ベーレンプラッテ)
私は、このフルトヴェングラーとウィーン・フィルが演奏する「田園」の初期版を以前、ドイツ、フランス、イギリスそしてこのオーストリア盤とで聴き比べ たことがあった。私個人の見解であるが、各国盤の音質をひとことであらわすと、ドイツ盤は重厚、イギリス盤は上品、フランス盤は華麗といったところで あろうか。さて今回のオーストリア盤であるが、全体の印象は重めのサウンドはドイツ盤に近いが、音の艶っぽさという点ではこの盤がほかの国の盤を圧倒 していると思った。しかしながら、かなりのマニアの方でも、このオーストリア盤を実際に聴いたことのある方は少ないのではないか? 幸い私のところには、 3枚のストックがあったので、それらを入念に試聴してプレス状態やコンディションがベストの一枚を選び出した。その後、さらに数回の試聴を重ね、イコ ライザーカーブは、FFRRを採用した。ほかのLPやCDでこの演奏を聴いたことがある方でも、このオーストリア盤を聴くことで、この演奏のもつ別の美 しさにきっと気づくことであろう。それほど、アナログの世界は奥が深い。

■盤おこしに関して〜喜代門 守 [きよと まもる](VINTAGE JOIN)
希少な HMV オーストリア盤 3 枚より音を聴いてセレクトしております。同じマトリックスの物ですが、出てくる音は盤によって全然違います。まずは何度も 聴いて盤質の音の出方の違い、ノイズの入り方、そしてVPOの流れるような気持ち良いサウンドを意識して盤のセレクトをしていきます。機材のセレクト も同じです。ターンテーブルはElacのアイドラープレーヤーのElac Miracord 10H(1962年)、カートリッジはElacのMST-1(mono1955年)を使 用しました。アイドラーの力強い音質、モノラルの音圧にも負けない太いアームが特徴です。MST-1は出力が約22mVもあります。フォノアンプやプリア ンプで増幅された音ではなく、カートリッジにて大きく発電する音の密度が感じられるカートリッジです。ピアニッシモ時の空気感も出せるようにスタイラス のチップはダイヤモンドかサファイヤか?ダンパーは天然ゴムか合成ゴムか?などの選抜をしてダイヤモンド+天然ゴムダンパーのスタイラスをセレクトしまし た。針圧も3gから徐々に重くしていき、この盤とのマッチングをとっております。イコライザーカーブはFFRR,NABを聴き比べし、ベーレンプラッテの金 子氏との打ち合わせにてFFRRを採用しております。カーブの選別をする際には、木管、金管の音が分かりやすいので、響き、音の余韻、消え方がいかに ホールに馴染んでいるか、自然か?に重きを置いて判別しております。録音は電圧も安定する深夜から朝にかけて行っております。

ALT-292
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調「田園」
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」〜ロシアの踊り/乳母の踊り/熊を連れた農夫の踊り/行商人と二人のジプシー娘/御者と馬丁たちの踊り
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

録音:1974年2月6日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
音源提供:フランス国立視聴覚研究所
質大変良好。『私たちが「田園」という言葉や作品への先入観から想像する穏やかさ、ゆるやかさはこの演奏には無縁である。ペトルーシュカは色彩がはじけ飛ぶよう、それだけに暗転したときの闇がいっそう生きてくる。』(許光俊)
ALT-293
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
ミヨー:ブラジルの哀愁Op.67b
レスピーギ:交響詩『ローマの松』P.141
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

録音:1974年2月15日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
音源提供:フランス国立視聴覚研究所
音質大変良好。『ブラームスは、ラテン的な音色が冴えに冴え透明感と生気に満ちたすばらしい演奏である。「ローマの松」は希有の中の希有な演奏だ』(許光俊)
ALT-294
シューベルト:『ロザムンデ』序曲D.797
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104*
デュティユー:メタボール
ピエール・フルニエ(Vc)*
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

録音:1974年10月2日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
音源提供:フランス国立視聴覚研究所 
音質大変良好。この録音では、チェリビダッケならではの純粋なハーモニー感覚がよく聴きとれるのがありがたい。(許光俊)

ALT-294
シューベルト:『ロザムンデ』序曲D.797
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104*
デュティユー:メタボール
ピエール・フルニエ(Vc)*
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

録音:1974年10月2日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
音源提供:フランス国立視聴覚研究所 
“チェリの冷静さをよそに、なぜか燃え盛るフルニエ!”
チェリビダッケの晩年に差し掛かる前の、室内楽的な響きヘのこだわりが色濃く反映されています。
「ロザムンデ」は、序奏の短調がこれほど物悲しく響いたのは稀で、主部はリズムは沸き立つものの、どこかその暗さを引きずるような風情。そこへ光をもたらしているのがオケの透明で明るい響き。ドヴォルザークの伴奏でも、チェリの透徹モードは変わらず、いつも端正なフルニエのチェロが、これほど男性的で抉りの効いた演奏に感じることも珍しいでしょう。しかし聴き進むうちに、このフルニエのアグレッシブさは、チェリビダッケの音楽作りとの対比から来るのではなく、フルニエ自身がいつになく燃えていることに気付かされます。終楽章冒頭など、いきなりたたみ掛けるような推進力を見せ、フレージングは常に切迫しており、表情はどこを取っても濃密。理性は二の次といった没入ぶりが感動を誘います。何種類もあるフルニエの同曲録音の中でも、これは明らかに異色の名演奏です。
「メタボール」は、チェリが許容できるぎりぎりの現代音楽なのでしょう。響きを徹底的に制御し、「軋み」を整理し尽くすことで、単なる放射的な音の塊ではなく、独特の澄んだ色彩感を生み出している点ている点にご注目を。【湧々堂】

ALT-295(2CD)
シューベルト:6つのドイツ舞曲、
 交響曲第5番
J・シュトラウス:「こうもり」序曲、
 『ウィーンの森の物語』、
 フィガロ・ポルカ、
 ピツィカート・ポルカ、
 トリッチ・トラッチ・ポルカ、
 皇帝円舞曲
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

録音:1973年12月30日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
これくらい誰が聴いても驚くような、インパクトがある演奏もあまりないかもしれない。聴き飽きるほど聴いた作品が完全に別の音楽として目の前に立ち 現われてくる、その衝撃。これはワルツそのものであるより、ワルツの夢だ。―許光俊

ALT-296(2CD)
モーツァルト:レクイエム.ニ短調 セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O
アーリーン・オジェー(S)
グーリ・プレスナー(C.A)
アダルベルト・クラウス(T)
ロジェ・ソワイエ(Bs)
ジャン・ポール・クレダー(合唱指揮)、
フランス国立放送Cho

録音:1974年2月22日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
つまるところ聴衆も演奏家も視界に入らず、無心に音の彫刻に勤しんでいるようなまるで精緻な室内楽のような「レクイエム」がこれなのである ―許光俊

ALT-297(2CD)
ウェーバー:『魔弾の射手』序曲
ハイドン:交響曲第102番
シューマン:交響曲第2番
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

録音:1974年2月27日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
一聴すればわかるように、このシューマンは実に熱っぽく、おなじみのチェリビダッケの叫び声があちこちで聞こえてくるが、3楽章ではじっくり耽美的 に歌い、驚くほどのカンタービレも聴かせ、ほとんどセンチメンタルと言ってよいほどだ。―許光俊
ALT-298(2CD)
伊福部昭〜ピアノアルバム
ピアノ組曲 (1933)【1. 盆踊/2. 七夕/3. 演伶/4. 佞武多】
映画音楽「佐久間ダム」 (1954-7)
映画音楽「その壁を砕け」No.7 (1959)
日本狂詩曲(作曲者編) (1935 / 2004)
映画音楽「二人の息子」No.24 (1961)
バレエ音楽「盆踊り」(アレクサンドル・チェレプニンと共作)(1938)*
映画音楽「渚を駆ける女」No.7 (1964)
SF交響ファンタジー第1番(石丸基司編)
聖なる泉〜「モスラ対ゴジラ」より(1964)
高良仁美(P)、
河野玲子、板橋享子(Perc)*

録音:2014年2月28、30、31/府中の森ウィーン・ホール
伊福部昭といえば、まず原色的で力強いオーケストラ曲のイメージがあります。実際、作品表にはオリジナルのピアノ・ソロ曲として、初期の「ピアノ組曲」 しか見当たりません。しかし最晩年に初期のオーケストラ曲「日本狂詩曲」を自らピアノ用に編曲したもの、あるいは映画音楽の中にもピアノ・ソロの楽 曲があります。それらをすべてまとめた好企画の登場です。
何よりの注目は、伊福部昭と師アレクサンドル・チェレプニンの共作によるウィーン・ロシア・バレエ団のための幻のバレエ音楽「盆踊り」の世界初録音。 伊福部の作品表に載っているものの、実体のわからない謎の作品とされていました。七夕とお盆にまつわるジャポニスム風な筋で、チェレプニンが伊福部の 「ピアノ組曲」や「日本狂詩曲」をもとに打楽器を加え編曲した興味深い音楽で、完全にチェレプニンのピアニズムとなりオリジナルの「ピアノ組曲」や 伊福部自編の「日本狂詩曲」との違いに驚かされます。
人気の「SF交響ファンタジー第1番」は伊福部の愛弟子・石丸基司によるピアノ独奏用編曲。この編曲は高良仁美に捧げられています。高良仁美は、 広上淳一指揮日本フィルの同曲録音(キングレコード)の際、オケ内ピアノ・パートを受け持った因縁ある作品でもあり、肘のクラスターなどが、ALTUS ならではの録音の良さで凄まじい効果をあげています。最後にアンコールとして弾かれる「聖なる泉」の崇高さ、清純さは涙なくしては聴けません。
沖縄出身の高良仁美は、同郷の女性作曲家・金井喜久子作品の録音で話題を呼んだピアニスト。アレグロ系、原色系音楽に巧さを発揮するだけに、 伊福部作品はピッタリ。これまで聴いたことのないような生命力とエネルギーに言葉を失う、凄い演奏です。伊福部昭のピアノ音楽の魅力を再発見させて くれます。 (Ki)


ALT-300
アルゲリッチとチェリビダッケ
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』組曲第2 番Op.64よりモンタギュー家とキャピュレット家/少女ジュリエット/別れの前のロメオとジュリエット/アンティーユ諸島から来た娘たちの踊り/ジュリエットの墓の前のロメオ/タイボルトの死
マルタ・アルゲリッチ(P)
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

録音:1974年5月19日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
アルゲリッチとチェリビダッケ伝説のシューマンのピアノ協奏曲が日の目を見ました。どちらのリリースでも大ニュースとなる大物の 奇想天外な共演が、マスターテープからの復刻なので、冷静でいることが不可能と申せましょう。
シューマンの協奏曲はアルゲリッチの十八番で、1952年のブエノスアイレスでのライヴから、2010年のアルミンク&新日本フィルのライヴまで10種 類以上のディスクが存在しますが、この演奏はそのなかでも飛びぬけて凄い出来となっています。
当時アルゲリッチは33歳、出だしのカデンツァから魔術全開で、ライヴで乗った時特有の音楽への没入ぶりに驚かされます。ことに第1楽章半ばの「ア ンダンテ・エスプレッシーヴォ」でのねっとりとした音色の歌い回しは、アルゲリッチにしかできない神業。ピアノとオーケストラが穏やかに対話する第2 楽章は、瞑想的なチェリビダッケと感覚的なアルゲリッチの個性の違いが面白さ満点。さらに驚くほどの生気に満ちたフィナーレなど、あまりの素晴らしさ に声を失うほど。ライヴで燃える彼女の良さが最高度に発揮されていますが、おそらくチェリビダッケの要求からか、通常よりかなり抑制が利き、それがかえっ て多彩なニュアンスを生む結果となっています。
チェリビダッケによるオーケストラ・パートも、驚きのひと言につきます。シューマンのオーケストラ・パートがこれほど透明に聴こえるのは稀で、さら に第3楽章の変拍子的な難所をはじめアルゲリッチにピッタリ付けて、完璧主義者の面目躍如たる指揮ぶり。あくまでもアルゲリッチを主役に立てつつも、 しっかりと充実したチェリ節を味わわせてくれます。
プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」はチェリビダッケお得意の演目。オーケストラの機能を追求した非センチメンタルな音楽はまさに彼向きですが、 「ジュリエットの墓の前のロメオ」の凄みに満ちた慟哭、「タイボルトの死」の死の匂いのする疾走など、同バレエ音楽屈指の名演と呼ぶにふさわしい内 容となっています。 (Ki)

ALT-301(2CD)
チェリビダッケのラヴェル
(1)スペイン狂詩曲
(2)マ・メール・ロワ(全5曲)
(3)道化師の朝の歌
(4)ラ・ヴァルス
(5)「ダフニスとクロエ」第1組曲
(6)「ダフニスとクロエ」第2組曲
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

(1)録音:1973年12月23日
(2)録音:1974年2月6日
(3)録音:1974年5月29日
(4)録音:1974年10月2日
(5)(6)録音:1974年10月16日
※全て、シャンゼリゼ劇場、ステレオ・ライヴ
まず、「スペイン狂詩曲」が絶品!間違いなくチェリビダッケのラヴェルの最高峰に位置する大名演です。“前奏曲”冒頭での弦の透徹し尽くされた弱音は、いかにもチェリビダッケならではですが、それが遠近感を伴い、かつ官能の空気も一気に敷き詰めるのには息を呑むばかり。今までリリースされたチェリのシェンゼリぜ・ライヴの中でも群を抜いて録音が鮮明なこともあって、そのリアルな色彩の表出ぶりは尋常ではありません。終曲でのリズムの俊敏なレスポンスは、当時のフランス国立管としても驚異的なことでしょうし、中間部での最弱音での弦のしなるような音色美(3:02〜)や、4:08から弦がハミングのようにブレンドされた例など前代未聞!にも徹底したリハーサルを伺わせる完璧さ!
「マ・メール・ロワ」では、“パゴタの女王”で顕著なように、それ以前の縦割りの音楽作りから脱皮して、水平方向へしなやかに音楽を息づかせる志向が完全にこの頃結実していたことが分かります。したがって、ポール・パレーのような推進力とは対極的に、フレーズの端々から芳しさが立ち昇ります。チェリビダッケの代名詞とも言える極端なまでの最弱音はここでも隅々に注入されていますが、これほど必然性を感じる例も少ないでしょう。イタリアでのライヴをはじめとして数種の録音が存在することから、この作品はよほどチェリビダッケのお気に入りだったと思われますが、逆に意外と録音が少ないのは「ラ・ヴァルス」。1980年のライヴ録音もありますが、この作品に不可欠なリズム、テンポへの柔軟な対応力と、声部バランスの鉄壁さを併せ持つこの1970年代の録音は、まさにベストフォームと言えましょう。全ての音が羽毛のような柔らかさ。ティンパニの打ち込みもそっと撫でる程度で、華麗な大団円とは無縁の徹底して室内楽的な繊細さを追求しています。
「ダフニスとクロエ」は、「スペイン狂詩曲」と双璧の名演。肉感的な迫力ありきの解釈ではなく、あくまでもラヴェル独特の和声から湧き上がる色彩力が他のどんな要素よりも音楽の説得力に直結することを固く信じたアプローチ。【湧々堂】

ALT-303
フルトヴェングラーSP復刻シリーズ

(1)ベートーヴェン:「カヴァティーナ」

(2)グルック:「アルチェステ序曲」

(3)ブルックナー:交響曲第7番より第2楽章「アダージョ」

(4)ウェーバー(ベルリオーズ編):舞踏への勧誘

(5)バッハ:「アリア」BWV1068/U
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

(1)録音:1940年10月15日
 SP元盤:独Telefunken SK3104
(2)録音:1942年10月29日
 SP元盤:米Capitol(独Telefunken原盤) 81001
(3)録音:1942年4月7日
 SP元盤:独Telefunken SK3230,3231,3232
(4)録音:1932年12月
 SP元盤:独Polydor 67056
(5)録音:1929年6月13日
  SP元盤:独Grammophon 66935
※歴史的録音のためノイズが発生します。あらかじめご了承下さい。
SPの再生にはいずれも定評のある高出力のSP専用のカートリッジを使用、専用のフォノイコライザーアンプ、ADコンバータを経てハードディスクに 収録した。盤面由来のスパイクノイズなどは大き目のものをマニュアルで修正を施していますが電気的フィルターを使用したノイズ抑圧は一切行っていない。 従来のSP復刻ではノイズ低減のため高音域をカットする手法が採られ、楽音も一緒に削られてぼんやりとした音質になっているものが多い。今回のSP 復刻では元盤の情報量を維持しながらノイズのみを低減にすることに務めた。フルトヴェングラー、ベルリン・フィルハーモニーの代表的なSP録音の名 演奏をSPならではのスピード感、唸るような低弦の響き、品格を感じさせる中高音でお楽しみいただければ幸いである。マスターディスクの製作に当たっ ては最高レベルの記録品質を誇るPlemaster機を使用して万全を期している。 (復刻エンジニア 清水公典)

ALT-304
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
ラドミル・エリシュカ(指)札幌SO
石川祐支(Vc/札幌響首席奏者)

録音:2013年10月11&12日/札幌コンサートホール・アイヴ
2009年のエリシュカのN響登場は衝撃でした、その「わが祖国」全曲は同年のファン投票でも1位に選ばれ語り草となったエリシュカですが、以前より相思相愛、現在大変な蜜月の札幌SOとのブラームス、得意のドヴォルザークの熱演が登場。エリシュカの緻密で細かなテンポ変換に見事に応える札響とのコンビは往年のヴァント・ギュルツェニッヒの名コンビを彷彿とさせ心に響きます。日本のオケの中でも北欧のオーケストラのような特徴を備える希有なオーケストラの札幌SOですが近年、腕の磨き上げがことのほか素晴らしく、聴きものです。
■ラドミル・エリシュカ(指)
1931年チェコ・ズデーテン地方に生まれ、ヤナーチェクの愛弟子バカラに師事、いわばヤナーチェク嫡流の孫弟子と云った存在でチェコ楽壇の本命的指揮者として冷戦時代は活躍、しかしながら海外演奏活動においてはチェコ楽壇の本流ゆえにソ連邦および共産圏を専門に活動していたため、共産体制崩壊後、もっぱら西側への演奏会を受け持ったノイマンと知名度の点で西側においては随分と水をあけられるかたちとなってしまっていました、まさに「遅れてきた」真の名匠のゆえんと申せます。また2013年までチェコ・ドボルザーク協会会長をつとめました。その力強い音楽は老いてますますさかん。
■石川祐支(Vc)
1977年名古屋生まれ。東京音大を首席で卒業。99年日本音楽コンクール第一位。マリオ・ブルネロに師事。東京SO首席チェリストから、05年より札幌SO首席チェリストを務める。また在京オーケストラからもソリストとして数多く招かれており、さらに札幌SOコンサートマスター三上亮らとともにシリウス弦楽四重奏団を結成、室内楽の分野でも旺盛に活動。

ALT-305(2CD)
ホルスト・シュタインのワーグナー
ジークフリート牧歌*
「パルジファル」からの7つの交響的断章
楽劇「神々の黄昏」より
ジークフリートのラインへの旅
ジークフリートの葬送行進曲
ブリュンヒルデの自己犠牲〜終曲
ホルスト・シュタイン(指)ベルリンRSO
(現ベルリン・ドイツ交響楽団)

録音:1974年10月28日ベルリン・リアス10番スタジオ*
1987年6月7&8日/ベルリン・フィルハーモニー(以上、ステレオ・ライヴ)
久々に充実したワーグナー演奏の登場で、期待を裏切らぬ見事さです。あおらぬテンポでじっくりと地に足のついた低音にささえられ音楽が高揚してい くさまは誠に感動的。葬送行進曲のクライマックスのはげしさは、かのショルティ盤に比類するかと思えるすごさと盛り上がりで昇天級の大名演。ワーグ ナー・ファン必聴と申せます。 (Ki)

ALT-307
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
バルトーク:組曲「中国の不思議な役人」*
シルヴァン・カンブルラン(指)
読売日本SO

ライヴ録音:2013年9月8日東京芸術劇場、
2013年12月10日サントリーホール*(以上ライヴ)
010年の東京の音楽界に新たな旋風を巻き起こして以来、今日まで個性的な選曲と充実の演奏で圧倒的な評価を確立しているカンブルラン&読響。 色彩感あふれる演奏で多くの聴衆を魅了してきた名匠のタクトのもと、2013年に演奏され、絶賛を浴びた「春の祭典」がリリースされます。不協和音 や複雑なリズムが連続するストラヴィンスキーの傑作を驚くほどクリアに描き出し、大きな反響を呼んだ快演が収録されています。バルトークの名作「中 国の不思議な役人」も併録。常に躍進を続けているカンブルラン&読響の演奏を、存分にお楽しみください。 (Ki)

ALT-308
モーツァルト:交響曲第29番イ長調K.201
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
シルヴァン・カンブルラン(指)
読売日本SO

録音:2013 年 9月14日 横浜みなとみらいホール(以上ライヴ)
2010年の東京の音楽界に新たな旋風を巻き起こして以来、今日まで個性的な選曲と充実の演奏で圧倒的な評価を確立しているカンブルラン&読響。 当アルバムは独創的なプログラミングで注目を集めてきた名匠が、モーツァルトの交響曲第29番とメンデルスゾーンの「スコットランド」という名作 を取り上げた2013 年9月のライヴ録音です。“色彩の魔術師” カンブルランのタクトのもとで読響が鮮やかに描き出す、優雅なモーツァルトと清爽な メンデルスゾーンを、是非ともご堪能ください。 (Ki)

ALT-309
ALTSA-309(1SACD)
シングルレイヤー
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 キリル・コンドラシン(指)
フランス国立放送O

録音:1969年2月5日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
驚きの音源が日の目を見ました。コンドラシンとフランス国立放送管一期一会のショスタコーヴィチの交響曲第8番。コン ドラシンによる同曲録音は 3 種が残されていますが、いずれも彼の手兵モスクワ・フィルによるもので、演奏は物凄いものの1961年のメロディア盤は音 が悪すぎ、1967年4月20日Altus盤の東京ライヴは日本ツアー最終日でオケに疲れが見えており、1969年9月29日のPraga盤のプラハ・ライヴ も音が万全とは言えませんでした。それゆえ、当1969年2月5日シャンゼリゼ劇場ライヴはファン狂喜の出現と申せましょう。
ショスタコーヴィチの交響曲第8番は、独ソ戦さなかの1943年、ソ連軍が攻勢に転じつつある時期に作曲されました。希望の光の見え出した時に作 曲されながら、高揚感や喜びの感情は薄く、勝利を願いながらその先にあるであろう不安におびえるマーラー風の屈折感に満ちています。旧ソ連きっての マーラー指揮者だったコンドラシンが絶妙に表現。とは言っても内省的演奏ではなく、ムラヴィンスキーと比べ高カロリーで暴力的な激しさに満ちています。 テンポや解釈はPraga盤と似ていますが、ニュアンスや臨場感は比べ物にならないほどの凄さ。ついにコンドラシンの8番の凄さをあますところなく記録 した録音の登場となります。 (Ki)

ALT-310
ALTSA-310(1SACD)
シングルレイヤー
シベリウス:交響曲第2番ニ長調 Op. 43
ラヴェル:マ・メール・ロワ
キリル・コンドラシン(指)
フランス国立放送O

録音:1974年11月6日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
コンドラシンのシベリウスの交響曲第2番といえば、1979年にコンセルトヘボウを指揮したTahra盤がありますが、今日入手困難となってい ます。ここで登場したのは、その5年前にフランス国立放送管と共演したライヴ。北欧系指揮者の解釈とは一線を画したコンドラシンならではの エネルギッシュかつボルテージの高い演奏で、どこかリムスキー=コルサコフを思わせます。語り口の巧さと推進力で一気に聴かせるのがさすがで、 真に感動させられます。一方ラヴェルの「マ・メール・ロワ」は繊細の極み。コンドラシンらしからぬ響きがしますが、同年にフランス国立放送管 と同曲を演奏したチェリビダッケが調教を極めた痕跡が残った興味深い現象と申せましょう。まさに夢幻的な世界を作り出しています。 (Ki)

ALT-311
ALTSA-311(1SACD)
シングルレイヤー
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調
プロコフィエフ:交響組曲「キージェ中尉」
キリル・コンドラシン(指)
フランス国立放送O

録音:1976年12月2日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
意外や意外、コンドラシン指揮のチャイコフスキーの交響曲第4番はLP、CDともありません。このアルバムが初めて彼の解釈に接することができます。 テンポは早く直裁的な推進力はコンドラシンならでは。迫力やうねりはロシアの伝統を感じさせますが、フランス国立放送管の響きが明るいため、苦悩や 絶望よりも演劇的な効果が感じられます。プロコフィエフの「キージェ中尉」は来日時にNHK交響楽団とも披露した作品。プロコフィエフならではの皮 肉とエネルギーを余すところなく表現した力演。コンドラシン・ファン必携の一枚です。 (Ki)

ALT-312
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1982年3月28日/レニングラード・フィルハーモニー大ホール(ステレオ・ライヴ)
衝撃のリリース。ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルによる1982年のショスタコーヴィチの交響曲第8番といえば、空前の名演として他の録 音を寄せつけない特別な存在となっていました。しかし発売当初から、ピッチの異常による音程の不安定とテンポの早まりが指摘されてきました。にもか かわらず演奏の凄さが問題を凌駕して不動のベスト盤に君臨し続けています。
その後、Russian Discからピッチ修整盤がリリースされましたが、音質がイマイチだったためファンの満足を得られませんでした。さらにRegisからもピッ チ修整盤がリリースされましたが、ノイズリダクションのためか、生々しい迫力がそがれたような印象で、これも満足のいくものではありませんでした。
そうした不満を解消したディスクがついに登場します。未亡人所蔵の音源からAltusが念入りにマスタリングを施し、フィリップス盤をも上回る生々しさ に加え、ピッチを正したことで凄絶さが増して、ちょっと人間業とは思えぬ次元の演奏が蘇りました。
同一演奏ながら、全体で3分、特に第1楽章は1分15秒も長くなっています。その結果、重心はさらに下がり、厳しさ、音楽の巨大さが恐ろしいまでに迫っ てきます。また第3楽章での凶暴な速さと巨大なエネルギーは、ホールを破壊してしまうのではという凄さ。そして終結部の恐いまでの緊張感。これまで の1982年盤も別格の存在でしたが、このAltus盤はついに真なる奇跡の演奏を再現したと申せましょう。とにかく最初の音から金縛りにあったように動 けなくなります。
ショスタコーヴィチの交響曲第8番は1943年に作曲、ムラヴィンスキーに献呈されました。同年11月3日にムラヴィンスキー指揮ソヴィエト国立交 響楽団により世界初演。ムラヴィンスキーは生涯に36回演奏し、6種の録音が残されています。なかでも1982年盤は、この曲のベスト演奏としてショ スタコーヴィチ・ファンの至宝とみなされています。 (Ki)

ALT-313
モーツァルト:交響曲第33番 変ロ長調 K.319
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
ジョージ・セル(指)フランス国立O

録音:1958年5月6日/シャンゼリゼ劇場・モノラル・ライヴ
今回発掘されたライヴは、内容的には非常に魅惑的であり、セルのディスコグラフィの中でも異彩を放つものとなろう。まず、モーツァルト、これが凄い。 第1楽章をこれほど速いテンポで演奏した例は、過去にあっただろうか。このはち切れんばかりの生命力は感動的だ。第2楽章は一転してじっくりと歌う が、しかし決して耽溺しない。第3楽章の冴えたリズム、そして第1楽章同様に沸き上がるような躍動感は素晴らしい。ブラームスも聴きものだ。1967 年のスタジオ録音盤は確かに優れた演奏ではあるが、あまりにも洗練されすぎていて物足りなく思う。しかし、このフランス国立とのライヴはほのかなロ マンが感じられ、それが絶妙の味わいを醸し出している。(ライナーノートより平林直哉)。音質はモノラルながら良好です。 (Ki)

ALT-314
ムラヴィンスキー &レニングラード・フィル/ベルゲン・ライヴ
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
プロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」組曲第2番(全7曲)
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1961年5月29日/ベルゲン音楽祭(モノラル・ライヴ)
ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが、1961年5月にノルウェーのベルゲンで行われた音楽祭に出演した際のライヴ録音が日の目を見ました。 これまで一度だけ怪しげな海賊盤で出たことがあるそうですが、編集も製盤も粗悪で、ムラヴィンスキーの真価を伝えていませんでした。今回ついにラジオ・ フランスで使用したオリジナル放送マスター音源からの復刻!いずれもムラヴィンスキーの十八番ですが、演奏は冴えに冴えていて興奮。モーツァルトの狂 気すら感じさせる「フィガロの結婚」序曲、親しみやすいメロディをここまで緊張感あふれるものにできるのかと感じ入る「ロミオとジュリエット」組曲第 2番をムラヴィンスキーにはめずらしく全7曲が収められているのが大変貴重。推進力と音楽の大きさに圧倒されるチャイコフスキーの交響曲第5番と、 夢のひとときを満喫できます。モノながら大変良好な音質です。 (Ki)

ALT-315(2CD)
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル/1961年ベルゲン・ライヴ2
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1961年6月2日/ベルゲン音楽祭(モノラル・ライヴ)
ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが、1961年5月から6月にかけてノルウェーのベルゲンで行われた音楽祭に出演した際のライヴ録音が日 の目を見ました。6月2日のコンサートは、前半がベートーヴェンの「英雄」、後半がショスタコーヴィチの交響曲第5番という豪華すぎるプログラムで したが、それをすべてCD化、当日の充実感を堪能していただきます。ベートーヴェンの「英雄」は、かつてHuntレーベルからCD発売されたことがあ りますが、今回は放送局所蔵のマスター音源からの復刻。ショスタコーヴィチの交響曲第5番は初出で、ムラヴィンスキーとしては同曲13種目の音源と なります。
この「英雄」演奏は衝撃的。無駄の全くない筋肉質な音楽が、誰も止めることのできぬ物凄い推進力で迫り、46分があっという間に過ぎてしまいます。 それでありながら細部までていねいで、驚異的なアンサンブルを聴かせます。つやのある音色、弾力あるリズム、どこまでも大きな音楽とエネルギー。数 ある「英雄」の名演のなかでも、ここまで興奮させられるものも珍しいと申せましょう。夢のひとときを満喫できます。Hunt盤とは比べものにならない音 質も注目です。
ショスタコーヴィチの交響曲第5番は、その後の録音が決定盤として輝いていますが、この演奏には若々しさとが明瞭に感じられ、覇気に満ちているの が、このうえなく新鮮で魅力的。新しい決定盤の登場と申せましょう。 (Ki)
ALT-317
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
朝比奈隆(指)大阪PO

録音:1992年11月9日/自由ベルリン放送協会ゼンデザール(ベルリン)ステレオ・ライヴ
※新マスタリング
かつてビクターで発売された名盤復活。朝比奈従三位が最も気に入っている録音として知られたもの、公演後に「この日のためにベートーヴェンを演奏 してきた」と関係者に語ったほど満足のいく演奏会でした。マイスタージンガー前奏曲もベートーヴェンに負けず素晴らしく重厚長大、男は不動、といっ た言葉そのものの驚くべき出来栄え。現地の大新聞ベルリナー・モルゲンポストでも激賞されました。公演会場の自由ベルリン放送(SFB)ゼンデザー ルは同放送局内にある非常に音響の良いホールとして知られ、朝比奈自身このホールをベルリンで一番好んでいました。録音はSFBの録音らしく解像度 が高く繊細な音で、日本録音の朝比奈大阪フィルのものとは一味、二味違う楽しみがあります。オリジナルマスターより新マスタリング。 (Ki)

ALT-318
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
島田真千子(Vn;1685年製Goffredo Cappa)

録音:2014年5月1日、7月2日、12月2日/所沢市民文化センター キューブホール
★華々しいコンクールの受賞歴を誇る実力派ヴァイオリニスト島田真千子がバッハの無伴奏作品に挑みました。島田は東京芸術大学を首席で卒業後、渡独 ドイツ・デトモルト音楽大学にて研鑽を積み、同大学院を修了、ドイツ国家演奏家資格を取得しました。満を持してのバッハの無伴奏の録音は強靭な求 心力と研ぎ澄まされた演奏で、現在の充実ぶりを実感できる大満足の出来栄えです。 (Ki)
■島田真千子(ヴァイオリン)
1998年東京芸術大学を首席で卒業、安宅賞受賞。2002年デトモルト音楽大学を最優秀の成績で卒業後、同大学院にてドイツ国家演奏家資格を取得 6年間ドイツに在住しヨーロッパ各地で研鑽を積む。第44回全日本学生音楽コンクール全国大会中学校の部第1位、第7回日本モーツァルト音楽コンクー ル第1位、第66回日本音楽コンクール第2位、第45回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール特別賞や第15回J.Sバッハ国際コンクール第5位な どのコンクール歴がある。全国の主要ホールでの室内楽公演や各地でのリサイタル開催、オーケストラとの共演を重ねており、サイトウキネンオーケストラ のメンバーとしても活躍する等多彩な演奏活動を展開している。現在、セントラル愛知交響楽団ソロコンサートマスターおよび水戸室内管弦楽団メンバー。 NPO法人イエローエンジェルよりG.B.ガダニーニが1769年に製作したヴァイオリンを貸与されている。この録音ではバッハ生誕年と同じ1685年製の ヴァイオリンGoffredo Cappaを使用。

ALT-319
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
ラドミル・エリシュカ(指)札幌SO

録音:2014年11月15日/札幌コンサートホール・ライヴ
演奏会の全曲目がおさめられています。収録日についてですが、NHKでテレビ放映され大変評判となりました初日11月14日(NHKは初日のみの収 録)でなく、より燃焼度と完成度の高かった2日目の11月15日(アルトゥスは両日とも収録)をCD化いたしました。その力強く雄渾な音楽で聴き手 を集中させ満足度満点のブラームスはやはり聴きものです。2015年6月末には4番も録音されるため全集完成が待ち遠しいかぎりです。また近年の札 幌交響楽団の充実ぶりは掛け値なしにすばらしく、エリシュカと札響と云う相思相愛希有の名コンビが生み出す音楽の面白さを充分堪能できます。 (Ki)


ALT-320(5CD)
マタチッチ/ベートーヴェン:交響曲全集
(1)交響曲第1番 ハ長調 Op.21 
(2)交響曲第3番 変ホ長調「英雄」Op.55
(3)交響曲第2番 ニ長調 Op.36 
(4)交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
(5)交響曲第5番 ハ短調「運命」 Op.67 
(6)交響曲第6番 ヘ長調「田園」 Op.68
(7)交響曲第7番 イ長調 Op.92 
(8)交響曲第8番 ヘ長調 Op.93
(9)交響曲第9番 「合唱付き」(ドイツ語)
ロヴォロ・フォン・マタチッチ(指)
ミラノ・イタリアRSO
エディト・ケルテス=ガブリ(S)
アリス・エルケ(C.A)
アンドール・カポシー(T)
イヴァン・サルディ(Bs)
ミラノRAI合唱団、
ジュリオ・ベルトーラ(合唱指揮)

ライヴ録音:(2)1962年11月19日、(1)(3)1962年11月23日、(6)1962年11月29日、(4)(5)1962年12月3日、(7)(8)1962年12月4日、(9)1962年12月12日/ミラノ音楽院、大ホール(イタリア放送協会録音) 全てモノラル
BOX仕様/日本語解説/イタリア語解説
ベートーヴェンを得意にしたマタチッチですが生涯2度しかベートーヴェン・ツィクルスを行いませんでした。正規に収録されたのはこの62年ミラノの みとなります。オーケストラの能力を引き出す天才といわれたマタチッチがここミラノでも天分を発揮、オーケストラのうまさに驚かされます。色気をたた えた木管、存在感あるティンパニー、立派な鳴りっぷりの弦楽器など大変魅力的。マタチッチ得意の3番、5番、9番の白熱ぶりは圧巻です。さらに色 気をたたえた木管が絶好のバランスで、前面に出る4番なども印象的でどの曲目もちょっと目からうろこの感があります。1曲1曲聴きごたえ抜群です。 イタリア放送協会の往年の録音はさびしいものも多くありましたが、この録音は良好なものといえます。解説はイタリアのマタチッチ研究の第一人者トンマー ソ・マネーラ氏書き下ろしのマタチッチの生涯と当録音についての興味深い考察を含む10ページの読みものなど充実の内容です。 (Ki)

ALT-325(2CD)
ケンペ&カーゾン
ヘンデル:合奏協奏曲 ト長調 Op.6-1 HWV319
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番
ベルリオーズ:幻想交響曲
サー・クリフォード・カーゾン(P)
ルドルフ・ケンペ(指)
フランス国立放送O

ヴ録音:1959年8月15日/ザルツブルク音楽祭(モノラル・ライヴ)
1956年にカラヤンがザルツブルク音楽祭の芸術監督に就任するとウィーン・フィル以外の有力オケが登場することとなり1957年ベルリン・フィル、 1958年コンセルトヘボウ、そして1959年はフランス国立とニューヨーク・フィルが初出演となりました。ケンペのザルツは1955年のパレストリーナ以 来2度目。オーケストラコンサートは初となります。今回の演目は練られており、ヘンデルで弦楽器のお披露目、モーツァルトではフランスの木管の妙技 をきかせそして幻想交響曲と、実に魅力的です。なによりカーゾン卿との24番は白眉の美しさで、第2楽章は本当に崇高の極み!終楽章では派手さを排 除。フィナーレなども僅かずつ音量を抑えていき木管奏者達とポツリポツリ会話をかわすかのような味わいの寂寥感と孤独感!はじつに感無量、これぞ孤 高のモーツァルトと申せます。幻想も同時期のベルリン・フィルとのEMI録音でも聴かせたケンペならではの丁寧でノーブルな表現にしびれます、なんと 断頭台マーチもエレガント!このままノーブルで終わるのかと思いきや、ケンペの手綱は終楽章で緩められるやオケは押さえていたものを吐き出すかのよう に全力で疾走、金管なども爆発咆哮し全力で駆け抜けます。この劇的な変化は圧倒的でケンペのオーケストラ制御の妙を堪能でき、まさに部分聴きでなく、 全曲を聴きとおしての快感はひとしおであります。音源提供はフランス国立視聴覚研究所。年代相応のまずまず良好な音質です。 (Ki)

ALT-327(2CD)
バックハウスのブザンソン・ライヴ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 Op.10-2
ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3
ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
ピアノ・ソナタ第29番『ハンマークラヴィーア』
ヴィルヘルム・バックハウス(P)

ライヴ録音:1959年9月16日/ブザンソン音楽祭(モノラル)
バックハウスならではの粋なくずし弾きはライヴでより冴えわたるようです。第 7 番など試し弾きからそのまま楽曲に粋に入っていく様はまさにバックハ ウスの魅力そのものの印象深さがございます。当演奏の「月光」「ハンマークラヴィーア」なども魅力的な有名演奏だけに過去いろいろとCD化されましたが、 今回ラジオ・フランスのオリジナル録音テープを使用してCD化された当盤の登場は決定的で喜ばしい限りです。 (Ki)

ALT-329(12CD)
完全限定盤品
ムラヴィンスキー〜アルトゥス・ステレオ・ライヴ集成
■CD1(ALT051)
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
ブラームス:交響曲第2番
■CD2(ALT052)
チャイコフスキー:交響曲第5番
■CD3(ALT053)
ワーグナー:「ローエングリン」第1幕前奏曲
 「タンホイザー」序曲*
ウェーバー:「オベロン」序曲*
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
■CD4(ALT054)
シベリウス:交響曲第7番*
チャイコフスキー:音楽「くるみ割り人形」〜「客の退場、夜、ネズミの出現」「くるみ割り人形とネズミの戦闘、くるみ割りの勝利と王子への変身」「冬の森」「雪片のワルツ」「パ・ド・ドゥ」「終曲のワルツ」
■CD5(ALT063)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」〜「前奏曲と愛の死」、「ジークフリート」〜「森のささやき」、「ワルキューレ」〜「ワルキューレの騎行」
■CD6(ALT064)
グラズノフ:交響曲第5番
チャイコフスキー:「眠りの森の美女」〜「序曲」「アダージョ」、「眠りの森の美女」〜「パノラマ」、「眠りの森の美女」〜「ワルツ」
■CD7(ALT115)
ベートーヴェン:交響曲第4番
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲*
■CD8(ALT185)
ベートーヴェン:交響曲第4番
ブラームス:交響曲第4番
■CD9(ALT186)
ブルックナー:交響曲第9番
■CD10(ALT192)
チャイコフスキー:交響曲第5番
プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』組曲第2番〜「モンタギュー家とキャピュレット家」「少女ジュリエット」「僧ローレンス」「別れの前のロメオとジュリエット」「アンティーユ諸島から来た娘たちの踊り」「ジュリエットの墓の前のロメオ」
■CD11(ALT286)
ウェーバー:「オベロン」序曲
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
チャイコフスキー:くるみ割り人形(抜粋)[第6曲:客の退場、夜、ネズミの出現第7曲:くるみ割り人形とネズミの戦闘、くるみ割りの勝利と王子への変身、第8曲:冬の森第9曲:雪片のワルツ第14曲:パ・ド・ドゥ第15曲:終曲のワルツ]
■CD12(ALT-287)
チャイコフスキー:交響曲第5番
全て、エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO


■CD1(ALT051)
録音:1977年9月27日東京文化会館

■CD2(ALT052)
録音:1977年10月19日NHKホール

■CD3(ALT053)
録音:1977年10月12日*、1977年9月27日東京文化会館

■CD4(ALT054)
録音:1977年10月19日NHKホール*、1977年10月12日東京文化会館

■CD5(ALT063)
録音:1979年5月21日東京文化会館

■CD6(ALT064)
録音:1979年6月8日NHKホール

■CD7(ALT115)
録音:1973年4月29日レニングラード・フィルハーモニー 大ホール、1973年5月3日レニングラード・フィルハーモニー 大ホール(セッション)*

■CD8(ALT185)
録音:1973年4月28日レニングラード・フィルハーモニー 大ホール

■CD9(ALT186)
録音:1980年1月29、30日レニングラード・フィルハーモニー 大ホール

■CD10(ALT192)
録音:1982年11月6日レニングラード・フィルハーモニー・大ホール

■CD11(ALT286)
録音:1977年10月8日フェスティバルホール(大阪)

■CD12(ALT-287)
録音:1978年6月12、13日(ウィーン芸術週間)ウィーン楽友協会大ホール


全てステレオ。特記以外は全てライヴ
1977年の雄大なステレオ音像が広がる東京公演のチャイ5から最近発見された音質抜群の1977年大阪フェスでの未完成。さらには音質が大幅に 改善され話題となった名演の誉れ高い1978年ウィーン芸術週間でのチャイコフスキーなど巨星ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルのベストセラー 盤を惜しげもなく集めました。価格もアルトゥス・レーベル創立15周年を記念して実に思い切ったお値段です。しかもスリムケースに別冊の解説書付きと 充実の内容。すでに何枚かお持ちでもお買い得といえましょう。これからのムラヴィンスキー入門にも最適。この1セットに空前絶後の芸風でならしたム ラヴィンスキーのステレオ・ライヴの魅力が大凝集!1000セット限定生産品BOXです。


ALT-330
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op. 98
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op. 60
ラドミル・エリシュカ(指)札幌SO

ライヴ録音:2015年6月19日、20日 札幌コンサートホール
エリシュカ&札幌交響楽団によるブラームス・チクルス第3弾は交響曲第4番。先の東京公演も大変話題となりました近年充実著しい札幌交響楽団とエリシュ カ。このブラームスはこれぞ、とうならせる素晴らしさ。弦楽器群の緻密な音響の立体感、明快で美しく湧き上がる木管群、堂々たる風格の金管群など真剣勝 負の名コンビゆえの無類の味わいがございます。カップリングのベートーヴェンも見事で少し遅めのテンポをとりながらもこの活き活きした躍動感!ズデーテン地 方出身の巨匠エリシュカだけあってドイツ音楽との相性も抜群のようです。はやくも来年のブラームス1番の完成をも待ち遠しい、大変充実のアルバムです。 (Ki)

ALT-331(11CD)
シューリヒト、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル・ライヴ録音集

■CD1〜シューリヒト
シューベルト:交響曲第5番
ブラームス:交響曲第4番
■CD2〜クナッパーツブッシュ
ブルックナー:交響曲第3番
■CD3〜クナッパーツブッシュ
R.シュトラウス:アルプス交響曲、
 交響詩「死と変容」
■CD4〜フルトヴェングラー
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
■CD5〜フルトヴェングラー
ブラームス:二重協奏曲、
ハイドンの主題による変奏曲
■CD6〜フルトヴェングラー
ブラームス:交響曲第1番
■CD7〜シューリヒト
ブルックナー:交響曲第9番
■CD8〜クナッパーツブッシュ
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
F.シュミット:ハンガリー軽騎兵の変奏曲
■CD9〜シューリヒト
ブルックナー:交響曲第8番
■CD10〜フルトヴェングラー
ベートーヴェン:交響曲第3番
マーラー:さすらう若人の歌
■CD11〜シューリヒト
ブルックナー:交響曲第5番
オケは全て、VPO
■CD1
カール・シューリヒト(指)
録音:1965年4月24日
■CD2
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
録音:1960年2月14日
■CD3
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
録音:1952年4月20日、1958年11月9日
■CD4
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ゼーフリート、アンディ、デルモータ、シェフラ―
録音:1953年5月30日
■CD5
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ボスコフスキー(Vn)、ブラベッツ(Vc)
録音:1952年1月27日
■CD6
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
録音:1952年1月27日
■CD7
カール・シューリヒト(指)
録音:1955年3月17日
■CD8
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
録音:1957年10月27日
■CD9
カール・シューリヒト(指)
録音:1963年12月7日
■CD10
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ぺル(Br)
録音:1952年11月30日
■CD11
カール・シューリヒト(指)
録音:1963年2月24日
※日本語解説付
アルトゥスレーベル15周年を記念してのBox。好評のAltusウィーン・フィルライヴシリーズから世紀の3大巨匠の戦後ライヴを全て集めました。オ リジナル音源からの貴重な集大成です。完全限定生産品で特価にもかかわらず48ページの演奏の歴史を綴った別冊解説書も読み応え十分です。年の瀬 の逸品! (Ki)
ALT-332
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
交響曲第3番 変ホ長調Op.55「英雄」*
ジャン・マルティノン(指)
フランス国立放送O

録音:1969年3月12日、1970年1月28日*シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
※初出・日本語解説付
ALT-333
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
交響曲第7番 イ長調 Op.92
ジャン・マルティノン(指)
フランス国立放送O

録音:1970年3月11日、1970年2月11日シャンゼリゼ劇場* (ステレオ・ライヴ)
※初出・日本語解説付

ALT-334(2CD)
ベートーヴェン:「エグモント」〜序曲/第1間奏曲/第2間奏曲/リート/第3間奏曲/クレールヒェンの死/勝利のシンフォニー終結の音楽
※語りと第6曲と第8曲は演奏会で割愛されました。
交響曲第9番「合唱」二短調Op.125
ジャン・マルティノン(指)
フランス国立放送O&cho
アグネス・ギーベル(S)
マルガ・へフゲン(A)
エリック・タピー(T)
ワルター・クレッぺル(Bs)

録音:1970年2月25日シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
※初出・日本語解説付
『とにかくこれまでの誰の演奏とも似ていない、画期的な内容と言っていいだろう。鮮明なステレオというのも私たちに大きな幸福をもたらしてくれる。実に感動的な演奏だ』 (平林直哉)

ALT-336(10CD)
完全限定BOX
ウィーン・フィル〜ライヴ録音集 Vol.2

■CD1 (ALT072/3 CD1)〜ヨッフム
モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽
 交響曲第 41 番

■CD2 (ALT072/3 CD2)〜ヨッフム
ブラームス:交響曲第2番

■CD3 (ALT079)〜ワルター
モーツァルト:交響曲第38番『プラハ』
 交響曲第40番

■CD4 (ALT086)〜クリュイタンス
モーツァルト:交響曲第35番『ハフナー』
R. シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』
ラヴェル:『マ・メール・ロア』
 『ダフニスとクロエ』第2組曲

■CD5 (ALT195/6 CD1)〜テンシュテット
ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』

■CD6 (ALT195/6 CD2)〜テンシュテット
マーラー:交響曲第10番〜アダージョ

■CD7 (ALT220/1 CD1)〜ジュリーニ
ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』

■CD8 (ALT220/1 CD2)〜ジュリーニ
ベートーヴェン:交響曲第4番

■CD9 (ALT253/4 CD1)〜ムーティ
ハイドン:交響曲第48番『マリア・テレジア』

■CD10 (ALT253/4 CD2)〜ムーティ
ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』
オケは全て、VPO
■CD1
オイゲン・ヨッフム(指)
録音:1981年9月20日 ムジークフェライン大ホール(ステレオ)
■CD2
オイゲン・ヨッフム(指)
録音:1981年9月20日 ムジークフェライン大ホール(ステレオ)
■CD3
ブルーノ・ワルター(指)
録音:1955年11月6日/1956年 6月24日(第40番) ムジークフェライン大ホール(モノラル)
■CD4
アンドレ・クリュイタンス(指)
録音:1955年5月15日 ムジークフェライン大ホール(モノラル)
■CD5
クラウス・テンシュテット(指)
録音:1982年8月29日 ザルツブルク祝祭劇場(ステレオ)
■CD6
クラウス/テンシュテット(指)
録音:1982年8月29日 ザルツブルク祝祭劇場(ステレオ録音)
■CD7
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
録音:1994 年5月17日 ムジークフェライン大ホール(ステレオ)
■CD8
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
録音:1994 年5月17日 ムジークフェライン大ホール(ステレオ)
■CD9
リッカルド・ムーティ(指)
録音:1992年6月21日 ムジークフェライン大ホール(ステレオ)
■CD10
リッカルド・ムーティ(指)
録音:1992年6月21日 ムジークフェライン大ホール(ステレオ)
テンシュテットの濃厚なマーラー、ジュリーニの超重量級ベートーヴェン、ムーティの美しいイキ、ヨッフム翁の味わいの極みのブラームス、クリュイタンスのエレガントなラヴェル、ワルターのしたたる美音のモーツァルトなど恐ろしく充実したセット内容となっています。解説は約30ページの読み応えのある冊子。どのディスクもロングセラーの名盤ぞろい。最終回にふさわしいBOXです。 (Ki)
ALT-337
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版) 朝比奈隆(指)大阪PO

ライヴ録音:1975年10月12日/ザンクト・フローリアン修道院マルモアザール(オーストリア)
契約切れで長らく入手難であった朝比奈隆の代表盤といわれる聖フローリアン修道院での7番がアルトゥスより新マスタリングで完全復活。うれしい事 に初出でのジャンジャン盤特典およびビクター盤でカットされた1楽章演奏後の沈黙と小鳥の鳴き声が聞こえた後、演奏のあまりのスケール感に打たれた 聴衆が自然発生的にじわじわ拍手が湧き上がる箇所も復活。今まで文献のみで語られた伝説の拍手ですが、こうやって完全収録盤で聞きなおしてみますと、 曲を知らないが故の事故的拍手などでなく、巷間語られてきたように演奏の迫真に打たれた聴衆の自然発生的拍手であったことが分かります。また終演 後の演奏の感動を伝える拍手も6分!収録。また宇野功芳氏が神の恩寵と称える2楽章演奏後に奇跡的聞こえてきた5時の修道院の鐘も万全です。音 質はやわらかで7秒の見事な残響が美しくオーケストラは広大になりわたります。ちなみに当日演奏会にはノヴァーク版のノヴァーク教授も臨席、「すばら しい演奏のまえには版の問題は関係ない」と名言を残し演奏を絶賛したとのエピソードも有名です。 (Ki)

ALT-338(12CD)
完全限定生産
マタチッチ&N響ステレオ・ライヴ大集成
■CD1(ALT048)
ブルックナー:交響曲第8番
■CD2(ALT049)
ワーグナー:パルシファル第1幕への前奏曲、
 パルシファル聖金曜日の音楽、
 ジークフリートより森のささやき
 神々の黄昏より(マタチッチ版)序奏〜ジークフリートのライン旅、
 神々の黄昏より(同版)ジークフリートの死〜葬送行進曲〜終曲
■CD3(ALT050)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
■CD4(ALT060)
ブラームス:交響曲第3番、悲劇的序曲*
■CD5(ALT061)
シューベルト:交響曲「未完成」
ビゼー:カルメン第1組曲、
 アルルの女〜「ファランドール」
ゴトヴァッツ(1895−1982):交響的コロ舞曲
■CD6(ALT062)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
チャイコフスキー:交響曲第5番
■CD7(ALT091)
ブラームス:交響曲第1番
■CD8(ALT092)
スメタナ:わが祖国
■CD9(ALT093)
ブルックナー:交響曲第7番
■CD10(ALT129)
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番、
 交響曲第9番*
■CD11(ALT130)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
 レオノーレ序曲第3番Op.72b
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
■CD12(ALT131)
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
全て、ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)NHK響

■CD1(ALT048)
録音:1975年11月26日NHKホール

■CD2(ALT049)
録音:1975年12月4日NHKホール

■CD3(ALT050)
録音:1975年12月10日NHKホール

■CD4(ALT060)
ブ録音:1973年12月5日、1975年11月19日NHKホール*
■CD5(ALT061)
録音:1973年12月27日NHKホール

■CD6(ALT062)
弘中孝(P)
録音:1975年11月19日NHKホール

■CD7(ALT091)
録音:1967年1月28日旧NHKホール

■CD8(ALT092)
録音:1968年9月12日東京文化会館

■CD9(ALT093)
録音:1969年5月9日東京厚生年金会館

■CD10(ALT129)
録音:1969年5月20日、1967年1月12日* 東京文化会館

■CD11(ALT130)
録音:1967年11月25日新潟県民会館

■CD12(ALT131)
録音:1967年11月21日東京文化会館
大変お得なセット。このセットでアルトゥスで発売されたマタチッチとN響の全てが網羅されています。録音は全てステレオによる大全集です。スリム・ケー ス、別冊の豪華解説書付き。 (Ki)

ALT-339
バッハ:フーガの技法〜コントラプンクトゥス14(シェルヘン編曲オーケストラ版)
バリフ:角笛と猟犬
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ヘルマン・シェルヘン(指)
フランス国立放送O

録音:1965年11月30日 シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
終演後聴衆どうしでブラボーとブーの応酬合戦となり大変なさわぎに。この演奏、シェルヘンの天才判断により終楽章と3楽章で低徊する要素を大胆に カット。終楽章などオーケストラの火の玉めいた大熱演もあり、突撃大行進と化し大変な興奮度です。聴く人を大いなるカタルシスに誘い込み違和感なく 納得させてしまう魔術的なシェルヘンの演奏です。マーラーファンならずとも一度は聴いて損のない有名ライヴ。音も広がりがあり解像度申し分なくラジオ フランスの録音らしい明晰この上ない優れたステレオ音質です。ハルモニアムンディ盤をおもちのかたも買い替えて損のない音質に向上いたしました。うれ しい事にフーガの技法(これもまたすばらしい)とメシアンの弟子バリフの作品は初出! (Ki)
ALT-340
パーセル:『妖精の女王(真夏の夜の夢)』Z. 629 抜粋
モーツァルト:交響曲第29番イ長調 K. 201
プロコフィエフ:交響組曲『キージェ中尉』
ヘルマン・シェルヘン(指)パリRSO

録音:1954年1月20日 パリ(モノラル・ライヴ)
冒頭から高ヴォルテージのパーセル、シェルヘン愛奏の逸品モーツアルトの29番、激烈この上ないキージェなどすべてが強烈な表現力で一分たりとも 飽きさせません。プログラムもバロック・古典・近現代といった博覧の天才シェルヘンらしい充実無類のもの。解説書も少しふみこんだバイオなど読ませます。 天才シェルヘンの魅力を凝集した1枚です。 (Ki)
ALT-341(6CD)
完全限定BOX
ツァグロゼク来日記念・限定BOX

■CD1&2
マーラー:交響曲第2番「復活」

■CD3
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、
バルトーク:舞踊組曲

■CD4
ベートーヴェン:交響曲第8番
交響曲第7番*

■CD5
ウェーベルン:大管弦楽のための牧歌『夏風の中で』
シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレイト」 *

■CD6
モーツァルト:交響曲第35番『ハフナー』 
ブルックナー:交響曲第6番イ長調*
全て、ローター・ツァグロゼク(指)

■CD1&2 (ALT 116/7)
シュトゥットガルト州立O、
シュトゥットガルト州立歌劇場Cho、
エヴァ=マリア・ヴェストブロック(S)、
クラウディア・マーンケ(Ms)
ライヴ録音:2004年7月11&12日リーダーハレ(シュトゥットガルト)
■CD3 (ALT 135)
シュトゥットガルト州立O
ライヴ録音:2004年10月3&4日シュトゥットガルトリーダーハレ
■CD4 (ALT 149)
ベルリン・コンツェルトハウスO(旧ベルリン響)
ライヴ録音:2006年11月、2007年 9月*コンツェルトハウス(ベルリン)
■CD5 (ALT 193)
ベルリン・コンツェルトハウスO
ライヴ録音:2007年2月3、4日、2007年6月28-30日*、コンツェルトハウス(ベルリン)
■CD6 (ALT 205)
ベルリン・コンツェルトハウスO
録音:2008年1月31日、2月1,2日 
2008年3月7-9日、コンツェルトハウス*(ベルリン)
ツァグロゼク来日記念BOX限定版。アルトゥスで発売された5タイトル計6CDがすべて収録された大変お買い得のBOXとなっております。 (Ki)

ALT-342
チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』
交響曲第6番 ロ短調『悲愴』*
ジャン・マルティノン(指)
フランス国立放送O

録音:1970年3月18日、1971年10月20日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
デッカの有名録音から14年。マルティノン「悲愴」はより濃厚な味わいに!フランスのオーケスラらしくウィーン・フィル以上に雄弁なチェロパートな ど大変エレガントで印象的、2楽章などチェロパートの美しさに忘れ難いものがございます。なにより指揮者マルティノンの最盛期の情熱的でありながら、 得も言われぬ品格をもそなえたロマンあふれる音楽作りが実に感動的です。さらなるひろいものはマルティノンの盤歴初となる「ロメオとジュリエット」のカッ プリングがうれしく、平成の盤鬼・平林直哉氏は「凛々しくも華やかな色彩が耳にとびこんでくるようであり、まことにすばらしい」とコメント。音質もよ く明瞭・明晰なステレオ録音です。 (Ki)

ALT-343(2CD)
ピエール・ブーレーズ/ステレオ・ライヴ集
■Disc 1
ストラヴィンスキー:管弦楽のための4つの練習曲
 カンタータ「星の王」
 ドビュッシーの墓碑銘(管楽器のためのサンフォニー)
 カンタータ「説教、説話、祈り」
 バレエ音楽「春の祭典」
■Disc2
ドビュッシー:バレエ音楽「遊戯」
ベルク:アルテンベルク歌曲集
シェーンベルク:5つの管弦楽曲 p.16
 4つの管弦楽歌曲 Op.22
ヴァレーズ:アルカナ
全て、ピエール・ブーレーズ(指)
フランス国立放送O

■Disc 1
ジョアンナ・ピータース(A)
ヘルベルト・ハント(T)
セバスチャン・ショウ(Br、朗唱)
ライヴ録音:1963年6月18日/シャンゼリゼ劇場

■Disc 2
ジョアンナ・ピータース(A)
ライヴ録音:1964年3月10日/シャンゼリゼ劇場

全てステレオ
驚き!名盤コンサートホール・レーベルの「春の祭典」の直前の激烈ライヴ。ブーレーズの最もアグレッシヴな「春の祭典」がより鮮烈な音で復活!終演後は初演時を思わせる騒ぎになりブラボーとブーが錯綜する大変な興奮の渦!「星の王」など充実のオール・ストラヴィンスキー・プロの1夜とドビュッシーからヴァレーズまでの才気あふれるプログラムの1夜を豪華カップリング、ブーレーズの魅力を凝縮したブーレーズ・ステレオ・ライヴ大集成!さすがブーレーズ!ライヴにもかかわらず「春の祭典」の音楽的情報量の多さがすごいものがあり冒頭から釘づけです。ライヴでこの明晰さを貫きしかも大迫力でアグレッシヴ!まさに衝撃的演奏の登場です。男ざかり油ののりきったブーレーズに脱帽です。音質大変良好明瞭な美しいステレオ録音です。 (Ki)
ALT-345(2CD)
ピエール・ブーレーズ&イヴォンヌ・ロリオ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
ピアノ協奏曲第26番『戴冠式』
ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
ピエール・ブーレーズ(指)
イヴォンヌ・ロリオ(P)
ラムルーO

ライヴ録音:1964年1月1日/パリ音楽院(モノラル)
ブーレーズのモーツァルトの伴奏の雄弁さがすばらしく、木管が立体的に浮かび、曲想の変化にあわせ変幻の勢いで息もつかせぬすばらしさ。大メシア ンが称賛したロリオのモーツァルトですが、すばらしいテクニック、音色の豊かさなど、ここまで生き生きしたモーツァルトは稀。すばらしい復刻です。音 質もモノラルながら大変聴きやすく良好。モーツァルトファンならず長く聴かれることまちがいなしの逸品。 (Ki)

ALT-346
ノーノ:ソプラノとコントラルト、テノール、混声合唱とオーケストラのための『断ち切られた歌』*
シュトックハウゼン:3群のオーケストラのための『グルッペン』〜作品第6番
イルゼ・ホルヴェーイ(S)*
エヴァ・ボーネマン(C.A)*
フリードリヒ・レンツ(T)*
ベルンハルト・ツィンマーマン(合唱指揮)*
ケルン放送cho*
ピエール・ブーレーズ(指)ケルンRSO*
カールハインツ・シュトックハウゼン(オーケストラ1:指)
ブルーノ・マデルナ(オーケストラ2:指)
ピエール・ブーレーズ(オーケストラ3:指)
ケルンRSO

録音:1959年ウィーン芸術週間(ライヴ録音)/モノラル
ina(フランス国立視聴覚研究所)の放送用音源からCD化。ALT-343、ALT-345に続く、ピエール・ブーレーズ(1925-2016)の追悼企画第3 弾にして最重要タイトル。前衛音楽の代名詞『グルッペン』ほか、1959年ウィーン・ライヴ、初出音源! 3群のオーケストラがそれぞれ独立した時空間を持ち、互いに激しく侵食しあうセリエリズムの超難曲『グルッペン』は、シュトックハウゼン、マデルナ、 ブーレーズの指揮とケルン放送交響楽団によって1958年に初演されました。このディスクは全く同じ布陣によるわずか1年後のライヴ。前衛作曲家かつ 指揮者である3人の、確かな手ごたえを持って厳しく指揮しあうさまがしかと記録されており、凄まじいまでの緊張感です。時代的にモノラル録音なのが 実に残念ではありますが(作曲当時ステレオ放送は無かった)、録音がある以上聴かない訳にはいきません。歴史に残すべき一大ドキュメント、ぜひご注 目ください。 『断ち切られた歌』は第二次世界大戦中に迫害された犠牲者の手紙がテキストに用いられた、ノーノの代表作。ノーノ、シュトックハウゼン、ブーレー ズの3人は現代音楽界の三羽ガラスと呼ばれ、前衛音楽を牽引してきた存在ですが、ノーノとシュトックハウゼンは意見の相違から激しく対立、決別の道 を辿ります。ブーレーズがこのふたりの作品を振った貴重にして刺激的な演奏会のライヴ録音。2016年に惜しくも世を去った闘士ブーレーズの偉大さと、 前衛音楽最盛期の異様なまでの熱気に圧倒されること間違いなし! (Ki)

ALT-347(2CD)
ブーレーズ追悼シリーズ
ラモー:歌劇『イポリトとアリシ』
イポリト:ジェラール・デュナン(オート・コントル)
アリシ:ラシェル・ヤカール(S)
フェードル:リーズ・アルスゲ(Ms)
テゼ王:ルイ・モーラン(Bs)
エノーヌ:シュザンヌ・ラファイエ(S)
プリュトン/ネプトゥーヌ:ロジェ・ソワイエ(Bs)
ディアーヌ:ベルト・カル(S)
ティジフォヌ/メルキュール:ミシェル・ハメル(T)
女羊飼い:シルヴェンヌ・ジルマ(S)
ピエール・ブーレーズ(指)
フランス国立放送Ocho

録音:1964年10月13日/シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
ブーレーズ追悼シリーズとして、ALTUSからまたまた貴重な音源が登場します。何とバロック・オペラを振ったライヴが、クリアなステレオ録音でお聴 き頂けます!曲は50歳を迎えたラモーがついに本腰を入れてオペラに挑んだその1作目にして最高傑作の呼び声高い『イポリトとアリシ』。ブフォン論争 を白熱させるほどに卓越した和声法と管弦楽法が駆使されたこのラモーの名作は、モダン楽器による力強い演奏にも十分耐えうる迫力と適応力を持ってい ます。収録されているのはラモー没後200年にあたる1964年に行われたシャンゼリゼ劇場でのライヴ。曖昧さのないブーレーズの指揮が巧みな情景描写や 躍動的な舞曲をさらに引き締まったものにし、心地よい緊張感と推進力を生み出しています。物語後半の悲劇的な調子も媚びたところがなく高潔で堂々と していて迫真の出来。歌手陣はヤカールを始めフランスの実力者ぞろい、美しいフランス語による朗々とした歌唱が胸に響きます。部分的なカットも物語 や音楽の本質を見据えたもので、じっくりと音楽に集中できる形と言えましょう。解説書にはあらすじの他トラック別の大意を掲載。2016年に没したブー レーズ追悼の気分を高めつつ、ラモーの魅力再発見にもつながる大注目盤です。 (Ki)

ALT-349
「LEGACY」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番[熱情」*
 エリーゼのために*
ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
 ワルツ第6番『子犬のワルツ』
 夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9-2
 ポロネーズ第6番 変イ長調『英雄』
黒岩 悠(P)

録音:2015年11月25-26日三重県総合文化センター 大ホール*
2015年9月9、10日三鷹芸術文化センター 風のホール
好評を博したデビュー・アルバム「Inspire to/from J.S.Bach」(ALT-281)に続く、ピアニスト黒岩悠(くろいわ・はるか)のCD第2弾。『熱情』『幻 想即興曲』『英雄ポロネーズ』といったベートーヴェンとショパンの王道レパートリーを、作曲家ごとに日を改めて別のホールで録音しています。 明瞭な響きに満ちた気を衒わない堅実な演奏、と思わせつつその一方で独特のタメやテンポの揺らぎが出現し、その個性が強い印象を残します。『エリー ゼのために』ではドキッとするほどゆっくりしたテンポを採用、美しく繊細な弱音で一音一音確かめるようにとつとつと奏でています。他のピアニストとは一 線を画した、単なる名曲集ではない独特の世界が広がっています。 録音スタイルも独特。黒岩氏は指慣らしの練習からそのまま途切れることなく曲の演奏に入るため、録音機を回しっぱなしで収録。その場の雰囲気や香 りを感じながら音を奏でる、まるで往年の名ピアニストのような音楽観。ライナーノートには本人執筆の曲目解説が入っており、彼の音楽に対するイメージ の一端を垣間見ることが出来ます。 (Ki)

ALT-350
ラ・ペヤチェヴィッチ(1885-1923):大オーケストラのための序曲 ニ短調 Op.49
ピアノ協奏曲 ト短調 Op.33
ピアノと管弦楽のための協奏的幻想曲 ニ短調 Op.48
安達朋博(P)
井上喜惟(指)
ジャパン・シンフォニア

ライヴ録音:2015年9月28日/杉並公会堂(大ホール)
世紀転換期を彩ったクロアチアの女性作曲家、ドラ・ペヤチェヴィッチ(1885-1923)の作品集。数奇な運命を辿ったペヤチェヴィッチは、難産に伴 う腎不全、敗血症などの複合病因で37歳半という短い生涯であったものの、作品番号で58番まで、総作品点数では106曲を数え、オペラ以外ほぼ 全てのジャンルを網羅した才気あふれる作曲家です。歿後、彼女の作品は忘却の彼方に追いやられていましたが、生誕100年(1985年)を機に再評価 され、1991年のクロアチア独立後はザグレブの国立クロアチア音楽情報センターが全作品の楽譜を新たに校正し、出版する作業を続けています。それ でも録音がほとんどなく、特に日本では依然として知られざる作曲家と言えます。 この作曲家に惚れ込んだのが、1983年生まれの日本人ピアニスト安達朋博です。安達は恩師のロシア人、エフゲニー・ザラフィアンツがクロアチアで 音楽教育に携わっていたことが縁で、クロアチアへ留学。ザグレブ国立大学音楽アカデミーを卒業するまで、ペヤチェヴィッチをはじめとする未知の作曲 家と出会い、その魅力にとりつかれました。没後90年となる2013にはドラ・ペヤチェヴィッチ・メモリアル財団主催の記念行事に日本人演奏家として はじめて招かれ、リサイタルを開きました。 「安達朋博氏の演奏はドラの音楽独特の香りを濃厚に表現することに成功している。私もオーケストラのメンバーも彼の情熱的なアプローチに共感し、 ドラの音楽に魅せられた。」と語るのは指揮をつとめた井上喜惟です。美しい旋律の裏側に非常に力強い意思を感じるペヤチェヴィッチの作品を見事に歌 い上げます。 (Ki)
■安達 朋博(ピアノ)
イノ・ミルコヴィッチ高等音楽院(モスクワ音楽院提携校)を経て、クロアチア国立ザグレブ大学音楽アカデミーを最優秀にて卒業。ローマ国際ピアノコ ンクール、ブラームス国際音楽コンクール、アントン・ルビンステイン国際ピアノコンクールなど欧州各地の8つの国際コンクールで受賞。クロアチア人 作曲家による作品の発掘・研究と、演奏会・録音、テレビ・ラジオ出演、記事執筆などを通じての普及活動であり、同国初の女性作曲家ドラ・ペヤチェヴィッ チや近代作曲家ボジダル・クンツ、前大統領イヴォ・ヨシポヴィッチ氏の作品をはじめ、ロマン派・近代のほか、多数の現代作曲家の作品の国外初演を行う。 2013年に、ペヤチェヴィッチの故郷クロアチアのナシツェの記念財団より日本人で初めて招待されて以来、ペヤチェヴィッチの没後90年、生誕110年、 音楽学校創立30周年などの記念公演は毎回安達が招待されており、2016年3月にもクロアチア国立オシエク歌劇場にてペヤチェヴィッチのピアノ協奏 曲のスラボニア初演を行っている。

ALT-351(2CD)
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」 イーゴリ公:トミスラヴ・ネラリッチ(Bs)、
ヤロスラーヴナ:ユリア・ヴィーナー(S)、
ウラジーミル皇子:ルドルフ・フランツル(T)、
コンチャーク汗:ミロスラヴ・チャンガロヴィチ(Bs)、
コンチャコーヴナ:ルージャ・ポスピシュ(Ms)、
オヴルール:ピエロ・フィリッピ(T)、
スクラー:グレゴール・ラーデヴ(Bs)、
エローシカ:フラーニョ・パウリック(Bs)ほか
ザグレブ国立歌劇場cho
ミラン・ホルヴァート(指)NHK響

収録:1965年9月16日東京文化会館(モノラル・ライヴ)
日本語帯・解説、歌詞大意付
「ポロヴェッツ人(だったん人)の踊り」で知られるボロディンのオペラ「イーゴリ公」の記念すべき本邦初演時の演奏。1965年9月16日のスラブ 歌劇団の公演で、NHK交響楽団が伴奏を務めています。 もともと「イーゴリ公」は未完のまま残されていたものを、リムスキー=コルサコフとグラズノフが補筆完成させました。この公演では、事実上グラズノ フの作曲した序曲と第3幕をカットし、ボロディンのオリジナルとリムスキー=コルサコフがオーケストレーションだけ携わった部分のみを演奏しています。スラブといってもロシア人ではなく、クロアチアの歌手陣によるため、力強さだけでなく明るい声質が魅力。シャリャーピンの再来といわれたチャンガロヴィ チがここでは豪快なコンチャーク汗を演じています。ホルヴァートの指揮も充実感満点で、「ポロヴェッツ人(だったん人)の踊り」はしみじみと感動的です。 (Ki)

ALT-353(3CD)
ムソルグスキー:歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」 ボリス・ゴドゥノフ:ミロスラヴ・チャンガロヴィチ(Bs)、
クセニヤ:ミルカ・クラリッチ(S)、
ピーメン:ニコラ・ギュゼレフ(Bs)、
グリゴーリ:リュボミール・ボドゥロフ(T)、
ワルラーム:ラドゥコ・コロシェッツ(Bs)、
聖愚者:イーヴィツァ・キシュ(T)
ザグレブ国立歌劇場cho
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)NHK響

収録:1965年9月4日東京文化会館(ステレオ・ライヴ)
日本語帯・解説、歌詞大意付
戦後、日本のオペラ受容はイタリア歌劇団の与えた感動が伝説となっていますが、それと同等な衝撃を与えた のが1965年の「スラブ・オペラ」。名のみ聞いていた「ボリス・ゴドゥノフ」や「イーゴリ公」を本場の骨太な 演奏で披露、日本の音楽ファンにロシア・オペラの魅力を知らしめました。その語り草となっていた公演がCD として日の目を見ます。日本の聴衆を金縛りにかけた演奏が、半世紀を経てふたたび体験できます。
ムソルグスキーの歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」は1919年に露西亜大歌劇が本邦初演を行いましたが、言葉の問題などもありなかなか上演されることも ありませんでした。それゆえ1965年9月のスラブ歌劇による上演は、日本の音楽ファンにとり一大イベントでした。 シャリャーピンの再来と言われたチャンガロヴィチがボリスを演じ、意に染まぬまま皇帝となり、属国ポーランドの作略で皇帝の座を奪われ死んでいく 姿を示し、聴衆に大きな感銘を与えました。 リムスキー=コルサコフ編1906年版による演奏で、原典版の斬新さはないものの、流麗に響くオーケストラが美しく、マタチッチとNHK交響楽団が 充実した力演を繰り広げるのも魅力。ザグレブ国立歌劇場合唱団の魅力も特筆で、民衆の声の威力を納得させてくれます。 今から半世紀も前に、かくも凄い公演が日本で行われていたのと言葉を失う記録の登場です。 (Ki)

ALT-356(2CD)
スラブ歌劇 来日公演
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」
ミルカ・ベ ルタペレ( ラーリナ:メゾ ソプラノ)
ミルカ・クラリッチ(タチヤーナ:ソプラノ)
マイダ・ラディッチ(オリガ:メゾソプラノ)
バデマ・ソコロヴィチ(フィリッピエーヴナ:アルト)
ウラジーミル・ルジャック(エフゲニー・オネーギン:バリトン)
ルドルフ・フランツル(レンスキー:テノール)
トミスラヴ・ネラリッチ(グレーミン公 爵:バス)
トゥゴミール・アラウポヴィチ(隊長:バリトン)
グレゴール・ラーデヴ(ザレツキー:バス)
フラ ー ニョ・パ ウリック(トリケ:テ ノ ー ル )
ダミール・ジャルコ(テノール独唱)
ミラン・ホルヴァート(指)NHK響、
ザグレブ国立歌劇場cho

録音:1965年9月19日東京文化会館(NHKによる実況録音、ステレオ)
戦後、日本オペラ受容史に大きな衝撃を与えた1965年の「スラブ・オペラ」公演。ロシア・オペラを代表する「ボリス・ゴドゥノフ(ALT-353で発 売中)」「 イ ー ゴ リ 公(ALT-351で発売中)」「エフゲニー・オネーギン」を本場の骨太な演奏で披露、日本の音楽ファンにその魅力を知らしめました。そ のトリを飾った「エフゲニー・オネーギン」の音源が日の目を見ました。「エフゲニー・オネーギン」自体はそれまでも何度か日本で上演されていましたが、 本場の演奏者による声量と表現力に聴衆が魅了されている様がはっきりと伝わってきます。 タチヤーナ役のクラリッチの清純な声がチャイコフスキーの乙女心を見事に表現、有名な「手紙の場」での長いアリアも、集中力と緊張感を途切らせる ことなく聴き手をひきこみます。ホルヴァートの情感豊かな音楽作りもチャイコフスキーならではの豊富なメロディにたっぷりとひたらせてくれます。音質 も良好。 (Ki)

ALT-358
ウィーン・フィル・ライヴ・エディション24/ノリントン
ウェーバー:歌劇『オイリアンテ』序曲
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.92
シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61
ロジャー・ノリントンしVPO
ライナー・キュッヒル(Vn)
フランツ・バ ルトロ メイ(Vc)

録音:2000年6月16日/ムジークフェラインザール
オーストリア放送協会によるライヴ録音
新世紀を迎えた2000年、マリス・ヤンソンスのキャンセルを受けてノリントンがウィーン・フィルと共演した際のライヴ録音です。この頃のウィーン・フィ ルは積極的に新しい演奏法に挑んでいた時期でもあり、ガーディナーやアーノンクールといった古楽系指揮者を良く迎えていました。このノリントンとの共 演でも指揮者の個性をウィーン・フィルが楽しみながら音楽に昇華しており、両者の持ち味が絶妙に溶け合った美しくも刺激的な空前の演奏が繰り広げら れています。
異彩を放つのはシューマン2番。各声部の分離が非常に良く、ヴィブラートを抑えた弦楽器と強調された木管楽器のバランスも特徴的。弦に管が塗り 重ねられるのでなく、木管が主体となり弦が薄くヴェールをかけるようなシューマンです。特にピュア・トーンによる第3楽章の美しさは絶品!加えて意外 と大胆なテンポ設定が目を引き、第1楽章の序奏はゆったりと始まり、その後も引きずるようなリズムで怪しく揺れ動きます。また、終楽章のコーダ突入 時の驚くほど濃厚なタメやクライマックスで大いに炸裂する金管も強烈。終始美しい音色でありながら最後まで予想の付かない怪演です。
ブラームスの二重協奏曲はウィーン・フィルの十八番であり、キュッヒル&バルトロメイのソロは死角なしの素晴らしさ。これぞウィーン・フィルという風 情にあふれた技の応酬です。特にキュッヒルのこれでもかと言うほどのしたたる美音がたまりません。一方ノリントンは、ソリストに十分花を持たせつつ、 明るく見通しの良い得意のサウンドで音楽を盛り上げており、そのコントラストが鮮烈な効果を上げています。 (Ki)
ALT-361
舘野泉〜アルメニア・ライヴ
ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲
矢代秋雄:ピアノ協奏曲*
舘野泉(P)
井上喜惟(指)アルメニアPO

録音:1999年2月5日エレヴァン、アラム・ハチャトゥリアンホール
2000年9月17日エレヴァン、アラム・ハチャトゥリアンホール*
2002年に病で右半身の自由を奪われたものの、2年後には左手のピアニストとして復帰し今日まで活躍を続けている舘野泉。2016年に80歳を迎 える彼の貴重なドキュメントが発売されます。1999年、2000年のアルメニアでのライヴ録音で、ハチャトゥリアンと矢代秋雄のピアノ協奏曲はいずれも 舘野の得意曲。強烈な打鍵が忘れられない、魂のこもった熱演です。 ハチャトゥリアンの協奏曲は恐らくこれまでCDリリースがなかったレパートリー。指揮者の井上喜惟は、中学生時代に東京文化会館で舘野の弾くこの 曲を聴いてその素晴らしさの虜になったといい、念願ともいえる共演です。また矢代秋雄の協奏曲はこのライヴがアルメニア初演でしたが、アルメニア・フィ ルのメンバーも深い理解を持って見事に演奏しています。 (Ki)

ALT-362
京都市交響楽団第600回定期演奏会
モーツァルト:交響曲第41番『ジュピター』
R.シュトラウス:交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』
広上淳一(指)京都市SO

録音:2016年4月15日/京都コンサートホールでのライヴ(デジタル録音)
2016年に創立60周年を迎えた京都市交響楽団。同年度第1回目の定期演奏会にして、通算第600回目となった記念すべきライヴ録音を収録したディスクがこ ちら。指揮は京響第12代常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザーである広上淳一。2008年からお互いの関係を深めている広上&京響は2015年に「第46 回サントリー音楽賞」を受賞、聴衆からも熱い支持を得ている “今聴きたい” 名コンビ。チケット完売の記念碑的演奏会がCDで楽しめます。 『ジュピター』は曲の構成原理としての「力強さと優美さの対比」をシンプルに突き詰めた演奏。終楽章のフーガでは中低音をしっかりと響かせ、堂々たる構築が 説得力大。一方『ツァラトゥストラ』は開放的な大音響から深い闇の如き余韻まで、様々な曲想からそれぞれの美を巧みに引き出した、知的で技ありな演奏です。広 上の明晰にして一歩踏み込んだアプローチに、素晴らしい反応で返す京響。聴いていて嬉しくなる見事な出来栄えです。 (Ki)

ALT-363
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
ミラノ・イタリアRSO

録音:1983年4月29日/ミラノ音楽院コンサートホール(ライヴ)
大注目!新発見された完全初出音源が日の目を見ます!マタチッチが亡くなる2年前、83年のミラノ・ライヴです。晩年とは思えぬ大変な熱気が渦巻く 豪快演奏を繰り広げており、フィナーレの複雑なフーガも有無を言わさぬ迫力で驀進!驚くほど熾烈なブルックナーが聴けます。 マタチッチ独自の版による演奏。1970年のチェコ・フィルとのスタジオ録音ではシャルク版に近い独自版を使用していますが、それとはまた異なりハー ス版寄りの楽譜になっているのが興味深いところ。フィナーレでは1箇所短いカットがあるもののシンバルやトライアングルの追加は無く、演奏時間も長くなっ ています。  (Ki)

ALT-364(2CD)
シューリヒト/ステレオ・ライヴ集I(新マスタリング)
ベートーヴェン:交響曲第1番
交響曲第3番『英雄』*
交響曲第9番『合唱付き』
『コリオラン』序曲#
アグネス・ギーベル(S)
マルガ・ヘフゲン(A)
ラグナー・ウルフング(T)
エドゥアルト・ヴォリッツ(Bs)
フランス国立放送cho
ルネ・アリックス(合唱指揮)
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O

録音:1965年6月15日、1963年5月14日*、1959年3月24日#/パリ、シャンゼリゼ劇場(全てステレオ)
INAに残されているシューリヒトのステレオ・ライヴから、ベートーヴェンの交響曲をまとめた新リマスタリング盤です。もともと鮮明なステレオ録音が 話題となっていた音源ですが、今回さらに音質が高まり、より深くシューリヒトの名演を堪能できるようになりました。
特に『第九』における今回のリマスター効果はぜひお聴き頂きたいものです。明るく澄みきった音色にはさらに磨きがかかり、かつ大変な迫力をも獲得 しています。第1楽章の展開部や第4楽章の器楽フガートから有名な合唱までなど、音楽が高いテンションで白熱する部分の音には凄まじいものがあり ます。強烈な緊張感で楔のごとく打ち込まれる第2楽章のティンパニ、第3楽章でのさらさらと流れるヴァイオリンの美しく細やかな変奏、フィナーレ後 半でその存在感を大いに炸裂させるトロンボーンも特筆に値します。すっきりしたテンポ感で進みながらも時に異様なほどメリハリの効いた演奏を繰り出す 大名演、その驚くべき真価がここにあります。 (Ki)

ALT-366(2CD)
シューリヒト/ステレオ・ライヴ集II(新マスタリング)
ブラームス:交響曲第4番
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調*
シューマン:『マンフレッド』序曲*
クラウディオ・アラウ(P)
アルテュール・グリュミオー(Vn)
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O

録音:1959年3月24日、1963年5月14日*/パリ、シャンゼリゼ劇場(全てステレオ)
INAに残されているシューリヒトのステレオ・ライヴから、アラウ、グリュミオーとの共演などをまとめた新リマスタリング盤です。もともと鮮明なステ レオ録音が話題となっていた音源ですが、リマスターによりオーケストラの音色はさらに明るく美しく、かつ張りのある充実した響きを獲得。独奏者がそ れぞれの個性を発揮する協奏曲の聴き比べもこの盤ならではです。ふたりのソリストの妙技を、新たな音質でとくとお楽しみください。 ベートーヴェンの第3協奏曲における、アラウの重く沈み行くピアノ。第2楽章ではどこまでも深く内省的な世界が広がり、明るく素朴に歌う木管と好 対照をなすことによって彫りの深い感動的な音楽が立ち現れます。一方、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ではグリュミオーの艶のある美音がこれで もかと最前面に出てきて、オーケストラも一体となって幸福な気分を盛り上げます。 (Ki)
ALT-368
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集『四季』
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼンOp.20
島田真千子(Vn)
セントラル愛知交響楽団弦楽アンサンブル

録音:2016年1月24日/碧南市芸術文化ホール エメラルドホール
日本語帯・解説付
華々しい経歴を持つヴァイオリンの名手・島田真千子が、自らコンマスを務めるセントラル愛知交響楽団の弦楽メンバーと共演したライヴ録音です。弦 楽は3-3-2-2-1(+チェンバロ)。すっきりとした風通しの良い編成による『四季』は軽やかで若々しいソロが光ります。颯爽としたスピード感でありなが ら瑞々しさを損なわない、耳に心地よい美演です。『ツィゴイネルワイゼン』での見事な演奏技術にも聴き惚れます。好評を博した1stアルバム(ALT-318) のバッハ無伴奏作品に続く、彼女の魅力がたっぷりと詰まった注目アルバムの登場と言えるでしょう。 (Ki)
■島田真千子
東京芸術大学附属音楽高等学校を経て1998年東京芸術大学を首席で卒業、安宅賞受賞。 2002年デトモルト音楽大学を最優秀の成績で卒業後、2005年には同大学院にてドイツ国家演奏家資格を取得。6年間ドイツに在住し,ヨーロッパ各 地で研鑽を積む。 第44回全日本学生音楽コンクール全国大会中学校の部第1位、第7回日本モーツァルト音楽コンクール第1位、第66回日本音楽コンクール第2位、 第45回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール、第15回J.S.バッハ国際コンクールで入賞。 これまでに、アメリカ・アスペン音楽祭や宮崎国際室内楽音楽祭、倉敷音楽祭等に参加。1998年から2015年まで毎年サイトウ・キネン・フェスティ バル松本に参加し、2001、2002年には同フェスティバルのバッハプログラムにソリストとして出演、録音CDが発売された。2000年には東京文化会 館およびしらかわホールに於いて初のソロリサイタルを開催。2001年以降は、イーストウエストバロックアカデミーの公演でオランダ・コンセルトへボウホー ルを含む日蘭ツアーにソリストとして参加、ベルリン・コンツェルトハウスの室内楽シリーズ出演やドイツ・ベルギーでのリサイタル、南米チリでの室内楽 ツアーに参加など、海外でも活躍。 2005年にドイツ留学から帰国後、国内ではソリストとして各地でのリサイタル開催や名古屋フィル、セントラル愛知響等の定期演奏会での共演を重ねて いる。名古屋しらかわホール主催室内楽公演の企画及び出演など、特に出身地・愛知県での活躍が認められ2006年愛知県芸術文化選奨文化賞を受賞、 同年第1回名古屋音楽ペンクラブ賞を受賞、2009年には名古屋市芸術奨励賞を受賞した。2015年にはバッハの無伴奏ソナタ&パルティータを収録し たCDをAltusからリリース、2016年CDの発売を記念しバッハの無伴奏作品6曲全曲演奏会を開催し絶賛を博した。 近年はサイトウ・キネン・オーケストラおよびVeritas弦楽四重奏団のメンバーとしても活躍、また全国各地での室内楽公演に参加する等、多彩な演奏 活動を展開している。 現在、セントラル愛知交響楽団ソロコンサートマスター、水戸室内管弦楽団メンバー。 これまでに、佐々木はるる、久保田良作、山岡耕筰、田中千香士、マルコリッチの各氏に師事、室内楽をアイザック・スターン、今井信子の両氏に師事した他、 ヘルマン・クレバース、ドロシー・ディレイ、ライナー・クスマウル、店村眞積の各氏等にも師事し影響を受けた。現在NPO法人イエローエンジェルより  G.B.ガダニーニが1769年に製作した ヴァイオリンを貸与されている。


ALT- 371(2CD)
ドヴォルザーク:スターバト・マーテル Op.58 (B.71) 半田美和子(S)、手嶋眞佐子(A)
望月哲也(T)、青山貴(Bs)
福島章恭(合唱指揮) 
大阪フィルハーモニーcho
ラドミル・エリシュカ(指)大阪PO

録音:2015年6月8、9日/フェスティバルホール(ライヴ録音)
日本語帯・解説付
ヤナーチェクの孫弟子であり、チェコ音楽の伝道師であるエリシュカ。大阪フィルとの初共演は2008年、ヤナーチェクの『グラゴル・ミサ』でした。 スラヴ語の難解な歌詞にも関わらず見事に歌い切った合唱団のレベルにマエストロは感嘆し、次はぜひドヴォルザークの『スターバト・マーテル』をやろ うと言ったそうです。この『スターバト・マーテル』は、もともとエリシュカが大阪フィルとの共演に当たって希望演目に入れていた楽曲でもありました。 そして2015年、4度目の共演にしてついに、念願のプログラムが演奏されることになりました。この機を特別なものと感じた大阪フィルが「マエストロ とのこの曲の演奏を残したい」とアプローチをかけ、ライヴ録音が実現。エリシュカがこよなく愛する作品に敬意を持って、大切に奏でた演奏です。指揮 者の素晴らしい統率力のもと、透明な美しさを持つ管弦楽、壮麗にして暖かみのある合唱、曲想に合わせ巧みな表情を見せるソリストが一体となって織り なす至高のドヴォルザーク。アンダンテやラルゴといった緩やかな楽章が連なり、悲しみが徐々に癒されていく感動的な音楽を見事に描き切っています。 ライナーノートには歌詞対訳の他、この曲を「魂のドラマ」と表現する片山杜秀氏による熱い曲目解説を収録。 (Ki)

ALT-373
ベートーヴェン:大フーガ 変ロ長調 Op.133 (編曲:F.ワインガルトナー)
ヴァイオリン,チェロとピアノのための三重協奏曲 ハ長調 Op.56
ロマンス第1番 ト長調 Op.40
ロマンス第2番 ヘ長調 Op.50
ジャン・マルティノン(指)
フランス国立放送O
エリック・ハイドシェック(P)
クリスチャン・フェラス(Vn)
ポール・トルトゥリエ(Vc)

録音:1970年3月11日シャンゼリゼ劇場(ライヴ、ステレオ)
膨大なアーカイヴを持つINA(フランス国立視聴覚研究所)から驚きのお宝音源を発掘しました。ベートーヴェン生誕200年記 念演奏会の一環と思われるマルティノンのライヴです。ちなみに同日に『運命』も演奏されており、この録音もアルトゥス・レーベルより発売されています (ALT-333)。
弦楽合奏による『大フーガ』は作曲家としても高名なマルティノンの現代的感覚が冴え、フランスの薫り高き音色に突き刺さる表現力が加わっています。 張りのある瑞々しい弦楽が実に頼もしい偉大な演奏。緩徐部分での滑らかな歌いぶりも感動モノです。
三重協奏曲はフランスの名手が集結した華やかな顔ぶれ!メンバーを見るだけでため息が出そう。マルティノンもノリが良く、オーケストラの提示部から して音楽がいきいきと奏でられていて胸弾みます。ソリストの燃焼度も凄まじく、第2楽章のとろけるような美しさ、第3楽章で三者三様に熱っぽく弾き まくる目も眩まんばかりの盛り上がりなど、この曲がこんなに楽しかったのかと驚いてしまうでしょう。トルトゥリエは他の2人それぞれと共演盤があるも のの、ハイドシェックとフェラスの共演盤はたいへん珍しいもので、その点でも注目です。
最後のロマンスがまた必聴。フェラスはレオポルト・ルートヴィヒ指揮でロマンスをモノラル録音していますが、ステレオによる録音は当ディスクが初登場! 純度の高い極上のソロを存分に聴かせてくれるお宝音源と言えます。 (Ki)

ALT-374(2CD)
メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』(
シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
ラドミル・エリシュカ(指)札幌SO

録音:2017年3月10・11日/札幌コンサートホールKitara(ライヴ)
※日本語帯・解説付
数々の名演を聴かせてきた札幌交響楽団と名誉指揮者ラドミル・エリシュカ。2017年3月にはブラームスの交響曲全曲演奏プロジェクトを完結させま した。最後に取り上げられたのは第1番。その特別な演奏会を収録したアルバムが発売されます。残念ではありますが、エリシュカは健康上の理由によ り2017年10月の札響の定期演奏会を最後の来日公演とする、という発表がなされています。しかしここに収められているのは若々しいエネルギーに満 ち溢れた圧倒的な名演。新鮮で透明、清冽なメンデルスゾーンとシューベルトを聴かせたのち、メインのブラームスではほとばしるような情熱と格調の高 さを兼ね備えた、スケールの大きな巨匠然とした音楽を構築してくれます。偉大なマエストロに感謝の意を込めつつ、じっくりと味わいたい感動的なディス クです。 エリシュカ/札響のブラームス・プロジェクト、他の番号はそれぞれALT-304(第3番)、ALT-319(第2番)、ALT-330(第4番)で発売されており、 いずれも大変高い評価を得ています。 (Ki)

ALT-376(2CD)
マタチッチ&PCO/チャイコフスキー他
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
ベートーヴェン:12のメヌエットWoO7より9つのメヌエット(第1、2、4、5、7、8、10、12、11番)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26
アレクサンダー・ウニンスキー(P)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
パリ音楽院O

録音:1967年2月5日シャンゼリゼ劇場:ライヴ録音(ステレオ)
このコンビによるディスクはこれが史上初。ちなみにパリ音楽院管は同年6月3日のクリュイタンスの死を受け、発展的 解散を経てメンバーを代えパリ管弦楽団に改組されます。その直前、最後の伝統と言うべき音色をお聴き頂ける点でも大いに注目です。今や失われたパリ 音楽院管の馥郁とした薫り高い響きと、熱気あふれた強烈なマタチッチの指揮が組み合わさり、極上の音楽が奏でられます。
チャイコフスキーの5番はマタチッチの名演とされているチェコ・フィル盤、N響盤に勝るとも劣らない名演。オーケストラの鳴りっぷりが凄まじく、特 に金管の咆哮が圧巻!ベートーヴェンのメヌエットもマタチッチお得意のレパートリー。炎のようなテンションで驚くほどダイナミックな演奏を繰り広げ、忘 れられない印象を刻み付けます。シンプルな構造から細やかな表情を引き出しているあたりも流石です。プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番はマタチッ チ録音史上初レパートリー。ソリストは第2回ショパン・コンクールの覇者ウニンスキー!現役盤が少ないピアニストなのでこちらも貴重。硬質なタッチに よる強烈な打鍵が圧倒的な、大興奮の演奏です。 (Ki)

ALT-378(1CD)
マタチッチ/R・シュトラウス&ワーグナー
R.シュトラウス:交響詩『死と変容』
《エレクトラ》 Op.58から モノローグ
《サロメ》から『7つのヴェールの踊り』
ワーグナー(マタチッチ編):《神々の黄昏》から
『ジークフリートのラインへの旅』〜『葬送行進曲』〜終曲
リアネ・シネク(S)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
フランス国立O

録音:1965年5月4日シャンゼリゼ劇場:ライヴ録音(ステレオ)
IR.シュトラウスの『7つのヴェールの踊り』はおそらくこれが唯一の録音。グロテスクな導入部に始まり、その後も艶めかしい雰囲気が全開。マタチッ チの芸の細やかさに感服です。またワーグナーはマタチッチがレパートリーの中核に据えた重要作曲家であり、重厚さと見通しの良さを兼ね備えた演奏が 聴きもの。自ら編んだ《神々の黄昏》からの組曲はチェコ・フィルやN響とも録音がありますが、当盤の演奏は唯一、終曲に歌が入ります。シネクの歌 唱は歴代ワーグナー歌手に匹敵する素晴らしさ!力強くうねる管弦楽と共に聴き応えたっぷり。 (Ki)

ALTL-002
慶應義塾ユースオーケストラ&デムス
近谷直之
:“Paradigm shift”(世界初演)
シューマン:ピアノ協奏曲*
シューマン:トロイメライ*
チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
ラヴェル:マ・メール・ロワ〜『妖精の国』
坂入健司郎(指)、
慶應義塾ユースオーケストラ(現:東京ユヴェントス・フィルハーモニー)
イェルク・デームス(P)*

録音:2011年3月20日/ティアラこうとう・ライヴ
坂入健司郎率いる慶應義塾ユースオーケストラによる2011年3月のライヴは世界初演となった、近谷直之の “Paradigm shift、巨匠イェルク・デー ムスをソリストに迎えたシューマンのピアノ協奏曲、そしてチャイコフスキーの幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」という充実のプログラムでした。震 災直後となった当ライヴは坂入とオーケストラのただならぬ思いが感じられ入魂の熱演となっております。アンコールで演奏された「妖精の国」は祈りそ のものです。 (Ki)
ALTL-005
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 WAB 105 坂入健司郎(指)
東京ユヴェントス・フィルハーモニー

録音:2014年1月11日/杉並公会堂 大ホール・ライヴ
「これはまずい。坂入のコンサートに初めて出かけた私は心配になった。まだ20代の若者が、これほど堅牢で構築的なブルックナーを振るとは。全体 像がしっかり把握されていて危なげがない。いい音楽じゃないか。そのへんの本場のよりよほど聴きごたえがあるじゃないか。それが困るのだ。困ったことに、 この若者には才能があるのだ。才能がなければ、ただの趣味、ただの遊びで済むものを。どうしたらこの才能を生かせるか。彼は一生かけてこの難題と 取り組まないといけないのだ。そのキャリアの出発点と呼ぶべき、輝かしくも呪われた一夜の記録がこれだ。」(許光俊)
ALTL-006
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ブルックナー:交響曲第8番(1890年改訂稿)
坂入健司郎(指)
東京ユヴェントスPO

録音:2016年1月9日/すみだトリフォニーホール・ライヴ
注目の新人指揮者坂入健司朗(さかいりけんしろう)氏のブルックナーシリーズ第2弾は8番!大チェリビダッケもかくやの美しいハーモニーが聴く人を 包みます。新人離れの悠揚迫らぬ風格あり。東京ユヴェントス・フィルもうまい!

ALTL-008(2CD)
マーラー:交響曲第3番ニ短調*
ブラームス:アヴェ・マリア Op.12**
ヴォルフ:妖精の歌 〜女声合唱と管弦楽のための#
谷地畝晶子(A)*
首藤玲奈(S)#
オルフ祝祭cho(合唱指揮:谷本善基)*,**中央区・プリエールジュニアコーラス(合唱指揮:古橋富士雄)*
坂入健司郎(指)
東京ユヴェントス・フィルハーモニー

録音:2017年1月8日/ミューザ川崎シンフォニーホール(ライヴ)
知る人ぞ知る気鋭コンビ、坂入健司郎&東京ユヴェントス・フィル!既にリリースされているブルックナーの交響曲第5番(ALTL-005)や第8番(ALTL-006)では、若々しい新鮮な好演、と思いきや巨匠然とした悠然たる大きな演奏を聴かせ、人々を大いに驚かせました。そして彼らが今回挑んだのは、管弦楽と声楽による長大な交響曲、マーラーの3番!この大作を相手に、真に美しいところを取りこぼすことなく、圧倒的な演奏を披露。錯綜するコンテクストもくっきりと描き分けており、オーケストラの技量にもほれぼれします。終楽章の弦楽の歌はすばらしく感動的!声楽曲でまとめたプログラムも技あり。『ドイツ・レクイエム』を思わせる美しいブラームスの『アヴェ・マリア』と、ヴォルフの色彩的な音使いがまばゆい『妖精の歌』をカップリング。2017年、新年早々に行われ鮮烈ライヴがめでたく音盤化。これは要注目です!歌詞対訳を完備。 (Ki)

AltusのSACD
新DSDマスター非圧縮シングルレイヤー SACD
※SACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。
ALTSA-001(1SACD)
シングルレイヤー
ベートーヴェン:交響曲第4番
リャードフ:「バーバ・ヤーガ」 
グラズノフ:「ライモンダ」第3幕間奏曲
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1973年5月26日東京文化会館ステレオ・ライヴ
ALTSA-002(1SACD)
シングルレイヤー
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO
録音:1973年5月26日東京文化会館ステレオ・ライヴ
ALTSA-003(1SACD)
シングルレイヤー
ベルリオーズ:幻想交響曲 
ムソルグスキー(ラヴェル編):「展覧会の絵」〜古い城 
ビゼー:「アルルの女」〜ファランドール
アンドレ・クリュイタンス(指)パリ音楽院O

録音1964年5月10日東京文化会館ステレオ・ライヴ
SACDシングルレイヤー非圧縮!NHK秘蔵のオリジナルマスターテープ(放送用編集前)をNHK職員立ち合いでキングレコード関口台スタジオに持ちこみ、今や大変貴重な完動品のテレフンケン製のレコーダーにて同レコーダー専任のベテラン再生エンジニアにより慎重に再生された音をDSD方式にデジタル変換しました。音に徹底的にこだわり非圧縮で収録されています。 (Ki)
歴史的録音のSACDとしては過去最高!特にムラヴィンスキーの音質改善度は驚異的。単に鮮明になっただけではなく、音色は艶やかになり、全体の柔らかいハーモニーも絶品。生の印象に最も近づいた。もう、過去のディスクには戻れない。クリュイタンスもいっそう潤いのある音に変わり、全く初めて聴いたかのような新鮮さを味わえる。―平成の盤鬼 平林直哉―

ALTSA-015(2SACD)
シングルレイヤー
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
モーツァルト:交響曲第33番変ロ長調,K319
オイゲン・ヨッフム(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウO

録音:1986年9月17日昭和女子音楽大学人見記念講堂における実況録音
SACDシングルレイヤー非圧縮!NHK秘蔵のオリジナル・デジタル・マスターテープをビクター・スタジオに持ちこみ、K2HDコーディングを施し、192kHz24bitのデジタル・マスタリングの後、DSD方式に変換しSACDに収録。音に徹底的にこだわりシングルレイヤー非圧縮で収録されています。
前プロはモーツァルト33番だが、これがまた滅多に耳にしえない素晴らしさだ。ブルックナーは大変な聴きものだ。ヨッフムが最晩年に至り円熟し、ブルックナーの音楽と一体化したのである。第1楽章はロマンティックの極みであり、それでいて、もたれることは一切ない。オーケストラの生き物のような動きも特筆すべきであろう。こんなに遅い第2楽章を僕は初めて耳にする。このしみじみとした味は比類がなく、曲が進むにつれ、法悦の響きや意味深さがいよいよその度合いを増していくのである。スケルツォの響きは立体的で彫りが深い。どこまでもふっくらとしており老指揮者の熟した味わいに満ちている。久しぶりにこのような表現を耳にして感無量。フィナーレは音楽が終始語りかけ、演奏は威厳と拡がりにあふれ、十二分の満足感をあたえつつ終始するのである。―宇野功芳― と、絶賛された名演中の名演。レコ芸もCD発売時特選でありました。 (Ki)

ALTSA-026(1SACD)
シングルレイヤー
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
交響曲第5番「運命」、
序曲「レオノーレ」第3番
カール・ベーム(指)VPO

録音:1977年3月2日、NHKホール・ステレオ・ライヴ(音源提供:NHK)
『…終曲の「感謝の歌」がまた泣けてくる。あまりの美しさと立派さ故に、心底しびれる。凄い演奏だ。こんな演奏が日本で実際に行われたのだ。「田 園」のディスクといえばワルターの新旧両盤が今までベストだと思うが、このベーム盤はワルターに匹敵するのみならず、録音の優秀性を考えれば同曲の ベストワン。「田園」だけでも本アルバムの価値は無限である』―宇野功芳 ライナーノートより―
※マスターを192khz24bitのデジタルマスタリングの後、DSD信号に変換しSACDに収録。このSACDディスクはシングルレイヤー、非圧縮で収録されております。 (Ki)

ALTSA-055(2SACD)
シングルレイヤー
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
 交響曲第6番「田園」
 交響曲第5番「運命」
バッハ:G線上のアリア
ヘルベルト・ケーゲル(指)ドレスデンPO

録音:1989年10月18日サントリーホールライヴ録音(NHKによる実況録音)
SACDシングルレイヤー非圧縮!NHK秘蔵のオリジナル・デジタル・マスターテープをビクター・スタジオに持ちこみ、K2HDコーディングを施し、192kHz24bitのデジタル・マスタリングの後、DSD方式に変換しSACDに収録。音に徹底的にこだわりシングルレイヤー非圧縮で収録されています。
「田園」の「殿堂入り」コメントはこちら 「運命」の「殿堂入り」コメントはこちら
ALTSA-065(1SACD)
シングルレイヤー
ベートーヴェン:交響曲第2番、
交響曲第7番
カール・ベーム(指)VPO

録音:1980年10月6日、昭和女子大学 人見記念講堂ライヴ、音源提供NHK
「巨人ベームのエネルギーが最後に最も激しく燃焼した瞬間だった」 〜ウィーン・フィル クラリネット奏者E. オッテンザマー
立派。実に立派。堂々たる造形感に驚き。今やこんなに立派なベートーヴェンは貴重で、偉大な巨匠の芸でございます。クラリネットのオッテンザマーも「忘 れられないコンサート」と語り、全篇、悠揚迫らぬ大テンポで7番の3楽章のトリオなどチェリ顔負けの極限のローテンポ。それを見事にもちこたえ美音 を奏でるウィーン・フィルもさすが。終楽章も耐えに耐えての大爆発。純音楽的カタルシスがございます。2番もかけねなしの名演。音質もNHK 録音だけあっ て大変優秀でベーム最期の日本公演を見事にとらえきっています。
※マスターを192khz24bitのデジタルマスタリングの後、DSD信号に変換しSACDに収録。このSACDディスクはシングルレイヤー、非圧縮で収録されております。 (Ki)
ALTSA-138(1SACD)
シングルレイヤー
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 セルジュ・チェリビダッケ(指)
ミュンヘンPO

録音:1986年10月22日、サントリーホール、ライヴ録音
※新マスタリング、録音:FM東京
音源提供:KAJIMOTO
Dでベストセラーを続けているサントリーホールでのブル5がついにSACDで登場。SACD化により1枚で収録可能となりCDよりもお買得価格に。 なによりもSACD用の新マスタリングにより美しい音の余韻などより魅力がましました。圧倒的高揚感がすばらしい。 1986年はサントリーホールの開館の年でもあり、ヨッフム、コンセルトヘボウも来日して名演のブルックナー7番(ALTSA015)を残し当時チェリか ヨッフムかと大いに世間を騒がしました。音楽評論界穏健派の重鎮岡本稔氏も「これほど再現性の高いチェリビダッケの録音は数少ないというのが率直な 印象だ。ここに真のチェリビダッケの芸術と呼ぶにふさわしい音の記録が残されている」と手ばなしの模様でございます。 (Ki)

ALTSA-140(1SACD)
シングルレイヤー
シューマン:交響曲第4番 ニ短調 op.120
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第8番 ト短調
セルジュ・チェリビダッケ(指)
ミュンヘンPO

録音:1986年10月14日、人見記念講堂、ライヴ録音
のチェリの演奏を聴き、目からうろこだった。厳しいリハーサルで培われた精密でしなやかな響きが何とも心地よい。これほど豊かな味わいがあった のは驚きだった。こんなに色彩豊かなオーケストレーションだったのかと、初めてわかったような気がした。(ライナーノーツより〜平林直哉)

ALTSA-141(1SACD)
シングルレイヤー
ロッシーニ:「どろぼうかささぎ」序曲
R.シュトラウス:交響詩「死と変容」
ブラームス:交響曲第4番
 ハンガリー舞曲第1番 ト短調
ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウス:ピツィカートポルカ
セルジュ・チェリビダッケ(指)
ミュンヘンPO

録音:1986年10月15日、東京文化会館、ライヴ録音
ミュンヘン・フィルもチェリビダッケと残した最高のブラームスと認めていた演奏で、息子イオアン氏によればこの演奏をEMIのブラームスの全集に入 れたかったと語られる定評ある名演奏が遂にSACD化です!「死と変容」も美しい。
ALTSA-183(1SACD)
シングルレイヤー
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB108 セルジュ・チェリビダッケ(指)
ミュンヘンPO

録音:1990年10月20日、サントリーホール、ライヴ録音
※新マスタリング、録音:NHK 
使用音源:NHK FMの音声専用録音
天空を登るかのようなコーダに茫然!怪物ティンパニスト、ペーター・ザードロの実力を日本中に知らしめた有名演奏がついにSACDシングルレ イヤーで登場!また当SACDの使用音源は映像用の音源でなく音声専用音源であるFM放送用録音を使用しており、その音質の良さが特徴です。SACD 化により弱音の繊細感など見事な仕上がりです。また今回、1枚に収まりCDよりお買得となりました。 (Ki)

ALTSA-185(1SACD)
シングルレイヤー
ベートーヴェン:交響曲第4 番 変ロ長調 Op.60
ブラームス:交響曲第4 番 ホ短調 Op.98
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1973年4月28日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール(ステレオ・ライヴ)
LT-114(8CD) 発売時(2005 年12 月26 日) 初出だった名演奏の待望の初SACD化!伝説の来日直前の演奏。すごい緊張感で聴き手を金縛り! 音の良さに大変驚きました。これほどの演奏を聴いてしまうと大変で、まさに麻薬のようでございます。あの日本公演の超絶的名演の原点がここにあります。 (Ki)

ALTSA-186(1SACD)
シングルレイヤー
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1980年1月29&30日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール(ステレオ・ライヴ)
旧ビクター音産から発売され名盤の誉れ高かった演奏ですが、オリジナル音源から新たにデジタルトランスファーされ、新マスタリングにより、見違え るような音質に仕上がりました。その音質の素晴らしさゆえにムラヴィンスキーのヴァイオリン両翼配置の美しさと強力な金管、浮きあがる木管など実に 美しくしかも克明に再現されます。素晴らしいの一言でございます。 (Ki)

ALTSA-191(1SACD)
シングルレイヤー
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1973年5月3日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール(ステレオ・ライヴ)
さすがオリジナルテープからのデジタルトランスファーだけあってすばらしい音質!演奏はまさに完璧の一言で、ムラヴィンスキーらしい異様な緊張感と 迫力で一気に聴かせます。聴いていて恐ろしくなるほど。それにしてもいつ聴いてもムラヴィンスキーはすばらしい!平林直哉氏の資料に基づいた解説も大 いに参考になります。 (Ki)

ALTSA-192(1SACD)
シングルレイヤー
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』組曲第2番 Op.64より(モンタギュー家とキャピュレット家/少女ジュリエット/僧ローレンス/別れの前のロメオとジュリエット/アンティーユ諸島から来た娘たちの踊り/ジュリエットの墓の前のロメオ)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1982年11月6日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール(ステレオ・ライヴ)
このチャイコフスキーとプロコフィエフもすばらしい音質。これもオリジナルテープから丁寧なデジタルトランスファーの効果絶大!盤鬼平林氏は17 種あるムラヴィンスキーのチャイ5 のうち、当盤とグラモフォン60 年盤があれば!と激賞の様子でございます。 (Ki)
ALTSA-229(1SACD)
シングルレイヤー
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
ストラヴィンスキー:レクイエム・ティクルス
ドビュッシー:管弦楽のための3つの交響的素描『海』
シャルル・ミュンシュ(指)パリO,
エリザベート・ブラッスールcho、
ドゥニーズ・シャーリィ(C.A)
ピエール・トー(Bs)

録音:1967年11月14日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ録音(ステレオ)
ミュンシュが「幻想」をとりあげる時は幻想をトップに、中に最新の現代曲、しめに海かダフクロと云うのがミュンシュ独 特のプログラミングの妙でございました。SACD化で爆発的大演奏にますます磨きがかかっており、ミュンシュの実演でのダイナミックスをよりリアルに再 現する広レンジ感が魅力です。レコ芸読者投票第1位の名演をお楽しみください。
ALTSA-234(1SACD)
シングルレイヤー
シューマン:「マンフレッド」序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
ベートーヴェン:交響曲第3 番「英雄」
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O
アルテュール・グリュミオー(Vn)

録音:1963 年5月14日、サルプレイエルでの公開収( ステレオ)
『このディスクには1963 年5 月14 日、シャンゼリゼ劇場で行われた全演目が収録されている。この中の交響曲第3 番「英 雄」は1988 年、仏ディスク・モンテーニュから発売され、シューリヒト・ファンの間で話題になったものである。とにかく、1963 年の放送録音が鮮明 なステレオ録音で収録されていたのが一番の驚きだったが、このレーベルはまもなく消滅、買い逃したファンは泣く泣く高額にはね上がった中古盤を手に 入れるしかなかった。だが、このたび全演目という形で復活したのは慶賀の至りである。』( 平林直哉)
ALTSA-239(1SACD)
シングルレイヤー
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21、
交響曲第9番「合唱付き」
カール・シューリヒト( 指)
フランス国立放送O
アグネス・ギーベル(S)
、マルガ・ヘフゲン(A)
ラグナー・ウルフング(T)
エドゥアルト・ヴォリッツ(Bs)
フランス国立放送cho
ルネ・アリックス(合唱指揮)

録音:1965 年6月15日実況録音 シャンゼリゼ劇場(パリ)、ステレオ
当シリーズの目玉でライヴの第9 のステレオは初めてとなります。シューリヒトのライヴにおけるステレオ録音は大変少なく (FMのステレオ放送は概ね1965 年から)大変うれしい発掘です。平成の盤鬼平林直哉氏は「鮮明なステレオ録音ゆえに生き生きとした音は如実の伝 わり、情熱に溢れかえった響きに陶然とするのみである。ライヴゆえの豊かな雰囲気はシューリヒトの第9 のベストパフォーマンスにしたい。」と絶賛です。 (Ki)
ALTSA-253(1SACD)
シングルレイヤー
ウィーンフィル・ライヴ・エディションVol.21〜ムーティ
ハイドン:交響曲第48番 ハ長調「マリア・テレジア」
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
リッカルド・ムーティ(指)VPO

録音:1992年6月21日、ムジークフェラインザール・ライヴ(オーストリア放送協会)
当時の第1コンサートマスター、ヘッツェルは「1992年に行われるコンサートは全て創立150年記念コンサートだと考えて取り組んでいく」という意 気込みでありました。このような状況にあって、20年以上オペラ・コンサートの両面において固い信頼関係で結ばれてきたムーティにその重要なコンサー トの指揮をたくし、『事実上の首席指揮者』とする共同作業が動き出した時期の最も充実した瞬間といえるウィーン音楽祭千秋楽のディスク化です。なに よりムーティらしいヴァイオリン声部の輝かしい音色と美音。充実した低声部の躍動感が大いに楽しく、素晴らしい音質とともにヘッツェル時代最期のウィー ンフィルの音楽が楽しめます。ヘッツェルは、この演奏会よりしばらくしてハイキング中に事故で亡くなりました。ライナーノートはウィーンフィル研究家紺 戸淳氏の『ヘッツェル入団秘話』を収録。意外な事実にちょっと驚かされます。
ALTSA-258(1SACD)
シングルレイヤー
ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲
シューマン:交響曲第4番 ニ短調
ギュンター・ヴァント(指)NHK響

録音:1979年11月21日、NHKホール、NHKによる実況録音
白熱的なベルリオーズも聴きものですが、シューマン4番の堂々あたりを払うたたずまいは当時のヴァントとN響ならでは のものです。冒頭の深々とした響きから一気に引きこまれ、第3楽章からの熱気が大変で金管の壮絶な見せ場もあり、とてつもない大演奏に仕上がってお ります。実に一聴の価値ありで御座います。 (Ki)
ALTSA-255(1SACD)
シングルレイヤー
ウィーンフィル・ライヴ・エディションVol.22〜ムーティ
ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物 」序曲
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ヴェルディ:「運命の力」序曲
ライナー・キュッヒル(Vn)
ロベルト・シャイヴァイン(Vc)
リッカルド・ムーティ(指)VPO

録音:1975年4月3日NHKホール・ライヴ
!ムーティと思わずいいたくなるストレートな「新世界」も聴きものですが、名人キュッヒルとシャイヴァインをソロにしたてたドッペルコンツェルトが 貴重品!ウィーンの名人芸に心も溶かされてしまいかねない味わいでございました。75年ウィーンフィル来日といえばベーム翁の演奏にすっかり隠れていま したが、この溌剌たるムーティに体当たりでのぞむウィーンフィルの白熱演ぶりに興奮させられます。音質も大変良好です。 (Ki)
ALTSA-263(1SACD)
シングルレイヤー
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ブラームス:交響曲第2番
ブルーノ・ワルター(指)
フランス国立放送O

録音:1955年5月5日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ録音
ALTSA-264(1SACD)
シングルレイヤー
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
フリーメイソンのための葬送音楽K.477
交響曲第36番『リンツ』
交響曲第39番変ホ長調K.543
ブルーノ・ワルター(指)
フランス国立放送O

録音:1956年6月14日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ録音
ALTSA-265(1SACD)
シングルレイヤー
ハイドン:交響曲第96番ニ長調『奇蹟』
R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』
マーラー:交響曲第4番ト長調
ブルーノ・ワルター(指)
フランス国立放送O
マリア・シュターダー(S)

録音1955年5月12日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ録音
心臓発作(1957)発病前の元気なワルターの熱く濃厚な音楽が堪能できるフランス国立放送管との全記録。オリジナルの音源を使っての復刻は案外 少なく、久々の3公演揃っての完全版です。もちろん音の欠落もなく鮮度の高い大変良好な音質です。何より発作前のワルターの力強く、かつ味わいの深 い音楽がSACDの高音質で堪能できます。 (Ki)
ALTSA-282(1SACD)
シングルレイヤー
ルーセル:交響曲第3番 ト短調 Op.42
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

録音:1974年10月23日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
冒頭から音の美しさに釘づけとなる高音質な名演奏です。『チェリビダッケの音楽は不思議とリラックスさせてしまうアンサンブルが魅力なのだがフランス国立との演奏はそれに緊張感が加わっている。しかしなんと弾力的で表情豊かな音楽をするのだろう。』 音楽評論家・鈴木淳史)

ALTSA-283(1SACD)
シングルレイヤー
シェーンベルク:6つの管弦楽伴奏つき歌曲 Op.8*
シューベルト:交響曲第8番『未完成』
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番
ミヨー:ブラジルの郷愁〜第11曲『ラランジェイラス』
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ(管弦楽版),
ストラヴィンスキー:小管弦楽組曲第2番より『ギャロップ』
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O
コレット・ヘルツォーク(S)*

ライヴ録音:1974年9月17日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
未完成やベートーヴェンのほか、ミヨーや調性音楽期の美しい作品のシェーンベルクまでも収録した盛りだくさんの内容。 ストラヴィンスキーなどもアンコールならではの白熱ぶりがたのしめますが、さすがチェリ緻密な美しさに心打たれます。録音も大変良くたのしめます。 (Ki)

ALTSA-285(1SACD)
シングルレイヤー
ブラームス:悲劇的序曲 Op.81
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調『皇帝』 Op.73*
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O,
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)*

録音:1974年10月16日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
“終楽章必聴!ミケランジェリだけが可能な驚異の「皇帝」!”
フランス国立放送管の創立40周年特別公演のライヴ録音。ブラームスでは、Alutsから発売されているシューリヒトの名演奏と同様、透明感と色彩を湛えたオケの特性が最大に発揮され、パリ音楽院管の影に隠れて見落とされがちな個性的な響きの魅力を改めて痛感させられます。ここでのチェリビダッケの芸風は、晩年のミュンヘン時代の大伽藍モードに入る前なので、物々しいサウンドを排除して、極限まで室内楽的な精緻さを追求しており、その点でもオケの特性が功を奏しています。特に中間部の木管のフレーズの明るく抜ける響きと弦の至純さが織りなすハーモニーの美しさは格別。9:23からの弦のピアニッシモの透徹ぶりも、1970〜1980年代チェリビダッケを象徴するもの。
そして、驚愕の「皇帝」!ミケランジェリは例によって第1楽章冒頭からアーティキュレーションが明確で、推進力を湛えつつも勢い任せの感は皆無。6:33からの左手声部の刃こぼれのなさも驚異的ですが、再現部冒頭の一瞬にして大理石の塔を打ち立てるような堅牢な凄みは比類なし!第2楽章は透徹美の極みですが、ミケランジェリのタッチは常に光に満ちながら毅然と立ち、そこから厳かな品格が放たれます。3:21以降をこれほど確信を持ってフォルテで通した演奏も稀でしょう。その内的なヴォルテージが更に開花するのが終楽章。これこそ「皇帝の中の皇帝」!冷徹なイメージが強いミケランジェリですが、聞こえない音符などどこにもないこの演奏に触れると、完璧な技巧と一体化した音楽への熱い没入ぶりに戦慄さえ覚えます。【湧々堂】
ALTSA-287(1SACD)
シングルレイヤー
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1978年6月12、13日(ウィーン芸術週間)/ウィーン楽友協会大ホール・ステレオ・ライヴ]
*アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ・アーカイヴ音源使用
れは超弩級の衝撃盤。ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルは1978年6月にオーストリア・ツアーを行ない、12、13両日にウィーン楽友協会大ホー ルでチャイコフスキーとショスタコーヴィチのともに交響曲第5 番を演奏しました。これらはドイツ・オイロディスクからLP 発売され、さらに日本のビクター からもLP、ついで1985 年にCD 発売されましたが、いずれも不鮮明な音質なゆえ、ファンにいささか不満を残したものでした。それを今回、ムラヴィ ンスキー未亡人所蔵の音源から新マスタリングを施し、本来の驚くべき姿で出現しました。
当時のレニングラード・フィルは、ムラヴィンスキーの徹底的な訓練により、超人的とも言える演奏技術を修得していました。それと同時に、オーストリ ア放送のエンジニアの想像を超えるダイナミックレンジの広さを備えていたため、何らかの操作を加えられ、レコードの枠に入りきれないエネルギーが惜し くもカットされていたようです。
今回新音源を駆使してダイナミックレンジも元の状態で再現、さらに旧盤でノイズを抑えるために不鮮明となった音質も原音に戻した結果、信じ難いほ どの名演が姿を現しました。あまたあるムラヴィンスキー&レニングラード・フィルのチャイコフスキー「交響曲第5 番」中でもダントツの凄さ。ライヴと は思えぬ完璧なアンサンブルはもとより、第2 楽章後半の盛り上がり、第3 楽章の弱音のニュアンス、フィナーレの盛り上がりいずれも金縛りにあうこと 間違いなしの神憑り的演奏で、聴き終わった後に立ち直れないほど。これぞムラヴィンスキー芸術の極み、彼らの凄さを再認識できる、必携のアルバムの 出現です。 (Ki)
SACD 対応プレーヤー専用ディスクです。 通常のCD プレーヤーでは再生することができません。
ALTSA-288(1SACD)
シングルレイヤー
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op.73
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1978年6月13日(ウィーン芸術週間)/ウィーン楽友協会大ホール・ステレオ・ライヴ
*アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ・アーカイヴ音源使用
チャイコフスキーの交響曲第5 番に続く超弩級の衝撃。ムラヴィンスキーによるブラームスの交響曲録音はさほど多く残されてなく、第2 番は 1978年4 月29 日のレニングラード・ライヴと、この1978 年6 月13 日のウィーン・ライヴしか入手できませんでした。しかし、後者は発売 当時の音質に落胆したファンにとり、俎上に乗せる対象とされてこず、事実上レニングラード・ライヴが唯一の存在のようになっていました。ゆえ に、音質が改善され真の姿が浮かび上がったウィーン・ライヴの登場により、ムラヴィンスキーの「ブラ2」の凄さを初めて実感できるようになっ たと申せましょう。
まず驚かさせられるのは、驚異的なダイナミックレンジの広さ。フィナーレ冒頭の弱音とコーダにおける想像を絶する巨大さとの対比、それも先 へ行くに従いどんどん熱を帯びて調子があがっていく様を当時の観客と共有できます。さらに第2 楽章の中間部から終りまでの恐ろしいまでの充 実度、ムラヴィンスキーの神業に震えがくる思いがします。
興味深いのが、まぎれもないブラームスの音楽でありながら、チャイコフスキーを思わす部分が多々あること。第1 楽章終結部のはずむような リズム感、また第3 楽章中間部の木管の軽やかなアンサンブルなど、バレエ指揮で鍛えたムラヴィンスキーならではの独特な解釈にうならされます。 また、全体に音色が透明で、ことに弦楽の冷たい響きはロシア音楽のように聴こえます。まさに「ロシアの大指揮者の目を通したブラームス」とし て目から鱗が落ちる思いがします。とにかく誰にも真似のできないムラヴィンスキーの「ブラ2」、超オススメです。 (Ki)

SACD 対応プレーヤー専用ディスクです。 通常のCD プレーヤーでは再生することができません。
ALTSA-289(1SACD)
シングルレイヤー
シューベルト:交響曲第8番ロ短調「未完成」D.759
ショスタコーヴィチ:交響曲第5 番ニ短調Op.47
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1978 年6 月12、13 日(ウィーン芸術週間)/ウィーン楽友協会大ホール・ステレオ・ライヴ]
*アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ・アーカイヴ音源使用
ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが、ウィーン楽友協会大ホールで1978年6月12日と13日に行なったコンサート・ライヴ。この時の録音 がかつてLP、CDでリリースされた際、シューベルトの「未完成」とショスタコーヴィチの交響曲第5番は、同日のチャイコフスキーの交響曲第5番やブラー ムスの交響曲第2番に比べれば、録音の不鮮明さが少ないとされてきました。しかし、今回新音源からのマスタリングで、その驚くべき実像が明らかにな りました。
両曲ともムラヴィンスキーとレニングラード・フィルによるいくつかの録音が存在しますが、このアルバムは本当に凄いです。「未完成」第1、第2楽章 両者冒頭の緊張感に満ちた弱音とそのニュアンス、展開部等でみられる徐々に音量を増していく際の、恐ろしいまでの厳しさ、そして第2楽章終結部の天 国的な清明さなど、神の手以外に考えられない至芸。ショスタコーヴィチの5番も、冒頭から異様な緊張感に満ち、強音では牙をむくような激しさ。全 体にスピード感に満ちていますが、どんなに細かなパッセージも1つの楽器が奏でているようなアンサンブル能力が超絶的。ムラヴィンスキーの本当の凄 さを実感させてくれます。 (Ki)

SACD 対応プレーヤー専用ディスクです。 通常のCD プレーヤーでは再生することができません。

ALTSA-295(1SACD)
シングルレイヤー
シューベルト:6つのドイツ舞曲、
 交響曲第5番
J・シュトラウス:「こうもり」序曲、
 「ウィーンの森の物語」、フィガロ・ポルカ
 ピツィカート・ポルカ、
 トリッチ・トラッチ・ポルカ
 皇帝円舞曲
セルジュ・チェリビダッケ(指)フランス国立放送O

録音:1973年12月30日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
これくらい誰が聴いても驚くような、インパクトがある演奏もあまりないかもしれない。聴き飽きるほど聴いた作品が完全に別の音楽として目の前に立ち 現われてくる、その衝撃。これはワルツそのものであるより、ワルツの夢だ。―許光俊
ALTSA-296(1SACD)
シングルレイヤー
モーツァルト:レクイエム.ニ短調 K.626 セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O
アーリーン・オジェー(S)
グーリ・プレスナー(C.A)
アダルベルト・クラウス(T)
ロジェ・ソワイエ(Bs)
ジャン・ポール・クレダー(合唱指揮)、フランス国立放送Cho

録音:1974年2月22日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
つまるところ聴衆も演奏家も視界に入らず、無心に音の彫刻に勤しんでいるようなまるで精緻な室内楽のような「レクイエム」がこれなのである―許光俊
ALTSA-297(1SACD)
シングルレイヤー
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
ハイドン:交響曲第102番 変ロ長調 Hob.1:102
シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61
セルジュ・チェリビダッケ(指)フランス国立放送O

録音:1974年2月27日、シャンゼリゼ劇場(ステレオ・ライヴ)
その彼がシューマンの交響曲第2番を何度も指揮している。それどころか、一聴すればわかるように、この演奏は実に熱っぽく、おなじみのチェリビダッ ケの叫び声があちこちで聞こえてくる。もちろんそれがだからと言って、彼ならではの明晰さが失われるわけではない。―許光俊
ALTSA-312(1SACD)
シングルレイヤー
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

ライヴ録音:1982年3月28日/レニングラード・フィルハーモニー大ホール(ステレオ)
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルによる1982 年のショスタコーヴィチの交響曲第8 番といえば、空前の名演と して他の録音を寄せつけない特別な存在となっていました。しかし発売当初から、ピッチの異常による音程の不安定とテンポの早まりが指摘されてきました。 にもかかわらず演奏の凄さが問題を凌駕して不動のベスト盤に君臨し続けています。
の後、Russian Disc からピッチ修整盤がリリースされましたが、音質がイマイチだったためファンの満足を得られませんでした。さらにRegis からも ピッチ修整盤がリリースされましたが、ノイズリダクションのためか、生々しい迫力がそがれたような印象で、これも満足のいくものではありませんでした。
そうした不満を解消したディスクがついに登場します。未亡人所蔵の音源からAltus が念入りにマスタリングを施し、フィリップス盤をも上回る生々しさ に加え、ピッチを正したことで凄絶さが増して、ちょっと人間業とは思えぬ次元の演奏が蘇りました。
ショスタコーヴィチの交響曲第8 番は1943 年に作曲、ムラヴィンスキーに献呈されました。同年11 月3 日にムラヴィンスキー指揮ソヴィエト国立交 響楽団により世界初演。ムラヴィンスキーは生涯に36 回演奏し、6 種の録音が残されています。なかでも1982 年盤は、この曲のベスト演奏としてショ スタコーヴィチ・ファンの至宝とみなされています。 (Ki)
※ このディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。
ALTSA-314(1SACD)
シングルレイヤー
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル/ベルゲン・ライヴ1
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
プロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」組曲第2 番Op.64(全7 曲)
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

ライヴ録音:1961 年5 月29 日/ベルゲン音楽祭(モノラル)
ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが、1961 年5 月にノルウェーのベルゲンで行われた音楽祭に出演した際のライ ヴ録音がSACDシングルレイヤー盤でも登場!この音源はラジオ・フランスで使用したオリジナル放送マスター音源からの復刻!いずれもムラヴィンスキー の十八番ですが、演奏は冴えに冴えていて興奮。モーツァルトの狂気すら感じさせる「フィガロの結婚」序曲、親しみやすいメロディをここまで緊張感あ ふれるものにできるのかと感じ入る「ロミオとジュリエット」組曲第2 番をムラヴィンスキーにはめずらしく全7 曲が収められているのが大変貴重。推進 力と音楽の大きさに圧倒されるチャイコフスキーの交響曲第5 番と、夢のひとときを満喫できます。モノながら大変良好な音質です。 (Ki)
※ このディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。
ALTSA-315(1SACD)
シングルレイヤー
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル/ベルゲン・ライヴ 2
ベートーヴェン:交響曲第3番5「英雄」
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

ライヴ録音:1961年6月2日/ベルゲン音楽祭(モノラル)
ラヴィンスキーとレニングラード・フィルが、1961 年5 月から6 月にかけてノルウェーのベルゲンで行われた音楽祭に 出演した際のライヴ録音がSACDシングルレイヤー盤で登場!6 月2 日のコンサートは、前半がベートーヴェンの「英雄」、後半がショスタコーヴィチの 交響曲第5 番という豪華すぎるプログラムでしたが、それをすべてディスク化、当日の充実感を堪能していただきます。ベートーヴェンの「英雄」は、か つてHunt レーベルからCD 発売されたことがありますが、今回は放送局所蔵のマスター音源からの復刻。ショスタコーヴィチの交響曲第5 番は初出で、 ムラヴィンスキーとしては同曲13 種目の音源となります。 この「英雄」演奏は衝撃的。無駄の全くない筋肉質な音楽が、誰も止めることのできぬ物凄い推進力で迫り、46 分があっという間に過ぎてしまいます。 それでありながら細部までていねいで、驚異的なアンサンブルを聴かせます。つやのある音色、弾力あるリズム、どこまでも大きな音楽とエネルギー。数 ある「英雄」の名演のなかでも、ここまで興奮させられるものも珍しいと申せましょう。夢のひとときを満喫できます。Hunt 盤とは比べものにならない音 質も注目です。 ショスタコーヴィチの交響曲第5 番は、その後の録音が決定盤として輝いていますが、この演奏には若々しさとが明瞭に感じられ、覇気に満ちているの が、このうえなく新鮮で魅力的。新しい決定盤の登場と申せましょう。 (Ki)
※ このディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。

AltusのDVD
ALTDVD-001(DVD)
ブルックナー:交響曲第8番 オイゲン・ヨッフム(指)バンベルクSO

収録:1982年9月15日、NHKホール・ステレオ
NTSC方式、収録時間84分、
カラー、画像構成比4:3、
リニアPCMステレオ、
リージョン・コード2(日本国内向け)

ALTDVD-008(DVD)
モーツァルト:交響曲第33番、
ブルックナー
:交響曲第7番、
■特典映像…「ヨッフム、ブルックナー第7番を語る」
オイゲン・ヨッフム(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウO

収録:1986年9月17日NHKによる人見記念講堂における実況録画
4:3、ステレオ・カラー
巨匠ヨッフム最後の来日にして、亡くなる半年前の伝説的演奏会がついにDVD 化!この演奏会、DVD化の要望が非常に高かったもので、あらゆる来日演奏会の5指に入りえる屈指の名演と思われます。宇野功芳氏も「ただごとでないブルックナー、世界最高のモー ツァルト」と激賞する演奏。またインタビュー映像も感動的で、再来日を促す質問者に対して、穏やかな笑顔で「神がお許しになれば」と答えるヨッフムが恐ろしく神々しく、生き仏の風格!(Ki)

ALTDVD-010(DVD)
ドキュメンタリー「チェリビダッケの庭」
モーツアルト:弦楽四重奏曲第15番、
交響曲第41番「ジュピター」、
レクイエム
ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番
シューベルト:交響曲第5番
ブルックナー:交響曲第9番
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
出演:セルジュ・チェリビダッケ
イオアン・チェレビダーキ監督

NTSC
ドルビーデジタル
日本語字幕付
映画「チェリビダッケの庭」は、波乱万丈の人生を送ってきたチェリビダッケが晩年を迎え、自らの音楽体験を若い学生やオーケストラそして聴衆にメッ セージとして伝えていく様を、独特の形で映像化した作品である。監督は、長男のセルジュ・イオアン・チェレビダーキ。映画の中で、父親であるチェリ ビダッケはドキュメント撮影の対象であると同時にドラマの主人公にもなっており、監督はこの作品を「ドキュドラマ」と称している。なお、チェリビダッケ というのはいわゆる通称であり、本名はチェレビダーキである。また、様々な印刷物において誤りが目立つため、ここにあらためて生没について記しておき たい。チェリビダッケは1912年7月11日(ルーマニアの旧暦では6月28日)に生まれ、1996年8月14日に他界した。 私は初上映に参集し、監督の依頼により日本語訳を担当することとなった。禅問答にも例えられるチェリビダッケの言葉を、限られた文字数の範囲で日本 語字幕に訳すのは、相当の意識の集中と勇気を要するが、極めて楽しみな仕事であった。 映画では、芸術家としての信条やブルックナーの音楽についての思いが、チェリビダッケ自身の口から雄弁に語られていく。指揮者のドキュメントは多々あ るが、このような映像作品をもつ指揮者はチェリビダッケのみであろう。  「チェリビダッケの庭」(訳者 石原良也)
■監督プロフィール
セルジュ・イオアン・チェレビダーキは 1968年、セルジュ・チェリビダッケを父に、イオアナ・チェレビダーキを母に生まれた。 アメリカ・インディアナ大学において演劇を専攻、さらにロンドンで演劇を学んだ。 フランス軍映像部において助監督を務める。 チェリ・プロダクションを設立。第1作として父チェリビダッケを描いた「チェリビダッケの庭」を監督。 映像作品の制作のほか、チェリビダッケ財団の運営、父親の録音遺産のリリース管理を行っている。 *ブルーレイディスクでの発売はございません。 (Ki)

AltusのLP

ALTLP-001(10LP)
税込定価
ウィーン芸術週間1960〜ベートーヴェン:交響曲全曲演奏会

(1)交響曲第1番 ハ長調Op.21
(2)「エグモント」序曲Op.84
(3)交響曲第2番 ニ長調Op.36
(4)「プロメテウスの創造物」序曲
(5)交響曲第3番「英雄」
(6)交響曲第4番変ロ長調Op.60
(7)「コリオラン」序曲Op.62
(8)交響曲第5番「運命」ハ短調
(9)交響曲第6番「田園」ヘ長調
(10)交響曲第7番 イ長調Op.92
(11)交響曲第8番 ヘ長調Op.93
(12)交響曲第9番ニ短調Op.125
全て、オットー・クレンペラー(指)
フィルハーモニアO

録音:(1)1960年6月7日、
(2)1960年5月31日
(3)1960年5月29日
(4)1960年6月2日
(5)1960年5月29日
(6)1960年5月31日
(7)1960年6月4日
(8)1960年5月31日
(9)1960年6月2日
(10)1960年6月2日
(11)1960年6月4日
(12)1960年6月7日
全て、ムジークフェラインザール、ライヴ
LP袋にはFM東京のカラヤン盤でも使用された、タッド・ガーフィンクル氏が企画した和紙の風合いのカビの発生しにくい高級素材を使用いたします。 日本プレス300セット限定生産です。また、LP用のマスターは、往時の制作過程をふみ、アナログマスターテープ(バスフ468)を制作してカッティン グを行いました。
クレンペラーはベートーヴェンの交響曲全曲をツィクルスで演奏することにこだわりがあり、フィルハーモニアとも3 回目のそして海外で初めての挙行と なったのがこの1960 年ウィーン芸術週間でありました。この圧倒的大成功をおさめたこの演奏会を当時聴いていた外山雄三氏は「指揮はクレンペラーで すばらしかった。フィルハーモニアというのも我々がレコードで聴くのと全く同じ音ですよ。非常に艶がある。ツヤツヤしている。あんな艶のあるオーケスト ラは聴いたことがない。それにアンサンブルが完璧です。クレンペラーは非常に偉大な人格だから、かれの人間でもって非常にすばらしい演奏になるので す」(レコード芸術S35年8 月)と激賞されておりました。実際今きいても異常な緊張感と迫力にあらためてクレンペラーの偉大さを思い知らされました。 (Ki)

ALTLP-027(8LP)
完全限定盤
ヨッフム/日本ライヴ集
[LP1&LP2]
ブルックナー:交響曲第7番
[LP3]
モーツァルト:交響曲第33番 K.319
[LP4]
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
  「エグモント」序曲(リハーサル)
  交響曲第6番「田園」(リハーサル)
ヨッフム86年9月最後のインタビュー
[LP5]
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
[LP6]
ベートーヴェン:交響曲第7番Op.92
[LP7&LP8]
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
オイゲン・ヨッフム(指)

[LP1-LP3] ロイヤル・コンセルトヘボウO
[LP4-LP8] バンベルクSO

ライヴ録音:[LP1-LP3] 1986年9月17日/昭和女子大学人見記念講堂
[LP4-LP6] 1982年9月16日/東京文化会館
[LP7&LP8]1982年9月15日/NHKホール

※180 グラム重量盤
ッフム最晩年、至高の日本公演の記録が待望の初アナログ・ディスク化されました。解説書も驚くほど充実しており、ヨッフムの論文「ブルックナーの 交響曲の解釈のために」は、過去に抄訳等されたものは意味のわかりずらいものもありましたが、今回は万全を期しての新訳出です。またヨッフム最後の インタビューもドイツ音楽の碩学、舩木篤也氏の新訳にして完全訳で、今は亡きヨッフム翁のあたたかな人柄にふれられるとともにここでもブルックナー解釈の話題が展開され、ブルックナーファンならずとも興味がつきません。音盤作りは全てアナログマスターテープよりカッティング。LP作りの本道の過程 を経て制作されており、大変良い仕上がりになっております。LP内袋は日本製高級グラシン紙仕様。 (Ki)

ALTLP-035(7LP)
完全限定盤



応募特典
スタビライザー

フルトヴェングラー/戦後ライヴ集成

[LP-1&2]
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

[LP-3&4]
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

[LP-5]
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68

[LP-6]
ブラームス:ヴァイオリン、チェロとオーケストラのための二重協奏曲

[LP-7]
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
マーラー:さすらう若人の歌
[LP-1&2]
イルムガルト・ゼーフリート(S)
ロゼッテ・アンダイ(A)、アントン・デルモータ(T)、パウル・シェフラー(Br)、ウィーン楽友協会Cho
録音:1953年5月30日ライヴ

[LP-3&4]
録音:1952年11月30日ライヴ

[LP-5]
録音:1952年1月27日ライヴ

[LP-6]
ウィリー・ボスコフスキー(Vn)
エマヌエル・ブラベッツ(Vc)
録音:1952年1月27日ライヴ

[LP-7]
アルフレード・ペル(Br)*
録音:1952年1月27日ライヴ、1952年11月30日ライヴ*

以上、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO
楽友協会大ホール、ウィーン(連合国オーストリア進駐軍放送=ロートヴァイスロート(赤白赤)放送集団によるライヴ録音)
連合国オーストリア進駐軍放送=赤白赤放送集団(ORF前身)収録。ウィーン・フィルのアーカイヴに厳重保管されていた貴重なオリジナルマスターテー プよりLP化!良好な音質でフルトヴェングラーが愛したウィーン・フィルの偉大なライヴの数々がアナログディスクならではの心に迫る音でよみがえります。 (Ki)
■購入者プレゼント
フルトヴェングラー肖像 クリスタル製スタビライザー応募特典引換券付!! 購入者プレゼントとして、フルトヴェングラー肖像のクリスタル製スタビライザー(直径7.7cm 高さ4cm 400g)をお送りいたします。プレゼント方法は、 応募特典引換券が対象商品の帯に印刷されており、この応募券を切り取っていただき、郵便はがきに貼り、必要事項をご記入の上、お送りいただく流れ となります(応募期限:2015年12月31日消印有効)。

ALTLP-042(7LP)
完全限定生産
税込定価
ウィーン・フィル・ライヴ・エディション第2弾/クナッパーツブッシュ・ライヴ集成

(1)ブルックナー:交響曲第3番(1889年)
(2)ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
(3)R.シュトラウス:アルプス交響曲
(4)シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
(5)R・シュトラウス:交響詩「死と変容」
シューマン:交響曲第4番
全て、ハンス・クナッパーツブッシュ(指)VPO

(1)ライヴ録音:1960年2月14日楽友協会大ホール(モノラル)
(2)ライヴ録音:1961年10月29日楽友協会大ホール(モノラル)
(3)ライヴ録音:1952年4月20日ライヴ楽友協会大ホール(モノラル)
(4)ライヴ録音:1957年10月27日楽友協会大ホール(モノラル)
(5)ライヴ録音:1962年12月16日楽友協会大ホール(モノラル)
音源はウィーン・フィルアーカイヴに保管されている連合国オーストリア進駐軍放送=ロート・ヴァイス・ロート放送集団(ORFの前身)とORFが収 録したオリジナルを使用し、そこからLP制作の基本を忠実に実践、あえてアナログマスターテープを作成し制作いたしました。 (Ki)
■購入者プレゼント〜クナッパーツブッシュ肖像・クリスタル製スタビライザー応募特典引換券付!
購入者プレゼントとして、クナッパーツブッシュ肖像のクリスタル製スタビライザー(直径7.7cm 高さ4cm 400g)をお送りいたします。プレゼント方法 は、応募特典引換券が対象商品の帯に印刷されており、この応募券を切り取っていただき、郵便はがきに貼り、必要事項をご記入の上、お送りいただく 流れとなります(応募期限:2015 年12 月31 日消印有効)。

ALTLP-049(5LP)
完全限定プレス
税込定価
シューリヒトのベートーヴェン
[LP-1]
交響曲第1番ハ長調Op.21、
序曲「コリオラン」序曲#
 (LP1A面:第1&2楽章、B面:第3&4楽章、コリオラン序曲)

[LP-2&3]
交響曲第3番変ホ長調『英雄』Op.55
 (LP-2A面:第1楽章、B面:第2楽章/LP-3A面:第3楽章、B面:第4楽章)*
[LP-4&5]
交響曲第9番ニ短調『合唱付き』Op.125
 (LP-4A面:第1楽章、B面:第2楽章/LP-5A面:第3楽章、B面:第4楽章)
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O
アグネス・ギーベル(S)、
マルガ・ヘフゲン((A)、
ラグナー・ウルフング(T)、
エドゥアルト・ヴォリッツ(Bs)
フランス国立放送Cho

ライヴ録音:1965年6月15日シャンゼリゼ劇場(パリ)
1963年5月14日サル・プレイエル(パリ)*
1959年3月24日シャンゼリゼ劇場(パリ)#、全てステレオ
※180g重量盤、日本語解説付

ALTLP-054(3LP)
完全限定プレス
税込定価

購入者プレゼント
シューリヒト&グリュミオー
[LP-1]
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
シューマン:「マンフレッド」序曲
 (LP1A面:第1&2楽章、B面:第3楽章、マンフレッド)
[LP-2]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番*
 (LP2A面:第1楽章、B面:第2&3楽章)
[LP-3]
ブラームス:交響曲第4番*
 (LP-3A面:第1&2楽章、B面:第3&4楽章)
カール・シューリヒト(指)
フランス国立放送O
アルテュール・グリュミオー(Vn)
クラウディオ・アラウ(P)

ライヴ録音:1963年5月14日サル・プレイエル(パリ)
1959年3月24日シャンゼリゼ劇場(パリ)*、全てステレオ

※180g重量盤、日本語解説付
シューリヒトが残した数少ないステレオライヴ録音を2セットに集約。全て待望の初LP化です。いずれも録音状態はよく素晴らしいステレオでしたが、 今回もまたアナログテープによるマスターを制作し、ひと手間かけたことによる効果でしょうか、アナログディスクならではの美しい音のツヤが大変素晴ら しい上質の音質に仕上がっております。
■購入者プレゼント〜シューリヒト肖像 クリスタル製スタビライザー応募特典引換券付!!
2商品購入者特典として、対象商品の帯(第1弾(ALTLP 049)、第2弾(ALTLP 054)についている応募券2枚を郵便はがきに貼りお送りいただ いた応募者全員にスタビライザーをプレゼントしております。(応募期限:2016年4月1日消印有効) (Ki)

ALTLP-057(6LP)
完全限定プレス
税込定価
シューリヒトとウィーン・フィルのブルックナー・ライヴ集成
[LP-1&2]
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調
 (LP 1 A面:第1楽章、B面:第2楽章/LP 2 A面:第3楽章、B面:第4楽章)
[LP-3&4]
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調*
 (LP 3 A面:第1楽章、B面:第2楽章/LP 4 A面:第3楽章、B面:第4楽章)
[LP-5&6]
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調**
 (LP 5 A面:第1楽章、B面:第2楽章/LP 6 A面:第3楽章)
シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調# D.485(LP 6 B面)
カール・シューリヒト(指)VPO

ライヴ録音:1963年2月24日楽友協会大ホール(ウィーン)
1963年12月7日楽友協会大ホール(ウィーン)*
1955 年 3月17日ウィーン・コンツェルトハウス大ホール(ウィーン)**
1965 年 4月24日楽友協会大ホール(ウィーン)#



※180g重量盤、日本語解説付
ルトゥス15周年記念のスタビライザー付きLP BOXもついに最終回、前回と異なるシューリヒトの絵柄となります。LP制作にあたってはカッティング 用にアナログマスター・テープを制作し、往時の制作手法を愚直(現在、未使用オープンリールテープはもとよりリールそのそのものも入手難となっている ため、カッティングにアナログマスター・テープを制作使用する例は皆無。ちなみに今回のシューリヒトのブルックナーは10号テープを12本使用)に踏 襲し製造しています。なにより演奏の幽玄にして高貴な味わいは、このコンビでなければなしえないものです。特に5番はCD発売された際に大変評判となっ た極め付きの演奏。8,9番もライヴならではの踏み込んだ表現が話題となりCDは現在もベストセラーです。オリジナル音源からの待望のLP化です。 
シューリヒト肖像第ニ弾クリスタル製スタビライザー応募者全員プレゼント! 購入者特典として、対象商品の帯についている応募券を郵便はがきに貼りお送りいただいた応募者全員にスタビライザーを プレゼントしております。 (応募期限:2016年4月1日消印有効)(Ki)

ALTLP-063(2LP)
限定プレス
税込定価
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」 ラファエル・クーベリック(指)チェコPO

ライヴ録音:1991年11月2日サントリーホール(ステレオ・ライヴ/NHK収録)
※180g重量盤、日本語解説付
1980年代の半ばから指揮活動から引退していたクーベリッックがまさに最後の力を振り絞るかのようにして行った伝説的コンサート。壮絶そのもので ございました。許光俊氏もこの演奏のことをライナーノートで次のように激賞しております。『ラファエル・クーベリックがチェコ・フィルとともに演奏した サントリーホールでのコンサートは、私にもっとも強い印象を与えた音楽体験のひとつである。今でも、あの時ホールでどのような音が鳴っていたかを、 まざまざと思い出すことができる。私にとってもっとも忘れられない音だ。私は、さして期待もなかったけれど、出かけた。どれどれお手並み拝見とばかり、 醒めた気持ちで席に着いたが、そのとき、わずか数分後には比類ない音楽に打ちのめされることになろうとは、まるで予想もしていなかったのである。超 満員の人いきれがするホールで演奏が始まるや、聴衆は完全に度肝を抜かれた。怒濤のような響きの奔流に人々はたじたじとなり、激しい感情表現に心 を奪われた。リズムがふんばるところは地に足が生えたようにがっちりとふんばり、飛び跳ねるところでは踊り狂った。全編これ息詰まるようなエネルギー の噴出であり、しかも見境のないおめでたい熱狂ではなく、音楽の各場面は的確鮮明にたくましい筆致で描き出された。吹き上げてくるような熱気から音 楽の異常な強さが生まれているのだった。私はステージの横の席で、激越な渦を巻いて襲いかかってくる管弦楽の響きを、ただただ呆然と聴いた。渾身な どという言葉はずいぶん安っぽいものになってしまったが、これこそが渾身の演奏と呼ばれるべきものだったのである。そして家に帰ってからも考えた。だ が、音楽から与えられた感銘はあまりにも大きかった。芸術は罪深い。理性を抗い、麻痺させようとたくらむ。そういう危険な芸術の最高の例のひとつが、 この「わが祖国」なのである。』 (Ki)
ALTLP-065(2LP)
限定プレス
税込定価
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」(LP 1 A面:第1、2楽章、B面:第3、4楽章)
交響曲第5番「運命」(LP 2 A面:第1、2楽章、B面:第3、4楽章)
「レオノーレ」序曲第3番(LP 2 B面)
カール・ベーム(指)VPO

録音:1977年3月2日NHKホール(ステレオ・ライヴ)
※180g重量盤、日本語解説付
…終曲の「感謝の歌」がまた泣けてくる。あまりの美しさと立派さ故に、心底しびれる。凄い演奏だ。こんな演奏が日本で実際に行われたのだ。「田 園」のディスクといえばワルターの新旧両盤が今までベストだと思うが、このベーム盤はワルターに匹敵するのみならず、録音の優秀性を考えれば同曲の ベストワン。「田園」だけでも本アルバムの価値は無限である』―宇野功芳 ライナーノートより― (Ki)
ALTLP-067(2LP)
限定プレス
税込定価
ベートーヴェン:交響曲第2番(LP 1 A面:第1、2楽章、B面:第3、4楽章)
交響曲第7番 (LP 2 A面:第1、2楽章、B面:第3、4楽章)
カール・ベーム(指)VPO

録音:1980年10月6日昭和女子大学人見記念講堂(ステレオ・ライヴ)
※180g重量盤、日本語解説付
立派。実に立派。堂々たる造形感に驚き。今やこんなに立派なベートーヴェンは貴重で、偉大な巨匠の芸でございます。クラリネットのオッテンザマーも「忘 れられないコンサート」と語り、全篇、悠揚迫らぬ大テンポで7 番の3 楽章のトリオなどチェリ顔負けの極限のローテンポ。それを見事にもちこたえ美 音を奏でるウィーン・フィルもさすが。終楽章も耐えに耐えての大爆発。純音楽的カタルシスがございます。2 番もかけねなしの名演。音質もNHK 録音 だけあって大変優秀でベーム最期の日本公演を見事にとらえきっています。 (Ki)

ALTLP-069(2LP)
限定プレス
税込定価
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 セルジュ・チェリビダッケ(指)
ミュンヘンPO

ライヴ録音:1986年10月22日サントリーホール
※180g重量盤[日本語解説付]
スケール、音質、テンポとあらゆる面で既出演奏を大きく上回り伝説となったサントリーでのブル5 がついにアナログディスク化。1986年はサントリー ホールの開館の年でもあり、ヨッフム、コンセルトヘボウも来日して名演のブルックナー7 番を残し当時チェリかヨッフムかと大いに世間を騒がしました。 そのチェリのブルックナー5番がまさかのディスク化でチェリの御令息イオアン氏も激賞で、チェリのテンポに言及した素晴らしい一文を解説によせており 必読。音楽評論界穏健派の重鎮も「これほど再現性の高いチェリビダッケの録音は数少ないというのが率直な印象だ。ここに真のチェリビダッケの芸術と 呼ぶにふさわしい音の記録が残されている」と手ばなしの模様でございます。 (Ki)

ALTLP-071(2LP)
限定プレス
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
セルジュ・チェリビダッケ(指)
ミュンヘンPO

ライヴ録音:1986年10月14日人見記念講堂(東京)、1986年10月15日東京文化会館
※180g重量盤[日本語解説付]
FM 東京の名エンジニア橋本正文氏が録音、オンマイクぎみで捉える直接音と間接音のバランスが絶妙ですばらしい音。LP化にあたってはオリジナルテー プからおこされており放送時の音よりダイナミックレンジが拡大。キエフの大門など凄いことに! ブラームスも聴きものです。数々の海外大物演奏家を招聘し続けたKAJIMOTOシニアディレクター佐藤正治氏をして「この日のコンサートから、私は オーケストラの音楽をチェリビダッケが創る音楽とそれ以外の全てとを区別するようになった」といわしめ、ミュンヘンフィルもチェリと残した最高のブラー ムスと自負する伝説の10 月15 日ライヴを収録。このブラームス。大変な熱気と美しさです。チェリのかけ声もこだまする壮絶なコーダに至っては聴く側、 声も出ぬ、といったところ。肝心の音質もさすがオリジナルテープの凄みがございます。 (Ki)

ALTLP-073(2LP)
限定プレス
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 セルジュ・チェリビダッケ(指)
ミュンヘンPO

ライヴ録音:1990年10月20日/サントリーホール
※180g重量盤[日本語解説付]
まさに天空を登るかのような音楽に茫然!怪物ティンパニスト、ペーター・ザードロの実力を日本中に知らしめた有名演奏のLP化。「これはまさに神秘の森である。この美しさを味わい尽くすには、96分という時間でさえあまりに短い。」―平林直哉―

ALTLP-075(10LP)
200セット限定生産品
初LP化
税込定価
ベートーヴェン:交響曲全集
[LP1]交響曲第1番 ハ長調 Op.21
[LP2]交響曲第2番 ニ長調 Op.36
[LP3&4]交響曲第3番「英雄」Op.55、
 交響曲第8番 ヘ長調 Op.93
[LP5]交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
[LP6] 交響曲第5番「運命」Op.67
[LP7] 交響曲第6番「田園」 Op.68
[LP8] 交響曲第7番 イ長調 Op.92
[LP9&10] 交響曲第9番「合唱付き」
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)
ミラノ・イタリアRSO
エディト・ケルテス=ガブリ(S)
アリス・エルケ(C.A)
アンドール・カポシー(T)
イヴァン・サルディ(Bs)
ミラノRAICho

ライヴ録音:[第3番]1962年11月19日、[第1&2番]1962年11月23日、[第6番]1962年11月29日、
[第5番]1962年11月30日、[第4番]1962年12月3日、[第7&8番]1962年12月4日、[第9番]1962年12月12日/
ミラノ音楽院、大ホール(イタリア放送協会・モノラル録音)
ベートーヴェンを得意にしたマタチッチですが生涯2度しかベートーヴェン・ツィクルスを行いませんでした。正規に収録されたのはこの62年ミラノの みとなります。オーケストラの能力を引き出す天才といわれたマタチッチがここミラノでも天分を発揮、オーケストラのうまさに驚かされます。色気をたた えた木管、存在感あるティンパニー、立派な鳴りっぷりの弦楽器など大変魅力的。マタチッチ得意の3番、5番、9番の白熱ぶりは圧巻です。さらに色 気をたたえた木管が絶好のバランスで、前面に出る4番なども印象的でどの曲目もちょっと目からうろこの感があります。1曲1曲聴きごたえ抜群です。 イタリア放送協会の往年の録音はさびしいものも多くありましたが、この録音は良好なものといえます。解説はイタリアのマタチッチ研究の第一人者トンマー ソ・マネーラ氏書き下ろしのマタチッチの生涯と当録音についての興味深い考察を含む読みものなど充実の内容です。初LP化にあたり新マスタリングの上、 アナログマスターテープを新たに制作した上でのカッティングです。 (Ki)

ALTLP-089(2LP)
税込定価
シューリヒト&ベームのブラームス
【LP-1】
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
【LP-2】
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
【LP-1】カール・ベーム(指)VPO
ライヴ録音:1954年11月6日楽友協会 大ホール(ウィーン)

【LP-2】カール・シューリヒト(指)VPO
ライヴ録音:1965年4月24日楽友協会 大ホール(ウィーン)
モノラル・初LP化
ウィーン・フィルの名物男オットー・シュトラッサー氏はこのベームの1番を「フィナーレにいたってはグスタフ・マーラーの演奏に匹敵する」と激賞し た名演、確かに1楽章冒頭から恐ろしいはどのヴォルテージ。ティンパニーも強烈に利いていて興奮させられます。シューリヒトの4番も「これこそが唯一 無二のブラームス」とシュトラッサー氏はのべております。ウィーン・フィルの集中度も抜群でシューリヒトの指揮のもと火の玉めいた壮絶さ、それである からこそあの5秒のパウゼが恐ろしく絶妙にきいていて感銘度抜群です。両演奏ともCDでは少し硬質にきこえた再生音ですが、LPで聴くとオリジナル音 源の解像度そのままですが音にコクのようなものを感じられ硬質感は皆無です。「モノラル再生のダイゴ味はアナログディスクにあり」との言葉を再認識い たしました。製盤、大変見事です。 (Ki)

ALTLP-091(3LP)
完全限定プレス
180g重量盤
税込定価
ラッカー盤プレゼント
応募ハガキ入り
ムラヴィンスキ〜初来日東京ライヴ
■ALTLP-091
ベートーヴェン:交響曲第4番
■ALTLP-092&93(A面)
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
■ALTLP-093(B面)
リャードフ:「バーバ・ヤーガ」
グラズノフ:バレエ音楽「ライモンダ」〜第3幕間奏曲
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

ライヴ録音:1973年5月26日東京文化会館大ホール(ステレオ)
※日本語解説付
ラヴィンスキーのディスクの中でも演奏・音質が最も優れているものの一つとしてベストセラーを続ける名盤がついにLP化。LP制作にあたりコンプレッ サー等は使用せず、本来のレンジをそのままにLP化。強力な低弦、炸裂するシンバル、地から湧きあがる打楽器など素晴らしい出来栄えです。アナログレコー ドならではの緻密な味わいが素晴らしいLPです。音質が良いため、その演奏を固唾を飲んで見守っている聴衆の様子さえ生々しく伝わってくるようです。 (Ki)

ALTLP-085(4LP)
完全限定プレス
180g重量盤
税込定価
ラッカー盤プレゼント
応募ハガキ入り
ワルター〜VPO告別演奏会
■ALTLP-085(A面)
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
■ALTLP-085(B面)
マーラー:子供の魔法の角笛〜第9番「トランペットが美しく鳴り響くところ」
 リュッケルト歌曲集〜第4番「私は仄かな香りを吸い込んだ」
■ALTLP-086/087
交響曲第4番 ト長調
■ALTLP-088(A面)
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」*
■ALTLP-088(B面)
モーツァルト:交響曲第40番#
ブルーノ・ワルター(指)VPO
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)

録音:1960年5月29日ムジークフェラインザール
1955年11月6日ロートヴァイスロート放送集団*、
1956年6月24日オーストリア放送協会、ムジークフェライン黄金のホール#(全てモノラル)
※日本語解説付
「過去に出たディスクとは比較にならないほど情報量が多い。そのためウィーン・フィルが万感の思いをこめて吹いている様子が如実にわかり実に感動 的である。神々しいと言っても過言でない。今回の復刻に改めて感謝したい。どこを取っても信じがたいほど素晴らしい響きだが、個人的に打ちのめされ たのはマーラーの第3楽章である。ここはウィーン・フィルが、それこそ身も心も美の女神にゆだねながら演奏している、とてつもなく美しい場面である。」 〜平成の盤鬼・(平林直哉)
アナログ盤プレミアムアイテム」ラッカー盤プレゼントキャンペーン!
ラッカー盤とは、レコード盤の元になる原盤です。マスターテープから直接カッティングして造ります。今回は検聴用テストのアセ テート盤としてラッカー盤を使用しています。量産化に入る前のラッカー盤を聴いた上でカッティングの音圧、ノイズ等のチェック を行いますが、ラッカー材のため普通のレコード素材に使われる塩化ビニールと比べて強度が弱く、数回の再生で不具合が生じます。 今回のプレゼント品ラッカー盤は「ワルターの告別演奏会にモーツァルト・プログラム」LP盤4枚組(ALTLP 085)及び「ムラヴィンス キー初来日公演1973東京」LP盤3枚組(ALTLP 091)の製作の際、実際に検聴盤としてキングインターナショナルで使用されたもので あり、音質の不具合については保証できませんのでご注意ください。
■ご応募方法:製品に封入されている応募専用ハガキに、必要事項をご記入の上、切手をお貼りご応募ください。
■応募締め切り:2016年9月30日(金)応募〆切(当日消印有効)

ALTLP-094(2LP)
完全限定プレス
完全収録版
LP初出
税込定価
ブルックナー:交響曲第7番WAB.107(ハース版) 朝比奈隆(指)大阪PO

ライヴ録音:1975年10月12日/ザンクト・フローリアン修道院マルモアザール
(オーストリア)ステレオ
契約切れで長らく入手難であった朝比奈隆の代表盤といわれる聖フローリアン修道院での7番がアルトゥスより新マスタリングで完全復活。うれしい事 に初出でのジャンジャン盤特典およびビクター盤でカットされた1楽章演奏後の沈黙と小鳥の鳴き声が聞こえた後、演奏のあまりのスケール感に打たれた 聴衆が自然発生的にじわじわ拍手が湧き上がる箇所も復活。今まで文献のみで語られた伝説の拍手ですが、こうやって完全収録盤で聞きなおしてみます と、曲を知らないが故の事故的拍手などでなく、巷間語られてきたように演奏の迫真に打たれた聴衆の自然発生的拍手であったことが分かります。また終 演後の感動を伝える拍手も6分!収録。また宇野功芳氏が神の恩寵と称える2楽章演奏後に奇跡的聞こえてきた5時の修道院の鐘も万全です。音質は やわらかで7秒の見事な残響が美しくオーケストラは広大になりわたります。ちなみに当日演奏会にはノヴァーク版のノヴァーク教授も臨席、「すばらしい 演奏のまえには版の問題は関係ない」と名言を残し演奏を絶賛したとのエピソードも有名です。 (Ki)

ALTLP-096(2LP)
完全限定240セット
税込定価
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(ハース版)

LP 1 A面 第1楽章
LP 1 B面 第2楽章
LP 2 A面 第3楽章
LP 2 B面 第4楽章
ギュンター・ヴァント(指)
ハンブルク北ドイツRSO

ライヴ録音:1990年11月3日/サントリーホール(東京)
日本語解説付
180g 重量盤

ALTLP-098(4LP)
完全限定240セット
税込定価
1978年ウィーン芸術週間のムラヴィンスキー
■LP 1
チャイコフスキー:交響曲第5番
■LP 2&LP 3 A面
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
■LP 3 B面
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
■LP 4
ブラームス:交響曲第2番
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:1978年6月12&13日/ウィーン芸術週間におけるライヴ録音
180g重量盤、日本語解説付
これは超弩級の衝撃盤。ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルは1978年6月にオーストリア・ツアーを行ない、12、13両日にウィーン楽友協会大ホー ルでチャイコフスキー(第5番)とショスタコーヴィチ(第5番)、シューベルト(第7番)、ブラームス(第2番)を演奏しました。これらはドイツ・オ イロディスクからLP発売され、さらに日本のビクターからもLP、ついで1985年にCD発売されましたが、いずれも不鮮明な音質なゆえ、ファンにいさ さか不満を残したものでした。それを今回、ムラヴィンスキー未亡人所蔵の音源から新マスタリングを施し、本来の驚くべき姿で出現しました。 当時のレニングラード・フィルは、ムラヴィンスキーの徹底的な訓練により、超人的とも言える演奏技術を修得していました。それと同時に、オーストリ ア放送のエンジニアの想像を超えるダイナミックレンジの広さを備えていたため、何らかの操作を加えられ、レコードの枠に入りきれないエネルギーが惜し くもカットされていたようです。
今回新音源を駆使してダイナミックレンジも元の状態で再現、さらに旧盤でノイズを抑えるために不鮮明となった音質も原音に戻した結果、信じ難いほ どの名演が姿を現しました。あまたあるムラヴィンスキー&レニングラード・フィルのチャイコフスキー「交響曲第5番」中でもダントツの凄さ。ライヴと は思えぬ完璧なアンサンブルはもとより、第2楽章後半の盛り上がり、第3楽章の弱音のニュアンス、フィナーレの盛り上がりいずれも金縛りにあうこと 間違いなしの神憑り的演奏で、聴き終わった後に立ち直れないほど。これぞムラヴィンスキー芸術の極み、彼らの凄さを再認識できます。さらに驚異的な ダイナミックレンジの広さも驚かされます。 (Ki)

ALTLP-102(3LP)
完全限定200 セット
税込定価
ケーゲル最期の来日演奏会
■LP 1 A面
ベートーヴェン:「エグモント」序曲
■LP 1 B面&LP 2
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 Op.93「田園」
■LP 3
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ケーゲルによるアンコール曲目紹介
バッハ:アリア〜管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068より
ヘルベルト・ケーゲル(指)
ドレスデンPO

録音:1989年10月18日/サントリーホールにおけるライヴ録音
180g重量盤、日本語解説付
これは、通常の名演の概念とは全く次元が異なります。一人の人間の苦悩が完全に音に転化し尽くされ、不気味な生々しい空気が醸し出されるといった「事件」が、まさに目の前で繰り広げられることのショックが全身を襲う、“演奏行為を超えた演奏”です。それだけに、「運命」を聴こうとするときに気軽に棚から取り出す気になれないCDでもあります。当時FMでこの演奏を聴いた私は、「運命」の第1音から只ならぬ空気を発していることに仰天しました。そのどこか血の気の失せた「無」に近い音、強さを装いながらも本当は立っていられない様な不安定さが、強烈に切り込んでくる演奏とは逆の意味でショッキングだったのです。もちろんケーゲルがこの後ピストル自殺することなど、想像もできませんでしたが、この時の彼の精神状態が平常でなかったことは、今聴いてもはっきりと感じ取れてしまいます。第3楽章の不気味かつ意味不明のルフトパウゼ、終楽章冒頭の“ドーミーソー”の異常な引き延ばしなど、造形的にも破綻寸前。全体を通じて、いかにもドイツ的な重厚な響きに溢れていますが、崖っぷちのぎりぎりのところで必至に振り絞った音楽と一体となっての壮絶なニュアンスは、音楽的な感動以上のものをもたらすのです。これがデジタル録音で蘇っては、リアル過ぎてぎて、ちょっと辛いものがあります。ただ、クラシック・ファンならこの演奏を一度は体感しておくべきだと思います。人生には、怖くても直視しなければならないことがあるのです!
「田園」も、序奏冒頭から衝撃的!結尾の一音をテンポを落としながら異常に引き伸ばし、さらに不気味なパウゼを挟んでからやっと主題が滑り出すのには、慈しみを超えてこの世のはかなさを映すかのようなニュアンス。その後も独特のアーティキュレーションを駆使してテヌート気味に切々と歌われるので、「楽しい気分」というより得も言われぬ幻想を秘めた音像が広がります。第2楽章に入るとそこはもう天上世界!これ以上魂を込めようがない入念なフレーズがゆったりと流れ、テクチュアはどこまで行っても至純の極み。後半のカッコウの囀りも天使の囁きのように意味ありげに語り、深い呼吸を湛えたまま優しく失速するコーダの美しさもこの世のものとは思えません。第3〜4楽章は随所に現われる粘着質のフレージングが心を抉り、どこか猟奇的な雰囲気が鮮烈。、テンポの切り返しのが鮮烈!終楽章に至っては、感動という一言では収まりません!第1〜2楽章同様、ここでも音像自体は透明な美しさに溢れていますが、後ろ髪を引かれるような寂寥感と、もう後はないような切迫感が渾身の弦の響きにも強烈に絞り出す金管の響きにも立ち込めているのです。コーダ8:13以降の失速のうちに呼吸が鎮まっていく様は、涙なしに聴ける人がいるでしょうか!カップリングの「エグモント」がまた凄い!最初の和音が音量を抑えて緊迫感を孕み、再度繰り返される際には金管を激烈に突出させて内面のもがき苦しみを惜しげもなく表出。ケーゲル特有のテヌートもこの曲では一層顕著で、それによって精神的な浮き沈みが生々しく立ち昇ることになります。終結部も音を外に向かって放射することを意地でも避け、中低音重視の純ドイツ的な音像の厚味を湛えながら、内面からの燃焼と意志の強さで圧倒します。【湧々堂】

ALTLP-108(2LP)
税込定価
ムーティ〜ハイドン&ベートーヴェン
[LP1-A] ハイドン:交響曲第48番『マリア・テレジア』 Hob.I:48 全楽章
[LP1-B] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 Op.55 第1楽章
[LP2-A] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』Op.55 第2楽章
[LP2-B] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』Op.55 第3・4楽章
リッカルド・ムーティ(指)VPO

録音:1992年6月21日/ムジークフェラインザール(オーストリア放送協会によるライヴ録音)
ウィーン・フィル創立150周年にあたる1992年の、ウィーン音楽祭の千秋楽ライヴを収録。当時の第1コンサートマスター、ヘッツェルは「1992年 に行われるコンサートは全て創立150年記念コンサートだと考えて取り組んでいく」という意気込みであったといいます。指揮は20年以上にわたりオペラ、 コンサートの両面において固い信頼関係を結んできた『事実上の首席指揮者』ムーティ。ウィーン・フィルの最も充実した瞬間がここにあります。 ムーティらしいヴァイオリン声部の輝かしい音色と美音。そして充実した低声部の躍動感!『英雄』はもちろん、『マリア・テレジア』も信じられないほ ど華麗。素晴らしい音質とともにヘッツェル時代最期のウィーン・フィルの音楽が楽しめます。ヘッツェルはこの演奏会よりしばらくしてハイキング中に事 故で亡くなってしまいます。ライナーノートにはウィーン・フィル事情通の紺戸淳氏による『ヘッツェル入団秘話』を収録。あまり知られていない意外な事 実も載っていて驚かされます。 (Ki)

ALTLP-110(3LP)
税込定価
ジュリーニ〜ベートーヴェン
[LP1-A] ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60 第1・2楽章
[LP1-B] ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60 第3・4楽章
[LP2-A] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 Op.55 第1楽章
[LP2-B] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 Op.55 第2楽章
[LP3-A] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 Op.55 第3楽章 
[LP3-B] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 Op.55 第4楽章
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)VPO

録音:1994年5月17日/ムジークフェラインザール(オーストリア放送協会によるライヴ録音)
ジュリーニ晩年の、クレンペラーもかくやのテンポで繰り広げられる大河の如き重量級のベートーヴェン。このテンポだからこそ生きてくるウィーン・フィ ルの魅力というものを発見できる演奏です。ティンパニの一打、分厚い低音部、味わいの木管などが、スケール豊かに広がり濃厚な美音となって聴く者の 耳と心を満たします。まさにジュリーニとウィーン・フィルならでは、この組み合わせでしか成し得ない充実の名演奏!ちなみにNHK FM放送時、大変話 題となった演奏なので、ご記憶の方も多いかと思われます。 名コンサートマスター、ヘッツェルが事故により1992年に世を去り、キュッヒル&ヒンクによる新体制で歩みだしたウィーン・フィルにとって、ジュリー ニとの出会いは貴重なものでした。この1994年の演奏をお聴き頂ければ、「ヘッツェル以後」のウィーン・フィルがそれまでとは一味違った魅力的なサ ウンドを手にしたことが分かるでしょう。

ALTLP-113(2LP)
完全限定生産
税込定価
アルゲリッチ×チェリビダッケ〜伝説のシューマン
[LP1-A]シューマン:ピアノ協奏曲-第1楽章
[LP1-B]シューマン:ピアノ協奏曲-第2・3楽章
[LP2-A]シューマン:交響曲第2番-第1・2楽章
[LP2-B]シューマン:交響曲第2番-第3・4楽章
マルタ・アルゲリッチ(P)
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

録音:1974年5月29日シャンゼリゼ劇場
1974年2月27日シャンゼリゼ劇場(交響曲)
全てステレオ・ライヴ
国内プレス、日本語帯・解説付
2014年のCD発売時、大変な話題となったアルゲリッチとチェリビダッケによる伝説のシューマンのピアノ協奏曲がLP化!当時33歳のアルゲリッチによる当ライヴは、曲が彼女の十八番ということもあり出だしから魔術全開。両の手から無限に湧き上がる歌、オーケストラとの刹那的な対話、どこまでも生気に満ちたフィナーレなど、ライヴで燃える彼女の良さが最高に発揮されています。自らがまるで音楽そのものになったかのように振る舞うアルゲリッチに対して、影に徹した瞑想的なチェリビダッケという個性の違いも面白く、オーケストラ・パートの透明度には驚きです。第3楽章の変拍子的な難所をはじめ、あのアルゲリッチにピタリと合わせた完璧主義者の面目躍如たる指揮ぶり。また対照的に、カップリングのシューマンの交響曲第2番では時折聞こえるチェリビダッケの叫び声がまことに勇ましく、オケもつられて熱っぽい歌を披露。力強い演奏に魅せられます。 (Ki)

ALTLP-115(2LP)
完全限定生産
税込定価
フルニエ×チェリビダッケ〜至高のドヴォルザーク
[LP1-A]ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調-第1楽章
[LP1-B]ドヴォルザーク:チェロ協奏曲-第2・3楽章
[LP2-A]シューベルト:『ロザムンデ』序曲
[LP2-B]シューベルト:交響曲第8番『未完成』
ピエール・フルニエ(Vc)
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

録音:1974年10月2日シャンゼリゼ劇場、]1974年9月17日シャンゼリゼ劇場(交響曲)
全てステレオ・ライヴ
国内プレス、日本語帯・解説付
古今東西最高のチェロ協奏曲、ドヴォルザークの協奏曲。その究極の演奏の一つがこちら。チェリビダッケは開始早々、オーケストラから壮大な響きを引き出します。そして木管のテーマは一転、とても繊細で華麗。管弦楽の醍醐味がたっぷりと詰まった濃厚な演奏でありながら、同時に透き通ったハーモニー感覚が徹底されているのもチェリならではの凄まじさ。対するフルニエのチェロがまた凄い!持ち味である美音はそのままに、荒々しい迫力も兼ね備えた激演。美しいのに強烈、という興奮の音楽が展開されます。チェロの独奏を邪魔することなくサポートするチェリビダッケにも注目です。シューベルトの『ロザムンデ』『未完成』は恐ろしいほど重く、それでいて驚くべき透明度のある演奏。チェリビダッケの創り上げる緻密な美しさ、匠の業に心打たれます。 (Ki)

ALTLP-117(2LP)
完全限定生産
税込定価
ミケランジェリ×チェリビダッケ〜輝かしい『皇帝』
[LP1-A]ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』-第1楽章
[LP1-B]ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』-第2・3楽章
[LP2-A]ブラームス:悲劇的序曲
 交響曲第3番-第1楽章
[LP2-B]ブラームス:交響曲第3番-第2・3・4楽章
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)
セルジュ・チェリビダッケ(指)
フランス国立放送O

録音:1974年10月16日シャンゼリゼ劇場、1974年2月15日シャンゼリゼ劇場(交響曲)
全てステレオ・ライヴ
国内プレス、日本語帯・解説付
これぞ『皇帝』、これぞベートーヴェン!と快哉を叫びたくなる名演。ミケランジェリとチェリビダッケ、大巨匠2人の相性の良さが大いに発揮された驚くべき演奏です。美しさと迫力、そして緊張感が高次元で融合した真実掛け値なしの素晴らしさ。また録音の良さも特筆。限界を超えて磨き抜かれた輝かしい音を発するミケランジェリと、彼の才能に一目置いていたチェリビダッケの繊細なサポートが織りなす芸術がしっかりと堪能できます。またブラームスの悲劇的序曲、交響曲第3番ではフランス的な音色感覚さえまとった音楽が広がっており、まさにチェリビダッケの魔法。こちらも必聴です。 (Ki)

ALTLP-119(3LP)
完全限定生産盤
ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル 1977年来日ライヴ・エディション
[LP1-A] チャイコフスキー:交響曲第5番第1、2楽章
[LP1-B] チャイコフスキー:交響曲第5番第3、4楽章
[LP2-A] シベリウス:交響曲第7番
[LP2-B] ワーグナー:『タンホイザー』序曲、
 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕前奏曲
[LP3-A] ブラームス:交響曲第2番第1、2楽章
[LP3-B] ブラームス:交響曲第2番第3、4楽章
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:[LP1][LP2-A]1977年10月19日/NHKホール(ライヴ、ステレオ録音)
[LP2-B][LP3]1977年9月27年/東京文化会館(ライヴ、ステレオ)
国内プレス、初LP化
日本語帯・解説付
ムラヴィンスキー3度目の来日となった1977年の公演から、東京でのライヴをLP3枚にまとめました。チャイコフスキーの5番、シベリウスの7番、 ブラームスの2番という超弩級の交響曲3題に、こちらも聴き応えたっぷりなワーグナーの管弦楽曲を加えた重厚かつ濃厚な内容。ムラヴィンスキー& レニングラード・フィルの人智を超えた壮絶な演奏がよみがえります。
同じALTUSレーベルよりCDとして発売され、その演奏の凄まじさゆえに大反響を巻き起こした音源ですが、今回は新たなリマスタリングを施したア ナログ・マスターテープを作った上でのLP化。レコードならではの音質でこの超名演をお楽しみ頂けるよう心を込めて製作いたしました。 恐ろしいまでの合奏能力、唸る金管、切れ味抜群の弦。そして凍てつくような緊張感!厳しい音世界を突き詰めた、これぞムラヴィンスキーの至芸と言 える演奏が詰まっています。どれも脱帽の名演ですが、特にシベリウスがたいへん独特。この曲からここまで強烈な緊張感と爆発力を引き出すことの出来 る指揮者はまずいないでしょう。当日実演に接した聴衆の衝撃もさぞ尋常ではなかったろうと思います。40年たった今でも決して色あせることのない、逆 にますます鮮烈なものとなる、「ムラヴィンスキーという奇跡」の記録です。 (Ki)

ALTLP-122(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル〜1977年来日ライヴ・エディション2
[LP1-A]
チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』Op.71より 第6〜9曲(招待客の帰宅、夜/くるみ割り人形とねずみの王様の戦い/冬の松の森で/雪片のワルツ)
[LP1-B]
チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』Op.71より 第14・15曲 (金平糖の精と王子のパ・ド・ドゥ/終幕のワルツ)、
ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
[LP2-A]
シューベルト:交響曲第8番『未完成』
[LP2-B]
シベリウス:交響曲第3番
エフゲニ・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

録音:[LP1][LP2-A] 1977年10月8日/大阪フェスティバル・ホール(ライヴ、ステレオ)
[LP2-B] 1963年10月27日/レニングラード・フィルハーモニー・ホール(ライヴ、モノラル)
初LP化、国内プレス、日本語帯・解説付
1977年10月に行われたムラヴィンスキーとレニングラード・フィル3回目の来日ツアーより、大阪公演の音源をLP化しました。もはや伝説となって いる衝撃の演奏が鮮明なステレオ録音とともに蘇ります。新リマスタリングを施したアナログのマスターテープを作成してLP化することにより、CDとは まるで違う音質を獲得しているのも大きなポイントです。
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルはいくつか『未完成』の録音を残していますが、デリケートなニュアンスはこれが一番明瞭です。強い緊張 感に貫かれながらも、刻々と変化するニュアンスと温かな人間性に感動させられます。冒頭の弱音からして尋常でない世界です。『くるみ割り人形』もムラヴィ ンスキー独自の選曲により、チャイコフスキーの後期交響曲に匹敵する大きな音楽的構築性を見せます。ことに徐々に盛り上がる「パ・ド・ドゥ」は息も つけぬ至福の6分間。聴いていて身動きの取れなくなる大演奏です。
ボーナスとしてこれまた貴重なシベリウス演奏を収録。ムラヴィンスキーはシベリウスを高く評価しており、フィンランドへ演奏旅行を行った際にシベリ ウス邸を訪問し、大作曲家に謁見したことも。ここに聴けるのは贅肉のない研ぎ澄まされた驚きの名演。当時60歳のムラヴィンスキーの覇気と推進力、 さらに異常なまでの音楽の大きさに圧倒されない人はいないでしょう。しばしば現れるフォルテの強烈さはスヴェトラーノフやゴロワーノフにも劣りません。 こちらはモノラルになりますが非常にクリアで臨場感たっぷり。当時のソ連放送局の録音技術の高さに驚かされます。

ALTLP-124(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
サヴァリッシュ/ウィーン・フィル 1983年ザルツブルク・ライヴ
[LP1-A]
モーツァルト:交響曲第39番全楽章
[LP1-B]
ブルックナー:交響曲第9番 第1楽章
[LP2-A]
ブルックナー:交響曲第9番 第2楽章
[LP2-B]
ブルックナー:交響曲第9番 第3楽章
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)VPO

録音:1983年8月10日/ザルツブルク祝祭大劇場(オーストリア放送協会によるライヴ 、ステレオ )
国内プレス、初LP化、日本語帯・解説付
CD発売時大きな話題となったORF(オーストリア放送協会)提供音源によるウィーン・フィルの名演に新リマスタリングを施し、アナログのマスターテー プを作成してLP化。CDとはまるで違うアナログならではの音質でお楽しみいただけます。ウィーン・フィルからたびたび出演依頼を受けながらも、スケジュールの都合で登場回数の少なかったサヴァリッシュの貴重な共演記録。ベームの遺言 により実現したというザルツブルク音楽祭ライヴです。目玉は絶頂期のサヴァリッシュが生み出した壮絶無比のブルックナー第9番で、ウィーン・フィルが 火の玉の如き熱演を展開。第1楽章の緊張感、第2楽章の手に汗握る強烈なリズム感などものすごい演奏です。そして第3楽章の驚くべき強靭さ!もは や金縛りにあってしまいそうな、サヴァリッシュ自らも推薦する一世一代の大名演です。 (Ki)

ALTLP-126(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
ヨッフム&ウィーン・フィル〜1981年カール・ベーム追悼演奏会
[LP1-A]
モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽 K.477、
 交響曲第41番『ジュピター』第1楽章
[LP1-B]
モーツァルト:交響曲第41番『ジュピター』第2〜4楽章
[LP2-A]
ブラームス:交響曲第2番第1・2楽章
[LP2-B]
ブラームス:交響曲第2番第3・4楽章
オイゲン・ヨッフム(指)VPO

録音:1981年9月20日/ウィーン、楽友教会大ホール(オーストリア放送協会によるライヴ、ステレオ)
国内プレス、初LP化、日本語帯・解説付
CD発売時大きな話題となったORF(オーストリア放送協会)提供音源によるウィーン・フィルの名演に新リマスタリングを施し、アナログのマスターテー プを作成してLP化。CDとはまるで違うアナログならではの音質でお楽しみいただけます。 巨匠ヨッフムがウィーン・フィルと共演した数少ない定期演奏会の中で最も有名かつ伝説的な「ベーム追悼コンサート」の全てを収録しています。前半 はウィーン・フィルの美音とともにムジークフェライン大ホールに溶けゆく、老匠ならではの円熟味に溢れたモーツァルト。慈しむような極上の演奏で『葬 送音楽』の美しさもひとしおです。続くブラームスの第2番では第1楽章、第2楽章の雄大なテンポも印象的ですが、それ以上に一気呵成に突き進む 終楽章の熱演ぶりがとにかく凄まじい。当時79歳とは思えぬ白熱のフィナーレで、ウィーン・フィルも燃えています!ブラームスの持ち味を十二分に生か し切った、ヨッフムの深い解釈に裏打ちされた聴き応えある名演です。 (Ki)

ALTLP-128(3LP)
完全限定生産
税込定価
クリュイタンス/パリ音楽院、ただ一度の来日ライヴ集成
[LP1-A] ビゼー:「アルルの女」第2組曲〜ファランドール
 ベルリオーズ:幻想交響曲 第1・2楽章
[LP1-B] ベルリオーズ:幻想交響曲 第3・4・5楽章
[LP2-A] ラヴェル:スペイン狂詩曲、
 ラ・ヴァルス
[LP2-B] ラヴェル:マ・メール・ロワ、
 亡き王女のためのパヴァーヌ
[LP3-A] ラヴェル:クープランの墓
[LP3-B] ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲、
 ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲
アンドレ・クリュイタンス(指)
パリ音楽院O

録音:[LP1]1964年5月10日東京文化会館(ステレオ)、
[LP2・3]1964年5月7日東京文化会館(モノラル)
ALTUSの名盤、クリュイタンス最初で最後の来日公演を初LP化!このたび新規でアナログマスターテープを作り音質を一新。輝かしさにも壮絶さにも、 さらに磨きがかかりました。パリ音楽院最後の閃光とも言うべき、スタジオ録音からは考えられない爆発ぶりが有名な『幻想交響曲』や、馥郁たる香り が立ち込めるラヴェルなど、今や失われた純正フランスの「ひびき」と「あじわい」をLP3枚組でたっぷりと収録。完全限定生産での発売です。お買い 逃しなく!
ライナーノートには宇野功芳氏の濃厚な演奏解説や、小石忠男氏によるクリュイタンスの貴重なインタビューなど、貴重にして読み応えのある文章を収 録しています。

『「幻想」に耳を傾けてみよう。第1楽章の冒頭、木管の色合いは昔のパリの味であり、つづく弦は芸術的な香気に満ちて聴く者の耳をとりこにする。 これらはパリ音楽院がパリ管に変わった後、すべて失われてしまった。』…『1964年、日本のファンはパリ音楽院の最後の香りを味わったことになる。と くに5月7日のラヴェルの夕べは、彼らの最も得意とする曲目だけに、東京文化会館の客席に座る僕も体がしびれる思いがしたものだ。』…『「亡き王女 のためのパヴァーヌ」は、なんとまたエレガントに始まることだろう。これこそ王朝時代の音楽だ。』…『「ラ・ヴァルス」における多彩な表現力、「ダフニ スとクロエ」における木管の震えるような魅力については、どんなに絶賛してもしすぎることはないだろう。』−宇野功芳−

ALTLP-131(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
ミュンシュ&パリ管/デビュー・コンサート
[LP1-A]ドビュッシー:交響詩『海』
[LP1-B]ベルリオーズ:幻想交響曲第1楽章
[LP2-A]ベルリオーズ:幻想交響曲第2・3楽章
[LP2-B]ベルリオーズ:幻想交響曲第4・5楽章
シャルル・ミュンシュ(指)パリO

録音:1967年11月14日パリ、シャンゼリゼ劇場(ライヴ、ステレオ)
音源提供:国立フランス視聴覚研究所
『大爆発、驚天動地、未曾有、空前絶後−こうした言葉をいくつ並べてもこの演奏の凄さを言い表すのに十分ではない・・・』(音楽評論家 平林直哉)
1967年11月14日パリ、シャンゼリゼ劇場。ド・ゴール政権の文化大臣アンドレ・マルローの肝煎りで誕生したパリO、その目的は『フラン スの音楽的威信を輝かすこと』でした。当盤は発足記念演奏会初日のライヴを収めたもので、前述の言葉どおりの輝かしく恐るべき名演。驚異的な迫力 はスタジオ録音を凌駕しています。以前にALTLP-019として発売しましたがこちらはすでに完売・廃盤となっており、復活やさらなる音質向上のご要望 も多かったため、今回新たなリマスタリングによるリリースを行います。メインの『幻想交響曲』は3面を使用し、たっぷりと贅沢にカッティング。丁寧な リマスタリングとカッティングにより現在望みうる最良の音質を獲得しました。愛好家必携のアナログです。 (Ki)

ALTLP-133(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
テンシュテット&VPO/一期一会の大演奏会
[LP1-A]ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄』第1楽章
[LP1-B]ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』第2楽章
[LP2-A]ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』第3・4楽章
[LP2-B]マーラー:交響曲第10番〜アダージョ
クラウス・テンシュテット(指)VPO

録音:1982年8月29日/ザルツブルク、祝祭劇場
(オーストリア放送協会によるライヴ録音、ステレオ)
テンシュテットが生涯ただ一度ウィーン・フィルを振った空前絶後の大演奏会ライヴを初LP化。当LP用の最新リマスタリングにより音質も十全。ベートー ヴェンの『英雄』は音楽の展開と共にどんどんと白熱、気付けば強烈な世界へと驀進していきます。テンシュテット宿命の作曲家・マーラーの第10番もウィー ン・フィルから最高の響きを引き出しつつ魂の震える超熱演を披露。特別な演奏会を大興奮と共に楽しめること請け合いです。ブックレット所収のシカゴ 響総裁ヘンリー・フォーゲル氏による解説も熱がこもっていて読み応えあり。 (Ki)

ALTLP-135(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
シューリヒト/シューマン、ハイドン他
[LP1-A]シューマン:交響曲第2番第1・2楽章
[LP1-B]シューマン:交響曲第2番第3・4楽章
[LP2-A]ハイドン:交響曲第104番『ロンドン』 第1〜3楽章
[LP2-B]ハイドン:交響曲第104番『ロンドン』 第4楽章
 シュテルツェル:4つの合奏体のための合奏協奏曲 ニ長調
カール・シューリヒト(指)
フランス国立O

録音:1955年秋(シューマン、ハイドン)、1959年9月17日(シュテルツェル)/モントルー音楽祭でのライヴ録音(モノラル)
最新リマスタリングを施しLP化。シューマンとハイドンはかつてのエラート盤を超える音質を目指しました。シューリヒトの個性あふれる無二の名演を 最良の音質でお楽しみ頂けます。シューマンの2番は随所での驚くべきテンポ操作がとにかく強烈。オーケストラがこれに見事に反応しているのもまた驚 きです。霊気漂う第3楽章は必聴。ハイドンの『ロンドン』も独特の個性にあふれ、第1楽章主部の主題が第2楽章よりも緩やかに奏でられるなど面白 い解釈がみられます。ヘンデル的祝祭感と暗い音調が混じり合う秘曲シュテルツェルは初LP化!

ALTLP-137(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
バックハウス/伝説のブサンソン・リサイタル1959〜ベートーヴェン
[LP1-A]ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3
[LP1-B]ピアノ・ソナタ第6番へ長調 Op.10-2、
 ピアノ・ソナタ第14番『月光』
[LP2-A]ピアノ・ソナタ第29番『ハンマークラヴィーア』第1・2楽章
[LP2-B]ピアノ・ソナタ第29番『ハンマークラヴィーア』第3・4楽章
ヴィルヘルム・バックハウス(P)

録音:1959年9月16日/ブザンソン音楽祭でのライヴ(モノラル)
日本語帯・解説付
INA(フランス国立視聴覚研究所)から発掘された正規オリジナル・テープより音源化した、バックハウス伝説の1959年ブザンソン・リサイタル!モ ノラルながら素晴らしく鮮明な音質で、先に発売されたCD(ALT-327)も大好評でしたが、このたびLP用にマスタリングをやり直しアナログマスターテー プを作った上で初LP化!至高のベートーヴェン・ライヴをアナログで聴ける悦び、たまりません。 初期・中期・後期とバランスよく配置された4つのソナタ。スタンダードな4楽章制の第7番、終楽章にフーガを組み込んだ3楽章制の第6番、自 由な幻想風ソナタの『月光』、そしてそれら全てを呑みこむ偉大な『ハンマークラヴィーア』。ベートーヴェン弾き・バックハウスの面目躍如といった最高の プログラム!『ハンマークラヴィーア』はステレオのソナタ全集録音(1959-69年)には入らなかった作品であるため、同時期の演奏と言う意味でも大 変に貴重な音源です。圧巻の演奏をぜひお聴き下さい。 (Ki)

ALTLP-139(2LP)
完全限定生産盤
税込定価

ALT-391(2CD)
諏訪根自子/コロムビア録音全集
■LP1 A面 (CD1)
(1)ドヴォルザーク:ユーモレスク*
(2)ドルドラ:思い出
(3)クライスラー:「プニャーニの形式による前奏曲とアレグロ」より アレグロ*
(4)ゴダール:ジョスランの子守歌*
(5)リース:無窮動*
(6)フィオリロ:カプリス
■LP2 B面 (CD1)
(1)チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ
(2)マリー:金婚式
(3)フォーレ:夢のあとに
(4)ドリゴ:セレナード
(5)サラサーテ:アンダルシアのロマンス
(6)キュイ:オリエンタル
(7)マスネ:タイスの瞑想曲
■LP2 A面 (CD2)
(1)サン=サーンス:白鳥
(2)シューベルト:セレナード
(3)J.S.バッハ:ガヴォット
(4)J.S.バッハ=グノー:アヴェ・マリア
(5)グラズノフ(クライスラー編):スペイン風セレナード
(6)グノー:セレナード
(7)瀧廉太郎(山田耕筰 編):荒城の月
■LP2 B面 (CD2)
(1)田中穂積(山田耕筰 編):美しき天然
(2)ドヴォルザーク(クライスラー編):インディアンの悲歌
(3)ドリゴ:火花のワルツ
(4)パデレフスキ(クライスラー編):メヌエット
(5)ファリャ:スペイン舞曲
(6)シューマン:トロイメライ
諏訪根自子(Vn)
上田仁(P)*
ナデイダ・ロイヒテンベルク(P)

■LP1 A面
(1)録音:1933/8/22 SP NO27575
(2)録音:1933/8/22 SP NO 27641
(3)録音:1933/8/22 SP NO27575
(4)録音:1933/8/22 SP NO27609
(5)録音:1933/10/3 SP NO27609
(6)録音:1933/10/3 SP NO27641
■LP2 B面
(1)録音:1934/12/5 SP NO28141
(2)録音:1934/12/5 SP NO28141
(3)録音:1934/12/12 SP NO 28185
(4)録音:1934/12/12 SP NO28185
(5)録音:1934/12/20 SP NO28225
(6)録音:1934/12/20 SP NO28225
(7)録音:1935/1/27 SP NO 28298
■LP2 A面
(1)録音:1935/1/27 SP NO 28298
(2)録音:1935/3/6 SP NO28383
(3)録音:1935/3/6 SP NO 28383
(4)録音:1935/3/20 SP NO29319
(5)録音:1935/3/20 SP NO28645
(6)録音:1935/4/10 SP NO29453
(7)録音:1935/4/10 SP NO 29453
■LP2 B面
(1)録音:1935/4/23 SP NO28768
(2)録音:1935/4/23 SP NO28768
(3)録音:1935/5/8 SP NO28645
(4)録音:1935/5/8 SP NO29319
(5)録音:1935/5/29 SP NO29734
(6)録音:1935/5/29 SP NO29734
天才美少女ヴァイオリニスト、諏訪根自子が渡欧前に残したコロムビア録音のすべてを録音日順に収録。音盤所有者から提供されたSP盤をもとに丁寧 にリマスタリングし、アナログのマスターテープを作りLP化しました。一流の技術者が過去最高の音質を目指して製作しており、30年代の音とは思えぬ 美音に仕上がっております。かつて諏訪根自子の演奏録音からここまで自然な叙情が香り立ったことがあったであろうかと自問したくなる驚きの出来栄えで す。往年の大演奏家を思わせる音運びでありながらすっと心に馴染んでくる、柔らかく、品良く、高い知性を感じさせるヴァイオリンの歌。愛蔵盤としてぜ ひお手許に。 当盤の復刻は、SP復刻で定評ある「オーパス蔵」レーベルで創業よりマスタリングを担当している須賀孝男氏の手によってなされました。同内容のCD も同時発売いたします(品番:ALT-391/2)。あわせてご堪能ください。 (Ki)

ルーマニアELECT音源によるLP
ELECTLP-001(2LP)
国内プレス
完全限定生産盤
ステレオ
日本語帯・解説付
税込定価
ローラ・ボベスコ/ルーマニア・エレクトレコード録音全集I(ステレオ編)

[LP1-A] サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番第1・2楽章
[LP1-B] サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番第3楽章、
 序奏とロンド・カプリチオーソ
[LP2-A] バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調 BWV1017
[LP2-B] ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
ローラ・ボベスコ(Vn)
[LP1]イラリオン・イオネスコ=ガラティ(指)
ブカレスト放送O
[LP2]アルバート・ガットマン(P)

録音:[LP1]1979年12月、[LP2]1968年5月

ELECTLP-003(3LP)
国内プレス
完全限定生産盤
モノラル
日本語帯・解説付
ローラ・ボベスコ/ルーマニア・エレクトレコード録音全集II(モノラル編)
[LP1-A] モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番『トルコ風』第1・2楽章
[LP1-B] モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番『トルコ風』 第3楽章
[LP2-A] バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041
[LP2-B] バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ長調 BWV1016
[LP3-A] ストラヴィンスキー:イタリア組曲
[LP3-B] ホアキン・ニン:四つの回想
ローラ・ボベスコ(Vn)
[LP1・2]コンスタンティン・ボベスコ(指)
ブカレスト放送O
[LP3]マリアーナ・カブデボ(P)

録音:[LP1・2]1963年12月、[LP3]1966年10月
ルーマニアの麗しきヴァイオリニスト、ローラ・ボベスコが祖国の「エレクトレコード」に録音したすべての音源をオリジナル・マスターテープからLP化。 ステレオ編(ELECTLP 001/2、2枚組)とモノラル編(ELECTLP 003/5、3枚組)に分かれての発売です。 ボベスコはまず音楽教師であった父からヴァイオリンの手ほどきを受け才能を開花させ、その後オークレールやヌヴーなどの師として有名なジュール・ ブーシュリにヴァイオリンを学びます。パリ音楽院を首席で卒業。イッセルシュテット&ベルリン・フィルとブラームスの協奏曲で共演し、イッセルシュテッ トに「これこそが音楽だ!」と言わしめるなど数々の伝説とともに華々しく活躍しました。1980年以降に7回来日、多くの日本のファンの心をつかんだヴァ イオリニストでもあります。 ボベスコの音楽の特徴は、いかにも女性らしい繊細な音運びと等身大の表現力。華やかな技巧を聴かせつつも愛らしさのあるサン=サーンス、丁寧な 演奏から不意に旋律の面白さが顔をのぞかせるバッハとベートーヴェン、古典的様式美の中に自由な感性が垣間見えるストラヴィンスキーとニン、ゆった りとしなやかで優しいモーツァルト、どれもが時を超えて人々に愛される味わい深い演奏です。 (Ki)
※オリジナルの初期盤に見られた「イタリア組曲」の編集ミスは修正されています。

ELECTLP-006(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
カラヤン&ウィーン・フィル/ ブカレスト・コンサート1964
モーツァルト:交響曲第40番[LP1-A]
ブラームス:交響曲第1番 [LP1-B:第1楽章、LP2-A:第2楽章、LP2-B:第3・4楽章]
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)VPO

録音:1964年9月15日サラ・パラトゥルイ(ブカレスト、ルーマニア)におけるライヴ(モノラル)
1964年、カラヤンはウィーン国立歌劇場の音楽監督を辞任します。歌劇場側との運営方針の軋轢が考えられ、以後10数年、ウィーン・フィルとの 共演も夏のザルツブルク音楽祭のみになってしまいます。ここに収録されたブカレスト・コンサートは同年の9月にエネスコ音楽祭に参加したときのもので、 カラヤンとウィーン・フィル最後の年の演奏とも言うべき貴重なものです。オーケストラとの関係が悪かったわけではないということは演奏を聴けば十分に お分かり頂けるかと思います。美しく歌い紡がれるモーツァルトの40番、カラヤン得意のロマンがほとばしるブラームス1番。どちらも素晴らしい美音に 満たされた格別の名演です。 この音源は当時ルーマニア国営のエレクトレコードからLPで短期間発売されましたが、ルーマニア国内のみの流通で、まず国外には出回りませんでした。 そのマスターテープが良好な状態で保管されていることが判明。新規リマスタリングで細部を磨き上げ、新たなLPとして復刻いたしました。愛好家必携 のアナログです。 (Ki)

MELO CLASSIC音源によるLP
MELOLP-001(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
モーツァルト:未発表ヴァイオリン・ソナタ集1
[LP1-A]ヴァイオリン・ソナタ第28番 ホ短調 K.304
[LP1-B]ヴァイオリン・ソナタ第24番 ハ長調 K.296
[LP2-A]ヴァイオリン・ソナタ第40番 変ロ長調 K.454
[LP2-B]ヴァイオリン・ソナタ第42番 イ長調 K.526
ローラ・ボベスコ(Vn)
ジャック・ジャンティ(P)

録音:1958年7月4日/ドイツ、ルートヴィヒスブルク、シュロス・オルデンスザール(モノラル・ライヴ)
日本語帯・解説付

MELOLP-003(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
ベートーヴェン:未発表ヴァイオリン・ソナタ集2
[LP1-A]ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
[LP1-B]ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
[LP2-A]ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調『クロイツェル』Op.47 第1楽章
[LP2-B]ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調『クロイツェル』Op.47 第2・3楽章
ローラ・ボベスコ(Vn)
ジャック・ジャンティ(P)

録音:1958年7月6日/ドイツ、ルートヴィヒスブルク、シュロス・オルデンスザール(モノラル・ライヴ)
日本語帯・解説付
錚々たるラインナップでヒストリカル・ファンを唸らせるCDレーベル「Meloclassic」、その中でも特に人気の高い盤であるボベスコの未発表ライヴを ライセンスLP化しました。もちろん初LP化。モーツァルト編(MELOLP-001/2)とベートーヴェン編(MELOLP-003/4)、2タイトルに分けての発 売です。 麗しきヴァイオリニスト、ローラ・ボベスコの魅力がたっぷりと詰まった逸品です。どちらも鬼気迫るボベスコの熱演が凄まじく、ジャンティとの夫婦デュ オでアンサンブルも抜群。驚きの高音質にアナログレコードならではの味わいをプラス。ボベスコの真の芸術ここにあり!ボベスコはまず音楽教師であった父からヴァイオリンの手ほどきを受け才能を開花させ、その後オークレールやヌヴーなどの師として有名なジュール・ ブーシュリにヴァイオリンを学びます。パリ音楽院を首席で卒業。イッセルシュテット&ベルリン・フィルとブラームスの協奏曲で共演し、イッセルシュテッ トに「これこそが音楽だ!」と言わしめるなど数々の伝説とともに華々しく活躍しました。1980年以降に7回来日、多くの日本のファンの心をつかんだヴァ イオリニストでもあります。 (Ki)

MELOLP-005(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
エンリコ・マイナルディ ヘッセン放送未発表スタジオ録音集
[LP1-A]
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38(第1楽章)
[LP1-B]
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38(第2・3楽章)
[LP2-A]
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102-1
[LP2-B]
バッハ:チェロ・ソナタ第2番 ニ長調 BWV1028(グリュッツマッヒャー編)
エンリコ・マイナルディ(Vc)
カルロ・ゼッキ(P)

録音:1956年4月3日フランクフルト・ヘッセン放送協会ルーム1/B(ブラームス、バッハ)
1956年3月17日フランクフルト・ヘッセン放送協会ゼンデザール(ベートーヴェン)
音源=MELO CLASSIC
国内プレス
初LP化
日本語帯・解説付
気品ある音色と滋味あふれる歌いこなしで「チェロの貴族」と讃えられたマイナルディと、盟友ゼッキによる「3大B」の聴き応え満点ソナタ集。1956 年に旧西ドイツ、フランクフルトのヘッセン放送協会のために放送用に収録した音源です。MELOCLASSICレーベルより完全初出としてCDで発売され たときに、その演奏と音質の素晴らしさに度肝を抜かれたヒストリカル・ファンも多いことでしょう。このたびレーベルよりライセンスを受けてALTUSが LP化を行いました。LP用のアナログ・マスターテープを製作し製盤することによりCDとはまた違った深い味わいを獲得しており、マイナルディのさらな る真価がお楽しみ頂けるかと思います。
ブラームスのソナタ冒頭、チェロで奏でられる主題は考えうる限りの暗さと侘しさを持っており、耳にしたが最後、瞬時にマイナルディの世界に引き込ま れます。派手さはまったくありませんが、はっきり言って超名演。心にじわりと滲みこんでくる語り口、ゆったりと伸縮するテンポ、深い闇のような呼吸が たまりません。絶妙な間合いで対話するゼッキのピアノも見事。真摯にとことん音楽に没入したい方に捧ぐ、これぞアナログの本領発揮、LPの醍醐味こ こにありといった逸品です。 (Ki)

MELOLP-007(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
ハンス・リヒター=ハーザー /未発表放送スタジオ録音集
[LP1 A面]モーツァルト:ピアノ・ソナタ第6番ニ長調 K.284
[LP1 B面]モーツァルト:ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.533
[LP2 A面]ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 Op.31-1
[LP2 B面]ハイドン:ピアノ・ソナタ第49番 変ホ長調 Hob.XVI:49
ハンス・リヒター=ハーザー(P)

録音:[LP1]1950年12月30日フランクフルト・ヘッセン放送協会旧放送会館(スタジオ録音)
[LP2]1959年10月7日フランクフルト・ヘッセン放送協会ルーム3/C(モノラル・スタジオ録音)
※国内プレス、日本語帯・解説付
Meloclassic からCDで発売されマニアを唸らせた貴重音源をALTUSがライセンスし初LP化。LP用にマスタリングし直し、アナログのマスターテー プを作った上でカッティング。熟練の技術者による丁寧な製作でLPならではの風合いを獲得しています。
ドイツ・ピアニズムの神髄をとことん味わい尽くすアナログの登場。リヒター=ハーザーは正統派ドイツの響きがいかに幅広く豊かなものであるかを如 実に伝えてくれます。潤いに富み重厚、流麗であり堂々としたスケール感、堅固な構成の中での魅力的な歌いまわし。最前面を派手な効果で彩るタイプで はないので、古典作品でまとめたこのプログラムは一見地味な印象を与えかねませんが、じっくりと耳を澄ませばその深い音楽性に驚嘆。幾分トリッキー な曲想のソナタが選ばれ、軽やかに弾いていながらも、内部からにじみ出てくる滋味豊かな風格が見事です。 (Ki)

TAHRA復活シリーズ(CD)
「TAHRA(ターラ)」はルネ・トレミヌ氏と、その夫人ミリアム・シェルヘン女史が立ち上げたフランスのレーベル。ミリアム夫人は指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘であり、大指揮者たちとの家族ぐるみのつながりも強い人物。1992年に初のCDをリリース、その後も精力的に活動を続けますが、2014年、主宰者トレミヌ氏の急逝後は、レーベルは活動縮小を余儀なくされ、現在多くのタイトルが入手困難の状態にあります。歴史的音源を正規かつオリジナルの形で音盤化することを特徴とし、ヒストリカル・ファンに大いに愛されたレーベルでした。
そんなTAHRAの残した遺産の素晴らしさを世に問うべく、国内レーベル「ALTUS(アルトゥス)」はミリアム夫人の承認のもと正式に音源のライセンスを受けた上で、新たなリマスタリングを施し発売するターラ復活シリーズを進めています。ここに聴ける音は貴重なTAHRAオリジナルに基づくもので、他レーベルの同演奏とは一味もふた味も違う、なまなましい音像がお聴き頂けることと思います。

TALT-001
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調*
ジネット・ヌヴー(Vn)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北西ドイツRSO
ジャン=ポール・ヌヴー(P)*

ライヴ録音:1948年5月3日、1949年9月21日*
日本語解説付
TALT-002(2CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲*
ジネット・ヌヴー(Vn)
ハンス・ロスバウト(指)南西ドイツ放送RSO
ロジェ・デゾルミエール(指)フランス国立放送O*

ライヴ録音:1949年9月25日、1948年4月25日*
日本語解説付
活動休止状態であったフランスの名門ターラ・レーベルがアルトゥスの新マスタリングで復活いたします!間違いなくオリジナルの音質を凌駕しており、 素晴らしい復活と申せます。飛行機事故で僅か30歳の生涯をとじた悲劇の天才ヴァイオリニスト・ヌヴー最晩年の録音を集めた2タイトル。イッセルシュテットとのブラームスは いくつかのレーベルからでていた有名演奏。今回ついに高音質で世評高いターラ盤のCDが復活しました。昔からヌヴーの真骨頂が存分に味わえる名演 としてしられたライヴ、大変によい仕上がりです。ことに貴重なブラームスのソナタ3番も絶品で必聴です。 もう一方のベートーヴェンも抜群の音質、ロスバウトの品格あふれる伴奏も聴きものですがヌヴーの音そのものの魅力がダイレクトに伝わってきます。 デゾルミエールのブラームスも素晴らしいCD化で第1、第2楽章のエレガントな味わいが一転、終楽章の熱烈な白熱ぶりも忘れがたいものがございます。 イッセルシュテット盤との聴き比べも楽しいものがございます。まさにヌヴーを聴く喜び! また解説に貴重な写真が多数掲載させており充実の内容です。 (Ki)
TALT-004(2CD)
フルトヴェングラー・イン・パリ
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1954年5月4日/パリ・オペラ座
「そのピアニッシモの秘儀、そのわずかな陰影、そのフレージングの気品によって、われわれはその音楽が、あたかも魂が呼吸するかのように、人間の最も奥深い場所から生まれてくるのを感じた」(ル・メネストレル誌/1929年5月)。
フルトヴェングラー最晩年のライヴであり、録音の良さもトップクラスとして知られる1954年パリ・ライヴ。INAオリジナルの音を用いたTAHRA盤をリマスタリング再発売。音に一段と迫力が出て、金管の伸びも抜群。素晴らしい音質で蘇りました。あらゆる管弦楽法の効果を満喫できるウェーバー、偉大な構築力に圧倒されるブラームス、破滅的な暗さを持つシューベルト、異様な緊張感で突き進むベートーヴェン。フルヴェン得意のレパートリーで固め、一夜の演奏会とは思えぬ充実の完成度。全く衰えぬ逞しい指揮が実に感動的です。 (Ki)
TALT-006
ティボーの芸術1〜ライヴ放送録音編
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218*
ジャック・ティボー(Vn)
ヴィクトル・テザルツェンス(指)ローザンヌCO
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指)ACO*

録音:1951年ヌーシャテル、1949年アムステルダム*
官能的な演奏がヴァイオリン愛好家にはたまらないティボー。ベートーヴェンの協奏曲はこれがおそらく唯一の録音であり、粋なカデンツァは必聴。そ してモーツァルトの協奏曲も大変面白い!テンポもリズムも崩れ落ち、オーケストラとは別次元でたゆたう極美のソロ。まるでとろけて無くなってしまいそ うな、驚きのモーツァルトです。 (Ki)
TALT-007
ティボーの芸術2〜スタジオ放送録音編
ラロ:スペイン交響曲(4楽章版)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ*
ジャック・ティボー(Vn)
ヴィンフリート・ツィリッヒ(指)ヘッセンRSO
ジャン・ラフォルジュ(P)*

録音:1951年フランクフルト、1952年ザールブリュッケン*
スタジオ録音の良好な音質で堪能するティボーの至芸。高いピッチで張りのある音を響かせるヴァイオリンが強烈。「スペイン交響曲」の煌めく技巧に は心が躍ります。フランクのソナタでのねっとりと妖艶な歌い回しもティボーならでは。興奮の演奏です。 (Ki)

TALT-008(2CD)
フルトヴェングラー・イン・ヴィースバーデン
プフィッツナー:歌劇『パレストリーナ』第1幕〜第3幕より前奏曲(全3曲)
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1949年6月10日ヴィースバーデン(ヘッセン放送収録)モノラル
日本語帯・解説付
LP=国内プレス
旧TAHRA音源。フルトヴェングラーの1949年ヴィースバーデン・ライヴが復活!音質の良さで知られたターラ・レーベルの音源をさらにリマスタリング、より素晴らし い響きで蘇りました。 コンサート直前の5月22日に没したプフィッツナーの作品に、モーツァルトとブラームスの短調交響曲を組み合わせた印象的なプログラム。フルトヴェ ングラーはプフィッツナーのアシスタントを務めていたこともあり、この追悼演奏はとても美しいもの。モーツァルトの引き締まった激烈さも心を掴みます。 そしてハイライトはブラームス!長く引き伸ばされた出だしのH音からして、泣きたくなるほどのフルヴェン節が炸裂。第1楽章の伸縮するテンポと溢れる ロマン性は巨匠の独壇場。重く恐ろしげな主題提示に始まり、弦の速いパッセージで一気に熱を帯び燃え盛る終楽章もただ事ではありません。 (Ki)

TALT-010
ハイドン:交響曲第88番ト長調『V字』
ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ヘッセンRSO

録音:1962年3月20日フランクフルト(ヘッセン放送収録)モノラル
日本語帯・解説付
LP=国内プレス
旧TAHRA音源。激遅テンポにして実に生き生きとしたリズム感。これぞクナッパーツブッシュの真骨頂!宇野功芳氏も絶賛のユニークな名盤が最新リマスターで復活。も ともとのターラ盤もクナの音源中1、2を争う高音質で有名でしたが、さらなる音質向上を実現しました。 『V字』『運命』ともに小さな細胞動機をもとに大きく発展していく作品ですが、クナッパーツブッシュの手にかかると動機そのものが巨大に鳴り響き、「踏 みしめるようなスローテンポ」と「抜群のリズム感」が両立する独特の演奏スタイルによって、異様な立体感が生まれます。そして『V字』は凄まじい爆 発力のコーダで、『運命』は果てしなく轟く雄大なスケールで、聴く者を圧倒しながら全曲を閉じます。唯一無二の超怪演! (Ki)

TALT-011(6CD)
ヨッフム&コンセルトヘボウ〜ブルックナー
交響曲第4番変ホ長調 『ロマンティック』
交響曲第5番変ロ長調 WAB 105
交響曲第6番イ長調 WAB 106
交響曲第7番ホ長調 WAB 107
交響曲第8番ハ短調 WAB 108
オイゲン・ヨッフム(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウO

録音:1975年1月16日(第4番)、1986年12月4日(第5番)、1980年11月2日(第6番)、
1970年3月15日(第7番)、1984年9月26日(第8番)/アムステルダム、コンセルトヘボウ
全てステレオ、日本語帯・解説付
コンセルトヘボウの美しい響きに満たされ展開される理想的なブルックナー。味わいと迫力が見事に融合した、今や失われた美しいブルックナー演奏が よみがえります。5番は有名なフィリップス盤と比べ、ヨッフム翁最晩年の記録だけあってよりスケール感があり、ターラ・レーベルの中でも特に愛された 名盤でした。6番はコンセルトヘボウ管も自薦の名演で、第2楽章など無類の味があります。7番は70年の録音で晩年の東京ライヴとは別もので、力強 さと雄渾さが素晴らしいです。4番は語り口のうまさにぐいぐいと引き込まれます。8番も圧倒的なコーダが忘れがたい見事な大演奏。どの曲も放送録音 ということを考えても優秀な音質です。今回新たにリマスタリングを施し、CD6枚組集成として復刻いたしました。愛蔵盤として永くお聴き頂けるセット となりましょう。
解説書も充実、ヨッフム翁の有名な論文「ブルックナーの交響曲の解釈のために」を新訳(河原融氏訳)で収録しています。この論文はヨッフムがブルッ クナーについてわかりやすく語ったもので、曲の頂点はどこか?といった議論から5番の金管増強の件に関する考察など、ブルックナーを聴く上で興味深 く参考になる話題が満載です。これまで不十分な訳でしか読めなかった文章でもあり、細かな注釈まで完備したこの新訳は大変貴重なものと言えます。 (Ki)

TALT-017
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
交響曲第1番ハ短調 Op.68
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
北ドイツRSO

録音:1951年10月27日/ハンブルク・ライヴ
※日本語帯・解説付
ターラ・レーベルの名盤を復刻。リマスタリングを施し音質向上、細かい表情に至るまで非常に聴きやすくなっております。 作曲家ゆかりの地であるハンブルクで繰り広げられた圧倒的なブラームス演奏。1951年、イッセルシュテット率いる北ドイツRSOにフルトヴェ ングラーが客演した際に残された、唯一の共演録音盤です。フルトヴェングラーのブラームス演奏の最高峰とされ、「世紀のディアパソン・ドール」を受 賞したことでも有名な名盤。
『ハイドン変奏曲』は巧みな音色の変化と柔らかな風合いが格別。第7変奏Graziosoなど繊細にして夢のような浮遊感、本当に美しいです。終曲パッ サカリアではあらゆる感情を総動員し壮大なクライマックスを構築してくれます。
交響曲第1番も、何種類かある録音の中でこの演奏をベストに挙げるファンが多い超名演。強烈に打ち込まれるティンパニ、1楽章展開部のラストや 終楽章コーダのコラールで天を突き破るトランペットなど、これぞフルトヴェングラーといった演奏が炸裂。そしてオーケストラは独特のしなやかさ・柔ら かさを持ち、生き物のようにテンポを伸縮させる指揮に俊敏に反応、熾烈さの中にも繊細さがあり見事です。終楽章の劇的さは比類がなく、次々と畳み掛 けられる力強い音楽の展開にどっぷりと魅了されます。 オーケストラには元ベルリン・フィルのメンバーであるエーリヒ・レーン(ヴァイオリン)やアルトゥール・トレスター(チェロ)も在籍していました。交 響曲の第2楽章でのヴァイオリン・ソロの澄み切った素晴らしさも、フルトヴェングラーとの信頼関係があってこそだと言えましょう。ちなみに、録音が残っ ていないのがまことに残念ですが、同日は上記ふたりのソロによるブラームスの二重協奏曲も演奏されました。 (Ki)

TALT-018
ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』 (ハース版) ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1966年12月14、16日/ハンブルク(ステレオ・ライヴ)
※日本語帯・解説付

TALT-019
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版) ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1968年10月28日/ハンブルク(ステレオ・ライヴ)
※日本語帯・解説付
★ターラ・レーベルの名盤を復刻。リマスタリングを施し音質向上、一層輝きのある美しい音色に生まれ変わりました。 イッセルシュテットは1945年から26年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。北ド イツ放送響のブルックナーと言えば80年代に首席指揮者を務めたヴァントによる録音が有名ですが、イッセルシュテット時代からすでに偉大なブルック ナー演奏を実現していたことがはっきりと分かります。イッセルシュテットが「独特」と語る弦楽器の豊かな音量と暖かみのある音色が十二分に発揮され、 輝かしくも幽玄な世界が広がっています。楽譜は概ねハース版に準拠していますが、指揮者独自の解釈により、一部ノヴァーク版に近い変更があります。
解説書にはイッセルシュテット自らその半生を語る「セルフ・ポートレート」を掲載。これが大変面白い!ベルリン人であることを誇りにしていたイッセルシュ テットがハンブルクを「第二の故郷」と呼ぶようになるまでの変遷、大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽 団の話など、興味が尽きません。また、このコンビのディスコグラフィも収録しています。
第4番、第1楽章冒頭で弦楽の霧の中から緩やかな立ち上がりを見せるホルン。3音目の16分音符も尖りすぎず儚げな優しさがあります。そして頂 上をしっかりと見据えながら、長い坂道をゆっくりと上っていくイッセルシュテットの絶妙なコントロール!一気に音楽に引き込まれます。
第7番、第2楽章で多層的に旋律を重ねる弦の美しさ。声部の分離が良く、それぞれから輝かしい歌が聴こえてきます。しかも全体としての肌触りの 良さを損なうことがありません。クライマックスではシンバルとティンパニを導入させますが、ノヴァーク版とも微妙に異なる譜面。フィナーレは重すぎず、 ときにスピード感すらある快演になっています。大きな幅のダイナミクスで頂点に向かっていく確かな歩みが力強い! (Ki)

TALT-020
ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1952年12月8日/ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
ベルリンRIAS放送によるモノラル録音
※日本語帯・解説付
アルトゥスのターラ・レーベル復刻シリーズ。新リマスタリングが施されており、歴史的録音を過去にない音質で愉しめます。
1952年、フルトヴェングラー&ベルリン・フィルが地元ベルリンで奏でた『英雄』。12月7日と8日に演奏され、それぞれ録音が残されていますが、 この2日目の演奏は良好な音質で知られるRIAS放送の録音であることが人気の所以です。またターラ盤はRIASのオリジナル音源を用いた先駆け的名 盤であり、ノイズ・リダクションを極力抑えた音が特徴。他レーベルのディスクとの聴き比べも大変興味深いものがあり、ぜひとも手許に置いておきたい 1 枚です。 演奏内容の充実ぶりももちろん言うことなし。ウィーン・フィルとの「ウラニアのエロイカ」と双璧を成す、そしてまったく異なった威容を誇る圧倒的な 演奏です。楽曲を完全に手中に収めた巨匠が、激しくも大きな歩みで音楽を捉え、ベートーヴェンの革新的な精神を堂々と描いています。第1楽章冒頭 のあまりにも凄絶な和音打撃とそこから導かれる壮麗なまでに偉大な構築性、第2楽章葬送行進曲での張り裂けんばかりの緊張感、全生命力を絞り出す ようなフガートなど、感動を禁じえません。最終楽章の変奏曲では次々と変化を重ねて突き進んでいくものの、音楽の芯はまったくぶれることなく、その 説得力に唖然とさせられます。リマスターにより弦楽のたくましい力感にも更に磨きがかかっています。 (Ki)

TALT-021
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
交響曲第5番「運命」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1954年5月23日/ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
ベルリンRIAS放送によるモノラル録音
※日本語帯・解説付
アルトゥスのターラ・レーベル復刻シリーズ。新リマスタリングが施されており、歴史的録音を過去にない音質で愉しめます。 『田園』と『運命』は対の作品であり、初演も同日になされています。フルトヴェングラーもこの2曲を好んで並べて演奏しており、作品を対比させつつ、 それぞれから深い表現を引き出しています。1954年、フルトヴェングラーが死の半年前に残した当演奏は、2曲ともにベルリン・フィルとの最後の演奏 であり最後の録音でした。良好な音質で知られるRIAS放送の録音ということもあって、巨匠最晩年の芸術を堪能できる名盤として愛されています。特にター ラ盤はRIASのオリジナル音源を用いた先駆け的名盤であり、ノイズ・リダクションを極力抑えた音が特徴。他レーベルのディスクとの聴き比べも大変興 味深いものがあり、ぜひとも手許に置いておきたい1枚です。 『田園』の繊細さ、嵐の後の絶対的な喜ばしさ!フィナーレでは大胆なアッチェレランドが音楽を大きく盛り上げつつ、最後には祈るようにゆっくりと 結ばれます。続く『運命』は決定盤と言える名演。オーケストラ全体を支配する引き締まったリズムと推進力、渦巻く巨大なエネルギー。第4楽章直前、 ぎりぎりまで引き伸ばされる極度の緊張感はフルトヴェングラーの真骨頂。そしてフィナーレ突入と共に一挙に解放される壮大なハ長調!金管の華やかで 荘厳なサウンドもリマスターにより更に磨きがかかっています。 (Ki)

TALT-022
ブラームス:交響曲第1番
シューマン:交響曲第1番「春」*
ヘルマン・アーベントロート(指)
バイエルン国立O
ベルリンRSO*

録音」1956年1月16日(ライヴ)、1955年9月18日(ライヴ)*
白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に(?)、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも 非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。音質に定評あるTAHRA盤を基に新リマスタリングを施し、日本 語解説も付いた1枚です。
ブラームスの1番は知る人ぞ知る奇演中の奇演。まるで慣性の法則完全無視、吹き飛ばされそうなテンポ設定!特に終楽章、誰が予想するよりも速く、 誰が予測するよりも遅く、前へ後ろへと引っ張りまわされる驚愕の指揮ぶり。そのほとばしる音楽表現にオケが負けじと喰らい付き、手に汗握る圧巻の演 奏を披露!めちゃくちゃ面白いです。
シューマンも燃え上がる演奏。第2楽章のヴァイオリンの蠱惑的ヴィブラート、素朴に始まったかと思ったら急激に巨大化するフィナーレなど、個性爆発。 全編リズミックな力強さに溢れています。 (Ki)
TALT-023
ベートーヴェン:『エグモント』序曲
交響曲第3番『英雄』
ヘルマン・アーベントロート(指)
ベルリンRSO

録音:1954年2月13日ベルリン国立歌劇場(ライヴ)
白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に(?)、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも 非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。音質に定評あるTAHRA盤を基に新リマスタリングを施し、日本 語解説も付いた1枚です。
『英雄』第1楽章で頻出するスフォルツァンドやクレッシェンドが書かれた部分での「踏み込みの良さ」、急激にガッと圧力をかける勢いがアーベントロー トならでは。作曲時のベートーヴェンが前人未到の規模の音楽世界に決然と乗り込んでいった感覚が現代によみがえったような、白熱の演奏です。高速 のスケルツォでは、トリオのホルンが爆鳴き!想像を絶する猛々しさで、ばりばりと空気をつんざきます。フィナーレはテンポの変化が楽しく、フーガが始 まる少し前のフェルマータの長さもユニーク。そしてコーダは興奮のるつぼ。オーケストラが嬉々として演奏する姿が目に浮かぶような、目まぐるしくも充 実した圧倒的演奏です。 (Ki)
TALT-024
ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』 ヘレン・ドナート(S)
ツヴェトカ・ア ーリン(A)
ヴェルナー・ホルヴェーク(T)
ハンス・ゾ ー ティン(Br)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO、同cho

録音:1970年5月5日/ハンブルク(ライヴ、ステレオ)
ターラ・レーベルの名盤を最新リマスタリングで復刻。1900年5月5日生まれのイッセルシュテットが、自らの70歳の誕生日に指揮した『第九』の ライヴ録音です。
オーケストラはイッセルシュテット自ら大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽団。彼は1945年から26 年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。その信頼関係が生む悠然とした演奏に注目です。
記念すべき日の公演だけあって、オーケストラのメンバーの献身的な演奏が目に浮かぶような熱気が嬉しい演奏です。そしてイッセルシュテット御大の伝 統を重んずる真摯な解釈も実に堂々たるもの。ウィーン・フィルとの録音とはまた違った、ドイツ本流のベートーヴェン。どっしりとしたテンポ設定による 大きなスケールと威厳を備えた『第九』です。終楽章、「歓喜の主題」の提示で弦がたっぷりと音を保ち豊かに変奏される部分の心地よさは特筆に値しま す。合唱もイッセルシュテットのコントロール下で全体のバランスを乱すことなく大いに盛り上がり、至高のベートーヴェン演奏を祝福します (Ki)。
TALT-025
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス エリーサベト・セーダーシュトレーム(S)
ケルスティン・メイヤー(A)
ペーター・シュライヤー(T)
キート・エンゲン(Bs)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO、同cho

録音:1966年11月13、14日(ライヴ、ステレオ)
ターラ・レーベルの名盤を最新リマスタリングで復刻。シュライヤーはじめ名歌手を揃えた『ミサ・ソレムニス』のライヴ録音です。
巨大な声楽と管弦楽が緻密かつ豪快にうねり積み上げられていくベートーヴェンの大曲を相手に、イッセルシュテットの硬派な美質が存分に発揮された 名演。的確に立派に鳴り響く、申し分のない音楽造り。さすがドイツの伝統を体現する名匠といった演奏です。『アニュス・デイ』での暗から明への穏や かにしてゆるぎない移り変わりが殊の外すばらしく、多様な精神の流れがひとつに収斂していき、ベートーヴェンの神髄とも言える天上の世界に到達する ラストは感動そのものです。
オーケストラはイッセルシュテット自ら大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽団。彼は1945年から26 年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。その信頼関係が生む悠然とした演奏に注目です。 (Ki)

TALT-026
シューベルト:交響曲第3番ニ長調D.200
チャイコフスキー:交響曲第4番Op.36
イーゴリ・マルケヴィチ(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

録音:1978年5月12日(ライヴ、ステレオ録音)
甘さのない厳しい音作りで、最高に引き締まった響きを聴かせるシューベルト。音楽本来の美しさをとことん磨き上げており、緊迫感と幸福感を兼ね備 えた演奏。第2楽章の素朴で美しいテーマにも決然とした意志が宿り、確固たるものを感じさせます。 チャイコフスキーでは同様に厳しく鍛え上げられたオーケストラを武器に、冷徹な眼差しを持ちつつ音楽の奥深くへ没入していきます。そしてどこをどう したら最良の効果を得られるか吟味した上でオーケストラの限界を引き出し、目の醒めるような熱狂的な音楽を炸裂させます。安易に歌に偏らず、不要な ものは容赦無く斬り捨て、ここぞという時を見極め壮絶に鳴り響かせる、ドロドロした演奏とは違った青白い炎のような演奏。超辛口のチャイコです。 天性の才能ほとばしる音楽家、イーゴリ・マルケヴィチ(1912-1983)は現代音楽作曲家としてキャリアをスタートしますが、のちに指揮に専念する ことを決意し、作曲をやめ、自作を指揮することも拒んで他者の作品の演奏に身を捧げ膨大なレパートリーを手にします。活動の場も幅広く、実に50か 国以上で指揮。眼光鋭くスコアを細部まで掘り下げ、同時に全体の構成を見極め、常に厳しい音楽を作り上げた大指揮者です。 (Ki)
TALT-027
マーラー:交響曲第1番『巨人』 イーゴリ・マルケヴィチ(指)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO

録音:1982年3月5日(ライヴ、ステレオ録音)
マルケヴィチ死の一年前。これが晩年の演奏なのか?冷徹にして熾烈!まがまがしいポリフォニーが気味悪いほどに個別に厳しくコントロールされた演奏 で、異質なものが多層的に組み合わさって音楽が成り立っているマーラーの独自性が異常に際立っています。一見即興的な熱っぽいテンポ変化は同時に深 く考え抜かれたもので、大きなタメを作れば畳み掛けるようにテンポを巻いて遅れを取り戻したりと隙のないバランス感覚を備えており、興奮をあおりつ つも指揮者は冷静、聴きこむほどに充実感を味わえる演奏です。そして誰もが驚愕するであろう、フィナーレにおける打楽器の大爆音。破壊の暴徒と化したティンパニ、バスドラム!マルケヴィチの妥協なき真剣な爆裂 ぶりが凄まじく、一回性のライヴとしての劇的さが見事に炸裂。理性を保ちうるギリギリのバランスで突き進み、崩壊寸前の壮絶な狂騒へと駆り立てる危 険極まりないラストは圧巻。こんな恐ろしい綱渡りを完遂させられるのはマルケヴィチのみ。観客の熱狂的拍手もしっかりと収録しております。 天性の才能ほとばしる音楽家、イーゴリ・マルケヴィチ(1912-1983)は現代音楽作曲家としてキャリアをスタートしますが、のちに指揮に専念する ことを決意し、作曲をやめ、自作を指揮することも拒んで他者の作品の演奏に身を捧げ膨大なレパートリーを手にします。活動の場も幅広く、実に50か 国以上で指揮。眼光鋭くスコアを細部まで掘り下げ、同時に全体の構成を見極め、常に厳しい音楽を作り上げた大指揮者です。 (Ki)

TALT-028
シューベルト:交響曲第8番『未完成』
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
トリノ・イタリアRSO(RAI国立管)

録音:1952年3月11日、1952年3月7日*
ターラ・レーベルより発売されていた「イタリアのフルトヴェングラー」(FURT-1080)をライセンス復刻いたしました。晩年のフルトヴェングラーがRAI交響楽団と残した非常に貴重な録音です。同音源中、最良の音質と言われていたターラ盤をリマスタリングし、より聴きやすい音に仕上げました。当演奏の決定盤としておすすめいたします。フルトヴェングラーとイタリアの関わりは深く、記録では1922年から54年までの期間にイタリアで演奏会を行っています。内容はオーケストラ演奏会が69回、オペラが112回。31人の作曲家、76の作品を取り上げています。当時の批評家や聴衆がどのように賞賛し、また批判したかなど、イタリアにおけるフルトヴェングラー受容について書かれた解説書の日本語訳も貴重です。フルトヴェングラーの重要レパートリーである『未完成』とブラームス1番を収録。激しさももちろんありますが、それ以上に大きな抑揚、深みのある表現に打たれる演奏です。『未完成』第1楽章、第2主題提示前の転調する「気配」の繊細さがやはりフルヴェン。ブラームスのフィナーレも圧巻で、イタリアの聴衆が大喝采! (Ki)
TALT-029
デ・ヴィート&フルトヴェングラー
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲*
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
トリノ・イタリアRSO(RAI国立管)

録音:1952年3月11日、1952年3月7日*
ターラ・レーベルより発売されていた「イタリアのフルトヴェングラー」(FURT-1080)をライセンス復刻いたしました。晩年のフルトヴェングラーがRAI交響楽団と残した非常に貴重な録音です。同音源中、最良の音質と言われていたターラ盤をリマスタリングし、より聴きやすい音に仕上げました。当演奏の決定盤としておすすめいたします。フルトヴェングラーとイタリアの関わりは深く、記録では1922年から54年までの期間にイタリアで演奏会を行っています。内容はオーケストラ演奏会が69回、オペラが112回。31人の作曲家、76の作品を取り上げています。当時の批評家や聴衆がどのように賞賛し、また批判したかなど、イタリアにおけるフルトヴェングラー受容について書かれた解説書の日本語訳も貴重です。イタリアの名ヴァイオリニスト、デ・ヴィートとフルトヴェングラーの共演。メンデルスゾーン、ブラームスともにデ・ヴィートの得意とする協奏曲であり、軽やかで明るい響きを持ちながら緊張感もあり、じっくりと聴かせます。フルトヴェングラーのバックも堂々たるもので実に巨大な演奏です。 (Ki)

TALT-030
フルトヴェングラー、「第九」を語る
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
エルザ・カヴェルティ(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)
オットー・エーデルマン(Bs)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
フィルハーモニアO
ルツェルン音楽祭cho

録音:1954年8月22日/ルツェルン音楽祭におけるライヴ(モノラル)
ALTUSレーベルのTAHRA復刻シリーズに真打登場!フルトヴェングラーにとって生涯最後の『第九』公演であり、演奏・音質の上でも最高のものの ひとつとされている「ルツェルンの第九」ライヴ録音が新リマスタリングで復刻されます。フルトヴェングラーの未亡人から許諾を得て正規盤として発売さ れたTAHARA盤はこの壮大無比な演奏を世に知らしめた最初の1枚。のちにAUDITEからも復刻盤が出て話題になりましたが、ふたつのレーベルの個 性はまるで違うものでした。美しく整った透明感ある音が魅力のAUDITE盤に対し、TAHRA盤はなまなましく野太い音を特徴としており、どろどろとし た凄味すらあります。リマスタリングによりその特徴はさらに鮮烈なものとなりました。ある意味フルトヴェングラー・ファンにとってはこれこそが真のフル トヴェングラー、というイメージを呼び覚ますものかと思います。またTAHRA盤にはフルトヴェングラー本人が『第九』を語る肉声が入っており、これ は他のレーベルでは聴けない大変貴重なもの。国内プレスならではの特典として、解説書にはこの語りの日本語訳も掲載しています。 語り尽くされた感がありますが、畏怖すら感じるこの巨大なスケール、やはりとてつもない演奏です。第1楽章冒頭の霞がかった響き、やわらかい木管 と鋭い弦のアタックの強烈な対比、厳しくも広がりのあるティンパニ、伸縮自在のテンポ、すべてがフルトヴェングラーのコントロール下にあり、その得体 の知れぬカリスマ性でもって、一瞬にして我々を音楽に引きずり込みます。観念的に迫ってくる第2楽章のスケルツォも音楽に押し潰されそうで壮絶。ぐっ とテンポを落とした第3楽章では、永遠を称えるような息の長い滔々とした歌が一瞬たりとも弛緩することなく続いていきます。そしてこの世の果てまで 光を照らさんばかりのフィナーレの合唱。もはや神懸かっているとしか言いようがありません。人類の奏でる『第九』演奏の究極です。 (Ki)

TAHRA復活シリーズ(LP)

TALTLP-001(2LP)
日本語解説付
180g重量盤
完全限定240セット

税込定価
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108*
ジネット・ヌヴー(Vn)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北西ドイツRSO
ジャン=ポール・ヌヴー(P)*
ライヴ録音:1948年5月3日、1949年9月21日*

TALTLP-003(2LP)
日本語解説付
180g重量盤
完全限定240セット

税込定価
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲*
ジネット・ヌヴー(Vn)
ハンス・ロスバウト(指)南西ドイツRSO
ロジェ・デゾルミエール(指)フランス国立放送O*

ライヴ録音:1949年9月25日、1948年4月25日*
飛行機事故で僅か30歳の生涯をとじた悲劇の天才ヴァイオリニスト・ヌヴー最晩年の録音を集めた2タイトル。イッセルシュテットとのブラームスは いくつかのレーベルからでていた天下の有名演奏。今回ついに高音質で世評高いターラ盤がはじめてLP化されました。昔からヌヴーの真骨頂が存分に 味わえる名演としてしられライヴ大変によいLPの仕上がりです。貴重なブラームスのソナタ3番が絶品で必聴LP。
もう一方のベートーヴェンも抜群の音質、ロスバウトの品格あふれる伴奏も聴きものですがヌヴーの音そのものの魅力がダイレクトに伝わってきます。 デゾルミエールのブラームスも貴重なLP化で第1、第2楽章のエレガントな味わいが一転、終楽章の熱烈な白熱ぶりも忘れがたいものがございます。イッ セルシュテット盤との聴き比べも楽しいものがございます。まさにLPでヌヴーを聴く喜び!また解説に貴重な写真が多数掲載させており充実の内容です。 (Ki)

TALTLP-005(2LP)
完全限定240 セット
税込定価
ブルックナー:交響曲第5番(ハース版)

LP 1 A面 第1楽章
LP 1 B面 第2楽章
LP 2 A面 第3楽章
LP 2 B面 第4楽章
オイゲン・ヨッフム(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウO

ライヴ録音:1986年12月4日/アムステルダム
日本語解説付
180g 重量盤
ターラレーベルを代表する名盤である86年ヨッフム最晩年のステレオによる壮絶な5番と、「その音楽の緻密さスイス時計のごとし」と云 われる名人芸を聴かせさらに大迫力の音響で会場を圧したヴァントのアルトゥスレーベルの名盤中の名盤90年サントリーの8番が待望のLP 化。ともにLP制作が難物で有名の両曲ですが、今回も本来のLP制作過程を忠実に実践し細心の注意をはらい作製いたしました。結果ス テレオ感レンジ感等々大変満足のいく出来あがりで、真心をもってお勧めできる逸品となっております。 (Ki)

TALTLP-007(10LP)
240セット完全限定盤
税込定価
ブルックナー:交響曲集成
LP 1&2(TALTLP-007 第1,2楽章、TALTLP-008 第3,4楽章)
(1)交響曲第4番 変ホ長調
LP 3&4(TALTLP-009 第1,2楽章、TALTLP-010 第3,4楽章)
(2)交響曲第5番 変ロ長調
LP 5&6(TALTLP-011 第1,2楽章、TALTLP-012 第3,4楽章)
(3)交響曲第6番 イ長調
LP 7&8(TALTLP-013 第1,2楽章、TALTLP-014 第3,4楽章)
(4)交響曲第7番 ホ長調
LP 9&10(TALTLP-015 第1,2楽章、TALTLP-016 第3,4楽章)
(5)交響曲第8番 ハ短調
オイゲン・ヨッフム(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウO

録音:(1)1975年1月16日、
(2)1986年12月4日、
(3)1980年11月2日、
(4)1970年3月15日、
(5)1984年9月26日
全てステレオ
コンセルトヘボウの美しい響の中で展開される理想的なブルックナー集成。味わいと迫力が見事に融合した、今や失われた美しいブルックナーがよみがえります。 5番は有名なフィリップス盤と比べ、ヨッフム翁最晩年の記録だけあってよりスケール感があり、CD時代より評価が高く人気盤でありました。6番はコンセルトヘボ ウ管も自薦の名演で、第2楽章など無類の味があります。7番が70年の録音で晩年の東京ライヴとは別もの。力強さと雄渾さが素晴らしい。4番は語り口のうまさにぐいぐい引き込まれます。8番は圧倒的なコーダが素晴らしい演奏です。どの曲も放送録音ということを考えても優秀な音質です。新マスタリングでアナログマ スターテープを作製の上、LP化いたしました。また解説書も充実していて、ヨッフム翁の有名な論文「ブルックナーの交響曲の解釈のために」が新訳(河原融氏訳) で収録。この論文はヨッフムがブルックナーについてわかりやすく語ったもので、曲の頂点はどこか?といった議論から5番の金管増強の件に関する考察など、ブルッ クナーを聴く上で興味深く参考になる話題が満載です。 (Ki)

TALTLP-017(2LP)
税込定価
ティボーの芸術1〜ライヴ放送録音編
[LP1/A] 
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲第1楽章
[LP1/B] 
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲2・3楽章
[LP2/A] 
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218 第1楽章
[LP2/B] 
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218 第2・3楽章
ジャック・ティボー(Vn)
[LP1]ヴィクトル・テザルツェンス(指)
 ローザンヌCO
[LP2]エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指)
 アムステルダム・コンセルトヘボウO

録音:[LP1]1951年ヌーシャテル
[LP2]1949年アムステルダム
官能的な演奏がヴァイオリン愛好家にはたまらないティボー。ベートーヴェンの協奏曲はこれがおそらく唯一の録音であり、粋なカデンツァは必聴。そしてモーツァルトの協奏曲も大変面白い!テンポもリズムも崩れ落ち、オーケストラとは別次元でたゆたう極美のソロ。まるでとろけて無くなってしまいそうな、驚きのモーツァルトです。 (Ki)

TALTLP-019(2LP)
税込定価
ティボーの芸術2〜スタジオ放送録音編
[LP1/A] 
ラロ:スペイン交響曲 第1・2楽章
[LP1/B] 
ラロ:スペイン交響曲 第4・5楽章
※第3楽章は当時の慣習によりカットされています。
[LP2/A] 
フランク:ヴァイオリン・ソナタ 第1・2楽章
[LP2/B] 
フランク:ヴァイオリン・ソナタ 第3・4楽章
ジャック・ティボー(Vn)
[LP1]ヴィンフリート・ツィリッヒ(指)
 ヘッセンRSO
[LP2]ジャン・ラフォルジュ(P)

録音:[LP1]1951年フランクフルト、
[LP2]1952年ザールブリュッケン
スタジオ録音の良好な音質で堪能するティボーの至芸。高いピッチで張りのある音を響かせるヴァイオリンが強烈。「スペイン交響曲」の煌めく技巧には心が躍ります。フランクのソナタでのねっとりと妖艶な歌い回しもティボーならでは。興奮の演奏です。 (Ki)

TALP-021(2LP)
国内プレス
税込税込
フルトヴェングラー・イン・パリ
[LP1/A] 
ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
[LP1/B]
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
[LP2/A] 
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」〜第1,2楽章
[LP2/B] 
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」〜第3,4楽章
ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

録音:1954年5月4日/パリ・オペラ座
「そのピアニッシモの秘儀、そのわずかな陰影、そのフレージングの気品によって、われわれはその音楽が、あたかも魂が呼吸するかのように、人間の最も奥深い場所から生まれてくるのを感じた」(ル・メネストレル誌/1929年5月)。
フルトヴェングラー最晩年のライヴであり、録音の良さもトップクラスとして知られる1954年パリ・ライヴ。INAオリジナルの音を用いたTAHRA盤からアナログ・マスターテープを作りLP化しました。かつてない深みのある生々しい音像がお聴き頂けます。あらゆる管弦楽法の効果を満喫できるウェーバー、偉大な構築力に圧倒されるブラームス、破滅的な暗さを持つシューベルト、異様な緊張感で突き進むベートーヴェン。フルヴェン得意のレパートリーで固め、一夜の演奏会とは思えぬ充実の完成度。全く衰えぬ逞しい指揮が実に感動的です。

TALTLP-023(2LP)
完全限定生産
税込定価

フルトヴェングラー・イン・ヴィースバーデン
プフィッツナー:歌劇『パレストリーナ』第1幕〜第3幕より前奏曲(全3曲)
モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1949年6月10日ヴィースバーデン(ヘッセン放送収録)モノラル
日本語帯・解説付
LP=国内プレス
旧TAHRA音源。フルトヴェングラーの1949年ヴィースバーデン・ライヴが復活!音質の良さで知られたターラ・レーベルの音源をさらにリマスタリング、より素晴らし い響きで蘇りました。 コンサート直前の5月22日に没したプフィッツナーの作品に、モーツァルトとブラームスの短調交響曲を組み合わせた印象的なプログラム。フルトヴェ ングラーはプフィッツナーのアシスタントを務めていたこともあり、この追悼演奏はとても美しいもの。モーツァルトの引き締まった激烈さも心を掴みます。 そしてハイライトはブラームス!長く引き伸ばされた出だしのH音からして、泣きたくなるほどのフルヴェン節が炸裂。第1楽章の伸縮するテンポと溢れる ロマン性は巨匠の独壇場。重く恐ろしげな主題提示に始まり、弦の速いパッセージで一気に熱を帯び燃え盛る終楽章もただ事ではありません。 (Ki)

TALTLP-025(2LP)
完全限定生産
税込定価

ハイドン:交響曲第88番ト長調『V字』
ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ヘッセンRSO

録音:1962年3月20日フランクフルト(ヘッセン放送収録)モノラル
日本語帯・解説付
LP=国内プレス
旧TAHRA音源。激遅テンポにして実に生き生きとしたリズム感。これぞクナッパーツブッシュの真骨頂!宇野功芳氏も絶賛のユニークな名盤が最新リマスターで復活。も ともとのターラ盤もクナの音源中1、2を争う高音質で有名でしたが、さらなる音質向上を実現しました。 『V字』『運命』ともに小さな細胞動機をもとに大きく発展していく作品ですが、クナッパーツブッシュの手にかかると動機そのものが巨大に鳴り響き、「踏 みしめるようなスローテンポ」と「抜群のリズム感」が両立する独特の演奏スタイルによって、異様な立体感が生まれます。そして『V字』は凄まじい爆 発力のコーダで、『運命』は果てしなく轟く雄大なスケールで、聴く者を圧倒しながら全曲を閉じます。唯一無二の超怪演! (Ki)

TALTLP-027(2LP)
完全限定生産
税込定価
フルトヴェングラー&北ドイツ放送響/ブラームス
[LP1-A] ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
[LP1-B] 交響曲第1番〜第1楽章
[LP2-A] 交響曲第1番〜第2楽章
[LP2-B] 交響曲第1番〜第3,4楽章
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
北ドイツRSO

録音:1951年10月27日/ハンブルク
国内プレス
日本語帯・解説付
作曲家ゆかりの地であるハンブルクで繰り広げられた圧倒的なブラームス演奏。1951年、イッセルシュテット率いる北ドイツRSOにフルトヴェ ングラーが客演した際に残された、唯一の共演録音盤です。フルトヴェングラーのブラームス演奏の最高峰とされ、「世紀のディアパソン・ドール」を受 賞したことでも有名な名録音。
『ハイドン変奏曲』は巧みな音色の変化と柔らかな風合いが格別。第7変奏Graziosoなど繊細にして夢のような浮遊感、本当に美しいです。終曲パッ サカリアではあらゆる感情を総動員し壮大なクライマックスを構築してくれます。
交響曲第1番も、何種類かある録音の中でこの演奏をベストに挙げるファンが多い超名演。強烈に打ち込まれるティンパニ、1楽章展開部のラストや 終楽章コーダのコラールで天を突き破るトランペットなど、これぞフルトヴェングラーといった演奏が炸裂。そしてオーケストラは独特のしなやかさ・柔ら かさを持ち、生き物のようにテンポを伸縮させる指揮に俊敏に反応、熾烈さの中にも繊細さがあり見事です。終楽章の劇的さは比類がなく、次々と畳み掛 けられる力強い音楽の展開にどっぷりと魅了されます。
オーケストラには元ベルリン・フィルのメンバーであるエーリヒ・レーン(ヴァイオリン)やアルトゥール・トレスター(チェロ)も在籍していました。交 響曲の第2楽章でのヴァイオリン・ソロの澄み切った素晴らしさも、フルトヴェングラーとの信頼関係があってこそだと言えましょう。ちなみに、録音が残っ ていないのがまことに残念ですが、同日は上記ふたりのソロによるブラームスの二重協奏曲も演奏されました。 (Ki)

TALTLP-029(2LP)
完全限定生産
税込定価
ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』 (ハース版)
[LP1-A] 第1楽章、[LP1-B] 第2楽章
[LP2-A] 第3楽章、[LP2-B] 第4楽章
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1966年12月14、16日/ハンブルク(ステレオ・ライヴ)
初LP化、国内プレス
日本語帯・解説付
イッセルシュテットは1945年から26年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。北ド イツ放送響のブルックナーと言えば80年代に首席指揮者を務めたヴァントによる録音が有名ですが、イッセルシュテット時代からすでに偉大なブルック ナー演奏を実現していたことがはっきりと分かります。イッセルシュテットが「独特」と語る弦楽器の豊かな音量と暖かみのある音色が十二分に発揮され、 輝かしくも幽玄な世界が広がっています。楽譜は概ねハース版に準拠していますが、指揮者独自の解釈により、一部ノヴァーク版に近い変更があります。 解説書にはイッセルシュテット自らその半生を語る「セルフ・ポートレート」を掲載。これが大変面白い!ベルリン人であることを誇りにしていたイッセルシュ テットがハンブルクを「第二の故郷」と呼ぶようになるまでの変遷、大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽 団の話など、興味が尽きません。また、このコンビのディスコグラフィも収録しています。 第1楽章冒頭で弦楽の霧の中から緩やかな立ち上がりを見せるホルン。3音目の16分音符も尖りすぎず儚げな優しさがあります。そして頂上をしっか りと見据えながら、長い坂道をゆっくりと上っていくイッセルシュテットの絶妙なコントロール!一気に音楽に引き込まれます。

TALTLP-031(2LP)
完全限定生産
税込定価
ブルックナー:交響曲第7番(ハース版)
[LP1-A] 第1楽章、[LP1-B] 第2楽章
[LP2-A] 第3楽章、[LP2-B] 第4楽章
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1968年10月28日/ハンブルク(ステレオ・ライヴ)
初LP化、国内プレス
日本語帯・解説付
イッセルシュテットは1945年から26年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。北ド イツ放送響のブルックナーと言えば80年代に首席指揮者を務めたヴァントによる録音が有名ですが、イッセルシュテット時代からすでに偉大なブルック ナー演奏を実現していたことがはっきりと分かります。イッセルシュテットが「独特」と語る弦楽器の豊かな音量と暖かみのある音色が十二分に発揮され、 輝かしくも幽玄な世界が広がっています。楽譜は概ねハース版に準拠していますが、指揮者独自の解釈により、一部ノヴァーク版に近い変更があります。
解説書にはイッセルシュテット自らその半生を語る「セルフ・ポートレート」を掲載。これが大変面白い!ベルリン人であることを誇りにしていたイッセルシュ テットがハンブルクを「第二の故郷」と呼ぶようになるまでの変遷、大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽 団の話など、興味が尽きません。また、このコンビのディスコグラフィも収録しています。
第2楽章で多層的に旋律を重ねる弦の美しさ。声部の分離が良く、それぞれから輝かしい歌が聴こえてきます。しかも全体としての肌触りの良さを損な うことがありません。クライマックスではシンバルとティンパニを導入させますが、ノヴァーク版とも微妙に異なる譜面。フィナーレは重すぎず、ときにスピー ド感すらある快演になっています。大きな幅のダイナミクスで頂点に向かっていく確かな歩みが力強い! (Ki)

TALTLP-033(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』
[LP1-A] 第1楽章
[LP1-A] 第2楽章
[LP2-B] 第3楽章
[LP2-B] 第4楽章
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1952年12月8日ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
ベルリンRIAS放送によるモノラル録音
国内プレス
1952年、フルトヴェングラー&ベルリン・フィルが地元ベルリンで奏でた『英雄』。12月7日と8日に演奏され、それぞれ録音が残されていますが、 この2日目の演奏は良好な音質で知られるRIAS放送の録音であることが人気の所以です。またターラ盤はRIASのオリジナル音源を用いた先駆け的名 盤であり、ノイズ・リダクションを極力抑えた音が特徴。
演奏内容の充実ぶりももちろん言うことなし。ウィーン・フィルとの「ウラニアのエロイカ」と双璧を成す、そしてまったく異なった威容を誇る圧倒的な 演奏です。楽曲を完全に手中に収めた巨匠が、激しくも大きな歩みで音楽を捉え、ベートーヴェンの革新的な精神を堂々と描いています。第1楽章冒頭 のあまりにも凄絶な和音打撃とそこから導かれる壮麗なまでに偉大な構築性、第2楽章葬送行進曲での張り裂けんばかりの緊張感、全生命力を絞り出す ようなフガートなど、感動を禁じえません。最終楽章の変奏曲では次々と変化を重ねて突き進んでいくものの、音楽の芯はまったくぶれることなく、その 説得力に唖然とさせられます。弦楽のたくましい力感もさすがです。 (Ki)

TALTLP-035(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』
 [LP1-A]第1、2楽章
 [LP1-B]第3、4、5楽章
ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』
 [LP2-A]第1、2楽章
 [LP2-B]第3、4楽章
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1954年5月23日ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
ベルリンRIAS放送によるモノラル録音
国内プレス
今回のLP化にあたり新リマスタリングを施し、アナログマスターテープを作った上で製作しています。
『田園』と『運命』は対の作品であり、初演も同日になされています。フルトヴェングラーもこの2曲を好んで並べて演奏しており、作品を対比させつつ、 それぞれから深い表現を引き出しています。1954年、フルトヴェングラーが死の半年前に残した当演奏は、2曲ともにベルリン・フィルとの最後の演奏 であり最後の録音でした。良好な音質で知られるRIAS放送の録音ということもあって、巨匠最晩年の芸術を堪能できる名盤として愛されています。特にター ラ盤はRIASのオリジナル音源を用いた先駆け的名盤であり、ノイズ・リダクションを極力抑えた音が特徴。
『田園』の繊細さ、嵐の後の絶対的な喜ばしさ!フィナーレでは大胆なアッチェレランドが音楽を大きく盛り上げつつ、最後には祈るようにゆっくりと 結ばれます。続く『運命』は決定盤と言える名演。オーケストラ全体を支配する引き締まったリズムと推進力、渦巻く巨大なエネルギー。第4楽章直前、 ぎりぎりまで引き伸ばされる極度の緊張感はフルトヴェングラーの真骨頂。そしてフィナーレ突入と共に一挙に解放される壮大なハ長調!金管の華やかで 荘厳なサウンドも爽快です。 (Ki)

TALTLP-037(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
アーベントロート〜ブラームス&シューマン
[LP1-A] ブラームス:交響曲第1番 第1、2楽章
[LP1-B] ブラームス:交響曲第1番第3、4楽章
[LP2-A] シューマン:交響曲第1番第1、2楽章
[LP2-B] シューマン:交響曲第1番第3、4楽章
ヘルマン・アーベントロート(指)
[LP1]バイエルン国立O
[LP2]ベルリンRSO

録音:[LP1]1956年1月16日、 [LP2]1955年9月18日(ライヴ、モノラル)
国内プレス、日本語帯・解説付
白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に(?)、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも 非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。音質に定評あるTAHRAレーベルの音源をリマスタリングし、新 たなアナログ・マスターテープを作った上でLP化しています。 ブラームスの1番は知る人ぞ知る奇演中の奇演。まるで慣性の法則完全無視、吹き飛ばされそうなテンポ設定!特に終楽章、誰が予想するよりも速く、 誰が予測するよりも遅く、前へ後ろへと引っ張りまわされる驚愕の指揮ぶり。そのほとばしる音楽表現にオケが負けじと喰らい付き、手に汗握る圧巻の演 奏を披露!めちゃくちゃ面白いです。シューマンも燃え上がる演奏。第2楽章のヴァイオリンの蠱惑的ヴィブラート、素朴に始まったかと思ったら急激に巨大化するフィナーレなど、個性爆発。 全編リズミックな力強さに溢れています。 (Ki)

TALTLP-039(2LP)
全限定生産盤
税込定価
アーベントロートの「英雄」
[LP1-A] ベートーヴェン:『エグモント』序曲
[LP1-B] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』第1楽章
[LP2-A] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』第2楽章
[LP2-B] ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』 第3、4楽章
ヘルマン・アーベントロート(指)
ベルリンRSO

録音:1954年2月13日/ベルリン国立歌劇場(ライヴ、モノラル録音)
国内プレス、日本語帯・解説付
白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に(?)、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも 非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。音質に定評あるTAHRAレーベルの音源をリマスタリングし、新 たなアナログ・マスターテープを作った上でLP化しています。 『英雄』第1楽章で頻出するスフォルツァンドやクレッシェンドが書かれた部分での「踏み込みの良さ」、急激にガッと圧力をかける勢いがアーベントロー トならでは。作曲時のベートーヴェンが前人未到の規模の音楽世界に決然と乗り込んでいった感覚が現代によみがえったような、白熱の演奏です。高速 のスケルツォでは、トリオのホルンが爆鳴き!想像を絶する猛々しさで、ばりばりと空気をつんざきます。フィナーレはテンポの変化が楽しく、フーガが始 まる少し前のフェルマータの長さもユニーク。そしてコーダは興奮のるつぼ。オーケストラが嬉々として演奏する姿が目に浮かぶような、目まぐるしくも充 実した圧倒的演奏です。 (Ki)

TALTLP-041(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
フルトヴェングラー/ルツェッルンの「第九」
フルトヴェングラー、第九を語る(2’49’’)[LP1-A]
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
[LP1-A:第1楽章、LP1-B:第2楽章、LP2-A:第3楽章、LP2-B:第4楽章]
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
エルザ・カヴェルティ(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)
オットー・エーデルマン(Bs)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
フィルハーモニアO
ルツェルン音楽祭cho

録音:1954年8月22日ルツェルン音楽祭におけるライヴ(モノラル)
フルトヴェングラーにとって生涯最後の『第九』公演であり、演奏・音質の上でも最高のもののひとつとされている「ルツェルンの第九」ライヴ録音が LP化されました。フルトヴェングラーの未亡人から許諾を得て正規盤として発売されたTAHARA盤はこの壮大無比な演奏を世に知らしめた最初の1枚。 このレーベル特有の音色感がたいへん顕著で、例えば美しく整った透明感ある音が魅力のAUDITE盤に対し、TAHRA盤はなまなましく野太い音を特徴 としており、どろどろとした凄味すら備えています。新たなリマスタリングと丁寧なアナログ化によりその特徴はさらに鮮烈なものとなりました。ある意味 フルトヴェングラー・ファンにとってはこれこそが真のフルトヴェングラー、というイメージを呼び覚ますものかと思います。また TAHRA 盤にはフルトヴェ ングラー本人が『第九』を語る肉声が入っており、これは他のレーベルでは聴けない大変貴重なもの。国内プレスならではの特典として、解説書にはこの 語りの日本語訳も掲載しています。 語り尽くされた感がありますが、畏怖すら感じるこの巨大なスケール、やはりとてつもない演奏です。第1楽章冒頭の霞がかった響き、やわらかい木管 と鋭い弦のアタックの強烈な対比、厳しくも広がりのあるティンパニ、伸縮自在のテンポ、すべてがフルトヴェングラーのコントロール下にあり、その得体 の知れぬカリスマ性でもって、一瞬にして我々を音楽に引きずり込みます。観念的に迫ってくる第2楽章のスケルツォも音楽に押し潰されそうで壮絶。ぐっ とテンポを落とした第3楽章では、永遠を称えるような息の長い滔々とした歌が一瞬たりとも弛緩することなく続いていきます。そしてこの世の果てまで 光を照らさんばかりのフィナーレの合唱。もはや神懸かっているとしか言いようがありません。人類の奏でる『第九』演奏の究極です。 (Ki)

TALTLP-043(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
カール・シューリヒト&カール・ゼーマン/モーツァルト
[LP1-A]セレナーデ 第7番ニ長調『ハフナー』 K.250 第1〜4楽章
[LP1-B]セレナーデ 第7番ニ長調『ハフナー』 K.250 第5〜8楽章
[LP2-A]ピアノ協奏曲第19番ヘ長調 K.459 第1楽章
[LP2-B]ピアノ協奏曲第19番ヘ長調 K.459 第2・3楽章
カール・ゼーマン(P)
カール・シューリヒト(指)
シュトゥットガルトRSO

録音:[LP1]1962年12月19日、[LP2]1961年5月19日/ライヴ、モノラル
日本語帯・解説付
ターラに残されていた秘蔵音源からLP化!アナログマスターテープを作製したうえでLP化しています。シューリヒトが指揮した、珠玉のモーツァルト 名演集! 注目はカール・ゼーマンとの協奏曲。ゼーマンはシュナイダーハンの伴奏ピアニストとして有名ですが、現役のソロ音源がほとんどなく協奏曲の録音も たいへん貴重。モーツァルトの19番はこれが唯一の録音です。情緒を拒絶し音楽的な完璧さを追求した哲学的なピアノで、非常に玄人好みの演奏。近 年のモーツァルト演奏に馴染めない方にぜひお勧めしたい逸品。 (Ki)

TALTLP-045(2LP)
国内プレス
完全限定生産盤
税込定価
ワルター・ウィーン・フィル奇跡のライヴ
マーラー:大地の歌 (LP1 A:第1・2楽章、LP1 B:第3〜5楽章、LP2 A:第6楽章)
モーツァルト:交響曲第40番 (LP2 B)
ワルター・ウィーン・フィル奇跡のライヴ
キャスリーン・フェリアー(A)
ユリウス・パツァーク(T)
ブルーノ・ワルター(指)VPO

録音:1952年5月17日
※原盤:TAHRA
宇野功芳氏も絶賛の大名盤が遂にLP化!このワルター&ウィーン・フィルの『大地の歌』は有名なデッカ盤(52年5月15-16日録音)の翌日、5 月17日のウィーン音楽祭でのライヴ録音です。デッカ盤の録音はリハーサルを兼ねた2日間で行われたものなので、このライヴを聴いてこそ、初めてワ ルターの残した名演奏の全貌が分かろうというもの。カップリングは同日に演奏されたモーツァルトの40番。こちらもまたソニー盤(52年5月18日録音) の1日前の演奏という実に興味深いものです。ライナーノートには宇野功芳氏の貴重な解説文を掲載しています!そのほか楽曲解説と歌詞対訳も完備。
「50年間、夢にまで見た52年ライヴ。涙が出るほど嬉しかった」「やはり生命力はライヴが上だ」「ワルターも絶好調、・・・他の指揮者が束になっ ても適わない」「とにかく聴いていて胸がわくわくし通し」「濃い味と、美しさと、苦しさと、雄弁な語りかけの連続だ。ワルターも、フェリアーも、ウィーン・ フィルも。」(宇野功芳氏の『大地の歌』解説より)
モーツァルトの40番は1日違いの録音であるはずのソニー盤と比べると演奏がずいぶんと異なり、宇野功芳氏も「考えれば考えるほど分からなくなる」 謎の40番と解説しています。踏み込んだ推理が展開されるライナーノートは必読。当盤収録の演奏は、冒頭のすすり泣く極美のポルタメントはもちろん のこと、力強く立体的な音響が魅力で、第1楽章展開部の上声とバスが対位法的に掛け合う箇所の盛り上がりは凄まじいものがあります。 (Ki)

TALTLP-047(2LP)
国内プレス
完全限定生産盤
税込定価
ワルター&モリーニ
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(LP1 A:第1楽章、LP1 B:第2・3楽章)
交響曲第2番(LP2 A:第1・2楽章、LP2 B:第3・4楽章)*
エリカ・モリーニ(Vn)
ブルーノ・ワルター(指)NYO

録音:1953年12月20日、1951年2月4日*(モノラル)
※原盤:TAHRA
宇野功芳氏も絶賛の大名盤が遂にLP化!ワルターとニューヨーク・フィルのブラームス、ニ長調の2作品を収録。ヴァイオリン協奏曲は名手モリーニ との共演。ライナーノートには宇野功芳氏の貴重な解説文を掲載!そのほか楽曲解説と新規書き下ろしのモリーニのバイオグラフィ付きです。
ヴァイオリン協奏曲は各楽章が終わるたびにたまらず拍手が出てしまう稀代の名演です。モリーニの魅力が圧倒的で、宇野功芳氏も「楽器をよく鳴らし て歌うだけではなく、ものすごい気迫で攻めてゆくところはチョン・キョンファを彷彿とさせる」と解説で語っています。氏が「心をこめぬいた」と形容し た第2楽章は感動必至!ワルターも全編確固たる揺るぎない指揮ぶりで、真に交響的なスケール感に打ちのめされます。
交響曲第2番も湧き上がるロマンに胸が熱くなる怒涛の名演。「歌いまくっている」「フレーズの息の長さにびっくり」「全曲が共感のかたまり、歌のかたまり」 「われわれがこうであってほしいという願いを少しも裏切られることなく進められてゆく」「前進する勢いは《凄い》の一語に尽きる」(宇野功芳氏の解説より) (Ki)


独WEITBLICK音源によるLP

※WEITBLICK(ヴァイトブリック)からCDとしうて発売されている音源で、
LPタイトルのみ、トーメイ電子 株式会社(ALTUS)が製作・発売元となります。

WEITLP-001(2LP)
完全限定生産
税込定価
ヨハンナ・マルツィ/未発表スタジオ録音集
[LP1-A] シューベルト:華麗なるロンド ロ短調D.895 Op.70
[LP1-B] ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調Op.30-3
[LP2-A] ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調『春』Op.24 第1・2楽章
[LP2-B] ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調『春』Op.24 第3・4楽章
ヨハンナ・マルツィ(Vn)
ジャン・アントニエッティ(P)

録音:1957年5月18日/ケルン放送協会第2ホール(スタジオ・セッション録音)モノラル
ヨアヒムの教えを受け、ヴュータンとも親交のあった大ヴァイオリニスト、フバイに見いだされて才能を開花させたヨハンナ・マルツィ。その流麗な技巧 と美しい容姿は何物にも代え難く、今もなお多くのヴァイオリン愛好家に格別な思いを抱かせる往年の名女流奏者です。2016年にWEITBLICKレーベ ルよりCDで発売されたこの音源は、今まで聴くことの出来なかったレパートリーである『スプリング・ソナタ』を収録していることによって大注目された もの。そして実際の演奏は期待の遥か上と言ってよい素晴らしさで、まさに爽やかな春風が小川のせせらぎをくすぐるような風情を見せながらも、かつ同 時にベートーヴェンのソナタたる揺るぎない力強さと風格を備えており、聴き応えのある美演になっています。アントニエッティとの完璧に息の合ったアン サンブルも耳に心地よく、スタジオ・セッションで音質も申し分ありません。
WEITBLICKレーベルLP化シリーズの第1弾として、このヨハンナ・マルツィの未発表スタジオ録音を選び、新規でアナログマスターテープを作り初 LP化しました。さらなる暖かみと感動的な風合いが加わり、マルツィの名演の魅力をより高めています。残された録音に込められた醍醐味を余すことなく 伝えてくれる、レコード制作者熟練の至芸をぜひお楽しみください。完全限定生産ゆえに、お求めはお早めに!

WEITLP-003(2LP)
完全限定生産盤
日本語帯・解説付
税込定価
パイネマン〜ベートーヴェン他
[LP1]
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
(A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)
[LP2]
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
(A面:第1・2楽章、B面:第3楽章)
エディト・パイネマン(Vn)【使用楽器:伝ダニエル・パーカー】
ケルンRSO
[LP1]ジョージ・セル(指)
[LP2]ヨーゼフ・カイルベルト(指)

録音:[LP1]1964年6月11日/ケルン放送会館クラウス・フォン・ビスマルクホール、
[LP2]1960年5月6日/ケルン放送会館クラウス・フォン・ビスマルクホール(共にモノラル)

WEITLP-005(2LP)
完全限定生産盤
日本語帯・解説付
税込定価
パイネマン〜シベリウス他
[LP1]
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
(A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)
[LP2]
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
(A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)
エディト・パイネマン(Vn)【使用楽器:グァルネリ・デル・ジェス】
ケルンRSO
[LP1]ヨーゼフ・カイルベルト(指)
[LP2]ギュンター・ヴァント(指)

録音:[LP1]1967年10月27日/ケルン放送会館クラウス・フォン・ビスマルクホール、[LP2]1975年10月10日/ケルン放送会館クラウス・フォン・ビスマルクホール(共にステレオ)
WEITBLICKレーベルよりCDで発売されたパイネマンの完全初出音源をLP化!ベートーヴェン&メンデルスゾーン(WEITLP 003/4)、シベリウス &プロコフィエフ(WEITLP 005/6)と協奏曲4題を2タイトルに分けて発売します。ステレオ、モノラルともに音質は抜群。セル、カイルベルト、ヴァ ントという超一流指揮者陣とケルン放送響による鉄壁のオケと、彼ら大指揮者に高く評価されたパイネマンの高潔さを失わない美しいヴァイオリンが織り なす至高のコンチェルトを心行くまでお楽しみください。また、ブックレットには特別寄稿として、パイネマン自身が3人の共演指揮者それぞれとの思い 出をつづった興味深いエッセイも収録しています。
パイネマンは1937年にドイツのマインツに生まれ、4歳で父の手ほどきによりヴァイオリンを始めます。その後ハインツ・シュタンスケ、マックス・ロ スタルに師事、19歳の時にミュンヘン国際音楽コンクールで優勝。60年代のアメリカ・デビューは評判を呼び、特にジョージ・セルに賞賛され、彼 女の楽器を選んだり(1732年製グァルネリ)、たびたび共演を重ねるなど、良好な関係を続けます。70年代以降は教育活動にも力を注ぐようになり、 2005年から20011年まではESTA(ヨーロッパ弦楽器教育者協会)の最高責任者を務めました。 (Ki)

WEITLP-007(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第3番 [LP1-A]
交響曲第4番 [LP1-A:第1楽章、LP1-B:第2〜4楽章]
交響曲第5番『運命』 [LP2-A:第1・2楽章、LP2-B:第3・4楽章]
オットー・クレンペラー(指)
ケルンRSO

録音:1966年3月17日ケルン放送協会クラウス・フォン・ビスマルク・ホールにおけるライヴ( ステレオ )
注目必至、新発見の初出録音がめでたく初LP化!クレンペラーが66年にケルン放送響に客演した際の貴重なライヴ録音です。ステレオ録音であるこ とが特に喜ばしい!クレンペラーならではの「冷え冷えとした熱さ」、そそり立つ巨大な立体音響をアナログで堪能!プログラムもベートーヴェンのレオノー レ3番に交響曲4番&5番と最高です。 両翼配置のヴァイオリンと、大胆にして絶妙なる木管と弦のバランス操作が他に類を見ない立体感を作り上げています。特にここぞと言う箇所ではっき りと浮かび上がる木管の強調には驚かされます。セッション録音顔負けの明晰さ。それでいて重厚さと緊張感は持続され、ライヴの熱気も押し寄せてくる のだから、クレンペラーの凄まじさが身に染みて分かろうというもの。『運命』のフィナーレに震え上がるべし! 日本語解説にはクレンペラーの偉大な人生をたどる超詳細な年譜を収録。 (Ki)

WEITLP-009(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ ベルン・リサイタルI
[LP1-A]
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.322、ソナタ ハ短調 K.11
シューマン:謝肉祭 Op.9(第1曲〜第8曲)
[LP1-B]
シューマン:謝肉祭 Op.9(第9曲〜第21曲)
[LP2-A]
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化芝居「幻想的情景」 Op.26(第1曲〜第3曲)
[LP2-B]
ウィーンの謝肉祭の道化芝居「幻想的情景」 Op.26(第4曲、第5曲)
グリーグ:抒情小曲集 第9集Op.68より「ゆりかごの歌」
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)

録音:1972年11月2日ベルン放送スタジオ6 ライヴ録音(ステレオ)
音源=WEITBLICK
国内プレス
初LP化
日本語帯・解説付
スイス放送の良好なステレオ録音による完全初出音源としてWEITBLICK レーベルからCDで発売され、大変な話題となっているタイトルをALTUS がLP化いたしました。磨き上げられた宝石のような音をピアノから発し「音の魔術師」と形容された名人ミケランジェリはとにかく完璧主義者でコンサー トのキャンセル魔としても有名で、残されたライヴ録音は大変貴重なドキュメントです。LP化にあたってLP用のアナログ・マスターテープを製作した上 で製盤しており、CDとはまた違った風情の音がお聴き頂けることと思います。CD版に収録されている拍手についてはLPではアンコール後のみ収録して おり、他はカットいたしました。
このベルン・リサイタルではミケランジェリ得意のレパートリーが並び、その完璧すぎる完成度の高さに驚かされます。スカルラッティで魅せる万華鏡の 如き音色と質感の綾。光り輝くクリスタルな純音楽として弾き切っているのに多様性がありまるで飽きないシューマン。ライヴにして、針に糸を通すような 徹底的な指のコントロールには度肝を抜かれます。アンコールで弾かれたグリーグの『ゆりかごの歌』はこれまた絶品。すべての和音の綺麗なこと!ミケ ランジェリの魔法で充たされた極上のレコードです。 (Ki)

WEITLP-015(2LP)
完全限定生産盤
日本語帯・解説付
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ ベルン・リサイタルII
[LP1-A]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 Op.26
[LP1-B]
ドビュッシー:映像より
 第2集 第1曲『葉ずえを渡る鐘の音』
 第1集 第2曲『ラモーをたたえて』
 第1集 第1曲『水に映る影』
[LP2-A]
シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番 イ短調 D.537 第1楽章
[LP2-B]
シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番 イ短調 D.537 第2・3楽章
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)

録音:1975年3月18日ベルン放送スタジオ6 ライヴ(ステレオ)
国内プレス、初LP化
音源:WEITBLICK
WEITLP-009/10として発売されたミケランジェリのベルン・リサイタル第1弾の続編です。今回もスイス放送の良好なステレオ録音を丁寧にアナロ グ化、LPとして世に出るのは初となる内容です。凍るような緊張感と研ぎ澄まされた音色を存分に楽しめるように拍手をカット。演奏の完成度も相まって、 セッション録音と見紛う凄まじさに仕上がりました。
ベートーヴェンの12番はスタジオ録音こそ残っていないもののミケランジェリの得意レパートリー。明るく健康的な響きですが、非常に落ち着いたテン ポ設定が貫録あり。アクセントやトリルの図ったような巧さ、絶妙な指のコントロールに魅せられます。葬送行進曲も暗くなりすぎず楽譜に忠実。これぞ 初期ベートーヴェンの面白さ。しばしば力強い低音が音楽を引き締めるのも印象的です。
ドビュッシーの「映像」は超硬質で軽やかな響きと、くっきりした声部の弾き分けが見事なミケランジェリの独壇場的サウンド。音の輝きが違います。
シューベルトのソナタ4番は一見意外なほどにテンポを揺らしています。転調と共に深く沈みこんでいく若干病的な感覚もあり、ベートーヴェンとは違っ た雰囲気。しかし過度な表情付けには決してならず、はっきりした表現力を持ち、驚異のバランス感覚で名演を構築しています。 (Ki)


WEITLP-017(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
フィルクスニー/モーツァルト:ピアノ協奏曲
[LP1-A]ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456 第1楽章
[LP1-B]ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456 第2・3楽章
[LP2-A]ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450 第1楽章
[LP2-B]ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450 第2・3楽章
ルドルフ・フィルクスニー(P)
ジョージ・セル(LP1:指)
ズデニェク・マーカル(LP2:指)
ケルンRSO

録音:[LP1]1966年6月24日、[LP2]1973年1月19日/ケルン放送協会クラウス・フォン・ビスマルク・ホール(ステレオ)
日本語帯・解説付
WEITBLICKレーベルからのライセンスLP化シリーズより、CD(SSS02092)がレコード芸術特選盤となったフィルスクニーのモーツァルトが登場! アナログマスターテープを作製したうえでLP化、CDとはまたちがった味わいを獲得しています。 指揮者も豪華!セルとマーカル、ふたりの巨匠との共演が楽しめます。ステレオ録音で音質も申し分なし。透明感ある流麗なピアノのタッチが殊の外う つくしく、実に格調高いモーツァルトが展開されています。 (Ki)

WEITLP-19(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
イダ・ヘンデル/ストックホルム・リサイタル1984
◆LP1-A
ベートーヴェン
:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
◆LP1-B
バッハ
:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より シャコンヌ
◆LP2-A
オルソン
:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 Op.22
◆LP2-B
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
イダ・ヘンデル(Vn)
クレイグ・シェパード(P)

録音:1984年12月9日/スウェーデン、ベルワルドホール(ステレオ・ライヴ)
音源提供:スウェーデン放送協会
国内プレス
日本語帯・解説付
名女流ヴァイオリニスト、イダ・ヘンデルの完全初出ステレオ音源、1984年ストックホルム・リサイタル!先に発売されたCDもその音質の良さで大変 話題になりましたが、このたびLP用に音を作り直し、アナログならではの持ち味を生かした製品に仕上げました。もちろん初LP化。縁の深いストック ホルムでの演奏ということで非常に充実した演奏。様々なタイプの楽曲が聴けるのも嬉しいところです。「シャコンヌ」での真摯な魂の叫びが凄まじく圧巻 です。


PHLP-001(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
シュターツカペレ・ドレスデン LPエディション Vol.1
ブルックナー:交響曲第8番(1884-90年、ハース版)
◆LP1-A第1楽章/◆LP1-B第2楽章
◆LP2-A第3楽章/◆LP2-B第4楽章
ベルナルド・ハイティンク(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2002年12月3日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
国内プレス
日本語帯・解説付
急死したシノーポリの後を受けてハイティンクがシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任した2か月後のライヴ。周囲の期待が高まるなか巨 匠が大輪の花を咲かせた、ファン語り草のブルックナー第8番!巨大な交響曲が一部の隙もなく構築されていきます。 (Ki)

PHLP-003(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
シュターツカペレ・ドレスデン LPエディション Vol.2
ブルックナー:交響曲第6番(原典版)
◆LP1-A第1楽章、
◆LP1-B第2楽章、
◆LP2-A第3・4楽章
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
◆LP2-B]全3楽章
ベルナルド・ハイティンク(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2003年11月2日ドレスデン、ゼンパーオーパー、2002年9月2日ドレスデン、クルトゥーアパラスト(いずれもライヴ)
国内プレス
日本語帯・解説付
急死したシノーポリの後を受けてハイティンクがシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任した翌年、2003年のブルックナー第6番ライヴ。カッ プリングは2002年エルベ川大洪水救済ガラ、モーツァルトの「プラハ」。こけおどしの一切ない、それでいて迫力に満ちた演奏です。 (Ki)

PHLP-005(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
シュターツカペレ・ドレスデン LPエディション Vol.3〜ルドルフ・ケンペ ヴァイオリン両翼配置によるステレオ・ライブ集
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 (LP1 A)
シューマン:ピアノ協奏曲(LP1 A:第1楽章、LP1 B:第2・3楽章)
R・シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』 (LP2 A:第1〜3曲、LP2 B:第4〜6曲)
マルコム・フレイジャー(P)
ペーター・ミリング(Vn)
ルドルフ・ケンペ(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:1974年3月15日/ドレスデン、クルトゥーアパラスト(ライヴ)
※原盤:Profil
CD、SACDで発売され大絶賛されたライヴがLPで登場!プロフィール・レーベルよりライセンスした音源をもとに、新たにアナログのマスターテープ を作り LP 化しています。
ルドルフ・ケンペとシュターツカペレ・ドレスデンによるリヒャルト・シュトラウスと言えば名演間違いなし、黄金の組み合わせ!『英雄の生涯』は72 年にスタジオ録音されたEMI盤が有名ですが、当録音との大きな違いはこのライヴが「ヴァイオリン両翼配置」であること。この配置によるステレオ効果 は抜群で、ライヴならではの高揚感も加わり驚きの音響が広がります。珍しい『牧神』や、これまた両翼配置のヴァイオリンが掛け合うさまが楽しいシュー マンの協奏曲も必聴。この日の演奏会を丸ごとすべて収録したセットとなっており、内容・音質ともに素晴らしい超貴重なライヴ音源です。
マルコム・フレイジャーはクララ・シューマンの孫弟子であり、楽譜の発掘にも力を入れ、シューマンのピアノ協奏曲の初稿である『ピアノと管弦楽のた めの幻想曲』の自筆譜を見つけたことでも知られる、いわばシューマンのスペシャリスト。ケンペの信頼も厚かった名ピアニストです。 (Ki)


TBRLP-0001(2LP)
完全限定生産盤
税込定価
ゴールドベルク ラスト・リサイタル
[LP1 A面]モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第35番 ト長調 K.379
[LP1 B面]ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78
[LP2 A面]モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第36番 変ホ長調 K.380
[LP2 B面]ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
シモン・ゴールドベルク(Vn)
山根美代子(P)

録音:1992年7月2日/新潟市音楽文化会館(ステレオ・ライヴ録音)
※国内プレス、日本語帯・解説付
Tobu RecordingsからCDで発売されベストセラーとなっている音源をALTUSがライセンスし初LP化。LP用にマスタリングし直し、アナログのマ スターテープを作った上でカッティング。熟練の技術者による丁寧な製作でLPならではの風合いを獲得しています。
数々の災厄を乗り越え、世界中で音楽を演奏し、日本で逝った音楽家、シモン・ゴールドベルク。その最後の演奏会は1992年7月2日に新潟で行 われました。モーツァルトとブラームスのソナタを、人生の伴侶とも言うべき山根美代子夫人の伴奏で演奏。何も飾らずに、純然たる音楽そのものをある がままに奏でた清冽無垢な音色。長い道のりの果てに行き着いた達観の境地が感じられる、かけがえのない演奏。お互いの尊敬心が音という音に映し出 され、幸福感あふれる奇跡の時間となり涙を誘います。
ライナーノートには山根美代子夫人の妹、大木裕子女史によるゴールドベルクの貴重な思い出が綴られています。また日本とゴールドベルクの関わりを まとめた書き下ろし解説も収録。特別なアナログディスクとして手許に残したくなる逸品と言って良いでしょう。 (Ki)


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