湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


器楽曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。



H.M.F
HMM-902656(1CD)
ホロデンコ・プレイズ・チャイコフスキー
(1)ピアノ・ソナタ ト長調Op.37
(2)ピアノ・ソナタ嬰ハ短調Op.80
(3)「四季」〜トロイカOp.37aの11
(4)ロマンスOp.51の5
ヴァディム・ホロデンコ(P)
ファツィオリ使 用

録音:2019年9月/ファツィオリ・コンサート・ホール(サチーレ。イタリア)
ハルモニア・ムンディ・レーベルでロシアのピアノ曲を精力的にリリースするヴァディム・ホロデンコ。最新盤はチャイコフスキー作品集。彼は数年来この企 画を温め続け、満を持しての録音となりました。
チャイコフスキーの「ピアノ・ソナタ ト長調」は名作「四季」と同じ作品番号を持ち、1878年に作曲されました。不幸な結婚から逃れてスイスで相方のヴァイ オリニスト、コテクと楽しく過ごしながら回復し、ヴァイオリン協奏曲を作曲したのと同時期にあたります。長大で非常な難曲ですが、近年ロシアのピアニスト たちが好んで録音するようになり、立て続けに名盤が誕生する作品となっています。
チャイコフスキーにはもう1曲ピアノ・ソナタがあり、それもホロデンコの演奏で登場なのが大歓迎。Op.80という作品番号ながら、チャイコフスキーが学生 時代に提出した初期作品。第3楽章スケルツォの主部が交響曲第1番「冬の日の幻想」の第3楽章に転用されていることも興味津々です。
ホロデンコは銘器ファツィオリの豊かで明快な音色を駆使して充実の演奏を展開。フィルアップには「四季」でとりわけ有名な11月「トロイカ」と、あまり知 られていない「ロマンス」が採り上げられています。「ロマンス」は「6つの小品Op.51」の第5曲。同じ曲集の第6曲が名作「感傷的なワルツ」で、この曲もチャ イコフスキーならではの美しい世界を堪能できます。 (Ki)


CONTINUO Classics
CC-777-818(3CD)
ドビュッシー:ピアノ作品集
■CD 1【1890-1905】
ロマンティックなワルツ
アラベスク第1番/夜想曲第1番
版画/舞曲/喜びの島
月の光〜ベルガマスク組曲より
映像第1集
■CD 2【1907-1910】
映像第2集/子供の領分
前奏曲集第1集
■CD 3【1910-1917】
レントより遅く/前奏曲集第2集
悲歌/燃える炭火に照らされた夕べ
コレット・マズ(P/ スタインウェイ)

録音:2001年〜 2019年/パリ
コレット・マズ(マゼ)は1914年6月16日パリ生まれの現役ピアニスト。1935年から1940年までエコール・ノルマルでアルフレッド・コルトーに師事。 2021年4月現在、なんと107歳!というから驚き。しかしコロナ禍の現在も自宅で日課の練習に励んでおり、その演奏を特集したテレビ番組がフランスのみな らずヨーロッパ各国で放映、また新聞でも大きく掲載され話題となっております。
1914年(大正3年)といえば伊福部昭(1914-2006)と同い年。ラヴェル、ドビュッシー、フォーレ、サティはマズが生を受けた1914年には存命であったと いうから驚きです。さらに1876年ル・アーブル生まれのコレットの夫、エミール・マズ(コロンヌOの第2 ヴァイオリン奏者)は生前サティと親交があっ たとのこと。コレットは夫をはじめ、師のコルトーなど音楽史に残る様々な音楽家から多くを吸収し、2021年の現在もピアノと真摯に向き合い「世にも尊き至 芸 」の 磨 きを か けてい ます。
当セットでは今世紀に録音されたドビュッシーの作品を集めた3枚組。マズが当時87歳、103歳、105歳に録音した唯一無二の奇跡の演奏です。一音一音 丁寧に紡ぎだすマズの演奏は、コルトーの演奏法を実践する最後の愛弟子として現在に伝える非常に貴重な記録ともいえます。CONTINUOレーベルから初 発売の前奏曲集第1集&第2集など、魂のこもった演奏をお聴きください。
これまでリリースした「104歳の現役ピアニスト」(KKC-5941)、「105歳の現役ピアニスト」(KKC-6055)には当セットには収録されていないモンポウ、ヒナ ステラ、ピアソラ、フォーレ、ラヴェル、サティも収録。併せてお楽しみください。

CLAVES
50-3033(1CD)
フランツ・クサーヴァー・モーツァルト(1791-1844):ウクライナ民謡の主題による変奏曲 Op.18
ロシア民謡の主題による幻想曲とクラコヴィアク FXWM VII:30
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲「ドン・ジョヴァンニ」第1幕終曲の主題による変奏曲 Op.2
ピエール=ジャン・ガラ作曲「私はあなたを愛している」の主題による変奏曲 FXWM VII:18
作者不詳の主題による変奏曲 Op.13
アンリ・モンタン・ベルトン作曲「ゴルコン・ドの女王アリーヌ」第1幕からの主題による変奏曲 Op.3
ウクライナ民謡の主題による変奏曲 Op.6
アントン・ディアベリのワルツによる2つの変奏曲 FXWM VII:35
アンドリー・ドラガン(P/スタインウェイ)

録音:2020年10月/ルツェルン
モーツァルトの末子フランツ・クサーヴァー・ヴォルフガング・モーツァルト(1791-1844)は2021年に生誕230周年を迎えました。これを記念し て彼の作品に魅了されたピアニスト、アンドリー・ドラガンが変奏曲ばかりを集めたピアノ独奏曲を録音しました。フンメル、サリエリらに師事したフランツ・クサー ヴァーはピアニストとしてヨーロッパ各地での演奏旅行を成功させた一方、作曲家としてはピアノ曲、声楽曲を残しております。その愛らしい変奏曲は一聴の価値あ り。ピアニストとして成功したフランツ・クサーヴァーらしく、非常に効果的な技巧が散りばめられております。

オクタヴィア
OVCL-00748(1SACD)
2021年5月26日発売
M.ジュリアーニ:大序曲 作品61
ギターのための華麗なるソナタ 作品15
24の練習曲 作品48
荒井 一穂(G)

録音:2020年10月8-9日神奈川県立相模湖交流センター
クラシック・ギター界注目の若手ギタリスト、荒井一穂による待望のファースト・アルバムが 登場します。 19世紀初頭におけるクラシック・ギターのヴィルトゥオーゾの一人として名高いマウロ・ジュ リアーニによる作品を収録。ジュリアーニのギター作品の中でも最も頻繁に演奏される名 曲「大序曲」をはじめ、「ギターのための華麗なるソナタ」、様々な要素と技巧が凝縮された 「24の練習曲」は、全曲まとまった形で収録されたCDは珍しく、荒井のまろやかなギターの 音色と確かな技巧を持ち合わせた高い音楽性で、必聴の価値がある素晴らしいアルバム となりました。


Diapason
DIAP-135(1CD)
若き日のアルゲリッチ〜初期録音集
(1)・シューマン:トッカータ ハ長調 Op.7
(2)リスト:「3つの演奏会用練習曲」より 第2番ヘ短調「軽やかさ」
(3)リスト:ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調 S.244-6
(4)ショパン:スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
(5)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
(6)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3
(7)ショパン:練習曲第1番ハ長調 Op.10-1
マルタ・アルゲリッチ(P)

(1)録音:1960年
(2)(3)録音:1957年
(4)録音:1960年
(5)ペーター・マーク(指)ケルンRSO
録音:1960年
(6)録音:1960年
(7)録音:1955年
フランスのクラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(DIAP-ason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリング施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズに第135集として加わるのは、今年6月に80歳を迎えるピアノの女王マルタ・アルゲリッチが10代の頃、1955年から1960年にかけて録音を行った初期録音集!
その神童ぶりを遺憾なく発揮していた若き日のアルゲリッチが録音したレパートリーには、自らにとって唯一の録音であるモーツァルトのピアノ協奏曲第21番など貴重なものが多いため、今回のディアパゾンからの新たな復刻は大いに歓迎されることでしょう!
ディアパゾン・レーベルでお馴染みとなったフランスのマスタリング・スタジオ「Circe」のリマスタリングによる音質向上も楽しみなポイントです。

Ars Produktion
ARS-38583(1CD)
ササス、ライヒ、クセナキスほか:打楽器作品集(GODS RHYTHMS HUMAN)
ジョン・ササス(1966-):アタランタ(ヴィブラフォン、ピアノとデジタル・オーディオのための)(2020)
 ワン・スタディ-ワン・サマリー(マリンバ、ジャンク・パーカッションとデジタル・オーディオのための)(2005)
ブルース・ハミルトン(1966-):インターゾーン(ヴィブラフォンとデジタル・オーディオのための)(1996)
スティーヴ・ライヒ(1936-):四重奏曲(2台のヴィブラフォンと2台のピアノのための)(2013)
ヤニス・クセナキス(1922-2001):プサッファ(パーカッション独奏のための)(1975)
ファビアン・ジーグラー(ヴィブラフォン、マリンバ、パーカッション)ほか

録音:2020年7月(ドイツ)
打楽器のための新作委嘱を積極的に行っているスイスのパーカッショニスト、ファビアン・ジーグラー初のアルバム『GODS RHYTHMS HUMAN』。アルバムタイトルは、収録作品の中に古代/現代のギリシャが主題として繰り返し現れ、変化に富んだリズムやグルーヴに古代の神々を見出すことができる点に由来しています。ジーグラーは打楽器レパートリーのレベルを別の次元まで引き上げ、国際的な音楽界をリードする作曲家たちと独創的で価値のあるプロジェクトに取り組むことを目標にしています。ジョン・ササスらの革新的な作品に命を吹き込む、見事な演奏です。
Ars Produktion
ARS-38313(1SACD)
ミャスコフスキー&バクリ:ピアノ作品集
ミャスコフスキー:ピアノ・ソナタ第2番 嬰ヘ短調 Op.13、
 ピアノ・ソナタ第3番ハ短調 Op.19、
 エキセントリック Op.25
ニコラ・バクリ(1961-):ピアノ・ソナタ第2番Op.105、
 ピアノ・ソナタ第3番「衝動的なソナタ」 Op.122、
 幻想曲 Op.134
ザビーネ・ヴァイアー(P/ベーゼンドルファー 208VC No.122)

録音:2020年8月、インマヌエル文化センター(ドイツ、ヴッパータール)
ベルギーの名手ダニエル・ブルメンタールに師事し、ロイヤル・アルバート・ホールへのデビューも果たしたルクセンブルク出身の期待のピアニスト、サビーネ・ヴァイアーによる、ミャスコフスキーとバクリのピアノ作品集。1912年と1920年に書かれたスクリャービン風、ポスト・ロマンティックなニコライ・ミャスコフスキーのソナタと、2007年から2011年にかけて書かれたフランスの現代作曲家ニコラ・バクリ(1961-)のソナタ。1世紀近くも離れた両者の作品の親和性の高さに驚く1枚です。「怒りの日」の引用もある仄暗さが特徴のミャスコフスキーのピアノ・ソナタ第2番、ロマンティックな要素を排し、さらにビターになったピアノ・ソナタ第3番。そしてミャスコフスキーの第3番にインスパイアされ、ミャスコフスキーの思い出に捧げられたバクリのピアノ・ソナタ第3番「衝動的なソナタ」。みな過激な表現で、暗く、息を呑むような雰囲気を纏っており、すべて単一楽章で書かれたソナタという点でも共通しています。
Ars Produktion
ARS-38312(1SACD)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番、第14番、第16番
シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784
ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664
ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845
エレーナ・マルゴリーナ(P/ベーゼンドルファー 208VC No.122)

録音:2020年6月、インマヌエル文化センター(ドイツ、ヴッパータール)
サンクトペテルブルク音楽院とデトモルト音楽院でピアノを学んだエレーナ・マルゴリーナは、1995年にドルトムントで行われた第5回国際シューベルト・ピアノ・コンクールで第1位に輝いた実績を持つピアニスト。その輝かしいキャリアの中で成熟したシューベルトの解釈によって高く評価されています。今作はArs Produktionからリリースされる4枚目のシューベルト・アルバムで、ベーゼンドルファーのピアノを使用しています。彼女の非常に感情的で・共感的でありながらもよくコントロールされた演奏が、シューベルトのソナタがもたらす深い感動を慎重に物語っています。

Da Vinci Classics
C00375(1CD)
アルベニス:組曲「イベリア」第1巻
モンポウ:「歌と踊り」より 第1番、第3番、第6番、第14番
アルベニス:組曲「イベリア」第2巻
ファリャ:アンダルシア幻想曲
アクセル・トロレセ(P/ベヒシュタイン)

録音:2020年7月、ロンゴモゾ(イタリア)
作曲家と故郷の結びつきから湧き出るインスピレーションが作品に与える生命力を見事に表現したスパニッシュ・プログラムを奏でるのは、ルイ・ロルティにも師事した1997年生まれのイタリア人ピアニスト、アクセル・トロレセ。
イベリア半島の風景が目に浮かぶかのような鮮やかな演奏を繰り広げているアクセル・トロレセが選んだピアノはベヒシュタインのGRAND-CODA。ベヒシュタインのピアノの豊かな色彩感、立ち上がりの良いクリアな響きは、スペインの巨匠たちの音楽との相性抜群です!
Da Vinci Classics
C-00377(1CD)
ヴィジョンズ〜ピアノのための組曲
ドビュッシー:版画
ガブリエラ・マリアーニ:組曲「メディテラネア」
プーランク:組曲「ナポリ」
プロコフィエフ:束の間の幻影 Op.22
マリア・ガブリエラ・マリアーニ(P)

録音:2020年6月、スタジオ・イ・ムジカンティ(ローマ、イタリア)
ドビュッシー、プーランク、プロコフィエフといった歴史上の偉大な作曲家たちのビジョンを通して、多様な「音の印象」に沿った、深く繊細で印象的なプログラム。
マリア・ガブリエラ・マリアーニは今作でも自作「メディテラネア」をプログラムに組み込むなど、作曲家としても活躍中のイタリアのコンポーザー=ピアニスト。その作品はドイツでのコンサートやイタリア、スイスの放送局で取り上げられています。
Da Vinci Classics
C-00372(1CD)
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章
バレエ音楽「火の鳥」(全曲/作曲者自身の編曲によるピアノ独奏版)
ピエトロ・ソラーチ(P)

録音:2019年9月、グリファ&フィグリ・スタジオ(イタリア
ベーレンライター社の批評校訂版(クリティカル・エディション)の楽譜を採用してバッハの鍵盤作品全曲録音のプロジェクトに取り組んでいるイタリアの強面系ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ピエトロ・ソラーチ。
11歳でベッリーニ歌劇場Oとの共演でデビューを果たし、1985年の第11回ショパン国際ピアノ・コンクールではイタリア人最高位になるなど国際的に活躍するソラーチがバッハの鍵盤作品全集と並行する形で録音に取り組んだのが、このストラヴィンスキーの傑作バレエ2作品「ペトルーシュカ」と「火の鳥」の「ピアノ独奏版」!
1911年にディアギレフのロシア・バレエ団のために作曲され、10年後の1921年にピアノ独奏のために編曲された「「ペトルーシュカ」からの3楽章」。
そして1910年全曲版を元としてピアノ独奏版へとストラヴィンスキー自身が仕上げた「火の鳥」の全曲という、本来であれば大編成オーケストラのために作曲された傑作バレエ2作品に1台のピアノで対峙したソラーチ。
自身のヴィルトゥオージティを余すことなく存分に発揮することにより、ストラヴィンスキーのバレエ音楽が持つ大胆な色調の変化や、豊かな色彩感、さらには洗練されたディティールを、ピアノで巧みに表現してくれています。
イタリアのヴィルトゥオーゾの卓越したテクニックとピアノ独奏という要素が組み合わさることにより浮かび上がるストラヴィンスキーの傑作バレエの新たな魅力。
オーケストラ版とは一味違うピアノ版を存分にお楽しみください!
Da Vinci Classics
C-00370(1CD)
ジュゼッペ・ヴェルディ〜ラ・セゾン(四季)
フマガッリ:荘厳ミサ曲
ヴェルディ:四季〜歌劇「シチリア島の夕べの祈り」第3幕からのディヴェルティスマン
パオロ・ボッティーニ(Org)

録音:2020年9月15日−25日&10月15日、イタリア
ジュゼッペ・ヴェルディのオペラ「シチリア島の夕べの祈り(ジョヴァンナ・デ・グスマン)」を題材としたイタリアならではのオルガン・アルバム。
カルロ・フマガッリ(1822−1907)が「シチリア島の夕べの祈り」を題材として作曲した「荘厳ミサ曲」、ヴェルディ自身の作品である「シチリア島の夕べの祈り」の第3幕のバレエ音楽「四季」を、
クレモナ出身のオルガニスト、パオロ・ボッティーニが、フラテッリ・リンジャルディ1865年製とジョヴァンニ・カヴァレッティ1778年製のオルガンで奏でています。

MELISM
MLSCD-027(1CD)
ドヴォルザーク:ピアノ連弾作品集
ボヘミアの森から Op.68 B.133、伝説 Op.59 B.117
アンナ・ザシモヴァ(P)、
クリストフ・シロドー(P)

録音:2020年8月3−4日、サンマルセル教会、パリ(フランス)
※使用楽器:C.ベヒシュタイン コンサート・グランド D-282
アンナ・ザシモヴァは6歳からモスクワの世界的に有名なグネーシン音楽学校でヴラディーミル・トロップに師事し、その後ドイツに渡り、研鑽を重ねました。彼女は、メトネル、スクリャービンなどの20世紀初頭に活躍したロシア人作曲家や、ブラームスやショパンなどのロマン派の作品で評価を得ています。クリストフ・シロドーは、フランスで生まれその後ロシアへ渡り、モスクワ音楽院で学びました。ピアニストとしてでなく、作曲家としても活躍しています。その二人が描くドヴォルザークの「ボヘミアの森から」と「伝説」は、作品への深い理解に基づく好演となっています。
MELISM
MLSCD-018(1CD)
モーリス・エマニュエル(1862-1938):6つのソナチネ
ソナチネ第1番「ブルゴーニュ」 Op.4(1893)、
ソナチネ第2番「牧歌」 Op.5(1897)、
ソナチネ第3番Op.19(1920)、
ソナチネ第4番「ヒンドューの旋法で」 Op.20(1920年4月)、
ソナチネ第5番「フランス風」 Op.22(1925)、
ソナチネ第6番Op.23(1926)
パトリック・エメルレ (P)

録音:2020年8月27−29日、サンマルセル教会、パリ(フランス)
※使用楽器:C.ベヒシュタイン コンサート・グランド D-282
モーリス・エマニュエル(1862-1938)は、フランスのパリ音楽院でドリーブに師事しました。同窓生にはドビュッシーもおり、彼との交友は生涯にわたり続きました。エマニュエルの興味は古代ギリシャの音楽から、母国であるブルゴーニュ民謡など、様々な音楽に渡り、自分の作品のも取り入れており独特の世界観を持っています。パトリック・エメルレはイギリスで活動しているフランス人ピアニストです。彼の音楽的知識は非常に高くまた複雑な音楽概念を明確に説明する能力も素晴らしく、ケンブリッジ大学などで講演も行っています。そういった背景を踏まえた今回の演奏も非常に説得力のあるものとなっています。
MELISM
MLSCD-015(1CD)
オッフェンバック、リスト、バッハ:ピアノ作品集
オッフェンバック:ベンガルのばら(6つの感傷的なワルツ)
リスト:即興ワルツ S.213、
忘れられたワルツ第1番S.215、
「巡礼の年 第3年」より第4曲「エステ荘の噴水」
バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちによせて」 変ロ長調 BWV992、
「来たれ、異教徒の救い主を」 BWV659(F.ブゾーニ編)
フローランス・ドラージュ (P)

録音:2019年3月、サンマルセル教会、パリ(フランス)
オッフェンバックへのオマージュとして選曲されたアルバム。オッフェンバックがチェロを弾き、ピアノで共演したこともあるリストと、オッフェンバックが敬愛したバッハの組み合わせの選曲です。演奏は、「もし私に娘がいたら、それはフローランス・ドラージュのようであっただろう」とコルトーに言わしめた愛弟子、フローランス・ドラージュ。彼女の並外れた音楽性で奏でられるピアノをご堪能ください。

Hyperion
CDA-68334(1CD)
ブラームス:ピアノ・ソナタ&ラプソディ集
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.1
ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調 Op.2
2つのラプソディ Op.79
ギャリック・オールソン(P)

録音:2019年11月23日、25日−26日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)
1966年ブゾーニ国際ピアノ・コンクール、1968年モントリオール国際コンクール、そして第8回ショパン国際ピアノ・コンクールで第1位に輝いたアメリカの名ピアニスト、ギャリック・オールソン。2018年のホーネンス国際ピアノ・コンクールでは、参加者へ指導などを行うメンター・イン・レジデンスにも選ばれています。Hyperionへと活躍の場を移してから、ブラームス、グラナドス、グリフス、スクリャービン、スメタナ、ドビュッシー、プロコフィエフ、バルトークと多彩で華麗な数々のアルバムを送り出してきたオールソンの新録音は、Hyperionでの最初の録音となった「変奏曲全集」(CDA67777)、2018年にリリースされた「後期ピアノ作品集」(CDA68226)に続く、ブラームス・アルバム第3弾。
作品番号1と2が付けられた、若きブラームスが書いた2つのピアノ・ソナタ(最初に書かれた「第2番」は10代の頃の作品)に、成熟期の作品「2つのラプソディ(狂詩曲)」をカップリング。2018/2019シーズにはニューヨーク、サンフランシスコ、モントリオール、ロサンゼルス、ロンドン、および北米の多くの都市における4つのプログラムで、ブラームスの独奏ピアノ作品全曲を探求するという野心的なプロジェクトも立ち上げたオールソンが描く新たなブラームスにご期待ください!
Hyperion
CDA-68341(1CD)
ラヴ・ソングズ
シューマン(編曲:リスト):愛の歌 「ロベルト・シューマンの献呈」 S566
シューマン(編曲:ゴドフスキ):あなたは花のようだ Op.25の24
シューマン(編曲:リスト):春の夜 ― ロベルト・シューマンのリート S568
シューベルト(編曲:リスト):セレナード 「ささやかな祈り」(第2版) S560-7
シューベルト(編曲:ジェラルド・ムーア):音楽に寄せて D547/R・シュトラウス(編曲:ギーゼキング):心地良い幻影 Op.48-1
R・シュトラウス(編曲:レーガー):明日! Op.27-4、夜の逍遙 Op.29-3、万霊節 Op.10-8、ツェツィーリエ Op.27-2/グルック(編曲:ケンプ):オルフェオの嘆きと精霊の踊り(歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より)
シュテルツェル(編曲:ヒューイット):あなたが私とともにいるのなら(「ディオメデス」より)
マーラー(編曲:ヒューイット):アダージェット:非常に遅く(交響曲第5番 嬰ハ短調より)
グリーグ
:最後の春 Op.34-2、あなたを愛しています Op.41-3
フォーレ(編曲:グレインジャー):ネル Op.18-1
ファリャ(編曲:ハルフテル):「7つのスペイン民謡」より 〔第3番アストゥリアス地方の歌、第4番ホタ、第5番 子守歌、第6番歌、第7番ポロ〕
ガーシュウィン(編曲:グレインジャー):ラヴ・ウォークト・イン
グレインジャー(編曲:ジロティ):デリー州のアイルランド民謡(ロンドンデリーの歌)
アンジェラ・ヒューイット(P)

録音:2020年11月26日−30日、マリーエンミュンスター文化財団(ドイツ)/※使用楽器:ファツィオリ
鍵盤の女神アンジェラ・ヒューイットのニュー・アルバムは、シューベルト、シューマン、シュトラウス、ガーシュウィンなどが書いたラヴ・ソングからのピアノ・トランスクリプション集という注目プログラムが登場! これまでヒューイットはこういった様々な作曲家のコンピレーション的アルバムは録音してこなかったため意外にも思われるかもしれませんが、実はこの「ラヴ・ソング・トランスクリプション」の録音のアイディアは20年以上前に思いついていたとのこと。当時のハイペリオンのプロデューサー(兼創設者)のテッド・ペリーも好意的でしたが、テッド亡き後は他のレパートリーの追求やワールド・ツアーに終われ、そのアイディアを実現する時間が見つけられずにいました。そして、2020年のCOVID-19のパンデミックによって数か月先のコンサートまでが一夜にして消え去り、代わりに自宅の孤独の中で自身のアイディアを研究しこの録音をまとめるために何時間も費やす機会が与えられました。こうして実現した、ヒューイットが親密に紡ぐ珠玉のトランスクリプション集。マーラーの「アダージェット」と、アンナ・マクダレーナ・バッハのための音楽帳に収録されたBWV.508としても知られるシュテルツェルのアリア「あなたが私とともにいるのなら」は、アンジェラ・ヒューイット自身の編曲です。

CALLIOPE
CAL-1317(1CD)
2本のギターによるラテン音楽集
ヒナステラ:クレオール舞踏組曲 Op.15
モンポウ:「歌と踊り」より 第2番、第5番、第6番
スカルラッティ:3つのソナタ(K.308/K.9/K.430)
グラナドス:詩的なワルツ
ピアソラ:タンゴ組曲
デュオ・レゾナンス〔フレデリク・リュジ(G)、ピエール・ビボー(G)〕

録音:2013年5月、スタジオ・ダダ(ブリュッセル、ベルギー)
ベルギーのブリュッセルを拠点に活躍するフランスのギター・デュオ、デュオ・レゾナンスが繰り広げる熱狂と哀愁のラテン・プログラム。
スカルラッティからグラナドスを経て、モンポウ、ヒナステラ、そしてピアソラへと続くスペイン語圏の作曲家たちの作品の数々。
フレデリク・リュジとピエール・ビボーの見事なコンビネーションが聴きどころです。
CALLIOPE
CAL-1315(1CD)
ジャコブ:ピアノのための作品集
ピアノ・ソナタ第5番(1941)
夜想曲(1950−1960)/子守唄(1963)
ピアノ・ソナタ第14番(1950)
ベルナール・アルビュ(P)

録音:2011年3月、フランス
サティの薫陶を受けた若手作曲家たちによるアルクイユ楽派に所属し、ドビュッシーや近代フランスの作風の発展を追求したクレマン・ジャコブ神父(本名:マクシム・ジャコブ/1906−1977)のピアノ作品の数々を収録。
1934年に修道士になって以降に作曲されたピアノ作品の数々は、サティの系譜に連なりグノーを敬愛したジャコブ神父の優れた作曲技法が発揮された佳作揃いです。
ピアニストのベルナール・アルビュは1958年生まれ。トゥールーズ音楽院を一等賞で卒業し、ウルグアイのモンテビデオ国際コンクールでの第2位入賞などの実績を持つ実力派です。
CALLIOPE
CAL-1523(1CD)
デュカス:ピアノ作品集
ラモーの主題による変奏曲、間奏曲と終曲
ピアノ・ソナタ変ホ長調
嘆きの声、遠くで牧神が(ドビュッシーの墓標)
ハイドンの名による哀しきプレリュード
オリヴィエ・ショーズー(P)

録音:2007年9月、オーディトリアム・ディジョン(フランス)
「魔法使いの弟子」、「交響曲」、「ラ・ペリ」などの有名作の作曲家としてその名を知られているポール・デュカス(パウル・デュカ)が、オペラや管弦楽作品、声楽曲の作曲の傍らで書き上げた見事な完成度のピアノ作品の数々を集めたフランスのレーベルならではの好企画。
オリヴィエ・ショーズーは、レオン・フライシャー、ヴィタリー・マルグリス、ドミトリー・バシキーロフにピアノを学び、アルベニスの「イベリア」での個性的解釈が大きな話題となったフランスのピアニスト。デュカスのピアノ作品集の代表盤の1つです。
CALLIOPE
CAL-1418(1CD)
シューベルト&ブラームス:ピアノ作品集
リスト:セレナーデ
シューベルト:3つのピアノ曲 D.946より 第1番、第2番
ブラームス:2つのラプソディ Op.79、
間奏曲第1番イ短調 Op.118-1、
間奏曲第2番イ長調 Op.118-2、
バラード第3番ト短調 Op.118-3
クリストフ・ヴォーティエ(P)

録音:2010年8月24日−27日、スタジオ・クラウディア・サウンド
20世紀ハンガリーの巨匠ジョルジュ・シフラ最後の門弟であり、この偉大なピアニストがその才能を絶賛したというピアニスト、クリストフ・ヴォーティエが奏でる独墺系の重要作、ブラームスとシューベルトの名作の数々――。
シフラの門弟であることを前面に打ち出さず、超絶技巧の持ち主として知られた師とは対極とも思えるスタイルでブラームスやシューベルトの作品を奏でていくヴォーティエ。丁寧かつ奥深い演奏を聴かせてくれます。
CALLIOPE
CAL-1630(1CD)
20世紀ピアノ作品集
ピゴヴァート:ピアノ・ソナタ「悔悛」(1988)
ベインズ:打ち捨てられた難破船(1920)
ルリエ:フェニックス・パーク夜想曲(1936)
リャトシンスキー:五つの前奏曲 Op.44(1943)
フェインベルク:ピアノ・ソナタ第2番 Op.2(1915)
ジェシー・メブヌ(P)

録音:2015年3月24日、CRRオーディトリアム(フランス)
ピゴヴァート、リャトシンスキー、そしてフェインベルクといったウクライナ出身の作曲家たちにロシアのルリエ、イギリスの夭折の作曲家ベインズを組み合わせた20世紀のピアノ作品集。
パリのエコール・ノルマル音楽院で学んだ1989年生まれの女流ピアニスト、ジェシー・メブヌは、度々ウクライナを訪れて研鑽を積むなど、特に同国の音楽の演奏に定評があります。
CALLIOPE
CAL-2183(1CD)
ハープと共にロシアから
●ロシアの鳥
グリンカ:ひばり
スロニムスキー:火の鳥
アリャビエフ:夜鳴きうぐいす
●ロシアの花
グレチャニノフ:スノードロップ
アレンスキー:スズラン
ラフマニノフ:ひなぎく
●ロシアのバレエ
グラズノフ:バレエ音楽「ライモンダ」より ハープ・ソロ
プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より 朝
チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」より 花のワルツ
●ロシアの絵画
リムスキー=コルサコフ:白鳥の王女
ムソルグスキー:古城
ルビンシテイン:幻想曲
●ロシアのワルツ
グリボエードフ:ワルツ ホ短調
リャードフ:音楽の玉手箱 Op.32
スヴィリードフ:「吹雪」より ワルツ
アレクサンドル・ボルダチョフ(Hp)

録音:コネクション・スタジオ(イタリア)
9歳でリトアニア国立Oと共演し国際的なデビューを果たし、チューリッヒ芸術大学に留学。
ザハール・ブロン・チェンバーのメンバーとして活躍した後、2015年からは名門ボリショイ劇場のゲスト・ソロ・ハーピストとしても活躍し、さらには「ハープ・フェスティヴァル・チューリッヒ」の創設、さらには2018年のサッカー・ワールドカップの開会式で演奏された楽曲の作曲を担当するなど、マルチな才能を発揮している現代有数のハーピストであるアレクサンドル・ボルダチョフ。
ショパンのピアノ作品をハープでこの上なく美しく奏でた「フレデリック」(CAL2083)に続くボルダチョフの新作は母国「ロシア」をテーマとしたプログラム!
ボルダチョフはこの「ハープと共にロシアから」で、ハープで演奏されるロシア音楽の長い歴史と多様性を表現。
ロシアの鳥や動物、有名なバレエ、有名な絵画にまつわる音楽、そして様々な時代の最も美しいワルツなどをテーマとして厳選されたレパートリーは様々なストーリーを表現しています。
ロシアが誇る天才ハーピストが愛用するサルヴィのハープを通じて、母国ロシアの様々な魅力を伝えてくれる美しいプログラムです!

Orlando Records
OR-0043(1CD)
ICONS2 無伴奏フルートのための作品集 vol.2
C.P.Eバッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調 Wq.132(c.1747)
ベリオ:セクエンツァI(1958)
ケクラン:ネクテールの歌 Op.198より6曲(第5番、第6番、第20番、第24番、第29番、第30番)(1944)
武満徹:巡り(イサム・ノグチの追憶に)(1989)
イヴァン・ブッファ:無伴奏バスフルートのためのアリア(2009)、 蝶々(2015)
ヨンギー・パクパーン:Dreisam-Nore (1975)
ブライアン・ファーニホウ:カサンドラの夢の歌(1970)
エリック・ラム(Fl&バスフルート)

録音:2019年7月&2020年8月(オーストリア、ウィーン)
これまでに200以上の作品を初演しているフルーティスト、エリック・ラムが2017年にレコーディングした『ICONS』(OR0030)の続編が登場!第1集同様、収録曲は近現代の作品を中心としたフルートのレパートリーの礎となるもので、どれも彼の演奏や指導のキャリアに寄り添ってきた作品です。今作では、カール・フィリップ・エマニュエル・バッハと20世紀から21世紀のさまざまな時代に活躍した6人の作曲家に焦点を当て、それぞれの多様な音楽言語や芸術的ビジョンをフルート1本で描き出しています。

KAIROS
0015074KAI(3CD)
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):フルート作品集
アトンの光輝く地平線(1989)/遠くのオーラへ(1977)/フェニキアのイメージ(2000)/三美神が花開かせるヴィーナス(1989)/さようなら 風の家(1993)/雲に捧げられたテキストで(1989)/どのようにして魔法は生み出されるのか?(1985)/感謝祭の歌(1985)/死の太鼓(1999)/風が運ぶ町外れの人々からの手紙(2000)/ヘルメス(1984)/ベルクソンの時計(1999)/バビロン前のハイウェイ(2014)/駐車場の警報機の午後(2015)/消えた章(2016)/急激に成長するクリスタル(2017)/若い牧神のためのフォリオ(2018)/パリのチベット人(2018)
マッテオ・チェザーリ(Fl)

録音:2013年7月&10月、2019年11月
人気が高く、演奏機会も多いサルヴァトーレ・シャリーノ(1947-)のフルート作品を、シャリーノお気に入りのフルート奏者、マッテオ・チェザーリが演奏した充実の3枚組。マッテオ・チェザーリは新たな音・奏法の発明や作品の解釈を通じてシャリーノの創作に影響を与え、初演も手掛けているほか、来日公演でもシャリーノのフルート作品を演奏し、聴衆にその魅力を伝えています。
シャリーノのフルート作品には、ジャンカルロ・グラヴェリーニ、ロベルト・ファブリチアーニ、マリオ・カロリ、そしてマッテオ・チェザーリが創意工夫を凝らして作り出した珍しい音がふんだんに使われています。これらの音は後付けで文法を与えられ、命を吹き込まれるような抽象的なテクニックから生まれたものではなく、自身が配置された構造と融合し、楽曲の形成にも大いに貢献しています。

ARTALINNA
ATLA-019(2CD)
ベートーヴェン&フレース:ピアノ作品集
■CD1
ベートーヴェン:ロンド・ア・カプリッチョ ト長調 Op.129(奇想曲的なハンガリー風のロンド)(失われた小銭への怒り)、バガテル 変ロ長調 WoO.60、ピアノ小品 ロ短調 WoO.61、バガテル ト短調 WoO.61a(Hess56)、ディアベリのワルツの主題による33の変奏曲 ハ長調 Op.120(ディアベリ変奏曲)、ワルツ 変ホ長調 WoO.84
■CD2〜ベートーヴェン:11のバガテル Op.119より〔第2曲 ハ長調、第3曲 ニ長調、第6曲 ト長調〕
イザベル・フレース(b.1949):ディアベリのワルツへの三つのモックリー(からかい) ― 末永夢人に捧ぐ
ベートーヴェン:エコセーズ 変ホ長調 WoO.86、ワルツ ニ長調 WoO.85、11のバガテル Op.119より〔第9曲 イ短調、第10曲 イ長調、第7曲 ハ長調〕、大フーガ 変ロ長調 Op.134(弦楽四重奏曲(大フーガ) Op.133から四手連弾ピアノ曲へのベートーヴェン自身による編)*
イザベル・フレース:「111」 〜 ベートーヴェン Op.111との対話 ― 末永夢人のために
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
末永夢人(P)、
シャルル・ラヴォー(P)*

録音:2016年8月30日−9月4日、ドイツ
日本人アーティストの両親のもとフランスで生まれた30代若手ピアニスト末永夢人によるこのアルバムは、私たちをベートーヴェン晩年の音楽世界のただなかへいざなう創意に満ちた旅となっています。
曲目は大作と小品の組み合わせからなります。大作とはディアベリ変奏曲や最後のピアノ・ソナタop.111などであり、小品には時としてごく短いスケッチのような作品も含まれます。ここで繰り広げられるのは、紛れもない一つの動き続ける思索です。末永夢人はさらにフランス人作曲家イザベル・フレースの二作品も演奏する。一つは、作品「111」です。これは「ベートーヴェン作品との3つの対話」のなかの一曲であり、ソナタ第32番へのオマージュです。もう一つは「ディアベリのワルツについての三つのモックリー(からかい)」であり、最も独創的な試みが生み出した作品です。

Diapason
DIAP-CF-021(11CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集〜仏ディアパゾン誌のジャーナリストの選曲による名録音集



■CD1
(1)ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1
(2)ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1
(3)ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2
(4)ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3
■CD2
(1)ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7
(2)ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1
(3)ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2
(4)ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3

■CD3
(1)ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13「悲愴」
(2)ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13「悲愴」
(3)ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13「悲愴」より 第2楽章、第3楽章
(4)ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1
(5)ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2

■CD4
(1)ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22
(2)ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26「葬送」
(3)ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26「葬送」
(4)ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1「幻想曲風ソナタ」

■CD5
(1)ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
(2)ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
(3)ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28「田園」
(4)ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31-1

■CD6
(1)ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
(2)ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3
(3)ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3
(4)ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1
(5)ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2

■CD7
(1)ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」
(2)ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54
(3)ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57「熱情」
(4)ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78「テレーゼ」

■CD8
(1)ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79
(2)ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a「告別」
(3)ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
(4)ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
(5)ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57「熱情」

■CD9
(1)ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」
(2)ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
(3)ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109より 第1楽章、第2楽章

■CD10
(1)ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a「告別」
(2)ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィーア」
(3)ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109

■CD11
(1)ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
(2)ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
(3)ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
(4)ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111より 第1楽章
■CD1
(1)ヴィルヘルム・バックハウス(P)/録音:1953年/選定:ジェローム・バスティアネッリ
(2)マリヤ・グリンベルグ(P)/録音:1959年/選定:フランソワ・ローラン
(3)フリードリヒ・グルダ(P)/録音:1953年−1954年/選定:二コラ・デルニー
(4)アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)/録音:1955年/選定:ジャン=イヴ・クレマン
■CD2
(1)フリードリヒ・グルダ(P)/録音:1955年/選定:ローラン・ミュラロ
(2)アルトゥール・シュナーベル(P)/録音:1935年/選定:パトリック・セルズノヴィッチ
(3)ヴィルヘルム・バックハウス(P)/録音:1951年/選定:シモン・コルレー
(4)エドウィン・フィッシャー(P)/録音:1948年/選定:ベルトラン・ボワサール
■CD3
(1)スヴャトスラフ・リヒテル(P)/録音:1959年/選定:ブリジット・フランソワ=サペ
(2)アルトゥール・シュナーベル(P)/録音:1934年/選定:ブリジット・フランソワ=サペ
(3)フレデリック・ラモンド(P)/録音:1926年/選定:フランソワ・ローラン
(4)スヴャトスラフ・リヒテル(P)/録音:1947年/選定:ジェローム・バスティアネッリ
(5)ヴィルヘルム・ケンプ(P)/録音:1951年/選定:シモン・コルレー
■CD4
(1)イヴ・ナット(P)/録音:1955年/選定:ブリジット・フランソワ=サペ
(2)マリア・ユーディナ(P)/録音:1958年/選定:ベルトラン・ボワサール
(3)フリードリヒ・グルダ(P)/録音:1953年/選定:フランソワ・ローラン
(4)クラウディオ・アラウ(P)/録音:1960年/選定:パトリック・セルズノヴィッチ
■CD5
(1)フリードリヒ・グルダ(P)/録音:1953年−1954年/選定:ジャン=イヴ・クレマン
(2)マリヤ・グリンベルグ(P)/録音:1961年/選定:フランソワ・ローラン
(3)ヴィルヘルム・バックハウス(P)/録音:1953年/選定:二コラ・デルニー
(4)イヴ・ナット(P)/録音:1955年/選定:ジャン=イヴ・クレマン
■CD6
(1)スヴャトスラフ・リヒテル(P)/録音:1961年/選定:シモン・コルレー
(2)フリードリヒ・グルダ(P)/録音:1957年/選定:ベルトラン・ボワサール
(3)クララ・ハスキル(P)/録音:1957年/選定:フランソワ・ローラン
(4)ヴィルヘルム・ケンプ(P)/録音:1951年/選定:ブリジット・フランソワ=サペ&ローラン・ミュラロ
(5)ヴィルヘルム・ケンプ(P)/録音:1951年/選定:ブリジット・フランソワ=サペ&ローラン・ミュラロ
■CD7
(1)ルドルフ・ゼルキン(P)/録音:1952年/選定:二コラ・デルニー
(2)スヴャトスラフ・リヒテル(P)/録音:1960年/選定:ジェローム・バスティアネッリ
(3)クラウディオ・アラウ(P)/録音:1960年/選定:パトリック・セルズノヴィッチ
(4)ヴァルター・ギーゼキング(P)/録音:1949年/選定:ブリジット・フランソワ=サペ
■CD8
(1)ヴィルヘルム・ケンプ(P)/録音:1951年/選定:二コラ・デルニー
(2)ベンノ・モイセイヴィチ(P)/録音:1961年/選定:ジェローム・バスティアネッリ
(3)ヴィルヘルム・ケンプ(P)/録音:1951年/選定:ローラン・ミュラロ
(4)ソロモン(P)/録音:1954年/選定:シモン・コルレー
(5)マリヤ・グリンベルグ(P)/録音:1961年/選定:記載無し
■CD9
(1)ソロモン(P)/録音:1952年/選定:ベルトラン・ボワサール
(2)フリードリヒ・グルダ(P)/録音:1959年/選定:記載無し
(3)マイラ・ヘス(P)/録音:1953年/選定:記載無し
■CD10
(1)クラウディオ・アラウ(P)/録音:1958年/選定:記載無し
(2)ミェチスワフ・ホルショフスキ(P)/録音:1950年/選定:フランソワ・ローラン
(3)エドウィン・フィッシャー(P)/録音:1954年/選定:ジャン=イヴ・クレマン
■CD11
(1)エドウィン・フィッシャー(P)/録音:1938年/選定:パトリック・セルズノヴィッチ
(2)マリア・ユーディナ(P)/録音:1958年/選定:ローラン・ミュラロ
(3)アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)/録音:1961年/選定:フランソワ・ローラン
(4)エリー・ナイ(P)/録音:1936年−1937年/選定:記載無し
ディアパゾン誌の録音部門の責任者を務めるフランソワ・ローランを中心としたフランスの音楽ジャーナリストたちによって今回のボックスセットの製作のために選ばれたベートーヴェンのピアノ・ソナタは、リヒテルやグルダ、バックハウス、ケンプ、アラウ、ソロモン、ミケランジェリなど総勢20名の巨匠たちが遺した録音の数々。
「1曲=1名/1録音」を基本としつつも、第8番、第12番、第14番、第18番、第23番、第26番、第29番、第30番、第32番の9曲では複数の演奏を収録するなど、20世紀の巨匠たちの名演を聴き比べることができる豪華な構成となっています。
また、ディアパゾン誌が今回の全集ボックスのために「フランス代表」的な存在として選んだピアニストは、同国屈指のベートーヴェン弾きであるイヴ・ナット。1955年録音の「第11番」と「第16番」が収録されています。
シリーズ第21弾となるベートーヴェン、選曲、音質改善ともに要注目です!

MUSICAPHON
M-55726(1CD)
現代作曲家たちによる、ギター・ソロ作品集
アロイス・ブローダー(1961):輝く、光
ディーター・マック(1954):Saitenlinien
ウルリッヒ・ライエンデッカー:(1946):3つの夜想曲
マイケル・ウォーレン・バレット(1987):オーシャン・スティル
シドニー・コルベット(1960):Gertrude's Delirium
ティモ・ユーコ・ヘルマン(1978):オルフェオのリラ
マクシミリアン・マンゴールド(G)

録音:2016年7月 Auferstehungskirche Schwabisch Hall (ドイツ)
ドイツ人ギター奏者、マクシミリアン・マンゴールドによる現代作曲家によるギター・ソロ作品集。マンゴールドはGFA(アメリカギター財団)国際ギターコンクールをはじめとして、数々の受賞歴を持ち、古典やスペイン音楽など幅広いレパートリーを持っています。その中でも特に現代作曲家の作品に注力してきました。作曲家からも絶大な評価を受けており、今回のアルバムは、すべて彼のために作曲されたものです。いま最も注目すべきギター奏者の一人といえます。

Solo Musica
SM-354(1CD)
NX-B03
ショパン:24の前奏曲 Op. 28
ムソルグスキー:展覧会の絵
アンドレア・カウテン(P)

録音:2020年7月17-19日、2016年10月11-15日
「プロムナード」と題されたショパンとムソルグスキーの作品集。様々な性格を持つ小品で構成された2つの曲 集を演奏するのはハンガリー系スイスのピアニスト、アンドレア・カウテン。彼女は色とりどりのショパンの前奏曲 と、ロシア風の重厚な雰囲気を持つムソルグスキー、それぞれの特長をいかしながら、2作品に共通する民 族性も探求しています。 カウテンは7歳からピアノを始め14歳の時にスイス青年音楽コンクールで一等賞を受賞しました。そして、 バーゼル音楽院を経てブダペストのリスト音楽院に入学。抑制の効いたロマンティックな演奏様式を身に着 けており、これまでにクララ・シューマンやブラームスのピアノ協奏曲の他、リストやシューマンの作品で高評価 を得ています。

Chateau de Versailles Spectacles
CVS-040(2CD)
NX-D07

NYCX-10225(1CD)
国内盤仕様
税込定価
バッハ:バス・ド・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)による『無伴奏チェロ組曲』(全6編) ミリアム・リニョル(バス・ド・ヴィオール〔ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)

録音:2020年11月16-21日 シテ・デ・ラ・ヴォワ、ヴェズレー、フランス
※ 国内盤には日本語解説付き
バッハの『無伴奏チェロ組曲』は、イタリア由来の楽器であるチェロのための作品ながら、ヴェルサイユに宮廷を構えたフランス王室に由来するフ ランス流の舞踏組曲形式で構成されています。17世紀にリュートやヴィオール、クラヴサンなどの演奏家=作曲家たちが好んだ形式ですが、 この点について徹底してフランス古楽の側からアプローチを試みたユニークかつ高水準なアルバムが登場しました。ルイ14世やバッハの時代に も使われていたフランスの歴史的建造物を録音の舞台に、バス・ド・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)を用いてこの作品全曲を録音したのは、フ ランス出身の名手ミリアム・リニョル。ヴィオール界の大御所フィリップ・ピエルロの主宰するリチェルカール・コンソートや、フランス古楽シーンの最 前線を行く気鋭団体ピグマリオン、アンサンブル・コレスポンダンスなどで中心メンバーとして活躍中であるほか、川久保洋子、ジュリアン・ヴォル フスらとの室内楽グループ「レ・タンブル」の一員としても数々のディスクで高評価を博してきた俊才です。これらの組曲が「なぜヴィオールで演 奏されるのか」については、ライプツィヒ・バッハ協会の名誉会員ジル・カンタグレルやリニョル本人による解説でも説明されていますが、何より演 奏解釈そのものが圧倒的な説得力に満ちていて、さながらバッハが当初からこの楽器とフランス音楽らしさを意識していたのではないかと思え てくる仕上がり。考え抜かれた曲順も効果絶大で、このあまりに有名な傑作を新たな角度から見つめ直す絶好の機会となるでしょう。20年 ほど前にリリースされた、イタリアの名手パオロ・パンドルフォによるガンバ版とも異なる視点からの「フランス流儀のバッハ無伴奏」。ALPHAレー ベルで創設初期から活躍してきた敏腕技師アリーヌ・ブロンディオの適切なエンジニアリングも光る逸品です。

Orchid Classics
ORC-100165(1CD)
NX-B03
バッハの長い影
イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ Op.27 No.2 イ短調「ジャック・ティボーに」
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番ホ長調 BWV 1006
アルベニス:アストゥリアス(伝説)(パトリック・ルワズルール&フランシスコ・フラーナ編)
タレガ:アルハンブラの思い出(ルジェーロ・リッチ編)
クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ Op. 6
イザイ:2つのヴァイオリンのためのソナタ*
フランシスコ・フラーナ(Vn)
ステラ・チェン(Vn)*

録音:2020年2月7-8、12-13日
スペイン系アメリカ人ヴァイオリニスト、フランシスコ・フラーナ。2018年に発売された『時のレンズを通して』 (ORC100080)ではマックス・リヒターの「四季」を軸に、ユン・イサン、シュニトケ、ブロトンスの作品を組み合 わせるというユニークなセンスを披露しましたが、今作ではバッハの「パルティータ」を中心に、様々な関連 を持つ作品を組み合わせています。イザイの作品は明らかにバッハから影響を受けており、またクライスラーの 「レチタティーヴォとスケルツォ」はイザイに捧げられています。またアルベニスとタレガの作品は、フラーナのルーツ でもあるスペインの作品。彼にとっては偉大なるバッハと同じく大切な作曲家です。フラーナはバロック・ヴァイオ リンとモダン・ヴァイオリンを曲によって弾き分けることで作品の真の姿を探求。バッハではバロック弓を用いて自 在な装飾音を付し妙技を聴かせるとともに、クライスラーでは、彼が愛奏したグァルネリ・デル・ジェス「メアリー・ ポートマン」を使用することで特別な親愛関係を表明しています。 フランシスコ・フラーナは故郷のパルマ・デ・マジョルカで学び、ジュリアード音楽院に入学、日本の名手、川崎 雅夫に師事し学士号と修士号を取得しました。USCソーントン音楽学校のアーティストディプロマ卒業生で もあり、五嶋みどりとも共演するなど、幅広い活躍で知られます。 共演のステラ・チェンは2019年に開催された「エリーザベト王妃国際コンクール」で優勝した若手。今後の活 動が期待される女性ヴァイオリニストです。

OMF
KCD-2091(1CD)
税込定価
あなたとわたし〜スパニッシュギター秘曲集
ファリャ:讃歌「ドビュッシーの墓に捧げる」
フェレール(1835-1916):君がいない 作品61
 夜の深想 作品44
プラッテン夫人(1821-1895):人生のエピソード
 哀しみ/失われた愛/屋嘆き
タレガ:モーロ風舞曲
 アラビア風奇想曲(セレナーデ)
バリオス(1882-1964):オリーブの木立
 グラナダの花
 アルハンブラの小川/ 思い出
 トナディーリャ
カリェーハ(1891-1950):ロマンサ 作品62
ブロカ(1805-1882):黄昏
ソリア(1851-?):ラ・マンチャのセギディーリャ
 タンゴ
ウエルタ(1804-1875):悲しい思い出 作品62
アルカス(1832-1882):ボレロ
ボッシュ(1826-1895):パッサカリア
 モーロの嘆き 作品85
ヒメネス=マンホン(1866-1919):あなたとわたし(デュエット)
富川 勝智(G)
使用楽器:Arcangel Fernandez (1997)

録音:2020年10月4日-8日稲城市立iプラザ ホール
フランシスコ・タレガ。フェレール、ボッシュ、マンホン、プラッテン夫人など、近代ギター奏法の父と呼ばれる彼と同時代に 活躍したギタリスト達の作品を通じて、“スパニッシュギター” におけるロマン派音楽がどのような変遷を遂げたかを見ていく。 “スパニッシュギター” のロマン派は試行錯誤の連続であった。彼らの作品には必ずギターらしさが存在し、それは“スペイン 的なもの” と同義であった。彼らが求めた“スパニッシュギター” 音楽の書法や美学はその後も“ギターらしさ” として命脈を保 ち続ける。 マヌエル・デ・ファリャによる“ギタリスト以外による初の本格的なギター作品”(讃歌『ドビュッシーの墓に捧げる』)の登場 によって、クラシックギター音楽は20 世紀以降、数多くの近現代作品が生み出されます。だが、このファリャでさえも、この時 点までにギタリスト作曲家達が目指してきた“スパニッシュギター” の美学を忘れてはいない。 近現代以降のクラシックギターというジャンルを理解する上でも、タレガとその前後の時期に活動したギタリスト達の作品を 知ることは必須です。彼らの葛藤と試行錯誤の過程こそが、近現代ギター音楽への「道しるべ」となったのだから……

オクタヴィア
OVCT-00182(1SACD)
2021年4月21日発売
ブラームス:ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 Op.5
子守唄 作品49-4 [編曲:コルトー]
2つのラプソディ Op.79
 ワルツ 第15番 変イ長調Op.39-15
三原未紗子(P)

録音:2020年12月8-10日 埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ)
桐朋学園大学音楽学部を修了後、ベルリン芸術大学を最高位、ザルツブルグ・モーツァルテウ ム音楽大学大学院を首席で卒業。2019 年第26 回ヨハネス・ブラームス国際コンクール ピアノ部 門にて優勝、いま最も活躍が期待される新鋭ピアニスト、三原未紗子のデビューアルバムがつ いに登場します。 収録曲にはピアノ・ソナタ 第3番を中心としたオール・ブラームス・プログラムを収録、堂々たる重 厚な和音から繊細な美しい音色と歌心、ドイツの地で磨きをかけた三原のピアニズムは馥郁た るブラームスの世界観を披露しています。 Neue Bahnen(ドイツ語で“新しい道”)と題した、このアルバムから広がる三原の新しい道に大注 目です。(オクタヴィア)


Altus
ALT-479(1CD)
グレン・グールド 若き日の記録 第1集
バッハ:ゴールドベルク変奏曲
グレン・グールド(P)

録音:1954年6月21日(モノラル)
※2021年デジタル・リマスター
ALTUS最新技術で鮮やかに蘇る、グールド若き日の貴重なCBC録音。才気ほとばしる類まれな感性、CBS専属契約前に残した名演奏が望みうる最高の音質 で登場!
55年の「ソニー旧録盤」に先立つ、54年のCBC録音によるゴールドベルク。既にグールド無二の世界が出来上がっていながら、編集を駆使したソニー盤とは 異なる感興が乗った非凡な演奏です。たっぷり歌うアリアに、聴き手をぐいぐいと引き込むスリリングな変奏。斬新な緩急が生み出す求心力と推進力に終始わくわ くさせられます。グールドが影響を受けたというテューレックなどの録音と比べてその演奏を考察した解説書も、バッハ演奏史におけるグールドの存在を改めて見 直すための一助となるでしょう。
ジャケット・デザインはシルバーを用いたこだわりの印刷。画面上の画像データでは再現できない色になっておりモノとしての価値も十分。ぜひコレクションに加 えたいアルバムです。キウ

Altus
ALT-480(1CD)
グレン・グールド 若き日の記録 第2集〜バッハ: ピアノ独奏曲集
(1)イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
(2)平均律クラヴィーア曲集第2巻より第9番ホ長調 BWV878
(3)15のシンフォニア BWV787-801(I. ハ長調/II. ハ短調/V. 変ホ長調/XIV. 変ロ長調/XI. ト短調/X. ト長調/
XV. ロ短調/VII. ホ短調/VI. ホ長調/XII. イ長調/III. イ短調/III. ニ長調/IV. ニ短調/VIII. ヘ長調/IX. ヘ短調)
(4)平均律クラヴィーア曲集第2巻より 第14番 嬰ヘ短調 BWV883、第7番変ホ長調 BWV876、第22番 変ロ短調 BWV891
(5)パルティータ第5番ト長調 BWV829
グレン・グールド(P)

録音:(1)(2)1952年10月21日、(3)1955年3月15日、(4)1954年2月28日、(5)1954年10月4日(モノラル)
※2021年デジタル・リマスター
ALTUS最新技術で鮮やかに蘇る、グールド若き日の貴重なCBC録音。才気ほとばしる類まれな感性、CBS専属契約前に残した名演奏が望みうる最高の音質 で登場!
鮮烈なドライヴ感のイタリア協奏曲、対位法的な面白さとリリシズムがせめぎ合う平均律、後年の録音と同じ独自の配列がすでに完成しているシンフォニア、水際 立った表現が輝かしいパルティータ。55年のゴールドベルクでCBSデビューを飾る前のグールドが残した、貴重なバッハ演奏の数々が収められています。フィッ シャーなど往年のピアニストを引き合いに出しながらグールドの演奏を考察した解説書も、バッハ演奏史におけるグールドの存在を改めて見直すための一助となる でしょう。
ジャケット・デザインはシルバーを用いたこだわりの印刷。画面上の画像データでは再現できない色になっておりモノとしての価値も十分。ぜひコレクションに加 えたいアルバムです。 (Ki)


King International
KKC-079(1CD)
ラザール・レヴィ追悼演奏会2台ピアノの競演
(1)ブゾーニ:モーツァルトによるデュエット・コンチェルタンテ
(2)シューマン:アンダンテと変奏曲Op.46
(3)シャブリエ:3つのロマンティックなワルツ
(4)サン=サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲Op.35
(1)高橋幸子、平尾はるな(P)(1)
(2)野辺地勝久、安川加壽子(P)
(3)山根美代子、安川加壽子(P)
(4)田中希代子、安川加壽子(P)

録音:1965年3月4日 イイノホール(モノラル、ライヴ)
フランスのピアニストで教育者、ラザール・レヴィが1964年9月に歿して半年後、その薫陶を受けた日本のピアニストたちが東京のイイノホールで追悼コン サートを催しました。コンサートの前半はレヴィ作曲のピアノ曲を、後半は彼ゆかりの2台ピアノの名作を驚愕の豪華演奏家が披露しています。安川加壽子は エンジニアを雇いコンサート全体を記録していました。今回はご遺族のご好意でその後半が初めて日の目をみます。
安川加壽子を中心に田中希代子、野辺地勝久、山根美代子、平尾はるな、高橋幸子が4作品で競演。いずれも日本を代表するピアニストですが、2台ピアノ の録音は非常に珍しく貴重。1台のピアノを連弾するのと異なり、練習にも公演にも同質のピアノを2台用意することは当時の日本で楽でなく、現在ほど実演の 機会に恵まれません。そうした悪条件にもかかわらず、この6名のピアニストは驚くべき活気と、丁々発止に渡り合う演奏で2台ピアノ芸術の凄さと魅力を全開 させています。まさに2台ピアノ演奏の理想形がこの時期の日本で実現していたことを示していたと伝説になったコンサートでした。
田中希代子の鬼気迫る集中力、野辺地勝久の繊細極まりないロマンティシズム、平尾はるなと高橋幸子のはじけるエネルギー、山根美代子の華やかさを安 川加壽子が端正に支え、少しの隙も無い見事な世界を作り上げた至宝的記録と申せましょう。2台ピアノの効果と魅力に目を開かせてくれるアルバムです。

Anima Records
ANM-210101(1CD)
コントラバスによる愛と悲しみのアリア集
1.グリンカ:誘理由なく私を誘うな
2.ラフマニノフ:ここは素晴らしい場所
3.ビゼー:耳に残るは君の歌声(「真珠採り」より)
4.グルック:メロディ
5.バッハ:G線上ののアリア
6.プッチーニ:歌に生き 恋に生き(「トスカ」より)
7.民謡:ロンドンデリー
8.シューマン:春の歌
9.プッチーニ:誰も寝てはならぬ(「トゥーランドット」より)
10.サン=サーンス:あなたの声にわが心は開く (「サムソンとデリラ」より)
11.モーツァルト:アリア「ああ、私にはわかる、消え失せてしまったことが」(「魔笛」より)
12.プッチーニ:私のお父さん(「ジャンニ・スキッキ」より)
13.ヘンデル:アリア
14.フトロー:夏の名残のばら
15.ワーグナー:夕星の歌(「タンホイザー」より)
サミュエル・ギュルヴィッチ(大川瑳武) (Cb)
ゲイリー・カー(Cb:4,7,8,)
ミッシャ・ダ チッチ(P)
伝説のコントラバス奏者ゲリー・カーも録音に参加している、期待の若手コントラバス奏者サミュエル・ギュルヴィッチ(大川瑳武)のデビュー・アルバムがフラ ンスのanima recordsよりリリースされます。 サミュエル・ギュルヴィッチは、東京藝術大学を卒業。数々のコンクールでの受賞歴があり、これまでにコントラバスを永島義男、池松宏、吉田秀、ゲーリー・カー、 各氏に師事。 内容は、世界で歌い継がれている名アリアや名歌曲をコントラバスの迫力ある音色、時には柔らかく優しい音で奏でます。 2016年7月ゲーリー・カー氏より、彼が使用していた弓を譲り受けるなど親交が深い名コントラバス奏者ゲリー・カーとのデュオやセルビアの実力派ピアニスト ミッシャ・ダチッチとの共演で華やかにデビュー・アルバムを飾ります。 (Ki)

MSR
MS-1786(1CD)
「キューバの夢」〜レクオーナ、他キューバのピアノ小品集
レクオーナ:古風に
 カルデナスから来た女
ファイルデ:シンプソンの高台で
ガルシア:キューバの思い出
ボウデット:夢
フェルナンデス・デ・コカ:アヴェ・マリア・ガッロ
ヴィラーテ:あなたが望むように
ヴァルデス:美しいキューバの女
アンカーマン:娘さん
ゲレーロ:ラ・カルンガ
サムエル:6つのコントラダンツ
アレア:キューバのリズミカルな小さな絵
ボテット:昨日の歌 第1番〜第4番
グラマテ(グラマトヘス):グアヒラ
グラマテ(グラマトヘス):ソン
センテナト:サンタナ夫人
 白い小鳩
トウゼト:ラとレの間
 熱情
エレナ・カサノヴァ(P)
「キューバの夢」と題されたキューバの作曲家のピアノ小品集。ほとんどの曲は親 みやすい音楽で、キューバ情緒がたっぷり味わえます。アロルド・グラマテ(1918- 08 Gramatges) 日本ではグラマトヘスという表記が多い)は20 世紀後半のキュー を代表する作曲家で、近代的な作風。 レナ・カサノヴァはキューバ生まれでサンフランシスコを拠点にするピアニスト。キ ーバのクラシック音楽を広めることに尽力しています。
MSR
MS-1586(1CD)
トランペットとピアノのための新作集
ジェイミー・ウィットマーシュ(b.1988):肖像画(2016)〜無伴奏トランペットのための
エリック・イウェイゼン(b.1954):トランペット・ソナタ(1995)
ジェイミー・ウィットマーシュ:洞察(2013)
ジョゼフ・ターリン(b.1947):カプリス(1972)
ライアン・ビーチ(Tp)
レイチェル・カー(P)

録音:2016年8月15-20日 オクラホマシティ
題名の通り、トランペットとピアノのための作品集。ウィットマーシュ(1988-)、エリック・イウェイ ゼン(1954-)、ジョゼフ・ターリン(1947-)の作品を収録。ターリンのカプリスは1972 年の、イウェ イゼンのソナタは1995 年の作品。ウィットマーシュの2 作はごく最近のもの。 ライアン・ビーチは米国、ネブラスカ州リンカーン生まれのトランペット奏者。現在はアラバマ交 響楽団の首席トランペット奏者を務めています。
MSR
MS-1717(1CD)
バッハ:パルティータ集
パルティータ第1 番変ロ長調 BWV825
パルティータ第4 番ニ長調 BWV828
パルティータ第5 番ト長調 BWV829
ハスケル・スモール(P)

録音:2010年5月(BWV828),2011年7月(BWV825),2012年6月(BWV829) 米国,メリーランド州,ベセスダ
ハスケル・スモール(b.1948)は米国のベテラン作曲家、ピアニスト。作品集の CD も出ている し、ピアニストとしても少なからぬCD を発売しています。作曲家がバッハの鍵盤作品をピアノで弾 くと、一般的なピアニストがやりがちなピアノならでは感情表現が抑えられ、より静かで透明な美 が映えることが少なくないが、スモールの演奏はまさにそれ。バッハの知の世界が広がり、それ でいてゆったりとして窮屈さがない。聞けば続編が待ち望まれる演奏だ。

アクースティカ
PPCA-624(1CD)
税込定価
バッハ:パルティータ集
第1番変ロ長調BWV.825
第2番ハ短調BWV.826
第4番ニ長調BWV.828
橋 望(P)
使用ピアノ:ベーゼンドルファー、モデル275

録音:2020 年11 月12-14 日、相模湖交流センター
バッハ演奏をライフワークにする高橋望。「ゴルトベルク変奏曲」、「平均律クラヴィ ーア曲集 第1巻」に続く第3弾は、バッハのクラヴィーア組曲の最高峰「パルティー タ・アルバム」。恩師ペーター・レーゼル譲りの自然体でピュアな演奏は、作曲家への 畏敬の念に溢れ、その清々しい音色と軽やかな表現は、バッハ音楽に新鮮な躍動感 を与えています。

DUX
DUX-1689(1CD)
バツェヴィチ:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第2番
ピアノのための2つの練習曲
ピアノ・ソナタ第1番
演奏会用練習曲(世界初録音)
ピアノ・ソナタ(世界初録音)
ヨアンナ・ソハツカ(P/スタインウェイ)

録音:2020年7月8日−12日、バツェヴィチ音楽アカデミー・コンサート・ホール(ウッチ、ポーランド)
ポーランド国内のみならず国外において世界的音楽家として認められた初めてのポーランド人女性作曲家であり、ポーランド音楽の歴史に新たな1ページを刻んだグラジナ・バツェヴィチ(1909−1969)の「ソナタ」を中心としたピアノ作品集。
パリのエコール・ノルマル音楽院では稀代の名教師ナディア・ブーランジェに作曲を師事し、ヴァイオリニストとしてもポーランド放送Oのコンサートミストレスとして活躍するなど、その卓越した才能を様々な場面で発揮したバツェヴィチ。
自身が優れたヴァイオリニストであったことからヴァイオリンが関連する作品が取り上げられる機会が多いため、今回の「ピアノ作品集」はなかなか貴重。1930年に作曲された若書きの番号無し「ピアノ・ソナタ」と1949年作曲の「演奏会用練習曲」は世界初録音となります。
ニューヨークのカーネギーホールやロンドンのロイヤル・アルバート・ホール、ザルツブルクのモーツァルテウム、ワルシャワのナショナル・フィルハーモニーなどへのデビューを果たしているヨアンナ・ソハツカはポーランドのムシャナ・ドルナ出身の女流ピアニスト。
2020年にはポーランドの文化国家遺産省による「Young Poland」プログラムに選出されるなど、同国内で将来を嘱望される才能豊かなピアニストです。
DUX
DUX-1741(1CD)
ブレイクスルーの時代の音楽
フリッツ・ルブリッヒ・ジュニア:前奏曲とパッサカリア変ロ短調 Op.20、3つの情緒のある風景 Op.24
ゲルハルト・シュトレッケ:チャコーナ ホ短調 Op.73-3
コンスタンティ・ゴルスキ:幻想曲 ヘ短調
ヴィルヘルム・ルドニック:ソナタ第5番ニ短調 Op.62
アンナ・フィルルス(Org)

録音:2019年11月3日−6日、復活ルーテル教会(カトヴィツェ、ポーランド)
ポーランドにおける激動と再生の時代、そして19世紀から20世紀の変わり目を生きた作曲家たちのオルガン作品を集めたプログラム。
1856年に建設されたポーランド、カトヴィツェの復活ルーテル教会に設置されている1922年製のオルガンを弾くのはアンナ・フィルルス。 {oh!} オルキェストラ・ヒストリチナのメンバーとしても活躍するポーランドのオルガニストです。

Etcetra
KTC-1710(1CD)
エロインヌ
ポール・モーリス:ヴォリオ(Volio)、プロヴァンスの風景
ジャニーヌ・リュエフ:ソナタ、シャンソンとパスピエ
ルーシー・ロベール:常動曲、カデンツァ
アンネリース・フリースヴェイク(Sax)、
マルク・トクソペウス(P)
ヘンデルの「水上の音楽」の鮮烈なサクソフォン・アレンジ・アルバム(KTC- 1661)で話題を呼んだオランダの麗しきサクソフォン四重奏団、シレーネ・サクソフォン・クヮルテットのメンバーを務めるアンネリース・フリースヴェイクのソロ・アルバムもEt'ceteraからリリース。シレーネ・サクソフォン・クヮルテットの他に、ロディオン・トリオの創設メンバーとして、またロイヤル・コンセルトヘボウ管やオランダ放送フィル、オランダ管などオランダの主要オーケストラ、現代音楽アンサンブル「Asko|Schonberg」との共演など、素晴しいテクニックと魅惑的なサウンドを駆使して活動しています。
「Heroines(エロインヌ/ヒロインズ)」は、アムステルダム音楽院の修士課程で出会いデュオ活動を続けてきたマルク・トクソペウスとともに贈る、3人のフランスのヒロインへのオマージュ。ともにパリ国立高等音楽院で同じ教授について学び、卒業後は同音楽院の教授となった3人の女性作曲家、ポール・モーリス(1910-1967)、ジャニーヌ・リュエフ(1922-1999)、ルーシー・ロベール(1936-2019)をフィーチャーしています。
Etcetra
KTC-1722(1CD)
バッハ:ハープシコードのための7つのトッカータ
トッカータ 嬰ヘ短調 BWV.910(月)/トッカータ ホ短調 BWV.914(水星)/トッカータ ト長調 BWV.916(金星)/トッカータ ニ短調 BWV.913(太陽)/トッカータ ニ長調 BWV.912(火星)/トッカータ ハ短調 BWV.911(木星)/トッカータ ト短調 BWV.915(土星
ピーター・ダークセン(ハープシコード)
オランダ・バッハ協会、コンバッティメント・コンソート・アムステルダム、ラ・スアーヴェ・メロディアのハープシコード&オルガン奏者を務め、オランダ・バッハ協会の「ヨハネ受難曲」の編集、校訂を担当するなど、バッハ研究家、高名な音楽学者としても多くの実績を残してきた名手、ピーター・ダークセン。
「フーガの技法」(KTC-1348)、「ゴルトベルク変奏曲」(KTC-1400)以来、約10年ぶりにリリースされるバッハ・アルバムは、ハープシコードのために書かれた溌溂で技巧的な「7つのトッカータ」。従来より師ブクステフーデの影響が指摘されている作品ですが、ダークセンは「嬰ヘ短調 BWV.910」が実際にブクステフーデの死を追悼する作品となっていることを発見。更に、これら7つの曲は「月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星」という、プトレマイオス体系の天動説による天体の順番を描写しているという新しいアプローチで7つの作品を並べています。

Pavane
ADW-7597(1CD)
親密なページ
ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調 Op.post 「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
プーランク:即興曲第13番イ短調
シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18
バッハ:アレッサンドロ・マルチェッロに基づく協奏曲ニ短調 BWV.974より アダージョ
2本のヴァイオリンのための協奏曲 BWV.1043より ラルゴ(レンナート・モレー編)
リスト:コンソレーション(慰め)第3番変ニ長調 S.172-3
スクリャービン:練習曲嬰ハ短調 Op.2-1
シューベルト:即興曲変ト長調 D.899, Op.90-3
ラヴェル:逝ける王女のためのパヴァーヌ
ブラームス:間奏曲イ長調 Op.118-2
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」より アダージョ・ソステヌート
ラフマニノフ:楽興の時 変ロ短調 Op.16-1
ショパン:別れのワルツ 変イ長調 Op.69-1
ステファン・デ・メイ(P)
リエージュ王立音楽院の音楽学部のダイレクターを務め、ロッテルダム音楽院やローザンヌ音楽院でも教鞭を執るベルギーのピアニスト、ステファン・デ・メイ。
デ・メイのキャリアに大きな影響を与えてきた重要な作曲家たちの小品集。しばしばコンサートでも演奏するお気に入りのレパートリーから、ゆったりと瞑想的な作品を中心に選び、彼自身のスタジオ、彼自身のピアノを用いて録音された個人的で親密なレコーディングです。
Pavane
ADW-7593(1CD)
ファンヘレンタールズ:無伴奏コントラバスのための4つのバロック組曲
組曲第1番イ短調/組曲第2番ニ長調/組曲第3番ト長調/組曲第4番ニ短調 (全曲世界初録音)
シャガン・グロリアー(Cb)

録音:2019年、ベルギー
ベルギーのコントラバシスト=コンポーザー、ジャック・ファンヘレンタールズ(b.1948)の無伴奏コントラバス組曲世界初録音。
ジャック・ファンヘレンタールズはアントワープ歌劇場やブリュッセル放送(RTBF)SOのコントラバス奏者としてキャリアをスタートし、その後ブリュッセルのアンサンブル「ラ・シャペル・デ・ミニム」の芸術監督兼首席指揮者も長年務め、多くのカンタータや合唱作品を指揮。教育者としてはニヴェル音楽アカデミーやフォレスト・音楽芸術アカデミーのディレクター、ブリュッセル王立音楽院の講師などを歴任しています。また、ブリュッセル・コントラバス四重奏団を結成し、コントラバスのための多くの新作を産み出すなど、コントラバスの発展のために寄与してきたベルギーの重鎮音楽家です。
2013年に書かれた無伴奏コントラバスのための4つの組曲は、すべて前奏曲(プレリュード)から始まり、ガヴォット、クラント、サラバンド、メヌエット、ジグ、ブーレなどのバロック様式の舞曲を組み合わせた6曲からなる組曲。当然のことながら、大バッハの「無伴奏チェロ組曲」が強くオマージュされており、バッハを髣髴とさせるリズムや旋律が多く顔をのぞかせます。低音楽器の王コントラバスの重厚な響きやテクニックもフィーチャーされており、コントラバスのための新たなレパートリーとして大きな貢献を果たすことでしょう。

Ars Produktion
ARS-38321(1SACD)
チャイコフスキー:バレエ音楽 「くるみ割り人形」 組曲(ミハイル・プレトニョフ編)
ラフマニノフ:練習曲 「音の絵」 Op.39
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op. 83
イヴァン・ベソノフ(2002-):子どものための5つの小品(2020)
イヴァン・ベソノフ(P/スタインウェイ)

録音:2020年7月&10月、モスクワ音楽院(ロシア)
ユーロヴィジョン・ヤング・ミュージシャン2018で優勝したロシアのピアニスト、イヴァン・ベソノフが弾くロシアの名品集!ベソノフはサンクトペテルブルクの国際ショパン・ピアノ・コンクールやモスクワのグランド・ピアノ・コンクールなどでも優勝し、ゲルギエフ、フェドセーエフ、スピヴァコフらロシアの巨匠たちと共演してきた真の実力者です。また、2015年には映画音楽で作曲家デビューも果たしており、本アルバムでもシューマンの「子どもの情景」とチャイコフスキーの「子供のアルバム」にインスピレーションを受けた自作「子どものための5つの小品」を収録しています。
Ars Produktion
ARS-38314(1SACD)
音楽の中の女性
クララ・シューマン:ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 Op.20
タチアナ・コマロヴァ(1968-):ソナタ(1990)
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:序奏とカプリッチョ ロ短調
マルグリット・シェンカー(1954-):雪の積もったヤシの木(Palme mit Schnee)(1999)
エリザベッタ・デ・ガンバリーニ(1731-1765):ソナタ ハ長調 Op.1-5
シューマン:謝肉祭 Op.9
リサ・マリア・シャハトシュナイダー(P/ベーゼンドルファー 208VC No.122)

録音:2020年7月、インマヌエル文化センター(ドイツ、ヴッパータール)
昨今、ソーシャルメディアを中心に、男女間の賃金格差、女性の家庭とキャリアのより良い両立、ジェンダーに配慮した言葉遣い、女性のネットワーキングなどのテーマについて、活発な社会的議論が行われていますが、クラシック音楽ビジネスでは、女性作曲家をはじめとする業界のプレーヤーの平等を実現するには程遠い状況です。ドイツ・ベルリン出身のピアニスト、リサ・マリア・シャハトシュナイダーは2019年のクララ・シューマン生誕200周年をきっかけに、本アルバム『FEMINAE』(女性たちを意味するラテン語)のインスピレーションを得たといいます。18世紀のガンバリーニから20世紀のコマロヴァ、シェンカーの作品まで幅広く女性作曲家の作品を集め、さらにジェンダーバランスの観点から男性作曲家であるロベルト・シューマンの作品も収録。コンセプトもさることながら演奏も素晴らしく、ベーゼンドルファーの深い音色で奏でられるクララ・シューマンの「ロベルト・シューマンの主題による変奏曲」に心を打たれます。

Ars Musici
ARM-232278(1CD)
ブラームス、リスト、レーガー:2台ピアノ作品集
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 変ロ長調 Op.56b 2台ピアノ版
レーガー:ベートーヴェンの主題による変奏曲とフーガ Op.86〜2台ピアノのための
リスト:ドン・ジョバンニの回想〜2台ピアノのための
ハンス=ペーター・シュテンツル(P)、
フォルカー・シュテンツル(P)

録音:1998年1月19-22日(シュトゥットガルト、ドイツ)
ピアノ・デュオ界の雄、シュテンツル兄弟による2台ピアノ作品集。教育者としても活躍する二人。特にブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」は、細部まで気を配られたこの二人だからこそできる名演です。

Sterling
CDA-185118522
(2CDR)
ラーシュ・セッレールグレン・プレイズ Vol.6
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番変ロ長調 D.960
ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調*
ブラームス:4つのバラード Op.10
シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17
ニルス・ビョルカンデル(1893-1972):「4つの群島のスケッチ」より牧歌
グンナル・ド・フルメリ(1908-1987):「ソナチネ 第1番」(1950)よりアンダンテ・トランクィッロ
イングヴァル・リードホルム:ピアノ小品
ヒルディング・ルーセンベリ(1892-1985):「即興曲」よりレント
ヴィリアム・セイメル(1890-1964):「夏のスケッチ」よりSologa
ヴィルヘルム・ステンハーンマル(1871-1964):幻想曲 ロ短調 Op.11 No.3
ラーシュ・セッレールグレン(P)、
アルベール・ヴォルフ(指)*、
スウェーデンRSO*

録音:1956年12月15日[シューマン]、1960年1月30日[ラヴェル]、4月28日[ビョルカンデル、ド・フルメリ、リードホルム、ルーセンベリ、セイメル、ステンハーンマル]、1994年1月2日[シューベルト]、1996年12月4日[ブラームス](スウェーデン)
スウェーデン出身のラーシュ・セッレールグレン(1927-2008)のSterling録音集の第6集。彼はストックホルムでオーロフ・ヴィーベリ、ウィーンでブルーノ・ザイドルホーファーに学び、1952年、イェニー・リンド賞を受け、ピアニストとしてデビューしました。コンサートのほか、1950年から1967年にかけてスウェーデン放送のラジオとテレビのための演奏を定期的に行い、ヴァイオリニストのレオ・ベッリーンとチェリスト のオーケ・オーロフソンと結成したストックホルム三重奏団の活動でも知られました。1963年から1993年まで王立ストックホルム音楽大学で教え、2007年にはオレブルー音楽大学で「ピアノ演奏の極意」をテーマにしたマスタークラスを行いました。セッレルグレーンは、師のヴィーベリが教わったエミール・フォン・ザウアー、ザイドルホーファーが師事したフランツ・シュミットたちの伝統を受け継ぐピアニストのひとりとして、慕われたといわれます。今盤では、ブラームス、シューマンの名曲をはじめ、同時代のスウェーデン人作曲家の作品を多数収録。なかなか耳にすることの出来ない貴重な曲を、端正なその演奏で、美しく聞かせてくれます。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Musica Viva
MV-120(5CD)
ドビュッシー:ピアノ独奏作品全集
■CD1
3つの映像/映像第1集
映像第2集/ボヘミア舞曲
スラヴ風バラード
スティリー風タランテラ
ロマンティックなワルツ/マズルカ
アルバムの1ページ
■CD2
ベルガマスク組曲/おもちゃ箱
夜想曲/マスク/喜びの島
■CD3
組曲「子供の領分」/ピアノのために
版画/夢
かわいい黒人の子供
ハイドンを讃えて/レントより遅く
英雄の子守歌/スケッチ帳より
■CD4
前奏曲集第1巻/練習曲集第1巻
アラベスク第1番/アラベスク第2番
■CD5
前奏曲集第2巻/練習曲集第2巻
イェルク・デムス(P)
パウル・バドゥラ=スコダとフリードリヒ・グルダとともに「ウィーン三羽烏」と称され、2019年に90歳でこの世を去った巨匠イェルク・デムス(1928−2019)。
1956年のブゾーニ国際ピアノ・コンクールで優勝を果たし世界的ピアニストとしての名声を確立したデムスが生前に遺した名演の中で、代名詞的存在であるシューマンの全集、
バッハの一連の録音と並ぶ代表的名盤として知られる「ドビュッシーのピアノ独奏作品全集」がイタリアのMusica Vivaレーベルから復刻となりました。
同世代の独墺系ピアニストの中でも一際ドビュッシーの音楽に情熱を捧げ続けたデムス。ドビュッシーへの愛情と情熱が生み出した珠玉の全集録音です。

LAWO Classics
LWC-1216(1CD)
トランペットとオルガンの夢のような思い出
マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643−1704):前奏曲(「テ・デウム」 H.146 から)
伝承曲(ティーネ・ティング・ヘルセットコーレ・ノールストーガ 編):オステルダーレンの結婚行進曲
アレッサンドロ・マルチェッロ(1673−1747):アダージョ(「オーボエ協奏曲 ハ短調」 S.Z799 から)
レイフ・ストランド(b.1942)(ヤーレ・ストールロッケン 編):だけど僕は牧場を歩いて行く
アイスランド伝承曲(ヤーレ・ストールロッケン 編):ねんねん坊や
グリーグ:ルンダーネで Op.33 no.9s
テレマン(1681−1767):英雄的音楽TWV50:31-42−威厳、気品、剛勇
伝承曲(ティーネ・ティング・ヘルセットコーレ・ノールストーガ 編):ソルフォルの結婚行進曲
アメリカ民謡(ヤーレ・ストールロッケン 編):シェナンドー
ジャン=ジョゼフ・ムーレ(1682−1738):ロンドー(「ファンファーレとサンフォニー」 から)
オスカル・リンドベリ(1887−1955):ダーラナの夏の牧舎の古い賛美歌
メンデルスゾーン(1809−1847):歌の翼に Op.34 no.2
オイスタイン・ソンメルフェルト(1919−1994):エレジー(トランペットとオルガンのための)
ビリエル・シェーベリ(1885−1929)(ティーネ・ティング・ヘルセット
コーレ・ノールストーガ 編):初めてあなたに会ったのは
グリーグ:春 Op.33 no.2
ジェレマイア・クラーク(1674−1707):組曲 ニ長調−前奏曲, グロスター公爵の行進曲、メヌエット、Sybelle、ロンドー, デンマーク 王子の行進曲「トランペット・ヴォランタリー」
ペール=エーリク・モレウス(b.1950)(ヤーレ・ストールロッケン 編):コッポンゲン
ヘンニング・ソンメッロ(b.1952)(コーレ・ノールストーガ 編):春の息吹(春風の口笛に雪解けの水)
グリーグ:ソールヴェイの子守歌 Op.23 no.26
パーセル(1659−1695):トランペット・チューン ハ長調 ZT.678
ティーネ・ティング・ヘルセット(Tp)、
コーレ・ノールストーガ(Org)

録音:2020年8月30日−9月1日、オスロ大聖堂(オスロ、ノルウェー)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz
ヘルセットは、クラシック・ソリスト、アンサンブル・リーダー、ジャズ・ミュージシャンとして多彩に活躍し、国内外のメジャー・オーケストラとの共演や、数々の音楽祭に出演。2007年、クラシック・アーティストとしては初となるノルウェー・グラミー賞(スペルマン賞)で「ニューカマー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2013年「エコー・クラシック賞」の「ニューカマー・オブ・ザ・イヤー」、2009年ボルレッティ=ブイトーニ・トラスト・フェロウシップ、2006年ユーロヴィジョン・ヤング・ミュージシャン・コンペティション第2位など、数々の賞を受賞しています。2007年オスロでのノーベル賞において、ガラ・コンサートのオープニングを務め、世界中にその演奏がTV放送され一躍注目の的となりました。そんな彼女の歌心に溢れた力みのない柔らかく澄んだ音色で奏でる当アルバムは、聴く人の心に癒しのひと時を与えてくれること間違いないでしょう。

Forgotten Records
fr-1858C(2CDR)
バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV 1007-12(全曲) アンリ・オネゲル(Vc)

録音:1959年2月10-11日
※音源:Valois MB 422/4
Forgotten Records
fr-1911(2CDR)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 ギヨーム・ル・ドレオ(P)

録音:2020年
ギヨーム・ルドレオ [Guillaume Le Dreau] (1982-)はフランス生まれのピアニスト&オルガニスト。


Profil
PH-21003(10CD)
バックハウス・エディション
■Disc1 協奏曲とピアノ・ロール
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調「戴冠式」K.537(カデンツァ:バックハウス)
(2)モーツァルト(バックハウス編):ドン・ジョヴァンニのセレナード
(3)R.シュトラウス(バックハウス編):セレナードOp.17の2
(4)ピック=マンジャガッリ:オーラフの踊りOp.33の2
(5)ショパン(バックハウス編):ピアノ協奏曲第1番〜ロマンツェ
(6)クライスラー(ラフマニノフ編):愛の悲しみ
(7)ドリーブ(ドホナーニ編):ナイラ・ワルツ
(8)リスト:演奏会用練習曲「軽やかさ」
(9)メンデルスゾーン(リスト編):結婚行進曲によるパラフレーズ
(10)ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35より
■Disc2
(1)ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3の2
(2)リスト:愛の夢第3番
(3)ウェーバー:ピアノ・ソナタ第1番〜無窮動
(4)ショパン:幻想即興曲Op.66
(5)リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調
(6)ドリーブ(ドホナーニ編):ナイラ・ワルツ
(7)シューベルト(バックハウス編):軍隊行進曲変ホ長調Op.51の1
(8)ショパン:子守歌Op.57
(9)モシュコフスキ:スペイン奇想曲Op.37
(10)メンデルスゾーン(ハッチソン編):真夏の夜の夢〜スケルツォ
(11)アルベニス:イベリア〜トゥリアーナ
(12)リスト:演奏会用練習曲「森のささやき」
(13)ショパン:小犬のワルツOP.64の1
(14)ブラームス:自作主題による変奏曲Op.21の1
(15)同:パガニーニの主題による変奏曲Op.35
■Disc3
ショパン
(1)12の練習曲Op.10
(2)12の練習曲Op.2
■Disc4
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
(2)ハイドン:アンダンテと変奏曲ヘ短調Hob.]Z-
(3)同:幻想曲ハ長調Op.58
■Disc5
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
(2)ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調Hob.]Y-52
■Disc6
ベートーヴェン
(1)ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
(2)ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10の1
(3)ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
(4)ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79
■Disc7
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31の2「テンペスト」
(2)同:ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a「告別」
(3)同:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
(4)シューベルト:即興曲変イ長調Op.142の2
(5)シューマン:なぜに?Op.12の3
(6)リスト:ウィーンの夜会第6番
(7)ブラームス:間奏曲ハ長調Op.119の3
■Disc8
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27の2「月光」
(2)同:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィア」
(3)シューベルト:即興曲変ロ長調Op.142の3
(4)ショパン:練習曲第14番ヘ短調Op.25の2
(5)シューマン:予言の鳥Op.82の7
(6)モーツァルト:トルコ行進曲
■Disc9
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
■Disc10
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
(2)ショパン:練習曲第13番変イ長調Op.25の1
ヴィルヘルム・バックハウス(P)


■Disc1:フリッツ・ザウン(指)ベルリン市立O(1)
■Disc4:カール・ベーム(指)ウィーン・フィル(1)
■Disc5:カール・シューリヒト(指)ウィーン・フィル(1)
■Disc6:グイド・カンテッリ(指)ニューヨーク・フィル(1)
■Disc9:フェレンツ・フリッチャイ(指)スイス・ロマンドO
■Disc10:上田仁(指)東京SO(1)


■Disc1
(1)1940年録音
(2)1923年ロール
(3)1924年ロール
(4)1923年ロール
(5)1925年ロール
(6)1926年ロール
(7)1923年ロール
(8)1928年ロール
(9)1926年ロール
(10)1924年ロール
■Disc2
(1)1908年9月録音
(2)1908年9月録音
(3)1908年9月録音
(4)1908年9月録音
(5)1928年1月録音
(6)1925年11月録音
(7)1928年1月録音
(8)1940年録音
(9)1940年録音
(10)1940年録音
(11)1940年録音
(12)1940年録音
(13)1926年録音
(14)1940年録音
(15)1940年録音
■Disc3
(1)1928年1月録音
(2)1928年1月録音
■Disc4
(1)1952年録音
(2)1959年ウィーン音楽祭ライヴ
(3)1959年ウィーン音楽祭ライヴ
■Disc5
(1)1953年5月録音
(2)1959年ウィーン音楽祭ライヴ
■Disc6
(1)1956年3月18日カーネギーホール・ライヴ
(2)1956年4月11日カーネギーホール・ライヴ
(3)1954年3月30日カーネギーホール・ライヴ
(4)1954年3月30日カーネギーホール・ライヴ
■Disc7 
1954年3月30日カーネギーホール・ライヴ
■Disc8
1956年4月11日カーネギーホール・ライヴ
■Disc9
1961年5月24日モントルー・ライヴ
■Disc10
1954年5月3日日比谷公会堂ライヴ
純ドイツ・ピアニズムの王者で、ベートーヴェンやブラームスをゆるぎなき構築力と深みで再現した「鍵盤の獅子王」ヴィルヘルム・バックハウス。彼の最初期あ たる1908年9月の録音をはじめ、貴重な音源を集めた大歓迎Boxの登場です。
若い頃は非独墺作品を積極的に弾き、技巧的なサロン音楽も得意としていました。ゴドフスキやブゾーニのように技巧的なトランスクリプションも残していて、そ れらを自演で聴くことができるのも存外の喜びと申せましょう。さらにラフマニノフ編曲のクライスラーやドホナーニ編曲のドリーブのバレエ音楽など、バックハウ スの印象が大きく変わること間違いありません。
アコースティック録音も貴重。ショパンの「小犬のワルツ」は指鳴らし的なイントロを付け、驚くほど軽やかで快速な個性的演奏。1908年当時最新作だったラフ マニノフの有名な前奏曲もラフマニノフの自作自演とは全く異なるアプローチが興味津々なうえ、アルベニスの「イベリア」の難曲「トゥリアーナ」、モシュコフスキの 演奏効果抜群の「スペイン奇想曲」といった作品のほか、かつて野村あらえびすが絶賛したショパンの練習曲全24曲が収録されているのもピアノ・ファン狂喜。
十八番のベートーヴェンは70歳代のカーネギーホール・ライヴがまさに神業。ことに「ハンマークラヴィア」は1952年のセッションしか録音が残されていない ため非常に貴重です。バックハウスの録音をこれだけ集め、この価格でご提供できるのはまさに朗報。お見逃しなく! (Ki)

Relief
CR-861006(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988 タチアナ・ニコラーエワ(P)

録音:1979年/モスクワ
没後四半世紀以上経った今でも、ソ連時代の伝説的ピアニストの一人として語り継がれているタチアナ・ニコラーエワ(1924-1993)。どんな難しい作品をも 見事に弾きこなす驚異的なテクニックで知られていますが、彼女を世界的に有名にしたのは、このゴルトベルク変奏曲をはじめとする一連のバッハ録音で聴かせた 解釈でもありました。ライプツィヒのバッハ国際コンクールで優勝し、ショスタコーヴィチに『24の前奏曲とフーガ』を書かせた話もうなずけるニコラーエワにしか 成しえない名演奏をとくとご堪能ください。
※商品には「1970年メロディア録音」と印刷されていますが、1979年が正しいとされています。印刷物の修正はありませんのでご了承ください。 (Ki)

Goodies
78CDR-3831(1CDR)
ドメニコ・スカルラッティ:ハープシコード・ソナタ集  第2巻(20曲)
(1)ソナタニ長調 L.206(K.490)
(2)ソナタロ短調 L.449(K.27)
(3)ソナタニ長調 L.213(K.400)
(4)ソナタハ長調 L.102(K.423)
(5)ソナタイ短調 L.138(K.109)
(6)ソナタヘ短調 L.382(K.69)
(7)ソナタヘ長調 L.520(K.276)
(8)ソナタニ短調 L.422(K.141)
(9)ソナタト短調 L.49(K.234)
(10)ソナタニ短調 L.423(K.32)
(11)ソナタニ長調 L.418(K.443)
(12)ソナタニ長調 L.14(K.492)
(13)ソナタニ長調 L.461(K.29)
(14)ソナタ変ロ長調 L.497(K.544)
(15)ソナタヘ長調 L.228(K.256)
(16)ソナタヘ短調 L.187(K.481)
(17)ソナタト長調 L.103(K.259)
(18)ソナタハ長調 L.255(K.515)
(19)ソナタニ長調 L.56(K.281)
(20)ソナタ変ロ長調 L.97(K.440)
ワンダ・ランドフスカ(ハープシコード)

仏 LA VOIX DE SON MAITRE DB11205/11211
(1939年1月&1940年3月パリ録音)
ワンダ・ランドフスカ(1879-1959)によるドメニコ・スカルラッティ・ソナタ集 第1巻(78CDR-3260)の続編。第1巻の5年後の録音。録音時パリは戦火に見舞われ Track1の演奏中に爆弾の破裂音が入っています。ランドフスカはワルソー生まれ。 1900年から13年間パリのスコラ・カントルムで教鞭をとった。二段鍵盤と七個 のペダルを有する自分用のハープシコードをパリのプレイエル社に特別注文し 生涯この楽器を使用した。ドメニコ・スカルラッティは生涯500曲 を越えるハープシコード曲を作曲した。L.はロンゴによる整理番号、K.はカー クパトリックによる整理番号で便宜のために両方を記した。 復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/SPレコード専用MC型 カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(Goodies)

Hortus
HORTUS-155(1CD)
ルフェビュール=ヴェリー:ソナタ『アレグロ、アンダンテとフィナーレ』 Op.61
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18(作曲家自身編曲によるピアノとハルモニウム編)
サン=サーンス:6つのデュオ Op.8
ジェローム・グランジョン(P)、
エマニュエル・ペラプラ(ハルモニウム)

録音:2018年/フランス
ルフェビュール=ヴェリー、フランク、サン=サーンスのピアノとハルモニウムのためのデュオ作品を集めたアルバム。彼らは第二帝政期に活躍。その音楽は実に華 やかで多彩な輝きを放ちます。ルフェビュール=ヴェリーはピアノとハルモニウムのデュオのために作曲した最初の作曲家の一人。その作品を世界初録音しました。 フランクの前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18はサン=サーンスに献呈されたオルガン曲ですが、ここでは作曲者自身の編曲によるピアノとハルモニウム版での演奏。 ハルモニウムでフランス・オルガン独特のペダル効果を見事に表現しております。 (Ki)
Hortus
HORTUS-148(1CD)
ヴィドール:バッハの思い出
ラテン組曲 Op.86
3つの新しい小品 Op. 87
デニス・チョレック(Org/カヴァイエ=コルの大オルガン)

録音:2017年/サン=ピエール教会
パリのサン=シュルピース教会の専属オルガニストとして65年間もその地位についたヴィドール。主にオルガン作品の作曲家としても名を残し、10のオルガン 交響曲がその代表作として知られます。当アルバムでは演奏機会の少ない、しかし魅力的なオルガン作品を集めました。ヴィドールといえばその色彩豊かな響きが 魅力ですが、当アルバムではサン=ピエール教会に据え付けられたカヴァイエ=コルの大オルガンの美しい音色を堪能することができます。仏ディアパソン・ドール 5受賞ディスク。 (Ki)

ATMA
ACD2-2821(1CD)
ギターによる15の物語
1. ジュリアーニ(1781-1829):Choix de mes fleurs cheries, op. 46, no 9 「 La Rose 」
2. パガニーニ:ソナタ第18番より アレグレット
3. ジュリアーニ:Choix de mes fleurs cheries, op. 46, no 4 ? 「 Le Jasmin 」
4. パガニーニ:Sonate no 15 ? 「 Perligirdino 」
5. ウェンツェル・トマス・マティーカ(1773-1830):メヌエット op. 20, no 4
6. ヴァシリー・サレンコ(1814-1881):練習曲第1番 ロ短調
7. ヴァシリー・サレンコ:Romance sans paroles
8. アーネスト・シャンド(1868-1924):Forever
9. アーネスト・シャンド:Introduction et chanson, op. 220
10. ウェンツェル・トマス・マティーカ:メヌエット op. 20, no 14
11-12. クリスティアン・ゴットリープ・シュナイトラー(v.1752-1815):ソナタ第1番
13-16. ヴィンツェンツ・シュスター(v.1797?v.1863):ハンガリー舞曲 op. 6
17. エルノ・カルパティ(1880-1940):Ungarisches Lied ( Sohsem tudtam mi a banat )
18. フェルディナンド・カルッリ(1770-1841):ラルゴ op. 5
19. フェルディナンド・カルッリ(1770-1841):ソナタ op. 41 よりロンド
20. フェルナンド・ソル(1778-1839):20-Andante, op. 45, no 5
21. ヨハン・カスパール・メルツ(1806-1856):Standchen
22. フリードリヒ・ヴィルヘルム・アルノルト(1810-1864):ロマンス
23. ロベルト・ベックーティ(1910-1974):ノットゥルノ
24. ジョルジョ・ペッツォーリ(1897-1958):Stornello
25. アーネスト・シャンド:Legend
26. ウィリアム・O・ベイトマン(1825-1883):Shaker’s Dance ( Spirit of New Lebanon )
27. フランツ・ズルツァー(v.1820?v.1880):Pensez a moi
28. アルベルト・J・ヴァイト(1866?1945):Joy-Boy
ダ ヴィッド・ジャック(G)

「使用楽器」1-4. Guitare Gennaro Fabricatore, Naples, 1817
5. Guitare Augustin Claudot (1776?1843), fils aine de Charles Ier, Mirecourt, v. 1810
6-7. Guitare Julius Heinrich Zimmermann (1851?apres 1905), Moscou, 1902
8. Guitare Petitjean l’Aine, Mirecourt, v. 1850
9-10. Guitare Rene Lacote, Paris, v. 1840
11-12. Guitare anonyme, style Petitjean, France, v. 1800
13-16. Guitare Anton Stauffer, Vienne, 1840
17. Guitare Jean-Joseph Coffe, Mirecourt, v. 1840
18. Guitare anonyme, France, v. 1810
19. Guitare Cabasse-Bernard, Mirecourt, v. 1830
20. Guitare Hyppolite Collin, Paris, v. 1820
21. Guitare terz, Guiot, Londres, 1846
22. Guitare Albin Graupner, Allemagne, v. 1880
23-25. Guitare Chappell, Londres, v. 1840
26-28. Guitare C. F. Martin, New York, v. 1840

録音:2020年10月
「ギターによる14の物語」(ACD2-2806)に続く第2弾。今回も同じ趣向で作られたアルバムとなっており、様々な製作者によって作られた貴重なギターを 15種類使用し、それぞれの楽器で同時代の作品を演奏しています。ブックレットには全ての楽器のカラー写真が1ページ1台で大きく掲載されています。 (Ki)
ATMA
ACD2-2857(2CD)
マシュー・ラーキン、「カサヴァンOp.550」を弾く
■CD1
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第3番イ長調
バッハ:コラール前奏曲「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」 BWV662
デュリュフレ:ソワソン大聖堂のカリヨンの主題によるフーガ Op.12
フランソワ・クープラン(マシュー・ラーキン編):神秘の障壁
フランク:コラール第3番イ短調 FWV 40
レーガー:ベネディクトゥス Op.59-9
キース・ジャレット(PER W. OHIS編):追憶の讃歌
■CD2
マクミラン:Cortege academique
ハウエルズ:詩篇前奏曲 Op.32-2
ヒーリー・ウィラン:パッサカリアとフーガ第2番 ホ短調
アンドリュー・エイジャー:トッカータとフーガ Op.30-1
ベンジャミン・ダヴィド・マロリー:La joie spontanee
ヒーリー・ウィラン:“O filii et filiae”への前奏曲
メシアン(マシュー・ラーキン編):Louange a l’immortalite de Jesus
ジョンゲン:コラール Op.37-4
マ シュー・ラー キン(Org)

録音:2020年6月16・17日/トロント、セント・ポール英国国教会
使用楽器:カサヴァン製オルガン「作品550」
カナダのオルガン奏者マシュー・ラーキンのATMAレーベルデビュー盤。バッハからキース・ジャレットまで、さまざまな作曲家を集めた2枚組アルバムで、多岐 にわたるスタイルが楽しめます。「力強い荘厳な響きだけではなく、人間のあらゆる感情に語りかけることができるオルガンの魅力を考慮して曲目を選んだ」とラー キンは語っています。 (Ki)


Hanssler
HC-20079(1CD)
「私の2020年」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
 ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
バッハ(フェインベルク編):『ラルゴ』〜トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV 529より第2楽章
バッハ(リパッティ編):『羊は安らかに草をはみ』〜カンタータ「楽しき狩こそわが悦び」BWV208より
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番の第1楽章よりカデンツァ+終結部(カデンツァ:ベートーヴェン)
 エリーゼのために WoO 59
ハイオウ・チャン(張海鴎)(P/ベヒシュタイン D282)

録音:2020年10月15&16日/トーンスタジオ エールベルク教会 ベルリン
中国の貴公子ハイオウ・チャン。これまでヘンスラー・レーベルよりリスト、モーツァルトなどをリリースしヨーロッパを中心に高い評価を得てきました。
チャンは北京中央音楽学院に学び、2002年からはドイツ国立ハノーファー音楽演劇メディア大学でベルント・ゲツケに就いて研鑽を積みました。キエフで行わ れたウラジーミル・ホロヴィッツ国際ピアノコンクールで銀メダル、中国国立ピアノデュオ・コンクール金メダルなど輝かしい受賞歴を誇ります。ピアニストしてのキャ リアはもちろんのこと、現在は1976年創業のイタリア・ナポリのメンズ・ファッション・ブランド「Sartoria Dalcuore」のアンバサダーに演奏家として初めて 就任するなど、多方面からの注目を集めています。
そのチャンが2020年に収録したアルバム「私の2020年」をリリース。収録内容は同年に生誕250周年を迎えたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番&第 32番を主軸に、やはり同年に生誕335周年、歿後270周年を迎えたバッハの編曲作品です。
新型コロナウィルス感染拡大により、生活が一変してしまった2020年。チャンもまた様々な思いを持ちながら自問自答の日々が続きました。その中で今だか らこそ聴衆に届けたいと思いから当アルバムを制作しました。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番は今から20年前、チャンが初めて耳にしたとき「人生の浮 き沈みに関わらず、常に私に寄り添う音楽」と確信した大切な作品。またピアノ・ソナタ第32番は「儚く崇高な色彩に包まれた特別な世界」と語ります。バッハも またチャンの人生に欠かせない作曲家です。ここに収録したフェインベルク編の「ラルゴ」、リパッティ編の「羊は安らかに草をはみ」はチャンが愛奏する小品です。 ボーナスにはベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番のカデンツァ、そして「エリーゼのために」で締めくくります。この時代だからこそうまれたチャンの思いが詰まっ たアルバムが完成しました。 (Ki)

Hanssler
HC-20087(1CD)
イザイ:6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27 マクシム・ブリリンスキー(Vn)

録音:2018年12月27&28日、2019年1月2日、2019年1月3日/聖ヤコブ教会、ハイリゲンシュタット(ウィーン)
名手マクシム(マキシム)・ブリリンスキーが2021年に歿後90年を迎えたイザイの無伴奏ソナタを録音しました!1985年ウクライナのリヴィ フに生まれたブリリンスキーはウィーン音楽院、パリ音楽院で研鑽を積み、2004年に開かれた第2回仙台国際音楽コンクールで第2位を受賞するなど、世界の名 だたるコンクール入賞歴を誇ります。2008年、23歳でウィーン国立歌劇場Oに入団。その後2011年、26歳で名門ウィーン・フィルハーモニー管弦楽 団に入団し、現在同団の第1ヴァイオリン首席奏者を務めております。
ブリリンスキーといえば超絶技巧の持ち主として知られ、デビュー盤はSONY Classicalからリリースされたパガニーニの24のカプリースでした。注目の第2 作はイザイの無伴奏に挑みました。6曲から成るイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ。バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータを強く意識して書かれて いるものの、各曲が名ヴァイオリニストやイザイの高弟に捧げられており、それぞれ強い個性を示した作品で、近年名手の必須レパートリーに数えられます。ブリリン スキーは技巧派ながら情感豊かな演奏が魅力。ガブリエル・レムベック1862年製作の銘器でこの名曲を演奏しております! (Ki)

THE CHOIR OF KINGS COLLEGE
KGS-0053(1CD)
デュリュフレ:オルガン作品全集
ソワソン大聖堂のカリヨン時計の主題によるフーガ Op.12
瞑想曲 遺作
アランの名による前奏曲とフーガ Op.7
スケルツォ Op.2
公現祭の入祭唱による前奏曲 Op.13
前奏曲、アダージョと「来たれ創り主なる聖霊」によるコラール変奏曲 Op.4
ジャン・ガロンを讃えて
オルガン組曲【@.前奏曲/A.シシリエンヌ/B.トッカータ】Op.5
トーマス・トロッター(Org)

録音:2020年3月18-20日/キングズ・カレッジ・チャペル
20世紀フランスを代表するオルガニストで名曲を残した作曲家モーリス・デュリュフレ(1902-1986)。オルガニストとしては1960年代に妻マリー=マドレー ヌ・デュリュフレと弾き分けて録音した「バッハ:前奏曲とフーガ集」が誉れ高き名盤として知られています。作曲家としての彼の代表作といえば「レクイエム」。 崇高かつ美しい世界はクラシック・ファンの知れるところですが、オルガン作品もまた「レクイエム」を思わせる和声感と温かみのある音楽です。
パリ音楽院でヴィドール、デュカスに作曲を、オルガンをジグーにそれぞれ師事したデュリュフレ。1927年にはノートルダム大聖堂でヴィエルヌの助手となり薫 陶を得ました。長寿ながら作曲家としては実に慎重で、出版された作品は「レクイエム」を含め14曲しかありませんが、その大半はオルガン作品です。当アルバム には2002年にデュラン社より出版された遺作「瞑想曲」を含むオルガン独奏作品が全曲収録されております。彼のオルガン作品はフランスの作曲家らしい色彩 豊かなレジストレーションが魅力。ことに第2次大戦で29歳没した作曲家ジャン・アラン(マリー=クレール・アランの兄)に捧げた「アランの名による前奏曲とフー ガ Op.7」は、才能豊かな後輩を亡くしたデュリュフレの悲痛な叫びとともにアランへの敬愛を込めた感情豊かな作品。そのほか、オルガニストらしい巧みな技術を 要しながらも美しい旋律が印象的な作品ばかりです。
トーマス・トロッターは、1976年にケンブリッジ・キングズ・カレッジのオルガン奨学生に就任した14人目のオルガニスト。その後、ウェストミンスター寺院の 聖マーガレット教会の専属オルガニストを務める一方、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団との共演、またモーツァルトのオルガン作品の録音でも知られます。 2020年の聖セリシアの日にはエリザベス女王から「クイーン・メダル・フォー・ミュージック」が与えられています。キングズ・カレッジ・チャペルの大オルガンで 聴くデュリュフレ、ご堪能ください! (Ki)

BIS
BISSA-2492
(1SACD)
「世紀を越える旅」
(1)シュニトケ:無伴奏合唱のためのコンチェルト(1984-85)
(2)シュニトケ:3つの聖歌(1984)
(3)ペルト:7つのマニフィカト・アンティフォナ(1988/1991)
(1)レーガー:前奏曲とフーガ ニ短調 Op.117-6(1909)
(2)クライスラー:レチタチーヴォとスケルツォ・カプリス Op.6(1910)
(3)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番 ホ長調 Op.27-6(1923)
(4)R.シュトラウス:ダフネ練習曲 TrV 272b(1945)
(5)プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.115(1947)
(6)ヴァインベルク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.92(1967)
(7)尹伊桑(ユン・イサン):大王の主題〜J.S. バッハの「音楽の捧げもの」による(1976)
(8)シュニトケ:ア・パガニーニ(1982【オリジナル版】)
(9)ペンデレツキ:カプリッチョ(2008)
スーイエ・パク(Vn;1785年製フェルディナンド・ガリアーノ(弓;1850年製ニコラ・マリーン))

録音:2019年9月9-13日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
2000年生まれの韓国人ヴァイオリニスト、スーイエ・パク。16歳で録音した衝撃のデビュー盤『パガニーニ:24のカプリース』(BIS SA-2282)、その翌年収録した『愛の挨拶〜ヴァイオリン愛奏曲集』(BIS SA-2382)と、次々と話題盤をリリースしています。期待の第3弾『世紀を越える旅』 では、レーガーからペンデレツキまで20世紀から21世紀の無伴奏ヴァイオリンの世界を堪能できます。
4歳の時にヴァイオリンをはじめたパクは2009年よりベルリンにて名ヴァイオリニスト、ウルフ・ヴァリーンに師事。彼女の驚くべき才能に惚れ込んだヴァリー ンはハンス・アイスラー音楽大学ベルリンで学ぶように薦め、すぐさまその才能を開花させた稀有な存在です。五嶋みどりやサラ・チャンを思わせる神童ぶりでま だ19歳とは思えないほどの完成されたテクニックと成熟した音楽を聴かせてくれます。
当録音の注目は1967年に書かれたヴァインベルクの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番です。この作品は7つの部分から成り、ヴァインベルクの幅広い表現力 が前面に出ている力作。超絶技巧を要し、その難しさはバルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ以上ともいわれます。厳しい緊張感と怒りの表現に満ちたこの作品 をパクは集中力を切らすことなく演奏しています。 (Ki)

Challenge Classics
CC-72884(1CD)
夕べの祈り
エリック・フロイマンス(1963-)&マーティン・フォンズ(1967-):夕べの祈り(2011)
エリック・フロイマンス:Lex(2011) マーティン・フォンズ編
マーティン・フォンズ:海岸通り(2008)
エリック・フロイマンス:レクイエム(2000) マーティン・フォンズ編/Your Majesty(2010) ベルナルド・ハンネキン編
エリック・フロイマンス(Tp)
ジュリアン・ヘンペル(指)
オランダSO
ハンス・ブルーマンス(P)
ジェロエン・ヴァーダグ(ダブルベース)
ディルク=ピーター・ケルシュ(ドラム)

録音:2012年9月11-14日
著名なジャズトランペット奏者であるエリック・フロイマンスがクラシックのオーケストラと共演したユニークなアルバムです。自作の協奏曲『Evensong(夕べの 祈り)』をはじめ、優雅で独創的なトランペットの妙技が炸裂。確かな技術と音楽性を武器に、様々なスタイルを華麗に吹きこなします。 (Ki)

Audite
AU-23447(2CD)
「オルガン学校のようなもの」〜バッハとメンデルスゾーンのオルガン・ソナタ集
バッハ:トリオ・ソナタ第1番変ホ長調 BWV525(11'01)
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.65-1(14'01)
バッハ:トリオ・ソナタ第2番ハ短調 BWV526(11'56)
メンデルスゾーン:トリオ・ソナタ第2番ハ短調 Op.65-2(9'15)
バッハ:トリオ・ソナタ第3番ニ短調 BWV527(12'53)
メンデルスゾーン:トリオ・ソナタ第3番イ長調 Op.65-3(9'22)
バッハ:トリオ・ソナタ第4番ホ短調 BWV528(10'50)
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第4番変ロ長調 Op.65-4(13'55)
バッハ:トリオ・ソナタ第5番ハ長調 BWV529(14'05)
メンデルスゾーン:トリオ・ソナタ第5番ニ長調Op.65-5(7'23)
バッハ:トリオ・ソナタ第6番ト長調 BWV530(13'24)
メンデルスゾーン:トリオ・ソナタ第6番ニ短調 Op.65-6(12'40)
ハンス=エーベルハルト・ロス(Org/ゴル・オルガン)

録音:2020年6月1-5日/聖マルティン教会(メミンゲン、ドイツ)
オルガンの録音に定評のあるドイツのaudite レーベル。このジャンルにおいて数々の優秀録音をリリースしてきました。当アルバムではバッハとメンデルス ゾーンのオルガン・ソナタ全集を録音。演奏は数々の国際コンクール受賞歴を持ち、フランクのオルガン作品全集(AU-21413)、ヴィエルヌのオルガン交響曲全 集(第1弾(AU-92674)、第2弾(AU-92675)、第3弾(AU-92676))の録音でも卓越した技術と確かな解釈で高い評価を得ているハンス=エーベルハ ルト・ロスです。
マリー=クレール・アランが「オルガン教師が才能ある弟子に習得させようとする難題の集大成」とも表現したバッハの6つのトリオ・ソナタ。1727年か ら1732年にかけて作曲されたこれらの作品は、現在でもすべてのオルガニストの礎となっています。その100年後、メンデルスゾーンは6つのオルガン・ソナ タを作曲しています。メンデルスゾーン自身が「オルガン学校のようなもの」と出版社に書いたように非常に高度な技術と集中力を要し、オルガニストにとって「勉 強」の意味合いがありますが、そのどちらも芸術的に最高傑作であることは言うまでもありません。ロスの気品あふれる演奏をお楽しみください。
「メミンゲンの聖マルティン教会に据え付けられたゴル・オルガンは、20世紀後半(1998年)に作られた近代的な楽器で、その音色は19世紀のフランスの 交響曲のレパートリーを表現するように設計されています。しかしこの楽器の最大の特徴はバロックとロマン派初期の音色が見事に融合していることです。つまり、 この楽器はオルガン音楽の歴史において異なる時代のバッハとメンデルスゾーンの演奏をすることができるのです。」(ハンス=エーベルハルト・ロス)


Treasures
TRE-251(1CDR)
ソンドラ・ビアンカ〜ショパン&リスト
リスト:ハンガリー幻想曲*
ショパン:ワルツ集(14曲)【第.2,3,8,6,9,7,11,1,4,10,13,14,12,5番】
ソンドラ・ビアンカ(P)
カール・バンベルガー(指)北ドイツSO*

録音:1950年代中期?(モノラル)
※音源:Musical Masterpiece Society MMS-166*、MMS-2131
◎収録時間:61:56
“ワルツ各曲の個性を絞り出した、ソンドラ・ビアンカの筆頭名盤!”
■音源について
日本では1970年代の廉価盤でお馴染みだったソンドラ・ビアンカは、コンサート・ホールやMGM、米Remingtonなどに録音がありますますが、その多くがヴィルトゥオーゾ作品で、「ハンガリー幻想曲」は、米Remington(彼女のデビュー録音で指揮はマルティノン!)に続く2度目の録音。

★ソンドラ・ビアンカは1930年ニューヨーク生まれ。幼少期にハロルド・バウアー門下のフランク・シェリダンに師事し、5歳で放送用のコンサートに参加、9歳でニューヨーク・フィルとモーツァルトの協奏曲で共演するなど、10歳になる以前にキャリアを確立するという神童でした。その後は欧米各地で好評を博しましたが、録音はマイナーレーベルばかりなので謎の部分が多く、日本では廉価盤でしか接する機会がなかったので今日まで「マニア向け」という範疇を超えないままですが、もしこのショパンの素晴らしさが広く知られていたら、状況は違っていたことでしょう。
 ワルツ集は「前奏曲集」のように個々の曲が緊密に関連付けられている作品ではないものの、全体を一貫したニュアンスで統一した演奏も少なくありません。ビアンカの演奏はそれとは正反対で、各作品の個性の炙り出しに全てを掛け、曲の配列も独自のもの。その表現手法は直感と知性の合せ技とも言うべき絶妙なもので、少なくとも完璧なフォルム確立が目的ではないことは明らかで、いわゆる「女性らしさ」という形容も無意味。とにかく、全てのニュアンスに奥行きあり、余韻が香り、何度聴いてもどこから聴いても絶品としか言いようがありません。
 名作第2番(Op.34-2)は冒頭から人生の悲哀を一身に背負った響き!4:09からの淡く明るい光を湛えた音色も忘れられません。第8番(Op.64-3)は、フレーズの頭にごく僅かに溜めを置くセンスと、中間の憂いのニュアンスと緊密に連動ブリに脱帽。第6番「小犬」では刃こぼれ皆無の軽妙なタッチでテンポを絶妙に伸縮させて、この曲の多面的な楽しさを再現し。第9番(Op.69-1)は、0:55からの笑顔で喋りかけるようなニュアンスにうっとり…。第11番は間違いなく同曲の究極名演!とてつもない速さで疾走しながら最高音に輝きを与え、中間部ではゴージャスで濃密なロマンが渦巻き、コーダでは冒頭同様の疾走のまま唐突に締めくくり、その後味が何とも粋!第1番(Op.18)は、ルバートのセンスが天才的で、単に慣習に則ったのではない正直な表現として説得力を誇ります。3:38で一旦テンポを落としてのテーマに戻るそのニュアンスも比類なし。第4番(Op.34-3)も第11番と並ぶ大名演。まず第2主題の空前絶後の雄弁さ!しかも0:45の左手の一瞬のアルペジオに変える洒落た感覚!0:58でのルフト・パウゼも閃き全開!第10番(Op.69-2)は全ての音を滑らかなタッチで統一し、0:16の装飾音を同音価に均すことも厭わず、結果的に憂いを湛えぬいたモデラートに結実。安易に酔いしれると演歌調になりがちな楽想が、嘘のない涙で敷き詰められるのです。第14番ホ短調(遺作)は、トリオのホ長調の旋律の結尾のニュアンスが刻々と変わる点にご注目を。特に1:51などでタッチを寝かせ、エレガンスな香気を振り撒くのには息を呑みます。【2021年4月・湧々堂】

299 MUSIC
NIKU-9036(1CD)
税込定価
レフト・オブ・ショパン〜祈りのためのピアノ作品集
フランク:前奏曲、コラールとフーガ FWV21
ショパン:練習曲第2 番イ短調 「12 の練習曲Op.10」より*
近藤浩平(1965- ):海辺の雪〜震災と津波の犠牲者への追悼Op.122*(09’13”
ショパン:前奏曲第15 番変ニ長調「雨だれ」「24 の前奏曲Op.28」より
ショパン:スケルツォ第2 番変ロ短調Op.31(1837)*
ショパン:ノクターン第20 番嬰ハ短調(遺作)*
ラフマニノフ(編曲:沼光絵理佳):ピアノ協奏曲第2番*
[映画『にしきたショパン“Left of Chopin”』のためのピアノ独奏版]
近藤浩平:ひとのふるさと〜左手のソロの為のOp.127*
ショパン:バラード第4 番ヘ短調Op.52
近藤浩平:いつか夢になるまで〜家の中にとどまる音楽家たちのために〜[左
手のピアノ独奏版] Op.204-p

*=映画「にしきたショパン」使用曲
沼光絵理佳(P)

録音:2020 年11 月26-27 日 宝塚ベガ・ホール
幼少期から演奏と作曲が渾然一体だった沼光絵理佳のファースト・アルバム は、自身の編曲作品を含む映画『にしきたショパン』使用曲と、同映画のメッセー ジである鎮魂の祈りから着想を得て選んだ作品からなるピアノ・ソロ曲集。室内楽 やオーケストラ・ピアニストとしてソロ以外にも活躍をみせてきた経験が存分に散り ばめられた演奏は、繊細かつダイナミックに空間を共鳴させ、ショパン、フランク、 ラフマニノフ、近藤浩平の息吹を感じさせる。

Dynamic-CD
CDS-7903(1CD)
NX-B03
パガニーニとイタリアの天才たち
パガニーニ
1. 無伴奏ヴァイオリンのための 「うつろな心」によるカプリッチョ M.S.44
- Andante-Presto
2. スペイン風に
3. ワルツ イ長調 M.S. 80
4. カノン風二重奏曲第1番イ長調 ? 2つのヴァイオリンのために
5. カノン風二重奏曲第2番変ロ長調 ? 2つのヴァイオリンのために
6. ワルツ第1番ヘ長調
7. ワルツ第2番ホ長調
8. ワルツ第3番イ長調
9. ワルツ第4番ト長調
10. ワルツ第5番イ長調
11. 告別のカプリース M.S.68 - Allegro moderato
オノリオ・デ・ヴィート(1792-1844):
12. ナポリ民謡“Io te voglio bene assaje 私はあなたをとても愛している”
による3つの変奏とコーダ(1840)
ジュゼッペ・アウストリ(1823-1884):
13. カプリッチョ ト長調 Op. 9 No. 1 (1852) - Allegro moderato
ベルナルド・フェラーラ(1810-1882):
14. 前奏曲第3番ト長調 「スケルツォとカンタービレ」
15. 前奏曲第5番ニ長調 「小川」
16. 前奏曲第6番イ長調 「序奏とスケルツォ・ファンタジコ」
フェルディナンド・ジョルジェッティ(1796-1867):
パガニーニ奇想曲のための6つの初級練習曲 Op. 28(1849)
17. 練習曲第5番ニ短調 「前奏曲とカプリース」
18. 練習曲第2番イ長調 - Allegro moderato (第2ヴァイオリンと)
19. 練習曲第6番ニ長調 - Allegro un poco mosso
カルロ・ビニャーミ(1808-1848):12のヴァイオリン・カプリースより(1828)
20. カプリース第6番ニ長調 - Allegro
21. カプリース第4番変ホ長調 - Allegro assai
22. カプリース第12番ニ短調 - Allegro con forza assai
マルコ・ロリャーノ(Vn)…ニコラ・ベルゴンツィ、クレモナ1790
年製(マッジーニ財団からの貸与)
(弓)…フランソワ・リュポ、パリ1830年頃製

録音:2019年11月2-3日、12月8日
世界初録音…1-2,4-10,12-22
比較校訂版による世界初録音…3,11
ヴァイオリニスト、マルコ・ロニャーニが自身のソロ・リサイタルで披露したプログラムを1枚のアルバムにしたもの。ここで はパガニーニの無伴奏ヴァイオリンのための"知られざる作品"を紹介するとともに、彼からインスピレーションを受けた 後発のイタリア人作曲家たちの作品を演奏し、その豊かな創造性とパガニーニの伝統を探っていくという趣向が凝ら されています。ほとんどの作品は世界初録音。この中にはパガニーニの「"うつろな心"によるカプリッチョ」の1821年 ヴァージョンや一連のワルツ、カノン風二重奏曲なども含まれています。知られざる作曲家たちが思い思いの様式で 綴る超絶技巧を施したこれら小品は、パガニーニに勝るとも劣らない素晴らしい出来栄えを示しており「弦の国」イ タリアの底力を見せつけるかのようです。

Dynamic-CD
CDS-7887(1CD)
NX-A13
グラナドス:組曲『ゴイェスカス』 - 恋する若者たち Op. 11
演奏会用アレグロ
ヴィヴィアーナ・ラサラチーナ(P…Steinway モデルD 576374)

録音:2019年8月30日
グラナドスの代表作『ゴイェスカス=ゴヤ風の音楽』は"恋する若者たち"という副題を持つピアノ独奏用の組 曲。ゴヤの絵画からインスピレーションを受けたグラナドスが、1911年に作曲、1916年にはオペラへと改作さ れています。フランスの印象派や、ラヴェルの音楽からの影響も感じられる色彩豊かな音楽は、恋人たちが織り 成す悲劇的な運命を丁寧に描き出しています。 アルバムでピアノを演奏しているのはイタリア出身のピアニスト、ヴィヴィアーナ・ラサラチーナ。 モノーポリのニーノ・ロータ音楽院で学んだ後、ローマ王立音楽院、サンタ・チェチーリア国立アカデミーで研鑽を 積み、数多くの賞を獲得しました。2006年にミラノでデビューを飾り、以降、イタリアを中心にソロと室内楽の 分野で活躍しています。

B RECORDS
LBM-032(1CD)
ブラームス(1835-1897):室内楽作品全集 第9集〜2台ピアノのための作品集
ハイドンの主題による変奏曲 変ロ長調 Op. 56b(1873)
2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op. 34b(1864)
エリック・ル・サージュ(P)
テオ・フシュヌレ(P)

録音:2019年1月31日(ライヴ)
2017年に開始されたB RECORDSレーベルの大好評シリーズ「ブラームス: 室内楽作品全集」。 ピアニスト、エリック・ルサージュが主導するこのプロジェクトは、彼と友人たちが演奏するブラームスをライヴで収録するというもので、これまでにリーズ・ベ ルトー(Va)やフランソワ・サルク(Vc)など名手を迎え、ブラームスの味わい豊かな室内楽作品を聴かせています。 第9集で採り上げられたのは「ハイドンの主題による変奏曲」と「2台のピアノのためのソナタ」。創作初期と晩年以外、ほとんどピアノ独奏曲を残さな かったブラームスですが、管弦楽作品や声楽作品を書く際の準備として、まず2台ピアノのための総譜を書きあげていたことはよく知られています。「ハイ ドンの主題による変奏曲」も先にピアノ版が書かれ、その後管弦楽版が完成しました。主題こそシンプルなものの、随所に複雑な対位法が張り巡らさ れた技巧的な作品です。「2台のピアノのためのソナタ」はもともと弦楽五重奏曲として1862年に作曲されましたが、試演の際の評判が良くなかった ため、1864年に2台ピアノ用に改作。その後、ピアノ五重奏曲として書き直されたという経緯を持つ作品です。ブラームス自身も気に入っていたという この版、ピアノの美しい響きが存分に生かされており、弦で奏されるのとはまた違った味わいがあります。 今作でル・サージュと共演するのは、2018年ジュネーヴ国際コンクールで第1位に輝いた若きピアニスト、テオ・フシュヌレ。兄ピエールの影響を受け3 歳から音楽を学び始め、12歳の時にパリ国立高等音楽院に入学し研鑽を積み、数多くのコンクールで優勝を飾った俊英です。

STEINWAY&SONS
STNS-30173(1CD)
NX-B07
ギヤ・カンチェリ(1935-2019):シンプル・ミュージック 〜 ピアノとアコーディオンによる

1. 「リア王」 - テーマ
2. The Eccentrics - ワルツ *
3. 「アーモンドの花が咲くとき」 - テーマ *
4. Extraordinary Exhibition - テーマ *
5. A 「お気に召すまま」 - テーマ **
6. D 「ドン・キホーテ」 - テーマ
7. K 「不思議惑星キン・ザ・ザ」 - テーマ
8. Mimino - テーマ *
9. 「肝っ玉おっ母とその子どもたち」 - テーマ
10. 「十二夜」 - メイン・テーマ
11. 「青い山/本当らしくない本当の話」 - テーマ *
12. 「ゴドーを待ちながら」 - テーマ *
13. 「リチャード三世」 - ラグ・タイム *
14. 「カヌマ」 - テーマ *
15. T「コーカサスの白墨の輪」 - テーマ *
16. The Role for a Beginne - テーマ **
17. 「リチャード三世」 - ワルツ
18. 「コーカサスの白墨の輪」 - テーマ
19. 「るつぼ」 - テーマ *
20. 「ハムレット」 - テーマ **
21. 「十二夜」 - テーマ
22. 「嘆くな!」 - ワルツ *
23. 「ベアーズ・キス」 - テーマ *
24. K「不思議惑星キン・ザ・ザ」 - メイン・テーマ
25. 「ハムレット」 - メイン・テーマ *
26. Earth, This is Your Son - ソング **
27. Tears Were Falling - テーマ
28. Cinema - メイン・テーマ **
29. 「コーカサスの白墨の輪」 - テーマ *
30. The Role of a Beginner - ワルツ *
31. S「サニーナイト」 - メイン・テーマ *
32. 「肝っ玉おっ母とその子どもたち」 - テーマ **
33. 「ロミオとジュリエット」 - テーマ *

無印…デュオ
*…ピアノ・ソロ
**…アコーディオン・ソロ
ジェニー・リン(P/ニューヨーク・スタインウェイ Model D #590904)
ガイ・クルセヴェク(アコーディオン)

録音:ジェニー・リン…2020年7月13-16日、2020年8月20日
カンチェリが2009年に、自らが1965年から2002年に書いた映画音楽と舞台音楽より印象的なフレーズを抜き出し、1分弱からせいぜい3 分ほどの小品に仕上げたものを33曲まとめた「ピアノのための33の小品」あるいは「シンプル・ミュージック」。タイトル通り譜面上はピアノのため に書かれていますが、作曲者自身により、「これらのスケッチはダイナミクスを始めとした様々な指示から解き放たれていくでしょう。特に即興を得 意とする奏者たちによって。ただしそれは義務ではない。どのように演奏してもよい。」といった趣旨の序文が添えられています。フィリップ・グラス を始めとした現代音楽のスペシャリスト、ジェニー・リンは、このカンチェリの序文に触発され、インプロヴィゼーションで高い評価を得ているアコー ディオンの大御所、ガイ・クルセヴェクと共に、この小品集をライヴで演奏するというアイディアを膨らませていました。ところが2020年、世界は新 型コロナ・ウイルスによるパンデミックに見舞われ、この構想も頓挫します。そこで二人はリモートによる録音を行い、アルバムとして完成させるこ ととなりました。本来ライヴで生まれてくる即興を、録音で組み上げていくという発想の転換でした。ここでの即興は作品の輪郭を変える性質 ではなく、むしろこれらの美しさを再認識させてくれるもの。今の時代が生んだ、今だからこそ聴く者の心に沁みる、たいへん美しい一枚です。

Danacord
DACOCD-901(2CD)
ヴィクト・ベンディクス(1851−1926):ピアノのための音楽
■Disc 1
魂の経験 Op.8 no.2(1874)/気分の描画 Op.9(1874)/ピアノ・ソナタ ト短調 Op.26(1901)/5つのピアノの小品 Op.1(1870−72)
■Disc 2
夜想曲 Op.11 no.1(1870年代末)/ワルツ Op.11 no.2(1870年代末)/5つのピアノの小品 Op.33(1880−1909)−昔の踊り(モデラート・グラツィオーソ)、前奏曲(アンダンテ・ソレンネ)、メヌエット(モデラート・コン・モート)、夜想曲(レント)/小さめのスタイルで Op.2(1873)/アルバム Oo.22(1870−88)−前奏曲、民謡、ワルツ、ロマンス、メヌエット、スケルツィーノ、エレジー、間奏曲、春の歌、エピローグ/セレナード=スケルツォ Op.8 no.1(1874)/カプリッチョ(1880)
イサベル・カーランダー(P)

録音:2002年・2003年6月、ルイシアナ美術館(フムレベク、デンマーク)
ヴィクト・エマヌエル・ ベンディクスは、1851年、コペンハーゲンの中流家庭に生まれ、ゲーゼの音楽院で学びました。「音楽の最大の目的は、しばしの間、人々に自分たちの野蛮さと恥ずべき日々の生活を忘れさせること」を信条にした、生まれついてのロマンティストと言われます。4曲の交響曲(DACOCD- 436−437)、ピアノ協奏曲(DACOCD- 641)、室内楽曲、ピアノ曲、声楽曲と、幅広いジャンルに100を超す作品を書いた作曲家、リストに師事した技巧の優れたピアニスト、室内楽奏者、生徒だったカール・ニルセンの 「交響的ラプソディ」 をはじめとする作品の指揮者として知られ、デンマークのひとつの時代を主導する、積極的な性格と人間的な魅力を備えた音楽家と評価されています。
彼の実子、ヴィクト・シューラーは、20世紀デンマークを代表するピアニストのひとりとして名を残しました。Danacord Records がリリースするアルバムには、強い批評精神で知られたベンディクスの出版譜のあるソロ・ピアノのための全作品が収録されています。「性格的小品」の伝統に沿った 「5つのピアノの小品」(Op.1)、楽しい気分の 「小さめのスタイルで」、「可能なかぎり速く」と指示された「バッコスの行列」を第3曲が特徴的な 「気分の描画」、聴衆に広く認められるスタイルで書かれた 「アルバム」。「ピアノ・ソナタ ト短調」 は、彼が荒れた私生活の中で作曲した、「諧謔的な間奏曲」「アレグロと変奏」など4楽章による40分近い演奏時間の作品です。「5つのピアノの小品」(Op.33)は、1880年から1909年にかけて作曲した4曲に「Op.11 no.2」の〈ワルツ〉を加えて出版されました。
ピアニストのイサベル・カーランダーは、デンマーク国立音楽演劇アカデミー(西ユラン音楽院)と王立デンマーク音楽アカデミーのトーヴェ・レンスコウ、ローマのミルタ・ヘッレラに学び、1995年、ソリストとしてデビュー。2010年、コペンハーゲン大学で法律の学士号を取得、弁護士の活動と、歌曲の共演とベンディクスのピアノ音楽をプロモートする活動を行っています。

FONE
SACD-019(1SACD)
オブリビオン〜ヴァイオリンとオーケストラのためのピアソラ作品集 Vol.1
ピアソラ:オブリビオン(忘却)/エスクアロ(鮫)/ミロンガ・アン・レ(ニ調のミロンガ)/天使へのイントロダクション/レビラード/言葉のないミロンガ/フィナーレ/現実との3分間/弦楽のための組曲「追憶」
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn&指)、
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ

録音:2001年5月19日−27日、ポンティフィチオ・イスティテュート・ディ・ムジカ・サクラ(イタリア、ローマ)
FONE
SACD-020(1SACD)
アディオス・ノニーノ〜ヴァイオリンとオーケストラのためのピアソラ作品集 Vol.2
ピアソラ:バルダリート/アディオス・ノニーノ*/天使のミロンガ/ジャンヌとポール/ブエノスアイレスの夏/昔むかし(アヴェ・マリア)/室内オーケストラのための3つの小品
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn&指)、
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ、
ラウラ・マンツィーニ(P)*

録音:2001年5月19日−27日、ポンティフィチオ・イスティテュート・ディ・ムジカ・サクラ(イタリア、ローマ)
FONE
SACD-021(1SACD)
ル・グラン・タンゴ〜ヴァイオリンとオーケストラのためのピアソラ作品集 Vol.3
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ/セロス(嫉妬)/3つのタンゴ*/目を閉じて聞いて/タンゴ第1番/タンゴ第2番
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn&指)、
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ、
ラウラ・マンツィーニ(P)*、
アンナ・ローロ(Hp)*

録音:2001年5月19日−27日、ポンティフィチオ・イスティテュート・ディ・ムジカ・サクラ(イタリア、ローマ)
983年にイタリアのレコーディング・エンジニア、ジュリオ・チェー ザレ・リッチによって設立され35年以上の歴史を持つイタリアのオーデ ィオファイル・レーベル「Fone」より、アストル・ピアソラの生誕100 周年を記念して、入手困難となっていたサルヴァトーレ・アッカルドの ピアソラ名盤3タイトル、第1巻「オブリビオン」、第2巻「アディオス ・ノニーノ」、第3巻「ル・グラン・タンゴ」が一挙に再生産されまし た! イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドとピ アソラの関係は友情と尊敬に満ちたもので、ピアソラはアッカルドのた めに特別に「ニ調のミロンガ」を書いたほどです。哀愁漂う絶品のピア ソラを、ヴァイオリンとオーケストラのリッチなサウンドでお楽しみく ださい。録音はFoneの設立者ジュリオ・チェーザレ・リッチによって行 われ、マイクはノイマンのU47、U48、M49を使用しています。またジュ リオ・チェーザレ・リッチはリスナーがあたかも演奏に立ち会っている かのようなライブ効果を得られるよう「フィールド・エフェクト」とい う技術を用いており、イコライザーを使わず、音の拡張や圧縮無しの自 然な音で録音しています。

Delphian
DCD-34248(1CD)
アレグサンドラ・ホイッティンガム〜マイ・ヨーロピアン・ジャーニー
フランシスコ・タレガ(1852−1909):アラビア風奇想曲、アルハンブラの思い出
ハイメ・ボッシュ(1825−1895):つまらない物(無言歌)Op.11
ヨハン・カスパー・メルツ(1806−1856):悲歌
カタリーナ・ジョセファ・プラッテン(1824−1895):忘却(即興曲)
フレゼリク・ロング(1854−1914):フモレスケ(アルバムの綴り第43番)
ナポレオン・コスト(1805−1883):劇的幻想曲「旅立ち」Op.31
アーネスト・シャンド(1868−1924):伝説 Op.201、地の精 Op.77
ルイジ・レニャーニ(1790−1877):ファンタジア Op.19
ジュリオ・レゴンディ(c.1822−1872):序奏とカプリス Op.23
アレグサンドラ・ホイッティンガム(G)

録音:2020年10月13日−15日、クライトン・カレッジエイト教会(ミッドロージアン、イギリス)
イギリスに舞い降りたクラシック・ギター界のニューヒロイン、アレグザンドラ・ホイッティンガム。
YouTubeをはじめとする動画配信プラットフォームや、ソーシャル・ネットワーキング・サービスなどのオンライン上で世界中のリスナーにその演奏が知られ、瞬く間に世界的な名声と絶大な人気を誇る存在となったアレグサンドラ・ホイッティンガムのソロ・デビュー・アルバム「マイ・ヨーロピアン・ジャーニー」が満を持して登場します!
YouTubeでは過去4年間で175,000人以上の登録者を獲得し、クラシック・ギターの有名レパートリーなどを演奏した動画の総再生回数はなんと2,500万回(!)を超えるなど、オンライン上で圧倒的な支持を得ているアレグサンドラ・ホイッティンガムは、7歳からマンチェスターのチータム音楽学校でギター、ピアノ、ジャズ・ギター、作曲を学んだ後、奨学金を得て進学したロンドンの王立音楽アカデミーを首席で卒業。
2019年にはティモシー・ギルソン・ギター賞を受賞し、スコットランドのエジンバラ・ギター・コンクール、ブダペストのカルパティアン・インターナショナル・ユース・ギター・コンクール、ウェールズのグレギノグ・ヤング・ミュージシャン・コンクールで次々と入賞を果たすなど、着実に実績を積み重ねています。
また、2016年にはアイルランドの世界的シンガーソングライター、イメルダ・メイのアビー・ロード・スタジオでの共演者に抜擢されるなど幅広いジャンルで活躍を繰り広げています。
アレグサンドラ・ホイッティンガムのファースト・アルバムとなる「マイ・ヨーロピアン・ジャーニー」では、タレガの「アルハンブラの思い出」を筆頭にコステ、レゴンディ、レニャーニの定番作品に加えて、ウィーン、ロンドン、コペンハーゲンなどで演奏された個性的で地域色豊かでありながらもあまり知られていない秀作の数々を収録。
何よりも聴衆との繋がりを大切にするアーティスト、アレグサンドラ・ホイッティンガムのギターによって新たな命を吹き込まれ、ロマンティックな雰囲気を醸し出しています。
天から二物を与えられたギター界の若き才女、アレグサンドラ・ホイッティンガムの華麗なる最初のスタジオ・アルバムは、そのサクセスストーリーをさらに彩るものとなることでしょう!大注目!

KAIROS
0015081KAI(2CD)
メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし(1944) アルフォンソ・ゴメス(P)

録音:2020年、パウルス・ザール(ドイツ・フライブルク)
20世紀と21世紀のピアノ音楽のスペシャリストであるアルフォンソ・ゴメスが新たに読み解くオリヴィエ・メシアンの大作!1944年に作曲された「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」は、音楽史的には20世紀のピアノ音楽の金字塔であり、精神的にはクリスマスに関する20の熟考を提供する、メシアンのなかでもとりわけ重要な作品です。メシアンはこの作品を通じて自身の音楽語法を体系化し、同年『わが音楽語法』を出版しました。メシアンはこの作品を次のように要約しています。「私はこれまでのどの作品よりも、神秘的な愛の言葉を求めました。それは多面的で、力強く、そして優しく、時には恐ろしくさえあります。すべてを可能な限り鮮明に。」
さまざまな現代作曲家の作品を数多く初演しているピアニストのアルフォンソ・ゴメスは、国内外で11の賞を受賞しており、豊富さや多様性、複雑さを示すアルバムを多数録音しています。2019年にKAIROSよりリリースしたラモン・ラスカーノのピアノ作品集(0015041KAI)は、アカデミー・シャルル・クロスのGrand Prix du Disque Musique Contemporaineを受賞しました。
KAIROS
0015063KAI(1CD)
シェルシ:無伴奏ヴァイオリン&ヴィオラ作品集
シーラカンス(1955)
無伴奏ヴィオラのための3つのスタディ(1956)
無伴奏ヴァイオリンのためのディヴェルティメント第2番(1954)
無伴奏ヴァイオリンのためのディヴェルティメント第3番(1955)
無伴奏ヴァイオリンのためのディヴェルティメント第4番(1955)
マルコ・フージ(Vn、ヴィオラ)

録音:2019年5月(イタリア&ベルギー)
20世紀のイタリアを代表する独創的な作曲家、ジャチント・シェルシ(1905-1988)によるヴァイオリンまたはヴィオラのための無伴奏作品を集めた1枚。 現代音楽を代表する演奏家の一人であるマルコ・フージはこれらの作品の録音にあたって、サラベール社から出版されている印刷されたスコア(シェルシのアシスタントが書き起こしたもの)と、それに対応するシェルシのオリジナルの録音を比較を行い、出版譜にはシェルシの即興演奏に不可欠な要素(例えば楽器の可能性を探るという基本的な姿勢)が欠けているなど、かなりの弱点があることに気づきました。そこで、オリジナルの録音に基づいて解釈することを決意し、シェルシの演奏したテープやオンディオラ(微分音を演奏できる鍵盤楽器)の徹底的な調査を行い、そこから得た知見や感覚を、自らのヴァイオリン・ヴィオラの演奏に反映させることに成功しました。聴き手にとって、このアルバムは過去の時代の未来的なビジョンへの旅となることでしょう。
KAIROS
0015093KAI(1CD)
ホセ・ルイス・ウルタド(1975-):パラメトリカル・カウンターポイント
The caged, the immured (P1台版)(2018)*
Retour (2013)
Parametrical Counterpoint Version 1〜4 (2015)
Incandescent (2015)
Le Stelle (2015)*
ホセ・ルイス・ウルタド(P*、指)、
タレア・アンサンブル

録音:2015年5月&2019年6月(アメリカ、ニューヨーク)
演奏家、音楽評論家としても精力的に活動するメキシコ出身のアメリカ人作曲家、ホセ・ルイス・ウルタド(1975-)のピアノ作品とさまざまなアンサンブル作品を組み合わせた1枚。著名なタレア・アンサンブルと作曲家自身による絶妙な演奏で、ウルタドの芸術世界を堪能することができます。「私の音の世界では、音楽は作られるものではなく、発見されるものです。環境を探索し、空間を触知し、細部を観察し、対象物を様々な角度から体験することで、次第にその人相が現れてきます。錬金術師が材料を評価し、慎重に計算して反応させるように、私の意図は、音の万華鏡、常に生きていて、常に変化し、ユニークで再現性のないジェスチャーを持つ、エネルギーに満ちた、見通すことのできない密度を持つ生き生きとしたオブジェクトを作ることです。」(ホセ・ルイス・ウルタド)

Danacord
DACOCD-877(1CD)
J. P. E. ハートマン(1805−1900):ピアノ作品集 第2集
H. C. アンデルセンの短詩のついた習作形式による6つの性格的小品 Op.50 HW.89(1848)−姉と兄が立っている ハ長調、花壇と芝生とホールをすぎて へ長調、晴れの日も雨の日も風の日も私は馬に乗り ト長調、「天使がひとり、私たちの側にいた」 ホ長調、「そうだ、それはいつだった?」 変ニ長調、「Piger og Knose lege "tag fat”」 ニ長調/ベルマンの描画 − 序奏と2つのメヌエット ト短調HW.45(1852/59)/スウェーデン民謡をモチーフにして HW.50(1874)/3つの小品 DF.30(1848−50)−スウェーデンの懐かしい夏 HW.88、カプリッチョ HW.90、アンダンティーノ 「彼女はピアノを弾きながら座っている」 HW.95/8つのスケッチ Op.31 HW.72(1840−41)−アレグロ・ノン・トロッポ, グラツィオーゾ へ長調、カンツォネッタ 変ロ長調、マズルカ ト短調、スケルツォ ハ長調、スケルツォ イ長調、アレグロ・アッサイ ト短調、序奏とワルツの楽章 ト長調、アレグロ・アパッショナート・アッサイ へ短調/白鳥 − ユモレスク ニ短調 HW.54(1882)/アルバムのページ「コウノトリよ、足長の鳥よ」 ニ長調 HW.37(1847)/ポルカ風に ニ長調 HW.42(1857)/デンマーク民謡風に ホ短調 HW.48(1870)/3つのピアノの小品 Op.38(1844)−軍隊舞踏会 ハ短調 HW.78、悲しいカンティレーナ 変ロ短調 HW.79、アレグロ・グラツィオーゾ 変イ長調 HW.80
トマス・トロンイェム(P)
デンマークのピアニスト、トマス・トロンイェム(b.1954)が、デンマーク文化の黄金時代を代表する作曲家のひとり、J. P. E. ハートマンのピアノ作品を初録音曲を中心に紹介するシリーズ。「H. C. アンデルセンの詩をもつノヴェレッテ」 などを演奏した最初のアルバム(DACDCD-874)につづく第2集は、前作と同様、シューマンやグリーグのスタイルで書かれたロマンティックな作品群です。

Hyperion
CDA-68311(2CD)
バッハ:6つのパルティータ
パルティータ第1番 変ロ長調 BWV.825/パルティータ第2番ハ短調 BWV.826/パルティータ第6番ホ短調 BWV.830/パルティータ第3番 イ短調 BWV.827/パルティータ第4番ニ長調 BWV.828/パルティータ第5番ト長調 BWV.829
マハン・エスファハニ(ハープシコード)

録音:2020年3月22日−25日、コンサート・ホール(ワイアストン・エステイト、モンマス)
マハン・エスファハニは、1984年テヘラン生まれのイラン系アメリカ人ハープシコード奏者。ハープシコード奏者として初めてBBCラジオ3の「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれた他、ボルレッティ=ブイトーニ財団賞受賞、2014年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞の「インストゥルメンタリスト・オヴ・ジ・イヤー」と2014年グラモフォン賞の「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」にノミネートするという栄誉を、それぞれハープシコード奏者として初めて達成。2015年にはBBCミュージック・マガジンの「ニューカマー・オヴ・ジ・イヤー」に選ばれ、2015年と2017年にもグラモフォン賞の「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」にノミネートしています。
16世紀〜17世紀イギリスのヴァージナリストたちの音楽という非常に硬派なプログラムから、王道のバッハ、そしてミニマル・ミュージックや現代音楽までの驚異的な広さのレパートリーを誇り、世界中に衝撃を与えてきたエスファハニ。レコード芸術「特選盤」、BBCミュージック・マガジン「インストゥルメンタル・チョイス」、ICMA(国際クラシック音楽賞)2019ノミネート、Presto「レコーディング・オヴ・ザ・イヤー2019」などに輝き大成功を収めた「トッカータ集」(PCDA68244/CDA68244)に続く待望のバッハ第2弾。クラヴィーア練習曲第1巻として出版され、バッハの持つ様々な音楽表現やスタイルが詰め込まれた鍵盤楽器組曲の最高峰「6つのパルティータ」を、知的で感情的なエネルギーに満ちた至高のパフォーマンスで贈ります。

Tactus
TC-960004(1CD)
チェロ・エクステンション〜21世紀の無伴奏チェロ作品集
アンドレア・マンツォーリ(1977-):アブストラクト・パッセージ T
ソニア・ボー(1960-):プロローグ、インテルメッツォ・ア・カプリッチョ
アンドレア・マンツォーリ:アブストラクト・パッセージ V
ウンベルト・ペドラリオ(1978-):ポリフォニー T、ポリフォニー U
アンドレア・マンツォーリ:アブストラクト・パッセージ W
アレッサンドラ・ラヴェーラ (1977-):In−stabile equilibrio/D'intenso svanire
アンドレア・マンツォーリ:アブストラクト・パッセージ X
パオロ・ロサート(1959-):Ombre T、Ombre U
アンドレア・マンツォーリ:アブストラクト・パッセージ U
アレッサンドラ・ベッリーノ(1970-):間奏曲 T. Comodo,come una danza...、間奏曲 U. Dentro un soffip...
アンドレア・マンツォーリ:アブストラクト・パッセージ Y、Logiche da una persistenza T、Logiche da una persistenza U
フェルナンド・カイダ・グレコ(Vc)
※使用楽器 Claude Augustin Miremont 1880

録音:2015年6月、2017月6月11日(ペスカーラ、イタリア)
ブエノスアイレス出身のフェルナンド・カイダ・グレコは、1880年クロード・オーギュスタン・ミルモン製のチェロを用いて、バッハから現代曲まで幅広いレパートリーを持つ奏者です。今作では、マンツォーリの「アブストラクト・パッセージ」を挟みながら、同時代の作曲家の作品を収録した意欲的なものとなっています。また、現代曲をスチール弦ではなくあえてガット弦を用いて弾いているところも聴きどころとなっています。
Tactus
TC-810790(2CD)
エミリア・ジュリアーニ:ギター作品全集
6つの前奏曲 Op.46 より第1番/ベッリーニアーナ 第1番Op.2/メルカダンテの主題による変奏曲 Op.9/ベッリーニの主題による変奏曲 Op.3/6つの前奏曲 Op.46 より第2番/ベッリーニの主題による変奏曲 Op.1/ベッリーニアーナ 第2番Op.4/6つの前奏曲 Op.46 より第3番/ロッシーニの主題による変奏曲 0p.5/6つの前奏曲 Op.46 より第4番/ベッリーニアーナ 第3番Op.6/ベッリーニアーナ 第4番Op.7/6つの前奏曲 Op.46 より第5番/ベッリーニアーナ 第5番Op.8/6つの前奏曲 Op.46 より第6番/ベッリーニアーナ 第6番Op.11
フェデリカ・アルトゥオーソ(G)

録音:2014年9月、2015月8月(ヴェネツィア、イタリア)
作曲家マウロ・ジュリアーニの娘として生まれ、父と同じく作曲家そしてギター奏者として活躍したエミリア・ジュリアーニ(1813-1850)のギター作品全集。当時は女性作曲家に対して世間の目が厳しい時代だったため、彼女の作品がなかなか演奏される機会はありませんでした。チフスのため37年間という短い命で人生を駆け抜けた彼女の魂のこもった作品の数々を、フェデリカ・アルトゥオーソが蘇らせます。

NIFC
NIFCCD-121134
(14CD)
ザ・リアル・ショパン〜タチアナ・シェバノワの芸術
ショパン:ピアノ作品集
■CD1/若き日の作品(1817−1827)
・ポロネーズ ト短調 [WN 2] (1817)
・ポロネーズ変ホ長調 [WN 1] (1817)
・ポロネーズ変イ長調 [WN 3] (1818)
・ポロネーズ嬰ト短調 [WN 5] (1824)
・ドイツ民謡「スイスの少年」の主題による変奏曲ホ長調 [WN 4] (1824)
・ロンド ハ短調 Op.1 (1825)
・マズルカ第53番ト長調 [WN 8] (1825−1826)
・マズルカ変イ長調(Op.7-4の第1稿) (1824)
・ワルツ変イ長調 [WN 28] (1827−1830)
・マズルカ風ロンド ヘ長調 Op.5 (1826以前)
・3つのエコセーズ Op.72 [WN 13] (1826? 1830?)
・マズルカ イ短調 op.68-2 [WN 14] (1826−1827)
・マズルカ第52番変ロ長調 [WN 7] (1825−1826)
・ポロネーズ ニ短調 Op.71-1 [WN 11] (1827?)
・葬送行進曲ハ短調 Op.72 [WN 9] (1826)
・ポロネーズ ロ短調 [WN 10] (1826)
■CD2/若き日の作品(1827−1830)
・夜想曲ホ短調 Op.72 [WN 23] (1827−1830)
・ソナタ ハ短調 Op.4 (1827−1828)
・ポロネーズ ヘ短調 Op.71-3 [WN 12] (1829?)
・ポロネーズ変ロ長調 Op.71-2 [WN 17] (1828)
・マズルカ ヘ長調 Op.68-3 [WN 25] (1829−1830)
・マズルカ第55番ニ長調 Op.posth (1829)
・ワルツ ハ短調 Op.69-2 [WN 19] (1829)
・ポロネーズ変ト長調 [WN 35] (1830)
・ワルツ変ニ長調 Op.70-3 [WN 20] (1829)
・マズルカ ハ長調 Op.68-1 [WN 24] (1830以前)
・変奏曲「パガニーニの思い出」イ長調 [WN 16] (1829)
■CD3/パリとワルシャワの間で(1829−1831)
・レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ嬰ハ短調 [WN 37] (1830)
・ワルツ ホ長調 [WN 18] (1829)
・ワルツ ホ短調 [WN 29] (1830?)
・4つのマズルカ Op.6 (1830−1831)
・ワルツ変ホ長調 (1830?)
・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22 (1830−1836)
・4つのマズルカ Op.7 (1830−1831)
・マズルカ ハ長調 Op.6-5 (1830−1831)
・3つの夜想曲 Op.9 (1830−1831)
・マズルカ嬰ヘ長調〜アレグレット [WN 36] (1829−1831)
・スケルツォ ロ短調 Op.20 (1831, 最終稿1834)
■CD4/パリにて(1831−1833)
・バラード ト短調 Op.23 (1831−1833)
・12の練習曲 Op.10 (1829−1832)
・4つのマズルカ Op.17 (1832−1833)
・マズルカ第56番変ロ長調 [WN 41] (1832)
・ワルツ変ト長調 Op.71-1 [WN 42] (1832)

■CD5/パリにて(1833−1836)
・3つの夜想曲 Op.15 (1830−1833)
・4つのマズルカ Op.24 (1833−1836), (1834−1835?)
・エロルドの「リュドヴィク」の主題による華麗な変奏曲 Op.12 (1833)
・マズルカ ハ長調 Op.67-3 [WN 48] (1835)
・マズルカ ト長調 Op.67-1 [WN 26] (1835?)
・マズルカ第57番ハ長調 Op.posth (1825? 1833?)
・ボレロ イ短調 Op.19 (1833)
・マズルカ第58番変イ長調「シマノフスカ」 [WN 45] (1834)
・前奏曲変イ長調(プレスト)[WN 44] (1834)
・ワルツ変イ長調 Op.69-1 [WN 47] (1835以前)
・幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66 [WN 46] (1834頃)
・2つのポロネーズ Op.26 (1831−1836)
■CD6/パリにて(1835−1837)
・12の練習曲 Op.25 (1837以前)
・4つのマズルカ Op.30 (1835−1837)
・2つの夜想曲 Op.32 (1835−1837)
・即興曲変イ長調 Op.29 (1837)
・スケルツォ ロ短調 Op.31 (1835−1837)
・夜想曲変ニ長調 Op.27-2 (1833−1836)
■CD7/パリ、マジョルカ島にて(1837−1839)
・ワルツ ヘ長調 Op.34-3 (1838以前)
・ワルツ変イ長調 Op.34-1 (1838以前)
・4つのマズルカ Op.33 (1836−1838)
・2つのポロネーズ Op.40 (1838−1839)
・24の前奏曲 Op.28 (1831?−1839)
■CD8/マジョルカ島、ノアンにて(1838−1839)
・バラード ヘ長調 Op.38 (1839)
・4つのマズルカ Op.41 (1838−1839)
・スケルツォ嬰ハ短調 Op.39 (1839)
・即興曲嬰ヘ長調 Op.36 (1839)
・2つの夜想曲 Op.37 (1839)
・夜想曲ハ短調 [WN 62] (1837−1838)
・ソナタ ハ短調 Op.35 (1839)
■CD9/パリ、ノアンにて(1840−1841)
・2つの夜想曲 Op.48 (1841)
・前奏曲嬰ハ短調 Op.45 (1841)
・ポロネーズ嬰ヘ短調 Op.44 (1841)
・マズルカ イ短調 Dbop.42A (1839−1840)
・フーガ イ短調(1827年または1841年)
・春 [WN 52a] (1838)
・ワルツ イ短調 Op.34-2 (1831)
・ワルツ変イ長調 Op.42 (1839−1840)
・ワルツ ヘ短調 Op.70-2 [WN 55] (1841)
・タランテラ変イ長調 Op.43 (1841)
・幻想曲ヘ短調 Op.49 (1841)
・バラード変イ長調 op.47 (1841)
■CD10/晩年の作品(1833−1842)
・演奏会用アレグロ イ長調 Op.46 (1832−1841)
・ベッリーニの歌劇「清教徒」の主題よる変奏曲ホ長調 Dbop.29 (1837−1838)
・スケルツォ ホ長調 Op.54 (1842)
・3つのマズルカ Op.50 (1842)
・即興曲変ト長調 Op.51 (1842)
・ワルツ変ホ長調 Op.18 (1833)
・バラード ヘ短調 Op.52 (1842)
・ポロネーズ変イ長調 Op.53 (1842)
■CD11/晩年の作品(1843−1844)
・夜想曲嬰ハ短調 Op.27-1 (1833?1836)
・モデラート ホ長調「アルバムの一葉」[WN 56] (1843)
・3つのマズルカ Op.56 (1843)
・2つの夜想曲 Op.55 (1843)
・ソナタ ロ短調 Op.58 (1844)
・子守歌変ニ長調 Op.57 (1844)
■CD12/晩年の作品(1845−1849)
・3つのマズルカ Op.59 (1845)
・舟歌嬰ヘ長調 Op.60 (1846)
・幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61(1845−1846)
・2つの夜想曲 Op.62 (1845−1846)
・3つのマズルカ Op.63 (1846)
・ギャロップ・マルキ変イ長調 (1846−1847)
・3つのワルツ Op.64 (1840−1847)
・マズルカ イ短調 Op.67-4 (1846−1847)
・マズルカ ト短調 Op.67-2 (1848−1849)
・ラルゴ変ホ長調 (1847)
・マズルカ ヘ短調 Op.68-4 (1849)
■CD13/オーケストラを伴う作品集
・ポーランド民謡による大幻想曲イ長調 Op.13 (1829)
・モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の「ラ・チ・ダレム・ラ・マーノ」による変奏曲変ロ長調 Op.2 (1827−1828)
・ロンド・ア・ラ・クラコヴィアク ヘ長調 Op.14 (1828)
・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22 (1834; 1830−1836頃)
■CD14/ピアノ協奏曲集 (1829−1830)
・ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21 (1829−1830)
・ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11 (1830)
タチアナ・シェバノワ(ピリオド・ピアノ/エラール1849年製)、
フランス・ブリュッヘン(指)、
18世紀オーケストラ

録音:ピアノ独奏作品:2007年−2010年、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド
協奏的作品:2009年−2010年、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ&ポーランド国立歌劇場「テアトロ・ヴィエルキ」(ワルシャワ、ポーランド)
1980年に開催された第10回ショパン国際ピアノ・コンクールではダン・タイ・ソンに続く第2位に輝くと同時に2つの特別賞(ポロネーズ賞、協奏曲賞)を受賞し、一挙にその名を世界へと広めたロシア出身の名女流タチアナ・シェバノワ。
モスクワ音楽院でロシアン・ピアノ・スクールの名ピアニストにして名教師ヴィクトル・メルジャーノフに師事し、ショパン・コンクール入賞後にはポーランド国籍を取得して主な活躍の場を「ショパンの祖国」へと移して世界有数のショパン弾きとして国際的な活躍を展開したシェバノワが、病を得て2011年3月1日に惜しくも58歳という若さでこの世を去ってから今年2021年で早くも10年を迎えました。
この没後10周年という節目の年にシェバノワの生前の多大な功績を称えるため、ポーランド、ワルシャワの国立フリデリク・ショパン研究所(NIFC)のプロジェクトとして2007年から2010年にかけてレコ―ディングが行われた、1849年製のエラールのピリオド・ピアノによる「ショパンのピアノ独奏作品&協奏的作品集」が14枚組のボックスで登場します!
国立フリデリク・ショパン研究所(NIFC)が所蔵している数多くの「ショパンの時代」に製作された貴重なピリオド・ピアノの中から1849年製のエラールを好んで弾き続けたシェバノワ。
このエラールとの運命的な出会いを果たしたシェバノワは新たな情熱と使命感を得て、その人生の最後の数年間を自身が最も愛した作曲家に捧げました。
いくつかの小品や室内楽作品、歌曲を除き、ショパンの主要なピアノ作品が歴史的な楽器(ピリオド・ピアノ)と1人のピアニストによって録音された初めての快挙であると同時に、稀代のショパン弾きであったタチアナ・シェバノワがその晩年にたどり着いたショパンの解釈の結論であり、その録音芸術のクライマックスの記録でもある今回の録音集成。
同じく今は亡き巨匠フランス・ブリュッヘンが指揮する18世紀オーケストラの共演を含め、シェバノワが晩年に遺した素晴らしき功績が輝きを放ちます。

Ars Produktion
ARS-38586(1CD)
ブラームス:7つの幻想曲集 Op.116
3つの間奏曲 Op.117
6つの小品 Op.118
4つの小品 Op.119
ユヌス・カヤ(P/スタインウェイ)

録音:2020年9月、マルクス・シティクス・ザール(オーストリア、ホーエムネス)
トルコにルーツを持つオーストリア出身のピアニスト、ユヌス・カヤによるブラームス晩年の傑作ばかりを集めた濃厚なプログラム。
「ヨハネス・ブラームスのピアノ曲に初めて触れて以来、私は特別な親近感と深いつながりを感じています。私は、これらの作品の親密さ、内面性究極的には外の世界に向けたものではない
に心を奪われています。リハーサルには細心の注意を払っていますが、自分の解釈が即興に近い自然なものであることを大切にしています。クララ・シューマンの弟子であるイローナ・アイベンシュッツは、ブラームスと個人的に出会い、夏にバート・イシュルに滞在した際にブラームスを訪れ、作曲家本人が演奏するOp.118と119を聴く機会を得ました。彼女は回想録の中で、ブラームスのピアノ演奏を『とても自由で、まるで即興で演奏しているかのようで、心と魂がこもっている...』と表現しています。レコーディングでは、孤独と内向性、そして音やテンポの表現における自発性への開放性という2つの側面を明確にしたいと思いました。どんな感覚も、どんな痛みも、毎日同じように感じ、同じように表現できるものではありません。私はこの基本的な姿勢から、音楽的テキストへの忠実さと解釈者の芸術的自由のバランスを追求してきました。」(ユヌス・カヤ)

Pavane
ADW-75912(2CD)
メンデルスゾーン:無言歌集
無言歌集第1集 Op.19/無言歌集第2集 Op.30/無言歌集第3集 Op.38/無言歌集第4集 Op.53/無言歌集第5集 Op.62/無言歌集第6集 Op.67/無言歌集第7集 Op.85/無言歌集第8集 Op.102
ステファン・デ・メイ(P)

録音:2019年、ブリュッセル王立音楽院(ベルギー)
リエージュ王立音楽院の音楽学部のダイレクターを務め、ロッテルダム音楽院やローザンヌ音楽院でも教鞭を執るベルギーのピアニスト、ステファン・デ・メイ。
ショパンのピアノ協奏曲集(ADW7571)、夜想曲全集(ADW7532/3)のレコーディングで、麗しく詩的なピアニズムを聴かせてくれたデ・メイが弾くメンデルスゾーン。「詩のない歌」「ピアノで歌う歌」として作曲されたメンデルスゾーンの「無言歌集」全48曲を収録した2時間超の録音。それぞれ独自のアイデンティティ、豊富なインスピレーションに溢れた無言歌を、繊細なタッチと抒情的なピアノでロマンティックに歌います。

ANALEKTA
AN-29184(1CD)
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集&主要ピアノ作品集 Vol.4
楽興の時 D.780
3つのドイツ舞曲 D.972
幻想曲(グラーツの幻想曲)D.605a
ピアノ・ソナタ第11番 へ短調 D.625&D.505
マテュー・ゴーデ(P/スタインウェイ)

録音:2020年12月(カナダ、ケベック)
2019年の5月にシューベルトのピアノ・ソナタ全曲演奏という偉大なリサイタル・シリーズを終えたカナダのピアニスト、マテュー・ゴーデ。リサイタルに続いてスタートした、シューベルトの全ピアノ・ソナタと主要ピアノ作品をレコーディングするという大型プロジェクト(全12巻予定)の第4巻は「エクスプロレーション」がテーマ。シューベルトは1817年から1818年にかけて、初期のポスト・モーツァルト的なソナタと後期の交響曲規模の傑作との間で、特異な和声関係、トリルの多用、高度なヴィルトゥオジティ、極端なダイナミック・コントラストなど、新たなピアノ・ソナタの可能性を探っており、今作はそうした追求の成果がよく表れたピアノ・ソナタ第11番と、名作「楽興の時」、ヴィルトゥオーゾ・ピアニズムが派手に表現された「グラーツの幻想曲」、そして「シューベルトの天才的なエッセンスを封じ込めた小さな宝石のような」「3つのドイツ舞曲」を収録しています。本プロジェクトにおけるゴーデの演奏は、トロントのWholeNote誌によって「私たちの世界にはこのようなシューベルトがもっと必要だ」「彼はシューベルトの新しいディスクを作るたびに、さらに高みへと昇っていく」などと高く評価されています。
ANALEKTA
AN-28793(1CD)
2本のギターのための親密な印象
ラヴェル:ソナチネ、
 亡き王女のためのパヴァーヌ*、
 「クープランの墓」より前奏曲
モンポウ:ひそやかな音楽より第1番,第5番,第11番,第16番、
 内なる印象より第8番
タイユフェール:ハープ・ソナタ
ドビュッシー:前奏曲集第2巻より第5番「ヒースの茂る荒れ地」、
 アラベスク第1番*、
 前奏曲集第1巻より第8番「亜麻色の髪の乙女」
ジョリヴェ:セレナーデ
*…ギター独奏
アダム・チキリッティ&スティーヴ・コーワン(G)

録音:2020年12月(カナダ、ケベック)
モントリオール出身、北米で絶大な賞賛を受けるカナダ期待の新世代ギタリスト、アダム・チキリッティと、チキリッティのデビュー・アルバム(AN28781)でも共演していたカナダのギタリスト、スティーヴ・コーワンのデュオによる魅力的なフレンチ・アルバム。ラヴェル、ドビュッシー、モンポウ、タイユフェールなど、パリで活躍した作曲家たちによるピアノやハープのための作品を、2本のギターによる演奏で収録しています。収録曲の多くは演奏者たち自身による編曲で、これらの作曲家が持つトーンカラー、親密さ、純粋なリリシズムがギターにとって理想的であること、そして彼らの和声がギター・デュオに見事に変換されることを、雄弁に物語っています。

Delphian
DCD-34209(1CD)
セシル・コールズ&ホルスト:ピアノ作品集
セシル・コールズ(1888−1918):独創主題による変奏曲、
 5つのスケッチ、ワルツ ニ長調、
 ソナタ ハ短調、トリアノン・ガヴォット、
 独創主題による5つの小変奏曲、
 トリストとゲ(シャンソン) Op.10
ホルスト:トッカータ H153、
 2つの民謡の断片 Op.46-2, H166、
 クリスマスの日の朝 Op.46-1, H165、
 2つの小品 H179〔夜想曲、ジグ〕、
 エグドン・ヒース − トマス・ハーディをたたえて Op.47, H172(イアン・ファリントン編)
ジェームズ・ウィルシャー(P)

録音:2020年8月28日−29日、クイーンズ・ホール(エジンバラ)
ロリー・ボイル(1951−)(DCD-34098)や、ロナルド・スティーヴンソン(1928−)(DCD-34119)などのピアノ作品集を録音してきたジェームズ・ウィルシャーの新録音。ドビュッシーを始めとしたフランスとイギリスの音楽の優れた解釈と演奏で評価を得ているジェームズ・ウィルシャーが次に取り上げたのは、第1次世界大戦に従軍し戦没したスコットランドの作曲家、セシル・コールズ(1888−1918)のピアノ音楽。従軍中に、友人であったグスターヴ・ホルストへ泥と血に染まったスコアを送ったというエピソードを持つコールズのピアノ作品と、ホルストのピアノ作品をカップリング。コールズの全作品と、ホルストの「エグドン・ヒース」(イアン・ファリントン編曲ピアノ版)は世界初録音。

Chandos
CHAN-20159(1CD)
クレイグ・オグデン・イン・コンサート
スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.380(オーウェン・バンティング編)、ソナタ イ長調 K.322(ピーター・バチェラー&リチャード・ライト編)
ナポレオン・コスト:ル・デパル(出発) Op.31
アグスティン・バリオス・マンゴレ:フリア・フロリダ(舟歌)、ワルツ ト長調 Op.8-4
アーマンド・コック(b.1941):星座
アルベニス:セビーリャ Op.47-3(スペイン組曲より/ゴードン・クロスキー編)、朱色の塔 Op.92-12(12の性格的な小品集より/クレイグ・オグデン編)
バッハ:リュート組曲ホ短調より 4つの楽章(前奏曲、サラバンド、ブーレ、ジーグ)
グラナドス:アンダルーサ(12のスペイン舞曲より 第5番/ホセ・デ・アスピアス編)
ヴィラ=ロボス:ショーロ第1番
ジャンゴ・ラインハルト:ヌアージュ(雲)(ローラン・ディアンス編)
ルイジ・レニャーニ:ファンタジア(幻想曲) イ長調 Op.19
ミロスラフ・タディッチ(b.1959):ウォーク・ダンス(マケドニアの民俗舞踊による)
クレイグ・オグデン(G)

録音:2020年8月24日−25日、ポットン・ホール(サフォーク)
オーストラリア出身、英国のロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックのギター科主任を務め、Chandos、Nimbus、Hyperion、Virgin/EMI、Sonyなどへの録音によって、イギリスのもっともレコーディングの多いギタリストの一人としても活躍する名手、クレイグ・オグデンの新録音!
Chandosでは90年代に録音した吉松隆のギター協奏曲「天馬効果」(MCHAN9438/CHAN9438)やロドリーゴの「アランフェス協奏曲」(MCHAN9604/CHAN9604)などの名盤が長く人気を誇るオグデン。様々な委嘱作品や協奏曲など、多様で広範なディスコグラフィーを誇るオグデンですが、これまで定期的なリサイタル・レパートリーに基づくアルバムは作成したことがなく、この最新アルバムは彼が定期的にコンサートで演奏する曲で構成。オリジナル作品もアレンジ作品も含めた3世紀にわたる多様な作品で、現代のクラシック・ギターのレパートリーの素晴らしい多様性を反映する、魅惑のリサイタル・プログラムです!

Musica Ficta
MF-80323(2CD)
バッハ:イギリス組曲 BWV.806-811 パオロ・ザンズ(Cemb)

録音:2017年&2018年、バプテスト教会(ハールレム、オランダ)
1984年、イタリアのカリアリ出身のパオロ・ザンズは、2010年のブルージュ国際古楽コンクールのチェンバロ部門で第3位入賞を果たし、2011年にはブリュッセル王立音楽院の通奏低音科の教授に就任。ルーヴル宮音楽隊、イングリッシュ・バロック・ソロイスツなどで通奏低音奏者として活躍するのと同時に、レザール・フロリサンではウィリアム・クリスティのアシスタントを務め、2016年にはリュリのコメディ=バレ『プルソニャック氏』(新演出)を指揮して絶賛を博すなど、古楽界で大きな注目を集めている俊英。
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、レザール・フロリサン、モンテヴェルディ合唱団、ル・セルクル・ド・ラルモニーなどで長年活躍したパオロ・ザンズが弾くバッハ・アルバムは、アントニー・サイディ&フレデリック・バルが1995年に製作したゴットフリート・ジルバーマン1735年頃製モデルのジャーマン・ハープシコードを弾いた、「イギリス組曲」の全曲録音。時に荒々しいまでの刺激的なサウンドと生き生きとしたバッハの息吹を、様々な古楽系レーベルやアーティストからの信頼が厚い名プロデューサー、マニュエル・モヒノのレコーディング&マスタリングでお贈りします。

BIS
BISSA-2335(1SACD)
サティ:ピアノ独奏曲全曲録音第4集「ルラーシュ-シネマ」
バレエ音楽「メルキュール」(1924)
風変わりな美女(1920)【ピアノ・ソロ版】
操り人形は踊っている(1913)
操り人形は踊っている(1913)【初稿版】
蝿氏の死への前奏曲(1913)
びっくり箱(1899)
バレエ音楽「ルラーシュ(本日休演)」(1924)
シネマ(1924)
小川典子(P/エラール1890年)

録音:2018年8月/東京音楽大学、Jスタジオ
BISレーベルを代表する世界的ピアニスト小川典子。2015年の歿後90年を記念して始動したサティのピアノ独奏曲全曲録音でも 高い評価を得ております。当アルバム第4集は「ルラーシュ-シネマ」です。
19世紀末から20世紀初頭のフランスで活躍したサティ。10代のときパリ音楽院で学ぶも馴染めず、自由な発想の芸術家が集うモンマルトルで作曲活動を 行いました。1905年には作曲法を学び直すためにスコラカントルムでダンディに師事。作曲家としての知名度が上がるにつれ、ジャン・コクトーやピカソといっ た著名な芸術家たちから注目され親交を深めていきました。やがて独自の世界を作り出し標題の風刺性とともに、何ものにもとらわれない純粋な音楽的感性の 奔放な表現を追求していきました。
当アルバムではギリシャ神話のヘルメスを題材にした「メルキュール(ヘルメス)」、消防士、霊柩車、そのほか群像の登場する「ルラーシュ(本日休演)」を収録。 サティのバレエ音楽を小川典子が見事に演奏しております!
2018年8月にかけて行われた当録音は現在特任教授を務める東京音楽大学のスタジオにおけるセッション。使用楽器は1890年製エラールピアノで、ちょ うどサティがピアノ曲の多くを次々に作曲した同時代の楽器で演奏しております。当時の響きを追求した小川典子渾身の録音です。

TYXart
TXA-19141(1CD)
即興の精神
モーツァルト:ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.332
D.スカルラッティ:ソナタ へ短調 K.466 / ハ長調 K.159 / ホ短調 K.98 / イ長調 K.101 / ホ長調 K.380
モーツァルト:ピアノ・ソナタ イ長調『トルコ行進曲付』 K.131
リスト:ペトラルカのソネット 第104番ホ長調 / リゴレット・パラフレーズ
ベルンハルト・パルツ(P)

録音:2018年10月
D.スカルラッティ、モーツァルト、リスト、時代の異なる3人の作曲家の作品を収録したアルバム。各曲の性格や調性を意識し、全体が美しく調和するように構成 されています。いずれの作曲家も、音楽・技術の両面で鍵盤作品の新境地を開拓し、即興 ? Improvisationという手法で作品を作り上げました。軽妙に紡ぎ出 されるアイデアと、演奏へのみなぎる喜び。今まさにここで生み出される音楽の、即興の精神が凝縮された演奏をお楽しみください。

スリーシェルズ
3SCD-0061(1CD)
税込定価
黛敏郎の秘曲/江ア昭汰のピアノ演奏による
黛敏郎編曲版 「君が代」 *
ピアノのための12 の前奏曲 作品0
バレエ「かぐや姫」のスケッチによる3 つのシーン 【石の花瓶の踊り(#)/金の枝の踊り/鳳凰の踊り(#) 】
.ウェディング・シンフォニー **
系新幹線放送メロディ
マルチピアノのためのカンパノロジー
PASSACAGLIA [絶筆] *

* 江ア昭汰によるピアノ1 台・4 手連弾のための編曲
** 江ア昭汰によるピアノ独奏のための編曲
江ア昭汰(P)

録音:2021 年1 月31 日カーサモーツァルト(原宿)
#世界初録音
2021年1月31日に、無観客公演として開催された江ア昭汰のピアノ演奏による「日本の作曲家・秘曲探訪/黛敏郎ピアノ作品集」をCD化!ピアノ編曲版を含む数々の秘曲が世界初録音されました!雅楽を意識した黛敏郎編曲版「君が代」は、ピアノに編曲しても荘厳!未完の遺作となった「パッサカリア」は傑作を予感させる冒頭部分だけですが、天才音楽家の数々のシーンを思わせます。近年発見された3つの組曲版「バレエ「かぐや姫」」は、幻のバレエ音楽の片鱗を味わえます。黛敏郎考案による電子とアナログを融合させた「マルチピアノによるカンパノロジー」の電気梵鐘効果。結婚式のBGMとして作曲された「ウェディング・シンフォニー」は、映画音楽における黛を思わせる明快なメロディーと壮麗なる響き、そして日本情緒の融合!それだけでなく日本の儀礼音楽としての側面と東洋的時間感覚もそこはかとない隠し味となっています。お馴染みの「0系新幹線メロディ」や「作品第0番」も収録しています。無観客公演の関係者用として一部で知

QUERSTAND
VKJK-2013(1CD)
レーヴェ:オルガン作品集
皆神に感謝せよ/ベトザタ/時代/ 詩人トム/心より愛するイエスよ/ 私は心から望む/ラルゲット ホ短調/ エマオへの道/揺り篭のそばの母/ 主よ、私たちのもとに留まってください/ 神のなすことはすべ良い/ 朽ちるものが撒かれそして朽ちないものになり/マルタとマリア/誰も見たことがない/ 神はこれほどに世を愛した/
主を讃えなさい、すての国よ
イレネ・ペイロ(Org)

録音:2020年5月2日 ドイツ,レベユン、64'02
カール・レーヴェのオルガン曲集。カール・レーヴェ(1796―1869)は今日では歌 曲、とくにバラードと呼ばれる物語性の強い歌曲で知られており、ことに「海を渡るオ ーディーン」 Op.118 はバリトンの名曲として知られています。一方でレーヴェは 1820 年代にシュテティン(現在のポーランドのシュチェチン)の教会でオルガン奏者を務 め、オルガン曲もいくつも書いています。レーヴェのオルガン曲はこれまでほとんど顧 みられなかったので、この CD は画期的なものだ。慎ましい作風の曲から 19 世紀前 半のロマン派風の音楽もある。 イレネ・ペイロはリヨン生まれのオルガン奏者(男性である)。2005 年からハレのマル クト教会のカントールを務め、また2006 年から同地のプロテスタント教会音楽大学で オルガンを指導しています。 ザクセン=アンハルト州、レベユンの聖ペトリ市教会に据えられた1901年、ヴィルヘ ルム・ルールマン製作のオルガン(2017,18年に改修)を使用。非常に柔らかく優し い音色が素晴らしい。

QUERSTAND
VKJK-2012(1CD)
フェーアマン:オルガン作品集第5集
オルガン・ソナタ第6 番ト長調 Op.24
別れのそして自由の歌 Op.66(全10 曲)
ディートリヒ・フォン・クネーベル(Org)

録音:2015 年8 月2-3 日,2019 年10
月8-9 日ドレスデン DDD、75'12
ハンス・フェーアマン(1860-1940))はザクセン州マイセン郡のバイヒャの生まれ。1890 年か ら1926 年までドレスデンのヨハンネス教会のカントールを務め、同時期にドレスデン音楽院 でオルガンの指導もしていた。 オルガン・ソナタ第 6 番は 1905,06 年頃の作品と推測されています。3 楽章形式。終楽章は 見事なフーガです。「別れのそして自由の歌」は、10 曲から成る50 分超の大作。 ディートリヒ・フォン・クネーベルは1959 年生まれのドイツのオルガン奏者。現在はフランクフ ルト=ヘーヒストの福音教会に務めています。 ドレスデン=トルケヴィッツのヨハンニスフリートホフのファイアーハレのオルガン(1928 年、ド レスデンのユリウス・ヤーン社製作)、および同地のクレマトリウムのファイアーハレのオルガ ン(1911、同社製作)を使用。

BRIDGE
BCD-9545(1CD)
ブラームス:最後のピアノ作品集
3 つの間奏曲 Op.117(1892)
6 つの小品 Op.118(1893)
4 つの小品 Op.119(1893)
ヴィクター・ローゼンバウム(P)

録音:2017年1月24日,2018年10月3日 ボストン
米国ボストンのピアニスト、ヴィクター・ローゼンバウムの新譜はブラームスの晩年 のピアノ作品集。これは絶品。60 歳のブラームスの内省的な静かな美を、ローゼン バウムは穏やかに味わい深くそして感動をもって演奏しています。しかも音色は渋くな り過ぎずむしろ瑞々しい。どちらかというと渋い作品とみなされるこれら全13 曲を、夢 中になって聞き通してしまうことでしょう。派手さは一切ないので通向きの演奏かもし れないが、録音時70 代後半のローゼンバウムの至芸をじっくり楽しめる。
BRIDGE
BCD-9549(1CD)
アナトリアへ〜トルコ5 人組のピアノ作品集
サイグン:メシェリ
アルナル:斜面で
サイグン:スケッチ第1 番/前奏曲第4 番
エルキン:幼い羊飼い/小川
アクセス:村
レイ:ホロン
アクセス:詩
エルキン:ハルヴァを作る人/試合/5 つの滴
アルナル:霧の立ち込める朝
エルキン:泣かないで愛する人よ
アクセス:アンダンテ第8 番
アルナル:カーテン越しの月明り
エルキン:試合
サイグン:ソナティーナ Op.15
アルナル:物憂げな踊り/ゼイベックの踊り
ベイザ・ヤズガン(P)

録音:2020年2月 ニューヨーク州ブルックリン
ヨーロッパとアジアの境に位置するトルコは、1922 年にオスマン帝国が滅亡して以降西洋音 楽が著しく発達、その中心となった 5 人をトルコ 5 人組と呼んでいます。ザ・ターキッシュ・ファイ ヴ、つまりトルコの5 大作曲家と呼ばれる5 人のピアノ作品を収録したCD。アフメト・アドナン・ サイグン(1907-1991)とウルヴィ・ジェマル・エルキン(1906-1972)はパリで学び、ジェマル・レ シット・レイ(1904-1985)はパリとジュネーヴで、フェリット・アルナル(1906-1978)とネジル・カズ ム・アクセス(1908-1999)はウィーンで学んでおり、作風もそれぞれであるが、いずれもトルコの 音楽と近代西欧音楽を巧みに結び付けています。 ベイザ・ヤズガンは1989 年生まれのトルコのピアニスト。奨学金を得てニューヨークのマネス音 楽院に留学、現在はブルックリン在住。

GENUIN
GEN-21714(1CD)
「風合い」〜2 台ピアノ作品集
ドビュッシー:白と黒で
リゲティ:2 つのピアノのための3 つの小品
メシアン:アーメンの幻影
ピアノデュオ・レルッケ・グレンメルシュパッハー【イルメラ・レルッケ(P) 、アクセル・グレンメルシュパッハー(P)】

録音:2020 年3 月12-15 日フランクフルト・アム・マイン
「風合い Textures」と題された2台ピアノ作品集。メシアンの「アーメンの幻影」が50分ほど を占めています。 イルメラ・レルッケはドイツのピアニスト。彼女は埋もれた作品の発掘に尽力していることで知 られ、CDでも名ピアニスト、アルトゥール・シュナーベルの作品を録音しています。アクセル・グ レンメルシュパッハーは1974年、フライブルク生まれのピアニスト。20世紀、21世紀のピアノ作 品を得意としています。二人とも大変な腕達者指達者で、いずれも鮮やかなピアノ演奏とその 掛け合いが楽しめる。 ※約85分の長時間収録CDです。再生にはご注意ください。
GENUIN
GEN-21725(1CD)
シューベルト:楽興の時 D780
チェ・ウチョン(b.1968):楽興の時
ラフマニノフ:6 つの楽興の時Op.16(第1 版)
キム・イェスル(P)

録音:2020 年2 月11-13 日 ライプツィヒ
有名なシューベルトの楽興の時全6 曲、ラフマニノフの楽興の時に加え、韓国の作曲家チ ェによる新たな楽興の時も含めた、楽興の時集。ラフマニノフの楽興の時は第2 番が1940 年 に改訂されており、現在はこちらが一般的だが、ここでは 1897 年の第 1 版が用いられてい る。チェ・ウチョンは 1968 年の生まれ。ソウルで学んだ後、ザルツブルクのモーツァルテウム やパリ国立高等音楽院などで学んでいます。 キム・イェスルは韓国のピアニスト。ソウルで学んだ後、ハンブルク音楽舞台大学に留学。韓 国とドイツを拠点に活躍しています。2018 年からソウルのコングク大学で教職に就いています。
GENUIN
GEN-21730(1CD)
「ロシアの小さな絵画」〜リャードフ&アレンスキー作品集
リャードフ:舟歌 嬰ヘ長調 Op.44
 バガテル 変ニ長調 Op.30
 ピアノのための2 つの小品 Op.9
 ピアノのための3 つの小品 Op.57
 前奏曲 ヘ短調 Op.33-1/前奏曲 ロ短調 Op.11/前奏曲 変ニ長調 Op.10-1/前奏曲 変ロ短調 Op.31-2/ 前奏曲 ト短調 Op.46-2/前奏曲 ニ短調 Op.40-3/
練習曲 変イ長調 Op.5
アレンスキー:24 の性格的小品 Op.36 から(第3 番夜想曲 変ニ長調/第4 小バラード 嬰ハ短調/第16 番悲歌 ト短調/第19 番春の夢 イ長調)
 6 つの小品 Op.53
ヴェトラーナ・メールマン=ムレト(P)

録音:2020 年3 月3―5 日 カイザースラウテルン
ロシア・ロマン派のピアノ曲が好きな人にはたまらない CD。アナトーリ・リャードフ(1855― 1914)とアントン・アレンスキー(1861-1906)のピアノ小品を計 24 曲収録。いずれもサロン風 の素敵な曲ばかりで、1 時間うっとりと楽しめる。 スヴェトラーナ・メールマン=ムレトはロシア、モスクワの南に位置するリペツクの生まれ。16 歳の時にはチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1 番を弾いて演奏会デビューしたという。2011 年からフランス在住。気品のある柔らかいピアノの音が素晴らしく、これらの小品がすこぶる 心地よく響いています。

TOCCATA
TOCC-0572(1CD)
NX-B03
モシュコフスキ:独奏ピアノのための作品全集 第1集
Conservatoristen - Polka
コンセルヴァトリステン - ポルカ Op. 1/2 MoszWV 64(1875)
スケルツォ Op. 1(1874)
アルバムの綴り Op. 2(1875)*
カプリース Op. 4(1875)
幻想曲(シューマンの思い出に) Op. 5(1875)*
幻想即興曲 Op. 6(1875)*
3つの楽興の時 Op. 7(1875)
スケッチ、4つの小品 Op. 10(1876)
フモレスケ Op. 14(1877)
イアン・ホブソン(P)

録音:2020年8月9-11日
世界初録音(*を除く)
ポーランド出身のピアニスト、作曲家モシュコフスキ。ベルリンでエドゥアルト・フランクにピアノを学び、フリードリヒ・キールに作曲を学んだ彼は、1873年 にピアニストとして初の成功を収め、以降は優れたピアニストとして活躍するかたわら、教育者としてもホアキン・トゥリーナやホアキン・ニンら数々の弟子 を育てあげるなどの功績を残しました。 彼の作品の多くはピアノ曲であり、サロン用の小品の他、ピアノ学習者がショパンの練習曲の前段階として学ぶことの多い「15の練習曲」などが良く知 られています。名手イアン・ホブソンはモシュコフスキのピアノ作品全曲録音をスタート。第1集となるこのアルバムでは初期の作品を演奏し、メンデルス ゾーンやシューマンの影響が感じられる、技巧的かつロマンティックな作品を紹介しています。美しい旋律に溢れたほとんどの曲は世界初録音。アルバ ムの続編も期待できます。
TOCCATA
TOCC-0606(1CD)
NX-B03
ロナルド・スティーヴンソン(1928-):ピアノ作品集 第5集〜トランスクリプション集
トッカータ(原曲:H.パーセル)(1955)
ホーンパイプ(原曲:H.パーセル)(1995)
ヘンリー・パーセルの3つのグラウンド(1995)
若いピアニストのディーリアス(原曲:F.ディーリアス)(1962/2005改訂)…世界初録音
スティーヴンソン:パーセルの「新しいスコットランドの旋律」による小さなジャズ変奏集(1964/1975改訂)
ベルナルド・ファン・ディーレン:弦楽四重奏曲第5番(1925/1931改訂)

R.スティーヴンソンによるピアノ独奏編(1948-1987頃)…世界初録音
B.v.ディーレン:Weep You No More, Sad Fountains
 もう泣かないで、悲しみの噴水(1925出版)
R.スティーヴンソンによるピアノ独奏編(1951)
 Spring Song of the Birds 鳥が歌う春の歌(1925)
R.スティーヴンソンによるピアノ独奏編(1987)
 女王の嘆き - 告別(原曲:H.パーセル)(1959)
クリストファー・ギルド(P…Steinway D ハンブルク1986年製)

録音:2020年9月5-6日、2021年1月5日
スコットランドの作曲家ロナルド・スティーヴンソン。「DSCHによるパッサカリア」などの難解なピアノ曲で知られますが、彼が生涯に書いた作品のうち、ほ ぼ4分の1は他者の作品をピアノ用に編曲したものでした。このアルバムにはスティーヴンソンによる3人のイギリスの作曲家、パーセル、ディーリアス、ファ ン・ディーレン(オランダ出身、イギリスで活躍)の作品のトランスクリプションが収録されています。最初に置かれたパーセル作品には過度な装飾を施す ことなく、原曲のシンプルさを生かしながら、適度に音の厚みを加え聴きごたえのある作品へと変貌させています。一方、ディーリアスの旋律を用いた 「若いピアニストのディーリアス」では複雑なハーモニーが張り巡らされた中に、時折ディーリアスの郷愁に満ちた旋律が聞こえてくるという趣向。スティー ヴンソンらしい仕上がりを見せています。パーセルの素材を用いた「ジャズ変奏集」、弦楽四重奏曲を独奏ピアノ用に編曲したファン・ディーレン作品な どを経て、最後は美しいパーセル作品で幕を閉じます。

METIER
MSV-28615(1CD)
NX-B07
ブライアン・ファーニホウ(1943-):ピアノ作品全集 1965-2018
インヴェンション(1965)
警句(1966)
2台ピアノのためのソナタ(1966)
3つの小品(1966-1967)
補助命題-記号-警句(1981)
オーパス・コントラ・ナトゥラム(2000)
渦巻き(2011-2013)
カラブリアの王(2018頃)
イアン・ペイス(P)
ベン・スミス(P)

録音:2003年。2018年
ブライアン・ファーニホウは、イギリスを代表する現代作曲家の一人。初期はセリエリズムの影響による作品を発 表、以降、折々に作風を変え、20世紀末にはコンピュータ・プログラムを導入した作品で話題を集めました。彼 の作品は「new complexity=新しい複雑さ」を帯びているとされ、とりわけ「Quirl」などの自筆譜の難解さは 良く知られています。21世紀になってからは比較的抒情的な作品も書いており、このピアノ作品が全て収録さ れたアルバムでは、およそ50年間にわたるファーニホウの作風の変遷を知ることができます。

CPO
CPO-555376
(1SACD)
NX-B02
マックス・ドリシュナー(1891-1971):太陽の賛歌〜オルガン作品集
Toccata, Adagio und Fuge トッカータ、アダージョとフーガ イ長調
Wie schon leuchtet der Morgenstern 暁の星のいと美しきかな
Wachet auf, ruft uns die Stimme 目覚めよと呼ぶ声が聞こえ
Erste Nordische Volkstonsuite 北欧民謡による第1組曲
Lofot-Variationen 「ロフォート」変奏曲
Nordische Fantasie 北欧幻想曲 イ短調
Lobe den Herren den machtigen Konig der Ehren 全能の主への賛美
Dir, dir, Jehova will ich singen わが主、御神,われ歌わん
Es ist das Heil uns kommen her われらに救いの来たれるは
Praeludium und Fuge 前奏曲とフーガ イ短調
Choralvorspiele fur Dorforganisten 「村のオルガニスト」より12のコラール前奏曲
Sonnenhymnus -Passacaglia 太陽の賛歌 - パッサカリア ホ長調
フリードヘルム・フランメ(Org)
デトモルト、聖十字架教会、シューケオルガン

録音:2020年3月5-6日
ドイツ後期ロマン派の流れを汲む作曲家、マックス・ドリシュナー。シレジアのプリエボルン(現プシェヴォルノ)で生まれ、ライプツィヒとブレスラウで神学を学 びますが、やがて音楽の道を志し、ベルリン音楽アカデミーでワンダ・ランドフスカにピアノ、オルガン、チェンバロを学びます。第一次世界大戦に従軍した 彼は左手の指先を失いますが、戦後、独学でバッハ以前の音楽を研究。幅広い知識を身に着け、1923年にはポーランドの都市ブジェクでチェンバ ロ・コンサートを開催しています。そして青年合唱団を設立するとともに、ブジェクの聖ニコライ教会のオルガニストに就任。この時期に数多くのオルガン 作品を作曲しました。しかし、1945年にブシェクが軍事要塞になったため、彼はプシェヴォルノに避難し、ここでも地域の教会のオルガニストを務めてい ます。彼のオルガン作品のほとんどは教会での演奏のために書かれた、聴衆が難なく理解できるような魅力的な音楽であり、小さなオルガン、またはピ アノでも演奏できるほどにシンプルなのが特徴。代表作の「太陽の賛歌」は生まれ故郷のシレジアの日の出を想起させる作品で、いくつかの詩篇の旋 律を引用した8小節のメロディを34回引用するというもの。ホ長調を起点としながら、複雑なリズムを駆使した様々な旋律が絡み合う壮大な仕上がり を見せています。

Grand Piano
GP-843(1CD)
NX-B03
スヴェイン・フンスネス(1951-):ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第2番(2017-19)
冬の踊り(2017-19)
光の色彩
ドゥケーサの午後
ラウラ・ミッコラ(P…Steinway, Model D-274)

録音:2020年8月11-13日Sofienberg Church, Oslo(ノルウェー)
世界初録音
現代ノルウェーの作曲家スヴェイン・フンスネス。ジャズ、ロックからファンクまでの幅広いジャンルを根幹に持った多 数の作品を発表、とりわけピアノ作品は、若い音楽家たちのために書かれた「クラヴィナータ」などの作品がノル ウェーでは良く知られています。ピアノ・ソナタ第2番のように、小さなモティーフを発展させて大きな作品にしていく という独自の作風がフンスネスの特徴であり、ここでも技巧的なパッセージが目まぐるしく駆け抜けていく快感を味 わうことができます。 他には、ユニークなリズムが駆使された「冬の踊り」、自然界の様々が現象を音にした「光の光彩」も楽しめま す。フィンランドのピアニスト、ラウラ・ミッコラはヘルシンキのシベリウス・アカデミーで学び、1995年のエリーザベト王 妃国際コンクールで第2位を受賞した俊英。フンスネスのピアノ作品集第1集(GP800)も高く評価されていま す。
Grand Piano
GP-879(1CD)
NX-B03
タニャ・エカナヤカ(1977-):惑星と人類 - ピアノ・リフレクション
1. 海王星 - アシャニンカ・キンドルド
2. 火星と南極大陸
3. 天王星 - ナンバルワー・サステイニング
4. 金星 - サーミ・トレイスド
5. 土星 - ゴンド・インスパイアード
6. 地球 - 生命
7. 木星 - クリー・キャスト
8. 火星 - ハザベ・タッチド
タニャ・エカナヤカ(P…Steinway , Model D)

録音:2020年12月7-9日
世界初録音
スリランカ出身、イギリスを拠点に活躍する女性作曲家タニャ・エカナヤカ。独自のインスピレーションに支えられた 彼女の作品は、スリランカで知られる民謡のメロディと、古典的な作品を融合させたもので、ショパンやベートー ヴェン由来の旋律を時折織り込みながら、やさしく幻想的な音楽を紡ぎだすことで知られています。 このアルバムにはCovid-19パンデミック(コロナ禍)の際に構想されたという8つの作品を収録。これらは太陽系の 8つの惑星と、地球の7つの大陸を対比させ、その地に伝わるメロディを用いたもので、どれもエカナヤカ独自の視 点が張り巡らされた真摯な曲に仕上がっています。優れたピアニストとして活躍する彼女自身の演奏が、作品を 雄弁に伝えます。
Grand Piano
GP-871(1CD)
NX-B03
ホセ・アントニオ・ボッティローリ(1920-1990): ピアノ作品全集 第2集
1984年、3つの悲しみ(1984)
6つのアルバムのページ
1974年、4つの小品(1974)
2つの夜想曲 変ト長調
5つのピアノの応答
ファビオ・バネガス(P…Steinway, Model D, No. 559445)
ジョージ・タケイ(朗読)…16-20

録音:2020年10月16日、2020年11月29日、2020年11月22日
世界初録音
アルゼンチンの作曲家ボッティローリのピアノ作品全集、第2集には夜想曲の雰囲気を持つ作品が収録されています。アルバムには夜想曲の他、 様々なタイトルを持つ小品をはじめ、弟子でもあるピアニスト、バネガスに捧げられた「6つのアルバムのページ」や作曲家自身による詩が添えられた「5 つのピアノの応答」などを収録。これらはスペイン・アンダルシア州のコルドバにあるボッティローリの別荘から見る晴天にインスパイアされた作品であり、 彼の思いは地上のロマンティックな雰囲気を超え、すでに大宇宙へと羽ばたいています。詩の朗読は「スタートレック」などで大活躍した日系アメリカ人 二世ジョーイ・タケイ(日本名:武井 穂郷)が担当。味わい豊かな語り口をご堪能ください。

DACAPO
MAR-8.224733(1CD)
NX-B06
12人の作曲家による12のピアノ・スタディ
アナス・コッペル(1947-):Gravlingen アナグマ(2018)
アナス・ノーエントフト(1957-):Edderkop クモ(2018)
ヨン・フランゼン(1956-):Hippopotamus カバ(2018)
ペーター・ブルーン(1968-):Fro カエル(2018)
エヴァ・ノエル・コンドルプ(1964-):Sal アザラシ(2018)
アンデシュ・ブレスゴー(1955-):Chameleon Variations カメレオン変奏曲(2019)
ブリギッテ・アルステッド:Skildpadden drommer ... hvad? カメの夢…それは何?(2019)
アンディ・ペイプ(1955-):Loxodontula 小さなゾウ
カルステン・フンダル(1966-):Migratory bird 渡り鳥
アミール・マヤル・タフレシプール(1974-):Den persiske gepard ペルシャのチーター(2018)
モーエンス・クリステンセン(1955-):Spillopper スピロッパー(2019)
エリック・ウルム・フォン・スプレケルセン:Sandloberen ミユビシギ
クリスティーナ・ビェルケ(P)

録音:2019年8月2-4日デンマーク国立音楽大学、オーデンセ(デンマーク)
世界初録音
ピアノのためのスタディ=練習曲。もともとはピアノの演奏技術の向上を目的として書かれたメカニカルな作品に、バッハやショパンが芸術的な価値を与 え、以降、性格的な小品として発展してきたジャンルです。このアルバムに収録されているのは、ピアニスト、クリスティーナ・ビェルケがデンマークを拠点に 活躍する12人の作曲家に委嘱した「スタディ」。動物をテーマとした色とりどりの作品が並びます。ユーモラスな表情を湛えた「アナグマ」や神秘的な雰 囲気の「クモ」、優美な「ミユビシギ」などどの曲も特徴を捉えたユニークな作品です。 クリスティーナ・ビェルケはデンマークSOのピアニストとして、またデンマーク国立音楽アカデミーの准教授として活躍中。クヌドーゲ・リスエアのピアノ 作品集(DACAPO 8.226004)やカール・ニルセンのピアノ作品全集(cpo 777413)も高く評価されています。

Idil Biret Archive
NAXOS-8.571413
(1CD)
イディル・ビレット:アーカイヴ・エディション第20集
ラヴェル:夜のガスパール(3種の録音)
グロテスクなセレナード
イディル・ビレット(P)

録音:1965年 パリ、1975年 ニューヨーク、1984年 シュトゥットガルト
2021年11月に70歳の誕生日を迎える、トルコ生まれの女性ピアニスト、イディル・ビレット。このアルバムには、 彼女が得意とするレパートリーの一つ、ラヴェルの「夜のガスパール」の3種類の演奏が収録されています。20代 から40代まで、ほぼ10年ずつ間隔をあけた記録を聴き、ビレットの演奏の変化を辿るという興味深い1枚です。 各々の演奏におけるテンポの違いも面白く、なかでも第2楽章「絞首台」は1965年が6分58秒で演奏されて いるのに比べ、1975年が9分20秒と、かなりゆったりとしたテンポで弾かれていたりと、年代によって解釈が変 わっていることがわかります。 また、アルバムの最後には1984年の「グロテスクなセレナード」が添えられています。

Hoxa
HS-190207(1CD)
NX-B06
シャルル・ケクラン):『ネクテールの歌』 第3集 Op. 200
「親しき神々のための祈りと祭りと踊り、32編」
1. ドーリア調の祈り
2. 守護神の答え
3. ある病人の祈り
4. 若い娘たちの行列
5. 田舎での朝日の中の踊り
6. 青年たちの行列
7. 子供たちの祈り
8. 再び巡り来た春を迎える踊り
9. 祝婚歌
10. 戦に出かけた夫を持つ妻の祈り
11. 父の帰還を祝う踊り
12. 弔いの祈り
13. 幸せな婚約を祝う踊り
14. 孤児たちの祈り
15. 病める脳を治すための呪文
16. ティテュロスが神々に感謝する
17. 星降る夜を目にしての哲学者の讃歌
18. 幸福な家の前での若者たちの踊り
19. 古代の賢者たちの調和に満ちた生活を教師は生徒たちに教える
20. 花咲く野での喜びに満ちたロンド
21. 森の賢者たちへの祈り
22. 家を護る神々への祈り
23. 長老の祈り
24. 長老のもう一つの祈り
25. 「踊り」
26. 祭りの行列
27. 悪い精霊を遠ざけるための呪文
28. 親しき牧神たちの踊り
29. 祭りの行列
30. 病人を治すための祈り
31. 治療のためのもう一つの祈り
32. 神への感謝を表す祭りの行列
ニコラ・ウッドウォード(Fl)

録音:2020年1-2月 クリフトン大聖堂、ブリストル、イングランド
イギリスでソリストとして活躍するフルート奏者ニコラ・ウッドウォードによる、ケクランの大作『ネクテールの歌』の完結編となるアルバム。アナトー ル・フランスが1914年に発表した長編小説『天使たちの叛逆』に登場するフルートを吹く長老ネクテールの名を冠し、無伴奏フルートのために 書かれたこの作品は、Op. 198、199、200という三部に分かれており、総演奏時間は3時間半近くにもなる大作。聴く者に語りかけるよう なこの作品を、ウッドウォードは大聖堂の響きも上手く取り込み、気高い緊張感を最後まで維持しながら聴かせます。 (各タイトルの日本語訳は相場ひろ氏による。)
Hoxa
HS-190205(1CD)
NX-B06
ケクラン:ネクテールの歌 第2集
シャルル・ケクラン):『ネクテールの歌』 第2集 Op. 199
「古代の森にて、32編」
1. 春の爽快な朝、木陰にて
2. 明るい森
3. 林空での戯れ
4. 聖なる森
5. 葉擦れの音
6. 夏、木陰での宴
7. 陽光の下、ニンフたちの踊り
8. 水の精の戯れ 
9. 山で迎える美しい朝の清々しさ 
10. 山羊飼い
11. 牧神たちの踊り
12. 「木陰の心地よい眠りも」 
13.限りないざわめきをたてる海
14. 牧者エンデュミオン(自作のカンタータ「エンデュミオン」の動機による)
15. サチュロス
16. 「高い山々の陰も長くなる」
17. 牧神の気紛れ
18. ある猫の死について
19. 砂浜での朝の清澄さ
20. 「幸せなる小さな牧者」
21. 夕べの静けさ
22. 海を渡る朝の清々しい微風
23. 「おお、あまりにも幸運な農夫よ」
24. 光に満ちた夕
25. 森の春の陽気さ
26. 「ティテュロスよ、君は広々としたブナの木陰に腰をおろし」
27. 森の中の踊り
28. 「けれども安らかな休息が……」(自作のヴァイオリン・ソナタ第1番より)
29. 「美しき家畜を護る者は、自らも美しい」
30. 「鳥たちは酔い……」
31. セイレノス
32. ディオニュソスの祭りの行列のために
ニコラ・ウッドウォード(Fl)

録音:日時不明(2018-19年?)
クリフトン大聖堂、ブリストル、イングランド
イギリスでソリストとして活躍するフルート奏者ニコラ・ウッドウォードによる、ケクランの大作『ネクテールの歌』の第一弾 録音は、3集あるうちの第2集。アナトール・フランスが1914年に発表した長編小説『天使たちの叛逆』に登場するフ ルートを吹く長老ネクテールの名を冠し、無伴奏フルートのために書かれたこの大作は、1945年に4カ月以上を費やし て一気に書き上げられました。聴く者に語りかけるようなこの作品を、ウッドウォードは大聖堂の響きも上手く取り込み、 気高い緊張感を最後まで維持しながら聴かせます。(各タイトルの日本語訳は相場ひろ氏による。)
Hoxa
HS-190206(1CD)
NX-B06
ケクラン:ネクテールの歌 第1集
シャルル・ケクラン):『ネクテールの歌』 第1集 Op. 198
「アナトール・フランスの『天使たちの叛逆』による32編」
1. 序
2. 生命の誕生
3. 光の戯れ
4. 霊魂の光明
5. 世界の若さ
6. 知性の安らかなる光明は…
7. …過ちと愚かさに矢を浴びせる
8. 勝者の笑い
9. 光の快活さ
10. 虚しき争い(「何になろう?」)
11. 優しさ
12. ひとの嘆き
13. 夜
14. 海を渡る春の息吹
15. 光 ー 穏やかさ ー 均衡
16. 愛
17. 哀れみ
18. 苦しむ魂のために
19. ミューズたちの庭
20. 葡萄の樹の巻きひげ
21. 穏やかな時間
22. おそれ
23. 牧歌
24. 海上の月光
25. 生命への飛翔
26. 「世界を創る欲望」
27. 人間の努力
28. 敗者は想う
29. 夕べ
30. 賢者の落ち着き
31. 陽光に満ちた朝の楽しさ
32. ひとの苦しみについての瞑想
ニコラ・ウッドウォード(Fl)

録音:日時不明(2019-20年?) 
クリフトン大聖堂、ブリストル、イングランド
イギリスでソリストとして活躍するフルート奏者ニコラ・ウッドウォードによる、ケクランの大作『ネクテールの歌』の第二弾 は、3集あるうちの第1集。アナトール・フランスが1914年に発表した長編小説『天使たちの叛逆』に登場するフルート を吹く長老ネクテールの名を冠し、無伴奏フルートのために書かれたこの大作は、1945年に4カ月以上を費やして一 気に書き上げられました。聴く者に語りかけるようなこの作品を、ウッドウォードは大聖堂の響きも上手く取り込み、気 高い緊張感を最後まで維持しながら聴かせます。(各タイトルの日本語訳は相場ひろ氏による。)

Sheva
SH-163(1CD)
メシアン:『主の降誕』
「聖体秘蹟への奉納」
アンドルー・カニング(Org)

録音:2016年9月12-13日 ウプサラ大聖堂、スウェーデン
メシアンは1935年の夏、アルプスに近いフランスのグルノーブルで『主の降誕』を作曲しました。神学に加え、山々や中 世の大聖堂のステンドグラスからインスピレーションを得て作曲された9つの楽章のタイトルには、いずれも聖書の言葉が 引用されています。この録音で深淵なる宗教体験を表現しているカニングは、ロンドン出身で王立音楽院に学び、 1984年に英国のオルガン・コンクールで優勝している、この世代を代表するオルガン奏者の一人です。
Sheva
SH-170(1CD)
LIFETIME〜ピアノ・デュオ作品集
バーバー:スーヴェニール(思い出) Op. 28 (4手ピアノのための)
モーツァルト:幻想曲 ヘ短調 K. 608 (4手ピアノのための)
ラフマニノフ:組曲 第1番 「幻想的絵画」 Op. 5 (2台ピアノのための)
S&B ピアノ・デュオ【エレノーラ・スピーナ、ミケール・ベニニェッティ (P/YAMAHA CFX)】

録音:2016年10月27-28日 ヤマハ・ミュージック・ヨーロッパ・ブランチ、イタリア
2013年に結成され、ブラームスの2台ピアノ作品全集(Brilliant Classics)などで既に高い評価を得ているデュオに よる、4手あるいは2台ピアノの幅広い可能性を聴かせてくれるアルバム。
Sheva
SH-182(1CD)
Unending Love - Sound Poem
バッハ(ケンプ編):神よ、われら汝に感謝す BWV 29 - シンフォニア
チャイコフスキー(プレトニョフ編):バレエ音楽「くるみ割り人形」組曲 Op. 71a
アルベニス(ゴドフスキー編):II. タンゴ - スペイン Op. 165 より
グルック(ズガンバーティ編):精霊の踊り - 歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」 より
リスト:巡礼の年 第2年への追加 ヴェネツィアとナポリ S162/R10
エネスコ:組曲第2番ニ長調 Op. 10
シンジアーナ・ミルセア (P)

録音:2016年12月 シェヴァ・スタジオ、ヴィラ・ボッシ、イタリア
ブルガリア出身シンジナーナ・ミルセアによる、終わらない愛をテーマにしたアルバム。神の愛からおとぎ話の愛、神話の 愛など様々な愛を元にした作品を中心に選曲されています。

Sleeveless Records
SLV-1001(1CD)
NX-B06
『ムーンライト・セレナーデ』
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 悲愴」
ピアノ・ソナタ第14番「月光」
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
ウォーレン・メイリー=スミス(P/スタインウェイ Model D)

録音:日時不詳
チャンプス・ヒル、サセックス、UK
オリジナル発売:2009年10月
イギリスで活躍するピアニスト、メイリー=スミスがベートーヴェンの人気の高い3つのソナタ、「悲愴」、「ワルトシュタイン」、「月光」 を録音。Sleevelessレーベルでのデビュー盤です。洗練されたパワフルなピアニズムと、スコアに忠実に、感傷に走らない絶妙な バランスで、ベートーヴェンと対峙しています。イギリスのサセックス州にあるチャンプス・ヒル(農場を営んでいたオーナーの個人音楽 ホール)の定評あるクリアな音質と、ウィグモアホールやカーネギーホールでリサイタルを行い、英国王室のためにも度々演奏を行う メイリー=スミスの演奏で、クオリティの高い録音に仕上がっています。
Sleeveless Records
SLV-1002(1CD)
NX-B06
『スーヴェニール〜思い出』
ショパン:即興曲 第4番嬰ハ短調 Op. 66 「幻想即興曲」
夜想曲 第8番変ニ長調 Op. 27-2
練習曲 変ト長調 Op. 10-5 「黒鍵」
夜想曲 第2番変ホ長調 Op. 9-2
練習曲 変イ長調 Op. 25-1 「エオリアン・ハープ」
前奏曲 第4番ホ短調 Op. 28-4
練習曲 ヘ長調 Op. 10-8
前奏曲 第15番変ニ長調 Op. 28-15 「雨だれ」
ワルツ 第6番変ニ長調 Op. 64-1 「小犬のワルツ」
ワルツ 第7番嬰ハ短調 Op. 64-2
夜想曲 第20番嬰ハ短調 Op. なし 「遺作」
練習曲 ハ短調 Op. 10-12 「革命」
変奏曲 イ長調 「パガニーニの思い出」
バラード 第1番ト短調 Op. 23
ウォーレン・メイリー=スミス(P)

録音:不詳
オリジナル発売:2009年11月
イギリスで活躍するピアニスト、メイリー=スミスが特に得意としているショパン。たくさんの有名作品から、まだ十代のショパンがパガ ニーニの演奏に接したあとに書いたと言われる変奏曲まで収録。ウィグモアホールやカーネギーホールでリサイタルを行い、英国王 室のためにも度々演奏を行うメイリー=スミスの演奏でお楽しみいただけます。
Sleeveless Records
SLV-1003(1CD)
NX-B06
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第9番ニ長調 K. 311
ピアノ・ソナタ 第8番イ短調 K. 310
ピアノ・ソナタ 第12番ヘ長調 K. 332
「トルコ行進曲」 - ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K. 331 より
ウォーレン・メイリー=スミス(P/スタインウェイ)

録音:2010年10月
オリジナル発売:2011年2月
イギリスで活躍するピアニスト、メイリー=スミスの洗練された演奏による、モーツァルトのソナタの傑作。音色の美しさと充実した音 楽性が大きな魅力で、たいへん個性的ながらも説得力のある構成力で聴かせています。モーツァルトのソナタの真骨頂である悲 劇的なソナタ第8番のあと、ほっと一息つくように、軽快な「トルコ行進曲」でディスクは幕を閉じます。BBC3ラジオのディスク・レ ビューでも高評価を得たアルバム。
Sleeveless Records
SLV-1005(1CD)
NX-B06
『描写』
リスト:メフィスト・ワルツ 第1番/愛の夢 第3番変イ長調/演奏会用練習曲 「小人の踊り」 「悲しみ」 「ため息」
巡礼の年 第3年〜エステ荘の噴水/リゴレット・パラフレーズ
コンソレーション第3番変ニ長調/ハンガリア狂詩曲 第2番嬰ハ短調
ウォーレン・メイリー=スミス(P)
イギリスで活躍するピアニスト、メイリー=スミスによる2011年のリスト生誕200年記念アルバム。悪魔的な「メフィスト・ワルツ」、華やかで表情豊かな「リゴレット・パラフレーズ」、対照的にしっとりとした「コンソレーション」や「ため息」、あまり演奏される機会のない「悲しみ」など、コントラストの効いたリストの魅力が味わえる1枚です。「メイリー=スミスがお馴染みのリストの人気曲を、まるで初めて発見したかのようなクオリティと、ヴェルヴェットのような質感で響かせる」とBBCミュージック・マガジンが評しています。


Profil
PH-21004(10CD)
アルトゥール・バルサム名演集
■Disc1 70’36”
ブラームス
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調「雨の歌」Op.78
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
■Disc2 69’41”
(1)バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
(2)同:子供のために第1巻〜第22、31、30、40曲
(3)ウォルトン:ヴァイオリン・ソナタ
(4)バラキレフ:夢
(5)同:マズルカ第6番変イ長調
(6)同:イスラメイ
■Disc3 75’33”
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
(2)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」
Disc4 67’54”
リャプノフ:超絶技巧練習曲集(全12曲)
■Disc5 70’39”
(1)リスト:ピアノ・ソナタロ短調
(2)同:死のチャールダーシュ
(3)同:夜想曲「夢の中に」
(4)バラキレフ:ピアノ・ソナタ変ロ短調
(5)リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調
■Disc6 79’56”
リスト
(1)3つの演奏会用練習曲〜第2曲「軽やかさ」/第3曲「ため息」
(2)超絶技巧練習曲集〜鬼火
(3)2つの演奏会用練習曲
(4)パガニーニによる大練習曲〜第2曲変ホ長調/第3曲「ラ・カンパネラ」/第5曲「狩」
(5)巡礼の年第1年「スイス」〜泉のほとりで
(6)マイアベーアの「予言者」によるイラストレーション〜スケートをする人々
(7)巡礼の年第2年追加「ヴェネツィアとナポリ」〜ゴンドラ曳き/タランテラ
(8)ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」(コンスタント・ランバート編ピアノと管弦楽版)
■Disc7 51’10”
バッハ
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番ロ短調BWV1014
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調BWV1015
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ長調BWV1016
Disc8 56’05”
バッハ
(1)ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調BWV1017
(2)ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ短調BWV1018
(3)ヴァイオリン・ソナタ第6番ト長調BWV1019
■Disc9 79’55”
(1)モーツァルト:クラリネット三重奏曲変ホ長調K.498「ケーゲルシュタット」
(2)同:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
(3)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30の1
■Disc10 73’12”
(1)ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調
(2)ショーソン:ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのコンセール
(3)フバイ:そよ風Op.30の5
アルトゥール・バルサム(P)

■Disc1
 シモン・ゴールドベルク(Vn)

■Disc2
 ジョゼフ・フックス(Vn)

■Disc3
 クレメンス・ダヒンデン(指)
 ヴィンタートゥールSO(1)、
 ナタン・ミルシテイン(Vn)(2)

■Disc4
 ジョゼフ・フックス(Vn)(1)(2)、
 ラヤ・ガールブゾワ(Vc)(3)

■Disc5:ワルター・ゲール(指)
 ヴィンタートゥールSO(1)

■Disc7
 パスカルQ(1)、
 ジノ・フランチェスカッティ(Vn)(2)

■Disc8
 ジョゼフ・フックス(Vn)(1)、
 ルイス・カウフマン(Vn)(2)、
 ヴィクター・デザルツェンス(指)
 ヴィンタートゥールSO(3)

■Disc9
 オットー・アッカーマン(指)
 ヴィンタートゥールSO(1)、
 ジノ・フランチェスカッティ(Vn)(2)

■Disc10
 エリカ・モリーニ(Vn)(1)、
 ルイス・カウフマン(Vn)(2)、
 ザラ・ネルソヴァ(Vc)(3)、
 ナタン・ミルシテイン(Vn)(4)-(7)、
 ユーディ・メニューイン(Vn)(8)、
 マイケル・レビン(Vn)(9)-(14)

録音:Disc1:1953年5月
Disc2:1952年5/6月
Disc3:1952年頃(1)、1957年(2)
Disc4:1953年5月(1)(2)、1947年頃(3)
Disc5:1952年頃(1)、1960年頃(2)-(9)
Disc6:1960/61年
Disc7:1950年11月(1)、1955年(2)
Disc8:1955年(1)、1952年(2)、1950年頃(3)
Disc9:1952年頃(1)(3)、1947年(2)
Disc10:1945年(1)、1949年(2)(4)-(6)、1960年(3)、1932年(8)、1952年(9)-(14)、1955年(7)
アルトゥール・バルサム(1906-1994)はポーランド出身のピアニスト。ワルシャワとウッチで学んだ後、ベルリン高等音楽学校でシュナーベルに師事、1930 年のベルリン国際ピアノ・コンクールで優勝しました。
ナチスから逃れアメリカに定住し、独奏者として活躍するかたわら、フランチェスカッティ、モリーニ、ミルシテイン、スターンらと共演し、名伴奏者として名を成し ました。さらにイーストマン音楽学校ほかで教鞭をとり、アックス、ペライアを含むアメリカのピアニストたちを育てました。
バルサムの録音は少なくありませんが、ゴールドベルク、ミルシテインとのソナタが貴重。20世紀初頭のヨーロッパのヴァイオリン芸術を堪能させてくれます。端 正なモーツァルトやブラームスをたっぷり楽しませてくれる一方、彼としては珍しいヒンデミットやショーソンも聴きものです。協奏曲では名人芸を発揮。特にモー ツァルトのピアノ協奏曲では自作のカデンツァを披露しています。名手バルサム再発見のBoxです。kい
Profil
PH-20085(10CD)
ルイス・ケントナー名演集
■Disc1 70’36”
ブラームス
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調「雨の歌」Op.78
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
■Disc2 69’41”
(1)バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
(2)同:子供のために第1巻〜第22、31、30、40曲
(3)ウォルトン:ヴァイオリン・ソナタ
(4)バラキレフ:夢
(5)同:マズルカ第6番変イ長調
(6)同:イスラメイ
■Disc3 75’33”
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
(2)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」
■Disc4 67’54”
リャプノフ:超絶技巧練習曲集(全12曲)
■Disc5 70’39”
(1)リスト:ピアノ・ソナタロ短調
(2)同:死のチャールダーシュ
(3)同:夜想曲「夢の中に」
(4)バラキレフ:ピアノ・ソナタ変ロ短調
(5)リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調
Disc6 79’56”
リスト
(1)3つの演奏会用練習曲〜第2曲「軽やかさ」/第3曲「ため息」
(2)超絶技巧練習曲集〜鬼火
(3)2つの演奏会用練習曲
(4)パガニーニによる大練習曲〜第2曲変ホ長調/第3曲「ラ・カンパネラ」/第5曲「狩」
(5)巡礼の年第1年「スイス」〜泉のほとりで
(6)マイアベーアの「予言者」によるイラストレーション〜スケートをする人々
(7)巡礼の年第2年追加「ヴェネツィアとナポリ」〜ゴンドラ曳き/タランテラ
(8)ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」(コンスタント・ランバート編ピアノと管弦楽版)
■Disc7 51’10”
バッハ
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番ロ短調BWV1014
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調BWV1015
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ長調BWV1016
■Disc8 56’05”
バッハ
(1)ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調BWV1017
(2)ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ短調BWV1018
(3)ヴァイオリン・ソナタ第6番ト長調BWV1019
■Disc9 79’55”
(1)モーツァルト:クラリネット三重奏曲変ホ長調K.498「ケーゲルシュタット」
(2)同:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
(3)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30の1
■Disc10 73’12”
(1)ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調
(2)ショーソン:ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのコンセール
(3)フバイ:そよ風Op.30の5
ルイス・ケントナー(P)

■Disc1,7,8
ユーディ・メニューイン(Vn)

■Disc2
エードリアン・ボールト(指)BBC響(1)、
ユーディ・メニューイン(Vn)(3)

■Disc3
サー・エードリアン・ボールト(指)
フィルハーモニアO(1)
ヘンリー・ホルスト(Vn)、
アンソニー・ピニ(Vc)(2)

■Disc6
コンスタント・ランバート(指)
サドラーズ・ウェールズO(8)

■Disc9:レジナルド・ケル(Cl)、
フレデリック・リドル(Vc)(1)
ハリー・ブレック(指)
フィルハーモニアO(2)、
イエネー・レナー(Vn)(3)

■Disc10
ユーディ・メニューイン(Vn)(1)(2)、
ガスパール・カサド(Vc)(1)
パスカルQ(2)、
エリカ・モリーニ(Vn)(3)

録音:Disc1:1956年9月10日(1)、1957年9月13日(2)、8月16日(3)
■Disc2:1946年(1)、1940年(2)、1950年8月8日(3)、1944年(4)-(6)
■Disc3:1941年
■Disc4:1959年
■Disc5:1948年5,6月(1)、1951年11月(2)(3)、1949年6月(4)、1937年6月(5)
Disc6:1939年(1)(3)(6)、1937,41年(2)、1947,49年(4)、1937年(5)、1938年(7)、1940年(8)
■Disc7,8:1951年1,4月
■Disc9:1941年1月17日(1)、1959年(2)、1930年代後半〜40年代初頭(3)
■Disc10:1961年(1)、1954年(2)、1929年(3)
ルイス・ケントナー(1905-1987)はハンガリー出身のピアニスト。ブダペスト王立音楽院でヴェイネルやコダーイに師事し、第2回ショパン国際コンクールで第 5位に入賞しました。
彼はリスト、バルトークなどハンガリー作品の演奏で名を成しましたが、レパートリーがとても広く、独奏、協奏曲から室内楽までいずれも高く評価されています。 リスト弾きとしての実績から、バラキレフの「イスラメイ」やリャプノフの「超絶技巧練習曲集」など恐るべき難曲の録音も依頼され、長く定番となっていました。
室内楽奏者としては、義弟メニューイン(妻がケントナーの実妹)との素晴しい共演盤が数多く残されています。ここではブラームスやバッハの名作ソナタのほ か、ラヴェルのピアノ三重奏曲やショーソンの「ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのコンセール」まで両者の至芸を堪能できます。またエリカ・モリーニと 1929年に共演したフバイの「そよ風」、レナーと共演したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第6番も貴重です。
さらにモーツァルトのピアノ協奏曲第24番では自作のカデンツァを披露。またリストのソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」はコンスタント・ランバート編ピアノと 管弦楽版というのも興味を引かれます。いずれも今日入手困難なものばかり。ピアノ・ファンなら無視できないBoxです。 (Ki)

Profil
PH-21010(2CD)
ブルックナー(シャラー編):交響曲第9番ニ短調(全4楽章オルガン版) ゲルト・シャラー(Org)

録音:2020年11月2-5日/エーブラハ大修道院アイゼンバルト・オルガン
ブルックナーの全交響曲を異版も含め追及する指揮者ゲルト・シャラー。彼は弦楽五重奏曲をフルオーケストラ用に編曲したり、交響曲第9番の終楽章を完成さ せるなど、その徹底ぶりには目を瞠らされます。すべてはブルックナー生誕200年にあたる2024年のプロジェクトへ向けての蓄積と申せましょう。
シャラーは指揮者としてだけでなくオルガニストとしても優れ、ブルックナーのオルガン曲全集もリリースしています。そのシャラーが交響曲第9番を自身でオル ガン用に編曲・演奏して世に問うアルバムの登場です。
これまでにも手兵フィルハーモニー・フェスティヴァと2016年にキャラガン版、2018年に自身の版による第4楽章の完成稿を録音して話題となりました。そ の際の研究で構造、交響楽的思考などブルックナーをさらに理解したいと思う気持ちが嵩じてオルガン編曲のアイディアとつながりました。
オルガンはブルックナーが生涯をともにした楽器ながら、オルガン音楽史に輝く大作や傑作を残していません。シャラーによればブルックナーは自分の使命が交 響曲の作曲で、華麗なオルガン曲を書くことに興味がなかったとしています。しかし彼の交響曲にはオルガン特有の要素が散見されるため、オルガン編曲の可能性 を見出したとも述べています。
シャラーはオーケストラ効果をオルガンに移すのではなく、交響曲のエッセンスをフィルターで濾過し、本質と核心が聞えるように心がけたとのこと。それゆえブ ルックナーの交響曲に不可欠な弦のトレモロやうねりなどがオルガン的のものに変えられ、完全なオルガン曲に仕上げています。興味深いのは第4楽章。驚くほど 多くのトッカータ的要素がまさにオルガンに適していて充実感たっぷり。全体としてブルックナーの重厚な縦線よりも、横線の複雑な対位法的な綾が鮮明となり、 目から鱗が落ちることの連続です。
使用楽器は、シャラーがフィルハーモニー・フェスティヴァと一連のブルックナーの交響曲を演奏・録音したエーブラハ大修道院付属教会のオルガンで、ヴォルフ ガンング・アイゼンバルト製作の4段鍵盤と56のストップを持つ壮麗なもので、大聖堂の音響とあいまりブルックナーの神聖な交響曲第9番にふさわしい音世界 を創り上げています。ストップの詳細な使用表はブックレットに掲載されています。 (Ki)

Printemps des Arts de Monaco
PRI-033(1CD)
ギュスターヴ・サマズイユ(1877-1967):「広範に亘る月光」〜『海の歌』より第2曲
アベル・ドゥコー(1869-1943):『月の光』(4つのピアノ曲)
ピエール=オクターヴ・フェルー(1900-1936):『タイプ』(3つのピアノ曲)
ルイ・オベール(1877-1968):航跡 Op.27(3つのピアノ曲)
アリーヌ・ピブル(P/ベーゼンドルファー)

録音:2020年6月29日-7月2日/ヤコフ・クライツベルク・ホール(モナコ)
デュティユーとフォーレのピアノ作品集でソロ・デビュー盤を果たしたアリーヌ・ピブル。期待の新録音でもフランス人作曲家に挑戦。サマズイユ、ドゥコー、フェ ルー、オベール、4人の作曲家に焦点を当てました。
ショーソンの弟子でダンディやボルドに師事したサマズイユ。3つのピアノ曲からなる『海の歌』の第2曲「広範に亘る月光」はその美しさが傑出した作品。ドゥ コーの4つのピアノ曲からなる『月の光』はそのハーモニーの豊かさ、メロディの美しさ、そして詩的な旋律が魅力です。ドビュッシーやラヴェル と同時代を生きた4人の作曲家。20世紀初頭のフランスの美意識の高さを感じられるアルバムです。 (Ki)

Printemps des Arts de Monaco
PRI-035(1CD)
リスト:悲しみのゴンドラ第1稿 S.200/1 R.81 変イ長調
悲しみのゴンドラ第2稿 S.200/2 R.81
3つの葬送的頌歌 S.112
無調のバガテル S.216a
2つのチャールダーシュ S.225
死のチャールダーシュ S.224
葬送前奏曲と葬送行進曲 S.206
リヒャルト・ワーグナーの墓に S.202
ベアトリス・ベリュ(P/ベーゼンドルファー)

録音:2020年12月7-9日/リスト・センター音楽堂、ライディング(オーストリア)
フランスの人気ピアニスト、ベアトリス・ベリュ。リスト弾きをして知られ、ピアノ協奏曲第1&2番(AP-180)、「ダンテを読んで、バラード第1&2番、オーベ ルマンの谷、コンソレーション」(AP-137)でもその腕前を発揮しております。当アルバムではリスト晩年の作品を収録。深いノスタルジアに満ちた作品など、リス トの深淵な世界を堪能することができます。録音はオーストリア、ライディングのリストの生地で行われました。 (Ki)

Global Culture Agency
GCAC-1041
(1SACD)
シングルレイヤー
初SACD化
日本語帯・解説付

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001〜1006(全曲) ヨゼフ・シゲティ(Vn)

録音:1955、56年(モノラル)
強烈なまでに愚直な歌いっぷり、芯のある骨太の音色、決して緩むことのない緊張度、妥協なき世界…泣く子も黙る超名盤「シゲティの無伴奏」初SACD化! SACDならではの収録時間を活かし、6曲全曲を1枚のディスクに収めています。バッハ演奏の神髄とも言えるこの大演奏を見事な音質のXRCDで復刻した実績 のあるGlobal Culture Agencyレーベルが、Vanguard Classic提供のハイビット・ハイサンプリングのマスターをもとにSACD化。今までにない高解像度 で浮かび上がるシゲティ渾身のバッハをぜひお聴きください!
幼少時に大ヴァイオリニストのヨアヒムや大ピアニスト・作曲家のブゾーニと出会い、その音楽的才能を大きく開花させたヨゼフ・シゲティ(1892-1973)。バッ ハの無伴奏と言えば『シャコンヌ』等ほんの一部が技巧的ショウピースとして取り上げられるのみだった時代において、他ならぬ彼こそが全曲を演奏し聴かせる先 駆者だったことも忘れてはなりません。それでいて現在なお至上の名演として君臨する彼のバッハ録音は、カザルスの『無伴奏チェロ組曲』録音と双璧を成す、世 にまたと無い「偉業」と言えるでしょう。

Nimbus Alliance
NI-6409(1CDR)
トーマス・ド・ハルトマン(1885-1956) ピアノ作品集
トーマス・ド・ハルトマン:3つの小品 Op.4 より第2番 第3番(1899)/3つの前奏曲 Op.11(1904)/12のロシアのおとぎ話 Op.58(1937)/最初のピアノ・ソナタ Op.67(1942)/2つの夜想曲 Op.84(1953)/6つの小品 Op.7より第1番第5番第6番(1902)/Divertissements from Forces of Love and Sorcery Op.16(1915)/ウィーン風ユモレスク Op.1931)/ブラックライト Op.74(1945)/Musique pour la fete de la patronne Op.77(1947)/セカンド・ピアノ・ソナタ Op.82(1951)
エラン・シクロフ(P)

録音:2011年10月-2015年6月(オランダ)
ウクライナに生まれたロシア人作曲家トーマス・ド・ハルトマンの作品を紹介していくプロジェクトのピアノ作品集。作曲をアレンスキーやタネーエフに師事し、ピアノをリムスキー=コルサコフに師事したド・ハルトマンのピアノ曲は、ロマンティックで色彩感があり、親しみやすいメロディの曲も多いです。初期の作品から晩年の作品まで収録されていますので、ド・ハルトマンの作風の変化も味わえます。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Nimbus Alliance
NI-6399(1CDR)
ベートーヴェン:バガテル集
7つのバガテル Op.33
バガテル ハ短調 WoO.52
11のバガテル Op.119
6つのバガテル Op.126
バガテル「エリーゼのために」 WoO.59
ウラディミール・フェルツマン(P)

録音:2019年1月
旧ソ連での音楽活動禁止、アメリカへの亡命、レーベルの移籍など、幾多の試練を乗り越えた孤高の天才ピアニスト、ウラディミール・フェルツマン。バロックから20世紀の音楽まで幅広いレパートリーを持つフェルツマンによるベートーヴェンのバガテル集。ピアノ・ソナタに比べれば小さな作品ばかりですが、どの曲もベートーヴェンの魅力的なエッセンスに富んでいます。多彩な曲想あふれる作品群を弾き分けるフェルツマンの表情豊かなピアノが楽しめます。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Nimbus
NI-1571(1CDR)
プーランク:小象ババールの物語
(音楽:プーランク/台本:ジャン・ド・ブリュノフ)
(ネリー・リュウによる英語テキスト)
ミリアム・マーゴリーズ(語り手)
サイモン・キャラハン(P)

録音:2020年8月9日(演奏)、8月16日(ナレーション)、イギリス
※収録時間:27分51秒
幅広い世代に愛されるフランスを代表する絵本「ぞうのババール」を題材に、プーランクがピアノと語り手のために作曲した作品「小象ババールの物語」。原作では、森で育った小象ババールが、母親との別れ、親切なおばあさんや仲間との出会いを経て、象の王国の王様になるまでの成長を描いており、それぞれのシーンを想起させるような様々な曲調や、随所に他のプーランクの作品を思わせるパッセージが散りばめられていることも特徴的。
語り手は、ベストセラー小説の映画「ハリー・ポッターシリーズ」でスプラウト先生役を演じるなど、映画やテレビにおけるバイブレーヤーとして活躍するイギリスの名女優、ミリアム・マーゴリーズ。演奏は、ソリスト、室内楽奏者として国際的に活躍し、数々の知られざるピアノ作品を発掘してきたピアニスト、サイモン・キャラハン。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Nimbus
NI-5999(1CDR)
フレンチ・ボンボン〜ロマンティック・オルガン・ミュージック
テオドール・デュボワ:トッカータ ト長調
マルセル・デュプレ:プレリュートとフーガ ト短調
ルイ・ジェームズ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリ:ソルティ 変ホ長調
レオン・ボエルマン:ゴシック組曲より トッカータ
メシアン:聖体秘蹟への奉納
ウジェーヌ・ジグー:トッカータ ロ短調
ヴィエルヌ:子守歌
フランク:英雄的小品
ルフェビュール=ヴェリ:アンダンテ 「人の声の合唱」
ヴィドール:オルガン交響曲第5番より トッカータ
ルフェビュール=ヴェリ:ソルティ 変ロ長調
ヴィエルヌ
:歌、ウェストミンスターの鐘、オルガン交響曲第1番より フィナーレ
リチャード・レスター(Org)

録音:2020年3月&7月、聖ルークス教会(バックファストリー、イギリス)
名匠ジョージ・マルコムに師事し、スカルラッティのソナタ全曲録音、フレスコバルディの鍵盤作品集などを続々と世に送り出したイギリスの古楽系鍵盤奏者、リチャード・レスターが奏でるフランスのオルガン作品集。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

ANALEKTA
AN-29195(1CD)
ナポリ1810〜イタリアの初期ロマン派ギター作品集
パガニーニ:グランド・ソナタ M.S.3
カルッリ:6つのアンダンテ Op.320、
 ギター・ソナチネ Op.59-1、
 ギター・ソナタ Op.159-1
ジュリアーニ:ギター・ソナタ Op.15
パスカル・ヴァロワ(G/キャバス・ベルナール 1820年頃)

録音:2020年9月
ロマン派の時代に見られたギターへの熱狂を、現代に復活させることに専念するギタリスト、パスカル・ヴァロワによるAnalekta初のアルバム。19世紀初頭、ギターのレパートリーはこうしたイタリアの作曲家のメロディックでヴィルトゥオジックな作品が中心でした。ギターは19世紀初頭に製作されたものを用いており、カルッリのOp.59-1とOp.159-1が世界初録音で収録されているのもポイントです。
「このアルバムは、イタリア音楽の解釈に捧げた長年の集大成です。これらの音楽は、装飾や即興的なフレーズに加えて、ベルカントの伝統(レガート、柔軟性、敏捷性)と切り離せません。私はこれらの要素を自分の演奏と新しいアルバムに取り入れました。」(パスカル・ヴァロワ)

CAvi
85-53327(2CD)
ルール・ピアノ・フェスティヴァル Vol.39 ― ベートーヴェン250周年〜ライヴ・レコーディングス2020
■CD1
(1)選帝侯ソナタ第1番変ホ長調 WoO.47-1
選帝侯ソナタ第2番ヘ短調 WoO.47-2
選帝侯ソナタ第3番ニ長調 WoO.47-3
(2)「アテネの廃墟」からの「トルコ行進曲」による6つの変奏曲 Op.76
ディッタースドルフの主題による13の変奏曲 WoO.66
スイスの歌による6つの変奏曲 WoO.64
ロンド ハ長調 Op.51-1
パイジエッロの喜歌劇「粉屋の娘」の二重唱「ネル・コル・ピウ」による6つの変奏曲 WoO.70
■CD2
(1)幻想曲 ロ長調 Op.77
創作主題による32の変奏曲ハ短調 WoO.80
ポロネーズ ハ長調 Op.89
(2)エコセーズ変ホ長調 WoO.86
(3)前奏曲ヘ短調 WoO.55
7つのバガテルOp.33
「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調 Op.35
ピアノ小品ハ長調 WoO.62 「最後の楽想」
■CD1
(1)オルガ・パシュチェンコ(フォルテピアノ/1785年頃製)
(2)リカ・ビビレイシュヴィリ(P)

■CD2
(1)アンナ・ザシモヴァ(P)
(2)リカ・ビビレイシュヴィリ(P)〕
(3)アニカ・ヴァヴィチ(P)

録音(ライヴ):2020年5月−10月
ドイツ、ルール地方各地で毎年行われているドイツ最大級の音楽祭の一つ、ルール・ピアノ・フェスティヴァル。アルゲリッチやラン・ラン、ツィメルマン、キーシン等超豪華ピアニストが世界中から集まる他、有望な若き逸材が多数参加することでも知られています。
C'Avi-musicがリリースしてきたライヴ録音シリーズ第39弾は、2020年生誕250年のベートーヴェンを祝うオール・ベートーヴェン・プログラム。例年5月〜6月に開催してきた音楽祭ですが、COVID-19の影響を受けて約85%のコンサートが失われながらも、5月、6月、7月のいくつかのコンサートと初秋に行われたいくつかのコンサートの録音をまとめてリリースが実現。メジャーなピアノ・ソナタは収録せず、「選帝侯ソナタ」や各種変奏曲、ピアノ小品など作品番号なしの作品を中心に、比較的珍しいベートーヴェンのピアノ作品を集めたコレクターズ・アイテムとして完成しました。ロシアのチェンバロ&フォルテピアノ奏者オルガ・パシュチェンコ、ジョージアのリカ・ビビレイシュヴィリ、ロシアのアンナ・ザシモヴァ、セルビアのアニカ・ヴァヴィチといった、東ヨーロッパ・東南ヨーロッパ系の女流奏者たちによる情熱的なパフォーマンスも聞き応え抜群です。

Etcetra
KTC-1698(1CD)
ブラームス:ピアノ4手連弾のための作品集
ハンガリー舞曲第7番
ハンガリー舞曲第8番
ワルツ集 Op.39
ハンガリー舞曲第9番
ハンガリー舞曲第11番
ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 Op.23より 主題と第10変奏
ハンガリー舞曲第15番
ハンガリー舞曲第16番
ワルツ集「愛の歌」 Op.52
ハンガリー舞曲第17番
ハンガリー舞曲第19番
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)、
ヴェールレ・ペーテルス(フォルテピアノ)
ヴィーラント・クイケンやパウル・ドンブレヒトなど世界的古楽奏者らと共演してきたベルギーの古楽系鍵盤奏者ヤン・フェルミューレン。12枚組におよぶ「シューベルトのピアノ独奏作品集」(KTC1336)を実現したあと、ヴェールレ・ペーテルスとともに7枚組の「シューベルトの4手連弾作品全集」(KTC1511)も完成させたフェルミューレンの次なるプロジェクトはブラームス!
「ウィーンの感傷とハンガリーの情熱(Viennese Sentiment & Hungarian Passion)」と名付けられたニュー・アルバムは、ブラームスのハンガリー舞曲集からの8曲の間に、2つのワルツ集(Op.39&Op.52)とシューマンの主題による変奏曲を配置し、ブラームスが描いた舞曲の豊富なメロディー、リズムの変化、豊かなハーモニーの芸術を素晴らしき4本の腕で紡ぎます。

Cobra Records
COBRA-0078(1CD)
ソロ
コダーイ無伴奏チェロ・ソナタ ロ短調 Op.8
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72
ヌアラ・マッケンナ(Vc)

録音:2020年4月14日ー15日&17日、レンスワウデ・クーペル教会(オランダ)
b.1993)の華麗なるデビュー・アルバム!
マッケンナはフライブルク音楽大学でジャン=ギアン・ケラスに、バーゼル音楽院でイヴァン・モニゲッティに師事し、現在はシュトゥットガルト音楽院でコンラディン・ブロトベク教授のクラスでソリスト・プログラムに在籍しながら、2019年からはパーヴォ・ヤルヴィ率いるドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン(ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー)でソロ・チェリスト(首席チェリスト)を務めている気鋭のチェロ奏者。
期待のデビュー・アルバムは、マッケンナが何年にもわたって深い愛情を育み、自身に多くのことを教えてきたチェロの無伴奏レパートリーとして、コダーイ、リゲティ、ブリテンの偉大な無伴奏チェロ作品を選択しています。

Da Vinci Classics
C-00384(1CD)
モーツァルト:鍵盤楽器のためのソナタ全集 Vol.5
幻想曲ハ短調 K.475
ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457
ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330
ジョヴァンニ・ディ・チェッコ(クラヴィコード)

録音:2019年11月、ジャンルカ・ザニン・アルティジャン・スタジオ(プレガンツィオール、イタリア)
クラヴィコードによるモーツァルトの「ピアノ・ソナタ」の全曲録音完成を目指しているイタリアの鍵盤楽器奏者、ジョヴァンニ・ディ・チェッコ。
ヴェネツィア大学で哲学を学んだ経歴を持つディ・チェッコが録音した「ソナタ全集第5巻」には、バッハの音楽を聴衆に想起させ、ベートーヴェンの作風を先取りしていたとも思わせる「K.457」と「K.475」、ポスト・バッハにもプレ・ベートーヴェンにも属さない、モーツァルトらしさに満ちた「K.330」の3作品を収録。
モーツァルトが生きた時代では鍵盤楽器の主流の1つとして存在感を放っていたクラヴィコードで、当時の響きの再現を試みています。新鮮かつ魅力的なモーツァルトの姿をお楽しみ下さい。
使用楽器は、2018年にベルギーのヨリス・ポトフリーヘが製作した1770年製サクソン・モデルのクラヴィコードです。
Da Vinci Classics
C-00366(1CD)
ラテン・アメリカのギター音楽集
ルイス・メルリン:バイロンゴ・カンペロ
アルダズ:ラ・グラシア・デ・ディオス
レデルマン:ルシーラ
カビエデス:エル・ジャマド・デ・ミストラル
ブローウェル:ビクトル・ハラの主題による変奏曲
ファリアス:レジャナ、デ・トダス・マネラス
モンテーロ:ポルテーニョの3つの色
アレクシス・バジェホス(G)

録音:2020年10月、オルフェニカ・リラ・メディア
南米チリ出身でスペインのアリカンテ大学でギターを学び、1992年に開催された第19回アンドレス・セゴビア国際ギターコンクールで優勝を果たした世界的ギタリスト、アレクシス・バジェホスのラテン・アメリカ・プログラム。
アルカンヘル・フェルナンデスとデイク・トラファーゲンのギターを弾き分け、自らに献呈された4曲を含む8作品で、ラテンアメリカの国々の「民族色」、「歌」、「踊り」を聴き手に伝えます。
Da Vinci Classics
C-00351(1CD)
フランコへのオマージュ〜フランコ・ドナトーニにインスパイアされた日本とイタリアの現代ピアノ作品集
ジャン・パオロ・ルッピ:東洋の肖像画
成本理香:イルミネイティッド・ウィンドウズU
久留智之:Una partenza dall'Europa
徳永崇:オートポイエティックモーション
山本裕之:「無言歌」〜「失われたテキストを求めてIV」へのひとつの解
フィオレンツァ・ジリオーリ:もう一度
アンドレイナ:コスタンティーニ:潮汐
小林聡:イリュージョン
ファブリツィオ・デ・ロッシ・レ:Sette Refrains
ソニア・ボー:D'Onde
内本久美(P)

録音:2020年2月、アゴスティーノ・レコーディング・ホール(ロヴィーゴ、イタリア)
20世紀イタリアの現代音楽界における最重要人物の1人である巨匠フランコ・ドナトーニ(1927−2000)。
2020年で没後20周年を迎えたドナトーニの功績を称えるため、またその思想や作風が次代の作曲家、音楽家たちへと伝わっていることを広く世に知らせるために企画されたオマージュ・アルバム!
サンタ・チェリーリア音楽院の修士課程アカデミーなどでドナトーニに直接師事した作曲家たちを中心として、5人のイタリア人作曲家、5人の日本人作曲家たちの作品を、愛知県立芸術大学の教授でイタリアの現代作品のスペシャリストとして名高いピアニスト、内本久美がレコーディング。
このオマージュ・アルバムに自身の作品である「東洋の肖像画」を寄せているジャン・パオロ・ルッピ(1959−)は、愛知県立芸術大学に客員教授として招聘された際、講師陣や作曲科の学生たちに中に自らにとっての芸術の父であると同時に友人でもあったドナトーニの作風や影響が息づいていることを感じ取り、異なる言語と文化を持つ2つの国の音楽による「オマージュ・アルバム」を製作するというプロジェクトを思いついたと言います。
母国イタリアはもちろんのこと、遠く離れた日本の音楽界にも大きな影響を与えたドナトーニの存在の大きさを物語るオマージュ・アルバムの登場です。
Da Vinci Classics
C-00362(1CD)
ジェネアロジア〜ギターのためのイタリアの現代音楽集
モノスカルコ:ヴァイス風のトッカータ
カヴァローネ:チェルヴェーテリ
ジラルディーノ:アンジェラス
アンヌンツィアータ:幻想的なリチェルカーレ
スヴィェルコシュ=レナート:子供の遊び、ラ・カーサ・イン・コリーナ
ビアンキーニ:ダウランドの主題による変容
オルモ:組曲
エリア:エクステンデット・モーメント
アンジェロ・コローネ(G)

録音:2020年3月−9月、スタジオ・ピルギィ(イタリア)
ワルテル・オルモ(1938−2019)を除き、現在も現役で活躍中のイタリア人作曲家たちが書き上げたギター・ソロのための作品を集めたイタリアのレーベルならではのプログラム。
収録作品の作風は難解な実験音楽ではなく、ダウランドやヴァイスのスタイル、作風に基づくオマージュ的な作品や、新約聖書の受胎告知を題材とした作品「アンジェラス」など、現代イタリアにおける数々の秀作が収められています。
フランコ・カヴァローネ(1957−)の「チェルヴェーテリ」は、実際にラツィオ州ローマ県の都市チェルヴェーテリに居を構えるアンジェロ・コローネのために作曲されました。
Da Vinci Classics
C-00373(1CD)
ゼブラツキ:ギターのための夢物語「パルファム・ノクチュルヌ(夜の香り)」 ミケル・ゼブラツキ(G)

録音:2020年11月
ポーランドのイェレニャ・グーラ音楽院でギターの勉強を始めた後にフランスへと渡り、C.I.Mパリ音楽院でギター、オーケストレーション、アレンジを学んだコンポーザー=ギタリスト、ミケル・ゼブラツキ(1970−)の自作自演集。
2020年に作曲された「パルファム・ノクチュルヌ」は16曲の小品で構成されるギター独奏のための曲集。そのタイトルの通り、「夢」や「夜」を連想させる美しい作風を特徴とするジャンルレス的な作品です。
Da Vinci Classics
C-00361(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(ラインベルガー&レーガー編曲2台ピアノ版) デュオ・モンティ=ビアンコ〔フェデリカ・モンティ(P)、ファビオ・ビアンコ(P)〕

録音:2020年9月17日−18日、エリオス・レコーディング(カステッランマーレ・ディ・スタービア、ナポリ、イタリア)
※使用楽器:スタインウェイ、モデルD-274
鍵盤音楽の絶対的な傑作の一つであり、また鍵盤技術の頂点の一つであり、それに取り組むすべての演奏家にとっても、この曲集を初めて聴く人にとっても果てしなく大きな存在であるバッハの「ゴルトベルク変奏曲」。
本来、二段鍵盤のチェンバロのために書かれた作品であるが故に、現代のピアノで演奏する際に避けては通れない頻出する両手の交差などの難題を解決する1つの方法として、
リヒテンシュタインの巨匠ヨーゼフ・ラインベルガー(1839−1901)が1883年に2台ピアノでの演奏のために編曲したものを、後年、ドイツの大作曲家マックス・レーガー(1873−1916)が手を加え改訂版として1915年に出版した「2台ピアノ版のゴルトベルク変奏曲」をイタリアのピアノ・デュオが奏でた新録音が登場!
音楽家や音楽愛好家にこの「真のハウスムジーク(家庭音楽)の宝」を知ってもらうため、大バッハへの尊敬の念を込めてラインベルガーが手懸けた「敬虔さに満ちた編曲」によって生まれた2台ピアノ版のゴルトベルク変奏曲を弾くのは、イタリア、ナポリを拠点に活躍するデュオ・モンティ=ビアンコ。
2007年にサン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院でディプロマを取得したフェデリカ・モンティとファビオ・ビアンコによって結成されたデュオ・モンティ=ビアンコは、2009年と2011年のローマ国際ピアノ・コンクールや、ニューヨークのブラッドショー・ブオーノ国際ピアノ・コンクールなどでの入賞歴を持つ実績十分のピアノ・デュオ。
「フニクリ・フニクラ」の誕生の街、ナポリのカステッランマーレ・ディ・スタービアで録音が行われた「2台ピアノ版」のゴルトベルク変奏曲にご注目下さい!

ANALEKTA
AN-29148(1CD)
ショパン:24の前奏曲
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22
シャルル・リシャール=アムラン(P)

録音:2020年11月29日−12月1日、パレ・モンカルム・ラウル・ジョバン・ホール(ケベック、カナダ)
2015年第17回ショパン国際ピアノ・コンクールで第2位とソナタ賞(クリスチャン・ツィメルマン賞)に輝き、ワールドクラスのピアニストとして、一躍のその名と存在感を高めたカナダの若き名ピアニスト、シャルル・リシャール=アムラン。カナダのANALEKTA(アナレクタ)よりリリースされる待望のショパン・ソロ・アルバム第3弾。
1837年頃から作曲され、1839年ジョルジュ・サンドと暮らしたマヨルカ島で完成させた「24の前奏曲 Op.28」。24曲すべて違う調、様々なスタイルで書かれ、「ショパンの作品の縮図」とも呼ばれる珠玉のコレクションで、シャルル・リシャール=アムランの温かくも繊細で優美なピアニズムが輝きます。「24の前奏曲」は、COVID-19のパンデミックを受けて中止となってしまった2020年来日公演でも演奏を予定していた作品でもあります。

Fondamenta
FON-1901036(2CD)
チャイコフスキーの「四季」
夜想曲ヘ長調 Op.10-1/四季 Op.37a
夜想曲嬰ハ短調 Op.19-4
ヴラディーミル・トロップ(P)

録音:2019年2月27日−30日、フランス
1939年モスクワ生まれ、グネーシン音楽大学とチャイコフスキー音楽院で教鞭を執る偉大なるロシアン・スクールの伝統を受け継ぐ代表者の一人、ヴラディーミル・トロップ。スクリャービン、メトネル、ラフマニノフの魅惑のリサイタル・プログラムを収録した前作(FON1401017)に続く注目のロシアン・プログラム新録音は、1年の12か月をそれぞれ感情豊かに描写したチャイコフスキーのピアノ曲集「四季」を中心としたチャイコフスキー・アルバム。
トロップは1995年にも「四季」をレコーディングしており、約24年ぶりに再び世に問う「四季」は、録音当時79歳の円熟味を存分に見せてくれることでしょう。ラフマニノフ協会の副会長、ロシア・スクリャービン協会の役員なども務めるロシアン・ピアニズムの巨匠による新たなチャイコフスキー・アルバムにご期待ください。

※このアルバムは、ハイファイ・オーディオ向けにマスタリングされた「Fidelity CD」に加え、ボーナス・ディスクとして、コンピュータやカー・オーディオ向けにマスタリングされた「Mobility CD」(収録内容は同一)の2枚のディスクが封入されています。

Phil.harmonie
PHIL-06040(1CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV.1007−1012(ヴィオラ版/全曲) マルティン・シュテーグナー(Va)

録音:2019年−2020年、ベルリン(ドイツ)
躍するドイツ、ニュルンベルク出身の名手、マルティン・シュテーグナーがバッハの不朽の名作「無伴奏チェロ組曲」の全6曲を「ヴィオラ」でレコーディング!
バッハの音楽、特にこの「無伴奏チェロ組曲」について「これまでに作曲されてきた音楽の中で最も完璧なもの」、「何百万もの解釈が考えられる作品であり、(この作品に対して)あまりにも大きな尊敬の念を抱いていたため公の場で演奏する勇気がなかった」と述べるシュテーグナー。
ベルリン・フィルのメンバーとして多くのステージに立ち、様々な時代、スタイルの作品を演奏してきた百戦錬磨のシュテーグナーの言葉は、バッハの「無伴奏チェロ組曲」の傑出した完成度とその偉大な存在感を改めて感じさせてくれます。
自分の人生を豊かに、そして幸せにしてくれる「無伴奏チェロ組曲」の6つの組曲と長年に渡って向かい合い続けた結果、この音楽を友人やリスナーと共有したいという考えに至り、満を持してヴィオラでの録音を決断したシュテーグナー。
レコーディング・エンジニアを付けず4本のマイクとヴィオラを持ってホールに向かい、自分自身が演奏者、プロデューサーとエンジニアを兼ねる1人3役で録音に臨みました。まさに入魂のバッハ。ご期待下さい!
8歳の時に父からヴァイオリンを学び始めたマルティン・シュテーグナーはマンハイム音楽大学でローマン・ノーデルに師事した後にヴィオラに転向。
ベルリン・フィルのオーケストラ・アカデミーでナイトハルト・レーザとヴィルフリート・シュトレーレに師事した後、1993年にベルリン・ドイツSOに首席ヴィオラ奏者として入団。そしてその3年後にベルリンPOに移籍し現在に至ります。
ベルリン・フィルハーモニー・ジャズ・グループの共同創設者でもあるシュテーグナーは、2008年にアンサンブル・ボレロ・ベルリンを設立。ベルリン・フィルでの活動やソロに留まらず、ジャズ、アンサンブルなど様々な分野で幅広く活躍しています。

DUX
DUX-1608(1CD)
バッハ・ファミリー
バッハ:神のひとり子なる主キリスト BWV.698、
 いざ来たれ異教徒の救い主よ BWV.699、
 高き空よりわれは来れり BWV.701、
 神の御子は来たれり BWV.703、
 全能の神に讃美あれ BWV.704
C.P.E.バッハ:ソナタ ト短調 Wq.70-6, H.87
バッハ:おお神、汝義なる神よ BWV.767
C.P.E.バッハ:ソナタ イ短調 Wq.70-6, H.85
ヨハン・クリストフ・バッハ:44のコラール前奏曲より
バッハ:カンツォーナ ニ短調 BWV.588
C.P.E.バッハ:ソナタ イ長調 Wq.70-1, H.133
W.F.バッハ:フーガ ヘ短調 Fk.31-8
エヴァ・ジェテツカ=ニェヴィアドムスカ(Org)

録音:2019年7月、シェドルツェ(ポーランド)
ヨハン・セバスティアン・バッハとその家族、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ、ヨハン・クリストフ・バッハ、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの関係をそのオルガン作品で表現したプログラム。
バッハ一族の作品を奏でるエヴァ・ジェテツカ=ニェヴィアドムスカは、スイスのジュネーヴ音楽院でレオナルド・ガルシア・アラルコンにチェンバロを師事したポーランドの女流鍵盤奏者。
ポーランド東部の都市シェドルツェにあるヨアヒム・ワーグナー・オルガンによる録音です。
DUX
DUX-16711672(2CD)
プナール&バス:ピアノ作品集
プナール:ピアノ・とナタ第2番、
 オフェーリアの葬送による3つの間奏曲、
 ピアノ・ソナタ第1番
バス:アイロニー、オペラのメドレー
オルラン・バス(P)

録音:2020年2月17日−20日、ボーリュー(フランス)
ラヴェル、オネゲル、ストラヴィンスキー、デュティユー、ジョン・アダムズやジョン・ウィリアムズの作品からインスピレーションを得て自らの作風を確立したという現代音楽、ミニマル・ミュージック、ジャズ、映画音楽の分野で活躍するフランスの作曲家オリヴィエ・プナール(1974−)と、パリ国立高等音楽院で学んだフランス系イギリス人のピアニスト、チェンバリスト、作曲家、即興演奏家オルラン・バス(1994−)の自作自演をカップリングしたピアノ作品集。
演奏者、作曲者として1人2役の活躍を繰り広げるオルラン・バスは、作曲をエスケシュ、ピアノをムラロ、伴奏法をヌーブルジェ、室内楽をゴランから学んだエリート。2019年6月にはバンク・ポピュレール財団から活動やプロジェクトへの助成金を授与されるなど、その才能は各所で高く評価されています。
DUX
DUX-1720(1CD)
クションジェク・ピアノ・デュオ〜アレンスキー&ラフマニノフ
ラフマニノフ:組曲第1番Op.5「幻想的絵画」
アレンスキー:組曲第4番 Op.62、組曲第1番Op.15、組曲第2番Op.23「シルエット」
クションジェク・ピアノ・デュオ〔クシシュトフ・クションジェク(P)、アグニェシュカ・ザハチェフスカ=クションジェク(P)〕

録音:2020年6月23日−26日、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロピアン・センター・コンサート・ホール(ルスワビツェ、ポーランド)
ウクライナのショパン国際ピアノ・コンクールやイタリアのチッタ・ディ・アヴェッツァーノ国際ピアノ・コンクール、ポーランド全国ショパン・ピアノ・コンクールなど数々のコンクールで第1位を受賞し、2015年の第17回ショパン国際ピアノ・コンクールではセミファイナル進出と2つの特別賞受賞、そして2018年の第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールでは第3位とマズルカ賞を受賞するなど、すでに数々の目覚ましい実績を誇るポーランド期待の逸材クシシュトフ・クションジェク(1992−)。
トマシュ・リッテルやシモン・ネーリングたちと並び、ポーランドの鍵盤楽器シーンを担う次代の巨匠候補であるクションジェクが、夫人であるアグニェシュカ・ザハチェフスカ=クションジェクとのピアノ・デュオで繰り広げるのは、ラフマニノフとアレンスキーのロシアン・プログラム!
クションジェク・ピアノ・デュオは2012年のデュオ結成以来、スワヴォミール・チェルピク、マリア・スワジュガー=クラコウスカ、アリエ・ヴァルディといった名教師たち指導を受け、2019年にはチェコのイェセニークで開催された第21回シューベルト国際ピアノデュオ・コンクールにおいて第2位と特別賞(シューベルト賞)を受賞するなど、現在ポーランドで最も勢いのあるピアノ・デュオの1つとして大きな期待を寄せられています。
ショパンをはじめとした母国ポーランドの作品ではなく、ラフマニノフとアレンスキーの2台ピアノのためのロシア音楽を選んできたクションジェク夫妻。夫婦デュオならではの絶妙なコンビネーションで、2台ピアノのためのロシア音楽の醍醐味を楽しませてくれます。

Anaklasis
ANA-011(1CD)
インプレッションズ・オン・パデレフスキ
パデレフスキ:メヌエット ト長調 Op.14-1
伝説 変イ長調 Op.16-1
ポーランド幻想曲 嬰ト短調 Op.19からのテーマ
夜想曲 変ロ長調 Op.16-4
ピアノ協奏曲イ短調 Op.17 第3楽章からのテーマ
クシシュトフ・ヘルヅィン(P)

録音:2019年11月23日、ポメラニアン・フィルハーモニック・コンサート・ホール(ビドゴシュチ、ポーランド)
ポーランドのビドゴシュチ出身、ノヴォヴィエイスキ音楽アカデミーで名教師カタジナ・ポポヴァ=ズィドロンのクラスを卒業し、ピアニスト、作曲家、編曲家、指揮者、音楽プロデューサーとしてクラシック、現代音楽、ジャズ、ポップス、映画、劇場のあらゆるシーンで活躍するクシシュトフ・ヘルヅィンによる、パデレフスキのジャズ・アレンジ・アルバム。イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860−1941)は、ショパン以降のポーランドにおける優れたコンポーザー=ピアニストであり、ショパンの楽譜の編纂者、また首相や外務大臣を務めた政治家としても功績を残したポーランドの偉人。ショパンのジャズ・アレンジは数あれど、パデレフスキのアレンジは珍しく、さすがはポーランドのレーベルならではの着眼点。第11回パデレフスキ・ピアノ・コンクールの間に行われたスペシャル・コンサートのライヴ録音で、ヘルヅィンのピアニスティックな即興と心地よいジャズのリズムが、パデレフスキの知られざる魅力を照らしてゆきます。

LAWO Classics
LWC-1208(1CD)
ニーダロス大聖堂にこだまするライプツィヒ
フリチョフ・アンデシェン(1876−1937):序奏とフーガ へ短調
ライフ・ソールベルグ(1914−2016):オルガンのためのパストラール
シーグル・イスランスモーン(1881−1964):トッカータとパッサカリア Op.63、夜想曲(「オルガン・ソナタ」 Op.50 から)
アーリル・サンヴォル(1895−1984):6つの即興曲 Op.5
トマス・サルヴェセン(1915−1995):オルガンのためのパッサカリア Op.5
ライフ・ソールベルグ(1914−2016):前奏曲とフーガ ハ短調(1933)
フリチョフ・スパルデル(1896−1985):パストラール(1930)
ルードヴィーグ・ニルセン(1906−2001):序奏とフーガ Op.6(1943)
マグネ・H・ドローゲン(Org) 
[ニーダロス大聖堂のシュタインマイヤー・オルガン]

録音:2019年6月25日−27日、ニーダロス大聖堂(トロンハイム、ノルウェー)
作曲家エドヴァルド・グリーグがライプツィヒに留学した1850年代、ノルウェーの音楽教育はまだ黎明期にあったといわれます。ライプツィヒの音楽院は当時ヨーロッパでもっとも進歩的な音楽学校とみなされ、グリーグにつづくノルウェーの若い音楽家たちが多数、海を渡りました。19世紀から20世紀への変わり目には、音楽院で教えていた作曲家のマックス・レーガーとオルガニストのカール・シュトラウベの下で学ぶため、ノルウェーの学生が次々とライプツィヒに留学。彼らが、帰国後、クリスチャニア(現、オスロ)や各地の教会と大聖堂のオルガニストとして活躍することになります。ノルウェー国立音楽大学で学び、2012年からニーダロス大聖堂の音楽監督を務めるマグネ・H・ドローゲン(1974-)の新しいアルバムでは、ライプツィヒ音楽院で学んだ、あるいは彼らに学んだ音楽家たちの作品が演奏されます。アーリル・サンヴォル(1895−1984)の「6つの即興曲」は、ノルウェー伝承の賛美歌「主なる神よ、御名の讃えられんことを」「天の砦を知っている」「神よ、われらの知識を深めさせてください」「聞け、教会の鐘が誘ってくる」「神の恩寵の豊かさ」「神とともにある真の喜び」を素材にした作品です。北ヨーロッパで最大の教会オルガンのひとつ、ニーダロス大聖堂のシュタインマイヤー・オルガンを弾いた、『ニーダロス大聖堂のシュタインマイヤー・オルガン』(LWC1075)に次ぐ録音。
LAWO Classics
LWC-1205(1CD)
キュームシュテット、ファン・エイケン、ロイプケ オルガンのための音楽
フリードリヒ・キュームシュテット(1809−1858):幻想曲(演奏会用小品) Op.47、
 大ソナタ(Grosse Sonate)(ト長調) Op.49
ヤン・アルベルト・ファン・エイケン(1823−1868):オルガンソナタ第2番 Op.15
ユリウス・ロイプケ(1834−1858):オルガンソナタ「詩篇94番」
ハルゲイル・シャーゲル(Org) 
[ヘルマン・オイレ・オルガン工房のオルガン(Opus 677)]

録音:2019年4月23日−25日、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
ヨハン・ゴットロープ・シュナイダーの作品集『オルガンの王』(LWC1090)、ドイツ・ロマンティシズム時代の音楽を集めた『神よ国王を守りたまえ』(LWC1102)を録音したノルウェーのオルガニスト、ハルゲイル・シャーゲル(1955−)の LAWO Classics 第3作。19世紀ドイツのオルガン音楽を特徴づける「交響的」規模と性格をもった作品によるプログラムのアルバムです。ダルムシュタットでクリスチャン・ハインリヒ・リンク、ヴァイマールでフンメルに学んだオルガニスト、作曲家、フリードリヒ・キュームシュテット(1809−1858)の作品が2曲。リューベックの聖マリア教会に新しく設置されたシュルツェ・オルガンを聴いた後に作曲された、自由な構造の5つの部分から成る「幻想曲」。同一主題を使った3つの楽章の「大ソナタ」は、作曲者の死後出版された作品です。ヤン・アルベルト・ファン・エイケン(1823−1868)は、ライプツィヒ音楽院で学んだオランダのオルガニスト、作曲家。「オルガンソナタ第2番」は、ふたつの「アレグロ」の楽章が抒情的な「アダージョ」の楽章をはさむ、古典的な構成で書かれた作品です。フランツ・リストに学んだユリウス・ロイプケ(1834−1858)の「オルガンソナタ」は、『詩篇94番』「主よ、報復の神として 報復の神として顕現し 全地の裁き手として立ち上がり」のテクストを背景とする、彼の傑作のひとつに挙げられている作品です。ドイツのヘルマン・オイレ・オルガン工房が製作した、19世紀ドイツのオルガンに倣った響きと音色をもつ、ソフィエンベルグ教会のオルガンによる演奏。

FONE
SACD-223(1SACD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 ガイル・ベ(P)

録音:2019年11月、カーサ・デラ・ムジカ 「サーラ・デル・エルメリーノ」(イタリア、ミラノ)
1994年生まれのオランダ出身のピアニスト、ガイル・ベによるスタイリッシュなゴルトベルク変奏曲。
幼い頃から才能に恵まれた彼女は15歳の時に国際スタインウェイ&サンズ・ピアノ・コンクールの最優秀賞を受賞し、2018年にはベーゼンドルファー・アーティストに選出、オランダ王室のためにも演奏を行っています。レコーディングはノイマンU47とU48の真空管マイクを用いてイタリア・ミラノにあるサーラ・デル・エルメリーノで行われ、レーベルの売りでもあるシニョリッチ・システムによるマスタリングが行われています。Foneならではの歴史的空間の音響効果を活かしたナチュラル・サウンドで、若き名手によるゴルトベルクをお楽しみください。
FONE
CDGOLD-073(1CD)
496枚限定生産
ゴールドCD仕様

ピアソラ:3つの前奏曲(レイヒアのゲーム(タンゴ前奏曲)、フローラのゲーム(ミロンガ前奏曲)、サニーのゲーム(ワルツ前奏曲))
ドメニコ・ツィポーリ(ヒナステラ編):トッカータ
ヒナステラ:ピアノ・ソナタ第1番 Op.22
スクリャービン:左手のための夜想曲 変ニ長調 Op.9-2、練習曲 変ニ長調 Op.8-10、練習曲 嬰ニ短調 Op.8-12、練習曲 嬰ハ短調 Op.42-5
ラフマニノフ:エレジー 変ホ短調 Op.3-1、前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2、前奏曲 変ホ長調 Op.23-6、前奏曲 ト短調 Op.23-5
アルベニス:スペイン組曲よりグラナダOp.47-1
スザンヌ・ウッソン(P)

録音:2010年11月、ペルシオ・フランコ劇場(イタリア、ヴォルテッラ)
ミケランジェリは彼女のことを「2つの驚異的な手!」と評したといい、マルタ・アルゲリッチやネルソン・フレイレと録音したストラヴィンスキーの 「結婚」 はディアパゾン・ドール賞を受賞しました。演奏はイタリア・ヴォルテッラの歴史的なペルシオ・フランコ劇場で行われ、最初から最後まで一切編集なしのレコーディングが行われています。マイクはノイマンU47, U48, M49を使用。496枚限定生産の24金ゴールドCD仕様です。
FONE
CD-037(1CD)
サルヴァトーレ・アッカルド〜ザ・マスター(Vn名曲集)
ベートーヴェン:ロマンス第2番ヘ長調 Op.50
ガーシュウィン
:サマータイム、女は気まぐれ
ピアソラ:オブリビオン(忘却)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:フィガロ
パガニーニ:ヴェニスの謝肉祭 Op.10、カプリース第13番変ロ長調 Op.1-13
クライスラー:美しきロスマリン
ピアソラ:アディオス・ノニーノ
クライスラー:愛の悲しみ
パガニーニ:カプリース第24番イ短調 Op.1-24
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn、 ストラディバリウス「ハート」1727年製)
ラウラ・マンツィーニ(P)、
オルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナ
イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドがストラディバリウス「ハート」(1727年製)を用いてFoneレーベルに録音した作品の中から、ベートーヴェン、パガニーニ、クライスラーらの名曲ばかりを集めたベスト・アルバム。マイクはノイマンのU47、U48、M49を使用し、マスタリングはレーベルの売りであるシニョリッチシステムを用いて、Foneの設立者ジュリオ・チェーザレ・リッチによって行われています。

Prima Facie
PFCD-139(1CD)
ロナルド・スティーブンソン(1928−2015):ケルティック・ハープのための民謡編曲集
What The Fairy Harper Told Me (from ‘3 Scots Fairy Tales’)/Harp Of Gold/The Ash Grove/Hal-an-Tow/A Fairy’s Love Song/The Sheep Under The Snow/Savoureen Delish/The Cockle Gatherer/Tune From County Derry/Eriskay Love Lilt/Ben Dorain/La Basse-Bretonne/The Old Woman’s Reel/L’Aneglus Breton/The Christ Child’s Lullaby/Song For John MacLeod Of Dunvegan/Lament For The Lost Harp Key/Lonely Monday/Wednesday’s Remembrance/Song To MacLeod Of Dunvegan/The Fiddler’s Contempt/Lament For Rory’s Sister/Lude’s Supper
ジェーン・フォード(レバー・ハープ)

録音:2020年4月&6月
2020年、Covid-19のパンデミックによりヨーロッパがロックダウン状態に入った時、彼女は自分の音楽経験と才能と想像力を駆使して希望と慰めのメッセージを発信し、困難な時期に暗闇の中の光となるような、とても特別なハープアルバムを作りたいと考えました。このアルバムのためのレパートリーを選ぶ際、ジェーンはロナルド・スティーブンソン(1928-2015)の優れた作曲に目を向けました。スコットランド人の父とウェールズ人の母を持つスティーブンソンは、「...ケルトの伝統を強く意識していた」(The Stevenson Society)といい、彼のケルティック・ハープのためのアレンジは、スコットランド、アイルランド、イングランド、ウェールズ、ブルターニュの伝統的な曲をスリリングかつユニークに解釈し、古代のメロディーや伝統を現代風にアレンジしています。レコーディングはロックダウンのなか完全に非公開で行われ、ハープがひそやかに紡ぎだす旋律が心に沁みる、感動的な1枚に仕上がっています。

Pro Piano
PPR-224507(1CD)
ショパン:マズルカ集
マズルカ ハ長調 Op.67 No.3/マズルカ ヘ長調 Op.68 No.3/マズルカ ヘ短調 Op.68 No.4/マズルカ イ短調 Op.17 No.4/マズルカ イ短調 Op.7 No.2/マズルカ ヘ短調 Op.7 No.3/マズルカ 嬰ハ短調 Op.41 No.1/マズルカ ホ短調 Op.41 No.2/マズルカ ト短調 Op.24 No.1/マズルカ 変ロ短調 Op.24 No.4/マズルカ 嬰ハ短調 Op.30 No.4/マズルカ ト長調 Op.50 No.1/マズルカ 変イ長調 Op.50 No.2/マズルカ 嬰ハ短調 Op.50 No.3/マズルカ ロ長調 Op.56 No.1/マズルカ ハ長調 Op.56 No.2/マズルカ ハ短調 Op.56 No.3/マズルカ イ短調 Op.59 No.1/マズルカ 変イ長調 Op.59 No.2/マズルカ ヘ短調 Op.63 No.2/マズルカ 嬰ハ短調 Op.63 No.3/マズルカ イ短調 ノートル・タン(遺作)
ミシェル・ブロック(P)

録音:1995年7月13日−14日、アメリカ芸術・文学アカデミー(ニューヨーク)
1960年の第6回ショパン国際ピアノコンクールでは入選という結果に審査委員長のアルトゥール・ルービンシュタインが大きな疑問を抱き、優勝者のポリーニに次ぐ待遇の特別賞を授与されたという異例のエピソードでその名を知られるベルギー出身の名ピアニスト、ミシェル・ブロックのショパン・マズルカ集。
本アルバムはそのショパン国際ピアノコンクールから35年後、ブロック58歳という円熟期の録音で、落ち着いていながらも味わい深い演奏で名ピアニストぶりを発揮。遺された録音が少ないことが悔やまれます。
Pro Piano
PPR-224509(1CD)
オルガン作品のピアノ編曲集
バッハ:前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543(リスト編)
フランク:コラール第2番 ロ短調(演奏者自編、世界初録音)、コラール第3番 イ短調(演奏者自編、世界初録音)
前奏曲,フーガと変奏(バウアー/演奏者自編)
ウラディーミル・ヴィアルド(P)

録音:1995年11月12日−13日、アメリカ芸術・文学アカデミー(ニューヨーク)
演奏者自身の編曲を含む、全曲がオルガン作品からの編曲というアルバム。ウラディーミル・ヴィアルドはピアニストとしてのみならず編曲においても才能を見せ、オルガンの荘厳な響きも残しつつピアノならではの変化に富んだ色彩や表情を加えることに成功しています。
ウラディーミル・ヴィアルドは1949年ソ連出身、モスクワ音楽院でレフ・ナウモフに師事したピアニスト。1971年ロン=ティボー国際コンクール第3位、1973年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝などの輝かしい実績を持ちながら、“鉄のカーテン”に代表されるソ連の混乱の渦中で国外での活動を制限され、不運の時期を過ごしました。渡航の自由の回復後はロリン・マゼール、ズービン・メータといった巨匠とも共演を重ね、録音も数多く残しています。

KAIROS
0015034.KAI(1CD)
アルベルト・ポサダス(1967-):Veredas〜サクソフォン作品集
アルベルト・ポサダス(1967-):Veredas(道)
1.Ruinas(2014)(テナー・サクソフォンのための)
2.Fragmentos Facturados(2014)(アルト・サクソフォンのための)
3.Seran CeNI-za(2015)(ソプラノ・サクソフォンのための)
4.Objetos de la noche(2015)(バリトン・サクソフォンのための)
5.Arietta(2016)(ソプラニーノ・サクソフォンのための)
6.Limite(2018)(バス・サクソフォンのための)
リカルド・カペリーノ・カルロス(Sax)

録音:2019年11月&2020年1月(スペイン、バレンシア)
現代スペインを代表する作曲家アルベルト・ポサダス(1967-)による、サクソフォンのための作品集。ポサダスはフランシスコ・ゲレーロのもとで作曲を学び、楽器の音響をミクロのレベルで探った上で音楽的素材を手に入れるという発想に基づく「マイクロ・インストゥルメンテーション」を長年研究するなど、数学的なアプローチを用いて音楽と自然との関係を探求しています。本アルバムに収録されたサイクル「Veredas(道)」は近さと距離、厳格さと自由、具体性とユートピアといった、一見相反するものの間の相互作用がテーマのひとつとなっており、各作品は異なる演奏会場で演奏されます。音符の構成は厳格ですが、聴き手は作品ごとに音に対する位置を変えながら、自由かつ個人的にアクセスし楽しむことが可能です。

Prima Classic
PRIMA-006(1CD)
12弦ギターによるロマン派作品集
ベートーヴェン:アダージョ・カンタービレ Op.13
シューベルト:セレナーデ D.957、涙の賛美 D.711、住処 D.957
ショパン:華麗なる円舞曲 Op.34‐2、夜想曲 Op.9-2、前奏曲 Op.28-15
ナポレオン・コスト(1805−1883):夢 Op.53、オートゥイユの夜会 Op.23 より セレナーデ、スケルツォ
ヨハン・カスパール・メルツ(1806−1856):吟遊詩人の調べ Op.13 より ロマンス、マルヴィーナへ、愛の歌、ゴンドラ漕ぎ、フィンガルの洞窟、不安
アンデルス・ミオリン(12弦ギター DODEKA)
ドビュッシーやラヴェル、サティなど、クラシックのピアノ音楽をギター用に編曲したアルバムが好評を博したスウェーデン出身のギタリスト、アンデルス・ミオリンのロマン派アルバム。
各作品のアレンジはミオリン自身が行っており、ロマン派の先駆者ベートーヴェン、ショパン、シューベルト、そして6弦、7弦ギターのために作曲されたコスト、メルツの名曲を、特別な12弦ギター「DODEKA」の深みのある豊かなサウンドでお楽しみいただけます。

Alfa Music
AFPCD-219(1CD)
Beyond
ショパン:前奏曲 op.28 n.1 - ChOpen / 前奏曲 op.28 n.2 - A minor blues / 前奏曲 op.28 n.3 - Wind / 前奏曲 op.28 n.4 - Saudade da bossa / 前奏曲 op.28 n.10 - Tico Tico no Chopin / 前奏曲 op.28 n.11 - Like Chopin / 前奏曲 op.28 n.20 - Ballad con moto / 前奏曲 op.28 n.21 - Talking to myself
ジュゼッペ・ディ・マイオ(P)
ジャンルを越えたジュゼッペ・ディ・マイオ(piano)のプロジェクト。ショパンの前奏曲で感じた創造的なプロセスを表現したアルバム「Beyond」。前奏曲から即興へと繋がるパッセージは、ブルース、ボッサ、Tico Tico no Chopin、Like Chopinなどユニークに、そして楽しいスウィング風な即興で楽しめます。まさに柔軟性と高い芸術性が求められるこのプロジェクトは、彼の音楽人生そのものが表れた作品で、気鋭ぶりとその高い企画性が評価されています。Alfa Musicらしい雰囲気の音色もとてもいい。透き通るクリアなタッチでショパンを斬新にそして新鮮に描きます。ショパン・ファン、ジャズ・アレンジ愛好家は要注目。

IBS CLASSICAL
IBS-42021(1CD)
シマノフスキ:ピアノ作品集
仮面劇 Op. 34
20のマズルカ Op. 50(抜粋)
 第1番:Sostenuto - Molto rubato
 第2番:Allegramente - Poco vivace
 第3番:Moderato
 第4番:Allegramente, risoluto
 第13番:Moderato
 第14番:Animato
 第15番:Allegretto dolce
 第16番:Allegramente
 第17番:Moderato
 第18番:Vivace - Agitato
 第19番:Poco vivace
 第20番:Allegramente - Con brio
2つのマズルカ Op. 62
ロマンティックなワルツ
変奏曲 変ロ短調 Op. 3
パトリシア・アラウゾ(P)

録音:2020年7月28-30日
近代ポーランドを代表する作曲家の一人、カロル・シマノフスキ。初期は後期ロマン派の流れを汲むスクリャービン風の作品を書いていましたが、第一 次世界大戦後にはイスラムやオリエント文化の影響を受けた独自の作風を確立、そして1820年以降は、ポーランド南部のタトラ山地の民謡を積極 的に自作に採り入れ民族色豊かな作品を多く残しています。中でもこのアルバムの中心をなす「20のマズルカ」Op.50はタトラ民謡の特長である 荒々しく野趣あふれるリズムが顕著であり、シマノフスキの代表作の一つに数えられています。「ロマンティックなワルツ」も同時期の作品です。また中期 の名作「仮面劇」はドビュッシーを思わせる作品で、ここにはオリエント文化の影響が強く現れています。アルバムには、絶筆となった「2つのマズルカ」 Op.62と最初期の作品「変奏曲」を収録。シマノフスキの作風の変遷が楽しめます。このアルバムがIBS- CLASSICALデビューとなるパトリシア・アラウ ゾは、セビリア音楽院の教授を務めるスペイン有数のピアニスト。作品に対する的確なアプローチが高く評価されています。

IBS CLASSICAL
IBS-32021(1CD)
シューマンとブラームスのピアノ作品集
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 Op. 6
ブラームス:3つの間奏曲 Op. 117
 6つのピアノのための小品 Op. 118
ホス・デ・ソラウン(P)

録音:2018年12月15-17日
ブラームスに大きな影響を与えたシューマン。このアルバムではストーリー性を帯びたシューマンの「ダヴィッド同盟 舞曲集」と、間奏曲などの抽象的なタイトルを持つブラームスの小品を並べ、2人の作品における共通性を探っ ていきます。演奏しているホス・デ・ソラウンは、ブカレストで開催された第13回ジョルジュ・エネスコ国際音楽コン クールなど世界的コンクールで優勝を飾り、現在はスペインを中心にヨーロッパ中で人気を博すピアニスト。 GRAND PIANOレーベルからエネスコのピアノ曲全集(GP705-707)をリリース、高く評価されています。
IBS CLASSICAL
IBS-22021(1CD)
近代スペインのピアノ作品集
ファリャ:4つのスペイン小品: IV. アンダルーサ
トゥリーナ(1882-1949):スペインの女たち
エルネスト・アルフテル(1905-1989):牧歌風の踊り
 ジプシーの踊り
ホセ・ムニョス・モレダ(1905-1988):ファルーカ
エミリオ・レーンベルク・ルイス(1905-1959):ファンダンゴ・デ・マラガ
アンヘル・バリオス(1882-1964):アルバイシネラ
ホアキン・ゴンザレス・パロマレス(186-1951):セレナータ・タンヘル(マヌエル・デル・カンポ編)
エドゥアルド・オコーン・イ・リバス(1833-1901):不滅の愛
 左手のためのエチュード・カプリッチョ Op. 10
 華麗な大ワルツ
パウラ・コロナス(P)

録音:2020年8月5-7日
「Femmes d'Espagne=スペインの女たち」と題されたアルバム。さまざまな女性や愛の形を描いた風情ある 作品が集められており、アンダルシアを心の拠り所とする8人の作曲家へのオマージュになっています。パウラ・コロ ナスはスペインを中心に活躍する中堅ピアニストの一人。アンダルシア音楽遺産の研究者としても知られ、5冊 の著書をはじめ、専門誌などに数多くの記事を掲載しており、このアルバムでも、モレナやパロマレスなどのほとん ど耳にすることのない珍しい作品が紹介されています。
IBS CLASSICAL
IBS-52021(1CD)
歴史に埋もれた女性作曲家たちのピアノ曲集
マナ・ズッカ(1885-1981):前奏曲 Op. 73
エイミー・ビーチ(1867-1944):スコットランドの伝説
メル・ボニ(1858-1937):F伝説の女性
エリザベト・ジャケ=ド=ラ=ゲール(1665-1729):クラヴサンのための小品
エセル・スマイス(1858-1944):ピアノ小品 ホ長調
クララ・シューマン:3つのロマンス
リリー・ブーランジェ(1893-1918):ピアノのための小品
エミリアーナ・デ・スベルディア(1888-1897):バスクの午後のスケッチ
ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):Pastorale 田園曲
 2つの小品
ルース・クロフォード=シーガー(1901-1953):前奏曲第6番:Andante Mystico
ルーツィヤ・ガルータ(1902-1977):前奏曲 ホ長調
ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):4月の前奏曲
ファニー・メンデルスゾーン(1805-1847):メロディ Op. 4 No. 2
アントニオ・オヤルサバル(P)

録音:2020年8月28-30日
ロンドン在住のピアニスト、アントニオ・オヤルサバルが紹介する女性作曲家のピアノ曲集。アルバムに含まれているのは、フランス・バロック期のジャケ= ド=ラ=ゲールから、1915年生まれのカプラーロヴァーまでと、様々な時代と地域に生きた13人の女性たちの作品です。彼女たちのほとんどは優れた ピアニストであり、自身の作品も残しましたが、クララ・シューマンやエイミー・ビーチ、リリー・ブーランジェ、ジェルメーヌ・タイユフェールの4人以外、近年に なるまでその存在はほとんど忘れられていました。オヤルサバルは彼女たちが生きた時代を徹底的に調査し、実際に音にすることで作品の存在価値を 示しています。ポーランド出身、ニューヨークで活躍したマナ・ズッカやラトヴィア出身、ポール・デュカスに作曲を学んだルーツィア・ガルータなどの珍しい作 品も聴きどころです。

CEDILLE
CDR-90000199(2CD)
NX-B04
バッハ&ビヨンド Part3
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 イ短調 BWV 1003
ベリオ:セクエンツァ VIII
ジョン・ハービソン(1938-):無伴奏ヴァイオリンのために…世界初録音
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005
ジェニファー・コー(Vn)

録音:2017年9月16-17日、2017年9月17-18日、2019年9月8-9日、2019年9月9-10日
「風変わりで素晴らしいアイデアを持った名手」(サンフランシスコ・クロニクル)と評されたアメリカのヴァイオリニスト、ジェニファー・コーによる「バッハ&ピ ヨンド バッハとそれを超えて」のシリーズ第3弾。「偉大なるバッハ作品とバッハ作品からインスパイアされた現代曲を組み合わせる」というコンセプトに基 づいたこのシリーズ、前作までにイザイ、サーリアホ、マッツォーリ、バルトークの作品が登場しましたが、今作ではバッハ作品とともに、ベリオの「セクエン ツァ VIII」と、ピューリッツァー賞受賞作曲家ハービソンがコーのために作曲した「無伴奏ヴァイオリンのために」が演奏され、シリーズ最後となるアルバム を華麗に彩っています。

TOCCATA
TOCN-0005(1CD)
NX-B03
エチュードの誕生
ヨハン・バプティスト・クラーマー(1771-1858):エチュード 第26番嬰ト短調
 エチュード 第77番ニ長調
ダニエル・シュタイベルト(1765-1823):50の練習曲 Op. 78(1805出版)より
 第31番イ短調
 第26番ニ短調
 第33番ニ短調
 第10番ト長調
 第11番変ホ長調
 第30番ハ長調
 第24番ヘ短調
ヨーゼフ・ヴェルフル(1775-1812):ピアノのための実用学校(1810出版)より
 エチュード 第41番ヘ短調
 エチュード 第18番ニ短調
 エチュード 第15番変ホ長調
エレーヌ=アントワネット=マリー=ド・ヌルヴォ・ド・モンジュルー(1764-1836):ピアノ指導のための練習曲集(1816出版)より
 エチュード 第78番イ長調
 エチュード 第107番ロ長調
ジョアン・ドミンゴス・ボンテンポ(1775-1842):音楽要素とピアノの演奏方法 Op.19(1816出版)より
 エチュード 第7番変ロ短調
 エチュード 第5番ホ長調
 エチュード 第11番ト短調
ルートヴィヒ・ベルガー(1777-1837):12のエチュード Op. 12(1816頃出版)より
 第1番ハ長調
 第3番ハ短調
 第4番ニ長調
 第8番変ロ短調
 第9番ト短調 - 左手のために
 第11番ト短調
15のエチュード Op. 22(1836出版)より
 第3番ハ短調
 第1番イ短調
 第14番ロ長調
アレクサンドル・ボエリー(1785-1858):30のエチュード Op. 6(1830出版)より
 第30番ニ長調
 第3番ヘ長調
アンナ・ペトロヴァ=フォルスター(P)

録音:2019年10月11-13日
世界初録音
「エチュード=練習曲」と言えば1830年代にショパンが書いた27曲がとりわけ有名で すが、ショパン以前にもエチュードを書いた作曲家が数多く存在していました。 ベートーヴェンの弟子として知られるツェルニーの作品は、現代でもピアノの学習に用 いられますし、イギリスの作曲家クラーマーが作曲した数多くのエチュードは、のちの大 音楽家ハンス・フォン・ビューローが改訂した「クラーマー=ビューロー練習曲」も教則 本としておなじみの存在です。 このアルバムにはクラーマーのエチュードを皮切りとして、フランスの先進的女性作曲家 エレーヌ・ド・モンジュルーの作品など、19世紀前半に出版されたさまざまな作曲家の 28曲のエチュードを収録。まさに小品の宝庫ともいえる興味深い1枚です。

アールアンフィニ
MECO-1062(1CD)
税込定価
ドルチェ・フェリーチェ
バッハ/ヴィヴァルディ:シチリアーノ
レスピーギ:6つの小品 より
 第1番甘美なワルツ
 第3番ノクターン
 第6番インテルメッツォ ? セレナーデ
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3 集 - シチリアーナ
リスト:慰め 第3番変ニ長調
 巡礼の年 第2年「イタリア」 - ペトラルカのソネット 第123番変イ長調
ロッシーニ:オッフェンバック・スタイルによる小さなカプリス
フォーレ:夢のあとに (フィオレンティーノ編)
タールベルク:ベッリーニのオペラ「ノルマ」 - カヴァティーナ「清らかな乙女よ」
プロコフィエフ:バレエ「ロミオとジュリエット」からの10の小品 作品75 より
 少女ジュリエット
 別れの前のロミオとジュリエット
ベリオ:水のピアノ
リゲティ:ムジカ・リチェルカータ -第11番 リチェルカーレ「フレスコバルディへのオマージュ」
ショパン:ノクターン 変ホ長調 作品9-2(小林侑奈;編)
小林侑奈(P)

録音:2019年8月7日-8日
DSD 11.2MHz(DSD256)レコーディング
ピアノで奏でられる、言葉のない「歌」。一期一会のピアノと対話し、その楽器の持つ最高に美しい響きで、光や影、ぬくもりや薫り、質感や 感触が伝わるような表現を引き出したい… その思いに導かれるように、歌の国イタリアで運命を感じる音楽家、師匠と出会いました。 決して技巧的なパフォーマンスに走らない、ぬくもりや薫りが感じられるような人間的な演奏に接し、私の目指す音楽がここにあると確信しま した。素朴で親密な、自然と調和するような、そんな演奏を日々目指しております。 アルバム「Dolce Felice」は、私が敬愛してやまないイタリアをテーマにした珠玉の小品集です。甘く美しいオペラ・アリア、リストやプロコフィエフ の名曲、珍しい編曲物も多く収録し、色彩豊かなキラキラと輝く宝石のような一枚になりました。 ぜひ一人でも多くの方にお聴き頂ければ、うれしいです!! 【小林侑奈】

SOMM
SOMMCD-0629
(1CD)
NX-B04
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第4集
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 K. 279
ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K. 283
メヌエット ニ長調 K. 355
アレグロ ト短調 K. 312
ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332
ピーター・ドノホー(P)

録音:2018年3月3-4日
イギリスのピアニスト、ピーター・ドノホーによる全6巻からなるモーツァルトのピアノ・ソナタ全集。この第4集には 1774年、18歳のモーツァルトの手による「6つのソナタ」から第1番と第5番、1784年に出版された第12番の3 曲を中心に収録。スカルラッティのソナタを思わせる軽快な第1番、ハイドンを思わせる明るい旋律が魅力的な 第5番、第3楽章での技巧的なパッセージが印象的な第12番と、モーツァルトの多彩な才能を存分に味わえま す。同時に収録されているのは、時々現れる半音階的進行が不思議な味わいをもたらすメヌエットK. 355と、 激しい楽想を持つアレグロK. 312の2曲です。

OMF
KCD-2081(1CD)
税込定価
ラ・ノスタルヒア〜バリオス作品集
1. カーサパ
2. 森に夢見る
3. ワルツ 第3番
4. ワルツ 第4番
5. 追憶のショーロ
6. マシーシ
7. 告白〈ロマンサ〉
8. フリア・フロリダ
大聖堂
9. 前奏曲〈郷愁〉
10. 宗教的なアンダンテ
11. 荘重なアレグロ
アンデス組曲より
12. クエッカ
13. アコンキーハ
14. アイレ・デ・サンバ
15. ワルツ 第2番〈君の心のほとりに〉
池田慎司(G)
使用楽器:Manuel Velazques (1978)

録音会場:小海町音楽堂
録音:2019 年10 月
録音フォーマット:24bit/192kHz
仕様:ジュエルケース仕様 曲目解説付き
ドローイング:小川敦生
■池田慎司(いけだしんじ) クラシックギター
1976年、北九州市生まれ。 9才よりクラシックギターを堀幸悦に師事。1995年にスペインへ渡り、アルコイにてホセ・ルイス・ゴンサレスに師 事。同時期にアポロ音楽院でパーカッションを学び、それをきっかけにスペイン音楽やクラシック音楽の他に、南米音楽にも目を向けるようにな る。その後国内外のコンクールに入賞し、1998 年帰国。以後ソロコンサートをはじめ、他楽器との様々な共演、2004 年九州SO とアランフェス協奏曲での共演、2008 年Hakujuギター・フェスタでの、E.フェルナンデス、福田進一、荘村清志とのギターカルテット共演な ど、精力的にアンサンブル活動の幅を広げる。 2009年、レオナルド・ブラーボとのギターデュオをきっかけに、クラシックギターの伝統的なレパー トリー以外に、タンゴやショーロ、フォルクローレといった、南米の音楽も本格的に演奏するようになります。その後「どんでばもす(ギターデュオ)」 「SGF(ギター五重奏)」のメンバーとしても活動を開始。2020 年、東京で行われた日本ギター連盟主催のコンサートにおいて、ギター 11本による「ブラジル風バッハ第4 番」全楽章のアレンジを手がけ好評を得る。現在は演奏の他に、楽曲アレンジ、また後進の指導にも精 力的に力を注ぎ、クラシックギター演奏の可能性を探求し続けています。 これまでにCD「 Brasil」「 Buen viaje」「Circulation」「 Ibero America」「 Qerida Espana」をリリース。ミュージックカルチャー「プレリュード」,唐人町ギター教室各講師。 ongaku Goya 主宰。(公 社)日本ギター連盟正会員。

STEINWAY&SONS
STNS-30169(1CD)
NX-B07
ロベルト・ピアーナ(1971-):プッチーニの「ボエーム」による大幻想曲
ビゼーの「カルメン」による大幻想曲
アントニオ・ポンパ=バルディ(P/ハンブルク・スタインウェイ モデルD #610511)

録音:2019年11月10日、2020年5月1日 スタインウェイ・ホール、ニューヨーク
イタリアのコンポーザー・ピアニスト、ロベルト・ピアーナの作品を名手アントニオ・ポンパ=バルディが奏でる シリーズ。これまでナポリ民謡を元にしたもの(STNS-30086)などがありましたが、今回はオペラの名曲を 元にしたアルバムです。演奏時間は「カルメン」が25分、「ボエーム」は30分近くもあるいずれも大作で、 それぞれのオペラに散りばめられた名旋律の数々を堪能できるのはもちろん、目の覚めるような超絶技巧 も駆使した、華麗で聴き応えのある作品に仕上がっています。
STEINWAY&SONS
STNS-30172(2CD)
NX-D01
『パーソナル・デーモンズ』
ロウェル・リーバーマン(1961-):ガーゴイル Op. 29
ミロスラフ・カベラーチ(1908-1979):8つの前奏曲
リスト:死の舞踏 S525/R188
リーバーマン:4つの幻影 Op. 17
シューベルト:アンセルム・ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲 イ短調 D. 576
ブゾーニ(1866-1924):対位法的幻想曲
リーバーマン:夜想曲第10番Op. 99
ロウェル・リーバーマン(P/スタインウェイ モデルD #533611)

録音:2020年8月24-27日、11月28日
ブルー・グリフィンズ・スタジオ「ザ・ボールルーム」、ランシング、ミシガン州
アメリカに現在住んでいる作曲家の中では、最も頻繁に演奏・録音されているというコンポーザー・ピアニ スト、ロウェル・リーバーマン。実際ここに収められている「ガーゴイル」などは、かなりの数の録音が既にリ リースされています。そんな彼がこれまで最も影響を受けた作品ばかりを、自作と合わせて収録したのが 今回のアルバム。幅広い音楽性とモダンなピアニズムに溢れた、彼の創作の秘密に迫る内容となっていま す。

LE PALAIS DES DEGUSTATEURS
PDD-013(1CD)
メルレ/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
ドミニ ク・メルレ(P)

録音:2016年10月10&11日/ピエール・マルボ・スタジオ4分33秒、イヴリー=シュル=セーヌ(フランス)
1938年フランス生まれのピアニスト、ドミニク・メルレが2016年に録音した最新盤(録音時78歳)の登場。1957年のジュネーヴ国際音楽コンクールでは、 あのマルタ・アルゲリッチとともに第1位を受賞した実力をもつメルレは名教師としても知られ、これまでにジャン=マルク・ルイサダ、フィリップ・カサール、フラ ンソワ・フレデリック・ギイ、福間洸太朗らを輩出しております。自身の芸術は唯一無二の美しさ。特にベートーヴェンは得意とし、ピアノ・ソナタ第5番、第32番、 エロイカ変奏曲(PDD-003)もリリースしています。今回は「月光」「テンペスト」を収録の注目盤。芳醇に香る美しいタッチと詩情あふれる歌心で聴き手を魅了 します。

Audite
AU-23446(2CD)
K[NOW]N PIANO〜「ピアノ音楽250年の対話」
(1)バッハ:前奏曲 ハ長調 BWV846-1(1722)
(2)バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988より「アリア」(1741)
(3)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調 KV.331『トルコ行進曲』より第3楽章「ロンド」(1784)
(4)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番ハ長調 KV.545より第1楽章「アレグロ」(1788)
(5)ベートーヴェン:エリーゼのために イ短調 WoO 59(1810)
(6)シューベルト:即興曲 変イ長調 Op.90-4 D.899(1827)
(7)ショパン:夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.27-1(1836)
(8)シューマン:トロイメライOp.15-7(1838)
(9)シューマン:ロマンス第2番嬰ヘ長調 Op.28-2(1839)
(10)メンデルスゾーン:巡礼の歌 変ロ長調 Op.67-3 MWV U 102(1845)
(11)ゴットシャルク:バナナの木 ハ短調 Op.5(1846)
(12)リスト:愛の夢第3番変イ長調(1850)
(13)リスト:ラ・カンパネラ S.141(1851)
(14)ブラームス:バラード第4番ロ長調 Op.10-4(1854)
(15)グリーグ:孤独なさすらい人 Op.43-2(1886)
(16)アルベニス:「スペインの歌」より前奏曲 Op.165-1(1890)
(17)ドビュッシー:月の光 L.75-3(1890)
(18)ラフマニノフ:前奏曲第4番ニ長調 Op.23-4(1901)
(19)ラフマニノフ:前奏曲第5番ト短調 Op.23-5(1901)
(20)ラヴェル:水の戯れ M.30(1901)
(21)ペルト:アリーナのために(1976)
ジミン・オウ=ハヴェニート(ピアノ/ベーゼンドルファー)

録音:2020年7月8-10日/ゼンデザール・ブレーメン
レコーディング・プロデユーサー&エグゼクティヴ・プロデユーサー:ルトガー・ベッケンホーフ
韓国が誇る名ピアニスト、ジミン・オウ=ハヴェニートのauditeレーベル第3弾はバッハからペルトまで、250年の鍵盤作品を収録したアルバムK[NOW]N PIANO〜「ピアノ音楽250年の対話」です。タイトル通り、知られた(KNOWN)ピアノ作品としては、バッハの平均律クラヴィーア曲集の『前奏曲』にはじ まり、モーツァルトの『トルコ行進曲』、ベートーヴェンの『エリーゼのために』、リストの『ラ・カンパネラ』、ラヴェルの『水の戯れ』など名曲。一方、今(NOW)、 オウ=ハヴェニートが演奏・録音すべきと思うペルトの『アリーナのために』も収録。コロナ禍で収録された当アルバム。その今を伝える繊細な解釈によって演奏を 締めくくっております。
オウ=ハヴェニートは国立ソウル大学校卒業後、ケルン音楽舞踊大学にて研鑽を積み現在ドイツを拠点に活躍しております。録音としてはのちの夫となるレイムン ド・ハヴェニートとともに1990年代に録音したウルリヒ・レインデッカー:のピアノ作品集などをリリースしております。円熟を増したオウ=ハヴェニートの演奏は 深みがあり、ベーゼンドルファーを用いて演奏しております。 (Ki)

R-RESONANCE
RRSC-20012(1CD)
税込定価
バッハ讃〜バッハ青年期のオルガン作品
(1)前奏曲ハ長調 BWV531
(2)「主なる神、我らの側にいまさずして」BWV1128
(3)「甘き喜びのうちに」BWV729
(4)トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
(5)「おお神よ、汝まことなる神よ」にもとづくパルティータ BWV767
(6)「我らが神は堅き砦」BWV720
(7)フーガ ト短調 BWV578
(8)パッサカリア ハ短調 BWV582
(9)カンツォーナ ニ短調 BWV588
(10)前奏曲 ホ長調 BWV576
廣江理枝(Org)

録音:2020年6月6,7,13日&11月6日/東京藝術大学奏楽堂
※日本語帯・解説付
オルガン研究と演奏の第一人者・廣江理枝(東京藝術大学教授)が、バッハ青年期の作品への深い理解と共感の中で演奏した作品集。
多彩な音色のパレットを誇る東京藝術大学奏楽堂のガルニエ・オルガンが、熱情あふれる若きバッハの音楽を再現します。
録音は亀川徹(東京藝術大学音楽環境創造科教授)が担当、ホールの空間を揺るがす重低音から超高音までを見事に捉えた優秀録音も魅力です。
全32ページにわたる解説書付き(日本語、英語、ドイツ語)

MIRARE
MIR-518(1CD)
シュトックハウゼン:マントラ ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ&ジャン=フランソワ・エッセール(2台ピアノ)
セルジュ・ルムトン(エレクトロニクス)
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ久々の新譜は、ベテランのジャン=フランソワ・エッセールとのデュオによるシュトックハウゼンの大作「マントラ」。2台のピア ノをエレクトロニクスが集音し、変調させる衝撃作。この難物にヌーブルジェとエッセールがどのように挑んでいるのか興味津々です。
「マントラ」は1970年にシュトックハウゼンが大阪万博のために来日し、京都や奈良の仏閣を散策、瞑想した際にインスピレーションを受けて作曲したとされま す。ピアニストは打楽器も奏しますが、変調された音は木魚やおりんを思わせ、東洋的な精神性を感じさせます。
非常な難曲ですが、ヌーブルジェの冴えた演奏はどの録音よりも新鮮な発見に満ち、エレクトロニクスの効果もますます光ります。 (Ki)

Evil Penguin Records
EPRC-0037(1CD)
ヴィルトゥオーゾ・ダンス
バルトーク(セーケイ編):ルーマニア民族舞曲
ストラヴィンスキー(ドゥシュキン編):ディヴェルティメント
ピアソラ(グバイドゥーリナ編):ル・グラン・タンゴ
ブラームス:ハンガリー舞曲〜第17番嬰ヘ短調(クライスラー編)/第2番(ヨアヒム編)/ 第4番(ヨアヒム編)/第5番(ヨアヒム編)
ヴィエニアフスキ:華麗なるポロネーズ第1番 ニ長調 Op.4
バッツィーニ:妖精の踊り Op.25
シマノフスキ:ノクターンとタランテラ Op.28
リナス・ロス(Vn/ストラディヴァリウス 1703年製「ダンクラ」)
ホセ・ガジャルド(P/スタインウェイD-247)

録音:2020年6月29日-7月2日/ライブラリー・ホール(オクセンハウゼン)
コロナ禍で演奏会のキャンセルが続いた2020年春。リナス・ロスは自身のアイディアを書き留めていたノートから着想を得て、当アルバムの制作を決意。それ は最も得意とするヴァイオリンとピアノのためのデュオ、しかも華麗な技術とヴァイオリンならではの美感を併せもった「舞曲」を集めた「ヴィルトゥオーゾ・ダンス」 です。ピアノは長年の共演歴を誇るホセ・ガジャルド。厳しい状況下で実現した当セッション録音では演奏できる喜びに満ちた渾身の演奏を披露。バーデン=ヴュ ルテンベルクにある修道院の旧図書館を改築したライブラリー・ホールに美しく舞う演奏を奏でております。
リナス・ロスは1977年ドイツのラーベンスブルク生まれ。2006年EMIよりCDデビュー。以後同世代のヴァイオリン奏者の中でも、歴史に埋もれた作曲家作 品や名作を演奏する活動で特に注目を集める存在。埋もれた作品発掘にも力を入れており、Challenge Classicsレーベルからヴァインベルクの作品を積極的に 録音。ロスにしか実現できない世界を築き上げています。 (Ki)

NoMadMusic
NMM-087(1CD)
ハイチわが愛〜ハイチ作曲家のピアノ曲
リュドヴィク・ラモート:アルバムのページ第1番
ジャスティン・エリー:山の歌第1番「こだま」
ラモート:ダンサ第4番
エリー:ハイチのメレンゲ第2番
エドモン・サントンジュ:エレジー=メレンゲ
ラモート:ダンサ第1番「ハバネラ」
エリー:ハイチのメレンゲ第4番
ラモート:ブードゥー教のイコン〜ロコ
エリー:山の歌第2番「ノスタルジー」
ラモート:アルバムのページ第2番
エリー:ハイチのメレンゲ第1番
ラモート:ダンサ第3番
ショパン(リスト編 ):春
セリメーヌ・ドーデ(P)

録音:2019年11月/フィラルモニ・ド・パリ
カリブ海イスパニョラ島西半分を占めるハイチ。初めての黒人民主国家となったことで知られますが、ラテンとアフリカが絶妙にまじりあう音楽文化が魅力。
フランスの女性ピアニスト、セリメーヌ・ドーデはエクサンプロヴァンス出身ですが、母がハイチ人でこの国には特別の思い入れを持ち、2017年に同地でピアノ の音楽祭を始めたほど。そのドーデがハイチの作曲家によるピアノ曲を集めたアルバムを実現させました。
リュドヴィク・ラモート(1882-1953)、ジャスティン・エリー(1883-1931)、エドモン・サントンジュ(1861-1907)という19世紀生まれの3名の作品 を12曲選んでいます。いずれもパリで勉強していて、洗練された未知の宝石に驚き。ラモートは「黒いショパン」と称され、繊細極まりないピアノ音楽を創り出し ています。もちろんメレンゲなどアフロ=カリビアンな舞曲や、ブードゥー教の秘儀的なものなど官能的かつ生命力にあふれる曲など多彩。ピアノに興味ある方々は 気に入られること間違いなしのオススメ盤です。

SUPRAPHON
SU-4292(1CD)
『わが祖国』〜スメタナ、ドヴォルザーク、スークハープ:作品集
スメタナ:『わが祖国』〜ヴィシェフラド/モルダウ/シャールカ
ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』〜第2楽章
 組曲 イ長調 Op.98(B 184)
スーク夏の印象 Op.22b
ヤナ・ボウシュコヴァー(Hp)

録音:2020年6月27&28日、2020年8月6日、2021年1月13&31日/ドヴォルザーク・ホール、ルドルフィヌム(プラハ)
チェコを代表する世界的ハーピスト、ヤナ・ボウシュコヴァーが自国の作曲家、スメタナ、ドヴォルザーク、スークを取り上げたアルバムをリリースします。ボウシュ コヴァーは1992年開催のアメリカ国際ハープ・コンクール第1位などの受賞歴を誇る名手。2004 年にはチェコ共和国の「最も優れた女性 10 人の一人」に 選出され、クラシックの音楽家としては史上初となる「女性プロフェッショナル賞」を受賞した逸材です。現在チェコPOのソロ・ハープ奏 者をつとめる傍ら、ロンドン王立音楽院、ブリュッセル王立音楽院の教授として後進の育成にも力を注いでいます。
「My Country(わが祖国)」と題された当アルバムではボウシュコヴァーが祖国への愛を惜しみなく注いだ渾身の演奏を披露。「モルダウ」で有名な『わが祖 国』から3曲、ドヴォルザークの『新世界より』の第2楽章も収録しており、哀愁に満ちた美しきメロディをボウシュコヴァーは心を込めて演奏しております。なお、 同アルバムのプログラムは2019年4月の来日公演でも披露され、その圧倒的な技術と類まれな表現力で聴衆を魅了しました。

299 MUSIC
NIKU-9034(2CD)
税込定価
ドビュッシー ピアノ・デュオ作品集
■Disc-1 (4手ピアノのための)
小組曲
民謡の主題によるスコットランド行進曲
6 つの古代のエピグラフ
おもちゃ箱 [Transcription:Tomohiro Tawada] (訳/青柳いづみこ)*
■Disc-2 (2台のピアノのための)
牧神の午後への前奏曲
リンダラハ
神聖な舞曲と世俗的な舞曲
海 [Transcription:Andre Caplet]
白と黒で (1915)
藤原亜美&長尾洋史(P)
たきいみき(語り) *

録音:2020年3月17-19日 彩の国さいたま芸術劇場「音楽ホール」
フランスで研鑽を積み、現在はソロや室内楽を中心に様々な分野で活躍する実力派ピアニストの藤原亜美と長尾洋史が、ド ビュッシーが極限まで彫琢した燦然と輝くピアノ・デュオ作品の在りようを、絶妙なコンビネーションと外連味のない表現で映し 出す。雑味を除き虚飾を排した、この2 人でしか成し得ない演奏が楽曲の本質に迫る。


Profil
PH-20075(10CD)
エレーヌ・ボスキの肖像
■Disc1
(1)バッハ:パルティータ第6番ホ短調BWV830
(2)クープラン:クラヴサン曲集〜アルマンド/サラバンド/クーラント/ゆりの花開く/小さな風車/神秘的なバリケード/ひるがえるリボン/羽虫
(3)ラモー:前奏曲/アルマンド/ジグ/サラバンド/3つの手/ファンファリネット/勝ち誇った女
(4)ソレール神父:ソナタ嬰ハ短調/ソナタ ト短調/ソナタ ニ長調/ソナタ嬰ヘ短調/ソナタ嬰ヘ短調
(5)ラファエル・アングレス:アリア ニ短調
(6)カンタロス:ソナタ嬰ヘ短調
(7)マテオ・アルベニス:ソナタ ニ長調
■Disc2
(1)ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob.][:11
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482
■Disc3
(1)クレメンティ:ピアノ・ソナタ ロ短調Op.40の2
(2)ドビュッシー:子供の領分
(3)シャブリエ:ひばりの歌/ジャンヌに寄せる歌/幸福の島/紡ぎ歌/太った七面鳥のバラード/薔薇色の豚たちのパストラール
■Disc4
(1)ラヴェル:ソナチネ
(2)サティ:梨の形をした3つの小品
(3)同:3つのグノシエンヌ
(4)同:青銅の像/伊達男/帽子屋
(5)ビゼー:半音階的変奏曲
■Disc5
(1)ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲Op.25
(2)モーリス・エマニュエル:ソナチネ第1番Op.4「ブルゴーニュ風」
(3)デュカス:ラモーの主題による変奏曲、間奏曲と終曲
■Disc6
(1)ヤナーチェク:おとぎ話(全3曲)
(2)ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65
(3)セヴラック:リヴィアのキリスト像の前のらば引きたち
(4)同:古いオルゴールが聞えてくる
(5)同:辻音楽師と落ち穂拾いの女たち
(6)同:平原を馬に乗って
■Disc7
(1)シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調Op.120 D.664
(2)同:34の感傷的なワルツOp.50 D.779
(3)ウェーバー:ピアノ・ソナタ第2番変イ長調Op.39
■Disc8
(1)シューマン:子供のためのアルバムOp.68〜乱暴な騎手/民謡/楽しき農夫/シチリアーナ/サンタクロース/小さな練習曲/春の歌/最初の喪失/小さな朝の散歩
(2)小さな子供と大きな子供のための連弾小曲Op.85〜誕生日の行進曲/熊の踊り/庭園のメロディ/花環を編みながら/泉のほとりで/かくれんぼ/お化けの話/夕べの歌
(3)東洋の絵Op.66(全6曲)
■Disc9
(1)シューマン:ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」による歌とリートOp.98a(全9曲)
(2)ディートリヒ&シューマン&ブラームス:F.A.Eのソナタ
(3)デュパルク:前世/旅への誘い/悲しい歌/悲歌/恍惚
■Disc10
(1)ウェーバー:捕えられた歌手たちOp.47の1/自由な歌手たちOP.47の2/フリッツが若い友にOp.15の3/野に嵐は吹きOp.30の2/時Op.13の5/愛の歌Op.30の4/心よ、私の宝よOp.64の8/私の希望Op.47の5/無邪気Op.30の3/私は道端の小さなばらを見たOp.15の5/子守歌Op.13の2/不平Op.15の2/クロティルデの歌Op.80の1
(2)カントルーブ:オーヴェルニュの歌〜泉の水
(3)ルイ・オーベール:フランス民謡集〜マルタンの鼻
(4)ダンディ:88のヴィヴレ民謡〜父の庭で
(5)モーリス・エマニュエル:30のブルゴーニュの歌〜ノートルダムの嘆き
(6)シャルル・ボルド:15のバスクの恋唄〜さようなら、私の愛
(7)デュレ:私は既婚者
(8)カプレ:神の一部
(9)ラヴェル:民謡集〜ジャネット、どこで番をする
(10)モーリス・エマニュエル:30のブルゴーニュの歌〜私は狼を見た
(11)グノー:50のピレネーの歌〜第6曲
(12)トマジ6つのコルシカ民謡〜ラメント
(13)シャルル・ボルド:15のバスクの恋唄〜美しいアルヒサリ
(14)ケクラン:3つのヴァンデ民謡〜私の父は畑を作った
(15)ルーセル:おお良きワイン
エレーヌ・ボスキ(P)

■Disc2:ヘルムート・コッホ(指)ベルリン室内O(1)、アロイス・クリーマ(指)チェコ・フィル(2)
■Disc3:クリスティアーヌ・カステリ(S)(3)
■Disc4:セルジュ・ニグ(P)(2)、クリスティアーヌ・カステリ(S)(4)
■Disc5:カレル・シェイナ(指)プラハRSO(1)
■Disc6:ミロシュ・サードロ(Vc)(1)(2)
■Disc8:ナディーヌ・ドゥスシェ(P)(2)(3)
■Disc9:イレーヌ・ヨアヒム(S)、
 バーシャ・レトキツカ(S)、
 アンドレ・ヴェシエール(Bs)(1)、
 ペーター・リバール( ヴァイオリン )(2) 、
 クリスティアーヌ・カステリ(S)(3)
■Disc10:イレーヌ・ヨアヒム(S)(1)(3)(5)(8)(9)(11)(13)、
グザヴィエ・ドゥプラ(Bs)(2)(4)(6)(7)(10)(12)(14)(15)

録音:■Disc1:1958年(1)、1956年(2)(3)、1950/1年(4)(5)(6)(7)
■Disc2:1958年(1)、1953年(2)
■Disc3:1959年(1)、1960年(2)、1953年(3)
■Disc4:1953年(1)、1954年(2)(3)(4)(5)
■Disc5:1953年(1)、1954年(2)(3)
■Disc6:1956年頃(1)(2)、1953年(3)
■Disc7:1955年(1)(2)、1958年(3)
■Disc8:1957年頃(1)、1958年頃(2)(3)
■Disc9:1956年(1)(2)、1953年(3)
■Disc10:1958年(1)、1955/6年(2)-(15)
エレーヌ・ボスキ(1917-1990)はローザンヌ出身のスイスのピアニスト。パリのエコール・ノルマルでイヴォンヌ・ルフェビュールとアルフレッド・コルトーに 師事。伝統を伝えるピアニストとして活躍するかたわら、教育にも熱心でアンデルシェフスキやシュトロッセをはじめ多くの俊才を育てています。
ボスキはバロックから現代まで幅広いレパートリーを持っていましたが、ローベルトとクララ・シューマン夫妻のスペシャリストで、クララ・シューマンのピアノ曲 と室内楽全曲を最初に録音したピアニストとなりました。ここではローベルトの子供のためのアルバム抜粋と連弾曲、「ヴィルヘルム・マイスター」による歌とリート の名伴奏の至芸に触れることができます。
ボスキはスペインのピアノ曲にも熱意を示し、ソレール神父作品アルバムは1952年のフランス・ディスク大賞を受賞しました。当Boxではソレールのソナタ5 篇に加え、ラファエル・アングレス、カンタロス、マテオ・アルベニスまで聴くことができます。さらにセヴラックの感動的な「リヴィアのキリスト像の前のらば引きた ち」ほかを1953年に録音している先見性も驚き。味わい深い演奏を聴かせてくれます。
凝った選曲の独奏曲もさることながら、伴奏者としてのボスキの凄さも存分に味わえます。シューマンの深み、サティやシャブリエのオシャレさからカントルーブ やボルドの民謡編曲まで絶妙な巧さ。大ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムの孫イレーヌの名唱も嬉しく、またミロシュ・サードロのショパンのチェロ・ソナタやペー ター・リバールとのF.A.Eのソナタ(全曲)も貴重です。 (Ki)

KLARTHE
KLA-110(1CD)
自由電子
ブーレーズ:アンテーム2(1997)
フィリップ・マヌリ:パルティータU(2012)
サーシャ・ブロンドー:アトラスU(2019)
カン・ヘ スン(Vn)

録音:2020年6月22-25日/Ircamスタジオ5(パリ)
韓国出身の女性ヴァイオリニスト、カン・ヘスンはパリ音楽院でクリスチャン・フェラスに師事。1994年にアンサンブル・アンテルコンタンポランに参加し、ブー レーズの信任厚いヴァイオリニストとして活躍。
ここに収められた3篇はいずれもヴァイオリン独奏とエレクトロニクスの作品で、すべてカン・ヘスンに献呈されています。被献呈者による貴重な録音で、今年6 月にパリのIrcamスタジオで実現しました。いずれも21世紀風で、フュージョンのように聴きやすく幻想的な世界が広がります。 (Ki)

Passacaille
PAS-1105(2CD)

KKC-6365(2CD)
国内盤仕様
税込定価
バッハ:6つのパルティータ BWV825-830 〈クラヴィーア練習曲集第1部〉 ロレンツォ・ギエルミ(Cemb)
※使用楽器:2001年ミシガン州、キース・ヒル氏が個人所有の18世紀のドイツ製チェンバロにインスパイアされて製作。

録音:2019年8月10-12日/イタリア、カヴォナ、サン・ミケーレ教会
『フランス組曲』『イギリス組曲』を書いたバッハがさらなる組曲の芸術を極めんと作曲した『パルティータ』。1726年から1730年にかけてそれぞれ出版さ れた6曲を、1731年に再度まとめて「作品1」(クラヴィーア練習曲集第1部)として出版したことからも、楽曲に対する自信の高さがうかがえます。同じ調性 の舞曲を連ねた伝統的な形式ながら、各曲には独立した個性が与えられ、演奏技巧や表現力の多彩さ、数学的秩序に裏打ちされた構造の厳しさ等、バッハの 美学が結集した高度な世界が広がる名品。オルガニスト、チェンバリスト、指揮者として古楽界を牽引する名匠でありバッハ作品の優れた解釈者でもあるロレン ツォ・ギエルミによる、優雅さと数的な美しさ、形式的な厳しさが共存する素晴らしい演奏でお聴きください。
ブックレットにはギエルミ本人による解説を掲載。国内仕様盤(KKC 6365/6)は日本語訳付きです。

Naive
E-7385(2CD)

バッハ(ホプキンソン・スミス編):無伴奏チェロ組曲全曲 BWV1007-1012(テオルボ&リュート版)
[CD1]
第1番ハ長調 BWV1007(原曲:ト長調/ホプキンソン・スミス編)
第2番ト短調 BWV1008(原曲:ニ短調/ホプキンソン・スミス編)
第3番ヘ長調 BWV1009(原曲:ハ長調/ホプキンソン・スミス編)
[CD2]
第4番変ロ長調 BWV1010(原曲:変ホ長調/ホプキンソン・スミス編)
第6番ニ長調 BWV1012(ホプキンソン・スミス編)
第5番イ短調 BWV1011(原曲:ハ短調/バッハによるリュート版 BWV995 ト短調 を転調して演奏)
ホプキンソン・スミス(テオルボ 、リュ ート)

録音:[CD1]2012年10月、[CD2]1980年6月(第5番)・1992年10月(第4・6番)
【使用楽器】第1-3番:ヨエル・ファン・レンネップ製作のジャーマン・テオルボ
第4・6番:ヨエル・ファン・レンネップ製作の13コース・リュート
第 5 番:ニヴォ・ファン・デア・ワールス製作の13コース・リュート
数十年にわたってバッハの音楽を研究してきたリュートの巨匠ホプキンソン・スミス。30年かけて全曲の録音が出そろった無伴奏チェロ組曲の編曲版は、彼の 神髄が詰まった偉業のひとつと言えます。入手困難が続いていた音源ですが、このたび2枚組で再発売されました!
第5番はバッハ自身の手によるリュート版(BWV995)が残されており、楽器の特性に合わせて効果的に書き換えられています。特にフランス風序曲の形をと るプレリュードではフーガも多声的な処理が可能となり、単旋律を基本とするチェロ版では暗示されるに留まった対旋律やバスがくっきりと奏でられます。スミス は最初にこの作品を録音したことによって、ほかの5曲も同じことができないか模索し始めたのでしょう。そして作られた編曲版はまさにその楽器のために作られ た、新たな美しさを持った名品。隠された対位法を解きほぐし和声を引き出し、調性を吟味し、おおらかな曲想の前半3曲ではテオルボを使用するなど、随所にこ だわりが効いています。瞑想的な美からエネルギッシュな走句まで、演奏が素晴らしいのはもちろん言うまでもありません。微妙なスラーやトリルの入れ方ひとつ とっても、他に代えがたい魅力をもった名演奏です。 (Ki)

ACCENTUS Music
ACC-10527BD
(Bluray)

ACC-20527DVD(DVD)

ACC-30527CD
(1CD)
ベートーヴェン:後期三大ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
ピアノ・ソナタ第32番Op.111
キム・ソヌク(P)

収録:2020年7月、ライプツィヒ、アートセンター
◆Bluray
画面:Full HD,NTSC,16:9
音声:DTS HD MA5.1、PCMステレオ
リージョン:All
BD25、74'09
◆DVD
画面:NTSC,16:9
音声:DTS5.1、DD5.1、PCMステレオ
リージョン:All
DVD9、74'09
1988 年ソウル出身のキム・ソヌク。2006 年リーズ国際ピアノ・コンクール 40 年の歴史上最も若い18 歳で優勝、そしてアジア人としても初めて優勝を果 たし一躍世界から注目されました。エトリンゲン青少年国際ピアノ・コンクール(2004 年)、クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール(2005年)で優勝、ロ ンドンSO、コンセルトヘボウO、NHKSOなど世界一流のオーケストラと共演し、2014年にはBBCプロムスにもデビュー。録音では、ドイツ・グラモフォンから2タイトルチョン・ミョンフン指揮でベートーヴェンとウンスク・チンのピアノ協奏曲がリリースされています。その後は、 ACCENTUS MUSIC より、ベートーヴェンの「ワルトシュタイン」「ハンマークラヴィーア」(ACC303551CD)フランクの「前奏曲、コラールとフーガ」とブラー ムスの「ピアノ・ソナタ第3番」(ACC-303552CD)、ベートーヴェンの3大ピアノ・ソナタ「悲愴」「月光」「熱情」(ACC-30409CD)、そしてシュターツカペレ・ ドレスデンとチョン・ミョンフン指揮によるブラームスのピアノ協奏曲第1番(ACC-30501CD)と4枚のアルバムを発売し、今回5枚目となるベートーヴェンの 後期三大ピアノ・ソナタ集を録音しました。 今回録音された場所は、旧発電所跡地に新たにオープンしたアートセンター(Kunstkraftwerk)。ここは19世紀のライプツィヒの工業化を象徴する場所。そんな、 過去と未来が交錯するような煉瓦造りのホールを埋め尽くす光の中キム・ソヌクがベートーヴェンの最後の3つのソナタを奏でます。
ACCENTUS Music
ACC-30531CD
(1CD)
(リ)クリエーションズ
(1)バッハ(ラフマニノフ編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV1006〜前奏曲/ガヴォット/ジーグ
(2)同(フリードマン編):ブランデンブルク協奏曲第3番BWV1048〜第1楽章
(3)同(フリードマン編):フルート・ソナタBWV1031〜シチリアーノ
(4)同(フリードマン編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番BWV 1002〜ブーレ
(5)シューベルト(リスト編):どこへ?
(6)同(リスト編):連祷
(7)同(リスト編):水の上で歌う
(8) 同 ( リ ス ト 編 ):ま す
(9)同(リスト編):セレナード
(10)メンデルスゾーン(リスト編):歌の翼に
(11)同(リスト編):日曜日の歌
(12)同(リスト編):新しい恋
(13)同(ラフマニノフ編):「夏の夜の夢」〜スケルツォ
(14)ビゼー(ラフマニノフ編):アルルの女〜メヌエット
(15)マーラー(フリードマン編):交響曲第3番〜第2楽章メヌエット
(16)チャイコフスキー(ラフマニノフ編):子守歌
(17)ムソルグスキー(ラフマニノフ編):ゴパーク
(18)グラツィオーリ(フリードマン編):アダージョ
(19)フリードマン:ゲルトナーによるウィーン舞曲第1番
ズラータ・チョチエヴァ(P)

録音:2020年9月/ブラックバード音楽スタジオ(ベルリン)
ズラータ・チョチエヴァは1985年モスクワ生まれのピアニスト。14歳でプレトニョフに認められ教えを受けたほか、2008年からはモスクワ音楽院でネルセシ ヤンに、2012年からはザルツブルクのモーツァルテウム大学でジャック・ルヴィエに師事しました。2019年からはベルリンを本拠に活動しています。
チョチエヴァは旧ソ連型技巧派に先祖がえりしたようなスタイルで、これまでもショパンやラフマニノフのディスクは高い評価を受けました。今回はまさに彼女の 真骨頂、リスト、ラフマニノフ、フリードマンという大ピアニストがコンサートで聴衆を喜ばせるために行なった編曲を集めています。大半が良く知られたメロディに 基づきますが、ピアノの美しさと魅力を存分に生かしていて、小品ながら高度な技巧が要求されます。
リストとラフマニノフの編曲はいろいろなピアニストが愛奏していますが、フリードマンは比較的珍しく、バッハのブランデンブルク協奏曲第3番やマーラーの交 響曲第3番はピアノ・ファンならずとも興味をそそられるはず。
チョチエヴァは切れ味良い指さばきはもちろん、歌手顔負けの歌心、指揮者顔負けの構成力を示し、今後目が離せません。 (Ki)

Da Vinci Classics
C-00361(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(ラインベルガー&レーガー編曲2台ピアノ版) デュオ・モンティ=ビアンコ〔フェデリカ・モンティ(P)、ファビオ・ビアンコ(P)〕
※使用楽器:スタインウェイ、モデルD-274

録音:2020年9月17日−18日、エリオス・レコーディング(カステッランマーレ・ディ・スタービア、ナポリ、イタリア)
鍵盤音楽の絶対的な傑作の一つであり、また鍵盤技術の頂点の一つであり、それに取り組むすべての演奏家にとっても、この曲集を初めて聴く人にとっても果てしなく大きな存在であるバッハの「ゴルトベルク変奏曲」。 本来、二段鍵盤のチェンバロのために書かれた作品であるが故に、現代のピアノで演奏する際に避けては通れない頻出する両手の交差などの難題を解決する1つの方法として、 リヒテンシュタインの巨匠ヨーゼフ・ラインベルガー(1839−1901)が1883年に2台ピアノでの演奏のために編曲したものを、後年、ドイツの大作曲家マックス・レーガー(1873−1916)が手を加え改訂版として1915年に出版した「2台ピアノ版のゴルトベルク変奏曲」をイタリアのピアノ・デュオが奏でた新録音が登場!
音楽家や音楽愛好家にこの「真のハウスムジーク(家庭音楽)の宝」を知ってもらうため、大バッハへの尊敬の念を込めてラインベルガーが手懸けた「敬虔さに満ちた編曲」によって生まれた2台ピアノ版のゴルトベルク変奏曲を弾くのは、イタリア、ナポリを拠点に活躍するデュオ・モンティ=ビアンコ。 2007年にサン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院でディプロマを取得したフェデリカ・モンティとファビオ・ビアンコによって結成されたデュオ・モンティ=ビアンコは、2009年と2011年のローマ国際ピアノ・コンクールや、ニューヨークのブラッドショー・ブオーノ国際ピアノ・コンクールなどでの入賞歴を持つ実績十分のピアノ・デュオ。 「フニクリ・フニクラ」の誕生の街、ナポリのカステッランマーレ・ディ・スタービアで録音が行われた「2台ピアノ版」のゴルトベルク変奏曲にご注目下さい!

フォンテック
FOCD-9846(1CD)
税込定価
2021年3月11日発売
プレイズ・ピアソラ〜リマスターUHQCD
ピアソラ:チキリン・デ・バチン
エスクアロ/カフェ1930
ナイトクラブ1960/チャウ・パリ
ブエノスアイレスの夏*
ブエノスアイレスの秋*
ブエノスアイレスの冬*
ブエノスアイレスの春*
ワルツ風の詩
アルフレッド・ゴビの肖像
オブリビオン

國松竜次 編、*セルジオ・アサド 編
國松竜次(G)

録音:2012 年9 月5-7 日 相模湖交流センター
ギタリスト・作・編曲家としてオリジナリティ溢れる活動を続ける“現代のギター・ヴィルトゥオーゾ”國松竜 次。本年(2021 年)生誕100 年を迎えた“タンゴの革命児”アストル・ピアソラを讃え、2012 年にリリース した「プレイズ・ピアソラ」(FOCD9572)をリマスター+UHQCD にて再リリースします! 名手・國松がギター1 本でピアソラ作品に挑んだ本作を、ライヴのような臨場感とともにお楽しみください。
※本作は2012 年12 月発売「プレイズ・ピアソラ」(FOCD9572)をリマスタリングし、UHQCD(Ultimate Hi Quality CD)仕様に変更した再発売商品となります。

■Ultimate Hi Quality CD(UHQCD)とは?
新製法の微細転写技術と反射膜に特殊合金を採用した高音質CD です。全てのCD プレーヤーでお楽しみいただけます。 ※高音質とはマスタークオリティの再現性の高さを意味します。UHQCD ロゴはメモリーテック(株)の商標です。 (フォンテック)

オクタヴィア
OVCT-00183(1SACD)
税込定価
2021年3月24日発売
フランスの夜会
ラヴェル:ピアノ協奏曲*
ドビュッシー:月の光*
ラヴェル:ラ・ヴァルス
◇亡き王女のためのパヴァーヌ
プーランク:ナゼルの夜会
黒沼 香恋(P)
大友 直人(指)東京SO

録音:2020年3月6、8日 ミューザ川崎シンフォニーホール*、2020年12月17-18日 埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ)
今新星として注目を浴びる若手ピアニスト、黒沼香恋のファースト・アルバムの登場で す。すでに数々のコンクールで入賞を重ね、幅広く演奏活動を展開しています。中でも 2020年3月、コロナ禍の中開催され、視聴者10万人超を記録した「観客のいない音楽会」 ではソリストとしてラヴェルのピアノ協奏曲を披露。CD「Live fromMuza!」(OVCL-00726)と して発売され、多くの賛辞が寄せられました。 当盤にはそのラヴェルのピアノ協奏曲に加え、ドビュッシー、ラヴェル、プーランクの名作 を新たに収録。黒沼自身「魅惑的な色の世界を見せてくれる万華鏡」と語る、美しきフラ ンス・エスプリの世界を存分にお楽しみください。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCT-00185(2CD)
税込定価
2021年3月24日発売
シューベルト:後期ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ 第18番ト長調 D894 「幻想」
ピアノ・ソナタ 第19番ハ短調 D958
ピアノ・ソナタ 第20番イ長調 D959
ピアノ・ソナタ 第21番変ロ長調 D960
舘野 泉 (P)

録音:1991年1月14‐19日フィンランド、ヤルヴェンパ―、シベリウス・ホール
舘野泉にとってシューベルトは、若いころから愛奏のレパートリーでありながら、録音に は長い雌伏の歳月を経ねばなりませんでした。作品イメージが心の内に呼応し響き合う ようになったという90年代の初頭、舘野が50代後半を迎える時期、あたかもワインの熟 成を待っていたかのように花開くことになります。 シューベルト天性の歌謡性を尊びながら、その胸奥に潜む光と影を一音一音に乗せ、無 限に広がってゆく大河のような音楽が、ここにあります。 今も舘野の名盤としてこの一枚を挙げるファンも多い、90年代の代表作です。(オクタヴィア)

IBS CLASSICAL
IBS-182020(2CD)
NX-C01
バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲 BWV1007 - 1012 アシエル・ポロ(Vc)

録音:2019年9月9-13日
全てのチェロ奏者にとって聖典的な存在とされるヨハン・セバスティアン・バッハの『無伴奏チェロ組曲』。これまでに も数多くの名演が存在するこの至高の作品を、今回手掛けたのは1971年生まれのスペインの名手アシエル・ ポロ。彼はこの名作について「私たちを内面に導き、宇宙と未知に直面する絶対的な孤独に気付かせる」と語 り、虚飾を捨て総譜に向かい合い、バッハの音楽の本質を探っていきます。また、彼が録音場所に選んだセナル サのシトー会大学教会は14世紀に建てられた由緒ある建物で、巡礼者たちが絶え間なく訪れるために、喧騒 を避け、録音は深夜から早朝にかけて行われたそう。教会の神秘的な雰囲気が存分に捉えられた美しい響き も聴きどころです。
IBS CLASSICAL
IBS-162020(1CD)
エッセンス〜ピアノ・デュオのレパートリー集
モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K. 521
シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D. 940
メンデルスゾーン:アンダンテと華麗なアレグロ Op. 92
ウィリアム・ボルコム(1938-):ヘビのキス
アントン&マイテ・ピアノ・デュオ【アントン・ドルゴフ(P)、マイテ・レオン(P)】

録音:2019年12月1-4日
ピアノ連弾曲の重要なレパートリーであるモーツァルトとシューベルトの作品群。モーツァルトは9歳の時に初の連 弾作品を作曲、また、シューベルトは生涯にわたって30曲以上の連弾曲を残すなど、このジャンルに無尽蔵のイ ンスピレーションの源を見出していました。しかし、メンデルスゾーンは優れたピアニストであった妹が傍にいたにもか かわらず、連弾曲をほとんど残していません。それでもこのアルバムに収録された「アンダンテと華麗なアレグロ」は ピアノ・デュオとして驚くべきレベルを保っています。19世紀半ばになると連弾作品はさまざまな発展を遂げ、オー ケストラ作品のトランスクリプションも頻繁に行われるようになりました。20世紀のボルコム作品は、更に豊かな オーケストラの色彩が巧みにピアノへと置き換えられています。 アントン&マイテ・ピアノ・デュオは現在スペインにおいて、最も有望なアンサンブルの一つ。ピアノ・デュオの幅広い レパートリーと可能性を探り、常に新しい音楽シーンを提供しています。

Grand Piano
GP-867(1CD)
NX-B03
セリム・パルムグレン(1878-1951):ピアノ作品全集 第1集
ショパンの思い出 SP274(1892)
インテルメッツォ SP110(1895)
アリア SP9(1904)
前奏曲 Op. 1 No. 1(1896もしくはそれ以前)
幻影 Op. 1 No. 2(1897)
エチュード Op. 1 No. 3(1898もしくはそれ以前)
3つのピアノ小品 Op. 2(1898頃)
子守歌(作曲家自身による合唱曲「Tuutulaulu」 SP312のピアノ編曲版)(1903)
秋へのプロローグ SP288(1926もしくはそれ以前)
スタディ SP281(1906)
フィンランド抒情小曲集; ピアノのための12の小品 Op. 22 (1908 もしくはそれ以前)
ピアノ・ソナタ ニ短調 Op. 11(1901)
ヨウニ・ソメロ(P…Steinway & Sons, モデルD)

録音:2020年2月3-4日クーサー・ホール、クーサンコスキ(フィンランド)
パルムグレンは裕福な環境で育ち、少年時代から作曲をはじめ、14歳の時には「ショパンの思い出」(トラック1)を作曲するなど音楽的才能を開花させ ます。たびたびフィンランドを訪れていたフェルッチョ・ブゾーニの演奏を聴き、大きな感銘を受けた彼は、1895年にヘルシンキ音楽院へ入学、研鑽を積み ました。その後はベルリンに留学するとともに、ワイマールで憧れのブゾーニのレッスンを受け、演奏家と作曲家への足掛かりをつかみ、やがてピアニスト、作 曲家として活躍します。彼のピアノ曲の多くは自身で演奏するために書かれており、抒情的な旋律にはスカンジナビアの民謡的要素が多く用いられてい ます。GRAND PIANOレーベルでは、全300曲以上のピアノ曲を8巻のCDに分けて収録を予定しており、その第1作となるコノアルバムには世界初録 音となる「フィンランド抒情曲集」を含む多彩な作品を収録。「秋へのプロローグ」など、パルムグレンのあらゆる側面を紹介しています。ヨウニ・ソメロは現 代フィンランドで最も活躍するピアニストの一人。幅広いレパートリーを持ち、世界中の多くの国で3100回以上のコンサートを行っています。
Grand Piano
GP-872(2CD)
NX-C03
アン=ルイーズ・ブリヨン・ド・ジュイ(1744-1824): 見出されたピアノ・ソナタ集
ソナット(ソナタ) イ短調(1760-70頃)
ピアノのためのソナタ・コレクション第3集
(即興付き)(1760-70頃)
ソナタ第1番ハ短調
ソナタ第2番変ロ長調
ソナタ第3番ハ長調
ソナタ第4番ト短調
ソナタ第5番変ホ長調
ソナタ第6番ニ短調
ソナタ第7番変ロ長調
ソナタ第8番イ短調
ソナタ第9番ヘ短調
ソナタ第10番ト短調
ソナタ第11番ニ短調
ソナタ第12番ハ短調
ニコラス・ホルヴァート(P…Steinway & Sons, モデルD, No.248200)

録音:2020年10月12-23日
全て世界初録音
1744年、パリ生まれのブリヨン・ド・ジュイ。彼女は高い知名度を誇った女性鍵盤奏者で、当時新しい楽 器であったフォルテピアノを弾きこなし、あのボッケリーニが「彼女は最高の演奏者であり、最も難しい曲を 正確に、表現豊かに演奏する」と大絶賛。作品番号5の「6つのヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ」を 彼女に献呈したほどでした。アメリカ独立に多大な貢献をしたベンジャミン・フランクリンとも親しく、独立戦 争でアメリカが勝利した際には行進曲を作曲したというエピソードも残っています。このアルバムには10代 から20代の若き彼女の作品を収録、この時代の最先端の技術と様式を踏まえて書かれたこれらのソナタ のほとんどは、プライヴェートなサロンで演奏されるにとどまり、出版されることはありませんでしたが、後にカー ル・ツェルニーやフランツ・リストの演奏にも影響を与えたとされています。

TOCCATA
TOCC-0559(1CD)
NX-B03
ダグラス・マン(1929-2008):ピアノ曲全集
メヌエットとトリオ ト短調(1947/2004改訂)
マズルカ ニ短調(1947/2006改訂)
スケルツォ 嬰ヘ短調(1948/1989改訂)
ソナチネ ヘ短調(1950/1985/2001改訂)
夜想曲 変ニ長調(1944)
夜想曲 イ長調(1943)
夜想曲 ロ短調(1945/1988/2003改訂)
夜想曲 変ホ長調(1943)
夜想曲 変ホ短調(1946/1991/2004改訂)
インテルメッツォ イ短調(1947/2005改訂)
前奏曲第1番ホ短調(1944/2003改訂)
前奏曲第2番嬰ヘ短調(1946)
前奏曲第3番ニ長調(1947)
アルタ・アルニカーネ(P)

録音:2019年7月23日、10月9日リガ放送スタジオ(ラトヴィア)
世界初録音
数学における「半群理論」の優れた論文で知られ、スターリング大学の数学教授を務めたスコットランド出 身のウォルター・ダグラス・マン。日常的にはウォルターの名を用いることはなく、論文を書く時のみ「W.D.マ ン」と名乗った彼は、実は優れたピアニストであり、作曲家でもありました。幼年期から趣味で作曲を続け ていた彼は、大学時代には芸術学部に入学、数学の研究をしながら音楽を学び、以降、亡くなるまで音 楽への情熱を捨てることはありませんでした。このアルバムに収録された曲のほとんどは、学生時代に書い た曲を晩年に改訂したもので、どれもショパンやブラームス、そしてスコットランド民謡から影響を受けていま す。ピアニスト、アルタ・アルニカーネはダグラス・マンと直接の面識があり、ここでも共感を持って作品を演 奏しています。

Ars Produktion
ARS-38580S(1CD)
アルド・チッコリーニへのトリビュート〜モーツァルト、ショパン、カステルヌオーヴォ=テデスコ:ピアノ作品集
ショパン:夜想曲ハ短調 Op.48-1、
 夜想曲変ホ長調 Op.9-2、
 夜想曲嬰ハ短調 Op.post.
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」
ショパン:ワルツ イ短調 Op.34-2「華麗なる円舞曲」、
 ワルツ変ニ長調 Op.64-1「小犬」、
 ワルツ嬰ハ短調 Op.64-2
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ピエディグロッタ
ジェニー・バッソ(P/スタインウェイ)

録音:2019年12月、アウディトリウム・ノヴェチェント(ナポリ、イタリア)
「ジェニー・バッソは素晴らしい国際的なコンサートピアニストです。私は彼の魅惑的な音楽性と類まれなピアノ技術を高く評価しています。
揺るぎない個性を持った本物のアーティストであり、彼は偉大なコンサートホールでくつろいでいるように感じます。〜 アルド・チッコリーニ(2014年5月31日)」
20世紀〜21世紀初頭のピアノ界を代表する世界的巨匠であるアルド・チッコリーニ(1925−2015)がその晩年に教えを授けた最後の弟子の1人、ナポリ出身の逸材ジェニー・バッソのデビューアルバムは、師であるチッコリーニへのトリビュート・プログラム!
ジェニー・バッソはナポリ音楽院でアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの弟子であるルイージ・アヴェルナに師事し同音楽院を満点で卒業。
その後、パリのエコール・ノルマル音楽院に進むためフランスへと渡ったジェニー・バッソは、アルド・チッコリーニの自宅に住み込みで研鑽を積むことを認められ、チッコリーニの最後の弟子の1人として様々な教えを受けたのと同時に、チッコリーニが主催する国際マスタークラスの公式アシスタントを任されたという特筆すべき経歴の持ち主です。
今回、満を持して登場となるジェニー・バッソのデビュー・アルバムは、チッコリーニの重要なレパートリーでもあったモーツァルトの「トルコ行進曲」やショパンの「夜想曲」と「ワルツ」、そして師から教わったカステルヌオーヴォ=テデスコの「ピエディグロッタ」といったまさに今は亡き師に捧げる特別なプログラム。
ナポリで初めてチッコリーニに出会った際に弾き、両者の旅の出発点になったという特別な作品であるショパンの「ワルツ イ短調 Op.34-2」を筆頭とする全ての収録曲で発揮されているジェニー・バッソの才能は、新しい時代の到来を予感させる見事なもの。
チッコリーニの最後の弟子の1人であると同時に、ベネデッティ・ミケランジェリの系譜にも連なる逸材、堂々たるデビューです!

RUBICON
RUBI-067(1CD)
ピアノによるロシアのバレエ音楽集〜ワンス・アポン・ア・タイム
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」からの10の小品 Op.75
チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」 Op.71a(プレトニョフ編)
エスター・ビリンガー(P)
ヴァイオリニストのレア・ビリンガーとともに姉妹デュオ(デュオ・ビリンガー)としても華々しい活躍を見せるドイツ期待のピアニスト、エスター・ビリンガーが、Rubicon(ルビコン)より初のソロ・アルバムをリリース!
ソロ・デビューにあたってのプログラムは、「ペトルーシュカ」、「ロメオとジュリエット」、そしてプレトニョフ編の「くるみ割り人形」と、ロシアの偉大なバレエ音楽に基づくピアノ作品をセレクト。彼女の得意とする詩的な演奏で、数々の名旋律が飛び出す、美しく楽しいメルヘンの世界を描いています。
エスター・ビリンガーは、数多くの世界的ピアニストを育成したドイツの名教師、カール=ハインツ・ケマーリングに師事。第6回ヨハン・セバスティアン・バッハ国際コンクールで第1位に輝き、その才能に注目が集まりました。MDR音楽祭やライプツィヒ・バッハ音楽祭など各種音楽祭に招待され、オーケストラとの共演も数多く行うなど、その活躍ぶりと多才さが海外メディアに称賛されています。

NIFC
NIFCCD-118(1CD)
ポーランド・ロマン派のギター
スタニスワフ・シュチェパノフスキ(1811?−1877):涙 − 感情的な小品(マターニャ・オフィー復元)
ショパン:マズルカ イ短調 Op.7-2(ヤン・ネポムツェン・ボブロヴィチ編)
ヤン・ネポムツェン・ボブロヴィチ(1805−1881):ウクライナの歌の主題にる変奏曲 Op.7
ショパン:マズルカ 変ロ長調 Op.7-1(ボブロヴィチ編)
ボブロヴィチ:気晴らし − 華麗で易しいロンドー
フェリックス・ホレツキ(1796−1870):幻想曲 Op.40
マレク・ソコウォフスキ(1818−1883):ポスト − 音楽のイメージ(アーベル・ナジトーティ=トート編集)
ボブロヴィチ:モーツァルトの歌劇 「ドン・ジョヴァンニ」より 「お手をどうぞ」の主題による大変奏曲 Op.6
ショパン:マズルカ 変イ長調 Op.7-4、マズルカ ホ長調 Op.6-3、マズルカ ヘ短調 Op.7-3、マズルカ 変ホ短調 Op.6-4、マズルカ 嬰ハ短調 Op.6-2、マズルカ 嬰ヘ短調 Op.6-1(ボブロヴィチ編)
ソコウォフスキ:練習曲ニ長調(ナジトーティ=トート編集)
シュチェパノフスキ:序奏とポーランド国家「ポーランドは未だ滅びず」による華麗なる変奏曲(マターニャ・オフィー編集)
マテウシュ・コヴァルスキ(G)
※使用楽器:Karl-Heinz Roemmich, 2015

録音:2020年9月11日−14日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベルNIFCから、なんとギターのアルバムが登場!
ショパンのマズルカのギター版に、ショパンと同世代のポーランドの作曲家たちの小品、「お手をどうぞ(ラ・チ・ダレム)による変奏曲」、「ドンブロフスキのマズルカ(ポーランド国家『ポーランドは未だ滅びず』)による変奏曲」を組み合わせた、ポーランド・ロマン派のギター作品集。英国ヴィクトリア女王のために演奏したという"ギターの王"スタニスワフ・シュチェパノフスキ、"ギターのバビロン"の名を冠されたマレク・ソコウォフスキ、そしてフランツ・リストによって"ギターのショパン"と称されたヤン・ネポムツェン・ボブロヴィチなど、いずれも偉大なギターの名手でもあったポーランドの作曲家たちの作品によって、「ポーランドとギター」というあまり馴染みのないイメージが深く結びつきます。ショパンの編曲もすべてボブロヴィチの手によるもので、同時代に編曲・演奏されていたギター・トランスクリプションです。
演奏は、ショパン音楽大学を首席で卒業し、23歳でウィーン楽友協会と上海大劇院でデビュー、2019年にEuroStrings国際ギター・コンクール(欧州各地のコンクール覇者による大会)で優勝したポーランドの若きヴィルトゥオーゾ・ギタリスト、マテウシュ・コヴァルスキ。現代のクラシック・ギター・ファンのみならず、ショパン愛好家、ポーランド音楽愛好家にとっても注目すべき重要なアルバムとなることでしょう。

Hyperion
CDA-68366(2CD)
パガニーニ:24のカプリス Op.1
CD 1 〜 第1番ホ長調 アンダンテ/第2番ロ短調 モデラート/第3番ホ短調 ソステヌート - プレスト/第4番ハ短調 マエストーソ/第5番イ短調 アジタート/第6番ト短調 (アダージョ)/第7番イ短調 ポサート/第8番変ホ長調 マエストーソ/第9番ホ長調 アレグレット/第10番ト短調 ヴィヴァーチェ/第11番ハ長調 アンダンテ - プレスト/第12番変イ長調 アレグロ/CD 2〜第13番変ロ長調 アレグロ/第14番変ホ長調 モデラート/第15番ホ短調 ポサート/第16番ト短調 プレスト/第17番変ホ長調 ソステヌート - アンダンテ/第18番ハ長調 コレンテ:アレグロ/第19番変ホ長調 レント - アレグロ・アッサイ/第20番ニ長調 アレグレット/第21番イ長調 アモローゾ/第22番ヘ長調 マルカート/第23番変ホ長調 ポサート/第24番イ短調 主題と変奏:クアジ・プレスト
アリーナ・イブラギモヴァ(Vn)

録音:2020年5月18日−19日&31日、6月1日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
音楽の神ミューズに愛されたヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ。ハルトマンの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&組曲、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ、イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタに続く新たな無伴奏プログラム。1挺のヴァイオリン、4本の弦によって可能な技術的限界を試し、何世代にもわたるヴァイオリニストたちに究極の試練を与えてきたパガニーニの「24のカプリス Op.1」のレコーディングが実現。HyperionはこのパガニーニOp.1の録音を以前からアリーナに提案してきたものの、スケジュールの都合上、作品に対峙する時間が無く先送りが続いていました。しかし今回、新型コロナ禍におけるロックダウンにより時間的余裕を得たアリーナが遂に提案を受け入れ、録音を決断しました。「これらの作品に隠れる場所はなく、練習の近道もない」と語ったアリーナ・イブラギモヴァが、この機会に真摯に取り組み磨き上げたパガニーニ。ピンと張り詰めたレコーディング・スタジオの空気に、深く鋭く響くアンセルモ・ベッロシオ1775年頃製ヴァイオリンの音色。技術と表現力のすべてを注いで完成させた素晴らしき「24のカプリス」にどうぞご期待ください!
Hyperion
CDA-68344(1CD)
メンデルスゾーン:ピアノ独奏作品全集Vol.5
厳格な変奏曲ニ短調 Op.54
6つの子供の小品 Op.72 「クリスマスの小品集」
2つの子供の小品(1842)
変奏曲変ホ長調 Op.82
ゴンドラの歌イ長調 WoO.10
無言歌ヘ長調(c.1841) 「An Fraulein Doris Loewe」
歌 ニ長調(1843)
変奏曲変ロ長調 Op.83
3つの前奏曲 Op.104a
3つの練習曲 Op.104b
無言歌集第6集 Op.67
ハワード・シェリー(P)

録音:2019年11月21日−23日、殉教者聖シラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
膨大なレパートリーを誇り、ピアニスト、指揮者の両面で活躍するイギリスの名匠、ハワード・シェリーが鋭意取組中のプロジェクト。あまり馴染みのない作品も含めたメンデルスゾーンのピアノ独奏作品を体系的に探求するシリーズの第5巻。
「無言歌集第6集」や「クリスマスの小品集」、作品104の前奏曲&練習曲に、作品番号のないいくつかの小品を組み合わせ、不当に無視されてきたメンデルスゾーンのピアノ作品の魅力に光を当ててゆきます。
Hyperion
CDA-68327(1CD)
パンチョ・ヴラディゲロフ:エキゾチックな練習曲&インプレッション集
6つのエキゾチックな練習曲 Op.17
10のインプレッション(印象) Op.9
ナデジダ・ブラエワ(P)

録音:2019年8月28日−30日、殉教者聖シラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
ラザール・ベルマンに「彼女の才能は神から与えられたものだ」と称賛された、ブルガリア、ソフィア生まれの女流ピアニスト、ナデジダ・ブラエワ。「バッハ・ピアノ・トランスクリプションズ」シリーズの第10巻(CDA67873)でHyperionデビューを果たし、世界初録音を含むセルゲイ・ボルトキエヴィチのピアノ作品集(CDA68118)では英MusicWeb Internationalの「レコーディング・オヴ・ザ・イヤー2016」の1枚に選ばれたヴラエワのHyperion第3弾。ソフィアの国立音楽アカデミー(現在は彼の名が冠されている音楽院)でピアノ、室内楽、作曲の教授を務め、ブルガリア国民楽派の創設者とされるブルガリアの作曲家・ピアニスト・教師、パンチョ・ヴラディゲロフ(1899−1978)のピアノ作品集。
スペイン、ブルガリア、アラブ、スラヴなどの旋法が使われた「6つのエキゾチック(異国風)な練習曲」と、2度目のメンデルスゾーン賞を受賞した作品「10のインプレッション(印象)」で、ヴラディゲロフが取り入れた豊かなイディオム、エキサイティングなリズムとピアニスティックな挑戦を鮮烈に描きます。

MDG
MDG-90422056
(1SACD)
エミール=ロバート・ブランシェ(1877-1943):ピアノ作品集
トッカータOp.107-2
プレリュードOp.10-1/プレリュードOp.10-3
プレリュードOp.10-4/プレリュードOp.10-7
プレリュードOp.10-9/プレリュードOp.10-14
警告:1914年8月3日/主題と変奏Op.13
2つの練習曲Op.42-1
グロテスクなセレナーデ
スコッチ・リール/バラード第3番Op.32
スケルツォOp.40/トルコ狂詩曲
ノクターン/タランテラ
カール=アンドレアス・コリー(P)
スイスのピアニストで作曲であったエミール=ロバート・ブランシェによるピアノ作品集を、同じくスイス生まれのピアニスト、カール=アンドレアス・コリーによる 演奏で録音したアルバム。 エミール=ロバート・ブランシェは、ワイマールとベルリンで学んだ後、ローザンヌに戻り、音楽院で教鞭をとっていました。しかし40歳になると教職から退き、彼 の情熱は登山へと向けられます。演奏活動は時々行い、晩年は自作の曲をリサイタルで披露していました。独特の音楽性は超絶技巧とは一線を画すもので、カール =アンドレアス・コリーは、ブランシェ特有の深みを見事に表現しています。 (Ki)

ALPHA
ALPHA-669(2CD)
NX-C05
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV 846-869 アーロン・ピルザン(P)

録音:2020年6月 ドイチュラントフンク・カンマームジークザール、ケルン
1995年オーストリア生まれのアーロン・ピルザンは、モーツァルテウムでカール=ハインツ・ケマーリングに学んだのち、ハノーファー音楽学校のラ ルス・フォークトのもとで研鑽を積みました。2014年19歳にしてNaiveレーベルよりベートーヴェンとシューベルトの作品を収めたアルバムで CDデビュー、2018年にはチェロ奏者キアン・ソルターニとのデュオで名門ドイツ・グラモフォンからもアルバムを発表しています。 バッハの『平均律クラヴィーア曲集』はドイツ語でDas Wohltemperierte Klavierといい、これはどの調も程よく美しく響くように調律された 鍵盤楽器という意味になります。その調律法はそれぞれの音程差が均一ではない不等分律だったので、1オクターヴを十二等分する「平均 律」とは、実は違うものでした。 アーロン・ピルザンがALPHAレーベルから初めてリリースする『平均律』では、この「不等分律」にこだわり、調律師と共に楽器を理想的な調律 に仕上げています。その効果は冒頭のハ長調のプレリュードから絶大で、たいへん美しいピュアな響きが生まれました。さらにこの調律によっ て、調によっては逆に特徴的に発生する音の濁りをバッハがどのように利用しているか、という点にも着目し意識的に解釈に取り入れた、画期 的な演奏となっています。メリハリが明快ですっきりとした中に聴く者を惹きつける細やかな表現力が持ち味の彼の演奏は、これまでも特にバッ ハに於いて高い評価を得ていますが、曲ごとに極端なテンポ設定を施すようなことなく曲間の繋がりを大切にしながらも、それぞれの個性を見 事に引き出す瑞々しい音楽運び、そして美しいタッチは実に見事。多くは先に存在していた小曲を元に構成されたという成立過程を持つ曲 集ながらも、彼の手に掛かれば当初から必然的に構築された巨大な作品を聴いているかのような、自然な説得力を帯びて響きます。天才 の呼び声高く世界中で賞賛されるピルザンですが、ここに来てやっと本領発揮のCDアルバムが登場したといっても過言ではないでしょう。 日本語解説書には、ピアニストで録音プロデューサーの内藤晃氏書下ろしの解説と、アーロン・ピルザンのインタビュー邦訳を掲載しており、 不等分律の意図と背景が説明されています。

Gramola
GRAM-98015(2CD)
NX-C05
メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし チェン・ピシェン(P)

録音:2005年7月4日(ライヴ)
1950年に台湾で生まれたピアニスト、チェン・ピシェン(陳必先)。4歳からピアノのレッスンを始めすぐに才能を発揮、5歳の時には最初のコンサートを 行いました。9歳の時にはドイツに留学、1970年に卒業。ヨーロッパのメディアから「中国の奇跡」と称賛され数多くのオーケストラと共演し、ピアニスト として活発な活動を続けています。バッハ作品の録音で高く評価されていますが、同時に20世紀音楽にも造詣が深く、ブーレーズ、ケージ、シュ トックハウゼン、クルターグ作品の演奏を行っており、ドナウエッシンゲン音楽祭にも出演しています。このアルバムに収録されているのは2005年、ケルン で行われたメシアンの大作「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」のライヴ録音。煌めく響きと官能性を備えた全20曲を、揺るぎないテクニックで堂々と弾き こなしています。

Solo Musica
SM-344(1CD)
NX-B03
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番、第23番、第28番
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op. 10-3
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 「熱情」 Op. 57
ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op. 101
ジャン=ニコラ・ディアトキン(P)

録音:2020年7月6-9日
高名な医師一家に生まれ、6歳から音楽の勉強を始めたジャン=ニコラ・ディアトキン。1989年からクラウディ オ・アラウの弟子ルート・ネイエに師事、1994年にはナディア・ブーランジェの弟子、ナルシス・ボネから教えを受 け研鑽を積みました。最初は歌手の伴奏者として活動をはじめ、1999年頃からはソリストとしても活躍。作 品の本質を伝えるピアニストとして高く評価されています。このアルバムではベートーヴェンの3曲のソナタを演 奏。30年にわたる演奏経験と作品の探求から生まれた彼自身の解釈が反映されています。

CPO
CPO-555258(1CD)
NX-B02
ブルッフ:ピアノ作品選集
スウェーデン舞曲集 第1巻&第2巻 Op. 63(ピアノ編)
2つのピアノ小品 Op. 14
ヴァイオリン協奏曲第1番- アダージョ(ピアノ編)
歌劇「ローレライ」 Op. 16 - 前奏曲(ピアノ編)
6つのピアノ小品 Op. 12
オラトリオ『アキレウス』 Op. 50より
「Wettspiele zu Ehren des Patroklus パトロクロスを称える大会」(ピアノ編)
クリストフ・カイマー(P)

録音:2019年10月14-16日
ブルッフは、優れたピアニストであったにもかかわらず、楽器としてのピアノには否定的な感情を抱いていたよ うです。そんな彼がピアノ曲の作曲にのめりこんだのは晩年になってから。1912年の「2台のピアノのための 協奏曲」などは彼のピアノへの回帰が見て取れることでしょう。このアルバムには初期のピアノ小品と、ブルッ フ自身が独奏ピアノ曲へと編曲した「スウェーデン舞曲集」やヴァイオリン協奏曲のアダージョなど、ブルッフが 楽器としてのピアノの可能性を探求し、アレンジを施した作品が収録されています。また生涯美しい旋律を 愛したブルッフの信条も見て取れます。演奏はケルン出身のクリストフ・カイマー。ヘルマン・ゲッツのピアノ作 品(cpo 777879)やモシュコフスキのピアノ編曲集など個性的なレパートリーを持つピアニストです。

B RECORDS
LBM-031(1CD)
現代ピアノ作品集
フィリップ・ルルー(1959-):AMA(2009)
マシュー・チェンバレン:拒否されたバレエ音楽(2018)〜ロワイモヨン財団委嘱作
エリオット・カーター(1908-2012):ピアノについての2つの考察(2007)
アニー・フイ=シン・シア:RADIUS-(2017)〜ロワイモヨン財団委嘱作
マエル・バイイ(1988-):Oまだ用意されていない(2016)〜ロワイモヨン財団委嘱作
クセナキス(1922-2001):エヴリアリ(1973)
クラウディア・チャン(P)

録音:2020年10月24日(ライヴ)
ロワイモヨン音楽祭
カナダのピアニスト、クラウディア・チャンが演奏する現代のピアノ作品集。現代といっても、1973年のクセナキスから2018年の チェンバレンまで、作曲年代が40年以上にわたる様々な手法を用いた作品が収録されており、時代の変遷が楽しめます。ク ラウディア・チャンは第33回エックハルト・グラマッテ音楽コンクールで優勝を飾り、2017年から2020年までロワイヨモン財団の アーティスト・イン・レジデンスを務めた現代音楽のオーソリティです。

DIVERSIONS
DDV-24169(1CD)
NX-A14
バッハ:鍵盤楽器のための作品集
トッカータ ニ長調 BWV 912
イギリス組曲第2番イ短調 BWV 807
パルティータ第1番変ロ長調 BWV 825
半音階幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903
ジル・クロスランド(P)

録音:2003年3月2日
ウェスト・ヨークシャー出身のピアニスト、ジル・クロスランドが演奏するバッハの4つの作品。彼女は王立 ノーザン音楽大学で学んだ後、ウィーンに留学。パウル・バドゥラ=スコダとサリー・サージェントに師事し研鑽 を積みました。バロック期と古典派の作品をレパートリーの主軸に据え、とりわけバッハ作品をピアノで演奏す ることに関心を抱いており、これまでにも「ゴルトベルク変奏曲」や「平均律クラヴィーア曲集」をリリース。どれも 高く評価されています。このアルバムは彼女がウィグモア・ホールにデビューする1年前の2003年に録音され た1枚です。

DIVINE ART
DDA-25213(1CD)
NX-B07
1847年、イスタンブールのリスト
リスト:ジュゼッペ・ドニゼッティの行進曲による大パラフレーズ S. 407〜スルタン・アブデュルメジト・ハーンのために
リスト:「ランメルモールのルチア」の回想 S. 397
ウェーバー:舞踏への勧誘 Op. 65
ショパン:マズルカ ロ短調 Op. 33 No. 4
リスト:ベッリーニの歌劇「清教徒」より序奏とポロネーズ S. 391
シューベルト/リスト編)):魔王 S. 558
リスト:MAGYAR DALOK ハンガリーの歌 S. 242より
 Lento
 Andantino
  Sehr Langsam
リスト:ノルマの回想 S. 394
ゼイネプ・ユチバシャラン(P)

録音:2012年6月21-22日
1847年、フランツ・リストはイスタンブール(当時はコンスタンティノーブル)を訪れ、彼のために特別に設えら れたエラールのピアノでリサイタルを行いました。リストはこの地にほぼ1か月滞在し、スルタンの宮殿でも2回 演奏、高く評価されました。当時のイスタンブールは西洋文化の中心地であり、イタリアやフランスからもたらさ れたオペラが人気を誇っていたため、リストが得意としたオペラのトランスクリプションも聴衆から大好評をもって 迎えられました。このアルバムは、リストがそれらのコンサートで採り上げた作品の中から、トルコ系アメリカ人の ピアニスト、ゼイネプ・ユチバシャランが曲を厳選。超絶技巧を要することで知られる「ノルマの回想」などを 堂々と演奏しています。

Hortus
HORTUS-152(1CD)
若き日のドビュッシー
ベルガマスク組曲/『夢想』
舞曲(スティリー風タランテラ)L.69
バラード L.70
ロマンティックなワルツ L.71
マズルカ L.67/ピアノのために L.95
スケッチブックから L.99
仮面 L.105/版画
マッテオ・フォッシ(P)

録音:2017年/イタリア
HORTUSレーベルの看板アーティスト、マッテオ・フォッシによるドビュッシー・アルバムの登場!「ベルガマスク組曲」、「ピアノのために」、「版画」という代表 曲だけでなく、スケッチブックから『海』のテーマが収められている「スケッチブックから」など、演奏されることの少ない作品も収録。フォッシ自身も満足の出来 栄えと語っています。
フォッシは1978年フィレンツェ生まれ。幼少期からフィエーゾレ音楽院でピアノと室内楽を学び、フェラーラ音楽院を最優秀の成績で卒業。その後、ミラノ・ トリオ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、マウリツィオ・ポリーニのマスタークラスを受講するなどして研鑽を積みました。現在ではイタリアの最も重要な演 奏家の一人として活躍し、HORTUSレーベルからブラームス(HORTUS-108)、シューマン(HORTUS-120)、シューベルト(HORTUS-141)、ショパン (HORTUS-170)をリリースしており、豊かな表現で魅了しています。 (Ki)

Naive
V-5468[NA](1CD)
いつ踊ればいい?
ガーシュウィン:いつ踊ればいい?
アート・テイタム:二人でお茶を
ウィリアム・ボルコム:ゴースト・ラグ
ファッツ・ワーラー:ヴァイパーズ・ドラッグ
ピアソラ:リベルタンゴ
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲Op.2(全3曲)
ファリャ:火祭りの踊り
ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
サン=サーンス:ワルツ形式による練習曲
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲(全6曲)
ストラヴィンスキー:タンゴ
スクリャービン:ワルツ変イ長調Op.38
ラフマニノフ(ヴャチェスラフ・グリャズノフ編):イタリアン・ポルカ
リーズ・ドゥ・ラ・サール(P)

録音:2020年8月29-31日/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
リーズ・ドゥ・ラ・サール久々の独奏アルバムの登場です。アルバムのテーマはダンス。アメリカ、アルゼンチン、スペイン、フランス、ハンガリー、ロシア6カ国の 民俗的な踊りに基づくピアノ曲を集めています。とはいえ、選曲は凝っていてマニアックなタイトルが壮観。 北アメリカはジャズのリズムによる4篇。アート・テイタムやウィリアム・ボルコムの超絶技巧的なナンバーで強烈なスウィングを示し、南米とスペインでは妖しげ な官能性を撒き散らします。母国フランスはサン=サーンスとラヴェルの優雅で洗練された抑制も聴かせてくれます。一変バルトークの「ルーマニア民俗舞曲」では 濃厚な民族色、ロシアではロマンティックな歌い回しなど多彩な表現力が増していて、成長ぶりが伺えます。 彼女は幼少期からバレエを習い、踊ることが大好きだったとのこと。表現方法は違えど、踊りを誰かと共有するという世界共通の感覚に挑戦します。


Hanssler
HC-20084(4CD)
イヴァン・モラヴェツ・エディション〜モーツァルト、ショパン、ヤナーチェク、ハイド
■CD1
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
■CD2
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491(カデンツァ:エドウィン・フィッシャー/モラヴェツ編)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503(カデンツァ:カール・ライネッケ/モラヴェツ編)
■CD3
ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番ニ長調 XVI:37
ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ 変ホ短調「1905年10月1日の街角で」
ヤナーチェク:霧の中で
ショパン:24の前奏曲 Op.28より第17番変ロ長調、第18番 ヘ短調、第19番変ホ長調、第20番ハ短調、第21番 変ロ長調、第22番ト短調、第23番ヘ長調、第24番 ニ短調
ドビュッシー:「オンディーヌ」〜前奏曲集第2集より
ショパン:マズルカ 嬰ハ短調/マズルカ イ短調
■CD4
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
バラード第4番ヘ短調 Op.52
マズルカ第40番ヘ短調 Op.63-2
マズルカ第5番変ロ長調 Op.7-1
マズルカ第25番ロ短調 Op.33-4
幻想曲 ヘ短調 Op.49
ポロネーズ第7番「幻想」
イヴァン・モラヴェツ(P)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
サー・ネヴィル・マリナー(指)

録音:【CD1】1997年4月ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
【CD2】1995年10月ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
【CD3】2000年プラハの春音楽祭(ライヴ)
【CD4】2002年11月11-13日アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ(ニューヨーク)
2015年7月27日に惜しまれつつ亡くなったチェコを代表するピアニスト、イヴァン・モラヴェツは2020年に生誕90周年、歿後5周年を迎えました。これを 記念して独ヘンスラー・レーベルより4CDセットが登場。その内容はモラヴェツの誉れ高き名演、1990年代にマリナー&アカデミー室内管と録音したモーツァル トのピアノ協奏曲4篇(第20、23、24、25番)の嬉しい再発売に加えて、2000年に開かれたプラハの春音楽祭におけるリサイタル(ハイドン、ヤナーチェク、ショ パン、ドビュッシー)、そして2002年11月、ニューヨークで収録されたオール・ショパン・プログラムです。 モラヴェツは1930年11月9日プラハ生まれ。プラハ音楽院にてエルナ・グリュンフェルトに、プラハ芸術アカデミーでイロナ・シュチェパーノヴァーに師事しま した。1946年にプラハでデビューし演奏活動に入るも一時腕の故障で活動を中断。しかし、1962年のプラハの春音楽祭にて再起し、以後ソロとして20回以上 出演しております。1959年にイギリスに、1964年にアメリカにてデビューし、活躍の場を広げ、1971年に初来日をはたしております。当セットでは巨匠モラヴェ ツ後年の名演を凝縮。のびやかできらめくタッチが魅力のモラヴェツの至芸をお楽しみいただけます。

Challenge Classics
CC-72864(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006 ボブ・ファン・デル・アント(Vn)

録音:2019年6月7-8日、9月12-13日ヒルフェルスム、オムループ音楽センター
オランダのヴァイオリニスト、ボブ・ファン・デル・アントによるバッハの無伴奏。彼は10歳でオランダ・ユース・ストリング・オーケストラと共演し、2005年にア ムステルダムのコンセルトヘボウ大ホールでデビューしました。今回のレコーディングに使用した楽器は長年愛用しているヴァイオリンで、ジャン=バティスト・ヴィヨー ムが1828年に製作したもの。ストラディヴァリウスをモデルにしており、18世紀の楽器の典型的なサウンドを持っています。ガット弦とバロック弓を用いた、透明感 のある細やかな演奏です。 (Ki)

TRPTK
TTK-0053(1SACD)
Eternal Longing〜永遠の憧れ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
フランク:前奏曲,コラールとフーガ ロ短調 FWV21
シューマン:クライスレリアーナ Op.16
長谷川由輝子(P)

録音:2019年12月17-19日
現在オランダのハーグを拠点に活動している浜松市出身のピアニスト長谷川由輝子。洗練された音楽性と幅広いレパートリーに定評があり、フォルテピアノ奏者、 室内楽、ピアノ・デュオなど活躍は多岐にわたります。 今回『永遠の憧れ』と題されたアルバムに録音されたのは、彼女が生涯にわたってともにし、追求していきたい楽曲を選んだといいます。 ベートーヴェン最晩年のピアノ・ソナタ第31番。偉大なる作曲家の深淵に迫る演奏を聴かせてくれます。そしてフランクが62歳の作品「前奏曲、コラールとフー ガ」。磨きぬかれたタッチで繰り広げられる高貴で奥深い演奏です。最後には、ショパンに献呈された、シューマンのピアノ作品の傑作「クライスレリアーナ」。確か な技巧と、美しく心動かされる演奏を披露しています。 また、新進気鋭のエンジニア、ブレンドン・ハインストによる解像度の高い録音も必聴です。 (Ki)
TRPTK
TTK-0055(1SACD)
シューマン・コレクションVol.1
シューマン:謝肉祭 Op.9、
 幻想小曲集 Op.12、
 アラベスク Op.18
ニコラス・ヴ ァン・プーク(P)

録音:2020年6月26、27日オランダ、Westvest Church
オランダのピアニスト、ニコラス・ヴァン・プークによるシューマン・コレクション第1弾。音楽一家で育ち、アムステルダム音楽院でディヴィッド・クイケン、ヤン・ ヴァインの両氏に師事。またペライア、ブレンデル、アルゲリッチの教えも受けています。アムステルダム・コンセルトヘボウで行われたリサイタルでは、「オランダで今 最も才能あふれる若手音楽家」と絶賛されました。 この録音では、曖昧さを全く感じさせない冴えわたる技巧と、濃密でロマン溢れる音楽性で、シューマンの情感をたっぷりと堪能させてくれます。 また、新進気鋭のエンジニア、ブレンドン・ハインストによる解像度の高い録音も必聴です。 (Ki)
TRPTK
TTK-0056(1SACD)
暗い炎
アフメト・アドナン・サイグン:無伴奏チェロのためのパルティータOp.31
作曲者不詳:サリュ・ゲリン、ヒチェリエ・ヨルジュルック
ガスパール・カサド:無伴奏チェロ組曲、
 愛の言葉、ボアブディルの嘆き
スルハン・ツィンツァーゼ:無伴奏チェロのためのトッカータ、
 民謡の主題による5つの小品
ヨアヒム・エイジランダー(Vc)
オランダのチェリスト、ヨアヒム・エイジランダー。ユトレヒト、アムステルダム、ベルリンなどで研鑽を積み、2000年にルーベンスSQを結成。カルテッ トは国際コンクールで賞を獲得するなど世界的に認められています。現在は室内楽、ソロでの公演、そして後進の指導にもあったています。使用楽器は、チロリア ン・ヴァイオリンの製作者(作者不明)によってローマで1755年に作られた特別な楽器を使っています。 本アルバムは、トルコ5人組の一人であるアフメト・アドナン・サイグンのパルティータ。そして印象的なアルメニア民謡サリュ・ゲリン、トルコ民謡ヒチェリエ・ヨル ジュルック。スペインの偉大なチェリスト、ガスパール・カサドの作品。最後にはチェリストでもあり作曲家のジョージア(グルジア)のスルハン・ツィンツァーゼの作 品を収録しており、トルコ、ジョージア(グルジア)、スペイン、多様な文化が交錯する魅力的な内容です。

BIJIN CLASSICAL
BJN-1014(1CD)
モーツァルト作品集
ピアノ・ソナタ 第16(15)番ハ長調 K.545
ロンド イ短調 K.511
ピアノ・ソナタ 第11 番イ長調 K.331 (300i) 「トルコ行進曲付き」
アダージョ ロ短調 K.540
ロンド ニ長調 K.485
イリーナ・メジューエワ(P)
(P/ 1922年製のニューヨーク・スタインウェイ)

録音:2020 年9 月16 日〜17 日、新川文化ホール(富山県魚津市)
おなじみのソナタ二曲(K.545 & K.331)と、ロ ンド二曲(K.511 & K.485)、アダージョ(K.540)を組み合わせた珠玉のプログ ラム。モーツァルト特有の天国的な美しさから戦慄を覚えるような神秘性まで を見事に表出した演奏は、聴けば聴くほど魅力的です。使用楽器は1922 年製のニューヨーク・スタインウェイ。繊細なタッチが生み出す多彩な音色 を、ナチュラルなワンポイント録音でお楽しみください。

RHINE CLASSICS
RH-012(4CD)
「ルッジェーロ・リッチ・エディション2」〜新発見テープからのショウピース
■CD1(63:23)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV.1003〜3.アンダンテ、4.アレグロ
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ短調Op.27/4
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ第3番Op.31/2「外はとても好い天気だよ」(1924)
クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ=カプリースOp.6 (1911)
パガニーニ:24の奇想曲Op.1 (1802/17)〜第5, 7, 22, 24 番
(以下アンコール)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV.1006〜1.前奏曲
ヴィエニャフスキ:エチュード=カプリースOp.18 (1862)〜4.サルタレッラ
ヴィットリオ・ジャンニーニ(1903-66):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番(1940) *
■CD2(68:12)
ストラヴィンスキー:イタリア組曲(プルチネルラより) (1933/34)
ジャン・ユボー:ヴァイオリン協奏曲ハ長調 (1939)ピアノ伴奏
カバレフスキー:ヴァイオリンとピアノのための即興曲(映画音楽「サンクトペテルブルクの夜」から)Op.21/1 (1934)
クライスラー:「狩り」(カルティエのスタイルによる)
ヴァージル・トムソン:紡唄〜10の練習曲(1944)から第7番(リッチ編)
ミヨー:春Op.18 (1914)
ミヨー:ファランドールの踊り手たちOp.262 (1946)
アブラム・チャジンズ:3 つの小品Op.6(1925)〜練習曲嬰ハ短調(リッチ編)
フランツ・フォン・ヴェチェイ:奇想曲第1番イ短調「風」(1916)
パガニーニ:ラ・カンパネッラ(協奏曲第2番よりロンド) (パウル・コハンスキ編)
ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調Op.posth(ナタン・ミルシテイン編)
ヴィエニャフスキ:新しい手法(エチュード=カプリース)Op.10 よりラ・スタッカート
■CD3(74:21)
サラサーテ:アンダルシアのロマンス Op.22 No.1 (1878)
パガニーニ:「イ・パルピティ」Op.13 / M.S. 77 (1819)
フランチェスコ・ジェミニアーニ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 IFG 24*
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ短調Op.27/4 (1923)
パガニーニ:パイジェルロの「水車屋の娘」の「わが心もはやうつろになりて」による序奏と変奏曲 Op. 38, MS 44(1827) *
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ短調Op.27/4 **
タルティーニ:ソナタ ト短調B.g5「悪魔のトリル」(クライスラー編&カデンツァ)#
パガニーニ:ラ・カンパネッラ(協奏曲第2番 Op.7 よりロンド(パウル・コハンスキ編)#
スメタナ:わが故郷よりJB 1:118〜 2.アンダンティーノ #
■CD4(74:10)
パガニーニ:24の奇想曲Op.1(無伴奏ヴァイオリンのための)M.S. 25(1802/17)
(以下アンコール)※リッチによるアナウンス
ヴィエニャフスキ:新しい手法(エチュード=カプリース)Op.10 よりラ・スタッカート
クライスラー:スケルツォ=カプリース(無伴奏ヴァイオリンのための) Op.6 (1911)
ルッジェーロ・リッチ(Vn)


■CD1(63:23)
ベルナルド・フランク(P)
録音:1946 年11 月21 日タウン・ホール,ニューヨーク(ライヴ)
1947 年10 月5 日カーネギー・ホール,ニューヨーク(初演ライヴ)*

■CD2(68:12)
ベルナルド・フランク(P)
録音:1947 年10 月5 日カーネギー・ホール,ニューヨーク(ライヴ録音)

■CD3(74:21)
オット・アルフォンス・グラエフ(P)
録音:1950 年9 月20 日アルテス・フンクハウス, フランクフルト(スタジオ録音)

録音:1953 年1 月17 日シュトゥットガルト(スタジオ録音) *
録音:1953 年2 月7 日ザールブリュッケン(スタジオ録音)**
コスタス・キドニアティス(P) #
録音:1970 年7 月アテネ(スタジオ録音)#

■CD4(74:10)
録音:1986 年11 月21 日テアトロ・コムナーレ, モンファルコーネ、イタリア(ライヴ)
イタリア系アメリカ人の偉大なヴァイオリニスト、ルッジェーロ・リッチ(1918-2012)のRHINE CLASSICS 第2弾。今回も新発 見のマスターばかりからCD 化されており、無伴奏のヴィルトゥオーゾ的なショウピースを中心としたラインナップです。3枚分 がライヴ録音と1枚がスタジオ録音となっています。
RHINE CLASSICS
RH-013(4CD)
「ルッジェーロ・リッチ・エディション3」〜新発見テープからのソナタ集
■CD1(72:18)
バルトーク:トランシルヴァニアの民謡によるソナチネ Sz.55 (1915)
チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出Op.42 (1878)〜スケルツォ ハ短調
パガニーニ:魔女たちの踊り Op.8 / M.S.19 (1813) (クライスラー編)
ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ ニ長調Op.4 (1852)
ヴェラチーニ:ラルゴ(マリオ・コルティ編)
パガニーニ:奇想曲第17番変ホ長調 Op.1(ソステヌート−アンダンテ)
サラサーテ:序奏とタランテラ Op.43 (1899)
パガニーニ:奇想曲第14番変ホ長調Op.1(モデラート)
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲Sz.56(1915)(ゾルタン・セーケイ編) *
パガニーニ:24の奇想曲 Op.1〜第5, 9, 17, 20, 24 番*
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調,Op.27/3「バラード」 (1923) *
エルンスト:「夏の名残のばら」#
■CD2(63:16)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV.1001
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12/1
ブロッホ:ヴァイオリン・ソナタ第1番(1920)
■CD3(72:47)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ長調 BWV1016
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108(1886/88)
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op.80(1938/46)
パガニーニ:24の奇想曲〜第16, 17, 24 番
■CD4(76:46)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV.1003
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96(1812)
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調Op.75(1885)
ラヴェル:ツィガーヌ M.76(1924)
マリア・テレジア・フォン・パラディス:シリリエンヌ(ヴァイオリンとピアノのための)
ルッジェーロ・リッチ(Vn)



■CD1(72:18)
カルロ・ブゾッティ(P)
録音:1952 年1 月15 日カーネギー・ホール、ニューヨーク(ライヴ録音)
カルロ・レーブニッツ(P)*
録音:1960 年4 月1 日スイス放送、ベルン(スタジオ録音)*
録音:1984 年5 月24 日ブダペスト(■CD4 ブダペスト・ライヴの最初のアンコール)#

■CD2(63:16)
カルロ・ブゾッティ(P)
録音:1958 年1 月22 日カーネギー・ホール,ニューヨーク(ライヴ録音)

■CD3(72:47)
ヘルムート・バルト(P)
録音:1964 年3 月5、6 日ザールブリュッケン(スタジオ録音)

■CD4(76:46)
フェレン・ラドス(P)
録音:1984 年5 月24 日ミュージック・アカデミー大ホール,ブダペスト(ライヴ)
イタリア系アメリカ人の偉大なヴァイオリニスト、ルッジェーロ・リッチ(1918-2012)の RHINE CLASSICS 第3弾は新発見の マスターばかりからCD 化されたソナタを中心としたプログラムです。

GALLO
GALLO-1631(1CD)
孤独 solitudes
ショパン:夜想曲 ヘ短調 Op.55-1
リスト:シューベルトのさすらい人
リスト:シューベルトの糸を紡ぐグレートヒェン
チャイコフスキー:「四季」 Op.37a〜秋の歌
ドビュッシー:雪の上の足跡
サティ:3 つのジムノペディ
ブラームス:3 つの間奏曲 Op.117
ベートーヴェン:6 つのバガテル Op.126
アダルベルト・マリア・リーヴァ(P)

録音:2020 年6 月19-20 日 イタリア ロンバルディア州クヴェーリオ、
「孤独 solitudes」と題されたピアノ曲集。選曲が巧く、短調ないしは物憂げな作品が 多く収録されていながらも、配列が工夫されていて、しみじみとした一晩の演奏会のよう に聞ける。 アダルベルト・マリア・リーヴァはここ十数年で著しく台頭して来たミラノ出身のピアニス ト。CD もいくつも出しており、しかもいずれもかなり意欲的な内容ばかり。名曲集的なCD はこれが初めてだろうが、リーヴァの情感豊かな潤い溢れる美しさにどっぷり浸れます。

CEMBAL D’AMOUR
CEMBCD-195(1CD)
モルデカイ・シェホリ・プレイズ・ショパン Vol.4
1825年〜1833年のマズルカ集(全23 曲)
マズルカ ト長調 KK.IIa/2/マズルカ 変ロ長調 KK.IIa/3/マズルカ イ短調 Op.68-2/ マズルカ ハ長調 Op.68-1/マズルカ ヘ長調 Op.68-3/マズルカ ニ長調 KK IVa/7/ マズルカ ヘ短調 Op.7-2a/マズルカ 嬰ヘ短調 Op.6-1/マズルカ 嬰ハ短調 Op.6-2/ マズルカ ホ長調 Op.6-3/マズルカ 変ホ短調 Op.6-4/マズルカ 変ロ長調 Op.7-1/ マズルカ イ短調 Op.7-2/マズルカ ヘ短調 Op.7-3/マズルカ 変イ長調 Op.7-4/ マズルカ ハ長調 Op.7-5/マズルカ ニ長調 KK.IVb/2/マズルカ 変ロ長調 KK.IVb/1/ マズルカ 変ロ長調 Op.17-1/マズルカ ホ短調 Op.17-2/マズルカ 変イ長調 Op.17-3/ マズルカ イ短調 Op.17-4/マズルカ ハ長調 KK.IVb/
モルデカイ・シェホリ(P)

録音:2020年夏 ラスベガス
モルデカイ・シェホリがショパンの録音に弾みをつけた。今回、マズルカ集が一気に 3 枚発売になります。モルデカイ・シェホ リは 1946 年、イスラエル、テルアヴィヴの生まれ。早くに才能を示し、米国に留学、ジュリアード音楽大学を修了しています。 現在は米国を拠点に活躍しています。シェホリはショパンを敬愛し得意にして来たことはこれまで発売された彼の CD で証明 済み。それだけに今回のCD では網羅的録音への意気込みが強く感じられます。 この第4 集にはショパンが1825 年から1833 年までに書いたマズルカが作曲順に並べられています。作品番号のつけられな かったKK 番号も5 曲含まれています。演奏はシェホリらしく、大ホールで大観衆を向こうに回すような演奏ではなく、サロンで ショパンが人々をうっとりさせたようなもの。録音会場も小さめの場所と思われます。
CEMBAL D’AMOUR
CEMBCD-196(1CD)
モルデカイ・シェホリ・プレイズ・ショパン Vol.5
1834年〜1839年のマズルカ集(全19 曲)
マズルカ 変イ長調 KK.IVb/4/マズルカ ト短調O p.24-1/マズルカ ハ長調 Op.24-2/ マズルカ 変イ長調 Op.24-3/マズルカ 変ロ短調 Op.24-4/マズルカ ト長調 Op.67-1/ マズルカ ハ長調 Op.67-3/マズルカ ハ短調 Op.30-1/マズルカ ロ短調O p.30-2/ マズルカ 変ニ長調 Op.30-3/マズルカ 嬰ハ短調 Op.30-4/マズルカ 嬰ト短調 Op.33-1/ マズルカ ニ長調 Op.33-2/マズルカ ハ長調 Op.33-3/マズルカ ロ短調 Op.33-4/ マズルカ ホ短調 Op.41-1(Op.41-2)/マズルカ ロ長調 Op.41-2(Op.41-3)/ マズルカ 変イ長調 Op.41-3(Op.41-4)/マズルカ 嬰ハ短調 Op.41-4(Op.41-1)
モルデカイ・シェホリ(P)

録音:2020年夏 ラスベガス
モルデカイ・シェホリによるショパン集第 5 巻にしてマズルカ集 3 枚の第 2 弾。モルデカイ・シェホリは 1946 年、イスラエ ル、テルアヴィヴの生まれ。長く米国で活躍しており、ニューヨークの演奏会には欠かせぬ一人になっています。この第5 集に はショパンが1834 年から1839 年までに書いたマズルカが作曲順に並べられています。シェホリのショパンは派手さはあまりな いが、そこにはピアニストではなくショパンを聞いてもらおうという謙虚な愛情が篭っており、じっくり味わえる沿道です。
CEMBAL D’AMOUR
CEMBCD-197(1CD)
モルデカイ・シェホリ・プレイズ・ショパン Vol.6
1840年〜1849年のマズルカ集(全17 曲)
マズルカ イ短調 KK.IIb/4 「ノートル・タン」/ マズルカ イ短調 KK.IIb/5 「エミル・ガイヤール」/ マズルカ ト長調 Op.50-1/マズルカ 変イ長調 Op.50-2/マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3/ マズルカ ロ長調 Op.56-1/マズルカ ハ長調 Op.56-2/マズルカ ハ短調 Op.56-3/ マズルカ イ短調 Op.59-1/マズルカ 変イ長調 Op.59-2/マズルカ 嬰ヘ短調 Op.59-3/ マズルカ ロ長調 Op.63-1/マズルカ ヘ短調 Op.63-2/マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3/ マズルカ イ短調 Op.67-4/マズルカ ト短調Op.67-2/マズルカ ヘ短調 Op.68-4
モルデカイ・シェホリ(P)

録音:2020年夏 ラスベガス
モルデカイ・シェホリによるショパン集第6 集はマズルカ集第3 集。モルデカイ・シェホリは1946 年、イスラエル、テルアヴ ィヴの生まれ。米国を中心に活躍しています。Cembal d'amour はシェホリがレコード会社の制約を受けずに自分の演奏活動 を記録し広めるために創設したレーベル。20 年を超える活動で既に100 点以上のCD を発売しています。その最新刊がこの ショパンの後期マズルカ集。1840 年から亡くなる 1849 年までの作品が作曲順に収録されています。後期のマズルカは有名 曲が多く、また作品番号が付けられていないながらも人気の高い「ノートル・タン」と「エミル・ガイヤール」も収録。ここでもシ ェホリの誠実な演奏が味わい深い。

Music&Arts
M&ACD-1301(3CD)
バッハ:パルティータ集(全曲)
第1 番変ロ長調 BWV825
第2 番ハ短調 BWV826
第3 番イ短調 BWV827
第4 番ニ長調 BWV828
第5 番ト長調 BWV829
第6 番ホ短調 BWV830
コリン・ティルニー(Cemb)

録音:2019 年5 月 カナダ ビクトリア
ブリティッシュ・コロンビア州
チェンバロの巨匠コリン・ティルニーがバッハの6つのパルティータを録音。1933 年10月31日生まれのティルニーは録音時85歳、しかし驚くべきは年齢ではなくその 演奏の素晴らしさ。柔らかい音色とゆったりした流れでじっくりとバッハの音楽を広げ るティルニーの演奏には、道を究めた者だけが得られる達観があり、一貫して落ち 着き払ったいながらバッハならではの雄大な世界が広がる。カナダに移住して以降 はチェンバロの演奏と教育にほぼ専念しているティルニーだからこそのこのバッハの パルティータだ。 コリン・ブースが 1984 年に製作したチェンバロ(1728 年のハンブルクのクリスティア ン・ツェル製作のチェンバロに基づく)を使用。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-396(1CD)
シューマン:アレグロ ロ短調 Op.8
色とりどりの小品 Op.99
ピアノ・ソナタ第1 番嬰ヘ短調 Op.11
アルトゥール・ピサロ(P)

録音:2019 年10 月28-30 日 イタリア,ペスカーラ
※日本語オビ・解説付き
1990 年のリーズ国際ピアノ・コンクールで優勝したポルトガルの人気ピアニスト、 アルトゥール・ピサロの弾くシューマン。14 曲の「色とりどりの小品」はシューマンの素 敵なピアノ小品集にもかかわらず全曲では演奏も録音もあまり機会が多くない不遇 な作品。しかしさすがはピサロ、ロマンティシズム豊か溢れる美しい演奏この作品が まごうことなくシューマンの傑作であることを知らしめてくれます。また極めてシューマン らしいがゆえに人気では今一つのピアノ・ソナタ第 1 番も、ピサロがじっくり向き合っ て丁寧に音楽を取り扱うことで真の魅力に触れることができます。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-391(3CD)
リスト:巡礼の年第1年〜第3年
巡礼の年第1 年「スイス」 S.160
巡礼の年第2 年「イタリア」 S.161
巡礼の年第3 年 S.163
ミケーレ・カンパネッラ(P)

録音:2019 年12 月9-15 日 イタリア,ペスカーラ
※日本語オビ・解説付き
1947 年生まれのイタリアのピアニスト、ミケーレ・カンパネッラによるリストの巡礼の年 3 作、全 23 曲。カンパネッラは学生の頃にリストに取り組んで以来、納得できる演奏に達してから録音す ることを目標にしていたそうで、なんと 50 年もの時間と経験が必要だったという。まさに満を持し た録音だが、その演奏が素晴らしい。力の抜けきった音から静かに広がる情感は、腕が立つと いうだけでは決して到達できないリストの真の詩情でしょう。これはむしろリストが苦手という人こそ 聞くべき演奏だ。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-393(1CD)
[p]ers[on]a mis[ce]llanea〜ポンセ:ギター作品集
ギター・ソナタ第3 番
ギター・ソナタ第1 番「メキシコ・ソナタ」
3 つのメキシコ民謡(鳥小屋/あなたに私の心を/ラ・ヴァレンティナ)
6 つの短い前奏曲(モデラート1/アンダンテ/モデラート2/アレグレット・エスプ
レッシーヴォ/アレグレット・コン・モト/アレグレット)
前奏曲
スペインのフォリアに基づく変奏曲とフーガ
ベルトランド・チャヴァリー
ア=アルドレーテ(G)

録音:2019 年12 月16-20 日 イタリア,ペスカーラ
※日本語オビ・解説付き
ベルトランド・チャヴァリーア=アルドレーテのODRADEK への2 枚目のCD(1 枚目はODRCD-346)。メキシコの作曲家、マヌエル・ポンセ(1882-1948)のギター作品集。チャヴァリーア=アル ドレーテはフランスのリヨン生まれでパリ在住だが、メキシコ=スペイン系で、メキシコの偉大な作 曲家ポンセには大きな敬意を抱いています。彼の演奏は高度な技術による洗練された響きが素晴 らしいのだが、それでもなお音楽の奥にメキシコ魂といったものが感じられます。ちなみにチャヴァ リーア=アルドレーテは造形美術家としても活躍しており、メキシコの民俗仮面をつけた写真 や、ポンセの作品に触発された絵画の写真なども面白い。

カメラータ
CMCD-28377(1CD)
税込定価
2021年2月28日発売
ピアノ・ポエム〜一柳慧:ピアノ作品集
一柳慧:ピアノ・メディア(1972)
タイム・シークエンス(1976)
雲の表情T〜V(1985)
インター・コンツェルト(1987)
限りなき湧水(1990)
ピアノ・ポエム(2003)
藤原亜美(P)

録音:2020年11月/埼玉
 作曲家・一柳慧自身の選曲により、「ピアノ・メディア」(1972)か ら「ピアノ・ポエム」(2003)に至る30余年に作曲されたピアノ作品を 収録。  ピアニストの技術的限界に迫る難曲から、詩の朗読のような表現の 問題に焦点をあてた作品まで、さまざまなタイプの楽曲が、藤原亜美に より深い理解と共感をもって演奏されています。 作曲家の絶大な信頼を得た名ピアニストによる、現代の銘品をお聴 きください。

Da Vinci Classics
C-00245(1CD)
ダンスの手紙
ショパン:バラード第1番ト短調 Op.23
前奏曲第4番ホ短調 Op.28-4
前奏曲第7番イ長調 Op.28-7
前奏曲第20番ハ短調 Op.28-20
バラード第2番ヘ長調 Op.38
マズルカ第13番イ短調 Op.17-4
マズルカ第49番イ短調 Op.68-2
バラード第3番変イ長調 Op.47
夜想曲第20番嬰ハ短調 Op.Posth
夜想曲第21番ハ短調 Op.Posth
バラード第4番ヘ短調 Op.52
エリアーナ・グラッソ(P)

録音:2017年1月、スパツィオ・クラシカ(ミラノ、イタリア)
ピアノの詩人ショパンのピアノ作品を、「バレエ」からの視点で選曲、プログラミングしたユニークなアルバム。
ジョン・ノイマイヤー振付の「椿姫」(1978年)やミハイル・フォーキン振付の「レ・シルフィード」(1909年)、スタントン・ウェルチ振付の「ラン・ラン・プロジェクト」(2015年)など、様々なバレエで用いられた11曲のショパンの作品を取り上げています。
1994年にミュルーズSOとの共演でハイドンのニ長調の協奏曲を弾いてデビューを果たしたエリアーナ・グラッソ。EMCYサンクトペテルブルク国際ピアノ・コンクール第3位入賞など、数多くの受賞歴を誇るイタリアの女流ショパン弾きです。
Da Vinci Classics
C-00241(1CD)
シューマン&ラフマニノフ:ピアノ作品集
シューマン:暁の歌 Op.133
ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」Op.39
マーシャ・カンザ(P)

録音:2019年9月10日−13日、フォンダショーネ・サンタ・チェチーリア(ブレッシャ、イタリア
故郷であるフランスのサン=カンタンで5歳からピアノを学び始め、ベルギーのブリュッセル王立音楽院ではロシアのヴィルトゥオーゾ、エフゲニー・モギレフスキーにピアノを師事したピアニスト兼ヴァイオリニスト、マーシ・カンザのデビュー・アルバム!
2009年にウクライナのオデッサで開催されたエミール・ギレリス国際ピアノ・コンクールで第4位入賞を果たすなど、確実に国際的なキャリアを積み上げているマーシャ・カンザが自身にとって初のアルバムに選んだのはシューマンとラフマニノフ。
精神的な不調に苦しんでいた最晩年のシューマンが苦悩の中で書き上げた「暁の歌」と、ラフマニノフがロシア時代に完成させた最後の曲集である「音の絵(op.39)」を組み合わせ、師であるモギレフスキー直伝のピアニズム、新鮮な解釈を披露してくれています。

RUBICON
RCD-1058(1CD)
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調
10の前奏曲 Op.23より〔第4曲、第5曲、第6曲〕
6つの楽興の時 Op.16
ソニア・バッハ(P)
イギリス室内Oとの共演、弾き振りでのバッハ協奏曲集でデビューしたソニア・バッハは、イタリアでラザール・ベルマン、スペインでアリシア・デ・ラローチャにピアノを学び、現在はスタインウェイ・アーティストとして活躍中の女流ピアニスト。オイゲン・ダルベール国際音楽コンクールでの第1位&大賞受賞や、第12回ヴィオッティ=ヴァルセージア国際音楽コンクールでの特別賞受賞など順調にキャリアを重ねてきました。
バッハ(RCD1006)、ショパン(RCD1042)に続くサード・アルバムは、ラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番に、若きヴィルトゥオージティが発揮された「楽興の時」、そして10の前奏曲 Op.23からの3曲を収録した、ラフマニノフ・アルバム。 「表情豊かな正確性と完璧なテクニック...クリーンで宝石のようなトーン」(英BBCミュージック・マガジン)と称賛された、エレガントにきらめくスタインウェイの音色でラフマニノフを彩ります。

EM Records
EMRCD-064(1CD)
ディッキー・バード・ホップ〜ライト・ミュージック・クラシックス
ジャック・ストレイチー:シアターランド/ジェフリー・トイ:ホーンテッド・ボールルーム/ロナルド・ガーリー:ディッキー・バード・ホップ/ベンジャミン・デイル:プルネラより インテルメッツォ/サー・ノエル・カワード :ロンドン・モーニングより マズルカ、パ・ド・ドゥ、ホーンパイプ/リチャード・アディンセル:インヴィテーション・ワルツ/ジャック・ストレイチー:イン・パーティー・ムード/エドウィン・ヨーク・ボウエン:シリアス・ダンス/ハイドン・ウッド:失恋/ヴィヴィアン・エリス:アルパイン・パスチャーズ/サンディー・ウィルソン:百寿者のワルツ/ヒューバート・バス:コーニッシュ・ラプソディー/ビリー・メイヤール:ジル・オール・アローン/マデリーン・ドリング:ピンク・マイナー、ブルー・エアー、ブラウン・スタディ/エリック・コーツヴァルス(世界初録音)/サー・アーノルド・バックス:オリバーの眠れない夜/ジェフリー・ライト:トランスアトランティック・ララバイ/リチャード・アディンセル:ワルソー・コンチェルト
ポール・ギネリー(P)

録音:2019年3月20日&21日、福音史家聖ヨハネ教会(オックスフォード、イギリス)
近代イギリスの知られざる作品や新作を続々と送り出しているthe English Music Festivalの自主レーベル「EM Records」より、20世紀半ばに作曲されたライト・ミュージックの作品集が登場。演奏は、BBCワールドサービスとラジオ3のスタッフアナウンサー、ディーリアス・トラストの会長も務めるポール・ギネリー。
EM Records
EMRCD-063(1CD)
ポール・ルイス(b.1943):ハープ作品集
ノスタルジックなワルツ*
子守唄とオルゴール・ワルツ*
ジェーン・オースティン組曲*
4つの古代の踊り**/2つの独り言**
2つのFi***/鈴の音***
フィオナ・ホスフォード(Hp)***、
カミラ・ペイ(Hp)*、
アレクサンダー・ライダー(Hp)**

録音:2018年9月24日、25日&30日、2018年10月9日&11日、セント・メアリー教区教会(イギリス)
(全曲世界初録音)
コメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」や「ベニー・ヒル・ショー」などの音楽で知られる1943年生まれのイギリスの作曲家、ポール・ルイスによるハープ作品集第2弾。半世紀近くテレビや映画の音楽を書いてきたポール・ルイスの作品は、ソロ楽器としてのハープの魅力を十分に引き出した美しいメロディや、豊かなハモニー、心地良いリズムが詰め込まれています。

Pentatone
PTC-5186846(1CD)
「バッハ・ノスタルジア」
バッハ(ブゾーニ編):前奏曲 変ホ長調『聖アン』 BWV552/1
バッハ(ブゾーニ編):コラール『いざ来ませ、異教徒の救い主よ』BWV659
バッハ(ブゾーニ編):コラール『目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声』BWV645
バッハ:イタリア協奏曲 BWV971
バッハ(ケンプ編):シチリアーノ 変ホ長調 BWV1031/2
バッハ(マクシミリアン・シュナウス編):コラール『イエスよ、汝いまぞ天より下りたまい』 BWV650
ブゾーニ:トッカータ K.287
バッハ(ブゾーニ編):フーガ 変ホ長調『聖アン』 BWV552/2
フランチェスコ・ピエモンテージ(P)

ン録音:2019年12月/イエス・キリスト教会(ベルリン)
現在ヨーロッパを中心に大活躍の若き名手フランチェスコ・ピエモンテージ。これまでに数多くのレーベルからの積極的な録音活動でも注目されております。 近年はシューベルトの最高傑作ピアノ・ソナタ第19番〜第21番(KKC-6272 / PTC-5186732)でPENTATONEレーベル・デビューを果たし、若き名手 の決定的名盤として話題となりました。PENTATONEレーベル期待の第2弾は「バッハ・ノスタルジア」と題されたアルバムで、通称『聖アン』の名前で知られ る バッハ作曲、ブゾーニ編曲の前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552 を両端に配置し、ブゾーニ、ケンプ、シュナウスが編曲したバッハの作品、そしてブゾー ニのトッカータを収録しました。
全27曲で構成されるバッハのクラヴィーア練習曲集第3部「ドイツ・オルガン・ミサ」のすべてを挟むような形で両端に配置される前奏曲とフーガ 変ホ 長調 BWV552『聖アン』は単独で演奏されることも多い名作。シェーンベルクによる管弦楽版でも知られます。ピエモンテージはこの作品の元の構成をイメージし、 両端に配置し演奏しました。ブゾーニが編曲したバッハのオルガン作品の中でも最も難曲として知られるこの名作を壮大で流麗なオルガンの響きを追求した名演 を聴かせてくれます。
バッハのシャコンヌのピアノ編曲でも有名なフェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)のオリジナル作品トッカータ K.287は小前奏曲、幻想曲、シャコンヌの 3部構成の難曲。ピエモンテージが薫陶を受けたアルフレート・ブレンデルが愛奏していたことでも知られます。華麗な技巧を駆使したこの作品は作曲家ブゾー ニとしての実力と存在感を示しており、ピエモンテージの詩情あふれる表現力で当作品に輝きを与えます。今後一層の活躍が期待せずにはいられない充実のアル バムが完成しました。 (Ki)

ATMA
ACD2-2773(1CD)
ラヴェル:ピアノ作品集

ハイドンの名によるメヌエット
亡き王女のためのパヴァーヌ
ボロディン風に/前奏曲(1913)
クープランの墓
ジャン=フィリップ・シルヴェストル(P;1854年エラール)

録音:2020年1月/ケベック
カナダのピアニスト、ジャン=フィリップ・シルヴェストルがエラール製ピアノでラヴェルを録音。楽器の選択についてシルヴェストルは、「バロック的な雰囲気を 出すためにはハープシコードのようなアーティキュレーションとソノリティを持ったピアノが必要。このアルバムをエラールという特別なピアノで録音することにした のは、その音色と振動が、ラヴェルや最初の印象派の時代の音、魂、雰囲気を再現しているから」と語っていま

BIS
BISSA-2565(1SACD)
スペイン
レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ(1896-1981):ロンデーナ
『瞑想曲』〜4つのオリジナル作品より第2番
ソレア
グラナドス:『ゴヤの女』〜昔風スペイン歌曲集より
ルイス・デ・ミラン(1500年頃〜1561年頃):6つのパヴァーヌ
ソル:「マルボロー」の主題による序奏付き変奏曲 Op.28
ファリャ:クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌
『粉屋の踊り』〜三角帽子より(ハラース編)
トローバ:『トリハ』〜スペインの城より
タレガ:涙
 アルハンブラの思い出
アルベニス:『グラナダ』〜スペイン組曲第1集 Op.47より第1曲
『スペイン』〜カタルーニャ奇想曲 Op.165より第5楽章
『カディス』〜スペイン組曲第1集 Op.47より第4曲
トゥリーナ:セヴィリア風 Op. 29
ギター・ソナタ Op.61 フランツ・ハラース(ギター/マテ
フランツ・ハラース(G/マティアス・ダマン製作)

録音:2020年11月/十字架教会内アルベルト・レンプ・ザール、シュヴァービング(ミュンヘン)
名手フランツ・ハラースがスペイン・アルバムをリリースします!1922年6月、グラナダのアルハンブラ宮殿のアルヒベス広場でマヌエ ル・デ・ファリャ、フェデリコ・ガルシア・ロルカ、サンティアゴ・ルシニョールなど著名な芸術家、知識人が列席した「カンテ・ホンド」が開かれました。このイヴェ ントの目的はフラメンコ芸術の純粋さを示すことを目的とし、当時29歳だった名ギタリスト、アンドレス・セゴビアがオープニング演奏を飾り、ファリャの「クロード・ ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌」を演奏しました。この作品は20世紀のスペイン音楽の重要な特徴を示す傑作として現在も演奏されております。ハラースは 16世紀から20世紀まで純粋なスペインのギター作品を凝縮したアルバムを完成させました。
収録作品はミラン、サインス・デ・ラ・マーサ、グラナドス、ファリャ、アルベニス、ソル、タレガ、トゥリーナとギター・ファン狂喜の内容。最後のトゥリーナのギター・ ソナタは、スペイン自治協会の写本の複製をもとにした現存する最も古いスコアで演奏しております。演奏されています。華麗なテクニックと情熱的な旋律はスペイ ン音楽の象徴ともいえる作品です! (Ki)

Alba
ABCD-461(1SACD)
バッハ:クラヴィーア練習曲集第3部より
(1)前奏曲 変ホ長調 「聖アン」 BWV552/1
(2)「これぞ聖なる十戒」 BWV678
(3)「これぞ聖なる十戒」によるフゲッタ BWV679
(4)「われらみな唯一なる神を信ず」 BWV680
(5)「われらみな唯一なる神を信ず」によるフゲッタ BWV681
(6)「天にいますわれらの父よ」 BWV682
(7)「天にいますわれらの父よ」 BWV683
(8)「われらの主キリスト、ヨルダン川に来り」 BWV684
(9)「われらの主キリスト、ヨルダン川に来り」 BWV685
(10)「深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる」 BWV686
(11)「深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる」 BWV687
(12)「われらの救い主なるイエス・キリスト」 BWV688
(13)「われらの救い主なるイエス・キリスト」によるフーガ BWV689
(14)フーガ 変ホ長調 「聖アン」 BWV552/2
リーサ・アールトラ(Org/シモ&カヴィライネン1994年製作)

録音:2019年10月14&15日/ピルッカラ教会(タンペレ)
1990年にシベリウス・アカデミーでオルガンのディプロマを取得し、1991年にヘルシンキ大聖堂でデビュー・リサイタルを行った実力派リーサ・アールトラ がバッハのオルガン作品集をリリースします!ソリスト、チェンバロ奏者として、また室内楽奏者としても活躍しているアールトラはタンペレ地方のピルッカラ教会の オルガニストもつとめおります。当教会で5年をかけバッハのオルガン作品全曲演奏会を成し遂げました。今回満を持してのセッションが実現。もちろんピルッカラ 教会での録音です。
当アルバムにはオルガンのためのクラヴィーア練習曲集第3部から、前奏曲とフーガ 変ホ長調 『聖アン』BWV552を両端に12曲のコラール(BWV678〜 BW V689)を収 録 。豪 華 絢 爛 で雄 大な前 奏 曲と 5 声の三 重フーガを有 する高 貴な 気分をたたえるフーガの『聖アン』です が、アールトラは 教 会 の 残 響も考 慮し、快 活にして重厚感を漂わせて演奏。全体的に速めのテンポ設定で推進力がうまれます。また当オルガンを知り尽くしているからこその絶妙なレジストレーションです。 (Ki)

TOCCATA
TOCC-0093(1CD)
NX-B03
ヴァシリー・カラファーティ(1869-1942):ピアノ作品集
夜想曲「La Nuit a Goursouf グルズフの夜」 Op. 5(1900)
5つの前奏曲 Op. 7(1901)
2つのノヴェレッテ Op. 6 No. 2:Allegro moderato(1901)
ピアノ・ソナタ第1番ニ長調 Op. 4 No. 1(1895頃)
3つのバガテル Op. 9(1905-1906)
ピアノ・ソナタ第2番ニ短調 Op. 4 No. 2(1895)
ジェレミー・トンプソン(P…Fazioli 212)

録音:2019年7月18,19日
世界初録音
ヴァシリー・カラファーティはギリシャで生まれ、ロシアで活躍した作曲家、音楽教師。ギリシャ人の両親を持 ち、8歳で最初の音楽教育を受け、サンクトペテルブルク音楽院に留学、リムスキー=コルサコフの作曲ク ラスで学び、1892年にはロシアでの永住権を取得しました。音楽院の対位法教授となった彼はヘイノ・ エッレルやショスタコーヴィチ、ストラヴィンスキーらを教えています。順風満帆な人生を送ってきたカラファー ティですが、第二次世界大戦時、レニングラード包囲戦に巻き込まれて命を落とし、その作品も忘れられ てしまいました。このアルバムには初期のピアノ曲を収録。ショパンやブラームスを思わせる詩情を湛えた夜 想曲や、技巧的な前奏曲が作曲家の個性を伝えます。

OEHMS
OC-1900(5CD)
NX-D11
リスト:ピアノ作品集
【CD1】
巡礼の年 第2年 イタリア S161/R10b ? 第1番 婚礼
バラード第2番ロ短調 S171/R16
ノクターン「夢のなかに」 S207 R87
眠られぬ夜、問いと答え S203/R79
不運 S208/R80
詩的で宗教的な調べ 第3番孤独の中の神の祝福
メフィスト・ワルツ第1番
【CD2】
ピアノ・ソナタ ロ短調
巡礼の年 第2年 イタリア〜第4番 ペトラルカのソネット 第47番/第5番ペトラルカのソネット 第104番/第6番ペトラルカのソネット 第123番/第7番 ソナタ風幻想曲 「ダンテを読んで」
【CD3】
12の超絶技巧練習曲 S139/R2b
【CD4】
ピアノ協奏曲第1番&第2番
死の舞踏
アルフレッド・パール(P)

【CD1】
録音:1997年12月16-17日

【CD2】
録音:2000年3月28,29日
1998年7月29日,1999年7月12日
1991年4月3日

【CD3】
録音:1999年5月31日-6月2日,7月12日,11月2-4日

【CD4】
ヤコブ・クライツベルク(指)
BBC響
録音:2003年4月23-24日
1965年、チリのサンティアゴ出身のピアニスト、アルフレッド・パールが1997年から2003年に録音したリスト作品をまとめた4枚組BOX。9歳で初の リサイタルを行った彼は、チリ音楽院を経て、ドイツに留学。ギュンター・ルートヴィヒに師事し、ロンドンではマリア・クルチオに師事し研鑽を積み、数多 くのコンクールでの優勝経験を持っています。ベートーヴェンのソナタ全曲演奏が知られていますが、このリストも技巧を生かした見事な演奏です。12 の超絶技巧練習曲では派手な音作りですが、「ペトラルカのソネット」などの比較的内省的な作品では、歌心溢れる演奏を聴かせます。また、ヤコ ブ・クライツベルクが指揮したBBCSOとの協奏曲は、息のあったオーケストラとの掛け合いと、クライマックスに向けての高揚感が高く評価された 演奏。

ONDINE
ODE-1383(1CD)
NX-B04
アレクセイ・スタンチンスキー(1888-1914): ピアノ作品集
ソナタ 変ホ短調(1906)
夜想曲(1907)/3つの前奏曲(1907)
5つの前奏曲(1907-1912)
3つの無言歌(1903)
マズルカ 変ニ長調(1905)
マズルカ 嬰ト短調(1907)
涙(1906)/変奏曲(1911)
3つの素描(1911-13)
12の素描(1911-13) Op. 1
ペーテル・ヤブロンスキー(P)

録音:2020年6月パラディウム、マルメ(スウェーデン)
ペーテル・ヤブロンスキーによるONDINEレーベルへの2枚目の録音は、20世紀初頭、ロシアで活躍したア レクセイ・スタンチンスキーのピアノ作品集。裕福な家に生まれ、モスクワ音楽院ではジリャーエフとタネーエ フに師事。作曲家としての将来を嘱望されながらも、父の死により精神を患い、26歳の若さで謎の死を 遂げてしまいました。彼が残した作品のほとんどはピアノ曲であり、初期の頃はスクリャービン風の半音階を 多用していましたが、やがてムソルグスキーを思わせる全音階が主流となり、幼い頃から愛好していたという 民俗音楽の影響も垣間見える複雑な作風を見せています。彼の作品は同時代の学友だけでなく、後世 の作曲家たちにも影響を与えており、とりわけ名ピアニストで作曲家サムイル・フェインベルク(1890- 1962)はスタンチンスキーを擁護し、積極的に演奏したことで知られています。このアルバムでのヤブロンス キーは、スタンチンスキーの広範な作品から特色ある曲をセレクト、その魅力を存分に伝えます。

STEINWAY&SONS
STNS-30164(1CD)
NX-B07
ナチスに迫害された作曲家と現代の作曲家による、タンゴにインスパイアされたピアノ作品集
パブロ・オルティス(1956-):『3つの小品』
1. Bianco 白*
2. Piglia 掴む
3. The Shady Side 日陰 (エリック・モーに)*
ワンダ・ランドフスカ(1879-1959):
4. Reverie D’Automne 秋の夢想 Op. 6*
エリック・モー(1954-):
5. Laminar Flow in Upsidedown Creek 小川の逆流 (パブロ・オルティスに)*
ヴィルヘルム・グロス(1894-1939):Tanzsuite II 舞踏組曲第2番(1926)*
6. I Foxtrot フォックストロット
7. II Boston ボストン
8. III Tango タンゴ
9. IV Shimmy シミー
10. V Quasi Fivestep (Tanzphantasie) ファイヴステップのように(舞踏幻想曲)
チェスター・ビスカーディ(1948-):
11. Incitation to Disire 願望への招待
セオドール・ウィプラッド(1958-):
12. Pacita's Lunch パシタの昼食*
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):Etudes de Jazz ジャズ練習曲 (1927)
13. Charleston チャールストン
14. Blues ブルース
15. Chanson シャンソン
16. Tango タンゴ
17. Toccata sur le shimmy 'Kitten on the keys' de Zez Confrey
ゼズ・コンフリーのシミー「鍵盤の上の猫」によるトッカータ
トビー・トワイニング(1958-)/ゴラン編曲:
18. ブエノスアイレスのアメリカ人 - トイ・ピアノとピアノのための*
ジーニ・ゴラン(P)
Steinway Model D (New York)

録音:2020年7月1-2日、2009年8月18日
*=世界初録音
20世紀から現代の作品を得意とし、AlbanyやSteinwayから多数のCDをリリースしているアメリカのピアニスト、ジーニ・ゴランによるアルバ ム。現代の作曲家たちと、ナチスに退廃音楽の烙印を押されるなど窮地に追い込まれたのち、現在では再評価されている作曲家たちによ る、タンゴにインスパイアされた作品が集められています。注目はモシュコフスキに作曲を師事したという、チェンバロ復権の立役者ワンダ・ランド フスカの作品。彼女も第一次大戦で捕虜となり、第二次大戦では身一つでアメリカに逃げるなど多難な人生を送りましたが、世界初録音と なるこちらはシャンソンを連想するモダンなロマン性を帯びた美しい曲です。ラストに収められたトワイニングの作品はピアノと同時にトイ・ピアノも 弾くというもので、「ブルータンゴ」の異名を持つアンニュイな雰囲気が実に魅力的な一曲です。 なおタイトルは英語のことわざ"It Takes Two To Tango(タンゴは二人で踊るもの=起こってしまったことは二人の責任)"をもじっています。

Grand Piano
GP834(1CD)
NX-B03
ハチャトゥリアン:7つのレチタティーヴォとフーガ
子供のアルバム 第1集「少年時代の画集」(1947)
子供のアルバム 第2集「少年時代の響き」(1964-1965)
シャーリーン・ファルジア(P…スタインウェイ モデルD, No. 501630)

録音:2020年1月2-4日ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン(イギリス)
20世紀アルメニアを代表する作曲家、ハチャトゥリアン。西洋の伝統音楽と東洋のイディオムを融合させた彼の作品は、濃厚な雰囲気を湛えた 旋律と強烈なリズムで知られています。「7つのレチタティーヴォとフーガ」はあまり演奏されることのない作品。グネーシン音楽専門学校で学んでい た時期に書いた7つのフーガを、ほぼ40年後に彼自身が改訂。各々のフーガにレチタティーヴォを追加し、一つの組曲に仕立てなおしました。前奏 曲ではなくレチタティーヴォを選んだところがハチャトゥリアンの独自性であり、これらには彼が少年時代に耳にしたトビリシ民謡を想起させる素朴な 旋律がふんだんに用いられています。「子供のためのアルバム」は日本でも学習用として親しまれている小品集。ピアノを学び始めたばかりの小さな 子供でも弾けるように、平易な技巧で作曲されていますが、曲想はとてもユニーク。アルメニアの民族色が強く打ち出された楽しく弾きごたえのある 曲集です。演奏はマルタ出身の女性ピアニスト、シャーリーン・ファルジア。ロンドン王立音楽院で学び、左手のためのピアノ・レパートリーに関する 論文で博士号を取得、2018年にマルタ国際功労賞を受賞するなど、幅広い活躍をしています。
Grand Piano
GP-860(2CD)
NX-C03
レイモンド・ハンソン:ピアノ作品全集
休日に Op. 1(1933)
クイジック Op. 9(1940)
ピアノ・ソナチネ Op. 26(1949)
ピアノ・ソナタ Op. 12(1938-40/1963改訂)
牧歌 ニ長調 Op. 15(1942)
先延ばし Op. 8(1939)
5つの小品(作曲年代不明)
イギリス民謡「煤けたズボン」によるエピソード Op. 24(1948)
バルモラル・ビーチ(作曲年代不明)
ガーデン・シート(1974)
前奏曲集 Op. 11(1940-41)
フライト(1974)/私の一日 Op. 43(1960)
5枚の肖像画 Op. 23(1948)
トーニャ・レモー(P…スタインウェイ モデルD)

録音:2019年5月3-4日、2019年7月24日、2019年8月7日、2020年9月22日
オーストラリアの作曲家レイモンド・ハンソン。子供の頃に患った耳の病気で、左耳がほどんど聞こえなかったにもかかわらず、ほぼ独学で音楽を習 得。シドニー音楽院(当時の名称はニュー・サウス・ウェールズ州立音楽院)では作曲を教え、数多くの弟子たちを指導した功績で知られていま す。しかし、指導能力は高く評価されていたものの、作品の多くは何十年にもわたり演奏されることはなく、これらはずっと埋もれたままでした。 1940年代から50年代には「前衛的すぎる」と見做されていた彼の作風ですが、1960年代になると一転、「前衛的ではない」と判断されるなど、 その評価は揺れていましたが、1971年にアルバート.H.マグス作曲賞を受賞したことで、改めて彼の作品が見直されるきっかけになりました。 このアルバムにはほとんどが世界初録音となるハンソンの全ピアノ作品を収録。ヒンデミットを尊敬し、インド哲学にも造詣が深かったというハンソンの 作品は、従軍時代に触れたジャズの影響も感じられる独自性が高いもの。知られざる作品を積極的に紹介するオーストラリア/シエラレオネのピア ニスト、トーニャ・レモーの演奏でお楽しみください。

Da Vinci Classics
C-00252(1CD)
ベートーヴェン:大フーガ変ロ長調 Op.134(4手連弾のための)*
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
ジュゼッペ・ロッシ(P)、
エリサ・ヴィスカレッリ(P)*

録音:2019年7月16日−20日、アビー・ロッキ・スタジオ(ローマ、イタリア)
ジュゼッペ・ロッシは、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院を卒業した後、アルド・チッコリーニやイヴァン・ドンチェフ、マウリツィオ・バリーニにピアノを師事し、イタリア国内外で活躍中の俊英ピアニスト。
ウィリアム・バードからスウェーデンのアリス・テグネールなどの現代ではあまり知られていない作曲家たちの作品に取り組むなど、膨大なレパートリーを誇っています。使用ピアノはファツィオリF278。イタリアの俊英と銘器ファツィオリ、そしてベートーヴェンの音楽の融合が楽しみなポイントです。
Da Vinci Classics
C-00247(1CD)
地球上の自由なギター〜ギターのための現代イタリア作品集
ジラルディーノ:ソナタ「フレデリックへの手紙」
アンブロジーニ:夜想曲「ジミ・ヘンドリックスへのトンボー」
ダドーネ:ルブリコ
モリコーネ:4つの小品
シャリーノ:トラキスとの別れU
ダッロンガロ:HIC〜ペトラッシの追憶に
ペロッコ:ミヌタ/ソルビアーティ:顔の本
カンポグランデ:インクジェット前奏曲
デ・ビアージ:クコル
ソッリマ:「地球上の自由な生活」より 第5楽章
アルベルト・メシルカ(G)

録音:ヴァーチャル・スタジオ(トレヴィーゾ、イタリア)
巨匠エンニオ・モリコーネや、チェロの鬼才ジョヴァンニ・ソッリマ、重鎮サルヴァトーレ・シャリーノをはじめとした現代イタリアの音楽家たちによる「ギター作品」の数々を集めたイタリアン・プログラム。
現代イタリアのギター作品の魅力を紐解くのは、1984年生まれのイタリアのギタリスト、アルベルト・メシルカ。
ホプキンソン・スミスやフランコ・パヴァンとの共同で、フランチェスコ・ダ・ミラノの1565年の写本を出版し、2013年にはキューバのコンポーザー=ギタリストであるレオ・ブローウェルから作品を献呈され初演を行うなど、将来を嘱望されている期待のギタリストの1人です。
Da Vinci Classics
C-00254(1CD)
スクリャービン:初期ピアノ作品集
3つの小品 Op.2
左手のための2つの小品 Op.9
24の前奏曲 Op.11
バラード変ロ短調 AHN.14(未完成/世界初録音)
アレッサンドロ・リッカルディ(P/スタインウェイ)

録音:2019年9月、ボール州立大学(インディアナ、アメリカ)
当時屈指のコンポーザー=ピアニストであると同時にショパンのスタイルの継承者でもあったスクリャービンは、このポーランドの巨匠やリストに匹敵する力で自らのスタイルを音楽史に刻み込み、新しい領域を開拓し、唯一無二の詩学を生み出しました。
イタリア、アメリカ、ポーランドで研鑽を積み、ポーランドではアンジェイ・ヤシンスキとヴォイチェフ・シヴィタワからもピアノを学んだイタリアの俊英アレッサンドロ・リッカルディのデビューアルバムとなるスクリャービンのピアノ作品集は、「初期作品」に焦点をあてたプログラム。
スクリャービンの早熟ぶりと、後のソナタやエチュードの基礎となる初期作品のプログラムの掉尾を飾るのは、1887年に作曲され未完に終わった世界初録音となる「バラード変ロ短調 AHN.14」。14歳という若さで到達した作曲家の成熟度を示す知られざる作品です。
アレクサンドル・スクリャービン協会の会長で、スクリャービン直系の子孫であるアレクサンダー・セラフィモヴィチ・スクリャービンが大絶賛するリッカルディのスクリャービン作品集。イタリアの若き才能と、若き日のスクリャービンの才能のコラボレーションにご期待下さい!
Da Vinci Classics
C-00253(1CD)
シューベルト:4つの即興曲 D.899, Op.90
6つの楽興の時 D.780, Op.94
イングリッド・カルボーネ(P/ベヒシュタイン)

録音:2019年10月、オドラデク・レコーズ・スタジオ
イタリアの天才調律師として名高いアンジェロ・ファブリーニのコレクションであるベヒシュタインのモデルDで奏でたシューベルトの「D.899」と「D.780」!
ファブリーニ・コレクションのベヒシュタインを弾くのは、ザルツブルクでラザール・ベルマンに、ローマではエドゥアルド・オガンドの指導も受けたイタリアの女流ピアニスト、イングリッド・カルボーネ。
イタリアのイブラ財団が主催する「イブラ・グランド・プライズ」のを2015年から2017年の3年連続で受賞するなど実績十分の実力派です。
Da Vinci Classics
C-00250(1CD)
カルディーニ:レント・トラスコロラーレ 〜 ピアノ作品集
幻想曲第3番
3つの瞬間
龍安寺の石庭のための典礼
冬の一夜/いちじくの木の通り
アニェーゼ・トニウッティ(P/スタインウェイB-211、1890年製)

録音:2019年10月7日−8日、プレガンツィオール(イタリア)
イタリア、フィレンツェ在住のコンポーザー=ピアニストで、ケージやフェルドマン、ブッソッティといった現代音楽の巨匠たちとも親交を深めたジャンカルロ・カルディーニ(1940−)のピアノ作品集。
1983年に作曲され2018年に改訂された「龍安寺の石庭のための典礼」は文字通り、京都の龍安寺を題材とした7分弱の作品。ピアノとゴングと声楽のために書かれています。
スタインウェイ・アカデミーのロレンツォ・セルネアツによって修復された1890年製のスタインウェイB-211の響きも楽しみなポイントです。

Signum Classics
SIGCD-665(1CD)
スピラ・スペラ〜バッハ・トランスクリプションズ
バッハ:序曲(カンタータ第29番「われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す」 BWV.29より/サン=サーンス編)
シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004より/ブゾーニ編)
前奏曲ロ短調 BWV.855a(ジロティ編)
前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543(リスト編)
コラール「いまぞ喜べ、汝らキリストのともがらよ」 BWV.734(ブゾーニ編)
コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」 BWV.659(ブゾーニ編)
パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582(テオドール・サーントー編)
コラール「目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ」 BWV.645(ブゾーニ編)
コラール「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」 BWV.639(ブゾーニ編)
幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542(サーントー編)
主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ「心と口と行いと生活で」 BWV.147より/マイラ・ヘス編曲
エマニュエル・デスパ(P)

録音:2020年2月4日−6日、コンサート・ホール(ワイアストン・レイズ)
※使用楽器:Fazioli model 278
王立音楽院で名教師ルース・ナイにピアノを学び、クラウディオ・アラウの孫弟子にあたるフランスのファツィオリ・プレイヤー、エマニュエル・デスパ。ロマン派とポスト・ロマン派作品の優れたパフォーマーとして高い評価を得てきた、エマニュエル・デスパが、ファツィオリの優美な音色で響かせるバッハのピアノ・トランスクリプション集。ブゾーニの「シャコンヌ」や人気のコラール集、サン=サーンスの「序曲」、マイラ・ヘスの「主よ、人の望みの喜びよ」などの有名なアレンジを中心に、19世紀後半から20世紀前半に活動したハンガリーのピアニスト&作曲家、テオドール・サーントー(1877−1934)の世界初録音を含むレア・トランスクリプションまで、充実のラインナップで贈るバッハ・トランスクリプションを、モダン・ピアノの特性を活かした煌びやかなサウンドで収録しています。

Onyx
ONYX-4198(1CD)
イザイ:6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27 ジェームズ・エーネス(Vn)
エーネスはCOVID-19によるロックダウンに見舞われた2020年の3月に、自らオンライン・コンサートの企画を立ち上げ、「Recitals from Home」と題してバッハとイザイの6つの無伴奏ヴァイオリン作品を順に公開していきました。
エーネスはバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータは20年以上前に録音された名盤(AN28772-3)を残していますが、イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタは意外にも初めての録音となり、ここに第1番〜第6番までまとめたOp.27全曲録音のアルバムが実現しました。3月の時点では自宅にレコーディングの機材もノウハウもまったくなかったというエーネスが、世界中のレコーディング関係者や友人の助けを借りながら機材を揃え、リビングルームをレコーディング・スタジオへと変えて臨んだ録音は、想像以上の録音品質の高さに驚かされます。録音はノイズを避けるため朝の早い時間に行われ、バッハの「聖典」に対するもっとも重要な拡張作品となるイザイの無伴奏ソナタを、その類稀なる技巧によって力強く緻密に仕上げています。


オクタヴィア
OVCX-00088
(1CD+DVD)
税込定価
2021年2月24日発売
亀井聖矢 IN CONCERT
【CD】
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35
リスト:ラ・カンパネラ
ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番ロ短調 Op.58
リスト:ベッリーニ 「ノルマ」の回想
【DVD】
ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番〜I. Allegro maestoso /IV. Finale:Presto non tanto
メイキング映像
特典映像
亀井聖矢 (P)

録音:2020年12月21-23日高崎芸術劇場
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多角的に紹介する、大友直人が贈る高 崎芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第二弾。 第88回日本音楽コンクールピアノ部門第一位受賞。恵まれた体格から醸し出される豊かな音と 圧倒的な技術を伴ったピアニスト亀井聖矢。 高崎芸術劇場芸術監督 大友直人が絶賛する俊英の初ソロCD+DVD。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCC-00161(1SACD)
税込定価
2021年2月24日発売
ジョーカー
ヘーネ:スラヴ幻想曲
武満徹:径−ヴィトルド・ルトスワフスキの追憶に−
ペンデレツキ(ルートヴィヒ編):トランペット小協奏曲
ヴェベル(タール編):変奏曲ヘ長調
ヒダシュ:幻想曲
クチェラ:ザ・ジョーカー
ネスラー(タール編):歌劇「ゼッキンゲンのトランペット吹き」〜若きヴェルナーの別れのアリア
菊本 和昭 (Tp)
佐竹 裕介 (P)

録音:2020年10月9-11日埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ)
NHKSO首席として活躍する菊本和昭、10年ぶり待望のソロ・アルバム。 菊本自身による選曲で、「ドイツから東方への旅」というテーマで、5カ国の作曲家の楽曲 を収録しました。 温かみのある音色と圧倒的なテクニックで歌い上げる菊本のトランペットが、佐竹のピアノ による好サポートを得て、さらに深く楽曲の魅力を引き出しています。(オクタヴィア)

「たまゆら」〜好評3点を再発売!!
キングインターナショナル自主レーベル「たまゆら」は2001年から約40タイトルのアルバムを録音・発売してきました。世 界初録音を中心に「ひと味異なる」制作方針が話題となりましたが、多くは現在廃盤となっています。今回ご要望の多い3点を再発売、SACDハイブリッド盤でのご提供となります。もともと192kHz.24bit高音質録音でもあり、SACD化によりさらにニュアンスも深まり、白石光隆の美音が光ります。
たまゆら
KKC-071(1SACD)
税込定価
大指揮者のピアノ
トスカニーニ:子守歌
アンセルメ:軍隊行進曲第1番
クナッパーツブッシュ:タランテラOp.7
セル:3つの小品Op.6
フルトヴェングラー:3つのピアノ曲
シューリヒト:ピアノ・ソナタ ヘ短調Op.1
ムラヴィンスキー:小アダージョ/前奏曲第1番 ヘ短調/前奏曲第4番「果てもなきロシアの自然に捧ぐ」/前奏曲第7番/前奏曲第8番「無力な者へ」/タンゴ/フォックス・トロット曲
白石光隆(P)

録音:2002年5月17日、7月26日、キング関口台第1スタジオ
2002年11月初リリース。音楽史上大指揮者となった人のなかには、フルトヴェングラーやバーンスタインのように、最後まで作曲家として認められること に固執し続けた向きもありますが、ここに収められた諸氏のほとんどは指揮者として大成して以降、筆を置いてしまいました。しかし、いずれも作曲家を志し、勉 強していただけあって、聴きごたえのある見事な作品になっています。また、どれもが若き日の産物なため、みずみずしくナイーヴな感覚が魅力。彼らの真摯な メッセージが時を越えて蘇りました。
いずれも興味津々ですが、シューリヒトの推進力あふれるピアノ・ソナタやセルのフランス印象派風繊細さと超絶技巧、まるでストラヴィンスキーのようなアンセ ルメ、指揮ぶりが目に浮かぶフルトヴェングラーと多彩。
さらにトスカニーニが少女趣味的な「子守歌」を、ムラヴィンスキーがポピュラー音楽のような「タンゴ」と「フォックストロット」を、クナッパーツブッシュが前 代未聞の遅い「タランテラ」を作っているなど驚きのピアノ曲が満載。
白石光隆が高度な技巧と透明な美音で、大作曲家たちの若き夢を実現させます。 (Ki)
たまゆら
KKC-072(1SACD)
税込定価
国歌ファンタジー
(1)ハイドン:皇帝賛歌による変奏曲 Hob.Vの77(ドイツ国歌)
(2)モーツァルト:「ヴィレム・ファン・ナッサウ」による変奏曲 K.25(オランダ国歌)
(3)ベートーヴェン:イギリス国歌による変奏曲 WoO.78
(4)リスト編)):ラ・マルセイエーズ(フランス国歌)
(5)ラフマニノフ編)):星条旗(アメリカ合衆国国歌)
(6)ショパン編)):ポーランド国歌
(7)グリーグ編)):ノルウェー国歌
(8)バイエル編)):デンマーク国歌
(9)バイエル編)):ハンガリー国歌
(10)バイエル編)):ブラジル国歌
(11)バイエル編)):ベルギー国歌
(12)バイエル編)):ボリビア国歌
(13)バイエル編)):チリ国歌
(14)アレクサンドロフ(作曲者編):ロシア国歌
(15)ノイマン(作曲者編):エクアドル国歌
(16)冬木透:チャイニーズ・ラプソディ(中国国歌)
(17)冬木透:君が代パラフレーズ(日本国歌)
(18)アウエルバッハ:タゴール幻想(インド国歌)
(19)イディル・オズカン:アナトリア悲歌(トルコ国歌)
(20)サマラス(作曲者編):オリンピック賛歌 (1896)
?ベートーヴェン(カラヤン編):EU賛歌(第9交響曲より)
エリカ・ヘルツォーク (P)

録音:2008年2月8、15日/キング関口台第1スタジオ
2009年5月初リリース。世界の国歌を大作曲家たちが編曲、あるいは素材として用いたピアノ曲を集めた世界初のアルバム。ハイドンとベートーヴェンの変 奏曲、リスト、ラフマニノフの編曲は比較的知られていますが、モーツァルトのオランダ国歌による変奏曲、ショパンやグリーグが祖国国歌を編曲していることは ファンの間でもあまり知られていない意外な驚きです。ことにショパンのポーランド国歌編曲は世界初録音。一聴してショパンとわかる美しい響きになっていて、 ショパン・ファン必聴です。ピアノの教則本で有名なバイエルが世界各国の国歌をピアニスティックに編曲しているのも、まさに秘宝の発見。
当アルバムのために4篇の新作が書き下ろし。「ウルトラセブン」等の音楽で人気の高い冬木透による「君が代」と、中国の国歌に基づく2作は非常に技巧的 で興味津々。また大詩人タゴールの作曲したインド国歌を、やはり詩人でもあるロシア出身の女性作曲家レーラ・アウエルバッハが料理した「タゴール幻想」も 個性的。トルコの女性作曲家イディル・オズカンの「アナトリア悲歌」は、国歌として類のない深い後悔と悲しみの念に満ち、同国の若い世代の歴史観を伺わせ ます。
さらにさらに注目なのは、開会式でオリンピック旗掲揚の際に奏されるオリンピック賛歌(ギリシャのオペラ作曲家スピロス・サマラス作)の作曲者自身によ るピアノ版と、ヨーロッパ賛歌(ベートーヴェンの第9交響曲「喜びの歌」)の、カラヤンによるピアノ編曲(世界初録音)も入っていること。カラヤンの作・編曲 は極めて珍しく、またピアノ独奏曲というのも意外なうえ、「カラヤンの第9」という燦然たる最強ナンバーでもあります。
たまゆら
KKC-073((1SACD)
税込定価
ピアノによるルロイ・アンダーソン
ルロイ・アンダーソン(作曲者編):舞踏会の美女
忘れられし夢/タイプライター
ブルー・タンゴ/ラッパ吹きの休日
ジャズ・ピッツィカート/ジャズ・レガート
鐘の歌/ファントム・レジメント
チャイナ・ドール
シンコペイテッド・クロック
サマー・スカイズ/フィドル・ファドル
ワルツィング・キャット
サンドペーパー・バレエ
スコットランドの釣鐘草
プロムナード
ペニー・ホイッスル・ソング
トランペット吹きの子守歌
プリンク・プレンク・プランク
サラバンド/セレナータ
春が来た/そりすべり
サテンを着た少女
白石光隆(P)

録音:2008年8月4日、2009年1月28日、3月12日/キング関口台第1スタジオ
2008年8月初リリース。ルロイ・アンダーソンの代表作25篇をアンダーソン本人がまずピアノ用に書いた版の世界初録音。人気曲はほぼ網羅。
アンダーソンといえばいずれも凝ったオーケストレーションで有名ですが、「ワルツィング・キャット」も「サンドペーパー・バレエ」もピアノだけでも魅力は半 減するどころか極上のピアノ曲となっています。健康的で陽性、聴く人をハッピーにする癒しの効果にも満ちています。ジャズをはじめアメリカ音楽にも抜群の 巧さを見せる白石光隆。彼にしかできない「ピアノのアンダーソン」が至福の時を与えてくれます。 (Ki)

Paraty
PARATY-110197
(1CD)
バッハ:鍵盤楽器のための7つのトッカータ BWV910-916
ト長調 BWV916/ハ短調 BWV911
ニ短調 BWV913/ホ短調 BWV914
嬰ヘ短調 BWV910/ト短調 BWV915
ニ長調 BWV912
ローラン・カバッソ(P)
使用楽器:ステファン・ポレロ 「opus 102」

録音:2019年9月5-9日/フランス、ヴィルティエリー、ステファン・ポレロ・スタジオ
フランスの名ピアニスト、ローラン・カバッソがバッハのトッカータ全7曲を録音。カバッソが「バッハにふさわしいピアノ」と惚れ込んだ楽器、ステファン・ポレロ 「opus 102」を使用しています。この楽器は102鍵の並行弦ピアノで、響きの持続性、音域ごとの明瞭さ、澄んだ音色が大きな特徴。この特性がバッハのポリ フォニックな楽曲に対しても見事な効果を発揮し、いきいきと音楽が響きます。
バッハ20代の若かりし頃の作品とされる7曲のトッカータは、ブクステフーデら先人たちからの影響と、そこから自分のスタイルを作り出そうとする試みが混ざ り合っています。即興的な速いパッセージから対位法を駆使したフーガ、劇的な和声進行など、様々な要素が巧みに融合され構成されています。型にとらわれない 自由な展開が可能な「トッカータ」であるからこそのほとばしる霊感に満ちており、後のバッハの名作の数々をも予感させる音楽と言えるでしょう。
ライナーノートには日本語の解説も収録しています。 (Ki)


Orchid Classics
ORC-100159(1CD)
NX-B03

NYCX-10201(1CD)
国内盤仕様
税込定価
Four Elements Vol.3:Wind
ダカン:クラヴサン曲集第1巻 第3組曲より「かっこう」
ダカン:クラヴサン曲集第1巻 第1組曲より「荒れ狂う嵐」
F・クープラン:クラヴサン組曲第3巻 第17組曲より「小さな風車」
ラモー:クラヴサン組曲と運指法第1番(第2組曲)より「鳥のさえずり」
西村朗(1953-):迦陵頻伽 カラヴィンカ(2006)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番ニ短調「テンペスト」 Op. 31-2
ドビュッシー:前奏曲集第1巻 第2曲「帆」
 前奏曲集第1巻 第3曲「野を渡る風」
 前奏曲集第1巻 第7曲「西風の見たもの」
ヤナーチェク:霧の中で
小菅優(P)

録音:2020年9月22-24日b-sharpスタジオ、ベルリン、ドイツ
※国内盤は小菅優による日本語解説付き
ピアニスト、小菅優が2017年から取り組んで来たコンサート・シリーズ「Four Elements」(四元素/水・火・風・大地)。 第3作のテーマは「風」。
旧約聖書の創世紀では、最初の人間アダムの誕生についてこう書かれています:「主なる神は、土の塵で人を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れ られた。人はこうして生きる者となった。」人間の生命について、聖書に限らず伝説や神話の中でも、魂や霊のような目に見えないものの存在がよく出 てきます。(中略)息、風、大気、魂、命・・・今回の公演では、目に見えないものに焦点をあて、さわやかな風の描写をはじめ、ミステリアスで内面 的な作品を中心に人間の心の奥深くまで探っていきたいと思います。 (小菅優、2019年のコンサート・プログラムより)

Pro Piano
PPR-224538(1CD)
レイナルド・アーン:ピアノ作品集
最初のワルツ集(1898)/画家の肖像〜マルセル・プルーストの詩による(1896)/オリエント〜旅人のアルバムより(1909)/ソナチネ ハ長調(1907)
ロール・ファヴル=カーン(P)

録音:2003年3月11日、ライト・トラック・スタジオ(ニューヨーク)
11歳でパリ音楽院に入学しサン=サーンスやマスネに師事した天才作曲家、レイナルド・アーンのピアノ作品集。
2001年にニューヨークの国際プロ・ピアノ・コンクールで第1位に輝き、同年の「プロ・ピアノ・アーティスト・オヴ・ザ・イヤー」にも選出されるなど日本を含む世界各地で活躍するフランスのピアニスト、ロール・ファヴル=カーンが、メロディアスなアーンの作品を上品に仕上げています。
Pro Piano
PPR-224528(1CD)
江文也:日本時代のピアノ作品集
五月の組曲(世界初録音)/一人と六人(世界初録音)/人形芝居(世界初録音)/スケッチ五曲/台湾の舞曲/三舞曲/バガテル
ジューイン・ソン(P)

録音:2000年6月10日−11日、プロ・ピアノ・ホール(ニューヨーク)
日本統治時代の台湾で生まれ日本本土でも名声を博しながら、戦後の荒波の中で忘れ去られてしまった作曲家、江文也(こう ぶんや)。1936年ベルリン・オリンピックの芸術競技に出品しメダルを獲得した管弦楽曲「台湾の舞曲」のピアノ版や世界初録音作品を含む、江が東京で暮らしていた時代に作曲したピアノ作品集。
台湾出身スイス育ちのピアニスト、ジューイン・ソンは「坂本龍一:ピアノ・ワークス1(PPR-224532)」、「ワーグナー:超絶技巧編曲集(PPR-224521)」でも岡城千歳と共に録音に参加しています。
Pro Piano
PPR-224527(1CD)
...and that is death〜リスト&ブゾーニ:ピアノ作品集
リスト:死の舞踏
ブゾーニ:ショパンの前奏曲による10の変奏曲、
 バッハによる幻想曲(父・フェルディナンド・ブゾーニとの思い出に)、
 子守歌(エレジー第7番)
リスト:悲しみのゴンドラ 第2稿
ジューイン・ソン(P)

録音:1998年12月23日、アメリカ芸術・文学アカデミー(ニューヨーク)
岡城千歳プロデュースによる、「死」をテーマにしたリストとブゾーニの作品集。1996年のパームビーチ・インヴィテーショナル・ピアノ・コンクールで最高賞を受賞したピアニスト、ジューイン・ソンが確かな技術と豊かな感性で弾き熟しています。

Ars Produktion
ARS-38511(2CD)
ベートーヴェン:8つのピアノ・ソナタ
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1、ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 Op.27-1、ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 「月光」 Op.27-2、ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3、ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2、ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 「テンペスト」 Op.31-2、ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 Op.10-2、ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 「告別」 Op. 81a
ボリス・ブロッホ(P)
ウクライナのオデッサで生まれ育ったボリス・ブロッホは、モスクワのチャイコフスキー国立音楽院でタチアナ・ニコラーエワ、ディミトリ・バシキロフに師事し、1978年にはブゾーニ国際ピアノコンクールで第1位を受賞した、“鬼才”や“奇才”といった表現がピッタリな知る人ぞ知る名ピアニスト。本アルバムは、複数のピアニストによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会が開催された際に録音されたもので、ブロッホは「月光」「テンペスト」「告別」を含む8曲を担当していました。(ブロッホ自身はその2倍は弾きたかったと語っています。)全体の生気溢れるサウンドから細部のアーティキュレーションに至るまで、ブロッホらしい聴きどころ満載のベートーヴェンといえるでしょう。
Ars Produktion
ARS-38581(1CD)
20世紀ロシアのピアノ・ソナタ集
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第9番Op.103
スヴィリドフピアノ・ソナタ Op.4
フェインベルク:ピアノ・ソナタ第12番 Op.48
ヴァインベルク:ピアノ・ソナタ第4番 Op.56
アナスタシア・ヤスコ(P、スタインウェイ D274)

録音:2020年2月
ロシアでは、ピアノ・ソナタの全盛期は19世紀から20世紀の変わり目に訪れました。ロシアの作曲家のピアノ・ソナタといえば、ラフマニノフ、スクリャービン、プロコフィエフなどの、20世紀前半の作品が絶大な人気を博す一方、第二次世界大戦後に書かれたピアノ・ソナタのほとんどは、残念ながらロシアでも、世界の音楽シーンでも特別な名声を得ることはありませんでした。 本アルバムでは、ロシアのピアニスト、アナスタシア・ヤスコが、ゲオルギー・スヴィリドフ、サムイル・フェインベルク、ミェチスワフ・ヴァインベルクのあまり知られていないピアノ・ソナタを中心に、時代の多様な姿を見せるソビエト音楽の素晴らしい作品の数々を紹介します。ここでは、新しい音楽の異なる様式的方向性とロシアの音楽的伝統の特徴の両方が顕著に表れています。このプロジェクトのアイデアは、彼女がザルツブルク・モーツァルテウム大学で博士号を取得したことに端を発しています。

KAIROS
0015095KAI(1CD)

P-0015095KAI(1CD)
国内盤仕様
税込定価
細川俊夫作品集〜ソロ
ピエール・ブーレーズのための俳句 −75歳の誕生日に−(Pのための)(2000/2003)/スペル・ソング −呪文のうた−(オーボエのための)(2015)/小さな歌 −堤剛氏の70歳の誕生日に捧げる−(チェロのための)(2012)/2つの日本民謡〔I. さくら、散る/II. 五木の子守歌〕(ハープのための編曲作品)(2008)/エクスタシス(脱自)(Vnのための)(2020改訂版)/声(トロンボーンのための)(2020)※クラングフォルム・ウィーンによる委嘱作品/エディ(クラリネットのための)(2009)/線 Y(打楽器のための)(1993)
クラングフォルム・ウィーン

録音:2020年8月、ウィーン・コンツェルトハウス モーツァルト・ホール(オーストリア、ウィーン)
オーストリアを拠点とする世界屈指の現代音楽レーベル「KAIROS(カイロス)」と、ウィーン・コンツェルトハウスを本拠地として活動するオーストリアを代表する現代音楽専門アンサンブル「クラングフォルム・ウィーン」による新プロジェクト。
2020年のCovid-19パンデミックへの対応としてクラングフォルム・ウィーンが行った、ひとりで演奏するための作品の録音シリーズ『ソロ』のうちの1枚。
ドイツで尹伊桑、ブライアン・ファーニホウとクラウス・フーバーに作曲法を師事し、新作発表の度に大きな話題を呼ぶ現代の日本を代表する作曲家の1人、細川俊夫(1955−)。西欧のアヴァンギャルド・アートと日本の伝統文化の融合により独特の音楽言語を生み出してきた細川俊夫が書いた、ピアノ、オーボエ、チェロ、ハープ、ヴァイオリン、クラリネット、パーカッションのための独奏作品。2020年の新作、トロンボーンのための「声(Voice)」はクラングフォルム・ウィーンによる委嘱作です。
KAIROS
0015096KAI(1CD)
サルヴァトーレ・シャリーノ:作品集〜ソロ
2つの夜想曲(Pのための) (1998)/フェニキアのイメージ(アンプリファイド・フルートのための)(1996)/トラキスにさらば(ハープのための)(1980)/自分自身へ(Vnのための)(2009)/感謝祭の歌(1985-2018)(アルト・サクソフォーンのための変容)/夜の果て(1979)(作曲者自身によるチェロのためのトランスクリプション、原曲:ヴィオラ)/目覚める前に死なせて(1982)(B♭管クラリネットのための)/2つの無慈悲な夜想曲(2001)(Pのための)/アジタート・カンタービレ(距離に関するカプリッチョ)(2020)※クラングフォルム・ウィーンによる委嘱作品
クラングフォルム・ウィーン

録音:2020年8月、ウィーン・コンツェルトハウス モーツァルト・ホール(オーストリア、ウィーン)
2020年のCovid-19パンデミックへの対応としてクラングフォルム・ウィーンが行った、ひとりで演奏するための作品の録音シリーズ『ソロ』より、イタリアの現代音楽作曲家サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-)の作品集。彼の音楽のサウンドスケープは、生と死、記憶と忘却、光と闇、成長と衰退の間の細い線を絶えず探っています。クラングフォルム・ウィーンによる委嘱作品「アジタート・カンタービレ」(2020年)には、バッハの有名なカプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて Capriccio sopra la lontananza del fratello dilettissimo」によく似た副題(距離に関するカプリッチョ Capriccio sulla lontananza)が付いており、ホルンが高音域から低音域へと変化しながら印象的なエコー効果を生み出すことで、アジタートとカンタービレ、相反する2つの間の音楽的な距離を表現しています。
「神々は堕落し、私たちはもはや魔法を信じない。残っているのは、その神秘的な面の中にある孤独への認識です。すべてのものの間にある目に見えないつながりを体験するために、私たちは風に身を委ねなければならないのです。」(サルヴァトーレ・シャリーノ)

Nimbus
NI-2586(1CDR)
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番へ短調 Op.5
スケルツォ 変ホ短調 Op.4
イェフィム・ブロンフマン(P)

録音年不明
オリジナル盤発売:1987年 MusicMasters
ルドルフ・フィルクスニー、レオン・フライシャー、ルドルフ・ゼルキンらに師事し、国際的に活躍を行っている旧ソ連・タシュケント出身のピアニスト、イェフィム・ブロンフマンによるブラームス。ブロンフマンの卓越したテクニック、パワー、そして並外れた叙情的な才能は、聴衆から称賛され続けています。ブラームス初期の重要作、ピアノ・ソナタ第3番(1853年)と、ブラームスが18歳の時に作曲し、生前に出版されたものの中ではもっとも古い作品であるスケルツォ(1851年)を収録。スケルツォが作品1ではなく、作品4として出版されている点について、ブラームスは友人に「初めて自分を見せる時、人はまず足ではなく頭を見なければならない」と説明したとされています。ブラームス自身は否定していますが、ショパンのスケルツォやマルシュナーのオペラ「ハンス・ハイリング」との関連が指摘されている作品です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Audax Records
ADX-13728(1CD)
バッハ:リュート作品集
組曲ト短調 BWV.995/前奏曲ハ短調 BWV.999
フーガ ト短調 BWV.1000
パルティータ ハ短調 BWV.997
ジャドラン・ダンカム(Lute)

録音:2020年1月26日−29日、ノエウェー
ジャドラン・ダンカムは、イギリス、クロアチア、ノルウェー系のバロック・ギター&リュート奏者。2008年にBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ジ・イヤーのストリング・カテゴリーを受賞、2015年にはイタリアで行われたマウリツィオ・プラトーラ・リュート・コンクールで第1位に輝いています。
「バッハとヴァイスの共作による組曲」という意欲的なアルバム(ADX-13706)でヨハネス・プラムゾーラーと共演し、「ヴァイス&ハッセ:リュート・ソナタ集」(ADX-13713)でソロ・レコーディング・デビューを果たしたジャドラン・ダンカムのセカンド・ソロ・アルバムは、バッハのリュート作品集。ジャドラン・ダンカムによるバッハのリュート作品への子細な研究、手稿譜やタブ譜の選択、リュート独特のレコーディングについてのこだわりなどが、ブックレットの解説(日本語、英語、ドイツ語、フランス語、ノルウェー語)に掲載。「バロック音楽の楽譜を見るには劇の台本を読むようにすべき」(ブックレット解説より)と語るダンカムの、表情豊かで生き生きとしたバッハをお届けします。

Da Vinci Classics
C-00256(2CD)
バッハ:イギリス組曲 BWV.806−811(ベーレンライター批評校訂版/全曲) ピエトロ・ソラーチ(P/スタインウェイ・モデルD)

録音;2018年3月、グリファ&フィリ・スタジオ(イタリア)
ベーレンライター社の批評校訂版(クリティカル・エディション)の楽譜を採用してレコーディングが行われたイタリアのピアニスト、ピエトロ・ソラーチによる「イギリス組曲」の全曲盤。
ソラーチは11歳の時にベッリーニ歌劇場Oとの共演でデビューを果たし、1985年の第11回ショパン国際ピアノ・コンクールでは参加したイタリア人の最高位となるなど国内外で活躍してるピアニストです。
ちなみにジャケット写真は京都にある世界遺産の醍醐寺。イタリア、京都、ベーレンライター社、そしてバッハのコラボレーションというユニークなコンセプトの「イギリス組曲」です。
Da Vinci Classics
C-00248(1CD)
アンザーギ:ギター作品集
ギターのための小品 〜 ラモーへのオマージュ/トライトニカ組曲/コレッリアーナ/セゴビアーナ/ロッシニアーナ/キタラマ(第1番〜第12番)
レオポルド・サラチーノ(G)

録音:2017年12月4日−6日、ノーヴェノーヴェ・スタジオ(ミラノ、イタリア)
現代音楽の数々の演奏や解釈で知られるギタリスト、レオポルド・サラチーノが、イタリア現代音楽の最も有名な作曲家の1人、ダビデ・アンザーギ(1936−)の音楽をこのディスクで探求。
ラモーやコレッリ、セゴビア、ロッシーニへのオマージュ作品に代表されるよう、過去と現代のスタイルを巧みに融合させたアンザーギの2000年代の作品を収録しています。
Da Vinci Classics
C-00297(1CD)
北欧のピアノ・ソナタ集
ステーンハンマル:ピアノ・ソナタ第4番ト短調
シベリウス:ピアノ・ソナタヘ長調 op.12
グリーグ:ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7
ファビアーノ・カサノヴァ(P/YAMAHA CFX)

録音:2019年8月29日−31日、モルサスコ城(モルサスコ、イタリア)
フィンランドのシベリウス、ノルウェーのグリーグ、そしてスウェーデンのステーンハンマル。19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍した3人の北欧の大作曲家たちのロマンティシズムあふれる3つのピアノ・ソナタを、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を最高点で卒業したイタリアの実力派、ファビアーノ・カサノヴァがYAMAHA CFXのピアノで奏でた好演奏。
地理的には近くとも音楽的感性の面では大きく異なる3人の巨星たちの様式美を巧みに描いた充実の北欧ソナタ集です。
幅広いレパートリーを誇るファビアーノ・カサノヴァは特にロディオン・シチェドリンの音楽のスペシャリストとして高い評価を受けているイタリア人ピアニスト。
その演奏を聴いたシチェドリンから「並外れた情熱と豊かな内面を深く伝えることができる、素晴らしいな芸術性と魅力的な人間性を兼ね備えたピアニスト」と激賞されています。
Da Vinci Classics
C-00258(2CD)
ランディーニ:ピアノ・ソナタ第5番 マッシミリアーノ・ダメリーニ(P)

録音:2015年5月7日、ジュゼッペ・ヴェルディ劇場(フィオレンツオーラ・ダルダは、イタリア)
ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を首席で卒業し、留学先のパリ音楽院でオリヴィエ・メシアンとイヴォ・マレクに作曲を師事した現代のイタリア音楽界の大物作曲家カルロ・アレッサンドロ・ランディーニ(1954−)。
5年以上の歳月を費やし2015年に完成したランディーにの「ピアノ・ソナタ第5番」は総演奏時間が150分を超えるという、数あるピアノ・ソナタの中でも最長の部類に位置付けられる長大な作品。
この怪物級の大作と対峙するのは、イタリアのピアニスト、マッシミリアーノ・ダメリーニ。南ドイツ新聞(Suddeutsche Zeitung)で「ミケランジェリ、ポリーニと並ぶ現代のイタリアを代表する三大巨匠の1人」と大絶賛された名手です。
Da Vinci Classics
C-00264(1CD)
タブラ・スマー〜オルガンのための現代作品集
フェッラーリ:トッカータ・ゴティカ、オルガン・オン・ラグ、トッカータ, コラールとフーガ
バッキーニ:カンタービレ第1番、主は耳を傾けて、トッカータ・ブレヴィス
ベルツレッティ:プレリュード・トッカータ、子守歌
マッキア:静かな夜の組曲、ラプソディア・ツィガーナ
ロ・ムスチオ:ラヴェルの追憶への前奏曲、ゴシック風舞曲
イヴァン・ロンダ(Org)

録音:2019年6月25日、ポンテヴィーコ(イタリア)
カルロッタ・フェラーリ(1975−)、ロベルト・バッキーニ(1971−)、ステファノ・ベルツレッティ(1962−)、グリモアルド・マッキア(1972−)、そしてマルコ・ロ・ムスチオ(1971−)の5人のイタリア人作曲家たちが書いたオルガンのための"現代"の教会音楽と世俗音楽。
5人の作曲家たちがそれぞれの音楽言語を用いて、オルガンとイタリア文化の密接な関係を表現しています。
Da Vinci Classics
C-00298(1CD)
ドビュッシーの時代のギター作品さまざま
プジョル:ロマンス
ドビュッシー:吟遊詩人
ファリャ:ドビュッシーの墓に捧げる讃歌
ルーセル:セゴビア
サティ(ディアンス編):グノシエンヌ第1番
ミヨー
:セゴビアーナ/ファリャ:歌
モンポウ:コンポステラ組曲
フランチェスカ・デ・フィリッピス(G)

録音:2020年1月、CGLT・ディアスタジオ(アグローポリ、イタリア)
イタリア、サレルノ出身の女流ギタリスト、フランチェスカ・デ・フィリッピスが構成した「ドビュッシーの時代のギター作品さまざま」は、単純にドビュッシーと同世代の作曲家の作品を集めたものではなく、当時のパリにおいて芸術家たちの「リビングルーム」になったであろうカタルーニャのピアニスト、リカルド・ビニェスを中心とした繋がりを音楽で表現したプログラム。
リカルド・ビニェスの家を当時のフランス、パリにおける文化的な拠点と見立てて、ドビュッシーへのオマージュ、セゴビアへのオマージュなど、様々な大作曲家たちの作品を1つのストーリーとして繋いでいます。

Chandos
CHAN-20131(1CD)
ハイドン:ピアノ・ソナタ集Vol.9
ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 Hob.XVI-1/ピアノ・ソナタ第44番ヘ長調 Hob.XVI-29/ピアノ・ソナタ第41番イ長調 Hob.XVI-26/ピアノ・ソナタ第2番ハ長調 Hob.XVI-7/ピアノ・ソナタ第52番ト長調 Hob.XVI-39/ピアノ・ソナタ第53番ホ短調 Hob.XVI-34
ジャン=エフラム・バヴゼ(P/YAMAHA CFX)

録音:2020年7月8日−10日、ポットン・ホール(サフォーク)
世界屈指のフレンチ・ピアニズムの体現者として人気を博し、現在ではハイドン、ベートーヴェン、モーツァルトなど古典派作品の演奏&録音でも圧倒的な地位を確立してきたジャン=エフラム・バヴゼが取り組むハイドンのピアノ・ソナタ全曲録音プロジェクト。ハイドンの多種多様なスタイルや表現を探求し、YAMAHA CFXピアノのクリアーで鮮やかな音色、ポットン・ホールの暖かくアコースティックな響きで好評を得たこの録音プロジェクトは、これまで英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」や英BBCミュージック・マガジンの「インストゥルメンタル・チョイス」、英インターナショナル・ピアノ誌の「インターナショナル・ピアノ・チョイス」などに度々選ばれています。
シリーズ第9弾も、ハイドンの初期、中期、後期のソナタをバランスよく選び抜き、魅惑のリサイタルとして構築。ハープシコード教師としての道を歩み始めた若きハイドンが、彼の生徒のために書いたであろう第2番から、同じハ長調のソナタで、より野心的に拡張された第10番、1770年代初頭に書かれ、C.P.E.バッハや疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドラング)の影響がみられる第41番と第44番、そして約10年後に作曲され、技術的にも音楽的にも更に高度なものが要求されるようになった第52番と第53番まで、バヴゼの詩情あふれるピアニズムでハイドンのソナタを俯瞰します。

フォンテック
FOCD-9845(1CD)
税込定価
2021年2月3日発売
バッハ:6 つの無伴奏チェロ組曲vol.1
組曲第1番ハ長調(原曲:ト長調)BWV1007
組曲第2番イ短調(原曲:ニ短調)BWV1008
組曲第3番ト長調(原曲:ハ長調)BWV1009
益田正洋(G)
使用楽器:サントス・エルナンデス(1939年)

録音:2020年6月17-19日 浦安音楽ホール
2021年、デビュー30周年を迎えた天才ギタリストによる「ギターによるバッハの最高峰」 6つの「無伴奏チェロ組曲」全曲録音プロジェクト。前半3曲を収めたvol.1をリリース! 日本を代表するトップギタリストの1人として活躍を続ける益田正洋。デビュー30周年を記念し始動した、J.S. バッハによる6つの「無伴奏チェロ組曲」全曲録音プロジェクト。前半の3曲(第1番〜第3番)を収めたvol.1 をリリースします! バッハがケーテンの宮廷楽長時代(1717〜23)に完成させた「無伴奏チェロ組曲」全6曲(BWV1007 〜12)は独創性や品位の高さ、合理的構築性と豊かな情緒を併せ持ち、今に至るまで広く讃仰される作品です。 その音楽に真摯に寄り添いつつ、ギターという楽器の特性を最大限に生かすために調性の変更など大胆なアプロー チも行った益田の演奏は「ギターによるバッハの最高峰」と言っても過言ではありません。 邦人ギタリストでは同郷の山下和仁以来となる全6曲を網羅したシリーズ。天才の系譜、必聴です。(フォンテック)
フォンテック
FOCD-9843(1CD)
税込定価
2021年2月3日発売
マリンバ・スマイル 〜涙のあとに
バッハ:マタイ受難曲よりコラール44 番
サティ:ジムノペディ 第1番
N.ロサウロ:プレリュード 第1番
A.ゴメス&M.ライフ:レイン・ダンス
ケージイン・ア・ランドスケープ
カタルーニャ民謡〜P.カザルス:鳥の歌(arr.野尻小矢佳)
野尻小矢佳:スプラッシュ・ビート
サミュ:カメレオン
タレガ:ラグリマ〜涙
アイルランド民謡:サリーガーデン(arr.野尻小矢佳)
J.スペンサー:ピンク・エリサ・スプリング
チャップリン:スマイル(arr.野尻小矢佳)
野尻小矢佳:プレイ・ウィズ・ハート
野尻小矢佳(マリンバ)

録音:2020年9月10-11日 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
オリジナリティ溢れる活動を続ける打楽器奏者・野尻小矢佳。4 作目となる本作は2nd「マリンバ・クラシック ス」(FOCD9543)以来となるオール・マリンバ・アルバムです。 「祈り」「始まり」「大地」「架け橋」「人々」「感謝」とそれぞれテーマを設け、バッハから現代の作品、さ らに自作曲をちりばめた珠玉の13 曲を収録。卓越した技術と細やかで豊かな感受性を持つ野尻が奏でるマリンバ の生命力に溢れた暖かい音色は、さながら1 本の名作映画を観るような感動を呼び起こします。 聴くごとに新たな物語を紡ぎだす名盤の登場です。 (フォンテック)


Global Culture Agency
KKC-6336(1SACD)
シングルレイヤー
500セット日本限定発売
2020年最新リマスター

税込定価
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006
ソナタ第1番ト短調 BWV1001
パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
ソナタ第2番イ短調 BWV1003
パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
パルティータ第3番ホ短調 BWV1006
ドゥヴィ・エルリー(Vn)

録音:1969年
ハイ・クオリティなLP復刻で注目を浴びる韓国のレーベル「SOUND TREE」が、このたびSACDを手掛けました。内容はエルリーのバッハ無伴奏!オリジナル・ デザインで復刻した高品質LP(KKC-1187/9)が好評で、「SOUND TREE」を日本に紹介している国内レーベル「Global Culture Agency」からSACD 化を持ちかけたところ、希望が通り実現しました。1枚のシングルレイヤー盤に全6曲を収録。世界初SACD化、完全限定生産。しかも日本限定発売、500セット のみの入荷です!
幻の名盤、エルリーのバッハ無伴奏全曲。オリジナルLPは中古市場において高値のつく超レア盤。当SACDはそのフランス・アデ社(Disques Ade)のデザイ ンを踏襲したパッケージになっており、ライナーノートには英語・仏語のオリジナル解説を収録。さらに別途日本語解説を付属させ、日本ではあまり知られていない エルリーの音楽家人生についても知ることが出来るようにしました。音に関しては「SOUND TREE」がライセンス先であるユニバーサル・ミュージックから取り寄 せたオリジナルマスターに、独自の丁寧なリマスタリングを施しています。
ドゥヴィ・エルリーは1928年パリ生まれ、2012年没。若くして音楽の才能を発揮しパリ音楽院を首席で卒業後、1955年ロン=ティボー国際音楽コンクール で優勝しました。ヨーロッパ、アメリカ、日本と世界各地で演奏し、レパートリーは幅広く、現代作曲家もしばしば彼のために作品を提供しました。後進の指導にも力 を注ぎ、音楽界でおおいに活躍したフランスの名ヴァイオリニストです。このバッハの無伴奏録音はエネスコとも並び称される不朽の名盤。 (Ki)

Challenge Classics
CC 72848(1CD)
モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ ニ長調 K.448/375a
シューベルト:4手ピアノのための幻想曲 ヘ短調 D.940

[ボーナストラック]
バッハ(クルターク編):『古き年は過ぎ去りぬ』 BWV614、『いざ来たれ、異教徒の救い主よ』 BWV599
ピアノデュオ・スホルテス&ヤンセンス[レスタリ・スホルテス、グウィリム・ヤンセンス]

録音:2020年9月19・20日/ヒルフェルスム、オムループ音楽センター、スタジオ1
レスタリ・スホルテス(1984-)とグウィリム・ヤンセンス(1985-)によるデュオ・アルバム。ふたりがモーツァルトの2台ソナタを初めて演奏したのは18歳 と19歳のときで、そこから17年経ちついに録音に踏み切ることが出来たそうです。ソリストの自由さとヴィルトゥオジティ、室内楽奏者の耳とアンサンブル、そし てSOの音色のパレットとニュアンスのある繊細さを持つことを目標とするデュオの佳演。 (Ki)

Hortus
HORTUS-174(1CD)
「即興」
ジャン・バティスト・デュポン(1978-):即興的組曲
自由な形式による10の即興
2つの詩曲
ジャン・バティスト・デュポン(Org/ハリソン&ハリソン・オルガン)

録音:2019年/セント・オールバンズ大聖堂
1979年生まれのオルガニスト、ジャン・バティスト・デュポンの即興演奏による自作自演集。「即興演奏は自由を意味します。それは未知のもの予期せぬもの への出会う旅への出発点となります。即興演奏は演奏者と聴衆を結びつけ、儚い作品の共有体験をします。」と語るデュポン。彼は2009年に難関として知られる セント・オールバンズ国際コンクールのオルガン即興演奏部門で第1位を受賞しておりその実力は折り紙付きです。ここに収録した「即興的組曲」、「自由な形式に よる10の即興曲」、「2つの詩曲」はコンクールでも演奏したセント・オールバンズ大聖堂のオルガンを演奏することで生まれた奇跡の作品。コンクール優勝から 10年、ついにデュポンの即興演奏が録音の形でリリースされます!仏ディアパソン・ドール5受賞ディスク。 (Ki)
Hortus
HORTUS-555(1CD)
「映像」
ドビュッシー:映像第2集
リスト:巡礼の年第2年「イタリア」
ムソルグスキー:「展覧会の絵」
フローリアン・カロウビ(P)

録音:2017年/フランス
ソリストとしてだけでなく室内楽奏者としても成功を収めているフランスのピアニスト、フローリアン・カロウビがドビュッシーの映像第2集、リストの巡礼の 年第2年「イタリア」、そしてムソルグスキーの「展覧会の絵」を録音しました!繊細な語り口が魅力のカロウビがクリスタルな響きを追求した当アルバムでは色 彩豊かなドビュッシー、情熱的なリスト、そして最後のムソルグスキーでは透き通った音色だけでなく、力強さを持った好演を聴かせます。 (Ki)

Naive
OP-30581(1CD)
バッハ:鍵盤作品集
「イ短調」
(1)9つの小前奏曲第8番イ短調 BWV931
(2)インヴェンション第13番イ短調 BWV784
(3)シンフォニア第13番イ短調 BWV799
(4)前奏曲とフーガ イ短調 BWV865(平均律クラヴィーア曲集第1巻第20番)
(5)前奏曲とフーガ イ短調 BWV889(平均律クラヴィーア曲集第2巻第20番)
(6)幻想曲とフーガ イ短調 BWV904
「ニ短調」
(7)5つの小前奏曲第5番ニ短調 BWV940
(8)インヴェンション第4番ニ短調 BWV775
(9)シンフォニア第4番ニ短調 BWV790
(10)前奏曲とフーガ ニ短調 BWV851(平均律クラヴィーア曲集第1巻第6番)
(11)前奏曲とフーガ ニ短調 BWV875(平均律クラヴィーア曲集第2巻第6番)
(12)ソナタ ニ短調 BWV964
「ハ短調」
(13)6つの小前奏曲第2番ハ短調 BWV934
(14)インヴェンション第2番ハ短調 BWV773
(15)シンフォニア第2番ハ短調 BWV788
(16)前奏曲とフーガ ハ短調 BWV847(平均律クラヴィーア曲集第1巻第2番)
(17)前奏曲とフーガ ハ短調 BWV871(平均律クラヴィーア曲集第2巻第2番)
(18)幻想曲 ハ短調 BWV906
(19)3声のリチェルカーレ ハ短調〜『音楽の捧げもの』 BWV1079より
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb/ヨハン・ダニエル・デュルケン1745年製作モデルに基づく、コルネリユス・ボム製作による再現楽器(1984年)

録音:2019年6月14-17日/パルコ・デッラ・ムジカ(ローマ)
イタリアを代表するバロック音楽のスペシャリスト、リナルド・アレッサンドリーニによるバッハのチェンバロ演奏。最新盤では「イ短調」「ニ短調」「ハ短調」の鍵 盤作品を収録しました。2014年に録音した前作「バッハ:前奏曲とフーガ集」(OP-30564)と同様、今回も調性と楽想を考慮して組み立てており、アレッサン ドリーニが巧みに練り上げた選曲と曲順で構成されております。この3つのセクションがまるで音色を映し出す鏡のように配置された当録音をアルバムを通して聴 くことにより有機的な繋がりが生まれており、アレッサンドリーニの鬼才ぶりに驚かされます。
多彩で色彩豊かなアーティキュレーションと優雅な演奏が魅力のアレッサンドリーニのチェンバロ演奏ですが、アレッサンドリーニは「演奏にあたって常に楽譜や 文献を読み込み研究していく」と語っております。当演奏でもその真摯な姿勢があらわれており、折り目正しい格調高さとともに気品に満ちた味わいを加えた演奏 を披露。鬼才が現在思い描くバッハ像がここに結実しております。 (Ki)

APARTE
AP-248(1CD)
Cellopera
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」より 窓辺においで(マンドリン:ジュリアン・マルテイノー)
 「魔笛」より 愛の喜びは消え
 「ドン・ジョヴァンニ」より 彼女の心の安らぎこそ
ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」より ああ、幾たびか
ロッシーニ:ウィリアム・テル幻想曲
ドニゼッティ:「愛の妙薬」より 人知れぬ涙
ヴェルディ:「リゴレット」より いつかあなたに会ったときから(四重唱)
 「仮面舞踏会」より 死にましょう、でもその前に
 「ドン・カルロ」より 彼女は私を愛したことがない
プッチーニ:「トスカ」より 星は光りぬ
 「蝶々夫人」より ある晴れた日に
チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」より 青春は遠く過ぎ去り
ワーグナー:「タンホイザー」より 夕星の歌
オッフェンバック:「ホフマン物語」より ダイヤモンドの歌
 「ホフマン物語」より 舟歌による幻想曲
 「ラ・ペリコール」より ほろ酔いのアリエッタ
チャイコフスキー:「スペードの女王」より ポリーナのロマンス
オフェリー・ガイヤール(Vc)
トマシュ・ヴァブニツ(指)
モーフィング 室内O

録音:2020年6月22−25日、ウィーン
気品としなやかさを兼ね備えたフランスの女性チェロ奏者、オフェリー・ガイヤール。王道レパートリーからアイデアと演出の妙が効いた遊び心ある作品までし なやかな感性で弾きこなす人気チェリストのガイヤールの最新盤は、「Cellopera/チェロペラ」と題した、オペラの名アリアをチェロで奏でるという内容。 ガイヤールはこのアルバムの制作のきっかけをこのように話しています。「20年以上前、エクサン・プロヴァンス音楽祭で、ダニエル・ハーディング指揮の「ドン・ ジョヴァンニ」の上演でチェンバロ奏者のエマニュエル・アイムと共に通奏低音として参加した時のことです。歌手の一人がリハーサルを欠席した際に、マーラー・ チェンバー・オーケストラのソロ・チェリストが、オッターヴィオ(T)が歌うアリア「彼女の安らぎこそ」を弾いたのです。それは私にとって恵の瞬間であり、 新しい音楽の窓が開いたのです。もちろん幼い時からオペラには触れてきましたし、往年の名歌手たちの歌唱も私の心に残っています。そして私の、チェロでオ ペラを奏でたいという欲求とオペラの傑作たちに対峙するときにパウル・クレーの「芸術の本質は、見えるものをそのまま再現するのではなく、目に見えないも のを見えるようにするものです。」という言葉を思い出し、この追求と探求の旅に出ることを決心しました。皆様にきっと楽しんでいただけることでしょう。」 チェロは人間の声に近い楽器と言われていますが、ガイヤールの潤いを湛えた繊細な音色や時に力強く、時に親密に語りかける音楽は、より作品の魅力が増し、 オペラ、チェロの両者の新たな扉を開く1枚となっています。

MUSO
MU-043(1CD)
NX-B09

NYCX-10205(1CD)
国内盤仕様
税込定価
フランク:歴史的楽器によるピアノ作品集
前奏曲,コラールとフーガ ロ短調 CFF 24/FWV 21(1884)
コラール第3番イ短調 CFF 107/FWV 40 -『大オルガンのための三つのコラール』(1890)より
 ※ブランシュ・セルヴァ(1884-1942)によるピアノ独奏版(1910)
前奏曲,アリアと終曲 ホ長調 CFF 26/FWV 23(1887)
前奏曲,フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18 CFF 30b/FWV 30(1860-62)-ハロルド・バウアー(1873-1951)によるピアノ独奏版(1910)
ゆるやかな舞曲 ヘ短調 CFF 25/FWV 22(1885)
ダニエル・イゾワール(1875年製エラール・ピアノ)

録音:2019年2月18-21日ウー城劇場、ノルマンディ地方、フランス
【国内盤】日本語解説付き
凄腕ピアニストとして幼い頃から楽壇を沸かせたのち、後年はオルガンの世界で独自の作風を追求、交響詩や交響曲の作曲家となる前か らオルガン奏者としての名声もきわめて大きかったセザール・フランク。ピアノのための作品にもオルガン音楽と相通じる、バロックとロマン派の特 性を併せ持つような独特の魅力が息づいており、20世紀にも数々のヴィルトゥオーゾ・ピアニストたちがその世界に魅せられてきました。しかし その作品の真価は、フランク自身が知っていた19世紀当時のピアノの音色に立ち返ってこそ見えてくるのではないでしょうか。フォルテピアノ奏 者として近年存在感を増しつつあるフランスの名手ダニエル・イゾワールはここで、フランクがフランス国民音楽協会などで注目されるようになっ た1870年代にパリで作られた、オリジナルのエラール・ピアノを使用。オルガンの大家だった父アンドレ・イゾワールが弾くフランクの音楽にも昔 から愛着を覚えてきたという彼が、細やかな感覚とメリハリのある演奏で聴かせる「19世紀直送」の響きによるフランク作品は、エラールの透明 感ある音色とあいまって、音作りの見通しの良さも抜群に伝わってきます。作曲家像を捉え直すうえでも貴重な新録音。オリジナル・ブックレッ トにはFuga Libera創設者で音楽学者でもあるミシェル・ストッケム氏の充実した解説が掲載されています。


King International
KKC-068(1CD)
田中希代子ピアノリサイタル
(1)ベートーヴェン:エリーゼのため
(2)パデレフスキ:メヌエットOp.14の1
(3)リスト:愛の夢第3番
(4)ショパン:前奏曲Op.28の15「雨だれ」
(5)ショパン:幻想即興曲Op.66
(6)ウェーバー:舞踏への勧誘Op.65
(7)モーツァルト:トルコ行進曲
(8)メンデルスゾーン:紡ぎ歌
(9)ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
(10)シューベルト:即興曲Op.90の4
(11)シューマン:トロイメライOp.15の7
(12)ショパン:小犬のワルツOp.64の1
(13)シューベルト:楽興の時第3番
田中希代子(P)

録音:1965年5月4日イイノホール(セッション・ステレオ)
田中希代子は1950年18歳で敗戦国の焦土から単身欧州に渡りパリ音楽院に入学、5年後日本人として初めてショパン・コンクール入賞という快挙を成し 遂げ、ヨーロッパで華々しい活躍をみせながらも12年後には膠原病という不治の病で演奏生命を絶たれてしまいました。彼女の遺された数少ない音源を探し 求める人は今も後を絶ちませんが、なかでも日本クラウンが1965年5月に東京イイノホールでセッション録音した名曲集の音源は、正規にCD化されることな くまさに幻の音源となっていました。それが日本クラウンとキングインターナショナルのコラボで蘇りました。
ライヴでの鬼気迫る演奏も魅力ですが、セッション録音では田中希代子の端正で気品あふれる面をたっぷり堪能できます。さらにウェーバーの「舞踏への勧 誘」やリストの「愛の夢」、シューマンの「トロイメライ」など、他に彼女の録音を聴くことのできない作品もあるのが嬉しい限り。愛弟子の菊池洋子が心打たれる 「師の思い出」を当アルバムに寄せていて、それも注目です。 (Ki)
King International
KKC-069(2CD)
ピアノ・コスモス〜現代日本ピアノ曲集1960-69
(1)佐藤慶次郎:カリグラフィー
(2)武満徹:コロナ
(3)篠原真:タンダンス
(4)入野義朗:2台のピアノのための音楽
(5)三宅榛名:ピアノ・ソナタ第3番
(6)松下真一:スペクトラ第2番
(7)石井真木:ピアニストと打楽器奏者のためのピアノ曲
(8)福島和夫:風の輪
(9)高橋悠治:メタテーシス
(10)安達元彦:モノディア
(11)神良聰夫:叙唱と詠唱
(12)野田暉行:3つの展開Op.13
徳丸聡子(1)、
高橋アキ(2)(3)(7)(9)、
小林仁(4)(5)(8)、
本荘玲子(4)(6)(11)、
平尾はるな(10)(12)(以上ピアノ)
有賀誠門(打楽器)(7)
日本クラウンが1969年11月にリリースした「ピアノ・コスモス」。1960年代に書かれた日本のピアノ曲を集めた画期的アルバムで、武満徹、高橋悠治、 三宅榛名、石井眞木など12名の最新作を高橋アキ、本荘玲子、平尾はるならが演奏。武満徹の「コロナ」は図形楽譜のため演奏機会が非常に少なく貴重。この 曲に協力したグラフィックデザイナーの杉浦康平がアルバム・ジャケットを担当したことでも話題となりました。
いわゆる典型的な現代音楽ですが、これのみの音源作品も多く、再発売を待たれていました。加えて昨今、こうした音楽は以前より演奏、録音が少なくなって いる傾向にあり、50年を経ていながら、全く色褪せることなく、かえって鮮烈な印象を与えてくれます。 (Ki)

NEOS
NEOS-22002(1CD)
「Rimixed」
ブラームス:2 台ピアノのためのソナタ ヘ短調Op.34b
ワーグナー:トリスタンとイゾルデより前奏曲と「愛の死」(マックス・レーガー編)
ドビュッシー:3 つの夜想曲(ラヴェル編)
グラウ・シューマッハー・ピアノ・デュオ
【アンドレアス・グラウ&ゲッツ・シューマッハー(P)】

録音:2020年
ワーグナーと彼に抗いつつも少なからず影響を受けたブラームスとドビュッシー の作品を 2 台ピアノで聴く一枚。「トリスタンとイゾルデ」の「前奏曲と愛の死」を中心 に据え様式と和声の影響をピアノではっきりと聴くことが出来ます。ブラームスの2台の ピアノのためのソナタはピアノ五重奏曲としても演奏される作品。ドビュッシーの3 つ の夜想曲のラヴェル編曲版の音源は少なく、この録音は貴重。

GENUIN
GEN-21726(1CD)
「夢」〜ピアノ編曲集
ラフマニノフ(ガイガー編):夢 Op.8-5、ロマンス Op.6-1
リスト(ガイガー編):ハンガリー狂詩曲第13 番S.244
ガイガー:ウェーバーの「魔弾の射手」からの主題による変奏曲
メンデルスゾーン(ガイガー編):「歌の翼に乗って」幻想曲
シューベルト(リスト編):春の想いS.558-7,休みのない恋S.558-10,水車職人と小川S.565-2
シューベルト(ゴドフスキー編):楽興の時 Op.94-3
ビゼー(ホロヴィッツ編):「カルメン」変奏曲
サン=サーンス(ガイガー編):オンファールの糸車
リスト(ホロヴィッツ編):ハンガリー狂詩曲第2 番嬰ハ短調
ガイガー:大ホールでの踊り
ユルゲン・ガイガー(P)

録音:2020 年1 月30-31 日 ドイツ バイエルン州 ポリング
ドイツの中堅ピアニスト、ユルゲン・ガイガーの弾くトランスクリプション集。かつては名ピア ニストが有名無名の曲を自分の流儀に改編して演奏するのは当たり前に行われていた。この CD でガイガーは、自らの編曲も含め、そうしたトランスクリプションの面白さ楽しさを蘇らせて います。「編」とあってもほとんどの場合で原曲を下地に発展させた作曲です。 ユルゲン・ガイガーは1976 年、ドイツ、南バイエルンのプファッフェンヴィンケル生まれのピアニ スト。ミュンヘン音楽演劇大学で学んだ後、ピアニスト、またオルガニストとして活躍しています。

Stradivarius
STR-37179(2CD)
リヒテル/グリーグ&ドビュッシー
■CD1
(1)グリーグ:抒情小品集より
アリエッタOp.12-1
ワルツOp.12-2
夜警の歌Op.12-3
妖精の踊りOp.12-4
ハリングOp.38-4
カノンOp.38-8
蝶々Op.43-1
春に寄すOp.43-6
即興的ワルツOp.47-1
ノルウェー農民行進曲Op.54-2
スケルツォOp.54-5
鐘の音Op.54-6
秘密Op.57-4
彼女は踊るOp.57-5
郷愁Op.57-6
夢想Op.62-5
■CD2
トロルハウゲンの婚礼の日Op.65-6
山の夕べOp.68-4
小妖精Op.71-3
森の静けさOp.71-4
過ぎ去りてOp.71-6
思い出Op.71-7
夏の夕べOp.71-2(アンコール)
夜想曲Op.54-4(アンコール)
(2)ドビュッシー:前奏曲集第2巻より【霧/枯葉/ヴィーノの門/妖精たちはあでやかな舞姫/ヒースの草むら
エジプトの壷(カノープ)(アンコール)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

録音:(1)1993年10月19日アテネ、10月28日コザニ(ギリシャ)、(2)1993年1月13日
コゼンツァ(イタリア)、 全てライヴ、デジタル録音

(STR-33353の再発売)
名演奏として名高いリヒテル(1915-1997)晩年のグリーグ:抒情小品集とドビュ ッシー:前奏曲集の抜粋がリマスターされ待望の再発売になります。グリーグは 1994 年の最後の来日公演と同じプログラムです。 ※今回、初回入荷分のも2枚組1枚価格の特価にて供給させていただきます。 初回入荷分が無くなり次第通常価格に戻ります。

MERIDIAN
CDE-84658(1CDR)
シューマン:ピアノ曲集
「蝶々」Op.2
「ウィーンの謝肉祭の道化」Op.26
「謝肉祭」Op.9
ピエル・パオロ・ヴィンチェンツィ(P)

録音:2019年12月11-12日ファツィオリ・コンサート・ホール、サチーレ,イタリア
ピアノのピエル・パオロ・ヴィンチェンツィ(b.1980)はセスト・フィオレンティーノ音楽院でピエ ル・ナルシソ・マッシに師事した後、ウィーンに留学。その後 BRILLIANT Classics、MERIDIAN に多くのレコーディングを行っています。その中にはワーグナー:ピアノ曲集、ウェーバー:ピアノ・ ソナタ集(当Meridian/CDE84639,84649)など珍しい録音も含まれています。 このシューマン:ピアノ曲集はロマン派のピアノ曲を得意とするヴィンチェンツィの真骨頂であ り、イタリア人らしいカンタービレに溢れたアルバム。

MARSTON
MARS-53023-2(3CD)
ジョゼフ・レヴィン全録音集
(1)チャイコフスキー:18の小品Op.72〜トレパック
(2)ラフマニノフ:前奏曲ト短調Op.23-10
ベートーヴェン(ブゾーニ編):エコセーズ
シューマン(タウジヒ編):「密輸人」(原曲スペインの歌芝居Op.74-10「密輸人」)
(3)シュルツ=エヴラー:J.シュトラウス2世の「美しく青いドナウ」の主題に基づくアラベスク
(4)シューマン:トッカータハ長調Op.7
シューマン(リスト編):春の夜
(5)ショパン:練習曲変ホ長調Op.10-11/練習曲嬰ト短調Op.25-6
練習曲ロ短調Op.25-10/練習曲イ短調Op.25-11「木枯らし」
(6)ショパン:前奏曲変イ長調Op.28-17/前奏曲変ロ短調Op.28-16
「英雄ポロネーズ」
(7)ドビュッシー(ラヴェル編):祭り
(8)モーツァルト:2台のピアノのためのソナタニ長調K.448
(9)モーツァルト:2台のピアノのためのソナタニ長調K.448
(10)モーツァルト:3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242(2台ピアノ編曲版)
(11)ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25
(12)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番〜第2,3楽章
(13)ショパン:前奏曲変イ長調Op.28-17/練習曲嬰ト短調Op.25
(14)ショパン:練習曲イ短調Op.25-11「木枯らし」
(15)ショパン:英雄ポロネーズ
(16)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(第1楽章冒頭約101小節欠落)
(17)ショパン:前奏曲変ロ短調Op.28-16
ジョゼフ・レヴィン(P)


(1)1920年12月
(2)1921年1月ニューヨーク
(3)1928年5月1日ニュージャージー州キャムデン
(4)1935年6月7日ニューヨーク
(5)1935年6月10日ニューヨーク
(6)1936年1月6日ニューヨーク
(7)ロジーナ・レヴィン(P)、
1935年6月11日ニューヨーク
(8)ロジーナ・レヴィン(P)、
1939年5月23日・1935年6月11日ニューヨーク
(9)ロジーナ・レヴィン(P)、
1939年5月23日ニューヨーク
(10)ロジーナ・レヴィン(P)、
ジョン・バルビローリ(指)NYO、
1939年10月29日CBS放送録音
(11)ペロレ四重奏団員、1
942年12月30日WQXR放送録音
(12)ロザリオ・ブードン(指)NBC響
(13)1933年2月23日NBC放送録音-6
(14)1935年10月24日フライシュマンズ・イースト・アワー
(15)1935年11月3日ザ・マジック・キー
(16)アルバート・ストッセル(指)
ウスター・フェスティヴァルO
(17)1936年10月6日マサチューセッツ州ウスターウスター・フェスティヴァル
ロシア生まれで米国で活躍したピアニスト、ジョゼフ・レヴィンの全録音集、しかも商業録音に留まらず、放送録音をたくさん収録しています。ジョゼフ・レヴィンは1874年、ロシア西部のオリョールの生まれ。少年時代にかのアントン・ルビンシテインに大いに気に入られたという。1892年にモスクワ音楽院を修了後は欧米で広く活躍、絶大な人気を誇った。しばらくベルリンを拠点にしていたが、1919年に米国に移住、1922年には妻でピアニストのロジーナと共にジュリアード音楽院の教職に就いています。以来米国内を中心に演奏、教育に活躍。1944年に心臓発作で亡くなった。極めて優秀なピアニストでありながらジョゼフ・レヴィンの録音はとても少なく、商業録音をすべて集めても1時間半に満たない。しかしこのmarstonの3CDでは、ありがたいことに、それらを超える時間の放送録音などを集めて収録しています。ことにニューヨーク時代のジョン・バルビローリと共演したモーツァルトの協奏曲や、不備があるとはいえチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は非常に貴重だ。そして、これまで録音が少なかったことから旧世代のヴィルトゥオーソ・ピアニストと思われがちだったレヴィンが、優秀な技術で全体をしっかり見据えた明晰な演奏をする人だったこともよく分かる。彼が教育者として大成した理由が彼の音楽そのものからくみ取れるでしょう。

CPO
CPO-1555221(1CD)
NX-B02
ヴァシリー・モクラーニャッツ(1923-1984): ピアノ曲選集
メヌエット(1944)/断章集(1956)
6つの舞曲(1957)/スタディ II,III,IV(1951-52)
ピアノのための組曲『親愛なる声』(1973)
5つの前奏曲(1975)/前奏曲(1984)
詩の組曲「こだま」(1973)
ウラディーミル・グリゴリッチ(P)

録音:2017年2月21-23日ハンス・ロスバウト・スタジオ、 SWR バーデン・バーデン(ドイツ)
20世紀後半に活躍したセルビアの作曲家ヴァシリー・モクラーニャッツ。音楽家の両親のもとに生まれた彼 は、幼い頃から音楽への興味を示し、まずベオグラード音楽アカデミーでピアノを学びました。しかし作曲に 興味が移り、ピアノは断念。作曲家、教育者としての道を進むことを決意します。その後は生涯セルビアの 音楽教育に多大な貢献を果たしましたが、60歳の時に突然自ら命を絶ってしまいました。未完成の作品 が多く残されましたが、これらの作品に関する研究はあまり進んでいません。彼の作風の変遷はおよそ3つ の時代に分けることができ、1950年代は民俗的要素が強く、1960年代には抒情的な表現を追求して いましたが、1970年代以降には神秘的、瞑想的な要素が強くなり、作品の構造も複雑になっています。 このアルバムでは、各時代の特色あふれる作品を収録。知られざる作曲家の姿を追っています。

Hortus
HORTUS-194(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1
ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3
シモン・ザウイ(P/ゲバウアー(1850年頃製作))

録音:2019年/フランス
フランスの名手、シモン・ザウイがベートーヴェンのピアノ・ソナタ第1番、第3番、第13番を録音しました。当録音では1850年頃に製作されたゲバウ アーのピアノを用いて演奏しております。この楽器の特徴はウィーン風のメカニズムを持ち、ハンマーはフェルトの薄い皮で覆っております。その響きはドイ ツとウィーンのロマン派を携えており、低音域から中音域はまるでビロードのような多彩な音色をもち、高音域はクリスタルな音が魅力といえます。 (Ki)

MIRARE
MIR-514(1CD)
ショパンの「バラード&スケルツォ」
スケルツォ第1番ロ短調Op.20
バラード第1番ト短調Op.23
スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
バラード第2番ヘ長調Op.38
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
バラード第3番変イ長調Op.47
スケルツォ第4番ホ長調Op.54
バラード第4番ヘ短調Op.52
アブデル=ラーマン・エル=バシャ(P)
圧倒的存在感と確かな音楽性で世界中を唸らせる実力派ピアニスト、エル=バシャによる、ショパンのスケルツォ(4曲)とバラード(4曲)。エル=バシャのショパンは約30年前のForlaneレーベルへの録音等が存在しますが、現在の円熟したテクニックと洗練された音色で聴くショパンは格別です。真摯な情熱と高度な音楽性をもつ「4つのバラード」は、ショパン最盛期の傑作。また「4つのスケルツォ」は従来のスケルツォの形式にショパンが自由な着想を盛り込み、中間部を除いてはテンポの速い激情的な作品です。エル=バシャは、明快でしかも静穏な解釈、ショパン独特の陰影を卓越した技術と詩的な感性で見事描いています。 (Ki)
MIRARE
MIR-510(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1 ロ短調
ブーレーズ:ピアノ・ソナタ 第3番
フローラン・ボファール (P)

録音:2020年8月、ベルギー
1964年生まれのフローラン・ボファール。1988年から1999年までブーレーズが主宰する現代音楽専門のオーケストラ、アンサンブル・アンテルコンテ ンポランのピアニストとして活躍。ハルモニア・ムンディ・フランスの若手音楽家を紹介するシリーズで2000年に録音したドビュッシーとバルトーク(廃盤)を 完成度の高い演奏を聴かせてくれました。MIRAREからはシェーンベルクのピアノ作品集(MIR191)をリリースし見事な解釈を聴かせてくれました。 ここでは、ベートーヴェン、ベルク、ブーレーズという3つの異なる時代のピアノ・ソナタを収録しています。ボファール自身はこの選曲を、「ウィーンからパリへ、 2つの文化的観点からみた1世紀にわたる西洋音楽の記録である」と述べています。 ベートーヴェンが1803年にパリから入手したエラール製のピアノで作曲されたと考えられている「熱情」。この楽器の特性を活かした幅広い音域を用いた作曲 法で書かれており、それは並行して作曲していた「フィデリオ」の中でもその表現がみられます。そしてそのおよそ100年後のウィーンで書かれたベルクのピア ノ・ソナタはロ短調を主調とする20世紀作品で、新ウィーン楽派のピアノ曲を代表する作品です。そしてブーレーズの第3のソナタ。アンティフォニー、トロープ、 コンステラシオン、ストローフ、ゼクエンツの5つのフォルマンからなり、ジョン・ケージの「偶然性の音楽」とマラルメの「書物」の概念に影響された「管理され た偶然性」の手法による作品です。これらの難曲をボファールの卓越したテクニックと鋭い洞察力、そして高い知性で見事な演奏聴かせてくれます。 (Ki)

BIS
BISSA-2533(1SACD)
孤独の歌(Songs of Solitude)− ヴィオラ・ソロの音楽』
(1)細川俊夫(1955-)【横浜】:Sakura/Solitude(さくら/孤独)(2020)
(2)ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:サラバンド(「無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010」より)
(3)ヨハンナ・ドーデラー(1969-)【シュミダタル、オーストリア】:Shadows(影)(2020)
(4)ホセ・セレブリエール(1938-)【ニューヨーク】:Nostalgia(郷愁)(2020)
(5)バッハ:サラバンド(「無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007」より)
(6)ティグラン・マンスリアン(1939-)【イェレヴァン(エレバン)、アルメニア】:Ode an die Stille(沈黙に寄せる頌歌)(2020)
(7)大島ミチル(1961-)【ニューヨーク】:Silence(沈黙)(2020)
(8)バッハ:サラバンド(「無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009」より)
(9)カレヴィ・アホ(1949-)【ヘルシンキ】:Am Horizont(地平線にて)(2020)
(10)ジョン・パウエル(1963-)【ロサンジェルス】:Perfect Time for a Spring Cleaning(噴水清掃にうってつけの時)(2020)
(11)バッハ:サラバンド(「無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011」より) 
(12)クリスティーナ・スピネイ(1984-)【ナッシュヴィル、テネシー州】:Keep Moving(動きつづけろ)(2020)
(13)リーアン・サミュエル(1944-)【プルヘリ、ウェールズ】:Salve Nos(われらを救いたまえ)(2020)
(14)バッハ:サラバンド(「無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008」より) 
(15)ゲイブリエル(ガブリエル)・プロコフィエフ(1975-)【ロンドン】:Five Impressions of Self-Isolation(自己隔離で思う5つのこと)(2020)
(16)バッハ:サラバンド(「無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012」より)
(17)フェデリコ・ガルデッラ(1979-)【ミラノ】:Consolation(慰め)(2020)
ヒヨリ・トガワ(戸川ひより)(Va/アントニオ・カッシーニ1690年頃製作)

録音:2020年6月、9月、10月/アンドレーアス教会(ベルリン=ヴァンゼー、ドイツ)
『孤独の歌(Songs of Solitude)』のプロジェクトは、ひとつのウィルスのせいで世界中の人々が隔離状態に追いこまれた時、ヴィ オラ奏者ヒヨリ・トガワ(戸川ひより)の思いつきから生まれました。細川俊夫、ヨハンナ・ドーデラー、ホセ・セレブリエール、ティグラン・マンスリアン、大島 ミチル、カレヴィ・アホ、ジョン・パウエル、クリスティーナ・スピネイ、リーアン・サミュエル、ゲイブリエル・プロコフィエフ、フェデリコ・ガルデッラという世 界各コクで活躍する作曲家たちが、彼女のたっての願いを受け、さまざまな場所で「孤独の時」を過ごしながら作曲したヴィオラ・ソロの曲が、曲間にはさまれるバッ ハの「無伴奏チェロ組曲」の「ヴィオラ」による6つの〈サラバンド〉と一緒に演奏されます。
ヴィオラ奏者のヒヨリ・トガワ(Hiyoli Togawa)は、日本とオーストラリアをルーツにもち、ドイツのラインラントで育ちました。ヴァイオリンを習っていた 幼少のころ、父親が大切にしていた古いヴィオラをこっそり弾いたことが、人生を捧げるに値する「声」をもつ楽器との出会いだったと言います。ライナー・モーク、 アントワン・タメスティ、ハリオルフ・シュリヒティヒに学び、アルテミス四重奏団からは室内楽を学びました。シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭をはじめと するフェスティヴァルに定期的に出演、ハンブルク・カメラータ、ノルディック室内Oなどのアンサンブルと共演しています。2014年に開かれたヨハネス・ ブラームス国際コンクール第2位を受賞し注目を集めました。2017年 8月、フィンランドのカレヴィ・アホが彼女の演奏からインスピレーションを得て作曲した 「Solo XII - In memoriam EJR」を初演、翌年2月にハンブルク・カメラータのコンサート・シリーズ「Krypta」で再演しました。オンスロウ、メンデルスゾー ン、カリヴォダの曲を弾いた『ヴィオラのためのロマンティック・ソナタ』がデビュー・アルバムです。
ヒヨリ・トガワは、モデナのアントニオ・カッシーニが1690年ごろに製作したとされるヴィオラを弾いています。「孤独の歌」に似合った深い響きを生む楽器です。 このアルバムにつけられた44ページのブックレットには、彼女がプロジェクトについて綴った「プロローグ」と「エピローグ」、それぞれの作曲家についての覚書 (英語、ドイツ語、フランス語)が、写真や絵(トガワが描いています)と一緒に掲載されています。2020年の6月から10月にかけてベルリン=ヴァンゼーの アンドレーアス教会で行われたセッションの録音です。 (Ki)
BIS
BISSA-2349(1SACD)
フランク:オルガン曲集
3つの小品 FWV 35-37(1878)
3つのコラール FWV 38-40(1890)
ペトゥル・サカリ(Org/カヴァイエ=コル1880年製作)

録音:2020年1月/サン=クロワ大聖堂(オルレアン市、ロワレ県)
天才若手オルガニスト、ペトゥル・サカリがフランクの3つの小品と、大作3つのコラールを録音しました! 1992年フィンランド生まれのペトゥ ル・サカリは音楽家の両親のもと、幼少のころよりチェロを習っていましたが、両親とともにロードス島でのオルガン・リサイタルに聴きに行った際にオルガンに魅了さ れ、故郷のヘルシンキに戻りすぐに鍵盤楽器を習い始めました。2005年、サカリはわずか13歳でリサイタル・デビュー、その後はヨーロッパを中心に積極的に演奏活 動をしております。フィンランドのオルガンの名手、カレヴィ・キヴィニエミの助言によりフランスの作品も積極的に取り組み、20歳のときに録音したフランス人作曲家 によるオルガン作品集(BIS SA-1969)をリリースし、信じられないほどの完成度と若々しさ満ちた大迫力の演奏で高い評価を得ました。
フランクの3つのコラールは最晩年の1890年に作曲したオルガン曲で、フランクが完成させた最後の作品です。名オルガニストでもあったフランクがオルガン・ビ ルダーのカヴァイエ=コルが製作した手鍵盤3段を擁する最新鋭のオルガンから着想を得て作曲しました。豊かな響きと祈りに満ちたこの作品はフランクの傑作である ことはもちろんのこと、オルガン作品の頂点に君臨する圧倒的な存在感を示しております。サカリの圧倒的な表現力はもちろんのことBISレーベルならではの高音質録 音により空気感と立体感をお楽しみいただけます。 (Ki)

MDG
MDG-95122016
(1SACD)
オルゲルプンクト〜ブレーメン大聖堂のザウアー・オルガン
1-2.メンデルスゾーン:6つの前奏曲とフーガ第1番ホ短調Op.35-1
3.マルコ・エンリコ・ボッシ:主題と返送Op.115
4.リスト:コンソレーション
5-6.バッハ:幻想曲とフーガ BWV542
7.ジャン・アラン:幻想曲第2
8.デュリュフレ:シシリエンヌ
9.デュリュフレ:トッカータ(組曲Op.5より)
10.ジョンゲン:マイのうたOp.53-1
11.ジョンゲン:スケルツェットOp.108-1
12.ヴィエルヌ:交響曲第6番Op.59より終楽章
オルガン:ブレーメン大聖堂のヴィルヘルム・ザウアー製
ステファン・ロイトホルト(1,2,4,8,9)
フェリックス・メンデ(3)
ダーヴィト・ショルマイヤー(10-12)
リー・スッター(5-7)
1928年にブレーメンの大聖堂のオルガンが完成した時、その響きを聴いた聴衆や評論家からは大絶賛されたといいます。ドイツの名オルガン製作者ヴィ ルヘルム・ザウアーによって作られました。そしてこのオルガンは戦火を逃れ、数年前に修復され新たに甦りました。 本盤は、4人のオルガニストによって録音されており、圧倒的な音響と存在感を放つオルガンで個性光る演奏を聴かせてくれます。

Audite
AU-97774(1CD)
ヴィドール:オルガン交響曲第8番ロ短調 Op.42-4(1887年作/1929年版)
ロパルツ:大オルガンのための6つの小品より第2曲「祈り」
サン・サーンス:「糸杉と月桂樹」Op.156より「糸杉」
ジャン・バティスト・デュポン(Org/カヴァイエ=コル(1889年製作))

録音:2019年11月13-15日/サン=セルナン教会(トゥールーズ)
フランスのオルガンの名手ジャン・バティスト・デュポンがヴィドール、ロパルツ、サン=サーンスの作品を録音しました。演奏したオルガンはトゥールーズ のサン=セルナン教会に据え付けられたカヴァイエ=コル(1889年製作)の銘器です。このオルガンはもともと1843年にデュクロケが製作した楽器を改 修したものです。
フランスのオルガン・ビルダー、アリスティド・カヴァイエ=コルは1887年にこの改修を依頼され、2年後の1889年に完成しました。1932年と 1957年に改修されましたが、1996年に復元修復が施され、1889年当時の響きを取り戻しました。その後2017-18年に現代屈指のオルガン・ビル ダー、ロベール・フレールによってオーバーホールされました。当録音ではこの銘器がもつ高貴さと圧倒的な存在感を存分に味わうことができます。
ヴィドールはフランス各地のオルガニストを務めたのち、1869年にパリのサン=シュルピス教会のオルガニスト(当オルガンももちろんカヴァイエ=コル 製作の大オルガン)となり、その後65年間この地位にありました。10つのオルガン交響曲はヴィドールの代表作で、第8番は6楽章構成の大曲。カヴァイ エ=コルの楽器と響きを知り尽くしたヴィドールが描く世界は唯一無二の雄大さを誇ります。 (Ki)

Etcetra
KTC-1692(1CD)
ディルク・ブロッセ:ピアノ独奏のための21のワルツ 「ギルティ・プレジャーズ」
セリエ1「A day in the life of a waltz」
セリエ2「Always time to dance」
セリエ3「Waltz on the Road」
エリアンヌ・レイエス(P)
ディルク・ブロッセ(b.1960)は、クラシック、舞台、映画、テレビのための幅広い音楽を作曲し(エミー賞にもノミネート)、フィラデルフィア室内Oとヘント映画祭の音楽監督、ヘント王立音楽院の教授(作曲&指揮)などを務めるベルギーの指揮者&作曲家。友人であるジョン・ウィリアムズは、「スター・ウォーズ in コンサート」の世界ツアーで、ディルク・ブロッセを首席指揮者に選んでいます。
ディルク・ブロッセが2020年3月の最初のロックダウン中に作曲した21の演奏会用ワルツ集。「Guilty Pleasures(罪悪感の喜び/良くないこととわかっていながらやめられないこと)」という意味深長なタイトルが付けられており、伝統的なウィンナ・ワルツのスタイルのものはほとんどなく、驚くべきシンコペーション、ヘミオラ(ポリリズム)、ジャズのリズムなどが散りばめられ、純粋な古典派、ロマン派から、無調、ジャズ、ラテン、オリエンタル、アフリカ、中国など様々なジャンル、スタイルが用いられたエネルギッシュで情熱的な舞曲集。
演奏は、ブリュッセル王立音楽院とパリ国立高等音楽院の両方でピアノの教授を務め、ドイツのエットリンゲン第1位、キューバのセルバンテス国際ピアノ・コンクール第1位など、様々な国際コンクールで賞を受賞、2016年にはフランス芸術文化勲章(シュヴァリエ)を受勲したベルギーの天才ピアニスト、エリアンヌ・レイエス(ヘイエス)です。

DUX
DUX-1594(2CD)
バルギェルスキ:パノプティコン
ピアノ独奏のための小品集*
4手連弾のための小品集+
マリア・ムラウスカ(P)*/+、
パヴェウ・ヴァカレツィ(P)+

録音:2017年−2018年
パリで名教師ナディア・ブーランジェに作曲を師事し、その功績が認められポーランドの文化・国家遺産大臣から文化功労章を授与された同国のベテラン作曲家、ズビグネフ・バルギェルスキ(1937−)によるピアノ独奏、ピアノ4手連弾のための小品集。
第16回ショパン国際コンクールでポーランド人として唯一ファイナル進出を果たした名手、パヴェウ・ヴァカレツィの参加もポイントです。
DUX
DUX-1587(1CD)
ポーランドにおける最初のヴァイオリンのためのカプリース集
ドゥラノフスキ:ヴァイオリンのための6つのカプリース、またはエチュード Op.15
カチコフスキ:ヴァイオリンのための6つのエチュード、またはカプリース Op.13
マレク・ポランスキー(Vn)

録音:2019年5月−6月、オトレンブシ(ポーランド)
東欧ポーランドにおけるヴァイオリンのための「カプリース(奇想曲)」の起源と歴史を紐解くという、ポーランドのレーベルならではのユニークな好企画!
アウグスト・フレデリク・ドゥラノフスキ(ca.1770−1834)は、ポーランド人の母とフランス移民の父の間にワルシャワで生を受け、コンポーザー=ヴァイオリニストとして活躍し、1796年にはフランス軍に入隊し、ジャック=フランソワ・メヌー将軍の補佐官としてナポレオンのイタリア遠征に参加した経歴を持つ音楽家。
ドゥラノフスキに続いて1816年にブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から「カプリース集」を出版したヨアヒム・カチコフスキ(ca.1789−1829)は、1820年2月3日にワルシャワの国立劇場で自作の「ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.8」を弾いてデビューを果たした当時のヴィルトゥオーゾの1人。ワルシャワの音楽シーンに大きな影響を与え、ドイツでも目覚ましい活躍を展開した音楽家です。
2つのポーランドにおける最初の「カプリース集」を録音したのは、1986年クラクフ出身のヴァイオリニスト、マレク・ポランスキー。クラクフ、カトヴィツェ、マンハイム、グラーツで研鑽を積み、イタリア、コラートの第16回エウテルペ国際コンクールやセルビアの第11回ベオグラード国際音楽コンクールなどで優勝を果たし、マンハイムPOやシンフォニエッタ・クラコヴィアでコンサートマスターとして活躍した若き実力者です。
DUX
DUX-1628(1CD)
ショパン&シマノフスキ:マズルカ集
ショパン:4つのマズルカ Op.33、
 4つのマズルカ Op.41、
 3つのマズルカ Op.50
シマノフスキ:20のマズルカ Op.50より 第1番〜第12番
マリア・コレツカ=ソシュコフスカ(P)

録音:2020年、オトレンブシ(ポーランド)
ピアノの詩人ショパンが作曲した11曲の「マズルカ」と、シマノフスキが療養も兼ねてタトラ山麓ザコバネ地方に移住した1940年以降に作曲し、ポーランド国民楽派の盟主としての集大成的作品でもある「マズルカ」を組み合わせた珠玉のマズルカ集。
19世紀前半と20世紀前半のポーランドを代表する2人の作曲家による「マズルカ」を聴き比べることの出来る嬉しいプログラムです。
マリア・コレツカ=ソシュコフスカは、ポーランドのジェシュフとクラクフ、オーストリアのウィーンでピアノを学び、母国ポーランドのピアノ作品を得意とする経験豊富な女流ピアニスト。ワルシャワのフレデリク・ショパン協会の会員、ワルシャワ音楽協会の副会長としても活躍しています。
DUX
DUX-1642(1CD)
エモーショナリティ&ヴィルトゥオージティ
メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ ハ短調 Op.37-1、ソナタ ハ短調 Op.65-2
ヴォヴィエイスキ:瞑想曲
ラインベルガー:ソナタ第16番嬰ト短調 Op.175
フレイエル:幻想的協奏曲ヘ短調 Op.1
メンデルスゾーン:ソナタ変ロ長調 Op.65-4
レーガー:イギリス国歌による変奏曲とフーガ
イレネウシュ・ヴィルヴァ(Org)

録音:2018年4月、ノヴィ・ソンチ(ポーランド)
ポーランドの中南部、スロヴァキアとの国境に近いノヴィ・ソンチの聖カシミール教会に設置されているオルガンによる録音。
イレネウシュ・ヴィルヴァは、カロル・シマノフスキ音楽院で研鑽を積んだのち、トン・コープマンやロレンツォ・ギエルミ、ギ・ボヴェなどの世界的巨匠たちから教えを受けたポーランドのオルガニスト。
2013年からはワルシャワのショパン音楽大学のオルガン科教授として活躍しています。
DUX
DUX-1559(1CD)
深淵への旅〜スタンチンスキー:ピアノ作品集
ユーモレスク/マズルカ変ニ長調/マズルカ嬰ト短調/夜想曲/3つの前奏曲/ソナタ変ホ短調/リディア旋法による前奏曲/カノン/前奏曲とフーガ/カノン形式による前奏曲
ヴィトルト・ヴィルチェク(P)

録音:2020年3月10日−12日、ルスワビツェ(ポーランド)
モスクワ音楽院でタネーエフとジリャーエフに作曲を学び将来を大いに嘱望されたものの、父親の他界を機に精神を病んでしまい医者からもさじを投げられ、遂にはクリミア地方の友人を訪ねた際に謎の溺死によってこの世を去るという悲劇的な生涯を送ったアレクセイ・スタチンスキー(1888−1914)。
そのピアノ作品は、師であるタネーエフや生まれ故郷の民族音楽、ムソルグスキーからの影響の中にスクリャービンの響きが内包されているなど、その才能の豊かさを証明する秀作揃い。
学友だったメトネルも絶賛したという夭折の天才スタチンスキーのピアノ作品を弾くのは、1988年生まれのポーランドのピアニスト、ヴィトルト・ヴィルチェク。パリのフランス音楽コンクールをはじめ、数々のコンクールで優勝、入賞を果たしている実力派です。
DUX
DUX-1673(1CD)
シマノフスキ:ピアノ作品集 Vol.2
9つの前奏曲 Op.1/変奏曲変ロ短調 Op.34つの練習曲 Op.4/幻想曲ハ長調 Op.14
ヨアンナ・ドマンスカ(P)

録音:2020年2月、カトヴィツェ(ポーランド)
クラクフ音楽アカデミーでヤン・ホフマン、シマノフスキ音楽院ではアンジェイ・ヤシンスキ、そしてパリではリヴィア・レフにピアノを師事し、2011年から2017年までカロル・シマノフスキ音楽教会の会長、また「カロル・シマノフスキ・ミュージック・デイズ」国際音楽祭の芸術監督を務めるなど、現在のポーランドにおけるシマノフスキ演奏の第一人者として知られるスペシャリスト、ヨアンナ・ドマンスカ。
ドゥクス(Dux)レーベルで進行中のシマノフスキのピアノ作品集の第2巻には、ワルシャワ音楽院に進学する前後の1899年から1905年の間に作曲された若かりし日の4作品を収録。初期ロマン派的な作風を特徴とするシマノフスキの初期作品の知られざる魅力を、ドマンスカの両手が描き出します。
DUX
DUX-1701(1CD)
小路の間〜ポーランドのアコーディオン作品集
ヤナス:ソナタ・インフィニティ
ブレシャルツ:ハイポプニア
ジムカ:小路の間/ザガエフスキ:TR13
オルチャク:シャンソン/シェラー:冬
ペシャト:ジェニーの魂
ヴィエスワフ・オフヴァト(アコーディオン)

録音:2017年1月10日&10月30日、クラクフ(ポーランド)
現役のポーランド人作曲家たちによって21世紀に入ってから作曲されたアコーディオンのためのコンテンポラリー作品7曲を収録。
現在、クラクフ音楽アカデミーの木管&アコーディオン科でアシスタントを務めているヴィエスワフ・オフヴァトが、ポーランドで生まれたアコーディオンのための現代作品を演奏。オフヴァトはポーランドをはじめとする新作の初演に積極的に取り組んでおり、アコーディオンのレパートリーの拡大に力を注いでいます。
DUX
DUX-1682(1CD)
コンツキ:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.156
ピアノ・ソナタ第2番ヘ短調 Op.310
アンナ・パルキータ(P)

録音:2019年11月23日−24日&12月7日−8日、キェルツェ(ポーランド)
ポーランドのコンポーザー=ピアニストで、ヨーロッパ全域のみならず、アメリカ、インド、オーストラリア、ニュージーランド、中国、日本でもコンサートを行い、19世紀の音楽文化の発展に多大な影響を与えたポーランドの音楽家アントニ・コンツキ(1816−1899)。
世界各地での活躍や多作家として数多くの作品を残したにも関わらず、現在ではポーランドだけでなく世界的にもすっかり忘れられてしまったコンツキの作品の中から、ヘ長調とヘ短調のピアノ・ソナタ2作品のレコーディングが実現!
初期ロマン派のスタイルで書かれたコンツキの佳作を弾くのは、ポーランドの若手女流ピアニスト、アンナ・パルキータ。ロマン派作品の演奏を得意とするパルキータは、2013年に国立ショパン研究所からショパン賞を贈られるなど、将来を嘱望されているポーランドのピアニストの1人です。
DUX
DUX-1704(1CD)
ミハウ・ベルクソン:ピアノとオーケストラのための「交響的協奏曲」Op.6
マズルカ Op.1-1/マズルカ Op.4-1
英雄的な大ポロネーズ
ピアノのためのマズルカ「ポーランド!」
歌劇「モンフォートのルイーザ」Op.82への序奏
クラリネットとオーケストラのための情景とアリア(歌劇「モンフォートのルイーザ」Op.82より)
ソプラノとオーケストラのための「帰還」
ジョナサン・プロウライト(P)、
ヤクブ・ドルィガス(Cl)、
アレクサンドラ・クバス=クルク(S)、
ウカシュ・ボロヴィチ(指)ポズナンPO

全曲世界初録音
録音:2020年8月10日−12日&9月8日、ポズナン・フィルハーモニック・コンサート・ホール(ポーランド)
ポスト=ショパン世代のポーランドを代表するコンポーザー=ピアニストの1人であり、そのショパンのプロモーターとしても活躍したミハウ・ベルクソン(1820−1898)。
フランスの高名な哲学者アンリ・ベルクソン(1859−1941)の父親として歴史にその名を残しているものの、現在ではその作品や経歴はほとんど忘れ去られてしまっているベルクソンのピアノ協奏曲「交響的協奏曲」などを収録したポーランド音楽ファン要注目の作品集!
ドイツのフリードリヒ・シュナイダー、カール・フリードリヒ・ルンゲンハーゲンやヴィルヘルム・タウベルトに音楽を学び、主にイタリアやスイスで活躍。
ジュネーヴ音楽院の教授を務め、後に院長まで上り詰めるなど教育者としても確かな足跡を残したベルクソンはその後、妻の母国であるイングランド、そしてフランスを渡り歩き、1898年にロンドンでその生涯を閉じています。
ポーランド・ロマンティシズムの知られざる秀作と評するべき「交響的協奏曲」でソリストを務めるのは、ポーランドのピアノ作品の演奏と解釈において当代屈指との評価を受けているジョナサン・プロウライト。Hyperionでの録音に代表されるように、プロウライトが奏でるポーランド・ロマン派のピアノ協奏曲の演奏は超一級品として大絶賛されています。
ポーランドのオーケストラ・シーンを牽引する鬼才にして次代の巨匠候補、ウカシュ・ボロヴィチのタクトも冴え渡っています。

KAIROS
0015071KAI(1CD)
マルコ・ストロッパ(1959-):ミニアテューレ・エストローゼ 第1巻 エリック・バーチ(P)

録音:2020年2月&3月
々の現代作品で成功を収めているイタリアの作曲家、マルコ・ストロッパ(1959-)の「ミニアテューレ・エストローゼ」は、ピエール=ロラン・エマールからの委嘱で、1991年から2003年の間、約20年をかけて作曲された、現代ピアノ音楽の古典ともいえる作品です(2009年に改訂)。ここで使われているMiniatureは、中世の写本における精巧に装飾されたイニシャルのような、細部に至るまで緻密に作られたものを指すのではなく、単に短い作品を指しています。Estroseという言葉には様々な意味が込められており、想像力、創造的な直観力、ひらめき、天才、さらには贅沢さや奇抜さといった意味が含まれています。(ヴィヴァルディの有名な「調和の霊感 L'estro Armonico」でもこの言葉が用いられています。)
作曲家、研究者、教育者であるストロッパは、イタリアで音楽を学び、MITのメディア研究所で研究(コンピュータサイエンス、認知心理学、人工知能)を重ねました。1980年から1984年にかけては、パドヴァのCSC(Centro di Sonologia Computazionale)に勤務し、そこで作曲した作品「トライエットーリア」はすぐに大きな成功を収め、現在も定期的に演奏されています。1982年にはブーレーズに誘われIRCAMに参加。1999年にヘルムート・ラッヘンマンの後を継いでシュトゥットガルト音楽演劇大学の教授に就任しています。

CAvi
85-53484(1CD)
ドビュッシー:前奏曲集 第1集
ジョージ・クラム(1929-):マクロコスモス I
マーティン・クレット(P)

録音:2019年2月&5月、ハンス・ロスバウト・スタジオ(ドイツ、バーデンバーデン)
象徴主義的音楽としてのドビュッシー「前奏曲集」と、占星術を念頭に12星座を音楽化したクラムの「マクロコスモス」第1巻をカップリングし、「音の中の魔法」をテーマに、聴き手を不思議な音世界へと誘う1枚。ドビュッシーは、テキストの選択や歌劇「ペレアスとメリザンド」からもわかるように、自分自身を象徴主義に精通していると考えていました。彼の2巻の前奏曲集では、主題や詩的な説明はタイトルとしてではなく、各曲の最後に暗示的に括弧で表示されています。アメリカの作曲家ジョージ・クラムの「マクロコスモス」は、19世紀にシューマンが書いたような、種々の性格的小品を集めたもので、こちらも各曲はみな暗示的な意味を持っています。例えば第5曲「The Phantom Gondolier」は、占星術においてちょうどさそり座の期間が始まる10月24日が誕生日であるクラム自身の見事な自画像となっています。演奏はクラシックのみならず、ジャズやタンゴでも洗練された演奏を聞かせる気鋭のピアニスト、マーティン・クレットです。

Perfect Noise
PN-2002(1CD)
リスト:ピアノ作品集
巡礼の年 第2年 イタリア S161 第5曲 ペトラルカのソネット第104番、
巡礼の年 第3年 S163 第4曲 エステ荘の噴水、
巡礼の年 第2年 イタリア S161 第7曲 ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」、
ピアノ・ソナタロ短調 S.178
コルビン・バイスナー(P)

録音:2019年10月、ユーディ・メニューイン・フォーラム(スイス、ベルン)
1988年生まれ、ブダペストのフランツ・リスト音楽院卒業のピアニスト、コルビン・バイスナーのデビューCD。フランツ・リストの主要なピアノ作品の神秘性、情熱を存分に味わうことができる、卓越した演奏です。録音はスイスのメニューイン・フォーラムで行われており、アコースティックなサウンドの美しさも特筆されます。
Perfect Noise
PN-2006(1CD)
スワン・ヘネシー(1866-1929):ピアノ作品選集
女性のスケッチ Op.33、
森のはずれで Op.21、祭 Op.36、
旅の途中…(自然のエチュード) Op.40、
気まぐれなワルツ Op.41、
ピアノ ・ソナチネ Op.43、
ケルトの小品 Op.45、
パリジャンのスケッチ Op.47、
郊外 Op.69、
複数の作曲家風の音楽より(ボロディン/シャブリエ/ドビュッシーとゴダール/ラヴェル)
モーリッツ・エルンスト(P、シュタイングレーバー 602285)

録音:2020年6月、シュタイングレーバー室内楽ホール(ドイツ、バイロイト)
フランスの印象主義ピアノ音楽の愛好家にとって真の発見となること間違いなしの、スワン・ヘネシーによる美しいピアノ曲の世界初録音。スワン・ヘネシー(1866-1929)はシカゴで育ったアイルランド系の作曲家で、後にイギリスに渡った後は各地を転々としていましたが、最終的にパリに落ち着き、1903年から1929年に亡くなるまでの間をフランスで過ごしました。当初、彼の音楽はロベルト・シューマンへの偏愛に大きく影響されていましたが、1907年以降、印象主義的な作風の作品が多くなります。「Croquis parisiens」や「Etudes d’apres nature」といった作品タイトルからも分かるように、ヘネシーは描写的な「音による絵画」を得意としました。最後に抜粋で収録されている「複数の作曲家風の音楽 A la maniere de...」のようなパロディ風の作品は、当時カゼッラやラヴェルをはじめ色々な作曲家が手掛けており、ヘネシーは1926年から27年にかけて30の作品を書いています。「ボロディン風」と「シャブリエ風」の音楽ではラヴェルが書いたバージョンとの比較をお楽しみいただけます。

Da Vinci Classics
C-00257(1CD)
エンスウィート〜ピアノ4手連弾のための組曲集
フォーレ:組曲「ドリー」Op.56
ドビュッシー
:小組曲 L.65
ラフマニノフ:6つの小品 Op.11
バーバー:バレエ組曲「思い出」Op.28
メティス・ピアノ・デュオ〔アレッサンドロ・フェリーチェ&ロレッタ・プロイエッティ〕

録音:2019年6月25日、チューブ・レコーディング・スタジオ(リエーティ、イタリア)
ラモーとバッハに代表されるように、ルネサンス時代からバロック時代にかけて数えきれないほどの数が作曲されてきた「組曲」。
この19世紀から20世紀、フォーレからバーバーに至る「ピアノ4手連弾」のための組曲集は、スタイルも音楽的アプローチも全く異なる4人の作曲家のコントラストが描かれているのと同時に、2人のピアニストの音楽的対話が生み出す新鮮さと軽やかさが魅力です。
ギリシャ神話の知恵の女神メティスの名前を冠するメティス・ピアノ・デュオは2人のイタリア人女流ピアニスト、アレッサンドロ・フェリーチェとロレッタ・プロイエッティによって2014年に結成されました。
古典派から現代音楽までの幅広いレパートリーを持ち、イタリア国内を中心に活発な活動を展開している期待のピアノ・デュオです。
Da Vinci Classics
C-00239(1CD)
バッハ:ハープシコードのために編曲されたソナタ集
ソナタ第3番ト長調 BWV.1005〔第1楽章編曲:バッハ(?)、第2〜4楽章編曲:サルヴァトーレ・カルキオーロ〕
ソナタ第1番ニ短調 BWV.1001〔編曲:サルヴァトーレ・カルキオーロ〕
ソナタ第2番ニ短調 BWV.964〔編曲:バッハ(?)/BWV.1003からの編曲〕
ソナタ イ短調 BWV.965〔編曲:バッハ/ラインケンのソナタ第1番からの編曲〕
ソナタ ハ長調 BWV.966〔編曲:バッハ/ラインケンのソナタ第3番からの編曲〕
サルヴァトーレ・カルキオーロ(ハープシコード/ミヒャエル・ミートケ1710年製のレプリカ)

録音:2009年4月、カプラニカ(サン・テレンツィアーノ、イタリア)
シチリア島のカターニャ出身で、アムステルダムのスヴェーリンク音楽院で名匠ボブ・ファン・アスペレンに古楽系鍵盤楽器の奏法を師事し、現在はカターニャ音楽院のハープシコード科の教授としてイタリア古楽界の発展に尽力しているハープシコード奏者、通奏低音奏者、そして音楽学者のサルヴァトーレ・カルキオーロが、"アレンジされた"バッハのハープシコードのためのソナタの数々をレコーディング!
カルキオーロは「バッハの時代の編曲」からバッハが編曲したラインケンの2つのソナタ、大バッハ、または長男のW.F.バッハが編曲したとされる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番BWV.964(原曲はBWV.1003)を選曲。
さらにカルキオーロは「現代の編曲」として、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ3曲のハープシコードでの演奏を実現するために「ソナタ第1番BWV.1001」の全曲を、そして「ソナタ第3番BWV.1005」については第2楽章から第4楽章までを自らの手で編曲(第1楽章は大バッハ、またはW.F.バッハの編)し、「バッハ」と「トランスクリプション」という壮大なテーマに対する長年の研究の成果を自身の演奏で表現しています。
大バッハの音楽と編曲という、バッハの時代から現代まで続く非常に興味深く、同時に非常に難しいテーマに取り組んだカルキオーロの面目躍如たる充実のプログラムです。
Da Vinci Classics
C-00300(1CD)
アバウトケージVol.5〜オルガン作品全集
ジョン・ケージ:オルガン2/ASLSP
想い出
メインのハーモニーのいくつか
ピエルジョヴァンニ・ドメニギーニ(Org)

録音;2019年12月13日、ペルージャ大聖堂(イタリア)
ダ・ヴィンチ・クラシックス(Da Vinci Classics)の「アバウトケージ」シリーズの第5集にはジョン・ケージの「オルガン」のための3作品を収録。
ケージのオルガンと言えばやはり「オルガン2/ASLSP」。楽譜は約8ページのみであるものの「ASLSP/As Slow as Possible=可能な限り遅く」とタイトルにある通り、演奏時間は事実上"無限"というあまりにもスケールが大きすぎるこの作品を今回は約17分で演奏し、コンパクト(?)にまとめています。
ちなみにこの「オルガン2/ASLSP」は、ドイツ、ハルバーシュタットの聖ブキャルディ教会で2001年9月5日に演奏が始まり、なんと639年(!)をかけて2640年に終了する予定で現在も続けられています。
Da Vinci Classics
C-00315(1CD)
ディアンス:ギター作品集
サント・ティルソ/多国籍の3つの小品/パリ再訪/シラキュース/自転車乗り/カプリコーンの夢/3つのサウダージ/アルバ・ネラ/リブラ・ソナチネ/手紙ふたたび
ミケーレ・ディ・フィリッポ(G)

録音:2020年3月−5月、アッソロ・プロドゥツィオーニ・ムジカーリ(ジェンツァーノ・ディ・ローマ、イタリア)
チュニジア出身で20世紀〜21世紀初頭のフランスを代表するコンポーザー=ギタリストとして君臨したギター界の巨匠、ローラン・ディアンス(1955−2016)が遺したギター作品の数々を収録。
ディアンスの名前が先行しがちなその作品の数々に対し、演奏のミケーレ・ディ・フィリッポはあくまでもギターを絶対的な主人公として、この作品たちの内面的なビジョンにスポットライトをあてるというアプローチを選択しています。
ディ・フィリッポはイタリアの新世代のギタリスト。作曲活動も活発で「アーロン・コープランドへのトリビュート」などの佳作を続々と発表しています。
Da Vinci Classics
C-00322(1CD)
レバイ:ギター作品集
ソナタ ニ長調/ソナタ イ長調
一楽章のソナタ/10の小品
ベートーヴェンに基づく変奏曲
ヘンデルのサラバンドに基づく変奏曲
レオポルド・サラチーノ(G)

録音:2019年7月25日−26日、マジスター・レコーディング・エリア(プレガンツィオール、イタリア)
その死後から約半世紀の間、その芸術の魅力は歴史の陰に隠れた存在だったオーストリアの音楽家、フェルディナンド・レバイ(1880−1953)は、ハイリゲンクロイツ修道院の聖歌隊員として音楽に接し、1901年に入学したウィーン音楽院ではヨーゼフ・ホフマン、そしてロベルト・フックスに師事。
1904年に完成させたオーケストラのための作品「魔王」がフックスに大絶賛され順風満帆なキャリアを築きながらも、ヒトラーによるオーストリア併合によって名誉を失い、さらには職を追われ貧困の中、この世を去るという悲劇的な最期を遂げた人物でもあります。
Da Vinci Classics
C-00319(1CD)
インプレッションズ〜トレサン:ギター作品集
ソナチナ/詩的な練習曲第6番「ニンナ・ナンナ」/4つの演奏会用練習曲/夜想曲/印象/幻想曲/レオへのカンツォーネ
レオナルド・デ・マルキ(G)

録音:2018年5月−2020年7月、トレヴィソ(イタリア)
1998年にトレヴィーゾで開催された「ラ・ノストラ・カンツォーネ」作曲コンクールで第1位を受賞し、翌年の1999年にヴァレンナで開催された国際ギター作曲コンクールでは自身の「ソナチネ」が同じく第1位に輝くなど、堂々たる経歴を持つイタリアのコンポーザー=ギタリスト、リヴィオ・トレサン(1956−)。
2014年に作曲された「印象」からはドビュッシー的な響きを感じることが出来るなど、非常に幅広い作風を持ち味とする作曲家です。
Da Vinci Classics
C-00318
(2CD+DVD/PAL)
非対称的な思想〜ギターとエレクトロニクスのためのイタリア音楽集
ミラン:ファンタジア第16番/コルギ:和声と音階
ヴェルリンジェリ:共鳴と連打
ガヴァッツァ:12弦とメッツォ
サンニカンドロ:御顔の光を
コンフォルティ:ネイラル
ジョルジ:非対称的な思想
フィッコ:アーバヤ・ダルン
シャラッファ:フィオレカッラ
アンドレオーリ:EA
ベルターニ:茶色
リ・カルツィ:不安定な平衡主義者
コミーノ:プレッシャー
トリヴェッラート:ノットゥルノ
ソラッツィ:憂いの壁
ジャッキーノ:死ぬほど
バロンティーニ:前奏曲
ズッコ:適切な影の中で
ベネデッティ:プロムナード
ダヴィデ・フィッコ(G)
現代のイタリアを代表するギタリストの1人であるダヴィデ・フィッコ(1962−)が、まさに「非対称的」な存在であるアコースティックなクラシック・ギターと電子音との共存、融合に取り組んだ壮大なプロジェクト。
16世紀のルイス・デ・ミランの「ファンタジア第16番」で幕を明け、フィッコ自身を含む計18人の現代作曲家たちが生み出した新しいスタイルのギター作品の数々を4本のギターを駆使して弾き分けています。
※DVDにはCD1、CD2と同様の19曲が収録されています。当DVDはPAL方式のため、PAL方式対応のプレーヤーやパソコンのみで再生可能です。予めご了承下さい。
Da Vinci Classics
C-00326(1CD)
オルガン4手連弾のための18&19世紀のソナタと幻想曲
マーシュ:前奏曲とフーガ ハ長調
ヨハン・クリスティアン・バッハ:ソナタ ヘ長調 Op.18-6
モーツァルト:ソナタ ニ長調 K.381
ベールヴァルド:田舎の披露宴
ハッセ:幻想曲 Op.35
ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」序曲
ロドルフォ・ベッラッティ&ルカ・フェラーリ(オルガン4手連弾)

録音:フラッシノーロ(イタリア)
18世紀から19世紀にかけてブルジョワ階級の台頭により貴族階級の特権でもあったサロンコンサートなどのプライヴェート・コンサートが徐々に身近なものになる中、発展を見せた「鍵盤楽器の4手連弾」。
その1つでもある「オルガンの4手連弾」のバラエティに富んだプログラムを披露するのは、互いにジェノアで活躍するオルガニスト、ロドルフォ・ベッラッティとルカ・フェラーリ。
アッスンタ・エ・サン・クラウディオ教会のジョズエ・アガティが1821年に製作し、その後、1901年、1981年に修復が施されてきたオルガンによる演奏です。
Da Vinci Classics
C-00328(1CD)
運命愛〜20世紀イタリアのギター作品集
カステルヌオーヴォ=テデスコ:24のゴヤのカプリチョ Op.195より 第1番、第12番、第24番
ゲディーニ:演奏会用練習曲
ベッティネッリ:5つの前奏曲
ペトラッシ
ヌンク
ジラルディーノ:地上は暗闇となり
カステルヌオーヴォ=テデスコ:忘備録 Op.210より カンパーネ・ア・ヴァレ、アヴェ・マリア
アンドレア・フェッラリオ(G)

録音:2019年4月−9月、パッシラーノ(イタリア)
フリードリヒ・ニーチェによって提唱された哲学用語である「運命愛(アモール・ファティ)」をアルバムタイトルに冠する近代イタリアのギター作品集。
カステルヌオーヴォ=テデスコやペトラッシ、ゲディーニなど20世紀のイタリア人作曲家の作品でプログラムを組んだギタリスト、アンドレア・フェッラリオは今作がデビュー・アルバム。
サラエボで行われたIMKA室内楽コンクールやロスピリオージ国際コンクールでの第1位獲得経験を持ち、将来を嘱望されているギタリストです。
Da Vinci Classics
C-00335(1CD)
ハイドン:エステルハージ侯のための6つのソナタ Op.13
ソナタ第21番ハ長調Hob.XVI-21/ソナタ第22番ホ長調Hob.XVI-22/ソナタ第23番ヘ長調Hob.XVI-23/ソナタ第24番ニ長調Hob.XVI-24/ソナタ第25番変ホ長調Hob.XVI-25/ソナタ第26番イ長調Hob.XVI-26
アンドレア・カルカノ(P/スタインウェイ)

録音:2020年7月3日−4日、グリファ・エ・フィグリ・スタジオ(イタリア)
作曲家自身の綿密な日記的な存在でもあるハイドンのピアノ・ソナタの数々の中から、自らのパトロンでもあったエステルハージ候に献呈された「ソナタ集 Op.13」を選曲。
この「Op.13」を選んだピアニスト、アンドレア・カルカノは名匠ブルーノ・カニーノの高弟の1人。その活動範囲は幅広く、イタリアはもちろんのことアメリカの各都市、ドバイ、ルガーノ、サンクトペテルブルクやエルジェム(チュニジア)などでコンサートを行っています。
またソリストとしての活動の傍ら、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でピアノ科の講師を務めており、カニーノからの教えを広めるべく指導を行っています。
Da Vinci Classics
C-00334(1CD)
コスト:ギター作品全集 Vol.1
25の練習曲 Op.38/「メトード・コスト=ソル」より ルソン、前奏曲とアレグレット、レヴリ・ノクターン、前奏曲
カルロ・フィエレンス(7弦ギター/ルネ・ラコート1855年製)

録音:2020年6月、ヴィラ・パラザーニ(プロヴァーリオ・ディゼーオ、イタリア)
ギターのレパートリーとテクニックの両面において決定的な足跡を遺したフランスのギターの巨匠、ナポレオン・コスト(1805−1883)の作品の全てを網羅するシリーズの第1巻。
「エチュード」をテーマとした第1巻でソリストを務めているのは、名匠リカルド・イズナオラから絶賛を受けたイタリアのギタリスト、カルロ・フィエレンス。ナポレオン・コストの代名詞でもある7弦ギターを手に、そのエチュードの醍醐味を奏でます。

Eudora
EUDSACD-2003
(1SACD)
UHU(トゥフ)
ローラン・ディアンス:ヴィラ=ロボス賛歌より第4曲 「トゥフ」
ピシンギーニャ:カリニョーゾ
ヴィラ=ロボス:ショーロ第1番
ギンガ(マルクス・タルデーリ編):コンスタンス
ヴィラ=ロボス:ブラジル民謡組曲より第1番 「マズルカ=ショーロ」
ヴィラ=ロボス(マルセーロ・ゴンサルヴェス/ガエル・ソラル編):トリストローザ
ディアンス:3つのサウダージより第3番
ヴィラ=ロボス:前奏曲第2番
エルネスト・ナザレー(ガエル・ソラル編):ブレジェイロ
ヴィラ=ロボス(イサイアス・サヴィオ編):モジーニャ
アントニオ・カルロス・ジョビン:ショーラ・コラソン
ヴィラ=ロボス:ブラジル民謡組曲より第2番 「スコットランド風ショーロ」
エグベルト・ジスモンチ(ガエル・ソラル編):水とワイン
:前奏曲第3番
アニバル・アウグスト・サルディーニャ&ガロト(ガエル・ソラル編):ラメントス・ド・モーホ
ガエル・ソラル(G)

録音:2019年9月10日ー12日、オーディトリオ・サンフランシスコ(スペイン、アビラ)
世界でも有数のクラシック・ギター・コンクールであるシティ・オブ・アレッサンドリア・コンクールで、フランス人女性音楽家として初めて優勝したギターの名手ガエル・ソラルが、ヴィラ=ロボスをベースに創り上げた珠玉のギター・アルバム。2009年、ヴィラ=ロボス没後50年を記念して開催されたラジオ・フランスのフェスティバルにおける、素晴らしいブラジル人ミュージシャンとの出会いをきっかけに、ソラルはブラジルへ旅し、リオデジャネイロで人生を変えるような音楽体験をしました。リオからは楽譜や録音物、インスピレーションの詰まった荷物を持ち帰り、最終的に完成したのが、ヴィラ=ロボスの少年時代の愛称をタイトルとした本アルバム『トゥフ Tuhu』でした。ここには彼女が数年をかけて研究を重ね、自身で編曲したギター曲が収録されており、ブラジルの偉大な作曲家の作品と、ピシンギーニャ、ナザレー、ジョビン、ディアンスらの繊細で陽気な作品が交互に演奏され、ブラジルの民族音楽とクラシック音楽の融合を楽しむことができます。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。
Eudora
EUDSACD-2002
(1SACD)
ショパン&リスト:ロ短調ソナタ集
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58、
 夜想曲第17番Op.62-1、
 夜想曲第18番 Op.62-2
リスト:凶星! S.208、
 ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
ジュゼップ・コロン(P)

録音:2018年3月27日ー30日、オーディトリオ・デ・サラゴサ モーツァルト・ホール(スペイン、サラゴサ)
ドラ・レコーズ4枚目のアルバムはショパンとリストのロ短調ソナタ!ピアノ・レパートリーのピークとも言える2つの名作にショパンの夜想曲とリスト晩年の「凶星! Unstern!」を加え、円熟の演奏で濃密な時間を作り出しています。ユードラ・レコーズの鮮やかな録音も相俟って、コロンの明瞭な音楽表現が際立つ名盤に仕上がりました。

FONE
SACD-2045(1SACD)

RSACD-2045(1SACD)
国内盤仕様
税込定価
ストラディヴァリ 「イル・クレモネーゼ」 〜 フリッツ・クライスラーへのオマージュ
クライスラー:中国の太鼓、カヴァティーナ、美しきロスマリン
ドヴォルザーク:我が母の教えたまいし歌 Op.55-4(ジプシーの歌より)
ブラームス(クライスラー編):ハンガリー舞曲
リムスキー=コルサコフ:太陽への讃歌(歌劇 「金鶏」より)
アルベニス(クライスラー編):マラゲーニャ Op.165-3
クライスラー:愛の悲しみ
アルベニス(クライスラー編):タンゴ Op.165-2
シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナード
チャイコフスキー(クライスラー編):アンダンテ・カンタービレ Op.11
クライスラー:ウィーン奇想曲 Op.2
ドヴォルザーク(クライスラー編):インディアンの嘆歌 ト短調
ポルディーニ(クライスラー編):踊る人形
メンデルスゾーン(クライスラー編):5月のそよ風 Op.62-1(無言歌第5巻より)
アイルランド民謡(クライスラー編):ロンドンデリーの歌
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
ラウラ・マンツィーニ(P)

録音:1993年11月6日−8日、カヴァルカボ宮殿(クレモナ、イタリア)
国内盤:解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き
イタリア・ヴァイオリン界の巨匠、サルヴァトーレ・アッカルドがストラディヴァリ1715年製の銘器 "イル・クレモネーゼ"を使い、クライスラーの華麗なレパートリーを演奏したアルバム。しばらく廃盤・入手困難となっていた名盤が再生産され、日本語解説付きの国内仕様盤は新規リリースとなります!
このアルバムでフィーチャーされているストラディヴァリウスは、アントニオ・ストラディヴァリの黄金期に作られた中でももっとも有名なものの1つ。ヨーゼフ・ヨアヒムのコレクションにあった数本のストラディヴァリウスの中の1本で、以前には「ヨーゼフ・ヨアヒム」などの名前が付けられていましたが(他にも「ヨアヒム」と呼ばれるストラディヴァリウスは数本あり)、その後甥のハロルド、ロベルト・ブラント、ヒル・コレクションなどに譲渡・売買された後、1961年にクレモナ観光局が購入。約250年後に生まれ故郷のクレモナに戻り、「Il Cremonese」と名付けられ、クレモナの町のシンボルの1つとなっている銘器です。

Indesens
INDE-057(1CD)
アローン〜無伴奏フルートのための作品集
バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV.1013
オネゲル:牝山羊の踊り
ドビュッシー:シランクス
ボザ:映像Op.38
プーランク:廃墟をあやす笛吹きの像
イベール:無伴奏フルートのための小品
フェルー:無伴奏フルートのための3つの小品
ブールダン:傷ついた牧羊神
ヒンデミット:無伴奏フルートのための八つの小品
カルク=エラート:ソナタ・アパッショナータ Op.140
C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調
ヴァンサン・リュカ(Fl)

録音:2009年7月&2013年7月、サン=マルセル寺院(パリ、フランス)
14歳という若さでパリ音楽院に入学し、トゥールーズ・キャピトル管からベルリン・フィルへと移籍を果たし、現在は母国の名門パリOの首席奏者として活躍するフランス屈指のフルーティスト、ヴァンサン・リュカが、その経歴、評価に違わぬ実力の高さを披露してくれる「無伴奏プログラム」。
大バッハやC.P.E.バッハから、ドビュッシーやプーランクを経て、ヒンデミットやボザなどの20世紀への傑作へと繋がるプログラムは、フルートのための「無伴奏作品」の変遷を教えてくれています。

Glossa
GCD-924205(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲) ライラ・シャイエーク(バロックVn)

録音:2019年9月9日−11日、2020年1月21日−23日、TPR音楽ルーム(ラ・ショー=ド=フォン、スイス)
※使用楽器:アンドレア・グァルネリ1675年製
スイスの古楽総本山「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」でキアラ・バンキーニに学び、2010年からは自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務めながら、キアラ・バンキーニのアンサンブル415やラ・リゾナンサ、コンチェルト・ケルンなどのメンバーとして様々なコンサートやレコーディングで存在感を示してきた古楽新世代のヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。これまで、ルクレールやブラームス、ヴィヴァルディなどの才気煥発なアルバムを送り出してきたシャイエークのGlossa録音第8弾。プロフェッショナルからアマチュアまで、あらゆるヴァイオリニストにとっての永遠の課題であり聖典となる記念碑的な作品、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(BWV.1001-1006)をついに録音。
2015年にはイェルク・ハルベックとの共演で"伴奏付き"のバッハのヴァイオリン・ソナタ集(BWV.1014-1019)を録音し、英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」、仏ディアパソン誌の「ディアパソン・ドール年間最優秀賞(古楽部門)」に選ばれるなど、既にバッハ演奏の誉れ高き実績を誇ります。スペインの古楽専門レーベルGLOSSA(グロッサ)としても(意外にも?)初となる、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータの録音。満を持してリリースされるライラ・シェイエークの雄姿にご期待ください!

Hyperion
CDA68286(1CD)
リゲティ:18の練習曲
第1巻〔無秩序、開放弦、妨げられた打鍵、ファンファーレ、虹、ワルシャワの秋〕/第2巻〔悲しい鳩、金属、眩暈、魔法使いの弟子、不安定なままに、組み合わせ模様、悪魔の階段、無限の円柱〕/第3巻〔白の上の白、イリーナのために、息切れ、カノン〕
ダニー・ドライヴァー(P)

録音:2019年10月28日−30日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
ピアノ王国ハイペリオン」が誇るピアニストの一人に名を連ね、ヨーク・ボーウェンやエリック・チザム、ベンジャミン・デイルなどの20世紀の知られざるレパートリーの録音で話題を呼んできたイギリスの名手、ダニー・ドライヴァー。近年はクロエ・ハンスリップとの共演によるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集でも人気を博していたドライヴァーの久しぶりとなるソロ・レコーディングは、20世紀後半の重要なピアノ・エチュードとなる、ジェルジュ・リゲティの「18の練習曲」。
現代のピアノとピアニストの限界を探求し、超人的な技術が演奏者に要求されるリゲティのエチュードに、ダニー・ドライヴァーが大胆不敵に立ち向かいます。
Hyperion
CDA-68329(1CD)

PCDA-68329(1CD)
国内盤仕様
税込定価
フレンチ・デュエット集
フォーレ:組曲 「ドリー」 Op.56
プーランク:4手のためのソナタ FP8
ドビュッシー:6つの古代の墓碑銘 L139
 小組曲 L71
ストラヴィンスキー
:3つのやさしい小品
ラヴェル:マ・メール・ロワ
スティーヴン・オズボーン(P)、
ポール・ルイス(P)

録音:2020年3月22日−23日、サフロン・ホール(サフロン・ウォルデン、エセックス、イギリス)
国内盤:解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き
スティーヴン・オズボーンとポール・ルイス。ともにソリストとしても国際的な活動し、イギリス・ピアノ界を担う名手として活躍を拡げる2人のピアニストによる豪華ピアノ・デュオの新録音が再びHyperionから登場!
前作「シューベルト:ピアノ・デュエット集」(CDA67665)は、その卓越したミュージシャンシップと高い完成度が絶賛され、英グラモフォン誌「エディターズ・チョイス」&グラモフォン賞ノミネート、英デイリー・テレグラフ紙「クラシカル・CD・オヴ・ザ・ウィーク」、英サンデー・タイムズ紙「CD・オヴ・ザ・ウィーク」、英インターナショナル・レコード・レビュー誌「アウトスタンディング・アウォード」などに選出されました。そのシューベルト・アルバムの録音から早10年、まさに待望となるオズボーン&ルイス・デュオ第2弾は、フォーレ、プーランク、ラヴェル、ドビュッシーなどフランス音楽の大家たちによるピアノ・デュオのための名曲たち。主に子ども向けに書かれたシンプルで魅惑的な作品から、奥に隠された音楽の深みをその長年のパートナーシップと成熟したピアニズムで探り当てます。

APR
APRCD-6034(2CD)
セルジオ・フィオレンティーノ〜ライヴ・イン・ジャーマニー1993
(1)バッハ(ブゾーニ、フィオレンティーノ編):前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532(
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
(3)ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
(4)スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ短調 Op.30
(5)シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17
(6)グノー(リスト編):グノーの「ファウスト」からのワルツ S.407
(7)J・シュトラウス(タウジヒ編):ワルツ「人はただ一度生きる」
(8)J・シュトラウス(ゴドフスキー編):喜歌劇「こうもり」による交響的変容
(9)ショパン:ワルツ第1番変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」
(10)チャイコフスキー(フィオレンティーノ編):ワルツ変イ長調 Op.40-8
(11)ショパン:ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2
(12)ブラームス(フィオレンティーノ編):ワルツ集「愛の歌」Op.52-1, Op.52-6
セルジオ・フィオレンティーノ(P)

録音(ライヴ):(1)1993年1月14日、ミュンスター
(2)1993年12月13日、ドルトムント
(3)1993年12月11日、ヴァールシュタイン
(4)1993年12月13日、ドルトムント
(5)(6)1993年12月12日、、パーダーボルン
(7)(8)1993年12月10日、ミュンスター
(9)-(12)1993年12月13日、ドルトムント

※リマスタリング:ブライアン・クランプ
※APRCD-7036(初出1995年/廃盤)からの新装移行再発売
半世紀に渡るキャリアを持ちながらも、コンサートピアニストとしての活動は限定的だったこともあり、知る人ぞ知る存在だった孤高の名匠セルジオ・フィオレンティーノ(1927−1998)。
故郷のナポリでピアノを学んだ後、1953年にカーネギーホールデビューを飾り、これから華々しいキャリアを築いていくと思われた矢先、翌年の1954年に遭遇した飛行機事故の影響により演奏家として活動を縮小し、舞台から姿を消して教師へと転身。
50年代に一時的に演奏活動に復帰するも再び第一線から退いていたフィオレンティーノが、本格的にステージへと戻ってきたのがこの「ライヴ・イン・ジャーマニー1993」に収録されているドイツでのコンサートでした。
ミケランジェリからも激賞されたという逸話が残るフィオレンティーノが1993年にドイツで遺したこのライヴ録音は、数多くの評論家、批評家たちを驚かせた重要な記録です。
APR
APRCD-6033(2CD)
フレンチ・ピアノ・スクール〜エンマ・ボワネ 〜 78回転ソロ録音全集&フォーレLP録音集 1933−1952
●CD1
◆パテ録音(パリ)
(1)シューベルト:即興曲変ト長調 D.899-3,Op.90-3
(2)ウェーバー:ロンド・ブリランテ Op.62
(3)フォーレ:夜想曲第4番変ホ長調 Op.36
(4)フォーレ:即興曲第2番ヘ短調 Op.31
(5)ファリャ:「4つのスペイン風小品」より 第4曲「アンダルーサ」
◆ビクター録音(ニューヨーク)
(6)バッハ(ルイジ・ペッラキオ編):コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」BWV.711
(7)・ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI:48より ロンド
(8)・シャブリエ:「絵画的な10の小品」より 第6曲「牧歌」
(9)シャブリエ:気まぐれなブーレ
(10)フォーレ:舟歌第5番嬰ヘ短調 Op.66
(11)ドビュッシー:前奏曲集第1巻より 音と香りは夕暮れの大気に漂う
(12)ピエルネ:ワルツ形式の夜想曲 Op.40-2
(13)イシドール・フィリップ:夜想曲 Op.9
イシドール・フィリップ:パステル集 Op.24より 第3番「鬼火」
(14)セヴラック:ひなたで水浴びする女たち
(15)イベール:「物語」 より 第9番「水売り女」
イベール:「物語」 より 第2番「小さな白いろば」
◆ポリドール・フランス録音(パリ)
イシドール・フィリップ編:4つの古いアリアと舞曲
(16)ヴィンチ:ラルゴ
ルティーニ:メヌエット・ヴィヴァーチェ
パスクィーニ:アリア
カストルッチ:シシリエンヌとガヴォット

●CD2
ヴォックス(VOX)録音
(1)フォーレ:舟歌第1番イ短調 Op.26、舟歌第2番ト長調 Op.41、舟歌第3番変ト長調 Op.42、舟歌第4番変イ長調 Op.44、舟歌第5番嬰ヘ短調 Op.66、舟歌第6番変ホ長調 Op.70
(2)フォーレ:3つの無言歌 Op.17
(3)フォーレ:即興嬰ハ短調 Op.84-5
(4)フォーレ(アルベルト・ペルリー編):月の光 Op.40-2
(5)フォーレ:夜想曲第1番変ホ短調 Op.33-1、夜想曲第2番ロ長調 Op.33-2、夜想曲第3番変イ長調 Op.33-3、夜想曲第4番変ホ長調 Op.36、夜想曲第6番変ニ長調 Op.63、夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.74
エンマ・ボワネ(P)


●CD1
録音:(1)(2)1934年1月22日
(3)-(5)1933年11月13日
(6)(7)1934年10月26日
(8)1938年1月19日
(9)1938年1月31日
(10)1938年1月19日
(11)1938年1月26日
(12)1938年1月19日
(13)1934年10月26日
(14)1938年1月31日
(15)1934年10月26日
(16)1939年

●CD2
録音:(1)-(4)1950年6月12日、パリ
(5)1952年4月23日、ニューヨーク
※リマスタリング:マーク・オーバート=ソーン
約150年間に渡りパリ音楽院での教えを中心として独特のピアニズムの育んできたフランス。その全盛期となる20世紀の最初の50年間に録音された貴重な録音の数々を掘り下げている「APR」の「フレンチ・ピアノ・スクール」シリーズから、イシドール・フィリップの高弟であり名女流、エンマ・ボワネ(1891−1974)が復刻!
当時のフランス・ピアノ界の大御所的存在であるイシドール・フィリップにパリ音楽院で師事し、1920年代から30年代にかけてパリの音楽シーンで活躍。当時、アメリカで最も活躍したフランス人ピアニストの1人であるエンマ・ボワネは、1934年に師であるイシドール・フィリップと共に渡米し、ニューヨークのビクターに「フランスのピアノ音楽」と題した78回転SPレコードの5枚組アルバムを含む幾つかのディスクを製作しています。
1950年代はキャリアの低迷期にあったエンマ・ボワネですが、その時期に収録され今回のAPR盤にも含まれている「フォーレ」の演奏の数々は現在ではコレクターズ・アイテムとなっており、名エンジニア、マーク・オーバート=ソーンのリマスタリングによる復刻は大いに歓迎されることでしょう!

SOMM
SOMMCD-0613(1CD)
NX-B04
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 第3集
ピアノ・ソナタ 第10番ハ長調 K.330
ジーグト長調「ライプツィヒ・ジーグ」K.574
ピアノ・ソナタ第18番ニ長調 K.576
アダージョ ロ短調 K.540
ピアノ・ソナタ第11番イ長調「トルコ行進曲付き」K.331
ピーター・ドノホー(P)

録音:2018年7月9-12日
イギリスの中堅ピアニスト、ピーター・ドノホーが弾くモーツァルトのソナタ集。第3集となるこのアルバムでは人気の高 い第11番「トルコ行進曲付き」と、第10番ハ長調、最後のソナタである第18番ニ長調の3曲を収録。同時収録 は1788年に書かれた「アダージョ ロ短調」と、あまり耳にすることのない小品「ジーグ ト長調」。ドノホーは各曲の 持つ雰囲気を弾き分け、明から暗までさまざまなモーツァルトの表情を描きだしています。中でも軽やかな「ジーグ」 と悲痛な「アダージョ」での対照的な雰囲気が聴きどころ。

ONDINE
ODE-1382(1CD)
NX-B04
ヤナーチェク:ピアノ作品集
霧の中で*
草陰の小径にて 第1集
草陰の小径にて 第2集
ラルス・フォークト(P)

録音:2016年5月3日*、2019年11月25-27日
1970年、ドイツ生まれのピアニスト、ラルス・フォークト。古典派、ロマン派、20世紀作品の実演や録音ですでに一定の評価を確立し、現在はパ リ室内管の音楽監督を務める実力派です。最近はロイヤル・ノーザン・シンフォニアを弾き振りし、ベートーヴェンとブラームスの全ピアノ協奏曲をリ リース、指揮者としても卓越した才能を披露しています。そんなフォークトの新作は、深い憂鬱の中に情熱を秘めたヤナーチェクのピアノ曲集。「予 感」と「死」の2楽章で構成されたヤナーチェク唯一のピアノ・ソナタをはじめ、内省的な表情に終始する『霧の中で』、夭逝した娘オルガの追悼音 楽でもある『草陰の小径にて』。これらヤナーチェクの代表作でもある3作品を、フォークトは作曲家の揺れ動く内面を窺いながら、美しく表情豊か に演奏しています。

Grand Piano
GP-857(1CD)
NX-B03
アルヴィン・ルシエ(1931-):ピアノと正弦波オシレーターのための音楽 ニコラス・ホルヴァート(P…Steinway & Sons, Model D, No. 248200)

録音:2020年4月11,12日
世界初録音
アメリカにおける伝説的な実験音楽作曲家アルヴィン・ルシエ。来日経験もある彼の作品は、常に「新しい芸 術」として高く評価されています。 このアルバムは、ルシエ自身がピアニスト、ホルヴァートに「ピアノのための型破りな曲を演奏しませんか?」と持 ち掛けたことから生まれた作品「MUSIC FOR PIANO WITH SLOW SWEEP PURE WAVE OSCILLATORS XL」を収録した1枚で、Slow Sweep Pure Wave Oscillatorsとは「正弦波」を出力 する発信器(オシレーター)のこと。ルシエはこれまでもこの機器を用いた作品をいくつか発表しています。ここで は2台のオシレーターを使用し、ピアノの打鍵から生まれた響きに独特な「うなり」(beat)効果を加えることで、 謎めいた音響が次々と生み出されました。 音色の探求は64分間に及ぶ長丁場ですが、ホルヴァートは楽しみながらこの作品を創り上げています。
Grand Piano
GP-859(1CD)
NX-B03
ティグラン・チュハジャン(1837-1898):ピアノ作品集
即興曲 変ロ短調 「CASCADE DE COUZ カスケード・ド・クーズ」 (1887)
性格的な舞曲 イ短調 「オリエンタル」 (1891)
幻想的大ワルツ イ短調 「ILLUSIONS 幻影」 (1888)
タランテッラ 変ロ短調 (1887)
カプリース ホ短調「LA LYRE ORIENTALE 東洋のリラ」 (1894)
サロン風マズルカ「MIGNON ミニョン」 (1887)
もうひとつのガヴォット 変ホ長調 (1883)
ポルカ ヘ長調「LA GAITE 幸せ」 (1892)
プロティ・ポルカ ト長調 (1892)
葬送行進曲 ニ短調 (1884)
東洋風幻想曲第1番イ短調
「SUR DES MOTIFS TURCS トルコ風のモティーフで」 (1895)
東洋風幻想曲第2番イ短調「SUR DES MOTIFS TURCS トルコ風のモティーフで」 (1895)
ミカエル・アイラペティアン(P…Steinway and Sons, Model D. 274)
録音:2019年4月30日

モスクワ、チャイコフスキー音楽院大ホール(ロシア)
世界初録音
ティグラン・チュハジャンはアルメニア音楽の歴史において非常に重要な人物の一人。 アルメニアにおいて「西洋と東洋の文化の融合」を図った最初の作曲家であり、オスマン・トルコ帝国時代にその音 楽が抑圧されたものの、同時代の人々の間では「アルメニアのヴェルディ」と呼ばれるなど高く評価されました。この 世界初録音となるピアノ曲からは、ショパンとリストの影響が強く感じられるものの、どの曲にも東洋的なニュアンス が息づいており、チュハジャンの独自性が表出されています。ピアニスト、アイラペティアンはピアニスト、作曲家として アルメニア音楽の国際的認知度を高めるために尽力。これまでに自作をはじめ、コミタスやバグダサリアンなどのアル メニアのピアノ曲のアルバムを10枚以上リリースするとともに、彼自身がプロデューサーを務めるコンサートでもアルメ ニア音楽を積極的に紹介しています。

ALPHA
ALPHA-455(1CD)
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op. 27 (全6曲) カーソン・レオン(Vn)

録音:2019年10-11月 ドメーヌ・フォルジェ、ケベック
カナダ出身で、現在はベルギーなどでも活躍するヴァイオリニスト、カーソン・レオン。様々なレーベルからリリースしたアルバムは既に高い評価を 得ており、2017年に関西フィルのソリストとして来日した折には、その技巧と音色で聴衆を魅了しています。今回は満を持して、技巧的レ パートリーの定番といえるイザイの無伴奏(新発見を除く6曲)をリリース。並外れた表現力と圧倒的な存在感が大きな魅力です。

ALPHA
ALPHA-728(1CD)
ショパン:4つのバラードと4つの即興曲 アンナ・ヴィニツカヤ(P)

録音:2020年5-6月フリードリヒ・エーベルト・ハレ、ハンブルク、ドイツ
ロシア出身で2007年のエリザベート王妃国際音楽コンクールのほか数々のコンクールを制し、2009年のデビュー盤以来、リリースするアルバ ムも常に話題となってきたヴィニツカヤ。これまで祖国ロシアの作品を中心に、ラヴェルなどでもダイナミックさと繊細さを両立させた素晴らしいア プローチを聴かせてきた彼女が、久しぶりにリリースするソロ・アルバムは待望のショパンです。即興曲第1番の軽やかさの中に含みを待たせた 独特の表情など実に見事。細やかで優しいフレーズを大きなクライマックスへ運んでゆく思い切った音作りや、一音一音を美しく響かせながら 決して甘さに浸らない情感コントロールなど、期待通りの素晴らしいショパン像を作り上げています。

Linn
CKD-598(1CD)
NX-B09
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV 988(ブゾーニ編曲 BV B 35 (1914)、シーヤン・ウォン改訂)(第3,9,12,16,17,18,21,24,27変奏を省略)
シーヤン・ウォン(1988-):バッハのゴルトベルク変奏曲 第15変奏の反転
ブゾーニ:ソナチネ 第4番「キリスト生誕1917年の日に」 BV 274 (1917)
バッハ:シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番ニ短調 BWV 1004 より)ブゾーニ編曲 BVB 24 (1893)
シーヤン・ウォン(P)

録音:2019年4月18日セント・ジョージ教会、ブリストル
2020年10月11日 英国王立音楽院、ロンドン
スティーヴン・ハフに才能を見出され、英国王立音楽院でクリストファー・エルトンに学んだ香港出身のピ アニスト、シーヤン・ウォン(王致仁)。CDデビューは自身でさらなる改訂を施したリストのトランスクリプショ ン集(CKD561)で、英国王立音楽院学長にしてトランペット奏者フリーマン=アットウッドのサポートも務 めた(CKD621)彼が次に繰り出すのはブゾーニ。彼にとってリストと双璧を成す関心の対象であるブゾー ニが、大バッハにどのように関わったかを探り、さらに自身がどのように斬り込んで行くかに挑戦したアルバム です。表題の「ゴルトベルク」はもちろん、ラストの「シャコンヌ」まで、モダン・ピアノの機能をフルに生かした 圧巻の表現力です。

Gramola
GRAM-99236(1CD)
NX-B05
ヤッシャ・ハイフェッツによる編曲集とアンコール・ピース
1. プロコフィエフ:歌劇「三つのオレンジへの恋」 - 行進曲
2. ウィリアム・クロル(1901-1980):バンジョーとフィドル
3. ドリゴ(1846-1930):火花のワルツ
4. ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」 - ブルースのテンポで
5. ポンセ(1882-1948):エストレリータ
6. チャイコフスキー:セレナード Op.48-ワルツ(レオポルト・アウアー編)
7. ハチャトゥリアン:『ガイーヌ』 - 剣の舞
8. アントニー・ドンチェフ(1959-):Mish Mash
9. パラディス(1759-1824):シシリエンヌ(サムエル・ドゥシュキン編)
10. ラヴェル:高貴で感傷的なワルツ 第7番
11. ゴドフスキー(1870-1938):古きウィーン
12. フラウシーノ・バレ(1894-1954):Ao pe da fogueira
13. ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」- It Ain't Necessarily So なんでもそうとは限らない
14. ザビーナ・ハンク(1976-):Thoughts over Caravan(デューク・エリントンからのインスパイア)
15. ハンク:In A Sentimental Mood for Two(デューク・エリントンからのインスパイア)
16. チャイコフスキー:感傷的なワルツ
17. フォーレ:子守歌
18. ゴルドマルク(1830-1915):ヴァイオリン協奏曲 Op.28 - エア

※ヤッシャ・ハイフェッツによるヴァイオリンとピアノ編…1,3-5,7,10-13
ベンヤミン・シュミット(Vn)
アリアーネ・ヘーリンク(P)

録音:2020年5月28,29日, 7月11日
「ヴァイオリニストの王」と呼ばれたヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)。20世紀を代表する偉大な巨匠の生誕120年を記念し、オーストリアのヴァイ オリニスト、ベンヤミン・シュミットが、妻アリアーネ・ヘーリングとともに“ハイフェッツのお気に入り”作品を録音しました。コンサートで大成功を収めた「剣の 舞」やゴドフスキーの「古きウィーン」などの巧みなアレンジ作品や「ポーギーとベス」のジャズ風アレンジの曲、またハイフェッツが好んでンコールで採り上げ たクロルやパラディスの煌めくような小品を選ぶだけでなく、ジャズから想起されたというデューク・エリントンのインスパイア作品も取り混ぜることで、ハイ フェッツへの敬意を捧げるとともに、21世紀の名手であるシュミット自身の“お気に入り”もアピールしています。

TOCCATA
TOCC-0517(1CD)
NX-B03
リスト:交響詩全集 第4集
アウグスト・ストラーダルによる6つの歌曲編曲
交響詩第13番「ゆりかごから墓場まで」 s107 - リスト=マッティ・マリン編(2020)
リスト=マッティ・マリン(P)

録音:2020年6月15,16日
世界初録音
チェコ出身のピアニスト、アウグスト・ストラーダル。彼は24歳の時にフランツ・リストの弟子となり、演奏旅行に同 行するなど、リストが亡くなるまでの2年間、助手を務めたことで知られます。バッハ作品からレーガー、マーラーな ど多岐にわたる数多くの管弦楽曲をピアノ独奏用に編曲しましたが、これらはどれも超絶技巧を駆使して原曲の 構造を最大限に再現したもので、演奏はとても至難です。彼は師であるリストの「交響詩」もピアノ独奏用に編 曲。全曲の編曲を目指していましたが、13曲目の「ゆりかごから墓場まで」に取り組む前にこの世を去ってしまい ました。このアルバムでは、演奏者リスト=マッティ・マリンが自ら作品を編曲。ストラーダルに勝るとも劣らない編 曲の手腕を披露しています。またストラーダルが編曲した6つの歌曲も収録し、シリーズを締めくくります。

TOCCATA
TOCC-0594(1CD)
NX-B03
フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916): ピアノ作品集 第2集
ピアノ・ソナタ第1番ニ短調(1853)
ロマンス 嬰ヘ長調 Op.15(1869年出版)
カプリッチョ ホ短調(1883年出版)
4つのピアノ小品 Op.61(1895)
幻想曲 ト短調 Op.27(1872年出版)
Geschwind-Marsch 素早い行進曲 ハ長調(1845もしくは1846)
イェンス・バルニーク(P)

録音:2020年7月20,21日,8月28日
世界初録音
ユダヤ人医師を父としてヘッセンに生まれたゲルンスハイム。1848年、革命を避けて一家が移住したライプツィヒ でモシェレスにピアノを学び、やがてパリに留学。ロッシーニ、ラロ、サン=サーンスらと親交を結び、作曲家、ピアニ ストとして活躍を始めました。生前は高く評価されていましたが、その作品は没後しばらく忘れられてしまい、21 世紀になってようやく復興の兆しが見えています。このピアノ作品集第2集は、第1集(TOCC-206)と同じくゲル ンスハイム作品の研究者であるイェンス・バルニークの演奏によるもの。10代の作品である「ピアノ・ソナタ第1番」 はモーツァルトとベートーヴェンの伝統を感じさせる端正な仕上がり。そしてロマンス、幻想曲と年を重ね成熟した スタイルを獲得し、1895年に書かれた「4つのピアノ小品」ではシューマンやブラームスの影響を感じさせながら も、独自の作風による詩的な音楽を書いています。才能の発露である6〜7歳の作品「素早い行進曲」にも注 目。

Temperaments
TEM-316066(1CD)
NX-B09
『オルガン・トランスクリプションの芸術』
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):ソナタ ト短調
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲
ムソルグスキー:展覧会の絵

※ 全てヴァンサン・ジャンヴランによる編曲
ヴァンサン・ジャンヴラン(Org/ゲルハルト・グレンツィング2015年製)

録音:2019年9月 ラジオ・フランス、オーディトリアム
ハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」のオルガン編曲(Hortus)も評価の高いジャンヴランによる、ワーグナーとムソルグス キー、そしてフランス・バロックの女性作曲家という興味深い組み合わせのアルバム。2015年にオープンしたラジオ・フランスの新しいコンサート ホール、オーディトリアムで録音されており、グレンツィング社製の大オルガンの表現力と、永田音響設計が手掛けた評判の音響を楽しむことが 出来ます。様々な音楽表現を聴かせてくれる『展覧会の絵』はまさにうってつけといえ、この編曲は既に世界中で様々なオルガニストに取り上 げられています。なおラヴェル編曲版などに倣い5回目のプロムナードは省かれています。

Dynamic
CDS-7891(1CD)
NX-A13
バッハ編曲の旅
グノー:メディテーション(原曲: バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1集 BWV846 第1番前奏曲)
ルンメル(1887-1953):「愛する者は敵として運命を辿る」のチェンバロ・オブリガート(原曲:バッハ:カンタータ第203番「裏切り者なる愛よ」 BWV203より)
サン=サーンス:Largoラルゴ(原曲: バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第3番BWV1005より)
ゴドフスキー(1870-1938):Presto プレスト(原曲: バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1番BWV1001より)
バッハ(1865-1750):協奏曲 ニ短調 BWV974 (原曲:A.マルチェッロ:オーボエ協奏曲)
ブラームス:練習曲第3番(原曲: バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1番BWV1001より)
ジロティ(1863-1945):前奏曲(原曲:バッハ: W.F.バッハのためのクラヴィーア小曲集 BWV855a 第5番前奏曲)
ゴドフスキー:サラバンド(原曲:バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ BWV1002より)
サン=サーンス:ブーレー(原曲:バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ BWV1002より)
ストラーダル(1860-1930):協奏曲 イ短調(原曲:ヴィヴァルディ:「調和の幻想」Op.3 No.8による(バッハ:オルガン編曲版 BWV593)
マルトゥッチ(1856-1909):アリア(原曲:バッハ: 管弦楽組曲第3番BWV1068より)
ルイージ・パロンビ(P)

録音:2019年3月14-16日
ユニークなアルバムで知られるミラノ音楽院出身のピアニスト、ルイージ・パロンビが演奏するバッハに捧げられた音楽を集めたリサイタル。大胆なピ アノ用編曲を集めたこのアルバムからは、19世紀前半に巻き起こった“バッハ・ルネサンス”に始まるバッハの音楽に対する後世の作曲家たちの独自の 視点が伺えます。良く知られるグノーの「メディテーション(アヴェ・マリア)」をはじめ、サン=サーンスやブラームス、超絶技巧で知られるゴドフスキーやス トラーダルなどの様々な作品には、バッハの本質に迫ろうとする作曲家たちの思いの丈が込められています。

HITASURA PRODUCTIONS
HSP-003(2CD)
NX-D07
バッハ:『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』 フレデリク・ハース(Cemb)
※使用楽器:パリのエムシュ工房1751年製作によるオリジナル楽器

録音:2016年4月1-3日、フラジェー第1スタジオ、ブリュッセル
多くの傑作と向き合いながら、全曲録音のようなアルバム作りには必ずしも興味がないというフレデリク・ハース。バッハの『平均律』も第1巻の 録音ありきではなく、ただ第2巻だけを選び録音したのは、散発的にできた作品を集めた第1巻とは違い「バッハが最初から曲集としての総体 を意識してまとめたものだから」とのこと。しかも彼は、調性順に並んでいるオリジナルの曲順は「あくまで当時の編纂習慣にあわせただけ」と考 え、調性理論に敏感だったバッハの真意に迫る脱構築的手段として、独自に並べ替えて収録しています。そのため通しで聴いたときに新鮮な 印象を受ける人も多いはず。バッハが記した以上には装飾音を盛り込まないというスタイルも、この作曲家が「装飾音を必要とするときには細 かく書き込む」という傾向を尊重してのこと。「いかに無批判な“崇めるべき聖典”というレッテルから自由になるか」を徹底して考え抜いた演奏 には、静謐な響きの味わいを越えた静かな興奮が息づいています。
HITASURA PRODUCTIONS
HSP-002(3CD)
NX-D11
D・スカルラッティ:鍵盤独奏のためのソナタ
【DISC 1】
1. ソナタ ハ長調 K.170
2. ソナタ ハ短調 K.56
3. ソナタ ハ短調 K.126
4. ソナタ ハ長調 K.49
5. ソナタ ヘ長調 K.150
6. ソナタ ヘ長調 K.151
7. ソナタ 変ロ長調 K.172
8. ソナタ ニ短調K.176
9. ソナタ ニ長調 K.33
10. ソナタ ニ長調 K.53
11. ソナタ ト短調 K.121
12. ソナタ ト長調 K.144
13. ソナタ ト短調 K.108
【DISC 2】
1. ソナタ イ長調 K.113
2. ソナタ イ短調 K.109
3. ソナタ イ短調 K.110
4. ソナタ イ短調 K.175
5. ソナタ ハ長調 K.132
6. ソナタ ハ長調 K.133
7. ソナタ ト長調 K.105
8. ソナタ ト短調 K.111
9. ソナタ ロ短調 K.173
10. ソナタ ロ長調 K.87
【DISC 3】
1. ソナタ ハ長調 K.115
2. ソナタ ハ短調 K.116
3. ソナタ イ長調 K.114
4. ソナタ イ短調 K.148
5. ソナタ イ短調 K.149
6. ソナタ イ短調 K.54
7. ソナタ イ長調 K.62
8. ソナタ ホ長調 K.162
9. ソナタ ホ長調 K.136
10. ソナタ ニ長調 K.119
11. ソナタ ニ長調 K.140
12. ソナタ ニ短調 K.120
ソレール:ファンダンゴ
フレデリク・ハース(Cemb)
※使用楽器:パリのエムシュ工房1751年製作によるオリジナル楽器

録音:2014年10月7-9日ト・ハイス・テ・ポールト旧カトリック教会
スヒーダム(オランダ中西部ザイトホラント地方)
徹底してこの作曲家に入れ込みながらも体系的録音はせず……というパターンは、ハースが以前Alpha レーベルにフランソワ・クープランの4つのクラヴサン曲集からの作品を録音したときと同じ。つまり心から向き合える作品だけを選んでいるのです が、そこで彼はスカルラッティ存命中の1740年代に作成された、現在ヴェネツィアにある写本二つだけを選曲元に絞り込みました。使用楽器 は1751年パリ製、これも作曲家が生きていた頃のチェンバロ。さきのバッハ録音(HSP001)と同じくいたずらな鋭角性やビート感を周到に避 けながらも、実にメリハリの効いた演奏が続き、名技師ユーグ・デショーがそのタッチの機微と余韻を適切にすくいあげています。折に触れて再 訪したくなる録音です。

SWR music
SWR-19097CD(2CD)
NX-B06
SWRスタジオ・レコーディング 1953&1968
ショパン:1-24. 24の前奏曲 Op. 28*
ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO 80
ディアベリのワルツによる33の変奏曲 Op. 120
フリードリヒ・グルダ(P)

録音:953年4月11日 シュトゥットガルト=ウンターテュルクハイム・スタジオ、 クローネ (モノラル)*
1968年11月6 ゼンデザールII、ベルク放送スタジオ、 南ドイツ放送、シュトゥットガルト (ステレオ)
フリードリヒ・グルダ(1930-2000)が南西ドイツ放送(SWR)に残した録音を発掘し、オリジナル・テープから丁重にリマスターされた音源をリ リースするシリーズ第4弾は、シュトゥットガルトでのスタジオ録音。しかも、ショパン「24の前奏曲」とベートーヴェン「ディアベリ変奏曲」というピア ノ・ファンにとって歓迎すべきプログラムを、20代から30代の技術力表現力共にピークへ向かう時期の演奏で聴くというものです。1953年の ショパンはモノラル後期の録音ということもあり、音質は極めて鮮明。若きグルダの瑞々しい表現と歌心を存分に楽しむことが出来ます。1968 年のベートーヴェンは上質のステレオ録音。変奏の一つ一つがたいへん味わい深く、右手と左手の音色の鮮烈な違いなど、その表現力の高さ に改めて感銘を受ける素晴らしい演奏です。全て初CD化。
SWR music
SWR-19098CD(3CD)
NX-C05
グルダ〜2つのソロ・リサイタル
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第13番変ロ長調 K. 333*
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番「テンペスト」*
ドビュッシー:水の反映 - 『映像』 第1集
 グラナダの夕べ - 『版画』 L 100 No. 2
 喜びの島 L 106
ラヴェル:夜のガスパール
ベートーヴェン:エコセーズ 変ホ長調 WoO 83-1 (アンコール)
バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」
ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob. XVII:6
 ピアノ・ソナタ 第62番変ホ長調 Hob. XVI:52
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第10番ト長調 Op. 14-2
 ピアノ・ソナタ 第31番変イ長調 Op. 110
フリードリヒ・グルダ(P)

録音:1959年1月29日ブルッフザール城 (モノラル)*
1959年6月3日シュヴェツィンゲン城 (モノラル)
フリードリヒ・グルダ(1930-2000)が南西ドイツ放送(SWR)に残した録音を発掘し、オリジナル・テープから丁重にリマスターされた音源をリ リースするシリーズ第5弾。最終回となる今回は、グルダが29歳を迎える前後、1959年にドイツの城館で行われた2つのライヴです。このう ち、これが彼にとって最初のライヴ収録となる「夜のガスパール」を含むブルッフザール城でのリサイタルは初CD化。「テンペスト」を始め、得意の ベートーヴェンのソナタが3曲収録されているのも嬉しいところです。グルダにとってこれが唯一の録音となるバッハの「最愛の兄の旅立ちに寄せ て」(DGより既発)では、抒情性と躍動感の対比を実に生き生きと描いています。いずれもモノラルながら、音質、ダイナミック・レンジともに申し 分なく、若きグルダの瑞々しいタッチを堪能することが出来ます。拍手は収録されていません。

MDG
MDG-61321962(1CD)
コミタス&バルトーク/民謡集
バルトーク:チーク県の3つの民謡(1907)
コミタス:7つの踊り(1916)
バルトーク:15のハンガリー農民の歌 (1914/1918)
コミタス:7つの歌(1911)
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲(1915)
コミタス:子供のための12の小品集(1910)
バルトーク:ルーマニアのクリスマス・キャロル(1918)
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(P)
シュテッフェン・シュライエルマッヒャーによるバルトークとコミタスの民謡をもとに書かれたピアノ作品集。 アルメニアの作曲家コミタス・ヴァルダペット(1869〜1935)。アルメニアの古謡を採集し、バルトークにも似た功績を残した作曲家のコミタスは近年再 評価されています。ここに収録されている「7つの踊り」の中にはアルメニアの民族楽器ドゥドゥクを思わせるようなフレーズも出てきて、エキゾチシズムを 感じさせます。 バルトークとコミタスは、民族に根ざした音楽を探求した功績は多大なるもの。またバルトークの初期作品「チーク県の3つの民謡」やあまり演奏されるこ とのない「ルーマニアのクリスマス・キャロル」などシュライエルマッヒャーの選曲も絶妙です。 (Ki)

Hanssler
HC-20063(1CD)
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番Op.72
無伴奏チェロ組曲第2番Op.80
無伴奏チェロ組曲第3番Op.87
テーマ・ザッハー(1976)
ヤコブ・シュパーン(Vc)

録音:2020年4月17-19日/キュンストラーハウス・ミュンヘン、フェストザール
ドイツの俊英チェリスト、ヤコブ・シュパーンがブリテンの無伴奏チェロ組曲を録音しました。1983年ベルリン生まれのシュパーンは幼いころ聴いたベル リンPOが演奏した「動物の謝肉祭」の録音に魅了され、7歳からチェロを習いはじめました。その後、ハンス・アイスラー音楽大学 にて名チェリストにして名教師のダーヴィト・ゲリンガスに師事しその才能を開花させました。2011年よりバイエルン国立Oの首席チェリストをつと める一方、ソリストとしても活躍。今後更なる活躍が期待されるドイツの俊英チェリストです。
ヘンスラー・レーベルより名ピアニストにして作曲も手がけたフリードリヒ・グルダ(1930-2000)のチェロ協奏曲&チャイコフスキーのロココ風の主題 による変奏曲(HC-18016)をリリースしており、その腕前と雄弁な語り口で評価されております。  (Ki)
Hanssler
HC-20065(1CD)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3
ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330
ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調 K.280
ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
ピアノ・ソナタ第16番ハ長調 K.545
ジャン・ミュラー(P;Steinway D-573968)

録音:2017年1月/ルクセンブルク国立音楽学校
クセンブルク生まれのジャン・ミュラーによるモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲録音第3弾が登場しました。ミュラーはヘンスラー・レーベルからリリースしたゴルトベルク変奏曲(HC 17059)では、高度な技術に裏付けされた圧倒的なテクニックを武器に変幻自在に各変奏、音色の変化をつけて演奏し好評価を得ました。透き通るように美しいタッチで絶賛されるミュラーが満を持して臨んだモーツァルトのピアノ・ソナタ、大注目の全曲録音です。なお、ミュラーは2016年7月よりルクセンブルク室内Oの芸術監督もつとめております。 (Ki)

IDIS
IDIS-6735(1CD)
ナルシソ・イエペス録音集 第4集
(1)バッハ:シャコンヌ ニ短調 BWV1004
(2)ハイドン:ギター五重奏曲 ニ長調(原曲:弦楽四重奏曲第8番)
(3)マヌエル・パラウ:東方の協奏曲
ナルシソ・イエペス(G)
(2)マドリード古典Q
(3)オドン・アロンソ(指)スペイン国立O

録音:(1)1959年、(2)1960年、(3)1959年
ギターの巨匠イエペスの録音集。壮大なソロの「シャコンヌ」に爽やかな室内楽、色彩的な協奏曲と3種の編成でイエペスの至芸を楽しめます。 (Ki)
IDIS
IDIS-6736(1CD)
ジョン・ウィリアムス録音集 第3集
トローバ:ソナティナ/ノクチュルノ/カスティーリャ組曲
ポンセ:ワルツ/主題、変奏とフィナーレ/12の前奏曲
14の民謡集(テノール:ウィルフレッド・ブラウン)
ジョン・ウィリアムス(G)

録音:1961年
モレノ・トローバとポンセでは技巧の冴えが見事。後半の民謡は歌の伴奏でギターが使われ、味わい深い響きをつくります。
IDIS
IDIS-6738(1CD)
セゴビア・プレイズ・ソル
モーツァルトの主題による変奏曲 Op.9
グランド・ソナタ Op.25 Allegro non troppo
Minuetto
グランド・ソナタ Op.22 Minuetto
アンダンティーノOp.2-3
メヌエット ニ長調 Op.11-5
グラン・ソロ Op.14 Introduction/Allegro
メヌエット ホ長調 Op.15a/イ長調 Op.11-6
練習曲 イ長調 Op.6-12/ト長調 Op.29-11/ロ短調 Op.35-22/イ長調 Op.6-6
メヌエット ハ短調 Op.24-1/ハ長調 Op.5-3
練習曲 ハ長調 Op.6-8/イ長調 Op.6-2/ニ長調 Op.35-17/イ短調 Op.31-20/イ長調 Op.31-19/ニ短調 Op.35-16/
ホ短調 Op.6-11/変ロ長調 Op.29-13/ハ長調 Op.29-17
アンドレス・セゴビア(G)

録音:1952-1958年
ギター音楽の発展になくてはならないソルとセゴビア。この曲を、こう弾ける演奏家がいたからこそ、ギター音楽が進化したのだとうなずける名演。 (Ki)
IDIS
IDIS-6740(1CD)
セレドニオ&セリン・ロメロ スタジオ録音集
ホアキン・マラツ:セレナータ・エスパニョーラ
タレガ:マズルカ
ソル:メヌエット ニ長調
アルベニス:アストゥーリアス
セレドニオ・ロメロ:幻想曲/ザパテアード・クラシコ
サンス:パヴァーナ/ダンツァ
ド・ヴィゼー:サラバンド/ブーレ
アルベニス:入り江のざわめき *
ソル:メヌエット ハ長調/グランド・ソナタから メヌエット/練習曲 ロ短調 *
タレガ:ラグリマ/パヴァーナ *
ミゲル・リョベート:聖母の御子/アメリアの遺言 *
ド・ヴィゼー:前奏曲 ニ短調*/メヌエット第1番 ニ短調*/メヌエット第2番ニ短調*/ガヴォット ニ短調*
バッハ:メヌエット*/ブーレ*/ガヴォット*
ラモー:ロンド風ガヴォット*
セレドニオ・ロメロ(G)
セリン・ロメロ(G)*

録音:1960年、1962年*
ロメロ四重奏団の創設者として知られるセレドニオ・ロメロ(1913-1996)と、同四重奏団員である息子セリン・ロメロ(1936-)のソロ録音集。

ソール・ブルー
SBCD-101(1CD)
税込定価
リスト:巡礼の年第1年 スイス S.160 青柳 晋(P)

録音:2020 年6 月3-5 日ハクジュ・ホール
使用ピアノ:スタインウェイD 型
青柳晋の久しぶりの新譜としてリストの「巡礼の年 第1 年スイス」を発売します。 彼は 2006 年より、リスト作品をメインに据えた自主企画リサイタルシリーズ「リストのいる部 屋」をスタートさせ、自身の1 年間の演奏活動を締めくくるコンサートを開催しています。今 年のコロナ禍で多くの演奏会が中止になった中、彼は改めてピアノとリストの音楽に向き合 い、これらの作品に磨きをかけてきました。その成果がこのアルバムに結実しています。 第1 曲の「ウィリアム・テルの聖堂」はその大伽藍を思わせるスケールの大きさと磨き抜かれ た音色に魅了されます。第 4 曲「泉のほとりで」では水のきらめきを表現する繊細な技巧と 詩的表現が見事に両立されています。第 5 曲「嵐」の壮絶なテクニックで表現される緊張 感。14 分近いバラード、第6 曲「オーベルマンの谷」での主人公の心の苦悩と葛藤を表現 する音楽的表現の深さは驚嘆に値します。 このアルバムを通して青柳晋は自ら「新しいリスト弾き」の誕生を表明しています。更にこの アルバムの発売にあたって自らのニューレーベル「Saules Bleus(ソール・ブルー=青い山 羊)」を立ち上げ、今後の制作拠点にすることも明らかにしています。今回のリストアルバム だけでなく今後に続く作品についても是非ご注目下さい。

GRAZIOSO
GNY-706(1CD)
(UHQCD)
吉野直子/ハープ・リサイタル6〜トゥルニエ・ルニエ・カプレ・カゼッラ・サルツェード・フォーレ
トゥルニエ:ハープのためのソナチネ Op.30
ルニエ:交響的小品(3つのエピソードによる)
カプレ:2つのディヴェルティスマン[嬉遊曲]
カゼッラ:ハープのためのソナタ Op.68
サルツェード:バラード Op.28
フォーレ:即興曲 Op.86
吉野直子(Hp)

録音:2020年7月6-8日、9月5-7日/軽井沢
『自主レーベル“grazioso”からの6枚目のCDは、ハープの重要なオリジナル作品を集めたアルバムです。どの曲も、ハープの幅広さと奥深さを伝えるため に欠かせないものばかりです。いかにもハープらしい響きはもちろん、ハープの少し意外な一面も発見していただけるのではないかと思います。』(吉野直子)
今回の収録作品はトゥルニエのハープのためのソナチネ、ルニエの交響的小品、カプレの2つのディヴェルティスマン、カゼッラのハープのためのソナタ、サル ツェードのバラード 、そしてフォーレの即興曲と、すべてハープのオリジナル作品を集めた充実のアルバムです。吉野直子が紡ぐ美しいハープの音色をご堪能くだ さい。
「ハープ・リサイタル〜その多彩な響きと音楽」(GNY 701)、「ハープ・リサイタル2〜ソナタ、組曲と変奏曲」(GNY 702)、「ハープ・リサイタル3〜バッハ・モー ツァルト・シューベルト・ブラームス 他」(GNY 703)、「ハープ・リサイタル4〜武満・細川・吉松・ケージ・サティ」(GNY 704)、「ハープ・リサイタル5〜そ の多彩な響きと音楽U」(GNY 705)も好評発売中。いずれもレコード芸術特選盤です。
本ディスクは原盤音質を極限まで再現する新技術であるUHQCD(Ultimate Hi Quality CD)が用いられております。

IDIS
IDIS-6739(1CD)
アントルモン・プレイズ・ショパン
バラード(全4曲)*
スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
ポロネーズ第6番『英雄ポロネーズ』
即興曲第3番変ト長調 Op.51
夜想曲 ヘ長調 Op.15-1
ワルツ 変イ長調『大円舞曲』 Op.42
マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3
フィリップ・アントル モン(P)

録音:1955年、1959年*
1934年生まれのアントルモン、20代のショパン録音。絶妙にテンポを揺らしながらも打鍵は素晴らしく精確、トリルのはまり具合もぴったり。豪快な和 音も脱力系旋律も、いとも簡単にこなす凄まじい技巧と音楽性が聴いてとれます。4曲のバラードや英雄ポロネーズはとんでもない聴き応え。2019年デ ジタル・リマスターで音質も充分! (Ki)

H.M.F
HMM-902460(3CD)

KKC-6328(3CD)
国内盤仕様
税込定価
バッハ:鍵盤のための作品全集Vol.4〜ヴェネツィア風―イタリア様式の協奏曲
[CD1]
1.協奏曲 ト長調 BWV 973(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ト長調 RV 299)
2.協奏曲 ト短調BWV 975(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ト短調 RV 316)
3.協奏曲 ロ短調 BWV 979(原曲:トレッリのヴァイオリン協奏曲)
4.協奏曲 ニ長調 BWV 972(原曲:ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 230)
5.幻想曲とフーガ イ短調 BWV 944
6.協奏曲 ニ短調 BWV 974(原曲:マルチェッロのオーボエ協奏曲 ニ短調 S.Z799)
7.前奏曲とフーガ イ短調 BWV 894
8.協奏曲 ト長調 BWV 980(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV 381)
[CD2]
1.オルガン協奏曲 イ短調 BWV 593(原曲:ヴィヴァルディの2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 op.3-8 RV 522)
2.協奏曲 ヘ長調 BWV 978(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ト長調 RV 310)
3.オルガン協奏曲 ニ短調 BWV 596(原曲:ヴィヴァルディの2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ニ短調 op.3-11 RV 565)
4.協奏曲 ハ長調 BWV 976(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV 265)
5.前奏曲とフーガ ト短調 BWV 535
6.オルガン協奏曲 ト長調 BWV 592(原曲:ザクセン=ヴァイマール公子ヨハン・エルンストの消失したヴァイオリン協奏曲)
7.フーガ ト短調 BWV 542-2
[CD3]
1.オルガン協奏曲 ハ長調 BWV 594(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ニ長調『グロッソ・モグール』 RV 208)
2.コラール・プレリュード「われいずこに逃れゆくべき」BWV 694
3.トリオ ニ短調 BWV 583
4.コラール・プレリュード「われ汝に別れを告げん」BWV 736
5.コラール「いと高きところには神にのみ栄光あれ」BWV 664
6.コラール・プレリュード「われらみな唯一なる神を信ず」 BWV Anh.69
7.コラール・プレリュード「高き天よりわれは来れ」BWV Anh.65
8.コラール・プレリュード「大いに歓べ、わが魂よ」BWV Anh.52
9.コラール・プレリュード「イエス、わが喜び」BWV Anh.58
10.トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV 564
バンジャマン・アラール
[CD1]チェンバロ(マッティア・デ・ガンド制作(1702年、ローマ)、グラツィアーノ・バンディーニ修復(2016年、ボローニャ))
[CD2]ペダル付チェンバロ(チェンバロ:カール・コンラッド・フライシャー制作(1720年、ハンブルク)のレプリカ、フィリップ・ユモー制作
(1993年、バルバスト)/ペダル:クエンティン・ブルメンローダー制作(2017年、アグノー))
[CD3]オルガン(アンドレアス・ジルバーマン制作(1710年)、クエンティン・ブルメンローダー修復(2010年、アグノー))

録音:[CD1]2020年6月28-30日/サンタ・カテリーナ博物館、トレヴィーゾ(イタリア)
[CD2]2019年5月6-7日/アントナン・アルトー講堂、イヴリー(フランス)
[CD3]2019年9月18日/マルムーティエ大修道院、ストラスブール近郊(フランス)
注目の鍵盤奏者バンジャマン・アラールによる、バッハの鍵盤作品を全て録音する一大プロジェクトの第4弾の登場!アラールは1985年、フランスの ルアン生まれ。2004年に開かれた古楽演奏の登竜門であるブルージュ国際古楽コンクールに18歳で優勝したのち、クイケンにその才能を評価されてラ・プティッ ト・バンドのメンバーとして活躍。その後はソリストとして世界各地で演奏活動を展開しております。
第4弾は「ヴェネツィア風―イタリア様式の協奏曲」と題した3枚組。[CD1]にはヴァイマール時代後期、ヨハン・エルンスト公子の注文を受けて行われた イタリア様式を取り入れた協奏曲のクラヴィーア用編曲群でその作品はヴィヴァルディ、トレッリ、マルチェッロの協奏曲に基づきます。アラールはこれらの作品 をマッティア・デ・ガンドの歴史的なチェンバロを用いて演奏しております。[CD2]には種々の協奏曲のオルガン編曲作品を中心に収録。アラールがここで使用 した楽器は、なんとペダル付きチェンバロです。通常BWV 593やBWV 596の協奏曲はオルガンで演奏されますが、当時のドイツではペダル付のクラヴィコー ドも演奏されていたことから、アラールが以前から愛奏しているチェンバロにペダルを付けて演奏しております。アラールは「私の考えでは、ペダル付のチェンバ ロでの演奏はバッハがこれらの編曲作品を作ったときに意図したものです。」と語っており、実に興味深い試みといえます。[CD3]は有名なジルバーマン兄弟の兄、 アンドレアス(アンドレ)・ジルバーマン(1678-1734)が1710年に制作した歴史的なオルガンを用いての演奏。この楽器はアンドレアスが制作したオルガン の中で現在も状態が良いと評価されている数少ない銘器です。アラールはオルガン協奏曲の中でも大曲の協奏曲 ハ長調 BWV 594を収録。また、最後にはトッ カータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564を演奏しております。この作品は北ドイツの伝統的様式と、新しいイタリア協奏曲様式が融合した「イタリア体験」 の結実ともいえる名曲です。
アラールの実に練りこまれたプログラミングと時代背景を考えた楽器の選択は脱帽の一言。若き名手がバッハの鍵盤作品の世界に時代を追って旅することの できる唯一無二のプロジェクト。続編にも期待が高まる充実の演奏です。 (Ki)

BIS
BISSA-2493
(1SACD)
「変奏曲」
シマノフスキ(1882-1937):ポーランド民謡の主題による変奏曲 Op.10(1900-04)
ラッヘンマン(1935-):フランツ・シューベルトの主題による5つの変奏曲(1956)
バートウィッスル(1934-):ゴールドマウンテン変奏曲(2014)
ジョン・アダムズ(1947-):「I Still Play」(2017)
コープランドピアノ・ヴァリエーション(1930)
ヒンデミット:変奏曲(1936)
グバイドゥーリナ(1931-):シャコンヌ(1963)
クレア・ハモンド(P/スタインウェイ D)

録音:2019年/ポットン・ホール(サフォーク州)
今やイギリスを代表するピアニストの一人として活躍するクレア・ハモンド。圧倒的なテクニックと感性豊かな演奏で人気のピアニスト ですが、今回は「変奏曲」に焦点を当てたアルバムをリリースしました。 ここに収録された作品は超絶技巧ぶりに唖然とさせられるものばかり。物悲しくも幻想的で美しい旋律の主題と10の変奏曲から構成されているシマノフスキ の「ポーランド民謡の主題による変奏曲」は高度なテクニックを要求され、また同時に抒情的な旋律を歌い上げる感性を要しますがハモンドは雄弁に演奏してお り驚かされます。
ドイツの現代作曲家ラッヘンマンの「フランツ・シューベルトの主題による5つの変奏曲」はシューベルトの「ドイツ舞曲とエコセーズ」 D.643から着想を得 た作品。コープランドの「ピアノ・ヴァリエーション」はアメリカのピアノ・レパートリーの最高傑作と評される作品で、4つの音を核とし11小節の主題をもとに 20もの変奏がついております。このほか、バートウィッスルの「ゴールドマウンテン変奏曲」、ジョン・アダムズの「I Still Play」、ヒンデミットの「変奏曲」、グ バイドゥーリナの「シャコンヌ」と、20世紀から現代まで様々な顔を見せる変奏曲の世界に名手ハモンドが誘います。 (Ki)

Passacaille
PAS-1089(1CD)
ブラームス:4手ピアノ作品集
ハンガリー舞曲集 WoO.1から第1-5番
シューマンの主題による変奏曲 Op.23
ワルツ集 「愛の歌」 Op.52a
ハンガリー舞曲集 WoO.1から第8、11、13番
ウィネケ・ヨルダンス&レオ・ファン・ドゥセラール(ピアノ連弾)

録音:2020年5月19?21日
自らの様々な作品を4手ピアノ用に編曲したブラームス。ハンガリー舞曲集ではカラフルな音楽が巧みにピアノで奏でられます。またシューマンの主題 による変奏曲Op.23は、シューマンが精神に異常をきたし亡くなる直前に書いた「幽霊変奏曲」のテーマを使った作品で、偉大な作曲家シューマンへ の畏敬の念が感じられる音楽です。
ウィネケ・ヨルダンスとレオ・ファン・ドゥセラールは長きにわたって共演しているピアノ・デュオ。このアルバムではブラームス時代のブリュートナー 製のヒストリカル・ピアノ(ベルリン、1867年頃)を使用しており、その音色にも注目です。 (Ki)

Coviello
COV-92018(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV1007-1012 マーティン・オステルターグ(Vc)

録音:2006年6月14-20日/バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
宇宙的な拡がりと豊かさを持ち、チェロ音楽の「聖典」とされるバッハの無伴奏組曲6曲。バッハがチェロという楽器に対して、これほどの技術と表 現を求めて書いたことはひとつの挑戦であったかも知れません。音楽史上に燦然と輝く作品であり、現代もなおチェロ奏者にとってこれ以上ない試金石と なっています。
1943年生まれのマーティン・オステルターグはバーデン=ヴュルテンベルク州、レーラッハ出身のチェリスト。カールスルーエでレオ・コシールニーに、 パリとデトモルトでアンドレ・ナヴァラに師事。イラクSO、デュッセルドルフ響、ベルリン・ドイツ・オペラOなどで演奏し、1974年には恩師レオ・ コシールニーの後を継いでSWRSOの首席奏者となりました。1980年にはカールスルーエ音楽大学教授に就任。後進の指導にあたるほか、ソリ ストや室内楽奏者としても演奏活動を行っています。 (Ki)

H.M.F
HMX-2904007(9CD)
限定盤
モーツァルト:鍵盤楽器のための作品全集
■CD1
・幻想曲 短調 KV 475 (1786) 
・ソナタ ヘ長調 KV 533/ 494(1788) 
・ソナタ 変ロ長調 KV 570 (1789) 
・グルックのジングシュピール「メッカの巡礼たち」のアリエッタ「愚民の思うは」による10の変奏曲 ト長調 KV 455
■CD2
・ソナタ ハ長調 K.330 
・ロンド イ短調 K.511 
・ロンド ニ長調 K.485 
・アダージョ ロ短調 K.540 
・ソナタ ハ短調 K.457
■CD3
・ソナタ 変ロ長調 K.333
・「女ほどすばらしいものはない」による8つの変奏曲 ヘ長調 K.613
・幻想曲 ハ短調 K.396
・ソナタ へ長調 K.332
■CD4
・幻想曲 ニ短調K.397(初版) 
・ソナタ 第9番 ニ長調K.311 
・前奏曲とフーガK.394 
・ボーマルシェの喜劇「セビーリャの理髪師」のロマンス「私はランドール」による12の変奏曲 変ホ長調K.354 
・ソナタ 第5番 ト長調K.283 
・幻想曲 ニ短調K.397(現行版)
■CD5
・ソナタ 第11番イ長調 「トルコ行進曲つき」 K.331 
・パイジェッロの歌劇「哲学者気取り」6つの変奏曲 へ長調 K.398 
・ロマンス 変イ長調 K.Anh.205 
・アレグレットによる12の変奏曲 変ロ長調 K.500 
・ソナタ ハ長調 K.309
■CD6
・フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲ハ長調(キラキラ星変奏曲) K.265  
・ソナタ 第4番変ホ長調 K.282 
・アダージョ ヘ長調 K.Anh. 206a 
・ソナタ 第3番変ロ長調 K.281 
・フランスの歌「美しいフランソワーズ」による12の変奏曲 変ホ長調 K.353
■CD7
・ドゥゼートの『ジュリ』の「リゾンは眠った」による9つの変奏曲 ハ長調 K.264 
・ピアノ・ソナタ イ短調 K.310 
・サリエーリの歌劇『ヴェネツィアの定期市』のアリア「わがいとしのアドーネ」による6つの変奏曲 ト長調 K.180 
・ピアノ・ソナタ ニ長調 K.284
■CD8
・ソナタ ハ長調K.545 
・グレトリの歌劇「サムニウム人の結婚」の合唱曲「愛の神(行進曲)」による8つの変奏曲 ヘ長調 K.352 
・組曲 ハ長調K.399 
・メヌエット ニ長調K.355 
・ジーグ ト長調 K.574 
・小さい葬送行進曲 K.453a 
・ソナタ ヘ長調K.280 
・デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 ニ長調 K. 573 
録音:2013年1月(K545)、2014年12月
■CD9
・転調するプレリュード(K.624/626a) 
・ソナタ ハ長調K.279 
・アレグロ 変ロ長調K.400 
・アレグロ ト短調K.312 
・4つのプレリュード K.284a 
・12の変奏曲 K.179 
・ソナタ ニ長調K.576
■CD4-9の使用楽器:Paul McNulty, Divisov, Czech Republic, 2009; after Anton Walter & Sohn, Vienna, 1805.From the collection of Alexander Skeaping
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)

■CD1
使用楽器:1987年Derek Adlam, Welbeck製(ワルター/1795年頃モデル)クリストファー・ホグウッド・コレクション
録音:2009年5月
■CD2
使用楽器:Paul McNulty, Divisoc, Czech Republic, 2008; after Anton Walter' Sohn, Vienna, c.1802
録音:2010年1月
■CD3
使用楽器:Paul McNulty, Divisov, Czech Republic, 2009; after Anton Walter & Sohn, Vienna, 1805.From the collection of Alexander Skeaping
録音:2011年5月
■CD4
録音:2011年10月
■CD5
録音:2012年11月1-4日
■CD6
録音:2013年1月21-24日
■CD7
■CD8
録音:2013年1月(K545)、2014年12月
■CD9
録音:2013年5月(K179)、2014年12月

CD4-9の使用楽器:Paul McNulty, Divisov, Czech Republic, 2009; after Anton Walter & Sohn, Vienna, 1805.From the collection of Alexander Skeaping
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)
モーツァルトの鍵盤独奏曲の魅力を最大限に引き出した、真に偉大な全集となるだろう(BBC Music 誌)」など、全世界で高く評価されている、ベザイデ ンホウトによるモーツァルト鍵盤楽器のための作品全集が9枚組セットとなってリリースします。 「モーツァルトの再来」とも称されるフォルテピアノの天才ベザイデンホウト。この作品全集でも、彼のマジックは冴え渡り、耳になじんだこれらの作品でも、新 鮮な驚きを与え楽しませてくれ,有名なソナタでも、また共に収録されている、種々の変奏曲や小品も、変化に富む歌いまわしで聴かせてくれます。ひとつひと つのパッセージが実に活き活きと愛らしい表情に満ちており、ベザイデンホウトの演奏は、モーツァルトの閃きをダイレクトに伝え、今ここで音楽が湧き上がる ようです。 抜群の演奏技術、濁りのない清廉な音色、厭味のない自然なテンポ感といった彼ならではの持ち味を遺憾なく発揮し、瑞々しさあふれる鮮烈な演奏による必聴 のセットとなっています。

GENUIN
GEN-20709(1CD)
「ファンタジー」〜アミット・ヤハフ、ピアノ・リサイタル
ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
メンデルスゾーン:幻想曲嬰へ短調Op.28
シューマン:幻想曲ハ長調Op.17
ショパン:幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66(ショパンの自筆譜に基づく版による演奏)
アミット・ヤハフ(P)

録音:2019年12月10-11日フランクフルト・アム・マイン
アミット・ヤハフはイスラエル出身の若手ピアニスト。これまでにゲオルグ・ショルティ賞受賞を 始め第 1 回国際イスラエル音楽コンペティション入賞など数々の国際的な賞を獲得しています。 現在はロンドンを拠点にソロ、室内楽を中心に活動を続けています。このディスクは同時代を生き たショパン、メンデルスゾーン、シューマンの作曲した幻想曲を集めたもの。ショパン自筆稿に 基づく幻想即興曲ではこの曲の演奏でありがちな過剰な身振りと恣意的な解釈を極力避け、 曲の形式をすっきりと浮き彫りにする透明なタッチと節度のある端正な音楽作りに大変好感が 持てる。有望新人ピアニストの登場。
GENUIN
GEN-20711(1CD)
名ピアニスト作曲家による無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
アルトゥール・シュナーベル(1882-1951):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1919)
エドゥアルド・エルトマン(1896-1958):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1921)
ユディト・インゴルフソン(Vn)

録音:2019年6月イエス・キリスト教会、ベルリン
ユディト・インゴルフソンはベルリンを拠点に活動するヴァイオリニスト。コンサート・アーティス ツ・ギルド・コンペティション第1 位、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンペティション第3 位など多 くの賞に輝いています。ピアニストとして著名だったシュナーベルの無伴奏ヴァイオリン・ソナタは 自由な無調によるが時折り現れる東欧的な民謡を思わせる旋律が印象的な作品。エルトマンも シュナーベルと同じく生前ピアニストとして著名だった作曲家。ピアニストとしてはバッハ、ベー トーヴェン、シューベルトを得意としていたが、彼自身の作品は自由な無調を基本としたもの。 彼の作品は現在ほとんど顧みられていないので貴重な録音の登場です。
GENUIN
GEN-20713(1CD)
「ロマン派の弧」
ショパン:夜想曲 変ロ短調 Op.9-1
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30 番ホ長調 Op. 109
リスト:ダンテを読んで
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31 番変イ長調 Op. 110
ショパン:ポロネーズ 変イ長調 Op.53 「英雄ポロネーズ」
ショパン:夜想曲 嬰ハ短調
アレクセイ・レベデフ(P)

録音:2020年1月2-4日 ライプツィヒ
ロシア出身でドイツを拠点に活動するピアニスト、アレクセイ・レベデフは 1980 年、サンクト・ ペテルブルグの生まれ。サンクト・ペテルブルグ国立音楽院で学んだ後、2004 年にハノーファ ー音楽舞台大学に移る。数々のコンクールで優勝、入賞しており、2009 年のイタリア、ボルツァ ーノでのフェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノ・コンクールでは第2 位を得ています。 ベートーヴェン、ショパン、リストの有名作ばかり収録しています。レベデフのピアノはとても落ち着 きと余裕のある大人の演奏。優秀な技術を持ちながらこれ見よがしに弾くことがなく、しかも冷た さや素っ気なさは微塵もない。まだ40 歳ほどでこれだけ作品にじっくり取り組めるとは、さらなる 大成が楽しみなピアニストだ。
GENUIN
GEN-20718(1CD)
「リフレクションズ」〜ショパン&リスト作品集
ショパン:バラード第4 番へ短調Op.52
 ピアノ・ソナタ第3 番ロ短調Op.58
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調S.178
アレクサンドラ・ミクルスカ(P)

録音:2017年2月28日-3月3日ライプ
ツィヒ・ゲヴァントハウス、メンデルスゾーン・ザール
当GENUIN では2 枚目となるアレクサンドラ・ミクルスカのソロ・アルバム。ミクルスカはワルシ ャワ出身の若手。イタリアでは移住後の(ロシアの)巨匠ラザール・ベルマンの指導も受けてい る。彼女は母国ショパンの作品を深く愛し、その演奏は若手演奏家の中では群を抜いています。 クリアなタッチと大げさでない端正な造型感覚は21 世紀のショパン像ともいうべき新しい感覚に あふれています。リストのロ短調のソナタも壮絶な秀演。自信を持ってお薦め。
GENUIN
GEN-20719(1CD)
「運命の詩」
ラヴェル:ラ・ヴァルス〜2 台ピアノのためのオリジナル版
ブラームス:交響曲第4 番〜2 台ピアノのためのオリジナル版
ピアノ・デュオ・シュテンツル【ハンス=ペーター・シュテンツル(P) 、フォルカー・シュテンツル(P)】

録音:2018年9月13-15日ウィーン
当GENUIN では2 枚目となるシュテンツル兄弟ピアノ・デュオ。ここではラヴェルとブラームス という意外なカップリング。2 台ピアノのためのオリジナル版との記載があるが、作曲者自身によ る編曲版であるかどうか詳細は不明。なおこのディスクでは 1877 年のエアバー社製ヒストリカ ル・グランド・ピアノが使用されており、作品が作曲された19 世紀〜20 世紀初頭のピアノの響き がよみがえっています。
GENUIN
GEN-20720(1CD)
「エチュードの新しい展望」
リゲティ:練習曲第1 集(1985)
ルトスワフスキ(1913-1994):2 つの練習曲(1940-41)
リスト:パガニーニによる大練習曲(1851)
ジャッキー・ジェキョン・ユー(P)

録音:2019年
リゲティの難曲「エチュード」を軽々と弾いてしまうピアニストがついに現れた。まるで赤子の 手をひねるように、とまで言ったらさすがに言い過ぎだが、軽々と爽やかな風が吹きすぎるよう にリゲティの難曲が耳元を過ぎてゆくこの快感はたまらない。ピアノのジャッキー・ジェイキン・ユ ーは韓国出身。ソウル国立大卒業後、ハノーバー音大に留学、既にヨーロッパの数々のコンク ールに上位入賞しています。今後の活躍が期待されている若手の登場。

若林工房
WAKA-4219(1CD)
バッハ:2声のインヴェンション BWV772-78
3声のシンフォニア BWV787-801
イリーナ・メジューエワ(P)
(ピアノ:1922 年製ニューヨーク・スタインウェイ)

録音:2020 年6 月、新川文化ホール(富山県魚津市)
ジューエワの 2020 年録音。初録音となるバッハの「インヴェンションとシ ンフォニア」の登場です。ピアノ学習者にとってお馴染みである同曲集は、 演奏技法と作曲技法の手引きを目的に書かれた教育用の小品であると同時 に、高度な芸術性と豊かなイマジネーションに溢れた第一級の芸術作品で もあります。「ゴルトベルク変奏曲」や「平均律クラヴィーア曲集」などの録音 でバッハ弾きとして高い評価を得てきたメジューエワは、ここでも真摯で感興 豊かな演奏を披露。作品の魅力を改めて浮き彫りにします。

オクタヴィア
OVCT-00178(1CD)
税込定価
2021年1月20日発売
ショパン:12の練習曲集 作品10
12の練習曲集 作品25
3つの新練習曲
上野真 (P)

録音:2020年3月24-27日福井県美浜町生涯学習センターなびあす
これまでモダン・ピアノの みならず、当時作曲家が愛したエラール、プレイエル といったピ リオド楽器を用いて作品本来のあるべき姿に迫り、数々のアルバムをリリースしてきたピ アニスト上野真。待望の新録音は、高度な技術と豊かな音 楽性が必要とされるショパ ン が遺した傑作、エチュード(全27曲)です。今回収録にあたり使用ピアノにはFazioli F308を 使用、ブックレットにはこのアルバムに合わせて書き下ろした上野自身によるエッセイを掲 載し、演奏と合わせてショパンの神髄を追及した貴重なアルバムとなりました。確かな技 巧はもちろんのこと、作品への研究に裏打ちされた上野真のピアニズムを是非お楽しみく ださい。(「オクタヴィア)

Stradivarius
STR-37159(1CD)
ラヴェル:鏡/マウロ・モンタルベッティ(b.1969):スタンツェ
モンタルベッティ:「夜明けごとに失い再発見する」
ラヴェル:「蛾」
モンタルベッティ:「草と太陽を見よ」
ラヴェル:「悲しき鳥」
モンタルベッティ:「自分を映す鏡」
ラヴェル:「海原の小舟」
モンタルベッティ:「反射を観察する」
ラヴェル:「道化師の朝の歌」
モンタルベッティ:「驚いた眼差しと沈黙」
ラヴェル:「鐘の谷」
アンドレア・レバウデンゴ(P)

録音:2018年
マウロ・モンタルベッティはイタリアの中堅作曲家。ヴェルディ音楽院でアントニオ・ ジャコメッティに師事、その後ジュラール・グリゼイ、マルコ・ストロッパ、フランコ・ドナト ーニ、マグヌス・リンドベルイらに学んだ。ここで聴かれる彼の作風は近代フランス音楽 とグリゼイに代表されるスペクトル楽派の影響が非常に色濃い。このディスクではモー リス・ラヴェルのピアノ曲集「鏡」全曲の間にモンタルベッティのピアノ曲集「スタンツェ」 が挟まれており、モンタルベッティとラヴェルが互いに合わせ鏡のように(ラヴェルの 「鏡」が選ばれていること自体が一種のアナロジーである)反射、反響する。つまりモン タルベッティは驚くほどラヴェル的に聴こえ、ラヴェルは驚くほどスペクトル楽派を予見 していたことに気づかされる一枚。モンタルベッティはイタリアの作曲家だが、近現代 フランス音楽、スペクトル楽派ファンは必聴。

BRIDGE
BCD-9544(1CD)
「象牙の動物寓話集」〜動物に関わるピアノ作品集
サン=サーンス(L.ゴドフスキー編):白鳥
ドビュッシー:黄金の魚
メシアン:鳩、黄金のオリオール
グラナドス:嘆きと乙女と夜鶯
ラヴェル:蛾
ウィリアム・ボルコム:蝶とハミングバード
バルトーク:蠅の日記、夜の音楽と追跡
シューマン:預言の鳥
リスト:小鳥に説教するアッシジの聖フランシスコ
ヴィラ=ロボス:鉛の牡牛
ヘンリー・カウエル:虎
ウィリアム・ボルコム:ぶち猫の散歩、蛇の口づけ
リムスキー・コルサコフ:熊蜂の飛行(ラフマニノフ編)
シャン・トゥー(P)

録音:2020年
動物、鳥、虫をテーマにしたピアノ曲を集めたユニークな企画。サン=サーンスの「白鳥」やリムス キー・コルサコフの「熊蜂の飛行」はおなじみだが、ヴィラ・ロボスの「鉛の牡牛」やクラスターの嵐が 吹き荒れるカウエルの「虎」はなかなか聴く機会がないので貴重。その他、メシアンの初期の作品 「前奏曲」から「鳩」、鳥のカタログから「黄金のオリオール」なども聴きごたえ充分。ピアノのシャン・ト ゥーは台湾生まれ。ジュリアードで学んだ後、様々なコンクールに上位入賞を果たしている俊英。

BRINRINRI
KYBR-2002(1CD)
税込定価
カランダール王子の物語〜山下和仁+山下紅弓 ギターデュオ U
1. セイシャス(山下和仁編):ソナタNo.37
2. セイシャス(山下和仁編):ソナタNo.8
3. ヘンデル(山下和仁編):エアHWV604
4. ヘンデル(山下和仁編):メヌエット HWV602
5. ヘンデル(山下和仁編):メヌエット HWV603
6. ルイ=クロード・ダカン(リヨベー編):かっこう
7. ハイドン(フォルテア編):セレナータ
8. テレマン(山下和仁編):カノン
9. テレマン(山下和仁編):グラーヴェ
10. ベートーヴェン(山下和仁編):ソナチネ ハ長調WoO 44a
11. チマローザ(山下和仁編):ソナタNo.25
12. チマローザ(山下和仁編):ソナタNo.33
13. チマローザ(山下和仁編):ソナタNo.79
14. バッハ(山下和仁編):ガボット〜イギリス組曲No.3
15. スカルラッティ(山下和仁編):ソナタ K-9, L413
16. リムスキー=コルサコフ(山下和仁編):シェヘラザードより「カランダール王子の物語」
17. リムスキー=コルサコフ(山下和仁編):シェヘラザードより「若い王子と王女」
山下和仁(G)
山下紅弓(G)

録音:2019 年12 月11-13 日
BRINRINRI
KYBR-2003(1CD)
税込定価
スライドワルツ〜山下和仁+山下紅弓ギターデュオV
1. 作者不詳/エリス伝:スライドワルツ
2. レオンハルト・フォン・カル:ロンドOp.39
3. ソル:6つのワルツ Op.39:ワルツ1 de Mohor
4. ソル:6つのワルツ Op.39:ワルツ2 de Sor
5. ソル:6つのワルツ Op.39:ワルツ3 de Mohor
6. ソル:6つのワルツ Op.39:ワルツ4 de Steibelt
7. ソル:6つのワルツ Op.39:ワルツ5 de Mozart
8. ソル:6つのワルツ Op.39:ワルツ6 de Mohor
9. バッハ(山下和仁編):ガボット〜イギリス組曲第6番より
10. バッハ(山下和仁編):蟹のカノン〜Danzas espanolas Op.37より
11. グラナドス(山下和仁編):オリエンタル〜Danzas espanolas Op.37より
12. ルクレール(山下和仁編):ガボット〜 Sonata for 2 Violins Op. 3 No. 5 ? IIより
13. ソル:ロシアの思い出 Op.63
山下和仁(G)
山下紅弓(G)

録音:2020 年2 月17-19 日
2003年、東京・浜離宮朝日ホールにてデビューした山下和仁&山下紅弓ギターデュオ、翌2004年にローマ国際ギターフェ スティバルに出演して以来、国内外で多数の演奏を行い好評を博しています。2017年にCDアルバム『ランクラージュマン』を発 表、ソルによる表題作を始め、カル、グラナドス、ヴィラ=ロボスらの作品を収めた同作は本格派ギターデュオの始動を告げる 意欲作として各所で高い評価を受けた。それから3年後の2020年、同デュオのさらなる飛躍を示す2枚のアルバムが同時発売 されることとなった。1枚が本盤『カランダール王子の物語〜山下和仁+山下紅弓ギターデュオU』(KYBR-2002)であり、もう1 枚が『スライドワルツ〜山下和仁+山下紅弓ギターデュオV』(KYBR-2003)です。詳細についてはぜひそれぞれのアルバ ムを実際にお聴き願いたいが、両盤とも選曲・演奏・録音に極めて秀でた作品であることは断言できよう。好事家のみならず、 万人が楽しめると同時に、このギターデュオの並々ならぬ実力を実感し得る2枚の新たなる名盤の登場を心から喜びたい。 (月刊「現代ギター」編集長 渡邊弘文)

Music&Arts
M&ACD-1299(7CD)
ドメニコ・スカルラッティ:鍵盤ソナタ全集第6巻(完結編・全119 曲)
CD1)パルマ写本第15 巻(第1-20 番)
CD2)パルマ写本第15 巻(第21-36 番)
CD3)パルマ写本第15 巻(第37-42 番)
ヴェニス写本(1742)(K.45/K.51/K.52/K.58/K.59-68/K.36/K.38)
CD4)ヴェニス写本(1742 続き)(K.70-86/K.37/K.33/K.94)
CD5)ヴェニス写本(1742 続き、1749)(K.88-93/K.31/K.102/K.103/K.117)
その他の出典(Boivin-v.III.1/Boivin-v.III.3)
CD6 )その他の出典(K.95 /Boivin v.III10 /K.97 /Bologna /K.145 /K.146 /
Granados10/Haffner5/f15v-16r/K.141-144/L22-8/K.452/K.453/
Munster5-21a/K.147)
CD7)その他の出典(New Haven X-1/New Haven X-2/Paris/K.35/K.39/
K.40/K.42/K.32/K.34/Barcelona11/Catalonia34)
カルロ・グランテ(P)

録音:2018 年12 月17-21 日ベーゼンドルファー・セレクション・センター,ウィーン
使用ピアノ:ベーゼンドルファー280 ウィーン・コンサート・ピアノ
MUSIC & ARTS の看板アーティスト、イタリアのピアニスト、カルロ・グランテのスカ ルラッティ全集がついに完結!全6巻35 枚570 曲にも及びます。555 曲で知られる カークパトリック番号のない作品も収録。2009 年に録音を開始、足掛け10 年をかけ ての偉業です。ソラブジやブゾーニも得意とするグランテですが、ここでは明るい音 色のモダン・ピアノでのお手本のようなスカルラッティ演奏となっています。

ROMEO RECORDS
RON-7334(3CD)
ジーニアス・オブ・ヤング・ブラームス
ブラームス:ロベルト・シューマンの主題による変奏曲Op.9
オリジナル主題による変奏曲Op.21/1
ハンガリーの歌による変奏曲Op.21/2
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
ピアノ・ソナタ第1 番ハ長調Op.1
ピアノ・ソナタ第3 番ヘ短調Op.5
16 のワルツOp.39
8 つの小品Op.76
ピアノ・ソナタ第2 番嬰へ短調Op.2
クレイグ・シェパード(P)
ブラームスが若い頃に書いたピアノ曲をまとめた。シェパードは先に「ブラーム ス:後期ピアノ作品集(RON7327)」を録音していた。 ピアノのクレイグ・シェパード(b.1947)はアメリカのピアニスト。ジュリアード音楽院 で学んだ後、ブゾーニ国際ピアノ・コンペティションで銅メダルを獲得、ソリストと してラインスドルフ、ショルティ、M.T.トーマスらと共演しその地位を確固としたも のにする。日本とも関りが深く 2002 年より数回に渡って来日、コンサートとマスタ ークラスを開催しています。全体を堅実にまとめつつブラームス特有の叙情をしっ とりと歌い上げた秀演。

ROMEO RECORDS
RON-7333(1CD)
ミュージック&メモリーズ・ボーナス・アルバム
バッハ:カンタータ156 よりアダージョ
ヴィエニャフスキ:ロマンス
ラヴェル:ハバネラ、カデュッシュ
フレイハン:テルミン協奏曲よりパストラル
チャイコフスキー:憂鬱なセレナーデ、子守歌、感傷的なワルツ
ラフマニノフ:グルーシアの歌
カサド:誉め言葉
クララ・ロックモア(テルミン)
「ミュージック・イン&オン・ジ・エア」(RON7286)と「ミュージック&メモリーズ」 (RON7330/1)を補完するという意味でのボーナス・アルバムです。 クララ・ロックモアの解説入りの演奏が入っています。

GALLO
GALLO-1618(1CD)
ライヴ・イン・サンフランシスコ
シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17
 4つのフーガ Op.72
 子供の情景 Op.15(全13 曲)
シャージンガー(b.1966):ピアノ練習曲(2012-13)〜第 5 番,第2 番,第1 番
シューマン:アラベスク Op.18
ボビー・ミッチェル(P)

録音:2016-2019 年 サンフランシスコ
米国のピアニスト、ボビー・ミッチェルの弾くシューマン他。ボビー・ミッチェルはニューオリンズの 生まれ。CDではフォルテピアノ演奏のハイドンがある程度だが、レパートリーは広い。彼のシュー マンは、透明な響きを生かしつつ表情付けが実に巧く、ドイツ・ロマン色濃厚なシューマンとは異 なった現代的な詩情に溢れたシューマンを生み出しています。マーティン・シャージンガーは1966年 生まれの米国の作曲家。ミッチェルはピアノ練習曲の3曲を子供の情景の中に挟み込んで演奏し ています。
GALLO
GALLO-1619(1CD)
タルティーニ:小ソナタ ニ長調 BD4
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第 2 番ニ短調 BWV1004
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz117
ロベルト・サヴィツキ(Vn)

録音:2020 年
※簡易収納紙ケース
アルゼンチンのヴァイオリニスト、ロベルト・サヴィツキ(サウィッキ)による無伴奏ヴァイオリン曲 集。ロベルト・サヴィツキは1942年、ブエノスアイレスの生まれ。1970年から1975年までスイス・ロマ ンドOの第一ヴァイオリン奏者を務めた。録音時77、78歳ということになります。さすがに高齢の 衰えは顕著だが、難曲にひるむことなく立ち向って行く姿は天晴だ。

Sterling
CDA-18422(1CDR)
北欧の巨匠作曲家たち
グリーグ:バラード ト短調 Op.24
シベリウス:6つの即興曲 Op.5 第1番ト短調、第2番ト短調、第3番イ短調、第4番ホ短調、第5番ロ短調、第6番ホ長調
ステーンハンマル:3つの幻想曲 Op.11 第1番ロ短調/ロ長調、第2番ホ長調、第3番ロ短調/ロ長調
ニールセン:主題と変奏 FS81(Op.40)
マリア・シールグレーン(P)

録音:2019年9月29日、10月26日−27日、スウェーデン放送第2スタジオ(ストックホルム、スウェーデン)
ピアニスト、音楽教師として活動するスウェーデンのマリア・シールグレーンは、Sterlingから3枚のソロ・アルバムをリリースしてきました。ドメニコ・スカルラッティ、ドビュッシー、ラヴェル、パパンドプーロ、ファリャ、アルベニスを弾いた『地中海の音楽』(CDA16642)、シューマン、リスト、レーガー、シェックの『ロマンティックなシルエット』(CDA16802)、グリーグ、オネゲル、ショパン、フルメリ、リストの作品による『マリア・シールグレーン、リサイタル』(CDA16952)。
第4作のアルバムでは、異なる個性をもちながら、音楽様式に共通するところのある北欧の作曲家たちの作品によるプログラムが演奏されます。ノルウェーのグリーグ、フィンランドのシベリウス、スウェーデンのステーンハンマル、デンマークのカール・ニルセン。「アイスランドがないけれど」と語る彼女が「空気」を共有する音楽です。

※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


Treasures
TRE-236(1CDR)
ケンドラ〜MUZA録音集(リスト&ショパン)
ショパン:演奏会用ロンド「クラコヴィアク」Op.14*
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
 コンソレーション第3番
 パガニーニ大練習曲〜ラ・カンパネッラ
 ハンガリー狂詩曲第6番
 演奏会用パラフレーズ『リゴレット』
 愛の夢第3番/メフィスト・ワルツ第1番
 巡礼の年第2年イタリア〜ペトラルカのソネット第123番/第104番#
 忘れられたワルツ第1番#
ヴァディスワフ・ケンドラ(P)
ヴィトルド・ロヴィツキ(指)*
ワルシャワ国立PO*

録音:1960年6月28-29日*、1962年6月18-22日、1965年3月15-18,22日ベルリン、キリスト教会#(全てステレオ)
※音源:MUZA SX-0067*、MUZA SXL-0162、ETERNA 825-554#
◎収録時間:75:34
“ポーランドの名手、ケンドラが繰り広げるコクと香りを込めたリスト!!”
音源について
★ケンドラが1965年に録音したリスト作品集(ETERNA)は日本でもCDが広く流通しており名盤として名高いですが、それ以前にポーランドのMUZAにもほぼ同じ曲目の録音があることはあまり知られていないようです。両者とも演奏の特徴がほとんど同じなので、ケンドラが頻繁に演奏会でも取り上げていたお気に入りの選曲だったのでしょう。音質も共に明瞭ですが、ETERNAは、教会の残響を含んでいるので、MUZAの方がややピアノのタッチがが生々しく感じられます。ここでは、ETERNA盤でしか聴けない2曲を最後に収録しています。

★戦後初のショパン・コンクールで、ダヴィドヴィチ、ステファンスカと1位を競い合ったケンドラ(1918-1968)の比類なき音色の深み、呼吸の妙をたっぷり堪能できる一枚。指先の力だけで鍵盤を叩くのではなく、十分に弾き込んだ自信と確信に満ち溢れたピアニズムは新旧の録音に共通し、解釈もほとんど同じなのでとても優劣など付けられませんが、タッチに意思を明確に感じ取れるMUZA録音の方をまず第一に挙げたいと思います。
 中でも、明らかに新録音よりも魅力的なのは「ハンガリー狂詩曲第2番」。速いフリスカのリズムには足腰の強さと逞しさがあり、自作カデンツァの打鍵の威力、迫力、コーダの畳み掛けの決まり方も、こちらが優っています。
 「リゴレット・パラフレーズ」における、体全体で感じたリズムの惜しげもない表出ぶりが印象的。テーマをどこまでも愛おしんで歌い上げる様も清々しい限り。
 一方、ETERNAでまず印象的なのは教会の残響とブレンドした音像美。「ペトラルカのソネット第104番」などは、微かに鳥のさえずりが聞こえ、それらとのコラボレーションが独特の幻想的な空気を醸し出します。
 ETERNA(徳間)盤のレヴューに、「間のとり方に時代を感じる」とあるのを見たことがありますが、私にはどの部分を指しているのか見当がつきません。例えそうであっても、演奏の良し悪し、説得力、生命力とは何の関係もないはずです。古いせいで音楽の何かを歪めているのでしょうか?
 とにかく、このディスクから、ケンドラというピアニストの芸の粋を感じていただくことを願ってやみません。【2020年12月・湧々堂】

Claudio Records
CR-59952(3CDR)
NX-C06

CR-59956(1BD-R)
ブルーレイ・オーディオ
バッハ:無伴奏チェロ組曲
【CD 1】
組曲第1番ト長調 BWV 1007
組曲第2番ニ短調 BWV 1008
組曲第3番ハ長調 BWV 1009
【CD 2】
組曲第4番変ホ長調 BWV 1010
組曲第5番ハ短調 BWV 1011
【CD 3】
組曲第6番ニ長調 BWV 1012
※ BD-R(Audio)は1枚に収録
ロハン・デ・サラム(Vc)

録音:2009-2016年 聖バーソロミュー教会、ブライトン
192kHz/24bit
ブルーレイ・オーディオ:Full Definition 192kHz/24bit & 96kHz/24bit
1939年イギリス生まれのロハン・デ・サラムは、11歳でキジアーナ音楽院に入学してカサドに学び、16歳の時プエルトリコでカザルスから教え を受け、バルビローリ、ボールト、メータ、小澤征爾らと共演を重ねてきました。特に現代音楽の分野で高い評価を得ている彼が、満を持して 世に送り出す「無伴奏」全曲。Claudioレーベルが誇る優秀録音で登場です。
※この商品は、CD、ブルーレイ・オーディオ、いずれも、Recordableメディアです。

ALPHA
ALPHA-728(1CD)
ショパン:4つのバラードと4つの即興曲
即興曲 第1番変イ長調 Op. 29
即興曲 第2番嬰ヘ長調 Op. 36
即興曲 第3番変ト長調 Op. 51
幻想即興曲(即興曲 第4番) 嬰ハ短調 Op. 66
バラード 第1番ト短調 Op. 23
バラード 第2番ヘ長調 Op. 38
バラード 第3番変イ長調 Op. 47
バラード 第4番ヘ短調 Op. 52
アンナ・ヴィニツカヤ(P)

録音:2020年5-6月 フリードリヒ・エーベルト・ハレ、ハンブルク、ドイツ
ロシア出身で2007年のエリザベート王妃国際音楽コンクールのほか数々のコンクールを制し、2009年のデビュー盤以来、リリースするアルバ ムも常に話題となってきたヴィニツカヤ。これまで祖国ロシアの作品を中心に、ラヴェルなどでもダイナミックさと繊細さを両立させた素晴らしいア プローチを聴かせてきた彼女が、久しぶりにリリースするソロ・アルバムは待望のショパンです。冒頭の即興曲から、軽やかさの中に含みを待た せた独特の表情が実に見事。細やかで優しいフレーズを大きなクライマックスへ運んでゆく思い切った音作りや、一音一音を美しく響かせなが ら決して甘さに浸らない情感コントロールなど、期待通りの素晴らしいショパン像を作り上げています。

MClassics
MYCL-00004 (1SACD)
税込定価
軒下ランプ
加藤昌則:軒下ランプ
バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ BWV1013(ユーフォニアム版)
ベートーヴェン:モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7 つの変奏曲
メンデルスゾーン:無言歌 作品109
オリヴァー・ヴェースピ:ユーフォニアム協奏曲
フィリップ・スパーク:イーナの歌
佐藤采香(ユーフォニアム)
清水初海(P)

録音:2020 年9 月8-10 日 相模湖交流センター
2018 年リエクサ国際コンクール(フィンランド)にて日本人初の優勝を果たし、一躍管楽器界 のスター奏者として活躍著しい佐藤采香。2 年間のスイスでの留学を終え、より音楽性豊かにな って日本での本格的活動を開始しました。その第一弾となるのが、このアルバムです。佐藤の 最大の魅力である、包み込むような表情豊かな美しい音色と縦横無尽に躍動する技術を、十二 分に堪能出来る内容となりました。注目は、バッハの無伴奏。ユーフォニアムの豊かな音色が バッハの音楽と結びつき、崇高で温かみのある世界を構築しています。またアルバム・タイトル であり、佐藤より委嘱して作られた「軒下ランプ」は、「帰宅時に見た軒下にホンワカと灯る 燈に、ユーフォニアムの音をイメージした」佐藤の経験より着想されて生まれた叙情的な作品 です。その他技術的に高度なものを要求するヴェースピなど、聴きどころ満載のです。あらゆ るジャンルの音楽を真正面から受けとめ、自身の豊かな感性のもと昇華し表現する佐藤采香の 今と輝かしいと未来を感じるアルバムです。

SWR music
SWR-19096CD(1CD)
NX-B02
『グルダ・コンダクツ・アンド・プレイズ・グルダ-ジャズ』
フリードリヒ・グルダ(1930?2000):交響曲 ト長調* ※世界初録音、初発売
 Entree - 『ピアノ・ソナチネ』 より
フリッツ・パウアー(1943?2012):エチュード No.2 - 『メディテーション』 より
グルダ:ピアノ変奏曲
 No.4 - 『プレイ・ピアノ・プレイ』 より
 前奏曲とフーガ
フリードリヒ・グルダ(指、P)
シュトゥットガルトRSO*
南ドイツ放送ダンス・オーケストラ*

録音:1970年11月20日スタジオ・シュトゥットガルト、ヴィラ・ベルク(セッション)*
1971年6月6日ハイデルベルク・ジャズ・フェスティバル(ライヴ)
フリードリヒ・グルダの自作を中心としたジャズのパフォーマンスを収録したアルバム。中でも注目は、スタジオでセッション録音されていた「交響曲 ト長調」です。不思議なことに、この作品の存在はこれまで誰にも知られておらず、今回SWRのアーカイヴにグルダの過去の録音を探していた ところ、偶然発見されました。グルダが何のためにこの作品を書いたのか分かっておらず、さらに公開で演奏された形跡もありません。古典的な ソナタ形式にジャズのイディオムを融合させて作曲されており、ジャズ・バンドとクラシカルな弦楽合奏の共演の形で、各楽章10分以上、全3 楽章で35分という大作となっています。弦楽も含めた全体がスイングする様は圧巻ですが、ふとバロック音楽のようなフレーズが挿入されたり、 当時全盛だったムード音楽のような甘いストリングスやオーボエが聴かれたりと、グルダの持つ音楽性の幅広さがいかんなく発揮された聴き応え のある作品。こんな絶品が長い間埋もれていたとは驚きです。後半はハイデルベルクでのピアノ・ソロでのライヴを収録。美しいメロディとスリリン グな展開を併せ持つ、グルダならではの緩急を付けた音楽が素晴らしく、収められた拍手に聴衆との交流も感じられる、心温まる貴重な記録 です。

FIRST HAND RECORDS
FHR-78(1CD)
「蛾」
ラヴェル:鏡
メトネル第2即興曲(変奏曲形式で) Op.47
マイケル・ブラウン(P)

録音:2019年1月2-10日
コンポーザー・ピアニストとしても活躍するマイケル・ブラウンによるアルバム。メトネルの第2即興曲はテーマと15の変奏、終曲からなる作品として知 られていましたが、さらに2つの変奏の楽譜が新たに発見され、それらを含む形で世界初録音されたのがこのアルバムです。 (Ki)
FIRST HAND RECORDS
FHR-112(2CD)
シューマン、1839年
フモレスケ変ロ長調 Op.20
4つの夜曲Op.23/アラベスク ハ長調Op.18
花の曲 変ニ長調 Op.19
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
3つのロマンス Op.28
色とりどりの小品 Op.99-1〜3 3つの小品
色とりどりの小品Op.99-10 前奏曲 変ロ短調
4つの小品 Op.32-4 小フーガ
アルバムの綴り Op.124-19 幻想的小品
アレクサンドラ・パパステファノウ(P)

録音:2020年6月23日、7月28日
シューマンは同種の楽曲を集中して作ることがあり、1839年はピアノの年と言われています。このアルバムの収録曲は、1838年に書かれた「Op.99-1 〜3 3つの小品」を除いてすべてが1839年に書かれたもの。ちなみに翌年1840年は歌曲の作曲に集中した「歌の年」として知られています。
ジェルジ・シェボックやアルフレート・ブレンデルにもレッスンを受けたことのあるギリシャ生まれのピアニスト、アレクサンドラ・パパステファノウ。バッハ の平均律(FHR-65)、フランス組曲(FHR-70)に続く3枚目のアルバムです。 (Ki)

ONDINE
ODE-1381(1CD)
NX-B04
ノアゴー、ルーザス:無伴奏チェロ作品集
ペア・ノアゴー(1932-):ソナタ第1番(1951-1953)
 ソナタ第2番「2つの時代で」
 ソナタ第3番「What - is the Word!」(1999)
Sonata breve
ポウル・ルーザス(1949-):Bravourstudien 「武装した人」による変奏曲
ウィルヘルミナ・スミス(Vc)

録音:2019年6月3-5日
前作(ODE-1294)で北欧の2人の現代作曲家サロネンとサーリアホの無伴奏チェロ作品を堂々と聴かせた女性 チェリスト、ウィルヘルミナ・スミス。今作はデンマークの作曲家ノアゴーとルーザスの無伴奏作品に取り組みました。大 規模なオーケストラ作品で知られるノアゴー、5曲の交響曲で知られるルーザス。各々の個性的な作風は、このよう な小さな編成の作品でも生かされています。「無限セリー」と呼ばれる独自の作法を見出したノアゴーですが、初期 の作品はシベリウスやニールセンを思わせる抒情的な雰囲気を持っています。ソナタ第2番では、彼の作風の変遷を 目の当たりにすることができます。また、ルーザスが主題にしたのはルネサンス期に流行した作者不詳の世俗音楽 「武装した人」。様々な趣向を凝らした変奏が続き、主題が最後に奏されます。

Ars Produktion
ARS-38546(2CD)
ハープとピアノのためのオリジナル・オペラ編曲集
チャールズ・オベルトゥールベッリーニの歌劇 「夢遊病の女」 の主題による二重奏曲、ドニゼッティの歌劇 「ラ・ファヴォリータ」 のさまざまな主題
テオドール・ラバール:ドニゼッティの歌劇 「ラ・ファヴォリータ」 によるカプリース Op.111、
 ロッシーニの歌劇 「泥棒かささぎ」 の主題による二重奏曲
ヘンリー・スタイル:ロッシーニの歌劇 「セビリアの理髪師」 の三重唱「黙って、黙って、静かに、静かに」
ソフィー・ルシール・ラルマンド=デ・アルグス:ロッシーニの歌劇 「コリントの包囲」 の動機による幻想曲、
 マイアベーアの歌劇 「レスブルゴのエンマ」 による協奏的二重奏曲、
 エロールの歌劇 「マリー」の動機による幻想曲
フランソワ=ジョゼフ・ナデルマン(1781-1835):モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」の主題による変奏曲
ベネデット・ネグリ:ロッシーニの歌劇 「泥棒かささぎ」 の回想
ロベール・ニコラ=シャルル・ボクサ:ロッシーニの歌劇 「セビリアの理髪師」 より序曲
デュオ・プラセディス(P)

録音:2016年9月、2017年3月&6月
ハープとピアノのための貴重なレパートリーを次々と録音している親子アンサンブル、デュオ・プラセディス。本アルバムでは、古典派〜ロマン派に活躍した音楽家たちによるヴァラエティに富んだオペラ編曲をCD2枚にたっぷりと収録。単なる楽器の移し替えにとどまらない、魅力あるオリジナル編曲をお楽しみいただけます。
Ars Produktion
ARS-38548(1CD)
ショパン:24の練習曲 Op.10&Op.25 タチアナ・チェルニチカ(P)

録音:2016年1月&4月
ドイツのゲッティンゲンで開催されたショパン・コンクールで1位を受賞し、その後も数々の大会で好成績を残しているロシアのノボシビルスク出身のピアニスト、タチアナ・チェルニチカ。彼女の母、オルガ・ヴォルチコヴァ(1946-1984)はモスクワ音楽院でゲンリフ・ネイガウスやヤコフ・ザークに師事した優れたピアニストで、ノボシビルスクでショパンの24の練習曲全曲を一度の演奏会で弾き通した初めての人物とのこと。このアルバムはそんな母親の生誕70周年に捧げるため、ノボシビルスクの同じコンサートホールで録音されました。

Da Vinci Classics
C-00346(1CD)
イタリアからのポストカード〜ピアノ4手連弾によるイタリア音楽集
レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」(作曲家編曲による4手連弾版)、子供のための6つの小品 P.149
マリピエロ:アルメニア(作曲家編曲による4手連弾版/世界初録音)、間隔と静寂(作曲家編曲による4手連弾版/世界初録音)
マルトゥッチ:ヴェルディの歌劇「仮面舞踏会」による幻想曲 Op.8(世界初録音)
ジルダ・ブッタ&ヴィクトリア・テレキエフ(ピアノ4手連弾/ベーゼンドルファー)

録音:2019年7月8日−10日、ヤマハ・スタジオ(レズモ、イタリア)
20世紀イタリアを代表する音楽学者、音楽評論家であるマッシモ・ミラ(1910−1988)が「1880年世代」と呼んだとされるオットリーノ・レスピーギ、ジャン・フランチェスコ・マリピエロ、そしてジュゼッペ・マルトゥッチの3人のイタリアの大作曲家たちの「ピアノ4手連弾」のための作品を集めた、イタリアのレーベルならではのユニークかつ興味深いプログラム!
レスピーギの「ローマの噴水」、マリピエロの「アルメニア」と「間隔と静寂」は作曲家自身の編曲であり、レスピーギの「6つの小品」とマルトゥッチの「幻想曲 Op.8」はピアノ4手連弾のためのオリジナル作品。
オペラが隆盛を誇っていたイタリアにおいて、器楽音楽の復興に尽力を注ぎ、情熱を燃やした3人の作曲家たちならではの素晴らしき「仕事」と言えるでしょう。
映画「海の上のピアニスト」や、ヨーヨー・マの大ヒット・アルバム「ヨーヨー・マ・プレイズ・エンニオ・モリコーネ」にも参加し、モリコーネのスペシャリストとしても高名なイタリアの名女流ピアニスト、ジルダ・ブッタの参加も大きなポイント!
ブルガリア人の父とブルガリア系イタリア人の母の下にミラノで生まれ、パウル・バドゥラ=スコダに師事。デビューCDとなったマリピエロのピアノ作品集でその名を広めたヴィクトリア・テレキエフとのデュオが、色彩感、躍動感にあふれる演奏で19〜20世紀初頭のイタリアにおける器楽作品の魅力と重要性を伝えてくれます。
Da Vinci Classics
C-00236(1CD)
ラザール・ベルマン〜ミラノ・ライヴ1982〜1985
(1)リスト:メフィスト・ワルツ
録音(ライヴ):1985年10月16日、ミラノ
(2)リスト:巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」S.162
(3)リスト:シューベルトの「12の歌曲」S.558より アヴェ・マリア S.558-12、
 若き尼僧 S.558-6、
 糸を紡ぐグレートヒェン S.558-8、
 魔王 S.558-4
(4)スクリャービン:幻想曲ロ短調 Op.28
(5)ラフマニノフ:楽興の時第3番ロ短調 Op.16-3
(6)リスト:ハンガリー狂詩曲第9番変ホ長調 S.244-9「ペストの謝肉祭」
ラザール・ベルマン(P)

録音:(1)(ライヴ):1985年10月16日、ミラノ
(2)(ライヴ):1984年2月14日、ミラノ
(3)(4)(5)(ライヴ):1985年10月16日
(6)(ライヴ):1982年10月28日、ミラノ
ロシアン・ピアノ・スクール3大流派の一つである「ゴリデンヴェイゼル・スクール」に属し、20世紀のロシア・ピアノ界を代表するレジェンドの1人であるラザール・ベルマン(1930−2005)。
ダ・ヴィンチ・クラシックス(Da Vinci Classics)がCD化を実現したベルマンの未発表のライヴ録音集には、旧ソ連当局との軋轢が激化し、演奏活動を制限されていた1980年代の前半、イタリア、ミラノのミラノ音楽院のホールで収録された演奏の数々を収録。
ベルマンの代名詞であるリストの作品はもちろんのこと、2日前の1985年10月14日に他界したギレリスへの追悼として演奏されたラフマニノフの「楽興の時第3番」(1985年10月16日録音)など、旧ソ連政府の妨害を受けながらも、鉄のカーテンの外側での演奏を諦めなかったベルマンが遺してくれた非常に貴重な記録です。
ダ・ヴィンチ・クラシックスのヒストリカル・シリーズのアーティスティック・スーパーバイザーであるルカ・キエリーチと、ベルマンの息子でヴァイオリニストのパヴェル・ベルマンの協力によりCD化が実現しました。
Da Vinci Classics
C-00340(1CD)
リスト:演奏会用独奏曲
大演奏会用独奏曲 S.176
グレートヒェン S.513/死の舞踏 S.525
ピエル・カルミネ・ガルツィロ(P/YAMAHA CFX)

録音:ヴィラ・ボッシ(ボーディオ・ロンナーゴ、イタリア)
2016年の第4回セザール・フランク国際ピアノ・コンクール(ブリュッセル)で優勝と聴衆賞、第7回ピアノタレント・国際コンクール(ミラノ)で優勝など、持ち前のスキルと音楽性を発揮して様々なコンクールで優勝、入賞を果たしてきた1995年、ナポリ出身のピアニスト、ピエル・カルミネ・ガルツィロのデビュー・レコーディング!
デビュー・アルバムのリスト作品集では、「大演奏会用独奏曲」、「グレートヒェン」、そして「死の舞踏」という持ち味のヴィルトゥオージティが存分に活きる難曲3作品を選曲。YAMAHA CFXのコンサートグランドというパートナーを得て、堂々たる演奏を繰り広げてくれています。
Da Vinci Classics
C-00337(1CD)
ベートーヴェンの時代のオルガン
ルケージ:ソナタ ハ長調/ラスキュー:協奏交響曲ト長調
ネーフェ:ソナタ ニ短調
ベートーヴェン:フーガ ニ長調 WoO.31、
 フーガ ニ長調 Hess.238-2
クネヒト:6つの変奏付きアンダンティーノ ヘ長調
アルブレヒツベルガー:フーガ ホ短調
ベートーヴェン:アレグロ・アッサイ WoO.33、
 アレグロ・ノン・ピウ・モルト WoO.33
クネヒト:カンタービレ変ホ長調
ヴァンハル:前奏曲ハ長調
モランディ:エレヴァツィオーネ変ホ長調
シューベルト:フーガ ホ短調 Op.posth. 152/D.952
エウジェニオ・マリア・ファジアーニ(Org)

録音:2020年5月25日、サン・ミケーレ寺院(ブレッシャ、イタリア)
オルガンのレコーディングが活発なイタリアならではの「ベートーヴェン・アニヴァーサリー」は、ベートーヴェンとその同世代の作曲家たちによる「オルガン作品集」。
楽聖の師の1人であり聖シュテファン大聖堂の楽長も務めたアルブレヒツベルガー、ドイツの聖マルティン教会のオルガニストだったクネヒト、ウィーン古典派の大家の1人ヴァンハル、そしてシューベルトなど、その顔触れは多士済々!
イタリアのアレッツォのラ・ヴェルナ(フランシスコ修道会のサンクチュアリ)で2008年からオルガニストを務めているエウジェニオ・マリア・ファジアーニが、1430本のパイプを持つオルガンでベートーヴェンの時代の音楽を奏でます。
Da Vinci Classics
C-00349(1CD)
4手連弾の歴史〜4手連弾のためのフランス音楽集
ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」(4手連弾版)
フォーレ:組曲「ドリー」(4手連弾版)
ドビュッシー:小組曲 Op.56(4手連弾版)
サティ:風変わりな美女(4手連弾版)
プーランク:ソナタ FP.8(4手連弾版)
ルカ・アルナルド・マリア・コロンボ&知念杉子(ピアノ4手連弾)

録音:2020年7月、ミラノ(イタリア)
沖縄県那覇市出身の女流ピアニスト、知念杉子と、ミラノ音楽院で笠原みどりに師事した実力派、ルカ・アルナルド・マリア・コロンボの夫婦デュオによる"4手連弾"の「4種連弾の四季」(Da Vinci Classics/C00149)に続くセカンド・アルバムは、19世紀後半〜20世紀前半にかけてフランスで活躍した大作曲家たち5人の4手連弾作品集!
ラヴェルの「マ・メール・ロワ」をはじめとしたプログラムは、同じ母国、歴史的、文化的背景を持つ作曲家たちによって描かれた近代フランスにおけるピアノ音楽の歴史のハイライト。ロマン派から印象派、そして最初の表現主義に至る歴史を、ミラノの夫婦デュオの4本の手が紐解いてゆきます。
Da Vinci Classics
C-00282(1CD)
88鍵盤のための30本の指〜6手連弾のための作品集
シューベルト(リバ編):セレナード D.957-4
スヴェンセン(ハンセン編):祝祭ポロネーズ Op.12
テュイリエ:ボレロ・ブリラン「セビリアの一日」
アレッター:ボレロ「ラ・ベッラ・ピカドラ」Op.200-3
ツェルニー:ヴィクトリア・カドリーユ Op.594
パンツィーニ:トレ・ジーリ Op.5
ドリーヴ(ルーテロ―編):「シルヴィア」より ピチカート・ポルカ
シュトラウス2世(バイノフ編):トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214
シュトラウス1世(バイノフ編):ラデツキー行進曲 Op.228
ツェルニー:ロンド・ブリランテ Op.227、ベッリーニの歌劇「夢遊病の女」による幻想曲 Op.Posth
パンツィーニ:ヴェルディの歌劇「十字軍のロンバルディア人」によるディヴェルティメント
ダッチ:ヴェルディの歌劇「椿姫」の主題による幻想曲
トリオ・ピアニスティコ・ディ・ボローニャ〔シルヴィア・オルランディ(P)、アルベルト・スピネッリ(P)、アントネッラ・ヴェヘッティ(P)〕

録音:サーラ・デル・リドット、レッジョ劇場(トリノ)
イタリア、ボローニャのジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ音楽院で同級生だった3人のピアニストが、20年以上の時を経て2013年に結成した6手連弾のアンサンブル、トリオ・ピアニスティコ・ディ・ボローニャ。この「3人のピアニスト」による「6手連弾」のためのプログラムは、6手連弾のためのオリジナル作品とアレンジ作品の両方で構成。
シューベルトやスヴェンセン、シュトラウス親子の作品では、6手連弾が織りなすカラフルで躍動感豊かな演奏が作品の知られざる側面を表現。そしてツェルニーやパンツィーニたちによる6手連弾のオリジナル作品からは、19世紀当時、サロンや宮廷などで演奏され、聴衆を楽しませたであろう歴史と魅力が浮かび上がってきます。
88の鍵盤を舞台として60本の指が躍動する華麗なるピアノ・エンターテイメント。さあ、6手連弾の魅惑の世界へようこそ!
Da Vinci Classics
C-00276(1CD)
メルツ:ギター・ポートレート
祖国の花 Op.1/吟遊詩人の調べ Op.13より(オギンスキ編)/ロマンティック Op.19-1/3つの演奏会用小品 Op.65
アレッサンドロ・デイアーナ(G)

録音:2018年5月3日−10月10日、アッジュス(イタリア)
オーストリア=ハンガリー帝国のコンポーザー=ギタリストであり、アントン・ディアベッリ、マウロ・ジュリアーニ、ヴェンツェスラウス・マティーカ、ジモン・モリトールなどが活躍したウィーンでその才能を花開かせたヨハン・カスパール・メルツ(1806−1856)。
神経痛の治療薬の過剰摂取で死の淵をさまよい、晩年はウィーン動乱やハンガリー革命に巻き込まれ厳しい生活を強いられたもの、10弦ギターを駆使しギターの表現力を大幅に飛躍させた立役者として、その名を後世に残しています。
アレッサンドロ・デイアーナはイタリア、サッサリのルイジ・カネパ音楽院、フランス、パリのエコール・ノルマル音楽院でまなんだイタリアのギタリスト。エミリオ・プジョル国際、フェルナンド・ソル国際、マリア・ルイサ・アニード国際などの様々なコンクールでの入賞、受賞歴を持つ実力者です。
Da Vinci Classics
C-00277(1CD)
アド・アンティクァ〜無伴奏チェロのための音楽
サッリネン:エレジー Op.10
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
タマロ:トッカータ
アルビーニ:メヌエット・レント Op.66-1
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
カルヴァーニ:無伴奏チェロ組曲第3番「アド・アンティクオ」
コジモ・カロヴァーニ(Vc)

録音:2019年9月、ティチーノ(イタリア)
無伴奏チェロのためのレパートリーにおいて「20世紀の古典」としての地位にあるブリテンの無伴奏チェロ組曲の中から「第3番」を取り上げ、そこにリゲティやサリネン、そして2019年に作曲された3つの新作を組み合わせた「20〜21世紀の無伴奏チェロ作品集」。 シャルル・クロード1840年製のチェロを手に近現代の無伴奏レパートリーを繰り出すコジモ・カロヴァーニはフィレンツェ出身のコンポーザー=チェリスト。ミラノ・クラシカ室内Oの首席チェリストとして活躍する傍ら作曲活動も活発で、2018年にアヴィ・アヴィダルからマンドリン協奏曲の作曲の委嘱を受けるなどその活躍は目覚ましいものがあります。

Signum Classics
SIGCD-640(16CD)
バッハ:オルガン作品全集
■CD1〜トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565/ソナタ第1番変ホ長調 BWV.525/オルガン小品(幻想曲ト長調) BWV.572/6つのシュープラー・コラール〔BWV.645-650〕/前奏曲とフーガ ホ短調(リトル) BWV.533/コラール「わが心からの望み」 BWV.727/コラール「われは汝に依り頼む、主よ」 BWV.712/前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.546/
■CD2〜前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532/コラール「われを憐れみたまえ、おお主なる神よ」 BWV.721/コラール「最愛のイエスよ、われらここに集いて」 BWV.731/前奏曲とフーガ ト短調 BWV.535/ソナタ第2番ハ短調 BWV.526/協奏曲ト長調(原曲:ヨハン・エルンスト) BWV.592/フーガ ロ短調(コレッリの主題による) BWV.579/コラール「ただ神の摂理にまかす者」 BWV.691/コラール「ただ神の摂理にまかす者」 BWV.690/前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547/
■CD3〜幻想曲ト短調 BWV.542(i)/コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」 BWV.717/コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」 BWV.711/コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」 BWV.715/トッカータとフーガ ヘ長調 BWV.767/フーガ ト短調 BWV.578/前奏曲とフーガ ハ長調 BWB.545/コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ 」 BWV.709/コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ 」 BWV.726/フーガ ト短調 BWV.542(ii)/
■CD4〜ライプツィヒ・コラール集〔BWV.651-661〕/
■CD5〜ライプツィヒ・コラール集〔BWV.662-668a〕/ノイマイスター・コラール集〔BWV.719、BWV.1090-1098〕/
■CD6〜ノイマイスター・コラール集〔BWV.1099-1120、BWV.714a、BWV.742、BWV.737、BWV.957〕/パルティータ「おお罪人なるわれ、何をなすべきか」 BWV.770/
■CD7〜前奏曲とフーガ ト長調 BWV.550/コラール「高き天よりわれは来れり」 BWV.700/コラール「高き天よりわれは来れり」 BWV.738/コラール「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」 BWV.723/コラール「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」 BWV.722/コラール「われらキリストのともがら」 BWV.710/コラール「甘き喜びのうちに」 BWV.729/パストラーレ ヘ長調 BWV.590/フーガ ト長調(ジグ) BWV.577/コラール「わが魂は主をあがめ」(マニフィカトによるフーガ) BWV.733/カノン風変奏曲「高き天よりわれは来れり」 BWV.769/コラール「キリストをわれらを讃えまつらん」(フゲッタ) BWV.696/コラール「讃えられよ、イエス・キリスト」(フゲッタ) BWV.697/コラール「主キリスト、神の独り子」(フゲッタ) BWV.698/コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」(フゲッタ) BWV.699/コラール「高き空よりわれは来れり」(フゲッタ) BWV.701/コラール「神の御子は来たれり」(フゲッタ) BWV.703/コラール「全能の神に讃美あれ」(フゲッタ) BWV.704/前奏曲とフーガ イ長調 BWV.536/
■CD8〜前奏曲(トッカータ)とフーガ ホ長調 BWV.566/コラール「イエスよ、わが喜び」 BWV.713/コラール「いまぞ喜べ、汝らキリストのともがらよ」 BWV.734/ソナタ第3番ニ短調 BWV.527/レグレンツィの主題によるフーガ BWV.574/コラール「暁の星のいと美しきかな」 BWV.739/協奏曲ニ短調(原曲:ヴィヴァルディ Op.3-11) BWV.596/コラール「われ汝に別れを告げん」(幻想曲) BWV.735/コラール「天にましますわれらの父よ」 BWV.737/前奏曲とフーガ ト長調 BWV.541/
■CD9〜トッカータとフーガ ニ短調(ドリアン) BWV.538/コラール前奏曲「おお罪なき神の小羊よ」 BWV.Deest/コラール「イエス、わが信頼」 BWV.728/ソナタ第4番ホ短調 BWV.528/前奏曲ト長調 BWV.568/フーガ ヘ長調 BWV anh.42/協奏曲イ短調(原曲:ヴィヴァルディ Op.3-8) BWV.593/コラール「ああ主なる神よ」 BWV.714/コラール「われ汝に別れを告げん」 BWV.736/トリオ ト長調 BWV.1027a/前奏曲とフーガ ホ短調(ウェッジ) BWV.548/
■CD10〜前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.531/コラール「最愛のイエスよ、われらここに集いて」 BWV.730/コラール「われらが神は堅き砦」 BWV.720/幻想曲ト長調 BWV.571/「喜び迎えん、慈しみ深きイエス」によるパルティータ BW.768/幻想曲とフーガ ハ短調 BWV.537/コラール「イエスはわが慰め」 BWV.702/コラール「われらはみな唯一の神を信ず」 BWV.740/トリオ ハ短調(原曲:ファッシュ) BWV.585(アダージョ - アレグロ)/トリオ ト長調(原曲:テレマン) BWV.586/前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543/
■CD11〜幻想曲ハ短調 BWV.562/コラール「神の子は来たりたもう」 BWV.724/コラール「われいずこに逃れ行かん」 BWV.694/コラール「わがことを神に委ねん」 BWV.707/前奏曲とフーガ ニ短調(フィドル) BWV.539/コラール「キリストは死の縄目につながれたり」 BWV.695/コラール「主なる神よ、汝を讃えまつらん」 BWV.725/ソナタ第5番ハ長調 BWV.529/アリア ヘ長調(原曲:クープラン) BWV.587/協奏曲ハ長調(原曲:ジョン・エルンスト) BWV.595/パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582/
■CD12〜前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.549/コラール「キリストは死の縄目につながれたり」 BWV.718/幻想曲と模倣曲ロ短調 BWV.563/ソナタ第6番ト長調 BWV.530/幻想曲ハ長調 BWV.570/キリストよ、汝真昼の光」によるパルティータ BWV.766/トリオ ニ短調 BWV.583/前奏曲イ短調 BWV.569/コラール「キリストのともがらよ、こぞりて神を讃えまつれ」 BWV.732/コラール「最愛のイエスよ、われらここに集いて」 BWV.706a/トッカータ, アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564/
■CD13〜オルゲルビュヒライン BWV.599-644/
■CD14〜前奏曲とフーガ ヘ短調 BWV.534/カンツォーナ ニ短調 BWV.538/アラブレーヴェ ニ長調 BWV.589/フーガ ハ短調 BWV.575/協奏曲ハ長調(原曲:ヴィヴァルディのムガール大帝) BWV.594/前奏曲とフーガ イ短調 BWV.551/コラール「アダムの罪によりてすべては失われぬ」 BWV.705/コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」(幻想曲) BWV.716/前奏曲とフーガ ロ短調 BWV.544/
■CD15〜クラヴィーア練習曲集第3巻〔BWV.552(i)、BWV.669-681、BWV.802-805〕/
■CD16〜クラヴィーア練習曲集第3巻〔BWV.682-689、BWV.552(ii)〕
デイヴィッド・グード(Org)

録音:2015年1月5日−7日、2015年4月13日ー15日、2015年9月4日−6日、2016年1月2日−6日、2016年4月7日−9日、2016年8月15日−19日、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ礼拝堂(イギリス)
英国の才能溢れる若きオルガニストたちが集まる名門パブリックスクール、イートン・カレッジのオルガニストを務める名手デイヴィッド・グードによるバッハのオルガン作品全集。
デイヴィッド・グードがケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ・チャペルの有名なメッツラー・オルガンを弾き、2015年から2016年にかけて集中的にレコーディング、配信限定として徐々にリリースされてきた録音が、一挙16枚組全集BOXとしてCD化。付属する136ページにおよぶブックレット(英語)には、デイヴィッド・グードによるセットの解説、オルガニスト、ジョージ・パーソンズによる全作品の解説、アルファベット順による索引と作品番号順による索引が掲載されています。

Channel Classics
CCS-43221(1CD)
パガニーニ:24のカプリース+1
24のカプリース Op.1(1802-1817)/別れのカプリース(1833)
ニン・フェン(Vn)

録音:2020年1月、レモンストラント教会(レンスワウデ、オランダ)
※使用楽器:サミュエル・ジグムントヴィッチ2017
中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動するニン・フェン(?峰)は、ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクール、ユーディ・メニューイン国際コンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクールなどの権威あるコンクールで入賞し、2005年にマイケル・ヒル国際ヴァイオリン・コンクールで第1位を受賞。2006年にはパガニーニの故郷ジェノヴァで行われている歴史と権威あるヴァイオリン・コンクール、パガニーニ国際コンクールで第1位に輝いた、中国最高峰のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト。
2007年にパガニーニ・トリビュート・アルバム「ハロー・ミスター・パガニーニ(CCSSA80807)」でレコーディング・デビューを飾り、2019年にはパガニーニとヴュータンのヴァイオリン協奏曲集(CCS40719)をリリースし好評を得たニン・フェンが、ついにパガニーニの大本命となる「24のカプリース」を録音。ヴァイオリン超絶技巧作品のバイブルであるこの「24のカプリース」に、25番目のカプリースとも呼ばれる「別れのカプリース(Caprice d'adieu)」を組み合わせ、ニン・フェンの豊かな叙情性と音楽性、そして見事なまでの超絶テクニックを披露します。また、これまではストラディヴァリウスでの録音が多かったニン・フェンですが、今回の録音ではアイザック・スターンやヨーヨー・マが愛したという現代の名工、サミュエル・ジグムントヴィッチが2017年に製作した新しいヴァイオリンを使用しています。

Prima Facie
PFCD-120(1CDR)
ジェフ・カミングス=ナイト(b.1947):ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第1番嬰ハ長調
ロシアン・タブロー/3つの前奏曲
バラード
ダンカン・ハニーボーン(P)

録音:2019年8月5日、グランズデン・ホール(イギリス)
20世紀イギリス&アイルランドのピアノ音楽のスペシャリスト、ダンカン・ハニーボーンが奏でる、知られざるイギリスの現代作曲家、ジェフ・カミングス=ナイトの作品集。当アルバムには、1970年に作曲され、1984年にBBCラジオ3でヨークシャー出身の伝説的ピアニスト、フィリップ・チャリスが演奏した、ロシアン・タブローや、ダンカン・ハニーボーンによって初演された壮大なソナタを収録。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Prima Facie
PFCD-108(1CDR)
リチャード・フランシス(b.1946):独奏ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第2番 「アイルランドの思い出」
グレヴィル・クックの主題による大変奏曲
ピアノのためのより性格的小品
ダンカン・ハニーボーン(P)
2001年にグレジノグ国際作曲賞を受賞したリチャード・フランシスが、2006年から2015年にかけて作曲した独奏ピアノのための作品集。全曲、20世紀イギリス&アイルランドのピアノ音楽のスペシャリスト、ダンカン・ハニーボーンのために作曲された作品で構成。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

NAR Classical
NAR-119182(1CD)
ニキタ・マガロフ・プレイズ・ロベルト・シューマン
謝肉祭 Op.9
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
アラベスク ハ長調
ニキタ・マガロフ(P)

録音:1982年5月20日−21日、ミラノ(イタリア)
グルジア貴族の家系に生まれ、ロシアを離れた後はフランスとスイスを主な活躍の場として世界的な名声を誇った20世紀の巨匠ピアニストの1人、ニキタ・マガロフ(1912−1992)。
20世紀有数のショパン弾きとしても高名だったマガロフは同時にシューマンを得意としていたことでも知られ、中でも「謝肉祭」は数種類の録音が遺された十八番でもあります。
師であるイシドール・フィリップ、友人でもあったモーリス・ラヴェルが認め、絶賛したマガロフのピアニズム。1982年にミラノで奏でられたシューマンの3作品の記録がここに復活です。
NAR Classical
NAR-118182(1CD)
ショパン:ワルツ集
ワルツ第1番変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」/ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1「華麗なる円舞曲」/ワルツ第3番イ短調 Op.34-2「華麗なる円舞曲」/ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3「華麗なる円舞曲」/ワルツ第5番変イ長調 Op.42「大円舞曲」/ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1「小犬」/ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2/ワルツ第8番変イ長調 Op.64-3/ワルツ第9番変イ長調 Op.69-1「別れ」/ワルツ第10番ロ短調 Op.69-2/ワルツ第11番変ト長調 Op.70-1/ワルツ第12番ヘ短調 Op.70-2/ワルツ第13番変ニ長調 Op.70-3/ワルツ第14番ホ短調/ワルツ第15番ホ長調/ワルツ第16番変イ長調/ワルツ第18番変ホ長調/ワルツ第17番変ホ長調/ワルツ第19番イ短調/夜想曲第5番嬰ヘ長調 Op.15-2/夜想曲第16番変ホ長調 Op.55-2
ジェフリー・スワン(P)

録音:1995年7月14日−16日、ジャングル・スタジオ(ミラノ、イタリア)
ギャリック・オールソンと並ぶアメリカ屈指のショパン弾き、ジェフリー・スワンがショパンの19曲のワルツと2曲のノクターンをカップリング。
残念ながら今もその実力、実績に評価が追い付いていないジェフリー・スワン。そのショパン弾きとしての実力の片鱗を刻印した貴重な録音です。
NAR Classical
NAR-122182(1CD)
ベートーヴェン:後期三大ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79
ジェフリー・スワン(P)

録音:1998年9月20日−23日、ボルツァーノ(イタリア)
ジュリアード音楽院で博士号を取得し、1975年にカーネギー・ホールへデビュー。オールソンと並び立つアメリカにおける当代屈指のショパン弾きであるジェフリー・スワンが、その幅広いレパートリーを証明するかのように1998年に取り組んだ楽聖ベートーヴェンの「後期三大ソナタ集」。
コンクールでの華々しい受賞歴、ショパン・コンクールでのエピソードも納得の説得力ある演奏を、このベートーヴェンの「後期三大」でも披露してくれています。もっとその名を知られるべきピアニストの1人と言えるでしょう。
NAR Classical
NAR-135182(2CD)
ショパン:夜想曲集(第1番〜第18番)*
舟歌嬰ヘ長調 Op.60/幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61/2つの夜想曲 Op.62/マズルカ ヘ短調 Op.63-2/マズルカ嬰ハ短調 Op.63-3/ワルツ変ニ長調 Op.64-1「子犬」/ワルツ嬰ハ短調 Op.64-2/ワルツ変イ長調 Op.64-3/マズルカ ト短調 Op.67-2/マズルカ イ短調 Op.67-4
ディノ・チアーニ(P)

※デジタル・リマスタリング:アントニオ・スカヴッツォ
録音:1973年10月、トリノ*&1971年12月10日、ローマ
現在はクロアチアのリエカでかつてはイタリアのフューメにて生を受け、晩年のアルフレッド・コルトーから不世出の天才と絶大な評価を受けその将来が大きく期待されたものの、不慮の事故により32歳という若さで他界してしまったイタリアの伝説的ピアニスト、ディノ・チアーニ(1941−1974)。
ショパンの18曲の「夜想曲」はまさにその死の前年となる1973年、カップリングの数々の小品は1971に録音された演奏。母国イタリアで、その生涯の晩年に収録されたチアーニのショパンが、ディノ・チアーニ協会の協力を得て蘇ります。

NAR Classical
NAR-134182(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV.1007-1012
組曲第1番ト長調 BWV.1007/組曲第2番ニ短調 BWV.1008/組曲第6番ニ長調 BWV.1012/組曲第3番ハ長調 BWV.1009/組曲第4番変ホ長調 BWV.1010/組曲第5番ハ短調 BWV.1011
マリオ・ブルネロ(Vc)

録音(ライヴ録音):1993年1月−4月、トリノ音楽院(イタリア)
1960年イタリア生まれ。1986年の第8回チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、一躍世界最高峰のチェリストとしてその名を轟かせたイタリアの巨匠マリオ・ブルネロ。
ブルネロは2009年にペルージャでセッション録音でバッハの無伴奏チェロ組曲全曲を再録音しており、このNAR Classicalから復刻となる1993年の演奏は、自身1度目のまさに記念碑的録音。
トリノでのライヴ・レコーディングである1回目のバッハ無伴奏は、ブルネロの代表的録音の1つとして高い評価を受け続けてきたものです。

CANTATE
C-37631(1CDR)
ジークフリート・レダ・シュピールト
エルンスト・ペッピング(1901-1981):トッカータとフーガ 「我ら人生のただ中にあって」(1941)
ヨハン・ネポムク・ダーフィト(1895-1977):パルティータ 「主イエスは十字架にかかりたもう」(1952)
ジークフリート・レダ(1916-1968):聖母子像(1951)、
 7つのモノローグ(1953)
ヒンデミット:オルガン・ソナタ 第1番(1937)
ジークフリート・レダ(Org)

録音:1942年(ペッピング)、1955年&1964年(レダ)、1952年(ダーフィト)、1937年(ヒンデミット)
エルンスト・ペッピングやフーゴー・ディストラーに師事したドイツのオルガニスト、作曲家のジークフリート・レダ(1916-1968)が自作や同時代のオルガン作品を演奏した1枚。1930年代から60年代にかけての歴史的録音です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Tactus
TC-800201(1CD)
ジローラモ・バルビエーリ:オルガン作品集
シンフォニア/宗教的メロディとマルツィアーレ/フルートを模倣したアダージョとロンド/チェロを模倣したカンタービレ/フルート・ソロとアレグロ・マルツィアーレ/大オーケストラを模倣したシンフォニア/アンダンテ・モッソとマルツィアーレ/軍隊音楽を模倣して
マルコ・モラスキ(Org)

録音:2018年10月、サン・バッシアーノ教会(ピッツィゲットーネ、クレモナ)
1808年ピアチェンツァに生まれ、若いころから熟達したピアニスト&オルガニストとしてキャリアを築いたジローラモ・バルビエーリ(1808−1871)の代表的なオルガン作品集。ストップ(音色選択機構)を駆使してフルートやチェロ、オーケストラなど様々なサウンドを模倣した作品、そしてマルツィアーレ(行進曲風に)や軍楽を模した作品など、勇壮で軽快なオルガンを楽しめます。使用楽器は、ピッツィゲットーネのサン・バッシアーノ教会に建造されたアンジェロ・アマティ・オルガン(1843)で、ジローラモ・バルビエーリも当時のこけら落としに呼ばれたという記録が残っているオルガンです。
Tactus
TC-871380(3CD)
ウリッセ・マッテイ:オルガンとハーモニウムのためのオリジナル作品全集
CD1〜祝祭前奏曲/ロレートの聖母へ/エレジア/イン・メモリアム/ロレートの聖母への祈り/前奏曲/牧歌的な印象/牧歌とミュゼッタ/ソナタのテンポで/前奏曲ホ短調/コンテンプラツィオーネ/エグローガ/瞑想曲/CD2 〜 前奏曲*/ジガ*/フーガ前奏曲*/オッフェルトリオ*/ペンシエーロ・オスティナート*/ヴィジョーネ*/マルチア・デイ・レ・マジ*/アンダンテ*/瞑想曲*/前奏曲とフゲッタ*/カント・ノスタルジコ/エレジア/ヴィジョーネ/トッカータ=カリヨン/CD3 〜 結婚行進曲/カント・ノスタルジコ(2)/エレジア/ジガ/牧歌/哀歌/エレジア/トッカータ・ファンファーレ/協奏的練習曲/トッカータ ロ短調