湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


器楽曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。



Da Vinci Classics
C-00361(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(ラインベルガー&レーガー編曲2台ピアノ版) デュオ・モンティ=ビアンコ〔フェデリカ・モンティ(P)、ファビオ・ビアンコ(P)〕
※使用楽器:スタインウェイ、モデルD-274

録音:2020年9月17日−18日、エリオス・レコーディング(カステッランマーレ・ディ・スタービア、ナポリ、イタリア)
鍵盤音楽の絶対的な傑作の一つであり、また鍵盤技術の頂点の一つであり、それに取り組むすべての演奏家にとっても、この曲集を初めて聴く人にとっても果てしなく大きな存在であるバッハの「ゴルトベルク変奏曲」。 本来、二段鍵盤のチェンバロのために書かれた作品であるが故に、現代のピアノで演奏する際に避けては通れない頻出する両手の交差などの難題を解決する1つの方法として、 リヒテンシュタインの巨匠ヨーゼフ・ラインベルガー(1839−1901)が1883年に2台ピアノでの演奏のために編曲したものを、後年、ドイツの大作曲家マックス・レーガー(1873−1916)が手を加え改訂版として1915年に出版した「2台ピアノ版のゴルトベルク変奏曲」をイタリアのピアノ・デュオが奏でた新録音が登場!
音楽家や音楽愛好家にこの「真のハウスムジーク(家庭音楽)の宝」を知ってもらうため、大バッハへの尊敬の念を込めてラインベルガーが手懸けた「敬虔さに満ちた編曲」によって生まれた2台ピアノ版のゴルトベルク変奏曲を弾くのは、イタリア、ナポリを拠点に活躍するデュオ・モンティ=ビアンコ。 2007年にサン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院でディプロマを取得したフェデリカ・モンティとファビオ・ビアンコによって結成されたデュオ・モンティ=ビアンコは、2009年と2011年のローマ国際ピアノ・コンクールや、ニューヨークのブラッドショー・ブオーノ国際ピアノ・コンクールなどでの入賞歴を持つ実績十分のピアノ・デュオ。 「フニクリ・フニクラ」の誕生の街、ナポリのカステッランマーレ・ディ・スタービアで録音が行われた「2台ピアノ版」のゴルトベルク変奏曲にご注目下さい!

フォンテック
FOCD-9846(1CD)
税込定価
2021年3月11日発売
プレイズ・ピアソラ〜リマスターUHQCD
ピアソラ:チキリン・デ・バチン
エスクアロ/カフェ1930
ナイトクラブ1960/チャウ・パリ
ブエノスアイレスの夏*
ブエノスアイレスの秋*
ブエノスアイレスの冬*
ブエノスアイレスの春*
ワルツ風の詩
アルフレッド・ゴビの肖像
オブリビオン

國松竜次 編、*セルジオ・アサド 編
國松竜次(G)

録音:2012 年9 月5-7 日 相模湖交流センター
ギタリスト・作・編曲家としてオリジナリティ溢れる活動を続ける“現代のギター・ヴィルトゥオーゾ”國松竜 次。本年(2021 年)生誕100 年を迎えた“タンゴの革命児”アストル・ピアソラを讃え、2012 年にリリース した「プレイズ・ピアソラ」(FOCD9572)をリマスター+UHQCD にて再リリースします! 名手・國松がギター1 本でピアソラ作品に挑んだ本作を、ライヴのような臨場感とともにお楽しみください。
※本作は2012 年12 月発売「プレイズ・ピアソラ」(FOCD9572)をリマスタリングし、UHQCD(Ultimate Hi Quality CD)仕様に変更した再発売商品となります。

■Ultimate Hi Quality CD(UHQCD)とは?
新製法の微細転写技術と反射膜に特殊合金を採用した高音質CD です。全てのCD プレーヤーでお楽しみいただけます。 ※高音質とはマスタークオリティの再現性の高さを意味します。UHQCD ロゴはメモリーテック(株)の商標です。 (フォンテック)

オクタヴィア
OVCT-00183(1SACD)
税込定価
2021年3月24日発売
フランスの夜会
ラヴェル:ピアノ協奏曲*
ドビュッシー:月の光*
ラヴェル:ラ・ヴァルス
◇亡き王女のためのパヴァーヌ
プーランク:ナゼルの夜会
黒沼 香恋(P)
大友 直人(指)東京SO

録音:2020年3月6、8日 ミューザ川崎シンフォニーホール*、2020年12月17-18日 埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ)
今新星として注目を浴びる若手ピアニスト、黒沼香恋のファースト・アルバムの登場で す。すでに数々のコンクールで入賞を重ね、幅広く演奏活動を展開しています。中でも 2020年3月、コロナ禍の中開催され、視聴者10万人超を記録した「観客のいない音楽会」 ではソリストとしてラヴェルのピアノ協奏曲を披露。CD「Live fromMuza!」(OVCL-00726)と して発売され、多くの賛辞が寄せられました。 当盤にはそのラヴェルのピアノ協奏曲に加え、ドビュッシー、ラヴェル、プーランクの名作 を新たに収録。黒沼自身「魅惑的な色の世界を見せてくれる万華鏡」と語る、美しきフラ ンス・エスプリの世界を存分にお楽しみください。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCT-00185(2CD)
税込定価
2021年3月24日発売
シューベルト:後期ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ 第18番ト長調 D894 「幻想」
ピアノ・ソナタ 第19番ハ短調 D958
ピアノ・ソナタ 第20番イ長調 D959
ピアノ・ソナタ 第21番変ロ長調 D960
舘野 泉 (P)

録音:1991年1月14‐19日フィンランド、ヤルヴェンパ―、シベリウス・ホール
舘野泉にとってシューベルトは、若いころから愛奏のレパートリーでありながら、録音に は長い雌伏の歳月を経ねばなりませんでした。作品イメージが心の内に呼応し響き合う ようになったという90年代の初頭、舘野が50代後半を迎える時期、あたかもワインの熟 成を待っていたかのように花開くことになります。 シューベルト天性の歌謡性を尊びながら、その胸奥に潜む光と影を一音一音に乗せ、無 限に広がってゆく大河のような音楽が、ここにあります。 今も舘野の名盤としてこの一枚を挙げるファンも多い、90年代の代表作です。(オクタヴィア)

IBS CLASSICAL
IBS-182020(2CD)
NX-C01
バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲 BWV1007 - 1012 アシエル・ポロ(Vc)

録音:2019年9月9-13日
全てのチェロ奏者にとって聖典的な存在とされるヨハン・セバスティアン・バッハの『無伴奏チェロ組曲』。これまでに も数多くの名演が存在するこの至高の作品を、今回手掛けたのは1971年生まれのスペインの名手アシエル・ ポロ。彼はこの名作について「私たちを内面に導き、宇宙と未知に直面する絶対的な孤独に気付かせる」と語 り、虚飾を捨て総譜に向かい合い、バッハの音楽の本質を探っていきます。また、彼が録音場所に選んだセナル サのシトー会大学教会は14世紀に建てられた由緒ある建物で、巡礼者たちが絶え間なく訪れるために、喧騒 を避け、録音は深夜から早朝にかけて行われたそう。教会の神秘的な雰囲気が存分に捉えられた美しい響き も聴きどころです。
IBS CLASSICAL
IBS-162020(1CD)
エッセンス〜ピアノ・デュオのレパートリー集
モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K. 521
シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D. 940
メンデルスゾーン:アンダンテと華麗なアレグロ Op. 92
ウィリアム・ボルコム(1938-):ヘビのキス
アントン&マイテ・ピアノ・デュオ【アントン・ドルゴフ(P)、マイテ・レオン(P)】

録音:2019年12月1-4日
ピアノ連弾曲の重要なレパートリーであるモーツァルトとシューベルトの作品群。モーツァルトは9歳の時に初の連 弾作品を作曲、また、シューベルトは生涯にわたって30曲以上の連弾曲を残すなど、このジャンルに無尽蔵のイ ンスピレーションの源を見出していました。しかし、メンデルスゾーンは優れたピアニストであった妹が傍にいたにもか かわらず、連弾曲をほとんど残していません。それでもこのアルバムに収録された「アンダンテと華麗なアレグロ」は ピアノ・デュオとして驚くべきレベルを保っています。19世紀半ばになると連弾作品はさまざまな発展を遂げ、オー ケストラ作品のトランスクリプションも頻繁に行われるようになりました。20世紀のボルコム作品は、更に豊かな オーケストラの色彩が巧みにピアノへと置き換えられています。 アントン&マイテ・ピアノ・デュオは現在スペインにおいて、最も有望なアンサンブルの一つ。ピアノ・デュオの幅広い レパートリーと可能性を探り、常に新しい音楽シーンを提供しています。

Grand Piano
GP-867(1CD)
NX-B03
セリム・パルムグレン(1878-1951):ピアノ作品全集 第1集
ショパンの思い出 SP274(1892)
インテルメッツォ SP110(1895)
アリア SP9(1904)
前奏曲 Op. 1 No. 1(1896もしくはそれ以前)
幻影 Op. 1 No. 2(1897)
エチュード Op. 1 No. 3(1898もしくはそれ以前)
3つのピアノ小品 Op. 2(1898頃)
子守歌(作曲家自身による合唱曲「Tuutulaulu」 SP312のピアノ編曲版)(1903)
秋へのプロローグ SP288(1926もしくはそれ以前)
スタディ SP281(1906)
フィンランド抒情小曲集; ピアノのための12の小品 Op. 22 (1908 もしくはそれ以前)
ピアノ・ソナタ ニ短調 Op. 11(1901)
ヨウニ・ソメロ(P…Steinway & Sons, モデルD)

録音:2020年2月3-4日クーサー・ホール、クーサンコスキ(フィンランド)
パルムグレンは裕福な環境で育ち、少年時代から作曲をはじめ、14歳の時には「ショパンの思い出」(トラック1)を作曲するなど音楽的才能を開花させ ます。たびたびフィンランドを訪れていたフェルッチョ・ブゾーニの演奏を聴き、大きな感銘を受けた彼は、1895年にヘルシンキ音楽院へ入学、研鑽を積み ました。その後はベルリンに留学するとともに、ワイマールで憧れのブゾーニのレッスンを受け、演奏家と作曲家への足掛かりをつかみ、やがてピアニスト、作 曲家として活躍します。彼のピアノ曲の多くは自身で演奏するために書かれており、抒情的な旋律にはスカンジナビアの民謡的要素が多く用いられてい ます。GRAND PIANOレーベルでは、全300曲以上のピアノ曲を8巻のCDに分けて収録を予定しており、その第1作となるコノアルバムには世界初録 音となる「フィンランド抒情曲集」を含む多彩な作品を収録。「秋へのプロローグ」など、パルムグレンのあらゆる側面を紹介しています。ヨウニ・ソメロは現 代フィンランドで最も活躍するピアニストの一人。幅広いレパートリーを持ち、世界中の多くの国で3100回以上のコンサートを行っています。
Grand Piano
GP-872(2CD)
NX-C03
アン=ルイーズ・ブリヨン・ド・ジュイ(1744-1824): 見出されたピアノ・ソナタ集
ソナット(ソナタ) イ短調(1760-70頃)
ピアノのためのソナタ・コレクション第3集
(即興付き)(1760-70頃)
ソナタ第1番ハ短調
ソナタ第2番変ロ長調
ソナタ第3番ハ長調
ソナタ第4番ト短調
ソナタ第5番変ホ長調
ソナタ第6番ニ短調
ソナタ第7番変ロ長調
ソナタ第8番イ短調
ソナタ第9番ヘ短調
ソナタ第10番ト短調
ソナタ第11番ニ短調
ソナタ第12番ハ短調
ニコラス・ホルヴァート(P…Steinway & Sons, モデルD, No.248200)

録音:2020年10月12-23日
全て世界初録音
1744年、パリ生まれのブリヨン・ド・ジュイ。彼女は高い知名度を誇った女性鍵盤奏者で、当時新しい楽 器であったフォルテピアノを弾きこなし、あのボッケリーニが「彼女は最高の演奏者であり、最も難しい曲を 正確に、表現豊かに演奏する」と大絶賛。作品番号5の「6つのヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ」を 彼女に献呈したほどでした。アメリカ独立に多大な貢献をしたベンジャミン・フランクリンとも親しく、独立戦 争でアメリカが勝利した際には行進曲を作曲したというエピソードも残っています。このアルバムには10代 から20代の若き彼女の作品を収録、この時代の最先端の技術と様式を踏まえて書かれたこれらのソナタ のほとんどは、プライヴェートなサロンで演奏されるにとどまり、出版されることはありませんでしたが、後にカー ル・ツェルニーやフランツ・リストの演奏にも影響を与えたとされています。

TOCCATA
TOCC-0559(1CD)
NX-B03
ダグラス・マン(1929-2008):ピアノ曲全集
メヌエットとトリオ ト短調(1947/2004改訂)
マズルカ ニ短調(1947/2006改訂)
スケルツォ 嬰ヘ短調(1948/1989改訂)
ソナチネ ヘ短調(1950/1985/2001改訂)
夜想曲 変ニ長調(1944)
夜想曲 イ長調(1943)
夜想曲 ロ短調(1945/1988/2003改訂)
夜想曲 変ホ長調(1943)
夜想曲 変ホ短調(1946/1991/2004改訂)
インテルメッツォ イ短調(1947/2005改訂)
前奏曲第1番ホ短調(1944/2003改訂)
前奏曲第2番嬰ヘ短調(1946)
前奏曲第3番ニ長調(1947)
アルタ・アルニカーネ(P)

録音:2019年7月23日、10月9日リガ放送スタジオ(ラトヴィア)
世界初録音
数学における「半群理論」の優れた論文で知られ、スターリング大学の数学教授を務めたスコットランド出 身のウォルター・ダグラス・マン。日常的にはウォルターの名を用いることはなく、論文を書く時のみ「W.D.マ ン」と名乗った彼は、実は優れたピアニストであり、作曲家でもありました。幼年期から趣味で作曲を続け ていた彼は、大学時代には芸術学部に入学、数学の研究をしながら音楽を学び、以降、亡くなるまで音 楽への情熱を捨てることはありませんでした。このアルバムに収録された曲のほとんどは、学生時代に書い た曲を晩年に改訂したもので、どれもショパンやブラームス、そしてスコットランド民謡から影響を受けていま す。ピアニスト、アルタ・アルニカーネはダグラス・マンと直接の面識があり、ここでも共感を持って作品を演 奏しています。

Ars Produktion
ARS-38580S(1CD)
アルド・チッコリーニへのトリビュート〜モーツァルト、ショパン、カステルヌオーヴォ=テデスコ:ピアノ作品集
ショパン:夜想曲ハ短調 Op.48-1、
 夜想曲変ホ長調 Op.9-2、
 夜想曲嬰ハ短調 Op.post.
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」
ショパン:ワルツ イ短調 Op.34-2「華麗なる円舞曲」、
 ワルツ変ニ長調 Op.64-1「小犬」、
 ワルツ嬰ハ短調 Op.64-2
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ピエディグロッタ
ジェニー・バッソ(P/スタインウェイ)

録音:2019年12月、アウディトリウム・ノヴェチェント(ナポリ、イタリア)
「ジェニー・バッソは素晴らしい国際的なコンサートピアニストです。私は彼の魅惑的な音楽性と類まれなピアノ技術を高く評価しています。
揺るぎない個性を持った本物のアーティストであり、彼は偉大なコンサートホールでくつろいでいるように感じます。〜 アルド・チッコリーニ(2014年5月31日)」
20世紀〜21世紀初頭のピアノ界を代表する世界的巨匠であるアルド・チッコリーニ(1925−2015)がその晩年に教えを授けた最後の弟子の1人、ナポリ出身の逸材ジェニー・バッソのデビューアルバムは、師であるチッコリーニへのトリビュート・プログラム!
ジェニー・バッソはナポリ音楽院でアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの弟子であるルイージ・アヴェルナに師事し同音楽院を満点で卒業。
その後、パリのエコール・ノルマル音楽院に進むためフランスへと渡ったジェニー・バッソは、アルド・チッコリーニの自宅に住み込みで研鑽を積むことを認められ、チッコリーニの最後の弟子の1人として様々な教えを受けたのと同時に、チッコリーニが主催する国際マスタークラスの公式アシスタントを任されたという特筆すべき経歴の持ち主です。
今回、満を持して登場となるジェニー・バッソのデビュー・アルバムは、チッコリーニの重要なレパートリーでもあったモーツァルトの「トルコ行進曲」やショパンの「夜想曲」と「ワルツ」、そして師から教わったカステルヌオーヴォ=テデスコの「ピエディグロッタ」といったまさに今は亡き師に捧げる特別なプログラム。
ナポリで初めてチッコリーニに出会った際に弾き、両者の旅の出発点になったという特別な作品であるショパンの「ワルツ イ短調 Op.34-2」を筆頭とする全ての収録曲で発揮されているジェニー・バッソの才能は、新しい時代の到来を予感させる見事なもの。
チッコリーニの最後の弟子の1人であると同時に、ベネデッティ・ミケランジェリの系譜にも連なる逸材、堂々たるデビューです!

RUBICON
RUBI-067(1CD)
ピアノによるロシアのバレエ音楽集〜ワンス・アポン・ア・タイム
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」からの10の小品 Op.75
チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」 Op.71a(プレトニョフ編)
エスター・ビリンガー(P)
ヴァイオリニストのレア・ビリンガーとともに姉妹デュオ(デュオ・ビリンガー)としても華々しい活躍を見せるドイツ期待のピアニスト、エスター・ビリンガーが、Rubicon(ルビコン)より初のソロ・アルバムをリリース!
ソロ・デビューにあたってのプログラムは、「ペトルーシュカ」、「ロメオとジュリエット」、そしてプレトニョフ編の「くるみ割り人形」と、ロシアの偉大なバレエ音楽に基づくピアノ作品をセレクト。彼女の得意とする詩的な演奏で、数々の名旋律が飛び出す、美しく楽しいメルヘンの世界を描いています。
エスター・ビリンガーは、数多くの世界的ピアニストを育成したドイツの名教師、カール=ハインツ・ケマーリングに師事。第6回ヨハン・セバスティアン・バッハ国際コンクールで第1位に輝き、その才能に注目が集まりました。MDR音楽祭やライプツィヒ・バッハ音楽祭など各種音楽祭に招待され、オーケストラとの共演も数多く行うなど、その活躍ぶりと多才さが海外メディアに称賛されています。

NIFC
NIFCCD-118(1CD)
ポーランド・ロマン派のギター
スタニスワフ・シュチェパノフスキ(1811?−1877):涙 − 感情的な小品(マターニャ・オフィー復元)
ショパン:マズルカ イ短調 Op.7-2(ヤン・ネポムツェン・ボブロヴィチ編)
ヤン・ネポムツェン・ボブロヴィチ(1805−1881):ウクライナの歌の主題にる変奏曲 Op.7
ショパン:マズルカ 変ロ長調 Op.7-1(ボブロヴィチ編)
ボブロヴィチ:気晴らし − 華麗で易しいロンドー
フェリックス・ホレツキ(1796−1870):幻想曲 Op.40
マレク・ソコウォフスキ(1818−1883):ポスト − 音楽のイメージ(アーベル・ナジトーティ=トート編集)
ボブロヴィチ:モーツァルトの歌劇 「ドン・ジョヴァンニ」より 「お手をどうぞ」の主題による大変奏曲 Op.6
ショパン:マズルカ 変イ長調 Op.7-4、マズルカ ホ長調 Op.6-3、マズルカ ヘ短調 Op.7-3、マズルカ 変ホ短調 Op.6-4、マズルカ 嬰ハ短調 Op.6-2、マズルカ 嬰ヘ短調 Op.6-1(ボブロヴィチ編)
ソコウォフスキ:練習曲ニ長調(ナジトーティ=トート編集)
シュチェパノフスキ:序奏とポーランド国家「ポーランドは未だ滅びず」による華麗なる変奏曲(マターニャ・オフィー編集)
マテウシュ・コヴァルスキ(G)
※使用楽器:Karl-Heinz Roemmich, 2015

録音:2020年9月11日−14日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベルNIFCから、なんとギターのアルバムが登場!
ショパンのマズルカのギター版に、ショパンと同世代のポーランドの作曲家たちの小品、「お手をどうぞ(ラ・チ・ダレム)による変奏曲」、「ドンブロフスキのマズルカ(ポーランド国家『ポーランドは未だ滅びず』)による変奏曲」を組み合わせた、ポーランド・ロマン派のギター作品集。英国ヴィクトリア女王のために演奏したという"ギターの王"スタニスワフ・シュチェパノフスキ、"ギターのバビロン"の名を冠されたマレク・ソコウォフスキ、そしてフランツ・リストによって"ギターのショパン"と称されたヤン・ネポムツェン・ボブロヴィチなど、いずれも偉大なギターの名手でもあったポーランドの作曲家たちの作品によって、「ポーランドとギター」というあまり馴染みのないイメージが深く結びつきます。ショパンの編曲もすべてボブロヴィチの手によるもので、同時代に編曲・演奏されていたギター・トランスクリプションです。
演奏は、ショパン音楽大学を首席で卒業し、23歳でウィーン楽友協会と上海大劇院でデビュー、2019年にEuroStrings国際ギター・コンクール(欧州各地のコンクール覇者による大会)で優勝したポーランドの若きヴィルトゥオーゾ・ギタリスト、マテウシュ・コヴァルスキ。現代のクラシック・ギター・ファンのみならず、ショパン愛好家、ポーランド音楽愛好家にとっても注目すべき重要なアルバムとなることでしょう。

Hyperion
CDA-68366(2CD)
パガニーニ:24のカプリス Op.1
CD 1 〜 第1番ホ長調 アンダンテ/第2番ロ短調 モデラート/第3番ホ短調 ソステヌート - プレスト/第4番ハ短調 マエストーソ/第5番イ短調 アジタート/第6番ト短調 (アダージョ)/第7番イ短調 ポサート/第8番変ホ長調 マエストーソ/第9番ホ長調 アレグレット/第10番ト短調 ヴィヴァーチェ/第11番ハ長調 アンダンテ - プレスト/第12番変イ長調 アレグロ/CD 2〜第13番変ロ長調 アレグロ/第14番変ホ長調 モデラート/第15番ホ短調 ポサート/第16番ト短調 プレスト/第17番変ホ長調 ソステヌート - アンダンテ/第18番ハ長調 コレンテ:アレグロ/第19番変ホ長調 レント - アレグロ・アッサイ/第20番ニ長調 アレグレット/第21番イ長調 アモローゾ/第22番ヘ長調 マルカート/第23番変ホ長調 ポサート/第24番イ短調 主題と変奏:クアジ・プレスト
アリーナ・イブラギモヴァ(Vn)

録音:2020年5月18日−19日&31日、6月1日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
音楽の神ミューズに愛されたヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ。ハルトマンの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&組曲、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ、イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタに続く新たな無伴奏プログラム。1挺のヴァイオリン、4本の弦によって可能な技術的限界を試し、何世代にもわたるヴァイオリニストたちに究極の試練を与えてきたパガニーニの「24のカプリス Op.1」のレコーディングが実現。HyperionはこのパガニーニOp.1の録音を以前からアリーナに提案してきたものの、スケジュールの都合上、作品に対峙する時間が無く先送りが続いていました。しかし今回、新型コロナ禍におけるロックダウンにより時間的余裕を得たアリーナが遂に提案を受け入れ、録音を決断しました。「これらの作品に隠れる場所はなく、練習の近道もない」と語ったアリーナ・イブラギモヴァが、この機会に真摯に取り組み磨き上げたパガニーニ。ピンと張り詰めたレコーディング・スタジオの空気に、深く鋭く響くアンセルモ・ベッロシオ1775年頃製ヴァイオリンの音色。技術と表現力のすべてを注いで完成させた素晴らしき「24のカプリス」にどうぞご期待ください!
Hyperion
CDA-68344(1CD)
メンデルスゾーン:ピアノ独奏作品全集Vol.5
厳格な変奏曲ニ短調 Op.54
6つの子供の小品 Op.72 「クリスマスの小品集」
2つの子供の小品(1842)
変奏曲変ホ長調 Op.82
ゴンドラの歌イ長調 WoO.10
無言歌ヘ長調(c.1841) 「An Fraulein Doris Loewe」
歌 ニ長調(1843)
変奏曲変ロ長調 Op.83
3つの前奏曲 Op.104a
3つの練習曲 Op.104b
無言歌集第6集 Op.67
ハワード・シェリー(P)

録音:2019年11月21日−23日、殉教者聖シラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
膨大なレパートリーを誇り、ピアニスト、指揮者の両面で活躍するイギリスの名匠、ハワード・シェリーが鋭意取組中のプロジェクト。あまり馴染みのない作品も含めたメンデルスゾーンのピアノ独奏作品を体系的に探求するシリーズの第5巻。
「無言歌集第6集」や「クリスマスの小品集」、作品104の前奏曲&練習曲に、作品番号のないいくつかの小品を組み合わせ、不当に無視されてきたメンデルスゾーンのピアノ作品の魅力に光を当ててゆきます。
Hyperion
CDA-68327(1CD)
パンチョ・ヴラディゲロフ:エキゾチックな練習曲&インプレッション集
6つのエキゾチックな練習曲 Op.17
10のインプレッション(印象) Op.9
ナデジダ・ブラエワ(P)

録音:2019年8月28日−30日、殉教者聖シラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
ラザール・ベルマンに「彼女の才能は神から与えられたものだ」と称賛された、ブルガリア、ソフィア生まれの女流ピアニスト、ナデジダ・ブラエワ。「バッハ・ピアノ・トランスクリプションズ」シリーズの第10巻(CDA67873)でHyperionデビューを果たし、世界初録音を含むセルゲイ・ボルトキエヴィチのピアノ作品集(CDA68118)では英MusicWeb Internationalの「レコーディング・オヴ・ザ・イヤー2016」の1枚に選ばれたヴラエワのHyperion第3弾。ソフィアの国立音楽アカデミー(現在は彼の名が冠されている音楽院)でピアノ、室内楽、作曲の教授を務め、ブルガリア国民楽派の創設者とされるブルガリアの作曲家・ピアニスト・教師、パンチョ・ヴラディゲロフ(1899−1978)のピアノ作品集。
スペイン、ブルガリア、アラブ、スラヴなどの旋法が使われた「6つのエキゾチック(異国風)な練習曲」と、2度目のメンデルスゾーン賞を受賞した作品「10のインプレッション(印象)」で、ヴラディゲロフが取り入れた豊かなイディオム、エキサイティングなリズムとピアニスティックな挑戦を鮮烈に描きます。

MDG
MDG-90422056
(1SACD)
エミール=ロバート・ブランシェ(1877-1943):ピアノ作品集
トッカータOp.107-2
プレリュードOp.10-1/プレリュードOp.10-3
プレリュードOp.10-4/プレリュードOp.10-7
プレリュードOp.10-9/プレリュードOp.10-14
警告:1914年8月3日/主題と変奏Op.13
2つの練習曲Op.42-1
グロテスクなセレナーデ
スコッチ・リール/バラード第3番Op.32
スケルツォOp.40/トルコ狂詩曲
ノクターン/タランテラ
カール=アンドレアス・コリー(P)
スイスのピアニストで作曲であったエミール=ロバート・ブランシェによるピアノ作品集を、同じくスイス生まれのピアニスト、カール=アンドレアス・コリーによる 演奏で録音したアルバム。 エミール=ロバート・ブランシェは、ワイマールとベルリンで学んだ後、ローザンヌに戻り、音楽院で教鞭をとっていました。しかし40歳になると教職から退き、彼 の情熱は登山へと向けられます。演奏活動は時々行い、晩年は自作の曲をリサイタルで披露していました。独特の音楽性は超絶技巧とは一線を画すもので、カール =アンドレアス・コリーは、ブランシェ特有の深みを見事に表現しています。 (Ki)

ALPHA
ALPHA-669(2CD)
NX-C05
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV 846-869 アーロン・ピルザン(P)

録音:2020年6月 ドイチュラントフンク・カンマームジークザール、ケルン
1995年オーストリア生まれのアーロン・ピルザンは、モーツァルテウムでカール=ハインツ・ケマーリングに学んだのち、ハノーファー音楽学校のラ ルス・フォークトのもとで研鑽を積みました。2014年19歳にしてNaiveレーベルよりベートーヴェンとシューベルトの作品を収めたアルバムで CDデビュー、2018年にはチェロ奏者キアン・ソルターニとのデュオで名門ドイツ・グラモフォンからもアルバムを発表しています。 バッハの『平均律クラヴィーア曲集』はドイツ語でDas Wohltemperierte Klavierといい、これはどの調も程よく美しく響くように調律された 鍵盤楽器という意味になります。その調律法はそれぞれの音程差が均一ではない不等分律だったので、1オクターヴを十二等分する「平均 律」とは、実は違うものでした。 アーロン・ピルザンがALPHAレーベルから初めてリリースする『平均律』では、この「不等分律」にこだわり、調律師と共に楽器を理想的な調律 に仕上げています。その効果は冒頭のハ長調のプレリュードから絶大で、たいへん美しいピュアな響きが生まれました。さらにこの調律によっ て、調によっては逆に特徴的に発生する音の濁りをバッハがどのように利用しているか、という点にも着目し意識的に解釈に取り入れた、画期 的な演奏となっています。メリハリが明快ですっきりとした中に聴く者を惹きつける細やかな表現力が持ち味の彼の演奏は、これまでも特にバッ ハに於いて高い評価を得ていますが、曲ごとに極端なテンポ設定を施すようなことなく曲間の繋がりを大切にしながらも、それぞれの個性を見 事に引き出す瑞々しい音楽運び、そして美しいタッチは実に見事。多くは先に存在していた小曲を元に構成されたという成立過程を持つ曲 集ながらも、彼の手に掛かれば当初から必然的に構築された巨大な作品を聴いているかのような、自然な説得力を帯びて響きます。天才 の呼び声高く世界中で賞賛されるピルザンですが、ここに来てやっと本領発揮のCDアルバムが登場したといっても過言ではないでしょう。 日本語解説書には、ピアニストで録音プロデューサーの内藤晃氏書下ろしの解説と、アーロン・ピルザンのインタビュー邦訳を掲載しており、 不等分律の意図と背景が説明されています。

Gramola
GRAM-98015(2CD)
NX-C05
メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし チェン・ピシェン(P)

録音:2005年7月4日(ライヴ)
1950年に台湾で生まれたピアニスト、チェン・ピシェン(陳必先)。4歳からピアノのレッスンを始めすぐに才能を発揮、5歳の時には最初のコンサートを 行いました。9歳の時にはドイツに留学、1970年に卒業。ヨーロッパのメディアから「中国の奇跡」と称賛され数多くのオーケストラと共演し、ピアニスト として活発な活動を続けています。バッハ作品の録音で高く評価されていますが、同時に20世紀音楽にも造詣が深く、ブーレーズ、ケージ、シュ トックハウゼン、クルターグ作品の演奏を行っており、ドナウエッシンゲン音楽祭にも出演しています。このアルバムに収録されているのは2005年、ケルン で行われたメシアンの大作「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」のライヴ録音。煌めく響きと官能性を備えた全20曲を、揺るぎないテクニックで堂々と弾き こなしています。

Solo Musica
SM-344(1CD)
NX-B03
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番、第23番、第28番
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op. 10-3
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 「熱情」 Op. 57
ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op. 101
ジャン=ニコラ・ディアトキン(P)

録音:2020年7月6-9日
高名な医師一家に生まれ、6歳から音楽の勉強を始めたジャン=ニコラ・ディアトキン。1989年からクラウディ オ・アラウの弟子ルート・ネイエに師事、1994年にはナディア・ブーランジェの弟子、ナルシス・ボネから教えを受 け研鑽を積みました。最初は歌手の伴奏者として活動をはじめ、1999年頃からはソリストとしても活躍。作 品の本質を伝えるピアニストとして高く評価されています。このアルバムではベートーヴェンの3曲のソナタを演 奏。30年にわたる演奏経験と作品の探求から生まれた彼自身の解釈が反映されています。

CPO
CPO-555258(1CD)
NX-B02
ブルッフ:ピアノ作品選集
スウェーデン舞曲集 第1巻&第2巻 Op. 63(ピアノ編)
2つのピアノ小品 Op. 14
ヴァイオリン協奏曲第1番- アダージョ(ピアノ編)
歌劇「ローレライ」 Op. 16 - 前奏曲(ピアノ編)
6つのピアノ小品 Op. 12
オラトリオ『アキレウス』 Op. 50より
「Wettspiele zu Ehren des Patroklus パトロクロスを称える大会」(ピアノ編)
クリストフ・カイマー(P)

録音:2019年10月14-16日
ブルッフは、優れたピアニストであったにもかかわらず、楽器としてのピアノには否定的な感情を抱いていたよ うです。そんな彼がピアノ曲の作曲にのめりこんだのは晩年になってから。1912年の「2台のピアノのための 協奏曲」などは彼のピアノへの回帰が見て取れることでしょう。このアルバムには初期のピアノ小品と、ブルッ フ自身が独奏ピアノ曲へと編曲した「スウェーデン舞曲集」やヴァイオリン協奏曲のアダージョなど、ブルッフが 楽器としてのピアノの可能性を探求し、アレンジを施した作品が収録されています。また生涯美しい旋律を 愛したブルッフの信条も見て取れます。演奏はケルン出身のクリストフ・カイマー。ヘルマン・ゲッツのピアノ作 品(cpo 777879)やモシュコフスキのピアノ編曲集など個性的なレパートリーを持つピアニストです。

B RECORDS
LBM-031(1CD)
現代ピアノ作品集
フィリップ・ルルー(1959-):AMA(2009)
マシュー・チェンバレン:拒否されたバレエ音楽(2018)〜ロワイモヨン財団委嘱作
エリオット・カーター(1908-2012):ピアノについての2つの考察(2007)
アニー・フイ=シン・シア:RADIUS-(2017)〜ロワイモヨン財団委嘱作
マエル・バイイ(1988-):Oまだ用意されていない(2016)〜ロワイモヨン財団委嘱作
クセナキス(1922-2001):エヴリアリ(1973)
クラウディア・チャン(P)

録音:2020年10月24日(ライヴ)
ロワイモヨン音楽祭
カナダのピアニスト、クラウディア・チャンが演奏する現代のピアノ作品集。現代といっても、1973年のクセナキスから2018年の チェンバレンまで、作曲年代が40年以上にわたる様々な手法を用いた作品が収録されており、時代の変遷が楽しめます。ク ラウディア・チャンは第33回エックハルト・グラマッテ音楽コンクールで優勝を飾り、2017年から2020年までロワイヨモン財団の アーティスト・イン・レジデンスを務めた現代音楽のオーソリティです。

DIVERSIONS
DDV-24169(1CD)
NX-A14
バッハ:鍵盤楽器のための作品集
トッカータ ニ長調 BWV 912
イギリス組曲第2番イ短調 BWV 807
パルティータ第1番変ロ長調 BWV 825
半音階幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903
ジル・クロスランド(P)

録音:2003年3月2日
ウェスト・ヨークシャー出身のピアニスト、ジル・クロスランドが演奏するバッハの4つの作品。彼女は王立 ノーザン音楽大学で学んだ後、ウィーンに留学。パウル・バドゥラ=スコダとサリー・サージェントに師事し研鑽 を積みました。バロック期と古典派の作品をレパートリーの主軸に据え、とりわけバッハ作品をピアノで演奏す ることに関心を抱いており、これまでにも「ゴルトベルク変奏曲」や「平均律クラヴィーア曲集」をリリース。どれも 高く評価されています。このアルバムは彼女がウィグモア・ホールにデビューする1年前の2003年に録音され た1枚です。

DIVINE ART
DDA-25213(1CD)
NX-B07
1847年、イスタンブールのリスト
リスト:ジュゼッペ・ドニゼッティの行進曲による大パラフレーズ S. 407〜スルタン・アブデュルメジト・ハーンのために
リスト:「ランメルモールのルチア」の回想 S. 397
ウェーバー:舞踏への勧誘 Op. 65
ショパン:マズルカ ロ短調 Op. 33 No. 4
リスト:ベッリーニの歌劇「清教徒」より序奏とポロネーズ S. 391
シューベルト/リスト編)):魔王 S. 558
リスト:MAGYAR DALOK ハンガリーの歌 S. 242より
 Lento
 Andantino
  Sehr Langsam
リスト:ノルマの回想 S. 394
ゼイネプ・ユチバシャラン(P)

録音:2012年6月21-22日
1847年、フランツ・リストはイスタンブール(当時はコンスタンティノーブル)を訪れ、彼のために特別に設えら れたエラールのピアノでリサイタルを行いました。リストはこの地にほぼ1か月滞在し、スルタンの宮殿でも2回 演奏、高く評価されました。当時のイスタンブールは西洋文化の中心地であり、イタリアやフランスからもたらさ れたオペラが人気を誇っていたため、リストが得意としたオペラのトランスクリプションも聴衆から大好評をもって 迎えられました。このアルバムは、リストがそれらのコンサートで採り上げた作品の中から、トルコ系アメリカ人の ピアニスト、ゼイネプ・ユチバシャランが曲を厳選。超絶技巧を要することで知られる「ノルマの回想」などを 堂々と演奏しています。

Hortus
HORTUS-152(1CD)
若き日のドビュッシー
ベルガマスク組曲/『夢想』
舞曲(スティリー風タランテラ)L.69
バラード L.70
ロマンティックなワルツ L.71
マズルカ L.67/ピアノのために L.95
スケッチブックから L.99
仮面 L.105/版画
マッテオ・フォッシ(P)

録音:2017年/イタリア
HORTUSレーベルの看板アーティスト、マッテオ・フォッシによるドビュッシー・アルバムの登場!「ベルガマスク組曲」、「ピアノのために」、「版画」という代表 曲だけでなく、スケッチブックから『海』のテーマが収められている「スケッチブックから」など、演奏されることの少ない作品も収録。フォッシ自身も満足の出来 栄えと語っています。
フォッシは1978年フィレンツェ生まれ。幼少期からフィエーゾレ音楽院でピアノと室内楽を学び、フェラーラ音楽院を最優秀の成績で卒業。その後、ミラノ・ トリオ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、マウリツィオ・ポリーニのマスタークラスを受講するなどして研鑽を積みました。現在ではイタリアの最も重要な演 奏家の一人として活躍し、HORTUSレーベルからブラームス(HORTUS-108)、シューマン(HORTUS-120)、シューベルト(HORTUS-141)、ショパン (HORTUS-170)をリリースしており、豊かな表現で魅了しています。 (Ki)

Naive
V-5468[NA](1CD)
いつ踊ればいい?
ガーシュウィン:いつ踊ればいい?
アート・テイタム:二人でお茶を
ウィリアム・ボルコム:ゴースト・ラグ
ファッツ・ワーラー:ヴァイパーズ・ドラッグ
ピアソラ:リベルタンゴ
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲Op.2(全3曲)
ファリャ:火祭りの踊り
ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
サン=サーンス:ワルツ形式による練習曲
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲(全6曲)
ストラヴィンスキー:タンゴ
スクリャービン:ワルツ変イ長調Op.38
ラフマニノフ(ヴャチェスラフ・グリャズノフ編):イタリアン・ポルカ
リーズ・ドゥ・ラ・サール(P)

録音:2020年8月29-31日/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
リーズ・ドゥ・ラ・サール久々の独奏アルバムの登場です。アルバムのテーマはダンス。アメリカ、アルゼンチン、スペイン、フランス、ハンガリー、ロシア6カ国の 民俗的な踊りに基づくピアノ曲を集めています。とはいえ、選曲は凝っていてマニアックなタイトルが壮観。 北アメリカはジャズのリズムによる4篇。アート・テイタムやウィリアム・ボルコムの超絶技巧的なナンバーで強烈なスウィングを示し、南米とスペインでは妖しげ な官能性を撒き散らします。母国フランスはサン=サーンスとラヴェルの優雅で洗練された抑制も聴かせてくれます。一変バルトークの「ルーマニア民俗舞曲」では 濃厚な民族色、ロシアではロマンティックな歌い回しなど多彩な表現力が増していて、成長ぶりが伺えます。 彼女は幼少期からバレエを習い、踊ることが大好きだったとのこと。表現方法は違えど、踊りを誰かと共有するという世界共通の感覚に挑戦します。


Hanssler
HC-20084(4CD)
イヴァン・モラヴェツ・エディション〜モーツァルト、ショパン、ヤナーチェク、ハイド
■CD1
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
■CD2
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491(カデンツァ:エドウィン・フィッシャー/モラヴェツ編)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503(カデンツァ:カール・ライネッケ/モラヴェツ編)
■CD3
ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番ニ長調 XVI:37
ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ 変ホ短調「1905年10月1日の街角で」
ヤナーチェク:霧の中で
ショパン:24の前奏曲 Op.28より第17番変ロ長調、第18番 ヘ短調、第19番変ホ長調、第20番ハ短調、第21番 変ロ長調、第22番ト短調、第23番ヘ長調、第24番 ニ短調
ドビュッシー:「オンディーヌ」〜前奏曲集第2集より
ショパン:マズルカ 嬰ハ短調/マズルカ イ短調
■CD4
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
バラード第4番ヘ短調 Op.52
マズルカ第40番ヘ短調 Op.63-2
マズルカ第5番変ロ長調 Op.7-1
マズルカ第25番ロ短調 Op.33-4
幻想曲 ヘ短調 Op.49
ポロネーズ第7番「幻想」
イヴァン・モラヴェツ(P)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
サー・ネヴィル・マリナー(指)

録音:【CD1】1997年4月ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
【CD2】1995年10月ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
【CD3】2000年プラハの春音楽祭(ライヴ)
【CD4】2002年11月11-13日アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ(ニューヨーク)
2015年7月27日に惜しまれつつ亡くなったチェコを代表するピアニスト、イヴァン・モラヴェツは2020年に生誕90周年、歿後5周年を迎えました。これを 記念して独ヘンスラー・レーベルより4CDセットが登場。その内容はモラヴェツの誉れ高き名演、1990年代にマリナー&アカデミー室内管と録音したモーツァル トのピアノ協奏曲4篇(第20、23、24、25番)の嬉しい再発売に加えて、2000年に開かれたプラハの春音楽祭におけるリサイタル(ハイドン、ヤナーチェク、ショ パン、ドビュッシー)、そして2002年11月、ニューヨークで収録されたオール・ショパン・プログラムです。 モラヴェツは1930年11月9日プラハ生まれ。プラハ音楽院にてエルナ・グリュンフェルトに、プラハ芸術アカデミーでイロナ・シュチェパーノヴァーに師事しま した。1946年にプラハでデビューし演奏活動に入るも一時腕の故障で活動を中断。しかし、1962年のプラハの春音楽祭にて再起し、以後ソロとして20回以上 出演しております。1959年にイギリスに、1964年にアメリカにてデビューし、活躍の場を広げ、1971年に初来日をはたしております。当セットでは巨匠モラヴェ ツ後年の名演を凝縮。のびやかできらめくタッチが魅力のモラヴェツの至芸をお楽しみいただけます。

Challenge Classics
CC-72864(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006 ボブ・ファン・デル・アント(Vn)

録音:2019年6月7-8日、9月12-13日ヒルフェルスム、オムループ音楽センター
オランダのヴァイオリニスト、ボブ・ファン・デル・アントによるバッハの無伴奏。彼は10歳でオランダ・ユース・ストリング・オーケストラと共演し、2005年にア ムステルダムのコンセルトヘボウ大ホールでデビューしました。今回のレコーディングに使用した楽器は長年愛用しているヴァイオリンで、ジャン=バティスト・ヴィヨー ムが1828年に製作したもの。ストラディヴァリウスをモデルにしており、18世紀の楽器の典型的なサウンドを持っています。ガット弦とバロック弓を用いた、透明感 のある細やかな演奏です。 (Ki)

TRPTK
TTK-0053(1SACD)
Eternal Longing〜永遠の憧れ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
フランク:前奏曲,コラールとフーガ ロ短調 FWV21
シューマン:クライスレリアーナ Op.16
長谷川由輝子(P)

録音:2019年12月17-19日
現在オランダのハーグを拠点に活動している浜松市出身のピアニスト長谷川由輝子。洗練された音楽性と幅広いレパートリーに定評があり、フォルテピアノ奏者、 室内楽、ピアノ・デュオなど活躍は多岐にわたります。 今回『永遠の憧れ』と題されたアルバムに録音されたのは、彼女が生涯にわたってともにし、追求していきたい楽曲を選んだといいます。 ベートーヴェン最晩年のピアノ・ソナタ第31番。偉大なる作曲家の深淵に迫る演奏を聴かせてくれます。そしてフランクが62歳の作品「前奏曲、コラールとフー ガ」。磨きぬかれたタッチで繰り広げられる高貴で奥深い演奏です。最後には、ショパンに献呈された、シューマンのピアノ作品の傑作「クライスレリアーナ」。確か な技巧と、美しく心動かされる演奏を披露しています。 また、新進気鋭のエンジニア、ブレンドン・ハインストによる解像度の高い録音も必聴です。 (Ki)
TRPTK
TTK-0055(1SACD)
シューマン・コレクションVol.1
シューマン:謝肉祭 Op.9、
 幻想小曲集 Op.12、
 アラベスク Op.18
ニコラス・ヴ ァン・プーク(P)

録音:2020年6月26、27日オランダ、Westvest Church
オランダのピアニスト、ニコラス・ヴァン・プークによるシューマン・コレクション第1弾。音楽一家で育ち、アムステルダム音楽院でディヴィッド・クイケン、ヤン・ ヴァインの両氏に師事。またペライア、ブレンデル、アルゲリッチの教えも受けています。アムステルダム・コンセルトヘボウで行われたリサイタルでは、「オランダで今 最も才能あふれる若手音楽家」と絶賛されました。 この録音では、曖昧さを全く感じさせない冴えわたる技巧と、濃密でロマン溢れる音楽性で、シューマンの情感をたっぷりと堪能させてくれます。 また、新進気鋭のエンジニア、ブレンドン・ハインストによる解像度の高い録音も必聴です。 (Ki)
TRPTK
TTK-0056(1SACD)
暗い炎
アフメト・アドナン・サイグン:無伴奏チェロのためのパルティータOp.31
作曲者不詳:サリュ・ゲリン、ヒチェリエ・ヨルジュルック
ガスパール・カサド:無伴奏チェロ組曲、
 愛の言葉、ボアブディルの嘆き
スルハン・ツィンツァーゼ:無伴奏チェロのためのトッカータ、
 民謡の主題による5つの小品
ヨアヒム・エイジランダー(Vc)
オランダのチェリスト、ヨアヒム・エイジランダー。ユトレヒト、アムステルダム、ベルリンなどで研鑽を積み、2000年にルーベンスSQを結成。カルテッ トは国際コンクールで賞を獲得するなど世界的に認められています。現在は室内楽、ソロでの公演、そして後進の指導にもあったています。使用楽器は、チロリア ン・ヴァイオリンの製作者(作者不明)によってローマで1755年に作られた特別な楽器を使っています。 本アルバムは、トルコ5人組の一人であるアフメト・アドナン・サイグンのパルティータ。そして印象的なアルメニア民謡サリュ・ゲリン、トルコ民謡ヒチェリエ・ヨル ジュルック。スペインの偉大なチェリスト、ガスパール・カサドの作品。最後にはチェリストでもあり作曲家のジョージア(グルジア)のスルハン・ツィンツァーゼの作 品を収録しており、トルコ、ジョージア(グルジア)、スペイン、多様な文化が交錯する魅力的な内容です。

BIJIN CLASSICAL
BJN-1014(1CD)
モーツァルト作品集
ピアノ・ソナタ 第16(15)番ハ長調 K.545
ロンド イ短調 K.511
ピアノ・ソナタ 第11 番イ長調 K.331 (300i) 「トルコ行進曲付き」
アダージョ ロ短調 K.540
ロンド ニ長調 K.485
イリーナ・メジューエワ(P)
(P/ 1922年製のニューヨーク・スタインウェイ)

録音:2020 年9 月16 日〜17 日、新川文化ホール(富山県魚津市)
おなじみのソナタ二曲(K.545 & K.331)と、ロ ンド二曲(K.511 & K.485)、アダージョ(K.540)を組み合わせた珠玉のプログ ラム。モーツァルト特有の天国的な美しさから戦慄を覚えるような神秘性まで を見事に表出した演奏は、聴けば聴くほど魅力的です。使用楽器は1922 年製のニューヨーク・スタインウェイ。繊細なタッチが生み出す多彩な音色 を、ナチュラルなワンポイント録音でお楽しみください。

RHINE CLASSICS
RH-012(4CD)
「ルッジェーロ・リッチ・エディション2」〜新発見テープからのショウピース
■CD1(63:23)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV.1003〜3.アンダンテ、4.アレグロ
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ短調Op.27/4
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ第3番Op.31/2「外はとても好い天気だよ」(1924)
クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ=カプリースOp.6 (1911)
パガニーニ:24の奇想曲Op.1 (1802/17)〜第5, 7, 22, 24 番
(以下アンコール)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV.1006〜1.前奏曲
ヴィエニャフスキ:エチュード=カプリースOp.18 (1862)〜4.サルタレッラ
ヴィットリオ・ジャンニーニ(1903-66):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番(1940) *
■CD2(68:12)
ストラヴィンスキー:イタリア組曲(プルチネルラより) (1933/34)
ジャン・ユボー:ヴァイオリン協奏曲ハ長調 (1939)ピアノ伴奏
カバレフスキー:ヴァイオリンとピアノのための即興曲(映画音楽「サンクトペテルブルクの夜」から)Op.21/1 (1934)
クライスラー:「狩り」(カルティエのスタイルによる)
ヴァージル・トムソン:紡唄〜10の練習曲(1944)から第7番(リッチ編)
ミヨー:春Op.18 (1914)
ミヨー:ファランドールの踊り手たちOp.262 (1946)
アブラム・チャジンズ:3 つの小品Op.6(1925)〜練習曲嬰ハ短調(リッチ編)
フランツ・フォン・ヴェチェイ:奇想曲第1番イ短調「風」(1916)
パガニーニ:ラ・カンパネッラ(協奏曲第2番よりロンド) (パウル・コハンスキ編)
ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調Op.posth(ナタン・ミルシテイン編)
ヴィエニャフスキ:新しい手法(エチュード=カプリース)Op.10 よりラ・スタッカート
■CD3(74:21)
サラサーテ:アンダルシアのロマンス Op.22 No.1 (1878)
パガニーニ:「イ・パルピティ」Op.13 / M.S. 77 (1819)
フランチェスコ・ジェミニアーニ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 IFG 24*
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ短調Op.27/4 (1923)
パガニーニ:パイジェルロの「水車屋の娘」の「わが心もはやうつろになりて」による序奏と変奏曲 Op. 38, MS 44(1827) *
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ短調Op.27/4 **
タルティーニ:ソナタ ト短調B.g5「悪魔のトリル」(クライスラー編&カデンツァ)#
パガニーニ:ラ・カンパネッラ(協奏曲第2番 Op.7 よりロンド(パウル・コハンスキ編)#
スメタナ:わが故郷よりJB 1:118〜 2.アンダンティーノ #
■CD4(74:10)
パガニーニ:24の奇想曲Op.1(無伴奏ヴァイオリンのための)M.S. 25(1802/17)
(以下アンコール)※リッチによるアナウンス
ヴィエニャフスキ:新しい手法(エチュード=カプリース)Op.10 よりラ・スタッカート
クライスラー:スケルツォ=カプリース(無伴奏ヴァイオリンのための) Op.6 (1911)
ルッジェーロ・リッチ(Vn)


■CD1(63:23)
ベルナルド・フランク(P)
録音:1946 年11 月21 日タウン・ホール,ニューヨーク(ライヴ)
1947 年10 月5 日カーネギー・ホール,ニューヨーク(初演ライヴ)*

■CD2(68:12)
ベルナルド・フランク(P)
録音:1947 年10 月5 日カーネギー・ホール,ニューヨーク(ライヴ録音)

■CD3(74:21)
オット・アルフォンス・グラエフ(P)
録音:1950 年9 月20 日アルテス・フンクハウス, フランクフルト(スタジオ録音)

録音:1953 年1 月17 日シュトゥットガルト(スタジオ録音) *
録音:1953 年2 月7 日ザールブリュッケン(スタジオ録音)**
コスタス・キドニアティス(P) #
録音:1970 年7 月アテネ(スタジオ録音)#

■CD4(74:10)
録音:1986 年11 月21 日テアトロ・コムナーレ, モンファルコーネ、イタリア(ライヴ)
イタリア系アメリカ人の偉大なヴァイオリニスト、ルッジェーロ・リッチ(1918-2012)のRHINE CLASSICS 第2弾。今回も新発 見のマスターばかりからCD 化されており、無伴奏のヴィルトゥオーゾ的なショウピースを中心としたラインナップです。3枚分 がライヴ録音と1枚がスタジオ録音となっています。
RHINE CLASSICS
RH-013(4CD)
「ルッジェーロ・リッチ・エディション3」〜新発見テープからのソナタ集
■CD1(72:18)
バルトーク:トランシルヴァニアの民謡によるソナチネ Sz.55 (1915)
チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出Op.42 (1878)〜スケルツォ ハ短調
パガニーニ:魔女たちの踊り Op.8 / M.S.19 (1813) (クライスラー編)
ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ ニ長調Op.4 (1852)
ヴェラチーニ:ラルゴ(マリオ・コルティ編)
パガニーニ:奇想曲第17番変ホ長調 Op.1(ソステヌート−アンダンテ)
サラサーテ:序奏とタランテラ Op.43 (1899)
パガニーニ:奇想曲第14番変ホ長調Op.1(モデラート)
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲Sz.56(1915)(ゾルタン・セーケイ編) *
パガニーニ:24の奇想曲 Op.1〜第5, 9, 17, 20, 24 番*
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調,Op.27/3「バラード」 (1923) *
エルンスト:「夏の名残のばら」#
■CD2(63:16)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV.1001
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12/1
ブロッホ:ヴァイオリン・ソナタ第1番(1920)
■CD3(72:47)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ長調 BWV1016
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108(1886/88)
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op.80(1938/46)
パガニーニ:24の奇想曲〜第16, 17, 24 番
■CD4(76:46)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV.1003
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96(1812)
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調Op.75(1885)
ラヴェル:ツィガーヌ M.76(1924)
マリア・テレジア・フォン・パラディス:シリリエンヌ(ヴァイオリンとピアノのための)
ルッジェーロ・リッチ(Vn)



■CD1(72:18)
カルロ・ブゾッティ(P)
録音:1952 年1 月15 日カーネギー・ホール、ニューヨーク(ライヴ録音)
カルロ・レーブニッツ(P)*
録音:1960 年4 月1 日スイス放送、ベルン(スタジオ録音)*
録音:1984 年5 月24 日ブダペスト(■CD4 ブダペスト・ライヴの最初のアンコール)#

■CD2(63:16)
カルロ・ブゾッティ(P)
録音:1958 年1 月22 日カーネギー・ホール,ニューヨーク(ライヴ録音)

■CD3(72:47)
ヘルムート・バルト(P)
録音:1964 年3 月5、6 日ザールブリュッケン(スタジオ録音)

■CD4(76:46)
フェレン・ラドス(P)
録音:1984 年5 月24 日ミュージック・アカデミー大ホール,ブダペスト(ライヴ)
イタリア系アメリカ人の偉大なヴァイオリニスト、ルッジェーロ・リッチ(1918-2012)の RHINE CLASSICS 第3弾は新発見の マスターばかりからCD 化されたソナタを中心としたプログラムです。

GALLO
GALLO-1631(1CD)
孤独 solitudes
ショパン:夜想曲 ヘ短調 Op.55-1
リスト:シューベルトのさすらい人
リスト:シューベルトの糸を紡ぐグレートヒェン
チャイコフスキー:「四季」 Op.37a〜秋の歌
ドビュッシー:雪の上の足跡
サティ:3 つのジムノペディ
ブラームス:3 つの間奏曲 Op.117
ベートーヴェン:6 つのバガテル Op.126
アダルベルト・マリア・リーヴァ(P)

録音:2020 年6 月19-20 日 イタリア ロンバルディア州クヴェーリオ、
「孤独 solitudes」と題されたピアノ曲集。選曲が巧く、短調ないしは物憂げな作品が 多く収録されていながらも、配列が工夫されていて、しみじみとした一晩の演奏会のよう に聞ける。 アダルベルト・マリア・リーヴァはここ十数年で著しく台頭して来たミラノ出身のピアニス ト。CD もいくつも出しており、しかもいずれもかなり意欲的な内容ばかり。名曲集的なCD はこれが初めてだろうが、リーヴァの情感豊かな潤い溢れる美しさにどっぷり浸れます。

CEMBAL D’AMOUR
CEMBCD-195(1CD)
モルデカイ・シェホリ・プレイズ・ショパン Vol.4
1825年〜1833年のマズルカ集(全23 曲)
マズルカ ト長調 KK.IIa/2/マズルカ 変ロ長調 KK.IIa/3/マズルカ イ短調 Op.68-2/ マズルカ ハ長調 Op.68-1/マズルカ ヘ長調 Op.68-3/マズルカ ニ長調 KK IVa/7/ マズルカ ヘ短調 Op.7-2a/マズルカ 嬰ヘ短調 Op.6-1/マズルカ 嬰ハ短調 Op.6-2/ マズルカ ホ長調 Op.6-3/マズルカ 変ホ短調 Op.6-4/マズルカ 変ロ長調 Op.7-1/ マズルカ イ短調 Op.7-2/マズルカ ヘ短調 Op.7-3/マズルカ 変イ長調 Op.7-4/ マズルカ ハ長調 Op.7-5/マズルカ ニ長調 KK.IVb/2/マズルカ 変ロ長調 KK.IVb/1/ マズルカ 変ロ長調 Op.17-1/マズルカ ホ短調 Op.17-2/マズルカ 変イ長調 Op.17-3/ マズルカ イ短調 Op.17-4/マズルカ ハ長調 KK.IVb/
モルデカイ・シェホリ(P)

録音:2020年夏 ラスベガス
モルデカイ・シェホリがショパンの録音に弾みをつけた。今回、マズルカ集が一気に 3 枚発売になります。モルデカイ・シェホ リは 1946 年、イスラエル、テルアヴィヴの生まれ。早くに才能を示し、米国に留学、ジュリアード音楽大学を修了しています。 現在は米国を拠点に活躍しています。シェホリはショパンを敬愛し得意にして来たことはこれまで発売された彼の CD で証明 済み。それだけに今回のCD では網羅的録音への意気込みが強く感じられます。 この第4 集にはショパンが1825 年から1833 年までに書いたマズルカが作曲順に並べられています。作品番号のつけられな かったKK 番号も5 曲含まれています。演奏はシェホリらしく、大ホールで大観衆を向こうに回すような演奏ではなく、サロンで ショパンが人々をうっとりさせたようなもの。録音会場も小さめの場所と思われます。
CEMBAL D’AMOUR
CEMBCD-196(1CD)
モルデカイ・シェホリ・プレイズ・ショパン Vol.5
1834年〜1839年のマズルカ集(全19 曲)
マズルカ 変イ長調 KK.IVb/4/マズルカ ト短調O p.24-1/マズルカ ハ長調 Op.24-2/ マズルカ 変イ長調 Op.24-3/マズルカ 変ロ短調 Op.24-4/マズルカ ト長調 Op.67-1/ マズルカ ハ長調 Op.67-3/マズルカ ハ短調 Op.30-1/マズルカ ロ短調O p.30-2/ マズルカ 変ニ長調 Op.30-3/マズルカ 嬰ハ短調 Op.30-4/マズルカ 嬰ト短調 Op.33-1/ マズルカ ニ長調 Op.33-2/マズルカ ハ長調 Op.33-3/マズルカ ロ短調 Op.33-4/ マズルカ ホ短調 Op.41-1(Op.41-2)/マズルカ ロ長調 Op.41-2(Op.41-3)/ マズルカ 変イ長調 Op.41-3(Op.41-4)/マズルカ 嬰ハ短調 Op.41-4(Op.41-1)
モルデカイ・シェホリ(P)

録音:2020年夏 ラスベガス
モルデカイ・シェホリによるショパン集第 5 巻にしてマズルカ集 3 枚の第 2 弾。モルデカイ・シェホリは 1946 年、イスラエ ル、テルアヴィヴの生まれ。長く米国で活躍しており、ニューヨークの演奏会には欠かせぬ一人になっています。この第5 集に はショパンが1834 年から1839 年までに書いたマズルカが作曲順に並べられています。シェホリのショパンは派手さはあまりな いが、そこにはピアニストではなくショパンを聞いてもらおうという謙虚な愛情が篭っており、じっくり味わえる沿道です。
CEMBAL D’AMOUR
CEMBCD-197(1CD)
モルデカイ・シェホリ・プレイズ・ショパン Vol.6
1840年〜1849年のマズルカ集(全17 曲)
マズルカ イ短調 KK.IIb/4 「ノートル・タン」/ マズルカ イ短調 KK.IIb/5 「エミル・ガイヤール」/ マズルカ ト長調 Op.50-1/マズルカ 変イ長調 Op.50-2/マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3/ マズルカ ロ長調 Op.56-1/マズルカ ハ長調 Op.56-2/マズルカ ハ短調 Op.56-3/ マズルカ イ短調 Op.59-1/マズルカ 変イ長調 Op.59-2/マズルカ 嬰ヘ短調 Op.59-3/ マズルカ ロ長調 Op.63-1/マズルカ ヘ短調 Op.63-2/マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3/ マズルカ イ短調 Op.67-4/マズルカ ト短調Op.67-2/マズルカ ヘ短調 Op.68-4
モルデカイ・シェホリ(P)

録音:2020年夏 ラスベガス
モルデカイ・シェホリによるショパン集第6 集はマズルカ集第3 集。モルデカイ・シェホリは1946 年、イスラエル、テルアヴ ィヴの生まれ。米国を中心に活躍しています。Cembal d'amour はシェホリがレコード会社の制約を受けずに自分の演奏活動 を記録し広めるために創設したレーベル。20 年を超える活動で既に100 点以上のCD を発売しています。その最新刊がこの ショパンの後期マズルカ集。1840 年から亡くなる 1849 年までの作品が作曲順に収録されています。後期のマズルカは有名 曲が多く、また作品番号が付けられていないながらも人気の高い「ノートル・タン」と「エミル・ガイヤール」も収録。ここでもシ ェホリの誠実な演奏が味わい深い。

Music&Arts
M&ACD-1301(3CD)
バッハ:パルティータ集(全曲)
第1 番変ロ長調 BWV825
第2 番ハ短調 BWV826
第3 番イ短調 BWV827
第4 番ニ長調 BWV828
第5 番ト長調 BWV829
第6 番ホ短調 BWV830
コリン・ティルニー(Cemb)

録音:2019 年5 月 カナダ ビクトリア
ブリティッシュ・コロンビア州
チェンバロの巨匠コリン・ティルニーがバッハの6つのパルティータを録音。1933 年10月31日生まれのティルニーは録音時85歳、しかし驚くべきは年齢ではなくその 演奏の素晴らしさ。柔らかい音色とゆったりした流れでじっくりとバッハの音楽を広げ るティルニーの演奏には、道を究めた者だけが得られる達観があり、一貫して落ち 着き払ったいながらバッハならではの雄大な世界が広がる。カナダに移住して以降 はチェンバロの演奏と教育にほぼ専念しているティルニーだからこそのこのバッハの パルティータだ。 コリン・ブースが 1984 年に製作したチェンバロ(1728 年のハンブルクのクリスティア ン・ツェル製作のチェンバロに基づく)を使用。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-396(1CD)
シューマン:アレグロ ロ短調 Op.8
色とりどりの小品 Op.99
ピアノ・ソナタ第1 番嬰ヘ短調 Op.11
アルトゥール・ピサロ(P)

録音:2019 年10 月28-30 日 イタリア,ペスカーラ
※日本語オビ・解説付き
1990 年のリーズ国際ピアノ・コンクールで優勝したポルトガルの人気ピアニスト、 アルトゥール・ピサロの弾くシューマン。14 曲の「色とりどりの小品」はシューマンの素 敵なピアノ小品集にもかかわらず全曲では演奏も録音もあまり機会が多くない不遇 な作品。しかしさすがはピサロ、ロマンティシズム豊か溢れる美しい演奏この作品が まごうことなくシューマンの傑作であることを知らしめてくれます。また極めてシューマン らしいがゆえに人気では今一つのピアノ・ソナタ第 1 番も、ピサロがじっくり向き合っ て丁寧に音楽を取り扱うことで真の魅力に触れることができます。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-391(3CD)
リスト:巡礼の年第1年〜第3年
巡礼の年第1 年「スイス」 S.160
巡礼の年第2 年「イタリア」 S.161
巡礼の年第3 年 S.163
ミケーレ・カンパネッラ(P)

録音:2019 年12 月9-15 日 イタリア,ペスカーラ
※日本語オビ・解説付き
1947 年生まれのイタリアのピアニスト、ミケーレ・カンパネッラによるリストの巡礼の年 3 作、全 23 曲。カンパネッラは学生の頃にリストに取り組んで以来、納得できる演奏に達してから録音す ることを目標にしていたそうで、なんと 50 年もの時間と経験が必要だったという。まさに満を持し た録音だが、その演奏が素晴らしい。力の抜けきった音から静かに広がる情感は、腕が立つと いうだけでは決して到達できないリストの真の詩情でしょう。これはむしろリストが苦手という人こそ 聞くべき演奏だ。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-393(1CD)
[p]ers[on]a mis[ce]llanea〜ポンセ:ギター作品集
ギター・ソナタ第3 番
ギター・ソナタ第1 番「メキシコ・ソナタ」
3 つのメキシコ民謡(鳥小屋/あなたに私の心を/ラ・ヴァレンティナ)
6 つの短い前奏曲(モデラート1/アンダンテ/モデラート2/アレグレット・エスプ
レッシーヴォ/アレグレット・コン・モト/アレグレット)
前奏曲
スペインのフォリアに基づく変奏曲とフーガ
ベルトランド・チャヴァリー
ア=アルドレーテ(G)

録音:2019 年12 月16-20 日 イタリア,ペスカーラ
※日本語オビ・解説付き
ベルトランド・チャヴァリーア=アルドレーテのODRADEK への2 枚目のCD(1 枚目はODRCD-346)。メキシコの作曲家、マヌエル・ポンセ(1882-1948)のギター作品集。チャヴァリーア=アル ドレーテはフランスのリヨン生まれでパリ在住だが、メキシコ=スペイン系で、メキシコの偉大な作 曲家ポンセには大きな敬意を抱いています。彼の演奏は高度な技術による洗練された響きが素晴 らしいのだが、それでもなお音楽の奥にメキシコ魂といったものが感じられます。ちなみにチャヴァ リーア=アルドレーテは造形美術家としても活躍しており、メキシコの民俗仮面をつけた写真 や、ポンセの作品に触発された絵画の写真なども面白い。

カメラータ
CMCD-28377(1CD)
税込定価
2021年2月28日発売
ピアノ・ポエム〜一柳慧:ピアノ作品集
一柳慧:ピアノ・メディア(1972)
タイム・シークエンス(1976)
雲の表情T〜V(1985)
インター・コンツェルト(1987)
限りなき湧水(1990)
ピアノ・ポエム(2003)
藤原亜美(P)

録音:2020年11月/埼玉
 作曲家・一柳慧自身の選曲により、「ピアノ・メディア」(1972)か ら「ピアノ・ポエム」(2003)に至る30余年に作曲されたピアノ作品を 収録。  ピアニストの技術的限界に迫る難曲から、詩の朗読のような表現の 問題に焦点をあてた作品まで、さまざまなタイプの楽曲が、藤原亜美に より深い理解と共感をもって演奏されています。 作曲家の絶大な信頼を得た名ピアニストによる、現代の銘品をお聴 きください。

Da Vinci Classics
C-00245(1CD)
ダンスの手紙
ショパン:バラード第1番ト短調 Op.23
前奏曲第4番ホ短調 Op.28-4
前奏曲第7番イ長調 Op.28-7
前奏曲第20番ハ短調 Op.28-20
バラード第2番ヘ長調 Op.38
マズルカ第13番イ短調 Op.17-4
マズルカ第49番イ短調 Op.68-2
バラード第3番変イ長調 Op.47
夜想曲第20番嬰ハ短調 Op.Posth
夜想曲第21番ハ短調 Op.Posth
バラード第4番ヘ短調 Op.52
エリアーナ・グラッソ(P)

録音:2017年1月、スパツィオ・クラシカ(ミラノ、イタリア)
ピアノの詩人ショパンのピアノ作品を、「バレエ」からの視点で選曲、プログラミングしたユニークなアルバム。
ジョン・ノイマイヤー振付の「椿姫」(1978年)やミハイル・フォーキン振付の「レ・シルフィード」(1909年)、スタントン・ウェルチ振付の「ラン・ラン・プロジェクト」(2015年)など、様々なバレエで用いられた11曲のショパンの作品を取り上げています。
1994年にミュルーズSOとの共演でハイドンのニ長調の協奏曲を弾いてデビューを果たしたエリアーナ・グラッソ。EMCYサンクトペテルブルク国際ピアノ・コンクール第3位入賞など、数多くの受賞歴を誇るイタリアの女流ショパン弾きです。
Da Vinci Classics
C-00241(1CD)
シューマン&ラフマニノフ:ピアノ作品集
シューマン:暁の歌 Op.133
ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」Op.39
マーシャ・カンザ(P)

録音:2019年9月10日−13日、フォンダショーネ・サンタ・チェチーリア(ブレッシャ、イタリア
故郷であるフランスのサン=カンタンで5歳からピアノを学び始め、ベルギーのブリュッセル王立音楽院ではロシアのヴィルトゥオーゾ、エフゲニー・モギレフスキーにピアノを師事したピアニスト兼ヴァイオリニスト、マーシ・カンザのデビュー・アルバム!
2009年にウクライナのオデッサで開催されたエミール・ギレリス国際ピアノ・コンクールで第4位入賞を果たすなど、確実に国際的なキャリアを積み上げているマーシャ・カンザが自身にとって初のアルバムに選んだのはシューマンとラフマニノフ。
精神的な不調に苦しんでいた最晩年のシューマンが苦悩の中で書き上げた「暁の歌」と、ラフマニノフがロシア時代に完成させた最後の曲集である「音の絵(op.39)」を組み合わせ、師であるモギレフスキー直伝のピアニズム、新鮮な解釈を披露してくれています。

RUBICON
RCD-1058(1CD)
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調
10の前奏曲 Op.23より〔第4曲、第5曲、第6曲〕
6つの楽興の時 Op.16
ソニア・バッハ(P)
イギリス室内Oとの共演、弾き振りでのバッハ協奏曲集でデビューしたソニア・バッハは、イタリアでラザール・ベルマン、スペインでアリシア・デ・ラローチャにピアノを学び、現在はスタインウェイ・アーティストとして活躍中の女流ピアニスト。オイゲン・ダルベール国際音楽コンクールでの第1位&大賞受賞や、第12回ヴィオッティ=ヴァルセージア国際音楽コンクールでの特別賞受賞など順調にキャリアを重ねてきました。
バッハ(RCD1006)、ショパン(RCD1042)に続くサード・アルバムは、ラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番に、若きヴィルトゥオージティが発揮された「楽興の時」、そして10の前奏曲 Op.23からの3曲を収録した、ラフマニノフ・アルバム。 「表情豊かな正確性と完璧なテクニック...クリーンで宝石のようなトーン」(英BBCミュージック・マガジン)と称賛された、エレガントにきらめくスタインウェイの音色でラフマニノフを彩ります。

EM Records
EMRCD-064(1CD)
ディッキー・バード・ホップ〜ライト・ミュージック・クラシックス
ジャック・ストレイチー:シアターランド/ジェフリー・トイ:ホーンテッド・ボールルーム/ロナルド・ガーリー:ディッキー・バード・ホップ/ベンジャミン・デイル:プルネラより インテルメッツォ/サー・ノエル・カワード :ロンドン・モーニングより マズルカ、パ・ド・ドゥ、ホーンパイプ/リチャード・アディンセル:インヴィテーション・ワルツ/ジャック・ストレイチー:イン・パーティー・ムード/エドウィン・ヨーク・ボウエン:シリアス・ダンス/ハイドン・ウッド:失恋/ヴィヴィアン・エリス:アルパイン・パスチャーズ/サンディー・ウィルソン:百寿者のワルツ/ヒューバート・バス:コーニッシュ・ラプソディー/ビリー・メイヤール:ジル・オール・アローン/マデリーン・ドリング:ピンク・マイナー、ブルー・エアー、ブラウン・スタディ/エリック・コーツヴァルス(世界初録音)/サー・アーノルド・バックス:オリバーの眠れない夜/ジェフリー・ライト:トランスアトランティック・ララバイ/リチャード・アディンセル:ワルソー・コンチェルト
ポール・ギネリー(P)

録音:2019年3月20日&21日、福音史家聖ヨハネ教会(オックスフォード、イギリス)
近代イギリスの知られざる作品や新作を続々と送り出しているthe English Music Festivalの自主レーベル「EM Records」より、20世紀半ばに作曲されたライト・ミュージックの作品集が登場。演奏は、BBCワールドサービスとラジオ3のスタッフアナウンサー、ディーリアス・トラストの会長も務めるポール・ギネリー。
EM Records
EMRCD-063(1CD)
ポール・ルイス(b.1943):ハープ作品集
ノスタルジックなワルツ*
子守唄とオルゴール・ワルツ*
ジェーン・オースティン組曲*
4つの古代の踊り**/2つの独り言**
2つのFi***/鈴の音***
フィオナ・ホスフォード(Hp)***、
カミラ・ペイ(Hp)*、
アレクサンダー・ライダー(Hp)**

録音:2018年9月24日、25日&30日、2018年10月9日&11日、セント・メアリー教区教会(イギリス)
(全曲世界初録音)
コメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」や「ベニー・ヒル・ショー」などの音楽で知られる1943年生まれのイギリスの作曲家、ポール・ルイスによるハープ作品集第2弾。半世紀近くテレビや映画の音楽を書いてきたポール・ルイスの作品は、ソロ楽器としてのハープの魅力を十分に引き出した美しいメロディや、豊かなハモニー、心地良いリズムが詰め込まれています。

Pentatone
PTC-5186846(1CD)
「バッハ・ノスタルジア」
バッハ(ブゾーニ編):前奏曲 変ホ長調『聖アン』 BWV552/1
バッハ(ブゾーニ編):コラール『いざ来ませ、異教徒の救い主よ』BWV659
バッハ(ブゾーニ編):コラール『目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声』BWV645
バッハ:イタリア協奏曲 BWV971
バッハ(ケンプ編):シチリアーノ 変ホ長調 BWV1031/2
バッハ(マクシミリアン・シュナウス編):コラール『イエスよ、汝いまぞ天より下りたまい』 BWV650
ブゾーニ:トッカータ K.287
バッハ(ブゾーニ編):フーガ 変ホ長調『聖アン』 BWV552/2
フランチェスコ・ピエモンテージ(P)

ン録音:2019年12月/イエス・キリスト教会(ベルリン)
現在ヨーロッパを中心に大活躍の若き名手フランチェスコ・ピエモンテージ。これまでに数多くのレーベルからの積極的な録音活動でも注目されております。 近年はシューベルトの最高傑作ピアノ・ソナタ第19番〜第21番(KKC-6272 / PTC-5186732)でPENTATONEレーベル・デビューを果たし、若き名手 の決定的名盤として話題となりました。PENTATONEレーベル期待の第2弾は「バッハ・ノスタルジア」と題されたアルバムで、通称『聖アン』の名前で知られ る バッハ作曲、ブゾーニ編曲の前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552 を両端に配置し、ブゾーニ、ケンプ、シュナウスが編曲したバッハの作品、そしてブゾー ニのトッカータを収録しました。
全27曲で構成されるバッハのクラヴィーア練習曲集第3部「ドイツ・オルガン・ミサ」のすべてを挟むような形で両端に配置される前奏曲とフーガ 変ホ 長調 BWV552『聖アン』は単独で演奏されることも多い名作。シェーンベルクによる管弦楽版でも知られます。ピエモンテージはこの作品の元の構成をイメージし、 両端に配置し演奏しました。ブゾーニが編曲したバッハのオルガン作品の中でも最も難曲として知られるこの名作を壮大で流麗なオルガンの響きを追求した名演 を聴かせてくれます。
バッハのシャコンヌのピアノ編曲でも有名なフェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)のオリジナル作品トッカータ K.287は小前奏曲、幻想曲、シャコンヌの 3部構成の難曲。ピエモンテージが薫陶を受けたアルフレート・ブレンデルが愛奏していたことでも知られます。華麗な技巧を駆使したこの作品は作曲家ブゾー ニとしての実力と存在感を示しており、ピエモンテージの詩情あふれる表現力で当作品に輝きを与えます。今後一層の活躍が期待せずにはいられない充実のアル バムが完成しました。 (Ki)

ATMA
ACD2-2773(1CD)
ラヴェル:ピアノ作品集

ハイドンの名によるメヌエット
亡き王女のためのパヴァーヌ
ボロディン風に/前奏曲(1913)
クープランの墓
ジャン=フィリップ・シルヴェストル(P;1854年エラール)

録音:2020年1月/ケベック
カナダのピアニスト、ジャン=フィリップ・シルヴェストルがエラール製ピアノでラヴェルを録音。楽器の選択についてシルヴェストルは、「バロック的な雰囲気を 出すためにはハープシコードのようなアーティキュレーションとソノリティを持ったピアノが必要。このアルバムをエラールという特別なピアノで録音することにした のは、その音色と振動が、ラヴェルや最初の印象派の時代の音、魂、雰囲気を再現しているから」と語っていま

BIS
BISSA-2565(1SACD)
スペイン
レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ(1896-1981):ロンデーナ
『瞑想曲』〜4つのオリジナル作品より第2番
ソレア
グラナドス:『ゴヤの女』〜昔風スペイン歌曲集より
ルイス・デ・ミラン(1500年頃〜1561年頃):6つのパヴァーヌ
ソル:「マルボロー」の主題による序奏付き変奏曲 Op.28
ファリャ:クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌
『粉屋の踊り』〜三角帽子より(ハラース編)
トローバ:『トリハ』〜スペインの城より
タレガ:涙
 アルハンブラの思い出
アルベニス:『グラナダ』〜スペイン組曲第1集 Op.47より第1曲
『スペイン』〜カタルーニャ奇想曲 Op.165より第5楽章
『カディス』〜スペイン組曲第1集 Op.47より第4曲
トゥリーナ:セヴィリア風 Op. 29
ギター・ソナタ Op.61 フランツ・ハラース(ギター/マテ
フランツ・ハラース(G/マティアス・ダマン製作)

録音:2020年11月/十字架教会内アルベルト・レンプ・ザール、シュヴァービング(ミュンヘン)
名手フランツ・ハラースがスペイン・アルバムをリリースします!1922年6月、グラナダのアルハンブラ宮殿のアルヒベス広場でマヌエ ル・デ・ファリャ、フェデリコ・ガルシア・ロルカ、サンティアゴ・ルシニョールなど著名な芸術家、知識人が列席した「カンテ・ホンド」が開かれました。このイヴェ ントの目的はフラメンコ芸術の純粋さを示すことを目的とし、当時29歳だった名ギタリスト、アンドレス・セゴビアがオープニング演奏を飾り、ファリャの「クロード・ ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌」を演奏しました。この作品は20世紀のスペイン音楽の重要な特徴を示す傑作として現在も演奏されております。ハラースは 16世紀から20世紀まで純粋なスペインのギター作品を凝縮したアルバムを完成させました。
収録作品はミラン、サインス・デ・ラ・マーサ、グラナドス、ファリャ、アルベニス、ソル、タレガ、トゥリーナとギター・ファン狂喜の内容。最後のトゥリーナのギター・ ソナタは、スペイン自治協会の写本の複製をもとにした現存する最も古いスコアで演奏しております。演奏されています。華麗なテクニックと情熱的な旋律はスペイ ン音楽の象徴ともいえる作品です! (Ki)

Alba
ABCD-461(1SACD)
バッハ:クラヴィーア練習曲集第3部より
(1)前奏曲 変ホ長調 「聖アン」 BWV552/1
(2)「これぞ聖なる十戒」 BWV678
(3)「これぞ聖なる十戒」によるフゲッタ BWV679
(4)「われらみな唯一なる神を信ず」 BWV680
(5)「われらみな唯一なる神を信ず」によるフゲッタ BWV681
(6)「天にいますわれらの父よ」 BWV682
(7)「天にいますわれらの父よ」 BWV683
(8)「われらの主キリスト、ヨルダン川に来り」 BWV684
(9)「われらの主キリスト、ヨルダン川に来り」 BWV685
(10)「深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる」 BWV686
(11)「深き苦しみの淵より、われ汝に呼ばわる」 BWV687
(12)「われらの救い主なるイエス・キリスト」 BWV688
(13)「われらの救い主なるイエス・キリスト」によるフーガ BWV689
(14)フーガ 変ホ長調 「聖アン」 BWV552/2
リーサ・アールトラ(Org/シモ&カヴィライネン1994年製作)

録音:2019年10月14&15日/ピルッカラ教会(タンペレ)
1990年にシベリウス・アカデミーでオルガンのディプロマを取得し、1991年にヘルシンキ大聖堂でデビュー・リサイタルを行った実力派リーサ・アールトラ がバッハのオルガン作品集をリリースします!ソリスト、チェンバロ奏者として、また室内楽奏者としても活躍しているアールトラはタンペレ地方のピルッカラ教会の オルガニストもつとめおります。当教会で5年をかけバッハのオルガン作品全曲演奏会を成し遂げました。今回満を持してのセッションが実現。もちろんピルッカラ 教会での録音です。
当アルバムにはオルガンのためのクラヴィーア練習曲集第3部から、前奏曲とフーガ 変ホ長調 『聖アン』BWV552を両端に12曲のコラール(BWV678〜 BW V689)を収 録 。豪 華 絢 爛 で雄 大な前 奏 曲と 5 声の三 重フーガを有 する高 貴な 気分をたたえるフーガの『聖アン』です が、アールトラは 教 会 の 残 響も考 慮し、快 活にして重厚感を漂わせて演奏。全体的に速めのテンポ設定で推進力がうまれます。また当オルガンを知り尽くしているからこその絶妙なレジストレーションです。 (Ki)

TOCCATA
TOCC-0093(1CD)
NX-B03
ヴァシリー・カラファーティ(1869-1942):ピアノ作品集
夜想曲「La Nuit a Goursouf グルズフの夜」 Op. 5(1900)
5つの前奏曲 Op. 7(1901)
2つのノヴェレッテ Op. 6 No. 2:Allegro moderato(1901)
ピアノ・ソナタ第1番ニ長調 Op. 4 No. 1(1895頃)
3つのバガテル Op. 9(1905-1906)
ピアノ・ソナタ第2番ニ短調 Op. 4 No. 2(1895)
ジェレミー・トンプソン(P…Fazioli 212)

録音:2019年7月18,19日
世界初録音
ヴァシリー・カラファーティはギリシャで生まれ、ロシアで活躍した作曲家、音楽教師。ギリシャ人の両親を持 ち、8歳で最初の音楽教育を受け、サンクトペテルブルク音楽院に留学、リムスキー=コルサコフの作曲ク ラスで学び、1892年にはロシアでの永住権を取得しました。音楽院の対位法教授となった彼はヘイノ・ エッレルやショスタコーヴィチ、ストラヴィンスキーらを教えています。順風満帆な人生を送ってきたカラファー ティですが、第二次世界大戦時、レニングラード包囲戦に巻き込まれて命を落とし、その作品も忘れられ てしまいました。このアルバムには初期のピアノ曲を収録。ショパンやブラームスを思わせる詩情を湛えた夜 想曲や、技巧的な前奏曲が作曲家の個性を伝えます。

OEHMS
OC-1900(5CD)
NX-D11
リスト:ピアノ作品集
【CD1】
巡礼の年 第2年 イタリア S161/R10b ? 第1番 婚礼
バラード第2番ロ短調 S171/R16
ノクターン「夢のなかに」 S207 R87
眠られぬ夜、問いと答え S203/R79
不運 S208/R80
詩的で宗教的な調べ 第3番孤独の中の神の祝福
メフィスト・ワルツ第1番
【CD2】
ピアノ・ソナタ ロ短調
巡礼の年 第2年 イタリア〜第4番 ペトラルカのソネット 第47番/第5番ペトラルカのソネット 第104番/第6番ペトラルカのソネット 第123番/第7番 ソナタ風幻想曲 「ダンテを読んで」
【CD3】
12の超絶技巧練習曲 S139/R2b
【CD4】
ピアノ協奏曲第1番&第2番
死の舞踏
アルフレッド・パール(P)

【CD1】
録音:1997年12月16-17日

【CD2】
録音:2000年3月28,29日
1998年7月29日,1999年7月12日
1991年4月3日

【CD3】
録音:1999年5月31日-6月2日,7月12日,11月2-4日

【CD4】
ヤコブ・クライツベルク(指)
BBC響
録音:2003年4月23-24日
1965年、チリのサンティアゴ出身のピアニスト、アルフレッド・パールが1997年から2003年に録音したリスト作品をまとめた4枚組BOX。9歳で初の リサイタルを行った彼は、チリ音楽院を経て、ドイツに留学。ギュンター・ルートヴィヒに師事し、ロンドンではマリア・クルチオに師事し研鑽を積み、数多 くのコンクールでの優勝経験を持っています。ベートーヴェンのソナタ全曲演奏が知られていますが、このリストも技巧を生かした見事な演奏です。12 の超絶技巧練習曲では派手な音作りですが、「ペトラルカのソネット」などの比較的内省的な作品では、歌心溢れる演奏を聴かせます。また、ヤコ ブ・クライツベルクが指揮したBBCSOとの協奏曲は、息のあったオーケストラとの掛け合いと、クライマックスに向けての高揚感が高く評価された 演奏。

ONDINE
ODE-1383(1CD)
NX-B04
アレクセイ・スタンチンスキー(1888-1914): ピアノ作品集
ソナタ 変ホ短調(1906)
夜想曲(1907)/3つの前奏曲(1907)
5つの前奏曲(1907-1912)
3つの無言歌(1903)
マズルカ 変ニ長調(1905)
マズルカ 嬰ト短調(1907)
涙(1906)/変奏曲(1911)
3つの素描(1911-13)
12の素描(1911-13) Op. 1
ペーテル・ヤブロンスキー(P)

録音:2020年6月パラディウム、マルメ(スウェーデン)
ペーテル・ヤブロンスキーによるONDINEレーベルへの2枚目の録音は、20世紀初頭、ロシアで活躍したア レクセイ・スタンチンスキーのピアノ作品集。裕福な家に生まれ、モスクワ音楽院ではジリャーエフとタネーエ フに師事。作曲家としての将来を嘱望されながらも、父の死により精神を患い、26歳の若さで謎の死を 遂げてしまいました。彼が残した作品のほとんどはピアノ曲であり、初期の頃はスクリャービン風の半音階を 多用していましたが、やがてムソルグスキーを思わせる全音階が主流となり、幼い頃から愛好していたという 民俗音楽の影響も垣間見える複雑な作風を見せています。彼の作品は同時代の学友だけでなく、後世 の作曲家たちにも影響を与えており、とりわけ名ピアニストで作曲家サムイル・フェインベルク(1890- 1962)はスタンチンスキーを擁護し、積極的に演奏したことで知られています。このアルバムでのヤブロンス キーは、スタンチンスキーの広範な作品から特色ある曲をセレクト、その魅力を存分に伝えます。

STEINWAY&SONS
STNS-30164(1CD)
NX-B07
ナチスに迫害された作曲家と現代の作曲家による、タンゴにインスパイアされたピアノ作品集
パブロ・オルティス(1956-):『3つの小品』
1. Bianco 白*
2. Piglia 掴む
3. The Shady Side 日陰 (エリック・モーに)*
ワンダ・ランドフスカ(1879-1959):
4. Reverie D’Automne 秋の夢想 Op. 6*
エリック・モー(1954-):
5. Laminar Flow in Upsidedown Creek 小川の逆流 (パブロ・オルティスに)*
ヴィルヘルム・グロス(1894-1939):Tanzsuite II 舞踏組曲第2番(1926)*
6. I Foxtrot フォックストロット
7. II Boston ボストン
8. III Tango タンゴ
9. IV Shimmy シミー
10. V Quasi Fivestep (Tanzphantasie) ファイヴステップのように(舞踏幻想曲)
チェスター・ビスカーディ(1948-):
11. Incitation to Disire 願望への招待
セオドール・ウィプラッド(1958-):
12. Pacita's Lunch パシタの昼食*
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):Etudes de Jazz ジャズ練習曲 (1927)
13. Charleston チャールストン
14. Blues ブルース
15. Chanson シャンソン
16. Tango タンゴ
17. Toccata sur le shimmy 'Kitten on the keys' de Zez Confrey
ゼズ・コンフリーのシミー「鍵盤の上の猫」によるトッカータ
トビー・トワイニング(1958-)/ゴラン編曲:
18. ブエノスアイレスのアメリカ人 - トイ・ピアノとピアノのための*
ジーニ・ゴラン(P)
Steinway Model D (New York)

録音:2020年7月1-2日、2009年8月18日
*=世界初録音
20世紀から現代の作品を得意とし、AlbanyやSteinwayから多数のCDをリリースしているアメリカのピアニスト、ジーニ・ゴランによるアルバ ム。現代の作曲家たちと、ナチスに退廃音楽の烙印を押されるなど窮地に追い込まれたのち、現在では再評価されている作曲家たちによ る、タンゴにインスパイアされた作品が集められています。注目はモシュコフスキに作曲を師事したという、チェンバロ復権の立役者ワンダ・ランド フスカの作品。彼女も第一次大戦で捕虜となり、第二次大戦では身一つでアメリカに逃げるなど多難な人生を送りましたが、世界初録音と なるこちらはシャンソンを連想するモダンなロマン性を帯びた美しい曲です。ラストに収められたトワイニングの作品はピアノと同時にトイ・ピアノも 弾くというもので、「ブルータンゴ」の異名を持つアンニュイな雰囲気が実に魅力的な一曲です。 なおタイトルは英語のことわざ"It Takes Two To Tango(タンゴは二人で踊るもの=起こってしまったことは二人の責任)"をもじっています。

Grand Piano
GP834(1CD)
NX-B03
ハチャトゥリアン:7つのレチタティーヴォとフーガ
子供のアルバム 第1集「少年時代の画集」(1947)
子供のアルバム 第2集「少年時代の響き」(1964-1965)
シャーリーン・ファルジア(P…スタインウェイ モデルD, No. 501630)

録音:2020年1月2-4日ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン(イギリス)
20世紀アルメニアを代表する作曲家、ハチャトゥリアン。西洋の伝統音楽と東洋のイディオムを融合させた彼の作品は、濃厚な雰囲気を湛えた 旋律と強烈なリズムで知られています。「7つのレチタティーヴォとフーガ」はあまり演奏されることのない作品。グネーシン音楽専門学校で学んでい た時期に書いた7つのフーガを、ほぼ40年後に彼自身が改訂。各々のフーガにレチタティーヴォを追加し、一つの組曲に仕立てなおしました。前奏 曲ではなくレチタティーヴォを選んだところがハチャトゥリアンの独自性であり、これらには彼が少年時代に耳にしたトビリシ民謡を想起させる素朴な 旋律がふんだんに用いられています。「子供のためのアルバム」は日本でも学習用として親しまれている小品集。ピアノを学び始めたばかりの小さな 子供でも弾けるように、平易な技巧で作曲されていますが、曲想はとてもユニーク。アルメニアの民族色が強く打ち出された楽しく弾きごたえのある 曲集です。演奏はマルタ出身の女性ピアニスト、シャーリーン・ファルジア。ロンドン王立音楽院で学び、左手のためのピアノ・レパートリーに関する 論文で博士号を取得、2018年にマルタ国際功労賞を受賞するなど、幅広い活躍をしています。
Grand Piano
GP-860(2CD)
NX-C03
レイモンド・ハンソン:ピアノ作品全集
休日に Op. 1(1933)
クイジック Op. 9(1940)
ピアノ・ソナチネ Op. 26(1949)
ピアノ・ソナタ Op. 12(1938-40/1963改訂)
牧歌 ニ長調 Op. 15(1942)
先延ばし Op. 8(1939)
5つの小品(作曲年代不明)
イギリス民謡「煤けたズボン」によるエピソード Op. 24(1948)
バルモラル・ビーチ(作曲年代不明)
ガーデン・シート(1974)
前奏曲集 Op. 11(1940-41)
フライト(1974)/私の一日 Op. 43(1960)
5枚の肖像画 Op. 23(1948)
トーニャ・レモー(P…スタインウェイ モデルD)

録音:2019年5月3-4日、2019年7月24日、2019年8月7日、2020年9月22日
オーストラリアの作曲家レイモンド・ハンソン。子供の頃に患った耳の病気で、左耳がほどんど聞こえなかったにもかかわらず、ほぼ独学で音楽を習 得。シドニー音楽院(当時の名称はニュー・サウス・ウェールズ州立音楽院)では作曲を教え、数多くの弟子たちを指導した功績で知られていま す。しかし、指導能力は高く評価されていたものの、作品の多くは何十年にもわたり演奏されることはなく、これらはずっと埋もれたままでした。 1940年代から50年代には「前衛的すぎる」と見做されていた彼の作風ですが、1960年代になると一転、「前衛的ではない」と判断されるなど、 その評価は揺れていましたが、1971年にアルバート.H.マグス作曲賞を受賞したことで、改めて彼の作品が見直されるきっかけになりました。 このアルバムにはほとんどが世界初録音となるハンソンの全ピアノ作品を収録。ヒンデミットを尊敬し、インド哲学にも造詣が深かったというハンソンの 作品は、従軍時代に触れたジャズの影響も感じられる独自性が高いもの。知られざる作品を積極的に紹介するオーストラリア/シエラレオネのピア ニスト、トーニャ・レモーの演奏でお楽しみください。

Da Vinci Classics
C-00252(1CD)
ベートーヴェン:大フーガ変ロ長調 Op.134(4手連弾のための)*
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
ジュゼッペ・ロッシ(P)、
エリサ・ヴィスカレッリ(P)*

録音:2019年7月16日−20日、アビー・ロッキ・スタジオ(ローマ、イタリア)
ジュゼッペ・ロッシは、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院を卒業した後、アルド・チッコリーニやイヴァン・ドンチェフ、マウリツィオ・バリーニにピアノを師事し、イタリア国内外で活躍中の俊英ピアニスト。
ウィリアム・バードからスウェーデンのアリス・テグネールなどの現代ではあまり知られていない作曲家たちの作品に取り組むなど、膨大なレパートリーを誇っています。使用ピアノはファツィオリF278。イタリアの俊英と銘器ファツィオリ、そしてベートーヴェンの音楽の融合が楽しみなポイントです。
Da Vinci Classics
C-00247(1CD)
地球上の自由なギター〜ギターのための現代イタリア作品集
ジラルディーノ:ソナタ「フレデリックへの手紙」
アンブロジーニ:夜想曲「ジミ・ヘンドリックスへのトンボー」
ダドーネ:ルブリコ
モリコーネ:4つの小品
シャリーノ:トラキスとの別れU
ダッロンガロ:HIC〜ペトラッシの追憶に
ペロッコ:ミヌタ/ソルビアーティ:顔の本
カンポグランデ:インクジェット前奏曲
デ・ビアージ:クコル
ソッリマ:「地球上の自由な生活」より 第5楽章
アルベルト・メシルカ(G)

録音:ヴァーチャル・スタジオ(トレヴィーゾ、イタリア)
巨匠エンニオ・モリコーネや、チェロの鬼才ジョヴァンニ・ソッリマ、重鎮サルヴァトーレ・シャリーノをはじめとした現代イタリアの音楽家たちによる「ギター作品」の数々を集めたイタリアン・プログラム。
現代イタリアのギター作品の魅力を紐解くのは、1984年生まれのイタリアのギタリスト、アルベルト・メシルカ。
ホプキンソン・スミスやフランコ・パヴァンとの共同で、フランチェスコ・ダ・ミラノの1565年の写本を出版し、2013年にはキューバのコンポーザー=ギタリストであるレオ・ブローウェルから作品を献呈され初演を行うなど、将来を嘱望されている期待のギタリストの1人です。
Da Vinci Classics
C-00254(1CD)
スクリャービン:初期ピアノ作品集
3つの小品 Op.2
左手のための2つの小品 Op.9
24の前奏曲 Op.11
バラード変ロ短調 AHN.14(未完成/世界初録音)
アレッサンドロ・リッカルディ(P/スタインウェイ)

録音:2019年9月、ボール州立大学(インディアナ、アメリカ)
当時屈指のコンポーザー=ピアニストであると同時にショパンのスタイルの継承者でもあったスクリャービンは、このポーランドの巨匠やリストに匹敵する力で自らのスタイルを音楽史に刻み込み、新しい領域を開拓し、唯一無二の詩学を生み出しました。
イタリア、アメリカ、ポーランドで研鑽を積み、ポーランドではアンジェイ・ヤシンスキとヴォイチェフ・シヴィタワからもピアノを学んだイタリアの俊英アレッサンドロ・リッカルディのデビューアルバムとなるスクリャービンのピアノ作品集は、「初期作品」に焦点をあてたプログラム。
スクリャービンの早熟ぶりと、後のソナタやエチュードの基礎となる初期作品のプログラムの掉尾を飾るのは、1887年に作曲され未完に終わった世界初録音となる「バラード変ロ短調 AHN.14」。14歳という若さで到達した作曲家の成熟度を示す知られざる作品です。
アレクサンドル・スクリャービン協会の会長で、スクリャービン直系の子孫であるアレクサンダー・セラフィモヴィチ・スクリャービンが大絶賛するリッカルディのスクリャービン作品集。イタリアの若き才能と、若き日のスクリャービンの才能のコラボレーションにご期待下さい!
Da Vinci Classics
C-00253(1CD)
シューベルト:4つの即興曲 D.899, Op.90
6つの楽興の時 D.780, Op.94
イングリッド・カルボーネ(P/ベヒシュタイン)

録音:2019年10月、オドラデク・レコーズ・スタジオ
イタリアの天才調律師として名高いアンジェロ・ファブリーニのコレクションであるベヒシュタインのモデルDで奏でたシューベルトの「D.899」と「D.780」!
ファブリーニ・コレクションのベヒシュタインを弾くのは、ザルツブルクでラザール・ベルマンに、ローマではエドゥアルド・オガンドの指導も受けたイタリアの女流ピアニスト、イングリッド・カルボーネ。
イタリアのイブラ財団が主催する「イブラ・グランド・プライズ」のを2015年から2017年の3年連続で受賞するなど実績十分の実力派です。
Da Vinci Classics
C-00250(1CD)
カルディーニ:レント・トラスコロラーレ 〜 ピアノ作品集
幻想曲第3番
3つの瞬間
龍安寺の石庭のための典礼
冬の一夜/いちじくの木の通り
アニェーゼ・トニウッティ(P/スタインウェイB-211、1890年製)

録音:2019年10月7日−8日、プレガンツィオール(イタリア)
イタリア、フィレンツェ在住のコンポーザー=ピアニストで、ケージやフェルドマン、ブッソッティといった現代音楽の巨匠たちとも親交を深めたジャンカルロ・カルディーニ(1940−)のピアノ作品集。
1983年に作曲され2018年に改訂された「龍安寺の石庭のための典礼」は文字通り、京都の龍安寺を題材とした7分弱の作品。ピアノとゴングと声楽のために書かれています。
スタインウェイ・アカデミーのロレンツォ・セルネアツによって修復された1890年製のスタインウェイB-211の響きも楽しみなポイントです。

Signum Classics
SIGCD-665(1CD)
スピラ・スペラ〜バッハ・トランスクリプションズ
バッハ:序曲(カンタータ第29番「われら汝に感謝す、神よ、われら感謝す」 BWV.29より/サン=サーンス編)
シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004より/ブゾーニ編)
前奏曲ロ短調 BWV.855a(ジロティ編)
前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543(リスト編)
コラール「いまぞ喜べ、汝らキリストのともがらよ」 BWV.734(ブゾーニ編)
コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」 BWV.659(ブゾーニ編)
パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582(テオドール・サーントー編)
コラール「目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ」 BWV.645(ブゾーニ編)
コラール「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」 BWV.639(ブゾーニ編)
幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542(サーントー編)
主よ、人の望みの喜びよ(カンタータ「心と口と行いと生活で」 BWV.147より/マイラ・ヘス編曲
エマニュエル・デスパ(P)

録音:2020年2月4日−6日、コンサート・ホール(ワイアストン・レイズ)
※使用楽器:Fazioli model 278
王立音楽院で名教師ルース・ナイにピアノを学び、クラウディオ・アラウの孫弟子にあたるフランスのファツィオリ・プレイヤー、エマニュエル・デスパ。ロマン派とポスト・ロマン派作品の優れたパフォーマーとして高い評価を得てきた、エマニュエル・デスパが、ファツィオリの優美な音色で響かせるバッハのピアノ・トランスクリプション集。ブゾーニの「シャコンヌ」や人気のコラール集、サン=サーンスの「序曲」、マイラ・ヘスの「主よ、人の望みの喜びよ」などの有名なアレンジを中心に、19世紀後半から20世紀前半に活動したハンガリーのピアニスト&作曲家、テオドール・サーントー(1877−1934)の世界初録音を含むレア・トランスクリプションまで、充実のラインナップで贈るバッハ・トランスクリプションを、モダン・ピアノの特性を活かした煌びやかなサウンドで収録しています。

Onyx
ONYX-4198(1CD)
イザイ:6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27 ジェームズ・エーネス(Vn)
エーネスはCOVID-19によるロックダウンに見舞われた2020年の3月に、自らオンライン・コンサートの企画を立ち上げ、「Recitals from Home」と題してバッハとイザイの6つの無伴奏ヴァイオリン作品を順に公開していきました。
エーネスはバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータは20年以上前に録音された名盤(AN28772-3)を残していますが、イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタは意外にも初めての録音となり、ここに第1番〜第6番までまとめたOp.27全曲録音のアルバムが実現しました。3月の時点では自宅にレコーディングの機材もノウハウもまったくなかったというエーネスが、世界中のレコーディング関係者や友人の助けを借りながら機材を揃え、リビングルームをレコーディング・スタジオへと変えて臨んだ録音は、想像以上の録音品質の高さに驚かされます。録音はノイズを避けるため朝の早い時間に行われ、バッハの「聖典」に対するもっとも重要な拡張作品となるイザイの無伴奏ソナタを、その類稀なる技巧によって力強く緻密に仕上げています。


オクタヴィア
OVCX-00088
(1CD+DVD)
税込定価
2021年2月24日発売
亀井聖矢 IN CONCERT
【CD】
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35
リスト:ラ・カンパネラ
ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番ロ短調 Op.58
リスト:ベッリーニ 「ノルマ」の回想
【DVD】
ショパン:ピアノ・ソナタ 第3番〜I. Allegro maestoso /IV. Finale:Presto non tanto
メイキング映像
特典映像
亀井聖矢 (P)

録音:2020年12月21-23日高崎芸術劇場
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多角的に紹介する、大友直人が贈る高 崎芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第二弾。 第88回日本音楽コンクールピアノ部門第一位受賞。恵まれた体格から醸し出される豊かな音と 圧倒的な技術を伴ったピアニスト亀井聖矢。 高崎芸術劇場芸術監督 大友直人が絶賛する俊英の初ソロCD+DVD。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCC-00161(1SACD)
税込定価
2021年2月24日発売
ジョーカー
ヘーネ:スラヴ幻想曲
武満徹:径−ヴィトルド・ルトスワフスキの追憶に−
ペンデレツキ(ルートヴィヒ編):トランペット小協奏曲
ヴェベル(タール編):変奏曲ヘ長調
ヒダシュ:幻想曲
クチェラ:ザ・ジョーカー
ネスラー(タール編):歌劇「ゼッキンゲンのトランペット吹き」〜若きヴェルナーの別れのアリア
菊本 和昭 (Tp)
佐竹 裕介 (P)

録音:2020年10月9-11日埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ)
NHKSO首席として活躍する菊本和昭、10年ぶり待望のソロ・アルバム。 菊本自身による選曲で、「ドイツから東方への旅」というテーマで、5カ国の作曲家の楽曲 を収録しました。 温かみのある音色と圧倒的なテクニックで歌い上げる菊本のトランペットが、佐竹のピアノ による好サポートを得て、さらに深く楽曲の魅力を引き出しています。(オクタヴィア)

「たまゆら」〜好評3点を再発売!!
キングインターナショナル自主レーベル「たまゆら」は2001年から約40タイトルのアルバムを録音・発売してきました。世 界初録音を中心に「ひと味異なる」制作方針が話題となりましたが、多くは現在廃盤となっています。今回ご要望の多い3点を再発売、SACDハイブリッド盤でのご提供となります。もともと192kHz.24bit高音質録音でもあり、SACD化によりさらにニュアンスも深まり、白石光隆の美音が光ります。
たまゆら
KKC-071(1SACD)
税込定価
大指揮者のピアノ
トスカニーニ:子守歌
アンセルメ:軍隊行進曲第1番
クナッパーツブッシュ:タランテラOp.7
セル:3つの小品Op.6
フルトヴェングラー:3つのピアノ曲
シューリヒト:ピアノ・ソナタ ヘ短調Op.1
ムラヴィンスキー:小アダージョ/前奏曲第1番 ヘ短調/前奏曲第4番「果てもなきロシアの自然に捧ぐ」/前奏曲第7番/前奏曲第8番「無力な者へ」/タンゴ/フォックス・トロット曲
白石光隆(P)

録音:2002年5月17日、7月26日、キング関口台第1スタジオ
2002年11月初リリース。音楽史上大指揮者となった人のなかには、フルトヴェングラーやバーンスタインのように、最後まで作曲家として認められること に固執し続けた向きもありますが、ここに収められた諸氏のほとんどは指揮者として大成して以降、筆を置いてしまいました。しかし、いずれも作曲家を志し、勉 強していただけあって、聴きごたえのある見事な作品になっています。また、どれもが若き日の産物なため、みずみずしくナイーヴな感覚が魅力。彼らの真摯な メッセージが時を越えて蘇りました。
いずれも興味津々ですが、シューリヒトの推進力あふれるピアノ・ソナタやセルのフランス印象派風繊細さと超絶技巧、まるでストラヴィンスキーのようなアンセ ルメ、指揮ぶりが目に浮かぶフルトヴェングラーと多彩。
さらにトスカニーニが少女趣味的な「子守歌」を、ムラヴィンスキーがポピュラー音楽のような「タンゴ」と「フォックストロット」を、クナッパーツブッシュが前 代未聞の遅い「タランテラ」を作っているなど驚きのピアノ曲が満載。
白石光隆が高度な技巧と透明な美音で、大作曲家たちの若き夢を実現させます。 (Ki)
たまゆら
KKC-072(1SACD)
税込定価
国歌ファンタジー
(1)ハイドン:皇帝賛歌による変奏曲 Hob.Vの77(ドイツ国歌)
(2)モーツァルト:「ヴィレム・ファン・ナッサウ」による変奏曲 K.25(オランダ国歌)
(3)ベートーヴェン:イギリス国歌による変奏曲 WoO.78
(4)リスト編)):ラ・マルセイエーズ(フランス国歌)
(5)ラフマニノフ編)):星条旗(アメリカ合衆国国歌)
(6)ショパン編)):ポーランド国歌
(7)グリーグ編)):ノルウェー国歌
(8)バイエル編)):デンマーク国歌
(9)バイエル編)):ハンガリー国歌
(10)バイエル編)):ブラジル国歌
(11)バイエル編)):ベルギー国歌
(12)バイエル編)):ボリビア国歌
(13)バイエル編)):チリ国歌
(14)アレクサンドロフ(作曲者編):ロシア国歌
(15)ノイマン(作曲者編):エクアドル国歌
(16)冬木透:チャイニーズ・ラプソディ(中国国歌)
(17)冬木透:君が代パラフレーズ(日本国歌)
(18)アウエルバッハ:タゴール幻想(インド国歌)
(19)イディル・オズカン:アナトリア悲歌(トルコ国歌)
(20)サマラス(作曲者編):オリンピック賛歌 (1896)
?ベートーヴェン(カラヤン編):EU賛歌(第9交響曲より)
エリカ・ヘルツォーク (P)

録音:2008年2月8、15日/キング関口台第1スタジオ
2009年5月初リリース。世界の国歌を大作曲家たちが編曲、あるいは素材として用いたピアノ曲を集めた世界初のアルバム。ハイドンとベートーヴェンの変 奏曲、リスト、ラフマニノフの編曲は比較的知られていますが、モーツァルトのオランダ国歌による変奏曲、ショパンやグリーグが祖国国歌を編曲していることは ファンの間でもあまり知られていない意外な驚きです。ことにショパンのポーランド国歌編曲は世界初録音。一聴してショパンとわかる美しい響きになっていて、 ショパン・ファン必聴です。ピアノの教則本で有名なバイエルが世界各国の国歌をピアニスティックに編曲しているのも、まさに秘宝の発見。
当アルバムのために4篇の新作が書き下ろし。「ウルトラセブン」等の音楽で人気の高い冬木透による「君が代」と、中国の国歌に基づく2作は非常に技巧的 で興味津々。また大詩人タゴールの作曲したインド国歌を、やはり詩人でもあるロシア出身の女性作曲家レーラ・アウエルバッハが料理した「タゴール幻想」も 個性的。トルコの女性作曲家イディル・オズカンの「アナトリア悲歌」は、国歌として類のない深い後悔と悲しみの念に満ち、同国の若い世代の歴史観を伺わせ ます。
さらにさらに注目なのは、開会式でオリンピック旗掲揚の際に奏されるオリンピック賛歌(ギリシャのオペラ作曲家スピロス・サマラス作)の作曲者自身によ るピアノ版と、ヨーロッパ賛歌(ベートーヴェンの第9交響曲「喜びの歌」)の、カラヤンによるピアノ編曲(世界初録音)も入っていること。カラヤンの作・編曲 は極めて珍しく、またピアノ独奏曲というのも意外なうえ、「カラヤンの第9」という燦然たる最強ナンバーでもあります。
たまゆら
KKC-073((1SACD)
税込定価
ピアノによるルロイ・アンダーソン
ルロイ・アンダーソン(作曲者編):舞踏会の美女
忘れられし夢/タイプライター
ブルー・タンゴ/ラッパ吹きの休日
ジャズ・ピッツィカート/ジャズ・レガート
鐘の歌/ファントム・レジメント
チャイナ・ドール
シンコペイテッド・クロック
サマー・スカイズ/フィドル・ファドル
ワルツィング・キャット
サンドペーパー・バレエ
スコットランドの釣鐘草
プロムナード
ペニー・ホイッスル・ソング
トランペット吹きの子守歌
プリンク・プレンク・プランク
サラバンド/セレナータ
春が来た/そりすべり
サテンを着た少女
白石光隆(P)

録音:2008年8月4日、2009年1月28日、3月12日/キング関口台第1スタジオ
2008年8月初リリース。ルロイ・アンダーソンの代表作25篇をアンダーソン本人がまずピアノ用に書いた版の世界初録音。人気曲はほぼ網羅。
アンダーソンといえばいずれも凝ったオーケストレーションで有名ですが、「ワルツィング・キャット」も「サンドペーパー・バレエ」もピアノだけでも魅力は半 減するどころか極上のピアノ曲となっています。健康的で陽性、聴く人をハッピーにする癒しの効果にも満ちています。ジャズをはじめアメリカ音楽にも抜群の 巧さを見せる白石光隆。彼にしかできない「ピアノのアンダーソン」が至福の時を与えてくれます。 (Ki)

Paraty
PARATY-110197
(1CD)
バッハ:鍵盤楽器のための7つのトッカータ BWV910-916
ト長調 BWV916/ハ短調 BWV911
ニ短調 BWV913/ホ短調 BWV914
嬰ヘ短調 BWV910/ト短調 BWV915
ニ長調 BWV912
ローラン・カバッソ(P)
使用楽器:ステファン・ポレロ 「opus 102」

録音:2019年9月5-9日/フランス、ヴィルティエリー、ステファン・ポレロ・スタジオ
フランスの名ピアニスト、ローラン・カバッソがバッハのトッカータ全7曲を録音。カバッソが「バッハにふさわしいピアノ」と惚れ込んだ楽器、ステファン・ポレロ 「opus 102」を使用しています。この楽器は102鍵の並行弦ピアノで、響きの持続性、音域ごとの明瞭さ、澄んだ音色が大きな特徴。この特性がバッハのポリ フォニックな楽曲に対しても見事な効果を発揮し、いきいきと音楽が響きます。
バッハ20代の若かりし頃の作品とされる7曲のトッカータは、ブクステフーデら先人たちからの影響と、そこから自分のスタイルを作り出そうとする試みが混ざ り合っています。即興的な速いパッセージから対位法を駆使したフーガ、劇的な和声進行など、様々な要素が巧みに融合され構成されています。型にとらわれない 自由な展開が可能な「トッカータ」であるからこそのほとばしる霊感に満ちており、後のバッハの名作の数々をも予感させる音楽と言えるでしょう。
ライナーノートには日本語の解説も収録しています。 (Ki)


Orchid Classics
ORC-100159(1CD)
NX-B03

NYCX-10201(1CD)
国内盤仕様
税込定価
Four Elements Vol.3:Wind
ダカン:クラヴサン曲集第1巻 第3組曲より「かっこう」
ダカン:クラヴサン曲集第1巻 第1組曲より「荒れ狂う嵐」
F・クープラン:クラヴサン組曲第3巻 第17組曲より「小さな風車」
ラモー:クラヴサン組曲と運指法第1番(第2組曲)より「鳥のさえずり」
西村朗(1953-):迦陵頻伽 カラヴィンカ(2006)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番ニ短調「テンペスト」 Op. 31-2
ドビュッシー:前奏曲集第1巻 第2曲「帆」
 前奏曲集第1巻 第3曲「野を渡る風」
 前奏曲集第1巻 第7曲「西風の見たもの」
ヤナーチェク:霧の中で
小菅優(P)

録音:2020年9月22-24日b-sharpスタジオ、ベルリン、ドイツ
※国内盤は小菅優による日本語解説付き
ピアニスト、小菅優が2017年から取り組んで来たコンサート・シリーズ「Four Elements」(四元素/水・火・風・大地)。 第3作のテーマは「風」。
旧約聖書の創世紀では、最初の人間アダムの誕生についてこう書かれています:「主なる神は、土の塵で人を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れ られた。人はこうして生きる者となった。」人間の生命について、聖書に限らず伝説や神話の中でも、魂や霊のような目に見えないものの存在がよく出 てきます。(中略)息、風、大気、魂、命・・・今回の公演では、目に見えないものに焦点をあて、さわやかな風の描写をはじめ、ミステリアスで内面 的な作品を中心に人間の心の奥深くまで探っていきたいと思います。 (小菅優、2019年のコンサート・プログラムより)

Pro Piano
PPR-224538(1CD)
レイナルド・アーン:ピアノ作品集
最初のワルツ集(1898)/画家の肖像〜マルセル・プルーストの詩による(1896)/オリエント〜旅人のアルバムより(1909)/ソナチネ ハ長調(1907)
ロール・ファヴル=カーン(P)

録音:2003年3月11日、ライト・トラック・スタジオ(ニューヨーク)
11歳でパリ音楽院に入学しサン=サーンスやマスネに師事した天才作曲家、レイナルド・アーンのピアノ作品集。
2001年にニューヨークの国際プロ・ピアノ・コンクールで第1位に輝き、同年の「プロ・ピアノ・アーティスト・オヴ・ザ・イヤー」にも選出されるなど日本を含む世界各地で活躍するフランスのピアニスト、ロール・ファヴル=カーンが、メロディアスなアーンの作品を上品に仕上げています。
Pro Piano
PPR-224528(1CD)
江文也:日本時代のピアノ作品集
五月の組曲(世界初録音)/一人と六人(世界初録音)/人形芝居(世界初録音)/スケッチ五曲/台湾の舞曲/三舞曲/バガテル
ジューイン・ソン(P)

録音:2000年6月10日−11日、プロ・ピアノ・ホール(ニューヨーク)
日本統治時代の台湾で生まれ日本本土でも名声を博しながら、戦後の荒波の中で忘れ去られてしまった作曲家、江文也(こう ぶんや)。1936年ベルリン・オリンピックの芸術競技に出品しメダルを獲得した管弦楽曲「台湾の舞曲」のピアノ版や世界初録音作品を含む、江が東京で暮らしていた時代に作曲したピアノ作品集。
台湾出身スイス育ちのピアニスト、ジューイン・ソンは「坂本龍一:ピアノ・ワークス1(PPR-224532)」、「ワーグナー:超絶技巧編曲集(PPR-224521)」でも岡城千歳と共に録音に参加しています。
Pro Piano
PPR-224527(1CD)
...and that is death〜リスト&ブゾーニ:ピアノ作品集
リスト:死の舞踏
ブゾーニ:ショパンの前奏曲による10の変奏曲、
 バッハによる幻想曲(父・フェルディナンド・ブゾーニとの思い出に)、
 子守歌(エレジー第7番)
リスト:悲しみのゴンドラ 第2稿
ジューイン・ソン(P)

録音:1998年12月23日、アメリカ芸術・文学アカデミー(ニューヨーク)
岡城千歳プロデュースによる、「死」をテーマにしたリストとブゾーニの作品集。1996年のパームビーチ・インヴィテーショナル・ピアノ・コンクールで最高賞を受賞したピアニスト、ジューイン・ソンが確かな技術と豊かな感性で弾き熟しています。

Ars Produktion
ARS-38511(2CD)
ベートーヴェン:8つのピアノ・ソナタ
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1、ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 Op.27-1、ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 「月光」 Op.27-2、ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3、ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2、ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 「テンペスト」 Op.31-2、ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 Op.10-2、ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 「告別」 Op. 81a
ボリス・ブロッホ(P)
ウクライナのオデッサで生まれ育ったボリス・ブロッホは、モスクワのチャイコフスキー国立音楽院でタチアナ・ニコラーエワ、ディミトリ・バシキロフに師事し、1978年にはブゾーニ国際ピアノコンクールで第1位を受賞した、“鬼才”や“奇才”といった表現がピッタリな知る人ぞ知る名ピアニスト。本アルバムは、複数のピアニストによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会が開催された際に録音されたもので、ブロッホは「月光」「テンペスト」「告別」を含む8曲を担当していました。(ブロッホ自身はその2倍は弾きたかったと語っています。)全体の生気溢れるサウンドから細部のアーティキュレーションに至るまで、ブロッホらしい聴きどころ満載のベートーヴェンといえるでしょう。
Ars Produktion
ARS-38581(1CD)
20世紀ロシアのピアノ・ソナタ集
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第9番Op.103
スヴィリドフピアノ・ソナタ Op.4
フェインベルク:ピアノ・ソナタ第12番 Op.48
ヴァインベルク:ピアノ・ソナタ第4番 Op.56
アナスタシア・ヤスコ(P、スタインウェイ D274)

録音:2020年2月
ロシアでは、ピアノ・ソナタの全盛期は19世紀から20世紀の変わり目に訪れました。ロシアの作曲家のピアノ・ソナタといえば、ラフマニノフ、スクリャービン、プロコフィエフなどの、20世紀前半の作品が絶大な人気を博す一方、第二次世界大戦後に書かれたピアノ・ソナタのほとんどは、残念ながらロシアでも、世界の音楽シーンでも特別な名声を得ることはありませんでした。 本アルバムでは、ロシアのピアニスト、アナスタシア・ヤスコが、ゲオルギー・スヴィリドフ、サムイル・フェインベルク、ミェチスワフ・ヴァインベルクのあまり知られていないピアノ・ソナタを中心に、時代の多様な姿を見せるソビエト音楽の素晴らしい作品の数々を紹介します。ここでは、新しい音楽の異なる様式的方向性とロシアの音楽的伝統の特徴の両方が顕著に表れています。このプロジェクトのアイデアは、彼女がザルツブルク・モーツァルテウム大学で博士号を取得したことに端を発しています。

KAIROS
0015095KAI(1CD)

P-0015095KAI(1CD)
国内盤仕様
税込定価
細川俊夫作品集〜ソロ
ピエール・ブーレーズのための俳句 −75歳の誕生日に−(Pのための)(2000/2003)/スペル・ソング −呪文のうた−(オーボエのための)(2015)/小さな歌 −堤剛氏の70歳の誕生日に捧げる−(チェロのための)(2012)/2つの日本民謡〔I. さくら、散る/II. 五木の子守歌〕(ハープのための編曲作品)(2008)/エクスタシス(脱自)(Vnのための)(2020改訂版)/声(トロンボーンのための)(2020)※クラングフォルム・ウィーンによる委嘱作品/エディ(クラリネットのための)(2009)/線 Y(打楽器のための)(1993)
クラングフォルム・ウィーン

録音:2020年8月、ウィーン・コンツェルトハウス モーツァルト・ホール(オーストリア、ウィーン)
オーストリアを拠点とする世界屈指の現代音楽レーベル「KAIROS(カイロス)」と、ウィーン・コンツェルトハウスを本拠地として活動するオーストリアを代表する現代音楽専門アンサンブル「クラングフォルム・ウィーン」による新プロジェクト。
2020年のCovid-19パンデミックへの対応としてクラングフォルム・ウィーンが行った、ひとりで演奏するための作品の録音シリーズ『ソロ』のうちの1枚。
ドイツで尹伊桑、ブライアン・ファーニホウとクラウス・フーバーに作曲法を師事し、新作発表の度に大きな話題を呼ぶ現代の日本を代表する作曲家の1人、細川俊夫(1955−)。西欧のアヴァンギャルド・アートと日本の伝統文化の融合により独特の音楽言語を生み出してきた細川俊夫が書いた、ピアノ、オーボエ、チェロ、ハープ、ヴァイオリン、クラリネット、パーカッションのための独奏作品。2020年の新作、トロンボーンのための「声(Voice)」はクラングフォルム・ウィーンによる委嘱作です。
KAIROS
0015096KAI(1CD)
サルヴァトーレ・シャリーノ:作品集〜ソロ
2つの夜想曲(Pのための) (1998)/フェニキアのイメージ(アンプリファイド・フルートのための)(1996)/トラキスにさらば(ハープのための)(1980)/自分自身へ(Vnのための)(2009)/感謝祭の歌(1985-2018)(アルト・サクソフォーンのための変容)/夜の果て(1979)(作曲者自身によるチェロのためのトランスクリプション、原曲:ヴィオラ)/目覚める前に死なせて(1982)(B♭管クラリネットのための)/2つの無慈悲な夜想曲(2001)(Pのための)/アジタート・カンタービレ(距離に関するカプリッチョ)(2020)※クラングフォルム・ウィーンによる委嘱作品
クラングフォルム・ウィーン

録音:2020年8月、ウィーン・コンツェルトハウス モーツァルト・ホール(オーストリア、ウィーン)
2020年のCovid-19パンデミックへの対応としてクラングフォルム・ウィーンが行った、ひとりで演奏するための作品の録音シリーズ『ソロ』より、イタリアの現代音楽作曲家サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-)の作品集。彼の音楽のサウンドスケープは、生と死、記憶と忘却、光と闇、成長と衰退の間の細い線を絶えず探っています。クラングフォルム・ウィーンによる委嘱作品「アジタート・カンタービレ」(2020年)には、バッハの有名なカプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて Capriccio sopra la lontananza del fratello dilettissimo」によく似た副題(距離に関するカプリッチョ Capriccio sulla lontananza)が付いており、ホルンが高音域から低音域へと変化しながら印象的なエコー効果を生み出すことで、アジタートとカンタービレ、相反する2つの間の音楽的な距離を表現しています。
「神々は堕落し、私たちはもはや魔法を信じない。残っているのは、その神秘的な面の中にある孤独への認識です。すべてのものの間にある目に見えないつながりを体験するために、私たちは風に身を委ねなければならないのです。」(サルヴァトーレ・シャリーノ)

Nimbus
NI-2586(1CDR)
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番へ短調 Op.5
スケルツォ 変ホ短調 Op.4
イェフィム・ブロンフマン(P)

録音年不明
オリジナル盤発売:1987年 MusicMasters
ルドルフ・フィルクスニー、レオン・フライシャー、ルドルフ・ゼルキンらに師事し、国際的に活躍を行っている旧ソ連・タシュケント出身のピアニスト、イェフィム・ブロンフマンによるブラームス。ブロンフマンの卓越したテクニック、パワー、そして並外れた叙情的な才能は、聴衆から称賛され続けています。ブラームス初期の重要作、ピアノ・ソナタ第3番(1853年)と、ブラームスが18歳の時に作曲し、生前に出版されたものの中ではもっとも古い作品であるスケルツォ(1851年)を収録。スケルツォが作品1ではなく、作品4として出版されている点について、ブラームスは友人に「初めて自分を見せる時、人はまず足ではなく頭を見なければならない」と説明したとされています。ブラームス自身は否定していますが、ショパンのスケルツォやマルシュナーのオペラ「ハンス・ハイリング」との関連が指摘されている作品です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Audax Records
ADX-13728(1CD)
バッハ:リュート作品集
組曲ト短調 BWV.995/前奏曲ハ短調 BWV.999
フーガ ト短調 BWV.1000
パルティータ ハ短調 BWV.997
ジャドラン・ダンカム(Lute)

録音:2020年1月26日−29日、ノエウェー
ジャドラン・ダンカムは、イギリス、クロアチア、ノルウェー系のバロック・ギター&リュート奏者。2008年にBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ジ・イヤーのストリング・カテゴリーを受賞、2015年にはイタリアで行われたマウリツィオ・プラトーラ・リュート・コンクールで第1位に輝いています。
「バッハとヴァイスの共作による組曲」という意欲的なアルバム(ADX-13706)でヨハネス・プラムゾーラーと共演し、「ヴァイス&ハッセ:リュート・ソナタ集」(ADX-13713)でソロ・レコーディング・デビューを果たしたジャドラン・ダンカムのセカンド・ソロ・アルバムは、バッハのリュート作品集。ジャドラン・ダンカムによるバッハのリュート作品への子細な研究、手稿譜やタブ譜の選択、リュート独特のレコーディングについてのこだわりなどが、ブックレットの解説(日本語、英語、ドイツ語、フランス語、ノルウェー語)に掲載。「バロック音楽の楽譜を見るには劇の台本を読むようにすべき」(ブックレット解説より)と語るダンカムの、表情豊かで生き生きとしたバッハをお届けします。

Da Vinci Classics
C-00256(2CD)
バッハ:イギリス組曲 BWV.806−811(ベーレンライター批評校訂版/全曲) ピエトロ・ソラーチ(P/スタインウェイ・モデルD)

録音;2018年3月、グリファ&フィリ・スタジオ(イタリア)
ベーレンライター社の批評校訂版(クリティカル・エディション)の楽譜を採用してレコーディングが行われたイタリアのピアニスト、ピエトロ・ソラーチによる「イギリス組曲」の全曲盤。
ソラーチは11歳の時にベッリーニ歌劇場Oとの共演でデビューを果たし、1985年の第11回ショパン国際ピアノ・コンクールでは参加したイタリア人の最高位となるなど国内外で活躍してるピアニストです。
ちなみにジャケット写真は京都にある世界遺産の醍醐寺。イタリア、京都、ベーレンライター社、そしてバッハのコラボレーションというユニークなコンセプトの「イギリス組曲」です。
Da Vinci Classics
C-00248(1CD)
アンザーギ:ギター作品集
ギターのための小品 〜 ラモーへのオマージュ/トライトニカ組曲/コレッリアーナ/セゴビアーナ/ロッシニアーナ/キタラマ(第1番〜第12番)
レオポルド・サラチーノ(G)

録音:2017年12月4日−6日、ノーヴェノーヴェ・スタジオ(ミラノ、イタリア)
現代音楽の数々の演奏や解釈で知られるギタリスト、レオポルド・サラチーノが、イタリア現代音楽の最も有名な作曲家の1人、ダビデ・アンザーギ(1936−)の音楽をこのディスクで探求。
ラモーやコレッリ、セゴビア、ロッシーニへのオマージュ作品に代表されるよう、過去と現代のスタイルを巧みに融合させたアンザーギの2000年代の作品を収録しています。
Da Vinci Classics
C-00297(1CD)
北欧のピアノ・ソナタ集
ステーンハンマル:ピアノ・ソナタ第4番ト短調
シベリウス:ピアノ・ソナタヘ長調 op.12
グリーグ:ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7
ファビアーノ・カサノヴァ(P/YAMAHA CFX)

録音:2019年8月29日−31日、モルサスコ城(モルサスコ、イタリア)
フィンランドのシベリウス、ノルウェーのグリーグ、そしてスウェーデンのステーンハンマル。19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍した3人の北欧の大作曲家たちのロマンティシズムあふれる3つのピアノ・ソナタを、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を最高点で卒業したイタリアの実力派、ファビアーノ・カサノヴァがYAMAHA CFXのピアノで奏でた好演奏。
地理的には近くとも音楽的感性の面では大きく異なる3人の巨星たちの様式美を巧みに描いた充実の北欧ソナタ集です。
幅広いレパートリーを誇るファビアーノ・カサノヴァは特にロディオン・シチェドリンの音楽のスペシャリストとして高い評価を受けているイタリア人ピアニスト。
その演奏を聴いたシチェドリンから「並外れた情熱と豊かな内面を深く伝えることができる、素晴らしいな芸術性と魅力的な人間性を兼ね備えたピアニスト」と激賞されています。
Da Vinci Classics
C-00258(2CD)
ランディーニ:ピアノ・ソナタ第5番 マッシミリアーノ・ダメリーニ(P)

録音:2015年5月7日、ジュゼッペ・ヴェルディ劇場(フィオレンツオーラ・ダルダは、イタリア)
ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を首席で卒業し、留学先のパリ音楽院でオリヴィエ・メシアンとイヴォ・マレクに作曲を師事した現代のイタリア音楽界の大物作曲家カルロ・アレッサンドロ・ランディーニ(1954−)。
5年以上の歳月を費やし2015年に完成したランディーにの「ピアノ・ソナタ第5番」は総演奏時間が150分を超えるという、数あるピアノ・ソナタの中でも最長の部類に位置付けられる長大な作品。
この怪物級の大作と対峙するのは、イタリアのピアニスト、マッシミリアーノ・ダメリーニ。南ドイツ新聞(Suddeutsche Zeitung)で「ミケランジェリ、ポリーニと並ぶ現代のイタリアを代表する三大巨匠の1人」と大絶賛された名手です。
Da Vinci Classics
C-00264(1CD)
タブラ・スマー〜オルガンのための現代作品集
フェッラーリ:トッカータ・ゴティカ、オルガン・オン・ラグ、トッカータ, コラールとフーガ
バッキーニ:カンタービレ第1番、主は耳を傾けて、トッカータ・ブレヴィス
ベルツレッティ:プレリュード・トッカータ、子守歌
マッキア:静かな夜の組曲、ラプソディア・ツィガーナ
ロ・ムスチオ:ラヴェルの追憶への前奏曲、ゴシック風舞曲
イヴァン・ロンダ(Org)

録音:2019年6月25日、ポンテヴィーコ(イタリア)
カルロッタ・フェラーリ(1975−)、ロベルト・バッキーニ(1971−)、ステファノ・ベルツレッティ(1962−)、グリモアルド・マッキア(1972−)、そしてマルコ・ロ・ムスチオ(1971−)の5人のイタリア人作曲家たちが書いたオルガンのための"現代"の教会音楽と世俗音楽。
5人の作曲家たちがそれぞれの音楽言語を用いて、オルガンとイタリア文化の密接な関係を表現しています。
Da Vinci Classics
C-00298(1CD)
ドビュッシーの時代のギター作品さまざま
プジョル:ロマンス
ドビュッシー:吟遊詩人
ファリャ:ドビュッシーの墓に捧げる讃歌
ルーセル:セゴビア
サティ(ディアンス編):グノシエンヌ第1番
ミヨー
:セゴビアーナ/ファリャ:歌
モンポウ:コンポステラ組曲
フランチェスカ・デ・フィリッピス(G)

録音:2020年1月、CGLT・ディアスタジオ(アグローポリ、イタリア)
イタリア、サレルノ出身の女流ギタリスト、フランチェスカ・デ・フィリッピスが構成した「ドビュッシーの時代のギター作品さまざま」は、単純にドビュッシーと同世代の作曲家の作品を集めたものではなく、当時のパリにおいて芸術家たちの「リビングルーム」になったであろうカタルーニャのピアニスト、リカルド・ビニェスを中心とした繋がりを音楽で表現したプログラム。
リカルド・ビニェスの家を当時のフランス、パリにおける文化的な拠点と見立てて、ドビュッシーへのオマージュ、セゴビアへのオマージュなど、様々な大作曲家たちの作品を1つのストーリーとして繋いでいます。

Chandos
CHAN-20131(1CD)
ハイドン:ピアノ・ソナタ集Vol.9
ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 Hob.XVI-1/ピアノ・ソナタ第44番ヘ長調 Hob.XVI-29/ピアノ・ソナタ第41番イ長調 Hob.XVI-26/ピアノ・ソナタ第2番ハ長調 Hob.XVI-7/ピアノ・ソナタ第52番ト長調 Hob.XVI-39/ピアノ・ソナタ第53番ホ短調 Hob.XVI-34
ジャン=エフラム・バヴゼ(P/YAMAHA CFX)

録音:2020年7月8日−10日、ポットン・ホール(サフォーク)
世界屈指のフレンチ・ピアニズムの体現者として人気を博し、現在ではハイドン、ベートーヴェン、モーツァルトなど古典派作品の演奏&録音でも圧倒的な地位を確立してきたジャン=エフラム・バヴゼが取り組むハイドンのピアノ・ソナタ全曲録音プロジェクト。ハイドンの多種多様なスタイルや表現を探求し、YAMAHA CFXピアノのクリアーで鮮やかな音色、ポットン・ホールの暖かくアコースティックな響きで好評を得たこの録音プロジェクトは、これまで英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」や英BBCミュージック・マガジンの「インストゥルメンタル・チョイス」、英インターナショナル・ピアノ誌の「インターナショナル・ピアノ・チョイス」などに度々選ばれています。
シリーズ第9弾も、ハイドンの初期、中期、後期のソナタをバランスよく選び抜き、魅惑のリサイタルとして構築。ハープシコード教師としての道を歩み始めた若きハイドンが、彼の生徒のために書いたであろう第2番から、同じハ長調のソナタで、より野心的に拡張された第10番、1770年代初頭に書かれ、C.P.E.バッハや疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドラング)の影響がみられる第41番と第44番、そして約10年後に作曲され、技術的にも音楽的にも更に高度なものが要求されるようになった第52番と第53番まで、バヴゼの詩情あふれるピアニズムでハイドンのソナタを俯瞰します。

フォンテック
FOCD-9845(1CD)
税込定価
2021年2月3日発売
バッハ:6 つの無伴奏チェロ組曲vol.1
組曲第1番ハ長調(原曲:ト長調)BWV1007
組曲第2番イ短調(原曲:ニ短調)BWV1008
組曲第3番ト長調(原曲:ハ長調)BWV1009
益田正洋(G)
使用楽器:サントス・エルナンデス(1939年)

録音:2020年6月17-19日 浦安音楽ホール
2021年、デビュー30周年を迎えた天才ギタリストによる「ギターによるバッハの最高峰」 6つの「無伴奏チェロ組曲」全曲録音プロジェクト。前半3曲を収めたvol.1をリリース! 日本を代表するトップギタリストの1人として活躍を続ける益田正洋。デビュー30周年を記念し始動した、J.S. バッハによる6つの「無伴奏チェロ組曲」全曲録音プロジェクト。前半の3曲(第1番〜第3番)を収めたvol.1 をリリースします! バッハがケーテンの宮廷楽長時代(1717〜23)に完成させた「無伴奏チェロ組曲」全6曲(BWV1007 〜12)は独創性や品位の高さ、合理的構築性と豊かな情緒を併せ持ち、今に至るまで広く讃仰される作品です。 その音楽に真摯に寄り添いつつ、ギターという楽器の特性を最大限に生かすために調性の変更など大胆なアプロー チも行った益田の演奏は「ギターによるバッハの最高峰」と言っても過言ではありません。 邦人ギタリストでは同郷の山下和仁以来となる全6曲を網羅したシリーズ。天才の系譜、必聴です。(フォンテック)
フォンテック
FOCD-9843(1CD)
税込定価
2021年2月3日発売
マリンバ・スマイル 〜涙のあとに
バッハ:マタイ受難曲よりコラール44 番
サティ:ジムノペディ 第1番
N.ロサウロ:プレリュード 第1番
A.ゴメス&M.ライフ:レイン・ダンス
ケージイン・ア・ランドスケープ
カタルーニャ民謡〜P.カザルス:鳥の歌(arr.野尻小矢佳)
野尻小矢佳:スプラッシュ・ビート
サミュ:カメレオン
タレガ:ラグリマ〜涙
アイルランド民謡:サリーガーデン(arr.野尻小矢佳)
J.スペンサー:ピンク・エリサ・スプリング
チャップリン:スマイル(arr.野尻小矢佳)
野尻小矢佳:プレイ・ウィズ・ハート
野尻小矢佳(マリンバ)

録音:2020年9月10-11日 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
オリジナリティ溢れる活動を続ける打楽器奏者・野尻小矢佳。4 作目となる本作は2nd「マリンバ・クラシック ス」(FOCD9543)以来となるオール・マリンバ・アルバムです。 「祈り」「始まり」「大地」「架け橋」「人々」「感謝」とそれぞれテーマを設け、バッハから現代の作品、さ らに自作曲をちりばめた珠玉の13 曲を収録。卓越した技術と細やかで豊かな感受性を持つ野尻が奏でるマリンバ の生命力に溢れた暖かい音色は、さながら1 本の名作映画を観るような感動を呼び起こします。 聴くごとに新たな物語を紡ぎだす名盤の登場です。 (フォンテック)


Global Culture Agency
KKC-6336(1SACD)
シングルレイヤー
500セット日本限定発売
2020年最新リマスター

税込定価
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006
ソナタ第1番ト短調 BWV1001
パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
ソナタ第2番イ短調 BWV1003
パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
パルティータ第3番ホ短調 BWV1006
ドゥヴィ・エルリー(Vn)

録音:1969年
ハイ・クオリティなLP復刻で注目を浴びる韓国のレーベル「SOUND TREE」が、このたびSACDを手掛けました。内容はエルリーのバッハ無伴奏!オリジナル・ デザインで復刻した高品質LP(KKC-1187/9)が好評で、「SOUND TREE」を日本に紹介している国内レーベル「Global Culture Agency」からSACD 化を持ちかけたところ、希望が通り実現しました。1枚のシングルレイヤー盤に全6曲を収録。世界初SACD化、完全限定生産。しかも日本限定発売、500セット のみの入荷です!
幻の名盤、エルリーのバッハ無伴奏全曲。オリジナルLPは中古市場において高値のつく超レア盤。当SACDはそのフランス・アデ社(Disques Ade)のデザイ ンを踏襲したパッケージになっており、ライナーノートには英語・仏語のオリジナル解説を収録。さらに別途日本語解説を付属させ、日本ではあまり知られていない エルリーの音楽家人生についても知ることが出来るようにしました。音に関しては「SOUND TREE」がライセンス先であるユニバーサル・ミュージックから取り寄 せたオリジナルマスターに、独自の丁寧なリマスタリングを施しています。
ドゥヴィ・エルリーは1928年パリ生まれ、2012年没。若くして音楽の才能を発揮しパリ音楽院を首席で卒業後、1955年ロン=ティボー国際音楽コンクール で優勝しました。ヨーロッパ、アメリカ、日本と世界各地で演奏し、レパートリーは幅広く、現代作曲家もしばしば彼のために作品を提供しました。後進の指導にも力 を注ぎ、音楽界でおおいに活躍したフランスの名ヴァイオリニストです。このバッハの無伴奏録音はエネスコとも並び称される不朽の名盤。 (Ki)

Challenge Classics
CC 72848(1CD)
モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ ニ長調 K.448/375a
シューベルト:4手ピアノのための幻想曲 ヘ短調 D.940

[ボーナストラック]
バッハ(クルターク編):『古き年は過ぎ去りぬ』 BWV614、『いざ来たれ、異教徒の救い主よ』 BWV599
ピアノデュオ・スホルテス&ヤンセンス[レスタリ・スホルテス、グウィリム・ヤンセンス]

録音:2020年9月19・20日/ヒルフェルスム、オムループ音楽センター、スタジオ1
レスタリ・スホルテス(1984-)とグウィリム・ヤンセンス(1985-)によるデュオ・アルバム。ふたりがモーツァルトの2台ソナタを初めて演奏したのは18歳 と19歳のときで、そこから17年経ちついに録音に踏み切ることが出来たそうです。ソリストの自由さとヴィルトゥオジティ、室内楽奏者の耳とアンサンブル、そし てSOの音色のパレットとニュアンスのある繊細さを持つことを目標とするデュオの佳演。 (Ki)

Hortus
HORTUS-174(1CD)
「即興」
ジャン・バティスト・デュポン(1978-):即興的組曲
自由な形式による10の即興
2つの詩曲
ジャン・バティスト・デュポン(Org/ハリソン&ハリソン・オルガン)

録音:2019年/セント・オールバンズ大聖堂
1979年生まれのオルガニスト、ジャン・バティスト・デュポンの即興演奏による自作自演集。「即興演奏は自由を意味します。それは未知のもの予期せぬもの への出会う旅への出発点となります。即興演奏は演奏者と聴衆を結びつけ、儚い作品の共有体験をします。」と語るデュポン。彼は2009年に難関として知られる セント・オールバンズ国際コンクールのオルガン即興演奏部門で第1位を受賞しておりその実力は折り紙付きです。ここに収録した「即興的組曲」、「自由な形式に よる10の即興曲」、「2つの詩曲」はコンクールでも演奏したセント・オールバンズ大聖堂のオルガンを演奏することで生まれた奇跡の作品。コンクール優勝から 10年、ついにデュポンの即興演奏が録音の形でリリースされます!仏ディアパソン・ドール5受賞ディスク。 (Ki)
Hortus
HORTUS-555(1CD)
「映像」
ドビュッシー:映像第2集
リスト:巡礼の年第2年「イタリア」
ムソルグスキー:「展覧会の絵」
フローリアン・カロウビ(P)

録音:2017年/フランス
ソリストとしてだけでなく室内楽奏者としても成功を収めているフランスのピアニスト、フローリアン・カロウビがドビュッシーの映像第2集、リストの巡礼の 年第2年「イタリア」、そしてムソルグスキーの「展覧会の絵」を録音しました!繊細な語り口が魅力のカロウビがクリスタルな響きを追求した当アルバムでは色 彩豊かなドビュッシー、情熱的なリスト、そして最後のムソルグスキーでは透き通った音色だけでなく、力強さを持った好演を聴かせます。 (Ki)

Naive
OP-30581(1CD)
バッハ:鍵盤作品集
「イ短調」
(1)9つの小前奏曲第8番イ短調 BWV931
(2)インヴェンション第13番イ短調 BWV784
(3)シンフォニア第13番イ短調 BWV799
(4)前奏曲とフーガ イ短調 BWV865(平均律クラヴィーア曲集第1巻第20番)
(5)前奏曲とフーガ イ短調 BWV889(平均律クラヴィーア曲集第2巻第20番)
(6)幻想曲とフーガ イ短調 BWV904
「ニ短調」
(7)5つの小前奏曲第5番ニ短調 BWV940
(8)インヴェンション第4番ニ短調 BWV775
(9)シンフォニア第4番ニ短調 BWV790
(10)前奏曲とフーガ ニ短調 BWV851(平均律クラヴィーア曲集第1巻第6番)
(11)前奏曲とフーガ ニ短調 BWV875(平均律クラヴィーア曲集第2巻第6番)
(12)ソナタ ニ短調 BWV964
「ハ短調」
(13)6つの小前奏曲第2番ハ短調 BWV934
(14)インヴェンション第2番ハ短調 BWV773
(15)シンフォニア第2番ハ短調 BWV788
(16)前奏曲とフーガ ハ短調 BWV847(平均律クラヴィーア曲集第1巻第2番)
(17)前奏曲とフーガ ハ短調 BWV871(平均律クラヴィーア曲集第2巻第2番)
(18)幻想曲 ハ短調 BWV906
(19)3声のリチェルカーレ ハ短調〜『音楽の捧げもの』 BWV1079より
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb/ヨハン・ダニエル・デュルケン1745年製作モデルに基づく、コルネリユス・ボム製作による再現楽器(1984年)

録音:2019年6月14-17日/パルコ・デッラ・ムジカ(ローマ)
イタリアを代表するバロック音楽のスペシャリスト、リナルド・アレッサンドリーニによるバッハのチェンバロ演奏。最新盤では「イ短調」「ニ短調」「ハ短調」の鍵 盤作品を収録しました。2014年に録音した前作「バッハ:前奏曲とフーガ集」(OP-30564)と同様、今回も調性と楽想を考慮して組み立てており、アレッサン ドリーニが巧みに練り上げた選曲と曲順で構成されております。この3つのセクションがまるで音色を映し出す鏡のように配置された当録音をアルバムを通して聴 くことにより有機的な繋がりが生まれており、アレッサンドリーニの鬼才ぶりに驚かされます。
多彩で色彩豊かなアーティキュレーションと優雅な演奏が魅力のアレッサンドリーニのチェンバロ演奏ですが、アレッサンドリーニは「演奏にあたって常に楽譜や 文献を読み込み研究していく」と語っております。当演奏でもその真摯な姿勢があらわれており、折り目正しい格調高さとともに気品に満ちた味わいを加えた演奏 を披露。鬼才が現在思い描くバッハ像がここに結実しております。 (Ki)

APARTE
AP-248(1CD)
Cellopera
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」より 窓辺においで(マンドリン:ジュリアン・マルテイノー)
 「魔笛」より 愛の喜びは消え
 「ドン・ジョヴァンニ」より 彼女の心の安らぎこそ
ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」より ああ、幾たびか
ロッシーニ:ウィリアム・テル幻想曲
ドニゼッティ:「愛の妙薬」より 人知れぬ涙
ヴェルディ:「リゴレット」より いつかあなたに会ったときから(四重唱)
 「仮面舞踏会」より 死にましょう、でもその前に
 「ドン・カルロ」より 彼女は私を愛したことがない
プッチーニ:「トスカ」より 星は光りぬ
 「蝶々夫人」より ある晴れた日に
チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」より 青春は遠く過ぎ去り
ワーグナー:「タンホイザー」より 夕星の歌
オッフェンバック:「ホフマン物語」より ダイヤモンドの歌
 「ホフマン物語」より 舟歌による幻想曲
 「ラ・ペリコール」より ほろ酔いのアリエッタ
チャイコフスキー:「スペードの女王」より ポリーナのロマンス
オフェリー・ガイヤール(Vc)
トマシュ・ヴァブニツ(指)
モーフィング 室内O

録音:2020年6月22−25日、ウィーン
気品としなやかさを兼ね備えたフランスの女性チェロ奏者、オフェリー・ガイヤール。王道レパートリーからアイデアと演出の妙が効いた遊び心ある作品までし なやかな感性で弾きこなす人気チェリストのガイヤールの最新盤は、「Cellopera/チェロペラ」と題した、オペラの名アリアをチェロで奏でるという内容。 ガイヤールはこのアルバムの制作のきっかけをこのように話しています。「20年以上前、エクサン・プロヴァンス音楽祭で、ダニエル・ハーディング指揮の「ドン・ ジョヴァンニ」の上演でチェンバロ奏者のエマニュエル・アイムと共に通奏低音として参加した時のことです。歌手の一人がリハーサルを欠席した際に、マーラー・ チェンバー・オーケストラのソロ・チェリストが、オッターヴィオ(T)が歌うアリア「彼女の安らぎこそ」を弾いたのです。それは私にとって恵の瞬間であり、 新しい音楽の窓が開いたのです。もちろん幼い時からオペラには触れてきましたし、往年の名歌手たちの歌唱も私の心に残っています。そして私の、チェロでオ ペラを奏でたいという欲求とオペラの傑作たちに対峙するときにパウル・クレーの「芸術の本質は、見えるものをそのまま再現するのではなく、目に見えないも のを見えるようにするものです。」という言葉を思い出し、この追求と探求の旅に出ることを決心しました。皆様にきっと楽しんでいただけることでしょう。」 チェロは人間の声に近い楽器と言われていますが、ガイヤールの潤いを湛えた繊細な音色や時に力強く、時に親密に語りかける音楽は、より作品の魅力が増し、 オペラ、チェロの両者の新たな扉を開く1枚となっています。

MUSO
MU-043(1CD)
NX-B09

NYCX-10205(1CD)
国内盤仕様
税込定価
フランク:歴史的楽器によるピアノ作品集
前奏曲,コラールとフーガ ロ短調 CFF 24/FWV 21(1884)
コラール第3番イ短調 CFF 107/FWV 40 -『大オルガンのための三つのコラール』(1890)より
 ※ブランシュ・セルヴァ(1884-1942)によるピアノ独奏版(1910)
前奏曲,アリアと終曲 ホ長調 CFF 26/FWV 23(1887)
前奏曲,フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18 CFF 30b/FWV 30(1860-62)-ハロルド・バウアー(1873-1951)によるピアノ独奏版(1910)
ゆるやかな舞曲 ヘ短調 CFF 25/FWV 22(1885)
ダニエル・イゾワール(1875年製エラール・ピアノ)

録音:2019年2月18-21日ウー城劇場、ノルマンディ地方、フランス
【国内盤】日本語解説付き
凄腕ピアニストとして幼い頃から楽壇を沸かせたのち、後年はオルガンの世界で独自の作風を追求、交響詩や交響曲の作曲家となる前か らオルガン奏者としての名声もきわめて大きかったセザール・フランク。ピアノのための作品にもオルガン音楽と相通じる、バロックとロマン派の特 性を併せ持つような独特の魅力が息づいており、20世紀にも数々のヴィルトゥオーゾ・ピアニストたちがその世界に魅せられてきました。しかし その作品の真価は、フランク自身が知っていた19世紀当時のピアノの音色に立ち返ってこそ見えてくるのではないでしょうか。フォルテピアノ奏 者として近年存在感を増しつつあるフランスの名手ダニエル・イゾワールはここで、フランクがフランス国民音楽協会などで注目されるようになっ た1870年代にパリで作られた、オリジナルのエラール・ピアノを使用。オルガンの大家だった父アンドレ・イゾワールが弾くフランクの音楽にも昔 から愛着を覚えてきたという彼が、細やかな感覚とメリハリのある演奏で聴かせる「19世紀直送」の響きによるフランク作品は、エラールの透明 感ある音色とあいまって、音作りの見通しの良さも抜群に伝わってきます。作曲家像を捉え直すうえでも貴重な新録音。オリジナル・ブックレッ トにはFuga Libera創設者で音楽学者でもあるミシェル・ストッケム氏の充実した解説が掲載されています。


King International
KKC-068(1CD)
田中希代子ピアノリサイタル
(1)ベートーヴェン:エリーゼのため
(2)パデレフスキ:メヌエットOp.14の1
(3)リスト:愛の夢第3番
(4)ショパン:前奏曲Op.28の15「雨だれ」
(5)ショパン:幻想即興曲Op.66
(6)ウェーバー:舞踏への勧誘Op.65
(7)モーツァルト:トルコ行進曲
(8)メンデルスゾーン:紡ぎ歌
(9)ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
(10)シューベルト:即興曲Op.90の4
(11)シューマン:トロイメライOp.15の7
(12)ショパン:小犬のワルツOp.64の1
(13)シューベルト:楽興の時第3番
田中希代子(P)

録音:1965年5月4日イイノホール(セッション・ステレオ)
田中希代子は1950年18歳で敗戦国の焦土から単身欧州に渡りパリ音楽院に入学、5年後日本人として初めてショパン・コンクール入賞という快挙を成し 遂げ、ヨーロッパで華々しい活躍をみせながらも12年後には膠原病という不治の病で演奏生命を絶たれてしまいました。彼女の遺された数少ない音源を探し 求める人は今も後を絶ちませんが、なかでも日本クラウンが1965年5月に東京イイノホールでセッション録音した名曲集の音源は、正規にCD化されることな くまさに幻の音源となっていました。それが日本クラウンとキングインターナショナルのコラボで蘇りました。
ライヴでの鬼気迫る演奏も魅力ですが、セッション録音では田中希代子の端正で気品あふれる面をたっぷり堪能できます。さらにウェーバーの「舞踏への勧 誘」やリストの「愛の夢」、シューマンの「トロイメライ」など、他に彼女の録音を聴くことのできない作品もあるのが嬉しい限り。愛弟子の菊池洋子が心打たれる 「師の思い出」を当アルバムに寄せていて、それも注目です。 (Ki)
King International
KKC-069(2CD)
ピアノ・コスモス〜現代日本ピアノ曲集1960-69
(1)佐藤慶次郎:カリグラフィー
(2)武満徹:コロナ
(3)篠原真:タンダンス
(4)入野義朗:2台のピアノのための音楽
(5)三宅榛名:ピアノ・ソナタ第3番
(6)松下真一:スペクトラ第2番
(7)石井真木:ピアニストと打楽器奏者のためのピアノ曲
(8)福島和夫:風の輪
(9)高橋悠治:メタテーシス
(10)安達元彦:モノディア
(11)神良聰夫:叙唱と詠唱
(12)野田暉行:3つの展開Op.13
徳丸聡子(1)、
高橋アキ(2)(3)(7)(9)、
小林仁(4)(5)(8)、
本荘玲子(4)(6)(11)、
平尾はるな(10)(12)(以上ピアノ)
有賀誠門(打楽器)(7)
日本クラウンが1969年11月にリリースした「ピアノ・コスモス」。1960年代に書かれた日本のピアノ曲を集めた画期的アルバムで、武満徹、高橋悠治、 三宅榛名、石井眞木など12名の最新作を高橋アキ、本荘玲子、平尾はるならが演奏。武満徹の「コロナ」は図形楽譜のため演奏機会が非常に少なく貴重。この 曲に協力したグラフィックデザイナーの杉浦康平がアルバム・ジャケットを担当したことでも話題となりました。
いわゆる典型的な現代音楽ですが、これのみの音源作品も多く、再発売を待たれていました。加えて昨今、こうした音楽は以前より演奏、録音が少なくなって いる傾向にあり、50年を経ていながら、全く色褪せることなく、かえって鮮烈な印象を与えてくれます。 (Ki)

NEOS
NEOS-22002(1CD)
「Rimixed」
ブラームス:2 台ピアノのためのソナタ ヘ短調Op.34b
ワーグナー:トリスタンとイゾルデより前奏曲と「愛の死」(マックス・レーガー編)
ドビュッシー:3 つの夜想曲(ラヴェル編)
グラウ・シューマッハー・ピアノ・デュオ
【アンドレアス・グラウ&ゲッツ・シューマッハー(P)】

録音:2020年
ワーグナーと彼に抗いつつも少なからず影響を受けたブラームスとドビュッシー の作品を 2 台ピアノで聴く一枚。「トリスタンとイゾルデ」の「前奏曲と愛の死」を中心 に据え様式と和声の影響をピアノではっきりと聴くことが出来ます。ブラームスの2台の ピアノのためのソナタはピアノ五重奏曲としても演奏される作品。ドビュッシーの3 つ の夜想曲のラヴェル編曲版の音源は少なく、この録音は貴重。

GENUIN
GEN-21726(1CD)
「夢」〜ピアノ編曲集
ラフマニノフ(ガイガー編):夢 Op.8-5、ロマンス Op.6-1
リスト(ガイガー編):ハンガリー狂詩曲第13 番S.244
ガイガー:ウェーバーの「魔弾の射手」からの主題による変奏曲
メンデルスゾーン(ガイガー編):「歌の翼に乗って」幻想曲
シューベルト(リスト編):春の想いS.558-7,休みのない恋S.558-10,水車職人と小川S.565-2
シューベルト(ゴドフスキー編):楽興の時 Op.94-3
ビゼー(ホロヴィッツ編):「カルメン」変奏曲
サン=サーンス(ガイガー編):オンファールの糸車
リスト(ホロヴィッツ編):ハンガリー狂詩曲第2 番嬰ハ短調
ガイガー:大ホールでの踊り
ユルゲン・ガイガー(P)

録音:2020 年1 月30-31 日 ドイツ バイエルン州 ポリング
ドイツの中堅ピアニスト、ユルゲン・ガイガーの弾くトランスクリプション集。かつては名ピア ニストが有名無名の曲を自分の流儀に改編して演奏するのは当たり前に行われていた。この CD でガイガーは、自らの編曲も含め、そうしたトランスクリプションの面白さ楽しさを蘇らせて います。「編」とあってもほとんどの場合で原曲を下地に発展させた作曲です。 ユルゲン・ガイガーは1976 年、ドイツ、南バイエルンのプファッフェンヴィンケル生まれのピアニ スト。ミュンヘン音楽演劇大学で学んだ後、ピアニスト、またオルガニストとして活躍しています。

Stradivarius
STR-37179(2CD)
リヒテル/グリーグ&ドビュッシー
■CD1
(1)グリーグ:抒情小品集より
アリエッタOp.12-1
ワルツOp.12-2
夜警の歌Op.12-3
妖精の踊りOp.12-4
ハリングOp.38-4
カノンOp.38-8
蝶々Op.43-1
春に寄すOp.43-6
即興的ワルツOp.47-1
ノルウェー農民行進曲Op.54-2
スケルツォOp.54-5
鐘の音Op.54-6
秘密Op.57-4
彼女は踊るOp.57-5
郷愁Op.57-6
夢想Op.62-5
■CD2
トロルハウゲンの婚礼の日Op.65-6
山の夕べOp.68-4
小妖精Op.71-3
森の静けさOp.71-4
過ぎ去りてOp.71-6
思い出Op.71-7
夏の夕べOp.71-2(アンコール)
夜想曲Op.54-4(アンコール)
(2)ドビュッシー:前奏曲集第2巻より【霧/枯葉/ヴィーノの門/妖精たちはあでやかな舞姫/ヒースの草むら
エジプトの壷(カノープ)(アンコール)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

録音:(1)1993年10月19日アテネ、10月28日コザニ(ギリシャ)、(2)1993年1月13日
コゼンツァ(イタリア)、 全てライヴ、デジタル録音

(STR-33353の再発売)
名演奏として名高いリヒテル(1915-1997)晩年のグリーグ:抒情小品集とドビュ ッシー:前奏曲集の抜粋がリマスターされ待望の再発売になります。グリーグは 1994 年の最後の来日公演と同じプログラムです。 ※今回、初回入荷分のも2枚組1枚価格の特価にて供給させていただきます。 初回入荷分が無くなり次第通常価格に戻ります。

MERIDIAN
CDE-84658(1CDR)
シューマン:ピアノ曲集
「蝶々」Op.2
「ウィーンの謝肉祭の道化」Op.26
「謝肉祭」Op.9
ピエル・パオロ・ヴィンチェンツィ(P)

録音:2019年12月11-12日ファツィオリ・コンサート・ホール、サチーレ,イタリア
ピアノのピエル・パオロ・ヴィンチェンツィ(b.1980)はセスト・フィオレンティーノ音楽院でピエ ル・ナルシソ・マッシに師事した後、ウィーンに留学。その後 BRILLIANT Classics、MERIDIAN に多くのレコーディングを行っています。その中にはワーグナー:ピアノ曲集、ウェーバー:ピアノ・ ソナタ集(当Meridian/CDE84639,84649)など珍しい録音も含まれています。 このシューマン:ピアノ曲集はロマン派のピアノ曲を得意とするヴィンチェンツィの真骨頂であ り、イタリア人らしいカンタービレに溢れたアルバム。

MARSTON
MARS-53023-2(3CD)
ジョゼフ・レヴィン全録音集
(1)チャイコフスキー:18の小品Op.72〜トレパック
(2)ラフマニノフ:前奏曲ト短調Op.23-10
ベートーヴェン(ブゾーニ編):エコセーズ
シューマン(タウジヒ編):「密輸人」(原曲スペインの歌芝居Op.74-10「密輸人」)
(3)シュルツ=エヴラー:J.シュトラウス2世の「美しく青いドナウ」の主題に基づくアラベスク
(4)シューマン:トッカータハ長調Op.7
シューマン(リスト編):春の夜
(5)ショパン:練習曲変ホ長調Op.10-11/練習曲嬰ト短調Op.25-6
練習曲ロ短調Op.25-10/練習曲イ短調Op.25-11「木枯らし」
(6)ショパン:前奏曲変イ長調Op.28-17/前奏曲変ロ短調Op.28-16
「英雄ポロネーズ」
(7)ドビュッシー(ラヴェル編):祭り
(8)モーツァルト:2台のピアノのためのソナタニ長調K.448
(9)モーツァルト:2台のピアノのためのソナタニ長調K.448
(10)モーツァルト:3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242(2台ピアノ編曲版)
(11)ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25
(12)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番〜第2,3楽章
(13)ショパン:前奏曲変イ長調Op.28-17/練習曲嬰ト短調Op.25
(14)ショパン:練習曲イ短調Op.25-11「木枯らし」
(15)ショパン:英雄ポロネーズ
(16)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(第1楽章冒頭約101小節欠落)
(17)ショパン:前奏曲変ロ短調Op.28-16
ジョゼフ・レヴィン(P)


(1)1920年12月
(2)1921年1月ニューヨーク
(3)1928年5月1日ニュージャージー州キャムデン
(4)1935年6月7日ニューヨーク
(5)1935年6月10日ニューヨーク
(6)1936年1月6日ニューヨーク
(7)ロジーナ・レヴィン(P)、
1935年6月11日ニューヨーク
(8)ロジーナ・レヴィン(P)、
1939年5月23日・1935年6月11日ニューヨーク
(9)ロジーナ・レヴィン(P)、
1939年5月23日ニューヨーク
(10)ロジーナ・レヴィン(P)、
ジョン・バルビローリ(指)NYO、
1939年10月29日CBS放送録音
(11)ペロレ四重奏団員、1
942年12月30日WQXR放送録音
(12)ロザリオ・ブードン(指)NBC響
(13)1933年2月23日NBC放送録音-6
(14)1935年10月24日フライシュマンズ・イースト・アワー
(15)1935年11月3日ザ・マジック・キー
(16)アルバート・ストッセル(指)
ウスター・フェスティヴァルO
(17)1936年10月6日マサチューセッツ州ウスターウスター・フェスティヴァル
ロシア生まれで米国で活躍したピアニスト、ジョゼフ・レヴィンの全録音集、しかも商業録音に留まらず、放送録音をたくさん収録しています。ジョゼフ・レヴィンは1874年、ロシア西部のオリョールの生まれ。少年時代にかのアントン・ルビンシテインに大いに気に入られたという。1892年にモスクワ音楽院を修了後は欧米で広く活躍、絶大な人気を誇った。しばらくベルリンを拠点にしていたが、1919年に米国に移住、1922年には妻でピアニストのロジーナと共にジュリアード音楽院の教職に就いています。以来米国内を中心に演奏、教育に活躍。1944年に心臓発作で亡くなった。極めて優秀なピアニストでありながらジョゼフ・レヴィンの録音はとても少なく、商業録音をすべて集めても1時間半に満たない。しかしこのmarstonの3CDでは、ありがたいことに、それらを超える時間の放送録音などを集めて収録しています。ことにニューヨーク時代のジョン・バルビローリと共演したモーツァルトの協奏曲や、不備があるとはいえチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は非常に貴重だ。そして、これまで録音が少なかったことから旧世代のヴィルトゥオーソ・ピアニストと思われがちだったレヴィンが、優秀な技術で全体をしっかり見据えた明晰な演奏をする人だったこともよく分かる。彼が教育者として大成した理由が彼の音楽そのものからくみ取れるでしょう。

CPO
CPO-1555221(1CD)
NX-B02
ヴァシリー・モクラーニャッツ(1923-1984): ピアノ曲選集
メヌエット(1944)/断章集(1956)
6つの舞曲(1957)/スタディ II,III,IV(1951-52)
ピアノのための組曲『親愛なる声』(1973)
5つの前奏曲(1975)/前奏曲(1984)
詩の組曲「こだま」(1973)
ウラディーミル・グリゴリッチ(P)

録音:2017年2月21-23日ハンス・ロスバウト・スタジオ、 SWR バーデン・バーデン(ドイツ)
20世紀後半に活躍したセルビアの作曲家ヴァシリー・モクラーニャッツ。音楽家の両親のもとに生まれた彼 は、幼い頃から音楽への興味を示し、まずベオグラード音楽アカデミーでピアノを学びました。しかし作曲に 興味が移り、ピアノは断念。作曲家、教育者としての道を進むことを決意します。その後は生涯セルビアの 音楽教育に多大な貢献を果たしましたが、60歳の時に突然自ら命を絶ってしまいました。未完成の作品 が多く残されましたが、これらの作品に関する研究はあまり進んでいません。彼の作風の変遷はおよそ3つ の時代に分けることができ、1950年代は民俗的要素が強く、1960年代には抒情的な表現を追求して いましたが、1970年代以降には神秘的、瞑想的な要素が強くなり、作品の構造も複雑になっています。 このアルバムでは、各時代の特色あふれる作品を収録。知られざる作曲家の姿を追っています。

Hortus
HORTUS-194(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1
ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3
シモン・ザウイ(P/ゲバウアー(1850年頃製作))

録音:2019年/フランス
フランスの名手、シモン・ザウイがベートーヴェンのピアノ・ソナタ第1番、第3番、第13番を録音しました。当録音では1850年頃に製作されたゲバウ アーのピアノを用いて演奏しております。この楽器の特徴はウィーン風のメカニズムを持ち、ハンマーはフェルトの薄い皮で覆っております。その響きはドイ ツとウィーンのロマン派を携えており、低音域から中音域はまるでビロードのような多彩な音色をもち、高音域はクリスタルな音が魅力といえます。 (Ki)

MIRARE
MIR-514(1CD)
ショパンの「バラード&スケルツォ」
スケルツォ第1番ロ短調Op.20
バラード第1番ト短調Op.23
スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
バラード第2番ヘ長調Op.38
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
バラード第3番変イ長調Op.47
スケルツォ第4番ホ長調Op.54
バラード第4番ヘ短調Op.52
アブデル=ラーマン・エル=バシャ(P)
圧倒的存在感と確かな音楽性で世界中を唸らせる実力派ピアニスト、エル=バシャによる、ショパンのスケルツォ(4曲)とバラード(4曲)。エル=バシャのショパンは約30年前のForlaneレーベルへの録音等が存在しますが、現在の円熟したテクニックと洗練された音色で聴くショパンは格別です。真摯な情熱と高度な音楽性をもつ「4つのバラード」は、ショパン最盛期の傑作。また「4つのスケルツォ」は従来のスケルツォの形式にショパンが自由な着想を盛り込み、中間部を除いてはテンポの速い激情的な作品です。エル=バシャは、明快でしかも静穏な解釈、ショパン独特の陰影を卓越した技術と詩的な感性で見事描いています。 (Ki)
MIRARE
MIR-510(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1 ロ短調
ブーレーズ:ピアノ・ソナタ 第3番
フローラン・ボファール (P)

録音:2020年8月、ベルギー
1964年生まれのフローラン・ボファール。1988年から1999年までブーレーズが主宰する現代音楽専門のオーケストラ、アンサンブル・アンテルコンテ ンポランのピアニストとして活躍。ハルモニア・ムンディ・フランスの若手音楽家を紹介するシリーズで2000年に録音したドビュッシーとバルトーク(廃盤)を 完成度の高い演奏を聴かせてくれました。MIRAREからはシェーンベルクのピアノ作品集(MIR191)をリリースし見事な解釈を聴かせてくれました。 ここでは、ベートーヴェン、ベルク、ブーレーズという3つの異なる時代のピアノ・ソナタを収録しています。ボファール自身はこの選曲を、「ウィーンからパリへ、 2つの文化的観点からみた1世紀にわたる西洋音楽の記録である」と述べています。 ベートーヴェンが1803年にパリから入手したエラール製のピアノで作曲されたと考えられている「熱情」。この楽器の特性を活かした幅広い音域を用いた作曲 法で書かれており、それは並行して作曲していた「フィデリオ」の中でもその表現がみられます。そしてそのおよそ100年後のウィーンで書かれたベルクのピア ノ・ソナタはロ短調を主調とする20世紀作品で、新ウィーン楽派のピアノ曲を代表する作品です。そしてブーレーズの第3のソナタ。アンティフォニー、トロープ、 コンステラシオン、ストローフ、ゼクエンツの5つのフォルマンからなり、ジョン・ケージの「偶然性の音楽」とマラルメの「書物」の概念に影響された「管理され た偶然性」の手法による作品です。これらの難曲をボファールの卓越したテクニックと鋭い洞察力、そして高い知性で見事な演奏聴かせてくれます。 (Ki)

BIS
BISSA-2533(1SACD)
孤独の歌(Songs of Solitude)− ヴィオラ・ソロの音楽』
(1)細川俊夫(1955-)【横浜】:Sakura/Solitude(さくら/孤独)(2020)
(2)ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:サラバンド(「無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010」より)
(3)ヨハンナ・ドーデラー(1969-)【シュミダタル、オーストリア】:Shadows(影)(2020)
(4)ホセ・セレブリエール(1938-)【ニューヨーク】:Nostalgia(郷愁)(2020)
(5)バッハ:サラバンド(「無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007」より)
(6)ティグラン・マンスリアン(1939-)【イェレヴァン(エレバン)、アルメニア】:Ode an die Stille(沈黙に寄せる頌歌)(2020)
(7)大島ミチル(1961-)【ニューヨーク】:Silence(沈黙)(2020)
(8)バッハ:サラバンド(「無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009」より)
(9)カレヴィ・アホ(1949-)【ヘルシンキ】:Am Horizont(地平線にて)(2020)
(10)ジョン・パウエル(1963-)【ロサンジェルス】:Perfect Time for a Spring Cleaning(噴水清掃にうってつけの時)(2020)
(11)バッハ:サラバンド(「無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011」より) 
(12)クリスティーナ・スピネイ(1984-)【ナッシュヴィル、テネシー州】:Keep Moving(動きつづけろ)(2020)
(13)リーアン・サミュエル(1944-)【プルヘリ、ウェールズ】:Salve Nos(われらを救いたまえ)(2020)
(14)バッハ:サラバンド(「無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008」より) 
(15)ゲイブリエル(ガブリエル)・プロコフィエフ(1975-)【ロンドン】:Five Impressions of Self-Isolation(自己隔離で思う5つのこと)(2020)
(16)バッハ:サラバンド(「無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012」より)
(17)フェデリコ・ガルデッラ(1979-)【ミラノ】:Consolation(慰め)(2020)
ヒヨリ・トガワ(戸川ひより)(Va/アントニオ・カッシーニ1690年頃製作)

録音:2020年6月、9月、10月/アンドレーアス教会(ベルリン=ヴァンゼー、ドイツ)
『孤独の歌(Songs of Solitude)』のプロジェクトは、ひとつのウィルスのせいで世界中の人々が隔離状態に追いこまれた時、ヴィ オラ奏者ヒヨリ・トガワ(戸川ひより)の思いつきから生まれました。細川俊夫、ヨハンナ・ドーデラー、ホセ・セレブリエール、ティグラン・マンスリアン、大島 ミチル、カレヴィ・アホ、ジョン・パウエル、クリスティーナ・スピネイ、リーアン・サミュエル、ゲイブリエル・プロコフィエフ、フェデリコ・ガルデッラという世 界各コクで活躍する作曲家たちが、彼女のたっての願いを受け、さまざまな場所で「孤独の時」を過ごしながら作曲したヴィオラ・ソロの曲が、曲間にはさまれるバッ ハの「無伴奏チェロ組曲」の「ヴィオラ」による6つの〈サラバンド〉と一緒に演奏されます。
ヴィオラ奏者のヒヨリ・トガワ(Hiyoli Togawa)は、日本とオーストラリアをルーツにもち、ドイツのラインラントで育ちました。ヴァイオリンを習っていた 幼少のころ、父親が大切にしていた古いヴィオラをこっそり弾いたことが、人生を捧げるに値する「声」をもつ楽器との出会いだったと言います。ライナー・モーク、 アントワン・タメスティ、ハリオルフ・シュリヒティヒに学び、アルテミス四重奏団からは室内楽を学びました。シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭をはじめと するフェスティヴァルに定期的に出演、ハンブルク・カメラータ、ノルディック室内Oなどのアンサンブルと共演しています。2014年に開かれたヨハネス・ ブラームス国際コンクール第2位を受賞し注目を集めました。2017年 8月、フィンランドのカレヴィ・アホが彼女の演奏からインスピレーションを得て作曲した 「Solo XII - In memoriam EJR」を初演、翌年2月にハンブルク・カメラータのコンサート・シリーズ「Krypta」で再演しました。オンスロウ、メンデルスゾー ン、カリヴォダの曲を弾いた『ヴィオラのためのロマンティック・ソナタ』がデビュー・アルバムです。
ヒヨリ・トガワは、モデナのアントニオ・カッシーニが1690年ごろに製作したとされるヴィオラを弾いています。「孤独の歌」に似合った深い響きを生む楽器です。 このアルバムにつけられた44ページのブックレットには、彼女がプロジェクトについて綴った「プロローグ」と「エピローグ」、それぞれの作曲家についての覚書 (英語、ドイツ語、フランス語)が、写真や絵(トガワが描いています)と一緒に掲載されています。2020年の6月から10月にかけてベルリン=ヴァンゼーの アンドレーアス教会で行われたセッションの録音です。 (Ki)
BIS
BISSA-2349(1SACD)
フランク:オルガン曲集
3つの小品 FWV 35-37(1878)
3つのコラール FWV 38-40(1890)
ペトゥル・サカリ(Org/カヴァイエ=コル1880年製作)

録音:2020年1月/サン=クロワ大聖堂(オルレアン市、ロワレ県)
天才若手オルガニスト、ペトゥル・サカリがフランクの3つの小品と、大作3つのコラールを録音しました! 1992年フィンランド生まれのペトゥ ル・サカリは音楽家の両親のもと、幼少のころよりチェロを習っていましたが、両親とともにロードス島でのオルガン・リサイタルに聴きに行った際にオルガンに魅了さ れ、故郷のヘルシンキに戻りすぐに鍵盤楽器を習い始めました。2005年、サカリはわずか13歳でリサイタル・デビュー、その後はヨーロッパを中心に積極的に演奏活 動をしております。フィンランドのオルガンの名手、カレヴィ・キヴィニエミの助言によりフランスの作品も積極的に取り組み、20歳のときに録音したフランス人作曲家 によるオルガン作品集(BIS SA-1969)をリリースし、信じられないほどの完成度と若々しさ満ちた大迫力の演奏で高い評価を得ました。
フランクの3つのコラールは最晩年の1890年に作曲したオルガン曲で、フランクが完成させた最後の作品です。名オルガニストでもあったフランクがオルガン・ビ ルダーのカヴァイエ=コルが製作した手鍵盤3段を擁する最新鋭のオルガンから着想を得て作曲しました。豊かな響きと祈りに満ちたこの作品はフランクの傑作である ことはもちろんのこと、オルガン作品の頂点に君臨する圧倒的な存在感を示しております。サカリの圧倒的な表現力はもちろんのことBISレーベルならではの高音質録 音により空気感と立体感をお楽しみいただけます。 (Ki)

MDG
MDG-95122016
(1SACD)
オルゲルプンクト〜ブレーメン大聖堂のザウアー・オルガン
1-2.メンデルスゾーン:6つの前奏曲とフーガ第1番ホ短調Op.35-1
3.マルコ・エンリコ・ボッシ:主題と返送Op.115
4.リスト:コンソレーション
5-6.バッハ:幻想曲とフーガ BWV542
7.ジャン・アラン:幻想曲第2
8.デュリュフレ:シシリエンヌ
9.デュリュフレ:トッカータ(組曲Op.5より)
10.ジョンゲン:マイのうたOp.53-1
11.ジョンゲン:スケルツェットOp.108-1
12.ヴィエルヌ:交響曲第6番Op.59より終楽章
オルガン:ブレーメン大聖堂のヴィルヘルム・ザウアー製
ステファン・ロイトホルト(1,2,4,8,9)
フェリックス・メンデ(3)
ダーヴィト・ショルマイヤー(10-12)
リー・スッター(5-7)
1928年にブレーメンの大聖堂のオルガンが完成した時、その響きを聴いた聴衆や評論家からは大絶賛されたといいます。ドイツの名オルガン製作者ヴィ ルヘルム・ザウアーによって作られました。そしてこのオルガンは戦火を逃れ、数年前に修復され新たに甦りました。 本盤は、4人のオルガニストによって録音されており、圧倒的な音響と存在感を放つオルガンで個性光る演奏を聴かせてくれます。

Audite
AU-97774(1CD)
ヴィドール:オルガン交響曲第8番ロ短調 Op.42-4(1887年作/1929年版)
ロパルツ:大オルガンのための6つの小品より第2曲「祈り」
サン・サーンス:「糸杉と月桂樹」Op.156より「糸杉」
ジャン・バティスト・デュポン(Org/カヴァイエ=コル(1889年製作))

録音:2019年11月13-15日/サン=セルナン教会(トゥールーズ)
フランスのオルガンの名手ジャン・バティスト・デュポンがヴィドール、ロパルツ、サン=サーンスの作品を録音しました。演奏したオルガンはトゥールーズ のサン=セルナン教会に据え付けられたカヴァイエ=コル(1889年製作)の銘器です。このオルガンはもともと1843年にデュクロケが製作した楽器を改 修したものです。
フランスのオルガン・ビルダー、アリスティド・カヴァイエ=コルは1887年にこの改修を依頼され、2年後の1889年に完成しました。1932年と 1957年に改修されましたが、1996年に復元修復が施され、1889年当時の響きを取り戻しました。その後2017-18年に現代屈指のオルガン・ビル ダー、ロベール・フレールによってオーバーホールされました。当録音ではこの銘器がもつ高貴さと圧倒的な存在感を存分に味わうことができます。
ヴィドールはフランス各地のオルガニストを務めたのち、1869年にパリのサン=シュルピス教会のオルガニスト(当オルガンももちろんカヴァイエ=コル 製作の大オルガン)となり、その後65年間この地位にありました。10つのオルガン交響曲はヴィドールの代表作で、第8番は6楽章構成の大曲。カヴァイ エ=コルの楽器と響きを知り尽くしたヴィドールが描く世界は唯一無二の雄大さを誇ります。 (Ki)

Etcetra
KTC-1692(1CD)
ディルク・ブロッセ:ピアノ独奏のための21のワルツ 「ギルティ・プレジャーズ」
セリエ1「A day in the life of a waltz」
セリエ2「Always time to dance」
セリエ3「Waltz on the Road」
エリアンヌ・レイエス(P)
ディルク・ブロッセ(b.1960)は、クラシック、舞台、映画、テレビのための幅広い音楽を作曲し(エミー賞にもノミネート)、フィラデルフィア室内Oとヘント映画祭の音楽監督、ヘント王立音楽院の教授(作曲&指揮)などを務めるベルギーの指揮者&作曲家。友人であるジョン・ウィリアムズは、「スター・ウォーズ in コンサート」の世界ツアーで、ディルク・ブロッセを首席指揮者に選んでいます。
ディルク・ブロッセが2020年3月の最初のロックダウン中に作曲した21の演奏会用ワルツ集。「Guilty Pleasures(罪悪感の喜び/良くないこととわかっていながらやめられないこと)」という意味深長なタイトルが付けられており、伝統的なウィンナ・ワルツのスタイルのものはほとんどなく、驚くべきシンコペーション、ヘミオラ(ポリリズム)、ジャズのリズムなどが散りばめられ、純粋な古典派、ロマン派から、無調、ジャズ、ラテン、オリエンタル、アフリカ、中国など様々なジャンル、スタイルが用いられたエネルギッシュで情熱的な舞曲集。
演奏は、ブリュッセル王立音楽院とパリ国立高等音楽院の両方でピアノの教授を務め、ドイツのエットリンゲン第1位、キューバのセルバンテス国際ピアノ・コンクール第1位など、様々な国際コンクールで賞を受賞、2016年にはフランス芸術文化勲章(シュヴァリエ)を受勲したベルギーの天才ピアニスト、エリアンヌ・レイエス(ヘイエス)です。

DUX
DUX-1594(2CD)
バルギェルスキ:パノプティコン
ピアノ独奏のための小品集*
4手連弾のための小品集+
マリア・ムラウスカ(P)*/+、
パヴェウ・ヴァカレツィ(P)+

録音:2017年−2018年
パリで名教師ナディア・ブーランジェに作曲を師事し、その功績が認められポーランドの文化・国家遺産大臣から文化功労章を授与された同国のベテラン作曲家、ズビグネフ・バルギェルスキ(1937−)によるピアノ独奏、ピアノ4手連弾のための小品集。
第16回ショパン国際コンクールでポーランド人として唯一ファイナル進出を果たした名手、パヴェウ・ヴァカレツィの参加もポイントです。
DUX
DUX-1587(1CD)
ポーランドにおける最初のヴァイオリンのためのカプリース集
ドゥラノフスキ:ヴァイオリンのための6つのカプリース、またはエチュード Op.15
カチコフスキ:ヴァイオリンのための6つのエチュード、またはカプリース Op.13
マレク・ポランスキー(Vn)

録音:2019年5月−6月、オトレンブシ(ポーランド)
東欧ポーランドにおけるヴァイオリンのための「カプリース(奇想曲)」の起源と歴史を紐解くという、ポーランドのレーベルならではのユニークな好企画!
アウグスト・フレデリク・ドゥラノフスキ(ca.1770−1834)は、ポーランド人の母とフランス移民の父の間にワルシャワで生を受け、コンポーザー=ヴァイオリニストとして活躍し、1796年にはフランス軍に入隊し、ジャック=フランソワ・メヌー将軍の補佐官としてナポレオンのイタリア遠征に参加した経歴を持つ音楽家。
ドゥラノフスキに続いて1816年にブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から「カプリース集」を出版したヨアヒム・カチコフスキ(ca.1789−1829)は、1820年2月3日にワルシャワの国立劇場で自作の「ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.8」を弾いてデビューを果たした当時のヴィルトゥオーゾの1人。ワルシャワの音楽シーンに大きな影響を与え、ドイツでも目覚ましい活躍を展開した音楽家です。
2つのポーランドにおける最初の「カプリース集」を録音したのは、1986年クラクフ出身のヴァイオリニスト、マレク・ポランスキー。クラクフ、カトヴィツェ、マンハイム、グラーツで研鑽を積み、イタリア、コラートの第16回エウテルペ国際コンクールやセルビアの第11回ベオグラード国際音楽コンクールなどで優勝を果たし、マンハイムPOやシンフォニエッタ・クラコヴィアでコンサートマスターとして活躍した若き実力者です。
DUX
DUX-1628(1CD)
ショパン&シマノフスキ:マズルカ集
ショパン:4つのマズルカ Op.33、
 4つのマズルカ Op.41、
 3つのマズルカ Op.50
シマノフスキ:20のマズルカ Op.50より 第1番〜第12番
マリア・コレツカ=ソシュコフスカ(P)

録音:2020年、オトレンブシ(ポーランド)
ピアノの詩人ショパンが作曲した11曲の「マズルカ」と、シマノフスキが療養も兼ねてタトラ山麓ザコバネ地方に移住した1940年以降に作曲し、ポーランド国民楽派の盟主としての集大成的作品でもある「マズルカ」を組み合わせた珠玉のマズルカ集。
19世紀前半と20世紀前半のポーランドを代表する2人の作曲家による「マズルカ」を聴き比べることの出来る嬉しいプログラムです。
マリア・コレツカ=ソシュコフスカは、ポーランドのジェシュフとクラクフ、オーストリアのウィーンでピアノを学び、母国ポーランドのピアノ作品を得意とする経験豊富な女流ピアニスト。ワルシャワのフレデリク・ショパン協会の会員、ワルシャワ音楽協会の副会長としても活躍しています。
DUX
DUX-1642(1CD)
エモーショナリティ&ヴィルトゥオージティ
メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ ハ短調 Op.37-1、ソナタ ハ短調 Op.65-2
ヴォヴィエイスキ:瞑想曲
ラインベルガー:ソナタ第16番嬰ト短調 Op.175
フレイエル:幻想的協奏曲ヘ短調 Op.1
メンデルスゾーン:ソナタ変ロ長調 Op.65-4
レーガー:イギリス国歌による変奏曲とフーガ
イレネウシュ・ヴィルヴァ(Org)

録音:2018年4月、ノヴィ・ソンチ(ポーランド)
ポーランドの中南部、スロヴァキアとの国境に近いノヴィ・ソンチの聖カシミール教会に設置されているオルガンによる録音。
イレネウシュ・ヴィルヴァは、カロル・シマノフスキ音楽院で研鑽を積んだのち、トン・コープマンやロレンツォ・ギエルミ、ギ・ボヴェなどの世界的巨匠たちから教えを受けたポーランドのオルガニスト。
2013年からはワルシャワのショパン音楽大学のオルガン科教授として活躍しています。
DUX
DUX-1559(1CD)
深淵への旅〜スタンチンスキー:ピアノ作品集
ユーモレスク/マズルカ変ニ長調/マズルカ嬰ト短調/夜想曲/3つの前奏曲/ソナタ変ホ短調/リディア旋法による前奏曲/カノン/前奏曲とフーガ/カノン形式による前奏曲
ヴィトルト・ヴィルチェク(P)

録音:2020年3月10日−12日、ルスワビツェ(ポーランド)
モスクワ音楽院でタネーエフとジリャーエフに作曲を学び将来を大いに嘱望されたものの、父親の他界を機に精神を病んでしまい医者からもさじを投げられ、遂にはクリミア地方の友人を訪ねた際に謎の溺死によってこの世を去るという悲劇的な生涯を送ったアレクセイ・スタチンスキー(1888−1914)。
そのピアノ作品は、師であるタネーエフや生まれ故郷の民族音楽、ムソルグスキーからの影響の中にスクリャービンの響きが内包されているなど、その才能の豊かさを証明する秀作揃い。
学友だったメトネルも絶賛したという夭折の天才スタチンスキーのピアノ作品を弾くのは、1988年生まれのポーランドのピアニスト、ヴィトルト・ヴィルチェク。パリのフランス音楽コンクールをはじめ、数々のコンクールで優勝、入賞を果たしている実力派です。
DUX
DUX-1673(1CD)
シマノフスキ:ピアノ作品集 Vol.2
9つの前奏曲 Op.1/変奏曲変ロ短調 Op.34つの練習曲 Op.4/幻想曲ハ長調 Op.14
ヨアンナ・ドマンスカ(P)

録音:2020年2月、カトヴィツェ(ポーランド)
クラクフ音楽アカデミーでヤン・ホフマン、シマノフスキ音楽院ではアンジェイ・ヤシンスキ、そしてパリではリヴィア・レフにピアノを師事し、2011年から2017年までカロル・シマノフスキ音楽教会の会長、また「カロル・シマノフスキ・ミュージック・デイズ」国際音楽祭の芸術監督を務めるなど、現在のポーランドにおけるシマノフスキ演奏の第一人者として知られるスペシャリスト、ヨアンナ・ドマンスカ。
ドゥクス(Dux)レーベルで進行中のシマノフスキのピアノ作品集の第2巻には、ワルシャワ音楽院に進学する前後の1899年から1905年の間に作曲された若かりし日の4作品を収録。初期ロマン派的な作風を特徴とするシマノフスキの初期作品の知られざる魅力を、ドマンスカの両手が描き出します。
DUX
DUX-1701(1CD)
小路の間〜ポーランドのアコーディオン作品集
ヤナス:ソナタ・インフィニティ
ブレシャルツ:ハイポプニア
ジムカ:小路の間/ザガエフスキ:TR13
オルチャク:シャンソン/シェラー:冬
ペシャト:ジェニーの魂
ヴィエスワフ・オフヴァト(アコーディオン)

録音:2017年1月10日&10月30日、クラクフ(ポーランド)
現役のポーランド人作曲家たちによって21世紀に入ってから作曲されたアコーディオンのためのコンテンポラリー作品7曲を収録。
現在、クラクフ音楽アカデミーの木管&アコーディオン科でアシスタントを務めているヴィエスワフ・オフヴァトが、ポーランドで生まれたアコーディオンのための現代作品を演奏。オフヴァトはポーランドをはじめとする新作の初演に積極的に取り組んでおり、アコーディオンのレパートリーの拡大に力を注いでいます。
DUX
DUX-1682(1CD)
コンツキ:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.156
ピアノ・ソナタ第2番ヘ短調 Op.310
アンナ・パルキータ(P)

録音:2019年11月23日−24日&12月7日−8日、キェルツェ(ポーランド)
ポーランドのコンポーザー=ピアニストで、ヨーロッパ全域のみならず、アメリカ、インド、オーストラリア、ニュージーランド、中国、日本でもコンサートを行い、19世紀の音楽文化の発展に多大な影響を与えたポーランドの音楽家アントニ・コンツキ(1816−1899)。
世界各地での活躍や多作家として数多くの作品を残したにも関わらず、現在ではポーランドだけでなく世界的にもすっかり忘れられてしまったコンツキの作品の中から、ヘ長調とヘ短調のピアノ・ソナタ2作品のレコーディングが実現!
初期ロマン派のスタイルで書かれたコンツキの佳作を弾くのは、ポーランドの若手女流ピアニスト、アンナ・パルキータ。ロマン派作品の演奏を得意とするパルキータは、2013年に国立ショパン研究所からショパン賞を贈られるなど、将来を嘱望されているポーランドのピアニストの1人です。
DUX
DUX-1704(1CD)
ミハウ・ベルクソン:ピアノとオーケストラのための「交響的協奏曲」Op.6
マズルカ Op.1-1/マズルカ Op.4-1
英雄的な大ポロネーズ
ピアノのためのマズルカ「ポーランド!」
歌劇「モンフォートのルイーザ」Op.82への序奏
クラリネットとオーケストラのための情景とアリア(歌劇「モンフォートのルイーザ」Op.82より)
ソプラノとオーケストラのための「帰還」
ジョナサン・プロウライト(P)、
ヤクブ・ドルィガス(Cl)、
アレクサンドラ・クバス=クルク(S)、
ウカシュ・ボロヴィチ(指)ポズナンPO

全曲世界初録音
録音:2020年8月10日−12日&9月8日、ポズナン・フィルハーモニック・コンサート・ホール(ポーランド)
ポスト=ショパン世代のポーランドを代表するコンポーザー=ピアニストの1人であり、そのショパンのプロモーターとしても活躍したミハウ・ベルクソン(1820−1898)。
フランスの高名な哲学者アンリ・ベルクソン(1859−1941)の父親として歴史にその名を残しているものの、現在ではその作品や経歴はほとんど忘れ去られてしまっているベルクソンのピアノ協奏曲「交響的協奏曲」などを収録したポーランド音楽ファン要注目の作品集!
ドイツのフリードリヒ・シュナイダー、カール・フリードリヒ・ルンゲンハーゲンやヴィルヘルム・タウベルトに音楽を学び、主にイタリアやスイスで活躍。
ジュネーヴ音楽院の教授を務め、後に院長まで上り詰めるなど教育者としても確かな足跡を残したベルクソンはその後、妻の母国であるイングランド、そしてフランスを渡り歩き、1898年にロンドンでその生涯を閉じています。
ポーランド・ロマンティシズムの知られざる秀作と評するべき「交響的協奏曲」でソリストを務めるのは、ポーランドのピアノ作品の演奏と解釈において当代屈指との評価を受けているジョナサン・プロウライト。Hyperionでの録音に代表されるように、プロウライトが奏でるポーランド・ロマン派のピアノ協奏曲の演奏は超一級品として大絶賛されています。
ポーランドのオーケストラ・シーンを牽引する鬼才にして次代の巨匠候補、ウカシュ・ボロヴィチのタクトも冴え渡っています。

KAIROS
0015071KAI(1CD)
マルコ・ストロッパ(1959-):ミニアテューレ・エストローゼ 第1巻 エリック・バーチ(P)

録音:2020年2月&3月
々の現代作品で成功を収めているイタリアの作曲家、マルコ・ストロッパ(1959-)の「ミニアテューレ・エストローゼ」は、ピエール=ロラン・エマールからの委嘱で、1991年から2003年の間、約20年をかけて作曲された、現代ピアノ音楽の古典ともいえる作品です(2009年に改訂)。ここで使われているMiniatureは、中世の写本における精巧に装飾されたイニシャルのような、細部に至るまで緻密に作られたものを指すのではなく、単に短い作品を指しています。Estroseという言葉には様々な意味が込められており、想像力、創造的な直観力、ひらめき、天才、さらには贅沢さや奇抜さといった意味が含まれています。(ヴィヴァルディの有名な「調和の霊感 L'estro Armonico」でもこの言葉が用いられています。)
作曲家、研究者、教育者であるストロッパは、イタリアで音楽を学び、MITのメディア研究所で研究(コンピュータサイエンス、認知心理学、人工知能)を重ねました。1980年から1984年にかけては、パドヴァのCSC(Centro di Sonologia Computazionale)に勤務し、そこで作曲した作品「トライエットーリア」はすぐに大きな成功を収め、現在も定期的に演奏されています。1982年にはブーレーズに誘われIRCAMに参加。1999年にヘルムート・ラッヘンマンの後を継いでシュトゥットガルト音楽演劇大学の教授に就任しています。

CAvi
85-53484(1CD)
ドビュッシー:前奏曲集 第1集
ジョージ・クラム(1929-):マクロコスモス I
マーティン・クレット(P)

録音:2019年2月&5月、ハンス・ロスバウト・スタジオ(ドイツ、バーデンバーデン)
象徴主義的音楽としてのドビュッシー「前奏曲集」と、占星術を念頭に12星座を音楽化したクラムの「マクロコスモス」第1巻をカップリングし、「音の中の魔法」をテーマに、聴き手を不思議な音世界へと誘う1枚。ドビュッシーは、テキストの選択や歌劇「ペレアスとメリザンド」からもわかるように、自分自身を象徴主義に精通していると考えていました。彼の2巻の前奏曲集では、主題や詩的な説明はタイトルとしてではなく、各曲の最後に暗示的に括弧で表示されています。アメリカの作曲家ジョージ・クラムの「マクロコスモス」は、19世紀にシューマンが書いたような、種々の性格的小品を集めたもので、こちらも各曲はみな暗示的な意味を持っています。例えば第5曲「The Phantom Gondolier」は、占星術においてちょうどさそり座の期間が始まる10月24日が誕生日であるクラム自身の見事な自画像となっています。演奏はクラシックのみならず、ジャズやタンゴでも洗練された演奏を聞かせる気鋭のピアニスト、マーティン・クレットです。

Perfect Noise
PN-2002(1CD)
リスト:ピアノ作品集
巡礼の年 第2年 イタリア S161 第5曲 ペトラルカのソネット第104番、
巡礼の年 第3年 S163 第4曲 エステ荘の噴水、
巡礼の年 第2年 イタリア S161 第7曲 ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」、
ピアノ・ソナタロ短調 S.178
コルビン・バイスナー(P)

録音:2019年10月、ユーディ・メニューイン・フォーラム(スイス、ベルン)
1988年生まれ、ブダペストのフランツ・リスト音楽院卒業のピアニスト、コルビン・バイスナーのデビューCD。フランツ・リストの主要なピアノ作品の神秘性、情熱を存分に味わうことができる、卓越した演奏です。録音はスイスのメニューイン・フォーラムで行われており、アコースティックなサウンドの美しさも特筆されます。
Perfect Noise
PN-2006(1CD)
スワン・ヘネシー(1866-1929):ピアノ作品選集
女性のスケッチ Op.33、
森のはずれで Op.21、祭 Op.36、
旅の途中…(自然のエチュード) Op.40、
気まぐれなワルツ Op.41、
ピアノ ・ソナチネ Op.43、
ケルトの小品 Op.45、
パリジャンのスケッチ Op.47、
郊外 Op.69、
複数の作曲家風の音楽より(ボロディン/シャブリエ/ドビュッシーとゴダール/ラヴェル)
モーリッツ・エルンスト(P、シュタイングレーバー 602285)

録音:2020年6月、シュタイングレーバー室内楽ホール(ドイツ、バイロイト)
フランスの印象主義ピアノ音楽の愛好家にとって真の発見となること間違いなしの、スワン・ヘネシーによる美しいピアノ曲の世界初録音。スワン・ヘネシー(1866-1929)はシカゴで育ったアイルランド系の作曲家で、後にイギリスに渡った後は各地を転々としていましたが、最終的にパリに落ち着き、1903年から1929年に亡くなるまでの間をフランスで過ごしました。当初、彼の音楽はロベルト・シューマンへの偏愛に大きく影響されていましたが、1907年以降、印象主義的な作風の作品が多くなります。「Croquis parisiens」や「Etudes d’apres nature」といった作品タイトルからも分かるように、ヘネシーは描写的な「音による絵画」を得意としました。最後に抜粋で収録されている「複数の作曲家風の音楽 A la maniere de...」のようなパロディ風の作品は、当時カゼッラやラヴェルをはじめ色々な作曲家が手掛けており、ヘネシーは1926年から27年にかけて30の作品を書いています。「ボロディン風」と「シャブリエ風」の音楽ではラヴェルが書いたバージョンとの比較をお楽しみいただけます。

Da Vinci Classics
C-00257(1CD)
エンスウィート〜ピアノ4手連弾のための組曲集
フォーレ:組曲「ドリー」Op.56
ドビュッシー
:小組曲 L.65
ラフマニノフ:6つの小品 Op.11
バーバー:バレエ組曲「思い出」Op.28
メティス・ピアノ・デュオ〔アレッサンドロ・フェリーチェ&ロレッタ・プロイエッティ〕

録音:2019年6月25日、チューブ・レコーディング・スタジオ(リエーティ、イタリア)
ラモーとバッハに代表されるように、ルネサンス時代からバロック時代にかけて数えきれないほどの数が作曲されてきた「組曲」。
この19世紀から20世紀、フォーレからバーバーに至る「ピアノ4手連弾」のための組曲集は、スタイルも音楽的アプローチも全く異なる4人の作曲家のコントラストが描かれているのと同時に、2人のピアニストの音楽的対話が生み出す新鮮さと軽やかさが魅力です。
ギリシャ神話の知恵の女神メティスの名前を冠するメティス・ピアノ・デュオは2人のイタリア人女流ピアニスト、アレッサンドロ・フェリーチェとロレッタ・プロイエッティによって2014年に結成されました。
古典派から現代音楽までの幅広いレパートリーを持ち、イタリア国内を中心に活発な活動を展開している期待のピアノ・デュオです。
Da Vinci Classics
C-00239(1CD)
バッハ:ハープシコードのために編曲されたソナタ集
ソナタ第3番ト長調 BWV.1005〔第1楽章編曲:バッハ(?)、第2〜4楽章編曲:サルヴァトーレ・カルキオーロ〕
ソナタ第1番ニ短調 BWV.1001〔編曲:サルヴァトーレ・カルキオーロ〕
ソナタ第2番ニ短調 BWV.964〔編曲:バッハ(?)/BWV.1003からの編曲〕
ソナタ イ短調 BWV.965〔編曲:バッハ/ラインケンのソナタ第1番からの編曲〕
ソナタ ハ長調 BWV.966〔編曲:バッハ/ラインケンのソナタ第3番からの編曲〕
サルヴァトーレ・カルキオーロ(ハープシコード/ミヒャエル・ミートケ1710年製のレプリカ)

録音:2009年4月、カプラニカ(サン・テレンツィアーノ、イタリア)
シチリア島のカターニャ出身で、アムステルダムのスヴェーリンク音楽院で名匠ボブ・ファン・アスペレンに古楽系鍵盤楽器の奏法を師事し、現在はカターニャ音楽院のハープシコード科の教授としてイタリア古楽界の発展に尽力しているハープシコード奏者、通奏低音奏者、そして音楽学者のサルヴァトーレ・カルキオーロが、"アレンジされた"バッハのハープシコードのためのソナタの数々をレコーディング!
カルキオーロは「バッハの時代の編曲」からバッハが編曲したラインケンの2つのソナタ、大バッハ、または長男のW.F.バッハが編曲したとされる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番BWV.964(原曲はBWV.1003)を選曲。
さらにカルキオーロは「現代の編曲」として、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ3曲のハープシコードでの演奏を実現するために「ソナタ第1番BWV.1001」の全曲を、そして「ソナタ第3番BWV.1005」については第2楽章から第4楽章までを自らの手で編曲(第1楽章は大バッハ、またはW.F.バッハの編)し、「バッハ」と「トランスクリプション」という壮大なテーマに対する長年の研究の成果を自身の演奏で表現しています。
大バッハの音楽と編曲という、バッハの時代から現代まで続く非常に興味深く、同時に非常に難しいテーマに取り組んだカルキオーロの面目躍如たる充実のプログラムです。
Da Vinci Classics
C-00300(1CD)
アバウトケージVol.5〜オルガン作品全集
ジョン・ケージ:オルガン2/ASLSP
想い出
メインのハーモニーのいくつか
ピエルジョヴァンニ・ドメニギーニ(Org)

録音;2019年12月13日、ペルージャ大聖堂(イタリア)
ダ・ヴィンチ・クラシックス(Da Vinci Classics)の「アバウトケージ」シリーズの第5集にはジョン・ケージの「オルガン」のための3作品を収録。
ケージのオルガンと言えばやはり「オルガン2/ASLSP」。楽譜は約8ページのみであるものの「ASLSP/As Slow as Possible=可能な限り遅く」とタイトルにある通り、演奏時間は事実上"無限"というあまりにもスケールが大きすぎるこの作品を今回は約17分で演奏し、コンパクト(?)にまとめています。
ちなみにこの「オルガン2/ASLSP」は、ドイツ、ハルバーシュタットの聖ブキャルディ教会で2001年9月5日に演奏が始まり、なんと639年(!)をかけて2640年に終了する予定で現在も続けられています。
Da Vinci Classics
C-00315(1CD)
ディアンス:ギター作品集
サント・ティルソ/多国籍の3つの小品/パリ再訪/シラキュース/自転車乗り/カプリコーンの夢/3つのサウダージ/アルバ・ネラ/リブラ・ソナチネ/手紙ふたたび
ミケーレ・ディ・フィリッポ(G)

録音:2020年3月−5月、アッソロ・プロドゥツィオーニ・ムジカーリ(ジェンツァーノ・ディ・ローマ、イタリア)
チュニジア出身で20世紀〜21世紀初頭のフランスを代表するコンポーザー=ギタリストとして君臨したギター界の巨匠、ローラン・ディアンス(1955−2016)が遺したギター作品の数々を収録。
ディアンスの名前が先行しがちなその作品の数々に対し、演奏のミケーレ・ディ・フィリッポはあくまでもギターを絶対的な主人公として、この作品たちの内面的なビジョンにスポットライトをあてるというアプローチを選択しています。
ディ・フィリッポはイタリアの新世代のギタリスト。作曲活動も活発で「アーロン・コープランドへのトリビュート」などの佳作を続々と発表しています。
Da Vinci Classics
C-00322(1CD)
レバイ:ギター作品集
ソナタ ニ長調/ソナタ イ長調
一楽章のソナタ/10の小品
ベートーヴェンに基づく変奏曲
ヘンデルのサラバンドに基づく変奏曲
レオポルド・サラチーノ(G)

録音:2019年7月25日−26日、マジスター・レコーディング・エリア(プレガンツィオール、イタリア)
その死後から約半世紀の間、その芸術の魅力は歴史の陰に隠れた存在だったオーストリアの音楽家、フェルディナンド・レバイ(1880−1953)は、ハイリゲンクロイツ修道院の聖歌隊員として音楽に接し、1901年に入学したウィーン音楽院ではヨーゼフ・ホフマン、そしてロベルト・フックスに師事。
1904年に完成させたオーケストラのための作品「魔王」がフックスに大絶賛され順風満帆なキャリアを築きながらも、ヒトラーによるオーストリア併合によって名誉を失い、さらには職を追われ貧困の中、この世を去るという悲劇的な最期を遂げた人物でもあります。
Da Vinci Classics
C-00319(1CD)
インプレッションズ〜トレサン:ギター作品集
ソナチナ/詩的な練習曲第6番「ニンナ・ナンナ」/4つの演奏会用練習曲/夜想曲/印象/幻想曲/レオへのカンツォーネ
レオナルド・デ・マルキ(G)

録音:2018年5月−2020年7月、トレヴィソ(イタリア)
1998年にトレヴィーゾで開催された「ラ・ノストラ・カンツォーネ」作曲コンクールで第1位を受賞し、翌年の1999年にヴァレンナで開催された国際ギター作曲コンクールでは自身の「ソナチネ」が同じく第1位に輝くなど、堂々たる経歴を持つイタリアのコンポーザー=ギタリスト、リヴィオ・トレサン(1956−)。
2014年に作曲された「印象」からはドビュッシー的な響きを感じることが出来るなど、非常に幅広い作風を持ち味とする作曲家です。
Da Vinci Classics
C-00318
(2CD+DVD/PAL)
非対称的な思想〜ギターとエレクトロニクスのためのイタリア音楽集
ミラン:ファンタジア第16番/コルギ:和声と音階
ヴェルリンジェリ:共鳴と連打
ガヴァッツァ:12弦とメッツォ
サンニカンドロ:御顔の光を
コンフォルティ:ネイラル
ジョルジ:非対称的な思想
フィッコ:アーバヤ・ダルン
シャラッファ:フィオレカッラ
アンドレオーリ:EA
ベルターニ:茶色
リ・カルツィ:不安定な平衡主義者
コミーノ:プレッシャー
トリヴェッラート:ノットゥルノ
ソラッツィ:憂いの壁
ジャッキーノ:死ぬほど
バロンティーニ:前奏曲
ズッコ:適切な影の中で
ベネデッティ:プロムナード
ダヴィデ・フィッコ(G)
現代のイタリアを代表するギタリストの1人であるダヴィデ・フィッコ(1962−)が、まさに「非対称的」な存在であるアコースティックなクラシック・ギターと電子音との共存、融合に取り組んだ壮大なプロジェクト。
16世紀のルイス・デ・ミランの「ファンタジア第16番」で幕を明け、フィッコ自身を含む計18人の現代作曲家たちが生み出した新しいスタイルのギター作品の数々を4本のギターを駆使して弾き分けています。
※DVDにはCD1、CD2と同様の19曲が収録されています。当DVDはPAL方式のため、PAL方式対応のプレーヤーやパソコンのみで再生可能です。予めご了承下さい。
Da Vinci Classics
C-00326(1CD)
オルガン4手連弾のための18&19世紀のソナタと幻想曲
マーシュ:前奏曲とフーガ ハ長調
ヨハン・クリスティアン・バッハ:ソナタ ヘ長調 Op.18-6
モーツァルト:ソナタ ニ長調 K.381
ベールヴァルド:田舎の披露宴
ハッセ:幻想曲 Op.35
ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」序曲
ロドルフォ・ベッラッティ&ルカ・フェラーリ(オルガン4手連弾)

録音:フラッシノーロ(イタリア)
18世紀から19世紀にかけてブルジョワ階級の台頭により貴族階級の特権でもあったサロンコンサートなどのプライヴェート・コンサートが徐々に身近なものになる中、発展を見せた「鍵盤楽器の4手連弾」。
その1つでもある「オルガンの4手連弾」のバラエティに富んだプログラムを披露するのは、互いにジェノアで活躍するオルガニスト、ロドルフォ・ベッラッティとルカ・フェラーリ。
アッスンタ・エ・サン・クラウディオ教会のジョズエ・アガティが1821年に製作し、その後、1901年、1981年に修復が施されてきたオルガンによる演奏です。
Da Vinci Classics
C-00328(1CD)
運命愛〜20世紀イタリアのギター作品集
カステルヌオーヴォ=テデスコ:24のゴヤのカプリチョ Op.195より 第1番、第12番、第24番
ゲディーニ:演奏会用練習曲
ベッティネッリ:5つの前奏曲
ペトラッシ
ヌンク
ジラルディーノ:地上は暗闇となり
カステルヌオーヴォ=テデスコ:忘備録 Op.210より カンパーネ・ア・ヴァレ、アヴェ・マリア
アンドレア・フェッラリオ(G)

録音:2019年4月−9月、パッシラーノ(イタリア)
フリードリヒ・ニーチェによって提唱された哲学用語である「運命愛(アモール・ファティ)」をアルバムタイトルに冠する近代イタリアのギター作品集。
カステルヌオーヴォ=テデスコやペトラッシ、ゲディーニなど20世紀のイタリア人作曲家の作品でプログラムを組んだギタリスト、アンドレア・フェッラリオは今作がデビュー・アルバム。
サラエボで行われたIMKA室内楽コンクールやロスピリオージ国際コンクールでの第1位獲得経験を持ち、将来を嘱望されているギタリストです。
Da Vinci Classics
C-00335(1CD)
ハイドン:エステルハージ侯のための6つのソナタ Op.13
ソナタ第21番ハ長調Hob.XVI-21/ソナタ第22番ホ長調Hob.XVI-22/ソナタ第23番ヘ長調Hob.XVI-23/ソナタ第24番ニ長調Hob.XVI-24/ソナタ第25番変ホ長調Hob.XVI-25/ソナタ第26番イ長調Hob.XVI-26
アンドレア・カルカノ(P/スタインウェイ)

録音:2020年7月3日−4日、グリファ・エ・フィグリ・スタジオ(イタリア)
作曲家自身の綿密な日記的な存在でもあるハイドンのピアノ・ソナタの数々の中から、自らのパトロンでもあったエステルハージ候に献呈された「ソナタ集 Op.13」を選曲。
この「Op.13」を選んだピアニスト、アンドレア・カルカノは名匠ブルーノ・カニーノの高弟の1人。その活動範囲は幅広く、イタリアはもちろんのことアメリカの各都市、ドバイ、ルガーノ、サンクトペテルブルクやエルジェム(チュニジア)などでコンサートを行っています。
またソリストとしての活動の傍ら、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でピアノ科の講師を務めており、カニーノからの教えを広めるべく指導を行っています。
Da Vinci Classics
C-00334(1CD)
コスト:ギター作品全集 Vol.1
25の練習曲 Op.38/「メトード・コスト=ソル」より ルソン、前奏曲とアレグレット、レヴリ・ノクターン、前奏曲
カルロ・フィエレンス(7弦ギター/ルネ・ラコート1855年製)

録音:2020年6月、ヴィラ・パラザーニ(プロヴァーリオ・ディゼーオ、イタリア)
ギターのレパートリーとテクニックの両面において決定的な足跡を遺したフランスのギターの巨匠、ナポレオン・コスト(1805−1883)の作品の全てを網羅するシリーズの第1巻。
「エチュード」をテーマとした第1巻でソリストを務めているのは、名匠リカルド・イズナオラから絶賛を受けたイタリアのギタリスト、カルロ・フィエレンス。ナポレオン・コストの代名詞でもある7弦ギターを手に、そのエチュードの醍醐味を奏でます。

Eudora
EUDSACD-2003
(1SACD)
UHU(トゥフ)
ローラン・ディアンス:ヴィラ=ロボス賛歌より第4曲 「トゥフ」
ピシンギーニャ:カリニョーゾ
ヴィラ=ロボス:ショーロ第1番
ギンガ(マルクス・タルデーリ編):コンスタンス
ヴィラ=ロボス:ブラジル民謡組曲より第1番 「マズルカ=ショーロ」
ヴィラ=ロボス(マルセーロ・ゴンサルヴェス/ガエル・ソラル編):トリストローザ
ディアンス:3つのサウダージより第3番
ヴィラ=ロボス:前奏曲第2番
エルネスト・ナザレー(ガエル・ソラル編):ブレジェイロ
ヴィラ=ロボス(イサイアス・サヴィオ編):モジーニャ
アントニオ・カルロス・ジョビン:ショーラ・コラソン
ヴィラ=ロボス:ブラジル民謡組曲より第2番 「スコットランド風ショーロ」
エグベルト・ジスモンチ(ガエル・ソラル編):水とワイン
:前奏曲第3番
アニバル・アウグスト・サルディーニャ&ガロト(ガエル・ソラル編):ラメントス・ド・モーホ
ガエル・ソラル(G)

録音:2019年9月10日ー12日、オーディトリオ・サンフランシスコ(スペイン、アビラ)
世界でも有数のクラシック・ギター・コンクールであるシティ・オブ・アレッサンドリア・コンクールで、フランス人女性音楽家として初めて優勝したギターの名手ガエル・ソラルが、ヴィラ=ロボスをベースに創り上げた珠玉のギター・アルバム。2009年、ヴィラ=ロボス没後50年を記念して開催されたラジオ・フランスのフェスティバルにおける、素晴らしいブラジル人ミュージシャンとの出会いをきっかけに、ソラルはブラジルへ旅し、リオデジャネイロで人生を変えるような音楽体験をしました。リオからは楽譜や録音物、インスピレーションの詰まった荷物を持ち帰り、最終的に完成したのが、ヴィラ=ロボスの少年時代の愛称をタイトルとした本アルバム『トゥフ Tuhu』でした。ここには彼女が数年をかけて研究を重ね、自身で編曲したギター曲が収録されており、ブラジルの偉大な作曲家の作品と、ピシンギーニャ、ナザレー、ジョビン、ディアンスらの繊細で陽気な作品が交互に演奏され、ブラジルの民族音楽とクラシック音楽の融合を楽しむことができます。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。
Eudora
EUDSACD-2002
(1SACD)
ショパン&リスト:ロ短調ソナタ集
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58、
 夜想曲第17番Op.62-1、
 夜想曲第18番 Op.62-2
リスト:凶星! S.208、
 ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
ジュゼップ・コロン(P)

録音:2018年3月27日ー30日、オーディトリオ・デ・サラゴサ モーツァルト・ホール(スペイン、サラゴサ)
ドラ・レコーズ4枚目のアルバムはショパンとリストのロ短調ソナタ!ピアノ・レパートリーのピークとも言える2つの名作にショパンの夜想曲とリスト晩年の「凶星! Unstern!」を加え、円熟の演奏で濃密な時間を作り出しています。ユードラ・レコーズの鮮やかな録音も相俟って、コロンの明瞭な音楽表現が際立つ名盤に仕上がりました。

FONE
SACD-2045(1SACD)

RSACD-2045(1SACD)
国内盤仕様
税込定価
ストラディヴァリ 「イル・クレモネーゼ」 〜 フリッツ・クライスラーへのオマージュ
クライスラー:中国の太鼓、カヴァティーナ、美しきロスマリン
ドヴォルザーク:我が母の教えたまいし歌 Op.55-4(ジプシーの歌より)
ブラームス(クライスラー編):ハンガリー舞曲
リムスキー=コルサコフ:太陽への讃歌(歌劇 「金鶏」より)
アルベニス(クライスラー編):マラゲーニャ Op.165-3
クライスラー:愛の悲しみ
アルベニス(クライスラー編):タンゴ Op.165-2
シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナード
チャイコフスキー(クライスラー編):アンダンテ・カンタービレ Op.11
クライスラー:ウィーン奇想曲 Op.2
ドヴォルザーク(クライスラー編):インディアンの嘆歌 ト短調
ポルディーニ(クライスラー編):踊る人形
メンデルスゾーン(クライスラー編):5月のそよ風 Op.62-1(無言歌第5巻より)
アイルランド民謡(クライスラー編):ロンドンデリーの歌
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
ラウラ・マンツィーニ(P)

録音:1993年11月6日−8日、カヴァルカボ宮殿(クレモナ、イタリア)
国内盤:解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き
イタリア・ヴァイオリン界の巨匠、サルヴァトーレ・アッカルドがストラディヴァリ1715年製の銘器 "イル・クレモネーゼ"を使い、クライスラーの華麗なレパートリーを演奏したアルバム。しばらく廃盤・入手困難となっていた名盤が再生産され、日本語解説付きの国内仕様盤は新規リリースとなります!
このアルバムでフィーチャーされているストラディヴァリウスは、アントニオ・ストラディヴァリの黄金期に作られた中でももっとも有名なものの1つ。ヨーゼフ・ヨアヒムのコレクションにあった数本のストラディヴァリウスの中の1本で、以前には「ヨーゼフ・ヨアヒム」などの名前が付けられていましたが(他にも「ヨアヒム」と呼ばれるストラディヴァリウスは数本あり)、その後甥のハロルド、ロベルト・ブラント、ヒル・コレクションなどに譲渡・売買された後、1961年にクレモナ観光局が購入。約250年後に生まれ故郷のクレモナに戻り、「Il Cremonese」と名付けられ、クレモナの町のシンボルの1つとなっている銘器です。

Indesens
INDE-057(1CD)
アローン〜無伴奏フルートのための作品集
バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV.1013
オネゲル:牝山羊の踊り
ドビュッシー:シランクス
ボザ:映像Op.38
プーランク:廃墟をあやす笛吹きの像
イベール:無伴奏フルートのための小品
フェルー:無伴奏フルートのための3つの小品
ブールダン:傷ついた牧羊神
ヒンデミット:無伴奏フルートのための八つの小品
カルク=エラート:ソナタ・アパッショナータ Op.140
C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調
ヴァンサン・リュカ(Fl)

録音:2009年7月&2013年7月、サン=マルセル寺院(パリ、フランス)
14歳という若さでパリ音楽院に入学し、トゥールーズ・キャピトル管からベルリン・フィルへと移籍を果たし、現在は母国の名門パリOの首席奏者として活躍するフランス屈指のフルーティスト、ヴァンサン・リュカが、その経歴、評価に違わぬ実力の高さを披露してくれる「無伴奏プログラム」。
大バッハやC.P.E.バッハから、ドビュッシーやプーランクを経て、ヒンデミットやボザなどの20世紀への傑作へと繋がるプログラムは、フルートのための「無伴奏作品」の変遷を教えてくれています。

Glossa
GCD-924205(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲) ライラ・シャイエーク(バロックVn)

録音:2019年9月9日−11日、2020年1月21日−23日、TPR音楽ルーム(ラ・ショー=ド=フォン、スイス)
※使用楽器:アンドレア・グァルネリ1675年製
スイスの古楽総本山「バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)」でキアラ・バンキーニに学び、2010年からは自身もSCBでバロック・ヴァイオリンの教授を務めながら、キアラ・バンキーニのアンサンブル415やラ・リゾナンサ、コンチェルト・ケルンなどのメンバーとして様々なコンサートやレコーディングで存在感を示してきた古楽新世代のヴァイオリニスト、ライラ・シャイエーク。これまで、ルクレールやブラームス、ヴィヴァルディなどの才気煥発なアルバムを送り出してきたシャイエークのGlossa録音第8弾。プロフェッショナルからアマチュアまで、あらゆるヴァイオリニストにとっての永遠の課題であり聖典となる記念碑的な作品、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(BWV.1001-1006)をついに録音。
2015年にはイェルク・ハルベックとの共演で"伴奏付き"のバッハのヴァイオリン・ソナタ集(BWV.1014-1019)を録音し、英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」、仏ディアパソン誌の「ディアパソン・ドール年間最優秀賞(古楽部門)」に選ばれるなど、既にバッハ演奏の誉れ高き実績を誇ります。スペインの古楽専門レーベルGLOSSA(グロッサ)としても(意外にも?)初となる、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータの録音。満を持してリリースされるライラ・シェイエークの雄姿にご期待ください!

Hyperion
CDA68286(1CD)
リゲティ:18の練習曲
第1巻〔無秩序、開放弦、妨げられた打鍵、ファンファーレ、虹、ワルシャワの秋〕/第2巻〔悲しい鳩、金属、眩暈、魔法使いの弟子、不安定なままに、組み合わせ模様、悪魔の階段、無限の円柱〕/第3巻〔白の上の白、イリーナのために、息切れ、カノン〕
ダニー・ドライヴァー(P)

録音:2019年10月28日−30日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
ピアノ王国ハイペリオン」が誇るピアニストの一人に名を連ね、ヨーク・ボーウェンやエリック・チザム、ベンジャミン・デイルなどの20世紀の知られざるレパートリーの録音で話題を呼んできたイギリスの名手、ダニー・ドライヴァー。近年はクロエ・ハンスリップとの共演によるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集でも人気を博していたドライヴァーの久しぶりとなるソロ・レコーディングは、20世紀後半の重要なピアノ・エチュードとなる、ジェルジュ・リゲティの「18の練習曲」。
現代のピアノとピアニストの限界を探求し、超人的な技術が演奏者に要求されるリゲティのエチュードに、ダニー・ドライヴァーが大胆不敵に立ち向かいます。
Hyperion
CDA-68329(1CD)

PCDA-68329(1CD)
国内盤仕様
税込定価
フレンチ・デュエット集
フォーレ:組曲 「ドリー」 Op.56
プーランク:4手のためのソナタ FP8
ドビュッシー:6つの古代の墓碑銘 L139
 小組曲 L71
ストラヴィンスキー
:3つのやさしい小品
ラヴェル:マ・メール・ロワ
スティーヴン・オズボーン(P)、
ポール・ルイス(P)

録音:2020年3月22日−23日、サフロン・ホール(サフロン・ウォルデン、エセックス、イギリス)
国内盤:解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き
スティーヴン・オズボーンとポール・ルイス。ともにソリストとしても国際的な活動し、イギリス・ピアノ界を担う名手として活躍を拡げる2人のピアニストによる豪華ピアノ・デュオの新録音が再びHyperionから登場!
前作「シューベルト:ピアノ・デュエット集」(CDA67665)は、その卓越したミュージシャンシップと高い完成度が絶賛され、英グラモフォン誌「エディターズ・チョイス」&グラモフォン賞ノミネート、英デイリー・テレグラフ紙「クラシカル・CD・オヴ・ザ・ウィーク」、英サンデー・タイムズ紙「CD・オヴ・ザ・ウィーク」、英インターナショナル・レコード・レビュー誌「アウトスタンディング・アウォード」などに選出されました。そのシューベルト・アルバムの録音から早10年、まさに待望となるオズボーン&ルイス・デュオ第2弾は、フォーレ、プーランク、ラヴェル、ドビュッシーなどフランス音楽の大家たちによるピアノ・デュオのための名曲たち。主に子ども向けに書かれたシンプルで魅惑的な作品から、奥に隠された音楽の深みをその長年のパートナーシップと成熟したピアニズムで探り当てます。

APR
APRCD-6034(2CD)
セルジオ・フィオレンティーノ〜ライヴ・イン・ジャーマニー1993
(1)バッハ(ブゾーニ、フィオレンティーノ編):前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532(
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
(3)ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
(4)スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ短調 Op.30
(5)シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17
(6)グノー(リスト編):グノーの「ファウスト」からのワルツ S.407
(7)J・シュトラウス(タウジヒ編):ワルツ「人はただ一度生きる」
(8)J・シュトラウス(ゴドフスキー編):喜歌劇「こうもり」による交響的変容
(9)ショパン:ワルツ第1番変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」
(10)チャイコフスキー(フィオレンティーノ編):ワルツ変イ長調 Op.40-8
(11)ショパン:ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2
(12)ブラームス(フィオレンティーノ編):ワルツ集「愛の歌」Op.52-1, Op.52-6
セルジオ・フィオレンティーノ(P)

録音(ライヴ):(1)1993年1月14日、ミュンスター
(2)1993年12月13日、ドルトムント
(3)1993年12月11日、ヴァールシュタイン
(4)1993年12月13日、ドルトムント
(5)(6)1993年12月12日、、パーダーボルン
(7)(8)1993年12月10日、ミュンスター
(9)-(12)1993年12月13日、ドルトムント

※リマスタリング:ブライアン・クランプ
※APRCD-7036(初出1995年/廃盤)からの新装移行再発売
半世紀に渡るキャリアを持ちながらも、コンサートピアニストとしての活動は限定的だったこともあり、知る人ぞ知る存在だった孤高の名匠セルジオ・フィオレンティーノ(1927−1998)。
故郷のナポリでピアノを学んだ後、1953年にカーネギーホールデビューを飾り、これから華々しいキャリアを築いていくと思われた矢先、翌年の1954年に遭遇した飛行機事故の影響により演奏家として活動を縮小し、舞台から姿を消して教師へと転身。
50年代に一時的に演奏活動に復帰するも再び第一線から退いていたフィオレンティーノが、本格的にステージへと戻ってきたのがこの「ライヴ・イン・ジャーマニー1993」に収録されているドイツでのコンサートでした。
ミケランジェリからも激賞されたという逸話が残るフィオレンティーノが1993年にドイツで遺したこのライヴ録音は、数多くの評論家、批評家たちを驚かせた重要な記録です。
APR
APRCD-6033(2CD)
フレンチ・ピアノ・スクール〜エンマ・ボワネ 〜 78回転ソロ録音全集&フォーレLP録音集 1933−1952
●CD1
◆パテ録音(パリ)
(1)シューベルト:即興曲変ト長調 D.899-3,Op.90-3
(2)ウェーバー:ロンド・ブリランテ Op.62
(3)フォーレ:夜想曲第4番変ホ長調 Op.36
(4)フォーレ:即興曲第2番ヘ短調 Op.31
(5)ファリャ:「4つのスペイン風小品」より 第4曲「アンダルーサ」
◆ビクター録音(ニューヨーク)
(6)バッハ(ルイジ・ペッラキオ編):コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」BWV.711
(7)・ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI:48より ロンド
(8)・シャブリエ:「絵画的な10の小品」より 第6曲「牧歌」
(9)シャブリエ:気まぐれなブーレ
(10)フォーレ:舟歌第5番嬰ヘ短調 Op.66
(11)ドビュッシー:前奏曲集第1巻より 音と香りは夕暮れの大気に漂う
(12)ピエルネ:ワルツ形式の夜想曲 Op.40-2
(13)イシドール・フィリップ:夜想曲 Op.9
イシドール・フィリップ:パステル集 Op.24より 第3番「鬼火」
(14)セヴラック:ひなたで水浴びする女たち
(15)イベール:「物語」 より 第9番「水売り女」
イベール:「物語」 より 第2番「小さな白いろば」
◆ポリドール・フランス録音(パリ)
イシドール・フィリップ編:4つの古いアリアと舞曲
(16)ヴィンチ:ラルゴ
ルティーニ:メヌエット・ヴィヴァーチェ
パスクィーニ:アリア
カストルッチ:シシリエンヌとガヴォット

●CD2
ヴォックス(VOX)録音
(1)フォーレ:舟歌第1番イ短調 Op.26、舟歌第2番ト長調 Op.41、舟歌第3番変ト長調 Op.42、舟歌第4番変イ長調 Op.44、舟歌第5番嬰ヘ短調 Op.66、舟歌第6番変ホ長調 Op.70
(2)フォーレ:3つの無言歌 Op.17
(3)フォーレ:即興嬰ハ短調 Op.84-5
(4)フォーレ(アルベルト・ペルリー編):月の光 Op.40-2
(5)フォーレ:夜想曲第1番変ホ短調 Op.33-1、夜想曲第2番ロ長調 Op.33-2、夜想曲第3番変イ長調 Op.33-3、夜想曲第4番変ホ長調 Op.36、夜想曲第6番変ニ長調 Op.63、夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.74
エンマ・ボワネ(P)


●CD1
録音:(1)(2)1934年1月22日
(3)-(5)1933年11月13日
(6)(7)1934年10月26日
(8)1938年1月19日
(9)1938年1月31日
(10)1938年1月19日
(11)1938年1月26日
(12)1938年1月19日
(13)1934年10月26日
(14)1938年1月31日
(15)1934年10月26日
(16)1939年

●CD2
録音:(1)-(4)1950年6月12日、パリ
(5)1952年4月23日、ニューヨーク
※リマスタリング:マーク・オーバート=ソーン
約150年間に渡りパリ音楽院での教えを中心として独特のピアニズムの育んできたフランス。その全盛期となる20世紀の最初の50年間に録音された貴重な録音の数々を掘り下げている「APR」の「フレンチ・ピアノ・スクール」シリーズから、イシドール・フィリップの高弟であり名女流、エンマ・ボワネ(1891−1974)が復刻!
当時のフランス・ピアノ界の大御所的存在であるイシドール・フィリップにパリ音楽院で師事し、1920年代から30年代にかけてパリの音楽シーンで活躍。当時、アメリカで最も活躍したフランス人ピアニストの1人であるエンマ・ボワネは、1934年に師であるイシドール・フィリップと共に渡米し、ニューヨークのビクターに「フランスのピアノ音楽」と題した78回転SPレコードの5枚組アルバムを含む幾つかのディスクを製作しています。
1950年代はキャリアの低迷期にあったエンマ・ボワネですが、その時期に収録され今回のAPR盤にも含まれている「フォーレ」の演奏の数々は現在ではコレクターズ・アイテムとなっており、名エンジニア、マーク・オーバート=ソーンのリマスタリングによる復刻は大いに歓迎されることでしょう!

SOMM
SOMMCD-0613(1CD)
NX-B04
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 第3集
ピアノ・ソナタ 第10番ハ長調 K.330
ジーグト長調「ライプツィヒ・ジーグ」K.574
ピアノ・ソナタ第18番ニ長調 K.576
アダージョ ロ短調 K.540
ピアノ・ソナタ第11番イ長調「トルコ行進曲付き」K.331
ピーター・ドノホー(P)

録音:2018年7月9-12日
イギリスの中堅ピアニスト、ピーター・ドノホーが弾くモーツァルトのソナタ集。第3集となるこのアルバムでは人気の高 い第11番「トルコ行進曲付き」と、第10番ハ長調、最後のソナタである第18番ニ長調の3曲を収録。同時収録 は1788年に書かれた「アダージョ ロ短調」と、あまり耳にすることのない小品「ジーグ ト長調」。ドノホーは各曲の 持つ雰囲気を弾き分け、明から暗までさまざまなモーツァルトの表情を描きだしています。中でも軽やかな「ジーグ」 と悲痛な「アダージョ」での対照的な雰囲気が聴きどころ。

ONDINE
ODE-1382(1CD)
NX-B04
ヤナーチェク:ピアノ作品集
霧の中で*
草陰の小径にて 第1集
草陰の小径にて 第2集
ラルス・フォークト(P)

録音:2016年5月3日*、2019年11月25-27日
1970年、ドイツ生まれのピアニスト、ラルス・フォークト。古典派、ロマン派、20世紀作品の実演や録音ですでに一定の評価を確立し、現在はパ リ室内管の音楽監督を務める実力派です。最近はロイヤル・ノーザン・シンフォニアを弾き振りし、ベートーヴェンとブラームスの全ピアノ協奏曲をリ リース、指揮者としても卓越した才能を披露しています。そんなフォークトの新作は、深い憂鬱の中に情熱を秘めたヤナーチェクのピアノ曲集。「予 感」と「死」の2楽章で構成されたヤナーチェク唯一のピアノ・ソナタをはじめ、内省的な表情に終始する『霧の中で』、夭逝した娘オルガの追悼音 楽でもある『草陰の小径にて』。これらヤナーチェクの代表作でもある3作品を、フォークトは作曲家の揺れ動く内面を窺いながら、美しく表情豊か に演奏しています。

Grand Piano
GP-857(1CD)
NX-B03
アルヴィン・ルシエ(1931-):ピアノと正弦波オシレーターのための音楽 ニコラス・ホルヴァート(P…Steinway & Sons, Model D, No. 248200)

録音:2020年4月11,12日
世界初録音
アメリカにおける伝説的な実験音楽作曲家アルヴィン・ルシエ。来日経験もある彼の作品は、常に「新しい芸 術」として高く評価されています。 このアルバムは、ルシエ自身がピアニスト、ホルヴァートに「ピアノのための型破りな曲を演奏しませんか?」と持 ち掛けたことから生まれた作品「MUSIC FOR PIANO WITH SLOW SWEEP PURE WAVE OSCILLATORS XL」を収録した1枚で、Slow Sweep Pure Wave Oscillatorsとは「正弦波」を出力 する発信器(オシレーター)のこと。ルシエはこれまでもこの機器を用いた作品をいくつか発表しています。ここで は2台のオシレーターを使用し、ピアノの打鍵から生まれた響きに独特な「うなり」(beat)効果を加えることで、 謎めいた音響が次々と生み出されました。 音色の探求は64分間に及ぶ長丁場ですが、ホルヴァートは楽しみながらこの作品を創り上げています。
Grand Piano
GP-859(1CD)
NX-B03
ティグラン・チュハジャン(1837-1898):ピアノ作品集
即興曲 変ロ短調 「CASCADE DE COUZ カスケード・ド・クーズ」 (1887)
性格的な舞曲 イ短調 「オリエンタル」 (1891)
幻想的大ワルツ イ短調 「ILLUSIONS 幻影」 (1888)
タランテッラ 変ロ短調 (1887)
カプリース ホ短調「LA LYRE ORIENTALE 東洋のリラ」 (1894)
サロン風マズルカ「MIGNON ミニョン」 (1887)
もうひとつのガヴォット 変ホ長調 (1883)
ポルカ ヘ長調「LA GAITE 幸せ」 (1892)
プロティ・ポルカ ト長調 (1892)
葬送行進曲 ニ短調 (1884)
東洋風幻想曲第1番イ短調
「SUR DES MOTIFS TURCS トルコ風のモティーフで」 (1895)
東洋風幻想曲第2番イ短調「SUR DES MOTIFS TURCS トルコ風のモティーフで」 (1895)
ミカエル・アイラペティアン(P…Steinway and Sons, Model D. 274)
録音:2019年4月30日

モスクワ、チャイコフスキー音楽院大ホール(ロシア)
世界初録音
ティグラン・チュハジャンはアルメニア音楽の歴史において非常に重要な人物の一人。 アルメニアにおいて「西洋と東洋の文化の融合」を図った最初の作曲家であり、オスマン・トルコ帝国時代にその音 楽が抑圧されたものの、同時代の人々の間では「アルメニアのヴェルディ」と呼ばれるなど高く評価されました。この 世界初録音となるピアノ曲からは、ショパンとリストの影響が強く感じられるものの、どの曲にも東洋的なニュアンス が息づいており、チュハジャンの独自性が表出されています。ピアニスト、アイラペティアンはピアニスト、作曲家として アルメニア音楽の国際的認知度を高めるために尽力。これまでに自作をはじめ、コミタスやバグダサリアンなどのアル メニアのピアノ曲のアルバムを10枚以上リリースするとともに、彼自身がプロデューサーを務めるコンサートでもアルメ ニア音楽を積極的に紹介しています。

ALPHA
ALPHA-455(1CD)
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op. 27 (全6曲) カーソン・レオン(Vn)

録音:2019年10-11月 ドメーヌ・フォルジェ、ケベック
カナダ出身で、現在はベルギーなどでも活躍するヴァイオリニスト、カーソン・レオン。様々なレーベルからリリースしたアルバムは既に高い評価を 得ており、2017年に関西フィルのソリストとして来日した折には、その技巧と音色で聴衆を魅了しています。今回は満を持して、技巧的レ パートリーの定番といえるイザイの無伴奏(新発見を除く6曲)をリリース。並外れた表現力と圧倒的な存在感が大きな魅力です。

ALPHA
ALPHA-728(1CD)
ショパン:4つのバラードと4つの即興曲 アンナ・ヴィニツカヤ(P)

録音:2020年5-6月フリードリヒ・エーベルト・ハレ、ハンブルク、ドイツ
ロシア出身で2007年のエリザベート王妃国際音楽コンクールのほか数々のコンクールを制し、2009年のデビュー盤以来、リリースするアルバ ムも常に話題となってきたヴィニツカヤ。これまで祖国ロシアの作品を中心に、ラヴェルなどでもダイナミックさと繊細さを両立させた素晴らしいア プローチを聴かせてきた彼女が、久しぶりにリリースするソロ・アルバムは待望のショパンです。即興曲第1番の軽やかさの中に含みを待たせた 独特の表情など実に見事。細やかで優しいフレーズを大きなクライマックスへ運んでゆく思い切った音作りや、一音一音を美しく響かせながら 決して甘さに浸らない情感コントロールなど、期待通りの素晴らしいショパン像を作り上げています。

Linn
CKD-598(1CD)
NX-B09
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV 988(ブゾーニ編曲 BV B 35 (1914)、シーヤン・ウォン改訂)(第3,9,12,16,17,18,21,24,27変奏を省略)
シーヤン・ウォン(1988-):バッハのゴルトベルク変奏曲 第15変奏の反転
ブゾーニ:ソナチネ 第4番「キリスト生誕1917年の日に」 BV 274 (1917)
バッハ:シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番ニ短調 BWV 1004 より)ブゾーニ編曲 BVB 24 (1893)
シーヤン・ウォン(P)

録音:2019年4月18日セント・ジョージ教会、ブリストル
2020年10月11日 英国王立音楽院、ロンドン
スティーヴン・ハフに才能を見出され、英国王立音楽院でクリストファー・エルトンに学んだ香港出身のピ アニスト、シーヤン・ウォン(王致仁)。CDデビューは自身でさらなる改訂を施したリストのトランスクリプショ ン集(CKD561)で、英国王立音楽院学長にしてトランペット奏者フリーマン=アットウッドのサポートも務 めた(CKD621)彼が次に繰り出すのはブゾーニ。彼にとってリストと双璧を成す関心の対象であるブゾー ニが、大バッハにどのように関わったかを探り、さらに自身がどのように斬り込んで行くかに挑戦したアルバム です。表題の「ゴルトベルク」はもちろん、ラストの「シャコンヌ」まで、モダン・ピアノの機能をフルに生かした 圧巻の表現力です。

Gramola
GRAM-99236(1CD)
NX-B05
ヤッシャ・ハイフェッツによる編曲集とアンコール・ピース
1. プロコフィエフ:歌劇「三つのオレンジへの恋」 - 行進曲
2. ウィリアム・クロル(1901-1980):バンジョーとフィドル
3. ドリゴ(1846-1930):火花のワルツ
4. ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」 - ブルースのテンポで
5. ポンセ(1882-1948):エストレリータ
6. チャイコフスキー:セレナード Op.48-ワルツ(レオポルト・アウアー編)
7. ハチャトゥリアン:『ガイーヌ』 - 剣の舞
8. アントニー・ドンチェフ(1959-):Mish Mash
9. パラディス(1759-1824):シシリエンヌ(サムエル・ドゥシュキン編)
10. ラヴェル:高貴で感傷的なワルツ 第7番
11. ゴドフスキー(1870-1938):古きウィーン
12. フラウシーノ・バレ(1894-1954):Ao pe da fogueira
13. ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」- It Ain't Necessarily So なんでもそうとは限らない
14. ザビーナ・ハンク(1976-):Thoughts over Caravan(デューク・エリントンからのインスパイア)
15. ハンク:In A Sentimental Mood for Two(デューク・エリントンからのインスパイア)
16. チャイコフスキー:感傷的なワルツ
17. フォーレ:子守歌
18. ゴルドマルク(1830-1915):ヴァイオリン協奏曲 Op.28 - エア

※ヤッシャ・ハイフェッツによるヴァイオリンとピアノ編…1,3-5,7,10-13
ベンヤミン・シュミット(Vn)
アリアーネ・ヘーリンク(P)

録音:2020年5月28,29日, 7月11日
「ヴァイオリニストの王」と呼ばれたヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)。20世紀を代表する偉大な巨匠の生誕120年を記念し、オーストリアのヴァイ オリニスト、ベンヤミン・シュミットが、妻アリアーネ・ヘーリングとともに“ハイフェッツのお気に入り”作品を録音しました。コンサートで大成功を収めた「剣の 舞」やゴドフスキーの「古きウィーン」などの巧みなアレンジ作品や「ポーギーとベス」のジャズ風アレンジの曲、またハイフェッツが好んでンコールで採り上げ たクロルやパラディスの煌めくような小品を選ぶだけでなく、ジャズから想起されたというデューク・エリントンのインスパイア作品も取り混ぜることで、ハイ フェッツへの敬意を捧げるとともに、21世紀の名手であるシュミット自身の“お気に入り”もアピールしています。

TOCCATA
TOCC-0517(1CD)
NX-B03
リスト:交響詩全集 第4集
アウグスト・ストラーダルによる6つの歌曲編曲
交響詩第13番「ゆりかごから墓場まで」 s107 - リスト=マッティ・マリン編(2020)
リスト=マッティ・マリン(P)

録音:2020年6月15,16日
世界初録音
チェコ出身のピアニスト、アウグスト・ストラーダル。彼は24歳の時にフランツ・リストの弟子となり、演奏旅行に同 行するなど、リストが亡くなるまでの2年間、助手を務めたことで知られます。バッハ作品からレーガー、マーラーな ど多岐にわたる数多くの管弦楽曲をピアノ独奏用に編曲しましたが、これらはどれも超絶技巧を駆使して原曲の 構造を最大限に再現したもので、演奏はとても至難です。彼は師であるリストの「交響詩」もピアノ独奏用に編 曲。全曲の編曲を目指していましたが、13曲目の「ゆりかごから墓場まで」に取り組む前にこの世を去ってしまい ました。このアルバムでは、演奏者リスト=マッティ・マリンが自ら作品を編曲。ストラーダルに勝るとも劣らない編 曲の手腕を披露しています。またストラーダルが編曲した6つの歌曲も収録し、シリーズを締めくくります。

TOCCATA
TOCC-0594(1CD)
NX-B03
フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916): ピアノ作品集 第2集
ピアノ・ソナタ第1番ニ短調(1853)
ロマンス 嬰ヘ長調 Op.15(1869年出版)
カプリッチョ ホ短調(1883年出版)
4つのピアノ小品 Op.61(1895)
幻想曲 ト短調 Op.27(1872年出版)
Geschwind-Marsch 素早い行進曲 ハ長調(1845もしくは1846)
イェンス・バルニーク(P)

録音:2020年7月20,21日,8月28日
世界初録音
ユダヤ人医師を父としてヘッセンに生まれたゲルンスハイム。1848年、革命を避けて一家が移住したライプツィヒ でモシェレスにピアノを学び、やがてパリに留学。ロッシーニ、ラロ、サン=サーンスらと親交を結び、作曲家、ピアニ ストとして活躍を始めました。生前は高く評価されていましたが、その作品は没後しばらく忘れられてしまい、21 世紀になってようやく復興の兆しが見えています。このピアノ作品集第2集は、第1集(TOCC-206)と同じくゲル ンスハイム作品の研究者であるイェンス・バルニークの演奏によるもの。10代の作品である「ピアノ・ソナタ第1番」 はモーツァルトとベートーヴェンの伝統を感じさせる端正な仕上がり。そしてロマンス、幻想曲と年を重ね成熟した スタイルを獲得し、1895年に書かれた「4つのピアノ小品」ではシューマンやブラームスの影響を感じさせながら も、独自の作風による詩的な音楽を書いています。才能の発露である6〜7歳の作品「素早い行進曲」にも注 目。

Temperaments
TEM-316066(1CD)
NX-B09
『オルガン・トランスクリプションの芸術』
エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):ソナタ ト短調
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲
ムソルグスキー:展覧会の絵

※ 全てヴァンサン・ジャンヴランによる編曲
ヴァンサン・ジャンヴラン(Org/ゲルハルト・グレンツィング2015年製)

録音:2019年9月 ラジオ・フランス、オーディトリアム
ハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」のオルガン編曲(Hortus)も評価の高いジャンヴランによる、ワーグナーとムソルグス キー、そしてフランス・バロックの女性作曲家という興味深い組み合わせのアルバム。2015年にオープンしたラジオ・フランスの新しいコンサート ホール、オーディトリアムで録音されており、グレンツィング社製の大オルガンの表現力と、永田音響設計が手掛けた評判の音響を楽しむことが 出来ます。様々な音楽表現を聴かせてくれる『展覧会の絵』はまさにうってつけといえ、この編曲は既に世界中で様々なオルガニストに取り上 げられています。なおラヴェル編曲版などに倣い5回目のプロムナードは省かれています。

Dynamic
CDS-7891(1CD)
NX-A13
バッハ編曲の旅
グノー:メディテーション(原曲: バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1集 BWV846 第1番前奏曲)
ルンメル(1887-1953):「愛する者は敵として運命を辿る」のチェンバロ・オブリガート(原曲:バッハ:カンタータ第203番「裏切り者なる愛よ」 BWV203より)
サン=サーンス:Largoラルゴ(原曲: バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第3番BWV1005より)
ゴドフスキー(1870-1938):Presto プレスト(原曲: バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1番BWV1001より)
バッハ(1865-1750):協奏曲 ニ短調 BWV974 (原曲:A.マルチェッロ:オーボエ協奏曲)
ブラームス:練習曲第3番(原曲: バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1番BWV1001より)
ジロティ(1863-1945):前奏曲(原曲:バッハ: W.F.バッハのためのクラヴィーア小曲集 BWV855a 第5番前奏曲)
ゴドフスキー:サラバンド(原曲:バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ BWV1002より)
サン=サーンス:ブーレー(原曲:バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ BWV1002より)
ストラーダル(1860-1930):協奏曲 イ短調(原曲:ヴィヴァルディ:「調和の幻想」Op.3 No.8による(バッハ:オルガン編曲版 BWV593)
マルトゥッチ(1856-1909):アリア(原曲:バッハ: 管弦楽組曲第3番BWV1068より)
ルイージ・パロンビ(P)

録音:2019年3月14-16日
ユニークなアルバムで知られるミラノ音楽院出身のピアニスト、ルイージ・パロンビが演奏するバッハに捧げられた音楽を集めたリサイタル。大胆なピ アノ用編曲を集めたこのアルバムからは、19世紀前半に巻き起こった“バッハ・ルネサンス”に始まるバッハの音楽に対する後世の作曲家たちの独自の 視点が伺えます。良く知られるグノーの「メディテーション(アヴェ・マリア)」をはじめ、サン=サーンスやブラームス、超絶技巧で知られるゴドフスキーやス トラーダルなどの様々な作品には、バッハの本質に迫ろうとする作曲家たちの思いの丈が込められています。

HITASURA PRODUCTIONS
HSP-003(2CD)
NX-D07
バッハ:『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』 フレデリク・ハース(Cemb)
※使用楽器:パリのエムシュ工房1751年製作によるオリジナル楽器

録音:2016年4月1-3日、フラジェー第1スタジオ、ブリュッセル
多くの傑作と向き合いながら、全曲録音のようなアルバム作りには必ずしも興味がないというフレデリク・ハース。バッハの『平均律』も第1巻の 録音ありきではなく、ただ第2巻だけを選び録音したのは、散発的にできた作品を集めた第1巻とは違い「バッハが最初から曲集としての総体 を意識してまとめたものだから」とのこと。しかも彼は、調性順に並んでいるオリジナルの曲順は「あくまで当時の編纂習慣にあわせただけ」と考 え、調性理論に敏感だったバッハの真意に迫る脱構築的手段として、独自に並べ替えて収録しています。そのため通しで聴いたときに新鮮な 印象を受ける人も多いはず。バッハが記した以上には装飾音を盛り込まないというスタイルも、この作曲家が「装飾音を必要とするときには細 かく書き込む」という傾向を尊重してのこと。「いかに無批判な“崇めるべき聖典”というレッテルから自由になるか」を徹底して考え抜いた演奏 には、静謐な響きの味わいを越えた静かな興奮が息づいています。
HITASURA PRODUCTIONS
HSP-002(3CD)
NX-D11
D・スカルラッティ:鍵盤独奏のためのソナタ
【DISC 1】
1. ソナタ ハ長調 K.170
2. ソナタ ハ短調 K.56
3. ソナタ ハ短調 K.126
4. ソナタ ハ長調 K.49
5. ソナタ ヘ長調 K.150
6. ソナタ ヘ長調 K.151
7. ソナタ 変ロ長調 K.172
8. ソナタ ニ短調K.176
9. ソナタ ニ長調 K.33
10. ソナタ ニ長調 K.53
11. ソナタ ト短調 K.121
12. ソナタ ト長調 K.144
13. ソナタ ト短調 K.108
【DISC 2】
1. ソナタ イ長調 K.113
2. ソナタ イ短調 K.109
3. ソナタ イ短調 K.110
4. ソナタ イ短調 K.175
5. ソナタ ハ長調 K.132
6. ソナタ ハ長調 K.133
7. ソナタ ト長調 K.105
8. ソナタ ト短調 K.111
9. ソナタ ロ短調 K.173
10. ソナタ ロ長調 K.87
【DISC 3】
1. ソナタ ハ長調 K.115
2. ソナタ ハ短調 K.116
3. ソナタ イ長調 K.114
4. ソナタ イ短調 K.148
5. ソナタ イ短調 K.149
6. ソナタ イ短調 K.54
7. ソナタ イ長調 K.62
8. ソナタ ホ長調 K.162
9. ソナタ ホ長調 K.136
10. ソナタ ニ長調 K.119
11. ソナタ ニ長調 K.140
12. ソナタ ニ短調 K.120
ソレール:ファンダンゴ
フレデリク・ハース(Cemb)
※使用楽器:パリのエムシュ工房1751年製作によるオリジナル楽器

録音:2014年10月7-9日ト・ハイス・テ・ポールト旧カトリック教会
スヒーダム(オランダ中西部ザイトホラント地方)
徹底してこの作曲家に入れ込みながらも体系的録音はせず……というパターンは、ハースが以前Alpha レーベルにフランソワ・クープランの4つのクラヴサン曲集からの作品を録音したときと同じ。つまり心から向き合える作品だけを選んでいるのです が、そこで彼はスカルラッティ存命中の1740年代に作成された、現在ヴェネツィアにある写本二つだけを選曲元に絞り込みました。使用楽器 は1751年パリ製、これも作曲家が生きていた頃のチェンバロ。さきのバッハ録音(HSP001)と同じくいたずらな鋭角性やビート感を周到に避 けながらも、実にメリハリの効いた演奏が続き、名技師ユーグ・デショーがそのタッチの機微と余韻を適切にすくいあげています。折に触れて再 訪したくなる録音です。

SWR music
SWR-19097CD(2CD)
NX-B06
SWRスタジオ・レコーディング 1953&1968
ショパン:1-24. 24の前奏曲 Op. 28*
ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO 80
ディアベリのワルツによる33の変奏曲 Op. 120
フリードリヒ・グルダ(P)

録音:953年4月11日 シュトゥットガルト=ウンターテュルクハイム・スタジオ、 クローネ (モノラル)*
1968年11月6 ゼンデザールII、ベルク放送スタジオ、 南ドイツ放送、シュトゥットガルト (ステレオ)
フリードリヒ・グルダ(1930-2000)が南西ドイツ放送(SWR)に残した録音を発掘し、オリジナル・テープから丁重にリマスターされた音源をリ リースするシリーズ第4弾は、シュトゥットガルトでのスタジオ録音。しかも、ショパン「24の前奏曲」とベートーヴェン「ディアベリ変奏曲」というピア ノ・ファンにとって歓迎すべきプログラムを、20代から30代の技術力表現力共にピークへ向かう時期の演奏で聴くというものです。1953年の ショパンはモノラル後期の録音ということもあり、音質は極めて鮮明。若きグルダの瑞々しい表現と歌心を存分に楽しむことが出来ます。1968 年のベートーヴェンは上質のステレオ録音。変奏の一つ一つがたいへん味わい深く、右手と左手の音色の鮮烈な違いなど、その表現力の高さ に改めて感銘を受ける素晴らしい演奏です。全て初CD化。
SWR music
SWR-19098CD(3CD)
NX-C05
グルダ〜2つのソロ・リサイタル
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第13番変ロ長調 K. 333*
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番「テンペスト」*
ドビュッシー:水の反映 - 『映像』 第1集
 グラナダの夕べ - 『版画』 L 100 No. 2
 喜びの島 L 106
ラヴェル:夜のガスパール
ベートーヴェン:エコセーズ 変ホ長調 WoO 83-1 (アンコール)
バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」
ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob. XVII:6
 ピアノ・ソナタ 第62番変ホ長調 Hob. XVI:52
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第10番ト長調 Op. 14-2
 ピアノ・ソナタ 第31番変イ長調 Op. 110
フリードリヒ・グルダ(P)

録音:1959年1月29日ブルッフザール城 (モノラル)*
1959年6月3日シュヴェツィンゲン城 (モノラル)
フリードリヒ・グルダ(1930-2000)が南西ドイツ放送(SWR)に残した録音を発掘し、オリジナル・テープから丁重にリマスターされた音源をリ リースするシリーズ第5弾。最終回となる今回は、グルダが29歳を迎える前後、1959年にドイツの城館で行われた2つのライヴです。このう ち、これが彼にとって最初のライヴ収録となる「夜のガスパール」を含むブルッフザール城でのリサイタルは初CD化。「テンペスト」を始め、得意の ベートーヴェンのソナタが3曲収録されているのも嬉しいところです。グルダにとってこれが唯一の録音となるバッハの「最愛の兄の旅立ちに寄せ て」(DGより既発)では、抒情性と躍動感の対比を実に生き生きと描いています。いずれもモノラルながら、音質、ダイナミック・レンジともに申し 分なく、若きグルダの瑞々しいタッチを堪能することが出来ます。拍手は収録されていません。

MDG
MDG-61321962(1CD)
コミタス&バルトーク/民謡集
バルトーク:チーク県の3つの民謡(1907)
コミタス:7つの踊り(1916)
バルトーク:15のハンガリー農民の歌 (1914/1918)
コミタス:7つの歌(1911)
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲(1915)
コミタス:子供のための12の小品集(1910)
バルトーク:ルーマニアのクリスマス・キャロル(1918)
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(P)
シュテッフェン・シュライエルマッヒャーによるバルトークとコミタスの民謡をもとに書かれたピアノ作品集。 アルメニアの作曲家コミタス・ヴァルダペット(1869〜1935)。アルメニアの古謡を採集し、バルトークにも似た功績を残した作曲家のコミタスは近年再 評価されています。ここに収録されている「7つの踊り」の中にはアルメニアの民族楽器ドゥドゥクを思わせるようなフレーズも出てきて、エキゾチシズムを 感じさせます。 バルトークとコミタスは、民族に根ざした音楽を探求した功績は多大なるもの。またバルトークの初期作品「チーク県の3つの民謡」やあまり演奏されるこ とのない「ルーマニアのクリスマス・キャロル」などシュライエルマッヒャーの選曲も絶妙です。 (Ki)

Hanssler
HC-20063(1CD)
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番Op.72
無伴奏チェロ組曲第2番Op.80
無伴奏チェロ組曲第3番Op.87
テーマ・ザッハー(1976)
ヤコブ・シュパーン(Vc)

録音:2020年4月17-19日/キュンストラーハウス・ミュンヘン、フェストザール
ドイツの俊英チェリスト、ヤコブ・シュパーンがブリテンの無伴奏チェロ組曲を録音しました。1983年ベルリン生まれのシュパーンは幼いころ聴いたベル リンPOが演奏した「動物の謝肉祭」の録音に魅了され、7歳からチェロを習いはじめました。その後、ハンス・アイスラー音楽大学 にて名チェリストにして名教師のダーヴィト・ゲリンガスに師事しその才能を開花させました。2011年よりバイエルン国立Oの首席チェリストをつと める一方、ソリストとしても活躍。今後更なる活躍が期待されるドイツの俊英チェリストです。
ヘンスラー・レーベルより名ピアニストにして作曲も手がけたフリードリヒ・グルダ(1930-2000)のチェロ協奏曲&チャイコフスキーのロココ風の主題 による変奏曲(HC-18016)をリリースしており、その腕前と雄弁な語り口で評価されております。  (Ki)
Hanssler
HC-20065(1CD)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3
ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330
ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調 K.280
ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
ピアノ・ソナタ第16番ハ長調 K.545
ジャン・ミュラー(P;Steinway D-573968)

録音:2017年1月/ルクセンブルク国立音楽学校
クセンブルク生まれのジャン・ミュラーによるモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲録音第3弾が登場しました。ミュラーはヘンスラー・レーベルからリリースしたゴルトベルク変奏曲(HC 17059)では、高度な技術に裏付けされた圧倒的なテクニックを武器に変幻自在に各変奏、音色の変化をつけて演奏し好評価を得ました。透き通るように美しいタッチで絶賛されるミュラーが満を持して臨んだモーツァルトのピアノ・ソナタ、大注目の全曲録音です。なお、ミュラーは2016年7月よりルクセンブルク室内Oの芸術監督もつとめております。 (Ki)

IDIS
IDIS-6735(1CD)
ナルシソ・イエペス録音集 第4集
(1)バッハ:シャコンヌ ニ短調 BWV1004
(2)ハイドン:ギター五重奏曲 ニ長調(原曲:弦楽四重奏曲第8番)
(3)マヌエル・パラウ:東方の協奏曲
ナルシソ・イエペス(G)
(2)マドリード古典Q
(3)オドン・アロンソ(指)スペイン国立O

録音:(1)1959年、(2)1960年、(3)1959年
ギターの巨匠イエペスの録音集。壮大なソロの「シャコンヌ」に爽やかな室内楽、色彩的な協奏曲と3種の編成でイエペスの至芸を楽しめます。 (Ki)
IDIS
IDIS-6736(1CD)
ジョン・ウィリアムス録音集 第3集
トローバ:ソナティナ/ノクチュルノ/カスティーリャ組曲
ポンセ:ワルツ/主題、変奏とフィナーレ/12の前奏曲
14の民謡集(テノール:ウィルフレッド・ブラウン)
ジョン・ウィリアムス(G)

録音:1961年
モレノ・トローバとポンセでは技巧の冴えが見事。後半の民謡は歌の伴奏でギターが使われ、味わい深い響きをつくります。
IDIS
IDIS-6738(1CD)
セゴビア・プレイズ・ソル
モーツァルトの主題による変奏曲 Op.9
グランド・ソナタ Op.25 Allegro non troppo
Minuetto
グランド・ソナタ Op.22 Minuetto
アンダンティーノOp.2-3
メヌエット ニ長調 Op.11-5
グラン・ソロ Op.14 Introduction/Allegro
メヌエット ホ長調 Op.15a/イ長調 Op.11-6
練習曲 イ長調 Op.6-12/ト長調 Op.29-11/ロ短調 Op.35-22/イ長調 Op.6-6
メヌエット ハ短調 Op.24-1/ハ長調 Op.5-3
練習曲 ハ長調 Op.6-8/イ長調 Op.6-2/ニ長調 Op.35-17/イ短調 Op.31-20/イ長調 Op.31-19/ニ短調 Op.35-16/
ホ短調 Op.6-11/変ロ長調 Op.29-13/ハ長調 Op.29-17
アンドレス・セゴビア(G)

録音:1952-1958年
ギター音楽の発展になくてはならないソルとセゴビア。この曲を、こう弾ける演奏家がいたからこそ、ギター音楽が進化したのだとうなずける名演。 (Ki)
IDIS
IDIS-6740(1CD)
セレドニオ&セリン・ロメロ スタジオ録音集
ホアキン・マラツ:セレナータ・エスパニョーラ
タレガ:マズルカ
ソル:メヌエット ニ長調
アルベニス:アストゥーリアス
セレドニオ・ロメロ:幻想曲/ザパテアード・クラシコ
サンス:パヴァーナ/ダンツァ
ド・ヴィゼー:サラバンド/ブーレ
アルベニス:入り江のざわめき *
ソル:メヌエット ハ長調/グランド・ソナタから メヌエット/練習曲 ロ短調 *
タレガ:ラグリマ/パヴァーナ *
ミゲル・リョベート:聖母の御子/アメリアの遺言 *
ド・ヴィゼー:前奏曲 ニ短調*/メヌエット第1番 ニ短調*/メヌエット第2番ニ短調*/ガヴォット ニ短調*
バッハ:メヌエット*/ブーレ*/ガヴォット*
ラモー:ロンド風ガヴォット*
セレドニオ・ロメロ(G)
セリン・ロメロ(G)*

録音:1960年、1962年*
ロメロ四重奏団の創設者として知られるセレドニオ・ロメロ(1913-1996)と、同四重奏団員である息子セリン・ロメロ(1936-)のソロ録音集。

ソール・ブルー
SBCD-101(1CD)
税込定価
リスト:巡礼の年第1年 スイス S.160 青柳 晋(P)

録音:2020 年6 月3-5 日ハクジュ・ホール
使用ピアノ:スタインウェイD 型
青柳晋の久しぶりの新譜としてリストの「巡礼の年 第1 年スイス」を発売します。 彼は 2006 年より、リスト作品をメインに据えた自主企画リサイタルシリーズ「リストのいる部 屋」をスタートさせ、自身の1 年間の演奏活動を締めくくるコンサートを開催しています。今 年のコロナ禍で多くの演奏会が中止になった中、彼は改めてピアノとリストの音楽に向き合 い、これらの作品に磨きをかけてきました。その成果がこのアルバムに結実しています。 第1 曲の「ウィリアム・テルの聖堂」はその大伽藍を思わせるスケールの大きさと磨き抜かれ た音色に魅了されます。第 4 曲「泉のほとりで」では水のきらめきを表現する繊細な技巧と 詩的表現が見事に両立されています。第 5 曲「嵐」の壮絶なテクニックで表現される緊張 感。14 分近いバラード、第6 曲「オーベルマンの谷」での主人公の心の苦悩と葛藤を表現 する音楽的表現の深さは驚嘆に値します。 このアルバムを通して青柳晋は自ら「新しいリスト弾き」の誕生を表明しています。更にこの アルバムの発売にあたって自らのニューレーベル「Saules Bleus(ソール・ブルー=青い山 羊)」を立ち上げ、今後の制作拠点にすることも明らかにしています。今回のリストアルバム だけでなく今後に続く作品についても是非ご注目下さい。

GRAZIOSO
GNY-706(1CD)
(UHQCD)
吉野直子/ハープ・リサイタル6〜トゥルニエ・ルニエ・カプレ・カゼッラ・サルツェード・フォーレ
トゥルニエ:ハープのためのソナチネ Op.30
ルニエ:交響的小品(3つのエピソードによる)
カプレ:2つのディヴェルティスマン[嬉遊曲]
カゼッラ:ハープのためのソナタ Op.68
サルツェード:バラード Op.28
フォーレ:即興曲 Op.86
吉野直子(Hp)

録音:2020年7月6-8日、9月5-7日/軽井沢
『自主レーベル“grazioso”からの6枚目のCDは、ハープの重要なオリジナル作品を集めたアルバムです。どの曲も、ハープの幅広さと奥深さを伝えるため に欠かせないものばかりです。いかにもハープらしい響きはもちろん、ハープの少し意外な一面も発見していただけるのではないかと思います。』(吉野直子)
今回の収録作品はトゥルニエのハープのためのソナチネ、ルニエの交響的小品、カプレの2つのディヴェルティスマン、カゼッラのハープのためのソナタ、サル ツェードのバラード 、そしてフォーレの即興曲と、すべてハープのオリジナル作品を集めた充実のアルバムです。吉野直子が紡ぐ美しいハープの音色をご堪能くだ さい。
「ハープ・リサイタル〜その多彩な響きと音楽」(GNY 701)、「ハープ・リサイタル2〜ソナタ、組曲と変奏曲」(GNY 702)、「ハープ・リサイタル3〜バッハ・モー ツァルト・シューベルト・ブラームス 他」(GNY 703)、「ハープ・リサイタル4〜武満・細川・吉松・ケージ・サティ」(GNY 704)、「ハープ・リサイタル5〜そ の多彩な響きと音楽U」(GNY 705)も好評発売中。いずれもレコード芸術特選盤です。
本ディスクは原盤音質を極限まで再現する新技術であるUHQCD(Ultimate Hi Quality CD)が用いられております。

IDIS
IDIS-6739(1CD)
アントルモン・プレイズ・ショパン
バラード(全4曲)*
スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
ポロネーズ第6番『英雄ポロネーズ』
即興曲第3番変ト長調 Op.51
夜想曲 ヘ長調 Op.15-1
ワルツ 変イ長調『大円舞曲』 Op.42
マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3
フィリップ・アントル モン(P)

録音:1955年、1959年*
1934年生まれのアントルモン、20代のショパン録音。絶妙にテンポを揺らしながらも打鍵は素晴らしく精確、トリルのはまり具合もぴったり。豪快な和 音も脱力系旋律も、いとも簡単にこなす凄まじい技巧と音楽性が聴いてとれます。4曲のバラードや英雄ポロネーズはとんでもない聴き応え。2019年デ ジタル・リマスターで音質も充分! (Ki)

H.M.F
HMM-902460(3CD)

KKC-6328(3CD)
国内盤仕様
税込定価
バッハ:鍵盤のための作品全集Vol.4〜ヴェネツィア風―イタリア様式の協奏曲
[CD1]
1.協奏曲 ト長調 BWV 973(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ト長調 RV 299)
2.協奏曲 ト短調BWV 975(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ト短調 RV 316)
3.協奏曲 ロ短調 BWV 979(原曲:トレッリのヴァイオリン協奏曲)
4.協奏曲 ニ長調 BWV 972(原曲:ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 230)
5.幻想曲とフーガ イ短調 BWV 944
6.協奏曲 ニ短調 BWV 974(原曲:マルチェッロのオーボエ協奏曲 ニ短調 S.Z799)
7.前奏曲とフーガ イ短調 BWV 894
8.協奏曲 ト長調 BWV 980(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV 381)
[CD2]
1.オルガン協奏曲 イ短調 BWV 593(原曲:ヴィヴァルディの2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 op.3-8 RV 522)
2.協奏曲 ヘ長調 BWV 978(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ト長調 RV 310)
3.オルガン協奏曲 ニ短調 BWV 596(原曲:ヴィヴァルディの2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ニ短調 op.3-11 RV 565)
4.協奏曲 ハ長調 BWV 976(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV 265)
5.前奏曲とフーガ ト短調 BWV 535
6.オルガン協奏曲 ト長調 BWV 592(原曲:ザクセン=ヴァイマール公子ヨハン・エルンストの消失したヴァイオリン協奏曲)
7.フーガ ト短調 BWV 542-2
[CD3]
1.オルガン協奏曲 ハ長調 BWV 594(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ニ長調『グロッソ・モグール』 RV 208)
2.コラール・プレリュード「われいずこに逃れゆくべき」BWV 694
3.トリオ ニ短調 BWV 583
4.コラール・プレリュード「われ汝に別れを告げん」BWV 736
5.コラール「いと高きところには神にのみ栄光あれ」BWV 664
6.コラール・プレリュード「われらみな唯一なる神を信ず」 BWV Anh.69
7.コラール・プレリュード「高き天よりわれは来れ」BWV Anh.65
8.コラール・プレリュード「大いに歓べ、わが魂よ」BWV Anh.52
9.コラール・プレリュード「イエス、わが喜び」BWV Anh.58
10.トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV 564
バンジャマン・アラール
[CD1]チェンバロ(マッティア・デ・ガンド制作(1702年、ローマ)、グラツィアーノ・バンディーニ修復(2016年、ボローニャ))
[CD2]ペダル付チェンバロ(チェンバロ:カール・コンラッド・フライシャー制作(1720年、ハンブルク)のレプリカ、フィリップ・ユモー制作
(1993年、バルバスト)/ペダル:クエンティン・ブルメンローダー制作(2017年、アグノー))
[CD3]オルガン(アンドレアス・ジルバーマン制作(1710年)、クエンティン・ブルメンローダー修復(2010年、アグノー))

録音:[CD1]2020年6月28-30日/サンタ・カテリーナ博物館、トレヴィーゾ(イタリア)
[CD2]2019年5月6-7日/アントナン・アルトー講堂、イヴリー(フランス)
[CD3]2019年9月18日/マルムーティエ大修道院、ストラスブール近郊(フランス)
注目の鍵盤奏者バンジャマン・アラールによる、バッハの鍵盤作品を全て録音する一大プロジェクトの第4弾の登場!アラールは1985年、フランスの ルアン生まれ。2004年に開かれた古楽演奏の登竜門であるブルージュ国際古楽コンクールに18歳で優勝したのち、クイケンにその才能を評価されてラ・プティッ ト・バンドのメンバーとして活躍。その後はソリストとして世界各地で演奏活動を展開しております。
第4弾は「ヴェネツィア風―イタリア様式の協奏曲」と題した3枚組。[CD1]にはヴァイマール時代後期、ヨハン・エルンスト公子の注文を受けて行われた イタリア様式を取り入れた協奏曲のクラヴィーア用編曲群でその作品はヴィヴァルディ、トレッリ、マルチェッロの協奏曲に基づきます。アラールはこれらの作品 をマッティア・デ・ガンドの歴史的なチェンバロを用いて演奏しております。[CD2]には種々の協奏曲のオルガン編曲作品を中心に収録。アラールがここで使用 した楽器は、なんとペダル付きチェンバロです。通常BWV 593やBWV 596の協奏曲はオルガンで演奏されますが、当時のドイツではペダル付のクラヴィコー ドも演奏されていたことから、アラールが以前から愛奏しているチェンバロにペダルを付けて演奏しております。アラールは「私の考えでは、ペダル付のチェンバ ロでの演奏はバッハがこれらの編曲作品を作ったときに意図したものです。」と語っており、実に興味深い試みといえます。[CD3]は有名なジルバーマン兄弟の兄、 アンドレアス(アンドレ)・ジルバーマン(1678-1734)が1710年に制作した歴史的なオルガンを用いての演奏。この楽器はアンドレアスが制作したオルガン の中で現在も状態が良いと評価されている数少ない銘器です。アラールはオルガン協奏曲の中でも大曲の協奏曲 ハ長調 BWV 594を収録。また、最後にはトッ カータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564を演奏しております。この作品は北ドイツの伝統的様式と、新しいイタリア協奏曲様式が融合した「イタリア体験」 の結実ともいえる名曲です。
アラールの実に練りこまれたプログラミングと時代背景を考えた楽器の選択は脱帽の一言。若き名手がバッハの鍵盤作品の世界に時代を追って旅することの できる唯一無二のプロジェクト。続編にも期待が高まる充実の演奏です。 (Ki)

BIS
BISSA-2493
(1SACD)
「変奏曲」
シマノフスキ(1882-1937):ポーランド民謡の主題による変奏曲 Op.10(1900-04)
ラッヘンマン(1935-):フランツ・シューベルトの主題による5つの変奏曲(1956)
バートウィッスル(1934-):ゴールドマウンテン変奏曲(2014)
ジョン・アダムズ(1947-):「I Still Play」(2017)
コープランドピアノ・ヴァリエーション(1930)
ヒンデミット:変奏曲(1936)
グバイドゥーリナ(1931-):シャコンヌ(1963)
クレア・ハモンド(P/スタインウェイ D)

録音:2019年/ポットン・ホール(サフォーク州)
今やイギリスを代表するピアニストの一人として活躍するクレア・ハモンド。圧倒的なテクニックと感性豊かな演奏で人気のピアニスト ですが、今回は「変奏曲」に焦点を当てたアルバムをリリースしました。 ここに収録された作品は超絶技巧ぶりに唖然とさせられるものばかり。物悲しくも幻想的で美しい旋律の主題と10の変奏曲から構成されているシマノフスキ の「ポーランド民謡の主題による変奏曲」は高度なテクニックを要求され、また同時に抒情的な旋律を歌い上げる感性を要しますがハモンドは雄弁に演奏してお り驚かされます。
ドイツの現代作曲家ラッヘンマンの「フランツ・シューベルトの主題による5つの変奏曲」はシューベルトの「ドイツ舞曲とエコセーズ」 D.643から着想を得 た作品。コープランドの「ピアノ・ヴァリエーション」はアメリカのピアノ・レパートリーの最高傑作と評される作品で、4つの音を核とし11小節の主題をもとに 20もの変奏がついております。このほか、バートウィッスルの「ゴールドマウンテン変奏曲」、ジョン・アダムズの「I Still Play」、ヒンデミットの「変奏曲」、グ バイドゥーリナの「シャコンヌ」と、20世紀から現代まで様々な顔を見せる変奏曲の世界に名手ハモンドが誘います。 (Ki)

Passacaille
PAS-1089(1CD)
ブラームス:4手ピアノ作品集
ハンガリー舞曲集 WoO.1から第1-5番
シューマンの主題による変奏曲 Op.23
ワルツ集 「愛の歌」 Op.52a
ハンガリー舞曲集 WoO.1から第8、11、13番
ウィネケ・ヨルダンス&レオ・ファン・ドゥセラール(ピアノ連弾)

録音:2020年5月19?21日
自らの様々な作品を4手ピアノ用に編曲したブラームス。ハンガリー舞曲集ではカラフルな音楽が巧みにピアノで奏でられます。またシューマンの主題 による変奏曲Op.23は、シューマンが精神に異常をきたし亡くなる直前に書いた「幽霊変奏曲」のテーマを使った作品で、偉大な作曲家シューマンへ の畏敬の念が感じられる音楽です。
ウィネケ・ヨルダンスとレオ・ファン・ドゥセラールは長きにわたって共演しているピアノ・デュオ。このアルバムではブラームス時代のブリュートナー 製のヒストリカル・ピアノ(ベルリン、1867年頃)を使用しており、その音色にも注目です。 (Ki)

Coviello
COV-92018(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV1007-1012 マーティン・オステルターグ(Vc)

録音:2006年6月14-20日/バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
宇宙的な拡がりと豊かさを持ち、チェロ音楽の「聖典」とされるバッハの無伴奏組曲6曲。バッハがチェロという楽器に対して、これほどの技術と表 現を求めて書いたことはひとつの挑戦であったかも知れません。音楽史上に燦然と輝く作品であり、現代もなおチェロ奏者にとってこれ以上ない試金石と なっています。
1943年生まれのマーティン・オステルターグはバーデン=ヴュルテンベルク州、レーラッハ出身のチェリスト。カールスルーエでレオ・コシールニーに、 パリとデトモルトでアンドレ・ナヴァラに師事。イラクSO、デュッセルドルフ響、ベルリン・ドイツ・オペラOなどで演奏し、1974年には恩師レオ・ コシールニーの後を継いでSWRSOの首席奏者となりました。1980年にはカールスルーエ音楽大学教授に就任。後進の指導にあたるほか、ソリ ストや室内楽奏者としても演奏活動を行っています。 (Ki)

H.M.F
HMX-2904007(9CD)
限定盤
モーツァルト:鍵盤楽器のための作品全集
■CD1
・幻想曲 短調 KV 475 (1786) 
・ソナタ ヘ長調 KV 533/ 494(1788) 
・ソナタ 変ロ長調 KV 570 (1789) 
・グルックのジングシュピール「メッカの巡礼たち」のアリエッタ「愚民の思うは」による10の変奏曲 ト長調 KV 455
■CD2
・ソナタ ハ長調 K.330 
・ロンド イ短調 K.511 
・ロンド ニ長調 K.485 
・アダージョ ロ短調 K.540 
・ソナタ ハ短調 K.457
■CD3
・ソナタ 変ロ長調 K.333
・「女ほどすばらしいものはない」による8つの変奏曲 ヘ長調 K.613
・幻想曲 ハ短調 K.396
・ソナタ へ長調 K.332
■CD4
・幻想曲 ニ短調K.397(初版) 
・ソナタ 第9番 ニ長調K.311 
・前奏曲とフーガK.394 
・ボーマルシェの喜劇「セビーリャの理髪師」のロマンス「私はランドール」による12の変奏曲 変ホ長調K.354 
・ソナタ 第5番 ト長調K.283 
・幻想曲 ニ短調K.397(現行版)
■CD5
・ソナタ 第11番イ長調 「トルコ行進曲つき」 K.331 
・パイジェッロの歌劇「哲学者気取り」6つの変奏曲 へ長調 K.398 
・ロマンス 変イ長調 K.Anh.205 
・アレグレットによる12の変奏曲 変ロ長調 K.500 
・ソナタ ハ長調 K.309
■CD6
・フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲ハ長調(キラキラ星変奏曲) K.265  
・ソナタ 第4番変ホ長調 K.282 
・アダージョ ヘ長調 K.Anh. 206a 
・ソナタ 第3番変ロ長調 K.281 
・フランスの歌「美しいフランソワーズ」による12の変奏曲 変ホ長調 K.353
■CD7
・ドゥゼートの『ジュリ』の「リゾンは眠った」による9つの変奏曲 ハ長調 K.264 
・ピアノ・ソナタ イ短調 K.310 
・サリエーリの歌劇『ヴェネツィアの定期市』のアリア「わがいとしのアドーネ」による6つの変奏曲 ト長調 K.180 
・ピアノ・ソナタ ニ長調 K.284
■CD8
・ソナタ ハ長調K.545 
・グレトリの歌劇「サムニウム人の結婚」の合唱曲「愛の神(行進曲)」による8つの変奏曲 ヘ長調 K.352 
・組曲 ハ長調K.399 
・メヌエット ニ長調K.355 
・ジーグ ト長調 K.574 
・小さい葬送行進曲 K.453a 
・ソナタ ヘ長調K.280 
・デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 ニ長調 K. 573 
録音:2013年1月(K545)、2014年12月
■CD9
・転調するプレリュード(K.624/626a) 
・ソナタ ハ長調K.279 
・アレグロ 変ロ長調K.400 
・アレグロ ト短調K.312 
・4つのプレリュード K.284a 
・12の変奏曲 K.179 
・ソナタ ニ長調K.576
■CD4-9の使用楽器:Paul McNulty, Divisov, Czech Republic, 2009; after Anton Walter & Sohn, Vienna, 1805.From the collection of Alexander Skeaping
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)

■CD1
使用楽器:1987年Derek Adlam, Welbeck製(ワルター/1795年頃モデル)クリストファー・ホグウッド・コレクション
録音:2009年5月
■CD2
使用楽器:Paul McNulty, Divisoc, Czech Republic, 2008; after Anton Walter' Sohn, Vienna, c.1802
録音:2010年1月
■CD3
使用楽器:Paul McNulty, Divisov, Czech Republic, 2009; after Anton Walter & Sohn, Vienna, 1805.From the collection of Alexander Skeaping
録音:2011年5月
■CD4
録音:2011年10月
■CD5
録音:2012年11月1-4日
■CD6
録音:2013年1月21-24日
■CD7
■CD8
録音:2013年1月(K545)、2014年12月
■CD9
録音:2013年5月(K179)、2014年12月

CD4-9の使用楽器:Paul McNulty, Divisov, Czech Republic, 2009; after Anton Walter & Sohn, Vienna, 1805.From the collection of Alexander Skeaping
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)
モーツァルトの鍵盤独奏曲の魅力を最大限に引き出した、真に偉大な全集となるだろう(BBC Music 誌)」など、全世界で高く評価されている、ベザイデ ンホウトによるモーツァルト鍵盤楽器のための作品全集が9枚組セットとなってリリースします。 「モーツァルトの再来」とも称されるフォルテピアノの天才ベザイデンホウト。この作品全集でも、彼のマジックは冴え渡り、耳になじんだこれらの作品でも、新 鮮な驚きを与え楽しませてくれ,有名なソナタでも、また共に収録されている、種々の変奏曲や小品も、変化に富む歌いまわしで聴かせてくれます。ひとつひと つのパッセージが実に活き活きと愛らしい表情に満ちており、ベザイデンホウトの演奏は、モーツァルトの閃きをダイレクトに伝え、今ここで音楽が湧き上がる ようです。 抜群の演奏技術、濁りのない清廉な音色、厭味のない自然なテンポ感といった彼ならではの持ち味を遺憾なく発揮し、瑞々しさあふれる鮮烈な演奏による必聴 のセットとなっています。

GENUIN
GEN-20709(1CD)
「ファンタジー」〜アミット・ヤハフ、ピアノ・リサイタル
ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
メンデルスゾーン:幻想曲嬰へ短調Op.28
シューマン:幻想曲ハ長調Op.17
ショパン:幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66(ショパンの自筆譜に基づく版による演奏)
アミット・ヤハフ(P)

録音:2019年12月10-11日フランクフルト・アム・マイン
アミット・ヤハフはイスラエル出身の若手ピアニスト。これまでにゲオルグ・ショルティ賞受賞を 始め第 1 回国際イスラエル音楽コンペティション入賞など数々の国際的な賞を獲得しています。 現在はロンドンを拠点にソロ、室内楽を中心に活動を続けています。このディスクは同時代を生き たショパン、メンデルスゾーン、シューマンの作曲した幻想曲を集めたもの。ショパン自筆稿に 基づく幻想即興曲ではこの曲の演奏でありがちな過剰な身振りと恣意的な解釈を極力避け、 曲の形式をすっきりと浮き彫りにする透明なタッチと節度のある端正な音楽作りに大変好感が 持てる。有望新人ピアニストの登場。
GENUIN
GEN-20711(1CD)
名ピアニスト作曲家による無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
アルトゥール・シュナーベル(1882-1951):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1919)
エドゥアルド・エルトマン(1896-1958):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1921)
ユディト・インゴルフソン(Vn)

録音:2019年6月イエス・キリスト教会、ベルリン
ユディト・インゴルフソンはベルリンを拠点に活動するヴァイオリニスト。コンサート・アーティス ツ・ギルド・コンペティション第1 位、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンペティション第3 位など多 くの賞に輝いています。ピアニストとして著名だったシュナーベルの無伴奏ヴァイオリン・ソナタは 自由な無調によるが時折り現れる東欧的な民謡を思わせる旋律が印象的な作品。エルトマンも シュナーベルと同じく生前ピアニストとして著名だった作曲家。ピアニストとしてはバッハ、ベー トーヴェン、シューベルトを得意としていたが、彼自身の作品は自由な無調を基本としたもの。 彼の作品は現在ほとんど顧みられていないので貴重な録音の登場です。
GENUIN
GEN-20713(1CD)
「ロマン派の弧」
ショパン:夜想曲 変ロ短調 Op.9-1
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30 番ホ長調 Op. 109
リスト:ダンテを読んで
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31 番変イ長調 Op. 110
ショパン:ポロネーズ 変イ長調 Op.53 「英雄ポロネーズ」
ショパン:夜想曲 嬰ハ短調
アレクセイ・レベデフ(P)

録音:2020年1月2-4日 ライプツィヒ
ロシア出身でドイツを拠点に活動するピアニスト、アレクセイ・レベデフは 1980 年、サンクト・ ペテルブルグの生まれ。サンクト・ペテルブルグ国立音楽院で学んだ後、2004 年にハノーファ ー音楽舞台大学に移る。数々のコンクールで優勝、入賞しており、2009 年のイタリア、ボルツァ ーノでのフェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノ・コンクールでは第2 位を得ています。 ベートーヴェン、ショパン、リストの有名作ばかり収録しています。レベデフのピアノはとても落ち着 きと余裕のある大人の演奏。優秀な技術を持ちながらこれ見よがしに弾くことがなく、しかも冷た さや素っ気なさは微塵もない。まだ40 歳ほどでこれだけ作品にじっくり取り組めるとは、さらなる 大成が楽しみなピアニストだ。
GENUIN
GEN-20718(1CD)
「リフレクションズ」〜ショパン&リスト作品集
ショパン:バラード第4 番へ短調Op.52
 ピアノ・ソナタ第3 番ロ短調Op.58
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調S.178
アレクサンドラ・ミクルスカ(P)

録音:2017年2月28日-3月3日ライプ
ツィヒ・ゲヴァントハウス、メンデルスゾーン・ザール
当GENUIN では2 枚目となるアレクサンドラ・ミクルスカのソロ・アルバム。ミクルスカはワルシ ャワ出身の若手。イタリアでは移住後の(ロシアの)巨匠ラザール・ベルマンの指導も受けてい る。彼女は母国ショパンの作品を深く愛し、その演奏は若手演奏家の中では群を抜いています。 クリアなタッチと大げさでない端正な造型感覚は21 世紀のショパン像ともいうべき新しい感覚に あふれています。リストのロ短調のソナタも壮絶な秀演。自信を持ってお薦め。
GENUIN
GEN-20719(1CD)
「運命の詩」
ラヴェル:ラ・ヴァルス〜2 台ピアノのためのオリジナル版
ブラームス:交響曲第4 番〜2 台ピアノのためのオリジナル版
ピアノ・デュオ・シュテンツル【ハンス=ペーター・シュテンツル(P) 、フォルカー・シュテンツル(P)】

録音:2018年9月13-15日ウィーン
当GENUIN では2 枚目となるシュテンツル兄弟ピアノ・デュオ。ここではラヴェルとブラームス という意外なカップリング。2 台ピアノのためのオリジナル版との記載があるが、作曲者自身によ る編曲版であるかどうか詳細は不明。なおこのディスクでは 1877 年のエアバー社製ヒストリカ ル・グランド・ピアノが使用されており、作品が作曲された19 世紀〜20 世紀初頭のピアノの響き がよみがえっています。
GENUIN
GEN-20720(1CD)
「エチュードの新しい展望」
リゲティ:練習曲第1 集(1985)
ルトスワフスキ(1913-1994):2 つの練習曲(1940-41)
リスト:パガニーニによる大練習曲(1851)
ジャッキー・ジェキョン・ユー(P)

録音:2019年
リゲティの難曲「エチュード」を軽々と弾いてしまうピアニストがついに現れた。まるで赤子の 手をひねるように、とまで言ったらさすがに言い過ぎだが、軽々と爽やかな風が吹きすぎるよう にリゲティの難曲が耳元を過ぎてゆくこの快感はたまらない。ピアノのジャッキー・ジェイキン・ユ ーは韓国出身。ソウル国立大卒業後、ハノーバー音大に留学、既にヨーロッパの数々のコンク ールに上位入賞しています。今後の活躍が期待されている若手の登場。

若林工房
WAKA-4219(1CD)
バッハ:2声のインヴェンション BWV772-78
3声のシンフォニア BWV787-801
イリーナ・メジューエワ(P)
(ピアノ:1922 年製ニューヨーク・スタインウェイ)

録音:2020 年6 月、新川文化ホール(富山県魚津市)
ジューエワの 2020 年録音。初録音となるバッハの「インヴェンションとシ ンフォニア」の登場です。ピアノ学習者にとってお馴染みである同曲集は、 演奏技法と作曲技法の手引きを目的に書かれた教育用の小品であると同時 に、高度な芸術性と豊かなイマジネーションに溢れた第一級の芸術作品で もあります。「ゴルトベルク変奏曲」や「平均律クラヴィーア曲集」などの録音 でバッハ弾きとして高い評価を得てきたメジューエワは、ここでも真摯で感興 豊かな演奏を披露。作品の魅力を改めて浮き彫りにします。

オクタヴィア
OVCT-00178(1CD)
税込定価
2021年1月20日発売
ショパン:12の練習曲集 作品10
12の練習曲集 作品25
3つの新練習曲
上野真 (P)

録音:2020年3月24-27日福井県美浜町生涯学習センターなびあす
これまでモダン・ピアノの みならず、当時作曲家が愛したエラール、プレイエル といったピ リオド楽器を用いて作品本来のあるべき姿に迫り、数々のアルバムをリリースしてきたピ アニスト上野真。待望の新録音は、高度な技術と豊かな音 楽性が必要とされるショパ ン が遺した傑作、エチュード(全27曲)です。今回収録にあたり使用ピアノにはFazioli F308を 使用、ブックレットにはこのアルバムに合わせて書き下ろした上野自身によるエッセイを掲 載し、演奏と合わせてショパンの神髄を追及した貴重なアルバムとなりました。確かな技 巧はもちろんのこと、作品への研究に裏打ちされた上野真のピアニズムを是非お楽しみく ださい。(「オクタヴィア)

Stradivarius
STR-37159(1CD)
ラヴェル:鏡/マウロ・モンタルベッティ(b.1969):スタンツェ
モンタルベッティ:「夜明けごとに失い再発見する」
ラヴェル:「蛾」
モンタルベッティ:「草と太陽を見よ」
ラヴェル:「悲しき鳥」
モンタルベッティ:「自分を映す鏡」
ラヴェル:「海原の小舟」
モンタルベッティ:「反射を観察する」
ラヴェル:「道化師の朝の歌」
モンタルベッティ:「驚いた眼差しと沈黙」
ラヴェル:「鐘の谷」
アンドレア・レバウデンゴ(P)

録音:2018年
マウロ・モンタルベッティはイタリアの中堅作曲家。ヴェルディ音楽院でアントニオ・ ジャコメッティに師事、その後ジュラール・グリゼイ、マルコ・ストロッパ、フランコ・ドナト ーニ、マグヌス・リンドベルイらに学んだ。ここで聴かれる彼の作風は近代フランス音楽 とグリゼイに代表されるスペクトル楽派の影響が非常に色濃い。このディスクではモー リス・ラヴェルのピアノ曲集「鏡」全曲の間にモンタルベッティのピアノ曲集「スタンツェ」 が挟まれており、モンタルベッティとラヴェルが互いに合わせ鏡のように(ラヴェルの 「鏡」が選ばれていること自体が一種のアナロジーである)反射、反響する。つまりモン タルベッティは驚くほどラヴェル的に聴こえ、ラヴェルは驚くほどスペクトル楽派を予見 していたことに気づかされる一枚。モンタルベッティはイタリアの作曲家だが、近現代 フランス音楽、スペクトル楽派ファンは必聴。

BRIDGE
BCD-9544(1CD)
「象牙の動物寓話集」〜動物に関わるピアノ作品集
サン=サーンス(L.ゴドフスキー編):白鳥
ドビュッシー:黄金の魚
メシアン:鳩、黄金のオリオール
グラナドス:嘆きと乙女と夜鶯
ラヴェル:蛾
ウィリアム・ボルコム:蝶とハミングバード
バルトーク:蠅の日記、夜の音楽と追跡
シューマン:預言の鳥
リスト:小鳥に説教するアッシジの聖フランシスコ
ヴィラ=ロボス:鉛の牡牛
ヘンリー・カウエル:虎
ウィリアム・ボルコム:ぶち猫の散歩、蛇の口づけ
リムスキー・コルサコフ:熊蜂の飛行(ラフマニノフ編)
シャン・トゥー(P)

録音:2020年
動物、鳥、虫をテーマにしたピアノ曲を集めたユニークな企画。サン=サーンスの「白鳥」やリムス キー・コルサコフの「熊蜂の飛行」はおなじみだが、ヴィラ・ロボスの「鉛の牡牛」やクラスターの嵐が 吹き荒れるカウエルの「虎」はなかなか聴く機会がないので貴重。その他、メシアンの初期の作品 「前奏曲」から「鳩」、鳥のカタログから「黄金のオリオール」なども聴きごたえ充分。ピアノのシャン・ト ゥーは台湾生まれ。ジュリアードで学んだ後、様々なコンクールに上位入賞を果たしている俊英。

BRINRINRI
KYBR-2002(1CD)
税込定価
カランダール王子の物語〜山下和仁+山下紅弓 ギターデュオ U
1. セイシャス(山下和仁編):ソナタNo.37
2. セイシャス(山下和仁編):ソナタNo.8
3. ヘンデル(山下和仁編):エアHWV604
4. ヘンデル(山下和仁編):メヌエット HWV602
5. ヘンデル(山下和仁編):メヌエット HWV603
6. ルイ=クロード・ダカン(リヨベー編):かっこう
7. ハイドン(フォルテア編):セレナータ
8. テレマン(山下和仁編):カノン
9. テレマン(山下和仁編):グラーヴェ
10. ベートーヴェン(山下和仁編):ソナチネ ハ長調WoO 44a
11. チマローザ(山下和仁編):ソナタNo.25
12. チマローザ(山下和仁編):ソナタNo.33
13. チマローザ(山下和仁編):ソナタNo.79
14. バッハ(山下和仁編):ガボット〜イギリス組曲No.3
15. スカルラッティ(山下和仁編):ソナタ K-9, L413
16. リムスキー=コルサコフ(山下和仁編):シェヘラザードより「カランダール王子の物語」
17. リムスキー=コルサコフ(山下和仁編):シェヘラザードより「若い王子と王女」
山下和仁(G)
山下紅弓(G)

録音:2019 年12 月11-13 日
BRINRINRI
KYBR-2003(1CD)
税込定価
スライドワルツ〜山下和仁+山下紅弓ギターデュオV
1. 作者不詳/エリス伝:スライドワルツ
2. レオンハルト・フォン・カル:ロンドOp.39
3. ソル:6つのワルツ Op.39:ワルツ1 de Mohor
4. ソル:6つのワルツ Op.39:ワルツ2 de Sor
5. ソル:6つのワルツ Op.39:ワルツ3 de Mohor
6. ソル:6つのワルツ Op.39:ワルツ4 de Steibelt
7. ソル:6つのワルツ Op.39:ワルツ5 de Mozart
8. ソル:6つのワルツ Op.39:ワルツ6 de Mohor
9. バッハ(山下和仁編):ガボット〜イギリス組曲第6番より
10. バッハ(山下和仁編):蟹のカノン〜Danzas espanolas Op.37より
11. グラナドス(山下和仁編):オリエンタル〜Danzas espanolas Op.37より
12. ルクレール(山下和仁編):ガボット〜 Sonata for 2 Violins Op. 3 No. 5 ? IIより
13. ソル:ロシアの思い出 Op.63
山下和仁(G)
山下紅弓(G)

録音:2020 年2 月17-19 日
2003年、東京・浜離宮朝日ホールにてデビューした山下和仁&山下紅弓ギターデュオ、翌2004年にローマ国際ギターフェ スティバルに出演して以来、国内外で多数の演奏を行い好評を博しています。2017年にCDアルバム『ランクラージュマン』を発 表、ソルによる表題作を始め、カル、グラナドス、ヴィラ=ロボスらの作品を収めた同作は本格派ギターデュオの始動を告げる 意欲作として各所で高い評価を受けた。それから3年後の2020年、同デュオのさらなる飛躍を示す2枚のアルバムが同時発売 されることとなった。1枚が本盤『カランダール王子の物語〜山下和仁+山下紅弓ギターデュオU』(KYBR-2002)であり、もう1 枚が『スライドワルツ〜山下和仁+山下紅弓ギターデュオV』(KYBR-2003)です。詳細についてはぜひそれぞれのアルバ ムを実際にお聴き願いたいが、両盤とも選曲・演奏・録音に極めて秀でた作品であることは断言できよう。好事家のみならず、 万人が楽しめると同時に、このギターデュオの並々ならぬ実力を実感し得る2枚の新たなる名盤の登場を心から喜びたい。 (月刊「現代ギター」編集長 渡邊弘文)

Music&Arts
M&ACD-1299(7CD)
ドメニコ・スカルラッティ:鍵盤ソナタ全集第6巻(完結編・全119 曲)
CD1)パルマ写本第15 巻(第1-20 番)
CD2)パルマ写本第15 巻(第21-36 番)
CD3)パルマ写本第15 巻(第37-42 番)
ヴェニス写本(1742)(K.45/K.51/K.52/K.58/K.59-68/K.36/K.38)
CD4)ヴェニス写本(1742 続き)(K.70-86/K.37/K.33/K.94)
CD5)ヴェニス写本(1742 続き、1749)(K.88-93/K.31/K.102/K.103/K.117)
その他の出典(Boivin-v.III.1/Boivin-v.III.3)
CD6 )その他の出典(K.95 /Boivin v.III10 /K.97 /Bologna /K.145 /K.146 /
Granados10/Haffner5/f15v-16r/K.141-144/L22-8/K.452/K.453/
Munster5-21a/K.147)
CD7)その他の出典(New Haven X-1/New Haven X-2/Paris/K.35/K.39/
K.40/K.42/K.32/K.34/Barcelona11/Catalonia34)
カルロ・グランテ(P)

録音:2018 年12 月17-21 日ベーゼンドルファー・セレクション・センター,ウィーン
使用ピアノ:ベーゼンドルファー280 ウィーン・コンサート・ピアノ
MUSIC & ARTS の看板アーティスト、イタリアのピアニスト、カルロ・グランテのスカ ルラッティ全集がついに完結!全6巻35 枚570 曲にも及びます。555 曲で知られる カークパトリック番号のない作品も収録。2009 年に録音を開始、足掛け10 年をかけ ての偉業です。ソラブジやブゾーニも得意とするグランテですが、ここでは明るい音 色のモダン・ピアノでのお手本のようなスカルラッティ演奏となっています。

ROMEO RECORDS
RON-7334(3CD)
ジーニアス・オブ・ヤング・ブラームス
ブラームス:ロベルト・シューマンの主題による変奏曲Op.9
オリジナル主題による変奏曲Op.21/1
ハンガリーの歌による変奏曲Op.21/2
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
ピアノ・ソナタ第1 番ハ長調Op.1
ピアノ・ソナタ第3 番ヘ短調Op.5
16 のワルツOp.39
8 つの小品Op.76
ピアノ・ソナタ第2 番嬰へ短調Op.2
クレイグ・シェパード(P)
ブラームスが若い頃に書いたピアノ曲をまとめた。シェパードは先に「ブラーム ス:後期ピアノ作品集(RON7327)」を録音していた。 ピアノのクレイグ・シェパード(b.1947)はアメリカのピアニスト。ジュリアード音楽院 で学んだ後、ブゾーニ国際ピアノ・コンペティションで銅メダルを獲得、ソリストと してラインスドルフ、ショルティ、M.T.トーマスらと共演しその地位を確固としたも のにする。日本とも関りが深く 2002 年より数回に渡って来日、コンサートとマスタ ークラスを開催しています。全体を堅実にまとめつつブラームス特有の叙情をしっ とりと歌い上げた秀演。

ROMEO RECORDS
RON-7333(1CD)
ミュージック&メモリーズ・ボーナス・アルバム
バッハ:カンタータ156 よりアダージョ
ヴィエニャフスキ:ロマンス
ラヴェル:ハバネラ、カデュッシュ
フレイハン:テルミン協奏曲よりパストラル
チャイコフスキー:憂鬱なセレナーデ、子守歌、感傷的なワルツ
ラフマニノフ:グルーシアの歌
カサド:誉め言葉
クララ・ロックモア(テルミン)
「ミュージック・イン&オン・ジ・エア」(RON7286)と「ミュージック&メモリーズ」 (RON7330/1)を補完するという意味でのボーナス・アルバムです。 クララ・ロックモアの解説入りの演奏が入っています。

GALLO
GALLO-1618(1CD)
ライヴ・イン・サンフランシスコ
シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17
 4つのフーガ Op.72
 子供の情景 Op.15(全13 曲)
シャージンガー(b.1966):ピアノ練習曲(2012-13)〜第 5 番,第2 番,第1 番
シューマン:アラベスク Op.18
ボビー・ミッチェル(P)

録音:2016-2019 年 サンフランシスコ
米国のピアニスト、ボビー・ミッチェルの弾くシューマン他。ボビー・ミッチェルはニューオリンズの 生まれ。CDではフォルテピアノ演奏のハイドンがある程度だが、レパートリーは広い。彼のシュー マンは、透明な響きを生かしつつ表情付けが実に巧く、ドイツ・ロマン色濃厚なシューマンとは異 なった現代的な詩情に溢れたシューマンを生み出しています。マーティン・シャージンガーは1966年 生まれの米国の作曲家。ミッチェルはピアノ練習曲の3曲を子供の情景の中に挟み込んで演奏し ています。
GALLO
GALLO-1619(1CD)
タルティーニ:小ソナタ ニ長調 BD4
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第 2 番ニ短調 BWV1004
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz117
ロベルト・サヴィツキ(Vn)

録音:2020 年
※簡易収納紙ケース
アルゼンチンのヴァイオリニスト、ロベルト・サヴィツキ(サウィッキ)による無伴奏ヴァイオリン曲 集。ロベルト・サヴィツキは1942年、ブエノスアイレスの生まれ。1970年から1975年までスイス・ロマ ンドOの第一ヴァイオリン奏者を務めた。録音時77、78歳ということになります。さすがに高齢の 衰えは顕著だが、難曲にひるむことなく立ち向って行く姿は天晴だ。

Sterling
CDA-18422(1CDR)
北欧の巨匠作曲家たち
グリーグ:バラード ト短調 Op.24
シベリウス:6つの即興曲 Op.5 第1番ト短調、第2番ト短調、第3番イ短調、第4番ホ短調、第5番ロ短調、第6番ホ長調
ステーンハンマル:3つの幻想曲 Op.11 第1番ロ短調/ロ長調、第2番ホ長調、第3番ロ短調/ロ長調
ニールセン:主題と変奏 FS81(Op.40)
マリア・シールグレーン(P)

録音:2019年9月29日、10月26日−27日、スウェーデン放送第2スタジオ(ストックホルム、スウェーデン)
ピアニスト、音楽教師として活動するスウェーデンのマリア・シールグレーンは、Sterlingから3枚のソロ・アルバムをリリースしてきました。ドメニコ・スカルラッティ、ドビュッシー、ラヴェル、パパンドプーロ、ファリャ、アルベニスを弾いた『地中海の音楽』(CDA16642)、シューマン、リスト、レーガー、シェックの『ロマンティックなシルエット』(CDA16802)、グリーグ、オネゲル、ショパン、フルメリ、リストの作品による『マリア・シールグレーン、リサイタル』(CDA16952)。
第4作のアルバムでは、異なる個性をもちながら、音楽様式に共通するところのある北欧の作曲家たちの作品によるプログラムが演奏されます。ノルウェーのグリーグ、フィンランドのシベリウス、スウェーデンのステーンハンマル、デンマークのカール・ニルセン。「アイスランドがないけれど」と語る彼女が「空気」を共有する音楽です。

※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


Treasures
TRE-236(1CDR)
ケンドラ〜MUZA録音集(リスト&ショパン)
ショパン:演奏会用ロンド「クラコヴィアク」Op.14*
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
 コンソレーション第3番
 パガニーニ大練習曲〜ラ・カンパネッラ
 ハンガリー狂詩曲第6番
 演奏会用パラフレーズ『リゴレット』
 愛の夢第3番/メフィスト・ワルツ第1番
 巡礼の年第2年イタリア〜ペトラルカのソネット第123番/第104番#
 忘れられたワルツ第1番#
ヴァディスワフ・ケンドラ(P)
ヴィトルド・ロヴィツキ(指)*
ワルシャワ国立PO*

録音:1960年6月28-29日*、1962年6月18-22日、1965年3月15-18,22日ベルリン、キリスト教会#(全てステレオ)
※音源:MUZA SX-0067*、MUZA SXL-0162、ETERNA 825-554#
◎収録時間:75:34
“ポーランドの名手、ケンドラが繰り広げるコクと香りを込めたリスト!!”
音源について
★ケンドラが1965年に録音したリスト作品集(ETERNA)は日本でもCDが広く流通しており名盤として名高いですが、それ以前にポーランドのMUZAにもほぼ同じ曲目の録音があることはあまり知られていないようです。両者とも演奏の特徴がほとんど同じなので、ケンドラが頻繁に演奏会でも取り上げていたお気に入りの選曲だったのでしょう。音質も共に明瞭ですが、ETERNAは、教会の残響を含んでいるので、MUZAの方がややピアノのタッチがが生々しく感じられます。ここでは、ETERNA盤でしか聴けない2曲を最後に収録しています。

★戦後初のショパン・コンクールで、ダヴィドヴィチ、ステファンスカと1位を競い合ったケンドラ(1918-1968)の比類なき音色の深み、呼吸の妙をたっぷり堪能できる一枚。指先の力だけで鍵盤を叩くのではなく、十分に弾き込んだ自信と確信に満ち溢れたピアニズムは新旧の録音に共通し、解釈もほとんど同じなのでとても優劣など付けられませんが、タッチに意思を明確に感じ取れるMUZA録音の方をまず第一に挙げたいと思います。
 中でも、明らかに新録音よりも魅力的なのは「ハンガリー狂詩曲第2番」。速いフリスカのリズムには足腰の強さと逞しさがあり、自作カデンツァの打鍵の威力、迫力、コーダの畳み掛けの決まり方も、こちらが優っています。
 「リゴレット・パラフレーズ」における、体全体で感じたリズムの惜しげもない表出ぶりが印象的。テーマをどこまでも愛おしんで歌い上げる様も清々しい限り。
 一方、ETERNAでまず印象的なのは教会の残響とブレンドした音像美。「ペトラルカのソネット第104番」などは、微かに鳥のさえずりが聞こえ、それらとのコラボレーションが独特の幻想的な空気を醸し出します。
 ETERNA(徳間)盤のレヴューに、「間のとり方に時代を感じる」とあるのを見たことがありますが、私にはどの部分を指しているのか見当がつきません。例えそうであっても、演奏の良し悪し、説得力、生命力とは何の関係もないはずです。古いせいで音楽の何かを歪めているのでしょうか?
 とにかく、このディスクから、ケンドラというピアニストの芸の粋を感じていただくことを願ってやみません。【2020年12月・湧々堂】

Claudio Records
CR-59952(3CDR)
NX-C06

CR-59956(1BD-R)
ブルーレイ・オーディオ
バッハ:無伴奏チェロ組曲
【CD 1】
組曲第1番ト長調 BWV 1007
組曲第2番ニ短調 BWV 1008
組曲第3番ハ長調 BWV 1009
【CD 2】
組曲第4番変ホ長調 BWV 1010
組曲第5番ハ短調 BWV 1011
【CD 3】
組曲第6番ニ長調 BWV 1012
※ BD-R(Audio)は1枚に収録
ロハン・デ・サラム(Vc)

録音:2009-2016年 聖バーソロミュー教会、ブライトン
192kHz/24bit
ブルーレイ・オーディオ:Full Definition 192kHz/24bit & 96kHz/24bit
1939年イギリス生まれのロハン・デ・サラムは、11歳でキジアーナ音楽院に入学してカサドに学び、16歳の時プエルトリコでカザルスから教え を受け、バルビローリ、ボールト、メータ、小澤征爾らと共演を重ねてきました。特に現代音楽の分野で高い評価を得ている彼が、満を持して 世に送り出す「無伴奏」全曲。Claudioレーベルが誇る優秀録音で登場です。
※この商品は、CD、ブルーレイ・オーディオ、いずれも、Recordableメディアです。

ALPHA
ALPHA-728(1CD)
ショパン:4つのバラードと4つの即興曲
即興曲 第1番変イ長調 Op. 29
即興曲 第2番嬰ヘ長調 Op. 36
即興曲 第3番変ト長調 Op. 51
幻想即興曲(即興曲 第4番) 嬰ハ短調 Op. 66
バラード 第1番ト短調 Op. 23
バラード 第2番ヘ長調 Op. 38
バラード 第3番変イ長調 Op. 47
バラード 第4番ヘ短調 Op. 52
アンナ・ヴィニツカヤ(P)

録音:2020年5-6月 フリードリヒ・エーベルト・ハレ、ハンブルク、ドイツ
ロシア出身で2007年のエリザベート王妃国際音楽コンクールのほか数々のコンクールを制し、2009年のデビュー盤以来、リリースするアルバ ムも常に話題となってきたヴィニツカヤ。これまで祖国ロシアの作品を中心に、ラヴェルなどでもダイナミックさと繊細さを両立させた素晴らしいア プローチを聴かせてきた彼女が、久しぶりにリリースするソロ・アルバムは待望のショパンです。冒頭の即興曲から、軽やかさの中に含みを待た せた独特の表情が実に見事。細やかで優しいフレーズを大きなクライマックスへ運んでゆく思い切った音作りや、一音一音を美しく響かせなが ら決して甘さに浸らない情感コントロールなど、期待通りの素晴らしいショパン像を作り上げています。

MClassics
MYCL-00004 (1SACD)
税込定価
軒下ランプ
加藤昌則:軒下ランプ
バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ BWV1013(ユーフォニアム版)
ベートーヴェン:モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7 つの変奏曲
メンデルスゾーン:無言歌 作品109
オリヴァー・ヴェースピ:ユーフォニアム協奏曲
フィリップ・スパーク:イーナの歌
佐藤采香(ユーフォニアム)
清水初海(P)

録音:2020 年9 月8-10 日 相模湖交流センター
2018 年リエクサ国際コンクール(フィンランド)にて日本人初の優勝を果たし、一躍管楽器界 のスター奏者として活躍著しい佐藤采香。2 年間のスイスでの留学を終え、より音楽性豊かにな って日本での本格的活動を開始しました。その第一弾となるのが、このアルバムです。佐藤の 最大の魅力である、包み込むような表情豊かな美しい音色と縦横無尽に躍動する技術を、十二 分に堪能出来る内容となりました。注目は、バッハの無伴奏。ユーフォニアムの豊かな音色が バッハの音楽と結びつき、崇高で温かみのある世界を構築しています。またアルバム・タイトル であり、佐藤より委嘱して作られた「軒下ランプ」は、「帰宅時に見た軒下にホンワカと灯る 燈に、ユーフォニアムの音をイメージした」佐藤の経験より着想されて生まれた叙情的な作品 です。その他技術的に高度なものを要求するヴェースピなど、聴きどころ満載のです。あらゆ るジャンルの音楽を真正面から受けとめ、自身の豊かな感性のもと昇華し表現する佐藤采香の 今と輝かしいと未来を感じるアルバムです。

SWR music
SWR-19096CD(1CD)
NX-B02
『グルダ・コンダクツ・アンド・プレイズ・グルダ-ジャズ』
フリードリヒ・グルダ(1930?2000):交響曲 ト長調* ※世界初録音、初発売
 Entree - 『ピアノ・ソナチネ』 より
フリッツ・パウアー(1943?2012):エチュード No.2 - 『メディテーション』 より
グルダ:ピアノ変奏曲
 No.4 - 『プレイ・ピアノ・プレイ』 より
 前奏曲とフーガ
フリードリヒ・グルダ(指、P)
シュトゥットガルトRSO*
南ドイツ放送ダンス・オーケストラ*

録音:1970年11月20日スタジオ・シュトゥットガルト、ヴィラ・ベルク(セッション)*
1971年6月6日ハイデルベルク・ジャズ・フェスティバル(ライヴ)
フリードリヒ・グルダの自作を中心としたジャズのパフォーマンスを収録したアルバム。中でも注目は、スタジオでセッション録音されていた「交響曲 ト長調」です。不思議なことに、この作品の存在はこれまで誰にも知られておらず、今回SWRのアーカイヴにグルダの過去の録音を探していた ところ、偶然発見されました。グルダが何のためにこの作品を書いたのか分かっておらず、さらに公開で演奏された形跡もありません。古典的な ソナタ形式にジャズのイディオムを融合させて作曲されており、ジャズ・バンドとクラシカルな弦楽合奏の共演の形で、各楽章10分以上、全3 楽章で35分という大作となっています。弦楽も含めた全体がスイングする様は圧巻ですが、ふとバロック音楽のようなフレーズが挿入されたり、 当時全盛だったムード音楽のような甘いストリングスやオーボエが聴かれたりと、グルダの持つ音楽性の幅広さがいかんなく発揮された聴き応え のある作品。こんな絶品が長い間埋もれていたとは驚きです。後半はハイデルベルクでのピアノ・ソロでのライヴを収録。美しいメロディとスリリン グな展開を併せ持つ、グルダならではの緩急を付けた音楽が素晴らしく、収められた拍手に聴衆との交流も感じられる、心温まる貴重な記録 です。

FIRST HAND RECORDS
FHR-78(1CD)
「蛾」
ラヴェル:鏡
メトネル第2即興曲(変奏曲形式で) Op.47
マイケル・ブラウン(P)

録音:2019年1月2-10日
コンポーザー・ピアニストとしても活躍するマイケル・ブラウンによるアルバム。メトネルの第2即興曲はテーマと15の変奏、終曲からなる作品として知 られていましたが、さらに2つの変奏の楽譜が新たに発見され、それらを含む形で世界初録音されたのがこのアルバムです。 (Ki)
FIRST HAND RECORDS
FHR-112(2CD)
シューマン、1839年
フモレスケ変ロ長調 Op.20
4つの夜曲Op.23/アラベスク ハ長調Op.18
花の曲 変ニ長調 Op.19
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
3つのロマンス Op.28
色とりどりの小品 Op.99-1〜3 3つの小品
色とりどりの小品Op.99-10 前奏曲 変ロ短調
4つの小品 Op.32-4 小フーガ
アルバムの綴り Op.124-19 幻想的小品
アレクサンドラ・パパステファノウ(P)

録音:2020年6月23日、7月28日
シューマンは同種の楽曲を集中して作ることがあり、1839年はピアノの年と言われています。このアルバムの収録曲は、1838年に書かれた「Op.99-1 〜3 3つの小品」を除いてすべてが1839年に書かれたもの。ちなみに翌年1840年は歌曲の作曲に集中した「歌の年」として知られています。
ジェルジ・シェボックやアルフレート・ブレンデルにもレッスンを受けたことのあるギリシャ生まれのピアニスト、アレクサンドラ・パパステファノウ。バッハ の平均律(FHR-65)、フランス組曲(FHR-70)に続く3枚目のアルバムです。 (Ki)

ONDINE
ODE-1381(1CD)
NX-B04
ノアゴー、ルーザス:無伴奏チェロ作品集
ペア・ノアゴー(1932-):ソナタ第1番(1951-1953)
 ソナタ第2番「2つの時代で」
 ソナタ第3番「What - is the Word!」(1999)
Sonata breve
ポウル・ルーザス(1949-):Bravourstudien 「武装した人」による変奏曲
ウィルヘルミナ・スミス(Vc)

録音:2019年6月3-5日
前作(ODE-1294)で北欧の2人の現代作曲家サロネンとサーリアホの無伴奏チェロ作品を堂々と聴かせた女性 チェリスト、ウィルヘルミナ・スミス。今作はデンマークの作曲家ノアゴーとルーザスの無伴奏作品に取り組みました。大 規模なオーケストラ作品で知られるノアゴー、5曲の交響曲で知られるルーザス。各々の個性的な作風は、このよう な小さな編成の作品でも生かされています。「無限セリー」と呼ばれる独自の作法を見出したノアゴーですが、初期 の作品はシベリウスやニールセンを思わせる抒情的な雰囲気を持っています。ソナタ第2番では、彼の作風の変遷を 目の当たりにすることができます。また、ルーザスが主題にしたのはルネサンス期に流行した作者不詳の世俗音楽 「武装した人」。様々な趣向を凝らした変奏が続き、主題が最後に奏されます。

Ars Produktion
ARS-38546(2CD)
ハープとピアノのためのオリジナル・オペラ編曲集
チャールズ・オベルトゥールベッリーニの歌劇 「夢遊病の女」 の主題による二重奏曲、ドニゼッティの歌劇 「ラ・ファヴォリータ」 のさまざまな主題
テオドール・ラバール:ドニゼッティの歌劇 「ラ・ファヴォリータ」 によるカプリース Op.111、
 ロッシーニの歌劇 「泥棒かささぎ」 の主題による二重奏曲
ヘンリー・スタイル:ロッシーニの歌劇 「セビリアの理髪師」 の三重唱「黙って、黙って、静かに、静かに」
ソフィー・ルシール・ラルマンド=デ・アルグス:ロッシーニの歌劇 「コリントの包囲」 の動機による幻想曲、
 マイアベーアの歌劇 「レスブルゴのエンマ」 による協奏的二重奏曲、
 エロールの歌劇 「マリー」の動機による幻想曲
フランソワ=ジョゼフ・ナデルマン(1781-1835):モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」の主題による変奏曲
ベネデット・ネグリ:ロッシーニの歌劇 「泥棒かささぎ」 の回想
ロベール・ニコラ=シャルル・ボクサ:ロッシーニの歌劇 「セビリアの理髪師」 より序曲
デュオ・プラセディス(P)

録音:2016年9月、2017年3月&6月
ハープとピアノのための貴重なレパートリーを次々と録音している親子アンサンブル、デュオ・プラセディス。本アルバムでは、古典派〜ロマン派に活躍した音楽家たちによるヴァラエティに富んだオペラ編曲をCD2枚にたっぷりと収録。単なる楽器の移し替えにとどまらない、魅力あるオリジナル編曲をお楽しみいただけます。
Ars Produktion
ARS-38548(1CD)
ショパン:24の練習曲 Op.10&Op.25 タチアナ・チェルニチカ(P)

録音:2016年1月&4月
ドイツのゲッティンゲンで開催されたショパン・コンクールで1位を受賞し、その後も数々の大会で好成績を残しているロシアのノボシビルスク出身のピアニスト、タチアナ・チェルニチカ。彼女の母、オルガ・ヴォルチコヴァ(1946-1984)はモスクワ音楽院でゲンリフ・ネイガウスやヤコフ・ザークに師事した優れたピアニストで、ノボシビルスクでショパンの24の練習曲全曲を一度の演奏会で弾き通した初めての人物とのこと。このアルバムはそんな母親の生誕70周年に捧げるため、ノボシビルスクの同じコンサートホールで録音されました。

Da Vinci Classics
C-00346(1CD)
イタリアからのポストカード〜ピアノ4手連弾によるイタリア音楽集
レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」(作曲家編曲による4手連弾版)、子供のための6つの小品 P.149
マリピエロ:アルメニア(作曲家編曲による4手連弾版/世界初録音)、間隔と静寂(作曲家編曲による4手連弾版/世界初録音)
マルトゥッチ:ヴェルディの歌劇「仮面舞踏会」による幻想曲 Op.8(世界初録音)
ジルダ・ブッタ&ヴィクトリア・テレキエフ(ピアノ4手連弾/ベーゼンドルファー)

録音:2019年7月8日−10日、ヤマハ・スタジオ(レズモ、イタリア)
20世紀イタリアを代表する音楽学者、音楽評論家であるマッシモ・ミラ(1910−1988)が「1880年世代」と呼んだとされるオットリーノ・レスピーギ、ジャン・フランチェスコ・マリピエロ、そしてジュゼッペ・マルトゥッチの3人のイタリアの大作曲家たちの「ピアノ4手連弾」のための作品を集めた、イタリアのレーベルならではのユニークかつ興味深いプログラム!
レスピーギの「ローマの噴水」、マリピエロの「アルメニア」と「間隔と静寂」は作曲家自身の編曲であり、レスピーギの「6つの小品」とマルトゥッチの「幻想曲 Op.8」はピアノ4手連弾のためのオリジナル作品。
オペラが隆盛を誇っていたイタリアにおいて、器楽音楽の復興に尽力を注ぎ、情熱を燃やした3人の作曲家たちならではの素晴らしき「仕事」と言えるでしょう。
映画「海の上のピアニスト」や、ヨーヨー・マの大ヒット・アルバム「ヨーヨー・マ・プレイズ・エンニオ・モリコーネ」にも参加し、モリコーネのスペシャリストとしても高名なイタリアの名女流ピアニスト、ジルダ・ブッタの参加も大きなポイント!
ブルガリア人の父とブルガリア系イタリア人の母の下にミラノで生まれ、パウル・バドゥラ=スコダに師事。デビューCDとなったマリピエロのピアノ作品集でその名を広めたヴィクトリア・テレキエフとのデュオが、色彩感、躍動感にあふれる演奏で19〜20世紀初頭のイタリアにおける器楽作品の魅力と重要性を伝えてくれます。
Da Vinci Classics
C-00236(1CD)
ラザール・ベルマン〜ミラノ・ライヴ1982〜1985
(1)リスト:メフィスト・ワルツ
録音(ライヴ):1985年10月16日、ミラノ
(2)リスト:巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」S.162
(3)リスト:シューベルトの「12の歌曲」S.558より アヴェ・マリア S.558-12、
 若き尼僧 S.558-6、
 糸を紡ぐグレートヒェン S.558-8、
 魔王 S.558-4
(4)スクリャービン:幻想曲ロ短調 Op.28
(5)ラフマニノフ:楽興の時第3番ロ短調 Op.16-3
(6)リスト:ハンガリー狂詩曲第9番変ホ長調 S.244-9「ペストの謝肉祭」
ラザール・ベルマン(P)

録音:(1)(ライヴ):1985年10月16日、ミラノ
(2)(ライヴ):1984年2月14日、ミラノ
(3)(4)(5)(ライヴ):1985年10月16日
(6)(ライヴ):1982年10月28日、ミラノ
ロシアン・ピアノ・スクール3大流派の一つである「ゴリデンヴェイゼル・スクール」に属し、20世紀のロシア・ピアノ界を代表するレジェンドの1人であるラザール・ベルマン(1930−2005)。
ダ・ヴィンチ・クラシックス(Da Vinci Classics)がCD化を実現したベルマンの未発表のライヴ録音集には、旧ソ連当局との軋轢が激化し、演奏活動を制限されていた1980年代の前半、イタリア、ミラノのミラノ音楽院のホールで収録された演奏の数々を収録。
ベルマンの代名詞であるリストの作品はもちろんのこと、2日前の1985年10月14日に他界したギレリスへの追悼として演奏されたラフマニノフの「楽興の時第3番」(1985年10月16日録音)など、旧ソ連政府の妨害を受けながらも、鉄のカーテンの外側での演奏を諦めなかったベルマンが遺してくれた非常に貴重な記録です。
ダ・ヴィンチ・クラシックスのヒストリカル・シリーズのアーティスティック・スーパーバイザーであるルカ・キエリーチと、ベルマンの息子でヴァイオリニストのパヴェル・ベルマンの協力によりCD化が実現しました。
Da Vinci Classics
C-00340(1CD)
リスト:演奏会用独奏曲
大演奏会用独奏曲 S.176
グレートヒェン S.513/死の舞踏 S.525
ピエル・カルミネ・ガルツィロ(P/YAMAHA CFX)

録音:ヴィラ・ボッシ(ボーディオ・ロンナーゴ、イタリア)
2016年の第4回セザール・フランク国際ピアノ・コンクール(ブリュッセル)で優勝と聴衆賞、第7回ピアノタレント・国際コンクール(ミラノ)で優勝など、持ち前のスキルと音楽性を発揮して様々なコンクールで優勝、入賞を果たしてきた1995年、ナポリ出身のピアニスト、ピエル・カルミネ・ガルツィロのデビュー・レコーディング!
デビュー・アルバムのリスト作品集では、「大演奏会用独奏曲」、「グレートヒェン」、そして「死の舞踏」という持ち味のヴィルトゥオージティが存分に活きる難曲3作品を選曲。YAMAHA CFXのコンサートグランドというパートナーを得て、堂々たる演奏を繰り広げてくれています。
Da Vinci Classics
C-00337(1CD)
ベートーヴェンの時代のオルガン
ルケージ:ソナタ ハ長調/ラスキュー:協奏交響曲ト長調
ネーフェ:ソナタ ニ短調
ベートーヴェン:フーガ ニ長調 WoO.31、
 フーガ ニ長調 Hess.238-2
クネヒト:6つの変奏付きアンダンティーノ ヘ長調
アルブレヒツベルガー:フーガ ホ短調
ベートーヴェン:アレグロ・アッサイ WoO.33、
 アレグロ・ノン・ピウ・モルト WoO.33
クネヒト:カンタービレ変ホ長調
ヴァンハル:前奏曲ハ長調
モランディ:エレヴァツィオーネ変ホ長調
シューベルト:フーガ ホ短調 Op.posth. 152/D.952
エウジェニオ・マリア・ファジアーニ(Org)

録音:2020年5月25日、サン・ミケーレ寺院(ブレッシャ、イタリア)
オルガンのレコーディングが活発なイタリアならではの「ベートーヴェン・アニヴァーサリー」は、ベートーヴェンとその同世代の作曲家たちによる「オルガン作品集」。
楽聖の師の1人であり聖シュテファン大聖堂の楽長も務めたアルブレヒツベルガー、ドイツの聖マルティン教会のオルガニストだったクネヒト、ウィーン古典派の大家の1人ヴァンハル、そしてシューベルトなど、その顔触れは多士済々!
イタリアのアレッツォのラ・ヴェルナ(フランシスコ修道会のサンクチュアリ)で2008年からオルガニストを務めているエウジェニオ・マリア・ファジアーニが、1430本のパイプを持つオルガンでベートーヴェンの時代の音楽を奏でます。
Da Vinci Classics
C-00349(1CD)
4手連弾の歴史〜4手連弾のためのフランス音楽集
ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」(4手連弾版)
フォーレ:組曲「ドリー」(4手連弾版)
ドビュッシー:小組曲 Op.56(4手連弾版)
サティ:風変わりな美女(4手連弾版)
プーランク:ソナタ FP.8(4手連弾版)
ルカ・アルナルド・マリア・コロンボ&知念杉子(ピアノ4手連弾)

録音:2020年7月、ミラノ(イタリア)
沖縄県那覇市出身の女流ピアニスト、知念杉子と、ミラノ音楽院で笠原みどりに師事した実力派、ルカ・アルナルド・マリア・コロンボの夫婦デュオによる"4手連弾"の「4種連弾の四季」(Da Vinci Classics/C00149)に続くセカンド・アルバムは、19世紀後半〜20世紀前半にかけてフランスで活躍した大作曲家たち5人の4手連弾作品集!
ラヴェルの「マ・メール・ロワ」をはじめとしたプログラムは、同じ母国、歴史的、文化的背景を持つ作曲家たちによって描かれた近代フランスにおけるピアノ音楽の歴史のハイライト。ロマン派から印象派、そして最初の表現主義に至る歴史を、ミラノの夫婦デュオの4本の手が紐解いてゆきます。
Da Vinci Classics
C-00282(1CD)
88鍵盤のための30本の指〜6手連弾のための作品集
シューベルト(リバ編):セレナード D.957-4
スヴェンセン(ハンセン編):祝祭ポロネーズ Op.12
テュイリエ:ボレロ・ブリラン「セビリアの一日」
アレッター:ボレロ「ラ・ベッラ・ピカドラ」Op.200-3
ツェルニー:ヴィクトリア・カドリーユ Op.594
パンツィーニ:トレ・ジーリ Op.5
ドリーヴ(ルーテロ―編):「シルヴィア」より ピチカート・ポルカ
シュトラウス2世(バイノフ編):トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214
シュトラウス1世(バイノフ編):ラデツキー行進曲 Op.228
ツェルニー:ロンド・ブリランテ Op.227、ベッリーニの歌劇「夢遊病の女」による幻想曲 Op.Posth
パンツィーニ:ヴェルディの歌劇「十字軍のロンバルディア人」によるディヴェルティメント
ダッチ:ヴェルディの歌劇「椿姫」の主題による幻想曲
トリオ・ピアニスティコ・ディ・ボローニャ〔シルヴィア・オルランディ(P)、アルベルト・スピネッリ(P)、アントネッラ・ヴェヘッティ(P)〕

録音:サーラ・デル・リドット、レッジョ劇場(トリノ)
イタリア、ボローニャのジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ音楽院で同級生だった3人のピアニストが、20年以上の時を経て2013年に結成した6手連弾のアンサンブル、トリオ・ピアニスティコ・ディ・ボローニャ。この「3人のピアニスト」による「6手連弾」のためのプログラムは、6手連弾のためのオリジナル作品とアレンジ作品の両方で構成。
シューベルトやスヴェンセン、シュトラウス親子の作品では、6手連弾が織りなすカラフルで躍動感豊かな演奏が作品の知られざる側面を表現。そしてツェルニーやパンツィーニたちによる6手連弾のオリジナル作品からは、19世紀当時、サロンや宮廷などで演奏され、聴衆を楽しませたであろう歴史と魅力が浮かび上がってきます。
88の鍵盤を舞台として60本の指が躍動する華麗なるピアノ・エンターテイメント。さあ、6手連弾の魅惑の世界へようこそ!
Da Vinci Classics
C-00276(1CD)
メルツ:ギター・ポートレート
祖国の花 Op.1/吟遊詩人の調べ Op.13より(オギンスキ編)/ロマンティック Op.19-1/3つの演奏会用小品 Op.65
アレッサンドロ・デイアーナ(G)

録音:2018年5月3日−10月10日、アッジュス(イタリア)
オーストリア=ハンガリー帝国のコンポーザー=ギタリストであり、アントン・ディアベッリ、マウロ・ジュリアーニ、ヴェンツェスラウス・マティーカ、ジモン・モリトールなどが活躍したウィーンでその才能を花開かせたヨハン・カスパール・メルツ(1806−1856)。
神経痛の治療薬の過剰摂取で死の淵をさまよい、晩年はウィーン動乱やハンガリー革命に巻き込まれ厳しい生活を強いられたもの、10弦ギターを駆使しギターの表現力を大幅に飛躍させた立役者として、その名を後世に残しています。
アレッサンドロ・デイアーナはイタリア、サッサリのルイジ・カネパ音楽院、フランス、パリのエコール・ノルマル音楽院でまなんだイタリアのギタリスト。エミリオ・プジョル国際、フェルナンド・ソル国際、マリア・ルイサ・アニード国際などの様々なコンクールでの入賞、受賞歴を持つ実力者です。
Da Vinci Classics
C-00277(1CD)
アド・アンティクァ〜無伴奏チェロのための音楽
サッリネン:エレジー Op.10
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
タマロ:トッカータ
アルビーニ:メヌエット・レント Op.66-1
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
カルヴァーニ:無伴奏チェロ組曲第3番「アド・アンティクオ」
コジモ・カロヴァーニ(Vc)

録音:2019年9月、ティチーノ(イタリア)
無伴奏チェロのためのレパートリーにおいて「20世紀の古典」としての地位にあるブリテンの無伴奏チェロ組曲の中から「第3番」を取り上げ、そこにリゲティやサリネン、そして2019年に作曲された3つの新作を組み合わせた「20〜21世紀の無伴奏チェロ作品集」。 シャルル・クロード1840年製のチェロを手に近現代の無伴奏レパートリーを繰り出すコジモ・カロヴァーニはフィレンツェ出身のコンポーザー=チェリスト。ミラノ・クラシカ室内Oの首席チェリストとして活躍する傍ら作曲活動も活発で、2018年にアヴィ・アヴィダルからマンドリン協奏曲の作曲の委嘱を受けるなどその活躍は目覚ましいものがあります。

Signum Classics
SIGCD-640(16CD)
バッハ:オルガン作品全集
■CD1〜トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565/ソナタ第1番変ホ長調 BWV.525/オルガン小品(幻想曲ト長調) BWV.572/6つのシュープラー・コラール〔BWV.645-650〕/前奏曲とフーガ ホ短調(リトル) BWV.533/コラール「わが心からの望み」 BWV.727/コラール「われは汝に依り頼む、主よ」 BWV.712/前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.546/
■CD2〜前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532/コラール「われを憐れみたまえ、おお主なる神よ」 BWV.721/コラール「最愛のイエスよ、われらここに集いて」 BWV.731/前奏曲とフーガ ト短調 BWV.535/ソナタ第2番ハ短調 BWV.526/協奏曲ト長調(原曲:ヨハン・エルンスト) BWV.592/フーガ ロ短調(コレッリの主題による) BWV.579/コラール「ただ神の摂理にまかす者」 BWV.691/コラール「ただ神の摂理にまかす者」 BWV.690/前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547/
■CD3〜幻想曲ト短調 BWV.542(i)/コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」 BWV.717/コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」 BWV.711/コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」 BWV.715/トッカータとフーガ ヘ長調 BWV.767/フーガ ト短調 BWV.578/前奏曲とフーガ ハ長調 BWB.545/コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ 」 BWV.709/コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ 」 BWV.726/フーガ ト短調 BWV.542(ii)/
■CD4〜ライプツィヒ・コラール集〔BWV.651-661〕/
■CD5〜ライプツィヒ・コラール集〔BWV.662-668a〕/ノイマイスター・コラール集〔BWV.719、BWV.1090-1098〕/
■CD6〜ノイマイスター・コラール集〔BWV.1099-1120、BWV.714a、BWV.742、BWV.737、BWV.957〕/パルティータ「おお罪人なるわれ、何をなすべきか」 BWV.770/
■CD7〜前奏曲とフーガ ト長調 BWV.550/コラール「高き天よりわれは来れり」 BWV.700/コラール「高き天よりわれは来れり」 BWV.738/コラール「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」 BWV.723/コラール「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」 BWV.722/コラール「われらキリストのともがら」 BWV.710/コラール「甘き喜びのうちに」 BWV.729/パストラーレ ヘ長調 BWV.590/フーガ ト長調(ジグ) BWV.577/コラール「わが魂は主をあがめ」(マニフィカトによるフーガ) BWV.733/カノン風変奏曲「高き天よりわれは来れり」 BWV.769/コラール「キリストをわれらを讃えまつらん」(フゲッタ) BWV.696/コラール「讃えられよ、イエス・キリスト」(フゲッタ) BWV.697/コラール「主キリスト、神の独り子」(フゲッタ) BWV.698/コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」(フゲッタ) BWV.699/コラール「高き空よりわれは来れり」(フゲッタ) BWV.701/コラール「神の御子は来たれり」(フゲッタ) BWV.703/コラール「全能の神に讃美あれ」(フゲッタ) BWV.704/前奏曲とフーガ イ長調 BWV.536/
■CD8〜前奏曲(トッカータ)とフーガ ホ長調 BWV.566/コラール「イエスよ、わが喜び」 BWV.713/コラール「いまぞ喜べ、汝らキリストのともがらよ」 BWV.734/ソナタ第3番ニ短調 BWV.527/レグレンツィの主題によるフーガ BWV.574/コラール「暁の星のいと美しきかな」 BWV.739/協奏曲ニ短調(原曲:ヴィヴァルディ Op.3-11) BWV.596/コラール「われ汝に別れを告げん」(幻想曲) BWV.735/コラール「天にましますわれらの父よ」 BWV.737/前奏曲とフーガ ト長調 BWV.541/
■CD9〜トッカータとフーガ ニ短調(ドリアン) BWV.538/コラール前奏曲「おお罪なき神の小羊よ」 BWV.Deest/コラール「イエス、わが信頼」 BWV.728/ソナタ第4番ホ短調 BWV.528/前奏曲ト長調 BWV.568/フーガ ヘ長調 BWV anh.42/協奏曲イ短調(原曲:ヴィヴァルディ Op.3-8) BWV.593/コラール「ああ主なる神よ」 BWV.714/コラール「われ汝に別れを告げん」 BWV.736/トリオ ト長調 BWV.1027a/前奏曲とフーガ ホ短調(ウェッジ) BWV.548/
■CD10〜前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.531/コラール「最愛のイエスよ、われらここに集いて」 BWV.730/コラール「われらが神は堅き砦」 BWV.720/幻想曲ト長調 BWV.571/「喜び迎えん、慈しみ深きイエス」によるパルティータ BW.768/幻想曲とフーガ ハ短調 BWV.537/コラール「イエスはわが慰め」 BWV.702/コラール「われらはみな唯一の神を信ず」 BWV.740/トリオ ハ短調(原曲:ファッシュ) BWV.585(アダージョ - アレグロ)/トリオ ト長調(原曲:テレマン) BWV.586/前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543/
■CD11〜幻想曲ハ短調 BWV.562/コラール「神の子は来たりたもう」 BWV.724/コラール「われいずこに逃れ行かん」 BWV.694/コラール「わがことを神に委ねん」 BWV.707/前奏曲とフーガ ニ短調(フィドル) BWV.539/コラール「キリストは死の縄目につながれたり」 BWV.695/コラール「主なる神よ、汝を讃えまつらん」 BWV.725/ソナタ第5番ハ長調 BWV.529/アリア ヘ長調(原曲:クープラン) BWV.587/協奏曲ハ長調(原曲:ジョン・エルンスト) BWV.595/パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582/
■CD12〜前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.549/コラール「キリストは死の縄目につながれたり」 BWV.718/幻想曲と模倣曲ロ短調 BWV.563/ソナタ第6番ト長調 BWV.530/幻想曲ハ長調 BWV.570/キリストよ、汝真昼の光」によるパルティータ BWV.766/トリオ ニ短調 BWV.583/前奏曲イ短調 BWV.569/コラール「キリストのともがらよ、こぞりて神を讃えまつれ」 BWV.732/コラール「最愛のイエスよ、われらここに集いて」 BWV.706a/トッカータ, アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564/
■CD13〜オルゲルビュヒライン BWV.599-644/
■CD14〜前奏曲とフーガ ヘ短調 BWV.534/カンツォーナ ニ短調 BWV.538/アラブレーヴェ ニ長調 BWV.589/フーガ ハ短調 BWV.575/協奏曲ハ長調(原曲:ヴィヴァルディのムガール大帝) BWV.594/前奏曲とフーガ イ短調 BWV.551/コラール「アダムの罪によりてすべては失われぬ」 BWV.705/コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」(幻想曲) BWV.716/前奏曲とフーガ ロ短調 BWV.544/
■CD15〜クラヴィーア練習曲集第3巻〔BWV.552(i)、BWV.669-681、BWV.802-805〕/
■CD16〜クラヴィーア練習曲集第3巻〔BWV.682-689、BWV.552(ii)〕
デイヴィッド・グード(Org)

録音:2015年1月5日−7日、2015年4月13日ー15日、2015年9月4日−6日、2016年1月2日−6日、2016年4月7日−9日、2016年8月15日−19日、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ礼拝堂(イギリス)
英国の才能溢れる若きオルガニストたちが集まる名門パブリックスクール、イートン・カレッジのオルガニストを務める名手デイヴィッド・グードによるバッハのオルガン作品全集。
デイヴィッド・グードがケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ・チャペルの有名なメッツラー・オルガンを弾き、2015年から2016年にかけて集中的にレコーディング、配信限定として徐々にリリースされてきた録音が、一挙16枚組全集BOXとしてCD化。付属する136ページにおよぶブックレット(英語)には、デイヴィッド・グードによるセットの解説、オルガニスト、ジョージ・パーソンズによる全作品の解説、アルファベット順による索引と作品番号順による索引が掲載されています。

Channel Classics
CCS-43221(1CD)
パガニーニ:24のカプリース+1
24のカプリース Op.1(1802-1817)/別れのカプリース(1833)
ニン・フェン(Vn)

録音:2020年1月、レモンストラント教会(レンスワウデ、オランダ)
※使用楽器:サミュエル・ジグムントヴィッチ2017
中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動するニン・フェン(?峰)は、ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクール、ユーディ・メニューイン国際コンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクールなどの権威あるコンクールで入賞し、2005年にマイケル・ヒル国際ヴァイオリン・コンクールで第1位を受賞。2006年にはパガニーニの故郷ジェノヴァで行われている歴史と権威あるヴァイオリン・コンクール、パガニーニ国際コンクールで第1位に輝いた、中国最高峰のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト。
2007年にパガニーニ・トリビュート・アルバム「ハロー・ミスター・パガニーニ(CCSSA80807)」でレコーディング・デビューを飾り、2019年にはパガニーニとヴュータンのヴァイオリン協奏曲集(CCS40719)をリリースし好評を得たニン・フェンが、ついにパガニーニの大本命となる「24のカプリース」を録音。ヴァイオリン超絶技巧作品のバイブルであるこの「24のカプリース」に、25番目のカプリースとも呼ばれる「別れのカプリース(Caprice d'adieu)」を組み合わせ、ニン・フェンの豊かな叙情性と音楽性、そして見事なまでの超絶テクニックを披露します。また、これまではストラディヴァリウスでの録音が多かったニン・フェンですが、今回の録音ではアイザック・スターンやヨーヨー・マが愛したという現代の名工、サミュエル・ジグムントヴィッチが2017年に製作した新しいヴァイオリンを使用しています。

Prima Facie
PFCD-120(1CDR)
ジェフ・カミングス=ナイト(b.1947):ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第1番嬰ハ長調
ロシアン・タブロー/3つの前奏曲
バラード
ダンカン・ハニーボーン(P)

録音:2019年8月5日、グランズデン・ホール(イギリス)
20世紀イギリス&アイルランドのピアノ音楽のスペシャリスト、ダンカン・ハニーボーンが奏でる、知られざるイギリスの現代作曲家、ジェフ・カミングス=ナイトの作品集。当アルバムには、1970年に作曲され、1984年にBBCラジオ3でヨークシャー出身の伝説的ピアニスト、フィリップ・チャリスが演奏した、ロシアン・タブローや、ダンカン・ハニーボーンによって初演された壮大なソナタを収録。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Prima Facie
PFCD-108(1CDR)
リチャード・フランシス(b.1946):独奏ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第2番 「アイルランドの思い出」
グレヴィル・クックの主題による大変奏曲
ピアノのためのより性格的小品
ダンカン・ハニーボーン(P)
2001年にグレジノグ国際作曲賞を受賞したリチャード・フランシスが、2006年から2015年にかけて作曲した独奏ピアノのための作品集。全曲、20世紀イギリス&アイルランドのピアノ音楽のスペシャリスト、ダンカン・ハニーボーンのために作曲された作品で構成。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

NAR Classical
NAR-119182(1CD)
ニキタ・マガロフ・プレイズ・ロベルト・シューマン
謝肉祭 Op.9
ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
アラベスク ハ長調
ニキタ・マガロフ(P)

録音:1982年5月20日−21日、ミラノ(イタリア)
グルジア貴族の家系に生まれ、ロシアを離れた後はフランスとスイスを主な活躍の場として世界的な名声を誇った20世紀の巨匠ピアニストの1人、ニキタ・マガロフ(1912−1992)。
20世紀有数のショパン弾きとしても高名だったマガロフは同時にシューマンを得意としていたことでも知られ、中でも「謝肉祭」は数種類の録音が遺された十八番でもあります。
師であるイシドール・フィリップ、友人でもあったモーリス・ラヴェルが認め、絶賛したマガロフのピアニズム。1982年にミラノで奏でられたシューマンの3作品の記録がここに復活です。
NAR Classical
NAR-118182(1CD)
ショパン:ワルツ集
ワルツ第1番変ホ長調 Op.18「華麗なる大円舞曲」/ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1「華麗なる円舞曲」/ワルツ第3番イ短調 Op.34-2「華麗なる円舞曲」/ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3「華麗なる円舞曲」/ワルツ第5番変イ長調 Op.42「大円舞曲」/ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1「小犬」/ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2/ワルツ第8番変イ長調 Op.64-3/ワルツ第9番変イ長調 Op.69-1「別れ」/ワルツ第10番ロ短調 Op.69-2/ワルツ第11番変ト長調 Op.70-1/ワルツ第12番ヘ短調 Op.70-2/ワルツ第13番変ニ長調 Op.70-3/ワルツ第14番ホ短調/ワルツ第15番ホ長調/ワルツ第16番変イ長調/ワルツ第18番変ホ長調/ワルツ第17番変ホ長調/ワルツ第19番イ短調/夜想曲第5番嬰ヘ長調 Op.15-2/夜想曲第16番変ホ長調 Op.55-2
ジェフリー・スワン(P)

録音:1995年7月14日−16日、ジャングル・スタジオ(ミラノ、イタリア)
ギャリック・オールソンと並ぶアメリカ屈指のショパン弾き、ジェフリー・スワンがショパンの19曲のワルツと2曲のノクターンをカップリング。
残念ながら今もその実力、実績に評価が追い付いていないジェフリー・スワン。そのショパン弾きとしての実力の片鱗を刻印した貴重な録音です。
NAR Classical
NAR-122182(1CD)
ベートーヴェン:後期三大ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79
ジェフリー・スワン(P)

録音:1998年9月20日−23日、ボルツァーノ(イタリア)
ジュリアード音楽院で博士号を取得し、1975年にカーネギー・ホールへデビュー。オールソンと並び立つアメリカにおける当代屈指のショパン弾きであるジェフリー・スワンが、その幅広いレパートリーを証明するかのように1998年に取り組んだ楽聖ベートーヴェンの「後期三大ソナタ集」。
コンクールでの華々しい受賞歴、ショパン・コンクールでのエピソードも納得の説得力ある演奏を、このベートーヴェンの「後期三大」でも披露してくれています。もっとその名を知られるべきピアニストの1人と言えるでしょう。
NAR Classical
NAR-135182(2CD)
ショパン:夜想曲集(第1番〜第18番)*
舟歌嬰ヘ長調 Op.60/幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61/2つの夜想曲 Op.62/マズルカ ヘ短調 Op.63-2/マズルカ嬰ハ短調 Op.63-3/ワルツ変ニ長調 Op.64-1「子犬」/ワルツ嬰ハ短調 Op.64-2/ワルツ変イ長調 Op.64-3/マズルカ ト短調 Op.67-2/マズルカ イ短調 Op.67-4
ディノ・チアーニ(P)

※デジタル・リマスタリング:アントニオ・スカヴッツォ
録音:1973年10月、トリノ*&1971年12月10日、ローマ
現在はクロアチアのリエカでかつてはイタリアのフューメにて生を受け、晩年のアルフレッド・コルトーから不世出の天才と絶大な評価を受けその将来が大きく期待されたものの、不慮の事故により32歳という若さで他界してしまったイタリアの伝説的ピアニスト、ディノ・チアーニ(1941−1974)。
ショパンの18曲の「夜想曲」はまさにその死の前年となる1973年、カップリングの数々の小品は1971に録音された演奏。母国イタリアで、その生涯の晩年に収録されたチアーニのショパンが、ディノ・チアーニ協会の協力を得て蘇ります。

NAR Classical
NAR-134182(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV.1007-1012
組曲第1番ト長調 BWV.1007/組曲第2番ニ短調 BWV.1008/組曲第6番ニ長調 BWV.1012/組曲第3番ハ長調 BWV.1009/組曲第4番変ホ長調 BWV.1010/組曲第5番ハ短調 BWV.1011
マリオ・ブルネロ(Vc)

録音(ライヴ録音):1993年1月−4月、トリノ音楽院(イタリア)
1960年イタリア生まれ。1986年の第8回チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、一躍世界最高峰のチェリストとしてその名を轟かせたイタリアの巨匠マリオ・ブルネロ。
ブルネロは2009年にペルージャでセッション録音でバッハの無伴奏チェロ組曲全曲を再録音しており、このNAR Classicalから復刻となる1993年の演奏は、自身1度目のまさに記念碑的録音。
トリノでのライヴ・レコーディングである1回目のバッハ無伴奏は、ブルネロの代表的録音の1つとして高い評価を受け続けてきたものです。

CANTATE
C-37631(1CDR)
ジークフリート・レダ・シュピールト
エルンスト・ペッピング(1901-1981):トッカータとフーガ 「我ら人生のただ中にあって」(1941)
ヨハン・ネポムク・ダーフィト(1895-1977):パルティータ 「主イエスは十字架にかかりたもう」(1952)
ジークフリート・レダ(1916-1968):聖母子像(1951)、
 7つのモノローグ(1953)
ヒンデミット:オルガン・ソナタ 第1番(1937)
ジークフリート・レダ(Org)

録音:1942年(ペッピング)、1955年&1964年(レダ)、1952年(ダーフィト)、1937年(ヒンデミット)
エルンスト・ペッピングやフーゴー・ディストラーに師事したドイツのオルガニスト、作曲家のジークフリート・レダ(1916-1968)が自作や同時代のオルガン作品を演奏した1枚。1930年代から60年代にかけての歴史的録音です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Tactus
TC-800201(1CD)
ジローラモ・バルビエーリ:オルガン作品集
シンフォニア/宗教的メロディとマルツィアーレ/フルートを模倣したアダージョとロンド/チェロを模倣したカンタービレ/フルート・ソロとアレグロ・マルツィアーレ/大オーケストラを模倣したシンフォニア/アンダンテ・モッソとマルツィアーレ/軍隊音楽を模倣して
マルコ・モラスキ(Org)

録音:2018年10月、サン・バッシアーノ教会(ピッツィゲットーネ、クレモナ)
1808年ピアチェンツァに生まれ、若いころから熟達したピアニスト&オルガニストとしてキャリアを築いたジローラモ・バルビエーリ(1808−1871)の代表的なオルガン作品集。ストップ(音色選択機構)を駆使してフルートやチェロ、オーケストラなど様々なサウンドを模倣した作品、そしてマルツィアーレ(行進曲風に)や軍楽を模した作品など、勇壮で軽快なオルガンを楽しめます。使用楽器は、ピッツィゲットーネのサン・バッシアーノ教会に建造されたアンジェロ・アマティ・オルガン(1843)で、ジローラモ・バルビエーリも当時のこけら落としに呼ばれたという記録が残っているオルガンです。
Tactus
TC-871380(3CD)
ウリッセ・マッテイ:オルガンとハーモニウムのためのオリジナル作品全集
CD1〜祝祭前奏曲/ロレートの聖母へ/エレジア/イン・メモリアム/ロレートの聖母への祈り/前奏曲/牧歌的な印象/牧歌とミュゼッタ/ソナタのテンポで/前奏曲ホ短調/コンテンプラツィオーネ/エグローガ/瞑想曲/CD2 〜 前奏曲*/ジガ*/フーガ前奏曲*/オッフェルトリオ*/ペンシエーロ・オスティナート*/ヴィジョーネ*/マルチア・デイ・レ・マジ*/アンダンテ*/瞑想曲*/前奏曲とフゲッタ*/カント・ノスタルジコ/エレジア/ヴィジョーネ/トッカータ=カリヨン/CD3 〜 結婚行進曲/カント・ノスタルジコ(2)/エレジア/ジガ/牧歌/哀歌/エレジア/トッカータ・ファンファーレ/協奏的練習曲/トッカータ ロ短調
ファウスト・カポラーリ(オルガン、ハーモニウム*)

録音:2017年
長い間忘れられ、過小評価されていた20世紀初頭のオルガン芸術の再発見。巡礼地や観光地としても有名なロレートの聖なる家(サンタ・カーザ)のバシリカで第1オルガニストを務め、後にトリノ音楽院の教師となり、当時「オルガニストの王子(il Principe degli organisti)」と呼ばれたウリッセ・マッテイ(1876−1947)のオルガンとハーモニウムのためのオリジナル作品全集。演奏は、トリノ音楽院でオルガンとグレゴリオ聖歌を教え、クレモナ大聖堂の第1オルガニストを務めるファウスト・カポラーリ。
Tactus
TC-800301(1CD)
カンドッティ:オルガン作品集
シンフォニア第5番ハ長調 Op.4(1829)/ソナティナ ト長調(1833)/4つの短いアダージョ Op.98(1833)/シンフォニア第22番ニ短調 Op.142(1835)/ロンド ハ長調 Op.131(1835)/パストラーレ ト長調 Op.77(1831)/ソナタ ニ長調 Op.46(1830)/アンダンテ ヘ長調 Op.45(1830)/3つの牧歌的小品 Op.292(1848)
ヘルヴィン・フクストラ(Org)

録音:2019年4月、タルマッソンス(イタリア)
独学で音楽を学び、北東イタリアのウーディネ県にあるチヴィダーレ・デル・フリウーリ大聖堂で楽長を務めた宗教家、オルガニスト、作曲家、ジョヴァンニ・バッティスタ・カンドッティ(1809−1876)の壮麗なオルガン作品集。イタリア、バッサ・フリウラナで行われたヒストリカル・オルガンのための国際オルガン・コンクール2018で第1位を獲得したオランダのオルガニスト、ヘルヴィン・フクストラが、ウディーネ県タルマッソンスにあるサン・ロレンツォ・マルティーレ教会のヴァレンティーノ・ザニン・オルガン(1850)を演奏。
Tactus
TC-940003(1CD)
無伴奏ヴァイオリンのための新しい音楽
ファビオ・ヴァッキ(b.1949):レスピーリ(呼吸)(2004)
ダヴィデ・アンツァーギ(b.1936):ソル=レヴァンテ(日の出)(2017)
ジュゼッペ・ガルバリーノ(b.1937):ジェスティ(ジェスチャー)(2010)
ロッセッラ・スピノーザ(N.D.):ノット・ファーU(2018)
ナターレ・アルノルディ(b.1960):6つのカプリッチョ(2015-17)
ロベルト・アルノルディ(Vn)

録音:2018年7月、プラダルンガ(イタリア)
1991年ベルガモ生まれの才能あふれる若きヴァイオリニスト、ロベルト・アルノルディが開拓する現代の作曲家による独奏ヴァイオリンのための作品集。一部はアルノルディのために書かれた作品で、すべて21世紀に入ってから作曲された新作です。

Etcetra
KTC-1690(1CD)
イェルン・マレーズ:鍵盤楽器作品集 Vol.1
イェルン・マレーズ:3つのエチュード〔ルギャルデ・ス・アルブル、ゾヌ・ブランシュ、イム・ティーフェン〕
カレル・ステューレンス:スニペット#1、スニペット#2
マレーズ:コンゴ・エコーズ、3つのエチュード〔マントラ、テリトワール、メカニク・セレスト〕
ステューレンス:スニペット#3、スニペット#4
マレーズ:3つの高周波ダンス、
 4つの易しい小品
ステューレンス:スニペット#5、スニペット#6
マレーズ:地中海のラ・フォリア、最後の歌、Nach(t)klang
イェルン・マレーズ(P、クラヴィコード)、
ゲスト・アーティスト:カレル・ステューレンス

録音:2020年7月27日−28日、アントワープ(ベルギー)
1971年アントワープ生まれ、アントワープ王立音楽院でピアノと作曲を教えながら現代音楽の学術研究も行うコンポーザー=ピアニスト、そしてクラヴィコード、ハープシコード奏者としても活動するイェルン・マレーズの自作自演による鍵盤作品集第1巻。幼いころからクラヴィコード、ハープシコード、ピアノなどを弾き、クラシックからジャズ、ポピュラー、民族音楽など幅広いジャンルに興味を持ってきたマレーズの作品は、バロック風の舞曲や民族的な旋律を現代的なサウンドで表現した興味深い音楽が並びます。ゲスト・アーティスト、カレル・ステューレンスの「6つのデジタル・スニペット(断片)」は、マレーズの6つのエチュードのオーディオ・サンプルを用いた続編的委嘱作品です。

Musicaphon
M-56981(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 ジミン・オウ=ハヴェニート(P)

録音:2018年4月、イエス・キリスト教会(ドイツ、ダーレム
韓国の名ピアニスト、ジミン・オウ=ハヴェニートによる癒しの「ゴルトベルク変奏曲」!この作品は不眠症に悩む伯爵のために演奏されたという逸話がありますが、彼女自身不眠症に悩まされていた10年間に、ゴルトベルク変奏曲の演奏を通して大きな喜びと癒し得て、作品に対する理解を深めたといいます。一音一音を大切に演奏した、深みのあるゴルトベルクです。
「不眠症とは、身体的、神経的な苦悩であると同時に、自分自身との一体感を感じられないこと、世界との平和を感じられないことの表出でもあるのです。ゴルトベルク変奏曲は、これらの身体的、感情的、精神的なレベルのすべてに癒しをもたらすために、人生を肯定する音楽として作られました。この作品は、ただ聴くだけでなく、生きていける、生きていこうと思える作品です。」(ジミン・オウ=ハヴェニートによる「ゴルトベルク、バッハと私」より)
Musicaphon
M-56983(1CD)
バリオス:ギター作品集
サルヘント・カブラル/マシーシェ/郷愁のショーロ/糸紡ぎ娘の歌/オラシオン・ポル・タドス/ワルツ Op.8-3/グアラニの伝説/ワルツ Op.8-4/神様のお慈悲に免じてお恵みを(最後のトレモロ)/サンバ風に/人形の夢/フリア・フロリダ/パラグアイの流行歌/パラグアイ舞曲
マクシミリアン・マンゴルト(G/1985年製ダニエル・フリードリッヒ

録音:2018年9月
自身を「パラグアイのジャングルから来たギターのパガニーニ」と宣伝していたパラグアイのギタリスト、作曲家アグスティン・バリオス(1885-1944)の作品集。バリオスの作品は、ロマンティシズムと南アメリカの民族音楽から影響、そしてメロディックな独創性と魅力的なハーモニーが”ギターのための音楽として”組み合わされているのが特徴です。演奏はすでに20枚を超えるCDをリリースし、批評家から熱狂的に絶賛され、参考録音としても賞賛されているドイツのギタリスト、マクシミリアン・マンゴルト。彼はバリオスの叙情的で詩的な作品を好んで演奏しています。
Musicaphon
M-56986(1CD)
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(ヘルマン・ベーンによる2台ピアノ版、抜粋) クリスティアーネ・ベーン、コード・ガーベン(ピアノ/1912年製スタインウェイ)

録音:2019年4月、ハンブルク(ドイツ)
マーラーの親しい友人であったヘルマン・ベーン(1859-1927)は、ブルックナーとラインベルガーに作曲を師事したドイツの音楽家。マーラー自身によって称賛された交響曲第2番「復活」のピアノ2台用編曲(M56915に収録)や、「リヒャルト・ワーグナーの楽劇からの50の交響的楽章」など、優れた編曲作品を残しています。ワーグナー作品の編曲では、和音を拡大し、弾くのが困難なほどに広い左手のフィンガリングを巧みに利用するなど、マーラー作品の編曲とは異なるアプローチをとっており、演奏者のコード・ガーベンは「その要求は家庭用音楽の域をはるかに超えている」と述べています。ベーンの編曲はハープのパートをピアノに組み込んでいるのも特徴で、奏者はペダルを十分に使用することで、ワーグナーのシンフォニックな音楽にふさわしい、豊かなサウンドを生み出すことができます。
ヘルマン・ベーンの子孫であるクリスティアン・ベーンと、古書店で「50の交響的楽章」の楽譜を発見したコード・ガーベンの両名は、この演奏不可能とさえ思えるような難しい楽譜から、ベーンが想定していたであろう見事な音楽を作り上げています。使用楽器もベーンに所縁のあるもので、ヘルマンのいとこ、ラファエル・ベーンが所有していた2台の1921年製スタインウェイ・ピアノを用いています。この楽器はマーラーも演奏したことがあるという、貴重なものです。「トリスタンとイゾルデ」の魅惑的な響きを、オールド・スタインウェイの柔らかく味わい深い音色で存分にお楽しみください。
Musicaphon
M-56922(4CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻&第2巻 BWV 846-893 ハイドルン・ホルトマン(P)

録音:2016年
ドイツのピアニスト、ハイドルン・ホルトマンによる明快でバランスの取れた平均律クラヴィーア曲集。ホルトマンはアンタル・ドラティ、イヴァン・フィッシャー、デイヴィッド・ジンマンなどの著名な指揮者と共演し、国際的な音楽祭にも頻繁に出演しています。ピアノ演奏に関しては、ニキタ・マガロフ、アルフレッド・ブレンデル、ウラジーミル・アシュケナージ、クリスチャン・ツィメルマンからも示唆を受けています。彼女のディスコグラフィには、シューマンのピアノとオーケストラのための作品全集やベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と第4番の室内楽版が含まれており、バッハからショパン、ドビュッシー、シマノフスキ、現代のツヴィ・アヴニまで幅広いレパートリーを持っていることで知られています。
Musicaphon
M-56978(1CD)
ショパン&ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調「葬送」Op.35
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
ジミン・オウ=ハヴェニート(P)

録音:2015年10月
韓国の名ピアニスト、ジミン・オウ=ハヴェニートによるショパン&ベートーヴェン!アルバムタイトルの『Piano Music Beyond Conventions』は、これらのソナタが当時の音楽的慣習を遥かに超えたものであることを示しています。彼女の演奏は弱音や緩徐部分が特に魅力的で、思わず聴き入ってしまう深みと美しさを兼ね備えています。

カメラータ
CDT-1112(2CD)
税込定価
2021年1月11日発売
バッハ・ブラームス・ベートーヴェン/川島基
バッハ:イタリア風協奏曲 BWV971
ブラームス:6つのピアノ曲 作品118
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
川島基(P)

録音:2020年3月東京
 ピアノ音楽史上、最も演奏困難な曲として知られ、ベートーヴェン の32曲あるソナタの中で最も長大にして崇高な「ハンマークラヴィー ア・ソナタ」。川島の瑞々しい感性がいかんなく発揮され、多彩な音色 と強靭なタッチを駆使し、この難曲を圧倒的なスケール感と緻密な構 成力で、聴く者を深い感動へと導く。 他に、バッハの「イタリア風協奏曲」、ブラームスの「6つのピアノ 曲」を収録。
●川島基(P)  
岡山生まれ。10歳より本格的にピアノと作曲を始める。東京音楽大 学ピアノ演奏家コース特待生入学し、首席で卒業、日本音楽コンクー ルピアノ部門第3位入賞、同大学大学院首席修了後、ロームミュージッ クファンデーション奨学生としてドイツ国立ワイマール“フランツ・リ スト”音楽大学大学院に留学、更に文化庁新進芸術家海外研修生とし てベルリン芸術大学大学院で学びKonzertexamen課程修了、ドイツ国 家演奏家資格取得。  数々の国際コンクールに優勝・入賞【第10回シューベルト国際ピア ノコンクール(ドイツ・ドルトムント)優勝/スクリャービン国際ピア ノコンクール優勝/マルサラ市国際ピアノコンクール最高位(1位なし 2位)/アリシア・デ・ラローチャ国際コンクール第2位/アルトゥー ル・シュナーベル国際ピアノコンクール第2位/サン・マリノ共和国国 際ピアノコンクール第3位/ジュリアーノ・ペカール賞国際ピアノコンクール最高位(1位なし2位)/ブゾーニ国際ピアノコンクール・ディプ ロマ賞】  2007年よりドイツ・ベルリンにて演奏家ヴィザを取得、本格的な演 奏活動を開始。ヨーロッパ各地でのリサイタルやオーケストラとのコ ンサート、国際音楽祭など、年間約40公演に及ぶコンサートやリサイタ ルに出演。また日本でも『ラ・フォル・ジュルネ音楽祭“熱狂の日”』、 『ピアニスツ』シリーズ(トッパンホール)などに出演。 2006年にコンクールの副賞として、デビューCD「シューベルト国際 ピアノコンクール優勝記念」をドイツで録音しリリース、ヨーロッパの 新聞紙上にて絶賛された。また2008年「さすらい人幻想曲」、2011年 「火の鳥〜バレエ・トランスクリプションズ〜」がリリースされた。こ のほかにもマーティン・スタンツェライトとの「ラフマニノフ&ブリッ ジ チェロ・ソナタ」、ソプラノ川島幸子との「R・シュトラウス &ドヴォルジャーク歌曲集」が、リリースされています。 これまでに、ベルリンSO、ベルリン・ホーエンフェルス交響楽 団、ドルトムントO、イエナフィルハーモニー一O、ホフ SO、グロッセートSO、ルーマニア国立バカウSO、広 島SO、東京シティ・フィルハーモニックO、東京音楽大 学オーケストラ、カレッジオペラハウスO、カンマーフィルハー モニーHiroshima、岡山フィルハーモニックOと共演。ピアノ を、三宅民規、弘中孝、東誠三、野島稔、柳井修、ラザール・ベルマン、 E.ラピツカヤ、R.D.アーレンスに師事、マスターコースにて、A.ワイセ ンベルク、パウル=バドゥラ・スコダに師事。 岡山芸術文化賞グランプリ、マルセン文化賞受賞。2012年3月、約14 年に及ぶドイツでの生活にピリオドを打ち、日本に完全帰国。 現在、東京音楽大学ピアノ科准教授。

Hortus
HORTUS-191(1CD)
ブゾーニの悲歌
フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924):「危機のあとに」〜悲歌集より第1曲
インディアン日誌第1巻〜アメリカ・インディアンの旋律による4つのピアノ練習曲 Op.47
バッハによるファンタジア
対位法的なファンタジー
「子守歌」〜悲歌集より第7曲
ステーフェン・ファンハウウァールト(P)

録音:2019年/ドクター・ランド=グリヨ・ホール、ネバダ大学、ラスベガス
ベルギー出身で現在ロサンゼルスを拠点に活躍しているスタインウェイ・ピアニスト、ステーフェン・ファンハウウァールトがブゾーニのピアノ作品を収録し たアルバムをリリースしました。ブゾーニといえば、バッハのシャコンヌの編曲で有名ですが、技巧的にして詩情あふれるピアノ作品を残しております。 (Ki)
Hortus
HORTUS-165(2CD)
バッハ:フーガの技法
■CD1
コントラプンクトゥス I/コントラプンクトゥス II/コントラプンクトゥス III/コントラプンクトゥス IV/8度のカノン/コントラプンクトゥス V/コントラプンクトゥス VI/コントラプンクトゥス VII/10度のカノン/コントラプンクトゥス VIII/コントラプンクトゥス IX/コントラプンクトゥス X/コントラプンクトゥス XI/12度のカノン
■CD2
コントラプンクトゥス XII(正立形)/コントラプンクトゥス XII(倒立形)/コントラプンクトゥス XIII(正立形)/コントラプンクトゥス XIII(倒立形)/反行と拡大のカノン/コントラプンクトゥス XIV
ヴァンサン・グラッピー(Org)

録音:2008年/フルーリー修道院(ロワレ)
バッハの『フーガの技法』は対位法芸術の最高峰であり、バッハ書法の究極とも言うべき作品です。この名作にフランスが誇るオルガンの名手ヴァンサン・ グラッピーが挑みました!グラッピーはオルレアンでフランソワ=アンリ・ウバール、パリでマリー=クレール・アラン、リヨンでルイ・ロビヤールに師事しました。 パリ市主催国際コンクール(2002年)とシャルトル国際オルガン・コンクール(2004年)で優勝している実力派。現在ブロワ大聖堂の専属オルガニスト を務めております。 (Ki)

la musica
LMU-024(1CD)
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調「鐘」Op3の2
10の前奏曲Op.23
音の絵Op.33〜第1,2,5,6,7,8曲
アレクサンドル・パレイ(P)

録音:2020年8月10-12日/ボン・スクール・プロテスタント教会
ロシアの難曲を次々と録音、リリースしているモルドヴァ出身の名手アレクサンドル・パレイ。今回はラフマニノフの前奏曲集と練習曲「音の絵」Op.33 に挑戦。前奏曲は「鐘」の愛称で知られる嬰ハ短調とOp.23の10曲。鮮やかな技巧が聴きもの。「音の絵」Op.33は、今日全8曲で知られていますが、 パレイは1914年のグートヘイル社初版を用いて演奏しているため、3番、9番、もともと欠番の 4 番は含まれておりません。 (Ki)

C Major
75-6508(DVD)
KKC-9634(DVD)
輸入盤・日本語帯・解説付
税込定価

75-6604(Bluray)
KKC-9633(Bluray)
税込定価
キット・アームストロング・プレイズ・ワーグナー、リスト&モーツァルト
ワーグナー:M.W夫人のアルバムのためのソナタ 変イ長調 WWV 85
リスト:巡礼の年 第1年:スイス〜「泉のほとりで」
 ペトラルカのソネット第123番
 巡礼の年 第3年〜「エステ荘の糸杉に寄せて」
 巡礼の年 第3年〜 「エステ荘の噴水」
 ピアノ・ソナタ ロ短調
モーツァルト(リスト編):アヴェ・ヴェルム・コルプス
モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K475
組曲 ハ長調 K399
キット・アー ムストロング(P)

収録:2019年7月、バイロイト辺境伯歌劇場(ライヴ)

◆DVD
画面:NTSC,16:9
音声:PCM ステレオ、 DTS5.0
リージョン:All
DVD9、95分
◆Bluray
画面:16:9、1080i HD
音声:PCM ステレオ、 DTS-HD MA5.0
BD50、95分
アルフレート・ブレンデルも「私が出会ったなかで最高に美しい演奏だ。私は彼のために時間を作らなくてはならないと思った。」と称賛を惜しまない新鋭ピ アニスト、キット・アームストロング。2016年秋にはブロンフマンの代役を務め、ティーレマン&ドレスデン・シュターツカペレとベートーヴェンのピアノ協奏曲 を演奏し日本でも注目を集めました。1992年ロサンゼルス生まれの彼は、2013年にフランスの教会を購入し、地域の人々と交流しながら演奏や作曲活動を 行い、さらには数学や物理学、生物学の分野でも才能を発揮する多才な人物。 この映像は、世界遺産にも登録されているバイロイトの辺境伯歌劇場で行われたライヴを収録しています。ここは、ドイツの有名劇場建築家ジュゼッペ・ガリ・ ビビエーナとその息子カルロによって1746年から1750年にかけて建造され、18世紀の完璧な傑作と言われているバロック劇場建築です。 金をふんだんに 使った眩しいばかりの豊かな内装は、この映像でも圧倒されるような豪華絢爛な内部を楽しむことができます。 演目はこの地にゆかりのあるワーグナー、リスト、そしてモーツァルトの作品が選ばれています。キット・アームストロングの華麗なテクニックと知的で卓越した 演奏に圧倒されるライヴ映像です。 (Ki)

Passacaille
PAS-1083(1CD)
イザイ:6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27
第1番ト短調『ヨーゼフ・シゲティ』
第2番イ短調『ジャック・ティボー』
第3番ニ短調『ジョルジェ・エネスコ』
第4番ホ短調『フリッツ・クライスラー』
第5番ト長調『マチュー・クリックボーム』
第6番ホ長調『マヌエル・キロガ』
マルティン・ライマン(Vn)

録音:2019年6月
1923年に作曲されたイザイの独奏ヴァイオリン・ソナタ。この時代はまだガット弦が一般的であり広く普及していたことがミッシャ・エルマン、ジャック・ティ ボーなどの同時代のヴァイオリニストによる証言からも明らかです。しかし彼らの録音がないため本来意図されていたであろう響きは想像するほかありません。 マルティン・ライマンはこの作品をガット弦で演奏しており、当時の響きに思いをはせることが出来ます。 (Ki)

MARI OHKI
MOR-001(1CD)
税込定価
51鍵のラビリンス
パッヘルベル:フーガ ハ長調 “ナイチンゲール”
バッハ:前奏曲とフーガ ハ短調 BWV847
モーツァルト:小さなジーグ K.574
伊左治 直:橋を架ける者
スウェーリンク:緑の菩提樹の下で SwWV325
ブクステフーデ:フーガ ハ長調 BuxWV174
作者不詳::ラミレの上で
ブクステフーデ:プレリューディウム ト短調 BuxWV163
ダンクザークミュラー:カンティオ
モーツァルト:組曲 K.399
バッハ:小さな和声の迷宮 BWV591
大木 麻理(Org)
使用楽器:聖グレゴリオの家 宗教音楽研究所 所蔵、1996年J.アーレント製ポジティフ・オルガン

録音:2020年9月
華々しい経歴を持ち、ミューザ川崎シンフォニーホールでホールオルガニストを務める大木麻理による2枚目のソロ・アルバム。自主レーベルからの記念 すべき第1作目でもあります。持ち運び可能な小型のパイプオルガンであるポジティフ・オルガンを使用し、様々な国と時代から選んだ珠玉の小品を散りば めた1枚。51鍵で奏でる風の音が、喜びの迷宮へと聴く者を誘います。
コロナ禍において従来のコンサートが制限される中、演奏者が楽器とともに出向いて演奏を届けることが出来るポジティフ・オルガンに新たな可能性を感 じたことがこのアルバム制作の発端とのこと。大オルガンとは違った音色を活かし、その魅力が伝わる美しい小品を選曲。ナイチンゲールのさえずりとフー ガが呼応しあうパッヘルベルに始まり、モーツァルト後期の絶妙な名品『小さなジーグ』、ラ・ミ・レが低音で繰り返される作者不詳の作品、バッハにも多 大な影響を与えたオルガンの巨匠ブクステフーデなど様々な音楽が並び、最後は大胆な転調を見せる謎に満ちたバッハの『小さな和声の迷宮』で締めくくら れます。ささやかで温かく親密性がありながら、奥深く広がる音楽の世界に入り込んでいくような不思議な味わいを持ったアルバムです。 (Ki)

KLARTHE
KLA-094(1CD)
両性具有
シューマン:暁の歌Op.133
クライスレリアーナOp.16
献呈〜「ミルテの花」(リスト編)
ロラン・バルトの「自明の意味と鈍い意味」〜速く/シューマンへの愛/ロマンティックな歌(朗読)
ロリアンヌ・コルネイユ(P、朗読)
Yamaha CFX使用

録音:2019年2月26-28日/ラ・セーヌ・ミュジカル
ロリアンヌ・コルネイユはブリュッセル音楽院でエフゲニー・モギレフスキーに師事したピアニスト。ピアニストのみならず、文筆家、音楽学者としてCD ライナーの執筆も行なっています。
このアルバムはシューマンの存在を問う内容で、晩年、精神錯乱する直前の奇妙な作品「暁の歌」と若き日の狂気に満ちた「クライスレリアーナ」、婚礼 の前日に新妻に捧げた「献呈」をリストが編曲したものまで意味深なプログラムが続きます。最後にロラン・バルトの「自明の意味と鈍い意味」から3章を コルネイユがフランス語で朗読。女優としての才能も示しています。 (Ki)
KLARTHE
KLA-099(1CD)
シラス・バッサ:自作自演集
(1)ワンダー/(2)ゴーイング・ウイズ・ザ・グロウ/(3)暴走するカーチャ/(4)母の愛/
(5)コール/(6)私自身への手紙/(7)マグマ/(8)信頼/(9)猫と金魚/(10)ローザ・ボヌール
シラス・バッサ(P)

録音:2019年11月/ムードン
シラス・バッサはアルゼンチン出身、ゲルバーに師事したコンポザー・ピアニスト。彼のピアノ曲はニューエイジ風のオシャレなもので、BGMとしても最適 です。ここに収められた10篇もかっこいいの一言に尽きる曲ばかり。
CDには解説等ブックレットが付いておりません。

TYXart
TXA-19128(1CD)
夢のかたち
ドビュッシー:『忘れられた映像』より第3曲 嫌な天気だから「もう森へは行かない」の諸相
ジョージ・クラム:『マクロコスモスI』より 夢のかたち(愛と死の音楽―双子座)
ラヴェル:『鏡』より 第1曲 蛾
スクリャービン:5つの前奏曲 Op.16より 第3曲 アンダンテ・カンタービレ
ラヴェル:『鏡』より 第3曲 海原の小舟
スクリャービン:5つの前奏曲 Op.16より 第4曲 レント
 5つの前奏曲 Op.16より 第5曲 アレグレット
ヴェラ・シュミット:覆い隠された洞窟
ドビュッシー:『忘れられた映像』より第1曲 レント
ラヴェル:『鏡』より 第4曲 道化師の朝の歌
 『鏡』より 第2曲 悲しい鳥たち
ドビュッシー:『忘れられた映像』より第2曲 ルーヴルの思い出
スクリャービン:5つの前奏曲 Op.16より 第1曲 アンダンテ
 5つの前奏曲 Op.16より 第2曲 アレグロ
ラヴェル:『鏡』より 第5曲 鐘の谷
ヨ ゼ ファ・シ ュミット(P)

録音:2019年1月
1998年ドイツ、シュトゥットガルト生まれのヨゼファ・シュミットによる「夢」をテーマとしたアルバム。彼女は2018年からハノーファーの音楽学校でロー ランド・クリューガー氏に師事していて、数々のコンクールに入選しいている逸材です。 (Ki)
TYXart
TXA-20147(1CD)
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36(1913年版)
10の前奏曲 Op.23
エムレ・ヤヴズ(P;ベ ーゼンドルファー )

録音:2019年12月
ウィーン在住のエムレ・ヤヴズは1990年トルコのイズミル生まれのピアニスト。幼少から英才教育を受け若くしてオーケストラと共演し、数々のコンクー ルで入賞。ウィーン音楽院卒業時の最終試験は満点の成績。2018年にラフマニノフに特化したツアーを行い、ソロから室内楽、協奏曲まで弾きこなしました。 このアルバムはその経験が生かされたもので、第2ソナタは初版の1913年版を用いている所にこだわりが感じられます。 (Ki)

Grand Piano
GP-831(1CD)
NX-B03
ハルシャーニ(1898-1954):ピアノ作品全集 第3集
ピアノ・ソナタ(1926)…世界初録音
4つの小品(1924)…世界初録音
子供のための小組曲(1923)…世界初録音
ピアノ組曲(1930)…世界初録音
1937年万博の遊園地 - ル・トゥールビヨン・メカニーク(1937)
2つのブルレスケ(1927)…世界初録音
ノヴェレッテ(1925)…世界初録音
狂詩曲(1924)…世界初録音
3つの即興曲(1952)…世界初録音
ジョルジオ・コウクル(P)

録音:2020年3月13日、2020年5月20日
ハンガリー出身の作曲家ハルシャーニ。ブダペストでコダーイに学んだ後、1923年よりパリに滞在、マルティヌー、タンスマン、チェレプニンら異国から やってきた作曲家たちとともに「エコール・ド・パリ(パリ派)」と呼ばれるグループを結成。フランス近代やジャズの作風とハンガリー民謡を融合させ たユニークな作品を数多く生み出したことで知られています。 第3集には1920年代の作品を中心に、晩年の「3つの即興曲」を収録。ほとんどは世界初録音であり、ハルシャーニの多彩な作風を楽しめます。 情熱的な舞曲のリズムと抒情が融合した「ピアノ・ソナタ」や、ジャズ風の「ブルレスケ」、瞑想的な雰囲気を持つ「ピアノ組曲」などの作品を、第1 集、第2集と同じくチェコ出身のピアニスト、ジョルジオ・コウクルが見事なテクニックで聴かせます。
Grand Piano
GP-852(2CD)
NX-C03
アレクサンドル・スペンジアリャン(1871-1928): ピアノ作品全集&ピアノを伴う室内楽作品集
【CD1】
エレヴァン・エチュード集 Op.30(1925)…世界初録音
クリミアのスケッチ 第1集 Op. 9 (1903)(P版)
ワルツ 変ロ長調(1892)…世界初録音
ワルツ 変ホ長調(1893)…世界初録音
スケルツォ ニ長調(1894)…世界初録音
メヌエット 変ロ長調 Op.3, No.1(1895)…世界初録音
舟歌 ト短調(1895)…世界初録音
序奏とハイタルマ(1895)…世界初録音
子守歌 Op.3, No.2(1894)…世界初録音
メヌエット ニ短調(1897)…世界初録音
勇敢な戦士たち Op.26(1915)…世界初録音
民謡、舞曲とハイタルマ(1917)…世界初録音
【CD2】
ワルツ ホ短調-ヴァイオリンとピアノのために(1892)…世界初録音
民謡-ヴァイオリンとピアノのために(1903)…世界初録音
ロマンス-ヴァイオリンとピアノのために(1892)…世界初録音
子守歌-ヴァイオリンとピアノのために(1893)…世界初録音
メロディ-ヴァイオリンとピアノのために(1894)…世界初録音
カンツォネッタ ニ長調-ヴァイオリンとピアノのために(1896)…世界初録音
ハイタルマ Op.9 No.4-ヴァイオリンとピアノのために(1903)…世界初録音
ロマンス ヘ長調-チェロとピアノのために(1893)…世界初録音
ロマンス ト短調-チェロとピアノのために(1893)…世界初録音
舟歌 ト長調-チェロとピアノのために(1894)…世界初録音
舟歌 ト短調-チェロとピアノのために(1896)

●ピアノのための編曲集・・・ヴィリー・サルキシャン(1930-)による編曲
バラに Op.1 No.3(1894)…世界初録音
東方の子守歌 Op.5 No.2(1900)…世界初録音
ミ・ラル・ブルブル Op.22 No.2(1910)…世界初録音
クリミア・タタール人の歌 Op.25 No.1 子守歌(1915)…世界初録音
サヤト・ノヴァの歌 - ガリブ・ブルブル(1925)…世界初録音
最愛の人へ(1916)…世界初録音
18. クリミアのスケッチ 第2集 Op.23 No.5 ねずみ(1905)…世界初録音
アルマスト(1918-1928)(抜粋)…世界初録音
ミカエル・アイラペティアン(P)…CD1,CD2:1-11
ユリア・アイラペティアン(P)…CD2:12-21
ウラディーミル・セルゲーエフ(Vn)…CD2:1-7
デミアン・フォーキン(Vc)…CD2:8-11
録音:2019年3月15日
クリミア生まれのアルメニア人作曲家・指揮者アレクサンドル・スペンジアリャン(ロシアではスペンディアロフ)。リムスキー=コルサコフに師事、先輩の グラズノフから「非の打ちどころのない素晴らしい技術を持った音楽家」と讃えられ、彼と親交を結びました。1925年にはエレバンで音楽大学の教 授や学生からなる18名のオーケストラを(指)これは後にアルメニアPOに成長するなど、若い音楽家たちの育成にも力を 注ぎました。ロシアとアルメニアの民族要素を併せ持つ彼の作品は、楽譜出版社ベリャーエフらにも高く評価され、アルメニア国民楽派の開祖とさ れています。 このアルバムでは、オリジナルのピアノ曲とピアノを伴う室内楽曲の全てに加え、後輩の作曲家サルキニャンによる歌曲のピアノ版編曲を収録。ほと んどが世界初録音となる作品を楽しめます。演奏はミカエル・アイラペティアン。これまでに自身の作品を含むアルバム10枚を超えるアルメニア作曲 家の作品をリリース、この国のクラシック音楽の発展と普及に多大な貢献をしたことで、アルメニア共和国国家賞を受賞しています。
Grand Piano
GP-856(1CD)
NX-B03
20世紀のタンゴ集 第1集
1. エンリケ・デルフィーノ(1895-1967):レ・ファ・シ(1917)
2. フアン・“パーチョ”・マリオ(1880-1934): アルメノンビーユ(1908)
3. アンヘル・グレゴリオ・ビジョルド(1861-1919): エル・ポルテニート ブエノスアイレスっ子 (1903)
4. アンヘル・グレゴリオ・ビジョルド:エル・チョクロ とうもろこし(P版)(1903頃)
5. エドゥアルド・アロラス(1892-1924):パパス・カリエンテス 熱いポテト (1910代)
6. ヘラルド・マトス・ロドリゲス(1897-1948): ラ・クンパルシータ カーニバルの行列 (1917)
7. フランシスコ・デ・カーロ(1898-1976):フローレス・ネグラス 黒い花 (1927)
8. アンヘル・グレゴリオ・ビジョルド:エル・トリート 子牛 (1910)
9. アグスティン・バルディ(1884-1941):ヌンカ・トゥボ・ノビオ 恋人もなく (1928)
10. フアン・カルロス・コビアン(1896-1953): ラ・カシータ・デ・ミス・ビエホス わが両親の家 (1932)
11. フアン・ベントゥーラ・クッカーロ(1915-?)&ニコラス・ルイス・クッカーロ(?-1973):シルエタ・ポルテーニャ ブエノスアイレスの影法師 (1936)
12. ホセ・パスカル(1910-1978):アラバル 場末 (1934)
13. セバスティアン・ピアナ(1903-1994):ティンタ・ロハ 赤いインク (1941)
14. ペドロ・ラウレンス(1902-1972):ミロンガ・デ・ミス・アモーレス わが愛のミロンガ (1937)
15. オルランド・ゴニ(1914-1945):ミ・レガーロ 贈りもの (1944)
16. ドミンゴ・フェデリコ(1916-2000):ペルカール 貧しい娘 (1951)
17. アンセルモ・アルフレード・アイエタ(1896-1964): コラレーラ 家畜の囲い (1946)
18. アルフレード・ゴッビ(1912-1965):エル・アンダリエゴ 放浪者 (1951)
19. ロベルト・パンセラ(1932-2005):ナトゥラレーサ・ムエルタ 静物画 (1955)…世界初録音
20. エンリケ・フランチーニ(1916-1978):テマ・オトーニャル 秋のテーマ (1955)
21. フリアン・プラサ(1928-2003):メランコリコ 憂鬱な (1960)
22. エミリオ・バルカルセ(1918-2011):シデラル 天体 (1962頃)
23. フリアン・プラサ:ノスタルヒコ (1962)
24. オスバルド・ペドロ・プリエーゼ(1905-1995): ア・ロス・ルティスタス・プラスティコス (1964)
25. マリアーノ・モーレス(1918-2016):エル・フィルレーテ 派手なダンス・ステップ (1943)
ミリアン・コンティ(P…Yamaha Disklavier DC7X Enspire Pro and Yamaha DCFX ENPRO)

録音:2020年9月15-24日
世界中で広く愛されている「タンゴ」。18世紀後半にイベリア半島で発祥した舞曲を起源としていますが、 スペイン帝国による植民地政策の結果として、アルゼンチンとウルグアイの間を流れるラプラタ川の河口地 域にこのダンスパターンが伝わり、人々に愛されるようになります。19世紀後半には「タンゴ」と題された譜 面が書かれ、同じ頃にはバンドネオンを用いた楽団が出現、そして1903年頃にアンヘル・ビジョルドが作 曲した「エル・チョクロ(とうもろこし)」が大流行。この曲は世界中のタンゴ楽団によって演奏され、ビジョ ルドはタンゴの創始者の一人として広く讃えられました。以降、アルゼンチンを中心に多彩なタンゴが生ま れ、そのスタイルも変化していきます。 この「20世紀のタンゴ集」はアルゼンチン出身のピアニスト、ミリアム・コンティが100曲を超えるタンゴを紹 介するシリーズ。第1集では前述の「エル・チョクロ」を含む25曲が演奏されています。 初期のシンプルなタンゴから、1960年代のモダンタンゴまでざまざまな作品を存分にお聞きください。

TOCCATA
TOCC-0547(1CD)
NX-B03
フランシス・ジョージ・スコット(1880-1958): ピアノ作品全集
フランシス・ジョージ・スコットによる8つの歌(R.スティーヴンソン編)*
Urlar 大地(1948)
April Skies 4月の空(1912?)
直観
二人の隣人(キャンベル・ヘイ)-異稿(1952))
Minuet and Trio メヌエットとトリオ(1903)
La Joie 喜び(1910頃)
クリストファー・ギルド(P…Steinway D)

録音:2019年2月24日
*を除き世界初録音
20世紀初頭に巻き起こった「スコットランドのルネサンス」ブーム。文学を中心に音楽や絵画、政治にまで 及ぶこの運動は、当時のスコットランド人における文化的ナショナリズムの精神を呼び覚ましました。 作曲家フランシス・ジョージ・スコットもこの流れに影響を受けた一人で、パリでデュカスに師事し、グラス ゴーで音楽講師を務めながら、ロバート・バーンズやウィリアム・ダンバーらの詩を用いた数多くの歌曲を作 曲。スコットランド民謡を巧みに用いたこれらの歌曲は、20世紀の英国作曲家たちにも影響を与えまし た。このアルバムにはロナルド・スティーヴンソンがピアノ版に編曲した「8つの歌曲」をはじめ、スコットランド のダンスや風景を短い曲で表現した57曲からなる「直観」など世界初録音を含む作品が収録されていま す。
TOCCATA
TOCC-0581(1CD)
NX-B03
グリゴリー・クレイン(1879-1955):ピアノ作品集
2つの詩曲 Op.5b
5つの前奏曲 Op.5a/前奏曲 Op.5
2つの詩曲 Op.10(1915出版)
詩曲 Op.16(1916)
2つのマズルカ Op.19(1926出版)
神秘的な行列 Op.22(1916)
3つの詩曲 Op.24(1918-1923)
ソナタ 第2番Op.27(1924)*
ジョナサン・パウエル(P)

録音:2018年9月17,18日
*を除き世界初録音
ロシア系ユダヤ人の作曲家グリゴリー・クレイン。モスクワでパウル・ユオン、レインゴリト・グリエールに師事 し、1905年から1908年まではライプツィヒでマックス・レーガーに師事。1913年からはユダヤ民族音楽 協会モスクワ支部に加入し、当時の主要な作曲家の一人として認められました。 このアルバムには、グリーグや師であるレーガーの影響が感じられる初期の作品から、スクリャービンを思わ せる複雑な和声を用いた中期から円熟期の作品を収録。ソナタ以外は世界初録音となるクレインの知 られざる曲をイギリス出身の名手ジョナサン・パウエルの演奏でお聴きいただけます。

オクタヴィア
OVCT-00181(1CD)
2020年12月23日発売
ショパン:ノクターン Vol.2
夜想曲第11番ト短調 作品37-1
 第12番ト長調 作品37-2
 第13番ハ短調 作品48-1
 第14番嬰ヘ短調 作品48-2
 第15番ヘ短調 作品55-1
 第16番変ホ長調 作品55-2
 第17番ロ長調 作品62-1
 第18番ホ長調 作品62-2
 第19番ホ短調作品72-1(遺作)
 第20番嬰ハ短調(遺作)
 第21番ハ短調 (遺作)
幻想曲 ヘ短調 作品49
宮谷理香(P)

録音:2020年7月29-30日東京・五反田文化センター、9月3-4日浦安音楽ホール(幻想曲)
デビュー25周年を迎える宮谷理香。1995年、ショパン国際コンクール入賞で一躍脚光を 浴びて以来、実力派ピアニストとして多岐にわたる活動を展開し着実な歩みを続けてい ます。人気シリーズ「音楽の玉手箱」に続き、2019年、宮谷のライフワークであるショパン のアルバム「ノクターン Vol.1」をリリース。そして今回待望の続編 (第11番〜第21番)が登 場となります。 ショパンが生涯にわたり綴り続けた夜想曲は、作品が後期に進むにつれ音楽の深みが 増し、ここに収められた数々の傑作は今尚多くの人々を魅了し愛されています。カップリ ングには幻想曲を収録。ショパンの心の思いを、宮谷は丹念に歌い響かせ、その抒情性 と豊かな表現力は多くの支持を集め、常に高い評価を得ています。 益々円熟みを増す宮谷理香がショパンの音楽へと誘います。(オクタヴィア)

Hyperion
CDA-68260(1CD)
はかなき人生〜バッハ、ブゾーニ、ショパン、リスト、ハフ、グノー
バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004より)
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
リスト
:葬送曲(詩的で宗教的な調べ S.173より)、無調のバガテル(メフィスト・ワルツ) S.216a
ブゾーニ:カルメンによる室内幻想曲(ソナチネ第6番) BV.284
スティーヴン・ハフ:ピアノ・ソナタ第4番 「はかなき人生」
韓国民謡(ハフ編):アリラン
グノー(ハフ編):バッハのピアノ前奏曲第1番による瞑想曲 「アヴェ・マリア」
スティーヴン・ハフ(P)

録音:2018年12月10日−14日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
イギリス・ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフは、4つのグラミー賞ノミネート、2つの"Record of the Year"を含む8つのグラモフォン賞受賞を誇る、ピアノ王国ハイぺリオンを代表するピアニスト。「イン・ザ・ナイト(CDA67996)」や、「夢のアルバム(CDA68176)」など、独自の選曲で綴ったコンセプト・アルバムでも人気を博してきたハフの新たな録音は、作曲家としても注目を浴びるハフ自作のピアノ・ソナタ第4番 「はかなき人生」を軸に、ショパンの葬送ソナタ、リストの葬送曲など、はかない人生と「死」をテーマにした名曲をプログラミング。バッハ=ブゾーニのシャコンヌやグノーのアヴェ・マリアなどの珠玉の逸品、ハフが編曲した韓国民謡「アリラン」などを含む、眩いばかりの魅惑のラインナップでお贈りします。
ファリャが作曲したオペラのタイトルでも知られる「はかなき人生(Vida breve)」を副題に冠したハフのピアノ・ソナタ第4番は、ミシガン州で行われているギルモア国際鍵盤音楽祭によって2016年ギルモア・ヤング・アーティスト賞を受賞したミカ・マクローリンのために作曲され、2018年にスティーヴン・ハフ自身によって初演。シャルル・トレネの「四月のパリ」など5つの小さなモチーフによって構成され、約10分間の単一楽章のなかで、シンプルな美しいメロディから次第に複雑なフーガが発展し、情熱的な激動まで、儚くも濃密な人生を描いています。

ALBANY
TROY-1833(2CD)
ロケ・コルデロ(1917-2008):ピアノ作品全集
ピアノのためのミニアチュア/からっぽの揺りかごのための前奏曲/ノスタルジア/リズミックなソナチネ/5 つのミニアチュア/セカンド・ミニアチュアのための変奏曲/9 つの前奏曲/短いソナタ
アリーナのための3 つの小品/5 つの新しい前奏曲/ピアノ・ソナタ/3 つの詩的な瞑想曲
テュエン・トンヌ(P)

録音:2019-2020年
ロケ・コルデロはパナマ共和国出身の作曲家、指揮者。作曲をエルンスト・クシェネク、指揮 をミトロプーロスに師事した後、母国パナマで音楽院の創設、国立Oを組織し、その音 楽監督を務めるなどパナマ音楽界の発展に貢献した。彼の作品は管弦楽、室内楽、ピアノ曲、 声楽曲と多岐に渡っているが、このディスクは彼のピアノ作品を集大成しており、彼の作風を知 る上で大変貴重。サティ、ミヨーからバルトークなど 20 世紀初頭の様々な潮流の影響を受けて いるが、中には無調的な作品、12 音技法の作品もある。しかしラテン・アメリカ出身の作曲家だ けあっていずれも活き活きとしたリズム、色彩的なハーモニーが魅力。知られざる作曲家の楽し いアルバム。

Da Vinci Classics
C-00288(1CD)
ロンチーニとピアソラの四季
ロンチーニ:ピアノ・ソナタ第2番「新しい季節」
ピアソラ(ロンチーニ編):ブエノスアイレスの四季
ジャコモ・ロンチーニ(P/KAWAI RX-7)

録音:2020年1月31日&2月1日
0世紀のタンゴ・マスター、ピアソラの傑作「ブエノスアイレスの四季」をイタリアのピアニスト、ジャコモ・ロンチーニが編曲したピアノ・ヴァージョンと、ロンチーニが2019年に作曲した自身の「新しい季節」の副題を持つピアノ・ソナタ第2番をカップリング。
この「季節、四季」をテーマとしたプログラムをKAWAIのグランドピアノ「RX-7」で奏でるジャコモ・ロンチーニは、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で学び、13歳でダニエレ・ガッティとの共演によるモーツァルトの「ピアノ協奏曲第12番 K.414」でデビューを果たしたという経歴の持ち主。
またフィルハーモニアOからの招聘によりロイヤル・フェスティヴァル・ホールで共演を行うなど、ヨーロッパ各国で活躍を展開している実力派です。
Da Vinci Classics
C-00286(1CD)
コレスポンデンセス〜シューマン夫妻の手紙のやりとり
クララ・シューマン:ロベルト・シューマンの主題による変奏曲嬰ヘ短調 Op.20 3つのロマンス Op.11、
 4つのつかの間の小品 Op.15
シューマン:色とりどりの小品 Op.99
サラ・コスタ(P/YAMAHA CFX)

録音:2019年8月、カステッロ・ディ・モルサスコ(イタリア)
ロベルトとクララのシューマン夫妻の会話、やりとりをそれぞれの音楽を組み合わせて表現した素敵なプログラムを、イタリアの女流ピアニスト、サラ・コスタがYAMAHA CFXのピアノで披露!
サラ・コスタはベルガモのドニゼッティ音楽院で学んだ後、ノーマ・フィッシャーやマーティン・ロスコー、アンジェイ・ヤシンスキ、セルゲイ・ドレンスキーなどの名匠たちにも師事。
イタリアのキオッジャ国際ピアノ・フォーラム第1位、ロンドン・オープン・ピアノ・コンクール第3位などの実績を持ち、現在はソリスト、室内楽奏者として活躍する傍ら、母校であるドニゼッティ音楽院のピアノ科教授を務めています。

DUX
DUX-1645(1CD)
ショパン:ピアノ作品集
夜想曲第20番嬰ハ短調 WN.37「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」/夜想曲第1番変ロ短調 Op.9-1/夜想曲第13番ハ短調 Op.48-1/ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1「華麗なる円舞曲」/子守歌変ニ長調 Op.57/即興曲第1番変イ長調 Op.29/即興曲第2番嬰ヘ長調 Op.36/即興曲第3番変ト長調 Op.51/即興曲第4番嬰ハ短調 WN.46/マズルカ第5番変ロ長調 Op.7-1/マズルカ第13番イ短調 Op.17-4/マズルカ第14番ト短調 Op.24-1/マズルカ第41番嬰ハ短調 Op.63-3/バラード第2番ヘ長調 Op.38/ポロネーズ第3番イ長調Op.40-1/ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44
マグダレーナ・プレスナル(P)

録音:2020年2月、アルトゥール・マラフスキ・コンサート・ホール(ポーランド)
マグダレーナ・プレスナルはワルシャワのショパン音楽大学でピアノを学び、現在はソリストとして活躍する傍ら、ジェシュフ大学の音楽研究所の教授も務めているポーランドの才女。
これまでにキラールやグレツキのピアノ作品の録音を発表してきたプレスナルがいよいよショパンの作品の録音を決断。丁寧な音楽作りが印象的なショパン・アルバムです。
DUX
DUX-1609(1CD)
メイエル:ピアノ作品集Vol.3
24の前奏曲 Op.43
マレク・シュレゼル(P)
ペンデレツキやルトスワフスキといった近代ポーランドを代表する巨匠たちに作曲を学び、ショスタコーヴィチの研究で音楽学者としても高い評価を受けているポーランドの音楽家クシシュトフ・メイエル(1943−)。
DUX-レーベルが進めているメイエルのピアノ作品集シリーズの第3巻には、1977年から78年にかけて作曲された「24の前奏曲」を収録。ポーランドで「24の前奏曲」といえば真っ先に思い浮かぶのはショパン。その後、数世紀を経て生まれたモダンな響きの「24の前奏曲」もかなりの力作です。
DUX
DUX-1670(1CD)
ラフマニノフ〜ピアノ・トランスクリプションズ
バッハ(ラフマニノフ編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 BWV.1006より プレリュード、ガヴォット、ジーグ
ビゼー(ラフマニノフ編):「アルルの女第1組曲」より メヌエット
クライスラー(ラフマニノフ編):愛の悲しみ、愛の喜び
メンデルスゾーン(ラフマニノフ編):「夏の世の夢」より スケルツォ
ムソルグスキー(ラフマニノフ編):歌劇「ソロチンスクの市」より ゴパック
リムスキー=コルサコフ(ラフマニノフ編)::熊蜂の飛行
シューベルト(ラフマニノフ編):歌曲集「美しき水車小屋の娘」より どこへ?
チャイコフスキー(ラフマニノフ編):子守歌 Op.16-1
ラフマニノフ:ひなぎく Op.38-3、リラの花 Op.21-5、
 ピアノ連弾のための6つの小品 Op.11*
イヴァン・シェムチュク(P)、
アリーナ・アンドリウティ(P)*

録音:2020年2月6日−10日、サノク(ポーランド)
ラフマニノフの「トランスクリプション」の魅力と醍醐味を伝えてくれるプログラムを繰り出すのは、ウクライナのチェルニウツィー出身の若手ピアニスト、イヴァン・シェムチュク(1994−)。
ウクライナでピアノを学んだ後、ポーランドへと渡ったシュムチェクは同地で頭角を現し、ポーランドのサノクで開催された第10回国際ピアノ・フォーラムを皮切りにデンマーク、ロシア、リトアニア、チェコ、ポーランドなどでのコンクールで優秀な成績を収めるなど、今後の飛躍が期待されています。
ピアノ連弾のための「Op.11」でシュムチェクとコンビを組むアリーナ・アンドリウティはモルドヴァ出身の女流ピアニスト。アンジェイ・バウアーとバルトシュ・コジャクのクラスで伴奏者を務め、ルーマニア国立歌劇場のピアニストとしても活躍しています。
DUX
DUX-1442(1CD)
ヴェルトハイム:ピアノ独奏作品集
4つの前奏曲 Op.2/2つの前奏曲 Op.5/ポーランド民謡による3人の賢者 Op.13/即興曲ヘ長調 Op.6-1/創作主題による変奏曲 Op.4/ピアノとヴァイオリンのためのソナタ Op.18(世界初録音)
パヴェル・パヴリク(P)、
ジーモン・テレッキ(Vn)

録音:2017年10月7日−9日&2019年7月4日−5日、オトレンブシ(ポーランド)
19世紀後半〜20世紀前半のポーランドにおけるコンポーザー=ピアニスト、指揮者、教育者、音楽評論家として活躍したユリウシュ・ヴェルトハイム(1880−1928)。
ヴェルトハイムは新ロマン主義を掲げた作曲者としての一面はもちろんのこと、若き日のアルトゥール・ルービンシュタインに多大な影響を与えた人物としても知られています。
しかしながらその作品や作風に接する機会にはほとんど恵まれてこなかったため、今回のピアノ作品集(+ピアノ&ヴァイオリン・ソナタ)は、ルービンシュタインも一目置いた音楽家の功績を記録した貴重なものとなるでしょう。
DUX
DUX-1665(1CD)
様々なポーランドの作曲家によるポロネーズ集
ボーダノヴィチ:ポロネーズ・アモローソ ヘ長調/ヘイリンスキ:ポロネーズ第1番ヘ長調、ポロネーズ第2番ニ長調/ブウォンスキ:ポロネーズ第1番ニ長調、ポロネーズ第2番変ホ長調、ポロネーズ第3番変ロ長調、悲劇的なポロネーズ/ロドウスキ:ポロネーズ第1番ニ長調、ポロネーズ第2番ト長調、ポロネーズ第3番変ロ長調、ポロネーズ第4番変ホ長調、ポロネーズ第5番ハ長調、ポロネーズ第6番ニ長調/コズロフスキ:プレイエルのクィンテットによるポロネーズ イ短調、プレイエルのセレナードによるポロネーズ変ホ長調、ロマンスによるポロネーズ ヘ短調、ポロネーズ ロ長調、イタリアのアリアによるポロネーズ ト短調
ウルシュラ・バルトキエヴィチ(ハープシコード)

録音:2020年3月2日−5日、オトレンブシ(ポーランド)
長年に渡りポーランド有数のチェンバリストの1人としてその名を知られ、17〜18世紀のポーランド音楽の研究者としても高名なベテラン女流奏者ウルシュラ・バルトキエヴィチが、「ポーランドのチェンバロ作品集」シリーズの続編(第3弾)となる「ポロネーズ集」を発表しました。
ポーランド、トルンのニコラウス・コペルニクス大学の図書館に所蔵されている写本や古い書物に収められていた知られざるポーランドの作曲家たちが遺した「ポロネーズ」の数々。ショパンの時代よりも前に生まれていた「ポロネーズ」の魅力を伝えてくれる音楽史的にも意義深い作品集です。
ちなみにこのCDに収録されている「ポロネーズ」は2019年12月に、ブィドゴシュチュのフェリクス・ノヴォヴィエジスキ音楽アカデミーによって出版されました。

Tactus
TC-780704(1CD)
ジュリアーニ:ギター作品集
「おいらはキャベツ作りの子」の主題による6つの変奏曲 Op.49/オリジナル主題による6つの変奏曲 Op.62/ニコラ・イズアールの歌劇 「ジャンノとコラン」の主題による8つの変奏曲 Op.72/ロンド 「狩り」 Op.109/ロッシーニの歌劇 「チェネレントラ」より シンフォニア/変奏曲 Op.postuma(序奏、主題と5つの変奏、フィナーレ)
ラファエレ・カルピーノ(G)

録音:2018年11月、バーリ(イタリア)
Tactusでは、フェルディナンド・カルッリ(TC770302)、ルイージ・レニャーニ(TC791201)の未出版の作品を発掘して録音した、イタリアのギタリスト、研究家、歴史学者、ラファエレ・カルピーノが弾く、マウロ・ジュリアーニの様々な変奏曲を主体としたギター作品集。

Aeolus
AE-11241(1SACD)
フランク:オルガンのためのトランスクリプション集
前奏曲, コラールとフーガ CFF24(編曲:アンリ=フランク・ボーペラン)
弦楽四重奏曲ニ長調より ラルゲット CFF124(編曲:ハンス=アンドレ・スタム)
交響曲ニ短調(1887)(編曲:ヤーン・ヴァラフ)
ペーター・ファン・デ・ヴェルデ(Org)

録音:2019年11月20日−22日、アントワープ聖母大聖堂(ベルギー)
多くの優れたオルガン作品でも定評の高いドイツの高音質レーベル、Aeolus(エオルス)。
ギィ・ヴァイツ(AE11091)やジョゼフ・カラーツ(AE11151)などの稀少なオルガン作品を録音してきたアントワープ聖母大聖堂の名誉オルガニスト、ペーター・ファン・デ・ヴェルデが弾く、「交響曲ニ短調」をはじめとするセザール・フランクのオルガン・トランスクリプション集。使用楽器は、ベルギーの著名なオルガン製作者、ピエール・シヴェンが1891年に建造したアントワープ聖母大聖堂のヒストリカル・オルガン。ベルギー最大級のシンフォニック・オルガンで壮麗に響かせるフランスのシンフォニック・オルガン・ワークスとその優秀録音にご期待ください!
交響曲ニ短調のオルガン・トランスクリプションは、スロヴァキア出身、ベルギーで活躍した指揮者、作曲家、オルガニストのヤーン・ヴァラフ(1925−2019)によるもので、このアルバムはヤーン・ヴァラフの思い出に捧げられています。

Nimbus
NI-5996(1CDR)
レントヘン:ピアノ作品集 Vol.5 (2台ピアノのための音楽)
ユリウス・レントヘン:セザール・フランクの主題による変奏曲
カール・ライネッケ:バッハのサラバンドによる変奏曲 Op.24
レントヘン:ベートーヴェンの主題による変奏曲
ライネッケ
:アンダンテと変奏曲 Op.6
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56b
マーク・アンダーソン(P)、
ミシェル・マレ(P)

録音:2019年7月11日−12日、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)
19世紀から20世紀前半にかけてオランダで隆盛を誇った音楽一族レントヘン家を代表する音楽家ユリウス・レントヘン(1855−1932)。ドイツの後期ロマン派の流れを汲む、オランダ・ロマンティシズムの象徴的存在、レントヘンのピアノ作品を、独墺系レパートリー、またハンス・フォン・ビューローなどのレア・レパートリーの演奏に定評のあるマーク・アンダーソンが弾くシリーズの第5巻。今作では、1988年のジュネーブ国際コンクール、ピアノ部門にて上位入賞(1位、2位無し)をしているカナダ出身の名手、ミシェル・マレとの共演で2台ピアノのための作品を収録。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Nimbus
NI-1708(4CDR)
べスト・オヴ・ ケヴィン・ボウヤー〜20世紀のオルガン作品傑作選
【Disc1】
ニールセン:コンモツィオ Op.58/フランス・シベア:前奏曲, 間奏曲, フーガ/ヒンデミット:ソナタ第2番/シェーンベルク:レチタティーヴォによる変奏曲 Op. 40/ピーター・マクスウェル・デイヴィス: 「おお、大いなる神秘」 による幻想曲
【Disc2】
ペア・ノアゴー:パルティータ・コンチェルタンテ Op.23/マルコム・ウィリアムソン:エディス・シットウェルの碑文/ジャン・ラングレー:幸福の詩/ジャン・アラン:架空庭園/アラン・リドー:最後の7つの言葉/グレツキカンタータ Op.26/ウィルフリッド・メラーズ:オーパス・アルキミクム
【Disc3】
ジェイムズ・イリフ:オルガンのための三重奏曲/ブライアン・ファーニホウ:7つの星/ラウタヴァーラ:トッカータ Op.59/グバイドゥーリナ:光と闇/ペルト:断続する平行/パトリック・ゴワーズ:トッカータとフーガ/フィリップ・グラス:サティヤグラハ より 第3幕フィナーレ
【Disc4】
タヴナー:マンデリオン/ジャネット・グラハム:オルガンのための3つの小品/ジョナサン・ハーヴェイ:幻想曲/クリストファー・バウワーズ=ブロードベント:デュエットとカノン/ダイアナ・バレル:アーチド・フォーム・ウィズ・ベルズ
ケヴィン・ボウヤー(Org)

録音:1992年−1999年
5つの国際オルガンコンクール優勝、ソラブジの第2オルガン交響曲(約8時間におよぶ大作)初演や、バッハのオルガン作品全曲録音という偉業を成し遂げたケヴィン・ボウヤー。ニールセンが晩年に残した傑作のひとつ「コンモツィオ」から、ペルトやグラスに至るまで、ボウヤーが1992年から1999年にかけて録音した20世紀のオルガン作品を集約。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

ALPHA
ALPHA-653(1CD)
ベフゾド・アブドゥライモフ
ドビュッシー:子供の領分 L.113
ショパン:24の前奏曲 Op. 28
ムソルグスキー:展覧会の絵
ベフゾド・アブドゥライモフ(P)

録音:2020年1月テルデックス・スタジオ、ベルリン
1990年ウズベキスタンの首都タシュケント生まれのベフゾド・アブドゥライモフ。2009年にロンドン国際ピアノ・コンクールで優勝し、Deccaか ら2枚のアルバムをリリース、驚異的なテクニックで世界中のピアノ・ファンを虜にしました。その後プロムスにデビューするなど、日本を含む世界 各地の演奏活動で深みを増した彼が、ALPHAレーベルからアルバムをリリースします。第1弾はドビュッシー、ショパン、そしてムソルグスキーに よる人気作品を集めた贅沢な一枚。いずれも小さな曲を集めた作品で、隣り合う曲同士の類似と相違の関係性が織りなす色彩感を万華 鏡のように楽しむことをテーマとしています。豊かな経験による成長を感じさせる軽やかさの中に、高い技術力に裏打ちされた高度な表現を 聴かせ、時折挟む、ちょっとしたテンポの揺れなどもたいへん魅力的です。なお、『展覧会の絵』はバウアー版あるいはラヴェル編曲版の影響 か、「ビドロ」は弱音で始まり5つ目の「プロムナード」は省略しています。ALPHAからは数枚のアルバムが予定されており、今後の展開が楽し みなところです。

Paraty
PARATY-120198
(1CD)
ショパン:ワルツ全集(全18曲) エモ・パジャン(P)

録音:2020年2月/ベーゼンドルファー(ウィーナー・ノイシュタット)
エモ・パジャンは1983 年生まれのフランスのピアニスト。ドミニク・メルレやレオン・フライシャーに学び、ヨーロッパのいろいろなコンクールで入賞す るなど注目されています。彼は1970-80年代に情熱的な演奏で人気を博したヴァイオリニスト、シルヴィア・マルコヴィチの愛息で、近年は母との共演も 数多く行なっています。
パジャンはショパンのワルツ18曲に挑戦。どの曲も個性的解釈に驚かされますが、生き生きとした生命感が魅力です。 (Ki)
Paraty
PARATY-820196
(1CD)
対話
サント=コロンブ:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ組曲ト短調
フィリップ・エルサン:エルサレムへの道(2003)
サント=コロンブ:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ組曲ハ長調
フィリップ・エルサン:パスコラス(2019)
サント=コロンブ:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ組曲ニ短調
ロナルド・マルティン・アロンソ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

録音:2019年10月21-24/サン・ミシェル高教会
ロナルド・マルティン・アロンソは1980年キューバ生まれのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。アンサンブル・ストラヴァガンツァを率い、古楽界をリードする かたわら、最新の前衛音楽でヴィオラ・ダ・ガンバの可能性を開拓しています。ここでもサント=コロンブが1690年頃に作った無伴奏組曲と、1948年生 まれのフランスの作曲家フィリップ・エルサン作品を対話的に組み合わせています。2019年作の「パスコラス」はアロンソのために書かれ、メキシコのヤキ 族の儀礼音楽に基づいています。 (Ki)
Paraty
PARATY-160210
(1CD)
連弾のモーツァルト
モーツァルト:ピアノ連弾のためのソナタハ長調K.521
アンダンテと変奏K.501
ピアノ連弾のためのソナタヘ長調K.497
デュオ・ペガス【モルガーヌ・ル・コール &クヌート・ジャック】
モーツァルトの連弾用ソナタは独奏や2台の名作に比べポピュラーではないものの、さすがモーツァルトの充実した世界を構築しています。
このアルバムはパリ音楽院で古楽器の教鞭をとるモルガーヌ・ル・コールとクヌート・ジャックがクリストファー・クラーク製作のアントン・ヴァルターのレ プリカ・フォルテピアノではつらつとした演奏を繰り広げます。

Evil Penguin Records
EPRC-0036(2CD)
ベートーヴェンと彼のフレンチ・ピアノ
■CD1
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番より第2楽章「アンダンテ・コン・モート(第2部)」
ルイ・アダン(1758-1848):「コンセルヴァトワールのピアノ教本」より練習曲第48番
アダン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Op.8-2
ベートーヴェン:「エロイカ」のスケッチブックからの練習曲
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」より第1楽章
ベートーヴェン:アレグレット WoO 5
ベートーヴェン:アンダンテ・グラツィオーソ・コン・モート WoO 57
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」より第2楽章
【ボーナス・トラック】 
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」よりイントロダクション「アダージョ・モルト」
■CD2
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
ダニエル・シュタイベルト(1765-1823):ピアノ・ソナタ ト長調 Op.64
トム・ベギン(フォルテピアノ/ベートーヴェン所有のエラール・フレール製(1803年製作)のレプリカ、クリス・マーネ(2006年製作))
調律=430Hz

録音:2019年2月11-15日/アカデミーザール、シント=トロイデン(ベルギー)
ベートーヴェン・イヤーにふさわしいディスクが EVIL PENGUIN RECORDS からもリリース!ベートーヴェンが所有していたエラール社のピアノのレプリ カを用いたトム・ベギン渾身の録音です!
1803 年 10 月、ベートーヴェンは新しいピアノと出会いました。それはベートーヴェンにとってはじめての外国製のピアノで、エラール・フレール(エラー ル社)が献呈した68鍵、5オクターブ5度のフランス製の楽器でした。この楽器はシリアルナンバー133が付番されており、これは1797 年以降にパリのエラー ル社が製造した 133 台目のものであることを示しています。ベートーヴェンはこの楽器に魅了され、これまで触れてきたウィーンの楽器の音色とタッチの違 いに驚き、新たな作品を書き上げました。
トム・ベギンはベートーヴェンが新しい楽器を手に入れて間もなく書き始めた 1803 年から 1807 年までのピアノ・ソナタ第 21 番「ワルトシュタイン」、 第 22 番、第 23 番「熱情」を主軸に、ベートーヴェンと同時代に生きたダニエル・シュタイベルトのピアノ・ソナタ ト長調 Op.64(1805 年作曲)とルイ・ アダンのピアノ・ソナタ ハ長調 Op.8-2(1801 年作曲)を演奏。ベートーヴェンと彼の楽器を通した興味深いアルバムが完成しました。
レプリカを製作したのは歴史的ピアノの修復で世界的に有名なベルギーのピアノ製作者、クリス・マーネによるもの。見事に作り上げたこのレプリカで、ベー トーヴェンが思い描いた世界に誘います。136 ページにも及ぶ充実のブックレット(英語)には楽器の写真もふんだんに掲載されております。また、このブッ クレットにはベートーヴェンが所有していたエラールの楽器についての動画が見られる QR コードもついております。非常に貴重な資料としても注目です。 (Ki)

OTTAVA RECORDS
OTTAVA-10005(1CD)
税込定価
6手2台ピアノ作品集
ドビュッシー(アンドレ・カプレ編):交響的素描「海」
ファリャ(ギュスターヴ・サマズイユ編):「スペインの庭の夜」
グレインジャー「緑の茂み」

※すべて6手2台ピアノによる演奏
青柳いづみこ、森下唯、田部井剛(P)

録音:2020年2月18-20日/五反田文化センター、音楽ホール
ドビュッシーの「海」に関して、4手2台ピアノの演奏は広く知られていますが、6手(3人)2台による演奏はきわめて珍しく、録音されたものは今のところほかに見当たりません。
わが国のドビュッシー研究と演奏の第一人者である青柳いづみこ、アルカンの紹介に取り組むなど、独自の活動を展開する気鋭のピアニスト森下唯、指揮者として活躍するとともに、ピアニストとしても非凡な才能を発揮する田部井剛。個性あふれる3人の演奏家による豊穣な音世界が展開します。
ファリャの「スペインの庭の夜」は、ラテン的な官能と躍動するリズム感が持ち味の作品で、元はピアノとオーケストラの作品です。2台のピアノからあふれ出るオーケストラのような響きが印象的です。また、グレインジャーの「緑の茂み」は、スコットランド民謡をベースにした楽曲で、親しみやすい旋律が繰り返される楽しい佳曲です。
ダイナミックな響きと繊細な透明感をあわせ持つ名録音は、音の名匠・深田晃によるもの。3人の演奏家が弾く2台のピアノから溢れる壮大な音世界を見事に捉えています。
24ページにおよぶ解説書は、青柳いづみこと池原舞(音楽学者)が執筆しているほか、録音風景なども掲載されています。 (Ki)

Da Vinci Classics
C-00330(1CD)
アンドレイ・ガヴリーロフ〜生きていることを意識する音楽 第1集
シューマン:蝶々 Op.2、
 交響的練習曲 Op.13
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
アンドレイ・ガヴリーロフ(P/スタインウェイ)

録音:チェコ放送スタジオ1(プラハ、チェコ)
019年になんと18年ぶりとなる来日公演を行い、さらには新型コロナ禍の中、2020年11月に再来日を果たし、各地で聴衆に衝撃を与え大喝采を浴びたロシアのヴィルトゥオーゾ、アンドレイ・ガヴリーロフ。 ガヴリーロフが自身のオフィシャルサイト内で展開している「Unzipped Classical Music」と、「Da Vinci Classic」の共同プロジェクト第1弾としてリリースされる新録音は、2019年の来日公演でも演奏されたシューマンとムソルグスキー!
1974年に弱冠18歳でチャイコフスキー国際コンクールで優勝し、リヒテルの代役として出演したザルツブルク音楽祭での大成功を収めるものの、その後に待ち受けていたKGBからの迫害。そして一転、当時の共産党書記長ゴルバチョフが認めたことにより、亡命することなく国外に滞在する許可を与えられた旧ソ連における最初の芸術家となるなど、激動の人生を歩んできたガヴリーロフ。 強靭な打鍵、繊細なタッチによる劇的なデュナーミク。時にはピアノが壊れるのではないかと心配になるほどの凄まじいパワー。極端なまでの大胆さと繊細さが同居するその演奏は常に賛否両論を巻き起こしますが、90年代初頭までの全世界での大成功の後に待ち受けていた苦悩の日々、演奏活動休止を乗り越えて見事に復活を遂げ、ガヴリーロフがたどり着いた"現在"がここにあります。

Chandos
CHAN-20194(1CD)
再発見のライシャ Vol.3
アントワーヌ・ライシャ:変奏の技法、またはピアノのための57の変奏曲 Op.57
イヴァン・イリッチ(P)

録音:2020年2月23日−25日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
フランスの伝説的名手フランソワ=ルネ・デュシャーブルの門弟、イヴァン・イリッチが力を入れて取り組んでいるアントワーヌ・ライシャの再発見シリーズ、待望の第3集が登場!
第1集のソナタ、第2集のフーガに続きイリッチが第3集で取り上げたのは、演奏時間80分超えの大曲「変奏の技法」。音楽理論家として実験的な作品にも取り組み「多様性こそが音楽の魂である」と述べたライシャの面目躍如たる作品で、当時としては異例といえる57もの変奏を含んでいます。各変奏はシンプルなものから複雑なもの、ポリフォニックなものからそうでないものまで、多様性とオリジナリティに富んでおり、ライシャがハイドンやベートーヴェンの同時代人であるだけでなく、ショパン、シューマン、アルカン、リストの先駆者でもあるということが強く感じられる作品となっています。イリッチ自身はこの作品をバッハの「ゴルトベルク変奏曲」とベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」の間のミッシング・リンクであると評しており、実際「ディアベリ変奏曲」にはライシャの影響を見て取ることができます。
チェコ出身、ドイツとフランスで活躍したアントワーヌ・ライシャ(1770-1836)(チェコ語ではアントニーン・レイハ、ドイツ語ではアントン・ライヒャ)は、ベートーヴェンと同年の生まれで生涯にわたっての友人でもあった作曲家、教育者、理論家。演奏からは身を引き作曲に生涯を捧げ、数多くの実用的な理論書を残し、パリ音楽院では作曲科の教授としてリストやベルリオーズ、フランク、グノーらを教えました。ベルリオーズはレイシャの作品について「未出版のものが数多く眠っており、中には音楽芸術にとって最も重要なものが含まれる」とコメントしています。

SOMM
SOMMCD-0624(1CD)
NX-B04
ハイドン:ピアノ・ソナタ集 第3集
ソナタ 第34番ニ長調 Hob. XVI:33
ソナタ 第32番ト短調 Hob. XVI:44
ソナタ 第31番変イ長調 Hob. XVI:46
ソナタ 第38番ヘ長調 Hob. XVI:23
ソナタ 第55番変ロ長調 Hob. XVI:41
ソナタ 第56番ニ長調 Hob. XVI:42
レオン・マッコーリー(P)

録音:2019年11月23-24日
1993年、ウィーン国際ベートーヴェンピアノコンクールで優勝。同年リーズ国際ピアノコンクールで第2位を 獲得したイギリスのピアニスト、レオン・マッコーリーが取り組むハイドンのピアノ・ソナタ集。 第3集となるこのアルバムでは1767年から1784年にかけて作曲された6つのソナタが演奏されています。 今作でもマッコーリーは、旋律に自在な装飾を加えながら遊び心たっぷりの演奏を披露。とりわけ後期の2 つのソナタ、第55番と第56番での充実の演奏が聴きどころです。

STEINWAY&SONS
STNS-30062(2CD)
NX-D01
バッハ:6つのパルティータ BWV 825-830 セルゲイ・シェプキン(P)

録音:2015年9月14日、2014年9月14,29日
1962年ロシア出身のピアニスト、セルゲイ・シェプキン。5歳でピアノをはじめ、サンクトペテルブルク音楽院でグリ ゴリー・ソコロフらにピアノを師事、卒業後は1988年にオスロで創設された「ソニヤ王妃国際音楽コンクール」で3 位入賞を果たし国際的な注目を集めました。1990年にアメリカへ移住。ボストンのニューイングランド音楽院で 研鑽を重ね、ピアニスト、教育者として活動しています。 彼はバッハ作品の解釈で広く知られており、このパルティータ集は、2014年にリリースされた「フランス組曲」 (STNS-30046)に続くSTEINWAYレーベルへの2枚目の録音となります。
STEINWAY&SONS
STNS-30095(1CD)
NX-B07
ドリュー・ピーターセン/ ピアノ・リサイタル
グリフィス(1884-1920):3つの幻想的小品 Op.6
アイヴズ:ピアノ・ソナタ第2番「マサチューセッツ州コンコード1840-60年」(コンコード・ソナタ)- 第3楽章 オルコッツ
カーター(1908-2012):ピアノ・ソナタ
ザイモント(1945-):アッターズ
バーバー:ピアノ・ソナタ Op.26
ドリュー・ピーターセン(P)

録音:2017年10月13-15日スタインウェイ・ホール, ニューヨーク, USA
1993年ニュージャージー州オラデルで生まれたドリュー・ピーターセン。幼い頃から才能を発揮、2006年2月に は12歳でカーネギー・ホールでコンサートを開催。大成功を収めました。ジュリアード音楽院で音楽を学びました が、彼の才能は音楽だけにとどまることなく、19歳でハーバード大学を卒業しリベラルアーツの学士号を取得して います。2017年には「American Pianists Awards」を受賞するなど数多くの賞と奨学金を獲得、また同年 にはインディアナポリス大学の「アーティスト・イン・レジデンス」に選出されるなど活躍を続けるピーターセン。このア メリカ近現代の多種多様な作品を集めたアルバムでは、その才能を垣間見ることができるでしょう。
STEINWAY&SONS
STNS-30097(1CD)
NX-B07
リ・ゼンニ/ ピアノ・リサイタル
ルリエ(1892-1966):5つの前奏曲断章 Op.1
シューマン:ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.11
バルトーク:2つのエレジー Op. 8b/BB 49
リ・ゼンニ(P)

録音:2017年10月30日&2018年1月4日
スタインウェイ・ホール, ニューヨーク, USA
ジュリアード音楽院とイェール音楽大学院で研鑽を積んだピアニスト、リ・ゼンニ。ソリスト、室内楽奏者としてアメ リカ全土からヨーロッパで活躍し、その情熱的なパフォーマンスは多くの聴衆を魅了しています。2017年に録音さ れたデビュー・アルバム「Melancholie メランコリー」は、彼女が選んだルリエ、シューマン、バルトークの作品を収 録。強靭なタッチから生まれる美しい音色と情感豊かな演奏を披露しています。
STEINWAY&SONS
SNS-30100(1CD)
NX-B07
20世紀前半のピアノ音楽
ニールセン:3つのピアノ小品 Op.59, FS 131
エネスコ:組曲第3番「即興的小品」 Op.18- 第7曲 夜の鐘
5. シェーンベルク:ピアノ曲 Op.33a
シェーンベルク:ピアノ曲 Op.33b
アイヴズ:ピアノ・ソナタ第2番 「マサチューセッツ州コンコード1840-60年」(コンコード・ソナタ)
アンドリュー・ランジェル(P)

録音:2017年12月26-27日、2018年2月2日
バッハとベートーヴェン作品における解釈で名を馳せるアンドリュー・ランジェルが、20世紀前半に作曲されたピア ノ曲の中から、実験的な作風で知られるアイヴズの「ピアノ・ソナタ第2番」を中心に、ニールセン、シェーンベル ク、エネスコの作品を選曲し、1枚のアルバムにまとめたもの。ランジェルは2008年にアイヴズのピアノ・ソナタ第1 番をBridge Records(BCD9295)に録音、その際にもニールセンの組曲「明けの明星」を組み合わせており、 今回のアルバムは事実上の続編になります。
STEINWAY&SONS
STNS-30131(1CD)
NX-B07
無伴奏ヴァイオリンのために
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565 - トッカータ(T. チュロチニコヴァによるヴァイオリン編)
ビーバー(1644-1704):ロザリオのソナタ - パッサカリア ト短調
ハンドシキン(1747-1804):ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.3, No.3 - 第1楽章 アンダンテ・マエストーソ
フィリップ・グラス(1937-):ヴァイオリン協奏曲第2番 「アメリカの四季」 - プロローグ
テレマン:12のファンタジア - 第9番 ロ短調 TWV 40:22-第2楽章 ヴィヴァーチェ
グラス:ヴァイオリン協奏曲第2番「アメリカの四季」 - ソング第1番
マッテイス(1670-1737):アリア・ファンタジア
グラス:ヴァイオリン協奏曲第2番「アメリカの四季」 - ソング第2番
モンタナーリ(1678-1737):ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 - 第4楽章 ジーガ・センツァ・バッソ
グラス:ヴァイオリン協奏曲第2番「アメリカの四季」 - ソング第3番
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV 1003 - 第4楽章 アレグロ
イザイ:ヴァイオリン・ソナタ - 第2楽章 カンツォーナ(レント・エ・メスト)(ブリュッセル国立音楽院所蔵の手稿譜より)
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 Op.27, No.2- 第1楽章 前奏曲 「妄執」
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565- フーガ(T. チュロチニコヴァによるヴァイオリン編)
タチアーナ・チュロチニコヴァ(Vn)

録音:2018年11月
無伴奏ヴァイオリンのためのさまざまな作品を通じて、バロック音楽と近現代音楽との魅力的な関連を探求した アルバム。チュロチニコヴァは異なるピッチに調弦したモダンとピリオドの楽器を使用し、独特な音の世界を表現し ました。チュロチニコヴァはウクライナのハリコフ出身。7歳でヴァイオリンをはじめ、14歳でハリコフ・フィルハーモニー とブルッフの協奏曲を演奏しプロ・デビューを飾り、モスクワのチャイコフスキー音楽院、オーバリン音楽院、ジュリ アード音楽院で学びました。2013年にカーネギーホールで開催したコンサートが絶賛され、2016年には TOCCATA CLASSICSから「アキメンコ:ヴァイオリン作品集」(TOCC-352)をリリース。以降アメリカ全土で演 奏会を行っている注目のヴァイオリニストです。

MClassics
MYCL-00001(1SACD)
税込定価
リスト:巡礼の年「スイス」 三舩優子(P)

録音:2020 年8 月26-27 日 フィリアホール
デビュー30 周年を迎え、ソリストやユニット「Obsession」など多岐に渡り活躍をする三舩優子 の8 年ぶりとなるソロ・アルバムです。収録曲はピアニズムの頂点に位置するリストの「巡礼 の年」。三舩が子供のころより向き合い、大事にしてきた作曲家がリストです。長年演奏し続 け到達した、確固たるピアニズムが広がります。これまで積み上げてきた音楽的経験が、リス トの深淵なる旋律に共鳴し合い、重厚に響き渡ります。三舩の意志の強さが昇華していくかの ような見事な演奏です。デビューから30 年を迎え、また新たなスタートに相応しい「巡礼の 年」。三舩の新たな音楽への旅路が始まる渾身のアルバムです。

IBS CLASSICAL
IBS-152020(1CD)
ビーバー(1644-1701):パッサカリア-守護天使
イゴール・ロボダ(1956-):レクイエム
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番
BWV1004
イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番Op.27-2
ホナタン・メソネロ(Vn)

録音:2019年6月2-4日
バロック期から現代まで、4人の作曲家による無伴奏ヴァイオリン作品を集めたアルバム。ビーバーの謎めいた『ロ ザリオのソナタ』の最後に置かれた「パッサカリア」、2014年のウクライナ紛争犠牲者に捧げられたロボダの「レクイ エム」、長大なシャコンヌを持つバッハの「パルティータ 第2番」、バッハのパルティータが引用されたイザイのソナタ。 タイトルの「TRASCENDO=超越」が表すように、ヴァイオリンの表現力の限界を超えようとするかのような内容 を持つ作品が堂々と演奏されています。ホナタン・メソネロはスペイン出身の若手奏者。バスク高等音楽院では 綿谷恵子に師事、その後ベルリンに留学し研鑽を積んだ彼は、特別に作られた楽器「ロベルト・レガッツィ 2009」を操り、自然な流れから生み出される美音で聴き手を魅了します。
IBS CLASSICAL
IBS-142020(1CD)
近代ピアノ作品集
ヒナステラ:ピアノ・ソナタ 第1番Op.22
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ 第4番
ヒナステラ:3つのアルゼンチン舞曲 Op.2
ヴィラ=ロボス:ブラジルの詩
モイセス・モレイロ(1904-1979):ホローポ
エベンシオ・カステリャーノス(1915-1984): マニャニータ・カラケーニャ
ヘラクリオ・フェルナンデス(1851-1886):解き放たれた悪魔(P.トロ編)
ハビエル・ラメイクス(P)

録音:2019年10月14-16日
アルゼンチンの伝承音楽を研究し、旋律とリズムの特長をうまく融合させたヒナステラ、ブラジルの民族モダニズム を採り入れたヴィラ=ロボス、この2人の作品を中心に、ベネズエラの郷愁を感じさせるカステリャーノスの「マニャー タ・カラケーニャ」とジョン・ウィリアムスのギター演奏で知られるフェルナンデスの「解き放たれた悪魔」、そしてベネズ エラの祝祭で演奏される国民舞踊「ホローボ」を併せることで、20世紀の南米で生まれた色彩豊かなピアノ曲を たっぷり味わっていただけます。演奏しているラメイクスは、ベネズエラ出身のピアニスト。5歳でピアノを始め、17 歳でユトレヒトに留学。数々のオーケストラと共演し研鑽を積み、現在はアムステルダムを拠点にコンサート・ピア ニストとして活躍しています。

ARCO DIVA
UP-0213(1CD)
NX-A14
スクリャービン/パステルナーク:ピアノ作品集
スクリャービン:3つの小品 Op.2 - 第1曲 練習曲 嬰ハ短調
 12の練習曲 Op.8
 ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調「幻想ソナタ」Op.19
 ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調 Op.30
ボリス・パステルナーク(1890-1960):前奏曲 嬰ト短調
 前奏曲 変ホ短調
 ピアノ・ソナタ ロ短調
マリーナ・サムソン=プリマチェンコ(P)

録音:2019年2月23-24日
ロシア、サンクトペテルブルクで生まれ、現在はフランスを拠点に活躍しているピアニスト、マリーナ・サムソン=プリ マチェンコ。4歳でピアノをはじめ、名手ゲンリフ・ネイガウスの弟子となり更なる研鑽を積み、ピアニストとして演奏 する傍ら、数多くの後進を育てています。これまでに発売されたシューマンとモーツァルトのアルバムは高く評価さ れました。今回のアルバムでは、彼女は自国の作曲家パステルナークと彼が高く評価していたというスクリャービン の初期作品を組み合わせ、両者の作品の共通性を探っていきます。『ドクトル・ジバゴ』の作者として知られるパ ステルナークは少年時代にスクリャービンの音楽に触れて弟子となり、一時は作曲家を志しましたが、19歳で挫 折したという経歴を持ち、その作品からは師の影響が強く感じられます。サムソン=プリマチェンコの厚みのある音 が作品を引き立てています。
ARCO DIVA
UP-0221(1CD)
NX-A14
ドメニコ・スカルラッティ/モーツァルト/ショパン/リスト/ラフマニノフ:ピアノ作品集
リスト:超絶技巧練習曲集 S139/R2b - 第1番ハ長調 「前奏曲」
スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.380/L.23/P.483
ショパン:24の前奏曲〜第1番ハ長調/ 第3番ト長調/ 第10番嬰ハ短調/第20番ハ短調
スカルラッティ:ソナタ ハ長調 K.95/L.358
リスト:ハンガリー狂詩曲第11番イ短調 S244/R106
 ハンガリー狂詩曲第13番イ短調 S244/R106
ラフマニノフ:13の前奏曲 Op.32 - 第10番ロ短調
 10の前奏曲 Op.23 - 第5番ト短調
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414(ピアノと弦楽四重奏版)
ヤン・シュルマイスター(P)
ウィハンSQ

録音:2019年8月20日、2020年2月8日、2019年10月22日
2006年生まれ、チェコの神童ヤン・シュルマイスターのデビューCD!音楽一家に生まれ、5歳からピアノを始めた シュルマイスターは、国内ではアマデウス(ブルノ)、ベートーヴェン( テプリツェ)、国外でもピアノ・タレント(ミラノ)、 セザール・フランク国際(ブリュッセル)といったコンクールで年齢別の優勝を重ねています。リサイタルに加え、ブル ノ・フィル、モラヴィア・フィル、プラハ室内管などと共演し、プラハの春音楽祭、ドヴォルザーク・プラハ音楽祭、スメ タナのリトミシュル音楽祭にも出演するなど、チェコ最注目の逸材の一人。このアルバムでは得意とするロマン派 の作品と、2018年から共演を続けるウィハンSQとのモーツァルトの協奏曲を演奏,その才能を余す ことなく披露しています。

AD VITAM
AV-200915(1CD)
左手のためのピアノ曲集第9集〜「第7芸術」ゼッキーニ編映画音楽集
(1)ミシェル・ルグラン:「愛のイエントル」〜真実はどこに
(2)ジョン・ウィリアムズ:「E.T.」〜フライングテーマ
(3)同:「スターウォーズ・エピソード4」〜ルークとレイア
(4)同:「スターウォーズ・エピソード1」〜アナキンのテーマ
(5)同:「フック」〜ネヴァーランドへの飛行
(6)同:「セブン・イヤーズ・イン・チベット」〜メインテーマ
(7)同:「シンドラーのリスト」〜メインテーマ
(8)同:「ジュラシック・パーク」〜メインテーマ
(9)ジャスティン・ハーウィッツ:「ラ・ラ・ランド」〜シティ・オブ・スターズ
(10)同:「ラ・ラ・ランド」〜ミアとセバスチャンのテーマ
(11)同:「ラ・ラ・ランド」〜アナザー・デイ・オブ・サン
(12)ジョン・バリー:「愛と哀しみの果て」〜私はアフリカに農園を持っていた
(13)ガブリエル・ヤレド:「愛人/ラマン」〜恋人たち
マキシム・ゼッキーニ(編曲、P)

録音:2019年7月/イル=ド=フランス国立Oスタジオ(アルフォールヴィル)
パリ音楽院でエッセールに師事したピアニスト、マキシム・ゼッキーニ。彼はad vitamレーベルから左手のみのために書かれたピアノ曲を8枚リリース、 この分野の作品を体系的、網羅的に紹介する超個性的な存在。今回のアルバムはすべて映画音楽。それもミシェル・ルグランやジョン・ウィリアムズの誰も が知る人気作のメドレー。編曲はゼッキーニ本人で、ゴージャスな響、左手ピアノの可能性と表現力に目を開かせてくれます。
AD VITAM
AV-200815(1CD)
ショパン:3つの新しい練習曲
前奏曲嬰ハ短調Op.45
バラード第1番ト短調Op.23
バラード第2番ヘ長調Op.38
バラード第3番変イ長調Op.47
バラード第4番ヘ短調Op.52
子守歌Op.57
ルステム・サイトクロフ(P)

録音:2019年12月12、13日/ヴィルファヴァール農場公会堂
ルステム・サイトクロフは1971年カザン生まれのピアニスト。モスクワ音楽院でヴィルサラーゼに師事。現在はフランスを本拠に活動し、演奏のかたわ ら教育活動にも熱心で務川慧悟や今田篤など日本人の門下生もいます。今回はショパン作品に挑戦。バラード全曲をメインに「新しい3つの練習曲」や単 独の前奏曲Op.45などこだわりを感じさせるラインナップ。全体に明るい音色で落ち着いた演奏は大家風。じっくり聴かせます。 (Ki)

MSR
MS-1734(1CD)
無伴奏ファゴットのための音楽
パウル・ゲニン(1832-1903)(中川良平編):ヴェニスの謝肉祭
ヴィンセント・パーシケッティ(1915-87):パラブル
アレクサンダー・ウーズノフ(b.1955):ローソン
アントニオ・ラウロ(1917-1986):ローロ
ウィルソン・オズボーン(1906-1979):ラプソディ
リビー・ラーセン(b.1950):ジャズ変奏曲
ラッセル・ブラウン(b.1976):キリエ〜ファゴットとエレクトロニクスのための
ジョージ・パール(1915-2009):3 つのインヴェンション
ワーナー・シュルツェ(b.1952):フィボナッチ・ハイク
クリス・アレル(b.1970):ブルー
スコット・プール(Fg)

録音:2017-19年
無伴奏ファゴットのために書かれた珍しいディスク。ブラウンの「キリエ」のみエレクトロニクス による音響の伴奏がつく。ファゴットのスコット・プールはアルバニー響の首席奏者でソリストとし ても活躍しています。
MSR
MS-1745(1CD)
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2 番ニ短調 Op.14
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第8 番Op.66
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1 番ニ短調 Op.28
キム・ウンテク(P)

録音:2019年10月4、8、11日 米国コネチカット州ニューヘヴン
韓国出身の米国のピアニスト、キム・ウンテク(欧文表記 Euntaek Kim)のデビューCD となる ロシアのピアノ音楽集。3 曲とも 1910 年前後の作品です。キム・ウンテクは 1987 年、インチョ ンの生まれ。4 歳からピアノを習い驚異的に上達。2001 年、奨学金を得て米国、ニューヨークの ジュリアード音楽学校のプレカレッジに入学。以来 20 年近く米国を拠点に活動しています。キム は指揮者としても活躍しています。米国のピアニストらしく技術力が非常に高く、またロシア色もこ とさら際立たせず、作品に素直に当たってそれぞれの特色を引き出しています。
MSR
MS-1751(1CD)
リスト:ピアノ作品集
巡礼の年第1 年 「スイス」〜ウィリアム・テルの礼拝堂,ワレンシュタッ
ト湖畔で,ジュネーヴの鐘
灰色の雲/悲しみのゴンドラ/不運!/詩的で宗教的な調べ〜葬送
ワーグナーの「ローエングリン」からローエングリンの非難
ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」から愛の死
巡礼の年第2 年 「イタリア」〜婚礼
巡礼の年第1 年 「スイス」〜オーベルマンの谷
ジェリー・ウォン(P)

録音:2019 年6 月2-3日 ニューヨーク
米国のピアニスト、ジェリー・ウォンのリストのピアノ曲集。ジェリー・ウォンは南カリフォルニア の生まれの中国系アメリカ人。インディアナ大学、ピーボディ音楽院、マンハッタン音楽学校で 学び、1999 年にバルトーク=カバレフスキー=プロコフィエフ国際ピアノ・コンクールで 4 人の 受賞者の一人となります。以降米国を中心にソリスト、室内楽のピアニストとして活躍しています。この CD でのリストは非常に丁寧な演奏で、どの曲でもしっとりとした美しさに満ちています。いわば詩 的なリスト。ガンガン鳴らすリストが苦手な人に歓迎されるでしょう。

Ars Produktion
ARS-38307(2SACD)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番&第21番
ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
ハンズ・ユルク・シュトループ(P)

録音:2020年2月17日−19日、ドイツ
スイスのヴィンタートゥール出身、スイス、ドイツ、そして日本でソリスト&室内楽奏者として30年以上活動し、ピアノ教師としてはドイツ語圏でもっとも影響力のある一人として活躍するピアニスト、ハンズ・ユルク・シュトループが、ピアノ作品のマイルストーンの1つであるシューベルトの最後の2つのソナタを演奏。スタインウェイの硬質な響きと透き通るようなサウンドで、シューベルトの深遠な表情を高音質に納めています。
Ars Produktion
ARS-38299(1SACD)
ザ・スリープ・オヴ・リーズン
パコ・デ・ルシア:グアヒーラ・デ・ルシア
バッハ(メンディサバル編):前奏曲(リュート組曲ホ長調 BWV.1006aより)
アグスティン・バリオス=マンゴレ:森に夢見る
カステルヌオーヴォ=テデスコ:フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス(「ゴヤによる24のカプリチョス」より)
ヴィラ=ロボス:カデンツァ(ギターと小管弦楽のための協奏曲より)
ファリャ(ホアキン・クレルチ編):ダンス(「はかなき人生」より)
セゴビア:光のない練習曲
ピアソラ(ブローウェル、コボ、メンディサバル編):天使の死
カステルヌオーヴォ=テデスコ:理性の眠りは怪物を生む(「ゴヤによる24のカプリチョス」より)
ピアソラ(アサド編):ブエノスアイレスの冬
ヨハン・カスパール・メルツ:エレジー
カルロス・ファリーニャス(クレルチ編):エル・シレンシオ
バッハ(メンディサバル編):フーガ(リュート組曲ハ短調 BWV.997より)
ボーナス・トラック〜タレガ:大ワルツ
アルバロ・メンディサバル(G)

録音:2020年2月、ドイツ
セルジオ・アサドやデイヴィッド・ラッセル、ホアキン・クレルチなど多くの著名なギタリストにギターを学び、多くのギター・コンクールで複数の賞を受賞、南北アメリカの様々なシンフォニー・オーケストラと共演を行ってきたペルー出身の注目ギタリスト、(そしてアーティスト・マネージャー、思想的リーダー、ビジネス・コンサルタントなど様々な顔も持つ)アルバロ・メンディサバルのデビュー・レコーディング。
カステルヌオーヴォ=テデスコの「ゴヤによる24のカプリチョス」の1曲「理性の眠りは怪物を生む(El Sueno de la Razon)」をコンセプトに、400年間の「ギターの夢」と現在のプロのギタリストのおかれた「現実」を描いたという興味深いプログラムです。
Ars Produktion
ARS-38510(1CD)
情熱的な告白〜ピアノ・ワークス Vol.10
グリンカ(バラキレフ編):ひばり
バラキレフ:子守歌
リャードフ:3つの小品、ザ・ミュージック・ボックス
ボロディン:小組曲より第1曲「修道院で」
リムスキー=コルサコフ:4つの小品
ムソルグスキー:子供の遊び(スケルツォ)、間奏曲
スクリャービン:練習曲嬰ハ短調Op.2-1
ラフマニノフ:歌曲「ライラック」Op.21-5、13の前奏曲集 Op.32より第5番ト長調、10の前奏曲集 Op.23より第9番 変ホ短調
ムソルグスキー(ラフマニノフ編):歌劇「ソロチンスクの市」よりホパーク
チャイコフスキー:情熱的な告白、ハープサルの思い出Op.2-3、ハープサルの思い出Op.2-2
パウル・パプスト:チャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」の主題による演奏会用パラフレーズ
ボリス・ブロッホ(P)

※録音年月日不詳
"鬼才"や"奇才"といった表現がピッタリなウクライナ、オデッサ出身の知る人ぞ知るバシキーロフ門下の豪腕、ボリス・ブロッホの「ピアノ・ワークス・シリーズ」の第10集は、ロシアのオペラに因んだ作品集。
ソ連を代表するソプラノ歌手として名声を確立した、ガリーナ・ヴィシュネフスカヤに影響を受けたボリス・ブロッホが、ボロディン、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフなど、ロシアの偉大な作曲家達のオペラ作品を中心にピアノで演奏し新たな想像を繰り広げてくれるアルバムです。
Ars Produktion
ARS-38241(1SACD)
イザイ:6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 Op.27-1
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 Op.27-2
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番二短調 Op.27-3
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ短調 Op.27-4
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番ト長調 Op.27-5
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番ホ長調 Op.27-6
シュテファン・タララ(Vn)

録音:2017年8月7日−11日、ドイツ
ドイツ出身のシュファン・タララは、わずか4歳で舞台デビューし2011年(第14回)には、ポーランドで開催されるSACD Hybrid盤のためのコンクール「ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール」で第3位を受賞し、ドイツの音楽雑誌「Neuen Musikzeitung」では、ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤーに選ばれました。ARS- Produktionからリリースする3作品目は、初のソロアルバムです。
Ars Produktion
ARS-38244(1SACD)
サン=サーンス:ピアノ・デュオ作品集Vol.3
ホタ・アラゴネーサ Op.64*
小二重奏曲 Op.11
カヴァティーナ ニ長調 Op.8-2*
タランテラ Op.6*/アルバムの綴り Op.81
勝利に向かって Op.152*/祝婚曲 Op.9*
軍楽行進曲「ナイルの岸辺」 Op.125*
交響詩「死の舞踏」 Op.40
七重奏曲 Op.65*(*=世界初録音)
ヴィリア・ポスクテ(P)、
トマス・ダウカンタス(P)

録音:2017年7月10日−14日、ドイツ
ィルヤ・ポスクテとトマス・ダウカンタスのピアノ・デュオは2000年に結成。2005年には、ドイツの演奏家の登竜門といわれているドイツ公共放送連盟が主催するARDコンクールで優勝し、2011年にはノルウェーのオスロで開催された国際グリーグ・コンクールでも優勝しました。
サン=サーンスの世界初録音作品を多数含むシリーズの第3作目。繊細で美しく、フランス音楽史へ大きな足跡を残したサン=サーンスの美学をピアノ・デュオで表現します。
Ars Produktion
ARS-38245(1SACD)
バッハ・トゥ・ザ・フュチャー〜バッハ作品集
バッハ:コラール「われらは汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV.639、
 「目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ」BWV.645、
「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV.659、
 「われらが救い主、イエス・キリスト」BWV.665
 フランス組曲第2番ハ短調 BWV.813
バッハ(ジロティ編):フルートとチェンバロのためのソナタ変ホ長調 BWV.1031〜シチリアーノ、
 前奏曲ロ短調 BWV.855a、
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番〜アンダンテ、管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068〜アリア(エア)
バッハ(サン=サーンス編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 BWV.1002〜ブーレ、
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番BWV.1005〜ラルゴ
ザビーネ・ヴァイアー(P)

録音:2017年3月20日−21日、8月28日−29日、ドイツ
ルクセンブルク出身のサビーネ・ヴァイアーは、ベルギーの名手ダニエル・ブルメンタールに師事し、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールへのデビューも果たしている期待の女流ピアニスト。優しく軽いタッチとスタンウェイ D274のペダルを慎重に使い、傑出したバッハの音楽をお贈りします。

Signum Classics
SIGCD-645(8CD)
ア・シューベルト・ジャーニー
■CD1 〜 ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
6つの楽興の時Op.94, D.780
3つの小品 D.946より 第3番ハ長調
■CD2 〜 ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
幻想曲ハ長調 D.760 「さすらい人」
3つの小品 D.946より 第1番編ホ短調
■CD3〜ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調Op.53, D.850
■CD4 〜 4つの即興曲Op.90, D.899
4つの即興曲 Op.142, D.935
■CD5〜ピアノ・ソナタ第16番イ短調Op.42, D.845
ピアノ・ソナタ第18番ト長調 Op.78, D.894
■CD6〜ピアノ・ソナタ第9番ロ長調 Op.147, D.575
ピアノ・ソナタ第13番イ長調 Op.12, D.664
ピアノ・ソナタ第14番イ短調Op.143, D.784
■CD7〜ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 D.840
2つのスケルツォ D.593
ハンガリー風のメロディ ロ短調 D.817
16のドイツ舞曲Op.33, D.783/アレグレット ハ短調 D.915/■CD8(リスト・トランスクリプションズ) 〜 さすらい S.565-1/水車職人と小川 S.565-2/魔王 S.558-4/春の想い S.558-7/ます S.563-6/セレナード S.560-7/愛の便り S.560-10/すみか S.560-3/遠い国で S.560-6/万霊節のための連祷 S.562-1/セレナード「きけ、きけ、ひばり」 S.558-9/郵便馬車 S.561-4/菩提樹 S.561-7/水に寄せて歌う S.558-2/君こそわが憩い S.558-3/アヴェ・マリア S.558-12
スィール・ウィリアムズ(P)

録音(ライヴ):2017年11月9日、2018年2月1日、3月3日、10月11日、2019年1月31日、王立ウェールズ音楽大学/2019年2月、フローティング・アース・スタジオ(ロンドン)
深い音楽的知性と優れた表現力で広く称賛を浴びるウェールズ出身のピアニスト、スィール・ウィリアムズ。2010年から開始したベートーヴェン・サイクルでは現代最高峰のベートーヴェン弾きの一人として認められ、エジンバラのグレイフライヤーズ教会で行われた「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲演奏会」は、2012年に「サウス・バンク・スカイ・アーツ・アウォード」を受賞。2018年に発売された前作のアルバム「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(SIGCD-527)」は、英BBCミュージック・マガジンにて「レコーディング・オヴ・ザ・マンス」に選ばれています。
2017年〜2019年に王立ウェールズ音楽大学(RWCMD)で行われたリサイタル・シリーズと並行して録音され、2019年〜2020年にかけてデジタル版で配信されていたシューベルトのピアノ作品集が、CD8枚組のBOXセットとしてもリリース! ソナタを中心にシューベルトの主要ピアノ作品を旅し、最後のCD8ではリストによるピアノ・トランスクリプション作品をまとめるという充実のシューベルト・ライヴです。

NCA
NCA-60157215
(1SACD)
ラーデガスト・オルガンによるリスト:オルガン作品集 Vol.1
リスト:マイアベーアの歌劇「預言者」のコラール「アド・ノス、
 アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ(1850)、
 アヴェ・マリア I(1853/1856-)、
 アンダンテ・レリジオーソ(1857/59)、
 「聖エリーザベトの伝説」による序奏(1862/65)
ニコライ:教会祝典序曲「神はわがやぐら」Op.31(リスト編)(1844/52)
マルティン・ハーゼルベック(Org)

録音:2005年10月、メルゼブルク大聖堂(ドイツ、メルゼブルク)
フランツ・リストのエキスパート、マルティン・ハーゼルベックが、リストのオルガン曲と密接な関係があるフリードリヒ・ラーデガスト(1818-1905)建造のオルガンでレコーディングを行ったオルガン作品集の第1巻。巻ごとに使用楽器は異なりますが、すべてラーデガスト製のオルガンを用いており、第1巻ではメルゼブルク大聖堂のラーデガスト・オルガンが選ばれています。リストの大規模なオルガン作品はこのメルゼブルク大聖堂のオルガンのために書かれたとされ、アルバムの冒頭を飾るリスト初のオルガン曲「「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム(私たちへ、救いを願う人々へ)」による幻想曲とフーガ」も、この楽器で初演が行われました。アルバムの最後に置かれた教会祝典序曲は、ウィーン・フィルの創設者として知られるオットー・ニコライが1844年に作曲した作品が原曲で、ルターの有名なコラールを主題にしています。オルガンと合唱、オーケストラのための原曲を、リストはオルガン1台で奏でられるように編曲しています。
NCA
NCA-60160215
(1SACD)
ハーモニーズ〜現代オルガン作品集
クシェネク:組曲「4つの風」Op.223
リゲティ:2つのエチュード
クリストバル・アルフテル:リチェルカーレ
シュニトケ:2つの小品
ゾルト・デュルコ:アンドロメダ
ライナー・ビショフ:カデンツァ Op.19-2
マルティン・ハーゼルベック(Org)

録音:2003年1月(ポーランド、ワルシャワ)
時代考証に基づくベートーヴェンやリストの録音で高く評価される指揮者、オルガニストのマルティン・ハーゼルベックがワルシャワ・フィルのコンサートホール・オルガン(カール・シュケ建造)を自在に操った、20世紀のオルガン作品集。充実のブックレット(独・英・仏)には各曲の解説やオルガンの仕様に加え、ハーゼルベックがクシェネクやビショフとともに写った写真など、さまざまな資料が掲載されています。

CALLIOPE
CAL-2084(2CD)
ベートーヴェン:フォルテピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13「悲愴」(使用楽器:マティアス・ミュラー1810年頃製作)
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2「月光」(使用楽器:マティアス・ミュラー1810年頃製作)
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2「テンペスト」(使用楽器:ヨハンネス・シャンツ1818年頃製作)
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」(使用楽器:コンラート・グラーフ1827年頃製作)
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57「熱情」(使用楽器:コンラート・グラーフ1827年頃製作
シリル・ユヴェ(フォルテピアノ)

録音:2020年2月20日−23日、スタジオ・エドウィン・ベウンク(エンスヘデ、オランダ)、2019年11月17日−19日、ブロサック劇場(シャテルロー、フランス)
師である20世紀を代表する巨匠クラウディオ・アラウから「最も優秀な(自身の)継承者」を称され、20世紀ハンガリーのヴィルトゥオーゾ、ジョルジュ・シフラからも薫陶を受けたフランスの名ピアニスト、シリル・ユヴェ。
現在のフランスにおけるピリオド・ピアノ(歴史的ピアノ)のスペシャリストとしても高名なシリル・ユヴェが、新型コロナウイルスが本格的に全世界へと拡大を見せていた2020年2月、その混乱の中でもベートーヴェン・イヤーを祝うためにオランダのスタジオ・エドウィン・ベウンクへと向かい、貴重なオリジナルのフォルテピアノを弾き分けてレコーディングを行ったベートーヴェンのピアノ・ソナタ集(「テンペスト」のみ2019年11月の録音)!
ベートーヴェンの存命当時に製作されたと伝わるマティアス・ミュラー、ヨハンネス・シャンツ、そしてコンラート・グラーフによる3台のフォルテピアノ。
約200年という長き年月の中で熟成された銘器たちの音色とベートーヴェンの音楽をシリル・ユヴェがブレンド。ベートーヴェンが思い描いた音色とその息吹を感じることの出来る、ベートーヴェン・イヤーに相応しい要注目の「ソナタ集」の登場です!

VMS
VMS-182(1CD)
デュンサー、レンハルト、イアデマ:ピアノ小品集
リヒャルト・デュンサー(1959-):思い出 − 暗い黄昏、3つの小品、ノクターンI-III
クリストフ・レンハルト(1987-):夜の神託 第1巻*
ジャンルカ・イアデマ(1996-):連続した沈黙
ドリス・アダム(P/スタインウェイ D274 Op.Nr.5134)、
クリストフ・レンハルト*(P/ベーゼンドルファー 280VC-133)

録音:2019年6月、7月
オーストリアの現代音楽作曲家、リヒャルト・デュンサーと、デュンサーの指導を受けたクリストフ・レンハルト、ジャンルカ・イアデマによる、夜をテーマにした神秘的なピアノ作品集。演奏は日本のレーベルでも数多くの録音を行っているウィーン出身のピアニスト、ドリス・アダム。特殊奏法を用いるレンハルトの「夜の信託」のみ、作曲者による自作自演となっています。ピアノはレンハルトのみスタインウェイ、それ以外の作品ではベーゼンドルファーを使用しています。

Guild
GMCD-7815(1CD)
ウェストミンスター寺院のオルガンのグランド・コーラス
ギユマン:グラン・クール ニ長調
パーセル:詩篇第100篇にもとづくヴォランタリー
パーセル:トランペット・チューン ニ長調
ブリッジ:アダージョ ホ長調
パリ―:結婚行進曲
サイモン・プレストン:アレルヤ
ハウエルズ: 巨匠タリスの遺言
エルガー:帝国行進曲
ヴィエルヌ:月の光
ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘
アンドルー・ラムスデン(Org)

録音:1990年、ウェストミンスター寺院

アンドルー・ラムスデンは、ウェストミンスター寺院の副オルガニストを務め、1992年にリッチフィールド大聖堂のオルガニスト兼聖歌隊長に任命、そして2002年からは名匠デイヴィッド・ヒルの後任として名門ウィンチェスター大聖堂のオルガニスト兼音楽監督に就任しているオルガニスト。
ラムスデンが1990年にウェストミンスター寺院のハリソン&ハリソン・オルガンを弾いた、同寺院と密接な関係を持つ作品を中心とした、4世紀にわたるオルガン作品集。

Indesens
INDE-141(1CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
パルティータ第3番ホ長調BWV.1006
レイチェル・コリー(ヴァイオリン/ストラディヴァリス1732年製"ex-Hamma')

録音:2020年3月30日−31日、フェステブルク教会(フランクフルト、ドイツ)
2010年に『パッション!イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ』のレコーディングで衝撃的なデビューを果たし、2012年にはNHKSOとの共演、武蔵野市民文化会館でのイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを中心としたプログラムで鮮烈な日本デビューを果たしたフランス語圏スイスの実力派ヴァイオリニスト、レイチェル・コリー(・ダルバ)。
スイスから世界へと華麗に羽ばたいたレイチェル・コリーが同郷のピアニスト、クリスティアン・シャモレルとのデュオで発表した「ルクー&R・シュトラウス」(INDE098)に続く「アンデサンス(Indesens)」レーベルでの第2弾となるのは、聖典、バッハの無伴奏パルティータの3曲!
1732年製の銘器ストラディヴァリウス"ex-Hamma"を手にしたレイチェル・コリーは、パルティータの3曲を通じて「明るく平和的な頌歌」によって締めくくられる『旅』を表現。独特のアプローチで不朽の名作を見事に奏で上げています。
イザイの無伴奏全曲でのデビュー以降、慎重とも受け取れるペースでレコーディングを発表してきたレイチェル・コリーが満を持して取り組んだバッハの無伴奏。まさに唯一無二、レイチェル・コリーだけのバッハの「パルティータ」の解釈にご注目下さい!

Skani
SKANI-084(1CD)
ラフマニノフ&イマンツ・ゼムザリス:ピアノ作品集
ラフマニノフ:絵画的練習曲 Op.39 no.2
イマンツ・ゼムザリス(1951−):ピアノ・ソナタ第3番「かもめ」
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36
ダウマンツ・リエピンシュ(P)
ダウマンツ・リエピンシュは、ラトビアの「期待の星」とみなされるピアニストです。2017年ラトビア共和国の「ラトビア音楽大賞の最優秀ヤング・アーティスト賞に選ばれ、2019年には、スイス、ヴェルビエ音楽祭の「ヴァンドーム賞」の第1位を獲得しました。現在、スウェーデン、カールスタード大学のインゲスンド音楽学校でユリア・ムストネン=ダールクヴィスト教授に学んでいます。
リエピンシュのデビュー・アルバムであるこのアルバムは、チェーホフの「かもめ」の登場人物のひとり、作家志望のコンスタンティン・トレプリョフとともに名を挙げたイマンツ・ゼムザリス(1951−)の4楽章のソナタ「かもめ」を、ラフマニノフの「絵画的練習曲」と「ピアノ・ソナタ第2番 変ロ長調」で挟んで演奏するプログラムです。
まわりの多くの人たちと同じく私も、このパンデミックの間、自然の中で過ごす時間が増えました。イマンツ・ゼムザリスとコンスタンティン・トレプリョフと同じように家の近くを長い時間散歩しながら、世界における芸術の使命をずっと考え、海を背に呼びかけるカモメの声に耳を傾け、さながらラフマニノフの音楽のような、水の成分の力を実感しました。自然の威厳と魂のもろさ、それをこのアルバムで語ります。(ダウマンツ・リエピンシュ)

KAIROS
0015086KAI(1CD)
ルイジ・ノーノ(1924-1990):ノスタルジー的ユートピア的未来の遠景(1988-89) マルコ・フージ(Vn)、
ピエルルイージ・ビローネ(サウンド・ディレクション)

録音:2020年3月
ノーノの死後30年を経てもその魅力を失うことのない「ノスタルジー的ユートピア的未来の遠景 La lontananza nostalgica utopica futura」の新録音。「ギドン・クレーメルとともに“歩く人たち”と独奏ヴァイオリン、8トラック・テープ、8から10の譜面台のためのマドリガーレ」の副題があるように、クレーメルが録音したテープを用いながら、複数の譜面台の間をヴァイオリニストが歩きながら演奏する、といった趣向の作品です。本アルバムでは、ヴァイオリニストのマルコ・フージと作曲家のピエルルイージ・ビローネがノーノの原稿を新たに読み解き、現代の古典となったこの作品に対する彼らの個人的な見解を、2つのリング・スピーカーを使って慎重にデザインされた空間的なサウンドコンセプトの中で明らかにしています。CD購入者はブックレット記載の方法に従ってバイノーラルHD版データを無料ダウンロードすることができます。

Paladino Music
PMR-0028(1CD)
クララ・シューマンのピアノ
クララ・シューマン:音楽の夜会 Op.6より第1番トッカータ、第2番ノットゥルノ、
即興曲「ウィーンの思い出」Op.9、
ピアノ・ソナタ ト短調、
3つのロマンス Op.11、
4つの束の間の小品 Op.15、
3つのロマンス Op.21より第1番
オイゲニーエ・ルッソ(P)

録音:2013年6月(オーストリア、ウィーン)
※使用楽器:1868年製シュトライヒャー Johann Baptist Streicher & Sohn, Wien, 1868, Inv.-Nr. SAM 634
※新装再発売
ウィーン美術史博物館とPaladino Musicの共同制作による、ウィーンの歴史的楽器コレクションを紹介するシリーズからの1枚。クララ・シューマンのピアノ作品を、1870年1月19日、ウィーン楽友協会小ホール(ブラームス・ホール)の開会式で彼女が弾いたシュトライヒャーのピアノ(1868年製)で演奏するという、ファン垂涎のアルバムです。なんといっても楽器の音色が素晴らしく、ハイドンの皇帝讃歌が美しく引用される「ウィーンの思い出」や、ロベルトへのクリスマスプレゼントとして贈られた「ピアノ・ソナタ ト短調」など、クララの充実したピアノ作品が雰囲気たっぷりに響きます。Op.21のロマンスはブラームスに捧げられたもので、彼女の最後の作品のひとつ。この曲は信じられないほどの優しさと悲しみに満ちており、2人の創造的な魂の間にあったであろう関係の深さを垣間見ることができます。

CAvi
85-53113(1CD)
ドヴォルザーク:詩的な音画
詩的な音画 Op.85〜夜の道/たわむれ/古城にて/春の歌/農夫のバラード/悲しい思い出/フリアント/妖精の踊り/セレナード/バッカナール/おしゃべり/英雄の墓にて/聖なる山にて
エレーナ・バシュキロワ(P)

録音:2019年9月、ベルリン・イエス・キリスト教会(ドイツ)
ロシアの高名なピアニスト&教師であったドミトリー・バシキーロフの娘としてモスクワに生まれ、モスクワ音楽院で父親に師事したエレーナ・バシュキロワ。ギドン・クレーメルのパートナーともなり、その後1988年にはダニエル・バレンボイムと結婚。息子のミヒャエル・バレンボイムもプロのヴァイオリニストとして活動しています。バシュキロワは、1998年にエルサレム国際室内楽音楽祭を設立し、イスラエルやユダヤの文化振興にも寄与しています。2018年にはルール・ピアノ・フェスティヴァル・アウォードを受賞。イスラエルのネゲヴ・ベン・グリオン大学から名誉博士号を授与。
ドヴォルザークが「今回は音楽家であるだけでなく詩人でもある」と書いたという詩的で物語性に富んだ13の性格的小品集 「詩的な音画」 Op.85。新しい作品を探していたバシュキロワが、シューマンやブラームスなどロマン派の偉大な巨匠の陰に隠れていたドヴォルザークの豊かで魅惑的な作品を再発見し、録音に臨みました。
CAvi
85-53024(1CD)
バッハ&ショパン
バッハ:2声のインヴェンション BWV.772-786
ショパン:24の前奏曲 Op.28
ディーナ・ウゴルスカヤ(P)
※使用楽器:ベヒシュタイン D-280

録音:2004年3月、デトモルト(ドイツ)
ロシアの名ピアニスト、アナトール・ウゴルスキの娘であり、自身も国際的なコンサート・ピアニストとして活動したディーナ・ウゴルスカヤ。2016年からはウィーン国立音楽演劇大学のピアノ科教授を務めながらも、癌との闘病の末、2019年9月に46歳の若さでこの世を去りました。
この「バッハ&ショパン」アルバムは、2008年にVenus Musicからリリースされ、しばらく廃盤となっていた稀少盤。
バッハのインヴェンションは、残念ながら未だ単なる練習曲と見なされていますが、特に2声のインヴェンションは信じられないほど洗練された豊富なアイディアのおかげで、ウゴルスカヤのことを子どものころからずっと魅了していたといいます。そして対照的に、音楽性と技術の両面で、ピアノ音楽でもっとも挑戦的な曲集の1つであるショパンのプレリュード。その深い感受性と冷静なパフォーマンスから、「ピアノの哲学者(philosopher at the piano)」と呼ばれたウゴルスカヤが、バッハの率直さとショパンの複雑さを見事に対比させた名盤の1つです。

Indesens
INDE-081(1CD)
クリスマス・トランペット
シャルパンティエ:テ・デウムより 序曲
バッハ:コラール 「目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ」、コラール 「主よ、人の望みの喜びよ」
クラーク:デンマーク王子の行進 「トランペット・ヴォランタリー」
ヘンデル:ラルゴ
バッハ/グノー:アヴェ・マリア
黒人霊歌:アメイジング・グレイス
フランク:天使の糧
ビゼー:アニュス・デイ
グノー:祈り
メンデルスゾーン:天にはさかえ
パーセル:トランペット・チューン
ジャン=ジョゼフ・ムーレ:交響組曲より 第1曲 ロンド
グルーバー:きよしこの夜
伝承曲:牧人ひつじを、もみの木、おめでとうクリスマス、王の行進、おお, 幸福の夜よ、荒野の果てに、神の御子は今宵しも
ピアポント:ジングル・ベル
シューベルト:アヴェ・マリア
伝承曲:神の子がお生まれになった
アダン:クリスマスの讃歌
ヘンデル:もろびとこぞりて
ブノワ・ドー(Tp)、
ヴァンサン・リゴ(Org)、
ピエール・カンブリアン(Org)

録音:2001年8月、サン=ルイ大聖堂(フランス)、2002年1月3日−6日、サン=ヴァンサン=ド=ポール教会(フランス)
上質な管楽器のレコーディングを続々と世に送り出すフランスのレーベル「Indesens(アンデサンス)」。レーベルのプロデューサーを務め、自身もトランペット奏者として活動しているブノワ・ドーが奏でるクリスマス・アルバム。トランペットとオルガン、見事に調和のとれた輝かしい音色でクリスマスの夜を彩ります。

MELO CLASSIC
MC-1050(2CD)
ハンス・リヒター=ハーザー/ドイツでのピアノ・リサイタル1948-1970
(1)ウェーバー:ピアノ・ソナタ第2番変イ長Op39
(2)ハイドン:アリエッタと20のヴァリエーションイ長調Hob.XVII:2
(3)ショパン:演奏会用アレグロイ長調Op.46
(4)ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op5
(5)ベートーヴェン:幻想曲ト短調Op.77
リスト:6つの慰め
(6)モーツァルト:ロンドイ短調K.511
ベートーヴェン:アンダンテ・ファヴォーリヘ長調WoO57
(7)シューマン:交響的練習曲Op.13
(8)ドビュッシー:喜びの島
(9)ドビュッシー:2つのアラベスク
(10)スクリャービン:ピアノ・ソナタ第10番Op70
(11)スクリャービン:悪魔的詩曲Op.36
ハンス・リヒター=ハーザー(P)

録音:(1)1953年7月20日シュトゥットガルト放送用スタジオ録音
(2)(3)1953年5月18日ハンブルク放送用スタジオ録音
(4)1954年11月5日フランクフルト・アム・マイン
(5)1960年1月20日ハンブルク放送用スタジオ録音
(6)(7)1970年12月4日ハンブルク放送用スタジオ録音
(8)1958年11月14日ハンブルク放送用スタジオ録音
(9)1960年2月25日バーデン=バーデン放送用スタジオ録音
(10)1957年10月14日フランクフルト・アム・マイン放送用スタジオ録音
(11)1948年12月15日フランクフルト・アム・マイン放送用スタジオ録音
ドレスデン生まれの名ピアニスト、ハンス・リヒター=ハーザー(1912―1980)はベートーヴェン弾きとして名高く、残された録音もベートーヴェンがとても多く、これにブラームスが続く。しかし彼のレパートリーは独墺系に留まるものではなく、もっとたくさんの作曲家を聞きたいというファンの願いは強かった。このCDでは、ウェーバーの素敵なピアノ・ソナタ第2番、シューマンの交響的練習曲、ショパン、リスト、ドビュッシー、そしてスクリャービンも収められ、この名ピアニストに広く接することができます。もちろんブラームスのピアノ・ソナタ第3番は極めつけ。
MELO CLASSIC
MC-1051(2CD)
ステファン・アスケナーゼ/ドイツでのピアノ・リサイタル1952-1968
(1)ショパン:12の練習曲Op.10
(2)ショパン:夜想曲集(夜想曲変ロ短調Op.9-1/夜想曲変ホ長調Op.9-2/夜想曲ロ長調Op.9-3/夜想曲ヘ長調Op.15-1/夜想曲ト短調Op.15-3/夜想曲ロ長調Op.32-1/夜想曲変イ長調Op.32-2/夜想曲ト短調Op.37-1/夜想曲嬰ヘ短調Op.48-2)
(3)ショパン:ポロネーズ嬰ヘ短調Op.44
(4)ショパン:ワルツ集(変ニ長調Op.64-1「小犬のワルツ」/嬰ハ短調Op.64-2/ワルツ変イ長調Op.34-1「華麗なる円舞曲」)
(5)シューマン:クライスレリアーナOp.16
(6)ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
(7)ソレール:ソナタ嬰ヘ長調R90,嬰ハ短調R21
ステファン・アスケナーゼ(P)

録音:(1)1959年12月1日フランクフルト・アム・マイン放送用スタジオ録音
(2)1962年2月2日ハンブルク放送用スタジオ録音
(3)1952年4月26日
(4)(5)1955年9月9日ハンブルク放送用スタジオ録音
(6)(7)1968年5月5日ベルリン放送用スタジオ録音
ステファン・アスケナーゼ(1896-1985)は、当時オーストリア=ハンガリー帝国領だったレンベルク(現在のウクライナのリヴィウ)生まれのピアニスト。レンベルクは元々ポーランド王国の都市でポーランド文化も色濃く残っており、アスケナーゼはポーランド生まれのショパンを敬愛しショパン弾きとして一世を風靡した。一方で彼は帝国の首都ウィーンで学んだことでオーストリアのピアニストの性格も強く、ポーランドのピアニストのように祖国愛を前に出したショパンでも、フランスのピアニストのように華麗なショパンでもなく、しっとりとした情感に満ちた深みのあるショパンを奏でた。二度の世界大戦に巻き込まれたため最も活躍したのは1950年代で、この頃DGが彼を起用して集中的にショパンを録音した。しかし99歳で亡くなる頃には知る人ぞ知るピアニストになってしまった。この2CDには全盛期のアスケナーゼのショパンがたっぷり収録されています。練習曲Op.10は昨今のショパン演奏からすると地味に感じられるかもしれないが、落ち着き払った上品な味わいが素晴らしい。夜想曲はまさに月夜のロマンティシズム。そうしたアスケナーゼの特色は、おそらく商業録音では残さなかったラヴェルの高雅で感傷的なワルツでなお一層顕著。明るく色彩的なラヴェルの音楽が夜の光に照らされたように妖しく光っています。
MELO CLASSIC
MC-1053(2CD)
ヴィルヘルム・ケンプ/フランスでのピアノ・リサイタル1955―1961
(1)ヘンデル:調子の良い鍛冶屋
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調D.664
リスト:詩的で宗教的な調べ〜葬送
 巡礼の年第3年〜エステ荘の噴水
ブラームス:幻想曲集Op.116
(2)ヘンデル:シャコンヌト長調HWV.435
バッハ(ケンプ編):シチリアーノ(フルート・ソナタ変ホ長調BWV.1031から)
バッハ(ケンプ編):目を覚ませと声が私たちを呼ぶ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31-3
ブラームス:ロマンツェヘ長調Op.118-5,間奏曲変ロ短調Op.117-2,間奏曲ハ長調Op.119-3
シューマン:交響的練習曲Op.13
ヴィルヘルム・ケンプ(P)

(1)録音:1955年9月2日ブザンソン・ライヴ
(2)1961年7月21日フランス,サン・マロ・ライヴ
20世紀ドイツの偉大なピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプ(1895―1991)がフランスで行ったリサイタル2種のライヴ録音(ただし拍手はまったく入っていない)。ブザンソンでの録音ではやはりベートーヴェンのOp.109が当然のことながら大家の見事な演奏。しかしここで一番の驚きなのはリスト。ケンプはリストをいくらか商業録音で残しているが、「エステ荘の噴水」はこれまでなかったのではないだろうか。きらめく水の戯れを美しいモノクロ映像で撮影したようなドイツ的幻想味の色濃い演奏は大変魅力的。サン・マロでの録音はほぼ全部ドイツもの。ひたすらケンプの得意な曲が続く至福の時間が味わえます。なおどちらも冒頭に短い放送アナウンスが収録されています。
MELO CLASSIC
MC-1054(1CD)
アンドール・フォルデス/ドイツでのピアノ・リサイタル1950-1968
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1
シューマン:トッカータハ長調Op.7
(3)ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲ハ短調WoO.80
リスト:ピアノ・ソナタロ短調
ドビュッシー:2つのアラベスク,レントより遅く
アンドール・フォルデス(P)

録音:(1)1950年10月26日フランクフルト・アム・マイン放送用スタジオ録音
(2)1952年10月20日フランクフルト・アム・マイン放送用スタジオ録音
(3)1968年4月3日ブレーメン放送用スタジオ録音
アンドール・フォルデスのベートーヴェンを中心とした録音を集めています。アンドール・フォルデス(1913-1992)はハンガリー、ブダペスト生まれのピアニスト(姓は本来はoにウムラウトが付いてフェルデシュと読む)。若くして成功を収め、欧州楽旅に出ていたところで第二次世界大戦が勃発、米国に移り1948年には市民権も得た。しかし戦後の活動は欧州ことにドイツが中心です。1950年代初頭の録音では、いかにもハンガリー系らしく気合の入った前へ前へと進む快演を披露しています。1968年の録音になると、明快さはそのままに音楽に深みがグッと増しています。フォルデスの弾くドビュッシーは珍しいでしょう。ドビュッシーにありがちな曖昧模糊とした雰囲気を一掃したキッパリサッパリした演奏で、まるで解像度が上がったようなドビュッシー。これもたいへん面白い。
MELO CLASSIC
MC-1055(1CD)
ポルディ・ミルトナー/ドイツでのピアノ・リサイタル1955-1959
(1)ショパン:ワルツ変ニ長調Op.70-3,ワルツ変イ長調Op.42
リスト(ローゼンタール編):スペイン狂詩曲
ローゼンタール:ウィーンの謝肉祭
スメタナ:ポルカ第3番イ短調,ポルカ第3番ヘ長調
スクリャービン:練習曲変ニ長調Op.8-10,練習曲嬰ニ短調Op.8-12
プロコフィエフ:悪魔的暗示Op.4-4
(2)リスト:オベールの「ポルティチの物言わぬ娘」のタランテッラによるブラーヴラ風タランッテラ
フランク:前奏曲、フーガと変奏Op.18
プーランク:ナポリ組曲
(3)ドビュッシー:映像第1集
ポルディ・ミルトナー(P)

録音:(1)1955年12月9日ハンブルク放送用スタジオ録音
(2)1959年11月19日ハンブルク放送用スタジオ録音
(3)1955年12月8日ブレーメン放送用スタジオ録音
Meloclassicによるポルディ・ミルトナー(1913―2007)の第2弾(第1集MC-1022)。ポルディ・ミルトナー(ポルディはレオポルディーネの愛称)はウィーンの生まれ。14歳の時のデビュー公演がチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番だったというのだから驚きだ。天才少女として名を馳せ、十代から華々しい活躍を成したが、ナチによるオーストリア併合の際にユダヤ人音楽家たちとの関係の深さが問題視され亡命を余儀なくされた。最終的にアルゼンチンに移住。戦後はヨーロッパでの活動も再開しているが、華々しい活躍はできなかった。フランクフルト音楽大学やマインツ大学で教職に就きながら、長く現役を続けたものの、残された録音は片手で収まる程度。Meloclassicが発掘するまで忘れ去られていた。ミルトナーはウィーン音楽院でモーリツ・ローゼンタールの夫人ヘドヴィヒに学んでおり、19世紀風の自由に印象を羽ばたかせるピアノ演奏を受け継いでいます。テンポの変動の激しい伸縮自在な演奏が音楽に生命力を吹き込んでいます。簡易収納紙ケースを使用。※ケース裏面の曲目で、悪魔的暗示Op.4-4の作曲家がスクリャービンと間違って表記されています。
MELO CLASSIC
MC-1056(1CD)
ジョン・オグドン/ルートヴィヒスブルクでのリサイタル1967
バッハ:半音階的幻想曲とフーガニ短調BWV.903
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
ショパン:12の練習曲Op.25
ジョン・オグドン(P)

録音:1967年7月8日ドイツ,ルートヴィヒスブルク・ライヴ
国のピアニスト、ジョン・オグドン(1937―1989)は、1962年の第2回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で第1位をウラディミール・アシュケナージと共に受賞し、それに続いて1960年代から1970年代初頭にかけてヴィルトゥオーソ・ピアニストとして目覚ましい活躍をしたピアニストです。しかしその後心身の不調に陥り、さらには52歳で亡くなってしまったことで、彼の本領を示した録音は多くない。この1967年のルートヴィヒスブルクでのライヴ録音(ただし拍手はまったく含まれない)ではオグドンならではの豪快さと知的さが融合した音楽が楽しめる。このCDでは、オグドンが商業録音を残さなかったショパンのOp.25の練習曲が貴重。ベートーヴェンのハンマークラヴィーア・ソナタはRCA録音のちょうど2か月前のもの。モノラルながら音質はまずまず良好。
MELO CLASSIC
MC-1057(1CD)
ヤーラ・ベルネッテ/ドイツでのピアノ・リサイタル1961-1971
(1)バッハ:パルティータ第2番ハ短調BWV.826
(2)モーツァルト:幻想曲ハ短調KV396
(3)シューマン:蝶々Op.2
ヴィラ=ロボス:ショーロス第5番,道化人形,カボークロの伝説
グァリニエリ:黒人の踊り
(4)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28
ヤーラ・ベルネッテ(P)

録音:(1)1961年1月4日ハンブルク放送用スタジオ録音
(2)1962年1月24日ハンブルク放送用スタジオ録音
(3)1964年2月25日シュトゥットガルト放送用スタジオ録音
(4)1971年10月6日フランクフルト・アム・マイン放送用スタジオ録音
ヤーラ・ベルネッテ(1920-2002)のたいへん貴重な録音集。ヤーラ・ベルネッテは米国ボストンの生まれ。本名はヤーラ・バーネット・エプスタイン。彼女の叔父ホセ・クリアスはブラジルに移住したロシア生まれのユダヤ人で、リストの弟子マルティン・クラウス(クラウディオ・アラウの師匠としても知られる)に学んだ。クリアスは姪の才能を見抜き英才教育を施した。その甲斐あってベルネッテは天才少女として名を馳せ、十代から合衆国とブラジルで人気を博した。1955年、パリで欧州デビュー、以降活躍の場をドイツを中心とした欧州とブラジルに移す。ドイツでも彼女は人気でベルリンPOの演奏会で何度か協奏曲を演奏しています。その後1972年から1992年までハンブルク音楽院で指導に当たり、ブラジルに戻った。ヤーラ・ベルネッテが残した録音は僅かだが、数年前に1969年にDGに録音したラフマニノフの前奏曲集が復活してピアノ・マニアを喜ばせた。このCDには1960年代前半、ベルネッテ40代前半の充実した演奏が収められています。高い技術力を持ちながらそれを誇示するのではなく、バランスの良い音楽を作るタイプのピアニストで、味わい深い演奏が聴ける。簡易収納紙ケースを使用。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-377(1CD)
シェーンベルク:ピアノ作品全集
3 つのピアノ曲 Op.11
6 つの短いピアノ曲 Op.19
5 つのピアノ曲 Op.23
ピアノのための組曲 Op.25
ピアノ曲 Op.33a
ピアノ曲 Op.33b
ピナ・ナポリターノ(P)

録音:2011 年8 月 イタリア,ペスカーラ
※日本語オビ・解説付き
(ODRCD-300 の再発売)
ODRCD-300 の再発売。ピナ・ナポリターノの弾くアルノルト・シェーンベルクの2 手のた めのピアノ作品全集。これがピナ・ナポリターノのデビューCD で、ノルマン・レブレヒトなど 著名な音楽評論家から高く評価され、彼女の名前を一気に高めた。 ピナ・ナポリターノは、ナポリ近郊のカゼルタの生まれ。イタリアにおける 20 世紀ピアノ音 楽の第一人者であったブルーノ・メッゼーナに学び、彼女も近現代音楽を得意としてい る。冴えた演奏でありつつ、南イタリア人的温かな透明感も感じられるところがいい。 ※ODRCD-300 は廃盤となります。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-378(1CD)
「TEMPO E TEMPI」
カーター:夜の幻想
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
カーター:ピアノに関する二つの考え
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
マンフォード:2 つのエリオット・カーターの讃辞
ピナ・ナポリターノ(P)

録音:2019 年3 月18-21日,12 月2-4 日 イタリア,ペスカーラ
※日本語オビ・解説付き
『時(単数)と時(複数) TEMPO E TEMPI』と題された 1 枚。これはエウジェニオ・モン ターレ(1869―1981)の詩の題名からとられており、この CD でベートーヴェンのピアノ・ソ ナタとと20 世紀米国の作曲家、エリオット・カーターの作品を並べて収録していることを指 しているようだ。さらに米国の作曲家、ジェフリー・マンフォード(1955―)のエリオット・カー ターを讃える曲も収録。 ピナ・ナポリターノは、ナポリ近郊のカゼルタ生まれのピアニスト。ペスカーラ・アカデミー を修了。ロシアを含めたヨーロッパで活躍しています。ナポリターノの弾くカーターは、現代 的な鋭さが映えつつも無機的にならず温かみがある。一方ベートーヴェンは明るく透明 な響きを駆使しつつ情感も十分。ベートーヴェン目当てで聞いてもこの 2 曲だけで十分 満足し得る出来栄えでしょう。
ODRADEK RECORDS
HLSCD-013(1CD)
「フェニックス」
ショパン:前奏曲 ヘ短調 Op.28-18
サティ:グノシエンヌ第1 番
バルトーク:アレグロ・バルバロ Sz.49
サイ:黒い大地
アンナウ:子守歌
ストラヴィンスキー:タンゴ
ヴィラ=ロボス:ショーロス第5番「ブラジルの魂」
リスト:メフィスト・ワルツ第1 番
グルック(ズガンバーティ編):精霊の踊り
アンナウ:交差する線
ガーシュウィン:ピアノのための3 つの前奏曲
カールソン:君主
マリア・ラドゥトゥ(P)

録音:2019 年3-7 月 ウィーン
※日本語オビ・解説付き
ルーマニアのブカレスト生まれでウィーンを拠点に活躍するマリア・ラドゥトゥの「フェニック ス」と題された CD。かなり個性的な選曲のアルバムで、しかもそれぞれの曲にラドゥトゥが意 味を与えており、解説も彼女自身が手掛けています。演奏は極めて優秀、リストのメフィスト・ワ ルツ第1 番を聞けば彼女の卓越した技術とことさら派手なひけらかしをしていないにもかかわ らず華のある演奏に魅了されることでしょう。ピアニストのファジル・サイやオーストリアのマル コ・アンナウら現代の作品も取り入れ、単なるピアノ演奏者に収まらないアーティスト、マリア・ ラドゥトゥの魅力に満ちています。

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0008(1CD)
ベートーヴェン:バガテル全集
7つのバガテル Op.33
11のバガテル Op.119
バガテル イ短調『エリーゼのために』
6つのバガテル Op.126
クリストフ・シェフェルト(P)

録音:2020年5月14-17日
バガテルは「つまらぬもの」といった意味を持ち、簡素な小品に用いられるタイトルですが、ベートーヴェンのそれは様々な音楽表現を徹底的にシンプル に突き詰めて提示したものであり、彼のあらゆる作品の萌芽とも言うべき音楽細胞で構成された注目すべき作品です。すべての曲を聴いていくと、そこには 抒情的なカンタービレ、不安定な揺らめき、暗黒舞踏、疾走感あふれるプレストに至るまで多岐にわたる表情が散りばめられています。時にメランコリック に時にコミカルに、優しさと怒りがぶつかり合います。
スイスのピアニスト、クリストフ・シェフェルトは、これらすべての音楽的な表情を吟味し、1曲1曲のバガテルに適した音色を探り当て演奏しています。 集中しながらも自然体でリラックスした演奏で、それぞれの小さな音楽を心から楽しんでいるように感じられる素敵な演奏です。 (Ki)

Coviello
COV-92021(1CD)
ジェフスキ:暴動の歌(2016) トーマス・コッチェフ(P)
チリの革命歌を主題に書かれた有名な『不屈の民』変奏曲の続編と言える作品です。抑圧された者たちの革命・暴動・反乱といったテーマが素材となっ ていて、強制収容所で書かれた歌や農民の反乱の歌など、様々な地域の革命歌がピアノで奏でられます。 (Ki)

WERGO
WER-6810(1CD)
バガテルのバッグ 〜ベートーヴェン&バートウィッスル
ベートーヴェン:幻想曲 Op.77(1809)
バートウィッスル:ゴールドマウンテン変奏曲(2014)*
ベートーヴェン:6つのバガテル Op.126(1824)
バートウィッスル:ジーグ・マシーン(2011)*
ベートーヴェン:アレグレット ロ短調 WoO 61(1821)
バートウィッスル:メトロノームのダンス(2006)*
ニ コラス・ハッジス(P)

録音:2019年11月19-22日
*=世界初録音
現代音楽を得意とし世界で活躍しているイギリスのピアニスト、ニコラス・ハッジス。技巧の素晴らしさもさることながら、作曲家とのコラボレーションを 積極的に行い、ひとりひとりの作曲家の音楽に深く入り込んだ演奏で定評があります。同郷の作曲家バートウィッスルも彼にとって重要なレパートリーで、ハッ ジスのために書かれた作品もあります。
今作はハッジスが世界初演を行ったバートウィッスル作品に、ベートーヴェンの小品を響き合わせることで唯一無二の感覚を呼び起こさせるという実に技 アリな一枚となっています。メカニカルな技巧が輝かしくほとばしるバートウィッスルは兎に角かっこよく、またベートーヴェンの前衛性も十二分に発揮され、 そこにBGM的平穏は皆無。実に現代的な驚きとユーモアに満ち溢れた刺激的な世界が広がっています。最後はメトロノームとピアノのデュエット! (Ki)
WERGO
WER-7328(1CD)
ジャチント・シェルシ(1905-1988):ピアノのための組曲第8番 Bot-Ba(1952)[全6楽章/30:23]
ピアノのための組曲第11番(1956)[全9楽章/38:39]
ザビーネ・リープナー(P)

録音:2013、2014、2019、2020年
ジャチント・シェルシは20世紀のもっとも変わった作曲家のひとりです。自分では楽譜を書かず、1950年代から即興演奏を録音し他人に記譜してもらう ようになり、大量の作品が生まれて組曲としてまとめられるようになります。生前はずっと異端視されていましたが、死後に人気が高まりファンを多く獲得し ていった作曲家でもあります。組曲第8番は「ボトバ」という副題がついており、これはチベットを意味します。東洋哲学にも深い興味を示したシェルシ特 有の世界観。また組曲第11番は最後にまとめられた組曲です。
ザビーネ・リープナーはWERGOレーベルから多数のアルバムをリリースしているピアニストで、シュトックハウゼン、ケージ、フェルドマン、カーゲルな ど現代音楽を十八番とする名手です。シェルシも当然レパートリーに入っており、2015年には組曲第9番と第10番を収録したアルバム(WER-6794) を発売し高い評価を受けています。とうぜん今作も、シェルシ史上最高峰の録音が登場したと言っても過言ではない完成度です。 (Ki)

SUPRAPHON
SU-7141(DVD)
アルフレート・ブレンデル/私の音楽人生
「レクチャー」
■私の音楽人生
■ベートーヴェンの最後のソナタと後期のスタイル(1h3’07)
・イントロダクション
・作品と人物像
・Op.101とOp.106(ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101とピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」について)
・最後の3つのソナタ
・最後のピアノ曲
■モーツァルトの演奏*
・イントロダクション
・長調と短調
・ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271「ジュナミー」
・ピアノ・ソナタについて
・記譜法
・演奏の習慣
・ピアノ協奏曲第19番ヘ長調 K.459
「マスタークラス」
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 Op.99 D.898*
以上、アルフレート・ブレンデル(語り/言語:英語)
ヤン・バルトシュ(P)#
トリオ・インセンディオ【カロリーナ・フランチショヴァー(P)、フィリプ・ザイコフ(Vn)、ヴィレーム・ペトラス(Vc)】*

公開収録:2020年2月8&9日(ベートーヴェン)、2019年3月17-19日(モーツァルト、マスタークラス)/
スク・ホール、ルドルフィヌム(プラハ)

NTSC16:9
リージョン:All
Sound Dolby Digital Stereo
【言語:英語/字幕:英語、ドイツ語、チェコ語】
1931年生まれの20世紀を代表する世界的ピアニスト、アルフレート(アルフレッド)・ブレンデル。チェコに生まれクロアチアで育ったブレンデルはウィー ンを拠点に活躍しました。そのブレンデルは2008年12月、約60年の演奏活動から退きました。現役引退後は執筆活動(音楽にとどまらず詩もしたため ているとのこと)、講演会、マスタークラスなど幅広い活動をしております。
当DVDは2019年3月、2020年にプラハ、ルドルフィヌムのスク・ホールで公開収録されたもので、ブレンデルの代名詞ともいえるベートーヴェン、モー ツァルト、シューベルトを取り上げております。ブレンデルの演奏はございませんがその語りから音楽家ブレンデルが描く像を聞くことができます。
「私の音楽人生」ではブレンデルの長いキャリアを振り返り、音楽家として充実した経験などを語っております。
「ベートーヴェンの最後のソナタと後期のスタイル」ではブレンデルがかつてPHILIPSで録音した音源を流して、楽曲説明やベートーヴェン像に迫ってお ります。
「モーツァルトの演奏」ではブレンデルの秘蔵っ子としても知られるヤン・バルトシュ演奏のもと、ピアノ協奏曲第9番「ジュナミー」、ピアノ協奏曲第19番、 ピアノ・ソナタなどを語っております。 「マスタークラス」ではトリオ・インセンディオ演奏によりシューベルトのピアノ三重奏曲第1番を講義。ブレンデルが次世代へとつなぐ貴重な映像といえ ます。2021年1月には生誕90年を迎えるブレンデル。生けし伝説の思いのこもった4時間以上にも及ぶ映像商品がここに完成しました。日本語字幕はつ きません。(言語:英語/字幕:英語、ドイツ語、チェコ語)

Challenge Classics
CC-72853
(1SACD)
Nox 〜夜〜
シューマン:4つの夜曲 Op.23
ロベルト・ズイダム(1964-):Nox(夜)
ラヴェル:夜のガスパール
ヤナーチェク:『草陰の小径』より 第7曲「おやすみ!」
ハンネス・ミンナール(P)

録音:2020年6月22-24日
シューマンに始まり、ラヴェル、そしてオランダの現代作曲家ロベルト・ズイダムに至るまで、3世紀にわたる「夜」を描くプログラ ム。ハンネス・ミンナールはフォーレ・リサイタル(CC-72731)、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集(CC-72763)、ベートーヴェンのピアノ・トリオ全集 (CC-72847)で注目を集める気鋭ピアニスト。今やチャレンジ・クラシックスの看板アーティストです。 (Ki)

ANIMAL MUSIC
ANI-086(1CD)
『GARDEN OF SILENCE』
(1)OPEN YOUR EYES
(2)THELONIOUSLY YOURS
(3)BLUES ON THE ROOF
(4)PRAGUE
(5)OVERSEAS
(6)F SHARP FITS EVERYWHERE
(7)BITONAL BLUES
(8)BLUEBIRD
(9)LBL
※すべてカレル・ルージチュカのオリジナル作品
カレル・ルージチュカ(P)
2020年チェコを代表するジャズの重鎮でコンポーザー・ピアニストでもあるカレル・ルージチュカ(1940-2016)が生誕80周年を迎えました。ルージチュ カが亡くなって4年、ANIMAL MUSICレーベルからリリースされるこのアルバムは、ルージチュカの最後の録音です。当録音は2010年にレコーディング されましたが、生前のリリースは叶いませんでした。しかし近年この録音が発見されたため念願のリリースとなります。
ルージチュカといえば1981年にリリースした「Zahrada radosti」(The Garden of Joy)が大ヒットしました。最後の録音となった当アルバム「Garden of Silence」でも美しいメロディと多彩な表現力はルージチュカ独壇場といえる圧巻の仕上がり。哀愁とともに遊び心とムード満ちた即興演奏は彼の偉大さ を改めて感じることのできる内容です。ルージチュカを哀悼するにふさわしいファン待望のアルバムです。 (Ki)

Gramola
GRAM-98011(1CD)
NX-B05
ハンマークラヴィーア・ライヴ
ヘンデル:鍵盤楽器のための組曲 第3番ニ短調 HWV428
アンデシュ・エリアソン(1947-2013):Disegno No. 3
デザイン 第3番「Carosello メリーゴーランド」(2005)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第29番変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
ベス・レヴィン(P)

録音:2019年6月29日 ライヴ(ボルティモア音楽祭)
アメリカ出身のピアニスト、ベス・レヴィン(1950-)のリサイタル・アルバム。彼女は3歳でピアノをはじめ、12 歳でフィラデルフィアOと共演するなど頭角を現し、17歳の時にルドルフ・ゼルキンの元で研鑽を 積みピアニストとして活動を始めました。アメリカ国内外で数多くのコンサートを開催するとともに、マールボ ロ音楽祭で活躍。バッハやベートーヴェンやシューマンなどの録音も高く評価されています。このアルバムは 2019年のボルティモア音楽祭のライヴ。彼女はプログラムの冒頭にヘンデルの組曲を置き、次にスウェー デンの作曲家エリアソンの旋律的な「メリーゴーランド」で気分を替え、メインの「ハンマークラヴィーア」へ流 れるというプログラムを披露しています。プログラムを披露しています。2012年に発表した「ベートーヴェン: 最後の3つのソナタ」が評論家から大絶賛され、「次はハンマークラヴィーアを」とのリクエストに応えたという 渾身のライヴ録音です。
Gramola
GRAM-99227(1CD)
NX-B05
ベルク、メトネル、ヤナーチェク、シューベルト: ピアノ作品集
1. ベルク:ピアノ・ソナタ ロ短調 OP.1(1907/1908)
2. メトネル(1880-1951):忘れられた調べ 第1集より 回想ソナタ イ短調 Op.38 No.1(1919)
3-4. ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ「1905年10月1日-街頭より」 変ホ短調

シューベルト:楽興の時 D780
クリスティアーネ・カライェーヴァ(P)

録音:2020年2月10-13日
オーストリア出身、ウィーン国立音楽大学で長年教鞭を執っているピアニスト、クリスティアーネ・カライェー ヴァの最新録音。彼女の言葉によると「ただ聴いて、感じて、夢見て、比較することをせず、なるようになる こと。音楽的に解析することもなく、良い会話のように、ステキなワインを飲むような安らぎの瞬間を求め た」という美しい演奏です。
Gramola
GRAM-99235(1CD)
NX-B05
ギヤ・カンチェリ(1935-2019):作品集
ピアノのための33の小品
12の小品
ケテヴァン・セパシュヴィリ(P)
テモ・ハルシラーゼ(Fl)
マディナ・カルベリ(S)

録音:2020年6月28-30日
ジョージア(グルジア)出身の作曲家ギヤ・カンチェリ。地質学を学んだ後、トビリシ音楽院で作曲を学 び作曲家として活動、1971年から20年間、トビリシのルスタヴェリ劇場の音楽監督を務め、舞台作 品、映画音楽などを数多く手掛けたことで知られますが、このアルバムには彼が得意とした映画と舞台の 作品に基づいた短編集となっており、その幅広い創造性がうかがえます。このアルバムではジョージア出身 のピアニスト、セバシュヴィリを中心に、彼女と同郷のフルート奏者ハルシラーゼ、ソプラノのカルベリが参 加。親密な演奏で、一つ一つの小さな曲に命を吹き込んでいます。
Gramola
GRAM-99237(1CD)
NX-B05
ブルックナーの手紙と音楽・第2集
1. 『キッツラーの練習帳』より 行進曲 ハ長調
2-4. ブルックナーの手紙(朗読)
5. 『キッツラーの練習帳』より Vor der schlummernden Mutter
眠っている母親の前に ヘ長調 WAB206
6-8. ブルックナーの手紙(朗読)
9. マズルカ イ短調 WAB218
10-13. ブルックナーの手紙(朗読)
14. 『キッツラーの練習帳』より O, habt die Thrane gern ああ、涙のように イ長調 WAB205
15-17. ブルックナーの手紙(朗読)
18. ピアノ小品 変ホ長調 WAB119
19-20. ブルックナーの手紙(朗読)
21. 歌曲「Im April 4月に」 変イ長調 WAB75
22-23. ブルックナーの手紙(朗読)
24. 歌曲「Herbstkummer 秋の悲しみ」 ホ短調 WAB72
25-29. ブルックナーの手紙(朗読)
30. 性格的小品「Abendklange 夜の響き」 ホ短調-ヴァイオリンとピアノのために WAB110
31-35. ブルックナーの手紙(朗読)
36. フランツ・ヴィルヘルム・アプト/ブルックナー
ワルツの歌 「Juchheisa, juchhei!」 ト長調 Op.245 No.8/WAB add321
37-38. ブルックナーの手紙(朗読)
39. ワルツ 変ホ長調 WAB224/1
40-41. ブルックナーの手紙(朗読)
42. 『キッツラーの練習帳』より行進曲 ハ長調 WAB217/1
43-45. ブルックナーの手紙(朗読)
46. 性格的小品「Erinnerung 思い出」 変イ長調 WAB117
ヴォルフガンク・ベック(朗読)
エリザベート・ヴィンマー(S)…5,14,21,24,36
ダニエル・リントン=フランス(P)…1,5,9,14,18,21,24, 30,36,39,42,46
アレクサンダー・クナーク(Vn)…30

録音:2019年10月5日
好評シリーズ「ブルックナーの手紙と音楽」の第2集。今作では1866年から1894年までに書かれたブ ルックナーの手紙を、前作と同じくオーストリアを代表する名優ヴォルフガンク・ベックが朗 読、合間に珍しいピアノ曲や歌曲が置かれるというプログラムで構成されています。 今作で朗読される手紙の中心を占めるのは、1880年代から1894年までに彼がさまざまな女性に宛て て書いた“プロポーズ風の手紙”。ブルックナーがほのかな思いを寄せていた女性や、数少ない彼の信奉 者であった女性たちが登場。“永遠の独身者”として音楽に身を捧げたブルックナーの姿を描き出していま す。ヴォルフガンク・ベックの味のある語りがブルックナーの朴訥とした姿を連想させます。

TOCCATA
TOCC-0575(1CD)
NX-B03
ベルンハルト・ファン・デン・シフテンホルスト・メイェル(1888-1953): ピアノ作品集
花々に Op.1(1915)
Het oude China 古き中国 Op.2(1916)より No .2 Het Wierookvat 香炉…世界初録音
鳥たちに Op.4(1917)
富士の6つの情景 Op.9(1919)より
 No. 1 Het ontstaan van den Fuji 富士の起源
 No. 4 De Fuji in den regen 雨の中の富士
サン=カンタン Op.12(1920)-No.1 遺跡…世界初録音
マース川 Op.11(1920)より
 No. 1 De Rivier 川…世界初録音
  No. 3 De Mond der Maas マース川の河口…世界初録音
古城 Op.14(1920)…世界初録音
8つの前奏曲 Op.17(1922)より
  No. 3 De Kat ネコ
  No. 7 De Muis ネズミ
  No. 5 De Maraboe ハゲコウ
  No. 6 De Colibri ハチドリ
Capri カプリ Op.19(1922)より
  No. 1 I Faraglioni ファラリオニ…世界初録音
  No. 3 Anacapri アナカプリ…世界初録音
アルベルト・ブルッセー:Van Bloemen en Vogels 花と鳥に〜ベルンハルト・ファン・デン・シフテンホルスト・メイェルの思い出に(2016)…世界初録音
アルベルト・ブルッセー(P…スタインウェイ D No.565253)

録音:2019年7月18,19日
20世紀前半のオランダで活躍した作曲家ベルンハルト・ファン・デン・シフテンホルスト・メイェルの作品集。 高校時代からピアノを始めたという音楽家としては遅いスタートでしたが、ユリウス・レントヘンから作曲の指 導を受けたのち、パリに留学。ヴァンサン・ダンディの薫陶を受けミュンヘン、ウィーン、ロンドンに留学。第一 次世界大戦がはじまるとオランダに帰国し、詩人、歌手のヴァンサンテンと出会い親しい交際を始めます。 仏教の信奉者であったヴァンサンテンと、フランス印象派からの影響を受けた彼の作品は、独特のオリエン タリズムが漲っており、どれもサティやドビュッシーを思わせる穏やかで瞑想的な作風を持っています。このア ルバムには、シフテンホルスト・メイェルの信奉者であるピアニスト、ブルッセー自身の作品も収録されていま す。

STEINWAY&SONS
STNS-30166(1CD)
NX-B07
『音楽のおもちゃ箱〜子供たちのために』
スメタナ(J.シュムウェイ編):「モルダウ」 - ザ・ファイヴ・ブラウンズ
グリーグ:『ペール・ギュント』より「アニトラの踊り」 - デザレー & デオンドラ・ブラウン
モーツァルト(G.アンダーソン編):「トルコ行進曲」 - ザ・ファイヴ・ブラウンズ
ドビュッシー:『子供の領分』より「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」 - メロディー・ブラウン
ワルトトイフェル(ファースト・ピアノ・カルテット編): 「スケーターズ・ワルツ(スケートをする人々)」 - ザ・ファイヴ・ブラウンズ
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ より 第1楽章 - デザレー & デオンドラ・ブラウン
ベートーヴェン(J.シュムウェイ編):交響曲第5番 より 第1楽章 - ザ・ファイヴ・ブラウンズ
ライアン・ブラウン:「The Current 時の流れ」 - ライアン・ブラウン
クープラン:「神秘的なバリケード」 - メロディー・ブラウン
シューマン:『子供の情景』より - グレゴリー・ブラウン
 I. 「見知らぬ国と人々について」
 V. 「おねだり」
 XII. 「眠りに入る子供」
 VII. 「トロイメライ(夢)」
 XIII. 「詩人は語る」
即興「子供の頃に戻れたら」 - ポピー・ルーチ(6才)…デザレー・ブラウンの娘
ザ・ファイヴ・ブラウンズ (ピアノ・アンサンブル)【ライアン・ブラウン
メロディー・ブラウン
グレゴリー・ブラウン
デオンドラ・ブラウン
デザレー・ブラウン】

録音:2016年6月24-26日 ドリュー大学 ドロシー・ヤング・センター・フォー・ジ・アーツ
5人兄妹のピアノ・アンサンブル、ザ・ファイヴ・ブラウンズによる、自分たちの子供の頃の思い出が詰まった作品ばかりを集めたアルバム。シュー マンやドビュッシーが子供を主題に書いた作品のほか、彼らのアルバムではお馴染みのアレンジャー、ジェフリー・シュムウェイとグレグ・アンダーソ ンの編曲によるクラシックの名曲を収録。彼らの先達ともいえる、1940年代から50年代を中心に活躍したアメリカのピアノ・アンサンブル、 ファースト・ピアノ・カルテットの編曲による「スケーターズ・ワルツ」の4台8手版(5人で演奏)は、前作「クリスマス」に続いて再収録です。子供は もちろん、大人が聴いても楽しく、ノスタルジックな雰囲気たっぷりの一枚。ラストには、デザレーの6才の娘さんによる可愛らしい即興も。

King International
HMSA-0042(2SACD)
シングルレイヤー
日本のみの限定盤
税込定価
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータBWV 1001-1006(全曲) イザベル・ファウスト(Vn)
[使用楽器:1704年製ストラディヴァリ “スリーピング・ビューティー”]

録音:2009年9月、2011年8月&9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
今もなお、イザベル・ファウストのディスコグラフィの中でひときわ輝く「バッハの無伴奏」。2013年に日本限定でSACDシングルレイヤー盤がリリースされ、 瞬く間に完売。当代きっての人気と実力を誇るファウストが取り組んだ「バッハの無伴奏」全曲録音は、音楽愛好家のみならず、オーディオ愛好家にも広く 親しまれています。
この度、この名盤をキングインターナショナル30周年記念として、最新リマスタリングを施し、装いを新たにリリースいたします。
直筆譜を丹念に読み込み、ストラディヴァリウス製作の「スリーピング・ビューティー」の神々しいまでに崇高な音色ときわめて高度なテクニックとを駆使 して、ファウストが深く鋭く切り込む姿を捉えた名録音を、24bit/96kHz収録オリジナル・マスター使用による最新DSDマスタリングで、よりファウスト の実像に近づいたようなシャープな音像、銘器のみずみずしい質感と、自然な空気感を実現しています。
SACDマスタリング技術監修:オーディオ評論家、角田郁雄氏。

FIRST HAND RECORDS
FHR-101(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 第1集
第8番ハ短調 『悲愴』 Op.13
第5番ハ短調 Op.10-1
第6番ヘ長調 Op.10-2
第7番ニ長調 Op.10-3
アダム・ゴルカ(P)

録音:2019年1月
アダム・ゴルカは1987年テキサス生まれで、家はポーランドの音楽家系。18歳でベートーヴェンの32曲のピアノ・ソナタを初めて演奏して以来、その 作品に魅了され研究に没頭してきました。フライシャー、ブレンデル、シフ、ペライアなどの巨匠にも学び、2011年にはベートーヴェンのピアノ協奏曲全5 曲を演奏。2020年、ベートーヴェン生誕250年を祝い彼のピアノ・ソナタ全曲録音シリーズがスタート。第1弾は『悲愴』と、同時期に書かれたOp.10 を収録しています。グランドピアノのソノリティを活かしきった優秀録音。

カメラータ
CMCD-28375(1CD)
税込定価
2020年11月25日発売
高橋アキ・プレイズ・エリック・サティ-4
梨の形をした3つの小品[4手連弾]
不愉快な概要[4手連弾]
馬の装具で[4手連弾]
パラード[4手連弾]
組み合わされた3つの小品[4手連弾]
風変わりな美女(真面目な幻想曲)[4手連弾]
「子供の音楽集」
「3つの新・子供の音楽集」
高橋アキ(P/ナレーション)
コスタンティーノ・カテーナ(P)

録音:2016年6月/イタリア
 サティ演奏の第一人者、高橋アキによるピアノ作品録音プロジェク トの第4弾は、イタリアの名手コスタンティーノ・カテーナを共演者に 迎えて、4手連弾6作品と、「子供の音楽集」「新・子供の音楽集」を収 録しました。  「子供の音楽集」では、サティが楽譜に記した「詩的なおはなし」を、 高橋アキがピアノ演奏とともに朗読しているのも聴き逃せません。 ブックレットには秋山邦晴による詳細な曲目解説、訳詞も掲載。サ ティ・ファン必携のアルバムです。(カメラータ)
カメラータ
CMCD-28376(1CD)
税込定価
2020年11月30日発売
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲/岡田博美
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 作品35
シューマン:子供の情景 作品15
 クライスレリアーナ 作品16
岡田博美(P)

録音:2019年11月ほか/東京(ライヴ録音)
 変わらぬ卓越した技巧に円熟した味わいを加え、巨匠の域への到達を 感じさせるピアニスト岡田博美。近年の岡田の進境を示すロマン派の主 要レパートリーの演奏を収めたアルバムが完成しました。 「他の追随を許さない絶対的な名演」と称賛され続けるブラームス 「パガニーニの主題による変奏曲」は、ファン待望の1曲。シューマン 「子供の情景」の暖かみのあるポエジーと内省性、「クライスレリアー ナ」の激しいパッションと全体の構築性など、聴き応えある1枚となって います。(カメラータ)
カメラータ
CMCD-28378(1CD)
税込定価
2020年11月25日発売
供養の碑、峰崎勾当/福森文子、三橋貴風
袖香炉((峰崎勾当・作曲/飾屋次郎兵衛・作詞)
懺悔文(旧京都明暗寺所傳尺八古典本曲)
残月(峰崎勾当・作曲/作詞者不詳)
焼香文(旧京都明暗寺所傳尺八古典本曲)
雪(峰崎勾当・作曲/流石庵羽積・作詞)
三橋貴風(尺八)

録音:2020年6月 ほか/京都
福森文子(歌/三絃)
 人類の歴史とは将に戦(いくさ)と疫病(やまい)との闘いであった といえるのではないでしょうか? その原因が人為的でありなしにかか わらず、人間はその渦中での盛衰を無限に繰り返して参りました。仏教 の宇宙観における輪廻の思想も、地球上でのこの現実により育まれて きたのでしょう。輪廻の大前提にあるもの、それが“供養の心”であり、 新しい世界への希望を念じつつ、万物に対しての御供養を“音”に込 めさせていただきました。 [三橋貴風]

MASATAKA HORI
MAND-04(1CD)
税込定価
田中常彦の生涯 - 堀 雅貴 Classical Mandolin Solo CD Vol.2
C.ムニエル (1859-1911):スペイン風奇想曲
G.B.ラ・スカラ (生没年不詳):第1タランテラ
ムニエル:マズルカ コンチェルト
A.サルコリ (1872-1936):セレナテルラ
ムニエル:愛の唄
 ワルツ コンチェルト
R.カラーチェ (1863-1934):前奏曲第2番
カラーチェ:サルタレッロ
田中常彦 (1890-1975):無言歌「ナポリの想い出 」
サルコリ:月に向かいて
カラーチェ:ポロネーズ
田中常彦:ゆりかご
堀 雅貴(マンドリン)
鈴木大介((G)
草間 葉月(P)

録音:2020年6月4,5,9日 パストラル・サウンド東京
日本を代表する実力派マンドリニスト堀 雅貴。第10回ラファエレ・カラーチェ国際マンドリン独奏コンクールにて第1位を獲得、国内外で高い評価を受 けています。 今回は、2020年生誕130年を迎えたマンドリン奏者である田中常彦に焦点を当てたアルバムをリリースします。西洋の楽譜を手に入れるのが決して容易で はなかった大正時代にマンドリンを手にし、日本で最初のプロマンドリニストとして活躍した田中常彦。慶應大学マンドリン倶楽部の創始者の一人として、そ して日本マンドリン連盟の初代会長、日本のマンドリン界の先駆者として活躍していました。本作は、田中常彦が実際に演奏したレパートリーから選出し、 田中常彦の演奏家としての活動および半生を表現しています。また、マンドリン・ソロ演奏だけではなく、田中常彦の活動に欠かせない人物、恩師サルコリ とピアニストであった堯子夫人の二人になぞらえて、ギタリストの鈴木大介とピアニストの草間葉月を共演者に迎え録音しています。 マンドリニスト田中常彦の足跡を追い、日本におけるマンドリンや西洋音楽の黎明期を時空を超えて体験できると貴重な1枚です。 (Ki)

冨田一樹レコーディングプロジェクト
KKTK-10011(1CD)
税込定価
バッハ 至高のオルガン芸術 〜魂のメッセージ〜
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
おお愛する魂よ、汝を飾れ BWV654
ペダル練習曲 ト短調 BWV598 (断片)※邦人初CD化
フーガ ト短調 BWV578 「小フーガ」
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547
アリア BWV1068-2 「G線上のアリア」
目覚めよと呼ぶ声あり BWV645
最愛なるイエス、我らここに集いて BWV731
パッサカリア ハ短調 BWV582
冨田一樹(Org)

録音:2020年7月9-10日/府中の森芸術劇場 ウィーンホール
全曲ストップ・レジストレーション表示付
日本語帯・解説付
2016年、27歳の若さでライプツィヒのバッハ国際コンクール・オルガン部門で日本人初の第1位、および聴衆賞に輝いた冨田一樹のオール・バッハ・ アルバム。今まで一般流通のCDがなかった冨田、今作が実質的にデビュー・アルバムと言えるリリースです。自身の最重要レパートリーであるバッハ の音楽を、惜しげもなく並べて真っ向からそれに挑んだ、まさに彼らしいプログラム。前衛的な書法が情熱的に表現される『トッカータとフーガ ニ短調』に 始まり、『小フーガ ト短調』、『G線上のアリア(冨田自身による編)』といった有名曲や美しいコラール前奏曲などを挟み、堂々たる重厚巨大な『パッサ カリア ハ短調』で締めくくる、聴きごたえたっぷりの一枚です。『前奏曲とフーガ ハ長調』『パッサカリア ハ短調』はバッハ国際コンクールでも演奏した曲目。 また『ペダル練習曲 ト短調』は意外と録音が少なく邦人ではこれが初録音となります。
使用された府中の森芸術劇場 ウィーンホールのパイプオルガンは、ヒンリッヒ・オットー・パーシェン社製( ドイツ、キール)。3段鍵盤ペダル付き、実働ストッ プ46、パイプ総本数3,636本。ブックレットには全曲のレジストレーションも記載されています。名技師・常盤 清氏によるセッション録音で音質面もすば らしく、冨田一樹のオルガン芸術の神髄が収められた注目のアルバムと言えます。
★「バッハはパイプオルガンを通じ、私たちに人生における重要な言葉を伝えてくれます。それは、ある時は「宇宙と真理」であり、ある時は「希望と安らぎ」 であり、私たちの生活を豊かにするのです。音楽の父バッハが紡ぎ出した数々の旋律とハーモニー、この奇跡を是非体験して頂ければ幸いです。」(冨田一樹)


Treasures
TRT-238(1CDR)
チェコのピアニズム〜ジョセフ・ブルヴァ・1
リスト:パガニーニによる大練習曲 S.141*
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第13番Op.27-1
 ピアノ・ソナタ24番「テレーゼ」
 ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
ジョセフ・ブルヴァ(P)

録音:1966年5月23-27,31日*、1967年7月10-14,17日(全てステレオ)
※音源:SUPRAPHON SUAST-50891*、SUAST-50929
◎収録時間:70:29
“音に対するイメージ具現化のために全てをやり尽くす芸術家魂!
■音源について
ブルヴァのチェコ時代の録音はベートーヴェンとリスト(ハンガリー狂詩曲集)しか確認できません。そのリストの作品集が、初の本格的な録音だったと思われます。

★私が初めてジョセフ・ブルヴァ(1943-2020)の名前を意識したのは、1990年代に聴いたチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番のCDでした。ロシア的な野趣に背を向けたその演奏はまるでモーツァルトのようにピュアでリリカルな美しさを湛えていました。なぜこんな独特の感性の持ち主がメジャーレーベルに登場しないのか、色々想像を膨らませているうちに月日は経ってしまいました。ブルヴァはブルノ出身。ナパイェドラの音楽学校でヴァーツラフ・ランカに師事。13歳でリサイタルを開き将来を嘱望されていましたが、1971年の交通事故で演奏活動を一時中断。復帰後にルクセンブルクへ亡命。日本では殆ど知られていない存在でしたが、晩年のBMG録音等で少し認識されるようになった矢先、2020年8月に亡くなりました。
ここに聴く録音は、ブルヴァ20代、亡命前の貴重な録音で、既にブルヴァ以外にはあり得ない美意識とダイナミズムが確立しており、楽想の捉え方にはニュートラルな余白のない強固な確信が漲っています。
 リストは練習曲の概念を超えていることはもちろんのこと、その先のニュアンスの追求度が凡百のピアニストの及びもつかない次元に達しています。まず第1曲で、音の強弱の変化には常に緊張の増減も伴っていることを実感。スタインウェイ以外(ブランド名は記載無し)のピアノの選択も功を奏したトレモロの色彩変化も聴きもの。スタインウェイは和音が混濁するとの理由から使用を避けるピアニストがいますが、ブルヴァもその考えだったのかも知れません。特に音が入り組む終曲ではそう感じさせます。第2曲の急速に上下降するフレーズは、グリッサンド風にサクッと駆け抜けるのが通例ですが、ここでは可能な限り語らせるテンポを貫徹。その上でタッチの強弱と硬軟を徹底的に詰め込み、通常の何倍もの色彩を加味。「ラ・カンパネラ」も同様にタッチの粒立ちを極限まで突き詰めるために、遅めのテンポで開始。クリスタルなタッチと共に音楽の輪郭が明瞭に浮き上がると同時に、どこを取っても心からの歌が内在。1:58からの左手のリズムがこれほど研ぎ澄まされ、ニュアンスに富んでいる例が他にあるでしょうか?ブルヴァの凄さを最も端的に示す一曲です。
 曖昧さを許さないピアニズムは、ベートーヴェンでも同じ。ブルヴァは、何気ない純朴なフレーズにも豊かな表情を絶え間なく与えますが、その背後の知的な統制も忘れません。それによって音楽が高潔な美しさを放つことを痛感させるのがの第13番、第1楽章の主題。中間のアレグロとの対比と連動の微妙な間合いも流石。穏やかな第3楽章でも情に溺れず明快なタッチを維持。そこには、音楽のフォルムを曖昧にして豊かな音楽など実現できないという強い信念を感じさせ。そして心を捉えるのが、1:14から1:40にかけての息の長い呼吸の持続と広がり!終楽章は左右の声部が強固なユニットとして発言しまくり、「ソナタ形式的なロンド」の構築性を徹底再現、まさに盤石なベートーヴェンを体感できます。【2020年11月・湧々堂】

KLARTHE
KLA-086(1CD)
ヴィノフォニー
(1)ヘンデル:シャコンヌ ト長調HWV435
(2)シューマン:幻想小曲集Op.12〜夕べに/飛翔
(3)シューベルト:即興曲ヘ短調Op.142の4
(4)ブラームス:間奏曲イ長調Op.118の2
(5)シューベルト(リスト編):ウィーンの夜会第6番
(6)リスト:巡礼の年第1年スイス〜オーベルマンの谷
(7)リスト:コンソレーション第3番変ニ長調
(8)フォーレ:舟唄第6番変ホ長調Op.70
(9)アルベニス:入江のざわめきOp.71の6
(10)ドビュッシー:前奏曲第1集〜音と香りは夕べの大気の中に漂う
(11)ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しき夕暮れ*
ジュリアン・ジェルネ(P、Vn*)

録音:2019年3月19、20日/サンキュー(フランス)
宮田大とのコンビで日本でもおなじみのジュリアン・ジェルネ、最新盤は小品集。アルバム・タイトルの「Vinophony」はワインとシンフォニーの合成語で、 ミシェル・ベロフやジャン=クロード・ペヌティエのもとで修業を積んできた彼の音楽的熟成を意味しています。有名な曲ばかりですが、夕暮れもしくは夜を イメージするものを集め、ワインを味わうひとときの雰囲気を醸し出しています。
彼はピアノのみならずヴァイオリニストも学び、最終的にどちらにするか悩んだほどですが、ここではドビュッシーの歌曲「美しき夕暮れ」のハイフェッツ 編曲でヴァイオリン演奏を披露。多才ぶりを示しています。 (Ki)

FIRST HAND RECORDS
FHR-92(2CD)
バッハ:6つのパルティータ BWV825-830 小川麻子(Cemb)

録音:2020年8月6-7日、9月2-3日/ロンドン
ロンドンを拠点にソリストや通奏低音奏者として活動する小川麻子によるバッハの6つのパルティータ全曲。軽やかな響きのチェンバロで明快にかつ滋味 豊かにバッハの対位法の綾を解きほぐした好演です。 (Ki)

Omnia Artists Productions
RMCJ-07(1CD)

KKC-6315(1CD)
国内盤仕様
税込定価
スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.1
ソナタ ホ長調 K.380
ソナタ ヘ短調 K.239
ソナタ ハ長調 K.513
ソナタ イ短調 K.54
ソナタ ロ短調 K.27
ソナタ ハ長調 K.132
ソナタ ハ短調 K.11
ソナタ ニ短調 K.213
ソレール(1729-1783):ソナタ ニ短調 R.15
スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.208
ソナタ イ長調 K.209
ソナタ ト短調 K.450
ソナタ ニ長調 K.119
ソナタ ロ短調 K.87
オルハン・メメッド(P/YAMAHA S7X)

録音:2020年6月16&17日/カーザ・デル・ジャズ(ローマ)
国内盤解説(オルハン・メメッド)
チェンバリスト、ピアニストのオルハン・メメッド。ロックダウンの間、音楽家として自問自答を繰り返す中、取り組んだのがスカルラッティでした。そのスカル ラッティが残した555もの膨大なソナタに向き合ったというメメッドが厳選した作品を録音したのがこのアルバムです。現在ローマを拠点に活躍するメメッドが イタリアの地で感じた新たな息吹を吹き込んだ注目録音です。メメッドらしい丁寧に紡ぎだされる一音一音は聴き手に癒しを与えてくれるでしょう。 (Ki)

NIFC
NIFCCD-071(1CD)
アレクセイ・リュビモフ〜ショパンの家のピアノにて
ショパン:前奏曲嬰ハ短調 Op.45、舟歌嬰ヘ長調 Op.60、前奏曲変イ長調(遺作/Presto con leggierezza)、子守歌変ニ長調 Op.57
バッハ:「平均律クラヴィーア曲集第1巻」より 前奏曲とフーガ第4番嬰ハ短調 BWV.849、前奏曲とフーガ第13番嬰ヘ長調 BWV.858、前奏曲とフーガ第24番ロ短調 BWV.869
モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
アレクセイ・リュビモフ(ヒストリカル・アップライト・ピアノ/プレイエル1843年製作、シリアル・ナンバー10112)

録音:2019年8月26日−29日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
時代を超越した膨大かつ幅広いレパートリー、卓越した解釈と極められたピリオド奏法によって、生ける伝説的フォルテピアニストとして絶大な評価と支持を得ているロシアの鬼才アレクセイ・リュビモフ。
NIFCレーベル初登場となる鬼才リュビモフが弾いている楽器は、モダン・ピアノでもなく、ヒストリカルのグランド・ピアノでもなく、なんと1843年にフランスの名工プレイエルによって製作された「シリアル・ナンバー10112」の『アップライト・ピアノ(ピアニーノ)』!
1843年、プレイエルの工場でショパンは自分のアパート用に「シリアル・ナンバー10113」のアップライトを選び、同時にパトロン(であると同時に隣人)だったナタリア・オブレスコフ用に「シリアル・ナンバー10112」のアップライトを選んだのだが、社交で求められた場合には、ショパンはこの「10112」も度々弾いたに違いないとされており、今回リュビモフが弾いている「10112」はショパンと特別に縁の深い楽器の1つなのです!
ちなみにパリの音楽博物館には1839年にオブレスコフ家によって購入され、ショパンが同年から1841年まで弾いたプレイエルのグランド・ピアノ(シリアル・ナンバー7267)が所蔵されており、この事実からもピアノの詩人と同一族との関係の深さを窺い知ることができます。
リュビモフはショパンと非常に関係の深いこの「プレイエルのアップライト」を用いることにより、当時、聴衆のいないパリのスタディ・サロンでショパンとその弟子たちが、この楽器で古典派のレパートリーを演奏した時に聴こえていた響きとその世界の再現、さらにはバッハ、モーツァルト、そしてベートーヴェンの作品を、その魔法(プレイエルのアップライト)を使ってショパンの世界の音楽的イメージに変えてしまうという壮大なテーマに取り組んでいます。
リュビモフとプレイエルのアップライトによる、ショパン以前の大作曲家たちの「ショパン化」。その結果や如何に ――!? 乞うご期待!

RUBICON
RCD-1066(2CD)
マハニ・テアヴェ・ピアノ・リサイタル〜ラパ・ヌイ・オデッセイ
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ BWV903
リスト: バラード第2番S171, オーベルマンの谷 S161
 ヘンデル組曲第5番ホ長調 HWV430
スクリャービン:2つの左手のための小品 Op.9(前奏曲/夜想曲)
ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60、
 スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20、
 夜想曲第1番変ロ短調 Op.9-1、
 夜想曲第19番 ホ短調 Op.72-1
ラフマニノフ:楽興の時 第4番Op.16-4
マハニ・テアベ(P)
イースター島(ラパ・ヌイ島)出身の並外れた才能を持つピアニスト、マハニ・テアベのデビュー・アルバム!
彼女は素晴らしい音楽性を持ったイースター島唯一のプロフェッショナル・ピアニストとして、1999年にクラウディオ・アラウ国際ピアノ・コンクールで優勝、その後スタインウェイ&サンズのアーティストに選ばれるなど、国際的なコンサートの舞台で輝かしいキャリアを歩むことを運命づけられていましたが、その人生に背を向けてラパ・ヌイ島に戻り、島の子供たちのために音楽学校を設立したという、注目すべきエピソードの持ち主です。
今回のレコーディングのきっかけにも物語めいたものがあり、ストラディヴァリウスなどクレモナ製の銘器の世界的コレクターとして有名なデイヴィッド・フルトンが、クルーズでイースター島に寄港した際に、偶然テアベの演奏を聴く機会に恵まれ、その演奏に大きな感銘を受けたことがデビュー盤のリリースに繋がったとのことです。(その後、彼女の演奏を聴いたシアトルSOのマネージャーとレコーディング・プロデューサーもその素晴らしさに驚いたそうです。)2枚のCDにショパン、リスト、ラフマニノフらのピアニスティックな作品、スクリャービンの左手用作品、そしてバッハ、ヘンデルを詰め込んだ充実のリサイタル・プログラム。音楽通たちを唸らせたテアベのピアノをじっくりと味わうことができます。ご期待ください!

Ars Musici
ARS-232312(1CD)
ハイドン:鍵盤ソナタ集(ソナタ&ディヴェルティメント集)
ディヴェルティメント ハ長調 Hob.XVI 1/ソナタ 変ロ長調 Hob.XVI 18/ソナタ 変イ長調 Hob.XVI 46/ディヴェルティメント イ長調 Hob.XVI 5/ディヴェルティメント ニ長調 Hob.XVI 19/ソナタ ト短調 Hob.XVI 44
ロバート・ヒル(Cemb)

※使用楽器:パリのパスカル・タスカン1769年モデルによる
(2段鍵盤/製作:キース・ヒル、1998年)
録音:200年9月
アムステルダムのスヴェーリンク音楽院でグスタフ・レオンハルトに師事したアメリカのハープシコード奏者、フォルテピアノ奏者、ロバート・ヒルが奏でるハイドンのソナタ集。ロバート・ヒルは、テツラフ、シトコヴェツキー、カシュカシアンといった名手達とも共演があり、これまでにリリースしたCDは、ドイツ・レコード批評家賞、ディアパソン・ドールなど数々の栄誉ある賞に輝いています。

Diapason
DIAP-129(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集

(1)ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
(2)ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」
(3)ピアノ・ソナタ第14番「月光」
(4)ピアノ・ソナタ第15番「田園」
(1)リリー・クラウス(P)
録音:1953年
(2)ルドルフ・ゼルキン(P)
録音:1945年
(3)アリーヌ・ヴァン・バレンツェン(P)録音:1960年
(4)ヴィルヘルム・バックハウス(P)
録音:1961年

※リマスタリング:Circe(フランス)
ディアパゾン・レーベルの『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』シリーズの第129集として、ベートーヴェン・イヤーのアニヴァーサリー・リリースとなる4人の往年の巨匠たちによる「ピアノ・ソナタ集」が登場!
リリー・クラウス、ルドルフ・ゼルキン、そしてヴィルヘルム・バックハウスの名演に加え、フランス・ピアノ界の神童であり女傑、アリーヌ・ヴァン・バレンツェンの「月光」を選曲してきたところは、まさにディアパゾン誌ならでは。フランスの世界的クラシック音楽専門誌が選んだベートーヴェンの4曲4録音です!

Hyperion
CDA-68303(1CD)
ボーウェンピアノ作品集
ハンス・アンデルセンによる断片集 Op.58/61
ピアノのための演奏会用練習曲第1番変ト長調 Op.9-2
ピアノのための演奏会用練習曲第2番ヘ長調 Op.32
ピアノのための12の練習曲 Op.46
ニコラス・ナモラーゼ(P)
世界最高峰の賞金と、世界の主要ホールへのリサイタル・デビューやHyperionからのCDデビューなど音楽活動への手厚いサポートで知られるカナダの「ホーネンス国際ピアノ・コンクール」。2018年のホーネンス国際ピアノ・コンクールで優勝し「ホーネンス賞」を受賞した若き才能、ニコラス・ナモラーゼのHyperionデビュー・アルバムが登場。
ニコラス・ナモラーゼは1992年ジョージア(グルジア)生まれハンガリー育ち、ブダペスト、ウィーン、フィレンツェの音楽大学を経てジュリアード音楽院でも研鑽を積みました。2018年のホーネンス賞受賞後、2019年2月にカーネギー・ホールでリサイタル・デビュー。2019年6月には初来日公演を果たしています。作曲家としても活躍しており、来日公演でも、シューマン、バッハ、スクリャービンに自作の練習曲などを組み合わせたプログラムを披露しました。
ナモラーゼのハイペリオン・デビュー・アルバムは、「イギリスのラフマニノフ」と呼ばれたヨーク・ボーウェン(1884−1961)のピアノ作品集。アンデルセンの童話のタイトルが付けられた小品集「ハンス・アンデルセンによる断片集」に、練習曲集を組み合わせ、ボーウェンの豊かな魅力、輝き、ウィットを成熟したテクニックで描いてゆきます。

Daphne
DAPHNE-1067(1CD)
エンデニヒの書きつけ
スタファン・ストルム:エンデニヒ時代の知られていない書きつけ、新年の最初の挨拶、親愛なるジュリー、贈り物をありがとう、飛翔、愛しいクララと子供たち
シューマン
:ピアノ・ソナタ第1番 嬰へ短調 Op.11
フランシスカ・スクーグ(P)

録音:2019年11月30日−12月1日、マルメ音楽大学(マルメ、スウェーデン)
ショスタコーヴィチの室内楽作品(Intim Musik)や「王室の婚礼のための音楽(DAPHNE1039)」といったアルバムで知られるピアニスト、フランシスカ・スクーグ。2010年には、ピアノ作品を集めたアルバム(DAPHNE1036)をリリース。
作曲家のスタファン・ストルムと長年にわたり共同作業をつづけており、新作の「エンデニヒの書きつけ」も、スクーグとストルムが共同で作った「ピアノ・アルバム」です。ロベルト・シューマンの書いた音楽モチーフとテクストの断片を素材とする「エンデニヒ時代の知られていない書きつけ」と、「音楽表現の類まれなパレットを誇らしげに示す」とストルムが語る、シューマンの最初のソナタ。「古典的作品が、私たちの時代にどう生きるかということを掘り下げて理解する」ことを目指し、進められたプロジェクトです。アルバムには、ロベルト・シューマンが生涯の最後を過ごしたエンデニヒに因むタイトルがつけられました。

ANALEKTA
AN-28778(1CD)
カリン・K・ナガノ〜リインカーネーション
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
メシアン:「幼な児イエスにそそぐ20の眼差し」より 第11曲「聖母の最初の聖体拝領」
カリン・K・ナガノ(P)

録音:2019年8月9日−12日、MCOスタジオ1(ヒルフェルスム、オランダ)
世界的指揮者のケント・ナガノと、同じく世界的ピアニストである児玉麻里を両親に持ち、すでにルビンシテイン国際ピアノ・コンクール(2009〜2010年)、ベルリン国際ピアノ・コンクール(2007年)、スクリャービン国際ピアノ・コンクール(2007年)で第1位に輝いた実績を誇るなど、ピアノ界のニューヒロインとして世界に羽ばたいた才女カリン・K・ナガノ(カリン・ケイ・ナガノ)。
デビュー盤「モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番&第13番(室内楽版)」、第2作目となった「バッハ:2声のインヴェンションと3声のシンフォニア」に続くサードアルバムは、シューベルトの最晩年の大作「ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960」とメシアンの作品を組み合わせた「リインカーネーション」!
順風満帆なキャリアを歩んでいたカリン・K・ナガノが18歳で人生のターニングポイントに立った時に閃いたという今回のプログラム「リインカーネーション」。
イェール大学では建築を学び、当時の指導者だったケント・ブルーマー教授と「音楽」と「建築」の装飾について長きに渡って対話を重ね、新たなインスピレーションと視点を得ることが出来たと語っています。
その結果、それぞれ大きな円形のアンソロジーの一部を成すシューベルトの作曲家人生の最後の象徴でもある「変ロ長調 D.960」、メシアンの「聖母の最初の聖体拝領」を組み合わせることにより「輪廻転生」の表現を目指したカリン・K・ナガノ。
建築を学んだことにより、ピアニストとしてもさらなる成長を遂げた才女が描く壮大な世界にご期待下さい。
今回、レコーディング・プロデューサー、サウンド・エンジニア、マスタリングは、数々の名録音を世界に送り出しているオランダのポリヒムニア・インターナショナルの名録音技師であるエルド・グロートが担当しており、音質面の充実ぶりにも期待が高まります。
ANALEKTA
AN-29183(1CD)
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集&主要ピアノ作品集 Vol.3
ピアノ・ソナタ第7番変ホ長調 D.568
ピアノ・ソナタ第15番イ短調 D.845
マテュー・ゴーデ(P)

録音:2020年6月15日−17日、ケベック(カナダ)
2019年の5月に全12回に及ぶシューベルトのピアノ・ソナタ全集という偉大なリサイタルを終えたカナダのピアニスト、マテュー・ゴーデ。リサイタルに続いてスタートした、シューベルトの全ピアノ・ソナタと主要ピアノ作品をレコーディングするという大型プロジェクト。
第3巻は「ザ・パワー・オヴ・フェイト(運命の力)」のタイトルで、1817年、20歳にして既に500以上の作品を書いていたシューベルトが書いたソナタ第7番変ホ長調 D.568と、病と貧困に苦しんだ時期の1825年に書かれたソナタ第15番イ短調 D.845の2曲を選択しています。
前作第2巻(AN-29182)は、トロントのWholeNote誌によって「私たちの世界にはこのようなシューベルトがもっと必要だ」と評価されています。

Pro Piano
PPR-224533(1CD)
坂本龍一:映画音楽集(P・ワークス2)
1. ア・トリビュート・トゥ N.J.P./『戦場のメリークリスマス』より〔2. メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス、3. ザ・ファイト〕/『シェルタリング・スカイ』より 4. シェルタリング・スカイ・テーマ/5. M.A.Y.イン・ザ・ックヤード/6. Ex-Jazz/7. 1919/『ラストエンペラー』より 8. ザ・ラスト・エンペラー/9. グラスホッパーズ/『ハイヒール』より〔10. メイン・テーマ、11. キッシズ、12. タコネス・レハノス、13. プラザ〕/14. ア・フラワー・イズ・ノット・ア・フラワー/15. ディスタント・エコー/16. パロリブル
岡城千歳(P)

録音:2000年10月30日−31日、メカニックス・ホール、ウースター、マサチューセッツ
日本語解説付き。
アメリカのピアノ調律&供給会社「Pro Piano」によるレーベル、Pro Pianoの取り扱いを開始いたします。岡城千歳やミシェル・ブロック、セルゲイ・ババヤンなどの名ピアニストたちの録音をリリースしています。
Pro Pianoから2001年頃にリリースされた、岡城千歳による坂本龍一第2弾となる「映画音楽集」。坂本龍一の創作活動における重要な柱である映画音楽作品を中心としたアルバムで、代表作となる『戦場のメリークリスマス』、『ラストエンペラー』、『シェルタリング・スカイ』、『ハイヒール』から8曲、坂本龍一のオリジナル・アルバムから8曲を岡本千歳によるソロ・ピアノ・アレンジ(一部は坂本龍一によるオリジナル・ソロ・ピアノ)で収録。
Pro Piano
PPR-224532(1CD)
坂本龍一:ピアノ・ワークス1
Tong Poo*/ バチャータ
インテルメッツォ/ ソナティネ
シャンソン/ ぼく自身のために(1981)
コラール第1番/ コラール第2番
エナジー・フロー/ オーパス
ロレンツ・アンド・ワトソン
ピアノ組曲(1970)
分散・境界・砂(1976)
グラスホッパーズ(1979)
リヴァー(1982)
岡城千歳(P)、
ジューイン・ソン(P)*

録音:2000年1月14日−15日&26日、SUNYパーチェス・スタジオC(ニューヨーク)
日本語解説付き。
岡城千歳が坂本龍一の子どもにピアノを教えていたことから始まったという「坂本龍一ピアノ・ワークス」の記念すべき第1弾。1990年代後半の近作と、坂本龍一が東京芸術大学に在籍していた時期の習作を含む1970年代の作品を収めたアルバム。高橋アキによって初演された伝説的な実験作品「分散・境界・砂」は当時世界初録音。
Pro Piano
PPR-224530(1CD)
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74 「悲愴」(ヴァルター・ニーマンによるピアノ・トランスクリプション/世界初録音) 岡城千歳(P)

録音:1999年8月10日−11日、ジャンドメニコ・スタジオ(ニュージャージー)
岡城千歳がその並外れたヴィルトゥオーゾ性を発揮し、チャイコフスキーの大作「悲愴交響曲」をピアノ独奏で演奏したアルバム。20世紀前半に活躍したドイツの音楽評論家、作曲家、ピアニストのヴァルター・ニーマン(1876−1955)が1927年にライプツィヒで出版したピアノ独奏版。
Pro Piano
PPR-224521(1CD)
ワーグナー:超絶技巧編曲集
「トリスタンとイゾルデ」前奏曲(コチシュ編)
「トリスタンとイゾルデ」愛の死(モシュコフスキ編)
ワルキューレの騎行(ブラッサン編)
魔の炎の音楽(ブラッサン編)
ジークムントの愛の歌(ブラッサン編)
「タンホイザー」よりヴェルスベルク・バッカナーレ(モシュコフスキ編)
フォーレ&メサジュ共作:バイロイトの思い出(ワーグナーの「ニーベルングの指環」の主題による幻想曲)(4手)*
岡城千歳(P)、
ジューイン・ソン(P)*

録音:1998年6月1日−2日、ニューヨーク
シュコフスキによる超絶技巧アレンジや官能的な「愛の歌」など、岡城千歳の驚異的なテクニックと繊細な音作りが活かされたワーグナー・ピアノ・トランスクリプションズ。
Pro Piano
PPR-224519(1CD)
スクリャービン:法悦の詩 Op.54(コニュス&岡城千歳編曲/2台ピアノ版/一人多重録音/世界初録音)
2つの小品 Op.57
アルバムのページ Op.58
2つの小品 Op.59
2つの前奏曲 Op.67
炎に向かって Op.72
5つの前奏曲 Op.74
練習曲嬰ニ短調 Op.8-12(異版)
3つの小品 Op.45
4つの前奏曲 Op.39/4つの前奏曲 Op.37
岡城千歳(P)

録音:1997年8月28日−29日&9月8日、セイジ・オザワ・ホール(タングルウッド)
スクリャービンの交響曲第4番「法悦の詩」の2台ピアノ版(レオン・コニュス版に岡城自身が更に手を加えたもの)を、当時クラシックの世界では初の試みだった「一人多重録音」で収録した代表盤の一つ。
Pro Piano
PPR-224510(1CD)
スクリャービン:練習曲全集
練習曲嬰ハ短調 Op.2-1/練習曲嬰ハ長調Op.8-1/練習曲嬰へ短調 Op.8-2/練習曲ロ短調Op.8-3/練習曲ロ長調 Op.8-4/練習曲ホ長調 Op.8-5/練習曲イ長調 Op.8-6/練習曲変ロ短調 Op.8-7/練習曲変イ長調 Op.8-8/練習曲嬰ト短調 Op.8-9/練習曲変ニ長調 Op.8-10/練習曲変ロ短調 Op.8-11/練習曲嬰ニ短調 Op.8-12/練習曲変ニ長調 Op.42-1/練習曲嬰へ短調 Op.42-2/練習曲嬰へ長調 Op.42-3/練習曲嬰へ長調 Op.42-4/練習曲嬰ハ短調 Op.42-5/練習曲変ニ長調 Op.42-6/練習曲ヘ短調 Op.42-7/練習曲変ホ長調 Op.42-8/練習曲 Op.49-1/練習曲 Op.56-4/練習曲 Op.65-1/練習曲 Op.65-2/練習曲 Op.65-3
岡城千歳(P)

録音:1995年11月10日−11日、ニューヨーク
岡城千歳の鋭い感受性によって、スクリャービンの様々な調性の色彩、鋭いコントラストを描き出したエチュード集。
Pro Piano
PPR-224502(1CD)
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番Op.53
ドビュッシー:「映像」第1集、前奏曲集第1巻より〔雪の上の足跡、西風の見たもの、亜麻色の髪の乙女〕、前奏曲集第2巻より〔霧、ヴィーノの門、花火〕
武満徹:雨の樹素描(1982)/岡城一三(b.1959):月
岡城千歳(P)

録音:1994年6月16日−17日、ニューヨーク
抜群の解釈と鋭い洞察力で話題を呼んだ岡城千歳のスクリャービン第1弾。スクリャービンのソナタにドビュッシーの映像第1集と前奏曲集からの抜粋、武満徹、そして兄である一三の作品を組み合わせた、岡城千歳らしい構成のアルバム。
Pro Piano
PPR-224501(1CD)
シューマン:交響的練習曲 Op.13(遺作変奏曲付)、
 アラベスク Op.18
D.スカルラッティ:ソナタ ハ長調 K.420
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調 K.570
ショパン:練習曲第12番ハ短調 Op.10-12 「革命」
スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 Op.42-5
ブラームス:間奏曲 Op.116-6
岡城千歳(P)

録音:1993年9月23日−24日、ニューヨーク
岡城千歳のデビュー・レコーディングとなったアルバム。遺作の変奏曲5つを間に挟んだシューマンの交響的練習曲をメインに、スカルラッティ、モーツァルト、ショパン、スクリャービン、ブラームスを類稀なセンスでまとめ上げています。

Chateau
C-20001(1CD)
坂本龍一〜ピアノ・ワークス3
坂本龍一: Dear Liz/ 青猫のトルソ
岡城千歳: 坂本龍一へのオマージュ、グレイテスト・アーティスト〜ハープ、チェレスタ、プリペアド・ピアノ、マリンバ、微分音のための 「ブリッジ」 のモチーフによる主題と変奏*
坂本龍一: ブリッジ - Music for Yohji Yamamoto Collection 1995(1995年秋冬プレタポルテの山本耀司パリコレクション)
Lonliness(『シェルタリング・スカイ』より)
ゴリラがバナナをくれる日
Dream(ゲーム『L.O.L〜Lack of Love』より)
Yamazaki 2002
Career Girl
岡城千歳(P、MIDIキーボード*)

録音(ライヴ):2004年6月15日、長野県民文化会館ホクトホール/2017年7月*
ファッション・デザイナー山本耀司のパリコレクションのために作られた、約30分に及ぶミニマリスティックな作品「ブリッジ」の日本初演ライヴ録音(2004)を中心に据え、同コンサートで披露された坂本龍一作品と、「ブリッジ」への導入とするべく「ブリッジ」にあらわれるモティーフを自在に用いた、岡城千歳による坂本龍一トリビュート作品(この曲のみ2017年のスタジオ録音で、MIDIキーボードによるハープやチェレスタ、プリペアド・ピアノなども使用)を組み合わせた「坂本龍一 ピアノ・ワークス3」。コンサートのライヴ録音をそのままアルバムにするのではなく、レコーディングというもう一つの芸術作品へと昇華。坂本龍一本人には、編曲の許可を得たのち、CD全曲を聴いてもらいマスタリングの音についての指導ももらったという坂本龍一推薦作です。
新規リリースとなる国内仕様盤には、「新コロナ時代に聴く坂本作品」という題で新たに書き下ろされたコラムと、「青猫のトルソ」についての深い楽曲分析その3(その1とその2は岡城千歳のHPにて公開)が掲載されます。
Chateau
C-10002(1CD)
「リーフ」〜ビートルズ・ピアノ・トランスクリプションズ
ポール・マッカートニー:リーフ
レノン=マッカートニー(フレデリック・ジェフスキー編)):「平和を我等に」 によるショート・ファンタジー
レノン=マッカートニー(岡城一三編):ヘイ・ジュード(世界初録音)
レノン=マッカートニー(武満徹編):ゴールデン・スランバー
レノン=マッカートニー(バーバラ・モンク&フェルドマン編):ミッシェル
レノン=マッカートニー(岡城一三編):イエスタディ(世界初録音)
レノン=マッカートニー(坂本龍一編):Aki 2.2(マジカル・ミステリー・ツアー)
ミッシェル・ブロック:ビエ・ドゥ(世界初録音)
岡城千歳(P)

録音:2003年4月12日−13日、ニューヨーク
高橋アキが80年代終わりに発案し、ビートルズをクラシカル・ジャンルに融合させた画期的な企画「ハイパー・ビートルズ」の精神を引き継いだ岡城千歳のビートルズ・アルバム「リーフ」。ポール・マッカートニーのオリジナルな"クラシカル作品"「リーフ」を冒頭に、ジェフスキー、武満徹、坂本龍一、バーバラ・モンク=フェルドマンがアレンジしたビートルズ、岡城千歳の兄、岡城一三が編曲した「ヘイ・ジュード」、「イエスタディ」(ともに世界初録音)を収録。最後のトラックは岡城が尊敬するピアニスト、故ミッシェル・ブロックの作品(2003年3月没)。岡城の誕生日のために作曲した曲で、彼への追悼の意味が込められています。
Chateau
C-10001(1CD)
マーラー:交響曲第1番ニ長調 「巨人」(ブルーノ・ワルターによる4手ピアノ用編曲に基づき、岡城千歳がピアノ独奏用に編) 岡城千歳(P)

録音:2002年1月22日−23日、メカニックス・ホール、ウースター、マサチューセッツ
「音楽の新しい側面を見出すような企画を追求する」、「芸術性の高い製品を生み出すこと」を目的に設立された岡城千歳の自主レーベル「Chateau(シャトー)」の記念すべき第1弾となったアルバム。マーラーのもっとも優れた弟子のひとりであったブルーノ・ワルターによる4手ピアノ版を基にしながらも、「おそらくは、プロのコンサートではなく、ホーム・コンサートやパーティーで演奏することを目的に書かれたのだと思います。」(ライナーノーツのインタヴューより)と考える岡城千歳が、全面的に手を加え、真に"ピアニスティック"なピアノ独奏版を創り上げました。

CLAVES
50-3021(1CD)
「デュエンデ」
(1)グラナドス:『ゴイェスカス―恋するマホたち』より「嘆き、またはマハとナイチンゲール」
(2)アルベニス:スペイン組曲 Op.47より第1曲「グラナダ(セレナータ)」、第2曲「カタルーニャ(コランダ)」、
 第3曲「セヴィーリャ(セヴィリャナス)」 、第4曲「カディス(カンシォン)」
(3)ドビュッシー:前奏曲第1集より第9曲「さえぎられたセレナード」
(4)ドビュッシー:前奏曲第2集より第3曲「ヴィーノの門」
(5)ドビュッシー:『版画』より第2曲「グラナダの夕べ」
(6)ラヴェル:『鏡』より第4曲「道化師の朝の歌」
(7)アルベニス:スペイン組曲 Op.47より第5曲「アストゥリアス(伝説)」、第6曲「アラゴン(ファンタジア)」、
第7曲「カスティーリャ(セギディーリャ)」、第8曲「キューバ(カプリッチョ)」
(8)ファリャ:『恋は魔術師』より第8曲「火祭りの踊り」
テオ・ゲオルギュー(P)

録音:2020年6月1-3日/ラ・ショー=ド=フォン(スイス)
スイス期待のピアニスト、テオ・ゲオルギューがClavesレーベルよりスペインとフランスの作曲家を組み合わせたアルバムをリリース!その構成はグラナド ス、アルベニス、ドビュッシー、ラヴェル、ファリャという実に魅力的な組み合わせです。1992年、チューリッヒ生まれのゲオルギューは9歳からピアノを始め、 2004年にはシューマンのピアノ協奏曲でコンサート・デビューした逸材。同年、サンマリノ国際ピアノ・コンクール、フランツ・リスト・コンクールで優勝を果た しました。また、2006年に公開された『僕のピアノコンチェルト』というスイスの映画で、ピアノだけでなく数学の才能も発揮した少年役(主役)を演じ話題とな りました。その後、着実にキャリアを積み、ソニー・クラシカルからCDデビューを果たしております。テクニックだけではなく、すでに独自の感性で表現するゲ オルギュー。このアルバムでも聴き手に新たなインスピレーションを与えてくれます。最後に収録した「火祭りの踊り」は、ゲオルギューの今を知れる圧巻の出 来。今後の活躍にも期待が高まります。 (Ki)

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-00076(1CD)
リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124
ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
死の舞踏 S.126
ベネデーク・ホルヴァート(P)
ハンス・ドレヴァンツ(指)
バーゼルSO
ベネデーク・ホルヴァートは1989年ブダペスト生まれ。アンドラーシュ・シフ、ドミトリー・バシキーロフ、メナヘム・プレスラーに師事し、バーゼル音 楽院でソリストのディプロマを取得。クララ・ハスキル国際ピアノコンクールなどの著名なコンクールでファイナリストに選ばれ、2018年にはハンガリーで最 も重要な文化賞の一つである「ジュニア・プリマ」を受賞しています。同じハンガリーの偉大な作曲家リストに特別な思いを抱き、その作品は自身の重要なレパー トリーであるとしており、リスト作品を集めたこのアルバムは彼にとっての象徴的な1枚となるでしょう。 (Ki)

AD VITAM
AV-191215(1CD)
幼年時代の絵
カバレフスキー:5つのやさしい変奏曲Op.51
 30の子供の小品Op.27
ハチャトゥリヤン幼年時代の絵(全10曲)
 子供のアルバム第2巻(全10曲)
トリスタン・プファフ(P)

録音:2019年7月29、30日/ヴィルファヴァール農場公会堂
カバレフスキーとハチャトゥリヤンの子供用のピアノ曲は教材用として非常に有益で、日本でもよく使われています。しかし参考音源はあまり多くないため、 大歓迎のディスク登場となります。
子供用の作品とはいえ、カバレフスキーとハチャトゥリヤンの個性が明瞭に現われて観賞用としても楽しめます。ことにハチャトゥリヤンは有名作のスケッ チブックのように知ったメロディが出てきます。
トリスタン・プファフは1985年生まれのフランスのピアニスト。パリ音楽院でベロフに師事。リストを得意とする技巧派として知られています。
AD VITAM
AV- 180915(1CD)
カロル・ベッファ:6つの練習曲
6つの新練習曲
バッハの様式のよる3つのコラールより第3曲(ボーナス・トラック)
トリスタン・プファフ(P)

録音:2018年7月26-28日/イル=ド=フランス国立オーケストラホール(アルフォールヴィル、フランス)
カロル・ベッファは1973年生まれのポーランド系フランス人作曲家。美少年だったため子役として活躍しましたが、音楽と数学を専攻し、さらにパリ音 楽院で8つのプルミエ・プリを取った天才。リゲティの研究でも知られています。 ★練習曲は2002年に第1巻が出て、さらに2010年に第2巻が完成しました。現代の作品ながら、ドビュッシーやラヴェル、バルトークやシマノフスキを 思わせるものや、ジャズやロックの影響もある興味深いもの。作曲者の友人であるトリスタン・プファフが超絶技巧を示しています。 (Ki)

AD VITAM
AV-130815(1CD)
バッハ:前奏曲とフーガ ニ短調BWV539
パストラーレ ヘ長調BWV590
協奏曲イ短調(ヴィヴァルディによる)BWV593
おお愛する魂よ、汝を飾れBWV654
コラール変奏曲「恵み深きイエスよ、よくぞ来ませり」BWV768
前奏曲とフーガ ト短調BWV542
ピエール・メア(Org)

録音:1998年7月/サント=クロワ教会(オービュッソン)
ピエール・メアは1971年ランス生まれのオルガニスト。オリヴィエ・ラトリー、ミシェル・シャピユ、ミシェル・ブヴァールに師事し、ノートルダム大聖 堂のオルガニストを12年間務めました。フランス的シックな演奏を聴かせる名手です。
メアがオービュッソンのサント=クロワ教会にある大オルガンでバッハのオルガン名作集に挑みました。この楽器は1982年ジェラール・ギルマン製作ですが、 18世紀のジルバーマンオルガンを再現しようとしており、まさにそれが実現、豊かな響きを満喫できます。メアの超絶技巧も聴きものです。 (Ki)

OEHMS
OC-475(1CD)
NX-B03
新世界より
ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」(E.H.ルメアによるオルガン編)
コープランド パッサカリア(J.フェスパーマンによるオルガン編)
バーバー:弦楽のためのアダージョ(W.ストリックランドによるオルガン編)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」(Z.サットマリーによるオルガン編)
ハンスイェルク・アルブレヒト(聖ミヒャエル教会の3台のオルガン)

録音:2020年6月2-5日聖ミヒャエル教会 ハンブルク
幅広いレパートリーを持つ名オルガニスト、ハンスイェルク・アルブレヒトの最新盤は、ドヴォルザークの序曲「謝肉祭」と交響曲第9番「新世界より」、 バーバーとコープランドの作品もあわせてオルガンで演奏した1枚。「新世界より」を編曲したのはハンガリー生まれのジグモンド・サットマリー(1939-)。 ヘルムート・ヴァルヒャに師事し、優れたオルガニストとして活躍する傍ら、作曲家としても高く評価を受けています。他の作品もオルガンの音色を存分 に生かした編曲が施されており、オリジナルとは違う魅力が生まれました。とりわけ「新世界より」の第2楽章や、バーバーのアダージョでのゆったりとした 荘厳な響きは、オルガンならではの美しさです。アルブレヒトはハンブルクを代表する聖ミヒャエル教会の3台のオルガンを縦横無尽に操り、見事な演 奏を聴かせます。

Dynamic
CDS-7877(1CD)
NX-B03
FIN-DE-SIECLE PIANO MUSIC 世紀末のピアノ音楽
サティ:3つのジムノペディ-第2番
アーン:「ショパンの夢の影で」-ワルツ第1集- 第5番
レオンカヴァッロ:蝶々
サティ:あなたが欲しい
ソーゲ:バレエ『旅芸人たち』-ギャロップ
オーリック ムーラン・ルージュの歌
サティ:ピカデリー
ドビュッシー:小さな黒人
ラヴェル:歌劇「子供と魔法」-5時のフォックストロット(ロジェ・ブランガによるピアノ編)
サティ:自動記述法
プーランク:ワルツ
カゼッラ:カクテルのダンス Op.33bis
サティ:メドゥーサの罠
タイユフェール:『魔術師パリ』-ワルツ・レント
ウィエネ:『グリスビーに触れないで』-グリスビー
サティ:『パラード』より郵便船のラグ・タイム(ハンス・オルディヌ編)
スコット/コジェ/ヴァルナ:私には2つの愛があります、私の国とパリ
タンスマン:『ノヴェレッテ』よりブルース
ミヨー:フラテリーニのタンゴ
ヴァイル:歌劇「マリー・ギャラント」よりタンゴ=ハバネラ
コズマ:枯れ葉(ジャック・プレヴェール編)
ダリオ・ミュラー(P)

録音:2019年5月4日,1981年2月21日
この「パリの大通り」と題されたアルバムでは、主に19世紀末から20世紀の初頭のパリで流行した多彩な作 品をお聴きいただけます。当時のパリは、ドビュッシーらが推し進める印象派の作風による音楽、ワーグナーを 起点とする"崩壊する機能和声"を用いた音楽、そしてアメリカからもたらされたポピュラー音楽やジャズ、サ ティが提唱する"家具としての音楽"が混然一体となり、コンサートホールやキャバレー、ビストロなど知識人と 芸術家が出会う場所で奏されていました。これら人々を刺激した作品を並べた1枚は、当時の洒落た空気 を想起させます。アメリカ近代作品を得意とするミュラーの洒脱な演奏で。

BIS
BIS-2433(2CD)
ソラブジ:100の超絶技巧練習曲より第84-100番
CD 1(45'23) 第84-98番
CD 2(72'35) 第99&100番
ソラブジ:100の超絶技巧練習曲より第84-100番
フレドリク・ウレーン(ピアノ/スタインウェイD)

録音:2018年6月(第84-88&92番)、2019年5月(第89-91、93-98番)、2019年12月(第99&100番)
イギリスの作曲家、ピアニストのカイクシュルー・シャプルジ・ソラブジ(1892-1988)の超大作「100 の超絶技巧練習曲」がついに全曲録音がされました! 対位法と和声はある程度基本的な教育は受けたものの、ほとんど独学で作曲とピアノを学んだソラブジ。その優れた手腕で独奏会を開いていたものの、やが てコンサート活動を放棄し、その後は作曲家、批評家としても活躍しました。「100 の超絶技巧練習曲」は身の毛のよだつ難曲で、全100曲通すと7 時間 かかります。第6集には第84番から第100番が収録されております。いずれも狂気じみた音楽ながら、ピアノならではの妖しい美しさに満ちています。名 手フレドリク・ウレーンが挑んだ全録音は一大偉業達成とも言えましょう!
第1-25番(BIS 1373)、第26-43番(BIS 1533)、第44-62番(BIS 1713)、第63-71番(BIS 1853)、第72-83番(BIS 2223)、好評発売中です!

Hanssler
HC-17040(2CD)
シューマン:ピアノ独奏曲全集第14集(完結)
「変奏曲」
■CD 1(60'33)
クララ・ヴィークの主題による10の即興曲 Op.5
ベートーヴェンの主題による自由な変奏形式の練習曲*
フリッケン男爵の主題による幻想曲と終曲
■CD 2(67'07)
創作主題による6つのやさしい変奏曲 ト長調
「鐘」の主題による変奏曲(パガニーニの『ラ・カンパネッラ』)*
ベートーヴェンの主題による変奏曲*
シューベルトの主題による変奏曲「あこがれのワルツの変奏曲」
ベートーヴェンの主題による自由な変奏形式の練習曲
ショパンの夜想曲による変奏曲
交響的練習曲 Op.13
主題と変奏(最後の楽想による幻覚の変奏曲) 変ホ長調
フローリアン・ウーリヒ(P;Steinway D)

録音:2019年9月5-9日/メニューイン・ホール(イギリス)
*=世界初録音
ドイツの実力派ピアニスト、フローリアン・ウーリヒ。シューマン生誕200周年の2010年に開始したピアノ独奏曲全曲録音、その最終となる第14集がつい にリリースされます!当全集は屈指の実力派ウーリヒの録音ということだけでなく、初稿や世界初録音の作品を多く有した"真の全集"ということでも注目され ております。
2019年に収録された第14集のテーマは「変奏曲」。フリードリヒ・ヴィークに献呈された「クララ・ヴィークの主題による10の即興曲」、交響的練習曲の初 稿にあたる「フリッケン男爵の主題による幻想曲と終曲」、ショパンの夜想曲第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2の主題による「ショパンの夜想曲による変奏曲」など、 シューマンの変奏曲を余すことなく収録。なお、「ベートーヴェンの主題による自由な変奏形式の練習曲」、「「鐘」の主題による変奏曲」、「ベートーヴェンの主 題による変奏曲」は世界初録音となります!フローリアン・ウーリヒの卓越した技術と表現力で完成させたシューマンのピアノ独奏曲の全貌が遂に日の目を見 ます! (Ki)

DOREMI
DHR-8079(1CD)
セゴビアとその同時代人たち 第13集
タレガ以降のスペイン・ギター Part 1: 1927-1930

(1)Miguel Mas y Bargallo:ノクチュルノ
(2)ソル:メヌエット ニ長調
(3)ソル:練習曲
(4)コスト:ボレロ
(5)ビゼー:メヌエット
(6)アルカス:アラゴネーサ
(7)グラナドス:スペイン舞曲
(8)アルベニス:グラナダ
(9)アルベニス:スペイン前奏曲
(10)トローバ:ファンダンギーリョ
(11)パラス・デル・モラル:スペインの動機
(12)タレガ:パヴァーヌ・カプリース
(13)ソル:メヌエット
(14)Poru-Salda(pot-pourri vasco)
(15)El Aurresku(baile popular vasco)
(16)Recuerdos de Burdeos(pasodoble)
(17)アレンシビア:アレグレット・カンタービレ
(18)タレガ:前奏曲
(19)ソル:主題と変奏
(20)バッハ:ロンド風ガヴォット
(21)トゥリーナ:ファンダンンギーリョ
(22)タレガ:トレモロ練習曲
(23)タレガ:ムーア人の踊り
(24)タレガ:グラン・ホタ
(1)録音:1927-28年、(2)録音:1927-28年
【演奏】Juan Nogues Pon(1875-1930)

(3)録音:1929年、(4)録音:1929年、(5)録音:1929年、(6)録音:1929年
【演奏】Alfredo Romea Catalina(1883-1955)

(7)録音:1930年、(8)録音:1930年、(9)録音:1930年、(10)録音:1930 年、(11)録音:1930年、(12)録音:1930 年、(13)録音:1930年
【演奏】Juan Parras del Moral (1889-1973)

(14録音:1930年頃、(15)録音:1930年頃、(16)録音:1930年代
【演奏】Anselmo Ojembarrena(1890-?)

(17)録音:1930年、(18録音:1930年
【演奏】P. Lopez Arencibia(1892-1955)

(19)録音:1927年、(20)録音:1927年、(21)録音:1928年、(22)録音:1928年
【演奏】アンドレス・セゴビア

(23)録音:1920年代後半、(24)録音:1920年代後半
【演奏】ミゲル・アンヘル・マルティネス
セゴビアと同時代のスペインのギタリストが残した録音史最初期、1930年頃の貴重音源をまとめたディスク。いずれもCDでは初登場の音源と思われます。 (Ki)

La Dolce Volta
LDV-84(1CD)
最後のドビュッシー
ドビュッシー:12の練習曲、エレジー、聖セバスティアンの殉教(アンドレ・カプレ編)、燃えさかる炭に照らされた夕べ
フィリップ・ビアンコーニ(P)

録音:2020年1月3,6日
名手、フィリップ・ビアンコーニによる香り高いドビュッシー。2012年には「前奏曲集」全2巻を録音し、今回はドビュッシーのピアノ音楽の極致ともい える「練習曲集」を録音しました。ドビュッシーは「練習曲集」において、リズム・響き・形式・構造の実験をきわめて大胆に推し進めることになります。そ れはドビュッシーの到達点でもあり、未来への扉を開く一手だったともいえるでしょう。ドビュッシーは自身の音楽上の進歩に決して背中を向けず、それによっ て自身の作風を豊かにし続け、同時に新たな扉を開き、その極みこそが「練習曲集」で追求された凄まじい急進主義となります。カップリングには、アンド レ・カプレの編曲による「聖セバスティアンの殉教」、内省的で、物悲しい「エレジー」、そしてボードレールの詩(「バルコニー」)の一節にちなんだ「燃え さかる炭が照らす夕べ」を収録。これまでドビュッシーの円熟期の幕開けを告げる作品(「版画」「映像」ほか)、「前奏曲集」全曲を録音したビアンコーニ だからこそ表現しうる渾身の演奏を聴くことができます。



BIJIN CLASSICAL
BJN-1005(9CD)
ベートーヴェン:ピアノ、ソナタ全集
[CD-1]ピアノ、ソナタ第1番、第2番、第3番
[CD-2]ピアノ、ソナタ第5番、第6番、第7番、第8番「悲愴」
[CD-3]ピアノ、ソナタ第4番、第9番、第10番、第12番
[CD-4]ピアノ、ソナタ第11番、第13番、第14番「月光」、第15番「田園」
[CD-5]ピアノ、ソナタ第16番、第17番、第18番
[CD-6]ピアノ、ソナタ第19番、第20番、第21番「ワルトシュタイン」、第22番、第23番「熱情」
[CD-7]ピアノ、ソナタ第24番、第25番、第26番「告別」、第27番
[CD-8]ピアノ、ソナタ第28番、第29番「ハンマークラヴィーア」
[CD-9]ピアノ、ソナタ第30番、第31番、第32番
イリーナ・メジューエワ(P)
(1922 年製のニューヨーク・スタインウェイ)

録音:2020 年6 月〜7 月、新川文化ホール(富山県魚津市)
世界中がコロナ禍で閉塞感に包まれていた2020 年6 月〜7 月に富山県魚津市の新川文化ホールで行わ れた全 32 曲のセッション録音で、メジューエワにとって二度目の全集となります。「レコード芸術特選盤」に輝くなど各方面か ら高い評価を受けた第1回目の全集(2007 年〜2009 年録音)から十余年の歳月を経て、メジューエワはさらに驚異的な深化 を遂げました。ストレートかつ内面的で精神性に富む解釈や、多彩で豊かな音色を生み出す繊細なタッチ、堂々としたスケー ル感はそのままに、思い切りの良さや即興性が加わったピアニズムは、もはや無双状態。重厚で堅固な造型の中に強烈なエ ネルギーが迸るさまは、「これぞまさにベートーヴェン」と聴き手を唸らせずにはおかないでしょう。新奇なことは何もないのに、 すべてが新鮮で示唆に富んで聞こえるという、奇跡的な名演揃いです。使用楽器は、1922 年製のヴィンテージ・スタインウェ イ(ニューヨーク製)。ベートーヴェンの真髄を伝える名演を、ナチュラルなワンポイント録音でお届けします。

Stradivarius
STR-37149(1CD)
パガニーニ:43のギリビッツィ マルチェッロ・ファントーニ(G)

録音:2019 年2 月16 日 ミラノ
ヴァイオリンの名手ニッコロ・パガニーニはギターも得意としていて、素敵なギター独 奏曲も残しています。ギリビッツィはその一つ。パガニーニはカロリーナ・バンキエーリという ナポリ出身の娘に出会い、この曲集を走り書きしたという。ギリビッツィとは気紛れ、思い 付きという意味で、気の向くままに書いた音楽です。当時の人気作の引用もあり、気楽 に楽しめる。 マルチェッロ・ファントーニは8歳からギターを学び、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽 院を修了して活躍しています。イタリア人らしい明るい美音に、知と情がバランス良く融合し ています。

2L
2L-161SACD
(1SACD)
無垢と経験について
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
シューマン:子供の情景Op.19
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「 熱情」
クリスチャン・オフスタ・リンドベ ルグ(P)
[Piano:Steinway D-model]

録音:2019年11月 ソフィエンベルグ教会 (オスロ、ノルウェー)
リスチャン・オフスタ・リンドベルグの 2L レーベルの最初のアルバム。ウィリアム・ブレイクの詩集『無垢と経験の歌』からインスピレーションを得た コンセプトで作られ、『無垢と経験について(Of Innocence and Experience)』のタイトルがつけられました。「光と闇、生と死、天使の無垢と悪魔の情熱」。 リストの「ピアノ・ソナタ ロ短調」、シューマンの「子供の情景」、ベートーヴェンの 「熱情ソナタ」という、ピアニストたちがこぞって採りあげる作品によるプ ログラムを組み、リンドベルグが考察した解釈と表現による演奏が示されます。クリスチャン・オフスタ・リンドベルグは、1980年、オスロの生まれ。ノルウェー 国立音楽大学でアイナル・ステーン=ノクレベルグのクラスに入り、イェンス・ハーラル・ブラトリ、ベルリン芸術大学のラースロー・シモン、エコールノルマ ル音楽院のデジレ・ンカウアに学びました。2019年、「Det orkestrale klaveret(オーケストラのようなピアノ)」のプロジェクトでノルウェー国立音楽大 学の博士号を取得しました。ソリストとして各地をまわり、ベルリン・コンツェルトハウス、カーネギーホール、ウィグモアホール、京都府立府民ホールなど で演奏してきました。2019年11月、オスロのソフィエンベルグ教会で録音セッションが行われ、画家でもあるブレイクが描いた『The Great Dragon』と 『Woman Clothed with Sun』をあしらったアルバムのグラフィック・デザインをプロデューサーのモッテン・リンドベルグが担当。クリスチャン・オフスタ・ リンドベルグが、プログラム・ノート(英語、ノルウェー語)を執筆しました。

Profil
PH-17066(15CD)
ギレリス・エディションVol.2 1940-1963



■Disc 1
チャイコフスキー
(1)ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
(2)ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
■Disc 2 68’52
チャイコフスキー
(1)ピアノ協奏曲第2番ト長調Op.44(ジロティ版)
(2)ピアノ協奏曲第2番ト長調Op.44(ジロティ版)
■Disc 3
チャイコフスキー
(1)ピアノ・ソナタ嬰ハ短調Op.80
(2)ピアノ三重奏曲イ短調Op.50「偉大な芸術家の思い出」
■Disc 4
チャイコフスキー
(1)6つの小品Op.19
(2)6つの小品Op.19
■Disc 5
ラフマニノフ
(1)ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
(2)ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40〜第2、3楽章
(3)2台のピアノのための組曲第2番Op.17
■Disc 6
ラフマニノフ
(1)道化役者Op.3の4
(2)楽興の時第5番変ニ長調Op.16の5
(3)前奏曲変ロ長調Op.23の2
(4)前奏曲ト短調Op.23の5
(5)練習曲「音の絵」ハ短調Op39の1
(6)練習曲「音の絵」変ホ短調Op39の5
(7)マーガレットOp.38の3(ラフマニノフ編)
(8)メンデルスゾーン(ラフマニノフ編):「真夏の夜の夢」〜スケルツォ
(9)ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
■Disc 7
プロコフィエフ
(1)ピアノ・ソナタ第2番ニ短調Op.14
(2)ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28
(3)ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84
(4)ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28
■Disc 8
プロコフィエフ
(1)ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26
(2)束の間の幻影Op.22〜第1,2,3,5,6,7,10,11,14,17,18曲
(3)トッカータOp.11
(4)3つのオレンジへの恋〜行進曲(作曲者編)
(5)トッカータOp.11
■Disc 9 49’08
アリャビエフ
(1)ピアノ五重奏曲変ホ長調
(2)ピアノ三重奏曲イ短調
(3)ヴァイオリン・ソナタ ホ短調
■Disc 10
(1)バラキレフ:イスラメイ
(2)ボロディン:スケルツォ変イ長調【初出音源】
(3)同:ピアノ三重奏曲ニ長調
(4)キュイ:2台のピアノのための3つの小品Op.69より間奏曲/夜曲
(5)同:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op.84
■Disc 11 
(1)スクリャービン:ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.6
(2)同:ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調Op.30
(3)メトネルピアノ・ソナタ ト短調Op.22
(4)グラズノフ:ピアノ・ソナタ第2番ホ短調Op.75
(5)
バッハ(ジロティ編):前奏曲ロ短調
■Disc 12
(1)ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三章
(2)同:ミューズを司るアポロ〜アダージョ(作曲者編)
(3)ストラヴィンスキー(サーント編):ペトルーシュカ〜ムーア人の部屋/バレリーナの踊り
(4)ヴァインベルク:ピアノ・ソナタ第4番ロ短調Op.56
(5)ニコラーエフ:2台のピアノのための組曲Op.13
■Disc 13
カバレフスキー
(1)ピアノ・ソナタ第2番変ホ短調Op.45【初出音源】
(2)ピアノ協奏曲第3番ニ長調Op.50
(3)シューベルト(カバレフスキー編):幻想曲ヘ短調Op.103 D.940
■Disc 14
ショスタコーヴィチ
(1)前奏曲とフーガ第1番ハ長調Op.87の1
(2)前奏曲とフーガ第5番ニ長調Op.87の5
(3)前奏曲とフーガ第24番ニ短調Op.87の24
(4)ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.67
■Disc 15 
(1)ハチャトゥリヤンピアノ・ソナタ変ホ短調
(2)ババジャニアン:英雄的バラード
(3)ババーエフ:ピアノ三重奏曲嬰ハ短調
全て、エミー ル・ギレリス(P)
■Disc 1
(1)コンスタンチン・イワノフ(指)モスクワRSO(1951年モスクワ・セッション)
(2)フリッツ・ライナー(指)シカゴSO(1955年10月10日シカゴ・セッション)
■Disc 2
(1)キリル・コンドラシン(指)ソヴィエト国立SO(1959年12月23日モスクワ・ライヴ)
(2)アンドラーシュ・コーロディ(指)ハンガリー国立SO(1959年9月28日ブダペスト・ライヴ)
■Disc 3
(1)1962年4月9日モスクワ・ライヴ
(2)レオニード・コーガン(Vn)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)(1952年1月2日モスクワ・セッション)
■Disc 4 53’55
(1)1950年モスクワ・セッション、(2)50年3月3日モスクワ・ライヴ
■Disc 5
キリル・コンドラシン(指)ソヴィエト国立SO(1949年3月17日(1)、1951年1月23日(2)モスクワ・ライヴ)
(3)ヤコフ・ザーク(P)(1946年11月22日モスクワ)
■Disc 6
(9)キリル・コンドラシン(指)ソヴィエト国立SO(1949年1月14、26日モスクワ・セッション)
(1)1950年3月3日モスクワ・ライヴ、(2)49年12月21日モスクワ・ライヴ、(3)63年2月15日レニングラード・ライヴ、(4)62年4月9日モスクワ・ライヴ、
(5)40年モスクワ・セッション、(6)49年モスクワ・セッション、(7)45年モスクワ・セッション、(8)49年モスクワ・セッション、
■Disc 7
(1)1951年モスクワ・セッション、(2)63年12月18日ブダペスト・ライヴ、(3)62年4月9日モスクワ・ライヴ、(4)57年3月2日モスクワ・ライヴ
■Disc 8
(1)キリル・コンドラシン(指)モスクワRSO(1955年9月モスクワ・セッション)
(2)1954年10月3日モスクワ・ライヴ(第10曲のみ57年4月22日ロンドン・ライヴ)、(3)(4)54年10月3日モスクワ・ライヴ、(5)59年2月27日ロンドン・ライヴ
■Disc 9
(1)ベートーヴェン四重奏団【ドミートリー・ツィガーノフ、ワシーリー・シリンスキー(Vn)、ワジム・ボリソフスキー(Va)、セルゲイ・シリンスキー
(Vc)】(1949年4月23日モスクワ)
(2)ドミートリー・ツィガーノフ(Vn)、セルゲイ・シリンスキー(Vc)(1947-8年モスクワ・セッション)
(3)ドミートリー・ツィガーノフ(Vn)(1951年モスクワ・セッション)
■Disc 10
(3)ドミートリー・ツィガーノフ(Vn)、セルゲイ・シリンスキー(Vc)(1950年6月13日モスクワ・セッション)
(4)ヤコフ・フリーエル(P)(1949年6月13日モスクワ・セッション)
(5)エリザヴェタ・ギレリス(Vn)(1950年7月モスクワ・セッション)
(1)1950年3月3日モスクワ・ライヴ、(2)59年12月6日レニングラード・ライヴ
■Disc 11
(1)1952年1月5日、(2)57年3月2日、(3)54年1月6日、(4)50年3月3日、(5)62年4月9日(すべてモスクワ・ライヴ)
■Disc 12 
(5)ヤコフ・ザーク(P)(1951年10月モスクワ・セッション)
(1)1961年10月10日&62年4月9日、(2)(3)59年1月22日、(4)57年2月23日(すべてモスクワ・ライヴ)
■Disc 13 
(2)ドミートリー・カバレフスキー(指)モスクワRSO(1954年12月24日モスクワ・セッション)
(3)フランコ・カラッチオーロ(指)ミラノ・イタリア放送O(1963年3月15日ミラノ・ライヴ)
(1)1959年12月6日レニングラード・フィルハーモニー大ホール・ライヴ
■Disc 14
ショスタコーヴィチ
(4)レオニード・コーガン(Vn)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)(1959年2月28日ロンドン)
(1)1954年2月26日パリ・ライヴ、(2)55年10月19-20日ニューヨーク・セッション、(3)52年1月5日モスクワ・ライヴ
■Disc 15
(2)キリル・コンドラシン(指)ソヴィエト国立SO(1953年5月14日モスクワ・ライヴ)
(3)ドミートリー・ツィガーノフ(Vn)、セルゲイ・シリンスキー(Vc)(1950年代モスクワ)
(1)1963年2月15日レニングラード・ライヴ
好評だった第1弾に続き、Profileレーベルが発掘したギレリス幻の音源集第2弾の登場。今回はロシア・ソヴィエト音楽集で、1940年から63年の驚 きの秘宝が目白押しです。
チャイコフスキーのピアノ協奏曲は技巧の完璧さと力強さでこの曲の理想的な演奏と思われますが、コンスタンチン・イワノフのロシア的な伴奏と、ライナー の精密な伴奏を聴き比べられるのも嬉しい限り。さらにコーガン、ロストロポーヴィチとの「偉大な芸術家の思い出」も豪華すぎる三者の妙技、やはり誰に も真似できない神業です。この組合せではショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番のロンドン・ライヴという貴重な音源も収録。
名歌「うぐいす」で知られるアリャビエフの珍しい室内楽作品をベートーヴェン四重奏団のメンバーと録音したものも興味津々。ツィガーノフやボリソフスキー など、ショスタコーヴィチ作品で目にする伝説の名手たちの演奏を聴くことができます。
ロシア五人組作品を集めたものも貴重。難曲「イスラメイ」はギレリスの鋼鉄のピアニズムを発揮。さらに59年12月6日レニングラードでのライヴ音 源であるボロディンの「スケルツォ」は初出。これもギレリスならではの推進力あふれる名演となっています。また滅多に演奏されないキュイの2作、2台の ピアノ曲を往年の名人フリエールと、ヴァイオリン・ソナタを妹のエリザヴェタと共演した。かくも高水準の録音が残されたことは奇跡と申せましょう。
さらにギレリスがかつて世界初演したプロコフィエフのピアノ・ソナタ第8番、ヴァインベルクの4番、ハチャトゥリヤンの変ホ短調、カバレフスキーの2 番が壮絶な名演。カバレフスキーは1959年12月6日レニングラード・フィルハーモニー大ホール・ライヴで初出音源です。また、カバレフスキーのピアノ 協奏曲第3番は作曲者指揮なのと、やはりギレリスのためにピアノと管弦楽用に編曲したシューベルトの幻想曲がイタリアのオーケストラとの共演というのも 注目です。
大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。さらに驚きの価格で、ギレリス・ファンはもちろん、ロシア音楽好きは必携のBoxです。 (Ki)


STEINWAY&SONS
STNS-30150(9CD)
NX-F02
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
【DISC 1】
・第1番 ・第2番 ・第3番
【DISC 2】
・第4番 ・第5番 ・第6番
【DISC 3】
・第7番 ・第8番「悲愴」 ・第9番 ・第10番
【DISC 4】
・第11番 ・第12番 ・第13番 ・第14番「月光」
【DISC 5】
・第15番 ・第16番 ・第17番「テンペスト」
【DISC 6】
・第18番 ・第19番 ・第20番 ・第21番「ワルトシュタイン」 ・第22番
【DISC 7】
・第23番「熱情」 ・第24番「テレーゼ」 ・第25番 ・第26番「告別」 ・第27番
【DISC 8】
・第28番 ・第29番「ハンマークラヴィーア」
【DISC 9】
・第30番 ・第31番 ・第32番
コンスタンチン・シェルバコフ(P)

録音:2019年10月-2020年1月、3月スイス放送協会SRFスタジオ、チューリヒ、スイス…DISC1-7
2020年4月、6月 ボスヴィル旧教会、スイス…DISC8,9
1983年の第1回ラフマニノフ・コンクールでの優勝以来、技巧派のヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして脚光を浴びながら、詩情あふれる表現で も世界中のピアノ・ファンを魅了し、バロックから現代まで幅広いレパートリーを誇るシベリア出身の巨匠シェルバコフ。彼のベートーヴェンといえ ば、NAXOSレーベルへ録音したリスト編曲版交響曲全集や「ディアベリ変奏曲」などが高い評価を得ており、実演でも複数のソナタを含む作 品をレパートリーとして披露して来ましたが、作曲家生誕250年となる2020年、そのソナタを全集で一気にリリースすることとなりました。持ち 前のテクニックはもとより、人並外れたその集中力と研ぎ澄まされた感性から生まれる表現が、ダイナミックさと緊張感を併せ持つ絶妙のベー トーヴェン像を紡ぎ出しています。彼が活動の拠点としているチューリヒのスイス・ドイツ語放送のスタジオで、ほぼ番号順に進められた録音でし たが、コロナ禍の中行われた第28番以降のセッションは、豊かな音響で定評のあるボスヴィルの旧教会で行われました。楽聖の晩年10年間 に書かれながらも、最晩年を待たずに筆が置かれたその完成形を、素晴らしい響きで聴くことができます。

Cobra Records
COBRA-0077(1CD)
シューベルトのギター〜2本のギターによる2つのピアノ・ソナタ
シューベルト(フェルナンド・リスカド・コルダス編):ソナタ第13番イ長調 D.664
ソナタ第21番ハ長調(原調:変ロ長調) D.960
フェルナンド・リスカド・コルダス(G)、
イズハール・エリアス(G)

録音:2020年3月9日−10日&13日、オランダ
フェルナンド・リスカド・コルダス(ハーグ王立音楽院講師)とイズハール・エリアス(アムステルダム音楽院講師)は、歴史的な演奏習慣に関する広範かつ深い知識に基づき、ヒストリカル・ギターの分野で国際的に認められたスペシャリストであり、当時の楽器で演奏する19世紀初頭のギター音楽のデュオとして活動しています。
シューベルトは2人のウィーン最高の弦楽器製作者であったヨハン・ゲオルク・シュタウファーとベルナルド・エンツェンスペルガーのギターを所有しており、ギターの名手でもあったというエピソード(やや誇張されたものも含み)も知られています。(シューベルトに限らず、ギターは当時非常に人気のある楽器で、あらゆる分野の人々によって演奏されていました。)
Cobra Records
COBRA-0079(1CD)
ヴァーノツェ〜チェコのピアノ音楽によるクリスマス
ヨゼフ・スーク:クリスマス・イヴ、子供のクリスマスの夢 Op.33-5
ヤロスラフ・クヴァピル:ヴァーノツェ(クリスマス)(世界初録音)
マルティヌー
:クリスマス
ヴィーチェススラフ・ノヴァーク:冬の夜の歌 Op.30
ヤロスラフ・クシーチカ:親密な小品集 Op.17(世界初録音)
ノヴァーク:ソナティナ Op.54-6(クリスマス)
ヤナーチェク
:主キリストはお生まれになった
クセニア・クズメンコ(P)

録音:2020年7月20日−23日、オランダ
前作「チェコのピアノ作品集」(COBRA0070)で、知られざるチェコのピアノ音楽を披露してくれたクセニア・クズメンコ。ベラルーシの首都ミンスク出身、ベラルーシの国立音楽アカデミーとハーグ王立音楽院で研鑽を積み、1999年からは自身もハーグ王立音楽院で教えています。
タイトルの「ヴァーノツェ(Vanoce)」はチェコ語でクリスマスという意味。スーク、マルティヌー、ヤナーチェクらチェコを代表する作曲家から、クヴァピル、クシーチカらあまり知られていない作曲家の作品も含む、「クリスマスにちなんだチェコのピアノ音楽」という興味深いテーマのアルバムになっています。チェコ、東欧音楽の愛好家は要チェックです。

NCA
NCA-60120215(1CD)
ピアノ・デュオ作品集
ショスタコーヴィチ:2台のピアノのための協奏曲 Op.94
ラフマニノフ:組曲 第1番「幻想的絵画」 Op.5
ドビュッシー(ラヴェル編):牧神の午後への前奏曲
プーランク:2台のピアノのためのソナタ 第2番ト長調
ソーニャ&シャンティ・スンコノ(P・デュオ)

録音:2002年3月4日−6日、ベルリン、テルデックス・スタジオ(ドイツ)
ジャカルタ出身の双子姉妹によるピアノ・デュオ。1999年にマイアミで行われた第7回Murray Dranoff国際ピアノ・デュオ・コンクールでJeanette & Jerry Coppola賞を受賞し、2002年にはベルリン芸術大学からDAAD賞を受賞。ロシアとフランスの名作

Quartz
QTZ-2137(1CD)
ビヨンド・ワーズ
ヤコブ・テル・フェルトハウス:ガーデン・オヴ・ラヴ(ソプラノ・サクソフォンとサウンドトラックのための)
スティーヴ・ライヒ:ヴァーモント・カウンターポイント(サクソフォンとテープのための/J.ハイスラー編)
田中カレン:ナイト・バード(アルト・サクソフォンとエレクトロニクスのための)
ウィル・グレゴリー:インターフィアランス(CD伴奏を伴う独奏サクソフォンのための)
スティーヴ・ライヒ:ニューヨーク・カウンターポイント(独奏ソプラノ・サクソフォンとテープのための/S.ファンチャー編)
ヤコブ・テル・フェルトハウス:グラブ・イット!(テナー・サクソフォンとサウンドトラックのための)
ヴィタリ・ヴァトゥーリャ(Sax)

録音:2018年10月−2019年8月、ステッペンヴォルフ・スタジオ(オランダ)
ヴィタリ・ヴァトゥーリャは、ロシアでもっとも権威のあるコンクールの1つである「Delphic Games」の他、イタリアの国際サクソフォン・コンクール「Marco Fiorindo」やスロヴェニアのノヴァ・ゴリツァ国際サクソフォン・コンクールなどで入賞し、ロシアの主要なオーケストラと共演してきたサクソフォン奏者。
イギリスのQuartzからリリースされる「ビヨンド・ワーズ(Beyond Words)」は、「クラシック」と「非クラシック」の分類の狭間にあるような現代の作品を集めており、サクソフォン版に編曲されたライヒの「ヴァーモント・カウンターポイント」と「ニューヨーク・カウンターポイント」を軸に、ヤコブTVの名でも知られるアヴァン・ポップの異才ヤコブ・テル・フェルトハウスの2曲、トリスタン・ミュライユに師事した田中カレンのアンビエントな作品、イギリスの作曲家兼プロデューサー、オーボエ奏者、サックス奏者であるウィル・グレゴリーのエレクトロニック・サウンドスケープを収録。
電子機器と組み合わせることによって無限の音色のパレットを得たサクソフォンを駆使し、驚異的なテクニック、透き通るような音色で夢幻のサクソフォン・ワールドを創造しています。
Quartz
QTZ-2135(1CD)
ムソルグスキー:展覧会の絵、他
はげ山の一夜(コンスタンティン・チェルノフ編曲ピアノ版)
子供の頃の思い出から〔第1曲「乳母と私」、第2曲「最初のお仕置き(乳母は私を暗い部屋に閉じこめた)」、子供の戯れ、気まぐれな女、瞑想曲(アルバムの綴り)「Razdumye」、涙、紡ぎ女、村にて〕
展覧会の絵
エフゲニー・サモイロフ(P)

録音:2016年11月2日−3日、2017年12月22日、モスクワ
リーズ、ヴィアンナ・ダ・モッタ、プラハの春など多くの権威ある国際コンクールで優勝してきたロシアのピアニスト、エフゲニー・サモイロフが弾くムソルグスキー。雄大な「展覧会の絵」の堂々とした演奏はもちろん、自身で補完した「子供の頃の思い出から」にも注目。このピアノ曲集は第1曲と第2曲だけが書かれた未完の作品で、サモイロフはここに子供時代の思い出を呼び起こすようなムソルグスキーの6つのピアノ曲を加えて、8曲の曲集として提示しています。

APR
APRCD-5637(1CD)
バックハウス〜1940年代スタジオ録音全集
■エレクトローラ録音(ベルリン)
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」
■HMV録音(ヴォルフバッハ・スタジオ、チューリッヒ)
(2)バッハ:イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971
(3)バッハ:前奏曲とフーガ第21番変ロ長調 BWV890(平均律クラヴィーア曲集第2巻より)
(4)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331「トルコ行進曲付き」
(5)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3
(6)シューベルト:即興曲変ホ長調 D.899-2,Op.90-2
ヴィルヘルム・バックハウス(P)

(1)フリッツ・ザウン(指)、
 ベルリン国立歌劇場O
 録音:1941年11月頃
(2)録音:1948年3月17日
(3)録音:1948年3月17日
(4)録音:1948年3月16日
(5)録音:1948年3月15日−16日
(6)録音:1948年3月16日
※トランスファー・エンジニア:アンドルー・ハリファックス(ベートーヴェン&シューベルト)、ブライアン・クランプ(バッハ&モーツァルトのソナタ)、ウォード・マーストン(モーツァルトの戴冠式)
良質な復刻に定評のあるイギリス「APR」レーベルの好評を博しているヴィルヘルム・バックハウスの復刻シリーズに、第3弾として「1940年代のスタジオ録音全集」が加わります。
1908年に初の録音を行い、その後、60年間に渡って数々の名演を世に送り出したバックハウス。今回「APR」が復刻を行ったのは、戦後、バックハウスがスイスに帰化しデッカと契約を結び、1950年から録音を始める直前となる1940年代にベルリンで行われたエレクトローラ録音のモーツァルトと、チューリッヒで行われた彼の最後のHMVでのセッション録音!
モーツァルトの没後150周年を記念して録音された活気に満ち溢れる「戴冠式」では、自作のカデンツァを披露するだけでなく独自の装飾を多用するなど、当時のモーツァルト演奏としては非常に珍しい解釈を繰り広げています。
1948年の3月にチューリッヒのヴォルフバッハ・スタジオで収録された一連の録音は、デッカ移籍前のHMVでの最後の録音。バックハウスのキャリアの大きな転換期の直前に録音されていた貴重で珍しい演奏の数々が、「APR」のリマスタリングによって理想的な姿となって蘇ります。

Avie
AV-2425(5CD)
シューベルト:12の偉大なピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第4番イ短調 D.537
ピアノ・ソナタ第7番変ホ長調 D.568
ピアノ・ソナタ第9番ロ長調 D.575
ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664
ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784
ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 D.840(未完成)
ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 D.850
ピアノ・ソナタ第18番ト長調 D.894
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958
ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
ダニエル=ベン・ピエナール(P)

録音:2015年3月&7月、セント・ジョージズ・ブリストル
南アフリカ出身、現在はロンドンを拠点にコンサートとレコーディング活動をこなし、英国王立音楽アカデミーでの教師としても活躍を続ける天才ピアニスト、ダニエル=ベン・ピエナール。ヴァイオリニストの川畠成道や、トランペッター&プロデューサーのジョナサン・フリーマン=アットウッドとの共演でも知られるピエナールは、これまでAvieには「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集(AV 2209)」や「バッハ:平均律クラヴィーア曲集(AV 2299)」、そして「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(AV2320)」などの大作をレコーディングし各国で高い評価を得てきました。また、17世紀前後の様々な小品をチェンバロやオルガンではなくモダン・ピアノで弾いた「長い17世紀(AV2415)」は、その企画力と優れた演奏が評価され、レコード芸術海外盤REVIEW、英グラモフォン誌、英BBCミュージック・マガジンで、それぞれ特選盤の評価を得る大ヒットとなっています。
そんなピエナールの新たなBOXセット・アルバムは、シューベルトの21のピアノ・ソナタのうち、優れた12曲の偉大な作品(完成された11曲と未完成のD.840)を厳選した5枚組BOXです。特に、ウィーン古典派〜初期ロマン派の音楽に深い興味を持ち、モーツァルトやベートーヴェンの録音で成功を果たしてきたピエナールによるシューベルトBOXにご期待ください!名エンジニア、フィリップ・ホッブスによる優秀録音にも注目です。

FONE
2SACD-032(2SACD)
限定盤

R2SACD-032(2SACD)
国内盤仕様
限定盤
税込定価
パガニーニ:24のカプリース Op.1(完全全曲版) サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)

録音:2002年2月17−19日、ストラディヴァリ博物館、クレモナ市立美術館(クレモナ、イタリア
国内盤:解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き/解説:アンジェロ・フォレット(日本語訳:山根悟郎)
現代を代表するパガニーニ演奏の世界的スペシャリストであり、イタリア楽壇の国宝的存在、サルヴァトーレ・アッカルド。
1度目のRCA盤(1962年)、2度目のDG盤(1977年)に続く、アッカルド3度目となる「パガニーニ:24のカプリース」の録音(2002年)は、世界初となる『完全全曲録音』!
通常の演奏、録音ではカットされる「リトルネッロ」の存在、価値を見つめ直したアッカルドは、3度目の録音に臨むにあたり、この「リトルネッロ」を加えて演奏することを決断。
FONE(フォネ)レーベルのレコーディング・テクノロジーとの出会いを経て、世界初となる貴重な「24のカプリース」の『完全全曲録音』が完成しました。
巨匠アッカルドが繰り広げる「24のカプリース」の真の姿と、その圧倒的な演奏にご期待ください!

La Dolce Volta
LDV-82(1CD)
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第9番「合唱」(2台ピアノ版) セドリック・ペシャ、フィリップ・カサール(P)【ベヒシュタイン使用】

録音:2020年1月20-25日/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
ベートーヴェン・イヤーの2020年、さまざまなディスクが登場していますが、もうひとつの豪華注目盤が登場します。リストが2台ピアノ用に編曲した第9を、 スイスの若手ペシャとフランスのベテラン、カサールが今年2020年1月にセッション録音。
そもそもは、ベートーヴェン・イヤーに何をやろうかと思案していたカサールが、ハルモニア・ムンディからリリースされていたミシェル・ダルベルトが弾くリ スト編曲の田園交響曲を聴き、ヒントを得たとのこと。第9にそそられましたが、独奏版よりも効果的で迫力ある2台版を選び、昔この曲を演奏したことがある というペシャとの録音が実現しました。
ペシャはかつて経験のある第1ピアノを、カサールは第2ピアノを担いましたが、両方とも恐るべき難曲で体力的にも奏者を疲労困憊されるだけでなく、オー ケストラの各楽器や声楽までピアノで表現するため、音色の変化やペダリングにも細心の注意が必要です。それゆえ準備に1年かけ、何度も合わせたうえでの 録音となりました。
ペシャは小津安二郎の映画を熱愛し、その影響がバッハ演奏解釈にも現われていると自認していますが、第9にも現われているか興味津々。また歌手の伴奏 にも定評のあるカサールはさすが声楽を熟知していて、フィナーレの独唱も合唱もまるで声のように耳へ届きます。ピアノはカサール鍾愛のベヒシュタインを使 用 。深 み のある美しい 響きにも注 目 。 (Ki)

MIRARE
MIR-480(1CD)
ヘンデル:クラヴサン組曲第1巻より第1〜4番
(1)クラヴサン組曲第1番イ長調 HWV426
(2)クラヴサン組曲第2番ヘ長調 HWV427
(3)クラヴサン組曲第3番ニ短調 HWV428
(4)6つのフーガより第6番ハ短調 HWV610
(5)クラヴサン組曲第4番ホ短調 HWV429
ピエール・アンタイ(Cemb)

録音:2020年1月/ハールレム(オランダ)
チェンバロの名手ピエール・アンタイ。MIRAREレーベルからリリースされているドメニコ・スカルラッティのソナタ集のシリーズでも知的かつ自然体なア プローチで演奏しております。注目の新譜では待望のヘンデルを録音!当アルバムにはクラヴサン(Cemb)組曲第1巻より第1番から第4番を収録し ました。
ヘンデルは1706年から1710年にイタリアを訪れ、コレッリやアレッサンドロ・スカルラッティ(ドメニコの父でイタリア・オペラの作曲家)に出会い大 きな影響を受けました。その後、多くのオペラはもちろんのこと、室内楽曲、鍵盤楽器の作品を残しました。クラヴサン組曲第1巻全8曲から成り1720 年に発刊された曲集で作品により楽章数が異なります。アンタイならではの極彩色に富んだあざやかな演奏でお楽しみください。 (Ki)

H.M.F
HMM-902441(1CD)
ベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
ピアノ・ソナタ第32番Op.111
ニコライ・ルガンスキー(P)

録音:2020年7月、モスクワ音楽院大ホール
ベートーヴェン・イヤーの2020年、ハルモニア・ムンディは特別なリリースを用意しています。その注目のひとつがニコライ・ルガンスキーによる後期ソナタ 集です。 後期の3つのソナタは、前期、中期の作品とは一線を画す、高い音楽性と孤高の音楽となっています。作品101(第28番)は、フーガが用いられ、それまでのピ アノソナタとは一線を画する内容を持ち、後期の入り口とされる作品。ルガンスキーは、ベートーヴェンの高まる芸術の萌芽を、丁寧に描き出そうとしています。 そして一筋の光が差すような温かな明るさを持った作品109(第30番)のソナタは、第3楽章に比重がおかれ、演奏者の構成力が試される作品ですが、緻密に 計算されたルガンスキーの構築力に改めて脱帽。作品111(第32番)は、「第9」や「荘厳ミサ」と並行して作曲されていた経緯もあり、ベートーヴェンのピアノ 音楽の最終地点でもあります。その深淵を極めたベートーヴェンの世界観を、限りない優しさに満ちた演奏でルガンスキーは見事に表現しています。 (Ki)

H.M.F
HMM-931927(1CD)
待望の再発売!(湧々堂・殿堂入り名盤)
ショパン:ワルツ(全19曲)
第19番イ短調 遺作/第7番嬰ハ短調 Op.64-2/第4番 ヘ長調「華麗なる円舞曲」Op.34-3/第8番変イ長調 Op.64-3/第5番変イ長調「大円舞曲」Op.42/第12番 ヘ短調 Op.70-2/第13番変ニ長調 Op.70-3/第15番 ホ長調 遺作/第14番ホ短調 遺作/第3番イ短調「華麗なる円舞曲」Op.34-2/第10番 ロ短調 Op.6-2/第6番変ニ長調「子犬のワルツ」Op.64-1/第11番 変ト長調 Op.70-1/第9番変イ長調「告別」Op.69-1/第16番 変イ長調 遺作/第2番変イ長調「華
麗なる円舞曲」Op.34-1/第18番変ホ長調「ソステヌート」 遺作/第17番変ホ長調 遺作/第1番変ホ長調「華麗なる
大円舞曲」Op.18
モンポウ:ショパンの主題による変奏曲
アレクサンドル・タロー(P/Steinway D)

録音:2005年12月/パリ
フランスの名ピアニスト、アレクサンドル・タロー。その繊細で薫り高い演奏で聴衆を虜にしています。そのタローの名を世界的なものにした名盤、2005 年録音のショパンのワルツ集が待望の再発売いたします!
信じがたい芸術的センス!曲の配列が上記のとおり独自の配慮がなされていることからも分かるとおり、各曲のニュアンスが美しく連動するように配置されており、実際の演奏の素晴しさがその意義を確かなものにしています。いきなり陰りの濃い「第19番」で開始されますが、これでもうイチコロ!憂いと余韻を漂わせるセンス、汚れを知らぬタッチの妙、短い文節をしなやかに連鎖させる力量など、どこをとても惚れ惚れするばかりです。「第7番」はテンポ設定が実に見事。アゴーギクをアゴーギクと感じさせずにニュアンスを揺らし、明るい中間部ではカラッとしたタッチに変貌させますが、根底に潜む憂いの表情は決して捨て去りません。「第8番」も、スコアに込められた陰影がこれほど美しく立ち上る演奏も少ないでしょう。「第13番」は最初の2音がショッキング!前に進むのを拒むようなこの滑り出しの何という悲しさ!音のニュアンスを直感的に感じ取る力が尋常ではないことの証です!「第14番」は活力を何面に封じ込め、泣きじゃくりたい感情をひたひたと表出。一音たりとも聴き逃せません。「小犬」は、よくありがちな小犬が無邪気に駆け回る安直な描写とは比較にならない究極の逸品!愉しいニュアンスを生かしつつも、エレガントかつアンニュイな雰囲気を放ち、そのブレンド感がたまらない魅力です。「第10番」は、3拍子のリズムの民族色をかなり意識しているのが意外ですが、全く泥臭くならず、そればかりか、中間部のノスタルジックな表情と共に格調高い全体の構築を実現しているのには驚きを禁じ得ません。これらの雰囲気を引き継ぎながらさりげなく置かれた最後のモンポウも心を捉えます。タローの音楽センスを知る最適なCDであると共に、ショパンのワルツ集を前奏曲集のように一貫したコンセプトで描いた成功例として、不滅の価値を誇るは必定。録音もきわめて優秀です。【湧々堂】

BIS
BISSA-2515(2SACD)
ジギスモント・タールベルク(1812-1871):「ピアノに応用された歌の技法」Op.70(全26曲)
第1巻
第1番「君に、ああ いとしい人よ」〜ベッリーニの『清教徒』より
第2番「ニーナは三日間」(伝ペルゴレージ)
第3番「アデライデ」(ベートーヴェン)
第4番「主よ、哀れみを(教会のアリア)」(ストラデッラ)
第5a番「ラクリモーサ」〜モーツァルトの『レクイエム』より
第5b番「西風がなんと優しく」〜モーツァルトの『フィガロの結婚』より
第6番「なぜあなたは私を見て泣くの」〜ロッシーニの『ゼルミーラ』より
第2巻
第7番「見知らぬ美しい愛する女性」〜メルカダンテの『誓約』より
第8番「沈黙の中で、名誉の中で」〜マイヤベーアの『エジプトの十字軍』より
第9番「私は寂しい」〜ウェーバーの『プレチオーザ』より
第10番「水車職人と小川」〜シューベルトの『美しき水車小屋の娘』より
第11番「いたずら者、しっかりしなさい」〜ウェーバーの『魔弾の射手』より
第12番「私の宝の人を」〜モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』より
第3巻
第13番「もし私の名前を知りたければ」〜ロッシーニの『セビリアの理髪師』より
第14番「愛を知る男の人たちは」〜モーツァルトの『魔笛』より
第15番「小舟が水を切って海を行く」〜ドニゼッティの『ジャンニ・ディ・カレ』より
第16a番「正義の天よ、お守りください」〜モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』より
第16b番「あそこで手を取り合おう」〜モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』より
第17番「すべてがまどろむ間に」〜グレトリーの『嫉妬深い恋人』より
第18番「柳の下に座って」〜ロッシーニの『オテロ』より
第4巻
第19番「清らかな女神」〜ベッリーニの『ノルマ』より
第20番「愛が何であるかご存じのあなた方よ」〜モーツァルトの『フィガロの結婚』より
第21番「喜ばしい音楽、踊り、歌が」〜ウェーバーの『オイリアンテ』より
第22番「白い岩のデイヴィッド」(ウェールズの伝承歌)
第23番「名誉を重んずる娘が」〜ハイドン『四季』より
第24番「低い窓」(ナポリ地方のカンツォーネ)
3つのシューベルトの歌曲Op.79a【@.まぼろし(冬の旅より)/A.知りたがる男(美しき水車小屋の娘より)/B.郵便馬車(冬の旅より)】
歌の翼に(メンデルスゾーン作曲、タールベルク編曲)
10のピアノのための小品Op.36より第3曲「声もでない」(ロッシーニの歌劇「エジプトのモーセ」より)
ポール・ウェー(P;Steinway D No. 607184)

録音:2020年3月/ワイアストン・コン サ ートホ ー ル( モン マ ス 、イギリス )
シンガポール人とマレーシア人の両親のもとオーストラリアに生まれ、現在ロンドンを拠点に活躍するポール・ウェーはなんとロンドン大 手の法律事務所の現役弁護士の顔をもつ異色の天才ピアニスト!ザ・リーガル500では第一級弁護士としてランク付けされる敏腕弁護士です。そんなキャリアをも つウェーですが現役ピアニストとしても確かな評価を集めております。
4歳でピアノをはじめたウェーは12歳の時にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでデビュー・コンサートを開くなど神童として注目を集めました。その後、 ニューヨークのマンハッタン音楽学校にてニーナ・スヴェトラノワに師事し研鑽を積むも、ピアニストだけではなく弁護士も目指し、ロンドンの名門オックスフォー ド大学法学部で法律を学び、現在のキャリアを築いております。
ウェーの才能に惚れ込んだBISレーベルが録音を実現しました。その第1弾となったアルカンの「短調による12の練習曲 Op.39より」(BIS SA 2465)では度 肝を抜く超絶技巧を披露。技巧だけに走ることなく情感豊かな演奏で聴き手を虜にしました。期待の第2弾ではロマン派時代に活躍したスイスの出身のピアニスト、 作曲家のジギスモント・タールベルク(1812-1871)のピアノ作品を録音しました。タールベルクはリストやショパンと並ぶピアノの名手として活躍した逸材。作曲 の才にも恵まれ、生涯ピアノ作品はもちろんのこと、歌劇、声楽曲、室内楽曲などを残しました。ここに収録された「ピアノに応用された歌の技法 Op.70」は全4巻 26曲からなるピアノ独奏作品集で、モーツァルト、ベッリーニ、ウェーバー、ロッシーニなどのオペラ・アリアをもとにピアノ編曲したユニークな曲集です。全曲での 録音が少ないこの作品集を名手ウェーが手掛けたことにより光り輝いた演奏を聴くことができます。 (Ki)

Paraty
PARATY-229188
(1CD)
叙情詩トランスクリプション
R・シュトラウス(レーガー編):ツェツィーリエOp.27の2
R・シュトラウス(レーガー編):朝Op.27の4
リスト
:ペトラルカのソネット104番/(4)グラナドス:「ゴエスカス」〜嘆き、マハとナイチンゲール
ラフマニノフ(作曲者編):ライラックOp.21の5
 マーガレットOp.38の3
シューベルト(ラフマニノフ編):どこへ
チャイコフスキー(ラフマニノフ編):子守歌Op.16の1
アリャビエフ(リスト編):ナイチンゲール
プーランク(ズブリツキー編):愛の小径
ジャン=バティスト・ロバン:「チックタック」のメロディによる
ラヴェル(ジロティ編):カディッシュ
ラフマニノフ(ズブリツキー編):夢Op.38の5
シューマン(リスト編):献呈Op.25の1
アリサ・ズブリツキー(P)

録音:2018年12月/イル・ド・フランス国立管弦楽団講堂
アリサ・ズブリツキーは1982年モルドヴァ生まれ、パリとリヨンで学んだピアニスト。さらにロンドンのギルドホール音楽演劇学校で声楽伴奏を習得しま した。2011年からバスティーユ・オペラ・スタジオの声楽コーチを務め、歌を最も知るピアニストと称されています。
彼女のデビュー・アルバムは歌曲に基づくピアノ曲を集めたものですが、ありきたりの選曲になっていません。R・シュトラウスの「朝」をマックス・ レーガーが、ラヴェルの「カディッシュ」をジロティが編曲しているのも注目ですが、彼女の編曲によるプーランクとラフマニノフや、オルガニストのジャン= バティスト・ロバンにリクエストして編曲してもらったものまで盛りだくさん。
またグラナドスの「ゴエスカス」の逸品「嘆き、マハとナイチンゲール」も、通常の版ではなく原作のオペラのソプラノ・パートをピアニスティックに盛り 込んでいます。最後をシューマンの感動的な「献呈」で終えているのもさすが。絶妙な歌い回しと流れるようなメロディラインは誰にも真似できない至芸と申 せましょう。 (Ki)
Paraty
PARATY-11816
(1CD)
水と大気の対話〜ドビュッシーの作品
(1)水の反映〜映像第1集/(2)帆〜前奏曲集第1巻
(3)雨の庭〜版画/(4)野を渡る風〜前奏曲集第1巻
(5)沈める寺院〜前奏曲集第1巻/(6)西風の見たもの〜前奏曲集第1巻
(7)水の精〜前奏曲集第2巻/(8)音と香りは大気の中に漂う〜前奏曲集第1巻
(9)小舟にて〜小組曲/(10)夏の風の神パンに祈るために〜6つの古代の墓碑銘
(11)交響詩「海」(作曲者編4手版)
ヴェラ・ツィバコフ(P) (1)(3)(5)(7)(9)(10)(11)
ロマン・エルヴェ(P) (2)(4)(6)(8)(9)(10)(11)

録音:2017年5月7、8日/アナトール・スタジオ(シュニー)
1982年モスクワ生まれのヴェラ・ツィバコフと、1977年レンヌ生まれのロマン・エルヴェによる夫婦デュオによるドビュッシー。ドビュッシーが描いた水 をツィバコフが、大気をエルヴェが交互に弾きます。最初の8作品は独奏で、さらに連弾が続きますが、ドビュッシー自身が4手連弾用にした「海」全曲も 両者で共演。故ブリジット・エンゲラーの愛弟子ツィバコフと、ブルーノ・リグットの弟子エルヴェのフランス的なピアニズムが絶妙にブレンドされています。 (Ki)

la musica
LMU-021(1CD)
ピアノによるラモー
クラヴサン曲集第1巻(全10曲)
コンセールによるクラヴサン曲集からの小品(全4曲)
歌劇「ボレアード」からの4章(ルイ・ディエメル編)
アレクサンドル・パレイ(P)

録音:2014年5月12、13日/ボン・スクール教会(パリ)
旧ソ連モルダヴィア出身のベテラン、パレイの「ピアノによるラモー」第3弾。ダヴィドヴィチとゴルノスタエヴァに師事し、アントン・ルビンシテン、バラキレフ、 メトネルなど難曲を得意としてきたパレイは、近年ラモーに力を注いでいます。
今回はラモーのクラヴサン曲を代表する「クラヴサン曲集第1巻」と室内楽で知られる「コンセールによるクラヴサン曲集」の独奏版。ピアノならではの 美感とをじっくり楽しめます。
注目はコルトーやレヴィの師の大ピアニストで、近代チェンバロ復興の礎を築いたルイ・ディエメルが編曲した歌劇「ボレアード」からの4章。パレイは 技巧派としての本領を発揮、華やかな世界を描いています。 (Ki)

APARTE
AP-238(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
ファブリツィオ・キオヴェッタ(P)

録音:2020年1月/ドッビアーコ(イタリア)
1976年生まれのスイスのピアニスト、ファブリツィオ・キオヴェッタ。バドゥラ=スコダの愛弟子である彼がベートーヴェン後期三大ソナタに挑戦。淡々 とした中に熱い情熱があふれ出る彼の特質が最大限に発揮できる楽曲だけに、驚くべき深さを示しています。 (Ki)

CANARY CLASSICS
CC-19(1CD)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集 Vol.1
ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調 K.281
ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333
ピアノ・ソナタ第17番変ロ長調 K.570
オルリ・シャハム(P;Steinway D274)

録音:2019年8月20-22、28&29日/メカニクス・ホール、ウースター(マサチューセッツ州)
ギル・シャハムの妹でスタインウェイ・アーティストでもあるピアニスト、オルリ・シャハムはこれまでに兄とデュオ作品を中心に演奏・録音活動を続けてきま したが、近年はソロ活動も積極的で録音でもブラームスの後期ピアノ作品集(CC 15)、またモーツァルトのピアノ協奏曲第17番、第24番を収録したアルバム (CC 18)などをリリースしております。
そのオルリが最も得意とするモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲録音を満を持しての始動です!第1弾は「変ロ長調」をテーマに第3番 K.281、第13番K.333、 第17番K.570の3篇を収録しております。オルリの魅力といえば色彩豊かなピアノの音色。兄ギルとのモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集(CC 01)でもそ の才能を高く評価されていますが、近年ますます磨きのかかったクリスタルな音色を持ち味に、気高くモーツァルトを奏でます。注目の全曲録音開始と言えま しょう!
「モーツァルトの3つの変ロ長調のソナタは、その創意工夫に満ちた輝きとともに非常に変化に富んでいます。それぞれの作品が個性的な響きを持っていま すが、10代後半から音楽的に成熟するまでの、まるでモーツァルトの成長を明確に描いた年表のようです」( オルリ・シャハム)

Myrios Classics
MYR-026(1CD)
SOLO U「バッハとクルターグ」
バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009(ヴィオラ編)
クルターグ:『サイン、ゲームとメッセージ』より 「嘆きの歌」「ザンク−クロマティッシュ」「ドロローソ」「民謡風の」「タベアへの花」「イン・ノミネ」
バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010(ヴィオラ編)
タベア・ツィンマーマン(Va/エティエンヌ・ヴァテロ、1980年製作)

録音:2018年10月6&7日、11月24&25日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
ヴィオラ界の女王、タベア・ツィンマーマンが無伴奏作品に挑んだ「SOLO」(MYR 003)が録音されたのは2008年。このアルバムはMyrios Classicsレー ベル史上最大のヒットとなり、ヴィオラ・ファンのみならず多くのクラシック・ファンを虜にした名盤として知られます。その後続編のリリースが期待されており ましたが、第1弾の録音から10年が経った2018年に第2弾の録音が実現し、ついにこのアルバムがリリースされます!
今回はバッハの無伴奏チェロ組曲第3番と第4番のヴィオラ版を両端に、クルターグの『サイン、ゲームとメッセージ』から6曲を選び演奏しました。
タベアの奏するバッハはなんと明瞭で聴き手を幸せにさせるのか!と驚いてしまう快演。その演奏には深みももち併せており、圧倒的な技術はもちろんのこ と抜群の表現力に富む演奏家タベア・ツィンマーマンだからこそ奏でられる唯一無二の世界が広がります。
1926年生まれの現役最高齢の作曲家の一人、ジョルジェ・クルターグ(クルターク)。イザベル・ファウストなど多くの著名な演奏家が彼の作品を積極的に 演奏しており、ことに弦楽器の無伴奏作品は宇宙的な空間に漂うような独特な世界が魅力です。『サイン、ゲームとメッセージ』は、半世紀以上も前に構想し、 現在なおも作品を書き続けている未完の小品集。そのテーマはクルターグの日常で起きた出来事からインスピレーションを得て作曲される作品ばかりだけで なく、クルターグ自身が多くの演奏家から触発されて書かれるものも含みます。今回ツィンマーマンが選曲した6曲の中の「… eine Blume fur Tabea …(タベ アへの花)」はタベアの前夫デイヴィッド・シャローン(1950-2000)の死を悼み作曲された作品。終始フラジョレット奏法で演奏されるこの作品は作曲家クル ターグが祈りを捧げているようにも思わせます。この小品集がもつ力を改めて感じさせる録音。全てのクラシック・ファンに聴いていただきたい注目盤です!演 奏楽器はエティエンヌ・ヴァテロ製作(1980年)です。


東武レコーディングズ
TBRCD-0096(5CD)
ピアノ4手によるチャイコフスキー:交響曲全集
交響曲第1番『冬の日の幻想』(エドゥアルド・ランゲル編)[
交響曲第2番(作曲者自身による編)
交響曲第3番(エドゥアルド・ランゲル編)
交響曲第4番(セルゲイ・タネーエフ編)
マンフレッド交響曲(作曲者とアレクサンドラ・フーバート(1850-1937)よる編)
交響曲第5番(セルゲイ・タネイエフ編)
交響曲第6番『悲愴』(作曲者自身による編)
ピアノデュオ・アナスタシア&リウボフ(4手ピアノ) 【アナスタシア・グロモグラソヴァ、リウボフ・グロモグラソヴァ】

録音:2020年8月イタリア、マルティナ・フランカに於けるデジタル・スタジオ録音
ラトビア出身でモスクワに拠点を移し、さらにイタリアにおいての活動も盛んなアナスタシア・グロモグラソヴァ(妹)、リウボ フ・グロモグラソヴァ(姉)による“ピアノデュオ・アナスタシア&リウボフ”。それぞれがソリストとして活動しながらデュオ活動も 大切に行っております。このコロナ禍の中、何とか面白い企画、新録音が出来ないものかと思案の結果が「4 手ピアノによる チャイコフスキー:交響曲全集」です。「マンフレッド」も含まれる画期的な世界初録音です。 5月から交渉開始。当初はヨーロッパでは移動制限がまだまだ厳しい時期でしたが、解禁を見計らって、アナスタシアがロ シアからイタリアに移動。南イタリア・マルティナ・フランカ(プーリア州)で一挙にスタジオ録音が完成しました。録音は名手 コジモ・ガロッパが担当。ピアノはスタインウェイ。 編曲者も豪華そのもの。チャイコフスキー自身が手掛けたものは勿論のこと。ドイツ出身ながらモスクワ音楽院の教授として タネイエフを育てたエドゥアルド・ランゲル(1835-1905) http://en.tchaikovsky-research.net/pages/Eduard_Langer。 さらにタネイエフの編曲(如何にもタネイエフ調の音楽になっているところが最高!)も含まれるファン垂涎のものです。 美貌だけでない実力を誇るデュオだけに内容は万全。時として豪快に盛上げる箇所などはやはりロシア魂を感じます。ピア ノ曲として聞き流すのも最適なチャーミングな名演集です。面白いのはオーケストラ版に比しても演奏時間があまり変わらな いことです。身がギッチリ詰まったカニを食べるかのような充実感。 トレモロと響きを多用したブルックナーでは連弾版は随分と短い演奏時間となっておりましたので、作曲技法の違いとはい え興味深い点です。 ロシアの音楽学者エレーナ・ソロキナによる詳細なアナライゼーション付き(日本語、英語、ロシア語) 。

POLYMNIE
POL-129148(2CD)
リムスキー=コルサコフ:ピアノ作品全集
リムスキー=コルサコフ:B-A-C-Hの主題に基づく変奏曲Op.10
 4つの小品Op.11(即興曲,ノヴェレット,小スケルツォ,練習曲)
 3つの小品Op.15(ヴァルス,ロマンス,フュグ)
 6つのフュグOp.17
 アレグレットハ長調
 2つの小品Op.38
 涙/ピアノ協奏曲Op.30
 ミーシャの主題による変奏曲ハ長調*
リムスキー=コルサコフ,キュイ,リャードフ:決められた主題に基づく24の変奏曲*
リスト,ボロディン,リャードフ,リムスキー=コルサコフ,キュイ:決められた主題に基づく15の小品*
ボロディン:マズルカハ長調
ムソルグスキー:間奏曲
リムスキー=コルサコフ:アブラミチェフの主題に基づく変奏曲
リュール:アブラミチェフの主題に基づく変奏曲
アンゲラン=フリードリヒ・リュール(P)
エレナ・オシポヴァ(P) *

録音:2019 年7 月 フランス,ビュシェール
色彩的な管弦楽法を駆使したオーケストラ作品やオペラで絶大な人気を誇るリムスキー=コルサコフだが、ピアノ曲は元々あまり 多くない上に大作がほとんどなく、注目されることは少ない。しかし聞いてみればいずれの曲も豊かな和声とロシア的な味わいが 結び付いた傑作ばかりなことに気づかされるでしょう。 24 の変奏曲と 15 の小品は、ごく単純な主題を基にリムスキー=コルサコフ、キュイ、リャードフがそれぞれ曲を書いた連弾曲集 (リストは 15 の小品の導入曲のみ)。存在はわりと知られているのだが、お遊びの性格が強いので取り上げられることは少ない。 ピアノ協奏曲は、明記されていないが、おそらく作曲者自身による2 台ピアノ版が用いられています。  (Ki)
POLYMNIE
POL-130149(1CD)
イザイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.28
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1 番BWV1007
ブロッホ:無伴奏チェロ組曲第1 番
バッハ:無伴奏チェロ組曲第3 番BWV1009
アントワーヌ・ルノン(Vc)

録音:2019 年6 月9 日 フランス,ロンソル ライヴ録音、64m
フランスのチェロ奏者、アントワーヌ・ルノン(Antoine Renon)による無伴奏チェロ作品だ けの演奏会のライヴ録音。 フランス北西部、オーブ県の村ロンソルの木造の教会で、2019 年 6 月 9 日 日曜日の午 後 4 時 30 分から始まった演奏会は入場無料で、ロンソル村の住民が日曜の午後を楽し んだ。このCD にはその雰囲気がそっくり収められている(拍手はバッハのBWV1009 の後 だけ収録)。時折外から小鳥の声が聞こえてくるのがまたいい。CD を聞くというよりは演奏 会に参加するような気持で聞くと楽しいでしょう。 (Ki)

Grand Piano
GP-849(1CD)
NX-B03
モーツァルト:歴史的鍵盤楽器のための秘曲と編曲集
1. アダージョ ロ短調 K.540(1788)

パントマイム『パンタロンとコロンビーヌ』のための音楽 K.446-Fs(1783)
(F.バイヤーによる補筆完成・ピアノ編曲版)(1995)…世界初録音
2. 序曲:交響曲第11番ニ長調 K.84-第1楽章 Allegro
3. No.1:Allegro パンタロンとコロンビーヌの喧嘩
4. No.2:Maestoso ドットレが来る
5. No.3:Allegro ピエロが走ってくる、パンタロン、ピエロとドットレは大地に横たわる
6. No.4:Poco Adagio ドットレとコロンビーヌは立っている
7. No.5:Andante molto パンタロンとピエロがテーブルを持ってくる
8. No.6:Adagio コロンビーヌはとても悲しい-Allegro アルルカンが箱から出てくる
Adagio- Allegro- Adagio- Allegro
Allegro assai アルルカンは逃げたがっている、ピエロが続く
9. No.7:Allegro maestoso
10. No.8:Larghetto ピエロは上下に歩き、トルコ人を見る
11. No.9:Allegro (ma non troppo)-Presto
12. No.10:Maestoso
13. No.11:Allegro ピエロは死んだアルルカンを恐れている Marcia- Allegro
14. No.12:Finale 交響曲第48番K.111-第3楽章 Presto

15. ピアノ小品 ヘ長調 K.33b(1766)
『ロンドンのスケッチブック』 K.Anh.109b(1765)(抜粋)
16. No.1:Allegretto ヘ長調 K.15a
17. No.2:Andantino ハ長調 K.15b
18. No.8:Contredanse ヘ長調 K.15h
19. No.10:Minore イ短調 K.15k
20. No.20:Siciliano ニ短調 K.15u

『モーツァルティアーナ』:巨匠モーツァルトの作品集
(エトヴィン・フィッシャーによる選曲、編集、編)(1916-1938)
ミヒャエル・ツァルカ追加・変更
21. I. メヌエット ト長調 K.1e
22.  メヌエット ヘ長調 K.2…E.フィッシャー版: 世界初録音
23.  メヌエット ニ長調 K.94(73h)…E.フィッシャー版: 世界初録音
24. II. 自動オルガンのための幻想曲 ヘ短調 K.608…E.フィッシャー版:世界初録音
25. III. アンダンティーノ 変ホ長調 K.236(原曲: グルックの「Non vi turbate」)
26. IV. オーケストラのためのコントルダンス ニ長調 「雷雨」 K.534
27. V. ロマンス 変イ長調 K.Anh.205 (K.Anh.C.27.04)…E.フィッシャー版: 世界初録音
28. VI. 伝モーツァルト:エマヌエル・アロイス・フェルスター(1748-1823):
G.サルティの「I Finti Ered」のアリエッタによる変奏曲 K.Anh.289/K.Anh.C26.06 …E.フィッシャー版: 世界初録音
ミヒャエル・ツァルカ(タンジェント・ピアノ…1-14,21-28)
(パンタロン・スクエア・ピアノ…15-20)

録音:2018年10月2-3日
愛すべきモーツァルトの作品は、さまざまな作曲家たちによる編曲版が存在しています。 このアルバムには、パントマイム『パンタロンとコロンビーヌ』と、20世紀の大ピアニスト、エトヴィン・フィッシャーが自らピアノのために編曲した曲集『モー ツァルティアーナ』を中心に、モーツァルト作品の中でも比較的耳にする機会のない作品を、歴史的鍵盤楽器の演奏に定評あるミヒャエル・ツァルカ が18世紀当時の楽器で演奏するというもの。作品、楽器ともに興味の尽きない内容になっています。パントマイム『パンタロンとコロンビーヌ』は、弦 楽パートのみが遺された未完の作品ですが、研究家フランツ・バイヤーが補筆完成版を作成。オーケストラ版の録音はありますが、ピアノ版はこれが 世界初録音。モーツァルト円熟期の充実した音楽を楽しめます。『モーツァルティアーナ』は初期のメヌエットやコントルダンス「雷雨」などフィッシャーが 6作品を選びピアノ用に編曲したもの。今作ではツァルカ自身が編集を加え、タンジェント・ピアノで演奏しました。また、少年時代の作品『ロンドンの スケッチブック』とK.33bの小品では1700年代に流行した楽器「パンタロン」の美しい響きを味わうことができます。
タンジェント・ピアノ (ヨハン・ヴィルヘルム・ベルナー製、 18世紀後半ハンブルク) …タンジェントと呼ばれる木片で太目 の弦を突き上げて音を出すクラヴィ コードに似たシステムと、大きなボ ディによりチェンバロにも似た強く明 るい響き持つ、フォルテピアノへの 過渡期を担う重要な楽器の一 つ。
■パンタロン・スクエア・ピアノ (ゴットフリート・マウハー製、1780年頃コン スタンツ) …舞踏家・ヴァイオリン奏者パンタレオン・ヘー ベンシュトライト(1667-1750)が開発した 大型ハンマー・ダルシマー「パンタロン」。オリ ジナルは取り扱いが難しく、価格も高価だっ たため、1750年頃から模造楽器が開発さ れた。録音に使われたのはその中の一台。 鍵盤を付けて扱いやすさを実現し、手頃な 価格で18世紀の音楽家たちに愛された。
Grand Piano
GP-814(1CD)
NX-B03
20世紀のフォックストロット集 第2集〜ドイツ
ヒンデミット:『トゥティフェントヒェン』(1922)-操り人形のための踊り: フォックストロット
ボルンシャイン(1883-1945):ブルース(1927)…世界初録音
キュンネッケ(1885-1953):オペレッタ「Der Vetter aus Dingsda 彼の地から来た従兄弟」Op.13 -バタヴィア・フォックス-トロット(H.J.フィート編)
ダルベール(1864-1932):ブルース(1930)…世界初録音
エルトマン(1896-1958):フォックストロット ハ長調(1923)
ギーゼキング(1895-1956):3つの即興的舞曲(1925-1926)
フィンケ(1891-1968):子供のための10の小品(1926)-第10番 シミー…世界初録音
ブッティング(1888-1976):ピアノのための15の短い小品(1928)-第14番 タンゴ…世界初録音
ミットマン(1904-1976):演奏会用ジャズ組曲(1929)…世界初録音
ヘルブスト(1901-1941):ジャズ=エチュード(1928)…世界初録音
ゼクレス(1872-1934):小さなシミー(1927)…世界初録音
ニーマン(1876-1953):モダン・ダンス組曲 Op.115(1929)…世界初録音
ゴットリープ・ヴァリッシュ(P…Steinway, Model D #544.063)

録音:2019年10月21-23日イエス・キリスト教会、ベルリン
第1集(GP813)に続く「20世紀のフォックストロット集」第2集。フォックストロットとはダンスのための音楽の 一ジャンルで、もともとは19世紀末アメリカで生まれたラグタイムを前身とするスピーディーでアクションの激 しい音楽です。1920〜30年代、第一次世界大戦後のヨーロッパでは、人々の憧れであったアメリカ文 化の象徴として流入してきたジャズやフォックストロットが大流行。とりわけ、この時期のドイツは、芸術全 般において文化的発展が顕著な「ワイマール文化」と呼ばれる独自の時代を迎えていたこともあり、これら の新しい音楽を貪欲に取り込み、ドイツの伝統と融合させた作品が次々と生まれています。このアルバム では8作の世界初録音を含む作品群を、ウィーン生まれでウィーン・フィルとも共演歴のあるゴットリープ・ ヴァリッシュが演奏。やがて“退廃音楽”として排斥される運命にある数々の曲が、21世紀に蘇りました。
Grand Piano
GP-845(1CD)
NX-B03
近現代アルメニアのピアノ作品集
ガイーヌ・チェボタリアン(1918-1998):6つの前奏曲(1948)…世界初録音
ラザール・サリヤン(1920-1998):主題と変奏(1947)…世界初録音
 舞曲(1955)…世界初録音
 おじいさんの時計(1972)…世界初録音
 3つの後奏曲(1990)
エドヴァルド・ミルゾイアン(1921-2012):詩曲(1971)
 孫娘のためのアルバム(1984)
ゲギュニ・チットチアン(1929-):EPITAPH 墓碑銘(2018)…世界初録音
ハルティウン・デラリアン(1937-1990):ピアノ・ソナタ「コミタスに捧ぐ」(1982)…世界初録音
ティグラン・マンスリアン(1939-):3つの小品(1971)
ハイク・メリキャン(P…Shigeru Kawai Concert
Grand)
録音:2020年4月18-19日
このアルバムは、6人のアルメニアの作曲家たちの70年間にわたるピアノ曲を収録した1枚。16世紀から 20世紀初頭にいたるまでオスマン帝国の支配下にあったアルメニアではイスラム風のエスニックな音楽が 発展。アルバムの中で最も初期に書かれたチェボタリアンの前奏曲には、とりわけトルコ音楽の影響が強 く、特徴的なリズムと色彩豊かなハーモニーを備えています。しかし20世紀後半になると、前衛的な要素 が融合されはじめ、1971年に書かれたミルゾイアンの「詩曲」やマンスリアンの「3つの小品」ほぼ無調で書 かれており、時代の潮流が見てとれるでしょう。21世紀になると更に作曲家たちの個性が反映された作 品が数多く書かれています。アルメニア出身のピアニスト、ハイク・メリキャンによる作品への共感溢れる演 奏でお聴きください。

TOCCATA
TOCC-0576(1CD)
NX-B03
オスカル・ダ・シルヴァ(1870-1958):ピアノ作品集 第1集
Images 映像 Op.6(1895年出版)
Embalos 子守歌(1948年出版)…世界初録音
Romanticas ロマンティック(1948年出版)…世界初録音
Dolorosas ドロローサ(Musique Intime 親密な音楽) Op.11(1911年出版)
ルイス・ピーパ(P)

録音:2020年6月9-11日
ポルトガル出身のオスカル・ダ・シルヴァ(1870-1958)。ポルトガルの後期ロマン派を代表する作曲家で あり、ピアニストとしては、ショパンとシューマンの優れた解釈で知られています。1892年にドイツへ留学、ラ イプツィヒ音楽院で研鑽を積みながら、クララ・シューマンから高く評価された彼は、1896年にリスボンに戻 り作曲家としても活動を始め、歌劇やピアノ曲を次々に発表。1930年にはブラジルに移住、約20年間 滞在した後、1951年にようやくポルトガルに戻り、1954年には住み慣れたレサ・ダ・パルメイラに住居を 再建、この地で生涯を終えました。彼の作品からはショパンやラフマニノフの影響があるだけではなく、ゆっ たりとした曲はポルトガルの民族歌謡ファドの雰囲気も纏っており、聴き手の心をくすぐります。

SOMM
SOMMCD-0622(2CD)
NX-C09
ジョージ・ダイソン(1883-1964):ピアノ曲全集
【CD1】

ピアノとオーケストラのためのコンチェルト・レッジエーロ(2台ピアノ編)…世界初録音*
The Open Window 開いた窓…世界初録音
Primrose Mount プリムローズ・マウント
Bach’s Birthday バッハの誕生日
Untitled Piano Piece 題名のないピアノ小品…世界初録音
Six Lyrics 6つの抒情…世界初録音
【CD2】
My Birthday 私の誕生日
12の易しい小品…世界初録音
前奏曲とバレエ
Epigrams エピグラム
Three Wartime Epigrams 3つの戦時のエピグラム
Four Twilight Preludes 4つの黄昏の前奏曲
サイモン・キャラガン(P)
クリオナ・シャナハン(P)*

録音:2020年1月17-18日
イギリスの作曲家ジョージ・ダイソン。英国王立音楽大学で学び“メンデルスゾーン遊学奨学金”を獲得。イタリアとド イツに留学し研鑽を積み、帰国後は教師として活躍。1937年に王立音楽大学学長に任命され英国音楽界の発 展に貢献した人です。この2枚組には、世界初録音を含むダイソンのピアノ作品を全曲収録。彼の7歳の時の作品 である「題名のないピアノ小品」からドビュッシー風の雰囲気を漂わせる「プリムローズ・マウント」、西部戦線での経験 を生かした「3つの戦時のエピグラム」など様々な作品を聴くことができます。ブックレット(英語)には、ダイソンの伝 記作家ポール・スパイサーの文章を掲載。作曲家の生涯が丹念に綴られています。


HUNGAROTON
HCD-32834(2CD)
約40年ぶりにセッション録音
バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV1007-1012
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)

録音:2019年6月17-19日、9月16-18日、12月5-8日/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)
1948年ブダペストに生まれた巨匠ミクローシュ・ペレーニ。1978年に初来日を果たして以来、度々来日している現代最高のチェリストの一人です。日本に も熱狂的なファンも多く、これまで各地でのリサイタルのほか、NHKSO、札幌SO、早稲田大学SO等との共演を果たしており、その温かい音 楽は多くのファンを虜にしています。そのペレーニがついにバッハの無伴奏チェロ組曲全曲を再録音しました!!
ペレーニといえば自身の芸術、ことに録音に対しては厳しい姿勢でも知られております。特にバッハの無伴奏全曲については並々ならぬ思いを持っておりま す。1度目のセッション録音は当時33歳だった1981年に実現しました。その録音はHUNGAROTONレーベルから1982年にLP(SLPX 12270-2)でリリー スされたものの、その後のCD化についてペレーニが決して首を縦に振らなかったため、最も重要な録音がディスコグラフィから長年空白という状態が続いて いまい、その録音は幻の名盤となってしまいました。その後、1996年にハンガリーのTV放送用に収録した映像のディスク化の話が持ち上がったのは今世紀 に入ってからのこと。HUNGAROTONレーベルの粘り強い長年の交渉により2006年にDVD化(HDVD 32421)に至りました。テレビ用の収録とはいえそ の貴重な映像は、DVDとしては異例の大ベストセラーとなりました(現在は廃盤です)。
その後、2009年1月、ウィグモアホールにおけるライヴで組曲第3番(WIGMORE HALL LIVE)を、同年8月、ルガーノにおけるセッションで組曲第2番 (ECM)をそれぞれ録音しておりますが、ディスクのリリースを目的として全6曲を揃えてのセッションは約40年ぶりの再録音となります。
ペレーニの魅力といえば独自の音色と卓越したボウイング。このバッハでも実に流麗に描きます。一音一音丁寧にたっぷりとした演奏は第1番の前奏曲から ペレーニが描くバッハの世界に聴き手を自然と没入させてしまう、一種の神がかった世界に誘います。録音は2019年6月、9月、12月にフンガロトン・スタジ オにてセッション収録。録音当時71歳になるペレーニが満を持して完成させた大注目のバッハ演奏をご堪能ください! (Ki)

APARTE
KKC-4239(1CD)
ラヴェル:作品集/ダルベルト
高雅で感傷的なワルツ
ソナチネ/夜のガスパール
鏡〜悲しい鳥たち/道化師の朝の歌/鐘の谷
ミシェル・ダルベルト(P)

録音:2019年4月、パリ、ルイ・ヴィトン財団オーディトリウム
輸入盤・日本語帯・解説付
フランス・ピアニズムの正統的継承者、ミシェル・ダルベルトがラヴェルを録音しました。日本でのファンも多く、来日のたびに、風格と知性、そして確固たる 技術でもって圧巻の演奏を披露しており、まさに巨匠の域に達しているといえるでしょう。ダルベルトは、アルフレッド・コルトーの愛弟子でもあったペルルミュ テールに師事しておりますが、ペルルミュテールはラヴェルからも認められたラヴェル演奏家でした。ダルベルトは彼からまず「ソナチネ」のレッスンを受け、「鏡」 「クープランの墓」「夜のガスパール」なども音楽院時代に指導を受けたといいます。ついに、脈々と受け継がれてきた貴重なフランスの音楽的遺産がヴェール を脱ぎます。 国内仕様盤のみのご案内となります。

C Major
75-5504(Bluray)

75-5408(DVD)
エレーヌ・グリモー〜ピアノ・リサイタル「ウッドランド・アンド・ビヨンド」
ベリオ:水のピアノ〜6つのアンコール第3曲―アントニオ・バリスタのための
ニティン・ソーニー:ウォーター―トランジション1
武満徹:雨の樹素描U〜オリヴィエ・メシアンの追憶に
ソーニー:ウォーター―トランジション2
フォーレ:舟歌第5番嬰へ短調Op.66
ソーニー:ウォーター―トランジション3
ラヴェル:水の戯れ
ソーニー:ウォーター―トランジション4
アルベニス:アルメリア〜『イベリア第2巻』第2曲
ソーニー:ウォーター―トランジション5
リスト:エステ荘の噴水〜『巡礼の年第3年』第4曲
ソーニー:ウォーター―トランジション6
ヤナーチェク:アンダンテ〜『霧の中で』第1曲
ソーニー:ウォーター―トランジション7
ドビュッシー:沈める寺〜『前奏曲集第1巻』第10曲
エレーヌ・グリモー(P)

収録:2017年6月26日、ハンブルク、エルプフィルハーモニー(ライヴ)
映像監督:フランソワ=ルネ・マルタン

◆Bluray
画面:HD,1080i,16:9
音声:PCMステレオ、DTS-HDMA5.0
リージョン:All、60分

◆DVD
画面:NTSC,16:9
音声:PCMステレオ、DTS5.0
リージョン:All、60分
独創的で奥に秘めた音楽性をもつフランスのピアニスト、エレーヌ・グリモー。野生オオカミの保護活動にも積極的で、「音楽」と「自然」はグリモーの 情熱の原動力となっています。 この映像は、2017年ハンブルクのエルプフィルハーモニーで行われた「ウッドランド・アンド・ビヨンド」と題したコンサートの模様を収録したもの。演目 は、同時期にリリースされたアルバムと同じ構成。ベリオ、武満、フォーレ、ラヴェル、アルベニス、リスト、ヤナーチェク、ドビュッシーの「水」をテーマ とした作品と、それらを繋ぐ英国の作曲家ニティン・ソーニーの書き下ろしの新作「トランジション」とのコラボレーション。そして大きなスクリーンに映し 出される「森」をバックに演奏する姿は、まさにグリモーの人生そのもの。その森の写真は、グリモーのパートナーでもあるドイツ人の写真家マット・ヘネッ クの作品。豊かな森を育む「水」の存在。グリモーの音楽が、澄んだ水のように流れ出て、自然豊かな森を形成していく、グリモーらしい独特の世界を創 り上げています。 (Ki)

オクタヴィア
OVCT-00179(2CD)
税込定価
020年10月28日発売
アイノラのシベリウス
シベリウス:「5つのスケッチ」Op.114
「樹の組曲」Op.75/「花の組曲」Op.85
3つのソナチネOp.67
「5つのロマンティックな小品」Op.101
「5つの性格的小品」Op.103
ピアノ三重奏曲 ハ長調 「ロヴィーサ・トリオ」
6つのフィンランド民謡
6つの即興曲Op.5/組曲 「フロレスタン」
「10の小品」Op.24〜アンダンティーノOp.24-7/牧歌Op.24-6/ロマンス 変二長調Op.24-9
「マリンコニア」(メランコリー)Op.20
舘野泉 (P)

録音:1994年7月4-5日、1995年3月8-9日、11月20-21日 フィンランド、ヤルベンパー、シベリウスのアイノラの山荘
シベリウスが生涯の後半を過ごしたアイノラの山荘にあり、彼自身が愛奏した所蔵のピ アノによる世界初録音。永年フィンランドの音楽に貢献した舘野のために、アイノラ財団 が特別にレコーディングを許可したもので、まさに歴史的公開となりました。 1915年のニューヨーク製のスタインウェイは保管状態も良く、その質朴で暖かい響きは、 シベリウスの音楽のイメージを豊かに伝えてくれます。(オクタヴィア)

HUNGAROTON
HCD-32845(2CD)
アニー・フィッシャー秘蔵録音集
(1)シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845 Op.42
(2)シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
(3)シューマン:幻想小曲集 Op.12
(4)シューマン:クライスレリアーナ Op.16
(5)ショパン:夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.27-1
アニー・フィッシャー(P)

ライヴ録音:(1)1978年1月24日、(2)1978年1月17日、(3)1981年3月4日、(4)1978年2月26日、(5)1978年2月17日/ハンガリー
ハンガリーが生んだ20世紀を代表するピアニスト、アニー・フィッシャー。一期一会の魂のこもった演奏で魅了したフィッシャーは、録音嫌いでも有名だっ たため、生涯残した録音は貴重です。
当秘蔵録音は理学療法士アンナ・デーヴェーニー(1935-2017)が1970年代から録りためてきたライヴ録音からの初出音源集で、スタジオ録音にはな いレパートリーが収録されています。デーヴェーニーは1950年代からアニー・フィッシャーを追いかけはじめ、以後晩年まで彼女の演奏に魅了され続けま した。その収録作品はシューベルトのピアノ・ソナタ第16番と第20番、シューマンの幻想小曲集とクライスレリアーナ、そして、ショパンの夜想曲第7番 嬰ハ短調 Op.27-1です!
コンサートにおけるフィッシャーの集中力とエネルギーはアニー・フィッシャーの最大の魅力。ここに聴く音源ではそのみなぎるエネルギーを音楽にのせた 入魂の演奏を聴くことができます。音質の面ではカセットテープからのマスタリングのためばらつきはありますが、その貴重な音源ということでの価値は計り 知れません。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186756(1CD)
アコピヤン=タマーリナ〜ショパン他
ショパン:マズルカ集
(1)マズルカ ト短調 Op.67-2
(2)マズルカ 変ロ長調 Op.17-1
(3)マズルカ ホ短調 Op.17-2
(4)マズルカ イ短調 Op.17-3
(5)マズルカ ホ短調 Op.41-2
(6)マズルカ ロ短調 Op.30-2
(7)マズルカ ハ短調 Op.56-3
(8)マズルカ ハ長調 Op.33-3
(9)マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3
(10)ヤナーチェク:「霧の中で」 JW 8:22
(11)メトネル4つのおとぎ話 より第3番ヘ短調Op.26-3
(12)リャードフ:マズルカ ヘ短調 Op.57-3
ネリー・アコピヤン=タマ ーリナ(P)

ライヴ録音:(11)(12)2008年1月30日、(1)-(10)2009年3月23日/ウィグモアホール(イギリス)
前作、「ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24&4つのバラードOp.10」のアルバム(PTC 5186677)でその存在が知られることに なったピアニスト、ネリー・アコピヤン=タマーリナ。彼女は才能に恵まれながらもソ連時代に不遇だったピアニストで、現在まで知る人ぞ知る存在となって いました。
アコピヤン=タマーリナは1941年にモスクワで生まれ。モスクワ音楽院で伝説的なピアニスト、アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルに師事し、1963年 にドイツで行われたシューマン国際声楽・ピアノコンクールで優勝しました。その後、1974年にはロベルト・シューマン賞を受賞したことで順風満帆なキャ リアを始めると思いきや、実姉がイスラエル移住申請をしたため、彼女の亡命も危惧した当局により演奏活動を制限されました。不遇時代に始めた水彩画 家としても才能を示し、展覧会も催されたほどです。1983年にロンドンで公演して再発見され、以後イギリスを本拠に教育活動を行いました。
彼女の師・ゴリデンヴェイゼルは帝政ロシアからソ連時代の大ピアニストで、名教授としてもニコラーエワ、ベルマン、カバレフスキーらを育てました。直 接指導を受けた世代がほとんど残っていないなか、アコピヤン=タマーリナは貴重な直弟子で、その燦然たるファルテッシモ、最高のピアニッシモや銀色に 光る和音など、伝説のロシア・ピアニズムを現存しています。
当アルバムは2008年と2009年、ウィグモアホールにおけるライヴ録音からショパン、ヤナーチェク、メトネル、リャードフを収録。哀愁漂う雰囲気をも つこの選曲はスラヴ系の舞曲や自然への憧れも感じさせ、アコピヤン=タマーリナの魅力である温かい音色と独特な魅力にあふれた演奏を聴くことができま す。アコピヤン=タマーリナの至芸をお楽しみください。※日本語帯・解説はつきません。 (Ki)

ATMA
ACD2-2796(1CD)
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉 Hob XX/1b デイヴィッド・ジャルベール(P)

録音:2019年9月/ケベック、ラウル・ジョバン・ホール
ハイドンの名作『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』をカナダの名手デイヴィッド・ジャルベールが録音。「ハイドンはこの作品で自らの作曲スタイ ルを高みに持っていき、それはモーツァルトや後期ベートーヴェンを想起させ、さらにはシューベルトを先取りすらしている」と語るジャルベールが、その音 楽に込められた深みを丁寧に表現しています。
デイヴィッド・ジャルベールはカナダ屈指の実力派ピアニスト。卓越した演奏技術と多彩な表現力で数々の賞を総なめにし、北米を中心にリサイタルや室 内楽演奏会で幅広く活躍、ジュリアード音楽院、グレン・グールド音楽院、ケベック音楽院などで後進の育成にもあたっています。 (Ki)


Treasures
TRT-232(1CDR)
超厳選!赤盤名演集Vol.3〜フランソワ絶頂期のショパン
即興曲集(全4曲)*
練習曲集Op.10/練習曲集Op.25
サンソン・フランソワ(P)

録音:1957年11月*、1958年9-10月&1959年2月(全てモノラル)
※音源:TOSHIBA CA-1015*、CA-1016
◎収録時間:77:58
“技巧を目的ではなく手段として使い切った閃き芸の極北!”
■音源について
フランソワが遺したショパンの作品が数多く遺しましたが、Op.10&25、4つの即興曲はその中の一部の抜粋を除き、ステレオ録音は存在しません。良質な赤盤(仏スタンパー)からの復刻で、まさに絶頂期の妙技を堪能していただけることでしょう。

★サンソン・フランソワ(1924-1970)没後50年記念復刻。演奏行為とは自己表現に他なりませんが、フランソワにとっては、自身の魂を曝け出すというよりも、本人にも制御不可能な発火装置の爆発感じられることが多々あります。即興曲第1番などはその典型。特に中間部後半1:33以降の激烈なうねりなど、人間が持ち得る感情を超越しおり、まさに究極の閃きとはまさにこのこと!即興曲第2番中間部、行進曲風の部分での美観度外視の大音量も同様。
 一方で、フランソワの演奏には、普通の人の何倍も濃密な人生を丸ごと暴露するような場面も多々ありますが、そんなとき私はそこに強烈なエロチシズムを感じずにいられません。幻想即興曲中間の美しいカンタービレを弱音でぼかすことなく、強固なタッチで刻印するたびにフランソワのフェロモンが押し寄せますが、逆にそれを流し去ったら抜け殻のような音になることは必至。どちらが存在価値のある芸術であるか、言わずもがなです。
 4つの即興曲は「第2番」以外の全てが3部形式で書かれていますが、形式を意識させずに文字通り即興的にニュアンスが導き出されるかが重要な鍵。その点でもフランソワの演奏は永遠に不滅でしょう。 
 エチュードと言えば、その究極形とも言えるポリーニ、アシュケナージの2大名演は無視できませんが、今やそれらに比肩する演奏は多く存在します。しかし、フランソワの感性の敏感さ、尋常ならざる色彩センスに肉薄し、「エチュード」の概念を突き破るほどの高みまで達した演奏は、出現したでしょうか?
Op.10-6は、暗く耽溺しないでロマンの香気を惜しげもなく醸し、Op.10-8でのこんな無邪気でチャーミングな付点リズムは他では聴けませんし、跡を濁さず清々しい香りのみを残るラストは、まさに名人芸。リズムそのものの発言力の凄さはOp.25-3も同様。Op.10-10は0:18からタッチの質感が変わる点にご注目!この絶妙なペダリングによるバラエティに富んだ色彩はコルトーを彷彿とさせますが、もちろんニュアンスの決まり方は一枚上。ポリーニの演奏でさえ無難な演奏に聞こえるほど、色彩の光の方向が千変万化する様をご堪能あれ。!Op.10-11は、極上のエレガンス!体の深部から滲みでるフェロモンがここでも横溢し、こでぞ愛の美醜を知る人間のみが表出可能な空気感です。Op.10-12「革命」は、テクニックの完璧さが目的ではないことはもちろん、波乱万丈の人生そのものを音化し尽くした稀有な例。気ままにも思えるルバートも聞けば聞くほど背後でコントロールが効いているのです。Op.25-12は、粘着性があってもべとつかず、真にドラマティックなレガートで魅了。中間部直前やコーダの激烈な衝撃力も破格。
そして怒涛の「木枯らし」!フランソワは「気に入らないフレーズは弾き飛ばす」というイメージを持っている人が今も昔も存在し、常人には真似のできないフランソワ独自のルバートを単なる「気まぐれ」としか捉えられない人に限って「技術的にも不備がある」とケチをつける傾向があるようです。「ミスタッチ=不備」ならば全盛期のホロヴィッツなど一昔前の大家の殆どは不備だらけになってしまいます。そんなミスタッチにしか反応しない残念な耳を改善する方法があるとすれば、この「木枯らし」を何回も聴き直しすことくらいでしょう。「木枯らし」どころの騒ぎではない決死のドラマを目の当たりにしても心が動かないのなら、音楽が生まれる衝撃や感動に興味がないわけですから、常識では測れないフランソワの芸術を的確に判断できる道理がないのです。的外れなイメージを安易に吹聴するなど謹んでいただきたいものです。【湧々堂】


SUPRAPHON
SU-4290
(11CD+1DVD)
イヴァン・モラヴェツ/ポートレート

■CD 1
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
(1)ピアノ協奏曲第14番変ホ長調 K 449
(2)ピアノ協奏曲第23番イ長調 K 488
(3)ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K 503

■CD 2
ベートーヴェン:作品集
(1)ピアノ協奏曲第3番
(2)ピアノ協奏曲第4番
(3)ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
■CD 3
ベートーヴェン:作品集
(1)ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」
(2)ピアノ・ソナタ第14番月光
(3)ピアノ・ソナタ第26番「告別」
(4)ピアノ・ソナタ第15番ニ長調「田園」*
(5)7つのバガテルより第4番イ長調 Op.33-4
(6)「エリーゼのために」WoO 59
■CD 4
ショパン:作品集
(1)バラード第1番ト短調 Op.23
(2)バラード第2番ヘ長調 Op.38
(3)バラード第3番変イ長調 Op.47

(4)バラード第4番ヘ短調 Op.52
(5)スケルツォ第1番ロ短調 Op.20
(6)スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
(7)スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
(4)スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
■CD 5
ショパン:作品集
(1)24の前奏曲 Op.28
(2)ポロネーズ第7番変イ長調「幻想」 Op.61(1846)
(3)ピアノ・ソナタ第2番変ロ長調 Op.35
■CD 6
ショパン:作品集
(1)マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3/(2)マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3/(3)マズルカ イ短調 Op.7-2/(4)マズルカ ハ長調 Op.24-2/(5)マズルカ イ短調 Op.17-4 /(6)マズルカ ヘ短調 Op.63-2/(7)マズルカ イ短調 Op.68-2/(8)マズルカ 変ロ長調 Op.7-1/(9)マズルカ 嬰ハ短調 Op.30-4/(10)マズルカ ロ短調 Op.33-4/(11)マズルカ ホ短調 Op.41-2/(12)マズルカ ヘ短調 Op.68-4/(13)マズルカ ハ長調 Op.7-5/(14)マズルカ ハ長調 Op.56-2/(15)マズルカ ホ長調 Op.6-3/(16)マズルカ 変ロ短調 Op.24-4/(17)マズルカ 変ニ長調 Op.30-3/(18)ポロネーズ第1番 嬰ハ短調 Op.26-1/(19)ワルツ イ短調 Op.34-2/(20)ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/(21)ワルツ ホ短調 遺作/(22)舟歌
■CD 7
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
(2)シューマン:子供の情景*
(3)シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18*
(4)ブラームス:カプリッチョ ロ短調 Op.76-2*
(5)ブラームス:ラプソディ ト短調 Op.79-2*
(6)ブラームス:3つの間奏曲 Op.117*
(7)ブラームス:間奏曲 イ長調 Op.118-2
■CD 8
(1)シューマン:ピアノ協奏曲
(2)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
■CD 9
ドビュッシー:作品集
(1)映像第1集/(2)映像第2集/(3)版画 /(4)ピアノのために/(5)子供の領分/(6)月の光〜ベルガマスク組曲より
■CD 10
(1)フランク:前奏曲、コラールとフーガ
(2)(5)ドビュッシー:前奏曲集第1集より【W.音と香りは夕べの大気の中に漂う/X.アナカプリの丘/Y.雪の上の足あと/].沈める寺】
(6)-(10)ドビュッシー:前奏曲集第3集より【U.枯れ葉/V.ビーノの門/Z.月の光がそそぐテラス/[.オンディーヌ/]U.花火】
(11)ラヴェル:ソナチネ 嬰ヘ短調
(12)ラヴェル:ハバネラ形式の小品*
■CD 11
(1)ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ 変ホ短調「1905年10月1日、街頭にて」*
(2)ヤナーチェク:霧の中で*
(3)ヤナーチェク:草陰の小道を通ってより【Z.おやすみ/\.涙ながらに/U.散りゆく木の葉】*
(4)マルティヌー:エチュードとポルカ集より【U.ポルカ ニ長調/X.パストラーレ/W.ポルカ イ長調】
(5)スメタナ:チェコ舞曲集第1集より【U.ポルカ】
(6)スメタナ:チェコ舞曲集第2集より【Z.フラーン/[.オプクロチャーク/T.フリアント】
(7)スメタナ:3つの詩的ポルカより第2番ト短調 Op.8-2
(8)スメタナ:ポルカ「プルゼニュの思い出」 変ホ長調
■DVD 57’30
(1)ドキュメンタリー「イヴァン・モラヴェツ」
(2)ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80
(3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
(4)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番
(5)モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K 503
(6)ラヴェル:ピアノ協奏曲
イヴァン・モラヴェツ(P)
使用楽器:●ボールドウィン(マンハッタン・タワーズ・スタジオ録音)
●スタインウェイ(マンハッタンを除くアメリカ録音及びマルティヌー・ホール録音)
●ベーゼンドルファー(ウィーン録音)
●ペトロフ(ドヴォルザーク・ホール録音)


■CD 1
(1)(2)チェコ室内O、ヨゼフ・ヴラフ(指)
(3)チェコPO、ヨゼフ・ヴラフ(指)
録音:(1)1974年5月4日、(2)1974年4月11&12日、(3)1973年2月3&4
日/ドヴォルザーク・ホール(ルドルフィヌム)
■CD 2
(1)チェコPO、ヴァーツラフ・ノイマン(指)
(2)ウィーン楽友協会O、マルティン・トゥルノフスキー(指)
録音:(1)1979年12月17日ドヴォルザーク・ホール(ルドルフィヌム)
(2)1963年10月6&7日ムジークフェラインスザール(ウィーン)
(3)1964年マンハッタン・タワーズ・スタジオ(ニューヨーク)
■CD 3
録音:(1)(2)(6)1964年マンハッタン・タワーズ・スタジオ(ニューヨーク)
(3)(5)1969年9月ントポール・チャペル、コロンビア大学
(4)1970年2月4日ドヴォルザーク・ホール(ルドルフィヌム)(ライヴ)
■CD 4
録音:(1)-(3)1965年ウィーン・コンツェルトハウス内モーツァルトザール
(4)1963年5月30、31&6月3日ドヴォルザーク・ホール(ルドルフィヌム)
(5)-(8)1989年11月トロイ貯蓄銀行ホール(ニューヨーク)
■CD 5
録音:(1)1976年3月14日ドヴォルザーク・ホール(ルドルフィヌム)
(2)1982年4月5-7日RCAスタジオA(ニューヨーク)
(3)2002年11月11-13日アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ(ニューヨーク)
■CD 6
録音:(1)-(5)(22)1967年11月21-24日ウィーン・コンツェルトハウス内モーツァルトザール
(6)-(10)(18)-(21)1982年4月5-7日RCAスタジオA(ニューヨーク)
(11)-(14)1989年11月トロイ貯蓄銀行ホール(ニューヨーク)
(15)-(17)2002年11月11-13日アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ(ニューヨーク)
■CD 7
録音:(1)1968年10月、(7)1969年9月セントポール・チャペル、コロンビア大学
(2)-(6)1982年3月/RCAスタジオA(ニューヨーク)
■CD 8
ダラスSO、エドゥアルド・マータ(指)
録音:(1)1992年4月16&17日、(2)1993年1月14-16モートン・H・マイヤーソン・
シンフォニーセンター(ダラス)
■CD 9
録音:(1)-(3)1982年4月1&2日RCAスタジオ(ニューヨーク)
(5)(6)1964年/マンハッタン・タワーズ・スタジオ(ニューヨーク)
(4)1967年11月21-24日ウィーン・コンツェルトハウス内モーツァルトザール
■CD 10
(12)アレクサンドル(サシャ)・ヴェチュトモフ(Vc)
録音:(1)1962年5月、(2)(3)(5)(10)1965年マンハッタン・タワーズ・スタジオ(ニューヨー
ク)
(4)1982年4月1&2日RCAスタジオA
(7)(8)(9)(11)/ウィーン・コンツェルトハウス内モーツァルトザール
(6)1963年5月30日、(12)1963年ドヴォルザーク・ホール(ルドルフィヌム)
■CD 11
録音:(1)-(3)1982年3月RCAスタジオA(ニューヨーク)
(4)2020年10月16日マルティヌー・ホール(プラハ)
(5)-(8)1984年12月19日ドヴォルザーク・ホール(ルドヌフィヌム)(ライヴ)
■DVD 57’30
(1)【字幕:英語】(57’30)
(3)収録:1976チェコ

(4)チェコPO、カレル・アンチェル(指)
収録:1967年5月15日スメタナ・ホール(プラハ)
(5)チェコPO、ヨゼフ・ヴラフ(指)
収録:1973年2月1日ドヴォルザーク・ホール(ルドヌフィヌム)
(6)チェコPO、ヴァーツラフ・ノイマン(指)
収録:1983年6月9日ドヴォルザーク・ホール(ルドヌフィヌム)

*=初CD化音源
DVD:2h44'30、 NTSC 、ドキュメンタリーの字幕:英語
イヴァン・モラヴェツは2020年に生誕90周年、歿後5周年を迎えました。 これを記念してチェコSUPRAPHONレーベルより初CD化の音源を含む11CD+DVDの集成がリリースされます。
モラヴェツは1930年11月9日プラハ生まれ。プラハ音楽院にてエルナ・グリュンフェルトに、プラハ芸術アカデミーでイロナ・シュチェパーノヴァーに 師事しました。1946年にプラハでデビューし演奏活動に入るも一時腕の故障で活動を中断。しかし、1962年のプラハの春音楽祭にて再起し、以後ソロと して20回以上出演しております。1959年にイギリスに、1964年にアメリカにてデビューし、活躍の場を広げ、1971年に初来日をはたしております。
当ディスクは1960年代から2000年代までその半生の活躍を網羅したともいえる充実の内容が収められております。のびやかできらめくタッチが魅力の モラヴェツ。強靭なテクニックと独特の語り口で熱烈なファンを持った彼の演奏は、一期一会から生み出される奇跡の演奏と讃えられました。ここに聴く演奏 は魂のこもったモラヴェツ独特の世界観が広がった芸術を堪能することができます。
ボーナスDVDにはチェコのテレビ局のアーカイヴからドキュメンタリー「イヴァン・モラヴェツ」【字幕:英語】の他にベートーヴェン、モーツァルト、プロコフィ エフ、ラヴェルの映像を収録。プロコフィエフとラヴェルは協奏曲をおさめた既発CD(KKC 6214 / SU 4245)【レコード芸術特選盤】の同一音源の映像 です。その他、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第23番「熱情」やモーツァルトのピアノ協奏曲第25番など、モラヴェツの十八番レパートリーを映像でお 楽しみいただけます。また、付属のブックレットには演奏当時の貴重な写真も掲載しております。 (Ki)

Naive
V-7084(1CD)
ラビリンス
ヤナーチェク:ふくろうは飛びさらなかった(草かげの小径にて第1集より)
リュリ:パッサカーユ(ダングルベール編)
ヤナーチェク:言葉もなく(草かげの小径にて第1集より)
ベートーヴェン:バガテル op.126-4
ジョージ・クラム:無限からなる魔法の円環(無窮動)「獅子座」
ベートーヴェン:バガテル op.126-5
リゲティ:ファンファーレ(練習曲第1巻より)
バッハ:コントラプンクトゥス1 (フーガの技法より)
リゲティ:不安定なままに(練習曲第2巻より)
グラナドス:愛と死(ゴイェスカスより)
サティ:冷たい小品(ゆがんだ踊り第2番)
C.P.E.バッハ:ファンタジア ニ短調 Wq 117/4
サティ:冷たい小品(ゆがんだ踊り第3番)
オファー・ペルス:repetition blindness, chapter I
マラン・マレ:シャコンヌ(ラビリンス)(グレイルザンマー編)
スクリャービン:ニュアンス(4つの小品 op.56より)
ルベル:カオス(四大元素)
スクリャービン:炎にむかって op.72
デイヴィッド・グレイルザンマー(P)

録音:2020年1月4-6日、ブレーメン
2017年から展開してきたコンサート・プロジェクトのレコーディングです。グレイルザンマーは2005年に 「Fantasie_Fantasme」を発表し、その後もスカルラッティとケージの作品を絡めるなど、凝ったプログラムの作品を発表してきました。今回は長年彼が 夢見ていたところの、音楽の迷宮を抜けていく、という内容です。グラナドスの「愛と死」を中心に、クラムからリュリ、リゲティ、C.P.E.バッハまで、時空 を超えた作品によるプログラムが見もの。グレイルザンマーは、“人が知らないこと、考えもしないことは、心の迷宮の中を夜に彷徨う” というゲーテの言葉 を引用しながら、聴き手を、音楽という迷宮の中にいざない、これまでにない聴体験を提供してくれます。 (Ki)
■デイヴィッド・グレイルザンマー
多彩で魅力的なプログラムで知られる指揮者でありピアニストのデイヴィッド・グレイルザンマーは、今日のクラシック界で最も大胆で冒険的なアーティスト の一人として知られています。モーツァルトの演奏でも高く評価されており、パリではモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲を1日限りの「マラソン」で演奏し、 最近ではモーツァルトの27のピアノ協奏曲を1シーズンで全曲演奏・指揮した。2013年からは、国際的に最も大胆かつ大胆で革新的なオーケストラの一 つであるジュネーブ・カメラータの音楽監督兼芸術監督を務めています。 (Ki)

HUNGAROTON
HCD-32813(1CD)
「遺産」
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
エトヴェシュ:ポリーに贈る 2 つの詩
クルターク:信仰
クルターク:「ヤーノシュ・ピリンスキー、ジェラール・ド・ネルヴァル」(コチシュ編)
クルターク:シャドウズ(ペレーニ編)
クルターク:ジョン・ケージへ のオマージュ
クルターク:「ザ・ヒラリー・ジグ」(ヒラリー・ベーレンス90歳のお祝い)【世界初録音】
チャバ・サボー:カウベル付きの無伴奏チェロ組曲【世界初録音】
コダーイ無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
イルディコ ー・サボー(Vc)

録音:2019年/ハンガリー
完璧なテクニックと類まれな音楽性を備えたチェリスト、イルディコー・サボーは1993年ハンガリー生まれ。フェレンツ・リスト音楽院で名門バルトーク 四重奏団の創立メンバーのひとりラースロー・メゼーに師事しており、メゼーの師事したカザルス、ピアティゴルスキーの孫弟子にあたります。そして、巨 匠アルフレッド・ブレンデルは、彼女の音楽的知性と想像力を激賞しています。期待のソロ・アルバムには、リゲティ、エトヴェシュ、クルターク、コダーイ、 そしてイルディコーの祖父チャバ・サボーという母国ハンガリーの無伴奏チェロ作品を収録。このアルバムの完成までにはエトヴェシュ、クルタークの強力の もと、ついに録音・完成に至りました。この中で、クルタークの「ザ・ヒラリー・ジグ」とチャバ・サボーのカウベル付きの無伴奏チェロ組曲は世界初録音 です。 (Ki)

Hortus
HORTUS-170(1CD)
ショパン:4つのマズルカ Op.6
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
4つのマズルカ Op.30
即興曲第1番変イ長調 Op.29
4つのマズルカ Op.33
即興曲第2番嬰ヘ長調 Op.36
3つのマズルカ Op.50
即興曲第3番変ト長調 Op.51
3つのマズルカ Op.59
子守歌 変ニ長調 Op.57
4つのマズルカ Op.68より第4番ヘ短調
マッテオ・フォッシ(P)

録音:2018年/ファツィオリ・コンサートホール、サチレ、ポルデノーネ(イタリア)
HORTUSレーベルの看板アーティスト、マッテオ・フォッシによるショパンのマズルカと即興曲を組み合わせたアルバム。フォッシは1978年フィレンツェ 生まれ。幼少期からフィエーゾレ音楽院でピアノと室内楽を学び、フェラーラ音楽院を最優秀の成績で卒業。その後、ミラノ・トリオ、ムスティスラフ・ロス トロポーヴィチ、マウリツィオ・ポリーニのマスタークラスを受講するなどして研鑽を積みました。現在ではイタリアの最も重要な演奏家の一人として活躍し ております。美しき旋律を際立たせたフォッシ渾身のショパンです。 (Ki)

Naive
V-7082(3CD)
リスト:巡礼の年(全曲)
[CD1]第1年 スイス(全9曲)
[CD2]第2年 イタリア(全7曲)
 第2年への補遺「ヴェネツィアとナポリ」(全3曲)
[CD3]第3年 全7曲
スザンナ・バルタル(P)

録音:2019年5月15-17日、20-23日/フランス
フランスとハンガリーの血を引くスバンナ・バルタルはルーマニアのティミショアラ出身。2005年にフランスに移り、ピアノを学びました。2013年ニューヨー ク・コンサート・アーティスツ・コンサート・コンペティションで優勝、ベートーヴェン・ハウスやサル・プレイエルなど世界の名だたるホールえ演奏会を行 い、また、音楽祭にも多数出演しています。室内楽奏者としても活躍しており、アンリ・ドマルケット、エドガー・モローらとも共演しています。今回彼女が とりあげたのは、リストの「巡礼の年」全曲。「スイス」では牧歌的で自然に焦点があてられたロマン的な作品がそろい、「イタリア」ではダンテ、ペトラルカ、 ミケランジェロやラファエロといった偉大な芸術家たちの息吹を感じ、第3巻では次第に神秘的な含意のある作品がそろいます。地理的な旅であると同時に、 リストの人生や作風、精神の旅路をも感じさせるこれらの楽曲を、バルタルは見事に体系的に聴かせます。

NCA
NCA-60164(1SACD)
ブローウェル/D.スカルラッティ/メルツ/パガニーニ/ディアンス:ギター・ソナタ集
レオ・ブローウェル:ギター・ソナタ(Fandangos y Boleros / Sarabanda de Scriabin / La Toccata de Pasquini)
D.スカルラッティ:ソナタ ト長調 L.387 K.14、ソナタ イ長調 L.238 K.208、ソナタ ト長調 L.349 K.146
メルツ:幻想曲
パガニーニ:ギター独奏の為のグランド・ソナタ
ローラン・ディアンス (1955-2016):リブラ・ソナチネ
マグダレーナ・カルチェワ(G)

録音:2006年3月