湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



MUSICAPHON
(ドイツ)




※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
M-35725(1CDR)
ルッツ=ヴェルナー・ヘッセ〜ポートレート
オルガンのための「トッカータ・ヴィジョナリア」 Op.71(2013)、独奏チェロのための「エレジー」 Op.55(2007)、バリトンとピアノのための「月の歌」 Op.49(2004/06)、3つのイースターの歌 Op.69*(2013)、フルートとピアノのための「エピグラム」 Op.48#(2006)、合唱と大オーケストラのための「雲に覆われた塔」 Op.76(2015)
ヴォルフガング・アーベントロート(Org)、スザンネ・ミュラー=ホルンバッハ(Vc)、ティロ・ダールマン(Br)、マティアス・ヴィーリヒ(P)、クリア・ヴォイシズ*、ディルク・ペッペル(Fl)、ジヨン・フィリップス(P)#、ヴッパータール歌劇場cho、ヴッパータールSO、アレクサンドル・マルコヴィチ(指)

録音:2016年2月-10月、ヴッパータール市庁舎(ドイツ)
ドイツのボン出身で、「ヴッパータール・コンサート協会」の会長を務める現代の作曲家、ルッツ・ヴェルナー・ヘッセ(1955-)のポートレート・アルバム。彼はケルン音楽院でギュンター・フォルクとユルク・バウアーに音楽学と作曲を師事し、現在はケルンのヴッパータールにあるケルン音楽舞踊大学の教授兼マネージングディレクターを務めています。ヘッセの作曲活動は室内楽と管弦楽を中心に行われており、ドイツ国内の様々なオーケストラからの委嘱を受け、数々の名作を生み出しています。
ルッツ=ヴェルナー・ヘッセは現代の作曲家としては保守的な作風で知られていますが、彼自身は次のように述べています。「作曲は私にとって必要不可欠なものであり、自分自身を表現する方法でもあります。作曲は私の生活の一部であり、創造的なプロセスの中で思いもよらない空間を開いてくれます。私の目標は、これらの空間を聴衆がアクセスしやすく、理解しやすいものにすることです。私にとって重要なのは、聴いてもらえるものだけを書くことです。ですから、抽象的で(あまりにも)複雑な構造には興味がなく、理解可能な有機的なプロセスを示すことに非常に興味を感じています。私にとっては知的に理解することよりも、注意深く(感情的に)追体験することのほうが重要なのです。そうして初めて、音楽はその非常に特別な力にふさわしい効果を発揮することができるのです。」
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
M-36824(1CDR)
イギリスのギター音楽
リチャード・ロドニー・ベネット:即興曲
ウォルトン:5つのバガテル
ブリテン:ダウランドによるノクターナル Op.70
リチャード・ロドニー・ベネット:ソナタ
マクシミリアン・マンゴルト(G)

録音:1997年2月5日−8日
R.R.ベネット、ウォルトン、ブリテンというイギリスの作曲家達によるギター作品を集約。演奏は、現代のドイツで最も注目されるギタリストの一人に数えられる、マクシミリアン・マンゴルト。マンゴルトは、アルヴァロ・ピエッリやトーマス・ミュラー・ペリング、セゴビア直伝の奏法を継承するオスカー・ギリアに師事。これまでに20枚を超えるアルバムをリリースし、その優れた演奏は参考録音としても高い評価を得ています。ドイツのクラシック専門誌4誌からも大きく取り上げられ、その注目度の高さがうかがえます。暖かく柔軟な音色と、ダイナミックでありながら繊細さを合わせ持った演奏に注目です。
※当タイトルは、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
M-36939(1CDR)
ラテン&スペインの幻想
ナルシソ・サウル(b.1957):アミーゴ・デ・オロ、ミロンガ
マヌエル・ムルギ(b.1975):Reflejos De Un Sueno Sumergido
マルコ・ぺレイラ(b.1950):ファンタジー・コンチェルタンテ
アルベルト・ロドリゲス・モリナ(b.1977):Los Elementos
セルジオ・ボッサー(b.1967):Piezas del Parana
チッキ・セラーノ(b.1961):Tres Candidos Universos
ラファエル・カタラ(b.1960):Prisionera del mar
マクシミリアン・マンゴルト(G)、
ミリアム・シュルーダー(Hp)

録音:2011年6月23日−25日
これまでに20枚を超えるアルバムをリリースし、その優れた演奏は参考録音としても高い評価を得ている現代のドイツで最も注目されるギタリストの一人、マクシミリアン・マンゴルトと、ドイツ、ヨーロッパを中心に室内楽奏者として活動し、ドイツ・サルヴィ・ハープ・コンクール第1位など、数々のコンクールで上位入賞を果たしているミリアム・シュルーダーによるデュオ・アルバム。全曲、このデュオのために作曲され、ギターとハープ、撥弦楽器同士の音色が見事にブレンドし、優雅な時間を描き出しています。
※当タイトルは、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

M-51809
ミヨー&ラダノヴィチ:管弦楽作品集
ミヨー:マリンバ、ヴィブラフォンと管弦楽の為の協奏曲、葬送の行列
ミヒャエル・ラダノヴィチ(b.1958):イントロヴァージョン
ミヨー:シンフォニエッタ
ネボシャ・ヨヴァン・ジヴコヴィッチ(マリンバ、ヴィブラフォン)、
オーストリア室内SO、
エルンスト・タイス(指)

録音:1995年6月(ウィーン)
ネボシャ・ヨヴァン・ジヴコヴィッチは1962年旧ユーゴスラヴィア生まれの打楽器奏者、作曲家。10代でドイツへ渡り、マンハイムとシュトゥットガルトで打楽器や作曲を学びました。ヨーロッパをはじめアメリカや日本を含むアジアなど各地で幅広い演奏活動を行っています。本アルバムではミヨーの協奏曲のソリストとしてでなく「葬送の行列」、またオーストリアの作曲家ミヒャエル・ラダノヴィチによるシンフォニックジャズ調の組曲「イントロヴァージョン」にもマリンバで参加しています。

M-52901
(旧)社会主義国の(元)国歌集
ポーランド人民共和国/ソビエト社会主義共和国連邦/ドイツ民主共和国/チェコスロバキア社会主義共和国/ブルガリア人民共和国/ハンガリー社会主義共和国/ルーマニア社会主義共和国/ベトナム民主共和国/ユーゴスラビア社会主義連邦共和国/朝鮮民主主義人民共和国/キューバ共和国/モンゴル人民共和国/アルバニア人民共和国/中華人民共和国/インターナショナル
アルノルト・レズレル(指)、
ポーランド人民軍O

録音年不詳(STEREO)/収録時間:約20分
ビドゴシュチのポーランドRSOなどを率いた指揮者アルノルト・レズレル(1909-2000)とポーランド人民軍Oによる、オーケストラ版「世界の国歌集」。それも、社会主義・共産主義国家時代の国歌ばかりを集めたという超濃厚企画アルバム。東欧の旧ソ連圏だけでなく、中国や北朝鮮、モンゴル、ベトナムなどのアジア圏や、中米のキューバまで、社会主義や共産主義を標榜した全14ヵ国の国歌が、ポーランド人民軍オーケストラのド派手な行進曲風アレンジで楽しめます。最後は世界で親しまれている革命歌「インターナショナル」で締めるというのもツボを抑えているでしょう。共産趣味者要チェック!

M-55725(1SACD)
ルッツ=ヴェルナー・ヘッセ〜ポートレート
オルガンのための「トッカータ・ヴィジョナリア」 Op.71(2013)、
独奏チェロのための「エレジー」 Op.55(2007)、
バリトンとピアノのための「月の歌」 Op.49(2004/06)、
3つのイースターの歌 Op.69*(2013)、
フルートとピアノのための「エピグラム」 Op.48#(2006)、
合唱と大オーケストラのための「雲に覆われた塔」 Op.76
ヴォルフガング・アーベントロート(Org)、スザンネ・ミュラー=ホルンバッハ(Vc)、ティロ・ダールマン(Br)、マティアス・ヴィーリヒ(P)、クリア・ヴォイシズ*、ディルク・ペッペル(Fl)、ジヨン・フィリップス(P)#、ヴッパータール歌劇場合唱団、ヴッパータールSO、アレクサンドル・マルコヴィチ(指)

録音:2016年2月-10月、ヴッパータール市庁舎(ドイツ)
ドイツのボン出身で、「ヴッパータール・コンサート協会」の会長を務める現代の作曲家、ルッツ・ヴェルナー・ヘッセ(1955-)のポートレート・アルバム。彼はケルン音楽院でギュンター・フォルクとユルク・バウアーに音楽学と作曲を師事し、現在はケルンのヴッパータールにあるケルン音楽舞踊大学の教授兼マネージングディレクターを務めています。ヘッセの作曲活動は室内楽と管弦楽を中心に行われており、ドイツ国内の様々なオーケストラからの委嘱を受け、数々の名作を生み出しています。
ルッツ=ヴェルナー・ヘッセは現代の作曲家としては保守的な作風で知られていますが、彼自身は次のように述べています。「作曲は私にとって必要不可欠なものであり、自分自身を表現する方法でもあります。作曲は私の生活の一部であり、創造的なプロセスの中で思いもよらない空間を開いてくれます。私の目標は、これらの空間を聴衆がアクセスしやすく、理解しやすいものにすることです。私にとって重要なのは、聴いてもらえるものだけを書くことです。ですから、抽象的で(あまりにも)複雑な構造には興味がなく、理解可能な有機的なプロセスを示すことに非常に興味を感じています。私にとっては知的に理解することよりも、注意深く(感情的に)追体験することのほうが重要なのです。そうして初めて、音楽はその非常に特別な力にふさわしい効果を発揮することができるのです。」
M-55726
現代作曲家たちによる、ギター・ソロ作品集
アロイス・ブローダー(1961):輝く、光
ディーター・マック(1954):Saitenlinien
ウルリッヒ・ライエンデッカー:(1946):3つの夜想曲
マイケル・ウォーレン・バレット(1987):オーシャン・スティル
シドニー・コルベット(1960):Gertrude's Delirium
ティモ・ユーコ・ヘルマン(1978):オルフェオのリラ
マクシミリアン・マンゴールド(G)

録音:2016年7月 Auferstehungskirche Schwabisch Hall (ドイツ)
ドイツ人ギター奏者、マクシミリアン・マンゴールドによる現代作曲家によるギター・ソロ作品集。マンゴールドはGFA(アメリカギター財団)国際ギターコンクールをはじめとして、数々の受賞歴を持ち、古典やスペイン音楽など幅広いレパートリーを持っています。その中でも特に現代作曲家の作品に注力してきました。作曲家からも絶大な評価を受けており、今回のアルバムは、すべて彼のために作曲されたものです。いま最も注目すべきギター奏者の一人といえます。

M-56821
マルティヌー&シュタインメッツ:協奏曲集
マルティヌー:室内協奏曲(独奏ヴァイオリン、ピアノ、ティンパニ、打楽器、弦楽オーケストラの為の)
ヴェルナー・シュタインメッツ(b.1959):ソロと室内楽(独奏ヴァイオリン、ピアノ、ティンパニ、弦楽オーケストラの為の)
マルティヌー:チェロの為のコンチェルティーノ
ザビーネ・ヴィントバッヒャー(Vn)、
マルティン・ランメル(Vc)、
オーストリア室内SO、
エルンスト・タイス(指)

録音:1994年5月(ウィーン
マルティヌーとオーストリア出身の作曲家、指揮者、トランペット奏者であるヴェルナー・シュタインメッツの小編成の協奏曲集。オーストリア・リンツ出身のヴァイオリニスト、ザビーネ・ヴィントバッヒャーは、オーストリアの主要なオーケストラの一つであるリンツ・ブルックナーOでコンサートミストレスを務めた名手。チェロのマルティン・ランメルもロンドンでロバート・コーエンに学び、数々のコンクールで入賞している実力者です。
M-56825
ダンツィ:フルートによる室内楽
フランツ・ダンツィ:フルート五重奏曲変ホ長調 Op.50-1
フルート四重奏曲ニ短調 Op.56-2
小二重奏曲第2番ニ長調 Op.64-2
フルート五重奏曲ロ短調 Op.50-2
ウィルベルト・ハーツェルツェット(Fl)
アンサンブル・レザデュー〔マリー・ウーティガー(Vn)、ハーヨ・ベス(Vn)、クラウディア・シュテーブ(Va)、ニコラス・セロ(Vc)〕

録音:1993年8月(ドイツ)
古典派〜ロマン派への過渡期のドイツに生き、チェリストとしてマンハイムやミュンヘンなどで宮廷楽団員も務めたフランツ・ダンツィが作曲したフルートの室内楽作品集。フルートにはフラウト・トラヴェルソなどを用いた古楽の演奏で絶大な評価を得るオランダの偉大な名手、ウィルベルト・ハーツェルツェットが参加。アンサンブル・レザデューはムジカ・アンティクァ・ケルンのメンバーによって1986年に設立された腕利き集団。「Les Adieux」という名称はベートーヴェンの告別ソナタにちなんで名付けられました。
M-56829
シュルホフ&マウトナー:管弦楽作品集
エルヴィン・シュルホフ:交響曲第2番
ミヒャエル・マウトナー(b.1959):ユナイテッド・カラーズ(サクソフォン、ピアノ、打楽器、弦楽の為の)
シュルホフ:フルート、ピアノ、弦楽の為の二重協奏曲
エルヴィン・クラムバウアー(Fl)、クレメンス・ツァイリンガー(P)、ペーター・ロールスドルファー(Sax)、オーストリア室内SO、エルンスト・タイス(指)

録音:2004年2月(ドイツ)
チェコに生まれ多彩な作品を生み出すもナチスによって強制収容所に収容され、そこで生涯を終えた作曲家、エルヴィン・シュルホフの作品は、近年になって再評価が進んでいます。交響曲第2番は比較的演奏機会が多く、20分弱の作品ですが、第3楽章にジャズの要素を取り入れるなど意欲的ながら洗練された一曲です。ミヒャエル・マウトナーはザルツブルクのモーツァルテウム大学で学び、ウィーンを拠点に作曲活動や指揮活動などを精力的に展開しています。
M-56854
クッサー:コンポジション・ド・ムジーク
ヨハン・ジギスムント・クッサー(1660-1727):コンポジション・ド・ムジーク(1682) 〜 組曲第1番、組曲第2番、組曲第3番
レ・エンシャンタン、
クラウス・ヴェスターマン(指)

録音:2004年2月(ドイツ)
ヨハン・ジギスムント・クッサーはプロテスタント教会のカントルを務めていたヨハン・クッサーの下に当時のハンガリー王国で生まれましたが、宗教的な迫害を受け1674年に一家でシュトゥットガルトに移住します。さらにその2年後にはパリへ移りヴェルサイユ宮殿で過ごしますが、そこでリュリと出会い、作曲を学びました。その後もドイツ、イギリス、アイルランドへと移り住み、各地で作曲家や宮廷学長として活躍。ヘンデルやテレマンといった後の大作曲家たちに影響を与えたといわれています。
M-56859
敬虔なヘレネ
ベルント・アロイス・ツィンマーマン:敬虔なヘレネ、ライン州の教会舞曲
ドヴォルザーク:マズレック ホ短調 Op.49、
 ロンド ト短調 Op.94
スメタナ:歌劇 「売られた花嫁」 より3つの舞曲
ギーゼラ・マイ(朗読)、
エムスラント・アンサンブル、
アンサンブル・プリズマ

録音:2004年3月(ドイツ)
代音楽作曲家、ベルント・アロイス・ツィンマーマンの、録音自体が希少な「敬虔なヘレネ」を、2016年に惜しまれつつこの世を去ったドイツの著名な女優、歌手であるギーゼラ・マイの語りで聴ける1枚。後半はドヴォルザークとスメタナというチェコの偉大な作曲家の作品のアンサンブル版が収録されています。
M-56861
インプレッション
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調 Op.10
ラヴェル:亡き王女の為のパヴァーヌ*
シュミット:サクソフォン四重奏曲 Op.102
リノス・サクソフォン四重奏団

録音:2001年7月、2003年3月*(ドイツ)
ギリシャ神話の登場人物リノスからその名が付けられたリノス・サクソフォン四重奏団は、1985年に結成されたドイツのアンサンブル(結成当時の名称はクレフェルダー・サクソフォン四重奏団)。創設以来メンバーを変更することなく活動を続けています。ファースト・アルバムとなった本作では王道のオール・フレンチ・プログラムに真っ向勝負。高水準の技術と抜群のアンサンブルで、軽妙洒脱な演奏とは一味違った、ドイツらしい重厚さも兼ね備えた演奏を披露しています。
M-56866(1SACD)
ウィーンの室内セレナーデ
シューベルト(アンドレアス・N・タルクマン編):イタリア風序曲第1番ニ長調 D.590
ハイドン(ウルフ=グイド・シェーファー編):交響曲第45番嬰ヘ短調 Hob.I:45「告別」
モーツァルト(アンドレアス・N・タルクマン編):セレナーデ第9番ニ長調 K.320 「ポストホルン」
エムスラント・アンサンブル

録音:2005年7月(ドイツ)
各1本の弦五部にクラリネット、ファゴット、ホルンという八重奏で奏でるシューベルト、ハイドン、モーツァルトの作品群。アンドレアス・N・タルクマンは名アレンジャーとして有名なハノーファー生まれの作編曲家で、管弦楽作品から歌劇やワーグナーの楽劇、映画音楽や舞台音楽に至るまで数多くの名編曲を世に送り出しています。ハイドンの交響曲第45番は、ハノーファー北ドイツ放送POのクラリネット奏者であるウルフ=グイド・シェーファーによって、彼らのために新たに編曲されました。
M-56890(1SACD)
ルイ・フェルディナント&メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集
ルイ・フェルディナント・フォン・プロイセン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.5
メンデルスゾーン:ピアノ四重奏曲第2番 へ短調 Op.2
ヴァレンティン・ピアノ四重奏団

録音:2006年4月
ルイ・フェルディナント(1772-1806)とフェリックス・メンデルスゾーン、30代で命を落とした二人の音楽家による、才気に満ちた初期ロマン派風ピアノ四重奏曲を収録。プロイセン王国の王族・軍人であったルイ・フェルディナント・フォン・プロイセンは、作曲家・ピアニストとしても類い稀な才能を発揮し、ベートーヴェンやシューマンによって高く評価されました。ベートーヴェンはピアノの腕前について、プロイセンのカペルマイスター、フリードリヒ・ハインリヒ・ヒンメルよりもルイ・フェルディナントを高く評価し、彼にピアノ協奏曲第3番を献呈しています。その腕前は彼の遺した13の作品にはっきりと表れており、ここに収録されたOp.5でも華麗でヴィルトゥオジックなピアノ・パートが重要な役割を担っています。

M-56901(1SACD)
戦後スイスのサウンド(リューベック・フィルハーモニー・ライヴ Vol.1)
ロルフ・リーバーマン(1910-1999):フリオーソ(1945)
R・シュトラウス:メタモルフォーゼン(23の独奏弦楽器のための習作)
オネゲル:交響曲第3番「典礼風」
ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指)、
リューベックPO

録音:2007年3月
スイス出身の名指揮者ロマン・ブログリ=ザッヒャー(1966-)と、彼が音楽監督を務めたドイツの歴史あるオーケストラ、リューベック・フィル(1897年創設)による「リューベック・フィルハーモニック・ライヴ」シリーズ第1巻。一見、折り合いのつかない2つの言葉「戦後の音」と「スイス」をテーマとしたシリアスなプログラムで、スイスの作曲家リーバーマンとオネゲル、そして戦後スイスに移住したR.シュトラウスの、第二次世界大戦とかかわりの深い作品「メタモルフォーゼン」を取りあげています。3作品とも、リューベック・フィルの高い演奏技術、アンサンブル力が存分に生かされた名演です。
ブログリ=ザッヒャーは2001年からハンザ都市リューベックの音楽監督に就任し、2007年から2013年まで、リューベック歌劇場の音楽監督を7年間務めた実力派の指揮者です。(ブログリ=ザッヒャーの後は沼尻竜典が、2019/2020シーズンからはシュテファン・ヴラダーが就任)歌劇場の音楽監督時代に行った「ニーベルングの指環」上演&DVD製作のプロジェクトは各界より非常に高く評価され、2012年のドイツECHO賞を受賞しました。
M-56902(1SACD)
おとぎ話と動物(リューベック・フィルハーモニー・ライヴ Vol.2)
サン=サーンス:動物の謝肉祭
ラヴェル:マ・メール・ロワ
ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指)、
リューベックPO、
ビョルン・エングホルム(ナレーター)

録音:2007年10月
スイス出身の名指揮者ロマン・ブログリ=ザッヒャー(1966-)と、彼が音楽監督を務めたドイツの歴史あるオーケストラ、リューベック・フィル(1897年創設)による「リューベック・フィルハーモニック・ライヴ」シリーズ第2巻はメルヘンと動物をテーマに、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」とラヴェルの「マ・メール・ロワ」をカップリング。ビョルン・エングホルムによるナレーションが収録されているのも特徴です。
ブログリ=ザッヒャーは2001年からハンザ都市リューベックの音楽監督に就任し、2007年から2013年まで、リューベック歌劇場の音楽監督を7年間務めた実力派の指揮者です。(ブログリ=ザッヒャーの後は沼尻竜典が、2019/2020シーズンからはシュテファン・ヴラダーが就任)歌劇場の音楽監督時代に行った「ニーベルングの指環」上演&DVD製作のプロジェクトは各界より非常に高く評価され、2012年のドイツECHO賞を受賞しました。
M-56905(1SACD)
トゥナイト
レナード・バーンスタイン(アンドレアス・ヒルナー編):ウェスト・サイド・ストーリー
ハロルド・アーレン(セバスチャン・ポットマイヤー編):虹の彼方に
フレデリック・ロー(セバスチャン・ポットマイヤー編):「マイ・フェア・レディ」より
ガーシュウィン(ビル・ホルコム編):「ポーギーとベス」より
リノス・サキソフォン・カルテット

録音:2003年11月18日-19日、ケルン(ドイツ)
リノス・サキソフォン・カルテットの名前のは、古代ギリシャ神話に登場する「リノス」(曲とリズムの発明者といわれている)から由来しているそうです。すでに30年以上もキャリアを重ねてきた彼らのアンサンブルは本当に見事なもので、その一糸乱れぬ演奏は一度聴くと耳から離れません。選曲もミュージーカル・ナンバーの名曲を集めたものでとても楽しい1枚になっています。
M-56908(1SACD)
ファゴット・オーケストラ(リューベック・フィルハーモニー・ライヴ Vol.3)
オネゲル:交響曲第1番
ダレッサンドロ(1911-1959):ファゴット協奏曲 Op.75
ラヴェル:道化師の朝の歌
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
ヤーコブ・マイヤーズ(Fg)
、ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指)、
リューベックPO

録音:2008年1月5日-7日、リューベック(ドイツ)
リューベック・フィルハーモニー創立100周年目にあたる2008年にオネゲルとストラヴィンスキーと共に、普段めったに演奏されることのないラファエル・ダレッサンドロの作品を演奏しました。ダレッサンドロは当初独学でオルガンとピアノを学びますが、その後マルセル・デュプレやナディア・ブーランジェに師事し、新古典主義に傾倒していきます。今回収録されているファゴット協奏曲からも独特な変拍子を持っておりそのような傾向が聞き取れます。
M-56909(1SACD)
詩的作品集(リューベック・フィルハーモニー・ライヴ Vol.4)
R.シュトラウス:ドン・ファン Op.20、
 ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
ストラヴィンスキー:春の祭典
ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指)、
リューベックPO

録音:2007年7月8日-9日、2008年6月8日-9日、リューベック(ドイツ)
ブログリ=ザッヒャーは2001年からハンザ都市リューベックの音楽監督に就任し、2007年から2013年まで、リューベック歌劇場の音楽監督を7年間務めた実力派の指揮者です。(ブログリ=ザッヒャーの後は沼尻竜典が、2019/2020シーズンからはシュテファン・ヴラダーが就任)歌劇場の音楽監督時代に行った「ニーベルングの指環」上演&DVD製作のプロジェクトは各界より非常に高く評価され、2012年のドイツECHO賞を受賞しました。「春の祭典」では手兵リューベック・フィルを見事に統率し、細部まで行き届いた非常に丁寧な演奏になっています。
M-56912(1SACD)
クラリネット、宇宙(リューベック・フィルハーモニー・ライヴ Vol.5)
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番へ短調 Op.120-1(L.ベリオによるクラリネットと管弦楽版)
ホルスト:組曲「惑星」 Op.32
ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指)、
リューベックPO、ライナー・ヴェーレ(Cl)

録音:2008年10月
スイス出身の名指揮者ロマン・ブログリ=ザッヒャー(1966-)と、彼が音楽監督を務めたドイツの歴史あるオーケストラ、リューベック・フィル(1897年創設)による「リューベック・フィルハーモニック・ライヴ」シリーズ第5巻!ルチアーノ・ベリオが編曲した管弦楽伴奏版のブラームスのクラリネット・ソナタ第1番に、ホルストの名曲をカップリングしたユニークな組み合わせで、伝統あるリューベック・フィルのオーケストラ・サウンドを存分に楽しめる1枚。ブラームスの交響曲ツィクルス(M56936,M56947,M56950,M56954)同様、過剰な派手さを避けた、丁寧かつスケールの大きな演奏が大変魅力的です。
ブログリ=ザッヒャーは2001年からハンザ都市リューベックの音楽監督に就任し、2007年から2013年まで、リューベック歌劇場の音楽監督を7年間務めた実力派の指揮者です。(ブログリ=ザッヒャーの後は沼尻竜典が、2019/2020シーズンからはシュテファン・ヴラダーが就任)歌劇場の音楽監督時代に行った「ニーベルングの指環」上演&DVD製作のプロジェクトは各界より非常に高く評価され、2012年のドイツECHO賞を受賞しました。
M-56920(1SACD)
シューマン、記念祭(リューベック・フィルハーモニー・ライヴ Vol.7)
シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61
交響曲第4番ニ短調 Op.120(1851)
ロマン・ブログリ=ザッヒャー(指)、
リューベックPO

録音:2006年6月(第2番)&2009年6月(第4番)
スイス出身の名指揮者ロマン・ブログリ=ザッヒャー(1966-)と、彼が音楽監督を務めたドイツの歴史あるオーケストラ、リューベック・フィル(1897年創設)による「リューベック・フィルハーモニック・ライヴ」シリーズ第7巻は、シューマンの交響曲!ブログリ=ザッヒャー&リューベック・フィルらしいドイツ的なサウンド、実直な音楽づくりが見事にはまった素晴らしい演奏で、説得力のあるシューマンをお楽しみいただけます。第4番は1851年の改訂版による演奏です。
ブログリ=ザッヒャーは2001年からハンザ都市リューベックの音楽監督に就任し、2007年から2013年まで、リューベック歌劇場の音楽監督を7年間務めた実力派の指揮者です。(ブログリ=ザッヒャーの後は沼尻竜典が、2019/2020シーズンからはシュテファン・ヴラダーが就任)歌劇場の音楽監督時代に行った「ニーベルングの指環」上演&DVD製作のプロジェクトは各界より非常に高く評価され、2012年のドイツECHO賞を受賞しました。
M-56922(4CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻&第2巻 BWV 846-893 ハイドルン・ホルトマン(P)

録音:2016年
ドイツのピアニスト、ハイドルン・ホルトマンによる明快でバランスの取れた平均律クラヴィーア曲集。ホルトマンはアンタル・ドラティ、イヴァン・フィッシャー、デイヴィッド・ジンマンなどの著名な指揮者と共演し、国際的な音楽祭にも頻繁に出演しています。ピアノ演奏に関しては、ニキタ・マガロフ、アルフレッド・ブレンデル、ウラジーミル・アシュケナージ、クリスチャン・ツィメルマンからも示唆を受けています。彼女のディスコグラフィには、シューマンのピアノとオーケストラのための作品全集やベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と第4番の室内楽版が含まれており、バッハからショパン、ドビュッシー、シマノフスキ、現代のツヴィ・アヴニまで幅広いレパートリーを持っていることで知られています。
M-56949
ピアソラ、カルボ、プホールほか:アルゼンチンのギター作品集
ピアソラ:タンギッシモ、ブエノスアイレス午前零時、天使の死
ロベルト・カルボ:チキータの歌、プロフンダ、ソンリサル、エンクエントロ
マキシモ・ディエゴ・プホール:冬の映像、ラプラタ川の3つの小品
ナルシソ・サウル:ハープとギターのための組曲より第2曲「コモ・アクア」、サンホルヘ大通り
ワルター・ハインツ:モレイラのミロンガ、デスプエス・デル・ティエンポ
マクシミリアン・マンゴールド(G)

録音:2012年5月
「いま芸術的に最も興味深いドイツ人ギタリストのひとり」(フォノ・フォルム誌)と評されるマクシミリアン・マンゴールドによるアルゼンチンのギター・ソロ作品集。マンゴールドはGFA(アメリカギター財団)国際ギター・コンクールをはじめ数々の受賞歴を持ち、古典から現代作品まで幅広いレパートリーを持つ注目のギタリストです。
M-56951
チャイコフスキー:シェイクスピアによる幻想序曲集
「テンペスト」 Op.18、
幻想序曲「ロメオとジュリエット」、
幻想序曲「ハムレット」 Op.67
ピエール=ドミニク・ポネル(指)
ベラルーシ国立ミンスクPO

録音:1993年7月、ミンスク(ベラルーシ)
チャイコフスキーが敬愛してやまなかったシェイクスピアの作品を 題材にした幻想序曲集。「ロメオとジュリエット」(1869)、「テン ペスト」(1873)、そして「ハムレット」(1888)の順で作曲され、 どの作品もチャイコフスキーならではの美しい旋律に溢れています。 ミュンヘン出身でカラヤンに師事した、ピエール=ドミニク・ポネル はその美
M-56952
チャイコフスキー:交響的バラード「地方長官」
マンフレッド交響曲 Op.58
ピエール=ドミニク・ポネル(指)、
ベラルーシ国立ミンスクPO
モスクワ初演後チャイコフスキーによって破棄されそうになった交響的バラード「地方長官」ですが、その演奏会の主催者がパート譜を保管しており、チャイコフスキーの死後にスコアが復元されました。そのためこの作品は今日に伝わっています。「マンフレッド交響曲」は、イギリスの詩人バイロンの劇詩「マンフレッド」を題材にバラキエフより打診され作曲されました。その際、作曲に際してバラキエフから調の指定など細かい指示があったとされますが、それらの指示に影響されることなくチャイコフスキー自身の考えに基づいて作られました。交響曲第4番と5番の間の時期に作曲されたこともあり、チャイコフスキーの巧みな表現が随所にみられます。ピエール=ドミニク・ポネルは、「マンフレッド交響曲」に描かれている様々な場面を見事に弾き分けています。
M-56953(2CD)
マーラー:交響曲第10番(アダージョ)
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番Op.47
ピエール=ドミニク・ポネル(指)、
ベラルーシ国立ミンスクPO

録音:1994年6月、ミンスク(ベラルーシ)
1957年ミュンヘン出身のピエール=ドミニク・ポネルは、オペラ演出家として有名なジャン=ピエール・ポネルの息子として生まれました。ザルツブルクとベルリンでヘルベルト・フォン・カラヤンに師事したポネルの演奏は、旋律を美しく聞かせ、マーラーでは弦楽器を艶やかに歌わせ、ショスタコーヴィチではその多彩なオーケストレーションを見事に再現しています。
M-56956
パウル・ユオン(1872-1940):ヴィオラを伴う室内楽作品集
ヴィオラ・ソナタ ニ長調 Op.15
ヴィオラ・ソナタ ニ長調 Op.82a
ロマンス Op.7
トリオ・ミニアチュール Op.18*
ロスヴィータ・キリアン(Va)、
白神典子(P)、ルパート・ヴァヒター(Cl)*

録音:2012年9月
白神典子参加!ドイツで活躍したスイス系ロシア人作曲家パウル・ユオン(1872-1940)のヴィオラを中心とした室内楽作品集!ロシアでアレンスキーやタネーエフに学び、ドイツではクララ・シューマンの異父弟バルギールに師事したユオンは、室内楽を中心に交響曲から歌劇まで、ほぼすべてのジャンルに作品を残しています。さらに理論家、教育者としても活躍し、フランスのフィリップ・ヤルナッハ、ギリシャのニコス・スカルコッタス、ブルガリアのパンチョ・ヴラディゲロフなどさまざまな国の若き才能を育てました。スイス人でもロシア人でもドイツ人でもない、またロマンチシストではなく、モダニストでもなく、フォークロリストでもない、そんなユオンの複雑で一筋縄ではいかない作風をお楽しみください。
M-56957
ポンセ:ギター・ソナタ集
ソナタ・メキシカーナ/南のソナチネ
ギター・ソナタ第3番
ギターとハープシコードのためのソナタ*
マキシミリアン・マンゴールド(G)、
クリスチャン・ニークイスト(ハープシコード)*

録音:2014年8月
偉大なギター奏者アンドレス・セゴビアとの出会い以降、数多くの優れたギター作品を生み出した20世紀メキシコの重要な作曲家、ポンセ:。ポンセの最初のギター・ソナタ「ソナタ・メキシカーナ」は、印象派的な和声、ポリリズム、強いコントラストにもかかわらず形式的に統一された構成、そして何よりも、この時代のギターレパートリーの中で最も美しいといっても過言ではない緩徐楽章など、後のより成熟したギター音楽の特徴をすべて示しています。
M-56960
19世紀&20世紀のハープ作品集(トゥルニエ、グランジャニー、フォーレ、アッセルマンほか)
マルセル・トゥルニエ:映像 組曲第4番より「魔法の鳥かご」、前奏曲と舞曲「妖精」
フランツ・ポエニッツ:ヴィリーの死の舞踏 Op. 24a
マルセル・グランジャニー:魅惑と魔法の森で
フォーレ:塔の中の王妃 Op. 110
アッセルマン;鬼火 Op.48、グノーム Op.49
ヘスース・グリーディ:La del Alba seria
ミリアム・シュレーダー(Hp)

録音:2013年9月(ドイツ、ボン)
フランスの名手カトリーヌ・ミシェルに師事したドイツのハーピスト、ミリアム・シュレーダーは、このアルバムのために幻想的で夢のような作品を集めました。ロマン派と近代のハープ音楽が、いかに神秘的で、時にエキセントリックで、多様なスタイルの中に居場所を見つけ、今日に至っているかを、バラエティに富んだ魅力的なラインナップで紹介しています。
M-56962
フランツ・クサーヴァー・モーツァルト:ピアノ作品集 Vol.3
ピアノ・ソナタ ト長調 Op.10/行進曲 ト長調 FXWM VII:9/ドイツ舞曲 ニ短調 FXWM VII:23/ドイツ舞曲 ト長調 FXWM VII:24/レントラー ヘ長調 FXWM VII:19/ロシアの歌とクラコヴィアクによる幻想曲 イ長調 FXWM VII:30/アンダンティーノ イ長調 FXM VII:41
スザンネ・フォン・ラウン(フォルテピアノ/1812年製ヨーゼフ・ブロッドマン)

録音:2014年4月(ドイツ、ハンブルク)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの末子(第4子)として生まれ、生前より「W.A.Mozart Sohn/fils」と名乗っていたというフランツ・クサーヴァー・ヴォルフガング・モーツァルト(1791-1844)のピアノ作品集。ミヒャエル・ハイドンの弟子ジギスムント・ノイコムや理論家としても著名であったヨハン・ゲオルク・フォーグラー、さらにベートーヴェンの師のひとりとして有名なヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガーやアントニオ・サリエリに作曲を師事し、ピアノは父モーツァルトの愛弟子でもあった大ピアニスト、ヨハン・ネポムク・フンメルについて学んでいます。1807年に書かれたピアノ・ソナタ Op.10では、父によってさらに発展したソナタ形式を扱わず、マンハイム楽派の手法に回帰しているのが興味深い点です。(Op.10以外の収録曲は全て世界初録音とのことです。)
M-56963
スペインに纏わるギター作品集
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004よりシャコンヌ
ソル:幻想曲第7番Op.30
ファリャ:ドビュッシー墓碑銘の為の賛歌
ロドリーゴ:祈りと踊り(ファリャへのオマージュ)
トリスタン・ミュライユ:Tellur
シュテファン・コイム(G)

録音:2013年7月(オーストリア、ザルツブルク)
バロック時代から現代に至るまでの、スペイン音楽の伝統を独創的にアレンジした作品を集めたギター・アルバム。バッハの傑作で有名な舞曲「シャコンヌ」は中南米由来のスペインの舞曲を起源としており、ソル、ファリャ、ロドリーゴには、それぞれの作風にスペインの重要な民俗学的要素が含まれています。またフランスの作曲家トリスタン・ミュライユは、スペインのフラメンコ音楽の演奏技術を「Tellur」に取り入れることで、自身のサウンド・アイディアをギターで具現化しています。
M-56964
フランスの組曲集
プーランク:フランス組曲よりブルゴーニュのブランル、パヴァーヌ、シャンパーニュのブランル
ラモー:クラヴサン曲集 第1巻(第1組曲)
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
ミヨー:ピアノの為の組曲 Op.8
ヴォルフガング・デベルライン(P/スタインウェイ)

録音:2014年10月〜11月(ドイツ、ホーフ)
ザルツブルク・モーツァルテウム大学でアルフォンス・コンタルスキーに師事したピアニスト、ヴォルフガング・デベルラインによるフランスの組曲ばかりを集めた1枚。舞曲や性格的な音楽を連続して演奏するように並べた「組曲」は、主としてバロック時代に起源を持つ楽曲形式ですが、その後、組曲の形式を何度も取り上げ、さらに発展させたり、修正したりして自らのために再定義したフランスの作曲家のリストは広範囲に及んでいます。デベルラインはMusicaphonレーベルより2002年にテレージエンシュタット強制収容所で書かれたピアノ作品集(M56850)、2005年にカール・アマデウス・ハルトマンのピアノ作品全集(M56856)をリリースしており、どちらも高い評価を受けています。
M-36965(1CDR)
ジャスト・ストリングス!〜 ギターとハープのための現代作品集
ディッター・マック:コーコン(2011)
イェルグ=ペーター・ミットマン:ラウラ・セレーナ(2008)
ティモ・ヨウコ・ヘルマン:ソナチネ(2010)
レネ・メンゼ:ソナタ(2009)
ファイト・エルトマン=アベーレ:夜の響き(2012)
コルト・マイエリング:ノウル(2012)
マクシミリアン・マンゴールド(G)、
ミリアム・シュレーダー(Hp)

録音:2014年6月
「いま芸術的に最も興味深いドイツ人ギタリストのひとり」(フォノ・フォルム誌)と評されるマクシミリアン・マンゴールドと、フランスの名手カトリーヌ・ミシェルに師事したドイツのハーピスト、ミリアム・シュレーダーによる、ギターとハープという珍しい編成のための現代作品集。収録作品はすべてこの2人のために作曲されたものです。(M56965からの再発売)
※当タイトルは、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
M-56966
ピアノ革命〜ショパン&ゴットシャルク:ピアノ作品集
ショパン:夜想曲第1番変ロ短調 Op.9-1、
夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2、
夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.27-1、
バラード第3番変イ長調 Op.47
ゴットシャルク:サバンナ Op.3、
バナナの木 Op.5、バンジョー Op.15、
プエルト・リコの思い出 Op.31、
クリオーリョのバラード(キューバ舞曲)Op.37、
ハバナの思い出 Op.39
ジミン・オウ=ハヴェニート(P)

録音:2013年9月〜10月、クララ・ヴィーク・オーディトリウム(ドイツ、ザントハウゼン)
ショパンとゴットシャルク、ひとりはフランスで、もうひとりはブラジルで、ともに若くして異国の地でこの世を去った2人のピアノの詩人によるピアノ作品集。ルイス・モロー・ゴットシャルク(ゴッチョーク)は1829年にアメリカ合衆国ニューオーリンズで生まれた作曲家、ピアニスト。中南米やカリブ海の民族音楽の影響を受けた特殊なピアノ音楽を作曲し、作品と演奏の両方で大人気を博しました。ショパンはパリを訪れたゴットシャルクの演奏を聴いて「きっとピアノの王になるだろう」と称賛しています。ショパンとゴットシャルクを組み合わせたアルバムは珍しく、美しく洗練されたゴットシャルクが聴けるという点でも貴重な1枚です。

「ショパンの伝記とゴットシャルクの日記を読むと、2人の音楽を聴いたことがあるだけでは想像もつかないような真のつながりがあることに驚かされます。2人の生涯は対照的であると同時に平行線に満ちています。こうした理由から、私はこの作曲家たちをひとつのプログラムにまとめたのです。」(ジミン・オウ=ハヴェニート)
M-56967
リコーダーとリュートの為の作品集
ウィリアム・クロフト:ソナタ ト長調
ゴットフリート・フィンガー:ソナタ ニ短調 Op.3-9
マシュー・ロック:組曲第4番「友人たちに」
作曲者不詳(1700年頃):セント・ポール聖堂の尖塔
ヴァイス:幻想曲 ハ短調
テレマン:パルティータ第2番ト長調、幻想曲第3番 ニ短調
ロバート・カー:イタリアのグラウンドによるディヴィジョン
ヘンデル:ソナタ ハ長調 HWV365
アネット・ジョン(リコーダー)、
スザンネ・ポイカー(Lute)

録音:2014年7月、ゼンデザール(ドイツ、ブレーメン)
マシュー・ロック(1621/22-1677)による曲集「友人たちに For Several Friends」からインスピレーションを受けたリュート伴奏によるリコーダー・ソナタ集。18世紀のドイツとイギリスにおける色とりどりの室内楽作品がまとめられています。
M-56968
ヨハン・メルヒオール・モルター(1696-1765):協奏曲集
1. フラウト・トラヴェルソ協奏曲 ト長調 MWV Y/16 H.S 315
2. オーボエ協奏曲 ト短調 Y/22 H.S 313
3. クラリネット協奏曲 イ長調 MWV Y/41
4. チェンバロ協奏曲 変ロ長調 \/29 H.S 380
5. チェロ協奏曲 ハ長調 Y/7 H.S 318
6. クラリネット協奏曲 ニ長調 Y/36 H.S 328
シュテファニー・ケスラー(フラウト・トラヴェルソ
1)、ゲオルク・ジーベルト(Ob)
2)、リサ・シュクラヴァー(Cl)
3)、クリスチャン・ニークイスト(Cemb)
4)、ドミートリー・ディヒティアル(バロックVc)
5)、キリル・ルイバコフ(Cl)
6)、ゴッテザウアー・アンサンブル

録音:2014年11月26日-28日
カールスルーエの後期バロックの重要な作曲家であるモルターの作品を演奏するために結成された、ゴッテザウアー・アンサンブルによる演奏です。モルターは歴史上クラリネット協奏曲を初めて書いた作曲家といわれています。
M-56969
おとぎ話
モーツァルト:ピアノ三重奏曲 KV 498
シューマン:おとぎ話 Op.132
クルターグ:ロベルトシューマンへのオマージュ
プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲 Op.34
ベーラ・コヴァーチ(b.1937):バルカン半島からのご挨拶
ラースロー・クティ(Cl)、
コンスタンティン・セルハイム(Va)、
カタリーナ・セルハイム(P)

録音:2015年5月11日-13日
クラリネット、ヴィオラ、ピアノという編成は様々な時代の作曲家にインスピレーションを与えてきました。このアルバムでクラリネットを吹くのはハンガリー生まれのラースロー・クティ。彼は2009年からミュンヘン・フィルハーモニーの首席クラリネット奏者を務めています。柔らかく暖かい音色と高い表現力で古典から現代音楽まで幅広く聴かせてくれています。
M-56970
マルティヌー:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲 第2番ニ短調 H.327、
ピアノ三重奏のための「牧歌集」 H.275、
ピアノ三重奏曲 第3番ハ長調 H.332、
ピアノ三重奏曲 第1番「5つの易しい小品」 H.193
トリオ・マルティヌー

録音:2016年12月、2017年1月 (プラハ、チェコ)
チェコを代表する作曲家の一人、マルティヌー。彼は非常に多作だったことでも知られています。その中で、ピアノ三重奏で編成されたものは、4曲書かれており、その最初の作品となった第1番「5つの易しい小品」は、1930年に作曲されました。ストラヴィンスキーから強く影響を受けていた時期に作られたその曲は、ピアノが打楽器的に使われていたり、変拍子が多用されたりとその影響が随所にみられます。トリオ・マルティヌーによるテクニカルで刺激的な演奏が印象的です。第2番、第3番は、アメリカに渡っていた1950年代の作品で、スタイルにこだわらず、自分の音楽を追求していったマルティヌーの成果が発揮されています。
M-56975
ロイヤル 〜ダウランド&ブリテン&ヘンツェ:ギター作品集
ダウランド:幻想曲 DP71、幻想曲 DP73、幻想曲 DP1a
ブリテン:ダウランドによる夜想曲
ダウランド:サー・ジョン・ラングトンのパヴァン、サー・ジョン・スミスのアルメイン、デンマーク王クリスティアン4世陛下のガリアード
ヘンツェ:王宮の冬の音楽「シェイクスピアの登場人物によるソナタ第2番」
シュテファン・コイム(G)

録音:2013年
1986年ドイツ生まれのギター奏者、シュテファン・コイムによるジョン・ダウランドをメインにしたアルバム。ブリテンの作品もヘンツェの作品も、ダウランドやもしくはダウランドと同時期に活躍した劇作家シェイクスピア(1564-1616)といった400年前の芸術家から影響を受けた作品を、同時に収録しています。
M-56977
フランツ・クサーヴァー・モーツァルト:ピアノ作品集 Vol.4
フランツ・クサーヴァー・モーツァルト(1791-1844):ロンドー ヘ長調 Op.4(1805)、「ゴルコンダ人の行進」による変奏曲 イ長調 Op.3(1805)、歌曲「Katlisja vosy s gory」による変奏曲 ヘ長調 Op.6(1806)、歌曲「Kak u naschewa schirokowa dwora」による変奏曲 ト短調 Op.8(1808)、不詳の主題による変奏曲 ト長調 Op.13(1810/11)、ディアベッリのワルツによる変奏曲 ハ長調 FXWM Z:35(1824)、アレグレット ヘ長調 FXWM Z:39(1841)、アレグレット ト長調 FXWM Z:40(1841)
レオポルト・モーツァルト:「朝と晩」より抜粋
モーツァルト:前奏曲 KV deest
スザンヌ・フォン・ラウン(フォルテピアノ)

録音:2016年5月(ドイツ)
スザンヌ・フォン・ラウンによるフランツ・クサーヴァー・モーツァルト(1791-1844)のピアノ作品集第4巻。モーツァルトの四男として生まれ、サリエリなどに師事した、フランツ・クサーヴァーの知られざる初期と晩年の作品と共に、祖父であるレオポルト、そして父アマデウスの作品も収録されています。スザンヌ・フォン・ラウンの軽やかなタッチで奏されるフォルテピアノの音色が三代の音楽を紡ぎます。
M-56978
ショパン&ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調「葬送」Op.35
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
ジミン・オウ=ハヴェニート(P)

録音:2015年10月
韓国の名ピアニスト、ジミン・オウ=ハヴェニートによるショパン&ベートーヴェン!アルバムタイトルの『Piano Music Beyond Conventions』は、これらのソナタが当時の音楽的慣習を遥かに超えたものであることを示しています。彼女の演奏は弱音や緩徐部分が特に魅力的で、思わず聴き入ってしまう深みと美しさを兼ね備えています。
M-56979(1SACD)
ヨハネス・マルティン・デミングカンタータ&協奏曲集
協奏曲 ヘ長調 D-Rh MS152(2本のコルノ・ダ・カッチャ、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための)、
協奏曲 イ長調 D-Rh MS156(オーボエ・ダモーレ、フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための)、
「Ich senke mich in deine liebe」 カンタータ D-Rh MS145(アルト、2本のバロックフルート、オーボエと通奏低音のための)、
三重奏曲 D-Rh MS174(ヴィオラと2本のチェロのための)、
協奏曲 ト長調 D-Rh MS162(オーボエ・ダモーレ、2本のフラウト・トラヴェルソ、2本のヴァイオリンと通奏低音のための)
カイ・ヴェッセル(C.T)
コンサート・ロイヤル・ケルン

録音:2017年1月4日-6日 セントクレメンツ教会(ドイツ)
1703年9月30日にドイツのミルツで生まれたデミングの生涯はあまりよくわかっていませんが、宮廷の厨房に雇われていました。しかし、アマチュアの音楽家であったにもかかわらず、音楽監督に就任し、自らもオーボエを吹きながら作曲も行っていました。それらの曲はとてもアマチュアが作ったものとは思えないほどの出来栄えですが、彼がどんな音楽教育を受けたのかなど詳しいことはわかりません。とはいえ、その音楽を聴いてみれば、デミングが優れた音楽家であったことがうかがえます。
M-56980(1SACD)
ニョン〜イタリアへのあこがれ

1.ベートーヴェン:君よ知るや南の国Op.75-1
2.ベートーヴェン:ただあこがれを知る者だけが
3.ナレーション「ミニョンの独創性」
4.ツェルター:ただあこがれを知る者だけが
5.ライヒャルト:秘密「私に言わせないで」
6.朗読「ミニョンの原点を探る」
7.シューベルト:私に言わせないでOp.62-2
8.シューベルト:このままの姿でOp.62-3
9.シューベルト:ただあこがれを知る者だけがOp.62-4
10.シューベルト:君よ知るや南の国D.321
11.朗読「ミニョンの歌の解釈」
12.シューマン:君よ知るや南の国Op.98a-1
13.シューマン:ただあこがれを知る者だけがOp.98a-3
14.シューマン:私に言わせないでOp.98a-5
15.シューマン:大人になるまでこのままにOp.98a-9
16.朗読「ミニョンの発作」
17.ヴォルフ:ミニョン第4番「君よ知るや南の国」
18.ヴォルフ:ミニョン第1番「私に言わせないで」
19.ヴォルフ:ミニョン第2番「ただあこがれを知る者だけが」
20.ヴォルフ:ミニョン第3番「大人になるまでこのままに」
21.朗読「天使としてのミニョン」
22.デュパルク:ミニョンのロマンス
23.グノー:ミニョン
ジルケ・エヴァース(S、朗読)、
ヴィープケ・トム・ディーク(P)

録音:2017年1月&2月
多くの作曲家にインスピレーションを与えたゲーテの小説『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』の登場人物ミニョンを主題にした歌曲を集め、合間にソプラノ自身による朗読を収録した1枚。グノーの作品はサン=サーンスやマスネの歌劇の台本作家として有名なルイ・ガレ(1835-1898)がフランス語訳した詩に曲をつけています。
M-56981
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 ジミン・オウ=ハヴェニート(P)

録音:2018年4月、イエス・キリスト教会(ドイツ、ダーレム
韓国の名ピアニスト、ジミン・オウ=ハヴェニートによる癒しの「ゴルトベルク変奏曲」!この作品は不眠症に悩む伯爵のために演奏されたという逸話がありますが、彼女自身不眠症に悩まされていた10年間に、ゴルトベルク変奏曲の演奏を通して大きな喜びと癒し得て、作品に対する理解を深めたといいます。一音一音を大切に演奏した、深みのあるゴルトベルクです。
「不眠症とは、身体的、神経的な苦悩であると同時に、自分自身との一体感を感じられないこと、世界との平和を感じられないことの表出でもあるのです。ゴルトベルク変奏曲は、これらの身体的、感情的、精神的なレベルのすべてに癒しをもたらすために、人生を肯定する音楽として作られました。この作品は、ただ聴くだけでなく、生きていける、生きていこうと思える作品です。」(ジミン・オウ=ハヴェニートによる「ゴルトベルク、バッハと私」より)
M-56982(1SACD)
クリストフ・フェルスター:カンタータと協奏曲集(世界初録音)
3本のトランペット、ティンパニ,2本のオーボエと弦楽合奏,通奏低音のための協奏曲 ニ長調
オーボエと通奏低音のためのソナタ ハ短調/オルガンのための協奏曲 ト長調
大天使ミカエルの祝日のためのカンタータ
オーボエ、オブリガート・チェンバロと通奏低音のための協奏曲 ハ長調
オーボエと弦楽合奏、通奏低音のための協奏曲 変ロ長調
2本のホルン、2本のフルート、2本のオーボエ、2本のファゴットと弦楽合奏、通奏低音のための協奏曲 ニ長調
コンサート・ロイヤル・ケルン

録音:2018年11月
クリストフ・フェルスター(1693-1745)はテューリンゲンのバート・ビブラ出身のドイツの作曲家。1710年からヴァイセンフェルスでヨハン・ダーフィト・ハイニヒェンに、その後メルゼブルクでゲオルク・フリードリヒ・カウフマンに師事し、宮廷オーケストラのコンサートマスターを務めました。1723年にはボヘミアで行われる戴冠式のためにプラハを訪れ、ヨハン・ヨーゼフ・フックス、アントニオ・カルダーラ、フランチェスコ・バルトロメオ・コンティなどの重要な音楽家たちと出会っています。フェルスターは教会カンタータ、詩篇、聖歌、ミサ曲、序曲や交響曲などの管弦楽作品、協奏曲、小編成のアンサンブルのための室内楽など、幅広いジャンルの作品を数多く作曲しており、特に器楽曲においては、バロックの後期から古典派の初期にかけて流行したギャラント様式や多感様式の特徴が早くも表れています。全曲世界初録音。
M-56983
バリオス:ギター作品集
サルヘント・カブラル/マシーシェ/郷愁のショーロ/糸紡ぎ娘の歌/オラシオン・ポル・タドス/ワルツ Op.8-3/グアラニの伝説/ワルツ Op.8-4/神様のお慈悲に免じてお恵みを(最後のトレモロ)/サンバ風に/人形の夢/フリア・フロリダ/パラグアイの流行歌/パラグアイ舞曲
マクシミリアン・マンゴルト(G/1985年製ダニエル・フリードリッヒ

録音:2018年9月
自身を「パラグアイのジャングルから来たギターのパガニーニ」と宣伝していたパラグアイのギタリスト、作曲家アグスティン・バリオス(1885-1944)の作品集。バリオスの作品は、ロマンティシズムと南アメリカの民族音楽から影響、そしてメロディックな独創性と魅力的なハーモニーが”ギターのための音楽として”組み合わされているのが特徴です。演奏はすでに20枚を超えるCDをリリースし、批評家から熱狂的に絶賛され、参考録音としても賞賛されているドイツのギタリスト、マクシミリアン・マンゴルト。彼はバリオスの叙情的で詩的な作品を好んで演奏しています。
M-56984
ヨハン・セバスティアン・バッハの先駆者
トーマス・バルツァー(ca.1630-1663):前奏曲 ト長調
ヴェストホフ(1656-1705):組曲 イ長調
ビーバー(1644-1704):パッサカリア ト短調
バッハ
:パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
アネグレット・ジーデル(バロックVn/1670年頃ヤコブ・シュタイナー製作)

録音:2019年7月、聖ラウレンティ教会(ドイツ、イツェホー)
ヴァイオリン独奏のために書かれた作品の中で最も圧倒的な作品であるバッハのシャコンヌ(パルティータ第2番)と、バッハの先駆者たちによる作品を並べ、ヴァイオリンにおけるポリフォニックな演奏の歴史、展開について考察を行った1枚。何よりも旋律楽器として扱われているヴァイオリンが、4本の弦だけでどれだけ豊かな音楽を生み出すことができるのか……アネグレット・ジーデルのテクニックと音楽性の素晴らしさも特筆されます。ジーデルはこの時代に理想とされた、高貴で明るく色彩豊かな音を持つヴァイオリンとして、1670年頃に製作されたヤコブ・シュタイナー(ca.1617-1683)の楽器を使用しており、音楽が作られた当時の本物の音を味わうことができます。(バッハもシュタイナーのヴァイオリンを所有していたという記録が残っています。)
M-36985(1CDR)
私のソナタ・アルバム〜18世紀のオーボエ・ソナタ集
クリストフ・フェルスター(1693-1745):ソナタ ハ短調
ウィリアム・バベル(ca.1690-1723):ソナタ 第11番ト短調、ソナタ 第12番ハ短調
シニョール・バッハ(ヨハン・ヤコブ・バッハ?):ソナタ ハ短調
ヨハン・ゲオルク・リニケ(ca.1680-1762):ソナタ ヘ長調
ヨハン・ジギスムント・ヴァイス(ca.1690-1737):ソナタ 変ロ長調
ヘンデル:ソナタ ヘ長調 HWV.363a
ゴットフリート・アウグスト・ホミリウス(1714-1785):オーボエ・ソロと通奏低音のためのソナタ HoWV XI.1
カルラ・シュレーター(バロックOb)、
コンサート・ロイヤル・ケルン

録音:2006年ー2018年
コンサート・ロイヤル・ケルンの創設者でもあるバロック・オーボエの名手、カルラ・シュレーターが演奏する18世紀のオーボエ・ソナタを集めたコンピレーション・アルバム。登場する作曲家の多くはドイツとイギリスで活動していましたが、彼らは当時、多かれ少なかれ互いに密接な関係を持っていました。ここに収録されているソナタのうち3曲(フェルスター、ヴァイス、ヘンデル)は、ブリュッセルの有名な写本「15.115」に収録されています。(出典の詳細はブックレットに記載)。様式の面では、リニケ、ヴァイス、ホミリウスのソナタは、バロックから初期古典派への移行の初期段階を明確に示しており、部分的または完全に、多感様式と見做すことができます。クリストフ・フェルスターもまた、作品の多くに初期古典派のはっきりとした特徴が表れている作曲家です。各作品はシュレーターの過去の録音(MusicaphonまたはCantateレーベル)から集められています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
M-56986
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(ヘルマン・ベーンによる2台ピアノ版、抜粋) クリスティアーネ・ベーン、コード・ガーベン(ピアノ/1912年製スタインウェイ)

録音:2019年4月、ハンブルク(ドイツ)
マーラーの親しい友人であったヘルマン・ベーン(1859-1927)は、ブルックナーとラインベルガーに作曲を師事したドイツの音楽家。マーラー自身によって称賛された交響曲第2番「復活」のピアノ2台用編曲(M56915に収録)や、「リヒャルト・ワーグナーの楽劇からの50の交響的楽章」など、優れた編曲作品を残しています。ワーグナー作品の編曲では、和音を拡大し、弾くのが困難なほどに広い左手のフィンガリングを巧みに利用するなど、マーラー作品の編曲とは異なるアプローチをとっており、演奏者のコード・ガーベンは「その要求は家庭用音楽の域をはるかに超えている」と述べています。ベーンの編曲はハープのパートをピアノに組み込んでいるのも特徴で、奏者はペダルを十分に使用することで、ワーグナーのシンフォニックな音楽にふさわしい、豊かなサウンドを生み出すことができます。
ヘルマン・ベーンの子孫であるクリスティアン・ベーンと、古書店で「50の交響的楽章」の楽譜を発見したコード・ガーベンの両名は、この演奏不可能とさえ思えるような難しい楽譜から、ベーンが想定していたであろう見事な音楽を作り上げています。使用楽器もベーンに所縁のあるもので、ヘルマンのいとこ、ラファエル・ベーンが所有していた2台の1921年製スタインウェイ・ピアノを用いています。この楽器はマーラーも演奏したことがあるという、貴重なものです。「トリスタンとイゾルデ」の魅惑的な響きを、オールド・スタインウェイの柔らかく味わい深い音色で存分にお楽しみください。
M-56987
ネオテリック〜クラリネットとピアノのための作品集
プーランク:クラリネット・ソナタ
ドビュッシー:第1狂詩曲
ショーソン:アンダンテとアレグロ
マグヌス・リンドベリ(b.1958):アセキア・マドレ
ペルト:鏡の中の鏡
ロルフ・マルティンソン(b.1956):幻想的組曲
アンドレアス・ヘルマンスキ(Cl)
ヴァレール・ブルノン(P)

録音:2020年10月9日-11日(ヴッパータール、ドイツ)
ケルン音楽舞踊大学で学んだクラリネット奏者、アンドレアス・ヘルマンスキの1枚。アンサンブル・アコーデスのソロ・クラリネット奏者やリューデンシャイト室内Oのアーティスト・イン・レジデンスを務めた経歴を持つ実力派です。このアルバムはコンクールの課題曲としても採用される20世紀のクラリネット作品の傑作2曲に、現代の北欧の作曲家の編曲物を含む作品を組み合わせています。ヘルマンスキがこのアルバムの最後に収録されているロルフ・マルティンソンの幻想的組曲をドイツ初演した際には、ヴェストファーレンポスト紙に「軽快な運指と素早いタンギング、一貫して美しい音色で印象的なパフォーマンス」と称賛されました。
M-56988(2CD)
ワーグナー:楽劇 「ニーベルングの指環」(ヘルマン・ベーンによる2台ピアノ版、抜粋) コード・ガーベン、トマス・ホッペ(CD1のみ)
ユストゥス・ツァイエン(CD2のみ(P
シュタイングレーバー E-272)

録音:2012年4月&2020年9月(ドイツ、バイロイト)
マーラーの親しい友人であったヘルマン・ベーン(1859-1927)は、ブルックナーとラインベルガーに作曲を師事したドイツの音楽家。1883年頃にはオリジナルの作曲活動からほぼ手を引き、以降は他の作曲家の作品の編曲、特に交響的な作品の2台ピアノ用編曲で新境地を開拓しました。ベーンが1914年にスタートした 「ワーグナーの楽劇からの50の交響的楽章」 は史上最大級のトランスクリプション・プロジェクトであり、Musicaphonレーベルからは本作のほかにワーグナーの楽劇 「トリスタンとイゾルデ」 の2台ピアノ版(抜粋、M56986)や、マーラー自身によって称賛された交響曲第2番 「復活」 の2台ピアノ版(M56915)などが発売されています。
ワーグナーの作品では、和音を拡大し、弾くのが困難なほどに広い左手のフィンガリングを巧みに利用するなど、2人の奏者間でずれが生じるような編曲が意図的に行われており、マーラーの交響曲を伝統的な手法で編曲した際とは異なるアプローチが採用されているのが特徴です。家庭用ピアノ音楽の範疇を超えた難度の高い編曲版ですが、奏者はベーンの意図を理解し、ペダルを適切に、また十分に使用することで、ワーグナーのシンフォニックな音楽にふさわしい豊かなサウンドを生み出すことができるのです。録音はバイロイトで行われ、ワーグナー家ともかかわりの深い同地のピアノメーカー、シュタイングレーバー社のピアノ2台が用いられています。
M-56989
アルビノーニ:オーボエとトランペットのための名曲集
アルビノーニ:オーボエ, 弦楽と通奏低音のための協奏曲 変ロ長調、トランペット, 弦楽と通奏低音のための6声のソナタ ハ長調、オーボエと通奏低音のためのソナタ ハ長調、オーボエ, 弦楽と通奏低音のための協奏曲(5声の協奏曲) ニ短調 Op.9-2、オーボエ, 2つのヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲 ト長調、トランペット, 3つのオーボエと2つのファゴットのための協奏曲 ハ長調
バッハ:前奏曲とフーガ ロ短調(アルビノーニのトリオ・ソナタ Op.1-8の主題による)BWV923&951
ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748):トマゾ・アルビノーニ氏によるオルガンのための協奏曲 ヘ長調(アルビノーニの協奏曲Op.2-4による)
カルラ・シュレーター(バロックオーボエ)、
コンサート・ロイヤル・ケルン

録音:2021年5月
バロック・オーボエの名手カルラ・シュレーターと、彼女が創設した古楽アンサンブル、コンサート・ロイヤル・ケルンによる、オーボエやトランペットを独奏楽器にしたアルビノーニ作品集。名曲集のような形をとっていますが、収録作品は初版や手稿譜がアルプス以北、特に現在のドイツにあたる地域に遺されているものが選ばれており、さらにはJ.SバッハとJ.G.ヴァルター(ともにドイツの作曲家)によるアルビノーニの楽曲に基づく作品をカップリングするなど、当時アルビノーニの音楽がイタリアを越えて広まり称賛されていた点に着目した、こだわりのプログラミングとなっています。アルビノーニの音楽に相応しい自然体の演奏が魅力的な1枚です。
M-56990
スペインのギター作品集(トゥリーナ、タレガ、リョベート、ロドリーゴ)
トゥリーナ:セビリアーナ、ギター・ソナタOp.61
タレガ:アラビア奇想曲、マリエータ(マズルカ)、
 ムーア人の踊り、
 アルハンブラの思い出
リョベート:カタルーニャ民謡集(10曲抜粋)
ロドリーゴ:祈りと踊り
マクシミリアン・マンゴールド(G)

録音:2012年8月
GFA(アメリカギター財団)国際ギター・コンクールをはじめ数々の受賞歴を持ち、「いま芸術的に最も興味深いドイツ人ギター奏者のひとり」(フォノ・フォルム誌)と評される注目のギタリスト、マクシミリアン・マンゴールドによるスペインのギター・ソロ作品集!トゥリーナ、タレガ、ロドリーゴらの名作を収録し、持ち前のテクニックをいかんなく発揮しています。スムーズな音楽の流れに誰もが惹きこまれることでしょう。スペイン国民楽派の音楽は、ムーア人によるアンダルシア支配の影響を受けた独自のフォークロアと、ドビュッシーやラヴェルをはじめとするフランス印象主義音楽からの影響、その両方が混ざり合っている点が特徴。この録音で選ばれた作品にも、それらの特徴がはっきりと表れています。

M-59003
ヨーロピアン・パスウェイ
ボルトキエヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.26
ショーソン:詩曲 変ホ長調 Op.25
クライスラー:前奏曲とアレグロ ホ短調
コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ「ラ・フォリア」 Op.5-12
オトマル・マーハ(1922-2006):独奏ヴァイオリンのためのセイキロス変奏曲
アロイス・コットマン(Vn)、
ルドルフ・デネマルク(P)
アロイス・コットマン(1929-)はヴァイオリンのための国際コンクール「アロイス・コットマン賞」の創設者としても知られるドイツの名ヴァイオリニスト。本アルバムでは『ヨーロピアン・パスウェイ』と題して国も時代もさまざまなヴァイオリン作品が取り上げられており、あまり知られていないコットマンのヴァイオリンの美しさを存分に楽しむことができます。作品的にはチャイコフスキーやラフマニノフ的な作風で人気のロシア人作曲家、セルゲイ・ボルトキエヴィチ(1877-1952)の「ヴァイオリン・ソナタ」が貴重。濃厚なショーソンの「詩曲」、熱く歌い上げるコレッリの「ラ・フォリア」も必聴です。デネマルクの少し乾いたピアノも味わい深い名演。
M-59005
ヴァイオリン文献のマイルストーン
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲 ハ長調
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216、
 交響曲第29番イ長調 K.201
アロイス・コットマン(Vn、指)、
コレギウム・インストゥルメンターレ・アロイス・コットマン
アロイス・コットマン(1929-)はヴァイオリンのための国際コンクール「アロイス・コットマン賞」の創設者としても知られるドイツの名ヴァイオリニスト。本アルバムでは自身が1968年に設立した弦楽オーケストラ「コレギウム・インストゥルメンターレ・アロイス・コットマン」とともに、古典派ヴァイオリン協奏曲の名作を披露します。このオーケストラは「倍音が豊かで透明感のある明快なオーケストラサウンドを創造すること」を目的として設立されました。アルバムの最後にはコットマンが指揮するモーツァルトの交響曲が収録されています。
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