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廉価盤・新譜速報1


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NAXOS

NAXOS 2019年12月発売
NAXOS-8.571349(2CD)
イディル・ビレット:協奏曲エディション 第7/8集〜モーツァルト:ピアノ協奏曲集
【CD1】
ピアノ協奏曲 第15番変ロ長調 K450
ピアノ協奏曲 第24番ハ短調 K491
【CD2】
ピアノ協奏曲 第25番ハ長調 K503
(第1楽章カデンツァ:イディル・ビレット)
ピアノ協奏曲 第27番変ロ長調 K595
イディル・ビレット(P)
ジョン・ギボンズ(指)
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ

録音:2015年10月29日…CD1(ピアノ:スタインウェイ)
2018年9月30日…CD2(ピアノ:シゲル・カワイ)
イディル・ビレットによるモーツァルトの4曲のピアノ協奏曲。第15番と第24番は、以前リリースされた12枚組の BOX(バッハ&モーツァルト・エディション…8.501206)に収録されていましたが、今回は2018年に録音された 第25番と第27番を加えての2枚組として登場。柔らかい曲調が魅力的な第27番では、ビレットはゆったりとし たテンポで大きく旋律を歌わせるなど、ここでもユニークな表現で曲を聴かせます。第25番のカデンツァはビレット 自身によるものであることにも注目です。 2019年11月に78歳の誕生日を迎えたイディル・ビレット。ますます音楽性に磨きがかかっています。
NAXOS-8.571401(2CD)
イディル・ビレット:ソロ・エディション 第10/11集〜ドビュッシー:練習曲,前奏曲集他
映像 第1集/映像 第2集
レントより遅く
練習曲集 第1集&第2集
ベルガマスク組曲/ピアノのために
喜びの島/前奏曲集 第1巻
イディル・ビレット(P)

録音:2018年4月19-21日、2019年5月8-10日
1941年生まれの名手イディル・ビレット。2018年と2019年に録音されたばかりの彼女の最新アルバムはド ビュッシーの作品集。印象派を代表する作品「映像」や「前奏曲集 第1巻」での絶妙なペダル使いによる多彩 な音色、超絶技巧の持ち主であるビレットならではの巧みな演奏が光る「練習曲」、ビレットらしいユニークでゴ ツゴツした表現が面白い「レントより遅く」「喜びの島」など、古典から現代まで幅広い時代の作品に精通する彼 女ならではのアプローチが光ります。年齢を重ねても全く技巧は衰えることなく、一層表現に深みが増したビレッ ト、その進化から目を離せません。
NAXOS-8.574093(1CD)
トロンボーンの旅 第1集
シューベルト:Winter Journey(冬の旅) Op.89 D911(マシュー・ジーによるトロンボーン編)
マシュー・ジー(Tb)
クリストファー・グリン(P)
録音:2018年8月9-11日
Turner Sims, Southampton, UK
2019年に来日、大評判となったブラス・アンサンブル「セプトゥーラ」でトロンボーンを吹くマシュー・ジー。彼は 2010年からロイヤル・フィルハーモニーの首席奏者を務め、ロンドン王立音楽アカデミーでは後進の指導にあ たるだけでなく、ソリストとしても引く手あまたの活躍をしています。このアルバムで彼が取り上げたのはシューベル トの名作歌曲集「冬の旅」。もとよりトロンボーンはポルタメントやビブラートなど様々な技巧を駆使することで、 多彩な音色を創り出すことが可能が楽器であり、この歌曲への挑戦も決して無謀なことではありません。とは いえ、さすがに言葉を用いることができず“歌詞をとりわけ重んじる”ドイツ・リートを演奏するためには、まず歌詞 の概念を取り払う必要がありました。そこでジーは全ての曲のタイトルを一度、英語に置き換えることで、テキス トの呪縛から解き放たれることに成功。言葉を使うことのないトロンボーンによる新たな「冬の旅」が生まれまし た。時には優しく、時には激しく、絶望に打ちひしがれた若者の想いを切々と伝えます。
NAXOS-8.579051(1CD)
カミロ・シューマン&ローラン・メナジェ:ホルンとピアノのための作品集
カミロ・シューマン(1872-1946):ホルンとピアノのためのソナタ 第2番ニ長調 Op.Posth(1936)…世界初録音
ホルンとピアノ伴奏のための3つのリサイタル用小品 Op.82(1908)…世界初録音
ホルンとピアノのためのソナタ 第1番ヘ長調 Op.118(1911)…世界初録音
ローラン・メナジェ(1835-1905):Sur la montagne 山上で Op.35(1883頃-1887)
レオ・ハルスドルフ(Hrn)
白木 加絵(P)

録音:2018年8月20-23日
ザクセン出身のカミロ・シューマンは、カール・ライネッケに師事し音楽の基礎を学びました。その後はベルリン音 楽大学に進み、クララ・シューマンの異父弟であるヴォルデマール・バルギールとロバート・ラデッケのもとで更なる 研鑽を積み、オルガニストとしてデビュー。後に作曲家に転向しました。彼の作品はドイツロマン派の伝統を遵 守しながらも、晩年にはシェーンベルク:やストラヴィンスキーなどの先進的な作風も取り入れた折衷的な作風を 持っていますが、このホルンのための作品は明らかにロマンティックな様式を備えており、時にはまるで古典派作 品であるかのような端正な佇まいを見せています。最後に添えられているのは、ルクセンブルクの作曲家メナ ジェの小品。まさに「山上」の荘厳な景色を思わせる雄大な作品です。ルクセンブルク出身のホルン奏者レオ・ ハルスドルフの表現豊かな演奏に加え、ルクセンブルクに拠点を置き活躍するピアニスト白木加絵の絶妙な伴 奏も聴きどころです。
NAXOS-8.574073(1CD)
バルト海のひらめき
アルヴィダス・マルシス(1957-):.Blackthorn Eyes サンザシの目(1999)(ピアノ四重奏版 2004)…世界初録音
 Hyacinth of the Snowfields 雪原のヒヤシンス(2012)…世界初録音
 Milky Way (2002)(ピアノ四重奏版 2012)…世界初録音
ペトリス・ヴァスクス(1946-):ピアノ四重奏曲(2001)
イッポリトフ・イヴァノフ・ピアノ四重奏団【アナスタシア・ヤクシナ(Vn)、オルガ・コーガン(Va)、セルゲイ・アナニチ(Vc)
イリナ・グライフェル(P)】

録音
2017年6月8日 、2015年7月7日
18世紀後半から19世紀にかけて数多くの名作が生まれた「ピアノ四重奏曲」ですが、それ以降は目立った作 品はあまり生まれていません。しかしバルト海沿岸のリトアニアやラトヴィアの作曲家たちはこの形態を愛し、たく さんの作曲家によるピアノ四重奏曲が生まれています。なかでも、ラトヴィアの作曲家ペトリス・ヴァスクスは、母 国の音楽要素を作品に取り入れた印象的なピアノ四重奏曲を作曲し、2001年に初演されてから高い人気 を保持。多彩な表情を持つ6つの楽章で構成されたこの作品は、聴き手に強い印象を残します。マルシスの 作品は、もともとは別編成のために書かれた曲ですが、ピアノ四重奏曲に編曲することで夾雑物がそぎ落とさ れ、曲の持つグロテスクな面やアイロニーが強調されています。
NAXOS-8.574141(1CD)
トニー・バンクス(1950-):5 FIVE(ニック・イングマン(1948-)による管弦楽版&編曲)
1.Prelude to a Million Years 100万年への前奏曲
2.Reveille 起床ラッパ
3.Ebb and Flow 満ち引き
4.Autumn Sonata 秋のソナタ
5.Renaissance ルネッサンス
トニー・バンクス(ピアノ、チェレスタ)
ジョン・バークレイ(コルネット、トランペット)…2,4
マルティン・ロバートソン(アルト&ソプラノサクソフォン)…3,5(ドゥドゥク)…5
フランク・リコッティ(パーカッション)
スカイラ・カンガ(Hp)
チェコ国立交響cho…2,4,5
ニック・イングマン(指)
チェコ国立SO

録音:2017年3月22-26日
CNSO Studio Gallery 1, Prague, Czech Republic…オーケストラ&合唱
トニー・バンクス自宅…ピアノ&チェレスタ
Angel Studios, London…パーカッション&ハープ
大物プログレッシブ・ロック・バンド、ジェネシスのキーボード奏者として1969年にデビューしたトニー・バンクス。 彼の活動はロックだけに留まることはなく、映画のサウンドトラックを書いたり、ソロで演奏したりと多岐に渡ってい ます。2004年には「SEVEN」(8.557466)、2012年には「SIX」(8.572986)とかねてから念願であっ た“管弦楽作品”をNAXOSからリリースしたバンクス、今回はチェルトナム音楽祭のために作曲した「FIVE」の 登場です。彼曰く「5と聞いて、誰もが予想するような5つの曲による組曲にはしたくなかった」とのことですが、 結果的には「運命に抗うことができず」“5曲”で構成されました。彼自身の総譜を更に指揮者ニック・イングマン が最適な形にアレンジ、個々のパートは全て別々に録音し、ピアノ・パートはバンクスの自宅で別録りをすると いう凝った方法を取ることで、完璧なテンポ、完璧な仕上がりとなったということです。鬼才が放つユニーク、かつ 美しい作品をぜひお楽しみください。
NAXOS-8.574005(1CD)
オーベール(1782-1871):序曲集
歌劇「石工」(1825)
 1.序曲
 2.第3幕への間奏曲…世界初録音
 3.第2幕:対話の音楽…世界初録音
 4.歌劇「恥ずかしがり屋、または新しい誘惑」序曲(1826)…世界初録音
歌劇「レスター、またはケニルワース城」(1823)…世界初録音
 5.序曲
 6.第3幕への間奏曲
 7.歌劇「兵隊屋敷」(1813)序曲…世界初録音
歌劇「エマ、または無分別な約束」(1821)…世界初録音
 8.序曲
 9.第2幕への間奏曲
 10.第3幕への間奏曲
歌劇「雪、または新しいエギンハルト」(1823)
 11.序曲
 12.第3幕への間奏曲
 13.歌劇「新約聖書と恋文」(1819)序曲…世界初録音
歌劇「女羊飼いの城主」(1820)…世界初録音
 14.第2幕への間奏曲
 15.第3幕への間奏曲
 16.序曲
ダリオ・サルヴィ(指)
チェコ室内Oパルドビツェ

録音:2018年10月28-31日
フランスのロマン派オペラの頂点を築いた作曲家の一人、フランソワ・オーベール。生涯に50作ほどのオペラを作 曲、当時のパリ・オペラ座ではワーグナーと人気を二分するほどに評価が高かったにもかかわらず、現在ではそ の作品がすっかり忘れられてしまいました。しかしそのオペラは、華麗かつエネルギッシュなスタイルを持ち、登場 人物の卓越した性格描写だけではなく、随所に散りばめられた舞曲風の洒落た音楽など聴きどころが満載で す。このアルバムには、7つの歌劇の序曲と間奏曲が収録されており、歌がなくとも、ロッシーニ風の色彩豊かな 旋律とオーケストレーションを聴くだけでオーベール作品の素晴らしさの一端を知ることができます。演奏は珍し いオペラの研究家でもある指揮者ダリオ・サルヴィが指揮するチェコ室内Oパルドビツェ。素朴な響きが 作品を引き立てています。
NAXOS-8.574047(1CD)
コジェルフ(1747-1818):交響曲集 第3集
交響曲 イ長調「ア・ラ・フランセーズ」 PosK I:10
交響曲 ハ長調 PosK I:9
交響曲 変ロ長調「不屈」Posk I:11
交響曲 ハ長調 PosK I:2
マレク・シュティレツ(指)
チェコ国立室内Oパルドビツェ
フィリップ・ドヴォルザーク(Cemb)

録音:2018年9月27-31日
ボヘミアで生まれ、プラハで頭角を現したのち、当時ヨーロッパにおける音楽の中心地ウィーンに赴き才能を発 揮した作曲家コジェルフ。求められるままに器楽曲、室内楽曲、宗教曲など膨大な作品を書き上げましたが、 現在、それらのほとんどが忘れられてしまったのは、あまりにも多作だったため、批評家から「作品の質が悪い」と 酷評されたことも一因だといわれています。とはいえ、彼が残した17曲の交響曲は高い人気を誇り、ヴァンハル の次世代を担う「交響曲作曲家」としての地位を確立しました。作風はコジェルフの師、ドゥシェクの影響を受 けているものの、師の作品を上回る複雑なオーケストレーションと華麗さを備えており、今、改めて聴いてみても その素晴らしさを実感することができます。シリーズ全ての作品は、最新の研究結果が反映された校訂版で演 奏されています。
NAXOS-8.573918(1CD)
シュポア(1784-1859):ヴァイオリンニ重奏曲集 第2集
第1番ニ短調 Op.39-1
第2番変ホ長調 Op.39-2
第3番ホ長調 Op.39-3
ジェムソン・クーパー(Vn)
ジェームス・ディケンソン(Vn)

録音:2018年3月13-15日
第1集(8.573763)が好評を得たシュポアのヴァイオリン二重奏曲。第2集には1816年に出版された作品番 号39の3つの曲が収録されています。もともとイタリア・ツアーの資金調達のために書かれたこれらの作品、シュ ポア自身は「誰でも演奏できるように易しく書いた」と述べていますが、出版社ペータースは「難し過ぎる」と出 版に難色を示しました。かろうじて出版にこぎつけたものの、ペータース側はシュポアに対して「やはり、作品は挑 戦的であり難し過ぎる(売れそうもない)」と苦言を呈しています。シュポアは「難しくない。広く流通するはず だ」と言い続けていましたが、その後、ミラノで彼自身が当時最高のヴァイオリニスト、アレッサンドロ・ロッラととも に実際に演奏したところ「意図的に難しくしたのではないのだけど、より多くの調和を求めた結果、難しくなってし まった」と初めて“演奏の困難さ”を認めたというエピソードを持っています。もちろんこのアルバムのクーパーとディ ケンソンは完璧な演奏を披露しています。
NAXOS-8.573422(1CD)
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):ブルガリア組曲
7つの交響的ブルガリア舞曲 Op.23(1931)
ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」(1922/1928オーケストラ版)
ブルガリア組曲 Op.21(1927)
ナイデン・トドロフ(指)ルセPO

録音:2016年1月30日、2016年11月7-8日
20世紀ブルガリアにおける「最も卓越し、影響力のある作曲家」の一人ヴラディゲロフ。1933年にはブルガリア 現代音楽協会(ブルガリア作曲家同盟の前身)にも創立メンバーとして名を連ね、ブルガリアの音楽発展に 貢献しただけではなく、教師としても優れた才能を見せ、数多くの後進を育てました。 彼は2つの世界大戦の狭間に高い名声を得て、多くの作品はヨーロッパだけではなくアメリカでも演奏されてい ます。このアルバムに収録された3つの作品は、どれも彼の故郷であるブルガリアの音楽を国際的に注目させる という使命を持っています。どの曲にも、古典的な佇まいによる作風の中にエキゾチックな民謡素材が組み込ま れており、その結果、とれもが楽しく活発な作品に仕上がっています。なかでも「ブルガリア狂詩曲」は“ブルガリ アのショパンが作ったポロネーズイ長調”と呼ばれるほどに親しみ易い曲です。バレエ曲を得意とするトドロフのパ ワフルな演奏が作品を引き立てます。
NAXOS-8.579058(1CD)
ニキタ・コシュキン(1956-):独奏ギターのための24の前奏曲とフーガ 第1集(2008-2010) アシャ・セルティナ(G)

録音:2012年6月8-10日、2010年11月4-5日、2016年1月3-5日
世界初録音
1956年、モスクワに生まれたコシュキンは幼い頃から音楽に親しみ、ショスタコーヴィチやストラヴィンスキーなど の近現代曲やロックなどを好んで聴いていました。しかし14歳の時に祖父からギターと、アンドレス・セゴビアのレ コードを贈られたことで、彼の好みは一転、それからは熱心にギターを習得し、1980年に発表したギターのた めの組曲「王子のおもちゃ」で国際的な名声を獲得。以降はギター音楽の作曲家として幅広く活躍していま す。2017年に発表された「24の前奏曲とフーガ」は“世界の全てのギタリストに捧げる”作品であり、ギターのレ パートリーに顕著な貢献を果たすだけではなく、奏者には完璧な技術の習得と解釈の明晰さを求めています。 各々の曲には古典的な手法と前衛的な手法をバランスよく取り混ぜ、時にはジャズ、ロック、ラテンアメリカのリ ズム要素を織り込んでいます。ヴァラエティ豊かに仕立てられた全曲を演奏するのは、コシュキンの伴侶で良き 理解者であるギタリスト、アシャ・セルティナ。こちらのアルバムには第12番までの前奏曲とフーガが収録されて います。
NAXOS-8.574117(1CD)
アタナス・ウルクズノフ(1970-):Cycling Modes
ギター・ソナタ 第1番(1996)
ギター・ソナタ 第2番「バルトークへのオマージュ」(1997)
ギター・ソナタ 第3番「Cycling Modes」(2014)
ギター・ソナタ 第4番(2016)
ギター・ソナタ 第5番(2018)
コスタス・トシディス(G)

録音2017年12月27-29日、2018年1月28日、2018年10月13日
ブルガリアで最も優れた作曲家の一人として認知されているウルクズノフ。彼はパリ音楽院で一等賞を獲得し たギタリストでもあり、独奏曲、二重奏曲、アンサンブル、2曲の協奏曲などこれまでに発表したギターのための 作品は、多くの国際的な賞を受賞しています。来日経験もあり、その際には、彼の妻である日本のフルート奏 者小倉美英との華麗なデュオを披露し話題となりました。このアルバムには5つのソナタの連作「Cycling Modes」が収録されています。どの曲もブルガリアの伝統音楽のテイストを盛り込みながらも、1996年から 1997年までに書かれた第1番と第2番と、2014年から2018年に書かれた第3番から第5番までとは、明ら かにスタイルの違いがありますが、これは作曲家自身の表現方法の変遷が反映されたためで、民謡を直接取 り込んだ初期の作品に比べると、後の3曲は技巧的にも表現的にも巧妙な方法を用いて作品が作られていま す。研究者、教育者としても活躍するギリシャのギタリスト、コスタス・トシディスの超絶技巧をお楽しみくださ い。
NAXOS-8.574189(1CD)
ハースケダール:BEHIND THE WALL 壁の後ろに
1.Welcome to Ramallah ? The Hill of God ラマッラーへようこそ-神の丘
2.Smoking Shisha at Al-Manara Square アルで煙草を吸うシーシャ-マナラ広場
3 Moosiqa Alsalam - Peace Music 平和の音楽
4.The Olive Farmer オリーヴ農場
5.Salah Elfajer ? Morning Prayer 朝の祈り
6.Abu Ezz Grill アブ・エズ・グリル
7.Sunrise in Ramallah ラマッラーの日の出
8.Amal - Caravan of Dreams - Hope アマール-キャラヴァ
エリン・トルプ・メラド(Ob/コールアングレ)
ヒェル・マグネ・ロバク(Vc)
グロ・メレテ・イェルトヴィク(P)

録音日不明
ダニエル・ハースケダールはヨーロッパにおける最先端の音楽シーンを牽引するミュージシャンの一人。クラシック、 民謡、ジャズの要素を融合したスタイルによる作品は世界中で人気を誇っています。このアルバムには、彼自 身がシリア、レバノン、パレスチナを巡り、戦争によって破壊された地域の遺産を研究し、失われた古代の伝統 や、大いなる力に脅かされた人々の悲しみと尊厳を伝えるための音楽が収録されています。タイトルの 「WALL」とはイスラエル西岸地区の分離壁のこと。2005年には匿名の芸術家“バンクシー”がここに9枚の壁 画を残したことで知られ、アルバムジャケットには、その中の1枚が使用されています。中近東風の音楽と西洋 のスタイルによる音楽が見事に組み合わされた一連の作品は、もともとハースケダール自身が率いる即興バン ドが演奏していたものですが、今回この録音のためにハースケダールが室内楽アンサンブル用のヴァージョンを創 り上げ、ロイヤル・ノーザン・シンフォニアの3人の奏者たちが演奏。作品に新たな命と平和への祈りを込めてい ます。
NAXOS-8.574034(1CD)
プティジラール(1950-):Etats d'ame 心情
Etats d'ame 心情(2011-2012)
Solitaire 寂しさ(2014)
交響詩「Le Marathon マラソン」(1992/2010改訂)
交響詩「Flaine フレーヌ」(2018)
ミシェル・スペラ(アルトSax)
ベラーシュ・カントール(Vc)
ローラン・プティジラール(指)
ブダペスト・ハンガリーSO

録音:2018年6月24-26日、2018年11月27日
世界初録音
抒情的な作風で知られるフランスの現代作曲家ローラン・プティジラールの作品集。冒頭の「Etatsd'ame- 心情」は、彼が長年作曲したいと考えていたサクソフォンのための協奏曲。良くあるように「ソリストに2種類や3 種類の楽器を演奏させるのではなく」あくまでもアルト・サクソフォンのみを用い、楽器の音色と表現力を極限ま で追求。また第1楽章ではフルートやクラリネットを効果的に使い、合奏協奏曲を思わせる仕上がりも見せて います。パーカッションが効果的に使われた「Solitaire 寂しさ」は、曲調とタイトルに関連性は持たされておら ず、あくまでも「白紙に向かった作曲家の心情」がタイトルになっているとプティジラールは説明しています。書か れることのなかったオペラから生まれた交響詩「マラソン」はオリンピックを目指す3人の男性の物語。芸術と建 築、文化を通して精神的な旅へといざなう交響詩「フレーヌ」も感動的な作品です。
NAXOS-8.573922(1CD)
クレメンティ:鍵盤のためのソナタ集
ソナタ ヘ長調 Op.24-1(1784)
ソナタ イ長調 Op.1bis,No.4(1771)
ソナタ 変ロ長調 Op.13-4(1785)
ソナタ ホ長調 Op.1-6(1771)
ソナタ ヘ長調 Op.1bis,No.1(1771)
ソナタ イ短調 Op.1bis,No.5(1771)
ソナタ ヘ長調 Op.26(1791)
リ・ソヨン・ケイト(P)

録音:2018年1月5-7日
モーツァルトの4年前に生まれ、ベートーヴェンよりも長く生きたクレメンティ。80年という当時としては長命を得 た彼の鍵盤作品は、チェンバロからピアノへと楽器の発展に伴う表現力、演奏技術の可能性を探求したも の。ベートーヴェンの先駆的役割を担う重要な作曲家ですが、現在では一部のソナチネや教則本「グラドゥス・ アド・パルナッスム」が教育用として使われるのみで、ソナタなどの主要作品はあまり演奏されることがありませ ん。NAXOSではクレメンティのソナタの全曲録音シリーズを企画しており、このアルバムでは、彼のイギリスでの 保護者を務めたピーター・ベックフォードに捧げた作品番号1のソナタを中心に、華麗な作風を誇る作品番号 24の「ヘ長調ソナタ」などを配し、クレメンティの作風の変遷を探ります。
NAXOS-8.559872(2CD)
レイトマン:歌曲集 Living in the Body 肉体の中の生命
【CD1】
1-2.The Joy of Uncreating 創造しない喜び(2013/2017年改訂)…世界初録音
3-6.The Blood Jet 血液の噴出(2008/2010/2017改訂)…世界初録音
7-9.Sable Pride セーブルのプライド(2013/2017改訂)
10.And I Will Bring Them そして、持っていこう(2001/2003/2009/2017改訂)
…世界初録音
11-12.Two William Carlos Williams Songs
2つのウィリアム・カーロス・ウィリアムズの歌(1997/2006/2017改訂)…世界初録音
13-18.Living in the Body 肉体の中の生命(2001/2017改訂)…世界初録音
19.Todesfuge 死のフーガ(2010/2013改訂)…世界初録音
20.Tis Philosophy 哲学(2011/2017改訂)…世界初録音
21-25.Five Lovers 5組の恋人たち(2004/2017改訂)…世界初録音
26.Dear Future Roommate 親愛なる未来のルームメイト(2015/2017改訂)
…世界初録音
27.What You Wanted あなたは何を欲しがっていたの(2011/2017改訂)
…世界初録音
【CD2】
1.I Am In Need of Music
私は音楽を必要とする(1999/2017改訂)…世界初録音
2-4.On the Green Trail 緑の小径にて(2007/2017改訂)…世界初録音
5.Journey 旅(2005/2017改訂)…世界初録音
6-10.River of Horses 馬たちの川(2005/2017改訂)…世界初録音
11.The Act 行為(2010/2017改訂)…世界初録音
12.The Silver Swan 銀色の白鳥(2007)…世界初録音
13.On a Photograph 写真で(2004/2017改訂)…世界初録音
14-18.Soul Fox ソウル・フォックス(2013/2017改訂)
19.Lullaby 子守歌(2000)…世界初録音
20-23.Short Songs for Edward エドワードのための短い歌(2017)…世界初録音
24.You Leave Me Bent(2016/2017改訂)…世界初録音
ジェニファー・チェック(S)…CD2:6-10,14-19
アシュリー・エマーソン(S)…CD2:11
サリ・グルーバー(S)…CD1:3-6,20,CD2:1
アリサ・ヨルドハイム(S)…CD1:21-25
モーリーン・マッケイ(S)…CD1:13-18,CD2:12,20-23
マーガレット・ゴーリシアック(Ms)…CD1:1-2,27.CD2:13-14
ダリル・テイラー(C.T)…CD1:7-10
ドミニク・アームストロング(T)…CD2:2-4,11
ヴェール・ライドアウト(T)…CD1:11-12,26
ランダル・スカルラータ(Br)…CD1:19,CD2:1,13
トーマス・クライネス(Vc)…CD1:19
ギャリー・ルイス(アルト・サクソフォン)…CD1:13-18,CD2:5,19
エミリー・スカラ(Fl)…CD2:12
ウォーレン・ジョーンズ(P)…CD2:2-4,6-10,14-18
ロリ・ライトマン(P)…CD1:3-6,10-12,26,CD2:12,13,24
アンドリュー・ローゼンブルム(P)…CD1:1-2,7-9,20-25,27,
CD2:1,11,20-23
カーステン・テイラー(P)…CD2:5,19

録音:2017年12月12日…CD2:2-4,11,14-18
2017年12月13日…CD1:19,21-25,CD2:6-10,20-23
2017年7月19日…CD1:11-12,26,CD2:5,12,19
2017年7月20日…CD1:13-18
2017年6月21日…CD1:3-6,7-10,20,CD2:1,13
2017年6月22日…CD1:1-2,27,CD2:24
ロリ・レイトマンは現代アメリカを代表する声楽曲作曲家の一人。複数の歌劇を始め、合唱曲、250曲以上 の歌曲を含む多数の声楽作品を発表しています。様々な詩人や作家の詩を用い、時にはホロコーストの犠 牲者の詩を用いて問題提起を行うなど、多彩な作品を発表する彼女、このアルバムでもエリザベス・ビショッ プ、ポール・セランなどの高名な詩人のテキストを用いた深遠な曲から、彼女の自作の詩を用いた「最初の孫 エドワードの2歳の誕生日」のために書いたという「エドワードのための短い歌」などのユニークで個人的な曲ま で、ヴァラエティ豊かな作品を披露しています。 また、世界初録音の歌曲を多数含むだけではなく、曲想に合わせて最もふさわしい歌手を起用、レイトマン自 身もピアノを演奏するなど、現在の彼女の姿をあますことなく伝える2枚組です。

NAXOS 2019年11月発売
NAXOS-8.574078(1CD)

NYCX-10116(1CD)
税込定価
『ビートルズ・ゴー・バロック 2』
バッハ:ピアノ協奏曲 第1番
1.カム・トゥゲザー
2.ブラックバード
3.ドライヴ・マイ・カー
バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第1番
4.抱きしめたい
5.サムシング
6.デイ・トリッパー
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番
7.ひとりぼっちのあいつ
8.ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス
9.オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集『四季』
10.ア・デイ・イン・ザ・ライフ (「春」第1楽章)
11.ノルウェーの森 (「春」第3楽章)
12.オクトパス・ガーデン (「秋」第1楽章)
13.ビコーズ (「秋」第2楽章)
14.バック・イン・ザ・U.S.S.R. (「冬」第1楽章)
15.ジュリア (「冬」第2楽章)
16.ゲット・バック (「夏」第3楽章)
バッハ:ミサ曲 ロ短調
17.ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア (主よ憐れみたまえ)
18.イエスタデイ (地には平和を)
19.ハロー・グッバイ (聖書にあるように3日後によみがえり)
ビートルズ:『アビイ・ロード』メドレー
20.ゴールデン・スランバー〜キャリー・ザット・ウェイト〜ジ・エンド
バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第3番
21.ハー・マジェスティ
※ バロックの原曲とビートルズの曲をミックスしてアレンジ
ダリボル・カルヴァイ(ソロ・ヴァイオリン)
マロシュ・クラチク(P)…1-3
マティアス・ヘフス(ピッコロ・トランペット) …7-9
ユライ・トムカ (Vn)
ルドヴィート・カンタ(Vc)
ピーター・ブレイナー(指・編)
ピーター・ブレイナー・オーケストラ

録音:2018年12月3-5日大教会、パネンスカ、ブラチスラバ、スロヴァキア
1993年にリリースされ世界的ブームとなった『ビートルズ・ゴー・バロック』。ビートルズが最後に録音したアルバム『アビイ・ロード』の発売50周年となる 2019年、26年もの歳月を越えて、ついに第2弾が登場しました。スロヴァキア出身の名アレンジャー、ピーター・ブレイナーが今回も冴えわたった編曲 でビートルズの名曲に新たな命を吹き込んでいます。幕開けは『アビイ・ロード』と同じ「カム・トゥゲザー」。合奏協奏曲風に編曲した前作から少し趣 向を変え、今回はバッハやヴィヴァルディの作品とビートルズの曲をミックス・アレンジ。メロディ・ラインのちょっとした類似を上手く掴み、2つの作品を見 事に調和させながらも、意表を突く流れに驚かされる場面もしばしばあり、常にわくわくさせられる楽しいアレンジに仕上がっています。ラストは『アビイ・ ロード』B面を飾るメドレーからの編曲が収められており、「ハー・マジェスティ」まで収録されているのがなんとも嬉しいところ。4人のビートルズはこの曲が 最後でしたが、ここでは、『ゴー・バロック』はまだ終わらないよ、とでも言いたげなニクいエンディングになっています。 今回の目玉の一つは驚くような名手が参加していることで、中でもブランデンブルク協奏曲第2番(ポール・マッカートニーがラジオで偶然この曲聴いて 「ペニー・レイン」のピッコロ・トランペットを思いついたことでも有名)のアレンジ版には、トランペットの名手マティアス・ヘフスが参加。見事な演奏で曲の 面白さをぐっと引き立てています。ヴァイオリンのダリボル・カルヴァイは、以前日本のドキュメンタリー番組出演で話題となり、これまで度々来日公演を 行っているほか、ホルンのバボラークのアンサンブルにも参加する名手。
NYCX-10115(1CD)
品番変更再発売
税込定価
『ビートルズ・ゴー・バロック』
ビートルズ 合奏協奏曲 第1番(ヘンデル風)
1.シー・ラヴズ・ユー ? A tempo giusto
2.レディ・マドンナ -Allegro
3.フール・オン・ザ・ヒル -Adagio
4.ハニー・パイ -Allegro
5.ペニー・レイン -Allegro
ビートルズ 合奏協奏曲 第2番(ヴィヴァルディ風)
6.ア・ハード・デイズ・ナイト (ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!)
7.ガール
8.アンド・アイ・ラヴ・ハー
9.ペーパーバック・ライター
10.ヘルプ
ビートルズ 合奏協奏曲 第3番(バッハ風)
11.ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード - 序曲
12.エイト・デイズ・ア・ウィーク - ロンドー
13.シーズ・リーヴィング・ホーム - サラバンド
14.恋を抱きしめよう - ブーレー
15.ヘイ・ジュード - ポロネーズ
16.イエロー・サブマリン
ビートルズ 合奏協奏曲 第4番
17.ヒア・カムズ・ザ・サン
18.ミッシェル
19.グッド・ナイト
20.キャリー・ザット・ウエイト
レノン&マッカートニー(原曲…17を除く)
ジョージ・ハリソン(原曲…17)
ピーター・ブレイナー(指・編)
ピーター・ブレイナー室内オーケストラ

録音:1992年2月28日-3月1日

輸入盤:8.555010
旧国内盤品番:8.990050J
1993年に初めて発売され、世界的な大ヒットとなったビートルズのバロック風アレンジ・アルバム。ところどころでソロ楽器が活躍する合奏協奏 曲の形を取っており、バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディの大作曲家風にまとめられています。単にバロック風の味付けということだけでなく、それぞ れの作曲家の作品を連想させるフレーズが飛び込んで来るのが楽しいところで、「レディ・マドンナ」と「ハレルヤ」が案外似ているなど新しい発 見も。26年ぶりに発売される第2弾と共にお楽しみください。
NAXOS-8.574018(1CD)
ヴィラ=ロボス:協奏曲と室内楽曲集
ギターと小オーケストラのための協奏曲(1951)
Sexteto Mistico 神秘的六重奏曲(1917)
ハーモニカ協奏曲(1955)
Quinteto Instrumental 五重奏曲(1957)
ジァンカルロ・ゲレーロ(指)
サンパウロSO
マヌエル・バルエコ(G)
ホセ・スタネック(ハーモニカ)
クラウディア・ナシメント(Fl)0
ライラ・ケーラー(Ob)
ダグラス・ブラガ(アルト・サクソフォン)
ファビオ・ツァノン(G)…4
ロジェリオ・ザーギ(チェレスタ)
スエレム・サンパイオ(Hp)
アドリアン・ペトルティウ(Vn)…
エデルソン・フェルナンデス(Va)
アドリアーナ・ホルツ(Vc)
18世紀以降のブラジル作曲家の作品を世界に広めるため、ブラジル外務省が立ち上げたプロジェクト「ブラジル・イン・ コンセルト(ブラジルの音楽シリーズ)」。今作ではブラジルを代表する作曲家、ヴィラ=ロボスのさまざまな協奏曲と 室内楽曲をご紹介いたします。「ギターと小オーケストラのための協奏曲」は彼の最後のギター作品で、名手セゴビア のために作曲されました。1920年代にも「12の練習曲」をセゴビアに献呈したヴィラ=ロボス、この作品にも名手の希 望が反映されており、抒情的な雰囲気の中に巧みな技術が凝らされた精妙な作品に仕上がっています。このアルバ ムでは巨匠、マヌエル・バルエコがソロを担当しています。ハーモニカ協奏曲は1940年代から活躍した名ハーモニカ奏 者ジョン・セバスチャンの委嘱作。倍音、オクターヴ、二重音など様々な技巧が余すことなく用いられており、複雑なリズ ムに乗ってハーモニカの美しい旋律が歌われていきます。六重奏曲、五重奏曲は、当時フランスで流行していた弦、木 管楽器のアンサンブルから影響を受けたと思われる牧歌的で美しい作品。六重奏曲にはチェレスタが用いられており、 タイトル通りの神秘的な雰囲気をかもし出しています。
NAXOS-8.559874(1CD)
ボストンSOの委嘱作品集
エリック・ネイサン(1983-):the space of a door(2016)
ジョージ・ソンタキス(1951-):ソネット(2016)
ティモ・アンドレス(1985-):Everything Happens So Much
あらゆることが起こる(2016)
ショーン・シェバード(1979-):Express Abstractionism(2017)
ロバート・シーナ(イングリッシュ・ホルン)
アンドリス・ネルソンス(指)
ボストンSO

録音:シンフォニー・ホール、ボストン
2016年2月11-13日、2016年2月8,10-12日、2016年2月15,17-19日、2016年11月8-10日,2018年2月8-10日…7-10
2011年、名指揮者ジェームズ・レヴァインの代役としてボストンSOを(指)その後客演を重ねて2014年に楽 団の音楽監督に就任したアンドリス・ネルソンス。 このアルバムには、彼が就任してから1年以内に様々な作曲家に委嘱したという4つの作品が収録されています。ソン タキスを除く3人の作曲家はボストンSOが主宰する「Tanglewood Music Center(TMC)」の出身者であ り、楽団との所縁も深い人たちです。バルトークの「青ひげ公の城」とブラームスの交響曲からインスパイアされたネイサ ンの作品、ギリシャ出身のソンタキスによるドラマティックな「ソネット」、過去作品との対話から生まれたというアンドレス の「Everything Happens So Much」、カンディンスキーやモンドリアンなど5人の芸術家の作品からインスピレーショ ンを受けたというシェパードの「Express Abstractionism」は様々な楽器の組み合わせから生まれる音のブロックを 並べて作り上げたもの。どの曲も個性的で、未来へ連なる先進性を持っています。
NAXOS-8.574033(1CD)
サン=サーンス:バレエ音楽集
歌劇「アスカニオ」-第3幕のバレエ音楽(1887-1888)
Entree du Maitre des Jeux 遊びの達人の入場(序曲)
Venus, Junon et Pallas ヴェヌス、ジュノンとパラス(古風なダンス)
Diane, Dryades et Naiades ディアーヌ、ドリュアデスとナイアード(ガヴォット)
Bacchus et les Bacchantes バッカスとバッカンテス(バッカナール)
5.Apparition de Ph?bus, d’Apollon et des neuf Muses
フェーブスのアパラシオン、アポロと9人の女神たち
Ph?bus prenant sa lyre, evoque l’Amour
フェーブスは琴を手に、愛を呼び起こす
L'Amour fait apparaitre Psyche アモールはプシュケを登場させる
Ensemble de Ph?bus, Diane, Erigone, Nic?a et Bacchus avec les
Muses, les Nymphes et les Bacchantes フェーブス、ディアーヌ、エリゴーネ、ニ
ケ、バッカスとミューズ、ニンフ、バッカンテスのアンサンブル
Variation de l’Amour アムールのヴァリアシオン
Le Dragon des Hesperides apporte la pomme dor
ヘスペリデスの竜は黄金のリンゴをもたらす
Finale ? Les Deesses, Bacchantes, Naiades et Dryades
フィナーレ、女神、バッカンテス、ナイアデス、ドリュアデス
Les Barbare 歌劇「蛮族たち」-プロローグ(1901)
La Jota aragonese ホタ・アラゴネーゼ-序曲(1880)
Andromaque 歌劇「アンドロマケー」-第4幕の前奏曲
(1902)
Andromaque 歌劇「アンドロマケー」-序曲(1902)
La Princesse jaun 歌劇「黄色の女王」-序曲
(1871-1872)
Ouverture d’un opera-comique inacheve
未完成のオペラコミック序曲(1854)
歌劇「アスカニオ」より
「アモールはプシュケを登場させる」(異稿版)
歌劇「アスカニオ」より
「アムールのヴァリアシオン」(異稿版)
準・メルクル(指)
マルメSO

録音:2018年8月20-24日
独立して演奏される「サムソンとデリラ」のバッカナールのように、サン=サーンスの歌劇作品には、数多くの魅力的なバ レエ音楽が含まれています。1890年に作曲された「アスカニオ」もそんな作品。もともとラモー作品を意識して書かれた 歌劇であり、全体がバロック調に統一されており、今では全編が演奏されることはほとんどありませんが、このアルバムに 収録されている魅力的なバレエ音楽(古代の神と女神を主人公にした序曲と12のダンス)は、いくつかの曲が単独 で演奏されたり、フルート版が作られたりと、しばしば聴き手の耳を楽しませています。他には野外劇場での上演が目 論まれた「蛮族たち」のプロローグや日本を舞台にした「黄色の女王」の序曲など、普段はあまり聴く機会のないサン= サーンスの管弦楽作品を準・メルクルが指揮しています。
NAXOS-8.574039(1CD)
ベートーヴェン:グランド・シンフォニー集 第1集…J.N.フンメル(1778-1837)によるフルート、ヴァイオリン、チェロとピアノ編
交響曲第3番「英雄」
交響曲第1番ハ長調 Op.21
ウーヴェ・グロット(Fl)
グールド・ピアノ・トリオ【ルーシー・グールド(Vn)、アリス・ニアリー(Vc)、ベンジャミン・フリス(P)】

録音:2018年6月25-26日
ベートーヴェンより8歳年下の作曲家フンメル。26歳の時にハイドンの推薦でエステルハージ家のコンサートマスターに 就任、ハイドンの引退後は宮廷楽長となり1811年まで大活躍したのち、辞職後はウィーンでピアニストとして名を上 げ、ベートーヴェンと並び称される巨匠の一人として音楽界に君臨しました。ベートーヴェンとは最初ライヴァルとして敵 対していましたが、最終的に和解してからは真の友情を結んでいます。そして、フンメルはベートーヴェンの交響曲第1 番から第7番までを室内楽ヴァージョンに編曲、オーケストラを直接楽しむことが困難であった時代に、これらの作品を 一般に普及させるために尽力しました。アレンジは素晴らしく、原曲の雰囲気を損なうことなく、新たな魅力を開花させ ています。NAXOSでおなじみのフルート奏者ウーヴェ・グロットとピアニスト、ベンジャミン・フリスがメンバーの一人である グールド・ピアノ・トリオが鮮やかに2曲を奏でています。
NAXOS-8.574157(1CD)
チャイコフスキー:くるみ割り人形(1892)
マシュー・ナイト&サイモン・コックスによる管楽七重奏とパーカッション編(2017/2019)…ナレーション入り
デレク・ジャコビ(ナレーター)
セプトゥーラ【ヒュー・モーガン(トランペット E♭)、アラン・トーマス(トランペット B♭)、サイモン・コックス(トランペット B♭)、マシュー・ギー(Tb)、マシュー・ナイト(Tb)、ダニエル・ウェスト(バスTb)、ピーター・スミス(Tub)、スコット・ラムスダイン(パーカッション)】
録音:2019年5月31日,6月2日
チャイコフスキーの三大バレエの一つ「くるみ割り人形」は、物語の舞台がクリスマスに設定されていることもあり、現代で もクリスマスに上演されることの多い人気演目です。このアルバムでは、2019年に初来日を果たしたロンドンのトップ奏 者たちによる金管七重奏「セプトゥーラ」の演奏を収録。マシュー・ナイトとサイモン・コックス、このメンバー2人の絶妙な 編曲で、新たな響きを獲得した素晴らしい「くるみ割り人形」を楽しめます。ナレーターを務めるのはイギリスの名優デレ ク・ジャコビ。舞台や映画で培った表現力をフルに生かし、物語に彩りを添えており、全曲を効果的に盛り上げていま す。
NAXOS-8.574100(1CD)
ショスタコーヴィチ:劇音楽『南京虫』
映画音楽『愛と憎しみ』(マーク・フィッツ=ジェラルドによる再構築版)
マンハイム歌劇場cho
マーク・フィッツ=ジェラルド(指)
ラインラント=プファルツ州立PO

録音:2019年2月18-21日
若きショスタコーヴィチは、数多くの映画音楽に手を染めました。この「南京虫」は1929年に劇作家メイエルホリドの依 頼を受け作曲にとりかかった曲。氷漬けとなった主人公プリスイプキンが50年後に蘇生されるものの、誰からも相手に されず、衿についていた南京虫と心を通わせるという、少々SF風でもあるマヤコフスキーの原作は、プチブルジョワ階級 と官僚主義への痛烈な批判に溢れており、ショスタコーヴィチ自身はこの作品をあまり好まなかったとされます。しかし偉 大な劇作家であるメイエルホリドの説得でこの仕事を引き受け、結局は1か月ほどで全曲を仕上げています。比較的 知られる「間奏曲」で聴ける脱力系の響きが独創的。もう1作の「愛と憎しみ」は社会的リアリズムの台頭によって排 斥された映画作品。1937年にフランスで上映されたものの、さほど話題にならずそのまま忘れられてしまいました。今 回、どちらの作品もマーク・フィッツ=ジェラルドの補筆、復元により素晴らしいスコアとして蘇りました。 世界初録音
NAXOS-8.573882(1CD)
ベートーヴェン:管弦楽伴奏付声楽作品集
シェーナとアリア「初恋」WoO 92(1792)
シェーナとアリア「いいえ、心配しないで」 WoO92a(1802)
シェーナとアリア「ああ、不実な者よ」Op.65(1796)
イグナーツ・ウムラウフのジンクシュピール「美しい靴屋の娘」のための2つのアリア
WoO91(1795)-第2番靴がきついのがお嫌なら
アリア「キスの試み」賢い母が話すこと WoO 89(1792)
アリア「娘たちと仲良くして」WoO90(1792)
イグナーツ・ウムラウフのジンクシュピール「美しい靴屋の娘」のための2つのアリア
WoO91(1795)-第1番おお、何たる人生
二重唱「お前の幸福な日々に」WoO 93 Hess 120 (1802?03頃)
三重唱曲「不信心な者よ、おののけ」Op.116(1802-1803)
レーッタ・ハーヴィスト(S)
ダン・カールストレム(T)
ケヴィン・グリーンロウ(Br)
レイフ・セーゲルスタム(指)
トゥルクPO

録音:2017年9月11-13日
16歳の時に初めて憧れのウィーンを訪れたベートーヴェン、その時は長逗留ができなかったものの、22歳の時に再度 ウィーンを訪れハイドンの弟子となり、そのまま亡くなるまでの35年間をウィーンで過ごし生活を存分に謳歌しました。当 時のウィーンではイタリアの文化が流行しており、サリエリからイタリア語のレッスンを受けたベートーヴェンも、いくつかの 「イタリア語のアリア」を作曲します。これらはサリエリが出した課題による習作とも考えられていますが、どれもが当時の 名歌手や貴族の子女たちに捧げられており、若いベートーヴェンの交友関係を伺い知る貴重な作品でもあります。二 重唱曲や三重奏曲は、独立した作品でありながら、まるでイタリア・オペラの一部のような風情を持つ劇的で聴きごた えのある曲です。ベートーヴェンの声楽作品を精力的に録音しているセーゲルスタムがここでも見事なサポートを聴か せます。
NAXOS-8.573842(1CD)
ラフ:ヴァイオリン・ソナタ全集 第2集
ヴァイオリン・ソナタ 第3番ニ長調 Op.128(1865)
ヴァイオリン・ソナタ 第4番ト短調「1楽章の半音階的ソナタ」Op.129(1866)
ヴァイオリン・ソナタ 第5番ハ短調 Op.145(1868)
ロロンス・カヤレイ(Vn)
ジャン=ファビアン・シュナイダー(P)

録音:2018年6月27-29日
スイスで活躍した作曲家ヨアヒム・ラフ。若い頃、フランツ・リストの助手としてオーケストレーションの腕を磨いたのち独 立、交響曲作曲家として名声を確立しました。現在ではピアノ曲の作曲家として知られますが、若い頃に技術を習得 したヴァイオリンのためにも重要な作品を残しています。この第2集には1865年から1868年に書かれた3曲のソナタを 収録。冒頭の第3番は、当時名を馳せていたヴァイオリニスト、フェルディナンド・ダヴィッドに捧げられ、1866年の初演 時に高く評価されました。全編、明るく軽快な楽想に彩られています。次の第4番は単一楽章で書かれたコンパクトな 曲。ラフにしては珍しいタイトルを持つ作品で、極めてシンフォニックなスタイルで構成され、目まぐるしい展開を見せま す。最後の第5番は再び4楽章で構成されており、全編抒情たっぷりの旋律で満たされたラフらしい作品となっていま す。今作でもスイス出身のヴァイオリニスト、カヤレイが共感溢れる演奏を聴かせます。 9.第4楽章:Allegro agitato
NAXOS-8.574071(1CD)
ベートーヴェン:歌曲集 第1集
嘆き WoO 113(第2稿)(1790)
新しき愛、新しき命 WoO 127 Hess 136(1798)
.魔王 WoO 131 Hess 148(R.ベッカーによる完成版)
アリエッタ「この暗き墓場に」 WoO 133(第二稿)(1807)
あこがれ WoO 134(第1稿)(1808)
あこがれ WoO 134(第2稿)(1808)
あこがれ WoO 134(第3稿)(1808)
遠い国からの歌 WoO 137(1809)
恋人に寄す WoO 140(第1稿)(独唱とピアノ)(1811)
恋人に寄す WoO 140(第2稿)(1811)
恋人に寄す WoO 140(第3稿)(1814)
劇付随音楽「エグモント」Op,84 クレールヒェンの歌「喜びに満ち、悲しみに満ち」
(前奏付きの声とピアノ、詳細版)(1809/1810)
劇付随音楽「エグモント」Op,84 クレールヒェンの歌「喜びに満ち、悲しみに満ち」
(声とピアノ版 Hess 94)(1809/1810)
劇付随音楽「エグモント」Op,84 クレールヒェンの歌「喜びに満ち、悲しみに満ち」
(前奏なしの声とピアノ、詳細版 Hess 93) (1809/1810)
29のさまざまな国の歌 WoO 158-第28番:かわいい子猫 Hess 133
(オーストリア)(1820)
29のさまざまな国の歌 WoO 158-第29番:山の上の少年 Hess 134
(オーストリア)(1820)
我が腕の中で揺れよ Hess 137(1796-1797頃)
(A,W,ホルスベルゲンによる再構築版)…世界初録音
愛しているものを教えて Hess 140(Op,82-1 初期版)(1809頃)
愛しているものを教えて Hess 140(Op,82-1 パリ手稿版)(1811)
6つの歌 Op,48-6 懺悔の歌
(第102-113小節の移行版 Hess 141)(1801/1802)
寂しさの喜び Hess 142(Op,83-1 第1稿(1810)
炎の色 Hess 144(Op,52-2 第1稿)(1792)
奉献歌 Hess 145(WoO 126 第1稿スケッチ、
声とピアノ版)(1796)
親愛なるヘンリエッテ Hess 151(1790?1792頃
/1949)
6つの歌 Op.75-第4番グレーテルの慰め(第1稿)
(1795年推測)
愛する人よ、私はあなたによって悩み、死ぬ Hess229(声とピアノ)(1803)
エリザベート・ブロイアー(S)
ライナー・トロスト(T)
パウル・アルミン・エーデルマン(Br)
リカルド・ボヨルケス(Bs)
ベルナルデッテ・バルトス(P)

録音:2018年6月25日、2018年6月26日、2018年9月27日、2018年9月28日、2018年12月6日
ドイツ・リートの発展に多大なる貢献をしているはずのベートーヴェンの90曲ほどの歌曲ですが、現代ではあまり演奏さ れることなく、管弦楽曲や器楽曲の影に隠れてしまっています。この第1集では、数種の異稿版を含むベートーヴェン の様々な歌曲を収録。シューベルトの名作を彷彿させるドラマティックな「魔王」や、喜び溢れる軽快な「新しき愛、新 しき命」などの興味深い作品はもちろんのこと、異稿版が存在する作品では、推敲の苦心を聴き取ることで、ベートー ヴェンの知られざる顔を見ることができます。劇付随音楽「エグモント」のクレールヒェンの歌の3ヴァージョンの違いを聞き 取るのも面白いことでしょう。「我が腕の中で揺れよ」は世界初録音です。
NAXOS-8.574091(1CD)
パウル・ユオン(1872-1940):ヴァイオリン・ソナタ 第1番-第3番
ヴァイオリン・ソナタ 第2番ヘ長調 Op.69(1920年出版)
ヴァイオリン・ソナタ 第3番ロ短調 Op.86(1930年出版)
ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ長調 Op.7(1898年出版)
チャールズ・ウェザービー(Vn)
デイヴィッド・コレヴァー(P)

録音:2015年8月11日、2016年9月29日、2014年12月20日
スイス系ロシア人作曲家、パウル・ユオン。モスクワ音楽院で作曲と音楽理論をアレンスキーとタネーエフに学んだ後、 ベルリン高等音楽院に留学、クララ・シューマンの異父弟ヴォルデマール・バルギールのもとで研鑽を積み、ドイツ・ロマン 派の様式を身につけました。彼の作品からは、最初のロシアの師たちの影響も感じられますが、全体を覆うのはドイツ 的な雰囲気であるとともに、彼が研究したシベリウスの影響も少しだけ見られます。このアルバムに収録された3つのソ ナタは、初期から円熟期に渡って作曲されたもので、通して聴くことでユオンの作風の変遷が良くわかります。決してわ かりやすいとは言えない音楽ですが、聴くほどに味わいが深くなっていくのがユオン作品の特徴です。
NAXOS-8.579025(1CD)
メンドンサ(1977-):Step Right Up さあ集まって!
Step Right Up さあ集まって!(2018)
Group Together, Avoid Speech グループ化,発言の回避(2012)
Unanswerable Light こたえられない光(2016)
ロジェ・ムラロ(P)
ベンジャミン・シュウォーツ(指)
グルベンキアンO

録音:2018年6月17-22日
1977年ポルトガル生まれの作曲家ヴァスコ・メンドンサの作品集。彼は作曲家としてスタートした時から「ドラマ、儀 式、メカニズム」という3つの強迫観念に取りつかれており、これらは全て連動して自身の作品に影響を及ぼしていると 語ります。このアルバムの作品は、全て自分自身への手紙のようなものであり、抽象的な概念と、実際の世界との ギャップを埋めるべく作曲したのだそうです。冒頭のピアノ協奏曲は、圧迫感を与えるピアノを単なる「音の出る機械」と して捉えることで威圧感を克服しようとします。3つの部分で構成された「Group Together, Avoid Speech」はグ ルペンキアンOの創立50周年記念の作品。9人の首席奏者たちのために書かれています。 「Unanswerable Light」は瞑想的な作品。作曲家の亡くなった友人のための記念碑です。ピアノ協奏曲でソロを 務めるのは名手ムラロ。普段は抒情的な演奏をするピアニストですが、ここでは一途にメカニカルな表現を追求してい ます。 世界初録音
NAXOS-8.573929(1CD)
レオポルド・コジェルフ(1747-1818):カンタータ「ヨーゼフ、人類に祝福を」
ヨーゼフ、人類に祝福を P.XIX:3(1783頃)
アリア 変ホ長調「Umbra noctis orbem tangit 夜のとばりが世界を覆い」
(1783年以降)
アリア 変ホ長調「Quaeso ad me veni, sponse divine 神よ、私のもとに来て
ください」(1782頃)
ミサ曲 ハ長調(作曲年不明)
Klage auf den Todt Marien Theresie マリア・テレジアの死を嘆いて
ジモーナ・アイシンガー(S)
ジークフリート・ゴーリッツ(朗読)
フィリップ・ドヴォルザーク(Cemb)
チェコ少年合唱団「ボニ・プエリ」
マレク・シュティレツ(指)
チェコ室内Oパルドビツェ

録音:2018年5月10-18日,8月29日
世界初録音
18世紀ウィーンで活躍した音楽家たちの中には、かなりの数のプラハ出身の人々が含まれていました。このレオポルト・ アントニーン・コジェルフもその一人。プラハで学び、バレエ音楽で作曲家デビューを果たしたのち、31歳の時にウィーン にやってきて、ピアニストとして名声を確立、その後は出版業でも成功、オーストリア帝室宮廷楽長と宮廷作曲家を兼 務するなど、当時の音楽界の頂点にのぼりつめた人です。熱心なフリーメイソン会員でもあり、このカンタータ「ヨーゼ フ、人類に祝福を」はフリーメイソンの活動を庇護していたヨーゼフ2世のために作曲されたもので、演奏も会員向けだ けになされたため、一般に普及することはありませんでした。朗読によるメロドラマを2曲含むドラマティックな作品です。 ミサ曲やアリアも絢爛豪華な響きを駆使して書かれていますが、最後の「マリア・テレジアの死を嘆いて」はシンプルな チェンバロの独奏にのってソプラノが切々とした歌を歌っていく追悼の曲。コジェルフの幅広い作風の一端を知ることがで きます。
NAXOS-8.579065(1CD)
キャロルの祭典
メイソン(1792-1872):Joy to the World! ジョイ・トゥ・ザ・ワールド
作者不詳:Sir Christemas クリスマスさん
フォスター(1949-)/トンプソン・ジェンナー(1950-):Grown-Up Christmas List 大人になった私のクリスマス・リスト
スウェンソン(1983-):Christmas Hosanna クリスマスのホザンナ
メンデルスゾーン:Hark! the Herald Angels Sing
天には栄え
伝承聖歌:This Little Light of Mine 私の小さな光
ラッター(1945-):マニフィカート
伝承曲:Kling, Glockchen, Kling 鈴を鳴らそう
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248-第10曲:シンフォニア
バディ・グリーン(1953-):Mary, Did You Know? メアリー、あなたはご存知?
ラッター:All Bells in Paradise 楽園の全ての鐘
ピアポント(1822-1893):ジングル・ベル
伝承曲:Go Tell It on the Mountain 山の上で世界に告げよ
ゴルトシュタイン(1942-):Twas the Night Before Christmas
明日は楽しいクリスマス
伝承曲:Bring a Torch, Jeanette, Isabella たいまつ手に手に
アダム(1803-1856):オー・ホーリー・ナイト
ルドルフ(1951-):イザヤの見た夢
シルヴィア・マクネアー(S)
エリック・スターク(指)
インディアナポリス交響cho
インディアナポリス室内O

録音:ライヴ収録
2016年12月16-17日、2015年12月18-19日
2015年と2016年に開催されたインディアナポリスSO「キャロル・コンサート」のライヴ録音。伝統的なキャロルか ら、最も新しいクリスマス・ソングまでを合唱とオーケストラ、オルガンが華やかに歌い上げます。オルガンの荘厳な響きと 大合唱を駆使した冒頭の「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」で、クリスマスを祝う喜びが溢れだすかと思えば、グラミー賞受賞 経験のあるソプラノ歌手シルヴィア・マクネアーをソリストに迎えた「大人になった私のクリスマス・リスト」などの静かな曲で のしっとりとした美しさも格別です。その他、誰もが知る「ジングル・ベル」や「オー・ホーリー・ナイト」のユニークなアレンジ も聴きもの。世界中の全ての人が楽しめるクリスマス・アルバムです。
NAXOS-8.579057(1CD)
ロベール・グロロー(1951-):ピアノ、チェロ、ハープのための協奏曲
ピアノ協奏曲(2010)
チェロ協奏曲(2011)…世界初録音
ハープ協奏曲(2011)…世界初録音
ヤン・ミヒールス(P)
イリア・ユーリヴィチ・ラポレフ(Vc)
エリン・グロロー(Hp)
ロベール・グロロー(指)
ブリュッセルPO

録音:2017年9月1-2日、2018年12月6-7日、2018年9月1-2日
ベルギー出身の作曲家ロベール・グロローによる3曲の協奏曲。作曲技法はほとんど独学で習得したというグロローで すが、1978年の「エリザベート王妃国際音楽コンクール」のピアノ部門で入賞するなど、もともと優れたピアニストであ り、指揮者としても活躍した人で、その経験を生かした数多くの作品は、柔軟な表現力と洗練されたフォルムを持って います。グロローは詩や絵画からインスピレーションを得るといい、この3つの作品からも想像力に富んだ多彩なストー リーが感じとれます。技巧的な「ピアノ協奏曲」、豊かな楽想に彩られた「チェロ協奏曲」、繊細な楽器の音色を極限 までいかした「ハープ協奏曲」と、どれもがオーケストラと独奏楽器の対話を重視した、見事なアンサンブルを堪能できま す。各々の曲のソリストも、素晴らしいテクニックを披露しています。

NAXOS-8.503298(30CD)
NX-G03
合唱音楽コレクションBOX
■CD1〜8.553840
アグリコラ(1446-1506):世俗作品集「絶望した幸福の女神」
1.幸運の最愛の人
2.さようなら、私の恋人 I
3.さようなら、私の恋人 II
4.悲しみよ、去れ
5.あなたの顔を見つめて I(器楽のみ)
6.もしあなたが喜ぶなら
7.そして誰がわかるというのか
8.良いことばかり I(器楽のみ)
9.良いことばかり II(器楽のみ)
10.良いことばかり III(器楽のみ)
11.遠くても近くても
12.あなたの顔を見つめて II(器楽のみ)
13.あなたに何かしてしまったかしら
14.ミューズよ、美しく奏でなさい
15.あなたの顔を見つめて III (器楽のみ)
16.むなしく私は泣く
17.盲目の人は色を見分けない(器楽のみ)
18.絶望した幸福の女神
■CD2〜8.573788
キム・アンドレ・アルネセン(1980-):合唱作品集
1.たとえ口を閉ざしていようと(2011)
2.フライト・ソング(2014)
3.おお、聖なる饗宴(2014)
4.子供の歌(2014)
5.あなたに残してあげる贈り物(2015)
6.眠れ、イエス(2012)
7.作るか壊すか(2015)
8.子守歌(2010)
9.子羊(2015)
10.ピエ・イエス(2013)
11.無限大(2016)
12.そこで休もう(2015)
■CD3〜8.572783
ベートーヴェン:カンタータ「栄光の瞬間」Op.136
合唱幻想曲 Op.80
■CD4〜8.572996
ブラームス:ドイツ・レクイエム
■CD5〜8.55449
ケルビーニ(1760-1842):葬送行進曲/レクイエム
■CD6〜8.573360
ドニゼッティ:カンタータ「アリステア」
■CD7-8〜8.572874-75
ドヴォルザーク:レクイエム
■CD9〜8.550765
フォーレ:レクイエム Op.48
ヴィエルヌ:幻想的小品集 Op.51-組曲 第1番
セヴラック(1872-1921):大いなる秘跡
フォーレ:小ミサ曲
フォーレ:ラシーヌの雅歌 Op.11
■CD10〜8.572137
ジェズアルド(1561-1613):マドリガーレ集 第4巻
1.清らかな澄んだ光よ
2.時には正直な欲望に
3.私は沈黙の中で静かでならなければならない(第1部)
4.無駄に、残酷に(第2部)
5.あなたは私に何をしているの?
6.この残酷で信心深き女性
7.私が思ったのと同じように(第1部)
8.おお、ここまで残酷な愛(第2部)
9.わが心よ、ああ、泣くことはない(第1部)
10.だから私を傷つけないで(第2部)
11.ルッツァッスキ(1545-1607):4声のトッカータ(オルガン・ソロ)
12.我が主の顔は死に覆われている
13.最後に溜息をつき、私は死ぬ(第1部)
14.人生は死を歓迎する(第2部)
15.彼女は結局のところ
16.私の心を伝えよう
17.見よ、従って私は死ぬだろう(第1部)
18.ああ、すでに私は血の気が引く(第2部)
19.私の心は燃えている
20.あなたの心に小さな愛があれば
21.太陽は明るく(6声-第1部)
22.わが光よ、戻っておいで(6声-第2部)
■CD11〜8.553258
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」(抜粋)
1.シンフォニア
2.汝らわが民を慰めよ…もろもろの谷は高くせられ
3.かくての主の栄光はあらわれ
4.見よ、乙女は身ごもりて…良き訪れをシオンに伝える物よ
5.ひとりのみどり子われらのために生まれたり
6.ピファ(田園曲)
7.シオンのむすめたちよ大いに喜べ
8.そのとき盲人の目は開き…主は牧者のごとくその群れをやしない
9.主は世の人々に悔いられ、捨てられ
10.正しきことを述べる者の足は美しい
11.なぜもろもろの国人は騒ぎ
12.ハレルヤ!
13.われは知るわ贈主は生きたもうことを
14.見よ我汝らに奥義を告げん…ラッパは鳴り
15.子羊にこそふさわしけれ…アーメン
■CD12〜8.572126
ハイドン: ミサ曲 ヘ長調「ミサ・ブレヴィス」Hob.XXII:1
ミサ曲 変ロ長調「ハルモニーミサ」 Hob.XXII:14
■CD13〜8.572639
ヤナーチェク:グラゴル・ミサ JW III/9 (最終稿)(1928)
シンフォニエッタ JW VI/18(1926)
■CD14〜8.573840
オルランド・ディ・ラッソ:マタイ受難曲
■CD15〜8.557340
1.ペロタン:祝せられた胎よ(単旋律コンドゥクス)
2.作者不詳:地上のすべての国々は
3-8.レオナン:地上のすべての国々は(1)
9-14.レオナン:地上のすべての国々は(II)
15-16.レオナン:地上のすべての国々は(III)
17-22.作者不詳:2声のクラウズラ
23-28.ペロタン:地上のすべての国々は
29.作者不詳:全地よ、主に向かって歓声を
30.作者不詳:主よ、我々にではなく
31.ペロタン:支配者らは集まりて(4声のオルガヌム)
32.作者不詳:古き法は廃れ
■CD16〜8.570926
モーツァルトモーツァルト:荘厳ミサ曲 ハ長調 K.Anh.C1.20
ジモン・マイール:テ・デウム
■CD17〜8.557728
モーツァルト:女より生まれしもののうち K72
オッフェルトリウム 「主の御憐れみを」 K222
レクイエム ニ短調 K626(F.X.ジュスマイヤーによる補筆完成版)
■CD18〜8.553314
パレストリーナ:モテット「私は日々罪を犯し」
無名のミサ曲(ミサ・シネ・ノミネ)(6声)
モテット「鹿が水を求めるように」
ミサ曲「武装した人」(ミサ・ロム・アルメ)
モテット「バビロンの流れのほとりで」■CD19〜8.555860
ペルト(1935-):ヨハネ受難曲
■CD20〜8.572031
ペンデレツキ(1933-):ウトレンニャ
第1部:キリストの埋葬
■CD21〜8.553444
パーセル:聖セシリアの日のためのオード/テ・デウム
1.早祷式 ニ長調 Z.
■CD22〜8.555908
ラフマニノフ:徹夜祷 Op.37
■CD23〜8.573531
ロッシーニ:スターバト・マーテル(1832年版、A.フォリアーニによるソロ、合唱と管弦楽編)
老いの過ち 第11集 声楽の難曲-第10曲 ジャンヌ・ダルク(M.タラッリによる声楽と管弦楽版)
■CD24〜8.557130
ラター(1945-):レクイエム
合唱とオルガンのためのアドヴェント頌歌「目覚めよ、輝け」
来たりて聖なるものを愛でよ
合唱とフルートのための頌歌「音楽は神の贈り物」
合唱とオルガンのための2つの天恵
オルガンのための2つの小品
■CD25〜8.570456
シューマン:ロマンスとバラード集
ロマンスとバラード集 第1集 Op.67
ロマンスとバラード集 第2集 Op.75
ロマンツェ 第1集 Op.69
ロマンスとバラード集 第3集 Op.145
ロマンスとバラード集 第4集 Op.146
ロマンス 第2集 Op.91
■CD26〜8.555080
ヴァンハル(1739-1813):ミサ曲集
ミサ・パストラリス ト長調
荘厳ミサ曲 ハ長調
■CD27〜8.554056
ヴィヴァルディヴィヴァルディ:グローリア ニ長調 RV589
バッハ:マニフィカト ニ長調 BWV234
■CD28〜8.557983
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):天空の響き-レスポンソリウムとアンティフォナ
■CD29〜8.559677
ウィテカー(1970-):合唱作品集
1.彼女の聖なる魂が舞い上がる
2.少年と少女
3.水の夜
4.結婚
5.黄金の光(ルクス・アルムク)
6.小さな樹
7.ダヴィデが聞きしとき
8.レオナルドは空飛ぶ機械を夢見る
9.私はこの素晴らしき日を神に感謝する
10.眠り
11.小鳥
■CD30〜8.553088
イギリスのマドリガルと歌曲集
1.ヘンリー8世(1491-1547):良き仲間との気晴らし
2.ウィリアム・コーニッシュ2世(1468-1523):狩人よ、角笛を吹け
3.ウィリアム・コーニッシュ2世:ああロビン、優しいロビン
4.作者不詳:Hey Trolly Lolly Lo
5.ジョン・ウィルビー(1574-1638):おいで、心地よい夜よ
6.ウィールクス(1575-1623):Thule, the Period of Cosmography
7.ウィルビー:涙せよ、わがまなこ
8.ウィールクス:ヴェスタはラトモス山を駆けおりつつ
9.カールトン(1568-1638):Sound Saddest Notes
10.ジョン・ファーマー(1570-1601):Fair Phyllis
11.ラムゼイ(1595-1644):眠れ、肉体の誕生
12.トマス・ヴォーター(1570-1630):お母さん、私は夫を持つわ
13.ロバート・ルーカス・ピアサル(1795-1856):花輪をかけよ
14.グレインジャー(1882-1961):ブリッグの定期市
15.伝承曲:高く伸びる木
16.スタンフォード:8つのパートソング Op.119-第3曲 青い鳥
■CD1〜8.553840
ミヒャエル・ポッシュ(指)アンサンブル・ユニコーン
録音:1995年12月3-6日
ルネサンス時代に活躍したフランドル楽派の音楽家アグリコラ。音楽史の書物で名前だけは目にするものの、その作品を実際に耳にすることはほとんどありません。ミラノ、フィレンツェ、フランスで歌手として活躍したらしいという断片的な記録しか残っていませんが、彼の作風は当時の新しい傾向であったイタリア風の考え方にあまり影響されず、ゴシック的な手法に固執したと言われています。
■CD2〜8.573788
ジョエル・リンセマ(指)カントライ(声楽アンサンブル)
録音:2016年5月27-30日
このアルバムには2010年以降に書かれた作品を収録。美しい響きを縦横無尽に駆使した繊細、かつモダンな曲が並びます。

■CD3〜8.572783
レオン・マッコウリー(P)、マルタ・フォンタナルス=シモンズ(Ms)、ジュリアン・デイヴィーズ(T)、ウェストミンスター少年cho、クレア・ラター(S)、マティルデ・ヴァレヴィク(Ms)、ピーター・ホーレ(T)、スティーヴン・ガッド(Br)、シティ・オブ・ロンドンcho
ヒラリー・デイヴァン・ウェットン(指)ロイヤルPO
録音:2011年2月5-6日 キャドガン・ホール、ロンドン、イングランド
このアルバムにはあまり耳にすることのない2作品を収録。交響曲第9番に良く似た旋律を持つ「合唱幻想曲」、ナポレオンが敗退後に開催された「ウィーン会議」の際に演奏された祝祭的なカンタータ「栄光の瞬間」。どちらも一度は聴いておきたい“隠れた名曲”です。
■CD4〜8.572996
アンナ・ルチア・リヒター(S)、シュテファン・ゲンツ (Br)、マリン・オルソップ(指)ライプツィヒMDRSO&ライプツィヒMDR放送cho
録音:2013年4月11-14日 ゲヴァントハウス大ホール、ライプツィヒ、ドイツ
ブラームス自身は、この作品を教会で歌うのではなく、演奏会用として考えていて、テキストからは「キリストの復活に関わる部分」が外されています。穏やかな第1曲のメロディが全般に使われながらも、全体にポリフォニックで極めて構造的に書かれた中身の濃い音楽です。
■CD5〜8.554749
ルガーノ・スヴィッツェラ放送cho、ディエゴ・ファソリス(指)スイス・イタリア語放送O
録音:1996年4月5日
この「レクイエム」はベルリオーズが激賞したという作品。ルイ16世のために作曲されたこの名曲は、この手の曲では普通は加わるソロ歌手を省き、合唱と管弦楽で敬虔な祈りを表現します。
■CD6〜8.573360
アンドレア・ローレン・ブラウン(S)、サラ・ハーシュコヴィッツ(S)、キャロリン・アドラー(S)、コーネル・フレイ(T)、ローベルト・セリアー(T)、アンドレアス・ブルクハルト(Bs)、バイエルン国立歌劇場合唱団のメンバー、ジモン・マイールcho、フランツ・ハウク(指)ジモン・マイール・アンサンブル
録音:2012年9月3-6日
19世紀前半の作曲家たちは、本格的な歌劇だけでなく「小さな歌劇」もしばしば作曲しました。これらは特定の人の誕生日や命名日を祝うためや、何か栄誉を受けたときのために演奏され、その題材は神話や寓話から取られることが多かったのです。このドニゼッティ初期作品のカンタータも、ブルボン君主フェルディナンド1世とシチリア王アルフレッド大王に敬意を表して書かれており、牧歌的風景の中に、父と娘の葛藤を盛り込み、最後は平和的解決を得るという内容です。
■CD7-8〜8.572874-75
クリスティーネ・リボー(S)、エヴァ・ヴォラク(A)、ダニエル・キルヒ(T)、ヤヌス・モナルチャ(Bs)、アントニ・ヴィト(指)ワルシャワPO&cho
録音:2012年5月29日-6月5日 ワルシャワ・フィルハーモニック・ホール、ポーランド
全曲は素朴で美しいメロディに満ち溢れており、曲の冒頭には彼が敬愛したバッハの最高傑作「ロ短調ミサ」からの引用もあるなど、渾身の力が込められた大作となっています。
■CD9〜8.550765
リサ・ベックリー(S)、ニコラス・ゲッジ(Bs-Br)、カーム・キャリー(Org)、スコラ・カントルム・オブ・オックスフォード、ジェレミー・サマリー(指)オックスフォード・カメラータ
録音:1993年5月17-18日
モーツァルト、ヴェルディ作品とは違い“ディエス・イレ=怒りの日”を持たないこともあり、全体が静謐な雰囲気を湛えています。このアルバムでは若き日の作品である「ラシーヌの雅歌」と「小ミサ曲」も演奏されています。
■CD10〜8.572137
マルコ・ロンギーニ(指)デリティエ・ムジケ
録音:2009年7月20-24日 イタリア ヴェローナ,サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会
「高貴なる殺人者」として歴史に名を残す大作曲家、ジェズアルドのマドリガル集。この曲集には、妻とその恋人を殺害するという大事件を起こした後に書かれた、ジェズアルドの苦悩が伺われる曲が含まれており、他にも死の影に覆われた作品など、全体的に暗く重々しい色調となっています。もちろん彼特有の予期せぬ不協和音や、激しい感情表現、半音階的語法が顕著であり、時代の流れからはみだしてしまった悲しい天才を物語るかのような、ドラマティックな音楽が奏でられます。
■CD11〜8.553258
スコラーズ・バロック・アンサンブル
録音:1992年7月6-9日
■CD12〜8.572126
アン・ホイット(S)、ジュリー・リストン(S)、リチャード・リポルド(Bs)、ナコル・パルマー(S)、ニーナ・ファイア(S)、キルステン・ゾレク=アヴェラ(A)、ダニエル・ムトル(T)、マシュー・ヘンスラッド(T)、アンドリュー・ノーレン(Bs)、ニューヨーク・トリニティ教会cho、オーウェン・バーディック(指)ルベル・バロックO
録音:2001年5月23-24日、2008年9月5-6日
“小さなミサ”という意味を持つ「ミサ・ブレヴィス」はハイドン17歳の作品。声変わりを迎え、聖歌隊を去るにあたっての卒業制作の意味を持つ作品でした。この曲を書くために当時の巨匠、ポルポラからイタリアの音楽様式を学んだといわれています。かたや「ハルモニー・ニサ」は70歳の作品。「天地創造」や「四季」などの数々の傑作をものにしたハイドンならではの熟達の技法が冴える充実作です。
■CD13〜8.572639
クリスティーネ・リボー(S)
エヴァ・マルシニク(A)
ティモシー・ベンチ(T)
ヴォチェク・ギールラッハ(Bs)
ヤロスラフ・マラノヴィチ(Org)
ワルシャワ・フィルハーモニーcho
アントニ・ヴィト(指)ワルシャワPO
録音:2010年4月26-27日、2009年9月29-30日
晩年になって、人生の輝きを取り戻したヤナーチェクは、堰を切ったように次々と名作を生み出します。この「グラゴル・ミサ」と「シンフォニエッタ」もその中に含まれる傑作です。「グラゴル・ミサ」のグラゴルとは、スラヴ人が使った最古の文字と言われることから、この曲はスラヴ文化のための奉祝であり、大規模な管弦楽、合唱、独唱、そしてオルガンが織り成す神秘的で輝くような調べは聴くものの心を躍らせます。「シンフォニエッタ」は本来は軍楽のために構想された作品。金管が大活躍する冒頭から、わくわくするような楽想に満ちています。
■CD14〜8.573840
ボー・ホルテン(指)ムジカ・フィクタ
録音:2015年4月6,9-10日
後期ルネサンス期、フランドル楽派を代表するオルランドゥス・ラッスス(オルランド・ディ・ラッソ)。4つの福音書による全ての応唱受難曲を残しており、その中でも最初に出版された「マタイ受難曲」は素晴らしい傑作です。イエスの受難の物語が福音史家によって、淡々と歌われ、それに合唱が応えるという形の音楽は、シンプルでありながら力強さも兼ね備えています。ルネサンス期の作品を研究するホルテンは、当時の礼拝の慣例に従いこの「マタイ」の曲中にもいくつかのモテットを挿入することで、16世紀当時の礼拝場面を再現しています。
■CD15〜8.557340
アンソニー・ピッツ(指)トーヌス・ペレグリヌス
録音:2004年1月5-9日
「グレゴリオ聖歌」のような単声部の旋律だけの音楽から、複数の声部の音楽への進化は、西洋音楽の発展の上で革命的な出来事だったことは言うまでもありません。「ノートルダム楽派」は初期のポリフォニー音楽を発展させた作曲家たちの集まりですが、個人名が特定できるのはペロタンとレオナンの2人のみですが、その作品は当時の音楽を想像させるにふさわしい衝撃的な美しさを持っています。
■CD16〜8.570926
プリスカ・エセル=シュトライト(S)、カーチャ・シュテューバー(S)、メリット・オスターマン(A)、ローランド・シュナイダー(C.T)、アンドレアス・ヒルトライター(T)、イェルク・シュナイダー(T)、マルク・メゲーレ(T)、ロベルト・メルヴァルト(Bs)、アンドレアス・ブルクハルト(Bs)、ジモン・マイールcho、フランツ・ハウク(オルガン・指揮)、インゴルシュタット・グルジア室内O
録音:2007年9月29日-10月1日
マイール自身による祝祭的なテ・デウムは、1805年のミラノ大聖堂で行われたナポレオンの戴冠式のために書かれたもので、マイールの伝記作家ジローラモ・カルビは、この曲を“傑作”と宣言した魅力的な作品です。
■CD17〜8.557728
ミリアム・アレン(S)、アンネ・ブター(Ms)、マルクス・ウルマン(T)、マルティン・シュネル(Bs)、ゲヴァントハウス室内cho、モルテン・シュルト=イェンセン(指)ライプツィヒ室内O
録音:2004年11月10-12日
永遠の名曲、モーツァルトの「レクイエム」。この演奏の特徴はテンポの速さ。ジュスマイヤー補筆完成版であるにもかかわらず、全曲を40分ほどで駆け抜けています。エリック・エリクソンに師事したデンマーク出身の指揮者モルテン・シュルト=イェンセンの演奏です。カップリングの2曲はあまり耳にすることのない秘曲です。
■CD18〜8.553314
セルジオ・ヴァルトロ(指)サン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレ・ソロイスツ
録音:1995年10月
ルネサンス期、フランスで流行した「武装した人」。作者不詳の世俗曲ですが、当時の作曲家たちがこの曲を挙ってミサ曲に使用したことで知られています。ここではパレストリーナの作品を収録。彼もこの曲を愛好しており、有名な「教皇マルチェルスのミサ曲」にも似た旋律が使われています。もう1曲の「シネ・ノミネ」は名のないミサという意味。こちらも作者不詳の旋律が用いられています。
■CD19〜8.555860
アンソニー・ピッツ(指)トーヌス・ペレグリヌス
録音:2001年5月15-18日,6月28日
エストニア出身の作曲家ペルトが1982年に書き上げた「ヨハネ受難曲」。ペルトが創案した「ティンティナブリの様式」が用いられた簡素な和声による鮮烈な音楽を、ごく少数の歌手とヴァイオリン、オーボエ、チェロ、ファゴット、オルガンだけという、極限まで切り詰められた楽器編成で奏でています。現代における「キリストの受難」の物語です。
■CD20〜8.572031
イヴォナ・ホッサ(S)、アグニエツカ・レーリス(Ms)、ピョートル・クシェヴィチ(T)、ピオトル・ノヴァツキ(Bs)、ゲンナジー・ベズベンコフ(Bs)、ワルシャワ少年cho、アントニ・ヴィト(指)ワルシャワPO&cho
録音:2007年9月24-27日,30日,12月3-4日
1962年に発表された「スターバト・マーテル」、そして1963年の「ルカ受難曲」に連なるペンデレツキの宗教的合唱作品である「ウトレンニャ」。地の底から響くようなおどろおどろしい合唱で始まりますが、実はロシア正教の早朝礼拝の典礼文が用いられているというから驚きです。第1部(名指揮者オーマンディに捧げられた)でキリストの埋葬を描き、第2部ではその復活を描いています。衝撃的な大音量に圧倒される部分も多いのですが、根底を貫いているのは静かな神への祈りです。
■CD21〜8.553444
ジェニー・バーン(S)、スーザン・ビサット(S)、ウィリアム・ピュアフォイ(C.T)、クリストファー・ロブソン(C.T)、イアン・ハニーマン(T)、トーマス・ガスリー(Bs)、ロバート・グレントン(指)黄金時代のO&cho
録音:1995年5月13-14日
36歳という若さでこの世を去ったパーセル。しかしイタリアやフランスの影響を受けつつ400曲を超える独自の音楽を生み出した、最も優秀なイギリス人の作曲家の1人として知られています。このアルバムには彼の代表的な声楽曲であるオード(頌歌)やテ・デウムを収録。楽譜が不完全だったため、今まで録音されなかったオードも含まれています。
■CD22〜8.555908
オイゲン・アントニ(T)、ライザ・パルム(S)、エルヤ・ヴィメリ(C.A)、エリク=ウーロフ・セーデルストレム(指)
録音:2001年4月1日,5月29-31日,6月5日
大地から湧き上がるような壮大な響き、美しいハーモニーの移ろいには、心を大きく揺さぶられます。フィンランド国立歌劇場合唱団の約70名によるアンサンブルでお楽しみください。
■CD23〜8.573531
マジェラ・カラーフ(S)、マリアンナ・ピッツォラート(Ms)、ホセ・ルイス・ソーラ(T)、ミルコ・パラッツィ(Bs)、ポズナン・カメラータ・バッハcho、アントニーノ・フォリアーニ(指)ヴュルテンベルクPO
録音:2011年7月14,15,17日
この演奏は、様々な変遷を経て世に出た総譜を研究の上、ロッシーニが望んだ本来の形に近づけたという貴重なものです。
■CD24〜8.557130
エリン・マナハン・トーマス(S)、ニコラス・リンマー(Org)、ニコラス・コロン(Org)、カレン・ジョーンズ(Fl)、ケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊、ティモシー・ブラウン(指)シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア
このアルバムはラター自身のプロデュースで制作されたもので、彼の若くして亡くなった息子に捧げられています。
■CD25〜8.570456
マルク・ミシェル・ド・スメット(指)アクエリアス(声楽アンサンブル)
録音:2004年7月1-3日,2006年2月26日
このアルバムでは1849年頃から書き始めた4集からなる「ロマンスとバラード」を中心に収録。アカペラで歌われる繊細さと力強さを併せ持つ曲集です。
■CD26〜8.555080
コリン・エインスワース(T)、マリー・エニド・ヘインズ(S)、スティーヴン・ピッカネン(Bs-Br)、ニーナ・スコット・ストッダート(A)、タワー・ヴォイセズ・ニュージ−ランド、ウーヴェ・グロット(指)アラディア・アンサンブル
録音:2000年7月30日-8月1日
ボヘミア出身の作曲家ヴァンハル。ウィーンでは音楽教師として活動した後、作曲家として名声を博し、作曲だけで生計を立てることのできた、おそらく最初の作曲家だったと言い伝えられています。この2曲のミサ曲は、当時の彼の人気が推測できる楽しく心躍る音楽です。とりわけ「荘厳ミサ曲」はモーツァルト作品を思わせる優雅さを湛えています。
■CD27〜8.554056
スコラ・カントルム・オブ・オックスフォード
ニコラス・ウォード(指)ノーザン室内O
録音:1993年12月2-3日,1994年3月14日
ヴィヴァルディの宗教曲の中でも、とりわけ高い人気を誇る「グローリア(栄光あれ)」。簡潔かつに印象的な冒頭は、一度聞いたら忘れられません。明るい楽想が溢れる輝かしい作品です。かたやバッハの「マニフィカト」はもともと1723年にクリスマス用として書かれた聖母マリアの祈りの音楽。後に改訂が施され現在の形になりました。冒頭ではトランペットとティンパニが華やかに活躍します。
■CD28〜8.557983
ジェレミー・サマリー(指)オックスフォード・カメラータ
録音:2005年8月10-11日
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(ビンゲンのヒルデガルト)は8歳の時に女子修道会に入り、当時としては驚異的な80歳という長寿を全うしました。作曲家、聖職者として、また自らの幻視体験を書と絵にした預言者としても知られます。彼女の作品は初期のドイツ・ネウマ譜で伝えられており、全て単旋律で書かれていますが、そのメロディは得も言われぬほどに魅力的です。
■CD29〜8.559677
レスリー・デアス(P)、キャロル・バウマン(打楽器)、ノエル・エジソン(指)エローラ・シンガーズ
録音:2009年4月18-20日
アメリカ合衆国出身のウィテカー。精巧なテキストとユニークな響きを用いて、美しい音楽を作り出す作曲家として人気を誇っています。瞬間の美と調和の確かな表出、そして流動的な時間。これらを軸に、荘厳で光に満ちた音を組み上げ、神秘的で詩情豊かな世界が描かれます。
■CD30〜8.553088
カリス-アン・レーン(S)、ジェレミー・サマリー(指)オックスフォード・カメラータ
録音:1994年3月21-22日
このアルバムには、強烈な印象を受けるヘンリー8世の「良い仲間との気晴らし」を始めとしたルネッサンス時代のマドリガルや、19世紀の「花輪をかけよ」からグレインジャー、スタンフォードなど近代作品まで、6世紀に渡る魅力的なアカペラ合唱曲を収録。
11-12世紀に活躍した女性作曲家ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの清冽な単旋律によるレスポンソリウ ム(独唱と合唱が交互に歌い交わす方式)から、現代気鋭の作曲家アルネセンの作品まで、およそ 900年に渡る膨大な合唱レパートリーの中から選りすぐった傑作選。ルネサンス期の精緻な対位法が 美しい無伴奏合唱曲やマドリガーレ、バロックから古典派にかけてのヴィヴァルディやモーツァルト、ベー トーヴェンらの整った形式を持つミサ曲やカンタータ、イタリア・ロマン派のケルビーニやドニゼッティによるオ ペラを思わせる華やかな曲、シューマン、ブラームスをはじめとしたドイツ・ロマン派と東欧作曲家たちの 詩情豊かな作品を経て多様な作風に至る現代へ。 人の声の持つ温かさと力強さを伝える合唱芸術の素晴らしいコレクションです。

NAXOS 2019年11月発売
NAXOS-8.574151(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲 第1番ハ長調 Op.15
ピアノ協奏曲 第2番変ロ長調
ロンド WoO 6(カデンツァ:ギルトブルグ)*
ボリス・ギルトブルグ(P)
ヴァシリー・ペトレンコ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO

録音:2019年5月10-11日、2019年5月13日*
モーツァルトの時代に初期のピークを迎えたとされるピアノ協奏曲。このジャンルを更に推し進めたのがベートーヴェンでした。彼は14歳の時に初 のピアノ協奏曲を作曲(作品番号なし、変ホ長調 WoO 4)、1790年には後に2番となる変ロ長調の第1稿を完成させます。しかしこの作 品は出版までに、終楽章が差し替えられるなどの様々な構想が加えられ、その間に、現在第1番とされるハ長調の協奏曲が完成。最終的に は番号が逆になり出版されることとなります。 ギルトブルグは今回のベートーヴェンについても、確かな技巧と音楽性で作品に全力で対峙し見事な演奏を繰り広げます。後年にみられる壮 大堅固な作風による第1番ではエネルギッシュに音楽を創り上げ、モーツァルトの影響を受けながらも、随所に先鋭的な工夫が見られる第2 番では、絶妙な転調から生まれた、はっとするような美しい瞬間を捉えています。同時に彼は、作品の出版までの変遷を丹念に追い、ベー トーヴェンが“新しいスタイル”の協奏曲を完成させるまでの経緯をブックレットにまとめています。尚、もともとは第2番の終楽章として用意されて いた「ロンド WoO 6」もギルトブルグ自身がカデンツァを用意し、このアルバムに含め、、若いベートーヴェンの意欲的な試みを演奏、解説ととも に理想的な形で聴き手に提示します。 ギルトブルグの華麗な演奏をバックアップするのは気鋭の指揮者ヴァシリー・ペトレンコとロイヤル・リヴァプールPO。すで にショスタコーヴィチなどの一連のロシア物で高い評価を受けている両者による演奏も注目です。

NAXOS 2019年10月発売
NAXOS-8.573942(1CD)
ベートーヴェン:管楽合奏のための音楽集
管楽六重奏のための「行進曲」変ロ長調 WoO29(1797-1798)
管楽八重奏曲 変ホ長調 Op.103(1792)
管楽六重奏曲 変ホ長調 Op.71(1796)
管楽六重奏のための「ロンディーノ」変ホ長調 WoO25(1792)
デイヴィッド・シフリン(Cl)
パウル・ウォンジン・チョー(Cl)
フランク・モレッリ(Fg)
マリッサ・オレガリオ(Fg)
ウィリアム・パーヴィス(Hrn)
ローレン・ハント(Hrn)
スティーヴン・テイラー(Ob)
チェン・シュアン=フォン(Ob)

録音:2017年5月16,17日
18世紀から19世紀、小規模な編成の管楽アンサンブルは人気が高く、ベートーヴェンも数多くの作品を書き上 げています。このアルバムに収録された4曲はどれもベートーヴェンが20代の作品であり、八重奏曲はマクシミリアン 選帝侯の食卓のための音楽として書かれ、後に弦楽五重奏曲に編曲されています。選帝侯お抱えの奏者たち の熟練した技巧が伺われる勢いのある見事な筆致による明るい音楽です。六重奏曲はクラリネット、ホルン、ファ ゴットが各2本づつという珍しい編成。また、ロンディーノは八重奏曲のフィナーレとして構想されていた作品です。 モーツァルトのグラン・パルティータの伝統を受け継ぐ軽やかな作風が魅力的。
NAXOS-8.573931(1CD)
ヴァインベルク:(1919-1996):フルートのための作品全集
フルート協奏曲 第1番Op.75(1961)
フルート協奏曲 第2番Op.148b(1987)
フルートとオーケストラのための12の小品 Op.29b(1947/1983改訂)
フルートとピアノのための5つの小品(1947)
クラウディア・シュタイン(Fl)
エリザヴェータ・ブルーミナ(P)
デヴィッド・ロバート・コールマン(指)
シュチェチンPO

録音:2017年8月23-25日、2018年1月22日
最近、注目されているヴァインベルク:。このアルバムには彼のフルート作品が全て収録されています。ソヴィエト時代 に書かれたヴァインベルクの独奏作品の多くは特定の奏者を念頭に置いたものが多く、フルート作品もほとんどの 曲が当時の名手アレクサンドル・コルネーエフのために書かれています。作品年代の最も早い曲は「12の小品」で あり、後に弦楽オーケストラのためにアレンジされるなど、ヴァインベルクのお気に入りの作品でもありました。1961 年の「フルート協奏曲第1番」はハチャトゥリアンを思わせる活発な第1楽章、抒情的な第2楽章、流麗な第3楽 章で構成されています。「協奏曲第2番」はヴァインベルクの最後の作品の一つ。コルネーエフに捧げられており、 やはり古典的な形式で書かれています。「5つの小品」の楽譜は長い間失われていましたが、最近発見され、よう やく演奏されるようになりました。ドビュッシーの引用が印象的な第1曲を始め、自由な作風による興味深い小品 で構成されています。
NAXOS-8.573956(1CD)
ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」Op.84
歌劇「レオノーレ」-第2幕 WoO 2b Hess117
(1805年版)
6つのメヌエット WoO10(1796)(F.バイヤーによるオーケストラ版)
クフナーの悲劇『タルペイア』のための勝利の行進曲WoO2a,Hess117
『レオノーレ・プロハスカ』の音楽より「葬送行進曲」WoO96-4
マッティ・サルミネン(Bs)
カイサ・ランタ(S)
レイフ・セーゲルスタム(指)
トゥルクPO

録音:2018年1月15-19日
1807年、ベートーヴェンは友人の法律家、詩人ハインリッヒ・ヨーゼフ・コリンの戯曲「コリオラン」を見て感激、劇に 基づく序曲「コリオラン」を一気に仕上げました。これによりコリンはベートーヴェンにいくつかのオペラの作曲を提案し ましたが残念ながら実現することはありませんでした。しかしベートーヴェンの劇に対する情熱は冷めることなく、 1809年にヨーゼフ・ハルトルから依頼されたゲーテ作品への作曲を快く引き受け、ほぼ半年間を要して曲を書き 上げ自らの指揮で初演しています。題材はフランドルの軍人エグモント(エフモント)の英雄的なエピソードであり、 ベートーヴェンは彼自身の政治的関心も絡めた、力強く荘厳な音楽を付けました。現代では全曲が演奏される ことはあまりありませんが、このアルバムでは名バス歌手サルミネンの朗読を含む劇音楽全曲を収録。完成度の高 い演奏を楽しむことができます。
NAXOS-8.574074(1CD)
レーガー:管弦楽作品集
バッハの主題による変奏曲とフーガ(1904)
(I.レヴィン編)…世界初録音
バッハ:コラール「ひとよ、汝が罪の」BWV622(M.レーガー編)
アルノルト・ベックリンによる4つの音詩 Op.128
クラウディナ・シュルツェ=ブロニーヴスカ(Vn)
アイラ・レヴィン(指)
ブランデンブルク州立O

録音:2016年5月12日、2016年5月13日
偉大なる先人、ヨハン・セバスチャン・バッハを敬愛していたレーガー。1904年に初めてバッハの作品を主題にした 変奏曲を書き上げます。使われたのはカンタータ第128番の二重唱「神の全能の力は計り知れず」であり、レー ガーは原曲のオーボエの音色を想定して楽譜に「オーボエのように」と書きつけるなど、ピアノ曲でありながら、演奏 にあたって多彩な響きを要求していたことがわかります。このアルバムでは編曲家でもある指揮者アイラ・レヴィンが レーガーの思いを音にするために、ピアノ曲をオーケストラ用にアレンジ、各声部を整理し、若干短縮を施すことで クライマックスを強大なものにしています。同じくバッハのコラール「ひとよ、汝が罪の」はレーガーの編曲、また「ベック リンの4つの音詩」はレーガーが魅了されていた絵画に触発された色彩豊かな作品です。
NAXOS-8.570627(1CD)
チャン・ピン(1972-):Oriental Wash Painting 水墨画(4つの協奏曲による管弦楽組曲)
 第1曲: The Wind Washed Clouds 風に揉まれた雲(古筝とオーケストラのための協奏曲)
 第2曲: The Noble Fragrance 高貴な香り(二胡とオーケストラのための協奏曲)
 第3曲: The Movement of Wash Painting 淡彩画の楽章(琵琶とオーケストラのための協奏曲)
 第4曲: Blue Lotus 青い蓮(竹笛とオーケストラのための協奏曲)
ジ・ウェイ(古筝)
ユー・ホンメイ(二胡)
ツァン・キアン(琵琶)
ユアン・ファイファン(竹笛)
リン・タオ(指)
中国国立SO

録音:2015年6月10日
世界初録音
北京中央音楽院の作曲部門で博士号を取得し、ベルリン芸術大学の客員研究員ととして派遣された才能ある 作曲家チャン・ピン。彼の代表作、中国の伝統楽器を紹介するための4つの協奏曲で構成された組曲「水墨 画」をお楽しみください。薄く溶いた絵の具を刷毛や大き目の筆で塗りつぶしていくウォッシュ技法を用いた「淡彩 画」は海や雲の色の濃淡を表現するのに最適な画法であり、複数の色を用いることで複雑な色彩を表現するこ とが可能です。ここで彼は中国の琴、二胡、琵琶、竹笛をそれぞれの楽章に使用し、中国独特の水墨画を思わ せる個性的な色合いを出すことに成功しています。独奏を担当する奏者たちは、それぞれ中国を代表する名手 たち。神秘的な響きを駆使しながら、見事な風景を描き出しています。北京の中国国立舞台芸術センターで行 われた世界初演コンサートを収録したアルバムです。
NAXOS-8.573998(1CD)
カール・ツェルニー(1791-1857):協奏曲集
コンチェルティーノ ハ長調 Op.210/213(手稿版 Op.197)(1829)
第2大協奏曲 変ホ長調(1812-1814)*
オーベールの歌劇「石工」によるロンディーノ Op.127(1826)
ローズマリー・タック(P)
リチャード・ボニング(指)
イギリス室内O
ヒュー・シーナン(首席ホルン)*

録音:2018年12月4-6日聖シラス教会、ケンティッシュ・タウン、ロンドン
ベートーヴェンの弟子、友人として知られるツェルニー。彼は19世紀のウィーンにおけるピアノ演奏の技術改革に 取り組み、彼が書いた練習曲は当時大流行、現在でも、基礎的な演奏技術の向上のために広く使われていま す。しかし彼自身は非常に謙虚な人柄であり、演奏技術の改良も「尊敬するベートーヴェンのソナタを弾くため」 に行われたものでした。そのために彼が残した数多くのピアノ曲は、どれも高度な技術が用いられた演奏困難なも のであり、ショパン作品よりも難しいとされる曲もあります。しかしツェルニー自身が宣伝しなかったため、そのほとんど が忘れられてしまいました。最近になってようやく、演奏機会が増えてきたこともあり、独自の作風が見直されてい ます。ここでは2曲の協奏曲と、同時代の作曲家オーベールの歌劇の旋律を使ったロンディーノを聴くことができま す。なかでも第2大協奏曲は、ベートーヴェンの「皇帝」を聴いて感動したツェルニーが初演の12日後に作曲を始 めたという、師に対する尊敬の念が強くこめられた作品。ツェルニー研究家のローズマリー・タックの演奏は作品の 真価を的確に伝えています。
NAXOS-8.574065(1CD)
アレクサンダー・ラハバリ(1948-):わが母なるペルシャ 第2集
交響詩 第4番「戦争のない世界」(2017)
交響詩 第5番「世界に恋して」(2017)
交響詩 第6番「わが母なるペルシャへの讃歌」(2013-2017)
交響詩 第7番「アンタリ」(2017)
交響詩 第8番「アラビアの言葉」(2017)
モハンマド・モタメディ(T)
アレクサンダー・ラハバリ(指)
アンタルヤ国立SO

録音:2018年4月27日
世界初録音
イラン生まれの指揮者アレクサンダー・ラハバリは優れた作曲家でもあります。彼はこれまでに8曲の交響詩を書い ており、いずれもイランの優れた詩人の詩を用いた民族色豊かな雰囲気を持っています。第1集(8.574064)で は第1番から第3番までが収録されており、ペルシャの素材と即興性が巧みにブレンドされたユニークな作品を聴く ことができましたが、今作では彼の平和を願う心が現れた「交響詩第4番」、13/8という珍しい拍子が使われてい る、13世紀の詩人の詩に基づいた「交響詩第5番」、壮大な賛美歌である「交響詩第6番」、ストリート・ミュー ジシャンの歌う音楽からインスパイアされた「交響詩第7番」、賛美歌のモティーフとアラブのフォークダンスが融合し た力強い曲想を持つ「交響詩第8番」と、古の昔から現代に至るさまざまなイランの表情を音楽で表現した興味 深い作品が並びます。
NAXOS-8.555477(1CD)
アレクサンダー・モイゼス(1906-1984):スロヴァキア舞曲
Dances from Gemer ゲメルの舞曲 Op.51(1955)
Down the River Vah ヴァーフ川を下って Op.26(1935/1945)
Pohronie Dances ポロニエ舞曲 Op.43(1950)
オンドレイ・レナールト(指)
スロヴァキアRSO

録音:1989年1月23-26日
※MARCO POLO 8.223278の移行盤
近代スロヴァキアを代表する作曲家、アレクサンダー・モイゼス。12曲ある交響曲はどれも故郷のスロヴァキア民謡 を効果的に配した民族色豊かな旋律に溢れた聴きごたえのあるものですが、この舞曲集は、更にスロヴァキアの 旋律を生かしたユニークな作品群で、彼の愛国心が垣間見える音楽語法が駆使された色彩豊かな音楽が楽し めます。1930年代の「ヴァー川を下って」はラジオ局からの委嘱作品。スメタナの「モルダウ」のアイデアに従い、川 の源から下流までを色彩的に描ています。他には、ツィンバロンの響きが鮮やかなスロヴァキアのジェマー地方の舞 曲と、ポロニエ地方の舞曲に基づいた作品を収録。シンプルな形式の中に溢れるスパイスの効いた旋律は、ヤ ナーチェクやバルトークを思わせる躍動的な雰囲気を持っています。
NAXOS-8.573949(1CD)
カステレード(1926-2014):フルート作品全集 第1集
Sonatine d'Avril 4月のソナチネ(1985)
3 moments musicaux d’apres Corot
ココローによる3つの楽興の時(1987)…世界初録音
Flutes en vacances フルート吹きの休日(1962)
Ciels 上空(1980)…世界初録音
Sonatine de Mai 5月のソナチネ(1999)
コブス・デュ・トワ(Fl)
クリスティーナ・ジェニングス(Fl)
ジェーク・フリドキス(Fl)
ブルック・ファーガソン(Fl)…
ロミー・ド・ギーズ=ラングロワ(Cl)
マルシン・アレント(Vn)
キンバリー・パターソン(Vc)
パトリック・サットン(G)
ブリジット・キッベイ(Hp)
ドレーン・リー(P)

録音:2018年9月17日、2017年12月17日、2018年5月15日、2018年5月16日、2018年5月18日
1926年、パリ生まれのジャック・カステレード。彼の父は第1次世界大戦後のパリで理髪店を経営していました が、息子が音楽への興味を抱くことを妨げることはありませんでした。彼はコンセルヴァトワールに入学するまで、ピ アノの個人指導を受けていましたが、そのレパートリーのほとんどはリストやショパンなどのロマン派の作品であり、 モーツァルトやベートーヴェンのオーケストラ作品はピアノ・デュエットで学んだのみでした。しかしコンセルヴァトワール で様々な技法を学び、彼の音楽的知識が格段に向上、学年の終りにはメシアンの音楽分析クラスで学ぶなど現 代的な感覚も取り入れています。そのためか、彼の作品には無調からジャズ、ポップス、ロックなどの影響が強く、 聴きやすい曲から難解な曲までの幅広い曲調が聴きとれます。なかでも、新古典派風の作風とモダンなハーモ ニーが心地良い「休暇中のフルート」が彼の代表作として知られています。
NAXOS-8.579054(1CD)
テレマン:12の無伴奏フルートのための幻想曲 TWV40:2-13(1732-1733) ジョヴァンニ・ロセッリ(Fl)

録音:2018年2月&3月
後期バロック音楽を代表するドイツの作曲家テレマン。彼はヘンデルやバッハの友人であり、共に時代を支える音 楽家として広く活躍していました。ハンブルク市の音楽監督として膨大な作品を発表、そのどれもが当時、最先端 の技法を用いた華麗な作風を持つだけでなく、演奏もそれほど難しくなかったため、多くの人々に愛奏されました。 彼は無伴奏ヴァイオリンやフルートのために数多くの「ファンタジア=幻想曲」を作曲しており、そのどれもがゆったり とした美しい旋律に彩られた聴きどころの多いものです。このフルートのためのファンタジアは、バッハの「無伴奏フ ルートのためのパルティータ」のおよそ10年後に書かれた作品。モダン・フルートで演奏されることも多い名曲です が、ジョバンニ・ロセッリはフラウト・トラヴェルソ(木製の横笛)を演奏、低めのピッチで落ち着いた音色を奏でること で、テレマンの時代の音楽を鮮やかに再現しています。
NAXOS-8.574121(1CD)
ニュージーランドのギター音楽集 第3集〜ブルース・ペイン(1963-):作品集
海の組曲(2007)
Waitemata Reverie ワイテマタの夢想(2017)
4つのマオリ民謡(ブルース・ペイン編)):2018)…世界初録音
Oakura Chimes…世界初録音
Seringapatam
ギュンター・ヘルビッヒ(G)

録音:2018年12月17-21日
ニュージーランドの最新のギター作品を紹介するシリーズ、第3集は1963年生まれの作曲家ブルース・ペインの作 品を取り上げます。ユニークな感性に裏打ちされた彼の作品は、ニュージーランドの広大な風景を彷彿させなが ら、ラヴェルやドビュッシー風の印象派的な響きも含まれた複雑な味わいを持ち、どれもが聴き手の想像力を程よ く刺激します。 最初に置かれた「海の組曲」は2007年の作品。著名な写真家コリン・ガンズから「水中画像のデジタル・スライド ショー」のプレゼンテーション用の音楽を依頼されて生まれた曲集です。ダイバーが海に潜るところから始まり、さまざ ま生き物たちが音で具体的に表現されていきます。「4つのマオリ民謡」もユニークな曲集。最後の「P?karekare Ana ポカレカレアナ」は永遠の愛が高らかに歌われています。
NAXOS-8.573954(1CD)
ウィリアム・ペリー(1930-)〜プロヴァンスの木陰から
プロヴァンスの木陰から(2018)-オーケストラとピアノのための音楽的ガイドブック
フィオーナ(2016)
柳の風-バレエ組曲(2018)
剣術!(2017)/パリでの買い物(1982)
独り言(1983)/3月の卒業式(1971)
スロヴァキアPO
パウル・フィリップス(指)
ウィリアム・ペリー(指)
マイケル・チャートック(P)
リチャード・ヘイマン(ハーモニカ)cho、他

録音:1982年-1986年、2018年8月28-29日
アメリカ出身の作曲家ウィリアム・ペリーは、南フランスのプロヴァンス地方を頻繁に訪れ、"世界で最も美しい"この 地域の歴史と文化を紹介することに力を尽くしています。彼はプロヴァンスについての組曲を書くことを考え、イギリ スの作家ピーター・メイル(1939-2018)のアドヴァイスを元に「プロヴァンスの木陰から」を書き上げました。協奏 曲ではないものの、4つの楽章はピアノが活躍するほか、様々な楽器がうまく取り入れられており、美しく画期的な オーケストラによる風景画として仕上がっています。他にも映画やミュージカルを思わせる色彩的な作品を収録。 一部の曲は30年前に録音されており、今回の新録を付け加えて完成したという息の長い製作期間を経た1枚 です。
NAXOS-8.574027(1CD)
バッハ:マグナ・ゼクエンツァ 第2集-舞曲からの大組曲
フランスの様式によるパルティータ(フランス風序曲) ロ短調 BWV831〜第1番:序曲/第2番:クーラント
フランス組曲 第1番ニ短調 BWV812-第1番:アルマンド
パルティータ 第5番ト長調 BWV829-第3番:クーラント
イギリス組曲 第3番ト短調 BWV808-第2番:アルマンド
パルティータ 第4番ニ長調 BWV828-第3番:クーラント
組曲 ヘ短調 BWV823-第2番:サラバンドとロンド
フランス組曲 第1番ニ短調 BWV812-第3番:サラバンド
パルティータ 第5番ト長調 BWV829-第5番:テンポ・ディ・メヌエット
フランスの様式によるパルティータ(フランス風序曲) ロ短調 BWV831〜第4番:パスピエ I-II/第6番:ブーレ I-II
フランス組曲 第6番ホ長調 BWV817-第5番:ポロネーズ
パルティータ 第3番イ短調 BWV827-第4番:スケルツォ
イギリス組曲 第6番ニ短調 BWV811-第6番:ガヴォット I-第7番:ガヴォット II
パルティータ 第4番ニ長調 BWV828:第7番:ジーグ
フランスの様式によるパルティータ(フランス風序曲) ロ短調 BWV831〜第7番:ジーグ/第8番:エコー
ソニア・ルビンスキー(P)

録音:2018年1月6-10日
ラテン語で"偉大なる継続"という意味を持つMagna Sequentia。第1集(8.574026)に続く、ソニア・ルビンス キーがバッハの任意の組曲から、様々な曲を選び出し、新たな「組曲」に仕立て上げた興味深いアルバムで す。今作においても、ルビンスキーは「フランス様式によるパルティータ」を中心に、フランス組曲、イギリス組曲、パル ティータから選ばれた曲を用いて、新たな組曲を創り上げ聴き手に披露しています。全曲を通して、曲の緩急や 雰囲気などが細かく設定されており、もともとバッハが一つの作品として構想していたといわれてもおかしくないほど の完成度の高いアルバムに仕上がっています。

NAXOS 2019年10月発売
8.501404(14CD)
NX-G03
グリーグ:ピアノ独奏曲集 アイナル・ステーン=ノックレベルグ(P)

※NYCX-10076(輸入盤国内仕様)と同内容の輸入盤BOX。
良く知られた抒情小品集から、未完成に終わった第2ピアノ協奏曲の断章、ピアノ・ソナタの初版、そし てこの録音で初めて録音された「ノルウェーの旋律(全152曲)」まで、グリーグの魅力的なピアノ独 奏曲を収録したボックスが待望の復刻!「グリーグは非常にピアニスティックな作曲家です。多くの曲で は、非常に高いレヴェルのテクニックも必要とされます。」と語るノルウェーの代表的ピアニストであり、グ リーグ演奏の権威として知られるアイナル・ステーン=ノックレベルグによる決定盤です。(録音時におけ る)グリーグの全ピアノ独奏曲を演奏した14枚のアルバムは、録音から20年以上経た現在でも、聴き 手に感銘を与え続けています。
8.502021(20CD)
NX-H04
イギリスの弦楽四重奏曲集
■CD1〜8.570560
ウィリアム・オルウィン(1905-1985):弦楽四重奏曲第1番ニ短調
弦楽四重奏曲第2番「春の水」
弦楽四重奏曲第3番
10.ノヴェレッテ
■CD2〜8.557762
マルコム・アーノルド(1921-2006):弦楽四重奏曲第1番Op.23
弦楽四重奏曲第2番Op.118
弦楽四重奏の為の幻想曲「豊かな生活」
■CD3〜8.555282
・バックス(1883-1953):弦楽四重奏曲第1番ト長調
弦楽四重奏曲第2番イ短調
■CD4〜8.555953
バックス:弦楽四重奏曲第3番
弦楽五重奏の為の「抒情的間奏曲」
弦楽四重奏曲ホ長調「Cathaleen-ni-Hoolihan」他にはタイトル通りの美しさを
持つ「抒情的間奏曲」、民謡そのものの美しい主題による、学生時代の作品「ホ長調の四重奏曲」を収
録。
■CD5〜8.570415
レノックス・バークリー(1903-1989):弦楽四重奏曲第1番Op.6
弦楽四重奏曲第2番Op.15
弦楽四重奏曲第3番Op.76
■CD6〜8.557108
アーサー・ブリス(1891-1975):弦楽四重奏曲第1番変ロ長調
フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロの為の対話
オックスフォード・サーカスの地下鉄で
弦楽四重奏曲イ長調
■CD7〜8.557394
アーサー・ブリス(1891-1975):弦楽四重奏曲第2番
クラリネット五重奏曲
■CD8〜8.557133
フランク・ブリッジ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「ボローニャ」
弦楽四重奏曲第3番
■CD9〜8.557283
ブリッジ:弦楽四重奏曲第2番ト短調
幻想的ピアノ四重奏曲嬰ヘ短調H.94
弦楽四重奏曲第4番
■CD10〜8.553718
ブリッジ:幻想的四重奏曲ヘ短調
ノヴェレッテ
3つの牧歌
ロンドンデリーの歌
ロジャー=ドゥ=カヴァリー卿
横町のサリー
熟したさくらんぼ
弦楽四重奏の為の3つの小品
■CD11〜8.553883
ブリテン:弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.25
弦楽四重奏曲第2番ハ長調Op.36
3つのディヴェルティメント
■CD12〜8.554360
ブリテン:シンプル・シンフォニーOp.4
クァルッティーノ
行進曲風に
弦楽四重奏曲第3番Op.94
■CD13〜8.553737
エルガー:弦楽四重奏曲ホ短調Op.83
ピアノ五重奏曲イ短調Op.84
■CD14〜8.557777
ジョン・アイアランド(1879-1962):弦楽四重奏曲第1番ニ短調
聖なる少年(弦楽四重奏版)
弦楽四重奏曲第2番ハ短調。
■CD15〜8.554079
アーネスト・ジョン・モーラン(1894-1950):1-2.弦楽四重奏曲変ホ長調
弦楽四重奏曲イ短調
弦楽三重奏曲ト長調
■CD16〜8.570136
アラン・ロースソーン(1905-1971):2台のヴァイオリンの為の「主題と変奏」
弦楽四重奏曲第1番「主題と変奏」
弦楽四重奏曲第2番
弦楽四重奏曲第3番
■CD17〜8.572555
エドマンド・ラッブラ(1901-1986):弦楽四重奏曲第1番ヘ短調Op.35
弦楽四重奏曲第3番Op.112
弦楽四重奏曲第4番Op.150
■CD18〜8.572286
ラッブラ(1901-1986):弦楽四重奏曲第2番変ホ長調Op.73
アモレッティOp.43
めでたし恩寵に満ちたマリア
1楽章のピアノ三重奏曲Op.68
■CD19〜8.555300
ヴォーン・ウィリアムズ:幻想的五重奏曲
弦楽四重奏曲第1番ト短調
弦楽四重奏曲第2番イ短調
■CD20〜8.554646
ウォルトン(1902-1983):弦楽四重奏曲イ短調
ピアノ四重奏曲ニ短調
マッジーニSQ


■CD1〜8.570560
録音2007年12月9-11日Potton Hall, Westleton, Suffolk, England, UK

■CD2〜8.557762
録音2004年12月14-16日Potton Hall, Westleton, Suffolk, England, UK

■CD3〜8.555282
録音1999年12月19-21日Potton Hall, Westleton, Suffolk, England, UK

■CD4〜8.555953
ガーフィールド・ジャクソン(Va)
録音2001年6月12-14日Potton Hall, Westleton, Suffolk, England, UK

■CD5〜8.570415
録音2006年12月7-9日Potton Hall, Westleton, Suffolk, England, UK

■CD6〜8.557108
ニコラス・ダニエル(オーボエ、コールアングレ)
マイケル・コックス(フルート、アルト・フルート)
録音2000年12月19-21日Potton Hall, Westleton, Suffolk, England, UK

■CD7〜8.557394
デヴィッド・キャンベル(Cl)
録音2003年1月14-16日Potton Hall, Westleton, Suffolk, England, UK

■CD8〜8.557133
録音2002年6月18-20日Potton Hall, Westleton, Suffolk, England, UK

■CD9〜8.557283
マーティン・ラスコー(P)
録音2003年6月10-12日Potton Hall, Westleton, Suffolk, England, UK

■CD10〜8.553718
録音1994年12月16-17日All Saints Church, East Finchley, London

■CD11〜8.553883
録音1996年12月9-11日 St Martin’s Church, East Woodhay, Hampshire, England, UK

■CD12〜8.554360
ジョン・タッタースディル(Cb)
録音1997年12月9-11日St Martin’s Church, East Woodhay, Hampshire, England,
UK

■CD13〜8.553737
ピーター・ドノホー(P)
録音1995年12月18-20日St. Martin’s Church, East Woodhay, Hampshire, England

■CD14〜8.557777
録音2004年1月21-23日Potton Hall, Westleton, Suffolk, England, UK

■CD15〜8.554079
録音1995年12月9-10日All Saints’Church, East Finchley, London, England, UK

■CD16〜8.570136
ローレンス・ジャクソン(Vn)
デイヴィッド・エンジェル(Vn)
録音2005年12月13-15日Potton Hall, Westleton, Suffolk, England, UK

■CD17〜8.572555
録音2009年12月1-3日Potton Hall, Westleton, Suffolk, England, UK

■CD18〜8.572286
チャールズ・ダニエルズ(T)
マーティン・ラスコー(P)
録音2009年1月13-15日Potton Hall, Westleton, Suffolk, England, UK

■CD19〜8.555300
録音2000年6月13-15日Potton Hall, Westleton, Suffolk, England, UK

■CD20〜8.554646
ピーター・ドノホー(P)…5-8
録音1999年5月30日-6月1日Potton Hall, Westleton, Suffolk, England, UK
20世紀の英国音楽レパートリーの中核を成す「弦楽四重奏曲」を中心とした室内楽作品集。後期ロ マン派から近代にかけて、独自の室内楽文化を形成してきた英国では「イギリス印象派」とも呼べる作 曲家たちが活躍、イングランド民謡を巧みに取り入れた美しい作品が数多く生まれています。 ブリテンやアイアランドにおける若き才能の輝き、円熟期のエルガーの精力的な仕事ぶり、ブリッジやロウ スソーンの職人技ともいえる見事な構成、ブリスとバックスの牧歌的な表現、ヴォーン・ウィリアムズの田 園風景が反映された作品など、各々の作曲家のスタイルを、グラミー賞に2回ノミネートされたマッジー ニSQは的確に描き分けています。

NAXOS 2019年9月発売
NAXOS
8.503297(30CD)
NX-G08
中世、ルネサンスからバロックの時代の音楽
【CD1】8.550711
ミサ固有文によるグレゴリオ聖歌集
1-4.入祭唱
5-8.昇階唱
9-12.アレルヤ唱
13-16.奉納唱
17-21.聖体拝領唱
【CD2】8.550998
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):天の啓示
1.おお、聖なる体
2.アレルヤ、おお、仲立ちの若枝よ
3.めでたし、気高き方
4.三位一体のために
5.キリエ
6.おお.まことの保護者
7.おお、慰めたる聖霊の火よ
8.オルド・ヴィルトゥトゥム(諸徳目の秩序)
9.魂の牧者
10.おお、青々とした小枝よ(聖母マリアの賛歌)
11.御母への称揚(輝かしい枝と冠)
【CD3】8.554257
トゥルバドゥールの音楽
1.ベランギュイエール・ド・パル(12 世紀初めに活躍):こんなにも愛している
2.不詳(12 世紀):貴婦人よ、あなたのために
3.カルドゥナル(1180-1278)/ボルネイユ(1140-1200):歯の痛みを抑えられない - 今や愛で満たされて
4.不詳:ブホ…器楽のみ
5.ミラヴェル(1180 頃-1215 頃):最高の歌い日和
6.リュル(1222 頃-1315):鳥たちは歌っていた
7.ド・パル:そんな女性
8.ボルネイユ:栄光の王
9.不詳:讃えよ、そしてまた讃えよ
10.リキエ(1230 頃-1300 頃):卑しく、罪深い、罪人と悔悟者
11.ベンタドルン(1130 頃-1190 頃):雲雀の渡りを見た時
12.リュデル(12 世紀中頃活躍):五月の季節は日も長く
【CD4】8.572449
ナイトハルト・フォン・ロイエンタール(1190-1236):「涙のヴェール」からの物語

1.バティスト・ロマン:おんどり(原曲:ナイトハルト)
2.ナイトハルト:私は全ての尺度を越えて悲しむ(M.レヴォン編)
3.ナイトハルト:夏と冬(M.レヴォン編)
4.ロマン:クラウスラ(原曲:13 世紀の歌&ナイトハルト)
5.ナイトハルト:歌え、黄金のめんどりよ-ダンス「僧侶」(M.レヴォン編)
6.ナイトハルト:来たれ、甘い夏の天候よ(M.レヴォン編)
7.不詳:優雅な女性はこの名誉に値する(M.レヴォン編)
8.ロマン:私は夫など望んでいない(原曲:13 世紀のモテット)
9.ナイトハルト:私は花を悼む(M.レヴォン編)
10.ロマン:ヘダメルスコール(原曲:13 世紀、吟遊詩人の歌)
11.ナイトハルト:すべての夏の長いこと(M.レヴォン編)
12.フォーゲルヴァイデ(1170-1230):神よ、高く賛美します(M.レヴォン編)
13.アダン・ド・ラ・アル(1245-1288):私は死ぬ、私は死ぬ(M.レヴォン編)
【CD5】8.554837
カルミナ・ブラーナ 中世の詩と歌
1.ようこそ、バッカス
2.黄金の戦車に乗ったポイポス
3.クロノスは閉じ込められた
4.カタリナを称えよう
5.正義と邪悪
6.凍てつく時は去り
7.かつては無垢な少女だった
8.見よ、誠実さは眠り
9.夜明けに田舎の少女が
10.堕落した生活の
11.憎悪を生み出す
12.空は変えても心は変えず
13.今は喜びの季節
【CD6】8.553833
ギヨーム・ド・マショー(1300-1377):ノートルダム・ミサ曲/田園詩「真実の物語」からの歌曲
1-6.ノートルダム・ミサ曲
7-12.田園詩「真実の物語」からの歌曲
【CD7】8.573346
銀と金- 初期ハプスブルク・ルネッサンスの音楽集
1.イザーク(1455-1517):銀と金
2.ロイエンタール(1190-1236):すみれ-冬は去った
3.マンゴルト(1380-1430):私は監視に尋ねた
4.ザルツブルク僧:牛の笛-昼寝
5.ヴォルケンシュタイン(?-1445):さあ、陽気に騒ぎましょう
6.作者不詳:早い、遅い、どちらだろう
7.作者不詳:起きなさい、あなたは眠りすぎ
8.ヴォルケンシュタイン:ベルベル人の国とアラビアを通る旅
9.ロイエンタール:輝く太陽
10.ロイエンタール:腰振り踊りを歌った頃
11.ヴォルケンシュタイン:喜べ、世界の生き物たち
12.ヴォルケンシュタイン:私の心の悲しみは溶けている
13.作者不詳:聖処女マリアを讃えて
14.エドレラヴェル(1395-1460):Hermann Edlerawer
15.作者不詳:オーストリアから - 勝利、幸せ、そして健康
16.作者不詳:私は地上に立つ
17.作者不詳:ハレルヤ、神の息子
18.作者不詳:わが女性、わが喜び
19.デュファイ(1397-1474):封建領主レオン様
20.作者不詳:最愛の、わが最愛の人
21.作者不詳:部屋に座って空気をうかがう
22.作者不詳:もう一度私を見て
23.ヴォルケンシュタイン:ヘイ、ヘイ、彼らは怒っている
24.マルティーニ(1430-1497):ラ・マルティネッラ
25.作者不詳:パヴァン
26.作者不詳:マントゥアンの踊り
27.ホフハイマー(1459-1537):神の名のもとにわれらは旅をする
28.プファビンシュヴァンツ:親愛なるマリア様
【CD8】8.553458
デュファイ(1397-1474):シャンソン集
1.私は心をこめて
2.私が嘆き苦しむのは当然のこと
3.あの気高い額のお方が−心とろかすお姿
4.あなたは戦士なのだから
5.美しい人よ、どんな過ちを犯したのか
6.太陽で飾られたうるわしのおとめ
7.もしも顔が青いなら
8.彼女の要塞を攻め落とそう
9.あなたの美しいまなざしゆえに
10.私たち、めざめよう
11.新年の日
12.私の愛しい人
13.私の愛しい人の愛のために
14.ああ、我が悲しみ
15.よい日、よい月、よい年、そして何かよいこと
16.目をさまして、喜んで
17.さらばラノワのよき酒
【CD9】8.554260
オケヘム(1410-1497):レクイエム/ミサ・プロラツィオーヌム 他
1.けがれなき神の御母
レクイエム
2.入祭唱
3.キリエ
4.昇階唱
5.トラクトゥス
6.オッフェルトリウム
ミサ・プロラツィオーヌム
7.キリエ
8.グローリア
9.クレド
10.サンクトゥス
11.ベネディクトゥス
12.アニュス・デイ
【CD10】8.572840
イートン・クワイア・ブックからの音楽
1.ワルター・ランビ(1450-1499):処女なる御母は男を知らず 5 声
2.ウィリアム・ストラットフォード修道士:マニフィカト 4 声
3.作者不詳:処女なる御母は男を知らず
4.デイヴィ(1465-1538):主の受難 4 声
5.ブラウン(1480-1505):スターバト・マーテル 6 声
6.ケリーク:マニフィカト 5 声
7.ウィルキンソン(1475-1515):クレド・イン・デウム 13 声
【CD11】8.573260
ミサ・コンチェプティオ・トゥーア- 待降節のための中世とルネッサンスの音楽
アンティフォン集
1.作者不詳:おお、叡智よ(マニフィカト)
2.作者不詳:おお、アドナイ
3.作者不詳:おお、エサイの根よ
4.作者不詳:おお、ダビデの鍵よ
5.作者不詳:おお、明けの星よ
6.作者不詳:おお、全ての民の王よ
7.作者不詳:おお、エマニュエル

ピエール・ド・ラリュー(1452 頃-1518):ミサ・コンチェプティオ・トゥーア…世界初録音
8.キリエ
9.グローリア
10.クレド
11.サンクトゥス
12.アニュス・デイ

13.作者不詳:救い主のうるわしき母(ポルトガル写本、14 世紀)

中世後期のイギリスキャロル集より
14.作者不詳:かくも麗しいバラはない(イギリス、17 世紀)
15.作者不詳:恵みあふれる聖マリア(イギリス、15 世紀)
16.作者不詳:ノヴァ!ノヴァ!(イギリス、15 世紀)
【CD12】8.554744
ア-ラ-ミ-レの写本-フランドル和声の財産
1.マチュー・ガスコーニュ(1502-1552):Missa Myn hert-キリエ
2.ジャン・ムートン(1459-1522):天の恵みが/われらの助けは主の御名に
3.ジョスカン・デ・プレ(1455-1521):ああ、悲しみよ/慈悲深いイエスよ
4.ピエール・ムリュ(1484-1550):母が咲き誇りますように
5.アドリアン・ヴィラールト(1490-1562):ミサ曲「祝されたり、天の女王」-アニュス・デイ
6.作者不詳:サルヴェ・レジーナ(Myn hert より)
7.ハインリヒ・イザーク(1455-1517):嫉妬を見つけた者は(器楽)
8.ピエール・ド・ラリュー(1452-1518):それは無駄なこと(器楽)
9.ド・ラリュー:私の心はいつも望んでいる I
10.コルネリウス・リーゴ(生没年不詳):Celle que j'ay(器楽)
11.ハンス・ノイジトラー(1508 頃-1563):私の心はいつも望んでいる II (器楽)
12.作者不詳:どんなにもっと行く気でも
13.デ・プレ:悲しみと憂いにあふれ
14.ド・ラリュー:この墓の中に
15.マルブリアヌス・デ・オルト(1460 頃-1529):「心惹くこの形見の衣よ」
16.ド・ラリュー:Jam sauche(器楽)
17.ピエール・アラミレ(1470-1536):タンデルナーケン(器楽)
【CD13】8.555772
ファン・デ・アンチエタ(1462-1523):ミサ・シネ・ノミネ
1.作者不詳:武装した人
2.デ・アンチエタ:入祭唱「めでたし、聖なる産みの母」
3.デ・アンチエタ:ミサ・シネ・ノミネ-主よ憐れみたまえ(キリエ・エレイソン)
4.ジョスカン・デ・プレ(1455-1521):キリエ T(オルガン独奏)
5.デ・アンチエタ:ミサ・シネ・ノミネ-いと高きにある神に栄光あれ
6.作者不詳:昇階曲 「祝福され、尊ばれし聖母マリア」(グレゴリオ聖歌)
7.作者不詳:最も輝かしい女王
8.デ・アンチエタ:ミサ・シネ・ノミネ-クレド
9.フランシスコ・デ・ペニャローサ(1470-1528):聖なる御母よ(器楽のみ)
10.作者不詳:オッフェルトリウム - 恵みに満ちたマリアよ(グレゴリオ聖歌)
11.デ・アンチエタ:めでたし、いと聖なるマリア
12.デ・アンチエタ:ミサ・シネ・ノミネ-サンクトゥス-ベネディクトゥス
13.ファン・デ・ウレーデ(生没年不詳):讃歌 - 舌もて語らしめよ(パンジェ・リングァ)(オルガン独奏)
14.デ・アンチエタ:乙女と御母
15.デ・アンチエタ:ミサ・シネ・ノミネ-アニュス・デイ
16.作者不詳:聖体拝領唱 - 祝せられた胎よ(グレゴリオ聖歌)
17.デ・アンチエタ:サルヴェ・レジーナ(アンティフォナ)
【CD14】8.573320
フロットーレ-イタリア・ルネッサンスの世俗歌曲集
1.作者不祥:クリンの生活
2.ヤコボ・ダ・フォリアーノ(1468-1548):愛しい人よ、私はあなたのために愛を感じる
3.アドリアン・ウィラエルト(1490-1562):不機嫌な老婆
4.ミケーレ・ペゼンティ(1600 頃-1648 頃):彼女は何という?何をする?
5.作者不詳:泣くために生まれた私の目
6.ジョアン・アントニオ・ダルツァ(?-1508 以降):わが星よ(器楽のみ)
7.セバスティアーノ・フェスタ(1490-1524):5 月の最後の日
8.バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470-1535):ゼフィーロを吹くと天気が良くなる
9.作者不詳:ふるいにかけておくれ、わが女よ
10.トロンボンチーノ:来て来て、まぶたを開けて
11.作者不詳:ああ、私のため息
12.マルケット・カーラ(1470-1525):わが悲しみでわが顔を浸す
13.ヴィンツェンツォ・キャピローラ(1474-1548 以降):8 声のリチェルカーレ(器楽のみ)
14.フランチェスコ・パタヴィーノ(1478-1556):スペインの騎士
15.トロンボンチーノ:美しき処女
16.カーラ:待つべき時はない
17.ジョヴァン・バッティスタ・ゼッソ(15 世紀-16 世紀):ある良き愛の朝
18.ロッシーノ・マントヴァーノ(1505 頃活躍-1511):リルム・ビリリルム
【CD15】8.553428
ジョスカン・デ・プレ(1455-1521):ミサ曲「武装した人」他

1.アヴェ・マリア

ミサ曲「武装した人」(ミサ・ロム・アルメ)
2.武装した人
3.キリエ
4.グローリア
5.クレド
6.ラエタ・ディエス
7.サンクトゥス
8.アニュス・デイ

9.アブサロム、わが息子
10.ヴィンデルス:ジョスカンの死に寄せる哀歌
【CD16】8.553523
ミラン/ナルバエス:ビウエラのための作品集

ルイス・ミラン(1500-1560):エル-マエストロ(巨匠)と題されたビウエラ曲集より
1.ファンタジア 第10 番
2.ファンタジア 第3 番
3.ファンタジア 第5 番
4.ファンタジア 第18 番
5.ファンタジア 第7 番
6.ファンタジア 第26 番
7.ファンタジア 第35 番
8.ファンタジア 第21 番
9.パヴァーナ 第5 番
10.ティエント 第1 番

ルイス・デ・ナルバエス(1500-1555):ビウエラのための音楽
11.第5 旋法によるファンタジア
12.第3 旋法によるファンタジア
13.第2 旋法によるファンタジア
14.第5 旋法によるファンタジア
15.クム・サンクト・スピリトゥ
16.Ya se asienta el Ramiro
17.Paseavase el rey Moro
18.第1 旋法によるファンタジア
19.O gloriosa domina
20.Conde Claros
【CD17】8.557770
トマス・タリス:汝のほかにわれ望みなし/めでたし清らかなおとめ 他

1.汝のほかにわれ望みなし
2.めでたし清らかなおとめ

ミサ曲「めでたし清らかなおとめ」
3.グローリア
4.クレド
5.サンクトゥス
6.アニュス・デイ

7.全ての心と口にて
8.おお主よ、彼らを苦しめよ
9.おお主よ、私は汝によびかけ
【CD18】8.550573
パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ/ミサ曲「永遠のキリストの恵み」
教皇マルチェルスのミサ曲
ミサ曲「永遠のキリストの恵み」

【CD19】8.553311
オルランド・ディ・ラッソ:宗教的マドリガーレ集「聖ペテロの涙」

1.ペテロが誓ったとき
2.陰口を浴びせ
3.三度の誓い
4.清らかな瞳に出会い
5.自らの美しい顔を見た若い夫人はいない
6.その時こうして
7.主の瞳は
8.誠実な人は見当たらず
9.自らに解き話し
10.舞う雪のように
11.嘆きの涙は
12.徐々にその顔が
13.以前の彼とはこんなにの偉い
14.そして重荷が苦しめ
15.去れ、私を残して
16.なんと邪魔な偽りの日々か
17.素晴らしく幸せな日々
18.我が信仰を妨げるものはなく
19.諸々の勤めを
20.我が主を拒絶し
21.この人を見よ
【CD20】8.572433
ウィリアム・バード:チェンバロのためのファンタジー全集

1.作者不詳:前奏曲 ト長調(フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック 第117 番)
2.バード:ファンタジア ト長調 第2 番(ムジカ・ブリタニカ第28 集 第62 番)
3.バード:ファンシーへの前奏曲 イ短調(ムジカ・ブリタニカ第27 集 第12 番)
4.バード:ファンタジア イ短調(ムジカ・ブリタニカ第27 集 第13 番)
5.バード:前奏曲 ハ長調(ムジカ・ブリタニカ第27 集 第24 番)
6.バード:ファンタジア ハ長調 第2 番(ムジカ・ブリタニカ第27 集 第25 番)
7.バード:ファンタジア ト短調 (ムジカ・ブリタニカ第55 集 第55 番)
8.バード:ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ ト長調(ムジカ・ブリタニカ第28 集 第64 番)
9 バード:.ド・レ・ミ(ムジカ・ブリタニカ第28 集 第65 番)
10.ジョン・ブル(1563-1628):前奏曲(ムジカ・ブリタニカ第14 集 第59 番)
11.バード:ファンタジア ニ短調(ムジカ・ブリタニカ第28 巻 第46 番)
12.作者不詳:前奏曲(ムジカ・ブリタニカ第55 集 第3 番)
13.バード:ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ ヘ長調(ムジカ・ブリタニカ第28 集 第58 番)
14.前奏曲 ト短調(ムジカ・ブリタニカ第27 巻 第1 番)
15.ファンタジア ト長調 第3 番(ムジカ・ブリタニカ第28 集 第63 番)
16.ファンタジア ハ長調 第1 番(ムジカ・ブリタニカ第27 集 第26 番)
【CD21】8.553873
ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554-1612):管楽のための作品集 第2 集

1.12 声のカンツォン
カンツォンとソナタ集より
2.カンツォン 第5 番
3.ソナタ 第18 番

4.4 声のカンツォン II
5.サクラ・シンフォニア-第1 旋法による8 声のカンツォン
カンツォンとソナタ集より
6.ソナタ 第19 番
7.カンツォン 第2 番

8.サクラ・シンフォニア - 第8 旋法による12 声のソナタ
9.4 声のカンツォン III
カンツォンとソナタ集より
10.カンツォン 第12 番
11.カンツォン 第3 番
12.カンツォン 第6 番

13.4 声のカンツォン 第1 番「陽気な女」 III
カンツォンとソナタ集より
14.12 声のカンツォン 第16 番
全てE.クリースによる金管アンサンブル編
【CD22】8.554284
エリザベス朝の歌とコンソート

1.ウィリアム・ムンディ(1529-1591):ファンタジア
2.リチャード・ファラント(1525-1580):ああ、汝ら潮の海の神々よ
3.ロバート・パーソンズ(1535-1572):バート・パーソンズ氏の歌
4.パーソンズ:歌はラッパを招く
5.作者不詳:ああ、死よ、われをゆすって眠らせよ
6.ジョン・タヴァナー(1490-1545):イン・ノミネ
7.作者不詳:イン・ノミネ
8.パーソンズ:みじめで愚かなこの私
9.パーソンズ:ド・レ・ミ
10.バード:私がすぐ死ぬのを禁じるのは誰
11.クリストファー・タイ(1505-1573):イン・ノミネ 第14 番「レポルテ」
12.ウィリアム・バード:ペネーロプは待ちこがれ
13.タイ:イン・ノミネ 第20 番「クレイ」
14.ナサニエル・パトリック(1569-1595):汝の嘆息を発せよ
15.パトリック:落ちないように登れ
16.パーソンズ:ド・ラ・クール
17.ジョン・ベネット(1575-1614):エリザ、その名は誉れをあたえる
18.イノセンティオ・アルベルティ(1535-1615):アルベルティのパヴァーヌ
19.作者不詳:ガイヤルド
20.ファラント:ジュピターよ、荘厳な御座より
21.トマス・タリス:ソルフィング・ソング
22.作者不詳:愚かでかわいそうな
23.タリス:イン・ノミネ
24.バード:聖なるミューズたちよ
【CD23】8.550904
スヴェーリンク(1562-1621):オルガン作品集

1.トッカータ ハ調
2.大公の舞踏会
3.リチェルカーレ
4.おかしなシモン
5.わが青春の日は既に過ぎたり
6.エコー・ファンタジア イ短調
7.緑の菩提樹の下で
8.トッカータ イ短調
9.われを憐れみたまえ、おお主たる神よ
10.ポーランド舞曲
ジェイムズ・デイヴィッド・クリスティ(オルガン…C.B.フィスク製)
【CD24】8.570449
ダウランド:リュート作品集 第3 集

1.男と女
2.憂鬱なガイヤルド
3.サー・ジョン・スミスのアルマンド
4.ラッセル夫人のパヴァーヌ
5.リッチ夫人のガイヤルド
6.レイトン夫人のアルマンド
7.ブリジッド・フリートウッド夫人のパヴァーヌ
8.ナイト氏のガイヤルド
9.クリフトン夫人のアルマンド
10.ケイス博士のパヴァーヌ
11.リール子爵のガイヤルド
12.ヘンリー・ギルフォード氏のアルマンド
13.デュランのパヴァーヌ
14.ダービー伯フェルディナンドのガイヤルド
15.アルマンド
16.私のバルバラ
17.ラウンド・バトル・ガイヤルド
18.アルマンド ト長調
19.パヴァーヌ ハ短調
20.ダニエル・バチェラーのガイヤルド
21.アルマンド ハ短調
【CD25】8.570548
ジェズアルド:マドリガーレ集 第1 巻

1.優しく愛しい口付けよ
2.優しく愛しい口付けよ
3.マドンナ、私はそうなってほしい
4.どのように生きることができようか
5.麗しの人は胸に氷を
6.マドンナは横たわっている
7.ああ、あまりにも賢明な誤り
8.そのように高貴な手の時は
9.愛は平和を求めない
10.何と喜ばしい。私の悲しみをつくることは
11.おお、甘き私の苦しみ
12.ティルシは死を望む
13.ティルシは自らの欲望を感じた
14.わが星をあなたは見ていますか
15.見ないで、見ないで
16.美しく芳香に満たされた花よ
17.幸せな春よ
18.正直なニンフたちが踊る
19.自然があなたに与えたばら
20.美しく小さな天使
【CD26】8.553380
トマス・キャンピオン(1567-1620):リュート歌曲集

1.さあ、歌声合わせて
2.汝の音楽を心に合わせ
3.戻っておいで、かわいい偽った眼の浮気者
4.誰もいない、あなた以外には
5.恋人よ、私から離れないで
6.こういうご婦人はきらい
7.君は若く私は老いているが
8.火事だ、火事だ!
9.愛が悲しいものでしかないのに(ロセター作)
10.まいりましょうか、いとしい恋人よ
11.美しい人よ、あなたがそんなに望むから
12.男たちが待っているのは
13.夜の暗いとばりが下りて
14.ジャックとジョンは仲よしだ
15.ある夏の日に
16.リュートで歌うコリンナ
17.私の可愛いレスビアは(ロセター作)
18.彼女のばら色の頬、笑みをたたえた目よ
19.美しい方、ほめてもらいたいなら
20.それは彼女の頭の中の園
21.光の創造主よ
22.荒天に船出するな
23.気持ち良く喜ばしいのは汝のやり方
24.我が隠遁の心は音楽に
25.あなたは喜ぶ
26.あなたの気持ち全てを目に変えて
27.恋人よ、わが目を隠して
28.わが創造主を哀れみたまえ(作者不詳)

【CD27】8.555311
モンテヴェルディ:マドリガーレ集 第5 巻

1.つれないアマリッリ
2.おお、わが心のミルティッロ
3.私の魂はすでに最後の時に近づいていた
さあ、シルヴィオ
4.第1 部:さあ、シルヴィオ
5.第2 部:でも、もし憐みによって
6.第3 部:ドリンダ、あなたが私のものでなくても、私のものと呼ぼう
7.第4 部:そこでひざまずいて泣きながら
8.第5 部:その胸を痛める必要はない、シルヴィオよ
私があなたを命より愛していることを
9.第1 部:私があなたを命より愛していることを
10.第2 部:ああ、美しく可愛らしく、かくも甘かった女よ
11.第3 部:あなたはかつてのように慈悲深くない

12.これ以上の何をあなたに差し上げられるでしょう
13.アマリッリのためなら苦痛も甘美
14.ああ、優しく美しい太陽に向かうように
15.美しすぎる愛の暴君
16.愛の神よ、あなたがもし公平ならば
17.あなたを愛する、わが命である女よ
18.蝶々が少しずつ飛び回るように
19.こんなに素晴らしい響き
【CD28】8.550602
トムキンズ(1572-1656):ヴィオールと声楽のためのコンソート音楽

1.パヴァーヌ ヘ長調
2.アルマンド ヘ長調
3.イン・ノミネ
4.ヴァース・アンセム「天上の星たち」
5.ファンタジア 第14 番
6.ファンタジア 第1 番
7.二人の奏者のためのファンシー
8.六音音階のファンタジー「ド・レ・ミ」
9.ヴァース・アンセム 「神よ、私の最期を教えたまえ」
10.ファンタジア 第12 番
11.イン・ノミネ 第2 番
12.パヴァーヌとガイヤルド 「ストラッフォード伯爵」
13.ファンタジア
14.ミゼレーレ
15.ヴォランタリー
16.パヴァーヌ イ短調
17.ガイヤルド(シンプソン作)
18.ヴァース・アンセム 「おお神よ、汝はわれらが王」
【CD29】8.570135
グエッラの写本 第1 集

1.作者不詳:序奏
2.作者不詳:聞いて、聴く
3.ファン・イダルゴ(1614-1685):愛しているのは誰?
4.作者不詳:痛みが増して
5.作者不詳:高く飛びあがれ
6.ホセ・マリン(1619-1699):影への執着
7.作者不詳:厳しさから目をそむける
8.作者不詳:疲弊した創造力
9.作者不詳:気をつけて、不注意だから
10.ファン・イダルゴ:魚、獣、鳥
11.作者不詳:礼拝の栄光
12.ファン・イダルゴ:これは誰ですか?
13.ファン・イダルゴ:愛の壊れる先
14.ファン・イダルゴ:信用は私への礼儀
15.ホセ・マリン:私を殺せば私は死ぬ
【CD30】8.550601
ウィリアム・ロウズ(1602-1645):ヴィオール、リュート、テオルボのためのコンソート音楽

1-3.4 声の曲集 ト短調(2 つのテオルボ編)
4-6.5 声のコンソート曲集 ハ長調
7-13.ロイヤル・コンソート ニ短調(2 つのテオルボ編)
14-16.2 つのリュートのための小品
17.パヴァーヌによるディヴィジョン ト短調
18-20.5 声のコンソート曲集 イ短調
21-26.ロイヤル・コンソート ニ長調(2 つのテオルボ編)
中世、ルネサンスからバロックの時代の音楽
【CD1】8.550711
アルベルト・トゥルコ(指) ノヴァ・スコラ・グレゴリアーナ
録音:1992 年8 月3 日 Church of the Nativity of the Blessed Virgin Mary, Mantua, Italy

【CD2】8.550998
ジェレミー・サマリー(指) オックスフォード・カメラータ
録音:1993 年12 月14-15 日Chapel of Hertford College, Oxford

【CD3】8.554257
マリア・ラフィット(ヴォーカル)
ペーター・ラバンザー(バグパイプ)
ミヒャエル・ポッシュ(指)
アンサンブル・ユニコーン
オニ・ウィタルス・アンサンブル
録音:1996 年6 月4-6 日W.A.R スタジオ、ウィーン

【CD4】8.572449
アンサンブル・レオネス
【メンバー】
マルク・レヴォン(指揮・歌・リュート・バロックギター・ヴィエル)
エルス・ヤンセンス=ファンミュンスター(ヴォーカル)
バティスト・ロマン(ヴィエル・バグパイプ・ヴォーカル)
録音:2010 年4 月6-9 日Heilig Kreuz Kirche,Binningen,Switzerland

【CD5】8.554837
オニ・ウィタルス・アンサンブル/アンサンブル・ユニコーン
録音:1997 年5 月18-21 日Karthause Mauerbach, Vienna, Austria
【CD6】8.553833
ジェレミー・サマリー(指) オックスフォード・カメラータ
録音:1996 年2 月20-21 日 Reims Cathedral…1-6
1996 年2 月9-10 日 Maida Vale Studio 1…7-12
【CD7】8.573346
1.13.14.15.18.21.22.23.28…世界初録音:
マルク・レヴォン(指) アンサンブル・レオネス
録音:2013 年4 月9-12 日 Schlosskirche Beuggen, Germany
【CD8】8.553458
ベルンハルト・ランダウアー(C.T)
ミヒャエル・ポッシュ(指) アンサンブル・ユニコーン
録音:1995 年4 月15-18 日Evangelische Kirche A.B., Vienna
【CD9】8.554260
ボー・ホルテン(指) ムジカ・フィクタ
録音:1997 年2 月17-19 日Kastelskirken,Copenhagen,Denmark

【CD10】8.572840
アンソニー・ピッツ(指) トーヌス・ペレグリヌス
録音:2011 年7 月11-14 日St Alban the Martyr, Holborn, London, UK
【CD11】8.573260
マイケル・アラン・アンダーソン(指) シカゴ・スコラ・アンテクァ
録音:2012 年12 月8 日St. Josaphat Parish, Chicago, Illinois, USA
【CD12】8.554744
パトリック・デネッカー(指) カピーリャ・フラメンカ
録音:1999 年6 月28 日-7 月1 日Chapel of the Irish College,Leuven,Belgium
【CD13】8.555772
ジュゼップ・カブレ(指)
ロレート・フェルナンデス・イマーツ(Org)
カピーリャ・ペニャフロリダ
ミニストリレス・デ・マルシアス(アンサンブル)
録音:2000 年10 月26-29 日Villabuena, Alva / Uriona, Araba

【CD14】8.573320
リング・アラウンド四重唱団
リング・アラウンド・コンソート
録音:2013 年10 月17-19 日Chiesa di San Lorenzo di Premanico, Genoa, Italy
【CD15】8.553428
ジェレミー・サマリー(指) オックスフォード・カメラータ
録音:1995 年4 月20.21 日

【CD16】8.553523
クリストファー・ウィルソン(ビウエラ)
録音:1995 年8 月7-9 日St. Andrew's Church, Toddington, Gloucestershire

【CD17】8.557770
ジェレミー・サマリー(指) オックスフォード・カメラータ
録音:2005 年1 月21-23 日All Hallows, Gospel Oak, London, UK
【CD18】8.550573
ジェレミー・サマリー(指) オックスフォード・カメラータ
録音:1991 年9 月24-25 日Dorchester Abbey, Oxon

【CD19】8.553311
ボー・ホルテン(指) アルス・ノーヴァ
録音:1994 年6 月20-22 日Grundtvigskirken, Copenhagen

【CD20】8.572433
グレン・ウィルソン(Cemb)
録音:2010 年5 月13-16 日Kloster Bronnbach, Wertheim, Germany
【CD21】8.553873
エリック・クリース(指) ロンドン・シンフォニー・ブラス
録音:1995 年10 月19 日…14/1996 年3 月12 日…3.6.8/1996 年3 月13 日…2.12
1997 年11 月28 日…1.5.7.10.11/1996 年3 月13 日…4.9.13

【CD22】8.554284
キャサリン・キング(Ms)
ローズ・コンソート・オブ・ヴァイオルズ
録音:1977 年9 月8-10 日St Andrew's Church,Toddingtom,Gloucestershire
【CD23】8.550904
ジェイムズ・デイヴィッド・クリスティ(オルガン…C.B.フィスク製)
録音:1993 年6 月23 日Houghton Chapel, Wellesley College, Massachusetts
【CD24】8.570449
ナイジェル・ノース(Lute)
録音:2006 年6 月29 日-7 月1 日St. John Chrysostom Church, Newmarket, Ontario, Canada
【CD25】8.570548
マルコ・ロンギーニ(指) デリティエ・ムジケ
録音:2007 年7 月23-27 日Chiesa di San Pietro in Vincoli, Azzago, Verona, Italy
【CD26】8.553380
スティーヴン・リッカーズ(カウンター・テナー)/ドロシー・リネル(Lute)
録音:1996 年2 月6-9 日The Lodge,Indianapolis,Indiana,USA

【CD27】8.555311
マルコ・ロンギーニ(指) デリティエ・ムジケ
録音:2003 年4 月5-10 日Chiesa di San Pietro in Vincoli, Azzago, Verona, Italy

【CD28】8.550602
ティモシー・ロバーツ(チェンバロ&オルガン)
ジョン・ブライアン(Cemb)
レッド・バード
ローズ・コンソート・オブ・ヴァイオルズ
録音:1992 年4 月,5 月,6 月,11 月Forde Abbey, Dorset

【CD29】8.570135
イザベル・モナール(S)/マヌエル・ビラス(スパニッシュ・バロック・ハープ)
録音:2007 年7 月11.12.14 日Auditorio da Valga, Valga, Pontevedra, Spain
【CD30】8.550601
ジェーコブ・ヘリングマン(テオルボ)…1-3.7-13.14-16.21-26
デイヴィッド・ミラー(テオルボ)…1-3.7-13.14-16.21-16
ティモシー・ロバーツ(Org)…4-6.17.18-20
ローズ・コンソート・オブ・ヴァイオルズ
録音:1992 年7 月12-13 日Forde Abbey, Dorset
ほぼ9世紀から10世紀にかけて成立したとされる「グレゴリオ聖歌」から17世紀末、バッハやヘンデルが登場する直前までの「西洋音楽の歴 史」を辿る魅力的な30枚組BOXの登場。 NAXOS初期の時代から録音されていた各々のアルバムは、全て定評ある奏者たちによる優れた演奏によっており、とりわけ、1990年代には まだ珍しかった「ルネッサンス期の音楽」リリースは、一般リスナーだけでなく、研究者たちにとっても貴重な資料になりました。演奏については、 当時使われていた楽器そのままを用いるか、もしくは複製楽器を使用。入念な時代考証が行われています。 リュートやビウエラ、ヴィオールなど、現代ではあまり耳にすることのない楽器の音色にもご注目ください。
NAXOS-8.573766(1CD)
ウェーバー:フルートのための室内楽作品集
フルート・ソナタ 変イ長調 Op.39 J199(1816)(原曲:ピアノ・ソナタ 第2番Op.39)
A.E.ミュラー(1767-1817)によるフルートとピアノ編)
演奏会用大二重奏曲 変ホ長調 Op.48(瀬尾和紀によるフルートとピアノ編)
フルート三重奏曲 ト短調 Op.63
瀬尾和紀(Fl)
上野真(P)、上森祥平(Vc)

録音:2017年11月28-30日三重県文化会館 大ホール
歌劇「魔弾の射手」で知られる初期ロマン派の作曲家ウェーバー。若い頃、不幸な事故で声を失うもドイツ各地の劇場の改革に尽力、優れ た作曲家として名声を高めました。生涯のほとんどを劇場の仕事に費やした彼の作品のほとんどは歌劇でしたが、実は優れたピアニストでもあ り、ピアノ曲には惜しげもなく超絶技巧が施されています。今回、フルートの瀬尾和紀が着目したのはそんなウェーバーの様々な作品。冒頭に 置かれたのは、フルート用に編曲した「ピアノ・ソナタ」という珍しい曲。ミュラーに拠って加えられたというフルートのパッセージが聴きどころです。演 奏会用大二重奏曲は、もともとクラリネットとピアノのための作品。ヴァイオリンでも演奏可というところを、瀬尾は一味加えフルートで鮮やかに演 奏してみせます。もともとフルートが使われた「三重奏曲」ではフルート、ピアノ、チェロの絡みが見事。三人の日本人奏者による息詰まるような 演奏をお楽しみください。
NAXOS-8.573853(1CD)
ベートーヴェン:劇音楽「プロメテウスの創造物」Op.43(1801) レイフ・セーゲルスタム(指)
トゥルクPO

録音:2017年5月22-24日
18世紀から19世紀にかけて、舞台で活躍したイタリアのバレエ・ダンサー・振付師サルヴァトーレ・ヴィガーノの依 頼で書かれた「プロメテウスの創造物」。ギリシャ神話のプロメテウスのエピソードを基に、彼が作った粘土の像に理 性と感情が吹き込まれるまでと、その後の神々とのやりとりが描かれています。詳細な台本は残っていませんが、 依頼者ヴィガーノのためのソロも用意されており(トラック17)、見せ場の多い作品であったことがわかります。セーゲ ルスタムは各々の曲をメリハリのある表現で演奏。序曲のみが知られるこの秘曲に新たな命を吹き込んでいま す。終曲の「エロイカ」の主題がどのように「交響曲第3番」の終楽章に変化したかもよくわかります。また、ピアノ版 (8.573974)との聴き比べも面白いことでしょう。
NAXOS-8.574063(1CD)
ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):室内交響曲 第1番&第3番
室内交響曲第1番Op.145-弦楽オーケストラのための(1987)
室内交響曲第3番Op.151--弦楽オーケストラのための(1990)
ロスティスラフ・クライマー(指)
イースト・ウエスト室内O

録音:2018年10月16日
ヴァィンベルクはポーランドで生まれソ連に亡命、ショスタコーヴィチと親交を結ぶも戦後はスターリンの「反ユダヤ主 義運動」に巻き込まれたことで、自身は逮捕されたうえ、作品の上演も禁止されるなど苦難の日々を送りました。 親友のショスタコーヴィチから強い影響を受けましたが、晩年になるに従い、若き日への郷愁と、反戦への強い思 いが反映された抒情的な作風へと移行し、独自の作品を書き上げています。このアルバムには弦楽オーケストラ のための2曲の「室内交響曲」を収録。どちらも若き日の弦楽四重奏曲を改訂したもので、第1番はもともと 1940年に作曲された「弦楽四重奏曲第2番」が原曲。冒頭のさわやかな旋律は若きヴァインベルクの意気込み を雄弁に物語っています。第3番は同じく「弦楽四重奏曲第5番」を改訂した曲で、ヴァインベルクは第2楽章を 除いた全4楽章を採用、こちらも青春時代を懐古するかのような雰囲気に満ちています。演奏する「イースト・ウ エスト室内O」はユーリ・バシュメットが主宰する国際音楽祭のためのアンサンブル。各地から集った名手 たちで構成された凄腕の集団です。
NAXOS-8.573928(1CD)
★★
ベートーヴェン:ピアノのための作品と編曲集
「騎士のバレエ」のための音楽
創作主題による6つのやさしい変奏曲 ト長調 WoO 77
イギリス国歌による7つのヴァリエーション ハ長調 WoO 78
「ルール・ブリタニア」による5つのヴァリエーション ニ長調 WoO 79
.ウェリントンの勝利-ヴィトリアの戦い Op.91(作曲者による2台の大砲とピアノ版)
「タルペイア」のための凱旋行進曲 WoO 2a Hess117
行進曲 変ロ長調 WoO 29 Hess87(オリジナル版)
行進曲 変ロ長調 WoO 29 Hess87(改訂版)
行進曲ヘ長調(第1番)「ボヘミア守備隊のための」(ヨルク軍団行進曲)WoO.18 Hess99
ピアノ三重奏曲 ト長調 Op.1-2 第3楽章(断章) Hess98)C.ペテルソンによる完成版)
メヌエット 変イ長調 WoO 209Hess88
メヌエット ヘ長調 WoO 217 Biamonti66
メヌエット ニ短調 Gardi10(D.P.ジョンソンによるピアノ版/L.ビスガードによる演奏会版)
ワルツ ハ短調 WoO219 Hess68
バガテル イ長調 WoO81(A.シュミッツによるピアノ編曲版)
イギリス風舞曲 ニ長調 WoO212 Hess61
エコセーズ 変ホ長調 WoO86
エコセーズ ト長調 WoO23(C.チェルニー編)
カール・ペテルソン(P)

録音:2018年3月7日,4月7日
ベートーヴェンの知られざる作品を集めた1枚。彼はその生涯に大量のピアノ曲を書きましたが、このアルバムに収 録された作品のほとんどは「WoO番号」(作品番号を持たない作品)が付けられており、未出版、もしくは未完 成に終わったものです。冒頭の「騎士のバレエ」のための音楽は、1791年頃に彼の庇護者ヴァルトシュタイン伯 爵のために作曲されたもの。バレエのあらすじそのものは失われてしまいましたが、音楽はオーケストラ版とピアノ編 曲版が残されており、内容を推測することが可能です。さまざまな場面を「ドイツの歌」が繋いでいくというシンプル な構成の楽しい組曲です。2部からなる「ウェリントンの勝利」はオーケストラ版が知られていますが、本来は「パン ハルモニコン=軍楽隊のさまざまな音色を出せる自動演奏楽器」のために書かれた作品ですが、ここではベー トーヴェン自身によるピアノ版が演奏されています。曲の途中で大砲の音が聞こえてくるというユニークな仕掛けを 聴くことができます。他には変奏曲や行進曲などの小品も収録。 Helsingborgs Konserthus, Helsingborg, Sweden
NAXOS-8.573572(1CD)
ラヴェル;管弦楽作品集 第6集
ピアノ協奏曲 ト長調
ツィガーヌ*
左手のためのピアノ協奏曲
ジェニファー・ギルバート(Vn)*
フランソワ・デュモン(P)
レナード・スラットキン(指)
リヨン国立O

録音:2012年11月27日*、2015年6月10-13日
レナード・スラットキンが取り組む「ラヴェル:管弦楽作品集」シリーズ第6集には、待望の2曲のピアノ協奏曲と 「ツィガーヌ」を収録。ジャズ風のリズムが多用された「ピアノ協奏曲ト長調」は冒頭から活力ある響きに満たされて おり、悠々と流れるオーケストラをバックにピアノが華麗な演奏を繰り広げます。戦争で右手を失ったヴィトゲンシュ タインのために作曲された「左手のためのピアノ協奏曲」は超絶技巧が駆使された作品で、こちらもパーカッション が重要な働きを見せる多彩な響きが特徴です。 ソロを務めるデュモンは1985年生まれの気鋭のピアニスト。パリ音楽院でブルーノ・リグットに師事、数々のコン クールで受賞歴を持つ名手です。オリエンタルな風情を持つ「ツィガーヌ」でヴァイオリンを演奏するのは来日経験 もある女性ヴァイオリニスト、ジェニファー・ギルバート。迫力ある音色が魅力的です。スラットキンの生き生きとした 演奏が作品に花を添えています。
NAXOS-8.574118(1CD)
ブラジルの室内楽作品集
グラウコ・ヴェラスケス(1884-1914):ヴァイオリン・ソナタ 第1番「デリリコ」(1909
レオポウド・ミゲス(1850-1902):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
Op.14(1885)
ヴェラスケス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番(1911)
エマニュエーレ・バルディーニ(Vn)
カリン・フェルナンデス(P)

録音:2014年5月20-23日フンボルト劇場、サンパウロ、ブラジル
18世紀以降のブラジル作曲家の作品を世界に広めるため、ブラジル外務省が立ち上げたプロジェクト「ブラジル・ イン・コンセルト(ブラジルの音楽シリーズ)」。既発リリースのネポムセーノに続くシリーズ第2弾は、グラウコ・ヴェ ラスケスとレオポウド・ミゲスのヴァイオリン・ソナタ集。二人は、20世紀初頭のブラジルにおけるクラシック音楽界の 主要人物であり、当時社会的激動の渦中にあったこの国に、各々がヨーロッパで吸収した音楽文化を取り入れ た功績が高く評価されています。共和国の誕生を祝して国歌を制作するためのコンペティションで優勝したミゲス は、スペインとフランスで学んだ作曲家。新しい国の音楽教育システムの再構築も任されており、ブラジルのクラ シック音楽の基礎を固めた人としても知られています。彼が心酔していたのはワーグナーの音楽でしたが、このヴァ イオリン・ソナタはイタリア・オペラ風の甘美な旋律を持っています。ミゲスよりも後の世代に属し、イタリアで学んだ ヴェラスケスは、ドニゼッティやヴェルディのオペラが持つ抒情性に惹かれましたが、このヴァイオリン・ソナタではかなり 複雑な和声進行が用いられており、まるで印象派のような流麗な作風を持っています。
NAXOS-8.573841(1CD)
ヨアヒム・ラフ(1822-1882):ヴァイオリン・ソナタ全集 第1集

ヴァイオリン・ソナタ 第1番ホ短調 Op.73(1854)
ヴァイオリン・ソナタ 第2番イ長調 Op.78(1857-1858)
ロロンス・カヤレイ(Vn)
ジャン=ファビアン・シュナイダー(P)

録音:2017年12月19-21日
スイスで活躍した作曲家ヨアヒム・ラフ。若い頃、フランツ・リストの助手としてオーケストレーションの腕を磨いたのち 独立、交響曲作曲家として名声を確立しました。有能なピアニストでもあった彼は、多くのピアノ曲も残していま すが、ヴァイオリンにも興味を示し、最も知名度の高い「カヴァティーナ」を始めとした20作を超える作品を書いてい ます。野心的な作風による第1番のヴァイオリン・ソナタは1853年頃に完成されましたが、それ以前にもいくつかの 小品が作曲されており、そのどれもがサラサーテによって絶賛されたほどの仕上がりを見せるなど、ラフがヴァイオリン に寄せる愛情の深さは計り知れません。1858年に作曲された第2番は更に独自の作風が確立されており、 1862年に初演されるやいなや大人気を獲得しています。美しい旋律がふんだんに用いられた魅力的な作品を スイスのヴァイオリニスト、ロロンス・カヤレイが共感溢れる演奏で聴かせます。
NAXOS-8.574082(1CD)
アルベリク・マニャール(1865-1914):交響曲 第3番&第4番
交響曲第3番変ロ短調 Op.11(1896)
交響曲第4番嬰ハ短調 Op.21(1913)
ファブリース・ボロン(指)
フライブルクPO

録音:2018年3月19-20日、2017年3月20-21日
『ル・フィガロ』誌の編集者を父に持つマニャールは、20歳の時にバイロイトでワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を 聴いたことで音楽家を志し、裕福な実家の経済的支援を受けることなく、自力でその道を目指しました。パリ音 楽院てはマスネに作曲を学びましたが、彼が大きく影響を受けたのはヴァンサン・ダンディであり、第1番と第2番の 交響曲はダンディの指導のもとにかかれ、第1番はダンディに献呈されています。このアルバムに収録された第3番 は、彼の交響曲の中でも最も知名度の高い作品で、ブルックナーを思わせる荘厳なコラールに始まり、印象的な 旋律が次々と現れる巧みな書法で書かれています。第4番は作品の完成までに3年を費やすほどにマニャールが 工夫を凝らした交響曲。自身の作風の転換を図るかのような先進的な技法で書かれており、彼の生前には理 解されませんでしたが、もし彼が長生きをすれば、この作風を更に発展させた斬新な作品が生まれたであろうと思 わせる見事な仕上がりを見せています。
NAXOS-8.573952(1CD)
ブラームス:ドイツ・レクイエム(1871年、ロンドン版…英語歌唱) ミケーレ・アレイザガ(S)
ヒュー・ラッセル(Br)
マデリーン・スレッテダール(P)
クレイグ・テリー(P)
ベッラ・ヴォーチェ(声楽アンサンブル)
アンドリュー・ルイス(芸術監督)

録音:2018年1月8-11日、2018年9月14日
ブラームスは1862年にウィーンへ赴き、ウィーン音楽院で教える傍ら作曲に集中します。1863年からはジンクア カデミーの指揮者に就任、バッハのカンタータを演奏するなど合唱の分野でも力を発揮しました。この「ドイツ・レク イエム」はブラームスの様々な思いが込められた作品であり、彼が魅了されていた16世紀から17世紀作品の影 響が強く感じられる緻密な対位法が用いられています(典礼音楽としてではなく、あくまでも個人的な作品である が故に「キリストの復活」に関わる部分は取り除かれています)。作品は1869年に完全な形で初演されました が、その2年後にはブラームス自身が編曲した2台ピアノ伴奏版に拠ってイギリスでも初演されています。今回の 録音は、その時のヴァージョンと同じ形で行われましたが、歌詞はララ・ホガードが作成した英語版を使用、英語 の発音が慎ましい美しさを呼び起こします。
NAXOS-8.559830(1CD)
アーロン・ジェイ・カーニス(1960-):フルート協奏曲 他
フルート協奏曲(2015)…世界初録音
エア-フルートとオーケストラのための(1996)…世界初録音
第2交響曲(1991)
マリーナ・ピッチニーニ(Fl)
ピーボディSO
レナード・スラットキン(指)
マリン・オールソップ(指)

録音:2017年4月12-15日、2016年10月25-27日
ピューリッツァー賞とグラミー賞を受賞した作曲家アーロン・ジェイ・カーニス。彼のフルート協奏曲は名手マリーナ・ ピッチニーニの演奏からインスピレーションを受けて作曲されました。ピッチニーニはカナダ出身のフルート奏者で、ボ ストンSOからの入団要請を断りソリストの道を選択したという逸話を持つ人。その音色は「まるで歌手のよ うに歌う」と賞賛されています。この曲は、様々な舞曲の様式を持つ楽章で構成されており、どの楽章も、穏やか に始まり最後は劇的に終わるというパターンで書かれています。とりわけ最終楽章の「タラン=トゥラ」の狂騒的な 雰囲気が印象に残ります。他にはカーティス自身が“フルートへのラヴレター”と称する「エア」、湾岸戦争の時に書 かれた「交響曲第2番」を収録。カーティスの作風の多様性が感じられる1枚です。
NAXOS-8.574049(1CD)
ジョヴァンニ・サルヴュッチ(1907-1937):17楽器のための室内交響曲 他
9つの楽器のためのセレナーデ(1937)
ダヴィデの詩篇-ソプラノとピアノのための(1933)
弦楽四重奏曲 ハ長調(1932)…世界初録音
小品集-ヴァイオリンとピアノのための(1930)…世界初録音
懐かしい思い.アダージョ-チェロとピアノのための(1931)…世界初録音
17楽器のための室内交響曲(1933)…世界初録音
サビーナ・フォン・ヴァルター(S)
アンサンブル・ユーバーブレットル
ピエルパオロ・マウリッツィ(P&指)

録音:2018年10月4-7日、2017年7月23-25日
ジョバンニ・サルヴュッチは、サンタ・チェチーリア音楽院でレスピーギとカゼッラから指導を受けた作曲家です。第一 次世界大戦中には、「イタリアで最も才能ある3人の作曲家」としてダッラピッコラ、ペトラッシとともに名前を挙げら れるほどに注目されましたが、残念なことに30歳でこの世を去ってしまい、彼の名前は以降すっかり忘れられてし まいました。 その理由の一つは彼の作風があまり先進的でなかったことにもあるのでしょう。サルヴュッチの生まれた家庭は音楽 とは無縁でしたが、ローマの聖職者とは密接な関係があり、彼もサンピエトロ大聖堂の合唱指揮者を務め、パレ ストリーナ学者のエルネスト・ポエジからルネサンス期の音楽の指導を受けるなど、彼の作風の基礎はバロック、ル ネサンス期の作品にあったようです。古風な形式に収められた前衛的な作品をお楽しみください。
NAXOS-8.574014(1CD)
ポルトガルのピアノ三重奏曲集 第2集
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):三重奏曲(1908)…世界初録音
フレデリコ・デ・フレイタス(1902-1980):前奏曲、コラールとフーガ(1923)…世界初録音
ジョリー・ブラガ・サントス(1924-1988):三重奏曲 Op.64(1985)
アレクシャンドレ・デルガード(1965-):トリオ・カモニアーノ(2017)…世界初録音
トリオ・パンゲア
【アドルフォ・ラスコン・カルバハル(Vn)
テレサ・バレンテ・ペレイラ(Vc)
ブルーノ・ベルトイス(P)】

録音:2018年7月29.30.31日
20世紀に書かれたポルトガルの室内音楽集。これらの作品は近代ポルトガル音楽の発展に大きな役割を果た しています。とりわけフレイタス・ブランコの三重奏曲は様々な要素で構成された興味深い仕上がりで、リズミカル な部分と抒情的な部分が混然一体となった素晴らしい作品です。全体は切れ目なく演奏され、最終楽章として 躍動的なアレグロが置かれていますが、全曲が華やかに幕を閉じたと思わせながら、神秘的なコーダが続き、聴き 手の意表を突くという意外性も持っています。バッハの作品からインスパイアされたフレイタスの「前奏曲、コ ラールとフーガ」、フレイタス・ブランコの弟子として知られるサントスの独創的な「三重奏曲」、そのサントスの弟子 であるデルガードの作品と、ポルトガル音楽の伝統が連綿と受け継がれていく様子も知ることができます。
NAXOS-18.573983(1CD)
アレクサンドル・タンスマン(1897-1986):独奏ギターのための作品全集 第1集
ポーランド風舞曲(1962)…世界初録音
カヴァティーナ(1950)
華やかな舞曲(1952)
ギターのための小品(1965-1968頃)
レフ・ヴァウェンサ(ワレサ)へのオマージュ
(1982)
マズルカ(1925)
4つのマズルカ(1967)
ポーランド風組曲(1962)
アンドレア・デ・ヴィティス(G)

録音:2018年10月22-24日
存命中は優れたピアニストとして名声を博したタンスマン。しかし現在では、セゴビアのために作曲した一連のギ ター作品が良く知られています。タンスマンとセゴビアは1920年代にアンリ・プルニエールが編集長を務めていた雑 誌「ラ・レヴュー・ミュージカル」の活動の一環として催された夕食会で初めて会ってからというもの、ずっと長く信頼 関係を結んでいました。その夕食会では、タンスマンはセゴビアが“フラメンコ”を演奏するのでは、と期待していまし たが、セゴビアが演奏したのはバッハのシャコンヌ。この時の素晴らしい演奏に圧倒されたタンスマンは瞬時にセゴビ アに関心を抱き、彼のためにギター作品を書くことを決意したのです。まず書かれたのが、まばゆいばかりの「マズル カ」であり、以降、タンスマンがこの世を去るまでの57年間に多くの作品が生まれました。セゴビアもこれらの曲を 心から愛し、折りにふれ作品を演奏、作品の普及に尽力しています。この第1集では若きギタリスト、ヴィテスが 演奏する様々な組曲と舞曲を収録。タンスマンのセゴビアに寄せる思いが伝わる演奏です。
NAXOS-8.574133(1CD)
期待の新進演奏家/ヴォジン・コツィッチ(G)・リサイタル
アントニオ・ホセ(1902-1936):ソナタ(1933)
アルベニス:スペイン組曲 Op.47(1882-1889)より(C.マルキオーネによるギター編)
ホアン・マネン(1883-1971):幻想的ソナタ Op.A22(1930)
ヴォイン・コツィッチ(G)

録音:2019年3月28-30日
2017年、ドイツで開催された「ハインツベルク国際ギター・コンクール」で優勝を飾り、その翌年、名門コンクール である「ミケーレ・ピッタールガ国際ギター・コンクール」を制したヴォイン・コツィッチ。1990年セルビア生まれの彼は チューリヒ音楽大学で学士号を取得、現在もチューリヒで研鑽を積んでいます。すでにソリストとしてオーケストラと も数多く共演をこなすなど幅広く活躍しています。このアルバムでは、前作のデビュー盤(8.573906)よりも更に 進化した演奏を披露。スペイン内戦で若き命を落としたアントニオ・ホセの美しいソナタと、アルベニスの「スペイン 組曲」(原曲はピアノ)、バルセロナ生まれのマネンの「幻想的ソナタ」の3つの作品を魅力的に奏でています。
NAXOS-8.574072(1CD)
アルベニス:声とピアノの作品全集
バーベリンの歌(1889頃)
2つの散文の抜粋(1898)
愛は多くのことのようなもの(1897)
ネリーへ(1896)
6つの歌(1896-1903)
4つの歌(1808-1809)
6つのイタリア語の歌(1887-1888)
ベッケルの詩(1888)
マグダレーナ・リャマス(Ms)
グリエルモ・ゴンザレス(P)

録音:2018年9月12-14日
スペインの民族音楽のエッセンスをうまく取り入れた数多くのピアノ作品が知られるアルベニス。このアルバムには、 1998年にピアニストのアントン・カルドと音楽学者のヤシント・トーレスが監修したアルベニスの「声楽曲全集」が そのまま収録されています。彼の歌曲は、どれも既存の作曲技法と民族的要素を融合させ、予期せぬリズムや、 時には無調に近い音列などが用いられており、その革新的なスタイルは聴き手に刺激的な体験をもたらします。 息の長い旋律は官能的であり、歌を彩るピアノ伴奏は大胆なハーモニーを奏でます。ニューヨーク・タイムズ誌で 絶賛されたメゾ・ソプラノ歌手マグダレーナ・リャマスは、時には地声も駆使し、表現豊かに作品を歌い上げます。
NAXOS-8.574092(1CD)
グエッラの写本 第5集
1.ファン・イダルゴ(1614-1685):Zagalejos del valle 谷の羊飼い
2.イダルゴ:Recelos, cuidados 疑え、注意しろ
3.ホセ・マリン(1619頃-1699):Valgate Amor por Gileta
愛の神よ、ジレタのために
4.作者不詳:?Que quiere el sol en el monte? なぜ山で太陽が輝くのか
5.作者不詳:Rompe, Amor, la venda 愛の神、目隠しを外す
6.作者不詳:Por no merecer あなたにはふさわしくない
7.ホセ・マリン:Aquella sierra nevada 雪をかぶった山々
8.作者不詳:Diga el dolor 悲しみを説明
9.作者不詳:?Por que afectas imposibles? なぜあなたは拒否するのか
10.ホセ・マリン:Apostemos nina que acierto あの少女について賭けましょう
11.作者不詳:No lloren mas mis ojos わが瞳、泣かないで
12.作者不詳:Pues de la beldad que adoro 私が大好きな美しさ
13.ファン・イダルゴ:Porque no es falta 罪ではない
14.作者不詳:A las penas las penas 山が動く
15.マティアス・ルイス(1665頃-1702):Oid del amante mas fino
高貴な情熱を聞く
16.作者不詳: ?A quien me quejare? 誰に文句をいうの
17.ファン・イダルゴ:Al aire se entregue 私の言葉を送ろう
18.作者不詳:Ya, madre del ciego dios 盲目の神の母
アルス・アトランティカ(アンサンブル)
【ホセ・アントニオ・ロペス(Br)、ブルーノ・フォルスト(Cemb)、マヌエル・ビラス(スパニッシュ・バロック・ハープ、指)】

録音:2011年7月17-19日 ビア・ステラ音楽祭
スペイン王宮の礼拝堂の書記を務めたミゲル・デ・グエッラ(1646-1722)が編纂した「グエッラの写本」の第5 集。スペイン・バロックの知られざる側面を楽しむシリーズです。これまでは、ソプラノとテノールの独唱による歌集で したが、今作はバリトンの落ち着いた声による演奏です。片思いの愛の痛みや苦しみ、人生を象徴するために用 いられる神話や自然界の風景など、さまざまな光景が描かれた多彩なテキストが歌われています。バックには、こ れまでと同じくスペイン風バロック・ハープだけでなく、今回は初めてチェンバロが加わり、新たな響きが追求されてい ます。

NAXOS 2019年8月発売
8.573859(1CD)

NYCX-10083(1CD)
国内盤仕様
税込定価
カバレフスキー:歌劇「コラ・ブルニョン」序曲
交響曲第1番嬰ハ短調 Op.18(1932)
交響曲第2番ハ短調 Op.19(1934)
「悲愴」序曲 Op.64(1960)
ダレル・アン(指)
マルメSO

録音:2017年8月21-24日 ライヴ収録
マルメ,スウェーデン
国内盤仕様:日本語解説付き(山野 雄大)
サンクトペテルブルクに生まれ、数学者の父親の教えに背き、音楽家を志したカバレフスキー。1925年にモスクワ音楽院に進み、ミャスコフス キーに師事、作曲家として活躍を始めました。創作の初期から成熟した作風を見せ、1928年に発表した「ピアノ協奏曲第1番」は国際的な 成功を収めるなど順風満帆のスタートを切り、その後も明快な作風による作品を書き続けたことで、ジダーノフ批判の対象になることもなく、亡 くなるまで“ソ連を代表する作曲家”として賞賛されました。 このアルバムには2曲の交響曲をメインに収録。交響曲第1番は「ロシア革命」15周年の記念作品。2年後の交響曲第2番も高い評価を受 け、1942年にはトスカニーニの指揮でアメリカ初演も行われるなど広く人気を博しました。また、ロマン・ロランの戯曲を原作とする歌劇「コラ・ブ ルニョン」序曲と、1960年に書かれた「悲愴」序曲2曲の管弦楽作品も収録されており、カバレフスキーの様々な年代の音楽が楽しめます。 このアルバムの指揮者ダレル・アンは、2007年に開催された「第50回ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝、併せて聴衆賞とオーケストラ 賞を受賞したシンガポール出身の逸材。サンクトペテルブルク音楽院の指揮科を首席で卒業した経験もあり、このカバレフスキーでも彼ならで はの共感に満ちた、堂々たる演奏を披露しています。
NAXOS-8.573974(1CD)
ベートーヴェン:バレエ音楽「プロメテウスの創造物」(1801年ピアノ版) ウォーレン・リー(P)

録音:2018年11月18日ワイアストン・コンサートホール,モンマス,UK
18世紀から19世紀初頭にかけて、イタリアで活躍したバレエダンサー、振付師サルヴァトーレ・ヴィガーノ。 父オノラートは振付師、母マリア(作曲家ボッケリーニの姉)も優れたバレエ・ダンサーという舞踊一家に生ま れ、才能を存分に受け継いだ彼は、1791年頃からバレエの振付をはじめ、1801年には当時ウィーンで 名声の高かったベートーヴェンに「プロメテウスの創造物」の作曲を依頼、振付を行うとともに自らダンサーと して舞台に立ちました。残念ながら台本は残っていませんが、ギリシャ神話に登場するプロメテウスが生き 生きと描かれた「総合芸術作品」として好評を博したといわれています。フィナーレの旋律は後に「英雄交 響曲」の終楽章に転用されるなど、「プロメテウスの創造物」はベートーヴェン初期から中期における力の 入ったとなりました。このアルバムにはベートーヴェン自身によるピアノ版を収録。オーケストラ版とは違う趣き が楽しめます。
8.573773(1CD)
リスト:ピアノ作品全集 第53集
詩的で宗教的な調べS172a/R[14](1847年版)
ヴォイチェフ・ヴァレチェク(P)

録音:2018年9月24-26日カロル・シマノフスキ音楽大学、コンサートホール、カトヴィツェ、ポーランド
若い頃は超絶技巧を売り物にしていたフランツ・リストも、年齢を重ね様々な苦難を経たことで少しずつ作 風は内省的になり、彼自身が憧れた「宗教的な世界」へと近づいていきました。フランスの詩人ラマル ティーヌの詩に感銘を受けて構想された「詩的で宗教的な調べ」は1834年にまず1曲(第4曲の原 型)が作曲されましたが、1847年、1853年と改訂が繰り返され、彼の作風の転換にあわせながら、現 在耳にする静謐な形へと落ち着いた曲集です。このアルバムには1847年の第2稿が収録されており、 「夜の賛歌」や「朝の賛歌」など、第3稿には含まれなかった曲や、「死者の追憶」「眠りから覚めた子供へ の賛歌」などの第3稿の前段階の曲、第3稿では15分を超える大作となる「孤独の中の神の祝福」の原 型など、華麗な技巧を駆使した曲と、音の少ないシンプルな曲が混在、リストの作風と思想の変遷を知る ことができる興味深い曲集となっています。
NAXOS8.579052(1CD)
ロシアのヴァイオリンとオーケストラの為の協奏的作品集
タネーエフ:協奏的組曲 Op.28(1909)
リムスキー=コルサコフ:2つのロシアの主題による幻想曲
アンネレ K.グレゴリー(Vn)
ドミトリー・ヤブロンスキー(指)
キエフ・ヴィルトゥオージSO

録音:2018年4月13-14日
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は19世紀ロシアを代表する“ヴァイオリンとオーケストラの為の作品” ですが、他のロシアの作曲家たちも、優れた協奏的作品を数多く作曲しています。このアルバムにはチャイ コフスキーの弟子、セルゲイ・タネーエフと『ロシア五人組』の一人、リムスキー=コルサコフの作品をヤブロン スキーとキエフ・ヴィルトゥオージSOの演奏で収録。タネーエフの「協奏的組曲」は彼の友人である ヴァイオリニスト、シボールの依頼で書かれた作品で、バロック期の組曲の体裁を取りながら、各々の曲は 大胆な筆致で書かれています。愛らしい「ガヴォット」が魅力的。リムスキー=コルサコフの「2つのロシアの 主題による幻想曲」は、クライスラーのピアノ伴奏版も知られますが、迫力あるオーケストラ版は聴きもの。 ヴァイオリンが歌う哀愁漂うロシアの旋律が、色彩豊かな響きを駆使したオーケストラ・パートと溶け合い、 壮大なクライマックスを築きあげます。
NAXOS8.573851(1CD)
フェルデイナント・リース(1784-1838):チェロの為の作品全集 第2集
序奏とロシア舞曲 Op.113-1(1823)
チェロ・ソナタ ハ短調 WoO2(1799)
フルート,チェロとピアノの為の三重奏曲 変ホ長調 Op.63(1815)
チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.34(1823)
3つのロシアの旋律と変奏曲 Op.72(チェロとピアノ版)(1812)
マルティン・ルンメル(Vc)
エリック・ラム(Fl)
ステファン・ストロイッシング(P)

録音:2018年7月8-9日
祖父の時代からケルン選帝侯に仕える宮廷音楽家の一族の一人として生まれたフェルディナント・リース。 彼の父は人格者として知られ、一時期ベートーヴェンにヴァイオリンを教えたこともあるほどの人物でした。そ の父から音楽教育を受けたリースはすくすくと才能を伸ばしましたが、1794年のフランス革命軍によるボン 占拠のため、父は職を失い、彼自身の将来も絶たれてしまいました。そのため、彼の父はかつての教え子 であるベートーヴェンに息子フェルディナントを託したことで、2人の師弟関係が始まることとなります。このア ルバムに収録されたチェロ・ソナタはリースが15歳の時の作品であり、意欲的な作風は彼の豊かな才能を はっきりと示しています。他の曲もそれぞれ、巧みな作曲技法が用いられており、ベートーヴェンからメンデル スゾーンへと繋がるロマン派のチェロ作品として、強い存在感を発揮しています。
NAXOS8.573967(1CD)
ホフマン(1738-1793):フルート協奏曲集 第3集
フルート協奏曲 ニ長調 Badley D5
フルート協奏曲 ト長調 Badley G1
フルート協奏曲 イ長調 Badley A1
フルート協奏曲 ト長調 Badley G4
ウーヴェ・グロット(Fl)
ミヒャエル・ハラース(指)
チェコ室内Oパルドビツェ

録音:2018年2月26-28日
世界初録音
18世紀後半のウィーンで最も知名度を誇っていた音楽家の一人、レオポルト・ホフマン。彼は1772年か らシュテファン大聖堂の楽長を務め、モーツァルトがこの聖堂の副楽長に任命されたのも、ホフマンからの要 請があったためでした。しかし、没後は急速に忘れられてしまい、交響曲や協奏曲などの膨大な作品はほ とんど演奏されることがありません。NAXOSでシリーズ化されている13曲残されたフルート協奏曲は、楽 器の持ち味を生かした優雅な旋律に彩られており、時にはハイドンの作品と誤って伝えられるほどの高い 完成度を持っています。第1集(8.554747)と第2集(8.554748)では日本のフルート奏者、瀬尾和紀 がソロを務めましたが、この第3集ではドイツ出身のウーヴェ・グロットがソロを担当しています。
NAXOS8.559871(1CD)
デレク・バーメル(1967-):Migrations
Migration ミグレーション・シリーズ-ジャズ・アンサンブルとオーケストラの為の(2006)
歌曲集「Mar de Setembro 9月の海」(2011)
ルシアナ・ソウサ(ヴォーカル)
テッド・ナッシュ(ソプラノ/アルト・サクソフォン)
デレク・バーメル(Cl)
ジュリアード・ジャズ・オーケストラ
デヴィッド・アラン・ミラー(指)
オールバニSO

録音:2015年5月17日、2016年4月18日、2016年11月21日
エール大学でボルコムとオルブライトに音楽を師事したのち、デュティユーやアンドリーセンの音楽から刺激を 受け、北米やガーナ、トラキアの民族音楽を研究するなど、幅広いジャンルから影響を受けたというバーメ ル。折衷的なスタイルによる多彩な作品を生み出しています。彼が取り組む「ミグレーション」はウィントン・ マルサリスの委託によるシリーズで、アメリカの現代画家ジェイコブ・ローレンスの絵画からインスパイアされた もの。ジャズをベースに、バーメルの音楽的思考がモザイクのように組み合わされた楽しい作品です。自身 が優れたクラリネット奏者であるバーメルは見事なパフォーマンスも聴かせます。他にはボサノヴァ風の「9月 の海」、バーメルが尊敬するバルトークの影響を受けたリズミカルな「叫び、ささやき、痕跡」の2作品が収録 されています。
NAXOS8.559860(1CD)
ロックレア(1949-):交響曲第2番「アメリカ」他
交響曲第2番「アメリカ」(2016)
Hail the Coming Day-オーケストラの為の祝祭小品(2013)
オルガンとオーケストラの為の協奏曲(2010)
フェニックス-オーケストラの為の(2007)
ピーター・ミクラ(Org)
カーク・トレヴァー(指)
ミヒャエル・ロハーチ(指)
スロヴァキア・ナショナルSO

録音:2018年5月27-31日
世界初録音
アメリカの現代作曲家ロックレア。このアルバムでは、精力的に新作を発表する彼の最近の作品を4作紹 介しています。全ての作品は、彼と関わりの深いノースカロライナ州で世界初演がなされています。三組の ウィンドSOのために書かれた「アメリカ」は3楽章それぞれが、アメリカの祝日をテーマとし、各々に関 係あるメロディが高らかに、かつ誇らしげに奏されます。1860年代にウィンストン・セーラムの市長を務めた ロバート・グレイの演説から採られた「Hail the Coming Day 来たる日を讃えて」、神(GOD)と犬 (DOG)の単語から生まれた「協奏曲」、3分ほどのファンファーレを拡大した「フェニックス」。どれも親しみや すく、モダンな作風による音楽です。
NAXOS8.573979(1CD)
メシアン:聖なる三位一体の神秘への瞑想(1969)
1.Le Pere inengendre 「星たちの父」
2.La Saintete de Jesus-Christ 「神は聖なり」
3.La Relation reelle en Dieu est reellement identique a l'Essence
「神に実在する関係は本質と実在上同一なり」
4.Je suis, je suis! 「神あり」
5.Dieu est immense, eternel, immuable - Le souffle de l'Esprit - Dieu est Amour
「神は無限なり、永遠なり、不変なり…」
6.Le Fils, Verbe et Lumiere 「言葉に命あり、そして命は光なり」
7.Le Pere et le Fils aiment, par le Saint-Esprit, eux-memes et nous
「父と子は聖霊によって自らを、そして私たちを愛する」
8.Dieu est simple 「神は単一なり、三は一なり」
9.Je suis Celui qui suis「私はあるという者なり」
トム・ウィンペニー(Org)

録音 2018年5月17-18日ハットルグリムス教会、レイキャヴィク,アイスランド
22歳の若さで、パリのサントトリニテ(聖三位一体の意味)教会オルガニストに就任、83歳で亡くなる直前 までこの職に就いていたメシアン。1869年、カヴァイエ=コルが制作したオルガンを用いて彼が行う即興演 奏は、常に話題となり多くの聴衆たちを楽しませていました。「聖なる三位一体の神秘への瞑想」は、 1967年にこのオルガンが再建された際に行われた記念の即興演奏が基になって生まれた作品。アルファ ベットの各文字に固有の音価が割り当てられ、それを紐解くことでテキストが音楽に変換されるというユ ニークな語法を持ち、更にメシアンが愛した鳥たちの声もあしらわれています。万華鏡のような多彩なオル ガンの響きを存分に味わえるメシアン円熟期の大作です。
NAXOS8.574111(1CD)
期待の新進演奏家シリーズ/アリ・アランゴ〜ギター・リサイタル
タレガ:グラン・ホタ
バリオス(1885-1944):大聖堂(1921/1938)
パガニーニ:24のカプリース Op.1-
第5番イ短調(A.アランゴによるギター編)
レオ・ブローウェル(1939-):ソナタ 第2番(1990)
 悲しげなキューバの風景(1996)
 舞踏礼賛(1964)
アリ・アランゴ(1982-):ギターの為の三部作(2004)
ホアキン・クレルチ(1965-):音階の練習(2008)
タレガ:マリア(ガボッタ)(1907)
アリ・アランゴ(G)

録音:2018年12月3-5日
1982年、キューバで生まれたギタリスト、アリ・アランゴ。2014年に開催された「アルハンブラ国際ギター・ コンクール」で優勝を飾り、NAXOSから既にリサイタル・アルバム(8.573506)がリリースされていますが、 2018年に開催された「タレガ国際ギター・コンクール」でも優勝を飾り、更にパワーアップした演奏を披露し ています。タレガ作品はもちろん、バリオスの「大聖堂」や、彼が得意とするクレルチの演奏曲をはじめ、自 作も取り混ぜた多彩なプログラムをお楽しみください。
NAXOS8.579035(1CD)
トーマス・シマク(1958-):ヴァイオリンとピアノの為の独奏曲/二重奏曲
Signals(2015)-独奏ピアノの為の
カプリチョーソ(2014)-独奏ヴァイオリンの為の
アルバニア民謡「わが美しきモレア」(2015)-ヴァイオリンとピアノの為の
Soliloquy V-Flauto Acerbo(2008)-アルト&テナー・リコーダーの為の
ENgREnage(2014-2015)-ヴァイオリンとピアノの為の2つのエスキース(2013)-独奏ピアノの為の
サウンド・ツリー-リチャード・ロビンの思い出に(2013)-ヴァイオリンとピアノの為の
The Flight of the Eagle ワシの飛行(2000)-独奏ピアノの為の
ピーター・シェパード・スケアヴェズ
(Vn)
クリス・オートン(リコーダー)
ジョセフ・ヒューストン(P)
ロデリック・チャドウィック(P)

録音:2016年3月20-21日
世界初録音
アルバニア出身の作曲家トーマス・シマク。音楽大学で作曲を学び、その後、アルバニア近郊の音楽を研 究しながら作曲活動を行っています。「土地の民謡と古謡に触れることは、その後の創作活動に多大な 影響を与える」と語る彼ですが、自身の作品に民謡を直接的に取り入れることはあまりせず、そのエッセン スのみを取り込み、ユニークな作品を作ることで知られています。このアルバムにはそれぞれに趣向を凝らし た室内楽作品を収録、彼の作品としては珍しくアルバニア民謡を正攻法で取り入れた「わが美しきモレ ア」でも、短いメロディラインが拡張され、豊かな質感を纏いながら展開されていくという個性的な味わいを 持っています。
NAXOS8.579047(1CD)
ゲオルゲ・コントジョルゴス(1945-):ダンシング・ウィズ・ケンタウロス
ダンシング・ウィズ・ケンタウロス(2014)-サクソフォンの為の物語
コンチェルティーノ「Testosterone テストステロン」-アルト・サクソフォンとピアノ、弦楽合奏の為の
Ringtone リングトーン-アルト・サクソフォンとピアノの為の
Night Walk 夜の歩行-独奏アルト・サクソフォンの為の
スタシス・マヴロンマティス
(ソプラノ・サクソフォン,(アルトSax)
クリスティーナ・パンテリ(P)
ミルトス・ロギアディス(指)
オーケストラ・オブ・カラーズ(弦楽セクションのみ)

録音:2015年2月15日
2017年4月2日
2017年3月19日
2017年12月18日
世界初録音
ギリシャの現代作曲家コントジョルゴスのサクソフォン作品集。このアルバムでは想像上の生き物である「ケ ンタウロス」にインスパイアされ、古代ギリシャの音楽の断片からアジアの伝統的な旋律をコラージュして書 き上げた作品「ダンシング・ウィズ・ケンタウロス」と、男性ホルモン「テストステロン」をモデルにしたというエネル ギッシュな「コンチェルティーノ」、有名な携帯電話の着信音を用いた「リングトーン」、思索とリセットを促す 「夜の歩行」の4曲を収録。時にはミニマリズムを取り入れたユニークな作風による、独創的な曲の数々を お聴きいただけます。
NAXOS8.660454(2CD)
フランコ・ファッチョ(1840-1891):歌劇「アムレット(ハムレット)」 アムレット…パーヴェル・チェルノフ(T)
クラウディオ…クラウディオ・スグラ(Br)
ポローニオ…エドゥアルド・ツァンガ(Bs)
オラツィオ…セバスチャン・スーレ(Bs)
マルチェロ…バルトス・ウルバノヴィツ(Br)
ラエルテ…パウル・シュヴァイネスター(T)
オフェーリア…ユリア・マリア・ダン(S)
ゲルトルーデ…シャミリア・カイザー(Ms)
亡霊/牧師…ジャンルカ・ブラット(Bs)
エラルド/ゴンザガ王…ジョナサン・ウィネル(T)
ジョバンナ女王…ザビーネ・ヴィンター(S)
ルチアーノ…平野 和(Bs)
パオロ・カリニャーニ(指)
ウィーンSO
プラハ・フィルハーモニーcho

録音:ライヴ
2016年6月18.20.25.28日
ブレゲンツ音楽祭、オーストリア
1881年、ミラノ・スカラ座でボーイトの台本を用いたヴェルディの歌劇「オテッロ」が初演された際、指揮を 執ったのはボーイトの親友であるフランコ・ファッチョでした。彼は当時様々な理由で停滞していたヴェルディ の創作意欲に火を付け、ボーイトとヴェルディの間を取り持つことで「オテッロ」の完成における立役者となっ たことでも知られています。ファッチョ自身も優れた作曲家であり、この「アムレット」も同じくボーイトの台本に 拠って書かれた歌劇。どちらもシェークスピアの戯曲を原作としているあたりに、ボーイトの挑戦的な試み… “新しいドラマ性の追求”が感じられます。 この歌劇、1865年の初演時は成功を収めましたが、1871年の再演時、主役を歌ったテノールが病気 のために思うように声を出せず上演は失敗。その後は歌劇自体が忘れられてしまいましたが、最近になっ て再評価され、上演も増えつつあります。2016年ブレゲンツ音楽祭でのライヴ収録。
NAXOS8.669042(2CD)
ルイス・カーチン(1951-):歌劇「ジェーン・エア」 ジェーン・エア…ジェニファー・ゼトラン(S)
エドワード・ロチェスター…ライアン・マクファーソン(T)
ロードリック・イングラム/ジョン・リヴァース牧師
…トーマス・メリオランツァ(Br)
イングラム夫人/ダイアナ・リヴァース
…ジェシカ・トンプソン(S)
ブランシェ・イングラム…カトリーナ・トゥルマン(S)
フェアファクス夫人…キンベリー・ジョルダーノ(S)
リチャード・メイソン/ブリッジ氏…アダム・ケネディ(Br)
メリー・リヴァース/ベッシー…ジェシカ・ベスト(Ms)
ウッド氏…デヴィッド・サスルベリー・フライ(Bs)
ルイス・カーチン(指)
オーケストラ・オブ・ザ・リーグ・オブ・コンポーザーズ

録音:2017年9月8-10日
1951年フィラデルフィア生まれのアメリカの作曲家、ルイス・カーチン。レオン・キルヒナー、サミュエル・アド ラーらに師事し、数多くの声楽作品で知られています。彼の作品の多くは合唱曲ですが、2010年から 2014年にかけて作曲された歌劇「ジェーン・エア」は、彼の作曲活動の中でも最大のプロジェクトであり、 渾身の作品の一つになっています。カーチンはシャーロット・ブロンテが書いた原作の持ち味を崩すことなく、 ジェーンの意志の強さを鮮やかに描き出し、彼女に表情豊かなアリアを与え、物語を大胆に進めていきま す。オーセンによる台本は、彼女を取り巻く登場人物たちも細部にわたって性格付けがなされており、 各々の歌手たちによる歌は感動的な結末へと聴き手を誘います。

NAXOS 2019年8月発売

NAXOS-8.505251
(5CD)
NX-E03
ベートーヴェン:交響曲全集 サラ・スヴィトリツキ(S)、モルテン・グローヴェ・フランゼン(C.T)、イルケル・アルザユレク(T)、ラルス・メラー(Br)
デンマーク国立コンサートcho
アダム・フィッシャー(指)
デンマークCO

録音:第1番:2016年2月29日-3月1日
第2番:2016年11月28-29日
第3番:2017年10月23-26日
第4番:2016年11月30日-12月1日
第5番:2019年2月4-6日
第6番:2018年3月12-16日
第7番:2017年11月27-29日
第8番:2016年3月2-3日
第9番:2018年11月26-29日
王立デンマーク音楽アカデミー コンサート・ホール、デンマーク放送コンサートホール 第2スタジオ (第5番のみ)
アダム・フィッシャーと、彼が首席指揮者を務めるデンマーク室内管弦楽団によるベートーヴェンの交響曲録音が全集で登場。ピリオド解釈の 軽快さと力強さ、伝統的解釈の重量感と抒情性を併せ持つほか、デュナーミクやテンポの処理、パート・バランスなどに独自のアイデアが満載 で、個性的な解釈ながら決して奇抜ではなく、実に爽快な演奏に仕上がっています。極めつけは第九でのカウンターテナーの起用であり、独 唱者の中ではあまり目立たないアルトのパートに独特の存在感を与えているのはたいへん面白いところです。 デンマーク室内管弦楽団は、以前はデンマーク放送所属の団体(デンマーク放送シンフォニエッタからデンマーク国立室内管弦楽団に改称) でしたが、2015年より現在の名称で独立した団体として活動しています。1997年から共演を続けているアダム・フィッシャーとは、2013年 にデンマーク国立室内管弦楽団としてリリースしたモーツァルトの交響曲全集(DACAPO/8.201201)が、世界的に高い評価を得ました。 彼らのベートーヴェンは、デンマーク放送時代から刺激的な内容で実演では大きな評判となっており、2013年から録音も始まっていたようで すが、デンマーク放送はこのプロジェクトを中止してしまいました。そこで独立後の2016年から新たに録音されたものが今回の全集となったと いういわく付きで、多くのファンが待ち望んだリリースといえます。彼らの以前の本拠地であり、今では王立デンマーク音楽アカデミーの所属と なっているコペンハーゲンのコンサートホールで、満席の聴衆を前に劇的な公演が行われ、その直後にセッション録音されていったものです。
NYCX-1007(14CD)
国内盤仕様
税込定価
グリーグ:ピアノ独奏曲集
■CD1
ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7(1865)
ノルドロークのための葬送行進曲 EG. 107(ピアノ編)(1866)
4つの小品 Op.1(1861-63)
ノルウェーの旋律 EG.108より第67番「サイレーン(海の精)の呼び声」(1874-75)
気分 Op.73(1901-05)
自作の歌曲によるピアノ曲op.41より第3曲「君を愛す」(1875)
ユモレスク集 Op.6(1865)
■CD2
.2つのノルウェー民謡による即興曲 Op.29(1878)
ノルウェーの旋律EG.108より第62番 栄あるウーラフ王へのバラード(1874-75)
25のノルウェーの踊りと舞曲 Op.17(1869)
自作の歌曲によるピアノ曲 Op.52より第2曲「最初の出会い」(1891)
伝承によるノルウェー民謡 Op.66(1896)
■CD3
4つのアルバムの綴り Op.28(1864-78)
詩的な音の絵 Op.3(1863)
ノルウェーの旋律 EG.108より第33番 アイスランド(1874-75)
民族生活の状況 Op.19(1869-71)
組曲「十字軍の兵士シグール」Op.56より第1曲 王宮にて(1893頃)
ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード Op.24(1875-76)
■CD4
組曲「ホルベアの時代より」Op.40(1884)
ノルウェーの旋律 EG.108より第110番 私はあまりに早く身を横たえてしまった(1874-75)
6つのノルウェーの山の旋律 EG.108A
ペール=ギュント第1組曲 Op.46より第1曲 朝(1874-75)
スロッテル Op.72(1902-1903)
■CD5
ノルウェーの旋律 EG.108 第1番〜第63番(1874-1875)
■CD6
ノルウェーの旋律 EG.108 第64番〜第117番(1874-1875)
■CD7
ノルウェーの旋律 EG.108 第118番〜第152番(1874-1875)
■CD8
抒情小品集 第1集 Op.12(1864-1867)
抒情小品集 第2集 Op.38(1866-1883)
抒情小品集 第3集 Op.43(1886)
抒情小品集 第4集 Op.47(1886-88)
■CD9
抒情小品集 第5集 Op.54(1891)
抒情小品集 第6集 Op.57(1890-1893)
抒情小品集 第7集 Op.62(1895)
■CD10
抒情小品集 第8集 Op.65(1896)
抒情小品集 第9集 Op.68(1897-99)
抒情小品集 第10集 Op.71(1901)
■CD11
付随音楽「十字軍の兵士シグール」Op.22より(1872)
「ペールギュント」第1組曲 Op.46(作曲者によるピアノ用編曲)(1874-75)
「ペールギュント」第2組曲 Op.55(作曲者によるピアノ用編曲)(1891)
歌劇「オラヴ・トリュグヴァソン」より2つの小品 Op.50(1893頃)
メロドラマ「ベルグリオット」Op.42(1871)
■CD12
アジタート EG.106(1865)
ノルウェー舞曲 Op.35(ピアノ独奏版)(1880/1887改訂)
アルバムの一葉 EG.109(1874-78)
ワルツ=カプリース Op.37(1883/1887改訂)
ヨハン・ハルヴォルセン(1864-1935)(グリーグ編曲)〜ロシア貴族の入場行進曲 EG.183(1895)
付随音楽「ペール・ギュント」Op.23より(作曲者によるピアノ用編曲)(1875-1876)
組曲「十字軍の兵士シグール」Op.56-3つの管弦楽曲 (作曲者によるピアノ用編曲)(1872/1892改訂)
■CD13
13つのピアノ曲 EG.105(1860)
2つの悲しき旋律 Op.34(1880)
ノルウェーの旋律 EG.108より第6番 ヴィーニェの飛び跳ね舞曲(1874-75)
2つのメロディ Op.53(1890)
自作の歌曲によるピアノ曲 Op.41(1875)
ノルウェーの旋律 EG.108から第22番 エステルダーレンのハリング(民族舞曲)(1874-75)
2つのノルウェーの旋律 Op.63(作曲者によるピアノ版)(1895)
3つのピアノ小品(ユリウス・レントゲン校訂)
■CD14
ラルヴィク・ポルカ EG.101(1858頃)
ピアノのための23の小品 EG.104(1859)
ルフダン・ヒェ−ルルフの像にて EG.167(1874)自作の歌曲によるピアノ曲(第2集) Op.52(1891)
4声のカノン EG.179(1860)
ノルウェーの旋律 EG.108第より146番 聖トーマスのヨーデル、ヴァルドゥレスより(1874-75)
ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7(初版)〜第2楽章(1865)
ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7(初版)〜第4楽章 フィナーレ(1865)
ノルウェーの旋律 EG.108より第87番 ヴァルドゥレスの山の歌(1874-75)
ピアノ協奏曲 ロ短調(断片)EG.120(1882-82)
アイナル・ステーン=ノックレベルグ(P)


■CD1
録音 1993年7月31日-8月2日リンデマン・ホール、ノルウェー国立音楽大学、オスロ

■CD2
録音 1993年8月3-5日リンデマン・ホール、ノルウェー国立音楽大学、オスロ

■CD3
録音 1993年8月6-9日リンデマン・ホール、ノルウェー国立音楽大学、オスロ

■CD4
録音1993年8月10-12日リンデマン・ホール、ノルウェー国立音楽大学、オスロ

■CD5
録音 1994年3月6-7日リンデマン・ホール、ノルウェー国立音楽大学、オスロ

■CD6
1アイナル・ステーン=ノックレベルグ(ピアノ、クラヴィコード、オルガン、ハルモニウム)
録音 1994年3月6-7日リンデマン・ホール、ノルウェー国立音楽大学、オスロ

■CD7
アイナル・ステーン=ノックレベルグ(ピアノ、クラヴィコード、オルガン、ハルモニウム)
録音 1994年3月14-15日リンデマン・ホール、ノルウェー国立音楽大学、オスロ

■CD8
録音 1993年12月18-20日リンデマン・ホール、ノルウェー国立音楽大学、オスロ

■CD9
録音 1993年12月21-23日リンデマン・ホール、ノルウェー国立音楽大学、オスロ

■CD10
録音 1993年12月28-30日リンデマン・ホール、ノルウェー国立音楽大学、オスロ

■CD11
ルート・テレフセン(ナレーター)
ペル・トフテ(ナレーター)他
録音 1994年1月17-20日リンデマン・ホール、ノルウェー国立音楽大学、オスロ

■CD12
録音 1994年2月12-14日リンデマン・ホール、ノルウェー国立音楽大学、オスロ

■CD13
録音 1994年3月7-9日リンデマン・ホール、ノルウェー国立音楽大学、オスロ

■CD14
音 1994年4月12-14日リンデマン・ホール、録音:ノルウェー国立音楽大学、オスロ

日本語解説付き
良く知られた抒情小品集から、未完成に終わった第2ピアノ協奏曲の断章、ピアノソナタの初版、そして この録音で初めて録音された「ノルウェーの旋律(全152曲)」まで、グリーグの魅力的なピアノ独奏曲 を収録したボックスが待望の復刻!「グリーグは非常にピアニスティックな作曲家です。多くの曲では、非 常に高いレヴェルのテクニックも必要とされます。」と語るノルウェーの代表的ピアニストであり、グリーグ演 奏の権威として知られるアイナル・ステーン=ノックレベルグによる決定盤です。(録音時における)グリー グの全ピアノ独奏曲を演奏した14枚のアルバムは、録音から20年以上経た現在でも、聴き手に感銘を 与え続けています。 1996年に国内仕様ボックスとして発売された際に添付された、オスロ大学図書館のオイヴィン・ノルドハ イム氏による学問的にも意義のある充実した解説日本語訳も、今回の国内仕様盤では完全復刻しま した。この翻訳を監修されたわが国の北欧音楽研究の第一人者、「日本グリーグ協会桂冠名誉会長」 大束省三先生の1周忌に合わせての発売です。
※国内仕様盤は数量完全限定販売となります。

NAXOS 2019年7月発売
NAXOS-8.573988(1CD)
ミャスコフスキー:交響曲第1番/第13番
交曲第1番ハ短調 Op.3(1908/1921改訂)
交響曲第13番変ロ短調 Op.36
アレクサンドル・ルーディン(指)
ウラル・ユースSO

録音:2018年5月19-21日
「ベートーヴェン、マーラー、ブルックナーなどのように多くの作曲家は交響曲第10番を完成できない」…そんな ジンクスをあっさり破ったのがロシアの作曲家ミャスコフスキー。彼は生涯に27曲の交響曲を作曲、現代でも 「ソヴィエト交響曲の父」として讃えられています。活動の初期にはピアノ曲と歌曲を書いていたというミャスコフ スキーが、交響曲第1番に着手したのは1908年、サンクトペテルブルク音楽院に在学中の時。完成版は 1914年に初演されたものの、彼自身は作品の出来に不満を持っており、1921年に大幅な改訂を加え、よ りロシア情緒あふれる作品へと書き換えています。1933年に作曲された第13番は大きく3つの部分に分けら れる単一楽章の作品。彼の作品の中で“最も不協和音が多用された”曲であり、この曲を境に、ミャスコフス キーの作風は聴きやすいものへと変遷を遂げていきます。冒頭の弦の響きを切り裂くようなティンパニの活躍が 目立つユニークな交響曲です。
NAXOS-8.574064(1CD)
アレクサンダー・ラハバリ(1948-):わが母なるペルシャ 第1集
交響詩 第1番「Nohe Khan」
ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲(1972年作曲「Nohe Khan」/2018改訂)
交響詩 第2番「母の涙」(2018)*
交響詩 第3番「子供たちの祈り」(2018)*
パウラ・ラハバリ(Vn)
アレクサンダー・ラハバリ(指)
プラハ・メトロポリタンO
アンタルヤ国立SO*

録音:2018年6月23日 チェコTVミュージック・スタジオ、プラハ
2018年4月27日 ライヴ録音
AKMアスペンドス・サロヌ、アンタルヤ、トルコ*
世界初録音
アレクサンダー・ラハバリは世界的に活躍するイラン出身の名指揮者。イラン国立音楽院でヴァイオリンと作曲 を学び、作曲家としても多くの作品を世に送り出してます。交響詩はこれまでに8曲作られており、どれもイラン の前身である「ペルシャ」の民族音楽的要素が巧みに用いられたエキゾチックな作風を備えており、伝統的な スタイルと即興的な要素がブレンドされたユニークな作品。第1番はイランの伝統儀式で活躍するテノール歌 手である「Nohe Khan」をテーマにしており、宗教的な儀式で歌う彼らの声をヴァイオリンで模し、オーケストラ との華麗な協奏曲に仕立てています。第2番は短い交響詩であり、子供を失った母親の悲しみの心が歌わ れています。第3番はあどけない子供たちの祈りの風景。曲が進むにつれ、いたずら心が芽生える子供たちの 心が描かれています。
NAXOS-8.573940(1CD)
クレメンティ:鍵盤のためのソナタ集
ソナタ 変ロ長調 Op.12-1
ソナタ 変ロ長調 Op.2-6
ソナタ 変ホ長調 Op.7-1
ソナタ ハ長調 Op.7-2
ソナタ ハ長調 Op.2-2
ソナタ ハ長調 Op.9-2
パク・ソナ(P)

録音:2017年3月15-16日
現代では「初心者のためのソナチネ」の作者として知られるクレメンティ、実は半世紀以上に渡って数多くの チェンバロ、ピアノのための作品を書き、自身の作品の普及のために楽譜出版を手掛け、更にはピアノの製造 まで行うという実業家でもありました。クレメンティについて、モーツァルトは「チェンバロ弾きとしては素晴らしい技 術だが、単なる機械的な演奏しかできない」と酷評しましたが、ベートーヴェンは彼の作品を高く評価し、クレ メンティもベートーヴェンのいくつかの作品を出版するなど、良好な関係を築いていました。このアルバムでは ウィーンとロンドンで出版された作品を収録、どれも簡潔なソナタ形式の中にピアノ演奏に必要なテクニックが 散りばめられています。演奏している韓国系アメリカ人ピアニスト、パク・ソナは第5回仙台国際音楽コンクール (2013)の入賞者。美しい音色とテクニックで聴き手を魅了します。
NAXOS-8.573966(1CD)
ヨハン・シュターミッツ(1717-1757):交響曲集 Op.3
交響曲 ト長調 Op.3-1 Wolf G2(1751-1754)
交響曲 ト長調 Op.3-3 Wolf G3(1751-1754)
交響曲 変ホ長調 Op.3-4 Wolf Eb3(1750頃-1752)
交響曲 イ長調 Op.3-5 Wolf A2(1750頃-1752)
交響曲 ヘ長調 Op.3-6 Wolf F2(1748頃-1752)
アレクサンドル・ルーディン
ムジカ・ヴィーヴァ・モスクワ室内O

録音:2018年6月
18世紀、ボヘミアで全盛を誇ったシュターミッツ一族。なかでもヨハンは“マンハイム楽派”の創立者とされてい ます(室内楽作品で知られるカールは、ヨハンの息子)。彼が残した50曲以上の交響曲は、それまでのイタ リア序曲から派生した3部からなるシンフォニア(急-緩-急)ではなく、メヌエットを挿入した4楽章形式で書か れており、これはヨーゼフ・ハイドンを先取りする、当時としては新しい試みでした。またソナタ形式の発展にも 寄与し、オーケストラ内では管楽器を重用することで音色にメリハリを付けるなど、作品に近代的な響きを与 えたことでも知られています。このアルバムでは1750年前後の交響曲を5曲収録。ハイドンが1750年代の終 りから交響曲の作曲に手を染めたことを考えると、やはりシュターミッツが時代を先取りしていたことがわかりま す。
NAXOS-8.559839(1CD)
スーザ:吹奏楽のための作品集 第19集
第2幻想曲(原曲:エル・カピタン)…V.ラゴーンによる管楽バンド編/D.スターン編集(1896)
Non-committal Declarations 未確定の宣言(女声3声と管楽バンド編)(1920)
On the 5.15-ユモレスク(1916)(D.スターン編集版)
.ミュージカル「ブライド・エレクト」から(管楽バンド版/M.パートン編集)
ファイティング・レース(1922)(D.スターン編集)
バンド・ケイム・バック-ユモレスク(1895)(K.タム編集)
デイヴィッド・ギヨン:羊と山羊「牧草地へのウォーキング(J.P.スーザによる管楽バンド編)
伝承曲:わらの中の七面鳥(D.ギヨン&J.P.スーザによる管楽バンド編)
キース・ブライオン(指)
ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック・ウィンド・オーケストラ
イジー・アトキンソン/ローラ・ホッキング/ロザンナ・クーパー(S)
リンダ・エクストローム・スタンリー/キース・ブライオン(語り)
ジョナサン・ホリック(Tb)

録音:2017年1月7-9日
「マーチ王」として知られるスーザですが、彼はワルツやオペレッタなど多くのジャンルに渡って作品を書きました。 このアルバムに収録された2曲のユモレスクも珍しい作品。「On the 5.15」は1915年に流行したポピュラー・ ソングを元にしており、今回の録音にあたってはD.スターン版を収録、曲の途中でブライオンの声が聞こえる楽 しい作品に仕上がっています。もう1曲のユモレスク「バンド・ケイム・バック」はロータリー・クラブでの昼食会での バンドのメンバーたちの処遇を描いた作品。他にはトロンボーンが活躍する「ファイティング・レース」、3人の女 声が声を競う「未確定の宣言」などユニークな曲を収録。よく知られる民謡「わらの中の七面鳥」で全編が締 めくくられます。
NAXOS-8.573975(1CD)
ソーレ(1852-1920):24のエチュード・カプリース 第3集
第14番:変ホ長調
第15番:ロ長調
第16番:嬰ト短調
第17番:ホ長調
第18番:嬰ハ短調
第19番:イ長調
ナツリン・ラシドヴァ(Vn)

録音:2018年4月2-3日
※世界初録音
フランス出身のヴァイオリニスト、エミール・ソーレ。幼い頃から神童として名を広め、時にはフランツ・リストと共 演するなど華々しい演奏活動を行いました。指導者としても活躍、ベルリン新音楽アカデミーや、ロンドンの英 国王立音楽院で後進を指導、最終的にはロンドンに定住し、作曲家としても数多くの作品を発表していま す。彼は自身の素晴らしいテクニックを伝えるためにいくつかの練習曲を作曲、その中で最も難易度が高く、か つ芸術的に優れているとされるのが「24のエチュード・カプリース」です。10分近くの長さを誇る各々の曲は、単 なる“練習曲”の域を完全に超えており、それぞれが独立したコンサート・ピースとしても成立するほどの高い完 成度を誇っています。第1集、第2集と同じくナツリン・ラシドヴァが作曲者「ソーレ」の名を冠した1685年製の ストラディヴァリを演奏、その美しいサウンドで作品の魅力を存分に伝えます。
NAXOS-8.573982(1CD)
ブゾーニ:ピアノ作品集 第11集
ピアノ・ソナチネ 第5番「大ヨハン・セバスティアン氏の名による短いソナチネ」
バッハの断片による対位法的幻想曲-コラール前奏曲
バッハ=ブゾーニ:前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV998
バッハ=ブゾーニ:コラール前奏曲集
来ませ、造り主にして聖霊なる神よ BWV667
目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV645
いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV659
今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たちよ BWV734
主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ BWV639
主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ BWV617
アダムの罪によりすべては失われぬ BWV637
アダムの罪によりすべては失われぬ BWV705
汝のうちに喜びあり BWV615
17.われらが救い主イエス・キリスト BWV665
ヴォルフ・ハーデン(P)

録音:2018年7月9-10日
ブゾーニのピアノ作品集第11集は、彼の目を通して描かれたバッハ作品の数々を収録。 フランツ・リストに心酔するとともに、優れたピアニストでもあったブゾーニは、早い時期から「トランスクリプション =編曲」に興味を抱き、数多くの作品を華麗なピアノ曲へと変貌させました。代表的な作品は1884年の 「バッハのシャコンヌ」で、濃密な響きと華やかな装飾に彩られたバッハは、ロマンティックな風情を持ち、リストの 一連のトランスクリプションの伝統に連なるピアニスティックなものとして知られています。しかし、ほぼ30年を経 て書かれた「大ヨハン・セバスティアン氏の名による短いソナチネ」は、原曲である「ファンタジーとフーガ ニ短調. BWV905」(バッハの真作であるかは疑わしい)の簡潔な様式をそのまま写し取り、瞑想的な作品として仕 上げており、入り組んだハーモニーは前衛的でもあります。厳格な対位法をそのままピアノへ移し替えた「10の コラール前奏曲」も聴きどころ。
NAXOS-8.573995(1CD)
モダン・トランペットの芸術 第1集
ピーター・マクスウェル・デイヴィス(1934-2016):トランペットとピアノのためのソナタ Op.1(1955)
エネスコ:伝説(1906)
オネゲル):イントラーダ H.193(1947)
ヒンデミット:トランペットとピアノのためのソナタ(1939)
マルティヌー:トランペットとピアノのためのソナチネ H.357(1956)
J.G.ウィリアムズ(1972-):XX Mountains of Abstract Thought
リゲティ:歌劇「グラン・マカーブル」-3つのアリア「ミステリー・オヴ・ザ・マカーブル」(1988)(E.ハワース編)
ヒュー・モーガン(Tp)
パトリシア・ウルリヒ(P)

録音:2018年7月15-17日
NAXOSの新しいシリーズ「モダン・トランペットの芸術」。20世紀から21世紀にかけてトランペットとピアノのた めに書かれた様々な作品を集めるという趣旨のもと、第1集では1906年に作曲されたエネスコの「伝説」をは じめ、ヒンデミット、マルティヌーら近代の作品から、マクスウェル・デイヴィス、リゲティといった現代作品を収録し ています。なかでもエネスコの「伝説」は、楽器特性の進歩により半音階奏法が完全に可能となった証と言え る作品で、近代トランペット作品の中でも重用視される曲。他のレパートリーでも数々の特殊奏法を用い、 万華鏡のような音色を駆使しており、トランペットの可能性を極限まで追求した聴きごたえのあるものばかりで す。アンサンブル「セプトゥーラ」のメンバーであり、バーゼルSOの奏者、ヒュー・モーガンの超絶技巧でお 楽しみください。 使用楽器:YAMAHA
NAXOS-8.579046(1CD)
ロブ・キーリー(1960-):室内楽曲集
1-6.クラリネット四重奏曲(2017)
7-12.2つのヴァイオリンのためのデュオ(2015)
13-15.クラリネット・ソナタ(2016)
16.ディスティル(2016)
17-21.クラリネットとピアノのための5つのバガテル(2017)
22-24.ピアノ三重奏曲 第2番(2015)
ヴィクトリア・ザメク(Cl)…1-6.13-15.17-21
サラ・サーロー(Cl)…1-6
クリスハットン(Cl)…1-6
アンドリュー・スパーリング(Cl)…1-6
キャロライン・ボルディング(Vn)…7-12
ルース・エーリッチ(Vn)…7-12
ロブ・キーリー(P)…13-21
クリス・ブラニク(ヴィブラフォン)…16
アクィナス・トリオ…22-24

録音:2017年9月22-23日、2017年1月28日、2016年10月8日
世界初録音
イギリスの現代作曲家、ロブ(ロバート)・キーリー。一つ前の世代のバートウィスルやフィニッシーと同じく“難解 で複雑な作品”を書く作曲家として知られています。しかし、彼自身は「室内楽が最も表現力のある形式で ある」と考えており、例えばピアノ三重奏曲ではハイドン、ショパンの作品を模範にしているとも語っています。そ してクラリネット四重奏曲はモーツァルト作品からインスパイアされているのだそうですが、どことなく雰囲気が感 じられるだけで、全く別の作品に仕上がっています。クラリネット作品では、名奏者ヴィクトリア・ザメクの存在が 不可欠であり、成立においても、演奏においても彼女は素晴らしい存在感を見せています。
NAXOS-8.579022(1CD)
エル=コーリー(1957-):ピアノ・ソナタ 第1番-第4番
ピアノ・ソナタ 第1番Op.35(1984)
ピアノ・ソナタ 第2番Op.61(1998)
ピアノ・ソナタ 第3番Op.67「イエス、太陽の子」(2002-2003)
ピアノ・ソナタ 第4番Op.82「夜に」(2010-2012)
川 Op.89(2012)/練習曲 Op.51(1992)
主題と変奏 Op.45(1987)
ジャコモ・シナルド(P)

録音:2017年5月7日、2017年9月16日、2018年3月30日、2018年4月24日
レバノンの作曲家エル=コーリー。NAXOSからはオーケストラ作品を中心に、すでに6枚のアルバムがリリース されており、その迫力ある響きは一部の熱狂的な愛好家たちの人気を博しています。彼はもともと高いテク ニックを有したピアニストであり、ピアノのための作品も数多く存在、ここでは4曲のピアノ・ソナタを中心に、いくつ かの小品が収録されています。ピアノ・ソナタ第1番は短いながらも伝統的な3楽章形式で書かれており、暴 力的な音の嵐と瞑想的な雰囲気が交錯するユニークな作品。トッカータを思わせる終楽章が聴きものです。 第2番は2楽章形式で、ゆっくりした部分と早い部分の対比が見事。第3番は簡潔な音で構成されたミニマ ル的要素を持つ曲です。ピアニスト、シナルドに献呈された第4番はほぼ無調でありながら、劇的な展開を 持っています。2012年のマルグリット・ロン国際ピアノ・コンクールの課題曲「川」、1992年エコール・ノルマル 音楽学校のコンクールの課題曲「練習曲」、同じくエコール・ノルマル音楽学校のコンクールの課題曲「主題と 変奏」もコーリーの独自性溢れた作品です。
NAXOS-8.559857(1CD)
ダニエルプール(1956-):作品集
アフロディーテに語りかける(2016)-
ソプラノ、独奏ホルン、室内オーケストラのための
弦楽のための交響曲「愛も死も強い」(2014)-原曲:弦楽四重奏曲 第6番「Addio」
カディッシュ(ヴァイオリンと弦楽オーケストラ版)
サラ・シェーファー(S)
マキシム・セミョノフ(Hrn)
エフゲニー・プラヴィロフ(Vn)
ミッシャ・ラフレフスキー(指)
ロシア弦楽オーケストラ

録音:2017年4月17-24日
作曲家ダニエルプールと指揮者ラフレフスキーは2000年に初めて出会ってから、ずっと信頼関係で結ばれて います。ラフレフスキーは2016年に「弦楽のための交響曲」のアメリカ初演を行った後、「アフロディーテに語り かける」の初演に立ち会い、ソプラノ歌手のシェーファーの歌に接したといいます。そしてヴァイオリンとオーケスト ラのための「カディッシュ」も含めた3作品の録音をダニエルプールに提案、すぐに行動を起こし2017年4月には 実際に録音が完成したという早業でした。「アフロディーテに語りかける」は自らの死を考えた女性が、夢の中 で美と愛の女神に出会い、生きる喜びを取り戻すまでを描いた作品。初演でもソロを担当したサラ・シェー ファーの瑞々しいソロが聴きどころです。“ソロモンの雅歌”の一節から採られた「愛も死も強い」はもともと弦楽 四重奏第6番として作曲され、編曲版は2014年にゲルギエフの指揮で初演されています。「カディッシュ」は 1977年に亡くなったダニエルプールの父への追悼曲。生、死、平和についての考察です。
NAXOS-8.559868(1CD)
グレゴリー・ハッター(1971-):世俗合唱曲集
Shed No Tear!
Ah! Woe is Me!
A Farewell 告別
Tears, Idle Tears
Cradle Song 子守歌
Winter Song 冬の歌(合唱とハンドベル編)
Blow, Blow, Thou Winter Wind
吹け、吹け、冬の風
3つのアメリカ風マドリガル
Under the Harvest Moon 秋の月の下で
Tears 涙(女声4声版)
シャノン・セイ(S)
フィロヴォクス・アンサンブル
スコット・ニコラス(P)
ロバート・シューネマン(指)
コンポーザーズcho
ダニエル・ショウ(指)
ミネソタ・コラール・アーティストの歌手たち
マシュー・クロトン(指)

録音:2014年9月25.29日、2012年4月28日、2011年4月5日、2014年3月13日、2018年4月14-15日、2015年9月22日、2016年12月23日
アメリカを拠点に活躍する作曲家グレゴリー・ハッター。多彩な作風を特徴とする彼の作品は、これまでに新古 典派主義風、後期ロマン派風、無調、十二音を用いた前衛、ジャズなどあらゆる様式に渡り、その色彩豊か な音楽で聴き手を魅了しています。そんなハッター、今回の合唱曲集には、保守的ともいえる穏やかな響きを 持つ作品が多く、中でもハンドベルの響きが曲を彩る「冬の歌」の素朴な美しさが耳に残ります。最後に置か れた女声アンサンブルのよる「涙」は、現代的なハーモニーと透明感溢れる音色がとりわけ印象的です。
NAXOS-8.660466(2CD)
ロッシーニ:歌劇「エドゥアルドとクリスティーナ」 カルロ:スウェーデン王…ケネス・ターヴァー(T)
クリスティーナ:王の娘、エドゥアルドの秘密の妻…シルヴィア・ダッラ・ベネッタ(S)
エドゥアルド:スウェーデン軍の将軍…ラウラ・ポルヴェレッリ(Ms)
ジャコモ:スコットランドの王子…バウルジャン・アンデルジャノフ(Bs)
アトレイ:王宮護衛大尉、エドゥアルドの親友…シー・シャン(T)
ジァンルイージ・ジェルメッティ(指)
ポズナン・カメラータ・バッハcho

録音:2017年7月14.16.21日
第29回 ヴィルトバート ロッシーニ音楽祭
ドイツ バート・ヴィルトバート トリンクハレ
エドゥアルドとクリスティーナは秘密の内に結婚し、子供も生まれています。しかし、このことを知らないクリス ティーナの父であるスウェーデン王カルロは、彼女とスコットランドの王子ジャコモとの縁談を目論みます。いよい よ王カルロがクリスティーナのところにやってきた時に、出てきたのは2人の子供グスターヴォ。「父は誰なのか?」 と問い詰める王、答えることのできない娘…王は法廷で彼女を裁くことを決断しますが… 1819年に初演された「エドゥアルドとクリスティーナ」。実は新作ではなく、ロッシーニの以前のいくつかの作品か らかなりの曲が転用された「再生オペラ」であったため、それに気が付いた当時の聴衆は作品を非難。次第に 忘れられてしまいました。しかし、全体の出来ばえは素晴らしく、また転用元のオペラはほとんど演奏されること もないので、現在の聴き手としては、全く新しい作品として楽しむことができるでしょう。ロッシーニを得意とする ジェルメッティの見事な演奏に乗って、歌手たちが迫真の歌唱を聴かせます。
NAXOS-8.660456(3CD)
グノー:歌劇「ファウスト」(1864年ロンドン版) ファウスト…アリヤシュ・フラシン(T)
メフィストフェレス…カルロ・コロンバーラ(Bs)
マルグリート…マルユッカ・テッポネン(S)
ヴァランタン…ルチオ・ガッロ(Br)
ジーベル…ダイアナ・ホーラー(Ms)
マルト…イヴァナ・スルブリヤン(Ms)
ブランデル(ヴァグナー)…ヴァルッテリ・トリッカ(Br)
ヴィッレ・マトヴェイェフ(指)
リエカ・クロアチア国立歌劇場O&cho

録音:2016年11月2-11日
1839年にローマ賞を受賞したグノーは、ローマ留学時代にゲーテの「ファウスト」を熟読し、作品のオペラ化を 志していました。その後「サッフォー」や「いやいやながら医者にされ」などいくつかのオペラに着手したものの、どれ も失敗。結局1852年から作曲をはじめ、1858年に完成させた「ファウスト」がグノーの初の成功したオペラと なりました。1859年の初演後、グノーは作品に何度も改編を施し、最初は台詞を用いた「オペラ・コミック」形 式で書かれていたものを、台詞をレチタティーヴォに変更、その後も5曲のバレエ音楽を追加するなど、上演の 都合にあわせて変更が行われています。このアルバムには1864年のロンドン上演のためのヴァージョンが収録 されており、当時人気のバリトン歌手チャールズ・サントリーのためのアリア「Avant de quitter ces lieux」が 含まれていますが、バレエ音楽は追加されていません。この演奏でファウストを歌うフラシンは劇場の首席ソリス ト。カルメンの“ドン・ホセ”を当たり役にする注目のテノールです。

NAXOS 2019年6月発売
NAXOS-8.573852(1CD)
ベートーヴェン:オラトリオ「オリーヴ山上のキリスト」
悲歌 Op.118(1814頃)
天使セラフ…ハンナ=リーナ・ハーパマキ(S)
イエス…ユッシ・ミュリュス(T)
ペトロ…ミクラス・シュパンベルク(Bs)
レイフ・セーゲルスタム(指)
アボエンシス大聖堂聖歌隊
トゥルクPO

録音:2017年5月15-17日 トゥルク・コンサート・ホール、フィンランド
ベートーヴェンが1803年に作曲したオラトリオ「オリーヴ山上のキリスト」は、ゲッセマネの園でのキリストの祈りと苦悩 を描いた作品。成立の過程はわかっていませんが、かなりの短期間で仕上げられたとされています。初演時は大きな 成功を収めましたが、一部の批評家たちは「長すぎるうえに、歌唱パートの表現力に欠ける」と否定的な意見を上 げ、ベートーヴェン自身も作品の出来に不満を感じ、出版される前に改訂を施しています。とはいえ、ベートーヴェン の劇的な筆致によるキリスト像は、歌劇「フィデリオ」のフロレスタンを思わせる人間的な表情を持ち、与えられた旋律 も魅力的です。ほとんど演奏されることのない「悲歌」はベートーヴェンのパトロンの一人、パスクァラティ男爵に捧げら れた曲。男爵の妻の早すぎた死を悼んで作曲された慎ましくも美しい作品です。
NAXOS-8.573899(1CD)
バロック期のフルート協奏曲集
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲 ニ短調「ムガール大帝」RV431a
ペルゴレージ:協奏曲 ト長調-フルート,2つのヴァイオリン,通奏低音のための
ルクレール(1697-1764):フルート協奏曲 ハ長調 Op.7-3
ブラヴェ(1700-1768):協奏曲 イ短調-フルート,2つのヴァイオリン,通奏低音のための
テレマン:フルート協奏曲 ニ長調 TWV51:D1
バルトルド・クイケン(バロックFl)
インディアナポリス・バロックO

録音:2013年1月24日、2014年10月14日、2018年2月26-27日
バルトルド・クイケンが演奏する「バロック音楽の再発見」のシリーズ。ここでは5曲の協奏曲を演奏しています。 17世紀の協奏曲といえば、さまざまな楽器がオーケストラと対話する「合奏協奏曲」が主流でしたが、18世紀はじ めにイタリアで出現した「独奏楽器のための協奏曲」がまたたくまにヨーロッパ中に普及、以降、この形式が協奏曲の 主流を占めることとなりました。このアルバムに収録された5つの作品は、フルートのための協奏曲が、ドイツ、イタリア、 フランスでどのように異なるかを示しています。ヴィヴァルディの技巧的な作品、優雅で美しいブラヴェの作品、豊富な 旋律と豊かなハーモニーを持つテレマンの作品など、どれもがバロックの理念である「まるで歌うように楽器を奏でる」を 実証しています。
NAXOS-8.574058(1CD)
第1回ショパン・フェスティヴァル
1.シューベルト:楽興の時 D780 Op.94-第6番 変イ長調
2.ショパン:マズルカ 変イ長調 Op.24-3
3-4.ドゥセック(1760-1812):ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.44「告別」より第2楽章、第3
楽章
5.ショパン:前奏曲 Op.28-23 ヘ長調
6.ドビュッシー:前奏曲集 第2巻-第2番:枯れ葉
7.ドビュッシー:前奏曲 第2巻-第3番:ヴィーノの門
8.ショパン:練習曲 ハ短調 Op.25-7
9.ショパン:マズルカ 変ロ長調 Op.7-1
10.ショパン:マズルカ イ短調 Op.7-2
11.ショパン:マズルカ ヘ短調 Op.7-3
12.ショパン:マズルカ イ短調 Op.59-1
13.ポーランド民謡(ショパン編):マズルカ ニ短調
14.ポーランド民謡(ショパン編):ダブロウスキのマズルカ
15.ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57
16.ショパン:スケルツォ 第2番変ロ短調 Op.31
17.リスト:巡礼の年 第1年 S160-ヴァレンシュタットの湖で
18.ショパン:ピアノ・ソナタ 第2番変ロ短調 Op.35-第4楽章:フィナーレ
19.リスト:メフィスト・ワルツ 第1番S514
20.グートマン(1819-1882):夜想曲 変イ長調 Op.8-1(4手ピアノ版)
エヴァ・ポブウォッカ(P)…1.2
アレクセイ・リュビモフ(P)…3-7.20
トビアス・コッホ(P)…8-14
エリザベート・ブラウス(P)…15-16
フランソワ・クサヴィエ・ポワザ(P)…17-19
フーベルト・ルトコウスキ(P)…20

使用楽器:スタインウェイ&サンズ(2015年製)(モダン)…2.6.7.15.19.20
ヨーゼフ・ブロードマン(1815年頃)(ヒストリカル)…3-4
ルースロ(1830頃)-エリック・フェラー・コレクションより(ヒストリカル)…8.12-14
ジョン・ブロードウッド&サンズ(1841年製)(ヒストリカル)…5.9-11
スタインウェイ&サンズ(1872年製)(ヒストリカル)…17.18

録音:2018年6月28日…1.2
2018年7月1日…3-7.20
2018年6月30日…8-14
2018年6月27日…15-16
2018年6月29日…17-19
2018年、ハンブルクで開催された「第1回ショパン・フェスティヴァル」はモダン・ピアノとヒストリカル・ピアノを用いてショ パンを演奏するというヨーロッパ初の試み。ショパンの時代の楽器と2015年に作られたスタインウェイの音色を聴き比 べながら、ショパン時代の作品を堪能するというユニークな音楽祭です。 このアルバムはシューベルトとショパンの音楽で幕を開け、フォルテピアノの繊細な音色と作品の密接な関係を示唆し ます。19世紀になるとピアノの製造元はウィーンからイギリスに移り、奏でる音色も大きく豊かな響きが得られるように なります。そしてショパンの晩年、1848年から1849年の作品に彼の弟子グートマンとリストの作品を並べ、楽器の 発展と、次世代へとつながるピアノ曲の可能性を見せています。ポブウォッカやリュビモフをはじめとした「ショパンの名 手」が腕を競っているところも魅力的です。
NAXOS-8.573655(1CD)
モイゼス(1906-1984):交響曲第11番&第12番
交響曲第11番Op.79(1978)
交響曲第12番Op.83(1983)*
ラディスラフ・スロヴァーク(指)
スロヴァークRSO

録音:1995年11月27日-12月1日、1993年9月27-30日*
※MARCO POLO 8.225093からの移行盤
現代スロヴァキアの音楽界で最も重要な人物の一人とされるアレクサンダー・モイゼス。彼の一連の作品はどれも故 郷スロヴァキア民謡からインスピレーションを受けています。このアルバムには交響曲第11番と第12番を収録。晩年 のモイゼスによる熟練の手法が冴える充実した作品を楽しむことができます。1978年に作曲された第11番は、オン ドレイ・レナールトが指揮するスロヴァキアRSOが初演。混沌とした序奏部分と、ここから現れる決然とした 動機が様々に形を変えていく発展的な第1楽章が印象的です。他の楽章はどれも洗練された作風に拠って書かれ ており、モイゼスの巧みな作曲技法が映える作品です。1983年に作曲された第12番はモイゼスの最後の管弦楽 作品であり、彼の「音楽的自叙伝」となるものです。シンプルな構造で書かれていますが、ストレートな表現はモイゼ スの思いを余すことなく伝えています。
NAXOS-8.573951(1CD)
19世紀ロシアのチェロ作品集
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 イ長調 Op.33
(チェロとピアノによるオリジナル版)(1876-1877)…世界初録音
ダヴィドフ(1838-1889):ロシアの歌による幻想曲(1860)…世界初録音
リャードフ:ジプシーの歌による幻想曲(1857頃)…世界初録音
アレンスキー:2つの小品 Op.12
4つの小品 Op.56
リムスキー=コルサコフ:セレナード Op.37(チェロとピアノ版)(1893)…世界初録音
ドミトリー・フリチョフ(Vc)
オルガ・ソロヴィエヴァ(P)

録音:2018年5月27日、2018年5月28日、2018年5月29日
19世紀ロシアで流行したチェロのための作品集。なかでも中心的存在となったのはチャイコフスキーで、彼はチェロの 深い音色を大層好んでいました。管弦楽作品やバレエ曲でも、時折美しいチェロのソロの場面がありますが、この「ロ ココの主題による変奏曲」はチェロが思い切り活躍する作品。モスクワ音楽院のチェロ奏者フィッツェンハーゲンに捧げ られており、現在では彼が改訂した版で演奏されることが多いのですが、ここではオリジナルのピアノとチェロ版で演奏 されています。他にはチェロの名手ダヴィドフの技巧的な作品や、リャードフ、アレンスキ、リムスキー=コルサコフの優 雅な作品を楽しめます。
NAXOS-8.573834(1CD)
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):ピアノ協奏曲集
ロマンティックなピアノ協奏曲(1919-1920)
ピアノとオーケストラのための「カステッリ・ロマーニ」(1919-1930)…世界初録音
デイヴィッド・ライヴリー(P)
スティーヴン・スローアン(指)
ボーフムSO

録音:2004年1月13-17日
※ASV CDDCA1174からの移行盤
オーストリア後期ロマン派の作曲家ヨーゼフ・マルクス。幼い頃にはヴァイオリニストになることを求められ、父からピアノ の演奏を禁じられていたマルクスでしたが、彼はシューベルトとハイドンを愛し、スクリャービンやドビュッシーのピアノ曲に 憧れていたため、秘かにピアノの練習を続け、最終的には確かな技巧を手にいれることができました。彼はいくつかの ピアノとオルガンのための作品(ラフマニノフ風)や、数多くの充実したピアノ・パートを持つ歌曲を作曲しましたが、彼 がピアノにかける思いが一番顕著に表出されているのは、このアルバムに収録された2曲のピアノ協奏曲でしょう。タイ トルに「ロマンティックな」と書かれている通り、濃厚なロマンティシズムに溢れた第1番のピアノ協奏曲はもちろんのこ と、2番目の協奏曲「カステッリ・ロマーニ」はASVレーベルからの発売時は世界初録音として注目された曲。ハリウッ ドの映画音楽にも似た重厚なオーケストラ・パートと華麗なテクニックを誇示するピアノ・パートが拮抗。マルクスの想 いが溢れる美しい作品です。
NAXOS-8.579045(1CD)
「アルルカンの年」-フルート音楽集
ピエール・ド・ブレヴィル(1861-1949):Une flute dans les vergers 果樹園のフルート(1920)…世界初
録音
デュカス:牧神のはるかな嘆き-クロード・ドビュッシーの墓にて(1920)
(G.サマズイユによるフルートとピアノ編)
ルーセル:アンダンテとスケルツォ Op.51(1934)
イベール:(1890-1962):Jeux 戯れ(1923)(フルートとピアノ編)
オネゲル:Danse de la chevre 雌山羊の踊り H39(1921)
オネゲル:ヴォカリーズ=エチュード H70(1929)…世界初録音
ミヨー:フルート・ソナチネ Op.76(1922)
オーリック:アリア(1927)
プーランク:ヴィラネル FP74(1934)
タンスマン(1897-1986):フルート・ソナチネ(1925)
ティボール・ハルシャーニー(1898-1954):ピアノとフルートのための3つの小品(1924)…世界初録音
アンタイル(1900-1959):フルート・ソナタ(1951)
ティース・ロールダ(Fl)
(トラック13のみピッコロ)
アレッサンドロ・ソッコルシ(P)

録音:2017年3月21日、2017年4月29日、2017年10月1日、2017年11月13日
1918年にジャン・コクトーが発表した評論「雄鶏とアルルカン」。これまで流行していたワーグナーやドビュッシーの色 彩豊かな音楽を「アルルカン」に例え、シンプルなサティの音楽を「雄鶏」と呼び、装飾をそぎ落とした音楽を擁護する コクトーの意見は、第一次世界大戦後の荒廃したパリに新しい音楽美学をもたらしました。ちょうど同じ頃、目覚ま しい発展を遂げていた木管楽器(特にフルート)のために、この美学に基づいた軽妙でシンプルな作品が多く作曲 され、これらは現在でも奏者たちの大切なレパートリーになっています。このアルバムでは世界初録音を含む、多彩な 作品を収録。プーランクやオーリックをはじめ、タンスマンやハルシャーニーなど、当時フランスで活動していた他国の作 曲家たちまでが、この美学に影響を受けていたことがよくわかります。
NAXOS-8.574026(1CD)
バッハ:マグナ・ゼクエンツィア 第1集
パルティータ 第4番ニ長調 BWV828-I.序曲*
パルティータ 第4番ニ長調 BWV828-II.アルマンド*
パルティータ 第6番ホ短調 BWV830-II.アルマンド
パルティータ 第6番ホ短調 BWV830-III.クーラント
フランス組曲 第3番ロ短調 BWV814-II.クーラント
フランス組曲 第4番変ホ長調 BWV815-II.クーラント
ゴルトベルク変奏曲 BWV988-アリア
パルティータ 第6番ホ短調 BWV830-V.サラバンド
フランス組曲 第1番ニ短調 BWV812-IV.メヌエットI-V.メヌエットII
パルティータ 第5番ト長調 BWV829-VI.パスピエ
パルティータ 第3番イ短調 BWV827-V.ブルレスカ
組曲 ホ短調 BWV996-V.ブーレ
フランス組曲 第5番ト長調 BWV816-VI.ルール
フランスの様式による序曲(パルティータ) ロ短調 BWV831-III.ガヴォットI-IV.ガヴォットII
パルティータ 第6番ホ短調 BWV830-IV.アリア
ゴルトベルク変奏曲 BWV988-第7変奏 1あるいは2鍵盤
パルティータ 第6番ホ短調 BWV830-VII.ジーグ
フランス組曲 第5番ト長調 BWV816-VII.ジーグ
パルティータ 第2番ハ短調 BWV826-VI.カプリッチョ
ソニア・ルビンスキー(P)

録音:2018年1月6-10日*、2016年1月6-9日
「Magna Sequentia=偉大なる継続」とでも言うのでしょうか。このアルバムはバッハの「組曲」から任意の舞曲を 集めたもの。18世紀には、ソナタよりも組曲が一般的であり、バッハ以前の時代にもフローベルガーをはじめとした多く の作曲家がこの形式で曲を作っています。さまざまな舞曲によって構成されていますが、中核をなすのは、アルマン ド、クーラント、サラバンド、ジーグの4曲で、ここに任意の曲を追加することで曲が完成となります。フランスで生まれた この「組曲」、演奏する際は曲を自由に選択、配置してもよいとされており、奏者たちは即興で曲を取捨択一するこ とが求められていました。 バッハは鍵盤曲として19の組曲を作曲しており、ルビンスキーはこの中から19曲を選び出し、モダン・ピアノで演奏。 21世紀における「新たな組曲」を聴き手に提示します。
NAXOS-8.559785(1CD)
ジョン・ディーク(1943−):交響的物語
B.B.ウルフ(釈明)(1982)*
リチャード・ハーツホーンとジョン・ディークのテキストによる
バイバイ!(1987)*
ダイアン・ウォルクスタインとジョン・ディークのテキストによる
「雪の女王」フィナーレ:氷の宮殿(1991)
アンデルセン原作-ジョン・ディークのテキストによる
スピュトン・ダイビルの伝説(1991)
ジョン・ディークのテキストによる
ジョン・ディーク(コントラバス/ナレーター)
ジュリア・ボゴラード=コーガン(フルート/ナレーター)…2
ジュディス・リン・スティルマン(ピアノ/ナレーター)
パメラ・ゴールドスミス(Va)
クリス・ゲッカー(Tp)
カブリロ祝祭O
マリン・オールソップ(指/ナレーター)…3.4

録音:1993年7月31日-8月1日カブリロ・フェスティヴァル・ホール、サンタ・クルーズ、1998年12月15日820ウェスト・エンド・アヴェニュー、ニューヨーク*
※世界初録音
「誰よりも音楽を楽しむ」作曲家として知られるジョン・ディーク。この「交響的物語」では、全ての作品でディーク自身 が語り手となり、物語の魅力を伝えています。登山を愛するディークがカナダとアラスカで出会ったオオカミについての 「B.B.ウルフ」、アメリカ移民の心を描いた「バイバイ!」、アンデルセンの有名な童話をもとにした「雪の女王」、一種 のトランペット協奏曲「スピュトン・ダイビルの伝説」。これらは全て自然な英語の話し言葉が用いられた大人も子供 も楽しめる作品です。
NAXOS-8.574127(1CD)
期待の新進演奏家シリーズ/ラファエル・フイヤートル・リサイタル
1.アリエル・ラミレス(1921-2010):アルフォンシーナと海(1969)
2.ラモー:クラヴサン組曲 ホ短調-第5番 鳥のさえずり
3.ラモー:クラヴサン組曲 ニ長調-第1番やさしい訴え
4.ラモー:新クラヴサン組曲 ト長調-未開人
5.グラナドス:8つの詩的なワルツ(1894)
6.リョベート:ソルの主題による変奏曲 Op.15(1908)
7.バリオス:ワルツ O.8-3(1919頃)
8.バリオス:情熱的なマズルカ(1919頃)
9.ヴィラ=ロボス:前奏曲 第5番 ニ長調「Homenagem ao Vida Social」(1940)
10.スクリャービン:前奏曲 嬰ハ短調 Op.9-1(1894)
11.ラフマニノフ:前奏曲 ト短調 Op.23(1901)

編曲:ローラン・ディアンス…1
ミシェル・グリザール…2-4
ラファエル・フイヤートル…5
アントニー・フォーゲライ…10.11
ラファエル・フイヤートル(G)

録音:2019年1月28-30日
アメリカで毎年開催される「GFA国際ギターコンクール」。2018年の優勝者ラファエル・フイヤートルは、この受賞記 念アルバムでギターのオリジナル作品と編曲作品をとりまぜて演奏しています。フォルクローレの名作「アルフォンシーナ と海」では、歌を用いることなくラミレスの音楽を詩情豊かに歌い上げ、グラナドスの「ワルツ」では古典的なフォームで 書かれた作品をフイヤートル自身がギター用に編曲、躍動的に演奏しています。他にもラモーやスクリャービン、ラフマ ニノフのピアノ曲をギターで演奏することで、新たな可能性を探っています。ヴィラ=ロボスやバリオスのオリジナル作品 でもフイヤートルは目の覚めるような演奏を披露。彼の演奏技術と音楽性を楽しめる格好の1枚になっています。
NAXOS-8.573920(1CD)
バルカン半島のギター音楽集
ミロスワフ・タディッチ(1959-):.Jovka(2017)…世界初録音
 Chicho(2016)…世界初録音
デュージャン・ボグダノビッチ(1955-):レヴァント組曲(1955)
ホンス・フリストフスキ(1931-2000)/タディッチ:マセドニアの少女(1991)
ボリス・パパンドプロ(1906-1991):3つのクロアチア舞曲(1975)
ヴォジスラウ・イヴァノヴィチ(1959-):カフェ・ピース(1993)より[インプロヴィゼーションとダンス/楽しいワルツ/子守歌]
ラザール・オストジチ(1987-):バルカン半島への階段(2017)…世界初録音
伝承曲/タディッチ:ルステムル(1991)
伝承曲/タディッチ:ウォーク・ダンス(1991)
マク・グルジッチ(G)

録音:2018年1月4日、2018年1月5日、2018年1月9日、2018年3月30日、2018年4月9日
「バルカン山脈」を名前の由来とするバルカン半島。1808年にドイツの地理学者アウグスト・ツォイネが命名した東 南ヨーロッパの一地域です。この地域は、かつてのオスマン帝国の属領であったためか、ここで生まれた音楽は「複雑 なリズムと刺激的な旋律」による独特な雰囲気を持っています。ギタリスト、マク・グルジッチはこの特徴を持つ5人の バルカンの作曲家の作品を選び、各々のユニークな曲を紹介しました。マケドニアの伝承を継承するフリストフスキ、ク ロアチアの民族音楽の薫りが漂うパパンドプロ作品、瞑想的なフレーズで構成されたボグダノビッチの「レヴァント組 曲」などどれも聴き手に東洋的なイメージを喚起させる作品です。他の曲もジャズや近代的な作風を取り入れながら も、伝統音楽の雰囲気を確かに伝えています。

NAXOS 2018年5月発売
8.573772(1CD)
NYCX-10067(1CD)
国内盤仕様
税込定価
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
二重協奏曲
ティアンワ・ヤン(Vn)
ガブリエル・シュヴァーベ(Vc)
アントニ・ヴィト(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:2017年6月5-7日イエス・キリスト教会、ベルリン=ダーレム、ドイツ
国内仕様:日本語解説付き(片桐 卓也)
1877年に交響曲第2番を書き上げたブラームス。劇的で緊張感に満ちた交響曲第1番とは対照的な田園的な性格を持つ第2交響曲の流れを受け、その翌年に作曲されたのがこの「ヴァイオリン協奏曲」でした。やはり優雅で美しい旋律に満ちたこの作品は、サラサーテが演奏するブルッフの協奏曲を聴いて感銘を受けたのが直接の作曲の動機とされていますが、実際には同じ調性を持つベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の影響が強く、重厚なオーケストラ・パートと美しく情熱的な旋律のヴァイオリン・パートが絡み合う素晴らしい仕上りのため、ベートーヴェン、メンデルスゾーンと並ぶ「3大ヴァイオリン協奏曲」の一つと称えられています。二重協奏曲は1887年の作品。ブラームスの最後の管弦楽曲でもあるこの曲は、バロック期の“合奏協奏曲”を思わせる、各々の独奏楽器の対話と、オーケストラの掛け合いが見事な力作です。ヴァイオリン協奏曲でソロを務めるのは、これまでにもNAXOSからリリースした数々のアルバムでおなじみの女性ヴァイオリニスト、ティアンワ・ヤン。多くの名演が存在する名曲ですが、彼女は物怖じすることなく果敢に演奏。自身の音楽を朗々と歌い上げています。二重協奏曲で同じくチェロの独奏を務めるシュヴァーベは良く響く音色でブラームスの哀愁に満ちた旋律を高らかに歌い上げ、ティアンワ・ヤンとの素晴らしい共演を披露しています。交響曲にも匹敵する重要なオーケストラ・パートをまとめ上げているのは名指揮者アントニ・ヴィト。若き独奏者に負けない情熱でブラームスの音楽に対峙しています。ベルリン=ダーレムの「イエス・キリスト教会」で行われた録音にも注目です。
8.573858(1CD)
ダンディ(1851-1931):メデー/カラデック組曲 他
カラデック組曲 Op.34
交響的伝説「サルビアの花」Op.21
劇音楽「メデー」Op.47
ダレル・アン(指)
マルメSO

録音:2017年8月21-24日 ライヴ
幼い頃からピアノを学び、パリ音楽院ではフランクに師事し作曲家となったヴァンサン・ダンディ。師であるフランクと、当 時フランスでも流行していたワーグナーからの影響が感じられる管弦楽作品を多く書いただけでなく、総合的な音楽 学校「スコラ・カントルム」を創設。数多くの弟子を育てあげ、フランス音楽を牽引しました。このアルバムにはギリシャ 神話から題材を得た劇音楽「メデー」、民族音楽の要素を取り入れた「カラデック組曲」、花の妖精を主人公にした 「サルビアの花」の3曲を収録。どれも壮大な物語を繊細な音で描いた作品です。なかでも「サルビアの花」はワーグ ナーの「トリスタンとイゾルデ」にも似た悲恋が描かれており、半音階的進行を多用した濃厚な音楽が特徴です。これ らをブザンソン国際指揮者コンクールで優勝したダレル・アンの見事な演奏でお楽しみください。
8.573959(1CD)
ハヴァーガル・ブライアン(1876-1972):交響曲 第7番&第16番他
序曲「鋳掛け屋の婚礼」(1948)
交響曲第7番ハ長調(1948)
交響曲第16番(1960)
ニコライ・サフチェンコ(Vnソロ)
アレクサンダー・ウォーカー(指)
新ロシア国立SO

録音:2018年1月16-19日
近代音楽史の中で異彩を放つ英国の作曲家ハヴァーガル・ブライアン。数多くのユニークな作品を残しながらも、そ の存在は無視されつづけ、ようやく晩年になっていくつかの作品が演奏されるようになりました。なかでも交響曲第1番 「ゴシック」は前例のないほどの長大かつ大編成の作品であり、この作品の特異さで彼の名前が評価されるようになっ たとも言えるでしょう。交響曲は全部で32曲ありますが、このアルバムに収録された2曲は、常識的な長さの作品で、 とりわけ古代ギリシャとペルシャの戦いを描いた第16番は単一楽章のみのコンパクトな曲です。古典的な形式で書か れた第7番は、ゲーテの自伝にインスパイアされた作品で、壮麗なファンファーレで幕を開け、ゆったりとした終楽章で 幕を閉じます。「鋳掛け屋の婚礼」はJ.M.シングの戯曲を元にした作品。19世紀のイタリア喜劇序曲を思わせる楽
8.573890(1CD)
ファリャ:恋は魔術師 他
「恋は魔術師」(1915年、オリジナル・ヴァージョン)
人形劇の為の音楽「ペドロ親方の人形芝居」
エスペランザ・フェルナンデス(歌)
アルフレード・ガルシア(Br)
ジェニファー・ゼトラン(S)
ホルヘ・ガルサ(T)
サト・ムーガリアン(芸術監督)
パースペクティヴ・アンサンブル
アンヘル・ジル=オルドネス(指)

録音:2018年8月27.28.30.31日
「火祭りの踊り」で知られるファリャの代表作「恋は魔術師」。マルティネス・シエーラの台本に基づく情熱的な音楽で すが、初演時の評価はあまり芳しくありませんでした。そのため、ファリャは曲順を変更し、オーケストラの編成を大きく するなどの大規模な改訂を行い、まずは演奏会用組曲を作り、こちらは大成功を収めました。その後バレエ用に全 体を改訂、1925年に上演されています。このアルバムには、室内オーケストラで演奏する初稿版が収録されており、 迫力ある歌に小回りの利く伴奏がマッチした小気味の良い演奏が楽しめます。「ペドロ親方の人形芝居」は、セルバ ンテスの“ドン・キホーテ”のエピソードを元にした小さな歌芝居。ドン・キホーテの無茶ぶりがユーモアたっぷりに描かれて います。
8.573939(1CD)
ベートーヴェン:変奏曲集
ヴィンターの歌劇「中止された奉献祭」の「子よ、静かにおやすみ」による7つの変奏曲 WoO75
パイジェッロの歌劇「水車屋の娘」のアリア「田舎者の恋は何と美しく」による9つの変奏曲 WoO69
ワルツ 変ホ長調 WoO84
ワルツ ニ長調 WoO85
ピアノ・ソナタ ハ長調 WoO51
グレトリの歌劇「獅子心王リチャード」のロマンス「燃える情熱」の主題による8つの変奏曲 WoO72
リギーニのアリエッタ「恋人よ来たれ」による24の変奏曲 WoO65
ラリー・ウェン(P)

録音:2017年3月17-20日
2020年は偉大な作曲家ベートーヴェンの生誕250年記念の年にあたります。彼の作品はどれもこれも日常的に聴 かれていそうなのですが、実はそうではありません。このアルバムに収録されている数々の「ピアノの為の変奏曲」も、 ほとんど演奏されることのない作品と言えるでしょう。いくつかの曲は、彼が活躍していた当時流行していた歌劇からの メロディを主題に用いたもの。パイジェッロ、ヴィンター、グレトリなどの軽快な旋律がベートーヴェンの手にかかると驚くば かりの大作に仕上がります。とりわけ、マインツの宮廷楽長を務めたリギーニの「恋人よ来たれ」による変奏曲は、24 の変奏で構成された力作。1790年、ベートーヴェンの幼馴染ヴェーゲラーのすすめによって作曲された作品で、晩 年の作品のような深遠さはありませんが、様々な工夫が凝らされ、聴き手を飽きさせることがありません。また、2楽章 のみがスケッチのまま残されたソナタ、愛らしい2曲のワルツも短いながら魅力的な作品です。ベートーヴェンの知られ ざる一面を知るための1枚です。
8.573896(1CD)
ピアソラ:アコーディオンとピアノの為の編曲集
1.Tanti anni prima むかしむかし(1984)
ブエノスアイレスの四季(1965-1970)
Oblivion 忘却(1984)
ミケランジェロ 70(1969)
天使のミロンガ(1965)
二重協奏曲「リエージュに捧ぐ」(アナトリユス・センデロヴァス編)
バチンの少年(1968)
ゲイル・ドラウグスヴォル(アコーディオン)
メッテ・ラスムッセン(P)

録音:2015年4月2.3日王立音楽大学、コペンハーゲン、デンマーク
ピアソラのタンゴをアコーディオンとピアノの組み合わせで演奏するという斬新な試み。なかでももともとピアノ独奏のた めに書かれた「ブエノスアイレスの四季」はアコーディオンが加わることで最高にエキサイティングな音が楽しめます。二 重協奏曲「リエージュに捧ぐ」はもともと映画音楽から生まれた作品で、様々な楽器の組み合わせのために編曲され ていますが、ここではコンパクトな響きの中に、ピアソラの遊び心と即興性が凝縮されています。ゲルギエフやラニクルズ とも共演したアコーディオンの世界的名手、ドラウグスヴォルとピアニスト、ラスムッセンの息のあった演奏でお聴きくださ い。
8.574035(1CD)
イギリスのチェロとピアノの為の小品集
ヴォーン・ウィリアムズ:英国民謡による6つの練習曲(1926)
フランク・ブリッジ:ヴァイオリンとピアノの為の4つの小品-第2番「春の歌」
モーラン:アイルランドの哀歌(1944)
エルガー:ロマンス Op.62(チェロとピアノ版)(1910)
ディーリアス:カプリース(1930)
 悲歌(1930)
バックス(1883-1953):民謡(1918)
モーラン:前奏曲(1943)
ディーリアス:ロマンス(1918)
ブリッジ:子守歌(1910)
ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴス幻想曲(グレイヴス/フォーブス編)(1934)
ジェラルド・ペレグリン(Vc)
アンソニー・インガム(P)

録音:2018年2月19-20日、7月10日ポットン・ホール サフォーク UK
ヨーロッパの伝統と英国民謡の融合を図った20世紀イギリスの作曲家たち。彼らは保守的な面を大切にしつつも、 常に様々な方法を探りながら独自のスタイルを模索し、「新しい英国音楽」を創り上げていきました。このアルバムに 収録されているのは、どれもイングランドとアイルランドの豊かな自然と民族意識を感じさせる鮮やかな色彩を持つ 曲。例えば冒頭のヴォーン・ウィリアムズの「英国民謡による6つの練習曲」では涙を誘わんばかりの美しい旋律を、 チェロが朗々と歌い上げ、バックスの「民謡」ではイギリスの重苦しい空を思わせるような仄暗い雰囲気が立ち込めて います。ディーリアスの晩年の作品「カプリースと悲歌」は、寝たきりになった作曲家の歌うメロディを、彼の代筆者フェ ンビーが口述筆記した作品。やるせない悲しみと、生への執着を併せ持つ名作です。
8.573714(1CD)
リスト:ピアノ曲全集 第52集〜オーベールとヴェルディの歌劇編曲集
オーベールの歌劇「ポルティチの唖娘」によるブラーヴラ風タランテラ S386/R117(第1稿)(1846)
オーベールの歌劇「ポルティチの唖娘」によるブラーヴラ風タランテラ S386/R117(第2稿)(1869)
ヴェルディの歌劇「第1回十字軍のロンバルディア人」:イェルサレムのサルヴェ・マリア S431/R264(第2稿)(1848)
オーベールの歌劇「ポルティチの唖娘」の主題に基づく3つの小品より第1番:序曲-第2番:カヴァティーナ(子守歌)(1847/1848)
ヴェルディの歌劇「エルナーニ」の主題による演奏会用パラフレーズ S431a/R293(1847)
オーベールの歌劇「許婚」よりチロルのメロディー S385a(1829)
オーベールの歌劇「許婚」のチロルの娘による大幻想曲 S385/R116(第1稿)(1829)
オーベールの歌劇「許婚」のチロルの娘による大幻想曲 S385/R116(第3稿)(1842)
ワイイェン・ウォン(P)

録音:2016年6月6-8日、2016年10月4日
リストの華麗な編曲作品の中では比較的地味な存在であるオーベールの主題による一連の作品集。これは作品 自体の出来不出来ではなく、単に原曲自体が現在忘れられてしまったことに由来するのでしょう。 しかし、リストが活躍していた当時は大変人気のあった演目であり、例えば「「ポルティチの唖娘」のタランテラによるブ ラーヴラ風タランテラ 」はリスト自身も気に入っていたのか、第1稿を発表して23年後に改訂版を作るほどの気合が 入っていました(とはいえ、第1稿と第2稿の違いはほとんどありません)。この時代の幻想曲の定型ともいえる「序奏 -主題-変奏」という形式によって書かれ、曲のすみずみまで華麗な超絶技巧が施されたリストらしい曲で、奏者には 高い技術が要求される難曲です。同じ歌劇から主題が採られた「3つの小品」はリストの生前には発表されることが なく、タイトルに3つとありますが、2曲しかないという若干中途半端な作品。しかし完成度は高く、聴きごたえもありま す。 ヴェルディの主題による2つの作品も、同じく技術的には困難さを極めており、当時、これらを完璧に演奏することでリ ストは自らのカリスマ性を高めていました。香港生まれの若き女性ピアニスト、ワイイェイ・ウォンの見事な演奏が曲の 魅力を引き出しています。
8.579043(1CD)
現代トルコの無伴奏ヴァイオリン作品集
サイグン(1907-1991):ヴァイオリンの為のパルティータ Op.36(1961)…世界初録音
トゥルクメン(1972-):Beautiful and Unowned 美しく、誰のものでもないもの
(2013/2017改訂)
セティツ(1977-):Soliloquy 独り言
エレン・ジューエット(Vn)

録音:2017年8月23-26日
シェ・ガリップ、カッパドキア、トルコ
名ヴァイオリニスト、エレン・ジューエットはトルコ音楽の伝統を追求しています。このアルバムでは世界初録音を含む3 人のトルコ人作曲家による無伴奏ヴァイオリン作品を演奏。バルトークを思わせるサイグンの「パルティータ」、象徴的 なタイトルを持つトゥルクメンの「美しく、誰のものでもないもの」、泣き声からささやき声まで、人の声をヴァイオリンで模 したセティツの「「独り言」。これらのユニークな3曲が収録されています。カッパドキアの人工的な洞窟の中で行われた 録音による、ヴァイオリンの共鳴音と神秘的な反響をしっかり捉えた録音が特徴です。
8.573816(1CD)
ギターの為の二重協奏曲集
ダビド・デル・プエルト(1964-):ミストラル(2011)
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):コンシェルト・デ・ヒブラルファロ(2003)
ハビエル・ロペス・デ・ゲレーニャ(1957-):コンシェルト・エクァニメ(2017)
ミゲル・トラパガ(G)
アンヘル・ルイス・カスターニョ(アコーディオン)1
テレサ・フォルグエイラ(G)
フェルナンド・アリアス(ヴィブラフォン)
オリベル・ディアス(指)
オビエド・フィラルモニカ

録音:2018年1月23-27日
スペインを象徴する楽器「ギター」をフィーチャーした現代スペインの作曲家たちによる3曲のギター協奏曲。冒頭から スリリングな音がはじけるプエルトの「ミストラル」は、楽器編成からみても、明らかにピアソラの「リエージュに捧ぐ」に触 発された曲で、エレキギターではなくクラシックギターが使用された遊び心溢れる曲。管楽器とパーカッションが強調さ れたオーケストラが絶妙な伴奏を付けています。1958年に創設されたスペインの「新音楽グループ」のメンバーの一 人、ガルシア・アブリルは20世紀後半のスペインの前衛作曲家の中心的役割を果たした人物で、この2台のギターと オーケストラの為の協奏曲は、ユニークな名前を持つ3つの楽章で構成されています。ゲレーニャは前衛とポップス、 ロックのクロスオーバーを探求している作曲家。ここではヴィブラフォンの音が良いアクセントを生み出しています。
8.579041(1CD)
2台ギターの為のニュージーランド音楽集
ジョン・サーサス(1966-):ムジカ(2017)…世界初録音
作者不詳:P?karekare Ana(マレク・パシェツニー編)(2016)…世界初録音
ジャック・ボディ(944-2015):アフリカのストリングス(1990)
アンソニー・リッチー(1960-):パ・ド・ドゥ Op.51a(1992)…世界初録音
ジェーン・カリー(G)
オーウェン・モリアーティ(G)

録音:2017年11月4-5日
魅力的なギター音楽を次々に生み出すニュージーランド。今回のアルバムはとびきりエキサイティングな「2台ギターの ための作品」が4曲収録されています。冒頭のサーサスはニュージーランドで最も知名度の高い作曲家の一人。 2004年のアテネ・オリンピックでは彼が作曲したファンファーレが演奏されたことで知られています。彼の「ムジカ」は異 なる3つの雰囲気を持つ曲で構成された作品。ジャズ風でもあるジャンルレスな音楽です。次の「P?karekare Ana」はニュージーランドの伝統的なマオリの歌。この録音では名ギタリスト、マレク・パシェツニーのアレンジで紹介され ています。ジャック・ボディの「アフリカのストリングス」はアフリカの伝統的なハープ「KORA」の音色にインスパイアされた 作品。ギターとは思えない不思議な音色がユニークです。リッチーの「パ・ド・ドゥ」は架空の恋人たちの踊り。聴き手は 想像力を発揮して彼らの姿を追うことになります。カリーとモリアーティ、2人のギタリストの息のあった演奏でお楽しみく ださい。
8.559809(1CD)
レシュノフ(1973-):交響曲第4番「ヘイチャロス」他
交響曲第4番「ヘイチャロス」
ギター協奏曲
スターバースト
ジェイソン・ヴィーオ(G)
ジャンカルロ・ゲレーロ(指)
ナッシュビルSO

録音:2018年3月22-24日、2018年4月27-28日、2016年11月17-19日
全て世界初録音
ニューヨーク・タイムズ紙で「現代アメリカのリリシズムを牽引する人」と評された作曲家ジョナサン・レシュノフ。世界各 国60以上のオーケストラのために委嘱作を書いている彼の新作は、ホロコーストを生き延びた修復楽器をコレクショ ンする団体「Violins of Hope」の為の曲。古代ユダヤの神秘的なテキスト「ヘイチャロス=古代ヘブライ語の部屋 の意」からインスピレーションを得ており、ユダヤ人の倫理と精神を探求するために作曲されたという力強い楽想を持つ 作品です。パーカッションの響きが印象的な複雑なリズムを有する第1楽章、荘重で厳格、重厚な響きに満たされた 第2楽章。レシュノフが目指す“音楽による旅”が堂々と描かれています。「ギター協奏曲」はボルティモアSOと マリン・オールソップのために書かれた技巧的な作品。アルバムでは名手ボーが冴えわたるテクニックを披露します。ま た「スターバースト」は短いながらも完成度の高い曲で、現在の彼における代表作の一つとなっています。
8.579044(1CD)
ロメロ・アセンホ(1957-):チェロ協奏曲/2台のヴァイオリンの為の協奏曲 他
弦楽の為の交響曲(2014)
ディヴェルティメント(1995)
チェロと弦楽オーケストラの為の協奏曲(1995)
2台のヴァイオリンと弦楽オーケストラの為の協奏曲(1989)
イアゴバ・ファンロ(Vc)…7
セルゲイ・テスリャ(Vn1)

録音:2016年12月26-28日
※世界初録音
20世紀終りから21世紀にかけて、音楽は多様化の一途を辿っています。スペインの前衛音楽もその例に漏れず、 日々新しい音楽が生み出されており、激しい作品だけでなく、時にはメランコリックな音への憧れも生まれています。 作曲家ロメロ・アセンホはとりわけユニークな作風の持ち主であり、人々は彼の作品を「トランスアバンギャルド」と表 現、彼の師であるトマス・マルコも「彼は決して先駆者ではないが、何が先駆けなのかを知っており、必要に応じてそ のやり方を使用している」と評しています。彼の直近の作品である「弦楽の為の交響曲」は、激しい音の応酬で始 まり、第2楽章は奇妙な静寂が支配します。そして最終楽章でまた音が乱舞し、最後までエネルギーが尽きることは ありません。1990年代に書かれた3作品も興味深い作風によるもので、どちらかというと古典的な作風による「ディ ヴェルティメント」とバッハ作品ヘノオマージュである「ヴァイオリン協奏曲」、前衛的な「チェロ協奏曲」と作風の違いが 感じられます。
8.574011(1CD)
ホセ・フェレル(1835-1916):ギター二重奏曲全集
ドニゼッティの歌劇「寵姫 ラ・ファヴォリータ」の主題による幻想曲(1881)
ボレロ ホ短調 Op.39(2台ギター版)(1897-1898出版)
ドニゼッティの歌劇「ルクレツィア・ボルジア」の主題による幻想曲(独奏ギター版)(1878)
テレプシコーレ:ワルツ Op.45(1903-1904出版)
ミニュエ イ長調 WoO10(1883)
メランコリー:夜想曲 ハ長調 Op.23(2台ギター版)(1895出版)
水の精:ワルツ ト長調 Op.26(2台ギター版)(1895-1896出版)
マズルカ WoO1(1925出版)
ワルツ・オリジナル WoO9(1879)
湖の夜:幻想曲による変奏曲 ニ短調 Op.14(独奏ギター版)(1888頃出版)
スペイン風セレナード イ長調 Op.34(1897-1898出版)
ヴェルディの歌劇「椿姫」の主題による幻想曲(1884)
イェルゲン・スコグモ(G)
イェンス・フランケ(G)

録音:2017年4月25-27日
カタルーニャで生まれたロマン派の作曲家フェレル。彼の父親はアマチュアのギタリストであり、5歳から父の手ほどきを 受けたフェレルは、優れたギタリストとして大成し、演奏するだけでなく作曲にも力を注ぎ、やがて教師として数多くの 後進を育て上げます。パリにも長期滞在し、一時期はコメディ・フランセーズのギタリストを務め、またフランス社会協 会のメンバーに名を連ね、リセウの学校では無償でレッスンを行うなど、社会的貢献も果たしています。彼は多くのギ タリストたちと親交を重ね、数多くの共演を行いました。その結果生まれたのがこれらのギター・デュオ作品です。当時 流行していた「歌劇の旋律を用いた幻想曲」やゆったりとした舞曲を含むオリジナル作品の数々は、パリの優雅な雰 囲気を思い起こさせる美しさに満ちています。
18.573972(1CD)
期待の新進演奏家/アレハンドロ・コルドバ(G)
ポンセ(1882-1948):南のソナチネ(1932)
メルツ(1806-1856):エレジー
モレノ・トローバ(1891-1982):ギター・ソナチネ(1924)
タレガ:アラブ風奇想曲(1892)
アントニオ・ホセ(1902-1936):ギター・ソナタ(1933)
アレハンドロ・コルドバ(G)

録音:2018年1月15-17日ロックウェイ・スタジオ、カステリョン・デ・ラ・プラナ、スペイン
メキシコ生まれのギタリスト、アレハンドロ・コルドバのリサイタル・アルバム。地元のベラクスル音楽院で学んだ後、ロシ アで演奏活動を行い注目を集め、これまでに2枚のアルバムをリリース、どちらも好評を博しています。いくつかのコン クールでも良い成績を収めていますが、2017年「タレガ国際ギター・コンクール」での優勝は彼の知名度を格段に引 き上げ、世界的奏者としての活躍への足掛かりとなりました。 ここでは得意とするポンセやトローバを演奏。巧みなテクニックと音楽性が光ります。
8.573713(1CD)
ドメニコ・スカルラッティ:ピアノ・ソナタ全集 第22集
ピアノ・ソナタ ヘ短調 K204b/L_/P255
ピアノ・ソナタ ヘ長調 K367/L172/P453
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K248/LS35/P187
ピアノ・ソナタ 変ロ短調 K131/L300/P154
ピアノ・ソナタ ト長調 K338/L87/P400
ピアノ・ソナタ イ長調 K285/L91/P321
ピアノ・ソナタ ト短調 K97/L_/P5
ピアノ・ソナタ ト長調 K305/L322/P397
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K228/L399/P224
ピアノ・ソナタ ヘ短調 K204a/P170
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K154/L96/P183
ピアノ・ソナタ ニ長調 K352/LS13/P343
ピアノ・ソナタ イ長調 K300/L92/P312
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K267/L434/P363
ピアノ・ソナタ イ長調 K83/LS31/P31
ピアノ・ソナタ ニ長調 K178/L162/P392
ピアノ・ソナタ イ長調 K321/L258/P450
ピアノ・ソナタ ハ短調 K56/L356/P50
エイラム・ケシェト(P)

録音:2016年6月9-11日
ドメニコ・スカルラッティが生涯に渡って残した555曲のソナタは、どれもスペイン女王マリア・バルバラのために書かれて います。マリアが生まれてすぐに、彼女の父で音楽愛好家であったポルトガル王ジョアン5世はスカルラッティを音楽教 師として雇い入れ、スカルラッティは幼い王女マリアのために練習曲を書き続け、その子弟関係はマリアがスペイン王 フェルナンド6世と結婚しても途切れることがありませんでした。初期の作品は幼い王女の練習曲として書かれたた め、技術的な要求は低く抑えられているとされていますが、自筆稿が失われているため、作品の正式な作曲順など はわかっていません。ほとんどが単一楽章で書かれ、1曲ごとに多彩な性格を持つソナタ集。聴き手だけでなく、演奏 者にとっても楽しい曲集です。演奏しているのは1992年イスラエル生まれのピアニスト、エイラム・ケシェト。現在バー ゼルの音楽アカデミーで研鑽を積んでおり、将来を期待される逸材です。
8.574023(2CD)
ドヴォルザーク:オラトリオ「聖ルドミラ」 ルドミラ…アドリアーナ・コフトコーヴァ(S)
スヴァターヴァ…カルラ・バイトナローヴァ(A)
ボルジーヴォイ…トーマシュ・チェルニー(T)
農民…オンドレイ・サーリング(T)
イヴァン…ペーター・ミクラーシュ(Bs)
スロヴァキア・フィルハーモニーcho
レオシュ・スワロフスキー(指)
スロヴァキアPO

録音:2015年4月29-30日コンサートホール・オブ・スロヴァキア、ブラティスラヴァ、スロヴァキア
1884年3月、初めてイギリスを訪れたドヴォルザークは自身の「スターバト・マーテル」を指揮し大好評を博しました。 彼はその年の秋にも再び渡英し、やはり「スターバト・マーテル」を演奏、以降、ドヴォルザークとイギリスの関係は強固 なものとなり、1886年にはリーズ音楽祭の為の合唱作品の委嘱を受けるまでとなります。このためにドヴォルザーク が選んだ題材は9世紀後半に実在した聖女「ボヘミアのリュドミラ」。チェコの統一を成し遂げた王ボジヴォイ1世の妃 であった彼女は、国家としてギリシャ正教を受け容れ国民を帰依させることに貢献したというチェコのカトリックの庇護 者。ドヴォルザークは彼女のエピソードを詩人ヤロスラフ・ヴルフリツキーの台本を用いて、壮大なオラトリオに仕上げ、 ロンドンで演奏し大喝采を浴びました。ドヴォルザークの創作の頂点をなす豊かな旋律美に溢れた大作です。
8.573081(1CD)
プフィッツナー(1869-1949):歌曲全集 第3集
Ich und Du 私とあなた Op.11-1(1901)
Ich aber weis 私は知っている Op.11-2(1901)
An die Mark マルクに寄す Op.15-3(1904)
Abendrot 残光 Op.24-4(1909)
Abbitte 謝罪 Op.29-1(1922)
Herbsthauch 秋の吐息 Op.29-2(1922)
静かな都市 Op29-4(1922)
Sehnsucht nach Vergessen 忘却への憧れ Op.30-1(1922)
Denk es, o Seele! 思え、おお魂よ Op.30-3(1922)
6つの愛の歌 Op.35(1924)
6つの歌曲 Op.40(1931)
Die schlanke Wasserlilie WoO14 ほっそりとした睡蓮(1984-1986頃)
Weihnachtslied WoO3クリスマスの歌(1902/1933改訂)…世界初録音
ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー(Ms)
ブリッタ・シュタルマイスター(S)
フライブルク・キリスト教会児童cho
クラウス・ジーモン(P)

録音:2012年8月6-8日、12月6-7日
後期ロマン派の作曲家プフィッツナーの歌曲全集の第3集。このアルバムには2つの注目すべき歌曲集が含まれてい ます。1924年の「愛の歌」はプフィッツナー自身が「曲順を変えることなく、必ず6曲全てを歌うこと」と指定された緊 密な結びつきをもって構成された歌曲集。タイトルこそ「愛の歌」ですが、内容は「幸福と苦しみ」についてであり、強 い感情が表出されています。1931年の「6つの歌」は、内容が二つに分かれており、最初の3曲は過去の恋と満たさ れない憧れがテーマ、残りの3曲は自然の情景と人間の心を描いています。シューマンの影響が感じられる内省的な 雰囲気を持つ初期の「ほっそりとした睡蓮」や、児童合唱を交えた「クリスマスの歌」の無垢な美しさにも心惹かれま す。

NAXOS 2019年4月発売
NAXOS-8.574025(1CD)

NYCX-10062(1CD)
国内盤仕様
税込定価
ラフマニノフ:24の前奏曲集 ボリス・ギルトブルグ(P)

録音:2018年10月2-4日 コンサートホール、ワイアストンエステート・モンマス、UK
ボリス・ギルトブルグが演奏するラフマニノフ・シリーズ。「24の前奏曲」は、18年以上に渡る作曲期間を持つ、多 種多様な作品の集まりであり、演奏する際には卓越した技巧だけではなく、幅広い音楽表現が求められる難曲 中の難曲です。なかでも、ドラマティックな作風で知られる作品番号3-2は、別の曲集「幻想的小曲集」の中の 1曲で、モスクワのクレムリン宮殿の鐘の音を模しているともいわれる人気曲。残りの23曲はラフマニノフの日々の 活動の折々に書かれたものですが、ショパンの同名作品のように24の調性はすべて網羅され、どれ一つとして似 た雰囲気を持っている曲はありません。 また、長い期間に渡って構想された作品であるにもかかわらず、各々の曲には関連する動機が至る所に隠されて いますが、ギルトブルグはそれらを洗い出し、つなぎ合わせることを意識しており(解説書にも詳細に記されてい る)、全体に統一感を持たせ、曲ごとの性格を見事に描き出しています。そのため本来ならば聞き逃してしまい そうな小さな旋律の動きが、実はクライマックスの伏線となっていることをこの演奏で知る人も多いことでしょう。情 熱的な曲での爆発的なエネルギーのほとばしり、抒情的な曲での慈しむような優雅なタッチ。この振幅の大きさも 技巧派のギルトブルグならではの魅力です。 ギルトブルグは当アルバムでも自身がブックレット執筆を担当、ジャケット写真(2本の樹)にも自らが撮影した風景を採用しています。またこのアルバムは、彼の祖母ゲンリエッタ・ミルマンの思い出に捧げられています。 スリッ
NAXOS-8.573449
(2CD)
ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」 マリオン・ルベーグ(Ms)
ジュリアン・ベーア(T)
フレデリック・カトン(Bs)
スピリト(アンサンブル)
コーラス&ソロイスツ・ド・リヨン=ベルナール・テトゥ
ベルナール・テトゥ(芸術監督)
カトリーヌ・モルメル(合唱指揮)
レナード・スラットキン(指)
リヨン国立O

録音:リヨン・オーディトリアム、フランス
2014年2月7-8日…CD1,CD2:1-8
2014年9月2-3日…CD2:9.10
シェイクスピアの戯曲を元に、ベルリオーズが自由に翻案した「ロメオとジュリエット」。ベルリオーズ自身が「劇的交響 曲」と名付けているものの、時にはオペラを思わせる部分があるなど、かなり自由な形式で書かれています。第3部に 現れる旋律はワーグナーが「今世紀における最も美しいフレーズ」と評しましたが、一方で「その素晴らしい旋律の間 に屑の山が積まれている」と散々にけなすなど、形式と同じく、様々な要素が混在しています。しかし、全体に通じる 崇高な思想や、実験的な管弦楽法など当時の最先端を行く作風は、ベルリオーズならでは。あまりにも長大である ため、全曲が演奏されることは稀ですが、ここでのスラットキンの演奏は統一感ある見事な仕上がりを見せています。
NAXOS-8.574012
(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第8番&第23番(ラハナー編) 他
ピアノ協奏曲 第23番イ長調 K488
(イグナーツ・ラハナーによる弦楽四重奏とコントラバス伴奏編)
歌劇「魔笛」K620より(編曲者不詳:弦楽四重奏とコントラバス編)
ピアノ協奏曲 第8番ハ長調 K246「リュッツオウ」(イグナーツ・ラハナーによる弦楽四重奏とコントラバス伴奏編)…世界初録音
ディディエ・カストル=ジャコマン(P)
ウィーン室内交響五重奏団【ナディア・カルミコヴァ(Vn)、ルーカス・メドラム(Vn)、ネボシャ・ボボ・ベクチク(Va)、セルジオ・マストロ(Vc)、フェリペ・メディナ(Cb)】

録音:2018年4月18-20日
モーツァルトを高く評価し、崇拝していた初期ロマン派の作曲家イグナーツ・ラハナー。 フランツ・ラハナーを兄に持ち、シューベルトとも親交があった彼は、当時ウィーンで流行していた“イタリア・オペラ”には 関心を持つことなく、フランス革命の余波を受け「時代遅れ」とされていたモーツァルト作品を溺愛していました。そこで ラハナーはモーツァルトの27曲のピアノ協奏曲を室内楽版にアレンジすることを決め、当時はあまり演奏されることの なかったこれらの曲を手軽に演奏できるようにしたのです。2台のチェロを用いることなく、低音部の響きをコントラバス で増強した編曲は、モーツァルトが指定したオーケストラの編成を無理なくコンパクトにすることに成功しています。編 曲者不詳の「魔笛」からの音楽は、当時人気のあった魅力的な編曲。歌劇の名旋律を手軽に味わうのにうってつけ のアレンジです。
NAXOS-8.573946
(1CD)
メンデルスゾーン:初期ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ ハ短調(1820)
ピアノ・ソナタ イ短調(1820)
ソナチネ ホ長調(1821)
アンダンテ ニ長調(1826)
プレスティッシモ ヘ短調(1824)
ヴィヴァーチェ ハ短調(1826)
フーガ ニ短調 I(1822)
フーガ ニ短調 II(1822)
フーガ ロ短調(1822)
フーガ ト短調(1824)
フーガ 嬰ハ短調(1826)
フーガ 変ホ長調(1826)
セルジオ・モンテイロ(P)

録音:2018年5月28-30日
幼いころから音楽的才能を発揮し、神童の名を欲しいままにしたメンデルスゾーン。6歳でピアノを始め、10歳のとき には対位法の大家として知られたカール・フリードリヒ・ツェルターに師事。このことが彼の作曲技法を飛躍的に成長さ せたと言われています。このアルバムには彼の10代前半から後半の作品を収録。バロックよりはウェーバーやフンメルの 影響が感じられる「ソナタ」での躍動的な音楽はとても11歳の少年の作品とは思えない完成度の高さを誇ります。 他の小品も粋なフレーズと軽やかなパッセージが魅力的。また後半に置かれた6曲のフーガからは、バッハへの関心の 高さが伺われ、短い主題が自由に発展していき、素晴らしい音楽が形成されていきます。
NAXOS-8.573915
(1CD)
シャビエル・モンサルバーチェ(1912-2002):Musica per a un diumeng 日曜日の音楽(1983)
ホアン・アルベルト・アマルゴス(1950-):Jocs tematics
エリセンダ・ファブレガス(1955-):交響曲第1番(2013)
ムイゼス・ベルトラン(1967-):A Double Bass Fantasy コントラバス・ファンタジー〜独奏コントラバスとブラス・オーケストラのための
ジョナサン・キャンプ(Cb)
サルバドール・ブロトンス(指)
バルセロナ・シンフォニック・バンド

録音:2016年6月6-10日
世界初録音
第1集(8.573547)の大人気を受けて作られた「カタロニアの吹奏楽作品集 第2集」。今作でも指揮者ブロトンス は現代カタロニアの作曲家たちの作品を紹介、これらは全て世界初録音となります。モンサルバーチェの「日曜日の 音楽」はタイトル通り、カタルーニャ音楽堂で毎週日曜日の午後に行われたコンサートのために書かれた作品。ユーモ ラスな第1楽章から祝祭的ムードの漂う第3楽章まで、打楽器セクションが充実した音楽です。アマルゴスの「Jocs tematics」は“テーマ別のゲーム”とでも訳される作品。断片的に現れるテーマが次第にまとまっていくというユニークな 曲です。エリセンダ・ファブレガスはカタロニアを代表する女性作曲家。現在はソウルに住み、後進の指導を行っていま す。「交響曲第1番」は勇壮なファンファーレで始まる印象的な第1楽章、抒情的な第2楽章、躍動的な第3楽章 を経て、熱狂的な終楽章へと進んでいきます。最後に置かれた、コントラバス協奏曲の形をとるベルトランの作品は、 5つのセクションで構成されており、コントラバスの音色が存分に生かされています。
NAXOS-8.573847
(1CD)
レオー・ヴェイネル(1885-1960):オーケストラ作品全集 第2集
交響詩「トルディ」Op.43-ヤーノシュ・アラニーの叙事詩による12の管弦楽のための絵画(1952)
ヴァレリア・チャーニ(指)
MAVブダペストSO

録音:2017年9月11-15日ハンガリー放送 第6スタジオ、ブダペスト
ブダペストで教師として活躍したレオー・ヴェイネル。ブダペスト音楽大学の作曲科、室内楽の教授として数多くの後 進を育てました。作曲家としては、完璧主義者であったためか、生涯で30曲ほどの作品を発表したのみでほとんどは 忘れ去られてしまいましたが、最近になって、ドイツ・ロマン派とハンガリーの民族要素を融合したユニークな作風が広 く認識されるようになりました。交響詩「トルディ」はハンガリーの作家アラニーの叙事詩にインスパイアされた作品で、 作曲当時シカゴSOの指揮者であったフリッツ・ライナー(ヴァイネルの元弟子)のために書かれましたが、ライナー はこの曲を演奏することはありませんでした。しかしヴェイネルはこの作品を気に入っており、2つの組曲など様々な形に 編曲を施したため、現在では一部の曲が知られています。このアルバムの指揮者チャーニは出版されたことのない組 曲の譜面を調べて今回の形で演奏、作品の真の形に近づけています。
NAXOS-8.573913
(1CD)
ハウエルズ(1892-1983):室内楽作品集
弦楽四重奏曲 第3番「In Gloucestershire グロスタシャーにて」
オードリー嬢の組曲 Op.19
ピアノ四重奏曲 イ短調 Op.21*
ダンテQ【クリシア・オソストヴィツ(Vn1)、オスカー・パークス(Vn2)、井上 祐子(Va)、リチャード・ジェンキンソン(Vc)ー】
グールド・ピアノ三重奏団【ルーシー・グールド(Vn)、アリス・ニアリー(Vc)、ベンジャミン・フリス(P)ー】*
デイヴィッド・アダムズ(Va)*

録音:2017年10月16-18日ワイアストン・コンサートホール、モンマス UK
礼拝堂のオルガニストを父に持ち、幼い頃から合唱団で歌ってきたというハウエルズ。作曲を始めて間もなくドイツ音 楽の洗礼を受け、やがてフランスの印象派音楽にも魅力を感じたものの、結局はイギリス音楽に回帰、数多くの宗 教曲を作曲。現在では宗教音楽の作曲家とみなされています。ハウエルズの音楽は、多くの人に「イギリスの風景」 を思い起こさせます。長いメロディラインと豊かなハーモニーで構成された作品は、20世紀イギリスの大聖堂で演奏さ れるような荘厳かつどことなく懐かしい風情を持ち、人々の心にノスタルジックな気分をもたらします。
NAXOS-8.574021
(1CD)
ソレール(1729-1783):ピアノ・ソナタ集 第87-92番
ソナタ 第87番ト短調
ソナタ 第88番変ニ長調
ソナタ 第89番ヘ長調
ソナタ 第90番嬰ヘ長調
ソナタ 第90番ハ長調 Op.4-1
ソナタ 第92番ニ長調 Op.4-2
レヴォン・アヴァギャン(P)

録音:2018年2月26-28日
1757年にスペインのフィリペ2世が設立したエスコリアル王宮でオルガン奏者となったソレール。彼は修道士でありな がらも、作曲家でもありました。また音楽理論に優れ、楽器製作にも携わっていたという才能豊かな人であり、「悪魔 のようにオルガンを弾きこなす」人としても知られていました。とはいえ、普段の生活はとても質素で、朝から夜までは 祈りを捧げ、空いた時間に作曲をするという、日々規則正しい日課を送っていたようです。 彼は同時代のドメニコ・スカルラッティのように、スペインの王子ドン・ガブリエルの教師として150曲ほどのソナタを作曲 しましたが、そのどれもが技巧的かつ創意工夫に満ちた作品であり、単なる教育用にとどまることのない素晴らしい出 来栄えを誇っています。演奏するアヴァギャンは2017年にバルセロナで開催された「第63回マリア・カナルス国際音 楽コンクール」の優勝者。華やかな音色と軽やかなタッチが魅力的なピアニストです。
NAXOS-8.573948
(1CD)
ギター・デュオのための音楽集
1.デル・モンテ(1966-):コレガス、ルンバ(2002)…世界初録音
2.アルベニス:イベリア 第1集-1.エヴォカシオン(1906)
3.グラナドス:12のスペイン舞曲集-第11番:アラベスカ(ザンブラ)(1890頃)
4.グラナドス:ゴイェスカス 第1集-第4番:嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす(1911)
5.ヒナステラ(1916-1983):3つの小品 Op.6-3 クリオージャ(1940)
6.ヒナステラ:マランボ Op.7(1940)
7.ガルデル(1890-1935):スラムのメロディ(1932)
8.フランチーニ(1916-1978)/スタンポーニ(1916-1997):天国の小品(1942)
9.スタンポーニ:最後のコーヒー(1963)
10.バルビエリ(1894-1935):あなたの古い窓
11.ガルデル:ギヴ・アンド・テイク(1931)
12.ビロルド(1861-1919):エル・チョクロ(1903)
13.デル・モンテ:ダハブ・ハエロ(2002)…世界初録音

2台ギターのための編曲:Ante Cagalj…2-6
Ante Cagalj(クラウディオ・メンデの特別許可)…7-12
デュオ・デローロ【アダム・デル・モンテ(G)、マク・グルギッチ(G)】

録音:2017年4月&5月
ギタリスト、アダム・デル・モンテとマク・グルギッチの2人によって結成された「デュオ・デローロ」。彼らのエキサイティングな コラボレーションから生まれたスペインとラテン・アメリカの色彩感あふれる音楽集は、聴き手に魅惑的な感情を呼び起 こします。全く新しいアレンジによるアルベニスやグラナドスの名曲を始め、ヒナステラの激しいリズム、ガルデルの郷愁に 満ちた旋律、記憶に残る恋人との甘く苦い思い出を描いたスタンポーニの「最後のコーヒー」など、ジャンルを問わず、 楽しく小粋な作品が並びます。最初と最後はデル・モンテの自作によるオリジナルのフラメンコ・ダンスが置かれていま す。
NAXOS-8.573961
(1CD)
オーストラリアのギター音楽集
リチャード・カールトン(1955-):忘れられた夢のソナタ(2015-ティム・ケインに
マーク・イサークス(1958-):わが父への音楽(2016)-ティム・ケインに
ナイジェル・ウェストレイク(1958-):モストルーパー・ピーク(2010/2018改訂)(独奏ギターのためのソナタ)
フィリップ・ホウトン(1954-2017):「金魚」組曲
(1977-1978/2003改訂)
イサークス:5つのバガテル(2009)
ティモシー・ケイン(G)

録音:2018年5月7-10日
世界初録音
オーストラリアの名ギタリスト、ティモシー(ティム)・ケインは世界中のギター音楽作曲家たちから高く賞賛されるアーティ スト。今回のアルバムでティムは4人の才能あるクリエーターたちに曲を依頼、彼らは思い思いの作品をティムのために 書き上げました。1986年よりティムと深い友情で結ばれているカールトンの「忘れられた夢」は、彼のために特別な曲 を書きたいという思いが高じて、新しい音を探るために「標準的ではないチューニング」を用いたという作品。聴き手は どこか不安な心を抱えながら作品に触れ、何かを得ることになります。父と叔父、2人のギタリストを家族に持つイサー クスはティムの指導を受け、最初はあまり乗り気でなかったギター音楽の作曲に手を染めました。「わが父への音楽」 はテイムへの献辞であるとともに、父、叔父へのオマージュになっています。ホートンの「金魚」組曲は1977年頃に作 曲されたもの。今回は改訂を施した版が演奏されています。ウェストレイクの「モストルーパー・ピーク」はティムからの委 嘱作。オーストラリアの東海岸の風景が描かれた美しく懐かしい曲調を持つ音楽です。
NAXOS-8.559864
(1CD)
ボンド(1945-):室内楽作品集
Instruments of Revelation 啓示の道具(2010)
Frescoes and Ash フレスコ画と灰(2009)
Leopold Bloom's Homecoming レオポルド・ブルームの帰郷(2011)
Binary 二進法(2005)
ルーフス・ミュラー(T)
ジェニー・リン(P)
オルガ・ヴィノクール(P)

シカゴ・プロ・ムジカ【ジョン・ブルース・イェー(Cl)、ジェニファー・ガン(Fl)、テファニー・ジョン(Vn)、ベアード・ドッジ(Vn)、キャサリン・ブルベーカー(Va)、ダニエル・カッツ(Vc)
ロバート・カッシンジャー(Cb)、ノラン・ピアーソン(P)、ヴァディム・カルピノス(パーカッション)】

録音:2016年1月7日、2012年8月29日、2013年12月8日
ヴィクトリア・ボンドはアメリカを拠点とする女性現代作曲家。これまでに「クララ・シューマン」を主人公にしたオペラやオ ラトリオなどの大規模な作品から歌曲、ピアノ曲まで幅広いジャンルの作品を書き、広く絶賛されています。このアル バムには21世紀になって作曲された4曲の室内楽曲を収録。魅惑的な作品を楽しむことができます。「啓示の道 具」は3枚のタロットカードからインスパイアされた楽章で構成された曲。第1曲目は“魔術師”、第2曲目には“大巫 女”、第3曲目は“愚か者”とそれぞれ特徴豊かなキャラクターが描かれています。2008年のロサンゼルス美術館の 委嘱作「フレスコ画と灰」では、様々な暗喩を音で表現、「ユリシーズ」にインスパイアされた「レオポルド・ブルームの帰 郷」、コンピューターの進歩を描いた「二進法」と、どれも時代に即したユニークな音楽です。
NAXOS-8.573910
(1CD)
ドニゼッティ:Vesper Psalms 夕べの詩篇
1.Domine ad adjuvandum 主よ、私をお助けください ハ長調
(1819)
2.Dixit Dominus 主は言われた ハ長調
3.Tecum principium あなたの民は ヘ長調(1819)
4.Dominus a dextris 主はあなたの右に立ち ニ短調
5.De torrente 彼は道端の渓流から水を飲み ヘ長調
6.Gloria Patri e Sicut erat 願わくは父と子と聖霊に栄光あれ
7.Beatus vir 幸いな人よ ヘ長調
8.Laudate pueri ほめたたえよ、神のしもべたちよ ハ長調
9.In convertendo 改めよ ハ長調
10.Nisi Dominus 主が家を建てられるのでなければ ニ長調
11.Iste confessor この主の証しびと ニ長調
12.Magnificat マニフィカート ニ長調
13.Salve Regina めでたし天后 ヘ長調
アンドレア・ローレン・ブラウン(S)
アンナ・フェイス(S)
ヨハンナ・クレーデル(A)
ヴェロニカ・ザマー(A)
マルクス・シェーファー(T)
クリストフ・ローゼンバウム(T)
ダニエル・オチョア(Bs)
ニクラス・マルマン(Bs)
フランツ・ハウク(指)
ジモン・マイールcho
コンチェルト・デ・バッスス

録音:2017年6月5-8日
世界初録音
数々のロマンティックなオペラで知られるドニゼッティの知られざる宗教作品。これは彼がジモン・マイールの弟子として 音楽を学んでいた頃に作曲された一連の「夕べの祈り」のための音楽です。これらの譜面はベルガモ、ナポリ、パリの 各図書館に残されており、今回の録音は世界初となります。詩篇109番で始まり、聖母マリアを讃える音楽は、荘 厳でありながらも、柔和な雰囲気に満ちています。調性は意識的に設定されており、明るい響きのハ長調、ヘ長 調、ニ長調がバランスよく選ばれ、時折短調の曲が挟み込まれながら、ドラマティックに祈りが進められていきます。ま た師匠のマイールの影響も強く、オーケストラの楽器、とりわけクラリネットの独創的な使い方には目をみはるものがあ ります。マイールの演奏で知られるハウクが作品の魅力を最大に引き出しています。
NAXOS-8.573958
(1CD)
ボッケリーニ:スターバト・マーテル/弦楽四重奏曲
弦楽四重奏曲 ト長調 Op.52-3 G234
弦楽五重奏曲 ヘ短調 Op.42-1 G348
スターバト・マーテル G532(1781年初稿版)
ドミニク・ラベッレ(S
サラサ・アンサンブル【エリザベート・ブルーメンシュトック(Vn)、クリスティーナ・デイ・マーティソン(Vn)、ジェニー・シュトゥアリング(Va)、ティモシー・メアトン(Vc)、フェーベ・カッライ(Vc)】

録音:2014年11月20-22日、2015年9月16-19日
優れたチェロ奏者として知られたボッケリーニ。現在彼の作品で知られているのは、愛らしいメヌエットのみですが、最 近になって、膨大な数の弦楽五重奏曲(チェロが大活躍する)の演奏機会が増えると同時に、弦楽五重奏を伴奏 とする美しい「スターバト・マーテル」も知られるようになってきました。このアルバムではその「スターバト・マーテル」と、こ こから旋律を転用した弦楽五重奏曲、弦楽四重奏曲を聴くことができます。ボッケリーニがこのスターバト・マーテルを 作曲した動機はわかっていませんが、後に管弦楽伴奏版に編曲するなど、彼にとって大切な作品であったことは間違 いありません。作品の味わいを楽しむのであれば、初稿版(チェロ2台による弦楽五重奏版)のつつましやかな雰囲気 の方がふさわしく、ソプラノの歌唱も引き立ちます。恐らく初演時はボッケリーニ自身がチェロを演奏したであろう、表情 豊かなチェロの旋律がとりわけ魅力的です。
NAXOS-8.660436
(1CD)
オーベール:歌劇「水の精」 ツェルリーナ:若い農婦、スコペットの姉…ジャンヌ・クルソー(S)
マセア:召使…ドロテー・ロルティオワ(S)
スコペット:冒険者…ハビエル・フラバト(T)
スキーピオン:若い水兵…ジャン=ノエル・テイシエ(T)
ル・ドゥク・デ・ポポ:アブルツィの知事:ジャン=フェルナン・セッティ(Bs)
ニコライオ・ボルバヤ:宮廷野外劇場の支配人…ベンジャミン・マイェノベb(Bs)
ペキオーネ:スコペットの仲間…ジャック・カラタユー(Br)
レ・メタボール(声楽アンサンブル)
オルケストレ・ド・ フリヴォリテ・パリジェンヌ
ダヴィド・ライラント(指)

録音:2018年1月26日 ライヴ
世界初録音
1844年3月26日にパリのオペラ・コミークで初演され、すぐさま大成功を収めたオーベールの歌劇「水の精」。引き続 きドイツをはじめとした地方公演にかけられ、1887年までに164回(1865-66年のテアトル・リリクでの17回公演を 含む)が行われるほどの人気を獲得、アダンはこの作品の旋律を用いた「ポプリ」を作り、詩人ハイネも高く賛辞する ほどでした。台本を制作したのは、オーベールと長きに渡り共同作業を行ったスクリーブ。オーベールと彼は、実に38 作品に及ぶ作品を創り上げています。 「山の中で素晴らしい歌声が聞こえる」という噂を耳にしたイタリアの歌劇場支配人ボルボヤ、歌声の主であるツェル リーナ、冒険者(密輸業者)スコペット、若い水兵スキーピオン…彼らが織りなす、愛と幻想に満ちた物語をお楽しみ ください。
NAXOS-8.573914
(1CD)
ヘンデル:ヘンデルのテノール作品集
1.アレクサンダーの饗宴 HWV75-第2部:レチタティーヴォ:Give the vengeance due 復讐を与える
2.アレクサンダーの饗宴 HWV75-第2部:アリア:The princes applaud with a furious joy
王子は大喜びで拍手した
3.エジプトのイスラエル人 HWV54-第3部:「モーゼの歌」 The enemy said:I will pursue
敵は言った「我は追跡する」
4.聖セシリアのための頌歌 HWV76-アリア:Sharp violins proclaim their jealous pangs
5.サウル HWV53-第1幕:Accompagnato:O filial piety!
6.サウル HWV53-第1幕:アリア:No, cruel father, no!
7.サウル HWV53-第2幕:レチタティーヴォ:Ah, dearest friend
8.サウル HWV53-第2幕:アリア:But sooner Jordan's stream
9-13.合奏協奏曲 変ロ長調 Op.3-2 HWV313
14.メサイア HWV56-第2部:レチタティーヴォ:Thy rebuke
15.メサイア HWV56-第2部:アリオーソ:Behold and see
16.メサイア HWV56-第2部:アリア:But thou didst not leave his soul in hell
17.メサイア HWV56-第2部:アリア:Thou shalt break them
18-22.合奏協奏曲 変ロ長調 Op.6-7 HWV325
23.サムソン HWV57-第1幕:アリア:Torments, alas, are not confin'd
24.サムソン HWV57-第1幕:アリア:Total eclipse!
25.サムソン HWV57-第1幕:レチタティーヴォ:My griefs for this
26.サムソン HWV57-第1幕:アリア:Why does the God of lsrael sleep?
27.サムソン HWV57-第2幕:アリア:Your charms to ruin led the way
28.サムソン HWV57-第3幕:レチタティーヴォ:Let but that spirit
29.サムソン HWV57-第3幕:Thus when the sun from's watry bed
アーロン・シーハン(T)
スティーブン・スタッブズ((指)リュート、ギター)
パシフィック・ミュージックワークス・オーケストラ(テクラ・カニンガム…オーケストラ指揮)

録音:2017年2月21-24日
1734年、ヘンデルのオペラ「忠実な羊飼い」に出演した若きテノール歌手、ジョン・ビアード(ジャケット写真の人 物)。その美しい容姿とカリスマ性のある声で一躍人気者となり、ヘンデルからもいたく気に入られました。当時まだ10 代だったビアードは、以降もヘンデルに強い影響を与え、ヘンデルは彼のために数多くの英雄的な主役を用意し、当 時全盛であったカストラートの歌唱とは一線を画すキャラクターを作り上げたのです。その後ビアードは長期にわたり、 イギリスのオペラ界に君臨。当時コヴェントガーデンの所有者を父に持つシャーロット・リッチと結婚し、劇場の監督を 務めるなど大活躍したとされています。 グラミー賞ノミネート指揮者スティーブン・スタッブスが監修したヘンデルの「テノールのための作品集」。このアルバムで は、彼が何度も共演し、高い評価を受けているテノール歌手アーロン・シーハンをフィーチャーし、当時のヘンデルとビ アーズの関係を彷彿させる輝かしい演奏を披露しています。
NAXOS-8.572999
(1CD)
ピエール・アテニャン(1494-1552)によって出版された作品集
1.13のモテット-前奏曲
2.Aller my fault sur la verdure(ジャヌカン)
3.J'ay contente ma volunte(セルミジ)
4.ガイヤルド 第13番
5.Au joli bois je rencontray m'amye(ヴィラールト)
6.パヴァーヌ 第23番:バッロ-ガイヤルド 第24番:サルタレッロ「Bel fiore 美しい花」
7.Aupres de vous secretement demeure(セルミジ)
8.ブランル 第16番:Branle simple
9.A mes ennuis que si longtemps je porte
10.Vignon, vignette
11.D'ou vient cela (セルミジ)
12.ガイヤルド 第32番
13.Celle qui m'a tant pourmene
14.ブランル 第14番
15.Puisqu'en deux cueurs y a vraye union
16.組曲:ガイヤルド 第4番Branle de Poitou-Branle commun
第5番:Branle simple - Branle gay 第6番
17.Magnificat sur les huit tons: Prelude sur chacun ton
18.Ma bouche rit et mon cueur pleure(デュボワ)
19.パヴァン 第31番-ガイヤルド 第2番:サルタレッロ"La Svizzera"
20.Jouyssance vous donneray, mon amy(セルミジ)
21.13のモテット-アスピス-ドミネ
22.Dessus le marche d'Arras(ヴィラールト)
23.ガイヤルド 第29番
24.Mon cueur en vous a s'amour commence
25.ガイヤルド 第11番
26.Contre raison vous m'estes fort estrange(セルミジ)
27.ガイヤルド 第7番古いパッサメッツォのガイヤルド
28.Il est jour dit l'alouette(セルミジ)
29.ガイヤルド 第22番バッセ・ダンス
30.Le departir de cil qui tant l'aymoye
【16世紀のフランスの鍵盤作品集】
31.クーラント(未完)[published by G. le Be, Bibliotheque
nationale de France, Paris]
32.シャンソン:Quant j'eu cogneu en ma pensee
(サンドラン)[Munich Manuscript 2987]
33.マグニア:ファンタジー-コストリー:ファンタジー
(開始部の断片) [J. Cellier Manuscript]
34.作者不詳:パヴァン、新しいパッサメッツォ [J. Cellier Manuscript]
35.グロット:ファンタジー 4 sopra Anchor che col partire
36.作者不詳:Fantasie sur l'air de ma Bergere
- Pavane de [Luis de] Aranda [Aberdeen Manuscript, pi
7841 Arc]
37.コーロワ:ファンタジー 39番
38.コストリー:Seigneur Dieu, ta pitie s'estende dessus moi
グレン・ウィルソン(Cemb)

録音:2018年5月22-25日
ピエール・アテニャンは最初に活字を用いて楽譜を出版した人とされています。もともとパリで出版業を営んでいました が、1531年に初めて鍵盤音楽曲集を出版、1537年にフランスの「王室音楽出版人」に任命され、以降、ほぼ 500曲、7つの曲集を出版しました。現在はその1部ずつだけが保存されています。ミュンヘンのバイエルン図書館に は、6冊が保存されているものの(本来は7冊のところ“1冊は1963年以来行方不明”と鉛筆で書かれているとのこ と)、どれもが複製版であるため、譜面には数多くの誤りがあり、演奏するためには丹念な修正が必要でした。アテ ニャンの出版譜に記された音楽のほとんどは作曲者の名前が記されておらず、現在でも作者不詳のままですが(アテ ニャンの作ではないだろうと推測されている)恐らく、フランスからイタリア、フランドルに至る広範囲の作曲家の作品が 収録されているであろうと考えられています。グレン・ウィルソンは譜面の誤りを修正したうえで、この魅惑的な作品集 を紹介しています。
NAXOS-8.573833
(1CD)
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):管弦楽作品集 第3集〜管弦楽伴奏歌曲集
歌曲と歌集より
1.第1集-第11番:Hat dich die Liebe beruhrt
愛はあなたに影響を与えましたか?
2.第1集-第22番:Sommerlied 夏の歌
3.第1集-第16番:Maienbluten 月の花
4.第3集-第2番:Waldseligkeit 森のしあわせ
5.第1集-第17番:Marienlied マリアの歌
6.第3集-第8番:Zigeuner ジプシーたち
7.第3集-第9番:Selige Nacht 恵まれた夜
8.第3集-第7番:Piemontesisches Volkslied
ピエモンテの民謡
9.イタリア歌曲集-第2番:Standchen セレナード
歌曲と歌集より
10.第2集-第3番:Der bescheidene Schafer
つつましい羊飼い
11.第1集-第1番:Barkarole 舟歌
12.第2集-第21番:Jugend und Alter 若者と老人
13.イタリア歌曲集-第5番:Die Liebste spricht
恋人たちは話す
14.イタリア歌曲集-第9番:Sendung 使命
15.歌曲と歌集より 第1集-第13番:
Japanisches Regenlied 日本の雨の歌
16.イタリア歌曲集-第17番:Venetianisches
Wiegenlied ヴェネツィアの子守歌
17.歌曲と歌集より 第2集-第2番:
Erinnerung 回想
歌曲集「変わりゆく年」
アンジェラ・マリア・ブラーシ(S)
ステラ・ドゥフェクシス(Ms)
スティーヴン・スローン(指)
ボーフムSO

録音:2003年9月21-26日
※ASV CDDCA1164からの移行盤
幼い頃に母親から音楽の手ほどきを受け、ギウナジウム時代から作曲を始めたというヨーゼフ・マルクス。一時は学業 のため音楽から遠ざかったものの、26歳のときに改めて作曲家を志し、生涯に管弦楽作品や室内楽などの様々な 作品を生み出しました。彼の作品の中には、ほぼ150曲の歌曲がありますが、これらのほとんどは20代、再び作曲 家を志した時期に書かれています。後年、印象派の影響を受けることになるマルクスですが、歌曲のほとんどはリヒャ ルト・シュトラウス風のドイツ・ロマン派の影響がはっきり表れており、またいくつかの曲は、彼が憧れていたイタリア風の 雰囲気を有しています。このアルバムには、必要に応じて彼自身が編曲した管弦楽伴奏ヴァージョンの歌曲が収録 されていますが、これらは彼の同時代には頻繁に演奏されたにもかかわらず、いつしか忘れられてしまったものばかりで す。

NAXOS 2019年3月発売
NAXOS-8.559862(1CD)
コープランド:バレエ音楽集
「グローグ」-1幕のバレエ(1925)
「ビリー・ザ・キッド」-バレエ完全版(1938)
レナード・スラットキン(指)
デトロイトSO

録音:2014年10月23-25日、2014年11月28-30日
オーケストラ・ホール、デトロイト、USA
1922年秋、コープランドは友人とともに映画を見に行きました。上演されたのはドイツで人気のあったホラー作品 「吸血鬼ノスフェラトゥ」。この魔力を持った吸血鬼を主人公にした映画に魅了されたコープランドは、バレエ音楽「グ ローグ」を作曲。50曲ほどの中から最終的に6曲が選ばれ、この組曲となりました。幻想的な雰囲気を持ったこの作 品を気に入ったのは作曲家のオリヴァー・ナッセンで、彼はこの曲を1992年と翌93年に演奏、作品の真価を広く知 らしめることになりました。もう1曲の「ビリー・ザ・キッド」は1930年代のコープランドにおける代表的作品。19世紀に 存在した無法者の生涯が描かれたアメリカ初の本格的なバレエです。通常は組曲版として演奏されますが、このア ルバムでは完全版を収録。スラットキン率いるデトロイトSOが華麗なサウンドを高らかに歌い上げます。
NAXOS-8.573667(1CD)
リーム(1952-):ヴァイオリンとオーケストラのための作品集 第2集
.Gesungene Zeit 歌われし時(1991-1992)
ヴァイオリンとオーケストラのための音楽 第2番
Lichtes Spiel 光の戯れ(2009)
ヴァイオリンと小オーケストラのための夏の小品
COLL'ARCO コル・アルコ(弓で)(2008)
ヴァイオリンとオーケストラのための音楽 第4番
ティアンワ・ヤン(Vn)
ダレル・アン(指)
ラインラント=プファルツ州立PO

録音:2016年3月1-5日
フィルハーモニー、ルートヴィヒスハーフェン、ドイツ
第1集(8.573812)に続くリームのヴァイオリン作品集。第2集では、リームの代表作である「Gesungene Zeit 歌われし時」と「Lichtes Spiel 光の戯れ」、「COLL'ARCO コル・アルコ(弓で)」の3曲を収録。なかでも「光の 戯れ」での劇的な要素の中に溢れる透明な官能性は、多くの聴き手を魅了しています。今作で名手ティアンワ・ヤ ンの伴奏を務めるのは、注目の若手指揮者ダレル・アン。第1集のマティアス・ミュラーとは異なる鋭角的なアプロー チでオーケストラをまとめあげました。第1曲目の冒頭で聴かれる微かな弦のさざめきに漂う緊張感がその力量を物 語っています。
NAXOS-8.573912(1CD)
期待の新進演奏家シリーズ/アマンダ・モール/オルガン・リサイタル
ブクステフーデ:前奏曲 ト短調 BuxWV149
ジャン・アラン(1911-1940):クレマン・ジャヌカンの主題による変奏曲 AWV99(1937)
レーガー:9つの小品 Op.129〜第1番:トッカータ ニ短調/第3番:カノン ホ短調/第4番:バッソ・オスティナート ト短調
ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):コラール幻想曲「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」
バッハ:前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532
ニコ・マーリー(1981-): The Revd Mustard His Installation Prelude(2013)
メシアン:「主の降誕」より第9番 神は我等のうちに
アマンダ・モール(Org)

録音:2017年9月19-20日武蔵野市民文化会館 小ホール、東京
1988年に第1回のコンクールが開催されてから、注目の逸材を輩出してきた「武蔵野市国際オルガン・コンクー ル」。アジア唯一の国際オルガン・コンクールとして世界中から集まる意欲ある奏者たちをオーディションで篩にかけ、 残った精鋭たちが現地で戦うという、聴き手にとっても手に汗握るコンクールです。第6回優勝者、マイケル・アン ガー、第7回優勝者、福本茉莉に続き、第8回コンクールを制したのは北アメリカ出身のオルガニスト、アマンダ・モー ル。彼女は楽器の特性を完全に手中に収め、課題曲のバッハ、レーガー、アランから、自由曲として選んだニコ・ マーリーの作品までを豪快、かつ精緻に弾き切っています。オルガンの荘厳な音色も楽しめる素晴らしい1枚です。
NAXOS-8.559812(1CD)
スーザ:吹奏楽のための作品集 第18集
メリー・メリー・コーラス(1923)…世界初録音
スタッグ・パーティ(1885)
私の思い出の中に(交響的素描)(1928)…世界初録音
「山師」組曲(1898)(K.ブライオンによる吹奏楽編)…世界初録音
 第1曲:Social Laws 社会の法律
 第2曲:The Faithless Knight and the Philosophic
Maid 無情の騎士と哲学的なメイド
 第3曲:Golden Cars黄金の車
 第4曲:Mazurka マズルカ
クリスと不思議なランプ-ファニー(1899)…世界初録音
パン・アメリカン諸国のマーチ 第14番-第22番
第14番:メキシコ
第15番:ニカラグア
第16番:パナマ
第17番:パラグアイ
第18番:ペルー
第19番:エルサルバドル
第20番:ウルグアイ
第21番:ベネズエラ
第22番:アメリカ合衆国
キース・ブライオン(指)
トリニティ・ラバン音楽大学ウィンド・オーケストラ

録音:2016年3月18.22.23日
スーザにおける40年の作曲生活の中で、行進曲と同じくらいに大切な位置にあったのが「オペレッタ」でした。彼自 身も何曲かのオペレッタを書いただけでなく、当時流行していたオペラやオペレッタの旋律を用いて洒落た行進曲を 書き上げています。冒頭の「メリー・メリー・コーラス」がその代表作品で、グノーの「ファウスト」から、ウェーバーの「魔 弾の射手」など有名曲を経て、最後はヴェルディの「アンヴィル・コーラス」で幕を閉じるという楽しい曲です。「私の思 い出の中に」は一人の男の思い出話。他、世界初録音曲が多数収録されています。「パン・アメリカン諸国のマー チ」は第16集(8.559811)に収録された第1番から第13番までの続きが収録されています。
NAXOS-8.573930(1CD)
ポッパー:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲 第1番ニ短調 Op.8
チェロ協奏曲 第2番ホ短調 Op.24
チェロ協奏曲 第3番ト長調 Op.59
チェロ協奏曲 第4番ロ短調 Op.72(チェロとピアノ版)*
マルティン・ルンメル(Vc)
加藤 麻理(P)
テクウィン・エヴァンズ(指)
チェコ室内O・パルドビツェ

録音:2017年11月21-22日、2018年1月17日 *
「ハンガリー幻想曲」など超絶技巧を駆使したチェロ作品で知られるハンガリー出身のチェリスト、作曲家ダーヴィト・ ポッパー。チェロ学習者のための「練習曲」を作曲し、多くの学生たちを育てあげたことでも知られています。このアル バムに収録された4曲のチェロ協奏曲は彼の創造の頂点をなすものであり、50年に渡る彼の作曲活動の全般に 渡って作曲されています。しかし、現在人気を誇るのは彼のサロン風の作品ばかりであり、これらの協奏曲はほとんど 演奏されることがありません。このアルバムではウィーンを拠点に活躍するチェリスト、マルティン・ルンメルが独奏を担 当、遊び心溢れる第1番、ドラマティックな作風による第2番、単一楽章のみの第3番まではオーケストラが伴奏を 担い、第4番はピアノ伴奏で演奏されています。ブラームスから影響を受けたとされる重厚でロマンティックな音楽を お楽しみください。
NAXOS-8.573727(1CD)
ライネッケ:チェロとピアノのための作品全集
チェロ・ソナタ 第1番イ短調 Op.42(1855)
チェロ・ソナタ 第2番ニ長調 Op.89(1866)
チェロとピアノのための3つの小品 Op.146(1893)
チェロ・ソナタ 第3番ト長調 Op.238(1897)
マルティン・ルンメル(Vc)
ローラント・クリューガー(P)

録音:2018年1月18-19日
1824年に現在のハンブルクに生まれ、1910年、ライプツィヒで没したライネッケ。85歳という当時としては長寿を全 うした彼は、長い間ドイツ音楽界の重鎮であり、その発言力は強大なものでした。しかし実際には晩年近くになる と、時代の流れについていくことはできず、彼から酷評を受けた新人作曲家たちも多く存在したとされています。彼自 身の作品も、没後はほとんど忘れられてしまいました。このアルバムでは彼の3曲あるチェロ・ソナタと「3つの小品」を 聴くことができますが、美しいメロディや、時に見られる実験的な要素など、どれも聴きごたえのある作品ばかり。不当 に忘れられているのは本当に残念です。古典派の「忘れられた作品」の蘇演に力を入れているオーストリアの名手、 マルティン・ルンメルが心を込めて歌いあげます。
NAXOS-8.573881(1CD)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:チェロとピアノのための作品集
チェロ・ソナタ Op.50(1928)
ソナチネ Op.130(1946)…世界初録音
I nottambuli-幻想的変奏曲 Op.47(1927)
トッカータ Op.83(1935)
Chant hebraique ヘブライ語の歌 Op.53(G.カサドによるチェロとピアノ編)(1928)
スケルツィーノ Op.82-2(1935)
Notturno sull'acqua
水上の夜想曲 Op.82-1(1935)
コル・ニドレ「瞑想曲」(1941)
エンリコ・ディンド(Vc)
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)

録音:2018年5月17-19日
ひところは「ギター曲の作曲家」として知られていたカステルヌオーヴォ=テデスコ。最近はオーケストラ曲やピアノ曲な どが次々と演奏、録音され、多彩な作品を楽しむことができるようになってきました。彼は「私はチェロを常に愛してい る」と語っており、このアルバムでは世界初録音となる「ソナチネ」を含む深い音色を用いた見事な作品を楽しむこと ができます。1920年に作曲された「チェロ・ソナタ」はゆったりとした第1楽章と変奏曲形式を用いた第2楽章で構 成されたユニークな曲。ソナチネとともに、ピアノ・パートの比重の大きさも特筆すべき点と言えるでしょう。またブロッホ から影響を受けたユダヤ系の作品「ヘブライ語の歌」、「コル・ニドレ」は独自の雰囲気を湛えています。
NAXOS-8.574036(3CD)
バッハ:マタイ受難曲 BWV244 エヴァンゲリスト…ゲオルク・ポプルッツ(T)
イェズス…マティアス・ヴィンクラー(Bs)
ユリア・クライター(S)
ヤスミン・マリア・ヘルナー(S)
ゲルヒルト・ロンベルガー(A)
ノハド・ベッカー(A)
ダニエル・サンス(T)
クリスティアン・ラートゲーバー(T)
クリスティアン・ヴァグナー(Bs)
ダニエル・オチョア(Bs)
ラルフ・オットー(指)
マインツ・バッハcho
マインツ・バッハO(古楽器使用)

録音:2018年3月26日,4月4日
ドイツ、カッセル出身の指揮者ラルフ・オットーが振るバッハの「マタイ受難曲」。あらゆる宗教作品の中で最高傑作とされる この作品は、オーケストラと四声部の合唱を各々2組必要とし、演奏には2時間以上を要するだけでなく、曲の構造もすみ ずみまで練られています。バロック期から現代作品まで、幅広いレパートリーを持つオットー、ここでは荘厳な作品に真摯に 向き合い、速すぎず、遅すぎることもない適度なテンポを用いて納得の行く音楽を生み出しました。ポプルッツとヴィンクラー は、現代ドイツで高く評価されている宗教作品の歌手。他の歌手たちもドイツ語の響きを生かした個性豊かな歌唱を聴か せます。合唱団の柔らかい音色も聴きどころです。
NAXOS-8.579032(1CD)
タマラ・コンスタンティン(1961-):Reverie 夢想
1.パウンドベリー-ピアノ三重奏曲のための(2014)
2.24時間-ピアノのための
3.ムーンライト・ラプソディ-ピアノとチェロのための(2015)
4.Nocturne Regrets 後悔の夜想曲-ピアノのための(2015)
5-7.チェロ・ソナタ(2016)
8.Chapelhay Steps チャペルの階段-ピアノのための(2014)
9.Reverie 夢想-ピアノ三重奏のための(2016)
10.アボッツバリーの庭-ピアノ三重奏のための(2014)
11.ラヴ・バラード-ピアノのための(2016)
12.グリーンヒル-ピアノ三重奏のための(2014)
13.Recollections 回想-ピアノのための(2016)
14.パーベック-ピアノ三重奏のための(2014)
15.夕暮れ-ピアノのための(2016)
16.チェシル・ビーチ-ピアノ三重奏のための(2014)
17-19.ピアノ・ソナタ 第4番(2014)
20-23.ピアノ・ソナタ 第3番(2013)
タマラ・コンスタンティン(P)…1-16
マルク・フェルテル(P)17-23
ジアシン・ロイド・ウェバー(Vc)…1.3.5-7.6.10.12.14.16
スン・ユーミェン(Vn)…1.9.10.12.14.16

録音:Henry Wood Hall, Trinity
Square, London, UK
2017年2月7日…2-8.11.13.15.17-
23
2018年3月12日…1.9-10.12.14.16
ジョージア(グルジア)で生まれ、幼いころからピアノを学んでいたというタマラ・コンスタンティン。才能ある子供のための音楽 学校に入学し、ピアニストとしての才能を開花、トビリシ音楽アカデミーを卒業するも、結局は音楽の道に進むことはなく、 石油会社の幹部として忙しい毎日を送っていました。しかしある時、カナダで開催されたオルガン・リサイタルで耳にした前衛 的な曲に衝撃を受け、彼女は夫に「私ならもっとうまく書ける」とつぶやいたことから、彼女の作曲家生活が始まりました。彼 女の作品は気取らず耳なじみの良い旋律を持ち、気軽に口ずさめる愛らしい風情を湛えています。例えばトラック3の「ムー ンライト・ラプソディ」は誰もが知っている有名曲を下敷きに、チェロの旋律を加え、新しい作品に生まれ変わらせたもの。「自 分の音楽を通じて、個人的な表現を共有し、他の人々に喜びをもたらすことは、私にとっての喜びでもあり、素晴らしいイン スピレーションの源となります。」と語る彼女の言葉そのままの魅力的な作品集です。
NAXOS-8.573898(1CD)
バリオス(1885-1944):ギター作品集 第5集
1.ワルツ Op.8-3(1919頃)
2.ペリコン(1928)
3.ジュリア・フロリダ(1938)
4.パラグアイのダンス 第1番(1926頃)
5.練習曲 ト短調(1920)
6.練習曲 第3番
7.サウダーデの歌
8.前奏曲 ホ短調「小前奏曲」(1939)
9.月への祈り(1932)
10.小さなピエロ、行進曲(1913)(T.モリス編)
11.練習曲 第2番「アルペッジョの練習」(1941)
12.古風なスタイルによるガヴォット(1941)
13.前奏曲 ト短調 Op.5-1(1921)
14.ロマンス 第1番「チェロを模したロマンス」(1918)
15.カリブ風サパテアード(1931)(ギター独奏版)
16.扉を開けて、私の故郷の少女よ(1905)
17.エチュード・デル・リガード ニ短調
「スラーの練習」(1941)
18.ヴァリエーション・エチュード 第3番(1941)
19.エスティロとペリコン
20.レガートの練習曲 イ長調(1941)
21.イサベル、ガボット(1913)(T.モリス編)
22.ヴァリエーション・エチュード 第6番
23.春の時のワルツ(1921頃)
24.ダイアナ・グアラーニ(1924)(R.ストーバー編)
25.セバスティアン・イラディエル(1809-1865):ラ・パロマ、ハバネラ(鳩)(1859)(A.バリオス・マンゴーレ編)
セリル・レフィック=カヤ(G)

録音:2018年3月5-7日
「パラグアイのジャングルからやってきたギターのパガニーニ」これは1930年にバリオスが初のベネズエラ公演を行ったときに取っ た異名です。その際には興行主の依頼に応じ、鳥の羽根で頭を飾り、パラグアイの伝統的な民族衣裳を身に着けて舞台 に上がり、名前もニツガ・マンゴーレ(Nitsuga はAgustinの逆綴り)と名乗るなど、ユニークな活動を4年間続けていたこ とで知られています。そんなバリオスですが、作曲は1910年頃から始めており、民族音楽の要素を取り入れた数多くの作 品はギタリストにとって大切なレパートリーになっています。このアルバムでは初期の名作「扉を開けて、私の故郷の少女よ」 から晩年に書かれた一連の練習曲まで、さまざまな作品を聴くことができます。
NAXOS-8.571380(1CD)
グレース・ウィリアムズ(1906-1977):室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ(1930/1938改訂)
オーボエ、トランペット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための六重奏曲(1931)
9つの楽器のための組曲(1934)
オーボエとクラリネットのためのロマンス(1940頃)
左手のピアノのためのサラバンド(1958)
2台のヴァイオリンと追加チェロのためのロンド・フォー・ダンシング(1970)
マデリーン・ミッチェル(Vn&指)
ロンドン室内アンサンブル
【メンバー】
コンスタンティン・ラプシン(P)
デヴィッド・オーウェン・ノリス(P)
キャスリン・トーマス(Fl)
ジョン・アンダーソン(Ob)
アンドリュー・スパーリング(Cl)…8-10,(バス・クラリネット)
ブルース・ノックルズ(Tp)
ゴードン・マッケイ(Vn)
ロジャー・チェイス(Va)
サラ=ジェーン・ブラッドリー(Va)
ジョセフ・スプーナー(Vc)
リンダ・ホートン(Cb)

録音:2018年3月28日、2018年6月27日、2018年7月24日
世界初録音
「20世紀におけるウェールズの最も重要な女性作曲家の一人」と目されるグレース・ウィリアムズ。幼いころから聖歌 隊で歌い、ピアノとヴァイオリンを学んだという彼女は、カーディフ大学を卒業後、王立音楽大学でレイフ・ヴォーン・ ウィリアムズに師事。1930年にはウィーンで1年間勉強するための奨学金を獲得、ほぼ毎夜劇場に出かけ、オペラ を見続けたというエピソードを持っています。作曲家としては、学生時代からいくつか作品を書きましたが、初期の作 品のほとんどが散逸してしまいその全貌を知ることはできません。このアルバムには1930年以降に書かれた室内楽 作品を収録。バルトークやショスタコーヴィチを思わせる「ヴァイオリン・ソナタ」、彼女が愛したトランペットが活躍する 「六重奏曲」、ストラヴィンスキー風の「9つの楽器のための組曲」などの1930年代の作品と、ヴァイオリン教本のた めに書かれた「ロンド」など晩年の作品をバランスよく配した興味深い1枚です。
NAXOS-8.559858(1CD)
トルーマン・ハリス(1945-):冬の暖かい日
1-5.ローズムーア組曲(2005)〜フルート,オーボエ,クラリネット,ファゴットとホルンのための
6-8.アウロス三部作(2005)〜4本のフルートとピアノのための
9-11.ホルンと室内オーケストラのためのコンチェルティーノ(2001)
12-17.フラワーズ(2006)〜フルート,オーボエ,クラリネット,ファゴットとホルンのための
18-20.2台のファゴットとピアノのためのソナタ(2008)
21-23.フルートと室内オーケストラのためのコンチェルティーノ(2003)
アリス・コーガン・ウェインレプ(Fl)…1-8.12-17.21-23
アーロン・ゴールドマン(Fl)…6-8
キャロル・ビーン(Fl)…6-8
リィーア・アルスノー・バリック(Fl)…6-8
ニコラス・ストヴァル(Ob)…1-5.12-17
ポール・キーガン(Cl)…1-5.12-17
トルーマン・ハリス(Fg)…1-5.12-17
スー・ハイネマン(Fg)…18-20
スティーヴン・ウィルソン(Fg)…18-20
ローレル・ベナート・オールソン(Hrn)…1-5.9-11.12-17
オードリー・アンドリスト(P)…6-8.18-20

録音:2006年10月24日、2007年10月22日、2009年4月15日、2016年9月28日、2016年10月17日
世界初録音
エクリプス室内オーケストラ…9-11.21-23 現代アメリカの作曲家トルーマン・ハリスの室内楽作品集。ノーステキサス大学で文学学士号、アメリカ・カトリック大 学で音楽修士号を取得し、このアルバムで演奏しているエクリプス室内オーケストラなどのいくつかの楽団や、キャピ トル木管五重奏団ではファゴット奏者として活躍、最近退団するまで、幅広い音楽を演奏していたことで知られて います。彼の作品は、オーケストラ・ミュージシャンとしての経験をあまねく生かしたもので、ジャズやロマンス、ワルツな ど様々な形式が用いられた興味深いものばかり。彼の楽器であるファゴットが縦横無尽に活躍する場面も多く、もち ろんこのアルバムでも自身がソロ・パートを受け持ち、見事な演奏を披露しています。鮮やかな色彩と煌めく幻想性 が感じられる美しい作品をお楽しみください。
NAXOS-8.555318(1CD)
モンテヴェルディ:マドリガル集 第9集・音楽のたわむれ
1.ビアージョ・マリーニ(1594-1663):3声の第1シンフォニア
マドリガルとカンツォネッタ 第9集(1651)

2.美しい羊飼い
3.西の風がもどり好天をもたらす
4.あなたは何の言葉もかけてくれない
5.愛の希望の変わらぬ喜びもて
6.おまえの胸のうちで
7.苦しみのない愛はない
8.そよ風のようにやさしく
9.踊り、喜び、喜びに
10.私を憎んでいたのなら
11.はい、はい、私はあなたを愛しています
12.さあ、すてきな羊飼い娘よ
13.おお恋人よ、おお私の命よ
音楽のたわむれ(1632)
14.面影よ、のろわれよ
15.あの軽蔑した目つき
16.あなたはかつて私のものだった
17.甘美な光で
18.これまで武装しつづけた私
19.それは本当なのだ
マルコ・ロンギーニ(指)
デリティエ・ムジケ

録音:2006年5月14-18日
2001年から2006年にかけて録音されてきたロンギーニとデリティエ・ムジケによるモンテヴェルディのマドリガル集、そ の最後を飾る第9巻のリリースです。1651年、モンテヴェルディの死後に出版された第9集は、彼のマドリガル中、 最も有名な「西の風がもどり好天をもたらす」を含む、愛と戦いを主題にしたマドリガルが収録されていますが、モンテ ヴェルディ自身が編纂したものではありません。また「音楽のたわむれ」も同じく別の人(モンテヴェルディのファンであっ たバルトロメオ・マーニとされる)が編纂した曲集。こちらは単声による歌曲が中心で、楽しい通奏低音がついていま す。今作でも冒頭にモンテヴェルディと親しかったマリーニ(モンテヴェルディが楽長を務めていたサン・マルコ寺院楽団 でヴァイオリンを弾いていた人)のシンフォニアを置き、17世紀当時の雰囲気を伝えています。
NAXOS-8.573908(1CD)
ロシアの歌曲集
チャイコフスキー:ただ一言でよかったのに(1875)
 それは早春のことだった Op.38-2
 私は野辺の草ではなかったのか Op.47-7
 子守歌 Op.16-1
 騒がしい舞踏会の中で Op.38-3
 もし私が知っていたら Op.47-1
 ただ憧れをしるものだけが Op.6-6
 待て Op.6-2
 私の天才、私の天使、私の友達(1857/1858)
リムスキー=コルサコフ:春に Op.43-第2番高嶺に吹く風もなく
 たなびく雲は薄くなり Op.42-3
 西空はしだいに青ざめて Op.39-2
 ばらのとりこになったナイチンゲール Op.2-2
 グルジアの丘の上で Op3-4
ラフマニノフ:私はあなたを待っている Op.14-1
 私は悲しい恋をした Op.8-4
 美しい人よ、私のために歌わないで Op.4-4
 ここはすばらしい場所 Op.21-7
 ヴォカリーズ Op.34-14
 春の洪水 Op.14-11
マルガリータ・グリツコヴァ(Ms)
マリア・プリンツ(P)

録音:2018年2月12-15日
1987年ロシア出身のメゾ・ソプラノ、マルガリータ・グリツコヴァが歌う3人のロシア作曲家による歌曲集。サンクトペテ ルブルク州立音楽院で学び、いくつかの国際コンクールに入賞した彼女を最初に見出したのは、大指揮者マリス・ヤ ンソンスでした。2008年に彼の指揮の下、サンクトペテルブルク音楽院のオペラ劇場でビゼーの「カルメン」で主役を 演じ一躍脚光を浴び、その後世界中の歌劇場でその美しい声を響かせています。2015年にはザルツブルク音楽 祭でモーツァルトの「フィガロの結婚」のケルビーノを歌った他、ペーザロのロッシーニ音楽祭にも出演。更に活動の幅 を広げています。このアルバムではチャイコフスキー、リムスキー=コルサコフ、ラフマニノフの歌曲を熱唱、各々の作曲 家の特色を生かし、歌詞に生命を吹き込んでいます。
NAXOS-8.660385(1CD)
ヴォルフ=フェラーリ:歌劇「スザンナの秘密」*
弦楽のためのセレナード 変ホ長調(1893)
スザンナ…ジュディス・ハワース(S)
ジル…アンヘル・オデナ(Br)
フリードリヒ・ハイダー(指)
オビエド・フィラルモニア

録音:2006年5月12-14日 ライヴ*、2010年2月&9月
*=Philartis Viennaからの移行盤
外出を禁止したはずの妻スザンナの姿を、外で見かけたような気がしたジル伯爵。しかし家には彼女がいたため安 心しましたが、なぜかそこにはタバコの薫りが・・・。「もしかしてスザンナに恋人がいるのでは」と疑心暗鬼にかられる伯 爵、「あなたのいない間に少しくらい楽しんでもよいでしょう?」と答えるスザンナ、2人は大げんかを始めてしまいます が…。 ヴォルフ=フェラーリと言えば、あの美しい「マドンナの宝石」間奏曲が良く知られていますが、その他の作品を聴く機 会はあまりありません。しかし、最近彼の作品の演奏機会が増え、オペラ作曲家としてだけではない彼の多彩な表 情をみることができるようになってきました。この「スザンナの秘密」は一幕ものの軽いオペラ。登場人物は2人のみの コンパクトな作品で、ミュンヘンで大指揮者フェリックス・モットルが初演し大成功を収めています。ちなみに「スザンナ の秘密」とは、アルバムジャケットを見れば一目瞭然ですね。アルバムの余白には初期の作品「セレナード」を収録。 こちらも上品な響きを持つ美しい作品です。
NAXOS-8.579026(1CD)
パブロ・オルティス(1956-):合唱作品集
Maizal del gregoriano グレゴリオ風のとうもろこし畑(2016)
The Darkling Thrush 暗がりのつぐみ(1997)
3人のソプラノのための「マルティン・フィエッロ劇場」組曲(2014)
E ne la face de'begli occhi accende 黄金の光の矢が彼の瞳を照らす(2017)
Leaving Limerick リムリックを離れて(2015)
Ancor che col partire 私が別れた時(2016)
Metamorphoses 変容(2014)
メリディオナリス(合唱)
Taka Kigawa(木川貴幸)…チェレスタ…1-5
セバスティアン・スビエタ(指)

録音:2016年10月13-14日、2017年6月3日…6.20-23、2017年10月25日
アルゼンチンで生まれ、現在カリフォルニアを拠点に活躍する作曲家パブロ・オルティス。アメリカを中心に精力的に 作品を発表し、最近ではモダン・ダンスのグループに曲を提供するなど活躍しています。このアルバムには彼の最近の 合唱作品を収録。タイトル通り、中世の聖歌を思わせる古風な味わいを持つ合唱曲をチェレスタの神秘的な響き が繋ぐ「Maizal del gregoriano-グレゴリオ風のとうもろこし畑」、3人のソプラノが歌い交わす「マルティン・フィエッ ロ劇場」、中世のモテットを思わせる「変容」など、どの曲も時代を超越した様式感が魅力です。
NAXOS-8.559846(1CD)
イアン・クルーズ(1956-):アルメニア・レクイエム Op.66(2015) ショウシック・バルソウミアン(S)
ガリネー・アヴァキアン(Ms)
イェギシェ・マヌチャリアンテノール)
ウラディーミル・チェルノフ(Br)
ルーベン・ハルチュニャン(ドゥドゥク)
イェンス・リンデマン(Tp)
ボビー・ロドリゲス(Tp)
クリストフ・ブル(Org)
VEMSQ
【メンバー】
ニコル・ソーダー(Vn1)
ニコレット・コチャルディ(Vn2)
ステファニー・ナグラー(Va)
ルーク・キム(Vc)
Tziatzan少年合唱団
ラーク・マスター・シンガーズ
UCLAフィルハーモニア
ニール・スタルバーグ(指)

録音:2015年4月21-22日
世界初録音
1915年から1922年にかけて、トルコ政府による「アルメニア人の大量虐殺」の行為は現在でもアルメニア国民に とって傷が癒えることのない出来事です。アメリカ人作曲家イアン・クルーズはこの事件から100年後の2015年に、 追悼のためのレクイエムを書き上げました。アルメニアの教会では死者を追悼する際にレクイエムを演奏するというこ とはなく、一部の教区のみが、式典の最後に死者への短い祈りを捧げるという方式をとることが普通であったため、ク ルーズはこの作品を書き上げる際、典礼用の聖歌のテキストを中心に用いながら、様々な詩をはさみこみ(ブリテン の戦争レクイエムのように、悲しみと哀悼、そして和解への希望を歌い上げるように作品を構成、前半の苦悩の世 界は全て終曲で浄化され、アルメニアの人々と多くの聴き手の心に温かい火を灯します。

NAXOS 2019年2月発売
NAXOS-8.573824(1CD)
ロルツィング:序曲集
歌劇「刀鍛冶」序曲(1846)
歌劇「オペラのおけいこ」序曲(1851)
歌劇「ウンディーネ」序曲(1845)
歌劇「密猟者」序曲(1842)
歌劇「ハンス・ザックス」序曲(1840)
歌劇「クリスマス・イヴ」序曲(1832)
歌劇「皇帝と船大工」序曲(1837)
歌劇「アンドレアス・ホーファー」序曲(1832)
歌劇「レジーナ」(1848)
準・メルクル(指)マルメSO

録音:2017年6月7-10日マルメ歌劇場、スウェーデン
ロルツィングは19世紀ドイツ歌劇場に於いて、モーツァルトとヴェルディに次いで最も人気の高い作曲家でした。両親 が俳優であった彼は、自ら演者として舞台に立ちテノールやバリトンのパートを歌っていたといい、歌劇を作曲する際 にもその経験が大いに役立ったようです。代表作「皇帝と船大工」は初演こそ失敗したものの、その後次第に評価が 高まり、やがて英語やフランス語、ロシア語など様々な言葉に翻訳され世界中で上演されるほどの人気を誇っていま す。このアルバムでは比較的良く知られる「ウンディーネ」「密猟者」をはじめ、ロルツィングの最後の作品「オペラのおけ いこ」まで、ドイツ・コミック・オペラの伝統を継承する序曲を準・メルクルとマルメ響の演奏で味わうことができます。
NAXOS-8.574013(1CD)
レスピーギ:ローマ三部作
ローマの祭
ローマの噴水
ローマの松
ジョアン・ファレッタ(指)
バッファローPO

録音:2018年5月30日、6月4日
NAXOSレーベルの「ローマ三部作」と言えば、エンリケ・バティスとロイヤルPOとの凄まじい演 奏がお馴染みですが、その録音は1991年、ほぼ30年前ということもあって「そろそろ新録音が出てほしい」という要 望が多くなってきました。そこで登場したがこのファレッタとバッファロー・フィルハーモニーの演奏です。レスピーギ作品で はすでに「教会のステンドグラス」(8.557711)で華麗な演奏を披露、高い評価を受けているファレッタですが、こ の2018年の最新録音では一層華やかな音作りと、多彩な表現を駆使し、申し分ない「21世紀のレスピーギ」を聴 かせています。
NAXOS-8.573275(1CD)
ゴットリープ・ムッファト(1690-1770):チェンバロのための組曲集 第2集
組曲 イ長調 MC B16
組曲 ニ短調 MC B43
組曲 ヘ長調 MC B9
組曲 ハ長調 MC B15
芥川直子(Cemb)

録音:2018年3月5-8日
※世界初録音
日本のチェンバロ奏者、芥川直子によるゴットリープ・ムッファト作品集第2集。2012年に録音された第1集 (8.572610)と同じ楽器(Henk van Schevikhovenによるリュッカーズの復元)を用いた6年ぶりの続編です。 作曲者のゴットリープ・ムッファトはザルツブルクとパッサウの宮廷で活躍したゲオルク・ムッファトの末息子で、幼い頃か ら音楽家としての将来を嘱望されており、本人も期待に違わず、オルガニスト、教師として才能を発揮しました。彼の 作品は洗練されたスタイルで書かれており、同時期に活躍したヘンデルにも影響を与えたとされています。残念ながら 彼の存命中に出版された作品はわずかであり、ベルリンに保存されていた自筆稿は第二次世界大戦で散逸してし まいました。第1集も含め、これらの録音は各地に散らばった譜面を探し求めることで実現したもので、知られざる作 曲家の再復興に一役買うアルバムです。
NAXOS-8.573885(1CD)
期待の新進演奏家シリーズ/エレーヌ・ブレグ(Fl)
ジョリヴェ:フルート作品全集 第1集
Asceses アセーズ(アルト・フルート版)(1967)
Fantaisie-Caprice ファンタジー・カプリース-フルートとピアノのための(1953)
Cabrioles 跳躍-フルートとピアノのための(1953)
Incantation ‘Pour que l’image devienne symbole
呪文「イメージが象徴となるために」(アルト・フルート版)(1937)
Flute Sonata フルート・ソナタ(1958)
【5つの呪文】(1936)
A.Pour accueillir les negociateurs - et que l'entreveu soit pacifique
交渉相手を迎えるために-そして会見が和解に達するように
B.Pour que l'enfant qui va naitre soit un fils
生まれてくる子が男であるように
C.Pour que la moisson soit riche qui naitra des sillons qur le laboureur trace
農夫の耕す田畑の収穫が豊かであるように
D.Pour une communion sereine de l'etre avec le monde
生命と天地の穏やかな合致のために
E.Aux funerailles du chef - pour obtenir la protection de son ame
首長の死へ− その魂の庇護を得るために
Chant de Linos リノスの歌(フルートとピアノ版)(1944)
エレーヌ・ブレグ(アルト・フルート、Fl)
フランソワ・デュモン(P)

録音:2017年12月27-29日
パリ国立高等音楽院在学中にルクセンブルクPOに入団し話題となったエレーヌ・ブレグ。 2017年に開催された神戸国際フルート・コンクールで第1位を獲得し、2018年からは南西ドイツRSOの 首席奏者に就任、更なる活躍が期待されています。このアルバムは神戸のコンクール直後に録音されたもので、選 ばれたのはジョリヴェの作品集。楽器の特性をとことん活かした彼の20曲ほどのフルート作品は奏者たちにとって特別 な作品であり、なかでも「リノスの歌」と「5つの呪文」は高い人気を誇っています。これらの難曲を彼女は堂々と演 奏、見事なテクニックと音楽性を披露しています。
NAXOS-8.574067(1CD)
アルベルト・ネポムセーノ(1864-1920):「 O Garatuja いたずら小僧」前奏曲
Serie Brasileira ブラジル組曲
交響曲 ト短調
ファビオ・メケッティ(指)
ミナス・ジェライスPO

録音:2018年4月9-11日
ブラジル外務省が主導するプロジェクト「Brasil em Concerto」。19世紀から20世紀にかけて作曲された約100 曲の作品をブラジルのオーケストラが演奏、録音するという、これまでになかった大がかりな企画です。 この第1弾に選ばれたのは19世紀後半のブラジル音楽の発展に力を尽くした作曲家アルベルト・ネポムセーノ。 1888年、ヨーロッパに留学したネポムセーノは7年間の滞在期間でたくさんの知識を得て、これを国に持ち帰り、自 身の作品に反映、結果、彼は自国の民間伝承の要素を作品に採用した最初の作曲家の一人となり、後進のヴィ ラ=ロボスらにも大きな影響を与えました。このアルバムには3曲が収録されており、なかでも前奏曲「いたずら小僧」 は聴き手の耳をひきつける魅力を持っており、R・シュトラウスも愛したという明るく楽しい曲です。壮大な楽想 を持つ交響曲ト短調、コントラスト豊かな情景が描かれたブラジル組曲も魅力的です。
NAXOS-8.579017(1CD)
ベネット・カサブランカス(1956-):七つの俳句、田園曲 他
七つの俳句(2013)
クラリネットとピアノのための2つの小品(2000)
チリーダのためのリチェルカーレ(2014)
アリアーガのための小品(2015)
セース・ノーテボームの詩による6つの注釈(2010)
ショパンへのページ(2015)
セルバンテスの墓碑銘(2016)
フルートとピアノのためのアリア(1977)
アルト・サクソフォンと六重奏のためのコンチェルティーノ「牧歌」(2012)
ティム・リー(ナレーター)
アンサンブル・ニュー・バビロン
ロレンツォ・フェランディス(指)

録音:2017年6月27-28日
ユニークな作風によるピアノ作品が話題になったスペインの作曲家カサブランカス。日本にも度々来日し、独特な音 楽観を語り人気を博しました。40年以上に渡り作曲を続けてきた彼の作品は高度に洗練されたハーモニーと、細部 まで入り組んだテクスチャで構成されています。 このアルバムに収録されている9つの作品は「フルートとピアノのためのアリア」を除くと、全て21世紀になってから書か れたもの。なかでも面白いのが、コンパクトにまとめられた「七つの俳句」。リアルタイムに彼の作風を示すニュアンス豊 かな作品です。音楽は唐突に生まれ、突然断ち切られるか、静かに消えていきます。ナレーターを伴う「6つの注 釈」、遊び心溢れる即興的な「アリア」など万華鏡を思わせる小品が並びます。のどかな旋律が切れ切れに聞こえてく る「牧歌」も工夫が凝らされた面白い作品です。
NAXOS-8.573832(1CD)
ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):管弦楽作品集 第2集
Alt-Wiener Serenaden 古いウィーンのセレナード(1941-1942)
古風な様式による弦楽四重奏のためのパルティータ(弦楽オーケストラ版)(1937-1938/1945改訂)
古典的な様式による弦楽四重奏のためのシンフォニア(弦楽オーケストラ版)(1940-1941/1944改訂)
スティーヴン・スローン(指)
ボーフムSO

録音:2003年4月24-30日
シュタットハレ ヴッパータール、ドイツ
※ASV CDDCA1158からの移行盤
後期ロマン派に属する作曲家ヨーゼフ・マルクス。晩年にはフランス印象主義の影響を取り入れた作品を書きました が、基本的にはあまり前衛的な作風を採用することはありませんでした。このアルバムでは、彼が好んだ「古風な様 式」に基づいた3つの作品が収録されています。「古いウィーンのセレナード」はオーストリア音楽の特徴を前面に押し 出したのどかな曲であり、もともと弦楽四重奏のために書かれた「パルティータ」はミクソリディア旋法が用いられたエス ニックな響きを持つ曲。同じく弦楽四重奏のために書かれた「シンフォニア」はハイドンやモーツァルトに敬意を払った ウィーン風の明るい主題を持つ曲。どれもロマンティックな感性と古典的な様式が融合した美しい作品です。
NAXOS-8.573654(1CD)
モイゼス(1906-1984):交響曲第9番ほか
交響曲第9番Op.69
交響曲第10番Op.77
ラディスラフ・スロヴァーク(指)
スロヴァキアRSO

録音:1995年6月26-30日
スロバーク放送コンサート・ホール、ブラティスラヴァ
※MARCOPOLO 8.225092からの移行盤
スロヴァキアの作曲家モイゼスの交響曲第9番と第10番。スロヴァキアの伝統とヨーロッパのトレンドを巧みに融合した 彼の作品はどれも耳なじみが良く、また時に斬新な響きにおおわれています。 1971年に初演された交響曲第9番は暗くて劇的な雰囲気を持ち、これは当時ソビエトが彼の祖国を侵略していた ことから、時代に対する絶望が表現された作品と言われています。この曲とは対照的に、冒頭こそ激しくとも、全体的 に穏やかな作風を持つ第10番は、政治色が一切排除されており、内面の平和と古典的な様式が追求された交響 曲です。曲の中心をなすのは第3楽章のラルゲットであり、この牧歌的な響きに彼の心情の全てが集約されているか のようです。
NAXOS-8.573455(1CD)
ブラームス:弦楽五重奏曲第1番&第2番
弦楽五重奏曲 第2番ト長調 Op.111(1890)
弦楽五重奏曲 第1番ヘ長調 Op.88(1882)
ニュージーランドSQ
[ヘレーネ・ポール(Vn1)、モニク・ラパンズ(Vn2)、ジリアン・アンセル(Va)、ロルフ・ジェルステン(Vc)、マリア・ランブロス(Va)]

録音:2016年11月16-19日
1882年に作曲された第1番、1890年に作曲された第2番、どちらもブラームスの室内楽作品における傑作であり、 とりわけ第1番に関してはブラームス自身が「これまでにこのような美しい曲を私から受け取ったことはないと思います」 と出版者ジムロック宛の手紙に記すほどの自信作でした。保養地での美しく親密な雰囲気を反映させた第1楽章の のどかで明るい主題、少しだけ憂うつな第2楽章、快活な第3楽章はベートーヴェンの伝統をしっかり受け継ぎながら も、ブラームスらしい重厚なハーモニーを聴かせる名作です。第2番も同じくゆったりとした旋律に満たされていますが、 終楽章では彼が愛したハンガリーの民族音楽らしいメロディも現れるなど、起伏に富んだ楽想が魅力です。弦楽四 重奏曲全曲を録音しているニュージーランドSQは、五重奏曲でも充実した演奏を聴かせます。
NAXOS-8.574045(1CD)
ヴァイオリンとギターのための編曲集
ガーシュウィン:ポーギーとベスより(1935)
It ain't necessarily so なんでもそうとは限らない/Summertime サマータイム
パウル・コハンスキ(1887-1934)/カロル・シマノフスキ(1882-1937):?wit 夜明け(1925)
 Dziki taniec 野性的な踊り(1925)
ロドリーゴ(1901-1999):4つのセファルディの歌(1965)
 Respondemos 答え
 Una pastora yo ami 私は羊飼いの娘を愛している
 Nani, nani: Cancion de cuna 眠れ、眠れ:子守歌
 Morena me llaman 黒髪の女は私を呼ぶ

ラヴェル
:2つのヘブライの歌(1914)
コルンゴルト(1897-1957):組曲「から騒ぎ」Op.11より(1919)
Intermezzo: Gartenszene 間奏曲-庭の情景
Hornpipe ホーンパイプ
ポンセ(1882-1948):エストレリータ(小さな星)
ジョン・ウィリアムズ(1932-):シンドラーのリスト-テーマ
ルーカス・フォス(1922-2009):3つのアメリカ風小品

以上、グレッグ・ネスター編曲(トラック3のみアレン・クランツ編)
デュオ・ソニドス
[ウィリアム・クヌート(Vn)
アダム・レヴィン(G)]

録音:2017年6月15-18日聖ジョン・クリソストム教会 ニューマーケット、カナダ
※世界初録音
全3巻が予定されているデュオ・ソニドスによる「ヴァイオリンとギターのための編曲集」の第1集。歌曲や管弦楽曲、室 内楽など豊富なレパートリーから選ばれた作品が2つの楽器のために編曲され、新たな魅力を放っています。ポー ギーとベスでは、愛嬌たっぷりの第1曲と、郷愁溢れる第2曲の対比が面白く、アルバムタイトルになっているコハンスキ の「野性的な踊り」では民族色豊かな旋律が執拗に繰り返されます。寂しげで神秘的なロドリーゴの「4つのセファル ディの歌」、エキゾチックな魅力がたっぷりのラヴェル「ヘブライの歌」、哀愁を帯びたギターの響きとヴァイオリンの調べが 溶け合うコルンゴルトとポンセ。そしてアルバムの終りに置かれたジョン・ウィリアムズの「シンドラーのリスト」とルーカス・ フォスの「3つのアメリカ風小品」。聴き手の耳を全く飽きさせることのない楽しいアルバムです。
NAXOS-8.573456(1CD)
エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサ(1903-1982):ギター音楽集
ハバネラ(1953)
Campanas del alba 夜明けの鐘(1963)
プラテーロと私(1968)
Homenaje a la guitarra ギターへのオマージュ(1961)
Homenaje a Toulouse-Lautrec トゥールーズ=ロートレックへのオマージュ
(1963)
Confidencia 信頼(1970)
Homenaje a Haydn ハイドンへのオマージュ(1957)
Bolero ボレロ(1936)
Sonando caminos 夢見る小道(1963)
Evocacion criolla クレオールの祈り(1978)
Laberinto 迷宮(1967)
ホセ・アントニオ・エスコバル(G)

録音:2018年1月22-24日聖ポール教会 ニューマーケット、オンタリオ、カナダ
エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサはスペインのブルゴス生まれ。彼の兄レヒーノ(1896-1981)もピアノとギターを学 んでおり、エドゥアルドも6歳から音楽を学び始めましたが、家族は貧しく、他の兄弟に音楽を学ばせるだけの余裕は ありませんでした。レヒーノがギターのレッスンを始め、才能を表したためか、エドゥアルドはギターではなくチェロに転向、 そのままチェリストとして活動を始めました。平行して作曲を学んだ彼はチェロ曲やギター曲を次々と発表、やがて作 曲家としての名声を獲得することとなります。このアルバムには彼のギター曲を収録。トレモロ奏法が見事な「夜明け の鐘」や、ファン・ラモス・ヒメネスの同名詩集に基づく「プラテーロと私」(カステルヌオーヴォ=テデスコの作品が有名) など、独特な味わいを持つ作品集です。
NAXOS-8.573965(1CD)
フリードリヒ・ザイツ(1848-1918):ヴァイオリンとピアノのためのコンチェルト集 第2集
コンチェルト 第6番ト長調 Op.31(1907)
コンチェルト 第7番ニ短調 Op.32(1907)
コンチェルト 第8番ト長調 Op.38(1910)
コンチェルト 第9番ニ長調 Op.50(1916)
コンチェルト 第10番イ長調 Op.51(1922)
コンチェルト イ短調 Op.25(1902)
チョン・ヘジン(Vn)
ウォーレン・リー(P)

録音:2018年1月26-27日
1848年生まのドイツ・ロマン派時代に活躍したザイツ。11曲の初心者用の「協奏曲」の作曲家として知られていま すが、学習者用とは言え、どれも短いカデンツァを備えた聴きどころの多い作品です。もちろん曲の至るところにボウイ ングやスタッカート、ダブル・ストップ奏法、トリルなどが仕込まれており、1曲を仕上げるだけで、ヴァイオリン奏法の技 術が身に着く仕様になっています。ピアノ・パートにも工夫が凝らされており、ヴァイオリンを引き立てる美しい旋律が与 えられています。第1集(8.573801)でも素晴らしい演奏を披露したチョン・ヘジンとウォーレン・リーによる息のあった デュエットです。
NAXOS-8.573906(1CD)
期待の新進演奏家シリーズ/ヴォジン・コチチ(G)・リサイタル
バッハ:パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004(V.コチチ編)
レゴンディ(1822-1872):序奏とカプリース Op.23(1864)
ポンセ(1882-1948):「スペイン」のラ・フォリアによる主題、変奏とフーガ(1930)
マレク・パシェツニー(1980-):Phosphenes 眼閃(S.L.ヴァイスによる)(2016)
ヴォジン・コチチ(G)

録音:2018年4月26-28日聖ポール教会 ニューマーケット、オンタリオ、カナダ
2017年、ドイツで開催された「ハインツベルク国際ギター・コンクール」の優勝者ヴォジン・コチチのリサイタル・アルバ ム。1990年セルビアで生まれ、チューリヒ音楽大学で学士号を取得、現在もチューリヒで研鑽を積んでいます。すで にソリストとしてオーケストラとも数多く共演をこなすなど幅広く活躍していますが、このアルバムではバッハの無伴奏パ ルティータ第2番全曲(彼自身の編曲による)や、レゴンディ、ポンセ、パシェツニーなどの技術的に困難なレパート リーに挑戦、なかでもポンセの長大なフーガや、パシェツニーの複雑な作品(コンクールでの課題曲)での指裁きに 思わず聴き入ってしまうほど、魅力的な演奏を聴かせています。
NAXOS-8.573944(1CD)
シューマン:歌曲集 第8集
恋のたわむれ Op.101(1849)より
 第5番:春の祭りの美しさ
 第7番:千回もの挨拶をあなたに送る
 第8番:太陽の輝くように
スペインの歌遊び(1849) Op.74
スペインの恋の歌(1849) Op.138
アンナ・パリミナ(S)
マリオン・エックシュタイン(C.A)
ジーモン・ボーデ(T)
マティアス・ホフマン(Bs-Br)
ウルリッヒ・アイゼンロール(P)
シュテファン・イルマー(ピアノ・プリモ)

録音:2018年クルトゥア・ツェトルム・インマヌエル ヴッパータール、ドイツ
1849年、当時のヨーロッパは至るところで政治的混乱が生じており、争いを嫌ったシューマンは住み慣れたドレスデン を離れ、デュッセルドルフへ移ることを決めました。この年に作曲された3つの歌曲集にはソロ、デュエット、カルテットを 組み合わせた多彩な曲が散りばめられており、そのテーマも様々です。彼のお気に入りの詩人リュッケルトの詩による 「恋のたわむれ」、若い頃に熱中するもしばらく遠ざかっていたガイベルの詩を用いた「スペインの歌遊び」と「スペインの 恋の歌」、要所要所にスペイン風のリズムが用いられた歌を4人の歌手と2人のピアニストが歌い継いでいきます。耳 にする機会はあまり多くありませんが、シューマンの円熟の作曲技法と精緻な筆致が魅力的な曲集です。
NAXOS-8.579049(1CD)
バッハ:マニフィカト、ほか
バッハ:マニフィカト ニ長調 BWV243(1733)
ロベルト M.ヘルムシュロット(1938-):ルーメン(2017)
シリ・ソーンヒル(S)
ミラ・グラツィク(S)
ゾフィア・ケルバー(S)
アンナ・カルマジン(S)
テレサ・ホルツハウザー(A)
フローレンス・ロソー(A)
マルクス・シェーファー(T)
ロバート・セリアー(T)
アンドレアス・マッタースベルガー(Bs)
ニクラス・マルマン(Bs)
ジモン・マイールcho
コンチェルト・デ・バッスス
フランツ・ハウク(指)

録音:2017年9月19-21日、2017年9月22-23日
1723年にライプツィヒのトーマスカントルに就任したバッハは、その年のクリスマス用に「マニフィカト」を作曲しました。こ の時は変ホ長調が用いられ、曲間に別のテキストを使った4つの曲が挿入されていましたが、その後バッハは挿入曲 を除き、調性をニ長調に変更。現在はほとんどこちらの版で演奏が行われます。フランツ・ハウクがこの作品に組み合 わせたのは、現代の作曲家ヘルムシュロットのオラトリオ「ルーメン」。パーカッションを多用したカラフルな音響と緊迫感 溢れる合唱による異教徒間の対話を描いたオラトリオであり、およそ300年の時を隔てた宗教曲を楽しめます。
NAXOS-8.660399(2CD)
マイール:歌劇「ケルスキの人々」 トゥスネルダ…イヴォンヌ・プレンツキ(S)
タマーロ…アンドレア・ローレン・ブラウン(S)
ツァラスト…アンドレアス・マッタースベルガー(Bs)
エルチルダ…カタリーナ・コンラディ(S)
カリロ…ウーヴェ・ゴッツヴィンター(T)
ドゥンクラーモ…ハラルド・トゥム(T)
アラルド…マルクス・ツァイトラー(T)
バイエルン国立歌劇場cho団員
ジモン・マイールcho
フランツ・ハウク(Cemb&指)

録音:2016年9月20-28日
※世界初録音
キリストが誕生した頃の古代ゲルマニア。この地で勢力を誇っていたのがケルスキ人です。族長であるアルミニウスの 下、ローマ軍をトイトブルクの森の戦いで撃滅し,ローマのゲルマニア侵攻を挫折させたことは画期的なこととして知ら れています。マイールが彼らを題材に歌劇「ケルスキの人々」を作曲したのは、ナポレオンの軍隊がヨーロッパを駆け 巡っていた時のこと。不安な時代だからこそ、台本作家のロッシは勇敢な古代の人々に思いを馳せたのでしょう。家 族の絆、ロマンス、嫉妬、愛国心、これらが描かれた勇壮な作品は当時の聴衆の心を奮い立たせました。この録音 ではピリオド楽器を用い、1808年初演時の響きが再現されています。

NAXOS ヒストリカル 2019年2月発売
NAXOS-8.111409(1CD)
クライスラー 録音全集 第8集

ビクター・トーキング・マシーン・カンパニー(カムデン、ニュージャージー、1926年4月7-9日)
(1)レメア:アンダンティーノ(月の光とばら) Op.83-2(シーンガー編)
キャドマン:明け方に Op.29-1(リスランド編)
レハール:「クライスラー」セレナード
オーウェン:祈り(クライスラー編)
リムスキー=コルサコフ:東洋風ロマンス(ナイチンゲールとばら Op.2-2)(ゴルドン編)
チャイコフスキー:ユモレスク Op.10-2(クライスラー編)
ラフマニノフ:アルバムの小品 Op.38-3 ひなぎく(クライスラー編)
レハール:歌劇「フラスキータ」よりセレナード(クライスラー編)

ビクター・トーキング・マシーン・カンパニー(ニューヨーク、1926年4月14日)
(2)クライスラー:ウィーン奇想曲 Op.2
クライスラー:愛の喜び
クライスラー:愛の悲しみ
クライスラー:愛の悲しみ

Electrola-Gesellschaft m.b.H エレクトローラ(ベルリン 1926年12月8日.14-15日、スタジオ&ジングアカデミー1926年12月26日…20)
(3)ファリャ:スペイン舞曲 第1番(はかなき人生より)(クライスラー編)
ブラームス:ハンガリー舞曲 第17番(クライスラー編)
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女(A.ハルトマン編)
スコット:蓮の国 Op.47-1(クライスラー編)

(4)メンデルスゾーン:五月のそよかぜ Op.62-1(クライスラー編)
ドビュッシー:小組曲より「小舟にて」(チョイスネル編)
ファリャ:スペイン舞曲 第1番(はかなき人生より)(クライスラー編)
(5)バッハ:ソナタ ト短調 BWV1001よりアダージョ

ビクター・トーキング・マシーン・カンパニー(第3スタジオ&トリニティ教会、カムデン、ニュージャージー、1927年3月17日)
(6)バーリン:「ベスティ」より青い空(クライスラー編)
フリムル:娘たちの踊り Op.48(クライスラー編)
クライスラー:古いドイツの羊飼いのマドリガル
 古いドイツの羊飼いのマドリガル
(1)フリッツ・クライスラー(Vn)
カール・ラムソン(P)

(2)フリッツ・クライスラー(Vn)
カール・ラムソン(P)

(3)フリッツ・クライスラー(Vn)
ミヒャエル・ラウハイゼン(P)

(4)フリッツ・クライスラー(Vn)
アルパド・シャーンドル(P)

(5)フリッツ・クライスラー(Vn)

(6)フリッツ・クライスラー(Vn)
カール・ラムソン(P)
1925年、電気式録音によるSPレコードが発売されたとき、クライスラーはまだ活動の絶頂期にありました。当時ベル リンに拠点を置いていた彼は、1926年の北米ツアーのためにパリからニューヨークを経て、トロントまで出掛けていまし たが、彼の愛器の一つ「ストラディヴァリ」は環境の変化に耐えられないだろうという判断のもと、別の愛器「グァルネリ・ デル・ジェス」を携行し、この楽器でコンサートを行い聴衆を魅了しました。このアルバムに収録された一連の録音は 1925年から1927年に渡ってアメリカとベルリンで収録されたもので、クライスラーは同じ曲について何度も撮り直しを していたため、曲によってはいくつかの別テイクが存在しており聴き比べを楽しむことが可能です。またバッハのアダージョ など珍しい録音も含まれています。

NAXOS 2019年1月発売
NAXOS-8.573768
(1CD)
W.F.バッハ:2本のフルートの為の二重奏曲集
二重奏曲 第1番ホ短調 F54
二重奏曲 第6番ト長調 F59
二重奏曲 第2番変ホ長調 F55
二重奏曲 第4番ヘ長調 F57
二重奏曲 第3番変ホ長調 F56
二重奏曲 第5番ヘ短調 F58
パトリック・ガロワ(Fl)
瀬尾 和紀(Fl)

録音:2017年3月4.5.7.10日
大バッハの長男として生まれたヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ。父の偉大な血を受け継いだ彼もまた優れたオルガン 奏者でしたが、バッハとマリア・バルバラとの第一子として生まれ、父の愛情を一身に受けて甘やかされ過ぎたためか、 性格的には少し問題があったようで、自身で道を切り拓く努力が足りず、晩年には職さえも失い失意のうちにこの世 を去りました。しかし"バッハの息子たちの中で最も才能に恵まれた"とされるW.F.バッハの作品は、飛び抜けて独創 的であり、なかでもこのアルバムに収録された「6つの無伴奏フルート二重奏曲」は大胆な筆致と魅力的な楽想で知 られる代表作の一つ。各々のパートは対等に扱われ、喜びの輝きと情熱、自由な精神を歌い上げます。ガロワと瀬 尾和紀の名手2人が、お互いを引き立てあいながらぴったりと息のあった演奏を繰り広げてます。
NAXOS-8.573597
(1CD)
スメタナ:スウェーデン時代の交響詩集
交響詩「リチャード三世」(シェイクスピアによる)Op.11(1858)
交響詩「ヴァレンシュタインの陣営」(シラーによる)Op.14(1859)
.交響詩「ハーコン・ヤルル」(エーレンスレーヤーの悲劇による)Op.16
祝祭交響曲 Op.6-第3楽章:スケルツォ(1854)
レオシュ・スワロフスキー(指)
スロヴァキアPO

録音:2014年6月16-18日,23-24日
19世紀、チェコ「国民楽派」を発展させ、チェコ音楽の発展に尽力したスメタナ。彼はベルリオーズやリストから影響を 受けた「交響詩」の形式を好み、代表作「わが祖国」の他にいくつものストーリー性のある作品を書きました。このアル バムに収録された3曲の交響詩は、スメタナが30代の時に滞在したスウェーデンで完成されたもの。当時の彼は創作 活動の絶頂期を迎えており、シェークスピアの戯曲から触発された「リチャード三世」、シラーの戯曲による「ヴァレン シュタインの陣営」、デンマークの詩人エーレンスレーヤーによる、ヴァイキングの悲劇が基になった「ハーコン・ヤルル」な ども、短期間のうちに一気呵成に書かれています。劇的なストーリーを克明に描き出していくスメタナの才能が存分に 発揮された聴きどころの多い作品です。
NAXOS-8.573981
(1CD)
リスト:超絶技巧練習曲集 他
リゴレット・パラフレーズ S434/R267(1859)
超絶技巧練習曲 S139/R2b
3つの演奏会用練習曲 S144/R5-第2番「軽やかさ」
ボリス・ギルトブルグ(P)

録音:2018年6月25-27日
UK モンマス、ウィアストン・エステート、コンサート・ホール
19世紀における最も傑出したピアニストの一人、フランツ・リスト。彼が作曲した超絶技巧を駆使した一連のピアノ 曲は同世代から後世の作曲家たちにも大きな影響を与えただけでなく、自身の演奏会でも聴衆(特に女性たち) の心を魅了しました。リストの優れたテクニックを象徴する曲集の一つが、この「超絶技巧練習曲」です。タイトルの通 り"練習曲"でありながら、高い芸術性を持ち、完璧に弾きこなすことはリスト自身でさえ困難だったともいわれていま す。リストはこの曲集を何度も改訂しており、この1852年の現行版が一番整っているものとされ、華麗な演奏効果 も期待できます。ギルトブルグはこの曲集に加え、やはり華麗な「リゴレット・パラフレーズ」と演奏会用練習曲「軽やか さ」を演奏。持ち前の高度なテクニックを存分に発揮し、リストが求める音楽を再現しています。いつものように解説も ギルトブルグ自身の手によるもの(英語)です。
NAXOS-8.579024
(1CD)
カプースチン:フルートの為の室内楽作品全集
フルート・ソナタ Op.125(2004)
ディベルティスマン Op.91(1998)
小二重奏曲 Op.156(2014)…世界初録音
三重奏曲 Op.86(1998)
イマヌエル・デイヴィス(Fl)
アダム・キェンツェル(Fl)
ピトナリー・シン(Vc)
ケーテ・ヤルカ(Vc)
ティモシー・ラヴレース(P)

録音:2016年8月1-4日
アメリカのフルート奏者イマヌエル・ディヴィスが最近注目しているのがロシアの作曲家カプースチン。普段からデイヴィス 自身がジャズの演奏にも力を入れていることもあり、カプースチンが書く「クラシック=ジャズ」のボーダーレスの音楽はデ イヴィスにとって非常に魅力的なのだそうです。 優れたピアニストであるカプースチンだけに、独特な筆致によるピアノ曲が広く知られていますが、チェロやフルートを用 いた室内楽作品でもジャズのイディオムが効果的に用いられており、洗練されたフレーズと躍動的なリズムに支えられ た魅力的な音楽が展開されていきます。「オスカー・ピーターソンから強い影響を受けた」と語るカプースチンですが、 作品からはスクリャービンや他のロシア作品からの影響も感じられるなど、様々な“聴く楽しみ”が提示された、世界初 録音を含む1枚です。
NAXOS-8.506033(6CD)
NX-C09
フィールド:ピアノ協奏曲と夜想曲集
【CD1】
ピアノ協奏曲 第1番変ホ長調 H27
ピアノ協奏曲 第3番変ホ長調 H32
【CD2】
ピアノ協奏曲 第2番変イ長調 H31
ピアノ協奏曲 第4番変ホ長調 H28
【CD3】
ピアノ協奏曲 第5番ハ長調「嵐の中の火事」H39
ピアノ協奏曲 第6番ハ長調 H49a
【CD4】
ピアノ協奏曲 第7番ハ短調 H58a
アイルランド風協奏曲(H.プリーグニッツ編)):ピアノ協奏曲 第2番変イ長調 H31-
第1楽章より)*
ピアノ・ソナタ 第4番ロ長調 H17a
【CD5】
夜想曲 第1番変ホ長調 H24
夜想曲 第2番ハ短調 H25
夜想曲 第3番変イ長調 H26
夜想曲 第4番イ長調 H36
夜想曲 第5番変ロ長調 H37a
ピアノ・ソナタ 第1番変ホ長調 Op.1-1 H8a
ピアノ・ソナタ 第2番イ長調 Op.1-2 H8a
夜想曲 第9番変ホ長調 H30
【CD6】
夜想曲 第10番ホ短調 H46b
夜想曲 第11番変ホ長調 H56a
夜想曲 第12番ト長調 H58d
夜想曲 第13番ニ短調 H59a
夜想曲 第14番ハ長調 H60a
ピアノ・ソナタ 第3番ハ短調 Op.1-3 H8a
夜想曲 第15番ハ長調 H61a
夜想曲 第16番ヘ長調 H62
夜想曲 第17番ホ長調 H54a
夜想曲 第18番ホ長調 H13r「レ・ミディ」
ベンジャミン・フリス(P)

【CD1】
デイヴィッド・ヘイスラム(指)
ノーザン・シンフォニア
録音:1996年1月5-6日

【CD2】
デイヴィッド・ヘイスラム(指)
ノーザン・シンフォニア
録音:1996年1月5-6日

【CD3】
デイヴィッド・ヘイスラム(指)
ノーザン・シンフォニア
録音:1997年1月3-4日

【CD4】
デイヴィッド・ヘイスラム(指)
アンドリュー・モグレリア(指)*
ノーザン・シンフォニア

【CD5】
録音:1995年8月14-16日、1996年4月24-25日
【CD6】
録音:1995年8月24日、1996年4月25日
アイルランドで生まれ、11歳の時に家族とともにロンドンに移住したジョン・フィールド。作曲家、ピアノ製造者ムツィオ・ クレメンティに師事、19歳の時には最初のピアノ・ソナタ集が出版されるなど才能を発揮しました。その後はウィーンや パリで演奏活動を行いながら、ロシアに移住。この地の貴族たちに歓迎され、一時期はグリンカを指導するなどロシア で高い名声を獲得しました。彼の最も偉大な功績は“夜想曲”の形式を創り上げたことでしょう。形式にとらわれない 単一楽章の作品は、ショパンを始めとしたロマン派の作曲家たちに大きな影響を与えました。甘く美しい旋律に満た された曲の数々には、ショパンとは違う素朴な魅力があります。このBOXでは彼が作曲したピアノ協奏曲と夜想曲の 全てを、イギリスの名手フリスの演奏でお聴きいただけます。
NAXOS-8.559827
(1CD)
フローレンス・ベアトリス・プライス(1887-1953):交響曲 第1番・第4番
交響曲第1番ホ短調(1932)
交響曲第4番ニ短調(1945)…世界初録音
ジョン・ジーター(指)
フォート・スミスSO

録音:2018年5月13-14日
アメリカ初の「黒人女性の交響曲作曲家」として歴史に名を残すフローレンス・プライスの2曲の交響曲。歌手、ピア ニストの母親から音楽の手ほどきを受け、14歳でニューイングランド音楽院に入学。チャドウィックとコンヴァースに師 事、1907年に卒業するまでにいくつかの作品を完成させています。1932年に“ワナメイカー財団賞”に応募した「交 響曲第1番」は見事に一等賞を獲得、その翌年にシカゴSOが初演し好評を博しました。全体に漂う哀愁 たっぷりの曲調からは(調性も含め)明らかにドヴォルザークの「新世界より」の影響も感じられますが、至るところに黒 人音楽の伝統メロディも聴きとることができます。1945年に作曲された交響曲第4番は全体的に快活な音楽であ り、第1番よりも更に民族的要素が濃くなっています。抒情的な第2楽章の旋律や、第3楽章に使われている南スー ダンの伝統的な舞曲「ジュバ・ダンス」のジャズ風の雰囲気などに彼女が探求していた音楽の傾向が示されています。
NAXOS-8.573860
(1CD)
ロシアのチェロ協奏曲集
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲)(W.フィッツェンハーゲン編)
リムスキー=コルサコフ:セレナード Op.37
グラズノフ:コンチェルト・バッラータ ハ長調 Op.108
 2つの小品 Op.20
 吟遊詩人の歌 嬰ヘ短調 Op.71
チャイコフスキー:奇想的小品 ロ短調 Op.6
弦楽四重奏曲 第1番-第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」(チェロと弦楽オーケストラ編)
リー・ウェイ・クィン(Vc)
ミヒャエル・ハラース(指)
チェコ室内Oバルドビツェ

録音:2017年11月25-28日
第11回チャイコフスキー国際コンクールで第2位となったチェリスト、リー・ウェイ・クィンのソロで聴くロシアを代表する作 曲家たちによる美しいチェロ協奏曲集。とはいっても「協奏曲」と名付けられているのはグラズノフの「コンチェルト・バッ ラータ」1曲のみ。他の作品にはどれもストーリー性のある洒落た名前が与えられています。チャイコフスキーの有名な 「ロココの主題による変奏曲」は彼の友人ヴィルヘルム・フィッツェンハーゲンのために作曲された作品。しかしフィッツェン ハーゲンが勝手に改変を加えたことで一悶着ありましたが、結局はこの版の方が出来が良かったようで、現在では 堂々と「フィッツェンハーゲン版」が演奏されています。他には明るさの中に一抹の悲しみが宿るリムスキー=コルサコフ の「セレナード」、カザルスに捧げられたグラズノフの「コンチェルト・バッラータ」などロシアの広大な大地を思わせる重厚 で美しい音楽を聴くことができます。
NAXOS-8.573443
(1CD)
20世紀のギター作品集
カルロ・ドメニコーニ(1947-):アナトリアの主題による変奏曲(1982)
ポンセ(1882-1948):スペインの「フォリア」による変奏曲とフーガ(1929/1930)
ブリテン:ダウランド「来たれ、深き眠りよ」によるノクターナル Op.70
ラリー・クーパーマン(1951-):Walking on the Water 水の上を歩く(1990)
デイル・カヴァナー(G)

録音:1995年 ドイツ ケルン
1991年11月 ドイツ ケルン
1998年 カナダ トロント
カナダ出身のギタリスト、デイル・カヴァナー。アマデウス・ギター・デュオの一員としても知られ、彼女のために書かれた 曲などの世界初演も多く果たしています。このアルバムでは近現代4人の作曲家のギター独奏曲を演奏、多彩な作 風による作品を紹介しています。ドメニコーニの変奏曲は良く知られるアナトリア民謡「Uzun ince bir yoldayim 私は長く細い道を旅している」を主題とした作品。寂しげな主題が華やかに姿を変えていく様子は圧巻です。ポンセ の変奏曲は、バロック期からおなじみの「フォリア」を主題にしたもの。元々の意味である“常軌を逸した”の通り、第1 変奏から激しい変奏が続き、最後はフーガで締めくくられます。ブリテンのノクターナルは7つの気分を持つ変奏曲の一 種。20世紀におけるギター作品の名作の一つです。アメリカの作曲家クーパーマンの「Walking on the Water」 はピーター・セラーズの映画からインスパイアされた作品。静かな雰囲気を持つ洒落た曲です。
NAXOS-8.573880
(1CD)
クレメンティ:鍵盤の為のソナタ集
ピアノ・ソナタ ト短調 Op.50-3「棄てられたディドーネ」(1821)
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Op.1−3(1771)
ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.8-2(1784)
ピアノ・ソナタ ニ短調 Op.50-2(1821)
サンドロ・デ・パルマ(P)

録音:2017年11月16-18日
その生涯のほとんどを鍵盤音楽に捧げたクレメンティ。幼いころから楽才を発揮し12歳でオラトリオを作曲、初演しオ ルガニストになったものの、20代の頃には一人でロンドンに出てチェンバロ奏者となり、その後は旅から旅へ演奏旅行 をしながら、時にはモーツァルトとその腕を競うなど華々しい活躍を続けます。 後半生はピアノ教師としてだけでなく、楽譜出版やピアノ製作まで手掛け、多くの弟子を育てました。このアルバムに は初期から晩年の作品がバランス良く配置されており、なかでも「棄てられたディドーネ」のタイトルを持つOp.50-3は 劇的な要素を持つ、クレメンティ作品の中では珍しい作品です。悲しみが漂う第1楽章から怒りに満ちた最終楽章 は、神話の物語の一部始終を丁寧に描いています。研究者としても知られるサンドロ・デ・パルマの演奏はクレメン ティの魅力を余すことなく引き出しました。
NAXOS-8.573902
(1CD)
メキシコからの音楽集
ホセ・パブロ・モンカージョ(1912-1958):Huapango ウアパンゴ(1941)
ヘベルト・バスケス(1963):El arbol de la vida 人生の樹(2015)…世界初録音
リカルド・カストロ(1864-1907):メヌエット Op.23(1904)
シルベストレ・レブエルタス(1899-1940):マヤ族の夜(ホセ・イェベス・リマントゥール編)
シモーネ・イアンナネッリ(1970-):あなたと最後のコーヒーを(2007)
イタリアのコーヒー 第5番:ギターと弦楽オーケストラ版……世界初録音
パブロ・ガリバイ(G)
グスタボ・リベロ・ウェーバー(指)
エドゥアルド・マータ大学ユースオーケストラ

録音:2018年2月25日-3月9日
1910年から1917年にかけて起きた「メキシコ革命」は、 ディアス独裁政権の打倒や民主化、農地改革、社会構 造・経済構造の変革を目指す「民主的な革命」であり、新憲法の制定により現代のメキシコの基礎ができた重要な 出来事です。それに伴いメキシコの文化も劇的に発展、ヨーロッパ風の様式への依存度を高める一方、先住民族の 文化も重要視し、これらを融合することで新しい文化が生まれることになりました。音楽も同じであり、先住民族の楽 器やメロディを上手く生かしながら、現代的な様式を取り入れたユニークな作品が数多く生まれました。このアルバム ではよく知られる「ウアパンゴ」やレブエルタスの「マヤ族の夜」など現代メキシコを代表する作品を聴くことができます。 もちろん賑やかな作品だけでなく、フランスのギタリスト、ローラン・ディアンスの思い出に捧げられた「あなたと最後の コーヒーを」のような抒情的な曲も含まれています。
NAXOS-8.573971
(1CD)
アントニオ・ルイス=ピポ(1934-1997):ギターを伴う作品集 第1集
Jarcias ハルシアス(1992)
Estancias 広大な土地(1970)
Trio en miniatures 3つの小品(1997)…世界初録音
Nenia a Manuel de Falla マヌエル・デ・ファリャへの挽歌(1980)
Juegos 遊戯(1990)
Tres en raya 3つの列(ギターと弦楽四重奏版)(1978)
ヴォルフガング・ヴァイゲル(G)
アンゲラ・ゾンダーマン(Fl)
マリオン・ミシェル(コールアングレ)
ドリロン・イブラヒミ(Cl)
ディミトリンカ・トゥトゥリロヴァ(Vn)
アイーダ・ブルンデル・ガルシア(Vc)

マドリッド・アルカナSQ
【メンバー】
フランシスコ・ロモ・カンプツァーノ(Vn1)
サルヴァドール・プィグ・フェイヨス(Vn2)
ロベルト・クェスタ・ロペス(Va)
サルヴァドール・エスクリッグ・ペリス(Vc)

録音:1999年9月3.6.7日、2017年10月21-22日、2017年12月9-10日、2018年1月27日
スペイン、グラナダで生まれた作曲家でピアニスト、ルイス=ピポ。地元の音楽院でアリシア・デ・ラローチャに学んだ 後、ピアニストとしてデビューを果たし、パリではコルトーの晩年の弟子となったことで知られています。しかし作曲家とし ての彼はギター曲に魅力を感じていたようで、多くのギターの為の作品を書き、その何曲かはナルシソ・イエペスに献 呈され、演奏されたことでルイス=ピポの名は世に知られることとなりました。彼の作品は技術的に難しく、常にエキサ イティングで演奏家泣かせではありますが、巧みに演奏すると素晴らしい演奏効果をもたらすことができます。このアル バムには1970年代から1997年までの作品が収録されており、どの曲にも彼が愛したアンダルシアの風景が織り込ま れています。このアルバムで主役を務めるヴォルフガング・ヴァイケルは1954年ザールブリュッケンに生まれ、リューベック で研鑽を積んだギタリスト。南米のレパートリーを好み、知られざる作品の普及に努めています。
NAXOS-8.559835
(1CD)
デイヴィッド・ゴンパー(1954-):協奏曲集 他
二重協奏曲「Dialogue 対話」-ヴァイオリン,チェロとオーケストラの為の
クラリネット協奏曲(2013-2014)
ウォルフガンク・デヴィッド(Vn)
ティモシー・ジル(Vc)
マイケル・ノースワージィ(Cl)
エマニュエル・シフェール(指)
ロイヤルPO

録音:2017年1月16-日
UK ロンドン、キャドガン・ホール
世界初録音
アメリカの作曲家デイヴィッド・ゴンパーの作品集。 彼はロンドンで学び、ミシガン大学で博士号を授与され、2002年から2003年にはロシアで後進を育成しながら活 発な演奏活動を行いました。ロシア時代の経験を生かした作品は世界中で評価され、現在ではアメリカ音楽界の 重鎮となっています。このアルバムには、チェロとヴァイオリンの対話で構成された「二重協奏曲」、クラリネットの静謐な 音を取り巻く楽器の音色が面白い「クラリネット協奏曲」、爆発的な光と色彩を楽器の音色で表現した「サンバース ト」の3曲が収録されており、そのどれもがゴンパー独自の「時間、空間と音のテクスチャーが交錯する」というストーリー に沿った、最近の彼が関心を抱いているという協奏曲形式の作品です。
NAXOS-8.572603
(1CD)
プフィッツナー:歌曲集 第2集
7つの歌曲 Op.2(1888-1889)より
 第1番:朝早く
 第2番:春の空はなぜこんなに青い
 第3番:冷たく身を切るように風が吹く
 第4番:深い森にかくれて
6つの歌曲 Op.6(1888-1889)
5つの歌曲 Op.7(1888-1900)
2つの歌曲 Op.21(1907)
Voll jener Suse 甘さでいっぱい Op.24-3(1909)
5つの歌曲 Op.26(1916)より
 第3番:新しい恋
 第5番:五月の歌
6つの若き歌 WoO9(1884-1887)より
 第3番:自然の自由
 第6番:おかしな話
Kuckuckslie かっこうの歌 WoO6(1885)
O schneller, mein Ros 速く走れ わが馬よ
WoO5(1884)
Ein Fichtenbaum steht einsam トウヒの木は孤独にたつ(1884)
コリン・バルツァー(T)
クラウス・ジモン(P)

録音:2010年2月24-26日
ドイツ後期ロマン派の作曲家&指揮者プフィッツナー歌曲集第2集。 第1集はソプラノの歌曲が収録されていましたが、こちら第2集は雰囲気をがらりと変えたテノールによる男声向きの歌 曲を聴くことができます。プフィッツナーは生涯のほぼ全般に渡り、その時々の心象風景を映した愛らしい歌を作曲し ました。彼の現存する最も初期の歌は1884年から1887年頃の「若き日の6つの歌曲」とされていますが、このアル バムの「7つの歌曲」Op.2はその直後に書かれたもの。多分にマーラーの影響はあるものの、素朴な筆致を用いた民 謡風の調べは、豊かな自然風景の描写に支えられた彼独自の世界を形成しています。自然賛美から愛の讃歌へ と、年齢を重ねるごとに深まっていく内容にも注目です。
NAXOS-8.573991
(1CD)
イギリス女性が選挙権を獲得した世紀を祝して
1.エリザベス・ポストン:The Water of Tyne タインの水…世界初録音
2.ジュディス・ワイア:Holy Innocents 聖なる無垢…世界初録音
3.ニコダ・デ・ファヌ:Misterium mirabile 神秘なる賞賛
4.ステフ・コナー:O splendidissima gemma おお、光輝く宝玉よ…世界初録音
5.ケリー・アンドリュー:Night-time Songs 夜の時間の歌…世界初録音
6.セシリア・マクダウォール:Come home little sister 家においで、小さな姉妹…世界初録音
7.ジュディス・ビンガム:The Ghost of Combermere Abbey コベルメア修道院の幽霊…世界初録音
8.ジェーン・ジョセフ:A little Childe there is ibore…世界初録音
9.レベッカ・クラーク:Ave Maria アヴェ・マリア
10.ヒラリー・キャンベル:Song of the Dane Women デーンの女の歌…世界初録音
11.イモジェン・ホルスト:As I sat under a holly tree 私は聖なる木の下に座っていた
12.ロクサナ・パヌフニク:The Sweet Spring 甘い春…世界初録音
13.アリソン・ウィリス:Do Not Stand at My Grave and Weep 私のお墓で前で泣かないでください…世界初
録音
14.エリザベス・マコンキー:This Day この日
ヴァネッサ・ボワーズ(S)…7
メリッサ・デイヴィス(S)…13
エリー・マーティン(S)…10.14
エミリー・ウェンマン(S)…7
フィリッパ・トーマス(Ms)…7
ハナ・ローレンス(Cl)…4
アナベル・トゥエイト(P)…6.12
アンナ・ラプウッド(Org)…2.8

ヒラリー・キャンベル(指)
ブロッサム・ストリート(声楽アンサンブル)

録音:2018年5月17-19日
1918年12月14日、英国史上初めて女性が議会の候補者として立候補が認められるとともに、年齢、財産権な どの一定の制限があったものの「女性の投票権」も認められるという画期的な出来事がありました。そのためこの時の 選挙は、前回1910年12月の総選挙時のおよそ4倍の有権者が存在することとなり、それも含めイギリス近代選挙 の幕開けとされています。このアルバムでは「その日」を祝し、20世紀に生まれた女性演奏家、作曲家たちの作品を 集め、女性たちの更なる地位向上を目指しています。世界初録音を数多く含む作品の中には、日本でも良く知ら れた詩(私のお墓の前で泣かないでください)を用いた曲もあり、ヴァラエティに富んだ美しい合唱曲を楽しむことがで きます。
NAXOS-8.573907
(1CD)
マイヤベーア:宗教作品集
Jephtas Gelubde イェフタの誓い(1812)
ヤコブ・ノイスによる2つの宗教詩(1841)
神への讃歌(1813)
Cantique tire de l’imitation de Jesus-Christ
イエス・キリストの模倣からの讃美歌-「前奏曲」(1859)
詩篇124番「Wenn der Herr nicht bei uns war
もし主が私たちと一緒でなかったら」(1807)
詩篇86番「Lehre, Ewiger, lehre mich deine Wege
主よ教えてください、あなたの方法を」(1807)
Pater noster わが父よ(1857)
Gott und die Natur 神と自然(1811)
Gottergebenheit 敬虔なる条件(1841)

※全てダリオ・サルヴィによる編曲版
アンドレア・チュダク(S)
ヤクブ・サウィキ(P,Org)
ダリオ・サルヴィ(指)
新プロイセン・フィルハーモニー

録音:2018年3月12-14日
ユダヤ系ドイツ人作曲家マイアベーアの最近発見された作品を含む貴重なアルバム。演奏、監修にあたったダリオ・サ ルヴィはマイアベーアの研究家として知られています。ユダヤ人であったマイアベーアは決してキリスト教のみを信仰して いたわけではなく、ユダヤ教にも深い理解を示していたたため、彼の作品には普遍的な神への祈りが含まれています。 そのためキリストへの賛美があるだけでなく、様々な要素が入り混じっています。歌劇「イェフタの誓い」は聖書から題 材を採った作品。ピアノも交えた美しいアリアが聴きどころです。貧困層の人々救済のために書かれた「2つの宗教 詩」、ピアノ伴奏付きの「神への讃歌」、最近まで失われていた「イエス・キリストの模倣からの讃美歌」は中世後期の 精神が反映された慎み深い曲。他、彼が生涯に渡って作曲した詩篇など、マイアベーアの宗教的関心が寄せられた 珠玉の作品集です。
NAXOS-8.660447
(1CD)
アルフレッド・セリアー(1844-1891):歌劇「ドロシー」(1886) ドロシー・パンタム:ジョン・バンタム卿の娘…マイエラ・クラフ(S)
リディア・ホーソーン:ドロシーのいとこ…ルーシー・ヴァリス(Ms)
フィリス・トゥピット:宿屋の主人の娘…ステファニー・メイトランド(Ms)
ジェフリー・ウィルダー:ジョンの甥&後継者…マット・メアーズ(T)
ハリー・シャーウッド:ウィルダーの友達…ジョン・イェヴァン・ジョーンズ(Br)
ジョン・バンタム卿:シャンティクリア・ホールの大地主…エドワード・ロビンソン(Br)
ジョン・トゥピット:宿屋「ホップ=ポール」の主人…パトリック・レルフ(Br)
ラーチャー:シェリフの事務員…マイケル・ヴィンセント・ジョーンズ(T)
トム・ストラット:若い農夫、フィリスの恋人…セバスティアン・マクレーン(T)
ヴィクトリア歌劇場O&cho
リチャード・ボニング(音楽監督)

録音:2018年2月19-20日
世界初録音
英国の作曲家、指揮者アルフレッド・セリアー。彼は演出家としても知られ、1877年から1881年まで、当時イギリ スで人気を誇っていた「ドイリー・カート・歌劇・カンパニー」の音楽監督としてギルバート&サリヴァン作品の演出、演 奏を積極的に行い、ロンドンからニューヨーク、オーストラリアなどのツアーは大好評を博しました。彼自身の作品の中 では、この田園笑劇「ドロシー」が飛び抜けた人気を誇っています。個性的な登場人物が巻き起こす物語と上品な 音楽、とりわけ途中に置かれたダンスとバレエはサリヴァンの伝統を踏襲し、後のミュージカルに繋がる要素でもあり、こ れらが作品に彩りを与えています。近代イギリスの歌劇を研究、復刻に力を注ぐリチャード・ボニングが、聴きどころを うまくまとめた演奏会版です。

NAXOS 2019年1月発売
NAXOS-8.573592
(1CD)
ギター・ガラ・ナイト
1-4.ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):「テルプシコーレ」からの舞曲(1612)(ロスアンジェルス・ギター四重奏団によるギター四重奏編)
5.ボッケリーニ:弦楽五重奏曲 Op.40-2 G341 第4楽章「ファンダンゴ」(ジェレミー・スパークスによるギター四重奏編)
6.ジュリアーニ(1781-1829):協奏的変奏曲 Op.130
7-9.デール・カヴァナー(1958-):3つの小品(1998)
10.ファリャ:スペイン舞曲 第1番「はかなき人生」(1905)(デュオ・グルーバー&マクラーによる2台のギター編)
11-12.ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」より「魔法の輪」/「火祭りの踊り」
(デュオ・グルーバー&マクラーによる2台のギター編)
13.ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」(1919)より「粉屋の踊り」(デュオ・グルーバー&マクラーによる2台のギター編)
14.ボロディン:中央アジアの草原より(1880)(壺井一歩によるギター四重奏編)
アマデウス・ギター・デュオ…1-5.6.14
【メンバー】
デール・カヴァナー(G)…7-9
トーマス・キルヒホフ(G)
デュオ・グルーバー&マクラー…1-5.10-14
【メンバー】
クリスティアン・グルーバー(G)
ペーター・マクラー(G)

録音:2015年7月8-12日
「アマデウス・ギター・デュオ」と「デュオ・グルーバー・マクラー」は過去の音楽祭で出会い、以来ずっと友好な関係を築 いています。お互い、さまざまなジャンルの作品を好んでおり、その得意曲を持ち寄れば素晴らしいコンサートが開催 できると考えた彼ら、ギター独奏、2台ギター、4台ギターのための作品を準備し、このジョイント・コンサートが実現し ました。冒頭は初期バロック時代の作曲家、プレトリウスの典雅な舞曲「テレプシコーレ」で始まり、ボッケリーニのファ ンダンゴ、ジュリアーニ、演奏家の一人、カヴァナーの作品を経て、情熱的なファリャの作品へと到達します。最後の ボロディン「中央アジアの草原より」はアレンジャー壷井一歩の編曲。4台のギターそれぞれが活躍する聴きごたえの ある編曲が施されています。
NAXOS-8.573934
(1CD)
ハイドン:幻想曲 ハ長調、メヌエット集
幻想曲(カプリッチョ) ハ長調 Hob.XVII:4(1789)
アダージョ ト長調 Hob.XVII:22/II(1794)
5つの変奏曲 ニ長調 Hob.XVII:7(1750頃-1755)
12のドイツ舞曲 Hob.IX:12(1792)(鍵盤楽器編)
18のメヌエット集 Hob.IX:20-アリア Hob.XVII:F1(1780頃)
2つの行進曲 Hob.VIII:1-2(1795)(鍵盤楽器編)
12のメヌエット集 Hob.IX:8(1784頃)
イェネ・ヤンドー(P)

録音:2016年11月3-7日ハンガリー、ブダペスト フェニックス・スタジオ
ハイドンの活躍した18世紀後半は、鍵盤楽器が目覚ましい発展を遂げた時代でもありました。ハイドンの鍵盤作 品もその変遷に沿って書かれており、初期の頃はチェンバロやクラヴィコードのために、後期の作品はフォルテピアノの ために書かれており、使われる音域も少しずつ広がるなど楽器の可能性が存分に追求されています。このアルバムに は1750年代から1790年代までの作品を収録、もともと鍵盤楽器のための作品だけでなく、ピアノ三重奏曲から の楽章(トラック2)やオーケストラと演奏したメヌエット(トラック4)など多彩な曲が含まれています。ヤンドーは小さな 曲の一つ一つまで丁寧に心配りした演奏を聴かせます。
NAXOS-8.573835
(1CD)
エリザ・ネッツァー/ハープ・リサイタル
A・スカルラッティ:トッカータ 第9番ト短調(E.ネッツァー編)
ハチャトゥリアン:子供のためのアルバム 第2集(1965)より(V.ドゥローヴァ編)
 第3曲:東洋風舞曲
 第9曲:トッカータ
パラディシ(1707-1791):鍵盤楽器のためのソナタ 第6番イ長調(1754)-第2楽章:Allegro「トッカータ」(E.ネッツァー編)
トゥーリナ:トッカータとフーガ Op.50(1929)(N.ザバレタ編)
アミ・マーヤニ(1936-):トッカータ(1961)
ヴィルジリオ・モルターリ(1902-1993):Sonatina prodigio-驚異のソナチネ(1939)
ステファン・ホデル(1973-):独奏ハープのためのトッカーレ(2014)
ニーノ・ロータ(1911-1979):サラバンドとトッカータ(1945)
エリザ・ネッツァー(Hp)

録音:2015年3月20-22日、2015年4月25日
2015年、イタリアのサルッツォで開催された国際ハープ・コンクール「Suoni d'Arpa」の優勝者エリザ・ネッツァーのリ サイタル・アルバム。「トッカータ」と題されたこの1枚には、アレッサンドロ・スカルラッティからニーノ・ロータまで幅広い時 代のトッカータが収録されています。華麗な技巧を要するスカルラッティの曲、東洋的な響きに加え、時にはハープを 打楽器のようにも使うハチャトゥリアンのトッカータをはじめ、名手サバレタがハープ用に編曲したトゥーリナの「トッカー タとフーガ」、ネッツァーのために書かれたホデルの「トッカーレ」など楽器の可能性を極限まで追求した、美しく刺激的 な作品9曲が並んでいます。
NAXOS-8.573887
(1CD)
オンスロウ(1784-1853):弦楽五重奏曲集 第3集
弦楽五重奏曲 第28番ト短調 Op.72(1847頃)
弦楽五重奏曲 第29番変ホ長調 Op.73(1847頃)
エラン五重奏団
【メンバー】
ベンジャミン・シェーラー・クェサダ(Vn1)
リリア・イアンコヴィチ(Vn2)
ジュティア・フー(Va)
サルヴァドール・ボロン(Vc)
マシュー・ベーカー(Cb)

録音:2017年10月26-29日
世界初録音
古典派からロマン派への橋渡し的存在として知られる作曲家オンスロウ。若い頃、狩に出かけた際に事故で聴力を 失ったにもかかわらず、4曲の交響曲をはじめ、室内楽を中心に数多くの作品を残したことで知られています。とりわ け弦楽の作品とは親和性が高く、弦楽四重奏曲や弦楽五重奏曲は30を超える作品が書かれています。このアル バムには2曲の弦楽五重奏曲を収録。どちらもコントラバスの低音がうまく用いられており、音色に深みが出ていま す。1847年頃に書かれた第28番はメンデルスゾーンの影響も感じられる充実した作品で、第2楽章のアダージョ の美しさが聴きどころです。第29番はシューベルトを思わせる、突然の転調が見事な作品。憂愁漂うラルゲットは完 全にロマン派の音楽です。
NAXOS-8.573923
(1CD)
ブラジルの印象〜ヴァイオリンとピアノのための音楽
セザル・ゲーハ=ペイシェ(1914-1993):ヴァイオリンとピアノのための3つの小品(1957)
モザルト・カマルゴ・グァルニエリ(1907-1993):ヴァイオリン・ソナタ 第4番(1956)
レア・フレイレ(1957-):3つの歌(2005-2007)(F.アンデレッジ&E.リベイロ編)
ヴィラ=ロボス:O Martirio dos Inseto 昆虫の殉教(1925)(ヴァイオリンとピアノ編)
エルナーニ・アギアル(1950-):メロリトミアス 第4番(1987)
エドゥムンド・ビラーニ=コルテス(1930-):Aguas Claras 澄んだ水
ラダメス・グナッターリ(1906-1988):Flor da Noite 夜の花
フランチェスカ・アンデレッジ(Vn)
エリカ・リベイロ(P)

録音:2017年1月23-24日、2017年10月18日
「ブラジルの印象」と題されたこのアルバムには、伝統的なスタイルによる曲やネオ・ロマン主義、モダニズム、そして ジャズ、ボサノヴァやショーロ、フレボ、サンバなどの民族主義による様々な作品が収録されています。これは2015年 にヴァイオリニスト、アンデレッジが2週間、ブラジルでツアーを行い、地元のミュージシャンと交流を持ちインスパイアさ れたことから生まれたもので、ピアニスト、エリカ・リベイロもこのツアーに参加、以降、アンデレッジとリベイロは良いコラ ボレーション関係を結ぶこととなりました。ヴィラ=ロボス以外は、ほとんど日本で名前を知られていない作曲家たちで すが、どの曲も活気に満ちた楽しさを備えています。
NAXOS-8.559851
(1CD)
マシュー・クエール(1976-):弦楽四重奏曲集 第1番-第3番
弦楽四重奏曲 第1番(2005)
弦楽四重奏曲 第2番“Sweet Insanity”甘い狂気(2006)
弦楽四重奏曲 第3番(2016)
アヴァロンSQ
【メンバー】
ブレイズ・マグニエーレ(Vn1)
マリー・ウォン(Vn2)
アンソニー・デヴロイエ(Va)
リー・チェンフー(Vc)

録音:2016年5月25-27日
世界初録音
弦楽四重奏という形式の中で何ができるかについて、ずっと考えていたという作曲家クエール。彼にとって、この問題 はかなり重要であり、奏者たちの親密さや各々のニュアンスを大切にしながら、作曲家の内面的な声を反映される ことが問題解決につながるのではと思い至ったようです。このアルバムにはクエールが20歳半ばに取り組んだというノ スタルジックな雰囲気を持つ第1番、実験的で感覚的な音で満たされた第2番、13の短い楽章で構成され、40 歳の時に作曲された、多彩な作品からの引用が含まれた第3番の3曲が収録されており、クエールの作風の変遷を 見ることができます。
NAXOS-8.579031
(1CD)
ロムアルト・トヴァルドフスキ(1930-):ヴァイオリン協奏曲、スペイン風幻想曲 他
スペイン風幻想曲(1984)(ヴァイオリンとオーケストラ編)
ヴァイオリン協奏曲(2006)
ニグニム「ハシディムの旋律」(1991)-独奏ヴァイオリンとオーケストラのための
カプリッチョ・イン・ブルー「ジョージ・ガーシュウィンの思い出に」(1979)-独奏ヴァイオリンとオーケストラのための
キンガ・アウグスティン(Vn)
マリウシュ・スモリー(指)
トルンSO

録音:2017年12月19-22日
リトアニア、ヴィリニュスに生まれた作曲家トヴァルドフスキの作品集。ナディア・ブーランジェに学び、モダンなスタイルを 身に着けた彼は、伝統と現代を融合させた音楽を書きました。このアルバムではヴァイオリンのための作品を中心に 聴くことができますが、どれも民族的な要素と洒落っ気を湛えた「隠れた傑作」と言えるでしょう。「スペイン風幻想 曲」は彼がスペイン滞在中に吸収した音を再現、ニグニムはユダヤの旋律、「カプリッチョ・イン・ブルー」はタイトル通り ガーシュウインへのオマージュとなっています。ポーランド出身で、ニューヨークで活躍するヴァイオリニスト、アウグスティ ンは母国の作曲家の研究家でもあり、トヴァルドフスキの作品にも強く魅了されているといい、ここでも共感に満ちた
NAXOS-8.573795
(1CD)
スカルラッティ:ソナタ全集 第21集
1.ソナタ 変ロ長調 K.202/L.498/P.173
2.ソナタ ヘ長調 K.276/L.Supp.20/P.433
3.ソナタ イ短調 K.110/L.469/P.129
4.ソナタ イ長調 K.268/L.41/P.369
5.ソナタ ニ短調 K.34/L.Supp.7/P.15
6.ソナタ ヘ長調 K.168/L.280/P.182
7.ソナタ ハ短調 K.84/L.10/P.45
8.ソナタ ト長調 K.290/L.85/P.396
9.ソナタ ト長調 K.91/L.176/P.11
10.ソナタ ハ長調 K.143/L.-/P.267
11.ソナタ 変ホ長調 K.51/L.20/P.151
12.ソナタ ト短調 K.60/L.13/P.29
13.ソナタ ヘ長調 K.2/L.388/P.58
14.ソナタ ホ長調 K.194/L.28/P.479
15.ソナタ ハ短調 K.129/L.460/P.148
16.ソナタ ハ長調 K.250/L.174/P.461
17.ソナタ ヘ長調 K.78./L.75/P.26
リ・ソヨン・ケイト(P)

録音:2017年1月3-4日
カナダ オンタリオ、キング
ナポリで生まれたドメニコ・スカルラッティは、父アレッサンドロに倣い、多彩なジャンルの作品を書きました。その中でも現在愛 奏されているのが555曲に及ぶ鍵盤のためのソナタ集です。これらは本来、スペイン王妃マリア・バルバラのチェンバロの練習 曲として作曲されたものと考えられており、作曲順も年代もはっきりわかっていません。各々は現代のようなソナタの形式を 持つことはなく、ほとんどが単一楽章、二部形式による短い曲でありながら、大胆な転調や和声的豊かさを持つことが特徴 です。前述の通り、チェンバロのために書かれていますが、現代のピアノで演奏すると、技術的困難さも含め(鍵盤が当時 よりも重い)また違った面白さを体感できるのが特徴です。今回17曲のソナタを演奏しているのは、韓国出身のリ・ソヨン・ ケイト。音色の美しさが持ち味です。

NAXOS-8.579030
(1CD)
アザラシヴィリ(1936-):チェロとピアノのための作品全集
チェロ・ソナタ 第1番(1961-1999)(2005年 N.ヴァツァーゼ編)
チェロ・ソナタ 第2番(1976)
チェロとピアノのための5つの前奏曲(2006)
チェロとピアノのための前奏曲(1976)・・・世界初録音
ノスタルジー(1991)-Andante(2003年 V.アザラシヴィリによるチェロとピアノ編)・・・世界初録音
ノクターン(1987)-Andante cantabile(2001年 V.アザラシヴィリによるチェロとピアノ編)
Days Go By デイズ・ゴー・バイ(1969)-Andante(2017年 A.スレイマンによるチェロとピアノ編)
センチメンタル・タンゴ(1972)-Tempo di Tango(2001年 V.アザラシヴィリによるチェロとピアノ編)・・・世界初録音
アレクサンドル・スレイマン(Vc)
イルマ・イサカーゼ(P)

録音:2017年7月8-9日
ドイツ ノイトラウプリング、シュタッドハレ
1936年、ジョージア(元グルジア)生まれのアザラシヴィリ。戦後「ソビエト現代音楽」の発展に尽くした一人であり、最近、 いくつかの作品が演奏会で取り上げられたことで、にわかに注目が集まっている作曲家です。作風はモダンな響きを取り入 れてはいるものの、決して前衛的になることはなく、コーカサスとグルジア民謡を取り入れた郷愁溢れるユニークな作品を書き 続け、常に独自の世界を作り上げることで知られています。このアルバムにはアザラシヴィリのチェロとピアノのための作品のす べてを収録。学生時代に構想された「チェロ・ソナタ第1番」や、映画のために書かれた「センチメンタル・タンゴ」、印象的な フレーズが散りばめられた「5つの前奏曲」など40年以上に渡って作曲された、色とりどりの作品を聴くことができます。
NAXOS-8.573872
(1CD)
コジェルフ(1747-1818):交響曲集 第2集
交響曲 ヘ長調 PosK I:4
交響曲 ニ長調 PosK I:1
交響曲 ト長調 PosK I:8
交響曲 ニ長調 PosK I:D3
マレク・シュティレツ(指)
チェコ国立室内Oパルドビツェ
ジリナ・ドヴォラコーヴァ(Cemb)

録音:2017年8月28日-9月1日チェコ パルドビツェ、音楽の家
18世紀半ばのウィーンはヨーロッパにおける音楽の中心地。才能ある音楽家たちは挙ってウィーンにやってきて活躍しまし た。ボヘミア出身のコジェルフもその一人で、バレエ音楽の作曲家としてプラハで名を上げてからウィーンに移住。ピアノの腕を 磨いてオーストリア帝室音楽教師となり、のちには楽譜出版業も手掛けるなど大成功を収めることとなりました。残された作 品は数多く、出世作であったバレエ音楽のほかに、交響曲、室内楽曲や鍵盤のためのソナタなど多岐に渡ります。交響曲 シリーズの第2集となるこのアルバムには4曲が収録されていますが、どれも最新の研究結果に基づく録音であり、第1集 (8.573627)とともに研究者にとっては貴重な資料でもあります。ハイドンからシューベルトへと繋がる古典派とロマン派の 過渡期を知る絶好の1枚です。
NAXOS-8.573653
(1CD)
モイゼス(1906-1984):交響曲第7番&第8番
交響曲第7番Op.50(1954-1955)
交響曲第8番「1968年8月21日」Op.64(1968-1969)
ラディスラフ・スロヴァーク(指)
スロヴァークRSO

録音:1990年4月2-8日、1994年12月2-4日
MALCO POLO 8.225091からの移行盤
チェコスロヴァキアで高名な音楽指導者の息子として生まれたモイゼス。以前MARCO POLOから発売されていた 「交響曲全集」の復刻シリーズ、第4弾は中期の傑作、交響曲第7番と第8番の組み合わせです。彼の交響曲の 中で最も大きな規模を持つ第8番は1955-56年の作品。若くして亡くなったモイゼスの娘マルタの思い出に捧げら れています。牧歌的な第1楽章はスロバキア民謡に由来する旋律が印象的。曲の中心となる第3楽章の瞑想的 な美しさを経て、終楽章は運命に打ち勝つ強さを描いています。その14年後に書かれた第8番はショスタコーヴィチ を思わせる重い作品。悲しみと嘆きを乗り越えて、最後は壮大なフィナーレで幕を閉じます。
NAXOS-8.573945
(1CD)
期待の新進演奏家シリーズ/ワン・チャン
ラヴェル:水の戯れ
ボルコム(1938-):12の新しいエテュード(1986)
 第3巻:第8番「ラグ・インファナル」
 第4巻:第12番「愛の讃歌」
バルトーク:戸外にて BB89,Sz.81
ボニン・デ・ゴンゴーラ(1970-):ハエンの幻想曲(2016)
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ワン・チャン(P)
ポール・マン(指)
グラナダ市立O

録音:2017年4月28日 ライヴ、2017年5月1日 ライヴ
2017年に開催された「第59回ハエン国際ピアノ・コンクール」で優勝した中国のピアニスト、ワン・チャンの記念リサイ タルを収録したアルバム。ラヴェルで始まりラヴェルで終わるという洒落た選曲で構成された1枚からは、彼の溢れ出 る才能が伝わってきます。ハエンのコンクールでは、毎年必ず新作が演奏されますが、2017年の新作は1970年マ ドリッド生まれのボニン・デ・ゴンゴーラの「ハエンの幻想曲」。ベートーヴェンのソナタを思わせる古典的な作品です が、旋律の素材はすべてハエンの伝統的な民族音楽に基づいており、このコンクールの課題曲にふさわしいものと なっています。優勝記念としてコンクール直後に収録されたラヴェルの協奏曲では、彼が持つ技巧と音楽性、主張 が惜しみなく披露された情熱的な演奏を聴くことができます。
NAXOS-8.573831
(1CD)
マルクス(1882-1964):管弦楽作品集 第1集
「自然三部作」
交響的夜曲(1922)
牧歌(牧歌的な第4のコンチェルティーノ)(1925)
春の歌(1925)
スティーヴン・スローアン(指)
ボーフムSO

録音:2002年6月11-15日
ASV CDDCA1137からの移行盤
オーストリアで生まれ、若いころから作曲を始めたというヨーゼフ・マルクス。大学で法学を学ぶも、音楽への興味が 尽きることなく、平行して作曲を続け、作曲家、音楽評論家として名を上げ、ウィーン大学、ウィーン音楽アカデミー で後進の指導にあたりました。一時期はトルコの民族音楽の研究にいそしむなど、生涯に渡ってオーストリアの音楽 文化をリードし、70歳の誕生日には後のオーストリア大統領、フランツ・ジョナスから賛辞の手紙を受け取るほどに名 声を確立したマルクスですが、残念なことに彼の作品は、死後ほとんど演奏されることはありませんでした。確かに彼 の作品は、革新的な「新ウィーン楽派」の中では時代遅れだったかもしれません。しかし、この「自然三部作」などの 優れたオーケストレーションから生まれる美しい響きは、コルンゴルトやシュレーカーの作品に比べ、まったく遜色のな いものと言えるでしょう。
NAXOS-8.573909
(1CD)
マイール(1763-1845):モテット 第2集
1.Litaniae lauretanae 元后のためのリタニア イ長調(I-BGc 22/1)(1825頃)
2.Salve Regina 元后あわれみの母 ヘ長調(I-BGc 307/1)(1820頃)
3.Salve Regina 元后あわれみの母 ヘ長調(I-BGc 307/2)(1810頃)
4.O virgo immaculata 純潔なる聖処女(I-BGc 59/8)(1800頃)
5.Regina coeli 天の女王 変ロ長調(I-BGc 307/8)(1800頃)
6.Salve Regina 元后あわれみの母 ヘ長調(I-BGc 307/5)(1810頃)
7.Salve Regina 元后あわれみの母 変ロ長調(I-BGc 307/3)(1830頃)
8.Laudem volo cantitare われは賞賛を歌う 変ロ長調(I-BGc 59/7)(1820頃)
9.Ave Regina coelorum 幸いなるかな天の女王 変ホ長調
(I-BGc 307/10)(1830頃)
アンドレア・ローレン・ブラウン(S)…1.3.6.9
ヨハンナ・クレーデル(A)…1.9
マルクス・シェーファー(T)…1.5.5.7.9
ダニエル・オコア(Bs)…1.2.8.9
ジモン・マイールcho…1
【合唱団内ソリスト】
アンナ・フェイス(S)…2.9
ヴェロニカ・サマー(A)…2.9
クリストフ・ローゼンバウム(T)…9
ニクラス・マリマン(Bs)…2.9
コンチェルト・デ・バッスス…1-2.7-9
ヴィルトゥオージ・イタリアーニ…3-6
フランツ・ハウク(指)

録音:2014年4月23-26日、2017年6月5-8日
指揮者フランツ・ハウクが精力的に演奏を重ねる作曲家ジモン・マイールの作品。モーツァルトより7歳若く、ベートー ヴェンより7歳年上のマイールは当時としては長命を保ったため、作風はハイドンやケルビーニ、ロッシーニまでの影響 を受けています。作品は明快な構成を持ち、高度に熟練した技術によって書かれており、21世紀になって彼の教 会音楽やオペラなど次々に作品が演奏されたことで大きな注目が集まっています。今回のアルバムに収録されてい るのはモテットで、第1集(8.573811)に続く第2集となり、全てが世界初録音という貴重なもの。ほとんどの曲につ いて、作曲年代の詳細はわかっていませんが、資料によると恐らく1800年〜1830年頃に書かれたとされていま す。この時代のマイールはレンツィの後継者としてベルガモ大聖堂の終身教会楽長に就任、この地の音楽界の中 心人物として活躍しており、作品にも輝かしい力が溢れています。

NAXOS 2018年11月発売


NAXOS-8.501403(14CD)
NX-H04
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指輪」全曲


【CD1-2】
序夜-楽劇「ラインの黄金」全曲


【CD3-6】
第1夜-楽劇「ワルキューレ」


【CD7-10】
第2夜-楽劇「ジークフリート」


【CD11-14】
第3夜-楽劇「神々の黄昏」全曲


【付属USBについて】
●「ニーベルングの指環」
英語・ドイツ語歌詞
登場人物の相関図
●演奏会の写真集
クラウス・ハイマン:インタビュー映像
プロデューサー&エンジニア、フィル・ローランド:インタビュー映像他、様々なコンテンツが含まれます。
【CD1-2】
ヴォータン…マティアス・ゲルネ(Br)
フリッカ…ミシェル・デ・ヤング(Ms)
ローゲ…キム・ベグリー(T)
ドンナー…オレクサンドル・プシュニアク(Br)
フロー…チャールズ・レイド(T)
フライア…アンナ・サムイル(S)
エルダ…デボラ・ハンブル(Ms)
アルベリヒ…ペーター・シドホム(Br)
ミーメ…デヴィッド・カンジェロージ(T)
ファーゾルト…ユン・クヮンチュル(Bs)
ファーフナー…ステファン・ミリング(Bs)
ヴォークリンデ…中村恵理(S)
ヴェルグンデ…アウレーリア・ヴァラク(Ms)
フリースヒルデ…ヘルミーネ・ハーゼルベック(Ms)
録音:2015年1月22・24日
香港 カルチャーセンター・コンサート・ホール
【CD3-6】
ジークムント…スチュアート・スケルトン(T)
ジークリンデ…ハイディ・メルトン(S)
フンディング…ファルク・シュトルックマン(バス・バリトン)
ヴォータン…マティアス・ゲルネ(Br)
ブリュンヒルデ…ペトラ・ラング(S)
フリッカ…ミシェル・デ・ヤング(Ms)
ヴァルトラウテ…サラ・キャッスル(Ms)
ゲルヒルデ…カレン・フォスター(S)
ヘルムヴィーゲ…キャサリン・ブロデリック(S)
シュヴェルトライテ…アンナ・バーフォルド(Ms)
オルトリンデ…エレイン・マックリル(S)
ジークルーネ…アウレーリア・ヴァラク(Ms)
グリムゲルデ…オッカ・フォン・デア・ダメラウ(Ms)
ロスヴァイセ…ラウラ・ニケネン(Ms)
録音:2016年1月21.23日 ライヴ
香港 カルチャーセンター・コンサート・ホール
【CD7-10】
ジークフリート…サイモン・オニール(T)
ミーメ…デヴィッド・カンジェロージ(T)
さすらい人…マティアス・ゲルネ(Bs-Br)
アルベリヒ…ヴェルナー・ファン・メケレン(Bs-Br)
ファフナー…ファルク・シュトルックマン(Bs-Br)
森の小鳥…ヴァレンティナ・ファルカス(S)
エルダ…デボラ・ハンブル(Ms)
ブリュンヒルデ…ハイディ・メルトン(S)
録音:2017年1月19.22日 ライヴ
香港 カルチャーセンター・コンサート・ホール
【CD11-14】
ブリュンヒルデ…グン=ブリット・バークミン(S)
ジークフリート…ダニエル・ブレンナ(T)
グンター…シェンヤン(Bs-Br)
ハーゲン…エリック・ハーフヴァーソン(Bs)
3人のノルン…サラ・キャッスル/ステファニー・ハウツィール/イェヌーファ・グライヒ
グートルーネ…アマンダ・マジェスキ(S)
ヴァルトラウテ…ミシェル・デ・ヤング(Ms)
アルベリヒ…ペーター・カールマン(Bs-Br)
ヴォークリンデ…中村恵理(S)
ヴェルグンデ…アウレーリア・ヴァラク(Ms)
フロースヒルデ…ヘルミーネ・ハーゼルベック(Ms)
バンベルクSOcho、ラトヴィア国立cho、香港フィルハーモニーcho
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)香港PO

録音:2018年1月18・21日 ライヴ
香港 カルチャーセンター・コンサート・ホール
香港フィルハーモニーとヤープ・ヴァン・ズヴェーデンによる「ニーベルングの指環」ツィクルス全曲が完結。2015年から2018年まで、毎年1作ずつを大切に温め ながら、考えられる限りの最高の歌手によって上演。その素晴らしい演奏は1作発表されるごとに話題となり、全曲の完成が待ち望まれていました。ヴォータン (さすらい人)役にはマティアス・ゲルネを配し、ジークフリート役はサイモン・オニールとダニエル・ブレンナが担当、ブリュンヒルデは物語の進行に伴い、3人のソプ ラノが受け持つという豪華な配役。聴き手は常に新鮮な感覚を持って、神々の物語を楽しむことができます。ツィクルス進行中にニューヨーク・フィルハーモニッ クの音楽監督に就任することが決定したズヴェーデン、香港フィルとは2021/22年のシーズンまで契約を延長するなど、オーケストラとの良い関係が伺える熱 気に満ちた指揮がオーケストラから素晴らしい響きを紡ぎ出しています。
NAXOS-8.660428(4CD)
NX-D03

NBD-0075A
(Bluray AUDIO)
NX-C01
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」 ブリュンヒルデ…グン=ブリット・バークミン(S)
ジークフリート…ダニエル・ブレンナ(T)
グンター…シェンヤン(Bs-Br)
ハーゲン…エリック・ハーフヴァーソン(Bs)
3人のノルン…サラ・キャッスル/ステファニー・ハウツィール/イェヌーファ・グライヒ
グートルーネ…アマンダ・マジェスキ(S)
ヴァルトラウテ…ミシェル・デ・ヤング(Ms)
アルベリヒ…ペーター・カールマン(Bs-Br)
ヴォークリンデ…中村恵理(S)
ヴェルグンデ…アウレーリア・ヴァラク(Ms)
フロースヒルデ…ヘルミーネ・ハーゼルベック(Ms)
バンベルクSOcho
ラトヴィア国立cho
香港フィルハーモニーcho
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)
香港PO

録音:2018年1月18・21日 ライヴ(香港 カルチャーセンター・コンサート・ホール)
ワーグナーの壮大な楽劇「ニーベルングの指環」の最後を締めくくる「神々の黄昏」が遂に登場。 香港フィルハーモニーとヤープ・ヴァン・ズヴェーデンの「ワーグナー:ニーベルングの指環」ツィクルスはこれまでに2015 年の「ラインの黄金」、2016年の「ワルキューレ」、2017年の「ジークフリート」と一年ごとに一作が発表されており、 この2018年の「神々の黄昏」には大きな期待が寄せられていました。舞台装置を使うことなく、最小限の演技のみ で物語が繰り広げられる演奏会形式だからこそ味わえる高い求心力に裏打ちされたこの演奏、絶大なパワーを伴っ たズヴェーデンの指揮は香港フィルから究極の演奏を引き出すとともに、ソリストたちの個性を生かしながら、複雑な 愛憎劇を丁寧に描き出しています。ジークフリートを歌うのはアメリカのテノール、ブレンナ。現代最高のジークフリート 歌手の一人として世界的に活躍が期待されている歌手で、この上演でも張りのある美しい声で聴衆を魅了しまし た。ブリュンヒルデはドイツ出身、注目の歌手グン=ブリット・バークミン。強靭な声が魅力です。他の歌手陣の顔ぶ れも圧巻です。
NAXOS-8.573812
(1CD)
リーム(1952-):ヴァイオリンとオーケストラのための作品集 第1集
Dritte Musik 第3の音楽(1993)
Lichtzwan 光の強迫(パウル・ツェランの思い出に)(1975-1976)
Gedicht des Malers 画家の詩(2014)
ティアンワ・ヤン(Vn)
クリストフ=マティアス・ミューラー(指)
ラインラント=プファルツ州立PO

録音:2016年3月1-5日
ドイツ ルートヴィヒスハーフェン、フィルハーモニー
現代ドイツを代表する作曲家ヴォルフガング・リーム。作曲年代によって作風が変化することで知られ、彼の作品目 録には、抒情的な雰囲気を持つ曲から前衛的な曲まで様々な作品がひしめいています。名手ティアンワ・ヤンは、 以前にもリームの「ピアノとヴァイオリンのための作品全集」(8.572730)をリリース、作曲家への深い傾倒を示して いますが、今作からの「ヴァイオリンとオーケストラのための作品」では一層深化した愛情が感じられます。3曲の中で は「光の強迫」が最も初期の作品で、冒頭に打ち鳴らされる打楽器の衝撃的な響きを縫って、ヴァイオリンが神秘 的な旋律を紡いでいきます。ミヒャエル・ギーレンとゴットフリート・シュナイダーによって初演された「第3の音楽」はやは り打楽器が多用されたスリリングな作品。緊迫感に溢れた音楽が展開されていきます。ルノー・カピュソンに献呈され た「画家の詩」は2014年の作品。こちらは抒情的な旋律に絡み合う神秘的なオーケストラの響きの美しさで知ら れており、21世紀に書かれたヴァイオリン協奏曲の中で最も高い人気を誇ります。
NAXOS-8.573919
(1CD)
グレツキ:弦楽四重奏曲全集 第1集
弦楽四重奏曲 第1番Op.62すでに日は暮れて」(1988)
ジェネシス I:エレメンティ Op.19-1(1962)
弦楽四重奏曲 第2番Op.64「幻想曲風に」(1991)
ティペット四重奏団
【メンバー】
ジョン・ミルズ(Vn1)
ジェレミー・イサーク(Vn2)
リディア・ラウンズ=ノースコット(Va)
ボズィダール・ヴコティク(Vc)

録音:2017年7月20日、2017年8月3日
「悲歌のシンフォニー」の大ヒットで知られるグレツキ。内省的で宗教的な雰囲気を湛えたこの曲が世界的な知名 度を獲得したのは1990年代ですが、彼は1960年代から独自の作風を追求し「holy minimalism」と呼ばれる 単純な和音の反復から生まれる瞑想的な作品を生み出していました。1988年から1995年にかけて彼はクロノ ス・クァルテットのために3曲の弦楽四重奏曲を書きましたが、そのどれもが充実した作風を持ち、晩年のグレツキ作 品の特徴とも言える冥想的な雰囲気が漂っています。この第1集のアルバムには“ポーランド聖歌と民謡の融合”で 良く知られる第1番と第2番が収録されていますが、間に置かれた1960年代の作品「ジェネシス」の前衛的な作風 は、グレツキの作風の変遷を如実に示しています。
NAXOS-8.551398
(1CD)
ドイツのクリスマス〜17世紀のアドヴェントとクリスマスの音楽集
トゥンダー(1614-1667):前奏曲
グレゴリオ聖歌/M.プレトリウス(1571-1621):いざ来ませ、異邦人の救い主よ
シュッツ:おおイエス 甘美な名
M.プレトリウス/B.ゲジウス(1562-1613):もろびと声上げ
伝承曲/F.ヴェケルカンプ(1967-):マリアはいばらの道を通って
M.プレトリウス/P.ジーフェルト(1586-1666):みどり児ベツレヘムに生まれたまえり
A.マザク(1609-1661):高貴なるイエス
シュッツ:今日、キリストが生まれた
M.プレトリウス:いと高きにある神にのみ栄光あれ
ペトリュス・ウルタド(1620-1671):Illibata ter beata
ハスラー(1564-1612)/シュタイグレーダー(1593-1635)/J.プレトリウス(1586-1651):主の祈り
M.プレトリウス:羊飼いたちはみ使いらの歌
 エサイの根より
シャイン(1586-1630):輝く暁の星、いと美しきかな
シャイデマン(1595頃-1663)/ハスラー:高き天より
■ボーナス・トラック
ヴェケルカンプ:ヴェニ、ヴェニ、エマニュエル
マリト・ブレークレーロフ(音楽監督)
マルガレータ・コンソート(バロック・アンサンブル)

録音:2018年3月8-12日
16世紀、オルガンは礼拝の開始時と終了時に演奏されるか、礼拝中に合唱隊の伴奏を務める程度の役割を担う のみでした。しかしマルティン・ルターは、礼拝に来た人々が共に歌えるような賛美歌を作曲、やがて17世紀になると 人々の生活にオルガンは不可欠なものとなりました。この「ドイツのクリスマス」のアルバムでは、17世紀初頭に活躍 したミヒャエル・プレトリウスの作品を中心に「オルガンを伴うクリスマスのための賛美歌と教会音楽」を収録、この当時 の荘厳かつ心浮き立つクリスマスの雰囲気を味わうことができます。録音場所となったオランダの「Helenakerk Aalten=オールド・ヘレナ教会」は音響の素晴らしさで知られる広々とした大聖堂様式の建物。小型マイク2本の みを設置して行われた録音により、まるで教会内部で聴いているような臨場感に満ちた音がたのしめます。
NAXOS-8.573588
(1CD)
ヴィレーン(1905-1986):弦楽四重奏曲 第2番-第5番
弦楽四重奏曲 第2番Op.9(1935)
弦楽四重奏曲 第3番Op.18(1945)
弦楽四重奏曲 第4番Op.28(1953)
弦楽四重奏曲 第5番Op.41(1970)
ヴィレーンSQ
【メンバー】
ロジャー・オルソン(Vn1)
ハンス・エルブクル(Vn2)
リン・エルブクル(Va)
ハンナ・ソレル(Vc)

録音:2016年12月13-16日
スウェーデン エレブルー,ハルデモ教会
スウェーデンの作曲家ヴィレーンの弦楽四重奏曲集。第1番が破棄されたため、第2番から第5番までの4曲が全 曲となります。1935年に書かれた第2番から、およそ35年を経て1970年に作曲された第5番まで、時代に伴う ヴィレーンの作風の変化が良く表れている曲集です。洗練された音のタペストリーとも言える豊かな響きを備えた第 2番、戦争中の不安が反映されつつも、時折優しい肌触りが感じられる第3番、彼の代表作の一つ「交響曲第4 番」と同時期に書かれた5楽章で構成された第4番、老境に入りつつある作曲家の人生の闘争と諦観が表現され たかのような劇的かつ神秘的な第5番。シベリウスやショスタコーヴィチを思わせる興味深い作品群です。
NAXOS-8.573796
(1CD)
サティ:ピアノ作品集
1.アレグロ(1884)
2.「至高存在」のモティーフ(1891)
3.世俗的で豪華な唱句(1900)
4.フーガ=ワルツ(1906)
5-9.「真夏の夜の夢」のための5つのしかめっ面(D.ミヨー編)(1915)
10.モデレ-多分貧しい人々のために(1893)
11.思春期:アンダルシアの歌(1906)
12-13.風変りな美女(1920)
14-16.ユスピュ(1892)
17.やさしく(1902)
18-20.星の息子(1891)
21-23.官僚的なソナチネ(1917)
24.夜想曲 第6番(R.オルレッジによる補筆完成版)(1919)
25.アンゴラの牛(J.フリッツ編)(1901)
26.星の息子:第1幕 グノシエンヌ 第7番(1891)
27-29.コ・クオの少年時代(母親の忠告)(1913)
30.金の粉(1902)
録音:2017年5月12-14日
カナダ オンタリオ、キングシティ、カントリーディ・スクール、パフォーミング・アー
ツ・スクール

10.12-13.14-16…ピアノ版
ハオ・ドゥアンドゥアン(P)
サティの音楽…それはミニマリズムであり、シュールレアリズムであり、突発的な動き、そして奇妙なタイトルなどの言葉 に集約されるでしょう。これらの要素が凝縮された彼のピアノ曲はどれも謎めいており、とても魅力的です。このアルバ ムに収録されているのは、サティ作品の中でもとびきりの個性を持つ曲ばかり。中でもこれまでNAXOSでリリースされ ていなかった「官僚的なソナチネ(クレメンティの作品の完全なるパロディ)」は待望の録音。曲名をみているだけでも 想像力が掻き立てられる1枚です。
NAXOS-8.573868
(1CD)
ヴェルサイユの革命
リュリ:「ロラン」-組曲(1685)
ムッファト(1653-1704):「音楽の花束」第1巻-高貴なフィオレンティーナ(1698)
マラン・マレ:「アリアーヌとバッキュス」
(1696)
バルトルト・クイケン(指&リコーダー)
インディアナポリス・バロックO

録音:2014年10月11-14日USA インディアナポリス大学、クリステル・デハーン・ファイン・アーツ・センター
ルース・リリー・パフォオーマンス・ホール
もともとはイタリア人であったリュリですが、フランスでの活躍を機に、ジョヴァンニ・バッティスタから「ジャン=バティスト」と フランス風の名前に変え、1661年には国籍も取得。ルイ14世の宮廷楽長としてフランスの貴族社会を席捲しまし た。彼はダンサーとしても優れた才能があり、やはり踊り手であったルイ14世としばしば同じ舞台に立つために、数多 くのバレエ=バレ音楽を作曲し聴衆を魅了、王と密接な関係を保つとともに自身の発言力も強めていったのです。 王の寵愛を一身に受けたリュリは自らのオーケストラを結成し、ヴェルサイユ宮殿で行われる舞踏会での演奏を行う など、17世紀の宮廷音楽に大革命を起こしました。代表作の一つである「ロラン」はリュリが確立した「抒情悲劇」の 1曲であり、初演時から高い人気を獲得するとともに、周辺の作曲家たちに強い影響を与えた作品です。このアル バムで聴くことのできるムッファトとマレの組曲からも影響は感じられます。バルトルト・クイケンは各々の曲の特徴を捉 え、華やかな解釈を施しています。
NAXOS-8.573964
(1CD)
ロッシーニ:老いのいたずら 第11集〜ピアノ作品全集-室内楽と秘曲集 第3集
第1巻:イタリアのアルバムから
1.第7曲-Ave Maria (su due note) アヴェ・マリア(2つの音符で)
2.第6曲-Le gittane ジプシー女たち
第2巻:フランスのアルバムから
3.第10曲-Soupirs et sourire(Nocturne) ため息と笑顔(夜想曲)
4.第4曲-Un sou. Complainte a deux voix 1ペニー、2つの声での苦情
第3巻:特別な小品
5-9.第5曲:Gammes ? Des montees et des descentes: deux gammes
chinoises, suives d’une melodie analogue
音階-上昇と下降:2つの中国風音階,その後、同様の旋律
10.第3曲:, Les amants de Seville (Tirana pour deux voix)
セヴィリアの恋人たち(2つの声のためのティラナ)
第11巻:様々な声楽曲集
11.第4番:A ma belle mere わが義母に捧ぐ
12.第5番:O salutaris, de campagne おお、救いの生贄
第13巻:穏やかな音楽
13.Prelude ? Allegretto moderato; Mi lagnero tacendo
前奏曲-アレグレット・モデラート-黙して嘆こう
14.第1番:Andantino
15.第2番:Andantino mosso
16.第3番:Andantino moderato
17.第4番:Allegretto moderato
18.第5番:Andantino moderato
19.第6番:Allegretto moderato
収録巻割り当てなし:
20.ジョアッキーノ・ロッシーニ…世界初録音
ラウラ・ジョルダーノ(S)…16.17
マリア・キャンデラ・スカラブリーニ(S)…2.3
ジュゼッピーナ・ブリデッリ(Ms)…2.10.18
チェチーリア・モリナーリ(Ms)…1.9.11.12.14
アレッサンドロ・ルチアーノ(T)…3.4.10
ブルーノ・タッディア(Br)…15.19.20
ヴィットーリオ・プラート(Br)…4
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)

録音:イタリア イヴレア,バロック・ホール
2017年7月30日…1-10
2017年10月26日…11-16
2018年1月8-9日…17-20
イタリアのピアニスト、マランゴーニによって2007年から録音が続けられてきたロッシーニの作品集「老いのいたずら」。11年の 年月をかけて遂に全曲録音が完成しました。これまでほとんど顧みられることのなかったこの「老いのいたずら」は、その名の 通り、37歳で最後のオペラ「ウィリアム・テル」を発表し、44歳で悠々自適な引退生活に入ったロッシーニの独白のようなも のであり、プライヴェートな目的のために書かれた曲であるために出版も禁じられていたという秘曲集です。ピアノ・ソロあり、 彼が愛したメゾ・ソプラノのための歌曲あり、ちょっとした室内楽や宗教曲、オペラの断片など、ロッシーニが折りに触れ書き溜 めていた小品をまとめて聴けるシリーズの完結編、もちろんここにも世界初録音が含まれています。
NAXOS-8.573977
(1CD)
ドメニコーニ(1947-):地中海協奏曲、他
Concerto Mediterraneo 地中海協奏曲 Op.67(1993)〜2台のギターと大管弦楽のための
Oyun 舞曲(1999)〜2台のギターと弦楽オーケストラのための
Trilogy 三部作(1998)〜ギター独奏のための
Toccata in blue 青のトッカータ(1997)〜ギター独奏のための
12.Chaconne シャコンヌ-〜バッハのシャコンヌBWV1004による(2004)
ギター独奏のための
アマデウス・ギター・デュオ
【メンバー】
デイル・カヴァナー…1-12
トーマス・キルヒホフ…1-7
マーク・ピオレット(指)…1-3
シュターツカペレ・ハレ…1-3
イルジ・マラット(指)…4-7
マンハイム・クルプフェルツィシェCO…4-7

アマデウス・ギター・デュオに献呈…1-3
アマデウス・ギター・デュオによる編曲…4-7
デイル・カヴァナーに献呈…8-12
イタリアの作曲家、クラシックギター奏者カルロ・ドメニコーニの作品集。13歳でギターを始め、17歳でペーザロの音楽院を 卒業、1966年にベルリン音楽大学(現ベルリン芸術大学)で作曲を学び、教授として20年間後進を育てたというドメニ コーニですが、3年間滞在したトルコの文化からも大きな影響を受けており、このアルバムは地中海の文化から生まれた作 品と、トルコ文化に触発された作品がバランス良く収録されたドメニコーニの資質を良く表す1枚になっています。 タイトルに「地中海」と銘打たれた協奏曲は、北アフリカや中東の雰囲気が漂うエキゾチックな作品。アマデウス・ギター・デュ オが初演を担っています。トルコのメロディが使われた「Oyun」、独奏ギターのための即興的な「Triogy」、哀愁漂う「青の トッカータ」、バッハのシャコンヌから創造された「シャコンヌ」と様々な作品をお楽しみいただけます。
NAXOS-8.574003
(1CD)
カステルヌォーヴォ=テデスコ:ヴァイオリン協奏曲 第3番他
ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 第3番 Op.102(1939-1940)
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための弦楽三重奏曲 Op.147(1950)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ Op.148(1950)
ダヴィデ・アローニャ(Vn)
フィオレンツォ・パスカルッチ(P)
ロベルト・トライニーニ(Vc)
フェデリコ・スタッシ(Va)

録音:2018年6月6日、2018年6月7-9日
世界初録音
イタリア系ユダヤ人作曲家カステルヌオーヴォ=テデスコ。一頃までの日本では「ギター作曲家」として認知されていました が、近年はピアノ曲やオーケストラ曲などの作品が注目され始め、色彩豊かな曲を耳にする機会が多くなってきました。とは いえ、このアルバムに収録された3つの曲はどれも世界初録音。まだまだ知られざる作品が数多く眠っているようです。この3 曲は彼がイタリアを離れ、アメリカに渡ってから書かれたもの。「ヴァイオリン協奏曲 第3番」は友人ハイフェッツに依頼された 作品であり、オーケストラではなくピアノ伴奏を伴う珍しい編成です。しかし、ハイフェッツは第3楽章に満足しなかったといい、 作曲家も何度かの改訂を試みましたが、結局は未発表に終わってしまいました。彼の人気を高めた映画音楽にも通じる 甘いメロディと、爆発的なエネルギーが特徴です。その後に書かれた三重奏曲とソナタは親密な雰囲気と成熟した作風を 持ち、演奏には高い技巧が要求される魅力的な作品です。
NAXOS-8.579021
(1CD)
4本の木管と1本のサックス
ラモー:組曲「La Triomphante 勝ち誇った女」(1726/1727)(ラーフ・ヘッケマによる管楽器編)
モーツァルト:幻想曲 ヘ短調K608(1791)(イェレ・アルトゥイス編)
ラヴェル:クープランの墓(ラーフ・ヘッケマによる管楽器編 1993/2014年改訂)
ウィーン・リード五重奏団
【メンバー】
ヘリ・チョイ(コーラングレ)…1-14、(Ob)…15-21
ハインツ=ペーター・リンズハルム(Cl)…1-21
アルフレート・ライター(ソプラノ・サクソフォン)…1-14、(アルト・サクソフォン)…15-21
ペトラ・スタンプ=リンズハルム(バス・クラリネット)…1-21
ソフィー・ダルティガロング(Fg)…1-21

録音:2017年9月20-22日
オーストリア、ウィーン トンスタジオ 4tune
ウィーン・リード五重奏団はサクソフォンを交えたユニークな楽器の組み合わせにより、従来の管楽五重奏とは大幅 に異なる新鮮で爽やかなサウンドを生み出します。このアルバムでは、ラモーとラヴェルという2人のフランスの大作曲 家の作品を中心に演奏。ラモーの組曲「勝ち誇った女」の原曲は鍵盤曲ですが、ヘッケマの編曲は作品の持つ軽 やかさと生き生きとした対位法を丁寧にくみ取り、管楽器のための新たな作品に生まれ変わらせています。そのおよ そ200年後のラヴェルの「クープランの墓」は古典的な様式の中にフランス近代の響きを織り込んだ作品。原曲はピ アノ曲で、管弦楽編曲版もありますが、ここで聴けるのはやはり軽やかで洒脱な響きです。間に置かれたモーツァルト の幻想曲の端正かつ荘厳な響きも聴きどころです。
NAXOS-8.579037
(1CD)
ギリシャの管楽五重奏曲集
ヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984):10のギリシャの良く知られた旋律(1972)
タキス・カロゲロプーロス(1946-2009):Epirote Chronicle(2005)…世界初録音
アルキス・バルタス(1948-):小組曲(1970)…世界初録音
ゲオルギオス・ポニリディス(1892-1982):五重奏曲(1966)…世界初録音
ギオルゴス・コウメンダキス(1959-):A Blackbird in the Cricket’s Gorge
クリケット峡谷のブラックバート…世界初録音
テオドーレ・アントニオス(1935-):木管五重奏曲 第2番(2014)…世界初録音
アンドレアス・マクリス(1930-2005):木管五重奏曲(1993)…世界初録音
アエロス木管五重奏団
【メンバー】
ヴァンゲリス・スタスロプーロス(Fl)
イアニス・テリカス(Ob)
アンゲロス・ポリティス(Cl)
スピロズ・カコス(Hrn)
ゲオルギス・ファルンギアス(Fg)

録音:2014年10月8-9日
20世紀から21世紀にかけて、ギリシャではどのような音楽が生まれているのか・・・。そんな好奇心を刺激するこのア ルバムには、名前も聞いたことのないような作曲家たちの作品が7曲収録されています。冒頭に置かれているのは 「10のギリシャの良く知られた旋律」。印象派風の響きの中に、ギリシャの旋律が聞こえてくる親しみやすい作品で す。「クロクニル」はギリシャの伝統的な旋律と変代の融合。「小組曲」は1分程度の5つの曲で構成された作品。短 いながら強い印象を残します。民族音楽の要素が一切入っていない「五重奏曲」は十二音が用いられた前衛的な 作品。アルバムの中でも異質な光を放っています。地中海の動植物からインスパイアされた「クリケットの峡谷のブ ラックバート」、即興的なモティーフで構成された「木管五重奏曲 第2番」、最後は新古典派の作風とギリシャの伝 統音楽が組み合わされた楽しい「木管五重奏曲」で締めくくられます。硬軟ありの楽しいアルバムです。
NAXOS-8.579040
(1CD)
グラシエラ・ヒメネス(1965-):ピアノ独奏曲・ピアノとチェロのための作品集
.En los ojos de las llamas 炎の目の中で(2013)…世界初録音
3つのピアノのための小品(1999)
Baguala ベグアラ(2004)…世界初録音
En la Quebrada de Humahuaca ウマワカ峡谷で(2009)…世界初録音
La luz de enero 光の旅(2006-2012)…世界初録音
Mediterraneo 地中海(2014)
マティアス・ビジャファーニェ(Vc
ドーラ・デ・マリニス(P)

録音:2017年8月28日
アルゼンチン、ブエノスアイレス、エスタデゥイオス・フォルト
アルゼンチン出身の女性ピアニスト、グラシエラ・ヒメネスは作曲家としても活躍しています。アルゼンチンの風景や民 謡からインスパイアされた彼女の作品は、活発な舞曲や、穏やかな旋律を持つ曲など、様々な表情を持っていま す。アルゼンチンの北部地方のイメージが宿る「炎の目の中で」は色とりどりな幻想曲。彼女の愛好する詩から想起 された「3つのピアノのための小品」や、アルゼンチンの民族音楽による「ベグアラ」と「ウマワカ峡谷にて」も独創的で す。またチェロとピアノのデュオ「光の旅」はジャズ風の味わいを持った美しい組曲。最後に置かれた「地中海」にはタ ンゴや古典作品などの様々な要素が複雑に取り込まれており、彼女の幅広い世界観が表出されています。
NAXOS-8.660444
(3CD)
ロッシーニ:歌劇「マオメット2世」 マオメット2世…ミルコ・パラッツィ(Bs)
パオロ・エリッソ…メルト・ジュンギュ(T)
アンナ・エリッソ…エリサ・バルボ(S)
カルボ…ヴィクトリア・ヤローヴァヤ(Ms)
コンドゥルミエロ/セリモ…パトリック・カボンゴ・ムベンガ(T)
アントニーノ・フォリアーニ(指)
ポズナン・カメラータ・バッハcho
ヴィルトゥオージ・ブルネンシス

2017年7月15.20.23日 第29回 ヴィルトバート ロッシーニ音楽祭
ドイツ バート・ヴィルトバート トリンクハレ
15世紀の物語。マオメット2世が率いるオスマントルコの軍勢に包囲されたヴェネツィア共和国のネグロポンテ島で会 議が開かれています。司令官はパオロ・エリッソ。指揮官コンドゥルミエロは降伏を検討していましたが、その意見に反 対するのは若き指揮官カルボでした。カルボはエリッソの娘アンナに思いを寄せており、エリッソは娘とカルボを結婚さ せようと考えています。しかし、アンナは他に好きな人がいました。それは若き領主ウンベルトと名乗る男ですが、実は その正体こそ敵であるマオメット2世でした。もつれた愛の行方は、逃れる術のない悲劇へと突き進みます・・・ 1820年に作曲された「マオメット2世」はロッシーニの円熟期の作品で、全作品中最も長大かつ重々しい雰囲気を 持っています。しかしヴェニスでの初演は大失敗を期したため、ロッシーニは6年後に作品をフランス・グランドオペラ風 に編曲・編纂。序曲を変更し、セリフをフランス語に変え、物語の舞台をネグロポンテ島からコリントに移すなど大き な改編を加え「コリントの包囲」として新たに世に問いました。こちらは大成功を収め、後にイタリア語に翻訳されるな ど大人気となったことで知られています。「マオメット2世」としての改訂版は最後がハッピーエンドになる1822年版も 存在しますが、2017年のヴィルトバート ロッシーニ音楽祭での上演は、初演版が用いられており、当初の構想通り の美しいアリアや悲劇的な結末など、ロッシーニの最初の構想がそのまま表現されています。歌手たちの熱演、バラ ンスの取れたヴィルトゥオージ・ブルネンシスの演奏など、注目の公演の記録です。

NAXOS 2018年10月発売
NAXOS-8.559814(1CD)
バーンスタイン:ファンシー・フリー/オーケストラのための記念日、他
「キャンディード」序曲(1956)
バレエ「ファンシー・フリー」(1944)
オーケストラのための記念日(1944-1989)…世界初録音(ガース・エドウィン・サンダーランドによる管弦楽編 2016)
「ワンダフル・タウン」序曲(チャーリー・ハーモン編)(1953)
マリン・オルソップ(指) サンパウロSO

録音:ブラジル、サンパウロ、サンパウロ・ホール
2017年6月28-30日, 7月6.7日
2016年12月12日
※8.508018BOXより分売
世界中のコンサート・ホールで愛奏されている《キャンディード》の序曲で幕を開けるバーンスタイン生誕100年を祝した1枚。アルバムの中心となるのは、 バーンスタインがこよなく愛したニューヨークを舞台としたバレエ《ファンシー・フリー》の組曲。24時間の上陸許可をもらった3人の船員たちが、きらびやかな ニューヨークでひと時の恋を楽しむために、娘たちにアタックするというなんともアメリカ的な物語。摩天楼をバックに繰り広げられる騒乱を軽やかな音楽にの せて描いています。1944年に初演されたこのバレエは初演時に200回以上も再演されたという伝説的な作品です。世界初録音となる「オーケストラの ための記念日」は1944年から1989年に渡って、バーンスタインが家族や友人、大切な人のために書き続けてきた小品のオーケストラ版。原曲は1944 年、48年、64年、89年に出版された4巻からなるピアノのための組曲ですが、2016年に全曲演奏を行ったサンダーランドが「この組曲にはバーンスタイ ン音楽の本質が込められている」と感じ、全29曲の中から11曲を抜粋し、丁寧なオーケストレーションを行ったものです。最後の《ワンダフル・タウン》序曲 も含め、オルソップの切れ味のよい指揮による演奏です。 
NAXOS-8.559813(1CD)
バーンスタイン:CBSミュージック/バーンスタインの誕生日の祝宴、他
バーンスタイン:マンボ-《ウェスト・サイド・ストーリー》(演奏会用エンディング付)(1957)
 政治的序曲「スラヴァ!」(1977)
 《ペンシルヴァニア通り1600番地》-組曲(チャーリー・ハーモン編)(1976)
 CBSミュージック(1978)…世界初録音
 《オン・ザ・タウン》-タイムズ・スクエア・バレエ
 バーンスタインの誕生日の祝宴(1988)…世界初録音
ベリオ(1925-2003):フォー・レニー(LB.AM.LB.M.W.IS.LB)
キルヒナー(1919-2009):N.Y.-Connotations-N.Y.
ドラックマン(1928-1996):バーンスタインの「ニューヨーク、ニューヨーク」による変
奏曲
フォス(1922-2009):フォー・レニー
コリリアーノ(1938-):フォー・レニー、with love-and candor…
ジョン・ウィリアムズ(1932-):トゥー・レニー! トゥー・レニー!
武満徹(1930-1996):レニーの誕生日に、バーンスタインの主題による変奏曲
ウィリアム・シューマン(1910-1992):バーンスタインによる変奏曲
マリン・オルソップ(指) サンパウロSO

録音 ブラジル、サンパウロ、サンパウロ・ホール
2016年12月8-10日、2016年12月10.12.16日
※8.508018BOXより分売
世界中のコンサート・ホールで愛奏されている「キャンディード」の序曲で幕を開けるバーンスタイン生誕100年を祝した1枚。アルバムの中心となるのは、バーンスタインがこよなく愛したニューヨークを舞台としたバレエ「ファンシー・フリー」の組曲。24時間の上陸許可をもらった3人の船員たちが、きらびやかなニューヨークでひと時の恋を楽しむために、娘たちにアタックするというなんともアメリカ的な物語。摩天楼をバックに繰り広げられる騒乱を軽やかな音楽にのせて描いています。1944年に初演されたこのバレエは初演時に200回以上も再演されたという伝説的な作品です。世界初録音となる「オーケストラのための記念日」は1944年から1989年に渡って、バーンスタインが家族や友人、大切な人のために書き続けてきた小品のオーケストラ版。原曲は1944年、48年、64年、89年に出版された4巻からなるピアノのための組曲ですが、2016年に全曲演奏を行ったサンダーランドが「この組曲にはバーンスタイン音楽の本質が込められている」と感じ、全29曲の中から11曲を抜粋し、丁寧なオーケストレーションを行ったものです。最後の「ワンダフル・タウン」序曲も含め、オルソップの切れ味のよい指揮による演奏です。
NAXOS-8.573888(1CD)
アルフレッド・ブリュノー:作品集
歌劇「メスィドール」(1897)-第4幕:前奏曲
歌劇「風車への突撃」組曲(1893)-組曲
歌劇「ミクラン誕生」(1907)-第1幕:前奏曲
歌劇「メスィドール」第3幕第1場-黄金伝説
ダレル・アン(指)
バルセロナSO

録音:2017年9月13-15日
19世紀フランスで活躍した歌劇作曲家アルフレッド・ブリュノー。“自然主義”を提唱した文豪エミール・ゾラの親友であり、20年間に渡って共同制作を続けたというブリュノーはフランス歌劇に現実主義の作風を取り入れたことで知られています。このアルバムに収録された代表作「風車への突撃」はゾラの作品を原作に用いており、「メスィドール(フランス革命月の8月の意」はゾラが自ら台本を起こしています。厚みのある和声とエキゾチックな響きを多用した彼の音楽からは、ワーグナーの影響も感じられ、20世紀初頭の「印象派」ではないフランス音楽の潮流を見ることができます。
知られざるフランス音楽のリリースに熱心なダレル・アン。このブリュノーでも聴きごたえのある音楽を紡ぎ出し、新たなレパートリーを聴く喜びを伝えています。
NAXOS-8.573862(1CD)
リース(1784-1838):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集 第3集
ソナタ 変ホ長調 Op.18(1810)
ソナタ ト短調 Op.38-3(1811)
ソナタ ニ長調 Op.83(1818)
エリック・グロスマン(Vn)
スーザン・カガン(P)

録音:2017年6月9-10日
USA ニューヨーク、マウント・ヴァーモン オクターヴェン・オーディオ
世界初録音
これまではベートーヴェンの弟子、友人としてのみ知られていたフェルディナント・リース。最近になって作品の独自性にも注目が集まり、少しずつ演奏される機会も増えてきています。とは言え、ヴァイオリン・ソナタはまだ未知の領域であり、第1集、第2集、そして今作である第3集、どれもが世界初となる貴重な録音です。このアルバムには3つのソナタを収録。1810年に書かれたOp.18は、ベートーヴェンの影響を色濃く受け継いでいますが、開始部はかなり斬新な和声に基づいています。その8年後に作曲され、こなれた作風を持つOp.83はシューベルトを思わせる長調と短調の交替が聴きどころ。伸びやかな旋律の美しさも魅力的です。
NAXOS-8.559841(1CD)
ハービソン(1938-):レクイエム(2002) ジェシカ・リヴェラ(S)
ミヒャエラ・マルテンス(Ms)
ニコラス・パン(T)
ケリー・マークグラフ(Br)
ジャンカルロ・ゲレーロ(指)
ナシュヴィル・シンフォニーcho
ナシュヴィルSO

録音:2017年5月12-13日Laura Turner Concert Hall, Scherm
1987年にピューリッツァー賞を受賞し、世界的知名度を獲得したアメリカの作曲家ジョン・ハービソン。独特の芸術的信条を持つことで知られ、これまでにも「ヨハネ・パウロ二世即位25周年を記念する和解のコンサート」の作品を委嘱されるなど、宗教音楽の分野でも素晴らしい作品を書いています。この「レクイエム」は2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件の直後に着手され、翌年3月に完成しています。ただし、構想自体は早い時期から抱いていたといい、彼自身の様々な体験や音楽的モティーフが取り入れられた多角的な作品として成立しています。オーケストラ、合唱だけでなく、ソロ歌手のパートにも重要な役割が置かれ、全てが混然一体となった爆発的なエネルギーを持つ問題作です。
NAXOS-8.559856(1CD)
ジョージ・オークリー(1979-):放浪者
室内楽作品集

トッカータ(2008)
チェロとピアノのためのソナタ(2013)
シェークスピラのソネットによる4つの歌曲(2011)
思い出(2014)
ソナタ-幻想曲(2010)
ナオミ・ルイーザ・オコンネル(Ms)
アントン・リスト(Cl)
リジー・ラミシュヴィル(Vc)
インガ・カシャカシュヴィリ(P)
アンジェリカ・ゲイドリヤ(P)
タマール・ミケランゼ(P)

録音:2015年11月2-3日、2016年10月2-3日、2017年3月12日、2017年3月30日
世界初録音
グルジア(現ジョージア)に生まれたアメリカの作曲家オークリー。ピアニストとして名声を高める傍ら、作曲にも興味を示し、 ダニエルプールとオルドリッジから作曲技法を学びました。2009年にピアノ曲「ノスタルジアとトッカータ」がカーネギー・ホール で初演され一躍注目を浴び、以降、作曲家として多くの賞を受賞、世界的に活躍しています。彼は伝統を重んじながら も、ジャズやジョージアの民族音楽まで様々な要素を自作に取り入れることで、常にユニークで表現力豊かな作品を発 表。このアルバムではピアノ曲、歌曲からチェロ、クラリネット曲までさまざまな作品を収録。どの曲も美しい旋律に溢れた魅 力的な味わいを持っています。
NAXOS-8.573980(1CD)
Exaltation-賞賛
ドール:Exaltation 賞賛
アルフォンソ10世:Rosa das Rosas ばらの中のばら
ブサール:Ma belle, si ton ame あなたの魂、私の美しいもの
ロッシ:Barechu 主を讃えて
伝承曲:El nora alila 贖罪の日
伝承曲:Demedim Mi 私はあなたに言ったか?
伝承曲:A la nana y a la buba 子守歌とおばあさん
フレスコバルディ:Se l’aura spira tutta vezzosa 優雅な風が吹くと
伝承曲:La manana de San Juan 聖ヨハネの日の朝
伝承曲: A?k?n ile a??klar 永遠の愛をあなたと
伝承曲:Ya viene el cativo捕虜が来る
伝承曲:Yemei Horpi 私の冬の日
作者不詳:Mareta, mareta no’m faces plorar
お母さん、お母さん、私を泣かせないで
伝承曲:Uskudara Gideriken オクダラの道-カティビム
伝承曲:Lamma bada わが愛に会った時
ファリャ:Nana 子守歌
ヤニフ・ドール(C.T)
アンサンブルNAYA

録音:2018年1月
迫害され故郷を追われた少数民族セファルディの血を引くカウンターテナー歌手、ヤニフ・ドール。このアルバムは以前発売 された「流浪と情熱の歌」(8.573566)の続編と言えるもので、彼のルーツであるセファルディがスペインから追放されて以 降、ヨーロッパからトルコ、中近東へと散っていった足取りを音楽で追っています。アルバムタイトルである「Exaltation」は ドール自身が作曲。イスラム教、ユダヤ教、キリスト教の3つの教義からテキストが採られた瞑想的な雰囲気を持つ曲で す。ロッシの曲ではドールはカウンターテナーではなく地声を用いています。「アンサンブルNAYA」は2008年にスウェーデン で設立された8人の奏者で構成されたアンサンブル。宗教や国籍を超えた音楽を様々な楽器でエキサイティングな演奏を 聴かせています。アラブ民族楽器のフルート「ネイ」の素朴な音色やアボリジニの「ディジュリドゥ」、フラメンコ・ギター、ヴィオ ラ・ダ・ガンバといった楽器が織り成す神秘的な響きは特に聴きものです。
NAXOS-8.574001(2CD)
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248 福音伝道者…ゲオルク・ポプルッツ(T)
ユリア・クライター(S)
カタリナ・マギエラ(A)
トーマス E.バウアー(Bs)
ラルフ・オットー(指)
マインツ・バッハO&cho

録音:2017年11月28日-12月5日ドイツ、マインツ キリスト教会
バッハのクリスマス・オラトリオは、1734年のクリスマス・シーズンのために書かれたカンタータ集。全6部からなる長大な 作品で、一部の楽章は、それまでのカンタータの楽章から転用されていますが、もともとバッハは原曲を作る際に「後に転 用する」ことを前提に構想を練っていたとされるほどに、ごく自然な流れで全曲がまとめられています。冒頭の「歓呼の声を 放て、喜び踊れ」の輝かしい管弦楽と合唱の旋律は、まさにキリストの誕生を祝うにふさわしい壮麗さを持ち、ここを耳に するだけでも心が躍ることでしょう。このアルバムで指揮をしているのはラルフ・オットー。1991年にコンチェルト・ケルンを振っ た名演も存在しますが、こちらは最新の録音。手兵マインツ・バッハOと合唱団を意のままにあやつり、極上の名 演を聴かせています。
NAXOS-8.573743(2CD)
アンドレアス・ハーケンベルガー(1573/74-1627):ペルプリンのタブラチュア譜からの55のモテット集
29のモテット集
26のモテット集
ヤン・ウカシェフスキ(指)
ポーランド室内cho
ムジカ・フィオリタ

録音:2013年9月18-28日
世界初録音
16世紀後半から17世紀初頭の作曲家アンドレアス(アンジェイ)・ハーケンベルガー。1602年頃にポーランド王ジグムント 3世の宮廷でリュート奏者として働いていた記録がある以前の少年時代や青年時代のことはわかっていません。1607 年、ポーランドのグダニスクにあるルター派の聖マリア教会で音楽家の欠員が出たことを知ったハーケンベルガーは、自ら市 議会に立候補のための譜面を提出、1608年にチャペルマスターに任命され、亡くなるまで職務を全うしました。このアル バムに収録されたモテットは1620年から1680年に書かれた様々な作曲家の声楽曲を収録した「Pelplin Tablature」 に納められた作品群で、カトリックとルター派のどちらの教義にも沿うものであり、ジグムント3世の宮廷で学んだイタリア風 の様式に基づいた精緻で華麗な作風で書かれています。
NAXOS-8.571379(1CD)
スタンデール・ベネット(1816-1875):室内楽作品集
六重奏曲 嬰ヘ短調 Op.8(1835)
室内三重奏 Op.26(1839)
弦楽四重奏曲 ト長調 WoO17(1831)…世界初録音
ヴィラーズSQ【ジェームズ・ディケンソン(Vn1)、東 環樹(Vn2)、カルメン・フォレス(Va)、ニック・ストリングフェロー(Vc)】
ジェレミー・ヤング(P)
レオン・ボッシュ(Cb)

録音:2018年1月3-5日UK マンチェスター、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック
1816年、シェフィールドでオルガニストの父のもとに生まれたスタンデール・ベネット。早くに父を亡くしたため、祖父のもとで 音楽の手ほどきを受けました。10歳で王立音楽アカデミーに特待生として入学、10年間に渡りヴァイオリンとピアノ、作曲 を学び、在学中に書いた「ピアノ協奏曲」は、彼自身の独奏で初演。これを聴いたメンデルスゾーンはその才能に注目 し、ベネットをドイツに招待します。その後、彼はイギリスで演奏活動を行いながらも頻繁にドイツを訪れ、ライプツィヒでは シューマンとも親交を結び、お互いに強い友情で結ばれました。このアルバムにはベネットの3つの室内楽作品を収録。ピ アノを伴う六重奏曲は、明らかにメンデルスゾーンの影響が表れていますが、スケールの大きさではメンデルスゾーンを上回 るほどの強い感情表現を伴った力作です。他には三重奏曲と、世界初録音となる弦楽四重奏曲を収録。こんなに美し い曲があったのかと驚きの連続の1枚です。
NAXOS-8.573973(1CD)
ベル・エポックから騒乱の1920年代にかけての歌曲とシャンソン集
ユーマンス:二人でお茶を…世界初録音
ホープ・テンプル:マイ・レディ・バウアー…世界初録音
メサジェ:Ah! Nay, do not fly me!…世界初録音
金と青と白…世界初録音
軽く、軽く…世界初録音
イヴァン・カーリル:時の歌…世界初録音
ロドルフ・ベルガー:「ローランギー」-レチタティーヴォとカヴァティーナ…世界初録音
フェリックス・フォードレイン:サンドリヨンの夢
ハイドン・ウッド:ピカルディのばら
ベルガー:メッサリネット
アーン:最後のワルツ
ルイ・ベイツ:レスカルポレット
マルセル・ラテス:マギー、映画の女王
ジェローム・カーン:誰かの誰か
モーリス・イヴァン:私は夜に歌う
グレース・ルボワ:私と一緒にみんなラグ/私たちはそういう
クレモンティーヌ・ドゥクチュール(S)
フィリップ・ブロカード(Br)
クロエ・ドゥクレー(Hp)
フライヴォール・アンサンブル

録音:2017年10月25-27日、2018年1月20日
「騒乱の時代」と言われる1920年代。アメリカでは第一次世界大戦の特需で経済が発展、伝統が破壊され、生活に は自動車やラジオが入り込み、人々は常に娯楽を求めました。またロンドンとパリでは他の国々を圧倒するほどの文化が 栄え、多くの英国のアーティストがパリの舞台に登場、ロンドンでは歌手や指揮者だけでなくフランスの作曲家の作品が流 行するなど、両国は絶え間ない文化交流が行われていました。そして、流行を始めたジャズを取り入れたダンスが普及し、 これらのエレガントな音楽は多くの人々を魅了しました。このアルバムには、その当時のイギリスとフランスの交流から生まれ た数々の作品が収録されています。作曲家の名前は、現代ではほとんど忘れられてしまいましたが、どれも聴けば瞬時に 魅了されるほどの楽しい曲ばかり。20世紀初頭の酒場で歌われていたような男女の関係の機微を歌った曲もあったり、 ミュージカル風の曲があったりと、思い切り楽しめる1枚です。
NAXOS-8.573652(1CD)
アレクサンドル・モイゼス(1906-1984):交響曲第5番ヘ長調 Op.39
交響曲第6番ホ長調 Op.44
ラディスラフ・スロヴァーク(指)
スロヴァキアRSO

録音:1994年11月28日-12月1日
ブラティスラヴァ スロヴァーク放送、コンサート・ホール
※MARCO POLO 8.225090からの移行盤
スロヴァキア生まれのモイゼス。1929年にブラティスラヴァ音楽アカデミー(スロヴァキア音楽演劇学校)の教授に就任、数 多くの後進を育てました。また、一時期はスロヴァキア国内の国策ラジオ局、スロヴァキア放送企業体有限責任会社の音 楽ディレクターも務め、この国の音楽発展に力を尽くした人です。エウゲン・スホニュ、ヤーン・ツィケルとともに20世紀のスロ ヴァキア音楽の重要な作曲家とみなされており、民族音楽を取り入れた彼の作品は、近年評価が高まっています。このア ルバムには交響曲第5番と第6番を収録。1947年から48年に書かれた第5番は「親愛なる父親の遺産による」という副 題がつけられており、モイゼスに音楽の手ほどきをした父、ミクラーシュへの賛辞が込められています。第6番は1951年の 作品。「ピアノのためのコンチェルティーノ」として構想されていたいくつかの主題を発展させた明快な交響曲です。
NAXOS-8.573947(1CD)
フルートとハープのためのセレナードとソナタ

ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴズによる幻想曲(1934)(J.グレイディ編)
ポール・リード(1943-1997):「ヴィクトリアン・キッチン・ガーデン」組曲(1991)(C.ゴダールによるフルート・パート編
曲)
F.クープラン:恋のうぐいす(1772)
 勝ちほこるうぐいす(1772)
ショーソン(1855-1899):鳥たち(1889)(J.マッケイブ編)
ハッセルマンズ(1845-1912):泉 Op.44(1898)
ニーノ・ロータ(1911-1979):フルートとハープのためのソナタ(1937)
オルウィン(1905-1985):ナイアード-フルートとハープのための幻想曲-ソナタ(1971)
ウッダール(1873-1952):セレナード(1907)(E.グッドマン編)
エルガー:朝の歌 Op.15-2(1899)(D.ソーシン編)
マーソン(1932-2007):フルートとハープのための組曲(1993)-イチゴとクリーム
スザンヌ・シュルマン(Fl)
エリカ・グッドマン(Hp)

録音:2017年6月1-4日カナダ オンタリオ、ニューマーケット 聖ジョン・クリソストム教会
カナダのフルート奏者、スザンヌ・シュルマンが演奏する、ヴォーン・ウィリアムズの「グリーンスリーヴズ幻想曲」で始まる“イギ リスの庭園”からインスパイアされたフルートとハープのための作品集。ハープを担当するのはシュルマンと長年に渡って共演 しているエリカ・グッドマン。二人の息のあったアンサンブルにより、イギリスだけでなく、フランスやイタリアの作品も交え、鳥の 声、噴水、泉などを題材にした牧歌的でノスタルジックな雰囲気を備えた旋律を楽しめます。トラック10「泉」はハープ独 奏の曲で、作曲家のハッセルマンはベルギー出身、フランスで活躍したハープ奏者。彼の代表作であるこの曲は、まさに流 れる水をそのまま音にしたかのような分散和音が美しく、ハープの魅力を存分に味わえる作品として知られています。
NAXOS-8.573825(1CD)
金管七重奏のための音楽集 第6集
フィンジ:3つの讃歌 Op.27-第2番「神は上れり」(1951)(M.ナイト編)
エルガー:セレナード ホ短調 Op.92(1892)(M.ナイト編)
フィンジ:前奏曲 ヘ短調 Op.25(1929)(S.コックス編)
パリー(1848-1918):告別の歌(1916-1918)抜粋(M.ナイト編)
フィンジ:ロマンス 変ホ長調 Op.11(1928)(S.コックス編)
ウォルトン(1902-1983):弦楽オーケストラのためのソナタ(1971)(S.コックス編)
セプトゥーラ
【メンバー】
ヒュー・モーガン(E♭トランペット)
アラン・トーマス(第1B♭トランペット)
サイモン・コックス(第2B♭トランペット)
ピーター・ムーア(第1トロンボーン)
マシュー・ナイト(第2トロンボーン)
ダニエル・ウェスト(バス・トロンボーン)
ピーター・スミス(テューバ)
サイモン・コックス&マシュー・ナイト(芸術監督)

録音:2017年7月13-15日
UK ロンドン、ニューサウスゲート、聖ポール教会
ロンドンを拠点に活躍する金管楽器のトップ奏者たちによる七重奏団「セプトゥーラ」の最新作。これまでに“クリスマス・ア ルバム”を含む6枚のアルバムで、バロックから近代まで多彩な音楽を演奏してきた彼らですが、今作ではついに「お国も の」であるイギリス近代作品を存分に聴かせます。日本でもファンの多いフィンジの作品や、エルガー、ウォルトン、パリーな どおなじみの作曲家たちによる声楽曲や弦楽作品を、サイモン・コックスとマシュー・ナイトが絶妙に編曲。もともと金管楽 器のために書かれたかのような見事なサウンドに生まれ変わっています。美しいフィンジの「ロマンス」、荘厳なパリーの「告 別の歌」など、イギリス近代の独特な情緒をたっぷり味わうことができるユニークな1枚です。
NAXOS-8.573821(1CD)
シュレーカー(1878-1934):「王女様の誕生日」組曲
あるドラマへの前奏曲(1914)
「王女様の誕生日」-組曲(1923)
ロマンティック組曲 Op.14(1903)
ジョアン・ファレッタ(指)
ベルリンRSO

録音:2017年6月19-23日
ドイツ ベルリン、RBB 大ホール
1878年生まれのシュレーカーは、ウィーン音楽院を卒業後、作曲家、指揮者として活躍。ツェムリンスキーやシェーンベル クの作品を初演しながら、自らの作品も指揮し名声を高めました。1905年に書かれた「王女様の誕生日」はもともとクン ストシャウ(総合芸術展)のこけら落としのための作品で、当時としてはかなりの野心作でしたが、これが聴衆の共感を 得たため、以降次々と仕事が舞い込み、彼は代表作となる「はるかなる響き」を書き上げ、R・シュトラウスに匹敵 するほどの「歌劇作曲家」として名声を確立します。しかし、1920年代になると作品の評価が分かれはじめ、1928年に エーリヒ・クライバーが指揮した「歌える悪魔」が失敗したことで、名声は失墜。その後、作品はナチスによって排斥され、失 意のうちにこの世を去ってしまうこととなります。このアルバムの中心をなすのは、成功作である「王女様の誕生日」の組曲 版。彼の絶頂期に編纂された色彩豊かな曲集です。また「あるドラマへの前奏曲」は後に歌劇「烙印を押された人々」に 転用されました。ブルックナーを思わせる「ロマンティック組曲」も印象的な作品です。
NAXOS-8.660410(3CD)
コルンゴルト:歌劇「ヘリアーネの奇跡」 ヘリアーネ(暴君の妃)…アンネマリー・クレーマー(S)
暴君…アリス・アルギリス(Br)
異国の男…イアン・ストレイ(T)
使者…カテリーナ・ヘーベルコーヴァ(A)
牢番…フランク・ヴァン・ホーヴェ(Bs)
盲目の断罪官…ヌットハポーン・タンマティ(T)
若い男…ジェルジ・ハンツァール(T)
ファブリース・ボロン(指)
フライブルク歌劇場choと賛助出演者たち
フライブルク・バッハ合唱団のメンバー
フライブルクPO

録音:2017年7月20-26日(演奏会形式)
ドイツ、フライブルク コンツェルトハウス、ロルフ・ベーム・ザール
ある国の物語。暴君に死刑を宣告された異国の男。抗議する男の前に現れたのは、暴君の妻ヘリアーネ。男とヘリアーネ は惹かれあい、ついにヘリアーネは彼に一糸まとわぬ姿を見せてしまいます。自死する男、純潔を守りながらも、男への愛 はあったと告白するヘリアーネ。怒る暴君は「本当に純潔であるなら男をよみがえらせることもできるだろう」と妻に告げます が・・・。 「早熟の天才」コルンゴルトが4番目の歌劇「ヘリアーネの奇跡」を完成させたのは30歳の時。すでに、23歳の時に作曲 した「死の都」で世界的評価を得ていた彼は、この「ヘリアーネ」で一層名声を高めることとなりました。コルンゴルトと同世 代の表現主義作家カルトネーカーの作品を原作にしたこの歌劇の主題は、「世界は普遍的な愛で救済される」というも ので、コルンゴルトは、あらすじのつじつまを合わせることよりも、官能性を前面に押し出し、ワーグナーを思わせる劇的で妖 艶な音楽を付けることに終始しました。 コルンゴルトの死後、作品が忘れられてしまったのは、ナチスによって「退廃音楽」に分類されてしまったこともありますが、も う少し整理された物語であったら(例えば「死の都」のように)もっと早くに人気が再燃していたかもしれません。しかしな がら、この絢爛豪華な響きを味わうことこそ、コルンゴルトを聴く醍醐味と言えるでしょう。

NAXOS 2018年9月発売
NAXOS-8.573968(1CD)
ピーター・グレアム(1958-):ブラスバンド作品集
巨人の肩の上で(2009)
ラジオ・シティ(2012) フィリップ・クッツの詩による
メディテーション(2014)
パラマウント・ラプソディ(2018)…世界初録音
ニューヨーク・ムーヴィー(2018)…世界初録音
エドワード・ホッパーの印象による音楽物語(フィリップ・クッツの詩による )
メトロポリス 1927(2014)
デイル・ジェラード(ナレーター)
フィリップ・コッブ(Tp)
ピーター・ムーア(Tb)
リチャード・フィリップス(キーボード)
ニコラス・チャイルズ(指)
スティーブン・コッブ(指)
ブラック・ダイク・バンド

録音:Morley Town Hall,Leeds,
West Yorkshire, UK
2016年6月、2017年1月、2018年3月
吹奏楽やブラスバンドのための数多くの作品で知られる、スコットランド出身の作曲家グレアムの作品集。来日経験もあ り日本でもおなじみのグレアムは、アメリカ「バンド・マスターズ協会」の名誉あるオズワルド賞を受賞するなど、アメリカでも 絶大な人気を誇っています。このアルバムはグレアム生誕60年を記念して製作されたもので、名作「巨人の肩の上で」 など吹奏楽ファンに良く知られた作品から、2018年に作曲された最新作(もちろん世界初録音)までを、グレアムとも所 縁の深い“世界最強のアンサンブル”ブラック・ダイク・バンドが演奏する注目の1枚です。マイルス・デイビスをはじめとする 過去の偉大な金管奏者たちに敬意を表した「巨人の肩の上で」、グレアムが幼い頃に耳にしたアメリカのラジオ番組から インスパイアされた「ラジオシティ」、ブラック・ダイク・バンドの委嘱作「メディテーション」、伝説のトランペッター、ハリー・ジェイ ムスの思い出によルトランペット協奏曲「パラマント・ラプソディ」、アメリカの画家ホッパーの作品による「ニューヨーク・ムー ヴィー」、フリッツ・ラングのSFフィクション映画にインスパイアされた「メトロポリス1927」の全6曲で構成されています。
NAXOS-8.573936(2CD)
バッハ:リュート作品全集
【CD1】
パルティータ ホ長調 BWV1006a
組曲 ハ短調 BWV997
前奏曲 ハ短調 BWV999
フーガ ト短調 BWV1000
前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV998
【CD2】
組曲 ホ短調 BWV996
組曲 ト短調 BWV995
ヨハネ受難曲 BWV245 第2部-アリオーソ「Betrachte, meine Seel とくと見よ、わが魂よ」
マタイ受難曲 BWV244b 第2部-レチタティーヴォ「Ja freilich will in uns das Fleisch und Blut
そう もちろん私たちの中の肉と血も」
マタイ受難曲 BWV244b 第2部-アリア「Komm, suses Kreuz 来たれ甘き十字架よ!」
今村 泰典(Lute)

録音:Roman Cathric Church, Oberbuchsiten, Switzerland
2015年7月13-17日、2016年7月11-19日
ヨハン・セバスティアン・バッハは1703年から1720年の間に、恐らく2人の有名なリュート奏者、ヴァイスとクロプフガンスに 出会ったと考えられており、1739年にはこの2人がバッハの家に1か月間滞在し、演奏会を開くまでに親交を深めていま す。バッハ自身はリュート演奏にはあまり長けていなかったともいわれていますが、無伴奏チェロ組曲第5番をリュート用に 編曲したり、ヴァイスの曲をヴァイオリンとチェンバロ用の組曲に編曲するなど、リュートについての関心は深かったようです。 この2枚組のアルバムでは、7曲のリュート作品全てだけでなく、マタイ受難曲とヨハネ受難曲でリュートが活躍する3曲も 収録されています。今村泰典は世界に認められたリュート奏者。バッハが要求する高度な技巧を鮮やかに駆使し、見事 な演奏を聴かせます。
NAXOS-8.573794(1CD)
リスト:ピアノ作品全集 第51集〜詩曲集
コンソレーション S171a/R12(初稿版)
アルバムの小品「最初のコンソレーション」S171b(断片)
巡礼の旅第2年:イタリア「婚礼」 S157a(初稿版)
神曲のパラリポムネス(ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲) S158b/R10b(第2稿)
バラード 第2番ロ短調 S170a(初稿版)
レーナウの「ファウスト」による2つのエピソード-第2番 村の居酒屋での踊り
メフィスト・ワルツ 第1番(改訂版) S514/R181
ゴラン・フィリペツ(P)

録音:2017年5月29-30日
イタリア サチーレ,ファツィオーリ・コンサート・ホール
波乱万丈の生涯を送ったリスト。若い頃は華麗で技巧的な作品を書いていましたが、壮年から晩年に至るにつれ、少 しずつ落ち着いた内省的な作風へと変化していきます。日本語で「慰め」と呼ばれるコンソレーションは、1844年から49 年頃に作曲された6つの曲からなる曲集で、現在演奏されるのは1950年に改訂された第2稿が多く、こちらの初稿版 はほとんど耳にすることがありません。初稿版では、最もよく知られてる第3番には、ハンガリー狂詩曲風の全く別の曲が 置かれているなど、いくつかの変更点があり、リストの創作過程の変遷の一端が伺えます。他の作品も普段耳にする稿 とは違うヴァージョンで、違いを探しながら聞く楽しみも味わえます。リストの研究者ゴラン・フィリペツの演奏です。
NAXOS-8.573867(1CD)
リュリが与えた影響
リュリ:「アルミード」(1686)
 プロローグ:序曲
 第5幕第2場:パッサカーユ
テレマン:序曲(組曲)ホ短調
TWV55:e3(1716頃)2本のフルート、2本のオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための
ラモー:「ダルダニュス」-組曲
(1739/1744改訂)
バルトルト・クイケン(指)
インディアナポリス・バロックO

録音:2013年1月21-24日
USA インディアナ大学、クリステル・デハーン・ファイン・アーツ・センター、ルース・リリー・パフォーマンス・ホール
フランス・バロック期に絶大な人気を誇っていたジャン=バティスト・リュリ。イタリアの粉挽き職人の家に生まれ、独学で音 楽を学び、様々な経緯によりルイ14世付きの音楽家に任命されたことで、およそ26年間に渡りフランス音楽界で強い 影響力を発揮しました。踊り手としても有能であり、フランスにおける「オペラ=バレ」の発展に寄与、とりわけ急速なテン ポの舞曲を積極的に取り入れたことでも知られています。1686年に書かれた「アルミード」のパッサカーユは人気が高く、 ダングルベールらが編曲を残しています。テレマンも初期作品では、リュリ由来のフランス風形式を用いて作品を書いてお り、この「組曲 ホ短調」はその最たるものです。ラモーはリュリの次世代の作曲家であり、リュリが導入した抒情悲劇(ト ラジェディ・リリック)を発展させたことで知られています。この「ダルダニュス」は初演時は不評でしたが、改訂後人気を獲 得。ラモーの代表作の一つとなりました。バルトルト・クイケンは3人の作品を通して、17世紀から18世紀フランス音楽の 発展を俯瞰しています。
NAXOS-8.579038(1CD)
失われたサクソフォン協奏曲集
ン・ビーチ・クレイガン(1885-1927):サクソフォン協奏曲 変ホ長調(1925)
ユルヨ・グナロプロス(1904-1968):サクソフォン協奏曲 ハ短調(1935 オリジナル・ヴァージョン)
アイラート・リンドルフ=ラーセン(1902-1983):サクソフォン協奏曲(1954)
レオポルド・ヴァン・デア・パルス(1884-1966):コンチェルティーノ(1938)
フィリス・テイト(1911-1987):アルト・サクソフォンと弦楽合奏のための協奏曲(1944)
オリ=ペッカ・トゥオミサロ(Sax)
ヒズ・オーケストラ

録音:2016年8月2日,
2017年1月2-3日
フィンランド ヘルシンキ、ラウッタサーリ教会
世界初録音
1840年代にアドルフ・サックスによって考案された「サクソフォン」。現代ではクラシックからポップス、ロック、ジャズに至るま で多彩な場面で使われる人気楽器です。この楽器のために多くの作曲家が協奏曲を書いており、その数は恐らく2000 作を超えるとされますが、残念ながら標準的なレパートリーになっているのは、その中のほんの一握りにすぎません。このア ルバムは歴史の中に埋もれてしまった5つの協奏曲を発掘、聴き手にその存在意義を問うものです。クレイガンはアメリカ の作曲家で、サクソフォン教師としても活躍、奏法のメソッドも残しています。この協奏曲は残念ながらピアノ伴奏の楽譜 のみが残っており、オーケストラ伴奏では演奏されたことはなかったようです。グナロプロスはロシア生まれ、フィンランドの作 曲家。フィンランドのサックス奏者ラユラのために書かれた協奏曲を、今回トゥオミサロが探し出したことで、録音が実現し ました。リンドルフ=ラーセンの作品は現代でも学生試験で演奏されることがありますが実際のコンサートでは短すぎるた め、演奏機会を逸しています。パルスの作品も短すぎて演奏会には不向きですが、珠玉の美しさを持っています。イギリ スの女性作曲家テイトの作品は、BBC放送の委嘱で書かれたもの。彼女は自己批判が強く、初期作品のほとんどを破 棄してしまいましたが、この協奏曲はかろうじて残った1曲です。
NAXOS-8.573879(1CD)
ヴァインベルク(1919-1996):交響曲第13番/セレナード
交響曲第13番Op.115(1976)
セレナード Op.47 No.4(1952)
ウラディーミル・ランデ(指)
シベリア国立SO

録音:2017年8月26日-9月4日
ロシア、クラスノヤルスク、フィルハーモニー・ホール
世界初録音
ワルシャワで生まれ、ナチスを逃れミンスクに亡命したヴァインベルク。家族の大部分を戦争で失い、自身も反ユダヤキャ ンペーンで逮捕されるなど苦難の人生を送ったことで知られています。彼の死後残された、20曲の交響曲、7曲のオペ ラ、室内楽、ピアノ曲、映画音楽などの数多くの作品は20世紀中にはほとんど無視されていましたが、21世紀になって ようやく演奏、録音の機会が増えており、とりわけ晩年の平和への祈りが込められた懐古的な作品は高い人気を獲得し ています。 彼の母の思い出のために作曲された「交響曲第13番」は単一楽章で書かれたシンプルで控えめな作品。全曲はヴィオ ラの悲痛な主題で始まり、様々な楽器を交えながら激しいクライマックスに到達した後は少しずつ減衰していくという大き な弧を描いています。1952年に作曲されたセレナードは「ジダーノフ批判」を受けていた時期に書かれ、アレクサンドル・ ガウクに捧げられた作品。曲の終わりは堂々たる讃美歌で締めくくられます。どちらも世界初録音です。
NAXOS-8.573903(1CD)
ジョン・ブラガ・サントス(1924-1988):交響的序曲/ピアノ協奏曲 他
交響的序曲 第1番Op.8(1946)
交響的序曲 第2番「リスボン」 Op.11(1947)
Viver ou Morrer 生きるか死ぬか Op.19(1952)-前奏曲
牧歌(1955)
ロマンス(1955)
交響的前奏曲(1955)
インテルメッツォ(1956)
ピアノ協奏曲 Op.52(1973)
ゴラン・フィリペツ(P)
アルヴァロ・カッスート(指)
ロイヤル・リヴァプールPO

録音:2017年9月12-13日
UK リヴァプール,フライアリー
世界初録音
ポルトガルの作曲家ブラガ・サントスの作品集。フレイタス・ブランコの弟子である彼は、ポルトガルの民族舞曲を取り入 れた色彩豊かな作品を残しました。6曲の交響曲が良く知られていますが、他にもオーケストラ作品や室内楽作品など 多くの作品を書いており、その全容は未だ知られていません。このアルバムに収録された交響的序曲やピアノ協奏曲な ど、全てが世界初録音。彼の最初のオーケストラ作品である交響的序曲に始まり、1946年から1973年までの作曲 年を追いながら、様々な作品を楽しめるアルバムとなっています。最初の3つの作品とピアノ協奏曲は大規模な編成で 書かれていますが、残りの4作品は全て小編成、もしくは管楽器主体の編成で書かれており、どれもがポルトガル民謡を ベースにしています。 ピアノ協奏曲で独奏を務めるのは、リスト作品でおなじみのゴラン・フィリペツ。鍵盤上を自在に駆け巡る指が見えるよう な技巧的な作品を難なく弾いています。
NAXOS-8.573736(1CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集〜イグナツ・ラハナーによる弦楽四重奏とコントラバス伴奏版

ピアノ協奏曲 第23番イ長調 K488
ピアノ協奏曲 第24番ハ短調 K491(カデンツァ:A・ゴールドスタイン)
アーロン・ゴールドスタイン(P)
ファイン・アーツSQ
【メンバー】
ラルフ・エヴァンス(Vn1)
エフィム・ボイコ(Vn2)
ホアン=ミゲル・エルナンデス(Va)
ロベルト・コーエン(Vc)
アレクサンダー・ビッカルト(Cb)

録音:2017年5月23-25日
American Academy of Arts and Letters, New York City,
USA
全て世界初録音
演奏旅行に出かけることの多かったモーツァルトは、自身の腕の見せ所となる“ピアノ協奏曲”を持ち歩く際、しばしば演 奏しやすい「弦楽四重奏による伴奏」に置き換えていました。またこの時代は、交響曲や協奏曲などの編成の大きな作 品も家庭で演奏できるように、数多くの編曲者が原曲に手を加えていました。フンメルによるいくつかの曲の編曲が良く 知られていますが、この世界初録音となるラハナーの編曲は弦楽四重奏にコントラバスを加え、豊かな響きが加わるよう に仕立てられています。ラハナーによる編曲版はすでに第20番と第21番の協奏曲が、ゴールドスタインとファイン・アーツ 四重奏団によって(コントラバスは別奏者)録音されていますが(8.573398)第23番、第24番でもオーケストラの 響きが巧みに移し替えられたシンプルで親密な伴奏による演奏を楽しめます。第24番のカデンツァはゴールドスタイン自 身によるものです。
NAXOS-8.573746(1CD)
デュティユー:交響曲第1番/メタボール 他
交響曲第1番(1951)
メタボール(1964)
Les Citations 引用(1985-1990)
シリル・シャボー(Ob)
マテュー・プティ(Cb)
ロマン・ロビーヌ(パーカッション)
カシア・トムチャク=フェルトリン(Cemb)
ジャン=クロード・カサドシュ(指)
リール国立O

録音:2016年7月18-21日
Auditorium du Nouveau Siecle, Lille, France
フランスの作曲家ディティユーの作品集。1950年に作曲された「交響曲第1番」は彼の最初の純粋な管弦楽作品であ り、古典的な様式に拠りながらも、数多くの打楽器を加えた編成から生まれる色彩的な響きが魅力的な曲です。第1 楽章は低弦のピッチカートに導かれたパッサカリア(短い主題が発展していく一種の変奏曲)、第2楽章は活発なスケル ツォ、第3楽章は難解なインテルメッツォ、終楽章はティンパニと打楽器に導かれた大胆な主題が壮大なクライマックスに 達し、最後は静かに締めくくられるという構成で、この作品の成功によりディティユーは国際的な名声を獲得しました。ク リーヴランドO創立40周年の委嘱作「メタボール」は自由な形式による変奏曲。ジョージ・セルによって初演され た後、世界中で演奏されています。「Les Citations 引用」はブリテンの歌劇「ピーター・グライムズ」からの言葉と、オル ガニスト、ジャン・アランの作品から一節が引用されたチェンバロを含む室内アンサンブルのための作品です。
NAXOS-8.573933(1CD)
ハイドン:ピアノのための10の小品と24のメヌエット
交響曲第81番ト長調 Hob.I:81-第2楽章 Andante(ピアノ編)
歌劇「La vera costanza 真の貞節」Hob.XXVIII:8 第2幕のアリア
「Io son poverina 私は貧しくて」(ピアノ編)
交響曲第79番ヘ長調 Hob.I:79-第2楽章 Adagio cantabile(ピアノ編)
交響曲第85番変ロ長調 Hob.I:85「王妃」-第3楽章 Menuetto(ピアノ編)
交響曲第85番変ロ長調 Hob.I:85「王妃」-第4楽章 Allegretto(ピアノ編)
歌劇「La vera costanza 真の貞節」Hob.XXVIII:8 シンフォニア Allegretto(ピアノ編)
アダージョ ヘ長調 Hob.XVII:9
歌劇「La vera costanza 真の貞節」Hob.XXVIII:8 第1幕 イントロダクション Vivace(ピアノ編)
交響曲第53番ニ長調 Hob.I:53「帝国」-第2楽章 Andante(ピアノ編)
弦楽四重奏曲 第29番ト長調 Op.33-5 Hob.III:41-第4楽章 Finale: Allegretto(ピアノ編)
12のメヌエット Hob.IX:3(ピアノ編)
アレグレット ト長調 Hob.XVII:10
行進曲 変ホ長調 Hob.VIII:3/3bis「ウェールズの王子のための行進曲」(ピアノ編)
コントルダンス ニ長調 Hob.XXXIc:17b
12のメヌエット Hob.IX:11 Redout Menuetti(ピアノ編)
イェネ・ヤンドー(P)

ハンガリー、ブダペスト、
フェニックス・スタジオ
ハイドンは生涯に47曲の「鍵盤のためのソナタ」を書きました。初期の作品はチェンバロのためのものでしたが、ハイドンが 活躍していた時期は鍵盤楽器の発展が著しく、チェンバロからフォルテピアノ、ハンマークラヴィーアなど様々な鍵盤楽器 が登場し、使える音域や強弱の設定範囲が広まるだけでなく、作品自体の形式も拡大の一途を辿っていました。ハイド ンは47曲のソナタの他に、自身のオーケストラ作品や室内楽作品を鍵盤楽器用に編曲し、楽器の可能性を探るととも に、これらはウィーンの舞踏会で使用され、貴族たちをおおいに喜ばせたのです。演奏はNAXOSを代表するピアニスト、 イェネ・ヤンドー。2013年の「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」(8.573313)に続くハイドン作品の録音で す。
NAXOS-8.573865(1CD)
ロッシーニ:老いのいたずら 第10集
室内楽作品と秘曲集 第3集

第1巻:イタリアのアルバムから
1.第8曲-Anzoleta avanti la regata 競艇前のアンゾレータ
2.第9曲-Anzoleta co passa la regata 競艇中のアンゾレータ
3.第10曲-Anzoleta dopo la regata 競艇後のアンゾレータ
第2巻:フランスのアルバムから
4.第5曲:Chanson de Zora. La petite bohemienne
ゾラの歌.若いジプシー娘
5.第7曲:Le dodo des enfants 子供たちの眠り
6.第9曲:Adieux a la vie! Elegie (sur une seule note)
さようなら!人生、エレジー(メモより)
7.第11曲:L'orpheline du Tyrol. Ballade elegie
チロルのみなしご娘 バラード・エレジー
第3巻:特別な小品
8.第11番:Ariette a l'ancienne 昔ながらのアリエッタ
第11巻:様々な声楽曲集
9.第1番:Ariette villageoise 昔のアリエッタ
10.第2番:La chanson du bebe あかちゃんの歌
11.第6番:Aragonese アラゴネーズ
第14巻:その他の過ち
12.第9番:Un rien (pour album), Ave Maria タイトルなし
(アルバムのための) アヴェ・マリア…世界初録音
13.第13番:Questo palpito soave この甘いくすぐり
…世界初録音
収録巻割り当てなし
14.Sorzico ソルツィコ
2つの新しいコンポジション(1863)
15.第1番:A Grenade (Ariette espagnole)
グラナダ(スペイン風アリエッタ)
16.第2番:La veuve andalouse(Ariette espagnole)
アンダルシアの未亡人(スペイン風アリエッタ)
収録巻割り当てなし
17.Un rien ? pour album タイトルなし(アルバムのための)
(1857)…世界初録音
18.Un rien タイトルなし(1860)…世界初録音
19.Mi lagnero tacendo 黙って不平をいう(1855)
20.La separazione 別れ(1858)…世界初録音
21.Arietta spagnuola スペイン風アリエッタ(1821/1822)
ジュゼッピーナ・ブリデッリ(Ms)
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)

録音:2017年7月27-29日イタリア イヴレーア、バロック・ホール
ロッシーニがオペラで理想としたのは「メゾ・ソプラノ(C.A)」の声でした。当時消えゆく運命にあったカストラートの役 割を負わせるためでもありましたが、幅広い音程を持つこの声域を作品の基準と考え、自身の多くの歌劇の主役をコン トラルトに与えました。37歳の若さでオペラの作曲から引退した後も、ロッシーニはしばしばメゾ・ソプラノのための歌曲を 書いており、それらは生前に出版されることのなかった「老いのいたずら」にまとめられています。このアルバムには比較的よ く知られている「3つの競艇のアンゾレータ」を含む全21曲の歌曲が収録されていますが、第13番から第21番までは未 出版であり、ロッシーニ財団が所有する自筆譜によって演奏されています。シリーズを通して安定した演奏を聴かせるマ ランゴーニのピアノ、豊かな声量と表現力がすばらしいブリデッリのメゾ・ソプラノは知られざる作品に光を当てています。
NAXOS-8.573857(1CD)
ドッジソン(1924-2013):ハープとギターを伴う室内楽作品集
1-12. Septet Variation 七重奏の変奏(1975)
13-15. Pastoral Sonata 牧歌的ソナタ
(1953-1954/1959.1998改訂)
16-20. Solway Suite ソルウェイ組曲(1974)
21. Echoes of Autumn 秋のこだま(1998)
22-24. Sonata for Three 3人のためのソナタ(1982)
25-26. Capriccio and Finale カプリッチョと終曲(1952)
カロロス(アンサンブル)
【メンバー】
ジュリエット・バウザー(Fl)…1-20.22-26
マキシミリアーノ・マルティン(Cl)…1-12.25-26
ハリエット・マッケンジー(Vn1)…1-12.25-26
フィリッパ・モー(Vn2)…1-12
サラ=ジェーン・ブラッドリー(Va)…1-12.16-26
グラハム・ウォーカー(Vc)…1-15.25-26
クレイグ・オグデン(G)…13-15.21-24
ターニャ・ホウトン(ハープ)…1-12.16-20.25-26

録音:2015年5月29-31日
Wathen Hall, St Paul’s School, Barnes, London, UK
世界初録音
イギリス、ロンドン生まれの作曲家スティーヴン・ドッジソン。生前はブリテンと並ぶほどの知名度があったものの、死後、急 速に忘れられてしまった人です。ギタリスト、ジョン・ウィリアムズの師として知られ、ギター作品はしばしば演奏されますが、 数多くの演奏家たちのために書いた多彩な室内楽作品はほとんど知られていません。彼は複雑な響きと多彩な音色を 好み、1975年に最初に出版された「七重奏のための変奏」でも弦楽四重奏にフルート、クラリネット、ハープを組み合 わせるという珍しい編成を取り、楽器の性能を極限まで生かした名人芸を聴かせながら曲が発展していくという形式で 書かれています。「牧歌的ソナタ」はジュリアン・ブリームの依頼によって書かれた作品で、初演はブリームが行い、その後 ジョン・ウィリアムズも演奏しています。エレガントな「序曲」、抒情的な「エレジー」、活気のある「謝肉祭」の3曲がコンパク トにまとめられています。他には、パヌフニクに献呈された「ソルウェイ組曲」、ヴィオラとギターのための「秋のこだま」など独 創的な作品が並んでいます。
NAXOS-8.573987(1CD)
ミゲル・カーツマン(1965-):3つの協奏曲/室内交響曲 第2番「ニューヨークの50の扉」


Concerto Brasileiro ブラジル風協奏曲(フルート、弦楽とパーカッションのための)
ヴァイオリン,ホルン,ショーファーとオーケストラのための協奏曲
ファゴットとオーケストラのための「旅」
室内交響曲第2番「ニューヨークの50の扉」
マリーナ・ピッチニーニ(Fl)
オルソルヤ・コルチョラン(Vn)
マルティン・クースクマン(Fg)
ジェルジェリー・シュガー(ホルン&ショーファー)
ヴェセリン・ゲレフ(コンサートマスター&ヴァイオリン・ソロ)
キャスリン・エドワーズ(シンセサイザー)
ジェームス・シャーロック(Org)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指)
LPO

録音:2017年12月11-12日
ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
ブラジル系アメリカ人作曲家カーツマンは、オーディオエンジニア、プロデューサーとしても国際的な地位を確立しており、 彼のジャンルを超えた作品は世界中の聴衆を魅了しています。その中にはジャズやプログレロック、電子音楽からゲーム 音楽など様々な種類の音楽が含まれており、このアルバムに収録された3つの協奏曲も、独得の雰囲気を持つサウンド に彩られた楽しい作品になっています。2005年にオーストリアのフルート協会とソリスト、ピッチニーニから委嘱を受けたフ ルート協奏曲「ブラジル風協奏曲」、ヴァイオリンをメインとしながら、ホルンとショーファー(イスラエルの管楽器、雄山羊の 角で作る)の音色も加えた「ヴァイオリン協奏曲」、ジャズの要素を加えたファゴット協奏曲に加え、「眠らない街ニュー ヨーク」の風景を描いた室内交響曲第2番の全4曲は、作曲家カーツマンの素晴らしい才能を存分に伝えています。
NAXOS-8.573963(1CD)
期待の新進演奏家シリーズ/マルコ・トプチー
アントニオ・ホセ(1902-1936):ソナタ(1933)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:カプリッチョ・ディアボリコ Op.85〜パガニーニへのオマージュ(1935)
フランク・マルタン(1890-1974):
ニキタ・コシュキン(1956-):序奏とヴィヴァーチェ
ローラン・ディアンス(1955-2016):リブラ・ソナチネ(1982)
マルコ・トプチー(G)

録音:2018年2月26-28日
Fellowship Church, Englewood, Florida, USA
2017年、ミケーレ・ピッタルーガ国際ギター・コンクールで優勝したギタリスト、マルコ・トプチーの優勝記念リサイタル・アル バム。1991年ウクライナ生まれのトプチーは、4歳でギターを始め、2011年にはハリコフ国立レフスキー芸術大学で修 士号を取得し、世界中のコンクールに次々と挑戦、第56回東京国際ギター・コンクールなど世界中で90以上の賞を獲 得、来日経験もあるギター好きにはすでにおなじみの存在です。 ここでは新ロマン主義による曲からセリエ技法による作品までの近代的な作品を選び、それぞれの曲のユニークな持ち味 を生かした闊達な演奏を繰り広げています。古典的な4楽章形式による独創的なホセのソナタ、ホセのソナタと同じ年 に書かれたマルタンの現代的な小品集、幻想的な味わいを持つディアンスのソナチネ、カステルヌオーヴォ=テデスコとコ シュキンの技巧的な作品とバラエティに富んだ選曲です。
NAXOS-8.573735(1CD)
トイヴォ・トゥレフ(1958-):マニフィカト 他

1.Suvine Vihm 夏の雨(2006)〜ヴォックス・クラメンティスに捧ぐ
2.レガーティッシモ(2011)…世界初録音
3.タント・ジェンティーレ(2010)〜カスパルス・プトニンシュ&ラトヴィア放送合唱団のために
4.I said, Who are You? ? He said, You 私は言った、あなたは誰?-彼は言った、あなたです(2007)
5.Flow, my tears 流れよ、わが涙(2007)〜ポール・ヒリアー&アルス・ノヴァ・コペンハーゲンのために
6.マニフィカト(2013)
カ・ボ・チャン(C.T)…4
イエヴァ・エツェリエーテ(S)…6
インガ・マルティンゾーン(S)…6
ヴァーゴ・ヴェルディ(アルトSax)…4
アージェ・ユーリカス(ポジティフ・オルガン)…4
ヘイゴ・ローシン(パーカッション)…2.6
ヴァンボーラ・クリーグル(パーカッション)…2
カスパルス・プトニンシュ(指)
ラトヴィア放送cho…1.3.5.6.
タリン室内O…4.6

録音:2013年12月10日
St Gertrude Old Church, Riga, Latvia…3.6
2013年12月1日
St Gertrude Old Church, Riga, Latvia…1.5
2013年12月24日 Tallinn Methodist Church, Estonia…2.4
エストニアの作曲家トイヴォ・トゥレフの合唱作品集。彼は宗教的な神秘主義を貫いており、その作品にはグレゴリオ聖 歌から連なる伝承と表現主義の融合が見られます。若い頃から様々な国を巡っており、なかでも“イスタンブールの町か ら受けた印象が作品に強く影響を及ぼしている”と彼自身が考えています。神秘主義でありながらも、ペルトのようなシン プルな和声を好むのではなく、どれも難解なハーモニーで書かれており、美しい和声に思える響きにも複雑な音が組み込 まれ、聴く者にある種の混乱を与えます。なかでもTrack2に置かれた「レガーッティシモ」(世界初録音)は激しいパー カッションのみの作品ですが、この響きは最後の「マニフィカト」の静謐な音と統合され、トゥレフの求めるカラフルな世界が 完結します。ラトヴィア放送合唱団の素晴らしいアンサンブルが聴きどころです。
NAXOS-8.660448(3CD)
ロッシーニ:歌劇「パルミラのアウレリアーノ」 アルレリアーノ…ホアン・フランシスコ・ガテル(T)
ゼノビア…シルヴィア・ダッラ・ベネッタ(S)
アルサーチェ…マリーナ・ヴィオッティ(Ms)
プブリア…アナ・ヴィクトリア・ピッツ(Ms)
オラスペ…シェー・シャン(T)
リチニオ…チェン・チューヤン(Bs)
高僧…アンデルジャノフ・バウルジャン(Bs)
ホセ・ミゲル・ペレス=シエッラ(指)
ポズナン・カメラータ・バッハcho
ヴィルトゥオージ・ブルネンシス

録音:2017年7月12.14.22日
ドイツ バート・ヴィルトバート トリンクハレ 第29回ロッシーニ音楽祭
1813年に初演された歌劇「パルミラのアウレリアーノ」は、ロッシーニがカストラートを想定して書いた唯一の作品として知 られています(現在ではそのアルサーチェ役をカウンター・テナーかメゾ・ソプラノが歌います)。実際の史実に基づいた ローマ帝国における戦いと愛の物語に、ロッシーニは素晴らしい曲を付けました。残念ながら歌手たちの不調などのもあ り、初演は成功することがなく、落胆したロッシーニは、人々が誉めてくれた音楽を他の作品に転用することにしました。こ の転用が最もわかりやすいのは序曲でしょう。ロッシーニはほとんど変更することなく、そのまま「セヴィリヤの理髪師」に用 いた他、少し手直しを加えて「英国女王エリザベッタ」にも用いています。他にもアリアや二重唱にいくつかの転用が認め られます。1980年に復活蘇演が行われて以来、演奏機会が増えた作品でもあり、この第29回ロッシーニ音楽祭での 公演も優れた歌手たちを起用、素晴らしい演奏が行われました。
NAXOS-8.573798(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」 ジェニファー・オラフリン(S)
ダイアナ・ムーア(A)
ニコラス・ファン(T)
シドニー・アウトロー(Bs)
エドワード・ポロチク(指&Cemb)
コンサート・アーティスツ・オブ・ボルティモア・シンフォニックcho
ボルティモアSO

録音:2016年12月2.4日
ジョセフ・マイヤーホフ・シンフォニー・ホール ボルティモア、USA
ヘンデルのオラトリオ中、最も人気の高い「メサイア」。聖書から歌詞をとったイエス・キリストの生涯を描く大作です。ヘン デルのオラトリオの大多数は劇場用に書かれており、どれもオペラに近いものですが、この「メサイア」だけは例外で、ヘンデ ルの全作品の中でも数少ない宗教的な内容を持っています。17世紀当時の英国ではオラトリオの人気は低かったので すが、ヘンデルはオラトリオにイタリア・オペラ的な華麗さを持ち込み、1718年、最初に英語のテキストを用いた「エス ター」は批評家に“宗教的茶番”と酷評されたものの、ヘンデルは作品の出来栄えにひそかな自信を抱いたようです。こ の「メサイア」は当時慣例である、他の作曲家の作品や自身の作品からの借用や転用も多く見られますが、「ハレルヤ・ コーラス」を始めとした壮麗な旋律は、現在でも合唱作品の最高傑作として讃えられています。このボルティモア交響楽 団による演奏はモダン楽器を使用、序曲ではソロ・ヴァイオリンが活躍するなど至るところに工夫が凝らされています。

NAXOS 2018年9月発売

NAXOS
8.501303
(130CD+4DVD)


イディル・ビレット・完全録音集
■BOX1 8.501206
J.S.バッハ&モーツァルト:作品集(CD12枚組+1DVD)曲目内訳
■BOX2 8.501901
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集/ピアノ協奏曲全集/交響曲全集(リストによるピアノ独奏編)(19枚組+1DVD)曲目内訳
■BOX3 8.501602
ブラームス:ピアノ独奏曲全集/ピアノ協奏曲第1番&第2番(16枚組)目内訳
■BOX4 8.501503
ショパン:ピアノ独奏曲集/ピアノ協奏曲第1番&第2番/ピアノとオーケストラのための作品集(CD15枚組)曲目内訳
■BOX5 8.509004
リスト:ピアノ独奏曲集/ピアノ協奏曲第1番&第2番/ピアノとオーケストラのための作品集(CD9枚組+1DVD)曲目内訳
■BOX6 8.508016
シューマン:ピアノ独奏曲集/ピアノ協奏曲/ピアノ五重奏曲(CD8枚組)曲目内訳
■BOX7 8.501065
ラフマニノフ:ピアノ独奏曲集/ピアノ協奏曲 第1番-第4番(CD10枚組+ボーナスCD)曲目内訳
■BOX8 8.501207
イディル・ビレット:協奏曲集と独奏曲集(CD12枚組)曲目内訳
■BOX9 8.501504
イディル・ビレット:20世紀のピアノ作品集(CD15枚組)曲目内訳
■BOX10 8.501402
イディル・ビレット:LPオリジナル・エディション(1959-1986)(14枚組)
曲目内訳
■特別DVD 
ビレット75歳記念コンサート・・・2.110567
ヒンデミット:ピアノ協奏曲
ラフマニノフ:パガニーニ狂詩曲 他
■特別DVD
島田俊行(指)
ルサン・イスタンブールPO
収録:2016年11月7日

CDに付属のDVDはPAL方式ですので、通常の再生機器では再生できません。
特別DVD(2.110567)のみNTSC方式です。
1941年アンカラに生まれた女性ピアニスト、イディル・ビレット。5歳からピアノを始め、すぐさま頭角を現すも、当時のトルコでは海外への留学が認められなかっ たため、特別に議会が法案を通過させ、そのおかげでパリ音楽院への入学が可能となったという伝説的な経歴の持ち主です。 音楽院在学中からオーケストラと共演し卒業後は世界中で活躍するビレット、1959年にはブラームスとシューマンの作品を録音して以来、録音歴も60年に 渡るなどその活動は高く評価されています。 2016年に75歳となったビレットを記念して製作されたこの130枚組のBOXには、60曲以上のピアノとオーケストラのための作品を含む数多くの作品が収録 されており、その中にはブラームス、ショパン、ラフマニノフの全てのピアノ曲と、ベートーヴェンの32曲のソナタ、リスト、バッハ、シューマンの主要作品、そして彼女 が得意とする現代作品までが含まれており、それぞれのアルバムはディアパソン・ドール賞など数多くの賞を獲得しています。過去70年間のコンサートステージ におけるビレットの活動が集約された記念碑的BOXには、写真満載の800ページに及ぶ解説書と、ビレット生誕75周年記念特別DVD(2.110567)が 付属しています。

NAXOS-8.506032(6CD)
NX-D05
シベリウス:劇付随音楽集
■DISC 1
序曲 イ短調 JS144 (1902)
劇音楽「クオレマ(死)」 Op.44 (1903)
十二夜 Op.60より2つの歌曲[死よ、近づくな (1909 rev.1957)/ホッリロ、嵐と雨の中で (1909)(キム・ボルイ編 声楽と管弦楽版)
組曲「クリスティアン2世」 Op.27 (1898)]
■DISC 2
序曲 ホ長調 JS145 (1891)
バレエの情景 JS163 (1891)
劇音楽「ベルシャザール王の饗宴」 JS48 (1906)
.アドルフ・パウルの劇「鳥の言葉」〜第3幕:結婚行進曲 JS62 (1911)
行列 JS54 (1905)
メヌエット JS127 (1894)
行列聖歌 Op.113-6 (1938)
■DISC 3
劇付随音楽「ペレアスとメリザンド」 JS147 (1905)
ある情景のための音楽 (1904)
抒情的ワルツ Op.96a(管弦楽版) (1921)
昔々〜田園的風景 Op.96b(2声と管弦楽のための) (1919)
騎士風のワルツ Op.96c (1921)
ジャコブ・ド・ジュラン氏のモチーフによるロマンティックな小品 JS135a
(1925)
■DISC 4
劇音楽「イェーダーマン」 Op.83 (1916)
2つの荘重な旋律 Op.77(ヴァイオリンとオーケストラ編)
イン・メモリアム(葬送行進曲) Op.59 (1910)
■DISC 5
劇付随音楽「白鳥姫」 JS189 (1908)
第1幕
劇付随音楽「とかげ」 Op.8 (1909)(弦楽オーケストラ版)
朗読劇「孤独なシュプール」 JS77b (1948)*
メロドラマ(朗読劇)「伯爵夫人の肖像」 JS88 (1905)*
リホ・エークルンド(朗読) 17,18
■DISC 6
劇音楽「スカラムーシュ」 Op.71
全て、レイフ・セーゲルスタム(指)
トゥルクPO

■DISC 1
ピア・パヤラ(S)
ヴァルテッリ・トリッカ(Br)

■DISC 2
ピア・パヤラ(S)

■DISC 3
ピア・パヤラ(S)
サリ・ノルドクヴィスト(Ms)

■DISC 5
リホ・エークルンド(朗読)*

■DISC 4
ピア・パヤラ(S)
トゥオマス・カタヤラ(T)
ニコラス・ゼーデルルンド(Bs)
カテドラリス・アボエンシスcho
ミカエラ・パルム(Vn)

■DISC 5
ベンディク・ゴルドステイン(Va)
ロイ・リュオッティネン(Vc)


録音:2014年1-9月 フィンランド、トゥルク・コンサート・ホールデジタル/セッション
2015年のシベリウス生誕150年を記念して、セーゲルスタムがナクソス・レーベルへ録音した一連の劇付随音楽シリーズがBOX化。劇音楽は交響曲や交 響詩と共に、シベリウスの創作活動においてたいへん重要な位置を占め、生涯に数多くの作品を残しています。この6枚組にはそのうち、「ペレアスとメリザン ド」「ベルシャザール王の饗宴」など現在も名作として知られるもののほか、「悲しきワルツ」「鶴のいる情景」などの原曲を含む「クオレマ」、隠れた名作としてファ ンの多い「スカラムーシュ」など、大作から小品までを多数収録。シカゴ・トリビューン紙で“2015年ベスト・クラシカル・レコーディングス”に選出された「イェーダー マン」をはじめ、どのアルバムも様々なメディアで称賛された名盤揃いです。指揮者として幅広いレパートリーを誇りながらも、この母国フィンランドの大作曲家に 深い愛情を注いできたセーゲルスタム。その集大成ともいえる記念碑的な企画を、現在音楽監督を務めるトゥルク・フィルの澄み切った美しい響きと共に、優 秀録音で作り上げています。

NAXOS 2018年8月発売
NAXOS-8.573911(1CD)
日本のギター作品集 第4集
武満徹:海へ〜アルト・フルートとギターのための(1981)*
 波の盆(1983)(鈴木大介によるギター編)
 エア〜フルート・ソロのための(1995)
野平一郎(1953-):6.波の記憶(2011/2017改訂版:福田進一に献呈)
 3つの日本の歌(2017)…世界初録音(野平一郎によるフルートとギター編)
 成田為三:浜辺の歌
 梁田貞:城ヶ島の雨
 岡野貞一:ふるさと
野平多美(1960-):10.Water drops(2017:福田進一に献呈)…世界初録音
 3つの日本の歌(2017)(野平多美によるフルートとギター編)…世界初録音
 山田耕筰:砂山
 岡野貞一:朧月夜
 瀧廉太郎:荒城の月
福田進一(ギター)
工藤重典(Fl、アルトFl)

録音:2017年10月25-28日カナダ、オンタリオ、聖ジョン・クリソストム教会
日本を代表するギタリスト・福田進一が、ナクソスの名プロデューサー、ノーバート・クラフトの協力を得て「日本のギター作品」を世界に紹介するシリーズの第4弾。 今作では、国際的に活躍するフルート奏者・工藤重典をゲストに迎え、水と自然の風景にまつわる作品群を収録。武満作品のほか、作曲家・ピアニスト・教育者とし て、現在もっとも多忙な音楽人として知られる野平一郎と、その妻・野平多美の作品が紹介されています。福田進一、工藤重典、野平夫妻、共にパリ留学時代か ら40年近くに亘る音楽家たちの友情が結実したアルバムとなりました。 最初の3曲は武満作品。冒頭の「海へ」は、英語の「S(Es)-E-A」から導き出された3つの音を基に展開する、武満の独創的な音楽。広大で、神秘的な海の情景 を描いた作品は聴き手の様々なイマジネーションをかきたてます。 続く「波の盆」は美しいメロディに彩られたTVドラマの音楽。原曲のオーケストラを、福田の愛弟子である鈴木大介がギター用に編曲したもの。そして「海へ」と親和性 の高い「エア」を収録。巨匠オーレル・ニコレの70歳記念コンサートのめに作曲されたフルート独奏曲であり、これが武満の遺作となりました。 続いてシリーズ初登場となる野平一郎の作品。「波の記憶」は福田進一によって2011年2月に初演され、今回の録音の為に2017年に改訂されたな作品。チョーキ ング、打楽器音、弦を擦るなど、様々な特殊奏法が盛り込まれ、楽音としての波が徐々に異世界の音へと変貌していくユニークな作品。 さらに野平多美の「Water drops」は一滴の水が落ちるときの不規則性をギターの豊かな音色で表現した作品。万華鏡を思わせる美しい響きに満ちた曲です。 野平夫妻による6曲の日本の歌の編曲は、よく知られたメロディに新たな光をあてたアレンジが聴きもの。夫妻各々の作風の違いも楽しめます。アルバム最後、アンコー ル風に収められた「荒城の月」は、ピアソラの名曲「タンゴの歴史」へのオマージュとなっています。
NAXOS-8.573921(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 ヴォルフガンク・リュプサム(リュート・チェンバロ)

録音:2017年9月18-21日
ヘルムート・ヴァルヒャとマリー=クレール・アランに師事し、二度のバッハ全集を含む膨大な録音を成し遂げたオルガニ スト、ヴォルフガング・リュプサム。2016年には来日し得意のバッハで聴衆を魅了しました。ゴルトベルク変奏曲は彼の 得意曲ですが、このアルバムではリュート・チェンバロ(=ラウテンヴェルク)を用いての演奏を披露しています。 リュート・チェンバロは通常のチェンバロとは違い、金属弦ではなくガット弦が張られており(リュートの本体に鍵盤を付 けたのが始まりとも)、美しい低音と深い響きが得られるバッハがとりわけ好んだことでも知られます。ただし、当時使 われていた楽器は現存せず、この録音では製作者キース・ヒルが復元した楽器が用いられました。斬新な音色によ り、バッハの名作に新しい光を当てる演奏の登場です。
NAXOS-8.573589(1CD)
シューマン:室内楽曲集(ピリオド楽器使)
幻想小曲集 Op.88
アダージョとアレグロ Op.70
幻想小曲集 Op.73
おとぎの絵本 Op.113
3つの幻想小曲集 Op.111
おとぎ話 Op.132
アスコ・ヘイスカネン(Cl)
レカ・シルヴェイ(Vn)
ドミトリー・シンコフスキ(Va)…1-6
アーポ・ハッキネン(P…1846年製プレイエル)

録音:2017年4月3-6日
音楽だけでなく文学も深く愛していたシューマンは、自身の作品の中にも強い文学性を取り入れました。とりわけ彼が 好んだのは想像力を刺激する“ファンタジーとおとぎ話”であり、彼の作品はどれも幻想的な物語性を抱いています。 このアルバムに収録されているのは、北欧の名ピアニスト、ハッキネンと彼の仲間たちによる演奏で、作品によっては ハッキネン自身が最適な形に編曲を施しています。使用楽器は1846年のプレイエルを始め、ガット弦を用いたヴァイ オリンや、19世紀レプリカのクラリネット。作曲当時の音色が蘇る親密な雰囲気を心行くまで楽しめます。
NAXOS-8.559824(1CD)
フックス:ピアノ協奏曲 他
ピアノ協奏曲「Spiritualist」(2016)
ヘレン・フランケンサーラーの3つの絵から
 第1楽章:Spiritualist 心霊主義
 第2楽章:Silent Wish 沈黙の希望
 第3楽章:Natural Answer 自然の答え
Poems of Life 生命の詩(2017)
Glacier 氷河(2015)
Rush 大急ぎ(2012)
ジェフリー・ビーゲル(P)
アリエー・ヌスバウム・コーエン(C.T)
ティム・ヒュー(Vc)
クリスティーネ・ペンドリル(コールアングレ)
D.J.スパー(エレクトリック・ギター)
ティモシー・マカリスター(アルトSax)
ジョアン・ファレッタ(指)LSO

録音:2017年8月21-22日
ロンドン、アビーロード・スタジオ1
アメリカの現代作曲家ケネス・フックスの最新作を収録した1枚。ファレッタが指揮するロンドンSOが演奏する フックスのアルバムはこちらで5枚目となり、2005年の「アメリカン・プレイス」はグラミー賞にノミネートされるなど、作品も 演奏も高く評価されています。このアルバムでは、現在フックスが魅了されているというアメリカの抽象画家、ヘレン・フ ランケンサーラーの絵からインスパイアされたというピアノ協奏曲がメインに置かれています。フックスは1983年に初めて 彼女の絵を見て以来、その自由でクリエイティヴな美学に強い影響を受けたといい、これまでにも3つの作品が生まれ ていますが、このピアノ協奏曲は、彼の作品スタイルにも変化を与えるほどにインパクトの強い作風となっています。3つ の楽章にはそれぞれフランケンサーラーの絵画のタイトルがつけられていますが、決して難解な作風ではなく、自然で 美しい曲調を持った楽しい作品です。他にはカウンターテナーが歌う「生命の詩」、エレキギターが活躍する「氷河」、 ジャズ風の「Rush」の3曲が収録されています。ジャケットに使用されているのはフランケンサーラーの「Silent Wish」 です。
NAXOS-8.573651(1CD)
モイゼス:交響曲第3番&第4番
交響曲第3番変ロ長調「小交響曲」Op.17a(1942)
交響曲第4番変ホ長調 Op.38(1957年改訂版)
ラディスラフ・スロヴァーク(指)
スロヴァキアRSO
録音:C
1994年5月4-6日、1993年10月20-23日
MARCO POLO 8.225089より移行盤
チェコスロヴァキアで高名な音楽指導者の息子として生まれたモイゼス。出世作となった「交響曲 第1番」をはじめ、 12曲ある交響曲の他、協奏曲や室内楽曲、映画、ラジオ、劇音楽と多岐に渡るジャンルの作品を残しました。彼 の作品は即興的なインスピレーションに溢れていながらも、根底にはヨーロッパ音楽の伝統と、現代的な傾向が取り 入れられていることで知られています。1942年に完成した「交響曲 第3番」は1933年の「クラリネット五重奏曲」を 発展させた作品。第1楽章から第2楽章にかけて、冒頭の劇的なモティーフが次々と展開していく様子は、シベリウス の交響曲を思わせる壮大さを持っています。第3楽章は民族的な要素が含まれたスケルツォ、第4楽章を経て、終 楽章で全体を回想します。 1947年に書かれた「交響曲 第4番は」10年後に改訂、こちらは最後を勝利が飾るマーラー風の交響曲です。
NAXOS-8.573712(1CD)
クレメンティ:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ ハ長調 Op.33-3(1794)
ピアノ・ソナタ ヘ長調 Op.33-2(1794)
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Op.46(1820)
ピアノ・ソナタ ハ長調 Op.25-1(1790)
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 Op.25-3(1790)
ステファン・チャプリコフ(P)

録音:2016年6月12-14日
モーツァルトと同じ時代に活躍したイタリア生まれのクレメンティ。1780年には実際にモーツァルトにも会い、ピアノの腕 を競っています(モーツァルトはクレメンティの技術は認めたもものの、音楽性に関しては酷評したとされます)。その 後、クレメンティはイングランドを拠点とし、演奏家、教師、ピアノ製作、楽譜商として八面六臂の活躍をし、多くの弟 子も育て上げました。現在クレメンティは、練習曲や簡単なソナチネの作曲者として知られていますが、彼のピアノ・ソ ナタはまるでオーケストラを伴う協奏曲のような幅広い表現力と、技巧が要求されたものが多く、時にはベートーヴェン のソナタにも匹敵するほどの完成度を誇ります。
NAXOS-8.573776(1CD)
リピンスキ:弦楽三重奏曲集
2台のヴァイオリンとチェロのための弦楽三重奏曲 ト短調 Op.8(1814-1815)
2台のヴァイオリンとチェロのための弦楽三重奏曲 イ長調 Op.12(1818-1826)
ヴォイテク・プロニエヴィツ(ソロVn)
アダム・ロスコヴスキ(Vn)
ヤン・ロスコヴスキ(Vc)


録音2017年7月10-12日、2017年5月4-5日…4-6
ショパンよりも少し前の時代に「ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ」として活躍したカルロ・リピンスキ。ポーランド、ルブリン近 郊の貴族の家に生まれ、幼い頃から音楽の英才教育を受け、8歳の時には協奏曲を演奏するほどに才能に恵まれ ていました。彼の父はモーツァルトのような演奏旅行を考えましたが、もとより控え目な性格であったリピンスキはそれを 拒否、宮廷音楽家として作曲と演奏に勤しみました。一時期はチェロ奏者になるための練習をしましたが、結局は ヴァイオリンに戻り、パガニーニに匹敵する偉大なヴァイオリニストとして名声を獲得し、1810年以降はルイ・シュポアと も交流を持つようになります。またパガニーニとも親しく、彼の死後に愛器AMATIを譲り受けたことでも知られていま す。彼の作品は19世紀ヴァイオリン音楽の伝統を汲むもので、ただ技巧に走るのではなく、音楽的な深みを追求す るというポリシーの元に書かれています。この2曲の三重奏曲も独奏ヴァイオリンを中心に、もう一台のヴァイオリンとチェ ロがメロディを歌い交わす美しい作品です。
NAXOS-8.573808(1CD)
グロスロ:管弦楽のための協奏曲
ヴァイオリン協奏曲(2010)-ヨアンナ・クルコヴィツに献呈
管弦楽のための協奏曲(2016)
ヨアンナ・クルコヴィツ(Vn)
ロバート・グロスロ(指)
ブルッセルPO

録音:2017年6月26-27日、2017年3月27-31日…2-5
世界初録音
ベルギーを拠点とする作曲家グロスロによる2曲の協奏曲。彼はもともとエリザベート王妃国際コンクールでの入賞経 験を持つコンサート・ピアニストであり、ピアノを含めた「楽器とオーケストラ」の関係について強い関心を抱いていまし た。そのため、ヴァイオリンの他、ピアノ、オルガン、サクソフォン、ギター用の協奏曲を書き上げるだけでなく、より強い音 色のコントラストを求め「管弦楽のための協奏曲」にも取り組み、見事な成果を上げています。ヴァイオリン協奏曲は 神秘的なヴァイオリンの旋律を、ピアノ、ハープ、ビブラフォンの音が装飾しながら繋いでいくという曲。4楽章構成の 「管弦楽のための協奏曲」は部分ごとに異なる技法が用いられた作品。さりげなく始まる序奏、リズミカルでエネルギッ シュな第2楽章、第3楽章は瞑想的な夜の音楽、終楽章では出現したモティーフを全て統合、オーケストラの力量を 見せつけながら圧倒的な音響で曲を締めくくります。
NAXOS-8.573848(1CD)
ツェルニー:ピアノ三重奏曲
2つの華麗な三重奏曲 Op.211
平易で華麗なトリオ・ソナチネ集 Op.104
シン・サンヨン(Vn)
ベンジャミン・ハイエク(Vc)
サムエル・ギングハー(P)

録音:2016年8月18.21日、2017年5月7日
世界初録音
ベートーヴェンの弟子として、そして現代でも変わらず愛奏されている「練習曲」の作曲家として知られるカール・ツェル ニー。彼は生涯に渡って、オペラを除く全てのジャンルに渡って800曲以上を作曲したにもかかわらず、それらのほとん どは忘れられてしまい、21世紀になるまで演奏されることもありませんでした。 このアルバムには世界初録音となる「ピアノ三重奏曲」を収録。Op.211の2曲は1830年に楽譜商ディアベリによっ て出版された作品で、古典的なフォルムの中に、スペイン風のボレロなどを取り入れた楽しい曲です。Op.104の3つ のソナチネは、ピアノが主役。ヴァイオリンとチェロは装飾風の旋律を奏で、ピアノのパッセージを盛り上げます。第3番 の第1楽章ではピアニストにカデンツァを演奏することが求められるなど、自由な形式も彼が活躍した当時の流行を想 起させます。
NAXOS-8.573889(1CD)
カスタルスキー(1856-1926):Vechnaya Pamiat 永遠の記憶 スティーヴン・フォックス(指)
クラリオンcho

録音:2018年1月4-7日
世界初録音
2018年11月11日は第一次世界大戦が停戦して100年目の日となります。かつて「全ての戦争を終わらせるため の戦争」と呼ばれたにもかかわらず、世界中で7,000万人が従軍し、民間人も含めた1,600万人が死傷するという 悲惨な結果となりました。20世紀初頭にロシアで活動したカスタルスキーは、この戦争の犠牲者のために“レクイエム” を書くことを思い立ちました。当初はラテン語を用いたオルガンと合唱という編成で考えられていましたが、編成をオー ケストラと合唱に変え、一旦は壮麗な作品が出来上がりました。その上で、ロシア正教会でも演奏できるようにという カスタルスキーの強い願いから、ここに収められた、オーケストラを用いることのない「アカペラ・ヴァージョン」が作られ、こ ちらは1917年に出版されました。 2018年1月に世界初録音されたこのアルバムは、戦争終了後100年を経て、カスタルスキーが抱いた“平和への祈 り”を実現しています。
NAXOS-8.573904(1CD)
デンマークのアコーディオン作品集
マーティン・ローゼ(1971-):メヌエット(2014)
 Passing 通過(2011-12)
 小さなマッチ売りの少女(2015)
イェスパー・コッホ(1967-):Jabberwocky ジャバウォッキー(1995)
ベント・ローレンツェン(1935-):Tears 涙(1992)
スヴェン・アークィスト(1948-):Saga Night サーガの夜(1992)
ワン・ハンジ(アコーディオン)

録音:2015年1月27日
2015年2月28日
2015年3月16日
2015年5月21日
2015年6月19日
中国系オランダ人アコーディオン奏者、ワン・ハンジ。彼女は2015年にイタリア、カステルフィダルドで開催された“第 40回国際アコーディオン・コンクール”の優勝者であり、現在は世界中のコンサートホールで活躍しています。このアル バムで演奏されている曲は、アンデルセンやルイス・キャロルの童話から題材が採られており、その中には彼女に捧げら れたローゼの抒情的な「メヌエット」と悲しみに溢れた「小さなマッチ売りの少女」も含まれています。他にはキャロルの 奇妙な詩「ジャバウォック」をモティーフにしたコッホの曲、ミニマル風の小さなパッセージの連続が光の点滅を思わせる 「Passing」など魅惑的な作品が並んでいます。アコーディオン発祥の街、カステルフィダルドが認めたハンジとともに「お とぎ話の世界」を探索しませんか。
NAXOS-8.660424(2CD)
アブディ(1973-):歌劇「ルーミー」(2009) シャムセ…ホマヨウン・シャジャリアン(T)
ルーミー…モハンマド・モタメディ(T)
アミール・トウマン…モンマドレザ・サデギー(Br)
ソルタン・アルオラマ…ホセイン・アリシャプア(T)
シェイクー・アッタール…アリ・コーダエイ(T)
ルーミーの妻…マリエー・モラディ(Ms)
ウラディーミル・シレンコ(指)
ウクライナ国立SO

録音:2009年12月21日 Dom Zvukozapisi
(The House of Recording), Kiev, Ukraine
2010年2月12日(編集)Pop Studio, Tehran, Iran
世界初録音
ベーザド・アブディの「ルーミー」はイランの伝統的旋法「ダストガ」と、ペルシャ舞曲を西洋音楽に融合させた、イラン初 の本格的な歌劇と呼べる作品です。13世紀に実在したペルシャの学者、詩人、神学者ルーミーの生涯と著書をもと に、著名なイランの演出家ガリブプールが台本を製作。ペルシャ語の文学における「最大の神秘主義詩人」とされる ルーミーの生涯にまつわるエピソードがエキゾチックな音楽を用いて強烈に描かれています。使われている言葉はもち ろんペルシャ語です。

NAXOS 2018年7月発売
NAXOS-8.573742(1CD)
メルカダンテ:フルート協奏曲集 第2集
2本のフルートのための協奏曲 ニ長調(1816)(P.ガロワよる第2フルート・パート改作版)
フルートと管弦楽のための「序奏、ラルゴ、主題と変奏曲」(1817-1819頃)
フルート協奏曲 第6番 ニ長調(1818-1819頃)
フルート協奏曲 ヘ長調(第5番)(1817-1819頃)
フルートのための「20のカプリッチョ」(1811-1814頃)
パトリック・ガロワ(Fl&指)
瀬尾和紀(Fl)
チェコ室内Oパルドビツェ

録音:2017年2月、8月
チェコ室内PO 19世紀のイタリア・オペラ発展に大きく寄与したメルカダンテ。生涯のほとんどをオペラ作曲に費やしましたが、1814年 から1820年の約6年間は、音楽院の仲間と師匠に触発されフルート曲を中心とした数多くの器楽曲を書いていま した。彼のオペラはヴェルディ作品の台頭により「時代遅れ」とみなされ、ほとんどが忘れられてしまいましたが、器楽作 品は生き残り、現代でもしばしば演奏されています。とりわけフルート協奏曲は、どれも難易度の高い技術と、美しく 流麗な旋律が用いられており、パガニーニのヴァイオリン協奏曲に匹敵する出来栄えを誇っています。 第1集(8.572731)と同じく、パトリック・ガロワの吹き振りに加え、2本のフルート協奏曲では瀬尾和紀も加わり、華 麗な演奏を披露しています。
NAXOS-8.573815(1CD)
フレンチ・ホルンが奏でる「白鳥の歌」
シューベルト:白鳥の歌 D957(1828)
(T.ソープによるフレンチ・ホルンとピアノ編:2017)
ブラームス:8つのジプシーの歌
Op.103(1889)
(T.ソープによるフレンチ・ホルンとピアノ編:2017)
ティム・ソープ(Hrn)
クリストファー・ウィリアムズ(P)

録音:2017年3月20-22日
世界初録音
1983年生まれのホルン奏者ティム・ソープ。イギリスで生まれた彼は、小学校の時に初めてフレンチ・ホルンの演奏を 聴き、すぐさまプロの奏者になろうと決意したといいます。2004年にフィルハーモニアOに入団し、1年後には BBCナショナルOの首席ホルン奏者に選ばれました。 室内楽奏者としても活躍、ロンドン・シンフォニエッタやナッシュ・アンサンブルと共演し、濃密な演奏を聴かせます。 このアルバムは、シューベルトの晩年の名作“白鳥の歌”とブラームスの民謡風の歌曲集“ジプシーの歌”をフソープ自 身の編曲版によるフレンチ・ホルンでの演奏を収録しています。どちらも抒情性と物語性を持つ曲集で、フレンチ・ホル ンの音色は歌の持つ幅広い感情を完璧に表現しており、言葉がなくても、愛のメッセージや別れの苦痛、喪失感は 完璧に伝わります。
NAXOS-8.573943(1CD)
ギター・デュオ・リサイタル
1.Summer Rain 夏の雨(ニクチェヴィチ)
2.Happiness 幸福(ブラトヴィチ)
3.Alma 魂(ニクチェヴィチ)
4.Synergy シナジー(ブラトヴィチ)
5.Buraブーラ(ニクチェヴィチ)
6.Recollection 再収集(ブラトヴィチ)
7.Preludio arpeggio プレリュード・アルペッジョ(ニクチェヴィチ)
8.Flame 炎(ブラトヴィチ)
9.SveMir(ニクチェヴィチ)
10.Reflections 反映(ブラトヴィチ)
11.Regata レガータ(ニクチェヴィチ)
12.Midnight 真夜中(ブラトヴィチ)
13.Maris (The Sea)海(ニクチェヴィチ)
14.Travelling 旅(ブラトヴィチ)
15.Sadness 悲しみ(ニクチェヴィチ)
16.Ritmico リトミコ(ブラトヴィチ)
17.Coral コラール(ニクチェヴィチ)
18.Slavic perpetuum mobile(ブラトヴィチ)
19.Mystery 神秘(ニクチェヴィチ)
20.Morning 朝(ブラトヴィチ)
21.Fiesta 祭り(ニクチェヴィチ)
22.In the Field it Rais'd (ブラトヴィチ/ニクチェヴィチ)
23.Ye, Lassie やあ、ラッシー(ニクチェヴィチ/ブラトヴィチ)
スルジャン・ブラトヴィチ(G)…1-6.8-14.16-23
ダルコ・ニクチェヴィチ(G)…1-23、(P)…3,(パーカッション)…9
モンテネグロ・ストリングス…22.23

録音:2014年9月-2017年10月
モンテネグロのギタリスト、ブラトヴィチとニクチェヴィチによる独創的なギター・デュオ集。スペインの情熱的なリズムから 地中海、中東の雰囲気、スラブとパルカンの影響など様々な要素が反映された色彩的な作品が集められています。 フラメンコを思わせる「Summer Rain」やパーカッションを用いた華やかな「Alma」、ソルを思わせる古典的な 「Preludio arpeggio」など、親しみやすい作風の中に現代的なスパイスを利かせた作品の数々は聴き手を強く魅 了します。
NAXOS-8.573763(1CD)
シュポア:ヴァイオリン二重奏曲集 第1集
2台のヴァイオリンのための3つの二重奏 Op.67(1824)
2台のヴァイオリンのための3つの二重奏WoO21(1796頃)より第3番 変ホ長調
ジェームソン・クーパー(Vn)
ジェームス・ディケンソン(Vn)

録音:2017年1月2-5日
19世紀前半に活躍した作曲家シュポア。若いころはヴァイオリニストとして活躍していましたが、1805年にゴーダの宮 廷楽長の地位を得たことをきっかけに、少しずつ指揮活動にシフトし、1822年にカッセルの宮廷楽長に任命された 頃からはほとんどヴァイオリン奏者として活躍することはなかったようです。しかし、親しい友人のサロンでは室内楽を演 奏、そんな時にこの二重奏曲が演奏されたと思われます。WoO21の「3つの二重奏曲」はシュポア12歳の作品であ り、高い完成度を誇っています。この頃からシュポアの才能は突出していることがお分かりいただけるでしょう。Op.67 の「3つの二重奏曲」は円熟期の作品で、2台の楽器の音色がバランス良く配置されたロマンティックな曲想を持って います。
NAXOS-8.111408(1CD)
ラフマニノフ:ソロ録音集第5集
1919年4月24日 ニューヨークでの録音
1.ラフマニノフ:サロン小品集 Op.10-第3番 舟歌 ト短調 mat. 6743A; cat. Edison 82202-L
2.ラフマニノフ:サロン小品集 Op.10-第3番 舟歌 ト短調 mat. 6743B; cat. Edison 82202-L
3.ラフマニノフ:サロン小品集 Op.10-第3番 舟歌 ト短調 mat. 6743C; cat. Edison 82202-L
4.ベーア:小鳩、スケルツポルカ Op.303(ラフマニノフ編)6744A; cat. Edison 82187-L
5.ベーア:小鳩、スケルツポルカ Op.303(ラフマニノフ編)6744B; cat. Edison 82187-L
6.ベーア:小鳩、スケルツポルカ Op.303(ラフマニノフ編) 6744C; cat. Edison 82187-L
ビクタートーキングマシン社(ニュージャージー、カムデン)1920-1923年
7.チャイコフスキー:四季 Op.37-第11番 トロイカ ホ長調 mat. C-23983-1; cat. Victor 74630
8.ラフマニノフ:前奏曲 Op.32-第5番 ト長調 mat. C-23985-1; cat. Victor 74645
9.ラフマニノフ:前奏曲 Op.23-第5番 ト短調 mat. C-23984-4; cat. Victor 74628
10.ダカン:クラヴサン曲集 第1巻より かっこう mat. B-24635-2; cat. Victor 64919
11.メンデルスゾーン:無言歌 Op.67-4 紡ぎ歌 ハ長調 mat. B-24646-2; cat. Victor 64921
12.ショパン:ワルツ 第1番 華麗なる大円舞曲 変ホ長調 Op.18 mat. C-24903-1; cat. Victor 74679
13.ドビュッシー:組曲「子供の領分」-第1曲 グラドゥス・アド・パルナッスム博士 mat. B-24906-1;cat. Victor 64935
14.ラフマニノフ:前奏曲 Op.32-第12番 嬰ト短調 mat. B-24642-5; cat. Victor 64963
15.ショパン:ワルツ 変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」mat. B-24192-3; cat. Victor 64971
16.ドビュッシー:組曲「子供の領分」-第7曲 ゴリウォッグのケークウォーク mat. B-24193-8;cat. Victor 64980
17.ショパン:ワルツ 変ト長調 Op70-1(遺作)mat. B-24904-3; cat. Victor 66007
18.ショパン:ワルツ 変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」mat. B-24192-5; cat. Victor 815
19.ベーア:小鳩、スケルツポルカ Op.303(ラフマニノフ編)mat. C-25651-2; cat. Victor 74728
20.グリーグ:抒情小品集 Op.12-第2番 ワルツ&第4番 民謡 mat. B-23963-4; cat. Victor 66105
21.ラフマニノフ:幻想的小品集 Op.3-第2曲 前奏曲 嬰ハ短調 mat. B-25650-3; cat. Victor 66016
22.クライスラー:愛の悲しみ(ラフマニノフ編)mat. C-25653-5; cat. Victor 74723
23.エルノ・ドホナーニ:6つの演奏会用練習曲 Op.28-第6番 ヘ短調「カプリッチョ」mat. B-25652-6; cat. Victor 66059
24.ビゼー:「アルルの女」第1組曲-第2番 メヌエット (ラフマニノフ編)mat. B-26134-3; cat. Victor 66085
セルゲイ・ラフマニノフ(P)

録音:1920年5月3日…7.8
1920年5月17日…9
1920年10月21日…10
1920年11月3日…11
1921年1月21日…12.13.14
1921年4月2日…15.16.17
1923年4月5日…18
1921年10月12日…19.20
1921年10月14日…21
1921年10月25日…22.23
1922年2月24日
1917年、十月革命を逃れるために全てを捨ててアメリカに渡ったラフマニノフは、すぐに新しい生活のために資金を調 達するコンサートを始めました。それを知ったトーマス・エジソンは彼を出来上がったばかりのレコーディング・スタジオに 誘い、多くの録音を行いました。しばらくは良い関係を作っていたラフマニノフとエジソンレコード社でしたが、そのうち、ラ フマニノフが承認しなかった録音が発売されてしまったことが原因で関係が決裂、以降、ラフマニノフはビクタートーキン グマシンへ移ることとなりました。このアルバムではエジソンレコード社への最後の録音と、ビクタートーキングマシンへの 初期の録音を聴くことができます。
NAXOS-8.573800(1CD)
ザドール:ハンガリーの平原
ユージン・ザドール(1894-1977):1.舞踏序曲(1965)…世界初録音
ハンガリー幻想曲(1970)…世界初録音
哀歌「ハンガリーの平原」(1960)…世界初録音
ツィンバロンとオーケストラのためのラプソディ(1969)
楽しい主題による変奏曲(1964)…世界初録音
オーケストラのためのラプソディ(1961)…世界初録音
ゾルト・フェイェルヴァーリ(Cb)
カールマーン・バログ(ツィンバロン)
マリウシュ・スモリー(指)
MAVブダペストSO

録音:2015年9月12日、2017年9月5-9日
ハンガリーのバータセクで生まれ、1940年代のアメリカで映画音楽の発展に著しく寄与したユージン・ザドール。彼は キャリア最後の20年間で、ロマン主義と古典主義、そしてハンガリーのルーツを全て融合した作品を次々と生み出し ました。直接旋律を引用することなく「ハンガリー風のメロディ」を書くことのできたザドールの才能は「オーケストラのため のラプソディ」や「ツィンバロンとオーケストラのためのラプソディ」で遺憾なく発揮されています。また、弦楽器と木管楽器 の間の控えめな対話を主とする「ハンガリーの平原」での穏やかさ、印象的なホルン・ソロで始まる「ハンガリー幻想 曲」など抒情的な雰囲気もザドールの音楽が持つ特色の一つです。
NAXOS-8.579034(1CD)
イタリア・クラリネット作品の宝物
ジュセッペ・ガリアーノ(1912-1995):幻想的狂詩曲(1960)
フェルッチョ・ブゾーニ:劇的独奏曲 Op.13(1879)
 アンダンテ・コン・モート ホ短調 Op.10(1877)
4.マリオ・ピラティ(1903-1938):Inquietude 不安「旋律的な練習曲」(1930)(クラリネットとピアノ版)
アゴスティーノ・ガブッチ(1896-1976):現代のコンサートホールにおける技術的、旋律的な28の大練習曲(1936)
 練習曲 第6番「スケルツォ」
 練習曲 第3番
アントニオ・リッチ・シノリーニ(1867-1965):アラベスク
8.フェルディナンド・ブゾーニ(1834-1909):牧歌的な響き(1870)
アラミロ・ジァンピエッリ(1893-1963):幻想曲 変ロ長調(1936)
ジュリオ・ボンナルド(1885-1972):前奏曲 変ホ長調
水彩画
ブルーノ・ラバーテ(1883-1968):ヴィラネッラ(1921)(クラリネットとピアノ版)
レオーネ・シニガリア(1868-1944):シューベルトの主題による12の幻想曲 Op.19(クラリネットとピアノ版)
ヴィットーリオ・リエティ(1898-1994):ロマンツァ・リディカ
セルジオ・ボーシ(Cl)
リッカルド・バルトリ(P)

録音:201年7月3-5日
1880年から1900年代初頭まで、イタリアの音楽界の中心を占めていたのは圧倒的にオペラ作品でした。ちょうど ヴェリズモ・オペラが大流行していたこともあり、演奏会用の管弦楽や室内楽を積極的に書く作曲家はなかなか現れ ず、レスピーギが活動を始めることでようやくその空白が埋められたとされています。しかし、実際には、その時代にも数 多くの室内楽作品が生まれており、その中にはフェルッチョ・ブゾーニの父親フェルナンド(プロのクラリネット奏者だった) の美しい作品も含まれています。現在では忘れられてしまった作曲家たちの作品を、セルジオ・ボーシの巧みな演奏 でお楽しみください。
NAXOS-8.579036(1CD)
バラダ:カプリチョス 他

バラダ(1933-):
1-3. Ballet city バレエ・シティ(1959/2013改訂) 室内アンサンブルのための
4-7.カプリチョス 第6番(2009) クラリネットとピアノのための
8-11.カプリチョス 第7番「ラ・タララの幻想集」(2009)
                    クラリネットと器楽合奏のための室内協奏曲
12.スピリチュアル(2002) チェロとピアノのための
13.カプリチョス 第10番「ラ・パストレータの幻想」(2013)
                          ヴァイオリン、チェロとピアノのための
世界初録音
ルイス・フェルナンデス=カステッロ(Cl)
ホァン・スレダ(P)
ペレ・ホァン・カッラスコーサ(Vc)
オスカル・オリヴェール(P)
マルコス・サンファン(Vn)
ロベルト・フェレル(指)
アンサンブル・コル・レーニョ

録音:2014年7月2-3日、2017年10月11日…13
バルセロナ生まれのレオナルド・バラダは現代最高の作曲家の一人として認められています。「カプリチョス」シリーズは、 伝統と現代的な要素を融合させ、アヴァンギャルドな雰囲気を生み出すことで知られており、バラダの代表作とされて います。このアルバムには第6番と第7番、第10番が収録されていますが、各々の曲が多彩な編成によって書かれて おり、第6番はクラリネットとピアノのための曲で、短く不規則なフレーズが緊張感を生み出しています。第7番はクラリ ネットとアンサンブルのための曲で、アンダルシアのメロディ「ラ・タタラ」が巧妙に織り込まれた作品です。第10番は6分 程度の短い曲。カタロニア民謡のメロディが使われているとされますが、あまりにも抽象的で即興的であるため、識別 することは困難です。バラダの初期作品「バレエ・シティ」はストラヴィンスキーを思わせる躍動的な作風によって書かれ ています。
NAXOS-8.573783(1CD)
B・チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲集 他
ボリス・チャイコフスキー(1925-1996):ピアノ三重奏曲 ロ短調(1953)
チェロ・ソナタ ホ短調(1957)
独奏チェロのための組曲 ニ短調(1946/1960改訂)
クリストファー・マーウッド(Vc)
ハーイック・カザジャン(Vn)
オルガ・ソロヴィエーヴァ(P)

録音:2017年4月13日…7-11
2017年4月21日…4-6
2017年5月…1-3
20世紀の近現代ロシア音楽界を代表するボリス・チャイコフスキー。モスクワ音楽院でオボーリンにピアノ、シェバリーン とショスタコーヴィチに作曲を学び、「ショスタコーヴィチの次世代」を担う作曲家の一人として知られています。しかし戦 後のアメリカでは、彼の音楽が全く評価されず、見かねた親友でチェリストのロストロポーヴィチが積極的に作品を紹 介しましたが、それでもなかなか評価が変わることはありませんでした。チャイコフスキーはロストロポーヴィチに深く感謝 し、このアルバムに収録された「独奏チェロのための組曲」と幻想的な美しさを持つ「チェロ・ソナタ」を献呈しました。 チャイコフスキーの評価が高まってきたのは21世紀になってからですが、それにはロストロポーヴィチの理解と貢献が大 きく関与しています。「ピアノ三重奏曲」は1956年、作曲家自身のピアノと、ピカイゼンのヴァイオリン、アルトマンの チェロによって初演され、若い作曲家が大きな称賛を得たバロック的な様式を持つ明快な作品です。
NAXOS-8.573856(1CD)
ドッジソン:作品集
スティーヴン・ドッジソン(1924-2013):弦楽三重奏曲 第1番(1951)…世界初録音
無伴奏ヴァイオリンのための小ソナタ ロ短調(1963)…世界初録音
妖精パックの足跡によるカプリース 無伴奏ヴィオラのための(1978)…世界初録音
無伴奏チェロのためのパルティータ(1985)…世界初録音
弦楽三重奏曲 第2番(1964)
カロロス(アンサンブル)
【メンバー】
ハリエット・マッケンジー(Vn)…
サラ=ジェーン・ブラッドリー(Va)
グラハム・ウォーカー(Vc)

録音:2014年7月16-18日
1924年にロンドンで生まれたドッジソンは1942年、18歳のときに王立海軍に徴兵され4年間従軍します。その後 は英国王立音楽院で作曲と音楽理論を学び、1950年から作曲家として活動を始めました。カリスマ的性格の持ち 主で、数多くの奏者や団体を繋がりを持ち、様々なドキュメンタリー映画の音楽を書く傍ら、フリーランスでBBC放送 のレビューを書くなど多彩な活動を行いました。このアルバムにはドッジソンの様々な時代の作品が収録されています。 「彼の作品は旋律よりも音色重視」であると友人でリコーダー演奏家のジョン・ターナーは述べていますが、初期の作 品は美しく活発な旋律を持つとても聴きやすい音楽です。その三十数年後に書かれた「無伴奏チェロのためのパル ティータ」は彼の作曲技法の探求の結晶ともいえる作品であり、一つの主題が刻々と変容していくという面白い曲で す。
NAXOS-8.573845(1CD)
メシアン:オルガン曲集
献堂式のための唱句(1960)
Livre d'orgu オルガン曲集(1951)
.モノディ(1963)
トリスタンとイゾルデ「愛の主題」(1945)…世界初録音
トム・ウィンペニー(Org)

録音:2017年7月19-20日
メシアンが“栄光の御体”(8.573682)を完成させたのは1939年のこと。1944年には『わが音楽語法』で、この作 品の個性的な書法について論述し、1949年には更に新しいモードに基づく作品を書くことを計画し、2つの異なる 作品が生まれました。1950年に完成された“聖霊降臨祭のミサ”と1951年の「オルガン曲集”がそれにあたります。 即興演奏をもとに生まれた“聖霊降臨祭のミサ」、ヒンズー教のリズムと鳥の声が緻密な計算の上に織り込まれた「オ ルガン曲集」。どちらもオルガンの機能を極限まで生かした奇妙な美しさを放ちます。また、世界初録音の“トリスタンと イゾルデ「愛の主題」”は1945年に即興演奏の主題として書かれた曲。この旋律は後に歌曲集“ハラウィ”に用いら れています。
NAXOS-8.573846(1CD)
期待の新進演奏家シリーズ〜アレクサンドル・パンフィロフ
ドビュッシー:版画(1903)
マヌエル・セコ・デ・アルペ(1958-):アナモルフォシス Op.152
アルベニス:イベリア 第1集-第2曲 港
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
アレクサンドル・パンフィロフ(P)

録音:2016年4月11-12日
1989年モスクワに生まれ、現在はロンドンに拠点を置く若手ピアニスト、アレクサンドル・パンフィロフ。6歳から音楽の レッスンを始め、グネーシン音楽院を経て、モスクワのチャイコフスキー音楽院でアンドレイ・ディーヴェから指導を受けま した。2012年からはイギリスに留学、数多くの国際コンクールで入賞を果たしましたが、中でも2016年に開催された 第58回ハエン国際ピアノコンクールでのグランプリ獲得は彼の存在を世界中に印象付けました。優勝記念としてリ リースされたこのアルバムでは、刺激的なドビュッシーの「版画」とガムランを思わせるエキゾチックな響きを多用した、コ ンクールのための新作「アナモルフォシス」とスペイン情緒漂う「港」を演奏。最後は、表情豊かなムソルグスキーの「展 覧会の絵」で締めくくるというプログラムで、その素晴らしい才能を提示しています。
NAXOS-8.573863(1CD)
ソレール:ピアノ・ソナタ集 第7集
ソナタ 第75番 ヘ長調 Andante
ソナタ 第76番 ヘ長調 Allegro
ソナタ 第77番 嬰ヘ短調 Andante largo
ソナタ 第78番 嬰ヘ短調 Allegro non tanto
ソナタ 第79番 嬰ヘ長調 Cantabile/Allegro
ソナタ 第80番 ト短調(Dorian) Allegretto
ソナタ 第81番 ト短調(Dorian) Prestissimo
ソナタ 第82番 ト長調 Allegro assai
ソナタ 第83番 ヘ長調 Allegro
ソナタ 第84番 ニ長調 Allegro
ソナタ 第85番 嬰ヘ短調 Allegretto
ソナタ 第86番 ニ長調 Allegretto
アン・スージョン(P)

録音:2017年3月13-17日
スペインの作曲家ソレールは、23歳で聖職者として任命されてから、ずっとマドリッド近郊のエスコリアル修道院に仕 え、一日のほとんどを農耕と祈りに捧げ、31年間亡くなるまでずっとその生活を続けたという奇特な人です。その合間 に500曲以上の作品を残したのはまさに奇跡。師とされるスカルラッティの影響を感じさせつつ、ウィーン風のスタイル も反映させた軽妙な作品は、時の国王カルロス三世の王子ドン・ガブリエルのために書かれたともされています。演奏 しているのは2012年マリア・カナルス国際コンクール、ピアノ部門で優勝した俊英アン・スージョン。美しいタッチが曲の 魅力を引き立てています。
NAXOS-8.573864(1CD)
ロッシーニ:ピアノ作品全集 第9集
老いのいたずら-室内楽作品と秘曲集 第2集
第1巻:イタリアのアルバム 第3曲-Tirana alla spagnola(Rossinizzata) スペイン風ティラーナ
第1巻:イタリアのアルバム 第5曲-La fioraja fiorentina フィレンツェの花売り娘
第11巻:様々な声楽曲集 第5曲-Arietta all’antica, dedotta dal ‘O salutaris Hostia’ 古風な歌
第2巻:フランスのアルバム 第3曲-La grande coquette (Ariette Pompadour) ラ・グラン・コケット(ポンパドゥールの歌)
第3巻:特別な小品 第8曲-Au chevet d’un mourant (Elegie) 死にゆく者のベットのそばで(エレジー)
収録巻割り当てなし: Mi lagnero tacendo 黙して嘆こう…世界初録音
第11巻:様々な声楽曲集 第3曲-希望のない愛
第1巻:イタリアのアルバム 第2曲- La lontananza 遠く離れて
第1巻:イタリアのアルバム 第11曲- Il fanciullo smarrito 迷子
第3巻:特別な小品 第2曲-L'esule 亡命者
第3巻:特別な小品 第9曲-Le Sylvain シルヴェイン(ロマンス)
第2巻:フランスのアルバム 第2曲-Romeo ロメオ
収録巻割り当てなし:ピアノのためのAllegretto moderato(1862)…世界初録音
収録巻割り当てなし:ピアノのためのAllegretto‘del pantelegrafo’ パントレグラフ(1860)…世界初録音
15.収録巻割り当てなし:ピアノのための Allegretto ? Un rien(1860)…世界初録音
16.収録巻割り当てなし:ピアノのためのVivace(1846)…世界初録音
第1巻:イタリアのアルバム 第4曲- L'ultimo ricordo 最後の思い出
第2巻:フランスのアルバム 第8曲-Le Lazzarone. Chansonette de cabaret キャバレー・ソング「浮浪者」
アレッサンドロ・マランゴーニ(P)
ラウラ・ジョルダーノ(S)
アレッサンドロ・ルチアーノ(T)
ブルーノ・タッディア(Br)

録音:2017年4月18日、2017年5月24日、2017年12月1日
1867年、ロッシーニは過去10年に渡って書き溜めていた作品に「老いのいたずら」とタイトルを付け、妻オリンペに 「自分の死後、最も有利な条件で出版社に売り渡すように」伝えました。この曲集にはピアノ曲や、声楽曲、室内楽 曲など様々な作品が集められており、その内容も極めて多彩です。この第9集にも世界初録音となる作品が多数収 録されており、その中にはロッシーニが初めて「FAX」を使って楽譜を送付したとサインがある「パントレグラフ」などの珍し い曲や、世界中に散らばってしまった「本当に短い曲」なども集められています。今回もマランゴーニのピアノを中心に、 イタリアの実力派歌手たちが親密な演奏を行っています。
NAXOS-8.573861(1CD)
民謡と伝承の歌
ベーカー(1945-):Old Lady Rose 老婦人とばら(L.ニッケル編)
伝承曲:Loch Lomond ロホ・ロモンド(J.クイック編)
R.W.ヘンダーソン(1932-):オンタリオの5つの民謡より第2番「The Maggie Hunter 魔法の狩人」
ヒーリー(1936-):5つのカナダ民謡 第1巻 Op.41bより「Danse, Mon Moin, Danse! 踊れ、モンモイン、踊れ!」(E.レスラー編集)
ウィテカー(1970-):3つの花の歌-第3番「Go, lovely rose 行け、愛らしいばら」
伝承曲:Ae fond kiss ああ、キスして(P.ミーロウ編)
ノヴェッロ(1893-1951)夢をみる-ライラックを集める(S.ラルズ編)
ロジャーズ(1949-1983):Fogarty’s Cove フォガルティの入り江
ライトフット(1938-):Pussy willows, Cat-tails かわいい柳、猫のしっぽ(L.ニッケル編)
ホルスト:6つの合唱民謡より第5番「恋人を愛する」
ソマーズ(1925-1999):ニューファンドランド島外港の5つの歌より第5番「幸運な男」(E.イスラー編)
ヴォーン・ウィリアムズ:3つのシェイクスピアの歌(1951)
伝承曲:ジョン・ブラウンのからだ(R.マルロウ作詞.編曲)
ポールス(1949-2014):草原の歌-古い教会(2001)
伝承曲:Auld Lang Syne-蛍の光(I.ファリントン編)
マクネル(1944-2013):彼女はノヴァ・スコシアと呼ばれている(S.カルバート編)
ビリー・ジョエル(1949-):And So It Goes そして今は…(1989)
ランキン(1964-):Fare thee well, love 愛よ、さようなら(S.カルバート編)
ドゥビンスキ(1941-):The Rise and Follies of Cape Breton ケープ・ブレトン島の登頂と愚行(1984)-We Rise Again私たちは再び登る(L.アダムス編)
ノエル・エディソン(指)
エローラ・シンガーズ
レスリー・デアス(P)
ジェームズ・ボーン(P)

録音:2017年5月17-19日
カナダ、アメリカ、英国の民謡を巡り、その国の文化を知る1枚。それぞれ違う文化を持つにもかかわらず、世代から世 代へと物語を伝える衝動はどの国でも変わることがありません。2回の大戦による世界的な対立を経験したことで、一 層その傾向が強まり、ホルストやヴォーン・ウィリアムズを始めとした20世紀後半から21世紀にかけての作曲家たちが 「伝承曲」に新たなアレンジを加え、次世代に伝える試みを行っています。またオリジナルの民謡も次々と生まれてお り、これらのメロディも永遠に歌い継がれていくことでしょう。演奏はカナダにおける最高の合唱団の一つ、エローラ・シン ガーズ。澄んだハーモニーと豊かなサウンドが持ち味であり、世界中で活躍している団体です。
NAXOS-8.660440(4CD)
リンドペイントナー:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」 アンジューのカルロ…マティヤ・メイチェ(Br)
アルフォンセ・ドルーエ…セザール・アッリエタ(T)
フォンディ伯爵…ダニロ・フォルマッジア(T)
エレノーラ…シルヴィア・ダッラ・ベネッタ(S)
アウレリア…サラ・フランチ(S)
アルビーノ…アナ・ヴィクトリア・ピッツ(Ms)
ギョーム・エタンダール:ヴィスコンテ・ヴェルナッツォ…カルロス・ナターレ(T)
マルシェ伯爵:フランチェスコ・ルッフォ:看守…ダミアン・ウィテリー(Bs-Br)
ジョヴァンニ・ダ・プロシーダ…ダリオ・ルッソ(Bs)
フェデリコ・ロンゴ(指)
ポズナン・カメラータ・バッハcho
ヴィルトゥオージ・ブルネンシス

録音:2015年7月23.25日 第27回ロッシーニ祝祭音楽祭
ドイツ、バート・ヴィルトバード
世界初録音
ヨーゼフ・フォン・リントペイントナーはドイツ、コブレンツェに生まれ、ヴェルテンベルク宮廷楽長を務めた初期ロマン派の 作曲家。生涯21曲の歌劇を書き、シューマンが「最も有望な歌劇作曲家」として絶賛しましたが、死後はすっかり忘 れられて現代に至ります。 この歌劇「シチリア島の夕べの祈り」は1843年の作品で、ヴェルディの名作同名歌劇と同じく、1282年にシチリアで 実際に起こった住民の暴動を原作とした壮大な歴史絵巻です。豊かなオーケストレーションに支えられた美しいベル カントの印象的な旋律が満載の秘曲オペラを、ヴェテランの歌声でお楽しみください。

NAXOS 2018年6月発売
8.573916J(1CD)
税込定価
黛敏郎:作品集
1.フォノロジー・サンフォニック(1957)
2.饗宴(1953)
3.交響詩「輪廻(サムサーラ)」(1962)
福村芳一(指)
香港フィルハーモニーO
録音:1984年3月25-29日

MARCO POLO 8.220297からの移行盤
20世紀日本を代表する作曲家の一人、黛敏郎。武満徹と並び、戦後の日本音楽界を牽引、映画音楽の分野 でも功績を遺すとともに、東京藝術大学作曲科講師として後身の育成にもあたりました。1964年の東京オリンピッ クでは開会式の音楽と記録映画用の音楽を担当。また、長らくテレビの音楽番組の司会を務め、クラシック音楽の 普及に力を尽くしたことで知られています。このアルバムには、様々な楽器を駆使した初期の実験的作品である「饗 宴」と梵鐘の響きを追求した「フォノロジー・サンフォニック」、“舞楽”と称するにふさわしい「輪廻(サムサーラ)」の3曲 を収録。 新装版発売に伴い、日本作曲家選輯シリーズでおなじみの片山杜秀氏の詳細な楽曲解説を添付、作品への更 なる理解が高まる1枚です。
NAXOS-8.573570(1CD)
ベートーヴェン:フルートのための作品集 第2集
セレナード ニ長調 Op.41
フルート・ソナタ 変ロ長調 Anh.4
ピアノ三重奏曲 ト長調
瀬尾和紀(Fl)
上野真(P)
児玉光生(Fg)

録音:2016年8月16-18日
三重県文化会館 大ホール…11-16
瀬尾和紀が吹くベートーヴェンの「フルートのための作品集」第2集。アルバムのメインは1796年頃に作曲された「セ レナーデ Op.41」で、本来はフルートとヴァイオリン、ヴィオラのために書かれた作品です。20代後半、リヒノフスキー侯 爵の支援により生活が安定したベートーヴェンの気持ちが反映されているのか、全曲を通して明るい曲想が漲る快 活で美しい作品です。第1楽章冒頭のおどけたフルートの旋律は、これから始まる曲の展開に期待を抱かせ、第2楽 章のメヌエット、緊迫感に彩られた第3楽章を経て、曲中で一番長い変奏形式の第4楽章へと続きます。この楽章 はベートーヴェンの腕の見せ所であり、美しい旋律が巧みな変奏で彩られます。弾むような第5楽章、序奏を伴う終 楽章と、楽章の配置も見事です。 10代のベートーヴェンが書いたピアノ三重奏曲も各楽器が活躍する意欲的な作品。また、フルート・ソナタ変ロ長調 はベートーヴェンの作品であるかは不明ですが、聴きどころに満ちた曲。第2楽章のポーランド風のリズムは当時の流 行を感じさせます。
NAXOS-8.573820(1CD)
カステルヌォーヴォ=テデスコ:チェロ協奏曲 他
カステルヌォーヴォ=テデスコ:チェロ協奏曲 ヘ長調 Op.72(1935)
モーツァルト(カステルヌォーヴォ=テデスコ編):歌劇「ドン・ジョヴァンニ」セレナード(1944)…世界初録音
ケルビーノ-歌劇「フィガロの結婚」より2つのアリア(1944)(B.A.スミス編)…世界初録音
Voi che sapete 恋とはどんなものかしら
Non so piu 自分で自分が分からない
ラヴェル(カステルヌォーヴォ=テデスコ編):鏡-道化師の朝の歌(1944)/8.鏡-鐘の谷(1944)…世界初録音
ロッシーニ(カステルヌォーヴォ=テデスコ編):フィガロ-歌劇「セヴィリアの理髪師」(1943)
カステルヌォーヴォ=テデスコ:海のつぶやき Op.24/a(1932)(J.ハイフェッツ) …世界初録音
ブライントン・エイヴリル・スミス(Vc)
山田和樹(指) ヒューストンSO
イヴリン・チェン(P)

録音:2017年4月13-15日、2017年5月25日
イタリア系のユダヤ人作曲家カステルヌオーヴォ=テデスコ。かつては“ギター音楽”の作曲家として知られていました が、最近になってピアノ曲や映画音楽など、幅広い作品が演奏されるようになり、その多彩な才能に注目が集まって います。彼はセゴビアに触発されギター曲を書き始めたのですが、同じように名チェリストのピアティゴルスキーにも出会 い、チェロのための素晴らしい作品を書き上げました。 カリスマ・チェリストが「チェロ協奏曲を書いてほしい」と作曲家に要求、1935年に完成したのがこのアルバムに収録さ れたチェロ協奏曲です。技巧と音楽性を兼ね備えた幻想的な作品なのですが、完成年にトスカニーニとピアティゴル スキーによって初演されて以来、ずっと忘れられており、今回の山田和樹(NAXOS初登場!)とスミスの演奏は、 作品の再評価のきっかけとなるでしょう。他の小品も世界初録音を含む貴重な演奏です。
NAXOS-8.573805(1CD)
リスト:ピアノ曲全集 第50集
ハンガリーのロマンス集(1853)
第1番:ヘ短調*
第2番:イ短調
第3番:イ短調
第4番:イ短調*
第5番:ニ短調
第6番:イ長調
第7番:イ長調
第8番:ニ短調
第9番:イ長調
第10番:ト短調
第11番:ヘ長調
第12番:ハ長調*
第13番:嬰ヘ短調*
第14番:ニ長調*
第15番:ニ長調*
第16番:ハ長調*
第17番:イ長調*
第18番:イ長調*
*=エド・レメーニによるトランスクリプション
ハンガリーの民族旋律
S243bis/R105d
ラコッツィ行進曲(第1稿)S242a(1839/1840)
リー・ウォーレン(P)

録音:2017年7月17-18日
リストの代表作「ハンガリー狂詩曲」が完成したのは1853年。彼の創作の絶頂期ともいうべき時期でした。そして同 年に書かれたのがこの「ハンガリーのロマンス集」です。この作品は若きブラームスとコンビを組んでいたことで知られるエ ドゥアルト(エド)・レメーニがワイマールを訪れ、一時期リストの指導を受けていた時期に師と共作したもので、このア ルバムの18曲がリストの手によるものです。当時のハンガリーの作曲家たちによる様々なメロディを主題に用い、基本 的には狂詩曲と同じ「遅い部分-急速な部分」の2部で構成されており、要所要所には即興的な場面も用意されて います。ただ、完全な形で残されていない曲も多く、13番以降はほとんどスケッチのような状態であり、またリスト特有 の超絶技巧もあまり見られません。存在自体も知られておらず、近年の研究によって発表されたばかりの曲集です。
NAXOS-8.573905(1CD)
期待の新進演奏家シリーズ/ギター
ツァン・テンユエ:ギター・リサイタル

D.スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K53/L261/P161(1742)(ツァン・テンユエによるギター編)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番BWV1004-第5楽章「シャコンヌ」(ツァン・テンユエによるギター編)
タンスマン:スクリャービンの主題による変奏曲(1972)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ゴヤによる24のカプリースOp.195(1965)より
 第12番:No hubo remedio それはしょうがない
 第18番:El sueno de la razon produce monstruos
理性的な眠りは怪物を生む
ブローウェル(1939-):オリシャたちの儀式(1993)
アサド(1952-):アクアレル(1986)
ツァン・テンユエ(G)

録音:2018年2月5.6日
世界で最も有名なギタリストの登竜門である「GFA(全米ギター協会)国際ギター・コンクール」2017年度 ICAC(International Concert Artist Competition)部門の優勝者ツァン・テンユエのデビュー・アルバム。 中国、河北省に生まれ、父の手ほどきで5歳からギターを始めたというテンユエ、7歳で北京音楽院付属校に入学、 その後はジュリアード音楽院に留学し、在学中に前述のコンクールで優勝を獲得。すでに日本でもファンを獲得して いる逸材です。 このアルバムでは、自身の編曲によるスカルラッティのソナタやバッハのシャコンヌなどの古典的な作品から、タンスマン、 カステルヌオーヴォ=テデスコ、ブローウェル、アサドなど多彩な作品を演奏。どんな曲でも完璧に分析することで定評 があるテンユエ、ここでも熟考の上での素晴らしい演奏を披露しています。
NAXOS-8.559836(1CD)
アメリカ現代管弦楽作品集
カール・ラッグルズ(1876-1971):Sun-Treader 太陽を踏み歩くもの(1926-1931)
スティーヴン・スタッキー(1949-2016):オーケストラのための第2協奏曲(2004)
ジョン・ハービソン(1938-):交響曲 第4番(2004)
デイヴィッド・アラン・ミラー(指)
ナショナル・オーケストラ・インスティトゥート・フィルハーモニック

録音:2017年6月15-17日
毎年6月にメリーランド大学で開催するコンサートのために、世界中から厳しいオーディションを経て集められた音楽家 たちのアンサンブル「ナショナル・オーケストラ・インスティトゥート・フィルハーモニック」。これまでにNAXOSからは2015年 の演奏(8.559782)と2016年の演奏(8.559822)がリリースされており、こちらが2017年の3枚目のアルバムとな ります。 今回の演奏会で選ばれたのは、近現代アメリカを代表する3人の作曲家の作品。なかでもラッグルズは生涯に完成 させた作品が10曲という寡作な人で、この演奏はとても貴重です。15分ほどの凝縮された時間の中に、膨大な音 符が書き込まれた複雑な総譜は、演奏困難ですが、このオーケストラは完璧な音を作り上げています。スタッキーの 協奏曲は、作曲家とロサンゼルス・フィルとの緊密な関係から生まれた作品。音によるアナグラムなど様々な仕掛けが 施されています。ハービソンの交響曲はシアトルSOの委嘱作。ジャズ風のテイストも備えた作品です。
NAXOS-8.559848(1CD)
グロリア・コーツ:ピアノ五重奏曲/交響曲 第10番
ピアノ五重奏曲(2013)
交響曲 第10番「Drones of Druids on Celtic Ruin」(1989)
クロイツェル四重奏団
【メンバー】
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn1)
ミハイロ・トランダフィロヴスキ(Vn2)
モーガン・ゴフ(Va)
ニール・ヘイド(Vc)
ロデリック・チャドウィック(P)
スーザン・アレン(指)
カリフォルニア芸術大学(カルアーツ)O

録音:2015年6月21日、2014年11月13日
アメリカ現代音楽界の重鎮の一人、グロリア・コーツ。9歳から倍音やクラスターを駆使して実験的な作品を作ってき たという彼女、アレクサンドル・チェレプニンとオットー・ルーニングの指導を受けて更なる研鑽を積み、コロンビア大学を 卒業後は作曲家として本格的な活動を始めました。歌手、女優、画家としても才能を発揮し、アルバムのジャケット を飾る絵も彼女の作品「 Parallel Univers」です。 収録曲の「ピアノ五重奏曲」はエミリー・ディキンソンの詩に根差しており、四分音の微妙な響きを効果的に使いなが ら、煌めくような光が表現されています。交響曲第10番はバイエルン州のエルディングで発見された「ケルトの古代遺 跡」をモティーフにした作品。高速道路建設のため、存続が危うくなった遺跡についての音楽は、冒頭から吹きすさぶ 風が描写され、揺れ動く音を打楽器のアクセントが絶妙に彩ります。 交響曲を指揮したスーザン・アレンは元々優れたハープ奏者。この演奏が指揮者デビューとなりましたが、残念なこと に病を得て、演奏後1年ほどでこの世を去ってしまいました。このアルバムは彼女への追悼でもあります。
NAXOS-8.573650(1CD)
モイゼス(1906-1984):交響曲集
交響曲 第1番 ニ長調 Op.31(1
929/1937)
交響曲 第2番 イ短調 Op.16(1932/1941)
ラディスラフ・スロヴァーク(指)
スロヴァキア放送SO

録音:1993年9月27-30日、1994年5月16-20日
MARCO POLO 8.225088からの移行盤
音楽家の家系に生まれたモイゼス。父ミクラーシュは高名な作曲家、教育者でスロヴァキア音楽界のパイオニア的存 在として知られ、幼いモイゼスは最初に父から音楽の手ほどきを受けました。プラハ音楽院で学んだ後は、ヴィーチェス ラフ・ノヴァークに教えを受け「管弦楽のための序曲 Op.10」を書き上げるとともに「スロヴァキアの音楽を創作の源に するように」と示唆を受けました。12曲の交響曲が最も有名ですが、他にも協奏曲や室内楽曲、映画、ラジオ、劇 音楽とその作品ジャンルは多岐に渡り、一時期はスロヴァキア国内の国策ラジオ局、スロヴァキア放送企業体有限責 任会社の音楽ディレクターも務めたことで知られています。 1929年に作曲された「交響曲 第1番」は第一次世界大戦後のスロヴァキア音楽における重要な作品で、新しい 時代の始まりを象徴しているとされています。民族音楽の要素を取り入れた上で、ブルックナーを思わせる荘重な響 きも併せ持っています。
NAXOS-8.573681(1CD)
グレインジャー:吹奏楽のための音楽全集 第3集
ワムフレイの若者たちの行進曲
吹奏楽のための小品選集:作者不詳-天使が乙女のもとに
ローマの力とキリスト教徒の心(ウィンド・アンサンブルとオルガン編)
デンマーク民謡組曲-第3番:ナイチンゲールと2人の姉妹(ウィンド・アンサンブル編)
固定されたド-鳴り続けるC(ウィンド・アンサンブル編)
吹奏楽のための小品選集:ドリア風の前奏曲(原曲:カベソンの第2旋法によるティエ
ント)
美しいドゥーン川の岸辺(ウィンド・アンサンブル編)
リンカンシャーの花束(ウィンド・アンサンブル編)
吹奏楽のための小品選集:バラード 第17番(原曲:マショーの
Dame, par vous me sens reconfortez)
Chosen Gems for Winds:ジェンキンス-5部のファンタジー
第15番(ウィンド・アンサンブル編)
丘の歌 第1番
ハンス・クヌート・スヴェーン(Org)
ビャルテ・エンゲセト(指)
王立ノルウェー海軍バンド

録音:Torpedoverkstedet, Karljohansvern Horten,Norway
2014年11月17-21日、2015年4月20-24日、2016年1月25-29日
グレインジャーの「吹奏楽のための音楽全集」最終巻となるこの第3集には、このジャンルにおける彼の最初の作品 「ワムフレイの若者たちの行進曲」を始め、良く知られる「リンカンシャーの花束」などバラエティ豊かな作品が集録され ています。1905年に作曲された「ワムフレイの若者たちの行進曲」の原曲は男声合唱とオーケストラ(または2台ピア ノ)のための作品。ウォルター・スコットの叙事詩に基づいていますが、民謡の素材は用いられておらず、全体的に引き 締まった行進曲です。「リンカンシャーの花束」はグレインジャーが自ら録音機材を携えて、イングランドで採譜した民 謡を元にした吹奏楽曲。民謡の微妙な歌い回しも全て描かれた型破りな手法も見られる、吹奏楽ファン必携の作 品です。
NAXOS-8.573697(1CD)
ドヴィエンヌ:フルート協奏曲集 第4集
フルート協奏曲 第13番 ニ長調 Op.Posth(1786頃-1788)[カデンツァ…パトリック・ガロワ作]
協奏交響曲 第6番 ト長調 Op.76
2本のフルートのための(1790年代後半)*
協奏交響曲 第3番 ニ長調(1778頃-1782)(2本のフルート編)*
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲 第23番 ト長調(フルート編)(1792頃-1794)[カデンツァ…パトリック・ガロワ作]
パトリック・ガロワ(Fl)
ペール・フレムストレム(Fl)*
スウェーデン室内O
録音:2016年8月30日-9月3日
18世紀後半、フルート作品の重要な作曲家として名を遺すドヴィエンヌ。もともとは軍楽隊の隊員であり、当時の 「無料音楽学校」で同僚の子供たちに音楽を教えていました。フランス革命の時代、音楽学校が国立になり、 1795年にはパリ音楽院に改組された際、そのままドヴィエンヌはフルートの教授に任命され、一層の活躍を果たすこ とになりました。また彼が著した「フルート演奏の理論と実践」も素晴らしい教則本として当時フランスの管楽器奏法 を確立させたことでも知られています。ドヴィエンヌのフルート協奏曲全集の最後を飾るこのアルバムには、協奏曲第 13番と、2曲の協奏交響曲が収録されています。洗練された作風による第13番は1790年以前に書かれたよう で、充実したオーケストラ・パートを持つ美しい作品です。2曲の協奏交響曲のうち、第3番はクラリネットのために書 かれた作品。競い合うような音色が魅力的です。アルバムには同時期に作曲されたヴィオッティのヴァイオリン協奏曲 のフルート版も収録、ガロワの卓越した技巧で味わうことができます。
NAXOS-8.573726(1CD)
リース:チェロ・ソナタ全集 第1集
チェロ・ソナタ ハ長調 Op.20(1808)
チェロ・ソナタ イ長調 Op.21(1808)
チェロ・ソナタ ト短調 Op.125(1823)
マルティン・ルンメル(Vc)
ステファン・シュトロイスニック(P)

録音:2017年7月10-11日
「ベートーヴェンの弟子」として知られるフェルディナント・リース。作曲家として300曲に及ぶ数多くの作品を残しました が、最近までほとんど顧みられることはありませんでした。しかし21世紀になってようやく作品が演奏されるようになり、 単なる「ベートーヴェンの弟子」としては片づけられないほどの才能を目の当たりにできるようになりました。 このアルバムに収録されているチェロ・ソナタのうち、1808年に書かれた2つの作品は、彼の師であったチェリスト、ベル ンハルト・ロンベルクに捧げられています。しかしベートーヴェンの影響も強く、とりわけOp.21のイ長調は、同じくイ長調 で書かれたベートーヴェンの第3番を熟知していたとされるリースらしい「師匠を意識した作品」として仕上がっていま す。しかし後半生にはベートーヴェンの影響から脱したとされるリース、1823年のチェロ・ソナタではロマン派の様式を 先取りした壮大かつ凝った作風を見せています。特に第3楽章での激しく移り変わる表情に注目。ウィーンの名手ル ンメルの演奏です。
NAXOS-8.573811(1CD)
マイール:ヴェネツィアの独唱モテット集
Regina coeli 天の女王 ト長調(1795頃)
Exsurge, anima わが魂よ、目覚めよ ニ長調(1793)
Salve Regina 元后あわれみの母 ヘ長調(1800頃)
Me miserum, quid hoc 悲しいかな ハ短調(1799)
Salve Regina 元后あわれみの母 変ロ長調(1802頃)
O Deus, quot me circumdant 神よ、私は周りにいる 変ホ長調(1791
Salve Regina 元后あわれみの母 ハ長調(1798)
Qual colpa eterno Dio 永遠の不義の神 ハ短調(1795頃)
アンドレア・ローレン・ブラウン(S)
マルクス・シェーファー(T)
ヴァージル・ミショック(Bs)
フランツ・ハウク(指)
ヴィルトゥオージ・イタリアーニ(ピリオド楽器使用)

録音:2014年4月23-26日
世界初録音
18世紀に活躍したフルート奏者ヨアヒム・クヴァンツが自身の論文の中で、イタリアのモテットについて簡単な定義を記 していました。それによると「宗教的な内容のラテン語による2曲のアリアとレチタティーヴォ、最後はハレルヤ(神を讃え よ)で締めくくられる」とされていますが、実際にはレチタティーヴォが省略されたり、アリアが増やされたりと形は様々で す。代表的な作品はモーツァルトの「エクスルターテ・ユビラーテ K165」ですが、他にもたくさんの作品は存在していま す。このマイールのモテットもその様式によって書かれており、作品の多くはヴェネツィアのオスペダーレ(慈善養育院)で 暮らす女子たちのために作られました。マイールは各々の歌手たちの声のために細かい調整を行ったため、彼の作品 は歌手たちの間で高い人気を誇っていたようです。ただし、最後に置かれたハ短調のモテットは、他作品を圧倒する 迫力と暗さを持ち、後半は若干明るくなるとは言え、神を賛美するハレルヤもありません。マイールの研究家ハウクに よる渾身の演奏です。
NAXOS-8.573844(1CD)
チャイコフスキー:ポプリ
主題と変奏 イ短調(1864頃 シショフ編)
小さなロシアのカザチョーク(原曲:ダルゴムジスキー)(1867)
アレグロ ヘ短調(1980 K.カリネンコによる補筆完成版)(1863/64 イォルダン編)
歌劇「地方長官」からの主題によるポプリ(1868 シショフ編)
ロシア義勇艦隊行進曲 ハ長調(1878 ドロズドフ編)
軍隊行進曲 変ロ長調(1893 ドロズロフ編)
戴冠式行進曲(祝典行進曲) ニ長調 (1883 ラングストン編)
パッシオーネ通り ホ短調(1891頃 ドロズドフ編)
常動曲(原曲:ウェーバー ピアノ・ソナタ 第1番-第4楽章)(1871)
ランス・コバーン(P)

録音:2016年12月18日、2017年2月5日
幼い頃から音楽の才能を発揮していたチャイコフスキー、ピアノ演奏だけでなく作曲もしていましたが、両親は彼を音 楽家にするつもりはなく、現存する最初のピアノ曲は1854年の「ワルツ」のみ。彼が本格的に作曲を始めたのは、法 務省に就職した後に、ペテルブルク音楽院に入学した1862年以降のことで、以降多くの作品が生まれます。この時 期に書かれた、未完成でありながらも魅力的な「アレグロ ヘ短調」は、100年以上の年月を経てカリネンコの手に よって完成されました。同じ時期の「主題と変奏」も各々の変奏曲の性格が際立つ見事な作品です。自作の歌劇 「地方長官」のメロディを自由に織り込んだ「ポプリ」の他、楽しいいくつかの行進曲の中には1883年に行われたアレ クサンドル3世の戴冠式用の行進曲(原曲は管弦楽曲)のピアノ編曲版も含まれています。チャイコフスキー自身が 「騒がしい曲」と称した行進曲ですが、実際は問題なく演奏されたという作品です。
NAXOS-8.573886(1CD)
ヘンツェ:ヴァイオリンとヴィオラのための作品集
ヴァイオリン・ソナチネ(1979)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1977.オリジナル・ヴァージョン)
ヴァイオリン・ソナタ(1946)
マンフレッドのために(1989)
ペーター・ドールへの告別(1999)
ヴィオラ・ソナタ(1979)
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn,Va)
ロデリック・チャドウイック(P)

録音:2016年6月7.21日、2016年7月18日
ドイツの現代作曲家ヘンツェのヴァイオリン作品集。12歳で作曲を始めたヘンツェは21歳の時に発表した「交響曲第 1番」で認められ、当時のドイツにおける“もっとも才能のある若手”の一人に列挙されます。その後は作風を変化させ ながら、晩年はオペラの作曲を熱心に行い、2012年に亡くなるまで賞賛を集めていました。このアルバムに収録され たソナタは、ヘンツェの活動の初期の時代から、20世紀の終わりまでの長い期間に渡って書かれており、なかでも 1946年の「ヴァイオリン・ソナタ」は第二次世界大戦直後の困難な状況の中で書かれた“創造的な作品”として知ら れています。無伴奏ヴァイオリン・ソナタは詩人アンジェロ・ポリツィアーニの作品に基づく三部構成になっており、演劇を 愛したヘンツェらしく、どの楽章も描写的です。「ソナチネ」は子供たちのためのオペラ「ポリチーノ」の旋律を用いたユー モラスな作品で、ヴァイオリンは祖母の声を表現しています。ヴィオラ・ソナタは、バレエ音楽「オルフェウス」から派生し、 また2つの小品は、彼の友人への思い出に寄せて書かれています。
NAXOS-8.579039(1CD)
ロペス=グラサ(1906-1994):歌と民謡集
4つのクリスマスの歌曲 Op.97(1955)
アドルフォ・カサイス・モンテイロの3つの詩 Op.12
10のハンガリーの歌 Op.87
アルミンド・ロドリゲスによる2つのロマンス Op.47
9のロシア民謡 Op.66
3つのオリヴィアの歌 Op.20
4つの新しいクリスマスの歌
スザンナ・ガスパー(S)
カティア・モレソ(Ms)
フェルナンド・グィマリャエス(T)
ヌーノ・ビエイラ・ド・アルメイダ(P)

録音:2017年7月16-21日
20世紀後半のポルトガルにおける最も偉大な作曲家の一人、ロペス=グラサ。30代の時に3年間パリに滞在し、当 時フランスの音楽様式を身に着けると同時に、近代音楽とポルトガル民謡の融合を図り、シンプルで美しい作品を書 き上げました。 彼は十二音音楽に関心を持ち、シェーンベルクを賛美しながらも「自身が目指す音楽」ではないことにも気が付いて おり、心のままの作品を書くことで、ポルトガルの音楽の独自な発展に尽力、民謡やポルトガルのポピュラー音楽の旋 律を取り入れた作品はどれも親しみやすい雰囲気を持っています。このアルバムではポルトガル由来の旋律だけでは なく、ハンガリーやロシアの歌を用いた作品も収録されており、ロペス=グラサの探求心を知ることができます。
NAXOS-8.573897(1CD)
バリオス(1885-1944):ギター作品集 第4集
1.Las Abejas 蜜蜂(1921)
2.前奏曲 ハ短調(1920)
3.セレナータ・モリスカ(1921)
4.踊り(1921頃)
5.Jha Che Valle パラグアイの舞曲 第2番(1923頃)
6.ディノオラ(1938頃)
7.協奏的練習曲 第1番(1920頃)
8.マズルカ・アパッショナータ(1919頃)
9.Aires Criollos ブエノスアイレスのクレオール(1910頃)
10.Bicho Feo 不器用な(タンゴ・フモリスティーコ)(1913)(T.モリス編)
11.アルティア(1916頃)
12.練習曲 ロ短調(バッハへのオマージュ)(1920)
13.Divagaciones Criollas(1914)
14.練習曲 第6番(1921)
15.前奏曲 ホ長調(1939)
16.Una Limosna por el Amor de Dios 愛の神への賛辞(1944)
17.Estudio para Ambas Manos 両手のための練習曲
(1940)
18.Armonias de America アメリカのハーモニー(1929)
19.Aires Andaluces アンダルシアの歌(1914頃)
20.Cancion de Cuna ゆりかごの歌(1921頃)
21.ロンドン・カラぺー(パラグアイの舞曲 第3番)(1910頃)
22.アルゼンチン様式の「チニータ」(1926)
23.ラ・バナニータ(タンゴ)
24.Sargento Cabral 曹長(ザンパ)
25.前奏曲 イ短調(1939)
26.ミロンガ(クレオール風)(1914頃)
チェリル・レフィク=カヤ(G)

録音:2017年11月9-11日
パラグアイのギタリスト、作曲家バリオスの作品集第4集。幼いころから祖国のフォルクローレを好んだ彼は、詩とギター に興味を持ち、大学卒業後は諸国を転々としながらギターを演奏し自作の詩を披露しました。彼は生涯に、自らの 詩を用いた300曲以上のギター伴奏付き歌曲を作るとともに、ギター独奏曲も多数作曲。これらの曲の中にはパラ グアイのポルカ、ザンバ、クレオール(植民地生まれの人々)の空気、セレナードなど、中米や南米の独特の雰囲気が 宿っています。演奏者レフィク=カヤはトルコ出身の若手で、2012年のジョアン・ファレッタ国際ギターコンクールで最 優秀賞を獲得した逸材です。

NAXOS 2018年5月発売
NAXOS-8.573630
(1CD)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
コレッリの主題による変奏曲 Op.42*
ボリス・ギルトブルグ(P)
カルロス・ミゲル・プリエト(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO

録音:2016年2月27-29日、2016年6月15日*
ピアノ協奏曲第2番(8.573629)で、冴え渡る技巧と考え抜かれた解釈を披露したボリス・ギルトブルグ。この第3 番でも極めて個性的な演奏を聴かせます。第2番よりも演奏的に困難な箇所が多く、至るところに即興的なフレー ズが散りばめられるとともに、曲の雰囲気が刻々と変化していく第3番ですが、完璧に弾きこなすと、これ以上演奏効 果のあがる曲はありません。ギルトブルグはこの作品を徹底的に研究し、冒頭に現れる主題の役割は「全体をまとめ るもの」として捉え、冷静に弾くことで作品全体にメリハリをつけています。そして第1楽章の後半に用意されているカデ ンツァも聴かせどころの一つ。ギルトブルグはもちろん「難しいヴァージョン」をやすやすと演奏、聴き手の心をしっかり掴 みます。また彼は、この曲と「徹夜祷」Op.37との関連も指摘。こちらも興味深い解釈を聴かせます。同時収録の「コ レッリの主題による変奏曲」でも変奏が進むごとに多彩な世界を見せてくれます。 今作でもギルトブルグ自身のブックレット解説(英語)と、彼が撮影した写真をジャケットに使用。アルバム全体が一 つの完成された作品として成立しています。
NAXOS-8.573672
(1CD)
スメタナ:祝典交響曲、他
祝典交響曲 ホ長調 Op.6
歌劇「売られた花嫁」〜序曲/ポルカ/フリアント/喜劇役者の踊り
ダレル・アン(指)
ベルリン放送SO

録音:2015年2月2-5日
ドイツ ベルリン=ブランデンブルク放送 大ホール
2017年来日、颯爽とした姿と高い音楽性で聴衆を魅了した指揮者ダレル・アン。レパートリーも幅広く、これまで NAXOSからはデュティユーの交響曲と中国の作曲家、周龍と陳怡の作品集、マイアベーア、オッフェンバックの序曲 集など、珍しい作品の録音をリリースしています。今回彼が取り組んだのは、やはり珍しいスメタナの「祝典交響曲」。 1854年、当時のボヘミアを支配していたオーストリア=ハンガリー帝国の皇帝フランツ=ヨーゼフ1世の婚礼が挙行さ れた際、スメタナはこれを祝して交響曲を作曲し献呈しようと目論みました。しかし残念なことに「(被支配民族であ る)ボヘミア人の作品は婚礼にふさわしくない」と却下されてしまい、また、作品中に頻繁に現れる「皇帝賛歌」はボ ヘミアの人々の共感を得ることができず、結局、スメタナは作品をしまい込んでしまいます。 しかし1881年に作品を改訂、スメタナの唯一の交響曲として作品はようやくカタログに残ることになりました。若き作 曲家の意欲溢れる華やかな交響曲をどうぞお楽しみください。
NAXOS-8.573786
(1CD)
シューマン:チェロのための作品集
チェロ協奏曲 イ短調 Op.129(1850)
アダージョとアレグロ Op.70(1849)(チェロとピアノ編)
幻想小曲集 Op.73(1849)(チェロとピアノ編)
3つのロマンス Op.94(1849)(G.シュヴァーベによるチェロとピアノ編 2017年)
民謡風の5つの小品集 Op.102(1849)
F-A-E ソナタ-第2楽章 間奏曲(1853)(G.シュヴァーベによるチェロとピアノ編 2017年)
ガブリエル・シュヴァーベ(Vc)
ラルス・フォークト(指)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア
ニコラス・リンマー(P)

録音:2017年1月27-28日、2017年3月10-11日
血気盛んな20歳のシューマンが、指の故障でピアノを諦めなくてはならなくなった時に、彼は音楽をやめるか、もしくは チェロに転向するか悩むほど、実はチェロを愛していました。逡巡の末、作曲の道に進んだシューマンでしたが、そのチェ ロ愛は1850年に書かれた「チェロ協奏曲」に結実しました。切れ目なく奏される3つの楽章は、饒舌な旋律とロマン ティックな感情に溢れており、とりわけ第2楽章にあたる中間のゆったりとした部分の美しさは格別です。ロイヤル・ノー ザン・シンフォニアを振るフォークトにも注目。シューマンが求める内声充実の響きを紡ぎ出します。 他の作品は「民謡風の5つの小品集」を除くと、どれも他の楽器のために書かれたものですが、チェロで演奏しても全く 違和感なく、シュヴァーベの見事な編曲と落ち着きのある優しい音によって、シューマンの描いた夢のような世界がダイ レクトに体感できます。
NAXOS-8.573819
(1CD)
テレマン:6つの序曲集
序曲 第1番 ト短調 TWV32:5
序曲 第2集 イ長調 TWV32:6
序曲 第3番 ヘ長調 TWV32:7
序曲 第4番 ホ短調 TWV32:8
序曲 第5番 変ホ長調 TWV32:9
序曲 第6番 ロ短調 TWV32:10
中川 岳(ハープシコード)

録音:2017年7月15-16日Musikhochschule, Wurzburg,Germany
幼い頃からピアノを学びながら、独学でチェンバロ、クラヴィコード、オルガンを弾いていたという中川岳。東京大学在 学中に、2014年に開催された「第27回国際古楽コンクール」(山梨)の鍵盤楽器部門で第1位を獲得、一躍注 目を浴びました。2016年からはヴュルツブルク音楽院でグレン・ウィルソンにハープシコードを師事、その音楽性に一 層の磨きをかけています。このテレマンの作品集は「Ouverture=序曲」とタイトルが付けられているものの、実質は 第1曲目の序曲と、2つの舞曲が組み合わされた小さな組曲です。作品中にはイタリアやドイツ、フランスの舞曲が散 りばめられ、多彩な表情を見せています。中には、テレマンが一時期滞在したポーランドの民族音楽から影響を受け たと思われる曲もあり、実に興味深い曲集として構成されています。
NAXOS-8.573676
(1CD)
バッハ:イギリス組曲 第4番-第6番
モンテネグロ・ギター・デュオによる2台ギター編曲版
モンテネグロ・ギター・デュオ
【ゴラン・クリヴォカピク&ダニエル・セロヴィク】

録音:2016年10月27-30日
J.S.バッハの作品をギターで演奏する試みは、19世紀後半、タルレガの時代あたりから頻繁に行われ、名手たちがそ れぞれ、無伴奏パルティータや無伴奏チェロ組曲、ゴルトベルク変奏曲などをギターに移し替え、素晴らしい成果を上 げています。 この「イギリス組曲」は1720年から1730年頃「ある高貴なイギリス人のために書かれた」とされ、バッハの鍵盤作品の 最高峰の一つであり、様々な舞曲で構成されたこの作品は鍵盤で演奏するのもなかなか困難ですが、モンテネグロ ギター・デュオは、これを「2台ギターで演奏する」ことにより、オリジナルよりも多彩で新鮮な響きを作り上げることに成 功。極めて完成度の高い演奏を聴かせます。
NAXOS-8.573474
(1CD)
ピエール・ローデ(1774-1830):ヴァイオリン協奏曲 第11番/第12番 他
エアと変奏 ホ長調 Op.12
ヴァイオリン協奏曲 第12番 ホ長調 Op.27
ヴァイオリン協奏曲 第11番 ニ長調 Op.23
エアと変奏 ニ長調 Op.26
※第11番のカデンツァはフリーデマン・アイヒホルンによる
フリーデマン・アイヒホルン(Vn)
ニコラス・パスケ(指)
イエナPO

録音:2015年6月23-27日
全て世界初録音
ヴァイオリニスト、アイヒホルンが取り組むピエール・ローデのヴァイオリン協奏曲全集の最終巻。 このアルバムには最高傑作である第11番と第12番、そして2曲の魅力的な「エアと変奏」が収録されています。ヴィ オッティの愛弟子であり、またナポレオンの宮廷音楽家として活躍したローデの作品は どれも優雅で、かつ当時最高難度の演奏技術を駆使したもの。13曲あるヴァイオリン協奏曲は、ヴィオッティ作品と 並ぶ、初期ロマン派時代の傑作です。当時の出版社は往々にして日付に無頓着であったため、協奏曲第12番の 正確な出版日はわかりませんが、少なくともローデの生前最後に出版された作品であることは間違いなく(第13番 は彼の死後に出版)、ロシア皇帝に献呈されたため、第4楽章にはロシア民謡が主題として使われています。躍動 的な第11番も充実した書法を見せる作品。カデンツァはアイヒホルンの自作であり、伸びやかで技巧的なフレーズが ふんだんに使われています。
NAXOS-8.573876
(1CD)
ヴィオラとオーケストラのための英国音楽
ヴォーン・ウィリアムズ:ヴィオラと小オーケストラのための組曲(1934)
ハーバート・ハウエルズ:エレジー Op.15
ウォルトン:ヴィオラ協奏曲(1929/1962年版)
ヨーク・ボーエン(1884-1961):ヴィオラ協奏曲 ハ短調 Op.25(1907)
ヘレン・カルス(Va)
弦楽四重奏【ヴェサ=マッティ・レッパネン(第1ヴァイオリン)、デイヴィッド・ギリング(第2ヴァイオリン)、ヴィヴヤン・イェンドル(Va)、デイヴィッド・チッケリング(Vc)】
マーク・タディ(指)
ニュージーランドSO

録音:2005年2月9-11日
20世紀の英国でヴィオラのための作品が数多く生まれたのは、名手プリムローズとターティスの存在に拠るところが大 きいでしょう。とりわけターティスは、比較的「地味な楽器」であったヴィオラの音色を愛し、わざと大き目の楽器を製 作。温かく豊かな音色を奏でたことで知られています。 このアルバムに収録されている4つの作品はどれもターティスのために作曲されましたが、ウォルトンの協奏曲だけは、モ ダン過ぎてターティスの好みにあわなかったようで、結局、初演のソリストはヒンデミットが務めました。確かにこの作品は 近代的ですが、第1楽章での抒情性や、民謡風のメロディが印象的な第3楽章はとても親しみやすく、ターティスも 後になって作品の真価を認め、自らのレパートリーに加えたということです。他の3曲もヴィオラの魅力が存分に生かさ れており、素朴な雰囲気のヴォーン・ウィリアムズの「組曲」、悲痛な美しさに耳を奪われるハウエルズの「エレジー」、 終楽章での長大なカデンツァが見事なボーエンの「協奏曲」と、どの曲も聴きどころたっぷりです。
NAXOS-8.559842
(1CD)
ダイアモンド(1915-2005):作品集
弦楽オーケストラのための「ラウンズ」(1944)
シェイクスピアの「ロメオとジュリエット」のための音楽(1947)
交響曲 第6番(1951-1954)*
アーサー・フェイゲン(指)
インディアナ大学室内O
インディアナ大学PO*

録音:2015年12月7-10日、2016年2月22-24日
*=世界初録音
ニューヨークで生まれ、クリーブランド音楽大学とイーストマン音楽学校で学び、パリではナディア・ブーランジェにも師事 した作曲家ダイアモンドの作品集。19歳の時、ガーシュウィンが審査員を務めたコンクールに作品を出品。その完成 度の高さにガーシュウインも驚いたというエピソードを持つダイアモンド、その作品は名指揮者たちにも愛され、クーセ ヴィツキー、セル、オーマンディ、バーンスタインなどが挙って演奏したことでも知られます。彼は前衛的な手法を取ること はなく、常に耳に心地よい作品を書いていました。ミトロプーロスが絶賛した「ラウンド」、その3年後に作曲された「ロメ オとジュリエット」の組曲はプロコフィエフにも匹敵するほどの出来栄え。映画監督ピーター・グレンヴィルが「自作映画で 使用したい」と提案したこともあったそうです(実現はしなかった)。伝統的な形式に則って書かれた「交響曲第6 番」は初演当時の批評家からさんざんな悪評を付けられたという問題作。「彼は伝統を知らない」と揶揄されました が、初演から50年を経た今では、全く問題なく受け入れられる聴きやすい作品です。
NAXOS-8.559849
(1CD)
ロベルト・シエッラ(1953-):室内楽作品集
カンディンスキー(2003)…世界初録音
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための
1.Lyrisches 詩的に
2.Improvisation 19 インプロヴィゼーション 19
3.Bild mit schwarzem Bogen 黒いアーチの写真
4.Improvisation 26 インプロヴィゼーション 26
5.Kleine Freuden 小さな喜び
6.Schwarze Striche I 黒いストローク I
7.Weisser Strich 白いストローク
8.Kleine Welten III 小さな世界 III
9.Komposition VIII コンポジション VIII
10.Launisches 気まぐれ
11.Buntes Ensemble 色彩的なアンサンブル
クラリネット・ソナタ(2005-2006)
12.第1楽章:Salseado
13.第2楽章:Delicado y expresivo
14.第3楽章:Energico
15.第4楽章:Veloz (with swing)
16-48.Formas de mirar un mismo objeto
同じオブジェクトを見るための33方法(2005-2008)…世界初録音
ピアノ連弾のための
コンティヌム(アンサンブル)
【メンバー】
チェリル・セルツァー&ヨエル・ザックス(ディレクター)
ルネ・ヨレ(Vn)…1.2.4-7.10.11
シュテファニー・グリフィン(Va)…3-5.7.9.11
クリスティーナ・レイコ・クーパー(Vc)…2.4.5.7-9.11
モーラン・カッツ(Cl)…12-15
チェリル・セルツァー(P)…1.2.5.6.8.10.11.16-48
ヨエル・ザックス(P)…12-48

録音:KAS Music&Sound, Astoria, New York, US
2010年7月6-7日…1-11
2010年8月24-25日…12.14.15
2010年8月27日…32.35-42.44-48
2013年1月10日…16-31
2014年8月3日…13.33-34.43
プエルトリコ生まれの作曲家、シエッラの室内楽作品集。若い頃からカリブ海の伝統音楽に惹かれ、西洋音楽との融 合を試み続けることで知られるシエッラですが、最近では伝統音楽以外の分野から素材を取ることにも興味を抱いて おり、このアルバムに収録されている「カンディンスキー」は、タイトル通り、ロシアの画家カンディンスキーの抽象画に触 発された感覚的な組曲。トラック11ではサルサのリズムも登場。シエッラらしい作品として仕上がっています。この作品 が完成する前、2002年には同じく画家ターナーに触発された「ターナー」も書き上げたシエッラ。絵画と音楽の融合 によって生まれる音の追求に余念がありません。連弾のための「Formas de〜」はシエッラの室内楽の中で最長の 曲。シエッラと長年コラボレーションをしているアンサンブル「コンティヌム」の2人のメンバーのために書かれた特別な作 品です。
NAXOS-8.573917
(1CD)
フラヴィオ・クッキ〜チック・コリアを弾く
チック・コリア(1941-):子供たちの歌(抜粋)(F.クッキによる2台ギター編)
コリア:ルミネーションズ
アルフォンソ・ボルゲーゼ(1945-):秋のハバネラ…世界初録音
ジスモンチ(1947):水とワイン
ジュリオ・クレメンティ(1950-):ベレラの3つの舞曲(2台ギターのための)…世界初録音
ジョン・デュアルテ(1919-2004):イギリス組曲
フラヴィオ・クッキ(G)

録音:2015年11月-2017年9月
ジャズ界のレジェンド、チック・コリア(1941-)と、クラシック・ギターの名手フラヴィオ・クッキ(1949-)は、1980年代後 半にロサンゼルスで邂逅してからの親友であり、時にはジャンルを超えて共演し、作品へのアプローチなどについて語り 合ってきたと言います。この最新アルバムでは、コリアがクッキのために書いた「ルミネーションズ」を演奏するだけでなく、 クッキ自身がギターのために編曲したピアノ曲「子供たちの歌」を演奏。2台ギター用のアレンジであるため、演奏会で は様々なパートナーと共演するというクッキ。このアルバムでは多重録音を用いて2人分のパートを演奏し、作品の魅 力を最大限伝えることに成功しています。余白にはジスモンチ、デュアルテを始めとしたブラジルの興味深い現代作品 が収録されています。
NAXOS-8.573739
(1CD)
プーランク:バレエ音楽集
バレエ音楽「牝鹿」FP36 組曲
バレエ音楽「模範的な動物たち」FP111 組曲
シンフォニエッタ FP141
ジャン=リュック・タンゴー(指)
RTE国立SO

録音:2017年3月27-28日
プーランクの3つの管弦楽作品を収録。バレエ音楽「牝鹿」は24歳の作品。バレエ・リュスを率いるディアギレフから作 曲を依頼されたプーランクは、極めて優雅で軽やかな作品を書き上げました。初演時にはマリー・ローランサンが衣装 と装置を担当。もともと彼女の絵からヒントを得たというこの作品は大成功を収め「牝鹿=かわいい娘たち」のタイトル 通り、1920年代のパリのサロンでの気分が存分に表現されています。「模範的な動物たち」は1941年に完成され たバレエ音楽で、ラ・フォンテーヌの寓話が元になっています。もちろん単に動物を描いたのではなく、そこには人間への 鋭い観察眼が秘められています。最後の「シンフォニエッタ」はバレエ音楽ではなく、弦楽四重奏曲の構想を膨らませ たもので、魅力的な旋律が次々と現れるプーランク円熟期の作品です。フランスのエスプリが全編に溢れています。
NAXOS-8.573749
(1CD)
ポール&ポーリーヌ・ヴィアルド:ヴァイオリンのための作品集 第2集
ポール・ヴィアルド(1857-1941):6つの小品(1902)
 序奏とカプリース(1890)
ポーリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):6つの小品(1868)
ポール・ヴィアルド:6つの優しい小品(1889)
ポール・ヴィアルド:3つの小品
Gitane ジタン(1900-1901)
 ロマンス ハ長調(1889)
 ロマンス ニ長調 Op.6(1883)
 Romance sans parole 言葉なきロマンス(1924)
 シシリエンヌ(1923)/剣の踊り(1923)
 夢(1904頃)/子守歌(1889)
レート・クッペル(Vn)
ヴォルフガング・マンツ(P)

録音 2017年2月24-26日
全て世界初録音
19世紀の芸術界におけるマドンナ的存在であったポーリーヌ・ガルシア=ヴィアルド。ショパン、シューマン、ツルゲーネ フなど高名な芸術家たちと親交を持った彼女は、また素晴らしい作品を書いた作曲家でもありました。ここで聴ける 「6つの小品」はどこまでも甘く優しい抒情性に彩られた佳曲です。そして、彼女の息子ポールも音楽的才能を受け 継ぎ、いくつかの作品を残しています。このアルバムに収録されているポールの作品のほとんどはサロン風の小品です が、どの曲も世紀末から1920年代のパリの雰囲気を色濃く宿しており、その瀟洒な曲想からは、彼の友人だったサ ン=サーンスの影響も感じられます。
NAXOS-8.579027
(1CD)
コンスタンシオ・エルナエス(1957-):歌曲集
Tres canciones de amor 3つの愛の歌(2001)
Poemas de abril 4月の詩(2009)
Tres poemas amorosos 3つの愛の詩(2009)
Tres canciones 3つの歌(2012)
Apocrifos アポクリフォス(2015)
Nocturnos de la ventana 窓辺の夜(2017)
マルタ・トーバ(S)
ホセ・マヌエル・コンデ(Br)
セバスティアン・マリネ(P)

録音:2017年9月4-6日
全て世界初録音
マドリッドで活動する現代作曲家エルナエスの歌曲集。数多い作品の中で大きなウェイトを占める歌曲は、そのほと んどがスペインの詩人の詩を用いており、詩人たちが用いる言葉の微妙な特徴を生かしつつ、エルナエス自身の折々 の心情も込められた表現力豊かな旋律を持っています。 アルバムの中で、最も最初に手掛けられたのは2001年の「3つの愛の歌」で、最新の作品は2017年の「窓辺の夜」 ですが、どの曲も様々な手法を使って書かれており、美しいスペイン語の響きと複雑なリズムに彩られた魅力的な世 界を楽しむことができます。

NAXOS 2018年4月発売
8.573680
グレインジャー:吹奏楽のための作品全集 第2集
グレインジャー:行進曲「ヴィクトリア州の人々」
 カントリー・デリーから「アイリッシュの調べ」
 メリーの王様*
 子供たちの行進曲(“丘を越えて”と“遠くへ”)
 植民地の歌
C.P.E.バッハ:行進曲(グレインジャー編)
“朗らかな鐘”自由な騒音(バッハより)
バッハ:われは善き羊飼いなり BWV85より「見よ、愛の行うことを」(グレインジャー編)
ジョスカン・デ・プレ(1455-1521):ラ・ベルナルディナ(グレインジャー編)
フェッラボスコ2世(1575頃-1628):4つの音のパヴァン(グレインジャー編)
ヘルマン・サンドビー(1881-1965):間奏曲(グレインジャー編)…世界初録音
カントリー・デリーから「アイリッシュの調べ」(第2稿)#
リスト:ハンガリー幻想曲(グレインジャー編)*
ヨアヒム・カー(P)*
ハンス・クヌート・スヴェーン(Org)#
ビャルテ・エンゲセト(指)
王立ノルウェー海軍バンド

録音:2014年11月17-21日、2015年4月20-24日、2016年1月25-29日
メルボルンで生まれたグレインジャーは、まずフランクルトでピアノと作曲を学び、若い頃からコンサート・ピアニストとして演奏旅行を繰り 返していました。彼は若い頃から吹奏楽に興味を抱いており、1901年にイギリスを訪れた時にはBoosey&Hawkes社に行き、お 気に入りの楽器を持ち帰っています。1914年にはアメリカ軍のバンドマンとして2年間働き、その後も吹奏楽のための作品を何曲も 書きました。彼は作品に数多くのアイデアを盛り込むことで知られており、このアルバムに収録された作品の中では、バッハの作品を編 曲した“朗らかな鐘”(トラック7)での打楽器やファゴットのメロディなど、飛びぬけた自由さを誇っています。
8.573705(1CD)
リスト:ピアノ曲全集 第49集〜舞曲集
忘れられたワルツ 第1番
忘れられたワルツ 第2番
.忘れられたワルツ 第3番
忘れられたワルツ 第4番
2つのチャールダッシュ
死のチャールダッシュ S224/R46
フィスト=ポルカ S217/R39
麗なマズルカ S221/R43
憂鬱なワルツ S214/2/R33b
即興ワルツ S213/R36
華麗なワルツ S214/1/R32B
演奏会用ワルツ S430/R263
半音階的大ギャロップ S219bis
半音階的大ギャロップ S219/R41
ゴラン・フィリペツ(P)

録音:2017年2月25-26日
リストと言えば「ハンガリーの作曲家」のイメージがありますが、実際には両親はドイツ系の移民であり、本人もハンガリー語を話すこと は出来ませんでした。しかしリスト自身は「ハンガリー人としてのアイデンティティ」を生涯大切にしていました。 波乱万丈の生涯を送ったリストでしたが、年を取るに従って健康が悪化、その上、自身の祖国と認識していたハンガリーからも拒絶さ れるなど最晩年は決して幸せなものではなかったようです。しかし作品には自由度が増し、晩年の「忘れられたワルツ」やいくつかの チャールダッシュなどは、調性からも脱却、現代にもつながる前衛性を備えていることで知られています。ここで一連の作品を演奏して いるのは、リスト作品で高く評価されているクロアチアのピアニスト、ゴラン・フィリペツ。鮮やかな技巧で難曲を弾きこなしています。
8.573478(1CD)
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第3集
ピアノ協奏曲 第4番 ハ短調 Op.44
ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調「エジプト風」Op.103
ロマン・デシャルム(P)
マルメSO
マルク・スーストロ(指)

録音:2015年6月15-17日
サン=サーンスが作曲した5曲のピアノ協奏曲の中で、第5番は「エジプト風」の表題のおかげで高い人気を獲得しているのに、同じく らい高い完成度を誇る第4番は、ほとんど耳にする機会がありません。しかし、1875年に作曲されたこの作品は、伝統的な三楽章 形式ではなく、2楽章で構成されており、作品全体は循環形式が用いられているという画期的なもので、後の「交響曲第3番」を予 見させる聴きどころの多い協奏曲です。 第5番「エジプト風」は最後のピアノ協奏曲であり、サン=サーンスが愛したエジプトの雰囲気が反映されたエキゾチックな名作。カエル の鳴き声や海を渡る船のエジン音なども聞こえてくる色彩的な曲調が愛されています。
8.573603(1CD)
レオ・ブローウェル:二台ギターのための協奏曲集
ブローウェル:The Book of Signs 徴の書(2003)
ベッリナーティ(1950-):Concerto Caboclo カボクロ協奏曲(2011)
2台のギターとオーケストラのための
ブラジル・ギター・デュオ
「メンバー」
ホアン・ルイス
ダグラス・ローラ
デヴィッド・アマード(指)
デラウェアSO

録音:2016年2月28日 Geipel Center, Sanford School, Hockessin, DE, USA
2016年10月5-6日 Hagley Museum and Library, Soda House
※世界初録音
キューバを代表するギター音楽の作曲家ブローウェル。彼は独奏作品だけでなく、多くのギターのための協奏曲を作曲しています。10 番目の協奏曲である「徴の書」は2台のギターのために書かれており、これはブローウェルにとって初の「二重協奏曲」となりました。楽 章は全て変奏曲形式で構成され、第1楽章はベートーヴェンの主題を元にした変奏曲ですが、旋律もオーケストラ・パートの響きも 全てが複雑で、現代的な様相を帯びています。第2楽章はビートルズの名曲を主題としたロマンテックな音楽で始まります。 第3楽章はキューバの舞曲に由来した喜びに満ちた楽想を持つ快活な楽章です。 ブローウェルより少し後の世代のベッリナーティの作品は、サンパウロSOの委嘱により作曲され、2011年に初演された新作。 即興的なメロディとブラジルの伝統的な舞曲が融合した華やかな曲です。どちらも世界初録音となります。
8.573706(1CD)
ルイーズ・ファランク(1804-1875):交響曲集
交響曲 第2番 ニ長調 Op.35(1845)
交響曲 第3番 ト短調 Op.36(1847)
クリストフ・ケーニヒ(指)
ルクセンブルク・ソロイスツ・ヨーロッパ

録音:ルクセンブルク,フィルハーモニー
2016年3月2日、2017年3月1日…1-4
現代と違い、女性の音楽活動が制限されていた19世紀において、パリ音楽院の初代女性ピアノ科教授に就任し、多大な尊敬を 集めたのがルイーズ・ファランクです。 彼女は幼い頃からピアニストとして活躍するかたわら、パリ音楽院でレイハに作曲と音楽理論を師事、フルート奏者のアリスティドと結 婚した後に、最初の管弦楽曲を発表。シューマンに絶賛されるなど、その名はヨーロッパの楽壇で知られることになりました。ロマン派 の時代に属するファランクの作品は、交響曲第2番こそ、フンメルやモーツァルトの作風を発展させた古典的な曲調ですが、交響曲 第3番にはメンデルスゾーンやシューマンを思わせる先進性も感じられます。しかし、この曲は当時フランスで流行していたベートーヴェ ンの交響曲第5番との類似性が指摘されたため、人気を獲得することなく忘れられてしまいました。しかし、現代ならば彼女の優れた 個性を聴きとることが可能です。
8.573693(1CD)
パロモ(1938-):アラベスコス、他
アラベスコス(2015)
カリビアーナ(2014)
フモレスカ(2015)
アレクサンドレ・ダ・コスタ(Vn)
ホアキン・クレメンテ(Cb)
ヘスス・ロペス=コボス(指)
カスティーリャ&レオンSO

録音:2016年5月14-19日
※世界初録音
現代のスペインで最も高名な作曲家の一人、ロレンソ・パロモの作品集。すでにリリースされた「シンフォニア・コルドバ/フルゴレス」 (8.573326)とともに、名指揮者ヘスス・ロペス=コボスの晩年の録音です。このアルバムには、全て世界初録音となる3作品を収 録。ヴァイオリン協奏曲の形式による、コルドバの街に溶け込む唐草模様(アラベスク)から想起された「アラベスコス」、ダンス音楽とし て作られた「カリビアーナ」、コントラバスとオーケストラのための「フモレスカ」。どれも充実したリズムと洗練された旋律を持つ情熱的な作 品です。
8.573822(1CD)
ロッシーニ:ピアノ作品全集 第8集〜老いのいたずら-室内楽作品と希少作品 第1集
●老いのいたずら 第9巻から
パガニーニに寄せる一言(悲歌)-ヴァイオリンとピアノのための
●収録巻割り当てなし
Allegretto(1853)-ヴァイオリンとピアノのための…世界初録音
Tema(1845)-ヴァイオリンとピアノのための…世界初録音
Un mot pour basse et piano(1858) 低音とピアノに寄せる一言-チェロとピアノのための…世界初録音
●老いのいたずら 第14巻から
Allegro agitato(1867)-チェロとピアノのための再構築
●老いのいたずら 第9巻から
一滴の涙、主題と変奏(1861)-チェロとピアノのための
●老いのいたずら 第8巻「館のアルバム」から
純血のタランテッラ(行列を横切る)(1865)-合唱、ハルモニウム、鈴とピアノのための…世界初録音
●収録巻割り当てなし
主題と変奏 ホ短調-ピアノのための…世界初録音
●老いのいたずら 第9巻から
前奏曲、主題と変奏(1857)-ホルンとピアノのための
●収録巻割り当てなし
ワルツ(1841)-ピアノのための…世界初録音
l’Adagio du Trio d’Attilaによるリトルネッロ(1865)-ピアノのための…世界初録音
Marlbrough s’en va-t-en guerre マールブルクは戦争に行く(1864)-ピアノのための…世界初録音
●老いのいたずら 第14巻から
L’ultimo pensiero. Un rien 最後の考え(1865)-バリトンとピアノのための…世界初録音
メタスタージオ、アルバムのために-バリトンとピアノのための…世界初録音
●収録巻割り当てなし
小さなおみやげ(1843)-ピアノのための…世界初録音
老いのいたずら 第11巻 声楽のための雑曲
ジョヴァンナ・ダルコ-メゾ・ソプラノとピアノのための
アレッサンドロ・マランゴーニ(P,ハルモニウム)
マッシモ・クァルタ(Vn)
エンリコ・ディンド(Vc)
ウーゴ・ファヴァロ(Hrn)
リリー・ヨルスタッド(Ms)
ブルーノ・タッディア(Br)
アルス・カンティカ・コア(合唱)
マルコ・ベッリーニ(指・鈴)

録音:2017年3月27日
2017年3月28日
2017年4月18日
2017年7月8日
2017年9月25日
若くして多大な成功を手にしたロッシーニがオペラの世界から引退を発表したのは、なんと37歳の時。 その後は小さなピアノ曲や歌曲を折にふれ作曲し、内輪で演奏して楽しんでいました。これらの作品と、活動中に書き溜めたいくつか の小品やスケッチはすべて彼の2番目の妻オランプに権利を与え、無断で出版ができないような手段を講じました。この曲集「老いの いたずら」には本当にいろいろな作品が含まれており、最近になってまた新しい手稿が発見されるなど、ロッシーニ研究家にとっても、ま た愛好家にとっても重要な曲集です。とりわけこの第8集に収録されているのは、ヴァイオリンの小品や合唱曲などの世界初録音を多 く含む大変珍しい作品ばかり。ピアノのマランゴーニを中心とした親密な演奏でお楽しみください。
8.573893(1CD)
期待の新進演奏家シリーズ/オーガスタ・マッキー・ロッジ
ニコラ・マッテス(Jr.)(1670頃-1737):アリア・ファンタジア
ペドロ・ロペス・ノゲイラ(伝)(1700頃-1770頃):前奏曲とフーガ F/ut
ロカテッリ:ヴァイオリンの技法 Op.3〜コンチェルト 第2番 ハ短調-第3楽章:カプリッチョ
トーマス・バルツァー(1631-1663):前奏曲 ト長調
 アルマンド ハ長調
 サラバンド ト短調
 前奏曲 ト長調
ペドロ・ロペス・ノゲイラ(伝):前奏曲とフーガ G/ut
ニコラ・マッテス(Jr.):幻想曲 ハ短調
ジョン・ウォルシュ(166/6-1736):ヴァイオリンのための前奏曲もしくはヴォランタリー(1705 ウォルシュ完成/編集)
ピセンデル(1687-1755):独奏ヴァイオリンのためのソナタ イ短調
ビーバー:ロザリオ・ソナタ(1676)-パッサカリア ト短調
オーガスタ・マッキー・ロッジ(バロックVn)

録音:2017年5月12-15日
無伴奏ヴァイオリンのための作品の最高峰とされるのは、J.S.バッハの「6つのソナタとパルティータ」ですが、実はそれ以前の時代にも 数多くの独奏ヴァイオリンのための素晴らしい作品が書かれていました。このアルバムに収録された作品では、ビーバーやロカテッリの曲 は比較的耳にする機会がありますが、ほとんどは歴史の中で忘れられてしまった作曲家たちの手によるものであり、新鋭バロック・ヴァ イオリニスト、マッキー・ロッジはこれらの珍しい作品を深く掘り下げ、新たな光を当てました。 マッキー・ロッジはオハイオ州オーバーンに生まれ、現在はニューヨークとパリを本拠として活躍中。「2015年 Juilliard Historical Performance Concerto」コンクールの優勝者。このコンクールは、ジュリアード音楽院、大学院過程のピリオド楽器を学ぶプログラ ムが開催したもので、世界中から集まる優秀なバロック奏者たちの登竜門となっています。
8.559820(1CD)
ポール・リール(1943-):チェロとピアノのための作品集
Durch die Jahreszeite II (2013)
ショパンの亡霊(チェロ・ソナタ 第2番)(2017)…世界初録音
Seance センス(1973-74/2017年改訂版)
チェロ・ソナタ 第1番(1983/2015年改訂版)
ウェックスフォード・キャロル(2004)
キム・クック(Vc)
クリストファー・グズマン(P)

録音:2016年6月23-26日
ニュージャージーに生まれ、コロンビア大学で英文学と自然科学を専攻したポール・リール。ロックバーグとクラムの作品に影響されたこ とで作曲に個人的な興味を持ち、2年間ほど作曲法も学んでいます。彼の作品はバルトークやコダーイのような民族音楽への傾倒が 見られる親しみやすさと豊かな響きを持ち、アメリカ国内でも数多くの賞を受賞するなど高く評価されています。このアルバムには彼の 「チェロとピアノのための作品」を収録。タイトルでもあるチェロ・ソナタ第2番「ショパンの亡霊」はリールが賞賛するショパンのチェロ・ソナ タを現代的に蘇らすことを試み、ごく一部の素材を反映させながらも、全く新たな作品として構築されました。ショパンらしさはほとんど 感じられませんが、完成度の高さは突き抜けています。
8.573675(1CD)
ドメニコーニ(1943-):ギター作品集
ドメニコーニ:「コユンババ」組曲 Op.19(1985)
 イスタンブールの雪 Op.51a(1991)
 融ける雪 Op.51b(1991)
ヴェイセル(1894-1973):Uzun Ince bir Yoldaym 長く細い道(アナトリア半島の民謡を主題とする…レフィク=カヤ編)
ェリル・レフィク=カヤ(1991-):makam Huseyniによるインプロヴィゼーション(タクシム広場)
ドメニコーニ:アナトリア半島の民謡による変奏曲 Op.15(1982)
タクシム Op.106(2002)
日本民謡による変奏曲 Op.50d(1990)
「ドン・キホーテ」組曲 Op.123(2005)
チェリル・レフィク=カヤ(G)

録音:2016年11月3-5日
イタリアのチェゼーナで生まれ、国際的なギタリストとして活躍しているドメニコーニの作品集。最初はペーザロのロッシーニ音楽院で学 び、その後ドイツに留学して音楽を習得したドメニコーニですが、旅行先のトルコでこの地の音楽と文化に魅了され、イスタンブール国 立音楽院にクラシック・ギター科を創設、トルコのギター音楽発展に寄与しています。彼の代表作の一つ「コユンババ」は13世紀トル コの聖人の名前(他の説もあり)を持つ独特の調弦法を用いた作品で、名手ジョン・ウィリアムズも絶賛しています。他にも様々な 作品が収録されていますが、トラック11は日本の「現代ギター」社からの委嘱作品。ヨーロッパの感性を通した日本民謡です。1991 年生まれの若手レフィク=カヤによる演奏です。
8.573787(1CD)
コジェルフ(1747-1818):レオポルト2世の戴冠式のためのカンタータ「君主への挨拶」 P.XiX:6(1791) クリスティーナ・ビリチローヴァ(S)
トーマシュ・コジネク(第1テノール)
ヨーゼフ・モラヴェツ(第2テノール)
フィリップ・ドヴォジャーク(ハープシコード)
マルティヌー・ヴォイセズ
マルク・シュティレツ(指)
プラハSO

録音:2017年1月31日 ライヴ
1791年9月6日にプラハ王としての戴冠式を行った神聖ローマ帝国の君主、レオポルト2世。この当時、オーストリアは東西から脅威 にさらされており、国を統治するのは大変困難でしたが、レオポルト2世は質素な生活を続け、外交関係での緊張が続く中、在位2 年という短い期間で様々な改革を行ったことで知られています。モーツァルトやサリエリを冷遇したとされていますが、この戴冠式のため に、ボヘミア政府はモーツァルトに「皇帝ティートの慈悲」の作曲を依頼しています。 このコジェルフのカンタータも同時に依頼され、初演時には大成功となり、その翌年の1792年6月、すでにレオポルト2世はこの世を 去っていましたが、コジェルフはボヘミアの宮廷楽長の職を手にすることになりました。

NAXOS 未案内旧譜のご案内
NAXOS
NAXOS-8.503241(3CD)
NX-B09
バロックの悲歌集
【CD1】8.553318
1.グレゴリオ聖歌:Lamentations of the Prophet Jeremiah
2.モンテヴェルディ:Pianto della Madonna sopra il Lamento
d'Arianna
3.サンチェス(1600-1679):Cantada sopra il Passacaglio
4.ロッシ(1598-1653):Lamento di Mustafa e Bajazet
5.ストロッツィ(1616-1677):Le tre Grazie a Venere
6.ロッシ:Hor ch'in notturna pace
録音:1995年2月 Music Room of Palazzo Magnagutti, Sermide, Italy
【CD2】8.553319
1.モンテヴェルディ:Lamento della Ninfa ニンファの嘆き
2.バッサーニ(1650-1716):Il musico svogliato
3.ロッシ:Lamento di Zaida mora
4.フォンタナ(1610-1695):Lamento dell'impotente
5.ロッシ:Ingordo human desio
6.ストロッツィ:Merce di voi
7.作者不詳:Lamento del castrato カストラートの嘆き
8.マルチェッロ:Lamento del castrati カストラートたちの嘆き
録音:1995年6月6-11日
Music Room of Palazzo Magnagutti, Sermide, Italy
【CD3】8.223320
1.モンテヴェルディ:Lamento d'Arianna アリアンナの嘆き「かぐわしき唇よ、なんとい
う甘美さで」
2.ジラーモ(1619-1630):狂った婦人の嘆き
3.ストロッツィ:Lamento del Marchese Cinq-Mars
4.カリッシミ:女王マリア・ストゥアルダの哀歌
5.チェスティ(1623-1669):Lamento della Madre Ebrea
6.ロッシ:Lamento della Regina de Svezia
録音:1995年9月 Music Room of Palazzo Magnagutti, Sermide, Italy
セルジオ・ヴァルトロ(指)
サン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレ・ソロイスツ

【CD1】8.553318
録音:1995年2月 Music Room of Palazzo Magnagutti, Sermide, Italy

【CD2】8.553319
録音:1995年6月6-11日
Music Room of Palazzo Magnagutti, Sermide, Italy

【CD3】8.223320
録音:1995年9月 Music Room of Palazzo Magnagutti, Sermide, Italy
バロック時代の悲歌=ラメント集。 激しい感情表出を伴うテキスト、甘く官能的な歌。これらが聴き手の心に鮮烈なメッセージを届けます。 サンチェスの単純な下降音階の上に繰り広げられる「嘆き」。バロック・オペラの終幕近くで歌われる凄絶な悲しみの感情を 歌うアリア。中でもCD3のトラック1に収録されたモンテヴェルディの「アリアンナの嘆き」は良く知られています。また、オラトリオ の大家として有名なカリッシミのラメントにおける壮絶なまでの緊張感は見事というよりありません。
NAXOS
NAXOS-8.503255(3CD)
NX-B09
ボッケリーニ:ギター五重奏曲集
【CD1】8.550551
ギター五重奏曲 第1番 ニ短調 G.445
ギター五重奏曲 第2番 ホ長調 G.446
ギター五重奏曲 第3番 変ロ長調 G.447
【CD2】8.550552
ギター五重奏曲 第4番 ニ長調 G.448
ギター五重奏曲 第5番 ニ長調 G.449
ギター五重奏曲 第6番 ト長調 G.450
【CD3】8.550731
ギター五重奏曲 第9番 ハ長調「マドリードの夜警隊の行進」G.453
ギター五重奏曲 第7番 ホ短調 G.451
弦楽五重奏曲 ホ長調 Op.11-5 G.275
ゾルターン・トコシュ(G)
ジェルジ・エーデル(Vc)
ダニュビウス・クァルテット

【CD1】8.550551
録音:1991年7月28-31日 Unitarian Church, Budapest
【CD2】8.550552
録音:1991年8月1-4日 Unitarian Church, Budapest
【CD3】8.550731
録音:1992年8月17-21日 Unitarian Church, Budapest
マドリードの有力な音楽愛好家・ギター演奏者であったベナベン伯夫人のために作られたギター五重奏曲。当時の華やか なスペイン王朝をしのばせるギターの音色をハンガリーのギター奏者トコシュの演奏でお楽しみ下さい。1曲だけ収録された 弦楽五重奏曲G.275は第3楽章が「ボッケリーニのメヌエット」として知られるあの超有名曲です。
NAXOS
NAXOS-8.503202(3CD)
NX-B02
フィリップ・グラスBOX

【CD1】

交響曲第4番「ヒーローズ」
【CD2】
交響曲第3番
交響曲第2番
【CD3】
カンパニー
ヴァイオリン協奏曲
歌劇「アクナーテン」-前奏曲と舞曲
【CD1】8.559325
マリン・オルソップ(指)ボーンマスSO
録音:2006年5月16-17日 Concert Hall, Lighthouse, Poole, UK
【CD2】8.559202
マリン・オルソップ(指)ボーンマスSO
録音:2003年7月20-21日 Concert Hall, Lighthouse, Poole, UK
【CD3】8.554568
アデル・アンソニー(Vn)
湯浅卓雄(指)アルスターO
録音:1999年5月19-21日 Ulster Hall,
Belfast, Northern Ireland
ミニマル・ミュージックの分野にとどまらず、現代音楽全般で最もポピュラリティを獲得しているフィリップ・グラスの作品集。交 響曲第4番は、ロック界の超大物デヴィッド・ボウイがベルリンの壁近くの恋人たちの姿に着想を得て作り上げたと言うアルバ ム「ヒーローズ」を、振付家トワイラ・サープの薦めもありクラシック化した話題作。交響曲はマリン・オルソップの指揮による演 奏。他にもミニマル・ミュージックの形式を取り入れたヴァイオリン協奏曲や「カンパニー」など話題作が収録されています。
NAXOS
NAXOS-8.506017(6CD)
NX-E02
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲全集

【CD1】
交響曲第1番「海の交響曲」

【CD2】
交響曲第2番「ロンドン交響曲」
すずめばち-序曲

【CD3】
交響曲第3番「田園交響曲」*
交響曲第6番 ホ短調

【CD4】
交響曲第4番 ヘ短調
ノーフォーク狂詩曲 第1番 ホ短調
組曲「野の花」

【CD5】
交響曲第5番 ニ長調
交響曲第9番 ホ短調

【CD6】
交響曲第7番「南極交響曲」
交響曲第8番 ニ短調
「南極交響曲」各楽章に引用された文章の朗読
【CD1】8.557059
ジョアン・ロジャース(S)、クリストファー・モルトマン(Br)、ポール・ダニエル(指)ボーンマスSO&cho
録音:2002年1月8-10日 Poole Arts Centre, UK
【CD2】8.550734
ケース・バケルス(指)ボーンマスSO
録音:1993年4月5.6日 Concert Hall of Poole Arts Centre
【CD3】8.550733
ブレンダン・オブライエン(Vn)、パトリシア・ロザリオ(S)、ケース・バケルス(指)ボーンマスSO
録音:1992年11月12日Concert Hall of Poole Arts Centre, Bournemouth*
1993年11月12日The Winter Gardens, Bournemouth
【CD4】8.557276
スチュアート・グリーン(Va)、ポール・シルバーソーン(Va)、ポール・ダニエル(指)ボーンマス交響cho、ボーンマスSO
録音:2003年3月6-7日 The Concert Hall, Lighthouse, Poole
【CD5】8.550738
ケース・バケルス(指)ボーンマスSO
録音:1996年9月7-13日 Wessex Hall.Poole Arts Centre,Dorset
【CD6】8.550737
クリストファー・ダウィー(Org)、リンダ・ラッセル(S)、ウェインフリート・シンガーズ、デイヴィッド・トムソン(朗読)、ケース・バケルス(指)
ボーンマスSO
録音:1996年9月6.7日 Wessex Hall,Poole Arts Centre,Dorset
20世紀イギリス音楽を代表する作曲家のひとりで、幅広いジャンルに多くの作品を残したヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集。合唱を伴う「海」や美しい「田園交響曲」はもとより、激しい曲想が全体を支配した「交響曲第4番」、彼が手掛け た映画「南極のスコット」のサウンドトラックを再構成した壮大な組曲でもある「南極交響曲」など、多彩な作品をお楽しみ いただけます。
NAXOS
NAXOS-8.505239(5CD)
NX-C07
エッセンシャル・ジョン・タヴナー
【CD1】…8.554388
1-7.The Protecting Veil-奇跡のヴェール
In Alium-イン・アリウム
8.セクション A
9.セクション B
10.セクション C
11.セクション D
【CD2】…8.570442 ピアノ曲集
1.Zodiacs
2.Ypakoe
3.Palin
4.Mandoodles
5.Pratirupa (version for piano)
6.In Memory of Two Cats
【CD3】…8.572168 声楽曲集
1-10.聖母マリアより
11.誕生日の眠り
12.おお、動ずることなく
13.出生
14.マリアへの賛歌
15.おお、汝の温和な光
16.天使
【CD4】…8.557826
1-14.エルサレムのための悲歌
【CD5】…8.555256
1.神はわれらとともに
2.アテネのための歌
3.神の子羊
4.虎
5-6.マニフィカトとヌンク・ディミティス
7.埋葬式のイコス
8-9.神の母への2つの賛歌
10.愛はようこそといった
11.眠っていた者のように
12.主の祈り
13.聖なるもの
【CD1】
マリア・クリーゲル(Vc)…1-7
アイリーン・ハリス(S)…8-11
湯浅卓雄(指)
アルスターO
録音:1998年3月17.19日 Ulster Hall, Belfast, Northern Ir
【CD2】
ラルフ・ファン・ラート(P)
録音:2007年3月7-8日 Potton Hall, Suffolk, UK
【CD3】
シュテファン・ベルキエタ(Br)…15
ジェイムズ・マクヴィニー(Org)…1-10
サイモン・トーマス・ジェイコブス(Org)…16
ティモシー・ブラウン(指)
ケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊
録音:2008年7月6-8日 Norwich Cathedral, England
【CD4】
アンガラード・グリュフィッド・ジョーンズ(S)
ピーター・クロフォード(C.T)
クワイア・オブ・ロンドン
クワイア・オブ・ロンドンO
ジェレミー・サマリー(指)
録音:2005年3月30.31日 All Hallows,Gospel Oak,London UK
【CD5】
ティム・ヒュー(Vc)…13
クリストファー・ロビンソン(指)
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊
録音:2000年7月11-13日 St John's College Chapel, Cambridge
メシアンやシュトックハウゼンと同じく、生涯神秘主義を貫いた作曲家ジョン・タヴナー。ロシア正教やイスラム教から強い影 響を受けた他、また16世紀イングランドの作曲家、ジョン・タヴァナーとも関連があると自称。その作品には絶大な「癒し効 果」があるとされ、空前のブームを巻き起こしたこともあります。このBOXでは代表作「奇跡のヴェール」からピアノ曲まで、タ ヴナーをすみずみまで味わうことができます。
NAXOS
2.110368(DVD)
NX-B09
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲終楽章
ヴァイオリン協奏曲 第3番の紹介
ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K216
ヴァイオリン協奏曲 第4番の紹介
ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K218
ヴァイオリン協奏曲 第5番の紹介
ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K219
アダージョ ホ長調の紹介
アダージョ ホ長調 K261
ボーナス:バックステージより
カデンツァはすべてヘニング・クラッゲルード作
ヘニング・クラッゲルード(Vn)
ノルウェー室内O

収録: 2015年1月29日 ライヴ
Akershus Castle Church (Slottskirke),Oslo, Norway
収録時間:97'33"
音声:ステレオ2.0/DD5.1
画面:16:9
REGION All(Code:0)
DVD…片面2層ディスク
このアルバムに収録された3曲のヴァイオリン協奏曲は、どれも19歳の若き天才モーツァルトの作品ですが、古今の数多いヴァ イオリン協奏曲と比較しても全く遜色のない出来栄えを誇っています。感情溢れる第2楽章の美しさで知られる「第3番」、 ザルツブルクの宮廷ヴァイオリニスト、アントニオ・ブルネッテイのために書かれたとされる「第4番」、18世紀のヨーロッパで大流 行していた“トルコ趣味”が取り入れられた「第5番」は、どれもエレガントで洗練されています。 オスロ生まれのヴァイオリニスト、クラッゲルードは、各々の曲の紹介を加えながら丁寧にかつ流麗に演奏。才能ある作曲家で もあるクラッゲルードらしく、カデンツァは全て自作というところにも、彼の強いモーツァルト愛が感じられます。
NAXOS
2.110353(DVD)
NX-B09
クラッゲルード・プレイズ・クライスラー
1.オープニング
2.愛の悲しみ
3.「本日のコンサートにようこそ」
4.軍隊行進曲
5.道化役者
6.「12歳の時に」
7.オーカッサンとニコレット
8.「クライスラーが最終的に彼のキャリアを始めたのは」
9.ルイ13世のシャンソンとパヴァーヌ
10.L.クープランの様式によるラ・プレシューズ
11.プロヴァンス風の朝の歌
12.「クライスラーは広い範囲で成功を収めました」
13.メヌエットのテンポで
14.前奏曲とアレグロ
15.「クライスラーが管理した理由の一つは」
16.羊飼いのマドリガル
17.「クライスラーが4歳だった時」
18.兵士の行進曲
19.「クライスラーはいくつもの違うタイプの音楽を作曲しました」
20.エピソード
21.シンコペーション
22.「シシリエンヌとリゴードンは有名な作品です」
23.シシリエンヌとミュゼット
24.シシリエンヌとリゴードン
25.「クライスラーはハリエットと結婚しました」
26.アンダンティーノ
27.プレギエラ-祈り
28.「私たちはプログラムの終わりに近づいています」
29.ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
30.美しきロスマリン
31.「ありがとうございました」
32.スケルツォ
33.愛の悲しみ(アンコール)
34.クレジット

ニルス・トーレ・ルスによる編曲
ペーター・ヴォルフによる編曲…10.24.30.32
ヘニング・クラッゲルード(Vn)
オスロ・カメラータ

収録:2011年11月1日
the‘Old Lodge’, Oslo, Norway
収録時間:100'47"
音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1
画面:16:9
REGION All(Code:0)
DVD…片面2層ディスク
オスロ生まれのヴァイオリニスト、クラッゲルード。作曲家、編曲家として、またジャズ・アーティストとのコラボも聴かせるマルチな アーティストです。このコンサートでは、普段使っているグァルネリではなく、銘器「クライスラー・ベルゴンツィ」(1740年頃制 作)を用いての登場。このヴァイオリンはもともとクライスラーが所持していた楽器で、クラッゲルードは強い共感と親しみを持っ て愛すべき小品を演奏しています。 また、曲間には彼自身のナレーションで、クライスラーの生涯と作風、そして「なぜクライスラーは自作を過去の作品と詐称した か」などの興味深い事象を紹介することで、クライスラーへの理解を深めることに成功しています。
NAXOS
2.110350(DVD)
NX-B09
【プログラム5:音楽に見る絆】
ブラームス:大学祝典序曲
シューマン:交響曲第3番「ライン」

【プログラム6:現代に息づく芸術】
ダニエルプール:ピアノ協奏曲 第4番「英雄の旅」-第3楽章
サミュエル・ジョーンズ:チェロ協奏曲
ヨーゼフ・シュワントナー:ヴァイオリンのための独白「詩人の時」
ワン・シャイン(P)
ジュリアン・シュワルツ(Vc)
イェフゲニー・クティク(Vn)
ジェラード・シュワルツ(指)
オールスター・オーケストラ

収録: 2012年8月 ライヴ
the Grand Ballroom, Manhattan Center, New York
収録時間:本編114分
音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1
画面:16:9
REGION All(Code:0)
DVD…片面2層ディスク
「オールスター・オーケストラ」は30以上のアメリカのオーケストラから選抜された奏者たちが、ジェラード・シュワルツの下で様々な音楽を演奏するというプロジェクト。定番の有名曲 から、アメリカの作曲家による新作の世界初演まで、あらゆる曲を完璧に演奏することで知られています。 ニューヨーク、マンハッタンセンターのグランドボールルームで、19台のカメラを駆使してハイヴィジョン撮影が行われるという彼らの演奏会「サミット」は1年に1回開催され、21世紀の シンフォニック・エクスペリエンスとして記録されています。
プログラム5では、ロベルト・シューマンとブラームスの関係を、シューマンの妻クララの存在を通して探求します。クララは自ら優 れたピアニストであると同時に、夫と若き友人それぞれに強いインスピレーションを与え、いくつもの優れた作品が生まれまし た。 プログラム6は、現代における「協奏曲」の誕生までのプロセスが描かれています。アメリカの3人の作曲家と、優れた若手ソリ ストのインタビューも収録されています。
NAXOS
2.110351(DVD)
NX-B09
【プログラム7:音楽の心への衝撃】
チャイコフスキー:交響曲第4番
ディヴィッド・ストック(1939-2015):Blast!
【プログラム8:マーラー:愛、悲しみ、そして超越】
マーラー:歌曲集「若き日の歌」(抜粋)
ナンシー・モルツビー(Ms)
マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」-第1楽章
オーガスタ・リード・トーマス(1964-):Of Paradise and Light 楽園と光
バーナード・ランズ(1934-):Adieu さようなら
ジェラード・シュワルツ(指)
オールスター・オーケストラ

収録 :2012年8月 ライヴ
the Grand Ballroom, Manhattan Center, New York
収録時間:本編114分
音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1
画面:16:9
REGION All(Code:0)
DVD…片面2層ディスク
「オールスター・オーケストラ」は30以上のアメリカのオーケストラから選抜された奏者たちが、ジェラード・シュワルツの下で様々な音楽を演奏するというプロジェクト。定番の有名曲 から、アメリカの作曲家による新作の世界初演まで、あらゆる曲を完璧に演奏することで知られています。 ニューヨーク、マンハッタンセンターのグランドボールルームで、19台のカメラを駆使してハイヴィジョン撮影が行われるという彼らの演奏会「サミット」は1年に1回開催され、21世紀の シンフォニック・エクスペリエンスとして記録されています。
ジェラード・シュワルツ(指) オールスター・オーケストラ 収録 2012年8月 ライヴ the Grand Ballroom, Manhattan Center, New York 収録時間:本編114分 音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク

NAXOS 2018年3月発売
NAXOS-8.573839
(1CD)
ワーグナー:「指環」-管弦楽曲集
楽劇「ラインの黄金」-第4場「ヴァルハラ城への神々の入城」(H.ツンベ編)
楽劇「ヴァルキューレ」-第3幕「ヴァルキューレの騎行」(W.フッツヘンラウター編)
楽劇「ヴァルキューレ」-第3幕「ヴォータンの告別と魔の炎の音楽」(W.フッツヘンラウター編)
楽劇「ジークフリート」-第2幕「森のささやき」(H.ツンペ編)
楽劇「神々の黄昏」-プロローグ「ジークフリートのラインの旅」(E.フンパーディンク編)
楽劇「神々の黄昏」-第3幕「ジークフリートの死と葬送の音楽」(L.シュタストニー編)
楽劇「神々の黄昏」-第3幕「ブリュンヒルデの自己犠牲の情景」
ジョアン・ファレッタ(指)
バッファローPO

録音:2017年5月5.8日
ワーグナーがおよそ26年の年月をかけて作曲した大作「ニーベルングの指環」。北欧神話を下敷きとした四部作で全曲を通して演奏 すると15時間を要する長大な作品です。そのため、しばしば行われるのが、楽劇の中のオーケストラ部分だけを取り出して演奏する 方法で、後世の作曲家たちが各々聴きどころをまとめて編曲、歌がなくても物語を堪能することが可能になっています。このアルバム で堂々たる演奏を聴かせるのは、現在最も注目されている女性指揮者の一人、ジョアン・ファレッタ。大編成のスコアを朗々と鳴ら し、ワーグナーの求める音とドラマを明確に表現しています。
NAXOS-8.573534
(2CD)
プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」全曲 Op.64 マリン・オルソップ(指)
ボルティモアSO

録音:2015年10月11-18日
シェイクスピアの最も有名な戯曲「ロメオとジュリエット」。この物語にインスパイアされた音楽は数多くありますが、中でも最も高い人気 を誇るのがプロコフィエフのバレエ音楽でしょう。 シェイクスピア学者、演出家ラドロフ、ギリシャ劇の権威ピオトロフスキー、振付師ラブロフスキーらの協力を得て最初に完成させた台 本は、当時の慣習「死者は踊ることができない」に基づいて「ジュリエットが死ぬ前にロメオが到着、ハッピーエンド」を迎えるというもので した。しかし、それでは物語の本質を伝えることができないと考えたプロコフィエフは再度人々と相談の上、結末を悲劇に変更。現在 の形になりました。演奏会組曲の形で上演されることも多いのですが、全曲を通して聴くとプロコフィエフの意図がしっかり伝わります。 指揮は、ウィーン放送SOの次期首席指揮者就任が決定したマリン・オルソップ。プロコフィエフの交響曲全集を補完する2枚 組です。
NAXOS-8.573569
(1CD)
ベートーヴェン:フルートのための作品集 第1集
3つの二重奏曲 第1番 ハ長調 WoO27-1(瀬尾和紀によるフルートとファゴット編)
3つの二重奏曲 第2番 ヘ長調 WoO27-2(瀬尾和紀によるフルートとファゴット編)
3つの二重奏曲 第3番 変ロ長調 WoO27-3(瀬尾和紀によるフルートとファゴット編)
ニ重奏曲-アレグロとメヌエット ト長調 WoO26#
フルート,ヴァイオリンとチェロのためのセレナード ニ長調 Op.25*
瀬尾和紀(Fl)
パトリック・ガロワ(Fl)#
児玉光生(Fg)
瀬崎明日香(Vn)*
小峰航一(Va)*

録音:2016年7月8-9日 三重県文化会館 大ホール、2015年12月22日.2016年8月14日 三重県文化会館 大ホール、2016年10月1日
ベートーヴェン初期の作品の中でも取分けシンプルに書かれた器楽作品。 瑞々しく明るく快活なベートーヴェンも悪くありませんか?(瀬尾和紀) ベートーヴェンの二重奏曲は、おそらく創作活動の最初期に作曲されたと考えられています。もともとはクラリネットとファゴットのために 書かれていますが、様々な楽器に置き換えられることも多く、このアルバムではフルートとファゴットが実にのどかな世界を描き出してい ます。Woo26の二重奏曲は1792年の作品。流麗な旋律が特徴的なアレグロ、軽やかなメヌエットと短いながらも充実した内容を 持つ小品です。1796年に作曲された「セレナード」はフルートとヴァイオリン、ヴィオラという珍しい編成による7楽章からなる作品。各 楽器の対話が楽しい明朗な美しさを持っています。日本を代表するフルーティスト瀬尾は演奏だけでなく、編曲も行い、作品の魅力 を丁寧に伝えています。
NAXOS-8.573722
(1CD)
カラーエフ(1918-1981):交響曲 第1番 ロ短調(1943)
ヴァイオリン協奏曲(1967)
ヤンナ・ガンデルマン(Vn)
ドミトリ・ヤブロンスキー(指)
キエフ・ヴィルトゥオージSO

録音:2016年9月10-15日
20世紀、アゼルバイジャンで活躍した作曲家カラーエフ。表情力豊かな彼の作品は、次世代の作曲家たちにもインスピレーションを 与え、結果的にアゼルバイジャン音楽の発展に大きく寄与することになりました。1943年に作曲された「交響曲第1番」はカラーエフ の代表作の一つ。オーケストラの楽器の性能を存分に生かし、時には荒々しく、時には郷愁に満ちたハーモニーが聞こえるなど、民謡 風のメロディが有機的に発展するエネルギーに満ちた作品です。もう1曲の「ヴァイオリン協奏曲」は1967年の作品。1961年に初め てアメリカを訪れたカラーエフはストラヴィンスキーに出会い、強い影響を受けました。そのため1964年に作曲された「交響曲 第3番」 やこのヴァイオリン協奏曲では打楽器が縦横無尽に活躍するなど、作風が劇的に変化。強烈なヴァイオリンのパッセージ、表現豊か な木管セクションなど至るところに新古典派音楽の作風が強く感じられるモダンな作品になっています。ヤブロンスキーはこれまでにも 交響曲第3番(8.570720)やバレエ音楽(8.573122)の2枚のカラーエフ作品をNAXOSからリリースしています。
NAXOS-8.559807
(1CD)
ドアティ(1954-):協奏曲集
Trail of Tears 涙の道(2010)…世界初録音
reamachine 夢の機械(2014)…世界初録音
Reflections on the Mississippi ミシシッピ川の反映(2013)
エイミー・ポーター(Fl)
エヴェリン・グレニー(パーカッション)
キャロル・ジャンツッチ(Tub)
ディヴィッド・アラン・ミラー(指)
アルバニーSO

録音:2015年5月17日 、2016年4月18日、2015年2月22日
世界中が注目するグラミー賞受賞作曲家、ドアティの最新アルバムは3曲の協奏曲集。それぞれフルート、パーカッション、テューバを 独奏楽器に据え、独自の音楽を展開していきます。「涙の跡」と題されたフルート協奏曲は、19世紀に故郷を追われたネイティヴ・ア メリカンたちの嘆きと希望を描いた曲。最終楽章は激しいダンスで明るい希望が示唆されています。2014年、ケルンで初演された 「夢の機械」は中世から続く人間と機械の関係が描かれており、多彩なパーカッションを駆使した創造力豊かな音楽が展開します。 ここでソロを務めているのは名手グレニー。ドアティ自身も驚くほど素晴らしい演奏です。テューバのための「ミシシッピ川の反映」は、ド アティの子供時代に体験した、家族旅行での思い出を元にした協奏曲。流域の野生動物や、川に渦巻く霧の風景など、様々な事 象が幻想的に表現されています。ソリストはフィラデルフィアOの首席奏者ジャンツッチが務めています。
NAXOS-8.559837
(1CD)
ホヴァネス:吹奏楽のための組曲、他
タポール 第1番,吹奏楽のための行進曲(1948)
海中の山(1984)…世界初録音
民謡の旋律による3つのインプロヴィゼーション(1952)…世界初録音
星が輝く夜の幻影(1985)
0月の山
イェレヴァンの賛歌(1969)
アルダラスの瞑想曲(作曲年不詳)…世界初録音
アニの遺跡「アニの嘆き、千の教会の街」(1972)
燃える家への序曲(1962)…世界初録音
吹奏楽のための組曲(1948)
セントラル・ワシントン大学・ウィンド・アンサンブル
ラリー・グッキン(指)
キース・ブライオン(指)
マーク・グッデンバーガー(指)

録音:2014年4月10.11.12日
アラン・ホヴァネスはアメリカで生まれましたが、父親はアルメニア系、母親はスコットランド系とルーツは広範囲に渡っています。また若い 頃にフィンランドに旅行しシベリウスと親交を結び、舞踊家ウダイ・シャンカールからはインド音楽の洗礼を受け、1年間日本に留学し た際には和楽器を学ぶなど、旺盛な好奇心の持ち主であり、これは彼の作風にも大きく影響しています。 このアルバムには世界初録音を含むホヴァネスの吹奏楽作品が収録されており、ここでも様々な作風を聴くことができます。彼の交響 曲第23番「アニ」とテーマを同じにする中世アルメニアの首都の陥落を「アニの嘆き」、日本風の旋律が聴こえる「燃える家への序曲」 など、エキゾチックな雰囲気を持つ作品が並びます。スーザの演奏でおなじみのキース・ブライオンをはじめとした3人の指揮者による演 奏です。
NAXOS-8.573674
(1CD)
メキシコのギター音楽
エルネスト・ヘルナンデス・ルナゴメス(1974-):シエナ、アンドリュー・ヨークへのオマージュ(C.ペレラに捧げる)
フリオ・セサール・オリバ(1947-):ユカタンの印象(C.ペレラに捧げる)
伝承:ラ・イロロナ(J.C.オリバ編)
ホルヘ・リッター(1957-):3つの小品
ペレラ(1983-):マリーナ
オリバ:ソナタ・パラ-時の終わり(C.ペレラに捧げる)
アルフレード・タマヨ(1880-1957):Sueno 夢(狂った心を夢見ていた)(C.ペレラ編)
カトバート・コルドバ(1963-):マビ
ファン・エルゲラ(1933-):ポートレート
ヘラルド・タメス(1948-):アイレス・ド・ソン
セシリオ・ペレラ(G)

録音:2017年1月19-21日
常に進化を遂げる現代のメキシコにおけるギター音楽シーン。この国では作曲家=ギタリストたちの交流が活発であり、彼らは新しい レパートリーの探求に熱心に取り組み、メキシコの伝統音楽をベースに刺激的で複雑なリズムと技術を融合させた生命力に満ちた 新作を次々と生み出しています。このアルバムで紹介されているのはどれも最近の作品。現代的な表情を持つ曲や、ポンセを思わせ る抒情的な曲まで多彩な作品が並びますが、この中の何曲かは演奏者ペレラのために書かれており、作曲家同志の結束の強さも 伺えます。ペレラ自身が作曲したロマンティックな作品も聴きものです。
NAXOS-8.573806
(1CD)
ブゾーニ:ピアノ作品全集 第10集
バッハ:幻想曲、アダージョとフーガ BWV906/BWV968 B37(F.ブゾーニ編)
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調-第2楽章 B84(F.ブゾーニ編)
J.B.クラーマー(1771-1858):8つの練習曲 B53(F.ブゾーニ編)
ブラームス:オルガンのためのコラール前奏曲 Op.122 B50(F.ブゾーニ編)
リスト:メフィスト・ワルツ 第1番(F.ブゾーニ編)
ヴォルフ・ハーデン(P)

録音:2017年5月23-24日
イタリアに生まれ12歳でピアニストとしてデビュー、神童として活躍しながら、10代で数多くのピアノ曲を作曲したブゾーニ。しかし、彼 の音楽の本質はイタリアとドイツの融合であり、この頃の自作の完成度については否定的だったといわれています。20代の彼は古典 の作品を学び、わが物にするために、バッハやブラームスなど数多くの作品をピアノ曲に編曲し、コンサートでも積極的に演奏しまし た。なかでもバッハ作品の編曲は、対位法を学ぶために有効であり、後年のブゾーニ作品の特徴とも言える「複雑な旋律が入り組ん で曲を形作る」作風もこの頃に確立されました。モーツァルト作品からはシンプルな美しさを見出し、ブラームスのコラールからは、ルター 派の讃美歌を学び、クラーマーの練習曲からは「ピアノ奏法」の可能性を発見、後に書き上げた「ピアノ演奏法」の足掛かりとなりまし た。10代の頃に出会ったリストからは強烈な印象を受け、彼の数多くのピアノ作品の校訂を行いましたが、このアルバムに収録された 「メフィスト・ワルツ」は、ピアノ版ではなく、オーケストラ版をピアノ曲へと改変したという珍しい作品です。
NAXOS-8.573843
(1CD)
ソーレ(1852-1920):24のエチュード・カプリース Op.64 第2集
エチュード・カプリース 第8番 ハ短調
エチュード・カプリース 第9番 変イ長調
エチュード・カプリース 第10番 ヘ短調
エチュード・カプリース 第11番 変ニ長調
エチュード・カプリース 第12番 変ロ長調
エチュード・カプリース 第13番 変ト長調
世界初録音
ナズリン・ラシドヴァ(Vn…1685年頃 ストラディヴァリ「ソーレ」)

録音:2017年4月10.19.20日
フランス生まれのヴァイオリニスト、作曲家エミール・ソーレによるヴァイオリンのための練習曲「エチュード・カプリース」の第2集。オーギュ スト・ド・ベリオに師事し、ヴァイオリンの才能を開花させたソーレは、彼と同時代の音楽家たちの中でも「屈指の才能の持ち主」と讃え られました。この練習曲は、弟子のマジョリー・ヘイワードに捧げられており、ヴァイオリン演奏の限界を探求するために書かれています。 それぞれの曲は10分程度の長さを持ち“カプリース=奇想曲”の名の通り、曲調は変幻自在に変化。単なる練習曲ではなく、コン サート・ピースとしての貫禄を備えています。ラシドヴァが演奏するのは「ソーレ」の名を冠したストラディヴァリウスで、美しく輝かしい響き が聴きものです。
NAXOS-8.573836
(1CD)
ベッティネッリ(1913-2004):室内楽作品集
2台のギターのためのディヴェルティメント(1982)
フルートとギターのための二重奏音楽(1982)
声とギターのための抒情的二重奏(1977)…世界初録音
ヴァイオリンとピアノのためのインプロヴィゼーション(1968)
ヴィオラとピアノのための2つの楽章(1977)…世界初録音
ヴァイオリン,チェロとピアノのための三重奏曲(1991)
マヌエラ・カスター(Ms)
パオラ・ドゥシオ(Fl)…
デュオ・ペルジーニ-ピアネッツォーラ
【メンバー】
アンドレア・ペルギーニ(P)
ジアンパッティスタ・ピアネッゾーラ(Vn)、(Va)
ディエゴ・ミラネーゼ(G)
ダヴィデ・フィッコ(G)
トリオ・ベッティネッリ
【メンバー】
ハリア・キュサーノ(Vn)
ヤコポ・デイ・トンノ(Vc)
ダリオ・キュサーノ(P)
録音:2014年5月12日、2014年9月6.13日,2015年3月28日
イタリア、ミラノに生まれた作曲家ベッティネッリ。同年代のダッラピッコラやペトラッシほどの知名度は獲得できなかったものの、「オペラの 地」で育まれた鋭い感覚から、数多くの声楽作品をはじめ、独特の調性感を持つ7曲の交響曲や管弦楽曲を残しました。20世紀 初頭、イタリアで発展した「器楽曲のイディオム」に則って書かれた室内楽作品も多岐に渡り、弦楽四重奏曲や、あらゆる楽器を組 み合わせた二重奏曲、声楽を組み合わせた曲など、楽器の持つ可能性の探求に余念がありませんでした。とりわけ、ギターを用いた 曲はすばらしく、このアルバムに収録されている「声とギターのための抒情的二重奏」で囁くように響くギターの音色は、歌の言葉を完 全に引き立てています。
NAXOS-8.573823
(1CD)
マルティヌー:歌曲集 第5集
歌曲集「新しいアンソロジー(民謡集)」H288(1942)
チェコ民謡による4つの歌曲 H282bis(1940)
アポリネールの詩による3つの歌曲 H197(1930)
Z detstvi 少年時代より H51(1912)
童謡による4つの子供の歌 H225(1932)
民謡のテキストによる2つのバラード H228(1932)
Ty pises mi 私に書いてください H48(1912)…世界初録音
Prani mamince 母の最高の願い H279bis
2つの歌曲 H213(1932)
クリスマスの3つの歌 H184bis(1929)
ヴォカリーズ H188(1929)
ヤナ・フロチョーヴァ(イェネ・ワリンゲローヴァ)(Ms)
ジョルジオ・コウクル(P)

録音:2017年7月17日
生涯に数多くの作品を残したマルティヌー。彼はインタビューの中で「作曲していない時には、歌曲を書いていた」と語っていました。ここ での「作曲」というのは大規模で複雑なオーケストラ作品を書くことであり、歌曲を書くことは彼にとっての休息であったようです。そのせ いか、七割以上はチェコ語で書かれた「個人的独白」である膨大な数の歌曲は「重要でない」という理由で、マルティヌーの死後何 年間も無視されていました。しかし、フロチョーヴァ(ワリンゲローヴァから改名)とコウクルは、全曲演奏すると6時間を超えるマルティ ヌーの全ての歌曲に挑み、7年間で全曲録音を完成(このアルバムが完結編となります)。2人の素晴らしい演奏も功を奏し、これ らの歌曲がようやく見直され始めています。
NAXOS-8.559829
(1CD)
アメリカ現代合唱曲集
デイヴィッド・ラング(1957-):statement to the court 裁判所への声明(2010)…世界初録音
テッド・ハーン(1982-):コンセント(2014)
ハンナ・ラッシュ(1981-):レクイエム…世界初録音
エリック・ブレナー(C.T)
リディア・コンシルヴィオ(コーラングレ)
ハンナ・ラッシュ(ハープ)
イェール・フィルハーモニア
イェール・コーラル・アーティスト
ジェフリー・ドウマ(指)

録音:2016年9月24.25.26日、2016年10月15日
イェール・コーラル・アーティストはイェール音楽学校とアメリカ全土の主要歌手で構成された「イェール・グリー・クラブ」によって設立され たプロの合唱団。世界で最も革新的な合唱団を目指し、意欲的に活動しています。このアルバムではイェール出身の3人の現代作 曲家の作品を収録。「バング・オン・ア・カン」の設立者として知られるデイヴィッド・ラングの社会派問題を扱った「statement to the court」、異なる宗教の対立と融和を描いたテッド・ハーンの「コンセント」、ラテン語から英語に翻訳したテキストを用いたハンナ・ラッ シュの「レクイエム」。現代アメリカの抱える問題意識をあぶり出したこの3曲を素晴らしいハーモニーでお聴きください。

NAXOS 2018年2月発売
NAXOS-8.573732
(1CD)
サン=サーンス:管弦楽作品集
アルジェリア組曲 Op.60(1873/1880)
組曲 ニ長調 Op.49(1863/1869)
組曲 ニ短調 Op.16bis(チェロとオーケストラ版)(1919)
セレナード 変ホ長調 Op.15(管弦楽版 1865)
ギレルモ・パストラーナ(Vc)
準・メルクル(指)
バスク国立O(オルケストラ・シンフォニカ・デ・エウスカディ)

録音:2016年12月9.10.15.16日
旅行好きだったサン=サーンス。スペインから北米、南米までと広い地域を巡ったことで知られますが、とりわけ“北アフリカ”を愛し、こ の地から得たインスピレーションを元に多くの作品を書き上げました。エキゾチックな雰囲気を持つ「アルジェリア組曲」もその一つで、航 海中に見た街の風景や、この地の舞曲などがテンポよく奏される描写的な作品です。「ニ長調の組曲」はもともとハルモニウムのため に作曲されたもので、後にオーケストラ用に編曲されました。「ニ短調の組曲」はチェロのための作品ですが、ピアノ伴奏版とは曲の構 成が違い、3曲目はピアノ版はスケルツォ、オーケストラ版はガヴォットが組み込まれています。この曲ではスペイン生まれのチェリスト、 パストラーナがソリストとして精妙な演奏を披露しています。
NAXOS-8.573784
(1CD)
リスト:ピアノ曲全集 第48集/ハンガリー狂詩曲(オリジナル版)
ハンガリー狂詩曲 第12番 ホ短調「悲劇的な英雄の詩」
ハンガリー狂詩曲 第13番 イ短調「ラコッツィ行進曲」
ハンガリー狂詩曲 第14番 イ短調/
ハンガリー狂詩曲 第15番 ニ短調
ハンガリー狂詩曲 第16番 ホ長調
ハンガリー狂詩曲 第17番 イ短調
ハンガリーの民族旋律 S243/R105d/1-3
ハンガリー狂詩曲 第10番(1847頃 異稿版)S244/10bis/R106
プスタの悲しみ S246/R113
カルロ・グランテ(P)

録音:2017年1月3-4日
リストの代表作の一つ「ハンガリー狂詩曲」。全部で19曲あるとされ、その中の何曲かは管弦楽版にも編曲、こちらも高い人気を 誇っています。しかし自作を何度も改編、改作するのが常だったリスト、この「ハンガリー狂詩曲」にも更なるオリジナル・ピアノ版が存 在していることはあまり知られていません。このアルバムに収録されている「Magyar Rapszodiak-マジャール狂詩曲」がそのオリジナ ル版で、1846年から1847年に、リストがハンガリーで耳にした様々なメロディーを組み合わせて作った曲集です(12番から始まって いるのは、11曲ある「ハンガリーの民族旋律」のあとに附番されているため)。 この中のいくつかの作品が後に現在耳にする「ハンガリー狂詩曲」へと生まれ変わりましたが、オリジナル版もリストらしい華やかな技巧 が凝らされており、聴きごたえもたっぷりです。名手カルロ・グランテの演奏です。
NAXOS-8.573817
(2CD)
バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245(1749年版+1725年版の追加楽章) 福音史家…ゲオルク・ポップルッツ(T)
イェズス…ヨルク・フェリクス・シュペール(Bs)
ユリア・クライター(S)
ゲルヒルト・ロンベルガー(A)
ダニエル・サンス(T)
マティアス・ヴィンクフラー(Bs)
ラルフ・オットー(指)
マインツ・バッハcho
マインツ・バッハO

録音:2017年4月13-18日
J.S.バッハの「ヨハネ受難曲」は新約聖書「ヨハネによる福音書」によるキリストの受難曲。バッハが1724年にライプツィヒのトーマス・カ ントルに着任して初めての聖金曜日に演奏されたのが「ヨハネ受難曲」の最初の稿とされています。1725年には冒頭の曲を「O Mensch, bewein dein Sunde gros」にそっくり入れ替えるなど大胆な改訂が行われましたが、1732年稿ではほとんどが元に戻 され、この「O Mensch〜」は後に「マタイ受難曲」第1部の最後に組み込まれました。その後、1739年にも改訂が行われましたが、 こちらは完成することなく未完で終わり、1749年になってこの20ページ分のスコアを弟子のバムラーが筆写、未完の部分は1724年 の稿を転用した版を作成しました。こちらを1749年稿と呼ぶことがあり、ここでの演奏もこのスコアを用いています。(バッハ自身が 1749年に演奏した際に使われた第4版ではありません)。 当アルバムには、1725年に変更、追加された曲が組み込まれており、ヨハネにおける変遷の一端を知ることができます。ヴィオラ・ダ・ ガンバでは名手ヒレ・パールが参加しているマインツ・バッハOと、マインツ・バッハ合唱団による演奏です。
NAXOS-8.660419
(3CD)
ロッシーニ:歌劇「リッチャルドとゾライデ」 アゴランテ:ヌビアの王…ランダル・ビルス(T)
ゾライデ:イルカーノの娘…アレッサンドラ・マリアネッリ(S)
リッチャルド:キリスト教徒の聖騎士…マキシム・ミロノフ(T)
イルカーノ…ナフエル・ディ・ピエッロ(Bs)
ゾミーラ:アゴランテの妻…シルヴィア・ベルトラーミ(Ms)
エルネスト…アルタヴァスト・サルグスヤン(T)
ファティマ…ダイアナ・マイアン(S)
エルミラ…アンナ・ブルル(Ms)
ザモッレ…バルトシュ・ツォフバク(T)
ホセ・ミゲル・ペレス=シエッラ(指)
ポズナン・カメラータ・バッハcho
ヴィルトゥオージ・ブルネンシス

録音:2013年7月15-20日
「ヴィルトバートのロッシーニ」 第25回音楽祭 ライヴ録音
ロッシーニが1818年に作曲した歌劇「リッチャルドとゾライデ」は重厚さと、軽快さが織り交ぜられた美しい旋律に富む素晴らしい作品 ですが、初演後はほとんど演奏されることなく、1990年、ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでようやく蘇演されました。 ニコロ・フォルテグエッリの壮大な詩を原作とし、十字軍の時代を舞台に、人間の貪欲さ、嫉妬、殺人など盛りだくさんなエピソードを 交えながら、主人公の騎士リッチャルドの勇敢さと慈悲深い結末が描かれた劇的な物語を、マキシム・ミロノフをはじめとした技巧派 の歌手たちが華麗に歌い上げています。
NAXOS-8.573716
(1CD)
ヴォルフ・フェラーリ:合唱作品集
「タリタ・クミ!娘よ、起きなさい」(ジェイラスの娘) Op.3(1898)
「マルコ福音書」からのラテン語のテキストによる混声合唱、独唱とオーケストラのための神秘劇
トスカーナの伝承詩による「受難」 Op.21(1906)
Otto cori 八声の無伴奏合唱曲 Op.2
福音史家…ライナー・トロスト(T)
ジェイロス/キリスト…ホアン・マルティン=ローヨ(Br)
フリードリヒ・ハイダー(指)
コーロ・エル・レオン・デ・オロ…1-11
オヴィエロ・フィラルモニア…1-2

録音:2010年4月24-29日
世界初録音
ヴォルフ=フェラーリと言えば「名曲集」に収録された歌劇「マドンナの宝石」を思い浮かべる人がほとんどでしょう。しかし、この歌劇の 全曲はおろか、他の曲もほとんど演奏されることのないヴォルフ=フォラーリ。近年ようやく他の器楽曲や声楽曲にも注目が集まり、い くつかの作品を実際に聞くことができるようになりました。10代から作曲を続けていた彼ですが、オペラ作曲家として名を挙げたのは30 歳を越えてからのこと。それまでは器楽曲と合唱作品を主に作曲していました。このアルバムに収録されているのは、その初期の作品 です。旧約聖書からテキストをとった「タリタ・クミ」とやはり宗教的な題材による「受難」、イタリア・ルネサンス期への憧れが表出された 「八声の合唱曲」と、非常に美しく、かつ崇高な精神が宿った3作を名手ハイダーが共感を持って演奏しています。
NAXOS-8.573631
(1CD)
ベネズエラのギター音楽集

ビンセンテ・エミリオ・ソーホー編集による「19世紀のベネズエラ舞曲集」

…ニルセ・ゴンザレスによるギター編
イノセンテ・カレーニョ(1919-2016):組曲 第2番
ギターのための組曲(1966)
エベンシオ・カステリャーノス(1915-1984):11.エボカシオン(1972頃)
 アントニオ・ラウロへのオマージュ(1959)
フアン・バウティスタ・プラーサ(1898-1965):ギターのための作品集
Homenaje a los Vihuelistas ビウエラ奏者へのオマージュ
Sonata a la antigua 古風なソナタ
Cortejo de sombras 影の求愛
Lejanias 遠隔
フェデリコ・ルイス(1948-):一つの小品(1970)
100歳未満の子供たちのための作品 第12番(1982-1994)(グレゴリオ・グァンチェス編)
ペドロ・マウリシオ・ゴンザレス(1959-):四部作(2016)
ニルセ・ゴンザレス(G)

録音:2016年9月15-18日
名ギタリスト、ジョン・ウィリアムズは「ベネズエラでは“先住民族たちの伝統音楽”と“国を侵略したスペイン人の音楽”そして“ベネズエラ に奴隷として持ち込まれたアフリカ人たちの音楽”、この3つが融合して独特の活気ある音楽が生まれた」と言いました。中でも、スペイ ンの人々が持ち込んだビウエラは強い人気を誇り、そのままギターの人気にもつながっています。19世紀後半から20世紀中ごろにか けて、ベネズエラの作曲家たちは軽やかなリズムと民族的要素に彩られた、特色豊かな楽想を持つ数多くのギター音楽を作曲、これ らは広く人気を博しました。1981年ベネズエラ生まれのギタリスト、ゴンザレスの共感溢れる演奏です。
NAXOS-8.573840
(1CD)
オルランドゥス・ラッスス:マタイ受難曲 ボー・ホルテン(指)
ムジカ・フィクタ
【メンバー】
福音史家…トルステン・ニールセン(Br)
イェス…ラウリッツ・ヤコブ・トムセン(Br)
アン=クリスティン・ヴェッサー・インゲルス(S)
ルイーズ・オドガード(S)
エヴァ・ヴェリンガー=ベングトソン(A)
ヨーゼフ・ハンバー(T)
トビアス・オービエ・ダム(T)
ラスムス・クレ・トムセン(Bs-Br)

録音:2015年4月6.9.10日
後期ルネサンスのフランドル楽派を代表するオルランドゥス・ラッスス(オルランド・ディ・ラッソ)。16世紀、最も影響力を持った作曲家で あり、バロック時代以降にもその影響力が及んだとされるほどの業績を残した人です。ラッススは4つの福音書による全ての応唱受難 曲を残しており、その中でも最初に出版された「マタイ受難曲」は素晴らしい傑作とされています。もちろんJ.S.バッハの作品とは雰囲 気が全く違いますが、歌われている内容は同じであり、イエスの受難の物語は福音史家によって、淡々と歌われ、それに合唱が応え るという形です。1575年にミュンヘンで出版されてから、1586年にはパリで印刷されたという記録も残っており、当時の人気の高さが うかがわれます。ルネサンス期の作品を研究するホルテンは、当時の礼拝の慣例に従いこの「マタイ」の曲中にもいくつかのモテットを挿 入することで、16世紀当時の礼拝場面を再現しています。
NAXOS-8.573431
(1CD)
トーニ:ピアノ作品全集 第4集
.組曲 Op.14a(1942)
セレナータ 第2番 Op.11(1940)
ピアノフォルテのための4つの小品 Op.22(1944)
セレナータ 第4番 Op.15(1942-1943)
セレナータ 第5番 Op.18(1943)
ワルツ(ad usum Lyae)(1943)
アルド・オルヴィエート(P)

録音:2016年8月30-31日、2017年1月18日
全て世界初録音
カセッラに作曲を学び、ミケランジェリにピアノを師事したイタリアの作曲家トーニ。多彩な様式を駆使したピアノ曲は、書かれた時代に よって全く違う作風を見せますが、この第4集には1940年から1944年の作品が収録されており、十二音技法や、半音階技法など が用いられた小品を聴くことができます。初期の時代に数多く作曲されたシェーンベルクを想起させる「セレナータ」も3曲収録。この中 には第1集や第3集に含まれた「あからさまな過去の作品へのオマージュ」はなく、どの曲も極めて独創的であり、個性に富んだ表情を 持っています。
NAXOS-8.573326
(1CD)
パロモ(1938-):シンフォニア・コルドバ(2015)
フルゴレス(2011)
パブロ・ガルシア・ロペス(T)
ハビエル・リーバ(ギター)
アナ・マリア・バルデッラマ(Vn)
フラファエル・アギーレ(ギター)
ヘスス・ロペス=コボス(指)
カスティーリャ&レオンSO

録音:2016年5月14-19日
世界初録音
現代のスペインで最も高名な作曲家の一人、ロレンソ・パロモ。彼はホアキン・トゥリーナの後継者としてスペインの民族要素を取り入 れた管弦楽曲やギター曲を数多く作曲、その作品は多くの人から愛されています。 この「シンフォニア・コルドバ」はスペイン、アンダルシア州の長い歴史を持つ都市コルドバの風景が映し出された作品。2015年にコルド バ大劇場で初演された歌を伴う抒情的な曲です。第1楽章ではコルドバの大聖堂に向かう道行が描かれており、ギターの伴奏を伴 う美しい歌も聴こえてきます。第2楽章では街を流れるグアダルキビール川の周辺の風景、第3楽章では5月に開催される「春を祝う 祭り」でにぎわう街の風景が描かれています。 「フルゴレス」は名指揮者ファエル・フリューベック・デ・ブルゴスのために書かれた曲。2011年にブルゴスが初演を担っています。ギターと ヴァイオリンが激しい応酬を繰り返す中、オーケストラが控え目に割って入り、すぐに豊かな対話が始まり、最後は祝祭的な雰囲気で 終わる楽しい曲です。 スペインを代表する名手、ロペス=コボスの情熱的な演奏が曲を盛り立てています。
NAXOS-8.559818
(1CD)
管楽のための協奏曲集
フランク・ティケリ(1958-):クラリネット協奏曲(2010)
ブラド・ワーナール(1950-):ホルン協奏曲(2015)
ベフザド・ランジバラン(1955-):フルート協奏曲(2013)
ジェームズ・ツィマーマン(Cl)
レスリー・ノートン(Hrn)
エリック・グラットン(Fl)
ジァンカルロ・ゲレーロ(指)
ナッシュヴィルSO

録音:2016年1月7-9日
2017年4月14-15日
世界初録音
このアルバムに収録された3曲の「管楽器のための協奏曲」は、どれも21世紀になってから作曲されたにもかかわらず、3楽章の伝統 的な形式を持っています。また作品自体も過去の作曲家たちの伝統を継承しており、ティケリの「クラリネット協奏曲」はそのままガー シュウィン、コープランド、バーンスタインへのオマージュにもなっている興味深い作品です。主旋律に「ホワイトスケール」と呼ばれるピア ノの7つの白鍵のみを用いたワーナールの「ホルン協奏曲」は、黒鍵を一切使用しないという制約から生まれる不思議な緊張感に満 たされていながらも、どこかのどかで牧歌的な雰囲気を醸しています。イラン出身のランジバランの「フルート協奏曲」はイランのリズム、 メロディ、楽器の要素が取り入れられたエキゾチックな作品。フィラディルフィアOの首席奏者ジェフリー・カナーの依頼によって 書かれた、息の長い神秘的なフルートの音色が印象的な作品です。
NAXOS-8.559831
(1CD)
フルートのための室内楽作品集
アーロン J.カーニス(1960-):エア(フルートと弦楽四重奏版…世界初録音)
マイケル・ファイン(1950-):Skipping Stones 石切り遊び(2013)…世界初録音
ノーム・エルキーズ(1966-):ホ調のソナタ Op.40(1996)(フルートとピアノ版…世界初録音)
ジェニファー・マーガレット・バーカー(1965-):Na Tri Peathraichean (2000)
ダン・コールマン(1972-):パヴァーヌとシンメトリー(2000)(B.ローブによるフルートとピアノ編)…世界初録音
アリス K.デイド(Fl)
スコット・ヨー(Vn)
エリック・アーヴィンダー(Vn)
マウリシー・バナシェク(Va)
キム・ジョナー(Vc)
スーザン・ケイヒル(Cb)
ノーム・エルキーズ(P)
ジョン・ノヴァチェク(P)

録音:2016年8月16日
2016年8月18日
2016年8月19日
2016年10月24-25日
2016年10月26日
20世紀から21世紀にかけて、フルートのために多種多彩な作品が生まれています。このアルバムでは5人のアメリカ現代作曲家の作 品を収録。その中の4作品が世界初録音となる画期的な1枚です。抒情的で美しいカーニスの「エア」はもともとジョシュア・ベルのた めに作曲されたヴァイオリン曲ですが、初演以来、様々なアンサンブルのために編曲されており、このヴァージョンは世界初録音です。 ファインの作品は、少年時代に夢中で石切遊びをしたという作曲家の思い出が描かれています。エルキーズの「ホ調のソナタ」はバロッ ク風の味わいを持つエ第1楽章からジャズ風の第3楽章に至るまでの変化が楽しい作品。スコットランド高地の山脈にある3つの名山 を表現したバーカーの「NaTriPeathraichean」、シンプルで新しい「パヴァーヌとシンメトリー」などヴァラエティ豊かな作品が楽しめま す。
NAXOS-8.579028
(1CD)
ジア・ダカン(1955-):パーカッション作品集
ポール(1996)
無言歌(1997)
ドラムのためのプロローグ(1994)
サウンド・ゲーム(2000)
ルー・ツェンダオ(パーカッション・ソリスト)
スティック・ゲーム・パーカッション・アンサンブル
グー・フェン・パーカッション・アンサンブル

録音:2017年5月5-6日中国、北京
中国を代表する世界的な作曲家ジア・ダカン。現在、上海音楽院の作曲と音楽理論の教授を務め、中国の現代音楽の発展と普 及に努めています。管弦楽曲や室内楽曲など多彩な作品を発表しており、これらは世界各地の音楽祭で演奏される機会も多く、 広範な人気を獲得しています。 このアルバムに収録されているのは、どれもパーカッションのための曲ですが、中国の伝統楽器が積極的に使われており、「西洋と東洋 の融合」が図られています。なかでも1997年、日本と中国の外交関係樹立25周年を記念して作曲された「無言歌」は、ぴったり 25の楽器が用いられており、その独創性と斬新な音色が際立っています。
NAXOS-8.573855
(1CD)
ホアキン・オムス(1906-2003):独奏ギターとギター・デュオのための音楽全集
ピアノのための組曲「2本の線の間」(2台ギター版)(1948/195改訂)
ギターのための2つの独白(1972)
ジェミニ I(1979)
ギターのための独白 III(1977)
2つの楽章(2台ギターのための)(1959)
組曲「賛辞」(1941-1943)
ギターのための独白 IV(1980)
2台ギターのための即興曲(1985)
2つの練習曲(1978)/対話(1981)
花の色(1996)
アレックス・ガローベ(G)
ホセ・アントニオ・エスコバル(G)

録音:2016年5月6日,12月7日,2017年1月11-12日
ホアキン・オムスはスペインにおける「十二音技法」の先駆者として知られる作曲家です。しかし彼がこの技法を重用していたのは 1950年代から60年代にかけてのことで、晩年はロマン派寄りの幾分抒情的な作風へと移行していたことで知られています。このアル バムにはオムスのギター作品(デュオも含む)全曲が収録されており、組曲「賛辞」のようなフランス印象派から影響を受けた初期の 作品や、バルトーク風の「二本の線の間」、前衛的な中期の作品をはじめ、1967年の愛妻の死をきっかけとして書かれた瞑想的な 雰囲気を持つ何曲かの「独白」を経て、最後のギター作品である1996年の「花の色」までの広範な曲を通じ、オムスが辿った道を 知ることができます。
NAXOS-2.110348
(DVD)
NX-B09
オールスター・オーケストラプログラム1&2
【プログラム1:劇場のための音楽】
ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲
ラヴェル:ダフニスとクロエ組曲 第2番
ブライト・シェン(1955-):黒い白鳥
【プログラム2:名曲はどのように作られる?】
ベートーヴェン:交響曲 第5番「運命」
フィリップ・グラス(1937-):ハルモニウム・マウンテン
ジェラード・シュワルツ(指)
オールスター・オーケストラ

収録: 2012年8月 ライヴ
収録時間:本編114分
音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1
画面:16:9
REGION All(Code:0)
DVD…片面2層ディスク
第1集は「劇場のための音楽」と題されたバレエ曲を中心としたプログラム。第2集はベートーヴェンの交響曲 第5番とフィリップ・グラスの「ハルモニウム・マウンテン」という異色の組み合わせ。
NAXOS-2.110349
(DVD)
NX-B09
オールスター・オーケストラプログラム3&4
【プログラム3:新世界とその音楽】
ドヴォルザーク:交響曲 第9番「新世界から」
エレン・ターフィ・ツウィリッヒ(1939-):アヴァンティ
【プログラム4:政治と芸術】
ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 ニ短調 Op.47
ジェラード・シュワルツ(指)
オールスター・オーケストラ

収録 2012年8月 ライヴ
収録時間:本編114分
音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1
画面:16:9
REGION All(Code:0)
DVD…片面2層ディスク
第3集は「新世界」そのままにドヴォルザークの交響曲第9番と、現代作曲家ツウィリッヒの「アヴァンティ」のセット。第4集はショスタコーヴィチの交響曲第5番をじっくりと。

NAXOS 2018年1月発売
NAXOS-8.573576(1CD)
ドビュッシー:「海」(ルシアン・ガルバンによるピアノ独奏編)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」(ウラディーミル・レイチキスによるピアノ独奏編)
ラルフ・ファン・ラート(P)

録音:2016年8月16-18日
印象主義音楽を代表するドビュッシーの「海」、暴力的な音響と複雑なリズムで聴衆を圧倒するストラヴィンスキーの「春の祭典」。ど ちらもオーケストラの性能を極限まで生かした"20世紀音楽に最も影響を与えた作品"として知られています。しかし、これらの作品を ピアノ1台で演奏するとどうなるのでしょうか? 「海」を編曲したのはルシアン・ガルバン。彼はラヴェルの友人であり、「ラ・ヴァルス」など何曲かの編曲で知られ、一時期は出版社デュ ランの校正係を務めたほどスコアに精通していた人物で、この「海」も微妙な響きが見事にピアノへと置き換えられています。「春の祭 典」はストラヴィンスキー自身のピアノ二重奏ヴァージョンをもとに、レイチキスが独奏版へと編曲したもの。ストラヴィンスキー自身のお 墨付きももらったほどの見事な出来栄えです。 現代音楽を得意とするラルフ・ファン・ラートは難解な作品を完璧に弾き切っています。
NAXOS-8.573838(1CD)
コダーイ:管弦楽のための協奏曲 他
ガランタ舞曲(1933)
管弦楽のための協奏曲(1940)
ハンガリー民謡「孔雀は飛んだ」による変奏曲(1939)
マロシュセーク舞曲(1929)
ジョアン・ファレッタ(指)
バッファローPO

録音:2017年4月23-24日
20世紀ハンガリーを代表する作曲家コダーイ。20代の頃に知り合ったバルトークとともにハンガリー民謡集を出版し、民謡の要素を 取り入れた多彩な作品を数多く残しています。このアルバムに収録された4作はその中でも良く知られた作品ばかり。ブダペスト・フィル ハーモニー協会創立80周年を記念して作曲された「ガランタ組曲」は、当時忘れられていた民謡「ヴェルブンコシュ」が使われていま す。同じく民謡を主題にした“「孔雀は飛んだ」による変奏曲”も有名。最近では吹奏楽編曲版が広く人気を獲得している名曲で す。他にはもともとピアノ曲として書かれた「マロシュセーク舞曲」、シカゴSOの創立50周年記念のために書かれた「管弦楽の ための協奏曲」を収録。ジョアン・ファレッタの活気ある演奏が作品を引き立てています。
NAXOS-8.573679(1CD)
グレインジャー:吹奏楽のための作品全集 第1集
浜辺のモリー/鐘の小品
民主主義の行進歌
バッハ:おお、人よ、汝の大いなる罪を嘆け(P.グレインジャー編)*
緑の草原で楽しく踊ろう#
カントリー・ガーデン(第2稿)
ウィリアム・ルイス:6部のファンタジーとエア 第1番(P.グレインジャー編)*
丘の歌 第2番
ユージン・グーセンス:民謡の旋律(P.グレインジャー編)
羊飼いの踊り
歩く時の音楽
スプーン・リヴァー
キャサリン・パーカー:ダウン・ロングフォード・ウェイ(P.グレインジャー編)
フォーレ:トスカーナのセレナード(P.グレインジャー編)
フランク:コラール 第2番(P.グレインジャー編)
マリウス・ロト・クリステンセン(T)
ビョルン・ボーゲヴェット(ユーフォニアム)
ビャルテ・エンゲセト(指)
王立ノルウェー海軍バンド

録音:2014年11月17-21日
2015年4月20-24日
2016年1月25-29日
2016年6月2日
*=世界初録音
#=グレインジャーのオリジナル・スコアによる世界初録音
オーストラリア出身の作曲家グレインジャーは、10代の頃にピアニストとして才能を開花させましたが、1907年の夏にノルウェーに出か け、グリーグに会ったことで「民族音楽」への関心を抱きました。当時発明されたばかりの蝋管蓄音機を携え、イギリス中を回り各地の 民謡を収集、積極的に自作に取り入れ、親しみやすい作品を次々と生み出したグレインジャーですが、興味の対象は民謡だけにと どまらず、当時の最新鋭の楽器を創り出したり、様々な楽器編成を試みたりと、常に好奇心に満ち溢れていたようです。吹奏楽作 品も多く残しており、アイルランドやイングランドの民謡を用いた作品や、アメリカ移住後に依頼された「リンカーンシャーの花束」など現 在でも愛奏され続ける作品が数多くあり、NAXOSでの全曲録音は吹奏楽ファンにとっても大きな喜びとなることでしょう。第1集では 「浜辺のモリー」や「カントリー・ガーデン」など良く知られた曲や、バッハ、フランク作品の編曲など面白い作品を聴くことができま す。
NAXOS-8.559845(1CD)
ダニエルプール(1956-):弦楽四重奏曲 第5番-第7番
弦楽四重奏曲 第5番「In Search of La Vita Nuova-新しい人生を求め
(2004)
弦楽四重奏曲 第6番「Addio-さようなら」(2009)
弦楽四重奏曲 第7番「Psalms of Solace-慰めの詩篇」
ヒラ・プリットマン(S)…10
デルレイSQ
【ルオ・メイメイ(第1ヴァイオリン)
トーマス・コティク(第2ヴァイオリン)
リチャード・フライシュマン(Va)
クラウディオ・ヤッフェ(Vc)】

録音:2015年5月20-23日
世界初録音
アメリカで活躍する作曲家ダニエルプールの弦楽四重奏曲集。このアルバムに収録された3曲は、2004年から2014年までの11年 間に渡って地中海で作曲されました。第5番と第6番のテーマは「棄てること」。ダンテの詩句をタイトルにした第5番は、“彼がいつも人 生に迷った時にはイタリアに旅行して、気持ちにリセットをかける”様子が描かれています。第6番はハイドンの「告別」のように、奏者が 一人ずつ舞台を去っていくという趣向で書かれており、ベートーヴェンの「告別」のメロディもかすかに引用されています。第7番には、過 去作品の第3番を補完する意味合いが持たされており、第4楽章ではソプラノ独唱が詩篇の言葉を歌います。抒情的な作風で知ら れるダニエルプールらしい、ロマンティックで豊かな感情に満たされた3つの作品です。
NAXOS-8.573604(1CD)
ドメニコ・スカルラッティ:鍵盤のためのソナタ集 第20集
1.ソナタ 変ロ長調 K503/L196/P447
2.ソナタ ト短調 K315/L235/P54
3.ソナタ ト長調 K539/L121/P543
4.ソナタ ホ長調 K530/L44/P534
5.ソナタ ハ長調 K385/L284/P220
6.ソナタ ヘ長調 K379/L73/P107
7.ソナタ ニ短調 K396/L110/P435
8.ソナタ ハ長調 K513/L.Supp.3/P176
9.ソナタ 嬰ヘ長調 K319/L35/P303
10.ソナタ 二長調 K358/L412/P457
11.ソナタ ホ長調 K495/L426/P384
12.ソナタ イ長調 K301/L493/P361
13.ソナタ ニ長調 K346/L60/P250
14.ソナタ ト長調 K520/L86/P362
15.ソナタ ハ長調 K460/L324/P378
16.ソナタ ト長調 K413/L125/P416
17.ソナタ ト長調 K431/L83/P365
18.ソナタ ニ長調 K484/L419/P428
アルテム・ヤスィンスキイ(P)

録音:2016年9月26-28日
録音:2017年6月5-7日
初期のナポリ楽派において、オペラの発展に力を尽くしたアレッサンドロ・スカルラッティを父に持つドメニコ・スカルラッティ。スペイン王室 に仕えた彼は、バルバラ王女のために555曲の練習曲=ソナタを作曲、この多彩な曲集は基本的にチェンバロの演奏技術を高める ためのものですが、現代のピアノで演奏すると、また違った魅力が開花することでも知られ、ホロヴィッツやリパッティら、20世紀のピアニ ストたちも好きな曲を選び、思い思いの演奏を繰り広げています。作品に付けられた番号は、K=(ラルフ・カークパトリック)、L=ロン ゴ番号(音楽学者アレッサンドロ・ロンゴ)、P=ペステリ番号(音楽学者ジョルジョ・ペステリ)の3種類があり、現在ではカークパトリック の附番が一般的に使われています。 ピアニスト、ヤスィンスキイは技巧的な作品を得意とする若手ピアニスト。ここでも美しい音色で流麗な演奏を披露しています。
NAXOS-8.573677(1CD)
トゥリーナ:ピアノ作品集 第13集
サンルーカル・デ・バラメダ(絵のようなソナタ) Op.24(1921)
Trilogia-三部作(1933-1934)
 第1部:永遠の詩 Op.77
 第2部:捧げもの Op.85
 第3部:ヒポクラテス Op.86
聖母マリアの7つの痛み Op.102(未完)
ホルディ・マソ(P)

録音:2016年11月12,14日
セビーリャ生まれのトゥリーナは、1905年から1914年まで留学したパリで洗練された作風を身に着けると同時に、印象主義の音楽 から強い影響を受けました。そのためにアルベニスから「もっとスペイン人としての自覚を持つように」と諭されたというエピソードもあるほ ど、留学時には国籍不詳の作品を書いていました。 しかし、1914年に帰国してからはアンダルシア民謡を取り入れた情熱的な作品を発表、このアルバムに収録された「サンルーカル・ デ・バラメダ」はその中でも傑作の一つとされています。アンダルシア地方のグァダルキビル川の河口近くにある魅力的な沿岸都市の風 景が描写されており「絵のようなソナタ」と題されていますが、音楽はそれ以上に雄弁であり、また複雑な構造を持っています。「三部 作」には幼くして亡くなったトゥリーナの娘への思いが秘められており、未完に終わった「聖母マリアの7つの痛み」は祈りの音楽です。 ホルディ・マソによるトゥリーナのピアノ作品全集はこの第13集で完結となります。
NAXOS-8.573728(1CD)
レニャーニ(1790-1877):ギター作品集
テッレモートと変奏曲 Op.1(1820)
グラン・リチェルカリオ Op.3(1819)
ヨーゼフ・ヴァイグルの「仕事の前に」の主題による変奏曲とトリオ Op.4(1819)
グラン・カプリッチョ Op.6(1819)
スケルツォまたは4つの変奏曲 Op.10(1825)
ギターのためのロンド Op.11(1825)
チロルの主題による大変奏曲 Op.12(1825)
パイジェッロの「うつろな心」の主題による大変奏曲 Op.16(1824)
マルチェッロ・ファントー二(G)

録音:2017年1月4-5日
世界初録音
イタリア、フェラーラ生まれのレニャーニは、若い頃オーケストラの弦楽器奏者として訓練を受けましたが、突然歌手デビューを果たし、 ロッシーニ、ドニゼッティの歌劇で優れたテノール歌手として活躍。並行してギタリストとしても名声を博し、1822年にウィーンで開催さ れたコンサートでは大成功を収めたとされています。彼は鬼才ヴァイオリニスト、パガニーニの友人でもあり、「24のカプリース」に触発さ れて作曲した「ギターのための36のカプリース」はレニャーニの代表作の一つです。1850年代には歌の世界から引退し、ギター、ヴァイ オリンの製造を始め、優れた楽器を何台も製造し、そのいくつかは現在でも大切に受け継がれています。 このように多才なレニャーニでしたが、前述の「36のカプリース」以外にはあまり作品が演奏されることがなく、このアルバムに収録されて いる曲も全てが世界初録音という貴重なものです。どれも歌心に恵まれたレニャーニらしい装飾的な旋律が特徴の美しい作品です。
NAXOS-8.573730(1CD)
ロマン派のヴィオラ・ソナタ集
オンスロウ:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.16-1(1826)(ヴィオラとピアノ版)
メンデルスゾーン:ヴィオラ・ソナタ ハ短調(1824)
カリヴォダ(1801-1866):6つの夜想曲 Op.186
戸川ひより(Va)
リリト・グリゴリャン(P)

録音:2016年10月5-7日
オーケストラの中でも「地味な存在」と見做されてしまう楽器「ヴィオラ」。ソロ楽器として扱われることはほとんどなく、また響きもヴァイオ リンとチェロの中間を担う役割であり、どうしても埋没してしまいがちです。20世紀になってヒンデミットを筆頭に、バルトーク、ウォルトン たちがヴィオラのための作品を書いたことでようやく注目を浴びるようになりました。しかし、19世紀にヴィオラのための名作がなかったわ けではありません。15歳のメンデルスゾーンが書いた美しい「ヴィオラ・ソナタ」をはじめ、オンスロウのエレガントなチェロ・ソナタ(ヴィオラ 用に編曲)、シンプルで落ち着いた旋律が魅力のカリヴォダの「夜想曲」。これら3曲はヴィオラの持つ音色の特性を活かした素晴ら しい作品です。演奏しているのは、オーストラリアと日本の血をひくヴィオラ奏者戸川ひより。2014年に開催されたブラームス国際コン クールに入賞した逸材です。
NAXOS-8.573753(1CD)
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ/24の前奏曲(ヴァイオリンとピアノ編)
ヴァイオリン・ソナタ Op.134(1968)
24の前奏曲 Op.34(1932-1933)(ヴァイオリンとピアノ編)
 ドミートリー・ツィガノフ1937年編曲
 ドミートリー・ツィガノフ1961年編曲
 ドミートリー・ツィガノフ1963年編曲
 レーラ・アウエルバッハ:2000年編曲
セルゲイ・ドガディン(Vn)
ニコライ・トカレフ(P)

録音:2016年12月28-30日
ショスタコーヴィチの「24の前奏曲」はタイトルからわかる通り、ショパンの同名の作品からインスピレーションを受けて作曲されたピアノ 独奏曲です。1927年に“ショパン国際ピアノコンクール”に出場したほどの腕前を持つピアニストでもあったショスタコーヴィチにとってこの 作品は特別な意味を持つものであり、全曲の初演も完成直後に彼自身が行っています。この曲集をヴァイオリンとピアノ用に編曲を 思い立ったのが、「ベートーヴェン弦楽四重奏団」の第1ヴァイオリン奏者で、ショスタコーヴィチの友人でもあったドミトリー・ツィガノフで す。彼はまず1937年に4曲、1961年と1963年に15曲を編曲し、軽快で機知に富む魅力的な作品に仕立てました。そして残りの 5曲は2000年に女性作曲家アウエルバッハが編曲。全てが揃うことになり、演奏機会も増えています。 オイストラフの誕生日のために書かれたソナタは、前奏曲とは対照的な作風を持つ深遠な作品。最終楽章はパッサカリア形式で書 かれており、最後は静かに消え入るように終わります。ロシアの名手2人による演奏です。
NAXOS-8.573788(1CD)
アルネセン(1980-):合唱作品集
Even When He Is Silent 彼が沈黙している時さえ(2011)
Flight Song 飛翔の歌(2014)
O Sacrum Convivium おお、聖なる饗宴よ(2014)…世界初録音
Child of Song 歌の子供(2014)…世界初録音
The gift I’ll leave you 私があなたに残す贈り物(2015)…世界初録音
Dormi, Jesu おやすみ、イエス(2012)
Making or Breaking 創る、もしくは壊す(2015)…世界初録音
Cradle Hymn ゆりかごの賛歌(2010)
The Lamb 子羊(2015)
Pie Jesu ピェ・イェズス(2013)…世界初録音
Infinity 無限に(2016)…世界初録音*
There We Shall Rest われらはそこに残る(2015)…世界初録音
ベリル・ファンスロウ(S)
サラ・マイケル(S)
ジュリアン・ドゥウェル(S)
ウェンディ・スー・グローヴァー(S)
クリスティアンナ・サリンズ(S)
ジョン・ガンサー(ソプラノSax)
アリシア・リグスビー(P、ソプラノ*)
ジョエル・リンスマ(指)
カントライ(合唱)

録音:2016年5月20-27日
現代のノルウェーで高い人気を獲得している作曲家、アルネセンの合唱曲集。1980年トロントハイムに生まれ、6歳でピアノを始め、 10歳でニダロス大聖堂少年合唱団に参加。以降も優れた音楽教育を受けてきました。バロック音楽とポピュラー音楽、奏法の様式 を取り入れた作風で知られますが、彼が最も情熱を傾けているのは幼い頃から親しんだ合唱作品です。18歳の時に出身合唱団に よって自作を初演し、その後も次々と作品を発表しているアルネセンですが、このアルバムでは2010年以降に作曲した最新作を披 露しています。 美しい響きを縦横無尽に駆使した繊細な作品を歌うのは、コロラド州デンバーに拠点を置く合唱団「カントライ」。芸術監督ジョエル・ リンスマの指揮のもと、ボランティア歌手で構成された初の合唱団ですが、世界中の作曲家がこの合唱団のために曲を作るほどに優 れた能力を持っており、2015/16のシーズンにはアルネセンを「コンポーザー・イン・レジデンス」として招待しています。
NAXOS-8.573804(1CD)
CORE-TET PROJECT-インプロヴィゼーション集
Steel-Ribbed Dance/The Calling
Grotesque Fantasy
Walk of Intensity
Iron Stars/Flutter Gaze
Silver Shore/The Wake
Unseen Fires/Crystal Splash
Breath of Validation
Black Box Thinking
Scissor Shower/Rusty Locks
インプロヴィゼーション…The Core-tet Project(アンサンブル)
【メンバー】
エヴェリン・グレニー(パーカッション)
ヨン・ヘメルサム(ギター)
シラード・メゼイ(Va)
マイケル・ジェフリー・スティーヴンス(P)

録音:2016年11月28-29日
世界的パーカッション奏者、エヴェリン・グレニーを中心にしたプロジェクト「Core-tet」による14の即興演奏。ジャズ界でよく知られたギ タリスト、ヘメルサム、映画音楽作曲家としても知られ、自身でもユニークなアンサンブルを結成しているメゼイ、ジャズ・ピアニストとして 不動の地位を誇るスティーヴンス、このスコットランド、セルビア、アメリカ、デンマークの4か国を出身とするメンバーは、異なる音の文化 を見事に融合させ、前衛音楽でもなく、ヒーリング音楽でもない“新しい音楽”を作り上げました。 10代でほとんど聴覚を失うというハンディキャップをものともせず、体全体で音を感じ、常に新しい音楽を作り上げているグレニーならで はの湧き出るような思いをぜひ感じてください。
NAXOS-8.573814(1CD)
ルイ14世の宮廷音楽集
ジャック・オットテール(1674-1763):前奏曲 ニ長調(1719)
フランソワ・クープラン:王宮のコンセール 第1曲 ト長調オットテール:エアとブリュネット「Rochers, je ne veux point」
マラン・マレ:ヴィオールのための小品集 第3巻「組曲ト長調」(抜粋)
モンテクレール(1667-1737):古風なブルネットと現代的なブルネット
組曲第2曲-第2曲:Je sens naitre en mon coeur
モンテクレール:フルートと通奏低音のためのコンセール 第2曲(抜粋)
リュリ:王を眠らせるためのトリオ LWV 35-シャコンヌ
レ・オルディネール(アンサンブル)
【メンバー】
レーラ・ブライトハウプト(指)(トラヴェルソ…1-8.14-24)
エリカ・ルビス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
デヴィッド・ウォーカー(テオルボ)
アリソン・ナイキスト(バロック・ヴァイオリン)…24
録音:2016年2月13-14日
“太陽王”ルイ14世(1638-1715)。72年間王位に就き、フランス王朝の最盛期を築いた王として知られています。最も影響力の 大きかったのは1680年代であり、巨大な富を投じて建立したヴェルサイユ宮殿では毎夜瀟洒な舞踏会が開催され、多くの貴族たち が踊りに明け暮れました。王自身も「芸術の庇護者」としてリュリをはじめとした多くの音楽家たちを擁護していました。また舞踏も巧み で、メヌエットを宮廷舞踊に取り入れたことでも知られています。このアルバムは、ルイ14世の王宮で活躍していた音楽家たちの作品 を集め、バロック様式の芸術が表現しようとしていた人間の感情の深みを探求、親密な世界の音を再現します。 17世紀後半から18世紀前半の雰囲気を伝えるトラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、テオルボの柔らかい音色も魅力的です。
NAXOS-8.579023(1CD)
タフレシプール(1974-):ペルシアン・エコーズ
ハープとオーケストラのための協奏曲「ペルシアン・エコーズ」
オーボエ,クラリネット,ファゴット,ホルンとピアノのための五重奏曲「Alas」
ハープ,ヴァイオリンとチェロのための「Lucid Dreams-明晰夢」
イヤーニング・イン・C
クリストファー・オニール(Ob)
ヘレン・ピアス(Cl)
リチャード・スキナー(Fg)
ケティ・プライス(Hrn)
アディ・タル(Vc)
ガブリエラ・ダッロリオ(ハープ)
メアリー・ドゥレア(P)
クレシュ・アンサンブル
ダラ・モーガン(Vn,指)
アレクサンダー・ラハバリ(指)
イギリス室内O

録音:2016年4月12日、2014年12月16日、2015年6月28日、2016年9月2日
世界初録音
イランを代表する作曲家、タフレシプールの作品集。エキゾチックな旋律が持ち味の彼の作品は、西ヨーロッパの音楽文化とイランの 魅力的な音楽を融合させ、時にはシューマンのように夢幻的で、バルトークのように闊達な雰囲気を持っています。イランにとっても初 となる「ハープ協奏曲:ペルシアン・エコーズ」は タイトルの通り、西洋と東洋の伝統を受け継いだもので、風が鳴らすような繊細なハープの調べを包み込むオーケストラの不思議な 音色はとても魅惑的です。広大な砂漠の中に舞う音が描写された「エイラス」、ハープの即興演奏を伴う「Lucid Dreams」、タフレ シプールの子供時代の思い出が反映されているという「イヤーニング・イン・C」。儚くも美しい音楽集です。

NAXOS 2017年12月発売
NAXOS-8.573745
(1CD)
サン=サーンス:交響詩集
交響詩 第2番「ファエトン」Op.39(1873)
英雄行進曲 Op.34(1870)
交響詩 第4番「ヘラクレスの青年時代」Op.50(1877)
交響詩 第1番「オンファールの糸車」Op.31(1871)
サラバンド Op.93-1(1892)
リゴードン Op.93-2(1892)
交響詩 第3番「死の舞踏」Op.40(1874)
準・メルクル(指)
リール国立O

録音:2016年9月21-24日
交響詩というジャンルは、リストが始めたとされますが、フランス音楽の伝統の中では、ベルリオーズのいくつかの作品も「交響詩」と呼ぶ べきものがあります。またフランクの一連の交響詩もその流れの中に位置するものでしょう。そしてサン=サーンスの作品が続きます。 彼の4曲の交響詩中、最も知られているのが詩人アンリ・カザリスの詩からインスパイアされた「死の舞踏」です。こちらは真夜中に不 気味に踊り狂う骸骨の姿が迫真の音楽で描かれています。「ファエトン」と「ヘラクレスの青年時代」はギリシア神話を題材にした作品 で、それぞれ“誇り”と“英雄主義と快楽の煩悩”が表現されていると作曲者自身が語っています。第1番である「オンファールの糸車」 はリストからの影響が強い作品。こちらもギリシア神話が題材となっており、後にピアノ独奏版も作られたほどサン=サーンス自身のお 気に入りでもありました。どの曲も精緻なオーケストレーションが施されており、準・メルクルが見事に演奏しています。
NAXOS-8.559811
(1CD)
スーザ:吹奏楽作品集 第17集
「アメリカン・メイド」組曲(1913)
1.You Do Not Need a Doctor/あなたに医者は必要ない
2.Dream Picture-he Bivouac/夢を描く-ビバーク(サンティアゴの大地で眠る人々)
3.Dance Hilarious ? With Pleasure/陽気なダンス-楽しく
4.The Smugglers/密造者たち-五重奏曲(1882)
5.The Salute of the Nations to the Columbian Exposition-国家のあいさつ、シカゴ・コロンブス万国博覧会へ(1893)
6.フモレスケ:うるおいと乾燥の混合(1922)
パン・アメリカン行進曲 第1部(1915)

【アレンジャー】
ドナルド・パターソン…1.2.
ローラス・スキッセル…3
キース・ブライオン…4
A.J.ゲーリング/ポール・メイベリー…6
キース・ブライオン(指)
ギルドホール・シンフォニック・ウィンド・バンド

録音:2016年1月3-5日
19世紀末から20世紀初頭にかけて、数多くのマーチを作曲し「マーチ王」と呼ばれたスーザ。1892年に自身が結成した「スーザ吹 奏楽団」は最初の7年間で3500回のコンサートを行い、前例がないほどの高い人気を誇りました。しかしスーザはマーチだけを書いて いたのではなく、オペレッタの分野でも素晴らしい功績を残しています。ただし、全曲が上演されることは滅多にないのは残念です。こ の第17集で紹介されているのはガラス工場を舞台にした《アメリカン・メイド》からの組曲と、初演後数回で舞台から姿を消した《密造 者たち》の五重奏曲。他には、ワーグナーのメロディが用いられた「シカゴ博覧会」のための行進曲や珍しい「パン・アメリカン行進曲」 など、他では聴くことのできないスーザの珍しい曲満載の1枚です。
NAXOS-8.573587
(1CD)
錬金術〜吹奏楽のための音楽
シュワントナー(1943-):ルミノシティ-ウィンド・オーケストラのための協奏曲(2015)
マスランカ(1943-2017):ウィンド・アンサンブルのためのホザンナ(2015)
スティーヴン・ブライアント(1972-):Alchemy in Silent Spaces-静かな場所の錬金術(2000)
ジャッキー・マクルウェイン(Cl)
ジョナサン・ヤリントン(T)
キャサリン A.ランド(指)
南ミシシッピ大学ウィンド・アンサンブル

録音:2015年11月13-15日
アメリカの吹奏楽最新作を紹介する人気シリーズ、今アルバムにはピューリッツァー賞受賞者シュワントナーと、日本でも高い人気を 誇るマスランカ、コリリアーノに作曲を学んだブライアントの3人の作品を収録しています。シュワントナーの「ルミノシティ」は天体の光度 の意味を持つタイトル。“光の明るさ”を音で示すために、打楽器とピアノがステージ前部に配置され、その後ろに金管、木管楽器が 並ぶ目にも鮮やかな楽器編成を取り、豊かな響きがもたらされています。マスランカの「ホザンナ」はJ.S.バッハのコラールを元に、彼自 身の表現を加えたというもの。自作からの引用も含めた多彩な作品です。ブライアントの音楽は高いパフォーマンス性で知られ、不協 和音を大胆に配しながらも煌めく抒情性が感じられるユニークな味わいを持っています。この「全ての夢のロジック」は大規模な連作 「静かな場所の錬金術」の中の1曲で、ピアノ、パーカッションなども駆使した華やかな響きが楽しい作品です。
NAXOS-8.573807
(1CD)
セーチェーニ(1825-1898):管弦楽のための舞曲全集
管弦楽のための3つの舞曲 I
管弦楽のための3つの舞曲 II
管弦楽のための3つの舞曲 III
管弦楽のための3つの舞曲 IV
管弦楽のための3つの舞曲 V
管弦楽のための3つの舞曲 VI
世界初録音
ヴァレリア・チャーニ
MAVブダペストSO

録音:2016年1月3-7日、12月5-7日
ハンガリーの貴族の家系に生まれたイムレ・セーチェーニ。本業の外交官、大使としてキャリアを重ねながら、平行して作曲も続けてい ました。様々な作品を書きましたが、このアルバムに収録されているのはシュトラウス・ファミリーから影響を受けた一連の舞曲集。3曲 が1セットとなったこれらの曲集は当時高い人気を誇り、セーチェーニの友人であったヨハン・シュトラウス2世が自身のコンサートで取り 上げたこともあったほどでした。現在では全く演奏されることのない一連の舞曲はどれも世界初録音という貴重なもの。ユーモアたっぷ りのマズルカとロマンティックなポルカのコレクションは、21世紀の聴き手を完全に魅了します。
NAXOS-8.573791
(1CD)
イギリスのヴァイオリン協奏曲集
ポール・パターソン(1947-):ヴァイオリン協奏曲 第2番(セレナード)(2013)-クララ・ホーウィックに
ケネス・レイトン(1929-1988):ヴァイオリンと小オーケストラのための協奏曲 Op.12(1952)-フレデリック・グリンケに
ゴードン・ジェイコブス(1895-1984):ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲(1953)-フレデリック・グリンケに
クララ・ホーウィック(Vn)
グラント・ルウェリン(指)
BBCスコティッシュSO

録音:2017年6月5-7日
全て世界初録音
イギリス近現代、3曲のヴァイオリン協奏曲集。エルガーやウォルトン作品に比べると、作風は簡潔であり、伴奏のオーケストラには室 内楽的な響きが求められています。パターソンは王立音楽院で学んだ作曲家。「セレナード」という副題を持つこの協奏曲は、アルバ ムの演奏者ホーウィックに捧げられています。活発なトッカータ楽章で始まりますが、第2楽章にはうっとりとするハープの調べに導かれ た美しい音楽が置かれています。レイトンは3曲の交響曲をはじめとした100以上の作品で知られる作曲家。とりわけ合唱作品が有 名ですが、このヴァイオリン協奏曲は、イタリアの詩人ネグリの言葉「私はあなたを探したが見つけることができなかった…」が添えられ た、深刻さと熱狂的な曲想を併せ持っています。もう一人の作曲家ジェイコブスもイギリスを代表する作曲家の一人。ヴァイオリンが 技巧的で印象的なメロディを歌う抒情的な作品です。
NAXOS-8.573801
(1CD)
フリードリヒ・ザイツ:ヴァイオリンとピアノのためのコンチェルト集 第1集
コンチェルト 第1番 ニ長調 Op.7(1891)
コンチェルト 第2番 ト長調 Op.13(1893)
コンチェルト 第3番 ト短調 Op.12(1893)
.コンチェルト 第4番 ニ長調 Op.15(1895)
コンチェルト 第5番 ニ長調 Op.22(1900)
チョン・ヘジン(Vn)
ウォーレン・リー(P)

録音:2017年1月7-8日
ドイツ・ロマン派時代に活躍したザイツ。現在では初心者用の「協奏曲」の作曲家として知られていますが、ヴァイオリニストしては、ド イツ各地のオーケストラでコンサートマスターを務め、1888年にはバイロイト音楽祭でもコンサートマスターを務めたほどの腕前でした。 各地に演奏旅行に赴きながら多くの弟子を教えた功績は非常に高く、引退後は芸術・科学メダルも授与されました。このアルバムに 収録されているのはザイツの代表作である「ヴァイオリンとピアノのためのコンチェルト集」。前述のとおり、初心者向けの作品で、ボウイ ングやスタッカートの練習や、ダブル・ストップ奏法、トリル、カデンツァまで数多くの技術を学ぶことができます。もちろん聴くだけでも楽し い曲集です。
NAXOS-8.573875
(1CD)
バロックからファドへ〜ポルトガル音楽を通じる旅
1.パレデス:Verdes Anos
2.レティエ:メヌエット
3.アマラル:Luz de Outono-秋の光
4.作者不詳:13世紀のマリアのカンティガ集より第23番
5.J.S.バッハ:カンタータ「わしらの新しいご領主に」BWV212-シンフォニア
6.アブ=カリル:Soneto de Amor-愛のソネット
7.アルメイダ:テ・デウムより-Venerandum
8.アルメイダ:Il Trionfo d'Amore 愛の勝利 第2部-アリア「In queste lacrime, Arsindo specchiasti」
9.アルメイダ:La Spinalba ラ・スピナルバ 第2部-アリア「Un cor, ch'ha per costume」
10.伝承曲:Destino Marcado, Fado Menor
11.伝承曲:Olhos Estranhos, Fado Corrido
12.伝承曲:De Loucura em loucura, Fado Cravo
13.カヤン:Fado do Alentejo
14.ペレイア:シンフォニア ニ長調
15.パロミノ:Entremez das Regateiras Zelosas-マルホとデガテイラの二重唱
16.作者不詳:Os efeitos da ternura, lundum
17.オウルマン:Com que voz
18.ゴンチャルブス:ロマンス
19.マガリャンイス:O Pastor
20.作者不詳:Hei-de amar-te ate morrer!
アナ・クィンタンス(ヴォーカル)…4.7-9.15.17.19
リカルド・リベイロ(ヴォーカル)…4.6.10-13.15.16.18
ミゲル・アマラル(ポルトガル・ギター)…1-3.6.7.10-13.17.18
マルコ・オリベイラ(ヴィオラ・デ・ファド)…2.6.10-13.16-18
(ヴォーカル)…16.20
マルコス・マガリャンイス(Org)…2.4.6.7.16
マルタ・アラウホ(ハープシコード)…4-6.8.9.14.15.17.19
マルコス・マガリャンイス(音楽ディレクター)
オス・ムジコス・ド・テホ

録音:2016年12月14-15日
リスボンの有名な"カルースト・グルベンキアン財団"の壮麗なホールで開催されたユニークな演奏会のライヴ録音。バロック時代の響き とポルトガル独特のギターのサウンドの融合、この地の音楽に影響を与えたアラビア、ガリシアの音楽、そして中世13世紀のカンティガ や、民族歌謡"ファド"まで、ポルトガルのありとあらゆる音楽が詰め込まれた1枚です。参加しているのはポルトガル屈指のバロック歌 手、クィンタンスと、ファド歌手のリベイロを中心とした演奏家たち。バッハのシンフォニアが1曲含まれていますが、こちらも通常の響きと は全く違う、エスニックで力強い味わいとなっています。音で綴るポルトガルの歴史です。
NAXOS-8.573779
(1CD)
アルベニス:ピアノ作品集 第8集
ピアノ・ソナタ 第4番 イ長調 Op.72 T.75(1886頃)
メヌエット ト短調 T.73(1886頃)
マロルカ,舟歌 OP.202 T.79(1887頃)
古風な組曲 第2番 Op.64 T.66(1886)
バルカローラ「カタルーニャの舟歌」Op.23 T.55(1884頃)
アングスティア「言葉のないロマンス」T.70(1886)
パヴァーヌ・カプリース Op.12 T.48(1882)
スペイン狂詩曲(ピアノ版) Op.70(1886)
ミゲル・アンヘル R.ライズ(P)

録音:2016年1月7-8日,2月4日
幼い頃から音楽の才能を発揮し“神童”と呼ばれたアルベニス。4歳で既に聴衆の前でピアノを演奏「10歳の時には世界を冒険旅 行した」など多くの逸話を持つとされていますが、実はこれらは全て作り話。実際にはライプツィヒ音楽院からブリュッセル王立音楽院に 進学し研鑽を積みました。20歳を過ぎた頃に、当時の教師ペドレルからスペイン音楽の作曲を勧められ、サロン風の雰囲気の中 に、スペインの民族音楽の要素を取り入れたロマンティックな曲を発表。以降は作風を発展させながら数多くの作品を書き上げまし た。このアルバムでは1880年代に書かれた初期の作品を収録。彼が敬愛していたショパンやリストの影響を感じさせる技巧的な曲 が並びます。
NAXOS-8.573792
(1CD)
期待の新進演奏家シリーズ/ホアン・ペレス・フロリスタン
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S178/R21
ベートーヴェン(リスト編):遥かなる恋人に S469/R124
シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17
ホアン・ペレス・フロリスタン(P)

録音:2016年12月28-30日
2015年にスペインで開催された「第18回サンタンデール国際ピアノ・コンクール」で優勝したホアン・ペレス・フロリスタンのリサイタル・ア ルバム。 アルベニス財団やソフィア王妃高等音楽院を創設したスペインの実業家パロマ・オシェルが1972年から始めた現在スペイン屈指のこ のコンクールの優勝者は、マドリードSOとの共演をはじめとした様々な栄誉が約束されており、このアルバム録音もその一つで す。ペレスは2012年のルール・ピアノ音楽祭に出演し、すでに注目を浴びていましたが、ここでは一層成長した姿を見せており、 シューマンとリスト、そしてリストが編曲したベートーヴェンの歌曲集「遥かなる恋人へ」を情熱を込めて演奏、なかでも、リストのソナタを こよなく愛するというフロリスタンですが「この曲は演奏する毎に違う表情を見せるのです」と語る通り、表情豊かな演奏を披露していま す。
NAXOS-8.559832
(3CD)
ボルコム(1938-):ピアノ作品集
【CD1】
1.ニューヨークの光:コンサート・パラフレーズ(2003)…世界初録音
2-5.幻想的ソナタ(1961)…世界初録音
6-8.3つのダンス・ポートレート(1983-1986)…世界初録音
9-12.春のダンス(1956)…世界初録音
【CD2】
1-12.ピアノのための12のエチュード(1956-1966)
13-17.夜の小品(1960)…世界初録音
18-23.アンドレとの対話(1991-1992)…世界初録音
24.エステラ:ラテン・ラグ(2010)…世界初録音
25-28.夜の瞑想(2012)…世界初録音
【CD3】
1-7.ロマンティックな小品(1959)…世界初録音
8.ブルックリン・ドッジ(1972)
9.ジョージ・ロックバーグの主題による変奏曲(1986-1987)…世界初録音
10.夢の音楽 ♯1(1965)…世界初録音
11.バラード(2006)…世界初録音
コンスタンティン・ファインハウス(P)…CD1:9-12,CD2:19-23.25-28,CD3:1-
7.9
エステラ・オレヴスキー(P)…CD2:24
ウルスラ・オッペンス(P)…CD1:1.6-8,CD2:13-17,CD3:11
クリストファー・テイラー(P)…CD1:2-5,CD2:1-12,CD3:8.10

録音:2014年9月26-29日,10月1.5-7日 …CD1:1-8,CD2:1-17.24,CD3:1-7.9.11
2015年1月6日…CD3:8.10
2015年4月8日,5月18-20日…CD1:9-12,CD2:18-23.25-28,CD3:9
これまでにグラミー章を2回受賞したアメリカの作曲家ウィリアム・ボルコム。4人のピアニストが分担して演奏した、世界初録音も数多 く含むこの曲集、最も古い時代に書かれた曲は1956年の「春のダンス」と「ピアノのためのエチュード」の一部、そして最も新しい曲は 2012年の「夜の瞑想」で、その年代は50年以上に及び、作風もラグ風であったり、アヴァンギャルドであったりと様々に変化していま す。20世紀後半から21世紀にかけての『アメリカ・ピアノ音楽』の歴史を垣間見ることができる、資料としても貴重なアルバムです。
NAXOS-8.573618
(1CD)
ナルブタイテ:作品集
La barca-小舟(2005)
kein gestern, kein morgen-昨日はない、明日はない(2012/2015)…世界初録音
krantas up? simfonija-海岸線のシンフォニー(2007)…世界初録音
ジョヴィタ・ヴァシュジェヴィチュテ(Ms)
トーマス・パヴィリョニス(T)
クリストファー・リンドン=ギー(指)
リトアニア国立SO

録音:2015年10月26-29日
リトアニアの女性作曲家ナルブタイテ。「鉄のカーテン」消滅後にそれまでの沈黙を破り、傑出した才能を示しています。彼女の作品 は初期の頃には独特な肌触りを持つ室内楽が多かったのですが、近年はこのアルバムに収録されている大規模な作品へと作風が 変化しています。「La barca」はバイエルン放送局のラジオ放送のために書かれた曲。大海に揺れる小舟と乗船者の心理状態まで が克明に表現された描写的な作品です。 独唱者と管弦楽のための「昨日はない、明日はない」はリルケの詩を用いた曲。断片化された時間を表現しています。第50回ワル シャワの秋音楽祭のために書かれた「海岸線のシンフォニー」は静かな場面と、遠くの記憶を象徴しており、第1曲目の「小舟」に通じ る執拗な流れが表現されています。ただ規模は大きくなり、幅広い事項が内包している神秘的な作品です。
NAXOS-8.579019
(1CD)
ラモン・パウス(1956-):ピアノ作品集
Piano al origen-ピアノを原点に(2011)
Piano en Arles-アルルのピアノ(2009)
.Estudio para uracilo,un principe genomico-ウラシルの研究、ゲノムの王
子(2016)
Piano astrolabio-ピアノ・アストロラビオ(2014)
エドゥアルド・フェルナンデス(P)

録音:2016年12月13日.2017年5月8日
バルセロナ、パリ、リヨンで学び、多彩な作風を身に着けたことで知られるスペインの作曲家パウス。オーケストラ作品や映画音楽が知 られていますが、ギターやピアノ曲でも優れた作品が多く、クリエイティブな個性は聴き手を魅了しています。このアルバムには21世紀 になって書かれた4つの作品を収録。常に表情豊かで時にはジャズ風のテイストを感じさせる音楽は、詩的でありミステリアスでもあり ます。2曲目の「アルルのピアノ」は、1990年に公開された黒澤監督の映画『夢』第5話「鴉」に登場するゴッホの姿からインスパイア された作品で、演奏者フェルナンデスに捧げられています。光と影をテーマにした短いモティーフが印象的です。
NAXOS-8.573782
(1CD)
マイール(1763-1845):ミゼレーレ.ト短調(1800頃)
Litaniae Lauretanae-ロレトの連祷 ト短調(1800頃)*
アンドラ・ローレン・ブラウン(S)
ユン・ジェウォン(S)
テレサ・ホルツハウザー(A)
マルクス・シェーファー(T)
ローベルト・セリアー(T)
イェンス・ハマン(Bs)
ヴァージル・ミショク(Bs)
フランツ・ハウク(指)
ヴィルトゥオージ・イタリアーニ
コンチェルト・デ・バッスス
ジモン・マイールcho
バイエルン国立歌劇場choのメンバー

録音:2014年4月7-11日、2014年4月26日*
世界初録音
ドイツで生まれ、イタリアで活躍した古典派の作曲家ジモン・マイール。NAXOSからはこれまでに歌劇や宗教曲など多数の作品がリ リースされています。マイールは182年にベルガモのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の終身教会楽長に就任しましたが、その時には すでに「教会音楽の大家」としてヴェネツィアで高く尊敬されていました。この「ミゼレーレ-あわれみたまえ」と「ロレトの連祷」はこの時期 に作曲されたものと推測されます。「ミゼレーレ」は合唱とソロとの親密な対話を包む、控え目ながらも美しいオーケストラ伴奏が特徴 の大作。「ロレトの連祷」は全編悲痛な表情が貫かれた悲し気な作品です。
NAXOS-8.559819
(1CD)
平和と賞賛の歌
1.ヒューゴー・ワイズガル:神を正しく賛美せよ(1958)…世界初録音
2.アーレン・ブリングス(1934-):天国にて(1957)…世界初録音
3.ジョエル・マンデルバウム(1932-):歌劇《村》-第1幕 フィナーレ(1995)…世界初録音
4.エドゥワルド・スマルドン(1956-):無限に(2013)…世界初録音
5-6.ブライト・シェン(1955-):青海省の2つの民謡(2010)
7.ディヴィッド・ショーバー(1974-):クリオシティ(2011)…世界初録音
8-11.ブルース・セイラー(1946-):ミサ・コンスタンティエ(2007)…世界初録音
12.レオ・クラフト(1922-2014):エデンのアダム(2002)…世界初録音
13.セイラー:アヴェ・マリア(2003)…世界初録音
14.ショーバー:All Creation Sings Praise-全ての創造物は賛美する(2009)…世界初録音
15.ショーバー:O day full of grace-恵みある日(2006)…世界初録音
ハロルド・ローゼンバウム(指)…1-4
ニューヨーク・ヴィルトゥオーゾ・シンガーズ…1-4
ブライト・シェン(指)…5-6
ジェームズ・ジョン(指)…7-15
クィーン大学cho&ヴォーカル・アンサンブル…5-15

録音:2010年12月6日…5-6
2015年6月2日…1-4.7-12
2017年4月8日…13-15
このアルバムはニューヨーク「アーロン・コープランド・スクール・オブ・ミュージック」クイーンズ・カレッジの教師と作曲家たちによって書かれ た合唱作品で構成されています。学校の長い歴史を祝すために作曲を依頼したのですが、その多くの作品は「平和」と「賞賛」をモ ティーフにしていたため、録音の際にこの2つの言葉をコンセプトにした曲のみを選択、1枚のアルバムにまとめられました。使われている 言語はヘブライ語、ラテン語、イタリア語、英語、中国語と様々ですが、どの曲も歌い手と聴き手の心に直接届く強いメッセージ性を 持っており、演奏家、作曲家を含む録音に携わった人々全ての「平和への祈り」が伝わってきます。
NAXOS-8.554170
(1CD)
プロコフィエフ:ピーターとおおかみ
プーランク:小象ババールのお話
ブリテン:青少年のための管弦楽入門
エドナ・エヴァレッジ(ナレーター…英語)
ジョン・ランチベリー(指)
メルボルンSO

録音:1997年1月29日-2月1日
大好評を博している「子供たちのための音楽集」。今回特製スリップケースをつけての流通となります。 英語のリスニングにも最適です。


NAXOS

NAXOS-8.503294
(30CD)
NX-L01
ジェラード・シュワルツ・コレクションBOX
■CD1
R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20 TrV156
交響詩「死と変容」Op.24 TrV158
交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30 TrV176
■CD2
R・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28 TrV171
歌劇「ダナエの愛」-はじめに Op.83 Trv278
二重協奏曲 へ長調 Trv293*
クープラン(R・シュトラウス編):小オーケストラのためのディヴェルティメント Op.86 Trv245b#
■CD3
ブラームス:交響曲 第3番 へ長調 Op.90
交響曲 第4番 ホ短調 Op.98
■CD4
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 Op.68
ハンガリー舞曲 WoO1(抜粋)
 第5番:嬰ヘ短調
 第6番:変二長調
 第7番:ニ短調
 第16番:ヘ短調
ウェーベルン:Langsamer Satz 緩徐楽章*
■CD5
ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 Op.73*
メンデルスゾーン:歌劇「異国からの帰郷」Op.89-序曲*
ドヴォルザーク:管楽セレナード ニ短調 Op.44 B77
■CD6
ブラームス:セレナード 第1番 ニ長調 Op.11
ドヴォルザーク:チェコ組曲 ニ長調 Op.39 B93
■CD7
シェーンベルク:弦楽四重奏と管弦楽のための協奏曲 変ロ長調(原曲:ヘンデル)
室内交響曲 第1番 Op.9
管弦楽のための5つの小品 Op.16(F.グレイスル編)
■CD8
ブラームス(シェーンベルク編):ピアノ四重奏曲 ト短調 Op.25(管弦楽版)*
シューベルト:交響曲 第3番 ニ長調 D200
■CD9
エリオット・カーター:ミノトール
アーヴィング・ファイン(1914-1962):ノットゥルノ
ファイン:シリアス・ソング
バーバー:弦楽オーケストラのためのセレナード Op.1
カーター:エレジー
 3のためのカノン-ヴァージョン1
 3のためのカノン-ヴァージョン2
■CD10
ダイアモンド(1915-2005):弦楽オーケストラのためのラウンズ
スティーヴン・アルバート(1941-1992):山の花
ジョージ・パリー(1915-2009):セレナード 第3番
パリー:ピアノ協奏曲
ルチア・ドルゴスツェウスキ(1931-2000):Space is a Diamond
チャールズ・ウィッテンバーグ(1927-1984):ポリフォニー
シュテファン・ヴォルペ(1902-1972):トランペットのための小品
■CD11
ヴィクター・ハーバート(1859-1924):チェロとオーケストラのための組曲 Op.3
弦楽オーケストラのための3つのコンポジションズ
弦楽オーケストラのためのセレナード Op.12

サムエル・ジョーンズ(1935-):テューバと管弦楽のための協奏曲(2005)
■CD12
アンジェイ・パヌフニク(1914-1991):交響曲 第10番(1988)
秋の音楽(1962/1965改編)
英雄的序曲(1952/1969改編)
聖なる交響曲(交響曲 第3番)(1963)
■CD13
シュレーカー:室内交響曲(1916)
ヒンデミット:室内音楽 第1番 Op.24-1
ブゾーニ:クラリネットと室内オーケストラのための小協奏曲 Op.48
オネゲル:室内協奏曲
■CD14
R・シュトラウス:組曲「町人貴族」Op.60-III Trv228b
■CD15
バーンスタイン:交響曲 第3番「カディッシュ」(1963/1977改編)
ディームズ・テイラー(1885-1966):ピーター・イベットソン Op.20(抜粋)
■CD16
ビゼー(シチェドリン編):カルメン組曲(1967)
ケルビーニ:交響曲 ニ長調(1815)
■CD17
ショスタコーヴィチ:交響曲 第10番 ホ短調 Op.93
リムスキー=コルサコフ:歌劇「ムラダ」-組曲*
■CD18
A・スカルラッティ:1-4.カンタータ「テブロ川のほとりで」
セレナータ「Endimione e Cintia」-Se geloso e il mio core
ヘンデル:6.アン王女の誕生日のためのオード HWV74-永遠の光の源
オラトリオ「サムソン」HWV57-第3幕「Let the bright Seraphim in
burning row」
ランペットのための組曲
テレマン:協奏曲 ニ長調
ヘルテル:5声の協奏曲
アルビノーニ:協奏曲 ハ長調
■CD19
フレスコバルディ:5つのカンツォーネ
フォンターナ:6つのソナタ
カッツァーティ:ソナタ ニ短調-ラ・ペリカーナ
フォターナ:バレとパセ・メッツォ
マルティーニ:ソナタ ニ短調
 ロマネスカ
テレマン:エア
■CD20
ビーバー:7声のソナタ ハ長調
ペツェル:ソナチネ 第61番
 ソナチネ 第65番
ビーバー:ソナタ ハ長調
ジョヴァンニ・ガブリエリ(1557-1612):ソナタ
シャイト(1587-1654):カンツォーナ
ラートゲーバー(1682-1750):協奏曲 変ホ長調 Op.6 第15番
ペツェル:ソナチネ 第62番-アンダンテ
 ソナチネ 第66番-アレグロ
モルター(1696-1765):シンフォニー ハ長調
ビーバー:2つのコーラスのためのソナタ
ピーター・マクスウェル・デイヴィス(1934-2016):トランペットとピアノのためのソナタ
■CD21
ハーバート・クラーク(1867-1945):Stars in a Velvety Sky(G.シューラーによるコルネットと室内アンサンブル編)
ガンサー・シュラー(1925-2015):インターリュード
W.M.スミス(1890-1937):3人の王(G.シューラーによる3つのコルネットと室内アンサンブル編)
シューラー:インターリュード
エドモンド・デデ(1827-1903):メフィスト・マスク(G.シューラーによる室内アンサンブル編)
ジョージ・モリソン(1891-1974):子守歌(G.シューラーによるトロンボーンと室内アンサンブル編)
シューラー:ヴァイオリン・インターリュード
J=B.アーバン(1825-1889):ベッリーニの「ノルマ」による変奏曲(G.シューラーによるコルネットと室内アンサンブル編)
クラーク:ネプチューンの宮廷(G.シューラーによるコルネットと室内アンサンブル編)
シューラー:モジュレーション
クラーク:Side Partners(G.シューラーによるコルネット、トロンボーンと室内アンサンブル編)
 3つのエース(G.シューラーによる3つのコルネットと室内アンサンブル編)
シューラー:モジュレーショナリー・インターリュード
ジョプリン(1868-1917):Pleasant Moments(G.シューラーによるコルネットと室内アンサンブル編)
シューラー:インターリュード
クラーク:Lake of Bays(G.シューラーによるコルネットと室内アンサンブル編)
クリル(1875-1961):ジョセフィーネ(G.シューラーによるコルネットと室内アンサンブル編)
クラーク:南十字星(G.シューラーによるコルネットと室内アンサンブル編)
ヴィンセント・バッハ(1890-1976):ハンガリーのメロディ(G.シューラーによるコルネットと室内アンサンブル編)
■CD22
ジェラード・シュワルツ(1947-):(1)Above and Beyond
ルドルフとジャネット
ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
グリーンスリーヴスによる変奏曲
イン・メモリアム
ブラス・クィンテットとオーケストラのための協奏曲(ヘンデルの合奏協奏曲 へ長調 Op.6-9 HWV327:原曲)
グルーバー(1787-1863):きよしこの夜(シュワルツ編)
伝承曲:東方の三博士/ウィ・ウィッシュ・ア・メリー・クリスマス(シュワルツ編)
■CD23
バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第2番 へ長調 BWV1047
ヘンデル:合奏協奏曲 ト長調 Op.6-1 HWV319
メサイア HWV56-Rejoice Greatly
リナルド HWV7-涙の流れるままに
アレクサンダーの饗宴 HWV75-The Prince, Unable to Conceal His
Pain
バッハ(レスピーギ編):3つのコラール P167
ざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV 659
わが魂は主をあがめ BWV648
目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ BWV645
パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582(P159)
バッハ(エルガー編):幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537(Op.86)
■CD24
モーツァル:交響曲 第41番 ハ長調「ジュピター」K551
ベートーヴェン:交響曲 第8番 へ長調 Op.93
ベートーヴェン:プロメテウスの創造物 Op.43-序曲
ロッシーニ:シンフォニア ニ長調「コンヴェンテッロ」
 大序曲
■CD25
メンデルスゾーン:交響曲 第2番「讃歌」

シューマン:序曲,スケルツォと終曲 Op.52
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」-夜明け-ジークフリートのラインの旅-ジークフリートの葬送行進曲-終景
■CD26
ドヴォルザーク:交響曲 第6番
コダーイ:ガランタ舞曲
■CD27
R・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」-組曲(G.シュワルツによる管弦楽版)
歌劇「影のない女」-交響的幻想曲 Trv234a
マーラー:交響曲 第10番 嬰へ長調-第1楽章 Adagio
■CD28
ボロディン:交響曲第3番 イ短調(未完…グラズノフによる管弦楽補筆版)
リムスキー=コルサコフ:歌劇「雪娘」-組曲
ショスタコーヴィチ:交響詩「十月革命」Op.131
ストラヴィンスキー:幻想的スケルツォ Op.3
 ナイチンゲールの歌
■CD29
ハンソン(1896-1981):交響曲 第1番 ホ短調「ノルディック」Op.21
メンニン(1923-1983):コンチェルタート「モビー・ディック」
ピストン(1894-1976):管弦楽のための組曲
ホヴァネス(1911-2000):前奏曲とクアドゥルプレ、フーガ Op.128
フート(1853-1937):組曲 ホ長調 Op.63
■CD30
ダイアモンド(1915-2005):交響曲 第4番
クレストン(1906-1985):祈りと舞曲 Op.58
ウィリアム・シューマン:交響曲 第3番
グリフィス(1884-1920):白クジャク
ハービソン(1938-):ルビー(セロニアス・モンク「 Ruby, My Dear」による)
ブライト・シェン(1955-):Tibetan Swing
■CD1
セルマ・ハンティ(Vn)
ジェラード・シュワルツ(指)/ロイヤル・リヴァプールPO
録音:2006年2月9日、2005年3月9-10日、2005年5月28日

■CD2
ジェラード・シュワルツ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
ディヴィッド・スミス(Cl)*
ケネス・マンディ(Fg)*
ロサンジェルス室内O*
ニューヨーク室内O#
録音:2006年3月8-9日:2005年10月31日:1980年12月:1986年9月

■CD3
ジェラード・シュワルツ(指)/シアトルSO
録音:2007年2月、2009年1月

■CD4
ジェラード・シュワルツ(指)
シアトルSO
クィーンズランドSO*
録音:2009年9月、1996年12月、2012年2月

■CD5
ジェラード・シュワルツ(指)
シアトルSO*
アラン・フォーゲル(Ob)
テリー・ロウ(Ob)
ディヴィッド・シフリン(Cl)
ギャリー・グライ(Cl)
ケネス・マンディ(Fg)
ジョン・ステインメッツ(Fg)
デイヴィッド・リドゥルズ(コントラFg)
ロビン・グラハムズ(Hrn)
リチャード・トッド(Hrn)
エリック・エイケン(Hrn)
ダグラス・デイヴィズ(Vc)
スー・ランニー(Cb)
ロサンジェルス室内O
録音:2010年5月、1991年5月、1981年3月

■CD6
ジェラード・シュワルツ(指)ロサンジェルス室内O
録音:1983年4月、1981年1月9日

■CD7
ジェラード・シュワルツ(指)
アメリカSQ
ニューヨーク室内SO
ロサンジェルス室内O
録音:1987年3月

■CD8
ジェラード・シュワルツ(指)
イースタン音楽祭O*
ニューヨーク室内SO
録音:2011年7月16日、1987年10月12日

■CD9
ジェラード・シュワルツ(指)
ニューヨーク室内SO
ジーン・デーン(Va)
スーザン・ジョリーズ(Hp)
ロサンジェルス室内O
ジェラード・シュワルツ(Tp)
ルイス・ランガー(Tp)
スタンリー・ローゼンツヴァイク(Tp)
録音:1988年12月、1987年10月13日、1980年4月2日、1972年

■CD10
ジェラード・シュワルツ(指)
ロサンジェルス室内O
ルーシー・シェルトン(S)
ニューヨーク室内SO
リチャード・グード(P)
ミュージック・トゥデイ・アンサンブル
ジェラード・シュワルツ(Tp)
録音:1980年4月2日、1986年、1983年11月、1972年

■CD11
ジェラード・シュワルツ(指)
ダグラス・ディヴィス(Vc)
ロサンジェルス室内O
クリストファー・オルカ(Tub)
シアトルSO
録音:1984年6月6-7日、2006年10月

■CD12
ジェラード・シュワルツ(指)/シアトルSO
録音:1996年

■CD13
ジェラード・シュワルツ(指)
デイヴィッド・シフリン(Cl)
デイヴィッド・ショスタク(Fl)
アラン・フォーゲル(イングリッシュホルン)
ロサンジェルス室内O
録音:1984年5月5日、1983年4月19日、1980年12月

■CD14
ジェラード・シュワルツ(指)
アキ・ショウコ(独奏Vn)
アンドレー・エメリアノフ(独奏Vc)
ニューヨーク室内SO&cho
録音:1989年

■CD15
ジェラード・シュワルツ(指)
ウィラード・ワイト(語り)
イヴォンヌ・ケニー(S)
ロイヤル・リヴァプールPO・cho
リヴァプール・フィルハーモニック・ユースcho
リヴァプール・メトロポリタン・大聖堂cho
シアトル交響cho
アンソニー・ディーン・グリフェイ(T)
ローラン・フラニガン(S)
ロリ・サマーズ(Ms)
バリー・ジョンソン(Br)
録音:2004年5月、1999年5月

■CD16
ジェラード・シュワルツ(指)/ロサンジェルス室内O
録音:1981年、1981年3月

■CD17
ショスタコーヴィチ:交響曲 第10番 ホ短調 Op.93
リムスキー=コルサコフ:歌劇「ムラダ」-組曲*
ジェラード・シュワルツ(指)
クィーンズランドSO
シアトルSO*

録音:2012年2月、2011年3月4日*

■CD18
ジェラード・シュワルツ(Tp)
ジュディス・ビーガン(S)
ケネス・クーパー(ハープシコード)
コロンビア室内アンサンブル
ロナルド・ローズマン(Ob)
スーザン・ウェイナー(Ob)
ドナルド・マッコート(Fg)
ウィリアム・スクライブナー(Fg)
ヴァージニア・ブレーワー(Ob)
エドゥワルド・ブレーワー(ハープシコード)
録音:1974年

■CD19
ジェラード・シュワルツ(Tp)
ジュリー・フェーヴズ(Fg)
ヘレン・カッツ(ハープシコード)
レオナルド・シャロウ(Fg)
アルバート・フーラー(ハープシコード)
録音:1996年、1971年

■CD20
ジェラード・シュワルツ(トランペット&指)
アラン・ディーン(Tp)
マーク・ゴールド(Tp)
リー・ソパー(Tp)
レイモンド・メーズ(Tp)
ローランド・コーロフ(ティンパニ)
ルイス・ランガー(Tp)
レオナルド・ヒンデル(Fg)
ケネス・クーパー(ハープシコード&オルガン)
ニュートン・マンスフィールド(Vn)
オスカー・レヴィナー(Vn)
フレッド・ズロトキン(Vc)
トーマス・ライセンビー(Tp)
ラリー・ウィルソン(ティンパニ)
ジョン・ウェール(Tp)
フレッド・ズロトキン(Vc)
ウルスラ・オッペンス(P)
録音:1972年

■CD21
ジェラード・シュワルツ(コルネット)
アレン・ディーン(コルネット)
マーク・グールド(コルネット)
ジョン・スワロウ(Tb)
ガンサー・シュラー(指)
コロンビア室内アンサンブル
録音:1977年

■CD22
ジェラード・シュワルツ(指)
アメリカ海兵隊バンド
ジェイソン K.フェティング中佐(指)
レスリー・ノートン(Hrn)
キャロライン・フーブル(Vn)
メリッサ・ローズ(P)
マリア・ラリオノフ(Vn)
ミュージック・オブ・リメンブランス
ジュリアン・シュワルツ(Vc)
シアトルSO
録音:2012年3月、2016年2月21日、2016年、2007年12月、2006年5月、2006年2月、2007年12月

■CD23
イェラード・シュワルツ(指)
ジェラード・シュワルツ(Tp&指)
デヴィッド・ショスタク(Fl)
アラン・フォーゲル(Ob)
マルジョリー・クランスバーグ(Vn)
ロサンジェルス室内O
アーリーン・オージェ(S)
モストリー・モーツァルト祝祭O
シアトルSO
録音:1980年、2008年5月、1990年10月、1989年10月、1990年1月.1991年1月

■CD24
ジェラード・シュワルツ(指)
ロサンジェルス室内O、LSO
録音:1984年、1981年3月

■CD25
ジェラード・シュワルツ(指)/シアトルSO
録音:1991年4月、1989年12月、1986年3月

■CD26
ジェラード・シュワルツ(指)/シアトルSO
録音:2009年5月、1989年9月

■CD27
ジェラード・シュワルツ(指)/シアトルSO
録音:2008年6月
1991年5月
2009年6月

■CD28
ジェラード・シュワルツ(指)/シアトルSO

録音:2010年1月、2011年3月、2000年2月、1990年4月5日、1988年1月

■CD29
ジェラード・シュワルツ(指)
イースタン音楽祭O
シアトルSO
録音:1988年9月、1994年11月、1991年3月、2013年7月

■CD30
ジェラード・シュワルツ(指)/シアトルSO
録音:1989年9月、1991年3月、2005年9月、1990年5月、2006年2月、2004年9月
■ジェラード・シュワルツ(1947-)
アメリカ合衆国の指揮者、トランペット奏者。 活動の初期はトランペット奏者として、ニューヨーク・フィルハーモニック、アメリカン・ブラス・クインテットなどで活動。1966年からは指 揮も始め、数多くのアメリカ音楽を演奏してきました。 1983年にはシアトル交響楽団の設立に尽力、1985年には音楽監督に就任し、DELOSレーベルに数多くの録音を成し遂げて います。その他、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団やニューヨーク室内管弦楽団、ロサンゼルス室内管弦楽団など多く のオーケストラを指揮、いくつかのレーベルに様々な音楽を録音しています。

このBOXには、トランペット奏者として活躍していた時期から、最近の録音までがまとめられています。なかでも初期のNonesuchと DELOSへの録音は貴重。シュワルツの音楽家としての足跡を辿るとともに、アメリカ音楽の変遷を知ることのできる貴重な30枚