湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


室内楽曲・新譜速報1



※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。



Da Vinci Classics
C-00857(2CD)
ブラームス:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲 ロ長調 Op.8
ピアノ三重奏曲 ハ長調 Op.87
ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op.101
ピアノ三重奏曲 イ長調 Op.posth.
トリオ・エドネ

録音:2023年
ドイツを代表する作曲家ブラームスのピアノ三重奏曲全集。そのうちのひとつ「Op.8」は彼が20代前半に書かれた作品ですが、35年後に徹底的に改訂された作品です。またこのアルバムには1924年にドイツの音楽学者によって発見された「ピアノ三重奏曲」も収録されています。
Da Vinci Classics
C-00859(1CD)
ルイーズ・ファランク:室内楽作品集
クラリネット三重奏曲変ホ長調 Op.44
スケルツォ変ロ長調 Op.47より アレグロ
フルート三重奏曲ホ短調 Op.45
ピアノのための即興曲ロ短調
マリア・カトゥレッリ(Fl)、
リヴィア・タンショーニ(Cl)、
リヴィア・デ・ロマニス(Vc)、
ミケーレ・トッツェッテ??ィ(P)

録音:2022年12月ー2023年7月(イタリア)
17世紀半ばからロマン派の時代まで、偉大な彫刻家一族を輩出した高貴な芸術家の家系に生まれたフランスの女性作曲家、ルイーズ・ファランク。コンサート・ピアニスト、ピアノ教師(パリ国立高等音楽院初の女性ピアノ科教授)、作曲家としてのキャリアをスタートさせ、3曲の交響曲をはじめとする管弦楽作品、多くの重要な室内楽作品など、豊富な作品を残しています。本アルバムに収められた2つの三重奏曲は、木管楽器とチェロ、ピアノを組み合わせたもので、作曲者の輝かしい想像力と、ドイツ楽派の古典派および初期ロマン派の伝統に根ざした彼女の姿勢が表れています。この2作に加え、ピアノ独奏のための2つの小品をカップリング。ファランクの天賦の才を証明しています。
Da Vinci Classics
C-00849(1CD)
啓蒙時代の弦楽〜古典派のヴァイオリンとチェロの二重奏曲集
ハイドン:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ ニ長調 Hob VI:D1
モーツァルト:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 after KV423、ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 after KV424
ベートーヴェン:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 UnV8(断章)
デュオ・シノプシス〔イゴール・カンタレッリ(Vn)、グレゴリオ・ブティ(Vc)〕
ここに収められている作品はあまり演奏される機会に恵まれていません。しかしながらヴァイオリンとチェロのための二重奏曲という分野で重要な位置を占める作品です。チェロがヴァイオリンの伴奏という枠に留まらず、対等の立場で演奏される作品は、ハイドンから始まったと言えるでしょう。その後をモーツァルトが引継ぎ、恐らく本来は大規模な作品となる予定であったと思われるベートーヴェンの作品の断章まで収録しています。
Da Vinci Classics
C-00851(1CD)
ジュナン:フルートとピアノのためのオペラ・ファンタジー集
ポール・アグリコール・ジュナン:歌劇「椿姫」によるファンタジー Op.18(ヴェルディ)
お気に入りの動機による6つの進歩的ファンタジー Op.12より第4曲歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」(モーツァルト)、第5曲歌劇「チェネレントラ」(ロッシーニ)、第6曲「メロディーズ」(シューベルト)
歌劇「鳩」によるファンタジー(グノー)
歌劇「リゴレット」によるファンタジー(ヴェルディ)
エレーナ・チェッコーニ(Fl)、
アナ・イリッチ(P)

録音:2023年8月
このアルバムでは、19世紀フランスのフルート奏者であり作曲家でもあったポール・アグリコール・ジュナンの作品を収録しています。ジュナンは当時流行していたヴェルディやモーツァルトのオペラから有名なフレーズを流用しながら作品を作っており、フルートの持つ最大限の技術を活かして演奏できる様に作曲しています。
Da Vinci Classics
C-00837(1CD)
モーツァルト(ホフマイスター編):5つの新しいフルート四重奏曲
フルート四重奏曲第1番ヘ長調(オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲 K.370(K.368B)より)
フルート四重奏曲第2番ハ長調(P・ソナタ第7番ハ長調 K.309(K.284B)より)
フルート四重奏曲第3番ト長調(P・ソナタヘ長調 K.533/494より)
フルート四重奏曲第4番ニ長調(P・ソナタ第9番ニ長調 K.311(K.284C)より)
フルート四重奏曲第5番イ長調(P・ソナタ第11番イ長調 「トルコ風」 K.331(K.300I)より)
アンドレア・モガヴェーロ(Fl)、
トリオ・クォドリベット〔ヴィットーリオ・セベリア(Vn)、ヴィルジニア・ルーカ(Va)、ファビオ・ファウソーネ(Vc)〕

録音:2023年8月、イタリア
メンデルスゾーンのヴァイオリン・ソナタやバッハのガンバ・ソナタをフルート版で録音してきたアンドレア・モガヴェーロと、ゴルトベルク変奏曲をブルーノ・ジュランナの編曲による弦楽三重奏版で録音したトリオ・クォドリベットがコラボレーション。モーツァルトのオリジナルの4つのフルート四重奏曲ではなく、モーツァルトの友人であり、モーツァルトの作品の出版者の一人、そして彼自身も作曲家であったフランツ・アントン・ホフマイスターがアレンジした5つのフルート四重奏曲(フルートと弦楽三重奏のための四重奏曲)をレコーディング! オーボエ四重奏曲とモーツァルトの人気ピアノ・ソナタ(『トルコ行進曲付き』のK.311を含む)を、フルート作品の作曲家として特に高く評価されていたホフマイスターの華麗な編曲でお届けします。
Da Vinci Classics
C-00838(1CD)
フルートとハープのための20世紀フランス音楽の旅
ジャン・ミシェル・ダマーズ(1928-2013):フルートとハープのためのソナタ第1番
ジュール・ムーケ(1867-1946):フルートとハープのためのギリシャ風ディヴェルティスマン Op.23
ダマーズ:フルートとハープのための5拍子のパヴァーヌ
ジャン・クラ
(1879-1932):フルートとハープのための二重奏の組曲
デジレー・デル・サント(Fl)、
アリーチェ・ベラルディーニ・ピーニ(Hp)

音:2023年6月、イタリア
19世紀末から20世紀前半のフランスの音楽製作は、洗練されたメロディーと珍しい音色の組み合わせを好むことが特徴です。ドビュッシーやラヴェルなどの作曲家の影響は深く後半にに及んでいますが、サティが提唱した「家具の音楽」の希薄な雰囲気やリズムの流動性に見られる前衛的な実験も、世紀末フランスのサウンド風景の紛れもない要素でした。この文脈において、フルートとハープのデュオは重要な主導的役割を果たしており、この音色の混合は19世紀初頭には既にモーツァルト以降のドイツの作曲家の間で人気がありましたが、その最高の立役者は19世紀後半のフランスの作曲家たちでした。このアルバムでは、アルフレッド・コルトーとマルセル・デュプレの弟子、ジャン・ミシェル・ダマーズの重要なソナタやテオドール・デュボワの弟子ジュール・ムーケのディヴェルティスマン、19世紀から20世紀にかけて生きた多様な人物、ジャン・クラの二重組曲を収録しています。
Da Vinci Classics
C-00842(1CD)
ショスタコーヴィチ:ヴィオラのための作品全
ショスタコーヴィチ(ヴァディム・ボリソフスキー編/ヴィオラとピアノのための):映画「馬あぶ」より4つの小品
ショスタコーヴィチ
:ヴィオラ・ソナタ Op.147、ヴィオラとピアノのための即興曲 Op.33
ジューリア・パンキエーリ(Va)、
マッテオ、ボガッツィ(P)

録音:2023年6月(チーゴレ、イタリア)
このディスク1枚にすべてが収まってしまうほどショスタコーヴィチはヴィオラのための作品をあまり多く遺しませんでしたが、死のわずか数週間前に書いた最後の作品であるヴィオラ・ソナタはその内容は非常に高く評価されています。また「ヴィオラとピアノのための即興曲 Op.33」は友人へ宛てて書いた手紙の中から2017年にモスクワで発見されたばかりの作品で、ショスタコーヴィチのヴィオラ・レパートリーに貴重な作品が一つ加わりました。


Paladino Music
PMR-0130(1CD)
ブラームス:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38、
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.
マルティン・ルンメル(Vc)、
シュテファン・シュトロイスニヒ(P)

録音:2023年4月4日-5日(オーストリア)
バッハの組曲、ベートーヴェンのソナタとともに、ブラームスのソナタがチェロにおける旧約聖書の三位一体を形成していると考えるマルティン・ルンメルが、シュテファン・シュトロイスニヒとの協同作業を通じて培ってきた独自の洞察を確固たるものにし、満を持してブラームスのソナタをレコーディング。ルンメル50歳の誕生日にリリースする記念碑的な1枚です。

KAIROS
0022036KAI(1CD)
ラファウ・ザパワ:フューティリティ
ラファウ・ザパワ(b.1975):No Meaning Detected(Vnとエレクトロニクスのための)(2018)
Introverts’ Collective(アンサンブル、エレクトロニクスとモバイル・コントローラーのための)(2021)
Judge Me Again(フルートとライヴ・エレクトロニクスのための)(2018)
Futility(アンサンブル、エレクトロニクスとモバイル・コントローラーのための)(2020)
Scrolling to Zero(キーボードとエレクトロニクスのための)(2018)
ハッシュタグ・アンサンブル、
カミル・スタニチェク(Vn)、
アニア・カルポヴィチ(フルート、アルト・フルート)、
ヴォイチェフ・ブワジェイチク(ライヴ・エレクトロニクス)

録音:2023年10月21日-30日(ワルシャワ)
ポーランドの作曲家、サウンドアーティスト、即興演奏家であるラファウ・ザパワのアルバム「フューティリティ」は、コンサート体験を再考し、音楽とテクノロジーを融合させることによって、演奏者と観客の従来の力関係に挑戦するという挑発的なコンセプトでまとめられています。ライヴ・エレクトロニクスなどを駆使し、芸術におけるテクノロジーとインタラクションの役割について新たな視点を提供します。

KAIROS
0022040KAI(1CD)
川俊夫:明暗〜サクソフォン作品集
独奏ソプラノ・サクソフォンのための「3つのエッセイ」(2016/2019)
笙とサクソフォン(ソプラノとテナー)のための「明暗」(2020/2021)
ソプラノとアルト・サクソフォンのための「3つの愛のうた」(2006)
ソプラノ・サクソフォンとハープのための「弧のうた」(1999/2015)
テナー・サクソフォン、ピアノ、打楽器のための「ヴァーティカル・タイム・スタディ」 II (1993/1994)
大石将紀(ソプラノ/テナー/アルト・サクソフォン)、
宮田まゆみ(笙)、イルゼ・エーレンス(S)、
吉野直子(Hp)、大宅さおり(P)、
葛西友子(パーカッション)

録音:2021年9月10日、2022年9月8日&2023年9月8日、武生国際音楽祭(越前市文化センター)
ドイツで尹伊桑、ブライアン・ファーニホウとクラウス・フーバーに作曲法を師事し、日本の伝統的な文化や音楽、それらの美的・精神的基盤に基づいた作品を生み、新作発表の度に大きな話題を呼ぶ現代の日本を代表する作曲家、細川俊夫(b.1955)。これまでもKairosレーベルから様々な作品集がリリースされてきた細川俊夫によるサクソフォンのための作品集を、ソリストや東京現音計画のメンバーなどとして幅広く活躍し、細川俊夫が「最も信頼し、尊敬する音楽家」と語るサクソフォニスト、大石将紀がレコーディングしました。宮田まゆみ、イルゼ・エーレンス、吉野直子、大宅さおり、葛西友子という共演メンバーの充実ぶりにも注目。細川俊夫自身による日本語解説付きです。
 大石将紀は、私が最も信頼し、尊敬する音楽家です。完璧なテクニックを持ち、驚くほど豊かな音楽性に恵まれたこの音楽家は、フランスの古典音楽から現代の最先端の音楽に至るまで、スコアを知的に精密に読み取り、どんな微妙なニュアンスも逃すことなく、その音楽の本質を捉え、繊細に優雅に、そして力強く演奏していく。サクソフォンという楽器は、大石将紀の存在によって新しい「いのち」を与えられています。(細川俊夫)

DUX
DUX-2014(1CD)
タンスマン・トリオ・プレイズ・タンスマン
弦楽三重奏曲第2番(1946)
セレナード第2番(Vn、ヴィオラとチェロのための)(1937)
組曲「ディヴェルティスマン」(Vn、ヴィオラ、チェロとピアノのための)(1929)*
タンスマン・トリオ、トマシュ・リッテル(P)*

録音:2023年9月25日-26日
タンスマン・トリオは、ポーランドの著名な若い奏者によって結成されました。その目的はポーランド出身で20世紀を代表する作曲家アレクサンデル・タンスマンの知られざる作品を広めることにあります。タンスマンはそのキャリアを築くために主にフランスで活動することになりましたが、その作品にはポーランド音楽の影響も見られます。今回のアルバムは比較的小さな規模の作品が選ばれていますが、ゲスト奏者としてトマシュ・リッテルが参加しています。リッテルは、2018年9月に記念すべき第1回が開催されピアノ・ファン、古楽ファンなどの間で話題となったショパン国際ピリオド楽器コンクールで見事優勝を飾ったポーランドの新星です。タンスマン・トリオとトマシュ・リッテルというポーランド期待の若手演奏家たちの妙技をお楽しみください。

Prima Classic
PRIMA-015(1CD)
おとぎ話
パウル・ユオン(1872-1940):おとぎ話 Op.8(Vcとピアノのための)、
 チェロ・ソナタ Op.54(1912)
ヤーニス・チェピーティス(1908-1989):チェロとピアノのための組曲(1959)「おとぎ話「悪魔の生涯」からの3つのエピソード」、
 セレナーデ ニ長調(1939)、スケルツォ(1964)、
 ロマンス イ長調(1965)、
 チェロとハープのためのソナタ(Vcとピアノ版)(1974)
デュオ・アルニカンズ

録音:2021年4月
スイスを拠点に活動するドイツとラトビアの夫婦デュオ「デュオ・アルニカンズ」が贈る、世界初録音を含む「おとぎ話」にまつわる作品集。ブラームスの「ハンガリー舞曲集」の編曲者のひとりとしても知られるパウル・ユオンは、スイス系ロシア人の作曲家でドイツで活躍しました。アレンスキーやタネーエフに師事しました。ヤーニス・チェピーティスはラトビアの作曲家でピアニストでもありました。彼はラトビアの民話の悪魔を題材にし、「チェロとピアノのための組曲」を完成させています。

Prima Facie
PFCD-204(1CD)
通過
ジャイルズ・イースターブルック(1949-2021):Aubade for St. Francis
悲しいけれど真実/25の変奏曲/通過
アウト・オブ・ザ・パープル
クラリネット三重奏曲「Aus dem ersten Grun」
ロジャー・モンゴメリー(Hrn)、
キャロライン・ボールディング(Vn)、
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(P)、
サラ・レオナード(S)、イアン・ミッチェル(Cl)、
ヒュー・ワトキンス(P)、他
Prima Facieレーベルの創設者の一人でもある作曲家&作家ジャイルズ・イースターブルックの追悼記念アルバム。彼はあらゆるジャンルで活躍し、音楽だけでなく演劇の分野でもその能力を発揮し、ライターや作曲コンクールの審査員を務めるなど多才な人物でした。



2007年9月に完成した中国、北京の中心に位置する中国国家大劇院(NCPA/National Centre for the Performing Arts)の自主レーベル「NCPA Classics」の取り扱いを開始します。


NCPA Classics
N-817401721(1CD)
特殊価格
創造の音色〜シェン・テンイ
プーランク:クラリネット・ソナタ Op.18
ウェーバー:協奏的大二重奏曲 Op.48
ウィドール:序奏とロンド Op.72
サン=サーンス
:クラリネット・ソナタ変ホ長調 Op.167
シューマン:幻想小曲集 Op.73
シェン・テンイ(Cl)、
アン・ティアンス(P)

録音:2023年8月2日-3日、中国国家大劇院レコーディング・スタジオ(北京、中国)
祖父ワン・ジージェンから教えを受けてクラリネットを始め、フィラデルフィアのカーティス音楽院ではリカルド・モラゲスのクラスで研鑽を積んだ中国のクラリネッティスト、シェン・テンイ(トニー・シェン)。
17歳でズービン・メータ指揮イスラエル・フィルの中国ツアーに招かれたことによりブレイクを果たし、アメリカのニュー・ヘヴンSOの客演副首席奏者に抜擢。愛用するドイツのユーベル社のクラリネットとともに活躍を続けています。
プーランクやサン=サーンスなどクラリネット・ソナタを中心として名作5曲を同じく中国のピアニスト、アン・ティアンスとのデュオで演奏。
その精妙な演奏、時には黄金色、時には翡翠のようなカラーをまとった音色によって、聴き手は魅惑的な世界を体験することになるでしょう。
NCPA Classics
N-817401431(1CD)
特殊価格
アンバーSQ〜モーツァルト&チャン・チャオ
モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調 K.465「不協和音」
チャン・チャオ:トーテム
アンバーSQ

録音:2016年1月、2017年7月、中国国家大劇院音楽庁(北京、中国)
中国の中央音楽学院に在籍していた弦楽器奏者4人が意気投合して2005年に設立。「琥珀」をアンサンブル名に関するアンバーSQは、2013年にメルボルンで開催されたアジア大西洋音楽コンクールで大賞、弦楽器部門賞、新作優秀演奏賞(1930年以降の作品)を受賞するなど目覚ましい成果を次々と上げました
また、アルバン・ベルク四重奏団から直接指導を受けた中国における唯一のSQであり、2022年からはドイツの楽譜出版社「ヘンレ社」の中国アンバサダーに就任しています。

Hunnia Records
HRCD-2311(2CD)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集“ジプシー風に”
【CD1】 ステージ上で会話をする演奏家 Part.1
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
ステージ上で会話をする演奏家 Part.2
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
【CD2】 ステージ上で会話をする演奏家 Part.3
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番、スケルツォ ハ短調(F.A.E.ソナタ より)
ブラームス(ヤーノシュ・バラージュ編):ハンガリー舞曲第1番、
 ハンガリー舞曲第5番
バルナバーシュ・ケレメン(Vn)、
ヤーノシュ・バラージュ(P)

録音(ライヴ):2023年4月28日、コダーイ・センター(ペーチ、ハンガリー)
ブダペストに150の、ウィーンには600〜700のピアノ工房があり、ブルジョワジーの家ではどこでも小さなサロンが開かれていた19世紀の世界にタイムスリップしたかのような空間をコンセプトとした、バルナバーシュ・ケレメン&ヤーノシュ・バラージュによるコンサートのライヴ録音。演奏の間に2人の会話を挟むなどの演出が施され、リスナーを19世紀のハウスコンサートへと誘います。伴奏を務めるヤーノシュ・バラージュのアレンジによるハンガリー舞曲2曲も収録。

LAWO Classics
LWC-1280(1CD)
彼女は男のように作曲する〜女性作曲家たちによる金管アンサンブルのための作品
グラジナ・バツェヴィチ(ヤーレ・ストールロッケン(b.1977) 編):オベレック第1番
リリ・ブーランジェ(ストールロッケン編):2つの小品〔T. 夜想曲、U.行列〕
フローレンス・ビアトリス・プライス(1887-1953)(ストールロッケン編):崇拝
ファニー・メンデルスゾーン(1805-1847)(ストールロッケン編):白鳥の歌 Op.1
シャミナード(1857-1944)(ストールロッケン編):ロンドー Op.97
バツェヴィチ(ストールロッケン編):マズルカ舞曲
サリー・ビーミッシュ(b.1956)(ストールロッケン編):静かな夜に
アガーテ・バッケル・グロンダール(1847-1907)(ストールロッケン編):3つの小品 Op.15〔T. セレナード、U. 舞踏会で、V. ユモレスク〕
マリア・テレジア・フォン・パラディス(1759-1824)(ロジャー・ハーヴィ編):シチリアーナ
ルース・クロフォード=シーガー(1901-1953)(ストールロッケン編):リソルティ・ロソルティ
ジョイ・ウェッブ(セバステャン・ハウコース編):シェア・マイ・ヨーク
エセル・スマイス(1858-1944)(ストールロッケン編):プリズン第2番
クララ・シューマン(ストールロッケン編):3つの混声合唱曲より〔T. ヴェネツィアの夜の祝祭、U. 前へ〕
メル・ボニス(メラニー・ボニス)(1858-1937)(ストールロッケン編):いたずら Op.126- 第13曲 小さな子が眠りにつく
ティーネ・ティング・ヘルセット(Tp)
テン・ティン・ブラス・アンサンブル〔ティーネ・ティング・ヘルセット(トランペット、リーダー)、マーレン・インゲボルグ・チェーンスリ(Tp)、イングリ・エリーアセン(Tp)、エリン・ホルメン・クルヴェルード(フリューゲルホルン)、レーナ・ヴィーク(Hrn)、ハイディ・ソーレム(テューバ)、アストリ・カロリーネ・エラン(バス・トロンボーン)、マリーエ・ノクレビュー・ハンセン(Tb)、インゲビョルグ・クロウホルト(Tb)、トーネ・クリスティン・リーウン・ロスラン(Tb)〕

録音:2023年8月7日-10日、カムペン教会(オスロ、ノルウェー)
"歌うトランぺッター"として高い評価と人気を誇るノルウェー出身の若き名女流、ティーネ・ティング・ヘルセット。ノルウェーの高品質レーベル「ラウォ(LAWO)」 第3弾は、自らがリーダーを務める女性金管アンサンブル「テン・ティン」と共に奏でる女性作曲家をフィーチャーした作品集。
クラシック・ソリスト、アンサンブル・リーダー、ジャズ・ミュージシャンとして多彩に活躍するヘルセットは、国内外のメジャー・オーケストラとの共演や、数々の音楽祭に出演。2007年、クラシック・アーティストとしては初となるノルウェー・グラミー賞(スペルマン賞)で「ニューカマー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2013年「エコー・クラシック賞」の「ニューカマー・オブ・ザ・イヤー」、2009年ボルレッティ=ブイトーニ・トラスト・フェロウシップ、2006年ユーロヴィジョン・ヤング・ミュージシャン・コンペティション第2位など、数々の賞を受賞。2007年オスロでのノーベル賞において、ガラ・コンサートのオープニングを務め、世界中にその演奏がTV放送され一躍注目の的となりました。
2007年にヘルセットが結成した10人の女性金管アンサンブル「テン・ティン」は、メンバーの母国ノルウェー全土での演奏活動を皮切りに、2011年のノルウェー・グラミー賞のオープニングでの演奏や、ロンドンのカドガン・ホールで開催されたBBCプロムスに出演して大成功を収め、国際舞台で高い評価を得ています。モーツァルトからヴァイル、グリーグ、バーンスタイン、そしてリュリからバルトークに至るまで、多様なレパートリーを誇り、ノルウェーのギタリスト兼編曲家のヤーレ・ストールロッケンと緊密に協力し、異なる楽器編成の作品も多く取り上げています。
アルバムのタイトルは、エセル・スマイスを評した「崇敬の念を込めた」言葉からインスピレーションを得ており、本アルバムでは、13人の女性作曲家をフィーチャーし、金管アンサンブル用にアレンジされた作品を取り上げています。

CPO
CPO-555397(2CD)
NX-D07
アントン・ライヒャ(1770-1836):室内楽作品集
グランド・カルテット・コンチェルタント 変ホ長調 Op.104- ピアノ、フルート、ファゴットとチェロのために
三重奏曲 ト長調 - フルート、ヴァイオリンとチェロのために
グランド・トリオ・コンチェルタント イ長調 Op.101No.6- ヴァイオリン、チェロとピアノのために
五重奏曲第2番変ホ長調- フルート、クラリネット、ホルン、ファゴットとヴィオラのために
アルベルト・シュヴァイツァー・アンサンブル
キヴェリ・デルケン(P)
アンジェラ・ファーキンス(Fl)
マルティン・シュパンゲンベルク(Cl)
ティルマン・ヘフス(Hrn)
エッカルト・ヒュープナー(Fg)
フローリアン・ドンダラー(Vn/ヴィオラ)
ターニャ・テツラフ(Vc)

録音:2022年4月16-18日
チェコで生まれ、ドイツとフランスで活躍した作曲家アントン・ライヒャ(アントワーヌ・ライシャ/アントニーン・レイハとも)。ベートーヴェンより10か月早く生まれ、ボ ンで過ごした際には親交を持ったことでも知られています。1808年からパリに移り、やがてパリ音楽院の作曲科の教授に就任。フランツ・リスト、エクトル・ベ ルリオーズ、シャルル・グノー、セザール・フランクら優秀な弟子を育てあげました。古典派様式の室内楽曲に優れた作品を残しましたが、同時代の作曲家た ちに比べると、かなり先進的なアイデアを取り入れたことや、自身の作品の出版をそれほど望まなかったためか、死後は一部の作品以外ほとんど忘れられてし まい、現在では管楽器のための作品の一部が愛好されるに留まっています。 この2枚組にはさまざまな編成による4曲の室内楽曲を収録。15歳からケルン選帝侯宮廷楽団のフルート奏者を務めていた彼だけに、フルートの扱いに長 けており、アルバム中の3曲のフルートを用いた作品はとりわけ聴きごたえがあります。 今作ではクリスティアン・テツラフとの来日公演で目覚ましい演奏を聞かせたキヴェリ・デルケン(デュルケン)や、 チェリストのターニャ・テツラフらを交え、ダイナミッ クな音楽を作り上げています。

SOMM
SOMMCD-0685(1CD)
NX-B07
ラファエル前派時代のチェロ作品集
イヴァン・クノル(1853-1916):K. クリムシュによる主題と変奏曲 Op.88(1888)*
フーゴ・ベッカー(1863-1941):愛の生活 Op.7(1894)*〜第5番Frage/第6番Antwort
15世紀のフランスの歌 - L’Amour de moy(R. クィルター編)(1917頃)*
リュリ:歌劇「アマディス」第2幕 - Bois epais(R. クィルター編)*
ロジャー・クィルター(1877-1953):ジュリアへ Op.8〜 第3番To Daisies ヒナギクに/6. 第5番Julia’s Hair ジュリアの髪*
 組曲「虹の終わる場所に」 - Slumber Song(1911/12編)
 ウィリアム・ブレイクの3つの歌 Op.20-第1番 Dream Valley 夢の谷(1917編)*
シリル・スコット(1879-1970):ヴェスペラーレ OP.40No.2(1904)(B. ハンブルク編)*
 子守歌 Op.57No.2(1908)(C.W.エヴァンス編)
 Pierrot amoureux(1912)*
 :Pastoral and Reel パストラールとリール(1926)
 Ballade バラード(1934)
グレインジャー
:青春の歓喜(1901)
 ヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」による変奏曲(1911)*
 サセックスの役者が歌うクリスマス・キャロル(1905)*
エイドリアン・ブラッドバリー(Vc)
アンドルー・ウェスト(P)

録音:2023年7月15,16日
*…世界初録音
19世紀イギリスで興った芸術運動「ラファエル前派」の時代に生まれ、20世紀前半に活躍した英国のチェリスト、ベアトリス・ハリスン (1892-1965)と彼女 を取り巻く作曲家たちへのオマージュ・アルバム。ディーリアス、エルガー作品を得意としたハリスンは、1924年5月19日、自宅の庭でナイチンゲールの歌と合 わせた演奏がBBCラジオによってライヴ放送され100万人以上のリスナーを魅了したことで広く知られるようになりました。その放送100年を記念して製作さ れたこのアルバムでは、ハリスンが学んだフーゴ・ベッカーの作品と、フランクフルトの教師イヴァン・クノルの作品、そしてクノルの元で学んだ"The Frankfurt Gang"と呼ばれる作曲家たちの作品を紹介しています。アルバムには世界初録音の10曲が含まれており、その中にはハリスンのお気に入りだったクィルター 編曲の「L'Amour de moy」など未出版作品や、彼女のアーカイヴに残されていた未発見の作品も含まれるほか、ハリスン生誕100年記念の演奏会で、 ジュリアン・ロイド・ウェバーが披露したスコットの「Pastoral and Reel」もされています。イングリッシュ・ナショナル・オペラ、ロンドン・シンフォニエッタ、ロンドン交 響楽団、ロイヤルPOなどと共演経験のあるチェリスト、エイドリアン・ブラッドバリーの演奏で。

La Dolce Volta
LDV-96(1CD)
NX-C04
ベルク、ブラームス、プーランク、シューマン: クラリネットとピアノのための作品集
プーランク:クラリネット・ソナタ FP184
シューマン:幻想小曲集 Op.73
 3つのロマンス Op.94
ブラームス:クラリネット・ソナタ 第2番変ホ長調 Op.120-2
ベルク:4つの小品 Op.5
ミシェル・ポルタル(Cl)
ミシェル・ダルベルト(P)

録音:2021年3月2-5日 シテ・ミュジカル=メス大ホール
※日本語解説付
クラシックとジャズ両分野で活躍するクラリネットの巨匠ミシェル・ポルタルと、ペルルミュテールの元で研鑽を積み様々なコンクールでの優勝歴 を誇る名手ミシェル・ダルベルト。その初共演は1977年にリリースされたダルベルトのデビュー・アルバムに遡るという、古い付き合いの二人に よるロマン派のクラリネット作品集。プーランク最晩年のソナタはベニー・グッドマンとレナード・バーンスタインによって初演されたもので、ポルタル とはジャズを通じて近い関連があるように思われますが、プーランク本人から演奏の助言を直接受けたというポルタルの表現は決してジャズ風 にはならず、グッドマンらとは大きく異なるものとなりました。続くシューマンとブラームス、そして彼らがあくまでドイツ・ロマン派の延長上にあると 位置付けるベルクにおいても、深い歌心で豊饒な音楽を聴かせています。クラリネット・ファンのみならず、全ての音楽ファンに広くお勧めした い、たいへん温かいアルバムです。
La Dolce Volta
LDV-1323(2CD)
NX-E05
ブラームス:ピアノ三重奏曲 全集
ピアノ三重奏曲 第1番ロ長調 Op.8(改訂版)
ピアノ三重奏曲 第2番ハ長調 Op.87
ピアノ三重奏曲 第3番ハ短調 Op.101
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.40(ホルン三重奏曲のブラームスによる編)
子守歌 Op.49-4(マチュー・ヘルツォーク編曲ピアノ三重奏版)
トリオ・ソーラ【ポリーヌ・シュネ(P、ファニー・フェオドロフ(Vn)、アンジェル・レガサ(Vc)】

録音:2023年5月20-23日、6月25-28日 MC2 オーディトリアム、グルノーブル
※日本語解説付
2015年、パリ音楽院出身の女性3人によって結成されたトリオ・ソーラ。名前の由来はネイティヴ・アメリカンの言葉「飛翔して歌う鳥」から取 られており、日本語の「空」、フランス語の「soeurs(姉妹)」の音も意識されているようです。オリジナル・メンバーのポリーヌ・シュネとアンジェ ル・レガサ、2022年から新加入したファニー・フェオドロフによる初めてのアルバム。2020年に発表された前作もベートーヴェンのピアノ三重奏 曲全集(Naive)という彼女たちですが、La Dolce Voltaからの初めてのアルバムも、いきなりブラームスの全集という意欲的なものとなりまし た。練習に多くの時間を費やすという彼女たちは、作品の構造に注意を払いながらフレージングやアーティキュレーションとその意味を徹底的 に追求、月並みな解釈に陥ることなく、作品に深く切り込んでいきます。その演奏はたいへんダイナミックでいながら細部の歌いぶりも美しく、 なおかつ曲全体を見通したしなやかさを併せ持ったもの。ホルンの代わりにチェロを用いるホルン三重奏曲、そしてしっとりとした「子守歌」の併 録も嬉しいところです。

MDG
MDG-10223162(1CD)
木管五重奏曲集
フランセ:木管五重奏曲
ヒンデミット:5つの木管楽器のための小室内音楽 Op.24-2
イベール:3つの小品
タファネル:木管五重奏曲 ト短調*
シランクス五重奏団【イングリット・ザレフスキー(Fl) ディーター・ザレフスキー(Ob) ヴォルフガング・マイヤー(Cl)
カール・テオ・モルベルク(Hrn) ライナー・ショットシュテット(Fg)】

録音:1978年3月(AAD),1981年3月(DDD)*、カールスルーエ教会、ルートヴィヒスブルク
伝説の管楽器五重奏団、シランクス五重奏団による木管五重奏曲集。1971年に結成され、メンバー全員が当時の西ドイツの若い音楽家のためコンクール "Jugend musiziert"の入賞者という実力者揃いの団体。1975年にはミュンヘン国際音楽コンクールの室内楽部門で優勝を果たしています。メンバーはそれぞ れソリストとして、またオーケストラの団員として活躍していました。中でもファゴットのライナー・ショットシュテット(1951-2016)は、ケルン・ギュルツェニッ ヒOの首席奏者として、そしてクラリネットのヴォルフガング・マイヤー(1954-2019)は、妹のザビーネとともに数々の室内楽録音に参加、またピリオド 楽器も演奏しアーノンクールと共演、後年はカールスルーエ音楽大学の教授、学長を務めていました。 1948年にフランス国立Oの管楽器奏者のために作曲されたフランセの「木管五重奏曲」は、各奏者のテクニックを存分に発揮することのできる技巧的で 完成された様式美を持つ作品。そして色彩感豊かで洒脱な雰囲気を漂わせるイベールの「3つの小品」。一方、近代フルート奏法の確立者の一人であり、20世紀 の管楽器室内楽の発展に貢献したポール・タファネルの「木管五重奏曲」は、自身もフルート奏者であったことからフルートが活躍する場面は多く、技巧的にも難 易度が高い作品です。またフランセやイベールの軽妙さはなく、後期ロマン派のスケールの大きさを感じる作品です。そして20世紀を代表するドイツの作曲家ヒン デミット。多種多様な楽器編成の作品を残していますが、作品24の小室内楽も第1番は管楽器・打楽器にピアノ、アコーディオンというユニークな編成、そしてこ こに収録されている第2番は木管五重奏で書かれています。各楽器の特徴を捉えた躍動感溢れる作品です。 ジャケット写真はパブロ・ピカソの「パン」(1948)。 (Ki)

CONTINUO Classics
CC777-755(1CD)
クリストフ・ジョヴァニネッティ:ヴァイオリンのための6つの作品集
(1)ヨハン-ゼバスティアン〜2つのヴァイオリンのための
(2)アントニオ〜4つのヴァイオリンのための
(3)無伴奏ヴァイオリンのための作品〜独奏ヴァイオリンのための
(4)ニューヨーカー・デュオ〜2つのヴァイオリンのための
(5)ニコロ〜独奏ヴァイオリンのための
(6)アントン〜3つのヴァイオリンのための
(1)-(6)クリストフ・ジョヴァニネッティ(Vn)
(2)(6)デボラ・ネムタヌ(Vn)
(2)(6)サラ・ネムタヌ(Vn)
(1)(2)(4)イーピン・リー(Vn)セッション

録音:2023年6月サン=ルー=ラ=フォレ(フランス)
イザイSQ、エリゼSQの創設者で数多くの録音でも高い評価を集めるフランスのクリストフ・ジョヴァニネッティ。当アルバムは初披露の自作 自演集です!ジョヴァニネッティがここ10年間に作曲したヴァイオリンのための独奏、二重奏、三重奏、四重奏のための6つの作品を収録。共演はサラ・ネムタヌ、 デボラ・ネムタヌ、イーピン・リーという豪華メンバーです。
全体を通じ、マックス・リヒターを思わせるミニマルミュージックの影響を感じさせる作品でヴィヴァルディ(アントニオ)、バッハ(ヨハン-ゼバスティアン)、パガ ニーニ(ニコロ)、ブルックナー(アントン)の作品から旋律を用い、その旋律が変容してきます。驚くほど自然に流れていくジョヴァニネッティの自信作です! (Ki)

Hanssler
HC-23080(1CD)
シューベルト:『しぼめる花』による序奏と変奏曲 D.802(ショットシュテット編)
「おやすみ」〜歌曲集『冬の旅』Op.89D.911より(ピゲ=ルイネ編)
「セレナーデ」〜歌曲集『白鳥の歌』D.957より(ピゲ=ルイネ編)
アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821(ベッセノフ編)
クシシュトフ・カチ カ(フルート)
トロポリタン歌劇場Oのメンバー【エイミー・カウフマン(Vn1)、サラ・ヴォンサッテル(Vn2)、シュムエ ル・カッツ(Va)、ジェリー・グロスマン( チェロ)、レックス・シュラニ(Cb)】

録音:2021年6月16&17日/カウフマン・ミュージック・センター内マーキン・ホール、ニューヨーク
ポーランド出身のフルートの名手クシシュトフ・カチカがオール・シューベルト・プログラムに挑みました!
カチカは2009年から2012年まで広州SOの首席フルート奏者を務めたのち、現在はソリストとして活動の幅を広げており、これまでにラン・ラン、ヨー ヨ・マ、五嶋みどり、サラ・チャンといった世界的アーティストとの共演を果たしております。ヘンスラー・レーベルからライネッケとペンデレツキの協奏曲(HC-23013)、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(フルート版)(HC-21034)、バッハのヴァイオリンとフルートのための協奏曲集(HC-21020)、母国 ポーランドの作曲家「ヴォシの作品集」(HC-20001)、「ルーマニアのフルート音楽」(HC-21060)など、積極的なリリースが続いております。
『しぼめる花』による序奏と変奏曲は、ライナー・ショットシュテット編のフルートと弦楽五重奏版で演奏。シューベルトの叙情性と深い表現が実に魅力的です。傑 作アルペジョーネ・ソナタも華麗に演奏。フルートの音色で華やぐシューベルトの世界をご堪能いただけます。 (Ki)
Hanssler
HC-23077(1CD)
ジョン.D.ゴッチュ(1950-):アメリカの室内楽作品集
(1)「創立者」〜ピアノ三重奏のための(2023)
(2)3つの即興曲〜チェロとピアノのための(2022)
(3)「ローザンヌの風景」〜ファゴット四重奏のための(2020)
(4)バガテル〜ヴァイオリンとピアノのための(2023)
(5)メリーランド・ハント〜ピアノ五重奏のための(2018)
ピアノ三重奏団「創立者」【(1)(4)(5)カテリーナ・チャツィニコラウ(Vn)、(1)(2)(5)ロジェ・モレリョ・ロス(Vc)、(1)(2)(4)(5)トビアス・ハウンホルスト(P)】
(5)ダナ・ボステド(Vn)
(5)オディッセアス・ラヴァリス(Va)
(3)ザ・リッペ・ファゴット四重奏団

録音:(2)(4)2022年10月2&3日、(1)(3)(5)2023年5月4〜6日/ヴッパータール
現代アメリカの作曲家ジョン.D.ゴッチュが主にコロナ禍に書き上げた室内楽作品の世界初録音アルバム。1950年、ニューオーリンズ生まれのゴッチュはフロリ ダで少年時代を過ごし、湖水にはワニが、森や沼地にはガラガラヘビが生息する地で育ちました。やがてメキシコ湾や大西洋に注ぐフロリダに流れる様々な川を旅 し常に自然と関わってきました。彼の音楽は人生そのもの。自然の雄大さ、厳しさ、美しさが作品にあらわれています。
ピアノ三重奏曲「創立者」は、バークレー・プレパラトリー・スクールの新しいチャペルの聖別式のために書かれた新作委嘱。同校の創立者であるエドガー・T・ マクレアリー校長、ラルフ・アイ博士、コリン・ベイカー博士に敬意を表しその名がつけられました。その名をとり、ヴァイオリンのカテリーナ・チャツィニコラウ、チェ ロのロジェ・モレリョ・ロス、ピアノのトビアス・ハウンホルストがピアノ三重奏団としてデビューしました。ゴッチュの室内楽をご堪能ください。 (Ki)

BIS
BISSA-2727(1SACD)
ブラームス:弦楽五重奏曲第1番ヘ長調 Op.88
弦楽五重奏曲第2番ト長調 Op.111
グリンゴルツ・クヮルテット【 イリア・グリンゴルツ(Vn)、アナヒット・クルティキャン(Vn)、シルヴィア・シモネスク(Va)、クラウディウス・ヘルマン(Vc)】
リッリ・マイヤラ(Va)

録音:2023年6月5?9日/福音主義改革派教会、マルターレン(スイス)
グリンゴルツ・クヮルテットがヴィオラのリッリ・マイヤラを迎えてブラームスの弦楽五重奏曲を録音しました!
イリア・グリンゴルツは弱冠16歳のときにパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝し、パガニーニの協奏曲第1番でCDデビュー(BIS-999)。以後バロッ クから新作委嘱まで、非常に幅広いレパートリーを演奏・録音しております。ソロだけでなく室内楽にも力を入れており、グリンゴルツ・クヮルテットとしても活動。 BISレーベルからグラズノフとタネーエフの弦楽五重奏曲(BIS SA-2177)、シェーンベルクの弦楽四重奏曲第1番&第3番(BIS SA-2567)、同第2番&第4番(BIS SA-2267)、そしてMETA4との共演でメンデルスゾーンとエネスコの八重奏曲(KKC-6324 / BIS SA-2447)の録音をリリースしております。
1882年に作曲、同年フランクフルトで初演されたブラームスの弦楽五重奏曲第1番は、全体が明るい民謡風にして構成が堅実で形式が緻密な、いかにもブラー ムスらしい作品。一方1890年に作曲、同年ウィーンで初演された第2番は、もともと交響曲第5番で発想された作品。晩年の作品とは思えないほどの力強さ、 元気旺盛な情熱、そして新鮮な創意にあふれています。圧倒的な技術と豊かな表現で魅了するグリンゴルツ率いる熱き演奏をお楽しみください! (Ki)

Challenge Classics
CC-72969(3CD)
ベートーヴェン:初期弦楽四重奏曲集(第1〜6番)
弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3
弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1
弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18-2
弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op.18-5
弦楽四重奏曲第4番ハ短調 Op.18-4
弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6
ナラティオSQ【ヨハンネス・レールトーヴァー(Vn1)、フランク・パルマン(Vn2)、
ドロテア・フォーゲル(Va)、フィオラ・デ・ホーフ(Vc)】

録音:(2)(3)2023年7月2〜4日、(1)2023年11月11&12日、(4)(5)2024年1月11、13&14日、(6)2024年2月8&9日/福音ルーテル教会、ハールレム(オランダ)
アムステルダムを拠点とし活動するナラティオSQがベートーヴェンの初期弦楽四重奏曲(第1〜6番)をベートーヴェンが作曲した順番で収録しました! 団名“Narratio”の由来は、「レトリックの芸術」を意味し、音楽家が聴衆に伝えるだけでなく、聴衆との相互作用も大切にしたいという思いからその名がつけら れた、名手揃いのSQです。
ガット弦を張り、19世紀から現代の弓を用いて演奏する当団は、2009年に開催されたユトレヒト古楽音楽祭でベートーヴェンの最後の弦楽四重奏曲5作を5 夜連続で演奏したことで注目され、以来ベートーヴェンの全曲を定期的に演奏。15年ほど演奏してきた彼らのひとつのこたえがこの録音に収められております。
アンサンブルの調和を目指しながらも聴衆に訴えかける演奏が魅力の当団は、ポルタメント奏法も取り入れ、旋律を歌うように、音楽が自然と流れるように奏で ており、ブックレット(英)にはヴィブラート、ポルタメントについて言及した団メンバー著の解説付。今後のベートーヴェン録音にも期待が高まる新たな名盤誕生 です!
第1ヴァイオリンのヨハンネス(ヨハネス)・レールトーヴァーはブラームスのヴァイオリン・ソナタ録音(CC-72964)でも大胆なポルタメントと斬新なテンポ 設定で聴き手を驚かせましたが、その演奏が実に自然な音楽で注目されています。

EUROARTS
20-64013(Bluray)
SD on BD
クラシック・アーカイヴ〜『ブラームス:室内楽曲全集』
■ソナタ
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
(2)ヴァイオリン・ソナタ「F.A.E.ソナタ」WoO2
(3)チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
(4)クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
■三重奏
(1)ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8
ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op.87
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101
(2)クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
(3)ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40
■四重奏
(1)ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25
(2)ピアノ四重奏曲第2番イ長調Op.26
(3)ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60
(4)弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51-1
弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.51-2
弦楽四重奏曲第3番変ロ短調Op.67
■五重奏+ボーナス
(1)ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34
(2)ハイドンの主題による変奏曲Op.56b
2台ピアノのためのソナタOp.34b
(3)弦楽五重奏曲第1番ヘ長調Op.88
弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.111
(4)ワークショップ「弦楽五重奏曲」
(5)クラリネット五重奏曲 ロ短調Op.115
■六重奏+ボーナス
弦楽六重奏曲第1番変ロ長調Op.18
弦楽六重奏曲第2番ト長調Op.36

■ボーナス:ドキュメンタリー「Waren nicht die Frauen …」
■ソナタ
(1)イツァーク・パールマン(Vn)、 ダニエル・バレンボイム(P)
収録:1991年
(2)ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、 フリーダ・バウアー(P)
収録:1962年
(3)ミクローシュ・ペレーニ(Vc) 、 ゾルタン・コチシュ(P)
収録:1990年
(4)ヴェンツェル・フックス(Cl)、 エレーナ・バシュキロワ(P)
収録:1996年
■三重奏
(1)エレーナ・バシュキロワ(P) 、 マキシム・ヴェンゲーロフ(Vn)、 ボリス・ペルガメンシコフ(Vc)
収録1989年
(2)ヴェンツェル・フックス(Cl) 、 エレーナ・バシュキロワ(P)、 ディートマール・シュワールケ(Vc)
収録:1996年
(3)イツァーク・パールマン(Vn)、 ダニエル・バレンボイム(P)、 デイル・クレヴェンジャー(Hrn)
収録:1991年
■四重奏
(1)アンドラーシュ・シフ(P) 、塩川悠子(Vn)、 ミクローシュ・ペレーニ(Vc) 今井信子(Va)
収録:1993年
(2)エマニュエル・アックス(P) 、 アイザック・スターン(Vn)、 ヨーヨ・マ(Vc) 、ハイメ・ラレード(Va)
(3)アンドラーシュ・シフ(P) 、塩川悠子(Vn)、ミクローシュ・ペレーニ(Vc) 、今井信子(Va)
収録:1993年
(4)ケラー四重奏団
収録:1994年
■五重奏+ボーナス
(1)タカーチ四重奏団 、ゾルタン・コチシュ(P)
収録:1992年
(2)アンソニー&ヨセフ・パラトーレ(P)
収録:1989年
(3)タカーチ四重奏団 、今井信子(Va)
収録:1997年
(4)タカーチ四重奏団 、今井信子
制作:1997年
字幕:独、英
(5)ベルリン・ゾリステン
収録:1989年
■六重奏+ボーナス
ウィーン弦楽六重奏団
収録:1996年
■ボーナス:制作:1996年
言語:独、英

(標準画質映像をBlu-ray discに収録)
画面:NTSC4:3,16:9
音声:PCM ステレオ、
DD2.0(ドキュメンタリー、ワークショップ
リージョン:All
ドキュメンタリー(英、独 )
986分
膨大な映像を1枚のブルーレイ・ディスクに収録した好企画「クラシック・アーカイヴ」ブルーレイ・シリーズからブラームスの室内楽曲全曲が再発売されます。(旧 品番:2064014は廃盤) DVD8枚分、16時間にのぼる貴重な映像が1枚のブルーレイに収められています。 「ソナタ」パートでの聴きどころは、パールマンとバレンボイムによるヴァイオリン・ソナタ。両者とも40代後半という心身ともに充実した時期であり、濃厚で情感 豊かな演奏を聴くことができます。そしてチェロとピアノの味わい深い対話、ブラームスの情熱と哀愁を感じるペレーニとコチシュによるチェロ・ソナタ。またベルリ ン・フィル首席奏者ヴェンツェル・フックスとロシアのピアニスト、エレーナ・バシュキロワによるクラリネット・ソナタ。晩年の深みを感じさせつつも、瑞々しい感性 に溢れた作品で、伸びやかなフックスの音色が胸に響きます。 「三重奏」パートのバシュキロワ、ヴェンゲーロフ、ペルガメンシコフのロシア系3人によるピアノ三重奏。ピアノ、チェロ、ヴァイオリンのそれぞれの楽器の表現力が 素晴らしく、ブラームスらしい魅力と情熱に溢れる演奏を披露しています。その他にもシフ、塩川悠子、ペレーニ、今井信子の名手4人によるピアノ四重奏曲や、名 門タカーチ四重奏団、ウィーン弦楽六重奏団らのヨーロッパの室内楽の伝統にしっかりと裏打ちされた充実した演奏も収録されています。またワークショップの風 景やドキュメンタリー映像も収録され、見ごたえのある充実の内容となっております。 (Ki)

King International
KKC-117(1CD)
税込定価
「Colors」〜プーランク | フォーレ | エネスコ | タファネル | 尾高尚忠
プーランク:フルート・ソナタ FP164
フォーレ:幻想曲 Op.79
エネスコ:カンタービレとプレスト
タファネル:「魔弾の射手」による幻想曲
尾高尚忠:フルート協奏曲 Op.30b(尾高惇忠編)
ワルター・アウアー(Fl)、
沢木良子(P)

録音:2023年11月13&14日/キング関口台スタジオ(第2スタジオ)
ウィーン・フィル首席フルート奏者ワルター・アウアーの新譜「Colors」は、なんとキング関口台スタジオで収録したセッション録音!
収録作品はプーランクのフルート・ソナタ、フォーレの幻想曲、エネスコのカンタービレとプレスト、タファネルの「魔弾の射手」による幻想曲、そして尾高尚忠 (尾高惇忠編)のフルート協奏曲という充実の内容です!長い演奏キャリアの中で最も得意とし愛奏してきたレパートリーが、アルバム「Colors」に収録され ています。
白眉は尾高尚忠のフルート協奏曲!「この作品に出逢えたのは非常に幸せなことでした。フルート協奏曲のレパートリーにおける、まるで真珠のような存在であ り、重要作品と列せられるべき存在だと考えています」と語るアウアー。ロマンティックな表現、華麗なヴィルトゥオジティ、官能的な響きが相まった傑作を絶大 な信頼を寄せるピアニスト沢木良子とともに現代最高峰の名手が色とりどりの音色で奏でます。 (Ki)

Hanssler
HC-23070(1CD)
反映
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調Op.19
ウストヴォリスカヤ:グランド・デュエット
ペルト:鏡のなかの鏡
カトリーン・インバル=ボーゲンスベルガー(Vc)、
タチヤナ・リャフ(P)

録音:2022年3月7、8日/ファットリア・ムジカ(オスナブリュック)
ドイツのベテランチェロ奏者カトリーン・インバル=ボーゲンスベルガーがベラルーシ出身のピアニスト、タチヤナ・リャフとロシア・ソヴィエト作品に挑戦。
ラフマニノフの名作ソナタをメインに、ウストヴォリスカヤの力作、心洗われるように透明なペルトと続きます。ピアノのリャフはミンスク音楽院時代、髪を緑に染 めピアスが目立つ問題児だったそうですが、どこかホロヴィッツの思わせるピアノの輝きが冴えます。
ソヴィエト音楽史の謎の存在ウストヴォリスカヤが1959年に書いた「グランド・デュエット」も、両奏者の絶望感と暴力的な衝動が独特。ロストロポーヴィチ以 来の見事な録音と申せましょう。 (Ki)

ANIMAL MUSIC
ANI-122(1CD)
チェロで奏でるヤナーチェク
ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7*
おとぎ話 JW VII/5
ドゥムカ JW VII/4*
ロマンス JW VII/3*
アダージョ JW VII/5*
プレスト JW VII/6
*=イジー・バールタによるチェロ編曲版
イジー・バールタ(Vc/Dietmar Rexhausen 2012)、
テレジエ・フィアロヴァー(P/Steinway & Sons C227)

録音:2023年8月/アトリウム・ナ・ジシコヴェ(プラハ)
チェコを代表するチェリスト、イジー(イルジー)・バールタ。2021年のコロナ禍にテレジエ・フィアロヴァーと録音したベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集 (ANI-101)が高い評価を得ています。同コンビによる新譜はオール・ヤナーチェク・プログラム!このアルバムではヴァイオリンとピアノのために書かれた有名 なソナタ、ドゥムカ、ロマンスも収録。ヴァイオリン・パートはバールタによってチェロ用に編曲され、当編曲版は世界初録音となります。ヤナーチェクはライプツィヒ 留学中にドゥムカとロマンスを作曲。初期作品らしい古典主義、ロマン主義的な作風のこれらの作品は、チェロ演奏で聴くとより切なく哀愁漂う旋律が際立ちます。
ヴァイオリン・ソナタは1913年に作曲。その後21年に改訂し、翌22年に決定稿を発表。のちヤナーチェクの代表作となりました。当録音では調性とピアノ・パー トはそのままに、ヴァイオリン・パートは基本1オクターブ下げて編曲しています。第1楽章冒頭から非常にインパクトの強い東洋的な音階を色濃く演奏。バールタ、 フィアロヴァーが感情豊かに表現しております。
このアルバムにはヤナーチェクがチェロとピアノのために作曲した作品「おとぎ話」も収録。当初4楽章で作曲するも後に3楽章構成に変更。その外した楽章が「ア ダージョ」で、当アルバムにはその作品も収録。チェロで聴くヤナーチェク。要注目のアルバム・リリースです! (Ki)

ONDINE
ODE-1409(1CD)
NX-B10
ヒンデミット:フルートのための作品全集
木管楽器、ハープと管弦楽のための協奏曲(1949)
無伴奏フルートのための8つの小品(1927)
フルート・ソナタ(1936)
カノン風ソナチネ -2つのフルートのために Op.31No.3(1923)
エコー- フルートとピアノのために(1944)
Enthusiasm-フルートとヴィオラのために(1942)…世界初録音
プレーン音楽祭 - 「夕べの演奏会」第2番- フルートと弦楽合奏のために(1932)
スタティス・カラパノス(Fl)
イェルク・ヴィトマン(Cl)
シュテファン・シュヴァイゲルト(Fg)
セリーヌ・モワネ(Ob)
マリー=ピエール・ラングラメ(Hp)
ベルリン・コンツェルトハウス室内O
クリストファー・パーク(P)
フィル・リオティス(P)
フィリップ・ベルノルド(Fl)
デイヴィッド・アーロン・カーペンター(Va)…
シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭O
日下紗矢子(リーダー/ディレクター)
クリストフ・エッシェンバッハ(指)

録音:2021年2月26日、4月16日、2023年9月3日、12月9日、2019年7月2日
ヒンデミットはオーケストラのほぼ全ての楽器に習熟し、様々な楽器のためにソナタや協奏曲を書きました。このアルバムでは、名作として知られるフルート・ソ ナタをはじめ、学習者向けのものまで含んだフルートをソロに据えた作品を網羅しています。ソリストのカラパノスは1996年にアテネに生まれ、2020年には シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭でレナード・バーンスタイン賞を贈られました。PMFやN響への出演で来日しており、日本でも大いに注目されている若 手。活発で華やかなサウンドとテクニックを見事に発揮しています。 聴きものは冒頭に置かれた「木管楽器、ハープ、オーケストラのための協奏曲」で、スピードに乗った華やかな展開が魅力の作品。共演のソリストもヴィトマ ン、モワネ、シュヴァイゲルト、ラングラメと超豪華。日下紗矢子率いるオーケストラが切れ味よい演奏で盛り立て、この作品の真価を明かす名演となっていま す。世界初録音となる「Enthusiasm 熱狂」はイェール大学の作曲クラスで、生徒たちが見ている前でヒンデミットが黒板に書いていったという曲です。 エッシェンバッハのヒンデミット:室内音楽集第1集ODE-1341、第2集ODE-1357。好評発売中。

POLYMNIE
POL-215172(1CD)
グリエール:ヴァイオリンのための二重奏曲Op.49(全12曲) パトリス・フォンタナローザ(Vn)
ジェルサンド・モンダーニ(Vn)

録音:2021年1月
名作ホルン協奏曲やバレエ音楽「赤いけしの花」「青銅の騎士」で知られるレインゴリト・ グリエールはウクライナのキーウ出身。スクリャービン、ラフマニノフと同世代であるが国民 楽派の影響を受けた交響曲、バレエ音楽を多く作曲した。このディスクは2つのヴァイオリ ンのための12のデュオが収められており、大変珍しい。2つのヴァイオリンで奏でられるバ レエ音楽とでもいうべき楽しい内容。12の曲のイメージを絵にしたカードが12枚おまけで 付いているチャーミングなアルバム。

IBS CLASSICAL
IBS-12024(1CD)
NX-B10
クララ&シューマン:チェロのための作品集
クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
幻想小曲集 Op.73
3つのロマンス Op.94(オリヴァー・グレッドヒル編)
民謡風の5つの小品 Op.102
おとぎの絵本 Op.113(ロベルト・ハウスマン編)
アルベルト・マルトス(Vc)
ミリアム・ソテロ(P)

録音:2023年4月17-19日
1848年にドイツで起きた三月革命は、ドレスデンに住んでいたシューマン夫妻にも多大な影響を与えました。二 人は喧噪を離れ田舎に移り住み、シューマンは落ち着いた環境でいくつかの室内楽作品に取り組んだのです。こ のアルバムに収録された作品はその前後の時期に一気に書かれたもので、どれも豊かなインスピレーションを感じさ せます。それぞれの曲の楽器指定はホルン、オーボエ、クラリネットとなっているものの変更が可能で、チェロや他の 楽器で演奏されることもあります。 アルバムではスペイン出身のチェロ奏者アルベルト・マルトスとピアニスト、ミリアム・ソテロが薫り高い作品を演奏。 冒頭にはクララの作品も添えられています。

B RECORDS
LBM-060(1CD)
NX-C04
R・シュトラウス:室内楽曲集
ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.13TrV137
メタモルフォーゼン TrV290(ルドルフ・レオポルド編曲 弦楽七重奏版)
トリオ・アーノルド【岡田修一(Vn)、マニュエル・ヴィオック=ジュード(Va)、キム・ボムジュン(Vc)】
ナタナエル・グーアン(P)
マノン・ガリー(Vn)
グレゴワール・ヴェッキオーニ(Va)
オーレリアン・パスカル(Vc)
ロレーヌ・デュランテール(Cb)

録音:2023年11月3日 クロミエ劇場(ライヴ/拍手入り)
岡田修一率いるトリオ・アーノルドを中心としたR・シュトラウスの作品集。ピアノ四重奏曲はシュ トラウスが当時最新の音楽に目覚める直前21歳の頃の作品。古典的な手法に忠実に書かれながら も、若々しい意欲が随所に顔を出しています。元々23の独奏弦楽器のために書かれたメタモルフォーゼ ンは、81歳にして実験的な手法を駆使しつつ、戦争によって崩壊してゆく祖国への悲しみを込めて書き 上げられた作品。若手の名手が揃った演奏陣は、全く違った2つの作品に深く寄り添い、それぞれの魅 力を存分に引き出しています。

DB Productions
DBCD-213(1CD)
NX-B10
ボー・リンデ(1933-1970):室内楽曲集
ピアノ三重奏曲第1番Op.5…世界初録音
6つの性格的小品 Op.4- ピアノのために…世界初録音
ディヴェルティメント Op.25(Vn、チェロとピアノ版)
イルヴァ・ラースドッテル(Vn)
トールン・セーテル・スターヴセン(Vc)
ピーター・フリース・ユーハンソン(P)

録音:2022年12月9-12日
20世紀スウェーデンの作曲家ボー(ブーとも)・リンデ。若い頃から才能を発揮し、ストックホルム音楽大学に入学、 作曲をラーシュ=エリク・ラーションに学んだ後、ウィーンを皮切りとしてヨーロッパ各地で研鑽を積みました。彼は当 時、比較的先進的なスウェーデン音楽界にあって、新古典派スタイルによる調性感のある穏健な作品を書き続 けたためか、あまり知られることもなく37歳で夭折してしまいましたが、ヴァイオリン協奏曲などのいくつかの作品は現 在でも愛されています。 アルバムに収録されたピアノ三重奏曲と6つの性格的小品は世界初録音、ディヴェルティメントもピアノ三重奏版 は世界初録音。北欧を中心に活躍する3人の奏者が魅力的な作品を聴かせます。

Solo Musica
SM-457(1CD)
NX-B06
ハイドン/リゲティ/ファニー=ヘンゼル:弦楽四重奏曲集
ハイドン:弦楽四重奏曲 ヘ短調 Op.20No.5
リゲティ:弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847):弦楽四重奏曲 変ホ長調 H.277
ケイオスSQ

録音:2023年12月7-9日
2019年創設のケイオスSQは、ウィーン音楽演劇大学でヨハネス・マイスルに指導を受け、その後カザ ルス四重奏団に師事しました。2022年にはミュンヘンARDとボルドーという名門コンクールで優勝し、2023-25 年の「BBC Radio3新世代アーティスト」に選出されるなど注目を集めています。デビュー・アルバムとなる当盤 は、「高度に洗練された技術と実験的かつエネルギッシュなアプローチが生み出す情熱的演奏」を標ぼうするこのグ ループにふさわしく、弦楽四重奏の多面性を見せてくれるプログラムです。

Resonus
RES-10337(1CD)
NX-B08
ベートーヴェン:. ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調「街の歌」 Op.11
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1No. 3
創作主題による14の変奏曲 変ホ長調 Op.44(P三重奏曲第10番)
ラウティオ・ピアノ三重奏団

録音:2022年1月19-21日
ラウティオ・ピアノ三重奏団はピリオド楽器を用いて18世紀から19世紀作品を中心に演奏するアンサンブル。 2016年に発表したモーツァルトの三重奏曲が高く評価されて以降、優れたアルバムを世に送り出すとともに、近 年はモダン楽器も操り、現代作品の初演も数多く行うなど活動の幅を広げています。当アルバムはベートーヴェン のピアノ三重奏曲シリーズの第2弾となるもので、1793年から1795年に書かれた第3番と、1797年作曲の有 名な「街の歌」、そして「14の変奏曲」の3曲が収録されています(14の変奏曲の主題はベートーヴェンの創作とさ れていましたが、最近の研究ではディッタースドルフの旋律であることがわかっています)。18世紀に登場したピアノ 三重奏曲の形式が、ピアノの機能の発展に伴い変化していく最中に書かれたベートーヴェンの野心溢れるこれら の作品を、ラウティオは1805年に製作されたピアノで見事に演奏しています。
Resonus
RES-10338(1CD)
NX-B08
ヒュー・ワトキンス(1976-):室内楽と弦楽オーケストラのための作品
ピアノ三重奏曲第1番(2009)
小交響曲- 弦楽オーケストラのために(2013)
ピアノ四重奏曲(2012)
コンチェルティーノ(2011)
ピアノ三重奏曲第2番(2022)
レオノーレ・ピアノ三重奏団【ベンジャミン・ナバッロ(Vn)、ジェンマ・ローズフィールド(Vc)、ティム・ホートン(P)】
レイチェル・ロバーツ(Va)
ベンジャミン・ナバッロ(独奏ヴァイオリン)
オーケストラ・ノーヴァ
エレノア・コア(リーダー)
ジョージ・ヴァス(指)

録音:2023年6月5、6日、9月13日
ピアニストとしても名高いウェールズの作曲家ヒュー・ワトキンスは、2009年にコンポーザー・イン・レジデンスに就任 したのを機に室内楽曲の創作に意欲的に取り組んできました。このアルバムには2009年から22年に書かれた作 品を収めています。ピアノ三重奏曲第2番は音楽祭40周年記念の委嘱作で、初演者レオノーレ・ピアノ三重奏 団による録音。

CD ACCORD
ACD-332(2CD)
NX-E07
現代ポーランドのピアノ五重奏曲集
アレクサンダー・ラソニ(1951-):室内音楽第1番「Stalowa Wola」 - ピアノと弦楽四重奏のために(1978)
クシシュトフ・メイエル(1943-):ピアノ五重奏曲 Op.76(1990-91)
ジグムント・クラウゼ(1938-):ピアノ五重奏曲(1993)
ズビグネフ・バルギェルスキ(1937-):Schizophony - 弦楽四重奏とピアノのために(2012)
ラソニ:Ananda- ピアノと弦楽四重奏のために(2020-21)…世界初録音
ベッティーナ・スクルチプチャク(1963-):ピアノ五重奏曲(2021)…世界初録音
バルトシュ・ヴィトコフスキ(1998-):ピアノ五重奏曲「Landscape from Harenda」(2023)…世界初録音
シレジアSQ
エウゲニウシュ・クナピク(P)
ピオトル・サワイチク (P)
ジグムント・クラウゼ(P)
Tymoteusz Bies(P)

録音:1982年12月27日、2013年11月3-5日、2023年4月19日、2022年1月11日、2023年10月29日、2023年6月29日、2023年10月30日
現代ポーランドの6人の作曲家によるピアノ五重奏曲を収録した2枚組アルバム。演奏はポーランドを代表するシレジアSQと4名のピアニストが 担当。収録作品の作曲家の顔ぶれは、1970年代後半、音楽祭「Young Musicians to the Young City」に作品を発表、一躍注目を集めた1951 年生まれのアレクサンダー・ラソニ。作曲家、ピアニスト、室内楽奏者として世界的に著名な1943年生まれのクシシュトフ・マイヤー。作曲家、ピアニスト、教 育者であり、IRCAM の音楽顧問やアメリカ、ヨーロッパ、アジアのいくつかの大学で作曲教師を務める1938年生まれのジグムント・クラウゼ。ナディア・ブーラ ンジェに学び、ポーランドの音楽にフランスの美的様式を採り入れた1937年生まれのズビグネフ・バルギェルスキ。ポズナン音楽アカデミーで音楽理論と作曲 の学位を取得した後、スイスでさらに勉強し、現在はルツェルン大学で講師を務める1963年生まれのベッティーナ・スクルチプチャク。カトヴィツェのカロル・シ マノフスキ音楽アカデミーで作曲を学び、数多くのコンクールに入賞した1998年生まれのバルトシュ・ヴィトコフスキの6名です。20世紀後半から21世紀にか けてのポーランド音楽の潮流を窺える興味深いアルバムと言えるでしょう。

Gramola
GRAM-99320(2CD)
NX-D06
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉 Hob. XX:1B(弦楽四重奏版) カペラ・パウラーナ(弦楽四重奏)
ミヒャエル・ケーニヒ(朗読)

録音:2022年秋
ハイドンの『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』は1786年、スペインのカディス大聖堂からの依頼によって書かれたもので、聖金曜日の礼拝において 福音書のキリストの十字架上での7つの言葉をそれぞれ読み、瞑想する時間に演奏されるための音楽です。もともとは管弦楽のために書かれましたが、後に ハイドン自身によって弦楽四重奏版とオラトリオ版が作られ、クラヴィーア用の編曲版も作られました。初演時は「前奏の後、司祭は説教壇に上がり、7つの 言葉のうちの1つを読み上げ黙想しました。それが終わるとすぐに、彼は説教壇から降りて祭壇の前にひざまずき この時間は音楽によって満たされました。 そ して司教は二回目、三回目と説教壇に登場、説教終了後に再び管弦楽が演奏。 私の作品はこの表現にふさわしいものでなければなりませんでした。」と ハイドンが振り返っており、このアルバムは初演時の構成に倣いつつ、カペラ・パウラーナによる弦楽四重奏版が演奏されています。7つの言葉についての考察 はFSSP(Fraternitas Sacerdotalis Sancti Petri 聖ペトロ司祭兄弟会)のユリウス・カッペル司祭(1993年生まれ)のもので、ここではドイツの名俳優ミ ヒャエル・ケーニヒが朗読を行っています。

NCPA Classics
N-817401401S(1CD)
日本語解説付輸入盤
高価格帯

ゼン・ユン 〜 ホルン・カンタービレ
ベートーヴェン:ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
トマジ:ホルン協奏曲
チャイコフスキー:舟歌(四季より)
ヴィネリ:ホルン・ソナタ Op.7
チャイコフスキー(マキシ・サントス編):アンダンテ・カンタービレ(弦楽四重奏曲第1番より)
リムスキー=コルサコフ(ハビエル・ボネ・サントス編):熊蜂の飛行
ゼン・ユン(Hrn)
ウェイ・ジジャン(P)

録音:2022年8月29日−31日、中国国家大劇院レコーディング・スタジオ(デジタル、セッション)
「デビュー」シリーズはその名の通り、中国の若き才能を世界に向けて紹介する要注目のラインナップです。
2023年11月2日、ベルリン・フィルの空席となっていたもう首席ホルン奏者のポジションへの就任がアナウンスされ、世界を驚かせた中国のスーパー・ホルニスト、ゼン・ユン(曾韵/ユン・ゼン)。同じく首席奏者であるシュテファン・ドールと共にベルリン・フィルのホルン・セクションをリードする存在となったゼン・ユンの「ホルン・カンタービレ」は、自身にとってのデビュー・アルバム!
四川交響楽団首席ホルン奏者の父から指導を受けて6歳からホルンを始めたゼン・ユンは、スイスのジュネーヴ高等音楽院へ留学。その後は中国の中央音楽院大学院へ推薦で入学し、中国国家大劇院管弦楽団首席奏者を経て2022年10月にベルリン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ベルリン)の首席奏者に就任。そしてその1年後、ベルリン・フィルへと移籍し首席奏者に就任という凄まじい速さでのサクセス・ストーリーを展開。その間、2019年のチャイコフスキー国際音楽コンクールでは新設された金管楽器部門で第1位を獲得し、さらには2021年に超難関として有名な第70回ARDミュンヘン国際音楽コンクールホルン部門で第2位に入賞。その他にもプラハの春国際音楽コンクールなど様々なコンクールでの入賞実績を持つなど、その勢いは増すばかり!
シュターツカペレ・ベルリン、ベルリン・フィル、そして世界を納得させたスーパーホルニストの至芸をお楽しみください。

BIS
BISSA-2666(1SACD)
カレヴィ・アホ(1949-):作品集
アホ:ギターと室内管弦楽のための協奏曲(2018)*
 ホルンと弦楽四重奏のための五重奏曲(2019)**
バッハ(アホ補完):「フーガの技法」BWV1080よりコントラプンクトゥス XIV〜弦楽オーケストラのための(2011)
ラップランド室内O 
ヨン・ストゥールゴールズ(指)
イスモ・エスケリネン(G)*
ラップランド室内O員【イルッカ・ププッティ(Hrn)、アベル・プースティネン(Vn)、イーダ・モイゼル(Vn )、タル・レヘト(Va)、ラウリ・アンゲルヴォ(Vc)】**
[楽器Guitar:Gabriele Lodi2011]

録音:2023年3月13〜22日コルンディ文化の家(文化ホール)(ロヴァニエミ、フィンランド)
フィンランドのカレヴィ・アホは、交響曲の作曲家として知られる一方、さまざまな楽器のための協奏曲と室内楽曲の作曲、シベリウスを はじめとする他作曲家の作品の編曲と補筆も数多く手がけています。新しいアルバムでは彼が21世紀に書いたこの3つのジャンルの作品が作曲家立ち合いの元、 演奏されました。
「ギターと室内管弦楽のための協奏曲」は、フィンランドのギタリスト、イスモ・エスケリネン(1971-)に献呈された作品です。エスケリネンの音楽とテクニッ クをイメージして作曲され、伝統的な奏法を超えて音色と響きの新たな可能性を探ることも行われました。「導入(Introruzione)」「アレグロ・モルト」「間奏 (Interludio)」「アンダンテ・カンタービレ」「ミステリオーソ」「プレスト」「エピローグ(Epiloguq)」の7つの楽章が切れ目なく演奏されます。
「ホルンと弦楽四重奏のための五重奏曲」は、フィンランドのホルン奏者イルッカ・ププッティの委嘱で作曲されました。ププッティは、アホの『ソロ(Solo)』 (BIS SA-1446)にマリー=ルイーズ・ノイネッカーの演奏で収録された「ソロ X」を初演したプレーヤーです。神秘、気まぐれ、ドラマティック、ダンス風といっ たさまざまな気分の4つの楽章で書かれています。
「コントラプンクトゥス XIV」は、バッハの「フーガの技法」の未完成の「コントラプンクトゥス」を、過去のいろいろな試みに満足していなかったカレヴィ・ アホが、バッハの様式を逸脱することなく「自分の音楽」として完成させた作品です。ヤン・レヘトラが初演した「オルガン」版(BIS SA-1966)をはじめ、「弦 楽四重奏」「木管アンサンブル」などいくつかの版が作られています。弦楽オーケストラの版は、ヨン・ストゥールゴールズとラップランド室内Oによるこの 演奏が最初の録音です。 (Ki)

Coviello
COV-92401(1CD)
ストラータ 〜サクソフォン四重奏曲集
シャルロッテ・ハーディング:Sub to street, to scraping the sky
ミヒャエル・クライン:Frost Flower
ベンジャミン・オリヴァー:Avalanche
クレア・ラブデー:Deep City I
 Deep City II
アンナ・アップルビー:Electric Aeroplanes
デニース・オンデシュコ:Star Clusters
ハワード・スケンプトン:Zephyrs
レーファー・カルテット(サクソフォン四重奏)

録音:2023年7月27-29日/王立バーミンガム音楽院
レーファー・カルテットはイギリスで最も魅力的でダイナミックなサクソフォン四重奏団のひとつとして知られ、10年以上にわたって第一線で活躍している団体。 当アルバムはCOVIELLOレーベルからのデビュー盤で、そのタイトルが示すように地底から天空まで地層・階層を上へ上へとのぼっていくように展開されるプロ グラムを持っています。 (Ki)

Cobra Records
COBRA-0093(1CD)
レフト・ハンド・レガシー〜パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれた室内楽作品集 Vol.2
フランツ・シュミット(1874-1939):五重奏曲 変ロ長調(1932)(左手ピアノ、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための)
ヨーゼフ・ラーボア(1842-1924):三重奏曲第2番 ト短調(1919)(クラリネット、ヴィオラと左手ピアノのための)
フォルケ・ナウタ(P)、
ラース・ヴァウタース・ファン・デン・アウデンヴァイェル(Cl)、
プリズマ弦楽三重奏団
パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれた室内楽作品集の第2弾!パウル・ヴィトゲンシュタイン(1887-1961)は第一次世界大戦で右腕を失い、その後ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」をはじめ、多くの作曲家に左手だけで演奏可能な作品を委嘱したピアニストとして有名です。『レフト・ハンド・レガシー』と題されたこのプロジェクトでは、オランダの一流の奏者たちが協力し、1920年代から30年代にかけてヴィトゲンシュタインが初演して以来ほとんど演奏されることのなかった秘曲に光を当ててゆきます。さらには、ヴィトゲンシュタインの苦悩と葛藤、そして芸術における勝利の物語を伝えることを目的としています。ジストニアの影響のために左手ピアニストとしてキャリアを続けていたフォルケ・ナウタは、オーストリアやイギリスなどの世界中に散逸してしまったヴィトゲンシュタインの蔵書を探し出し、それらにヴィトゲンシュタインが書き込んだ多数の注釈が残っていることを突き止め、第2弾ではより内向的な作品に取り組みました。そしてこのアルバムは2023年の夏に急逝したフォルケ・ナウタの最後の録音となりました。

GENUIN
GEN-24871(1CD)
ボーンカンプ&フレンズ・プレイ・アンリ・ソーゲ
アンリ・ソーゲ(1901-1989):花(アルト・サクソフォンとピアノのための)(1985)*
牧歌的なソナチネ(アルト・サクソフォンとピアノのための)(1963)
バラード(セバスティアーン・クーマン編/バリトン・サクソフォンとピアノのための)(1960)*
カンティレーヌ・パストラーレ(セバスティアーン・クーマン編/ソプラノ・サクソフォンとピアノのための)(1978)*
アレントゥール・サクソフォニクス(アルト・サクソフォン、2つの木管五重奏とピアノのための)(1976)*
婚礼の祈り(独奏オルガンのための)(1962)*
彼は永遠に死ぬことはない(アンドレ・ジョリヴェを悼んで)(セバスティアーン・クーマン編/ソプラノ・サクソフォンとオルガンのための)(1979)
祈り(1人の奏者によるソプラノ、アルト、テナー、バリトン・サクソフォンとオルガンのための)(1976)*
アルノ・ボーンカンプ(ソプラノ・サクソフォン、アルト・サクソフォン、テナー・サクソフォン、バリトン・サクソフォン)、
レオ・ファン・ドゥセラール(オルガン、ピアノ)、
jongNBE

録音:2023年1月30日-31日、ヘット・オルヘルパルク(アムステルダム)
*=世界初録音
20世紀フランスの伝統を受け継ぐクラシカル・サクソフォンの巨匠、アルノ・ボーンカンプの新録音。今回はソプラノからバリトンまで4本のサクソフォンを操り、20世紀フランスの作曲家アンリ・ソーゲのサクソフォン作品の魅力を紹介します。サティ、ミヨー、ジョリヴェ、ケクラン、ドビュッシーといったフランスの作曲家のスタイルを融合した作風といわれ、遊び心のあるユニークで活気に満ちた音楽を遺したソーゲの世界初録音作品を多く収録しているほか、他の楽器のために書かれた作品のセバスティアーン・クーマンによるサクソフォンのためのアレンジも聴きもの。友人である鍵盤楽器奏者、レオ・ファン・ドゥセラールと共に深い感性でソーゲの音楽の真髄をお届けします。またオランダの音楽院に在籍する優秀な学生で構成され、オランダ管楽アンサンブルによる育成の場でもあるjongNBEが「アレントゥール・サクソフォニクス」に参加しています。
GENUIN
GEN-24870(1CD)
夢とトラウマ
シュルホフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.7
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナ
アンタイル:ヴァイオリン・ソナタ第2番(1923)
フリーデリケ・シュタークロフ(Vn)、
エンドリ・ニニ(P)

録音:2022年11月14日-16日、NDR小ホール(ハノーファー、ドイツ)
芸術が激動と革新の時代を迎えた20世紀初頭に生まれた4つのヴァイオリン・ソナタを並置し、それぞれの異なる魅力と音楽性を浮き彫りにします。フリーデリケ・シュタークロフはハノーファー北ドイツ放送フィルの最年少コンサートマスターとしてキャリアをスタート。2023年からはバーゼルSOの第1コンサートマスターを務めています。伴奏のエンドリ・ニニはフレックス・アンサンブルのメンバー。

Indesens Calliope Records
IC-039(1CD)

XIC-039(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

ナディア・ブーランジェへのオマージュ〜バスーン作品集
ストラヴィンスキー(コーネリア・ゾンマー編):プルチネルラによるイタリア組曲
ピアソラ(スタニスラス・クチンスキによるトリオABCのための編):ブエノスアイレスのマリア
コープランド:古い詩
サン=サーンス:バスーン・ソナタ Op.168
ナディア・ブーランジェ(ロラ・デクール&パロマ・クーイデル編):海
ウラジミール・コスマ(作編曲、エディション:ラルゲット・ミュージック)(b.1940):ル・ジュエ
リリ・ブーランジェ(ロラ・デクール&パロマ・クーイデル編):夜想曲
プーランク:歌曲集「偽りの婚約」 FP101より 第5曲 「ヴァイオリン」、歌曲集「くじ(籤)」 FP178より 第2曲 「何てことだ!」、レオカディア FP106より 第1番愛の小径
フォーレ(ロラ・デクール&パロマ・クーイデル編):ゆりかご
ミシェル・ルグラン:ウォッチ・ホワット・ハプンズ
フィリップ・グラス(b.1937):ラヴ・ディバイデッド・バイ第4番
フランセ:バスーンと弦楽五重奏のためのディベルティスマン
バーンスタイン:ウェストサイドストーリー より マリア
ロラ・デクール(Fg)、
パロマ・クーイデル(P)、トリオABC〔ロラ・デクール(Fg)、エロディ・スラール(アコーディオン)、ユリス・ヴィグリュー(Cb)〕、
フランス八重奏団のメンバー(弦楽五重奏)

録音:2023年4月25日、26日&10月19日、スタジオ・ド・ムードン(フランス)
2019年、権威あるチャイコフスキー・コンクール入賞!フランス出身の名手、ロラ・デクールが奏でる魅惑のバスーン・ソロ・アルバムが母国フランスのIndesens Calliope Records(アンデサンス・カリオペ・レコーズ)から登場。
本アルバムでは、ナディア・ブーランジェを取り巻く万華鏡のような芸術家たち、そして彼らのスタイルの多様性を、このアルバムのためにウラジミール・コスマが書き下ろした作品まで、音楽教育に革命をもたらしたナディア・ブーランジェが残した偉大な足跡をこれら多彩な作品を通して発見することができます。
デクールは、19歳という若さでパリOに入団後、2017年から2022年まではフランクフルト歌劇場の首席バスーン奏者を務め、現在はロッテルダムPOの首席奏者の地位に就いています。これまでに、ロイヤル・コンセルトヘボウO、マーラー室内O、LPOなど、世界的に著名なオーケストラの定期客演を務めるなど、同世代で最も才能ある音楽家の一人としての地位を確立しています。ここ日本では、2022年の読売日本SOとの共演で、モーツァルトのファゴット協奏曲のソリストを務め、その美音と抜群のテクニック、類まれな音楽性で多くの聴衆に感動を与えました。

Signum Classics
SIGCD-775(1CD)
タネーエフ&シューマン:ピアノ五重奏曲集
タネーエフ:ピアノ五重奏曲ト短調 Op.30
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44
ピーター・ドノホー(P)、
サッコーニSQ

録音:2020年9月25日-29日、メニューイン・ホール(ユーディ・メニューイン・スクール)
音楽性、スタイルの多様性、圧倒的なテクニックが高く評価されるイギリスの名ピアニスト、ピーター・ドノホーと、英国でもっとも歴史があり、ダイナミックで多才なクァルテット、サッコーニSQ。長年パートナーシップを結んできた彼らが新たなレコーディングに臨んだのは、セルゲイ・タネーエフとシューマンが書いた、ピアノ五重奏曲というジャンルにそびえ立つ2つの傑作。70年と1,000マイル離れて書かれたこれらの作品ですが、シューマンはロシアの作曲家に大きな影響を与え、タネーエフがシューマンの作品をモデルとして制作を始めたときにロシアでも人気を集めるなど、密接に関連しています。
ドノホーとサッコーニSQは、COVID-19とウクライナ戦争という二重の惨禍に見舞われる前の2020年2月にロシアをツアーした最後の英国ミュージシャンの一人であり、ロシアでもめったに聴く機会がないというタネーエフの音楽がロシアの聴衆に広く受け入れられたことが、このアルバムのレコーディングにも繋がりました。
ジャケット・デザインはシューマン自身によるイラストで、1844年のモスクワ訪問中に描かれたクレムリン内の教会のスケッチです。

Hyperion
CDA-68423(1CD)
シューベルト:弦楽四重奏曲第8番&第15番
弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D887
弦楽四重奏曲第8番変ロ長調 D112
タカーチSQ〔エドワード・ドゥシンベア(Vn1)、ハルミ・ローズ(Vn2)、リチャード・オニール(Va)、アンドラーシュ・フェイェール(Vc)〕

録音:2023年5月20日-23日、ワイアストン・エステート・コンサート・ホール(イギリス)
まだ10代であった若きシューベルトが1814年9月5日から13日までの短い期間に書き上げた作品である「弦楽四重奏曲第8番」。驚くことに第1楽章は「4時間半で完成」と書き記してあります。ですがその完成度は高く、シューベルトが憧れていたモーツァルトの作品のように綿密に計画され書かれたことが窺えます。
そしてシューベルトが作った弦楽四重奏曲の最後となった「第15番」。こちらもわずか11日間で書かれた作品です。「第15番」はシューベルトの存命中に全曲演奏されることはありませんでした。しかしその野心的な作風は、彼の室内楽曲を代表するものに値する作品で、こちらはベートーヴェンの影響も感じさせるものとなっています。
タカーチSQは1975年にブダペストのフランツ・リスト音楽院の学生であったガボル・タカーチ=ナジらによって結成され、1977年エヴィアン国際弦楽四重奏コンクールで一等賞と批評家賞を獲得し国際的な注目を浴び、ポーツマス、ボルドー、ブダペスト、ブラティスラヴァ等多くのコンクールで優勝してきた世界最高峰のSQのひとつです。2020年6月には、グラミー賞受賞(+3度のノミネート)で知られる世界的ヴィオリスト、リチャード・オニールが新たなメンバーとして加わり活動しています。

Christophorus
CHE-02322(1CD)
C.P.E.バッハ&アーベル:ヴィオラ・ダ・ガンバとフォルテピアノのためのソナタ集
C.P.E.バッハ:ソナタ ニ長調 WQ137、ソナタ ト短調 WQ88、
 ソナタ ハ長調 WQ136
カール・フリードリヒ・アーベル:独奏曲ニ長調、ソナタ ホ短調 WK150
レベカ・ルソ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ゼバスティアン・ヴィーナント(フォルテピアノ)

録音:2011年2月9日-12日(スイス)
ヴィオラ・ダ・ガンバのためのレパートリーの最高峰のひとつ、C.P.E.バッハのソナタに、ヴィオラ・ダ・ガンバの最後のヴィルトゥオーゾとされる同時代のカール・フリードリヒ・アーベルの2つのソナタをカップリング。ヴィオラ・ダ・ガンバとフォルテピアノの組み合わせは、バロックから古典派にかけてのこの音楽の豊かなニュアンスを見事に表現しており、レベカ・ルソとゼバスティアン・ヴィーナントによる繊細な解釈が、この素晴らしき音楽の魅力をさらに高めています。

ES-DUR
ES-2092(1CD)
眠れぬ夜〜コントラバスのためのフランス音楽
デザンクロ:アリアとロンド(コントラバスとピアノのための)
フォーレ:エレジー Op.24、
 夢のあとに Op.7-1
フランク:ソナタ イ長調 CFF123
ラヴェル:ハバネラ形式の小品、逝ける王女のためのパヴァーヌ
ミヒャエル・リーバー(Cb)、
ノルベルト・ゲルリッヒ(P)
NDRエルプ・フィルの第1ソロ・コントラバス奏者、ミヒャエル・リーバーが、学生時代からの友人でもあるという彼のピアノ・パートナー、ノルベルト・ゲルリッヒと贈る、フランスのコントラバス・レパートリー。めったに聴かれないデザンクロの「アリアとロンド」はコントラバスのためのオリジナルで、残りはフォーレ、フランク、ラヴェルの名曲が、コントラバスとピアノのためにアレンジされています。チェロを始めとする様々な楽器でも親しまれているフランクの「ヴァイオリン・ソナタ」のコントラバス版にも要注目です。
ES-DUR
ES-2090(1CD)
パウ!〜カザルスへのトリビュート
バッハ:ガンバ・ソナタ第2番ニ長調 BWV1028
メシアン:「世の終わりのための四重奏曲」より V. イエスの永遠性への賛歌
グラナドス:「ゴイェスカス」より 間奏曲
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
イザイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.28
カザルス:鳥の歌
フィリップ・シュペリウス(Vc)、
マリー・ソフィー・ハウツェル(P)
ドイツの若き才能あふれるチェリスト、フィリップ・シュペリウスのデビュー・アルバム。20世紀でもっとも偉大なチェロ奏者の一人パウ(パブロ)・カザルスの、音楽だけでなく平和と人権に対する取り組みなど、人間主義的な精神までも模範としているシュペリウスが、戦争の時代に音楽はどのような貢献ができるのか? 武力紛争や大惨事に直面して音楽は何を提供できるのか? と考え、カザルスと彼のインスピレーションとなった作曲家、または彼のアイデアを取り入れた作曲家たちの中に時代を超えた答えを見つけ、1つのアルバムにまとめました。バッハから始まり(敢えて無伴奏チェロ組曲ではなくガンバ・ソナタ)、メシアン、グラナドス、ベートーヴェン、イザイ、そしてもう一つのカザルスの代名詞「鳥の歌」で平和を願いながらプログラムを締めくくります。
フィリップ・シュペリウスは2003年ベルリン出身、8歳でウルリッヒ・フォスの下でチェロを始め、ベルリン芸術大学でヴォルフガング・エマヌエル・シュミットに師事。2022年にはニューヨークのカーネギー・ホールでデビュー。ICMA(国際クラシック音楽賞)2020の「ディスカバリー賞」やユーロビジョン・ヤング・ミュージシャンズ・コンクール銀メダル、2023年ファニー・メンデルスゾーン賞などを受賞し、ドイツの若い音楽家にとって最も重要なコンクールの一つとされるドイツ音楽コンクール2023のチェロ部門で優勝しています。

Eudora
EUDSACD-2403
(1SACD)
クアンド・エル・フエゴ・アブラサ(炎が燃えるとき)
ヨゼフ・ラウバー(1864ー1952):ピアノ五重奏曲ヘ長調 Op.6
クリストフ・ブルム(b.1990):Wildwuchse aus Schweizer Volksliedern(弦楽三重奏のための)
フランシスコ・コーイ(b.1985):カントス(弦楽四重奏のための)
ファリャ:バレエ音楽 「恋は魔術師」(ホセ・ルイス・トゥリーナによるカンタオーラとピアノ五重奏版編)
アンサンブル・バヨーナ
マリア・ホセ・ペレス(カンタオーラ)

録音2023年7月31日-8月3日、サラゴサ・オーディトリアム、モーツァルト・ホール(スペイン)
※全曲初録音
2020年にドワイト・ウルスラ・マムロック賞を受賞し、2021年度10月にベルリン・コンツェルトハウスでデビューを果たしたアンサンブル・バヨーナによる初のレコーディング・プロジェクト「Cuando el fuego abrasa(炎が燃えるとき)」。
本アルバムでは、ファリャの名作 「恋は魔術師」 のアレンジ版から、現代作曲家フランシスコ・コーイ(スペイン)とクリストフ・ブルム(スイス)の作品まで、彼らのアイデンティティである、スペインとスイスの実りある緊密なコラボレーションと、20世紀初頭の音楽の振興と普及を紹介しています。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

Chandos
CHAN-20279(1CD)
ハイドン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.3
ピアノ三重奏曲第19番ヘ長調 Op.43-1(Hob. XV:6) (1784)、
ピアノ三重奏曲第43番ハ長調 Op.86-1(Hob. XV:27) (1795)、
ピアノ三重奏曲第25番ホ短調 Op.57-2(Hob. XV:12) (1788-89)、
ピアノ三重奏曲第12番変ホ長調(Hob. XV:36) (before1760)
キット・アームストロング(b.1992):Revetements(世界初録音)
トリオ・ガスパール

録音:2023年5月26日-28日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
トリオ・ガスパールによるハイドンのピアノ三重奏曲全曲録音の第3弾。ハイドンはその輝かしいキャリアの中で40曲以上ものピアノ三重奏曲を作曲しています。またそれだけ多くの作品が残っているにもかかわらず、それらの作品は各々が独自の特徴を持っており、魅力を持っています。
このアルバムでも、これまでのシリーズ同様に対照的なトリオ作品を組み合わせ、聴衆にハイドンのそれぞれの作品が持つ特徴と魅力を見事に伝えています。また、この録音プロジェクトの一環として、ハイドンのピアノ三重奏曲から触発された作品を現代作曲家に依頼しており、今作では世界的ピアニストのひとり、キット・アームストロングの世界初録音作品がカップリングされていることも注目ポイントのひとつです。
トリオ・ガスパールは、2010年にドイツ、ギリシャ、イギリス出身のメンバーで設立され、その新鮮な解釈とアプローチで称賛されており、ヴィグモアホールやベルリン・フィルハーモニーといった世界の主要なコンサート・ホールで定期的に演奏を行っています。彼らはワイマールで行われたヨーゼフ・ヨアヒム室内楽コンクール、ウィーンでのハイドン国際室内楽コンクールなどで優勝しており、その演奏会では創設当時からハイドンの作品を積極的に取り上げています。
Chandos
CHAN-20297(1CD)
ブラームス&コンテンポラリーズ Vol.1
ブラームス:ピアノ四重奏曲第2番イ長調 Op.26
ルイーゼ・アドルファ・ル・ボー(1850-1927):ピアノ四重奏曲 ヘ短調 Op.28
カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ〔エレーナ・ユリオステ(Vn)、ロザリンド・ヴェントゥリス(Va)、ラウラ・ファン・デル・ハイデン(Vc)、トム・ポスター(P)〕

録音:2023年4月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
「きらびやかで、変幻自在な若い音楽家のアンサンブル」、カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ! BBCラジオ3新世代アーティスト・スキームを通じて出会ったピアニストのトム・ポスターとヴァイオリニストのエレーナ・ユリオステによって結成され、顧みられることの少ないレパートリーを積極的に取り入れたカリスマ的なプログラミングと卓越した音楽性で聴衆を熱狂させている気鋭のアンサンブルです。
知られざるレパートリーと興味深いプログラミングで高い評価を確立してきた彼らの新シリーズ「ブラームス&コンテンポラリーズ」は、ブラームスのピアノ四重奏曲と、同時代のあまり知られていない作曲家の作品を並べるという、またしても意欲的なアルバムを創造。第1弾では、ドイツ後期ロマン派の女流ピアニスト&作曲家、ルイーゼ・アドルファ・ル・ボーのピアノ四重奏曲が選ばれました。クララ・シューマン、フランツ・ラハナー、ヨーゼフ・ラインベルガーに学んだ彼女は、合唱曲、2つのオペラ、膨大な数の歌曲、ピアノ独奏曲、室内楽など多様なジャンルの作品を残しており、1884年に作曲され同年にライプツィヒ・ゲヴァントハウスで初演されたピアノ四重奏曲は当時の批評家からも大絶賛されたといいます。同じ年にウィーンのコンサートツアーでブラームスとハンスリックに出会い、二人も彼女に作品を見せてもらい、肯定的な反応を示しました。
ブラームスのピアノ四重奏曲第2番は1861年に完成し、シューベルトの強い影響を受けていることで知られています。およそ50分にわたるこの曲は、ピアノ四重奏のためのレパートリーの中でもっとも充実した作品の1つとなっています。

CAvi music
85-53508(2CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.3
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24「春」
ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op.30-1
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、
デーネシュ・ヴァーリョン(P)

録音:2022年12月、ドイチェランドフンク・カンマームジークザール(ケルン、ドイツ)
「一生に一度でいいから、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ10曲をサイクルとして録音してみたいと思ったんです!」と語るアンティエ・ヴァイトハースのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集がいよいよ完成しました。彼女は、クライスラー国際コンクール、バッハ国際コンクール、そしてヨーゼフ・ヨアヒム・ハノーファー国際コンクールで優勝後、ソリストとしてヨーロッパを中心に活動し、またアルカント四重奏団を結成し室内楽の分野でも数々のアーティストと共演してきました。また、人気のヴァイオリン教師としても知られる彼女は、バロックから21世紀に渡る幅広いレパートリー持っており演奏してきました。そんな彼女にとってもベートーヴェンの楽曲へは特別な思いがあるようで、「この音楽には深い人間性がにじみ出ており、それはヴァイオリン・ソナタのそれぞれに見られる特徴です。そして、私が知っているベートーヴェンのどの曲にも、深く感動する瞬間が含まれています」と語っています。第1巻はレコード芸術特選盤とICMAノミネート、第2巻はグラモフォン・エディターズ・チョイスに輝いた全集だけに期待が膨らみます。

Avie
AV-2675(1CD)
シー・オヴ・スターズ
ローラン・スコット(b.1970):シー・オヴ・スターズ、春
伝承曲(ローラン・スコット編):きみはわれのまぼろし
ラヴェル(ローラン・スコット編):パゴダの女王レドロネット(マザー・グース組曲〔マ・メール・ロワ M.60〕より)
グレイス=エヴァンジェリン・メイソン(b.1994):グラス・カテドラルズ
バッハ(ローラン・スコット編):前奏曲(無伴奏チェロ組曲第2番 BWV1008より)
リュディガー・オッパーマン(b.1954):ブリージング・ウィズ・ハープ
ローラン・スコット:ニープス・アンド・タティーズ、青い丘で、太陽とその花
モニカ・シュタートラー(b.1963):もう誰も私を止められない
伝承曲(アンディ・スコット、ローラン・スコット編):さすらいの旅人
ローレン・スコット(レバー・ハープ、ペダル・ハープ、プリペアド・ペダル・ハープ)、エリザベス・ベイス(プリペアド・ペダル・ハープ)、アレグザンダー・ライダー(ペダル・ハープ、プリペアド・ペダル・ハープ)、ケザイア・トマス(ペダル・ハープ)、エレナー・ターナー(プリペアド・ペダル・ハープ)

録音:2021年、ロンドン
弦についたレバーで音程(音階)を調節する「レバー・ハープ」と足元のペダルで音程(音階)を調節する「ペダル・ハープ」の双方で卓越した技術とユニークな表現力を発揮するローレン・スコット。2020年にリリースしたデビュー・アルバム「Beyond the Horizon」(AV2417)では、自作やジョン・ケージ、ビートルズなどのアレンジをレバー・ハープのみで披露したスコットですが、待望のセカンド・アルバムでは、レバー・ハープとペダル・ハープ、更には弦に様々な物をあてて音色を変えたプリペアド・ペダル・ハープを駆使。自作の新作や現代のハープ弾きたちによるオリジナル作品、そしてラヴェル、バッハ、民謡などからの素敵なアレンジを散りばめ、ハープの新たな魅力、新鮮なサウンドをお届けします。
ローレン・スコットはオーストラリア出身、現在は英国で様々なオーケストラやアンサンブルとの共演、そしてテレビやラジオへの活発な出演など、ハープ・コミュニティの発展へ寄与し、5年間英国ハープ協会の会長も務めたハーピストです。

Acte Prealable
AP-0574(1CD)
古いマナー・ハウスにて
シマノフスキ(バツェヴィチ編):前奏曲 Op.1-1
ミハウ・ユゼフォヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.12
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909)(スタニスワフ・ミクシェフスキ編):悲愴的ポロネーズ 「古いマナー・ハウスにて」
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909)(ミェチスワフ・シャレスキ編):セレナード
ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921)(オルギェルド&アンジェイ・ストラシンスキ編):歌劇 「Konrad Wallenrod」より 求愛のシーン
フェリクス・ノヴァヴィエイスキ(1877-1946):伝説 Op.32
グラジナ・バツェヴィチ:ステンドグラス
ヘンリク・フベルトゥス・ヤブウォンスキ(1915-1989):ヴァイオリンとピアノのための音楽
ヴォイチェフ・シュラフチコフスキ(Vn)、
ボグミワ・ヴェレトカ=バイドル(P)

録音:2022年10月-11月
19世紀〜20世紀ポーランドの中流〜下流貴族たちのマナー・ハウス(邸宅)にて、個人的な音楽会や社交の場として愉しまれてきた室内楽を再現。このアルバムに収録されているシマノフスキやカルウォヴィチも、そうした貴族の家系でした。アレンジ作品も含めたヴァイオリンとピアノのための豊かなポーランド音楽を、ワルシャワ国立フィルのソリストやモニューシュコ音楽アカデミーの教授(弦楽器部門責任者)を務めてきたヴォイチェフ・シュラフチコフスキが奏でます。

Delphian
DCD-34317(1CDR)
高価格帯
カンタービレ〜ヴィオラへの賛歌
ジョナサン・ハーヴェイ(1939-2012):聖歌
ヴォーン・ウィリアムズ
:ロマンス
ブライト・シェン(b.1955):ザ・ストリーム・フロウズ
バックス
:ヴィオラ・ソナタ
オーガスタ・リード・トーマス(b.1964):無言歌(世界初録音)
ブリテン:ラクリメ ― ダウランドの歌曲の投影
ジョーダン・バク(Va)、
リチャード・アトリー(P)

録音:2023年7月10日-12日、グレイフライアーズ教会(エディンバラ、スコットランド)
輝かしいステージでの存在感とダイナミックな解釈、そして怖いもの知らずのパワーを併せ持ち、「クラシック演奏におけるエキサイティングな新しい声」、「力強い声と説得力のあるサウンドを備えたパワフルなミュージシャン」などと既に国際的に高い評価を獲得している1994年生まれのジャマイカ系アメリカ人ヴィオラ奏者、ジョーダン・バクがDelphianレーベルに初登場。
20世紀の偉大なヴィオリスト、ライオネル・ターティスやウィリアム・プリムローズのために書かれたバックス、ブリテンのヴィオリストにとって重要な位置を占める作品に、ジョナサン・ハーヴェイ、ブライト・シェンといった気鋭の作曲家による新しい作品が組み合わされています。またバク&アトリーのために特別に作曲されたヴァージョンの世界初録音となったオーガスタ・リード・トーマスの「無言歌」では、バクの深く感情を揺さぶる表現力がより浮き彫りになっています。

Delphian
DCD-34313(1CD)
恐れることはない
シューベルト:冥府への旅 D526、船乗り D536、目の魔力 D902-1、ドナウ川の上で D553、死と少女 D531
R.シュトラウス:「6つの歌」Op.56より「おくれたボートで」
ムソルグスキー:死の歌と踊り
アイアランド:海ヘの情熱
フィンジ:「花輪をささげよう」Op.18より第3曲「もはや灼熱の太陽も怖れるな」
ガーニー
:By a Bierside
マイケル・ヘッド:「6つの海の歌」より第2曲「ライムハウス・リーチ」
ウォーロック:キャプテン・ストラットンの夢想
ブリンドリー・シェラット(Bs)、
ジュリアス・ドレイク(P)

録音:2023年3月26日-28日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン、イギリス)
ブリンドリー・シェラットは元々学生時代にトランペットを学んでいましたが、経験を積むために参加したいくつかの声楽コンクールでなんと優勝をしてしまい、そこから歌手としての勉強を本格的に始めました。30代半ばにはBBCシンガーズの安定した地位を捨て、本格的にオペラの世界へと活躍の場を移し、ウィーン国立歌劇場、オランダ国立歌劇場、コヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスなどヨーロッパの主要な歌劇場で歌い、また後進の指導も行っています。このアルバムでは、シューベルト、ムソルグスキー、R.シュトラウスなどの、死を彷彿とさせる歌曲の数々を歌い上げました。彼がこれまで培ってきた技術や知識を総動員して歌い上げる様に聴衆は圧倒されることでしょう。

RUBICON
RCD-1103(1CD)
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲集 Vol.1
弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 Op.22
エフゲニー・オネーギン Op.24より 「レンスキーのアリア」 (ダーフィト・ファーベル編)
アムステルダム・デュドックQ
「21世紀のSQとして、演奏する音楽の意味を探り、過去の音楽を現代の聴衆のために新たな意味をもって反映させる最善の方法を常に探し求めている」というオランダ・アムステルダムの知的なカルテット、アムステルダム・デュドック四重奏団。アンサンブル名は、音楽をこよなく愛したオランダの著名な建築家ウィレム・マリヌス・デュドック(1884-1974)に由来し、英ガーディアン紙は彼らの「しなやかで生き生きとした音と構造と細部への注意深い感覚」を称賛しています。
Rubicon4枚目となる本アルバムでは、チャイコフスキーの弦楽四重奏曲を取り上げています。この第1巻には、美しいアンダンテ・カンタービレの緩徐楽章を持つ第1番と、第1番の影に隠れながらもチャイコフスキー自身も傑作と語る第2番の四重奏曲、そして、メンバーのチェリスト、ダーフィト・ファーベルによる弦楽四重奏のための新編曲で、『エフゲニー・オネーギン』から多くの人に愛されている「レンスキーのアリア」で締め括られます。

Aulos Media
AMC-2192(1CD)
韓国の若き音楽家たち2020Vol.1〜ハム・キョン&キム・ハン

(1)カリヴォダ:サロンのための小品 Op.228
アリッサ・モリス:4つの性格(2007)
パスクッリ:ドニゼッティの歌劇「ラ・ファヴォリータ」の主題による協奏曲

(2)サン=サーンス:クラリネット・ソナタ変ホ長調 Op.167
プーランク:クラリネット・ソナタ
(1)ハム・キョン(Ob)、ムン・ジェームズ・ジェウォン(P)
(2)キム・ハン(Cl)、ムン・ジェームズ・ジェウォン(P)

録音:2020年、KBS Studio16(韓国)
「KBS(韓国放送公社)」の2020年「韓国の若き音楽家たち」の第1巻の演奏者として選出されたのは、オーボエのハム・キョンとクラリネットのキム・ハンの2人。
ハム・キョンは数あるコンクールの中でも最難関として有名なARDミュンヘン国際音楽コンクールの2017年大会において入賞を果たし、現在はフィンランドRSOの第1ソロ・オーボエを務める傍ら、シベリウス音楽院(シベリウス・アカデミー)で教鞭を執る韓国トップのオーボイストの1人。
フレンチ・プログラムの名曲中の名曲2作品を奏でるクラリネットのキム・ハンはモーツァルトのクラリネット協奏曲を吹いて13歳でデビュー。第3回ジャック・ランスロ―国際クラリネット・コンクールで第1位を獲得した後、フィンランドRSOの第2ソロ・クラリネットとして入団。創設メンバーでもあるファイツ木管五重奏団としては第1回カール・ニールセン国際室内楽コンクール第2位受賞の実績を持つ実力者です。
Aulos Media
AMC-2193(1CD)
韓国の若き音楽家たち2020Vol.2〜キム・ドンヒョン&イ・ファユン

(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28

(2)ブラームス:F.A.E.ソナタ WoO.2より
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ Op.25-4
リ・シヌ:カプリース第2番「チョッビョク」(世界初録音)
(1) キム・ドンヒョン(Vn)、パク・ヨンソン(P)
(2)イ・ファユン(Va)、ホン・ソユ(P)

録音:2020年、KBS Studio16(韓国)
「KBS(韓国放送公社)」の「韓国の若き音楽家たち」シリーズの2020年版第2巻は、ヴァイオリンとヴィオラの俊英2人がそれぞれ得意とする作品を披露!
13歳で錦湖(クムホ)英才コンサートに抜擢されデビューを果たしたキム・ドンヒョンは、新韓音楽賞受賞、芸術の殿堂(ソウル・アーツ・センター)音楽英才キャンプ&コンクール優勝など、数多くの国内舞台を席巻した後に第16回チャイコフスキー国際コンクール(2019年)で3位に入賞し、再び世界の注目を集めた逸材です。
ヴィオラのイ・ファユンは3歳で朝鮮の伝統的民俗芸能であるパンソリ(口唱)を習い始めて音楽の門を叩いたという経歴の持ち主。アンネ=ゾフィー・ムター財団の後援を受け、弦楽アンサンブル「ムター・ヴィルトゥオーゾ」のワールドツアーに参加。さらにはムター、トリフォノフとの共演によるシューベルトの「ます」のレコーディングに参加するなど、すでに国際的な舞台で活躍を展開しています。

Phil.harmonie
PHIL-06042(1CD)

XPHIL-06042(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

バッハ:ゴルトベルク変奏曲 (ヴィオラ、チェロ&コントラバス三重奏版)
バッハ(ドミトリー・シトコヴェツキー&マルティン・シュテーグナー編):ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(ヴィオラ、チェロ&コントラバス三重奏版)
マルティン・シュテーグナー(Va)、
タネリ・トゥルネン(Vc)、
エスコ・ライネ(Cb)

録音:2021年5月13日&6月26日(ベルリン、ドイツ)
「ほとんど気づかれずに上声部と下声部を繋ぐ役割を担い、上声部のメロディアスな旋律や、決定的な存在感の下声部に嫉妬しそうになることもしばしば」と自身が弾くヴィオラについて述べるベルリン・フィルの名手マルティン・シュテーグナー。同じくベルリン・フィルのメンバーであり首席コントラバス奏者として活躍するエスコ・ライネが、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」をヴィオラ、チェロ、コントラバスという編成で演奏するというアイデアを思いついたとき、シュテーグナーはその構想に懐疑的だったと言います。それは数ある「ゴルトベルク変奏曲」のトランスクリプションの中でも最も有名な編成の1つであるドミトリー・シトコヴェツキーの編曲による「弦楽三重奏版」を5度低く移調して演奏するというものでした。
「ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ」を「ヴィオラ、チェロとコントラバス」で演奏する。この意欲的かつ非常に困難と思えるチャレンジのためにベルリン・コンツェルトハウスOの副首席奏者タネリ・トゥルネンを招き、トリオを組んだシュテーグナーとライネ。初めてアリアといくつかの変奏のリハーサルを行った時、最初に感じた懐疑の念は完全に消え、そこには興奮と感激が満ちていました。
特にヴィオラとコントラバスにとって、本来のヴァイオリンとチェロのパートの演奏は困難を極め、難産の末に生まれたこの新たなヴィオラ、チェロとコントラバスによる弦楽三重奏版「ゴルトベルク変奏曲」は、バッハの偉大かつ高名な傑作に新たな1ページを加えることとなりました。

Ars Produktion
ARS-38373(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 Op.9
弦楽三重奏曲第3(2)番ト長調 Op.9-1
弦楽三重奏曲第4(3)番ニ長調 Op.9-2
弦楽三重奏曲第5(4)番ハ短調 Op.9-3
トリオ・ゴルトベルク〔リーザ・ケロブ(Vn)、フェデリコ・フッド(Vc)、ティエリー・アマーディ(P)〕

録音:2023年4月1日-3日&5日、ヴァルデンブルク音楽スタジオ(スイス)
モナコのモンテカルロPOで活躍する3人の実力派たちによって結成され、2019年のウィーン国際音楽コンクールで見事ゴールドメダルを獲得したアンサンブル、トリオ・ゴルトベルク。モーツァルトからシュニトケまで膨大なレパートリーを持ち、これまでも彼らならではの凝ったプログラム構成でリスナーを楽しませてきましたが、今回は一転してベートーヴェン初期の傑作の一つ、Op.9の弦楽三重奏曲に真っ向勝負。この編成の古典的な作品に立ち返ってその真価を改めて見せつけます。

Dynamic
CDS-8015(1CD)
NX-B06
パガニーニ:祈りのソナタ
1-3. 祈りのソナタ M.S.23- ヴァイオリンとオーケストラのために…世界初録音 (イタロ・ヴェスコーヴォによる改訂、完成版)
4-5. ソナタ M.S.118- 変則調弦ヴァイオリンのために(2つの断章)
…世界初録音、未出版作品
6. マリア・ルイーザ、第4弦によるソナタと変奏曲 M. S.79- ヴァイオリンとギターのためのオリジナル・ヴァージョン
7. カプリッチョ- 無伴奏ヴァイオリンのために(1838年パリ)…世界初録音、未出版作品
8. アジタート- 無伴奏ヴァイオリンのために(1831年ロンドン)…世界初録音、未出版作品
9-12.4つの練習曲 M. S.138? 無伴奏ヴァイオリンのために(ダニーロ・プレフーモによる比較校訂版)
13-16.4つのノットゥルノ M. S.15- 弦楽四重奏編
17. 「うつろな心」の主題による序奏と変奏曲 M. S.44- 無伴奏ヴァイオリンのために (カール・グール編)
ルカ・ファンフォーニ(Vn)…1-17
イ・ムジチ・ディ・パルマ…1-3
アントニオ・デ・ロレンツィ(指)…1-3
カルロ・カンティーニ(Vn)…4-5
ダニエーレ・ファンフォーニ(Vn)…4-5、13-16
サヴェリオ・フォリアーロ(G)…6
レアーレ・コンチェルト・アンサンブル…13-16
アルマンド・バリッリ(Va)…13-16
マッシミリアーノ・ファンフォーニ(Vc)…13-16

録音:2023年9月29日、10月16日、11月3日
DYNAMICレーベルが力を入れているパガニーニのシリーズの最新作。冒頭に置かれた「祈りのソナタ」は、ロッシーニの歌劇「エジプトのモーゼ」から主題を採 り変奏曲に仕立てた「モーゼ変奏曲」として知られる作品。通常は1855年に出版されたピアノとヴァイオリン版が演奏されますが、このアルバムは、I.ヴェス コーヴォがソロ・パートの欠けている箇所を補筆完成させたオリジナルの管弦楽伴奏版を収録。世界初録音となります。また変則調弦ヴァイオリンのための断 章や、カプリッチョ、アジタートは未出版作品でこちらも世界初録音です。 最後の「うつろな心」の主題による序奏と変奏曲は、全体に超絶技巧が施された極めてよく知られる華麗な曲。もともとは1830年にカール・グール(1787- 1848)が出版した『ヴァイオリン物語』の付録として印刷されたもので、現在でもこの譜面が一般的に使われていますが、完全な自筆原稿は残っておらず、 グールが自身の記憶を辿って譜面にしたと主張していました(ベルリンの国立図書館に保存されているパガニーニの未完成の自筆譜はグールの印刷譜と一 致しています)。ファンフォーニの素晴らしい演奏でお楽しみください。

ALBANY
TROY-1950(1CD)
「エクスチェンジ」〜現代のチェロ作品集
デイヴィッド・ゴンパー:stella celi extirpavit(2022)
ゾーイ・マートリュー:オンディーヌ(2022)
ジャン=フランソワ・シャルル:ペトリファイド(2021)
ジェレミー・サーロウ:屋根伝いに(2019)
ザック・スタントン:安息日の賛歌の名残り
リチャード・コーストン:深淵より(2014)
ダーレン・ブルーム:蝶々
ティム・ギル(Vc)
デイヴィッド・ゴンパー(P)

録音:2022年9月17-18日、22-24日、アイオワ大学
様々な世代の作曲家によるチェロとピアノのための作品集。作曲家はいずれも何らかの形でア イオワ大学において教鞭を執るなどアイオワと関わりがある。作風は様々だが、アイデアも豊富でメ ロディアスな作品が多く、聴きごたえ充分。チェロのための新しい音楽として一聴の価値がある一 枚。チェロ奏者のティム・ギルはベートーヴェンからクセナキスまでをレパートリーとする使い手でソ リストとしてロイヤル・フィル、ロンドン・シンフォニエッタなどと多く共演している
ALBANY
TROY-1959(1CD)
現代中国系作曲家によるヴァイオリンとヴィオラのための作品集
(1)チェン・イ:ハッピー・チューン〜ヴァイオリンとヴィオラのための
(2)チェン・イ:記憶〜ヴァイオリンのための
(3)ジョウ・ロン:野草〜ヴィオラのための
(4)ク・シャオ=ソン:JI#7動きのない水〜ヴァイオリンのための
(5)フン・ラム:モノローグV〜ヴァイオリンのための
(6)-(8)エンジェル・ラム:港の霧〜ヴァイオリンのための
(9)オースティン・イプ:これがあの怪物の全てだ〜ヴァイオリンとエレクトロニクスのための
(10)チャン・カイ=ヤン:マレーのつぶやき〜ヴァイオリンのための
(11)チャン・カイ=ヤン:どこにも行かないボート〜ヴァイオリンとフィクスト・メディアのための
(12)チャン・カイ=ヤン:探し求めて〜ヴァイオリンとフィクスト・メディアのための
パトリック・イム(Vn&Va)
(1)ボーン・ラウ(Va)
(3)ジョウ・ロン(語り)

録音:2019-2023年
現代の中国人および中華系アメリカ人の作曲家によるヴァイオリン、ヴィオラおよびその二重奏 のための作品を収録。世代は様々だが、中華圏の現代音楽の現在を知る事が出来る貴重な一 枚。いずれも中国の伝統文化と西洋もしくは現代性とをどう融合もしくは対峙させるか、ということに 作曲家の創意工夫が感じられます。タン・ドゥンのようないかにもアメリカ人が好みそうな絵に描いたよ うなシノワズリ、エキゾチシズムとは異なるハイブロウな作品が並んでいます。

Pentatone
PTC-5187227(1CD)
「ホーム」〜米作曲家弦楽四重奏曲集
ケヴィン・パッツ(1972-):ホーム
ジョージ・ウォーカー(1922-2018):弦楽四重奏曲第1番より第2楽章「モルト・アダージョ」
キャロライン・ショウ(1982-):マイクロフィクション 第1巻
バーバー:弦楽四重奏曲 ロ短調 Op.11
ハロルド・アーレン(1905-1986):「虹の彼方に(オーバー・ザ・レインボー)」(ウィリアム・ライデン編)
ミロ・クァルテット【ダニエル・チン(Vn1)、ウィリアム・フェドケンホイヤー(Vn2)、ジョン・ラジェス(Va)、ジョシュア・ジンデル(Vc)】

録音:(1)(3)(5)2023年1月、(2)(4)2023年4月/
KMFA89.5、オースティンズ・クラシカル・ミュージック・ラジオ・ステーション(テキサス州)
現代アメリカを代表するSQ、ミロ・クァルテットが新譜「Home(ホーム)」をリリースします。ホームという言葉は「家」「生地」「故郷」「本拠地」な ど様々な意味を持ちますが、同団の母国アメリカ人作曲家の作品を集めたのが当アルバムのコンセプトです。
当アルバムには2つの委嘱作ケヴィン・パッツ(1972-)の「ホーム」とキャロライン・ショウ(1982-)の「マイクロフィクション第1巻」を収録。コロナ禍に生 まれた新作です。この他にジョージ・ウォーカー(1922-2018)の弦楽四重奏曲第1番より第2楽章、サミュエル・バーバーの弦楽四重奏曲 ロ短調 Op.11、そしてハロルド・アーレン(1905-1986)の「虹の彼方に(オーバー・ザ・レインボー)」を収録。20世紀から現代までのアメリカ人作曲家の 作品を辿ります。
ミロ・クァルテットは1995年にオーバリン音楽院の学生4人で結成。翌年4月には第50回コールマン室内楽コンクールで第1位を受賞、さらにフィショフ全 国室内楽コンクールで第1位および大賞を受賞するなど、若き才能が集結した注目の団として結成時より注目されていました。創設メンバーの山本サンディー智子 が脱退したのちウィリアム・フェドケンホイヤーが加わり、以後現在まで同メンバーで活動しております。 (Ki)

Audite
AU-97825(1CD)
「オーセンティック」〜フォーレ:チェロとピアノのための作品全集
(1)蝶々 イ長調 Op.77
(2)子守歌 ニ長調 Op.16
(3)チェロ・ソナタ第1番ニ短調 Op.109
(4)ロマンス イ長調 Op.69
(5)悲歌 ハ短調 Op.24
(6)セレナード ロ短調 Op.98
(7)シチリアーナ ト短調 Op.78
(8)チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.117
(9)夢のあとに Op.7-1(編曲:パブロ・カザルス)
(10)アレグレット・モデラート〜2台のチェロのための*
(11)ドリーの子守歌 Op.56-1(編曲:マルク・コッペイ)
マルク・コッペイ(Vc/1711年製ゴフリラー)
フランソワ・デュモン(P/1891年製エラール)A'=435Hz
(ポリーヌ・バルティソル(Vc)*

録音:2023年4月24〜26日/シテ・ド・ラ・ミュジック内フィラルモニ・ド・パリ、円形劇場
ガブリエル・フォーレ(1845〜1924)が今年(2024年)歿後100周年を迎えました。メモリアル・イヤーに合わせてマルク・コッペイがチェロとピアノのた めの作品全集をリリース。共演はフランソワ・デュモンです。
当録音ではフォーレが色彩豊かな音色を高く評価したエラールのグランドピアノで演奏しております。その豊かな倍音とクリアな低音が魅力のエラール製のピアノ は、当時のフランスのサロン音楽に欠かすことはできない豊かな響きが特徴。これぞ正真正銘のフォーレ演奏です。
丁寧な音楽づくりと気品に満ちた語り口が魅力のコッペイはストラスブール生まれ。パリ国立高等音楽院で学んだ後、18歳でバッハ国際コンクールにおい て優勝し一躍世界から注目を集めることになりました。その後のキャリアは華々しく、ソリストとしてはエリアフ・インバル、エマニュエル・クリヴィヌ、アラン・ギル バート、佐渡裕などの指揮者と共演。室内楽奏者としてのキャリアも充実しており、ミシェル・ベロフ、オーギュスタン・デュメイ、ヴィクトリア・ムローヴァ、エマニュ エル・パユなどから厚い信頼を得ております。またイザイSQ(1995年から2000年)のメンバーとして数多くの録音を残しております。現在はパリの 国立高等音楽院で教鞭を執るほか、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の幅をさらに広げております。auditeレーベルから積極的なリリースが続 いており、アルバム『フレンチ・チェロ』(KKC-6505 / AU-97802)では、ストラスブールPOとの共演でフォーレの悲歌 Op.24も 収録しております。
デュモンは1985年リヨン生まれ。2010年の第16回ショパン国際コンクール第5位(同回優勝はユリアンナ・アヴデーエワ)入賞の実力派で、バロックからフ ランスの近代まで非常に美しい演奏に定評のあるピアニストです。 (Ki)

APARTE
AP-346(1CD)
蒼い時
(1)ドビュッシー:シャルル・ドルレアンの3つの歌
(2)ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
(3)ドビュッシー(ワクスマン編):小組曲+ワクスマン:華やかな月
(4)ラヴェル:ボロディン風に
(5)グラシアーヌ・フィンジ:(もうひとつの)小組曲
(6)ドビュッシー:夢想
(7)ナディア・ブーランジェ:3つの小品
(8)ドビュッシー:月の光
(9)ラヴェル:3つの歌
(10)プーランク:愛の小径
ザイールQ【ギヨーム・ベルソー(ソプラノ・サックス)、エティエンヌ・ブサール(アルト・サックス)、フロラン・ルマン(テナー・サックス)、ジョアキム・チェスラ(バリトン・サックス)】

録音:2023年/シンガー・ポリニャック財団展示館(パリ)
サクソフォン四重奏団期待の名人集団の第2弾。フランスの作品を集めていて、ドビュッシー、ラヴェル、プーランク、ナディア・ブーランジェは編曲。新たな色彩 を示しています。
興味深いのはドビュッシーの「小組曲」を編曲したファビアン・ワクスマンが第3曲に自身の新作「華やかな月」を挿入し、また同曲から触発されたグラシアーヌ・ フィンジの「(もうひとつの)小組曲」が生まれたこと。どちらもザイール四重奏団の超絶芸もあいまり聴き応え満点です。 (Ki)

Paraty
PTY-1523143(1CD)
チャイコフスキー、ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲Op.50「偉大な芸術家の思い出」
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調
ジュネーヴ・ピアノ三重奏団【イリーナ・シクリンディナ(P)、セル ゲイ・オストロフスキー(Vn )、ダン・スルツコフスキ ー(Vc)】

録音:2021年11月/ラ・ショー・ド・フォン
20年来ジュネーヴ在住のロシア人演奏家が結成したジュネーヴ・ピアノ三重奏団。デビューCDは母国のピアノ三重奏曲2篇で、全員の文化的ルーツを記念し ています。安定の技巧はもちろんながら、ユネスコ世界遺産都市ラ・ショー・ド・フォンの革新的なドルビーアトモス技術を備えたスタジオで録音された音の良さも 注目です。 (Ki)

MDG
MDG-3072312(2CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲集Vol.17
弦楽四重奏曲第1番変ロ長調Op.1-1(Hob. III: 1)
弦楽四重奏曲第2番変ホ長調Op.1-2(Hob. III: 2)
弦楽四重奏曲第3番ニ長調Op.1-3(Hob. III: 3)
弦楽四重奏曲第4番ト長調Op.1-4(Hob. III: 4)
弦楽四重奏曲第0番変ホ長調Op.1-0(Hob. II: 6)
弦楽四重奏曲第6番ハ長調Op.1-6(Hob. III: 6)
ライプツィヒSQ【シュテファン・アルツベルガー(Vn1)、ティルマン・ビューニング(Vn2)、イーヴォ・バウアー(Va)、ペーター・ブルンズ(Vc)】

録音:2023年1月13-15日、7月18-20日、マリエンミュンスター修道院コンツェルト
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの首席奏者らにより、1988年に結成されたライプツィヒSQ。以後、彼らはSQとしての活動に専 念し、精緻なアンサンブルと正統的で明晰な解釈により、世界40ヶ国以上で賞賛を獲得しています。55人の作曲家の約200作品という膨大なレパートリーを持 つ彼らは、モーツァルト、ベートーヴェンから現代、編曲作品に至るまで幅広い作品を精力的に演奏しておりCDもすでに多数制作しています。現在進行中なのがハ イドンの弦楽四重奏曲全集。 今回は、ハイドンの最初期の弦楽四重奏曲作品1を収録しています。フュルンベルク男爵に招かれた20代のハイドンは、彼の邸宅で行われる小さい演奏会のため の作品を依頼されました。そこには、ハイドン含む4人が演奏し、その中には後にベートーヴェンの師となるヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガーもいたと言い ます。ハイドンは、セレナーデ、ディヴェルティメント、弦楽三重奏といった様式を組み合わせ、それまでにない新しい形式の楽曲を生み出しました。 (Ki)
MDG
MDG-7072314(1CD)
アレクサンダー・アステリアデス(1941-):弦楽四重奏
詩への付曲(Vertonte Gedichte)
ジョコーソSQ【ウルスラ・トゥルメア (メゾソプラノ)、イェル ク・ゴットシック(バリトン )、パウル・リヴィニウス(P)】

録音:2023年6月11-12日(弦楽四重奏)、2009年6月(詩への付曲)、マリエンミュンスター修道院コンツェルト
ドイツの現代作曲家であり指揮者でもあるアレクサンダー・アステリアデス(1941-)は、教育者、音楽学者、そして美術教育者としても知られる多彩な人です。 独学で学んだ彼の音楽は「無調の枠に捉われることのない」旋律的な作品を多数書いています。また文学からインスピレーションを得て書かれた作品も多く、今回 収録されている詩に付曲された「Vertonte Gedichte」も彼のスタイルを代表する作品といえるでしょう。ゲーテ、ゲオルク・トラークル、ヘルダーリンらの詩を メゾとバリトンがピアノ伴奏で歌う、19世紀の作品を思わせるスタイルで書かれています。また弦楽四重奏曲もメーリケの詩『春に』に影響されて書かれた作品です。 (Ki)

BIS
BISSA-2689(1SACD)
マルセル・ド・マンツィアーリ(1899-1989):室内楽作品集
(1)ピアノ三重奏曲(1921)
(2)夜想曲〜ヴァイオリンとピアノのための(1977)
(3)ダイアログ〜チェロとピアノのための(1970)
(4)ソナタ〜ヴァイオリンとピアノのための(1918)
(5)トリローグ〜ヴァイオリン、チェロとピアノのための(1977)
(1)(2)(4)(5)セシリア・シリアクス(Vn)
(3)(5)カティ・ライチネン(Vc)
(1)(2)(4)(5)ベンクト・フォシュベリ(P)
(3)ペーテル・フリース・ユーハンソン(P)

録音:2022年5月3〜5日/ヴェステロース・コンサートホール(スウェーデン)
フランスで活躍したマルセル・ド・マンツィアーリ(1899-1989)の室内楽作品集。20世紀戦中のフランスでは多くの女性音楽家がコンサートを主催し、演奏、作曲していましたが、今日ではほとんど知られておらず、彼女たちの作品が演奏されたり、録音されたりすることはほとんどありません。
作曲家、指揮者、ピアニスト、教師であるマルセル・ド・マンツィアーリも忘れられた音楽家の一人。彼女は1899年現ウクライナ、ハルキウに生まれ、パリでナディア・ブーランジェに作曲を、バーゼルでフェリックス・ヴァインガルトナーに指揮を、ニューヨークでイザベル・ヴェンゲーロヴァにピアノをそれぞれ師事。フランスとアメリカでキャリアを積みました。
世界初録音となる当アルバムにはヴァイオリン・ソナタなどの室内楽作品集。20世紀フランス音楽らしい響き。不協和音を効果的に取り入れた初期作品ヴァイオリン・ソナタから、ミニマリズムを追求した後期作品「トリローグ」まで、彼女の長いキャリアを証明する傑作を収録しております。 (Ki)
BIS
BISSA-2107(1SACD)
ハンガリーの弦楽三重奏曲集
(1)レオー・ヴェイネル(1885-1960):弦楽三重奏曲 ト短調 Op.6(1908)
(2)ラースロー・ヴェイネル(1916-1944):セレナード〜弦楽三重奏のための(1938)
(3)コダーイ:間奏曲〜弦楽三重奏のための(1905年頃)
(4)ドホナーニ:セレナード ハ長調 Op.10〜弦楽三重奏のための(1902)
トリオ・ボッケリーニ【カン・セヨン(Vn)、ヴィッキ・パウエル(Va)、パオロ・ボノミーニ(Vc)】

録音:2023年4月2〜5日/レンナ教会、スウェーデン
2014年結成の弦楽三重奏団「トリオ・ボッケリーニ」が20世紀初頭ハンガリー国民楽派の発展に貢献した4人の作曲家の作品を録音 しました。
ハンガリーのメンデルスゾーンと呼ばれたレオー・ヴェイネル(1885-1960)の弦楽三重奏曲、エルンスト・フォン・ドホナーニのセレナー ドはともにエレガントでブラームスを彷彿とさせながらも自国の民族色があらわれた美しい作品。コダーイの間奏曲は、作曲者が民族音楽学の研究の成果ともいえ る初期作品です。
リスト音楽院でヤーノシュ・シュタルケルと同窓であったラースロー・ヴェイネル(1916-1944)は、20世紀初頭のハンガリー音楽界で大いに将来を嘱望さ れた音楽家で、コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」を観て作曲家になる決意。しかし、将来を嘱望された矢先、反ユダヤ法によって公的活動は制限。その後、強制労 働に送られルッカウの強制収容所でわずか28歳の若さで亡くなった悲劇の作曲家です。セレナードはコダーイに作曲を師事していた時の作品で、ラースロー・ヴェ イネルの類まれな才能を明らかにしています。 (Ki)

ACCENTUS Music
ACC-80585CD(6CD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集
■CD1
弦楽四重奏曲 第1番ハ長調 Op.49
弦楽四重奏曲 第2番イ長調 Op.68
弦楽四重奏曲 第3番ヘ長調 Op.73
■CD2
弦楽四重奏曲 第4番ニ長調 Op.83
弦楽四重奏曲 第5番変ロ長調 Op.92
弦楽四重奏曲 第6番ト長調 Op.101
■CD3
弦楽四重奏曲 第7番嬰ヘ短調 Op.108
弦楽四重奏曲 第8番ハ短調 Op.110
弦楽四重奏曲第9番変ホ長調 Op.117
■CD4
弦楽四重奏曲 第10番変イ長調 Op.118
弦楽四重奏曲 第11番ヘ短調 Op.122
弦楽四重奏曲 第12番変ニ長調 Op.133
■CD5
弦楽四重奏曲 第13番変ロ短調 Op.138
弦楽四重奏曲 第14番嬰ヘ長調 Op.142
■CD6
弦楽四重奏曲 第15番変ホ短調 Op.144
エレジー(アダージョ)弦楽四重奏のための(歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」Op.29第1幕第3場のカテリーナのアリア)
ポルカ(アレグレット)弦楽四重奏のための(バレエ「黄金時代」からのポルカ)
ダネルSQ【マルク・ダネル(Vn1)、ジル・ミレ(Vn2)、ヴラッド・ボグダナス(Va)、ヨヴァン・マルコヴィッチ(Vc)】

ライヴ録音:2022年2月6-10日、5月1-5日、メンデルスゾーンザール、ゲヴァントハウス小ホール、ライプツィヒ
2022年にライプツィヒのメンデルスゾーン・ザールでライヴ録音されたダネルSQによるショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集。 1991年ベルギーのブリュッセルで結成されたダネルSQ。アマデウスSQ、ボロディンSQ、ベートーヴェンSQなどのもと で学び、1993年にはショスタコーヴィチ国際弦楽四重奏コンクールで第一位を獲得、以来世界中で演奏活動を行っています。レパートリーは幅広く、これまでにハ イドン、ベートーヴェン、シューベルト、ショスタコーヴィチ、ヴァインベルクの弦楽四重奏曲のツィクルス、そしてリーム、ラッヘンマン、グバイドゥーリナ、デュサパン、 ヴィットマン、マントヴァーニといった主要な現代作曲家とのコラボレーションを行っています。日本にも2005年の初来日以降度々来日し、いずれも好評を博して います。 ダネルSQは、2001年から2005年にかけてショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲の一度目の録音を行っています。その録音は、作曲家の人生を掘 り下げた深い音楽的理解と、室内楽演奏の比類なき高みに達した演奏として高く評価されています。今回再録音したことに関してリーダーのマルク・ダネル氏はこ のように述べています。「私たちは、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲を30回以上演奏してきています。しかし作品はまるで生きている身体のように変化し 続けていて、我々の解釈も常に同じではありません。かつてベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全曲録音を3回行ったアマデウスSQのメンバーが次のよう に語ってくれました。“録音はコンサートにインスピレーションを与え、コンサートは録音にインスピレーションを与える”それはまさに核心であり、音楽を探求し実験 することに終わりはないのです。そして我々の解釈は17年前と大きく異なります。それはもちろん、ヴィオラのヴラッド・ボグダナとチェロのヨヴァン・マルコヴィッ チが新たに加わったことも大きく関係します。」 2023年からロンドンのウィグモア・ホールのレジデンス・カルテットとして活動、さらに2024年6月には来日公演ツアーも予定されており、結成33年を迎え てもなおさらなる進化を続けるダネルSQの演奏に注目です。 (Ki)

ATMA
ACD2-2897(1CD)
ヘリテージ
ヴィクトル・エワルド(1860-1935):金管五重奏曲第1番変ロ短調 Op.5
アクセル・ヨルゲンセン(1881-1947):金管五重奏曲 変イ長調
オスカー・ベーメ:金管六重奏曲 変ホ短調 Op.30
バズ・ブラス

録音:2022年5月12・13日、2023年5月3・5・6日/カナダ、ミラベル、サン・オーギュスタン教会
カナダの名金管アンサンブル、バズ・ブラス、ATMA Classiqueからのファースト・アルバム。
1820年頃、バルブの発明により金管楽器は半音階のすべての音を奏でることができるようになりました。これによってもたらされた金管楽器の「黄金時代」 を味わうアルバムです。 (Ki)

Coviello
COV-92401(1CD)
ストラータ 〜サクソフォン四重奏曲集
シャルロッテ・ハーディング:Sub to street, to scraping the sky
ミヒャエル・クライン:Frost Flower
ベンジャミン・オリヴァー:Avalanche
クレア・ラブデー:Deep City I
 Deep City II
アンナ・アップルビー:Electric Aeroplanes
デニース・オンデシュコ:Star Clusters
ハワード・スケンプトン:Zephyrs
レーファー・カルテット(サクソフォン四重奏)

録音:2023年7月27-29日/王立バーミンガム音楽院
レーファー・カルテットはイギリスで最も魅力的でダイナミックなサクソフォン四重奏団のひとつとして知られ、10年以上にわたって第一線で活躍している団体。 当アルバムはCOVIELLOレーベルからのデビュー盤で、そのタイトルが示すように地底から天空まで地層・階層を上へ上へとのぼっていくように展開されるプロ グラムを持っています。 (Ki)

Aulicus Classics
ALC-0106(1CD)
ドイツのクラリネット・ソナタ集
ダンツィ:クラリネット・ソナタ 変ロ長調
メンデルスゾーン:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 MwvQ15
ドレーゼケ:クラリネット・ソナタ 変ロ長調 Op.38
アルド・ボッタ(Cl)
ジュゼッペ・ガリアーノ(P)

録音:2023年5月 イタリア カンパニア州 ポンテカニャーノ
ロマン派のクラリネット・ソナタを集めた CD。メンデルスゾーンのクラリネット・ソナタは、1824 年、 彼が15歳になる年の作品。極めて早熟だったメンデルスゾーンらしくまだ少年だった頃の作品と は思えないほど充実しています。フランツ・ダンツィ(1763―1826)はベートーヴェンより少しだけ上の 世代のチェロ奏者、作曲家。当時は非常に人気が高く影響力のあった音楽家です。クラリネット・ ソナタ 変ロ長調は1818年の作。強烈な個性こそないけれどなかなかの佳曲です。フェリクス・ド レーゼケ(1835―1913)は19世紀後半から 20世紀初頭にかけてのドイツの作曲家。クラリネット・ ソナタ 変ロ長調は1887年の作。後期ロマン派色とは無縁の優しく穏やかな作風が良い。 アルド・ボッタは1994年生まれのイタリアのクラリネット奏者。ソロ活動を行い、また現在はレッジョ・ カラブリアのチレア音楽院でクラリネットを指導しています。
Aulicus Classics
ALC-0107(1CD)
ブゾーニ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ホ短調 Op.29
ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調 Op.36
ルカ・ファンフォーニ(Vn)
ルカ・バッレリーニ(P)

録音:2011年6月19-20日 イタリア ロンバルディア州 ベルナレッジョ
10年ほど前にAmadeus レーベルから発売されたCD の再発。ブゾーニのヴァイオリン・ソナタ2曲を収録。ブゾーニというと晦渋な作風で知られているが、ヴァイオリン・ソナタ第1 番は20代前半 の作でまだロマン主義の色彩が濃い。ほぼ10 年後の第2番はもっとブゾーニらしい作風になって いるが、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第 30番やクロイツェル・ソナタなどを下地にしており、擬古 典的作風になっています。 ルカ・ファンフォーニは 1964年、パルマ近郊サン・セコンド・パルメンセ生まれのイタリアのヴァイオ リニスト。サルヴァトーレ・アッカルドに学んだその後継者と言うべきヴァイオリン奏者で、イタリアの 作曲家のヴァイオリン作品を特異としています。

オクタヴィア
OVCC-00171(1CD)
税込定価
2024年3月20日発売
金管五重奏による「ドラゴンクエストT&U」
序曲(T)/ラダトーム城(T)
広野を行く(T)/フィナーレ(T)
Love Song探して(U)
王城(U)
遥かなる旅路−果てしなき世界(U)
レクイエム(U)/戦い−死を賭して(U)
この道わが旅(U)
東京メトロポリタン・ブラス・クインテット【高橋敦、中山隆崇(Tp)、西條貴人(Hrn)、小田桐寛之(Tb)、佐藤潔(Tub)】

録音:2005年10月13-14日第一生命ホール(2006年初版/2009年再発売)
2007年2月27-28日第一生命ホール(2007年初版/2010年再発売)
2008年2月14-15日第一生命ホール(2009年初版/2010年再発売)
2023年11月6-7日稲城iプラザ(新録音※)
オクタヴィア
OVCC-00172(1CD)
税込定価
2024年3月20日発売
金管五重奏による「ドラゴンクエストV」
ロトのテーマ/王宮のロンド
世界をまわる(街-ジパング-ピラミッド-村)
冒険の旅
ダンジョン-塔-幽霊船
回想※/おおぞらをとぶ
戦いのとき
戦闘のテーマ-アレフガルドにて-勇者の挑戦
そして伝説へ
オクタヴィア
OVCC-00173(1CD)
税込定価
2024年3月20日発売
金管五重奏による「ドラゴンクエストW&X」
序曲のマーチ(X)
勇者の仲間たち(間奏曲−戦士はひとり征く−おてんば姫の行進?武器商人トルネコ−ジプシー・ダンス−ジプシーの旅−間奏曲)(W)
王宮のメヌエット(W)
街?楽しいカジノ(W)
王宮のトランペット(X)
街角のメロディ(X)
地平の彼方へ(X)
街は生きている(X)
愛の旋律(X)/哀愁物語(X)
戦火を交えて−不死身の敵に挑む(X)
高貴なるレクイエム?聖(ひじり) (X)
天空城(X) /結婚ワルツ(X)
スペシャル・アレンジが好評を博す、東京メトロポリタン・ブラス・クインテットによる金管五重奏 「ドラゴンクエスト」シリーズ。メンバーの高橋敦と小田桐寛之の編曲は、すぎやまこういち氏も喜 んだと言います。 当盤は、2023年に新たに録音した楽曲を加えて、既発売のCDを再編纂しました。 東京メトロポリタン・ブラス・クインテットが奏でる金管五重奏による「ドラゴンクエス ト」シリーズは、楽譜・CDともに管楽器奏者を中心に広く親しまれています。作曲者である すぎやまこういち氏が公認した、TMBQメンバー高橋敦と小田桐寛之による編曲は、楽曲の 魅力と金管アンサンブルの愉しみを存分に引き出すスペシャル・アレンジです。 この度、2006年から発売された音源に新たな録音を加えて再編纂しました。親しみやすく、 聴くとワクワクした気分になる楽曲ばかり。「ドラゴンクエスト」のファンはもちろん、 ゲームをプレイしていなくとも、どんな方でも楽しんでいただけるCDです。

Goodies
78CDR-3936(1CDR)
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調作品18 ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
アルパード・シャーンドル(P)

日VICTOR JI-22/25A (米VICTOR7894/7Sと同一録音)
1934年2月6日 ニュージャージー、キャムデン、RCAスタジオ録音
オリジナルSP盤の面と面の間は編集していません。レコードに入っているま まです。曲はR・シュトラウスが1887年から1888年にかけ て作曲した唯一のヴァイオリン・ソナタ。ヴァイオリンのヤッシャ・ハイフェッ ツ(1901-1987)はロシア生まれのアメリカのヴァイオリニスト。ペテルブルグ音 楽院でレオポルド・アウアー(1845-1939)に師事し、10歳でデビューした。1917 年16歳の時にロシア革命を逃れ一家はシベリア経由でアメリカに移住した。そ の途中日本に立ち寄ったと伝えられます。移住後、少年ハイフェッツは一流ヴァ イオリニストトして待遇された。その後青年期、壮年期から引退するまで世界 最高のヴァイオリニストとして崇められた。ピアノのアルパード・シャーンド ル(1896-1972)はブダペスト生まれ。ブダペスト音楽院でバルトークやコダーイ に師事した。1933年にアメリカに渡り、1943年に市民権を得た。(グッディーズ)

B RECORDS
LBM-059(2CD)
NX-E05
シューマン:ピアノ三重奏曲 第1番ニ短調 Op. 63
ピアノ三重奏曲 第2番ヘ長調 Op.80
ピアノ三重奏曲 第3番ト短調 Op.110
ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47
ピエール・フシュヌレ(Vn)
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(Vc)
テオ・フシュヌレ(P)
リズ・ベルトー(Va)

録音:2023年12月10、11日シテ・ド・ラ・ミュジーク・エ・ド・ラ・ダンス、ソワソン(ライヴ/拍手入り)
フシュヌレ兄弟を中心として録音が続けられるシューマンの室内楽ライヴ録音シリーズの第3弾。2017 年エリザベート王妃国際音楽コンクール・チェロ部門の初代覇者ジュリアン=ラフェリエールを迎えた三重 奏曲、ル・サージュほか多くのアーティストの信頼篤くアンサンブルやソリストとして活躍するリズ・ベルトーを さらに加えた四重奏曲を収録しています。ライヴならではの緊張感と彼らの深い交感が生み出す親密さ により、たいへん心地よい演奏に仕上がっています。

ONDINE
ODE-1437(1CD)
NX-B10
バッハ:フーガの技法 BWV1080
1. コントラプンクトゥス I
2. コントラプンクトゥス III
3. コントラプンクトゥス II
4. コントラプンクトゥス IV
5. コントラプンクトゥス V
6. コントラプンクトゥス IX (alla Duodecima 12度)
7. コントラプンクトゥス X (alla Decima10度)
8. コントラプンクトゥス VI
 (per Diminutionem in Stylo Francese フランス風の縮小)
9. コントラプンクトゥス VII
 (per Augmentationem et Diminutionem 拡大と縮小)
10. コントラプンクトゥス VIII
11. コントラプンクトゥス XI
12. コントラプンクトゥス inversus XII
13. コントラプンクトゥス inversus XIII
14. カノン (alla Ottava8度)
15. カノン (alla Decima10度)
16. カノン (alla Duodecima12度)
17. カノン (per Augmentationem in Contrario Motu 拡大及び反行形によるカノン)
アーポ・ハッキネン(Cemb)…1-11、13-17/1614年アンドレアス・ルッカース製
レ・ヴォワ・ユメーヌ(ヴィオール・コンソート)…12
アンナ・ゲベルト(Vn)…13

録音:2023年10月30日-11月1日
ボブ・ファン・アスペレンやピエール・アンタイに師事し、今や北欧を代表する古楽鍵盤奏者・指揮者として目覚ましい活躍を繰り広げるハッキネンが フーガの技法を録音しました。ハッキネンはバッハの死後出された出版譜ではなく1740年代に書かれた自筆譜の順番で演奏しており、その理由を 「作品の持つ周期性と対称性がわかり易いから」としています。同時に、部分的には出版譜の解釈を採用し、未完のコントラプンクトゥス14は含ま ず、古風なコンソート・スタイルに通じるコントラプンクトゥス12はヴィオール・コンソートで(ハッキネンは参加せず)、トリオ・ソナタの書法を採り入れたコン トラプンクトゥス13はヴァオリンとチェンバロのデュオで演奏しています。使われた楽器はアンドレアス・ルッカースが1614年に製作した2段鍵盤のオリジナ ルで、後に作曲家ジョン・ブロウの手に渡り、ヘンデルも演奏した記録も残っています。録音で聴くと、非常に豊かな響きを持つ楽器のようです。原盤 ブックレットの作品解説にはバッハの伝記作者でもある音楽史家フィリップ・シュピッタが1880年に書いたものを採用しています(英語・ ドイツ語)。

Quartz
QTZ-2157(1CD)
おとぎ話
オーレ・ブル(1810-1880):山の幻影
ヨハン・ハルヴォルセ:ノルウェー舞曲トリグヴェ・マドセン(b.1940):平和のための小品
ハルダンゲル・フィドル独奏のための小品-アンデシュ・ヴィーケン(1898-1977):Jolstrabrura、
ハルヴォルセン
:ファニトゥレン、
作者不詳:Jolstra-Springar、Rotneims-Knut
メトネル:おとぎ話ヘ短調 Op.26-3
クライスラー:リムスキー=コルサコフの 「シェヘラザード」 より2つのスケッチ
エフレム・ジンバリスト(1889-1985):リムスキー=コルサコフの歌劇 「金鶏」 の主題による幻想曲
イーゴリ・フロロフ(1937-2013):ガーシュウィンの 「ポーギーとベス」 の主題によるヴァイオリンとピアノのための演奏会用幻想曲
エリザベト・トゥルモ(Vn、ハルダンゲル・フィドル)
エレーナ・トポノゴヴァ(P)

録音:2022年8月8日-10日、ウェスト・ロード・コンサート・ホール(ケンブリッジ、イギリス)
本アルバムでは、「ノルウェーのパガニーニ」と称されたオーレ・ブルから、グリーグが定めた道をたどり、ノルウェーの国民的ロマン派の伝統を発展させたハルヴォルセン、そして、プログラムの最後は、ロシアのヴァイオリニスト、作曲家として活躍したイーゴリ・フロロフによって作られたヴァイオリンとピアノのためのレパートリーの中で最も輝かしい作品の一つ、 「ポーギーとベス」 の主題による演奏会用幻想曲まで、ノルウェーの民話やファンタジー作品にインスパイアされた音楽を中心に集めた好企画。ノルウェーの民族楽器であるハルダンゲル・フィドルの作品をカップリングしていることも注目すべきポイントのひとつと言えるでしょう。
ノルウェーの若きヴァイオリニスト、エリザベト・トゥルモは、英国王立音楽カレッジで研鑽を積み、グランド・ヴィルトゥオーゾ国際コンクールで2位、ノルウェー・ナショナル・ユース・コンクールでは第1位を受賞。ソリストとしては、アークティック・フィルハーモニック、オスロ室内Oなど、多くのオーケストラ、アンサンブルと共演を重ねています。

BMC
BMCCD-330(1CD)
レスポンス・トゥ・リゲティ
1. On the Light /2. I. Molto sostenuto e calmo /3. Response /4. II. Prestissimo minaccioso e burlesco → Response /5. III. Lento ? with Cimbalompaper /6. IV. Prestissimo leggiero e viruoso /7. Response /8. V. Presto staccatissimo e leggiero → with Cimbalompaper /9. VI. Presto staccatissimo e leggiero /10. Interlude /11. VII. Vivo, energico ? Response /12. VIII. Allegro con delicatezza ? Response /13. Response → IX. Sostenuto, stridente ? quasi coda /14. X. Presto bizzarro e rubato, so schnell wie moglich
ツィンビオシス・トリオ〔ミクローシュ・ルカーチュ(cimbalom)、ジェルジ・オルバーン(double bass)、イシュトヴァーン・バロー(drums)〕
リゲティ・アンサンブル〔オルショヤ・カチャンデル(flute)、ダーニエル・エラ(oboe)、チャバ・クレニャーン(clarinet)、バーリント・モハイ(basoon)、ヤーノシュ・ベニュシュ(horn)〕

録音:2023年6月19日&8月2日、BMCスタジオ(ブダペスト)
2023年のジェルジ・リゲティ生誕100周年を記念して、“音のマジシャン”ミクローシュ・ルカーチュ率いるツィンビオシス・トリオと、現代音楽を専門とするその名もリゲティ・アンサンブルがスペシャル・コラボレーション。ハンガリーの大作曲家リゲティの「木管五重奏のための10の小品」を、単にトランスクリプションするのではなく作品の中で提起された問いに答える形で新たな音楽を創造してゆきます。このプロジェクトは2023年5月の「リゲティ100」フェスティヴァルで披露され、その後スタジオでレコーディングが行われました。

Signum Classics
SIGCD-786(1CD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第9番&第15番
弦楽四重奏曲第9番変ホ長調 Op.117
弦楽四重奏曲第15番 変ホ長調 Op.144
カルドゥッチSQ

録音:2021年4月6日-9日
イギリスで多彩に活動するイギリス&アイルランドのクヮルテット、カルドゥッチSQによるショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲集の第3弾が登場です。「第1番」、「第2番」、「第7番」の3曲を収録した前作(SIGCD-559)では、英BBCミュージック・マガジンから「美しく研ぎ澄まされた」4つ星の演奏、そして4つ星の録音と高い評価を受けました。このアルバムではショスタコーヴィチの妻であったイリーナに捧げられた「第9番」と、亡くなる前年に書かれた最後の弦楽四重奏曲である「第15番」が収録されています。2015年に作曲家の没後40周年を記念して、ワシントンDC、ロンドン、オックスフォード、カーディフ、ボゴタ(スペイン)などでショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲演奏会を成功させてきた実力者たちによる演奏にご期待ください。

TRPTK
TTK-0114(1SACD)
夜想曲と光
ケクラン:チェロ・ソナタ Op.66
ナディア・ブーランジェ:3つの小品
ヤナーチェク:おとぎ話
ヘンリエッテ・ボスマンス:静かな夜
プーランク:チェロ・ソナタ FP143
エリーネ・ヘンゼルス(Vc)、
ダニエル・クラーマー(P)

録音:2022年9月19日-21日、ウェストヴェスト教会(スキーダム、オランダ)
1998年生まれのオランダのチェリスト、エリーネ・ヘンゼルスのデビュー・アルバムが、オランダの高音質レーベルtrptkからリリース。ケクラン、プーランクのチェロ・ソナタやヤナーチェクの「おとぎ話」に、ナディア・ブーランジェ、ヘンリエッテ・ボスマンスといった女性作曲家の作品を編み込んだ素敵なプログラム。
エリーネ・ヘンゼルスは6歳でチェロを始め、マーストリヒト音楽院、アムステルダムのスヴェーリンク・アカデミー等で研鑚を積み、グスタフ・リヴィニウスやピーター・ウィスペルウェイらにも学びました。2018年アムステルダムのチェロ・ビエンナーレ・コンクールで第1位と一般賞を受賞したほか、クリスティーナ王女コンクール、ブリテン・チェロ・コンクールでも優勝し、2020年にはオランダPOとの共演でアムステルダム・コンセルトヘボウのメインホールにもデビューを果たすなど、オランダ期待のミュージシャンの一人として活動を広げています。
TRPTK
TTK-0109(1SACD)
おぼろ月の下で
作者不詳(BLOC-K4編):Watkin’s Ale、Lumps of Pudding、Stella Splendens in Monte No.1
パレストリーナ:Deh hor fossio col vago della luna
マシュー・オリヴァー:My Last Breath
ゲレーロ:O Domine, Jesu Christe
作者不詳(BLOC-K4編):Stella Splendens in Monte No.2
M.プレトリウス:Bransle de la Royne、Courante de M.M. Wustrow、Volte
アンドルー・クロスリー:Bardo No.1(Layers)
メールラ:La Lusignuola
ミヒール・メンシン:Wicked
作者不詳(BLOC-K4編):Stella Splendens in Monte No.3
ヴォイテク・ブレハシュ:Airlines
ゲレーロ:Alma Redemptoris Mater
BLOC-K4リコーダー四重奏団

録音:2023年4月20日-22日、ウェストヴェスト教会(スキーダム、オランダ)
2012年に結成され、2014年のロイヤル・オーヴァー=シーズ・リーグ・アンサンブル・コンクールでは65年の歴史でリコーダー・アンサンブルとして初めて優勝したイギリスとヨーロッパのリコーダー四重奏団「BLOC-K4」。現代のコンソート音楽へのダイナミックなアプローチとルネサンスやバロック時代の魅惑的な解釈を両立しており、このアルバムでも、パレストリーナ、プレトリウス、ゲレーロ、メールラといった古楽と、マシュー・オリヴァー、アンドルー・クロスリー、ヴォイテク・ブレハシュら現代作曲家の作品を組み合わせて、幽玄なリコーダー・アンサンブルの物語を創造しています。
TRPTK
TTK-0113(1SACD)
アドリフト
ケネス・レイトン:アメリカの聖歌による幻想曲 Op.70
ロバート・カーン:トリオ・セレナーデ Op.73
ジョン・ササス:アイランド・ソングズ
ピアソラ:オブリビオン(忘却)
ロベルト・デラノフ:トリオ
マーチャーシュ・シェイベル:序奏とアレグロ
デルフィン・トリオ〔マグダレンナ・クルステフスカ(Cl)、ヨビーネ・シークマン(Vc)、ルーロフ・テミン(P)〕

録音:2023年6月26日-29日、オランダ
オーストラリアのクラリネット奏者、オランダのチェロ奏者、南アフリカ出身のピアニストという、地球の反対側から集まった3人の情熱的な若い音楽家によるデルフィン・トリオ。2020年にロンドンの王立音楽カレッジで設立され、個々の楽器の才能、知的で好奇心旺盛な音楽製作、多様なレパートリーへの情熱を発揮しています。
流れる水をテーマとしたデビュー・アルバム「アドリフト(Adrift)」は、ケネス・レイトンによるアメリカの聖歌、ロバート・カーンによるブラームス風でメランコリックなセレナーデ、ロベルト・デラノフのどちらかというとジャジーなトリオ、マーチャーシュ・シェイベルとジョン・ササスによるフォーク音楽の影響を受けた作品に、ピアソラの傑作「オブリビオン(忘却)」が組み合わされた極めて意欲的なプログラムを披露します。

Indesens Calliope Records
IC-029(1CD)
クララ&シューマン:ヴァイオリン作品集
アルベルト・ディートリヒ/シューベルト/ブラームス:F.A.E.ソナタ
クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22
シューマン:3つのロマンス Op.94
 ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調 WoO2
ヤン・パサベ=ラビスト(Vn)
ベルトラン・ジロー(P)

録音:2019年11月22日ー24日、パッサヴァン・アコースティック・スタジオ(フランス)
クララとシューマンをフィーチャーしたアルバム。2019年のゴールデン・クラシック音楽賞を受賞し、カーネギーホールでのソロ演奏にも招待されたヤン・パサベ=ラビストと、国際的ソリストとして活躍するベルトラン・ジローを伴奏に迎え、豊かな情緒と歴史に彩られたシューマンが晩年に残した作品を取り上げています。

Urania Records
LDV-14111(1CD)
ニ長調の贈り物
プッチーニ:弦楽四重奏曲 ニ長調/メヌエット第1番メヌエット第2番/メヌエット第3番/フーガ第1番/フーガ第2番/フーガ第3番/菊
パオロ・モレーナ(Vn1)、ファビオ・ラヴァス(Vn2)、シンシア・リャオ(Va)、ガブリエレ・ザネッティ(Vc)
オペラ作曲家として有名なプッチーニが1883年までのミラノでの修業時代に室内楽作品を作っていたことはあまり知られていません。この後に作られた「菊」は別ですが、修業時代に作られた作品はその後大成功となった歌劇「マノン・レスコー」へと繋がっていくことになります。

GENUIN
GEN-24861(2CD)
ポストスクリプトゥム
■CD1
ショスタコーヴィチ:1. 前奏曲(2本のヴァイオリンとピアノのための5つの小品より/レヴォン・アトフミャン編)、2-3. スペインの歌 Op.110(マリー・ローザ・ギュンター&スタニスラス・キム編)、5. アダージョ(バレエ組曲第2番〔明るい小川〕/レヴォン・アトフミャン編)
6-10. レオニード・ゴロホフ(b.1967):2本のチェロのためのセレナード
ショスタコーヴィチ:11-12. ユダヤの民族詩から Op79より〔第3曲 子守唄、第9曲 よい暮らし〕(マリー・ローザ・ギュンター&スタニスラス・キム編)、13-16. チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40、17. 優しい少女の歌(ファースト・トレインより/マリー・ローザ・ギュンター&スタニスラス・キム編)
■CD2
1. アルトゥール・ルリエ(1891-1966):前奏曲第3番(5つのこわれそうなプレリュード Op.1より)
2-6. ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):チェロ・ソナタ第1番 Op.18
7. ルリエ:大気のかたち第1番
8. ボリス・ゴルツ(1913-1942):前奏曲第4番(24の前奏曲 Op.2より)
9-10. アントン・アレンスキー:2つの小品 Op.12
11-12. ウストヴォーリスカヤ(1919-2006):ピアノのための12の前奏曲より〔第1番、第7番〕/13-15. ボリス・アラポフ(1905-1992):チェロ・ソナタ
スタニスラス・エマニュエル・キム(Vc/CD1 1-17、CD22-6,9,10,13-15)、
マリー・ローザ・ギュンター(P/CD1 1-5,11-17、CD21、7-15)、
レオニード・ゴロホフ(Vc/CD1 1,6-10,17)

録音:2022年2月、9月&2023年1月、ドイツ
ヨーロッパの玄関口として、特にフランス、ドイツ、ロシアの多様な文化が独特に融合した国際都市サンクトペテルブルクの痕跡を音楽で探求するアルバム。ショスタコーヴィチによるスペイン語の歌やユダヤの歌など、外国文化への思慮深いアプローチを象徴する作品に、ボリス・ゴルツ、ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ、ボイス・アラポフ、アルトゥール・ルリエらのチェロ作品(一部ピアノ・ソロ)で、政治的抑圧の下で実験的で柔軟な活動を行った作曲家たちの姿を浮き彫りにします。ゴロホフのセレナードと独自の編曲作品は世界初録音。

Etcetra
KTC-1808(1CD)
音の色
ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調 Op.114
ロベルト・ズイダム(b.1964):アレアレア(クラリネット、チェロとピアノのための)
ツェムリンスキー:クラリネット三重奏曲ニ短調 Op.3
ゴーギャン・アンサンブル〔イフィンケ・ホーヘフェーン(Cl)、カルリエン・バルテルス(Vc)、ナタ・ツヴェレリ(P)〕
科学や産業の飛躍的な発展だけでなく、芸術の分野においても驚異的な変化と成長がもたらされた西洋芸術の特に魅力的な時代の一つ、1890年から1900年に焦点を当てたクラリネット三重奏作品集。新たな時代に移り変わりつつある中に輝く晩年のブラームスと、同時期に既により進歩的なスタイルを示し始め、ブラームスの手助けによって作品を出版した若きツェムリンスキーという2人の対照的なクラリネット三重奏曲と、フランスの画家ポール・ゴーギャンの絵画「アレアレア」(1893年)を題材にしたベルギーの作曲家、ロベルト・ズイダムの作品を、その名も「ゴーギャン・アンサンブル」が演奏します。

Aulos Media
AMC-2179(1CD)
韓国の若き音楽家たち2019Vol.3〜エスメSQ
.シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810「死と乙女」
グリーグ:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調
エスメSQ〔第1ヴァイオリン:ぺ・ウォンヒ、第2ヴァイオリン:ハ・ユナ、ヴィオラ:キム・ジウォン、チェロ:ホ・イェウン〕

録音:2019年、KBS Studio16(韓国)
韓国の公共放送局である「KBS(韓国放送公社)」が企画した2019年の「韓国の若き音楽家たち」シリーズの1タイトルとして発表されたのは、全世界が注目するクヮルテット、エスメSQが2019年にレコーディングを行ったオリジナルメンバーによるデビューアルバム!
2016年にドイツのケルン音楽大学で学んでいた4人の女流韓国人奏者たち(しかも4人とも幼馴染)によって結成されたエスメSQは、2018年に室内楽の登竜門として世界的にも高名なイギリス、ロンドンのウィグモアホール国際弦楽四重奏コンクールで優勝と同時に4つの特別賞を全て受賞という快挙を達成。
しかも韓国人演奏家のみで構成されたアンサンブルの史上初の優勝として、センセーションを巻き起こしました。
2019年にKBSで収録されたデビュープログラムで早速シューベルトの「死と乙女」を取り上げるなど、当時からすでにワールドクラスのクヮルテットとしての実力を如何なく発揮していたエスメSQ。
2023年4月からはヴィオラが新メンバーに交代していることからも、オリジナルメンバーによるデビュー録音は再び注目を集めることでしょう。

Aulos Media
AMC-2177(1CD)
韓国の若き音楽家たち2019Vol.1〜ユ・スンクォン&キム・ユビン
(1) サン=サーンス:ファゴットとピアノのためのソナタ ト長調 Op.168
ボザ:レチタティーヴォ、
 シシリエンヌとロンド
タンスマン:ソナチネ
デュティユー:サラバンドとコルテージュ
(2)フォーレ:コンクール用小品

フォーレ:幻想曲ハ長調 Op.79
ウィドール:フルートとピアノのための組曲 Op.34
マスネ:タイスの瞑想曲
(1)ユ・スンクォン(Fg)、キム・ジェウォン(P)
(2)キム・ユベン(Fl)、クロエ・ムン・ジヨン(P)

録音:2019年、KBS Studio16(韓国)
「KBS(韓国放送公社)」の2019年「韓国の若き音楽家たち」の第1巻として選ばれたのは、2人の木管楽器奏者、ファゴットのユ・スンクォンとフルートのキム・ユベン。
ファゴットのユ・スンクォンは17歳で名門ベルリン芸術大学に入学し、21歳の若さでベルリンRSOの首席奏者に就任。2014年からは母校であるベルリン芸術大学で教鞭を執り、後進の育成にも携わっています。特にドイツ国内での活躍は目覚ましく、韓国を代表する木管楽器奏者の1人と言っても過言ではないでしょう。
フルートのキム・ユベンは2016年12月に当時史上最年少でベルリン・コンツェルトハウスOの首席フルート奏者に選出。プラハの春国際音楽コンクールやジュネーヴ国際音楽コンクールでの上位入賞歴を持つなどすでに実績十分の名フルーティストです。ちなみにキム・ユベンと共演のピアニスト、クロエ・ムン・ジヨンは2021年の「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭(ワルシャワ)に出演するなどこちらも注目度抜群です。

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0076(1CD)
ルーツ 〜20世紀ブラジルとスイスのヴァイオリン・ソナタ集
ブロッホ:組曲『バール・シェム』(1923)
シェック:ヴァイオリン・ソナタ Op.16(1908)
ヴィラ=ロボス:幻想ソナタ第1番『絶望』(1912)
エルンスト・ヴィトマー(1927-1990):ソナチネ Op.48(1967)
カマルゴ・グアルニエリ(1907-1993):ヴァイオリン・ソナタ第2番(1933)
レナート・ヴィーデマン(Vn)
マリヤ・ボコル(P)

録音:2023年2月22-24日スイス
スイスとブラジルの二重国籍を持つヴァイオリニスト、レナート・ヴィーデマンによるデビュー・アルバム。自らのルーツに思いを馳せた20世紀の作品集です。珍 しい作品を取り上げるというコンセプトとは違い、自らの音楽言語が反映された作品として奏でているので説得力があります。 (Ki)

ODRADEK RECORDS
ODRCD-433(1CD)
ドホナーニ:ヴァイオリン・ソナタ Op.21
コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための
二重奏曲 Op.7
リスト:悲哀 S.723
フランチスカ・ピーチ(Vn)
ヒラ・カルニ(Vc)
林田麻紀(P)

録音:2022年8月25-31日 イタリア ペスカーラ州 モンテシルヴァーノ
バルトークのヴァイオリン・ソナタ集(ODRCD-419、レコード芸術特選)に続くフランチス カ・ピーチと林田麻紀の CD、今回はチェロのヒラ・カルニも加えてのドホナーニ、コダーイ、 リスト。ドホナーニのヴァイオリン・ソナタは 21世紀に入ってからじわじわと人気の高まって いる隠れた名曲。ドイツのロマンティシズムにハンガリー的な要素ほどよく入り、そしてなん といっても情熱に溢れています。ここではピーチが太い音色と豊かなヴィブラートで哀愁たっ ぷりに演奏しています。この曲をまだ知らないという人にはぜひおすすめ。コダーイの二重奏 曲はもう人気作といってよいだろう、コダーイらしい強烈なハンガリー色に彩られた曲。ピー チとカルニは思い切り高低の対比を彩っています。悲哀(トリスティア)は、リストの「オーベル マンの谷」を、デンマーク生まれの作曲家エドゥアルド・ラッセンの手を借りて自身でピアノ 三重奏曲に編曲したもの。ここではピーチ、カルニ、林田の三人がしっとりとした音楽を聞 かせてくれます。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-442(1CD)
「カリオン・インC」
ライリー:インC
スティヴリナ(b.1985):「国のない男」
ニールセン:木管五重奏曲 Op.43
モーツァルト:ディヴェルティメント第1番 変ホ長調 K.113
デンマーク民謡:私は夢を夢見る
カリオン木管五重奏団

録音:2022年5月20日,2023年1月28日-2 月2日 デンマーク コペンハーゲン
カリオン木管五重奏団のODRADEK への久々の録音。このところ注目を浴びることの多いラトヴ ィアの作曲家、レナーテ・スティヴリナ(1985-)の 「国のない男」の世界初録音が面白い。またニ ールセンの名曲、木管五重奏曲やモーツァルトのディヴェルティメント第1 番も精度の高い演奏で ある。 カリオン木管五重奏団は 2002年結成。ハンガリー出身のフルート奏者ドーラ・シェレシュ(彼女は 2001年の第5回神戸国際フルートコンクールで第2 位を受賞している)、ラトヴィア国立SO の首席オーボエ奏者のエギルス・ウパトニエクス、ラトヴィアのクラリネット奏者エギルス・シェーフェ ルス、デンマーク国立SOのソロ・ホルン奏者ダヴィド・M.A.P.パルムクヴィスト、デンマークの ファゴット奏者ニルス・アナス・ヴェステン・ラーセンの5 人で活動しています。

アールアンフィニ
MECO-1082(1CD)
税込定価
赤坂達三/夕べの歌
ブラームス:クラリネット・ソナタ 第1番ヘ短調 作品120-1
 クラリネット・ソナタ 第2番変ホ長調 作品 120-2
シューマン:幻想小曲集 作品73
 夕べの歌 作品85-12
赤坂達三(Cl)、齊藤一也(P)

録音:2023年2月27日&28日
■アルバム「夕べの歌」に寄せて  
趣味でクラリネットを購入した私は、もっとクラリネットのことが知りたくなり、初めて聴いたレコードはレオポルト・ウラッハのブラームスのソナタでした。そして次に 聴いたのは、アルフレート・プリンツの演奏でした。  後にこのソナタは、ブラームスの友人であったリヒャルト・ミュールフェルトが初演し、後継者がウラッハ、さらにその後継者がプリンツであったことを知りました。  私がパリに留学中の時、ザルツブルクの音楽祭でプリンツがレッスンしていることを知り、いろいろなワクワクした思いを馳せてプリンツのもとへ習いに行きまし た。ブラームスのソナタ第1番の第3楽章は、ワルツでは無くイタリアニータのレントラーであるとか、ソナタ第2番の第 2楽章は、アパッショナータ・マ・ノン・ト ロッポ・アレグロなんだよ等々、いろいろと丁寧にアドバイスを頂いたことが懐かしく思い出されます。  あれからいろいろな勉強や経験をしながら歳月が経ち…。  ブラームスの時代は音源も無いため、もちろん録音は残っていません。このブラームス最晩年の名曲に対して果たして自分はどのような演奏をしたら良いのだ ろうか…と逡巡していた時に、音楽プロデューサーの武藤敏樹さんからお誘いを受けて齊藤一也さんのピアノ・リサイタルを聴きに行きました。  彼の演奏を聴いて心から齊藤さんと共演したいと思い、CD アルバムのお話をさせて頂きました。  実際にリハーサルをしたところ、ピアノのテクニックはもちろんのこと(ブラームスはリストと同じくらいのピアノの名人)、齊藤さんは実は作曲家でもあり、アナ リーゼや和声、更にはここのフレーズやモチーフはこうしたらどうでしょう等々、決して妥協しないで親身になって音楽を創る姿勢はとても素晴らしく、まさに想像 を遥かに超える素晴らしい実りのあるリハーサルを重ねることができました。  収録は音楽的に精通している長年の友人でもある武藤プロデューサーの元で、シューマンの名曲2曲と共に無事に終えることができました。皆様の多大な 協力を得て、当初の不安を払拭する素晴らしい収録ができて本当に幸せです。  そして近々、この CD アルバムを手にした方々と音楽を共有できることを心から楽しみにしています。 【2023年春 レコーディングを終えて/ 赤坂達三】


ALPHA
ALPHA-1055(6CD)
NX-E10
フォーレ:ピアノを伴う室内楽曲全集、夜想曲全集
【CD1】 チェロとピアノのための作品、ピアノ三重奏曲(P、クラリネットとチェロ版)
1. ロマンス Op.69
2-4. チェロ・ソナタ 第1番ニ短調 Op.109
5. エレジー(悲歌)Op.24
6-8. チェロ・ソナタ 第2番ト短調 Op.117
9. セレナーデ Op.98
10. 蝶々 Op.77
11. 子守唄 Op.16
12-14. ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120 (P、クラリネットとチェロ版)
【CD2】 ピアノ四重奏曲(全2曲)
1-4. ピアノ四重奏曲 第1番ハ短調 Op.15
5-8. ピアノ四重奏曲 第2番ト短調 Op.45
【CD3】 ピアノ五重奏曲(全2曲)
1-4. ピアノ五重奏曲 第1番ニ短調 Op.89
5-8. ピアノ五重奏曲 第2番ハ短調 Op.115
【CD4】 ピアノを伴う二重奏曲、三重奏曲
1-6. ピアノ連弾のための「ドリー」Op.56
7-10. ピアノ連弾のための「マスクとベルガマスク」Op.112
11-15. ピアノ連弾のための「バイロイトの思い出」
16. フルートとピアノのための幻想曲Op.79
17. フルートとピアノのためのコンクール用小品
18. 「ペレアスとメリザンド」よりシシリエンヌOp.78(フルートとピアノによる)
19-21. ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120
22. 夢のあとに(Vcとピアノによる)
23. 「ペレアスとメリザンド」よりシシリエンヌOp.78(Vcとピアノによる)
【CD5】 ヴァイオリンとピアノのための作品
1-4. ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ長調 Op. 13
5-7. ヴァイオリン・ソナタ 第2番ホ短調 Op. 108
8. 子守唄 Op.16/9. 初見視奏曲
10. ロマンス Op.28/11. アンダンテ Op.75
【CD6】 ピアノ独奏のための夜想曲(全13曲)
1. 夜想曲 第1番変ホ短調 Op.33-1
2. 夜想曲 第2番ロ長調 Op.33-2
3. 夜想曲 第3番変イ長調 Op.33-3
4. 夜想曲 第4番変ホ長調 Op.36
5. 夜想曲 第5番変ロ長調 Op.37
6. 夜想曲 第6番変ニ長調 Op.63
7. 夜想曲 第7番嬰ハ短調 Op.74
8. 夜想曲 第8番変ニ長調 Op.84-8
9. 夜想曲 第9番ロ短調 Op.97
10. 夜想曲 第10番ホ短調 Op.99
11. 夜想曲 第11番嬰ヘ短調 Op.104-1
12. 夜想曲 第12番ホ短調 Op.107
13. 夜想曲 第13番ロ短調 Op.119
【CD1】
フランソワ・サルク(Vc)
エリック・ル・サージュ(P)
ポール・メイエ(Cl) …12-14

【CD2】
エリック・ル・サージュ(P)
樫本大進(Vn)
リズ・ベルトー(Va)
フランソワ・サルク(Vc)

【CD3】
エリック・ル・サージュ(P)
エベーヌ四重奏団…
ピエール・コロンベ(Vn1)
ガブリエル・ル・マガデュール(Vn2)
マチュー・エルツォーグ(Va)
ラファエル・メルラン(Vc)

【CD4】
エリック・ル・サージュ(P)
アレクサンドル・タロー(P〔連弾〕) …1-15
エマニュエル・パユ(Fl) …16-18
ピエール・コロンベ(Vn) …19-21
ラファエル・メルラン(Vc) …19-21
フランソワ・サルク(Vc) …22,23

【CD5】
樫本大進(Vn)
エリック・ル・サージュ(P)

【CD6】
エリック・ル・サージュ(P)

録音:2010年10月、2011年3月、2012年10月グルノーブル文化会館(メゾン・ド・ラ・キュルチュール)、グルノーブル
2012年1月 サル・フィラルモニーク、リエージュ …CD1-5
2018年1月29-31日ブラウヴェ・ザール、デシンゲル、アントウェルペン …CD6
創設当初から新鮮な音楽体験に満ちた古楽アルバムで注目されてきたALPHAレーベルが初めて本格的にタッグを組んだ現代ピアノの名 手、エリック・ル・サージュ。シューマンのピアノ曲・室内楽作品全集の成功に続き2011〜13年にリリースされ大きな反響を呼んだフォーレの ピアノ入り室内楽シリーズは、2015年にBOX化されたものの長くプレス切れのまま再登場が期待されていました。フォーレ歿後100周年の 2024年を記念すべく登場する待望の新仕様には、旧BOXリリース後に登場したル・サージュ独奏の夜想曲全集も加わり、より充実した内 容になっています。最初期の歌曲「夢のあとに」のチェロ版から作曲家が亡くなる直前に完成されたピアノ三重奏曲(通常のものに加えて、 フォーレが当初考えていたクラリネット三重奏版も収録)まで、パユ(Fl)、タロー(P連弾)、樫本大進(Vn)、サルク(Vc)、 エベーヌSQと、豪華な共演陣と共にじっくり向き合った名演の数々は、フランスの現在を知る奏者たちならではの機微と精妙な 客観性とのバランスが素晴らしく、作曲家が生涯を通じて書き続けた夜想曲という曲種での名作群と併せ、記念年を機にフォーレの音楽世 界へ分け入ってゆく絶妙の伴侶となることでしょう。ア・カペラ古楽から近現代まで多様な音楽の味わいを適切に伝える名技師ジャン=マル ク・レネーのエンジニアリングも頼もしい、筋の通ったBOXです。

Channel Classics
CCSBOX-7824(8CD)
NX-F06
モーツァルト:鍵盤とヴァイオリンのためのソナタ全集
【CD1】
ソナタ 第27番ト長調 K.379(373a)
ソナタ 第1番ハ長調 K.6
ソナタ 第36番ヘ長調 K.547
ソナタ 第26番変ロ長調 K.378(317d)
【CD2】
ソナタ 第20番ハ長調 K.303(293c)
ソナタ 第2番ニ長調 K.7
ソナタ 第18番ト長調 K.301(293a)
ソナタ 第15番ヘ長調 K.30
ソナタ 第33番変ホ長調 K.481
【CD3】
ソナタ 第32番変ロ長調 K.454
ソナタ 第13番ハ長調 K.28
ソナタ 第29番イ長調 K.402(385e)
ソナタ 第31番ハ長調 K.404(385d)
ソナタ 第3番変ロ長調 K.8
ソナタ 第28番変ホ長調 K.380(374f)
【CD4】
ソナタ 第19番変ホ長調 K.302(293b)
ソナタ 第4番ト長調 K.9
ソナタ 第21番ホ短調 K.304(300c)
ソナタ 第14番ニ長調 K.29
ソナタ 第35番イ長調 K.526
【CD5】
ソナタ 第22番イ長調 K.305(293d)
ソナタ 第30番ハ長調 K.403(385c)
ソナタ 第16番変ロ長調 K.31
ソナタ 第23番ニ長調 K.306(300l)
【CD6】
ソナタ 第24番ヘ長調 K.376(374d)
4-6. ソナタ 第17番ハ長調 K.296
7-8. ソナタ 第12番ト長調 K.27
9-11. ソナタ 第25番ヘ長調 K.377(374e)
【CD7】
アレグロ 変ロ長調 K.372
「泉のほとりで(ああ、私は恋人をなくした)」による6つの変奏曲 K.360(374b)
ソナタ 第11番変ホ長調 K.26
幻想曲 ハ短調 K.396(385f)
「羊飼いの少女セリメーヌ」による12の変奏曲 K.359(374a)
【CD8】
ソナタ 第5番変ロ長調 K.10
ソナタ 第6番ト長調 K.11
ソナタ 第7番イ長調 K.12
ソナタ 第8番ヘ長調 K.13
ソナタ 第9番ハ長調 K.14
ソナタ 第10番変ロ長調 K.15
レイチェル・ポッジャー(Vn/ジェノヴァのペザリーニ1739年製オリジナル)
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ/ウィーンのアントン・ヴァ
ルター1795年モデルに基づくディレク・アドラム1987年製の再現楽器 …CD1-7、チェンバロ/ジェイコブ・カークマン1766年製オリジナル …CD8)

録音:2004-2009年 UK
21世紀の古楽器演奏を牽引してきたバロック・ヴァイオリン奏者レイチェル・ポッジャーが、経験豊かなチェンバロ&フォルテピアノ奏者ゲイ リー・クーパーと共に古典派世界へ踏み込み、CHANNEL CLASSICSの精妙なエンジニアリングが捉える古楽器の響きと共に18世紀当 時の作品像に迫ったモーツァルトの二重奏ソナタ全曲録音シリーズ。8枚のCD全てを収めたBOX版が待望の再登場です。17世紀に遡る 幅広いレパートリーに通じたクーパーの細やかな解釈は、緩急のメリハリに富んでいながら気品に貫かれたポッジャーのヴァイオリンと絶妙のア ンサンブルを繰り広げ、作品像の奥深さを探求してゆく喜びを堪能させてやみません。パリとロンドンを巡った若き日のソナタ群では18世紀半 ばに人気だった英国の名工カークマンによるチェンバロのオリジナルを用い、モーツァルトが愛奏したヴァルター工房の楽器に基づくフォルテピア ノを用いたザルツブルク時代や後年の名作群との対比を味わえるのも魅力的。各タイトル初出時から好評だったことも頷ける、改めて隅々ま で聴き深め甲斐のある充実内容です。

YARLUNG RECORD
YR-59691(1CD)
NX-C05
タカーチ - アサド - ラブロ
ブライス・デスナー(1976-):Circles
クラリス・アサド(1978-):Luminous ? 組曲『ペンデュラム』より
ジュリアン・ラブロ:Meditation 第1番
ミルトン・ナシメント(1942-):Cravo e Canela
アサド:Constellation 星座
カイヤ・サーリアホ(1952-2023):Nocturne 夜想曲
アサド:Clash
タカーSQ【エドワード・ドゥシンベル(Vn)、ハルミ・ローズ(Vn)、リチャード・オニール(Va)、アンドラーシュ・フェイェール(Vc)】
クラリス・アサド(歌&ピアノ)
ジュリアン・ラブロ(バンドネオン)


録音:2023年4月12&13日
カリフォルニア州コスタメサ、
1975年に創設され、演奏活動と多くの録音を通じて世界で高く評価されているタカーチSQがYarlung Recordsに登場。バンドネオン奏者で 作曲家でもあるジュリアン・ラブロと、ジャンルを越えたピアニストでヴォーカリスト、そして作曲家として人気の高いクラリス・アサドも参加したアルバムです。南 米の魅惑的なタンゴのリズムに支えられたラブロの「メディテーション 第1番」、ブラジルのジャズ特有の情熱を持つクラリスの「Luminous」や3つの部分から 成る「星座」、そしてサーリアホの「夜想曲」などが収録されています。このレーベルの録音らしい、ナチュラル&密度の高い空間表現はオーディオファイルにも 魅力です。

Cantaloupe
COL-16015(1CD)
NX-B06
Windspiel 風鈴 - リゲティ:6つのバガテル 他
リゲティ:6つのバガテル-木管五重奏のために
ジモン・ポップ:Odds in Favor
ラルフ・ハイデル:I promise
バーバー:夏の音楽 Op.31
ヘンリク・アイヤックス:Hapax Legomenon
ダンデライオン五重奏団【Eva Szabados(Fl)、Miriam Hanika(Ob)、Maximilian Strutynski(Cl)、Arturas Gelusevicius(Fg)、Dorothea Bender(Hrn)】
2018年にミュンヘンで結成された木管五重奏の「ダンテライオン五重奏団」は抜群のテクニックとアンサンブル能力 で近現代作品を得意としています。このアルバムには、リゲティやバーバーといった20世紀音楽の中でも古典的な 作品から、ジャズ・ドラマーのポップによるミニマル風の作品、サックス奏者ハイデルのコラールを思わせる作品、前衛 音楽を学びジャズやロックのバンドでピアノを演奏した経験もあるアイヤックスの刺激的な作品を収録しています。

DB Productions
DBCD-212(1CD)
NX-B10
アントン・エドヴァルド・プラテ(1796-1875):ハープ四重奏曲集
四重奏曲 - ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために Op.155
四重奏曲 - ハープ、クラリネット、ホルンとファゴットのために Op.154
デルフィーヌ・コンスタンタン=レズニク(Hp)
セシリア・シリアクス(Vn)
Ylvali McTigert Zilliacus(Va)
カティ・ライティネン(Vc)
スタファン・モッテンソン(Cl)
ローマン・レズニク(Fg)
Annamia Larsson(Hrn)

録音:2023年8月27-28日、11月19日
※世界初録音
19世紀に活躍したボヘミア出身の作曲家、ハープ奏者アントン・エドヴァルド・プラテの作品集。巡回マリオネット ショーの整備士を務めていた父に連れられ、幼い頃から様々な国を巡りながらハープを演奏。1809年、12歳の 時にはスウェーデンで演奏したとされています。その2年後、リンシェーピングでコンサートを開催、本格的なハープ奏 者、音楽教師としての活動をはじめ、1840年代から50年代にはノルウェー、デンマーク、フィンランド、プロイセン、 ボヘミア、ロシア、オーストリアで演奏。1848年にオーストリアの首都で演奏した名ハープ奏者の1人として記録さ れています。晩年はリンシェーピング近郊に居住、この地で生涯を終えています。このアルバムには世界初録音とな るハープを用いた2つの室内楽曲を収録。ハープの超絶技巧から生まれるきらめくような響きが、他の楽器と溶け 合う見事な作品です。スウェーデン系フランス人のハープ奏者、コンスタンティン=レズニクと、彼女と共演経験の 多い奏者たちによる親密な演奏で。

Orchid Classics
ORC-100290(1CD)
NX-B06
80分間世界一周〜ユーディ・メニューイン音楽学校の生徒たち
1. エルガー:朝の歌 Op.15No. 2(W. H. リード編)
2. サラサーテ:ナヴァラ Op.33
3-4. ドビュッシー:神聖な踊りと世俗の踊り
5-8. ルトスワフスキ:4つのシレジアの旋律
9-15. バルトーク:ルーマニア民族舞曲(A. ウィリナー&M. リザノフ編)
16. ドビリンカ・タバコヴァ(1980-):ピリン
17. アルノ・ババジャニアン(1921-1983):ハチャトゥリアンの思い出に寄せるエレジー(S. パーカー編)
18. フアン・ハイファイ(1935-1967):競馬(T. ヤン編)
19-21. スカルソープ(1929-2014):小組曲−弦楽オーケストラのため
22. フェラ・ソワンデ(1905-1987):アキンラ - アフリカ組曲より
23. アンドレス・マルタン(1981-):サンテルモの祭り
24. ミヨー:ブラジルの女− スカラムーシュ Op.165より
25. レオ・ブローウェル(1939-):雨のあるキューバの風景
26. フローレンス・プライス(1887-1953):ジュバ〜ピアノ五重奏曲 イ短調より
27-29. ガーシュウィン:3つの前奏曲(R. ライト編)
30. 伝承曲:ロンドンデリーの歌(M. ペトロヴィチ編)
マキシム・リザノフ(指揮…1、9-17、30/ヴァイオリン…9-15)
富田心(Vn)…2
富田夢(Vn)…2
レベッカ・ユウ(Hp)…3、4
マシュー・テイラー(指)…3、4
ヴァジム・ペリグ(Vn)…5-8
ヤナ・ヤコヴィレヴィチ(Vn)…5-8
マリアム・オボラシヴィリ(Vn)…5-8
ロビン・ウィルソン(Vn)…5-8
トム・ヤン(指)…18
オティス・エノキド=ライナム(指)…19-22
リーヴァイ・アンドレアセン(Cb)…23
ネイサン・ペリー(Cb)…23
アラスディア・ハウエル(P)…24
リチャード・ジャン(P)…24
ゼイネフ・オズデン(P)…24
ミシャ・カー(P)…24
尾崎琴音(G)…25
ジェイソン・チャン(G)…25
サイモン・ナイヴィー(G)…25
ヘンリー・リン(G)…25
クララ・ウェルニグ(Vn)…26
ルクレツィア・ラヴィーノ・メルクリ(Vn)…26
ジェミマー・クィック(Va)…26
フィリッポ・ラマチョッティ(Vc) …26
ジュード・アズボーン(P) …26
イグナツィ・ステファノヴィチ(Vn)…27-29
スイラ・ポラト(G) …27-29
ルーカス・ホール(Cb)…27-29

録音:2023年2月26日、4月30日、7月9-10日
1963年、世界的ヴァイオリニストのユーディ・メニューインにより設立されたイギリスの全寮制の名門ユーディ・メ ニューイン音楽学校。選抜試験に合格した8才から18才までの生徒たちが、通常の学業はもちろんのこと、クラ シック音楽の演奏技術に対する研鑽を積んでいます。このアルバムはOrchid Classicsと学校との3年間に及ぶ コラボレーションから生まれたもので、12歳から18歳までの卓越した才能を持つ生徒たちの演奏によるヨーロッパ、 アジア、オーストラリア、アフリカ、そしてアメリカの多彩な作品が紹介されています。彼らが操る楽器はピアノ、ヴァイ オリン、ギター、ハープなど様々。奏者たちの中には、来日公演でも高い評価を受けたヴァイオリニスト富田心をは じめ、彼女の妹富田夢のほか、ギタリスト尾崎琴音の演奏も含まれています。

Solo Musica
SM-449(1CD)
NX-B06
チェロとピアノのための小品集
ブロッホ:ユダヤ人の生活より
フォーレ:3つの歌 Op.23
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8(Vcとピアノ編)
タイユフェール:子守歌
フォーレ:シシリエンヌ Op.78
シャミナード(1857-1944):ロマンティックな小品 Op.9No.1
パウル・ユオン(1872-1940):おとぎ話 Op.8
イザベル・ゲーヴァイラー(Vc)
フィオナ・ヘンガルトナー(P)

録音:2023年9月8-10日
ジュリアード音楽院を卒業後、19歳でアンネ=ゾフィー・ムターやソル・ガベッタも受賞した「Europaischer Forderpreis fur junge Kunstler」を獲得、一躍注目を浴び、現在はチェリスト、作曲家として活躍するイザ ベル・ゲーヴァイラーと、スイスのピアニスト、フィオナ・ヘンガルトナーが奏でるチェロ作品集。フランスとスイス系の作 曲家の作品が選ばれており、民族色の強い「ユダヤ人の生活」、フォーレの歌曲の編曲や有名なシシリエンヌ、 堂々たるフランクのソナタの他、ロマンティックな小品が並べられています。ゲーヴァイラーは深みのある低音と張りの ある高音を使い分け、作品の持つ魅力を描きだします。
Solo Musica
SM-427(1CD)
NX-B06
Nocturne 夜想曲〜ハープを伴う室内楽伴奏による歌曲集
1. レイナルド・アーン(1874-1947):夜想曲
2. アーン:風景
3. アーン:クロリスに
4. アーン:私の詩に翼があったなら
5. アーン:恍惚のとき - 灰色の歌より
6. チャイコフスキー(184-1893):感傷的なワルツ Op.51No.6
7. チャイコフスキー:夜想曲 Op.19No.4
8. シューマン:3つのロマンス Op.94- 第1番イ短調
9. シューマン:幻想小曲集 Op.73- 第1曲 静かに、感情を込めて
10. シルヴァン・ローアー(1986-):死海(2023)- 歌とチェロとハープのために
11. ファリャ:プシュケ- 歌、フルート、ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために
12. ファリャ:アストゥーリアス地方の歌 ? 7つのスペイン民謡より
13. ファリャ:ナナ(子守歌) ?7つのスペイン民謡より
14. ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌 W122
15. サン=サーンス:ロマンス Op. 36
16. サン=サーンス:白鳥 - 組曲『動物の謝肉祭』より
17. フォーレ:夜明け
18. フォーレ:夢のあとに
19. フォーレ:5月
20. フォーレ:秘めごと
アウレリー・ノル(Hp)…1-20
ヨレナ・オレア・サンチェス(Vc)…1-20
マリア・クリスティーナ・キール(S)…1-5、10-13、17-20
マリーナ・ヴィートマー(Fl)…11
ファン・イファン(Vn)…11
オリヴィエ・カリリエ(Va)…11

録音:2023年4月17-21日
バーゼルSOのハープ奏者を務めるアウレリー・ノル、同じくバーゼルSOのチェリスト、ヨレナ・オレア・サ ンチェス、古楽系のレパートリーで知られるソプラノ歌手マリア・クリスティーナ・キール、この3人が中心となり、アーン やファリャ、フォーレらの色彩豊かな作品を奏でた1枚。アルバムの中には、スイスの作曲家シルヴァン・ローラーの作 品も含まれており、彼の繊細かつ印象的な作風による音楽は、他のロマン派の作品に見事に溶け込んでいます。

DIVINE ART
DDX-21244(2CD)
NX-C09
ジョン・ボイデンを讃えて
【CD1】
1-5. シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調「ます」 D.667
6-9. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
【CD2】
1-20. シューベルト:歌曲集『美しき水車小屋の娘』
CD1:1-5
ロバート・ギブス(Vn)
ボジダル・ヴコティッチ(Vc)
デイジー・スパイアーズ(Va)
ヴェラ・ペレイラ(Cb)
ジョナサン・ヒギンズ(P)
ジョン・リル(P)…CD1:6-9
イアン・パートリッジ(T)…CD2
ジェニファー・パートリッジ(P)…CD2

CD1:1-5…今回初出
CD1:6-9…録音:1970年代後半(ASV)
CD2…録音:1973年頃(Classics for Pleasure)
英国音楽界の重鎮、ジョン・ボイデン(1936-2021)を記念するアルバム。 長年、レコーディング業界で重要な役割を果たすとともに、著名なプロデューサーとして活躍したボイデンは Classics for Pleasureレーベルを立ち上げ、4年間で400万枚のレコードを販売するという驚異的な業績を収 めました。また1975年にはLSOのマネージング・ダイレクターに就任して楽団の発展に寄与しました。 その後、ピリオド楽器演奏を近代にまで推し進めるべくニュー・クイーンズ・ホールOを創設して、20世紀初 頭の英国での演奏スタイルの再現を目指しました。このアルバムには、ボイデンがプロデュースした名盤群からジョ ン・リルのベートーヴェンのワルトシュタイン・ソナタとイアン・パートリッジの「美しき水車小屋の娘」を収録。また ニュー・クイーンズ・ホールOの奏者たちによる新録音『ます』も含まれています。

Gramola
GRAM-99295(2CD)
NX-D06
アントン・ブルックナーの弟子たちの音楽
【CD1】
マティルデ・クラリク・フォン・マイルスヴァルデン(1857-1944):ピアノ三重奏曲 ヘ長調(1880)
パウル・カロ(1859-1914):ピアノ三重奏曲 ホ長調 Op.8
【CD2】
フランツ・マルシュナー:ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op.32(1902頃)
シリル・ヒュナイス(1862-1913):愛の歌 変イ長調(1889)- ピアノのために*
アルフレート・シュトロース(1858-1912):主題と変奏 イ短調 Op.15(1888頃) - ピアノのために*
トナーリ・トリオ【Johanna Ruppert(Vn)、Christoph Heesch(Vc)、Alexander Vorontsov(P)】

ダニエル・リントン=フランス(P)*

録音:2021年10月8-10日
※全て世界初録音
アントン・ブルックナーの弟子の中には、師とは対照的に室内楽の作曲に多大な情熱を注いだ人もいます。この2枚組には世界初録音となる3人の作品を 収録。ブレスラウ(現ヴロツワフ)出身のパウル・カロは1880年から85年にかけてブルックナーに師事。ピアノ三重奏曲を師に献呈しました。リンツ生まれのマイ ルスヴァルデンは1875年からブルックナーに個人的な教えを受けて作品を書きました。この三重奏曲は彼女の最初の成功作の一つ。ボヘミア出身のフラン ツ・マルシュナーは1883年から85年までブルックナーに対位法を師事、厚みのある響きを持つ野心作です。これらを国際的に活躍する若手演奏家3人で 構成されたトナーリ・トリオが巧みに聴かせます。 他に、同じくブルックナーの弟子であるヒュナイスとシュトロースのピアノ曲が収録されており、「ブルックナーの 手紙と音楽」シリーズ(GRAM99195及びGRAM99237)で知られるダニエル・リントン=フランスの演奏でお聴きいただけます。
Gramola
GRAM-99290(1CD)
NX-D06
ヨーゼフ・マイセダー(1789-1863):ヴァイオリンとピアノのための作品集
1. 歌劇「タンクレディ」のカヴァティーナ「この胸の高鳴りに」による変奏曲 イ長調 Op.16
2. 協奏的変奏曲 ニ長調 Op.43
3. ロンディーノ イ長調 Op.36
4. ポロネーズ第5番ヘ長調 Op.19
5. 歌劇「パリのジャン」のアリア
 「旅から得られる喜びとは」による協奏的変奏曲 ト長調 Op.14
6. ポロネーズ第1番イ長調 Op.10
7. 歌曲「シリアへ行く」による変奏曲 ニ長調 Op.15
8. ポロネーズ第6番イ長調 Op.38
【CD2】
1. マイセダー:幻想曲 ホ長調 Op.61
2. モシェレス(1794-1870):ロマンス「ラ・センティネル」による変奏曲 ハ長調 MV68(ヨーゼフ・マイセダー編)
3-5. マイセダー:二重奏曲 ホ長調 Op.32
6-8. マイセダー:二重奏曲 ハ短調 Op.31
9-11. マイセダー:二重奏曲 ト長調 Op.30
トーマス・クリスティアン(Vn)
ジーナ・クローケ(P)

録音:2021年10月15-18日、2022年1月6-10日
全て世界初録音
Gramolaレーベルが力を注ぐ作曲家ヨーゼフ・マイセダーのヴァイオリンとピアノのための作品集。 マイセダーは14歳の時にハイドンのオラトリオ「七つの最後の言葉」の演奏に参加、その後、ベートーヴェ ン、シューベルトの指揮のもとで演奏した経験を活かし、印象的なヴァイオリン作品を数多く残しています。 これら は彼が活躍していた当時は盛んに演奏されましたが、20世紀以降はほとんど演奏されることがありませんでした。 しかし、21世紀になってウィーン・フィルのヴァイオリニスト、ライムント・リシーが中心となってマイセダーの作品の蘇演 を進めており、このアルバムで演奏するトーマス・クリスティアンもこれまでに室内楽やヴァイオリン協奏曲の演奏に参 加し、ミサ曲では指揮を執るなど作品の普及に尽力しています。収録作品は全て世界初録音で、当時流行して いた旋律による変奏曲やポロネーズ、二重奏曲など、どの曲も技巧的なヴァイオリンが映える華麗な雰囲気を持っ ており、クリスティアンとピアノのクローケが親密な演奏を披露しています。

TOCCATA
TOCC-0623(1CD)
NX-B06
パール・ヘルマン(1902-1944):現存する作品全集 第3集
1. アレグロ - ピアノのために(1920)
2. トッカータ - ピアノのために(1936)
3-6. Quatre Epigrammes4つのエピグラム - ピアノのために(1934)
7-13.4手ピアノのための小品(1939)*
14.5声部のための「Zeven kippen hebben wij 7羽の鶏がいる」(1930)*
15-17. 組曲 -3つのリコーダーのために(1930頃)*
18. サラバンド - リュートのために(1930頃)*
19-21. ディヴェルティスマン - チェンバロのために(1938)*
22. インヴェンティオ - オルガンのために(1920)*
23. アレグレット - ホルンとピアノのために(1920)*
24. La Ceinture ベルト - バリトンとピアノのために(1934)
25. La Dormeuse 寝椅子 - バリトンとピアノのために(1934)
26. Ophelie オフェリー- バリトンとピアノのために(1939)
27. ヘンリー・マーシャル/リチャード・ホワイティング/レイモンド・イーガン:ヴァイオリンとチェロのためのフォックストロット「Somebody’s Wrong」(1923
 (パール・ヘルマン編)*
28. シューベルト:楽興の時 第3番(パール・ヘルマンによるチェロとピアノ編)*
29. ショパン:華麗な大ワルツ Op.18(パール・ヘルマンによるチェロとピアノ編)*
ニコラス・ホルヴァート(P)…1-13
ディミトリ・マリニャン(P)…7-13、23-26、28、29
エリザヴェータ・アグラフェニナ(S)…14
サラ・グトヴィル(Ms)…14
イリーナ・スヘールペーク=ベディコヴァ(Ms)…14
パウル・ファン・ハステル(T)…14
ピエール・マーク(Br)…14
ライネ=マリー・フェルハーヘン(ソプラノ・リコーダー)…15-17
イニェス・ダヴェーナ(アルト・リコーダー)…15-17
ダンテ・ヨンヘリウス(テナー・リコーダー)…15-17
プント・バウォーノ(バロック・リュート)…18
オレナ・ズーコヴァ(Cemb)…19-21
オレナ・マチェリュク(Org)…22
ジャン=ピエール・ダソンヴィユ(Hrn)…23
マチュー・ヴァレンジク(Br)…24-26
サディー・フィールズ(Vn)…27
ミッコ・パブロ(Vc)…27-29

録音:2023年6月10、16日…-1-13
2023年5月24日、7月15日…14-18
2023年5月6日…19-21
2023年5月26日…22
2023年5月30日、6月22日、7月4日…23-29
*…世界初録音
1902年にブダペストでユダヤ系の家庭に生まれたパール・ヘルマン。1915年から1919年にかけてフランツ・リスト 音楽院でバルトークとコダーイから作曲を学び、室内楽の教師であったレオ・ヴァイネルの元で最初の作品を書いて います。チェロは名教師アドルフ・シッファーに指導を受け、学生時代から頻繁に演奏を行い、16歳の時にはチェロ 奏者として世界的な活動を始めました。作曲家としても数多くの作品を発表しましたが、1944年にナチスに捕わ れ早世、その作品も破棄されてしまい、出版されたのは2作だけでした。 現在、遺された作品の収集が進められており、このアルバムには様々なピアノ曲や、オルガン曲、リコーダー・アンサ ンブルや彼が興味を示していたリュートやチェンバロ作品などの器楽作品の他、いくつかの歌曲が収録されていま す。チェロの名手であったヘルマン自身が編曲したシューベルト、ショパン作品も聴きどころです。

Dynamic
CDS-8028(1CD)
NX-B06
バルトーク:ヴァイオリンとピアノのための作品集
狂詩曲第1番Sz.86
狂詩曲第2番Sz.90
ヴァイオリン・ソナタ第1番Sz.75
マッテオ・コス(Vn)
ブルーノ・カニーノ(P)

録音:2023年5月23-25日
サンタ・チェチーリア国立アカデミアで学び、ソリスト・室内楽奏者として世界的に活躍するヴァイオリニスト、マッテ オ・コスと名手ブルーノ・カニーノが演奏するバルトーク・アルバム。2曲あるヴァイオリンとピアノのための狂詩曲は、ど ちらも1928年の作品。東欧の民謡を素材とし、ゆったりとした第1部と速いテンポによる第2部で構成されており、 第1番は彼の親しい友人だったヨーゼフ・シゲティに、第2番はゾルターン・セイケイに献呈されています。ヴァイオリ ン・ソナタ第1番は1921年の作品で、ラヴェルのツィガーヌを初演し献呈を受けたイェリー・ダラーニに捧げられてい ます。壮大なアルペッジョで幕を開ける第1楽章、神秘的な響きに彩られた第2楽章、民俗的な要素を用いた チャールダッシュ風の終楽章と、技巧的な見せ場も多いソナタです。コスとカニーノの息のあったデュオをお楽しみくだ さい。

ORF
ORFCD-325(1CD)
クルト・シュヴェルツィク(b.1935):「サロット・ロマーノの愛の夢」Op.1-7
@ホルンとピアノのためのソナチネOp.1(1952/1971)
Aヴァイオリンとピアノのための「デュオ&ダブル」Op.2(1957)
Bヴァイオリン、ホルンとピアノのためのトリオOp.3(1960)
C弦楽四重奏曲Op.4(1960)
D「サロット・ロマーノ(ローマのリビングルーム)」〜11 楽器のためのOp.5(1961)
E「ゼーフェルトのエデン・バー」〜ピアノのためのOp.6(1961)
F「愛の夢」〜7 奏者のためのOp.7(1962/63)
@ペーター・ドルフマイヤー(ウィンナ・ホルン)、ヨハネス・ヴィルヘルム(Pf)
Aフリードリヒ・チェルハ(Vn)、イヴァン・エレート(Pf)
Bフリードリヒ・チェルハ(Vn)、クルト・シュヴェルツィク(Hr)、イヴァン・エロート(Pf)
Cケーネ四重奏団(S.Q)
Dクルト・シュヴェルツィク(指)アンサンブル
Eアヤ・クレバーン(Pf)
Fアンサンブル・フュア・ノイエ・ムジーク

録音:@2018年3月5日、AB1960年10月6日、C2005年10月13日、2006年6月29日、D1967年4月26日、E2014年3月7日、F1968年6月9日
クルト・シュヴェルツィクはオーストリアの現代音楽の作曲家。ウィーンに生まれ、ダルムシ ュタットではシュトックハウゼンと共に学んだ。ホルン奏者としても活動し、ウィーン交響楽団 の楽員だったこともある。このディスクは彼が20代から30代の頃までの初期の作品が収めら れている。ホルン奏者としてヴァイオリンのフリードリヒ・チェルハ(同じくオーストリアを代表す る作曲家)と共演しているのが聴きもの。最初期のホルンとピアノのためのソナチネはミヨーば りの多調の作風で書かれているが、その後のヴァイオリンとピアノのための「デュオ&ダブル」 では12音技法となり、その後一貫して12音技法で作曲を続けた。チェルハと並ぶオーストリ アを代表する作曲家の音楽を俯瞰する一枚。

FIRST HAND RECORDS
FHR-158(1CD)
ラヴェル:室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 M.77
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ イ短調 M.73
ピアノ三重奏曲 イ短調 M.67
クララ・フリーダー(Vn)
クリストフ・パンティヨン(Vc)
マッシモ・ジュゼッペ・ビアンキ(P)

録音:2021年2月27-28日・8月30日/ウィーン、マルガレーテン音楽学校
ラヴェル自身もいたくお気に入りだったというヴァイオリン・ソナタ第2番、ドビュッシー追悼として書かれたヴァイオリンとチェロのためのソナタ、複雑で感情的 な大曲・ピアノ三重奏曲を収録。エキゾチックな旋律美が楽しめます。 (Ki)
FIRST HAND RECORDS
FHR-149(1CD)
ハイノ・エラー(1887-1970):ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヴァイオリン・ソナタ第2番*
無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲 *
憂鬱なワルツ/アレグレット
舞曲 */楽興の時 *
アダージョ */叙情歌
月光の下で/幻想曲 *
カンツォネッタ *
クロス・スティック・ダンス *
夜の歌/ブルレスケ *
北欧の調べ */松
アンドレス・カリユステ(Vn)
ソフィア・ラーマン(P)

録音:2021年9月/エストニア、アルヴォ・ペルト・センター
*世界初録音
ハイノ・エラー(1887-1970)はエストニアの作曲家で、300ほど残された作品はほとんど器楽作品。交響曲、交響詩、弦楽四重奏曲、ピアノ・ソナタなども 書いていますが、本質的には小品形式の名作家といえます。音楽は明るくも抑制された北欧的叙情が魅力。奏者への要求も高いヴァイオリン・ソナタ第2番や無伴 奏ヴァイオリンのための幻想曲、そして想像力が軽やかに飛翔する性格的小品などを収録。『松』はエストニアのヴァイオリン・レパートリーの中で最もポピュラー な作品です。 (Ki)

Passacaille
PAS-1141(1CD)
ダッラーバコと変奏の技法
ジュゼッペ・クレメンテ・ダッラーバコ(1710-1805):チェロ・ソナタ ニ長調 ABV39
3本のチェロのための三重曲第1番変ロ長調 ABV54
チェロ・ソナタ ハ長調 ABV20(エラナー・フレイによる変奏付)
3本のチェロのための三重曲第2番ト長調 ABV55
チェロ・ソナタ ニ長調 ABV21(エラナー・フレイによる変奏付)
エラナー・フレイ(Vc)
アッカデミア・デ・ディッゾナンティ

録音:2023年6月カナダ、キングストン、イザベル・ベイダー劇場
エヴァリスト・フェリーチェ・ダッラーバコ(1675-1742)の息子でチェロの名手だった作曲家、ジュゼッペ・クレメンテ・ダッラバーコ(1710-1805)。そ の音楽に入れ込み研究と演奏、録音を重ねるチェロ奏者エラナー・フレイによる新しいアルバムの登場です。冒頭のソナタ ABV39は終楽章が変奏曲になっていて、 チェロ技法の粋を尽くした音楽が展開される逸品。これにならい、フレイは他のソナタの終楽章も自ら変奏曲に仕立てあげ演奏。この作曲家を研究してきた彼女な らではの企画といえます。通奏低音なしでチェリスト3人が重奏するトリオも面白い作品です。 (Ki)

Melodiya x Obsession
SMELCD-1000655(1CD)
初回生産限定
レオニード・コーガン〜ヴァイオリンとギターのための室内楽作品集
グラニャーニ:ヴァイオリンとギターのための二重奏曲
 ヴァイオリンとギターのためのソナタ*
パガニーニ:ソナタ イ長調 Op.2-1**
 ソナタ イ短調 Op.2-6**
ジュリアーニ:ヴァイオリン、チェロとギターのための三重奏曲イ長調#
レオニード・コーガン(Vn)、
アレクサンドル・イヴァノフ=クラムスコイ(G)
フョードル・ルザノフ(Vc)

録音:1950年12月4日 モスクワ、1950年12月1日 モスクワ*、1951年8月23日 モスクワ**、1951年6月19日 モスクワ#
20世紀を代表する名ヴァイオリニスト、レオニード・コーガン(1924-1982)の数多くの録音は、概してコーガン自身の幅広い芸術的関心が十分に反映されており、ヴァイオリンのための王道的レパートリーから珍しい編成のための作品まで幅広い。その証拠の1つとなるのがこの「ヴァイオリンとギターのための室内楽作品集」。コーガンの録音の中には、18〜19世紀の初頭に作曲されたヴァイオリンとギターのためのイタリアにおける「プレ」・ロマン派音楽という小規模ながらも非常に貴重なレパートリーが存在しています。 啓蒙時代の古典主義を受け継いだコンポーザー・ギタリストたちは、伝統的な音楽形式を用いた最初期のロマン主義者であり、そのシンプルかつ絶妙な音楽の真価を知るにはコーガンの演奏が打ってつけと言えるでしょう。 またコーガンと共演した2人の演奏家も名手中の名手。ギターのアレクサンドル・イヴァノフ=クラムスコイは20世紀のロシア(旧ソ連)を代表するギタリスト、そしてチェロのフョードル・ルザノフはスヴェトラーノフのロシア(ソヴィエト)国立SOの首席奏者と活躍した大物です。
※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。

Urania Records
LDV-14110(1CD)
五重奏曲集
レグレンツィ:ソナタ Op.8-12“La Marinona”、ソナタ Op.8-11“La Fugazza”
ムッファト:SONATA PRIMA DA ARMONICO TRIBUTO IN RE MAGGIORE
アルビノーニ:ソナタ Op.2-6ト短調、ソナタ Op.2-3ハ長調
テレマン:ソナタ Op.2-6ト短調
イル・トラッティニメント・アルモニコ
弦楽五重奏曲は16世紀から17世紀にかけて最も発展した時期がありましたが、その後次第に廃れていきました。当時の編成は2つのヴァイオリン、アルトとテノールのヴィオラ・ダ・ブラッチョ、チェロ、通奏低音というものが一般的でした。このアルバムでは当時の編成を再現して演奏しています。

Da Vinci Classics
C-00822(1CD)
オリジナルズ
エリク・マルシェリー(b.1957):LE BAL DES SIRENES ET DES NAIADES、SUITE LOGIQUE
マルコ・ペレイラ(b.1950):ファンタジア・コンチェルタンテ*
ティエリー・ティスランド(b.1956):アラベスク集*
アンソニー・シドニー(b.1952):中国の滝から
ポール・ルイス(b.1943):3つの前奏曲
マキシモ・ディエゴ・プホール(b.1957):組曲「マギカ」 *世界初録音
モルガナ・ルダン(Hp)、
ロベルト・グアルニエーリ(G)

録音:2022年5月
ハープもギターも指で弦を弾く楽器ですが、その音色は微妙に異なっています。ハープとギターの組み合わせは元々あまり盛んではなく、演奏されたとしても他の楽器のための作品を編曲したものばかりでした。それが1980年代に入るとハープとギターという編成のオリジナル曲が作られ演奏されるようになってきました。このアルバムではそれらの作品をまとめて楽しんでいただけます。
Da Vinci Classics
C-00824(1CD)
枠を超えて
ゴーベール:フルート・ソナタ第1番(1917)
カゼッラ:シチリアとバーレスク(1919)
シャルル・ケクラン:フルート・ソナタ Op.52(1922)
マリオ・ピラティ(1903-1938):フルート・ソナタ(1926)
カイロス・デュオ

録音:2022年7月
このアルバムには1920年代を活気づけた作曲家たちの作品が揃っています。孤児で貧しい少年でありましたがその才能が認められてフランスで名を馳せたゴーベール、フォーレの弟子であったカゼッラとケクラン。そして現在では不当に忘れ去られてしまったピラティ。彼らのフルート作品によって彼らが活躍した時代の息吹を堪能できるアルバムとなっています。
Da Vinci Classics
C-00825(1CD)
ボクサ:夜想曲集
ニコラ=シャルル・ボクサ:夜想曲第1番 Op.50
ボクサ&ロドルフ・クレゼール:夜想曲第3番 Op.59変ホ長調(オリジナル:ヴァイオリン)
ボクサ&クレゼール:夜想曲第6番 Op.59ハ長調(オリジナル:ヴァイオリン)
ボクサ&ジャン=ルイ・デュポール:夜想曲第1番 変ロ長調(オリジナル:チェロ)
ボクサ&デュポール:夜想曲第2番 変ホ長調(オリジナル:チェロ)
ルチアーノ・フランカ(Ob)、
ステファニア・ベティ(Hp)

録音:2023年4月
ニコラ=シャルル・ボクサ、ロドルフ・クレゼール、ジャン=ルイ・デュポールの三人は元々それぞれがハープ、ヴァイオリン、そしてチェロの大家でした。また作曲家としても優秀で特にハープ奏者であったボクサは、他の楽器奏者と共作で夜想曲を作ることを思いつきました。それらの作品をここではオーボエとハープで演奏し、より歌心あふれる演奏となっています。
Da Vinci Classics
C-00823(1CD)
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
1. ラプソディ・イン・ブルー
2-4. 3つの前奏曲/ジョージ&アイラ・ガーシュウィン(ピエトロ・ベルトラーニ編):10の歌-5. サマータイム、
6. エンブレイサブル・ユー、7. アイ・ガット・リズム、8. 私の彼氏、9. 魅惑のリズム、10. バット・ノット・フォー・ミー、11. 愛するポーギー(ポーギーとベスより)、
12. すべてを忘れよう、13. 誰にも奪えぬこの想い、14. 霧の日
ピエトロ・ベルトラーニ(P)
トンマーゾ・ウッサルディ(指揮/tr.1)
センツァスピーネO(tr.1)
ベルトラーニ・モダン・ピアノ・トリオ〔ピエトロ・ベルトラーニ(P、アレンジ)、ダニエレ・ネグリーニ(Vn/tr.5-14)、ティツィアーノ・ゲルツォーニ(Vc/tr.5-14)〕

録音:2022年11月11日、テアトロ・オーディトリウム・マンゾーニ(イタリア)、2023年5月25日、ファビオ・アンジェレッティ・スタジオ(イタリア)
ジャズとクラシックのマルチ・ピアニストでありマルチ・インストゥルメンタリスト。さらにはコンポーザー、アレンジャーとしても活躍する1989年生まれのイタリアの奇才、ピエトロ・ベルトラーニ。ヴェネツィアのフェニーチェ劇場、ローマのパルコ・デッラ・ムジカ音楽堂、フィレンツェのコムナーレ劇場などイタリアの主要なコンサートホールや劇場へのデビューを果たし、フィレンツェ五月音楽祭やMITOミラノ・トリノ音楽祭などでも活躍。カーネギーホールやトビリシ国立音楽院コンサートホールなどでの演奏経験も持つイタリア期待のピアニストです。
Da Vinci Classicsの3枚目となるアルバムでは、ラプソディ・イン・ブルーを筆頭としたガーシュウィンの傑作を集成。
ラプソディ・イン・ブルーでは、ベルトラーニが作曲された当初の意図を残しつつもいくつかのソロ・パートを即興的に演奏。また、2021年にボローニャで結成されたベルトラーニ・モダン・ピアノトリオが演奏する10曲は、すべてベルトラーニによる編曲で、作品が持つ偉大な音楽的価値を際立たせています。ジャンルの壁を打ち破りながらマルチに活躍を続けるイタリア新世代の奇才が、ガーシュウィンの作品が持つ魅力を十二分に引き出した渾身の1枚にご期待ください。

Indesens Calliope Records
IC-032(1CD)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
F-A-E ソナタ より スケルツォ ハ短調 WoO.2
ラシェル・コリー(Vn/ストラディヴァリウス1732年製”ex-Hamma’)
クリスティアン・シャモレル(P)

録音:2023年1月23日-25日、ラ・ショー・ド・フォン音楽ホール(スイス)
2010年に『パッション!イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ』のレコーディングで衝撃的なデビューを果たし、2012年にはNHKSOとの共演、武蔵野市民文化会館でのイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを中心としたプログラムで鮮烈な日本デビューを果たしたフランス語圏スイスの実力派ヴァイオリニスト、ラシェル・コリー(レイチェル・コリー)。
Indesens Calliope Records(アンデサンス・カリオペ・レコーズ)からリリースされる第1弾は、ブラームスが円熟期に作曲したヴァイオリン・ソナタ全3曲と、シューマン、アルベルト・ディートリヒ、ブラームスの共通の友人であったヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムのために合作された「F.A.E.ソナタ」からスケルツォをカップリング。
本アルバムでも1732年製の銘器ストラディヴァリウス”ex-Hamma”を携え、ブラームスが残したこれら傑作を、同郷のピアニスト、クリスティアン・シャモレルとの洗練された解釈と芸術性の高さで見事に奏でています。

Stradivarius
STR-37281(1CD)
マリピエロ:弦楽四重奏曲第2、3、6番+ モンテヴェルディ:4声のためのミサ(弦楽四重奏版)
モンテヴェルディ:4声のためのミサ(1650 出版)〜「キリエ」
マリピエロ:弦楽四重奏曲第2番「むくどりとバラード」
モンテヴェルディ:4声のためのミサ(1650出版)〜「グローリア」
マリピエロ:弦楽四重奏曲第3番「カンターリ・アラ・マドリガレスカ」
モンテヴェルディ:4声のためのミサ(1650出版)〜「クレド」
マリピエロ:弦楽四重奏曲第6番「ノアの箱舟」
モンテヴェルディ:4声のためのミサ(1650 出版)〜「サンクトゥス」「ベネディクトゥス」「アニュス・デイ」
シンクロニエQ

録音:2023年4月
およそ300年の時を経て二人のイタリアの作曲家の作品を並べた異色の企画。因みにマリ ピエロはモンテヴェルディの研究と楽譜の校訂者としても知られた。モンテヴェルディの1650 年頃に書かれた4声のミサ(声楽作品を弦楽四重奏に編曲して演奏)の全曲の間にマリピエロ の弦楽四重奏曲第2、3、4、6番を挟むことにより、300年の時を経た作品同士が互いに化学 反応し、時代を超えた不思議な感覚を生み出す。マリピエロは決してロマン主義的な作曲家 ではなく、むしろ新古典主義的な傾向があるため、彼の作品を間に挟むことでモンテヴェル ディの音楽にある意外な先鋭性が露わにされます。一聴の価値のある一枚。
Stradivarius
STR-37269(1CD)
「森の音」〜フルートとマリンバで聴くバロック音楽
レオナルド・ヴィンチ(1690-1734):ソナタ ニ長調
バッハ:ソナタ ハ長調BWV1033
テレマン(1681-1747):ファンタジア第10番嬰ヘ短調
バッハ:インヴェンションBWV777No.6ホ長調
シェドヴィル(1705-1782)(伝ヴィヴァルディ):「忠実な羊飼い」〜ソナタ ハ長調Op.13No.2
シェドヴィル(伝ヴィヴァルディ):「忠実な羊飼い」〜ソナタ ト短調Op.13No.6
フルヴィオ・フィオーリオ(Fl)
ガブリエーレ・フィオーリオ(マリンバ)

録音:2022年1-6月
バロックのフルート作品をチェンバロではなく、フルートとマリンバで聴く面白い企画の一 枚。マリンバのころころとした音色とフルートの雅やかな音色が意外にも美しく溶け合い、珠 玉の演奏を繰り広げる。森の奥から妖精が出てきそうなファンタジックで夢見心地の時間が 過ごせるアルバム。フルヴィオ・フィオーリオとガブリエーレ・フィオーリオは父子で息の合った アンサンブルを聴かせています。録音も秀逸。
Stradivarius
STR-37263(1CD)
「ブラック&ホワイト」〜現代イタリアの打楽器アンサンブル作品集
(1)カルロ・ボッカドーロ:「スティック・コントロール I」(2007)〜4 人のパフォーマーのための
(2)ロレンツォ・パリエイ:「ポラリス」(2015)〜3人のパフォーマーのための
(3)カルロ・ガランテ:月のない4つの夜想曲「真っ暗闇」(2017)〜4 人のパフォーマーのための
(4)マウロ・カルディ:「鏡」(2018)〜6人の打楽器奏者と2人のマリンバ奏者のための
(5)アレッサンドロ・ソルビアティ:「合意」(2020)
アルス・ルディ(打楽器アンサンブル)【アントニオ・カッジャーノ、ロドルフォ・ロッシ、ジャン・ルカ・ルゲーリ】
賛助出演:アレッシオ・カヴァリエーレ、ロザリオ・チェラウド、ジュリオ・チントーニ、ジャミル・ジダン

録音:(1)-(3)(5)2016年9月24日、(4)2018年12月18日
現代イタリアの作曲家による打楽器アンサンブルのための作品を収録。作曲家の生年は不明 だが、ブックレットに掲載された写真から中堅世代以上と思われます。作風は様々だが、いずれも実 験主義的な傾向が強く、現在のイタリア作曲界の動向を知る上で興味深い一枚。

BRIDGE
BCD-9505(3CD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 Op.70-1「幽霊」
カカドゥ変奏曲 ト長調 Op.121a
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1-1
ピアノ三重奏曲第2番ト長調 Op.1-2
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調 Op.97「大公」
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1-3
創作主題による14の変奏曲 変ホ長調 Op.44
ワイス・カプラン・スタンプ三重奏団【ヤエル・ワイス(P)、マーク・カプラン(Vn)、ピーター・スタンプ(Vc)】

録音:2019年 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ、 DDD,229'49
※ピアノ三重奏曲全集と銘打ってありますが、オリジナルがクラリネット、チェロ、ピアノのためのピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調 Op.11と、自作からピアノ三重奏へ編曲した作品は含まれていません。
米国の中堅奏者たちによるとても素晴らしいベートーヴェンのピアノ三重奏曲全集。ピ アノのヤエル・ワイス、ヴァイオリンのマーク・カプラン、チェロピーター・スタンプの3 人によ る、その名もワイス・カプラン・スタンプ三重奏団。日本ではまだほとんど知られていないだ ろし、彼らが弾く有名曲の CD もこれが初めてと思われるが、予想を遥かに超えて見事な 出来栄え。いずれも優秀な3人の奏者が、常にバランスの取れた美による豊かで幸せに 満ちた音楽を目指しており、ああベートーヴェンのピアノ三重奏ってやっぱりいいな!と思 わせてくれます。ことにOp-1の3曲が充実しており、青年時代のベートーヴェンの瑞々しい 魅力をたっぷり味わえます。もちろん有名な大公三重奏曲も、有名ソリストが 3人集まった演 奏では成しえない親密かつ力みのない演奏。聞いたことがない団体だからと素通りするに はあまりにもったいない内容だ。これを聞けばワイス・カプラン・スタンプ三重奏団を気に入 って、今後が楽しみになることでしょう。

CLAVES
50-3082(1CD)
モーツァルト:フルート作品集
(1)フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285
(2)フルート協奏曲第2番ニ長調 K.314
(3)フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299
ヘレナ・マシェレル(Fl)
(3)チャシャ・ガフナー(Hp)
(1)サイモン・ブレンディス(Vn)、
(1)ジュディス・バスブリッジ(Va)、
(1)セバスチャン・コンベルティ(Vc)
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ、
サイモン・ブレンディス(リーダー)

録音:2021年10月セントジョン福音伝道者教会(ロンドン
スイスのフルート奏者、ヘレナ・マシェレルがオール・モーツァルト・アルバムをリリースしました!マシェレルはソリスト、室内楽奏者として欧米で活躍する名手。 レパートリーはバロックから現代まで幅広く、マルティン・シュカムレッツ(1970-)のフルート協奏曲の世界初演を行うなど、多くの演奏に携わっております。
当アルバムではモーツァルトのフルート四重奏曲第1番、フルート協奏曲第2番、フルートとハープのための協奏曲を収録。名人集団ロンドン・モーツァルト・プ レイヤーズとこの上なく美しいモーツァルトを披露。ことに緩徐楽章の美しさは絶品です。豊かな音色が魅力のマシェレルが演奏するモーツァルト、要注目です! (Ki)

Audite
AU-97812(1CD)
SAGA
ドビュッシー:「小組曲」(ゴードン・デイヴィス編)
ケヴィン・ビーヴァーズ(1973-):木管五重奏曲〜フルート、オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための【アルンドス木管五重奏団委嘱作】
ラロ・シフリン(1932-):ニューオーリンズ
ニールセン:木管五重奏曲 Op.43
アルンドス木管五重奏団【アンナ・シャハ(Fl)、志茂嘉彦(Ob)、クリスティーネ・シュテムラー(Cl)、リサ・ロジャー ス(Hrn)、メアレ有香(Fg)】

録音:2023年7月5-8日/イムマヌエル教会、ヴッパータール(ドイツ)
ケルン音楽大学、ライン・ドイツオペラで学んだ新進気鋭の5人の演奏家により2013年に結成されたアルンドス木管五重奏団が、セカンド・アルバム「SAGA」 をリリースします!当団はノルトラインヴェストファーレン州を本拠に活躍するドイツの木管五重奏団。躍動的かつ魅力的なアンサンブルで聴衆を虜にしてきました。 その演奏は「ウィットに満ちた表現能力、個々の完璧な演奏能力、そして官能的なプレゼンテーションが大きな一枚板となり、心に強く語りかけてくる。」(西ドイツ アルゲマイネ新聞)など、演奏技術の高さはもちろんのこと豊かな表現力でも高く評価されています。これまでにアントン・ガルシア・アブリル国際室内楽コンクー ル(2014年)、カスティーリャ・イ・レオン国際室内楽コンクール(2015年)など数々の国際コンクールに入賞している実力派メンバーが揃った木管五重奏団で す。
想像力豊かなサウンドスケープを表現することをテーマにした当アルバム「SAGA」では4人の作曲家の作品を収録。ドビュッシーの「小組曲」では過ぎ去りし 理想の色彩を表現、ニルセンの木管五重奏曲では遊び心を表現しております。ラロ・シフリンの「ニューオーリンズ」は当団が長年演奏し続けてきた重要レパートリー です。そして、木管五重奏曲の新たな作品を演奏することにも力を入れている当団がアメリカの作曲家ケヴィン・ビーヴァーズに委嘱した木管五重奏曲はこの度世 界録音が実現しました。 (Ki)

KLARTHE
KLA-143(1CD)
シェーンベルク:「月に憑かれたピエロ」〜ソプラノ、フルート、ピッコロ、クラリネット、バス・クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための(仏語歌唱版)
「月に憑かれたピエロ」(歌唱なしの器楽アンサンブル版)
(1)ジェシカ・マルタン・マレスコ(ヴォーカル)
アンサンブル Op.Cit、
ギヨーム・ブルゴーニュ(指)

録音:2022年6月26&27日サント=コロンブ=シュル=ガン(ロワール県)
シェーンベルクの無調時代を代表する野心作「月に憑かれたピエロ」。アルベール・ジローの有名な詩集に基づく21のメロドラマは、オットー・エリッヒ・ハルト レーベンの独語訳したものをテクストとしています。当アルバムではジローの詩を改変したフランス語版で収録。シェーンベルクの韻律に忠実で、1900年当時の キャバレーや劇場で流行していた表現力とリズムがこの作品の魅力であることを再認識できます。当アルバムにはヴォーカルのパートなしの器楽アンサンブル版も 収録。実に興味深いアルバムとなっております。 (Ki)

NoMadMusic
NMM-012(1CD)
美的好奇心〜C.P.E.バッハ室内楽曲集
(1)四重奏曲(トリオ)ニ長調Wq94
(2)無伴奏チェロ・ソナタ(原曲:無伴奏フルート・ソナタ)イ短調Wq.142
(3)四重奏曲(トリオ)イ短調Wq93
(4)フルートとヴァイオリンのための二重奏曲ホ短調Wq.140
(5)四重奏曲ト長調Wq95
ジャン =ピエール・ピネ(トラヴェルソ)、
ファニー・パクー(Vn 、ヴィオラ)、
エティエンヌ・マンゴー(Vc)、
アリーヌ・ジルベライヒ(フォルテピアノ)
C.P.E.バッハの生誕300年を記念して2014年にリリースされたアルバム。4名のフレッシュな音楽家たちによる室内楽で、鍵盤楽 器がチェンバロからフォルテピアノに移行し、弦をハンマーが叩く効果が早くも採り入れられた作風が興味津々。トリオと題されながら4名の奏者を必要とするもの など、後期バロックと初期古典派の入り混じった世界が魅力です。 (Ki)

MIRARE
MIR-662(1CD)
ボヘミアのピアノ三重奏曲
ノヴァーク:ピアノ三重奏曲第2番ニ短調Op.27「バラード風」
フィビヒ:ピアノ三重奏曲ヘ短調
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15
トリオ・エリオス【カミーユ・フォントゥノ(Vn)、ラファエル・ジュアン(Vc)、アレクシス・グルネー ル(P)】

録音:2022年7月8-12日/アルセナル=メス
2014年にパリ音楽院の学生により結成され、2017年のフォルジュルネ音楽祭で来日して注目されたフランスの若きピアノ三重奏団トリオ・エリオス。2021 年4月リリースの「フランスのピアノ三重奏曲」(MIR 564)に続く第2弾はチェコのピアノ三重奏曲集。それもドヴォルザークではなくノヴァーク、フィビヒ、スメ タナの3篇に挑戦。モラヴィア民謡を用いたノヴァーク、名作「詩曲」に通じる甘い叙情性香るフィビヒ、時代に先んじた超絶的ピアノ書法を見せるスメタナと聴き 応え満点の作品ばかり。トリオ・エリオスの演奏ともども若々しい情熱を堪能できます。 (Ki)

KAIROS
0022029KAI(1CD)
ホセ・マヌエル・ロペス・ロペス:無限の日曜日
ホセ・マヌエル・ロペス・ロペス(b.1956):弦楽四重奏曲第1番(2007)
トリオV(2008)
弦楽四重奏曲第2番「無限の日曜日」(2020)
アルディッティSQ、
アルベルト・ロサド(P)

録音:2023年1月13日、サラゴサ・オーディトリアム モーツァルト・ホール(スペイン)
1956年マドリード生まれのスペイン人作曲家、ホセ・マヌエル・ロペス・ロペスの室内楽作品集。IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)では巨匠トリスタン・ミュライユらとともにコンピューター音楽を研究していたホセ・マヌエル・ロペス・ロペスは、1996年から京都に滞在した時期があり、その経験が音色と音楽の時間軸についての考え方に深い変化をもたらしたといいます。
神話的な性格を持つ弦楽四重奏曲第1番は当盤でも演奏を務め、20世紀以降の作品の演奏で世界的な名声を博すアルディッティSQとバレンシア音楽院の委嘱による作品。2008年作曲のピアノ三重奏作品「トリオV」ではスペイン生まれで現代音楽界の主要なピアニストの一人、アルベルト・ロサドがアルディッティSQのメンバーと共演します。アルバムのタイトルにもなっている2020年の弦楽四重奏作品「無限の日曜日」もまたアルディッティSQのために書かれた作品で、Covid-19のパンデミックによって人類が直面した前例のない困難に対する感情や恐怖をリアルに伝えています。

Avie
AV-2653(1CD)
秘めた情熱〜ビーチ、C.シューマン、ストロール、ブーランジェ
エイミー・ビーチ(1867-1944):ロマンス Op.23
クララ・シューマン
:3つのロマンス Op.22
リタ・ストロール(1865-1941):劇的な大ソナタ 「ティトゥスとベレニケ」
リーナ・エスマーイール(b.1983):一つの言葉が世界を作る(one word makes a world)(世界初録音)
ナディア・ブーランジェ(1887-1979):チェロとピアノのための3つの小品
伝マリア・テレジア・パラディス(1759-1824):シチリアーノ
増田喜嘉(Vc)、キム・ヘジン(P)

録音:2022年6月10日-12日、Cammilleri Hall(南カリフォルニア大学(ロサンゼルス)
神戸出身、5歳よりチェロを始め、12歳で渡豪以来欧米を中心に活躍している国際派チェリスト、増田 喜嘉(ますだ よしか)が、イギリスのAiveから登場! デビュー・アルバムとなる「秘めた情熱(Hidden Flame)」は、、クラシック音楽のレパートリーにおいて、女性たちがいかに注目を集めるようになっていったのか、そのストーリーを垣間見ることができるという、2世紀にわたる秀逸なプログラム。
おそらくもっとも有名なクララ・シューマンの「3つのロマンス」に加え、エイミー・ビーチやナディア・ブーランジェ、リタ・ストロールといった、再評価著しい女性作曲家・音楽家たちのチェロ作品を提示。インド系のルーツを持つ米国人作曲家リーナ・エルマーイールの『一つの言葉が世界を作る(one word makes a world)』は、インド古典音楽の「ラーガ」をベースとし、チェリスト増田喜嘉のために作曲された作品です。
現在はロサンゼルスを拠点に演奏者・指導者として活躍し、近年は日本での演奏活動も広げている増田喜嘉は、オールドバラ音楽祭(英国)、オタワ室内楽祭(カナダ)、イエロー・バーン音楽祭(米国)、ランデブー・デ・ラ・ミュージック音楽祭(韓国)などの音楽祭にて定期的に演奏し、室内楽奏者として世界的に信頼を置かれています。ロサンゼルスでは室内楽グループSalastina LA、5台のチェロアンサンブルSAKURA、日本ではパトス四重奏団、神戸ピアノ三重奏団のチェリストとしても活動し、現代音楽の熱心な提唱者として、リーナ・エスマーイール、細川俊夫、デリック・スカイ、ベント・ソアンセン、ヨルグ・ヴィットマンらの作品の米国・世界初演を飾ってきました。
これまで第11回ビバホールチェロコンクール第1位・夢但馬賞受賞、アメリカ全国ヤング・アーティストコンクール弦楽部門第1位、オーストラリア音楽協奏曲コンクール第1位、ヤマハ・ヨーロッパ音楽財団弦楽コンクール第1位等で優勝。

Goodies
78CDR-3932(1CDR)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」 シモン・ゴールドベルク(Vn)
リリー・クラウス(P)

日COLUMBIA JW100/104
1936年12月4日&7日、1937年4月27日、ロンドン録音
ヴァイリンのシモン・ゴールドベルク(1909-1993)はポーランド生まれ。8歳の 時ベルリンで名教師カール・フレッシュ(1873-1944)に師事し、12歳でワルシャ ワでデビューした。1916年16歳でドレスデン・フルハーモニーのコンサートマ スターに任命され、1929年20歳の時フルトヴェングラー(1886-1954)の招きでベ ルリン・フィルハーモニーのコンサートマスターに就任した。1934年政権を得 たナチスによってその地位を追われ、ニューヨークでデビュー、戦後アメリカ 国籍を得て演奏活動と後進の指導を行った。1990年から没年まで新日本フィル ハーモニーの指揮者をつとめ、富山県の立山のホテルで死去した。ピアノのリ リー・クラウス(1903-1986)はハンガリー生まれ、ブダペスト音楽院でゾルター ン・コダーイ(1882-1951)の薫陶を得た。1942年シモン・ゴールドベルクと楽旅 中、ジャワ島で日本軍に捕らえられ、家族共々1945年まで抑留生活を送った。 戦後はイギリス国籍を取得し活発な演奏活動を行った。(グッディーズ)
Goodies
78CDR-3933(1CDR)
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調作品38 ジェラルド・ムーア(P)

英 HIS MASTER'S VOICE D1380/82
1927年4月11日 ロンドン録音
ベアトリス・ハリソン(1892-1965)は20世紀前半に活躍したイギリスの女流チェ ロ奏者。インド北西部のルーキーに生まれ、幼少期に一家はイギリスに戻り、 ロンドンの王立音楽院で学んだ。その後ベルリン高等音楽院に留学、1910年に メンデルスゾーン賞を受賞、ベヒシュタイン・ホールでデビューした。師はフ ーゴ・ベッカー(1863-1941)。ハリソンは1920年11月、HIS MASTER'S VOICEに エルガーのチェロ協奏曲を作曲者の指揮で録音(HMVD1507/09)したのを皮切り に、イギリスの作曲家、特にディーリアスの作品の多くの初演を 行った。ピアノのジェラルド・ムーア(1899-1987)はイギリスのハートフォー ド生まれ。名伴奏ピアニストとして多くの歌手や器楽奏者と共演した。(グッディーズ)

Signum Classics
SIGCD-794(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番、第1番、第8番
ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1/ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1/ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)、
アラスター・ビートソン(フォルテピアノ)
現代のもっとも偉大なヴァイオリニストの一人、ヴァイオリンの女王ヴィクトリア・ムローヴァ。イギリスのSignum Classics移籍第2弾となるアルバムは、英BBCミュージック・マガジンの「Chamber Choice」に選定されたヴァイオリン・ソナタ集(PONYX4221)の続編となる、アラスター・ビートソン(アラスデア・ビートソン)との共演によるベートーヴェン。スコットランド出身のピアノ&フォルテピアノ奏者、そして室内楽奏者としても華々しい活動を続けるビートソンは、2022年の来日公演でもヴィクトリア・ムローヴァと共演し、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ等を聴かせてくれました。
前作(PONYX4221)と同様に、ガット弦を使用したヴァイオリンと、ポール・マクナルティが複製の1805年ウィーン製ヴァルター・フォルテピアノの組み合わせで、楽観的で、活発で、無尽蔵の創意に富んだ3つのソナタを比較的早くて軽快なテンポで演奏しています。

H.M.F
BAP-06(1CD)
.
ジャンヌ・ルルー(1898-1979):作品集 vol.1
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための四重奏曲(1922)
ミシェル=アンジュの6つのソネット(1924)
イタリアにて(抜粋)(1926)
マリー=ロール・ガルニエ(S)、アレクサンドル・パスカル(Vn )、レア・エンニノ(Va)、エロイーズ・ルッツァーティ(Vc)、セリア・オネト・ベンサイ(P)

録音:2023年7月
1923年のローマ大賞を受賞したジャンヌ・ルルー(1898-1979)の作品集。女性で同賞の受賞者は、リリー・ブーランジェ、マルグリット・カナルにつづい て3人目の快挙でした。 幼いころは両親に音楽のてほどきをうけ、その後レンヌの音楽院で学び、瞬く間にその才を発揮しはじめます。マルグリット・ロンのもとでピアノを学び、11歳で ラヴェルの「マ・メール・ロワ」の初演者の一人に抜擢されました。ピアノのヴィルトゥオーゾで、1908年の音楽院の優秀な成績を収めた生徒による演奏会では ショパンのエチュードを素晴らしく演奏、地元の新聞にも取り上げられました。優れた作曲家であった彼女は、多くの傑作、歌曲、室内楽、バレエ、交響曲を書いて います。彼女の作品はパリ・オペラ座や当時の最も重要なオーケストラで演奏され、同業者や批評家たちから満場一致で絶賛されました。彼女の若き日の作品に捧 げられたこの第1巻は、聴き手に20世紀音楽において不当に忘れ去られた重要な人物を再発見させてくれます。 (Ki)
H.M.F
BAP-01(3CD)
シャルロット・ソヒー(1887-1955):作品集
(1)ファンタジーop.3
(2)湿原の歌 op.4(1908)
(3)ソナタ op.6(1909/1910)
(4)10月 op.12-1(1931)
(5)4つのロマンティックな小品 op.30(1944)/マリー・フェルミューラン(P)
(6)トリオ op.24(1931)
(7)四重奏曲第1番op.25
(8)四重奏曲第2番op.33
(9)素朴な三部作 op.21
(10)ノスタルジックな3つの歌 op.7(1910)〜メゾ・ソプラノとオーケストラ
ふたつの詩歌 op.17(1922)〜メゾ・ソプラノ(またはバリトン)とオーケストラ
変奏する主題 op.15bis(1921)/ヴァイオリンとオーケストラ
センチメンタルな物語 op.34(1952)/弦楽オーケストラとパーカッション
瞑想曲 op.18(1922)/ソプラノとオーケストラ
(1)ダヴィッド・カドゥシュ(P)
(2)マリー=ロール・ガルニエ、セリア・オネト・ベンサイ(P)
(3)セリア・オネト・ベンサイ(P)
(4)エロイーズ・ルッツァーティ(Vc)、セリア・オネト・ベンサイド(P)
(5)マリー・フェルミューラン(P)
(6)ニキタ・ニコロフ(Vn)、グザヴィエ・フィリップス(Vc)、セリア・オネト・ベンサイ(P)
(7)エルメス四重奏団
(8)エルメス四重奏団
(9)マチルド・カルデリーニ(Fl)、オメール・ブーシェ(Vn)、ル・ユン=シン・シャン(Va)、ヤン・ルヴィオノ
(10)国立アヴィニョン=プロヴァンスO
デボラ・ワルトマン(指)
マリー・ペルボ(S)、オード・エクストレモ(Ms)、コルデリア・パルム(Vn)
シャルロット・ソヒーは1887年、エンジニアの父と、アマチュア音楽家の母のもとに生まれました。作曲の初歩を同じ女性作曲家メル・ボニ(1858-1937) に学びました。1894年にパリのスコラ・カントルムに入学、そこではアルベール・ルーセルに対位法を、ルイ・ヴィエルヌ(1900年からノートルダム大聖堂の首 席オルガニストを務めた)にオルガンを師事。1908年、シャルロットはスコラ・カントルムで、12歳年上の作曲家で指揮者のマルセル・ラベイと出会い、結婚しま す。マルセルはその後スコラ・カントルムの教授に就任、子供も生まれ、幸せな時期を過ごします。サロンにも出入りし、パトロンからも認められる存在でした。戦禍 を乗り越えた家族はノルマンディーに移り住み、シャトーを手に入れ、そこには7台以上のピアノを置き、エネスコやオネゲルを含め様々な音楽家たちを招いたりも し、さらにはモーリス・ドニといった音楽以外の芸術家たちとも交流があったそうです。夫マルセルは小さな村に音楽学校も開設しました。シャルロットは子供たち のために室内楽曲を作曲し、セルマ・ラーゲルレフの短編小説『アストリッド』をもとに自ら台本を書いたオペラ『王冠をかぶった奴隷』にも取り組みます。4回上 演され、うち2回は夫のマルセルが指揮しました。1955年に脳出血で急逝しますが、このディスクにも収録されているピアノ作品、室内楽、また管弦楽のための規 模の大きな作品も残しています。 (Ki)

ATMA
ACD2-2864(1CD)
ブラヴーラ 〜ナチュラルホルンとフォルテピアノのための作品集
ヴィンチェンツォ・リギーニ(1756-1812):ホルンとピアノのための二重奏曲 ニ長調(1780)
チプリアーニ・ポッター(1792-1871):ホルンとピアノのためのブラヴーラ・ソナタ 変ホ長調 Op.13(1824)
ベートーヴェン:ホルンとピアノのためのソナタ ヘ長調 Op.17(1800)
フランツ・クサヴァー・ジュスマイヤー(1779-1818):ホルンとピアノのためのソナタ 変ホ長調(18世紀末) [ヘルマン・ユーリセン補筆完成版]
ニコラウス・フライヘル・フォン・クラフト(1779-1818):ホルンとピアノのためのソナタ ホ長調(1814)
ルイ=ピエール・ベルジュロン(ナチュラルHrn)
メーガン・ミラッツ(フォルテピアノ)

ピッチ=430Hz

録音:2022年10月12-14日/ケベック、ミラベル、サン・ブノワ教会
ホルンとピアノのために書かれた最初期の作品をピリオド演奏で聴くアルバム。史上初のホルン・ソナタといってよいベートーヴェンのソナタを中心として1800 年前後の作品を収録しています。ジュスマイヤーのソナタはモーツァルト作と言われたら信じてしまいそう。ベートーヴェンの楽譜校訂にも力をそそいだポッターや、 ベートーヴェンの師でもあるアルブレヒツベルガーに学んだクラフトなど珍しい作曲家も含まれており秘曲満載です。
ルイ=ピエール・ベルジュロンはカナダを代表するナチュラルホルン奏者。アムステルダム音楽院で学んだ後、カナダに戻り、ターフェルムジーク・バロックオーケ ストラ、パシフィック・バロックオーケストラ、アリオン・バロックオーケストラなどと共演。さらにエウローパ・ガランテ、フライブルク・バロックオーケストラ、ベル リン古楽アカデミー、ムジカ・エテルナなど、世界の著名な古楽楽団と共演しています。モントリオールSOやメトロポリタンOにもホルン奏者として在 籍していました。 (Ki)

Alba
ABCD-527(1CD)
アルペジョーネとギターのための音楽
シューベルト:・アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821(1824)(アルペジョーネとギターによる)(Pパート編曲:ニクラス・メルベリ)
 36のオリジナル舞曲 D.365Op.9
ジュリアーニ:変奏曲 Op.84(フルートとギターのための)
 オリジナル行進曲(マウロ・ジュリアーニ編/フルートとギターのための)[第5曲 プロイセン行進曲,第7曲 スウェーデン行進曲,第8曲 スウェーデン行進曲]
ロッシーニ(マウロ・ジュリアーニ編):歌劇「セミラーミデ」から「あの悲しみに沈んだうめき声は」
マルクス・クイッカ(アルペジョーネ)使用楽器:Caroline Zillmann, Meissen1999/Bow:Rudiger Pfau, Plauen1999
ニクラス・メルベリ(G)使用楽器:Gary Southwell, North-ampton1992

録音:2011年12月2日?4日、Nordic Audio Labs Studio(カルペロ、フィンランド)
19世紀初頭のウィーンではギターという楽器がもてはやされ、1820年ごろ、ギター製作者のヨハン・ゲオルク・シュタウファーの作る楽器が品質の高さ で注目を集めていました。彼は、ギターをモデルにしながら寸法の大きい、弓で弾くタイプの6弦の楽器を発明。ウィーンの音楽新聞「Wiener allgemeine musikalische Zeitung」が1823年3月1日号で「ギターレ・ダモーレ(Guitarre d’Amore)」として紹介しました。シュタウファーは、「アルペジョーネ」 とも呼ばれるこの楽器のための作曲を、ウィーンのギター奏者たちの間で名を知られていたシューベルトに依頼。「アルペジョーネ・ソナタ」が作られました。 フィンランドのマルクス・クイッカとニクラス・メルベリのアルバムでは、シューベルトのこの作品とジュリアーニのフルートとギターのための作品が、アルペジョーネ とギターによって演奏されます。 マルクス・クイッカ (1959?)は、ヘルシンキを本拠とするヴィオラ・ダ・ガンバ奏者です。ガンバ・アンサンブル「ジェイ・コンソート・ヘルシンキ」の音楽監督を 務め、シベリウス・アカデミーとエストニア音楽アカデミーで教えています。クイッカは万能の音楽家として知られ、特に「忘れられてしまった」歴史的楽器による演 奏を得意としています。ギター奏者のニクラス・メルベリもヘルシンキで活動しています。時代にあわせた撥弦楽器により、ルネサンスから現代まで幅広いレパート リーを手がけています。 シューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」は、ピアノパートをメルベリが編曲した「アルペジョーネとギター版」による演奏。ほとんどが16小節で書かれたピアノ のための小品集「オリジナル舞曲」(最初のワルツ)は、シューベルトあるいは出版者のアントン・ディアベッリがフルートまたはヴァイオリンとギターのための編曲 を作ったと言われます。マウロ・ジュリアーニ は、当時もっとも有名なギター・ヴィルトゥオーゾのひとり。彼の作品から「変奏曲」と彼が編曲した「オリジナル行 進曲」から3曲、ロッシーニの歌劇「セミラーミデ」のアリアが演奏されます。 

IBS CLASSICAL
IBS-202023(1CD)
5つの韻文〜サクソフォンとピアノのための作品集
アンドレ・カプレ:Le vieux coffret 歌曲集「古びた化粧箱」- アルト・サクソフォンとピアノ編
ヒンデミット:ピアノと?アルトサクソフォンのためのソナタ 変ホ長調
オルランド・バス(1994-):Five verses5つの韻文ー アルト・サクソフォンとピアノのために
ヴァンサン・ダヴィッド(1974-):...Y... - ソプラノ・サクソフォンとプリペアド・ピアノのために
ルイス・ナオン(1961-):Senderos... que bifurcan- ソプラノ・サクソフォンとエレクトロニクス(テープ)のために
カルロス・サラゴサ(Sax)、永井基慎(P)

録音:2022年7月21-23日
「20・21世紀における無言歌への探求」がテーマの、スペイン人サクソフォニストのカルロス・サラゴサのファーストアルバム。ピアノに永井基慎を迎え、器楽と 文学が掛け合わさった世界がサクソフォンとピアノ、またはサクソフォンと電子音楽の組み合わせで展開されます。アンドレ・カプレやヒンデミットの作品に加え、 オルランド・バスとサクソフォニスト=コンポーザーのヴァンサン・ダヴィッドの作品(共に委託作品)、ルイス・ナオンの電子音楽作品が収録されており、コント ラストに富んだ味わい深い一枚に仕上がっています。
IBS CLASSICAL
IBS-192023(1CD)
コントラバスとピアノのための作品集
フランティシェク・ヘルトル(1906-1973):コントラバス・ソナタ
フランク・プロト(1941-):ソナタ1963
ヤルッコ・リーヒマキ(1974-):Polku 道 - ソナタ風に…世界初録音
グバイドゥーリナ(1931-):コントラバス・ソナタ
アンデル・ペッリーノ(Cb)
ヤルッコ・リーヒマキ(P)

録音:2022年5月22-24日
幼い頃からジャズ、ラグタイム、ブルースの影響を受けて育ってきたと語るスペインのコントラバス奏者、ア ンデル・ペッリーノ。このアルバムには彼が長い間演奏したいと願ってきたという作品を収録。どれも20世 紀以降に書かれた作品でありながらも、ペッリーノが愛するブラームスのヴァイオリン・ソナタに通じる古典 的なソナタの形式を持つもので、とりわけ対照的な性格の3つの楽章で構成されたヘルトルのソナタに は、ロマン派の作品を思わせる美しい旋律があふれています。他には世界初録音となるリーヒマキの 「Polku 道」や、ジャズ風のプロトのソナタ、グバイドゥーリナのソナタが演奏されています。
IBS CLASSICAL
IBS-152023(1CD)
チェロとピアノのための作品集
マルク・ミゴ(1993):チェロ・ソナタ「Cerdanyenca セルダニエンカ」
ラフマニノフ:2つの小品 Op.6(Vcとピアノ編)
ミゴ:Romanca Melodica ロマンサ・メロディカ
イザイ:チェロ・ソナタ Op.28
ガーシュウィン:3つの前奏曲(Vcとピアノ編)
マーク・プリホドコ(Vc)
ヴィクトリア・コロリオノク(P)

録音:2021年12月19-21日
カタルーニャの作曲家マルク・ミゴが作曲したチェロ・ソナタ「セルダニエンカ」をタイトルとしたアルバム。ミゴがジュ リアード音楽院在学中に構想したこの作品には、彼の故郷のサルダーニャの舞曲が効果的に用いられてお り、2019年にパブロ・カザルス音楽祭で賞を獲得、演奏者プリホドコに捧げられています。他にラフマニノフ、 イザイ、ガーシュウインの作品を収録。制作に4年を費やしたという力作からは、若きチェリストの多彩な表現 力と芸術性が窺えます。

Resonus
RES-10321(1CD)
NX-B08
エイミー・ビーチ/ジョン・コリリアーノ:ヴァイオリン・ソナタ集
エイミー・ビーチ(1867-1944):ヴァイオリン・ソナタ Op.34
 ロマンス Op.23- ヴァイオリンとピアノのために
ジョン・コリリアーノ(1938-):ヴァイオリン・ソナタ
ウシャ・カポーア(Vn)
エドワード・ルン(P)

録音:2022年8月22-24日
2017年に初めて出会いデュオを結成、翌年の2018年に開催された「第1回バーミンガム国際ピアノ・室内楽コ ンクール」で優勝したウシャ・カポーアとエドワード・ルンによるアルバム。 収録曲は、1896年に書かれたエイミー・ビーチの大規模なソナタとロマンス。そして優れたヴァイオリニストの父から 影響を受けたという、コリリアーノが1960年代の若い頃に書いた抒情的なヴァイオリン・ソナタ。アメリカ音楽を得意 とする二人ならではの解釈が見事です。

Capriccio
C-5522(3CD)
ミロスラフ・カベラーチ(1908-1979):室内楽作品全集
【CD1】
1. バッラータ Op.27- ヴァイオリンとピアノのために
2-5. 木管六重奏曲 Op.8
- フルート、オーボエ、コールアングレ、クラリネット、サクソフォン、ホルン、ファゴットのために
6. インプロヴィゼーション Op.29b - 無伴奏フルートのために(自作の主題による)
7-10. ソナタ Op.9- チェロとピアノのために
【CD2】
1-6. 組曲 Op.39- サクソフォンとピアノのために
7. ソナタ Op.2- ホルンとピアノのために
8-14. 狩りの歌 Op.37- バリトンと4本のホルンのために
15-18. 小組曲 Op.13- 無伴奏フルートのために
【CD3】
1-3. ソナチネ Op.24- オーボエとピアノのために
4-11. Lamenti e risolini 嘆きと微笑み Op. 53
- フルートとハープのための8つのバガテル
12-13.2つの小品 Op.12- ヴァイオリンとピアノのために
14-20. ソナタ「Schicksalsdramen des Menschen 人間の運命のドラマ」 Op.56
- トランペット、パーカッション、ピアノとナレーターのために
ヤン・マルティニーク(Br)…CD2:8-14
イェルカ・ウェーバー(Fl)…CD1:2-6、CD2:15-18、
CD3:4-11
アルブレヒト・マイヤー(Ob)…CD3:1-3
ドミニク・ウォーレンウェーバー(コールアングレ)…CD1:2-5
エーリッヒ・ワグナー(Cl)…CD1:2-5
アレクサンダー・バーダー(Cl)…CD1:2-5
カティ・ワグナー(Sax)…CD1:2-5、CD2:1-6
ヴァーツラフ・ヴォナーシェク(Fg)…CD1:2-5
アンドレ・ショッホ(Tp)…CD3:14-20
サラ・ウィリス(Hrn)…CD2:8-14
シュテファン・ドール(Hrn)…CD2:7-14
パウラ・エルネザクス(Hrn)…CD2:8-14
ヨハネス・ラモトケ(Hrn)…CD2:8-14
アンドレイ・ズスト(Hrn)…CD1:2-5
マルケータ・ヤヌシュコヴァー(Vn)…CD1:1、CD3:12-13
ヤン・フォーグラー(Vc)…CD1:7-10
ヤン・シュリヒテ(パーカッション)…CD3:14-20
マリー=ピエール・ラングラメ(Hp)…CD3:4-11
ロベルト・コリンスキー(P)…CD1:1、7-10、CD2:1-7、CD3:1-3、12-20
シュテファン・カミンスキ(ナレーター)…CD3:14-20

録音:2021-2023年
Berlin Philharmonie、Kammermusiksaal/RBB Masurenallee、Saal3
1908年プラハで生まれ、1928年からプラハ音楽院でカレル・ボレスラフ・イラークとアロイス・ハーバに師事し作曲を学んだカベラーチは、1932年にプラハ放 送のディレクターに就任。1939年にチェコに伝わるフス教徒の讃美歌“汝ら神の戦士よ”を用いたカンタータ「Neustupujte! 退いてはいけない!」を作曲。一躍注目を浴びました。1954年までこの職を務めたのち、その後は母校で教職に就き後進の指導にあたりました。また、カベラーチは1940年代から 作曲に力を注ぎ、8曲の交響曲をはじめ数多くの室内楽曲、ピアノ曲、歌曲を作り上げました。このアルバムには彼の初期のホルンとチェロのソナタやサクソ フォンの組曲などの室内楽曲だけではなく、バリトンと4本のホルンのための「狩りの歌」、円熟期の彼が好んで用いたパーカッションが活躍する劇的な室内カ ンタータ「人間の運命のドラマ」も収録。その作風は幅広く、アジア風の旋律を採り入れた曲や前衛的な曲など多彩です。 アルブレヒト・マイヤー、サラ・ウィリス、シュテファン・ドール、ヤン・フォーグラーをはじめとした演奏者たちは、カベラーチ作品の熱狂的な愛好家であり、これらの 作品のよき解釈者です。

Linn
CKD-696(1CD)
メンデルスゾーン/フェルディナント・ダヴィット(1810-1873)編): 無言歌集
1-4. 第1集 Op.19より
 1. Andante con moto 甘い思い出
 2. Molto allegro e vivace 後悔
 3. Moderato 信頼
 4. Venetianisches Gondellied:
   Andante con moto
   ヴェネツィアの舟歌 第1番
5-9. 第2集 Op.30より
 5. Andante espressivo 瞑想
 6. Allegro di molto 安らぎもなく
 7. Adagio ma non troppo 慰め
 8. Agitato e con fuoco 道に迷った人
 9. Venetianisches Gondellied:
   Allegretto tranquillo
   ヴェネツィアの舟歌 第2番
10-14. 第3集 Op.38より
 10. Con moto 夕べの星
 11. Allegro non troppo 失われた幸福
 12. Presto e molto vivace 詩人の竪琴
 13. Agitato 情熱
 14. Duetto:Andante con moto デュエット
15-20. 第4集 Op.53
 15. Andante con moto 海辺で
 16. Allegro non troppo 浮雲
 17. Presto agitato 胸さわぎ
 18. Adagio 心の悲しみ
 19. Volkslied:Allegro con fuoco 民謡
 20. Allegro molto vivace 勝利の歌
21-24. 第5集 Op.62より
 21. Andante espressivo 5月のそよ風
 22. Allegro con fuoco 出発
 23. Allegro con anima 朝の歌
 24. Allegretto grazioso 春の歌
25-28. 第6集 Op.67より
 25. Andante 瞑想
 26. Allegro leggiero 失われた幻影
 27. Presto 紡ぎ歌
 28. Allegretto non troppo 子守歌
29-32. 第7集 Op.85より
 29. Andante espressivo 夢
 30. Presto 狂乱
 31. Andante sostenuto 悲歌
 32. Allegretto con moto 旅人の歌
ミヒャエル・バレンボイム(Vn)
ナタリア・ペガルコヴァ=バレンボイム(P)

録音:2022年10月17-18日メゾン・ド・フランス、ベルリン
フェリックス・メンデルスゾーンの幼馴染みで、彼が若くして亡くなるまで親交を結んだ名ヴァイオリニスト、作曲家フェルディナント・ダヴィット。か のヴァイオリン協奏曲ホ短調の初演者であるばかりでなく、交響曲からオペラ、トロンボーン小協奏曲まで幅広い作品を残した作曲家、著 名な楽譜校訂者でもある彼が、メンデルスゾーンの歿後23年の頃に出版したヴァイオリンとピアノのための編曲版「無言歌集」。メンデルス ゾーン家とは家族ぐるみの付き合いであったとされるダヴィットだけに、ファニーとフェリックスのライフ・ワークと言える「無言歌」への思い入れはか なり強かったと思われますが、ここで彼は出版の約2年前に世に出たばかりだった第8集を除き、それぞれ6曲ずつの7つの曲集からヴァイオリ ン向きと思われる作品を抜粋してアレンジしています。いずれも原曲の美しく親しみやすいメロディの生きた、ヴァイオリンのための愛らしい小 品に生まれ変わりました。今回ヴァイオリンを担当するのは、ウェスト=イースタン・ディヴァンOなどで活躍し、LINNからはこれが2枚 目のアルバムとなるミヒャエル・バレンボイム。ピアノを務めるのはプライベートでもパートナーであるナタリア・ペガルコヴァ=バレンボイムで、息の 合ったパフォーマンスで作品の素晴らしさを引き立てています。

CD ACCORD
ACD-325(1CD)
NX-D05
ノヴァク/ミキェティン/ヴォイチェホフスキ:弦楽四重奏曲集
アレクサンデル・ノヴァク (1979-):弦楽四重奏曲第3番(2019-20)
パヴェウ・ミキェティン(1971-):弦楽四重奏曲第4番(2022)
スワヴォミル・ヴォイチェホフスキ(1971-):マジェンタ (2021)- 弦楽四重奏とエレクトロニクスのために
ロイヤルSQ

録音:2023年
全て世界初録音
ポーランドにおける現代音楽の優れたアンサンブルとして、25年にわたり活動を続けるロイヤル・ストリング・カルテッ ト。ポーランドの優れた作曲家と親密な関係を築いており、数多くの新作の演奏を委嘱されています。 このアルバムには3人の作曲家が彼らのために書いた作品を収録。

Channel Classics
CCS-45724(1CD)
NX-C04
魂までは奪えない
フローレンス・プライス(1887-1953):弦楽四重奏曲 第2番イ短調
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 Op.96「アメリカ」
リアノン・ギデンズ(1977-)/ジェイコブ・ガーチク(1976-)編曲:At The Purchaser’s Option
ラガッツェ四重奏団

録音:2022年12月 ルター派教会、レンスワウデ、オランダ
オランダのSQラガッツェ四重奏団のCHANNEL CLASSICSから8枚目のアルバム。アメリカ初の黒人女性作曲家とされるフ ローレンス・プライスによる弦楽四重奏曲第2番は、黒人霊歌や初期のジャズの影響がみられるもの。ドヴォルザークの人気曲「アメリカ」は、 彼のアメリカ生活中に短期間で書かれたとされ、やはり黒人霊歌や先住民の歌などの影響が顔を出します。アメリカのシンガー・ソングライ ター、フィドル奏者リアノン・ギデンズによる「At The Purchaser’s Option」は、22歳の女性奴隷とその9か月の赤子をオプションとして売 り出す19世紀の広告から着想を得た曲で、「あなたは私の体を奪うことが出来る 骨を奪うことが出来る 血を奪うことが出来る だが、魂 までは奪えない」と歌われます。ここで演奏されるのはジャズ・トロンボーン奏者のジェイコブ・ガーチクが、クロノス・クァルテットのために編曲した 版。ラガッツェ四重奏団はそれぞれの作品に深く寄り添い、多彩な表情を聴かせています。

Biddulph
BIDD-85044(1CD)
アディラ・ファキーリ/マリー・ゾルダート 希少録音集
1. バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 - アンダンテ
2-5. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
6. Donald Francis tovey ドナルド・フランシス・トーヴィによる音声アナウンス
7. トーヴィ(1875-1940):バッハの「フーガの技法」よりコントラプンクス XIVの完成版
8. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 -サラバンド
9. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 -ガヴォット
10. バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 - エア(アリア)
11. モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 - 第1楽章(冒頭に欠損あり)
12.ベートーヴェン:ロマンス第2番 ヘ長調
13. シュポア(1784-1859):ヴァイオリン協奏曲第9番 二短調 -ダージョ
14. シューマン:夕べの歌(ヴィルヘルミ編)
15. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 -前奏曲(第55小節から)
16. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 - ラルゴ(第8小節から)
アディラ・ファキーリ(Vn)…1-5
ドナルド・フランシス・トーヴィ(P)…1-5
マリー・ゾルダート(Vn)…10-14
オットー・シュルホフ(P)…10-14

1. 録音:1928年9月4日/初出:National Gramophonic Society117(matrix3762)
2-5. 録音:1928年6月6日、9月4日/初出:National Gramophonic Society114-117(matrices 3733/37,3760&3761)
6. 録音:1928年6月6日/初出:National Gramophonic Society114(matrix3733)
7. 録音:1935年5月10日/初出:Columbia ROX 145(matrix CAX7531)
8. 録音:1925年/初出:Vocalion K05173(matrix 03711)
9. 録音:1926年/初出:Vocalion K05247 (matrix 04300)
10. 録音:1921年/初出:Union3012& 3013
11. 録音:1921年/初出:Union3006,3007& 3008
12. 録音:1921年/初出:Union3002,3003
13. 録音:1921年/初出:Union3000&3001
14. 録音:1921年/初出:Union3009
15. 録音:1921年/初出:Union3005
16. 録音:1921年/初出:Union3004
ヨーゼフ・ヨアヒムとゆかりの深い女性ヴァイオリニスト2人の貴重な音源を復刻。 アディラ・ファキーリ(1886-1962)はブダペスト生まれ。10歳からフバイにヴァイオリンを学んだほか、グリュンフェルトにピアノを、ポッパーに室内楽を学び、その 後はベルリンで大おじのヨアヒムに師事しました。彼が世を去ると愛器1715年製のストラディヴァリウスを引き継いでいます。アディラの卓越した音楽性に魅せ られた作曲家は多く、バルトークは2曲のヴァイオリン・ソナタを彼女のために書いています。アディラの7歳違いの妹イェリー・ダラーニも優れたヴァイオリニスト で、ラヴェルがイェリーのために書いたのがツィガーヌです。イェリー・ダラーニは情熱的で野性的な演奏、姉のアディラは理知的な演奏が特徴だったと伝えられ ますが、ここに収録されたバッハやベートーヴェンの演奏からもそれがうかがわれます。 ヨアヒム亡き後アディラたちの活動を支援したのが、彼が非常に高く評価していたイギリスの作曲家・音楽理論家・ピアニストのドナルド・フランシス・トーヴィで した。ここに収められたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第10番のピアノを弾いているのがトーヴィで、彼は作曲家による提示部のリピート指示をコンサート では順守していたものの、SPレコードでは叶わなかったため、代わりに言葉で「最初からもう一度」とのコメントを吹き込みました(当盤トラック6)。トラック7 は彼の貴重なピアノ・ソロの録音で、ヴァイオリニストは参加していません。 後半に収められたマリー・ゾルダート(1863-1955)はグラーツ生まれ。オルガニストで教会合唱団の指揮者だった父の影響で4歳でピアノを始め、7歳の時 には父の指揮に合わせて教会でオルガンを弾いたそうです。歌劇場のコンサートマスターから指導を受けて8歳から始めたヴァイオリンで目覚ましい上達を示 し、1878年にグラーツを訪れたヨアヒムの演奏を聴いて強いあこがれを抱きます。翌年ペルチャッハを訪れてブルッフのヴァイオリン協奏曲を弾いたのをブラーム スが聴き、マリーに惚れ込んで共演を申し出て、その後も続く交流が始まりました。ブラームスの推薦でヨアヒムに学ぶことが出来たマリーはブラームスのヴァイオ リン協奏曲をマスターし、ハンス・リヒター指揮ウィーン・フィルによる同曲のウィーン初演でソリストを務めた際には、その演奏に感銘を受けたブラームスがマリー の名前Soldat(兵士)に引っ掛けて「君は兵士どころか将軍・総司令官(General)だ」と語り、豪華本のスコアを贈った逸話が残っています。 ここに聴く演奏はマリーが60歳近い時のもの。1921年の録音ゆえ、ダイナミックレンジやS/N比には制約がありますが、モーツァルトは精彩に富み、バッハの 前奏曲も鮮やか。一方ゆるやかなテンポの曲では楽器を豊かに鳴らし、落ち着きのある音楽を奏でます。バッハのアリアでのシンプルで達観したような演奏も 魅力です。尚、トラック11、15、16には冒頭部分に少しの欠損があります。 ブックレットにはTully Potter氏による解説(英文9ページ)に加え、マリー・ゾルダートとブラームスの写真3点、アディラ・ファキーリのポートレート写真等が掲 載されています。 初出盤LP:Capitol P8243 ジャケット

Delphian
DCD-34304(1CD)
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ全集
ソナタ ニ長調 Op.1-13, HWV371/アレグロ ト長調 HWV407/ソナタ ト長調 HWV358/ソナタ ニ短調 Op.1-1, HWV359a/ソナタ ト短調 Op.1-6, HWV 364a/アレグロ ハ短調 HWV408/ソナタ イ長調 Op.1-14, HWV372/ソナタ ホ長調 Op.1-15, HWV373/ソナティナ(オラトリオ 「時と悟りの勝利」 HWV46b より)/アンダンテ イ短調 HWV412/ファンタジア イ長調 HWV406/ソナタ イ長調 Op.1-3HWV 361
ボヤン・チチッチ(バロック・ヴァイオリン/ジョヴァンニ・グランチーノ1703)、
スティーヴン・ディヴァイン(ハープシコード/ジェイコブ・カークマン1756)
※使用楽器:バロック・ヴァイオリン:ジョヴァンニ・グランチーノ(ミラノ, 1703)、ハープシコード:ジェイコブ・カークマン(ロンドン, 1756)

録音:2023年3月13日-15日、セント・マーティンズ教会(イースト・ウッドヘイ、イギリス)
ブレコン・バロックやフロリレジウム、アルカンジェロ、エンシェント室内O、EUバロックOのコンサートマスターや中心メンバーとして活躍してきた古楽界のライジング・スターであり、新世代のバロック・ヴァイオリニストの旗手の1人、ボヤン・チチッチ。バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(DCD-34300/PDCD-34300)の記念碑的な録音で新たに注目を呼び、英グラモフォン誌「Critics’ Choice2023」、英Presto Recordings of the Year「Finalist2023」等に選ばれたチチッチが、今度はヘンデルのヴァイオリン・ソナタ全曲に挑みます。
ヘンデルは鍵盤楽器の名手としてよく知られていますが、若い頃はヴァイオリニストとしても訓練を受けており、エッセイストのドナルド・バロウズは、ヴァイオリンとハープシコードのためのヘンデルの作品について「派手な技巧によって注目を集めるのではなく、ヴァイオリニストが鍵盤奏者と音楽的な会話を交わす、流れるようで心地よい室内楽である」と述べています。
伴奏は、これまでイリュリア・コンソートのメンバーとしても共演してきたイギリスの名手スティーヴン・ディヴァイン。彼は1756年ロンドン製の壮麗なカークマン・ハープシコードを少年時代から知っており、「ヘンデルのソナタをこの楽器で録音できたことは栄光であり喜びである」と語っています。

Etcetra
KTC-1813(3CD)
ベートーヴェン:チェロとピアノのためのソナタ&変奏曲全集
【CD1】モーツァルトの「魔笛」の「娘か女か」の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66/チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1/チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
【CD2】チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
【CD3】チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2/ヘンデルの「ユダス・マカベウス」の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO45/モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO46
ミシェル・ストロース(Vc)、
ジャン=クロード・ファンデン・エインデン(P)
チェリストのミシェル・ストロースは同年代で最も優れたフランス人音楽家のひとりとみなされています。パリ国立高等音楽院とイェール大学でチェロを学んだストロースは、フランス放送POの首席奏者として活躍し、ソロとしてもヨーロッパだけでなく、オーストラリア、カナダ、アメリカなど国際的にコンサート活動を行っています。1987年からはパリ国立高等音楽院でチェロを教え、多くの国際音楽コンクールで審査員も務めています。
このアルバムは、ストロースと長年にわたり親交を深めてきたピアニストのジャン=クロード・ファンデン・エインデンとともに収録されました。

FIRST HAND RECORDS
FHR-152(1CD)
フォーレ:チェロ・ソナタ第1番 ニ短調 Op.109(1917)
ゴードン・クロス(1937-2021):Wavesongs(1983)
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 Op. posth. M.12(1897)(Vcとピアノ編曲版)
アレクサンダー・ベ イリー(Vc)
ナイジェル・ヤンデル(P)

録音:2022年11月12-14/イギリス、サフォーク、アルフェトン・ニュー・モルティングス
アンドレ・ナヴァラとジャクリーヌ・デュ・プレに師事したイギリスのチェリスト、アレクサンダー・ベイリー(1956-)によるアルバム。チェロ・ソナタの名作とし て知られるフォーレの第1番、ベイリーのために書かれたゴードン・クロスの印象的な現代作品「Wavesongs」、ラヴェル初期の作品であるヴァイオリン・ソナタ のチェロ編曲版を収録しています。 (Ki)
FIRST HAND RECORDS
FHR-136(1CD)
セラー・セッションズ
ジョルジ・ブーランジェ(1893-1958):Tokay (1938)
テイラー・スウィフト(b.1989) / エイブ・シュワルツ(1881-1963):Shake it Off (2014) / Lebedik un Freylach (Lively and Happy) (1920s)
アウレル・ゴーレ(1928-1989):Hor? din Bude?ti (Dance from Bude?ti) (1967)
ドナ・サマー(1948-2012):I Feel Love (1977)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001より IV. Presto (1720)
ジェイ・ゴーニー(1896-1990):Brother can you spare a dime? (1932)
フランシスコ・カベス(fl. mid-20th cent):Tamboo (1951)
シューベルト:ピアノ三重奏曲第3番 変ホ長調より II. Andante con moto (1827)
ソランジュ(b.1986):Scales (2016)
ミスカ・ボルソー(1800-1864):Isteni Csardas (Divine Tavern Csardas) (c.1848)
ジョルジ・ブーランジェ:Boulevard Boulanger (Afrika) (c.1938)
ヘルムート・リッター(1907-1988):Rote Rosen (Red Roses) (c. 1938)
ZRI[ベン・ハーラン(Cl、バスCl)、マックス・ベイリー(Vn)、マシュー・シャープ(チェロ、バリトン )、ジョン・バンクス(アコーディオン)、イリス・ピサライド(サントゥーリ)]
ブラームスの行きつけだったことでも有名なウィーンの居酒屋レストラン「赤いハリネズミ(Zum Roten Igel)」を名前の由来とするアンサンブル「ZRI」によ るアルバム。国際的なオーケストラとの共演、即興演奏、異文化コラボレーションなど、豊富な経験をもつ5人の世界的音楽家で構成されています。
「赤いハリネズミ」は100年もの間ウィーンの音楽生活の中心地として機能しており、様々な文化交流があったと考えられます。そこからイメージをたっぷり広 げて編まれた、ジャンルを超えた様々な楽曲が民族楽器を含むミックス・アンサンブルで奏でられるという刺激的な収録内容です。

TOCCATA
TOCC-0101(1CD)
NX-B06
フェルディナント・ティエリオ(1838-1919):室内楽作品集 第2集
五重奏曲 ト長調 -2つのヴァイオリン、ヴィオラと2つのチェロのために(1914)
2つのアダージョ Op.41−ヴィオラ、またはチェロとオルガンのために(1887)
4つの幻想曲 Op.28−ヴァイオリンとピアノのために
ラルゲット - ヴィオラとオルガンのために(作曲年不詳)
組曲 -3つのチェロのために(作曲年不詳)
ハンブルク・チェンバー・プレイヤーズ

録音:2022年6月16-18日、2023年5月8日、2023年5月12日、2023年6月29日
全て世界初録音
ハンブルク生まれのフェルディナント・ティエリオ。彼はブラームスの師でもあったエドゥアルド・マルクスセンの弟子で、同じく弟子であったラインベルガーと生涯親 しい友人関係にありました。ティエリオの室内楽作品集シリーズ第1集(TOCC-80)に続くこの第2集では、5つの作品を収録。どの曲もブラームスを思わせる 慎ましくも情熱的な雰囲気を持っていて、聴きごたえのあるものばかりです。なかでも2003年に初めて出版された「組曲」は優れたチェリストでもあったティエ リオの面目躍如といえる作品。抒情的な旋律でチェロを存分に歌わせることで、深みある楽器の音色を存分に生かした曲に仕上がっています。

Gramola
RAM-99312(1CD)
NX-C01
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op. 100
ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
前田朋子(Vn&P)

録音:2023年4月4-6日(P・パート)
2023年6月6-8日(Vn・パート)
ウィーン在住の前田朋子、宿願のブラームス・ソナタ全集! ドイツでの小学生時代にブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番を聴き、「人生の憧れの曲」と感じた前田は、その憧れの強さと恐れとのため、ブラームスがこの 曲を作曲したのと同じ年になるまで演奏会で取り組むのを待ったそうです。以来、折に触れて弾き込んできた作品を録音するにあたっては、前作モーツァルト と同じく一人二役での録音を決意。技術的にも音楽的にも要求が極めて高かったと思われますが、ここにその成果を披露します。クララ・シューマンと死の床 にあったその子フェリックスを想ってブラームスが書いた第1番では、録音の半年前に亡くした親友を想い、第2番では同曲で何度となく共演したバドゥラ=スコ ダへの敬愛と思慕を込めています。オーストリアの街並みよりはアルプスの大自然が似合うと語る峻厳かつ雄大な第3番も含め、随所から強い感情が伝わる 演奏が誕生しました。  ※ ブックレットには前田朋子自身による日本語解説が掲載されております。

フォンテック
FOC-D-9896(1CD)
税込定価
2024年2月7日 発売
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第1番&第14番
弦楽四重奏曲 第1番ヘ長調 作品18-1
弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調 作品131
ウェールズSQ【ア谷直人(Vn) 、三原久遠(Vn)、横溝耕一(Va) 、富岡廉太郎(Vc)】

録音:2023年1月16・17日、8月14・15日 所沢市民文化センター ミューズ キューブホール
ベートーヴェン弦楽四重奏曲 全集完成を目指し、2017年に録音を開始したウェールズ。 全曲録音の佳境を迎えた第6集は、作品18の6曲で最大規模の第1番、そして楽聖全作品のなかで、 最も多様性に溢れる金字塔、7楽章から成る大作 第14番を収録。ナンバーとは異なり「第1番」はこ のジャンル最初から2番目、そして「第14番」は最後から2番目の作品です。 眼光紙背から純粋な音楽美へ到達するウェールズの演奏は、弦楽四重奏の新しい地へと導きます。 2024年6月には、サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデンに出演、3回目となるベー トーヴェン全曲演奏をおこないます。(フォンテック)

BIS
BISSA-2427(1SACD)
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38(1862-65)
シューマン:民謡風の5つの小品集 Op.102(1849)
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99(1886)
クリスチャン・ポルテラ(Vc;ストラディヴァリウス'Mara('1711年製作))、
ロナルド・ブラウティハム(P;シュトライヒャー(1868年製作)のレプリカ。ポール・マクナルティ(2015年製作))

録音:2023年1月30〜2月2日/ノイマルクト、ライツターデル(ドイツ)
トリオ・ツィンマーマンのチェリストとしても活躍する名手ポルテラが鬼才ピアノ奏者ブラウティハムとブラームスとシューマンを録音しました!
クリスチャン・ポルテラは1977年チューリヒ生まれ。ザルツブルクとウィーンでハインリヒ・シフに師事しました。これまでギドン・クレーメル、ヘンニング・クラッゲ ルード、内田光子ら世界的アーティストとの共演を重ねる室内楽の名手として知られる一方、ソリストとしても活躍。BISレーベルより数多くのディスクをリリースしてお ります。
二人の共演盤はメンデルスゾーン(BISSA--2187)以来、約6年ぶり。ブラームスのチェロ・ソナタ第1番は、ブラームスが30代だった1862年から1865年に かけて作曲。ブラームスは人間の声と比較されるチェロの抒情性に魅了され、この名曲を完成させました。その約四半世紀後に作曲したチェロ・ソナタ第2番では、チェ ロの音域、特に高音域で美しい旋律が登場します。2つのソナタに共通する特徴は、ピアノの役割が重要であり、2つの楽器が対話するかのように作曲されています。
「民謡風の5つの小品集」は、表現豊かな小品を好んだシューマンの好みを反映しており、チェロの素晴らしいニュアンスだけでなく、「民謡」の魅力を引き出してい ます。雄弁に歌い上げるポルテラの音色と天才的な感覚で音楽的対話を楽しむブラウティハムの極上のアンサンブルを楽しむことができます。

MDG
MDG-10223102(1CD)
ルイ=フランソワ・ドープラ(1781-1868):ホルンのための大六重奏曲 デトモルダー・ホルニステン【ミヒャエル・ヘルツェル、野田 篁一、ヴィンセント・レヴェック、ローラ・ホール、アルミン・スパン、ユルゲン・ハスペルマン】

録音:1982年 マルティン・ルター教会、デトモルト
MDGレーベルの"貴重な"録音を再リリースする「プレツィオーザ」シリーズ。 ルイ・フランソワ・ドープラ(1781-1868)は、フランスの名ホルン奏者であり、作曲家、そしてパリ音楽院教授も務めた権威ある人物で、数多くの演奏家、作曲 家を育てた、フランスのホルンの伝統を築いた先駆者。 ここに収録されている『大六重奏曲』はドープラの代表作であり、このMDGの録音が当時世界初録音となりました。ドイツホルン界重鎮ミヒャエル・ヘルツェル (1936-2017)のデトモルト国立音楽大学の有名なホルン・クラスのメンバーによるアンサンブルの演奏で収録されています。メンバーには、北西ドイツ・フィル ハーモニーOの首席ホルン奏者を務め、日本を代表するホルン奏者、野田篁一も参加しています。 ドープラの初期ロマン派の豊かで洗練されたハーモニー、そして技巧的でありながらも美しく芳醇な音楽を、デトモルトのホルン奏者たちの活気と最高のMDG録 音で楽しむことができます。 (Ki)
MDG
MDG-61323092(1CD)
モートン・フェルドマン(1926-1987):ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ(1987) アンサンブル・アヴァンギャルド
アンドレアス・サイデル (Vn)
ドロテア・ヘムケン(Va)
クリスティアン・ギーガー(Vc)
シュテッフェン・シュライエルマッハー(P)

録音:2023年4月3日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス
世界初の図形楽譜の発案者であり、ジョン・ケージと並ぶアメリカ戦後音楽を代表する作曲家、モートン・フェルドマン。彼のピアノ作品を体系的に彼の作品を 録音しているシュテッフェン・シュライエルマッハー率いるライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの主要メンバーで構成されている現代作品を積極的に演奏して いるアンサンブル・アヴァンギャルドによる録音。今回取り上げられたのは、モートン・フェルドマンが完成させた最後の作品「ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェ ロ」。瞑想的な音世界へと誘い、静謐さと無限の時間、そして永遠と続く音楽を表現しています。80分ほどの長さの楽曲ですが、「フィリップ・ガストンのために」 (4時間以上)、弦楽四重奏曲第2番(約5時間)など他の作品と比較すると、彼の作品としては短いといえるでしょう。 (Ki)
MDG
MDG-60323022(1CD)
ヨハネス・ベルナルドウス・ファン・ブレー:弦楽四重奏曲第1&2番
ヨハネス・ベルナルドウス・ファン・ブレー(1801-1857):弦楽四重奏曲第2番イ短調
弦楽四重奏曲第1番変ホ長調
ユトレヒトSQ
19世紀前半のアムステルダム音楽界を語る上で重要な人物ヨハネス・ベルナルドウス・ファン・ブレー(1801〜1857)。 1801年1月29日にアムステルダムで生まれます。父親は有名な音楽教師であり、幼い頃から父のレッスンを手伝い、自身はヴァイオリンの名手として、指揮者、作 曲家としても活躍しました。1828年に合唱団を設立(アムステルダム・トーンクンスト合唱団の前身)、1830年からはフェリックス・メリティスO(コンセルトヘボウ管の前身)の指 揮者に就任し、ベルリオーズ「幻想交響曲」やワーグナーの「ファウスト序曲」をオランダ初演しました。また1841年以降はオランダの地方楽団セシリアO の音楽監督として名声を博し、当時アムステルダムに根強かったフランス音楽偏重主義を打破しようと、ベートーヴェンとメンデルスソーンの交響曲や序曲でプログ ラムを組み演奏したといいます。1849年にはドイツ系のレパートリー、特にベートーヴェンとシュポーアの作品を得意とするオランダで最初のプロのSQ を創設。そこで演奏されたオンスロー、メンデルスゾーン、シュポーアと言ったレパートリーは、ファン・ブレー自身の作品にも大きな影響を与えたに違いありません。 本盤に収録されているファン・ブレーの弦楽四重奏曲は、オランダ初期ロマン派の洗練された旋律と完結な対位法は簡素でありながらも魅力的な独創性を感じら れます。当時は評価の高かったファン・ブレーの作品も現代ではほとんど演奏されることはありませんし、彼が残した4つの弦楽四重奏曲のうち最後の1曲は未出 版となっています。ユトレヒトSQは知られざる作品を掘り起こす活動をしており、この録音は長く待ち望まれていたファン・ブレーの再発見への第一歩 となるでしょう。 (Ki)

EVIDENCE
EVCD-108(1CD)

(1)ヘラルド・ディ・ヒウスト:ヴァイオリン、チェロと弦楽のための幻想曲「翼」(2021)
(2)ガブリエル・シバク:邪道(2020)〜チェロと弦、打楽器のための
(3)アレハンドロ・イグレシアス・ロッシ:無伴奏チェロのための6つのケチュア族の歌「無言泣き」(1986)
(4)ヒナステラ:協奏的変奏曲Op.23(1953)
パトリック・ランゴ(Vc)、
アレクシス・カルデナス(Vn)、
アレハンドロ・サンドレル(指)ルテティアO

録音:2021年11、12月/オリヴィエ・メシアン講堂(シャティヨン)
アルゼンチンの作曲家のオーケストラ曲を集めた貴重なアルバム。有名なヒナステラのほか、1960年生まれのアレハンドロ・イグレシアス・ロッシ、1961年生 まれのヘラルド・ディ・ヒウスト、1979年生まれのガブリエル・シバク作品を、パリのオーケストラ、ルテティアOが情熱的に奏でます。
アルゼンチン伝承の驚くべき芸術的多様性が盛り込まれ、ケチュア族伝承の民俗神秘主義をはじめ、ジャズや現代性と原始主義の間を行き来してアルゼンチンの 魂の声を伝えてくれます。南米音楽に関心のある向き必携のアルバムです。 (Ki)

APARTE
AP-341(1CD)
ハイドン・オールスターズ
ハイドン:ピアノ三重奏曲第25番ホ短調Hob.]X-12
ラヴェル(カルロス・ロケ・アルシーナ編):ハイドンの名によるメヌエット
ハイドン:ピアノ三重奏曲第41番変ホ短調Hob.]X-31
ジャクリーヌ・フォンティン:親愛なるヨーゼフ (2009)
ハイドン:ピアノ三重奏曲第20番ニ長調Hob.]X-7
ブラームス(カルロス・ロケ・アルシーナ編):私の眠りはますます浅くなりOp.105の2
ハイドン:ピアノ三重奏曲第45番変ホ長調Hob.]X-29
エルネスト三重奏団【スタニスラス・ゴッセ(Vn)、ナターシャ・ロケ・アルシーナ(P)、クレマン・ダミ(Vc)】

録音:2023年4月28-5月1日/エリザベート王妃音楽礼拝堂(ワーテルロー、ベルギー)
2019年にジュネーヴで結成されたエルネスト三重奏団。現在までに6つのコンクールで入賞し、将来を最も嘱望されているピアノ三重奏団のひとつです。
彼らのみのデビュー・アルバムに選んだのは、彼らにとり大切な存在のハイドン。さらに彼らと関係の深い作曲家や作品をはさんでします。1930年生まれ、現 在93歳のベルギーの女性作曲家ジャクリーヌ・フォンティンの「親愛なるヨーゼフ」はハイドン歿後200年にあたる2009年作のピアノ三重奏曲で、 ハイドンのピアノ・ソナタ第62番からインスピレーションを受けたとされます。
ラヴェルとブラームスの小品はピアノのナターシャ・ロケ・アルシーナの実父で、アルゼンチン出身の作曲家カルロス・ロケ・アルシーナによる編曲。ピアノ三重 奏の効果と魅力を存分に生かしています。 (Ki)

ACCENT
ACC-24401(8CD)
モーツァルト:室内楽録音集
[CD1] (42:38)
ヴァイオリン・ソナタ第25番ト長調 K.301
ヴァイオリン・ソナタ第26番変ホ長調 K.302
ヴァイオリン・ソナタ第27番ハ長調 K.303
[CD2] (57:22)
ヴァイオリン・ソナタ第28番ホ短調 K.304
ヴァイオリン・ソナタ第29番イ長調 K.305
ヴァイオリン・ソナタ第30番ニ長調 K.306(300I)
[CD3] (58:08)
ヴァイオリン・ソナタ第24番ハ長調 K.296
ヴァイオリン・ソナタ第32番ヘ長調 K.376(374d)
ヴァイオリン・ソナタ第33番ヘ長調 K.377
[CD4] (64:26)
ヴァイオリン・ソナタ第34番変ロ長調 K.378(317d)
ヴァイオリン・ソナタ第35番ト長調 K.379(373a)
ヴァイオリン・ソナタ第36番変ホ長調 K.380(374f)
[CD5] (75:18)
ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調 K.454
ヴァイオリン・ソナタ第41番変ホ長調 K.481
ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調 K.526
CD6] (51:36)
フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285
フルート四重奏曲第2番ト長調 K.285a
フルート四重奏曲第3番ハ長調 K.285b
フルート四重奏曲第4番イ長調 K.298
[CD7] (74:11)
カッサシオン第1番ト長調 K.63
ディヴェルティメント第7番ニ長調 K.205
カッサシオン第2番変ロ長調 K.99
[CD8] (73:22)
アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525(第1楽章と第2楽章の間に「4つのメヌエットより第3番 ト長調 K.601-3」を演奏)
ディヴェルティメント ニ長調 K.136
ディヴェルティメント 変ロ長調 K.137
ディヴェルティメント ヘ長調 K.138
[CD1] 〜[CD5]
シギスヴァルト・クイケン(Vn)
 ルーク・デヴォス(フォルテピアノ)
 録音:1991年〜2005年/ハールレム、ドープスゲジンデ教会

[CD6] (51:36)
バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)、シギスヴァルト・クイケン(Vn)、ルーシー・ファン・ダール(Va)、ヴィーラント・クイケン(Vc)
 録音:1982年3月/ベルギー、ボーフェ教会

[CD7] (74:11)
シギスヴァルト・クイケン(指)
 ラ・プティット・バンド
 録音:2006年10月/ハールレム、ドープスゲジンデ教会

[CD8] (73:22)
・プティット・バンド[シギスヴァルト・クイケン(Vn)、アン・クノップ(Vn)、マルレーン・ティアーズ(Va)、 ジェシー・ソロウェイ(Cb)]
 録音:2021年1月25-28日/コルトレイク
2024年2月16日に80歳の誕生日を迎えるシギスヴァルト・クイケン。古楽演奏のパイオニアとして常に第一線で活躍し、レパートリーの大半は当然のように バロック音楽ですが、モーツァルトもまた、彼が特別な関心を寄せて取りあげてきた大作曲家でした。
クイケンと長年つきあいのあるACCENTレーベルに録音されたモーツァルトの室内楽をまとめた8枚組ボックス。CD5枚分を占めるヴァイオリン・ソナタ集や クイケン3兄弟そろいぶみのフルート四重奏曲、4人編成で弾く『アイネ・クライネ』などがお買い得価格で楽しめる記念セットです。 (Ki)

LAWO Classics
LWC-1271(1CD)
シルクロード〜管楽器のための室内音楽
サン=サーンス(トロン・オラフ・ラーシェン編):東洋と西洋 Op.25(行進曲)
アンドレ・カプレ:ペルシャ組曲
ギスレ・クヴェルンドク(b.1967):シルクロード(10楽章の組曲)-1. ヴェネツィア:絹商人の歌、2. トルコ:木になるヘーゼルナッツをひとつ残らず取れ、3. アルメニア:おまえは百姓、4. アゼルバイジャン:シャンペン・ダンス、5. イラン:ハイヤームとポット、6. アフガニスタン:アタン(ノマド・ダンス)、7. ウズベキスタン:砂漠の朝、8. キルギス:羊飼いのメロディ、9. モンゴル:ダンスのメロディ、10. 中国:大好きだ, 北の雪
メルト・カラベイ(b.1976):スルタン、セリム三世の最後の日々
オスロ・カンマーアカデミー

録音:2021年2月20日-23日、2022年8月15日(カラベイ)、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
ノルウェーの管楽器と打楽器によるアンサンブル「オスロ・カンマーアカデミー」の新作は、「シルクロード」につながる4つの作品のコレクションです。
北アフリカと中東の音楽に魅せられた19世紀の2人の作曲家、サン=サーンスが軍楽隊のために書いた 「東洋と西洋」 とアンドレ・カプレの3曲の 「ペルシャ組曲」。20世紀の2曲は、オスロ・カンマーアカデミーの委嘱で書かれた作品です。トルコの作曲家メルト・カラベイが、オスマン帝国の近代化を図ったスルタンを題材に採った 「スルタン、セリム三世の最後の日々」。ノルウェーのギスレ・クヴェルンドクが、ヴェネツィアと中国を結ぶ貿易路で商人たちが出会ったと思われる音楽からインスピレーションを得て書いた10楽章の組曲 「シルクロード」。サン=サーンスの作品は、オスロ・カンマーアカデミーのファゴット奏者、トロン・オラフ・ラーシェンの編曲で演奏されます。

Audax Records
ADX-11208(1CD)
コヴァッティ、デュソー、オネゲル、ダンディ:ヴァイオリン・ソナタ集
エレーヌ・コヴァッティ(1910-2005):ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
オネゲル
:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番
ロベール・デュソー(1896-1969):古風な様式による小組曲、ヴァイオリンとピアノのための2つの小品〔エレジー、春〕
ダンディ:ヴァイオリンとピアノのためのアンダンテ
デュオ・ブリュッヘン=プランク〔マリー・ラーダウアー=プランク(Vn)、ヘンリケ・ブリュッヘン(P)〕

録音:2022年11月9日-12日、マーラー・ザール(トーブラッハ、イタリア)
ドイツのピアニスト、ヘンリケ・ブリュッヘンとオーストリアのヴァイオリニスト、マリー・ラーダウアー=プランクによるデュオ・プロジェクト、「デュオ・ブリュッヘン=プランク」のAudax Records第2弾。
同デュオの前作(ADX13727)では、「ヴォジーシェクやルドルフ大公の作品とともに、ベートーヴェンの最後のヴァイオリン・ソナタを歴史的な文脈で探求する」という意欲的なプログラムで話題を呼びました。
また、Audax Recordsは名ピアノ教師テレーズ・デュソーの両親である作曲家ロベール・デュソーとエレーヌ・コヴァッティという、20世紀初頭フランスの埋もれた歌曲をリリースしましたが(ADX13722)、本作ではデュオ・ブリュッヘン=プランクが、デュソー&コヴァッティ夫妻の知られざるヴァイオリン作品(一部世界初録音を含む)を紹介します。カップリングには、戦間期のパリでデュソー夫妻と親しかったオネゲル、ダンディの作品も加え、20世紀のレパートリーに豊富な経験を持つデュオ・ブリュッヘン=プランクが、優れたセンスと印象的な色彩のパレットでこれらの音楽に取り組みます。

Chopin University Press
UMFCCD-168(1CD)
パリ・ポロネーズ
ステファン・キシェレフスキ(1911-1991):弦楽四重奏曲
ロマン・パレステル(1907-1989):弦楽四重奏曲第2番
コンスタンティ・レガメイ(1907-1992):弦楽四重奏曲
メッコーレSQ〔ヴォイチェフ・コプロフスキ(Vn1)、アレクサンドラ・ブリワ(Vn2)、ミハウ・ブリワ(Va)、マルチン・モンチンスキ(Vc)〕

録音:2022年3月21日-24日(ワルシャワ、ポーランド)
20世紀ポーランドの作曲家、ステファン・キシェレフスキ、ロマン・パレステル、コンスタンティ・レガメイの弦楽四重奏曲を収録したアルバム。この3人の作曲家たちは、20世紀における最も重要なポーランドのパリ音楽移民で、自由、平等、友愛を求め、音楽にも反映されています。
2007年に結成されたメッコーレSQは、2012年のウィグモア・ホール弦楽四重奏コンクールで第2位を受賞したほか、数々の室内楽コンクールで優秀な成績を収める、大注目のアンサンブルです。これまでにワルシャワの国立フィルハーモニー、ハンブルクのエルプフィルハーモニー、ロンドンのウィグモア・ホールなど、多くの有名なコンサート・ホールで演奏を行い、数々の音楽祭にも出演しています。ソリストや室内楽奏者として多彩に活躍するポーランドの名手ヴォイチェフ・コプロフスキや、新たな高音質レーベル「Prelude Classics」を設立し、自らの編曲によるテレマン・アルバム(PCL2300601)をリリースした才人ミハウ・ブリワなど、注目のアーティスト達が参加しています。

CLAVES
50-3073(1CD)
ヴィオラとピアノためのイギリス音楽
(1)レベッカ・クラーク:ヴィオラ・ソナタ
(2)ブリテン:ラクリメ-ダウランド歌曲の投影 Op.48
(3)ヨーク・ボウエン(1884-1961):ヴィオラとピアノのための「幻想曲」 ヘ長調 Op.54
イザベル・マルコヴァ(Va)、
(1)(2)イレーネ・プッチャ(P)、
(3)アラ・ベロヴァ(P)

セッション録音:2022年10月/ユートピア1、ローザンヌ
若手期待のヴィオラ奏者イザベル・マルコヴァのデビュー盤!マルコヴァは1997年ブルガリアのソフィア生まれ。3歳でピアノを始め、11歳で「リュボミール・ ピプコフ」国立音楽学校にヴィオラで入学。その後ローザンヌ高等音楽院に入学し首席で卒業。ピアノ、ヴィオラ、作曲の3分野で国際コンクールの受賞歴がある若 手実力派です。弦楽器はヴィオラ一筋でヴァイオリンは未経験という演奏者です。
雄弁に語るマルコヴァのヴィオラの音色。当アルバムではクラーク、ブリテン、ボウエンというイギリス出身作曲家の作品を収録しております。
クラークの代表作ヴィオラ・ソナタ。自身がヴィオラ奏者としても活躍したためこの楽器のために素晴らしい作品を残しています。なかでもソナタは現代のヴィ オラ奏者の必須レパートリーとなっており、ヴィオラとピアノの絡み合う旋律が魅力です。ボウエンはピアニストとしても活躍した作曲家。ヴィオラとピアノのための 「幻想曲」では技巧的なピアノと音域広く使うヴィオラの旋律が特徴の15分ほどの作品。マルコヴァは堂々たる演奏を聴かせてくれます。ブリテンの名作ラクリメ とともにマルコヴァの豊かな才能を示す注目アルバムがリリースされます! (Ki)

Naive
V-8208[NA]
シューベルト
ミニヨンの歌「ただ憧れを知る者だけが」Op.62/D.877の4
アルペジオーネ・ソナタD.821(リンデル編)
夕映えOp.36の2/D.672
ピアノ三重奏曲第2番D.929〜第2楽章アンダンテ・コン・モト(リンデル編)
アニャ・リンデル(Hp)、
ジュリー・セヴィッラ=フライス(Vc)(2)(4)
ローラン・コルシア(Vn)(1)(3)(4)

録音:2022年10月26-28日/サル・コロンヌ(パリ)
ちょいワル」ヴァイオリニストとして日本の音楽ファンを魅了したローラン・コルシアが、久々にnaiveレーベルへ戻って来ました。甘く危険な音色は 健在で、たっぷり味わえます。
アルバムのメインはフランスのハープ奏者アニャ・リンデル。ノールマン門下で将来を嘱望されながら、2001年ストラスブールでコンサート鑑賞中に嵐のためプ ラタナスの倒木直撃で下半身不随となってしまいました。失意のなか、シューベルトの音楽に支えられ、再起への伴侶となったと述べています。
煩雑なペダル操作が不可欠のハープを、彼女のために作られた新楽器で克服。心の恩人シューベルト作品にアルバムを捧げました。その際、ヴァイオリンのコルシ アとチェロのジュリー・セヴィッラ=フライスを招き、シューベルティアーデを彷彿させる場をつくりあげました。
コルシアとのデュオで歌曲「ただ憧れを知る者だけが」と「夕映え」をどんな名歌手にも劣らぬ切なさで奏でる間に、リンデル本人編曲のアルペジオーネ・ソナ タ全曲をセヴィッラ=フライスと披露。優雅なハープの音色と尖ったチェロの音が理想的な対比をなし聴き応え満点。最後に、キューブリックの映画「バリー・リンド ン」に使われたことでも知られるピアノ三重奏曲第2番の「アンダンテ・コン・モト」で三者共演。晩年のシューベルトならではの孤独感も滲み出て感動的です。 (Ki)

H.M.F
HMM-902316(1CD)
フォーレ:ロマンス op.69
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(ジュール・デルサールによるチェロとピアノ版)
サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番イ短調 op.33*
フォーレ:蝶々 op.77
プーランク:チェロ・ソナタ
フォーレ:夢のあとに(パブロ・カザルス編)
ブリュノ・フィリップ(Vc/Gennaro Gagliano, 1760年製)、タンギ・ド・ヴィリアンクール(P)、
クリストフ・エッシェンバッハ(指)、フランクフルトRSO

録音:2020年9月(ライヴ)*2022年4月
チェロの新星ブリュノ・フィリップが、名作を贅沢に盛り込んだ1枚をリリースします。息の長く聴き手を包み込むような歌と、一切のブレのない美しい音色 が全開。高く評価されたバッハの無伴奏チェロ組曲(KKC-6530/HMM-902684)に続き、またひとつ世界に名乗りを上げる1枚の登場です。
フランクのソナタは、驚異的に長いフレーズ感歌い上げるのではなく、どこか夢見ているような瞑想曲のような風合い。タンギ・ド・ヴィリアンクールのピア ノは圧巻、完璧かつ、細部のパッセージまでよく聴こえる解像度の高さ。新時代のフランクの名演の登場と申せましょう。サン=サーンスでは繊細で美しい音色 はそのままにダイナミックに歌い弾きまくっており、聴きごたえ大満足。エッシェンバッハとオケも全力でフィリップと対話しています。プーランクでは、洒脱さな どをところどころにピリッと効かせつつも、ブリュノ・フィリップ独特のどこか夢見がちな雰囲気が漂っており、そこにヴィリアンクールのピアノがプーランクのハー モニーをバチっと響かせた秀演。小品でも息の長い歌がとにかく印象に残ります。
ブリュノ・フィリップ1993年、フランス南部のペルピニャン生まれ。パリでラファエル・ピドゥに師事、その後ゲリンガス、イッサーリス、ゲイリー・ホフマン、ウィスペルウェイや ハーゲンらに師事して研鑽を積んだ逸材です。2011年にアンドレ・ナヴァラ国際コンクールでグラン・プリとベスト・リサイタル賞を受賞。2014年にはミュ ンヘン国際コンクールで第3番に入賞しました。2017年、エリザベート王妃国際コンクール入賞。2018年、ヴィクトワール・ド・ミュジークの”器楽天啓 (Instrumental Revelation)”受賞。
タンギ・ド・ヴィリアンクール1990年フランス生まれ。パリ国立高等音楽院でロジェ・ムラロ、クレール・デセール、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェのクラスで学び、2008年の YAMAHAコンクール、2013年のフォーレ・コンクールで入賞、以降ジャック・ルヴィエ、ケフェレックらのもとでさらに研鑽をつみ、2016年にジュネーヴ 芸術協会の審査員賞、およびオーディエンス賞を受賞。2017-19のSPEDIDAMジェネレーションのウィナーとなるなど、ますますの活躍が期待される新星 です。

BIS
BISSA-2628(1SACD)
『わが人生の終わり』
ブライアン・エライアス(1948-):「緑の谷で会おう(Meet Me in the Green Glen)」〜ソロ・ヴォイスのための(2009)(ジョン・クレアの詩)
キャロライン・ショー(1982-):「バレンシア(Valencia)」〜弦楽四重奏のための(2012)
ヴォーン・ウィリアムズ:「牧場にそって(Along the Field)」(1927)(A・E・ハウスマンの詩)
ジョン・タヴナー:「アフマートヴァ歌曲集(Akhmatova Songs)」(1993)(アンナ・アフマートヴァの詩)から「ダンテ(Dante)」、「ボリス・パステルナーク(Boris Pasternak)」、「クプレ(Couplet)」
ジョン・ダウランド(c.1563-1626)(デイヴィッド・ブルース(1970-)編):2つのダウランドの哀歌(2011)【「行け、透き通った涙よ(Go Crystal Tears)」、「あふれよ、わが涙(Flow My Tears)」】(作者不詳の詩)
伝承曲(ドナルド・グラント編):「Da Day Dawn(一日の夜明け)」〜弦楽四重奏のための
ラヴェル(サイモン・パーキン(1956-)編):「2つのヘブライの歌(Deux melodies
hebraiques)」から「カッディーシュ(Kaddisch)」(1914)(伝承詩)
エロリン・ウォレン(1958-):「わが人生の終わり(End of My Days)」(1994)(エロリン・ウォレンの詩)
ドビュッシー(ジェイク・ヘギー(1961-)編):「ビリティスの3つの歌(Trois chansons de Bilitis)」 FL97(1897)【「パンの笛(La flute de Pan)」、「髪(La chevelure)」、「ナイアードの墓(Le tombeau des naiades)」】(ピエール・ルイスの詩)
マーラー(マンチェスター・コレクティヴ編):「子供の不思議な角笛(Des Knaben
Wunderhorn)」(1888-94)から「原光(Urlicht)」(作者不詳の詩)
デボラ・プリチャード(1977-):平和(Peace)(『ヨハネによる福音書』(キング・ジェームズ版)14章27節)
ルビー・ヒューズ(S)
マンチェスター・コレクティヴ【ラキ・シング(Vn1)、ドナルド・グラント(Vn2)、ルース・ギブソン(Va)、マリー・ビトロク(Vc)】

録音:2022年1月11〜13日/ストラーホール(マンチェスター、イングランド)
イギリスのソプラノ歌手ルビー・ヒューズは『愛と喪失のヒロインたち』(BIS SA-2248)、『クリュタイムネストラ』(BIS SA-2408)、『エコー』(BIS SA-2568)と3枚のリサイタル・アルバムをリリースしてきました。新作の『わが人生の終わり(End of My Days)』もこれまでと 同じく「コンセプト」をもつアルバムとして作られています。「ビリティスの旅が、ほんとうに興味深い」とルビー・ヒューズが言うドビュッシーの「ビリティスの3つ の歌」、ラヴェルの「2つのヘブライの歌」から追悼の歌〈カッディーシュ〉、マーラーが『復活』交響曲の楽章にした「原光」……「死ぬと何が起こるか?」(ヒュー ズ)と、よく知られ親しまれている歌が「死と生、無言と途絶、愛と希望」をテーマにした文脈の中でどう息づくか。
アルバムのインスピレーションは、2020年の春、マンチェスター・コレクティヴとの初めてのコラボレーションが決まったことから生まれたといいます。 COVID-19パンデミックのロックダウン下、限りある生命や孤立という問題をつきつけられた人々を支えるため、アーティストとして何ができるか。後悔すること なく死を受け入れる生を謳う自作の詩にエロリン・ウォレンが作曲した「End of My Days(わが人生の終わり)」が、タイトルにとられました。
ブライアン・エライアスが、ノースハンプトンの精神病院に送られたジョン・クレア(1793-1864)の自然詩に作曲した「緑の谷で会おう」。アルフレッド・エド ワード・ハウスマンの『シュロプシャーの若者(A Shropshire Lad)』の詩によるヴォーン・ウィリアムズの「牧場にそって」。正教の精神性に惹かれていたとい うジョン・タヴナーが、ソ連の反体制詩人アンナ・アフマートヴァ(1889-1966)の詩をテクストに使った歌曲集から〈ダンテ〉〈ボリス・パステルナーク〉と短 い〈クプレ〉。ダウランドのリュート伴奏の歌曲をイギリスの作曲家デイヴィッド・ブルースが、「声と弦楽四重奏」のために編曲した〈行け、透き通った涙よ〉と〈あ ふれよ、わが涙〉。「わたしは、平和をあなたがたに残し……」という『ヨハネによる福音書』の一節を使い、ヒューズとマンチェスター・コレクティヴの委嘱で作曲 されましたデボラ・プリチャードの「平和」。
「オレンジを食べる感覚」を曲にしたキャロライン・ショーの「バレンシア」と北ヨーロッパ最古の現存するメロディのひとつとされるシェトランド民謡の「一日の 夜明け(Da Day Dawn)」の2つの弦楽四重奏の曲が間奏として挟まれます。
SQ「マンチェスター・コレクティヴ Manchester Collective」は、2016年、アダム・サボ(CEO 芸術監督)とラキ・シング(音楽監督、第1ヴァ イオリン)により結成されました。ドナルド・グラントの第2ヴァイオリン、ルース・ギブソンのヴィオラ、マリー・ビトロクのチェロ。実験的なプログラムと多彩なジャ ンルのアーティストとのコラボレーションで知られるグループです。 (Ki)

ALBANY
TROY-1945(1CD)
「暗黙」〜アメリカの弦楽四重奏曲
スティーヴン・マッキー(b.1956):「一輪の赤い薔薇」
バーバー(1910〜81):弦楽四重奏曲ロ短調Op.11〜第2 楽章(弦楽のためのアダージョ原曲)
ヘスス・J.マルティネス:「第6階」
ジュリアスQ

録音:2021年5月3-12日ベン・ウッド・プレスビーテリアン教会
いずれの作品も多少の差こそあれ、J.F.ケネディと関わりのある作品が収録されています。 マッキーの「一輪の赤い薔薇」はケネディ暗殺から50年経ったメモリアル・イヴェントのため の作曲された作品。バーバーの弦楽四重奏曲より第2楽章は「弦楽のためのアダージョ」に 編曲されて有名。生前、ケネディはこの作品を深く愛したという。マルティネスの生年は不 明だが、テキサス出身の若手作曲家。彼の「第6階」はケネディ没後55年にシックス・フロア 博物館(ケネディ暗殺犯がケネディを狙ったとされる教科書倉庫の第6階は現在博物館に なっている)の委嘱で書かれた作品。いずれの曲もケネディを偲ぶのか、深い祈りの音楽と なっています。ジュリアス四重奏団は奇しくもダラスを拠点に活動するSQ。
ALBANY
TROY-1942(1CD)
クリストファー・テオファニディス(b.1967):ギターを伴う作品全集Vol.1
(1)ぼんやりした熊座の星(2021) 〜ギター、フルートとヴィオラのための
(2)春の詩(2022)〜フルートとギターのための
(3)クリストファー・テオファニディス&メリッサ・スタッダード(b.1969)共作:火の扉(2021) 〜ギターと合唱のための
ニコロ・スペラ(G)
(1)マシュー・デーン(Va)
(1)(2)クリスティーナ・ジェニングス(Fl)
(3)リアンナ・ウィムバリー・ウィリアムズ
(MS)
(3)ユージン・ロジャース(指)エキシジェンス・ヴォーカル・アンサンブル

録音:2022年3月22,23日、7月14,15日ミシガン大学
クリストファー・テオファニディスはテキサス出身。イーストマン音楽院、イエール大学で学んだ 後、アメリカン・バレエ・シアターへのバレエ音楽の提供やオルフェウス室内Oへの作品の 提供で成功を収めた。このディスクは彼のギターのための作品を集成するアルバムの第1 弾。彼は 基本的に調性で書く作曲家のようだが、彼の出自であるギリシャを想起させる乾いたリリシズム、ア ルカイックな旋律とハーモニーが魅力。「火の扉」はギターと合唱というありそうでなかった組み合わ せが新鮮。
ALBANY
TROY-1944(1CD)
スティーヴン・バーク(b.1967)作品集
(1)「抱擁」〜ピアノのための
(2)「君を通して」〜クラリネットとピアノのための
(3)「君の中で」〜クラリネット、チェロとピアノのための
(1)(2)(3)レネ・コメタ・ブリッグス(P)
(2)(3)ドナルド・モクリンスキ(Cl)
(3)マット・ゴーク(Vc)

録音:2023年3月1日、4月12日ニューヨーク、オクテイヴン・オーディオ
スティーヴン・バークはアメリカの中堅作曲家。彼は音楽と共に科学の分野でも活躍し、ニューヨー ク大学メディカル・センターで脳神経外科と共同研究に携わった経験があるという変わり種。では彼 の作品は、というとフランス印象主義を思わせる淡い、繊細な音楽。脳神経外科と関わりのある作曲 家だけに癒しの音楽と云った趣きのある作品。

Goodies
78CDR-3931(1CDR)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 作品131 レナーSQ【イェノ・レナー(Vn1) 、ヨーゼフ・スミロヴィッツ(Vn2)、シャーンドル・ロート(Va) 、イムレ・ハルトマン(Vc)】

英 COLUMBIA L1581/85
1924年2月11日、2月21日、2月22日&8月24日録音
レナーSQは1918年にハンガリーのブダペストで結成された。メンバ ー全員がブダペスト音楽院出身。リーダーのイェノ・レナー(1894-1948)、第2 ヴァイオリンのヨーゼフ・スミロヴィッツとヴィオラのシャーンドル・ロート がイェノ・フバイ(1858-1937)の弟子、チェロのイムレ・ハルトマンがダヴィッ ド・ホッパーに師事した。4人はブダペスト・オペラの楽員だった が、1918年のハンガリー革命を機にSQを結成した。2年に渡って田舎 の村にこもって練習を積んだ後、1920年にウィーンでデビューした。そこに居 合わせた作曲家のラヴェルが演奏に感動し、彼らをパリに招いた。 公演はセンセーショナルな成功を収め、その後1922年にロンドンにデビューし た。この録音はレナーSQ初のベートーヴェン録音。9年後の1933年 には電気録音で再録音しています。(グッディーズ)

POLYMNIE
POL-304171(1CD)
「テルツェット」〜ヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲集
ドヴォルザーク:弦楽三重奏曲 ハ長調 Op.74
トッホ:セレナード Op.25
コダーイ:セレナード Op.12
フックス:三重奏曲第1番Op.61-1
マルティヌー:セレナータ第2番
本田早美花(Vn)
郷古廉(Vn)
シルヴァン・デュランテル(Va)

録音:2018年5月 フランス オーブ県 トロワ
日本の素晴らしいヴァイオリニスト二人、本田早美花と郷古廉の共演! 2つのヴァイオリンとヴィオラの三重奏のための作品を集めた CD。ドヴォルザークの弦楽三 重奏曲 ハ長調 Op.74は、テルツェットとも呼ばれて親しまれているこの編成の代表的作 品。エルンスト・トッホ、ゾルターン・コダーイ、ロベルト・フックス、ボフスラフ・マルティヌー、 いずれの作品も実に素敵なものばかりだ。 ヴァイオリン 2人は日本人。本田早美花は1984年、高知県高知市の生まれ。幼い頃英国 で育ち、一時帰国の後、10歳で再渡英、本格的にヴァイオリンを学ぶ。2000 年にパリに移 り、パリ地方音楽院、パリ国立高等音楽院で学ぶ。以来パリを拠点に国際的に活躍してい る。郷古廉は1993年、宮城県多賀城市の生まれ。2007 年にデビュー。2013年、スイスで 開催されたティボール・ヴァルガ・シオン・ヴァレ国際ヴァイオリン・コンクールで第1 位。同年 には初CD を録音。ソリストとして広く活躍する一方、2023 年4月にはNHK SOのゲ スト・コンサートマスターに就任。この二人の共演というだけでも注目すべきCD だ。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-358(1CD)
「HEDRA」〜チェロ・ピアノのための作品集
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102-1
フォーレ:悲歌 ハ短調 Op.24
フォーレ:シシリエンヌ ト短調 Op.78
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
スティリャヌ(b.1972):チェロ・ソナタ第1番ハ長調
ペーテル・ソモダリ(Vc)
ニコラス・コスタンティノウ(P)

録音:2021年9月18―20日 キプロス
VPOおよびウィーン国立歌劇場Oの首席チェロ奏 者、ペーテル・ソモダリによるチェロ・ソナタ集。ソモダリの独奏 CD はあるいはこれが初めて かもしれない(アマル四重奏団のメンバーとしての録音あり)。ペーテル・ソモダリは1977 年、 ハンガリーのヴェスプレームの生まれ。独奏者としても立派に活動できるだけの力量を持ち ながらオーケストラ団員の道を選んだ典型的な奏者で、この CD からも豊かな音楽性、確か な技術、そして滴るウィーンの美音がしっかり伝わって来る。どの曲も素晴らしいが、やはり ベートーヴェンの第4番のソナタは絶品。コンスタンティノス・Y.スティリャヌは 1972年、キプ ロス生まれの作曲家。作風は極めてロマンティックで美しい。ニコラス・コスタンティヌの伴奏 もたいへん優秀。チェロ好き、ウィーンの音楽家好きには大歓迎されそうなCD だ。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-435(1CD)
「宝石」〜ヴァイオリンとピアノのための小品集
ハイドン:ヤコブの夢
ワーグナー(アウアー編):夢
リスト:3人のジプシー
ライネッケ:ロマンツェ Op.3-1
シューマン(アウアー編):予言の鳥 Op.82-7
ヨアヒム:ロマンス ハ長調*
ブラームス:スケルツォ ハ短調
ブラームス:アルバムの一葉 イ短調
ツェムリンスキー:ヴァイオリンとピアノのためのセレナード イ長調
シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための小品 ニ短調
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番ト長調〜第1 楽章「曙」
グルジ:ヴァイオリンとピアノのためのアリア Op.94
ヨハネス・フライシュマン(Vn)
クリストフ・ウルリヒ・マイヤー(P)
コンスタンティナ・グルジ(P)*

録音:2022年2月21―23日 イタリア ペスカーラ州 モンテシルヴァーノ
※日本語オビ・解説付き
日本でも人気の高いウィーンのヴァイオリニスト、ヨハネス・フライシュマンのODRADEK 第2弾(第1弾はコルンゴルトとツァイスルのヴァイオリン曲集 ODRCD410)。タイトルに掲げら れた SOLITAIRE とは「一つはめの宝石」、つまり指輪やイヤリング、ネックレスなどで大きな 宝石が一粒飾られているものを指す言葉。ここに収録されている曲がそれぞれ大粒の宝石 ということです。ヨハネス・フライシュマンのヴァイオリンはウィーン気質の美音を響かせつ つ、演奏は高貴で気品高く、まさに宝石のような輝きを放つ。そして最後にはギリシャの作曲 家、コンスタンティナ・グルジのアリアが世界初録音されている(これのみ作曲者自身がピア ノの特殊演奏をしている)。 ※デジタル・ボーナス・トラック2 曲はCD には収録されていません。

OUR recordings
OU-6.220683(1SACD)
NX-B06
1911年から1918年に書かれた4人の女性作曲家によるチェロとピアノのための作品集
ヘンリエッテ・ボスマンス (1895-1952):チェロ・ソナタ イ短調
ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):チェロ・ソナタ ホ短調 Op.35
リリ・ブーランジェ:夜想曲
ナディア・ブーランジェ(1887-1979):Trois pieces3つの小品
ヤンネ・フレデンス(Vc)
セーアン・ラストギ(P)

録音:2023年6月24-27日
第1次世界大戦前後の激動の時代に活躍した4人の女性作曲家たちのチェロ作品を集めた1枚。冒頭で はピアニストとして名高く、ピエール・モントゥー、ウィレム・メンゲルベルク、エルネスト・アンセルメらとも共演した オランダ出身のボスマンスの初期のソナタを紹介、そしてクロアチア出身のペヤチェヴィチのブラームスを思わせ る後期ロマン派風の香りを湛えたソナタが続き、最後に置かれたのはフランスの2人の姉妹ナディアとリリの作 品。女性として初のローマ賞受賞者であり将来を嘱望されながらも24歳で夭折したリリ、戦後に偉大な教 師として名を馳せたナディア。それぞれ作風は違うものの、どちらも個性的、かつひっそりとした美しさを備えて います。各々がソリストとしても活躍するヤンネ・フレデンスとセーアン・ラストギの夫妻の息のあったデュオが聴 きどころ。ベヒシュタインのピアノが当時の響きを再現しています。

OEHMS
OC-1731(1CD)
NX-B07
レベッカ・クラーク:ヴァイオリンとヴィオラのためのソナタ集
ヴィオラ・ソナタ
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調
ヴァイオリン・ソナタ ト長調
ユディト・インゴルフソン(Vn/Va)
ウラディーミル・ストウペル(P)

録音:2023年7月13-15日
優れたヴィオラ奏者でもあったイギリスの作曲家レベッカ・クラーク。女性の作曲家が認められない時期だった ためか、作曲コンクールに応募する際は男性名を用いるなど数々の苦難がありました。それでも1920年頃 から彼女の才能は開花し、アルバムに収録された「ヴィオラ・ソナタ」をはじめ、次々と素晴らしい作品を発表 しています。ここでは1907年から09年頃の初期に書かれた2曲のヴァイオリン・ソナタを併せることで、若い 頃から並外れた才能を見せていた彼女の音楽に触れることができます。 インゴルフソンとストウベルは20世紀初めの作品を得意とするデュオ。このアルバムでも緻密、かつ息のあった 演奏を聴かせます。

Hyperion
CDA-68406(1CD)
チャイコフスキー:フィレンツェの思い出
チャイコフスキー:弦楽六重奏曲 ニ短調「フィレンツェの思い出」 Op.70
コルンゴルト
:弦楽六重奏曲 ニ長調 Op.10
ナッシュ・アンサンブル〔ステファニー・ゴンリー(Vn)、ジョナサン・ストーン(Vn)、ラーシュ・アンデシュ・トムテル(Va)、レイチェル・ロバーツ(Va)、エイドリアン・ブレンデル(Vc)、ジェマ・ローズフィールド(Vc)〕

録音:2023年1月9日-11日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
1964年創立、世界トップレベルの名手たちを擁し、ロンドンのウィグモア・ホールのレジデント・チェンバー・アンサンブルを務めるナッシュ・アンサンブル。多種多様な編成を駆使し、300超の世界初演を含む様々なスタイルの音楽を録音・演奏し、英国最高のアンサンブルの1つとして注目を集めてきました。Hyperionを中心にこれまで90タイトル以上のアルバムを録音し、イギリスのグラモフォン賞やBBCミュージック・マガジン賞にも度々ノミネートや受賞を果たしており、2021年にもジョン・ピッカードの作品集でグラモフォン賞の現代曲部門に輝いています。
このアルバムではチャイコフスキーとコルンゴルトの弦楽六重奏曲を取り上げています。チャイコフスキーの「フィレンツェの思い出」は最晩年の作品で、彼が書いた室内楽の作品としては最後のものとなります。コルンゴルトの「弦楽六重奏曲」は若書きの作品で20歳を迎える前に書かれた作品です。どちらも編成は同じですが、作曲家のキャリアの時期としては対照的なものと言えるでしょう。チャイコフスキーはこの編成の作品に対して兄弟であるモデストに「6つの楽器を均等に鳴らし独立させることは、想像を絶するほど難しい」と語ったということです。

Urania Records
LDV-14108(2CD)
シプルティーニ:チェロ・ソナタ集 Op.6&7
エマニュエル・シプルティーニ(c.1730-1790):チェロと通奏低音のための6つのソロ(ソナタ) Op.4
チェロと通奏低音のための6つのソロ(ソナタ) Op.7
クラウディオ・ロンコ(Vc)、
エマヌエラ・ヴォッツア(Vc)
※ピリオド楽器使用
エマニュエル・シプルティーニは、モーツァルトの父レオポルトが才能を認めるほどのチェリストであり作曲家でした。1750年頃にオランダで演奏会を行った記録が残っていますが、数年後にはロンドンに移り住んでおり、そこでコンサートでの演奏やチェロの教師として活躍し、またワインの商人でもありました。彼は4冊のチェロ・ソナタを残しており、それらはモーツァルトに影響を与えたと考えられています。
クラウディオ・ロンコは、1980年にクレマンシック・コンソート(クレメンチッチ・コンソート)のソロ・チェロ奏者に就任し、アンサンブル415やエスペリオンXXでも活躍。さらには、セビリア古楽音楽祭をはじめとするヨーロッパの著名な古楽音楽祭から定期的に招聘されるなど、現在のイタリア古楽界における重鎮の1人です。本アルバムでもボローニャのアンサンブDSGとルサン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレで首席チェロ奏者を務めていたエマヌエラ・ヴォッツアとの夫婦デュオによる録音で、シプルティーニのチェロ・ソナタ集の録音は、前作のソナタ集(LDV-14094)に収められた作品3&5と合わせて完結となります。

CAvi music
85-53532(1CD)
ジョン・ケージ:Music for Three
1. Music for three
2. Music for One(Vn独奏)
3. Music for three
4. Music for One(ホルン独奏)
5. Music for three
6. Music for One(P独奏)
プジェミスル・ヴォイタ(Hrn)、
イェ・ウー(Vn)、
フローレンス・ミレー(P)

録音:2022年6月28日&29日、WDRクラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ケルン、ドイツ)
若手演奏家の登竜門の中でも最難関として有名なARDミュンヘン国際音楽コンクールの2010年のホルン部門で第1位、聴衆賞、最優秀新作演奏賞、ニュー・フィルハーモニー・ヴェストファーレン特別賞を受賞するなど圧倒的な成績を収め、ラデク・バボラークの後継者的存在としてその名を世界に轟かせたチェコの天才ホルニスト、プジェミスル・ヴォイタ(1983-)。続く2011年のベートーヴェン・フェスティヴァル・ボンでもベートーヴェン・リング賞を受賞するなど目覚ましい活躍を繰り広げたヴォイタは、ドレスデン・シュターツカペレのアカデミーからベルリン・シュターツカペレ、ベルリン・コンツェルトハウスOの首席奏者へと転身。2015年から2019年まではケルンWDRSOの首席ホルン奏者を務めるなど世界屈指のホルニストです。
これまでに、ヨーゼフ&ミヒャエル・ハイドンのホルン協奏曲全曲録音や、作品の時代ごとに3本のホルンを吹き分け、それぞれの作品が書かれた当時のホルンの響きや奏法の再現を見事に表現した 「メタモルフォージス」 など、優れたアルバム制作で国際的に高い評価を得ているヴォイタ。ホルン、ヴァイオリン、ピアノという編成による作品を確立したのはブラームスが初めてですが、本アルバムでは、
実験音楽家として独特の音楽論や表現によって音楽の定義を広げたジョン・ケージの作品を取り上げています。ケージは、これらの楽器編成によるオリジナルの作品を残してはいませんが、「Music for」は、ソロから二重奏、四重奏、声楽とのアンサンブルなど、相互にランダムに関連付けることができる17個のパートから成り立っています。
コンサート・マスターとして、クルト・マズア、ケント・ナガノ、クリストフ・エッシェンバッハなど、著名な指揮者の下で演奏し、多くのオーケストラと共演してきた女流ヴァイオリニストのイェ・ウー。パリ国立高等音楽院で学び、1992年から2000年まで、ピエール・ブーレーズ、デイヴィッド・ロバートソンが率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランと共演するなど、現代音楽界の第一線で活躍するフローレンス・ミレー。ヴォイタを含むこれら3人の名手たちによるアンサンブルに加え、それぞれの楽器によるソロにも注目です。

Orlando Records
OR-0036(1CD)
フレンチ・コネクション〜ニーク・デ・フロートによるトランスクリプション集
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
アルフレッド・デザンクロ(1912-1971):アリアとロンド
フォーレ:エレジー Op.24
ラヴェル:ヴォカリーズ〜ハバネラ形式のエチュード
ドビュッシー:美しい夕暮れ
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8
パブロ・カザルス(1876-1973):鳥の歌(デザンクロを除く全曲:ニーク・デ・フロート編曲によるコントラバス版)
ニーク・デ・フロート(Cb)、
カトリーヌ・クリプフェル(P)

録音:2022年5月26日-27日&12月19日-20日(ベルリン、ドイツ)
オランダのコントラバス奏者ニーク・デ・フロートは、元々トランペットを学んでおり、18歳でコントラバスの演奏を始めました。異例のスピードでロイヤル・コンセルトヘボウOの首席ソロ・コントラバス奏者に抜擢され10年在籍し、そのほかヨーロッパの複数のアンサンブルの首席コントラバス奏者を務めてきました。近年は室内楽とソロ演奏に重点を置き、数々の有名なコンサート・ホールや音楽祭で定期的に演奏活動を行っています。
デ・フロートとピアニストのカトリーヌ・クリプフェルは20年もの間、演奏をともにしてきました。フランス人のクリプフェルと、フランスに多くの音楽的ルーツをもつデ・フロートは、たびたびフランスのレパートリーに焦点を当てていました。このアルバムにはデ・フロート自身のトランスクリプションによる、フランスを代表する作曲家たちの名曲が収録されています。最後に収録された「鳥の歌」の作曲者カザルスはスペイン出身ですが、フランス・パリで大いに活躍した名チェリストです。

DREYER-GAIDO
CD-21149(1CD)
ブラームス:弦楽六重奏曲集(P三重奏版)
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op.18(テオドール・キルヒナーによるピアノ三重奏編曲版)
弦楽六重奏曲第2番 ト長調 Op.36(テオドール・キルヒナーによるピアノ三重奏編曲版)
グラン・トリオ・ヴィリニュス〔ダリア・クズネコヴァイテ (Vn)、ダヴィド・ゲリンガス(Vc)、ペトラス・ゲニューシャス(P)〕

録音:2022年6月14日-17日
ドイツの作曲家テオドール・キルヒナー(1823-1903)は、1862年にブラームスと親交を持ち始めると、彼の音楽に熱中していきました。キルヒナーはブラームスの作品をいくつも編曲しており、このアルバムに収められた2つの弦楽六重奏曲にもとづくピアノ三重奏曲は特に優れた編曲のひとつとされています。
グラン・トリオ・ヴィリニュスは2021年に結成され、3人のリトアニア出身の演奏家によって構成されています。チェリストのダヴィド・ゲリンガスはモスクワ音楽院でロストロポーヴィチに師事し、1970年にはチャイコフスキー国際コンクールで優勝し、世界中から注目を浴びました。北ドイツRSOのソロ奏者を務め、他にもソリストとしてLPO、シカゴSO、イスラエルPO、NHKSOなど、世界各地のオーケストラと共演しています。ヴァイオリニストのダリア・クズネコヴァイテは2008年のヘンリク・シェリング国際コンクールとヨハネス・ブラームス国際コンクールで優勝し、ヨーロッパやアメリカの多数のオーケストラと共演し、2015年からはヴィリニュスSQの第1ヴァイオリンを務めています。ピアニストのペトラス・ゲニューシャスは複数のピアノ・コンクールで優勝し、世界40カ国以上でコンサート・ツアーを行うなど、世界中で高い評価を得ています。

Chandos
CHAN-20238(1CD)
彼女の部屋
リリ・ブーランジェ
:春の朝に、哀しみの夜に
シャミナード:ピアノ三重奏曲第1番Op.11
タイユフェール:ピアノ三重奏曲
エセル・スマイス:ピアノ三重奏曲
ニーヴ・トリオ〔アンナ・ウィリアムズ(Vn)、ミハイル・ヴェセロフ(Vc)、エリ・ナカムラ(P)〕

録音:2023年3月15日-17日、ポットン・ホール(サフォーク)
「寛大で心温まる、非常に魅力的な演奏」と「英BBCミュージック・マガジン」に評されるニーヴ・トリオは、その世代の最高のアンサンブルの一つです。2010年にアメリカ、ロシア、日本の若き才能が集い結成されたこのトリオは、ゲール語で「明るく」、「晴れやかな」といった意味の名前を持つ、"ニーヴ・トリオ(Neave Trio)"と名づけられました。
ラフマニノフ、ブラームス、ラヴェルを取り上げた前作 「音楽の記憶」 (CHAN-20167)は、2023年第65回グラミー賞の 「Best Chamber Music/Small Ensemble Performance」にノミネートされています。Chandosレーベル5枚目となるアルバムでは、女性音楽家としての地位と権利を開拓してきた偉人という共通点を持つ3人のピアノ三重奏曲を組み合わせ好評を得た、「ハー・ヴォイス」(CHAN-20139)に続く、女性作曲家をテーマとしたフランスの女性作曲家を中心とした作品を取り上げています。
パリの音楽一家に生まれ、神童と呼ばれたリリ・ブーランジェが世界大戦に耐えながらも音楽の追求に務め、24歳という若さで亡くなる1年前に書かれた 「春の朝に」 と、この作品と対を成す曲とされている 「哀しみの夜に」 。パリでの初演で批評家から高い評価を得た、シャミナードの三重奏曲。フランス六人組のメンバーの一人でもあるタイユフェールが、当初3楽章からなる作品として作曲し、1978年にフランス文化省から委嘱を受け、4楽章を加えて再創造した三重奏曲。このアルバムで、唯一フランス人以外の女性作曲家として取り上げられているエセル・スマイス。特にブラームスの影響を受けている初期の器楽作品のひとつである三重奏曲がカップリングされています。
Chandos
CHAN-20274(1CD)
月への小径〜チェロとピアノのための作品集
コルンゴルト:喜歌劇「沈黙のセレナード」より「最高に美しい夜」 Op.36-25(Vcとピアノ編)
ジョージ・ウォーカー(1922-2018):チェロ・ソナタ イ短調
リリ・ブーランジェ:反映(Vcとピアノ編)
フローレンス・プライス(1887-1953):夜(トム・ポスターによるチェロとピアノ編)
ブリテン:「ミケランジェロの7つのソネット」より第3番「Sonetto XXX」、チェロ・ソナタ ハ長調 Op.65
ドビュッシー:美しき夕暮れ L6(アレクサンドル・グレチャニノフによるチェロとピアノ編)
フォーレ:「2つの歌」より「月の光」 Op.46-2(Vcとピアノ編)
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調 L135
武満徹:明日ハ晴レカナ、曇リカナ(ヘニング・ブラウエルによるチェロとピアノ編)
ニーナ・シモン(1933-2003):みんな月へ行ってしまった(ジェームズ・コールマンによるチェロとピアノ編)
ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」より「月の光」 L75-3(フェルディナンド・ロンチーニとアレクサンドル・ローレンスによるチェロとピアノ編)
ラウラ・ファン・デル・ハイデン(Vc)、
ジェームズ・コールマン(P)

録音:2023年3月27日-29日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
チェリストのラウラ・ファン・デル・ハイデンとピアニストのジェームズ・コールマンによるこの作品集は、19世紀後半から20世紀にかけて活動したベルギーのイラストレーター、ウィリアム・トーマス・ホートンの幻想的なイラスト「月の小径」にインスピレーションを受け、制作されました。月や夜を題材にした作品や、人類の月への探求心を呼び起こす作品など、さまざまなアイデアをもとに19世紀〜20世紀の多彩なレパートリーが収録されています。
イギリス出身のラウラ・ファン・デル・ハイデンは2012年、15歳でBBCヤング・ミュージシャン・コンクール優勝を果たし、その後2018年にオランダのエジソン賞、2019年にはBBCミュージック・マガジン賞を受賞し、世界中で注目を浴びています。ファン・デル・ハイデンは17世紀後半の名器フランチェスコ・ルジェリのチェロを貸与されています。
Chandos
CHAN-20275(1CD)
見出された時〜フランスのヴァイオリン作品集
メル・ボニス(1858-1937):ヴァイオリン・ソナタ 嬰へ短調 Op.112
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.108
レイナルド・アーン(1874-1947):ヴァイオリン・ソナタ ハ長調
リリ・ブーランジェ:「ヴァイオリンとピアノのための2つの小品」より「夜想曲」
エレーナ・ユリオステ(Vn)、
トム・ポスター(P)

録音:2023年6月23日-25日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
BBCラジオ3新世代アーティスト・スキームを通じて出会ったヴァイオリニストのエレーナ・ユリオステとピアニストのトム・ポスター夫妻。互いに数々のオーケストラや著名な指揮者たちとの共演を数多くこなし、国際コンクールでの優勝経験も持つ2人による2枚目のアルバムは、フランスの作曲家の作品および、フランスで活躍した作曲家の作品を収録しています。
このアルバムに収録された3つのソナタは、いずれも第一次世界大戦中〜戦後の激動の時代の中、発表された作品となっています。フォーレの「ヴァイオリン・ソナタ第2番」は、第1番から40年以上もの時を経て作曲されました。晩年期の完成された作曲技法による作品にも関わらず、時代の影響もあり、第1番より人気を得られなかったことをフォーレは妻に嘆いていたと云いますが、皮肉なことに現代においても演奏頻度が高いのはやはり第1番となっています。そういった背景も鑑み、ユリオステとポスターは、このアルバムで第2番に意図的にスポットライトを当てています。

Etcetra
KTC-1801(1CD)
レジスタンス
ジョエル・ホフマン(b.1953):ザピシュキス
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ
ウストヴォーリスカヤ(1919-2006):大二重奏曲(グランド・hデュエット)
アナトリユス・シェンデロヴァス(1945-2019):4つの小品
ナタニア・ホフマン(Vc)、
モニカ・ダース(P)
2018年デュッセルドルフのアントン・ルビンシテイン・コンクールで優勝したトリオ・アゴラのメンバーでもあるチェリスト、ナタニア・ホフマンとリトアニアのピアニスト、モニカ・ダースによる”デュオ・ホフマン=ダース”のデビュー・アルバム「レジスタンス」は、ソ連と第三帝国に住んでいた20世紀の作曲家によって書かれた4つの複雑で強烈で深く人間的な作品集。ナタニアの父でもあるカナダ系アメリカ人作曲家ジョエル・ホフマンの新作「Zapy?kis」(ホフマンの祖先であるユダヤ人が住んでいたリトアニアの地名で、戦時はナチスによる虐殺も行われている)で始まり、ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタと、ショスタコーヴィチの弟子で恋愛関係にもあったといわれるガリーナ・ウストヴォーリスカヤの対照的なチェロ作品、2019年にその生涯を閉じた現代リトアニアを代表する偉大な音楽家、アナトリユス・シェンデロヴァスの小品が組み合わされています。
Etcetra
KTC-1752(1CD)
SLOW〜ベートーヴェン、マショー、シェルシ、クルターグ、ウェーベルン
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135より 第3楽章
マショー(c.1300-1377):ノートルダム・ミサより キリエ1
ジャチント・シェルシ(1905-1988):弦楽四重奏曲第3番より 第1楽章
ド・ラ・リュー
(c.1450-1518):ミサ・ロム・アルメより アニュス・デイ
クルターグ(b.1926):弦楽四重奏のための12のミクロリュードより ミクロリュード第5番
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2「ラズモフスキー」より 第2楽章
クルターグ:エンドレ・セルヴァーンスキを追悼する小オフィチウム Op.28より アリオーソ・インターロット, ラルゲット
ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5より 第2、第4、第5楽章
クルターグ:エンドレ・セルヴァーンスキを追悼する小オフィチウム Op.28より アリオーソ・インターロット, ラルゲット
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130より 第5楽章
クルターグ:弦楽四重奏のための12のミクロリュードより ミクロリュード第11番
マショー:ノートルダム・ミサより キリエ2
クルターグ
:Aus der Ferne V, Od und traurig/シェルシ:弦楽四重奏曲第3番より 第5楽章
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135より 第3楽章
タウルスSQ
2013年にベルギーの4人の優れた音楽家が、究極の室内楽レパートリーで音楽の軌跡を豊かにしたいという共通の願望を持って集まったタウルスSQ。2018年には「Horizon funebre(葬送の地平線)」というタイトルでシューベルトとヤナーチェクの弦楽四重奏曲を2枚録音し、国際的なメディアから絶賛されました。
2020年のベートーヴェン・イヤーにはベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏会も数回行ったというタウルスSQの特別プログラム「SLOW」は、2022年にブルージュ・コンセルトヘボウの要請により考案されたもので、弦楽四重奏のための独創的で創造的なプログラミングの好例となっています。ベートーヴェンで始まり、13世紀のマショーの傑作「ノートルダム・ミサ」や20世紀のシェルシ、クルターグ、ウェーベルンを巡り、ベートーヴェンに戻るという雄大な音楽の旅。時代を超越した美しい緩徐楽章の数々を、優美なクァルテットでお楽しみください。

Eudora
EUDSACD-2307(1SACD)
海の地図
ピアソラ:タンゴの歴史
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ソナチネ Op.205
武満徹:海へ
ロバート・ビーザー(b.1954):山の歌
レオ・ブローウェル(b.1939):シンティオ・ビティエールのためのエレジー*
フェリュー・ガスル(b.1959):El Peixet de Bloomington - Buleria*
アンドレ・セブリアン(Fl)、
ペドロ・マテオ・ゴンサレス(G)

録音:2022年7月6日-8日、サンフランシスコ公会堂(スペイン)
*世界初録音
スペインの高音質レーベルEudoraによるSACDとMQA-CDのハイブリッド仕様のシリーズから、20世紀に作曲されたフルートとギターのための作品集がリリース!
フルート奏者のアンドレ・セブリアンは、スコットランド室内Oのソリストで、BBCスコティッシュSO、フィルハーモニア・チューリッヒ、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOをはじめとする数々のオーケストラにソリストとして客演しています。また、室内楽奏者としても幅広く活動しており、アンサンブルやデュオのプロジェクトにも多く参加しています。
ペドロ・マテオ・ゴンサレスは2009年ボストン・ギター・フェスティヴァル、ジュネス・ミュージカル・コンクール、マイアミ国際コンクールなど数々の受賞歴を持つギター奏者です。ソリストとしてスペイン国内外のオーケストラと共演し、ヨーロッパ、アジア、アメリカの主要なコンサートホールでの演奏を重ね、世界各国で活躍しています。

Tactus
TC-801901(1CD)
セバスティアーニ:クラリネットとピアノのためのオペラティック・ファンタジー
ベッリーニの「夢遊病の娘」による幻想曲/ヴェルディの「イル・トロヴァトーレ」によるスケルツォ/ベッリーニの「ノルマ」による幻想曲/ヴェルディの「椿姫」によるスケルツォ/ロッシーニの「セミラーミデ」による幻想曲
アルド・ボッタ(Cl)、
ジュゼッペ・ガリアーノ(P)

録音:2023年1月
全曲世界初録音
19世紀イタリアはオペラの人気が非常に高く劇場の興奮はとてつもないものがありました。その興奮はサロンでも同様でそこで演奏するために編曲されたオペラ作品が多数ありました。その中でフェルディナンド・セバスティアーニはクラリネット奏者として活躍しました。国内外で活躍し有名な学校も創設し、教育者としても知られました。
Tactus
TC-860203(1CD)
ブゾーニ:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ホ短調 Op.29BV234
ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.36a BV244
ニコラ・ビニャーミ(Vn)、
ルチヤ・マイストロヴィチ(P)

録音:2022年7月(ボローニャ)
2024年に没後100周年となるフェルッチョ・ブゾーニのヴァイオリン・ソナタ2曲を収録。プッチーニと同じ年に亡くなった彼は生前プッチーニをも超えた多才な音楽家でした。多様な作品を作り上げる作曲家としてだけでなく、高く評価されたコンサート・ピアニストであり、人気の高いピアノ教師でもありました。単なる芸術家の枠を超える存在だったのです。そんな彼が24歳の時に残した難曲「ヴァイオリン・ソナタ第1番」でニコラ・ビニャーミとルチヤ・マイストロヴィチが見事な演奏を繰り広げています。「第2番」では、2つの楽器が対等な形で書かれており、伝統的な様式を活かしながらも新たな個性も豊富に組み合わされています。
ヴァイオリニストのニコラ・ビニャーミは、アルトゥーロ・トスカニーニSOやモーツァルトOのメンバーとしても活躍し、ロリン・マゼールやクラウディオ・アバドなどの巨匠たちの下で演奏していました。2016年にはグスターボ・ヒメノ率いるルクセンブルクPOと共演するなど、注目のアーティストです。

GENUIN
GEN-24856(1CD)
憧れと情熱
ブラームス:クラリネット・ソナタ へ短調 Op.120-1
イェルク・ヴィトマン(b.1973):5つの断章
シューマン:幻想小曲集 Op.73
ヘルムート・アイセル(b.1955)〔セバスティアン・マンツ(b.1986)編〕:イスラエル組曲メドレー
リュウタ・コバヤシ(Cl)、
ユリアン・エマニュエル・ベッカー(P)

録音:2023年8月8日-10日(フランクフルト、ドイツ)
クラリネット奏者のリュウタ・コバヤシは2003年にドイツ、デトモルトで生まれ、父親からクラリネットの手ほどきを受けました。ドイツ国内外のコンクールでの数々の受賞を経て、2022年にボンで開催されたドイツ音楽コンクールでは複数の賞を受賞しています。また2023年には若干19歳にして、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送POの首席クラリネット奏者に就任するなど、今、目が離せないアーティストのひとりです。
19世紀と20世紀の作品を織り交ぜたこのアルバムでは、2023年のセント・オールバンズ国際オルガンコンクールで最年少出場者として第2位と聴衆賞を受賞したオルガン奏者でピアニストのユリアン・エマニュエル・ベッカーがピアノ伴奏を務めています。
GENUIN
GEN-24855(1CD)
メタモルフォシス
ルネ・クワン(1857-1935):The Flow of Time*
エルガー:「エニグマ変奏曲」より「主題」、「第1変奏」、「第2変奏」、「第5変奏」、「第8変奏」
ミカエラ・リア・カトラニス(b.1985):The Space Surrounding*
マーティン・ドノソ・ヴェラ(b.1991):En Naufragio Hacia la Anoranza*
エルガー:「エニグマ変奏曲」より「第7変奏」
クワン:Imperceptible Change*
エルガー:「エニグマ変奏曲」より「第9変奏」
デュオ・アマービレ〔パウラ・ブレランド(Cl)、アンナ=カタリーナ・シャウ(アコーディオン)〕

録音:2022年12月13日-16日(ベルリン、ドイツ)
*世界初録音
クラリネット奏者のパウラ・ブレランドとアコーディオン奏者のアンナ=カタリーナ・シャウによって2016年に結成されたデュオ・アマービレは古楽から現代音楽まで幅広い楽曲をレパートリーとしています。このアルバムには、ルネ・クワン、ミカエラ・リア・カトラニス、マーティン・ドノソ・ヴェラがこのデュオのために作曲した新作と、エルガーのエニグマ変奏曲(抜粋)が組み合わせられています。
GENUIN
GEN-24859(1CD)
フロム・ホーム・ウィズ・ラヴ〜ブラジル、スロヴェニア、ドイツの作曲家による作品集
ヴィラ=ロボス:前奏曲 Op.20-2
ブラシュ・プチハール(b.1977):サマー・ソナタ Op.8
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
ヴィラ=ロボス:「ブラジル風バッハ第5番 W389」より「ア
アンドレ・メマーリ(b.1977):チェロとピアノのためのブラジル組曲
シキーニャ・ゴンザーガ(1847-1935):Feijoada do Brasil、Roda Yoyo、Gaucho ? Corta Jaca
ヴィラ=ロボス:O Canto Do Cisne Negro W122
カーチャ・ザコトニク(Vc)、
ナイラ・アルヴァレンガ・ラーマン(P)

録音:2023年5月25日-28日(フランクフルト、ドイツ)
*世界初録音
スロヴェニア出身のチェリスト、カーチャ・ザコトニクとブラジル出身のピアニスト、ナイラ・アルヴァレンガ・ラーマンによるこのアルバムには、それぞれの故郷の音楽とドイツの音楽が収録されています。スロヴェニアの作曲家ウルシュカ・オレシッチの「リトル・ダイヤモンド」は世界初録音となっています。

Obsession
NBBHQ-001(1CD)
HQCD
完全限定生産
ザ・ベース・ギャング〜ハイライツ
ワイズ=リーズ=ラッセル:パルプ・ベース・オア・ベース・フィクション?
バートン・アヴェール&ダグ・フィーガー(ザ・ナック):マイ・シャローナ
ラテン・ベース・メドレー〔エル・クンバンチェロ〜恋のカーニバル〜ブラジルの水彩画〜南京豆売り〜コーヒーを挽きながら〜ティコ・ティコ〜テキーラ〜マシュ・ケ・ナダ〜ビリンバウ〕
エディー・ヴァン・ヘイレン(ヴァン・ヘイレン):ジャンプ/フォー・スプリング・ベース・メドレー〔フィレンツェの朝〜春の祭典〜低くなったヴィヴァルディの「春」〜プリマベーラ〜春の声〜憂鬱な春〜ブエノスアイレスの春〕
ロシア民謡:ヴォルガの舟歌/5×4メドレー〔テイク・ファイヴ〜交響曲第6番より第2楽章(チャイコフスキー)〜今宵安らかに〕
ジョー・ザヴィヌル:バードランド
グノー:マリオネットの葬送行進曲
ア・ワイター・シェイド・オヴ...バッハ・メドレー〔G線上のアリア〜青い影〕
久石譲:人生のメリーゴーランド
ネレ・カライリチ, ヴォイスラフ・アラリカ&デヤン・スパラヴァロ(エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラ):ながい列車
ザ・ベース・ギャング〔アンドレア・ピーギ(Cb)、アルベルト・ボチーニ(Cb)、アメリゴ・ベルナルディ(Cb)、アントニオ・シャンカレポーレ(Cb)〕

録音:2003年、2004年&2021年
ローマ・サンタ・チェチーリアOやマーラー室内O、LSOなどヨーロッパの名門オーケストラで首席奏者などを務める4人のコントラバス奏者で結成されたアンサンブル「ザ・ベース・ギャング」。今年2023年の6〜7月には待望の再来日を果たし、各地の聴衆を興奮の渦に巻き込みました。本作はメンバーのアルベルト・ボチーニが設立したレーベル「NBB Records」へのレコーディングから厳選されたハイライト・アルバムで、HQCD仕様の高音質盤。クラシックとジャズ、ポップス、ラテン、映画音楽などを巧妙に組み合わせたユーモア溢れるアレンジを最上級のテクニックで聴かせてくれます。今年の来日公演でも披露したラテン・ベース・メドレーや5×4メドレー、人生のメリーゴーランドなども収録。4本のコントラバスから生み出されるエキサイティングな世界に魅了されること間違いなし。
※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。
Obsession
SMHQ-001(1CD)
HQCD
完全限定生産
パガニーニ:ソナチネ&カプリス集
魔女たちの踊り/ソナチネ イ短調/ソナチネ ハ長調/カプリス第24番イ短調 Op.1-24/ソナチネ ホ短調/カプリス第23番変ホ長調 Op.1-23/カプリス第9番ホ長調 Op.1-9/カプリス第19番変ホ長調 Op.1-19/カプリス第20番ニ長調 Op.1-20/カプリス第14番変ホ長調 Op.1-14/カプリス第13盤変ロ長調 Op.1-13/カプリス第17番変ホ長調 Op.1-17
デーネシュ・ジグモンディ(Vn)、
アンネリーゼ・ニッセン(P)

録音:1976年/ADD
イザベル・ファウストの師でもあるハンガリーの知る人ぞ知るヴァイオリニスト、デーネシュ・ジグモンディ(デネス・ジグモンディ)(1922-2014)のパガニーニ作品集。廃盤となっていたTuxedo Musicの音源からHQCD仕様にパワーアップして久しぶりの復刻です。長年連れ添った妻でありデュオ・パートナーのアンネリーゼ・ニッセンが伴奏を務めています。
※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。

Prelude Classics
PCL-2300501(1CD)
GOLD CD
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 KV296
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 KV379(373a)
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 KV304(300c)
ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 KV378(317d)
アレクサンドラ・ブリワ(Vn)、
モニカ・ヴォジニャク(フォルテピアノ)

録音:2022年4月1日-3日、イグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミー アウラ・ノーヴァ・コンサート・ホール(ポズナン、ポーランド)
ポーランドのヴァイオリニスト、アレクサンドラ・ブリワがフォルテピアノの伴奏で弾くモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集。マンハイム、ウィーン、パリ、ザルツブルクとそれぞれ別々の場所で作曲したとされる4つの作品をチョイス。
アレクサンドラ・ブリワはポーランド国内のみならずヨーロッパの各地で評価が上昇中。2011年にはウィーン楽友協会でメッコーレSQのメンバーとともにペンデレツキの弦楽四重奏曲第3番のオーストリア初演を作曲者本人の前で行ったほか、イェジ・マクシミウクやヤヌシュ・オレイニチャク、アンジェイ・バウアーといった一流アーティストたちとの共演も経験し着実に実力を高めている楽しみなヴァイオリニストです。GOLD CD仕様、192kHz/24bit録音の高音質盤。
Prelude Classics
PCL-2200101(1CD)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調 BWV1017
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ短調 BWV1018
ヴァイオリン・ソナタ第6番ト長調 BWV1019
アレクサンドラ・ブリワ(Vn)、
マリア・バナシュキエヴィチ=ブリワ(ハープシコード)

録音:2021年8月18日-21日、イグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミー アウラ・ノーヴァ・コンサート・ホール(ポズナン、ポーランド)
ポーランドの音楽ファミリー、ブリワ・ファミリーが贈るバッハのヴァイオリン・ソナタ集。2人は共にポズナンのヤン・イグナツィ・パデレフスキ音楽アカデミーを卒業し、演奏活動を行う傍ら同アカデミーで後進の育成にも励んでいます。マリア・バナシュキエヴィチ=ブリワはポズナンPOのハープシコード奏者も務めており、ヘンリク・シェリング、クリストファー・ホグウッドといった演奏家とも共演を重ねてきました。
その偉大さを表現する言葉が見当たらないというほど2人が賞賛する、人間の精神を最も独創的かつ完全に表現した大バッハの音楽を息の合った演奏で心に届けてくれます。

Musikmuseum
MMCD-13026(1CD)
ルートヴィヒ・トゥイレ(1861-1907):ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.30
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調 Op.1
エリーザベト・アイベンシュタイナー(Vn)、
マーリーズ・ヌスバウマー(P)

録音:2015年4月10日-11日
1861年に南部チロルのボルツァーノで生まれた作曲家、ルートヴィヒ・トゥイレはラインベルガーらに作曲を学んだ後、ミュンヘン音楽大学で楽理科・作曲科の教授となり数多くの門弟を輩出しました。室内楽や歌曲を中心に、交響曲やオペラなどの大作も手掛けていますが、その多くはあまり知られておらず、このアルバムにはそういった作品の中から、2つのヴァイオリン・ソナタが収録されています。
Musikmuseum
MMCD-13045(1CD)
バッハ:ソナタ集
ヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ ハ短調 BWV1017/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 BWV1005/ハープシコードのためのアダージョ ト長調 BWV968/ヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ ホ長調 BWV1016/ヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ ト長調 BWV1019
プラメナ・ニキタソヴァ(Vn)、
ペーター・ヴァルトナー(ハープシコード)

録音:2018年2月26日-28日
ブルガリアのヴァイオリニスト、プラメナ・ニキタソヴァはスイスとオーストリアでヴァイオリンを学び、ヨーロッパを中心に活躍しています。バッハの50曲以上のカンタータを録音するなど、多くの古楽レパートリーを持つほか、ロマン派や東欧の民族音楽、現代音楽など幅広いジャンルを演奏しています。ニキタソヴァはチロル州立博物館に所蔵されているヤコプ・シュタイナー1676年頃製のヴァイオリンを使用しており、この名器は19世紀前半にはアントン・ディアベリが所有していたことから、”Diabelli violin”の名が付けられています。
オーストリアの鍵盤奏者ペーター・ヴァルトナーは多くの重要な音楽祭に招かれ、ヨーロッパ各国で古楽のスペシャリストとして活動しています。

SOMM
SOMMCD-0671(1CD)
NX-B07
プロコフィエフ:室内楽作品集
フルートとピアノのためのソナタ ニ長調 Op. 94
2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op. 56(ボリス・ビジャクによるフルートとヴァイオリン編)
『ロメオとジュリエット』組曲より(リディア・バイヒ&マティアス・フレッツベルガーによるヴァイオリンとピアノ編)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番ニ長調 Op. 94a
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
ボリス・ビジャク(Fl)
マリア・カニグエラル(P)

録音:2021年4月24-25日、2022年4月9-10日
プロコフィエフの多彩な室内楽作品に焦点を当てるシリーズ『プロコフィエフ・マイルストーン』。 第1集には3つのソナタと組曲『ロメオとジュリエット』を収録。1943年に初演された「フルートとピアノのためのソナタ」は、のちにヴァイオリン・ソナタ第2番へと改 作された作品。ウィットに富んだ楽想が魅力で、現在ではフルート、ヴァイオリン、どちらのヴァージョンも愛奏されており、ここでは2つのヴァージョンが演奏され ています。「2つのヴァイオリンのためのソナタ」はボリス・ビジャクの手によるフルートとヴァイオリンのための編曲。組曲『ロメオとジュリエット』はとりわけヴァイオリン が活躍するようにアレンジされています。 ボリス・ビジャクはパリのエコールノルマル音楽院でピエール=イヴ・アルトーにフルートを師事。ホフマイスターの作品集(SOMMCD-0620)などの録音で高く評 価されています。スペイン出身のピアニスト、マリア・カニグエラルと、ルジェーロ・リッチに師事したスロヴェニアのヴァイオリニスト、ラナ・トロトヴシェクが共演。素晴 らしいアンサンブルを聴かせます。

ALPHA
ALPHA-1021(1CD)
ファンタジー
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 Op.159/D934
ストラヴィンスキー(サミュエル・ドゥシュキン編):ヴァイオリンとピアノのためのディヴェルティメント 〜バレエ『妖精の口づけ』より
シューマン:おとぎ話の絵 Op.113
メシアン:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
アリョーナ・バーエワ(Vn)
ヴァディム・ホロデンコ(P)

録音:2023年4月 テルデックス・スタジオ、ベルリン
キルギス出身のヴァイオリニスト、アリョーナ・バーエワとウクライナ出身のピアニスト、ヴァディム・ホロデンコ。バーエワは2022年5月に、ホロデン コは2023年12月に来日し、いずれも強い印象を日本の聴衆に遺しました。ルクセンブルクを拠点に活躍する二人は共演歴も長く、他レー ベルに録音もあります。ALPHAレーベルでの初アルバムは「幻想」をテーマに、幻想曲形式の作品や童話世界に取材した4つの傑作を厳 選。19世紀初頭から20世紀まで、ロマン主義文化の源泉に触れながら近代まで多様な音楽的ファンタジーを絶妙な音の対話で綴ってゆ きます。ここぞというところでソリストらしい存在感をみせるホロデンコのピアニズムと比類ないアンサンブルを聴かせるバーエワのヴァイオリンは、 過剰に凄むことなしに縦横無尽、曲それぞれの圧倒的に強い個性を十二分に引き出してゆく柔軟さに、各作品への真摯な傾倒が垣間見 えます。ヴィオラで演奏されることが多いシューマン『おとぎ話の絵』は初版譜でもヴァイオリンが演奏楽器の一つとして指定されており、2人の 奥深い解釈と相俟って新鮮さに満ちた作品像がみずみずしく浮かび上がります。
ALPHA
ALPHA-772(1CD)

NYCX-10446(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

Take3〜プーランク、バルトーク、シェーンフィールド、ニキフォル
プーランク:ためらいのワルツの動機 〜『城への招待』 F.P.138
ポール・シェーンフィールド(1947-):クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲
プーランク:ボストンのテンポで 〜『城への招待』 F.P.138
 ヴァイオリンとピアノのためのバガテル ニ短調
 狂おしく速く陽気に 〜『城への招待』 F.P. 138
 クラリネット・ソナタ FP.184
 タランテッラのテンポで 〜『城への招待』 F.P. 138
バルトーク:ヴァイオリンとピアノのためのブルレスク Op.8c-2
プーランク:非常に速く、非常にいたずらっぽく 〜『城への招待』 F.P.138
バルトーク:ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのためのコントラスツ Sz.111
プーランク:タンゴ 〜『城への招待』 F.P.138
シェルバン・ニキフォル(1954-):クレズマー・ダンス
パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn)
レト・ビエリ(Cl)
ポリーナ・レシチェンコ(P)
イリヤ・グリンゴルツ(Vn)
ルスラン・ルツィック(ダブルベース)

録音:2020年11月 SRF放送チューリヒ・スタジオ、スイス
パトリツィア・コパチンスカヤのALPHAデビュー盤であり、様々なアーティストとの二重奏を集めて大きな話題となった『Take Two』から10年。 そのアルバムにも参加したクラリネット奏者のレト・ビエリと、こちらも長年の盟友ポリーナ・レシチェンコとの共演による『Take 3』が登場しまし た。タイトルはもちろん、デイヴ・ブルーベックの演奏で知られる名曲「Take Five」にちなんだものと思われますが、このアルバムでも奏者が3人 ということに加え三拍子が重要なテーマとなっています。プログラムはプーランクとバルトークの作品を中心としたものですが、コパチンスカヤなら ではのはち切れんばかりのダイナミックな表現はそのルーツに深く切り込み、これらの作品がオーストリアなどのワルツのみならず、東欧の伝承曲 やクレズマー、ロマなどと深い関連があることを際立たせています。またジャズやフォークなどのイディオムを取り込むクロスオーヴァーな作風で知 られるアメリカの作曲家ポール・シェーンフィールドの作品を収録しているほか、ルーマニアのシェルバン・ニキフォルによる小品にはイリヤ・グリンゴ ルツなどのゲストも参加、アルバムに色を添えています。

B RECORDS
LBM-058(1CD)
シューマン:管楽器のための室内楽作品集
3つのロマンス Op.94- オーボエのピアノのための
幻想小曲集 Op.73- クラリネットとピアノのための
アダージョとアレグロ Op.70- ホルンとピアノのための
アンダンテと変奏 WoO10-1-2台のピアノ、2つのチェロ、ホルンのための
フィリベール・ペリーヌ(Ob)
フローラン・プジュイラ(Cl)
フェリックス・ロト(Hrn)
カロリーヌ・シプニエフスキ、サラ・フシュヌレ(Vc)
オルテンス・カルティエ=ブレッソン、テオ・フシュヌレ(P)

録音:2022年10月7日 L’Estran、ギデル、フランス(ライヴ/終演の拍手入り)
ヴァイオリンとピアノのための作品集に続くシューマン・コレクションの第2弾。パリ・オペラ座Oやパリ室内Oなどで活躍する名手 たちを集め、管楽器とピアノを含む室内楽作品を収録しています。それぞれの作品にそっと寄り添うような美しい演奏。なお1-8のピアノの担 当は明記されていません。

CD ACCORD
ACD-326(1CD)
NX-C09
ショパンのピアノ曲をチェロ四重奏で
1. マズルカ ヘ長調 WN25
2. マズルカ イ短調 Op.17No.4
3. マズルカ 変ロ長調 Op.7No.1
4. 前奏曲 イ短調 Op.28No.4
5. 前奏曲 ロ短調 Op.28No.6
6. 前奏曲 嬰ト短調 Op.28No.12
7. 前奏曲 ハ短調 Op.28No.20
8. 前奏曲 変ニ長調「雨だれ」 Op.28No.15
9. ワルツ 変イ長調「小犬のワルツ」 Op.64 No.1
10. 夜想曲 嬰ハ短調 レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ(遺作) WN37
11. ワルツ 嬰ハ短調 Op.64No.2
12. 練習曲 嬰ハ短調 Op.25No.7
13. ワルツ ロ短調 WN19
14. 夜想曲 変ホ長調 Op.9No.2
15. ワルツ「華麗なる大ワルツ」 変ホ長調 Op. 18

編曲:Sabina Meck…1、3-5、8、10-11、15
Piotr Moss…2、7、9、14
Leszek Ko?odziejski…6、12-13
ポーランド・チェロ・クァルテット
【メンバー】
TOMASZ DAROCH トマシュ・ダロフ
WOJCIECH FUDALA ヴォイチェフ・フダラ
KRZYSZTOF KARPETA クジストフ・カルペタ
ADAM KRZESZOWIEC アダム・クシェショヴィエツ

録音:2023年3月18-20日
ポーランド人の心ともいえるショパンのピアノ曲をチェロ四重奏にアレンジ。 それぞれがソリスト、室内楽奏者として活躍するポーランド・チェロ・クァルテットのメンバーたちは、ショパンの友人でチェリストとして知られるオーギュスト・フラン ショーム(1808-1884)がチェロ用にアレンジしたショパン作品や、ポーランドの伝説的ヴォーカル・クァルテット"NOVI SINGERS"の並外れた歌唱力による 演奏に感銘を受け、人間の声に似ているチェロでショパン作品を演奏するというプロジェクトを実現しました。彼らが「素晴らしい芸術的な冒険」と呼ぶこのプ ロジェクト、軽やかな「小犬のワルツ」や、もともとチェロ向きの旋律を持つ「練習曲 嬰ハ短調」、そして「雨だれ」など、ピアノで聴くのとはまた違った味わいを存 分に堪能させてくれます。

Orchid Classics
ORC-100278(1CD)
NX-B06
クラリネットとハープで聴く名曲集
ピエルネ(1843-1937):カンツォネッタ Op.19
ルイ・カユザック(1880-1960):カンティレーヌ
サン=サーンス:クラリネット・ソナタ Op.167
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 ハバネラ形式の小品
ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):アリア
サティ:3つのジムノペディ
ボクサ(1789-1856):主題と変奏
ドビュッシー:小品
 亜麻色の髪の乙女
アラミロ・ジャンピエーリ(1893-1963):ヴェネツィアの謝肉祭
バージナルド・ラッシュ(Cl)
フィオナ・グライソン (Hp)

録音:2009-2023年
アルバム・タイトルの「Dathanna」とはアイルランドの言葉で、虹のような、あるいはカラーチャートのような多種多 様な色彩のこと。2016年からアイルランドを拠点に活動するデュオが、後期ロマン派と印象派の作品を通してクラ リネットとハープそれぞれの音色や組み合わせによって生まれるサウンドと質感などの多様な可能性を追及したアル バムです。楽器が紡ぎだす音だけでなくペダル音や椅子の軋みまであえて加えることで、19世紀フランスのサロン・ コンサートの雰囲気を醸し出します。
Orchid Classics
ORC-100282(1CD)
NX-B06
旅行者〜ヴァインベルク/シューベルト:ピアノ三重奏曲集
ヴァインベルク(1919-1996):ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.24
シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 Op.100D929
トリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン
Soo-Jin Hong(Vn)
Soo-Kyung Hong(Vc)
Jens Elvekjaer(P)

録音:2022年4月19-21日
1999年設立、2024年に結成25周年を迎えるトリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン。デンマークを拠点に世界中で 活躍し、これまでにベートーヴェンやチャイコフスキー、ショスタコーヴィチなどの録音で高く評価されるアンサンブルの 最新録音は、ヴァインベルクとシューベルトのピアノ三重奏曲集。第二次世界大戦の混乱の中で書かれ、不安や 絶望の影がよぎるヴァインベルクの三重奏曲、短い生涯の最晩年に書かれ、寂寥と晴れやかさの相半ばする シューベルトの曲。アンサンブルのメンバーは作品に漲る細やかな感情の動きを丁寧になぞっていきます。

ONDINE
CDS-7995
NX-B03
20世紀、中部ヨーロッパのフルート音楽集
クシェネク(1900-1991):組曲 - フルートとピアノのための(1954)
エミル・フランチシェク・ブリアン(1904-1959):失われたセレナード - フルートとピアノのための(1940)…世界初録音
パウル・デッサウ:ゲルニカ - ピアノのための(1938)
シェーンベルク:ソナタ − フルートとピアノのための(1926)-原曲:管楽五重奏曲 Op.26(フェリックス・グライスレ[1894-1982]編)
ルイザ・セッロ(Fl)…ミヤザワフルート 14K Gold
ブルーノ・カニーノ(P)…ファツィオリ

録音:2023年2月3-4日
ルイザ・セッロとブルーノ・カニーノによる20世紀のフルート作品集。 このアルバムに作品が収録された4人の作曲家は、みな第2次世界大戦時にナチス・ドイツの迫害を受け、他国 に移住するか、強制収容所に送られたものの、かろうじて生き延び戦後も活躍した人たちです。 収録曲は、新古典派風のモダニズムのスタイルで書かれ、耳なじみのよい旋律を持つクシェネクのソナタ、テレージ エンシュタット収容所から帰還後はチェコのオペラ界を支えたブリアンの軽快な「失われたセレナード」、デッサウのピ アノ曲「ゲルニカ」、シェーンベルクの管楽五重奏曲を彼の後輩作曲家グライスレがフルートとピアノ用に編曲した 「フルート・ソナタ」の4曲。どの曲もピアノが重要な役割を果たしており、現代音楽を得意とするブルーノ・カニーノが 見事な演奏を聴かせます。

Biddulph
BIDD-85041(1CD)
NX-B06
シアトル・コンサート1955- バッハ、ブラームス、ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリン作品集
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリン・ソナタ イ短調
ヨーゼフ・シゲティ(Vn)
カルロ・ブソッティ(P)

録音:1955年、シアトル(ライヴ)
復刻プロデューサー:Eric Wen
復刻マスタリング:Dennis Patterson
ヨーゼフ・シゲティが1955年に米国シアトルで行ったコンサートのライヴ録音をオリジナル・テープから初復刻しました。注目はヴォーン・ウィリアムズのヴァイオリ ン・ソナタ。この曲は1954年に作曲され、同年10月12日に作曲者82歳の誕生日を記念するBBCの番組内で初演されましたが、O.W. Neighbour著 『Vaughan Williams and His World (ヴォーン・ウィリアムズとその世界)』によれば、コンサートでとりあげたのはシゲティが初めてで、彼は1955年に「楽 譜が出版される前にレコードを出したい。実に素晴らしいソナタなので、出版されれば皆が競うように演奏・録音するだろう」と知人宛ての手紙に記したそうで す。古典作品の素晴らしい解釈者であると共に、すぐれた同時代音楽の擁護者でもあったシゲティらしいコメントと言えるでしょう。 シゲティはコンサートのプログラムが定番名曲に偏ること、聴衆が知っている曲しか聴かなくなる傾向を憂慮しており、1950年代半ばには「20世紀の傑作 11曲」という3日分のシリーズ・コンサートを各地で行っていました。とりあげられた作曲家はバルトーク、ブロッホ、ブゾーニ、ドビュッシー、ヒンデミット、オネゲ ル、アイヴズ、プロコフィエフ、ラヴェル、ウェーベルン、ヴォーン・ウィリアムズ。彼はこのうち10人の作品を録音しましたが、ヴォーン・ウィリアムズだけは遂に録音を 出すことが出来ませんでした。後年、出版社を介してヴォーン・ウィリアムズの未亡人ウルズラに宛てた手紙では「1959年頃にアメリカ各地の大学で随分演 奏したが、そのテープを探し当てることが出来なかった」「こんにちの若いスター演奏家たちがこの傑作にして難曲をとりあげないのは残念だ」と書いており(前掲 書より)、同曲に対する強い思いが感じられます。シゲティが同曲をコンサートで初演したのは1955年とされており、この演奏は収録日不詳ながら初演から 日が浅いと見られ、楽譜も未出版(翌1956年に出版された)で、作品の知名度はいまだ低かったはず。作品の評価を一身に担おうとするシゲティの気迫が 感じられる演奏で、同曲の演奏史において極めて重要な録音と言えるでしょう。シゲティのディスコグラフィにおいても貴重な追加となります。 シゲティはバッハの無伴奏ヴァイオリン曲の全集を1955年から56年にかけて録音しており、ここでのパルティータ第3番も練り上げられた演奏。こんにちのバ ロック舞曲的軽やかさとは異なり、力強い楷書体の字を思わせる演奏です。シゲティの師フバイはブラームスのピアノで彼のヴァイオリン・ソナタ第3番を初演し ており、この演奏は初演者、そして作曲者直伝のものということができるでしょう。独特の節回しとロマンティックな呼吸の感じられる興味深いものです。 レーベル情報によればオリジナル・テープの提供を受けてのCD化で、いずれも初発売とのことですが、バッハとブラームスは1992年にSeven Seasレーベルか ら発売されたものと同演奏の可能性があります。ヴォーン・ウィリアムズは完全初出。音質はバッハとブラームスはヴァイオリンがかなり生々しい音で録られてお り、解像度が高いと同時に会場の響きも聴き取れます。ヴォーン・ウィリアムズはピアノの音色が明らかに異なり、全体的にやや重くくすんだ音色となっています が、強奏でもギラつくことがなく、演奏を味わう上で十分な音質となっています。
Biddulph
BIDD-85042(1CD)
NX-B06
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131
弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
レナーSQ【イェネー・レーネル(Vn1)、ヨージェフ・スミロヴィッツ(Vn2)、シャーンドル・ロート(Va)、イムレ・ハルトマン(Vc)】

録音:1924年2月11、21、21日&8月25日
初出:Columbia L1581/1585(AX300-302,323-328 &332)
8-12
録音:1924年11月20&21日
初出:Columbia L1672/1676(AX745-754)
ヴァイオリンとヴィオラはフバイの弟子、チェロはポッパーの弟子、全員がハンガリー国立歌劇場(かつてマーラーが音楽監督を務めたこともある)の団員というメ ンバーによって1918年に結成されたレナーSQ。1922年にウィグモア・ホールでのロンドン・デビューで成功を収めると英コロンビアにスカウトされ、 史上初めてベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集を録音して、その素晴らしい世界をレコードを通して世界に伝えることとなります。ここでは、その嚆矢となった 1924年録音の第14番と第15番を復刻。記念すべき録音でありながら、アコースティック録音(いわゆるラッパ吹込み)だったため、後にマイクを使った電気 録音方式で再録音されるとさしかえられてしまい、忘却されがちだったものです。 レナーSQは、1年先輩で同様のメンバーで構成されたブダペストSQとライバル視されました。4人の奏者が対等な表現を行い、厳格 なアプローチを見せる傾向にあったブダペストSQに対して、レナーSQは第1ヴァイオリンが牽引し、ロマンティックかつドラマティックな表現をする傾向にあり、この 録音でそれがうかがわれます。100年前の録音ながらノイズはSP復刻としてはかなり抑えられている一方、楽器の質感は良好で、復刻に使った原盤の状態 が良かったものと推測されます。 Biddulphの解説書の常連タリー・ポッターによる解説(英文のみ)では、レナーのベートーヴェン録音がオルダス・ハクスリーやヴァージニア・ウルフに及ぼした影 響にも考察が及んでおり、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲の受容史の上でも興味深い読み物となっています。

TOCCATA
TOCN-0026(1CD)
NX-B03
アメリカのヴィオラ・ソナタの一世紀
ユリシーズ・ケイ(1917-1955):ソナチネ -ヴィオラとピアノのための(1939)…世界初録音
ケイ:ヴィオラ・ソナタ(1942)…世界初録音
デイヴィッド・チムピディス(1938-2023):ヴィオラ・ソナタ(2004)…世界初録音
リビー・ラーセン(1950-):ヴィオラ・ソナタ(2004)
エリック・イウェイゼン(1954-):ヴィオラ・ソナタ(1991)
バジル・ヴェンドリース(Va)
ウィリアム・デイヴィッド(P)

録音:2023年4月3-5日
20世紀から21世紀にかけてアメリカで作曲されたヴィオラのための作品集。アフリカ系アメリカ人で20世紀前半に 先駆的な作品を遺したユリシーズ・ケイ、フリーランスの女性作曲家で、ジャズやラグタイムなどの要素を用いた作 品で知られるリビー・ラーセン、教育者としても名高く、わかりやすい音楽を書くエリック・イウェイゼン、ラジオや劇音 楽の分野の作品にも力を入れ、このアルバムの準備中にこの世を去ったデイヴィッド・チムピディス。それぞれルーツ も活躍分野も違う4人の作品を、1993年からコロラドSOの首席奏者を務めるバジル・ヴェンドリースが演 奏。作品の魅力を引き出しています。

CPO
CPO-555370(1CD)
NX-B02
ゲオルク・ドルシェツキー(1745-1819):オーボエ四重奏曲集 第2集
四重奏曲 ニ長調
四重奏曲 ハ長調
四重奏曲 ト短調
四重奏曲 ヘ長調(1.1.1808)
四重奏曲 変ロ長調ーコールアングレのために
四重奏曲 ヘ長調(7.11.1807)
グルンドマン四重奏団(古楽器使用)
(オーボエ&コールアングレ/ヴァイオリン/ヴィオラ/チェロ)

録音:2020年3月2-6日
「6つのティンパニと管弦楽のための協奏曲」で知られるチェコ出身の作曲家、ティンパニ奏者ゲオルク・ドルシェツ キー。彼はもともとドレスデンで名奏者アントニオ・ベゾッティに学んだオーボエ奏者でしたが、ヘプ(ドイツ名エゲル)の 歩兵連隊に参加し、ウィーン、リンツ、ブランナウに駐留、鼓手として名を上げ、自らの楽団を組織しました。1777 年には軍隊を退役、その後はウィーンで活躍した後ブラチスラヴァに移住、1808年頃からはハンガリーのヨーゼフ大 公の宮廷作曲家となり数多くの作品を書き上げました。その中に含まれる10曲の「オーボエ四重奏曲」はこれまで あまり知られていませんでしたが、どれも洗練された筆致によるオーボエの技巧を活かした素晴らしい作品です。第 1集と同じくグルントマン四重奏団の演奏で。
CPO
CPO-555469(3CD)
NX-D03
ボリス・パパンドプロ(1906-1991):弦楽四重奏曲全集/ギター四重奏曲/クラリネット五重奏曲
【CD1】
弦楽四重奏曲 第1番Op.7
弦楽四重奏曲 第3番「Folk」 Op.126
弦楽四重奏曲 第5番
【CD2】
弦楽四重奏曲 第2番Op.20
弦楽四重奏曲 第6番
平和と自由の歌が鳴り響く
【CD3】
クラリネット五重奏曲 Op.90
ギター四重奏曲
ダヴォリン・ブロジッチ(Cl)
クレシミール・ベデク(G)
セバスティアン四重奏団

録音:クロアチア
2017年1月
2017年4月
2017年10月
2021年10月
2021年7月
2022年6月
クロアチアの作曲家・指揮者ボリス・パパンドプロの弦楽四重奏曲全集。ザグレブで育ち、ザグレブ音楽院と新ウィーン音楽院で作曲と指揮を学んだパパン ドプロは、指揮活動と並行して生涯に400作を超える作品を残しました。2017年から2022年に録音されたこのセットは、パパンドプロの創造性、作品にお ける民族音楽の影響、社会的リアリズムなど彼の創作活動の変遷をたどれる興味深い室内楽作品集です。 パパンドプロの弦楽四重奏曲は6曲の存在が確認されていますが、第4番は失われているため(2つの楽章のみ現存)、この録音に際し、セバスティアン四重 奏団は1981年に作曲された「A Song of Peace and Freedom Sounded Out 平和と自由の歌が鳴り響く」を演奏。第4番の代替としています。こ の作品はスコアの表紙に「ザグレブ1981のために」と記された、ザグレブで開催された革命と愛国を祝う「第27回ザグレブ・フェスティヴァル」のために書かれた もの。パパンドプロの愛国精神がうかがえる音楽です。他には戦時中に作曲されたクラリネット五重奏曲と、短いながらも凝縮された表現を持つギター四重 奏曲を収録。

Audite
AU-97813(1CD)
デジャ=レヴェ〜時を越えた対話
ドビュッシー(ヨハネス.X.シャハトナー編):バレエ音楽「遊戯」
モーツァルト(P・デュオ・ネープ編):ピアノ協奏曲第21番ハ長調〜第1楽章
ヨハネス.X.シャハトナー:バッハのコラール余録【目覚めよと呼ぶ声ありBWV645/最愛のイエス、われらここにありBWV706;730;731/わが心の切なる願いBWV727/天にいますわれらの父よBWV636/汝らキリスト者よ、こぞりて神をたたえよBWV732/ただ愛する神の摂理にまかす者BWV691/天にいます我らの父よBWV682〜クルターク讃歌】
ベルント・アロイス・ツィンマーマン:モノローグ(全5曲)
ピアノ・デュオ・ネープ【ゾフィー・ネープ&フィンセント・ネープ】
クリスティアン・ベニング、パトリック・ステープルトン(打楽器)

録音:2022年10月17-19日/ブレーメン・ゼンデザール
1998年と2000年生まれのドイツの兄妹によるピアノ・デュオのデビュー・アルバム。ともにインスブルック音楽院でピアノ・デュオを学び、ヨーロッパの数々 のコンクールに入賞している注目株です。
デビュー・アルバムはデュオの有名作品でなく、チャレンジ精神あふれる4作品に挑んでいます。ドビュッシーのバレエ音楽「遊戯」とバッハのコラール前奏曲に 基づく7篇は1985年生まれのドイツの作曲家ヨハネス.X.シャハトナーの編曲。単なる2台版ではなく、2人の打楽器奏者を加えて色彩と表現の幅を広げていま す。「遊戯」でのテニスの運動性の描写もリアル。不思議なヒーリング性も漂います。バッハが300年、ドビュッシーが100年の時を超えてシャハトナーと対話して いるかのようす。
ネープ兄妹編によるモーツァルトのピアノ協奏曲第21番は第1楽章のみですが、オーケストラの序奏もすべて再現。練習用に使われる2台版とは一味異なる効 果を採り入れています。また超難曲で知られるツィンマーマンの「モノローグ」も聴きもの。技巧の冴えはもちろんながら、緊張感とナイーヴさが新鮮です。 (Ki)

Audite
AU-97815(1CD)
「トレジャーズ」
イザイ:弦楽三重奏曲「シメイ」
エトヴェシュ:弦楽三重奏曲「クリストフ・デジャルダンへの追悼」
コダーイ:間奏曲〜弦楽三重奏のための
ドホナーニ:セレナード Op.10〜弦楽三重奏のための
トリオ・リリコ【フランチスカ・ピーチ(Vn)、ソフィア・ロイター(Va)、ヒラ・カルニ(Vc)】

録音:2022年11月10〜12日羊小屋(マリエンミュンスター)
日本にもファンの多いヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチが率いる弦楽三重奏団「トリオ・リリコ」。2014年に結成した当団は、古典はもちろんのこと近代、 そして新作委嘱まで幅広い作品を演奏してきました。メンバーそれぞれの個性を引き出しながら「トリオ・リリコ」としての色を追求し、これまで「レーガー」(AU-97714)、「ヴァインベルク、ペンデレツキ、シュニトケ」(AU-97753)をリリースしております。
結成時からのチェリスト、ヨハネス・クレブスに代わり、当アルバムよりヒラ・カルニが新メンバーとして参加。カルニはマックス・リヒターの「オン・ザ・ネイチャー・ オブ・デイライト」(DG)の録音にも参加するなど、注目のチェリストです。
イザイ、ドホナーニ、コダーイの20世紀初頭のベルギーとハンガリーの作品を取り上げた当アルバム「トレジャーズ」。印象派の要素や民族音楽を取り入れたこれ らの作品は、幅広い様式と弦楽三重奏曲の新たな表現を切り開いた秀作です。
作曲者の故郷にちなんで名づけられたイザイの単一楽章の弦楽三重奏曲「シメイ」。イザイの作品なだけにヴァイオリンは活躍しますが、必ずしも主役というわけ ではなく、「トリオ・リリコ」のメンバーはこの作品を「ある風景の中に流れる川のよう」と表現。華麗かつ詩的で印象派のドビュッシーやラヴェルの響きを思わせ ます。1927年、イザイの生涯とキャリアの最後に書かれたこの作品で、イザイは「ヴィルトゥオーゾ」としてだけでなく、とりわけ音の美しさ、色彩の豊かさ、思考 の深さを音楽に与える「抒情家イザイ」の一面をのぞかせる秘曲です。
エトヴェシュの弦楽三重奏曲は、現代音楽の演奏で評価が高かったヴァイオリン、ヴィオラ奏者クリストフ・デジャルダン(1962〜2020)への追悼として書か れた作品。さまざまな演奏技法、表現方法、サウンドスケープを駆使した心にしみる弦楽三重奏曲で、エトヴェシュ自身「トリオ・リリコ」の解釈を非常に高く評価し ています。 (Ki)

WERGO
WER-6440(1CD)
臓器 〜ウラジミール・ギチェフ・ボガチュ作品集
(1)君よ、ついてこい Vos, seguime 〜二重の三重奏のための
(2)同じ、同じ、同じ。 igualito, igualito, igualito. 〜三重奏のための同リズムによる3つの小品
(3)偶然のであい encuentros casuales 〜アンサンブルのための
(4)ハイムリッヒ Heimlich 〜アンサンブルのための
(1)アンサンブル・ムジークファブリーク
(2)トリオ・キャッチ
(3)アンサンブル・アヴァンチュール
(4)コレクティーフ3:6ケルン

録音:2021-2022年
986年ウルグアイ生まれの作曲家、ウラジミール・ギチェフ・ボガチュの作品集。驚くほどユニークな音楽で、すべての音が思いがけない展開をし、高揚感に みちた響きの海へとつながっていきます。ジャンルという認識はまるでなく、ニューミュージック、ジャズ、南米のフォークロア等が、既存の音楽スタイルとかけ離れ たところで溶け合っている無二の世界。
『encuentros casuals』ではジャズ・サックス奏者のエリック・ドルフィーの音楽が引用され、『igualito, igualito, igualito』ではチェロがチリの歌手ビ オレータ・パラのギターのように響きます。〈ピアノ、ヴァイオリン、チェロ〉の古典的なトリオと〈オーボエ、チューバ、打楽器〉というトリオの組み合わせによる『Vos, seguime』は作曲家いわく「ドッペルゲンガー・トリオ」で、トリオ同士がお互いに影響しあいながら反復していきます。最後の『Heimlich』は約35分の力作。 (Ki)

MSR
MS-1843(1CD)
「交差」〜フルートとハープのための近代作品集
シャポシニコフ(1888-1967):フルートとハープのためのソナタ
ケマル・ギュニュチュ(b.1961):アナトリアの色
アミロフ(1922-1984):フルートとピアノのための6 つの小品
ババジャニアン(1921-83):調べ
カラストヤノフ(1893-1976):フルートとピアノのための 10の小品
サントゥーリ(1855-1926)・エトヘム・ベイ:シェヘナズ・ロンガ
作者不詳:カティビム
ハニム(1880-1950):ニハヴェンド・ロンガ
ニコル・エスポジト(Fl)
チャータイ・アキョル(Hp)

録音:2023年1月 米国 アイオワ州アイオワシテ
「交差 intersections」と題されたフルートとハープのための近代作品集。MS 1790でフランスのフ ルートとハープのための音楽を演奏したニコル・エスポジトとチャータイ・アキョルが、ロシアのアドリ アン・シャポシニコフ(1888-1967)、トルコのケマル・ギュニュチュ(1961-)、アゼルバイジャンのフィ クレト・アミロフ(1922-1984)、アルメニアのアルノ・ババジャニアン(1921-1983)、ブルガリアのアセ ン・カラストヤノフ(1893-1976)などの曲を演奏、それぞれに民俗色が濃厚で面白い。 ニコル・エスポジトは現在米国のアイオワ音楽学校でフルートの教授を務めています。チャータイ・ア キョルは1969年、バルケスィル生まれのトルコを代表するハープ奏者。

H.M.F
HMM-932002(2CD)
シューベルト:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番Op.99 D.898 変ロ長調
ノットゥルノ 変ホ長調 D.897
ピアノ三重奏曲第2番 Op.100 D.929 変ホ長調 
ソナタ楽章 変ロ長調 D.28
トリオ・ヴァンダラー[ジャン=マルク・フィリップス・ヴァイジャベディアン(Vn)、ラファエル・ピドゥ(Vc)、ヴァンサン・コック(P)]

録音:2000年7月10-14日、メス・アルスナル
1987年結成のトリオ・ヴァンダラー。ピアノ三重奏曲の粋を追求し続け、聴き手にピアノ三重奏というアンサンブルが最上の次元の音楽を展開し続けています。 そんな彼らが2000年に録音したシューベルトのピアノ三重奏曲集が再々登場します(これまでに、LDC 2781132、HMC902002(いずれも廃盤)で発売 されていました)。
一人一人をとっても物凄い名手のトリオ・ヴァンダラー。そんな三人による音楽は、どこまでも自然で、横の流れの美しいもの。お互いの音楽性を認め合って、 お互いの音楽性を知り尽くしているからこその結晶といえるでしょう。トリオ第2番の2楽章冒頭、「バリー・リンドン」でも使われた有名な旋律は心震える美しさ です。 (Ki)

TYXart
TXA-23181(1CD)
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集
第1番ト長調 BWV1027
第3番ト短調 BWV1029
第2番ニ長調 BWV1028
トーマス・ゲッチェル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
イヴォン ヌ・リッター(Cemb)

録音:2022年2月/チューリッヒ、SRF放送スタジオ
トーマス・ゲッチェルは12歳でヴィオラ・ダ・ガンバを始め、チューリッヒ音楽院でブライアン・フランクリンに、ルガーノ音楽院でヴィットリオ・ギエルミに師事 したガンバ奏者。同じスイス生まれで長年共演を重ねてきたイヴォンヌ・リッターとのデュオでバッハの名作ソナタに挑んだアルバムです。 (Ki)

MIRARE
MIR-688(1CD)
デュール (Duelles)
(1)ヘンリエッテ・ボスマンス:ヴァイオリン・ソナタ(1918)
(2)グラジーナ・バツェヴィチ:カプリス第3番(1930)
(3)ドラ・ペヤチェヴィチ:スラヴ・ソナタOp.43(1917)
(4)バツェヴィチ:オベレク第1番(1951)
(5)マルグリット・カナル:ヴァイオリン・ソナタ(1925)
ラファエル・モロー(Vn)
セリア・オヌト・ベンサイド(P;YAMAHA CFX)

録音:2023年2月17日〜3月2日/ヴィルファヴァール農園
1996年生まれのラファエル・モローは、チェリスト、エドガー・モローの実妹のヴァイオリニスト。パリ音楽院でドガレイユに師事し、近年注目を集める逸材。
彼女が1992年生まれの個性派ピアニスト、セリア・オヌト・ベンサイドと20世紀4名の女性作曲家のヴァイオリン曲に挑戦。アルバム・タイトルのDuellesは「ふ たり」の意味のほかに「決闘」の女性形をも暗示しているようで、単なるメロディと伴奏に終わらない火花散らす共演を披露しています。
4名はオランダ、ポーランド、クロアチア、フランス出身で、それぞれの民族色を出しつつ、高度な作曲技法を駆使して聴き応えある作品に仕上げています。オラ ンダのボスマンスのソナタは最初期に作品で、あふれ出るエネルギーと才気に惹きつけられます。フランスで女性として最初にオーケストラを指揮したとされるカナ ル、自身がヴァイオリンの名手だったポーランドのバツェヴィチ、クロアチアの民俗素材によりながら、どこかロシアの感覚もあるペヤチェヴィチの作品までいずれ も宝物を発見したように興奮させられます。 (Ki)

Initiale
INL-19(1CD)
ヴェルブンコシュ
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.8
 ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.7
バルトーク:チェロとピアノのためのラプソディ第1番Sz.88
ヴォロージャ・ファン・クーレン(Vc)
ダヴィド・ペトルリク(Vn)、
テオ・フシュヌレ(P)

録音:2018年12月パリ音楽院
アルバム・タイトルのヴェルブンコシュとは18世紀末から19世紀半ばまで流行したハンガリー舞曲。リストをはじめバルトークやコダーイらハンガリー精神の強 かった作曲家たちが作品に採り入れて民族色を打ち出しています。ここではブザンソン生まれの若きチェロ奏者ヴォロージャ・ファン・クーレンが辛口の解釈を聴 かせます。ヴォロージャ・ファン・クーレンはローラン・ピドゥー門下で、2018年のフォルジュルネ音楽祭に来日公演を行ったチェロ界期待の新星。このアルバム は無伴奏に始まり、ヴァイオリン、ピアノとの二重奏でハンガリー音楽の魅力を満喫させてくれます。
Initiale
INL-20(1CD)
涙…
(1)アペルギス:トリプル〜フルート、クラリネット、トランペットのための
(2)リカルド・ニルニ:涙こそ物の本質〜トランペットとチェロのための
(3)ピエール・フレ:壁が崩れ落ちているところ〜ダブルトランペットとエレクトロニクスのための
(4)マノン・ルポーヴル:サイクロジェネシス〜フルート、トランペット、声のための
(5)クルターグ:ペーテル・ボルネミサの言葉〜トランペット、コントラバス、鍵盤楽器のための
ノエ・ニ ル ニ(Tp)
シャルベル・シャルベル(Vc)(2) 、
ロリアーヌ・モードリ(Cl)(1) 、
ヴィオラ・パソ(P)(5) 、
マリー・ランヴィエ(声 )(4) 、
アガ・ラトヴォ(鍵盤楽器)(5)、
リラ・レグラ(コンドラバス)(5)、
ウェンディ・ヴォ・コン・トリ(Fl)(1)
トランペット界に注目の新星が現れました。パリ音楽院とハンス・アイスラー音楽大学で学んだノエ・ニルニ。バーゼル・シンフォニエッタの奏者を務めるかたわら、 様々な楽器とのコラボを追求するなど活動が注目されています。
このアルバムも彼のこだわりがこもったもので、木管楽器や弦楽器、声楽のほか電子音響との共演も果たしています。本人も通常のトランペットのほか、ベルが ふたつ付いたダブルトランペット演奏も披露。輝かしい音色と驚きのテクニックで、今後スターになること間違いなしの逸材と申せましょう。 (Ki)

カメラータ
CMCD-28389(1CD)
税込定価
2023年12月25日発売
マルセル・モイーズへのオマージュ
〜フルーティストの黄金時代/伊藤公一&水野久美

J=L.テュルー:グラン・ソロ 第13番作品96
M=A.ライヒェルト:ファンタジー・メランコリック 作品1
タファネル:「魔弾の射手」による幻想曲
F.ドップラー:ハンガリー田園幻想曲
P.ゴーベール:ファンタジー
G.ユー:ファンタジー
A.ウッダール:セレナード
A.ブリュノー:ロマンス
C.ベンソン:ソング・フォー・ウィッブ
伊藤公一(Fl)、水野久美(P)

録音:2023年4月/三重
 京都市SOで30余年、首席奏者として活躍し、ソロや室内楽でも 数々の名演を繰り広げるフルーティスト、伊藤公一。  フレンチスクールを継承する名手の待望のアルバムは、マルセル・モ イーズに捧げる珠玉の作品集となりました。  演奏活動60年を超え、今なお進化し続ける伊藤公一の80歳の記録でも あります。  フルート音楽ファン必聴の1枚です。(カメラータ)

MDG
MDG-94822976(1SACD)
カール・アマント・マンゴルト(1813-1889):室内楽作品集
七重奏曲 ヘ長調(クラリネット、ホルン、ファゴット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)
セレナーデ 変ロ長調(フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット)
四重奏曲 ニ短調(Vn、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)
ベロリーナ・アンサンブル

録音:2013年12月(七重奏)、2020年6月(セレナーデ)、2023年4月(四重奏)
卓越した名手が集まるベロリーナ・アンサンブルによる19世紀半ばに活躍した知られざる作曲家カール・アマント・マンゴルトの室内楽作品集。 マンゴルトは、数世紀にわたりダルムシュタットの宮廷に仕えた家系に生まれます。1830年17歳の若さでヴァイオリン奏者としてダルムシュタット宮廷楽団に入 団。その後1836年から3年間パリに留学。そこで作曲、ヴァイオリンをアンリ・モンタン・ベルトン、ジギスムント・リッター・フォン・ノイコムに学びます。またベ ルリオーズ、ショパン、リストなど当時パリで活躍していた音楽家たちと交流を持ち、シューマンが創刊した雑誌『新音楽時報』に、パリ留学についてのレポートが 定期的に掲載されるなど、多方面で活躍していました。 マンゴルトは、オペラ、オラトリオ、歌曲、協奏曲、交響曲、オルガン作品など幅広いジャンルの作品を数多く残しています。その中でも室内楽作品は、親しい友人や 同僚のために書かれており、例えば四重奏曲で第2ヴァイオリンのかわりにコントラバスを採用するなどそれはユニークな楽器編成にあらわれています。 (Ki)

MIRARE
MIR-682(1CD)
グリーグ:弦楽四重奏曲 第1番 ト短調 op.27(1878年)
スメタナ:弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調 「わが生涯より」(1876年)
モディリアーニSQ【アモリ・コエイトー(Vn):1773年ジョヴァンニ・バッティスタ・グアダニーニ、ロイック・リョー(Vn):1734年製ガリアーノ 、ローラン・マルフェング(Va):1660年製ルイジ・マリアーニ 、フランソワ・キエフェル(Vc):1706年ゴフリラー「ヴァールブルク」】

録音:2022年12月6-9日、シューベルティアーデ、オーストリア
2003年に結成されたモディリーアニSQ。若々しいSQとしてスタートしましたが早くも活動20年を迎え、その演奏はフレッシュさとみ ずみずしさを保ったまま、深みと凄みを増した表現で世界から極めて高く評価されています。
今回彼らが取り上げたのはグリーグとスメタナ。海を隔て、国民性も異なる2人は、お互いを知りませんでしたが、ほぼ同時期に書かれた彼らの四重奏曲は、 作曲者自身の苦しい境遇の中で書かれたという点で共通しています。グリーグは、ピアノ協奏曲で賞賛され、ペール・ギュントで成功を収めた後、33歳でト短 調の四重奏曲に着手しました。グリーグは娘と両親の死、そして崩壊寸前の結婚生活という苦悩に満ちた自身の境遇を、四重奏という編成に、自身の歌曲「吟 遊詩人の歌」(op.25-1)の旋律をメインの素材に用いながら、この上ない高貴さもって打ち明けています。30分超の大作です。一方のスメタナも、チェコ音 楽の父として崇められながらも、50代で全聾になってしまい指揮者としてのキャリアを去ることを余儀なくされ、ボヘミア中部の村に隠棲し苦悩と貧困の生活を 送っていました。1876年12月29日に「わが生涯」と題して発表された本作にはそうしたスメタナの様々な思いが反映されているようです。モディリアー ニの面々が、16本の弦がひとつの楽器であるかのような一体感と、時にオーケストラのような熱と迫力あるサウンドで、これらふたつの劇的な作品を感動的に 響かせています。 (Ki)

La Dolce Volta
LDV-122(1CD)
ショーソン(1855-1899):ピアノ三重奏曲 ト短調 op.3
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調 M67
トリオ・メトラル〔ヴィクトル・メトラル(P)、ナタン・ミエルドル(Vn)、ロール=エレーヌ・ミシェル(Vc)〕

録音:2023年2月20-23日、メス・アルスナル・ホール
2017年ハイドン室内楽コンクールで第1位/聴衆賞/ハイドンの三重奏曲ベスト・パフォーマンス賞を受賞したトリオ・メトラルによる新譜の登場。 メトラル家の兄・弟・妹によって結成されましたが現在はヴァイオリンとチェロに新メンバーを迎えての編成となっております。名曲のショーソンとラヴェルの三重 奏というプログラムです。
ショーソンのピアノ三重奏曲は1881年、ショーソンが26歳でローマ大賞に落選したばかりの頃の作品。抒情的な高揚に満ち、ロマン主義末期の陰影を帯びた 名曲です。そしてラヴェルの生涯唯一のピアノ三重奏曲(1914年完成)は、第一次世界大戦勃発直後で、ラヴェルはこれがもしかしたら自分の白鳥の歌になるか もしれないと思いながら書いたかもしれません。高度な技術を要求するピアノ書法に始まり管弦楽的な響きと厚みに満ちた作品。トリオ・メトラルが、エネルギーと たっぷりの抒情で響かせています。 (Ki)

Pentatone
PTC-5187109(1CD)
『撥弦楽器のバッハU』
(1)トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
(2)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003
(3)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV1006よりT.「前奏曲」
(4)前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV998よりT.「前奏曲」、V.「アレグロ」
(5)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 Op.27-2よりT.「妄執」
※すべてアロン・サリエル編曲
アロン・サリエル((1)(3) - (5)マンドリン 、(2)トスカーナ・マンドリン)
(4)フランチェスカ・ベネッティ(テオルボ)

録音:(1)-(3)(5)2020年8月ステファンスティフト教会、ハノーファー(ドイツ)、
(4)2021年7月ホーラ音楽スタジオ、カリメーラ、レッチェ県(イタリア)
イスラエル生まれのマンドリン奏者アロン・サリエルによる『撥弦楽器のバッハ』第2弾の登場!第1弾(PTC-5186985)は無伴奏チェロ組曲を様々な撥弦 楽器で演奏しましたが、第2弾ではリュート、オルガン、ヴァイオリンのための作品を2種類のマンドリンで演奏しています。全曲サリエル自らが編曲を手掛け、マン ドリンの響きを最大限に生かした解釈でバッハの有名な作品に新たな命を吹き込んでいます。
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565は持続音で演奏されるオルガンとは全く異なる、重音の減衰の美を堪能することができる名編曲。マンドリンでの演奏で は瞑想的ともいえる響きが生まれています。
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003は驚くほどマンドリンに適していることがわかり、リュート組曲 BWV998、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 BWV1006からの抜粋では、新鮮な色彩感で奏でており、オリジナルとはまた違う魅力に溢れております。
最後に収録したイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番の第1楽章「妄執」は今やヴィルトオーゾ・ヴァイオリニストの定番の無伴奏ヴァイオリン作品。バッハ のパルティータ第3番の前奏曲からの断片的な引用と、グレゴリオ聖歌「怒りの日」が循環主題として交互にあらわれます。サリエルの驚くべき技巧と豊かな解釈 で聴くマンドリン演奏のイザイにも要注目!このアルバムを締めくくるにふさわしい選曲といえましょう。

Paraty
PTY-7231138(1CD)
ハイドン:十字架上のキリスト最後の7つの言葉(声楽と弦楽四重奏版) ブノワ・アレ(指)
ラ・シャペル・レナーヌ【エレーヌ・ワルテル(S)、サロメ・アレ(Ms)、ブノワ・アレ(T)、ピエール=イヴ・クラ(Bs-Br)】
1781四重奏団【ギヨーム・ユムブレシュト、依田幸司(Vn)、サトリョ・アリョビモ・ユドマルトノ(Va)、ジェローム・ヴィダレル(Vc)】

録音:2022年4月20-22日/聖ジャン・バティスト教会(サン=ジャン=サヴェルヌ)
ハイドンの「十字架上のキリスト最後の7つの言葉」は、まず1786年にオーケストラ版が作られ、翌年出版社の依頼で弦楽四重奏版とピアノ独奏版へ編曲され ました。その後1796年にドイツ語の歌詞が付けられオラトリオとなりました。このうち弦楽四重奏版は重要なレパートリーとなっていますが、管楽器の役割が省略 されている感は否めません。
今回、ラ・シャペル・レナーヌと1781四重奏団のメンバー8名が四重唱と弦楽四重奏のための新しい版を試みています。原曲の管楽パートの問題や合唱ぬき のため、8名の音楽家は細部まで注意を払い、悲劇的なメッセージ性の一方透明性を引き出すことに熱意を込めていて感動的。
ラ・シャペル・レナーヌはメンバーのテノール歌手ブノワ・アレが創立したアンサンブル。1781四重奏団は2019年デビューのフレッシュな団体。ハイドンが旺 盛な弦楽四重奏創作を始めた年を名に冠し、古典派作品を中心にしています。第2ヴァイオリンが日本の依田幸司なのも注目です。 (Ki)

BRAVO RECORDS
BRAVO-10013(1CD)
税込定価
シャコンヌ&ロマンス
バッハ:シャコンヌ〜無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より
ベートーヴェン:ロマンス第2番へ長調
ヴィターリ(シャリリエ編):シャコンヌ ト短調*
ショスタコーヴィチ(コンスタンティン・フォルトゥナトフ編):ロマンス (映画「馬あぶ」より)*
木凜々子(Vn)、三又瑛子(P)

録音:2022年1月17〜19日J:COM 浦安音楽ホール
*=「リリコ・カンタービレ」 (BRAVO-10007)より
2022年5月のリリース以来、ベストセラー・アルバムとして高い人気を誇るCD「リリコ・カンタービレ」。その録音セッションと同じ日程で、バッハの「シャ コンヌ」と、ベートーヴェンの「ロマンス第2番 へ長調」がレコーディングされていました。
収録時間の関係で「リリコ・カンタービレ」に入れることができなかったこれら2つの作品に、「リリコ・カンタービレ」からの2曲を加え、4曲入りミニCD として新たにリリースしたします。
名器 ストラディヴァリウス“Lord Borwick" (1702)による清澄な響きと、木凜々子の卓抜なテクニック、豊かな歌心がマッチして、まさに新しい時代の バッハ「シャコンヌ」が登場しました。
レコーディング・エンジニアは、音の名匠・深田晃。あくまでもナチュラルな音響空間の表現と、演奏家の魂に肉迫するような音作りは、録音芸術の粋を堪能 させてくれます。
フルカラー、12ページの解説書は、木凜々子自身による解説が掲載されています、 (Ki)

Virtus Classics
VTS-22(1CD)
税込定価
ザ・マティーカ・トリオ〜ウィーンの夜曲
ヴェンツェル・トマス・マティーカ (1773-1830):ノットゥルノ ト長調 Op.21
ベートーヴェン:セレナーデ ニ長調 Op.8(マティーカ編)
瀬尾 和紀 (Fl)
小峰 航一 (Va)
松尾 俊介 (G)

録音:2021年
近年、活動の幅を広げる瀬尾和紀が、10代の頃から魅了されていたというチェコの作曲家マティーカにまつわる2つの作品を取り上げたアルバム。ややもす れば歴史の流れの中に埋もれてしまいがちな「ニッチな作曲家」の作品を、彼は仲間たちとともに、実に楽し気に演奏し、その真価を聞き手に問いかけます。 同時収録のベートーヴェンのセレナーデは、こちらもマティーカによるフルート、ヴィオラ、ギターのための編曲版による演奏。すぐれたギタリストだったというマ ティーカの面目躍如たるアレンジが聴きどころです。

Willowhayne Records
WHR-070(1CD)
ヴァイオリンとピアノのための作品集
バークリー:(1903-1989):ヴァイオリン・ソナチネ Op.17
 ヴァイオリン・ソナタ 第1番
 エレジーとトッカータ
リリ・ブーランジェ:春の朝に
 夜想曲/行列
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP119
プーランク(ハイフェッツ編):3つの無窮動 FP14より、I、III
プーランク(ハイフェッツ編):プレスト 変ロ長調 FP70
エマニュエル・バック(Vn)、
ジェニー・スターン(P)

録音:2021年4月9-11日 ターナー・シムズ・コンサートホール、サウサンプトン大学、UK
英国の作曲家レノックス・バークリー(は、国内で学んだ後にフランスに渡りナディア・ブーランジェの教えを受け、プーラン クほか当地の作曲家たちと広く交流を持ちました。英国音楽特有の清涼感と伸びやかさの中に、フランスのウィットが 感じられる魅力的な作品を残しています。リリ・ブーランジェとプーランクによる作品も収録し、その影響を探る1枚。
Willowhayne Recordss
WHR-078(1CD)
サクソフォンとピアノのための作品集
レナード・マーク・ルイス(1973-):As in Stained Light
リチャード・ロドニー・ベネット(1936-2012):シャーリー・ホーンの思い出によるバラッド
アンディ・スコット(1966-):And Everything is Still
エドワード=リス・ハリー(1973-):The Ballad of Lady Barham …世界初録音
エイドリアン・アルバート(1941-):詩曲
ウォーレン・ベンソン(1924-):Aeolian Song
デイヴィッド・マスランカ(1943-2017):II. Slow 〜アルト・サクソフォン・ソナタ
ケイティ・アボット(1971-):秋の歌
マックス・ゴールドバーグ(Sax)
アナベル・スウェイト(P)

録音:2022年2月14-16日セント・ジョージズ・ヘッドストーン、 ハーロウ、UK
王立ウェールズ音楽演劇大学で学んだサクソフォン奏者マックス・ゴールドバーグによる、同時代のサクソフォン作品 集。いずれの作品もメロディアスで、サクソフォンの持つリリカルな魅力を味わうことが出来ます。

Laplace Records
LPDCD-109(1CD)
税込定価
フレンチ・コンポーザーズ
フォーレ:ファンタジーOp.79
ピエール・カミュ(1885-1948):シャンソンとバディネリ
アンドレ・カプレ:夢と小さなワルツ
イベール:戯れ
ジョルジュ・ユー(1858-1948):ファンタジー
ポール・タファネル:アンダンテ・パストラーレとスケル
ツェッティーノ
ゴーベール:ノクターンとアレグロ・スケルツァンド
フィリップ・ゴーベール:ファンタジー
エネスコ:カンタービレとプレスト
シャミナード(1857-1944):コンチェルティーノOp.107
上野星矢(Fl)、岡田奏(P)

録音:2022年6月27-28日 
フランスの色彩溢れるフルートの名曲集。パリ国立音楽院の卒業 試験の課題作を中心に、プロ・アマチュア問わず、フルーティスト達 がコンサートや学習用に演奏する曲目を収録しています。上野星矢 がフルートを愛する人すべてに捧げた、フルート演奏のバイブルとして も長く聴かれ続けるであろう渾身作。
Laplace Records
LPDCD-115(1CD)
税込定価
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP119
 愛の小径 (Vnとピアノ編)
 エディット・ピアフを讃えて (Vnとピアノ編)
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 作品105
 トロイメライ (Vnとピアノ編)
桜井大士(Vn)、正田彩音(P)

録音:2023年5月17-18日 三重県総合文化センター
内戦で銃殺されたスペインの詩人ロルカを偲ぶプーランクの傑作ヴァイオリ ンソナタ、映画を見ているかのように描かれるグロテスクな鮮烈さ。精神を 蝕まれる直前の絶頂期に書かれたシューマンのソナタ第1番。ほか、プーラ ンクとシューマンの小品を収録。 桜井大士(Vn) ヴィヴァルディ「四季」全曲演奏会、バッハ「無伴奏ソナタ&パルティー タ」全曲一夜演奏会(いずれもCD既発)など、ソロを中心に室内楽やオー ケストラのコンサートマスターなども手掛ける。桜井名義のCDリリースは今 回で5枚目。 天才的な歌心と強力なグルーヴ感を持ち味とし、織田哲郎をはじめ他 ジャンルのアーティストからの評価も非常に高い。またピアソラを専門に奏す る超絶技巧集団“El Cielo2020”を結成し腕を振う。このエルシエロでも 2枚のCDをリリースしており、タンゴのみならずクラシックの概念を揺さぶる 演奏が収録された必聴盤となっています。

Ars Produktion
ARS-38631(1CD)
ツェルニー:4台のピアノのための協奏的四重奏曲集
ツェルニー:協奏的四重奏曲第1番Op.230
協奏的四重奏曲第2番 Op.816
バイノフ・ピアノ・アンサンブル

録音:1993年5月(ベルリン、ドイツ)
ベートーヴェンの弟子で、後にリストの師となったカール・ツェルニーはピアノ練習曲で有名ですが、ツェルニーの作品の半分以上を占めるのは、編曲作品です。このアルバムに収録された2つの協奏的四重奏曲も、ベッリーニやパガニーニ、ロッシーニ、モーツァルト、ドニゼッティなどの錚々たる作曲家たちの作品の編曲で構成されています。
1958年にブルガリアで生まれたピアニスト、トミスラフ・バイノフは、1989年にバイノフ・ピアノ・アンサンブルを立ち上げました。このアンサンブルは、複数台のピアノのための珍しい作品を取り上げており、このツェルニーの作品も1993年に世界初録音で収録され、発売されました(FCD368331)。そして今回、30年の時を経て待望の再発となります。
Ars Produktion
ARS-38359(1SACD)
おお、人間よ! 心せよ!〜 トランペットとオルガンのための作品集
1. ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121 より ああ死よ、お前を思い出すのは何とつらいことか
2. ジグモンド・サットマーリ(b.1939):トランペットとオルガンのため...追悼...
3. マーラー:交響曲第3番ニ短調より 「おお、人間よ! 心せよ!」
4. ルカ・ロンバルディ(b.1945):トランペットとオルガンのためのギルグル(輪廻)
5. ブルッフ:コル・二ドライ Op.47
6. ヤン・ミュラー=ヴィーラント(b.1966):2本のトランペットとオルガンのための教会音楽
ノルベルト・リンケ:フルート、トランペットとオルガンのためのサンタ・テレサ
オトフリート・ビュージング(b.1955):リコーダーとオルガンのためのヘブライ語の歌にちなんだ4つのエピグラム「 Hevenu shalom areichem」※世界初録音
ラインホルト・フリードリヒ(Tp)、
セバスティアン・キュヒラー=ブレッシング(Org)、
アンドレ・ショッホ(トランペット/tr.3, 6)、
クリスティーナ・ショッホ(リコーダー/tr.7, 8-11)

録音:2022年10月16日-21日、エッセン大聖堂(ドイツ)
1983年に24歳でフランクフルトRSO(hrSO)の首席奏者に就任し、1986年のARDミュンヘン国際音楽コンクールで優勝。クラウディオ・アバドからの厚い信頼を受け、2003年からはヨーロッパのオールスター・オーケストラであるルツェルン祝祭Oでも首席奏者、そして、ブラス・アンサンブルの芸術監督も兼務しているドイツのトランペット界におけるレジェンド、ラインホルト・フリードリヒ。
本アルバムでは、ブラームスが晩年に残したバスとピアノのための連作歌曲集 「4つの厳粛な歌」 からの抜粋、リゲティから高く評価されているハンガリーの作曲家、オルガン奏者のサットマーリがベルリンのホロコースト記念碑について書き下ろした 「...追悼...」、アルバムのタイトルでもある、マーラーの交響曲第3番から 「おお、人間よ! 心せよ!」 まで、エッセン大聖堂のオルガニスト、セバスティアン・キュッヒラー=ブレッシングとの共演で、第三帝国の恐怖への反動として書かれた現代作品とロマン派作品の編曲を対話させています。クリスティーナ・ショッホ(リコーダー)と、愛弟子のアンドレ・ショッホ(ベルリン・フィルのトランペット奏者)の姉弟も録音に参加しており、両者とのデュオも注目ポイントの一つです。

Da Vinci Classics
C-00809(1CD)
アブソリュートリー・エンニオ・モリコーネ Vol.2
モリコーネ:ピアノのための「ニュー・シネマ・パラダイス」
 フルートとピアノのための「ある夕食のテーブル」、
 ピアノのための「Rag in frantumi」、
 フルートとピアノのための「バグジー」、
 チェロとピアノのための「レオーネ組曲」、
 フルートと磁気テープのためのカデンツァ、
 ピアノのための「4つのカンツォーネ」
ルカ・ピンチーニ:チェロのための「Fragmenta of Mission」
モリコーネ
:チェロとピアノのための「ロマンツァ」(Les Voreurus de la nuitより)
ルカ・ピンチーニ(Vc)、
ギルダ・ブッタ(P)、
パオロ・ザンピーニ(Fl)

録音:2023年9月、ローマ(イタリア)
20世紀最高のメロディ・メーカーの1人であり、同時にイタリアを代表する映画音楽界の巨匠でもあったエンニオ・モリコーネ(1928-2020)。世紀の巨匠がチェロ、フルート、そしてチェロのソロ、アンサンブルのために作曲、編曲した珠玉の名曲を集めたイタリアのレーベルならではのプロジェクトの第2弾!モリコーネがその晩年に仕事を共にした実力者たち、チェロのピンチーニ、ピアノのブッタ、フルートのザンピーニが名旋律をソロ、アンサンブルで奏でています。第2弾となった今作では代表作である「ニュー・シネマ・パラダイス」を始めとして、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』で知られる名監督セルジオ・レオーネの作品を組曲にした「レオーネ組曲」などを収録しています。
Da Vinci Classics
C-00817(1CD)
フンメル:フルートとピアノのための作品集 Vol.1
フルート・ソナタ ニ長調 Op.50
フルート・ソナタ イ長調 Op.64
フルート・ソナタ ト長調 Op.2a-2
華麗なロンド ト長調 Op.126
歌劇「ギース家のマティルド」よりロマンツァ&三重唱(2本のフルートとピアノ版)
エドゥアルド・サンチェス(Fl)、
エンリケ・バガリア(P)

録音:2023年4月14日-16日(スペイン)
モーツァルト家に住み込みで弟子入りし、ハイドンやサリエリからも薫陶をうけ、ベートーヴェンとも親交を深めたというフンメルのフルートとピアノのための作品集の第1弾!フンメルは多作な作曲家でほぼすべてのジャンルに作品がありその数は300以上ともいわれています。その中で室内楽の作品は10パーセント強にすぎませんが、多彩な楽器の作品にあふれています。このアルバムに収められたフルートとピアノのための作品も充実したものが多く残されており、例えば「Op.2a-2」は12歳から13歳頃に書かれた作品ですが、モーツァルトの影響も感じられ幼い頃から神童と言われていたことが納得できる内容となっています。
Da Vinci Classics
C-00819(1CD)
フルートとピアノのためのフランス作品集
ウィドール:フルートとピアノのための組曲 Op.34
プーランク:フルート・ソナタ/ヨハネス・ドンジョン:エレジー
ジュール・ムーケ:フルート・ソナタ「パンの笛」Op.15
フォーレ:コンクール用小品
リタ・ダルカンジェロ(Fl)、
ジュリアーノ・マッツォカンテ(P)

録音:2021年7月
かつて兵庫県立芸術文化センターOの首席フルート奏者を務めた経歴を持つイタリアの女流奏者リタ・ダルカンジェロによるフランス作品集。イギリスやミラノ、マンハイムで研鑽を積み、巨匠ジェームズ・ゴールウェイに師事した才女です。
Da Vinci Classics
C-00820(1CD)
影と光
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.80ヘ短調
アントニー・ジラール:ヴァイオリン・ソナタ「ビハインド・ザ・ライト」
タチアナ・メスニアンキーヌ(Vn)、
ダニエル・ギャルディオル(P)
戦争によって抑圧されたプロコフィエフによって書かれた「ヴァイオリン・ソナタ第1番」は歴史の影の部分を投影しています。この戦争と弾圧によって友人を失ったプロコフィエフの絶望や悲しみも反映されているといえるでしょう。その一方でアントニー・ジラールは今世紀を明るくしたいという願いが込められた作品となっており、影と光の両面をこのアルバムでは描いています。
Da Vinci Classics
C-00816(1CD)
妖精の園〜フルート、ファゴット、ハープによるフランス作品集
ドビュッシー(ジャン=ミシェル・ダマーズ編):ベルガマスク組曲
マルセル・トゥルニエ(1879-1951):おとぎの国〜前奏と舞曲(ハープのための)
ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928-2013):トリオ
ラヴェル(マッシモ・マッツァ編):マ・メール・ロワ
アリオーソ・フリオーソ・トリオ〔アントニオ・ヴィヴィアン(Fl)、フランチェスコ・フォントラン(Fg)、フランチェスカ・ティラーレ(Hp)〕

録音:2023年7月、アーバン・レコーディング・スタジオ(トリエステ、イタリア)
アリオーソ・フリオーソ・トリオは、フルート、ファゴット、ハープという珍しい編成のアンサンブルです。イタリアの数々の音楽祭に招かれ、前作「森の中の泉へ」(C00472)はメディアから高い評価を得ています。
ラヴェル作曲の「マ・メール・ロワ」の終曲「妖精の園」がタイトルに掲げられたこのアルバムには、ハープの音色が想像させる、神秘的な世界をあらわす作品が集められています。
Da Vinci Classics
C-00814(1CD)
アラディーノ・ディ・マルティーノ:おとぎ話〜弦楽とピアノのための室内楽作品集
アラディーノ・ディ・マルティーノ(1908-1989):おとぎ話(Vcとピアノのための)*
チェロ・ソナタ*
序奏とバーレスク(Vnとピアノのための)
ピアノ三重奏曲 ト長調*
フランチェスコ・ペヴェリーニ(Vn)、
フランチェスコ・マストロマッテオ(Vc)、
ステファーニア・アルジェンティエーリ(P)

録音:2022年7月(ルチェーラ、イタリア)
*世界初録音
イタリアの作曲家、アラディーノ・ディ・マルティーノは、ナポリ音楽院でチレアに学びました。2度の世界大戦の中を生き抜いたディ・マルティーノは、さまざまなジャンルの作品を残しながらも、同時代の多くの作曲家同様、長きに渡って見過ごされてきました。このアルバムの大部分は世界初録音となっています。
Da Vinci Classics
C-00813(1CD)
バード・スピリット・ドリーミング〜ソプラノ・サクソフォンとピアノのためのオーストラリア作品集
ピーター・スカルソープ:ロックプール・ドリーミング
ロス・エドワーズ:バード・スピリット・ドリーミング
ブレントン・ブロードストック:あなたの輝く涙に触れた
マシュー・ヒンドソン:ナイト・ピース
ライル・チャン:香る萼
ブロードストック:アン・エンドレス・リップルU
マシュー・オルロヴィッチ:クラウド・ナイン
HDデュオ〔マイケル・デューク(ソプラノ・サクソフォン)、デヴィッド・ホーウィー(P)〕、
エフゲニー・ソルキン(Vn)、
ジュリアン・スマイルズ(Vc)、
ケヴィン・マン(打楽器)

録音:2022年8月20日-21日&9月18日
オーストラリアの作曲家によるソプラノ・サクソフォンとピアノのための作品を集めたアルバム。ロス・エドワーズ、マシュー・ヒンドソン、ブレントン・ブロードストックの作品はもともとオーボエのために作曲されたものを作曲家自身が編曲し、収録しています。また、ライル・チャンとマシュー・オルロヴィッチの作品は、このアルバムのために特別に委嘱されています。

フォンテック
FOCD-9887(1CD)
税込定価
2023年12月6日発売
第8回仙台国際音楽コンクール ヴァイオリン部門優勝
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K305
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP119
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第5番ト長調 op.27-5
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.18
中野りな(Vn)、小井土文哉(P)

録音:2023年6月20?21日日立システムズホール仙台 コンサートホール
仙台国際音楽コンクールは、仙台市が2001年に創設し、3 年毎に行うコンクールです。協奏曲を課題曲の中心に据えるという特色を持ち、公正で信頼性の高い運営と市民の温かいホスピ タリティに支えられたコンクールとの評価を得ており、2005 年から国際音楽コンクール世界 連盟に加盟しています。 第8回コンクール ヴァイオリン部門は、2023 年5月21日から6月4日にかけて開催され ました。135 名の申込者の中から、予備審査を通過した37 名の才能溢れる若き音楽家たちが 世界各地から仙台に集結し、熱演を繰り広げました。 優勝者への副賞としてCD 録音が定められており、当該レコーディングはコンクール終了から 約1年を経ておこなわれ、既に数多くのコンサートに出演する、中野りなの<現在>を伝える ものです。
■中野 りな
2004年生まれ、東京都出身。3歳よりヴァイオリンを始め、桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室にて森川ちひろに学ぶ。2015 年 よりザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミーにてポール・ロチェックの指導を受ける。 2023年4月より桐朋学園大学「ソリスト・ディプロマ・コース」及び、9 月からはウィーン市立芸術大学にも在 学。現在、辰巳明子、カルヴァイ・ダリボルに師事し研鑽を積む。ローム ミュージック ファンデーション2023年度奨学生。 2014年、第68回全日本学生音楽コンクール東京大会(小学校の部)優勝、及び津田梅子記念音楽賞受賞。2015 年若いヴァイオリニストのためのアルテユール・グリュミオー国際コンクール(ベルギー)カテゴリーA 第1位・ グランプリ。2018年第72回全日本学生音楽コンクール(中学校の部)優勝。2019 年第3回若い音楽家のた めのモーツァルトコンクール(中国・珠海)優勝。2020 年第7回アリオン桐朋音楽賞受賞。2021年第90 回日本音楽コンクール優勝。併せて岩谷賞、レウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞、増沢賞を受賞。 2022年第8回仙台国際音楽コンクールにおいて、史上最年少の17 歳で優勝、及び聴衆賞を受賞し大きな注目を 浴びる。 これまで、東京フィルハーモニーSO、東京SO、セントラル愛知SO、名古屋フィルハーモニー交 響楽団、仙台PO、ザルツブルク・チェンバー・ソロイスツ等と共演し、好評を得ています。 使用楽器:一般財団法人ITOH より貸与されている1716 年製のアントニオ・ストラディバリウス。 (フォンテック)

CPO
CPO-555466(1CD)
NX-B02
パウル・ヴラニツキー(1756-1808):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 ト長調 Op.32No.4
弦楽四重奏曲 ト長調 Op.2No.2
弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.49
アルマヴィーヴァQ(古楽器使用)【Eva Borhi(Vn)、Peter Barczi(Vn)、Werner Saller(Va)、Melanie Beck(Vc)】

録音:2020年7月8-11日
モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキー。ハイドンの『天地創造』やベートーヴェンの交響曲第1番 を指揮するなど指揮者としても高く評価されました。また彼は1790年代後半のウィーンで最も重要な交響曲作 家とみなされていましたが、その死後に作品が演奏されることはほとんどありませんでした。近年再評価が進み、交 響曲や歌劇などの演奏が増えてきましたが、室内楽の取り組みは遅れており、その分未知の作品との出会いが 期待されています。このアルバムにはヴラニツキーの3つの弦楽四重奏曲を収録。作曲年代は異なりますが、どれ も古典的なスタイルによるバランスの良い音楽で、時には民謡の断片が登場するなど隅々まで工夫が凝らされて います。スイスのアルマヴィーヴァSQによる演奏は作品の魅力を引き立てています。

La Dolce Volta
LDV-111(2CD)
ベートーヴェン:チェロとピアノのためのソナタ&変奏曲全集
モーツァルトの「魔笛」から「娘っ子でも女房でも」の主題による12の変奏曲 作品66ヘ長調
チェロ・ソナタ 第1番ヘ長調 作品5-1
ヘンデルの「マカベウスのユダ」から「見よ、勇者は帰る」の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45
チェロ・ソナタ 第2番ト短調 作品5-2
チェロ・ソナタ 第3番イ長調 作品69
モーツァルトの「魔笛」から「恋を知る殿方には」の主題による7つの変奏曲 WoO.46変ホ長調
チェロ・ソナタ 第4番ハ長調 作品102-1
チェロ・ソナタ 第5番ニ長調 作品102-2
ゲイリー・ホフマン(Vc)、
ダヴィッド・セリグ(P)

録音:2021年12月26日-2022年1月3日/リエージュ・フィルハーモニー・ホール
15歳でウィグモア・ホールにデビューした名手ゲイリー・ホフマン(1956年、カナダ生まれ)。1986年に出会って以来、長年ベートーヴェンの作品を共演し 続けてきたピアニスト、ダヴィッド・セリグとのデュオによる全曲録音が登場しました。
ゲイリー・ホフマンは15歳でウィグモア・ホールにデビューし、鍵盤に向かって舞台上を歩くアルトゥール・ルービンシュタインがすでに音楽を感じさせたことに 衝撃を受けました。以来、音が生まれる前から存在し、音と音の間にある沈黙の間も音楽を生き、音楽と人生が不可分であるがゆえに、真の必要に迫られて音楽を 奏でている稀有な存在です。上野通明もその教えを受けています。ダヴィッド・セリグはオーストラリアに生まれ、1976年にパリにうつり、チッコリーニに師事。アー メリンクら著名な歌手の共演者としても活躍していました。ここでのセリグの演奏は、モーツァルトかと思うような清潔感ある澄み切った音色がとにかく際立ってい ます。ゲイリー・ホフマンは、ピアノ独奏の間も何か存在感を感じさせるような、不思議なオーラに満ちています。変奏曲での軽やかな表情から、ソナタでの深刻な 表情まで、どの瞬間もその弓が弦に触れた瞬間から放たれる豊かな香気におどろかされる演奏です。 (Ki)

SONARE
SONARE-1064(1CD)
税込定価
ヴォルフガング・ダヴィッド&梯剛之 / デュオ・リサイタル2022
(1)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.105
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
(3)シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番 ニ長調 D.384Op.137-1
(4)ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調 Op.100
ヴォルフガング・ダヴィッド(Vn)、
梯剛之(P)

ライヴ録音:2022年12月12日/東京文化会館(小ホール)
力的な活動を展開するピアニスト梯剛之とウィーンで共に学んだヴォルフガング・ダヴィッドによる奇跡のデュオ。2013年より行っている好評のリサイタル・ シリーズ。当ディスクには2022年のリサイタルからシューマンのヴァイオリン・ソナタ第1番、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第1番、シューベルトのヴァイ オリンとピアノのためのソナチネ第1番、そしてドヴォルザークのヴァイオリンとピアノのためのソナチネを収録しております!
このデュオを持ち味である、一音一音に敬愛を込めたエレガントな演奏は年々磨きがかかっており、当演奏では一層輝きを持った演奏を聴かせてくれます。阿吽 の呼吸から紡ぎだされる名演をお楽しみくさい!
「コロナ禍を挟んで3年ぶりに実現した、ダヴィッドと梯剛之渾身のデュオ。確かな演奏技術に支えられた豊かで深みのあるふたりの音色が協働した、躍動感あ ふれる音運びが聴き手に伝わってくる」(高松佑介 ライナーノートより)

H.M.F
HARMONIAMUNDI
HMM-902695(1CD)
シューマン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 op.47
ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44*
イザベル・ファウスト(Vn/1704年製ストラディヴァリウス”スリーピング・ビューティ”、クレモナ)
*アンネ・カタリーナ・シュライバー(Vn/作者不明、1700年頃、オランダ)
アントワン・タメスティ(ヴィオラ/1672年製ストラディヴァリウス、クレモナ)
ジャン=ギアン・ケラス(Vc/1696年製ジョフレド・カッパ、トリノ)
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ/1851年製プレイエル、パリ)

録音:2021年6月、トロッシンゲン、連邦アカデミー
世界最高峰のヴァイオリン奏者ファウスト、フライブルク・バロック・オーケスラの創設メンバーでもある名手シュライバー、ヴィオラ・スペースの音楽監督な ど日本にもゆかりの深い世界最高のヴィオラ奏者タメスティ、現代からマラン・マレ、どんなジャンルのものも神業の完成度と鋭さで弾いてしまうケラス、そし てスケールが大きく、種々の楽器を神業の完成度で弾き分けるメルニコフ、というメンバーです(シュライバーは五重奏に参加)。これ以上のメンバーはなかな かそろわないでしょう。
弦楽器ひとりひとりの歌がそれぞれ際立っていながらも見事に融和しております。そこを貫くように陰になり日向になりながら自在に歌い翔けるメルニコフの フォルテピアノが、全体をロマンティックの方向にリードしており、全体のバランスも極めてよい仕上がり。最高の形で実現した「名手たちによる室内楽」となっ ています。一音一音が過ぎていくのがもったいないような演奏となっております。 (Ki)
H.M.F
HMM-905370(1CD)
リゲティ:6つのバガテル(1953)〜木管五重奏のための 
室内協奏曲(1970) 
10の小品(1968) 〜木管五重奏のための
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
レ・シエクル

録音:2016年4月12-14日/メジャン礼拝堂(アルル)、シテ・ド・ラ・ミュジーク(パリ)(すべてライヴ)
毎回思いもよらぬ企画で、音楽ファンの度肝を抜く奇才指揮者フランソワ=グザヴィエ・ロト。2016年録音のリゲティが、harmoniamundiから再登場し ます(旧品番:ASM-26は廃盤となります)。1923年に生まれ、2006年に歿したリゲティは、2023年が生誕100年のまさに現代作曲家。それをピリ オド楽器集団のレ・シエクルで演奏するというのが常人には思いつかない発想です。 
収められた3篇のうち2つは木管五重奏のための室内楽曲。このジャンルで重要なレパートリーとなっていますが、ピリオド楽器による演奏はもちろん初めて。 レ・シエクルのメンバーであるマリオン・ラランクール(Fl)、エレーヌ・ムロ(Ob)、クリスティアン・ラボリ(Cl)、ミカエル・ロラン(バ ソン)、ピエール・ルジェリ(Hrn)の五重奏ですが、まず木管楽器の音色の違いに驚かされます。ことにバソンとホルンは、今や絶滅寸前の19世紀的な フレンチ・サウンドを聴かせ、同曲の印象ががらりと変わります。 
さらに興味津々なのが、ロトの指揮する「室内協奏曲」。13人の奏者のための作品で、各奏者の力量とアンサンブルの難しさで知られます。リゲティならで はの猟奇的な音楽が繰り広げますが、パステル画のような明るい音色でとっつきにくさや難解さは皆無。むしろあっと言う間の18分を味わえます。
これを聴かずにリゲティは語れません。ロトとレ・シエクルの企画力と実力の脱帽。目が離せません。 (Ki)

FIRST HAND RECORDS
FHR-137(1CD)
春のよそおい 〜16・17世紀室内楽の装飾技法
ピーテル・デ・フォイス(c.1580/81-1654):Je ne puis eviter
パレストリーナ(c.1525-1594)/ジョヴァンニ・バッサーノ(1558-1617)によるディミニューション:Vestiva i colli
パレストリーナ/ロレンツィーノ・デル・リュート(c.1552-1590)による装飾:Cosi le chiome mie
ジョン・ベネット(c.1575-1614)/ミリヤム=ルイーズ・ミュンツェル(b.1990)によるディミニューション:Venus’ Birds
ミヒャエル・プレトリウス/ミリヤム=ルイーズ・ミュンツェルによるディミニューション:Bransle de la Torche XV
ヤコブ・ファン・エイク(1590-1657):Slap o zoete slap
フィリップ・ヴェルドロ(1485-1552)/ミリヤム=ルイーズ・ミュンツェルによるディミニューション:Diminutions on O dolce nocte
オルランド・ディ・ラッソ(c.1530-1594)/作者不詳のインタブレーション:Susanne ung Jour
作者不詳/ヤコブ・ファン・エイクによるディミニューション:When Daphne from fair Phoebus did fly
パレストリーナ/ロレンツィーノ・デル・リュートによる装飾:Vestiva i colli
ピエール・フランシスク・カルーベル(1556-c.1611):Spagnolette
オルランド・ディ・ラッソ/ミリヤム=ルイーズ・ミュンツェルによるディミニューション:Susanne ung jour
ニコラ・マッテイス(1650-1714):前奏曲
チプリアーノ・デ・ローレ(c.1515-1565)/ミリヤム=ルイーズ・ミュンツェルによるディミニューション:Ancor che col partire
アントニー・ホルボーン(c.1545-1602)/ミリヤム=ルイーズ・ミュンツェルによるディミニューション:Paradizo
フレスコバルディ:Toccata Nona
ニコラ・マッテイス:Diverse bizarrie sopra la Vecchia Sarabanda o pur Ciaccona
ルクス・ムジケ・ロンドン [ミリヤム= ルイーズ・ミュンツェル(リコーダー)、アイリーン・ヘンリー(Hp)、トビー・カー(Lute)]

録音:2022年2月/ロンドン、ストラウド・グリーン、ホーリー・トリニティ教会
16-17世紀に流行した「ディミニューション」は音型をどんどん細かくしていく装飾的な変奏技法です。作品の響きを損なわずに技巧的に高まっていくこの技 法をテーマにした、リコーダー、ハープ、リュートという最小編成による親密なアルバム。当時に書かれたディミニューションのみならず、リコーダー奏者のミュンツェ ルが施したディミニューションも聴けます。
タイトルの「Vestiva」は収録されているパレストリーナの有名曲「Vestiva i colli」からとったもの。これは「野や丘が花に着飾られて、春の訪れが告げられる」 というような歌詞をもつ曲で、さまざまな装飾で音楽を色づけていくディミニューションの技法と響き合うイメージをもっています。 (Ki)

オクタヴィア
OVCX-00096
(1SACD+DVD)
税込定価

初回限定300枚・特典DVD付き
2023年11月22日発売
水野優也 IN CONCERT
【CD】
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
ブリテン:チェロ・ソナタ ハ調 作品65
ブラームス:チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 作品99
マルティヌー:ロッシーニの主題による変奏曲 H.290
【DVD】※初回限定パッケージのみ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007〜T Prelude
ブラームス:チェロ・ソナタ 第2番 より
第2楽章 Adagio affettuoso
特典映像
水野 優也(Vc)、吉見 友貴(P)

録音:2023年8月7-10日高崎芸術劇場
※初回完売後は新品番にてCD(Hybrid Disc)のみのパッケージで販売。
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多角 的に紹介する、大友直人が贈る高崎芸術劇場の「T-Shotシリー ズ」第十弾。第89回日本音楽コンクールチェロ部門第1位に輝き、 現在オーストリア国立ザルツブルク・モーツァルテウム大学で研 鑽を積む水野優也。落ち着いた佇まいから奏でられる奥行きのあ る音楽が魅力のチェリストのソロCD+DVD。 [発売元・(公財)高崎財団]

Da Vinci Classics
C-00792(1CD)
フェッローニ&エルネスト・ベリオ:オルガン作品全集
ヴィンチェンツォ・フェッローニ(1858-1934):コラールとフーガ、前奏曲第1番、前奏曲第2番、オッフェトリオ〜前奏曲とフーガ Op.26、エントラータ第1番、エントラータ第2番、エレヴァツィオーネ第1番、エレヴァツィオーネ第2番、エレヴァツィオーネ第3番、ヴェルセット第1番、ヴェルセット第2番、ヴェルセット第3番、ソルティータ、3つの宗教音楽集 Op.28、祈り Op.57(Vn、ハープとオルガンのための)、アヴェ・マリア(ソプラノ、チェロ、ハープとオルガンのための)
エルネスト・ベリオ(1883-1966):インテルメッツォ、前奏曲とフーガ(ヴィンチェンツォ・フェッローニのテーマによる)
アルベルト・バルベッタ(Org)、
ジミン・オウ(S)、
ジュリア・レットレ(Hp)、
アンナ・トラーパニ(Vc)、
サブリナ・ジャコメッリ(Vn)、
アルベルト・スパダロット(Br)

録音:2023年4月24日-25日
イタリアの2人の作曲家のオルガン作品を集めたアルバム。ヴィンチェンツォ・フェッローニは、パリ音楽院でマスネに作曲を学び、このアルバムに取り上げられているオルガン作品の他に、交響曲や室内楽、オペラ、声楽、ピアノ作品など、様々なジャンルの楽曲を生み出しました。
20世紀最高のイタリア人作曲家のひとり、ルチアーノ・ベリオは音楽一家に生まれ、祖父、父はともにオルガン奏者兼作曲家でした。このアルバムの終盤に収録されているのは、ルチアーノの父であるエルネスト・ベリオの作品です。
Da Vinci Classics
C-00804(1CD)
19世紀のフルートとハープのための幻想曲
アントン・ベルンハルト・フュルステナウ
(1792-1852):幻想曲 Op.67
チェーザレ・チャルディ(1818-1877):幻想曲「横笛吹き」
ヨーゼフ・ファーバッハ(1833-1894)&パリシュ・アルヴァーズ(1808-1849):ベッリーニの主題による幻想曲
ルイ・ドルーエ(1792-1873):幻想曲 Op.35-1
フランツ・ドップラー&アントニオ・ザマーラ(1829-1901):歌劇「カジルダ」の主題による幻想曲
エマ・ロンゴ(Fl)、
ヴァレンティーナ・ヴァッテローニ(Hp)

録音:2023年1月(イタリア、チーゴレ)
めったに演奏されることのない珠玉の楽曲で、フルートとハープという何世紀にもわたって聴衆を魅了し続けてきた2つの楽器の驚くべき多様性と表現力を紹介する1枚。奥深い芸術的表現と革新の時代であった19世紀の豊かな音楽風景を際立たせるためにプログラムは注意深くキュレーションされており、一般的に演奏されるレパートリーとは一線を画した、クラシック音楽愛好家にとって特別な存在にふさわしい作品が選ばれています。
Da Vinci Classics
C-00802(1CD)
偶然性の音楽 ローマ1955-2023
ジャンカルロ・スキアフィーニ:Rib trio(2023)〜フルート、ピアノと打楽器のための
フランコ・エヴァンジェリスティ:Proporzioni strutture(1958)〜無伴奏フルートのための
マルチェロ・パンニ:Seiner edlen Freundin(1985)〜ピアノのための
ジャチント・シェルシ:Hyxos(1955)〜フルートと打楽器のための
マルチェロ・パンニ:Dechiffrage(1968)〜フルート、キーボードと打楽器のためのバージョン
ドメニコ・グアッチェロ:Luz(Descrizione del corpoより)(1973)〜バスフルートのためのバージョン
フランコ・エヴァンジェリスティ:Proiezioni sonore(1955-56)〜ピアノのための
ジャチント・シェルシ:Mantram - canto anonimo(1987)〜バスフルートのためのバージョン
ヴァルテル・ブランキ:Looking South-West(2010)〜フルート、ピアノと打楽器のための
ジャチント・シェルシ:Krishna e Rada(1986)〜フルートとピアノのための
リブ・トリオ

録音:2023年7月(イタリア、ミラノ)
1955年から2023年の間にローマで書かれた、あるいは着想された偶然性の音楽を集めた1枚。登場する作曲家たちは、その世代の音楽界を代表する人物たちで、彼らの多くはダルムシュタット音楽祭への参加や、カールハインツ・シュトックハウゼンとの出会いや弟子入りなど、同じような遍歴を共有しています。現代音楽に対するイタリア的かつ国際的なアプローチの多様性と学際性を体現したアルバムといえるでしょう。
Da Vinci Classics
C-00796(1CD)
ピアノ五重奏曲集
ルイジ・ペッラキオ:ピアノ五重奏曲
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ピアノ五重奏曲 ヘ長調
デイヴィッド・コレヴァー(P)、
カルペ・ディエムSQ

録音:2022年5月30日-6月1日(コロラド、アメリカ)
ルイジ・ペッラキオもマリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコのどちらも20世紀初期のイタリアの器楽作品の発展に貢献した作曲家です。ペラッキオはトリノに生まれピアニストとして活躍し、作曲家としてはイタリアのピエモンテの音楽の影響を受けていました。カステルヌオーヴォ=テデスコはヴェネツィアに生まれましたが、ユダヤ人であったためアメリカに逃れ、ピアニストとしてだけでなく、ジョン・ウィリアムズやアンドレ・プレヴィンなどの作曲家の教師としても著名です。
このアルバムに収められているペッラキオの作品は、デイヴィッド・コレヴァーが自筆譜から監修し出版したものを使用しています。カステルヌオーヴォ=テデスコの作品は見事なオーケストレーションで色彩豊かなものに仕上がっています。
Da Vinci Classics
C-00797(1CD)
スカンジナビアン・ウッド
ニルス・ゲーゼ:幻想小曲 Op.43(ウィリアム・ハンセン編)
ヴィリアム・セイメル:組曲 Op.8
ヨハン・クヴァンダール:ファンタジア Op.32クラリネット版
エルランド・フォン・コック:モノローグ第3番
アルフレド・アンデシェン=ヴィンガル:演奏会用小品 Op.23(世界初録音
アウグスト・ヴィンディング:3つの幻想小曲 Op.19
チェン・フウ・ジエ(Cl)、
アルビン・アクセルソン(P)

録音:2023年4月10日&20日
村上春樹の『ノルウェーの森』に触発されて生まれたこのアルバムは、スカンジナビアの作曲家によるクラリネットの作品を取り上げています。ゲーゼは当時最も重要なデンマークの作曲家でその作品は北欧の色彩と表現を帯びたロマン派の素晴らしいものに仕上がっています。その他にも、現在では忘れられてしまいましたが、改めて評価されるに値する名曲の数々が収録されており「スカンジナビアの森」へ聴衆を誘います。

DUX
DUX-1967
モリト:室内楽作品集
スタニスワフ:モリト
(1947-2018):パストラーレ(弦楽四重奏曲のための)
小協奏曲(Pと弦楽アンサンブルのための)
弦楽四重奏曲「S?decki」
チャッコーナ(SQのための)
プリマ・ヴィスタSQ、他

録音:2023年2月13日-15日
2005年から2012年までフレデリック・ショパン音楽アカデミー(現フレデリック・ショパン音楽大学)の学長を務めたポーランド音楽界の重鎮、スタニスワフ:モリト(1947-2018)による室内楽作品集。作曲家としてだけでなく、オルガン奏者としても活躍しました。その作品は、素朴でありながらも弦楽の美しさを際立たせるものとなっています。

KAIROS
0022022KAI(1CD)
シャリーノ:瓦礫のある風景
サルヴァトーレ・シャリーノ
(b.1947):瓦礫のある風景(アンサンブルのための)(2022)
ガラスを通して聞こえる声(ヴォイスとアンサンブルのための)より「ヴェノーサ公爵のガリアルダ」(1999)
白の探求U(アンサンブルのための)(1986)
ジェズアルド・センツァ・パローレ(アンサンブルのための)(2013)
イカルス vs ムザーク〔ジョヴァンニ・マレッジーニ(Fl)、オルフェオ・マンフレディ(オーボエ、イングリッシュ・ホルン)、アルベルト・デラーザ(クラリネット、バス・クラリネット)、ジョルジョ・ジェンタ(G)、フランチェスコ・ペドラッツィーニ(パーカッション)、ディエゴ・ペトレッラ(P)、森明陽子(Vn)、ジャコモ・インヴェルニッツィ(Vn)、ルチアーノ・カヴァッリ(Va)、ヴィットーリオ・ベナーリャ(Va)、ルーカ・コラルド(Vc)、ウーゴ・ソト・メンドーサ(ダブル・ベース)〕、マルコ・アンジュス(指)、モニカ・バチェッリ(Ms)

録音:2020年11月13日(レッジョ・エミリア、イタリア)&2022年11月3日(ヴィリニュス、リトアニア)
シーメンス財団の支援を受けてアンサンブル「イカルス vs ムザーク」のために特別に委嘱された2022年の新作「瓦礫のある風景」を含む、現代の音楽界を代表するイタリアの巨匠、サルヴァトーレ・シャリーノ(b.1947)によるアンサンブルのための作品集。「ヴェノーサ公爵のガリアルダ」や「ジェズアルド・センツァ・パローレ」といったシャリーノが敬愛するカルロ・ジェズアルドにまつわる音楽などがあわせて収録されています。
イカルス vs ムザークは現代イタリアの音楽を続々と世に発信し続けているイカルス・アンサンブルによって2007年に設立された青少年アンサンブルであるイカルス・ジュニアの“成功体験の続編”という位置づけのアンサンブル。イタリア国内はもとよりフランス、クロアチア、エジプト、メキシコなど世界各国で演奏活動を行っています。

Paladino Music
PMR-0128(2CD)
ポッパー:チェロとピアノのためのトランスクリプション作品全集
【CD1】ワーグナー(ポッパー編):ロマンス
ヨハン・スヴェンセン(ポッパー編):ロマンス Op.26
フバイ(ポッパー編):協奏的小品 Op.20

音楽の真珠(ダーヴィト・ポッパーがチェロとピアノのために編曲し、コンサートで演奏した名曲)-第1番:君は安らぎ(シューベルト)、第2番:ニーナ(ペルゴレージ)、第3番:へ調のメロディー Op.3-1(ルービンシュタイン)、第4番:夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2(ショパン)、第5番:子供の情景より トロイメライ Op15-7(シューマン)、第6番:無言歌 Op.2-3(チャイコフスキー)、第7番:Op.31 より つぶやくそよ風 (アドルフ・イェンゼン)、第8番:夜想曲 Op.8-1(ユージーン・ヤンボル)、第9番:悲歌 Op.40-2(チャイコフスキー)、第10番:夕べの歌 Op.85-12(シューマン)、第11番:アヴェ・マリア Op.52-4(シューベルト)、第12番:メヌエット・パストラーレ(カルロ・アントニオ・カンピオーニ)、第13番:エア(パーセル)、第14番:カーロ・ミオ・ベン(ジョルダーニ)、第15番:アヴェ・マリア(ケルビーニ)、第16番:舟歌 Op.37-6(チャイコフスキー)、第17番:四季-12の性格的描写 より4月 「松雪草」 Op.37-4(チャイコフスキー)、第18番:四季-12の性格的描写 より10月 「秋の歌」 Op.37-11(チャイコフスキー)、第19番:ラルゴ(ヘンデル)、第20番:サラバンド(ヘンデル)、第21番:管弦楽組曲第3番ニ長調より アリア(バッハ)、第22番:アルバムの綴り Op.124-16(シューマン)、第23番:美しき水車小屋の娘(シューベルト)、第24番:挨拶を贈ろう(シューベルト)、第25番:万霊節の連祷(シューベルト)、第26番:音楽に寄せて(シューベルト)、第27番:歌の翼に(メンデルスゾーン)、第28番:旅の歌 Op.19-6(メンデルスゾーン)
シューベルト(ポッパー編):春の信仰 Op20-2、
 セレナード D.889
ポッパー:チェロとピアノのための2つのトランスクリプション集 Op.46-歌劇 「五月の夜」 より アルバムの綴り(リムスキー=コルサコフ)、トロイメライ Op.15-7(シューマン)
マルティン・ルンメル(Vc)、加藤麻理(P)

録音:2022年9月20日-21日&2023年7月、ヴァインベルク城(オーストリア、ケーファーマルクト)
20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの高弟であり、Paladinoのオーナーとしても大活躍しているオーストリアの名チェリスト、マルティン・ルンメル。教育者としても活動しつつ、ダーヴィト・ポッパーをはじめとするチェロのためのエチュードを多数出版・録音しており、チェロ学習者のみならず、一般のリスナーにもそれらの音楽的魅力を伝えています。特に史上最も優れたチェリストのひとりであったとされるダーヴィト・ポッパーの作品の約20年に渡る録音は、世界中で称賛されています。
本アルバムでは、オーケストラ作品、歌曲、オラトリオ、オペラのアリア、ピアノ作品、室内楽作品まで、ポッパーによってチェロとピアノのために編曲された幅広いジャンルの作品を集成。初期バロックからポッパーと同時代のワーグナーやチャイコフスキーまで、ポッパーがあらゆる時代の音楽を好奇心をもって吸収してきたことを示しています。

DREYER-GAIDO
CD-21145(1CD)
時の深みへ(ヴィオラとアコーディオンによる「美しき水車小屋の娘」ほか)
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」より 朝の挨拶、知りたがる男、さすらい、僕のもの、苛立ち、好きな色、小川への言葉、小川の子守歌
ビルケ・ベルテルスマイヤー(1981-):Steh auf、Fell、Jakob
ミヒャエル・デンホーフ(1955-):Strophe 20B、Strophe4C、Strophe45A
ヴォルフガング・リーム(1952-):Fetzen 4
細川俊夫(1955-):時の深みへ
アクセル・ポラート(Va)、
マルギット・カーン(アコーディオン)

録音:2022年5月、ドイツ放送カンマームジークザール(ドイツ、ケルン)
長年にわたって共演しレパートリーの拡大にも力を注いでいるヴィオラとアコーディオンのデュオが、シューベルトの「美しき水車小屋の娘」の編曲版や幅広い現代作品の演奏を通じ、時間の相対性について考察する1枚です。本作を聴くと、ヴィオラとアコーディオンの音色が意外なほどよく調和することに気づくことでしょう。彼らはCovid-19の影響後の文化に資金を提供するプログラムの一環として、2022年にMusikfondsから助成金を授与されています。

NovAntiqua Records
NA-90(1CD)
そよ風に吹かれて〜モーツァルト:室内楽作品集
モーツァルト:ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407/386C
オーボエ四重奏曲 K.370/368B
ファゴットと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調 K.292/196C(2本のファゴットと2本のバセットホルンによるセルジオ・アッツォリーニ編)
フルート四重奏曲 ニ長調 K.285
アンサンブル・ミッドヴェスト、
ニール・ペイジ(Hrn)
セルジオ・アッツォリーニ(Fg)
シャルロッテ・ノアホルト(Fl)

録音:2018年3月20日-22日(デンマーク)
イタリアのファゴット奏者セルジオ・アッツォリーニは、ハノーファー音楽大学在学中にヨーロッパ・ユース・オーケストラ首席奏者として演奏活動を開始し、世界で注目を浴び続けています。
斬新なアイデアで人々を魅了してきたアッツォリーニは、このアルバムでもその手腕を発揮。「ファゴットと通奏低音のためのソナタ」では、特殊な楽器編成と低音部を強調する演奏方法でアプローチするなど、ヨーロッパで最も著名なアンサンブルのひとつであるデンマークのアンサンベル・ミッドヴェストとともにモーツァルトの音楽に新しい風を吹かせています。
NovAntiqua Records
NA-83(1CD)
ロマンスとモルソ
ポーリーヌ・ヴィアルド
(1821-1910):6つの小品
リリ・ブーランジェ
:2つの小品
セバスティアーナ・イエルナ(b.1975):星降る道で*
エルフリーダ・アンドレー(1841-1929):2つのロマンス
シャミナード
(1857-1944):3つの小品
ノテローザ〔プリヤンカ・ラヴァネッリ(Vn)、
モニカ・マラネッリ(P)〕

録音:2022年8月(イタリア)
*世界初録音
ヴァイオリニストのプリヤンカ・ラヴァネッリとピアニストのモニカ・マラネッリによるデュエット、ノテローザのデビュー・アルバム。女性作曲家の再発見に力を注いでおり、このアルバムには19世紀から20世紀の5人の女性作曲家の作品が収録されています。

Melodiya x Obsession
SMELCO-1000927(1CD)
ミハイル・ロジュコフの芸術
ヴァシリー・アンドレーエフ(1861-1918):バラライカとピアノのための行進曲
カリンニコフ(1866-1901):悲歌
ウラディミール・ディテル(1907-1979):バラライカとギターのための変奏曲「行商人」
ヴィエニャフスキ
:マズルカ第2番
伝承曲:プレイ・マイ・バグパイプ
レオニード・マラシキン(1842-1902):私はあなたに会った
ヴァシリー・アンドレーエフ:バラライカとギターのための変奏曲「月は輝く」
リディア・オカヨモヴァ:ポーリャンカ 〜バラライカ、グースリとバヤンのためのウラルの踊り
ニコライ・リゾル(1919-2007):バラライカとピアノのためのロシアの旋律
アレクサンドル・アリャービエフ(1787-1851):ナイチンゲール
ボリス・トロヤノフスキー(1883-1951):バラライカとギターのための「ロング・アンド・ダンシング・ソング」
モンティ(1868-1922):チャールダーシュ
マーク・フラドキン(1914-1990):映画「シンプル・ストーリー」より「愛の歌」
伝承曲:丘の上のガマズミ
伝承曲:バリーニャ
ミハイル・ロジュコフ(バラライカ)、
スヴェトラーナ・ソロキナ(P)、
ゲオルギー・ミニャーエフ(G)、
ヴィチェスラフ・ガルキン(バヤン)、
ヴァレリー・ティコフ(グースリ)

録音:1962年、1966年、1971年&1976年
かのヘルベルト・フォン・カラヤンが「ロシアン・バラライカのパガニーニ」と表現すれば、ヴァン・クライバーンはコンサートを聴き「あなたの演奏がどれほど気に入ったかを表現する言葉はありません。バラライカが大好きです!」と叫び、ユーディ・メニューインが「ロシアの魂を体現した音楽家、ミハイル・ロジュコフへ。あなたのおかげで私は人生で最もエキサイティングな出来事を経験しました。」とメッセージを伝えるなど、多くの偉大な音楽家たちに絶賛されたロシアの伝説的なバラライカ奏者、ミハイル・ロジュコフ(1918-2018)。ヴォルガ川沿いのニジニ・ノヴゴロドで生まれ、育てられた孤児院の教育者たちが彼の卓越した才能に注目。レニングラードに送られて本格的に音楽を学びました。戦渦の中でもバラライカを手放さず演奏家、教育者として長く活躍、100歳の誕生日を目前にした2018年に生涯を閉じました。
このアルバムはMelodiyaが所蔵するロジュコフの貴重な録音から選りすぐりの15曲を集成。伝統的なロシア民謡から超絶技巧を惜しげもなく披露したモンティの「チャールダーシュ」のアレンジまで、バラライカのレジェンドが楽器の魅力を最大限に引き出した唯一無二の芸術をお楽しみください。
※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。


Biddulph
BIDD-85039(1CD)
ヨーゼフ・シゲティ〜USCリサイタル(1957)
シゲティのコメント
オネゲル:ヴァイオリン・ソナタ 第1番(1916-18)
シゲティのコメント
プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115(1947)
シゲティのコメント
アイヴズ:ヴァイオリン・ソナタ 第4番「キャンプ・ミーティングの子供の日」(1911-16)
シゲティのコメント
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ 第2番ト長調
ヨーゼフ・シゲティ(Vn)
カルロ・ブソッティ(P)

録音:1957年1月13日 アメリカ、南カリフォルニア大学ハンコック・オーディトリアム(ライヴ)
ナレーションのみ:1966年1月25日 スイス、ラジオ・ローザンヌ(全てモノラル)
卓越した知性と教養に裏付けられた演奏・解釈によって音楽ファンのみならず後続世代のヴァイオリニストたちからも深い敬意を集めたヨーゼフ・シゲ ティ(1892-1973)。古典派やロマン派の作品において金字塔的な録音の数々を遺したシゲティですが、コンサートのプログラムが定番名曲に偏るこ と、聴衆が知っている曲しか聴かなくなる傾向を憂慮しており、1950年代半ばには「20世紀の傑作11曲」という3日分のシリーズ・コンサートを各地 で行っていました。ここに収録されたのはその3日目のプログラムです。いずれもシゲティが好んで弾いた曲で正規録音もあり、ここでは共演者のブソッ ティと共に盤石の解釈とライヴの感興が相まった演奏を披露しています。 このコンサートの録音は後に、シゲティと同じブダペストに生まれたフレデリック・マロース(Frederick Maroth,1929-2013)の手に渡ります。マロース は1960年代半ばに「演奏家の芸術 The Art of the Performer」というラジオ番組を持ち、最盛期には米国内だけでも150余りの局で放送さ れ、さらにカナダやヨーロッパにも放送されていました。この録音を番組で放送しようと考えたマロースは、交流のあったシゲティに解説コメントを依頼。シ ゲティはこれを快諾してローザンヌの放送局のスタジオで収録したコメントをマロースに送り、ここに聴く形で放送されたのでした。 Biddulphはこのラジオ番組のテープをCDに復刻。シゲティのコメントは英語で、1分余り(オネゲル)から4分余り(ラヴェル)と曲によって長さは異なりま すが、作曲家の思い出や楽曲解釈の一端が明かされており、大変貴重な復刻と言えるでしょう。
※参考情報
・シゲティが「20世紀の傑作11曲」シリーズでシゲティがとりあげた作曲家は、ここに収録された4人に加えバルトーク、ブロッホ、ブゾーニ、ドビュッシー、ヒンデミット、ウェーベルン、ヴォーン・ウィリアムズ。

MClassics
MYCL-00046(1CD)
税込定価
Shirabe -melodies-
クライスラー:プレリュードとアレグロ
エルガー:愛の挨拶 作品12
マスネ:瞑想曲 (歌劇「タイス」第2幕より)
ファリャ:スペイン舞曲 第1番(歌劇「はかなき人生」 第2幕より)
チャイコフスキー:メロディ (「懐かしい土地の想い出」より)作品42ー3
ドヴォルザーク:ユモレスク(「8つのユモレスク」より)作品101ー7
イザイ:子供の夢 作品14
ゲーゼ(1879-1963):タンゴ・ジェラシー
ピアソラ:アディオス・ノニーノ
モリコーネ(1928-2020):ニュー・シネマ・パラダイス - 愛のテーマ
ラヴェル:ツィガーヌ
ガーシュウィン:なんでもそうとは限らない (歌劇「ポギーとベス」第2幕より)
ヴァヴィロフ(1925-1973):カッチーニのアヴェ・マリア
パラディス(1759-1824):シシリエンヌ
調雅子(Vn)、佐藤勝重(P)

録音:2023年8月8-10日 相模湖交流センター ラックスマンホール(神奈川)
多くのコンクール入賞歴を持ち、ベルギーにて研鑽を積んだ才能溢 れる若きヴァイオリニスト、調雅子のデビュー・アルバムです。高い演 奏技術と可憐な音色。調雅子の魅力が詰まったアルバムとなりまし た。彼女が幼いころから愛してやまないヴァイオリンの珠玉の名曲た ちを、洗練された美しい音色で語りかけるように歌い紡ぎます。世 界中を巡るような多彩なメロディを通じ、優美で品のある調の音楽 性を感じられることでしょう。また、技術の高さを披露する「ツィガー ヌ」や「スペイン舞曲」など聴きどころ満載です。期待の若きヴァイオリ ニスト、調雅子、華麗にデビューです。

Virtus Classics
VTS-23(1CD)
税込定価
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ&ピアノ・ソナタ
チェロ・ソナタ ト短調 作品19
ヴォカリーズ 作品34-14
ピアノ・ソナタ 第2番変ロ短調 作品36(1931年改訂版)
松元あや (P)
ゼフィラン・レイ=ベレ(Vc)

録音:2022年8月16〜18日東広島芸術文化ホール くらら 大ホール
若きピアニスト、松元あやとチェリスト、ゼフィラン・レイ=ベレが奏でるラフマニノフの作品集。これまでも数多の名演が存在するこれらの曲を、2人は全く臆することなく、自らの歌を高らかに歌い上げています。
チェロ・ソナタでの、たっぷりとしたルバートに支えられたチェロの旋律を美しく彩るピアノの調べ。これは決して強く主張するのではなくとも余韻を残す歌い方が印象的。ヴォカリーズもまた然り。チェロとピアノの対話が心行くまで楽しめます。圧巻は松元のソロで聴く「ピアノ・ソナタ第2番」。冒頭から溢れるような激情とともに雪崩落ちるピアノの響きは耳を捉えて離すことがありません。濃厚な音楽の中にラフマニノフ特有の哀愁も漂う名演といえるでしょう。

Goodies
78CDR-3924(1CDR)
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調作品38
グルック:メロディ(オルフェオより)
エマヌエル・フォイアマン(Vc)
テオ・ファン・デル・パス(P)

日COLUMBIA J8517/19(英 COLUMBIA LX 404/6と同一録音)
1934年7月10&11日ロンドン録音
チェロのエマヌエル・フォイアマン(1902-1942)は現ウクライナのコロミア生ま れ。ライプツィヒ音楽院でユリウス・クレンゲル(1859-1933)に師事した。1929 年にベルリン高等音楽院の教授になり齋藤秀雄(1902-1974)も教えた。ナチスを 逃れ、一時スイスに居を構えたが1938年アメリカに移住した。20世紀前半を代 表するチェリストとしてカザルスに次ぐチェロの巨匠として期待されたが、第 二次世界大戦中に若くして亡くなった。1934年と1936年の2回来日し、日本コロ ムビアに多くのSP録音を残した。ピアノのテオ・ファン・デル・パス(1902- 1896)はオランダ生まれ。ハーグ音楽院出身。(グッディーズ)

Dynamic
CDS-8010(1CD)
NX-B03
リゲティ:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
弦楽四重奏曲第2番
アンダンテとアレグレット
ヴェローナQ【ジョナサン・オン(Vn)、ドロシー・ロー(Vn)、アビゲイル・ロジャンスキ(Va)、ジョナサン・ドーマンド (Vc)】

録音:2022年8月10-13日
リゲティ生誕100年記念アルバム。弦楽四重奏のための全作品を収録しています。 「アンダンテとアレグレット」は初期の作品で、まるでチャイコフスキーを思わせるような抒情的な作風が魅力。アレグ レットでは少しだけ民謡風の旋律も顔を見せます。第1番の「夜の変容」は12の部分からなり、バルトーク風の旋 律も顔をのぞかせるダイナミックな抑揚に富んだ作品。ラサールSQのために書かれた第2番は古典的 な4楽章形式を採っていますが、数々の特殊奏法が用いられるなど第1番よりも先進的なアイデアが盛り込まれて います。 「クリーヴランド・カルテット賞」など数多くの受賞経験のあるヴェローナ四重奏団の演奏でお聴きください。
Dynamic
CDS-8008(1CD)
NX-B03
ブルーノ・マデルナ(1920-1973):衛星のためのセレナータ/ヴェネツィアン・ジャーナル 他
セレナータ第2番(1957) -11楽器のために
甘い夢 (1961) - フルートとピアノのために
ローターのためのアウロディア(1965) - オーボエ・ダ・モーレのために
衛星のためのセレナータ(1969) - さまざまなアンサンブルのために
献呈(1967) - 独奏ヴァイオリンのために
ヴェネツィアン・ジャーナル(1972) - テノール、オーケストラ、テープのために(ジョン・ボスウェルの詩)
アルド・カンパニャーリ (Vn)
ジョルジア・カルダレッリ(Vn)
ルイザ・クリンガ(フルート/ピッコロ)
ロレンツォ・ルチアーニ(Ob)
アレッサンドラ・ジェンティーレ(P)
ジャンルカ・ボッキーノ(T)
ブルーノ・マデルナ・アンサンブル
ガブリエーレ・ボノリス(指)

録音:2003年2月3-4日
イタリアの作曲家・指揮者ブルーノ・マデルナの没後50年を記念した作品集。1950年代の音楽界で全盛を誇っ ていたセリエリズムやテープ音楽、また多様式主義などを採り入れ、さまざまな音楽を書き上げました。このアルバム に収録されているのは、ウェーベルンを思わせるセレナータ第2番や、無伴奏ヴァイオリンが朗々と旋律を歌い上げ る「献呈」など、比較的旋律に重要な役割が持たされている作品です。また社会と人間を風刺した「ヴェネツィア ン・ジャーナル」はテープも使用したマデルナらしい実験的な作品といえるでしょう。

BRIDGE
BCD-9587(1CD)
「赤い楓(かえで)」〜ファゴットと弦楽のための音楽
(1)ジョン・タワー(b.1938):「赤い楓」(2013)〜ファゴットと弦楽四重奏のための
(2)ラッセル・プラット(b.1965):ファゴット五重奏曲(1996-97
(3)マーク=アンソニー・タネジ(b.1960):マッサローザ〜ファゴットと弦楽四重奏のための
(4)ジュディス・ウィアー(b.1954):「目覚めよ、あなたの野性の声よ」(2008)〜ファゴットとチェロのための
ピーター・コルケイ(Fg)
カリドールSQ

録音:2022年1月17-19日ニュー
ジャージー州ドリュー大学コンサ
ート・ホール [56:42]
ファゴットと弦楽四重奏という珍しい編成の作品を集めた一枚。全体にファゴットと弦楽のための 協奏曲といった性格を帯びています。このディスクの中で最も著名なマーク=アンソニー・タネジはマ イルス・デイヴィスを20世紀の最も偉大な音楽家と述べるほどモダン・ジャズの影響を隠さない作 曲家であるが、ここに収められた「マッサローザ」はそうしたジャズの影響は影を潜め、叙情性が優 った美しい佳品に仕上がっているものの、ファゴット・パートに時折りマイルスの影響がこだましてい るのはご愛嬌。ファゴットのピーター・コルケイはソリストとして主にアメリカの現代音楽を主なレパー トリーとしている若手奏者。

MERIDIAN
CDE-84664(1CD)
ヒューズ(1909-88):弦楽四重奏曲集
第1番ハ長調 /第2番/第3番
マッジーニQ【ジュリアン・リーパー(Vn)、キアラン・マッケイブ(Vn)、マーティン・ウトラン(Va)、マイカル・カズノフスキ(Vc)】

録音:2021年5月10-12日 英国 ボートン・モンチェルシー
ウェールズの作曲家、アーウェル・ヒューズ(1909-1988)の弦楽四重奏曲3曲を収録。(指揮 者のオウェイン・アーウェル・ヒューズは息子)。ヒューズの弦楽四重奏曲だけを集めたCDは初 めてかもしれない。順に1948年、1976年、1983年の作で、当然ながら第2番、第3番が近代の 香りが強い。 マッジーニ四重奏団は1988年創設の英国のSQ。英国の近現代四重奏曲を積極 的に取り上げてきただけに、理想的な演奏を繰り広げています。 なお創設から35年間一貫してチェロを担当してきたマイカル(ポーランド語だとミハウ)・カズノ フスキが、2023年5月10日に急逝し、その後の公演は代役チェロ奏者でこなしたものの、2023 年秋以降は公演予定が立っていない。この歴史あるSQもこれが最後の録音にな るかもしれない。

CEDILLE
CDR-90000224(1CD)
NX-B04
20世紀のパーカッション作品集
ミッシー・マッツォーリ(1980-):ミレニアム・カンティクルズ
サード・コースト・パーカッション:In Practice
タイオンダイ・ブラクストン:Sunny X
アナンヤ・ウッズ:Triple Point
ジェマ・ピーコック:Death Wish
サード・コースト・パーカッション

録音:2021年5月21、2021年11月16-17日、2022年12月14-16日
グラミー賞受賞歴のあるサード・コースト・パーカッション。このアルバムでは4人の現代作曲家の作品に加え、自ら の作品も披露しました。5つの楽章で構成されたマッツォーリの「ミレニアム・カンティクルズ」は黙示録後の人間の生 活を描いたという作品。木の板、共鳴する金属パイプ、トーンチャイム、ドラム、金属が鳴らす不協和音や響き渡 るライオンの咆哮まで、さまざまな音響表現を駆使した刺激的な世界が広がります。サード・コースト・パーカッショ ンによる「In Practice」はパーカッション・アンサンブルの新たな可能性を切り拓く革新的な作品。他、エレクトロニ クスの響きを駆使したブラクストンの「Sunny X」など、型破り、かつユニークな音響が楽しめます。

DIVINE ART
EKKOZONE-01(1CD)
NX-B07
マヌリ/ラヴェル:作品集
フィリップ・マヌリ(1952-):Le livre des claviers:II. Duo de marimbaphones (1988)
 Argumenta(2021)…世界初録音
 Suspension-Effondrements(2016)
 (マティアス・ロイメルト編)…世界初録音
ラヴェル: クープランの墓(マティアス・ロイメルト編…世界初録音)
マティアス・ロイメルト(マリンバ、ヴィブラフォン、パーカッション、ピアノ)
アンデシュ・エルテン(マリンバ、ヴィブラフォン、パーカッション)
世界的な活躍を誇るデンマーク出身の打楽器奏者、指揮者マティアス・ロイメルト。このアルバムには、彼が 現代作曲家フィリップ・マヌリとタッグを組み、数年間にわたるコラボレーションから生まれた作品が3曲収録さ れています。議論などを意味する「Argumenta」はロイメルトとエルテンのために書かれた曲で、マヌリによれ ば「これまでにキーボードパーカッションのために書いた作品の集成」という作品。多くのテクニックとアイデアが組 み込まれています。 ラヴェルの「クープランの墓」はロイメルト自身の編曲によるもの。バロック調のタイトルの中に、ラヴェルの思いが 込められたピアノ曲をロイメルトはエキサイティングなパーカッション作品として生まれ変わらせることに成功して います。

COL LEGNO
COL-40004(2CD)
NX-D11
シューベルト、ヒンデミット、ベートーヴェン
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」(G.マーラーによる弦楽合奏版)
ヒンデミット:主題と変奏「四気質」
ベートーヴェン:大フーガ 変ロ長調 Op.133(弦楽合奏版)
ダヴィデ・カバッシ(P)
カメラータ・モンテグラル
グスタフ・クーン(指)
2021年3月、イタリアのルッカでグスタフ・クーンによって設立されたオーケストラ「カメラータ・モンテグラル」のアルバ ム。クーンが主催する若手奏者の養成機関「アカデミア・ディ・モンテグラル」の理念を踏襲するこの楽団は、チロル 音楽祭オーケストラ他、イタリア複数のオーケストラの若きメンバーによって構成されています。ヒンデミットの「四気 質」でピアノを演奏するのは2005年、ヴァン・クライバーン国際コンクールの入賞者ダヴィデ・カバッシです。

DACAPO
MAR-8.224756(2CD)
NX-D09
ヨアキム・アンデルセン(1847-1909):フルートとピアノのための作品集
【CD1】
即興曲第1番Op.7(1883出版)
海辺で(1884)
2つの組曲によるサロン風の6つの小品
ワルツ・カプリース Op.44(1899)
民族的幻想曲 Op.59(1896-97)
バラードと空気の精の踊り Op.5(1884)
サロン風小品 Op.6(1883)
タランテッラ Op.10(1884)
アルバムの綴り Op.19
あきらめ Op.22(1890年代)
ポロネーズ Op.22
6つのスウェーデン風ポーランドの歌 Op.50(1894)
また会いましょう(無言歌) Op.46(1894)
アレーナ・ヴァレンティン(Fl)
ベーリト・ヨハンセン・タンゲ(P)

録音:2021年10月12-15日、2022年4月23-26日
一連のフルートのための練習曲で知られるデンマークの作曲家ヨアキム・アンデルセン。 名高いフルート奏者の父から教えを受けた彼は、13歳から21歳の時まで、ニルス・ゲーゼが指揮するコペンハーゲンの楽団のフルート奏者を務めていまし た。以降、デンマーク王立O、サンクトペテルブルクPOを経て、1882年にはBPOの共同創設 者に名を連ね、首席フルート奏者として活躍するとともに、指揮者としても活躍します。 1893年には病気のため奏者を引退、チボリ公園のコンサートのための曲を書くなど作曲家として活動するとともに、フルートの教師として多くの弟子を育てま した。パリでは「フルートのショパン」の異名をとったことで知られる彼の作品は、超絶技巧を駆使しながらも、どれもグリーグやチャイコフスキーの影響も感じら れる抒情的な雰囲気を持つものばかりです。イギリスで活動、エマニュエル・パユとの共演でも知られるフルート奏者アレーナ・ヴァレンティンが巧みな演奏を披 露しています。

フォンテック
FOCD-9893(1CD)
税込定価
2023年11月8日発売
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ 第1番ト長調 Op.78 「雨の歌」
ヴァイオリン・ソナタ 第2番イ長調 Op.100
ヴァイオリン・ソナタ 第3番ニ短調 Op.108
ア谷直人 (Vn)、沼沢淑音 (P)

録音:2023年4月5-7日、9月5日 コピスみよし
弦楽四重奏のスペシャリストとして地位を確立し、各地のオーケストラでのコンサートマスターを経て、 さらに活動の領域を拡げるア谷直人。2022年には「1 人のヴァイオリニストとしての原点に立ち返り」 バッハの無伴奏作品を中心とした初CD『destined for...BACH』をリリース。各紙誌で絶賛を集めまし た。 そして、次に向かうは彼の長年の夢であったブラームス―学生時代からの盟友 沼沢淑音との共演による ソナタ全曲録音が実現。ヴィルサラーゼの高弟である沼沢は繊細かつ雄渾な響きを奏で、ア谷は巧緻を 極めた音楽を実現する―19世紀末へ向かう作品群から、時空を超えた新時代への光を導きます。(フォンテック)

DUX
DUX-1993(1CD)
献呈〜チェロとピアノのための作品集Vol.3
マチェイ・ジムカ(b.1989):鏡もて見るごとく
マチェイ・ジエリンスキ(b.1971):3つの夢と子守歌
クシェシミル・デンプスキ(b.1953):ピアノチェロ!
マテウシュ・ビエン(b.1968):風ー私はそれが踊るのを見た
トマシュ・J. オパウカ(b.1983):グリッチ
マルセル・フィジンスキ(b.1971):9/11エレジー
クラクフ・デュオ

録音:2023年(ポーランド)
2015年から2022年にかけて初演されたクラクフ・デュオに捧げられた6曲のコンピレーション・アルバム。ロマン派の旋律に基づくハーモニーなど、過去に立ち返った部分も多いですが、より現代的な響きもあり、ポーランドの才能ある作曲家たちの作品を通して、21世紀の室内楽の傾向の全体像を描き出しています。チェロとピアノの表現力、叙情性とヴィルトゥオーゾとしての可能性、そして何よりも、20年以上にわたりステージに立ち続けてきたこのデュオの演奏芸術性がこれら作品の魅力を十分に引き出しています。
DUX
DUX-1990(1CD)
グジェゴシュ・オルキエヴィチ・プレイズ・バロック・フルート・ソナタズ
ヘンデル:ソナタ第2番ト短調 Op.1HWV360、ソナタ第1番ホ短調 Op.1HWV359b
バッハ:ソナタ第1番ハ長調 BWV1033、ソナタ第2番ホ短調 BWV1034
テレマン:ソナタロ短調 TWV41:h4
グジェゴシュ・オルキエヴィチ(Fl)、
アンジェイ・バウアー(Vc)、
ヴァルデマル・マリツキ(ハープシコード)

録音:1983年-1984年(ポーランド)
ソリスト、そして、室内楽奏者としても多才で、非常に豊富なレパートリーを持つポーランドの傑出したフルート奏者、グジェゴシュ・オルキエヴィチ。本アルバムは、1983年から84年にかけてポーランド放送のために録音されたバッハ、ヘンデル、テレマンという3人のバロックの巨匠によるフルート・ソナタのアーカイブ音源です。
オルキエヴィチは、チェリストのアンジェイ・バウアー、ピアニストのヴァルデマル・マリツキ(今回はハープシコード)と共に1982年から88年にかけてポーランド・トリオを結成し、数多くのコンサートを行い、多くのアーカイヴ録音を残しています。本アルバムでは、バロックの巨匠達が、フルート・ソナタにどのようなアプローチで取り組んだかを名手達の優れた音楽性で見事に示しています。
DUX
DUX-1647(1CD)
クシジャノフスカ:室内楽作品集
ハリーナ・クシジャノフスカ
(1867-1937):チェロ・ソナタ ヘ短調 Op.47*
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.28+
弦楽四重奏曲イ長調 Op.44
アンナ・ヴローベル(Vc)*、
マウゴジャタ・マルチク(P)*、
アンジェイ・ゲンプスキ(Vn)+、
グジェゴシュ・スクロビンスキ(P)+、
SQ「カメラータ・ヴィストゥラ」

録音:2019年11月4日-5日&20日、オトレンブシ(ポーランド)
※DUX-7647からの移行再発売(DUX-7647は完売次第廃盤)。収録曲目、ジャケット写真の変更はございません。
両親の移住先であるフランス、パリ近郊のクールブヴォアで生を受け、パリを中心とするフランスをその生涯の活躍の場とした19世紀後期〜20世紀後期ポーランドの女流コンポーザー=ピアニスト、ハリーナ・クシジャノフスカ。パリ音楽院でアントワーヌ=フランソワ・マルモンテルとエルネスト・ギローに師事し、1880年には同音楽院を一等賞で卒業した実力の持ち主。活動の場がフランスだったため、後年のバツェヴィチと比べて知名度では大きな差を付けられているものの、紛れもなく19世紀後半に世界を舞台に活躍した音楽家であり、ピアニスト、作曲家の両面で再評価が待たれる人物です。

CAvi music
85-53535(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.2
ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、
デーネシュ・ヴァーリョン(P)

録音:2021年12月、ドイチェランドフンク・カンマ―ムジークザール(ケルン、ドイツ)
クライスラー国際コンクール、バッハ国際コンクール、そしてヨーゼフ・ヨアヒム・ハノーファー国際コンクールで優勝後、ソリストや室内楽の分野でも活躍しているドイツのヴァイオリン奏者、アンティエ・ヴァイトハースによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の第2弾。第1弾である前作(LPCAL-VI8553512)は「レコード芸術特選盤」に選ばれています。
このシリーズは時系列順ではなく、作品のコントラストを重視して収録されています。このアルバムは「クロイツェル・ソナタ」と肩を並べるドラマチックなソナタである第7番から、やはり劇的な第3番に続き、最後は対照となる華やかな第8番で締め括られます。
CAvi music
85-53534(2CD)
ENTRE SOIR ET MATIN〜メル・ボニス:室内楽曲集
メル・ボニス(1858-1937):
【Disc1】夜(Vn、チェロとピアノのための) Op.194*/組曲(Vnとピアノのための) Op.114/3つの小品(Vnとピアノのための)/東洋風の組曲(Vn、チェロとピアノのための) Op.48
【Disc2】組曲(フルート、ヴァイオリンとピアノのための) Op.59/ヴァイオリン・ソナタ 嬰へ短調 Op.112/セレナード(Vnとピアノのための) Op.46/夜と朝(Vn、チェロとピアノのための)
サンドリーヌ・カントレッギ(Vn)、
シェイラ・アーノルド(P)
グスタフ・リヴィニウス(Vc)、
ミヒャエル・ファウスト(Fl)

録音:2023年4月(ヴッパタール、ドイツ)
*世界初録音
19世紀後半から20世紀前半のロマン派の作曲家メラニー・ボニスは、メル・ボニス名義で、ピアノ曲や室内楽曲をはじめ、オルガン曲、リート曲、合唱曲、ミサ曲、管弦楽曲など300を超える楽曲を残しています。彼女の作品は、サン=サーンスやドビュッシーらから高く評価され、パリの社交界で成功を収めました。
このアルバムにはヴァイオリンとピアノのための作品を中心とした室内楽曲が集められ、新たに発見された冒頭の「夜」は世界初録音となっています。

RUBICON
RCD-1107(1CD)
ブラームス、コーイ、コルンゴルト:ピアノ三重奏曲集
ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87
フランシスコ・コーイ(b.1985):ピアノ三重奏曲(世界初録音)
コルンゴルト:ピアノ三重奏曲ニ長調 Op.1
トリオ・イシムシズ〔パブロ・エルマン・ベネディ(Vn)、エルデム・ミシルリオグル(P)、エドヴァルド・ポゴシアン(Vc)〕
2009年にギルドホール音楽院で結成されたトルコ語で「無名」を意味する単語をアンサンブル名に冠するトリオ・イシムシズ。アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ・クヮルテットのメンバーでもあるヴァイオリンのパブロ・エルマン・ベネディ、2008年のBBCヤング・ミュージシャン・コンクールの協奏曲部門のファイナリスト、エルデム・ミシルリオグル、そしてミヒャエル・ペトロフに代わり、ジュリアード協奏曲コンクールの覇者であるエドヴァルド・ポゴシアンが新たに加わった実力派3名によるピアノ三重奏団で、これまで2015年トロンハイム国際室内楽コンクール第1位&聴衆賞、2017年ウィーン・ハイドン国際コンクール第2位を受賞し、現在もっとも刺激的で勢いのあるアンサンブルの1つとして期待を寄せられています。
サード・アルバムのプログラムは、モーツァルト以上の天才と謳われたコルンゴルトが、わずか12歳で作曲したスケールの大きなピアノ三重奏曲 Op.1と、ブラームスが1882年に書いた骨太なピアノ三重奏曲第2番(ちなみにファースト・アルバム(RCD-1013)ではブラームスの第3番、セカンド・アルバム(RCD-1048)では第1番を収録しています)。そして、スペインの若き注目作曲家フランシスコ・コーイ(フランシスコ・コル)がトリオ・イシムシズのために書いたピアノ三重奏曲を世界初録音。この作品はボルレッティ=ブイトーニ財団、ブリテン・ピアーズ・アーツ、マドリードの国立音楽普及センターからの委嘱によって作曲され、2022年1月にマドリードで初演、2022年6月にオールドバラ音楽祭で英国初演されています。

NORTHERN FLOWERS
NFPMA99157(1CD)
ロシアのチェロ・ソナタ集
プロコフィエフ:バラード Op.15*、無伴奏チェロ・ソナタ Op.134
ユーリイ・レヴィチン(1912-1993):チェロ・ソナタ Op.49*(世界初録音)
ウラディーミル・コマロフ(b.1940):無伴奏チェロ・ソナタ「不確実性」(世界初録音)、
 コンチェルト・ポエム(Vcと管弦楽のための)**
マリーナ・タラソワ(Vc)、
イワン・ソコロフ(P)*、
ロシア国立SO**、
エミン・ハチャトゥリアン(指)**

録音:1989年、モスクワ音楽院大ホール**/2023年、モスクワ
1960年モスクワ生まれ、プラハ、フィレンツェ、パリの国際コンクールを制し、チャイコフスキー国際コンクールでも入賞したチェリスト、マリーナ・タラソワは、フレンニコフやロジェストヴェンスキーにも絶賛されたロシアを代表する名手の一人です。年齢を重ねてさらに円熟味を増すタラソワが2023年にレコーディングした新たな1枚は、極めて幅広いレパートリーの中でも特にロシアの作曲家を数多く取り上げてきた彼女の真骨頂ともいえるロシアのチェロ・ソナタ集。ユーリイ・レヴィチンとウラディーミル・コマロフの珍しいソナタが世界初録音されました。まだまだ知られざるロシアン・チェロの奥深さをお楽しみください。ロストロポーヴィチに献呈されたコマロフのコンチェルト・ポエムのみ、エミン・ハチャトゥリアン(アラム・ハチャトゥリアンの甥)(指)ロシア国立SOとの共演で1989年に録音されたものです。

Etcetra
KTC-1796(1CD)
旅人〜ピアノ三重奏作品集
アルノ・ババジャニアン
(1952-1983):ピアノ三重奏曲 嬰ヘ短調
マルタン:アイルランドの民謡による三重奏曲
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調 Op.90「ドゥムキー」
ヤコブ・オリー・トリオ〔ディート・ティラヌス(Vn)、ユリアン・ファン・デル・ザンデン(Vc)、ヤコブス・デン・ヘルダー(P)〕
ヤコブ・オリー・トリオは2016年に、アムステルダムの写真家ヤコブ・オリー(1834-1905)の生家で結成されました。アムステルダムでのデビュー後は、オランダ全土で演奏し、オランダの国営ラジオでも定期的に放送されています。メンバーはいずれも基金から楽器を貸与されており、ジョフレード・カッパの1690年製ヴァイオリン、マックス・メラーの1929製チェロ、そしてピアノは1911年製のベヒシュタインで演奏されています。

Indesens Calliope Records
IC-027(1CD)

国内仕様盤)
XIC-027(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

シューベルト:八重奏曲ヘ長調 D803 BPOのソリストたち
ヴェンツェル・フックス(Cl)
ベンツェ・ボガーニ(Fg)
ベンツェ・アンドレイ(Hrn)
シモン・ロテュリエ(Vn1)
アンジェロ・デ・レオ(Vn2)
イグナツィ・ミェチニコフスキ(Va)
ブリュノ・ドルプレール(Vc)
ヤンネ・サクサラ(Cb)

録音:2023年6月12日-20日、プロテスタント・ニコデモ教会(ベルリン、ドイツ)
首席クラリネット奏者ヴェンツェル・フックスを筆頭に、名門ベルリン・フィルのメンバーが集結。シューベルトの傑作を世界最高峰のサウンドとテクニックで贈る、室内楽ファン必聴の注目盤がフランスのIndesens Calliope Records(アンデサンス・カリオペ・レコーズ)から登場。
シューベルトの八重奏曲は、当時の著名なクラリネット奏者、フェルディナント・トロイヤー伯爵の委嘱に応じて1824年に作曲され、
クラリネット1、バスーン1、ホルン1、ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1、コントラバス1から成る、シューベルトの室内楽曲の中では最も大きな編成の作品の一つとして知られています。同時期に作曲された弦楽四重奏曲 「ロザムンデ」 や 「死と乙女」 に並ぶ、シューベルトの円熟期を代表する傑作の1つであり、これら2つの弦楽四重奏曲は短調に対し、本作はシューベルトの明るく暖かくて柔和な一面を表しています。
これまでにも多くの名手達がこの傑作の録音を残してきましたが、本アルバムでは、現代を代表する豪華ソリスト陣が誇る個々の名人芸と優れたアンサンブル力、そして、ヨーロッパ音楽の伝統に対する深い理解が相まって、ここに新たな名盤が誕生しました。

Da Vinci Classics
C-00803(1CD)
ショパン:ピリオド楽器による室内楽作品集
ピアノ三重奏曲ト短調 Op.8
序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3
チェロ・のソナタ ト短調 Op.65
ドゥッチョ・チェッカンティ(Vn)、
マルコ・デチモ(Vc)、
タチアナ・ラリオノヴァ(P)

録音:2023年2月(イタリア)
ショパンほど楽器と一体化した大作曲家は他にいないでしょう。ショパンの作品目録を見ても、ピアノ独奏(無伴奏またはオーケストラとの共演)のために作曲されたものでないものは、ほんの一握りしかありません。にもかかわらず、ショパンの室内楽曲には珠玉の作品が含まれており、これら作品にはショパンの持つ個性の典型的な特徴がはっきりと見て取れます。ピアノだけに特化していない音楽ジャンルに対する好奇心、作曲をより慣用的なものにするために初演したソリストの技術的な提案に対する寛容さ、旋律的な素材を配分し、友人の関心に従って音楽作品を形作る能力などです。これらにより、ショパンは「ピアノの詩人」と呼ばれ、19世紀の室内楽のレパートリーに重要な足跡を残しました。
本アルバムでは、1858年製のプレイエル(P)、1896年製のヴィンチェンツォ・ポスティリオーネ(Vn)、1830年製のジョセフ・シャルロット(Vc)という歴史的銘器を用いて、当時の響きを現代に再現しています。

Acte Prealable
AP-0565(1CD)
ポーランドの弦楽四重奏作品集
ヴワディスワフ・パフルスキ
:弦楽四重奏曲 ホ短調
ヘンリク・パフルスキ(1859-1921):楽興の時 Op.22-1、瞑想曲 Op.25
ルドミル・ミハウ・ロゴフスキ(1881-1954):弦楽四重奏曲 第2番
アポリナリ・シェルト(1889-1966):弦楽四重奏曲 第2番Op.232 「タトジャンスキ」
カジミエシュ・ロズビツキ(1932-2018):イントロイトゥス(「ミサ・フェスティーヴァ」より)
トノ四重奏団〔アグニェシュカ・サヴィツカ(Vn)、ヴェロニカ・シドルスカ=グウォゴフスカ(Vn)、カタジナ・バチェフスカ(Va)、ウカシュ・トゥジェシュ〕、
ダヴィド・レヴァンドフスキ(Cb)

録音:2023年3月11日-12日&7月3日&7月5日
19世紀から20世紀のポーランドの作曲家の室内楽作品は非常にバラエティに富んでおり、伝統を踏襲しつつ、作曲家のこだわりや当時のヨーロッパの流行りに答えようという熱意で溢れ、実に個性的なものとなっています。しかしながら、現在は忘れ去られてしまった5人の作曲家による弦楽四重奏曲(ヘンリク・パフルスキの作品はコントラバスを含めた五重奏)が収録されています。

KLARTHE
KLA-170(1CD)
「カリフォルニア・ドリーミング」
(1)ハーウィッツ:映画『ラ・ラ・ランド』より「アナザー・デイ・オブ・サン」
(2)ワックスマン:映画『太陽のあたる場所』より「アンジェラのテーマ」
(3)ガーシュウィン:巴里のアメリカ人
(4)マンシーニ:スピーディー・ゴンザレス
(5)ミヨー:4つの顔 Op.238より第1曲「カリフォルニアの女」
(6)アイスラー:カリフォルニアの秋
(7)アイスラー:ハリウッド
(8)アイスラー:帰郷
(9)マンシーニ:ルージョン
(10)シェーンベルク:警告
(11)ジョン・ウィリアムズ:映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』より「リフレクションズ」
(12)コルンゴルト:セレナード
(13)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲〜第18変奏
(14)ストラヴィンスキー:歌劇『放蕩児の遍歴』より「トムからの便りはない」
(15)スミス:アメリカ合衆国国歌「星条旗」
(16)ジョン&ミシェル・フィリップス:カリフォルニア・ドリーミング
※すべてブリュノ・フォンテーヌによる編曲
ジュリアン・ボーディモン(フルート&アルトフルート)
ブリュノ・フォンテーヌ(P)
マジェンタ四重奏団
エマニュエル・キュルト、ジャン=バティスト・ルクレール(打楽器)
ロレーヌ・デュランテル=ヘルストローファー(Cb)(1)(2)(11)(15)
ジャン・シャルル・パトリエール(ベース)(4)(9)(16)

録音:2022年8月ヴァンセンヌ(フランス)
名門ロサンジェルス・フィルハーモニックで首席フルート奏者をつとめるジュリアン・ボーディモンが陽光降り注ぐカリフォルニアをご案内します。映画『ラ・ラ・ ランド』の「アナザー・デイ・オブ・サン」、映画『太陽のあたる場所』の「アンジェラのテーマ」にはじまり、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、ジョン・ウィリアム ズまで、ボーディモンにしか表現できない唯一無二の世界に誘います。
ジュリアン・ボーディモンは1978年生まれ。パリ、ロンドンで研鑽を積み、22歳でリヨン国立歌劇場の首席フルート奏者に就任。現在はロサンジェルス・フィ ルハーモニックで首席フルート奏者をつとめるかたわらソリストとしても大活躍です。
共演はクラシック、ジャズ、そしてアレンジなどマルチな才能を発揮しているピアニスト、ブリュノ・フォンテーヌです。当アルバムの編曲もフォンテーヌが担当して おります。 (Ki)
KLARTHE
KLA-157(1CD)
対照〜シューマン:作品集
アダージョとアレグロ Op.70
幻想曲 Op.73
夕べの歌 Op.85-12
3つのロマンス Op.94
民謡風の5つの小品 Op.102
フィリップ・トーンドゥル(Ob)
ダナエ・デルケン(P)

録音:2020年4月29日〜5月1日SWRフンクスタジオ(シュトゥットガルト)
2020/2021シーズンよりフィラデルフィアOの首席オーボエ奏者をつとめるフィリップ・トーンドゥルがオール・シューマン・プログラムに挑みました。 トーンドゥルは若干18歳でシュトゥットガルトRSO首席オーボエ奏者に就任。その後、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO(2016年〜2017年)、 シュトゥットガルトSWRSO(2017年〜2020年)、ヨーロッパ室内O(2019年〜)で首席オーボエ奏者を歴任。また2022年よりカーティス音楽 院にて後進の育成にも力を注いでおります。
ハインツ・ホリガーとアルフレッド・ブレンデル、アレクセイ・オグリンチュクとレオニード・オグリンチュク、アルブレヒト・マイヤーとマルクス・ベッカーなど、世 界的なオーボエ奏者がそれぞれ最初の録音にローベルト・シューマンの作品を収録しているだけに、トーンドゥルは並々ならぬ思いで録音に挑みました。ピアノのダ ナエ・デルケンとともに美しい音色を聴かせてくれます。 (Ki)
KLARTHE
KLA-167(1CD)
星の彼方へ
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10
ラモン・ウメ(1968-):弦楽四重奏曲「そして、私はそれを見えるようにする」(2020)
ジェラールSQ【ルイス・カスターン・コチス(Vn)、ユディト・バルドレ・ヴィラロー(Vn)、ミケル・ホルダ・サウン(Va)、イェスス・ミラレス・ロゲル(Vc)】

録音:2022年2月15〜17日/モーツァルト・ホール、サラゴサ(スペイン)
カタルーニャの作曲家、ロベルト・ジェラール(1896-1970)の名を冠したカルテット、ジェラールSQ。2010年のデビュー以来、様々なコン クールで入賞している名人集団で、スペインはじめヨーロッパで高く評価されています。期待の新人演奏家を紹介するharmoniamundiレーベルのシリーズ 「HARMONIA NOVA」からシューマン、ベルク、クルタークのアルバムもリリース(HMN-916108)し注目されております。
仏Klartheレーベルからの期待の新録音はドビュッシーとウメの作品です。ドビュッシー唯一の弦楽四重奏曲はいわずと知れた名曲。1893年にイザイ四重奏団 献呈されたこの作品は現在フランスを代表する弦楽四重奏曲として頻繁に演奏されております。
ラモン・ウメは1968年バルセロナ生まれ。2007年、オリヴィエ・メシアン国際作曲賞を受賞し注目され、2014年にカタルーニャ音楽堂のゲスト作曲家を務 めるなど自国を中心にヨーロッパで活躍する作曲家です。弦楽四重奏曲「そして、私はそれを見えるようにする」はジェラールSQの新作委嘱。各楽章数 分ながら全10楽章構成の演奏時間約25分の作品。静寂と不協和音の繰り返しが独特の世界を作り出しています。 (Ki)

Evil Penguin Records
EPRC-005(1CD)
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲集
(1)五重奏曲 へ短調 Op.42-1G348
(2)五重奏曲 ハ長調 Op.46-3G361*
(3)小五重奏曲 ロ短調 Op.42-3G350
(4)五重奏曲 ト短調 Op.42-4G351
カルスキSQ
ラファエル・ファイユ(Vc)

録音:2023年5月15-17日ベルギー、AMUZ
*世界初録音
世界初録音を1曲含むボッケリーニの弦楽五重奏曲集。どれもヴァイオリンとチェロが2パートずつの編成ですが、このCDでは奏者が曲ごとにパートをかえて 演奏しているのが特徴。各曲が別々の命を吹き込まれたかのように響き、いきいきとした個性の違いを感じられます。短調作品の表情の豊かさに驚き。 (Ki)

Hanssler
HC-23060(1CD)
ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調 Op.108
リゲティ:弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
ミネッティSQ【マリア・エーマー(Vn1)、アンナ・クノップ(Vn2)、ミラン・ミロジチク(Va)、レオンハルト・ロチェック(Vc)】

録音:(2)(3)2018年4月17&18日、(1)2018年12月20&21日ローレライザール(ウィーン)
実力派ミネッティSQが今年(2023年)、結成20周年を迎えました。これを記念しての新譜は20世紀に生まれたベルク、ショスタコーヴィチ、リゲティ です!
2003年に結成された当団は、ウィーン国立音楽演劇大学でアルバン・ベルク四重奏団のメンバーに師事し、2006年にグラーツのフランツ・シューベルト国際 弦楽四重奏コンクール最高位を受賞。2008/2009シーズンに行ったEcho Klassikの「ライジング・スター・シリーズ」で世界各国での演奏会を成功させてお ります。団としての色や個性も磨きがかかり、今後の活躍も非常に期待が高まります。
リゲティの弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」は、4つの核となる音が様々に変容して姿をあらわし12のパートからなる作品で、間をおかずに演奏されます。楽 章ごとに落ち着いたテンポと急速なテンポとが交互に置かれ、中間部に一曲だけワルツのリズムで優雅に演奏される楽章があります。
独ヘンスラー・レーベルから「メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第1・2番」(98-645)、「ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第2・4・11番」(98-029)、「ハ イドン:弦楽四重奏曲第66・74・79番」(98-589)、「メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番&シューベルト: 弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」」(HC-18021)をリリースしております。 (Ki)

Linn
CKD-733(1CD)
フランク・ブリッジ(1879-1941):幻想的三重奏曲 (P三重奏曲 第1番) ハ短調 H.79 (1907)
ヘレン・グライム(1981-):3つのウィスラー・ミニチュア (2011)
イヴァン・エレート(1936-2019):ピアノ三重奏第1番 Op.21(1976)
ヒナステラ(1916-1983):優雅な乙女の踊り (1937) 〜アルゼンチン舞曲集 Op.2-2/レオ・ポプルウェル編曲(2022)
ミスラス三重奏団【イオネル・マンチュー(Vn)、レオ・ポプルウェル(Vc)、ドミニク・デガヴィノー(P)】

録音:2022年12月12-13日 ミルトン・コート・コンサートホール、ギルドホール音楽演劇学校、UK
2017年、ギルドホール音楽演劇学校の学生によって結成されたミスラス三重奏団。2019年にトロン ヘイム国際室内楽コンクールで優勝し、2021年から2023年のBBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・ アーティストにも選出され、今最も目が離せない若手ピアノ・トリオの1つと言われる彼らのデビュー・アル バムです。ギリシャ神話の愛の神エロスをテーマに、スコットランドの女性作曲家ヘレン・グライムによる静 寂と弾けるようなフレーズが交錯する作品、ロマンティックな曲想に贅沢に浸るブリッジの作品、ハイドンと バルトーク後のハンガリー民族音楽を融合させ、フランス印象派にジャズの要素も盛り込まれたエレート の作品などが収められています。ラストには、ヒナステラによる乙女の優雅な舞踏を表現した作品をアン コールのように収録。どの作品にも前のめりに没頭していくような、積極性の高い表現が大きな魅力で す。

ALPHA
ALPHA-1048(1CD)
トリスタン・ミュライユ(1947-):Stalag VIIIa (2018)*
メシアン:世の終わりのための四重奏曲 (1941-42
ヘット・コレクティーフ【ヴィバート・アーツ(Vn)、マルテイン・フィンク(Vc)、
ジュリアン・エルヴェ(Cl)、トーマス・ディールチェンス(P)】

録音:2021年1月 デシンゲル、アントウェルペン、2022年12月 デ・バイローケ、ヘント*
少人数での引き締まったアンサンブルで定評のあるヘット・コレクティーフによるメシアンの傑作が登場。高 い緊張感を持続しながらもしなやかさを併せ持つ豊かな表現で、絶望的な状況の中で書かれたこの作 品が持つ独特の色彩感を引き出しています。併せて収録されたミュライユの作品は、メシアンの四重奏 曲が書かれたゲルリッツのナチス捕虜収容所の名であるStalag VIIIaをタイトルとして同じ編成で書か れた、歴史的名作へのオマージュです。

Dynamic
CDS-8006(1CD)
NX-B03
メルカダンテ:フルートと弦楽のための四重奏曲
四重奏曲第1番ト長調
四重奏曲第2番ヘ長調
四重奏曲 ホ短調
マリオ・カルボッタ(Fl)
マリオ・ホッセン(Vn)
マルタ・ポトゥルスカ(Va)
アッティリラ・キヨコ・チェルニトーリ(Vc)

録音:2022年10月28-30日全て世界初録音
歌劇「群盗」や「ヴェスタの巫女」などの一連の歌劇で知られるイタリアの作曲家メルカダンテ。このアルバムには彼 が学生時代を送っていた頃に書かれた一連のフルート四重奏曲が収録されています。19世紀のイタリアでは歌劇 以外のジャンルの作品はほとんど顧みられていませんでしたが、メルカダンテは彼の師であるパスカーレ・ボンジョルノ と、当時人気を誇っていた演奏家セルジオ・ニグリを念頭においてフルート四重奏曲を作曲し、私的な演奏会で 披露されたようです。 これらはどれも、ロッシーニの歌劇のアリアを思わせる美しい旋律を彩る華麗な装飾が特徴で、とりわけ1816年以 降に作曲されたとされるホ短調の四重奏曲は、全ての楽器が見せ場を持つ協奏的な性格を持っています。 イタリア人の父と日本人の母を持つアッティラ・キヨコ・チェルニトーリをはじめとする19世紀イタリア音楽を得意とする 奏者たちの演奏です。

Orchid Classics
ORC-100265(1CD)
NX-B03
シューベルト/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番 ニ短調「死と乙女」 D810
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131
サッコーニSQ

録音:2022年3月19-20日、7月22-23日
2001年の結成以来、不動のメンバーで活動を続けるイギリスのサッコーニSQがウィーン古典派の大 作2曲をカップリングした大胆な1枚。破格の7楽章構成で極めて独創的なベートーヴェンの第14番と、デモーニッ シュな楽想に満ちたシューベルトの第14番「死と乙女」です。選曲の理由を「20年以上弾き込んで、最も強い心 の絆を感じ、私たちを情熱的にさせ、私たちの演奏で聴いて欲しいと願う曲だから」と語っています。2022/23 シーズンにはベートーヴェンの第14番を照明を落とした舞台で暗譜で弾く「ベートーヴェン・イン・ザ・ダーク」というコ ンサートを行うほどの入れ込みよう。両曲ともコントラストの大きな演奏です。 グループ名はイタリアのヴァイオリン製作者・修復家でストラディヴァリの研究者としても名高いシモーネ・フェルナン ド・サッコーニ(1895-1973)にちなんでおり、2つのヴァイオリンとヴィオラはサッコーニ作の楽器です。

TOCCATA
TOCC-0578(1CD)
NX-B03
ジョン・トーマス(1826-1913):ハープとピアノのための二重奏曲全集 第3集
グノー:歌劇「ファウスト」 - 兵士の合唱(J. トーマス編
 歌劇「ファウスト」 - 二重唱(J.トーマス&J.ベネディクト 編)(1869)
ヴェルディの歌劇より(1857出版)
 No.1. 歌劇「トロヴァトーレ」 - ミゼレーレ、 「あなたはご覧になることでしょう」
 No.2. 歌劇「トロヴァトーレ」 - 「君のほほえみ」、「私のこの気持ちは」
 No.3. 歌劇「トロヴァトーレ」 - 「今はたわいないさいころあそびだが」、「進軍ラッパよ」、「そうさ、私は疲れてしまったよ」
  No.4. 歌劇「トロヴァトーレ」 - 「恋は薔薇色の翼に乗って」、「火刑台の恐ろしい炎が」
 No.5. 歌劇「リゴレット」 - 四重唱「美しい乙女よ」
 No.6. 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」 - シチリアーノ(ボレロ)
ロッシーニ:歌劇「エジプトのモーゼ」 - 祈り
ジョン・トーマス:Le Desir. Rhapsody 欲望、ラプソディー(1892)
 Coronation March 戴冠式行進曲(1902)
ルイージ・ヴェンツァーノ(1814-1878):La Gassier Valse (1858年 J. トーマス編)
デュオ・プラクセディス
プラクセディス・フグ=リュッティ(Hp)
プラクセディス・ジェヌヴィエーヴ・フグ(P)

全て世界初録音
ウェールズ出身のジョン・トーマスは、18世紀後半に最も称賛されたハープ奏者・作曲家の一人。ヴィクトリア女王専属のハープ奏者を務め、その洗練され た技巧で広く愛されました。この第3集にはグノーやヴェルディ、ロッシーニらの歌劇からの編曲作品を収録。演奏には超絶技巧が必要ですが、どれも原曲の 魅力的な旋律を生かしつつ、ハープの響きの優雅さも楽しめる粋な編曲が施されています。トーマスの2曲のオリジナル作品も聴きどころです。デュオ・プラク セディスは18世紀末から20世紀初頭までの知られざるハープとピアノ二重奏曲の復興に力を注ぐアンサンブル。

Virtus Classics
VTS-24(1CD)
税込定価
パトリック・ガロワの芸術・3近代フルート・ソナタ集
マルティヌー:ソナタ
ヒンデミット:ソナタ
プーランク:ソナタ
プロコフィエフ:ソナタ ニ.調 Op. 94
パトリック・ガロワ(Fl)、瀬尾和紀(P)

録音:2022年5月18〜20日、三重県総合文化センター大ホール
丁寧に折り重ねられた何層もの立体的なピアノに心地の良いフルートの風がひゅうと吹く。 それは湿り気を帯びていたり、草木がざわめく様であったり、疾風怒涛の様でもあるのだが、これらは全てを包む 深い愛に満ちた音楽そのものです。 本作に収められた名曲を偉大なピアニストたちと幾度となく演奏してきた巨匠ガロワが、今、改めて録音という形 で世に残したいと願ったのは、他でも無い、同じスケールと価値観で音楽を共有できる愛弟子の瀬尾和紀の存 在でしょう。 常に感度を高く持ち、知識を刷新し、変化する事を少しも恐れない彼らのこの記録は、新解釈などと言うもので はなく、構築された歴史そのものなのだ。   (寺田 愛 フルーティスト)

ANALEKTA
AN-28755(1CD)
NX-B10
フィリップ・グラス:作品集
1. オープニング 〜グラスワークス (1981)
2. 交響曲第3番第4楽章 (1995)
3. メタモルフォーシス II (1988)
4. コヤニスカッツィ (1982)
5. ピアノ五重奏曲「受胎告知」 Part1(2018)
6. 夢遊病者 (1996)
7. シグネチャー〜映画『A Brief History of Time』 (1992)
8. ユーティリティ 第1番〜映画『A Brief History of Time』 (1992)
9. ティー・タイム (1990)
10. キャンディマン組曲 (1992)
11. ヴァイオリン・ソナタ 第3楽章 (2008)
12. ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 第1番(2010)
13. ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 第4番(2010)
14. 弦楽四重奏のための「ベント」組曲 第2楽章 (1997)
15. 弦楽四重奏のための「ベント」組曲 第5楽章 (1997)
16. エピローグ 〜ベント (1997)
編曲(2、12、13を除く)…アンジェル・デュボー、フランソワ・ヴァリエール
アンジェル・デュボー(ソロ・ヴァイオリン、指揮)
ジュリー・トゥルドー(ソロ・チェロ)…12、13
ラ・ピエタ(弦楽合奏2/3/3/2/1、ピアノ)

録音:2023年6月 CIRMMTマルチメディア・ルーム(MMR)、シューリック音楽学校、 マギル大学、ケベック、カナダ
ANALEKTAの看板ヴァイオリニストであるアンジェル・デュボーと、彼女が主宰する弦楽アンサンブル「ラ・ピエタ」によるフィリップ・グラス。2008年リリースの「ポー トレイト」(現在入手不能)に続く第2弾。『ホーキング、宇宙を語る』による『A Brief History of Time』、『ベント 堕ちた饗宴』などの映画音楽も収録。弦 楽合奏のための交響曲第3番からの楽章と、ヴァイオリンとチェロによる二重奏曲を除いて全て独自のアレンジが加えられています。ピアノ曲として知られる「メタ モルフォーシス」を筆頭に、豊かな抒情性と美しさがたっぷりと味わえる一枚です。

RAMEE
RAM-2207(1CD)
ウジェーヌ・ゴドシャルル(1742-1798):ハープ四重奏曲集 作品4(全6曲)
『ハープまたはチェンバロ、ヴァイオリン、ヴィオラと低音部のための6つの四重奏曲』 Op. 4(1770年代パリ刊)
第1番イ長調
第2番ヘ長調
第3番変ロ長調
第4番ハ長調
第5番ト長調
第6番変ホ長調
ソシエテ・リュネール(古楽器使用)

マクシミリアン・エーアハルト(ハープ、指揮)
※使用楽器:パリのセバスティアン・ルノー&フランソワ・シャトラン(18世紀後半)のペダル・ハープに基づくシャフハウゼン(スイス)のベアト・ヴォルフ1992年製作の再現楽器
ペーテル・バルチ(Vn)
※使用楽器:フランチェスコ・ゴベッティのモデルに基づくクリスティアン・サーガー2002年製作の再現楽器
ナディーネ・ヘンリヒス(Va)
※使用楽器:ヨハン・ゲオルク・ティーア1775年製作のオリジナル楽器
ユーレ・ヒンリヒセン(Vc)
※使用楽器:チェコの逸名製作家による1750年頃製作のオリジナル楽器

録音:2022年11月6-9日 エルベルク教会スタジオ、ベルリン
1770年にフランス王室に迎えられたマリー=アントワネットが、故郷ウィーンでも愛されていたハープを好んだことはよく知られていますが、この アルバムではそんな1770年代のパリで出版された弦楽器とのアンサンブル作品を聴くことができます。作曲者ゴドシャルルはフランス語圏の 都ブリュッセルの宮廷や市内の教会で活躍したヴァイオリン奏者。1772年にブリュッセルを訪れた英国人音楽家チャールズ・バーニーは、ゴド シャルルがハープ奏者と共演した場に居合わせた証言を残しています。ハープを主役としつつ豊かなアンサンブルを味わえるこの四重奏編成 は、音楽史を通じてかなり珍しいと言ってよいでしょう。モーツァルトやクルンプホルツの有名な協奏曲群と同時期のこの曲集を見出したソシエ テ・リュネールはドイツ最前線の古楽器奏者たちが集うアンサンブルで、ここではエラールによるダブルアクションペダルが特許認可されるより 前、マリー=アントワネット妃の生前に評判を得ていたパリの名ハープ工房ルノー&シャトランのモデルに基づく再現楽器を使用。バロック・ヴァ イオリン奏者としても長く活躍してきた録音技師ライナー・アルントによる入念なエンジニアリングにより、失われたロココの響きがみずみずしく現 代に蘇ります。

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0081(1CD)
スイスの至宝 〜知られざるスイスの木管五重奏曲
ペーター・ミー
ク(1906-1990):木管五重奏曲(1977) *
パウル・フーバー(1918-2001):アダージョとスケルツィーノ(1963) *
パウル・ユオン(1872-1940):五重奏曲 Op.84(1928)
ジャン・アントニ・デルングス(1935-2012):木管五重奏のためのディヴェルティメントOp.69(1977)
アルト・ヴェントゥス木管五重奏団

録音:2021年9月1-3日(ミーク、フーバー)、11月10-12日(ユオン、デルングス)/ポルトガル、ポルト、サン・ロウレンソ・ドス・グリロス教会

*=世界初録音
2020年に結成されたアルト・ヴェントゥス木管五重奏団は、ポルトガルの新世代を代表する5人の管楽器奏者からなるグループ。メンバーは皆さまざまなオー ケストラの奏者であり、ポルトガルの主要な音楽大学や音楽院で教鞭をとっています。
スイスの4人の作曲家の木管五重奏曲を収録。20世紀作品とは言え、どれも調性的で耳なじみ良い響きを持った明るく軽やかな作品。なおかつ各楽器のキャラ クターが十分に考慮され書き込まれた譜面で、個性的な5人の役者がにぎやかに立ち回るような複雑な面白さもあります。未だ知られざる木管五重奏のレパート リーを徹底的に研究した成果ともいえるアルバム。ペーター・ミークとパウル・フーバーの五重奏曲は世界初録音です。

BIS
BISSA-2547(1SACD)
20世紀英作曲家の室内楽曲
(1)ハワード・ファーガソン(1908-1999):八重奏曲 Op.4(1933)
(2)アーサー・ブリス(1891-1975):クラリネット五重奏曲 F.20(1932)
(3)ロビン・ホロウェイ(1943-):八重奏のためのセレナード ハ調 Op.41(1979)
ウィグモア・ソロイスツ
(1)イザベル・ファン・クーレン(Vn1)、シニ・シモネン(Vn2)、スコット・ディキンソン(Va)、クリスティーヌ・ブラウマネ(Vc)、ティム・ギブス(Cb)、マイケル・コリンズ(Cl)、ロビン・オニール(Fg)、アルベルト・メネンデス・エスクリバーノ(Hrn)
(2)マイケル・コリンズ(Cl)、イザベル・ファン・クーレン(Vn1)、シニ・シモネン(Vn2)、スコット・ディキンソン(Va)、クリスティーヌ・ブラウマネ(Vc)
(3)イザベル・ファン・クーレン(Vn1)、シニ・シモネン(Vn2)、レイチェル・ロバーツ(Va)、ティム・ギル(Vc)、ティム・ギブス(Cb)、マイケル・コリンズ(Cl)、ロビン・オニール(Fg)、ディエゴ・インセルティス・サンチェス(Hrn)

録音:(1)(2)2021年12月17〜19日、(3)2023年4月13&14日メニューイン・ホール、ユーディ・メニューイン音楽学校(イギリス)
2020年に結成した「ウィグモア・ソロイスツ」は、イザベル・ファン・クーレンとマイケル・コリンズが中心となりウィグモア・ホールの ディレクターであるジョン・ギルホリー(1973-)とのコラボレーションによって生まれた可変室内アンサンブル。歴史ある当ホールの名を冠した初めての団体で す。2023年9月には当アンサンブルの名義で初来日。その来日公演ではファン・クーレン、コリンズがピアニストのジャン・チャクムルと共演しました。
当団はバロックから現代まで様々な形態で演奏していくことを目的とし、次世代を担う優れた若手の音楽家たちとの共演でも話題を呼んでおり、BISレーベルか ら積極的なリリースが続いております。
当アルバムでは20世紀のイギリスの室内楽作品3篇を収録。それらは西洋近代音楽の要素をみせながらも、それぞれが個性的であり、楽器ごとの固有の色彩 を際立たせたきわめて優れた作品を選曲しております。ファーガソンの「八重奏曲」は彼の出世作。シューベルトの「八重奏曲」の楽章を引用した大作です。ブリス のクラリネット五重奏曲は、モーツァルトやブラームスと同様、情感豊かにして華麗でエネルギッシュな終楽章が最大の魅力。そしてホロウェイの「八重奏のためのセ レナード」は、ホロウェイが手本としたシューベルトの「八重奏曲」と同じ楽器構成で作曲。20世紀英作曲家の洗練された室内楽曲を名手の演奏でお楽しみくださ い! (Ki)

KLARTHE
KLA-166(1CD)
語り部〜カプレ作品集
(1)ペルシャ組曲(1900)〜管楽十重奏
(2)最も魅力的な歌(見えない笛)(1900)〜作曲者自編のオーケストラ版
(3)交響詩「伝説」(1903-5)
(4)祈り(1914-7)〜声、ハープと弦楽四重奏
(5)ラ・フォンテーヌの3つの寓話(1919)〜声と器楽アンサンブル
(6)ポーの「赤死病の仮面」による幻想的物語(1923)〜ハープと弦楽四重奏
ローラン・デルイユ(Br)(2)(5)、
セシル・アシール(S)(4)、
イリス・トロシアン(Hp)(4)(6) 、
エミリ・ユルトヴァン(Sax)(3)
根本雄伯(指)ムジカ・ニジェラ

録音:2022年5月1-6日モントルイユ=シュル=メール劇場(パ=ド=カレー)
ミンコフスキのルーヴル宮音楽隊の首席ホルン奏者根本雄伯が音楽監督を務めるムジカ・ニジェラ。2019年結成の若い団体で、根本の指揮のもとラヴェル、 ショーソン、プーランクのありきたりでない選曲のディスクが注目されています。
今回はアンドレ・カプレ作品集。ドビュッシーと親しく、「子供の領分」のオーケストラ版や「海」の2台ピアノ用編曲などで名前を見るものの 作品を聴くことはあまり多くないため、根本雄伯とムジカ・ニジェラの演奏のディスクは大歓迎と申せましょう。
管楽十重奏のための「ペルシャ組曲」はペルシャ民謡を素材とした3篇から成り、ワールドミュージックを先取りしたようなエスニックな色彩が独特。またサクソ フォンとピアノのための「伝説」をカプレ自身がオーケストレーションした協奏曲版も聴きもの。サクソフォンの貴重なオリジナル作品の発見と申せましょう。
根本雄伯は今回の録音に際し、カプレの草稿を調査しましたが、歌とピアノのための「ラ・フォンテーヌの3つの寓話」の不完全なオーケストレーション譜を見つ け、彼自身が補筆完成させ、ここでの録音となりました。
根本は師ミンコフスキ譲りのヴィブラート少な目の歌いまわし。アンサンブル・ムジカ・ニジェラもフレッシュな感覚を聴かせてくれます。 (Ki)
KLARTHE
KLA-155(1CD)
旅〜東から西へ
(1)アルトゥル・アハロニャン:ロシアの物語(全7曲)
(2)ヴァーチェ・シャラフャン:ノスタルジック・スケッチ
(3)トマジ(ボエット編):4つのコルシカの歌
(4)イベール(ボエット編):ドン・キホーテの4つの歌
(5)ラヴェル(ボエット編):ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ
マルセイユ木管五重奏団、
レヴォン・チャティキャン(ドゥドゥク、ズルナ)(2)、
ジャン=クリストフ・モリス(Bs-Br)(3)(4)(5)

録音:2022年2月21-24日ミラマ公会堂(西プロヴァンス)
マルセイユ木管五重奏団は1987年創設の団体。精力的な活動を続ける彼らが、アルメニアからフランス、コルシカ島を経由してスペインへの旅行を描いていま す。実際にアルメニアの民俗楽器奏者レヴォン・チャティキャンとフランスの歌手ジャン=クリストフ・モリスも加え、鮮やかな色彩を作り上げました。
アルトゥル・アハロニャンは1962年アルメニア生まれの作曲家。全7曲から成る「ロシアの物語」は2015年にエクサンプロヴァンス音楽祭の委嘱で作曲。子 供の頃に読んだ童話の登場人物たちを大人の目で甦らせています。一方1966年アルメニア生まれのヴァーチェ・シャラフャンの「ノスタルジック・スケッチ」は 2011年にマルセイユ木管五重奏団のために作曲。ドゥドゥクとズルナという民俗管楽器を用いているのが特色。
トマジ、イベール、ラヴェルはいずれも歌曲で、ピアノ伴奏部をベルナール・ボエットが木管五重奏用に編曲。華やかな色彩を楽しめます。

Paraty
PTY-2322097(1CD)
たそがれの歌
(1)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調Op.121
(2)ディートリヒ:F.A.Eソナタ〜第1楽章アレグロ
(3)ブラームス:F.A.Eソナタ〜第3楽章スケルツォ
(4)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調
(5)クララ・シューマン:3つのロマンスOp.22
アリアーヌ・グランジョン(Vn)、
ローラン・カバッソ(P)

録音:2021年11月/ステファン・ポレロ・スタジオ
ロッテルダムでジャン=ジャック・カントロフに、リヨンでペーテル・チャバに師事したフランスの女性ヴァイオリニスト、アリアーヌ・グランジョンが長年の相方ロー ラン・カバッソとシューマンにまつわる作品に挑戦。1853年の秋にヨアヒムとクララ・シューマンがこれらをデュッセルドルフのシューマン邸で演奏したとされ、グ ランジョンとカバッソは聴き手をその場へ誘いたいと考えました。
当のローベルトはヴァイオリン・ソナタ第2番と珍しい第3番。3番の第3、4楽章は、ディートリヒ、ブラームスと合作したF.A.Eソナタの第2、4楽章と同じ曲 のため、このアルバムはF.A.Eソナタも実際全曲楽しむことになります。 (Ki)

MDG
MDG-90322986(1SACD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 Op.81b & Op.38
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.81b(六重奏曲Op.81bをニコラウス・ジムロックが編)
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38(七重奏曲Op.20を作曲者自身が編)
トリオ・パルナッスス
【ユリア・ガリッチ(Vn)、ミヒャエル・グロス(Vc)、ヨハン・ブランシャール(P)】
マドレーヌ・プシビウ(Va)

録音:2022年10月31日〜11月2日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス
30年以上にわたり、高い音楽性と卓越した妙技で聴衆を惹き付けてきたトリオ・パルナッソス。録音もトリオの名作から新発見の秘曲まで幅広いレパートリーを 開拓しMDGレーベルに残しています。そして今回のアルバムでは、ベートーヴェンにとってキャリア初の大ヒット作となった「七重奏曲」から作曲者自身が編曲し たピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38と2本のホルンと弦楽四重奏のための「六重奏曲」をニコラウス・ジムロック(ホルン奏者でベートーヴェンの友人、音楽出版 社ジムロックの創業者)がピアノ、ヴィオラ、チェロのために編曲したピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.81bを収録しています。これでトリオ・パルナッソスとMDGに よるベートーヴェンの一連のトリオ作品の録音が完結しました。

Naive
V-8088[NA](1CD)
Kaleidoscope〜Paul Huang
レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 op.110(1916-17)
パガニーニ:カンタービレ ニ長調 op.17ms109
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 op.75(1885)
ショパン(サラサーテ編):ノクターン 変ホ長調 op.9-2
ポール・フアン(Vn/1742年製グァルネリ・デル・ジェス“ex-Wieniawski”)
ヘレン・フアン(P)

録音:2023年1月23-25日、ニューヨーク
1990年生まれの台湾出身の俊英、ポール・フアンによるデビュー・アルバムの登場。プログラムに選んだのはなかなか演奏機会がないものの超絶美しいメロ ディが魅力の、しかし高度なヴィルトウオジティが要求されるレスピーギのソナタ、そしてサン=サーンスのソナタ。満を持しての録音だけあって、ポール・フアンは 作品の技巧的な難しさは感じさせず、作品の美しさと抒情が全面にあらわれた演奏を展開しています。合間に配されたパガニーニ、そしてディスクの最後を締めく くるショパンでの濃厚な歌と気品あふれるポルタメント、美しく細くふるえる高音による旋律には、SP時代の名手を彷彿とさせるものがあります。来日も予定され ており、これからの活躍に注目したい名手です。
ポール・フアンは台湾生まれ。7歳で「その美しい音色と豊かな歌」に魅了されてヴァイオリンを始め、2011年のヤング・コンサート・アーティスト国際オーディ ションで優勝。2015年エイブリー・フィッシャー・キャリア・グラント、2017年若き突出した才能に送られるリンカーン・センター・エマージング・アーティスツ 賞を受賞しています。これまでにゲルギエフ指揮マリインスキー管、スラットキン指揮デトロイト響などと共演を重ねています。今後、日本のオーケストラとの演奏会 も予定されているなど、世界が注目する才能です。 ピアノのヘレン・フアンは、ポール・フアンと長く共演を重ねているピアニスト。自身台湾の両親を持ち(日本生まれ)、2004年ジュリアード音楽院卒業時にアル トゥール・ルビンシテイン賞受賞、イエール大学でさらに研鑽を積みました。ニューヨーク・フィル、クリーヴランド管、フィラデルフィアOなどアメリカを代表 するオーケストラと共演を重ねる傍ら室内楽、ソロでも活躍しています。

Coviello
COV-92311(1CD)
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ 〜弦楽七重奏のためのパラフレーズ
第1幕
Vorspiel / Frisch weht der Wind der Heimat zu / Das Schiff / Herr Tristan trete nah (Isolde) / Liebestrank / Branganes Verzweifl
ung / Schmachtende Liebe, jauchzende Lust / Ankunft an der Burg
第2幕
Vorspiel / Jagd / O sink hernieder, Nacht der Liebe / Einsam wachend in der Nacht (Brangane) / So sturben wir, um
ungetrennt / Lass mich sterben, nie erwachen / Sieh ihn dort, den treuesten (Marke) / Sehnsucht / Das fremde Land / Kampf
第3幕
Vorspiel / Schalmei / Fanfare - Tristan der Held / Tristans Tod / Kampf / Tot denn alles! (Marke) / Mild und leise (Liebestod)
ソロイスト・アンサンブル・ダコール

録音:2022年
小編成にアレンジした音楽を演奏することに重点を置いている、 国際的な若手音楽家が集結したアンサンブル「ソロイスト・アンサンブル・ダコール」。ワーグナー の名作オペラを1時間の弦楽七重奏曲(Vn2、ヴィオラ2、チェロ2、コントラバス)にアレンジして聴かせてくれます。初演以来人気の演目で、世界各地 で披露されているという自信作。弦楽器の分厚いサウンドが艶めかしく揺蕩い、まるでシェーンベルクの『浄夜』をおもわせる危うい美しさを創出します。編曲は 第1ヴァイオリンを弾くマルティナ・トルンプ。 (Ki)

ALBANY
TROY-1935(1CD)
アメリカのチェロ作品集
バーバー:チェロ・ソナタ ハ短調Op.6
ルーカス・フォス:カプチッリオ
ケンジ・バンチ(b.1973):壊れた音楽
クランシー・ニューマン(b.1977):メソッドから狂気へ
クランシー・ニューマン(Vc)
ナタリー・ズー(P)

録音:2021年12月21-23日
20、21世紀アメリカのチェロとピアノのための作品を収録。バーバーは調性で書かれた ロマンティックな音楽。第2楽章の緩徐楽章では弦楽のためのアダージョを思わせる抒情 的な旋律が魅力的。バーンスタインの盟友としても知られるルーカス・フォスのカプリチオ はジャズ、カントリー・ミュージックの要素と現代音楽が融合された痛快な一作。ケンジ・バ ンチの「壊れた音楽」は予想されるほど破壊的ではなく、ストリート・ミュージックの要素が 取り入れられたファンキーな作品。最後にチェリスト、クランシー・ニューマンの自作自演 「メソッドから狂気へ」で締めくくられます。

CLAVES
50-3071(1CD)
サミュエル・デュコミュン(1914-1987):室内楽曲集
(1)4本のフルートのための四重奏曲 Op.104
(2)ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ Op.108
(3)チェロとピアノのための4つの小品 Op.58
(4)フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのためのディベルティメント Op.100
(1)アン=ローレ・パンティヨン(Fl)、テレサ・ウンダーリン(Fl)、アリーネ・グラッソン(Fl)、アルバ・ルナ・サンス(Fl)
(2)クララ・フリーダー(Vn)、マルク・パンティヨン(P)
(3)クリストフ・パンティヨン(Vc)、マルク・パンティヨン(P)
(4)アン=ローレ・パンティヨン(Fl)、クララ・フリーダー(Vn)、ヨハネス・フリーダー(Va)、クリストフ・パンティヨン(Vc)、マルク・パンティヨン(P)

録音:2022年7月/マドリガル・スタジオ、シオン(スイス)
10代の頃から作曲家として活躍したサミュエル・デュコミュン(1914-1987)は、声楽や様々な楽器の伴奏としてオルガンを使用する作品を数多く残したス イスの作曲家。デュコミュンの作品のスタイルはフランス音楽の影響を受けており、その形式はしばしば古典的な形式(フーガ、パッサカリア、ソナタ形式など)を引 用しています。また調性音楽に忠実ながらも、時には先入観にとらわれることなく無調性を用いています。まさにデュコミュンのオリジナルの個性を発揮した「自分 だけの音楽言語」を見つけることに成功した作曲家です。
当アルバムでは4本のフルートのための四重奏曲、ディベルティメントなどの室内楽を収録。オリジナリティあふれるデュコミュンの世界が広がります。
デュコミュンの代表作であるオラトリオ「火の収穫」をはじめ、弦楽シンフォニエッタ、コンチェルティーノ、オルガン協奏曲を収録したアルバム(50-3023)も 好評発売中です。 (Ki)

Goodies
78CDR-3920(1CDR)
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調作品105 アドルフ・ブッシュ(Vn)
ルドルフ・ゼルキン(P)

英 HMV DB3371/2
1937年10月9日ロンドン、アビー・ロード、EMI第3スタジオ録音
アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はドイツの名ヴァイオリニスト。2歳からヴァイ オリンを始め1902年ケルン音楽院でウィリー・ヘスやブラム・エルデリンクに師 事した。16歳の時、大作曲家マックス・レーガーに注目された。1912年、20歳の 時、ウィーンのコンツェルトフェライン(ウィーンSO)のソロ・ヴァイオリ ンに抜擢された。1918年ベルリン高等音楽院のヴァイオリン教授に任命され、 SQも組織した。1927年以降スイスのバーゼルに住居をかまえ、若き ユーディ・メニューインを指導したこともある。ナチスの台頭で、ユダヤ系ピア ニスト、ルドルフ・ゼルキン(1903-1991)と共にヨーロッパを去り、アメリカに 移住した。ゼルキンは1920年にアドルフ・ブッシュのデュオ・ピニストに抜擢さ れ、後にブッシュの娘イレーネと結婚した。1951年マールボロ音楽学校と音楽祭 を創設、主宰した。(グッディーズ)
Goodies
78CDR-3922(1CDR)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調作品74「ハープ」 レナーSQ【イェノ・レナー(Vn1)、ヨゼフ・スミロヴィッツ(Vn2)、シャーンドル・ロート(Va)、イムレ・ハルトマン(Vc)】

英 COLUMBIA LX319/322
1932年3月10&14日ロンドン録音
レナーSQは1918年にハンガリーのブダペストで結成された。メンバー 全員がブダペスト音楽院出身。リーダーのイェノ・レナー(1858-1948)、第2ヴァ イオリンのヨゼフ・スミロヴィッツとヴィオラのシャーンドル・ロートの3人が イェノ・フバイ(1858-1937)の弟子、チェロのイムレ・ハルトマンはダヴィッド ・ホッパーに師事した。4人はブダペスト・オペラの楽員だっただっ たが、1918年のハンガリー革命を機にSQを結成した。2年間田舎の村 にこもって練習を積んだ後、1920年にウィーンでデビューした。その後1922年に ロンドンに、1929年にアメリカにデビュー。1927年のベートーヴェン没後100年 を記念して16曲の弦楽四重奏曲中11曲(SPレコード40枚)を英コロンビアに録音 した。(グッディーズ)

Acte Prealable
AP-0478(1CD)
ルネ・ド・ボワドフル:ヴァイオリン、チェロとピアノのための作品集
ルネ・ド・ボワドフル (1838-1906):ロマンティック組曲 Op.24(Vnとピアノのための)/3つの小品 Op.54(Vn、チェロとピアノのための)/3つの小品 Op.20(Vnとピアノのための)/田園詩 Op.87(P、ヴァイオリンとチェロのための)/甘い思い出〜エレジー Op.15-2(Vnとピアノのための)/アダージェット Op.15-4(Vnとピアノのための)/祈り Op.26-2(Vnとピアノのための)/小川のほとり Op.52(Vnとピアノのための)、Deuxieme Elevation Op.61(Vnとピアノのための)
アンジェイ・カツプシャク(Vn)、
ドミニク・ウルバノヴィチ(Vn)、
アンナ・サヴィツカ(Vc)、アンナ・ミコロン(P)

録音:2019年8月11日-12日&2020年7月6日
1838年にフランス東部のヴズールで生まれたルネ・ド・ボワドフルは、パリで学び、サン=サーンスやマスネとの出会いからも影響を受けた作曲家です。このアルバムにも収録されているような室内楽を数多く作曲していますが、他にも多くの歌曲やオーケストラ合唱曲、幾つかのピアノ曲などを残しています。しかしながら、これらの楽曲は現在、ほとんど演奏されることがなく、貴重なアルバムとなっています。
Acte Prealable
AP-0513(1CD)
ルネ・ド・ボワドフル:ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.2
ルネ・ド・ボワドフル (1838-1906):ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.67/子守歌 Op.34/甘い眠り〜子守歌 Op.38-5/シオンのノートルダム大聖堂〜奉献唱/2つの小品 Op.57/アンダンテ・エスプレッシーヴォ Op.63-3/ロマンス Op.73/セレナーデ Op.74/2つの小品 Op.77/Chant d’Eglise Op.89/春のセレナーデ Op.93
アンジェイ・カツプシャク(Vn)、
アンナ・ミコロン(P)

録音:2021年3月31日&4月1日
「ヴァイオリンとピアノのための作品集」の第2弾は、パリ・オペラ座Oのコンサートマスター、アルフレッド・ブランに捧げられた
「ヴァイオリン・ソナタ第3番」で幕を開けます。30分を優に超える大作の後には10曲の小品が据えられており、甘く抒情的な作品が揃っています。
Acte Prealable
AP-0519(1CD)
ルネ・ド・ボワドフル:ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.3
ルネ・ド・ボワドフル
(1838-1906):ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.12、
 3つのピアノ四重奏曲 Op.64、
 2つの小品 Op.21、メロディーOp.6、
 カンツォネッタ Op.39-8
バンジャマン・ゴダール(ボワドフル編):マズルカ第2番 Op.54
アンジェイ・カツプシャク(Vn)、
アンナ・ミコロン(P)、
クシシュトフ・コメンダレク=ティメンドルフ(Va)、
アダム・ガルネツキ(Vc)

録音:2020年10月13日&2021年7月8日-9日
「ヴァイオリンとピアノのための作品集」の第3弾は、前作同様ヴァイオリン・ソナタに重きを置いたアルバムでありながら、”ヴァイオリンとピアノのための”作品だけではなく、ピアノ四重奏曲も収録されている特徴的な一枚です。また、最後にはバンジャマン・ゴダールのトランスクリプションが収録されており、興味深い内容となっています。
Acte Prealable
AP-0543(1CD)
イェジー・フィテルベルク(1903-1951):弦楽四重奏曲第4番
弦楽四重奏曲第5番
フィテルベルクQ〔アレクサンデル・ダシュキエヴィチ(Vn1)、ファビオ・サルメリ(Vn2)、パヴェウ・リース(Va)、ヤクプ・ガヨヴニク(Vc)〕

録音:2022年7月17日-19日
ワルシャワ生まれの作曲家イェジー・フィテルベルクはワルシャワ音楽院とモスクワ音楽院で学んだ後、1922年から1926年までドイツでフランツ・シュレーカーに師事しました。弦楽四重奏曲第4番はその後、ドイツを離れパリで暮らしていた頃の1936年に作曲されました。この楽曲はフィテルベルクが好んだ形式のひとつである主題と変奏が用いられ、主題と終曲のフーガの間に7つの変奏が盛り込まれています。
続く弦楽四重奏曲第5番は、1940年にパリを離れアメリカに亡命した後、1945年にニューヨークで作曲されました。冒頭のアレグロの後、5つの変奏が続き、第4番と同じようなコンセプトで作曲されていますが、最後はフーガではなく長大なヴィヴァーチェで締め括られます。
Acte Prealable
AP-0512(1CD)
カロル・コンツキ:室内楽作品集
カロル・コンツキ
(1815-1867):弦楽四重奏曲第1番ニ長調
弦楽四重奏曲第2番 ハ短調
弦楽五重奏曲 ト短調 Op.26
トノQ、アレクサンデル・マザネク(Cb)

録音:2021年1月31日&6月28日
19世紀のポーランドの傑出した音楽一家といえば、ヘンリク&ユゼフ・ヴィエニャフスキ兄弟が挙げられますが、コンツキ兄弟も優れた音楽家でした。ピアニストのアントニとスタニスワフ、ヴァイオリニストのアポリナリー、そしてこのアルバムで取り上げられるのはヴァイオリニストで長男のカロル・コンツキです。ワルシャワ音楽院で学び、11月蜂起の影響でパリに移住、そこで音楽教師を務めながら、室内楽を中心に作曲活動を行いました。
Acte Prealable
AP-0487(1CD)
パフルスキ:ピアノ(と室内楽)作品集 Vol.3
ヘンリク・パフルスキ(1859-1921):2つのマズルカ Op.18
前奏曲ハ短調 Op.8-1/3つの小品 Op.3
3つの小品 Op.4/アルバムの綴り Op.16
2つの歌 Op.14/2つの小品 Op.9
幻想的小品 Op.4-2/悲しき歌 Op.4-3
子供のためのアルバム Op.23
荘厳行進曲 Op.15/楽興の時 Op.22-1
アンナ・ミコロン(P)
アリツィア・ルミャノフスカ(Ms)、アンジェイ・カツプシャク(Vn)、アンナ・サヴィツカ(Vc)、スタニスワフ・マリイェフスキ(Org)

録音:2018年3月15日、2019年、2020年
1859年にポーランド東部の町、ワジで生まれた作曲家ヘンリク・パフルスキは、ワルシャワ音楽院で学んだ後ロシアに渡り、モスクワ音楽院で研鑽を積むとそのままモスクワ音楽院で教鞭を取るようになり、ロシアに残りました。そのような経緯もあり、パフルスキの音楽はポーランドの要素の他に、ロシア楽派の影響が隅々に感じられるものとなっています。
Acte Prealable
AP-0512(1CD)
カロル・コンツキ:室内楽作品集
カロル・コンツキ(1815-1867):弦楽四重奏曲第1番 ニ長調
弦楽四重奏曲第2番ハ短調
弦楽五重奏曲 ト短調 Op.26
トノQ、アレクサンデル・マザネク(Cb)

録音:2021年1月31日&6月28日
19世紀のポーランドの傑出した音楽一家といえば、ヘンリク&ユゼフ・ヴィエニャフスキ兄弟が挙げられますが、コンツキ兄弟も優れた音楽家でした。ピアニストのアントニとスタニスワフ、ヴァイオリニストのアポリナリー、そしてこのアルバムで取り上げられるのはヴァイオリニストで長男のカロル・コンツキです。ワルシャワ音楽院で学び、11月蜂起の影響でパリに移住、そこで音楽教師を務めながら、室内楽を中心に作曲活動を行いました。

Da Vinci Classics
C-00788(1CD)
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調 Op.75
ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.102
ヴァイオリンとピアノのための三部作 Op.136
ピエルカルロ・サッコ(Vn)、
ルカ・スキエッパーティ(P)

録音:2023年、チーゴレ(イタリア)
イタリアで活躍するヴァイオリニスト、ピエルカルロ・サッコによるサン=サーンスのヴァイオリン・ソナタ全集。サン=サーンスのヴァイオリン・ソナタは、30代の彼が交響曲を作曲した後に、室内楽に興味を持った時期に作曲されました。特に「ヴァイオリン・ソナタ第1番」は「交響曲第3番」を作曲する前年に完成されたものでその内容は充実しており、演奏機会も多い作品となっています。
Da Vinci Classics
C-00787(1CD)
チャールズ・カロミリス:遺失物からの歌
ギレルミナのための2つの歌
エミリー・ディキンソンの3つの詩
アリソンの3つの夢/バロック・ユーモア
ファニス・ツロウハスの3つの詩
ヤヌーラのための2つのペロポネソス舞曲
忘れられない
パノ・ホラ・アンサンブル
ギリシャ生まれのアメリカの作曲家チャールズ・カロミリスの作品集。ギリシャのシロス島やタイゲトス山脈、コロラド州のロッキー山脈などに伝わる音楽から作曲されています。
Da Vinci Classics
C-00778(1CD)
イル・サッソーネ〜ア・ドメスティック・オペラ
ヘンデル
序曲(歌劇 「アレッサンドロ」 より)

【第1幕】
・牧場よ(歌劇 「アルチーナ」 より)
・不吉な嵐が起こり(歌劇 「オルランド」 より)
・わたしはあなたを抱きしめる(歌劇 「ロデリンダ」 より)
・シャコンヌとサラバンド(歌劇 「アルミーラ」 より)
【第2幕】
・Vedro piu lieto e belle(歌劇 「ロタリオ」 より)
・シンフォニア(オラトリオ 「サウル」 より)
・復讐してやりたい(歌劇 「アルチーナ」 より)
・メヌエット(歌劇 「エジプトのジューリオ・チェーザレ」 より)
・そうだ、私はあの女、もはや美しくなく(歌劇 「アルチーナ」 より)
【第3幕】
・トリオ・ソナタ ロ短調 HWV386B
・影よ、草木よ、悲しき墓よ(歌劇 「ロデリンダ」 より)
・プレリュード(アレグロ ト長調 HWV407より)
・嵐で難破した船は(歌劇 「エジプトのジューリオ・チェーザレ」 より)
・アントレとタンブーラン(歌劇 「アルチーナ」 より)
フォルス・コンソナンス
〔ヨハネス・フェスターリング(ギター、テオルボ)
トーマス・フィールズ(ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ)
アニー・ガード(Vn)
テオ・スモール(リコーダー、トラヴェルソ)〕

録音:2022年10月24日ー26日、センデザール(ブレーメン)
18世紀のロンドンでは、オペラ鑑賞は貴族の社交の場として、特にロンドンの上流階級が週に何度も劇場に足を運んだオペラ・シーズンには、重要な位置を占めていました。しかし、録音技術がなかった当時、自分の好きなアリアを楽しもうとする音楽愛好家にとっては難題でした。出版社はこの機会をとらえ、家庭での音楽制作に適した小編成の楽譜に編曲された楽譜を数多く出版し、オペラ愛好家が家の中で旋律の魅力を再現することを可能にしました。ジョン・ウォルシュの 「ソナタまたは室内楽曲集」は、ヘンデルのオペラから有名な歌曲やアリアを集めた、この傾向の典型的な例です。
2020年のロックダウン中に4人の音楽家達によって結成されたフォルス・コンソナンスは、歴史的な編曲を本格的な音楽活動として位置づけることで、その地位を高めることを目指しています。本アルバムでは、ヘンデルの様々なオペラから、嘆き、愛の二重唱、復讐のアリアなど、18世紀のオペラ・セリアの伝統的なシーンを中心とした作品からプログラムを構成しています。
Da Vinci Classics
C-00790(1CD)
1800年のサロン〜フルートとギターのための19世紀の音楽の夕べ
フランチェスコ・モリーノ:夜想曲 Op.38
ペトレッティ:お気に入りのロシアのロマンスによるギターとフルートのための二重奏曲
ソル:セギディーリャスより3曲、ロマネスカ
ジュリアーニ:セレナーデ Op.127
アントン・フォライト:アドルフ・アダンの歌劇 「ロンジュモーの御者」によるギター伴奏付きフルートのためのアリア・セレクション
マリヤ・ミリュウジーナ(Fl)、藤元高輝(G)

録音:2022年11月、チーゴレ(イタリア)
19世紀に作られたサロン音楽をフルートとギターの演奏でお楽しみいただける一枚。フルートとギターの相性はとても良く、音色の違いにより多様な表現が可能なことと、共に大音量を出す楽器ではないためダイナミクスに関しても調和しやすいという点でも二重奏を行うのに適しています。このアルバムでは、イタリア出身のギタリストでパリで活躍したフランチェスコ・モリーノ(1768-1847)の作品や、史上最も有名なギタリストでギター作曲家であるジュリアーニやソルの作品も収められています。
ベラルーシ生まれのフルーティスト、マリヤ・ミリュウジーナと、2019年ハインスベルク国際ギターコンクール第1位など数々のコンクールで受賞歴があるギタリスト、藤元高輝の二人は定期的に共演しており、このアルバムが「Da Vinci Classics」でのデュオ・デビュー・アルバムとなります。
Da Vinci Classics
C-00782(1CD)
レバイ:3本のギターのための作品全集
フェルディナンド・レバイ(1880-1953):三重奏曲(テルツギター、プリムギターとクイント・バスギターのための)
間奏曲ホ長調(3本のプリムギターのための)
フランスの古い民謡による組曲(テルツギターと2本のプリムギターのための)
Sechs leichte Variationen uber das Fruhlingslied “Alles neu macht der Mai...”
クライネ・エレジー
三重奏曲ト長調(テルツギターと2本のプリムギターのための)
キタッラ・トリオ〔エンリコ・マリア・バルバレスキ(G)、レオポルド・サラチーノ(G)、ファビオ・スプルッツォラ(G)〕

録音:2022年3月12日&6月28日(サロンノ、イタリア)
キタッラ・トリオのメンバーは、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院の出身で、1991年にトリオを結成しました。国内外のコンクールでの数々の受賞や、クラクフ音楽祭、スカラ座音楽祭などの重要な音楽祭への出演に加え、ヴァイル、ドニゼッティ、ヴェルディ、ヘンツェの作品のために何度もミラノ・スカラ座管弦楽団に招かれています。
このアルバムで取り上げられたフェルディナンド・レバイは、「オーボエやクラリネットの音色とギターの音色を組み合わせることで、ピアノと管楽器の組み合わせよりもはるかに魅惑的な音が生まれる」と語るほどギターに魅了され、ギターのための作品を数多く生み出しました。

Cobra Records
COBRA-0090(1CD)
デュオ〜チェロとピアノのための作品集
マルティヌー:チェロ・ソナタ第1番H.277(1939)
プーランク:チェロ・ソナタ(1948)
ヒンデミット:チェロとピアノのための3つの小品 Op.8(1917)
ヌアラ・マッケンナ(Vc)、
ロベルト・クーレック(P)

録音:2023年3月13日-16日、WestVest90(スキーダム、オランダ)
コダーイ、リゲティ、ブリテンの偉大な無伴奏チェロ作品を披露したファースト・アルバム「ソロ」(COBRA0078)がいきなりディアパゾン・ドールに選出されるという鮮烈なデビューを飾ったドイツ=アイルランドの新星チェリスト、ヌアラ・マッケンナ(b.1993)が待望のセカンド・アルバムをリリース!前作「ソロ」に対して今作はアメリカ出身の名伴奏者、ロベルト・クーレックを迎えての「デュオ」。選んだのは二度にわたって世界大戦が勃発した不穏で激動の時代にマルティヌー、プーランク、ヒンデミットによって書かれた美しい3つの名作。ソロとはまた違ったアプローチで彼女のさらなる才能の豊かさを証明しています。
ヌアラ・マッケンナはリューベックの音楽院で学んだ後、フライブルク音楽大学でジャン=ギアン・ケラスに、バーゼル音楽院でイヴァン・モニゲッティに師事し、シュトゥットガルト音楽院ではコンラディン・ブロトベク教授のクラスでソリスト・プログラムに在籍。2019年からはパーヴォ・ヤルヴィ率いるドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン(ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー)のソロ・チェリスト(首席チェリスト)として活躍しています。

Gutman Records
GUTMANCD-181(1CD)
シューベルト:八重奏曲 D.803 カメラータRCO

録音:2017年12月19日(アムステルダム、オランダ)
シューベルト最大の室内楽作品、「八重奏曲 D.803」は著名なクラリネット奏者であったフェルディナント・トロイヤー伯爵の委嘱によって作曲されました。編成はクラリネット、バスーン、ホルン、2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロそしてコントラバスです。弦楽四重奏曲の「ロザムンデ」や「死と乙女」と同時期に作られたものでシューベルトの円熟期に作曲された傑作のひとつに数えられます。
カメラータRCOはその名の通り、ロイヤル・コンセルトヘボウOのメンバーによって組織された室内楽団です。この演奏でもその超一流の技術と特徴のある音色を存分に発揮し、シューベルトの名曲を奏でています。
Gutman Records
GUTMANCD-161(2CD)
シュルホフ:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第1番/弦楽四重奏曲第2番
弦楽四重奏のための5つの小品
弦楽四重奏曲第0番 ト長調 Op.25
弦楽四重奏のためのディヴェルティメント Op.14
アルマQ

録音:2016年3月23日-26日、MCO(ヒルフェルスム、オランダ)
2014年にオランダで設立されたアルマ四重奏団のデビュー・アルバムとなったシュルホフの弦楽四重奏曲全集。このアルバムは英グラモフォン誌で称賛を浴び、「もっとも魅惑的な演奏が出来る」クァルテットと称しています。退廃音楽とされ不遇の最後を遂げたシュルホフの音楽を鬼気迫る緊張感で奏でています。
Gutman Records
GUTMANCD-154(2CD)
夕暮れ
ツェムリンスキー:チェロとピアノのための3つの小品
ヘラルト・フォン・ブリュッケン・フォック :チェロ・ソナタ ホ短調
ツェムリンスキー:チェロ・ソナタ イ短調
ドホナーニ:チェロ・ソナタ 変ロ長調 Op.8
ラリッサ・グレーネフェルト(Vc)、
フランク・フォン・デ・ラール(P)

録音:2014年9月24日&2015年2月4日&11日(オランダ)
オランダのチェリスト、ラリッサ・グレーネフェルトによる19世紀後期のチェロとピアノのための作品集。彼女はソロ活動のみならずオシリス・トリオを結成して室内楽奏者としても活躍しています。ソリストとしてリリースしたこのアルバムでは、ピアノのフランク・フォン・デ・ラールと息の合った完璧な演奏で、ストラド誌やグラモフォン誌から称賛されました。特にツェムリンスキーのイ短調のソナタが絶賛されています。

Avie
AV-2632(1CD)
1883〜R.シュトラウス、グリーグ、フォーレ:チェロ作品集
R.シュトラウス:チェロ・ソナタ Op.6
グリーグ:チェロ・ソナタ Op.36
フォーレ:エレジーOp.24
クリストフ・クロワゼ(Vc)、
オクサナ・シェフチェンコ(P)

録音:2021年8月11日-13日、チューリッヒ・ラジオ・スタジオ(スイス)
1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動するスイスの注目チェリスト、クリストフ・クロワゼ。オーストリアのブラームス国際コンクールやドイツのベルリン国際音楽コンクールを含む、アメリカ、中国、イタリア、スイスなど数々のコンクールで第1位を受賞、2017年にはスイス・アンバサダーズ・アウォード(スイス大使賞)も受賞しています。
パンデミックとロックダウンによって駆り立てられた創作意欲から生み出された自作自演アルバム「エキゾチックな航海(AV-2598)」に続くAvie新録音は、1883年に誕生した偉大な名曲を厳選。
1883年はチェロのための作品がまさに豊作とも言える年となりました。ベルゲンPOを指揮していたエドヴァルド・グリーグが作曲活動に復帰した年であり、チェロとピアノのための唯一の作品であるイ短調のソナタを作曲。また、同年、R・シュトラウスは、弱冠19歳にして同じ組み合わせのために作曲した「ソナタ ヘ短調」を発表。ガブリエル・フォーレは1880年にチェロ・ソナタに着手し、1883年に単曲「エレジー」として出版・初演されました。本アルバムにおいても、クロワゼの定期的な演奏パートナーであるオクサナ・シェフチェンコが、この美しくバランスの取れたチェロとピアノのための作品の録音に参加しています。
Avie
AV-2641(1CD)
ビヨンド・ザ・ウォール〜ヒンデミット、オルブライト、シュルホフ、デニソフ:サクソフォン・ソナタ集
ヒンデミット:ソナタ Op.11-4
ウィリアム・オルブライト(1944-1998):アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ
シュルホフ(1895-1942):ホット・ソナタ
エディソン・デニソフ(1929-1996):アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ
AkMi Duo【ヴァレンティーヌ・ミショー(アルトSax)、アクヴィレ・シレイカイテ(P)】

録音:2023年4月13日、14日、18日、19日、キュンストラーハウス・ボスヴィル(スイス)
チューリッヒ芸術大学で研鑽を積んだフランスのサクソフォン奏者、ヴァレンティーヌ・ミショーと、リトアニアのピアニスト、アクヴィレ・シレイカイテによるデュオ・デビュー盤。
本アルバムでは、アメリカ亡命時に作曲された叙情的かつ劇的なヒンデミットの人気のソナタから、アメリカン・モダニズムの影響を受けたデニソフのソナタまで、歴史的、地理的なつながりがある20世紀のソナタを取り上げています。
ヴァレンティーヌ・ミショーは、音楽的な繊細さと説得力のある芸術性が完璧に融合したテクニックを持つサクソフォン奏者。これまでに数々の賞を受賞し、2020年には栄誉あるクレディ・スイス・ヤング・アーティスト賞を受賞しています。また、サクソフォン・ソリストとしては初となる、VPOとの共演も果たしています。Akmi Duoとしては、2018年にヴェローナで開催された権威あるサリエリ=ジネッティ国際室内楽コンクールで第2位、スイスのオルフェウス室内楽コンクールで第1位を受賞。2019年には名誉あるスイス大使賞を受賞しています。

Indesens Calliope Records
IC-018(1CD)
ウィーンのマンドリン
作者不詳(19世紀前半):マンドリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調
ヨハン・コンラッド・シュリック(c.1759-c.1825):マンドリンと通奏低音のためのソナタ ト長調
ジュゼッペ・(ヨーゼフ)・ブレスバー:マンドリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調/作者不詳(19世紀前半):マンドリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調
ブレスバー:マンドリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調
ジョヴァンニ・(ヨハン)・ホフマン(1770-1842):マンドリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調
アッラ・トルカチェワ(マンドリン)、
ヴァンサン・ベルナール(ハープシコード)、他

録音:2021年11月18日−21日(フランス)
2008年桑原康雄マンドリン国際コンクールにて優勝、聴衆賞を獲得したアッラ・トルカチェワが、ウィーンのマンドリン・ソナタを世界初録音!ハープシコードに古楽に精通したヴァンサン・ベルナールを迎え、6つの作品がオリジナルの手稿譜から演奏され収録されています。当時の音楽がいかにダイナミックで、ヴィルトゥオーゾ的で、繊細さに満ちていたかを知ることができウィーンの音楽にどっぷりと没入することが出来る一枚です。

Etcetra
KTC-1776(1CD)
メイド・イン・パリ
ドビュッシー:子供の領分(アレクサンデル・ファン・エールデヴァイク編)
ラヴェル:序奏とアレグロ*
ルイーズ・ファランク(1804-1875):九重奏 変ホ長調 Op.38
デ・ベゼティング・スペールト、
ドリーネ・マルセリイェ(Hp)*
弦楽五重奏と木管五重奏を組み合わせた10名によるアンサンブル、デ・ベゼティング・スペールトは、結成から18年、オランダのロッテルダムで確固たる地位を築き上げ、プロフェッショナル集団として成長しました。プログラムにより2名から10名までの弦楽器と管楽器を自在に組み合わせ、ユニークでバラエティーに富んだサウンドを生み出してきた彼らですが、今回はさらにゲストとしてハープ奏者のドリーネ・マルセリイェを迎え入れ、ラヴェル「序奏とアレグロ」を収録しています。

Forgotten Records
fr-1899(1CDR)
モーツァルト:ピアノと管楽の為の五重奏曲 変ホ長調 K.452*
ベートーヴェン:六重奏曲 変ホ長調 Op.71#
ヤン・パネンカ(P)*、ヨセフ・シェイバル(Ob)*
ヴラディミール・ルジーハ(Cl):
ミロスラフ・シュテフェク((Hrn)*
カレル・ヴァツェク(Fg)*
プラハ音楽院室内アンサンブル#

録音:1956年7月
※音源:Supraphon DV5301, LPV33
Forgotten Records
fr-1913(1CDR)
シューベルト:ピアノ三重奏曲集
第1番変ロ長調 Op.99, D.898
第2番変ホ長調 Op.100, D.929
フェリクス・ガリミール(Vn)
ラースロー・ヴァルガ(Vc)
イシュトヴァン・ナーダシュ(P)

録音:1957年
※音源:Period SLP735
Forgotten Records
fr-1916(1CDR)
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調*
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調*
ヒナステラ 弦楽四重奏曲第1番Op.20#
パガニーニSQ【アンリ・テミアンカ(Vn1)、チャールズ・リボーヴ(Vn2)、グスターヴ・ロジールズ〔ギュスターヴ・ロッセール〕(Vn2#)、デイヴィッド・シュヴァルツ(Va)*、チャールズ・フォイダート〔シャルル・フォワダール〕(Va)#、リュシアン・ラポルト(Vc)】

録音:1956年#、1958年*
音源:Kapp KCL-9038*、米Decca DL9823#

QUERSTAND
VKJK-2301(1CD)
「ファニとフェリックス」
ヘンゼル:ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.11
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第2番
ハ短調 Op.66
クリスティン・ヘンネベルク(P)
アンドレアス・ハルトマン(Vn)
ズザンネ・ラスバッハ(Vc)

録音:2023年2月 ガルテンザール、ドイツ ザクセン州 ライプツィヒ
ファニ(・メンデルスゾーン)・ヘンゼルとフェリックス・メンデルスゾーンの姉弟それぞれのピアノ 三重奏曲を収録。姉ファニのニ短調のピアノ三重奏曲は今やすっかり人気曲。 演奏者はいずれもドイツの実力ある人たち。クリスティン・ヘンネベルクは独奏ピアニストとして活 躍する一方、2001からマクデブルク音楽院でピアノの指導にも当たっています。アンドレアス・ハルト マンは30年以上ライプツィヒのMDR SOのコンサートマスターを務めています。ズザンネ・ラス バッハはザクセン州南部のプラウエン生まれのチェロ奏者。1993 年結成のライプツィヒ・メンデルス ゾーン四重奏団のチェロ奏者として知られています。 ライプツィヒのメンデルスゾーン・ハウスのガルテンザール

ALPHA
ALPHA-939(1CD)
バッハ:リコーダーとチェンバロによるソナタ編曲集
バッハ:ソナタ ヘ長調(原曲:フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV1035)
アンダンテ(原曲:ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1014第3楽章)
トリオ・ソナタ ホ短調 BWV527(原曲: オルガン独奏のためのトリオ・ソナタ 第3番 ニ短調)
シャコンヌ ト短調(ピエール・グアンによるチェンバロ独奏版)(原曲: 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番ニ短調 BWV1004第5楽章)
コラール「今ぞ来たれ、異邦人の救い主よ」(原曲: オルガン独奏のための同名のコラール前奏曲 BWV659)
組曲 ニ短調(原曲:リュートまたはラウテンヴェルクのための組曲 ハ短調 BWV997)
ラルゴ (原曲:ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ハ短調 BWV1017 第1楽章)
ジュリアン・マルタン(リコーダー)
オリヴィエ・フォルタン(Cemb)

録音:2021年11月 ヴィトリ=レ=クリュニー城(フランス東部ブルゴーニュ地方)
バッハのさまざまな独奏曲や室内楽曲から自由に作品を選び、この2つの楽器の味わい を最大限に引き出した編曲を通じて、傑作群の思いがけない美に光を当ててゆくアルバム。バッハが自作品をさまざまな編成のために編曲し たことはよく知られていますが、教会カンタータや協奏曲などでも印象的な活躍の場を与えられていながら彼自身のオリジナルの室内楽曲が ほとんど残されていないリコーダーが、バッハ自身も演奏を得意としたチェンバロの響きとのミニマムな二重奏で驚くほど自然な活躍をみせるの は、演奏者二人の豊かな演奏経験と並外れた音楽性あればこそのことでしょう。中音域での深々とした味わい、高音域まで一貫して丁寧 な粒立ちの音でのびやかに奏でられるリコーダーの傍ら、フォルタンのチェンバロも細部までキメ細かな解釈を聴かせ、両者の対照的な響きの 交錯にどこまでも聴き入ってしまうプログラム。ピエール・グアン編曲のチェンバロ独奏版で聴かれる有名なシャコンヌも、ごく自然な佇まいで壮 大な音世界が繰り広げられてゆくさまがたまりません。

Dynamic
CDS-7962(2CD)
NX-B05
シューマン:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.63
幻想小曲集 Op.88
ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調 Op.80
ピアノ三重奏曲第3番ト短調 Op.110
エス・トリオ【ラウラ・ゴルナ(Vn)、チェチーリア・ラデイク(Vc)、ラウラ・マンツィーニ(P)】

録音:2022年2月(CD1)、2022年9月(CD2)
長年にわたりピアノ独奏曲を作曲していたシューマンが、室内楽のジャンルに取り組み始めたのは30代になってからのこと。とりわけピアノ三重奏曲はドレスデ ンに移って以降の円熟期に書かれています。第1番は1847年、妻クララの誕生日を祝して書かれたもので、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番から 影響を受けたシューマンらしいロマンティシズムに溢れた作品。その直後に着手され同年10月に完成した第2番は、第1番とは対照的な性格を持つ、明るく 生き生きとした内容の曲。クララもこの曲を愛奏したと言われています。第3番は1851年の作品。試演を行ったクララが「情熱的で創意に満ちている」と評し ています。幻想小曲集 作品88は1842年に作曲されたものの、シューマン自身は仕上がりに満足せず、何度も改訂を繰り返し、ようやく1850年に出版さ れた、4つの小品からなる作品。シューマンらしい情感に満ちた曲集です。演奏はイタリアのアンサンブル「エス・トリオ」。2005年にデビューし、世界中の音楽 祭やホールで演奏、女性作曲家の作品を積極的に取り上げる他、演劇やジャズ・アーティストなどとコラボレーションを行っています。

En Phases
ENP-012(1CD)
フォーレとその教え子たちのヴァイオリン作品
リリ・ブーランジェ(1893-1911):夜想曲
ブーランジェ:行列
エネスコ:ヴァイオリンと4手ピアノのための小品*
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ (パウル・コハンスキ編曲ヴァイオリンとピアノ版)
ラヴェル:フォーレの名による子守歌
フォーレ(1845-1922):ヴァイオリン・ソナタ 第2番Op.108
ガエターネ・プルヴォスト(Vn)
ダナ・チョカルリエ(P)
マラ・ドブレスコ(P)*

録音:2023年 スタジオ・ステファン・ポレロ
フランコ・ベルギー派の名手ガエターネ・プルヴォストによる、フォーレとその教え子たちのヴァイオリン作品 集。艶やかな音色と、程よい抒情を湛えた演奏が楽しめます。

Gramola
GRAM-99301(1CD)
フルート作品集
ダニエル・リントン=フランス(1973-):シューベルトの主題による幻想曲…世界初録音
シューベルト:「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 D.802Op.160
フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):「オイリアンテ」の主題による序奏と変奏曲 Op.63
リントン=フランス:マジックのレッスンで…世界初録音
シューベルト:美しき水車小屋の娘 - 小川の子守歌 D.795Op.25-20(A.ディアベリ編)…世界初録音
サビエル・ラック(Fl)
ダニエル・リントン=フランス(P)

録音:2022年3月15-16日、2022年8月2-3日
オーストラリア出身のフルート奏者サビエル・ラックと彼の友人でピアニスト、ダニエル・リントン=フランスによる 「マジックのレッスンで」と題されたアルバム。歌曲や歌劇の旋律からインスピレーションを受けた作品が選ばれ ており、その中心となるのはシューベルトの「しぼめる花の主題による変奏曲」です。リントン=フランスの作品 はどちらも世界初録音で、なかでも「マジックのレッスンで」はモーツァルトの「魔笛」のフレーズが用いられた技 巧的な作品です。またディアベリがフルート用に編曲したシューベルトの「小川の子守歌」も世界初録音。
Gramola
GRAM-99277(1CD)
万華鏡
J・シュトラウス:喜歌劇「こうもり」 序曲(J. ウルジェイ編)
グラズノフ:サクソフォン四重奏曲 変ロ長調 Op.109
ゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953-):サクソフォン四重奏曲(2014)
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(J. ウルジェイ編)
モビリス・サクソフォン四重奏団

録音:2022年4月2-3日、6月19-20日
「Kaleidoskop=万華鏡」を通して見ることで得られる魔法を思わせる世界を音響的に表現した1枚。ア ルバムは、オーケストラの雰囲気を大切にした「こうもり」序曲ではじまり、メインとなる20世紀初期の名作、 グラズノフの「サクソフォン四重奏曲」が続きます。ハースの「四重奏曲」はミニマル・ミュージックを思わせる斬 新な響きが特徴。同一パターンのリズムが続くなか、少しずつ音が変化し、ユニークな世界を作り上げます。 最後は誰もが知っているバッハの「トッカータとフーガ」をサクソフォンで演奏。カラフルな世界を体験できま す。

ALPHA
ALPHA-1002(1CD)
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲 第2番ホ短調 Op.67
ブッシュ三重奏団【マティウ・ファン・ベレン(Vn)、オリ・エプスタイン(Vc)、オムリ・エプスタイン(P)】

録音:2022年10月11-14日 テルデックス・スタジオ、ベルリン
ドヴォルザークとシューベルトの一連の録音が好評を博しているブッシュ三重奏団による、ラヴェルとショスタコーヴィチ。対照的とも言える2人の 作曲家が生み出したこれらの作品は、自身のルーツであるバスク地方の舞曲などにインパイアされたラヴェル、友人イワン・ソレルチンスキーの 追悼のために書かれたショスタコーヴィチと、曲の成り立ちも性格的にも違っていながら、いずれも第3楽章にパッサカリアが採用されており、さ らにそれぞれ第一次、第二次の世界大戦が影を落としているという共通点を持っています。どちらも聴衆の心を深く揺さぶる力を持つこれら の作品を、ブッシュ三重奏団はごく自然な流れで一枚のアルバムに収めました。彼ららしい瑞々しい表情で陰りも深く刻み、それぞれの特色 を明確にしながら、これらの作品の新しい側面を開くことにも成功しています。
ALPHA
ALPHA-995(1CD)
幻燈 アコーディオンの世界 〜バロックから現代まで
ラモー:ガヴォットと6つのドゥーブル 〜イ調の組曲
レジス・カンポ(1968-):幻燈
バッハ:トッカータ 〜パルティータ 第6番ホ短調 BWV830
トーマス・ギュービッチ(1957-):この調子でいけば
モーツァルト:フィナーレ 〜ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304
カンポ:パガマニア!
ギュービッチ:ナウエル・ウアピ湖のほとりで
チャイコフスキー:ロマンス ヘ短調 Op.5
ショスタコーヴィチ:フィナーレ 〜チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
ギュービッチ:タンゴ・タンジェント
グラナドス:スペイン舞曲 第2番 「オリエンタル」
バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ ニ短調 〜無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ 第2番BWV1004
カンポ:星々へ
テオ・ウルド(アコーディオン)
ルカ・ファウリーシ(Vn)
リサ・ストロース(Vc)
ナタリヤ・スタンコヴィチ(声/アルト)
山田容子(トイ・ピアノ、moulin a musique)
アミネ・ソウファリ(ウード)
ジーン・フィリップ・グレゴワール(エレキ・ギター)
レジス・カンポ(声/バス、口笛、シタール、シンギング・ボール=鈴[りん])
ジョエル・ヴェルサヴォー(ドゥドゥク)
ヴァンサン・ベア=ドゥモンデ(マンドリン)

録音:2023年4月 スタジオ・フェルベール、パリ
2023年現在25歳の若きアコーディオン奏者テオ・ウルド。6歳でマルセイユ地方音楽院、16歳でパリ国立高等音楽院に進学、在学中か ら数々のコンクールで入賞し、2019年に卒業以来幅広い活動でアコーディオンの可能性を追求し続けています。アコーディオン4人の「エオ リーナ四重奏団」、ヴァイオリンとチェロとの「フィリア・トリオ」としても活動、現代作曲家とのコラボレーションから古典作品の編曲・演奏など、 彼の活動が集約されているのが今回のアルバムと言えそうです。電子楽器との共演によって生み出される多彩な響きから、バッハの「シャコン ヌ」での圧巻の表現力まで、彼の演奏とアコーディオンの魅力を堪能できる一枚です。

SOMM
SOMMCD-0676(1CD)
NX-B04
Handel at Home 第2集
1-4. 歌劇「リナルド」 HWV7より
 1. Overture 序曲(R.ブラウン編)
 2. Sinfonia and Cara sposa(R.ブラウン編)
 3. Il vostro maggio(R.ブラウン編)
 4. Lascia ch'io pianga(S.ウォルストンによるチェンバロ編)
5-7.5声のソナタ 変ロ長調 HWV288(A.バターフィールド編)
 5. I. Andante
 6. II.Adagio
 7. III. Allegro
8-10. オラトリオ『サムソン』 HWV57より
 8. Overture 序曲(J.ウォルシュ編)
 9. Total Eclipse(J.ウォルシュ&R.ブラウン編)
 10. Thus when the sun(J.ウォルシュ&R.ブラウン編)
11. 歌劇「ラダミスト」 HWV12- Ombra cara(G.ヘンデル編)
12-14. 歌劇「エジプトのジューリオ・チェーザレ」より
 12. Overture 序曲(A.バターフィールド編)
 13. Se pieta(R.ブラウン編)
 14. Da tempeste(R.ブラウン編)
15. 歌劇「ヘラクレスの選択」 HWV69- Yet can I hear that dulcet lay(R.ブラウン編)
ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ
レイチェル・ブラウン(フルート/リコーダー)…1-3、8-10、13-15
オリヴァー・ウェッバー(Vn)…1-3、6-7、12-13、15
レイチェル・バート(Va)…1-3、5-7、9-10、12
ギャビン・キッブル(Vc)…1-3、8-10、12-15
サイラス・ウォルストン(Cemb)…1-15
エイドリアン・バターフィールド(Vn)…5-7、9-10、12-15
ナオミ・バレル(Vn)…5-7
カリーナ・コスグレイヴ(Cb)…5-7

録音:2023年5月16-18日
ヘンデルの名を冠したアンサンブル「ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ」の新アルバム。 第1集(SOMMCD055)と同じく、録音の無い時代に、ヘンデル作品を家で楽しみたい・・・そんな希望を叶 えたであろう編曲集です。17世紀から18世紀にかけて活躍した出版業者ジョン・ウォルシュによる室内楽版 の編曲版に加え、メンバーのフルート奏者レイチェル・ブラウンらが新たに編曲を行った『サムソン』や「ラダミス ト」からのアリアや序曲を収録。「リナルド」の名アリア「泣かせてください」はウォルストンがアレンジしたチェンバ ロ独奏版でお楽しみいただけます。親しみやすく楽しい1枚です。

Orchid Classics
ORC-100262(1CD)
NX-B03
パッサカリア
レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 P.110
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.134
パヴェル・ベルマン(Vn)
マリア・メエロヴィチ(P)

録音:2023年4月17-19日
名ピアニスト、ラザール・ベルマンを父に持つヴァイオリニスト、パーヴェル・ベルマンのアルバム。収録されている 2つのソナタは、どちらも終楽章をパッサカリアとするもので、旋律を活かしたレスピーギ、十二音の技法を取り 入れたショスタコーヴィチと、作曲家によって異なる主題の発展を楽しむことができます。 ベルマンは1987年のパガニーニ・コンクールで17歳で第2位、1990年のインディアナポリス国際ヴァイオリン・ コンクールでは第1位と金メダルを獲得。彼が演奏する1702年クレモナ製のストラディヴァリウスは、かつてオ イストラフが弾いていた楽器です。

FUGA LIBERA
FUG-808(1CD)
メンデルスゾーン&エネスコ:弦楽八重奏曲
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20
エネスコ:弦楽八重奏曲 ハ長調 Op. 7
ロレンツォ・ガット(Vn)
ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)
エリザベート王妃音楽院のソリストたち

録音:2021年3月、2022年4月
 エリザベート王妃音楽院、ワーテルロー、ベルギー
ベルギーのエリザベート王妃音楽院の学生たちと、音楽院ゆかりのロレンツォ・ガット、ミゲル・ダ・シルヴァによる弦楽八重奏の名作を2曲。どちらもはじけるような瑞々しい表現が素晴らしく、作品の魅力を十二分に引き出しています。

Capriccio
C-5503(2CD)
NX-B09
ニコライ、アレクサンドル、イヴァン・チェレプニンの室内楽作品集
ニコライ・チェレプニン(1873-1945):弦楽四重奏曲 イ短調 Op.11
アレクサンドル・チェレプニン:弦楽四重奏曲第1番Op.36(1922)
A.チェレプニン:弦楽四重奏曲第2番Op.40(1926)
イヴァン・チェレプニン(1943-1998):風は全くなかった(1996)- ソプラノと弦楽四重奏のための
A.チェレプニン:ピアノ五重奏曲 ト長調 Op.44(1927)
シボーン・スタッグ(S)
ジュゼッペ・メントゥッチャ(P)
ミケランジェロQ【ミハエラ・マルティン(Vn)、コンラート・ムック(Vn)、マイケル・バレンボイム(Va)、フランス・ヘルメルソン(Vc)】

録音:2021年3月17-19日
ロシアの音楽一家「チェレプニン家」の3世代にわたる作品を紹介するアルバム。 ニコライ・チェレプニンはサンクトペテルブルク出身。サンクトペテルブルク音楽院にてニコライ・リムスキー=コル サコフに師事し、指揮者として1909年から1914年にかけてセルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエ団に参加 しました。1918年にグルジア(現ジョージア)にわたり、その後パリへ亡命。フランス印象主義音楽の影響を採 り入れたロマンティックな作品を遺しています。ニコライの息子アレクサンドルもサンクトペテルブルク出身。ニコ ライから音楽を学ぶとともに、父がかかわっていたバレエ・リュスの関係者から多大な影響を受けました。パリで はフランス6人組と親交を持ち、その後はロシアやアゼルバイジャン、ペルシャなどの民謡を採取、1930年代 には日本を含むアジアを訪れ、若手作曲家の指導を行っています。アレクサンドルの三男であるイヴァンも幼 い頃から音楽に親しんできました。7歳の時に両親がデポール大学で教職を得たのに伴いシカゴに移住、 ハーバード大学でレオン・キルヒナーに師事、ヨーロッパではピエール・ブーレーズ、カールハインツ・シュトックハウ ゼンのレッスンを受け、1972年にはハーバード大学、電子音楽スタジオのディレクターに就任、亡くなるまでこ の職にありました。このアルバムにはシェーンベルクを思わせるソプラノ独唱付きの弦楽四重奏曲を収録。後 期ロマン派から20世紀後半まで、時代とともに変化する作曲スタイルがつぶさにわかる好企画といえるでしょ う。

Ars Produktion
ARS-38344(1SACD)
プーランク、ヤナーチェク、ラフマニノフ
プーランク:ソナタ(Vcとピアノのための)
ヤナーチェク:おとぎ話
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
アラム・アマトゥニ(Vc)、
イーゴリ・チェトゥーエフ(P)

録音:2022年1月10日-12日
サンクトペテルブルク生まれのチェリスト、アラム・アマトゥニは6歳でチェロを始め、ハノーファー音楽大学でレオニード・ゴロホフに師事し、スイス・ロマンドOでは首席チェリストを務めました。
ピアニストのイーゴリ・チェトゥーエフは1980年、ウクライナのセヴァストポリで生まれ、ハノーファー音楽大学でウラディーミル・クライネフに師事しました。1998年には僅か18歳で第9回ルービンシュタイン国際ピアノコンクール優勝を果たし、国際的に活躍しています。
Ars Produktion
ARS-38639(1CD)
愛の讃歌
クライスラー:愛の喜び
ガーシュウィン:ソングブックより 〔Swanee、Nobody but you、Oh, Lady be good、Do-Do-Do、Liza〕
マルグリット・モノ:愛の讃歌
ショーソン:詩曲/ロータ:愛のテーマ
レハール:ジプシーの恋
ドヴォルザーク:ロマンス ヘ短調
グリーグ&サティ&ショスタコーヴィチ:三人婚
エルガー:愛の挨拶
伝承曲:スウェーデンへのオマージュ
クルト・ヴァイル:ユーカリ
バート・ハワード:フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン
ヘルベルト・ピクスナー:素敵なワルツ
ヘンデル:私を泣かせてください 
デュオ・ミネルヴァ

録音:2023年4月
クラリネットとアコーディオンによる「デュオ・ミネルヴァ」の愛をテーマにしたアルバムです。彼らは入念なリハーサルを重ねてこのレコーディングを行いました。クラシックを中心としたさまざまなジャンルの作品に彼らの世界観をプラスすることによって、全く新しい斬新なイメージを与える作品に仕上げています。
Ars Produktion
ARS-38641(1CD)
現代の橋
ダニエル・シュナイダー(b.1961):アイアン・テトラポッド、ア・フライデー・ナイト・イン・オーガスト
カプースチン:三重奏曲 Op.86
コヴァーチ:アフター・ユー,ミスター・ガーシュウィン
タルガト・ハセノフ(b.1973):Ak kalfak
アルベーナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカ(b.1965):トラベル・イースト Op.229
アレクセイ・ミハイロヴィチ・イグデスマン(b.1973):マンダラのワルツ
スヴァンテ・ヘンリソン(b.1963):組曲オフ・ピスト
ギヨーム・コネソン(b.1970):テクノ=パレード
テトラポッド・アンサンブル

録音:2021年10月4日-7日
実力派チェリスト、クリストフ・クロワゼなどが参加するスイスの四重奏団、テトラポッド・アンサンブル。フルート、クラリネット、チェロ、ピアノという編成で演奏する彼らは、現代音楽がいかに面白く、普遍的に理解できるかをこのアルバムで証明しています。クロスオーヴァーやジャズの要素を取り入れた作品なども収録されておりバラエティに富んでいます。

Avie
AV-2626(1CD)
サムシング・ライク・ディス
ラクリン・スキップワース(b.1982):オード
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299より 第2楽章 アンダンティーノ(編曲:エミリー・グレインジャー/カデンツァ:ジョン・トマス)
エレーナ・カッツ=チェルニン(b.1957):サムシング・ライク・ディス
クリストファー・セインズベリー(b.1963):ジャガマラ
イベール
:寄港地
バッハ:フルート・ソナタ ト短調 BWV.1020(編曲:エミリー・グレインジャー)
ルトスワフスキ:フルートとハープのための3つのフラグメント
ジェシカ・ウェルズ(b.1974):サティ
サティ
ジムノペディ第1番(ソロ・ハープ版)、
 ジムノペディ第3番(フルートとハープ版)(トランスクリプション:エミリー・グレインジャー)
サリー・グリーナウェイ(b.1984):フルートとハープのための詩曲第1番〜第3番
サリー・ウォーカー(Fl)、
エミリー・グレインジャー(Hp)

録音(ライヴ):2022年10月2日ー3日、ルウェリン・ホール(オーストラリア国立大学、キャンベラ)
オーストラリアで活躍するハーピスト、エミリー・グレインジャーが、印象的なソロ・デビュー・アルバム『イン・トランジット』(AV-2495)に続き、セカンド・アルバムとなる『サムシング・ライク・ディス』をレコーディング。オーストラリア室内Oの客演首席フルート奏者を長年務めているサリー・ウォーカーとの美しいコラボレーションで、バッハやモーツァルトの音楽をオーストラリアの作曲家たち(カッツ=チェルニン、グリーナウェイ、スキップワース、ウェルズ、そして先住民の作曲家であるクリストファー・セインズベリー)の作品や、20世紀の名作(イベール、ルトスワフスキ、サティ)と並べて披露しています。
エミリー・グレインジャーはアメリカで生まれ、オーストラリアを拠点とするハープ奏者。クラシック音楽、ポピュラー音楽、アート音楽の世界を自由に横断し、その優れた才能は親密な室内リサイタルや大胆な新作のスリリングなパフォーマンスにも同様に適しています。デビュー・ソロ・アルバムの『In Transit』は、ABCクラシックと2MBS Fine Music Sydneyの特集アルバムに選ばれ、BBCミュージック・マガジンでは「美しい」、ライムライト・マガジンでは「印象的なデビュー作」と称賛され、これまでに300万回以上のストリーミングを通じて80万人以上に届けられています。

Cobra Records
COBRA-0089(1CD)
トレヴァー・グラール:オヴ・エンシェント・デイズ(世界初録音)
トレヴァー・グラール(b.1984):「オヴ・エンシェント・デイズ」 -1. プレリュード:イン・ザ・ビギニング(ウンダ・マリス)
2. 第1夜:コラールと変奏曲T(バッハ:パルティータ 「ようこそ、慈悲あつきイエス」 BWV768)
3. 第1日:フィラメント
4. 第2夜:変奏曲U, V&W(バッハ:パルティータ 「ようこそ、慈悲あつきイエス」 BWV768)
5. 第2日:エコー・スフィア
6. 第3夜:変奏曲X, Y&Z(バッハ:パルティータ 「ようこそ、慈悲あつきイエス」 BWV768)
7. 第3日:カリタムニオン・ロゼウム(原始藻類)の多作の物語
8. 第4夜:変奏曲[&\(バッハ:パルティータ 「ようこそ、慈悲あつきイエス」 BWV768)/9. 第4日:星の渦
10. 第5夜:変奏曲](バッハ:パルティータ 「ようこそ、慈悲あつきイエス」 BWV768)
11. 第5日:森の奥深く...
12. 第6夜:変奏曲XI(バッハ:パルティータ 「ようこそ、慈悲あつきイエス」 BWV768)
13. 第6日:この人を見よ
トレヴァー・グラール(ハイパーオルガン/tr.1, 3,5,7,9,11,13)
フランチェスカ・アヨッサ(ウトパ・バロック・オルガン、メカニカル・コンソール/tr.2, 4,6,8,9,10,11,12)

録音:2023年1月6日-8日、オルゲルパーク(アムステルダム、オランダ)
カナダ系オランダ人作曲家、オルガン奏者のトレヴァー・グラールによる、世界初録音となるハイパーオルガンのための大作 「オヴ・エンシェント・デイズ」 。この作品は、2018年にアムステルダムの「オルゲルパーク」に完成したウトパ(ユートピア)・バロック・オルガンのために作曲されました。
「ハイパーオルガン」という用語は、楽器と演奏メカニズムの複雑かつ柔軟な相互リンクを表します。本作で用いられたオルガンは、通常のコンソールに加え、完全にデジタルで操作するように切り替えられるようになっているため、音色を通常よりも複雑に組み合わせることが可能になっています。バロック期の音を忠実に再現した音色と、現代のテクノロジーの見事な融合によりオルガンの新たな可能性を見い出しています。

Diapason
DIAP-161(1CD)
フォーレ:室内楽作品集

(1)チェロ・ソナタ第2番
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調 Op.108
(3)ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120
(4)「ドリー」ピアノ連弾用の6つの小品
(1)ポール・トルトゥリエ(Vc)
ジャン・ユボー(P)
録音:1962年
(2)ジノ・フランチェスカッティ(Vn)
ロベール・カサドシュ(P)
録音:1953年
(3)ボザール・トリオ
録音:1956年
(4)ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(P)
ジャクリーヌ・ロバン(P)
録音:1955年
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜ディアパゾンが選んだ決定盤』。
シリーズの第161巻として登場するのは、フランスを代表する作曲家ガブリエル・フォーレの室内楽作品集!
「チェロ・ソナタ第2番」はフランスが生んだ名チェリスト、ポール・トルトゥリエの演奏。後にハイドシェックとも2回目の録音を行っていますが、ここではジャン・ユボーと行った1回目の録音を収録。その他にフランチェスカッティとカサドシュの「ヴァイオリン・ソナタ第2番」、ボザール・トリオの「ピアノ三重奏曲」、そしてデュティユーの妻であったジュヌヴィエーヴ・ジョワとジャクリーヌ・ロバンの名コンビによる息のぴったり合った「ドリー」が選曲されるなど「ディアパゾン(Diapason)」ならではの豪華な内容となっています。

Acte Prealable
AP-0537(1CD)
スタトコフスキ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ロマン・スタトコフスキ(1859-1925):アルバムのページ Op.32
クラコヴィアク Op.7/3つの小品 Op.17
3つのマズルカ Op.8/ドゥムカ
2つの小品 Op.34
ナタン・ドンダルスキ(Vn)、
アンナ・パラス(P)

録音:2021年12月12日-13日(ポーランド)
※全曲世界初録音
ーランド生まれのヴァイオリニスト、ナタン・ドンダルスキは、ショパン音楽大学を優秀な成績で卒業し、ドイツのヴュルツブルクやデュッセルドルフでも学びました。国内外のコンクールでも多くの受賞歴を持ち、ポーランドを代表するヴァイオリニストのひとりとして活躍しています。
Acte Prealable
AP-0539(1CD)
ヴィオリニッシモ〜バツェヴィチ:ヴァイオリン独奏、二重奏、四重奏作品集
グラジナ・バツェヴィチ:独奏ヴァイオリンのための「ポーランド奇想曲」、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番、ヴァイオリンのための「4つの奇想曲」、民謡のテーマによる易しい二重奏曲、2つのヴァイオリンのための組曲、ヴァイオリン四重奏曲
モニカ・ウルバニアク(Vn)、カタジナ・セレマク(Vn)、アメリア・マショニスカ(Vn)、マルタ・マズレク(Vn)、ヤツェク・シヴィツァ(Vn)、ティファニー・タン(Vn)

録音:2020年11月21日-22日(ベルン、スイス)
ポーランドの女性作曲家であるグラジナ・バツェヴィチは、ポーランド放送Oのコンサートマスターを務めるなど、ヴァイオリニストとしても活躍しましたが、1954年に自動車事故で重症を負ってからは作曲家として専念しました。
ヴァイオリニストのモニカ・ウルバニアクはベルン芸術大学で教授を務めており、この録音のメンバーの多くは彼女の教え子です。

Chandos
CHAN-20298(2CD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.1
弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1
弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 Op.18-6
弦楽四重奏曲第11番ヘ長調 Op.95「セリオーソ」
弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1
弦楽四重奏曲第12番変ホ長調 Op.127
ドーリックSQ【アレックス・レディントン(Vn1)、イン・シュエ(Vn2)、エレヌ・クレモン(Va)、ジョン・マイヤーズコフ(Vc)】

録音:2021年12月14日-16日、2023年2月1日-3日&6月6日-7日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
英グラモフォン誌で『最も優れた若手SQの1つ』と絶賛され、世界中の聴衆と批評家から熱狂的な支持を受けるイギリスのアンサンブル、ドーリックSQ。1998年に活動を開始したドーリックSQが結成25周年を迎えるタイミングで、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集という、大きなプロジェクトを立ち上げました。第1弾となるこのアルバムは、ベートーヴェンの初期、中期、後期の作品を組み合わせて収録されています。
弦楽四重奏曲 Op.18の演奏において、メンバーはルイス・エミリオ・ロドリゲス・キャリントン製作のクラシカル・ボウのセットを用いて演奏を行っています。
Chandos
CHAN-20294(1CD)
ミュージック・イン・エグザイル〜亡命者たちの音楽 Vol.7〜ロベルト・ミュラー=ハルトマン:室内楽作品集
ソナタ Op.5(Vnとピアノのための)
2つの小品(Vcとピアノのための)
ソナタ Op.32(2つのヴァイオリンのための)
3つの間奏曲とスケルツォ Op.22(Pのための)
弦楽四重奏曲第2番 Op.38
ARCアンサンブル

※全曲世界初録音
カナダにおける最も優れた文化大使であるARCアンサンブル(Artists of The Royal Conservatory)が注力する『ミュージック・イン・エグザイル〜亡命者たちの音楽』シリーズ。20世紀の全体主義体制下で抑圧され、その後も疎外され続けてきた音楽の研究と復興に力を注いでおり、シリーズではこれまでに「ベン=ハイム(CHAN- 10769)」、「フィテルベルク(CHAN-10877)」、「シモン・ラクス(CHAN- 10983)」、「カウフマン(CHAN-20170)」、「クレバノフ(CHAN- 20231)」、「アルベルト・ヘムシ(CHAN-20243)」の計6巻がリリースされています。
ロベルト・ミュラー=ハルトマン(1884-1950)はドイツのハンブルクで生まれました。彼は4年間ベルリンで研鑽を積み、その後ハンブルクに戻っています。そこで教育と両立して作曲の分野でも成功を収めました。彼の作品は、カール・シューリヒト、R.シュトラウス、オットー・クレンペラーなどが指揮し、ラジオで定期的に演奏されました。1933年頃になると国家社会主義の影響で大学や音楽院の教職を追われることになりましたが、ハンブルクのユダヤ人女子学校で彼は教え続けました。1937年イギリスへ渡った彼は、亡命ドイツ人音楽家として隠遁生活を送るようになり、その作品は忘れ去られてしまいました。このアルバムでは1937年以前に作曲された作品を集めており、作曲家として活発に活動していた時代の作品が含まれています。

GENUIN
GEN-23826(2CD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 Vol.1
弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調 Op.108/弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.110/弦楽四重奏曲第9番変ホ長調 Op.117/弦楽四重奏曲第10番変イ長調 Op.118/未完の弦楽四重奏曲(第9番)/弦楽四重奏曲第11盤ヘ短調 Op.122/弦楽四重奏曲第12番変ニ長調 Op.133/弦楽四重奏曲第13番変ロ短調 Op.138/弦楽四重奏曲第13番断片(初稿)(世界初録音)
アサセッロQ

録音:2022年4月2日-4日&8日-11日、2022年11月7日-11日、2023年2月15日-19日、ドイツ放送室内楽ホール(ケルン、ドイツ)
バーゼル音楽院でラサールSQの創設者、ヴァルター・レヴィンの室内楽クラスの生徒たちによって2000年に結成されたアサセッロ四重奏団が、ショスタコーヴィチが生涯をかけて取り組んだ交響曲と並ぶ重要な作品、弦楽四重奏曲の全集プロジェクトを始動。第1弾となる今作はショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲における最重要作品ともいわれる第8番を含む、1960年からの約10年間に作曲された第7番〜第13番を収録。最後に収録された第13番の初稿の断片は世界初録音です。

Gutman Records
GUTMANCD-151(1CD)
狂乱の時代
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しき夕暮れ
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
ピアソラ:ミロンガ・アン・レ(レのミロンガ)
ラヴェル:ハバネラ形式の小品、
 ヴァイオリン・ソナタ
ガーシュウィン(ハイフェッツ編):なんでもそうとは限らない、ベス, お前は俺のもの
アンタイル:ヴァイオリン・ソナタ第2番
ダニエル・ローランド(Vn)、
ナターシャ・クドリツカヤ(P)

録音:2014年2月12日-14日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
イギリスを代表するSQのひとつ、ブロドスキーSQの第1ヴァイオリン奏者を2007年から11年間務めたダニエル・ローランドが、「狂乱の時代」と呼ばれる1920年代のパリに焦点を当て、ドビュッシー、ラヴェル、プーランクの重要なヴァイオリン・ソナタを演奏。間に挟んでいる作品も単なる箸休めではなく、終盤で伴奏者がボンゴを演奏するアンタイルのクレイジーなソナタなどアルバム全体を通して一切飽きさせません。伴奏を務めるのは過去にもChamps Hill Recordsなどでローランドと共演していたウクライナ出身のピアニスト、ナターシャ・クドリツカヤです。

Gutman Records
GUTMANCD-153(1CD)
モーツァルト:弦楽器、管楽器のための作品集
モーツァルト:ディヴェルティメント第1番変ホ長調 KV113
弦楽五重奏曲ハ短調 KV406
管楽六重奏のためのセレナード変ホ長調 KV375
カメラータRCO

録音:2015年3月26日-27日、MCO(ヒルフェルスム、オランダ)
ロイヤル・コンセルトヘボウOのメンバーで組織されるアンサンブル、カメラータRCOによるモーツァルト・アルバム。世界トップレベルのオーケストラで活躍するメンバーたちによる精緻なアンサンブルをご堪能ください。KV375はオーボエ2本を欠いた初稿版での演奏です。
Gutman Records
GUTMANCD-201302(1CD)
ダンディ&ハイツ:クラリネット三重奏曲集
ダンディ:クラリネット三重奏曲変ロ長調 Op.29
セバスティアン・ハイツ(b.1966):クラリネット三重奏曲
ハイン・ヴィーダイク(Cl)、
ダニエル・エッセル(Vc)、
フランク・ファン・デ・ラール(P)

録音:1998年3月24日、チャペル・スタジオ(ティルブルフ、オランダ)
1996年からロイヤル・コンセルトヘボウO(RCO)に在籍するクラリネット奏者、ハイン・ヴィーダイクと、元RCOチェロ奏者のダニエル・エッセル、そしてオランダの著名なピアニストであるフランク・ファン・デ・ラールが共演した1998年録音盤。ダンディでも秀逸な演奏を聴かせてくれますが、伝統的な西洋音楽の手法をベースに20世紀の革新的な要素を巧みに融合させた作曲スタイルが興味深いオランダ生まれの作曲家、セバスティアン・ハイツの作品が聴けるのもポイントです。
Gutman Records
GUTMANCD-201301(1CD)
甘い団子とチーズ・シュトゥルーデル
モーツァルト:アレグロ ヘ長調(クラリネット、バセット・ホルンと弦楽三重奏のための) KV Anh.90(580b)、
 クラリネット五重奏曲イ長調 KV581、
 アレグロ 変ロ長調(クラリネットと弦楽四重奏のための) KV Anh.91(516c)
メンデルスゾーン:演奏会用小品 ヘ短調(クラリネット、バセット・ホルンと弦楽五重奏のための) Op.113、
 演奏会用小品 ニ短調(クラリネット、バセット・ホルンと弦楽五重奏のための) Op.114
ハイン・ヴィーダイク(Cl)、
ダヴィデ・ラットゥアーダ(バセット・ホルン)、
カメラータRCO

録音:2013年6月15日-16日、シンゲル教会(アムステルダム)
ロイヤル・コンセルトヘボウOのメンバーであるハイン・ヴィーダイクとダヴィデ・ラットゥアーダ、そして同団のメンバーからなるカメラータRCOによるクラリネットとバセット・ホルンを用いた作品集。一風変わったアルバム・タイトルは、メンデルスゾーンと親交のあった当時の最も優れたクラリネット奏者、ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンが演奏旅行でベルリンを訪れた際、メンデルスゾーンがベールマンに好物である甘い団子とチーズ・シュトゥルーデルを自宅で作ってくれるよう頼み、そのお返しとしてメンデルスゾーンがプレゼントしたのがここに収録されている演奏会用小品であることから来ています。当時流行した音楽「プラハの戦い」の旋律を引用したOp.113にメンデルスゾーンは「プラハの戦い!甘い団子とチーズ・シュトゥルーデルのためのクラリネットとバセットホルンの大二重奏曲」というユーモラスなタイトルをつけたそうです。
Gutman Records
GUTMANCD-931(1CD)
ブラームス:クラリネット・ソナタ集&クラリネット三重奏曲
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
クラリネット三重奏曲イ短調 Op.114
ハイン・ヴィーダイク(Cl)、
フランク・ファン・デ・ラール(P)、
ピーター・ウィスペルウェイ(Vc)

録音:1993年12月2日-3日、レモンストラント教会(アルクマール、オランダ)
Gutman Recordsの黎明期に小規模にリリースされた1993年録音盤。後にロイヤル・コンセルトヘボウO(RCO)に入団することになるクラリネット奏者、ハイン・ヴィーダイクと現在もRCOのメンバーと深い関係を築くピアニスト、フランク・ファン・デ・ラールによるブラームスのクラリネット・ソナタはもちろん、現代最高峰のチェリストの一人、ピーター・ウィスペルウェイが特別に参加したクラリネット三重奏曲は是非聴いておきたい貴重な録音です。

Paladino Music
PMR-0127(1CD)
スティアストニー:2つのチェロのための作品集 Vol.2
ヨハン・スティアストニー(ca.1764 - ca.1826):3つの協奏的二重奏曲 Op.6(第1番ト長調、第2番変ホ長調、第3番ハ短調)
マルティン・ルンメル(Vc)
アレクサンダー・ヒュルスホフ(Vc)

録音:2022年8月25日-26日、ヴァインベルク城(オーストリア、ケーファーマルクト)
プラハ出身のチェリスト=コンポーザーであったヨハン・スティアストニーが作曲した2つのチェロのための作品集第2弾。スティアストニーは正確な生没年も不明で、一般の音楽愛好家にはほとんど知られていない存在ですが、その作品はすでに1920年代に「当時としてはまったく新しい効果を含んでいる」と評価されています。チェロのためのレパートリー発掘に情熱を傾けている名チェリスト、マルティン・ルンメルとアレクサンダー・ヒュルスホフが進める「スティアストニー・プロジェクト」は、2人のチェリストための真のデュオ・レパートリーを発見する画期的なもので、チェロの演奏家や愛好家だけでなく、18世紀音楽のコレクターにもその魅力が十分伝わるものとなっています。
マルティン・ルンメルは20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの高弟であり、Paladinoのオーナーとしても大活躍しているオーストリアの名チェリスト。教育者としても活動しつつ、ダーヴィト・ポッパーをはじめとするチェロのためのエチュードを多数出版・録音しており、チェロ学習者のみならず、一般のリスナーにもそれらの音楽的魅力を伝えています。

Fineline
FL-72415(1CD)
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロのためのソナタ集
1. バビロン川のほとりに BWV653(オルガンとヴィオラ・ダ・ガンバによるイントロイトゥス)/2-4. ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロによるソナタ第3番ト短調 BWV1029/5. パルティータ第4番ニ長調 BWV828 より サラバンド(チェンバロ独奏による前奏曲)/6-9. ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロによるソナタ第2番ニ長調 BWV1028/10.ゴルトベルク変奏曲 BWV988よりアリア(ジルバーマン・ピアノ独奏による前奏曲)/11-14. ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロによる3つのソナタ第1番ト長調 BWV1027/15. 平均律クラヴィーア曲集第2巻より 第16番前奏曲 BWV885-1ト短調(オルガン独奏による前奏曲)/16. フルート・ソナタ イ長調 BWV1032より第2楽章ラルゴ・エ・ドルチェ(ヴィオラ・ダ・ガンバとオルガンによる後奏曲)
アンドレア・デ・カルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ルカ・グリエルミ(チェンバロ、オルガン、フォルテピアノ)
※使用楽曲:
・ヴィオラ・ダ・ガンバ:ペレグリーノ・ミケーリ16世紀製(セルジオ・マルチェッロ・グレゴラット・サクロファーノによる2003年コピー)
・チェンバロ:ミヒャエル・ミートケ1708年製(マティアス・グリーヴィッシュによる2000年コピー/tr.5-9)
・フォルテピアノ:ゴットフリート・ジルバーマン1749年製(ケルスティン・シュヴァルツによる2013年コピー/tr.10-14)
・オルガン:ゴットフリート・ジルバーマン1753年製(ヴィルヘルム・リューレによる1998年復元/tr.1-4, 15-16)

録音:2015年6月22日-24日(フランケンシュタイン教会、ドイツ)
アレッサンドロ・ストラデッラの宗教音楽を発掘・録音し続けてきたイタリアのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者=指揮者のアンドレア・デ・カルロと、指揮者、作曲家としての活動に加え、歴史的鍵盤楽器のエキスパートとして多彩な活躍を見せるルカ・グリエルミが織り成す大バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集。
写本ではヴィオラ・ダ・ガンバのための3つのソナタは、本来チェンバロの伴奏になっていますが、彼らはヴィオラ・ダ・ガンバがバッハの手持ちの様々な鍵盤楽器と対話する姿を想像。グリエルミがチェンバロ、オルガン、フォルテピアノを見事に弾き分け、偉大な作曲家が残した作品の新たな可能性を見出しています。
Fineline
FL-72416(1CD)
再発見された忘れられた声〜ユダヤ系オランダ人女性作曲家による室内楽作品集
ヘンリエッテ・ボスマンス(1895-1952):ヴァイオリン・ソナタ
ファニア・チャピロ(1926-1994):チェロ・ソナタ(世界初録音)
ボスマンス:ピアノ三重奏曲
ブルンディバール・アンサンブル〔アレクサンドラ・ライフリナ(Vn)、リュボフ・ウリビシェワ(Vc)、ダニエル・グリムウッド(P)〕

録音:2022年5月14日ー16日、ユーディ・メニューイン音楽学校、メニューイン・ホール(イギリス)
本アルバムでは、ホロコーストの音楽と芸術に特化した英国初の年次フェスティバルとして、2016年1月に開催されたブルンディバール芸術祭のテーマのひとつである「インスピレーションを与える女性たち」に触発され、ホロコーストを生き延びたユダヤ系オランダ人女性作曲家たちをテーマに取り上げています。
アムステルダムの音楽一家に生まれたヘンリエット・ボスマンスは、作曲家、ピアニストとして活躍。ピエール・モントゥー、ウィレム・メンゲルベルクなどと共演し、ロイヤル・コンセルトヘボウOとは1922年から1949年までの間に22のピアノ協奏曲を演奏しています。本アルバムには、若さゆえの情熱、生命力に満ちたヴァイオリン・ソナタと、母親の誕生日に贈った、スペインの情熱、フランスの印象派、中東の響きを感じさせるロマン派的な作風のピアノ三重奏曲の2つの初期の作品を収録。カップリングに選ばれた、インドネシア(旧オランダ領東インド)のジャワ島出身のファニア・チャピロの世界初録音となるチェロ・ソナタは、プロコフィエフの影響が作品全体に散りばめられており、作品の終盤ではジャズの雰囲気を強く醸し出しています。
ブルンディバール芸術祭創設者兼芸術監督を務め、ロイヤル・ノーザン・シンフォニアのメンバーとしても活躍するアレクサンドラ・ライフリナを筆頭としたブルンディバール・アンサンブルの演奏でお楽しみください。イギリスの名プロデューサー、アンドルー・キーナーとコンビを組んでいる敏腕エンジニア、オスカー・トレスによるプロデュース&エンジニアリングによる優秀録音も注目ポイントです!

Spectrum Sound
CDSMBA-152(2CD)
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集
■CD1
(1)ヘンデルの『ユダ・マカベア』の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 ト長調WoO.45
(2)チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
(3)モーツァルトの『魔笛』の「娘か女か」の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
(4)チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5-1
(5)モーツァルトの『魔笛』の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO.46
■CD2
(6)チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
(7)モーツァルトの『魔笛』の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO.46
(8)チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
(9)チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)、
ルドルフ・ブッフビンダー(P)

ライヴ録音:(1)-(5)1978年11月6日、(6)-(9)1978年11月7日/メゾン・ド・ラ・ラジオ内スタジオ104(ステレオ)
丁寧な復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。毎回驚きの正規初出録音をリリースしておりますが、当アルバムはina&Radio Franceからのライセ ンスで、ヤーノシュ・シュタルケル(1924-2013)がルドルフ・ブッフビンダー(1946-)と共演した、メゾン・ド・ラ・ラジオ内スタジオ104におけるベートー ヴェンのチェロとピアノのための作品全曲演奏会を収録!モーツァルトの『魔笛』の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲は両日とも演奏しております。 同コンビはベートーヴェンの全曲作品を1977年にセッション録音しておりますが、これとは別音源の1978年11月6&7日のライヴ録音です!
シュタルケルが50代半ばの、演奏家として最も充実した時期の名演。シュタルケルは才能豊かなブッフビンダーに惚れ込み、ブッフビンダーが20代の時から共 演を重ねております。当ライヴ演奏でも完璧なまでに息の合った演奏を披露。前年にセッション収録しているだけに極めて濃密な音楽を奏でています。独特な語り 口のシュタルケルのチェロと、溌溂としたブッフビンダーのピアノ。それぞれが絶妙の表情でベートーヴェンを演奏しております。ステレオでのリリースです!※日本 語帯・解説は付きません。 (Ki)
※このレーベルは、初発売後早期に廃盤となる可能性が高いです。お早めにご注文されることをおすすめいたします。

REFERENCE
RR-151(1CD)
スパニッシュ・インプレッションズ
アルボス(1863-1939):3つのスペイン舞曲Op.1
トゥリーナ:ピアノ三重奏曲第2番ロ短調Op.76
ガスパール・カサド(1897-1966):ピアノ三重奏曲ハ長調
マリアーノ・ペレジョ(1886-1960):ヴァイオリン、チェロ、ピアノの為の3つの印象
エルミタージュ・トリオ【ミーシャ・カイリン(Vn)、セル ゲイ・アントノフ(Vc)、イリヤ・カザンツェフ(P)】

録音:2023年4月11-14日、スカイウォーカー・サウンド、カリフォルニア
シュテファン・ケラーは1974年チューリヒ生まれ。地元の音楽院でオーボエを学び、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で作曲、音楽理論、電子音楽を学び ました。またタブラやカヤールといったインド音楽の研究もしています。
作品はどれも人間の五感と結びつく音楽であり、演奏者の存在を感じさせる音楽。打楽器のリズムが重要な役割を持っています。複雑な構造のサウンドでありな がらポップス、エレクトロニクス、非ヨーロッパ音楽といった要素をごく自然にミックスしていて、パロディや暗喩ではなく新しい文脈としての音楽を組み立ててい る印象。珍しい編成による『hybrid gaits』は彼ならではの書法が冴えわたるめっぽう面白い1曲。 (Ki)

Alba
ABCD-526(1CD)
ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンの為のソナタ
ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30nO3
ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル(Kreutzer)」 Op.47
クレータ=マリア・ケンタラ(Vn )
ヨーナス・アホネン(フォルテピアノ)
[楽器 Baroque violin:unknown, beginning of18th Century/Fortepiano:Conrad Graf, c.1827]

録音:2021年10月21日?24日 シャウマン・ホール(ピエタルサーリ、フィンランド)
クレータ=マリア・ケンタラ(1964?)は、『Side by Side(ならべてみると)』(ABCD388)『フォーク・シーズンズ』(ABCD 402)『ポルスカ=パンド ルフィ』(ABCD501)などのアルバムで知られる、カウスティネン生まれのバロック・ヴァイオリニスト。ヨーナス・アホネン(1984?)は、リゲティの「ピアノ協 奏曲」(BIS SA-2209)やアイヴズの「コンコード・ソナタ」(BIS SA-2249)などの録音が評価された、ピアノとフォルテピアノのプレーヤー。 フィンランドの音楽家ふたりのコラボレーションによるベートーヴェンの「ソナタ」。ベートーヴェンの初期から中期にかけての作品構造が特徴的な「第8番 ト長調」。 「交響曲第1番」の翌年に作曲された「第4番 イ短調」。「エロイカ交響曲」が完成される前年の1803年に作曲され、「協奏曲のようにきわめて協奏的なスタイ ルによる、ピアノとオブリガート・ヴァイオリンの為のソナタ」とベートーヴェンのスケッチブックに書かれた、「クロイツェル」の名で親しまれている「第9番 イ長 調」。アホネンとケンタラのふたりは、ベートーヴェンが「ふたつの楽器の会話」あるいは「ふたりの会話」と考え、今日、簡単に言われるような「ヴァイオリン・ソナ タ」ではなく「ピアノとヴァイオリンの為のソナタ」とした作品を、19世紀の「コンラート・グラーフ」フォルテピアノと18世紀のバロック・ヴァイオリンで演奏し、 「今」の感覚の音楽に再生しています。 (Ki)

Channel Classics
CCSSA-44923(1SACD)
NX-C03

NYCX-10433(1SACD)
日本語解説き国内盤
税込定価

バッハ(チャド・ケリー編):ゴルトベルク変奏曲 BWV988リイマジンド レイチェル・ポッジャー(Vn)

使用楽器…ジェノヴァのペザリニウス1739年製作オリジナル楽器
ブレコン・バロック(古楽器使用)
ヒュー・ダニエル(Vn)、ジェーン・ロジャース(Va)、
アレクサンダー・ロルトン(Vc)、ジャン・スペンサー(ヴィオローネ)
ケイティ・バーチャー(Fl)、ダニエル・ランティエ、レオ・ドゥアルテ(Ob)
インガ・クラウケ(Fg)
チャド・ケリー(Cemb)
使用楽器…イオアネス・ルッカース1628年製造フランドル式マニュアル2段鍵盤に基づく1999年アンドルー・ウッダーソン復元楽器

録音:2022年9月17-19日セント・ジョンズ教会、アッパー・ノーウッド、ロンドン
バロック・ヴァイオリン現代随一の名手として、実演録音共に刺激的な活動で世界中の音楽ファンを楽しませてくれるレイチェル・ポッジャー。 2007年に彼女が組織したブレコン・バロックとの久しぶりのアルバムは、なんと「ゴルトベルク変奏曲」の新編曲版です。イギリス出身の鍵盤 奏者・指揮者で、現在はオーストラリアを中心に活躍するチャド・ケリーによる、「リイマジンド」と呼ばれる一歩踏み込んだ編曲は、原曲の素 材を最大限生かしながら、「もしバッハがこの作品を編曲したら?」を基本的なコンセプトとして進められたもの。バッハが残した他の作品を参 考に、例えば冒頭のアリアはヴァイオリンとオブリガート・チェンバロによる緩徐楽章風に始められ、以降ポッジャーのヴァイオリンを中心としなが ら、トリオ・ソナタ風、フルート・ソナタ風、室内協奏曲風、チェンバロ協奏曲風と、変奏ごとに趣向を変えて様々な顔を見せてくれます。また 第30変奏やアリア・ダ・カーポなどでの木管楽器の扱いに特徴的なモダンな手法もアクセントとなり、古楽器の響きが絶妙な効果も与えてた いへん新鮮。名編曲の多い「ゴルトベルク」の中でも異色かつ出色の出来栄えと言えるでしょう。編曲者のケリーは古楽の鍵盤奏者としても 活躍しており、ガーディナーやピノックとも共演を重ねた経歴の持ち主。今回もチェンバロで録音に参加し、ポッジャーほか名手揃いのアンサン ブルをがっちりと支える頼もしい演奏を聴かせます。国内仕様盤には澤谷夏樹氏による日本語解説付。

Willowhayne Records
WHR-082(1CD)
NX-B05
カレイドスコープ 〜トロンボーンとピアノの為の作品集
フランク・マルタン:バラード
エンリケ・クレスポ(1941-):トロンボーン独奏の為のインプロヴィゼーション第1番
ウェーバー:ロマンス
ヘンデル:トリオ・ソナタ ト短調 Op.2-8HWV393
ギルマン:交響的小品 Op.88
クシェネク(1900-1991):トロンボーンとピアノの為の5つの小品 Op.198
ロパルツ:変ホ短調の小品
クリス・ガーフィット(Tb)
セリ・ダン(P)
ギレム・クスニェレク(Tb)

録音:2020年3月、6月 ハルベルク放送局、ザールブリュッケン
イギリス出身、数々の国際的なコンクールで優勝を重ね、2021年からケルンWDRSOのソロ・ト ロンボーン奏者を務めており、2022年にはミュンヘン国際音楽コンクールでも優勝を果たしたクリス・ガー フィット。近年デュオを組んで活動している韓国のピアニスト、セリ・ダンとの共演による待望のファースト・ソ ロ・アルバムが登場しました。バロックや古典で聴かせる奥行きのある歌心、現代作品での目の覚めるよ うな超絶技巧までをたっぷりと聴かせ、その表現力の幅広さと高い技術力を見せつけてくれます。
Willowhayne Records
WHR-084(1CD)
NX-B05
コネクションズ 〜ドイツのホルン音楽
ベートーヴェン:ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス(1822-1905):夜想曲 Op.7
R・シュトラウス:アンダンテ ハ長調 AV86a
ヒンデミット:ホルン・ソナタ ヘ長調
アーノルド・クック(1906-2005):ロンド 変ロ長い調
ローレンス・デイヴィス(ホルン/Alexander model 103)

ヘレン・デイヴィス(P)
フィルハーモニア管とロイヤル・フィルの首席ホルン奏者を長年務め、2021年には再びフィルハーモニア管 に復帰した名手ローレンス・デイヴィスのソロ・アルバム。ピアノを担当するのは実の母であるヘレン・デイ ヴィスで、2人での録音は今回が初めてとのこと。2020年のロックダウンで人と人との繋がり (connections)について考えた彼らは、ヘレンの父親がイギリス系ドイツ人であったことからこのアルバム の構想を広げました。ベートーヴェンの名曲に始まりヨーゼフ&R・シュトラウス父子の作品、そして ヒンデミットを収録。最後に収められたクックはヒンデミットに学んでその作風を受け継いだイギリスの作曲 家で、今回のテーマにまさにぴったりの選曲といえそうです。安定した技術と表現力が聴きものです。

Forlane
FOR-16896(1CD)
「1883年、チェロの年」
グリーグ:チェロ・ソナタ Op.36
フォーレ:悲歌 ハ短調 Op.24
タネーエフ:カンツォーナ
R.シュトラウス:チェロ・ソナタ op.6
ギヨーム・エフレル(Vc)
遠藤奏恵(P)
1883年作のグリーグのチェロ・ソナタとタネーエフのカンツォーナ、R.シュトラウスのチェロ・ ソナタに、1880年作のフォーレの悲歌を加えた面白い内容のCD。時代の空気を感じられます。 ギヨーム・エフレルは、1983年、フランス東部、スイスのローザンヌに近いフランシュ=コンテ 生まれのチェロ奏者。6歳でチェロを始め、ブザンソン音楽院、パリ国立高等音楽院で学ん だ。2015年からルーエン=ノルマンディ歌劇場Oに在籍しています。遠藤奏恵は北海 道名寄市出身のピアニスト。高校卒業後パリに渡り、エコールノルマル音楽院でフランス・ク リダに学んだ。以来長年パリを拠点に活躍しています。FORLANE からはソロ・アルバムが2タイ トル発売になっています。

Quantum
QM-8003(1CD)
「署名」〜パトリス・フィヨ(b.1949)作品集
(1)未知の時のへりで
(2)最後の愛の歌の後のアヒルの飛翔
(3)瞑想第6番
(4)まばゆい反射の16の瞬間写真
(5)瞑想第4番
(6)ジャン=アンリ・ダングルベールの墓
(7)瞑想第7番
(1)クララ・ビュイ(Vn)
(2)アマエル・サヴァリ(Hp)
(3)フランソワ・ヴェイラン(Fl)
(4)マルコ・チッコーネ(P)
(5)ル・ヴェイヤン=パトゥ(Vn)
(6)ニノン・アンヌカール=セガル(Cemb)
(7)マルク=アントワーヌ・ミヨン(クリスタル=バシェ)

録音:2022年
フランスの作曲家、パトリス・フィヨの作品集。パトリス・フィヨは 1949年、フランス中部のリモージュの生まれ。リモージュ音楽院でフルートを学んだ後、シエナのキジアーナ音楽院やロ ーマのサンタ・チェチーリア音楽院で作曲を学んだ。部門で最優秀賞を受賞。1980 年代から 斬新な色彩感を追求した音楽を書き続けています。ヴィルヌーヴ=ル=ロワ音楽院の院長も務 めた。

MSR
MS-1771(1CD)
「ナラティヴ(物語)」〜女性作曲家によるフルートとピアノの為の作品
ヴァレリー・コールマン(b.1970):人間の家族
エイミー・ビーチ(1867-1944):3つの褐色の歌Op.44(ブロフィット・カンザー&ウォーカー編)
リリー・ブーランジェ:春の朝
グバイドゥーリナ(b.1931):アレグロ・ルスティコ、森の音
デルフィーネ・フォン・シャウロート(1814-1887):6つの無言歌(ブロフィット・クンザー&ウォルカー編)
シュラミット・ラン(b.1949):楽園の鳥
ヴァージニア・ブロフィット・カンザー(Fl)
タミー・ウォーカー(P)

録音:2022年1月10-14日アイオワ大学コンサート・ホール
20世紀と21世紀の女性作曲家によるフルートとピアノの為の作品を収録。エイミー・ビーチ、リ リー・ブーランジェはよく知られた作曲家で20世紀前半のフランス的な趣味の良さが表れた佳品。 1970年生まれのコールマンの「人間の家族」もフランス的な和声とメロディを感じさせながらその単 なる模倣に終わらないセンスのよい小品。オフェルトリウムなど深刻で激しい作風で知られるグバ イドゥーリナの2つの作品は意外にもリリカルでユーモアのあふれた名品。日本のフルーティストは もっとこの作品を取り上げるべきと思わせる。フルートのヴァージニア・ブロフィット・カンザーはアメリ カのSOの首席を歴任しながらソリストとしても活動する俊英。
MSR
MS-1840(1CD)
ウィリアム・ホワイト:コンソート全集+1
ウィリアム・ホワイト(1571-1634):6声のパヴァーヌ第2番
トマス・トムキンズ(1572-1656):6声のガリアール第92番
ウィリアム・ホワイト:6声の幻想曲第1番/5声の幻想曲第2番/3 声の幻想曲第14番/6声の幻想曲第3番/2 声の幻想曲第1番/6声のパヴァーヌ第1番/6 声の幻想曲第5番/5声の幻想曲第3番/2声の幻想曲第2 番/6声の幻想曲第2番/6声の幻想曲第6番/5 声の幻想曲第1番「ディアペンテ」/6声の幻想曲第4 番
アーベント・ムジーク【ジャドソン・グリフィン(Vn) 、マウゴルザタ・ジエムニツカ(Vn) 、ローレンス・リプニク(テノールViol) 、ロザムンド・モーリー(テノールviol) 、サラ・カニングハム(バスviol) 、パトリシア・アン・ニーリー(バスviol) 、カーリーン・ストーバー(バスviol)】

録音:2017年12月19-20日、ニューヨーク、スターテン島、聖パウロ・メモリアル教会
ウィリアム・ホワイトはルネサンス時代のイギリスの作曲家。多くの室内楽、宗教音楽を作曲した が、今日ではほとんどその作品は忘れられてしまった。このアルバムは彼のコンソート曲(ヴィオー ルを含む室内アンサンブル作品)の全てが収められています。テューダー王朝時代の典雅な雰囲気 が味わえる一枚。トマス・トムキンズはホワイトと同時代の作曲家でこちらの方が比較的よく知られ ています。

Da Vinci Classics
C-00769(1CD)

XC-00769(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
心の色〜カルディーニ:リコーダー作品集
フルヴィオ・カルディーニ(b.1959):ソナチネ Op.127A/ディアリオ Op.130B/モミジ/ソナチネ Op.65E/3つのノヴェレッテ/ソナチネ Op.152A/ドールズ/ソナチネ Op.99J
中村栄宏(リコーダー)、川口成彦(P)

録音:2019年12月、2020年2月、2021年11月、オフィチーナ・ソノラ・デル・ビガッロ(フィレンツェ、イタリア)
ジョルジョ・サッケッティの門下生としてフィレンツェ音楽院で学んだイタリアの現代作曲家、フルヴィオ・カルディーニのリコーダー作品集。カルディーニは、作曲だけでなく、ヴィヴァルディやモーツァルト、リストなどの作品の編曲、ピアニストとしても高い技術を発揮し、多彩な才能を持った音楽家として活躍しています。本アルバムでは、カルディーニが広く実践し、研究してきたミニマリズムとポストミニマリズムに関連する作品を取り上げています。
中村栄宏は、東京理科大学大学院工学研究科電気工学専攻修了。ソフトバンク株式会社にエンジニアとして入社後、音楽家へ転向のため退社し、オランダ・アムステルダム音楽院リコーダー専攻を学部、大学院ともに特別栄誉賞付き満点首席で卒業(日本人初の快挙)という異色の経歴を持つ次世代のリコーダー奏者です。これまでに第20回三重県文化賞・文化新人賞。第13回現代音楽演奏コンクール「競楽XIII」において、入選(4位)及び聴衆賞。第2回テルアビブ国際リコーダーコンペティション第3位、2018年ノールトホルン国際リコーダーコンペティション第2位など数々のコンクールで上位入賞を果たしています。また、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」、オランダのラジオ番組「Concertzender Actueel」への単独出演や、YouTubeへの多重録音動画の投稿、プロフェッショナルリコーダーアンサンブル「ラ・ルベルティーナ」、オランダを拠点とする「Royal Wind Music」にアンサンブルの一員として参加するなど、多岐にわたり活躍しています。
第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールで第2位に輝いた日本人鍵盤楽器奏者のホープ、川口成彦を共演者に迎え、アムステルダム音楽院で学んだ名手達がカルディーニの世界観を見事に描いています。国内仕様盤には、オリジナルのブックレットに加えて、川口成彦による書き下ろしの演奏解説や使用楽器に関する説明が付くのも注目ポイントのひとつです。

CAvi music
85-53525(1CD)
ブラームス&クルシェネク:ピアノ三重奏曲集
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.8(1889年版)
クルシェネク(1900-1991):三重奏曲-幻想曲 Op.63
ファイニンガー・トリオ

録音:2021年3月&11月、ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール(ドイツ)
ベルリン・フィルのクリストフ・シュトロイリ、ダヴィッド・リニカー、室内楽の経験も豊富なスイス人ピアニストで、ベルリン・フィルのメンバーとも度々共演しているアドリアン・オーティカーによって2005年に結成されたファイニンガー・トリオによるブラームスとクルシェネクを組み合わせたユニークな1枚。ブラームスのピアノ三重奏曲と、ウィーンのより若い後進による同ジャンルの作品を組み合わせることで、ブラームスの作品に新たな展望を開くことを目指しています。ファイニンガー・トリオは、バウハウスとの関わりでも知られる画家・デザイナーのライオネル・ファイニンガー(1871-1956)に対する深い共感から名付けられたピアノ三重奏団。彼らの表現力の豊かさ、ニュアンスと音色の幅広さは音楽評論家からも高く評価されています。

GENUIN
GEN-23850(1CD)
ヒンデミット、ベートーヴェン、ヘンリク・ヴィエニャフスキ、R.シュトラウス:作品集
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ Op.31-2
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ Op.24-5
ヴィエニャフスキ
:グノーの歌劇「ファウスト」による華麗な幻想曲 Op.20
R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」Op.59よりワルツ・シークエンス
アンネ・ルイーザ・クラム(Vn)、
ジョンファン・キム(P)

録音:2023年3月
ドイツ国際コンクールは多くの偉大なアーティストのキャリアを支援してきました。2022年優勝者のドイツのヴァイオリン奏者アンネ・ルイーザ・クラムもこのコンクールがきっかけとなり今回のアルバムのリリースとなります。このアルバムでは彼女の高い音楽スキルを存分に発揮できるプログラムが選ばれており、難曲ばかりが選ばれていますが、この若いアーティストは見事に表現しています。伴奏は数々のコンクールで受賞しているジョンファン・キムです。

Indesens Calliope Records
IC-024(1CD)
プーランク:愛の小径〜室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ FP119
愛の小径(Vnとピアノ版)
チェロ・ソナタ FP143
思い出(Vcとピアノのための)
ヴィラネル FP74(ピッコロとピアノのための)*
愛の小径(Vcとピアノ版)
バレエ「エッフェル塔の花嫁花婿」より将軍の演説
タチアーナ・サムイル(Vn)、ユストゥス・グリム(Vc)、ジャン=ルイ・ボーマディエ(ピッコロ)、エリック・オービエ&ステファン・グルヴァ(コルネット)、デイヴィッド・ライヴリー(P)、ジャック・レイノー(P)*、ギャルド・レピュブリケーヌO、セバスティアン・ビラール(指)
IndesensとCalliopeに数々の名演を残している名手たちによるプーランクの室内楽作品集(最後の1曲のみ吹奏楽)。プーランクの最も有名なメロディのひとつである「愛の小径」はヴァイオリンとチェロ、2つのバージョンを収録。どちらも甲乙つけがたい演奏です。ポピュラー音楽の軽やかさとクラシック音楽の深みを見事に融合させ、フランスの魂にユニークで魅惑的な声を与えた20世紀フランス音楽の大胆な探検家、フランシス・プーランクの世界へ飛び込みましょう。

NMC
NMCD-278(1CDR)
トマス・シマク:ソロ
ソリロキーVII(クラリネットと共鳴ピアノのための)/カテナII/ソリロキーVIII/ソリロキーIX(トランペットと共鳴ピアノのための)/カテナIII - コロナ
アンサンブル・アンテルコンタンポランのソリストたち

録音:2020年&2022年
「表現の深さ、力強い想像力」(英国作曲家賞)、「息をのむほど独創的」(新音楽時報)と称賛されるアルバニア出身のイギリスの作曲家トマス・シマク(1958-)による、無伴奏器楽作品集。シマク4枚目のフル・アルバムであり、NMCからリリースされるのは初となります。それぞれの作品は、各楽器の表現力と技術的特性を掘り下げ検証することを目的としており、非常にヴィルトゥオーゾ的で、1つの楽器では到底不可能と思われるような深みのある表現に到達しています。騒々しいシンコペーションが特徴の「カテナIII」にはCoronaという副題がつけられており、Covid-19の大流行がもたらした壊滅的な影響についてのシマクの考察を聴くことができます。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Da Vinci Classics
C-00773(1CD)
ザンドナーイ&ノヴァーク:室内楽曲集
リッカルド・ザンドナーイ:組曲 「FRA I MONTI」(フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、バスーンとピアノのための)
ヤン・ノヴァーク(1921-1984):BALLETTI A9(フルート、オーボエ、クラリネット、F菅ホルン、バスーン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスのための)
ジェシカ・ダルサント(Fl)、ファビオ・リゲッティ(Ob)、マルコ・ブルスケッティ(Cl)、ステファノ・ロッシ(Hrn)、フランチェスコ・フォントラン(Fg)、カロージェロ・ディ・リベルト(P)、アンナ・ボースキ(Fl)、パオロ・ヴィヴァルデッリ(Ob)、クラウス・マンフリーニ(Va)、アンドレア・フェッローニ(Vn)、ロレンツァ・バルド(Vc)、アンジェリカ・ガスペレッティ(Cb)、ジョヴァンニ・コンスタンティーニ(指)

録音:2022年4月24日-25日
イタリア北部の町、ロヴェレートで生まれたリッカルド・ザンドナーイは、歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」で名声を博し、数多くの声楽曲などを遺しました。一方、20世紀のチェコを代表する作曲家のヤン・ノヴァークは、1968年のソ連侵攻の後にデンマークとイタリアへ亡命。1970年から1977年まで、ロヴェレートで作曲活動を行い、晩年をドイツで過ごした後、ロヴェレートに埋葬されました。そんなロヴェレートにゆかりのある2人の作曲家の室内楽曲が、本アルバムには収録されています。
組曲 「FRA I MONTI」 はザンドナーイが僅か19歳で作曲した作品で、生まれ故郷ロヴェレートのヴェローナ平野やトレントの山々など、自然にインスピレーションを得て書き上げられました。
「BALLETTI A9」は1955年にチェコ九重奏団に委嘱され、翌年のプラハの春音楽祭で初演されました。当時の旧チェコスロバキアの共産主義体制の中、西欧の影響を感じさせることで当局から非難されることになりますが、ノヴァークの不屈の遊び心が反映された楽曲となっています。
Da Vinci Classics
C-00771(1CD)
メロディーの魂〜ベルナール・アンドレへのオマージュ
ベルナール・アンドレ(1941-):ジャンブレット〜ケルティックハープのための古代様式の主題による変奏曲(ハープと打楽器編)、アクアチント〜ハープまたはケルティックハープのための6つの短い小品(ハープと打楽器編)、秋の踊り〜ハープのための6つの小品(ハープと打楽器編)
リチャード・ガリアーノ(1950-):スプリーン(ハープとメロディカ編)、クロードのためのタンゴ(ハープとメロディカ編)
ドビュッシー
:月の光(ハープとグロッケンシュピール編)、
 ゴリウォーグのケークウォーク(ハープとグロッケンシュピール編)
エドアルド・ブルーニ(1975-):7つのメトラトロペスより第2番、第4番、第5番、第7番(ハープと打楽器版)
アヴァロキテ・デュオ

録音:2022年&2023年、ポレージネ(イタリア)
伝統的な音楽に現代的な表現を取り入れた独特のスタイルで、常にメロディックな表現を重視しているコンポーザー=ハーピスト、ベルナール・アンドレ(1941-)に捧げられたアルバム。ハープとパーカッションの融合を試みた実験的かつ革新的な1枚で、このユニークな楽器の組み合わせだけが作りだすことのできるニュアンス豊かなサウンドを深く掘り下げています。

Eudora
EUDSACD-2305(1SACD)
ハンス・ジット:ヴィオラとピアノのための作品集
ハンス・ジット(1850-1922):アルバムの綴り Op.39/3つの幻想小曲集 Op.58/ロマンス Op.72/3つの小品 Op.75/ロマンス Op.102/1/ガヴォットとマズルカ Op.132
アリシア・カラブッチ(Va)、
ホルヘ・ブラスコ(P)

録音:2021年4月26日-27日、サラゴサ・オーディトリアム、モーツァルト・ホール(スペイン)
スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様のシリーズから、スペインのヴィオラ奏者、アリシア・カラブッチが奏でるチェコ・後期ロマン派、ヴァイオリニストとしても活躍したハンス・ジットのヴィオラ作品集が登場。
マドリード出身のアリシア・カラブッチは、マドリード高等音楽院、ザルツブルク・モーツァルテウム大学、アントン・ブルックナー私立大学でヴィオラを学び、最優秀の成績で修了。2009年にはベネズエラのシモン・ボリバルSO、マーラー・ユーゲントOと共演。アンサンブル・テトラクティス、バウハウス・クァルテットのメンバーとして活動する傍ら、マドリード高等音楽院では後進の育成に力を注いでいます。本アルバムで取り上げているハンス・ジットは、ヴァイオリニスト、作曲家、音楽教育者として活躍。17歳にしてブレスラウ歌劇場Oのコンサートマスターに抜擢され、フランスやオーストリア、ドイツでは指揮者としても活動。また、ライプツィヒ音楽院ヴァイオリン科の教授の職も務め、ヴァイオリンのための教則本も執筆しています。作品は、ヴァイオリンのための曲や管弦楽曲、2つのピアノ三重奏曲などを残していますが、グリーグの「ノルウェー舞曲」(原曲はピアノ連弾用の作品)の管弦楽編曲でも知られています。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

Chopin University Press
UMFCCD-200(1CD)
イル・コンティヌオ・ヴィルトゥオーゾ
コレッリ:ヴァイオリンとヴィオローネのためのソナタ Op.5-8ホ短調
ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ Op.2-3ニ短調
ガスパーロ・ヴィスコンティ(1683-1713?):ヴァイオリンとヴィオローネのためのソナタ Op.1-3ト短調
フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ:ヴァイオリン独奏と通奏低音のためのソナタ Op.1-1ト短調
マルティナ・パストゥシュカ(Vn)、
トマシュ・ポクジヴィンスキ(Vc)

録音:2023年5月1日-3日(ポーランド)
ヴァイオリニストのマルティナ・パストゥシュカは、コンサートマスター、ソリスト、室内楽奏者として数々のアンサンブルと共演し、2022年ポーランドのクラクフで行われた音楽祭では芸術監督を務めるなど、その活動の幅を広げています。パストゥシュカは、フロリアン・レオンハルト・フェローシップから貸与されたガルネリ・デル・ジェスを使用しています。
チェリストのトマシュ・ポクジヴィンスキは、バロック音楽からエレクトロニクスを用いた現代音楽まで幅広く手がける多才な音楽家です。主に活動を行うヨーロッパでは室内楽奏者ならびに通奏低音の専門家として高く評価されており、アメリカ、アジア、アフリカなど世界各国でも一流の古楽アンサンブルやソリストと共演しています。
Chopin University Press
UMFCCD-154(1CD)
アレクサンデル・タンスマン:弦楽四重奏曲第3番
トリプティク(弦楽四重奏のための)
弦楽四重奏曲第4番
アレクサンデル・タンスマンQ【ラファウ・ドゥジク(Vn1)、スタニスワフ・ガジナ(Vn2)、ヤクブ・グラベ=ザレンバ(Va)、ヨアンナ・ドゥジク(Vc)】

録音:2021年8月&11月(ポーランド)
作曲家、ピアニストのアレクサンデル・タンスマンは1897年にポーランドで生まれ、大学を卒業後フランスで活動を始めました。ユダヤ系だったタンスマンは1941年にアメリカへ亡命、戦後は再びフランスへ戻りました。このような経歴のため、祖国であるポーランドでは長い間タンスマンの楽曲は知られていませんでしたが、1980年代から今日にかけて、広く評価されることとなります。
アレクサンデル・タンスマン四重奏団は2008年に結成され、特にタンスマンの作品に重点を置きつつ、珠玉のレパートリーとあまり知られていない作曲家の作品とを組み合わせることで室内楽の振興を図っています。

CAvi music
85-53533(1CD)
クラリネット五重奏曲集
レーガー:クラリネット五重奏曲イ長調 Op.146
ヨハンナ・ゼンフター(1879-1961):クラリネット五重奏曲変ロ長調 Op.119(世界初録音
キリアン・ヘロルド(Cl)、
アルミーダSQ

録音:2023年2月、ハンス・ロスバウト・スタジオ(バーデンバーデン、ドイツ)
前作(8553527)ではフランクとマルタンのピアノ五重奏曲集でピアニストのマーティン・クレットとコラボレーションしたアルミーダSQが、今度は23歳の若さでブレーメン・ドイツ・カンマーフィルの首席クラリネット奏者に就任し、ウィーン・フィルやベルリン・フィルへの客演も多い名クラリネット奏者、キリアン・ヘロルドと共演。
ヘロルドが「レコーディングすることが長年の夢だった」と語るドイツの女性作曲家ヨハンナ・ゼンフターのクラリネット五重奏曲は世界初録音。ゼンフターはフランクフルト・アム・マインでピアノとヴァイオリンを学んだ後、作曲を学ぶためにレーガーを訪ねてライプツィヒまで赴き個人的に師事しました。ヘロルドが「ゼンフターの五重奏曲はレーガーと対をなすにふさわしい」という、師弟による作品の聴き比べをお楽しみください。2023年のレーガー生誕150周年を祝うリリースです。

Gutman Records
GUTMANCD-194(1CD)
ドビュッシー、ラヴェル、デュティユー:弦楽四重奏作品集
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調 Op.10
ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
デュティユー
:夜はかくの如し
アルマ四重奏団

録音:2017年12月10日-11日&2019年6月24日-25日、MCO(ヒルフェルスム、オランダ)
ロイヤル・コンセルトヘボウOのメンバーによって2014年に結成され、その演奏の質の高さとジャンルに囚われない広範な活動で国際的に高い評価を受けているアルマ四重奏団が贈る、フランスの三大弦楽四重奏作品とも呼ぶべき傑作プログラム。世界最高峰のオーケストラで日々演奏する彼らの実力は言うまでもなく折り紙つき。生き生きとした類まれなサウンドで作品の持つ魅力を最大限に引き出し、美しく深みのある演奏を聴かせます。
Gutman Records
GUTMANCD-182(1CD)
バレエ・リュス
ボロディン(コゾルポフ編):だったん人の娘たちの合唱と踊り
プロコフィエフ
:チェロ・ソナタ Op.119
プーランク:思い出、愛の小径、
 チェロ・ソナタ
リムスキー=コルサコフ(ジンバリスト編):「金鶏」による演奏会用幻想曲
アナスタシア・フェルレヴァ(Vc)、
フランク・ファン・デ・ラール(P)

録音:2018年1月3日-5日、MCO(ヒルフェルスム、オランダ)
ロシア出身のチェリスト、アナスタシア・フェルレヴァのデビュー・アルバム。バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)を主宰したセルゲイ・ディアギレフへオマージュを捧げます。フェルレヴァはドイツのフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙から「説得力があり、情熱的で魅惑的な解釈」「最後の一音まで有機的なフレージングと鮮烈な迫力」と評されるなど技巧と芸術的雄弁さを併せ持った演奏で室内楽の舞台を中心に活躍しています。