湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


室内楽曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。




Cobra Records
COBRASC-0080(1CD)
ラ・ミューズ
フロラン・シュミット:弦楽三重奏曲 Op.105
ミヨー:家庭のミューズ(弦楽三重奏版)
プリズマ弦楽三重奏団〔ヤンネケ・ファン・プローイェン(Vn)、エリザベツ・スマルト(Va)、ミヒール・ヴァイトネル(Vc)〕

録音:2020年7月14日−16日&11月9日、オランダ
プリズマ弦楽三重奏団は、アムステルダム・シンフォニエッタやASKO/シェーンベルク・アンサンブル、メトロポール・オーケストラのゲスト・コンサートマスターを務めてきた名手、ヤンネケ・ファン・プローイェンを筆頭に、2002に結成されたオランダのストリング・トリオ。経験豊富なリスナーから慣れていないリスナーまで幅広くアピールできる作品を中心に独創的なプログラムでオランダ全土の主要ホール、音楽祭に出演してきました。新たなレコーディングは、フロラン・シュミット(1870−1958)の壮大な弦楽三重奏曲を再興しようという意欲的なプロジェクト。晩年のシュミットによって1944年に書かれた弦楽三重奏曲は、弦楽三重奏のために書かれた中でもっとも挑戦的な作品であり、カラフルかつエモーショナルでユーモラス、シンフォニックな壮大さとスウィングが交互に繰り返される音楽。作曲後すぐの1946年盤を始め、かつて何度か録音されてはいるものの、前回のレコーディングが1985年のLPだったため、CDでの録音はこのアルバムが初となります。高音質録音でも知られるCobra Recordsの優秀録音で、改めて日の目を見るフロラン・シュミットの室内楽にご注目ください。カップリングは、ミヨーのピアノ曲集「家庭のミューズ」の弦楽三重奏版で、Bob Gilmore、Petra Griffioen、Tim Kliphuis、Marijn van Prooijenの4名によってプリズマ弦楽三重奏団のためにアレンジされています。

Eudora
EUDSACD-2102(1SACD)
エンカウンターズ〜ブラームス、ヒンデミット、シューマン、エネスコ
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ ヘ短調 Op.120-1
ヒンデミット
:ヴィオラ・ソナタ Op.114
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
エネスコ:演奏会用小品
ホアキン・リケルメ(Va)、
エンリケ・バガリア(P)

録音:2019年2月5日ー6日、ムルシア(スペイン)
スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様によるリリース第2弾。ベルリン・フィルのヴィオリストとして長年活躍するスペインの名手、ホアキン・リケルメが「Encounters(出会い)」をアルバム・タイトルに、シューマンからエネスコまで約1世紀にわたるヴィオラとピアノのための傑作を濃密に描きます。
ホアキン・リケルメは、1983年ムルシア生まれ、ムルシア音楽院、マドリード王立音楽院、ベルリン芸術大学などで研鑽を積み、バルセロナSOの副主席ヴィオラ奏者を務めたあと、2010年からベルリン・フィルの正会員として10年以上ヴィオラ奏者を務めています。ソリストとしても、バーデン=バーデン・フィルやアストゥリアスSO、ムルシアSOなどと共演。室内楽奏者としても多くのアンサンブルに参加し、エマニュエル・パユ(パユとは2016年にも来日)、イェルク・ヴィトマン、クリスティアン・ツァハリアス、ハルトムート・ローデらと共演。Eudora Recordsでは、フェルディナンド・レバイのソナタ集(EUDSACD1501)やブラームスのピアノ四重奏曲集(EUDSACD1701)、スペインの若手音楽家たちによって結成された室内オーケストラ「カメラータ」のデビュー・アルバム(EUDSACD1605)などに参加しています。伴奏は、同じくスペイン出身のEudoraアーティストの一人、2006年マリア・カナルス・バルセロナ国際ピアノ・コンクールを制したエンリケ・バガリアです。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

Danacord
DACOCD-880(1CD)
北欧の歌とロマンス
グリーグ:春の雨 Op.49 no.6、ルンダーネで Op.33 no.9、帰郷 Op.58 no.1
ヨハン・スヴェンセン(1840−1911):ロマンス ト長調 Op.26
ソンライフ・ラスムセン(b.1961):ロマンス(2020)
シベリウス:黒いばら Op.36 no.1
グリーグ:ばらの季節に(青春時代に) Op.48 no.5、一輪の桜草をもって Op.26 no.4
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871−1927):ロマンス Op.28 no.2(「2つの感傷的なロマンス」から「アレグロ・パテティコ」)
ボー・ホルテン(b.1948):ロマンス第2番(2020)
グリーグ:茶色のふたつの瞳 Op.5 no.1、君を愛す Op.5 no3、ソールヴェイの歌 Op.23 no.19、春 Op.33 no.2、ノルウェーに寄せて Op.58 no.2
シベリウス(オットー・タウプマン(1859−1929)編):ロマンス ハ長調 Op.42
グリーグ:白鳥 Op.25 no.2
ヘルゲ・スロート(Vn)、
アネ・メテ・ステーア(P)

録音:2020年6月20日−21日、11月7日−8日、デンマーク国立音楽アカデミー(南デンマーク音楽院)(オーゼンセ、デンマーク)
「北欧音楽委員会(NOMUS)賞」作曲部門の受賞歴のあるフェロー諸島のソンライフ・ラスムセンと、合唱指揮者として国際的に知られるデンマークのボー・ホルテンは、COVID-19 のせいで人々が「孤独の時」を過ごすことを余儀なくされた2020年、それぞれの場所でヴァイオリンとピアノのための 「ロマンス」 を作曲しました。ヘルゲ・スロートとアネ・メテ・ステーアの初めてのデュオ・アルバム『ヴァイオリンとピアノの歌う、北欧の歌とロマンス』では、ラスムセンとホルテンのその新作と、グリーグ、シベリウス、スヴェンセン、ステーンハンマルのよく知られた歌曲とロマンスが演奏されます。歌曲の数小節をオクターヴ高く演奏している他は、オリジナルの楽譜にしたがって演奏。スヴェンセンとステーンハンマルの曲は、作曲者自身による「ヴァイオリンとピアノの版」、シベリウスの弦楽オーケストラのための 「ロマンス」 は、作曲者が賛辞を贈ったという、ドイツの指揮者タウプマンの編曲が使われました。
ヴァイオリニストのヘルゲ・スロート(b.1952)は、オスロ生まれ。マリア・リトカ、シャンドル・ヴェーグ、ドロシー・ディレイに学び、デンマークのオーゼンセSO、コペンハーゲン・アテラス・シンフォニエッタ、ラナス室内Oのコンサートマスターを務めました。ミュンスター・ヴィルヘルムス大学音楽学部で25年間、教授。現在、コペンハーゲンのデンマーク・タレント・アカデミー「MGK」(音楽基礎コース)で教えています。アネ・メテ・ステーアは、デンマークのピアニスト。主に室内楽の奏者として活動、Danacord がリリースしたオレク・マルシェフの『メンデルスゾーン−ピアノと管弦楽のための作品全集』で 「2台のピアノのための協奏曲」 の第2ピアノを担当。『グバイドューリナ−ピアノ作品全集』(Kontrapunkt 32293)がソリストとしての代表的録音です。スロートとステーアは、1995年に初めて共演。近年は、音楽祭の芸術監督を共同で務めています。
アルバム制作は、コペンハーゲン三重奏団のピアニストとして知られるモーテン・モーウンセンが担当。グリーグとシベリウスにインスピレーションを与えた原詩(ノルウェー語、デンマーク語、スウェーデン語)が、英訳、ドイツ語訳と一緒にブックレットに掲載されています。

Champs Hill Records
CHRCD-157(1CD)
フレンチ・コネクション
ショーソン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調
ドビュッシー(クレイグ・ホワイト編):前奏曲(Vnとピアノによる二重奏版)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ ホ長調
ダニエル・ローランド(Vn)、
ナターシャ・クドリツカヤ(P)

録音:2018年10月22-24日(チャンプズ・ヒル・ミュージック・ルーム、イギリス
イギリスを代表するSQのひとつ、ブロドスキーSQの第一ヴァイオリン奏者、ダニエル・ローランドによるフレンチ・アルバム。ウクライナ出身のピアノのナターシャ・クドリツカヤとは過去に、エネスコの作品集(CHRCD120)をChamps Hill Recordsで、またブロドスキーSQでの共演になりますが、ブラームスのピアノ五重奏曲(CHAN10892)の録音をChandosに残しています。
今回のディスクには、クレイグ・ホワイト編曲による、ドビュッシーの「前奏曲」のヴァイオリンとピアノによる二重奏版(第2巻より第1曲、第3曲、第5曲)が収録されており、今回が世界初録音となります。大変美しい編曲となっており、ゆったりと歌い上げるふたりの演奏によって、ドビュッシーの名曲がより神秘的な響きに仕上がっています。
ショーソンのヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲では、まさにソリストといった力強さを持った堂々たる演奏を聞かせ、ドビュッシーとフランクの二重奏になると、全く違った表情をみせ、その柔らかな音色と、表現力には驚かされます。卓越した技術と豊かな感性を持ったダニエル・ローランドのヴァイオリンを十二分に堪能できます。

Tactus
TCSC-950302(1CD)
ディエゴ・コンティ(1958):チェロと弦楽合奏のための作品集
チェロと弦楽合奏のための「メネスク」(2018)
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
ディエゴ・コンティ:弦楽合奏のための「月、呪われた月」(2009)
アントニオ・モスタッチ(Vc)、
ヴィルトゥオージ・ディ・ミンスク

録音:2019年10月(ミンスク、ベラルーシ)
現代イタリアの作曲家ディエゴ・コンティが、アントニオ・モスタッチからベラルーシの首都ミンスクで行うコンサートのために作曲を依頼されました。「メネスク」はミンスクに伝わる巨人伝説をモチーフにした曲で、当初は分かり合えなかった巨人「メネスク」とその他の人々が最後は手を取り合い、ミンスクの町を作ったという物語を曲にしたものです。チェロを「メネスク」、その他の人々を弦楽合奏にあてはめ、最初は対立していたのの最後はハッピーエンドになる様子を見事に描いています。音楽も一部で東ヨーロッパの音楽を取り入れていたり、古典的な要素、現代的な要素をバランスよく取り入れた作品になっています。
Tactus
TC-781607(1CD)
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための作品集
無窮動 Op.11
ソナタ イ長調Op.3-1
ソナタ ト長調Op.3-2
ソナタ ニ長調 Op.3-3
ソナタ イ短調 Op.3-4
ソナタ イ長調 Op.3-5
ソナタ ホ短調 Op.3-6
グランド・ソナタ イ長調 MS.3
カンタービレ ニ長調 Op.17
ロベルト・ノフェリーニ(バロックVn)
ドナート・ダントニオ(G)
※使用楽器:ヴァイオリン(ジュゼッペ・スカランペラ1865年製作、ガット弦)、弓(ジョン・ドッド、19世紀初頭製作)、ギター(マルコ・マグオロ製作)

録音:2019年11月、スタジオ・ジュゼッペ・モナーリ(モデナ、イタリア)
ジュゼッペ・スカランペラが1865年にパリで製作した「ヴァイオリン」にガット弦を張り、19世紀初頭に当時の著名な弓職人だったジョン・ドッドが製作した「弓」を組み合わせ、演奏時間が100分を超えるという衝撃的なパガニーニの「24のカプリース」を披露してくれたイタリアのヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニ。
2013年に録音され大きな反響を呼んだ「24のカプリース」以来となるノフェリーニのパガニーニは、ヴァイオリンとギターのための作品集!
今回パガニーニの「ヴァイオリンとギターのための作品集」を録音するにあたり楽器、弦、弓は「24のカプリース」を録音した時と同じ組み合わせを今回も採用し、現代イタリアの名工マルコ・マグオロ製作のギターと同じくイタリアのアクイーラ社(Aquila Corde Armoniche)のガット弦の組み合わせを駆使するイタリアの実力派ギタリスト、ドナート・ダントニオとコンビを組んだノフェリーニ。
ノフェリーニとダントニオのコンビはHIP(Historically Informed Performance)とピリオド楽器による演奏で、パガニーニとこの2つの楽器、ヴァイオリンとギターとの間に生まれた情熱を巧みに表現してくれています。
HIPとピリオド楽器の特性を最大限に演奏に反映させたノフェリーニ&ダントニオのパガニーニは、まさにヴァイオリンとギターが織り成す極上のベルカント。
「24のカプリース」に続くノフェリーニのパガニーニにご期待下さい!
Tactus
TC-910004(1CD)
マルゴーラ&レスピーギ:チェロ作品集
フランコ・マルゴーラ:チェロ協奏曲 dC91(1949年 ガスパール・カサドに献呈)
 夜想曲 dC762(ジョヴァンニ・ソッリマ完成版)*
 ペル・チェッリ・ディヴィジ dC761(ジョヴァンニ・ソッリマ改訂版)*
 チェロ・ソナタ ホ長調 dC233
レスピーギ:チェロと管弦楽のためのアダージョと変奏
ヤコポ・フランチーニ(Vc)
ジョヴァンニ・ソッリマ(Vc)*、
アレッサンドロ・デリャヴァン(P)、
パオロ・ロンゴ(指)、
トリエステ・ヴェルディ歌劇場O

録音:2010年3月、2017月6月、2019年4月(イタリア)
イタリア人作曲家フランコ・マルゴーラは、レスピーギやピツェッティといった「80年世代」に影響を受けたこともあり、その作風は新古典主義に基づくものでした。そのマルゴーラのチェロ作品は、激動の20世紀の陰影を感じさせるような部分を持ちつつ、抒情的なものです。特にチェロ・ソナタの美しい描写は、マルゴーラの魅力を伝えてくれます。小品ではありますが、フランチーニとソッリマのふたりによるチェロ二重奏の作品二曲も聞き逃せない充実の内容となっています。
Tactus
TC-960701(1CD)
マウリツィオ・グエルニエーリ(1962-):室内楽作品集
グアルニエリ:エレメンタ T Breath/エレメンタ U (Fluctus, Lumina,Pulvis...sulla W corda, Nihil)/ライトスケープ/エレメンタ Z (Notturno, Aube, Apres-dinnada, Vesprada, Furiant-Nottutno)/Con Templum Coeli/弦楽四重奏曲 2 Immaginare sonori Rapsodico(Mnodico/Poliritmico, Dinamico/Statico, Cromtico, Armonico, Elgiaco)/Adoro te Devote
ジャコモ・スカルポーニ(Vn)、
セバスティアーノ・セヴェーリ(Vc)、アドリアーノ・ピッチオーニ(Cb)、
マルコ・ヴェントゥルッツォ(Fl)、
クリスティーナ・マーレイ(P)、
ラティーノ・バルカニカ・アンサンブル、
ミルスSQ、エウリディーチェcho

録音:〔Tr1,6〕2018年5月(ブドリオ、イタリア)、〔Tr.2-5,12〕2017月11月(ヴェネツィア、イタリア)、〔Tr.7-11,13-18〕2019年1月、〔19〕2019年1月(ボローニャ、イタリア)
マウリツィオ・グエルニエーリ(1962-)は、「エレメント」をテーマとした特に弦楽器を中心とした室内楽曲のシリーズを進めています。それらの曲は2つのテーマに分けられることができ、ひとつは「人と自然との思索」もうひとつは「人とその内面との思索」です。時にはフルートや声楽も加わるなど様々な編成で描き出される独特の世界、常に緊張感を失わない神秘的な響きに満ちています。

Ars Produktion
ARS-38324(1SACD)
タンゴ・コンチェルタンテ Vol.1
ピアソラ:タンゴの歴史より 「ボルデル 1900」 「カフェ 1930」 「ナイトクラブ 1960」、エチュード第3番、ブルーノとサラ、カランブレ、オブリビオン、アヴェ・マリア、リベルタンゴ
オマール・マッサ(1981-):道路と迂回路、タンゴ・ララバイ、ネグロ・リソ、タンゴ・レガシー、タンゴ・エチュード
アルデ・トリオ 〔オマール・マッサ(バンドネオン)、 マルクス・ダウナート(Vn)、ダヌーシャ・ヴァスキエヴィチ(Va)〕

録音:2020年11月、インマヌエル文化センター(ドイツ)
「近年で最も輝かしいバンドネオン奏者のひとり」「偉大なアストル・ピアソラの非公式な後継者」と専門家たちからも絶大な評価を受けるアルゼンチンのバンドネオン奏者・作曲家のオマール・マッサと、マーラー室内Oの共同設立者で、アシスタント・コンサートマスターを務めたヴァイオリニストのマルクス・ダウナート、そしてタベア・ツィンマーマンの教えを受け、25歳でベルリン・フィルのメンバーとなったヴィオリストのダヌーシャ・ヴァスキエヴィチの3名からなる「アルデ・トリオ」のデビュー・アルバム!ピアソラ生誕100年を記念し、21世紀のタンゴ・ヌエボをリードするマッサの新作と、マッサのアレンジによるピアソラの偉大な古典をトップクラスの演奏で収録。バンドネオンとヴァイオリン、ヴィオラという珍しい編成で、19世紀末から現代に至るまでのタンゴの歴史を辿る、大注目の1枚です。
バンドネオン奏者・作曲家のオマール・マッサは、1981年にブエノスアイレスで生まれ、2018年からベルリンを拠点に活動しています。6歳の時にブエノスアイレスの有名な伝統的タンゴハウスであるカフェ・トルトーニ(1858年創業)でピアソラの音楽を演奏してデビューし、12歳の時にアルゼンチン国立音楽院に入学。アルバム『Tribute to Piazzolla』がアルゼンチンのレコード業界で最も重要な賞にノミネートされたことをきっかけに、ピアソラ家から、没後26年目にしてピアソラのバンドネオンを演奏するよう招待されました。彼はこの特権を与えられた唯一の音楽家です。
Ars Produktion
ARS-38569(1CD)
アルト・サクソフォンとピアノのための作品集
ドビュッシー:アルト・サクソフォンとピアノのためのラプソディ
トゥオマス・トゥリアーゴ(1979-):アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ 「グラヴィティ・グルーヴ」(2008/2018)
ポール・モーリス(1910-1967):プロヴァンスの風景
チャールズ・ウォリネン(1938-2020):アルト・サクソフォンとピアノのためのディヴェルティメント(1982)
モーツァルト:ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲 変ホ長調 「ケーゲルシュタット」 K.498(アルト・サクソフォン版
ヨナタン・ラウティオラ(アルト・サクソフォン)、マルコ・ヒルポ(P/スタインウェイ)、バルボラ・ヒルポ(Va)

録音:2018年9月(フィンランド)
北欧クラシック管楽器奏者の新世代を代表する、フィンランド出身のサクソフォン奏者、ヨナタン・ラウティオラ。彼はシベリウス・アカデミーでペッカ・サヴィヨキに師事し、パリではニコラ・プロストとクリスチャン・ヴィルトゥに師事、2010年にはパリ音楽院のクロード・ドゥラングルのクラスを卒業した北欧で初めてのサクソフォン奏者となりました。有名なドビュッシーのラプソディに始まり、同郷の作曲家トゥリアーゴのソナタと、フィンランド系のアメリカの作曲家チャールズ・ウォリネン(1970年に当時最年少でピューリッツァー賞を受賞)のディヴェルティメント、フランスの女性作曲家ポール・モーリスがマルセル・ミュールのために書いた「プロヴァンスの風景」、そしてモーツァルトのケーゲルシュタット・トリオのアルト・サクソフォン版と、レパートリーの広さを活かした興味深いプログラミングで聴き手を楽しませます。
Ars Produktion
ARS-38584(1CD)
おとぎ話(POHADKA)
マルティヌー:チェロ・ソナタ第1番
シューマン:東洋の絵 Op.113
ヤナーチェク:おとぎ話
ドヴォルザーク:森の静けさ Op.68-5
マティアス・ヨハンセン(Vc)
アンドレアス・ヘリング(P/スタインウェイ)

録音:2018年(ドイツ、ノイマルクト)
ドイツで活躍するチェリスト、マティアス・ヨハンセンとピアニスト、アンドレアス・ヘリングのデュオによる初のアルバム。おとぎ話のような物語性のある音楽をテーマに、聴き手を作曲家の幻想的な世界に没入させます。プログラムはマルティヌーのドラマチックなチェロ・ソナタ第1番で幕を開け、作曲家の内面を深く知ることができるシューマンの「東洋の絵」、他の誰よりもメルヘンを音で描き、命を吹き込む方法を理解していたヤナーチェクの「おとぎ話 Pohadka」と続き、ドヴォルザークの夢のような「森の静けさ」で締めくくられます。

Pavane
ADW-7596(1CD)
ペガサス〜13の音楽の星
メンデルスゾーン:無言歌 Op.109
サン=サーンス:白鳥(動物の謝肉祭より)
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ Op.3
グノー
:アヴェ・マリア(バッハの前奏曲第1番 BWV.846による)
バッハ:協奏曲ニ短調 BWV.974より アダージョ(原曲:マルチェッロ)
ブルッフ:コル・ニドライ Op.47
カザルス:鳥の歌
フォーレ:エレジー Op.24
ブラームス:子守歌 Op.49-4
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14
シューマン:トロイメライ(子供の情景 Op.15より)
ピアソラ:オブリビオン(忘却)、ル・グラン・タンゴ
アレクサンドル・ドゥブリュ(Vc)、
カーリン・レヒナー(P)

録音:2019年11月、ベルギー
ミッシャ・マイスキー、リュック・ドゥエーズ、マルク・ドロビンスキーからチェロを学んだ、ベルギーのチェリスト、アレクサンドル・ドゥブリュ。ベルギー女王から名前を授けられ、2005年に結成された新生「トリオ・カルロ・ファン・ネスト」の創設メンバーであり、同年にブエノスアイレスで開催されたマルタ・アルゲリッチ音楽祭に招待されるなど活躍を拡げ、2020年には、ベルギー作曲家組合からベルギーの音楽をもっとも良く放送した演奏家に贈られる「Fuga Trophy」を授与しています。
■バッハの無伴奏チェロ組曲(ADW7568/9)以来となるドゥブリュのソロ・レコーディングは、1995年からデュオやトリオなど幅広く共演してきたピアニスト、カーリン・レヒナーと贈る名曲集。13の星からなるペガサス座にちなんで選ばれた、まさに輝くばかりの13の名曲たち。バッハからフォーレまで、ブルッフからピアソラまで、永遠の名曲をドゥブリュの妙技でまばゆく輝かせる、珠玉のアンコール・ピース集です。

ANALEKTA
AN-28925(1CD)
フルート・パッション〜モーツァルト
モーツァルト:フルート四重奏曲 ニ長調 K.285/フルート四重奏曲 ト長調 K.285a/フルート四重奏曲 ハ長調 K.285b/フルート四重奏曲 イ長調 K.298/アンダンテ ハ長調 K.315
ナディア・ラブリー(Fl/ヘインズ 14Kゴールド)、
アントワーヌ・バレイユ(Vn)、
アイザック・チョーク(Va)、
ブノワ・ロワゼル(Vc)

録音:2020年9月、セント・オーガスティン教会(カナダ、ミラベル)
イギリスのクラシック・ギター・マガジンで「世界最高のフルートとギターのデュオ」と激賞された双子デュオ、シミリア(Similia)のメンバーであるナディア・ラブリーの「フルート・パッション」シリーズ第3弾。第1弾のシューベルト(AN28787)、第2弾のバッハ(AN28921)に続いて取り上げたのは、彼女にとって特別な作曲家であるモーツァルト。ラブリーの特徴である柔らかなフルートの音色と、生き生きとした弦楽メンバーの組み合わせが絶妙。胸のすくような演奏で、優美なモーツァルトを聞かせます。
「幼い頃から、モーツァルトはいつも私のそばにいました。聴いていても、演奏していても、口笛で吹いていても、彼の音楽は私の幸せな場所です。そしてパンデミックが始まって以来、モーツァルトは私の家に欠かせない存在となりました。彼の喜びに満ちたメロディックな音楽は、すべての心配や不安から逃れる方法を与えてくれ、より深いものとつながり、今この瞬間を生きる手助けをしてくれています。そうしてこの新しいプロジェクトが生まれたのです。」(ナディア・ラブリー)

Delphian
DCD-34247(1CD)
‘1942’〜プロコフィエフ、コープランド、プーランク
コープランド:ヴァイオリン・ソナタ
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調
ベンジャミン・ベイカー(Vn)、
ダニエル・レープハルト(P)

録音:2020年8月11日−13日、クイーンズ・ホール(エジンバラ)
2020年で創設20周年を迎えた、エジンバラを本拠とする初の本格的クラシック・レーベル、Delphian(デルフィアン)が、ショーン・シベ、ピーター・ムーア、ドーリックSQ、ティモシー・リダウトなどの素晴らしき才能を発掘してきたイギリスのアーティスト・マネジメント「YCAT(Young Classical Artists Trust)」と提携。今後3年間で9人のアルバムを予定しているDelphianとYCATとのコラボレーション・シリーズ第2巻は、ニュージーランド出身のヴァイオリニスト、ベンジャミン・ベイカーが登場!
2016年にニューヨークで開催されたヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションで第1位、2017年にニュージーランドで開催されたマイケル・ヒル・コンクールで第3位を受賞し、ヨーロッパに留まらず、アメリカ、コロンビア、中国、アルゼンチン、レバノン、オーストラリアなど、国際的な活動を拡げてきたベンジャミン・ベイカー。
彼のレギュラー・デュオ・パートナーであるダニエル・レープハルト(2014年のヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディション第1位)と共に贈るヴァイオリン・ソナタ集は、プロコフィエフ、コープランド、プーランクと、国もスタイルも違う3人の作曲家のソナタを選択。「1942年に作曲が開始された」(そして、世界大戦に少なからず影響を受けた)という共通項を持つ3つの個性的なソナタを、繊細かつ情熱的な音色で描いています。

Chandos
CHSA-5284(1SACD)


RCHSA-5284(1SACD)
国内盤仕様
税込定価
祝祭音楽 ― ひとつの遺産〜ある一家の埋没していた書簡集にインスピレーションを受けた、金管楽器のための音楽のレコーディング・プロジェクト
R.シュトラウス:ウィーン市の祝典音楽 TrV 286(金管楽器とティンパニのための)*
シューマン
:クララ・ヴィークの主題による即興曲 Op.5(独奏ピアノのための/エイモス・ミラーとティム・ジャクソンによる編)
ブラームス:私は角笛を悲しみの谷で吹く Op.41-1(男声4部合唱のための5つの歌より/デイヴィッド・ゴードン=シュートによる編)
メンデルスゾーン:女たちと歌手たち(混声6部合唱のための/デイヴィッド・ゴードン=シュートによる編)#
ルビンシテイン:夜想曲 Op.71-1(独奏ピアノのための3つの小品より/デイヴィッド・ゴードン=シュートによる編)
ロベルト・フランツ:春のきざし Op.25-6(声とピアノのための6つの歌より/ナイアル・キートリーによる編)
R.シュトラウス:2つの歌 Op.34, TrV 182(混声16部合唱のための/デイヴィッド・ゴードン=シュートとマット・スミスによる編)*
オニックス・ブラス〔ナイアル・キートリー(Tp)、アラン・トマス(Tp)、アンドルー・サットン(フレンチ・ホルン)、エイモス・ミラー(Tb)、デイヴィッド・ゴードン=シュート(テューバ)〕、ポール・ランバート(バス・トロンボーン)#、ジョン・ウィルソン(指)*、セプトゥーラのメンバー〔サイモン・コックス(Tp)、フィリップ・コブ(フリューゲルホルン)、ジェームズ・ファウンテン(フリューゲルホルン)、ピーター・ムーア(Tb)、マシュー・ジー(Tb)、マシュー・ナイト(Tb)、ダン・ウェスト(バストロンボーン)、サーシャ・コウシュク=ヤラリ(テューバ)〕を含むゲスト・プレイヤー達*

録音:2020年10月3日−4日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン
今は亡きイギリスの伝説のトランペット奏者フィリップ・ジョーンズから「ブラヴォー、オニックス!」と称賛の声を贈られたイギリスの金管五重奏団「オニックス・ブラス」は、1993年に結成され、ロイヤル・フィル、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、イギリス室内管、ロイヤル・バレエ・シンフォニアなど第1線の舞台で活躍する一流の奏者たちで構成されるイギリスの金管五重奏団です。
「フーガ」(CHAN10462)、「ファンファーレ」(CHSA5221)に続く、Chandosからリリース第3弾は、ドイツ・ロマン派の伝統に沿ったプログラム。金管楽器のためのオリジナル作品は「ウィーン市の祝典音楽」のみで、残りはシューマン、ブラームス、メンデルスゾーン、ルビンシテイン、フランツらの作品のスモール・アンサンブルのための2020年編曲版(すべて世界初録音)。テューバ奏者のデイヴィッド・ゴードン=シュートの親族が持っていた書簡集の中に、シューマン、ブラームス、メンデルスゾーンなどの貴重な手紙が入っており、そこからインスピレーションを受け、このレコーディング・プロジェクトへと繋がりました。ブックレットにはそれらの手紙の一部画像も掲載されています。大編成となるR・シュトラウスの2作品では、現在人気急上昇中のマエストロ、ジョン・ウィルソンが指揮し、ロンドン響、フィルハーモニア管、ロイヤルフィル、BBC響など、イギリスを代表するオーケストラで首席奏者を務める実力派揃いのブラス・セプテット "セプトゥーラ" のメンバーを含む多くのスペシャル・ゲストと共演しています。

H.M.F
HMM-902344(3CD)
シューマン:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47 *
ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44**
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op. 63
ピアノ三重奏曲 第2番ヘ長調 Op.80
ピアノ三重奏曲第3番ト短調 op.110
幻想小曲集 イ短調 Op.88
トリオ・ヴァンダラー
【ジャン=マルク・フィリップ=ヴァルジャブディアン(Vn)、ラファエル・ピドゥー(Vc)、ヴァンサン・コック(P)】
クリストフ・ゴーゲ(Va)*/**
カトリーヌ・モンティエ(Vn)**

録音:2020年9〜10月、ポワティエ・オーディトリアム劇場(フランス)
1987年に結成されたピアノ・トリオの重鎮、トリオ・ヴァンダラーによるシューマンのピアノ三重奏曲全集。 妻クララへの誕生日プレゼントのために作曲された第1番(1847 年)。メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番ニ短調に影響を受けて作曲され、この2 作品 はロマン派を代表するピアノ三重奏として広く認知されています。第2番は、1847年に第1番と同時期に作曲されました。次第にシューマンを苦しめる心の 病から逃れるかのように、明るく前向きな内容で、シューマン自身「甘やかで生き生きとした印象」としており、後にクララはこの作品について「私の魂の深いと ころをあたたかく包み、最初から最後まで私を喜ばせる作品」であり「大好きで何度も演奏したい」と述べました。1851年に作曲された第3番は、シューマン 家でクララのピアノで初演されたのち、1852年に公開初演されました。クララ自身、この作品を情熱的で創意に満ちていると非常に気に入っていたようすの日 記が遺されています。充実していたシューマンの、情熱と創意に満ちたトリオを絶妙なアンサンブルで聴くことができます。
カップリングには、ヴィオラのクリストフ・ゴーゲ、ヴァイオリンのカトリーヌ・モンティエを招いてピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲を収録。ともにシューマン の好んだ変ホ長調という調性で書かれた作品で、「室内楽の年」1842年の10月と11月に相次いで完成しています。なかでも、作曲の過程でメンデルスゾーン がアドバイスを授けたピアノ五重奏では、楽想ゆたかなピアノがまず格別。トリオ・ヴァンダラーの深い情緒を感じさせる円熟の演奏で聴かせます。 (Ki)

Spectrum Sound
CDSMBA-075(2CD)
スメタナ弦楽四重奏団
(1)マルティヌー:弦楽四重奏曲第4番H.256
(2)ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調 Op.96「アメリカ」
(3)モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調 K.465「不協和音」
(4)ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」
(5)スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」
(6)シューベルト:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.125-1より第4楽章「アレグロ」(アンコール)
スメタナSQ【イルジー・ノヴァーク(Vn1)、ルボミール・コステツキー(Vn2)、ミラン・シュカンパ(Va)、アントニーン・コホウト(Vc)】

録音:(1)(2)1979年11月21日/メゾン・ド・ラジオ・フランス、スタジオ107【ステレオ】
(3)-(6)1961年9月9日/ブザンソン文化会館(第14回ブザンソン国際音楽祭)【モノラル/ライヴ】
音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供
すべて世界初出!
フランス国立視聴覚研究所(INA)所有の貴重音源の復刻で評価を高めているスペクトラム・サウンド。今回も世界初CD化の注目音源で、スメタナ弦楽四重団 が1961年のブザンソン国際音楽祭でのライヴ録音(モノラル)と1979年にメゾン・ド・ラジオ・フランスで収録した音源(ステレオ)の2枚組。作品はドヴォルザー クの「アメリカ」、マルティヌーの4番、ヤナーチェクの「ないしょの手紙」、スメタナの「わが生涯より」など同団の十八番を存分に堪能できる内容です。
創立1945年の同団は1960年代から70年代にかけて通算12回の来日を重ね、日本のクラシック・ファンにとって“弦楽四重奏曲”というジャンルにおいて 王様ともいえる存在でした。緻密な四重奏技巧で聴衆を魅了した当団。当演奏では凄みだけでなくクァルテットの楽しさを再認識できる内容。平林直哉氏による日 本語解説では同団の歴史に加えて、来日時のインタビュー記事などをおりまぜながら、その奥深い名人芸のすばらしさに触れております。 (Ki)

WERGO
WER-7399(1CD)
エンノ・ポッペ(1969-):弦楽器のための作品集
(1)Filz(フェルト) 〜ヴィオラと室内管弦楽のための(2013/14)
(2)Stoff(物質) 〜9つの弦楽器のための(2015/18)
(3)Wald(森) 〜4つの弦楽四重奏のための(2009/10)
タ ベ ア・ツィン マーマン((1)Va)
アンサンブル・レゾナンツ

録音:2020年6月26-28日/ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ
全曲世界初録音
アンサンブル・レゾナンツのために書かれた弦楽器を中心とした作品集。ヴィオラの名手タベア・ツィンマーマンも参加した注目盤です。全編世界初録音。作曲家 のエンノ・ポッペは音程や奏法、音質を変化させることができる弦楽器に無限の可能性を感じ、その表現力を遺憾なく発揮できる道を探っていましたが、正確無比 なイントネーションと古楽から現代に至るまでの新鮮な演奏解釈、型にはまらない音楽への探究心などで国際的に高い評価を得ているアンサンブル・レゾナンツは まさにうってつけの存在だったと言えます。
4つの弦楽四重奏曲のための『Wald』は長年にわたってアンサンブルのレパートリーとなっている作品です。フラクタル的に展開される音は作曲家の思考回路 を覗き見ているよう。ヴィオラ協奏曲の形をとる『Filz』は韓国の伝統音楽にインスピレーションを得た音楽で、不安定な雰囲気の中で変化していく微妙なイント ネーションが1/3音の音程で構成されたソリストの旋律で表現されます。『Stoff』はもともと2015年にアンサンブル・ムジークファブリークのために弦楽器、 木管楽器、金管楽器を用いて作曲されましたが(WER-7395に収録)、当盤に収録されているのは弦楽オーケストラのために書き直された2018年版。均質な 音響が逆に音楽に雄弁性を与えています。 (Ki)

ALBANY
TROY-1839(1CD)
「ダンソン」〜エメラルド・ブラス・クインテット
ピアソラ:リベルタンゴ*
アルベニス:「スペイン組曲」より 【アストゥリアス、セビリア】
アルトゥーロ・マルケス:ダンソン第2 番*
フォーレ:組曲「ドリー」より【子守歌、メシュー・アウル!、スペインの踊り 】
ラヴェル:「クープランの墓」より【
前奏曲、リゴードン、メヌエット、トッカータ 】
ストラヴィンスキー:「プルチネッラ」より【 トッカータ、ヴィーヴォ、メヌエット-フィナーレ】
ピアソラ:メディタンゴ
エメラルド金管五重奏団【ブレット・ロング(Tp) 、マックス・マッツェン(Tp)、レスリー・ハート(Hrn) 、クリス・ヴァン・ホフ(Tb) 、T.J.ライサー(Tub)】
(1)(4)ペドロ・フェルナンデス(Perc) *

録音:2019年 [58:17]
エメラルド金管五重奏団はイーストマン音楽院の卒業生により結成されアメリカ国内 はもとよりヨーロッパでも活動しています。このアルバムは全て金管五重奏用にアレンジし たもので構成されているが、フォーレの組曲「ドリー」から3 曲、ラヴェルの「クープランの 墓」からは 4 曲もアレンジして取り上げてしまうセンスには驚愕を通り越して呆れるばか り。しかしラヴェルの「クープランの墓」では作曲家自身すら管弦楽編曲しなかったトッ カータを金管五重奏でそれなりに聴けるよう演奏してしまう技術には驚きと敬意を表さ ざるを得ない。ブラス・ファンは必携、必聴。
ALBANY
TROY-1840(1CD)
アメリカのヴァイオリン・ソナタ
ルービン・ゴールドマルク(1871-1936):ヴァイオリン・ソナタ ロ短調Op.4
アレクサンダー・ライナグル(1756-1809):ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調
ティン=ラン・チェン(Vn)
ネイサン・バックナー(P)

録音:2018年
アメリカの洋楽黎明期に作曲された 2 つのヴァイオリン・ソナタを収録。アメリカのクラ シック音楽が独自のオリジナリティを確立する以前、どういう音楽が作曲されていたかを 知る上で極めて興味深い。ルービン・ゴールドマルクは有名なカール・ゴールドマルク の甥にあたる。因みにルービンはアーロン・コープランドの作曲の師匠であり、アメリカ 作曲界に多大な貢献をしたことで知られます。このルービン・ゴールドマルクのヴァイオリ ン・ソナタを何も知らされずに聴くとブラームスの未発見のソナタではないかと思うほど ブラームスの影響を強く受けています。しかし叔父カールがブラームスと親しく、ブラーム スから作品を支持されていたことを考えるとそれももっともなことです。ライナグルのソ ナタはモーツァルトそのものであり、作曲年代は 1790 年頃。つまりモーツァルトの死の 直前であり、ヨーロッパの同時代の作曲の動向はリアル・タイムで新大陸に伝わってい たことがわかる。そういう意味でも興味深いCD です。
ALBANY
TROY-1830(2CD)
エズラ・ラダーマン(1924-2015):室内楽作品集(2002〜13 年の作品)
(1)「献呈」〜ピアノのための
(2)「エレジー」〜無伴奏ファゴットのための
(3)「インテリア・ランドスケープI」〜2 台ピアノのための
(4)「インテリア・ランドスケープII」〜2 台ピアノのための
(5)ピアノ・ソナタ第1 番
(6)無伴奏ファゴットのためのパルティータ
(7)無伴奏チェロのためのパルティータ第2 番
(8)無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
(1)ロバート・ブロッカー(P)
(2)(6)フランク・モレル(Fg)
(3)(4)グレッグ・アンダーソン&デイヴィッド・カプラン(P)
(5)エイミー・ヤング(P)
(7)オレ・アカホシ(Vc)
(8)ベンジャミン・ホフマン(Vn)

録音:2012-2019年
ラダーマンはニューヨークを拠点に活動、アメリカ東海岸の前衛作曲家の潮流に属する作曲 家の一人。この作品は彼の晩年のソロ作品から室内楽を集めたもの。無調様式の中に調性、 ジャズ的なリズムなどが時折り折衷される傾向はアメリカの作曲家らしく、新ロマン主義の音楽と して解釈できます。演奏陣も日ごろから彼と親しい関係にあり作品を敬愛する演奏家によるもので 真摯で共感にあふれた演奏を繰り広げています。
ALBANY
TROY-1837(1CD)
「グラドゥス」〜デイヴィッド・クラマン作品集
(1)「緩やかなカノン」〜3 つのギターのための
(2)「ネクスト・ナンバー」〜4 人の声のための
(3)「あるひとつの夢より」〜ソプラノとピアノのための
(4)「死者を救出せよ」〜ソプラノとピアノのための
(5)「マンデビル・ペンタクル」〜4 人のシンセザイズドされた声のための
(6)「アンバ・カマクシによる変奏曲」
〜アルト・フルートと打楽器のための
(7)「ピース・オブ・ワーク」〜ラップトップのための
(8)「リバティーズ・テイクン」〜サキソフォン四重奏のための
(9)「アヴェリー・タン」〜メゾ・ソプラノ、ソプラノ、ギター、マンドリン、ヴァイオリン、チェロのための
(10)「このように」〜ヴァイオリン、チェロのための
(11)「迫りくる」〜声のための
(12)「ブリット」〜声のための
(13)「緩やかなカノンII-IV」〜2 つのギターのための
スティーブ・マッキー&マシュー・ウーレ&マーク・ザキ(Gt)
デイヴィッド・クラマン(声、ラップトップ)
ジョン・マクドナルド(P)
ステファン・ウィンカー(声)
タラ・ヘレン・オコーナー(アルトFl)
イアン・ローゼンバウム(Perc)
ニュー・スレッド・サキソフォン四重奏団
ジェシカ・バワーズ(MS)
スザンナ・チャップマン(Vc) ほか

録音:2020年
デイヴィッド・クラマンの生年は不明だがブックレットの写真から推察するに中堅世代の作曲家 のようです。略歴によるとアメリカで作曲を学んだ後、インドに留学しインドの伝統音楽を学ん だ。そうした経験は作品に顕著に表れています。「緩やかなカノン」では息の長い旋律がもはやカノ ンと認識ないほど引き伸ばされ、ひたすら瞑想的な音の帯が続く。「マンデビル・ペンタクル」は4 人の男女がただひたすら会話(雑談?)している背景に電子音が鳴り響く実験的な作品。サック ス四重奏のための「リバティー・テイクン」はミニマル・ポップ風の軽やかな作品。2 つ収められて いるソプラノとピアノのための歌曲は東海岸流のアカデミックなゲンダイオンガクで、この人の個 性と持ち味はテリー・ライリー風のエスニックでポップ、実験主義的な作品にあるようだ。
ALBANY
TROY-1842(1CD)
「ヴォイス・オブ・エアー」〜アメリカのトロンボーン作品集
(1)ヴィクトリア・ボンド(b.1945):ヴォイス・オブ・エアー(2019)
(2)ジェニファー・ヒグドン(b.1962):レガシー(2017)
(3)ケビン・セロヴィッチ(b.1985):ローレンス・レーザーの追憶に(2019)
(4)レイモンド・ペルムル(1934-98):フェリシティ
(5)ブライアン・E・リン(b.1954):バ・ディー・ドゥー・ダップ(1977)
(6)ノーマン・ボトラー(b.1955):古代の煌めき現る(1997)
(7)ポール・ルディ(b.1962):目覚めよ!(2018)
ジョディ・デイヴィス(Trb)
(4)-(6)デヴィン・ベネット(Trb)
(4)-(6)ダニエル・マリオン(バスTrb)
(1)(2)(7)ダン・ヴェリサー(P)

録音:2020年
現代アメリカの作曲家によるトロンボーンとピアノもしくは 3 本のトロンボーンのための作品を 収録。ジョディ・デイヴィスはカンザス・シティ響の首席奏者を務める他、各地のオーケストラと共 演、ソリストとしても活動しています。収録されている作品はいずれもトロンボーンの機能を最大限 に生かした親しみ易い作風。ブラス関係者は必聴。
ALBANY
TROY-1843(1CD)
マック・マグワイア:作品集
(1)ティーンエイジャーの夢
(2)カシミールのシャーデー
(1)キース・カーショフ(P)
(2)ブライアン・ホルト(Vc)
(1)(2)マック・マグアイア(CPU)

録音:2019年
作曲者の生年は記載されていないが、ブックレットの写真から中堅以上の世代と思われます。 収録の作品はいずれもアコースティック楽器と CPU(コンピュータの制御)のために作曲されて おり、アコースティック楽器とプレ・レコーディング、事前に制作された音響を融合したデジタル・ ミュージックといってよい。ミニマル、テクノ(古い言い回しだが)、ダンス、ディスコ・ミュージックを 混ぜ合わせたような作風。ジョン・ゾーンが主宰するレーベル Tzadik より作品集をリリースして いることから実験主義とポップスを融合した方向性の作曲家と思われます。アメリカの批評家筋か らはフランク・ザッパの再来と評価が高い。
ALBANY
TROY-1844(1CD)
「デュアリティ(二元性)」〜ヴァネッサ・シーラート、サキソフォン・リサイタル
(1)ディラン・シャンペイン:「橋、離脱、鐘」
(2)グレゴリー・W・ヤシニツキ:「心から、そして悪魔的な」
(3)ダニエル・ブクヴィッチ:「3 つと1 つ半の歌」
(4)トム・ヨーク&ジョニー・グリーンウッド&フィル・セルウェイ&エド・オブライエン(レディオヘッド):レット・ダウン
(5)トム・ヨーク&ジョニー・グリーンウッド&フィル・セルウェイ&エド・オブライエン(レディオヘッド):カーマ・ポリス
(6)キース・フォーシー&スティーヴ・シフ:ドント・ユー・フォーゲット・アバウト・ミー
ヴァネッサ・シーラート(Sax)
キャスリーン・アンダーソン(P)

録音:2018年
代アメリカの作曲家によるサックスとピアノのための作品集。ジャズ、ミニマルの影響を受け たポップで親しみ易い作品が多く収録されています。サックスのヴァネッサ・シーラートはライオネ ル・ハンプトン音楽院で学びソリストとしてクラシック、現代音楽のみならずジャズの分野でも活 躍しています。「レット・ダウン」「カーマ・ポリス」は名ロック・バンド「レディオヘッド」の楽曲。
ALBANY
TROY-1845(1CD)
アルベルト・パトロン(b.1969):作品集
(1)「10 のアポリアの比喩」Op.P.1 より第1〜5,7〜10 番
(2)「楽興の時」より「3 月の雨」Op.P.139
(3)「楽興の時」より「遠く」Op.P.138
ルシウス・R・ウェザーズバイ(P)
(1)ヴァレンティーノ・デンテサーニ(Vn)
(1)キアラ・ウルリ(Vc)

録音:2002年
アルバート・パトロンはイタリアの作曲家でアメリカでは比較的よく知られた存在。彼の作風は サロン風の落ち着いたムード・ミュージックといったものでアストル・ピアソラの影響も若干聴き取 れます。「10 のアポリアの比喩」はピアノ三重奏のために書かれた曲集で彼の代表作。

BRIDGE
BCD-9543(1CD)
ルイス・カーチン(b.1951):2009-2019 年の作品集
(1)室内交響曲(2009)[22:46]
(2)ロチェスター祝賀(2017)[6:35]
(3)後奏曲(2019)[4:17]
(4)探求(2014)[8:12]
(5)舟歌変奏曲(2015)[12:25]
(1)ワシントン・スクエア・アンサンブル
(2)マーガレット・カンプマイアー(P)
(3)サム・ジョーンズ(Tp)
ハン・チェン(P)
(4)アリス・テイシアー(Fl)
アシュリー・ジャクソン(Hp)
(5)ルネ・ジョレス(Vn)
スーザン・ジョレス(Hp)

録音:(1)2015年12月20日 ニューヨーク市 ワシントンハイツ
(2)-(4)2019年7月9日 ニュージャージー州マディソン
(5)2019年10月13日
米国の作曲家、ルイス・カーチンの 2009-2019 年の作品集でここ十年ほどの新作を収録。 ルイス・カーチンは 1951 年、フィラデルフィアの生まれ。作曲家としてまた指揮者として精力 的に活動しています。室内交響曲は 2009 年の作。3 楽章から成り、20 分強。現代感覚に富み つつもあまり前衛的でないところはいかにも米国の作曲家らしい。他は小編成作品。もっとも 新しい2019 年の後奏曲は、トランペット独奏のしみじみと美しい曲。

DORON
DRC-3078(3CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
第1 番ニ長調Op.12-1/第2 番イ長調Op.12-2/第3 番変ホ長調Op.12-3/第7 番ハ短調Op.30-2/第4 番イ短調Op.23/第5 番ヘ長調Op.24「春」/第10 番ト長調Op.96/第6 番イ長調Op.30-1/第8 番ト長調Op.30-3/ 第9 番イ長調 Op.47 「クロイツェル」
マリオ・ホッセン(Vn)、
カン・サン=ソク(P)

録音:2007年1月7-10日,7月16-17日 ウィーン
ブルガリア生まれでウィーンを拠点に活躍するヴァイオリニスト、マリオ・ホッセン ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集を録音(録音は2007 年)。マリオ・ホッセ は 1971 年、ブルガリアのプロヴディフの生まれ。ソフィア、ウィーン、パリでヴァイ リンを学び、8 歳でオーケストラと共演。卓越した技巧と情熱的な歌いまわしで特 パガニーニを得意としています。 ッセンのベートーヴェンは張りがあって伸びの良い音でためらいなくバシッと音楽 切り込むもので、ベートーヴェンの集中力のある音楽を安心して聞くことができ 。カン・サン=ソクのピアノがそれにピタリと合わせています。彼女は韓国、ソウル生 れで、才能を見込まれ早くに渡欧し、パウル・バドゥラ=スコダにも学んでいます。
GENUIN
GEN-21735(1CD)
アルト・サクソフォンを用いたピアノ三重奏曲集
ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1 番 ハ短調 Op.8
クレネク(クシェネク):クラリネット三重奏曲 Op.108
クラヴィス三重奏団【イェンニ・リップル(Vn)、ミハ・フェルク(アルト・サクソフォン)、サビーナ・ハサノヴァ(P)】

録音:2019 年4 月15-17 日 ウィーン
3 つの三重奏曲それぞれでアルト・サクソフォンを用いて演奏しています。ブラ ームスの三重奏曲ではホルンが、ショスタコーヴィチではチェロが、クレネクで はクラリネットが、アルト・サクソフォンに置き換えられています。特にショスタコー ヴィチとクレネクでは音楽の近代的色彩が増しているように感じられます。 クラヴィス三重奏団は2013 年結成のウィーンの三重奏団。もちろんこの編成の 三重奏団は珍しい。イェンニ・リップルはウィーン生まれのヴァイオリニスト。母 親はメキシコ人。ミハ・フェルクはスロヴェニア生まれ。ウィーンでサクソフォンを 学んでいます。サビーナ・ハサノヴァはアゼルバイジャンの首都バクーの生まれ、 トルコのエディルネ育ちのピアニスト。14 歳でモスクワのチャイコフスキー音楽 院大ホールでモスクワSOと共演したという。2010 年からウィーンを拠点と しています。
GENUIN
GEN-21729(1CD)
「世紀末」
ドビュッシー:ラプソディ第1 番
ベルク:クラリネットとピアノのための4 つの小品 Op.5
レーガー:クラリネット・ソナタ 嬰ヘ短調 Op.49-2
ストラヴィンスキー:無伴奏クラリネットのための3 つの小品
サン=サーンス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.167
デュオ・アウスト【ベッティーナ・アウスト(Cl)、ロベルト・アウスト(P)】

録音:2020 年7 月15-17 日 ドイツ,ブライバッハ
「世紀末」という題名だが、ほぼ 20 世紀初頭の近代のクラリネット曲を集めています。ただし 作風は作曲家によって様々。 ベッティーナ・アウストはドイツのクラリネット奏者。ハノーファーおよびパリで学んだ後、2014 年からアウグスブルクPOのソロ・クラリネット奏者を務めています。 2015 年にドイツ音楽コンクールで受賞(3 人のうちの一人)、この時に初のCD をGENUIN か ら発刊していた(GEN-16432)。キリリとした音色が美しまたコントロールも抜群で、こうした近 代音楽には打って付けのクラリネット奏者です。ピアノのロベルト・アウストは彼女の兄(もし くは弟)。
GENUIN
GEN-21737(1CD)
クリスティアン・リディル(b.1943):室内楽作品集
(1)会合(全4 曲)
(2)おとぎの絵本(全5 曲)
(3)ハンガリーの舞曲による変奏曲
(4)広場の演奏会(全4 曲)
(5)2 つの死の舞踊
(1)ノ・フィル・ブラス:
【マルティン・アンゲラー(Tp)
ヘルベルト・ツィンマーマン(Tp)
カーステン・ドゥフィン(Hrn)
ウヴェ・シュローディ(Tb)
シュテファン・ティシュラー(チューバ)】
(2)イヴァンナ・テルナイ(Fl)
フェリックス・コルプ(打楽器)
(3)オリファー・クレンク(Cl)
ライナー・ザイベル(Fg)
アンドレアス・フレーゼ(P)
(4)モニャ・ホイラー(半音階ハーモニカ)
オリファー・クレンク(バス・クラリネット)
ライナー・ザイベル(Fg)
アルフレート・ベーム(Fg)
アンドレアス・フレーゼ(Cemb)
(5)イヴァンナ・テルナイ(Fl)
オリファー・クレンク(Cl)
ハンネス・ロイビン(Tp)
ハンスイェルク・プロファンター(Tb)
フェリックス・コルプ(打楽器)
ミヒャエル・フリードリヒ(Vn)
アレクサンダー・ヴァイスコップ(Cb)
アンドレアス・フレーゼ(P)

録音:2020 年7 月24 日,31 日-8 月2 日 ミュンヘン近郊ゼンドリング
ドイツの作曲家、クリスティアン・リディル(1943-)の室内楽曲集。クリスティアン・リディルは ブレスラウ(現ポーランドのヴロツワフ)の生まれ。長らくフランクフルトのゲーテ大学で教職に 就いており、また作曲家として様々な作品を書いています。このCD に収録された作品はどれも 穏やかなながらどこかピリリとした作品で、リディルの音楽の魅力をよく伝えています。 演奏者の多くはバイエルンRSOなどミュンヘンのオーケストラの団員で、例えばマ ルティン・アンゲラーは2011 年以来バイエルンRSOの首席トランペット奏者。

SOMM
SOMMCD-0631(1CD)
NX-B04
イアン・ファリントン(1977-):ガーシュウィンの歌曲編曲集
ガール・クレージー
 I got rhythm
 They all laughed
 The man I love
 Nice work if you can get it
ポーギーとベス
 Summertime
 They can’t take that away from me
オー・ケイ!
  Fidgety feet
 Love is here to stay
 I’ll build a stairway to Paradise
 Do it again
ポーギーとベス
 It ain’t necessarily so
オー・ケイ!
  Someone to watch over me
 I’ve got a crush on you
ガール・クレイジー
 But not for me
  Gershwinicity ガーシュウィニシティ
アール・デコ・トリオ【ピーター・スパーク(Cl)、カイル・ホーク(アルト・サクソフォン)(ソプラノ・サクソフォン】
イアン・ファリントン(P)

録音:2020年9月4-5日
世界初録音
作曲家、ピアニストとして活躍するイアン・ファリントン。2012年にはロンドン・オリンピックの開会式でローワン・アトキン ソンの「炎のランナー」によるコミック・パフォーマンスでピアノを演奏し、一躍注目を浴びました。また2020年にはBBC プロムスで、ベートーヴェンの9つの交響曲をスリル満点な7分間に凝縮した「ベートーヴェニアーナ」を披露。こちらも ロックダウン下のロンドンの聴衆たちを熱狂させました。現在「アール・デコ・トリオ」のメンバーとして活動する彼のこのア ルバムは、ガーシュウィンの名曲をアレンジした曲集。「アイ・ゴット・リズム」や「サマータイム」などの耳慣れた旋律が、 新鮮な雰囲気をまとって立ち現れます。トラック15の「ガーシュウィニシティ」はオリジナル作品で、ガーシュウィンの初期 のヒット曲から晩年までのさまざまな作品のメドレーです。クラリネット、サックスとピアノが織りなす美しく楽しい響きをご 堪能ください。
SOMM
SOMMCD-0632(1CD)
NX-B04
新世界からの宝物 第2集
エンリキ・オスワルド(1852-1931):ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 Op. 36
フランシスコ・ミニョーネ(1897-1986):ロマンス
レオポウド・ミゲス(1850-1902):ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op. 14
マルロス・ノブレ(1939-):詩曲 Op. 94 No. 1(Vnとピアノ版)
アレシャンドリ・レヴィ(1864-1892):タンゴ・ブラジレイロ(ソウザ・リマによるヴァイオリンとピアノ編)
アンソニー・フリント(Vn)
クレリア・イルズン(P)

録音:2019年6月15-16日
ポットン・ホール、サフォーク(UK)
近代南米の作曲家の秘曲を紹介するシリーズ「新世界からの宝物」。第1集(SOMMCD0609)ではビーチとオスワ ルドのピアノ五重奏が紹介されていましたが、第2集にはオスワルドをはじめとした5人のブラジル人作曲家のヴァイオリ ン・ソナタと小品集が収録されています。伸びやかな旋律が美しいオスワルドのソナタや、スペインとフランスで学んだミ ゲスの甘美な雰囲気を持つソナタ、ノブレのメロディアスな詩曲など、聴きごたえのある作品を楽しめます。またフランシ スコ・ミニョーレはピアニスト、イルズンの師でもあり親友でもある作曲家。この子守歌風の「ロマンス」は短いながらも味 わい深い1曲です。

Capriccio
C-5381(1CD)
NX-B05
スタンフォード:ピアノ五重奏曲他
ピアノ五重奏曲 ニ短調 Op. 25(1887)
幻想曲第3番イ短調 WoO(1922)
ホルン、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために
幻想曲第2番ヘ長調 WoO(1922)
クラリネット、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために
ニコラウス・レーザ(P)
ベルリンRSOのメンバー
ダニエル・エンバー(Hrn)
クリストフ・コルン(Cl)
アンネ・フェルツ(Vn1)
ブリギッテ・ドラガノフ(Vn2)
アレハンドロ・レグエイラ・カウメル(Va)
ゲオルク・ボーゲ(Vc)

録音
2017年2月27-28日 イエス=キリスト教会(ドイツ)…1-4
2018年6月13-14日 ベルリン、放送会館…5-6
アイルランド出身の作曲家スタンフォード。しかし彼が活躍したのは主にイギリスの音楽界であり、ケンブリッジ大学で教鞭を執り、その後、設立された ばかりの英国王立音楽大学の教授に就任。ホルストやアイアランド、ヴォーン・ウィリアムズやブリッジらを育てた功績で知られています。このように教育 者として名声を確立した半面、その作品は弟子たちの名作の影に隠れてしまい、数多くの室内楽作品や宗教曲は顧みられることがありませんでし た。 スタンフォードの作品の多くは、アイルランド民話の要素が含まれた神秘的でロマンティックなもの。そして室内楽作品にはブラームスの影響も少なから ず見られます。このアルバムには円熟期の「ピアノ五重奏曲」と晩年に書かれた2曲の「幻想曲」が収録されており、田園地帯を思わせる素朴な旋律 を味わうことができます。ベルリンRSOのメンバーたちと、ベルリン・ピアノ三重奏団でピアノを担当するニコラウス・レーザが親密なアンサンブル を奏でています。
Capriccio
C-5430(1CD)
NX-B05
ヨーゼフ・ラーボア(1842-1924):ヴァイオリン・ソナタ/チェロ・ソナタ 他
チェロとピアノのためのソナタ第1番イ長調 Op. 7
主題と変奏 Op.10 -ホルン(Vc)とピアノのために
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番ニ短調 Op. 5
フローリス・マインダース(Vc)
プシェミスル・ヴォイタ(Hrn)
ニーナ・カーモン(Vn)
オリヴァー・トリンドル(P)

録音:2020年4月18-21日イエス=キリスト教会(ドイツ)
オーストリア、ロマン派の作曲家ヨーゼフ・ラーボア。現在ではほとんど作品を耳にすることがありませんが、生前は、幼いころに罹患した天然痘のために 失明するというハンディを乗り越え、作曲家、教育者として高く評価されていた音楽家です。また弟子でもあった、戦争で右手を失ったピアニスト、パ ウル・ヴィトゲンシュタインとも親しく、裕福なヴィトゲンシュタイン家の後押しを受け、その作品のほとんどが出版されたことでも知られています。みずみず しいハーモニーに支えられたラーボアの作品は、ブラームスの影響も感じさせる落ち着いた雰囲気を湛えており、このアルバムでもラーボア作品を得意と するヴァイオリニスト、カーモンをはじめとした奏者たちが集い、美しく親密な調べを奏でています。

OMF
KCD-2092(1CD)
税込定価
バスクラリネット・アルバム・アマービレ
シェック(1886-1957):バスクラリネットとピアノのためのソナタ Op.41
ブラームス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.120-2
ヴェルベッセルト(1919-2012):バスクラリネットとピアノのためのシクルス
ジョナサン・ラッセル(1979-):バスクラリネットとピアノのためのソナタ
プーランク:愛の小径
福田洋介(1975-):さくらのうた
船木喜行(バスクラリネット)
野代奈緒(P)

録音:2020年10月13 日-15 日稲城市立iプラザ ホール
独特の渋みと存在感のある音色の低音域、温かさをたたえる中音域、パッションと張りが特徴的な高音域……こうした『広い音域それぞれ に違う表情を持つ多彩な表現力』は、バスクラリネットの特筆すべき魅力の一つです。 この魅力を遺憾なく発揮できる音楽性を有する作品として、クラリネット室内楽の白眉である『ブラームスのソナタ』に挑む。 バスクラリネットのオリジナル作品からは、20 世紀前半のスイスの作曲家O.シェックによる当時のダンスミュージックやバロック音楽に影響を受 けた『ソナタ』。ベルギーの作曲家A.ヴェルベッセルトが当代随一のソリストのために書いた十二音技法による近現代音楽『シクルス』。現代 アメリカ気鋭のプレイヤーであるJ.ラッセルのジャズやフュージョンのテイスト香る『ソナタ』という、いずれも楽器の特性を存分に発揮した良曲を 収録。さらに、楽器特有の音色を紹介できる作品として、美しい旋律を持つ『愛の小径』『さくらのうた』が入っています。 バスクラリネット。その新たな境地とさらなる可能性を追求した、希少なオリジナル作品を収録含むバスクラリネット作品集。

CPO
CPO-555086(1CD)
NX-B02
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集 第3集
弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op. 44 No. 1
弦楽四重奏曲第4番ホ短調 Op. 44 No. 2
ミンゲット四重奏団
【メンバー】
ウルリヒ・イズフォルト(Vn1)
アンネッテ・ライジンガー(Vn2)
アロア・ゾリン(Va)
マティアス・ディーナー(Vc)

録音:2016年7月7-10日、2018年6月28日-7月2日
好評シリーズ、ミンゲット四重奏団によるメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集。第3集に収録されている のは、1837年から38年に作曲された作品44の1と2の2曲です。これらはスウェーデンのヴァーサ公グスタ フに献呈されており、どちらもメンデルスゾーンの熟練した筆致で描かれた名作です。第3番は冒頭の明るく 輝くような旋律が特徴的で、まるでヴァイオリン協奏曲のような味わいを見せています。第4番は作品番号 44の3作の中で、最も早く書かれた曲であり、こちらもヴァイオリンが大活躍。第2楽章の美しい旋律も印 象的です。ミンゲット四重奏団は18世紀スペインの哲学者パブロ・ミンゲットの名を冠し、1988年に設立 されたアンサンブル。近現代作品をはじめヨゼフ・スークやヘルツォーゲンベルクなど知られざる作品も好んで 演奏、作品の魅力を伝えています。

Idil Biret Archive
NAXOS-8.504057
(4CD)
NX-B09
イディル・ビレットが奏でる室内楽作品集


【CD1】
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49…初CD化
ベルリオーズ:イタリアのハロルド- 第3楽章「アブルッチの山人が、その愛人によせるセレナード」
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op. 44
【CD2】
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op. 99
ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調 Op. 120 No. 2- 第2楽章 Allegro appassionato…初CD化
【CD3】
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 「偉大な芸術家の思い出に」 Op. 50…初CD化
マーラー:ピアノ四重奏曲 イ短調
【CD4】…ボーナスCD…初CD化
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」 Op. 24
ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op. 30 No. 2
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」 Op. 47
【CD1】イディル・ビレット(P)
イリーナ・ニコティナ(Vn)
ユルヤ・クレパク(Vc)
ルーシェン・ギュネシ(Va)
ボルサンQ
録音:2019年10月 ライヴ・レコーディング イスタンブール(トルコ)、2011年1月 スタジオ・レコーディング、アンカラ(トルコ)、2014年5月 スタジオ・レコーディング、ハイデルベルク(ドイツ)
【CD2】
ロンドンSQ
ルーシェン・ギュネシ(Va)
録音:2014年9月 スタジオ・レコーディング、Chateau de Flawinne(ベルギー)、1980年1月 スタジオ・レコーディング、ロンドン(UK)、2011年1月 ライヴ・レコーディング アンカラ(トルコ)
【CD3】
イディル・ビレット(P)
イリーナ・ニコティナ(Vn)
ユルヤ・クレパク(Vc)
ロンドンSQのメンバー
録音:2019年10月 ライヴ・レコーディング (トルコ)、1980年9月 スタジオ・レコーディング、ロンドン(UK)
【CD4】…ボーナスCD…初CD化
ユーディ・メニューイン(Vn)
イディル・ビレット(P)
録音(ライヴ) 1973年7月 イスタンブール(2020年3月/7月 アンカラでのラジオ放送より)
2021年11月に70歳の誕生日を迎える、トルコ生まれの女性ピアニスト、イディル・ビレット。幼い頃から神童と して名声を馳せ、ブーレーズやリゲティなど近現代作品を得意とするなど幅広いレパートリーを有していることでも 知られています。この4枚組には彼女の数多い録音の中では比較的珍しい室内楽作品を収録。1980年のロ ンドン四重奏団とのブラームスや、2014年のシューマンなど、どれも記憶に残る名演です。また初CD化となるい くつかのコンサート音源も含まれており、なかでも1973年のイスタンブール国際音楽祭で演奏され、その模様が 2020年にアンカラでラジオ放送されたメニューインとのベートーヴェンは貴重なもの。メニューイン自身も「第7番 の冒頭部分のピアノがこれほどうまく演奏されたのは聞いたことがない」と絶賛したという演奏です。

Hoxa
HS-191207
NX-B06
祝祭のブラス〜金管五重奏によるクリスマス/ブリストル・ブラス・コンソート
伝承曲(ポール・ハリス編):ディンドン空高く
ドイツの伝承曲(ロジャー・ハーヴェイ編): エサイの根より
伝承曲(ハリス編):歓べ
作者不詳(ハリス編):天使が乙女のもとに
メル・トーメ(ジョン・コーニック編):クリスマス・ソング
伝承曲(ハーヴェイ編):コヴェントリー・キャロル
伝承曲/ドン・ギリス編)):ウエストミンスター・キャロル
ヨバッハ(ハリス編):目覚めよ、と呼ぶ声あり
ドイツの伝承曲(ヴィンス・ガラルディ編): もみの木
グルーバー(ハーヴェイ編):きよしこの夜
伝承曲(ハーヴェイ編):サセックス・キャロル
ポーランドの伝承曲(ハーヴェイ編):聖なる幼子
ブリストル・ブラス・コンソート【ポール・ハリス(トランペット、フリューゲルホルン)、トム・ディーキン(トランペット、ピッコロ・トランペット)、ポール・トムリンソン(Hrn)、ジョン・コーニック(Tb)、サイモン・デリック(チューバ)】

録音:日時不明(2019年?) セント・エディス教会、シーミルズ、ブリストル、UK
1985年に結成され、20人規模の大編成での演奏も行うブリストル・ブラス・コンソート。ここでは金管五重奏でクリスマスの名曲の数々を演奏しています。ポー ル・ハリスを中心としたメンバーによるアレンジも多いですが、名アレンジャーのロジャー・ハーヴェイや、中にはジョン・アイヴソンやドン・ギリスなどによる往年の名アレ ンジも収録しており、輝かしい音色がクリスマスならではの祝祭的な雰囲気を盛り上げています。

Sleeveless Records
SLV-1006(1CD)
NX-B06
『愛の挨拶』〜ヴァイオリン小品集
ガーシュウィン(ハイフェッツ編):そんなことはどうでもいいさ - 「ポーギーとベス」より
マスネ:タイスの瞑想曲
ショパン:夜想曲 第20番嬰ハ短調 遺作 *
エルガー:愛の挨拶 Op. 12
フォーレ(バックマン編):夢のあとに Op. 7-1
ポンセ(ハイフェッツ編):エストレリータ
カスピ(1960-):ラ・トレンツァ
モンティ(1868-1922):チャルダッシュ
シューベルト:即興曲 変ト長調 Op. 90-3 D 899-3 *
アーン(1875-1943):夜想曲〜ヴァイオリンとピアノのための
アイアランド(1879-1962):カヴァティーナ
シベリウス:ロマンスOp. 78-2
ショパン:夜想曲 第2番変ホ長調 Op. 9-2 *
クライスラー(1875-1962):前奏曲とアレグロ (プニャーニのスタイルによる)
ウェールズ地方伝承の子守歌:スオ・ガン

*=ピアノ・ソロ
マシュー・ジョーンズ(Vn)
アナベル・スウェイト(P)

録音:2011年7月
オリジナル発売:2013年5月
ヴァイオリンとピアノによる人気の楽曲の数々で、これら2つの楽器の美しさを存分に味わう名曲集。クライスラー、ガーシュウィンとモンティの楽曲はいずれも技巧 的に華やかで情熱的、「タイスの瞑想曲」、「夢のあとに」、「エストレリータ」にシベリウスの「ロマンス」では、素直で美しいメロディを堪能できます。またショパンと シューベルトでは、スウェイトが美しさの際立ったソロを聴かせています。これらのよく知られた人気曲とともに、アーンの「夜想曲」やアイアランドの「カヴァティーナ」 などの知られざる傑作が配置されており、中でも映画『運命のいたずら(De tu ventana a la mia)』からカスピの「ラ・トレンツァ」、そして映画『太陽の帝国』 でおなじみの「スオ・ガン」のヴァイオリンによる演奏は、世界初録音です。
Sleeveless Records
SLV-1007(1CD)
NX-B06
バックス:ソナティナ ニ長調 〜チェロとピアノのための
ラプソディック・バラード 〜チェロ独奏のための
「民話」 〜チェロとピアノのための
ソナタ「伝説」 嬰ヘ短調 〜チェロとピアノのための
ライオネル・ハンディ(Vc)
ナイジェル・クレイトン(P)
アカデミー室内管の首席奏者を務めたイギリス出身のチェリスト、ハンディによる、アイルランドの作曲家バックスのチェロ作品全集。ハンディの出身校で、彼が教 授を務める王立音楽アカデミーのサポートによる録音で、同校で彼が師事したフートンの生誕100周年を記念しています。フートンはここにも収録されているバッ クスのソナタ「伝説」を、バックスが自身に妻子がありながら恋におちてしまったピアニスト、ハリエット・コーエンとの共演で初演したチェリストです。そんなフートンから バックスの音楽の真髄を受け継いだハンディによるこのアルバムには、ここでしか聴くことのできない「ラプソディック・バラード」も収録されており、チェリストやイギリス 音楽愛好家にとってはとても興味深い内容となっています。

MIRARE
MIR-556(1CD)
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品集
ヴァイオリン・ソナタ 第9番「クロイツェル」 Op.47 イ長調(チェルニーによるチェロ編曲版)
モーツァルトの「魔笛」から「恋を知る殿方には」の主題による7の変奏曲 WoO 46 変ホ長調
チェロ・ソナタ 第3番Op.69 イ長調
イヴァン・カリズナ(Vc)
ヴァシリス・ヴァルヴァレソス(P)

録音:2019年12月2-6日、パリ国立高等音楽院 - Salle Remy Pflimlin
ベートーヴェンのチェロとピアノのための作品集。チャイコフスキーコンクール(2011年)第3位、エリザベート王妃国際音楽コンクール(2017年)第5位と 世界屈指のコンクールで優秀な成績をおさめているベラルーシ出身のチェリスト、イヴァン・カリズナと1983年、ギリシャ生まれのピアニスト、ヴァルヴァレソスに よる演奏。
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの傑作「クロイツェル」は、ベートーヴェン自身が弟子のチェルニーにチェロへの編曲を依頼したことでも知られています。 そして、ベートーヴェンは、モーツァルトの歌劇からとった主題旋律を用いて、変奏曲をいくつか書いており、1801年の作曲と推定されている本盤に収められて いる曲もそのひとつです。変奏曲のなかでも内容的な充実度が高い作品。最後は、チェロ・ソナタ第3番。完成は1808年で、交響曲第5番「運命」や第6番「田園」 と同じ頃の作品。5曲あるベートーヴェンのチェロ・ソナタのなかでも傑作と言えるでしょう。 (Ki)

Hanssler
HC-21006(1CD)
バロック・リュートとマンドリンのための二重奏曲集
(1)バロン:二重奏曲 ト長調
(2)デュラン:二重奏曲 ト短調
(3)ハーゲン:二重奏曲 ハ短調
(4)ブローム:協奏曲 ハ長調
(5)バロン:協奏曲 ニ短調
(6)ヴァイス:チャコーナ〜ソナタ ト短調
(7)ハーゲン:ソナタ ト長調
(8)バロン:協奏曲 ニ短調
シュナイダーマン―ヤマヤ・デュオ【ジョン・シュナイダーマン(バロック・リュート)、山谷英己(マンドリン)】
シュナイダーマン―ヤマヤ・デュオがバロック・リュートとマンドリンのための二重奏曲を録音。エルンスト・ゴットリープ・バロン(1696-1760)、ポール・シャ ルル・デュラン(18th c.)、ベルンハルト・ヨアヒム・ハーゲン(1720-1787)、ブローム(18th c.)、ヴァイス(1687-1750)の作品を収録。格調高いバロッ ク・リュートとマンドリンの二重奏をお楽しみいただけます。東京に生まれアメリカで育った山谷英己はリュート、マンドリン、ギター奏者。近年はジョン・シュナイダー マンとのデュオでの活動も多く「ギター・デュオのためベートーヴェン」(HC-17029)などの録音でも知られ、非常に息の合ったアンサンブルで定評があります。 (Ki)

AD VITAM
AV-210215(3CD)
サン=サーンス:弦とピアノの二重奏集

■Disc1
(1)チェロ・ソナタ第1番ハ短調Op.32
(2)ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調Op.75
(3)ロマンスOp.36
(4)アレグロ・アパッショナートOp.43
(5)サラバンドとリゴドンOp.93
(6)白鳥
(7)ガヴォットOp.16の3
(8)ノアの洪水〜前奏曲

■Disc2
(1)ヴァイオリン・ソナタ第2番変ホ長調Op.102
(2)子守歌Op.38
(3)ロマンスOp.51
(4)サフォー風の歌Op.91
(5)エレジー第2番Op.160
(6)チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.123

■Disc3
(1)チェロ・ソナタ第3番ニ長調(未完)
(2)トリプティクOp.136
(3)瞑想曲
(4)組曲Op.16
(5)エレジー第1番Op.143
(6)振り子時計のエア
(7)祈りOp.158
ローラン・ヴァグシャル(P)、
アンサンブル・ル・デリージュ

■Disc1
(1)ポリーヌ・バルティソル(Vc)
(2)田中綾子(Vn)
(3)ポリーヌ・バルティソル(Vc)
(4)ポリーヌ・バルティソル(Vc)
(5)セバスティアン・シュレル(Vn)
(6)ポリーヌ・バルティソル(Vc)
(7)ポリーヌ・バルティソル(Vc)
(8)ピエール・フシェヌレ(Vn)
■Disc2
(1)ピエール・フシェヌレ(Vn)
(2)ピエール・フシェヌレ(Vn)
(3)ポリーヌ・バルティソル(Vc)
(4)ポリーヌ・バルティソル(Vc)
(5)セバスティアン・シュレル(Vn)
(6)ポリーヌ・バルティソル(Vc)
■Disc3
(1)ポリーヌ・バルティソル(Vc)
(2)セバスティアン・シュレル(Vn)
(3)セバスティアン・シュレル(Vn)
(4)ポリーヌ・バルティソル(Vc)
(5)セバスティアン・シュレル(Vn)
(6)セバスティアン・シュレル(Vn)
(7)【ポリーヌ・バルティソル(Vc)

録音:2019年10月、2020年7日/クロード・ドビュッシー音楽院講堂(パリ)
2021年はサン=サーンスの歿後100年にあたります。彼は多作家でしたがポピュラーな作品はわりと限られていて、聴く機会の少ないものもありました。 このBoxは弦(ヴァイオリンかチェロ)とピアノのための二重奏曲を3枚に集めた好企画。
サン=サーンスはピアノの名手だったこともあり、どの曲もピアノ・パートが効果的ながら難しく書かれています。当企画ではすべてのピアノ・パートをローラン・ ヴァグシャルが担当。ヴァグシャルは1972年リヨン生まれ。レパートリーは広く、ゴドフスキの編曲やヴァインベルクのヴァイオリン・ソナタの伴奏まで手掛けてい ますが、やはりフランス物に特別の愛着と巧さを示しています。
彼は室内楽にも熱心で、数多くのディスクをリリースしていますが、2010年にサン=サーンスの管楽器を含む作品全集で注目されました。今回は弦楽器とのデュ オに集中、有名作はもとより、近年出版されたチェロ・ソナタ第3番ももれなく収録。
弦楽器も、フランス国立放送フィル副コンサートマスターの田中綾子を含む実力派揃い。いずれも正確なテクニックに驚かされますが、それ以上にサン=サーンス の音楽の魅力である洗練と爽やかさが鮮烈。ぜひとも持っていたくなる逸品です。

WERGO
KKC-6368(3CD)
国内盤仕様
完全限定盤
税込定価

輸入品盤番:WER.6960
ヒンデミット:弦楽四重奏曲全集
[CD1] 第1番ハ長調 Op.2、第4番Op.22、第7番 変ホ調
[CD2] 第2番Op.10、第6番変ホ調
[CD3] 第3番Op.16、第5番Op.32
ジュリアードSQ【[ロバート・マン(Vn1)、ジョエル・スミルノフ(Vn2)、サミュエル・ローズ(Va)、ジョエル・クロスニック(Vc)】

録音:[CD1]1997年3月8-10日(第1番・第7番)、1995年4月15・17・18日(第4番)
[CD2]1996年6月14-16日
[CD3]1995年4月15・17・18日
冴えわたる技巧と高い合奏能力を武器とするアメリカの名カルテット、ジュリアードSQは2021年に創設75周年を迎えます。それを記念して WERGOレーベルのベストセラーであるヒンデミットの弦楽四重奏曲全集を国内盤化。1946年結成時から1997年までコンマスを務めたロバート・マンが在籍 中の録音で、20世紀ドイツ音楽の面白さを世に伝えるWERGOならではの飛び切りの名盤です。
ハイドン、ベートーヴェン、バッハを思わせる彫琢された4 声体でありながら、メカニックで皮肉めいた独特の語り口で構築される7曲のカルテット。ヒンデミット はヴィオラ弾きでもあったため内声の対位法的な充実ぶりも目を引きます。古典にも近現代にも滅法強いジュリアードSQにヒンデミットの音楽はまさに うってつけで、疾走感と力強さを兼ね備えた未来的でドライなサウンドが最高。非常に完成度の高い全集録音です。
付属の日本語解説書には輸入盤ブックレットの日本語訳を掲載しています。ヒンデミットの弦楽四重奏録音は決して多くないのでWERGOのきちんとした楽曲 解説はとても貴重。なお輸入盤では3枚組(WER-6960)の他に3巻の単売(WER-6283、WER-6607、WER-6622、いずれも入手困難)がありますが解 説は同一の内容です。

la musica
LMU-025(1CD)
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.929
トリオ・パスカル【アレクサンドル・パスカル(Vn)、オーレリアン・パスカル(Vc)、ドニ・パスカル(P)】
フランスのベテラン・ピアニスト、ドニ・パスカルが愛息ふたりと結成したピアノ三重奏団「トリオ・パスカル」。彼らによるシューベルトの名作2篇を楽しめます。
父のドニ・パスカルは数多くのCDをリリースして知られているうえ、チェロのオーレリアンも2015年の来日時に雄弁な演奏とイケメンぶりで人気者となりまし た。2020年のフォルジュルネでも来日する予定だったため、残念に思うファンも多かったはず。
トリオ・パスカルはまず何より端正でエレガント。真摯な表現も光り、「天国的な長さ」と称される第2番の終楽章の世界に浸れます。映画音楽にも使われる第2 楽章も美しさの極みです。 (Ki)

Nimbus Alliance
NI-6411(1CDR)
トーマス・ド・ハルトマン(1885-1956) 室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ Op.51(1936)/コブサ(1950)/ボロディンへのオマージュ(1929)/Feuillet d'un vieil album(1929)/ファンタジー ― コントラバス協奏曲 Op.65(1942)/シャンソン・センチメンタル1929)/Deux pleureuses Op.64(1942)/Koladky Op.60(1940)(ウクライナのクリスマスの合唱曲)/チェロ・ソナタ Op.63(1941)/気まぐれなメヌエット Op.66(1942)/イースターの4つの舞曲 Op.76(1946)/フルート三重奏曲 Op.75(1946)
エラン・シクロフ(P)、
カタリーナ・ナオミ・パウル(Vn)、
ナタリア・ガブニア(Vn)、
ヨリス・ヴァン・リーン(Vn)、
アネク・ヤンセン(Vc)、他

録音:2011年10月-2015年6月(オランダ)
ウクライナに生まれたロシア人作曲家トーマス・ド・ハルトマンの作品を紹介していくプロジェクトの室内楽作品集。作曲をアレンスキーやタネーエフに師事し、ピアノをリムスキー=コルサコフに師事したド・ハルトマン。どの曲も非常に美しい旋律にあふれていますが、特にヴァイオリン・ソナタのメランコリックな旋律には心動かされることでしょう。また、ウクライナの楽器を主題にしているチェロの独奏曲「コブサ」では、二重奏のように聞こえる作品になっておりこちらも注目です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Nimbus Alliance
NI-6407(1CDR)
ドビュッシーの時代
ブーランジェ春の朝に
ドビュッシー:ビリティス(6つの古代墓碑銘)
デュカス:牧神のはるかな嘆き
ドビュッシー(ギュスターヴ・サマズイユ編):牧神の午後への前奏曲
カプレ:2つの小品
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ランサム・ウィルソン(Fl)、
フランソワ・デュモン(P)

録音:2019年3月(イギリス)
ノースカロライナ芸術大学、ジュリアード音楽院を経て、パリでジャン=ピエール・ランパルに師事した名フルーティスト、ランサム・ウィルソン。2017年にリリースされた『ラヴェルの時代』(NI-6344)に続くフランス作曲家の作品集です。ドビュッシーの作品を中心に、色彩豊かに奏でられます。特に「牧神の午後への前奏曲」のフルート版の美しさは素晴らしいです。共演は2010年ショパン国際ピアノ・コンクール第5位入賞、2009年浜松国際ピアノ・コンクール第4位入賞の実績を持つフランスの名手フランソワ・デュモンです。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Nimbus Alliance
NI-6414(1CDR)
バッハ(デイヴィッド・ジュリッツ編):ゴルトベルク変奏曲 BWV 988(Vn、ギター、チェロによる三重奏版) デイヴィッド・ジュリッツ(Vn)、
クレイグ・オグデン(G)、
ティム・ヒュー(Vc)

録音:2020年月8月(ワイアストン・コンサートホール、イギリス
数えきれないほど編曲版が出ているゴルトベルク変奏曲ですが、さらにもう1枚名盤が生まれました。編曲はロンドン・モーツァルト・プレイヤーズでリーダーを2010年まで務めたデイヴィッド・ジュリッツによるもの。彼は編曲する際に、あくまでもバッハの音楽に忠実でなくてはならないということを念頭に置いて行ったということです。実際三つの楽器は見事に調和し、素晴らしいアンサンブルを聞かせてくれます。ギターは映画音楽の録音など多岐に渡り活躍中のクレイグ・オグデン、チェロはロンドンSO首席奏者であるティム・ヒューです。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Nimbus Music Publishing
NMP-1074
(パート譜)

NMP-1075
(スタディ・スコア)
【楽譜】
バッハ(デイヴィッド・ジュリッツ編):ゴルトベルク変奏曲 BWV 988(ヴァイオリン、ギター、チェロによる三重奏版)
■NMP-1074
サイズ:A4/ページ:32ページ×3
演奏時間:約79分

■NMP-1075
同内容の全パートのスコア
サイズ:A4/ページ:56ページ
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズのリーダーを2010年まで務めたヴァイオリニスト、デイヴィッド・ジュリッツによる編曲版。

Nimbus
NI-8106(1CDR)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番Op.10
ハガイ・シャハム(Vn)、
アーノン・エレツ(P)

録音:2013年1月14-16日(ワイアストン・コンサートホール、イギリス)
1990年ミュンヘン国際音楽コンクールのヴァイオリンとピアノの二重奏部門にて優勝した二人によるブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集。ブラームスの抒情的な美しい旋律が素晴らしい第2番では、特にハガイ・シャハムの演奏スタイルがはまっているように思えます。その芳醇な音色を存分に活かしてたっぷりと歌い上げる第2楽章の美しさは、この二人の魅力を最大限に伝えるものになっています。円熟期を迎えた二人の演奏に心動かされることでしょう。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Nimbus
NI-8107(1CDR)
フォーレ&ラヴェル:ヴァイオリン作品集
フォーレ:子守歌
 ヴァイオリン・ソナタ第1番
ラヴェル:フォーレの名による子守歌
 ヴァイオリン・ソナタ(遺作) イ短調
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
ハガイ・シャハム(Vn)、
アーノン・エレツ(P)

録音:2014年4月25-27日(ワイアストン・コンサートホール、イギリス)
1990年ミュンヘン国際音楽コンクールのヴァイオリンとピアノの二重奏部門にて優勝した二人によるフォーレとラヴェルのヴァイオリン作品集。フレンチ・アルバムとなるこの盤では、二人の繊細な音作りが味わえます。特にラヴェルの遺作となったヴァイオリン・ソナタイ短調では、聴くものにもその集中力の高さが伝わってくるほどの鬼気迫るものがあります。コンクール優勝から20年以上たち、より深めらた音楽性の高い演奏となっています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Nimbus
NI-8105(1CDR)
マルティヌー:7つのアラベスク H 201
チェロ・ソナタ第1番H 277
チェロ・ソナタ第2番 H 286
チェロ・ソナタ第3番H 340
ラファエル・ウォルフィッシュ(Vc)
ジョン・ヨーク(P)

録音:2017年12月6-7日、2018年4月5日(イギリス)
ピアティゴルスキーに師事したイギリス人チェリスト、ラファエル・ウォルフィッシュがマルティヌーのチェロ作品を収録。マルティヌーの初期の作品といえる「7つのアラベスク」はジャズなど様々な音楽の要素を含んでおり、幅広く音楽を模索していたような実験的な部分もみられます。そのリズミカルな音色と不協和音の融合は見事で、交響曲を手掛けることになる1940年代へ向けて意欲に満ちた作品となっています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

CAvi
85-53031(1CD)
ギター&フォルテピアノ
ロッシーニ:歌劇「エドゥアルドとクリスティーナ」序曲(カルッリ編)
カルッリ:グラン・デュオ ニ長調 Op.70
フンメル:ポプリ Op.53
歌劇「セビリアの理髪師」序曲(カルッリ編)
ベートーヴェン/カルッリ:モーツァルトの歌劇「魔笛」の主題による変奏曲 Op.169
ボッケリーニ:序奏とファンダンゴ(ジュリアン・ブリームと演奏者による編)*
シェイラ・アーノルド(フォルテピアノ/ノイペルトによるL.デュルケンのレプリカ)、アレクサンダー=セルゲイ・ラミレス(ロマンティック・ギター/B.クレッセによるJ.G.シュタウファーのレプリカ)、フリーデリケ・フォン・クロージク(カスタネット)*

録音:2012年3月、シュタットハレ(ドイツ、マイナーツハーゲン)
ギターとフォルテピアノのための編曲やオリジナル作品を最も多く残した作曲家のひとり、フェルディナンド・カルッリの作品を中心に、18世紀末から19世紀初頭に書かれたロマンティック・ギター(ビーダーマイヤー・ギター)とフォルテピアノのための作品を、当時の楽器のレプリカで演奏した理想的な1枚。現代の楽器ではギターとピアノの音量バランスが悪く、これらの作品をニュアンス豊かに演奏することはできないといいます。「魔笛変奏曲」はベートーヴェンのOp.66をベースに、カルッリがギターにふさわしい変奏を付け加えたもの。フンメルの「ポプリ」は師であるモーツァルトの主題、スポンティーニの主題、そしてロシア民謡がメドレーで演奏されます。ボッケリーニの「序奏とファンダンゴ」はジュリアン・ブリームが編曲したチェンバロ&ギター版を、フォルテピアノとギター、そして原曲の指示通りカスタネットで演奏したものです。
CAvi
85-53411(3CD)
バーンスタイン:ピアノ&室内楽曲集
5つの記念日/4つの記念日/7つの記念日/13の記念日/ピアノ・ソナタ/タッチズ/レナード・バーンスタインのヴィジョン/クラリネット・ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ/ピアノ三重奏曲/ミサ曲から3つの瞑想/ミッピー1世のためのエレジー/ミッピー2世のためのエレジー/ミッピー3世のためのワルツ/ライフィのためのロンド/舞踏組曲/バイマのためのファンファーレ/8音音階による変奏曲/ブライダル組曲/2台ピアノのための音楽/4人のサブラ
ベンヤミン・ヌス(P)、アンディ・マイルス(Cl)、ウェイン・マーシャル(P)、チャド・フープス(Vn)、リサ・シューマン(Vn)、フェルナンド・ニーナ(Vc)、マリア・クリーゲル(Vc)、パウル・ファン・ゼルム(Hrn)、ジェフリー・カント(Tb)、ハンス・ニッケル(チューバ)、ぺーター・メンケディーク(Tp)、ぺーター・ロト(Tp)、モーリス・シュテーガー(リコーダー)、ジェニファー・ミカレフ(P)

録音:2017年、2018年
20世紀を代表する指揮者でありながら、作曲家としても多数の作品を残したバーンスタイン。その中からピアノと室内楽作品をたっぷりと収録。管弦楽作品はよく知られていますが、小編成の曲をこれだけ一堂にまとめたアルバムは珍しいです。バーンスタイン・ファン、アメリカ音楽ファンは必聴の曲集となっています。

Signum Classics
SIGCD-671(1CD)
ブラームス:クラリネット・ソナタ集
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
4つの厳粛な歌 Op.121(ジュリアン・ブリス編)
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
ジュリアン・ブリス(Cl)、
ジェームズ・ベイリュー(P)

録音:2019年5月8日−9日、スネイプ・モルティングス(サフォーク)/2020年1月7日、ワータン・ホール(ロンドン)
13歳でアメリカの名門インディアナ大学のアーティス ト・ディプロマを取得した神童から、世界的名手へと成長 を遂げたイギリスの天才クラリネット奏者ジュリアン・ ブリス。Signum Classicsからは、歌曲や弦楽四重奏とのコ ラボレーションや、ジャズ・クロスオーヴァーのセプテッ ト編成など、多彩な才能を披露してきたジュリアン・ブリ スですが、ニュー・アルバムは久しぶりとなる王道プログ ラム。ブラームス晩年の傑作であり、ヴァイオリン・ソナ タやヴィオラ・ソナタとしての姿でも広く愛される2つの クラリネット・ソナタ Op.120。更に、同じく晩年の作品で あり辞世の作品でもある「4つの厳粛な歌」を、ジュリア ン・ブリス自らがクラリネット版へとアレンジしたバー ジョンも組み合わせた濃密なるブラームス・アルバムが 出来上がりました。 うっとりするような温かい音色と夢幻的な表現力で魅 せる至福のブラームスをどうぞ。近年歌曲伴奏や室内 楽メンバーとして幅広い演奏・録音に参加している名手 ジェームズ・ベイリューのピアノも高品質です。

Audax Records
ADX-13780(1CD)
ブラームス&ゲルンスハイム:ピアノ四重奏曲集 Vol.1
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op.25
ゲルンスハイム:ピアノ四重奏曲第2番ハ短調 Op.20
マリアーニ・ピアノQ〔フィリップ・ボーネン(Vn)、バーバラ・ブントロック(Va)、ペーター=フィリップ・シュテムラー(Vc)、ゲルハルト・フィールハーバー(P)〕

録音:2020年1月7日−9日、南西ドイツ放送(SWR)スタジオ
フォーレとエネスコ師弟のピアノ四重奏曲を探求したアルバム「イデー・フィクス」(Vol.1:GWK146/Vol.2:GWK138)などを録音してきたマリアーニ・ピアノ四重奏団の新録音が、ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベルAudax(オーダックス)からリリース!
活動当初からレパートリーにあり、度々演奏してきたブラームスのピアノ四重奏曲を録音するにあたって、どのような形で取り上げるべきかという課題に直面した彼らが、ブラームスの人生と彼の環境の中にもインスピレーションを探した中で行き当たったのが、フリードリヒ・ゲルンスハイムという作曲家でした。1862年にブラームスとゲルンスハイムがケルンの音楽祭で始めて出会い、1868年からより深くお互いを知り合うようになり、とりわけ『ドイツ・レクイエム』は、ゲルンスハイムが指揮者としてこの作品を繰り返し演奏するなど、二人が生涯に渡って友情を築く重要な要素となりました。こうした彼らの友情に光を当てながら、二人のピアノ四重奏曲を全曲録音するという長期プロジェクトが始動。パンデミックによってリリースが1年延期しながらも、2020年は人間の距離ということをじっくりと考え、今日ではほとんど忘れられている彼らの友情に没頭できる機会となりました。堂々たるロマン派の様式で書かれ、巧妙なオーケストレーションを通じて常に爽快さと深みのバランスが上手に取られたゲルンスハイムのピアノ四重奏曲の素晴らしい発見にご期待ください。
マリアーニ・ピアノ四重奏団は、ベルリン・フィルの奏者を務めるフィリップ・ボーネンを始め、いずれもソリストとして成功を収めたメンバーが四重奏団として奨学金を得て活動。洗練され且つ情熱的な演奏として評価が高く、2011年ドイツ音楽コンクールで注目を集めて以後、著名な音楽祭へ定期的に招聘され、欧州の主な室内楽演奏会場へ出演、2020年2月には人気真っ盛りのエルプ・フィルハーモニー室内楽ホールにデビューを果たしました。

DREYER-GAIDO
CD-21128(1CD)
セイディ、ムンテンドルフ、カンペ:作品集
エルナズ・セイディ(b.1982):frames 1(2019)
ブリジッタ・ムンテンドルフ(b.1982):reinhoren(2010)、
 アンサンブルのための 「HORZU」(2009)
ゴードン・カンペ(b.1976):Schnulzen(2019)
コンソード
2016年以来、独自のコンサート、ワークショップの開催や著名な音楽祭への参加などを行ってきたドイツ、ミュンスターを拠点とする現代音楽アンサンブル、コンソード(Consord)が、現在ドイツで活躍する3人の若き作曲家たち、エルナス・セイディ(イラン)、ブリジッタ・ムンテンドルフ(ドイツ=オーストリア)、ゴードン・カンペ(ドイツ)の作品を演奏。

Indesens
INDE-148(1CD)
モラゲス木管五重奏団結成40周年記念〜シューマン&ドヴォルザーク:木管五重奏とピアノのために編曲された六重奏曲集
シューマン(ワルター編):木管五重奏とピアノのための六重奏曲変ホ長調 Op.44(原曲:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44)
ドヴォルザーク(ワルター編):木管五重奏とピアノのための六重奏曲イ長調 Op.81(原曲:ピアノ五重奏曲第2番イ長調 Op.81)
モラゲス木管五重奏団〔ミシェル・モラゲス(Fl)、ダヴィッド・ワルター(Ob)、パスカル・モラゲス(Cl)、ピエール・モラゲス(Hrn)、ジョルジオ・マンドレージ(Fg)〕、クレール・デゼール(P)

録音:2020年7月20日−22日、TAPコンサート・ホール(ポワティエ、フランス)
長兄のミシェル、双子兄弟のパスカルとピエールのモラゲス三兄弟を中心として1980年に結成され、フランスを代表する木管アンサンブルとして国際的な活躍を続けているモラゲス木管五重奏団。
「結成40周年」という記念すべき節目の年を迎えたモラゲス木管五重奏団がアニヴァーサリー・リリースのプログラムとして選んだのは、同アンサンブルのオーボエ奏者であると同時に結成以来、名アレンジャーとしてレパートリーの拡大を実現させてきたダヴィッド・ワルターの編曲によるシューマンとドヴォルザークの「木管五重奏+ピアノ編曲版」のピアノ五重奏2作品!
結成40周年記念プログラムでモラゲス木管五重奏団が共演に迎えたピアニストは、同じくフランスを代表する世界的奏者であるクレール・デゼール。
モラゲス木管五重奏団とクレール・デゼールは、過去にダヴィッド・ワルター編曲によるラヴェル作品集で極上のアンサンブルを披露してくれた実績があるだけに、今回のシューマンとドヴォルザークでの再共演への期待も非常に高まります。
またモラゲス木管五重奏団にとって特別な作曲家である「ドヴォルザーク」の作品を40周年記念盤に入れてきたところも大きなポイント。
モラゲス木管五重奏団は1987年に同アンサンブルにとっての初めての録音としてドヴォルザークの「アメリカ」の木管五重奏版(もちろん編曲はワルター!)をレコーディングしており、今回の「Op.81」の選曲はまさに原点回帰と言えるでしょう。
メンバー全員が名門パリ音楽院の出身で、さらにはメンバー全員がパリO、パリ・オペラ座O、フランス国立Oといったフランスのトップ・オーケストラで活躍するスーパー・アンサンブル、モラゲス木管五重奏団。
その40周年の歴史の中で培われてきた絶妙なアンサンブルと音楽性、そしてダヴィッド・ワルターのアレンジの妙が存分に発揮されたシューマンとドヴォルザークにご期待下さい!

Etcetra
KTC-1747(1CD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番&第9番
弦楽四重奏曲第7番Op.59-1(ラズモフスキー第1番)
弦楽四重奏曲第9番 Op.59-3(ラズモフスキー第3番)
ルスクヮルテット〔クセーニャ・ガマリス(Vn)、アンナ・ヤンチシナ(Vn)、クセニア・ズーレヴァ(Va)、ピョートル・カレトニコフ(Vc)〕
ルスクヮルテット(RUSQUARTET)は、2001年にモスクワ音楽院付属中央音楽学校で結成されたロシアのSQ。メンバー全員がモスクワ音楽院へと進学し、ボロディン・クヮルテットの元メンバーとして知られる名ヴィオリスト、ドミトリー・シェバーリンの生徒となりました。2006年には、ショスタコーヴィチの生誕100周年を記念したドイツ(ラインスベルク)のコンクールで第1位を受賞した他、バンフ国際弦楽四重奏コンクール(カナダ)、ショスタコーヴィチ国際弦楽四重奏コンクール(ロシア)、トロンプ国際音楽コンクール(オランダ)などで入賞してきた実力派です。
チャイコフスキーの弦楽四重奏曲集2枚(KTC1598、KTC1641)のあとに、モーツァルトの「レクイエム」&「協奏交響曲」の室内楽版(KTC1643)という意欲作でも好評を博したルスクヮルテットが次に挑むのはベートーヴェン。ラズモフスキー伯爵に献呈されたOp.59のラズモフスキー四重奏曲集3曲のうち、第1番(Op.59-1)と第3番(Op.59-3)で、シェバーリン譲りの至芸を魅せつけます。
Etcetra
KTC-1678(1CD)
クラリネット三重奏曲集
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調 「町の歌」
モーツァルト:クラリネット三重奏曲 K.498 「ケーゲルシュタット」
ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調 Op.114
スティーヴン・カノフ(Cl)、
リチャード・レスター(Vc)、
イアン・ブラウン(P)、
ホーコン・アウストボー(P)、
マッツ・リードストレム(Vc)
カリフォルニア出身、スイスを拠点に活動し、モーツァルトのクラリネット協奏曲とクラリネット五重奏曲(イギリス室内管と共演)、シューベルトの八重奏曲(ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズと共演)、ブルッフのクラリネットとヴィオラのための二重協奏曲(ハノーファー放送フィルと共演)などのアルバムを残してきたベテラン・クラリネット奏者、スティーヴン・カノフをフィーチャーした、ベートーヴェン、モーツァルト、ブラームスのクラリネット三重奏曲集。
Etcetra
KTC-1650(1CD)
ブラームス&ヴァスクス:ピアノ四重奏曲集
ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番ハ短調 Op.60
ヴァスクス:ピアノ四重奏曲
アーバン・ピアノQ〔ニコラ・デュポン(Vn)、クレマン・ホルヴート(Va)、カツペル・ノヴァク(Vc)、モニカ・ダルス(P)〕
アーバン・ピアノ四重奏団は、2018年にブリュッセルで結成され、結成からわずか数か月後にベルギーの若く優秀な室内楽ミュージシャンに贈られる「スーパーノヴァ賞2019」を受賞、2020年には「ノルディック・ストリングス2020」コンクールでも優勝した期待のアンサンブル。ベルギー、リトアニア、ポーランドの強い個性が融合し、都会的な洗練したサウンドで現代のレパートリーと偉大なクラシック作品の現代的な解釈を探求しています。アーバン・ピアノ四重奏団のデビュー・レコーディングとなるこのアルバムも、1855〜56年に作曲、大幅な改訂を経て1875年に出版されたブラームスのピアノ四重奏曲第3番に、ラトヴィアの重鎮作曲家ペーテリス・ヴァスクス(ペトリス・ヴァスクス)(b.1946)が2001年に作曲したピアノ四重奏曲が組み合わせれています。
Etcetra
KTC-1701(1CD)
ツィゴイネルワイゼン
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン§
ラヴェル:ツィガーヌ§
モンティ:チャールダーシュ§
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番*§、
 ハンガリー舞曲第6番+§
バルトーク:44のヴァイオリン二重奏曲より(からかいの歌、ブルレスク、ハンガリーの歌、バグパイプ、アラビアの歌)#
リゲティ:バラード
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲集$
ペーター・フェルホーエン(ピッコロ)、
イロンカ・コルソフ(ピッコロ)#、
アンケ・ラウウェルス(ピッコロ)+、
トマス・ファブリー(ピッコロ)*、
ステファン・デ・シェパー(P)§、
アン=ソフィー・フェルホーエン(Hp)$
アントワープSO(元ロイヤル・フランダースO)の主席ピッコロ奏者を務めるベルギーの名手、ペーター・フェルホーエン。
ツィゴイネルワイゼン、ツィガーヌ、チャールダーシュ、ハンガリー舞曲、ルーマニア民俗舞曲など、ジプシー(ロマ)系音楽の傑作をピッコロで演奏した濃厚アルバム。ロマ、ハンガリー、ルーマニアの熱狂的な舞曲の数々で、フェルホーエンの華麗な超絶技巧が満載。ピッコロ&フルート・関係者要注目!
Etcetra
KTC-1712(1CD)
ヤナーチェク、バルトーク、ミューレマン、エネスコ
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ、
 ピアノ・ソナタ 「1905年10月1日 街頭にて」
バルトーク:ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ
ティム・ミューレマン:ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲
エネスコ:ユニゾンの前奏曲、子供の頃の印象
デュオ・フェルミューレン・フェルプスト〔ディーデ・フェルプスト(Vn)、クラウス・フェルミューレン(P)〕
ベルギーの若く優秀な室内楽ミュージシャンを対象とした音楽賞「スーパーノヴァ2019」にて、アーバン・ピアノ四重奏団とともに審査員と一般投票の全会一致で「スーパーノヴァ賞」に選ばれたデュオ・フェルミューレン・フェルプスト。
ルーヴェンのレメンス音楽院で学んだクラウス・フェルミューレンとブリュッセル王立音楽院で学んだディーデ・フェルプストが修士論文で演奏したヤナーチェクのヴァイオリン・ソナタをきっかけに、数回のコンサートを経て正式なデュオとして結成されました。デビュー・アルバムは彼らの活動の中核をなす20世紀東ヨーロッパのアンソロジー的なプログラム。1993年ベルギー生まれの若き作編曲家&ピアニスト、ティム・ミューレマンの二重奏曲はこのCDのために特別に書かれた作品です。

Aeolus
AE-11281(1SACD)
コピーライト・バッハ
バッハ:協奏曲ニ短調 BWV.596(原曲:ヴィヴァルディ/第1&第3楽章:オルガン独奏、第2楽章:ヴァイオリン&オルガン)/トリオ・ソナタ第4番ホ短調 BWV.528(Vn&オルガン)/カンタータ第22番〜コラール「汝の慈愛によりてわれらを死なしめたまえ」(クラウス・ユルゲン・ティース編曲/ヴァイオリン&オルガン)/シュープラー・コラール集より「イエスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて」 BWV.650(Vn&オルガン)/前奏曲二短調 BWV.1001(グスタフ・レオンハルト編曲/オルガン独奏)/フーガ ニ短調 BWV.539-2/トッカータとフーガ イ短調 BWV.565(アネグレット・ジーデル編曲/ヴァイオリン独奏/原調:ニ短調)/コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」 BWV.659、コラール「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」 BWV.660(クリストフ・M.フロメン編曲/ヴァイオリン&オルガン)/モテット第3番「わが喜びなるイエスよ」 BWV.227(アルフレート・ベルトレート編曲/オルガン独奏/7曲抜粋)/協奏曲ニ短調 BWV.974(原曲:アレッサンドロ・マルチェッロ/第1&第3楽章:オルガン独奏、第2楽章:ヴァイオリン&オルガン)
アンネグレット・ジーデル(バロックVn)、
ウーテ・グレンメル・ガウヒェン(Org)

録音:2020年6月22日−26日、ケンペン・ピータース教会(ドイツ)
※使用楽器:ヴァイオリン:Leopold Widhalm, ca.1770/Jacob Stainer, 1670
オルガン:Christian Ludwig KoNI-g/Verschueren organ (1752/2000)
「ヨハン・セバスティアン・バッハの先駆者(Musicaphon/M56984)」や「ヴァイオリンとオルガンのためのバロック時代の傑作集(Cantate/C58029)」などの凝ったコンセプト・アルバムを送り出してきたバロック・ヴァイオリニスト、アンネグレット・ジーデルによるバッハ新録音。
アンネグレット・ジーデルはヒロ・クロサキにバロック・ヴァイオリンを、アーノンクールに古楽奏法を学び、ザルツブルク・モーツァルテウムOのメンバーや、ベルリン・コーミッシェ・オーパーOの第1ヴァイオリン奏者を務めてきたハンブルクの名手。Aeolusの「バッハ:オルガン作品全集(AE10761)」でも5枚分の録音を担当したウーテ・グレンメル・ガウヒェンと共に贈るアルバム、その名も「コピーライト・バッハ(cJ.S.Bach)」は、生涯を通じて数多くのアレンジ、トランスクリプション、パロディーを書いたバッハの精神に迫るプログラム。ヴィヴァルディやマルチェッロの作品を元に書いたバッハの鍵盤楽器協奏曲から、ヴァイオリンとオルガンによるトリオ・ソナタ、カンタータ、コラール、そしてレオンハルトが編曲したオルガン独奏版の無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番や、元はヴァイオリンのために作られたという説もある名曲「トッカータとフーガ ニ短調」のヴァイオリン独奏版など、バッハの音楽の様々な姿をAelousの高音質SACD録音で楽しむことが出来ます。

Ars Produktion
ARS-38544(1CD)
フランスの宝〜フランスのヴァイオリン音楽
プーランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ FP119
ショーソン:詩曲 Op.25(作曲者自編)
ドビュッシー:レントより遅く(レオン・ロケ編)、
 ベルガマスク組曲より月の光(アレクサンドル・レーレン編)、
 牧神の午後への前奏曲(ハイフェッツ編)
イザイ:サン=サーンスの練習曲「ワルツの形式で」Op.52 No.6による奇想曲
アレクセイ・セメネンコ(Vn)
インナ・フィルソヴァ(P)

録音:2015年12月28-30日
1988年ウクライナ・オデッサ生まれのヴァイオリニスト、アレクセイ・セメネンコによるフレンチ・アルバム。ドビュッシー作品の編曲を含む名曲揃いのプログラムを、一聴して分かる確かな腕前と、優れた音楽的センスのヴァイオリンで楽しませてくれます。使用楽器はドイツ音楽財団(Deutsche Siftung Musikleben)より貸し出されている1699年製ストラディヴァリウスで、音色の美しさも特筆されます。

Da Vinci Classics
C-00382(1CD)
コルティチェッリ:クラリネット、チェロとピアノのための3つのグラン・トリオ集
グラン・トリオ第1番
グラン・トリオ第2番
グラン・トリオ第3番
ベッリーニへの想い Op.55
トリオ・クレメンティ〔ヴァネッサ・グラッソ(Cl)、キアラ・ダパロ(Vc)、ジュリア・ルッソ(P)〕

録音:2020年9月、サウンドトラック・スタジオ(グラヴィーナ・ディ・カターニア、イタリア)
現在ではその名前、作品ともに不当なまでに忘れられてしまっている19世紀イタリアの音楽家、ガエターノ・コルティチェッリ(1804−1840)の代表作であるクラリネット、チェロとピアノのための「3つのグラントリオ」を収録。
ボローニャのリセオ音楽院でロッシーニやドニゼッティの師としても知られるスタニスラオ・マッテイ神父に作曲を師事し、ピアノをベネデット・ドネッリ、ステファノ・ゴリネッリに学ぶと一気に頭角を現し、コンポーザー=ピアニストとして大成。1837年にはボローニャのテアトロ・コムナーレでクラリネットのドメニコ・リヴェラーニ、チェロのカルロ・パリシーニとトリオを組み、大成功を収めています。
この19世紀イタリアの知られざる巨匠のグラン・トリオを奏でるのはイタリアの女流奏者たちのアンサンブル、トリオ・クレメンティ。クラリネットのヴァネッサ・グラッソは、シチリア・クラリネット・オーケストラやカラムス・クラリネット・アンサンブルで活躍し、2015年に開催されたミラノ国際博覧会(EXPO2015)に招聘された経歴の持ち主です。
Da Vinci Classics
C-00381(1CD)
トランペット・ラプソディ
ガーシュウィン(ドクシツェル編):トランペットとピアのための「ラプソディ・イン・ブルー」
ガーシュウィン:ピアノのための「3つの前奏曲)
シャルリエ:フリューゲルホルンとピアのための「ソロ・ド・コンクール」
バーンスタイン
:トランペットとピアノのためのラプソディ「ウェスト・サイド・ストーリー」
アルチュニアン(ヴォワザン編):トランペットとピアノのための協奏曲変イ長調
チャイコフスキー:トランペットとピアのための「ナポリの踊り」
ルカ・セッカフィエーノ(Tp、フリューゲルホルン)、
ファブリツィオ・ヴィティ(P)

録音:2020年10月、ブルーム・レコーディング・スタジオ(ローマ、イタリア)
アメリカのトランペット・ブランド、シルキー(Schilke)のエンドーサーであると同時に、スイスの時計ブランド、ポール・ピコ(Paul Picot)のブランド・アンバサダーも務めているイタリアのトランぺッター、ルカ・セッカフィエーノが繰り広げる「トランペット・ラプソディ」の世界!
2004年から2011年までイタリアのヴェネツィア室内Oの首席トランペット奏者を務めると同時に、映画脚本家、ライターという姿も持つマルチ・プレーヤーのセッカフィーノが選んだのは、ガーシュウィン、バーンスタイン、そしてトランペット奏者にとっての王道中の王道アルチュニアンといった名作の数々。
シルキーの3本のトランペット(E♭管/E3L Silver Plated, C管/CX Silver Plated, B♭管/S22 Silver Plated)とフリューゲルホルン(1040-FL Silver Plated)を駆使してセッカフィエーノがこの「トランペット・ラプソディ」プログラムで、トランペットの"黄金の声"を高らかに鳴り響かせます。

Channel Classics
CCS-43121(1CD)
ストールン・パールズ〜ヒナステラ、シューマン、シューベルト、ガーシュウィン、ブロッホ
ヒナステラ:5つのアルゼンチン民謡 Op.10
シューマン:幻想小曲集 Op.73
シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
ガーシュウィン:プレリュード第2番
ブロッホ:ユダヤの生活から B.54 − 祈り
ショスタコーヴィチ:バレエ組曲 「明るい小川」 Op.39aより 第2曲アダージョ
ラフマニノフ:6つのロマンス Op.4より 「乙女よ私のために歌わないで」
ボッテジーニ:タランテッラ
オイスター・デュオ〔ニコラス・シュワルツ(Cb)、アンナ・フェドロヴァ(P)〕

録音:2017年、スタジオ・ファン・シュッペン(オランダ)
ヤープ・ファン・ズヴェーデンやマルタ・アルゲリッチが絶賛し、現在Channel Classicsのメイン・アーティストの一人として活躍するウクライナ出身のピアニスト、アンナ・フェドロヴァ。フェドロヴァのChannel Classics第5弾は、夫のコントラバス奏者ニコラス・シュワルツと結成したコントラバスとピアノのデュオ「オイスター・デュオ」のファースト・アルバムとなるレコーディング。
ニコラス・シュワルツはボストン生まれ、ボストンSOとボストン・ポップス・オーケストラで活動し、2012-13シーズンはベルリン・フィルのカラヤン・アカデミーに参加。2013年以降はアムステルダムの名門ロイヤル・コンセルトヘボウOのメンバーとして活躍しています。
アルバム「ストールン・パールズ(盗まれた真珠)」は、19世紀から20世紀にかけて、アルゼンチン、ドイツ、オーストリア、アメリカ、ロシア、イタリアの様々な「音楽の真珠」を求めて旅するプログラム。ボッテジーニによるコントラバスのためのオリジナル作品の他、シューマン、シューベルト、ガーシュウィン、ショスタコーヴィチなどの名品をコントラバスで演奏し、ソロ楽器としてのコントラバスの新たな魅力を拡げます。ちなみに、「オイスター・デュオ」の名前の由来は、二人が出会ったブラジルの海岸で食べた牡蠣からとられているとのこと。牡蠣の繊細で洗練された品質と海のワイルドな味が、コントラバスの豊かな音色のイメージと結び付けられています。

Onyx
ONYX-4199(1CD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130
大フーガ Op.133
エーネス・クヮルテット〔ジェームズ・エーネス(Vn1)、エイミー・シュワルツ・モレッティ(Vn2)、リチャード・オニール(Va)、エドワード・アーロン(Vc)〕
シューベルトの「死と乙女」、シベリウスの「親愛なる声」をカップリングし、英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」選出、2017年グラモフォン賞ノミネートを果たした前作(ONYX4163)に続く、エーネス・クヮルテットのセカンド・アルバムは、ベートーヴェン後期の傑作の1つ「弦楽四重奏曲第13番」に、元は第13番の終楽章として作曲されていた「大フーガ」を組み合わせたプログラム。
2020年のベートーヴェン・イヤーに計画されていた録音プロジェクトはCOVID-19によって大きく変更を余儀なくされ、イギリスでのレコーディングは断念。代わりにアメリカでレコーディングを行い、イギリスの名レコーディング・プロデューサー、サイモン・キルン(これまで多くのレーベルで400超のレコーディングに携わり、エーネスの主要なアルバムも担当)がロンドンからリアルタイムでセッションをモニタリングするという現代のテクノロジーを活かしたレコーディングが実現しました。2週間のうちにOp.74以降の弦楽四重奏曲すべてを録音したとのことで、今後のリリースにも期待がかかります。

DUX
DUX-1668(1CD)
ヴァイオリンとハープシコードのために編曲されたスカルラッティのソナタ集
ソナタ イ短調 K.149/ソナタ ニ短調 K.32/ソナタ変ロ長調 K.42/ソナタ ヘ長調 K.153/ソナタ ハ短調 K.11/ソナタ ト短調 K.8/ソナタ ニ短調 K.34/ソナタ ロ短調 K.197/ソナタ ニ短調 K.64/ソナタ イ長調 K.208/ソナタ ニ短調 K.213/ソナタ ト長調 K.80/ソナタ ニ短調 K.176/ソナタ ト長調 K.144/ソナタ ホ短調 K.402/ソナタ ハ短調 K.58/ソナタ ニ短調 K.77/ソナタ ト長調 K.63/ソナタ ニ長調 K.415/ソナタ ニ短調 K.247/ソナタ ロ短調 K.293/ソナタ ヘ短調 K.466/ソナタ ヘ短調 K.481/ソナタ ロ短調 K.377
パヴェウ・ウォサキエヴィチ(Vn)、
リリアンナ・スタヴァルツ(ハープシコード)

録音:2019年12月20日、2020年3月19日&9月20日、ワルシャワ(ポーランド)
685年に生を受けた音楽史上の3大巨匠の1人、ドメニコ・スカルラッティ(1685−1757)が遺した555曲の鍵盤ソナタの中から24曲を選び、「鍵盤楽器独奏」から「ヴァイオリン&ハープシコード」へと編曲、録音を行ったユニークなスカルラッティ・アルバム!
躍動感にあふれ、様々な表情を見せるスカルラッティのソナタの数々を奏でるのはポーランドのデュオ、ヴァイオリンのパヴェウ・ウォサキエヴィチとハープシコードのリリアンナ・スタヴァルツ。
1616年製のアマティのヴァイオリンでスカルラッティのソナタを奏でるには、ワルシャワのショパン音楽大学のヴァイオリン科教授や室内楽部門の責任者などを歴任したポーランドの重鎮パヴェウ・ウォサキエヴィチ。
伴奏を受け持つリリアンナ・スタヴァルツとの共演によるスカルラッティは、その優雅で表情豊か、そして躍動感に満ちた演奏で「ヴァイオリン」との相性の良さを存分に楽しませてくれる好演奏です。古楽ファン&編曲作品ファン要チェックです!
DUX
DUX-1712(1CD)
ラートハウス:ピアノを伴う三重奏曲集
ヴァイオリン、チェロとピアノのための「トリオ・セレナーデ」Op.69
クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための「三重奏曲」Op.53
カロル・ラートハウス・アンサンブル〔マルチン・ハラト(Vn)、マルチン・マクジンスキ(Vc)、ピオトル・ラト(Cl)、アレクサンドラ・ハラト(P)〕

録音:2019年11月30日−12月1日&2020年7月29日−30日、ポーランド
シュレーカーの愛弟子でベルリンでの大成功後、輝かしい未来が待っていると思われたが、ナチス・ドイツの台頭によって「退廃音楽の作曲家」のレッテルを貼られてしまい、祖国オーストリアから脱出。
パリ、ロンドンを経てニューヨークへたどり着き、同地でクラシック音楽だけでなく、映画音楽の作曲家としても成功を収めたカロル・ラートハウス(1895−1954)。
ラートハウスの室内楽作品はベルリン時代などの初期作品が高く評価されていますが、ここに収録されているのはニューヨーク移住後の1944年に作曲された「Op.53}と死の前年となる1953年作曲の「Op.69」の2作品で共に世界初録音。
戦争に翻弄されヨーロッパを離れざるをえなかったラートハウスが、新天地ニューヨークで生み出した秀作の魅力を、作曲家名前を冠するポーランドのアンサンブルが紐解きます。
DUX
DUX-1699(1CD)
シマノフスキ、クレツキ&バルギェルスキ:ヴァイオリンとピアノのための音楽
シマノフスキ:ソナタ ニ短調 Op.9
クレツキ:序奏とロンド Op.21
バルギェルスキ:ネオソナチナ、1981年の夜想曲
ドミニカ・プジェフ(Vn)、
アダム・ミコワイ・ゴジュジェフスキ(P)

録音:2020年10月20日−23日、ウッチ(ポーランド)
シマノフスキ、クレツキ、そしてバルギェルスキといった3人の作曲家たちによって20世紀中に作曲されたポーランドの「ヴァイオリンとピアノのための音楽」を時系列で紹介し、その変遷をたどるポーランド音楽ファン要注目のプログラム。
20世紀ポーランドの3作品を奏でるのは、1985年、ポーランドのブィドゴシュチュ出身の女流ヴァイオリニスト、ドミニカ・プジェフ。2009年の第7回カロル・シマノフスキ国際ヴァイオリン・コンクール(ポーランド、ウッチ)で第2位と2つの特別賞、2007年の愛16回国際キェイストゥット・バツェヴィチ国際室内楽コンクールで第1位と特別賞に輝いた実力派。
共演のアダム・ミコワイ・ゴジュジェフスキも、第17回ショパン国際コンクールにポーランド人として最年少出場を果たした同国の有望株です。

Pro Piano
PPR-224511(1CD)
エセキエル・ヴィニャオ(b1960)作品集
ピアノ独奏のための練習曲集第1巻(1993)より第3番「in trills」、第1番「in polyrythms」、第2番「in repeated notes」、第5番「in endurance」
ピアノ三重奏曲(1995)*(全曲世界初録音)
ジューイン・ソン(P)、
マーク・スタインバーグ(Vn)*、
マリア・キッツオプロス(Vc)*

録音:1995年11月14日−15日、アメリカ芸術・文学アカデミー(ニューヨーク)
エセキエル・ヴィニャオは1960年ブエノスアイレス出身の作曲家。自身の母校でもあるジュリアード音楽院の創立100周年を記念しジュリアードSQが初演を行った委嘱作品などを手掛け、主にアメリカを主戦場として活躍。現在は精力的な作曲活動に留まらず、ニューヨーク大学シュタインハルト・スクールで教鞭も執っています。
演奏にはProPianoレーベルでお馴染みのピアニスト、ジューイン・ソンに加え、内田光子との長年の共演で知られるヴァイオリニストであるマーク・スタインバーグ、現在はニューヨーク・フィルハーモニックでも活躍するチェリスト、マリア・キッツオプロスといった実力派が起用されています。

KAIROS
0015092.KAI(1CD)
細川俊夫:フルート作品集
フルート独奏のための「線T」(1984)
フルートと笙のための「鳥たちへの断章V」(1990)*
フルート独奏のための「垂直の歌U」(1995)
バスフルートのための「息の歌」(1997)
フルートとピアノのための「リート」(2007)+
アルトフルートのための「黒田節」(2004)
上野由恵(Fl)、
宮田まゆみ(笙)*、
中川賢一(P)+

録音:2020年7月2‐3日、神奈川県立相模湖交流センター
日本のトップ・フルーティスト、上野由恵による細川俊夫フルート作品集!ドイツで尹伊桑、ブライアン・ファーニホウとクラウス・フーバーに作曲法を師事し、日本の伝統的な文化や音楽、それらの美的・精神的基盤に基づいた作品によって現代日本を代表する作曲家、細川俊夫(1955-)。その細川が「完璧な技巧と豊かで繊細な音楽性」「人籟、地籟の響きを超えた『天の響き』が聴こえてくる」と称賛する上野由恵のフルートで、「線 I」や「鳥たちへの断章III」といった名作を収録した、理想的なアルバムの登場です。毛筆で書く線を音で表現した「音の書(カリグラフィー)」というアイディアの原点 「線 I」(1984)は、細川のその後の作曲活動の出発点となった重要作品。「鳥たちへの断章III」(1990)は笙奏者、宮田まゆみとの出会いから生まれた作品で、武満徹の還暦祝いとして作曲されました。こちらもフルート(バスフルート、ピッコロ)によって毛筆の線が表現されています。細川俊夫自身による日本語解説付き。
KAIROS
0015100.KAI(1CD)
フリードリヒ・チェルハ(1926-):I. Keintate(1980/82)
Eine letzte Art Chansons(1つの芸術的な歌) (1989)
H.K.グルーバー(シャンソニエ)、
アンサンブル・ディ・ライエ

録音:1984年6月(I. Keintate)、1993年6月(Eine letzte Art Chansons)
現代を代表するオーストリアの作曲家、フリードリヒ・チェルハの95歳の誕生日(2021年2月17日)と、KAIROSレーベルの100タイトルリリース記念(Paladino加入以降)、2つのアニヴァーサリーを祝う特別な1枚!KAIROSの創立以来、レーベルのアーティストとしても活躍してきたチェルハの功績を称え、彼のあまり知られていないウィーン風の作品を、アンサンブル・ディ・ライエとの関わりも深い指揮者、作曲家、シャンソニエのH.K.グルーバーによる演奏で収録しています。どちらの作品もサウンド的には非常に親しみやすく、ホイリゲ(酒場)で演奏されている地元の音楽の伝統を継承しながらも、ウィーンの民族音楽や芸術音楽の音楽的、精神的な魂を深く掘り下げています。

NIFC
NIFCCD-221(1CD)
ショパン:室内楽作品集
ピアノ三重奏曲ト短調 Op.8(P、チェロ、ヴィオラ版)
チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
ピアノとチェロのための序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3
マイアベーアの歌劇「悪魔のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲ホ長調 DbOp.16A
シモン・ネーリング(P/スタインウェイ)、
マルチン・ズドゥニク(Vc)、
リシャルト・グロブレフスキ(Va)

録音:2019年7月3日−5日、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロピアン・センター・コンサート・ホール/2020年3月12日−13日&8月25日−26日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド
2015年の第17回ショパン国際ピアノ・コンクールでポーランド人唯一のファイナル出場、聴衆賞受賞を果たし、2017年に開催された第15回ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールでは見事優勝を飾ったポーランド・ピアノ界のニュースター、シモン・ネーリング。
ポーランド国立ショパン研究所(NI-FC)からリリースする、モダン楽器による「ホワイト・シリーズ」最新作は、シモン・ネーリングがマルチン・ズドゥニク、リシャルト・グロブレフスキといったポーランドの若き精鋭たちと共演したショパンの室内楽作品集。ピアノ三重奏曲は、ショパンが友人のヴォイチェホフスキへ送った手紙の中で「ヴァイオリンの代わりにヴィオラを使うというコンセプトが頭に浮かんだ」と書かれており、この録音では、通常奏されるヴァイオリンの代わりにヴィオラが使われています。
ショパンが残した19世紀の偉大な室内楽の傑作を、現代ポーランドの優れたミュージシャンたちとモダン楽器による最新の解釈で。

CEDILLE
CDR-90000201(1CD)
NX-B04
サード・コースト・パーカッション
クラリス・アサド(1978-):反抗者
セルジオ・アサド(1958-):無垢
 :Orphan 孤児
デイヴィッド・スキッドモア:恋人
セルジオ・アサド:魔法使い
ピーター・マーティン:支配者
クラリス・アサド:道化師
 介護者
ロベール・ディヨン:賢者
ショーン・コナーズ:創造者
クラリス・アサド:英雄
セルジオ・アサド:冒険者
セルジオ・アサド(G)
クラリス・アサド(ヴォーカル、ピアノ)
サード・コースト・パーカッション(アンサンブル)

録音:2020年1月28-31日
20〜21世紀作品の優れた演奏によりグラミー賞の受賞歴もあるアンサンブル"サード コーストパーカッション"。今作ではブラジルのギタリスト、セルジオ・アサドと彼の娘の作 曲家、ヴォーカリスト、マルチ・インストゥルメンタリストのクラリス・アサドをフィーチャー。タ イトルの「アーキタイプ=民族、あるいは人類に共通した集合的無意識=神話や民 話の原型」に象徴される多彩なキャラクターが描かれた12の曲を演奏しています。ラ テン・ジャズのリズムを刻むパーカッションと、印象的なクラリスの歌とピアノ、そしてセル ジオの比類なきギターの演奏が相俟って、見事な音楽が生まれています。

CEDILLE
CDR-90000198(2CD)
NX-B04
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 第1集
弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op. 18 No. 1
弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op. 18 No. 2
弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op. 18 No. 3
弦楽四重奏曲第4番ハ短調 Op. 18 No. 4
弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op. 18 No. 5
弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op. 18 No. 6
ドーヴァーQ

録音:2018年11月30日-12月3日、2019年9月23-26日
アメリカの若手奏者によって結成されたドーヴァー四重奏団は、2013年に開催され た「バンフ国際弦楽四重奏コンクール」で優勝し、、ワシントンDCのケネディセンターに おける史上初のカルテット・イン・レジデンスを務めるなど世界的な活躍をはじめまし た。これまでにCedilleレーベルからは、モーツァルトの弦楽四重奏曲・五重奏曲 (CDR-90000167)とウルマンやショスタコーヴィチなどを収録した「20世紀の弦楽 四重奏曲集」(CDR-90000173)をリリースし、切れ味鋭い演奏が高く評価されてい る彼らが今回取り組むのは、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲ツィクルス。彼らはこ れまでにもコンサートで全曲演奏を行っており、中でも1955年から続くベートヴェン・ シリーズで有名なバッファロー大学での室内楽シリーズでは、ブダペスト、グァルネリ、ク リーヴランドといった名門SQに続く起用となり、話題となりました。第1集 にはOp.18の6曲を収録。続編にも期待が高まります。

TOCCATA
TOCCATA NEXT
TOCN-0011(1CD)
NX-B03
ルクセンブルクの室内作品集
マルセル・ロイター(1973-):午後の色合いは無し(2011)−ソプラノ、フルート、クラリネット(バス・クラリネット)、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスとピアノのために
マルクス・ブレンニマン(1968-):歌は軽やかになりたい(2020)−ハープ、バス・クラリネットとチェロのために
マルセル・ロイター:やわらかい声で(2018)−フルート(アルト・フルート)、クラリネット(バス・クラリネット)、ヴァイオリン、チェロとピアノのために
ジョルジュ・レンツ(1965-):天は語る… VII「ミステリアム」 - Nguurraa(2000-2020)−クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノとパーカッションのために
カミーユ・ケルジェ(1957-):秋の歌(2014)−ソプラノ、フルート(アルト・フルート、ピッコロ)、クラリネット(バス・クラリネット)、ヴァイオリン、チェロとピアノのために
マリエッテ・レンツ(S)
マルクス・ブレンニマン(フルート、アルト・フルート、ピッコロ)
セバスティアン・デュゲ(クラリネット、バス・クラリネット)
マックス・マウゼン(クラリネット、バス・クラリネット)
レオ・ハルスドルフ(Hrn)
サンドリーヌ・カントレッジ(Vn)
ハオシン・リアン(Vn)
ゾフィー・ウルハウゼン(Va)
ノラ・ブラウン(チェロ
イリア・ラポレフ(Vc)
ジャンノット・サナヴィア(Cb)
シャネル・ペルディキッツィ(Hp)
ヴィクトル・クラウス(パーカッション)
ベアトリス・ローク(P)
カミーユ・ケルジェ(指)

録音:2020年7月20日、2020年7月21日、2020年7月22-23日
世界初録音
ルクセンブルクの4人の作曲家による過去10年以内の作品を収録した1枚。バッハ:ゴルトベルク変奏曲の室内合奏版編曲(Fuga Libera FUG533)で知られるマルセル・ロイターは、サミュエル・ベケットやエミリー・ディキンソンなどの文学作品から曲を想起することを得意としており、その作 品のほとんどは室内楽のために書かれています。このアルバムに収録された「午後の色合いは無し」と「やわらかい声で」は、ぶつかりあうような楽器の響 きが生かされた作品です。ベニンマンはスイス生まれ。フルート奏者であり、管楽器のための作品を多く書いています。ジョルジュ・レンツはオーケストラと 室内楽のための作品で知られ、この20年の製作期間を持つ大作「天は語る…」が代表作の一つ。アルバムに収録された「Nguurraa」はその中の 一部で"光"の意味を持ちます。レンツの少し上の世代にあたるケルジェはトロンボーン奏者として活躍するとともに、テノール歌手としてオペラの舞台に 立つなど優れた才能を有した作曲家。歌曲集「秋の歌」は日本の和歌に基づいており、簡潔な筆致で様々な秋の風景が描かれています。

Resonus
RES-10267(1CD)
NX-B05
ベートーヴェンと同時代の作曲家によるホルン作品集
フェルデイナント・リース(1784-1838):グランド・ソナタ ヘ長調 Op. 34
フリードリヒ・オイゲン・テュルナー(1785-1827):グランド・ソナタ ホ長調 Op. 29
フリードリヒ・シュタルケ(1774-1835):アダージョとロンド Op. 105
ヘンドリク・ケンラード・シュトイプ(1778-1827): ソナタ 変ホ長調 Op. 11
アネク・スコット(ナチュラルHrn)
Lucien Joseph Raoux cor solo, c.1810
スティーヴン・デヴァイン(フォルテピアノ)
Johann Peter Fritz Viennese fortepiano, 1815
(Richard Burne collecon)

録音:2019年10月28-31日
「BEYOND BEETHOVEN ベートーヴェンを超えて」と題されたこのアルバムは、ベートーヴェンが1800年に書き上げたホルン・ソナタ Op.17に触発 された、ベートーヴェンと同時代に活躍した4人の作曲家によるホルン作品を収録した1枚。もともとベートーヴェンの作品は、当時大活躍していた名ホ ルン奏者ジョヴァンニ・プント(1746-1803)のために書いたものであり、プントの超絶技巧を最大に用いたこのソナタは爆発的人気を獲得、多くの作 曲家たちがホルンの可能性を探求した作品を書くきっかけとなりました。ここでスコットはプントをベートーヴェンに紹介したとされるリース、19世紀初頭 のウィーンでベートーヴェンと会ったオーボエ奏者、作曲家のテュルナー、ベートーヴェンの甥カールにピアノを教えたシュタルケ、アムステルダムで活躍した ピアニスト、シュトイプの作品を紹介し、19世紀初頭のホルン音楽の流行を探ります。 アネク・スコットはロンドン王立音楽院で学んだホルン奏者。オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティックとイングリッシュ・バロック・ソロイスツの首 席奏者を務めるだけではなく、数多くのバロック・アンサンブルにゲストとして参加、ナチュラル・ホルンの巧みな演奏で広く知られています。
Resonus
RES-10275(1CD)
NX-B05
フォーレ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op. 13
子守歌 Op. 16/アンダンテ Op. 75
ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調 Op. 108
ロマンス Op. 28
ジェーン・ゴードン(Vn…ピエトロ・グァルネリ製)
ヤン・ラウティオ(ピアノ…エラール 1890年頃製)

録音:2020年8月3-5日
古典的な楽曲形式を遵守しながらも、作品に鮮やかな転調による和声進行を採り入れることで独自の作風を確立したフォーレ。彼の作品は書かれ た年代によって様々な表情を見せています。このアルバムには彼がヴァイオリンのために書いた作品を収録。30代始めに書かれたヴァイオリン・ソナタ第 1番は、当時、恋愛真っただ中であったフォーレの幸福な心境が反映された美しく流麗な作品ですが、晩年に書かれた第2番は、極力余分な音を削 ぎ落とした深遠な雰囲気を持つ作品。アルバムにはこの対象的な2曲をつなぐ様々な時期に書かれた3曲も収録されており、フォーレの作風の変遷を 知ることができます。 ここでヴァイオリンを演奏しているのは、ロンドン王立音楽院で学び、世界中で活躍するジェーン・ゴードン。現在、ヘイスティングス古楽フェスティバルの 芸術監督を務める他、2017年に王立音楽院のアソシエイトに選出された彼女は、ピアニストのヤン・ラウティオと長年共演を重ねており、時にはチェリ ストのヴィクトリア・シモンセンを交え「ラウティオ・ピアノ三重奏団」としても活動しています。ここではラウティオが奏でる1890年代のエラールとともに、銘 器ピエトロ・グァルネリでフォーレの音楽を歌いあげています。
Resonus
RES-10264(1CD)
NX-B05
ピアノ三重奏曲集
エイミー・ビーチ(1867-1944):ピアノ三重奏曲 Op. 150
チャールズ・アイヴズ:ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲
レベッカ・クラーク(1886-1979):ピアノ三重奏曲
グールド・ピアノ・トリオ【ルーシー・グールド(Vn)、リチャード・レスター(Vc)、ベンジャミン・フリス(P)】

録音:2019年12月17-19日
NAXOSレーベルとSOMM RECORDINGSレーベルに多くの録音があるグールド・ピアノ・トリオ。日本でも人気 が高いピアニスト、ベンジャミン・フリスが参加する実力派アンサンブルです。今回彼らがRESONUSレーベルへの 初録音として選んだプログラムはアメリカに関係する近代作曲家の3つのピアノ三重奏曲。アイヴズ唯一の三重 奏曲は、充実した筆致による彼の代表作の一つ。また女性作曲家エイミー・ビーチの三重奏曲は1938年の作 品であり、イヌイットの民謡を引用していることで知られています。レベッカ・クラークはイギリスの女性作曲家です が、このピアノ三重奏曲はマサチューセッツ州ピッツフィールドで開催された室内楽コンクールへの参加作品であ り、高く評価された実績をもつものです。 ベートーヴェンから現代作品まで幅広いレパートリーを持つグールド・ピアノ・トリオによる素晴らしい演奏をお楽し みください。

SOMM
SOMMCD-0630
(1CD)
NX-B04
ファーガソン、クラーク、マコンキー、フィンジ、テイトの歌曲集
ハワード・ファーガソン(1908-1999):発見
レベッカ・クラーク(1886-1979):あざらしの男
 天国の布/桜の枝の杖
 子どもの喜び/子守歌
 タイガー、タイガー
エリザベス・マコンキー(1907-1994):父なる神への賛歌…世界初録音
輝くようなユリが育つのを見たことがある?
 彼の愛する人のための瞑想曲
ジェラルド・フィンジ:地球が朽ちるまで Op. 19
マコンキー:4つのシェイクスピアの歌
フィリス・テイト(1911-1987):ファルコン…世界初録音
 子守歌…世界初録音
 墓碑銘
ジェイムズ・ギア(T)
ロナルド・ウッドリー(P)

録音:2020年10月7-10日ポットン・ホール、サフォーク(UK)
数多くの優れた歌曲が生まれた20世紀のイギリス。このアルバムではフィンジの「地球が朽ちるまで」と、ファーガソンの「発見」、この2つの歌曲集を中 心に、クラーク、マコンキー、テイトのさまざまな歌曲を収録した1枚。世界初録音を含む全28曲の中には、英語の持つ響きの美しさを表現したファー ガソン作品から、メランコリックな風情を持つフィンジ、バルトークの民謡を思わせるテイトの「子守歌」、拷問を受けながらも神への賛美を続けた神父の 情熱を描いたマコンキーの「父なる神への賛歌」など多彩な歌曲が選ばれています。こで表現力豊かな歌唱を披露するのは、英国の歌手ジェイムズ・ ギア。バロック音楽から近代作品まで幅広い舞台で活躍する名手で、透明感のある美しい声が魅力です。

OEHMS
OC-487(1CD)
NX-B03
ヴァインベルク(1919-1996):ピアノ五重奏曲 Op.18
子どもの手帳第3集 Op. 23
エリザヴェータ・ブルーミナ(P)
ノア・ベンディックス=バルグリー(Vn)…1-5
ヤオ・シャンシャン(Vn)
マテ・スーチュ(Va)
ブリュノ・ドルプレール(Vc)

録音:2020年2月17,18日RBB(ベルリン=ブランデンブルク放送) 第1ホール
近年、知名度と人気が著しく高まってきた作曲家ヴァインベルク。このアルバムには初期の名作「ピアノ五重奏曲」と、ピアノ小品集「子どもの手帳」 第3集が収録されています。ヴァンベルク25歳の時に書かれた「ピアノ五重奏曲」は5楽章で構成された古典的な佇まいを持つ大作で、冒頭の哀 愁溢れるピアノの旋律が全体を統一。時には激しく力強く奏されるという完成度の高い仕上がりを見せています。「子どもの手帳」も同じ時期に書か れた小品集。シューマンの「子どものためのアルバム」に倣い、ソビエトの子どもたちの教育用として書かれましたが、実際に演奏するためにはある程度 の技巧が求められます。さまざまな表情を持つこの楽しい小品集は、後にジダーノフ批判の対象になりましたが、現在では多くの奏者たちが愛奏して います。 ピアニスト、エリザヴェータ・ブルーミナはドイツ出身。とりわけヴァインベルクを得意としており、これまでにも様々なレーベルよりピアノ五重奏曲(管弦楽 伴奏版)や「子どもの手帳」他、ピアノ・ソナタや室内楽など数多くのアルバムを発表、高い評価を受けています。

ARCO DIVA
UP-0229(1CD)
NX-C07
マルティヌー(1890-1959):チェロとピアノのための作品集
7つのアラベスク「律動的な練習曲」 H. 201
4つの夜想曲 H. 189
小組曲 H. 192
スロヴァキア民謡による変奏曲 H. 378
6つの牧歌 H. 190
ロッシーニの主題による変奏曲 H. 290
アリエッテ H. 199b
ペトル・ノウゾフスキー(Vc)
ミロスラフ・セケラ(P)

録音:2020年9月プラハ(チェコ)
マルティヌーは400以上の作品を残しましたが、その中でも独特の深みと個性に溢れたチェロ作品は人気の高いジャンルとして知られています。 ここで演奏するチェコ有数のチェリスト、ペトル・ノウゾフスキーは、プラハ音楽院で学び、プラハ音楽大学で修士号を取得、ドレスデンとマドリードで研鑽 を重ねました。ロサンジェルスで開催されたピアティゴルスキー・セミナーに出演した際は、世界中から何百人もの応募者から選出された10人の中の一 人として、またロストロポーヴィチやペルガメンシコフらのマスタークラスに参加、その才能を磨いてきました。 彼はマルティヌーの権威として知られており、これまでにARCODIVAレーベルからチェロ・ソナタ(UP0212)と、MD+Gレーベルから「チェロと管弦楽の ための作品全集」(2017年、2枚組)をリリース、今回の2枚組の作品集でマルティヌーのチェロ作品を全て録音するという画期的な記録を打ち立てま した。民謡風の曲から抒情的な曲まで、ピアノのセケラとともに作品への共感を込めて演奏しています。
ARCO DIVA
UP-021(1CD)
NX-A14
ハイドン、バルトーク、ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲集
ハイドン:ピアノ三重奏曲 ハ長調 Hob.XV: 27
バルトーク:6つのルーマニア民謡(イジー・カバット編)
ハイドン:ピアノ三重奏曲 ト長調 Hob.XV:25
ドヴォルザーク
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調「ドゥムキー」 Op. 90
マスネ:タイスの瞑想曲(イジー・カバット編)
ペトロフ・ピアノ三重奏団【マルティナ・シュルマイステロヴァー(P)、ヤン・シュルマイステル(Vn)、カミル・ズヴァク(Vc)】

録音:2019年6月 ペトロフ・ギャラリー, Hradec Kralove(チェコ)、2010年8月 Studio Veseli na Morave(チェコ)
チェコを代表するピアノ製造会社「ペトロフ」。2世紀に亘り深く美しい音色を持つ品質の高い楽器を製造、日 本でもこのピアノを愛するピアニストが多いことで知られています。この楽器名をアンサンブルの名前に据えた「ペト ロフ・ピアノ三重奏団」は2009年、ウィハンSQのヴァイオリニスト、ハン・シュルマイスターが設立、メン バーはいずれも長年の演奏経験を誇る名手たちで、2011年からはチェコ、ザーブルジェの室内楽コースのレジ デント・ピアノ・トリオであり、3人は同コースの先生も務めています。このアルバムではANT.PETROF275(トラッ ク1-9,13-19)とPETROF Mistral Op.571203(トラック10-12)の2種類の楽器を使用、ピアノの響きの違 いも存分にお楽しみいただけます。
ARCO DIVA
UP-0222(1CD)
NX-A14
ヴァイオリンとハープのための作品集
ヨゼフ・スーク(1874-1935):組曲「おとぎ話」 Op. 16- 第1曲 ラドゥースとマフレナの忠実な愛と悲しみ
デボラ・ヘンソン=コナント(1953-):バロック・フラメンコ
ジョン・ウィリアムズ(1932-):シンドラーのリスト(ヴァイオリンとハープ編)
オンドジェイ・ウルバン:ジシュコフ組曲
ペルト(1935-):フラトレス(ヴァイオリンとハープ編)
ピアソラ:タンゴの歴史(ヴァイオリンとハープ編)(抜粋)
モニカ・ウルバノヴァー(Vn)
ヘドヴィカ・モウサ・バハ(Hp)

録音:2020年5月20-21日、6月3-4日
プラハ芸術アカデミーで学んでいたヴァイオリニスト、モニカ・ウルバノヴァーとハープ奏者ヘドヴィカ・モウサ・バハに よって、2010年に設立されたアンサンブル「デュオ・ビューティフル・ストリングス」。様々な国際コンクールの入賞 経験を誇り、各々がソリストとして活躍しながら、チェコ内外で活発な演奏活動を繰り広げています。独自のア レンジ作品を加えることでデュオのレパートリーを広げている彼女たち、このアルバムではスークの「おとぎ話」といっ たチェコの作品から、良く知られるジョン・ウィリアムズの「シンドラーのリスト」、ペルトやヘンソン=コナントといった 近代作品、デュオのために書かれたウルバンの『ジシュコフ組曲』など多彩な作品を演奏。そして2021年が生誕 100年、ピアソラの「タンゴの歴史」で締めくくるというしゃれた選曲で聴き手を魅了します。

MIRARE
MIR-564(1CD)
フランスのピアノ三重奏曲
サン=サーンス:ピアノ三重奏曲第1番ヘ長調Op.18
ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調
リリ・ブーランジェ:悲しみの夕べに
 春の朝に
トリオ・エリオス【カミーユ・フォントゥノ(Vn)、ラファエル・ジュアン(Vc)、アレクシス・グルネール(P)】
2017年のフォルジュルネ音楽祭に来日して話題となったトリオ・エリオス。彼らがフランスのピアノ三重奏曲を集めたアルバムをリリース。フランスで途絶え気 味だったピアノ三重奏の復興をなしたとされるサン=サーンスの第1番と、バスク的色彩が濃いラヴェル、夭折した天才リリ・ブーランジェの鋭敏な感性と情念な ど多彩。フランス的でフレッシュな演奏が爽やかです。

NoMadMusic
NMM-088(1CD)
フェルナンド・デュリュック:サクソフォン作品集
パヴァーヌ
サクソフォネスカス(全8曲)
2つの子守歌
サクソフォン的変奏曲
サクソフォニア・ディ・カメラ(全4曲)
サクソフォニー(全3曲)
エリプソス四重奏団【ポール=ファティ・ラコンブ(ソプラノ・サクソフォン)、ジュリアン・ブレシェ(アルト・サクソフォン)、シルヴァン・ジャリ(テノール・サクソフォン)、ニコラ・エルエ(バリトン・サクソフォン)】

録音:2020年7月/シャンピニー=シュル=マルヌ音楽院
フェルナンド・デュリュック(1896-1954)はフランスの女性作曲家。六人組などと同世代ですが、あまり知られていません。パリ音楽院で作曲とオルガンを学び、 夫がトスカニーニ時代のニューヨーク・フィルのコントラバスとサクソフォン奏者となったためアメリカに数年間住み、ガーシュウィンのジャズの洗礼を受けました。
デュリュックは夫のためにサクソフォン曲を量産し、それらはフランソワ・コンベルやマルセル・ミュールといった名手にもとりあげられるようになりました。今日 でも彼女の「サクソフォン・ソナタ嬰ハ調」は、この楽器の重要なレパートリーとなっています。
彼女のサクソフォン曲の多くは未出版でしたが、2020年にようやくビヨドー社から刊行されたため、今後重要なレパートリーとなることは確実と申せましょう。 それらを早速エリプソス四重奏団の妙技で録音。リズムと和声の大胆さでラヴェル、ストラヴィンスキー、ガーシュウィン、ドビュッシーの世界が交差点する独特さ。 新たな世界の発見の喜びに満ちています。kい
NoMadMusic
NMM-075(1CD)
フルート・トランスクリプション
ラヴェル(マガリィヤンス編):ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
シューマン(マガリィヤンス編):ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.105
同(ランパル編):3つのロマンスOp.94
ドビュッシー(サマズイユ編):牧神の午後への前奏曲
同(マガリィヤンス&ジュード編):ヴァイオリン・ソナタ
ラクエル・マガリィヤンス(Fl)、
マリー=ジョセフ・ジュード(P)

録音:2019年6月/スタジオRiffx(ブローニュ・ビヤンクール)
1979年ブラジル出身、アラン・マリオン門下の女性フルート奏者ラクエル・マガリィヤンスがフランスのベテラン、マリー=ジョセフ・ジュードとの共演で、ドイ ツ・ロマン派とフランス印象派のトランスクリプション(編)をあつめた最新アルバム。ランパルやサマズイユの名編曲に加え、マガリィヤンス自身も挑戦。マガリィ ヤンス独特な明るく温かみのある音色を通して、シューマン、ラヴェル、ドビュッシー作品に新たな光を当てます。 (Ki)
NoMadMusic
NMM-084(1CD)
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898
ノットゥルノD.897
流れの上でD.943(トリオ・タルヴェーク編)
トリオ・タルヴェーク
【セバスティアン・シュレル(Vn)、エリク=マリア・クテュリエ(Vc)、
ロマン・デシャルム(P)】

録音2020年7月/メッツ・アルセナル
2004年結成のトリオ・タルヴェーク。ピアノ三重奏曲の歴史を網羅するレパートリーに加え、ジャズやロック、電子音楽とまでコラボする柔軟な音楽性が魅力で す。彼らの第2弾はシューベルトに捧げたアルバム。「冬の旅」や後期ピアノ・ソナタと同時期の第1番、彼ら自身の編曲による歌曲「流れの上で」まで歌ごころに 満ちた演奏を楽しめます。 (Ki)

ANIMAL MUSIC
ANI-092(1CD)
『ブエノスアイレスの四季』
ピアソラ:『ブエノスアイレスの四季』
(1)ブエノスアイレスの秋(1970)
(2)ブエノスアイレスの冬(1669)
(3)ブエノスアイレスの春(1970)
(4)ブエノスアイレスの夏(1965)
(5)ル・グラン・タンゴ(1982)
(6)アディオス・ノニーノ(1959)【カデンツァ:ヴァーツラフ・クラフリーク】
(7)オブリビオン(1982)
(8)リベルタンゴ(1974)【イントロダクションの即興:イジー・スチヴィーン Jr.】

※編曲:(1)-(4)トマーシュ・イレ、(5)ラデク・バボラーク、(6)-(8)トマーシュ・イレ&ラデク・バボラーク
ラデク・バボラーク・オルケストリーナ
【(1)-(8)ラデク・バボラーク(ホルン&アーティスティック・ディレクター)、(1)-(4)(6)-(8)ペトル・ヴァラーシェク(バス・クラリネット)、(1)-(4)ダリボル・カルヴァイ(Vn1)、マルティナ・バチョヴァー((1)(3)(4)(6)(8)第2ヴァイオリン、(7)第1ヴァイオリン)、ミラン・アル=アシャブ((6)(8)第1ヴァイオリン、(7)第2ヴァイオリン)、(1)(3)-(8)カレル・ウンテンミュラー(Va)、(6)-(8)ヴィレーム・キヨンカ(Va)、(1)-(8)ハナ・バボラコヴァー(Vc)、(1)-(8)ヴァーツラフ・クラフリーク(P)、(1)-(4)(6)-(8)イジー・スチヴィーン Jr.(打楽器)、(6)-(8)ラディスラフ・ビラン(ヴィブラフォン)、(6)-(8)イヴァナ・シュヴェストコヴァー・ドフナロヴァー(Hp)、(6)-(8)オンドジェイ・ロスコヴェツ(Fg)、(6)-(8)カデジナ・ ヤヴールコヴァー(Hrn)、(6)-(8)ミクラーシュ・コスカ(Hrn)、(6)-(8)クリシュトフ・コスカ(Hrn)】

録音:(1)-(4)2020年10月25日、(6)-(8)2020年12月19&20日/ソノ・レコーズ、ノウゾフ(チェコ)
2021年はピアソラ生誕100周年!鬼才ホルン奏者ラデク・バボラーク率いるアンサンブル「ラデク・バボラーク・オルケストリーナ」によるオール・ピアソラ・プ ログラム。好評の第1弾「ピアソラ」(ANI-084 / ANI-084LP)続く第2弾では『ブエノスアイレスの四季』を主軸に名曲を余すことなく収録した充実の内容です。
『ブエノスアイレスの四季』は “タンゴの革命児”としてピアソラならではの官能的で陰影のあるグルーヴ感に満ちた作品。彼らは情熱的に演奏しております。ま た、「ル・グラン・タンゴ」「アディオス・ノニーノ」「オブリビオン」「リベルタンゴ」も驚きの演奏を展開。リベルタンゴではバボラーク率いる4本のホルンの多才 な響きにも注目です。
可変アンサンブルの「ラデク・バボラーク・オルケストリーナ」は曲ごとでその表情を変えることのできる名人集団。ピアソラが持つエネルギッシュさと抒情的な 旋律を、作品ごとに創意工夫を重ね演奏しております。バボラークが絶大なる信頼を寄せるメンバーとともに演奏したピアソラ、必聴盤です! (Ki)

Ars Vobiscum
ARS-211259(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番長調Op.5-1
チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.5-2
チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69
チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102-1
チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2
ペーター・ヘル(Vc)
使用楽器:ジャン=バティスト・ヴィヨーム、パリ、1840年頃
リー ゼ・クラーン( フォル テピ ア ノ )
使用楽器:ナネッテ・シュトライヒャー、ウィーン、1825年(第1,2番)
Peter Baerwind、ヒルトブルクハウゼン、1830年頃(第3番)
Friedrich Hippe、オーバーワイマール、1820年(第4,5番)

録音:2018年7月5-13日、フェストザール王宮、ヴァイマル
チェロ奏者ペーター・ヘルとピアニストのリーゼ・クラーンが、当時のオリジナル楽器を用いて、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全曲を録音しました。楽器は、ヴァ イマル古典期財団が所有するコレクションから、ベートーヴェンのチェロ・ソナタに最適なフォルテピアノを3つ選び、それぞれ楽器を変えて録音されました。リーゼ・ クラーンは、、ヴァイマルの音楽祭の芸術監督を長年務めており、財団の所有する楽器コレクションには精通しています。チェロは、1800年代中頃、パリにおいて 最も重要な楽器商であり、製作者であったジャン=バティスト・ヴィヨームを使用。 ベートーヴェンが残した5つのチェロ・ソナタは、チェロとピアノの楽器の発展と同時に、ロンベルクやデュポール兄弟、あるいはリンケといった名チェロ奏者との 幸運な出会いによって、生まれた作品群です。ペーター・ヘルとリーゼ・クラーンの演奏は、そうした時代の空気を存分に伝える演奏となっています。 (Ki)
Ars Vobiscum
ARS 211334(1CD)
ベートーヴェン:室内楽作品集
《マカベウスのユダ》の主題による12の変奏曲 WoO.45
アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO.57
「モーツァルト《魔笛》の主題による12の変奏曲」Op.66
モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO.46
ホルン・ソナタ.ヘ長調 Op.17
ペーター・ヘル(チェロ)
使用楽器: イゴール・ラウバッハ2019年(グァダニーニ複製)
ステファン・カッテ(Hrn)
使用楽器:アントン・ヨーゼフ・ケルナー、ウィーン、1801年
リー ゼ・クラーン(フォルテピアノ )
使用楽器:ナネッテ・シュトライヒャー、ウィーン、1825年/エラール・フレール、パリ、1811年

録音:2020年7月16-20日ベルヴェデーレ宮殿、ワイマール
時代楽器に精通したチェロ奏者のピーター・ヘルとピアニストのリーゼ・クラーンのベートーヴェンの室内楽作品集。卓越したテクニックを持つ、ナチュラルホル ン奏者のステファン・カッテを迎えたホルン・ソナタや、モーツァルトの歌劇からとった主題旋律を用いた変奏曲など、ベートーヴェンが最も自由に創作活動を行っ ていた時期の作品を収録。ホルン・ソナタで使用しているピアノは、ベートーヴェンの愛用していたエラール・フレールを使用しています。 (Ki)

BIS
BISSA-2453
(1SACD)
ヨリス・ルーロス(1984-):『ループ・ダンス』〜万人のための軽快な音楽(2015-2020)
(1)道化師には気をつけろ!
(2)スウィート・スーパーマン
(3)ループ・ダンサー
(4)足は十分に軽い?
(5)奈落の底を長く見つめていれば...
(6)オフ・バランス
(7)永劫回帰
(8)3つのメタモルポーセース
(9)...奈落の底があなたを見つめ返す
(10)ザ・マスター・キャント・ダンス
(11)快癒に向かう者
(12)笑う子供
ブラム・ファン・サムベーク(Fg)
ヨリス・ルーロス(バス・クラリネット、クラリネット)、
ブラム・ド・ローズ(P)、
クレメンス・ヴァン・デル・フィーン(ダブル・ベース)、
マタイン・ヴィンク(ドラム)

録音:2020年1月/放送音楽センター第2スタジオ、ヒルフェルスム(オランダ)
ラリネット奏者で近年作曲家としても確かな地位を築いているオランダ生まれのヨリス・ルーロスがニーチェの哲学に触発されたアル バムを制作。プロイセン王国出身の哲学者フリードリヒ・ニーチェ(1844-1900)は若いころから音楽と哲学について興味を持ち、作曲、音楽理論の研究。フック ス、ワーグナーらと親交をもち自身の哲学に欠かせない音楽とのつながりを発展させていきました。
ルーロスはニーチェが遺した言葉や哲学から触発され、ひとつの組曲のようにまとめた12の作品を作曲しました。ジャズのテイストを存分に散りばめ、実に完 成度の高い演奏で魅了します。ルーロスといえば、ピアノのアーロン・ゴールドバーグやドラムのアリ・ホーニグらが参加したデビュー作『Introducing Joris Roelofs』でも注目を集めた逸材。現在ニーチェと即興音楽についての論文もまとめているルーロスが問う注目アルバムです。共演者はいずれもヨーロッパで活 躍する人気アーティスト。ジャンルを超えた表現に注目です。ki

Paraty
PARATY-620194(1CD)
イントゥイーションズ
バッハ(ポーレ&ガイガー編):ヴァイオリン・ソナタ ト長調BWV1021
シンフォニア第7番ホ短調BWV793
シンフォニア第3番ニ長調BWV789
いざ来たれ異邦人の救い主よBWV659
シンフォニア第8番ヘ長調BWV794
シンフォニア第13番イ短調BWV799
トリオ・ソナタ第4番ホ短調BWV528
シンフォニア第11番ト短調BWV797
シンフォニア第2番ハ短調BWV788
シンフォニア第15番ロ短調BWV801
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調BWV1002
目覚めよと呼ぶ声ありBWV64
ステファニー・ポーレ(Vn)、
エリーザベト・ガイガー(Org)

録音:2017年8月/シャロル教会(フランス)
フランスの女性バロック・ヴァイオリン奏者ステファニー・ポーレとオルガン奏者エリーザベト・ガイガーによる大バッハ作品集。とは言ってもオリジナル作品はな いため、いずれも彼女たちによる編曲。オルガンの響きの渦とヴァイオリンが絡みあいに加え、教会ならではの残響が不思議な効果を生んでいます。
ヴァイオリン・ソナタは想定内ながら、チェンバロのための3声のシンフォニア7篇や2つのコラールは目から鱗が落ちるような驚き。さらに無伴奏ヴァイオリン・ パルティータのオルガン・パートは、まさにバッハが書いたような自然さでヴァイオリン独奏を一歳邪魔せず寄り添います。 (Ki)
Paraty
PARATY-720195(1CD)
バック・トウ・バッハ
バッハ(リュシー・ド・サン・ヴァンサン、パスカル・マビット編):プレリュード999(前奏曲ハ短調BWV999」による)
我を導きたまえ(カンタータ第150番「主よ、われは汝を求む」による)
世の罪を除きたもう主よ(ミサ曲イ長調BWV234による)
ため息(カンタータ第21番「わが心に憂い多かりき」による)
受難(ヨハネ受難曲第1部「主よ、我らの支配者よ」による)
プレリュード・ソロ(前奏曲ハ長調BWV924による)
魂はイエスの手にて憩う(カンタータ第127番「まことの人にして神なる主イエス・キリスト」による)
祝福(カンタータ第84番「我はわが幸いに心満ちたり」による)
エピローグ(ヨハネ受難曲第2部「憩え安らかに、聖なる御からだよ」による)
コレクティフ・トリトーネ【リュシー・シャルタン(S)、リュシー・ド・サン・ヴァンサン(P)、ジョアン・ドリーセン(Sax)、ミハイル・イワノフ(Cb)、ジョアン・テロル・アミーゴ(ドラムス)】

録音:2019年11月9-11日/Eサウンド・スタジオ(オランダ)
コレクティフ・トリトーネは、ピアニストでアレンジャーのリュシー・ド・サン・ヴァンサンにより2016年に結成されたグループ。メンバーは歌手以外ジャズ畑で、 古楽、クラシック、ジャズの融合を目指した活動を繰り広げています。リーダーのリュシー・ド・サン・ヴァンサンはエコール・ノルマルで古楽とジャズを学び、クロ スオーヴァー音楽に深い関心を持っています。
このアルバムはバッハの名作を基に即興と再創造に挑戦しています。バッハ作品はジャズに編曲しても壊れるどころか新しい魅力を放ちますが、ここではさらに 古楽演奏の要素も採り入れ、21世紀的なバッハ像を創り上げています。それが決して抽象的な実験になっておらず、バッハ音楽ならではの人間的で情緒的な味わ いに満ちています。 (Ki)
Paraty
PARATY-170332(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調「街の歌」Op.11(クラリネット、チェロ、ピアノ版)
クラリネット三重奏曲変ホ長調Op.38(P三重奏曲第8番)(七重奏曲Op.20の編)
DSCHショスタコーヴィチ・アンサンブル【パスカル・モラゲス(Cl)、アドリアン・ブレンデル(Vc)、フィリペ・ピント=リベイロ(P)】

録音:2020年2月3-5日/ ラ・セーヌ・ミュジカル
DSCHショスタコーヴィチ・アンサンブルといってもロシアの団体ではなく、ピアニストのフィリペ・ピント=リベイロが2006年にリスボンで結成した可変編成 のグループ。今回はクラリネットの名手パスカル・モラゲスを招き、ベートーヴェンの「街の歌」を披露。さらにベートーヴェンが自作の七重奏曲を1803年にクラ リネット(またはヴァイオリン)、チェロ、ピアノのために編曲したものも収録。見事なアンサンブルを聴かせてくれます。 (Ki)

Naive
V-7361[NA](1CD)
マウリシオ・ソテロ:弦楽四重奏曲集
ディオティマ:焼きうちの追憶(弦楽四重奏曲第3番)(2008/9)
アルテミス(弦楽四重奏曲第2番)(2003/4)
英雄の怒り(弦楽四重奏曲第1番)(2002)
カザルスvB-131(弦楽四重奏曲第4番)(2017)
ディオティマQ【ユン・ペン・チャオ、コンスタンチェ・ロンザッティ(Vn)、フランク・シュヴァリエ(Va)、ピエール・モルレ(Vc)】

録音:2020年1月15-18日/ラ・セーヌ・ミュジカル(ブローニュ・ビヤンクール)
現代音楽に定評のあるディオティマ四重奏団は話題のスペインの作曲家マウリシオ・ソテロの全集。マウリシオ・ソテロは1961年生まれ、ルイジ・ノーノに師事 し多大な影響を受けています。フラメンコの語法を現代音楽に採り入れた作風で知られ、2015年作のオペラ「エル・プブリコ」はエラス・カサド指揮テアトロ・レ アルの演奏が発売されています。
タイトル通り弦楽四重奏曲第3番はディオティマSQに、第2番はアルテミスSQ、第4番はカザルスSQに捧げられていますが、いずれも古いフラメンコのリズ ムと歌唱法が源泉となっています。ファリャの探求をさらに推し進め、名人歌手の歌をコンピューターで解析し、そのデータに基づき現代音楽化するという斬新な 創作に目が離せません。 (Ki)

ACCENTUS Music
ACC-30540CD
(1CD)
モーツァルト:クラリネット五重奏イ長調K581
モーツァルト/J.S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集からの5つのフーガ K405より
ホルン五重奏曲 変ホ長調 K407(386c)
クレンケQ[アンネグレート・クレンケ/ベアーテ・ハルトマン(Vn) イヴォンヌ・ウーレマン(Va)、ルート・カルテンホイザー(Vc)]
ニコラ・ユルゲンセン(Cl)
ステファン・カッテ(ナチュラルHrn)

録音:2019/2020年、ハンス・ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン
2021年結成30周年を迎えるクレンケ四重奏団。1991年の結成以来、変わらないメンバーで演奏を続けており、本拠地ドイツはもちろん世界中で高い評価を 得ています。 本盤では、2018年にリリースした「モーツァルト:弦楽五重奏曲全集(ACC80467CD)に続くモーツァルトの室内楽曲集。 2001年からケルン放送響の首席クラリネット奏者を務めるニコラ・ユルゲンセンを迎えて録音したモーツァルトのクラリネット五重奏曲は、表現力豊かなユル ゲンセンの演奏とクレンケ四重奏団の端正で親密度の高いアンサンブルで美しい名曲を奏でいます。またナチュラル・ホルンの名手ステファン・カッテとのホルン 五重奏曲では、ホルンが縦横無尽に活躍し、カッテの妙技が聴きものです。そして、平均律の室内楽編曲版。バッハの平均律が出版されたのは1801年のこと でしたが、モーツァルトは、ヴァン・スヴィーテン伯爵を介して、バッハの平均律の存在を知ります。モーツァルトは、来る日も来る日もオリジナルの資料にあたっ て平均律を研究、4声体の5つのフーガを2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために編曲しました。クレンケ四重奏団の明瞭なアンサンブルで、モーツァル トから見たバッハ像を知ることができる演奏です。

Goodies
78CDR-3829(1CDR)
税込定価
バッハ:フーガの技法 BWV1080(弦楽四重奏版) ロートSQ【フェリ・ロート(vn)、イェネ・アンタル(vn)、フェレンツ・モルナール(va)、ジャーノシュ・ショルツ(vc)】

米 COLUMBIA 68257/66SD
1934年10月21-23&25日、11月1-2&16日、12月4、6、14&21日ニューヨーク録音
「フーガの技法」は1740年代バッハが50歳代半ば頃作曲をはじめたが、途中で 作曲者自身の視力低下のため未完のまま作曲が中断された。また演奏する楽器 指定はなく、一般的な鍵盤楽器で演奏されることが多い。ここではアメリカの 作曲家ロイ・ハリス(1989-1979)とメアリー・D・ハーター・ノートン(1894- 1985)による弦楽四重奏版で演奏されます。ロートSQはオーストリア・ ハンガリー帝国出身のヴァイオリニスト、フェリ・ロート(1899-1967)によって 1922年に設立された。全員ハンガリー出身者で構成され、1928年アメリカにわ たり活躍、レコード録音も多い。この「フーガの技法」は代表盤。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu1 DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

CD ACCORD
ACD-284(2CD)
NX-C01
ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996): 弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第16番Op. 130(1981)
弦楽四重奏曲第1番Op. 2/141(1937/1985改訂)
弦楽四重奏曲第17番Op.146(1986)
シレジアンSQ【シモン・クシェショヴィエツ(Vn1)、アルカディウシュ・クビツァ(Vn2)、ウカシュ・シルニツキ(Va)、ピオトル・ヤノシク(Vc)】

録音:2020年ポーランド国立カロル・シマノフスキ音楽アカデミー、コンサート・ホール(ポーランド)
大好評、シレジアンSQによるヴァインベルクの弦楽四重奏曲集。今作には1937年に完成、 1985年に改訂された第1番と、1981年に作曲された第16番、1986年に作曲された第17番の3曲が収 録されています。第1番は少年時代の作品ですが、すでにヴァインベルク独自の語法が確立されており、よく 比較されるショスタコーヴィチの作品とも違った個性が発揮されています(40年以上経て改訂されましたが、音 使いに工夫は凝らされたものの、曲の大筋は変わっていません)。民謡風の旋律で始まる壮大な第16番。短 いながらも平明な明るさが感じられる第17番。この2曲からは、晩年のヴァインベルクが到達した作風を垣間 見ることができます。
CD ACCORD
ACD-279(1CD)
NX-C03
ヨーゼフ・エルスネル(1769-1854):弦楽四重奏曲集 Op. 1
弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op. 1 No. 1
弦楽四重奏曲 イ短調 Op. 1 No. 2
弦楽四重奏曲 ニ長調 Op. 1 No. 3
ミコワイ・ズグーウカ(Vn1)
ズビグニェフ・ピルフ(Vn2)
ドミニク・デンブスキ(Va)
ヤロスワフ・ティエル(Vc)
(全てピリオド楽器使用)

録音:2020年8月25-27日
ヴィトルト・ルトスワフスキ・ナショナル・フォーラム・オブ・ミュージック・メイン・ホール、ヴロツワフ(ポーランド)
世界初録音
ポーランドの作曲家でワルシャワ音楽院の設立者ヨーゼフ・エルスネル(エルスナー)。ヴァイオリン奏者として活 躍したのち、ルヴフ劇場の楽長を経て、1799年から1824年までワルシャワ国立劇場で指揮者を務めるとと もに、ポーランド語のオペラを38曲作曲し自身の指揮で初演しました。ワルシャワ時代のショパンの師でもあ り、彼に音楽理論と作曲を教えたことも広く知られています。作曲家としてはオペラのほかに、8曲の交響曲や ミサ曲、オラトリオ、数多くの室内楽作品を残しました。このアルバムに収録されているのは、世界初録音とな る3曲の弦楽四重奏曲。ハイドンが確立し、1780年代の終わりに流行していた弦楽四重奏曲の形式を、 ポーランドの伝統音楽にいち早く取り入れたこれらの作品は、ハプスブルク家で紹介されたとされる彼の出世 作であり、17世紀から18世紀の変わり目のポーランドの音楽文化を窺い知ることができる貴重な録音です。
CD ACCORD
ACD-283(1CD)
NX-C03
近現代ポーランドのヴァイオリンとピアノのための作品集
ペンデレツキ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番(1953)
 ラ・フォリア - 独奏ヴァイオリンのために(2013)
ルトスワフスキ:すぐに- ヴァイオリンとピアノのために(1992)
クシシュトフ・メイエル(1943-):カプリッチョ・インテロット Op. 93 - ヴァイオリンとピアノのために(2000)
  6つの前奏曲 - 独奏ヴァイオリンのために(1981)
クラジナ・プストロコニスカ=ナヴラティル(1947-):ラ・ヴェトラータ- ピアノのために(1979)…世界初録音
マルチン・ダニレフスキ(Vn)
グジェゴシュ・ビエガス(P)

録音:2020年6月22-24日
20世紀後半から21世紀にかけて書かれたポーランドの近現代作曲家によるヴァイオリンとピアノのための作 品集。コンクールの課題曲として書かれたルトスワフスキの「Subito」やメイエルの「カプリッチョ・インテロット」の ように、若い奏者の技術とアンサンブル能力に挑戦するかのような難易度の高い曲や、1953年のペンデレツ キの「ソナタ」と1979年に作曲されたプストロコニスカ=ナヴラティルの前衛的な作品、そして古典的な作風へ と回帰を求めたペンデレツキの「ラ・フォリア」やメイエルの「6つの前奏曲」など、およそ60年間にわたって書かれ た様々な作品から、ポーランド近代音楽の変遷を辿ることができます。ヴァイオリンを演奏するマルチン・ダニレ フスキはNFMブロヴワフ・フィルのコンサートマスターで、ソリストとしても活躍する名手です。

TYXart
TXA-20152 (1CD)
ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
4つの歌曲 Op.105
クラリネット・ソナタ第1番へ短調 Op.120-1
愛の歌 Op.71-5
ロン・セルカ(Cl)
アヴィラム・ライヒェ ルト(P)

録音:2020年2月/イスラエル
ロン・セルカは2001年よりイスラエルPOの首席クラリネット奏者を務める人物。ヨーロッパを中心にリサイタルや室内楽もこなし、ギ ル・シャハム、マキシム・ヴェンゲーロフ、ジュリアン・ラクリン、ミッシャ・マイスキーらとも共演しています。このアルバムではブラームスのソナタ2曲と、歌曲の 編曲を披露。メランコリーとロマンに満ちた演奏を聴かせます。
伴奏を務めるのは1997年の第10回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで銅メダルを獲得しているイスラエルの名ピアニスト、アヴィラム・ライヒェルト。 ロン・セルカとは共演歴も長く、息の合ったアンサンブル。 (Ki)

BIS
BISSA-2497
(1SACD)
「パリのクラリネット」
(1)ドビュッシー:第1狂詩曲〜クラリネットとピアノのための(1909-10)
(2)ヴィドール:序奏とロンド Op.72〜クラリネットとピアノのための(1898)
(3)サン=サーンス:クラリネット・ソナタ Op.167(1920)
(4)アンドレ・メサジェ(1853-1929):コンクールのための独奏曲〜クラリネットとピアノのための(1899)
(5)アンリ・ラボー(1873-1949):コンクールのための独奏曲〜クラリネットとピアノのための(1901)
(6)プーランク:2つのクラリネットのためのソナタ FP 7(1918)
(7)プーランク:クラリネット・ソナタ FP 184(1962)
マイケル・コリンズ(Cl/ヤマハのカスタム・クラリネット「YCL-SE Artist Model」【B♭管クラリネット】)
小川典子(P/スタインウェイD)
(6)セルジオ・フェルナンデス・ピレス(クラリネット/セルマー・パリの「レシタル」【A 管クラリネット】)

録音:2019年11月/ポットン・ホール、ウェストルトン(サフォーク州)
プロデューサー、サウンド・エンジニア:マリオン・シュヴェーベル(Take5 Music Production)
クラリネットの鬼才マイケル・コリンズがイギリスを中心に活躍する世界的ピアニスト小川典子と夢の共演のアルバム「パリのクラリネッ ト」をリリースします!
クラリネットのレパートリーは1900 年頃まではドイツ語圏が主流でありアントン・シュタードラ(1753-1812)、ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマン(1784-1847)、リヒャルト・ミュールフェルト(1856-1907)というクラリネットの名手の存在によりモーツァルト、ウェーバー、ライネッケ、ブラームスなどの作曲家 が名作を残しました。
一方、フランスは1870-71年、フランス帝国とプロイセン王国の間で行われた普仏戦争の敗戦後に自国の文化育成に力を入れ始め、19世紀末以降音楽の 分野でも数多くの名作が書かれています。ここに収録されている作品は19世紀後半以降に書かれたドビュッシー、ヴィドール、プーランク、サン=サーンスなど フランス音楽界の重要な役割を果たした作曲家の作品で構成。その中でもパリに焦点を当て、フランス音楽独特の色彩感にあふれた作品を堪能することができ ます。
ドビュッシーの「第1狂詩曲」やパリ音楽院の試験曲として書かれたアンドレ・メサジェそしてアンリ・ラボーの「コンクールのための独奏曲」では軽やかかつ 華麗でエスプリあふれるパリを感じられます。また、今年(2021年)に歿後100年を迎えたサン=サーンスが晩年に作曲したクラリネット・ソナタやプーラン クの2つのソナタでもパリらしい皮肉に満ちた旋律とおしゃれさを誇ります。ドビュッシーやサティのピアノ独奏曲でも高い評価を得る小川典子がマイケル・コリ ンズと演奏した決定盤の登場です!
プーランクの2つのクラリネットのためのソナタで共演のセルジオ・フェルナンデス・ピレスは1995年ポルトガル生まれの俊英。2016年よりヴィンタートゥー ア・ムジークコレギウムの首席クラリネット奏者を務めています。 (Ki)

PAN CLASSICS
PC-10424(1CD)
喜ばしき同志 〜ジュリアーニ、フンメル、モシェレス作品集
ジュリアーニ:ロンド Op.68-1
フンメル:ポプリ Op.53
フンメル&ジュリアーニ:グラン・ポプリ Op.79/93
モシェレス&ジュリアーニ:グラン・デュオ・コンチェルタント
ジュリアーニ:ロンド Op.68-2
パブロ・マルケス(ギター、テルツギター)
ジャン・シュルツ(フォルテピアノ)

録音:2020年8月22-24日/チューリヒ放送スタジオ
【使用楽器】ギター:1842年頃ウィーン、Johann-Anton Stauffer
テルツギター:ナポリ、Gennaro Fabricatoreのコピー(2007年ArnoldoGarcia)
フォルテピアノ:使用楽器:1815年ウィーン、JohannFritzのコピー(2004年Mirko Weiss)
19世紀初頭ウィーンでの音楽家の友好関係が実を結んだ作品を収録。イタリア出身のマウロ・ジュリアーニ(1781-1829)は、若くしてウィーンにやってきてヴィルトゥオーゾ・ギタリストとして名を馳せた音楽家。また彼はウィーン在住の同時代の著名な音楽家、ヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1837)とイグナーツ・モシェレス(1794-1870)という2人のピアニストと接触し、3人のヴィルトゥオーゾのコラボレーション作品として、ギターとピアノのためのユニークな作品を作りました。彼らの演奏は耳の肥えたウィーンの聴衆をおおいに魅了したと言われています。

GENUIN
GEN-21749(1CD)
フォーレ:ピアノ三重奏曲 ニ短調Op.120
レフラー:2 つのラプソディ―
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4 番変ロ長調 Op.11「街の歌」
古賀敦子(Fl)
ゲオルギー・ロマコフ(Vc)
ラドスワフ・クレク(P)

録音:2020 年8 月26-28 日 ライプツィヒ
フルートの古賀敦子とチェロのゲオルギー・ロマコフによるGENUIN へ新録音は、ピ アノのラドスワフ・クレクを加えてのピアノ三重奏曲集。注目はフォーレ晩年の傑作、ピ アノ三重奏曲、これをフルートで演奏しています。フォーレは当初クラリネットを想定して 書いていたのでクラリネットを用いた演奏は時々あるが、フルート演奏は珍しいだろ う。パリ仕込みの古賀のフルートがフランス近代風の香りを引き立ててオリジナルとは また異なった魅力に溢れます。チャールズ・マーティン・レフラー(1861-1935)は、ドイ ツ、ベルリン近郊シェーネベルク生まれで、1881 年に米国に移住、ボストンSO でヴァイオリンを弾き、さらには作曲家として活躍、没後 30 年にトスカニーニが作品を 指揮したこともある米国音楽史では名の知れた作曲家なのだが、録音は非常に少な い。これにベートーヴェンの街の歌三重奏曲を加えて、充実した1 枚になっています。 古賀敦子は福岡県福岡市の生まれ。パリ国立高等音楽院フルート科を第 1 位で卒 業。数々のコンクールで優勝、入賞を果たす。2001 年からマクデブルク・フィルハーモ ニーSOに所属。ゲオルギー・ロマコフはウクライナの首都オデッサの生まれ。6 歳からチェロを学び、13 歳でドイツに渡る。チェロ奏者として欧米で広く活躍してい る。 ラドスワフ・クレクはポーランドのグダニスク音楽院で学んだピアニスト。室内楽や 歌曲のピアニストとして活躍しています。
GENUIN
GEN-21747(1CD)
「桜:春!」
ブーランジェ:春の朝に
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24 「春」
ソスノフスキ(b.1985)&ヌス:間奏曲 「ヌスの福島のための悲歌へのカデンツァ」
ベニャミン・ヌス(b.1989):福島のための悲歌
タイユフェール:ソナタ第1 番
浜渦正志(b.1971):桜の周りの4 つの小品
マルヴィナ・ソスノフスキ(Vn)
ベニャミン・ヌス(P)

録音:2019 年 11 月 19-21 日,2020 年 1 月 28 日 ドイツ,カイザースラウテルン
「桜:春!」という題名の通り春を題材にしたヴァイオリンとピアノのための作品を集 めています。ベートーヴェンの有名な「春」ソナタに加え、リリ・ブーランジェとジェルメー ヌ・タイユフェールの作品が素敵だ。浜渦正志はゲームのファイナルファンタジーで有 名な作曲家。桜の周りの4 つの小品は2019 年の作品で、これが世界初録音。 マルヴィナ・ソスノフスキはスイス、バーゼル生まれのヴァイオリニスト。ポーランド系。 バーゼルで学んだ後、米国のカーティス音楽院に留学。ここ10 年ほどで目覚ましく台 頭しているヴァイオリニストです。ベニャミン・ヌスは1989 年、ドイツ中西部、ベルギッ シュ・グラートバッハの生まれ。2010 年に東京を訪れて日本の文化に大きな刺激を受 け、翌年の東日本大震災と福島の原子力発電所の被害に強い衝撃を受けて「福島 のための悲歌」を書いた。
GENUIN
GEN-21734(1CD)
「連続 Continuum」
カサド:スペイン古典様式によるソナタ
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
コダーイバッハの3 つのコラール前奏曲
シュニトケ(ホイペル編):古い様式による組曲
レーガー:アリア Op.103a-3
ミハリス・ホイペル(Vc)
マリオ・ヘリング(P)

録音:2020 年3 月10-12 日 フランクフルト・アム・マイン
「連続 Continuum」と題された、バロック音楽など古い様式に基づいて書かれたチェロとピ アノの作品集。シュニトケの「古い様式による組曲」(本来はヴァイオリンとピアノのための作 品)は、1970年代の作品とは思えないほど見事な擬バロック音楽で、おそらくお手本としたで あろうストラヴィンスキーの「イタリア組曲」と一緒に演奏される人気曲。 ミハリス(もしくはドイツ風にミヒャエル)・ホイペルは1988年、アテネ生まれのチェロ奏者。8歳 でチェロを学び始めるとすぐに才能を発揮。2006年から奨学金を得てドイツに留学、ハノー ヴァーとハンブルクで学ぶ。以来祖国ギリシャとドイツを中心に世界中で活躍しています。マリ オ・ヘリングは1989年、ハノーファー生まれのピアニスト。ベルリン育ち。2018年にリーズ国際 ピアノ・コンクールの第2位を受賞。母親は日本人。若い二人による瑞々しい演奏が素敵だ。

Indesens
INDE-144(1CD)
フォーレ&シューマン〜チェロとハープのための作品集(マルティン・レール&マリー=ピエール・ラングラメ編)
フォーレ:エレジー Op.24
シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102
フォーレ:3つの無言歌 Op.17
シューマン:3つのロマンス Op.94
フォーレ:ロマンス Op.69
フォーレ:蝶々 Op.77
シューマン:予言の鳥 Op.82-7
フォーレ:シシリエンヌ Op.78
フォーレ:セレナード Op.98
シューマン:幻想小曲集 Op.73
フォーレ:夢のあとに Op.7-1
マルティン・レール(Vc)、
マリー=ピエール・ラングラメ(Hp)

録音:2019年6月9日−11日&2020年9月13日−14日、ニコデモ教会(ベルリン、ドイツ)
1997年からベルリン・フィルの首席チェロ奏者を務めるドイツのマルティン・レールと、1993年から同じくベルリン・フィルで首席ハープ奏者として活躍するフランスのマリー=ピエール・ラングラメは、ロマン派時代のドイツとフランスにおいて、共に数多くの優れた器楽曲、室内楽曲を作曲し、これらのジャンルの発展に大きく寄与したシューマンとフォーレの名作の数々を「チェロとハープ」のための二重奏に編曲。
「チェロとピアノ」ではなく「チェロとハープ」でシューマンとフォーレの傑作の数々に取り組むにあたりレールとラングラメは、ハープの音色をモダン・ピアノではなくフォルテピアノやチェンバロに近い存在として位置付け、ロマン派音楽の演奏におけるチェロのビブラートでその美しく華麗な音色と響きを消してしまわないよう表現、解釈、バランスを見直しつつ、これらの作品とこの編成が持つ無限大の可能性を引き出す「芸術的な対話」を繰り広げています。
ベルリン・フィルの2人の首席奏者が「チェロとハープ」の音色で誘う「ドイツとフランス」のロマン派の世界。リリティシズムあふれる名曲の数々の新たな一面を、極上のアンサンブルでお楽しみ下さい!

NIFC
NIFCCD-110(1CD)
ジェレンスキ&モーツァルト:ピアノ四重奏曲集
ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837−1921):ピアノ四重奏曲ハ短調 Op.6
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K.478
パヴェウ・ヴァカレツィ(P/スタインウェイ)、
ヤクブ・ヤコヴィチ(Vn)、
カタジナ・ブドニク(Va)、
マルチン・ズドゥニク(Vc)

録音:2018年4月12日−13日&10月29日−30日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
2010年の第16回ショパン国際コンクールでは、ポーランド人として唯一ファイナルに進んだ1987年トルン出身の天才ピアニスト、パヴェウ・ヴァカレツィを始め、ポーランドの若き有望なアーティストたちによる室内楽アルバム。 フンメルが室内楽版にアレンジしたモーツァルトの交響曲第40番とドブジンスキをカップリングしたアルバム(NIFCCD111)で人気を博した彼らの新たな録音は、クラクフ音楽院の院長を務めるなど教育分野にも大きく貢献したポーランド・ロマン派の作曲家・ピアニスト、ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837−1921)のピアノ四重奏曲と、モーツァルトのピアノ四重奏曲第1番をカップリング。メンデルスゾーンやシューマンのロマンティシズムに、ポーランドのリズム(マズルカ)やスラヴの要素を併せ持つジェレンスキのピアノ四重奏曲を、次代のポーランド楽壇を担う奏者たちの鮮烈な演奏で。

HUNGAROTON
HCD-32832(1CD)
ノエーミ・ジェーリ/ハイドンとモーツァルト
ハイドン(ジェーリ編):弦楽四重奏曲第76番 ニ短調「5度」 Op.76-2 Hob.V-76
モーツァルト:フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285
ハイドン(ジェーリ編):弦楽四重奏曲第79番 ニ長調「ラルゴ」 Op.76-5 Hob.V-79
モーツァルト:フルート四重奏曲第3番ハ長調 K.Anh.171(285b)
ノエーミ・ジェーリ(Fl)、
カタリン・コカス(Vn)、
ペーテル・バールショニ(Va)、
ドーラ・コカス(Vc)

録音:2020年/フンガロトン・スタジオ(ハンガリー)
故ゾルターン・コチシュも認めた逸材であるハンガリーを代表するフルート奏者ノエーミ・ジェーリがハイドンとモーツァルトを録音。ジェーリ編曲によるハイドンのエルデーディ四重奏曲からの2篇とモーツァルトのフルート四重奏曲から2篇です。
モーツァルトはフルート四重奏曲を4篇残していますが、当録音では第1番と第3番を収録しております。美しさを際立たせた当演奏は絶品の一言に尽きます。
ハンガリーのエルデーディ伯爵に捧げられたことによりその名がついたハイドンの6つの弦楽四重奏曲(第75番〜第80番)。当録音ではジェーリ編曲によるフルート四重奏版で、第1楽章第1主題が下行5度音程を特色とする第76番「5度」と第2楽章のラルゴが有名でその名がついた第79番「ラルゴ」を収録。この名曲の新たな魅力に出会えます。
シューベルト(ゴールウェイ編)のアルペジョーネ・ソナタ、ライネッケのフルート・ソナタ「水の精」、フランク(グラーフ編)のヴァイオリン・ソナタを収めたジェーリのアルバム(HCD-32767)も好評発売中です!

Capriccio
C-7367(3CD)
NX-D03
カールスルーエ音楽大学の50年
【CD1】
オイゲン・ヴェルナー・ヴェルテ(1923-1984):4つのピアノ小品(1956)
プラノとピアノのための3つの歌曲(1957)
4つのピアノ小品(1960)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1963)
4つの小品 - クラリネット、チェロとピアノのために(1964)
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ(1970)
ノットゥルノ - 弦楽四重奏のための (1974) ・
Drei Zwiegesprache zwischen 3つの会話の間に
チェロとピアノのために(1974/75)
即興曲 - 独奏ピアノのために(1981)
スタディ I - 2台ピアノのために(1983)
【CD2】
ヴォルフガング・リーム(1952-):Grat グラート(1970)
Deploration 嘆き(1973)
Sine nomine シネ・ノミネ(1985)・
In nuce イン・ヌーチェ(1994)
Der Einsamste 最も孤独な(2001)
Ich kenn´ ein wunderschones Kind
私は美しい子供を知っている(2001)
レンブラントの牛、突然ルーブル美術館で(2014)
【CD3】
ヴォルフガング・リーム(1952-):協奏曲 - ピアノと8つの楽器のために(1969)
ヨアヒム・クレープス(1952-2013):デュオ-2台ピアノのために(1987)
イェルク・ヴィトマン(1973-):幻想曲 - 独奏クラリネットのために(1993)
マルクス・ヘフトル(1967-):Blinder Fleck 盲点(2005)
レベッカ・ソーンダース(1967-):Shadow シャドウ(2013)
カスリン・A・デンナー(1986-):Faltung 折りたたみ -大オーケストラのために(2015)
マルトン・イレシュ(1975-):Psychogramm II サイコグラムII
「Rettegos」 (Angstelnd) (2015)
ヴィト・ジュライ(1979-):La femme 100 tetes 百頭女(2016)
ゾントラウト・シュパイデル(P)
サラ・パヴロヴィチ(P)
ワン・ユエ(S)
ヨーゼフ・リッシン(Vn)
オルガ・リッシン=モレノヴァ(P)
マルティン・オステルターク(Vc)
ローラン・ブロイニンガー(Vn)
ベネディクト・クレックナー(Vc)
ラインホルト・フリードリヒ(Tp)
フランク・デュプレー(P)
ユリウス・キルヒャー(Ob)
クララ・シューマンSQ
ローランド・クルティヒ(指)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送PO 他

録音:2020年 カールスルーエ音楽大学、ヴォルフガンク・リーム・
フォーラム(ドイツ)
(CD3:8のみ2015年 ザールブリュッケン放送)
1812年から機能していた民間の教育機関を、1971年に正式な州立音楽大学として認可。現在6つの学科プログラムと3つの研究機関を持つド イツの名門「カールスルーエ音楽大学」。この大学の初代学長を務めたオイゲン・ヴェルナー・ヴェルテは優れた教育者であるとともに作曲家でもありま した。教育プログラムは、クラシック音楽の器楽(鍵盤楽器、管楽器、打楽器、弦楽器)、声楽、オペラ、音楽理論、作曲、指揮など多岐にわた り、ここで学ぶ学生たちは、型にはまった教育を受けるのではなく、自主的な研究と自由な創作に励むことができます。また1990年には現代音楽、コ ンピュータ音楽に重点を置くために「InMM=Institut fur neue Musik und Medien」という研究機関が設置され、作曲家ヴォルフガング・リーム が所長を務めています。このアルバムではヴェルテとリームの作品に加え、イェルク・ヴィトマンやレベッカ・ソーンダースら「InMM」の卒業生たちの作品を 収録。現代音楽の方向性と理想が示された作品群を楽しめます。


ALPHA
ALPHA-722
(1CD+BOOK)

NYCX-10211
(1CD+BOOK)
国内盤仕様
税込定価
シェーンベルク:月に憑かれたピエロ、他
月に憑かれたピエロ Op. 21
J・シュトラウス(シェーンベルク編):皇帝円舞曲 Op. 437
シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 Op. 47
ウェーベルン:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op. 7
クライスラー:ウィーン小行進曲 - ヴァイオリン、クラリネット、チェロ、ピアノによる演奏
シェーンベルク:6つの小さなピアノ曲
パトリツィア・コパチンスカヤ(シュプレヒゲザング、Vn)
ミーサン・ホン(Vn&Va)
ジュリア・ガレゴ(Fl)
レト・ビエリ(Cl)
マルコ・ミレンコヴィチ(Va)
トーマス・カウフマン(Vc)
ヨーナス・アホネン(P)

録音:2019年12月 チューリヒ放送スタジオ、スイス
※公演写真や資料図版の豊富な95ページに及ぶカラーブックレット付属
※国内盤には日本語解説、歌詞訳付き
異才のヴァイオリニストとして不動の地位を築いたといえるパトリツィア・コパチンスカヤ。彼女がヴァイオリンではなく歌でソロをとり、派手なピエロ の衣装を着てベルリン・フィルハーモニーほか欧米各国で公演した「月に憑かれたピエロ」が、遂にCDで登場します。このシェーンベルクの問題 作は、5人の奏者による室内アンサンブルと、「語るように歌う」シュプレヒゲザング(あるいはシュプレヒシュティンメ)と呼ばれるソロのために書か れおり、現在はソプラノ歌手がソリストを務めることが多く、演奏至難なことで知られています。コパチンスカヤのアプローチは、歌うことよりも演 劇的にダイナミックな表情を付けて語ることに主眼が置かれており、これは、この作品を委嘱し初演したアルベルティーネ・ツェーメが歌手では なく女優であったことを踏まえると、彼女なりに原点を追求した形と言えるかもしれません。時に叫び声に近い激しい表現を加えながらも、コパ チンスカヤが持つ音楽的な下地がその芸術性をしっかりと支えており、彼女の、そして作品の新たな魅力を堪能することの出来る素晴らしい 出来栄えとなっています。そのほかの作品では、コパチンスカヤはいつも通りヴァイオリンで参加しており、シェーンベルクが「私的演奏協会」のた めに編曲したのち、「ピエロ」に近い編成で再編曲した版の「皇帝円舞曲」などを収録しています。
ALPHA
ALPHA-648(1CD)
ブラームス:ヴィオラ三重奏曲他
ヴィオラ三重奏曲 イ短調 Op. 114
ヴィオラ・ソナタ 第2番変ホ長調 Op. 120
ヴィオラ・ソナタ 第1番ヘ短調 Op. 120
ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)
フランソワ=フレデリック・ギィ(P)
グザヴィエ・フィリップ(Vc)

録音:2019年12月 アルセナル・ドゥ・メッツ、フランス
カントロフ、ロジェ、メイエら大御所から若手まで幅広い層の信頼篤く、ソリストや室内楽の共演者として引っ張りだこのヴィオラ奏者ミゲル・ダ・ シルヴァ。ALPHAレーベルでもブッシュ三重奏団のドヴォルザーク・シリーズに参加している彼が、ブラームス・アルバムをリリースします。共演は 2020年にリリースしたベートーヴェンのピアノ協奏曲全集(Printemps des Arts de Monte-Carlo)がたいへん高い評価を得ているフラ ンソワ=フレデリック・ギィと、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集(Evidence)などでギィと共演しているグザヴィエ・フィリップという、ダ・シルヴァとも 気心の知れた二人。収録作品はいずれも元々はクラリネットのために書かれたものですが、ブラームス自身がヴィオラのために編曲しているも ので、その深い音色が晩年のブラームスならではの奥行きを際立たせ、さらに彼らの緊密なアンサンブルが特有のリズムをキレ良く聴かせると 共に、溢れんばかりの歌心と深く鳴らされるハーモニーが劇的な効果も引き立てています。美しい録音も相まって作品の魅力を最大限に引き 出した、世のブラームス好きを唸らせる素晴らしい一枚です。

DACAPO
MAR-8.226132(1CD)
NX-B06
ルーズ・ランゴー(1893-1952):ヴァイオリンとピアノのための作品全集 第3集
ヴァイオリン・ソナタ第2番第5楽章の異稿版(1920/1948改訂)…世界初録音
夜警の歌 BVN10(1906)…世界初録音
ヴァイオリン・ソナタ第3番BVN312 (1945-1949)
ゴンヴォ・シーム(Vn)
ベーリト・ヨハンセン・タンゲ(P)

録音::2018年5月18,20-21日、2019年8月12,14-15日
音楽家の両親の下に生まれ、幼いころから才能を発揮したランゴー。11歳でオルガニストとしてデビューし、 同時に作曲も学び始め、14歳で作曲家として正式デビューを果たしました。生涯に400曲以上の作品を 残し、そのほとんどが大規模な管弦楽作品ですがいくつかの室内楽作品も書いています。DACAPOでは 彼のヴァイオリン作品全集をリリース、完結編となる第3集では、初期の2作品「朝のセレナード」と「夜警の 歌」、1920-21年に書かれたソナタ第2番、そして壮年期に書かれたソナタ第3番を収録。B.S.インゲマ ンの讃美歌「偉大なる主がおいでになる」の旋律を引用したソナタ第2番は、歌劇「アンチクリスト」の主題 にも通じる宗教的概念に基づいた作品。これに反し、第3番は回顧的な雰囲気を持つロマンティックな作 品です。シリーズを通じてデンマーク出身の女性ヴァイオリニスト、ゴンヴォ・シームとピアニスト、ベーリト・ヨハ ンセン・タンゲが共感溢れる演奏を聴かせます。
DACAPO
MAR-8.226594(1CD)
NX-B06
ラーシュ・ヘゴー(1950-):ギター独奏曲と室内楽作品集
4つのリズミカルな小品(1999) - 独奏ギターのために
アルチュール・ランボーの3つの詩(2003) - ソプラノとギターのために
儀式(2003) - ギターとアンサンブルのために
消失点(2002) - ギターとチェロのための5つの練習曲
構成(1988) - ヴィオラとギターのために
八角形の部屋(1999) - 独奏ギターと弦楽四重奏のために
イェスパー・シヴェバエク(G)
シーネ・アスムセン(Ms)
セシリア・バリング(Vn)
ミハル・ハリング(Vc)
アナ・アンゲロヴスカ(Fl)
エドゥアルド・サンチェス(Cl)
ユエン・シャオトン(パーカッション)
フィリップ・シュトラウフ(P)
マックス・アートヴェズ(指)
モーテン・ツォイテン(Vc)
ティム・フレデリクセン(Va)
アルバSQ

録音:2015年、2017年、2019年
世界初録音
40年以上にわたりデンマークの音楽界の最先端で活躍する作曲家ラーシュ・ヘゴーの最新アルバム。収 録された6つの作品はどれも洗練された味わいを持ち、ここでギターはソロ、伴奏、室内楽と様々な役割を 担い楽器の魅力を伝えています。ギタリスト、イェスパー・シヴェバエクはジュリアン・ブリームやジョン・ウィリア ムスの薫陶を受けたデンマークのギタリスト。2007年からコペンハーゲン音楽アカデミーの准教授を務める ほか、バンジョー、エレキギター、マンドリンの奏者としても活躍、数多くの賞を受賞するなど高く評価されて います。

Gramola
GRAM-98010(1CD)
NX-B05
鏡像
1. ラグナル・ソーデルリン(1945-):エレジー II Op. 6B
無伴奏ヴァイオリンのための「アダージョとルバート」(1966)…世界初録音
2. ヴィオレータ・ヴィッチ(1986-):インプロヴィゼーション I
3-9. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 BWV1006
10. ヴィッチ:インプロヴィゼーション II
11-14. イモージェン・ホルスト(1907-1984):無伴奏ヴィオラのための組曲(1930)…世界初録音
15. ヴィッチ:インプロヴィゼーション III
16. ジャン=ルイ・フローレンツ(1947-2004):ヴォカリーズ「Ad libitum, lointain, Mysterieux」(1985)…世界初録音
17. ヴィッチ:インプロヴィゼーション IV
18. ヴィッチ:インプロヴィゼーション V
19-22. ウジェーヌ・イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ Op. 27 No. 2「ジャック・ティボーに」
23. ヴィッチ:インプロヴィゼーション VI
24. バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011 - V サラバンド
ヴィオレータ・ヴィッチ
(ヴァイオリン…1-10,15,17-23)
(ヴィオラ…11-14)(ソプラノ…16)
(チェロ…24)

録音:2018年11月7-12日
ロンドンを拠点に活躍する、スイス系カタロニアのミュージシャン、ヴィオレータ・ヴィッチ。彼女はさまざまな弦楽 器を自在に弾きこなすだけではなく、クラシック、即興演奏、アンビエントから電子音楽といったジャンルを超え た音楽に興味を抱いています。バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータとイザイのソナタにインス パイアされたというこのアルバムでは、ヴァイオリンとチェロ、ヴィオラを演奏、即興演奏を交えながら様々な作品 を演奏し、時には澄んだ歌声も披露するなどマルチな才能を発揮しています。またホルストの娘、イモージェン の「無伴奏ヴィオラのための組曲」など世界初録音となる3作品も聴きどころ。彼女のマルチな才能が存分に 発揮された1枚です。
Gramola
GRAM-98014(1CD)
NX-B05
ドイツの弦楽三重奏曲集
モーツァルト:前奏曲とフーガ K. 404a
1. 前奏曲第1番
2. フーガ第1番(原曲:バッハ BWV 853)
3. 前奏曲第2番
4. フーガ第2番(原曲:バッハ BWV883)
5. 前奏曲第3番
6. フーガ第3番(原曲:バッハ BWV882)
7-13. パウル・ビュットナー(1870-1943):トリオ・ソナタ - 弦楽三重奏のために(1930頃)
14-16. ハインツ・シューベルト(1908-1945): 室内ソナタ - 弦楽三重奏のために(1934/1937)
17-18. ラインハルト・シュヴァルツ=シーリング(1904-1985): 弦楽三重奏曲(1983)
ボーナス・トラック
19. 作者不詳::Ein Zeitlupen-blick in Heinz Schuberts hochverdichtete Harmonik
トリオ・モンセラート【ジョエル・バルドレート(Vn)、ミケル・コルトバ(Va)、ブルノ・フルタード(Vc)】

録音:2020年8月12日(ライヴ)
このアルバムは、2020年8月、コロナ禍におけるコンサート開催の困難を乗り越え、これまで共に演奏したこ とがなかったカタロニアの3人のソリストたちが、たった1週間の準備期間のみで、弦楽三重奏曲を演奏したと いう記録です。プログラムに選ばれたのは、モーツァルトが編曲したとされるバッハの「前奏曲とフーガ」とカ ノン形式で書かれたビュットナーの「トリオ・ソナタ」。そして、アルバムのメインとなるハインツ・シューベルトの「室 内ソナタ」。これはバッハ、ベートーヴェン、ブルックナーの伝統に基づき、複雑な対位法を駆使した3つの楽章 で構成されており、2つの世界大戦の狭間の不穏な世界情勢が反映された難解ながらも美しい作品です。 とりわけ第2楽章の深い祈りの音楽は聴き手の耳を魅了します。アルバムの最後は1983年に作曲された シュヴァルツ=シーリングの弦楽三重奏曲で締めくくられています。

Solo Musica
SM-358(1CD)
NX-B10
ワーグナーとマーラー作品を弦楽四重奏で
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
※以上、アンドレアス・ヘーリヒトによる弦楽四重奏編
マーラー(編曲&構成:アンドレアス・ヘーリヒト):弦楽四重奏曲第1.0番
ヴォイジャーQ

録音:2020年12月12-13日ヴァーンフリート館、バイロイト(ドイツ)
ワーグナーは青年時代に弦楽四重奏曲を書きましたが、楽譜は散逸しており実際にその音を聴くことはできません。またマーラーも弦楽四重奏曲を書 いた記録はありますが、やはり楽譜が残っておらず、こちらも演奏は不可能です。"ワーグナーとマーラーの弦楽四重奏曲を聴いてみたい"そんな思いを 叶えたのがこの「愛の使者」と題されたアルバムです。ドイツの現代作曲家アンドレアス・ヘーリヒトが、それぞれの作品から愛のメッセージが込められた曲 を選び、見事な弦楽四重奏曲へとアレンジしました。 ワーグナーは、マティルデ・ヴェーゼンドンクを思いながら作曲したトリスタンとイゾルデの前奏曲と、ヴェーゼンドンク歌曲集の弦楽四重奏版、そして、 マーラーは、初期のピアノ四重奏曲を第1楽章とし、アルマにあてて書いた第5番のアダージェットを第2楽章、第10番を第3楽章、そして残された断 片を自由に組み合わせた曲を最終楽章に置いた「弦楽四重奏曲第1.0番」。どちらも魅力的な作品へと変貌を遂げています。演奏は、以前、同じ くアンドレアス・ヘーリヒトによる編曲版の「冬の旅」(SM335)をリリースしたヴォイジャー四重奏団。かつては有名クワルテットに在籍したり、バイエルン 放送響のメンバーであった奏者により2014年に結成されたアンサンブルです。
Solo Musica
SM-352(1CD)
NX-B03
ヴィヴァルディの四季とピアソラ作品
1. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 春 第1楽章
2. ピアソラ(1921-1992):天使のミロンガ
3. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 春 第2楽章
4. ピアソラ:天使の死
5. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 春 第3楽章
6. ピアソラ: 天使の復活
7. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 夏 第1楽章
8. ピアソラ:Oblivion オブリビオン
9. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 夏 第2楽章
10. ピアソラ:Fuga y Misterio フーガと神秘
11. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 夏 第3楽章
12. ピアソラ:Vuelvo al Sur 南へ帰ろう
13. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 秋 第1楽章
14. ピアソラ:Mi Exaltacion 高揚
15. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 秋 第2楽章
16. ピアソラ:Buenos Aires Hora Cero ブエノス・アイレス午前零時
17. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 秋 第3楽章
18. ピアソラ:Psicosis シコシス
19. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 冬 第1楽章
20. ピアソラ:Adios Nonino アディオス・ノニーノ
21. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 冬 第2楽章
22. ピアソラ:Milonga en re レのミロンガ
23. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 冬 第3楽章
全てマリー=ルイーズ・ディングラー&クリストフ・ディングラーによる2台ヴァイオリン編
Twiolins(トゥワイオリンズ)【マリー=ルイーズ・ディングラー(Vn)、クリストフ・ディングラー(Vn)】

録音:2020年2月
ヴァイオリニスト、マリー=ルイーズ・ディングラーとクリストフ・ディングラーによるデュオ「Twiolins トゥワイオリンズ」。音楽一家で育った彼らは、7歳で ヴァイオリンを始め瞬く間に才能を現し、ソリストとして活躍するだけでなく、長年にわたり共演を重ねてきました。また2009年には室内楽の舞台に 新風を吹き込むことを目的とした「プログレッシヴ・クラシック音楽賞(PCMA)」を創設、この3年ごとに開催されるコンクールで、2台ヴァイオリン作品 のレパートリーを確実に増やしています。そんな2人がこのアルバムで取り組んだのは、ピアソラとヴィヴァルディを組み合わせるということでした。これま でにはギドン・クレーメルなどが「2つの四季」としてヴィヴァルディの「四季」とピアソラの「ブエノスアイレスの四季」を組み合わせた例がありますが、トゥ ワイオリンズはこれを更に発展させ、さまざまなピアソラ作品をヴィヴァルディの「四季」に組み込み、2台のヴァイオリンのみで演奏。聴き手に新鮮な 驚きをもたらすことに成功しています。
Solo Musica
SM-331(1CD)
NX-B03
ヴァルター・グリンマー&3Gクァルテット
フィリップ・ラシーヌ(1958-):弦楽五重奏のためのアダージョ
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D. 956
ヴァルター・グリンマー(Vc)
3Gクァルテット【エギディウス・シュトライフ(Vn)/リサ・リーダー(Vn)、マリアーナ・ドウティ(Va)/セバスティアン・シンガー(Vc)】

録音:2020年6月1-3日
1965年にベルンでデビューしたチェリスト、ヴァルター・グリンマー。パウル・クレツキとシャルル・デュトワによってベ ルンSOの独奏チェロ奏者として起用されるとともに、ベルン音楽院の教職に就き後進の指導にあたりま した。1971年からはベルンSQのメンバーとして、ほぼ15年間にわたり数多くの四重奏のレパート リーを演奏、とりわけ同時代の作品を積極的に初演したことは、彼の音楽観に強い影響を与えています。こ のアルバムでは、友人の作曲家フィリップ・ラシーヌが彼のために作曲したアダージョと、シューベルトの弦楽五 重奏を演奏しています。共演は、2004年に作曲家クラウス・フーバーによって設立された"3Gクァルテット"。 現代作品を得意とし、グリンマーと共通する音楽観を持つアンサンブルです。

CPO
555310(1CD)
NX-B02
ニコロ・パガニーニ:弦楽四重奏曲第3番 他
弦楽四重奏曲 第3番イ短調 M.S. 20
3つの協奏的二重奏曲 M.S. 130-ヴァイオリンとファゴットのために
 協奏的二重奏曲第1番ヘ長調
 協奏的二重奏曲第2番ハ短調
 協奏的二重奏曲第3番ニ長調
ガブリエーレ・ピエラヌンツィ(Vn)
ファブリツィオ・ファラスカ(Vn)
フランチェスコ・フィオーレ(Va)
アレッサンドラ・レアルディーニ(Vc)
パオロ・カルリーニ(Fg)

録音:2017年12月
ヴァイオリンの名手として知られるパガニーニは室内楽作品にも関心が高く、ヴァイオリンとギターの二重奏 曲や、弦楽四重奏曲などを何曲も作曲していました。このアルバムには弦楽四重奏曲第3番と、ヴァイオリ ンとファゴットの二重奏曲を収録、洗練されたアンサンブルを楽しむことができます。もちろんヴァイオリンの名 技はどの曲にも生かされており、弦楽四重奏曲でも超絶技巧を駆使したパッセージがいたるところに用いら れています。またヴァイオリンとファゴットの二重奏曲でのファゴットの使い方は、まるでオペラのアリアのように 晴れやかで明るい旋律をたっぷりと歌わせ、伴奏を受け持つヴァイオリンは重音などを駆使し、ピアノやオー ケストラにひけを取らない華やかな響きを聴かせます。

Hortus
HORTUS-167(1CD)
ヴィエルヌ:ヴァイオリン・ソナタ Op.23
ブルゴーニュ組曲 Op.17(ヴァイオリンとピアノ編)
バラード Op.52(ヴァイオリンとピアノ編)
ドミニク・オフェル(Vn)、
フレデリク・トロワヴォー(P)

録音:2018年/オーディトリアム・ロストロポーヴィチ(ボーヴェ、フランス)
セザール・フランクに師事し、「ウェストミンスターの鐘」をはじめ数多くのオルガン作品を残したフランスのオルガン奏者のルイ・ヴィエルヌ。 作曲家としての才能はオルガン作品だけでなくそのほかのジャンルでも秀でており、フォーレに捧げた交響曲をはじめ、弦楽器のための室内楽なども作曲しており ます。1881年に国立パリ盲学校在学中にはヴァイオリンをアンリ・アダンに師事したことでヴァイオリンの技法も心得ており、その作品は魅力的なものばかりです。 ここに収録されたヴァイオリン・ソナタをはじめ、旋律美豊かなヴィエルヌのセンスが光る作品をご堪能いただけます。 (Ki)

Initiale
INL-06(1CD)
セレナーデ
フォーレ:セレナード op.98
ヴィエルヌ:チェロ・ソナタ 変ロ短調 Op. 27
ブーランジェチェロとピアノのための3つの小品
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
フォーレ:チェロ・ソナタ第2番Op.117
ラファエル・ジュアン(Vc)
フローレ・マーリン(P:1903年製エラール)
リオ・エリオスのチェロ奏者としても活動するラファエル・ジュアンによるフランスのチェロ作品集。2020年は、ノートルダム大聖堂のオルガニストを務めてい たルイ・ヴィエルヌの生誕150年でもあり、ヴィエルヌのチェロ・ソナタを核に、ヴィエルヌの弟子でもあったナディア・ブーランジェのチェロ作品、そして19世 紀後半から20世紀初頭にかけてフランスで最も影響力をもっていた作曲家であるドビュッシーとフォーレのチェロ・ソナタを収録。伴奏のフローレ・マーリンは 1903年のエラールを弾き、当時のフランスの芸術性を浮き彫りにしたプログラムと演奏となっています。 (Ki)
Initiale
INL-07(1CD)
フランス・オルガン室内楽曲集
フォーレ:チェロとオルガンのためのアンダンテ(ロマンスOp.69初版)
ヴィドール:ゴシック交響曲〜アンダンテ・ソステヌート(チェロ、フルートとオルガンのための)
デュプレ:チェロとオルガンのためのソナタ
ダニエル・ロート:『アイン・カリム』〜フルートとオルガンのためのファンタジー
ロラン・ファルシネリ:チェロとオルガンのためのケノーシス
マテュー・ギュー:フルートとオルガンのための間奏曲
ジャン=バティスト・ロバン:時の歯車
カンタン・ゲリヨ(Org)
ティボー・レズニチェク(Vc)
フリスティナ・サルクシヤン(Fl)

録音:2019年5月21日、6月26日
オルガン奏者のカンタン・ゲリヨ、チェロ奏者のティボー・レズニチェク、そしてフルート奏者のフリスティナ・サルクシヤンの3人は、この3つの楽器の響きの親 和性に心を奪われ、この編成のレパートリーに関する研究を数年にわたって進めてきました。このCDは、そのような彼らの取り組みの中から、フランスの作曲家に よるオルガン、チェロ、フルートの作品を収録しています。 19世紀後半のサロンで演奏されていたフォーレ、ヴィドールの作品、20世紀の偉大なオルガン奏者マルセル・デュプレ、そしてその系譜を引くマテュー・ギューや ロラン・ファルシネリ、さらにはダニエル・ロートやジャン=バティスト・ロバンのような現代作曲家に至るまでの、作品を体系的に収録することによって、室内楽 器としてオルガンの可能性を示しています。 (Ki)
Initiale
INL-08(1CD)
パリ音楽院でのエネスコ(1895-1899)
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.2
アンドレ・ジュダルジュ:ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.12
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.6
マルタン・ピエール・マルシック:ヴァイオリンとピアノのための「夏の詩」Op.24より第3曲Attenete
ジュリアン・スツルマン(Vn)
ピエール=イヴ・オディク(P)
2004年ジュネーブ国際コンクール、2005年ロン・ティボー国際コンクールで入賞など輝かしいコンクール経歴を持つヴァイオリン奏者ジュリアン・スツルマン によるエネスコの初期のヴァイオリン・ソナタ2作を録音したアルバムです。 ルーマニア出身の名ヴァイオリニスト、ジョルジュ・エネスコは、7才でウィーン音楽院に、14才からはパリ音楽院で学びました。パリでは、ヴァイオリンをマルタン・ ピエール・マルシックに、そして和声とフーガをアンドレ・ジュダルジュに師事しています。このアルバムは、そのエネスコのパリ音楽院時代の焦点を当てています。 1897年と1899年に書かれたエネスコ最初の2つのソナタ、そしてエネスコに捧げられたジュダルジュのヴァイオリン・ソナタ第1番とマルシックの小品を収録。 エネスコの強烈な個性と19世紀末のパリ音楽院の音楽環境を感じ取れる1枚です。 (Ki)

Hanssler
HC-20081(1CD)
『東西』
ストラヴィンスキー:「ロシアの踊り」〜ペトルーシュカからの3楽章より
行進」〜『抒情小曲集』より
作者不詳(デンマークSQ編):スカンジナビアの伝統曲
パヴロヴィッチ(デュオ・アリアーダ編):バルカンの伝統曲
スキューズ:ぼろ船
コープランド3つのムード
ガーシュウィン:3つの前奏曲
「手を叩いて」「魅惑のリズム」「私の彼氏」「アイ・ガット・リズム」〜『ソングブック』より
チック・コリア:『子供の歌』より第6番、第4番、第11番、第7番
ミヨー:「ブラジルの女」〜『スカラムーシュ』Op.165bより第3曲
デュオ・アリアーダ【ミハウ・クノト(Sax)&ボグダン・ラケティチ(アコーディオン)】

録音:2020年、ウィーン楽友協会内グラス・ホール/マグナ・オーディトリウム
ウィーン楽友協会から「傑出した才能と創造性豊かな音楽家」と激賞される、ポーランド出身のサクソフォン奏者ミハウ・クノトとセルビア出身のアコーディオン 奏者ボグダン・ラケティチによる「デュオ・アリアーダ」。2013年の結成以来、ウィーンを拠点に活動を開始し、カーネギーホール、トーンハレ・チューリッヒ、ウィー ン楽友協会、サンクトペテルブルクのエルミタージュ劇場など、世界の名だたるホールで、これまでに30カ国以上で公演を行っている若手注目のデュオです。
サクソフォンとアコーディオンという異色の組み合わせながら、その相性は驚くほど自然なもの。アコーディオンは蛇腹のふいごと鍵盤の操作により演奏される 気鳴楽器で、リードを振動させて音を出す木管楽器のサクソフォンとのコンビネーションは抜群です。
期待の新録音『東西』では彼らの演奏で世界中を航旅する好企画。アルバムの中心に現代作曲家トマシュ・スキューズ(1984-)の「ぼろ船(Coffin Ship)」 を据え、東西を横断する航海の旅に誘います。また、クラシックの名曲だけでなく今年(2021年2月9日)に惜しまれつつも亡くなったアメリカ出身のジャズピア ニスト、チック・コリア作曲の「子供の歌(Children’s Songs)」からの作品も収録。彼らの多才ぶりを発揮した内容です。聴き手の心に届く入魂の演奏は、単 に旋律と伴奏に分けたものではなく、巧みなアレンジも聴きもの。今後日本での人気も出てきそうな注目の若手デュオです。 (Ki)

MDG
MDG-90322106
(1SACD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲(サクソフォン四重奏版/ペーター・ヴィーグ編) ベルラーヘ・サクソフォン・クァルテット【ラエス・ニードルシュトラッサー(ソプラノ・サクソフォン)、ペーター・ヴィーグ(アルト・サクソフォン)、フアニ・パロップ・テークレス(テナー・サクソフォン)、エヴァ・ヴァン・グリンスヴェン(バリトン・サクソフォン)】
2008年にアムステルダム音楽院の学生たちで結成されたサクソフォン四重奏団、ベルラーヘ・サクソフォン・クァルテット。洗練された音楽性と個性豊かな音 楽で新世代のサクソフォン四重奏団として世界中で活躍しています。4人は、アムステルダム音楽院でオランダを代表するサクソフォン奏者アルノ・ボルンカンプに 師事。権威ある室内楽コンクール、ドイツ音楽コンクール(2011年)やオランダクラシック・タレント・アワード(2013年)を受賞するなど高い評価を受け、四重 奏団としてさらなるレベルアップためアルテミス・カルテットにも師事しています。
数あるクラシックの名曲で最も人気の高い作品の一つバッハのゴルトベルク変奏曲は、さまざまな楽器編成による編曲版がリリースされておりますが、今回 はサクソフォン四重奏版で録音。編曲は、ベルラーヘ・サクソフォン・カルテットのアルト・サクソフォンを担当するペーター・ヴィーグによるもの。彼は奏者として だけではなく、作曲家・編曲家としても活躍し、オランダのプリンセス・クリスティーナ・コンクールで作曲部門で一位を獲得しています。10種類の楽器を用い、 色彩豊かなアレンジを聴かせ、4人ぞれぞれの絶妙なバランスにより新たな響きを生み出しています。 (Ki)

TRPTK
TTK-0058(1SACD)
静寂の間
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント(バレエ「妖精の接吻」より)
武満徹:妖精の距離
ドビュッシー:美しき夕暮れ
クルト・シュヴェルツィク:ハイリゲンシュタットへの道
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP119
ピーテル・ヴァン・ルーテン(Vn)
トビアス・ボルスボーム(P)
ヴァイオリン奏者ピーテル・ヴァン・ルーテンとピアニストのトビアス・ボルスボームのオランダ若手音楽家二人が「音楽とは音符と音符のあいだの空間だ」とい うドビュッシーの言葉に触発され、挑んだ録音プロジェクト。 ストラヴィンスキーのディヴェルティメントは、舞踏家イダ・ルビンシテインが1928年に自らのバレエ団を結成し、その旗揚げ公演のための委嘱作品がバレエ音楽 「妖精の口づけ」。没後35年を迎えたチャイコフスキーへのオマージュ作品で、チャイコフスキーの歌曲・ピアノ曲からの引用が随所にあらわれます。本曲は、それ をもとにした組曲版で1931〜34年に作られました。瀧口修造の詩作「妖精の距離」にインスピレーションを受け1951年に書かれた武満 徹の「妖精の距離」。 そして若き日のドッビュシーがポール・ブルジェの詩に作曲した甘美な作品「美しき夕暮れ」。現代オーストリアで活躍する作曲家クルト・シュヴェルツィクの「ハイ リゲンシュタットへの道」、最後には1942年の夏から翌43年の春にかけて作曲され、「フェデリコ・ガルシア・ロルカの想い出に」と記されたプーランクの最後 のヴァイオリン・ソナタ。 (Ki)

arcantus
ARC-20017(1CD)
『ホルンのためのサロン・ミュージック』
(1)クリスティアン・ルンメル:「ランメルモールのルチア」による幻想曲 Op.88
(2)アンリ・リューベック:「別れ」
(3)メンデルスゾーン:「失われた幸福」〜無言歌集第3巻より Op.38-2
(4)ルイ・シャル:アンダンテ〜「夜」より Op.22-2a
(5)シャル:アレグロ〜「夜」より Op.22-2b
(6)ショパン:24前奏曲 Op.28より第20番ハ短調
(7)エルンスト:悲歌
(8)ジャック・フランソワ・ガレ:幻想曲「口づけ」
(9)フリーデバルト・グラーフェ:ドイツ民謡「低地に降りれば」による幻想曲
(10)ショパン:24前奏曲 Op.28より第11番ロ長調
(11)シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
(12)ルイ・キュルト:「別れ」
(13)M.カール:「ローレライ」によるパラフレーズ
ルネ・アレン(Hrn/ウルマン―フィッシャー製作、イグナツ・ロレンツ製作の歴史的楽器)、
ツヴィ・メニカー(ピアノ/J.B.シュトライヒャー製作)

録音:2019年8月ゼンデザール(ブレーメン)
プロデューサー、サウンド・エンジニア、エディティング:ファビアン・フランク

(1)(2)(4) (5)(7)(8)(9) (12)(13)=世界初録音
このアルバムは第二次世界大戦で失われたブレーメンのA.E.フィッシャー出版社のコレクションを復元したものから、知られざるロマン派の作曲家によるフレン チ・ホルンのための作品の世界初録音集です!ホルン奏者ルネ・アレンとピアニスト、ツヴィ・メニカーという名手が歴史的な楽器を演奏し、聴き手を19世紀後半 のドイツのサロンへと誘います。 (Ki)

ANIMAL MUSIC
ANI-091(1CD)
「100年」
(1)第1部1918-1938年(シュチェパーンカ・バルツァロヴァー作曲)
(2)第2部1938-1948年(ヤン・イルハ作曲)
(3)第3部1948-1968年(ルボシュ・ソウクプ作曲)
(4)第4部1968-1989年(マルティン・ブルネル作曲)
(5)第5部1989-2004年(トマーシュ・スィーコラ作曲)
(6)第6部2004-2018年(ヴィート・クシーシュタン作曲)
コンセプト・アート・オーケストラ、シュチェパーンカ・バルツァロヴァー((指)トランペット)
アンドレア・シュルコヴァー、ダヴィト・ファーレク、ペトル・カルフス、マルテ・スチーレル、ルドシュ・ソウクプ、ヨナス・ブリンクマン(以上、サクソフォン、クラリネット、フルート)
フェリックス・メエル、ゲルハルト・オルニグ、ヤン・カイセル、ヤン、プジュビル(以上、トランペット、フリューゲルホルン)
ヤン・イルハ、シュチェパーン・ヤノウシェク、リヒャルト・シャンダ、ヤクブ・ジーデク、ヨハネス・オペル(以上、トロンボーン)
ヴィート・クシーシュタン(ピアノ、キーボード)、ペトル・ドヴォルスキー(アコースティック・バス、エレクトリック・バス)、カミル・スレザーク(ドラム)、トマーシュ・スィーコ(サウンド・エフェクト)、マルティン・ブルネル(プロフェット、ピアノ)、ヤン・リンハルト(グロッケンシュピール)、オンドジェイ・カブルナ、オンデス・マルテント(アコーディオン)、ヴラティスラフ・ブラベネク(アルト・サクソフォン、クラリネット)、ペトル・オストウホヴ(ティンパニ、パーカッション)

録音:2018年/チェコ
チェコの才能豊かなコンポーザー・プレーヤーが揃ったプログレッシブ・ジャズ・ビックバンドの「コンセプト・アート・オーケストラ」期待の新アルバムの登場!チェ コの有名な「エンジェル賞」で最優秀ジャズ・アルバムに輝いた第1作『The Prague Six』(ANI-049)、その後リリースして好評を博している第2弾『Vanoce Dosp?lych』(ANI-075)に続く期待の第3弾は2018年に旧チェコスロヴァキア共和国建国100周年迎え、その記念にメンバー6人がそれぞれ作曲したコンセ プト・アルバム「100年」です! 組曲の形で作曲された「100年」は6つのパートで構成。チェコスロバキアと後のチェコ共和国の歴史を独創性とエネルギーをもって表現しています。それぞれ の時代を反映させた旋律や引用など、その繊細は表現は彼らならではといえます。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-409(2CD)
高橋悠治(b.1938)作品集「歌垣」
■Disc1
01. クロマモルフT(1964)〜アンサンブルのための
02. オペレーション・オイラー(1968)〜2つのオーボエのための
03. あえかな光(2018)〜アンサンブルのための
04. 6つの要素(1964)〜4つのヴァイオリンのための
05. さ[SA](1999)〜ホルン独奏のための
06-07. 歌垣[KAGAHI]〜ピアノと管弦楽のための
■Disc2
01. 散ったフクシアの花(2010)〜クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための
02. 石(1993)〜チェロのための
03. メタテーシスT(1968)〜ピアノのための
04. ローザス(第2版)(1975)〜増幅ヴァイオリンのための
05. タラとシシャモのため(2015)〜アコーディオン、エレクトリック・ギター、バリト
ン・サックス、ピアノのための 14’07
06. 和幣(ニキテ)(1971)〜アンサンブルのための
東京コンテンポラリー・ソロイスツ、【ピアノ:黒田亜樹/メゾソプラノ:波多野睦美/フルート:上野由恵、泉真由/オーボエ:鷹栖美恵子、荒木奏美/クラリネット:田中香織、伊藤圭/コントラバスクラリネット:原浩介/ファゴット:山田知史、笹崎雅通/サックス:栃尾克樹/ホルン:福川伸陽、根本めぐみ/トランペット:上田じん、宮本弦、松山萌、守岡未央、植竹佑太/トロンボーン:村田厚生、廣瀬大悟、橋本晋哉/パーカッション:神田佳子、會田瑞樹/ヴィブラフォン:窪田健志/ハープ:山宮るり子/ヴァイオリン:尾池亜美、印田千裕、城代さや香、周防亮介、徳永慶子、松岡麻衣子/チェロ:中木健二、山澤慧、長谷川彰子、細井唯、蟹江慶行、山本大/コントラバス:佐藤、洋嗣/アコーディオン:大田智美/ギター:山田岳/エレクトロニクス、サウンドアート:有馬純寿】
企画・(指)杉山洋一
子供のころから、作曲家としてピアニストとしてそして思索家として、音楽のみならず、わたしたちが生きる社会において、 高橋悠治の存在に憧れていた。当時、我々が熱望して止まなかった海外の情報といえば、高橋悠治や、武満徹、一柳慧、 湯浅譲二、石井眞木といった凡そ同世代に属する作曲家たちが日本に紹介していて、それらの演奏会に通うたび、鮮烈な 感動に胸が高鳴ったのをおぼえています。彼らこそがわたしたちの興味を呼び覚まし、育んでくれたのだ。 今日まで、わたしたちを高橋悠治や彼の周りの作曲家が育んでくれた。だから、彼らの音楽を未来のため若い世代に橋渡し したいと願うのは、ごく自然のことだ。高橋悠治の古い資料や録音の多くは消失していて、探し出すのに何年もかかった。 「歌垣(Kagahi)」はニューヨーク公共図書館で発見され、「般若波羅蜜多(Prajna Paramita)」と「和幣(Nikite)」は、実妹である ピアニストの高橋アキ氏宅で、人知れず大切に保管されていた。それらの楽譜を、大西義明氏や栃尾克樹氏がていねいに 浄書して下さり、蘇演が可能となった。楽譜の所在の調査にあたっては、小野光子氏の掛け値なしの献身的努力に、心から 謝意を記したい。みなさんが、高橋悠治の驚くほど美しい音楽世界を存分に愉しまれることを願いつつ。 (杉山洋一※ライナーノートより抜粋)

NEOS
TBLS-0005(1CD)
「子供の情景」〜杉山洋一(b.1969)作品集
(1)「鵠〜白鳥の歌」(2015)〜17 絃筝のための
(2)「杜甫二首」(2014)〜女声と器楽のための
(3)五重奏曲「アフリカからの最後のインタビュー」(2013)
(4)R.シューマンの「子供の情景」(2017)〜ヴィオラ四重奏のための
(1)沢井一恵(十七絃筝)
(2)ウォンジュン・キム(Voice)、リチャード・ストルツマン(Cl) 、アー・リン・ノイ(Va)、ステファン・ゴスリング(P)
(3)東京現音計画【有馬純寿(エレクトロニクス)、大石将紀(Sax)、神田佳子(Perc)、 黒田亜樹(P)、橋本晋哉(Tuba)】
(4)今井ヴィオラQ【今井信子、ファイト・ヘルテンシュタイン、ウェンティン・カン、ニアン・リウ】

録音:(1)2017年7月、(2)2015年2月、(3)2013年9月、(4)2017年9月
杉山洋一は作曲を三善晃に師事した後、イタリアに留学しさらにフランコ・ドナトーニらに学んだ。指揮者としても活動し、 アンサンブル・モデルン、ウィーン・モデルン、ベルリン・フィルとも共演しています。このディスクは彼の最近の独奏曲、室内楽 曲を集めたもので、彼の作品のまとまったディスク自体が少ないため大変貴重。「R.シューマンの子供の情景」は有名な同 名のピアノ曲をヴィオラ四重奏のために編曲(?)だが、もはや編曲の粋を脱したリミックス、リコンポーズ作品。シューマンが ウェーベルン風にデフォルメ・再構成されており大変興味深い。ストルツマン、今井信子、沢井一恵、アンサンブル東京現音 計画ほか豪華アーティスト参加の一枚。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-410(1CD)
EXODUS(移住)
(1)コルンゴルト:4 つの小さな楽しいワルツ〜マルギット
(2)コルンゴルトヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.6
(3)ツァイスル:ヴァイオリン・ソナタ 「ブランダイス」
(4)コルンゴルト:待雪草 Op.9-1
(2)(3)ヨハネス・フライシュマン(Vn)
(1)-(4)マグダ・アマーラ(P)
(4)ギュンター・ハウマー(Br)

録音:2018 年5 月24-27 日 ウィーン、DDD,76'23
※日本語オビ・解説付き
移住 EXODUS」と題された CD。ナチのオーストリア併合によって米国に亡命し た二人のウィーン人、エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957)とエーリヒ・ ツァイスル(1905-1959)の作品を、ウィーンで生まれ育ったヴァイオリニスト、ヨハネ ス・フライシュマンが演奏しています。ツァイスルは日本ではクラシックの作曲家として はあまり知られていないかもしれないが、コルンゴルト同様ウィーンでは若くして成功 を収め、米国に亡命後は映画音楽で活躍した。作風は、後期ロマン派色が濃厚な コルンゴルトと異なり、モダニスム。ブランダイス・ソナタは1950 年の作品。 ヨハネス・フライシュマンは、何度かの来日で既に日本での人気も高いオーストリア の中堅のヴァイオリニスト。ウィーンの伝統を受け継いだヴァイオリニストでありつつ、 クラシック音楽の枠を超えた21 世紀的活動で人気を博してもいます。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-386(2CD)
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1 番変ロ長調D898 Op.99
ピアノ三重奏曲第2 番変ホ長調D.929 Op.100
トリオ・メッゼーナ・パートリア・バッラーリオ【フランコ・メッゼーナ(Vn) 、エレナ・バッラーリオ(P) 、セルジオ・パートリア(Vc)】

録音:2019 年 4 月 25-29 日 イタリア,ペスカーラ
※日本語オビ・解説付き、デジパック
イタリアの 3 人のベテラン奏者、ヴァイオリンのフランコ・メッゼーナ、チェロのセルジオ・パート リア、ピアノのエレナ・バッラーリオによる、その名もトリオ・メッゼーナ・パートリア・バッラーリオに よるシューベルトのピアノ三重奏曲 2 曲。フランコ・メッゼーナはサルヴァトーレ・アッカルドの高 弟として知られ、録音も多数ある名ヴァイオリニスト。エレナ・バッラーリオはイタリア最北西部、ピ エモンテ州のビエッラ出身。ソリストとしてのみならず室内楽のピアニストとして活躍。セルジオ・ パートリアは1974 年から1999 年までトリノのレージョ劇場の首席チェロ奏者を務めた後、ソリスト に。バッラーリオとパートリアは夫妻。3 人は旧知の仲だったが、トリオを組んだのは 2015 年か ら。イタリア人たちのピアノ三重奏団というと朗々と歌う流麗な演奏を想像するかもしれないが、 実際にはベテラン3 人による抑制を利かせた渋い旨味に満ちた演奏です。

GEGA NEW
GD-415(1CD)
「ヴォイニッチ写本」〜ヤッセン・ヴォデニチャロフ(b.1964):作品集
(1)ヴォイニッチ写本*
(2)コールス・アンド・ソングス・イン・トリオ
(3)音の影/(4)…子供の頃の記憶…
(1)アンサンブル・プレ・ドゥ・ボトレ・オレイユ(MS、Gamb四重奏)
(2)ジャンヌ=マリー・コンケル(Vn)、ジャン=クリストフ・ヴェルヴォワット(Hrn)、永野英樹(P)
(3)フロレンティーノ・カルヴォ(マンドリン)、アンサンブルMG21
(4)イヴァン・ストヤノフ(指)ガブローヴォ室内O

録音:2018年9月22日パリ*、ライヴ録音(年月不記載)
GEGA が積極的に紹介しているブルガリアの現代作曲家ヴォデニチャロフの作品集第6弾。ヴォデニチャロフはソフィア国 立音楽院で学んだ後、パリ音楽院でポール・メファノに師事、IRCAM でも研鑽を積んだ。現在はパリを拠点に活動しています。 「ヴォイニッチ写本」は 6 つの小品からなる歌でベリオやメレディス・モンクばりの特殊な唱法から構成される個性的な作品。 「コールス・アンド・ソングス・イン・トリオ」はヴァイオリン、フレンチ・ホルン、ピアノのための曲。日本のホープ永野英樹が鮮や かなピアノを聴かせています。オーケストラ曲「子供の頃の記憶」はクラスターや特殊奏法を駆使しながらも、音の身振りや音響 にどこかユーモアを感じさせる佳曲。

カメラータ
CDT-1114(1CD)
税込定価
2021年2月28日発売
21世紀音楽の会作品集U[室内楽作品集]
遠藤雅夫:ピアノ・トリオ(2012)
南聡:工房より/頭部と第1胴体塑像(2016/19)
T. 頭部/U. 第1胴体塑像
鈴木純明:リューベックのためのインヴェンションU「冬」(2018)
小櫻秀樹:アンフォーカスド・レイジ(2018)
岡島礼:フルート、クラリネットとチェロのための三重奏曲(2016)
相川麻理子(Vn)/植木昭雄(Vc)/佐藤勝重(P)/佐藤まどか(Vn)/松本卓以(Vc)/佐藤芳恵(Cl)/庄司雄大(Hrn)/秋山友貴(P)/安良岡章夫(指)/多久潤一朗(Fl)/有馬理絵(Cl)/花田和加子(Vn)/甲斐史子(Va)/鷹羽弘晃(P)/森垣桂一(指)/川口静華(Vn)/山澤慧(Vc)

録音:2019年5月ほか/東京(ライヴ録音)
 『形や風評にとらわれることなく自由の原点から真に心に残る音楽 を』をモットーに、2000年、野田暉行代表(現在は名誉顧問)と17名の 作曲家により結成された「21世紀音楽の会」。創設20年を機に、会員の 作品演奏を収録したCDの制作がスタートしました。2019年にリリース された第1弾に次ぐ、今回の『作品集U』には、現在24名を数える会員作 曲家の中から、ベテランから中堅までの5人の作品を収録。2013年から 2019年までの演奏でお聴きください。(カメラータ)
カメラータ
CMCD-28379(1CD)
税込定価
2021年2月28日発売
フルート・ソナタの旅/ザビエル・ラック
ドビュッシー:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ
S.カーク=エラート:ソナタ(アパッショナータ) 嬰ヘ短調 作品140
C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調 Wq.132
ラウタヴァーラ:フルートとギターのためのソナタ
プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調 作品94
ザビエル・ラック(Fl/アルトFl/ピッコロ)
東条慧(Va)
福井麻衣(Hp)
猪居亜美(G)
岡本知也(P)

録音:2020年12月/埼玉
 数々の世界的オーケストラの首席奏者として活躍、神戸女学院大学 音楽学部で後進の指導にもあたるフルートの名手ザビエル・ラックの CDアルバム第3弾。  C.P.E.バッハの無伴奏からラウタヴァーラのギターとの二重奏まで、 ラック自らが選んだ「フルート・ソナタ」5作品を、才能あふれる共演 者たちと収録。心を動かす新たな名演が誕生しました。 ブックレットには、ラックの執筆による充実した作品解説も掲載してい ます。(カメラータ)

Da Vinci Classics
C-00243(1CD)
クラリネットの花々 Vol.2〜現代イタリアのクラリネット作品集
フロッカリ:記憶と忘却
メッシーナ:シテール島
フライドリ:突然変異
シモネッタ:ピアノ=クラリネット・インプロヴィゼイション
メッシーナ:ソナタ、トリティコ、
 ソナチナ、ソナチナ ト短調
ルーカ:メッド
シモニーニ:ブランド
サンナ:バルツィッツァへのオマージュ
マルコーニ:コスミコインカント、プリズマ
テスタ:ペンシエリ
メッシーナ:ビルディング
ドメニコ・カリア(Cl)、
アンジェラ・フラッカリ(P)、
ジャンフランコ・メッシーナ(P)、
シルヴィア・フロッカリ(P)、
アレッシオ・テッラノヴァ(バス・クラリネット)、
ジャンルイジ・ヌッチーニ(Fl)、他

録音:2018年9月−2019年10月、ミラノ(イタリア)
現在活躍中のイタリア人作曲家たちが書き上げたクラリネットのための作品集を集めた「クラリネット花々」シリーズの第2集。
イタリアにおけるクラリネット芸術の最前線をたっぷりと収めた「クラリネットの花々 Vol.2」で現代の秀作の数々を奏でているのは、第1集(C00096)に引き続きドメニコ・カリア。
イタリアン・オペラ・フローレンスの首席クラリネット奏者、クラリネッタンド・イタリア音楽祭の芸術監督などを務める1985年生まれの実力派です。
Da Vinci Classics
C-00237(1CD)
ラネリ:メタミュージコロジーの研究「ムジカ・フィンタ/ブルース・プリンツ」 ロベルト・ラネリ(ソプラノ・サクソフォン、サンプリング、サウンド・トリートメント)、
マリア・ヨランダ・マショヴェッキオ(P)、
アラーナ・フェリ(ヴォーカル)

録音:1998年3月、ミレニアム・レコーディング・レコーディング(ローマ、イタリア)
イタリアのコンテンポラリー・コンポーザーでありサクソフォニスト、ロベルト・ラネリ(1945−)の大作「ムジカ・フィンタ/ブルース・プリンツ」は、シューマン、ジョプリン、シューベルト、そしてジェリー・ロール・モートンの音楽の主題を題材とした大規模な変奏的作品。
オペラさながらの5楽章(5幕)で構成されている「ムジカ・フィンタ/ブルース・プリンツ」は、現代音楽の世界における作曲者の先見性や天才的才能を示す作品です。
Da Vinci Classics
C-00232(1CD)
ヴォーカル・コーズ(声帯)〜チェロ・アンサンブルのための音楽
ダウランド:流れよ、わが涙(ソプラノとチェロ八重奏版)、ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルメイン(チェロ五重奏版)
ブリテン(ステファノ・チェッラート編):騒がしいブレー(チェロ八重奏版)
マリア・ナニーノ:御身が唇には慈しみが置かれぬ(チェロ四重奏版)
チェッラート:チェロ四重奏のためのトッカータ
ラモー(ジョゼフ・ノワイヨン&ミケーレ・バルキ編):夜の賛歌(チェロ五重奏版)
プティ:チェロ四重奏のための組曲
バッハ:わが愛しき神に(チェロ四重奏版)、汝の行くべき道と(チェロ四重奏版)
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番
オン・ザ・ブリッジ・アンサンブル〔ステファノ・チェッラート(Vc)、エマヌエレ・リガモンティ(Vc)、ベネデッタ・ジョーロ(Vc)、シモーネ・チェッペテッリ(Vc)、サラ・メルリーニ(Vc)、マッテオ・ヴェルチェローニ(Vc)、アレッサンドロ・ブルッティ(Vc)、ヴィットリオ・ゼロッキ(Vc)〕、
カルロッタ・コロンボ(S)

録音:2019年9月3日−5日、サン・ジョヴァンニ教区博物館(アスティ、イタリア)
イタリアのピリオド・アンサンブル、アルモニオーサの首席チェリストである名手、ステファノ・チェッラートが牽引するチェロ8重奏によるプロジェクト「ヴォーカル・コーズ(声帯) 」は、16世紀から現代に至る音楽史の重要な局面を横断したプログラム。
ダウランドやバッハ、ブリテン、ヴィラ=ロボス、そしてチェッラートの自作などによる古今折衷のプログラムを、チェッラートが率いるチェロ8重奏というスタイルの卓越なアンサンブルで楽しませてくれます。
オン・ザ・ブリッジ・アンサンブルは2019年にステファノ・チェッラートが若手チェリストたちの教育プログラムの一環として立ち上げたアンサンブル。すでにイタリアのオーケストラで活躍するメンバーも多数所属しており、その実力は折り紙付きです。

Ars Produktion
ARS-38317S(1SACD)
花の章〜トランペットとピアノのための作品集
マーラー(アリサ・クラッツァー編):トランペットとピアノ4手連弾のための「花の章」(世界初録音)*
エーラー&フリーマン=アットウッド:R・シュトラウスに基づくソナタ
ジョンゲントランペットとピアノのためのコンチェルティーノ
ピルス:トランペットとピアノのためのソナタ
ネスラー:若きヴェルナーの別れの歌(ラインホルト・フリードリヒ&竹沢絵里子編)
R・シュトラウス:ばらの花環 Op.36-1
マーラー:トランペットが美しく響くところ
ラインホルト・フリードリヒ(Tp)、
竹沢絵里子(P)、
アリサ・クラツツァー(P)*

※使用楽器:B♭管トランペット(トルステン・ミッターク)、C管トランペット(ヨーゼフ・モンケ)、C管トランペット(ヴィンセント・バック/ストラディヴァリウス、モデル229)、ピッコロ・トランペット(ハンス・クロマト)
※使用マウスピース:ヴィンセント・バック1Cマウント・ヴァーノン、JKヨーゼフ・クリアー1D3.8

録音:2020年9月1日−3日、インマヌエル文化センター(ヴッパータール、ドイツ)
1983年に24歳でフランクフルトRSO(hrSO)の首席奏者に就任し、1986年のミュンヘン国際音楽コンクールで優勝。クラウディオ・アバドからの厚い信頼を受け、2003年からはヨーロッパのオールスター・オーケストラであるルツェルン祝祭Oでも首席奏者を務めているドイツのトランペット界におけるレジェンド、ラインホルト・フリードリヒ。
これまでにもその長いキャリアにおいて膨大な数の録音を行ってきたフリードリヒが、公私共にパートナーであるピアニストの竹沢絵里子とのデュオをで新たに創り上げた2020年新録音の「トランペットとピアノのための作品集」。
トーマス・エーラー(1980−)とジョナサン・フリーマン=アットウッド(1961−)の共作でR・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタなどの音楽を題材として、「R・シュトラウスがトランペット・ソナタを書いていたら?」という発想で作曲された「R・シュトラウスに基づくソナタ」(2015−2020)や、ベルギーの至宝ジョンゲンの「コンチェルティーノ」、
ウィーンのピルスの秀作「トランペット・ソナタ」などのオリジナル作品から、ネスラーの歌劇「ゼッキンゲンのトランペット吹き」からの「別れの歌」や、アルバムタイトルにもなっているマーラーの「巨人」の「花の章」のトランペット版などのアレンジ作品をプログラミング。
レジェンド、ラインホルト・フリードリヒが新型コロナ禍の中で選んだ特別なプログラムを、その輝かしいサウンドとアルス・プロダクション(ARS Produktion)の優秀録音でお楽しみください!

Chandos
CHAN-20229(1CD)
フルートのためのフランス作品集
サン=サーンス:ロマンス 変ニ長調 Op.37(フルートとピアノのための)
フランク:ソナタ イ長調 M.8(原曲:ヴァイオリン・ソナタ/ジャン=ピエール・ランパル編曲フルートとピアノ版)
サン=サーンス:歌劇 「アスカニオ」より バレエのアリア(フルートとピアノのためのアダージョと変奏)
ヴィドール:組曲 ハ短調 Op.34(フルートとピアノのための)
デュリュフレ:前奏曲、レチタティーヴォと変奏 Op.3(フルート、ヴィオラとピアノのための)
アダム・ウォーカー(Fl)、
ティモシー・リダウト(Va)、
ジェームズ・ベイリュー(P)

録音:2020年9月11日−13日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
アダム・ウォーカーが率いるオルシノ・アンサンブル盤(RCHSA5282/CHSA5282)と共に、ウォーカーのソロ・アルバムもChandosからリリース! アダム・ウォーカーは2009年に英国王立音楽アカデミーを優秀な成績で卒業してからすぐに21歳でロンドンSOの首席フルート奏者に任命され、その後MIDEMクラシックの優秀ヤング・アーティスト賞、ボルレッティ=ブイトーニ財団賞、ロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ・ヤング・アーティスト賞(ノミネート)などを受賞。英国王立音楽カレッジの客員教授も務め、フランスのバロックから現代の新作委嘱作まで、幅広いフルートのレパートリーを追求し、オーケストラとの共演、ソロ・リサイタル、室内楽などの旺盛な演奏活動を続けています。
2013年にリリースされたアダム・ウォーカーの前作「Vocalise」でも共演していたピアニスト、ジェームズ・ベイリューとともに贈る、フルートのための華麗なフランス作品集。ヴィドールの組曲、フランクの傑作ヴァイオリン・ソナタのフルート版、デュリュフレのフルート・トリオを中心に構築されたプログラムで、アダム・ウォーカーの驚異的な才能と卓越した音楽表現を披露します。デュリュフレのトリオで共演する次世代のスター・ヴィオラ奏者ティモシー・リダウトの参加もポイント。
Chandos
CHSA-5282(1SACD)
ベル・エポック〜管楽器のためのフランス音楽
ルーセル:ディヴェルティスマン Op.6(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンとピアノ)
ドビュッシー:小品(クラリネットとピアノ)、
 第1狂詩曲(クラリネットとピアノ)
サン=サーンス:ロマンス ヘ長調 Op.36(ホルンとピアノ/作曲者自身によるチェロとピアノのための組曲からの編)、
 デンマークとロシアの歌によるカプリス Op.79(フルート、オーボエ、クラリネットとピアノ)
シャミナード:コンチェルティーノ Op.107(フルートとピアノ)
ケクラン:2つの夜想曲 Op.32bis(ホルン、フルートとピアノ)
カプレ:五重奏曲 ロ短調 Op.8(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットとピアノ)
ドビュッシー:シランクス(無伴奏フルート)
オルシノ・アンサンブル〔アダム・ウォーカー(Fl)、ニコラス・ダニエル(Ob)、マシュー・ハント(Cl)、エイミー・ハーマン(Fg)、アレック・フランク=ゲミル(Hrn)〕、パヴェル・コレスニコフ(P)

録音:2020年7月11日−13日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
芸術監督アダム・ウォーカーのリーダーシップの下、5人の優れた管楽器奏者を中心に柔軟な編成で活動するオルシノ・アンサンブルと、2012年にカナダのホーネンス国際ピアノ・コンクールで優勝し華々しい活躍を遂げているパヴェル・コレスニコフがChandos初登場!
フランスのメーカーを中心に管楽器の設計と製造が大幅に進歩し、同時に急拡大したパリ音楽院で教授陣によって多くの優れた作品が生み出されていった「ベル・エポック(良き時代)」。19世紀後半から20世紀初頭にかけての、ルーセル、サン=サーンス、ドビュッシー、シャミナード、カプレ、ケクランらによるまばゆいばかりの管楽器作品集です。21歳でロンドン響の首席奏者に任命されたアダム・ウォーカー、ブリテン・シンフォニアやハフナー・ウィンド・アンサンブルの創設メンバーでもある名オーボエ奏者ニコラス・ダニエル、ドイツ・カンマーフィルのソロ・クラリネット奏者マシュー・ハント、フィルハーモニア管やENOの首席奏者を務めたエイミー・ハーマン、スコットランド室内管の首席奏者を10年務め2019年からヨーテボリ響の首席奏者に就任したアレック・フランク=ゲミルといったイギリスの実力派揃いのアンサンブルにご期待ください!

Avie
AV-2452(1CD)
メシアン:世の終わりのための四重奏曲
カート・ローディー(1966-):片翼(one wing)
レフト・コースト・チェンバー・アンサンブル〔ジェローム・シーマス(Cl)、アンナ・プレスラー(Vn)、ターニャ・トムキンス(Vc)、エリック・ジヴィアン(P)〕

録音:2020年2月、バークリー:・ヒルサイド・クラブ&サンフランシスコ音楽院(アメリカ)
アメリカ西海岸サンフランシスコ・ベイエリアで活躍するトップクラスの音楽家たちで構成されたレフト・コースト・チェンバー・アンサンブル (LCCE)による、 メシアンの名曲「世の終わりのための四重奏曲」!
LCCEは「nothing is out of bounds, and anything is possible」をモットーに、小編成のアンサンブル、声楽、オーケストラ、オペラなどあらゆるタイプの音楽に携わっており、独奏から四重奏まで4つの楽器(クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ)のさまざまなアンサンブルが特徴の本作品でも、選りすぐりのメンバーによる録音が行われています。うちチェロのターニャ・トムキンスとピアノのエリック・ジヴィアンは、イギリスの名手モニカ・ハジェットが牽引するベンヴェニュー・フォルテピアノ・トリオのメンバーとしても活躍し、Avieレーベルにシューマンやメンデルスゾーンの名演を残しています。カップリング曲の「片翼」はLCCEの共同創立者である作曲家カート・ローディー(カート・ロード)による、メシアンにインスパイアされたヴァイオリンとピアノのための作品で、クリスタルな響きが印象的。本アルバムが世界初録音となります。

RUBICON
RCD-1054(1CD)
プーランク&フランク:チェロ・ソナタ集
プーランク:チェロ・ソナタ Op.143
デュティユー:ザッハーの名による3つのストロフ
フランク:チェロ・ソナタ イ長調 M8(原曲:ヴァイオリン・ソナタ)
ミヒャエル・ペトロフ(Vc)、
エルデム・ミシルリオグル(P)
キアロスクーロ・クヮルテットのヴァイオリニスト、パブロ・エルマン・ベネディが参加するピアノ三重奏団「トリオ・イシムシズ」のメンバーとしてRubicon(ルビコン)から2つのアルバムをリリースしてきたブルガリア出身のチェリスト、ミヒャエル・ペトロフによるソロ・デビュー・アルバム。2015/16シーズンのECHO Rising Starに選ばれ、アムステルダム・コンセルトヘボウ、パリのシテ・ド・ラ・ミュージック、ウィーン楽友協会、ブダペスト芸術宮殿、ケルン・フィルハーモニーなどヨーロッパの主要なコンサートホールで演奏し、中国とアルゼンチンをツアーしてきたミヒャエル・ペトロフが贈るのは、フランクからデュティユーまで、約1世紀にわたる魅力的なプログラム。イザイの結婚式のプレゼントとして作曲されたフランクの傑作「ヴァイオリン・ソナタ」の「チェロとピアノ版」、パウル・ザッハーの誕生日祝いに書かれたデュティユーの「3つのストロフ」、ピエール・フルニエに捧げられたプーランクのチェロ・ソナタを、同じくトリオ・イシムシズのメンバーであるトルコ系イギリス人ピアニスト、エルデム・ミシルリオグルとの親密なデュオで悠々と描きます。

ATMA
ACD2-2822(1CD)
ヒンデミット:ホルンのための室内楽作品集
ホルンとピアノのためのソナタ
アルトホルンとピアノのためのソナタ
ホルン協奏曲(シモン・ブルジェ編、室内楽版)
4つのホルンのためのソナタ
木管五重奏のための小室内音楽 0p.24-2
ルイ=フィリップ・マルソレ(Hrn)
シモン・ブルジェ(Hrn)
ルイ=ピエール・ベルジュロン(Hrn)
グザヴィエ・フォルタン(Hrn)
ペンタドル(木管五重奏団)
デイヴィッド・ジャルベール(P)

録音:2020年9月/ケベック
カナダの名ホルン奏者ルイ=フィリップ・マルソレによるヒンデミット・アルバムです。ホルンのために多くの作品を書いた作曲家は多くはありませんが、ヒンデミッ トはソナタから室内楽、協奏曲まで様々な作品を残しておりホルン奏者にとって貴重な存在。マルソレはモントリオールを拠点に活動し、2009年にメトロポリタン Oの首席奏者に就任。レ・ヴィオロン・デュ・ロワやモントリオール室内Oとも頻繁に共演し、また木管五重奏団「ペンタドル」のメンバーとしても活躍。 ATMAレーベルからCDリリースも多く、キャリアと経験を生かした演奏が聴けます。 (Ki)

H.M.F
HMM-902508(1CD)
プルースト、1907年7月1日のコンサート
レイナルド・アーン:クロリスに
シューマン:夕べにOp.12の1
ショパン:前奏曲変ニ長調Op.28の15「雨だれ」
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13
 子守歌Op.16
クープラン:神秘的なバリケード
フォーレ:夢のあとに
 ノクターン第6番変ニ長調Op.63
ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
アーン:いみじき時
テオティム・ラングロワ・ド・スワルテ(Vn、ストラディヴァリウス「ダヴィドフ」1708年)
タンギ・ド・ヴィリアンクール(P、エラール1891年)

録音:2020年9月/フィラルモニ・ド・パリ(シテ・ド・ラ・ミュージック)
2021年)文豪マルセル・プルーストの生誕150周年にあたります。それを記念してハルモニア・ムンディならではのアルバムが登場します。
プルーストは音楽の造詣が深く、レイナルド・アーンとのパートナー関係は有名ですが、若い頃からフォーレの音楽を熱愛していました。彼は「失われた時を求め て」の執筆を開始する6年前の1907年7月1日にリッツ・ホテルで「フィガロ」誌編集者ガストン・カルメットのためのディナーを催しました。その際フォーレも 招き自作を演奏させる企画もしたとされます。しかし土壇場でキャンセルされたため、マルグリット・アッセルマンとモーリス・アヨ、エドゥアール・リスレルでプロ グラムを再考したのがこの演目でした。
演奏者の主張で当初企画していた趣旨から大きく変更されましたが、プルーストの音楽的嗜好は反映され、アーンの美しい作品を最初と最後に、フォーレのヴァ イオリン・ソナタ第1番をメインに据えています。このソナタは「失われた時を求めて」に登場する架空の「ヴァントゥイユのソナタ」のモデルとみなす研究家も多く、 小説成立に大きな役割を果たしたことは間違いありません。
また「ヴァントゥイユのソナタ」が「トリスタンとイゾルデ」の強い影響を受けているという設定から、リスト編曲の「イゾルデの愛の死」も重要。プルーストは、「失 われた時を求めて」中最も感動的な「祖母の死」の場面をこの編曲を聴いた印象で書いたとも言われ、この小説が音楽から多大なインスピレーションを得ていこと、 1907年7月1日のコンサートが重要なカギとなっていることを証明してくれます。フランス文学関係者必聴のアルバムです。
演奏は17世紀作品で高い評価を受けるテオティム・ラングロワ・ド・スワルテ。シテ・ド・ラ・ミュージックの音楽博物館所蔵の1708年製作ストラディヴァリ ウスの銘記「ダヴィドフ」を使用。ピアノはハルモニア・ムンディいち押しのタンギ・ド・ヴィリアンクールが同じく音楽博物館所蔵の1891年製エラールを使用。ハー フ・サイズのグランドで、サロンで愛用されたモデルゆえ、まさに往時の響きを再現しています。

BIS
BISSA-2527(1SACD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 Vol.2
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 「春」Op.24(1800-01)
ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1(1801-02)
ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2(1801-02)
フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn/Antonio Stradivarius,Cremona 1711, ‘Lady Inchiquin’)
マルティン・ヘルムヒェン(P/Chris Maene Straight Strung Concert Grand Piano)

録音:2020年2月/クンストパラスト美術館内ロベルト・シューマン・ザール(デュッセルドルフ)
フランク・ペーター・ツィンマーマンとマルティン・ヘルムヒェンによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音、第 2 弾は第 5番「春」、第6番、第7番です!
ツィンマーマンといえば卓越したテクニックと繊細にして優美で香り高き音色で奏でますが、このベートーヴェンではピアノとの対話を大切にし、随所に聴くこ とのできる絶妙なバランス感覚と抜群のセンスの良さを携えた演奏を披露しております。まばゆく流麗な第5番「春」、きめ細かく温かみのある音色で奏でる第 6番、そして厳しさとともに表情豊かな第7番と、当録音もその圧倒的な出来栄えの演奏を聴くことができます。
マルティン・ヘルムヒェンは1982年ドイツ、ベルリン生まれ。2001年に開かれたクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝し、一躍世界から注目され るピアニストなりました。ソロはもちろんのこと、ユリア・フィッシャーなど世界的ヴァイオリニストからも絶大なる信頼を得ており、ツィンマーマンとの共演もツィ ンマーマンからのアプローチで実現しました。
演奏の素晴らしさはもちろんのこと、楽器にも注目です。ヴァイオリンはツィンマーマンの愛器1711年製のストラディヴァリウス「レディ・インチクイン」。こ の楽器はかつてクライスラーが所有していた銘器でまるでビロードのような音色です。ツィンマーマンが長年ともにしてきた愛器で奏でるベートーヴェンは格別で す。一方、ピアノはベルギーのピアノ製作者クリス・マーネの平行弦ピアノを使用。このピアノは 2013 年ダニエル・バレンボイムの依頼により製作された楽器で、 その特徴は一般的なグランドピアノのように弦が交差して張られておらず、チェンバロやフォルテピアノのようにすべての弦が平行に張られています。これにより 音量はもちろんのこと、細かなニュアンスの表現、そして弾き心地の良さを兼ね備えております。このグランドピアノは2015年にバレンボイムによる演奏でお 披露目され、以後ピエール=ローラン・エマールやエマニュエル・アックスなど世界的なピアニストにも認められた楽器として注目されております。近年この楽器 を愛奏するヘルムヒェンがベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタを挑むに当たり、現在望みうる最も理想的な楽器で録音を実現させました。

Audite
AU-97709(1CD)
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
フェルナン・ド・ラ・トンベル:弦楽四重奏曲 ホ長調 Op.36
マンデルリングQ【ゼバスティアン・シュミット(Vn1)、ナネッテ・シュミット(Vn2)、アンドレアス・ヴィルヴォール(Va)、ベルンハルト・シュミット(Vc)】

録音:2018年10月11-14日/ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール(ケルン)
独auditeレーベルの看板アーティスト、マンデルリング四重奏団。前作「ペニーズ・フロム・ヘヴン」〜アンコール作品集(AU-97786)では弦楽四重奏の新 たな魅力を伝える、ジャンルを超えた多様な音楽を聴かせてくれました。期待の当アルバムではフランスの作曲家、ラヴェルとラ・トンベルの弦楽四重奏曲を録音 しました。 ラヴェルの弦楽四重奏曲いわずと知れた名曲。その繊細にして情景美あふれる旋律と、きりりとしまった構成が絶妙な作品ですが、当団の実に味わい深くも硬派 な演奏がこの作品にマッチしております。 パリ生まれのフェルナン・ド・ラ・トンベルは、オルガニストとしても活躍した作曲家。ギルマンやデュボワなどの大オルガニストにして作曲家 に師事したラ・トンベルはオルガニストして成功。その後、師ギルマンやダンディとともにスコラ・カントールムの創設に参画し、後進の育成にも力を注ぎました。多 彩な芸術家としても知られるトンベルは彫刻家、写真家、詩人、画家そして天文学者としても活躍しました。作曲家としては各ジャンルに作品を残しましたが、演奏 機会はごく少なく名団体による録音は大歓迎といえましょう。4楽章構成【第1楽章:ラルゴ・マ・ノン・トロッポ―アレグロ、第2楽章:アレグロ・アッサイ・スケ ルツァンド、第3楽章:アダージョ・コン・モルト・エスプレシオーネ、第4楽章:アレグロ・コン・ブリオ】の弦楽四重奏曲は表現力豊かで極めてカラフルなハーモニー が特徴。またオルガニストらしく、4つの楽器の掛け合いや構成がまるでオルガンを思わせる和声感も現れます。知られざるこの作品を名手が奏でることにより新 たな魅力に気づかされることでしょう。なお、当団によるフレンチ・アルバムはもう1タイトル、リリース予定とのこと。こちらも期待が高まります。
マンデルリング四重奏団のアンサンブルは安定感抜群。激情の中にも決して冷静さを欠かない演奏で、名門の名にふさわしい堂々たる演奏を聴かせてくれます。 2015年より新メンバーに迎えられたヴィオラのアンドレアス・ヴィルヴォールはドイツのエアフルト生まれ。ワイマールの音楽学校を卒業後ヴィオラに転向し、 ベルリン・ハンス・アイスラー高等音楽院にてアルフレート・リプカに師事。また、キム・カシュカシアン、クリストフ・ポッペンなど著名な演奏家から薫陶を得ました。 その後、国際的な音楽祭に出演するほかファウスト・クァルテットのメンバーとして、また2001年よりベルリンRSO首席奏者として活躍しております。 (Ki)

Passacaille
PAS-1102(1CD)
フレデリク・ネイリンク(1985-):イ・ソリスティのための作品集 第1集
ホモ・デウス・フランケンシュタインI〜XII
斧I
ゲシュタルトI *
ゲシュタルトIのエコーその1 *
ゲシュタルトIのエコーその2
ゲシュタルトV *
イ・ソリスティ(木管アンサンブル)

録音:2012年11月2日(*ライヴ)、2020年9月15・16日/ベルギー、コンセルトヘボウ・ブリュッヘ
2011年に出会って以来、長期的なコラボレーションを続けてきた作曲家フレデリク・ネイリンクと木管アンサンブル「イ・ソリスティ」によるアルバム。遊び心あ るカラフルな作品から抽象的な音楽まで、さまざまな表現を駆使した曲集です。 (Ki)

CLAVES
50-3029(1CD)
女性の声
カプラロヴァー:リトルネッロOp.25〜チェロとピアノのための(1940)
ナディア・ブーランジェ:3つの小品〜チェロとピアノのための(1915)
リリ・ブーランジェ:3つの小品〜ピアノのための(1914)
ボスマンス:ソナタ〜チェロとピアノのための(1919)
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:『一年』より「5月」「7月」「9月」「11月」(1841)
ステファニー・ヘンスラー(1986-):「どこでもなく、どのようにしても」〜チェロとピアノのための(2020)【世界初録音】
アンナ・フォルトヴァ(Vc)、
カトリン・シュミドリン(P)

録音:2020年6月&7月/トーンスタジオ・ヴァルデンブルク(スイス)
ロマン派から印象派そして現代と6人の女性作曲家によるチェロとピアノための作品集。『女性の声』と題されたこのアルバムではチェロとピアノで奏でられる 美しくも力強いメッセージ性の強い作品が集められております。
1986年生まれの作曲家ステファニー・ヘンスラー作曲の「どこでもなく、どのようにしても」はチリで起きた女性に対する暴力への抗議活動をつづった論文か らインスピレーションを与えられ作曲された最新作です。
チェロとピアノのデュオ、プラハ生まれのチェリスト、アンナ・フォルトヴァとスイスのピアニスト、カトリン・シュミドリンは2015年に結成。ともにバーゼル音楽 大学で学び、2018年より本格的にデュオとして演奏活動を展開。バーゼル、チューリッヒ、パリでの公演を成功させております。 (Ki)

Hortus
HORTUS-171(1CD)
フォーレ:室内楽作品集
チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.117
月の光 Op.46-2(チェロとピアノ版)
牢獄 Op.83-1(チェロとピアノ版)
チェロ・ソナタ第1番ニ短調 Op.109
ヴォカリーズ・エチュード(チェロとピアノ版)
ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120(クラリネット、チェロとピアノ版)
初見視奏曲(クラリネットとチェロ版)
トマ・デュラン(Vc)、
ニコラ・マヤルト(P)、
マヌエル・メッツガー(Cl)

録音:2019年/フランス
その美しい旋律で確固たる地位を得た作曲家フォーレ。72歳になったフォーレは、耳が聞こえなくなることに苦悩しながらも、晩年も創作活動を行っていました。 ことに室内楽曲、ピアノ曲、歌曲に傑作を残したフォーレですが、当アルバムにはチェロ・ソナタを主軸にフォーレの旋律美を堪能できる作品を収録。ピアノ三重奏 曲ではヴァイオリン・パートをクラリネットで演奏しております。フランスの名手が雄弁な語るフォーレ・ファンにはたまらない1枚です。 (Ki)

Linn
CKD-657(1CD)
NX-B09
バッハ:『平均律クラヴィーア曲集』 第1巻 第2巻 より
1. プレリュード 第16番ト短調 BWV885
2. フーガ 第16番ト短調 BWV885
3. フーガ 第1番ハ長調 BWV870
4. フーガ 第2番ハ短調 BWV871
5. プレリュード 第4番嬰ハ短調 BWV873
6. フーガ 第4番嬰ハ短調 BWV873
7. プレリュード 第12番ヘ短調 BWV857
8. フーガ 第12番ヘ短調 BWV857
9. フーガ 第13番嬰ヘ長調 BWV882
10. フーガ 第11番ヘ長調 BWV856
11. フーガ 第21番変ロ長調 BWV890
12. フーガ 第7番変ホ長調 BWV876
13. フーガ 第17番変イ長調 BWV862
14. フーガ 第4番嬰ハ短調 BWV849
15. フーガ 第14番嬰ヘ短調 BWV883
16. フーガ 第23番ロ長調 BWV868
17. プレリュード 第9番ホ長調 BWV878
18. フーガ 第9番ホ長調 BWV878
19. プレリュード 第19番イ長調 BWV888
20. フーガ 第19番イ長調 BWV888
21. フーガ 第8番嬰ニ短調 BWV853
22. フーガ 第6番ニ短調 BWV875
23. プレリュード 第5番ニ長調BWV874
24. フーガ 第5番ニ長調 BWV874
ファンタズム(古楽器使用)
ローレンス・ドレフュス(トレブル・ヴァイオル&ディレクター)
ジョナサン・マンソン(テナー・ヴァイオル)
マルック・ルオラヤン=ミッコラ(ベース・ヴァイオル)
エミリア・ベンジャミン(トレブル・ヴァイオル)…2、12-14、16、24
ハイディ・グレーガー(ベース・ヴァイオル)…1、4、7、8、14、18
a’=415Hz
※ 5、6、9、21は原曲より半音低く移調して演奏、他は全て原調通り

録音:2020年8月4-7日、モードリン・カレッジ、オクスフォード
バッハの鍵盤作品を英国ルネサンス風のヴァイオル・コンソート(ヴィオラ・ダ・ガンバ合奏)で演奏するアルバムの第2弾。原曲の造形を損ねる ことなくその魅力の思わぬ側面に光を当てることに成功した前作(CKD618)の好評を受けて、英国のファンタズムが新たなバッハ録音を届け てくれました。『平均律クラヴィーア曲集』第2巻からの作品を中心に、第1巻の曲も適宜取り入れ、プレリュードとフーガを自由に組み合わせ たプログラムは曲順も丁寧に考えられています。その穏やかな響きの味わいもあり流して聴くにも絶好ですが、さらに聴き深めれば聴き深める ほど、巧みな演奏が浮き彫りにするメロディラインの複雑な絡み合いの虜になってゆくことでしょう。前作が黒を基調としたジャケットだったのに対 し、今回は白いイメージが目をひくデザインも秀逸。2巻をペアで揃えたくなるプロジェクトです。

Resonus
RES-10270(1CD)
NX-B05
ベートーヴェン変容〜第2集
『エグモント』 序曲〜フリードリヒ・シュタルケ(1774-1835)による編曲(1812頃)
『エグモント』 Op. 84 劇音楽〜ロバート・パーシヴァル(1970-)による編曲(2018)
 リート:太鼓が鳴る(クレールヒェンの歌)
 間奏曲第3番
 クレールヒェンの死
 勝利の交響曲(エグモントの夢-勝利の交響曲)
ソナタ「悲愴」 (原曲:ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 Op. 13)〜編曲者不詳(1810 ウィーン)
交響曲第7番イ長調 Op. 92〜編曲者不詳(1816 ウィーン)
ボックスウッド&ブラス(アンサンブル)
【メンバー】
レイチェル・チャプリン(Ob)
ニコラ・バルバリ(Ob)
エミリー・ウォージントン(Cl)
フィオナ・ミッチェル(Cl)
ロバート・パーシヴァル(Fg)
功刀貴子(Fg)
アンネケ・スコット(ナチュラルホルン)
ケイト・ゴールドスミス(ナチュラルホルン)
ジャクリーヌ・ドッサー(Cb)

録音:2019年2月3-5日National Centre for Early Music, York(イングランド)
ピリオド楽器によるイギリスのアンサンブル"ボックスウッド&ブラス"(メンバーには日本のファゴット奏者 功刀 貴子も含む)による「ベートーヴェン変 容」シリーズ第2集。前作ではカール・ツェルニーが管楽アンサンブル用に編曲した「七重奏曲」Op. 20と、ベートーヴェン自身の編曲による「六重 奏曲」 Op.71が収録されており、19世紀前半におけるハルモニームジークの流行を知ることができました。今作には、ベートーヴェンの友人で出 版業を営んでいたジークムント・アントン・シュタイナーによって1810年代に出版された3作品と、メンバーの一人、ロバート・パーシヴァルが編曲した 劇音楽『エグモント』からの4曲を収録。「悲愴」と交響曲第7番の編曲者はわかりませんが、どちらにも精巧な編曲が施されています。メンバーの 個性を重視したパーシヴァルの編曲による『エグモント』も、オーケストラの響きを余すことなく伝えます。
Resonus
RES-10271(1CD)
NX-B05
RELATIONSHIPS 関係性
エリザベス・マコンキー(1907-1994):ヴァイオリン・ソナタ第2番
ニコラ・レファニュ(1947-):Abstracts and a Frame アブストラクツ・アンド・ア・フレイム
ジャイルズ・スウェイン(1946-):Duo 二重奏 Op. 20
マコンキー:ヴァイオリン・ソナタ第1番
スウェイン:Echo エコー Op. 78
 Farewel 告別 Op. 151
マル・リン(Vn)
ジャイルズ・スウェイン(P)

録音:2015年9月1-4日、2017年9月9-11日
全て世界初録音
このアルバムは、演奏家と作曲家との密接な関係から生まれた1枚。それは家族的なつながりだけではな く、個人的なつながり、音楽的なつながりと、様々な関係性で形成されており、彼らが相互に与えあう影 響と発展を窺うこともできます。ニコラ・レファニュはヴォーン・ウィリアムズに師事した作曲家エリザベス・マコ ンキーの娘であり、ピアニスト・作曲家ジャイルズ・スウェインのいとこです。ヴァイオリニストのマル・リンはジャ イルズ・スウェインの妻。ジャケットに使用されているアートワークは、マル・リンの父、リチャード・リン・ショー・ ユーの作品です。

TOCCATA
TOCC-0096(1CD)
NX-B03
ヴァインベルク(1919-1996): ヴァイオリン・ソナタ集 第3集
ヴァイオリン・ソナタ第3番Op. 37(1947)
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 Op. 126(1979)
ヴァイオリン・ソナタ第6番Op. 136bis(1982)
ユーリ・カルニッツ(Vn)
マイケル・チャーニ=ウィルス(P)

録音:2015年7月9-12日、2020年7月7-8日
苦難の生涯を送ったヴァインベルクがこの世を去って四半世紀を経た現在、彼は20世紀を代表する作 曲家の一人として認知されるようになりました。また、彼のヴァイオリン・ソナタは、名手ギドン・クレーメルが 積極的に演奏したことで比較的早いうちから親しまれており、近代ヴァイオリン作品の重要なレパートリー として多くの奏者たちに演奏されるようになりました。TOCCATA CLASSICSでは、無伴奏を含むヴァイン ベルクの全ヴァイオリン・ソナタの録音を計画(全4集)。今作の第3集には旋律的な3番、冒頭2分間には ピアノが登場しないという緊張感溢れる第6番、そして23分を超える長丁場をヴァイオリン一台で弾ききる 無伴奏ソナタ第3番の3作品を収録。ヴァイオリニスト、ユーリ・カルニッツは前作で『ディアパゾン賞』を獲 得、ヴァインベルク作品の解釈が高く評価されています。

ONDINE
ODE-1351(1CD)
NX-B04
ユルギス・カルナヴィチウス(1884-1941):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番Op. 1(1913)
弦楽四重奏曲第2番Op. 2 No. 6(1917)
ヴィリニュスSQ【ダリア・クズネコヴァイテ(Vn1)、アルトゥラス・シーラレ(Vn2)、クリスティーナ・アヌセヴィチウテ(Va)、アグスティナス・ヴァシリアウスカス(Vc)】

録音:2020年5月25-28日リトアニア国立フィルハーモニック
ヴィリニュスSQ 【メンバー】 ダリア・クズネコヴァイテ(Vn1) アルトゥラス・シーラレ(Vn2) クリスティーナ・アヌセヴィチウテ(Va) アグスティナス・ヴァシリアウスカス(Vc) 録音:2020年5月25-28日 リトアニア国立フィルハーモニック

Signature
SIG-11117(1CD)
『ヴァイオリンとツィンバロム』
ラヴェル(コルレット編):ツィガーヌ(1924) - ヴァイオリンと2つのツィンバロムのための
バルトーク:ソナタ(1944) - 無伴奏ヴァイオリンのための
ブリュノ・クーレ(1954-):モザイク(2018) - 無伴奏ヴァイオリンのための
クルターグ(1926-):ヴァイオリンとツィンバロムのための8つのデュオ(1961)
バルトーク(コルレット編):ルーマニア民族舞曲(1915) - ヴァイオリンとツィンバロムのための
エレーヌ・コルレット(Vn)
シリル・デュピュイ(ツィンバロム)
リュドヴィート・コヴァーチ(ツィンバロム)

録音:2018年4月、ラジオ・フランス
フランス語圏カナダ出身で、フランス放送POのコンサート・マスターを1996年から 務めるエレーヌ・コルレットによる、ハンガリーをテーマに、フランスとの繋がりまでを意識したアルバム。コル レットが幼いころから慣れ親しんだ海外の民謡の響きにインスパイアされ、作品のルーツに迫る激しく情熱 的なヴァイオリンを聴かせてくれます。特にツィンバロムのデュオとの共演となる「ツィガーヌ」、やはりツィンバ ロムとの共演にアレンジされた「ルーマニア民族舞曲」などのパフォーマンスは素晴らしい出来。

Da Vinci Classics
C-00235(1CD)
音楽の交差点〜20&21世紀のイタリアとハンガリーの木管五重奏曲集
カゼッラ:プパツェッティ Op.27(木管五重奏版/マッツォーリ編)
アゲイ:5つの易しい踊り
ディ・ステファノ:5つの古代の秘密
ファルカシュ:17世紀の古いハンガリーの踊り
エリア:夜の目覚め
ロンバルディ:常動曲
クィンテット・アネモス〔フィリッポ・マッツォーリ(Fl)、マリカ・ロンバルディ(Ob)、ニコラ・ズッカーラ(Cl)、アルビン・レボッセ(Hrn)、イヴァン・カレスターニ(Fg)〕

録音:2019年9月27日−28日、ジュゼッペ・ヴェルディ・ホール、ブダペスト・イタリア文化会館(ハンガリー)
異なる文化や歴史的背景を持つ「イタリア音楽」と「ハンガリー音楽」のボーダーラインを越え、両方の国々の音楽を交差させたプログラムを披露してくれているのは、イタリアの木管アンサンブルであるクィンテット・アネモス。
イタリアからは同国における器楽復興の立役者の1人カゼッラがピアノデュオのために作曲し、その後、作曲者自身の手によって室内オーケストラ版へと編曲されるなど、現在では様々な編成で演奏される「プパツェッティ」の木管五重奏版、ハンガリーからはレスピーギに師事するなどイタリアとも縁の深いファルカシュの「17世紀の古いハンガリーの踊り」などを収録。近現代のイタリアとハンガリーで誕生した木管五重奏曲の魅力を存分に伝えてくれる充実のプログラムと演奏です。
クィンテット・アネモスは2010年にフランスで結成され、特に20世紀音楽に焦点をあてた活動を繰り広げている木管五重奏団。フルートのフィリッポ・マッツォーリが木管五重奏曲用に編曲したカゼッラの「プパツェッティ」は、その完成度の高さから2017年春にドイツの出版社インプロンタ(Impronta)から出版されました。

Signum Classics
SIGCD-664(1CD)
ロドリゴ・ルイス:室内楽作品集〜星を見よ
ヴァイオリン・ソナタ R.6
星を再び見るために(A Riveder Le Stelle)R.8
ピアノ三重奏曲 R.9
ケレンザ・ピーコック(Vn)、
ヒュー・ワトキンス(P)、
ローラ・ファン・デル・ヘイデン(Vc)

録音:2020年1月、スネイプ・モルティングス ブリテン・スタジオ(イギリス、サフォーク)
1988年生まれのメキシコの作曲家、ロドリゴ・ルイスによる美しくロマンティックな室内楽作品集。ダンテの『神曲』地獄篇からインスピレーションを受けた、ヴァイオリンとピアノのための「星を再び見るために A Riveder Le Stelle」や、湖畔の星降る夜が夜明けに変わるイメージから作曲された「ヴァイオリン・ソナタ」など、各作品は2017〜2019年に作曲されたものですが、みなベートーヴェンやシューマン、ブラームスの影響を強く受けた、19世紀的な調性音楽として書かれています。「調性のある音楽は、とても直接的に自分に語りかけてくるものだと感じています。結局のところ、最も経験の浅いリスナーでさえ、モーツァルトのソナタならば高度な分析を必要とせずに、完璧に楽しむことができます。」(ブックレット掲載のインタヴューより)

Harp&Company
CD-505044
ベルギーの作曲家によるハープ作品集
ニコラ・ムニエ:5声のコンセール
レオポルド・サミュエル:5声のコンセール
マルセル・オブラン:3つの舞曲*
ジョゼフ・ジョンゲン:ハープのためのバラード Op.125
ベンジャミエン・リッケ:オ・サントル*
ラシェル・タリトマン(Hp)、
マルコス・フレナーニ=マルティンス(Fl)、
ダニエル・ルーベンシュタイン(Vn)、
ピエール=アンリ・ゼレブ(Va)、
クミコ・オクトミ(Va)*、
ヨハネス・ブルクホフ(Vc)
イスラエル、テルアビブ出身の世界的ハーピスト、ラシェル・タリトマンが設立した「ハープ音楽に特化」した世界でも珍しい自主レーベル、「ハープ・アンド・カンパニー(Harp & Company)」の最新タイトルは、ベルギーの作曲家たちによる世界初録音となる作品集。
近代ベルギーを代表する作曲家、ジョゼフ・ジョンゲンが1943年にクロマチックハープのために作曲した印象派の影響を受けた色彩感豊かな「バラード」から、ジョンゲンの「5声のコンセール」の編成(フルート、ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)に基づき、ラシェル・タリトマンのために作曲された現代ベルギーの作曲家、ニコラ・ムニエの作品まで幅広く収録。
Harp&Company
CD-505043
ディルク=ミヒャエル・キルシュ(b.1965):ハープのための室内楽作品集
アソーレス〜フルート、イングリッシュホルン、ヴィオラ、チェロ、ハープのための性格的組曲 Op.35
イングリッシュホルンのための哀歌 Op.23
ハープのための2つの即興曲 Op.37
フルート、ヴィオラとハープのためのトリオ・パストラル Op.12a
フルートとハープのための 「 ....ある夏の日... 」 Op.9a
アルトフルート、ヴィオラ、ハープのための3つの夜想曲 Op.6a
オーボエとハープのためのパストラーレ Op.3
ラシェル・タリトマン(Hp)、
マルコス・フレナーニ=マルティンス(Fl)、
ハイケ・シュタインブレヒェル(イングリッシュホルン)、
ローラン・オウケ(Va)、
ディルク=ミヒャエル・キルシュ(Ob)、
カロリーナ・プリールズ(Vc)
ドイツ出身の作曲家、オーボエ奏者のディルク=ミヒャエル・キルシュのハープのための室内楽作品集。ラシェル・タリトマンのために作曲された「即興曲」を含む、全曲世界初録音。
ディルク=ミヒャエル・キルシュの作品の中でも、特にオーボエのためのソロ作品は、国際ダブルリード協会主催のコンクールや、ミュンヘン国際音楽コンクールなど、権威あるコンクールにおいて重要な作品に位置付けられています。

Channel Classics
CCSSA-42721(1SACD)
モーツァルト/ジョーンズ:ヴァイオリン・ソナタ・アレグロ楽章断片の補筆完成版(世界初録音)
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 の断片 Fr 1782c Jones Completion 3
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調 の断片 Fr 1784b Jones Completion 4
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 の断片 Fr 1789f Jones Completion 1
ピアノとヴァイオリンのための幻想曲 ハ短調 の断片 Fr 1782l Jones Completion 1
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 の断片 Fr 1782c Jones Completion 2
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調 の断片 Fr 1784b Jones Completion 1
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調 の断片 Fr 1789f Jones Completion 2
レイチェル・ポッジャー(Vn)、
クリストファー・グリン(フォルテピアノ)

録音:2020年11月、セント・ジョンズ教会(アッパー・ノーウッド、ロンドン)
※使用ヴァイオリン:ペザリニウス1739
ゲイリー・クーパーと共演した超名盤「ヴァイオリン・ソナタ全集」(CCSBOX6414)を始めとする、各種モーツァルトの録音でも絶大な評価を獲得してきたレイチェル・ポッジャーが新たに臨むモーツァルト・レコーディングは、ソナタの断片を補筆完成させた世界初録音盤という極めて意義深いアルバムが登場! 補筆完成を行ったのは、王立音楽アカデミーの副学長を務めモーツァルト研究の権威として名高いティモシー・ジョーンズ。ジョーンズは既にモーツァルトのレクイエム、協奏曲、室内楽、鍵盤音楽など多くの断片の研究や補筆完成を行っており、本アルバムでは、ヴァイオリンとピアノのために書かれた3つのソナタ・アレグロ楽章と1つの幻想曲の断片を、1780年代に進化を遂げつつあったモーツァルトの様式に基づいて補筆完成。3つのソナタに関しては、断片の結尾の可能性とそれに応じて音楽が進む異なった方向性を探求し、それぞれ2種類ずつの完成版が作られています。

Diapason
DIAP-133(1CD)
ボッケリーニ:室内楽作品集

(1)小弦楽五重奏曲ハ長調 Op.30-6, G.324「マドリードの夜の音楽」

(2)弦楽三重奏曲ニ長調 Op.14-4, G.98

(3)ギター五重奏曲第4番ニ長調 G.448「ファンダンゴ」

(4)シンフォニア ニ短調 Op.12-4, G.506「悪魔の家」
(1)オフェリー・ガイヤール(Vc&指)、プルチネッラ
録音:2018年
(2)ラ・レアル・カマラ〔エンリコ・ガッティ(Vn)、エミリオ・モレーノ(Va)、ウォウター・メラー(Vc)〕
録音:1994年
(3)ヤコブ・リンドベリ(G)、ニルス=エーリク・スパルフ(Vn)、トゥAッロ・ガッリ(Vn)、ラーシュ・ブローリン(Va)、フレドリク・ビョーリン(カスタネット)
録音:1992年
(4)イル・ジャルディーノ・アルモニコ、ジョヴァンニ・アントニーニ(指)
録音:2004年

※リマスタリング:Circe(フランス)
フランスのクラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリング施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』。
同シリーズの第128集であるイタリアで生まれスペインの宮廷で活躍した室内楽王、ルイジ・ボッケリーニ(1743−1805)の珠玉の室内楽作品4選は、何と言っても収録音源の演奏者陣が豪華!
オフェリー・ガイヤール、エンリコ・ガッティ、ヤコブ・リンドベリ、そしてジョヴァンニ・アントニーニ。古楽界の巨星たちによる充実のボッケリーニ・アルバムです。

Ars Produktion
ARS-38582(1CD)
バッハ:トリオ・ソナタ集
バッハ:トリオ・ソナタ ト長調 BWV1039、トリオ・ソナタ ハ長調 BWV1037、シンフォニア第13番ハ短調 BWV799、トリオ・ソナタ ニ短調 BWV1036、平均律クラヴィーア曲集第1巻 第24番より前奏曲 ロ短調 BWV869、トリオ・ソナタ ニ長調 BWV1028、トリオ・ソナタ ト短調 BWV1029
カスパール・ツェーンダー(Fl)、
アナ・イオアナ・オルテアン(Fl)、
ヴィタル・ジュリアン・フレイ(ハープシコード)

録音:2020年8月
2本のフルートとハープシコード(1749年製ジャン=クロード・グジョン・チェンバロのコピーを使用)によるバッハのトリオ・ソナタ集。2本のフルートのために書かれたBWV1039以外の曲も、当時の慣習に従ってフルートと通奏低音用に書き改められ、演奏されています。 弦楽四重奏曲がウィーン古典派の時代以降、室内楽の最高の規律であったように、トリオ・ソナタはバロックの室内楽において、栄誉ある地位を占める特別なジャンルだといえるでしょう。美しく雅やかなフルートとハープシコードの音色をお楽しみいただけます。
Ars Produktion
ARS-38579(1CD)
ラテンアメリカのチェロとピアノのための作品
ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
コンスタンティノ・ガイト(1878-1945):チェロ・ソナタ Op.26
サグリエ(1972-):ヴァイオレットのための2つの歌より第2曲 Se juntan dos palomitas
ホセ・エリソンド(1972-):ラテンアメリカ舞曲より第1曲 Otono en Buenos Aires
ホアキン・ニン(1879-1949):セギーダ・エスパニョーラ
ポンセ(1882-1948):チェロ・ソナタ
ニコレ・ペーニャ・コマス(Vc)、
ヒューゴ・リャノス・カンポス(P)

録音:2020年2月
メキシコの作曲家マヌエル・ポンセとアルゼンチンの作曲家コンスタンティノ・ガイトによるソナタに重点を置き、ラテンアメリカのチェロとピアノのための、まだほとんど知られていない曲を紹介する多彩で意欲的なプログラム。ラテンアメリカの作曲家たちは、音楽を学ぶためにヨーロッパに渡り、旧大陸の文化への憧れと、自分たちの文化的ルーツへの郷愁と新たな評価の間で揺れ動いていました。先人たちの経験を共有するチェロのコマスとピアノのカンポスは、彼らの音楽がもたらす感動を我々に伝えるべく、素晴らしいアルバムを作り上げました。

Tactus
TC-781606(1CD)
パガニーニ:チェントーネ・ディ・ソナタ M.S.112 第1番-第6番(パガニーニの自筆原稿を用いた世界初録音) ジャンフランコ・イアネッタ(Vn)、
ワルター・ザネッティ(G)

録音:2018年9月
本アルバムはパガニーニの自筆原稿のみを使用した初めての録音で、チェントーネ・ディ・ソナタの最初の6つのソナタを収録しています。(チェントーネ・ディ・ソナタは18曲のソナタが3つの小冊子(a,b,cと記されている)に均等に分割して収められています。)作曲はおそらく1828年の終わり頃にプラハで始まり、パガニーニのヨーロッパ旅行中の11年間に渡って行われたと考えられます。またチェントーネというタイトルは、作曲家の死後、未発表の資料を再整理する作業の中で、さまざまな曲のコレクションを一般的に示す目的で、原稿に付けられたものと思われます。パガニーニらしい歌心に満ちたくつろぎの音楽をお楽しみください。
Tactus
TC-930101(1CD)
フランチェスコ・ダヴァロス(1930-2014):ソプラノ付きの五重奏曲(1986)、
ピアノ五重奏曲(1967)(全曲世界初録音)
レスリー・ヴィスコ(S)、
ヌースQ、
フランチェスコ・カラミエッロ(P、ベヒシュタイン D282)

録音:2018年10月
指揮者としても有名なフランチェスコ・ダヴァロス(1930-2014)は、スペイン-ナポリに起源を持つ古い貴族出身の音楽家で、作曲家、教師、エッセイスト、哲学者でもありました。彼の芸術表現としての音楽への興味は、父カルロの音楽コレクションと、彼が客人たちと共有した長時間のリスニング体験のおかげで、幼い頃から始まっていました。ダヴァロスの最初の作曲は、彼が常にモデルとしていたマーラーの交響曲2番とブルックナーの一連の交響曲に影響されたものであったといいます。本アルバムには、珍しいソプラノ付きの五重奏曲と、通常の編成(2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ)による五重奏曲の2曲が収められています。前者には詩人パーシー・ビッシュ・シェリー(1792-1822)とニコラウス・レーナウ(1802-1850)のテキストが用いられています。
Tactus
TC-910003(1CD)
バンフィールド&レヴィ:室内歌曲集
ラファエロ・デ・バンフィールド(1922-2008):声楽とピアノのための室内歌曲(1941-1948)
ヴィート・レヴィ(1899-2002):4つのアナクレオン律(1920)、
 ピアノのための10の前奏曲(1933)、
 ピアノのための子守歌(全曲世界初録音)
ダニエラ・マッズカート(S)、
エリア・マクリ(P)

録音:2019年12月
ソプラノのダニエラ・マッズカートとピアニストのエリア・マクリによる、20世紀イタリア・トリエステの2人の作曲家、ヴィート・レヴィ(1899-2002)とラファエロ・デ・バンフィールド(1922-2008)の世界初録音。高名な音楽家、エッセイスト、音楽評論家であったレヴィと、高貴な血統を持ち、オーストリア・ハンガリーの伝説的な軍用航空パイロット、「トリエステの鷲」ことゴットフリート・フォン・バンフィールド(1890-1986)の息子であったラファエロ・デ・バンフィールドは、異なる社会的背景を持ちながらも、その存在は密接に結びついていました。レヴィはデ・バンフィールドを音楽の研究に導き、そのおかげで彼はマリア・カラスやヘルベルト・フォン・カラヤンといった20世紀の世界文化遺産的な著名人と交流を持つことができました。人種法によって迫害されたレヴィ(『退廃音楽からの作品集』 TC900005)は、戦争が終わるまで逃げ隠れしなければなりませんでしたが、政権に奪われたトリエステの教壇の椅子に戻ることができました。70年代にはデ・バンフィールドもトリエステに戻り、ジュゼッペ・ヴェルディ劇場の館長や、スポレートの有名なドゥエ・モンディ音楽祭のディレクターを務めました。

Audax Records
ADX-13727(1CD)
ベートーヴェン、ヴォジーシェク、ルドルフ大公:ヴァイオリン・ソナタ集
ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェク(1791−1825):ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.5
ベートーヴェン
:ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
オーストリア大公ルドルフ(1788−1831):ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調
デュオ・ブリュッヘン=プランク〔ヘンリケ・ブリュッヘン(Vn)、マリー・ラーダウアー=プランク(P)〕

録音:2019年9月3日−4日&25日−26日、イエス・キリスト教会(ダーレム、ベルリン)
ドイツのピアニスト、ヘンリケ・ブリュッヘンとオーストリアのヴァイオリニスト、マリー・ラーダウアー=プランクによる女流デュオ、「デュオ・ブリュッヘン=プランク」がAudax Recordsデビュー。
フンメルに師事し、第二宮廷オルガニスト、楽友協会の音楽監督などを務め、「ベートーヴェンの後継者」として頭角を現しながらも歴史に埋もれてしまったボヘミアの作曲家、ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェクのヴァイオリン・ソナタと、ベートーヴェンの弟子でありパトロン、そしてピアニスト、作曲家としても優れた腕前を持っていたとされるオーストリアのドルフ・フォン・エスターライヒ大公(このアルバムに収録されたヴォジーシェクとベートーヴェンのソナタが献呈された人物)のヴァイオリン・ソナタを組み合わせ、ベートーヴェンの最後のヴァイオリン・ソナタを歴史的な文脈で探求するという意欲的なプログラム。ブックレットには、ラインハルト・ゲーベルによる「ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ 作品96 とその背景」と題された濃密な解説(日本語、英語、ドイツ語、フランス語)が掲載されています。

Da Vinci Classics
C-00295(1CD)
ミヒャエル・ハイドン:室内楽作品集&ヴィオラ協奏曲
弦楽四重奏曲イ長調 MH.310
フルート四重奏曲ニ長調 P.117
フルート四重奏曲ヘ長調 P.DEEST
ヴィオラ、ハープシコードと弦楽合奏のための協奏曲ハ長調 MH.41
リンダ・ウェザリル(Fl)、
ファブリツィオ・ダッテリ(ハープシコード)、
エリザ・バチョッキSQ〔カルロ・アルベルト・ヴァレンティ(Vn1)、マリア・アンジェリカ・ヴィターリ(Vn2)、トンマーゾ・ヴァレンティ(Va)、クラウディオ・ヴァレンティ(Va)、カルロ・ベンヴェヌーティ(Vc)〕

音:2020年7月8日−10日。ピエーヴェ・ディ・サンタ・マリア教会(ルッカ、イタリア)
「フランツ・ヨーゼフの弟」という事実が常に付きまとったにもかかわらず、当時のザルツブルクにおいて最高の音楽家といて称賛を受けていたヒャエル・ハイドン(1737−1806)。 大司教ジギスムントのための追悼ミサ曲である「レクイエム ハ短調」が代表作として知られているが、若き日のモーツァルトに多大な影響を与えたとも伝わる室内楽曲の数々はミヒャエル・ハイドンの魅力が最も表現された秀作ばかり。ここにはフルート四重奏曲と弦楽四重奏曲、そしてヴィオラとハープシコード、弦楽器のための"小さな"協奏曲が収録されています。
イタリアとアメリカの両国を活動の拠点とするフルートのリンダ・ウェザリルは、フランクフルトRSOとアンサンブル・アンテルコンタンポランで首席奏者を務めた実力者。 このミヒャエル・ハイドンの作品集で中心的な役割を担っているエリザ・バチョッキSQは、イタリア、ルッカのヴァレンティ・ファミリーによって結成されているアンサンブル。 特にヴィオラのトンマーゾ・ヴァレンティは、アレッサンドロ・ロッラの「ヴィオラ協奏曲 BI.552」を復元、録音(Tactusレーベル)するなど、イタリアの古典派作品に精通している名手です。
Da Vinci Classics
C-00226(1CD)
ホット・サックス〜20世紀のサクソフォン作品集
フィトキン:ソプラノ・サクソフォンとピアノのための「ゲート」
ボザ:アルト・サクソフォンとピアノのための「アリア」
シュルホフアルト・サクソフォンとピアノのための「ホット・ソナタ」
スウェルツ:アルト・サクソフォンとピアノのための「クロノス」
ミヨー:アルト・サクソフォンとピアノのための「スカラムーシュ」
デュオ・オット・エ・クインディチ〔アルフレード・チェッリート(Sax)、アンナ・リサ・ジョルダーノ(P)〕

録音:2013年2月16日−17日
シュルホフの「ホット・ソナタ」をアルバム・タイトルとする20世紀のサクソフォン作品集には、ミヨーの「スカラムーシュ」、ボザの「アリア」、フィトキンの「ゲート」、スウェルツの「クロノス」といった前世紀に書かれたサクソフォンのための代表的かつ魅力的な作品の数々を収録(フィトキンのみ2001年の作曲)。
ヴィルトゥオージティを惜しまないこのプログラムに取り組んだのは、イタリアのサクソフォンとピアノのコンビ、デュオ・オット・エ・クインディチ。
2009年の結成後、その活躍の場はイタリア国内に留まらず、スイス、スロヴェニア、フィンランド、ドイツ、オーストリアのヨーロッパから、中東はイラクのバグダッド、東南アジアはベトナムのホー・チ・ミンにまで及んでいます。
アルフレード・チェッリートの使用楽器は、ソプラノ、アルトともにヤマハのカスタム875EX。ヤマハのサックスを手に、スタンダード・レパートリーはもちろんのこと、委嘱新作の世界初演にも積極的に取り組んでいます。
Da Vinci Classics
C-00158(1CD)
フランコ・グッリ〜ミラノ・ライヴ1981&1990

(1)ディートリヒ、ブラームス&シューマン:ヴァイオリンとピアノのための「F.A.E.ソナタ」
(2)R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 Op.18
(3)バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番Sz.76
フランコ・グッリ(Vn)、
エンリカ・カヴァッロ(P)

(1)録音(ライヴ):1990年5月16日、ミラノ・コンサート協会(ミラノ、イタリア)
(2)録音(ライヴ):1990年5月16日、ミラノ・コン
(3)録音(ライヴ):1981年1月19日、セラーテ・ムジカーリ(ミラノ、イタリア)
※リマスタリング:DVスタジオ、マッシモ・マルケーゼ
1926年9月1日にイタリアのトリエステで生を受け、オタカール・シェフチークとヤン・マルジャークの門弟だった父からヴァイオリンを学び、シエナのキジアーナ音楽院ではアリゴ・セラートに、そしてスイスではヨーゼフ・シゲティに師事。
主に2本の銘器、1716年製のストラディヴァリ"マレシャル=ブルティエ・ヴェチェイ"と1702年製のストラディヴァリ"コント・ドゥ・フォンタナ"を愛用し、20世紀のイタリアを代表するヴァイオリニストの1人としてその名を轟かせたフランコ・グッリ(1926−2001)の未発表のライヴ録音が登場!
ソリストとしてはもちろんのこと、ミラノのイ・ポメリッジ・ムジカーリやローマ合奏団のメンバー、さらには教育者として母校のキジアーナ音楽院、ルツェルン音楽院、アメリカのインディアナ大学で後進の育成に情熱を傾けたフランコ・グッリ。
妻であると同時にデュオのパートナーでもあったエンリカ・カヴァッロとのコンビによる3つのヴァイオリン・ソナタはいずれもミラノ
ダ・ヴィンチ・クラシックスのヒストリカル・シリーズのアーティスティック・スーパーバイザーであるルカ・キエリーチとレナート・カッカモが録音し所持していた音源を、リューティストであり、優れたサウンド・エンジニアでもあるマッシモ・マルケーゼがリマスタリングを施して復刻したことにより、今回の初出、初CD化が実現しました。
Da Vinci Classics
C-00261(1CD)
アルマローリ:室内楽&独奏作品集

(1)ラモ
(2)自助のバラード
(3)カーヴ・カルメン
(4)リマ
(5)プラス
(6)全ての最後の何もない最後
(1)マウルツィオ・ベン・オマール(打楽器)、セルジオ・アルマローリ(ライヴ・エレクトリクス)
(2)ハイデマリー・ヴィースナー(P)、鷲見恵理子(Vn)、エドゥアルド・ポホソフ(Br)
(3)アーヴィン・アルディッティ(Vn)
(4)フランチェスコ・ボナフィーニ(Fl)、ハイデマリー・ヴィースナー(P)、ターニャ・ドーナス(ヴァーカル)
(5)ジャンカルロ・スキアッフィーニ(Tb)
(6)セルジオ・アルマローリ(P)

録音:2007年−2015年
作曲家としてだけでなく、パーカッショニスト、ヴィブラフォニスト、マリンビストとして、ジャズや電子音楽、即興の世界でも大活躍しているイタリアの音楽家、セルジオ・アルマローリ(1972−)のポートレート・アルバム。
アーヴィン・アルディッティ(アルディッティSQの第1ヴァイオリン)が作品を取り上げているところからも、その存在の重要性を窺い知ることができます。
Da Vinci Classics
C-00259(1CD)
自然と告別の歌
ラヴェル:マダガスカル島民の歌
フランシス・ブラウン:自然と告別の歌
アレクサンドラ:貴婦人と一角獣の愛の歌
ラヴェル:魔法の笛
アンドレア・オリヴァ(Fl)、
へミスフェリア・トリオ〔ダミアナ・ミッツィ(S)、ロベルト・マンスエト(Vc)、マルコス・マドリガル(P)〕

録音:2019年5月30日−31日&6月2日、アウディトリウム・パルコ・デッラ・ムジカ(ローマ、イタリア)
生まれ故郷であるキューバの首都ハバナからイタリアへと渡り、アンドレアス・シュタイアーやドミトリー・バシキーロフといった名手たちにピアノを学んだカリブ海の名手マルコス・マドリガルを擁するソプラノ、チェロ、ピアノのアンサンブル、へミスフェリア・トリオが、現代のイタリアのフルート界を代表する名手アンドレア・オリヴァを迎えて繰り広げる20〜21世紀の3つの歌曲集!
師匠であるジェームズ・ゴールウェイに「彼の世代で最高のフルート奏者の1人であり、フルートの世界に輝くスターである」と激賞され、ベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミーを経てローマ歌劇場Oの首席奏者、そして現在はサンタ・チェチーリア国立アカデミーOの首席奏者として活躍するアンドレア・オリヴァ。
2005年の第6回神戸国際フルートコンクール第1位、2004年のミュンヘン国際音楽コンクールでは第3位に輝くなど、突出したコンクールの受賞歴を誇るイタリアの名フルーティストが、へミスフェリア・トリオの歌声とアンサンブルの魅力を引き立ててくれています。
Da Vinci Classics
C-00299(1CD)
クロイツェル&ボクサ:ハープとヴァイオリンのための「6つの演奏会用夜想曲」Op.59 ジュリア・レットーレ(Hp)、
ダヴィド・スカローニ(Vn)

録音:2019年9月13日−15日、トゥリオ・セラフィン劇場(カバルゼレ、イタリア)
世界各地を渡り歩き波乱万丈の生涯を送った19世紀フランスのコンポーザー=ハーピスト、ニコラ=シャルル・ボクサ(1789−1856)と、同じく19世紀のフランスを代表するヴィルトゥオーゾとして名高いコンポーザー=ヴァイオリニスト、ロドルフ・クロイツェル(1766−1831)の共作「ハープとヴァイオリンのための「6つの演奏会用夜想曲」」の6曲全曲を収録!
神童としてその名を馳せ、ナポレオン1世の宮廷楽団のハーピストに任命されながらも通貨偽造や文書偽造、さらには結婚詐欺によってイングランドへ逃亡。同地で活躍するも以前の悪事が発覚してしまい、職を追われるという自業自得ながらも激動の人生を歩んだボクサ。
対してベートーヴェンからいわゆる「クロイツェル・ソナタ」を献呈され、パリ・オペラ座Oの今sナートマスター、指揮者を歴任。パリ音楽院のヴァイオリン科教授として数々の優れた弟子を育成するなど、常に陽の当たる道を歩み続けたクロイツェル(クレゼール)。
天才の名を欲しいままにしながらも日向と日陰という対照的な人生を歩んだ2人の音楽性が互いを刺激しあい完成した「6つの演奏会用夜想曲」は、ボクサとクロイツェルの旋律、テクスチュア、和声、技術面でのアイディア、創造性が込められた19世紀フランスの知られざる秀作です。
Da Vinci Classics
C-00266(1CD)
フィオリッロ:6つの演奏会用四重奏曲 Op.4
四重奏曲第1番ハ長調/四重奏曲第2番イ長調/四重奏曲第3番ト長調/四重奏曲第4番ヘ長調/四重奏曲第5番ニ長調/四重奏曲第6番ホ短調
レロ・ナルシシ(Fl)、
イル・フリボンド弦楽三重奏団〔リアナ・モスカ(Vn)、ジャンニ・デ・ローサ(Va)、マルチェロ・スカンデッリ(Vc)〕

録音:2019年6月、聖バルトロメオ教会(トリオ、イタリア)
18世紀後半〜19世紀初期に活躍した作曲家、マンドリン奏者、ヴァイオリン奏者、ヴィオラ奏者で、現在では「ヴァイオリンのための36のエチュード(カプリース)」によってその名を知られるフェデリーゴ・フィオリッロ(1755−1823)。
「36のエチュード」がクロイツェル、ローデと並びヴァイオリニストのバイブル的存在であるが故、その他の作品や経歴に滅多に日が当たらないフィオリッロの作曲家としての功績を掘り起こす意義深い録音が登場!
優雅で洗練された作風であると同時に、高度な技巧を求められる四重奏曲に、コリブリ・アンサンブルの首席奏者として活躍するレロ・ナルシシをはじめとしたイタリア勢が取り組んでいます。

Chandos
CHAN-20223(1CD)
イル・カノーネ〜フランチェスカ・デゴ パガニーニのヴァイオリンを弾く
パガニーニ:ラ・カンパネッラ(Vn協奏曲第2番ロ短調 Op.7より/フリッツ・クライスラー編曲ヴァイオリンとピアノ版)*
クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース Op.6
コリリアーノ:レッド・ヴァイオリン・カプリース
カルロ・ボッカドーロ(b.1963):秋のように(世界初録音)
パガニーニ:カンタービレ ニ長調 Op.17(カルロ・ボッカドーロ編曲ヴァイオリンとピアノ版/世界初録音)*
ロッシーニ
:パガニーニに寄せてひと言 ニ長調*
シュニトケ:ア・パガニーニ
シマノフスキ:3つのパガニーニのカプリース Op.40*
フランチェスカ・デゴ(Vn/グァルネリ・デル・ジェス1743 "イル・カノーネ")、
フランチェスカ・レオナルディ(P/ファツィオリ)*

録音:2019年11月4日−6日、ドーリア・トゥルシ宮殿(ジェノヴァ、イタリア)
1989年イタリア出身、朗々たる響き、説得力のある解釈、隙のないテクニックを誇り、国際的なシーンでもっとも人気を集める若きヴァイオリニストの一人、フランチェスカ・デゴがイギリスのシャンドス(Chandos)と専属録音契約を結びました! 2012年にDeutsche Grammophonから「パガニーニ:24のカプリース」でデビューを果たしたフランチェスカ・デゴの注目すべきChandos第1弾も、パガニーニ・アルバムです!
パガニーニ自身が所有し愛奏したというグァルネリ・デル・ジェス1743年製の "イル・カノーネ(大砲)"は、パガニーニの没後ジェノヴァ市に寄贈され、ジェノヴァの宝として厳重に保管されてきました。その後、限られたヴァイオリニストにしか演奏機会が与えられず、録音も数えるほどしかないという貴重な銘器ですが、フランチェスカ・デゴは2019年にジェノヴァで行われたパガニーニ祝賀コンサートでこの楽器を使用してパガニーニのヴァイオリン協奏曲を演奏し、その成功から今回のレコーディングで使用するという栄誉が与えられました。フランチェスカ・デゴがパガニーニに敬意を表してじっくりと選んだという理想のプログラムは、ロッシーニからシュニトケまで、無伴奏とピアノ伴奏両方の充実したパガニーニ・トリビュート・プログラム。イタリアの作曲家兼ピアニスト、カルロ・ボッカドーロ(b.1963)がフランチェスカのために作曲した「秋のように(Come d’autunno)」と、ボッカドーロがフランチェスカのためにピアノ伴奏をアレンジしたパガニーニの「カンタービレ」は世界初録音です。
師であるサルヴァトーレ・アッカルドがその才能を絶賛し、2008年にはパガニーニ国際コンクールでファイナルに進出し(イタリア人女性として初)、最年少ファイナリストのための特別賞「エンリコ・コスタ賞」を受賞したフランチェスカ・デゴが、パガニーニのヴァイオリンの麗しくも濃密な音色を引き出したパガニーニ・アルバムは話題必至! 今後もChandosからロジャー・ノリントン&RSNOとの共演によるモーツァルトの協奏曲録音などを予定しているというフランチェスカ・デゴの活躍にご期待ください!!

DUX
DUX-1678(1CD)
タンゴストリア
トロイロ:スール、デセンクエントロ(破局)
グレコ:ラ・ビルータ
カバジェロ:これが王様だ
ラザーリ:マス・グランデ・ケ・ヌンカ
メルフィ:リメンブランツァ
ダマーレ:マレーナ
ブリグニョーロ:チケ
ピアソラ:来るべきもの
サルガン:とろ火で
ピアソラ:バチンの少年、ロコへのバラード
アンドレス・マルトレル(ヴォーカル)、バンドネグロ〔ミハウ・グロフカ(バンドネオン)、ヤクブ・チェホヴィツ(Vn)、マレク・ドレツキ(P)、マルチン・アントコヴィアク(Cb)〕
ポーランドのアルゼンチン・タンゴ・バンド「バンドネグロ」が、トラディショナルなアルゼンチン・タンゴをフォーカスしたアルバム「タンゴストリア」。
「スール」や「リメンブランツァ」、「ロコへのバラード」などの大ヒット曲を収録したこの「タンゴストリア」は、バンドネグロがアルゼンチン、ブエノスアイレスへのツアーから6ヶ月後、現地での経験を還元する形で録音されました。
アルゼンチン・タンゴと東欧ポーランドのミュージシャンたちという組み合わせが興味を抱かせてくれます。

Hortus
HORTUS-150(1CD)
ジルベール・アミ:室内楽曲集
(1)呼吸の時間 I〜2つのクラリネットのための(1993/1996)
(2)ゲーム〜クラリネットのための(1971)
(3)トリオ第1部〜クラリネット、ヴァイオリンとピアノための(1985-186)
(4)トリオ第2部〜クラリネット、ヴァイオリンとアルトのための(1994)
(5)ハーモニー〜ハープのための(1995)
(6)曖昧な災害の...メゾ・ソプラノとクラリネットのための(1971)
(7)呼吸の時間U〜クラリネット、トロンボーンとヴァイオリンのための(1994)
(1)(2)(3)(6)セルジオ・メノッツィ(Cl)、
(3)(4)ジュリエット・ルルー(Vn)、
(5)オレリー・ブジャール(Hp)、
(4)(6)ジンチャオ・ウー(Ms)、
(8)ラファエル・ルビオ(Vn)、
(1)(4)(7)ルーカス・ディーチュ(Cl)
(7)ジュール・ボワティン(Tb)、
(3)マルワン・ダフィル(P)

録音:2017年/フランス
1936年生まれのフランスの作曲家、ジルベール・アミの室内楽アルバム。アミはパリ国立高等音楽院在学時にメシアンとミヨーに作曲を師事しました。1957 年にはブーレーズ監修のもとでピアノ・ソナタを書き上げ、翌1958年にはブーレーズからの委嘱作品『躍動』で注目されました。1967年から1973年までドメー ヌ・ミュジカルを監督。また、1984年にはリヨン国立高等音楽院の学院長に就任し、後任の育成とともに作曲も手掛けていきました。
当アルバムでは1971年から1996年にかけて作曲された「ソロ」「デュオ」「トリオ」の作品計7曲を収録。現代フランス音楽の大作曲家アミの音楽的旅路を 辿るアルバムとなっております。仏ディアパソン・ドール5受賞ディスク。 (Ki)
Hortus
HORTUS-176(1CD)
「対話」
(1)マデルナ:ディアローディア
(2)ブソッティ:汚い裸
(3)ブソッティ:デュエ・バラビーリ第1曲
(4)ベリオ:セクエンツァU
(5)ベリオ:チェンバー・ミュージック
(6)ベリオ:セクエンツァV
(7)ブソッティ:デュエ・バラビーリ第2曲
(8)ドナトーニ:マルシュ
(9)ドナトーニ:ホット
(1)ルーカス・ディーチュ(Cl)、
セルジオ・メノッツィ((1)クラリネット、(2)バス・クラリネット)、
(3)(5)(7)デュオ・コントロヴェルシア、
(4)(8)(9)アントワーヌ・ブシャール(Hp)、
(5)アマデア・レシヒ(ヴォーカル)、
(5)ラファエル・ギンツブルク(Vc)、
(6)ニコラス・イシャーウッド(バス=バリトン)

録音:2018年/フランス
近現代の作品の演奏に力を注ぐデュオ・コントロヴェルシアを中心に、ハープのアントワーヌ・ブシャールやクラリネットのセルジオ・メノッツィなどが参加した当 アルバムのテーマは「対話」。ベリオを中心に置きマデルナ、ブソッティ、ドナトーニの演目を披露しております。芸術的コラボレーションを楽しめる1枚です。 (Ki)
Hortus
HORTUS-554(1CD)
「おとぎ話」
リスト:悲愴協奏曲 S.258 R.356 ホ短調(オルガン編)):ヴェラ・ニキティーヌ編)
ムソルグスキー:「展覧会の絵」(オルガンとピアノ編)):ヴェラ・ニキティーヌ編)
チャイコフスキー:「眠れる森の美女」組曲 Op.66a【@「導入部・リラの精」/A.「長靴をはいた猫と白い猫」/B.「ワルツ」】

(オルガンとピアノ編)):ヴェラ&カテリーヌ・ニキティーヌ編)
ヴェラ・ニキティーヌ(Org/カヴァイエ=コル/ゴンザレス/ガイヤール・オルガン)
カテリーヌ・ニキティーヌ(P/ステファン・ポレロ製作)

録音:2016年/リヨン・オーディトリアム(フランス)
これはおもしろい!姉妹デュオ、ヴェラ・ニキティーヌ、カトリーヌ・ニキティーヌが「展覧会の絵」と「眠れる森の美女」組曲をオルガンとピアノ版で録音しま した!両親からピアノの手ほどきを受けたニキティーヌ姉妹は幼いころからピアノ連弾に親しみ、連弾のオリジナル作品だけでなく自身の編曲で様々な作品を演 奏してきました。プロの音楽家としてヴェラはオルガニストに、カトリーヌはピアニストとなりそれぞれ単独で活動しておりましたが、2009年にデュオで演奏し、 その後姉妹デュオとして本格的な活動を開始しました。
今回、リヨン・オーディトリアムに据え付けられたカヴァイエ=コル製作の歴史的な大オルガンと現代屈指のピアノ製作者ステファン・ポレロの楽器(製作番号 102)を用いて録音。同じ鍵盤楽器にして全く異なる構造・音色のピアノとオルガンですが、この2つの楽器が出会うとまさにオーケストラのサウンドを堪能で き、オルガンの流麗で荘厳な響きにピアノ打楽器的な要素も加わります。二人の息の合った演奏でカラフルな音色が広がります。 (Ki)

FARAO
B-108108(1CD)
グラハム・ウォーターハウス(1962-):作品集
ピアノ五重奏曲『死の狂詩曲』
ピアノ三重奏曲『夜に』 Op.50
ピアノ五重奏曲『トリロジー』
ピアノ三重奏曲『冥府の鐘』
ピアノ四重奏曲『コロマイカ』 Op.3a
ピアノ四重奏曲『スキュラとカリュブディス』
カタリーナ・セルハイム(P)
ダヴィド・フリューヴィルス(Vn1)
布施菜実子(Vn2)
コンスタンティン・セルハイム(Va)
グラハム・ウォーターハウス(Vc)

録音:2019年9-10月/ドイツ、プラネッグ
1962年にロンドンの音楽一家に生まれ、1992年よりミュンヘン近郊に在住する作曲家グラハム・ウォーターハウスによる室内楽作品集。彼はチェリストとし ても活動しておりこのアルバムに奏者としても参加しています。各曲、何とも想像力を刺激するタイトルが付けられており気になります。「コロマイカ」はウクライナ の踊り、「スキュラ」と「カリュブディス」はギリシア神話に出てくる海の怪物です。音楽は疾走感と叙情性にあふれたもので、メランコリックでミステリアス。聴きや すくも独特な作風です。 (Ki)

ANTARCTICA
ANTAR-024
(CD+DVD(PAL))
ファン・エイク再訪
(1)アラン・クレパン(1954-):神秘の子羊の印象
(2)ヨハン・デュイク(1954-):武器を持たぬ男
(3)ディルク・ブロッセ(1960-):神秘の子羊の秘密
エディ・ヴァノオーストハーゼ(Cl)
(1)ヴィタリー・サモシュコ(P)
(2)フラマン放送cho
(3)ブリュッセル・フィルハーモニック
ジャケットにも使われているファン・エイクの不思議な祭壇画『神秘の子羊』を題材とした3作品を収録。3曲とも世界初録音でクラリネットが主役。聖歌を思わ せる旋律もあり、美しく神秘的な作品集です。
付属のDVDには絵と作品についてのドキュメンタリーが収録されています。PAL仕様のため日本向けのプレーヤーでは再生できない可能性がありますのでご 了承ください。パソコンでは再生可能です。 (Ki)

RAMEE
RAM-1908(1CD)
バッハ:フラウト・トラヴェルソのためのソナタ集
フラウト・トラヴェルソと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV 1034
無伴奏フラウト・トラヴェルソのためのパルティータ イ短調 BWV 1013
ソナタ ト長調 BWV 1027/1039(フラウト・トラヴェルソとオブリガート・チェンバロによる演奏)
アルマンド 『フランス組曲 第6番BWV 817』 より(無伴奏フラウト・トラヴェルソによる演奏)
フラウト・トラヴェルソとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ト短調 BWV 1030b
フランク・テュンス (フラウト・トラヴェルソ)
※使用楽器:ドレスデンのピエール=ガブリエル・ビュッファルダン
 1725年頃製作モデルに基づく、ジョヴァンニ・タルディーノ〜2019年製作の再現楽器(a’=398Hz)

ベルトラン・キュイエ(Cemb)
※使用楽器:ベルリンのミヒャエル・ミートケ1702/04年頃製作モデル(フランソワ・レイエラント・コレクション)に基づく、シャトー・デクスのブルース・ケネディ1985年製作の再現楽器

録音:2020年2月3-6日 聖アポリネール教会、ボラン(ベルギー南東部リエージュ地方)
フランク・テュンスといえば、古典派からフランス近代まで幅広いレパートリーを古楽器で演奏し続けてきたインマゼール率いるアニマ・エテルナ で、あるいは師バルトルド・クイケンも加わっていたラ・プティット・バンドで、横笛セクションを任されてきた大ヴェテラン。ACCENTレーベルへのソ ロ録音でも知られ、使用楽器と奏法を徹底的に考え抜く古楽器奏者たちの鑑といってもいいような、フルート音楽史の真正面から向き合っ てきたアルバムの数々は高い評価を博してきました。ベルギーの古楽シーンから最も注目すべき響きを見逃さず収めてきたRAMEEレーベルで 初めての録音盤となる今回は、音楽祭で有名な古都ナントの古楽器奏者一家出身の名手ベルトラン・キュイエとのタッグとなっています。キュ イエはALPHAレーベルに録音してきた数々のソロ・アルバムで世界的に知られるようになった新世代の才人。両者とも使用楽器はバッハ自身 に直接関わりがあったことで知られる地域の当時の楽器をモデルとするもので、フランス流儀の低いピッチが必然性をもって響く独特の説得力 あふれる演奏は聴きどころがたっぷり!ヴィオラ・ダ・ガンバのために書かれた版とトリオ版が知られるソナタト長調を、バッハの他の作品で見られ るような二人編成で弾いているのもポイントですが、『フランス組曲』からの無伴奏フルート編曲版や、バッハの最も有名なフルート作品のひと つBWV1030のソナタでチェンバロ・パートのみ現存するト短調の異版(汎用版はロ短調)を使うなど、選曲にも強いこだわりが感じられる充実 企画に仕上がっています。

NEOS
NEOS-12022(1CD)
ジャイメ・レイス(b.1983):作品集
(1)「逆流する血/血の逆流」(2015-19)
(2)「リゾチーム・シンセシス」(2003)
(3)「フルクサス、ヴォルテックス=推力」(2018-19)
(1)アンサンブル・フラクタル(Cl、Vc、Pf、Vn、Fl、Va)
(2)アナ・テレス(P)
(3)アレフ・ギターQ

録音:(1)(3)2019年10月7-13日、(2)2014年7月22日
ジャイメ・レイスはポルトガルの若手作曲家。ポルトガル出身の作曲家は日本ではエマヌエ ル・ヌネスの他、ルイス・ティノコが僅かに知られている程度なので、この若手作曲家の作品集 のリリースは貴重。レイスは前述のヌネスに師事した後、シュトックハウゼンのもとで研鑽を積 み、現在はリスボンを中心に作曲と教職に従事しています。「逆流する血/血の逆流」はピアノ独 奏から最大で6 重奏までの様々な編成による9 つの曲から構成されます。いずれも強い打撃音、 強弱の激しいコントラスト、点描的な書法などアグレシヴな身振りに満ちた作品。ギター四重奏 のための「フルクサス、ヴォルテックス、推力」は静寂と強いディナーミクの対比から構成される 美しい作品。
NEOS
NEOS-12026(1CD)
朴泳姫(ヨンギ・パク=パーン)(b.1945):室内楽作品集
(1)「MAN-NAM I」(1977) 〜クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
(2)「ma-am[私の心]」(1990)〜女声独唱のための
(3)「U-MUL/噴水」(1992)〜7 楽器のための
(4)「私の心I」(2020)〜ソプラノとヴィオラのための
(5)「高い海の地平線」(2016)〜弦楽四重奏のための
アンゲラ・ポストヴァイラー (S)
アンサンブルKNMベルリン(Fl、Cl、Perc、Vn I、Vn II、Va、Vc、CB)

録音:2020年、52:36
朴泳姫は韓国出身の作曲家。早い段階で渡独しフライブルクで後に夫となるクラウス・フー バーに師事。彼女の作品は特にドイツで高く評価されており、日本にも講師として数度来日し たことがある。韓国の先達、尹伊桑の次の世代の作曲家として韓国の民族、伝統音楽の要素を 現代音楽の技法と融合し普遍化しようとする姿勢が見られます。「ma-am[私のハート]」は旋法で 書かれたメリスマティックなメロディが美しい独唱曲。7 楽器のための「U-MUL/噴水」は韓国の 伝統的な祭祀を思わせる典雅で厳粛な作品。ソプラノとヴィオラのための「私のハート」もソプラ ノの旋法的で息の長い優雅な旋律がヴィオラとエロティックな対位法を形成する。弦楽四重奏 のための「高い海の地平線」では弦楽の笙を思わせる長い音符が緊張度の高い音楽を作る。
NEOS
NEOS-12029(1CD)
「湖からの歌」〜ジム・フランクリン(b.1959):尺八とライヴ・エレクトリニクスのための作品集
(1)「舞い降りる霧」〜尺八とライヴ・エレクトロニクスのための
(2)「波紋」〜尺八とテルミン、ライヴ・エレクトロニクスのための
(3)「流体のおうとつ」〜尺八とライヴ・エレクトロニクスのための
(4)「映し出された深度」〜尺八とシンセサイザーのための
(5)「表面の痕跡」〜尺八、ライヴ・エレクトロニクスと HakeContinuuMini のための
(6)「らせん状の乱気流」〜尺八、ライヴ・エレクトロニクスとテルミンのための
(7)「立ち昇る霧」〜尺八、ライヴ・エレクトロニクスとシンセサイザーのための
ジム・フランクリン (尺八、テルミン、シンセサイザー、ハーケン・コンティニュー・ミニ、ライヴ・エレクトロニクス)

録音:2020年5-6月インゲルハイム
※日本語解説つき
ジム・フランクリンは当初オーストラリア、ドイツ、オランダで作曲と音楽学を学んだ後、1986 年 に尺八と出会い、古谷輝夫、横山勝也の各氏に師事、その後横山氏より師匠免状を授与され る。そして尺八とライヴ・エレクトロニクスを組み合わせた作曲を始める。現在はドイツを中心に 活動。自ら尺八のみならずテルミンまで操り、さらにシンセサイザー、ライヴ・エレクトロニクスを 融合した独自の幽玄な世界を展開している。なお「表面の痕跡」で使用されるハーケン・コンテ ィニュー・ミニ(Haken ContinuuMini)は小型のアナログ電子楽器の一種で疑似民族楽器風の 音が出る。ここでは尺八と組み合わせて演奏されている。

GENUIN
GEN-21727(1CD)
「ロシアの魂」〜アレクサンドル・クライン(1883-1951)編「ロシアの三重奏曲集」

バラキレフ:色づいた麦畑が波打つ時
ボロディン:私の歌は苦くそして荒々しい
リムスキー=コルサコフ:東洋のロマンス
リムスキー=コルサコフ:「金鶏」〜シェマハの女王のもとで
ムソルグスキー:涙
チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 Op.48〜第3 楽章,第2 楽章
チャイコフスキー:6 つの二重唱 Op.46〜涙
チャイコフスキー:6 つのロマンス Op.6〜一言もなく、ああ私の友よ
チャイコフスキー:「四季」〜ヒバリの歌
アレンスキー:4 つの小品 Op.30〜第2 番セレナーデ
ラフマニノフ:楽興の時 Op.16〜第3 番
レビコフ:「クリスマス・ツリー」 Op.21〜ワルツ
チェレプニン:5 つのロマンス Op.22〜第1 番 調べ
グリエール:12 の子ども向けの小品 Op. 31〜第2 番夜想曲
エンゲル:2 つのロマンス Op.2〜第2 番ああいいや、美しさに
ニコライエフ:2 つのロマンス Op.4〜第1 番 夜は穏やか
パフルスキ:4 つの前奏曲 Op.21〜第3 番
カトワール:3 つの小品 Op.2〜第1 番親密な歌
メトネル3 つの物語 Op.9〜第2 番物語
サバネーエフ:2 つの小品 Op.5〜第2 番前奏曲
ストラヴィンスキー:「火の鳥」〜子守歌,王女たちのロンド
スクリャービン:3 つの小品 Op.2〜第1 番練習曲
スクリャービン:2 つの夜想曲 Op.5〜第2 番
ピアノ・トリオ・テン=ベルク・ヤン・シェーファー 【イローナ=テン・ベルク(Vn)、ヤン・ウェン=シン(Vc)、ミヒャエル・シェーファー(P)】

録音:2020 年2 月29 日,3 月1 日 ミュンヘン
ロシアの作曲家の様々な小品をピアノ三重奏で演奏しています。モスクワで活躍し たユダヤ人作曲家、アレクサンドル・クライン(1883-1951)が選曲、編曲し出版した 「ロシアの三重奏曲集」という楽譜の25 曲を順番もそのままに収録しています。原曲は 今でも有名なものもあればもう忘れ去られてしまったものもあるが、いずれも楽しめる ものばかり。ロシア革命前のモスクワのサロンではこうした曲がこのように演奏されて 人気を博していたのかもしれない。 バイエルンRSOのコンサートミストレスを務めたイロナ・テン=ベルクと、彼 女の伴奏を受け持つミヒャエル・シェーファー、さらにバイエルンRSOの主 席チェロ奏者だったヤン・ウェン=シンの三人によるトリオは、それぞれの名字を取 った長い名前になっているが、これがGENUIN への3 枚目のCD。小品でも充実の 演奏を聞かせてくれて、25 曲たっぷり楽しめる。
GENUIN
GEN-21731(1CD)
「LA MUSIQUE」〜エリオット・カーター(1908-2012)作品集
(1)木管四重奏のための8 つの練習曲と1 つの幻想曲(1950)
(2)音楽(2007)〜独唱のための
(3)弦楽三重奏曲(2011)
(4)ルイス・ズーコフスキーの詩(2008)〜クラリネットとソプラノのための
(5)リトレイシング2(2009)〜フレンチホルンのための
(6)ナイン・バイ・ファイヴ(5 人で9 本)(2009)〜木管五重奏のための
(7)オーボエとハープシコードのためのソナティーナ〜第1 楽章(1947)
スイス室内合奏団(スイス・チェンバー・ソロイスツ):サラ・ウェゲナー(S)/フェリックス・レングリ(Fl)/ハインツ・ホリガー(Ob)/フランソワ・ベンダ(Cl)/セルジオ・ピレス(Cl)/オリヴィエ・ダルベライ(Hr)/ ディエゴ・ケンナ(Fg)/イレーネ・アブリーゴ(Vn)/ユルク・デーラー(Va)/ ダニエル・ヘフリガー(Vc)/ペーター・ソロモン(Cemb)

録音:(1)(5)(6)2014 年10 月29-30 日 スイス,リーエン、(2)(3)(4)2020 年6 月19 日 スイス,マルターレン、(7)2008 年12 月7 日 ジュネーヴ,DDD、58'16
20 世紀米国を代表する作曲家の一人、エリオット・カーターの室内楽編成作品集。ソナティーナが 1947 年、8 つの練習 曲と1 つの幻想曲が1950 年の作品、他は21 世紀に入ってから、つまりカーター90 代以降の作品で、弦楽三重奏曲は103 歳で亡くなる前年の作品。「ナイン・バイ・ファイヴ」は5 人の奏者が持ち替えで9 つの管楽器を吹く。 ハインツ・ホリガーも参加しているスイス室内合奏団はいずれの奏者も名手ばかりで、ソプラノのサラ・ウェゲナーともどもカ ーターならではの楽しさを引き出しています。エリオット・カーターという名前は知っているけれど曲を聞いたことがないという人 にこそお勧め。

MERIDIAN
CDE-84661(1CD)
南アフリカの作曲家によるダブル・ベースのための作品集
グラント・マクラクラン:ソナチネ
マイケル・フィリューン:平和のためのカンティクル
ピーター・クラツォウ:イシフォ
デイヴィッド・アール:夜想曲「オールド・ネクター」
ポール・ハンマー:スクラッチ+パッド-アンド-シックス
アントン・ピーターソン:フロム・ザ・ハート
ハンス・ローゼンショーン:熟考
アラン・スティーヴンソン:アフリカのビールに関するいくつかの思考
ヘンドリク・ホフマイアー:前奏曲と舞曲
レオン・ボッシュ(CB)
レベカ・オモルディア(P)

録音:2020年1月30日〜2月1日聖エドワーズ教会、ロンドン
南アフリカの作曲家によるコントバラスのための作品を集めた珍しいアルバム。作品の多く はジャズ、アフリカの民族音楽の影響を受けた親しみ易いものばかり。コントラバスのレオン・ ボッシュは南アフリカ出身で英国マンチェスター王立音楽院で学び、2014 年までアカデミー 室内Oの首席奏者を務めた。現在はソロ奏者として活動しています。

COO RECORDS
COO-020(1CD)
税込定価
バッハの鍵盤、七つの古楽器
バッハ:インヴェンション第11番BWV782(2声のインヴェンション)
インヴェンション第4番BWV775(2声のインヴェンション)
インヴェンション第10番BWV781(2声のインヴェンション)
プレリュード第10番BWV879(平均律クラヴィーア曲集第2巻より)
プレリュード第20番BWV889(平均律クラヴィーア曲集第2巻より)
トリオBWV583(オルガン独奏のためのトリオ・ソナタ)
プレリュード第24番BWV869(平均律クラヴィーア曲集第1巻より)
フーガ第11番BWV856(平均律クラヴィーア曲集第1巻より)
シンフォニア第13番BWV800(3声のシンフォニア)
シンフォニア第10番BWV796(3声のシンフォニア)
カンツォーンBWV588(オルガン独奏のためのトリオ・ソナタ)
プレリュード第22番BWV867(平均律クラヴィーア曲集第1巻より)
フーガ第16番BWV861(平均律クラヴィーア曲集第1巻より)
プレリュード第12番BWV857(平均律クラヴィーア曲集第1巻より)
コラール「キリストは死の縄につき給えり(ヨハン・ヴァルター作)
コントラプンクトゥス1 BWV1080(フーガの技法)
コントラプンクトゥス4 BWV1080(フーガの技法)
コントラプンクトゥス10 BWV1080(フーガの技法)
コントラプンクトゥス8 BWV1080(フーガの技法)
2声のフーガ BWV1080(フーガの技法)
エリゼオ・バロック・アンサンブル【宍戸俊子(パルドゥシュ・ドゥ・ヴィオール) 、リゼット・オーベール=ミルレ(テノール・ドゥ・ヴィオール、バス・ドゥ・ヴィオール) 、ヴィヴィアン・ベルグ(バロック・オーボエ、オーボエ・ダモーレ、オーボエ・ダ・カッチャ) 、ジャン=フィリップ・イラカーヌ(バロック・ファゴット)】

録音:2008 年8 月28-30 日、ボーム(スイス・ヴォー州)プロテスタント教区教会
対位法――それは和音の響あいを美しく保ちながら、幾つものメロディを同時進行させる作曲 技法。この技芸にすぐれていたバッハは、たったひとりで演奏する鍵盤作品でさえ、複雑なメロデ ィの絡み合いを追求してやみませんでした。オルガン、チェンバロ、あるいはピアノ――鍵盤での 演奏では時としてみえにくい、そうしたバッハの「対位法の綾」を隅々まで味わうために、同時に鳴 っているメロディをひとつひとつ、別々の音色で奏でてみたら・・・?ひそやかな古楽先進国・スイ スを拠点に活躍する四人の古楽器奏者たちはいま、バッハが鍵盤のために書いた楽譜をそのま ま使い、作品の形を変えることなく、そこに潜んでいるメロディの絡み合いを、7つの古楽器で解き ほぐしてゆきます。「2声のインヴェンション」から「フーガの技法」まで、古雅なる響で浮かび上が る、豊かな対位法世界。
COO RECORDS
COO-022(1CD)
税込定価
「庭をわたる風」〜フルート、ピアノ、ファゴットによる近代室内楽の世界〜
クィルター:三つのシェイクスピア歌曲作品6より(吹けよ、吹け、冬の風/来たれ、死よ)
モーツァルト:ロンドKV.Anh.184
サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」より「あなたの声に心は開く」
ウッダール:セレナーデ
ヴィラ=ロボス
:プラジル風バッハ第6番
ムーケ:パンと小鳥
ヴィドール
:組曲 作品34
シャミナード:小協奏曲 作品107
古川仁美(Fl)
武田顕治(P)
前田正志(Fg)

録音:2009 年8 月、三鷹芸術文化センター 風のホール
時は 20 世紀初頭、英国の名探偵ホームズもヴァイオリンをたしなんでいた頃。余暇の愉しみに 楽器を弾く人たちのあいだでは、ピアノや弦楽器と並んで、フルートが大きな人気を博していまし た。一流作曲家たちの名品にも事欠かず、無名作曲家が残した秘曲にも、忘れがたい傑作が 続々。英国歌曲の名匠クィルター、多作で多芸なヴィラ=ロボス、フランスの女性作曲家シャミナ ード、謎多きウッダール・・・折々ファゴットの妙音を交えながら、英国帰りの名手の吹く滑らかなフ ルートが、存在感あふれるデュオ・パートナーのピアノとともに、室内楽のさまざまな魅力をゆった り、愉しませてくれます。

CPO
CPO-555378(1CD)
NX-B10
フェルディナント・リース(1784-1838):フルートと弦楽のための室内楽作品全集 第3集
フルート四重奏曲 イ短調 WoO35-3- フルート,ヴァイオリン,ヴィオラとチェロのために
フルート五重奏曲 ロ短調 Op. 107- フルート,ヴァイオリン,2台のヴィオラとチェロのために*
フルート四重奏曲 イ長調 Op. 145-3- フルート,ヴァイオリン,ヴィオラとチェロのために
アルディンゲロ・アンサンブル【カール・カイザー(Fl)、アンネッテ・レーベルガー(Vn)、セバスティアン・ヴォールファルト(Va)、マルティナ・イェッセル(Vc)】
アンナ・カイザー(Va)*

録音:2017年7月15-16日、2019年10月2-4日
ベートーヴェンの愛弟子であり、また傑出した才能を持つピアニストとしてヨーロッパ中で演奏活動を行った フェルディナント・リース。彼が残した300曲ほどの作品の中から、フルートを伴う室内楽作品を紹介するシ リーズです。第3集では、リースがロンドンに滞在していた1818年に作曲されたフルート五重奏曲と、 1830年に作曲された2曲のフルート四重奏曲を収録。どの曲もフルートは独奏楽器としてではなく、弦楽 器のパートナーとして扱われており、以前の作品に比べると、更に豊かな響きが生まれています。古典派か らロマン派へと移行する時代に、自身の作風を上手く変えながら時代に即した音楽を作り続けたリースの 努力が認められるこれらの作品を、アルディンゲロ・アンサンブルが愛情深く演奏しています。
CPO
CPO-777483(4CD)
NX-G06
フリードリヒ・エルンスト・フェスカ(1789-1826):弦楽四重奏曲集 第2集
【CD1】
弦楽四重奏曲 ロ短調 Op. 2-1
弦楽四重奏曲 ト短調 Op. 2-2
弦楽四重奏曲 ホ長調 OP. 2-3
【CD2】
弦楽四重奏曲 ヘ短調 Op. 7-1
弦楽四重奏曲 ホ短調 Op. 7-2
【CD3】
弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op. 14
【CD4】
弦楽四重奏曲 ハ短調 OP. 4
弦楽四重奏曲 ハ長調 Op. 36
アマリリスQ【グスタフ・フリーリンクハウス(Vn1)、レナ・サンドゥ(Vn2)、レーナ・エッケルス(Va)、イヴ・サンドゥ(Vc)】

録音:2008年7月7-8日、2007年6月18-20日、2012年7月2-5日、2010年7月7-8日、2013年7月8-19日
マクデブルクで生まれたフリードリヒ・フェスカ。音楽愛好家の父と歌手の母を持ち、幼い頃から音楽に興味 を示したフェスカは、15歳の時にヴァイオリン協奏曲の公開演奏会を行い好評を博しました。その後はライ プツィヒ・ゲヴァントハウスOのヴァイオリン奏者を務めるとともに、当時はまだ珍しかった弦楽四重奏 による演奏会を開き、この演奏会のために何曲もの優れた弦楽四重奏曲を作曲しています。彼の四重奏 曲シリーズの第2集となるこの4枚組では、1814年頃から1817年頃までに作曲された作品番号 2,4,7,14の7曲と、1825年頃に書かれた作品番号36の全8曲を収録。演奏は2011年プレミオ・パオ ロ・ボルチアーニ弦楽四重奏国際コンクールで1位を獲得したアマリリス四重奏団。若き奏者たちによる気 鋭のアンサンブルです。

MIRARE
MIR-506(1CD)
モディリアーニQ〜ハイドン、バルトーク、モーツァルト
ハイドン:弦楽四重奏曲第76番ニ短調 op.76-2(Hob.III-76)『五度』
バルトーク:弦楽四重奏曲第3番ハ短調Sz. 85
モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465『不協和音』
モディリアーニSQ〔アムリ・コエイトー(Vn)、ロイック・リョー(ヴァイオイン)、ローラン・マルフェング(Va)、フランソワ・キエフェル(Vc)〕

録音:2019年12月14-17日、スイス、ラ・ショー=ド=フォン、市民劇場
2003年、パリ国立音楽院で結成されたモディリアーニSQ。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などでも来日を重ね、みずみずしい音楽と濃密なアンサ ンブルでファンを大いに増やしています。2014 年には、ロストロポーヴィチが率いていたエヴィアン国際音楽祭の芸術監督に就任。2016年、第一ヴァイオリ ンのベルナール・フィリップが肩および右上腕部の筋肉をいため、演奏家としてのキャリアをストップさせることを決断。フランス放送フィルのスーパーソリストで あったヴァイオリンのアムリ・コエトーが新加入し、クァルテットとして新時代を迎えています。 本盤は、弦楽四重奏曲の歴史を鮮やかに彩る名作を、モディリアーニSQの息の合った見事なアンサンブルで聴かせてくれます。 ハイドンの弦楽四重奏曲の創作の頂点を成すとも言われている作品群「エルデーディ四重奏曲」。77番「皇帝」や78番「日の出」など名作揃いですが、今回 取り上げているのは、多様かつ自由な作風のハイドンの弦楽四重奏曲の中でも指折りの名作、冒頭の五度の主題から「五度」と呼ばれている第76番。モディリアー ニQの新鮮な演奏は、この作品の面白さを改めて感じさせてくれます。 バルトークの弦楽四重奏曲第3番は1927年に作曲された作品でフィラデルフィア音楽財団に献呈されています。バルトークの独自のリズムを大変な集中力で 迫力のある演奏に仕上げています。 そして最後にモーツァルトが室内楽曲作曲の師と仰ぐヨーゼフ・ハイドンに捧げた6曲の弦楽四重奏曲〈ハイドン・セット〉の中から大胆な和声進行を用いた第 19番「不協和音」。完璧なアンサンブルと躍動感溢れるモディリアーニQの音楽は見事。 (Ki)
MIRARE
MIR-550(1CD)
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲第2番ト長調 op.9-1
弦楽三重奏曲第3番ニ長調 op.9-2
弦楽三重奏曲第4番ハ短調 op.9-3
トリオ・アーノルド
岡田修一(Vn)
マニュエル・ヴィオック = ジュード(Va)
キム・ボムジュン(Vc)

録音:2020年7月11−14日、ベルギー
小澤征爾主宰の国際アカデミーで出会った若き名手たちにより2018年に結成されたピアノ三重奏団、トリオ・アーノルド。メンバーはそれぞれ、世界的コン クール(プリムローズ、ターティス、マルクノイキルヘン、R.リピツァー)で入賞を果たしている実力派。2019/20年シーズンにはシンガー=ポリニャック財団の 支援のもと、ベートーヴェンの弦楽三重奏曲の演奏に力を入れており、本作もその一環として演奏してきた作品です。1798年に作られた3つの弦楽三重奏曲 (op.9)は、若き日のベートーヴェンの作品で、ベートーヴェンの才能と感性、そして自信に満ち溢れた作品群です。トリオ・アーノルドの演奏も、疾走感にあふ れ、前向きなエネルギーとともに音楽が進む、躍動感に満ちた演奏です。 (Ki)

MIRARE
MIR-554(1CD)
リスト:トリスティア 〜「オーベルマンの谷」より
シューマン:6つのカノン風小品 Op.56(テオドール・キルヒナー編)
シェーンベルク:浄められた夜 Op.4(エドゥアルト・シュトイアーマンによるピアノ三重奏曲版)
トリオ・カレニーヌ
パロマ・クイデール(P)、
ファニー・ロビヤール(Vn)
ルイ・ロッド(Vc)

録音:2020年8月18−21日、ベルギー
2009年に結成されたピアノ・トリオ、トリオ・カレニーヌによる19世紀後半のロマン派の作品を収録した最新盤。 対位法を研究していたシューマンが、ペダル・ピアノのために作曲したカノン風の6つの小品を、シューマン夫妻やブラームスと親交があった作曲家、テオドール ・キルヒナー(1823-1903)が、ピアノ・トリオに編曲した作品。そしてシェーンベルクの薫陶を受けたばかりでなく、ブゾーニの弟子でもあった知る人ぞ知る ピアノの名手エドゥアルト・シュトイアーマンがピアノ・トリオに編曲したシェーンベルクの「浄められた夜 」。ピアノのパートに重きをおいた編曲で、それぞれの 旋律が立体的に明瞭に聴こえ、弦楽六重奏とは違った響きが楽しめます。またリストの「トリスティア」も豊潤な音楽で魅了されます。 トリオ・カレニーヌの名はトルストイの小説「アンナ・カレーニナ」に由来します。パリ国立音楽院でイザイ四重奏団に師事し、メナヘム・プレスラー、バイエルレら のマスタークラスを受講。第5回ハイドン室内楽コンクールで特別賞/プロ・ムジチス協会賞を受賞。2013年、ミュンヘン国際コンクールで最高位(第2位)に 輝いています。 (Ki)

H.M.F
HMM-902652(1CD)
タメスティによるブラームス
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
ナイチンゲール Op.97-1(ヴィオラとピアノ版)
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
子守歌Op.49-4(ヴィオラとピアノ版)
2つの歌Op.91【1. 鎮められたあこがれ 2. 聖なる子守歌】*
アントワン・タメスティ(Va/ストラディヴァリウス「マーラー」1672年製)
セドリック・ティベルギアン(P/ベヒシュタイン)
マティアス・ゲルネ(Br)*

録音:2019年9、11月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
当代きってのヴィオラ奏者、アントワン・タメスティ。難関ミュンヘン音楽コンクールで優勝、世界のトップクラスのヴィオラ奏者として活躍しているほか、今 井信子氏とヴィオラ・スペースを共宰するなど、日本でもその名は広くしられるところです。ハルモニアムンディからは、「ベル・カント〜ヴィオラの声」(HMM 902277/ KKC 5761)、「ヴィトマン:ヴィオラ協奏曲」(HMM902268/KKC5916)、「バッハ:ヴィオラ[・ダ・ガンバ]とチェンバロのためのソナタ集」 (HMM902259/KKC6057)、などをリリースし非常に高く評価されており、その活躍の場とレパートリーはとどまるところを知りません。
本作は、ブラームスの2つのソナタを中心に、歌曲のヴィオラ編曲版と、歌にオブリガートのヴィオラ、ピアノが付いた珍しい編成の2つの歌など、「人の声 に最も近い」とも言われるヴィオラの魅力が詰まった内容です。 ブラームスはその晩年、名クラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトに影響を受け、クラリネットの名曲を立て続けに書いています。なかでも 1894 年に作 られた 2 曲のクラリネット・ソナタは、ブラームスにとって の最後のソナタであり、自身によってヴィオラ版にも編曲されました。情熱的な曲想の第1番、そし て哀愁漂う旋律の第2番を滋味豊かに歌うタメスティと、1899年製のベヒシュタインで演奏したティベルギアンの優美な演奏は、ブラームス晩年の境地を見 事に描いています。 そして、マティアス・ゲルネが歌う「2つの歌」。リュッケルトの詩による第1曲「鎮められたあこがれ」はヴィオラも歌い手の心情を共に表現し、タメスティの内 省的な美しさとゲルネの心に訴えかける歌唱は必聴。第2曲「聖なる子守歌」は、友人ヨーゼフ・ヨアヒムの長子誕生を祝って書かれたとも言われる優美な子 守歌で、ヴィイオラは古いクリスマスの歌を奏します。 (Ki)

EUROARTS
20-65748(DVD)

20-65744(Bluray)
アルゲリッチとブラウンシュタイン
シューマン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 イ短調 Op.105
プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 ニ長調 Op.94a
フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調

(アンコール)
クライスラー:愛の悲しみ、美しきロスマリン
ガイ・ブラウンシュタイン(Vn)
マルタ・アルゲリッチ(P)

収録:2020年2月22日、ピエール・ブーレーズ・ホール、ベルリン(ライヴ)
◆DVD
画面:16-9、NTSC
音声:PCMステレオ、DTS5.0
リージョン:All 、DVD9
◆Bluray
画面:16-9、Full HD
音声:PCMステレオ、
DTS-HD MA5.0 (96kHz/24bit)
リージョン:All
BD25、85分
2020年2月にベルリンのピエール・ブーレーズ・ザールで行われた、世界的ピアニスト、マルタ・アルゲリッチと元ベルリン・フィルのコンサートマスターで現在は ソロとして活躍するガイ・ブラウンシュタインによるデュオ・リサイタルの映像がリリースされます。 シューマンは生涯に3つのヴァイオリン・ソナタを残し、どれも彼の創作活動の最後期であり、第1番は1851年に書かれました。2人の演奏は、シューマンの本質 をとらえながら、卓越した技巧と情感あふれる演奏を聴かせます。 プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第2番は、原曲がフルート・ソナタですが、オイストラフより依頼され作曲自身によって改作したもの。両者ともに改心の演奏 で、圧巻の音楽を作り上げています。 フランクがベルギーの大ヴァイオリニスト、ウジェーヌ・イザイのために書いたヴァイオリンとピアノのためのソナタ。その美しく情熱的な曲想で、数あるヴァイオリ ン・ソナタの中でも人気のある作品です。るガイ・ブラウンシュタインの堂々とした表現と豊かな音楽性とそれを力強く柔らかく包み込むアルゲリッチの演奏は、数 ある名演の中でもひと際印象に残るものです。 アルゲリッチはこの3曲ともにすでにクレーメル、ギトリスといった名ヴァイオリニストたちと録音していますが、ガイ・ブラウンシュタインとも親密な音楽的会話の 中から、刺激的な「新しい音」を生み出しています。 アンコールではクラスラーの「愛の悲しみ」と「美しきロスマリン」が演奏されましたが、実際にクライスラーが所有していたストラディヴァリウスでガイ・ブラウン シュタインが演奏しました。

BIS
BISSA-2560(1SACD)
北欧ラプソディ
シンディング:古な様式の組曲 イ短調 Op.10〜ヴァイオリンとピアノのための
ステーンハンマル:2つの感傷的なロマンス Op.28
シベリウス:6つの小品 Op.79より【@.思い出(1915/1919)/D.牧歌的舞曲(1917)/E.子守歌(1917)】〜ヴァイオリンとピアノのための
ニールセン:ロマンス ニ長調 CNW61〜ヴァイオリンとピアノのための
ラウタヴァーラ:夜想曲と踊り〜ヴァイオリンとピアノのための
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調 Op.8(1865)
ユーハン・ダーレネ(Vn/ストラディヴァリウス(1736年製))
クリスチャン・イーレ・ハドラン(P/Steinway D)

録音:2020年9月/クルトゥルム(ニューショーピング、スウェーデン)
制作・録音:イェンス・ブラウン
ノルショーピング生まれのスウェーデンのヴァイオリニスト、ユーハン・ダーレネ Johan Dalene(2000?)は、BISレーベルの社主 ロベルト・フォン・バール氏がダーレネ9歳の時からその才能に注目していたという逸材です。2019年にはサミュエル・バーバーとチャイコフスキーの協奏曲 (BIS SA-2440)でアルバム・デビュー。「ここ10年の間でもっとも素晴らしいヴァイオリニストのデビュー作のひとつ」(「BBC Music Magazine」)、 「ダーレネの演奏には、彼が特別な感受性をもった音楽家だとわかる『存在』が感じられる」(「Gramophone」)など、各国のメディアから高く評価されまし た。2019年11月にはニコライ・スナイダー(指)日本フィルハーモニーSOとの共演でニールセンのヴァイオリン協奏曲を披露。その圧倒的な演奏で聴 衆を沸かせました。ダーレネのアルバム第2弾は、北欧の19世紀から20世紀を代表する作曲家のヴァイオリンとピアノのための作品を演奏しています。
シンディングの「古風な様式の組曲」は、ライプツィヒに留学した彼が、バロック音楽、18世紀ドイツ音楽の装飾、バッハのスタイルに「デザイン」した作品。 技巧的なパッセージも織りこまれ、クライスラーやハイフェッツが好んで演奏したと言われます。ステーンハンマルが、僚友アウリンとの友情に触発されて書いた、 胸をうつリリシズムと明るい陽の光に満ちた「アンダンティーノ」と感情の起伏の激しい「アレグロ・パテティコ」の「2つの感傷的なロマンス」。シベリウスが「交 響曲第5番」と同じころに作曲した「6つの小品」から〈思い出〉〈牧歌的舞曲〉〈子守歌〉。カール・ニールセンの「ロマンス」は、彼がコペンハーゲンのアカデ ミーで学ぶ以前に作曲したと推測されている作品です。ラウタヴァーラの「夜想曲と踊り」は、「ガラスのハーモニー」の上をヴァイオリンが「さまよう」夜の音 楽と、白昼のダンス。「夜想曲」の素材は、後に、交響曲「光の天使」に再使用されます。プログラムの最後、グリーグの「ソナタ第1番」は、ノルウェーの民俗音 楽とその心を「芸術作品」のうちに再生する道を選んだ彼の「一里塚」とみなされる作品です。
ダーレネのこのアルバムのため BIS Records は、ノルウェーのハドラン Christian Ihre Hadland(1983-)を共演者に起用しました。ハドランは、ソリ ストとしての活動とともに室内楽のピアニストとして忙しく、ヴァイオリニストのクラッゲルードやメゾソプラノのスーザン・グレアムたちと共演。アンドレーアス・ ブランテリードと録音したグリーグとグレインジャーの『チェロ作品集』(BIS SA-2120)は、「グラモフォン」誌の「エディターズ・チョイス」に選ばれています。 グリーグの「ソナタ」の第2楽章「アレグレット・クワジ・アンダンティーノ」。2019年から2022年の BBC Radio 3 「次世代アーティスト」のひとり、ダー レネと、2011年から2013年のアーティストだったハドランのふたりがグリーグの音楽に共感を寄せ、こよなく美しい「音楽の時」が生まれます。アルバムの 制作と録音をイェンス・ブラウン Jens Braun が担当、ニューショーピング市の「クルトゥルム(Culturum)」でセッション録音されました。

MDG
MDG-90322026
(1SACD)
ブラームス:ハンガリー舞曲集(アルフレッド・ピアッティ編曲/チェロ版) グィド・シーフェン(Vc)、
マルクス・クロイル(P)
ブラームスがハンガリーに旅して収集したジプシーや農民の音楽をもとに作曲したハンガリー舞曲集は、ブラームスの作品の中でもよく知られた名曲で す。それを19世紀イタリアの名チェリスト、カルロ・アルフレッド・ピアッティ(1822-1901)がチェロとピアノ版に編曲しています。これまでにも部分的 には録音されていましたが、全21曲をグィド・シーフェンが初録音しました。 ピアッティは、ヨーゼフ・ヨアヒムと同じく、度々クララ・シューマンと室内楽を演奏していたメンバーであり、ブラームスとも親交がありました。ピアッティ の編曲は、オリジナルのピアノ4手の華やかさに加え、チェロの美しい音色や響きも楽しめるように作られています。チェロのグィド・シーフェンとピアノの マルクス・クロイルの演奏は、茶目っ気の中にも優雅さが感じらえる第3番、リズミカルな第10番、哀愁と陽気さが共存する第4番、と誇張のない表現で 聴かせてくれます。 (Ki)

IDIS
VERMEER-40020(1CD)
ヘンリーの冒険 オーボエとアコーディオンのためのオリジナル作品集
ヴィルジニオ・ツォッカテッリ:ヘンリーの冒険
マリア・テレサ・カルローニ:真夏の風
マルコ・ファゾーリ:2声のカプリッチョ
ミゲル・アンヘル・ムスマーノ:エクセルシオール
オロフ・ネスルンド:小協奏曲
ヴィルジノ・ツォッカテッリ:カントリーウォーク
ピエトロ・サルヴァッジョ:新古典風幻想曲
マルコ・ファゾーリ:古風な様式による協奏曲
ミゲル・アンヘル・ムスマーノ:カルメンのミロンガ
エンリコ・カルカーニ(Ob)
マウリツィオ・デ・ルカ (アコーディオン)

録音:2018年1月7-10日
IDIS
VERMEER-40021(1CD)
オーボエ・リサイタル
フェルミン・ルイス・エスコベス:ソロ・コンセール第5番*
サン=サーンス:期待
トーマス・アトウッド・ウォルミズリー:ソナチネ第1番
クリスチャン・フレデリク・バース:ポプリ・コンチェルタント*
ヘンリー・ストゥーピ:幻想的変奏曲*
フェルミン・ルイス・エスコベス:宗教的メロディ
フェルミン・ルイス・エスコベス:ソロ・コンセール第4番*
トーマス・アトウッド・ウォルミズリー:ソナチネ第2番
エンリコ・カルカーニ(Ob)
アルベルト・マガーニ(P)

録音:2018年8月22-24日
*世界初録音
IDIS
VERMEER-40022(1CD)
C.P.E.バッハ:フルートとピアノのための作品集
フルート・ソナタ ニ長調 Wq.71(原曲:ヴァイオリンと鍵盤楽器)
フルート・ソナタ ト長調 Wq.150(原曲:フルート、ヴァイオリンと通奏低音)
無伴奏フルート・ソナタ イ短調 Wq.132
フルート・ソナタ ニ短調 Wq.145(原曲:フルート、ヴァイオリンと通奏低音)
フルート・ソナタ ロ短調 Wq.143(原曲:フルート、ヴァイオリンと通奏低音)
フランチェスカ・パニーニ(Fl)
アンニバーレ・レバウデンゴ(P)

録音:2018年5月24-26日
IDIS
VERMEER-40023(1CD)
フィリップ・ゴベール:フルートとピアノのための作品集
フルート・ソナタ第1番イ長調
フルート・ソナタ第2番ハ長調
フルート・ソナタ第3番ト長調
フルートとピアノのためのソナチネ
フランチェスカ・パニーニ(Fl)
ヤクブ・チョルツエフスキ(P)

録音:2019年2月11-13日
IDIS
VERMEER-40025(1CD)
20世紀のフルート・ソナタ集
フォルトナー:ソナタ(1947)
ヘンツェ:ソナチネ(1947)
ハラルド・ゲンツマー:ソナタ第2番(1952)
カール・ヘラー:ソナタ第2番ハ長調 Op.53(1955)
ヒンデミット:ソナタ(1936)
フランチェスカ・パニーニ(Fl)
アンニバーレ・レバウデンゴ(P)

録音:2020年1月
IDIS
VERMEER-40027(1CD)
フルート・ソナタ集
ツェルニー:デュオ・コンチェルタンテ ト長調 Op.129
ウェーバー:フルート・ソナタ 変イ長調 Op.39
ベートーヴェン:フルート・ソナタ ニ長調 Op.41
フランチェスカ・パニーニ(Fl)
ヤクブ・チョルツエフスキ(P)

録音:2020年5月

LE PALAIS DES DEGUSTATEURS
PDD-023(1CD)
ブラームス:クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114(ヴィオラ版)
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
ボリス・ベルマン(P)、
エットーレ・コーザ(Va)、
クライヴ・グリーンスミス(Vc)

録音:2018年1月12-15日/ゴワイヨット(ヴォーヌ=ロマネ)
近年ブラームスの作品を集中的に録音しているピアニスト、ボリス・ベルマンが2つのソナタOp.120と三重奏曲 Op.114を録音しました。ボリス・ベ ルマンは1948年生まれ。モスクワ音楽院でオボーリンに師事し、1973年にイスラエルへ移住、1979年からはアメリカに居を構えて演奏活動を行なうか たわらインディアナ大学やイェール大学でピアノを教え、名教師として世界的な評価を受けています。
このアルバムに収録されたブラームスの3つの作品はクラリネット奏者のリヒャルト・ミュールフェルド(1856-1907)とブラームスの友情がなければ、 おそらく作曲されなかった作品といえます。しかしブラームスは各スコアにヴィオラに置き換えることができることを明確に示しています。
ヴィオラを演奏するのは数々の編曲録音でも有名なエットーレ・コーザです。コーザはベルマンとともにシューマン&ブラームスのアルバム(50-1511) をリリースするなど長年共演しております。またチェロは東京クヮルテットの最後のチェリストを務めたクライヴ・グリーンスミスが演奏しております。名手が 雄弁に語るブラームスの後期作品をご堪能ください。 (Ki)

KLARTHE
KLA-093(1CD)
シューマン一族の楽興の時
(1)カミッロ・シューマン:チェロ・ソナタ第1番Op.59
(2)ロベルト・シューマン:民謡風の5つの小品Op.102
(3)ゲオルク・シューマン:チェロ・ソナタOp.19
シリエル・ゴラン(Vc)、
アントワーヌ・ムルラ(P)

録音:2019年1月2-4日/聖マルセル寺院(パリ)
シューマン姓の3作曲家によるチェロ作品集。ゲオルクとカミッロは兄弟ですが、大ロベルトとは血縁関係がありません。ゲオルク・シューマン(1866-1952)は名教師として多くの門下を育てましたが、日本の諸井三郎、信時潔、近衛秀麿の師ですが、あまり作品を聴く機会がなかったので大歓迎と申せま しょう。 (Ki)
KLARTHE
KLA-092(1CD)
ブリュノ・デコル:作品集
(1)アドネイス、または大気と夢想Op.47
(2)コリンナへUOp.18の2
(3)太陽への讃歌Op.46
(4)すべての黄色は色褪せる(アポリネール詩)Op.48bis
ベーラQ、
ローラ・ホルム(S)(1)(4)、
ジュリー・ブルネ=ジェリー(Fl)(3)
ブリュノ・デコルは1949年生まれ、パリ音楽院でメシアン、ブクシュリエフに師事した作曲家。収録曲は2014年から16年までラ・プレ修道院滞在中 に作ったもので、弦楽四重奏を中心に歌やフルートの不思議な世界が広がります。 (Ki)

TOCCATA
TOCC-0573(1CD)
NX-B03
サイモン・ベインブリッジ(1952-):室内楽作品集
弦楽四重奏曲第1番(1972)
クラリネット五重奏曲(1993)
チェルトナム断片集(2004)
弦楽四重奏曲第2番(2014-2016)
リンダ・メリック(Cl)
クロイツァーQ【ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)、ミハイロ・トランダフィロヴスキ(Vn)、クリフトン・ハリソン(Va)、ネイル・ヘイド(Vc)】

録音:2019年7月5日、10月30日、2020年3月3日
世界初録音
1952年、ロンドンで生まれたサイモン・ベインブリッジ。王立音楽院で学んだ後、タングルウッドに留学、この時に 触れたアメリカの文化は彼に強い影響を与えました。その後はイギリスに戻り、王立音楽院の作曲科やロンドン 大学で教えるなど後進の指導にも力を入れています。このアルバムには彼の様々な時代に書かれた4つの室内 楽曲を収録。20歳の時に書かれた「弦楽四重奏曲第1番」は様々な素材を散りばめた抽象的な作品です が、2016年に完成された第2番の弦楽四重奏のように、時代を追うに従いその作風は更に色彩的になってい きます。近現代作品を得意とするクロイツァー四重奏団の演奏で。

Etcetra
KTC-1708(1CD)
ナイチンゲール〜フルートとハープのための作品集
伝承曲(コリン・フレミング編):エリン
ドニゼッティ:ソナタ
ロッシーニ:アンダンテと変奏
ラヴェル:逝ける王女のためのパヴァーヌ
ジャン・アプシル(1893−1974):シシリエンヌ
フォーレ
:パヴァーヌ
イベール
::間奏曲
カルロス・サルセード(1885−1961):夜の歌
デボラ・ヘンソン=コナント(b.1953):ナイチンゲール
伝承曲(スニタ・スタネスロフ編):Lochaber no More
ディルク・ブロッセ(b.1960):中国の壁、飛べ…鳥のように
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲集
カッチーニ:アヴェ・マリア
グノー:アヴェ・マリア
ショパン:ロッシーニの主題による変奏曲
ペーター・フェルホーエン(Fl、ピッコロ)、
アン=ソフィー・フェルホーエン(Hp)
アントワープSO(元ロイヤル・フランダースO)の首席ピッコロ奏者を務め、アントワープ音楽院とオーストリアのグラーツ芸術大学で教鞭を執り、ピッコロのスペシャリストとして世界中でリサイタルとマスタークラスを行うベルギーの名手、ペーター・フェルホーエン。ニュー・アルバムは、ハープ奏者として活動する娘のアン=ソフィー・フェルホーエンと共演したフルート(&ピッコロ)とハープのための作品集。ロマン派・印象派の名曲に、現代のハープ奏者やベルギーの作曲家たちの作品も組み合わせたプログラムも見事。アン=ソフィーはブルージュの国際フルート・セミナーの伴奏者として活動する傍ら、言語学や文学、グラフィック・デザイン、イラストレーションなども研究する才女です。
Etcetra
KTC-1696(1CD)

KTC-9009(1LP)
限定生産
コネクテッド〜パウル・パンケルト:ライヴ・エレクトロニクスを伴う作品集
トッカータ*(ハープシコード&ライヴ・エレクトロニクス/2019)/パヴァーヌ(アルト・リコーダー&ライヴ・エレクトロニクス/2019)/クアジ・ロンド(ヴァイオリン&ライヴ・エレクトロニクス/2012)/コネクテッドU*(アルト・サクソフォン&ライヴ・エレクトロニクス/2016/2019)/リモート 2.0*(フルート、ベース・ギター、パーカッション&ライヴ・エレクトロニクス/2018/2020)

※LP盤〔KTC-9009〕は*の3曲のみ収録
KL-EX・アンサンブル
オランダの現代音楽アンサンブル「Ensemble’88」のヴァイオリン・ソリストを務め(2014年からは芸術監督)、東ベルギー音楽アカデミーでヴァイオリンと室内楽を教えるパウル・パンケルト(b.1965)。近年は作曲活動の比率を高め、2018年には作曲家のクリスティアン・クリンケンベルク、ヴォルフガング・デルニュイらと共同でKL-EX(Klangexperimente)・アンサンブルを設立したパンケルトの作曲による、「アコースティック楽器とライヴ・エレクトロニクス」のための作品集。

DUX
DUX-1629(1CD)
20世紀のヴァイオリン作品集
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調 Op.25「ルーマニアの民俗様式で」
プロコフィエフ:5つの旋律 Op.35bis
シマノフスキ:3つの詩曲「神話」Op.30
マウゴジャータ・ヴァシウチョネク(Vn)、
シルヴィア・ミハリク(P)

録音:2020年1月30日−31日&2月6日−8日、カトヴィツェ(ポーランド)
ポーランドの女流デュオが絶妙のコンビで繰り広げる20世紀初期、エネスコ、プロコフィエフ、そして母国のシマノフスキの作品を収めたヴァイオリンとピアノのための作品集。
シャンドス(Chandos)へのレコーディングでお馴染みのシレジアンSQのメンバーでもあるマウゴジャータ・ヴァシウチョネクは、ワルシャワのショパン音楽大学でロマン・ラソツキに、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院ではピエール・アモイヤルからヴァイオリンを学んだ現代のポーランド楽壇を代表する女流ヴァイオリニストの1人。
ポーランド、ウッチのグラジナ・キェイストゥット・バツェヴィチ音楽院で室内楽科の准教授を務めるポーランドの女流ピアニスト、シルヴィア・ミハリクとは2014年からコンビを組んでおり、そのアンサンブルは見事。エネスコのソナタ第3番で始まる3作品の濃厚な民族色を濃密に描き切った秀演です。
DUX
DUX-1596(1CD)
フルートとピアノのためのアメリカのフルート作品集
ムチンスキー:ソナタ Op.14
エルディン・バートン:ソナチナ
トムリンソン・グリフィス:詩曲
リーバーマン:ソナタ Op.23
オルガ・レオンキエヴィチ(Fl)、
キンガ・フィルレイ=クビカ(P)

録音:2019年11月2日−3日、クラクフ(ポーランド)
リーバーマンやトムリンソン・グリフィスなど20〜21世紀アメリカのフルート作品4曲を奏でるのは、ポーランドのルブリン出身のフルーティスト、オルガ・レオンキエヴィチ。
2011年のフリードリヒ・クーラウ国際フルート・コンクールで第2位、2013年の第7回ポーランド・フルート・コンクール(ヴロツワフ)で第3位、さらには2015年の第7回国際フルート・コンクール(クラクフ)で第2位に入賞するなど、実績十分の女流フルート奏者です。
DUX
DUX-1685(1CD)
ポーランドの木管五重奏曲集
スピサク:木管五重奏曲
バツェヴィチ:木管五重奏曲
パチョルキェヴィチ:木管五重奏曲
キラール:木管五重奏曲
スヴィデル:小さな木管五重奏曲
クラクフ・ゴールデン・クィンテット〔ナタリア・ヤルゾンベク(Fl)、ダミアン・スヴィスト(Ob)、トマシュ・ソワ(Cl)、マウゴジャータ・ヴィゴタ(Fg)、コンラード・ゴルダ(Hrn)〕

録音:2020年7月20日−23日、ジェシュフ
クラクフ・フィルの首席フルート奏者ナタリア・ヤルゾンベクや、ポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥスOのホルニストのコンラード・ゴルダなどポーランドの木管楽器奏者たちによって2015年に結成された木管五重奏団、クラクフ・ゴールデン・クィンテットのデビュー・アルバム。2019年にポーランドのジェシュフで開催された第1回スタニスワフ・モニューシュコ国際ポーランド音楽コンクールで第2位を獲得し、その他にもベオグラード、マドリード、ローマ、ヤボル、ロンドンで行われたコンクールで第1位に輝いてきたポーランドの精鋭集団です。
デビュー・アルバムのプログラムは、バツェヴィチを筆頭とした母国ポーランドの作曲家たちによる5つの木管五重奏曲。同編成のレパートリーの拡大にも一役買ってくれる好演です。
DUX
DUX-1676(1CD)
フルート!
ブールダン:オリキュレール・マキシレール・パーティ(耳と顎のパーティ)、
 バッハニアーナ、スタク=フラット、
 パーンのシャンソン、パーンの祝福、
 ヴィヴ・アルディ
バッハ(べロック編):IBBWV. 1013(アルマンド)
カステレード:4月のソナチネ
ベロック:ソナタ
ヴィヴァルディ(ベロック編):フルート協奏曲ニ長調 RV.428「ごしきひわ」
イヴァネ・ベアトリス・ベロック(Fl)、
パスカル・パルネ=フーゲール(G)、
ジャン=マルク・ズヴェレンルテール(G)

録音:2019年4月&9月、パリ(フランス)
フランスの女流コンポーザー=フルーティスト、イヴァネ・ベアトリス・ベロックが無伴奏、ギターとのデュオで繰り広げるリサイタル・プログラムは、自らの師である20世紀フランスにおけるフルート界の巨匠ロジェ・ブールダン(1923−1976)へのオマージュ。
作曲家としても第24回ラジオ=フランス国際作曲コンクール優勝など華々しい実績を持つベロック。2011年にはフランスのマイエンヌにイヴァネ・ベアトリス・ベロック音楽院を創設するなど教育者としての活動も活発です。
DUX
DUX-1705(1CD)
おやすみなさい、グレツキ氏
グレツキ:ヴァレンタインの小品 Op.70、
アン=リル、あなたのために Op.58、
おやすみなさい Op.63
ゼムラー:グッド・ラック
エヴァ・リープヒェン(フルート、アルト・フルート)、
エミリア・カロリーナ・シタルツ(P)、
バルバラ・キンガ・マジェフスカ(S)、
フベルト・ゼムラー(打楽器)

録音:2020年8月、ワルシャワ(ポーランド)
ポーランドのフルート界における現代音楽のスペシャリスト、エヴァ・リープヒェンによるグレツキ・アルバム。
2010年に発表した自身のデュオ「Flute o'clock」の録音が「Hi-Fi i Muzyka」誌の年間最優秀アルバムに選出されるなど、特殊奏法や最先端の現代作品の解釈は高い評価を受けています。

KAIROS
0015089KAI(1CD)
ベルンハルト・ラング(1957-?):フルート&バス
フルートのための Monadologie XVI "solfeggio"(2011)、コントラバスのための DW25 … more loops for U.(2015)、フルートとコントラバスのための DW22 "Winterlicht" (2010)
マヌエル・ズリア(フルート、バス・フルート)、
ダリオ・カルデローネ(Cb)

録音:2018年11月、2020年5月
フリージャズや即興演奏、ヒップホップやDJカルチャーに至るまで、様々な音楽スタイルやジャンルを参照し、決して枠にはまることのない作曲活動を行っているオーストリア出身の作曲家ベルンハルト・ラング(1957-?)。本アルバムはフルートとコントラバスという珍しい組み合わせの2楽器に捧げられており、非常に高度な技術を必要とする3つの作品が収録されています。複雑な音楽細胞の絶え間ない高速な繰り返しは、演奏者とリスナーの双方に集中力を要求しますが、忘れることのできない親密な音楽体験となることでしょう。

CAvi
85-53482(1CD)
東欧の作曲家によるピアノ三重奏曲集
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番ヘ短調 Op.65(ca.1883)
ジークフリート・ファル(1877-1943):ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.4(1898/99)
マレク・ディアコフ(1976-):Perperikoana(2015)
トリオ・イマージュ

録音:2020年2月、ワイマール・フランツ・リスト音楽大学(ドイツ)
マウリシオ・カーゲルのピアノ・トリオ全集(2014年のECHO賞でその年の最優秀初演録音賞を受賞)でセンセーションを巻き起こした若手アンサンブル、トリオ・イマージュの東欧作品集。ドヴォルザークのOp.65を含め、演奏機会の少ないピアノ三重奏曲の魅力を見事に描き出しています。ジークフリート・ファルはオペレッタで有名なレオ・ファルの弟で、ブルッフとヘルツォーゲンベルクに師事したモラヴィア出身の作曲家。父と2人の兄弟はオペレッタ作曲家でしたが、ジークフリートはよりシリアスな作品を書く傾向にありました。Op.4のピアノ三重奏曲は、印象的な楽想に溢れた説得力のある作品で、メンデルスゾーン作曲賞を受賞しています。トリオ・イマージュのメンバーは、ジークフリート・ファルのスコアを偶然にも手に入れ、自分たちのレパートリーにできたことに興奮したといいます。「ほとんど忘れ去られてしまった作曲家の初期の作品であるにもかかわらず、一連の驚くべき、想像力に富んだアイデアと革新性を備えています。この音楽は、若々しい感情と生き生きとしたヴィルトゥオジティに満ちており、ウィーンの民謡の要素が散りばめられており、地平線に迫る数十年の恐怖を漠然と予感させます。
CAvi
85-53032(2CD)
モーツァルト:弦楽四重奏曲集 Vol.3
第14番ト長調 K.387、第23番ヘ長調 K.590、第2番 ニ長調 K.155、第8番ヘ長調 K.168、第12番 変ロ長調 K.172、第21番ニ長調 K.575
アルミーダQ

録音:2020年1月&4月、バイエルン放送スタジオ2(ドイツ、ミュンヘン)
「弦楽四重奏の父」であるハイドンのオペラにちなんで名付けられ、2006年にベルリンで設立されたアルミーダ四重奏団。彼らはこれまでの聴き慣れた習慣に疑問を投げかけようと、まるで作曲家が自分の肩越しに見ているかのように、モーツァルトの作品を徹底的に吟味し、探求しています。ヘンレ社と音楽学者のヴォルフ=ディーター・ザイフェルトとのコラボレーションにより、彼らはモーツァルトの弦楽四重奏曲の原典にあたることで、これまで見落とされていた細部を発見し、パッセージを刺激的な、新たな方法で解釈することができるようになったのです。
アルミーダ四重奏団は2012年にミュンヘンの国際ARDコンクールで1等賞と聴衆賞、更に6つの賞を受賞し、カルテットとしての華々しいキャリアをスタートさせました。2014年〜2016年にはBBCの「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれています。

Da Vinci Classics
C-00327(1CD)
プーニ:クラリネット四重奏曲集(全曲世界初録音)
クラリネットと弦楽三重奏のための四重奏曲変ロ長調 Op.4
クラリネットと弦楽三重奏のための四重奏曲イ短調 Op.3
クラリネットと弦楽三重奏のための四重奏曲変ホ長調 Op.2
ルイージ・マジストレッリ(Cl)、
イタリアン・クラシカル・コンソート〔ジャコモ・オルランディ(Vn)、ルカ・モレッティ(Va)、エリザベッタ・ソレシーナ(Vc)〕

録音:2018年9月、サント・ステーファノ・ティチーノ(イタリア)
現在ではその名前と音楽が忘れつつあるものの、マリウス・プティパ協会のウェブサイトに掲載されているアダム・ロペス氏による伝記からその存在を改めて知ることが出来る19世紀イタリアの音楽家チェーザレ・プーニ(1802−1870)。
生い立ちは謎に包まれているものの、ジェノヴァで時計職人の父の下で育ったプーニは早くから音楽的才能を発揮し10歳を迎える前に最初の交響曲を作曲。ミラノ音楽院で作曲をボニファツィオ・アジオーリ、ヴァイオリンをアレッサンドロ・ロッラに師事したプーニは、その後、スカラ座で、また振付師であるジュール・ペローとのコンビで数多くのバレエを作曲し、その生涯で300曲以上のバレエ音楽を遺した多作家としても知られています。
「バレエ音楽」の作曲家であったプーニが、1824年から25年にかけて作曲し、ヴィンチェンツォ・コモッリに献呈された3つのクラリネット四重奏曲。古典派からロマン派にかけて時代、作風が移り変わる中で作曲されたイタリアの知られざる秀作が歴史の陰から姿を現します。
プーニのクラリネット四重奏曲を現代に蘇らせたのは、イタリア国際クラリネット協会の会長を務める重鎮で、カール・ライスターやディーター・クレッカーとの共演も数多いルイージ・マジストレッリ。作曲当時の響きを忠実に再現するため、1960年頃に製作されたドイツ式のC管、B♭管、A管の3本にクラリネットを吹き分けています。
※当CDの背オビとバックインレイには品番が「C00328」と誤表記されておりますが、レーベルでの修正、再印刷の予定が無いため現状のままの出荷とさせていただきます。予めご了承下さい。
Da Vinci Classics
C-00309(1CD)
想い出の宮殿〜コミティーニ:サクソフォンを伴う室内楽作品集
ソプラノ&アルト・サクソフォン、ヴィオラとピアノのための「5つの格言」
ソプラノ・サクソフォンとピアノのための「フィアベスク組曲」
アルト・サクソフォンとピアノのための「悪魔(ディアベル)」
ミケーレ・パオリーノ(ソプラノ&アルト・サクソフォン)、
アルド・マリア・ザンゲーリ(Va)、
ロベルタ・パンドルフィ(P)

録音:2020年1月、ルニク・レコーディング・スチューディオ(ペーザロ、イタリア)
1986年、イギリス出身のイタリア新世代の作曲家、ダニーロ・コミティーニが人間の内面、「内なる肖像画」に焦点をあてた「サクソフォン」を伴う室内楽作品の数々。
コミティーニはエドガー・アラン・ポーの小説を題材としたオペラ「眼鏡」で2017年にペーザロのロッシーニ劇場へのデビューを果たし、今後の活躍が期待されています。
Da Vinci Classics
C-00289(1CD)
デイブレイク〜トロンボーンとピアノのための現代音楽作品集
ウジェーヌ・ボザ:バッハへのオマージュ
アレクサンドル・ギルマン:交響的断章 Op.88
ジョー・シティーノ(b.1977):マッドキャップ・ミュージングス・アット・ハニーサックル・スクエア
ニコラ・フェッロ(b.1974):デイブレイク
ジャン=ミシェル・ドゥファイ(b.1932):カルメナリア(カルメン・メドレー)
ボザ:バラード
ジョン・クレネスク・モーティマー(b.1951):前奏曲と舞曲
カロリーナ・カルバチェ(b.1985):トロンボンシロ
ヴィンチェンツォ・パラトーレ(Tb)、
マヌエラ・チーニョ(P)

録音:2019年12月11日−13日、スタジオ・テープ(カターニア、イタリア)
※使用楽器:アントワーヌ・クルトワ LEGEND 420 BO/※使用マウスピース:K&G T5.5C
国際的ソリストとして活躍するイタリア出身の名手、ヴィンチェンツォ・パラトーレが奏でる20世紀から21世紀にかけて作曲されたトロンボーンとピアノのための作品集。
パラトーレは、パリ国立高等音楽院とローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーで現代を代表する名手の1人、ジャック・モージェに師事。これまでに国内外のコンクールにおいて多数入賞をし、第2回国際音楽コンクール(キエーリ市)、第18回国際ポルチャ市コンクール、第5回済州国際金管打楽器コンクール・トロンボーン部門第1位を受賞するなど、イタリア人トロンボーン奏者として初の快挙を成し遂げています。オーケストラ奏者としてもその才能を発揮し、これまでにトリノ王立劇場O、シチリアSO、ミラノ・スカラ座O、サンタ・チェチーリア国立アカデミーOのトロンボーン奏者を歴任。2003年以降、カターニア・マッシモ・ベッリーニ劇場Oの首席奏者を務めています。また、イタリアを中心にマスタークラスを開催するなど後進の指導にも力を注いでいます。当アルバムでは、師匠譲りのテクニックに加え、イタリア人らしい歌心に溢れた演奏を聴かせてくれます。
Da Vinci Classics
C-00290(1CD)
ショーソン:ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのコンセール ニ長調 Op.21 パオロ・ギドーニ(Vn)、
レオナルド・ズニカ(P)、
ボイトSQ〔ジャコモ・インヴェルニッツィ(Vn1)、ニコラ・タッソーニ(Vn2)、ルチアーノ・カヴァッリ(Va)、ジョルジオ・ブーティ(Vc)〕

録音:2014年4月15日−16日、アウディトリウム・モンテヴェルディ(マントヴァ、イタリア)
パリ音楽院でマスネとフランクに学び、バイロイトではワーグナーに師事し、その影響を色濃く受けた19世紀後半のフランスを代表する作曲家の1人であるエルネスト・ショーソン(1855−1899)。
1899年に自転車事故により44歳という若さでこの世を去ったショーソンが、1889年から91年にかけて作曲した代表作の1つである「コンセール」。フランクの影響が随所に見られる「コンセール」は、まさに近代フランスのリリシズムの宝庫と呼ぶに相応しい秀作です。
ヴァイオリンのパオロ・ギドーニは17歳という若さで地元のマントヴァ音楽院を卒業し、フランコ・グッリ、サルヴァトーレ・アッカルド、イヴリー・ギトリスといった錚々たる名ヴァイオリニストたちの薫陶を受けたイタリアの名匠。
イタリアの大作曲家アッリーゴ・ボーイトの名前を冠し、パルマのアッリーゴ・ボイト音楽院で学んだ弦楽器奏者たちで結成されたボイトSQ、エミール・ナウモフやイリーナ・チュコフスカヤの下で学び、パオロ・ギドーニとはマントヴァ・トリオとして共演を重ねているピアニスト、レオナルド・ズニカのイタリア勢が奏でるショーソンは格別の美しさです。
この演奏はデュオ・グッリ=カヴァッロの想いでに捧げられています。
Da Vinci Classics
C-00307(1CD)
レアリティーズとサプライズ〜ザンドナーイ:アート・ソング・トランスクリプションズ&室内楽作品集
メヌエット(リュリの「町人貴族」による)
前奏曲第8番(バッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」による)
ホーンパイプ(ヘンデルの「合奏協奏曲 Op.6-7」による)
カンツォネッタ(メンデルスゾーンの「弦楽四重奏曲 Op.12-1」による)
夢(シューマンの「子供の情景」による)
楽興の時(シューベルトの「楽興の時 D.780-3」による)
マズルカ/インプレッショーネ・メロディカ
子守歌/ミステロ/セレナータ
ネラ・ネレッラ
スペットロ・アルモニコ室内O、
シモーネ・ズッカッティ(指)、
マリア・レティツィア・グロセッリ(S)、
フランチェスカ・ティラーレ(Hp)、アントニオ・ヴィチェンティーニ(ハーモニウム)、アントニオ・ヴィチェンティーニ(P)、パオロ・オルランディ(P)、セルジオ・ラ・ヴァッカラ(ヴァイオリン

録音:2019年10月&2020年1月、イタリア
マスカーニに師事し、19世紀後半〜20世紀前半におけるイタリアでオペラ作曲家として活躍したリッカルド・ザンドナーイ(1883−1944)のトランスクリプションと室内楽曲、声楽曲を集めた希少かつ驚きが詰まったプログラム。
ザンドナーイは未完に終わったプッチーニの「トゥーランドット」の補筆完成の担当者としてリコルディ社に選ばれたほどの実力の持ち主でした(しかしながら実際に補完したのはフランコ・アルファーノ)。
Da Vinci Classics
C-00312(1CD)
ピツェッティヴァイオリンを伴う室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ イ長調
アリア ニ長調/3つの歌
ルッジェーロ・マルケージ(Vn)、
フェデリコ・ロヴィーニ(P)

録音:2019年11月、アウディトリウム・サイエンス&ミュージック(ピサ、イタリア)
イタリアにおける新古典主義音楽を牽引する存在とされながらも、ロマン派、または新ロマン主義的な作風を持ち、さらにはルネサンス音楽やバロック音楽への回帰を掲げ、オペラが隆盛を誇った同国において器楽復興にも尽力したイルデブラント・ピツェッティ(1880−1968)。
ドーラ・シュヴァルツベルクに師事した後、ラ・カメラータ・ドゥカーレ・ディ・パルマを創設し、第1ソロ・ヴァイオリン奏者として活躍する実力派、ルッジェーロ・マルケージ(1964−)が奏でるピツェッティの音楽は、知られざる近代イタリアの傑作「イ長調のソナタ」を含む3作品。
「皇紀2600年奉祝曲」の1つ「交響曲イ調」の作曲者として有名なピツェッティの芸術の本質を知る上でいずれも重要な作品です。
Da Vinci Classics
C-00313(1CD)
下り道〜サクソフォンとピアノのための現代音楽集
フェレーロ:ナッシュヴィルの夜
マローネ:インプロヴィザメンテ
ガランテ:エウメニドゥム・クリネス
パレルモ:ジェメロの歌
デル・プレテ:ハバネラ
ギドーニ:フラッシュノーツ
ファッツォラーリ:ソナタ第4番 Op.14-1
ルカ:チェンジング
トゥー・フォー・ニュー・デュオ〔ジョヴァンニ・デ・ルカ(Sax)、フランチェスコ・シルヴェストリ(P)〕

録音:2016年−2018年、イタリア&スペイン
2011年に活動を開始したイタリアのサクソフォンとピアノの二重奏、トゥー・フォー・ニュー・デュオが2016年から2018年にかけてイタリアとスペインで取り上げてきた現役の作曲家たちによる8作品を収録。
フェレーロの「ナッシュヴィルの夜」とデル・プレテの「ハバネラ」を除く6作品は、トゥー・フォー・ニュー・デュオに献呈された新作。サクソフォンとピアノの可能性を広げてくれるこの作品集は、トゥー・フォー・ニュー・デュオにとっての音楽旅行日記でもあります。
Da Vinci Classics
C-00238(1CD)
アバウトケージVol.4〜チューバ、またはトロンボーンのための作品集
ケージトロンボーンとピアノのための「Two5」
チューバのための「ソロ」
スライド・トロンボーンとフォンタナ・ミックスのための「ソロ」
ジャンカルロ・スキャッフィーニ(トロンボーン&チューバ)、
フランチェスカ・ジェモ(P)

録音:イル・ポライオ(ロンコ・ビエッレーゼ、イタリア)
の作品に精通しているセルジオ・アルマローリの監修による「アバウトケージ」シリーズの第4集は、「トロンボーン」と「チューバ」のための作品集。
現代の音楽シーンにおいて革命的な役割を果たし「音楽」の定義を広げたジョン・ケージが遺した低音金管楽器、トロンボーンとチューバのための音楽。特に1957年から58年にかけて作曲された「スライド・トロンボーンとフォンタナ・ミックスのための「ソロ」」での先見性、天才的発想には改めて驚かされます。
トロンボーンとチューバの両方を駆使しケージの作品に取り組むのは、イタリアのマルチ・プレーヤー、ジャンカルロ・スキャッフィーニ。1970年にはダルムシュタットでシュトックハウゼン、リゲティ、グロボカールに音楽を学び、現代音楽の室内アンサンブル、ヌオーヴェ・フォルメ・ソノーレを創設するなど、イタリアの金管楽器界における近現代音楽の大御所的存在です。
Da Vinci Classics
C-00311(1CD)
20世紀のマンドリンを伴う室内楽作品集
ムニエル:フィジオロジー・ムジカーリ Op.194
ソレンティーノ:プレニルーリオ(満月)
ロマーノ:恋のつぶやき
アンコナ:ネニア・ダモーレ
ナポリ:フラメント
カラーチェ:サルタレッロ Op.79、
 セレナータ・ロマンティカ Op.94、
 ファンタジア・ポエティカ Op.56
メッツァカーポ:ナポリ
グラン・デュオ・ヴェスヴィウス〔ジャンルイジ・スペリンデオ(マンドリン)、ジュゼッペ・ガンゼルリ(P)〕

録音:2020年2月、ステューディオ・ガンゼルリ(サン・ジョルジョ・ア・クレマーノ、イタリア)
ナポリから世界へ。イタリア、ナポリ音楽の伝統に深く根ざしながらもアメリカ、ロシア、日本、ヨーロッパなど世界各国へのマンドリンの普及に積極的に貢献してきたムニエルやカラーチェ、メッツァカーポなどの作曲家たちの作品を収録したイタリアのレーベルならではのマンドリンのための室内楽作品集。
すべてがナポリに通じる3つのイタリアの代名詞的存在である「ピッツァ・スパゲッティ・マンドリン」。マンドリンがピッツァやスパゲッティと同じイタリアのシンボルであるという事実は、この楽器のイタリア、特にナポリでの存在感の大きさと重要性を物語っています。
まさにイタリアの至宝、マンドリンのための傑作を奏でているのはヴィンチェンツォ・ディ・ベネデットとステファノ・カルディに学んだマンドリン奏者ジャンルイジ・スペリンデオ。オルケストラ・ジョヴァニーレ・ナポレターナの首席指揮者を務め、17〜20世紀のマンドリン作品、ナポリ民謡をレパートリーとする現代イタリアのマンドリンの名手です。
日本でも人気の高いマンドリン作品集。ご当地イタリアから素敵なアルバムが届きました。
Da Vinci Classics
C-00314(1CD)
音の反射〜現代イタリアのピアノ三重奏曲集
マニアーチ:希望の風
マンディーナ:デカトロン
ピライーノ:そっと寄り添って
リコッタ:椿姫/カセサ:テン
トリオ・アルテ〔ミルコ・ダンナ(Vn)、ジョルジオ・ガロファロ(Vc)、ヴァレンティナ・カセサ(P)〕

録音:2019年6月、メダルト・ステューディオ(パレルモ、イタリア)
イタリアのアンサンブル、トリオ・アルテの創立10周年を記念して6人のシチリア島の作曲家たちによって書かれたピアノと弦楽器による三重奏のための新作の数々を同アンサンブルがレコーディング。
イタリア、シチリア島における現代の音楽言語と、ピアノを伴う三重奏の室内楽を結び付けることにより、現在のイタリアの音楽の普及と世界への発信を目指しています。
※当CDの背オビには品番が「C00315」と誤表記されておりますが、レーベルでの修正、再印刷の予定が無いため現状のまま出荷させていただきます。なお、バックインレイには正しい品番である「C00314」が表記されております。予めご了承下さい。
Da Vinci Classics
C-00317(1CD)
フルートとピアノのための20世紀と21世紀の幻想曲とロマンス集
ブルン:ロマンス Op.41
ドップラーハンガリー田園幻想曲 Op.26
マッコンヴィル:浜辺のロマンツァ
フォーレ:幻想曲 Op.79
ルッソ:幻想曲
タファネル:「ミニョン」の主題によるグランド・ファンタジー
サン=サーンス:ロマンス Op.37
マガリフ:ロマンス
リタ・ダルカンジェロ(Fl)、
ジュリアーノ・マッツォカンテ(P)

録音:2019年4月15日−16日、テアトロ・マルッチーノ(キエーティ、イタリア)
ドップラーやフォーレ、タファネル、サン=サーンスなど19〜20世紀の作曲家たちと、3人の現代作曲家たちが書き上げたフルートのための「幻想曲(ファンタジー)」と「ロマンス」を集めた好プログラム。
フルート奏者にとって重要なレパートリーとしての地位にあり続けている「幻想曲」と「ロマンス」を奏でるのは、イタリアの女流フルーティストのリタ・ダルカンジェロ。イギリスやミラノ、マンハイムで研鑽を積み、巨匠ジェームズ・ゴールウェイに師事した才女です。
Da Vinci Classics
C-00242(1CD)
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第6番ホ短調 MS.75(ギター伴奏原典版/世界初録音)
ヴァイオリンとピアノのための「6つのカンタービレとワルツ」(第1番 MS.124、第2番MS.125、第3番MS.126、第4番 MS.127、第5番MS.128、第6番MS.129)
パオロ・ギドーニ(Vn)、
ガブリエレ・ザネッティ(G)

録音:2019年9月20日、オラトリオ・デイ・カンピ・ボネッリ(マリアーナ・マントヴァーナ、イタリア)
「ダ・ヴィンチ・クラシックス(Da Vinci Classics)」が贈るイタリアのレーベルならではの歴史的企画は、パガニーニの「ヴァイオリン協奏曲第6番」の原典版となる「ギター伴奏版」の世界初録音!! 1972年にイギリス、ロンドンのアンティーク・ディーラーの下でエドワード・ニールによって発見されたパガニーニの「ヴァイオリン協奏曲第6番」。発見された際、そこには2つのフォルダがあり、片方には「ヴァイオリンの独奏パート」と「オーケストラ伴奏の概要」が、そしてもう一方には「ギター伴奏譜」が収められていました。 現在では、この時に発見されたオーケストラ伴奏譜の記録を元としてモンペリオ、またはフィオーレによって復元されたオーケストラ伴奏譜を用いて演奏されることが多い「ヴァイオリン協奏曲第6番」ですが、今回のレコーディングに用いられたのは、まさに初期稿、またはオリジナル版と呼ぶに相応しい「ギター伴奏版」。 パガニーニ自らもギタリストであったことからヴァイオリンとギターのために優れた作品を数多く遺し、さらには作曲の際にピアノではなくギターを頻繁に使用していたという事実からも、この「ギター伴奏版」の「ヴァイオリン協奏曲第6番」が持つ意味の大きさは非常に大きいと言えるでしょう! パガニーニの後期の作風の発展を示しヴァイオリンの技巧の極限を要求しているように見えるのと同時に、ヴィオッティやクロイツェル、ローデの協奏曲を彷彿とさせる作風もこの「ヴァイオリン協奏曲第6番」の特徴です。
マントヴァ出身のヴァイオリニスト、パオロ・ギドーニはシエナのキジアーナ音楽院で研鑽を積んだのち、スイスのシオンでイヴリー・ギトリスに師事。19歳という若さでフィレンツェのヴィットリオ・グイ賞を受賞した経歴を持ち、トリオ・マティスを1983年に創設し、ソリスト、室内楽奏者として世界各地で活躍する名手です。 ギタリストのガブリエレ・ザネッティは、ブレーシャ音楽院(ルカ・マレンツィオ音楽院)でギターを学び、アコースティックとエレクトリックの2つのギター、そしてマンドリンを弾きこなす秀才。この「ギター伴奏版」の「ヴァイオリン協奏曲第6番」の手稿譜を発見し楽譜を校訂するなど、録音を実現させた"立役者"でもあります。
Da Vinci Classics
C-00234(1CD)
オマージュ〜サティ:ピアノ作品&弦楽四重奏のための編曲集
サティ:6つのグノシエンヌ
シモナッチ:弦楽四重奏のための「コラール」
サティ:12の小コラール
サティ(シモナッチ編):6つのグノシエンヌより 第1番〜第4番(弦楽四重奏版)
サティ:1906年から1913年までの6つの作品
サティ(シモナッチ編):快い絶望、うつろな空想(弦楽四重奏版)
ジャンカルロ・シモナッチ(P/ファツィオリF278)、
ダヴィド・シモナッチ(Vn)、
ファビオラ・ガウディオ(Vn)、
ロレンツォ・ルンド(Va)、マルコ・シモナッチ(Vc)

録音:2018年11月8日−9日、ロッキ寺院(ローマ、イタリア)
ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でカルロ・ゼッキにピアノを、サンタ・チェチーリア音楽院でアルド・クレメンティに作曲を師事し、現在では特に近現代音楽の解釈に高い評価を受けているイタリアのコンポーザー=ピアニスト、ジャンカルロ・シモナッチ。
様々な近現代作品を演奏、録音してきたスペシャリストであるシモナッチは、当時の西洋音楽に一石を投じ、現代音楽美学の創始者的な存在ともなったエリック・サティの音楽に着目。
サティの音楽の録音をシンプルな「ピアノ作品集」に留めず、名作「グノシエンヌ」などを"弦楽四重奏版"として再構築することにより、サティの音楽の表現の幅を広げ、新たな視点と発見をもたらしてくれています。
特に「グノシエンヌ」では、"ピアノ・ソロ"と"弦楽四重奏"での響きの違いが非常に興味深い仕上がりとなっています。
Da Vinci Classics
C-00324(1CD)
リッジ:室内楽作品集


(1)弦楽四重奏曲ト短調

(2)弦楽四重奏のための「トスカーナの風景」

(3)弦楽四重奏のための「陽の光」

(4)5つの楽器のためのラプソディ

(5)ピアノ五重奏曲
(1)グローリア・メラーニ(Vn)、パオロ・アルディンギ(Vn)、アレッサンドロ・フランコーニ(Va)、フィリッポ・ブルキエッティ(Vc)(2)マルチェロ・ダンジェロ(Vn)、マルコ・ドメニケッリ(Vn)、ヴァレンティナ・ガスペレッティ(Va)、ヴァレリオ・カッサーノ(Vc)
(3)ピエルパオロ・デル・プレテ(Vn)、マリア・ミケーラ・セルフェダ(Vn)、ラウラ・ペッレ(Va)、ティジアナ・ディ・ジュゼッペ(Vc)
(4)グローリア・メラーニ(Vn)、アレッサンドロ・フランコーニ(Va)、フィリッポ・ブルキエッティ(Vc)、ジュリオ・ピエトロパオロ(P)、ジャコモ・リッジ(ヴィブラフォン)
(5)ダニエレ・フレディアネッリ(P)、キアーラ・モランディ(Vn)、マルチェロ・ダンジェロ(Vn)、ヴァンレンティナ・ガスペレッティ(Va)、ヴァレリオ・カッサーノ(Vc)
(6)ジローラモ・ラリキウタ(Fg)、ジャコモ・リッジ(P)

録音:2011年2月&2020年6月、イタリア
1983年11月、イタリアはトスカーナ州のバルガで生まれたイタリアの音楽家、ジャコモ・リッジ。
作曲家であると同時にソングライターでもあり「ジャズとゴスペルを愛している」とも述べるリッジが手懸けたクラシックの室内楽作品は、難解な実験音楽とは正反対の調性音楽。どこかジャズなど他ジャンルとのボーダーレスな響きも感じられる作風が特徴です。
Da Vinci Classics
C-00255(1CD)
たそがれ〜ラフマニノフ:コントラバスとピアノのための作品集
ひそかな夜のしじまの中で Op.4-3
チェロ・ソナタ ト短調 Op.19(コントラバス版)
哀しき夜 Op.26-12
あなたは皆に愛される Op.14-6
ヴォカリーズ Op.34-14/たそがれ Op.21-3
オラツィオ・フェラーリ(Cb)、
マルコ・サンナ(P)

録音:2019年3月&9月、カンマームジークザール(ケルン、ドイツ)
ロシアン・ロマンティシズムの代名詞的存在であるセルゲイ・ラフマニノフが遺した室内楽の傑作中の傑作である「チェロ・ソナタ」と、美しき歌曲の数々を「コントラバスとピアノ」のデュオで奏でた低弦楽器&低音楽器ファン必聴のラフマニノフ作品集!
イタリアのクロトーネ出身でナポリのサン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院で音楽を学んだコントラバス奏者オラツィオ・フェラーリが、ラフマニノフの作品を単純に旋律をなぞるのではなく、精神分析的にもアプローチ。「交響曲第1番」の初演失敗時の精神的ダメージに代表されるよう、その音楽活動や作風の裏にあった脆さをくみ取ろうと試みています。
「チェロ・ソナタ」はもちろんのこと、「ヴォカリーズ」などの声楽作品の名作の数々も、コントラバスの優しくも深みのある音色が聴き手に安堵感を与えてくれます。
Da Vinci Classics
C-00246(1CD)
エアカ〜ホルンとハープのための近現代作品集
フェッロ:ホルンとハープのための「エアカ(AIRKA)」
ダマーズホルンとハープのための5つの小品「アスペクツ」
シンガー:ホルンとハープのための組曲
アンドレス:ホルンとハープのための「晩秋の歌」
クーツィール:ホルンとハープのためのソナタ Op.94
ヴィットリオ・スキアヴォーネ(Hrn)、
ラウラ・ディ・モナコ(Hp)

録音:2018年7月、カステッロ・ディ・モルサスコ(モルサスコ、イタリア)
ホルンとハープという意外とも思える組み合わせで独自性に富んだ美しさと、このホルン&ハープの編成のために書かれた音楽がもたらすことのできる新たな表現力の可能性を示してくれているヴィットリオ・スキアヴォーネとラウラ・ディ・モナコ。
パックスマンのホルン・プレーヤーであるヴィットリオ・スキアヴォーネは、ボルツァーノ・トレント・ハイドンOの首席奏者を務めた後、活動の拠点をイギリスへと移し、2015年以降は首席客演奏者としてロンドンSOのコンサートやレコーディングに定期的に参加しているイタリアの名手。
ロンドンSOのレコーディングでは、ガーディナーのシューマン、ノセダのショスタコーヴィチやヴェルディのレクイエムなどに参加しており、2016年にはロトが指揮したマーラーの「交響曲第5番」での演奏で大喝采を浴びるなど、名実ともに現在のイタリアを代表するホルニストの1人です。

Indesens
INDE-063(1CD)
サクソフォンの芸術
コネソン:テクノ・パラード
フィトキン:ハード・フェアリー
カーゲル:リード
長生淳:パガニーニ・ロスト
ガイス:サックス・ヒーロー
ホロヴィッツ:コン・ブリオ
ボリング:よどみなく
エスケシュ:朝闇の歌
チェスノコフ:トッカータ
吉松隆:ラン・バード
フランセ:パンビッシュとメレンゲ
ドビュッシー:狂詩曲
パーカー:マイ・リトル・スウェード・シューズ
ニコラ・プロスト(ソプラノ&アルト・サクソフォン)、ジャン=イヴ・フルモー(アルト・サクソフォン)、アンヌ・ルカプラン(ソプラノ・サクソフォン)、馬場みさき(P)、ローラン・ヴァグシャル(P)、エリック・オービエ(指)、パリ・サクソフォン・アンサンブル

録音:2013年、フランス
コンセール・ラムルー(ラムルーO)の首席サクソフォン奏者を務め、アンサンブル・ヴァリアンスやサクシアーナ・トリオなどのメンバーとしても活躍する名プレイヤー、ニコラ・プロストが「サクソフォンの歴史」を自らの演奏で表現したプログラム。
サクソフォンのための欧米の作曲家たちの重要作はもちろんのこと、長生淳や吉松隆の作品の収録も嬉しいポイント。長生淳の「パガニーニ・ロスト」では巨匠ジャン=イヴ・フルモーとの共演が実現しています。
Indesens
INDE-053(1CD)
サクソフォン四重奏のためのフランス音楽集
ボザ:アンダンテとスケルツォ
ベランジェ:アクシオーム
ピエルネ:バスク民衆のロンドによる序奏と変奏
カンポ:タンタマル
グリオット:メタルで育った子供たち
アクソーヌ・サクソフォン四重奏団〔ギュルヴァン・ペロン(ソプラノ・サクソフォン)、ジェロー・エトリヤール(アルト・サクソフォン)、セドリック・カルセル(テナー・サクソフォン)、マルテイヌ・ヤンセン・ファン・デイク(バリトン・サクソフォン)〕

録音:2009年6月1日−3日、オランダ
パリ音楽院でフランス・サクソフォン界の巨匠クロード・ドゥラングルに師事した4人のサクソフォン・プレーヤーたちによって1998年に結成されたアクソーヌ・サクソフォン四重奏団。
2004年にオランダで開催されたアルメレ室内楽コンクールで第1位を獲得するなど、国際的評価も高いサクソフォン王国フランスの実力派アンサンブルです。
Indesens
INDE-055(1CD)
月の光〜ドビュッシーとハープ
ドビュッシー:ベルガマスク組曲(マリー=ピエール・ラングラメ編)
小組曲 〜2二つのチェロとハープによる(ダーフィト・リニカー編)
夢(マリー=ピエール・ラングラメ編)
ロマンティックなワルツ(マリー=ピエール・ラングラメ編)
グラドゥス・アド・パルナッスム博士(マリー=ピエール・ラングラメ編)
神聖な舞曲と世俗の舞曲
2つのアラベスク(アンリエット・レニエ編)
チェロとハープのためのソナタ(マリー=ピエール・ラングラメ編)
マリー=ピエール・ラングラメ(Hp)、
ルートヴィヒ・クヴァント(Vc)、
BPOのメンバーたち〔ダーフィト・リニカー(Vc)、アリーヌ・シャンピオン(Vn)、ルイ・エスネオラ(Vn)、マドレーヌ・カルルッツォ(Va)、ヤヌシュ・ヴィジク(Cb)〕

録音:2012年9月&2013年3月、カンマームジークザール、ベルリン・フィルハーモニー(ドイツ)
1993年からベルリンPOの首席ハープ奏者として活躍するフランスの名女流、マリー=ピエール・ラングラメが優雅に奏でるフランス印象派の巨匠ドビュッシーの傑作の数々。
ベルリン・フィルの弦楽セクションのメンバーたちとの「神聖な舞曲と世俗の舞曲」以外の収録作品は、全てラングラメやリニカー、レニエの編曲によってハープのための作品への生まれ変わったもの。
ラングラメの流麗で優雅、そして色彩感豊かな演奏は、このハープ版がオリジナルかと思えるほどの完成度。ベルリン・フィルのハーピストがハープで奏でるドビュッシーの世界に身を委ねてみて下さい。
Indesens
INDE-062(1CD)
近代フランスのフルートの芸術
フォーレ:フルートとピアノのための幻想曲 Op.79
ドビュッシー:シランクス、牧神の午後への前奏曲(フルートとピアノ版/ギュスターヴ・サマズイユ編)
ヴィドール:フルートとピアノのための組曲 Op.34
プーランク:フルートとピアノのためのソナタ
ゴーベール:幻想曲
メシアン
:黒つぐみ
ジョリヴェリノスの歌
エネスコ
:フルートとピアノのためのカンタービレとプレスト*
ヴァンサン・リュカ(Fl)、
エマニュエル・シュトロッセ(P)、
クラウディア・バーラ(P)*

録音:2007年9月&2012年3月、サン=マルセル寺院(パリ、フランス)
近代フランスにおけるフルートのための重要な作曲家、作品によって、19世紀後半化から20世紀前半の「フルート黄金時代」の再現と表現を実現させたヴァンサン・リュカ渾身のプログラム。
1995年からパリOの首席フルート奏者を務め、フルートのフレンチ・スクールの継承者でもあるヴァンサン・リュカが奏でるフランス音楽はやはり格別。フルートのためのフランス音楽のお手本となる名演の数々を収録しています。
Indesens
INDE-054(1CD)
バッハとピアソラの内緒話
ピアソラ:スール 〜 愛への帰還
バッハ:ソナタ ロ短調 BWV.1014より Allegro
ピアソラ
:タンガータ
ッハ
:フランス組曲ハ短調 BWV.813より Allemande
ピアソラ:フガータ、ミロンガ・イズ・カミング、天使の死
バッハ:パルティータ ハ短調 BWV.826より サラバンド
ピアソラ:ブエノスアイレスの春
バッハ:ソナタ ロ短調 BWV.1014より Andante
ピアソラ:ジータ
デュオ・インテルメッツォ〔セバスティアン・オトマユー(バンドネオン)、マリエル・ガール(P)

録音:2013年4月22日−24日
2006年に結成されたバンドネオンとピアノのコンビによるフランスのアンサンブル、デュオ・インテルメッツォが、大バッハとピアソラの音楽を結び付けたプログラム。
デュオ・インテルメッツォが奏でてゆくピアソラとバッハの音楽はタイトルの通り、2人の偉大な音楽家がまるで2人きりで対話をしているかのよう。
Indesens
INDE-064(1CD)
ホルンの芸術
ベートーヴェン:ピアノとホルンのためのソナタ ヘ長調 Op.17
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
R・シュトラウス:アンダンテ
デュカス:ヴィラネル
ボザ:頂上にて
スクリャービン:ロマンス
ヒンデミット
:ホルンとピアノのためのソナタ ヘ長調
ダビド・フェルナンデス・アロンソ(Hrn)、
エレーヌ・ティスマン(P)

録音:2014年1月、サン=マルセル寺院(パリ、フランス)
世界的名手ダビド・フェルナンデス・アロンソのスペシャルな演奏と19世紀&20世紀のホルンのためのオリジナル作品の傑作たちを通じて、「ホルンの芸術」の醍醐味と真髄に迫る充実のプログラム!
スペイン、ビーゴ出身のダビド・フェルナンデス・アロンソは、ミロ・アンサンブルのメンバーとして難関として有名なARDミュンヘン国際音楽コンクールで第1位(2001年)と聴衆賞を受賞。
グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ、バイエルンRSOを経て、現在はロッテルダムPOの首席奏者として活躍している名手です。
Indesens
INDE-061(1CD)
ピッコロの芸術
ダマレ:白つぐみ Op.161、鬼火 Op.378、
 奇想曲 Op.174、酔狂な女 Op.270、
 ピッコロ・ポルカ Op.157、つむじ風 Op.212
 キジバト Op.119、タランテラ Op.391
ジュナン:「雨だ、雨だよ、羊飼いのお嬢さん」による幻想曲、
 ヴェルディの歌劇「仮面舞踏会」による幻想曲
マイユール:2本のピッコロのための変奏曲「鳥の巣」*
ジャン=ルイ・ボーマディエ(ピッコロ)、
ジャン・ケルネール(P)、
マクサンス・ラリュー(ピッコロ)*

録音:1978年−1980年
ジョセフ・ランパルとジャン=ピエール・ランパルのランパル親子に師事し、フランス国立Oでは12年間に渡って首席ピッコロ奏者を務め、フランスにおけるピッコロの第一人者として活躍してきた名手、ジャン=ルイ・ボーマディエが奏でる「ピッコロのバイブル」的存在の名盤中の名盤です。
ちなみにこの「ピッコロの芸術」は旧カリオペ(Calliope)の創設者で芸術監督でもあったジャック・ル・カルヴェがプロデュースし、名録音技師ジョルジュ・キッセルホフが収録した録音です。
Indesens
INDE-065(1CD)
カプリース〜ヴァイオリンとピアノのための
クライスラー:ウィーン奇想曲、
 プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
 愛の悲しみ、愛の喜び、美しきロスマリン
サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチョーソ
サラサーテ:ビゼーの「カルメン」による演奏会用幻想曲
パガニーニ:奇想曲第24番
チャイコフスキー:なつかしき土地の想い出 Op.42
タチヤーナ・サムイル(Vn)、
イリーナ・ランコヴァ(P)

録音:2013年12月、サン=マルセル寺院(パリ、フランス)
002年第12回チャイコフスキー国際コンクールのヴァイオリン部門で第3位を受賞し、その後はベルギー、ブリュッセルの王立モネ劇場で首席奏者として活躍した女流ヴァイオリニスト、タチヤーナ・サムイル。
「クライスラー」と「チャイコフスキー」をインスピレーションの源として創り上げられたこの「カプリース」は、クライスラー自身が使用していた1721年製のストラディヴァリで演奏されています。
Indesens
INDE-059(2CD)
ゴーベール:フルートとピアノのための室内楽作品集
フルートとピアノのための組曲/子守唄/水の上で/2枚のスケッチ/マドリガル/シシリエンヌ/ギリシャ風ディヴェルティスマン 〜 2本のフルートとピアノのための*/ロマンス(ルデュク社刊)/ロマンス(エノック社刊/1908)/夜想曲とアレグロ・スケルツァンド/幻想曲/バラード/フルートとピアノのためのソナタ第1番/フルートとピアノのためのソナタ第2番/フルートとピアノのためのソナタ第3番/フルートとピアノのためのソナチネ
ヴァンサン・リュカ(Fl)、
ローラン・ヴァグシャル(P)、
バスティヨン・プラ(第2フルート)*

録音:2013年4月−5月、サン・マルセル寺院(フランス、パリ)
戦間期のフランスにおける最も重要なコンポーザー=フルーティスト、そして指揮者としてその名を残し、数多くの優れたフルート作品の作曲家として幅広く親しまれているフィリップ・ゴーベール(1879−1941)。
当時、有数のフルート奏者でもあったゴーベールの作品の数々は現代においても重宝されており、パリOの首席フルート奏者であるヴァンサン・リュカがその主要作品の大半を録音した意義は非常に大きいと言えるでしょう!
ちなみにヴァンサン・リュカの使用楽器は日本を代表するフルート・メーカー、ムラマツ・フルートです。
Indesens
INDE-060(1CD)
エスケシュ:マジック・サーカス〜管楽器のための室内楽作品集
マジック・サーカス/メカニック・ソング/ル・バル/忘れられたアンティフォナ/おどけた三重奏/グラウンド第4番/テネブレの歌/幻想的舞曲
イニティウム・ウィンド・アンサンブル
ティエリー・エスケシュ(ピアノ&オルガン)、
アクソン・サクソフォン四重奏団、
アンデサンス七重奏団、
ヴァンドーム・クラリネット四重奏団、
ニコラ・プロスト(アルト・サクソフォン)、
パリ・サクソフォン・アンサンブル
、エリック・オービエ(トランぺット)

録音:2008年−2013年
コンポーザー=オルガニスト、ピアニスト、即興の演奏家など、様々な姿を持つフランスの音楽家、ティエリー・エスケシュ(1965−)の管楽器のための室内楽作品を集めたアルバム。
参加アーティストたちの名声、知名度からも、特にフランスにおけるエスケシュの偉大な立場を知ることができます。
また、エスケシュはデュリュフレの後任として、パリのサン=テティエンヌ・デュ・モン教会のオルガニストに就任した経歴を持ち、優れたオルガニストとしても知られています。
Indesens
INDE-142(1CD)

PINDE-142(1CD)
国内盤仕様
管楽器とピアノのためのフランスの室内楽作品集
ルーセル:ディヴェルティスマン Op.6
ケクラン:ファゴットとピアノのためのソナタ Op.71
タファネル:フルートとピアノのための「アンダンテ・パストラール」、
 フルートとピアノのための「スケルツェッティーノ」
ダンディ:サラバンドとメヌエット Op.72
メサジェ:クラリネットとピアノのための「ソロ・ド・コンクール」
フランセ:たそがれ時(恋人たちの時間)
シャブリエ:ホルンとピアノのための「ラルゲット」
ボザ:オーボエとピアノのための「田園幻想曲」
タンスマン:バレエ音楽「楽園の花園」より 魔女の踊り
パリOの首席奏者たち〔ヴァンサン・リュカ(Fl)、アレクサンドル・ガテ(Ob)、フィリップ・ベロー(Cl)、アンドレ・カザレ(Hrn)、マルク・トゥレネル(Fg)〕、ローラン・ヴァグシャル(P)

録音:2020年3月3日−5日、スタジオ・リブレット(アントニー、フランス)
国内盤:解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き)
パリOの木管セクションの首席奏者たちは、19世紀後半の楽器製造技術の近代化と驚異的な進歩に伴い、さらに色彩感に富んだ音色を持つようになった「木管楽器」におけるフランス楽派の伝統の象徴でもある重要な作品の数々を収録。
フルートのリュカ、オーボエのガテ、クラリネットのベロー、ホルンのカザレ、ファゴットのトゥレネル、そしてピアノのヴァグシャルというまさにフランス楽壇のオールスターたちが、ルーセル、シャブリエ、ダンディからボザ、タンスマン、フランセに至るまでのこの魔法のようなレパートリーの進化を辿ります。木管楽器関係者、フランス音楽ファン必携の大注目盤です!

RUBICON
RCD-1040(1CD)
ロベルト・カーン:ピアノ五重奏曲、ロマンス、歌曲集
ロマンス Op.25-1/とても静かな聖なる日/11月のお祝い/牧歌/愛の戴冠/ターゲブーフ・イン・テーネン(リーヴズ・フロム・ザ・ツリー・オヴ・ライフ − セレクション)/恋文/ヒキガエル/火葬/祈り/ピアノ五重奏曲 Op.54
アンサンブル・エミグレ〔ダニー・ドライヴァー(P)、クリストファー・グールド(P)、エミリー・サン(Vn)、イングリッド・ピアソン(Cl)、フローラ・ベイン(Hrn)、ジェマ・ローズフィールド(Vc)、ノルベルト・マイン(テノール、ディレクター)〕
1865年マンハイム生まれ、19世紀後半から20世紀にかけて活躍したドイツの作曲家、ピアニスト&音楽教師、ロベルト・カーン(1865−1951)の室内楽、歌曲、ピアノ作品集。
ヨーゼフ・ヨアヒム、ハンス・フォン・ビューロー、アドルフ・ブッシュ、リヒャルト・ミュールフェルトらと友好を深め、メンデルスゾーンやシューマン、ブラームスの作風に沿った作曲スタイルで多くの作品を残しながらも、晩年はナチスによって「退廃音楽」のレッテルを貼られてしまったロベルト・カーンの音楽を、声楽・器楽・室内楽の革新的なプログラムを探求するアンサンブル・エミグレが取り上げます。
1935年から1949年にかけて書かれた「ターゲブーフ・イン・テーネン(Tagebuch in Tonen/音色の日記)」は、実に1100曲以上に及ぶピアノ小品集で、このアルバムではその中から10曲のセレクションを収録しています。
RUBICON
RCD-1056(1CD)
モンジュルー&ヴィオッティ:ヴァイオリン・ソナタ集
エレーヌ・ド・モンジュルー(1764−1836):ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.2-3(世界初録音
ヴィオッティ:ヴァイオリン・ソナタ第10番ホ長調 G.38
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 Op.4
ウェーバー:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 Op.10b-2
ソフィー・ローザ(Vn)、
イアン・バックル(P)
2011年のマンチェスター国際ヴァイオリン・コンクールで第2位&聴衆賞を受賞して国際的な注目を集め、数々の奨学金を得て活動し、Champs Hill Recordsからフランクとラヴェルのヴァイオリン・ソナタ集(CHR-CD123)でレコーディング・デビューを果たしたイギリスの若き才媛、ソフィー・ローザ。
次代を担う才能あふれる若きアーティストたちのための"クリエイティヴ・ホーム" 「Rubicon」からリリースされるソフィー・ローザの新アルバムは、19世紀初頭のもっとも影響力のあるピアニスト&作曲家の一人であった、エレーヌ・ド・モンジュルー(1764−1836)の世界初録音となるヴァイオリン・ソナタ(ヴァイオリン付きピアノ・ソナタ)を取り上げ、モンジュルーのデュオ・パートナーとしてヨーロッパ中をツアーで回ったというヴァイオリニスト&作曲家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティのヴァイオリン・ソナタとカップリング。14歳のフェリックス・メンデルスゾーンが書いたソナタ、ウェーバーがアマチュア・プレイヤー向けに書いたソナタへとつなげる魅惑のリサイタル・プログラムを創り上げました。
貴族と結婚したためフランス革命によって命の危機を迎えながらも、その優れた即興能力で「ラ・マルセイエーズ」を演奏し自由を勝ち取ったというエピソードでも知られ、1795年にはパリ音楽院で史上最初の女性教授に任命されるなど女流音楽家のパイオニアとしての功績も残し、彼女の進歩的な練習曲は、ショパン、メンデルスゾーン姉弟、シューマン夫妻などにも大きな影響を与えたというモンジュルーの知られざる魅力に迫ります。

Signum Classics
SIGCD-651(1CD)
アイ・ガット・リズム
ジョージ・ガーシュウィン&アイラ・ガーシュウィン:アイ・ガット・リズム、スワンダフル、エンブレイサブル・ユー、ストライク・アップ・ザ・バンド
ニー・グッドマン、ジェイムズ・マンディ&チャーリー・クリスチャン:エアメイル・スペシャル
ベニー・グッドマン:スリップト・ディスク
ジョージ・ガーシュウィン&アイラ・ガーシュウィン:ファッシネイティング・リズム
アート・ヒックマン&ハリー・ウィリアムズ:ローズ・ルーム
ジョージ・ガーシュウィン、バディ・デシルヴァ&バラード・マクドナルド:サムバディ・ラヴズ・ミー
チャーリー・クリスチャン:ア・スムース・ワン
ジョージ・ガーシュウィン&アイラ・ガーシュウィン:スーン
ルイ・プリマ:シング・シング・シング
ジュリアン・ブリス・セプテット〔ジュリアン・ブリス(Cl)、マーティン・ショウ(Tp)、ルイス・ライト(ヴィブラフォン)、ニール・ソーントン(P)、コリン・オクスリー(G)、ティム・ソーントン(ベース)、エド・リチャードソン(ドラムス)〕

録音:2020年1月2日−4日、RAKスタジオ(ロンドン)
13歳でアメリカの名門インディアナ大学のアーティスト・ディプロマを取得した神童から、世界的名手へと成長を遂げたイギリスの天才クラリネット奏者ジュリアン・ブリス。ブリスが2010年に結成したジャズ・クロスオーヴァー・プロジェクト、"ジュリアン・ブリス・セプテット"の新録音。ベニー・グッドマンへと捧げたアルバム(SIGCD-288)の続編となるのは、多くのスタンダード・ナンバーを残し、時代もジャンルも超えて愛されるジャズ・ジャイアンツ、ガーシュウィン兄弟の音楽を紹介する1枚。
ジュリアン・ブリスの優美でクラシカルなアプローチで、「アイ・ガット・リズム」、「ファッシネイティング・リズム」、「エンブレイサブル・ユー」などの名ガーシュウィン・ナンバー、そしてベニー・グッドマン楽団の代表曲となった「シング・シング・シング」などの名曲を披露します。

Chandos
CHAN-20220(1CD)
悪魔のロマンス〜サクソフォンと室内オーケストラのためのピアソラ音楽
ピアソラ:ブエノス・アイレスの秋/悪魔のロマンス/ブエノス・アイレスの冬/オブリビオン(忘却)*/ブエノス・アイレスの春/孤独の歳月/ブエノス・アイレスの夏/リベルタンゴ

(*=編曲:パブロ・シーグレル/*を除く全曲=オーケストレーション:マルコ・アルボネッティ)
マルコ・アルボネッティ(ソプラノ・サクソフォン、バリトン・サクソフォン)、
オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ

録音:2019年12月4日、テアトロ・マシーニ(ファエンツァ、イタリア)
ニューヨーク、カーネギー・ホール・デビューが高く評価され、世界中でソリスト&指導者として活動する、イタリアを代表するコンサート・サクソフォニスト、マルコ・アルボネッティが吹く新たなピアソラ・アルバム!
ピアソラが亡くなった日のニュースでピアソラの音楽に出会い、その日から現在までピアソラの音楽への熱い情熱を持ち続けているというアルボネッティ。博士論文の研究ではブエノス・アイレスに赴き、作曲家のオリジナルのスコアを調べ、ピアソラ夫人のラウラ・エスカラーダや詩人のオラシオ・フェレール、ミュージシャンのパブロ・シーグレルやホセ・ブラガートらにインタビューも行ってピアソラの音楽を深め、今アルバムではシーグレル編曲のオブリビオンを除く全曲を、アルボネッティ自らがオーケストレーション。ソプラノ・サクソフォン(一部曲ではバリトン・サクソフォン)と室内オーケストラのための華麗なピアソラ・アルバムを創り上げ、そのアレンジにはピアソラのパブリッシャーでありピアソラ音楽賞(PMA)を創設している"Edizioni A.Pagani"からも、「完璧に遂行された素晴らしい作品であり、マエストロ・ピアソラの音楽に対する偉大な敬意の表明である」と賛辞を送られています。
アルボネッティはタンゴのワクワクするようなリズムを鋭いタンギングで捉え、バンドネオンを彷彿とさせるような麗しいリードの響きで哀愁のピアソラを表現。サクソフォンと共演するヴァイオリン、ピアノ、ダブル・ベースの各種ソロも絶品です。

Onyx
ONYX-4221(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.2
ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24 「春」
ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)、
アラスデア・ビートソン(フォルテピアノ)
現代のもっとも偉大なヴァイオリンの巨匠の一人、ヴァイオリンの女王ヴィクトリア・ムローヴァ。クリスティアン・ベザイデンホウトとの共演で2010年にリリースされ、世界中で熱狂的に迎えられたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第3番&第9番「クロイツェル」(ONYX4050)からはや10余年。ついに「ヴァイオリン・ソナタ全集」の続編となる第2巻のレコーディングが実現!
新たな録音では、スコットランド出身のピアノ&フォルテピアノ奏者、そして室内楽奏者としても華々しい活動を続けているアラスデア・ビートソンをデュオ・パートナーとし、風変わりで金言的な第4番、ドラマティックな第7番、至高の傑作である第5番 「春」を収録。ベートーヴェンの室内楽の至福の喜びを、ムローヴァの鋭い音楽性で解きほぐします。

SOMM
SOMMCD-0609(1CD)
NX-B04
新世界からの宝物
エイミー・ビーチ(1867-1944):ピアノ五重奏曲 嬰ヘ短調 Op.67
エンリキ・オスワルド(1852-1931):ピアノ五重奏曲 ハ長調 Op.18
マルノス・ノブレ(1939-):詩曲 21 Op.94 No.21…初録音
ビーチ:ロマンス Op.23
クレーリア・イルズン(P)
コウルQ【ロジャー・コウル(Vn)、フィリップ・ギャラウェイ(Vn)、ジョナサン・バリット(Va)、ニコラス・ロバーツ(Vc)】

録音:2019年4月8-9日
「Treasures from the New World 新世界からの宝物」と題された室内楽作品集。収録されているの はブラジルの作曲家オスワルドとノブレ、アメリカの作曲家ビーチの作品です。ヨーロッパからの移民を両親に持 ち、イタリアとブラジルで活躍したオスワルド、初期のころから十二音技法に興味を抱き、ヒナステラに師事した ノブレ、アメリカで初めて作曲家として成功した女性であるビーチ。3人とも新しい時代の音楽を開拓し、個性 的な作品を書きあげました。 このアルバムでは、ブラームスとシューマンの影響が感じられるビーチのロマンティックな五重奏曲、流麗かつ力 強いアンサンブルが楽しめるオスワルドの五重奏曲、この2曲をメインに置き、陰鬱ながらも情熱を秘めたノブレ の詩曲(世界初録音)と、愛らしいビーチのロマンスが添えられています。ブラジル出身のピアニストのクレーリ ア・イルズンと、コウル四重奏団の演奏で。
SOMM
SOMMCD-0610(1CD)
NX-B04
イギリスのヴァイオリン・ソナタ集
ウォルトン:ヴァイオリン・ソナタ
オルウィン:ヴァイオリン・ソナチネ
ジェイコブ(1895-1984):ァイオリンとピアノのためのエレジー…初録音
 カプリース…初録音
 小さなダンサー…初録音
ケネス・レイトン(1929-1988):ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.4
アラン・ロースソーン(1905-1971):ピエロ - ヴァルス=カプリス
レノックス・バークリー(1903-1989):エレジー イ長調 Op.33 No.2
 トッカータ ホ短調 Op.33 No.3
クレア・ホウィック(Vn)
サイモン・キャラハン(P)

録音:2019年9月7-8日
20世紀に大好評を博したイギリスのヴァイオリン・ソナタを集めた1枚。メニューインから依頼されたウォルトンの ソナタをはじめ、均整のとれたオルウィンのソナタ、初録音となるジェイコブの3つの小品、映画「アンクル・サイラ ス」でも用いられたロースソーンのヴァルス=カプリス、若々しいレイトンのソナタ、巧妙に音が張り巡らされた バークリーのエレジーとトッカータ、この6人の作曲家の作品が演奏されています。演奏しているクレア・ホウィック はこのアルバムがSOMMへのデビュー。ピアノのサイモン・キャラハンと息の合った演奏を聴かせます。
SOMM
SOMMCD-0625(1CD)
NX-B04
ヴァイオリンとピアノの音楽
ディーリアス:ヴァイオリン・ソナタ ロ長調 Op.posth
シリル・スコット(1879-1970):Cherry Ripe 熟したさくらんぼ -クライスラーに
 ワルツ・カプリース(A.W.クレーマー編)…初録音
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
ラヴェル:ハバネラ形式の小品(J.ハイフェッツ編)
アイアランド(1879-1962):ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調
バックス(1883-1953):Mediterranean 地中海(J.ハイフェッツ編)
クレア・ホウィック(Vn)
サイモン・キャラハン(P)

録音:2019年10月24-25日
英国とフランスをつなぐ作品を書いた作曲家たちのヴァイオリン曲を集めた1枚。冒頭にはこのジャンルを代表する ディーリアスの作品が置かれています。20代後半、パリに留学した彼は滞在した8年の間に、この都市の空気と文 化を存分に堪能、認められることはなかったもののこの「ヴァイオリン・ソナタ ロ長調」を含む数多くの作品を書き上 げています。また、彼より年少のアイアランドのソナタは、エドワード調の優雅さとフランス印象派の作風を融合させ たものであり、ドビュッシーの最後のソナタは深い感情が表出された名作です。ここに、ラヴェルとドビュッシー作品か ら影響を受けたシリル・スコットの小品と、ハイフェッツのアレンジによるラヴェルの「ハバネラ形式の小品」、バックスの 「地中海」を併せ、ホウィックとキャラハンが各曲の共通項を探っていきます。
SOMM
SOMMCD-0626(1CD)
NX-B04
チェロ・ソナタ集
フランク:チェロ・ソナタ イ長調
ゴダール(1849-1895):チェロ・ソナタ ニ短調 Op.104
コリーヌ・モリス(Vc)
ペトル・リモノフ(P)

録音:2019年11月14-15日
1886年に作曲されたフランクとゴダール、2曲のソナタを収録したアルバム。どちらもベル・エポック(良き時代)の頃 に、フランス系の作曲家がドイツ、オーストリア系の作風に則って書いた作品です。とはいえ、ヴァイオリン・ソナタを原 曲とするフランクのソナタは良く知られていますが、ゴダールのソナタは録音も演奏機会もほとんどなく、貴重な1枚と なります。サロン風の音楽ばかりが知られるゴダールですが、ここではかっちりとした形式を持つ壮大な音楽が展開さ れています。チェロを演奏するコリーヌ・モリスは、ロストロポーヴィチとトゥルトリエに高く評価された奏者。肩の故障に より5年以上コンサートから遠ざかっていましたが、見事な復活を遂げています。ロシア系イギリス人ピアニスト・指揮 者、ペトル・リモノフは『Classical Music magazine誌』にて「無限の能力を備えた驚異的な音楽家」と評され た名手。二人の息を呑むようなアンサンブルをお聴きください。

ALPHA
ALPHA-732(1CD)

NYCX-10192(1CD)
国内盤仕様
税込定価
『ホルン・ディスカヴァリーズ』
ダヴィッド・リニケル(1970-):ヴェルヴェット・ヴァルヴス- 6つのロマンティック・トリオ編曲集
リチャード・ビッシル(1959-):新世界の歌
メイソン・ベイツ(1977-):メインフレーム・トロピックス
クラウス・ヴァレンドルフ(1948-):ウィリザベサン・サラナーデ*
サラ・ウィリス(Hrn)
町田琴和(Vn)
フィリップ・メイヤーズ(P)
クラウス・ヴァレンドルフ(Hrn)*

録音:2014年 ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール
オリジナル発売:Gebr. Alexander 番号無し
【国内盤】日本語解説付き
2014年ホルンの有名メーカー「アレキサンダー」から発売され、一部の楽器店などに流通したCDが、曲順を組み替えてALPHAレーベルから リリースとなります。2020年にはアルバム『モーツァルトとマンボ』を世界的に大ヒットさせた、ベルリン・フィルの人気ホルン奏者サラ・ウィリスが、 同オーケストラのヴァイオリン奏者町田琴和らと共に制作したアルバムです。こちらもベルリン・フィルのチェロ奏者リニケルが、チャイコフスキーや ドヴォルザークの名旋律をアレンジした作品を筆頭に、ホルンの幅広い表現力が詰め込まれた内容。さらに2020年某カップ麺「旨辛豚骨」 のテレビCMで、ベルリン・フィル・ホルン・カルテットのアンコール・ピース「地下鉄ポルカ」の替え歌を歌い、日本中のホルン・ファンをのけぞらせた クラウス・ヴァレンドルフも、ダジャレを満載した自身の作品でゲスト参加。ベルリン・フィルを既に定年退職しているとは思えない張りのある高 音を彼が聴かせ、ここではサラも得意の魅力的な低音を存分に吹きまくります。

DACAPO
MAR-8.226212(1CD)
NX-B06
ホルンボー(1909-1996):弦楽四重奏曲集第1集
弦楽四重奏曲 第1番Op.46(1949)
弦楽四重奏曲 第3番Op.48(1949)
弦楽四重奏曲 第15番Op.135(1978)
ナイチンゲールQ【ゴンヴォ・シーム(Vn)/ヨゼフィーネ・ダルスゴー(Vn)、マリー・ルイーズ・ブロホルト・イェンセン(Va)/ルイザ・シュヴァーブ(Vc)】

録音:2017年9月10日、11月5日、12月11日
2018年2月24-25日、5月13日
2018年9月22日、11月11日
デンマークの近代作曲家ホルンボー。王立デンマーク音楽院で作曲を学び、13曲の交響曲をはじめ、弦楽の ための交響曲や室内交響曲を作曲、オペラや合唱曲など200曲に及ぶ作品を遺しました。その中でも、20曲 の弦楽四重奏曲は重要な位置を占めています。彼がこのジャンルの作品を手掛けたのは40代になってから で、第1番には当時、彼が関心を抱いていたバルトークやストラヴィンスキーからの影響が窺えます。同年に作 曲された緊張感漲る第3番、ほぼ30年後に作曲され、第3楽章に「葬送行進曲」が置かれた第15番、それぞ れ特徴的な作風を持つ3作品を、ランゴーの四重奏曲リリースが高く評価されたナイチンゲール四重奏団の演 奏でお聴きください。

Capriccio
C-5389(1CD)
NX-B05
グリゴリー・フリード(1915-2012):室内楽作品集
フェードラ Op.78 No.1(1985)-ヴィオラ、2つのヴァイオリン、チェロ、ピアノのために
ピアノ五重奏曲 Op.72(1981)
エリザヴェータ・ブルーミナ(P)
フォーグラーQ【ティム・フォーグラー(Vn1)、フランク・ライネッケ(Vn2)、シュテファン・フェーラント(Va)、シュテファン・フォルク(Vc)】

録音:2018年12月11-13日ベルリン、イエス=キリスト教会、ドイツ

世界初録音
モノドラマ「アンネ・フランクの日記」で知られるロシアの作曲家グレゴリー・フリード。スターリン政権下、家族を失 い国外追放となった彼の作品には常に不安な社会情勢が反映されています。彼は3つの交響曲をはじめ、室 内楽曲、器楽曲、映画音楽やラジオ番組のための劇音楽など数多くの作品を書きましたが、楽譜が散逸して しまったため、ほとんど知られていません。このアルバムでは世界初録音となる2曲の室内楽作品を収録。どちらも ショスタコーヴィチの影響が感じられる重苦しい雰囲気の中に、時折親しみやすい旋律が顔を見せるというフリー ド独自の作風に拠っています。近代ロシア作品を得意とするピアニスト、ブルーミナとフォーグラー四重奏団の演 奏で。

ARCANA
A-482(1CD)

NYCX-10187(1CD)
国内盤仕様
税込定価
『モーツァルトのまわりで』 〜オーボエ四重奏の黄金時代〜
バッハ:オーボエ四重奏曲 変ロ長調 WB 60 (1770年頃)
モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K. 370/368b (1781年)
シャルル・ボクサ(父) (1760頃-1821):とっておきのロマンス ヘ長調「このうえなく可愛らしい言葉」 (1806年頃)
ドッツァウアー(1783-1860):オーボエ四重奏曲 ヘ長調 Op. 37 (1818年)
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):オーボエ小四重奏曲 ハ長調 BI 425 (1814年)
ゲオルク・ドルシェツキー(1745-1819):キルンベルガー氏による4声のカノン イ短調 (1802年頃)
ベルナルディーニQ(古楽器使用)【アルフレード・ベルナルディーニ(Ob)、チェチーリア・ベルナルディーニ(Vn)、ジモーネ・ヤンドル(Va)、マルクス・ファン・デン・ミュンクホフ(Vc)】

録音:2020年1月8-11日 ルター派教会、ハールレム(オランダ)
【国内盤】日本語解説付き
弦楽三重奏にオーボエがひとつ加わるオーボエ四重奏曲といえば、まずモーツァルトの作品が思い浮かぶところ。実はこの曲種、古典派から 初期ロマン派の時代にかけて意外に多くの作例が生まれていました。歴史の谷間に埋もれて忘れられていったそれらの中には、作曲家たちが 知っていた当時の楽器で演奏されてこそ、本来の真価を発揮するものが少なくありません。歴史的オーボエの探求に余念がないベルナル ディーニはここで、欧州各地に残る18-19世紀製のオリジナル古楽器に着目。厳選されたプログラムで、モーツァルト前後の時代に生み出さ れたオーボエ四重奏曲の素顔に迫りました。オリジナル楽器ならではの古雅な響きを最大限に生かしながら、古典派らしい流麗な旋律を吹 きこなしてゆく彼のまわりには、娘チェチーリア・ベルナルディーニとそのパートナーのファン・デン・ミュンクホフ、ヴィオラのジモーネ・ヤンドルら逸材 が揃い、弦楽器や弓も当時のオリジナルを中心に使用されています。ドレスデンの名高いチェロ奏者ドッツァウアーやブダペストのドルシェツキー など、既存録音がきわめて少ない重要作曲家の作品も見過ごせません。

Gramola
GRAM-99230(1CD)
NX-B05
ヴァイオリンにおけるウィーン楽派 第1集
ヨーゼフ・マイセダー(1789-1863):二重奏曲 ホ長調 Op.32
レオポルト・ヤンサ(1795-1875):二重奏曲 イ長調 Op.64 No.6
ヨーゼフ・ベーム(1795-1876):練習曲第2番ト短調
 練習曲第1番嬰ハ短調
ゲオルク・ヘルメスベルガー(1800-1873):二重奏曲第3番ホ短調
フランツ・グルチュ(1800-1867):二重奏曲 Op.7 No.3より第3楽章 主題と変奏
ヤコブ・ドント(1815-1888):二重奏曲 ハ長調 Op.43
アデラ・フラジネアヌ(Vn)
ライムント・リッシー (Vn)

録音:2020年5月20日,6月9,25日,9月7日
世界初録音
19世紀ウィーンの音楽界に脈々と息づくヴァイオリン音楽の系譜を辿るシリーズ。第1集では1820年から 1869年に6人の作曲家によって書かれたヴァイオリン二重奏曲を採り上げます。1819年から1849年まで ウィーン音楽院の教授を務めたヨーゼフ・ベーム、彼からヴァイオリンを学んだヘルメスベルガー、ベームとヘルメ スベルガーの2人から教えを受けたドント、1816年からアン・デア・ウィーン劇場のヴァイオリン奏者を務めたグ ルチュ、1824年からウィーン宮廷Oの奏者を務めたボヘミア出身のヤンサ、そしてこのアルバムの演 奏者の一人リッシーが熱心に研究を続けているマイセダー。彼らが伝えた官能的な音色と、完璧かつエレガ ントなステージマナーは、21世紀の現代でもしっかり受け継がれています。

Dynamic
CDS-7851(1CD)
NX-A13
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 Op.65
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調「ドゥムキー」 Op.90
トリオ・デ・アルプ【ハナ・コトコヴァー(Vn)、クラウデ・アウリ(Vc)、コッラド・グレコ(P)】

録音:2018年10月6-8日
ドヴォルザークの2曲のピアノ三重奏曲を収録した1枚。1883年に作曲された第3番は敬愛するブラームス の影響も感じられる古典的な4楽章形式で書かれた曲。第3楽章の美しいチェロの旋律が心に残ります。 第4番は「ドゥムキー」(ウクライナ起源の叙事的なバラッド、ドゥムカの複数形)と題された6楽章からなる 曲。チェコをはじめ、スラヴのさまざまな民族音楽の要素を備えた作品です。演奏するトリオ・デ・アルプスは前 作「20世紀の女性作曲家たち」(CDS-7717)で高く評価されたアンサンブル。

ATMA
ACD2-2820(1CD)
TAPEO〜タペオ
カサド:レクイエブロス
ファリャ:スペイン民謡組曲
ラヴェル:ハバネラ形式の小品/道化師の朝の歌
トゥリーナ:ポリムニア
グラナドス:間奏曲
アルベニス:アストゥーリアス
ヒナステラ:悲しみ
ポンセ:エストレリータ
アルベルト・ゲレーロ:忘却の歌
キャメロン・クロズマン(Vc)
フィリップ・チ ウ(P)

録音:2020年8月
スペイン音楽を集めたチェロ・アルバム。スペインのタパス・バルをはしごする意の「タペオ」をタイトルに掲げ、様々な作曲家の多様にして美味なる小品 を少しずつ味わう内容のアルバムとなっています。クロズマンが使用する楽器は1769年頃のスペイン製チェロ「エル・ティブロン」。 (Ki)

ACCENTUS Music
ACC-30536CD

KKC-6326(1CD)
国内盤仕様
税込定価
モーツァルト:ディヴェルティメント 第11番 ニ長調K.251(ナンネル・セプテット)
ベートーヴェン:七重奏曲 変ホ長調 Op. 20
ルツェルン祝祭管のソリストたち
ルーカス・マシアス=ナバロ(オーボエ/モーツァルト) ヴィセンテ・アルベローラ(クラリネット/ベートーヴェン)
マティアス・ラッツ(ファゴット/ベートーヴェン) シュテファン・ドール(Hrn)
ヨナタン・ウェグループ(ホルン/モーツァルト) グレゴリー・アース(ヴァイオリン/モーツァルト)
コルビニアン・アルテンベルガー(ヴァイオリン/モーツァルト) ラファエル・クリスト(ヴァイオリン/ベートーヴェン)
ヴォルフラム・クリスト(Va) イェンス=ペーター・マインツ(チェロ/ベートーヴェン)
リック・ストーティン(Cb)

録音:2020年8月、KKLルツェルン・コンサート・ホール(ライヴ)
2020年新型コロナウイルスの感染拡大を受けて通常開催は中止となったスイスのルツェルン音楽祭。10日間という短期間で新たに公演が組まれ、メイ ン会場であるカルチャーコングレスセンターは、感染予防のため1898席のち1000席を稼働して行われました。 このライヴ録音は、そんな中に行われ、名手揃いのルツェルン祝祭Oのメンバーによるモーツァルトのディヴェルティメント 第11番とベートーヴェン の七重奏曲 が演奏されました。モーツァルトのディヴェルティメント 第11番は、ヴァイオリン2、ヴィオラ、コントラバスの弦4とオーボエ、ホルン2の管 3というユニークな楽器編成でオーボエが活躍する華やかな作品です。姉ナンネルの誕生日のお祝いに書かれたので、「ナンネル・セプテット」とも呼ばれます。 そして作曲当時から人気を博したベートーヴェンの七重奏曲。時の皇妃マリア・テレジアに献呈されています。 メンバーは世界各国で活躍する一流奏者たち。オーボエ奏者のルーカス・マシアス=ナバロは、アバドからの信頼が厚く、2008年にはルツェルン祝祭管の 首席奏者に招かれ、現在は母国スペインのグラナダ市Oの芸術監督を務める多才な音楽家。クラリネットは、マーラー室内管、レ・ディソナンスの首 席クラリネット奏者として活躍しているヴィセンテ・アルベローラ。ベルリン生まれのファゴット奏者マティアス・ラッツ。2002年のミュンヘン国際音楽コンクー ルで第1位なしの第2位を受賞、チューリッヒ・トーンハレ管。およびルツェルン祝祭管の首席ファゴット奏者をつとめています。そして世界最高峰のホルン奏 者でベルリン・フィルの首席を長らく務めるシュテファン・ドール。マーラー室内管のホルン奏者ヨナタン・ウェグループ。ルツェルン祝祭管のコンサートマスター、 カメラータ・ザルツブルクの第一コンサートマスターを務め、室内楽者、ソリストとして、世界各地で活躍を続けているグレゴリー・アース。バイエルン放送響 コンサートマスターを務めるコルビニアン・アルテンベルガー。そしてベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者を22年にわたって務めたヴォルフラム・クリストと その息子ヴァイオリン奏者のラファエル・クリスト。ベルリン・ドイツSOの第1ソロ・チェロ奏者を9年間務めた後、世界中の大舞台で活躍しているイェ ンス=ペーター・マインツ。スウェーデン放送響とマーラー室内管の首席奏者を担うオランダを代表する名コントラバス奏者リック・ストーティン。 名手たちの息の合ったアンサンブルを堪能できる1枚です。 (Ki)

H.M.F
HMSA-0036(1SACD)
シングルレイヤー
国内プレス
限定盤
税込定価
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
(オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ集)
イザベル・ファウスト(Vn)
クリスティアン・ベズイデンホウト(Cemb)
【使用楽器】ヴァイオリン:ヤコブ・シュタイナー 1658年製
チェンバロ:ジョン・フィリップス、バークレー 2008年製(ヨハン・ハインリヒ・グレー
プナー(ジ・エルダー)、ドレスデン 1722年製モデル/トレヴァー・ピノックより貸与)
録音:2016 年 8月18-24日ベルリン、テルデックス・スタジオ
世界を魅了しているヴァイオリニスト、イザベル・ファウスト。ハルモニア・ムンディから新譜が出るたびに世界中で高い評価を得ています。これまでに 日本限定企画としてSACDシングルレイヤー盤も発売され、音楽愛好者のみならずオーディオ愛好者の間でも高い評判を得てきました。今回は、ついに、 2012年度レコード・アカデミー大賞を受賞した名盤『ベルク&ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲集』が登場! そして、同じくレコード・アカデミー賞 (室内楽部門)を受賞したフランクのヴァイオリン・ソナタ、そしてベザイデンホウトとのバッハのソナタ集、というラインナップ。3タイトルで、ファウス トの使用楽器が異なるのもポイントです。音色の違いをより深く感じることができます。ベルリンのテルデックス・スタジオから提供されたマスター音源を、 このたびも角田郁雄氏技術監修のもと、マスタリングを行いました。
H.M.F
HMSA-0035(1SACD)
シングルレイヤー
国内プレス
限定盤
税込定価
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ショーソン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調 op.21
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/ 1710 年製ストラディヴァリウス「ヴュータン」)
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ/エラール、1885 年頃製)
サラゴン・カルテット
クリスティーヌ・ブッシュ(Vn)、リサ・インマー(Vn)
セバスティアン・ヴォルフファース(Va)、ジェシーヌ・ケラス(Vc)

録音:2016年6月、9月ベルリン、テルデックス・スタジオ
2016年度レコード・アカデミー賞室内楽部門受賞盤。イザベル・ファウストによる名曲フランクのソナタと、ショーソンのコンセール。フランク、そし て彼に師事したショーソンというフランスの大作曲家によるものであり、さらに、両作とも当時の大ヴァイリニスト、ウジェーヌ・イザイ[1858-1931]に 捧げられている、という点でも共通項のある選曲です。 今回は楽器を「ヴュータン」と愛称のついたストラディヴァリに持ち替えての演奏となります。フランクのソナタでは、メルニコフが紡ぎ出す前奏から、え もいわれぬ幻想的な雰囲気に思わず引き込まれます。ファウストの摩擦音が皆無のあの運弓が繰り出す音色は、繊細にして幻想的。終楽章も颯爽とした フレーズ運びで、コーダの華やかな終始も晴れやかに終わります。ショーソンは25歳のときに音楽の道を志し、パリ音楽院に入学、マスネのクラスに入 りましたが、オルガン科の教授であったフランクに作曲を師事するようになります。この『コンセール』(1889〜91年)は、名旋律の玉手箱のような傑作。 全体を通して、ファウストの繊細極まりない表情は絶美。2004年結成、18世紀のレパートリーを中心に活動を展開する中堅のアンサンブル、サラゴン・ カルテットとのアンサンブルも完璧です。そしてメルニコフが陰になり日向になり、音楽を引き締めています。 (Ki)

GENUIN
GEN-20557(1CD)
リユニオン」〜オグニェン・ポポヴィッチ、リサイタル
イワン・ミュラー(1786-1854):マドリッドの城
サン=サーンス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調Op.167
ノルベルト・ブルグミュラー(1810-36):二重奏曲 変ホ長調Op.15
ミゲル・ユステ(1870-1947):旋律的な勉強
マルコム・アーノルド(1921-2006):ソナチネ
ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):アリア
オグニェン・ポポヴィッチ(b.1977):バナット・ダンス、心の内に
オグニェン・ポポヴィッチ(Cl)
ミリャーナ・ライッチ(P)

録音:2020年
クラリネットのポポヴィッチはセルビア出身。ソリストとしてミュンヘン・フィル、ベオグラード・フ ィルなど多くのオーケストラと共演し現在ベオグラード・フィル首席奏者を務めています。このディ スクではサン=サーンスの有名なソナタの他、アーノルドやブルグミュラー(ピアノの教則本で有 名なヨハン・ブルグミュラーの弟)、スペインの作曲家ユステの珍しい作品を収録。最後はポポヴ ィチの自作による楽しい「バナット・ダンス」とロマンティックな「心の内に」で締めくくられます。
GENUIN
GEN-20695(1CD)
「地平線の彼方へ」〜ボーレン・ピアス・クラリネット作品集
ゲオルク・ハイドゥ(b.1960):燃えるガソリン(スクリャービンに触発されて)
トッド・ハロップ(b.1970):渦潮
アコス・ホフマン(b.1973):デュオ・デズ
ノラ=ルイーズ・ミュラー(b.1977):モルフェウス
ゲオルク・ハイドゥ:地平線の彼方へ
トッド・ハロップ:ヤヌスの鳥
サーシャ・リノ・レムケ(b.1976):パ・ドゥ・ドウ
ベンヤミン・ヘルマー(b.1985):前奏曲とパッサカリア
マンフレート・シュターンケ(b.1951):聖キルダの鳥人
フレデリク・シュヴェンク(b.1960):夜の鷹
ノラ・ルイーズ・ミュラー(Cl、ボーレン・ピアスCl)
アコス・ホフマン(Cl、ボーレン・ピアスCl)
ユリア・プルス(ボーレン・ピアスCl)
リン・チェン(ボーレン・ピアス・カリンバ、Perc)
メレ・ヴァイテルス(41音エレクトリックG)
ユリア・シュテグマン(Va)
ゲオルク・ハイドゥ(エレクトロニクス、シンセサイザー)ほか

録音:2017年
ボーレン・ピアス・クラリネット(Bohlen-Pierce Clarinet)とは最近開発されたばかりの楽器で平 均律ではなく独自のボーレン・ピアス音階で調律されています。ボーレン・ピアス音階とは一種の微 分音スケールでこの楽器の他、41 音エレクトリック・ギター、ボーレン・ピアス音階でチューニング されたヴィオラ、コントラバス、カリンバ、シンセサイザーが加わり、これまでの平均律を土台とした 音楽とは全く異なる新しい音楽の可能性が探求されています。作品はいずれも実験性の高いもの で、まるで別の惑星の民族音楽を聴いているような不思議なエキゾチシズムを感じさせる。
GENUIN
GEN-20699(1CD)
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲第2 番ト長調 Op.9-1
弦楽三重奏曲第3 番ニ長調 Op.9-2
弦楽三重奏曲第4 番ハ短調 Op.9-3
ボッケリーニ三重奏団【カン・セヨン(Vn)、ヴィッキ・パウエル(Va) 、パオロ・ボノミーニ(Vc)】

録音:2019年12月16-19日 ライプツィヒ
ベートーヴェンの弦楽三重奏曲に新鮮な演奏の新録音が登場。 ベートーヴェンの弦楽三重奏曲は間違いなく傑作でありながら、人気では弦楽四重奏曲に大 きく水を空けられてしまっています。このCD には全4 作のうちOp.9 の3 曲を収録。Op.9 はベー トーヴェンの最初期の弦楽四重奏曲とほぼ同時期の作品であるが、完成度はむしろ弦楽三重 奏曲の方が高いでしょう。 2014 年結成の若い弦楽三重奏団、ボッケリーニ三重奏団がたいへんに充実した演奏を聞か せてくれます。緻密なアンサンブルと踏み込みの強い表現そしてそれを支える高度な技術は、近 年の弦楽四重奏曲の傾向そのまま。ベートーヴェンの弦楽三重奏曲ってこんなに素晴らしかっ たのか、と新鮮な驚きを感じることでしょう。 ヴァイオリンのカン・セヨンは韓国生まれでカナダとオーストラリアで育ち、2007 年からヨーロッパ に移って来た国際派。ちょっと聞けばすぐ優秀なヴァイオリニストであることが分かる腕前だ。ヴ ィッキ・パウエルは米国生まれのヴィオラ奏者。2018 年からストックホルム王立フィルハーモニー Oの首席ヴィオラ奏者を務めています。パオロ・ボノミーニはイタリアのチェロ奏者。2016 年にライプツィヒの国際バッハ・コンクールのチェロ部門で第 1 位を獲得。現在はカメラータ・ザ ルツブルクのソロ・チェロ奏者を務めながらソリストとしても活躍しています。
GENUIN
GEN-20700(1CD)
フルートとチェロのための珍しい作品集
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第6 番
ボザ:コントラスト集第1 集,無伴奏フルートのための映像
カルク=エーレルト:無伴奏フルートのための 30 のカプリス Op.107〜シャコンヌ
テレマン(古賀&ロマコフ編):カノン風のソナタ ニ長調TWV40:120
徳山美奈子:ある蝶の一生
古賀敦子(Fl)
ゲオルギー・ロマコフ(Vc)

録音:2019年12月2―4日 ライプツィヒ
日本語解説付き
フルートの古賀敦子とチェロのゲオルギー・ロマコフによるGENUIN への3 枚目の CD。過去 2 枚はGEN-14306(フルート三重奏曲集)とGEN-15348。「珍しい作品集」と題している通り、比較 的凝った内容になっています。ウジェーヌ・ボザのコントラスト集第 1 集は本来フルートとファゴット のための作品。テレマンのカノン風のソナタはフルート二つ、ヴァイオリン二つ、あるいはフルート とヴァイオリンなどで演奏されるのが普通。徳山美奈子の「ある蝶の一生」は、ピアノ曲を作曲者 自身がフルート独奏に編曲したもの。古賀が世界初演、日本初演しており、これが初録音。 古賀もロマコフもたいへんに美しい音色の持ち主で、さらにそれが絶妙に絡み合い、いずれの 曲も旋律の絡み合いが滑らかで香り高い。古賀敦子は福岡県福岡市の生まれ。パリ国立高等音 楽院フルート科を第 1 位で卒業。数々のコンクールで優勝、入賞を果たす。2001 年からマクデ ブルク・フィルハーモニーSOに所属。ゲオルギー・ロマコフはウクライナの首都オデッサの 生まれ。6 歳からチェロを学び、13 歳でドイツに渡る。チェロ奏者として欧米で広く活躍しています。 ※CD の曲目表示ではテレマン作品の TWV 番号が 40:119 になっていますが、正しくは 40:120 です。
GENUIN
GEN-20701(1CD)
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
ソナタ Op.147(原曲 ヴィオラ・ソナタ)
2つのヴァイオリンのための 5 つの小品〜プレリュード(シャフラン編)*
デュオ・アヌシュカ&カタリーナ・ハック【アヌシュカ・ハック(Vc)、カタリーナ・ハック(P)】
ゴーティエ・カピュソン(Vc)*

録音:2019年6月15日,11月23-24日 ベルリ]
ピアノのカタリーナ・ハック(1994 年、ケルン生まれ)とチェロのアヌシュカ・ハック(1996 年、ア ントウェルペン生まれ)の姉妹デュオによるショスタコーヴィチ。若い頃のチェロ・ソナタに加え、 亡くなる直前の作であるヴィオラ・ソナタをチェロ演奏しています。「導入」は、元々の映画音楽か らレフ・アトフミャンが組曲にまとめた「馬あぶ」の第7 曲をダニール・シャフランが編曲したもの。 顔立ちも双子のようによく似ている姉妹の演奏は当然のことながら親和性が高く、またそれぞれ の技量も非常に高い。また「導入」では名チェロ奏者ゴーティエ・カピュソンが参加、2 分半だけ とはいえカピュソン・ファンには逃せない。
GENUIN
GEN-20704(1CD)
ブラームス:弦楽四重奏曲第1 番ハ短調 Op.51-1
クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
アリスQ【リアンナ・カタリーナ・ヴィルダームート(Vn)、ノエミ・ツィッパーリング(Vn) 、カスパー・フィンツェンス(Va)、ルカス・ジーバー(Vc)】
トルステン・ヨハンス(Cl)

録音:2020年2月10-13日ケルン
アリス四重奏団の GENUIN 第 3 弾の新録音はブラームス。今回もたいへんに素晴らしい出 来栄え。とかく暗く渋く演奏されがちなブラームスの室内楽だが、アリス四重奏団はここでも持 ち前の緻密なアンサンブルと透明感のある音色、読み深く詩的な解釈でブラームスの美を引き 出しています。ハ短調の力作、弦楽四重奏曲第 1 番は劇性は高くても澄み切った潤いを失うこと がない。ブラームス58 歳のクラリネット五重奏曲は、トルステン・ヨハンスのクラリネットもアンサン ブルにピタリとはまり、この曲にまとわりがちなブラームス晩年の諦念や憂愁よりも、あくまで成熟 し切ったブラームス的ロマンティシズムを美しく引き立てています。有名なヴァイオリン 2 本の絡み から始まる第1 楽章の冒頭をしばらく聞いただけで、これは飛び切り美しい名演だと見抜けるだ ろう。 アリス四重奏団は2009 年結成。2016 年のARD 国際音楽コンクール(日本ではミュンヘン国際 音楽コンクールの名で知られる)のSQ部門で第2 位と聴衆賞を受賞。その後急速に 台頭し、結成 10 年程度のSQとしては異例の高い人気を誇っています。トルステン・ヨ ハンスはドイツ、クレフェルト生まれのクラリネット奏者。2002 年、25 歳でケルンのWDR 交響楽 団の首席クラリネット奏者に就任、2015 年まで務める。その後はソリストとして活躍。また2014 年 からワイマールのフランツ・リスト音楽大学の教授を務めています。
GENUIN
GEN-20706(1CD)
シューマン:アダージョとアレグロ(原曲:ホルンとピアノのための)
ブラームス:ソナタ ホ短調 Op.38(原曲:チェロ・ソナタ第1番)
ミシェク(1875-1955):コントラバス・ソナタ第 2 番ホ短調 Op.6
エッケハルト・ベリンガー(Cb)
高橋朋子(P)

録音:2019年10月7-9日 ハンブルク
エッケハルト・ベリンガーが弾く編曲も含めたコントラバス作品集。予備知識なく聞くと、ずい ぶん深みのあるチェロの音だな、いやこの重低音はコントラバスだ、と驚かされるでしょう。それく らい高い音域が自然で優しく、そしてコントラバスらしい深い味わいに満ちています。シューマン のアダージョとアレグロがこれほどコントラバス演奏に合うとは誰も考えなかったろう。またブラー ムスでは音楽の渋みが一層際立っています。チェコの作曲家、アドルフ・ミシェク(1875―1955) は、オーストリア=ハンガリー帝国のモドレティーン(現在はチェコ領)生まれのコントラバス奏 者。ウィーン音楽院でコントラバスを学び、長くウィーン宮廷歌劇場およびウィーン・フィルハー モニーOでコントラバス奏者を務めた。その後1920 年から1934 年までプラハの国民劇 場の首席コントラバス奏者を務めた。ソナタ第 2 番はロマン色濃厚な作品で、20 分を要する力 作。 エッケハルト・ベリンガーは現代ドイツを代表するコントラバス奏者。ライプツィヒ・ゲヴァントハウ スOの首席コントラバス奏者、ベルリン・ドイツオペラOの首席コントラバス奏者を 経て、2003 年から NDR SO→NDR エルプPOの首席コントラバ ス奏者を務めています。またハノーファー音楽大学の教授でもある。高橋朋子はドイツで 40 年近 く活動しているピアニスト。東京芸術大学で学んだ後、ベルリン芸術大学に留学、以来ベルリン を拠点にソリストとして、室内楽ピアニスト、伴奏ピアニストとして活躍しています。
GENUIN
GEN-20708(1CD)
バッハ:前奏曲ト短調BWV808
チャールズ・ウゾー(b.1961):セファルディック・リルト/ミミクリ
ラモー:クラヴサンのための新組曲ト短調より「異名同音」
トリスタン・ザビエル・ケスター(b.1993):記憶の断片III
ショスタコーヴィチ(1906-75):前奏曲とフーガ第5 番
ホセ・サンチェス=ヴェルドゥ(b.1968):ルス・ネグラ
バッハ:無伴奏チェロ組曲第6 番〜前奏曲
アレヤンドロ・ヌネス・アラウカ(b.1943):ハンブルグ風バッハ
セバスティアン・スプレンガー(b.1972):恵の聖母
ルクス・ノヴァ・デュオ【リディア・シュミット(アコーディオン)、ヨルゲ・パス・ヴェラステギ(G)】

録音:2020年 [66:44]
アコーディオンとギターによるバッハ、ラモーなどバロック作品と現代音楽を組み合わせたユ ニークなディスク。バッハ、ラモー、ショスタコーヴィチはこの編成に編曲されたことで全く別の曲 のように新鮮な感覚を与えます。それ以外の作品はこの編成のために作曲された新作。いずれも それぞれの楽器の機能、可能性が最大限に追及されている秀作。
GENUIN
GEN-20712(1CD)
「ドイツ音楽コンクール2019年受賞者 〜ゼバスティアン・フリッチュ」
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ イ短調 RV 44
クルターグ:「兆候、ゲームとメッセージ」〜(5 曲)
シューマン:幻想小曲集 Op.73
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
ゼバスティアン・フリッチュ(Vc)
オルガ・ヴァッツ(Cemb)
リザ・ネスリング(Vc)

録音:2020年2月21-23日イエス・キリスト教会、ベルリン,ダーレム
GENUIN 恒例のドイツ音楽コンクール受賞者の CD。ゼバスティアン・フリッチュは 1997 年、 シュトゥットガルトの生まれ。2014 年からフライブルク音楽大学でジャン=ギアン・ケラスに学ん だ。フリッチュの素晴らしさは一聴してすぐ分かるほど際立っており、瑞々しい美音と豊かな音 楽性は 20 代半ばにして高い完成度に至っています。また 20 世紀ハンガリーの作曲家、ジェル ジ・クルターグ(1926-)の作品を持ってきているのも個性的だ(ケラスの影響だという)。名録音 会場として有名なベルリン、ダーレムのイエス・キリスト教会での収録。
GENUIN
GEN-20716(1CD)
「ドイツ音楽コンクール入賞者〜フリードリヒ・ティーレ」
ブラームス:チェロ・ソナタ第2 番へ長調Op.99
デュティーユ:パウル・ザッヒャーの名による
 3 つのストローフェ
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調Op.40
ヴィエニャフスキ:タランテラ風スケルツォOp.16
リードリヒ・ティーレ(Vc)
薗田奈緒子(P)

録音:2020年1月14-16日イエス・キリスト教会、ベルリン
リードリヒ・ティーレは1996 年生まれ現在24 歳の若手チェリスト。昨年ドイツ音楽コンクール に入賞、以来ソリストとしてバイエルン放送響、ブレーメン・ドイツ室内管などと共演しています。この ディスクはデビュー・アルバムでヴィエニャフスキからデュティーユといったロマン派から現代まで 幅広いレパートリーをカバーしています。今後の活躍が期待される有望なチェリストの登場。
GENUIN
GEN-20717(1CD)
「ルツェルンの響き」
レト・シュターデルマン(b.1977):フルート・ソナタ(2017)、「海賊」(2002)
ヨゼフ・ラウバー(1864-1952):フルートとピアノのためのグランド・ソナタOp.53(1937)、1 楽章のソナタOp.50(1933)、幻想曲Op.46a(1928)
ミリアム・レッチャー(Fl)
トーマス・ワイズ(P)

録音:2019年11月12-15日チューリヒ
フルートのミリアム・レッチャーはルツェルン音楽院を卒業後、パリ、ミュンヘン、ベルリンで更 に研鑽を積んだ。最初に学んだルツェルンとは縁が深く、その後もルツェルン音楽祭に参加ま たはルツェルンSOともしばしば共演しています。収録されている作品の作曲家シュターデ ルマンはレッチャーの友人でその作品は近代フランス的な洗練された佳品。ラウバーはやはり ルツェルンと関わりの深い作曲家でドイツ・ロマン主義とフランス印象派がほどよく融合した、や やフォーレを思わせる作品を収録。

オクタヴィア
OVCC-00159(1SACD)
2021年1月20日発売
ヴォヤージュ
K.セロツキ:トロンボーンとピアノのためのソナチネ
P.ゴーベル:交響的小品
F.マルタン:バラード
J.カステレード:トロンボーンとピアノのためのソナチネ
J.M.デュファイ:「バッハ風」 「シューマン風」 「ドビュッシー風」
石川千晶:シュピールロイメ (2015年委嘱作品)
S.ストヨフスキー:幻想曲
清水 真弓(Tb)
マルコ・ヒルポ(P)

録音:2019年1月9-11日埼玉・三芳町文化会館(コピスみよし)
南西ドイツRSOの首席奏者としての活動のみならず、世界各地でソロ・室内楽での活躍 の場も広げ、またライプツィヒ音楽大学講師としての一面も持つトロンボニスト清水真弓。ファース ト・アルバム「ファンタジー」(OVCC-00115)は第8回CDショップ大賞部門賞など数々の受賞で話 題となりました。 5年の時を経て収録した待望のセカンド・ソロ・アルバムは、パリに関わりのある近現代の作曲家 による万紫千紅たる楽曲の数々を収録。清水のために作曲された委嘱作品も収められ、飛躍を 続ける清水真弓の「今」がお楽しみいただけます。(オクタヴィア)

Stradivarius
STR-37145(1CD)
2ヴァイオリンズ/プロコフィエフとバルトーク
バルトーク:44 のヴァイオリン二重奏曲Sz98, BB104 より(29 曲)
44.トランシルヴァニアの踊り/19.お伽話/16.ブルレスク/28.悲しみ/ 43.ピツィカート/36.バグパイプとヴァリアント/21.新年のあいさつ(1)/ 42.アラビアの歌/17.ハンガリーの行進曲(1)/38.ルーマニアの旋舞/ 37.前奏曲とカノン/10.ルーシの歌/35.ルーシのコロメイカ/ 39.セルビアの踊り/7.ワラキアの歌/25.ハンガリーの歌(2)/ 33.収穫の歌/4.真夏の夜の歌/34.数え歌/11.ゆりかごの歌/ 22.蚊の踊り/30.新年のあいさつ(3)/13.婚礼の歌/ 31.新年のあいさつ(4)/32.マーラマロシュの踊り/1.からかいの歌/ 8.スロヴァキアの歌/6 ハンガリーの歌(1)/9.遊び歌
プロコフィエフ:2 つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調Op.56
クラウディオ・モンディーニ(Vn)、
アンナ・ペコーラ(Vn)

録音:2019年コルティチェッレ
同時代を生きた二人の作曲家の2つのヴァイオリンのための作品を収録。バルトー クの民族音楽研究が結晶化した名作「44のデュオ」は東欧、中欧からアラビアまでの 民族音楽を素材としており、いわばもうひとつのミクロコスモス。プロコフィエフの「ソナ タ」は1930年代頃の作品でまだ社会主義リアリズムになる前の無調で書かれた野心 作。ヴァイオリンのクラウディオ・モンディーニはミラノを拠点に活動する中堅、アンナ・ パコーラはモンディーニの愛弟子の若手。ストラディヴァリウス・レーベルが得意とする 室内楽の鮮明な録音で各パートの対位法が手に取るように聴きとれ、二人の白熱した 演奏が楽しめる。
Stradivarius
STR-37153(1CD)
「ムナオマイ(追憶)」〜フィリップ・エルサン(b.1948):フルート作品集
エリアード(2007)〜Fl,Vn.Va,Vc
砂漠の歌(2010)〜Fl solo
砂漠(2002)〜Fl,Va,ヴォーカル・アンサンブル
「5 つのミニアチュア」(1996)〜Fl solo
「3 つのノクチュルヌ」(2001)〜Fl,Va,Hrp
ジャン=リュック・メネ(Fl)
アンサンブル・アルテルナンス(Hrp, Vc, Vn, Va)
ヴォーカル・アンサンブル・アエデス

録音:2019年
日本ではいまだ知られていない魅力的な作曲家フィリップ・エルサン作品集。エルサンはロ ーマ出身のフランス人作曲家。パリ音楽院でアンドレ・ジョリヴェに学んだ。フランス文化省、ラ ジオ・フランス、パリ・オペラ座などから多くの委嘱を受け、室内楽からオペラまで多様な作品を 発表しています。このディスクはジャン=リュック・メネのフルートの演奏を中心とした室内楽作品 集。ここで聴かれる作風は彼の師匠ジョリヴェの影響もあるようで、フルートの奏するメリスマティ ックで呪術的なメロディが密教的神秘主義を感じさせる。「砂漠」ではまるでシャーマンが儀式 で奏でるようなミステリアスな旋律にヴォーカル・アンサンブルの祈りのハーモニーが加わり迫 力満点。ドビュッシーの傑作と同じ編成のフルート、ヴィオラとハープのための3 つのノクチュル ヌでは遠い異国の異教徒の儀式を思わせる美しい作品。現代音楽でありながら遠い過去を見 渡すかのような神秘的ロマン主義の作曲家といってよいでしょう。これまで日本ではほぼ未紹 介、無名に近いのでこの度のリリースは画期的です。
Stradivarius
STR-37162(1CD)
「ANSER」〜ヴァージニア・ステラとアルベルト・ブライダの音楽
即興I、即興II、アンセル、即興III、誉め言葉、
即興IV、シナーブロ、即興V、アンブラ、ガレナ、 テイル、イン・ライン
ヴァージニア・ステラ(Vn)
アルベルト・ブライダ(P)

録音:2019年
ヴァイオリニスト、ヴァージニア・ステラとピアニスト、アルベルト・ブライダの共作によるヴァイオ リンとピアノのための作品集。3〜6 分ほどの小品から構成されています。バルトークやシマノフス キを思わせるモダンな民族主義的な作品が多い。ヴァージニア・ステラはクラシックだけでなく ジャズも演奏するマルチ・コンポーザー・ヴァイオリニスト。アルベルト・ブライダはイタリアを代表 するジャズ・ピアニスト兼作曲家。ともにクラシックの伝統や枠組みにとらわれない二人が自由な セッションを聴かせてくれます。

BRIDGE
BCD-9534(1CD)
「アメリカン・ギフト」〜マリンバ・デュオ作品集
(1)アーヴィン・ファイン(1914-1962):ピアノのための音楽 (マリンバ・デュオ版) (1947)
(2)ロジャー・セッションズ(1896-1985):ピアノ・ソナタ第 1 番(マリンバ・デュオ版)(1930)
(3)ジョセフ・ブラケット(1797-1882):シンプル・ギフト(原曲ピアノ)(1848)
(4)マイケル・ティルソン・トーマス(b.1944):アイランド・ミュージック(2003)
ジャック・ヴァン・ギーム(マリンバ1)、
ナンシー・ゼルツマン(マリンバ2)
(4)レイモンド・フローリヒ(マリンバ)
ジェームズ・リー・ワイアットV(マリンバ)
デイヴィッド・ハーバート(Perc)
トム・ヘンフィル(Perc)

録音:(1)-(3)2018年5月ボストン、(4)2005年1月サンフランシスコ(ライヴ)
2 台のマリンバのためのアメリカ音楽集。ファイン、セッションズ、ブラケットの作品はピ アノ曲から2 台マリンバへの編曲作品。このディスクのメインはサンフランシスコSO のメンバーとの共演で、この編成のために書かれたマイケル・ティルソン・トーマスの「ア イランド・ミュージック」。全 4 曲からなる 30 分強の大作。ゆったりした叙情的な曲と打楽 器も参加してのグルーヴィなダンス曲で構成されるごきげんな作品。ティルソン・トーマス の室内楽作品が聴ける珍しいディスクでもあり、打楽器ファン、マリンバ・ファンは必携。

Music&Arts
M&ACD-1297(1CD)
バロック弦楽四重奏のための新作集
(1)マーク・メリッツ(b.1966):弦楽四重奏曲第 2 番「レヴォリューション」
(2)ジョセフ・シュワントナー(b.1943):「夢のカーテン/ソローの歌」〜バロック弦楽四重奏とコントラルト、2 つのクリスタル・ゴブレットのための
(3)ロバート・モリス(b.1943):「ラディーフ IV/星々と最高のマグニチュード」〜バロック弦楽四重奏とクリスタル・ゴブレットのための
ガラックスQ
カレン・R・クラーク((2)コントラクト、(2)(3)クリスタル・ゴブレット)
(2)デイヴィッド・モリス(クリスタル・ゴブレット)

録音::2016/2018 年
ガラックス四重奏団は 2005 年に結成されたアメリカのSQ。ヴィオラ奏者はヴ ィオラ・ダ・ガンバを使用、他のメンバーもバロックの弦楽器を使っており、それで現代音楽 を演奏することがこのグループの大きな特色です。アルバムは全てこのグループのため に書かれた作品で、メリッツの第2 弦楽四重奏曲「レヴォリューション」はロックとミニマル、ス トラヴィンスキーの要素が融合した活気あふれる快作。シュワントナーの「夢のカーテン/ソ ローの歌」は名著「森の生活」で知られる H.D.ソローの文章からテキストを取った声楽つき 弦楽四重奏曲。このディスクでは弦楽四重奏とともにクリスタル・ゴブレットなる楽器が登場 するが、これはクリスタル製のグラス・ハーモニカのことでグラスの縁を水で濡らした指でこ することにより、透明な美しい音が発する。シュワントナー作品とモリスの「ラディーフ IV」に この楽器が使用されています。

ROMEO RECORDS
RON-7330(2CD)
ミュージック&メモリーズ〜クララ・ロックモア
(1)ラロ:スペイン交響曲より第4 楽章
(2)バッハ:2 つのヴァイオリンのための協奏曲BWV1043 より第2 楽章
(3)-(6)フランク:ヴァイオリン・ソナタ(全曲)
(7)ポンス:エストレリータ
(8)ラフマニノフ:グルーシアの歌
(9)ラヴェル:カディッシュ
(7)-(9)の前後にコメントやインタビューあり)
(10)(11)グリンカ:疑い、エレジー
(12)ラフマニノフ:グルーシアの歌
(13)サン=サーンス:白鳥
(クララ・ロックモアへのインタビューが多数)
クララ・ロックモア(テルミン)
(1)-(6)(10)(11)(12)ナディア・ライセンバーグ(P)
(7)-(9)モーリー・リット(P)
(12)エリック・フリードマン(Vn)

録音:(1)(6)(終わり部分)1977 年頃
(2)(3)-(6)(10)(11)1960 年頃、
(7)-(9)1989 年9 月28 日
(12)1992 年1月4 日
(13)1979 年1月26 日
不思議な音が出る初期の電子楽器テルミンはソ連の物理学者レオン・テルミンが発 明した楽器でその後、オンド・マルトノや 20 世紀後半の電子音響、電子楽器の開発 に大きな影響を与えました。この楽器を演奏しているクララ・ロックモア(1911-1998)はリ トアニア出身。若い頃はヴァイオリンの神童と言われましたが病のためヴァイオリンを 断念、その後レオ・テルミンとの運命的な出会いを通してテルミン奏者として立つこと を決意しました。絶対音感の持ち主であり、当初ヴァイオリニストを目指していたことも あり、彼女は演奏の難しい楽器テルミンの奏者として他の追随を許さない、テルミニス トとしての地位を確固としました。伴奏のナディア・ライゼンバーグはクララの実姉。 このアルバムでは彼女のホームレコーディングや放送録音が集大成されているほか、 彼女へのインタビューも収められており、不思議楽器好きの好事家、テルミン好きのリ スナーは必聴です。フランクの傑作ヴァイオリン・ソナタがテルミンで全曲収録されて いるのもうれしいところ。

GALLO
GALLO-1621(1CD)
ハーモニウムとピアノによるベートーヴェン作品集
ベートーヴェン(デッバー編):コリオラン序曲 Op.62
ベートーヴェン(デュラン編):六重奏曲 Op.81b
ベートーヴェン(ラインハルト編):交響曲第7 番〜第2 楽章
カルク=エーレルト:ベートーヴェンのセレナーデ(原曲 弦楽三重奏のためのセレナーデ ニ長調 Op.8)
ベートーヴェン(メロー編):アンダンテ(ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16 より)
ベートーヴェン(カルク=エーレルト編):私はあなたを愛してる WoO123
ドレクセル:E を夢見て
ベートーヴェン(ラインハルト編):交響曲第5 番〜第1 楽章
クリストフ・ラーメ(ハルモニウム)
オリヴァー・ドレクセル(P)

録音:2018 年10 月22-25日 ドイツ,バウムベルク
※簡易収納紙ケース
ベートーヴェンの作品をハルモニウムとピアノの二重奏で演奏したもの。ハルモニウム は足踏み式のオルガンで、多数のストップを備えて多彩な音色を繰り広げることができ、 20 世紀後半におけるシンセサイザーのような役割を 19 世紀半ばに担っていた。ここで聞 ける音楽はいずれも親しみやすく楽しめるものばかりです。ピアノのオリヴァー・ドレクセ ルの「Eを夢見て」は、「エリーゼのために」を引用した作品。
GALLO
GALLO-1624(1CD)
リヒャルト・フルーリー(1896-1967):ヴァイオリン作品集
(1)ヴァイオリン・ソナタ第8 番イ長調
(2)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調
(3)ヴァイオリン・ソナタ第11 番イ長調
(4)ヴァイオリン協奏曲第4 番イ短調
ウルス・ヨーゼフ・フルリ(Vn)
(1)ジェラール・ウィス(P)
(3)オイゲン・フーバー(P)

録音:(1)(2)1975年4月21日 ルガーノン
(3)1971年2月4日 スイス,ゾロトゥルン
(4)1970年12月2日 ルガーノ
※簡易収納紙ケース
リヒャルト・フルーリー(1896-1967)はスイス南部、ゾロトゥルン州のビベリスト生まれのヴァイオリ ニスト、指揮者、作曲家。生地を中心にスイス国内で活動したので国際的にはあまり知られてない が、いずれの分野でも優れた才能を発揮した。フルリのヴァイオリン作品はいずれもロマンティシ ズムが濃く、しかも時には後期ロマン派よりもさらに遡ったような音楽にもなり、20世紀には超保守 的作風だったろうが、21世紀の今となっては普通にロマン派として聞くことができます。 ヴァイオリンを演奏しているウルス・ヨーゼフ・フルリはリヒャルトの息子。1941年生まれ。彼もまた作 曲家として知られます。
GALLO
GALLO-1625(1CD)
20世紀スイスの音楽/独奏、二重奏、三重奏
マルタン(1890-1974):フルートとピアノのためのバラード
アンセルメ(1883-1969):クラリネットとピアノのための読解曲
ストロング(1856-1948):黄昏時に Op.44
ジャック=ダルクローズ(1865-1950):フルートのための2 つの小品
ヴュアタ(1898-1988):クラリネットとピアノのためのパサカーユ
ビネ(1893-1960):クラリネットとピアノのための小協奏曲
ブロッホ:フルート、クラリネットとピアノのための小協奏曲
フォルラーニ(1988-):ビス
ヨアヒム・フォルラーニ(Cl)
ヨナタン・カドシュ(Fl)
アダルベルト・マリア・リーヴァ(P)

録音:2019年7月 スイス,コソネ
題名の通り20世紀のスイスの独奏曲、二重奏曲、三重奏曲を集めています。フランク・マルタン (1890-1974)、エルンスト・アンセルメ(1883-1969)、米国生まれでスイスに移住したジョージ・テン プルトン・ストロング(1856-1948)、ウィーン生まれのスイスの作曲家、エミール・ジャック=ダルクロ ーズ(1865-1950)、ロジェ・ヴュアタ(1898-1988)、ジャン・ビネ(1893-1960)、「シェロモ」で有名な エルネスト・ブロッホの作品を収録、さらにクラリネットのフォルラーニの自作も。偉大 な指揮者エルンスト・アンセルメは作曲をしていたことが知られているものの、作品の録音は珍し い。読解曲 Morceau de lecture とは初見試奏のための曲のこと。この曲と、ジャック=ダルクロー ズの2つの小品、ヴュアタのパサカーユ、フォルラーニのビスは世界初録音とのこと。 クラリネットのヨアヒム・フォルラーニ、フルートのヨナタン・カドシュ、ピアノのアダルベルト・マリア・リ ーヴァはいずれもローザンヌ音楽院で学んだ人たち。様々な作風の曲をいずれも素敵に演奏して います。

GEGA NEW
GD-420(1CD)
(1)ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.110
(2)マリン・ゴレミノフ(1908-2000):弦楽四重奏曲第4番「マイクロカルテット」
(3)ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲Op.57
ソフィアSQ【ヴァシル・ヴァルチェフ(Vn)、ニコライ・ガゴフ(Vn) 、オグニャン・スタチェフ(Va)、コリヤ・ベスパロフ(Vc)】
(3)ビクトル・チュチュコフ(P)

録音:(1)(2)1991年 ライヴ録音、63'34
ブルガリア国営放送に所属するSQ、ソフィアSQによるショスタコー ヴィチ2 曲と、20 世紀ブルガリアの作曲家、マリン・ゴレミノフ(1908―2000)のマイクロカルテ ットを収録。 ソフィアSQは 1994 年結成だが、ヴァシル・ヴァルチェフとニコライ・ガゴフの二人 はヴァルチェフSQ(1973-1982)として活動しており、オグニャン・スタチェフは 1970 代を中心に活動したティレフSQのヴィオラ奏者を務めており、実質的にはブ ルガリアのベテラン四重奏団のようです。ビクトル・チュチュコフ(1946-)は作曲家としても知 られるブルガリアのピアニスト。 ゴレミノフのマイクロカルテットは 8 分半のコンパクトな弦楽四重奏曲。1967 年のモダニズム 風の作品。

ALPHA
ALPHA-664(1CD)
『ピアソラ・リフレクションズ』
アストル・ピアソラ(1921-1992)/クラウディオ・コンスタンティーニ編曲:さよなら、パリ
セルゲイ・ヴォイテンコ(1973-):リヴェレーション
ピアソラ:カフェ 1930 (『タンゴの歴史』より)
ピエトロ・ロッフィ(1992-):ノクターン 私たちがまだ過ごしていない時間の子守唄のように
ピアソラ:バンドネオン協奏曲「アコンカグア」〜バンドネオン(アコーディオンで演奏)、弦楽と打楽器のための
孤独(組曲『リュミエール』より)
私はマリア(『ブエノスアイレスのマリア』より)
フランク・アンジェリス(1962-):ピアソラの主題による幻想曲「チキリン・デ・バチン(バチンの少年)」
ピアソラ:悪魔のロマンス
バッハ:アダージョ (チェンバロ協奏曲 ニ短調 BWV 974 マルチェロのオーボエ協奏曲による より)
セルゲイ・アフノフ(1967-):ヨシフ・ブロツキーの1つの詩への2つの鍵
ピアソラ(ジョン・レネハン編):リベルタンゴ
クセーニャ・シドロワ(アコーディオン)
アレクサンダー・シトコヴェツキー(Vn)
クラウディオ・コンスタンティーニ(P)
ロベルト・コッホ(ダブルベース)
レーントコ・ディルクス(G)
ゴルトムントSQ
BBCウェールズ・ナショナルO
クラーク・ランデル(指)
NDRエルプPO
トーマス・ヘンゲルブロック(指)

録音:2020年9-10月 シュロス・エルマウ、ドイツ
2018年6月 エルプフィルハーモニー、ハンブルク
2012年9月24日 BBCホディノット・ホール、カーディフ
【国内盤】日本語解説付き
ラトヴィア出身のクラシカル・アコーディオン奏者、クセーニャ・シドロワ。名門ドイツ・グラモフォンから「カルメン」の編曲版をリリースし、世界中を 虜にした彼女が、ALPHAレーベルより待望のピアソラをリリースします。バンドネオン奏者としても著名なコンスタンティーニによるピアノ、名手ア レクサンダー・シトコヴェツキーのヴァイオリン、そして協奏曲の指揮はヘンゲルブロックが務めるなどバックも強力で、ピアソラと、その影響を受け た作品を収録しています。名曲「リベルタンゴ」「孤独」などのほか、ソリストとして登場した2017年のN響公演に於いてアンコールで披露した 「リヴェレーション」なども収録。情熱的なパフォーマンスを聴かせます。

ALPHA
ALPHA-732(1CD)

NYCX-10192(1CD)
国内盤仕様
税込定価
『ホルン・ディスカヴァリーズ』
ダヴィッド・リニケル(1970-):ヴェルヴェット・ヴァルヴス- 6つのロマンティック・トリオ編曲集
 1. メロディ(チャイコフスキー:『懐かしい土地の思い出』Op. 42より)
 2. ノクターン(チャイコフスキー:『6つの小品』Op. 19-4)
 3. ユーモレスク(ドヴォルザーク:『8つのユーモレスク』Op. 101-7)
 4. ロマンス(ビゼー:歌劇「真珠とり」 より)
 5. 月の光(ドビュッシー:『ベルガマスク組曲』より)
 6. 蜜蜂(フランソワ・シューベルト:『12のバガテル』Op. 13 より)
リチャード・ビッシル(1959-):新世界の歌
メイソン・ベイツ(1977-):メインフレーム・トロピックス
クラウス・ヴァレンドルフ(1948-):ウィリザベサン・サラナーデ*
サラ・ウィリス(Hrn)
町田琴和(Vn)
フィリップ・メイヤーズ(P)
クラウス・ヴァレンドルフ(Hrn)*

録音:2014年 ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール
オリジナル発売:Gebr. Alexander 番号無し
【国内盤】日本語解説付き
2014年ホルンの有名メーカー「アレキサンダー」から発売され、一部の楽器店などに流通したCDが、曲順を組み替えてALPHAレーベルから リリースとなります。2020年にはアルバム『モーツァルトとマンボ』を世界的に大ヒットさせた、ベルリン・フィルの人気ホルン奏者サラ・ウィリスが、 同オーケストラのヴァイオリン奏者町田琴和らと共に制作したアルバムです。こちらもベルリン・フィルのチェロ奏者リニケルが、チャイコフスキーや ドヴォルザークの名旋律をアレンジした作品を筆頭に、ホルンの幅広い表現力が詰め込まれた内容。さらに2020年某カップ麺「旨辛豚骨」 のテレビCMで、ベルリン・フィル・ホルン・カルテットのアンコール・ピース「地下鉄ポルカ」の替え歌を歌い、日本中のホルン・ファンをのけぞらせた クラウス・ヴァレンドルフも、ダジャレを満載した自身の作品でゲスト参加。ベルリン・フィルを既に定年退職しているとは思えない張りのある高 音を彼が聴かせ、ここではサラも得意の魅力的な低音を存分に吹きまくります。

EDITION ABSEITS
EDA-046(1CD)
フランツ・シュレーカーのマスタークラスinヴィーン&ベルリンvol.4
(1)フーゴ・ヘアマン:ヴァイオリン・ソナタOp.17(1925)
(2)同:ゴシック風トッカータOp.16(1926)
(3)同:祈りOp.18の1(1925)
(4)同:セラフィムの音楽「楽園にて」(1951)
(5)フェリクス・ペティレク:6つのギリシャ狂詩曲(1927)
(6)レオン・クレッパー:2つの舞曲
(7)イスコ・ターラー:ラビの審判(1950)
(8)同:安息日の終り(1950)
コーリャ・レッシング(Vn(1)、P(3)-(8))、
アンドレアス・ケルステン(P)(1)(2)

録音:2017年1月22日(4)(7)(8)、11月3日(3)(6)、2018年1月28日(1)(2)、7月1日(5)/十字架教会(ロイトリンゲン)
全曲世界初録音。シュレーカー門下の作曲家の珍しい作品を発掘する貴重なシリーズ第 4 弾。今回はフーゴ・ヘアマン (1896-1967)、フェリクス・ペティ レク(1892-1951)、レオン・クレッパー (1900-1991)、イスコ・ターラー (1902-?) ら 4 名の作品。才人コーリャ・レッシングがヘアマン作品でヴァイオ リンを、他の曲はピアノを担当しています。
4名ともドイツ語圏の作曲家ながらペティレクはギリシャへ、クレッパーとターラーはイスラエルへ渡りました。しかし作風はいわゆる「頽廃音楽」といわ れるドイツ表現主義の典型で、「ギリシャ狂詩曲」と題されていても国民楽派的な色彩はあまりありません。ペティレクはゴドフスキーとザウアーに、クレッパー はコルトーにピアノを学んだ名手でもあったため、技巧的な面も注目。ヘアマン 1926 年作の「ゴシック風トッカータ」は名ピアニスト、ウィルヘルム・ケン プに献呈されていて、ピアニズムが興味津々です。 (Ki)

WERGO
WER-7397(1CD)
ヨンギー・パクパーン(1945-):室内楽作品集
TA-RYONG VI (1988/98) 〜フルート、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、パーカッションのための
Silbersaiten (2002) 〜ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための
Wundgetraumt (2004/05) 〜フルート、オーボエ、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ
BIDAN-SIL (1992/93) 〜オーボエ独奏、フルート、オーボエ・ダモーレ、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、パーカッションのための
TA-RYONG III (1991) 〜パーカッション二重奏のための
Io (1999/2000) 〜クラリネット、トランペット、トロンボーン、アコーディオン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、パーカッションのための
クリストフ・マリア・ワーグナー(指)
E-MEXアンサンブル

録音:2019年4月8-9、15-17日/ケルン
1945年韓国生まれの作曲家ヨンギー・パクパーン(朴泳姫)、2020年75歳記念盤。彼女は1965年から72年までソウルで学び、1974年に奨学 金を得てドイツに留学、クラウス・フーバーに師事。のちにフーバーの妻となりました。1994年にはドイツで初めて女性作曲家として教授に任命されており、 国際的に高い評価を得ている作曲家です。世界初録音となる室内楽作品を集めた当盤は、彼女特有の西洋モダニズムと韓国伝統音楽が混ざり合った不思議 な作風を味わえる1枚。編成の多彩さとパーカッションの効果的な用法に注目です。 (Ki)

BIS
BISSA-2522(1SACD)
『プルーストのサロン音楽』
アーン:「ヴァリアシオン・シャンタント(歌謡的変奏曲)」(1905)
フォーレ:ロマンス Op.69
 エレジー Op.24
サン=サーンス:チェロ・ソナタ第1番ハ短調 Op.32
サン=サーンス:「アレグロ・クアジ・プレスト」(チェロ・ソナタ第1番の最終楽章の初稿版)
デュパルク:「ラメント」〜チェロ・ソナタイ短調(c.1867)より
オルメス(イッサーリス編):レチタシオンと歌
フランク(デルサール編):ソナタ イ長調
スティーヴン・イッサーリス(Vc1726年製ストラディバリウス‘Marquis de Corberon’)
コニー・シー(P / スタインウェイ D )

録音:2019年10月/ポットン・ホール(サフォーク)
毎回趣向を凝らしたテーマでアルバムを発表しているイギリスを代表する名チェロ奏者スティーヴン・イッサーリス。『プルーストのサ ロン音楽』と題されたアルバムではフランスの作家マルセル・プルースト(1871-1922)に焦点を当てた内容で構成されております。同プログラムは2018年11 月の来日公演でも披露され大絶賛されました。また2020年10月にはウィグモアホールでも演奏されております。共演は来日公演でも息の合った演奏を聴か せたコニー・シーです。
プルーストは、あらゆる芸術の信奉者で熱狂的な音楽愛好家だったことでも知られます。ここに収録した作品にはプルーストが賛辞を惜しまず文通もしてい たフォーレや、サン=サーンス、フランクのソナタ、そしてアーン、デュパルク、オルメスと充実の作品が並びます。非常に繊細で研ぎ澄まされた感性の持ち主プ ルーストが愛した音楽をイッサーリスの卓越した演奏で聴くことができます。
イッサーリスはBISレーベルから『戦時のチェロ曲』(BIS SA-2312)、『マルティヌーのチェロ・ソナタ集』(BIS SA-2042)などをリリースしており高い評価 を得ております。 (Ki)
BIS
BISSA-2358(1SACD)
ハイドン:弦楽四重奏曲第78番変ロ長調「日の出」 Op.76-4 Hob.V-78
弦楽四重奏曲第79番ニ長調「ラルゴ」 Op.76-5 Hob.V-79
弦楽四重奏曲第80番変ホ長調 Op.76-6 Hob.V-80
キアロスクーロQ【アリーナ・イブラギモヴァ(Vn/Anselmo Bellosio c.1780)、パブロ・エルナン=ベネディ(Vn/Andrea Amati 1570)、エミリー・ホーンルンド(Va/Willems,c.1700)、クレール・チリヨン(Vc/Carlo Tononi 1720)】

録音:2018年1月/ライツターデル、ノイマルクト(ドイツ)
プロデューサー:アンドリュー・キーナー
サウンド・エンジニア:ファビアン・フランク(Arcantus Musikproduktion)
今をときめくヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団(団名の“Chiaroscuro(キアロスクーロ)” はコントラストを印象づける明暗法そして陰影法を意味します)。BISレーベルで録音を続けているハイドンのシリーズは、レコード芸術誌の特集「新時代の名 曲名盤500」で弦楽四重奏曲第77番「皇帝」が第1位となるなど、現在最も注目されている演奏です。期待の第4弾はエルデーディ四重奏曲より第78番「日 の出」、第79番「ラルゴ」、第80番を収録しました。 エルデーディ伯爵に捧げられたことによりその名がついたハイドンの6つの弦楽四重奏曲(第75番〜第80番)。第78番「日の出」は第1楽章の冒頭の印象 から名づけられました。第79番「ラルゴ」は第2楽章のラルゴが有名でこの名がついております。
ピリオド奏法で繊細にしてしなやかな演奏が持ち味の当団。この演奏でも溌溂とした演奏とともにイブラギモヴァの妙技が光る名演を聴かせてくれます。
当団は2016年4月、カルテットとして初来日を果たし大成功をおさめました。古典派と初期ロマン派のレパートリーを演奏する当団はこれまでにハイドン、 ベートーヴェン、モーツァルト、シューベルト、メンデルスゾーンのディスクをリリースし、いずれも好評をしております。 (Ki)

Spectrum Sound
CDSMBA-060(4CD)
『忘れられしチェリストの名録音、再発見』

■CD 1
(1)バッハ:「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」BWV639
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ D.821
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
ジャン・フランセ:幻想曲
(2)バッハ:アダージョ BWV564-2
マルチェッロ:チェロ・ソナタ第4番ト短調
■CD 2
(1)バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008
バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
(2)マルティヌー:スロヴァキアの主題による変奏曲
倉知緑郎:日本の3つの小品
ジャック=ダルクローズ:リズムの葉
■CD 3
バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010
バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012
バーチ:序奏とスケルツォ
■CD 4
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
(2)ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
(3)バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008
■CD 1
(1)モーリス・ジャンドロン(Vc)、ジャン・フランセ(P)
録音:1962年1月2日/フランス放送協会(パリ)(放送用セッション)初出音源
(2)アリス・メトアン(Vc)、シモーヌ・グア(P)
録音:1957年5月6日/フランス放送協会(パリ)(放送用セッション)初出音源
■CD 2
(1)シャルル・バーチ(Vc)
録音:1953年11月26日(第1番)、1953年11月29日(第2&3番)/フランス放送協会(パリ)(放送用セッション)初出音源
(2)アンリ・オネゲル(Vc)、クレール・オネゲル(P)
録音:1963年12月13日/フランス放送協会(パリ)(放送用セッション)初出音源
■CD 3
シャルル・バーチ(Vc)
録音:1953年11月29日(第4番)、1953年12月1日(第5&6番)、1961年5月12日(序奏とスケルツォ)/
フランス放送協会(パリ)(放送用セッション)初出音源
■CD 4
(1)ルートヴィヒ・ヘルシャー(Vc)、ハンス・ミュラー・クライ(指)、シュトゥットガルトRSO
録音:1957年/シュトゥットガルト(放送用セッション)初出音源
(2)ギィ・ファロ(Vc)、ドゥヴィ・エルリー(Vn))
録音:1961年6月9日/フランス放送協会(パリ)(放送用セッション)初出音源
(3)ピエール・バスー(Vc)
録音:1962年11月12日/フランス放送協会(パリ)(放送用セッション)初出音源

音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(INA)※初CD化
驚きのリリースを続けている、スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したベルアーム・シリーズ。当セッ トではルートヴィヒ・ヘルシャー、アンリ・オネゲル、モーリス・ジャンドロン、アリス・メトアン、シャルル・バーチ、ギィ・ファロ、ピエール・バスーの放送用セッ ションの初出音源集です。スペクトラム・サウンドといえば弦楽器、ことにチェロの復刻には非常に高い評価を得ており、今回も当レーベルこだわりの音源が初 CD化されます。収録音源にはジャンドロンが作曲家ジャン・フランセと共演したフランセの自作自演や、シャルル・バーチのバッハの無伴奏チェロ組曲全曲な ど、実に興味深い内容です。(日本語解説はつきません) (Ki)

Challenge Classics
CC-72860(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 第1集
ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
ソナタ第2番イ長調 Op.12-2
ソナタ第4番イ短調 Op.23
ソナタ第5番ヘ長調 『春』 Op.24
マイケル・フォイル(Vn)
マクシム・シュトシュラ(P)

録音:2020年7月7-9日/ベルギー
2012年結成のフォイル・シュトシュラ・デュオによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集録音シリーズ第1弾。彼らは2015年にヨーロッパ・ベートー ヴェン・ピアノ協会の二重奏コンクールとサリエリ・ジネッティ国際室内楽コンクールで優勝しています。またヴァイオリンのマイケル・フォイルは、2016年 オランダ・ヴァイオリン・コンクールでも優勝。正確無比な音の運びと輝きのある音色が持ち味です。第1次世界大戦時代のヴァイオリン・ソナタを録音したディスク(CC-72786)も過去にリリースしています。 (Ki)

Goodies
78CDR-3820(1CDR)
税込定価
コレッリ(モギレフスキによる新版):ヴァイオリン・ソナタ第12番ニ短調「ラ・フォリア」
チャイコフスキー:カンツォネッタ(ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35より第2楽章)
アレクサンドル・モギレフスキー(Vn)
ピアノ伴奏

日本コロムビア JW264/5
1937年頃東京録音
アレクサンドル・モギレフスキー(1885-1953)はロシア(現ウクライナ)のオデッ サ生まれ。7歳でヴァイオリンを始めロストフの音楽学校で学んだ後、モスクワ に出てヤン・グルジマリに師事した。モスクワではSQを組織したり、 教員生活を送った後、1922年パリに移住し、ヴァイオリン奏者で名弦楽四重奏 団のリーダーのリュシアン・カペー(1873-1928)とも親交をもった。ロシア系 の豊麗な音色に加えてフランス風の洗練された独特の音色を身につけていた。 1926年11月初来日、1930年に再度来日してから1953年に亡くなるまで演奏家と して、また優れた教師として日本の音楽界に多大な貢献をした。このシリーズ でモギレフスキーはヴェラチーニのヴァオリン・ソナタ第8番ホ短調作品2-8、 他 (78CDR-3471)が出ています。 復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu1 DSD録音機を使用した。

Da Vinci Classics
C-00267(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
ユリア・ベリンスカヤ(Vn)、
ステファノ・リゴラッティ(P)

録音:2016年3月2日−3日、ドルノ(イタリア)
20世紀のロシア、旧ソ連の大作曲家であるセルゲイ・ベリンスキーを父に持ち、モスクワ音楽院とウィーン国立音楽大学でヴァイオリンを学んだロシアの女流奏者ユリア・ベリンスカヤが、ミラノ音楽院(ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院)で研鑽を積み、コンポーザー=ピアニスト、指揮者、オルガニスト、チェンバリストとしてマルチな活躍を見せるイタリアのステファノ・リゴラッティとのデュオでベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の録音をスタート!
ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ1745年製のヴァイオリンの音色で巡るベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの旅が、第1番、第7番、第10番の3曲から始まります。
Da Vinci Classics
C-00270(1CD)
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ集 Op.120
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
カテリーナ・チョッリ(Va)、
ダヴィド・ボルドリーニ(P)

録音:2019年10月31日−11月1日、フィレンツェ(イタリア)
ブラームスの2つのソナタを奏でるカテリーナ・チョッリはフィレンツェのケルビーニ音楽院でアウグスト・ヴィスマラに師事し、2007年よりイタリアのトスカーナOのヴィオラ・セクションで活躍。ズービン・メータのフィレンツェ・テアトロ・コムナーレ(フィレンツェ市立劇場)の公演にも参加するなど、活躍の場を広げているイタリアの女流ヴィオラ奏者です。
ピアノはブルーノ・カニーノやヴィンチェンツォ・バルツァーニなどから教えを受けたコンポーザー=ピアニスト、ダヴィド・ボルドリーニ。ケルビーニ音楽院を卒業した同窓デュオが、ブラームスのロマンティシズムを濃密に奏でています。
Da Vinci Classics
C-00272(1CD)
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集Op.1(クリュザンダー版)
ソナタ イ長調 HWV.361, Op.1-3
ソナタ ト短調 HWV.368, Op.1-10
ソナタ ヘ長調 HWV.370, Op.1-12
ソナタ ニ長調 HWV.371, Op.1-13
ソナタ イ長調 HWV.372, Op.1-14
ソナタ ホ長調 HWV.373, Op.1-15
ソナタ ト短調 HWV.364a, Op.1-6
マリオ・ホッセン(Vn)、
ピエロ・バルバレスキ(ハープシコード)、
リリアーナ・ケハヨヴァ(Vc)

録音:2017年1月30−31日、ブルガリア国立放送スタジオ1(ソフィア、ブルガリア)
数多くの偽作の存在や、ヘンデルの存命中の楽譜出版の混乱など、様々なエピソードを持つバロックの巨匠ヘンデルのヴァイオリン・ソナタ。
ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ1749年製のヴァイオリンと、トマスティック・インフェルト社のスペシャル・エディションの弦を組み合わせてヘンデルを奏でるのは、ソフィア、ウィーン、パリで研鑽を積み、ジェラール・プーレにも師事したヴァイオリニスト、マリオ・ホッセン。
ホッセンはクリュザンダー社が出版した旧全集に含まれている"ヘンデルのヴァイオリン・ソナタ"から7曲を選曲。真作、そして偽作とされるソナタを通じて、ヘンデルのヴァイオリン・ソナタの優れた技法を伝えてくれています。
Da Vinci Classics
C-00278(1CD)
夜と日中〜サクソフォンとギターのための近現代作品集
フメット:詩的な小品
バエス・セルバンテス:小品集
フローレス:夜と日中
マルティン・キンテーロ:ジョンド・マ・ノン・トロッポ
サンチェス・ベルドゥ:水の音
デュオ・イカルス〔アルフォンソ・パディーリャ(Sax)、アルベルト・プラザ(G)〕

録音:2018年10月27日−28日、セビーリャ(スペイン)アルベルト・プラザ
デュオ・イカルスはセルマー、ダダリオのアーティストであるスペインのサクソフォン奏者アルフォンソ・パディーリャと、スペインギターの巨匠ホセ・トーマスの門弟アルベルト・プラザが2009年に結成したアンサンブル。
サクソフォン&ギターのための編曲作品、アレンジ作品の両方を積極的に取り上げているデュオ・イカルスが今回取り組んだのは、スペインの作曲家たちの作品集。「水の音」は、松尾芭蕉の俳句「古池や蛙飛びこむ水の音」を題材として尺八とギターのために書かれた作品で、ここでは尺八をソプラノ・サクソフォンに置き換えています。
Da Vinci Classics
C-00283(1CD)
バス・クラリネット〜雲の上に
オルトラーノ:マノラ
ソルマーニ:雲の上に
オルトラーノ:ロマンス
ボルトラート:ボンゼルガスト
ザッファローニ:カデンツァ、前奏曲とペッツォ・アパッショナート、トリオ・タンゴ、グリーンスリーヴスで
ヴィヴィアーニ:摂動
ボルトラート:プロムナード
オルトラーノ:オリエンタル・トリオ
ファウスト・サレディ(バス・クラリネット)、
ステファニア・オルセッリ(P)、リシア・ヴィガーノ(Vn)、アンブラ・クサンナ(Vn)、シモーネ・リブラロン(Va)、ナディア・ビアンキ(Vc)、カストリオット・メルシーニ(Cb)、ダヴィデ・ヴェンドラミン(アコーディオン)、セルジオ・ファヴィアン・ラヴィア(G)、ステファノ・バルデッラ(マリンバ)、マッテオ・マンゾーニ(マリンバ)

録音:2019年10月−12月
2006年よりミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディSOのバス・クラリネット奏者を務めている、文字通りイタリアのバス・クラリネットのスペシャリスト、ファウスト・サレディが繰り広げる現代イタリアのバス・クラリネット作品集!サレディがチョイスしたのは1960年代以降に生まれ、現在も活躍中の5人のイタリア人作曲家たちによる10作品。ピアノ、2台のマリンバ、ギター、弦楽四重奏などとの共演、そして無伴奏など多彩な編成の中で際立つ存在感を発揮し、バス・クラリネットの"ソロ楽器"としての魅力を存分に伝えてくれるサレディの好演。バス・クラリネット、低音木管の魅力を存分に味わって下さい!
Da Vinci Classics
C-00343(1CD)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ&ロンド集
ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調 K.454
ロンド ト長調(ハフナー K.250よりハイフェッツ編)
ヴァイオリン・ソナタ第34番変ロ長調 K.378
ロンド ハ長調 K.373(クレンゲル&コセミャン編)
ルベン・コセミャン(Vn)、
ナタリア・ムナツァカニャン(P)、
マルガリータ・グリゴリアン(P)

録音:2018年11月、アルメニア作曲家協会(エレバン、アルメニア)
モスクワ音楽院でマヤ・グレザノワ教授に師事し、コーガン、オイストラフ、ヴァルガ、アハロニアンなど世界的名手たちからも指導を受けたアルメニア系カナダ人ヴァイオリニスト、ルベン・コセミャンのモーツァルト・プログラム。
2つのヴァイオリン・ソナタ、2つのロンドを組み合わせたプログラムでコセミャンは哲学的ではなく、楽器の持つ最上の音色、ヴィルトゥオージティを追求しています。力強さと洗練された優雅さが同居する独自色を打ち出し、天才モーツァルトの音楽を奏でています。
Da Vinci Classics
C-00341(1CD)
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調 Op.8
ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 Op.13
ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45
デイヴィッド・ウィン・ロイド(Vn)、
ベルナルド・サントス(P)

録音:2020年8月、テアトロ・アヴェイレンセ(アヴェイロ、ポルトガル)
デイヴィッド・ウィン・ロイドはアマデウス四重奏団の創設メンバーの1人であるピーター・シドロフに師事し、BBCSOに4年間在籍。その後はポルトガルに活躍の場を移し、イベリアン・ルーツOやオルケストラ・クラシカ・ド・セントロなどで指揮者として活躍してきたイギリスの音楽家。
ポルトガルのピアニスト、ベルナルド・サントスとのデュオで、グリーグの3つのヴァイオリン・ソナタが持つ北欧のリリシズムや情熱性を巧みに表現してくれています。
Da Vinci Classics
C-00344(1CD)
ビギニングス〜サクソフォンとギターのための20世紀の音楽
ベッラフロンテ:組曲第1番
ピエルサンティ(パオリーノ編):組曲「モンタルバーノ刑事」
マチャド:ブラジルのポピュラー音楽集
ピアソラ:タンゴの歴史
コリア(パオリーノ編):スペイン
ヒステリコ・デュオ〔ミケーレ・パオリーノ(Sax)
ダヴィデ・ディ・イエンノ(G)〕

録音:2020年6月−7月、ピムス・スタジオ(ヴァスト、イタリア)
センシティヴな「クラシカル・ギター」とパワフルでソリッドな「サクソフォン」というユニークな組み合わせによるデュオが絶妙なコンビネーションで展開する20世紀音楽の世界。
ピアソラの「タンゴの歴史」、チック・コリアの「スペイン」では、サクソフォンとギターのコンビが作品に見事にフィット。現在も活躍中の3人の作曲家、ベッラフロンテ、ピエルサンティ、マチャドの作品は、この編成のための新たなレパートリーとして重宝されることでしょう。
ミケーレ・パオリーノはフェデリコ・モンデルチに師事したイタリアのサクソフォニスト。伸びやかな音色が印象的です。

Signum Classics
SIGCD-668(1CD)
オリヴァー・デイヴィス:ソレス
クレラティ(独奏ヴァイオリンと弦楽のための)/ソレス(独奏ヴァイオリンと弦楽のための)/ディス・モータル・マン(ソプラノ、ハープと弦楽のための)/ナルシスとエコー/エクノクス(ヴァイオリンと弦楽のための)/ギター協奏曲/カレイドスコープ(ピアノ・デュオ)/サン・スタンズ・スティル(トレブルとピアノのための)/ビュート・チェロ・デュエット/エロスとサイケ(ソプラノと管弦楽のための)/セイヴ・ミー
オリヴァー・デイヴィス(ピアノ、ヴォーカル)、ヒュー・ワトキンス(P)、ベス&フロー(ピアノ・デュオ)、ケレンザ・ピーコック(Vn)、ジョナサン・ヒル(Vn)、キャサリン・ジェンキンソン(Vc)、ニコラス・ホランド(Vc)、グレイス・デイヴィッドソン(S)、オリヴァー・ワス(Hp)、セルジオ・プッチーニ(G)、ペーテル・イレーニ(指)、ブダペスト・スコアリング・オーケストラ
オリヴァー・デイヴィス(1972−)は英国王立音楽アカデミーで研鑽を積み、コンサート音楽からバレエ、サウンドトラック、テレビ・スコアなど様々な音楽でロンドンの主要オーケストラと共演してきたイギリスの若手作曲家。これまでSignum Classicsからリリースされた5つのアルバム〔「フライト」(SIGCD411)、「シーズンズ」(SIGCD437)、「ダンス」(SIGCD469)、「リバティ」(SIGCD522)、「アルカディア」(SIGCD590)〕は、全英クラシカル・チャートとiTunesクラシック・チャートの両方で何度もTOP10入りを果たし(「リバティ」はiTunesクラシック・チャート第1位)、アップル・ミュージックでは多数の5つ星レビューと100万回以上のストリーミング実績を誇ります。
Signum Classics第6弾となるアルバム「ソレス」は、Covid-19による国際的なロックダウンの最中に製作され、ロサンゼルスのヴァイオリニスト、オランダのピアノ・デュオ、アルゼンチンのギタリスト、ブダペストの指揮者&オーケストラなど、世界中のアーティストの協力で実現しています。

NAR Classical
NAR-123182(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5-1/チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/「魔笛」の主題による12の変奏曲ヘ長調 Op.66/「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45/チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69/チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1/チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2/「魔笛」の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46
マリオ・ブルネロ(Vc)、
アンドレア・ルケシーニ(P)

録音:1996年5月21日−24日、パラッツォ・ジュスティ(パドヴァ、イタリア)
現代イタリアのトップ・チェリストの1人であるマリオ・ブルネロと、ミケランジェリやポリーニの系譜に連なる同じくイタリアの名手アンドレア・ルケシーニのゴールデンコンビによるベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集。
ブルネロとルケシーニのコンビは2014年にこのベートーヴェンのソナタ全集をここ日本でも披露し大絶賛を浴びるなど、長きに渡り重要なレパートリーとして演奏し続けてきています。
近年は古楽系レパートリーへの取り組みも多いブルネロですが、王道中の王道、ベートーヴェンの演奏もやはり絶品です。
NAR Classical
NAR-124182(1CD)
ブラームス;チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
エンリコ・ディンド(Vc)、
アンドレア・ディンド(P)

録音:1996年6月25日−27日、ムーン・スタジオ(ミラノ、イタリア)
ミラノ・スカラ座Oの首席奏者を11年間務め、1997年にパリで開催されたロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールで優勝するなど、輝かしい経歴と実績を持つイタリアの名チェリスト、エンリコ・ディンド。
従兄弟でピアノ、指揮者として活躍するアンドレア・ディンドとのデュオによるブラームスのソナタ2曲は、エンリコ・ディンドの30代初頭の頃の名演の1つ。イタリア人らしくよく歌いこまれたロマンティシズムにあふれるブラームスです。
NAR Classical
NAR-133182(1CD)
モーツァルト:フルートとピアノのための6つのソナタ
ソナタ変ロ長調 K.10/ソナタ ト長調 K.11
ソナタ イ長調 K.12/ソナタ ヘ長調 K.13
ソナタ ハ長調 K.14/ソナタ変ロ長調 K.15
アンドレア・グリミネッリ(Fl)、
ステファニー・フォンタナローザ(P)

録音:録音年月日不詳(2001年頃?)
留学先のパリ音楽院でジャン=ピエール・ランパルに師事し、1983年と84年にパリ賞を受賞。その成功によってルチアーノ・パヴァロッティからその実力を認められ数多くのツアーやレコーディングに同行しその名声を高めたイタリアの世界的フルーティスト、アンドレア・グリミネッリが、ネマニャ・ラドゥロヴィチとの共演でも知られる女流ピアニスト、ステファニー・フォンタナローザとのデュオで録音したモーツァルトの「6つのソナタ」。
天才モーツァルトの秀作を、イタリアの天才フルーティストが華麗に奏でた名演です。

Champs Hill Records
CHRCD-161(1CD)
ロマン・トーテンベルクへ寄せて
バッハ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
フランク:ヴァイオリン・ソナタイ長調
シマノフスキ
:神話「3つの詩」 Op.30
バルトーク
:ラプソディ第1番Sz.86
ヴィエニャフスキ:演奏会用ポロネーズ 二長調 Op.4
ネイサン・メルツァー(Vn)、
ロハン・デ・シルヴァ(P)

録音:2019年11月19日−21日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
※使用楽器:ストラディヴァリウス1734 "Ames, Totenberg"
将来有望な若手アーティストを続々と発掘・紹介するイギリスの「Champs Hill Records」から、アメリカの有望ヴァイオリニスト、ネイサン・メルツァーのデビュー・レコーディングが登場! ネイサン・メルツァーはアメリカ生まれ、4歳でウィーンに渡り、8歳でヴァイオリンを始め、10歳でアメリカに戻り名門ジュリアード音楽院でイツァーク・パールマンとリ・リンに師事。2017年にはイギリス最高峰の弦楽器コンクール、ウィンザー祝祭国際弦楽コンクールで史上最年少の優勝を果たし、2020年には服部百音らと共に、若手音楽家支援団体「Salon de Virtuosi」のキャリア・グラントに選ばれているライジング・スターです。
また使用楽器にも注目です。ポーランド出身、アメリカでヴァイオリニスト&教師として大きな功績を残したロマン・トーテンベルクが所有していた銘器ストラディヴァリウス1734 "Ames"。1980年に盗難に遭い、35年後の2015年に奇跡的に返却されながらも、持ち主のトーテンベルクは3年前に亡くなっていたという劇的なエピソードで知られるアントニオ・ストラディヴァリ後期の傑作の1つです。2018年に、アメリカのRare Violins In Consortiumからこのストラディヴァリウス1734 "Ames, Totenberg"を長期貸与されたメルツァーは、2019年11月15日に、マサチューセッツ州ケンブリッジのロンギー音楽院のホールでリサイタルを敢行。ここは39年前にこのヴァイオリンが盗難にあったオフィスがある場所であり、トーテンベルク自身も1980年に同じホールで演奏していたそうです。このCDは、そのリサイタルから数日後にイギリスで録音。プログラムは、トーテンベルクが1936年にホワイトハウスでルーズベルト大統領の前で演奏したというヴィエニャフスキの「演奏会用ポロネーズ」やシマノフスキの「神話」など、教授のお気に入りのレパートリー、そしてバッハやフランクのヴァイオリン・ソナタなど、不朽の名作で構成。
Champs Hill Records
CHRCD-155(1CD)
R.シュトラウス:室内楽作品集
カプリッチョへの前奏曲 Op.85/弦楽四重奏楽章変ホ長調 TRV 85/弦楽四重奏曲イ長調/セレナード/ピアノと弦楽四重奏のための祝典行進曲 AV178/ピアノと弦楽四重奏のための2つの小品 AV182/変容(メタモルフォーゼン)(ルドルフ・レオポルド編曲/弦楽七重奏版)
アキュライ・アンサンブル〔シャーロット・スコット(Vn)、エマ・パーカー(Vn)、ジョン・ソーン(Va)、サイモン・タンドリー(Va)、ナサニエル・ボイド(Vc)、パウ・コディーナ(Vc)、ステイシー・ワットン(Cb)、ジェームズ・ベイリュー(P)〕

録音2019年2月4日ー7日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
スコットランド室内Oの首席クラリネット奏者マキシミリアーノ・マルティンとの共演でブラームス&モーツァルトのクラリネット五重奏曲集(CHRCD-076)を録音したUKの気鋭アンサンブル、バドクSQ(バドケSQ)を母体とし、より大きく柔軟なアンサンブルを目指して結成されたアキュライ・アンサンブル(Oculi Ensemble)のデビュー・アルバムとなる、R・シュトラウスの室内楽作品集。
タムシン・ウェーリー=コーエンが第1ヴァイオリンを務めるアルビオンSQの現メンバーであるエマ・パーカーやナサニエル・ボイドをはじめ、元ピアッティSQのシャーロット・スコット、元ドーリックSQのサイモン・タンドリーなどの名室内楽奏者たちが、シュトラウスを象徴する作品「変容(メタモルフォーゼン)」から、初期の弦楽四重奏曲断章を含むあまり知られていない室内楽作品集に取り組みます。

Danacord
DACOCD-842(1CD)
ドビュッシー:室内楽作品集
ベルガマスク組曲
クラリネットのための第1ラプソディ
牧神の午後への前奏曲(ウスタリン、ヒュルディ編曲/ヴァイオリン、チェロ、クラリネットとピアノ版)
チェロ・ソナタ ニ短調
ヴァイオリン・ソナタ ト短調
コペンハーゲン・メシアンQ〔マーリン・ヴィリアム=オールソン(Vn)、カール=オスカ・ウスタリン(Vc)、クリストファー・ヒュルディ(P)、ヴィクト・ヴェネス(Cl)〕

録音:2018年5月23日−27日、(コペンハーゲン、デンマーク
室内楽奏者、ソリスト、オーケストラ奏者として活動する4人の音楽家が2018年1月に結成したコペンハーゲン・メシアン四重奏団のデビュー・アルバムがリリース。グループ名にとったメシアンの「時の終わりのための四重奏曲」と同じ楽器編成のアンサンブル。マルメSOの第2ヴァイオリン・セクションリーダーを務め、現代音楽のグループ「ストックホルム・シンドローム・アンサンブル(「天使たちの声(BIS SA 2344)」)」で演奏するマーリン・ヴィリアム=オールソンのヴァイオリン、ブラームス(DACOCD875)とシュニトケ(DACOCD878)のアルバムをリリースしたチェリストのカール=オスカ・ウスタリン。ピアノのクリストファー・ヒュルディとクラリネットのヴィクト・ヴェネスは、メシアンの音楽を録音(DACOCD756)した「アンサンブル・ノーアリュス」にも参加しています。コペンハーゲン・メシアン四重奏団は、結成以来、デンマーク放送(DR)の番組やデンマークとスウェーデンの音楽祭に出演。スウェーデンの「Musik i Syd」が企画した2020年1月のスウェーデン・ツアーも高い評価を獲得しました。
ドビュッシーの作品によるプログラム。「月の光」で知られる「ベルガマスク組曲」はピアノソロ、「クラリネットのための第1ラプソディ」、「チェロ・ソナタ」、「ヴァイオリン・ソナタ」はそれぞれの楽器がピアノと共演するオリジナルの演奏。「牧神の午後への前奏曲」は、メンバーのウスタリンとヒュルディが、ドビュッシーとマラルメのエロティシズムとアルカディアの気分にプレーヤーたちの個性と音楽を反映させて編曲した「ヴァイオリン、チェロ、クラリネットとピアノの四重奏」版で演奏されます。
Danacord
DACOCD-878(1CD)
シュニトケ:チェロとピアノのための音楽
チェロ・ソナタ 第1番/古い様式による組曲
チェロ・ソナタ第1番/ノスタルジックな音楽
カール=オスカ・ウスタリン(Vc)、
エミール・グリューステン(P)
モーテン・ソイテン、トゥールレイフ・テデーン、ラルフ・カーシュバウム、フランス・ヘルメションたちに学んだチェリスト、カール=オスカ・ウスタリン。デンマークとヘルシンキでアネ・ウーラン、ニクラス・シヴェレーヴ、エーリク・タヴァッシェルナ、エーロ・ヘイニネンに教わったピアニスト、エミール・グリューステン。
ブラームスの「チェロとピアノのためのソナタ(DACOCD875)」を録音したデンマークの音楽家2人が再び共演。シュニトケのチェロとピアノの作品を4曲録音しました。「ショスタコーヴィチの影」をうかがわせる2つの「ラルゴ」の楽章が、破壊的な「プレスト」をはさむ、ヴィルトゥオーゾ的な「チェロ・ソナタ第1番」。ロストロポーヴィチを念頭に置いて書かれたという、5楽章の「チェロ・ソナタ第2番」。「古い様式による組曲」は、シュニトケが映画のための書いた音楽を素材にして作られました。「歯医者の冒険」を描いた映画の音楽による〈パストラーレ〉と〈バレエ〉、スポーツとスポーツマンの映画音楽による〈フーガ〉が、子供向けのアニメーション映画の音楽からとった〈メヌエット〉と〈パントマイム〉の間に挟まれます。「ノスタルジックな音楽」は、この組曲の〈メヌエット〉に技巧的なパッセージを加え、異なる表情の音楽にした作品です。

PASCHENrecords
PR-200070(2CD)
エルメートの宇宙
ILZA NOVA/MENTALIZANDO A CRUZ/CELSO/QUEBRAR TUDO/RAINHA DA PEDRA AZUL/REBULICO/MUSICA DAS NUVENS E DO CHAO/MENTE CLARA/ILHA DAS GAIVOTAS/E NEM DA PRA DIZER/UINA/A GUARIBADA DA NOITE/TUDO QUEBREU/O FAROL QUE NOS GUIA/MALACUNGUE/RISADA DE FELICIDADE
ノルウェー管楽アンサンブル、
シュテフェン・ショルン、ロジャー・ヘンシェル(サックス)、
エルメート・パスコアール(メロディカ、プリペアド・ピアノ、バス・フルートなど)、
マルシオ・バイーア(パーカッション)

録音:2018年、2019年
マイルス・デイヴィスに「地球上でもっとも重要なミュージシャンのひとり」と評されたブラジル音楽界の最重要人物、エルメート・パスコアール(1936-)の魔法のような音楽を、ノルウェー最古のオーケストラであるノルウェー管楽アンサンブル(1734年設立)と、パスコアール自身、そしてサックスと即興演奏の世界的名手であるロジャー・ヘンシェル、シュテフェン・ショルンらが最高に楽しいアレンジで聞かせる1枚!エキゾチックなリズムのジャングル、豊かでカラフルなハーモニー、パスコアールの音楽の魅力は海のように広く、深く、尽きることがありません。

Urtext
JBCC-305(1CD)
イマヘネス〜メキシコのピアノ四重奏曲集
エンリケ・ゴンサレス=メディナ:コンシエルト・バロッコ(バロック協奏曲)
ヘラルド・メーサ:イマヘネス
フランシスコ・ラドロン・デ・ゲバラ:ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのソナタ
アウローラQ

録音:2017年4月
メキシコの女流奏者たちによって2004年に結成されたピアノ四重奏団、アウローラ四重奏団(Cuarteto Aurora)のセカンド・アルバム。エンリケ・ゴンサレス・メディナ(b.1954)のバロック協奏曲や、ヘラルド・メーサ(b.1960)のイマヘネス(イメージ)など、現代メキシコの作曲家がアウローラ四重奏団のために書いたピアノ四重奏曲集。
Urtext
JBCC-302(1CD)
シャドウ・ブルース
リュック・フェラーリ&フランソワ・ドーダン・クラヴォー:寺院
タオ・ユ:垂れ下がる梅の花
フェラーリ&クラヴォー:ハロン湾
クラヴォー:シャドウ・ブルース
フェラーリ&クラヴォー:自転車と電車
トラン・ティ・キムゴック:若い女性の昼寝
フェラーリ&クラヴォー:金属街道
クラヴォー:鏡
フェラーリ&クラヴォー:食堂入店
ティエリー・ペク:プリンセス・イワ(磐之媛命)
民謡集(上海音楽院民謡オーケストラのリハーサル〔1995年〕
トリオ・ダルジャン〔フランソワ・ドーダン・クラヴォー(Fl)、ザビエ・サン=ボネ(Fl)、ミシェル・ボワゾ(Fl)〕、ガブリエラ・ヒメネス(パーカッション)

録音:2017年
1984年から活動するフランスのフルート三重奏団、トリオ・ダルジャン(直訳すると「銀の三重奏団」)による日本、中国、ベトナム、韓国などアジアをテーマにした作品集。トリオ・ダルジャンのメンバーであるフランソワ・ドーダン・クラヴォーが作曲した「シャドウ・ブルース」を中心に、ベトナムのトラン・ティ・キムゴック、中国のタオ・ユ、フランスのティエリー・ペクらのオリエンタルな作品を収録。

Etcetra
KTC-1685(1CD)
コントラバスとハープのための音楽
ボッテジーニ:エレジー
ブルッフ:コル・ニドライ
フォーレ:ロマンス イ短調
ジャン=クロード・ジャンジャンブル(b.1975):5つの小さなワルツ集
ボッテジーニ:タランテラ
マスネ:タイスの瞑想曲
ピアソラ:言葉のないミロンガ
ドビュッシー
:レントより遅く
ピアソラ:ナイト・クラブ1960
フォーレ:夢のあとに
47+4〔マチュー・プティ(Cb)、
アンヌ・ル・ロワ(Hp)〕

録音:2017年8月
フランス、リール国立Oの首席コントラバス奏者マチュー・プティと、同じくリール国立Oのハープ奏者アンヌ・ル・ロワによって結成された「コントラバスとハープ」というユニークなデュオ「47+4」(グループ名はハープとコントラバスの弦の本数)。
オーケストラの屋台骨というコントラバスの伝統的な役割から解放し、ソロ楽器としての恵まれた表現力を発揮すべく活動している「47+4」のファースト・アルバムは、コントラバスで様々な時代・地域を回り、祈り、エレジー、ワルツ、ロマンス、タンゴ、タランテラ、瞑想などの多様なパノラマを描きます。「コントラバスとハープ」のためのオリジナル作品は、リール国立管、フランス放送フィル、ベルリン放送響などのソロ・ティンパニ奏者、首席ティンパニ奏者を歴任したティンパニスト兼作曲家のジャン=クロード・ジャンジャンブルによる「5つの小さなワルツ集」(2006年特別委嘱作)。「コントラバスとピアノ」からのハープ伴奏版アレンジは、「コントラバスのパガニーニ」の異名を誇ったジョヴァンニ・ボッテジーニの2作。残りは「タイスの瞑想曲」や「夢のあとに」、「言葉のないミロンガ」など、様々な編成で愛される名曲ばかり。編曲はすべてマチュー・プティ&アンヌ・ル・ロワによるものです。

Musicaphon
M-35725(1CDR)
ルッツ=ヴェルナー・ヘッセ〜ポートレート
オルガンのための「トッカータ・ヴィジョナリア」 Op.71(2013)、独奏チェロのための「エレジー」 Op.55(2007)、バリトンとピアノのための「月の歌」 Op.49(2004/06)、3つのイースターの歌 Op.69*(2013)、フルートとピアノのための「エピグラム」 Op.48#(2006)、合唱と大オーケストラのための「雲に覆われた塔」 Op.76(2015)
ヴォルフガング・アーベントロート(Org)、スザンネ・ミュラー=ホルンバッハ(Vc)、ティロ・ダールマン(Br)、マティアス・ヴィーリヒ(P)、クリア・ヴォイシズ*、ディルク・ペッペル(Fl)、ジヨン・フィリップス(P)#、ヴッパータール歌劇場cho、ヴッパータールSO、アレクサンドル・マルコヴィチ(指)

録音:2016年2月-10月、ヴッパータール市庁舎(ドイツ)
ドイツのボン出身で、「ヴッパータール・コンサート協会」の会長を務める現代の作曲家、ルッツ・ヴェルナー・ヘッセ(1955-)のポートレート・アルバム。彼はケルン音楽院でギュンター・フォルクとユルク・バウアーに音楽学と作曲を師事し、現在はケルンのヴッパータールにあるケルン音楽舞踊大学の教授兼マネージングディレクターを務めています。ヘッセの作曲活動は室内楽と管弦楽を中心に行われており、ドイツ国内の様々なオーケストラからの委嘱を受け、数々の名作を生み出しています。
ルッツ=ヴェルナー・ヘッセは現代の作曲家としては保守的な作風で知られていますが、彼自身は次のように述べています。「作曲は私にとって必要不可欠なものであり、自分自身を表現する方法でもあります。作曲は私の生活の一部であり、創造的なプロセスの中で思いもよらない空間を開いてくれます。私の目標は、これらの空間を聴衆がアクセスしやすく、理解しやすいものにすることです。私にとって重要なのは、聴いてもらえるものだけを書くことです。ですから、抽象的で(あまりにも)複雑な構造には興味がなく、理解可能な有機的なプロセスを示すことに非常に興味を感じています。私にとっては知的に理解することよりも、注意深く(感情的に)追体験することのほうが重要なのです。そうして初めて、音楽はその非常に特別な力にふさわしい効果を発揮することができるのです。」
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Musicaphon
M-59003(1CD)
ヨーロピアン・パスウェイ
ボルトキエヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.26
ショーソン:詩曲 変ホ長調 Op.25
クライスラー:前奏曲とアレグロ ホ短調
コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ「ラ・フォリア」 Op.5-12
オトマル・マーハ(1922-2006):独奏ヴァイオリンのためのセイキロス変奏曲
アロイス・コットマン(Vn)、
ルドルフ・デネマルク(P)
アロイス・コットマン(1929-)はヴァイオリンのための国際コンクール「アロイス・コットマン賞」の創設者としても知られるドイツの名ヴァイオリニスト。本アルバムでは『ヨーロピアン・パスウェイ』と題して国も時代もさまざまなヴァイオリン作品が取り上げられており、あまり知られていないコットマンのヴァイオリンの美しさを存分に楽しむことができます。作品的にはチャイコフスキーやラフマニノフ的な作風で人気のロシア人作曲家、セルゲイ・ボルトキエヴィチ(1877-1952)の「ヴァイオリン・ソナタ」が貴重。濃厚なショーソンの「詩曲」、熱く歌い上げるコレッリの「ラ・フォリア」も必聴です。デネマルクの少し乾いたピアノも味わい深い名演。

Hortus
HORTUS-188(1CD)
ロマンチックな瞑想
テオドール・サロメ(1834-1896):2つの小品(T.アンダンテ・パストラール/U.ロマンス)
 カンティレーヌ〜オルガンのための10の小品より
シャルル・ケフ(1873-1931):アンダンテ・カンタービレ
レインゴリト・グリエール(1875-1956):アンダンテ〜11の小品より
ホレイショ・パーカー(1863-1919):夜想曲〜4つのスケッチ Op.32より
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):カンティレーナ・パストラーレ Op.19
フランク:聖餐〜ハルモニウムのための5つの小品 Op.23より
ギルマン:祈り 変ロ長調〜オルガンのための異なる形式による小品集第4巻 Op.18-3
ピエルネ(1863-1937):カンティレーヌ〜3つの小品 Op.29より
ピエルネ:セレナード Op.7
ギルマン:アレグレット ロ短調 Op.19
テオドール・デュボワ(1837-1924):祈り ニ長調〜オルガンのための7つの小品
マルク・F・シェバン:パストラーレ
ジョン・ロバート・ワトキンソン:即興曲 変ニ長調 Op.9
※すべてオルガンとオーボエによる演奏
ジャン=クリストフ・オーナージュ(Org)、
フランソワ・メイエ(Ob)

録音:2019年2月17-21日/モナコ聖心教会(モナコ)
オルガンのジャン=クリストフ・オーナージュとオーボエのフランソワ・メイエは、数年前に演奏会や典礼の場で出会い、オーボエとオルガンのためのレパー トリーを演奏してきました。ロマン派の作品を中心レパートリーとする二人が、演奏機会に恵まれない、しかし魅力的な作品を集めたのがこのアルバムです。 テオドール・サロメ、ホレイショ・パーカー、ホレイショ・パーカーの作品の録音は珍しく、二人が特に愛着を持つ作品です。オーボエとオルガンによる美 しき調べをご堪能ください。 (Ki)
Hortus
HORTUS-189(1CD)
『パリからロサンゼルスへ』〜ツァイスル、ミヨー、モーツァルト:ヴァイオリンとピアノのための作品集
エーリヒ・ツァイスル(1905-1959):メニューインの歌
ミヨー:ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.40
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304
ツァイスル:ヴァイオリン・ソナタ 「ブランダイス」
 ツィゴイネルワイゼン〜ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.2-1
アンブロワーズ・オーブラン(Vn)、
ステーフェン・ファンハウウァールト(P)

録音:2019年5月20-23日/ドクター・ランド=グリヨ・ホール、ネバダ大学、ラスベガス
オーストリア系アメリカ人作曲家エーリヒ・ツァイスル(1905-1959)は、1938年にウィーンを離れ、パリに行き、その後ロサンゼルスに移住しました。 このアルバムはカリフォルニアに亡命したエーリヒ・ツァイスルとダリウス・ミヨーの友情とお互いの作品への憧れを描き、ツァイスルを魅了したモーツァルト のヴァイオリン・ソナタ ホ短調を中間に配置した内容です。 (Ki)
Hortus
HORTUS-196(1CD)
(1)ムソルグスキー:『展覧会の絵』
(2)シューマン:ペダル・フリューゲルのためのスケッチ Op.58
(3)シューマン:ペダル・フリューゲルのための練習曲(カノン形式の作品6曲) Op.56
※すべてトランペットとオルガン編
ギィ・トゥーヴロン(Tp)、
ヴァンサン・グラッピー(Org)

録音:2019年/ブロワ大聖堂
ムソルグスキーの「展覧会の絵」はラヴェルの管弦楽版をはじめ様々な編曲版でも知られる名作。そこにトランペットとオルガン版が新たに加わります。ラ ヴェル編でも印象深いプロムナードのモティーフをはじめ、卵の殻をつけた雛の踊りの機敏なパッセージ、キエフの大門の荘厳な響きなど、驚くほどトランペッ トは相性良く、オルガンとの共演によりまるでオーケストラを思わせる雄大な響きが特徴的です。カップリングはペダル・ピアノのために書かれたシューマン の 2 篇。こちらも実に聴きものです。
演奏は数多くの録音でも知られるトランペット界の巨匠ギィ・トゥーヴロンです。ミュンヘン、ジュネーヴ、プラハなど権威ある国際コンクールでの受賞歴 を誇るトゥーヴロンは、これまでにユーディ・メニューイン、ジャン=クロード・カサドシュなど世界的な演奏家との共演を誇りフランス国内外の音楽祭に出 演しております。
オルガンのヴァンサン・グラッピーはオルレアンでフランソワ=アンリ・ウバール、パリでマリー=クレール・アラン、リヨンでルイ・ロビヤールに師事しま した。パリ市主催国際コンクール(2002年)とシャルトル国際オルガン・コンクール(2004年)で優勝している実力派。現在ブロワ大聖堂の専属オルガ ニストを務めております。2人の実力派による演奏、大注目です。

Passacaille RECORD
PAS-1086(1CD)
狂気のソナタ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調『クロイツェル』 Op.47
ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調『暁』 Op.96
リナ・トゥール・ボネ(Vn)
アウレリア・ヴィソヴァン(フォルテピアノ)

録音:2020年8月
圧倒的に華麗な演奏で人気の古楽ヴァイオリン奏者、リナ・トゥール・ボネがベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタを録音しました!取り上げたのは技巧 的でエネルギッシュな難曲第9番と、その約10年後に書かれた内省的で美しい名品第10番。「燃えるようなヴィルトゥオーゾ」「魂のヴァイオリニスト」「悪 魔のヴァイオリニスト」などと形容される彼女の表現が冴え渡る注目盤です。共演は2019年にブルージュの古楽コンクールで優勝したフォルテピアノ奏者、 アウレリア・ヴィソヴァン。
Passacaille
PAS-1093(1CD)
ウィーン1905-1910
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番Op.10 *
ベルク:弦楽四重奏曲第3番
リヒター・アンサンブル
マリエレ・レベ ル( * メゾソプラノ)

録音:2019年
ヴァイオリニストのルドルフォ・リヒター率いるリヒター・アンサンブルはガット弦で17〜20世紀の音楽を奏でるアンサンブル。新ウィーン楽派の作品を 集めたこのアルバムは、現代楽器による演奏では見落とされがちなロマンティックな側面、伝統的な語り口がニュアンス豊かに表現されています。

KLARTHE
KLA-104(1CD)

KKC-6297(1CD)
国内盤仕様
税込定価
「]V」〜13にまつわる弦楽四重奏曲集
モンテヴェルディ:ペトラルカのカンツォニエーレより「ソネット第164番」*
シューベルト:弦楽四重奏曲第13番イ短調「ロザムンデ」D.804 Op.29
パーセル:パヴァーヌ ト短調 Z.752
パーセル:シャコンヌ ト短調 Z.730
シューベルト:「あっちへ行け!残酷な死神よ」〜死と乙女 D.531 Op.7-3*
ジョージ・クラム(1929-):「ブラック・エンジェルズ〜暗黒界からの13のイメージ」
シューベルト:「ギリシャの神々」 D.677*
*=編曲:アルデオ四重奏団
アルデオQ【キャロル・プティドマンジュ(Vn)、梁美沙(Vn)、原裕子(Va)、ジョエル・マルティネス(Vc)】

録音:2020年2月19-23日/ドイツ・ブレーメン・カンマー・フィルハーモニー
2001年にパリ国立高等音楽院で結成されたアンサンブル、アルデオ四重奏団。当団はラ・フォルジュルネ音楽祭でもおなじみのヴァイオリニスト梁美沙、実 力派ヴィオリスト原裕子を含む4人の女性メンバーから成り、フランス国内外で活躍する四重奏団です。“アルデオ”とはラテン語で「私は燃える」という意味を もち、この4人の女性奏者が音楽に取り組む姿勢そのものといえます。近年は「ゴルトベルク変奏曲」の弦楽四重奏版の録音でも高い評価を得ております。
KLARTHEレーベルからの注目の新録音は「]V(十三)」にまつわる作品を集めた意欲作。アメリカの現代作曲家ジョージ・クラム(1929-)の「ブラック・ エンジェルズ〜暗黒界からの13のイメージ」を主軸に、モンテヴェルディのペトラルカのカンツォニエーレより「ソネット第164番」(マドリガーレ集第8巻「戦 いと愛のマドリガーレ」より第13番の冒頭)、シューベルトの弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」、パーセルのパヴァーヌとシャコンヌ、そしてシューベルトの 歌曲の弦楽四重奏版を収録しております。
1970年、ベトナム戦争中に書かれたクラムの「ブラック・エンジェルズ」は『出発』、『不在』、『帰還』の3つの大きなセクションに分けられた全13曲の作品。 作品全体が「暗黒の世界」を探求する往復の旅のように配置されており、クラム自身はこの作品を「混沌とした現代世界をあらわす寓話」であると語っています。 難解ながらも素晴らしいこの作品にアルデオ四重奏団が真っ向から挑んだ注目盤です。
国内仕様盤(KKC 6297)には仏Fayard社出版「弦楽四重奏の美」及び「弦楽四重奏の歴史」の著者でも知られるベルナール・フルニエ(訳はアルデオ四重 奏団の原裕子)の日本語解説書付。また、クラムの「ブラック・エンジェルズ」を曲の構造を示した図も掲載いたします。 (Ki)

KLARTHE
KLA-102(1CD)
ショーソンと文学
ショーソン:終りなき歌Op.37
劇付随音楽「テンペスト」Op.18(全5曲)(根本雄伯復元)
ヴァイオリン、ピアノ、弦楽四重奏のための協奏曲Op.21
エレオノール・パンクラジ(Ms)、
ルイーズ・パンジュ(S)、
パブロ・シャツマン(Vn)、
ジャン=ミシェル・ダイエ(P、チェレスタ)、
根本雄伯(指)、ムジカ・ニジェラ

録音:2019年5月23-26日/シャルトレーズ・ド・ヌーヴィル=ス=モントルイユ(パ=ド=カレー)(24日のみライヴ)
ショーソンは1888年にシェイクスピアの「テンペスト」のために付随音楽を作りました。もとは独唱を含むオーケストラ曲でしたが、ショーソン自身がそ こから5曲を独唱、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ハープ、チェレスタのために編曲したとされます。ムジカ・ニジェラの指揮者、根本雄伯は 楽譜を捜したものの発見できず、オーケストラ・スコアとショーソン自身によるピアノ・リダクションに基づいて復元を試みました。
これが驚きの世界。チェレスタとハープが織りなす夢幻的な音響とフランス語の美しい歌唱で非現実的な世界へ誘ってくれます。
ムジカ・ニジェラはパ=ド=カレーの音楽家たちで2019年に結成された新しいアンサンブル。ミンコフスキのルーヴル宮音楽隊の首席ホルン奏者・根本 雄伯が音楽監督を務め、急速に知名度をあげています。フランスならではのオシャレな音色が魅力。 (Ki)
KLARTHE
KLA-091(1CD)
ブルターニュ
ロパルツ:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ長調
ジャン・クラ:ピアノ三重奏曲
ブノワ・メニュ:碑銘
ロパルツ(メニュ編):海
アンサンブル・ギュスターヴ
【スリマン・アルトマイヤー(Vn)、マイユール・ジラール(Va)、トリスタン・コルニュ(Vc)、アントワーヌ・ド・グロレ(P)】

録音:2018年9月10-13日/カーン講堂
フランス北西部ブルターニュ地方はケルト文化圏で、フランスの他の地方とはひと味異なる伝承芸術で知られています。音楽も独特で、この地出身のロパ ルツ、クラらが民俗音楽を源泉とする作品を残しています。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノの4名によるアンサンブル・ギュスターヴがロパルツ、ク ラに加え、1977年生まれのブノワ・メニュの作も含め、ブルターニュ精神あふれる音楽を聴かせてくれます。 (Ki)
KLARTHE
KLA-098(1CD)

ラロ:ピアノ三重奏曲第1番Op.7*
ガブリエル・フィリポ:鏡
ヴュータン:ヴィオラ・ソナタOp.36
デザンクロ:古典様式による小組曲
ジャン・ドーフレンヌ(サクソルン)、
マティルド・ヌエン(P)
アレクサンドル・コラー ル(Hrn)*
クソルンはサクソソンと同じアドルフ・サックスが1845年に考案した金管楽器。チューバと似ていますが、ソプラニーノからバスまで7種あり、ブラス・ バンドでは重要な役割を演じています。
ジャン・ドーフレンヌはノルマンディ出身。パリ音楽院でフィリップ・フリッチュ、ジャン=リュック・プティプレに師事。新楽器の開発や即興演奏など、サ クソルン界を担う若手です。室内楽に熱心で、弦楽器のために書かれたものをサクソルンで見事に演奏。抜群のテクニックに加え、歌心にも満ちています。 (Ki)
KLARTHE
KLA-107(1CD)
…光は古風に流れ…
ドビュッシー:シランクス/美しき夕べ
巷に雨の降るごとく
ビリティス(6つの古代碑銘)(レンスキー編)
そぞろなる悩める心/グリーン
ヴァイオリン・ソナタ/星月夜
木々の影は/牧神の午後への前奏曲
ジョナータ・ズガンバロ(フルート、編)、
フレデリック・ヴァイセ=クニッテル(P)

録音:2016年9月12、13日/サン・ジャングー・ル・ナシオナル(ブルゴーニュ)
ロリアンヌ・コルネイユはブリュッセル音楽院でエフゲニー・モギレフスキーに師事したピアニスト。ピアニストのみならず、文筆家、音楽学者としてCD ライナーの執筆も行なっています。
このアルバムはシューマンの存在を問う内容で、晩年、精神錯乱する直前の奇妙な作品「暁の歌」と若き日の狂気に満ちた「クライスレリアーナ」、婚礼 の前日に新妻に捧げた「献呈」をリストが編曲したものまで意味深なプログラムが続きます。最後にロラン・バルトの「自明の意味と鈍い意味」から3章を コルネイユがフランス語で朗読。女優としての才能も示しています。 (Ki)

CLAVES
50-3011(1CD)
アントン・ライヒャ(1770-1836):(1)シンフォニア・コンチェルタンテ〜フルート、ヴァイオリンとオーケストラのための
(2)シンフォニア・コンチェルタンテ〜2つのチェロとオーケストラのための
(1)アレクシス・コセンコ(Fl)、シュシャヌ・シラノシアン(Vn)
(2)クリストフ・コワン(Vc)、ダヴィト・メルコニヤン(Vc)
ステファン・マクラウド(指)、リ・アンジェリ・ジュネーヴ

録音:2020年3月6&7日、6月13&14日/エルネスト・アンセルメ・スタジオ(ジュネーヴ)
ベートーヴェンと同年生まれのアントン・ライヒャ(アントニーン・レイハ)。2020年は生誕250周年となります!その記念すべき年にステファン・マクラ ウド率いるリ・アンジェリ・ジュネーヴが 2つのシンフォニア・コンチェルタンテを収録しました!
ライヒャはプラハで生まれ、ボン、ハンブルグ、ウィーン、パリなどで活動し最後はフランスに帰化しています。15歳の頃ボンでベートーヴェンと出会い、 その後も親交があったといいます。また、パリ音楽院の作曲法教授として、リスト、ベルリオーズ、グノー、フランクなどを教え、論家、教育者としての大き な功績を残しています。
1800年頃にボンとウィーンで作曲された2つのシンフォニア・コンチェルタンテは壮大で実に情熱的な旋律と斬新な作曲法によって、シンフォニア・コン チェスタンテという形式の革命をもたらした傑作で、ライヒャのヴィルトゥオシティと芸術性の高さを証明しています。 当演奏ではソリストにも注目。フルートのアレクシス・コセンコ、ヴァイオリンのシュシャヌ・シラノシアン、チェロのクリストフ・コワンとダヴィト・メルコ ニヤンが務めております。アニバーサリー・イヤーにふさわしい注目盤の登場です!

CPO
CPO-555357(1CD)
NX-B02
デュボワ(1837-1924):ピアノ五重奏曲とピアノ四重奏曲
ピアノ五重奏曲 ヘ長調(1905)
ピアノ、ヴァイオリン、オーボエ、ヴィオラとチェロのために
ピアノ四重奏曲 イ短調(1907)
ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために
オリヴァー・トリンドル(P)
ニーナ・カーモン(Vn)
シュテファン・シーリ(Ob)
アンヤ・クレイナッケ(Va)
ヤコブ・シュパーン(Vc)

録音:2020年2月14-16日
1837年、シャンパーニュ地方で生まれたテオドール・デュボワの作品集。ランス大聖堂の教会楽長ルイ・ ファナールから教えを受け、その後はパリ音楽院でアンブロワーズ・トマに師事、1861年にローマ大賞を受 賞します。以降、マドレーヌ寺院やサント=クロチルド教会の楽長を務めますが、1896年、トマの死に伴 い、パリ音楽院院長に就任しました。しかし1905年のローマ賞でラヴェルが参加資格を失った一件から引 責辞任しています。このアルバムにはその頃に書かれた2曲の室内楽曲を収録。古典的な形式に則って 書かれたピアノ四重奏曲、第2ヴァイオリンをオーボエに変更し独自の響きを模索したピアノ五重奏曲。どち らもピアノの響きをベースに各々の楽器が繊細な旋律を重ねて行きます。オリヴァー・トリンドル、シュテファ ン・シーリら名手たちの演奏でお楽しみください。
CPO
CPO-555330(2CD)
NX-D01
ゲルンスハイム(1839-1916):ヴァイオリンとピアノのための作品全集
【CD1】
ヴァイオリン・ソナタ 第1番ハ短調 Op.4
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調
ヴァイオリン・ソナタ 第3番ヘ長調 Op.64
【CD2】
ヴァイオリン・ソナタ 第4番ト長調 Op.85
序奏とアレグロ・アパッショナート Op.38
アンダンテ ヘ長調
ヴァイオリン・ソナタ 第2番ハ長調 Op.50
クリストフ・シッケダンツ(Vn)
エルンスト・ブライデンバッハ(P)

録音:2019年5月20-24日、2019年10月20-23日
ドイツの作曲家フリードリヒ・ゲルンスハイム。7歳から音楽を学び、13歳の時にライプツィヒ音楽院に最年 少で入学、やがてピアノをモシェレスに師事し1855年から1860年まではパリに留学、リスト、ロッシーニ、ラ ロ、サン=サーンスらと親交を持ちました。その後はザールブリュッケンの音楽監督をはじめ、様々なオーケス トラを(指)友人であったブラームスや同時代の作品も演奏しています。このアルバムには14歳の時の習 作「ヴァイオリン・ソナタ ホ短調」を含む、ゲルンスハイムの初期から後期に至るヴァイオリンとピアノのための 全作品が収録されており、ゲルンスハイムの作風の変遷を知ることができます。とりわけ名ヴァイオリニスト、 アンリ・マルトーに捧げられたヴァイオリン・ソナタ第4番はゲルンスハイムの作曲技法の頂点を成す作品とさ れ、美しい楽想が巧みに構成された見事な音楽です。

Linn
CKD-641(1CD)
NX-B09
ハイドン:第2アポーニー四重奏曲 作品74 (弦楽四重奏曲第72-74番)、スコットランド民謡
ハイドン:弦楽四重奏曲 第72番ハ長調 作品74-1
ナサニエル・ガウ(1763-1831)、ニール・ガウ(1727-1807) / マクスウェルSQ 編曲:「Coilsfield House コイルスフィールド・ハウス」 - 「Drunk at Night, Dry in the Morning 夜にゃ呑んだくれ、朝にゃカラカラ」
ハイドン:弦楽四重奏曲 第73番ヘ長調 作品74-2
シーネ・ニクフィオンライク(19世紀)、作者不詳 / マクスウェルSQ 編曲:「Fear a’ Bhata 舟人」- 「Da Full Rigged Ship/Da New Rigged Ship 装備万全の船/新装された船」
ハイドン:弦楽四重奏曲 第74番ト短調 「騎手」 作品 74-3
作者不詳、ウィリアム・マーシャル(1748-1833)、イサーク・クーパー(1755頃-1811頃)/ マクスウェルSQ 編曲:「The Burning of the Piper’s Hut バグパイプ吹きの小屋の火事」- 「The Marquis of Huntly ハントリー侯爵」- 「Miss Gordon of Gight ガイトのゴードン嬢」
マクスウェルQ【コリン・スコビー(Vn)、ジョージ・スミス(Vn)、エリオット・パークス(Va)、ダンカン・ストラチャン(Vc)】

録音:2019年12月14-17日
2010年にイギリスで結成され、2017年にトロンヘイム国際室内楽コンクールで聴衆賞を受賞しているマクスウェル四重奏団のアルバム第2 弾。前作(CKD602)に引き続き、ハイドンが最初のイギリス旅行からウィーンへ戻ってすぐに書き始められた「アポーニー四重奏曲」と、彼らの 故郷スコットランドの民謡を組み合わせ、その影響と関連性を探るという試みとなっています。若い世代ならではの透明感と艶のあるハイドンが 何と言っても魅力ですが、スコットランド民謡の陽気さと哀愁を清々しく聴かせるセンスがまた素晴らしく、たいへん美しく心地よいアルバムに仕 上がっています。

Pentatone
PTC-5186879
(1SACD)
『希望のヴァイオリン』〜ライヴ・アット・コール・マンション
(1)ジェイク・ヘギー(1961-)(詩:ジーン・シェア(1958-):『読唱』
(2)シューベルト:弦楽四重奏曲第12番『四重奏断章』ハ短調D.703
(3)メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番ヘ短調Op.80
ケイ・スターン(Vn1)、ドーン・ハームス(Vn2)、パトリシア・ヘラー(Va)、エミール・ミランド(Vc)
(1)サーシャ・クック(Ms)、ダニエル・ホープ(Vn)、ショーン・モリ(Vn)

ライヴ録音:2020年1月18&19日/コール・マンション、バーリンゲーム(アメリカ)
アルバム「希望のヴァイオリン」では、ホロコースト以前からホロコーストの間にユダヤ人の音楽家が所有していた楽器で演奏しております。これらの楽器は「希望のヴァイオリン・プロジェクト」を立ち上げた弦楽器製作者のイスラエルのアムノン&アヴシャロム・ワインスタインによって修復され、現在では「希望のヴァイオリン・コレクション」の名がついております。
収録作品はシューベルトの弦楽四重奏曲第12番『四重奏断章』とメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第6番、そしてヴァイオリンの歴史にインスパイアされたジェイク・ヘギーの新作『読唱』です。シューベルトの未完の弦楽四重奏曲は激しい動揺と崇高なリリシズムに満ちた作品。一方、メンデルスゾーンは亡くなった妹ファニーのためにレクイエムとして四重奏曲を書きましたが、そのわずか2ヶ月後に38歳という悲劇的な運命を辿ることになるとは知らずに書いていた晩年の傑作です。
演奏は名手ダニエル・ホープやまだ10代の注目ヴァイオリニスト、ショーン・モリなど注目のヴァイオリニストが登場。まだヘギーの作品ではメトロポリタン・オペラのでも活躍したサーシャ・クックが出演しております。クックは2011年にアダムズ作曲の『ドクター・アトミック』でグラミー賞を受賞している実力派です。2020年のホロコーストの記念日に行われた祈りと希望に満ちたライヴ録音です。 (Ki)

オクタヴィア
OVCL-00746(1SACD)
2020年12月23日発売
シューマン&メンデルスゾーン
シューマン:アダージョとアレグロ 作品70
 幻想小曲集 作品73
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ 第2番ニ長調 作品58
 歌の翼に
横坂 源(Vc)、加藤 洋之(P)

録音:2020年10月12-14日新潟県・柏崎市文化会館「アルフォーレ」
2010年ミュンヘン国際コンクール第2位に輝き、チェロ界の新星として注目を集める横坂 源のセカンド・アルバムです。 ドイツ・ロマン派の名曲が、流れるように紡がれるメロディラインの美しさと内省的な音色 で、豊かに表現されています。鋭い感性と類まれなるテクニックが光る横坂のチェロと、そ れを卓越した音楽性で支える加藤のピアノ。彼らの味わい深い対話が心地よい録音で す。また、最後に収められたアンコールピース「歌の翼に」チェロ版が、あたたかくアルバ ムを包み込んでいます。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00744(1SACD)
2020年12月23日発売
ラヴェル/コダーイ/ラフマニノフ
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調
コダーイヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 作品7
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲 第1番ト短調「悲しみの三重奏曲」
西江 辰郎(Vn)
富岡 廉太郎(Vc)
岡田 将(P)

録音:2020年8月3-5日 千葉・浦安音楽ホール コンサートホール
新日本フィルのコンサートマスターとして知られる西江辰郎、読売日響首席やウェールズ SQとして活躍する富岡廉太郎、リスト国際ピアノコンクールで日本人初優勝 より国内外で幅広く活動する岡田将という実力派3名の共演が実現した当盤。 ラヴェルとラフマニノフのトリオ、コダーイのデュオという趣の異なる楽曲を収録し、彼らの 色彩豊かな音色と、千変万化の表情で歌われる音楽をお楽しみいただけます。セッショ ン録音でありながらも、ライヴらしさを大切にレコーディングしており、ひとつのコンサート のようにお聴きいただければ幸いです。(オクタヴィア)

ALBANY
TROY-1825(4CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
第1 番ニ長調Op.12-1/第2 番イ長調Op.12-2/第3 番変ホ長調Op.12-3
第4 番イ短調Op23/第5 番ヘ長調Op24
第6 番イ長調Op.30-1/第7 番ハ短調Op.30-2/第8 番ト長調Op.30-3
第9 番イ長調Op.47「クロイツェル」/第10 番ト長調Op.96
ジェリリン・ジョーゲンセン(Vn)、
カラン・ブライアント(P)

録音:2016-2018年
ベートーヴェン生誕 250 年記念ディスク。ベートーヴェン在世時の楽器によるヴァイ オリン・ソナタ全集。ヴァイオリンはアンドレア・カロルス作 1797 年ウィーン製、弓も F.X. トゥルテ(1748-1835)作のものを使用する徹底ぶり。ピアノはいくつか曲によって使い分 けているが、いずれもベートーヴェン存命中に作られたベーゼンドルファーほかを使 用。ピアノはフォルテピアノに近い音色で現代のピアノとかなり趣が異なるが、声部の細 やかな動きがはっきりと聴こえベートーヴェンが意図したであろう音楽の構造が透視図 画法のようにくっきりと見えてくる。
ALBANY
TROY-1829(1CD)
「昼も夜も」〜女性作曲家によるモダン・フルートとピアノのための二重奏作品集
リリ・ブーランジェ(1893-1918):夜想曲
ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983):パストラル、フォルラーヌ
メラニー・ボニ(1858-1937):フルート・ソナタ
リタ・グリアー:フルート・ソナタ
ナンシー・ガルブレイス(b.1951):アタカマ
エリンK・マーフィ(Fl)
カースティン・イーデ(P)

録音:2015年
女性作曲家によるフルートとピアノのための二重奏曲集。リリ・ブーランジェは作曲家で名教 師としても知られたナーディア・ブーランジェの妹。20 代で惜しくも早世した。タイユフェールは フランス6 人組の紅一点。いずれもフランス的に洗練された小品。メラニー・ボニはマスネ、フォ ーレと同時代の作曲家で近年再評価されつつある。グリエールとガルブレイス現代アメリカの作 曲家だがいずれも新ロマン主義風の抒情性豊かな作品です。
ALBANY
TROY-1832(1CD)
ガンサー・シュラー(1925-2015):ピアノ三重奏曲第3番(2012)
ニコラス・アンダーヒル(b.1953):ピアノ三重奏曲第1番(2005)
マシュー・オーコイン(b.1990):ピアノ三重奏曲第1番(2015)
グレマーシー・トリオ【シャラン・レーヴェンタール(Vn)、ジョナサン・ミラー(Vc) 、ランドール・ホジキンソン(P)】

録音:2016-2017年
アメリカの新旧様々な世代の作曲家によるピアノ三重奏曲集。ガンサー・シュラーはジャズと 現代音楽を融合した作風で知られるアメリカ作曲界の重鎮。しかしこの作品にはジャズの要素 は聴かれず、無調の厳しい様式で書かれています。アンダーヒルの作品は 12 音技法もしくは自 由な無調で書かれています。若手のオーコインはミニマルやロックの影響を感じさせるグルーヴィ な快作。

ALBANY
TROY-1835(1CD)
セア・マスグレイヴ(b.1928):オーボエ作品集
「アンプロンプチュ」〜Fl,Ob のための/「夜明け」〜Ob 独奏のための/「哀歌」〜E-hr,Pf のための/「アンプロンプチュ第2 番」〜Fl,Ob,Cl のための/「ニオベ」〜Ob 独奏のための/「夜の風」〜Ob,Pf のための/フルート、オーボエとピアノのための三重奏曲
エリザベス・サリヴァン(Ob、イングリッシュHr)
レベッカ・ジョンソン(Fl)
ジェシカ・リンゼイ(Cl)
カラ・チャウニング(P)

録音:2017-2019年
マスグレイヴはイギリス、スコットランド出身。パリで作曲の名教師ナーディア・ブーランジェに 学び、タングルウッドでコープランドに師事した。その後ニューヨークで教鞭を執りながら多くの 作品を発表。彼女の作風は師事歴からもわかるように、ある時代のフランスのよきアカデミズム を背景とした堅実で誠実なもの。モード、無調などを折衷し、ファンタジックな作品に仕上がっ ています。

Da Vinci Classics
C-00285(1CD)
ヨーロッパ中部のギター〜1940年から1980年までのオーストリアとドイツのギター音楽
ブルクハルト:パッサカリア
コヴァツ:短い練習曲第2巻
ハルティヒ:リコーダーとギターのための「5つの小品」Op.25、
 3つの小品 Op.26
コヴァツ:ギターのための小品集
ルビン:小さなセレナーデ
アルフォンソ・バスキエラ(G)、
アレッサンドロ・バッチーニ(リコーダー)、
マルコ・ニコレ(G)

録音:2018年12月30日&2019年3月2日、プレガンツィール・ディ・トレヴィーゾ(イタリア)
アルフォンソ・バスキエラは、アンドレス・セゴビアの弟子、アンジェロ・アマートにギターを師事し、演奏活動はもちろんのこと、楽譜や教本の編集、出版にも数多く携わるイタリアのギタリスト。
バスキエラはオーストリアとドイツで1940年代から80年代初頭にかけて作曲、出版されたギター作品に着目。20世紀の両国におけるギター芸術の変遷を自らの演奏で解説してくれています。

DUX
DUX-7646(1CD)
フルートのための近現代音楽
ダイ・ボー:フルートと弦楽四重奏のための「囚人たちの子宮」
プストロコンスカ=ナウラティル:フルートと弦楽四重奏のための「砂上の数字」
モス:フルートと弦楽四重奏のための「賛歌と祈り」
ウカシュ・ドゥゴシュ(Fl)、
ネオクヮルテット

録音:2019年10月29日−31日、グダニスク(ポーランド)
ミュンヘン音楽大学、パリ音楽院、イェール大学でフルートを学び、ヤンソンスやメータ、レヴァイン、ロペス・コボス、ドゥチマル、マクシミウク、カスプシクなどの名指揮者との共演も多いポーランドのリーディング・フルーティスト、ウカシュ・ドゥゴシュ。
これまでに96曲の新作初演を担当するなど、現代音楽への解釈も世界的に高く評価されており、今回の2010年〜2017年に作曲された3作品はまさに最も得意とするところ。フルートの新たなレパートリーの発掘に寄与してくれることでしょう。
DUX
DUX-1635(1CD)
アンサンブル・ラユエラ〜タブロー
シチア:ラユエラ(世界初録音)
ナンテ:アルトロ・カステッロ(世界初録音)
ムソルグスキー(ウォルター編):組曲「展覧会の絵」*
アンサンブル・ラユエラ〔小澤瑠衣(ソプラノ・サクソフォン)、ラケル・パニョス(アルト・サクソフォン)、ナイカリ・オロリツ(テナー・サクソフォン)、リヴィア・フェラーラ(バリトン・サクソフォン)〕、永井基慎(P)*

録音:2019年9月4日−6日、パリ国立高等音楽院ヴァンサン・マイエール・ホール(フランス)
スペイン、イタリア、そして日本の4人の女流サクソフォニストがフランスのパリ国立高等音楽院で出会い結成された期待のサクソフォン・クヮルテット、アンサンブル・ラユエラのデビュー・アルバム!
パリ国立高等音楽院の室内楽科ではモラゲス木管五重奏団の創設メンバーでもある世界的オーボエ奏者、ダヴィッド・ウォルターのクラスで研鑽を積み、今回の「ラユエラ」と同プログラムで臨んだ室内楽科のマスターの卒業試験では満場一致の一等賞で首席卒業を果たすなど、サクソフォン大国フランスにおいても注目を集める存在となっています。
パリ国立高等音楽院の卒業試験と同じプログラムとなった今回のデビューアルバムでは、世界初録音となるブノア・シチアとアレックス・ナンテの2人の委嘱作品に、モラゲス木管五重奏団でもその手腕を発揮しているダヴィッド・ウォルターの見事なアレンジによるサクソフォン四重奏&ピアノによる五重奏版の「展覧会の絵」を組み合わせたプログラムを披露。
サクソフォン・アンサンブルが持つ大きな可能性、またアンサンブル・ラユエラの若き才能たちの飛躍を存分に感じさせてくれる充実の演奏です。
DUX
DUX-1675(1CD)
プロローグ〜アイスランドの室内楽作品集
ノルダル:ヴァイオリンとピアノのための「おとぎ話の姉妹」/チェロとピアノのための「パネルの写真」/ビダル:ヴァイオリンとピアノのための「アイスランド組曲」/スヴェインビョルンソン :ヴァイオリン、チェロとピアノのための「ピアノ三重奏曲イ短調」
アグニェシュカ・パナシウク(P)、
アンナ・ヴァントケ(Vn)、
パヴェウ・パナシウク(Vc)

録音:2018年7月15日−16日、オルシュティン(ポーランド)
ポーランドの音楽家による20世紀アイスランドの音楽というユニークな組み合わせによる室内楽作品集。
変化に富んだ表現力、抒情的で豊かな感情表現を備えたアイスランドの音楽の数々を3人のポーランドの実力者たちが好演。アイスランドの音楽言語とそのオリジナリティを巧みに表現してくれています。
小国アイスランドの音楽面における存在感の大きさを改めて実感させてくれるアルバムです。
DUX
DUX-1058(1CD)
「私たちの時代の音楽2019」
チャリュプカ:エンプーサ
ダネル:ガビネット・ルスター
ヤチム:カデンツァ・フリオーサ
ユング:朝のオーロラ
ポレンブスキ:霧の旋律
スポルニャク:荒野
スラヴィンスキ:シェルシェニエ
ヴィトコフスキ:名の下に
パトリック・チヴィクリンスキ(Sax)、
ヴォイチェフ・ソコウォフスキ(Cl)、
ミハウ・クルスカ(P)、
イェルジ・スヴィアニエヴィチ(Tp)、
ガブリエル・バルキエヴィチ(アコーディオン)、
アレクサンドラ・チャルノツカ(Vc)、
オスカル・クルジヴォノス(アコーディオン)

録音:2019年3月10日、ルスワビツェ(ワルシャワ)
21世紀を生きるポーランドの若き作曲家、演奏家たちに作品発表や演奏機会を与えるために創設されたプロジェクト「私たちの時代の音楽」の第3回(2019年)のレコーディング。
ポーランドの楽壇の"現在"をリアルタイムで知ることの出来る企画です。

Tactus
TC-791817(1CD)
ロッシーニ・フォー・チェロ
ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏、チェロとピアノのための主題と変奏 「涙」、ゴンドラのプロムナード(チェロとピアノのための)、タランテッラ(音楽の夜会第8番)(チェロとピアノのための)、アルバムのための(チェロとピアノのための)、バレット(チェロとピアノのための/歌劇 「モーゼとファラオ」より)、パガニーニに寄せてひと言(チェロとピアノのための)、チェロ(とピアノ)のためのアレグロ・アジタート
マルティヌー:チェロとピアノのためのロッシーニの主題による変奏曲
カステルヌオーヴォ=テデスコ:「セビリアの理髪師」より フィガロ(チェロとピアノのための)
■ボーナス・トラック 〜
ガエターノ・ブラーガ:ワラキアの伝説(天使のセレナーデ)(チェロとピアノのための)
モンティ:チャールダーシュ(チェロとピアノのための)
アンドレア・ノフェリーニ(Vc)、
デニス・ザルディ(P)、
マッシモ・ジョルジ(Cb)

録音:2018年6月、フォルリ(イタリア)
アンドレア・ノフェリーニはイタリアの音楽家一家(父はボローニャのマルティーニ音楽院の学長を務めた作曲家&指揮者、母親はピアニスト、兄弟のロベルトとアンナもヴァイオリニストとして活躍中)に生まれ、アントニオ・ヤニグロ、ポール・トルトゥリエ、ヨーヨー・マ、アンドレ・ナヴァラらに師事、1991年からローマ歌劇場Oの首席チェロ奏者を保持する名手。「ロッシーニ・フォー・チェロ」は、ジョアキーノ・ロッシーニの刺激的な音楽からチェロのための作品をまとめるという、イタリア音楽の宝庫Tactusらしい好企画。チェロとピアノ、チェロとコントラバスのためのオリジナル作品(半数以上が世界初録音)に、マルティヌーとカステルヌオーヴォ=テデスコが書いた、チェロとピアノのためのロッシーニの主題による作品を収録し、ロッシーニの溢れる個性と天才性を、豊かな表情のチェロで描いています。ボーナス・トラックとして収録されているブラーガの「天使のセレナーデ」、モンティの「チャールダーシュ」も絶品。

Tactus
TC-870002(1CD)
19世紀&20世紀の神秘のヴァイオリン
グリエルモ・ズエッリ:パッサ・イル・ナターレ
フランチェスコ・マンティカ:ピッコロ・パストラーレ
カルロ・コルダーラ:オッフェルトリオ
アントニオ・アセンソ:Clamavi ad Te Domine
チェーザレ・ガレオッティ:カヴァティーネ Op.125
イジニオ・ゴベッシ:前奏曲
ヴィットリオ・プレモーリ:メロディア
アレッサンドロ・ペローニ:Venite Adoremus
ジュゼッペ・ヴェルメ:子守歌
イルデブランド・ピツェッティaugurio nuziale
ジョヴァンニ・プレモーリ:Pensiero elegiaco e scherzetto
ジューリオ・ベンティヴォーリオ:Benedizione Nuziale
ディーノ・メニケッティ:アヴェ・マリア
レナート・モッファ:ネッラ・キエセッタ Op.21
ブルーノ・アルブスティ:アダージョ
リーノ・リヴィアベッラ:アリア、アンダンテ、聖体奉挙のためのソナチネ
ロベルト・ノフェリーニ(Vn)、
アンドレア・トスキ(オルガン、ハーモニウム

録音:2019年2月&4月、イタリア
ピリオド楽器、ピリオド・ボウ、ガット弦を用いてパガニーニの「24のカプリース」(PTC781690)を録音し話題を呼んだイタリアのヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニ。パガニーニの録音と同じジュゼッペ・スカランペラ1865年制のヴァイオリンを使い、19世紀の終わりから20世紀前半まで、15人のイタリア人作曲家によって書かれたヴァイオリンとオルガン(もしくはハーモニウム)のためのレパートリーを録音。厳粛なオルガンと美しく神秘的なヴァイオリンの音色が織り成す精妙な響きに癒されます。

Aeolus
AE-11251(1SACD)
スピリチュアル・クエスト〜20世紀と21世紀のトランペットとオルガンのための音楽
ロルフ・ヴァリーン(b.1957):エレジー**
コラード・マリア・サリエッティ(b.1957):トランペットとオルガンのための3つの詩篇*
ジョリヴェアリオーソ・バロッコ*
トマジグレゴリオ聖歌「サルヴェ・レジナ」の旋律による変奏曲*
ラウタヴァーラ:讃歌**
ハラルド・ゲンツマー:トランペットとオルガンのためのソナタ*
イバン・バウマンス(b.1983):スピリチュアル・クエスト(世界初録音)*
アーダーム・リクセル(Tp)
使用楽器:ブラックバーンC管*、ヴァイマンC管(モデル:パッション)**/使用マウスピース:ブレゼルマイヤー
モーリス・クレマン(Org)
使用楽器:ルクセンブルク・フィルハーモニー・大ホールのカール・シュッケ社2005年製パイプオルガン

録音:2019年5月25日−28日、ルクセンブルク・フィルハーモニー・大ホール
ハンガリー出身のトランペット奏者アーダーム・リクセルと、ルクセンブルク・フィルの"オルガニスト・イン・レジデンス"を務めるモーリス・クレマンによる、トランペットとオルガンのための近現代アルバム。アルバム・タイトルにある「スピリチュアル・クエスト」は、スペインの若き作曲家、イバン・バウマンスにより、この録音のために特別に作曲された作品で、トランペットの歌心に溢れた旋律や輝かしく華麗なパッセージ、オルガンの多彩な音色が生む可能性など、それぞれの魅力を引き出した意欲作です。
アーダーム・リクセルは、フランツ・リスト音楽院でジェルジ・ガイガーに、カールスルーエ音楽大学では現代最高峰の名手の一人、ラインホルト・フリードリヒに師事し、ハンガリーで開催された国際トランペット・コンクールでは第2位を獲得。これまでにハンガリーRSO、鬼才イヴァン・フィッシャーの下、ブダペスト祝祭Oのトランペット奏者として研鑽を積み、1999年からルクセンブルクPOの首席奏者を務める名手です。

Indesens
INDE-143(1CD)
アンコール...!〜 金管三重奏とピアノのための作品集
バッハ:イギリス組曲第3番ト短調 BWV.808 より前奏曲
プーランク:フランス組曲
オッフェンバック
: ブフ・パリジャンのための組曲
ポッパー
:レクイエム
ドビュッシー:小組曲より バレエ
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第1番
ティエリー・カンス:3本のフォークのための6つの小品
ピアソラ:チキリン・デ・バチン、メディタンゴ
ジョン・レノン/ポール・マッカートニー:ビートルズ・メドレー
トリオ・カンス・カザレ・ベッケ〔ティエリー・カンス(Tp)、アンドレ・カザレ(Hrn)、ミシェル・ベッケ(Tb)〕
ヴァンサン・バルス(P)

録音:2019年10月28日−31日、シャトー・ド・ブロション(フランス)
結成から30年、世界を股にかけ数多の名演を残してきた管楽器王国フランスが世界に誇る3人の偉大なる金管楽器界の巨匠、ティエリー・カンス、アンドレ・カザレ、ミシェル・ベッケによる豪華トリオ最後の録音。バッハから始まり、十八番のフランス物、ビートルズまでバリエーションに富んだ作品を多数収録。巨匠たちの30年におよぶ旅路の終着点としてはもってこいの好プログラムです。
トリオのメンバーは、言わずと知れた往年のレジェンド、モーリス・アンドレの系譜を継ぐ名トランぺッターの1人ティエリー・カンスを筆頭に、1980年より名門パリOの首席ホルン奏者を務めるアンドレ・カザレ。トロンボーン四重奏の魅力を世界的に広めたパイオニア的存在、パリ・トロンボーン四重奏団のメンバーとして日本にも根強いファンが多い、ミシェル・ベッケ。トリオ結成30年におよぶ長いキャリアが生む、フレンチ・ブラス・サウンドの真髄が刻み込まれた、まさに「巨匠たちの極み」と呼ぶに相応しい1枚。金管楽器関係者だけでなく、すべての管楽器ファンが虜になること間違いないでしょう。

Hyperion
CDA-68335(2CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Op.76 「エルデーディ四重奏曲集」
弦楽四重奏曲第75番ト長調 Op.76-1, Hob.III-75/弦楽四重奏曲第77番ハ長調 Op.76-3, Hob.III-77 「皇帝」/弦楽四重奏曲第79番ニ長調 Op.76-5 , Hob.III-79 「ラルゴ」/弦楽四重奏曲第76番ニ短調 Op.76-2, Hob.III-76 「五度」/弦楽四重奏曲第78番変ロ長調 Op.76-4, Hob.III-78 「日の出」/弦楽四重奏曲第80番変ホ長調 Op.76-6, Hob.III-80
ロンドン・ハイドンSQ【キャサリン・マンソン(Vn)、マイケル・グレヴィチ(Vn)、ジョン・クロカット(Va)、ジョナサン・マンソン(Vc)】

録音:2020年2月27日−3月3日、ポットン・ホール(サフォーク)
クラシカル・ボウ&ガット弦というピリオド・スタイルでの精緻なアンサンブル、演奏に使用する楽譜のエディションにも徹底的にこだわり、ハイドンのスペシャリストとして高評価を確立してきたイギリスの名カルテット、ロンドン・ハイドンSQ。2006年以降アムステルダム・バロック・オーケストラのリーダーを務めるスコットランドの名手キャサリン・マンソンが率い、幾度かのメンバー交代を経ながらも徹底したスタイルを貫いて堅実な評価を積み重ねてきたハイドン・シリーズ。
いよいよ全集の終わりが近づいてきたハイドン第9巻では、ハンガリーのエルデーディ伯爵に献呈され「エルデーディ四重奏曲」の名で愛される作品番号76の傑作四重奏曲セットを録音。
1799年に出版されたロングマン&クレメンティ社(ロンドン)アルタリア社(ウィーン)のエディションを使用。

Cameo Classics
CC-9117(1CDR)
アリアーガ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番ニ短調
弦楽四重奏曲第2番イ長調
弦楽四重奏曲第3番変ホ長調
エオリアンSQ〔シドニー・ハンフリーズ(Vn)、トレヴァー・ウィリアムズ(Vn)、ワトソン・フォーブス(Va)、ジョン・ムーア(Vc)〕

BBCスタジオ放送日:1954年12月5日、7日&9日
「リリタ(Lyrita)」の創設者、リチャード・イッターが蒐集していたBBC放送のコレクションから復刻する「Itter Broadcast Collection」シリーズより、1927年に創設され、ひとつのカルテットによる史上初のハイドンの弦楽四重奏曲全集録音でも知られる英国有数の歴史を誇る「エオリアンSQ」が登場。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。/ADD

CALLIOPE
CAL-2085(1CD)
アンリ・ドリュアール〜ブラームス名演集
ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 Op.115
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2*
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1*
アンリ・ドリュアール(Cl)、
パリOSQ〔ジャック=フランシス・マンゾーネ(Vn1)、ジョゼフ・ポンティチェリ(Vn2)、ロジェ・ルポウ(Va)、アルベール・テタール(Vc)〕、アニー・ダルコ(P)*

録音:1973年&1975年*
938年にパリ音楽院のオーギュスト・ペリエのクラスを一等賞で卒業したドリュアール。
1947年にジュネーヴ国際音楽コンクールで第1位を獲得した後、コンセール・ラムルーOやパリ音楽院O、オペラ=コミック座O、そしてパリ・ギャルド・レピュブリケーヌO(吹奏楽団)という錚々たる名門で活躍した後、1967年に創設されたパリOの初代首席クラリネット奏者に就任。
1981年に退団するまでミュンシュやカラヤン、プレートルなど世界的巨匠たちと共演を重ね、アンリ・デュティユーやフランシーヌ・オーバンと親交を温めたという特筆すべき経歴の持ち主、まさにフランスのレジェンドです。
パリOのSQとの「五重奏曲」、アニー・ダルコとの2曲の「ソナタ」は何れも絶品。
フランス、パリのステュディオ・フェルベールのエンジニア、シモン・ランスロのリマスタリングにより、ドリュアールの歴史的名演が21世紀に蘇ります。

Danacord
DACOCD-860(1CD)
シューマン&ブラームス:チェロのための作品集
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
シューマン
:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70、
 民謡風の5つの小品 Op.102、
 幻想小曲集 Op.73
ニルス・シュルヴェスト(Vc)、
ミミ・ビアケロン(P)
※使用楽器:チェロ「ジョヴァンニ・ガリアーノ(1811)」

録音:2016年11月、(デンマーク)
シューマンが作曲したチェロとピアノのための全作品とブラームスの「チェロ・ソナタ第1番 ホ短調」。デンマーク国立SO(デンマーク放送(DR)SO)のチェリスト、ニルス・シュルヴェストのソリストとしての初めての録音です。シュルヴェストは、コペンハーゲンのデンマーク音楽アカデミーでエアリング・ブレンダール・ベンクトソンに学び、1980年からデンマーク国立SOに加わりました。ソリストも務め、1984年から1988年まで参加したデンマーク四重奏団ではヤコブ・ゲーゼ賞を受賞。彼は「左利き」のチェリストとして親しまれ、ジョアンネス(ジョヴァンニ)・ガリアーノが1811年に製作した楽器を「ニルス用」に改造したチェロを弾いています。
ピアニストのミミ・ビアケロンは、デンマーク音楽アカデミーのアメーリエ・マリングの下で学び、1991年に卒業。スウェーデンのルンドでハンス・ポールソンに師事しました。デンマーク放送室内Oのコペンハーゲンとマルメのコンサートでベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を弾き、ソリストとしてデビューし、室内楽奏者としても活動しています。

Ars Produktion
ARS-38574(1CD)
バガブンド歌手の宣言(Pregon del cantante vagabundo)
ロイズ・フェンテス・インベルト:バガブンド歌手の宣言(Pregon del cantante vagabundo)
バルディア・チャラフ:バガブンド歌手の宣言
インベルト:Miniatura del amor callejero
チャラフ:夢である人生のバリエーション
インベルト:ストリートサーカスのコミック・ソング
エティエンヌ・ムーリニエ:4つの暴力のための幻想曲 第1番
伝承曲(モイカ・ガル編):Le Roy a fait batter tambour
ピエール・ゲドロン:Quand le flambeau du monde
伝承曲(モイカ・ガル編):Quand je menais le s chevaux boire
チャラフ:Cheveux noirs dansants、 Farshe nour、 Herbstnebel-Autumn mists、Etendue sur l'herb e
アンサンブル・アド・フォンテス〔アン・シモーネ・エーバーハルト(リコーダー)、モイカ・ガル(Vn)、レオナルド・ボルトロット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、フィリパ・メネセス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ブルーノ・ウルタド・ゴサルベス(ヴィオローネ)、ミゲル・ベリャス(アーチリュート)、シャルロッテ・ナハトシュハイム(ハープ、ソプラノ)、ゼバスティアン・マットミューラー(Br)、バルディア・チャラフ(パーカッション)、アルベルト・アルコス(朗読)〕Pregon Del Cantante Vagabundo / Ensemble Ad Fontes

録音:2019年10月、ドイツ
アンサンブル・アド・フォンテスは、俳優、ダンサー、現代音楽の作曲家、多ジャンルのミュージシャンが所属するアンサンブル・グループで、様々な国の知られざる古楽を追求しています。2013年には、国際テレマン・コンクールに参加し、Barenreiter Urtext賞をを受賞し、同年にイタリアのラクイラで開催された国際古楽音楽祭で一等賞と観客賞を受賞しました。このアルバムは、古楽を生き生きと繊細に演奏したり伝承曲にアレンジを加えたりし、時代を超えた古楽の魅力を伝えてくれます。
Ars Produktion
ARS-38576(1CD)
詩人「エドガー・アラン・ポー」とハープ
アンリエット・ルニエ:ハープと弦楽四重奏のための「幻想的バラード」**
エドガー・アラン・ポー:告げ口心臓*
アンドレ・カプレ:ハープと弦楽四重奏のための「幻想的物語」**
エドガー・アラン・ポー:赤死病の仮面*
テューリング・ブレム:A wind blew out of a cloud fur Harfe
エドガー・アラン・ポー:アナベル・リー*
ジュリア・ワッカー (Hp)、
ピーター・アワー(朗読)*、
ガラテアQ**

録音:2017年10月、2018年4月&12月
アメリカの小説家・詩人「エドガー・アラン・ポー」は、「アッシャー家の崩壊」、「黒猫」、「ライジーア」、「赤死病の仮面」、「ウィリアム・ウィルソン」などで知られており、アンドレ・カプレ、セルゲイ・ラフマニノフなどがエドガー・アラン・ポーの作品に基づいて作曲しています。1960年頃からポピュラー音楽でもエドガー・アラン・ポーの作品にインスピレーションを受けた楽曲が多数作られており、現代の芸術において大きな影響を与えている小説家・詩人です。
ジュリア・ワッカーは、。2006年からバーゼル・フェスティバル・オーケストラの首席ハープ奏者、2017年からはスイスのオーケストラ「バーゼル・シンフォニエッタ」に所属。ケルンWDRSO、ブランデンブルク州立・オーケストラ・フランクフルト、南西ドイツ・フィルハーモニーSOなど共演しました。2017年には、フルート、ヴィオラ、ハープのトリオでルガーノで開催された国際室内楽コンクールに出場し、ファイナリストに選ばれました。
偉大な小説家・詩人「エドガー・アラン・ポー」の作品の戦慄的で不可思議な様子とハープの音色を融合させた作品です。

Capriccio
C-5422(1CD)
NX-B05
フランツ・ドップラー&カール・ドップラーフルート作品全集 第12集(全12巻)
エドムント・ジンガー(1830-1912)&ハンス・フォン・ビューロー(1830-1894):フランツ・ドップラーの歌劇「イルカとフサール募兵」のモティーフによる協奏的幻想曲-フルートとピアノのために…世界初録音
アンタル・シポス(1839-1923):フランツ・ドップラーの歌劇「ベニョフスキ」のモティーフによる幻想曲 Op.26-フルートとピアノのために
F.F.ヴェルトハイム(1814-1883):ドニゼッティの歌劇「ランメルモールのルチア」のモティーフによる幻想曲-フルートとピアノのために…世界初録音
ジュリオ・ブリッチャルディ(1818-1881):巨匠ドニゼッティの歌劇「連隊の娘」による幻想曲 Op.27-フルートとピアノのために…世界初録音
スッペ:牧歌「最初の愛」-フルートとピアノのために
カーロイ・パタチッチ(1795-1880):『ドップラー-チャールダーシュ』-2本のフルート、ヴァイオリン、ヴィオラとコントラバスのために…世界初録音
ジャン=デジレ・アルトー(1803-1887):第1組曲-3本のフルートのために…世界初録音
クラウディ・アリマニー(Fl)
ミシェル・ワーヘマンス(P)
デニス・パスカル(P)
ペドロ・ホセ・ロドリゲス(P)
ラファエル・レオーネ(Fl)

【アーツSQのメンバー】
クリスティアン・キヴ(Vn)
ビセント・ノゲス(Va)
マグダレーナ・クリステア(Vc)
ドミトリー・スミシュリャーエフ(Cb)
エドゥアルド・サンチェス(Fl)
マリアーノ・バス(Fl)

録音:2015年-2020年カタロニア、スペイン
スペインのフルート奏者、アリマニーが長年熱心に研究を重ねたドップラー兄弟の音楽を音として残そうと立ち上げたプロジェクト。全12巻の掉尾を飾 るのは兄フランツにまつわる作品を集めた1枚です。フルートのヴィルトゥオーソとして活躍するだけではなく、オペラ作曲家としても高名だった彼は同時 代の人々を魅了。彼の歌劇の旋律に基づいた作品が生まれただけではなく、多くの作曲家たちがフランツに自作を献呈しました。その多くはオリジナ ル作品ですが、中にはパタチッチのようにフランツの作品から素材を得たものも含まれています。どの曲も超絶技巧がふんだんに盛り込まれた華麗な 仕上がりを見せており、フランツ&カール兄弟の腕前が目に浮かぶような難曲揃いです。
Capriccio
C-5403(1CD)
NX-B05
ゲオルギー・カトゥアール(1861-1926):ピアノ協奏曲とピアノ五重奏曲、四重奏曲
ピアノ協奏曲 変イ長調 Op.21
ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.28
ピアノ四重奏曲 イ短調 Op.31
オリヴァー・トリンドル(P)
ローランド・クルティヒ(指)…1-3
ベルリンRSO…1-3
フォーグラーQ【ティム・フォーグラー(Vn1)、フランク・ライネッケ(Vn2)、シュテファン・フェーラント(Va)、シュテファン・フォルク(Vc)】


録音:2019年12月10-12日、2020年5月27-29日
フランス系ロシアのピアニスト・作曲家ゲオルギー・カトゥアール。 モスクワ大学で数学を専攻したものの、音楽への夢を捨てがたく作曲家に転向。ベルリンで研鑽を積み、モスクワではチャイコフスキーが「今、私は本 当に素晴らしく創造的な才能を持っている人に出会った」と感嘆したほどの才能を披露するものの、結局ロシア国内ではほとんど認められることはな く、一時期は田舎に隠遁するほどの失意を感じていました。ようやく彼の才能が認められたのは1919年、58歳の時。モスクワ音楽院作曲科の教授 に選ばれたカトゥアールはミャスコフスキーやカバレフスキーを教え、ロシア・モダニズムの道を開いていきます。 彼は交響曲、協奏曲といった大掛かりな作品から、室内楽作品、ピアノ小品集やリートまで30を超える作品を遺しましたが、現在ではほとんど演奏 されることがありまん。しかし、どの曲も美しい旋律と哀愁に満ちており、とりわけピアノを用いた作品には、優れた技術を持っていたカトゥアールらしい 超絶技巧がふんだんに盛り込まれています。

Altus
ALT-448(1CD)
Gran Partita
モーツァルト:セレナード第10番変ロ長調『 グラン・パルティータ』 K. 361
ディヴェルティメント第2番変ロ長調 K.Anh. 229
愛知室内オーケストラ[須田聡子、熊澤杏実(Ob)、芹澤美帆、西崎智子(Cl)、十亀正司、小田美沙紀(バセットホルン)、野村和代、竹内文香(Fg)、佐藤由起(コントラファゴット)
向なつき、熊谷直美、山崎瑞季、岡田彩愛(Hrn)]

録音:2020年8月 名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)中ホール
2002年発足のオーケストラ、愛知室内オーケストラの管楽奏者たちによるモーツァルト・アルバム。演奏時間50分、13楽器のために書かれた大規模な 『グラン・パルティータ』と、必要最小限の三重奏編成による『ディヴェルティメント第2番』を収録。管楽アンサンブルの多彩な愉しみにあふれた1枚で す。壮麗な『グラン・パルティータ』は各楽器のキャラクターがしっかりと感じられる演奏で、次々に歌われる鮮やかなメロディに心が洗われます。トゥッティ の和音も絶妙なバランスで、瑞々しさを決して損なわない美しい音色がたまりません。一方『ディヴェルティメント』はスッキリした音響の中で管楽器の機能 性がおおいに活かされる佳品で好対照。こちらは熊澤 杏実(Ob)、芹澤 美帆(Cl)、野村 和代(Fg)の3人による演奏です。 (Ki)
愛知室内オーケストラの管楽器セクションの演奏は、それらの罠を軽々飛び越えてモーツァルトのハート(心臓)を感じさせてくれます。まるでヴィーン宮 廷音楽家のシュタードラー兄弟と同じようにモーツァルトと親友であるかのような印象。その上にしっかりとヴィーンからヨーロッパに連なる伝統、そしてそ こからのまだ1.5世紀ほどの日本管楽器の歴史をも感じさせてくれます。?生命力溢れ、人間モーツァルトを聴かせてくれるプレイ‥あっさりと彼らは日本の 管楽アンサンブルの新しい歴史を作った。〈元NHKSO首席クラリネット奏者・磯部周平氏による解説より抜粋〉
Altus
ALT-446(2CD)
有田正広の軌跡 第3集 1980-1982
[CD1]〈ミシェル・ブラヴェの世界〉
ブラヴェ:フルート・ソナタ ロ短調 作品3の2
フルート・ソナタ ニ長調 作品2の5
フルート・ソナタ ニ短調 作品2の2
フルート・ソナタ ト短調 作品2の4
フルート協奏曲 イ短調
[CD2]〈リクリエーション・リサイタル〉
ダンディ:サラバンドとメヌエット 作品72
リゲティ:6つのバガテル
ルーセル:ディヴェルティスマン 作品6
フランセ:黄昏時(ビアホールの音楽)
プーランク:六重奏曲 FP100
[CD1]有田正広(フラウト・トラヴェルソ) 若松夏美(バロック・ヴァイオリン)、高田あずみ(バロック・ヴァイオリン)、鈴木秀美(バロック・チェロ)
録音:1981年5月3日/聖グレゴリオの家

[CD2]有田正広(Fl)、本間正史(Ob)、千葉直師(Cl)、笠松長久(Hrn)、堂阪清高(Fg)、土屋律子(P)
録音:1980年10月20日/こまばエミナース・ホール(ルーセル、プーランク)
1982年6月28日/石橋メモリアル・ホール(ダンディ、リゲティ、フランセ)
音楽家・有田正広の軌跡を辿るアーカイヴ・シリーズ第3集。CD2枚組で、ピリオド楽器による「ミシェル・ブラヴェの世界」とモダン楽器による「リクリエー ション・リサイタル」を収録。前者は1981年、同名のコンサート前日に録音のためだけに聴衆なしで行われた1回きりの演奏で、日本の本格的なピリオド 楽器による演奏の黎明期を飾る音源。後者は都響首席メンバーを中心に結成されたアンサンブルが1980、82年に行った伝説的なリサイタルからの音源。 フランス音楽をテーマにひとりの音楽家が携わった2つの貴重な記録が初CD化。同時期に行われたことが驚きですらあるモダン・ピリオド双方のたいへん 素晴らしい演奏を一気に聴くことができる注目盤です。
有田氏へのインタビューを交えつつ構成したブックレットは当時の逸話などもたくさん入っていて大変面白い内容。本人提供の貴重写真も数多く掲載して います。またCD1のブラヴェは有田氏の盟友・峰尾昌男氏が録音・マスタリングした貴重音源。kジ

ATMA
ACD2-2736(1CD)
ペンデレツキ:弦楽四重奏曲第1番(1960)
弦楽四重奏曲第2番(1968)
遮られた思考(1988)
弦楽三重奏曲(1990)
クラリネット四重奏曲(1993)
弦楽四重奏曲第3番『白紙の日記の一葉』(2008)
モリナーリSQ
アンドレ・モワザン(Cl)

録音:2016年6月
ジョン・ゾーンやグレツキなど現代音楽に特化したリリースで魅せるモリナーリSQによる、2020年3月29日に亡くなったポーランドの偉大な 作曲家ペンデレツキのアルバム。ソノリズムからポスト・ロマン、民族音楽から宗教音楽、無調から調性音楽まで幅広いスタイルをカバーした作曲家がシン プルな編成のために書いた興味深い音楽を良質な演奏で楽しめます。弦楽四重奏は打楽器アンサンブルのような第1番、強烈なクラスターの第2番、濃厚 な歌に焦がれる第3番とどれも個性的。他にも三重奏やクラリネット四重奏が収録され、作曲年代順に並んでいます。 (Ki)

H.M.F
HMM-902410(1CD)
コレクション・ストラディヴァリ Vol.5
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
 チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
 モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO 46
カミーユ・プレイエル(1788-1855)、シャルル=ニコラ・ボディオ(1773-1849):夜想曲「魔笛の思い出」〜ピアノとチェロのためのコンチェルタンテ
ラファエル・ピドゥー(Vc/ピエトロ・ガルネリ・ベニス(1734年)[国立音楽博物館コレクション E.1555])
タンギ・ド・ヴィリアンクール(フォルテピアノ/カール・グリウス・ゲバウール(1855年頃)[国立音楽博物館コレクション E.2005.4.1])
調律=430 Hz

録音:2020年1月/パリ、シテ・ド・ラ・ミュジーク(フィルハーモニー・ド・パリ内)
フィルハーモニー・ド・パリの音楽博物館とハルモニア・ムンディのパートナーシップによって、博物館が保存している貴重な名器を用いたシリーズ第5 弾はトリオ・ヴァンダラーのチェリストでソリストとしても活躍するラファエル・ピドゥーとラ・フォルジュルネ TOKYO2018でも話題となったフランスの俊 英ピアニスト、タンギ・ド・ヴィリアンクールが登場します。
今回の使用楽器はジュゼッペ・ガルネリの息子、ピエトロ・ガルネリ・ベニスが1734年に製作したチェロ、そしてカール・グリウス・ゲバウールが 1855年頃に製作したフォルテピアノです。博物館の徹底した管理のもと丹念にメンテナンスされた楽器の鳴り方は素晴らしく、低音は朗々と高音も渋みと深 い味わいのあるこのチェロに対して、可憐で繊細そして色彩豊かな響きを持っているのがこのフォルテピアノです。この名器を用いてのベートーヴェンは格別 の極み。チェロ・ソナタ第1番&第2番Op.5は1797年に出版され、プロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム2世に献呈された作品。ベートーヴェン初 期の作品ながら貫禄すら感じさせますがこの二人の演奏で新たな発見があること間違いなしです。
カミーユ・プレイエル(1788-1855)作曲の夜想曲「魔笛の思い出」〜ピアノとチェロのためのコンチェルタンテはシャルル=ニコラ・ボディオが作曲した 「チェロの指使いと弓使いについての教本」をもとにして作曲した作品。美しいメロディと2つの楽器の掛け合いが魅力的です。
ピドゥーはトリオ・ヴァンダラーとしてピアノ三重奏曲全曲(KKC-5635 / HMC-902100)を、ヴィリアンクールはバガテル全曲集(MIR-492)をそれ ぞれリリースしており、ベートーヴェンの作品に向き合ってきたこの2人の名手による演奏は期待せずにはいられません。 (Ki)

Paraty
PARATY-150101
(1CD)
チェロの歌
ショパン:チェロ・ソナタOp.65
 (フランショーム編):ポロネーズ第1番嬰ハ短調Op.26の1
 (フランショーム編):ノクターン第14番嬰ヘ短調Op.48の2
 (フランショーム編):マズルカ第19番ロ短調Op.30の2
フランショーム:ノクターン ホ短調Op.14の1
 ノクターン 変ホ長調Op.14の3
 ベッリーニの「海賊」の主題によるカプリッチョ
フェルナンド・カイダ=グレコ(Vc;1880年ミルモン製)
エドアルド・トルビアネッリ(ピアノ;1842年プレイエル製)

録音:2017年10月1日/ロワイモヨン修道院(ライヴ)
オーギュスト・フランショームはショパン後半生の親しい友人のひとりで、彼がチェロ曲を手掛けるきっかけともなりました。ここではショパンがフランショー ムに捧げたチェロ・ソナタをメインに、両者の作品を集めています。特にフランショームがチェロとピアノ用に編曲したショパンの3曲が聴きもの。 フェルナンド・カイダ=グレコは1978年アルゼンチン生まれのチェロ奏者。イタリアとスイスで学び、古楽から現代音楽まで幅広いレパートリーを持つ俊 英。1880年ミルモン製の銘器の深い音色に聴き入ってしまいます。エドアルド・トルビアネッリは1970年イタリア生まれのフォルテピアノ、チェンバロ奏者。 インマゼール門下の注目株。ショパンと同時代1842年製プレイエルで絶美の世界を創り上げています。 (Ki)

Chandos
CHAN-20158(1CD)
ヴァインベルク:弦楽四重奏曲集 Vol.1
弦楽四重奏曲第2番Op.3/145 (1939-40/1987改訂)
弦楽四重奏曲第5番Op.27(1945)
弦楽四重奏曲第8番Op.66(1959)
アルカディアSQ〔アナ・トローク(Vn)、レスヴァン・ドゥミトル(Vn)、トライアン・ボアラ(Va)、ツォルト・トローク(Vc)〕

録音:2020年3月4日−6日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
ルーマニアのエキサイティングなクヮルテット、アルカディアSQによるミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996)の弦楽四重奏曲集! 彼らはヴァインベルクの四重奏曲を熱烈に支持しており、「ヴァインベルクの音楽は、未知の闇に囲まれた光の輝きのようなものであり、その影を薄くすることが我々の目標になりました。」と語っています。
ヴァインベルクの17曲の弦楽四重奏曲の創作は、ワルシャワでの学生時代からモスクワでのキャリアの終わりまでの半世紀近くに及んでおり、彼の作曲家としての成長を他のどのジャンルよりも明確に示しています。第2番はミンスクで学んでいた1939年から40年にかけて作曲されたもので、作曲者の母と妹に捧げられています。(母と妹はドイツ軍のポーランド侵攻によってすでに命を落としていましたが、ヴァインベルクはそれを知ったのは後のことでした。)1945年に作曲された第5番は、各楽章にタイトルを付けた最初の四重奏曲で、親交の深かったショスタコーヴィチの影響を受けています。第8番はボロディン四重奏団に捧げられた単一楽章の作品です。
アルカディアSQは、2006年にルーマニアのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミーの生徒たちによって結成。2009年ハンブルク国際室内楽コンクール、2011年アルメレ国際室内楽コンクール、2012年ウィグモア・ホール・ロンドン国際弦楽四重奏コンクール、そして2014年の大阪国際室内楽コンクールで優勝し、同世代のもっともエキサイティングなSQのひとつとして活躍しています。

SOMM
SOMMCD-0623(1CD)
NX-B04
スタンフォード:弦楽五重奏曲と間奏曲集
弦楽五重奏曲第1番ヘ長調 Op.85
3つの間奏曲 Op.13(チェロとピアノ編)…世界初録音
弦楽五重奏曲第2番ハ短調 Op.86…世界初録音
ダンテQとエンデリオンQのメンバー
ダンテQ団員【クリシア・オソストヴィチ(Vn)、井上祐子(Va) 、リチャード・ジェンキンソン(Vc)】
エンデリオンQ団員【ラルフ・デ・スーザ(Vn)、ガーフィールド・ジャクソン(Va)】
ベンジャミン・フリス(P)

録音:2019年11月25-26日、2018年4月5日
ダンテ四重奏団による弦楽四重奏曲集が好評を博したスタンフォードの室内楽作品集。今作はダンテ四 重奏団のメンバーに、同じく実力派エンデリオン四重奏団のメンバーを加えて弦楽五重奏曲を収録した1 枚。1904年に初演されたブラームスを思わせる重厚な雰囲気を持つ2曲の五重奏曲は、ライプツィヒ、 ベルリンで学んだスタンフォードが師と仰いでいたヨーゼフ・ヨアヒムを念頭に置いて作曲した作品。第2楽 章ではアイルランド民謡が用いられるなどスタンフォードらしさも際立ちます。世界初録音となる第2番も、 60年前のヨアヒム初の英国訪問を記念したという曲。どちらも偉大なる師への尊敬の念が込められていま す。1880年に書かれた間奏曲は、もともとクラリネットとピアノのための作品ですが、ここでは作曲家自身 がチェロとピアノ用に編曲した版が使われています。ピアノを担当するのは名手ベンジャミン・フリスです。

DIVINE ART
DDA-25211(1CD)
NX-B07
ババジャニアン/チェボタリアン/ピアソラ:ピアノ三重奏曲集
ガヤネー・チェボタリアン(1918-1998):ピアノ三重奏曲(1945)
アルノ・ババジャニアン(1921-1983):ピアノ三重奏曲 嬰ヘ短調(1952)
ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの四季(1960)
トリオ・ド・リール【ウリアナ・ドルゴヴァ(Vn)、ドミニク・ボーセジュール=オスタギイ(Vc)、パティル・ハルボヤン(P)】

録音:2020年2月
2015年に結成されたケベックを拠点に活動するトリオ・ド・リール。3人のメンバーは各々ソリスト、教師と して活躍を重ねながら、アンサンブルを楽しんでいます。このアルバムにはアルメニアの作曲家ババジャニア ンとロシア生まれ、アルメニアで活躍した女性作曲家チェボタリアンのピアノ三重奏曲、そしてピアソラの「ブ エノスアイレスの四季」を収録。哀愁溢れる印象豊かな旋律と、アルゼンチン・タンゴのインスピレーションに 満ちた情熱を対比させながら音楽の喜びを歌い上げています。

METIER
MSV-28578(1CD)
NX-B07
サクソフォン四重奏作品集
ケヴィン・マローン(1958-):I When the World's on Fire
 II The Water Protectors
I II The Housatonic near Sandy Hook
リチャード・ウォーリー(1974-):IV When the World's on Fir
 V Iapetus Suture
 VI Refugees Welcome
エボナイト・サクソフォン四重奏団

録音:2019年11月30日,12月1日
世界初録音
マンチェスター大学で教鞭を執る2人の作曲家ケヴィン・マローンとリチャード・ウォーリーの作品集。これらの 曲は全て民謡を基にしており、霊歌や抗議の歌、バラードはどれも気候変動や銃規制への懸念など、現 在の世界の不安定さを反映しています。とはいえ、どの曲もサクソフォンの柔らかい響きを存分に生かした 親しみやすい雰囲気に溢れています。 2011年にオランダで設立されたエボナイト・サクソフォン四重奏団は、ポーランドの奏者をフィーチャーした 活気のあるアンサンブル。オランダとスペインを中心に多くの賞を受けており、エキサイティングで華麗なパ フォーマンスに定評があります。

MClassics
MYCL-00002(1CD)
税込定価
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番&第2番
ヨアヒム:ヘブライの旋律 作品9
成田寛(Va)
上野真(フォルテピアノ)

録音:2019 年11 月27-29 日 相模湖交流センター
山形SOの契約首席奏者をはじめ室内楽、さらにピリオド楽器奏者として活躍する成田寛 の初のソロ・アルバムです。モダン、ピリオド楽器の両輪で活躍する上野真と共に、しっとり と奏でるブラームスの淡く美しい傑作ソナタ。楽器もブラームスが愛用した同種の楽器を使用 し、当時の音楽がそのまま収録されています。二人のこだわりが見える意義深いアルバムで す。

CPO
CPO-555412(1CD)
NX-B02
ヨハン・ネポムク・ダーフィト(1895-1977): 5つの弦楽三重奏曲集
弦楽三重奏曲 Op.33 No.1 [DK 383]
弦楽三重奏曲 Op.33 No.2 [DK 384]
弦楽三重奏曲 Op.33 No.3 [DK 396]
弦楽三重奏曲 Op.33 No.4 [DK 397]
弦楽三重奏曲 ト長調 [DK 267]
ダーフィト三重奏団【ザビーネ・ライター(Vn)、ペーター・アイグナー(Va)、アンドレアス・ペツルベルガー(Vc)】
2020年のヨハン・ネポムク・ダーフィト生誕125周年を記念して録音された「弦楽三重奏曲」全集。ウィー ン大学とウィーン音楽院でヨーゼフ・マルクスとグイド・アドラーに師事、シェーンベルクからも個人的な教えを 受けたダーフィトは、生涯8曲の交響曲を含む数多くの作品を遺しました。彼の室内楽はヴァイオリンやフ ルート、クラリネットなどを用いた多種多様なアンサンブル形式を採用していますが、とりわけ「三重奏」とい う組み合わせは彼が生涯にわたり取り組んだジャンルです。5曲ある弦楽三重奏曲のうち、p.33の4曲は 1945年から1948年にかけて作曲された円熟期の作品で、もう1曲の「ト長調」は1935年に出版された 青年時代の作品。どれも三種の弦楽器から実に微妙な音色を引き出し、ニュアンスのあるディテールを生 み出しています。作曲家の名を冠した「ダーフィト三重奏団」の共感に満ちた演奏で。

IBS CLASSICAL
IBS-132020(1CD)
サクソフォン作品集
ピート・スウェルツ(1960-):Le Tombeau de Ravel ラヴェルの墓
ジャン=ドニ・ミシャ(1971-):Back to Bach バック・トゥ・バッハ
シリル・レーン(1977-):ソナタ
ミシャ:Clos Guinget クロ・グゥアンゲ
ヴァンソン・ダヴィッド(1974-):Nuee Ardente ニュエ・アルダント
ジョアン・アルベルト・アマルゴス(1950-):Homenatge a Lorca ロルカへのオマージュ
マリアーノ・ガルシア(Sax)
アニアナ・ハイメ(P)
三田 貴広(P)

録音:2020年2月1-3日
サクソフォンのための新しいレパートリーを追求したアルバム。どの曲も現代的でありながら、室内楽の伝統に基づ くインスピレーションと美的側面を持っています。純粋な響き、色彩とディテール、そしてピアノとサクソフォンの相互 作用とコミュニケーションが、これらの作品を「新しい古典」たるものにしています。演奏するマリアーノ・ガルシアは ベルギーのルーヴェンを始め、さまざまな大学で教えるとともに、数多くの国際フェスティヴァルに参加。その巧みな 演奏が広く知られています。日本のピアニスト、三田貴広も1曲参加しています。

Sae Higashi Records
NYCC-13017(1CD)
税込定価
響きの彩
クララ・シューマン:3つのロマンス 作品22
シューマン:歌曲集『ミルテの花』 作品25 より I. 「献呈」
 リュッケルトの12の詩による歌曲集『愛の春』 作品37 よりI. 「空は一粒の涙を流した」
クララ・シューマン:IV. 「あなたが美しさゆえに愛するのなら」
シューマン:V. 「僕は吸い込んだ」
 歌曲集『ミルテの花』 作品25 より III. 「くるみの木」
 リュッケルトの12の詩による歌曲集『愛の春』 作品37 より
 IX. 「バラ、海、そして太陽」
 X. 「おぉ太陽よ、おぉ海よ、おぉバラよ!」
 XII. 「確かに太陽は輝く」
シューベルト:アルペジョーネソナタ イ短調 (クラリネット版)

<CD版オリジナルボーナストラック>
シューマン:歌曲集『リーダークライス』 作品39 より V. 「月の夜」
東紗衣 (Cl/バスCl)
守重 結加 (P)

録音:2020年9月14,15日 M.E.T.ホール
若手実力派クラリネット奏者、東紗衣のファーストアルバムがリリースされます。 東京藝術大学卒業後、兵庫芸術文化センターOを経て渡独。2017年に帰国後は首都圏を拠点に、多岐にわたって活躍する東 紗衣の “今” に迫る。 ロベルト・シューマン:歌曲集『ミルテの花』作品25、同『愛の春』作品37のドイツ歌曲の世界、クララ・シューマン:3つのロマンス 作品22の 色彩の調べ、フランツ・シューベルト:アルペジョーネ・ソナタD821の孤独と憧れの音楽。 1840年30歳のロベルト・シューマンを軸としたこれらの作品に、2020年30歳を迎える東紗衣が対峙する。 彼女の最大の魅力とも言えるクラリネットの表情豊かな響きによって翻訳された音楽は、当時のシューマンが知る由もなかった、未知なる彩り の世界へと聴衆を誘うでしょう。

NoMadMusic
NMM-071(2CD)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ全集
ロ短調BWV1014/イ長調BWV1015
ホ長調BWV1016/ハ短調BWV1017
ヘ短調BWV1018/ト長調BWV1019
ステファニー=マリー・ドガン(Vn)
ヴィオレーヌ・コシャール(Cemb)

録音:2019年4月/セクスタン・スタジオ(マラコフ)
1974年生まれ、ジャック・ゲスタン門下のステファニー=マリー・ドガンは、京都フランス音楽アカデミーの講師として来日もしているヴァイオリスト。 彼女が伴奏付のバッハのヴァイオリン・ソナタ全集に取り組みました。 チェンバロはアンサンブル・アマリリスでも知られるヴィオレーヌ・コシャール。典型的なフレンチ・チェンバロで、独特の洒脱なバッハを披露してくれます。 (Ki)

NEOS
NEOS-12018(2CD)
クリスティアン・オッフェンバウアー(b.1961):破壊-部屋/現在
■CD1
「破壊-部屋/現在2000」〜弦楽四重奏とピアノのためのコンサート版*
■CD2
「破壊-部屋/現在1999」〜ピアノ独奏版
ヨハネス・マリアン(P)
ディオティマQ*

録音:2019-2020年
徹頭徹尾、静寂の中でゆっくりと進行する沈黙の美学とも言うべき音楽。弦楽四重 奏とピアノによる版は弦楽器のフラジオレットの高い音が霞のように静かにたなびく 中、時折りピアノのアルペジオが最弱音でつまびかれます。これが延々50 分も続く。ピ アノ・ソロ版はピアノ・パートのみの演奏。最弱音で奏されるアルペジオがペダルで伸 ばされ静寂に溶け入って行くプロセスに聴き手は空間と同化するかのように錯覚す る。モートン・フェルドマンに次ぐ静寂と沈黙の美学を体現する瞑想的な作品です。 傾聴するもよし、BGM、家具の音楽として聴くもよし、メディテーションにも最高。

MSR
MS-1685(2CD)
アラバマ州の作曲家たちによる弦楽四重奏曲集
シンシア・ミラー(b.1950):バード・クァルテット
ブライアン・ムーン(b.1975):弦楽四重奏曲第2 番
モンロー・ゴールデン(b.1959):トゥワイン・ミッド・ザ・リングレッツ
ローレン・ブライアンナ・ウェア(b.1994):上昇
マシュー・スコット・フィリップス(b.1977):弦楽四重奏曲第4 番〜第1 楽章
アンドリュー・ラッフォ・デウォー(b.1975):弦楽四重奏曲(2003)
トム・ライナー(b.1969):テンプス・フギット
マーク・ラッキー(b.1966):弦楽のための四重奏曲
マイケル・コールマン(b.1955):弦楽四重奏曲第1 番
ホーランド・ホプソン(b.1971):フォロウズ・フロム・ハミングバード
トム・ライナー(b.1969):ケティガ
ブライアン・ムーン:線と曲線
モンロー・ゴールデン:弦楽四重奏曲
クリス・スティール:イマジナリー〜死に際のトーマス・ハーディ
ジョエル・スコット・デイヴィス(b.1982):弦楽四重奏曲第 1 番「晩課」
アマーネットSQ

録音:2017年12月フロリダ
アラバマ出身者やアラバマで活動するなど何らかの形でアラバマ州に関わりのある作曲家た ちによる弦楽四重奏曲を収録。アメリカの現代作曲界の一断面を知る上で大変興味深い企画 で、こうした内容のディスクは珍しい。作曲家の世代も様々で当然、作風も様々。新古典主義風 のもの、ミニマル、ジャズの影響を受けたもの、アメリカの風土に根ざしたフォルクロアな素材に 基づく民族的なものなど多種多様。しかしいずれの作品からもヨーロッパの同時代の前衛的な 弦楽四重奏曲にはない、大地に根を下ろした土の香りのする逞しい生命力が感じられます。 (Ki)

MSR
MS-1727(1CD)
ホルンとエレクトロニクスのための新しい音楽
タイラー・オギルヴィー(b.1983):ゼロ・ポイント〜ホルンとマルチ・エフェクト・ペダルのための
マーク・オリヴェイロ(b.1983):トールの門 〜ホルンとエレクトロニクスのための
ピーター・ヴァン・ザント・レーン(b.1985):永続的な軌跡〜ホルン、ヴァイオリンとエレクトロニクスのための
ゴードン・グリーン(b.1960):ホルンとバッキング・トラックのための音楽
サルヴァトーレ・マッキア(b.1947):エクフラシス
ジョシュア・ミカル(Hr)
(3)アリソン・ミカル(Vn)
(5)ジェイザー・ジャイルズ(エレクトロニクス)

録音:2017-2020年
ホルンと電子的に加工した音響のための様々な実験的な作品を収録。作曲家はいずれもア メリカの様々な世代。ホルンのジョシュア・ミカルはシカゴ響、シンシナティ響と共演したこともあ る若手。新しい音楽の初演に意欲的でアメリカの様々な現代音楽を紹介しています。

フォンテック
FOCD-9841(1CD)
税込定価
ヴァイオリンエイブル〜ディスカバリー vol.6
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第6 番イ長調 Op.30-1
リムスキー=コルサコフ:「シェエラザード」より東洋の踊り/アラビアの歌(クライスラー 編)
ストラヴィンスキー:イタリア組曲(ドゥシュキン 編)
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第2 番ニ長調 Op.94bis
西本幸弘 (Vn)
北端祥人 (P)

録音:2019 年12 月13 日 仙台市宮城野区文化センターPaToNa ホール・ライヴ
仙台POと九州SOのコンサートマスターを兼任する西本幸弘が 「VIOLINable-ヴァイオリンの可能性と適合性-」をテーマに臨むリサイタルシリーズ 第6 弾。 2014 年より、ベートーヴェンのソナタ全曲演奏と東日本大震災復興支援音楽プログラムをあわせた “VIOLINable ディスカバリー”シリーズを開始したヴァイオリニスト西本幸弘。シリーズ後半のスタ ートとなる第6 回で西本が採り上げたのはロシア・プログラムでした。 仙台フィル・コンサートマスターという重責に加え、2018 年からは九響・コンサートマスターも兼 任し、ますますその活動を充実させている西本。2018 年に引き続いて共演のピアニスト北端祥人との 盤石のアンサンブルも必聴です。 (フォンテック)
フォンテック
FOCD-9842(1CD)
税込定価
泉 真由(Fl)×松田 弦(G)
鈴木大介:マカロン公爵 The Duke Macaron(泉 真由×松田 弦 編)
前田智洋:タチバナ・ベイ Tachibana Bay
ローラン・ディアンス:フォーコ 「リブラ・ソナチネ」より ※ギターソロ
ピアソラ:タンティ・アンニ・プリマ(泉 真由×松田 弦 編)
 タンゴの歴史
アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌(泉 真由×松田 弦 編)
泉 真由 (Fl)
松田 弦 (G)

録音:2020 年8 月24・25 日 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ
2010 年結成、高知出身のフルート×ギターデュオ“泉 真由×松田 弦”によるセカンドアルバムの登場です! 作曲家 武満 徹に「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と言わしめた鈴木大介による「The Duke Macaron」、大河ドラマ「麒麟がくる」の劇伴でも演奏したギタリスト・作・編曲家 前田智洋による、このデュ オにとって初の委嘱作品「Tachibana Bay」、2021 年に生誕100 年を迎える“タンゴの革命児”ピアソラに よる、フルート×ギターのー編成で最も世界で演奏される作品のひとつ「タンゴの歴史」ほか、2 人の魅力を最大 限に堪能できる楽曲が満載です。初めから終わりまで全く飽きさせない豊穣なアンサンブルをお楽しみください。 (フォンテック)


King International
KKC-065(3CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12の1
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12の2
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12の3
(4)ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.23
(5)ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」
(6)ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30の1
(7)ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30の2
(8)ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30の3
(9)ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
(10)ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96
江藤俊哉(Vn)
シドニー・フォスター(P)

録音:1962年5月10日(Disc1)、11日(Disc2)、12日(Disc3)/九段会館ホール(モノラル・ライヴ)
昭和37年5月に、東京の九段会館ホールで3夜にわたりベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲の連続演奏会が行なわれました。当時35歳の江藤 俊哉と45歳のアメリカ人ピアニスト、シドニー・フォスターによる演奏で、日本音楽界にとりベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲が連続で演奏され たのは戦前のゴールドベルク&リリー・クラウス以来二度目の快挙でした。その幻の録音が江藤、フォスター両ご遺族のご厚意により日の目を見ました。。
藤俊哉は鈴木鎮一、アレクサンドル・モギレフスキーに学んだ後、アメリカのカーティス音楽院でエフレム・ジンバリストに師事。帰国後は演奏活動の かたわら後進の指導にも熱心に取り組み、現在日本のヴァイオリン界で活躍する多くの逸材を育てました。
教育者としての業績にくらべ録音は決して多いとはいえず、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集もこれまで存在していませんでした。それゆえ最盛 期の全集登場は奇跡と申せましょう。江藤俊哉ならではの美しい音色と生気あふれる演奏を満喫できます。
さらに嬉しいのが、ピアノを幻の名手シドニー・フォスター(1917-1977)が受持っていること。ヨゼフ・ホフマンに見出され、ゴドフスキの娘婿デヴィッド・ セパートンに学び、1941年に行なわれた第1回レーヴェントリット国際コンクール優勝という輝かしい経歴を持ちながら、病気のため演奏、録音ともに極 めて少ない人です。彼の演奏でベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲が残っていたのもまさに奇跡。19世紀の巨匠たちを彷彿させる生気あふれる演奏 に驚かされます。 (Ki)

Ars Produktion
ARS-38306(1SACD)
プレイエルの秘宝 Vol.4〜1971年の弦楽四重奏曲集
プレイエル:弦楽四重奏曲 ハ長調 Ben.353(1791)
弦楽四重奏曲 変ロ長調 Ben.354(1791)
弦楽四重奏曲 ホ短調 Ben.355(1791) (全曲世界初録音)
イグナツ・プレイエルQ〔ライムント・リシー(Vn)、ドミニク・ヘルスベルク(Vn)、ロベルト・バウアーシュタッター(Va)、ベルンハルト・ナオキ・ヘーデンボルク(Vc)〕

録音:2014年6月3日−4日、オーストリア
RS Produktionによる、プレイエルの秘曲を発掘する「プレイエルの秘宝(Hidden Gems)」シリーズ第4巻。現在では主にピアノ製作家としてその名を知られるウィーン古典派の音楽家、イグナツ・プレイエル(1757−1831)の知られざる弦楽四重奏曲を、すべてウィーン・フィルのメンバーから成るイグナツ・プレイエル四重奏団が演奏。馴染みのある古典的なスタイルでありながら、再現部の逸脱や予期せぬ転調など、驚きに満ちた新しい音楽の側面も見せてくれるプレイエルの弦楽四重奏曲。モーツァルトが1784年に書いた父レオポルトへの手紙でも称賛されていたという優雅で魅惑的なウィーン古典派の四重奏曲を、ウィーンの伝統を受け継ぐウィーン・フィルの名手たちが再現します。
Ars Produktion
ARS-38571(1CD)
マジカル・ロシア
エフレム・ジンバリスト:リムスキー=コルサコフの歌劇「金鶏」の主題による幻想曲
チャイコフスキー:6つの小品Op.51より 第6曲「感傷的なワルツ」
アレクサンドル・アリャビエフ:序奏、主題と変奏
ラフマニノフ:ロマンス Op.6-1、ハンガリー舞曲 Op.6-2
アントン・ルビンシテイン:9つのサロン風小品 Op.11より「アレグロ・アッパショナート、アンダンテ、アレグロ」
グリンカ:アルバム・ブラット
ストラヴィンスキー:イタリア組曲(サミュエル・ドゥシュキンとの合作版)
アレクサンドル・コプィロフ:敏感なメロディー「ピーターホフの思い出」Op.29
デュオ・ナタリア〔ナタリア・ファン・デル・メルシュ(Vn)、ナタリア・コヴァルゾン(P)〕

録音:2019年11月30日−12月1日、ベルギー
ナタリア・コヴァルゾンは、非常に才能のある若い楽器奏者の指導と支援を専門とする協会、Artistes enherbeの芸術監督を務めています。ルクセンブルクを拠点において日本でも活躍し、レコード芸術特選盤にも選出された現代音楽アンサンブル「アンサンブル・ルシリン」とコラボレーションし、現代音楽の理解をより深め追求しています。
ナタリア・ファン・デル・メルシュは、ケルン室内管弦楽オーケストラ、ハンブルクPO、エッセンPOなどと共演。ドイツのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン・ムジーク・フェスティバルなどに出演し数多くの演奏を積み重ねてきました。
ARS- Produktionからリリースするデュオ・ナタリアの2作目は、ロシアの作曲家をフィーチャーしたアルバムです。ファーストネームの類似点をはるかに超えたデュオ・ナタリアの心のと心の調和性が感じられ、美しく溶け込むサウンドが魅力的です。
Ars Produktion
ARS-38242(1SACD)
ロマンティック・ブリリアント・イマジネイティブ
グリーグ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番ヘ長調 Op.8
チャイコフスキー:ヴァイオリンとオーケストラのための「感傷的なセレナード」 Op.26
カステルヌオーヴォ=テデスコ:「フィガロ」(ロッシーニの歌劇「セビリヤの理髪師」のカヴァティーナによる演奏会用パラフレーズ)
パガニーニ
:ロッシーニの歌劇「タンクレーディ」のアリア 『こんなに胸騒ぎが』による序奏と変奏曲
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための「幻想曲」 ハ長調 D.934
アレクセイ・セメネンコ(Vn)、
インナ・フィルソヴァ(P)

録音:2017年9月4日−6日、ドイツ
アレクセイ・セメネンコは6歳からヴァイオリンの研究を始め、2012年にはニューヨークで開催されたヤング・コンサート・アーティスト・オーディションで優勝。ワシントン・ポストは、「セメネンコは、作曲家の想像力の隅々を探検したヴァイオリニストである」と賞賛しました。

BMC
BMCC-D-295(1CD)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 Op.120-1(原曲:クラリネット・ソナタ)、
 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.120-2(原曲:クラリネット・ソナタ)
ドホナーニ:ヴァイオリン・ソナタ 嬰ハ短調 Op.21
ジェンナ・シェリー(Vn)、
ダーニエル・レーヴェンベルグ(P)
※使用ピアノ:1898年製スタインウェイ・モデルB

録音:2018年1月30日−31日(ドホナーニ)&2020年1月3日−5日(ブラームス)、BMCスタジオ(ブダペスト)
アメリカの自由奔放な都市ニューオリンズ出身で、現在はロンドンを拠点に活動し、スティーヴン・イッサーリスや作曲家のウンスク・チン、ジュリアン・アンダーソンらとコラボレーションしているヴァイオリニスト、ジェンナ・シェリー。 フライブルクを拠点とするアンサンブル・エクスペリメンタルや、ガーディナーが指揮するオルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティックのメンバーでもあるジェンナ・シェリーが弾くブラームスのヴァイオリン・ソナタ集は、通常のOp.78、100、108のヴァイオリン・ソナタではなく、クラリネット・ソナタ Op.120の2曲から、作曲者自身がヴァイオリン版へとアレンジした作品。オリジナルのクラリネット版のほか、ヴィオラ版としても広く愛されている名曲ですが、ヴァイオリン版としての演奏は珍しく、当時はヨーゼフ・ヨアヒムによって頻繁に演奏されていたという記録があるにも関わらず、2016年にベーレンライター社より新しく出版されるまで、初版から1世紀以上絶版のままになっていたというレア・レパートリーです。 ジェンナ・シェリーとハンガリーのピアニスト、ダーニエル・レーヴェンベルグは、音域や調性等の面からヴァイオリンでは敬遠されがちであったこの2つのソナタのヴァイオリン版を、17年後に書かれたドホナーニのヴァイオリン・ソナタと組み合わせ、これらの作品の繊細で詩的な美しさを探求しています。

Channel Classics
CC-S43721(1CD)
バッハ:ヴィオラ(・ダ・ガンバ)とハープシコードのためのソナタ集
ソナタ ト長調 BWV.1027
ソナタ ニ長調 BWV.1028
ソナタ ト短調 BWV.1029
マリーエ・ストクマー・ベカー(Va)、
イラリア・マチェドーニオ(ハープシコード)

※使用楽器
viola by Joseph Hill, London, 1776
double-manual harpsichord copy by Joop Klinkhamer,
Amsterdam, 1990 after Johann Heinrich Harrass, Thuringen, Germany, c. 1700
2人の新しいチャンネル・クラシックス・アーティスト、デンマークのヴィオラ奏者マリーエ・ストクマー・ベカーとイタリアのハープシコード奏者イラリア・マチェドーニオによるファースト・リリース。
バッハの時代にはヴィオラのためのソナタのレパートリーが殆どなく、おそらくヴィオールから借りたレパートリーとして演奏されていたであろうという考察から、ヴィオラ・ダ・ガンバ(脚のヴィオラ)のために書かれたバッハの3つの傑作ソナタを、ヴィオラ・ダ・ブラッチョ(腕のヴィオラ)で演奏。歴史的情報に基づきながらも、新鮮で独特なアプローチで、バッハのガンバ・ソナタを再現します。
マリーエ・ストクマー・ベカーは、現代音楽を専門とするオーケストラ、バーゼル・シンフォニエッタの副首席ヴィオラ奏者を務め、現代楽器と歴史的楽器の両方を演奏しながら、様々なオーケストラや室内楽シーンで活躍。イラリア・マチェドーニオはイタリアの音楽家の家庭に生まれ、テルニ(イタリア)のブリッチャルディ音楽大学を卒業後コペンハーゲンのデンマーク音楽アカデミー、ロンドンの王立音楽カレッジでも研鑽を積み、優れた通奏低音奏者として多くのアンサンブルと共演してきました。

Signum Classics
SIGCD-654(1CD)
R.シュトラウス:二重小協奏曲、他
R.シュトラウス:クラリネットとファゴットのための二重小協奏曲(デュオ・コンチェルティーノ)*、
 歌劇 「カプリッチョ」 への 前奏曲*
コープランドクラリネット協奏曲#、
 バレエ 「アパラチアの春」 組曲(原典版)#
エルンスト・オッテンザマー(Cl)、
シュテパン・トゥルノフスキー(Fg)
リチャード・スタンプ(指)
アカデミー・オヴ・ロンドン*、
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア#

録音:1990年9月、アビー・ロード・スタジオ(ロンドン/R.シュトラウス:二重小協奏曲)
1991年6月、ロズリン・ヒル・チャペル(ハムステッド/R.シュトラウス:カプリッチョへの前奏曲)
2014年9月、ホール・ワン(ザ・セージ・ゲーツヘッド/コープランド)
長年ウィーン・フィルの首席クラリネット奏者を務めたオーストリアの伝説的クラリネットの名手、エルンスト・オッテンザマー(1955−2017)の最後の協奏曲録音が、イギリスのシグナム・クラシックス(Signum Classics)から登場!
シュトラウスの二重小協奏曲(デュオ・コンチェルティーノ)では、ウィーン・フィルとウィーン国立歌劇場のファゴット奏者を務めるシュテパン・トゥルノフスキーとの豪華共演。いずれも1940年代に作曲された、R.シュトラウスとコープランドの4曲。指揮はすべて、アカデミー・オヴ・ロンドンを創設し芸術監督を務めるリチャード・スタンプ。ベニー・グッドマンのために書かれ、ジャズのイディオムも吸収されているコープランドのクラリネット協奏曲では、オッテンザマーの変幻自在の音色と惚れ惚れするような技巧が堪能できます。

NCA
NCA-60158207
(1SACD)
フルート、ヴィオラ、ハープのための三重奏曲集
ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
ジャン・パオロ・チーティ(1939-):秋の前奏曲
ハラルド・ゲンツマー(1909-2007):フルート、ヴィオラとハープのための三重奏曲
マルク・ラヴリー(1903-1967):協奏的組曲 Op. 348
ジョリヴェ小組曲
トリオ・レアンドロ

録音:2005年3月
フルート、ヴィオラ、ハープという珍しい編成のトリオ・レアンドロ(レアンドロはメンバー3人の名前の頭文字をとって命名)が、同編成のための作品ばかりを集めた貴重な1枚。アルバムの始まりはもちろんドビュッシーのソナタ。ドビュッシーに倣ったチーティの「秋の前奏曲」、ドビュッシーとは異なる可能性を示したゲンツマーの三重奏曲など、編成は同じでも各作曲家のアプローチは様々です。

LAWO Classics
LWC-1201(1CD)
ヴェルディ&シベリウス:弦楽四重奏曲集
ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調
シベリウス:弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.56 「内なる声」
ヴェルターヴォQ〔オイヴォル・ヴォッレ(Vn)、ベーリト・カルダス(Vn)、ヘンニンゲ・ランドース(Va)、ビョルグ・ルイス(Vc)〕

録音:2010年3月3日−5日、オストレ・フレドリクスタ教会(オストフェル、ノルウェー)
ノルウェーのグループ、ヴェルターヴォ四重奏団は、1984年の創設以来、確かな技術に支えられた演奏と解釈、作曲者と作品への共感、そして独自の響きにより、多くの聴衆を魅了してきました。途中メンバーの交代もありながら、ベートーヴェン、モーツァルト、シューマン、ブラームス、グリーグ、バルトーク、ドビュッシー、カール・ニルセン、リゲティ、アデス、ヴィドマン、ガブリエラ・フランク、ニルス・ヘンリク・アスハイムと、古典から現代まで広いレパートリーは変わらず、ヨーロッパとアメリカを中心とする活動を続けています。シェル・ハッベスタの『4つの駅』(LWC-1193)に続く LAWO Classics のアルバム。彼女たちが2010年に録音したヴェルディとシベリウスの四重奏曲が収録されています。
ヴェルディの 「弦楽四重奏曲 ホ短調」は、「アイーダ」と「レクイエム」の間、1873年に「楽しみのためだけに」作曲したという、彼の唯一の室内楽作品です。メンデルスゾーンやシューマンたちを思わせる性格の主題が姿を見せながらも、メロディと優雅さと巧みな器楽の書法にめぐまれたヴェルディ自身の語法で貫かれた作品と評価されています。1873年4月1日、ナポリのホテルで私的に初演されました。
シベリウスの「弦楽四重奏曲 ニ短調」は、1908年の終わり、彼が音詩「夜の騎行と日の出」を完成させた直後に作曲が始められた作品です。1909年4月に完成しました。この作品が書かれたのはシベリウスがさまざまな問題に直面していた時期にあたり、後日、彼のもっていた研究用スコアの第3楽章にシベリウス自身の手による「Voces Intimae」−−内面の奥深いところから聞こえる声−−の書きこみが見つかり、「内なる声」の副題で呼ばれるようになりました。交響曲第4番とともにシベリウスのもっとも個人的色彩の強い作品とみなされています。

Orlando Records
OR-0032(1CD)
アマルコルド・ウィーン〜20周年記念盤
マーカス・デイヴィー(セバスチャン・ギュトラー編):マイ・スパニッシュ・リヴァー、ハートレス
マーカス・デイヴィー(トンマーゾ・フーバー編):Und wia’s weida geht
ゲオルク・ブレインシュミット:An uns zwaa kummt kana foabei、Midnight in Heanois
ベートーヴェン(ギュトラー編):レント・アッサイ, カンタンテ・エ・トランクィーロ
ギュトラー:ルートヴィティのナイトメア
ベートーヴェン(シュテファン・コンツ編):スウィング・オン・ベートーヴェン
マーカス・デイヴィー(アマルコルド・ウィーン編):失われたルーブルへの怒り
マーカス・デイヴィー(ギュトラー編):小さなウィーンのレクイエム
マーカス・デイヴィー(フーバー編):Bad Fischau.
ギュトラー:Babarababa
アマルコルド・ウィーン

録音:2020年6月
創立20周年を迎えたアマルコルド・ウィーンによる、ベートーヴェンの生誕250周年記念アルバム!ベートーヴェン作品の編曲と、マーカス・デイヴィー(特にハイライトは 「失われたルーブルへの怒り Die Wut uber den verlorenen Rubel」、元ネタはもちろんベートーヴェンの「失われた小銭(Groschen)への怒り」)、ゲオルク・ブレインシュミット、セバスチャン・ギュトラーらの作品を組み合わせていますが、これらはすべてアマルコルド・ウィーンの紛れもないサウンドを持っています。ベートーヴェンのシンフォニーを引用して楽しく仕上げた「Swing on Beethoven」のような作品も。オリジナル作品の冗長な再録音に代わる、これ以上ないほどに個人的なオマージュ・アルバム。演奏も素晴らしいの一言に尽きます。

CAvi
85-53025(1CD)
インサイド・エロイカ
ゴードン・ウィリアムソン(b.1974):クーヴェルチュール(世界初録音)
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55 「英雄」(フェルディナント・リース編曲/ピアノ四重奏版)
ゴードン・ウィリアムソン:アンコール(世界初録音)
フレックス・アンサンブル〔杉村香奈(Vn)、アンナ・シュルツ(Va)、マルタ・バイスマ(Vc)、ヨハネス・ニース(P)〕

録音:2020年2月、ベルリン・イエス・キリスト教会(ドイツ)
ハノーファー在住のヴァイオリニスト杉村香奈が参加するドイツのピアノ四重奏団「フレックス・アンサンブル」のサード・アルバム。
ベートーヴェンの生誕250周年記念盤として、交響曲第3番「英雄」のピアノ四重奏版という興味深いプログラムを録音。編曲は、ベートーヴェンの弟子であり友人でもあったピアニスト、フェルディナント・リース。これまであまり演奏機会に恵まれなかったこのピアノ四重奏版「英雄」を、カナダ出身ハノーファー在住の作曲家ゴードン・ウィリアムソン(b.1974)への委嘱作品(ベートーヴェンにインスパイアされた現代的作品)で挟んで構成しています。ベートーヴェン・ファンも、アレンジ作品愛好家も注目!
CAvi
85-53026(1CD)
オール・アラウンド・バッハ
バッハ:ピアノ独奏のための協奏曲ロ短調 BWV.979(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲ニ短調 RV.813)、
 イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971、コラール前奏曲集 BV B27より 第9番「汝にこそ喜びあり」 BWV.615(ブゾーニ編)、
 幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542 / S.463(リスト編)、
 コラール前奏曲集 BV B27より 第4番「いまぞ喜べ、汝らキリストのともがらよ」 BWV.734
リスト:B-A-C-Hの名による幻想曲とフーガ S.529-2
バッハ:コラール前奏曲集 BV B27より 第10番「われらの救い主なるイエス・キリスト」 BWV.665
フランク:前奏曲, フーガと変奏曲(アーシャ・ファテーエワ&ステパン・シモニアン編曲/サクソフォンとピアノ版)*
バッハ:カンタータ「神の時こそいと良き時」 BWV.106より ソナティナ(クルターク編曲/ピアノ4手版)*
ステパン・シモニアン(P)、
アーシャ・ファテーエワ(サクソフォン、ピアノ)*

録音:2020年5月&6月、ハンブルク(ドイツ)
2010年に、世界でもっとも古く権威ある大会の1つであるライプツィヒ国際ヨハン・セバスティアン・バッハ・コンクールで銀メダルを受賞し、「彼の世代でもっとも偉大なバッハの解釈者の1人」として賞賛されたステパン・シモニアンの新たなバッハ・アルバム。バッハがヴィヴァルディの作品からアレンジした鍵盤楽器独奏のための協奏曲から、ブゾーニやリストが編曲したバッハなど様々なバッハにまつわる作品をモダン・ピアノの独奏で。フランクの「前奏曲、フーガと変奏曲」は自ら編曲したサクソフォンとピアノ版で収録。

Auris Subtilis
ASC-5091-2000(1CD)
コンスタンティノス・D.カカヴェラキス:SYMPNOE
「SYMPNOE」(ヴァイオリンとピアノのための)〔コスタス・パナギオティディス(Vn)、アポストロス・パリオス(P)〕/「AMARANTOS」(ピアノ、フルート、ホルン、ヴァイオリンとチェロのための)〔コスタス・パナギオティディス(Vn)、エヴァンゲロス・スタソーロプーロス(Fl)、アポストロス・パリオス(P)、イシドロス・シデリス(Vc)、エヴァンゲロス・スコーラス(Hrn)〕/「EVENOS」(フルートとチェロのための二重奏)〔ミヒャエル・ホイペル(Vc)、エヴァンゲロス・スタソーロプーロス(Fl)〕/「POROS」(ピアノ、フルート、ヴァイオリン、チェロのための三部作)〔コスタス・パナギオティディス(Vn)、エヴァンゲロス・スタソーロプーロス(Fl)、アポストロス・パリオス(P)、ミヒャエル・ホイペル(Vc)〕/「ANTHEMIS」(フルート独奏のための)〔エヴァンゲロス・スタソーロプーロス(Fl)〕
コスタス・パナギオティディス(Vn)、
エヴァンゲロス・スタソーロプーロス(Fl)、他

録音:2017年10月21日、アテネ(ギリシャ)
アテネのギリシャ音楽院でピアノ、音楽理論、ビザンチン音楽、作曲を学び、現在はドイツで活動するギリシャの作曲家、コンスタンティノス・D.カカヴェラキスの室内楽作品集。「AMARANTOS」や「ANTHEMIS」などは植物の名がタイトルにつけられた作品で、気候変動や環境破壊、絶滅の危機に瀕した自然をテーマに構成されています。

Onyx
ONYX-4209(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番&第10番
ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
ジェームズ・エーネス(Vn)、
アンドルー・アームストロング(P)
「地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)など圧倒的評価を受け、2019年の第61回グラミー賞ではアーロン・ジェイ・カーニスのヴァイオリン協奏曲(ONYX4189)で見事「最優秀器楽賞(Best Classical Instrumental Solo)」を受賞したカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。
2017年3月に発売された「クロイツェル・ソナタ」からスタートしたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集。世界各国のメディアと聴衆から高い評価を受け、特に英グラモフォン誌では、前3作はすべて「エディターズ・チョイス(特選盤)」に選ばれる(第2巻はグラモフォン賞にもノミネート)など、絶大な信頼と期待が寄せられているシリーズです。
待望の第4巻では、ベートーヴェンが「ハイリゲンシュタットの遺書」を書いた1802年頃作曲の劇的な「第7番」と、1812年に偉大なヴァイオリニスト、ピエール・ロードのために書かれた穏やかな「第10番」をペアにして、全集を締めくくります。

MELO CLASSIC
MC-2040(2CD)
ヨーゼフ・シゲティ/フランスでのリサイタル1956-1958
(1)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調K.378
 ヴァイオリン・ソナタホ短調K.304
 ヴァイオリン・ソナタト長調K.379
(2)ジェイムズ・ファセットとのインタビュー
(3)ハワード・ネルソンとのインタビュー
(4)シューベルト:ヴァイオリン・ソナタニ長調D384
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.78
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタホ長調
ストラヴィンスキー:協奏二重奏曲
ウェーベルン:4つの小品Op7
ヨーゼフ・シゲティ(Vn)

(1)ミェチスワフ・ホルショフスキ(P)
録音:1956年7月17日フランス,プラド・ライヴ録音
(2)録音:1954年12月26日ニューヨーク
(3)ハワード・ネルソンとのインタビュー録音:k1955年11月11日ケンブリッジ
(4)ナウム・スルスニ(P)
録音:1958年4月27日フランス,アニエール・シュル・オワーズ・ライヴ
大ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・シゲティ(1892―1973)の2種のライヴ録音を収録。1956年のプラドでの演奏会の会場はサン・ピエール教会で、夏のプラド音楽祭での演奏会と思われます。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタが3曲、しかも伴奏はミェチスワフ・ホルショフスキ。まさにシゲティらしい味わいの気迫の篭った演奏。拍手は収録されていないが楽章間では聴衆の物音が聞こえ、またK.304の前にシゲティが調弦する様子も収録されています。1958年のアニエール・シュル・オワーズ(パリから北へ40Kmほど)の有名なロワイモヨン修道院でのライヴ録音は、シューベルトとブラームスというドイツ・ロマン派のヴァイオリン・ソナタに加え、後半はヒンデミット、ストラヴィンスキー、ウェーベルンという意欲的な曲目。シゲティはこれらの商業録音を残しているが、ライヴ録音というのが貴重。日本ではシゲティというとついバッハ、ベートーヴェン、ブラームスの印象が強いだろうが、彼はモダニストの顔もあり、それを実感できます。シューベルトの後に拍手が収められています。放送アナウンスメントに加え、シゲティの長めのインタビューが2種収録されています。日本人にとって嬉しいことに、シゲティはどちらのインタビューでも1953年3月の来日に言及しており、特に1955年のインタビューでは日本での活動について詳しく述べています。
MELO CLASSIC
MC-2041(2CD)
ロマン・トーテンバーグ/ドイツでのヴァイオリン・リサイタル1958―1970
(1)バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV.1001
(2)バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV.1003
(3)シューベルト:ヴァイオリン・ソナタイ長調D574
シマノフスキ:アレトゥーザの泉Op.30
(4)ファリャ(コハンスキ編):スペイン民謡組曲
(5)ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナティーナト長調Op.100
(6)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタト短調
バルトーク(セーケイ編):ルーマニア民俗舞曲
(7)ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ第1番ニ長調Op.4
ロマン・トーテンバーグ(Vn)

(1)録音:1958年3月5日ハンブルク放送用スタジオ録音
(2)1963年2月23日シュトゥットガルト放送用スタジオ録音
(3)コンラート・リヒター(P)
録音:1970年1月26日ハンブルク放送用スタジオ録音(ステレオ)
(4)リヒャルト・ベックマン(P)
録音:1958年3月5日ハンブルク放送用スタジオ録音
(5)ノラ・クレンク(P)
録音:1964年1月8日シュトゥットガルト放送用スタジオ録音
(6)コンラート・リヒター(P)
録音:1968年5月31日エットリンゲン・ライヴ録音
(7)マリア・ベルクマン(P)
録音:1963年2月22日バーデン=バーデン放送用スタジオ録音
伝説的な名ヴァイオリニスト、ロマン・トーテンバーグ(1911-2012)の貴重な録音集。ロマン・トーテンバーグはポーランド中部のウッチ生まれのヴァイオリニスト。モスクワとワルシャワで育ち、ベルリンで高名なカール・フレッシュにヴァイオリンを学んだ。1938年に米国に移住、市民権を得て亡くなるまで70年以上を過ごした。彼は欧州でも米国でも同時代の作曲家の作品を積極的に紹介したことで知られます。また米国ではヴァイオリン教師としても高名だった。不思議なことにトーテンバーグは、商業録音を残しているにもかかわらず、長く録音が顧みられることがなく、フレッシュ門下の極めて優秀なヴァイオリニストにもかかわらず幻のヴァイオリニストになってしまっていた。トーテンバーグの素晴らしさは1958年のバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番の一つだけでもはっきり理解できます。音そのものに気が漲っており、しかも演奏に崩しがなく、圧倒的に立派なバッハが鳴り響く。一方シューベルトでは洒落た柔らかい歌いまわしが魅力的。若い頃に共演したことのあるシマノフスキでは、透明かつ温かみのある音色でじっくり聞かせる。ブラームスの第3番はロマン色の重みを脱ぎ捨てた近代感覚の演奏で新鮮な印象を与えます。これらの録音を聞けば、なぜこれほどの立派なヴァイオリニストが長年録音で聞けずにいたのか不思議に思わざるを得ないでしょう。ちなみにトーテンバーグの愛用のストラディヴァリウス(6億円の価値があるという)は1980年に盗難に遭い、彼の死後2015年になって発見されて遺族の元に戻り、ニュースで広く報道された。1970年のシューベルトとシマノフスキはステレオ録音。
MELO CLASSIC
MC-2043(2CD)
クリスティアン・フェラス/ハンブルクでのリサイタル1951-1964
(1)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
フランク:ヴァイオリン・ソナタイ長調
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ,ウィーン奇想曲
(2)フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13
(3)ミヨー:屋根の上の牛
ディニク(ハイフェッツ編):ホラ・スタッカート
クライスラー:ボッケリーニの様式によるアレグレット
シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナーデ
(4)クライスラー:美しいロスマリン,愛の喜び
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチョーソ
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調K.454
(5)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタイ長調K.305/293d
サン=サーンス:ハバネラOp.83
ラヴェル:ツィガーヌ
サラサーテ:アンダルシアのロマンスOp22-1
ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ第1番ニ長調Op.4
クリスティアン・フェラス(Vn)、
ピエール・バルビゼ(P)

(1)録音:1951年11月26日ハンブルク放送用スタジオ録音
(2)1953年11月6日ハンブルク放送用スタジオ録音
(3)1952年11月23日ハンブルク放送用スタジオ録音
(4)1955年3月16日ハンブルク放送用スタジオ録音
(5)1964年10月26日ハンブルク放送用スタジオ録音
クリスティアン・フェラス(1933―1982)が10代末から30代初頭にかけてハンブルクで放送のために録音したヴァイオリン演奏集。いずれも伴奏はピエール・バルビゼ(1922―1990)。1950年代の彼らの演奏は、フェラスの青年らしい溌溂とした生命力と向こう見ずなまでの自信を11歳年上のバルビゼがしっかり支えた名演ばかり、特に1951年、フェラスがまだ18歳のドビュッシーとフランクではフェラスの若く優秀だからこそ可能な飛び切りの新鮮さに聞き惚れるほかない。フェラスが弾いたモーツァルトのヴァイオリン・ソナタは商業録音ではなかったかもしれない。美音を自在に繰り広げるフェラスはもちろんのこと、ピアノの比重が高いだけにバルビゼが一流のモーツァルト弾きであったこともよく分かる。1964年になるとフェラスの成熟が顕著で、落ち着いた風格が増しています。もっともラヴェルのツィガーヌではバルビゼともども最後に猛烈な追い込みをしているが。ドイツの放送局でも録音の優秀さには定評あるNDRの録音だけにいずれもモノラルながら年代としては上々の音質を保っています。
MELO CLASSIC
MC-2045(1CD)
ミリアム・ソロヴィエフ/フランスでのヴァイオリン・リサイタル1959-1966
(1)シューベルト:幻想曲ハ長調D.934
(2)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.27-3「バラード」
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタイ長調RV31
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調K.454
ミリアム・ソロヴィエフ(Vn)

(1)ジュリアス・カッチェン(P)
録音:1959年9月27日フランス,アニエール・シュール=オワーズ・ライヴ録音
(2)クリスティアン・イヴァルディ(P)
録音:1966年10月20日パリ・ライヴ録音
Meloclassicは過去2回ミリアム・ソロヴィエフ(1921-2004)のCDを発売し(MC-2007,MC-2030)、生前から忘れ去られてしまったこの名ヴァイオリニストを改めて世に知らしめた。ミリアム・ソロヴィエフはサンフランシスコ生まれのヴァイオリニスト。ニューヨークでルイス・パーシンガーに学び、さらにベルギーでカール・フレッシュにも学んでいます。順調に思えた彼女の人生だったが、1939年暮れ、妻と不仲になった彼女の父親が彼女を含めた家族を銃撃した末自殺、彼女の母と妹が死亡するという悲惨な事件に襲われた。それでも彼女は立ち直り、第二次世界大戦後は活動拠点を欧州に移し、ウィーン・フィルやベルリン・フィルなどの演奏会にも出演。だが1970年代に入ると早々に第一線を退き後進の育成に取り組んだ。ソロヴィエフのヴァイオリンは気品ある美音が魅力的で、歌い回しも洒落ています。シューベルトの幻想曲ではしばしば共演したジュリアス・カッチェンがピアノ。1966年のパリでの演奏会は彼女の本領がよく表れており、溌溂としたモーツァルト、ズバッとしたボーイングが清々しいヴィヴァルディ(有名な終楽章が素晴らしい)、抑えた情感で美しさが映えるブラームス、そして気合の入ったイザイと、どれも見事。
MELO CLASSIC
MC-2046(1CD)
リリア・ダルボーレ/ドイツでのヴァイオリン・リサイタル1939-195
(1)シューベルト:ヴァイオリン・ソナタニ長調D384
コレッリ:ヴァイオリン・ソナタニ長調Op.5-1
(2)シベリウス:ヴァイオリン・ソナティーナホ長調Op.80
マデトーヤ:ヴァイオリン・ソナティーナOp.19
パルムグレンロマンス
(3)タルティーニ:アダージョ
タルティーニ(ギーゼン編):コレッリの主題による7つの変奏曲
(4)ヴィヴァルディ(レスピーギ編):ヴァイオリン・ソナタニ長調RV10
パガニーニ:無窮動
フィオッコ:アレグロト長調
パラディス:シシリエンヌ
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
リリア・ダルボーレ(Vn)、
フーベルト・ギーゼン(P)

(1)録音:1955年3月26日シュトゥットガルト放送用スタジオ録音
(2)録音:1953年11月20日シュトゥットガルト放送用スタジオ録音
(3)録音:1951年4月10日シュトゥットガルト放送用スタジオ録音
(4)録音:1939年4月1日シュトゥットガルト放送用スタジオ録音
リリア・ダルボーレ(1911-1988)の貴重な録音集。リリア・ダルボーレ(リリアはエミーリアの愛称)はイタリア、ナポリの北に位置するサンタ・マリーア・カープア・ヴェーテの生まれ。ローマとペーザロで学んだ後、1929年から1932年までカール・フレッシュに学ぶ。以降彼女は祖国イタリアとドイツを中心に活動。第二次世界大戦直後が彼女が最も活発に演奏活動をした時期で、若き日のセルジウ・チェリビダッケとウィーン、ベルリン、ローマで共演した。また1959年にはローマ三重奏団を結成、室内楽でも高い評価を得た。彼女はローマのサンタ・チェチーリア音楽院で長く教職を務め、1982年にはイタリア政府から勲章を授与されています。ダルボーレのヴァイオリンはいかにもフレッシュ門下生らしい華美を戒めて作品の内側に踏み込もうとするもの。その美質はたとえばシベリウスと彼の弟子であるマデトーヤの二つのソナティーナやのようなしみじみした作品で顕著です。一方で1939年の若い頃の録音では難曲パガニーニの無窮動を鮮やかに弾き切っています。名伴奏者として知られるフーベルト・ギーゼンの伴奏も見事。

Edition HST
HST-914(8CD)
限定盤
税込定価
楽団結成24周年記念特別価格
J.B.ヴァンハル(1739-1813):24 の弦楽四重奏曲集 (HST-914)
Op.1, 4, 6, 13, 33, 4Hoffmeister Quartets; Weinmann Va:C1, C6, C7, cm2, D3, D4, D7, Es9, Es10, E4, (F4-アダージョのみ), F10, F11, G4, G7, G9, G10, gm3(*2), A1, A2, A3, B8, B10, B11 の24 曲を収録
(*2) ト短調Weinmann Va:gm3
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ【リーダー;松井利世子、福本牧(Vn)、小原 圭(Vc)、他 】

録音:2005-2013 年、東京・三鷹、風のホールなどにてライヴ収録
※2回目収録(2013 年8月20日)は、ライヴ収録に伴うノイズが含まれます
2005 年から約15 年かけて収録された四重奏曲集を 楽団結成24 周年限定盤として発売!

ODRADEK RECORDS
ODRCD-407(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1 番ヘ長調 Op.5-1
チェロ・ソナタ第2 番ト短調 Op.5-2
チェロ・ソナタ第3 番イ長調 Op.69
チェロ・ソナタ第4 番ハ長調 Op.102-1
チェロ・ソナタ第5 番ニ長調 Op.102-2
アドルフ・グティエレス・アレナス(Vc)
クリストファー・パーク(P)

録音:2016 年1 月25-26 日 ハンブルク
※日本語オビ・解説付き
ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集の素晴らしい新録音。ミュンヘン生まれのスペ イン人、アドルフ・グティエレス・アレナスは、14 歳からチェロを学び、マドリッドのソフィ ア王妃高等音楽院を修了、すぐにソリストとして広く活躍しています。アレナスのチェロ は、スペイン人らしく旋律を滑らかに歌わせつつも、ベートーヴェンならでは思索的な 深みも強く、踏み込みの激しい部分と抑えた祈るかのような表現の幅が大きく。傑作と して名高いOp.69 や晩年のOp.102 の2 曲はもちろん、20 代のOp.5 の2 曲も大変 充実しています。またピアノのクリストファー・パーク(バンベルク生まれの韓国系ドイツ 人)も、出しゃばることなくしっかり主張し、そして音色が瑞々しい。ことにピアノの比重 の高いOp.5 ではパークの力量の高さが強く浮かび上がっています。録音も良く、ベート ーヴェンのチェロ・ソナタ好きにしっかりお勧めできます。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-394(1CD)
アイスランドのヴァイオリンとギターの二重奏曲集
バルドヴィンソン:ソナタ
ソルダルソン:ゲフィオン
シグルビェルンソン:ヴァップ
スパイト:絡み合わせる,オルフェウスのこだま
ヨハンソン:響き
デュオ・コンコーディア【ラウフェイ・シグルザルドッティル(Vn)、パル・エイヨルフソン(G)】

録音:2014 年8 月 レイキャビク
※日本語オビ・解説は付きません
アイスランドの作曲家によるヴァイオリンとギターの二重奏曲。いずれもデュオ・コンコーデ ィアのために書かれた作品。作風は作曲家により様々ながらも、いずれも研ぎ澄まされた美 しさが感じられます。 デュオ・コンコーディアは、共にレイキャビク生まれのラウフェイ・シグルザルドッティルとパル・ エイヨルフソンによるヴァイオリンとギターのデュオ。シグルザルドッティルはレイキャビク交響 楽団の団員でもある。

MDG
MDG-90321986
(1SACD)
ヒンデミット:クラリネット五重奏曲Op.30
レーガー:クラリネット五重奏曲Op.146
ヴラディーミル・ゾルターン(Cl)
ユトレヒトSQ
ベラルーシの首都ミンスク出身のクラリネット奏者ヴラディーミル・ゾルターン。4歳から父親から音楽の手ほどきをうけ、幼い頃から才能を開花させる。 2006年から2012年までベラルーシ国立SOのソリストとして活躍、2008年から2013年までベラルーシのボリショイ劇場でも演奏していました。 ゾルターンは卓越した技巧で定評があり、ベラルーシ国内だけでなく、ドイツ、オーストリア、スイスなどでも活躍しています。MDGより2枚目となる本作では、 ユトレヒトSQと共演し、ヒンデミットとレーガー晩年の傑作であるクラリネット五重奏曲を録音しました。 (Ki)
MDG
MDG-90321896
(1SACD)
フランツ・ベルワルド(1796-1868):室内楽作品集
大七重奏曲変ロ長調(クラリネット、ファゴット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)
四重奏曲op.1変ホ長調(ピアノ、クラリネット、ホルン、ファゴット)
セレナーデ ヘ長調(クラリネット、ホルン、ヴィオラ、チェロ、テノール、コントラバス)*
フランツ・アンサンブル【マクシミリアン・クローム(Cl)、小山莉絵(Fg)、パスカル・デューバー(Hrn)、サラ・クリスティアン(Vn)、原裕子(Va)、トリスタン・コルヌ(Vc)、ユリアーネ・ブルックマン(Cb)、キヴェリ・デルケン(P)】
パトリック・フォーゲル(T)*

録音:2020年2月6日、6月11日、7月12-13日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス
19世紀スウェーデンの作曲家フランツ・アドルフ・ベルワルド(1796-1868)。生前の評価は芳しいものではありませんでしたが、20世紀に入って演奏・ 録音される機会も多くなり再評価著しい作曲家。ストックホルムの音楽一家に生まれ、作曲家を志しベルリン、ウィーン、パリに留学。しかし金銭的な理由 から整形外科の診療所やガラス器工場の経営をするなど、作曲家として不遇な時期を過ごします。晩年はスウェーデンに帰国し、作曲活動に専念、ストック ホルム音楽院の教授の職を得るも、体調を崩し翌年に死去。ベルワルドの作品は初期ロマン派の属し、素朴な情景描写と北欧風の遊び心のある軽やかな作風。 演奏するフランツ・アンサンブルは、ドイツ・カンマーフィルのメンバー、クラリネット奏者マクシミリアン・クローム、首席ファゴット奏者の小山 莉絵、コン サートマスターのサラ・クリスティアン、首席チェロ奏者のトリスタン・コルヌ、コントラバス奏者のユリアーネ・ブルックマンを中心とし、ドイツのブレーメ ンを拠点に欧州各地でソロに室内楽にと活躍中のヴィオラ奏者原裕子、室内楽での活動が多いドイツのピアニスト、キヴェリ・デルケンの若手実力派が集まっ ています。 (Ki)
MDG
MDG-90321886
(1SACD)
クリスティアン・ハインリッヒ・リンク(1770-1846):室内楽作品集Vol.2
ピアノ三重奏曲op.34(1815)[第1番ハ長調,第2番ニ長調,第3番ト長調]
フルート,チェロ,ピアノのための三重奏
ヴァイオリン,チェロ,ピアノのためのソナタ変ロ長調
ヴァイオリンとピアノのためのとてもやさしいソナタ ト長調
ピアノ三重奏曲ニ長調
トリオ・パルナッスス【ユリア・ガリッチ(Vn)、ミヒャエル・グロス(Vc)、ヨハン・ブランシャール(P)】
ヘレン・ダブリングハウス(Fl)

録音:2019年10月23-25日マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス
ドイツで活躍したオルガニスト兼作曲家で、大バッハの孫弟子にあたるクリスティアン・ハインリッヒ・リンクは2020年生誕250周年を迎えました。トリオ・ パルナッススが今日では忘れられてしまったこの作曲家に光りをあてます。リンクの楽曲は長調が多く、明るく輝かしい音楽はベートーヴェンと対照的と言え るでしょう。またリンク唯一のフルート、チェロ、ピアノの三重奏曲は、民謡のモチーフがちりばめられた牧歌的な作品。そしてヴァイオリンとピアノのための とてもやさしいソナタは、初期のモーツァルトを思わせる軽やかさがあり、繊細でエレガントな音楽が魅力です。この記念の年にベートーヴェンと同時代の作 曲家であるリンクの新しい音楽世界を広げることができます。 (Ki)

MDG
MDG-30721872(1CD)
ヨアヒム・ラフ(1822-1882):室内楽作品集VOL.1
弦楽四重奏曲第1番OP.77ニ短調
弦楽四重奏曲第2番OP.90イ長調
ライプツィヒSQ【シュテファン・アルツベルガー(Vn)、ティルマン・ビューニング(Vn)、イーヴォ・バウアー(Va)、ペーター・ブルンス(Vc)】

録音:2020年6月18-21日マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス
スイス出身の中期ロマン派の作曲家ヨアヒム・ラフ。リストの助手としてオーケストレーションを務めるなど評価されます。後に独立し、生涯に交響曲11 曲、弦楽四重奏曲8曲、協奏曲など200曲以上の作品を残しています。しかし、ラフ自身は優れたピアニストであったにも関わらず公開演奏会はほとんど 行わず、自己宣伝は苦手で私生活はつつましいものでした。晩年はフランクフルトのホッホ音楽院の院長に就任し後進の指導にあたっていました。ここにラフ の再評価を高めるためにライプツィヒSQによるシリーズがスタートするのは喜ばしいものと言えるでしょう。 ラフの室内楽作品の第1集となる本作は、ヘルメスベルガー四重奏団によって初演されたラフのワイマール時代最後の作品で最初の弦楽四重奏曲第1番と ウィスバーデンに引っ越した翌年に書かれた第2番を収録しています。 (Ki)

CONTINUO RECORDS
CC777-719(1CD)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78「雨の歌」
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
クリストフ・ジョヴァニネッティ(Vn)、
ミカエル・レヴィナス(P)

録音:2019年12月/ムードン・スタジオ(フランス)
イザイSQ、エリゼSQの創設者で数多くの録音でも高い評価を集めるフランスのクリストフ・ジョヴァニネッティ。2017年には作曲 家でピアニストのミカエル・レヴィナス、チェリストのエマニュエル・ベルトランとともにトリオを結成し演奏活動を展開しております。当アルバムではレヴィ ナスとのデュオでブラームスを録音しました。
ジョヴァニネッティの魅力といえばなんといっても艶やかな音色。レヴィナスもその温かな音色にこたえて奏でます。アンサンブルの名手が織りなすブラー ムス、新たな名録音登場です。 (Ki)


NoMadMusic
NMM-079(1CD)
ルートヴィヒ/ツァイーデ四重奏団&ドルプレール
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」(弦楽五重奏版)
弦楽四重奏曲第3番ニ長調OP.18の3
ツァイーデQ【シャルロット・マクレ、レスリー・ブーラン・ローレ(Vn)、サラ・シュナフ(Va)、ジュリエット・サルモナ(Vc)】、ブリュノ・ドルプレール(Vc)(1)

録音:2019年12月/Riffxスタジオ(ラ・セーヌ・ミュジカル)
これは衝撃的。2009 年結成の女性 4 名から成るツァイーデ四重奏団に、ベルリン・フィルの若き第 1 ソロ・チェロ奏者ブリュノ・ドルプレールを加えた 五重奏でベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」に挑戦。
「クロイツェル・ソナタ」は言うまでもなくヴァイオリンとピアノが火花を散らすボルテージの高い力作。それを弦楽五重奏にしているのは興味津々ですが、 ピアノ・パートを 4 人に振り分けるような単純な編曲ではなく、ヴァイオリンのパートも 5 人に分け、完全な室内楽作品に仕上げています。ヴァイオリンが 奏でるはずのメロディーをチェロが歌うなど、予期せぬ驚き満載です。ベートーヴェンの死後にジムロック社から楽譜が出版されましたが、編曲者名は記さ れてません。
チェロを加えることで音の視野が広がり、低域の深みが倍増。一説にはベートーヴェン自身か弟子のリースによる編曲ではないかとされ、各楽器への効果 的な分配やボルテージの高さ、充実度は驚くべきもので、まるで古典派のロックンロールとでも言うような凄さ。良く知る曲ながら思いがけぬ新しい魅力を 発 見させてくれます。
カップリングは彼の弦楽四重奏曲の実質的に最初の曲である第 3 番。こちらは原曲通り弦楽四重奏で演奏。明朗で平和なこの曲と、デモーニッシュなク ロイツェルを並べることで、ベートーヴェンの表現力の幅広さを証明しています。 (Ki)

LE PALAIS DES DEGUSTATEURS
PDD-021(2CD)
シューベル:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲 変ロ長調 D.28
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 Op.99 D.898
ピアノ三重奏曲「ノットゥルノ」 変ホ長調 Op.148 D.897
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 Op.100 D.929
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 Op.100 D.929より第4楽章(カット版)
ロバート・レヴィン( ピアノ )
ノア・ベンディックス=バルグリー(Vn)
ピーター・ワイリー(Vc)

録音:2016年12月12-16日/フランス、ボーヌ市、ルイ・ジャド社のジャコバン修道院
博学ロバート・レヴィンが実力派の演奏家とともに録音を実現しているLE PALAIS DES DEGUSTATEURSレーベルからの新録音は、シューベルトのピ アノ三重奏曲全集です。共演は現在ベルリンPOの第1コンサートマスターのノア・ベンディックス=バルグリーと、かつてボザール・ トリオのメンバーとしても活躍し、現在グァルネリSQのチェロ奏者をつとめるピーター・ワイリーという室内楽のエキスパートが揃った豪華メンバー による演奏です!
著名なピアニストにして音楽学者、作曲家のロバート・レヴィンはバッハやモーツァルトなど18世紀の作曲家による未完の作品の校訂および補筆を 行なっており、モーツァルトのレクイエムではモーツァルト自身のスケッチに基づいて改訂を行うなど、その功績は高く評価されております。ここに収録された シューベルトでも博学レヴィンらしいこだわりをもった内容。ピアノ三重奏曲第2番の最終楽章では原典版と出版時にカットした版を収録しております。この カットは展開部の98小節を含め、846小節にもおよびます。楽曲を知る上でのお手本ともいえる精緻な演奏でシューベルトのピアノ三重奏曲の世界を堪能 することができます。
LE PALAIS DES DEGUSTATEURS
PDD-022(1CD)
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10
マニャール:弦楽四重奏曲 ホ短調 Op.16
ベラQ【ジュリアン・デュウドガール(Vn)、フレデリク・オーリエ(Vn)、ジュリアン・ブタン(Va)、リュック・ドドルイーユ(Vc)】

録音:2019年4月22-24日/フランス、ボーヌ市、ルイ・ジャド社のジャコバン修道院
ベラ四重奏団は結成当時「おそるべき子供たち」とフランスで称された期待のクァルテット。ベラ・バルトークの「ベラ」から名前をとっていることもあっ て、バルトークはもちろん中心のレパートリーとして据え置き、近現代の作品を積極的に取り組んでいます。結成から10年以上経ち、独自の個性を示したクァ ルテット期待の新録音は、ドビュッシーとマニャールです。
言わずと知れたドビュッシーの弦楽四重奏曲。1893年に作曲、同年パリにて初演されたこの作品はイザイ四重奏団に献呈されました。 4楽章構成のこの作品は、循環形式によって各楽章が関連付けられております。
一方、マニャール(1865-1914)はパリ音楽院でマスネに師事したのち、フランクに傾倒し、その後ダンディに師事しました。また、ワーグナーの影響 を色濃く呈したオペラも残しております。華麗な楽器用法による作品が多く、ここに収録された弦楽四重奏曲1902年から1903年に作曲されました。マニャー ルらしい美しい旋律を有した組曲のような構成の弦楽四重奏曲は、楽章ごとに題名(第1楽章:「ソナタ」、第2楽章:「セレナード」、第3楽章:「葬送の歌」、 第4楽章:「舞曲」)が付されています。
ベラ四重奏団が問う、母国の作曲家ドビュッシーとマニャールをお楽しみください。 (Ki)

WERGO
WER-7395(1CD)
エンノ・ポッペ(1969-):作品集
Fell 〜ドラムセットのための(2016)
Stoff 〜9つの楽器のための(2015)
Brot 〜5つの楽器のための(2007/13)
Haare 〜ヴァイオリン独奏のための(2013/14)
Zug 〜7つの金管楽器のための(2008)
ディルク・ロスブラスト(ドラムセット)
ハンナ・ウェイリッヒ(Vn)
アンサンブル・ムジークファブリーク
エンノ・ポッペ(指)

録音:2017-2020年
※全曲世界初録音
ドイツの現代音楽界を牽引する存在であるエンノ・ポッペの作品集。細かなモチーフの集積がカオティックに展開しつつ、モチーフそのものも変容していき ます。ヴァイオリン独奏の『Haare』は猫の鳴き声のような音型が様々に発展。 長く共演し親交の厚い超絶技巧アンサンブル集団、ムジークファブリークがユニークな作品群を見事な完成度で奏でます。全曲世界初録音。 (Ki)

ANTARCTICA
ANTAR-022(1CD)
Le Bestiaire 〜動物詩集〜
サン・サーンス:動物の謝肉祭(ピート・スウェルツ編、2019年)
ピート・スウェルツ(1960-):動物詩集
ローランド・ヘンドリクス(Cl)
ローランド・ヘンドリクス・アンサンブル
ベルギーの現代作曲家ピート・スウェエルツがアポリネールの『動物詩集』にインスピレーションを得て書いた作品に、サン=サーンスの『動物の謝肉祭』 をカップリング。演奏しているのはクラリネット、ピアノと弦楽四重奏によるアンサンブル。サン=サーンスもこの編成に合わせて編曲されています。時代を隔 てた二つの動物園的室内楽をお楽しみください。 (Ki)

ANIMAL MUSIC
ANI-087(1CD)
『UNRAVEL』
(1)ヴィーチェスラフ・ノヴァーク:「BALADE AFTER BYRONS MANFRED」
(2)ニコル・ボーコヴァー:「MANFRED」
(3)トマーシュ・ソヴォボダ:「IN A FOREST: TRAILS」
(4)ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36より第1楽章「アレグロ・アジタート」
(5)ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36より第2楽章「ノン・アレグロ―レント」
(6)ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36より第3楽章「アレグロ・モルト」
(7)ニコル・ボーコヴァー:「SERGEI」
(8)トマーシュ・ソヴォボダ:「EULOGY」
(9)ニコル・ボーコヴァー:「ERICH」
(10)コルンゴルト:「AWAKENING OF BIRDS IN THE MORNING」
(11)ニコル・ボーコヴァー:「GOLDEN」
(12)ラヴェル:ソナチネより第1楽章「中庸の速さで」
(13)ラヴェル:ソナチネより第2楽章「メヌエットの動きで」
(14)ラヴェル:ソナチネより第3楽章「生き生きと」
(15)ニコル・ボーコヴァー:「UNRAVEL」
ニコル・ボーコヴァー(P)、
マルチン・コツィアーン(アコースティック・ベース)、
ミハル・ヴィエルツィゴン(ドラムス)
ジャンルにとらわれずチェコの優秀なアーティストの録音に力を入れているANIMAL MUSIC。数多くのアーティストがその才能を開花させていますが、ボー コヴァーもその一人。前作『Inner Places』(ANI-079)では自作のピアノ・トリオを発表し、クラシック、ミニマルミュージック、ポピュラーにインスパイ アされた作品をしました。このアルバムはチェコで最高の音楽賞であるアンジェル賞のベスト・ジャズ・アルバム部門を受賞し話題となりました。
期待のセカンド・アルバム『UNRAVEL』では自作はもちろんのこと、クラシックの作品にも挑んだ意欲作。ボーコヴァーはヤナーチェクが没した地として も知られるオストラヴァ出身でもともとクラシックのピアニストとして研鑽を積んでいた実力派です。今回、難曲として知られるラフマニノフのピアノ・ソナタ 第2番を主軸にラヴェルのソナチネやコルンゴルトの作品まで実に多彩な顔をのぞかせます。また、達者な腕前で華麗なテクニックと美しいメロディが融合 したボーコヴァーの作品も実に魅力的。まさにジャンルをこえた新時代のピアニストと申せましょう。 (Ki)

N-crafts Sound
NC-0001(1CD)
税込定価
『ブラス・クロニクル』
シャルパンティエ (ロジャー・ハーヴェイ編): 「テ・デウム」より前奏曲
バッハ (ロナルド・ロム編):「小フーガ」 ト短調 BVW578
ヘンデル (ロジャー・ハーヴェイ編): 調子の良い鍛冶屋による変奏曲
イアン・マクドナルド:シースケッチ
モーレイ・カルヴェール:3つのダンスの印象
エンリケ・クレスポ:スピリチュアル・ワルツ
酒井格:たなばた
ゴードン・ラングフォード:前奏曲,ポロネーズとプロムナード
ジョン・チータム: スケルツォ
N-craftsエヌ - クラフツ【栃本浩規、井川明彦 (Tp)、今井仁志 (Hrn)、吉川武典 (Tb)、池田幸広(Tub)】

録音:2019年12月26日、28日飛騨・世界生活文化センター 飛騨芸術堂
2008年にNHKSOのメンバーで結成された金管五重奏団、N-crafts(エヌ - クラフツ)。これまで全国で単独公演を行い人気を博 して来ましたが、今回満を持して初めてのCDがリリースとなりました。シャルパンティエやバッハの名曲、金管五重奏の定番作品のほか、吹奏 楽の名曲「たなばた」を、作曲者の酒井格自身が金管五重奏に編曲した版も収録しています。たった5人による演奏とは思えない豊かな音 色と、卓越したテクニック。日本が誇るトップ・プレイヤーたちによる、輝かしい響きをお楽しみください。

Virtus Classics
VTS-9(1CD)
税込定価
パトリック・ガロワの芸術・2〜フランス・ロマン派ソナタ集
フランク:ソナタ イ長調
ピエルネ:ソナタ ニ短調 作品36
ヴィドール:組曲 作品34
パトリック・ガロワ (Fl)
瀬尾和紀 (P)

録音:2019年1月28〜30日
このアルバムには、19世紀後半のフランスで活躍したフランク、ピエルネ、ヴィドールによる3つの作品が収められています。いずれもフ ルーティストのレパートリーに重要な位置を占める存在であり、そのうち2曲はもともとヴァイオリン・ソナタとして書かれたものですが、 フルートのための編曲版もオリジナルの形に劣らぬだけの人気と演奏頻度を誇っています。 ガロワは3つの作品にじっくり向き合い、これらの曲をフルートで演奏することの意義を探求。19世紀から20世紀に移り変わる時代 の音楽が持つ繊細なハーモニーを生かし、巧みな息使いで作品に新しい命を与えました。 ピアノを担当するのは、ガロワの信頼厚い瀬尾和紀。前作「パリ音楽院卒業試験曲集」ではフルーティストがピアノを演奏するという 驚きを持って迎えられた瀬尾、今作でもフルートを知り尽くした彼ならではの「伴奏の域を超えた」細やかなアンサンブルを披露しま す。

TOCCATA
TOCC-0386((1CD)
NX-B03
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):チェロを伴う室内楽作品全集 第2集
ノットゥルノ-弦楽三重奏のために(1927-1929)*
3つの楽章-フルート、チェロとチェンバロのために(1983)
前奏曲と失われたシャコンヌ-2台のヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために(1990)
1分の小品-声とチェロのために(1990)
二重ソナタ-ヴィオラとチェロのために(1960-1961)
3つの歌-声とチェロのために(1989)
対話-2つの楽器のために(1987)
ピアノ三重奏曲(1977-1979)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
ガボール・ブレッツ(Bs)
ヴェロニカ・オロス(Fl)
クリストフ・バラーティ(Vn)
エステル・レスターク・ベデー(Vn)
ペーテル・バールソニ(ヴィオラ,ヴィオラ・ダモーレ)
ミクローシュ・シュパーニ(Cemb)
バラーシュ・ソコライ(P)

録音:2016年10月18-21日
*以外=世界初録音
ハンガリーに生まれ、プダペスト音楽アカデミーで学んだ後、ローマの聖チェチーリア音楽院でレスピーギに 学び作曲の研鑚を積んだファルカシュ。TOCCATAレーベルからはこれまで5集の管弦楽作品集の他、管 楽器のための作品や合唱作品など多彩な曲集がリリースされ、どれも高い評価を受けています。今回の 「チェロをともなう室内楽作品集」は、前作と同じく名奏者ミクローシュ・ペレーニを中心とした親密なアンサ ンブルです。どの曲もハンガリー民謡を基にした親しみやすい旋律に溢れており、はじめて聴く人にも強い 印象を残すことでしょう。今回の曲集には、2つの連作歌曲が含まれていますが、これはどちらもピアノの伴 奏ではなく、チェロと声の共演という珍しい取り合わせです。とりわけ1分にも満たない小さな歌で構成され た曲集「1分の小品」は、ファルカシュの個性際立つ作品。ペレーニの表情豊かな演奏も聴きどころです。
TOCCATA
TOCC-0588(1CD)
NX-B03
ジョリー・ブラガ・サントス(1924-1988):室内楽作品全集 第3集
Aria a Tre con Variazione,アリアと3つの変奏 Op.62-クラリネット、ヴィオラとピアノのために(1984)…世界初録音
Improviso 即興曲 Op.70-クラリネットとピアノのために(1988)…世界初録音
Aria I アリア I-ファゴットとピアノのために(1946)…世界初録音
Piece 小品-フルートとピアノのために(作曲年不明)…世界初録音
Aria I アリア I Op.2-チェロとピアノのために(1943)…世界初録音
Tema e Variacoes 主題と変奏 Op.12-チェロとピアノのために(1948)…世界初録音
Cancao 歌-ヴィオラとピアノのために(1971)…世界初録音
Aria II アリア II Op.57-チェロとピアノのために(1977)
Melodia メロディ-チェロとピアノのために(1987)…世界初録音
. Nocturno ノットゥルノ Op.1-ヴァイオリンとピアノのために(1942)
アントーニオ・サイオテ(Cl)
レオノール・ブラガ・サントス(Va)
カロリーノ・カレイラ(Fg)
ヌーノ・イーヴォ・クルス(Fl)
カテリーネ・ストリンクス(Vc)
イレーネ・リマ(Vc)
ルイス・パシェコ・クニャ(Vn)
オルガ・プラトス(P)

録音:2018年4月4-6日、6月6-8日
ジョリー・ブラガ・サントスはリスボン生まれの作曲家。20世紀ポルトガルにおける最も重要な作曲家の一 人であり、同じくポルトガルの作曲家であるフレイタス・ブランコに学び、ポルトガルの民族音楽の特徴を反 映させた作品を残しました。初期の作品は後期ロマン派の様式を用いていますが、やがて民謡風の旋律 を駆使した力強い作風へと移行、晩年はかなり瞑想的な曲も書いています。このアルバムに収録された 作品のほとんどは世界初録音。1940年代から1980年代までに書かれたさまざまな作風の曲を聴くこと ができます。ヴィオラ奏者として録音に参加しているレオノール・ブラガ・サントスは作曲家の娘であり、現代 ポルトガルにおける優れた音楽家の一人です。
TOCCATA
TOCC-0563(1CD)