湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


室内楽曲・新譜速報1



※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。



ATMA
ACD2-2849(2CD)
シェルシ(1905-1988):弦楽三重奏曲&弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏第1番(1944)
弦楽三重奏曲(1958)
弦楽四重奏曲第2番(1961)
弦楽四重奏曲第3番(1963)
弦楽四重奏曲第4番(1964)
弦楽四重奏曲第5番(1984)
モリナーリSQ

録音:2021年6月7-10日/ケベック、ミラベル、聖オーギュスタン教会
ペンデレツキ、グレツキ、ジョン・ゾーンといった現代作曲家の弦楽四重奏曲を次々と録音しているモリナーリSQによるあらたな注目盤。イタリアを代 表する作曲家ジャチント・シェルシ(1905-1988)の貴重な弦楽四重奏曲全集です。1950年代まではシェーンベルクの影響のもと十二音や無調による音響世 界を構築していたシェルシ、後年は作風を変え、ひとつの音に注目し、単旋律が放つ音色そのものに集中していくようになります。4 楽章制をとり厚みのある響き が対位法的に作られていく第1番に始まり、1本の線を4人で滲ませながら描いていくような単一楽章の第5番に至るまで、その変遷が味わえるありがたい2枚組。 発表当時、物議を醸したという1958年の弦楽三重奏曲も収録しています。

KAIROS
0022202KAIS(2CD)
桑原ゆう:音の声、声の音
桑原ゆう
(b.1984):唄と陀羅尼(Vn独奏のための)*/水の声(Vn独奏のための)*/やがて、逢魔が時になろうとする(三味線独奏のための)**/逢魔時の浪打際へ(ヴィオラ・ダモーレ独奏のための)*/三つの聲(弦楽三重奏〔ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ〕のための)***/はすのうてな(三味線、ヴァイオリンとチェロのための)***/影も溜らず(Vn独奏と8人の奏者のための)***/柄と地、絵と余白、あるいは表と裏(三味線独奏と7人の奏者のための)***
マルコ・フージ(Vn、ヴィオラ・ダモーレ)*、
本條秀慈郎(三味線)**、
淡座(あわいざ)***

録音:2019年&2023年

日本語解説&日本語曲目表記オビ付き/解説:白石美雪、マルコ・フージ(日本語訳:合屋正虎)
1984年生まれ、第31回芥川也寸志サントリー作曲賞を受賞した日本の作曲家、桑原ゆうの作品集「音の声、声の音」。妹の桑原まこ(作曲家)、桑原あい(ジャズピアニスト)との「桑原三姉妹」としても知られます。彼女にとって初の作品集となる本作には、現代音楽を意欲的に紹介するヴァイオリニスト、マルコ・フージと三味線奏者の本條秀慈郎、そして“江戸にまなび、音と言葉のあわいをえがく”現代音楽ベースのクリエイショングループ、淡座(あわいざ)の演奏で、2014年から2021年にかけて作曲された8つの作品を収録。解説日本語訳のブックレットも封入された日本限定仕様です。
 桑原ゆうは21世紀の日本にあって、とびきり、しなやかで強靭な精神をもつ作曲家です。彼女の想像力は千年の時を軽々と渉猟しながら、古事記の神話世界に遊び、中世由来の声明を一身に浴び、江戸の端唄に共鳴する。その興味が向かうのは「言葉」、より正確に言えば「日本語」のエネルギーです。白石 美雪(音楽評論家)

Chopin University Press
UMFCCD-209(1CD)
ヴィエニャフスキ、パデレフスキ、ルトスワフスキ:ヴァイオリン作品集
ヴィエニャフスキ:伝説ト短調 Op.17
パデレフスキ:ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.13
ルトスワフスキ:ヴァイオリンとピアノのためのパルティータ
ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ イ長調 Op.21
クシシュトフ・ヤコヴィチ(Vn)
ロベルト・モラフスキ(P)

録音:2023年9月23日&24日、フレデリック・ショパン音楽大学コンサート・ホール(ポーランド、ワルシャワ)
ショパン音楽大学の名誉教授であり、日本の相愛大学の客員教授も務めるポーランドが誇る偉大なヴァイオリニストの一人、クシシュトフ・ヤコヴィチが弾く、ヴィエニャフスキ、パデレフスキ、ルトスワフスキの作品集。
傑出したヴァイオリニストであり教育者でもあるヤコヴィチは、ルトスワフスキから彼のヴァイオリン作品のポーランド初演をすべて任されるなど、高い評価を得てきました。本アルバムでは、ショパン音楽大学で教鞭を執るロベルト・モラフスキとの共演で、母国ポーランドの偉大な作曲家、ヴィエニャフスキ、パデレフスキ、ルトスワフスキの作品を集成。妙技と抒情性が絡み合ったこれら作品の魅力を巨匠が長きにわたり培ってきた音楽性で見事に引き出しています。
Chopin University Press
UMFCCD-188(1CD)
チェロとピアノの印象
シモン・ラクス(1901-1983):チェロ・ソナタ
マルティヌー:チェロ・ソナタ第3番 H.340
プーランク:チェロ・ソナタ FP.143
ピオトル・ハウゼンプラス(Vc)、
エヴァ・スカルドフスカ(P)

録音:2022年&2023年、フレデリック・ショパン音楽大学コンサート・ホール
(ポーランド、ワルシャワ)
ソリスト、室内楽奏者、ショパン音楽大学の教授としても活躍するピオトル・ハウゼンプラス。本アルバムでは、ソナタ形式や新古典主義様式の様々なニュアンスとの親和性だけでなく、音楽史上最も多くの作曲にインスピレーションを与えた都市パリに縁のある作品を取り上げています。
Chopin University Press
UMFCCD-186(1CD)
デパーチャーズ〜ヴァイオリンとピアノのためのポーランドの音楽
アルトゥル・マラフスキ(1904-1957):マズルカ
 アンダンテとアレグロ
バツェヴィチ:子守歌
 パルティータ
グレツキ:ソナチネ/小幻想曲 Op.73
シルヴェストロフ(b.1937):ソナタ 「ポスト・スクリプトム」
シマノフスキ(パヴェウ・コハィンスキ編):バレエ・パントマイム「ハルナシー」 Op.55より 舞曲
ヤクブ・ヤコヴィチ(Vn)、
ウカシュ・フシェンシチク(P)

録音:2022年&2023年、ワルシャワ・フィルハーモニー室内楽ホール(ポーランド、ワルシャワ)
フレデリック・ショパン音楽アカデミーで父クシシュトフ・ヤコヴィチに師事し、ポーランドのヴァイオリン・スクールの祖の一人、タデウシュ・ヴロンスキの最後の生徒でもあるポーランドのヴァイオリニスト、ヤクブ・ヤコヴィチ。
本アルバムでは、第二次大戦期から1990年代にかけて作曲されたヴァイオリンとピアノのためのポーランド音楽を収録。バツェヴィチの「子守歌」や、コハィンスキ編曲によるシマノフスキのバレエ音楽「ハルナシー」の「舞曲」、あまり知られていない作品まで、バラエティに富んだ豊かなレパートリーをお楽しみいただけます。
Chopin University Press
UMFCCD-201(1CD)
ポーランドの歌〜ロマンス&バーレスク
アレクサンデル・ザジツキ(1854-1895):ロマンス ホ長調 Op.16/アダム・アンジュジェヨフスキ(1880-1920):ロマンス変ホ長調/バーレスク
パデレフスキ:ロマンス イ長調/歌ヘ長調
ヴィエニャフスキ:無言歌
 ポーランドの歌/ノスコフスキ:昔の歌 Op.24-1
タンスマン:ロマンス嬰ヘ短調(世界初録音)
シマノフスキ:ロマンス ニ長調 Op.23/歌劇 「ロゲル王」 より ロクサーナの歌/クルピエ地方の歌
アルトゥル・マラフスキ(1904-1957):バーレスク
ロムアルト・トヴァルドフスキ(b.1930):バーレスク
スワヴォミル・トマシク(Vn)、
ロベルト・モラフスキ(P)、
クシシュトフ・スタニエンダ(P)

録音:2022年11月&2023年9月(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランドの作曲家による知られざるヴァイオリンとピアノのための小品を紹介するシリーズの第2弾。本アルバムでは、6曲のロマンスと5曲の歌曲、そして、ユーモラスな3曲のバーレスクで構成されています。ショパン音楽大学でヴァイオリン科の教授を務めるスワヴォミル・トマシクの色彩感溢れる演奏で、これら忘れられた作品の魅力を聴衆に届けます。

Avie
AV-2698(2CD)
ボッケリーニ:フルートのための室内楽作品集
ボッケリーニ:2本のヴァイオリン、フルート、ヴィオラとチェロのための6つの五重奏曲 Op.19〔五重奏曲第1番G.425、五重奏曲第2番 G.426、五重奏曲第3番G.427、五重奏曲第4番 G.428、五重奏曲第5番G.429、五重奏曲第6番 G.430「Las parejas」〕/六重奏曲第1番G.467(オーボエもしくはフルート、ファゴット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラとコントラバスのための6つの夜想曲〔5つの六重奏曲と1つの八重奏曲〕 Op.38より)
伝ボッケリーニ:フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための五重奏曲 G.443
サリー・ウォーカー(Fl)、
エリザベス・レイトン(Vn)、
アリソン・レイナー(Vn)、
スティーヴン・キング(Va)、
トマス・マーリン(Vc)、
サラ・バレット(Hrn)、
マーク・ゲイドン(Fg)、
ロバート・ネアン(Cb)

録音:2023年1月、オーストラリア
18世紀後半イタリアの作曲家ルイジ・ボッケリーニは膨大な数の作品(その多くは室内楽)を遺しましたが、そのうちのいくつくかはフルートをフィーチャーした室内楽作品でした。
オーストラリアのフルート奏者サリー・ウォーカーは、ハープ奏者エミリー・グレインジャーとのコラボレーション・アルバム(AV-2626)でAvieに初登場しましたが、今度は自身が主役となり、ボッケリーニのフルート作品の由来を深く掘り下げ、限りなくエレガントで技巧的で、美しく洗練された90分間の2枚組アルバムを完成させました。
比較的珍しいながらも想像力豊かな「6つの五重奏曲 Op.19」は親密な作品から管弦楽曲を思わせる壮大なものまで、さまざまな構成が練られています。更に、六重奏曲 Op.38の最初の「ディヴェルティメント・ノットゥルノ」も収録。そしてボーナス・トラックとして、ボッケリーニの作品とされている「五重奏曲 G.433」も追加。これは真の作者が誰であるか議論の余地がありながらも、サリー・ウォーカーが「とても美しい作品なので、とにかく収録したかった」と語る作品です。

Onyx
ONYX-4245(1CD)
シューマン・ヴィオラ
おとぎの絵本 Op.113/アダージョとアレグロ Op.70/幻想小曲集 Op.73/おとぎ話 Op.132*/「詩人の恋」より第1曲、第4曲、第6曲、第10曲(リザノフ編)/「リーダークライス」より第2曲、第8曲(リザノフ編)
マキシム・リザノフ(Va)、
ダソル・キム(P)、
ジュリアン・ブリス(Cl)*
ウクライナ出身のヴィオラの大器マキシム・リザノフは、ユーリ・バシュメットから「遂に私のライバルが現れた」という最大級の賛辞を贈られたという名手。過去のブラームスの室内楽曲(ONYX-4033)に特化したアルバムが高く評価され、今回シューマンの室内楽曲をクラリネット奏者のジュリアン・ブリスを迎えてリリースするということで注目を集めています。このアルバムではシューマンの2つの偉大な連作歌曲、「詩人の恋」と「リーダークライス」から選りすぐった作品を、リザノフ自身の手で編曲しています。ジュリアン・ブリスは「おとぎ話」を演奏しています。

Polskie Radio
PRCD-2302(2CD)
初紹介旧譜
バツェヴィチ:ヴァイオリン作品集
不詳:S?owo dla Polskiego Radia
バツェヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ第1番「室内ソナタ」、ヴァイオリン・ソナタ第2番、ヴァイオリン・ソナタ第3番、ヴァイオリン・ソナタ第4番、ヴァイオリン・ソナタ第5番
ヤクブ・ヤコヴィチ(Vn)、
バルトシュ・デドナルチク(P)

録音:2018年
ポーランドの公共放送局『ポーランド放送(Polskie Radio/Polish Radio)』の自主レーベル「Polskie Radio」が制作する、ポーランドの作曲家グラジナ・バツェヴィチのヴァイオリン・ソナタ集
フレデリック・ショパン音楽アカデミーで父クシシュトフ・ヤコヴィチに師事したポーランドのヴァイオリニスト、ヤクブ・ヤコヴィチが2019年にバツェヴィチの生誕110周年および没後50周年を迎えるにあたって収録したバツェヴィチのヴァイオリンとピアノのためのソナタ全曲。ユニークで充実した作品が多くあるにも関わらず現在ではあまり演奏されていない作品に陽の目を当てるアルバムとなっています。
Polskie Radio
PRCD-2148(1CD)
初紹介旧譜
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D934
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 D385
ヴァイオリンとピアノのためのロンド ロ短調 D895
ヤクブ・ヤコヴィチ(Vn)、
バルトシュ・ベドナルチク(P)

録音:2015年5月18日-20日(幻想曲)/2015年12月23日(ソナタ)/2016年1月20日(ロンド)、ワルシャワ・フィルハーモニック・コンサート・ホール(ポーランド)
音楽家と聴衆を魅了し続ける傑作「ヴァイオリンとピアノのための幻想曲」を含む、シューベルトによるヴァイオリンとピアノのための作品集。共にポーランド出身であるヴァイオリニストのヤクブ・ヤコヴィチとピアニストのバルトシュ・ベドナルチクは多くのリサイタルでこれらの作品を取り上げており、このレコーディングはまさにその集大成といえるでしょう。

Da Vinci Classics
C-00907(1CD)
アルビージ:管楽器のための室内楽作品集
アベラルド・アルビージ(1872-1939):アベラルド・アルビージ:ディヴェルティメント第3番(フルート、オーボエ、クラリネットとバスーンのための)
バッハによるソナタ(オーボエ、クラリネットとバスーンのための)
カルメンより第3幕への間奏曲(フルート、クラリネット、オーボエ、バセットホルンとバスーンのための)
ニーナへの2つの小さな物語より蝶々(フルート、クラリネット、オーボエ、バセットホルンとバスーンのための)
シューマンによる愛の夢(フルート、クラリネット、オーボエ、バセットホルンとバスーンのための)
フランチェスコ・デュランテによるシャコンヌ(フルート、クラリネット、オーボエ、バセットホルンとバスーンのための)
小組曲第1番(3本のフルートのための)
ディヴェルティメント第7番(フルート、オーボエ、クラリネットとバスーンのための)
アルビージ・アンサンブル

録音:2023年9月28日ー30日(イタリア)
イタリア出身の作曲家アベラルド・アルビージは、ミラノ・スカラ座歌劇場Oの首席フルート奏者としても活躍し、トスカニーニとの壮絶な対立後は、スイス・ロマンドOに移籍。また、アルビージ・ホーンと呼ばれたハ調縦吹きのバス・フルートの考案者としても知られています。
本アルバムでは、作曲家としても多作であったアルビージが残した管楽器のための小品やトランスクリプションを集成。気取らず、軽快で、楽しく、想像力と創造性に富んだ作品が多く、フルート三重奏曲「小組曲」第1番を除く全曲が世界初録音となります。
アルビージ・アンサンブルのメンバーは、イタリアの各音楽院(ミラノとノヴァーラ)の教授であり、スカラ座、ミラノとトリノの放送O、ナポリのサン・カルロ劇場、ペーザロのロッシーニ音楽祭、サンレモSO、ベルガモSOなどのオーケストラ奏者としても活動しています。
Da Vinci Classics
C-00906(2CD)
カサンドラの声
ベネデット・マルチェッロ
:カサンドラ S.240B(メゾ・ソプラノとハープシコードのためのドラマティック・カンタータ)
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):カサンドラ WF XVIII/I, G.46(メゾ・ソプラノ、弦楽とハープシコードのためのドラマティック・カンタータ)
ロゼッラ・スピノーザ:カサンドラ(2022)(メゾ・ソプラノ、弦楽とハープシコードのための
アリアンナ・ランチ(Ms)、ロベルト・ノフェリーニ(Vn)、アンナ・ノフェリーニ(Vn)、ジルベルト・チェラント・ジュニア(Va)、ジャコモ・グラーヴァ(Vc)、キアラ・カッターニ(ハープシコード)

録音:2022年1月&11月、イタリア
ギリシャ神話におけるトロイア王プリアモスの娘で、「悲劇の予言者」とも呼ばれる王女カサンドラ(カッサンドラー)。予言の才能がありながらも、呪いによって誰にも信じてもらえなくなってしまったカサンドラの物語を、3つのバージョンで収録した意欲的な企画。ヴェネツィアの貴族ベネデット・マルチェッロによる劇的カンタータ、同じ台本を使用してヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(バッハの第9子)が作曲した劇的カンタータ、そして現代作曲家のロゼッラ・スピノーザがギリシャの詩人リュコプローン(アレクサンドラ)の詩に注目して、古代と現代の対話を模索した作品。
これらのカンタータで独唱パートを歌うのは、イタリア、リミニ生まれのアリアンナ・ランチ。ロッシーニ音楽院でオペラ歌唱の学位を取得し、ロベルタ・インヴェルニッツィにバロック歌唱法を学んだ次世代の有望な古楽系歌手の一人。声楽面だけでなく、古代の鍵盤楽器、特にクラヴィシンバルムの研究や中世の音楽などにも関心を広げています。また、イタリアの鬼才バロック・ヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニらの参加もポイントです。
Da Vinci Classics
C-00899(1CD)
ハイドン:十字架上のキリストの最後の七つの言葉(Vnとピアノ版) カルロ・デュモン(Vn)、
ファブリツィオ・ロマーノ(P)

録音:2024年1月28日-30日
ハイドンの「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」のヴァイオリンとピアノ版。編曲は演奏者でもあるカルロ・デュモンとファブリツィオ・ロマーノによるものです。この編曲はピアノ・パートはピアノ独奏版を基にしており、ヴァイオリン・パートは弦楽四重奏版の第1ヴァイオリンを基に編曲されました。ハイドン自身も最高傑作のひとつと考えていたこの曲を新たなヴァージョンでお楽しみください。
Da Vinci Classics
C-00897(1CD)
ヴェルディのオペラによるファンタジー集
ルイジ・バッシ
(1833-1871):ヴェルディ「ルイザ・ミラー」からの様々な回想、ヴェルディ「リゴレット」によるコンサート・ファンタジア、ヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」を動機にしたディヴェルティメント
ドナート・ロヴレーリョ(1841-1907):ヴェルディ「椿姫」を動機にしたコンサート・ファンタジア Op.45
アンドルー・マリナー(b.1954)&シュテファン・バーロー(b.1954):La forza del destino - Introduction and Entr’acte of G. Verdi
シュテファン・バーロー:ヴェルディ「運命の力」による3つの変奏曲
ルイジ・バッシ:ヴェルディ「ドン・カルロ」の転写
レオナルド・ゾンカーティ(Cl)、
イヴァン・マリボシュカ(P)

録音:2023年6月
お気に入りのオペラのフレーズを何度も聞く喜びと、巨匠の妙技を堪能するスリリングな演奏が19世紀になって流行しました。このアルバムはロマン派時代にルイジ・バッシとドナート・ロヴレーリョによって書かれたヴェルディのオペラの主題に基づいたクラリネット作品と、現代のイギリス人作曲家アンドルー・マリナーとシュテファン・バーローによって書かれた作品によって構成され、クラリネットの妙技とヴェルディのオペラの主題を楽しめるようになっています。
Da Vinci Classics
C-00903(1CD)
ジュゼッペ・アルドロヴァンディーニ:トリオ・ソナタ集 Op.5(ボローニャ1706/アムステルダム1710)
アルドロヴァンディーニ(1671-1708):ソナタ第1番ト短調/ソナタ第2番ヘ長調/ソナタ第3番ニ長調/ソナタ第4番ハ短調/ソナタ第5番イ短/ソナタ第6番ヘ長調/ソナタ第7番ニ長調/ソナタ第8番ハ長調/ソナタ第9番ヘ長調/ソナタ第10番変ロ長調
アルキペーラゴ〔ロレンツォ・コリット(第1ヴァイオリン、指揮)、リサ・カワタ・ファーガソン(Vn2)、マルチェッロ・スカンデッリ(Vc)、ジョアン・ジャネイロ(ハープシコード、オルガン)、キアラ・ティボーニ(ハープシコード、オルガン)、フランチェスコ・ロマーノ(アーチリュート、ギター)〕

録音:2022年11月7日-11日(ポルトガル)
※全曲世界初録音
ボローニャ出身の作曲家ジュゼッペ・アルドロヴァンディーニは短命であったこともあり今日ではほとんど忘れられた存在となってしまいましたが、当時は第一線で活躍した作曲家でした。そんなアルドロヴァンディーニが遺した、教会ソナタの形式的な構造にしっかりと根差したシンプルで素朴なトリオ・ソナタ集を世界初録音。アンサンブル「アルキペーラゴ」を率いるのは古楽、バロック界で世界的な名声を博すヴァイオリニスト、ロレンツォ・コリット。きわめて質の高い演奏でこれらの未知なる作品の魅力を最大限に引き出します。

Etcetra
KTC-1806(1CD)
バッハ・リストア―ド〜4つの協奏曲とパルティータ
バッハ(再構築:ピーター・ダークセン):2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1063r/ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV1056r/3つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 BWV1064r/ヴァイオリンとリュートのためのパルティータ ト短調 BWV997r/ハープシコード協奏曲 ニ短調 BWV1059r
コンバッティメント

録音:2023年-2024年
バッハは1730年代初頭に「3台のハープシコードのための協奏曲(BWV1063-64)」を作曲したと考えられています。息子のヴィルヘルム・フリーデマン・バッハと C.P.E.バッハと共に演奏し、恐らく優秀な演奏家でもあった息子たちを紹介したいという思いもあったのでしょう。現在ではソロ楽器の譜面は失われてしまっていますが、このアルバムではオランダ・バッハ協会、コンバッティメント・コンソート・アムステルダム、ラ・スアーヴェ・メロディアのハープシコード&オルガン奏者を務め、オランダ・バッハ協会の「ヨハネ受難曲」の編集、校訂を担当するなど、バッハ研究家、高名な音楽学者としても多くの実績を残してきた名手、ピーター・ダークセンが再構築し演奏されています。
Etcetra
KTC-1817(1CD)
フランスのソナタと幻想曲
ウジェーヌ・ボザ
:オーボエとピアノのための田園幻想曲 Op.37
ピエルネ
:オーボエとピアノのための田園幻想曲
ジャック・ムルジエ:オーボエとピアノのためのカプリッチョ
ゴダール:オーボエとピアノのためのレジェンド・パストラール Op.138
ピエルネ:オーボエとピアノのための小品 Op.5
ルシアン・フォンテーヌ:オーボエとピアノのための田園幻想曲 Op.43
ジョルジュ・ユゴン:オーボエ独奏のための孤独の歌
デュティユー:オーボエ・ソナタ
ピエール・サンカン:オーボエ・ソナタ
プーランク:オーボエ・ソナタ
エリック・スペレール(Ob)、
オリヴィエ・ペイルブリュヌ(P)

録音:2024年2月27日-29日
フランス音楽にとってオーボエはバロック時代から非常に重要な楽器として考えられてきました。そのオーボエの魅力を存分に伝えるフランスのオーボエ作品集。
1971年フランス生まれのオーボエ奏者エリック・スペレールは、991年にリヨン国立高等学院でオーボエ科の一等賞と特別賞を受賞。同年にはパリのUFAM国際コンクールで第1位を獲得しています。名オーボエ奏者モーリス・ブルグにも学び、モンテカルロPOを経て1997年にアントワープSO入団、首席奏者に就任。ヨーロッパをはじめ日本を含むアジア、南米など世界各地でソリストとして活躍する他、マスタークラスなども開催しています。
Etcetra
KTC-1830(1CD)
テイクン・ヴォイス
ヴォーン・ウィリアムズ:イギリス民謡による6つの練習曲
マット・スミス(b.1984):テイクン・ヴォイス
ハワード・ファーガソン:3つのスケッチ
カルラ・レース :夜の歌
マデリーン・ドリング:組曲「3つの小品」
ブリテン:オヴィディウスによる6つの変容
伝承曲(マクラーノン編):Slane、Belfast Hornpipe
サラ・ミラー(ピッコロ)、
ピーター=ヤン・フェルホイエン(P)、
メリエル・プルマー(ナレーター)

録音:2023年-2024年
イギリス出身でベルギーを拠点としているフルート兼ピッコロ奏者のサラ・ミラーはこのアルバムを制作するにあたり、故郷であるイギリスの作品をメインにすることにしました。イギリスに伝わる伝承曲や、昔話やおとぎ話をテーマにした作品を集め、ピッコロとピアノ、時にはナレーターを交えながら美しく奏でています。

DACAPO
MAR-8.226218(1CD)
NX-B10
ペレ・グズモンセン=ホルムグレーン(1932-2016):弦楽四重奏曲集 第2集
弦楽四重奏曲第7番「Parted」(1984)…世界初録音
弦楽四重奏曲第8番「Ground」(1986)…世界初録音
弦楽四重奏曲第9番「Last Ground」(2006) - 弦楽四重奏と海のために
弦楽四重奏曲第10番「New Ground」(2011)

*海の素材は、オーフスのDIEMのウェイン・シーゲル氏との共同制作
ノルディックSQ

録音:2020年8月27-29日、2022年4月11-12日
デンマークの作曲家グズモンセン=ホルムグレーンは生涯にわたって弦楽四重奏曲を書きました。完成させたのは 14曲でDACAPOレーベルではその全作品の録音が進行中。この第2集には第7番から第10番が収録されてい ます。彼の弦楽四重奏曲は、一貫したスタイルよりも多種多様な実験精神を感じさせます。第7番は第6番 「Parting」の続編的作品。第8番から第10番はどれもタイトルに「Ground」という言葉が用いられていますが、 作曲年にも作風にも隔たりがあり、とりわけ第9番は弦楽四重奏の演奏を、エレクトロニクス処理した海の音と風 の音、生き物が発する音と融合させるユニークな作品。第10番は「パッヘルベルのカノン」をモティーフにした13分 強の作品。カノンがそのまま使われているわけではなく、半音階的な旋律を加えらるなどのひねりが効いており、最 後は名残惜しそうに曲を閉じます。

IBS CLASSICAL
IBS-62024(1CD)
NX-B10
ロルキアーナ - ロルカにまつわるヴァイオリン曲集
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP119
フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936):古いスペインの歌(抜粋) (アルベルト・マルティン・ディアス編)
レイナルド・アーン(1874-1947):ヴァイオリン・ソナタ ニ長調
ファリャ:歌劇「はかなき人生」- スペイン舞曲(クライスラー編)
アリシア・テルシアン(1934-):ロルカの歌集 - Tres retratos: III. Verlaine
アナ・マリア・バルデラマ(Vn)
ダヴィッド・カドゥシュ(P)

録音:2022年12月5-8日
20世紀スペインの偉大な詩人・劇作家ガルシア・ロルカにまつわる作品を集めたアルバム。プーランクのソナタは 1936年にスペイン内戦で命を落としたロルカに捧げられた作品。第2楽章の冒頭にはロルカの詩の一部が掲げら れています。アルバムの中心となるのは、ロルカ自身が採取した「古いスペインの歌」で、こちらは曲集から選んだ6 曲をマラガ生まれのピアニスト・アレンジャー、マルティン・ディアスがヴァイオリンとピアノのために編曲。「各曲に異なる スタイルと個性を与えた」とのディアスの言葉通り、ロマンティックな曲調からポップス、現代的な曲調までと、様々な スタイルに仕上げられています。テルシアンの「ロルカの歌集」からは偉大な詩人がヒスパニック系アメリカの人々に与 えた影響が窺えます。他には、ロルカと親しい友人関係を結んだファリャと母方の祖先がスペイン人であるアーンの 作品が収録されています。 演奏するアナ・マリア・バルデラマは2011年の第11回パブロ・サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝、 2013年からマドリード王立音楽院でヴァイオリンの教授を務める名手です。

TOCCATA
TOCC-0733(1CD)
NX-B06
ニコラ・バクリ(1961-):室内楽曲集 第1集 - フルートのための作品集
室内ソナタ Op.67(1977/97-2000)
三重奏曲第3番「sonata notturna 夜想ソナタ」 Op.54(1996/1997改訂)
つの即興曲 Op.115(2005/9)
12のパスカル風モノローグ Op.92
スプリング・ソナタ Op.147(2018)…世界初録音
ダニエル・ブライザック (Fl)
ヤーナ・アヴェドヤン(P)
アンドルー・ブリッジ(Vc)

録音:2015年1月17日、2015年4月2日、2015年10月15-16日、2019年6月16日
フランスの現代作曲家、ニコラ・バクリのフルート作品集。バクリは1961年パリに生まれ、パリ高等音楽院で作曲を学び、在学中から作品を発表。1983年 にはローマ大賞を受賞し、イタリアに留学して更に研鑽を積みました。フランスの文化省や国営放送から委嘱を受けるなど注目を浴び、数多くの賞も受賞し ています。このアルバムには彼のフルートのための作品を収録。ジョリヴェ、メシアン、タファネルなどの影響を感じさせながらも、時折フォーレやラヴェルに近い和 声も聴かれるなどフランス音楽の伝統も継承するという、バクリ独自の語法による自由奔放なエネルギーに満ちたリズムと明快な旋律が魅力的な音楽で す。「スプリング・ソナタ」は世界初録音となります。セントラル・ウィスコンシンSOの首席フルート奏者を務めるとともに指揮者としても活躍するダニエル・ ブライザックの演奏で。

CPO
CPO-555680(1CD)
NX-B05
エヴァルド&チェレプニン:金管五重奏曲
ヴィクトル・エヴァルド(1860-1935):金管五重奏曲第1番 変ロ短調 Op.5
金管五重奏曲第2番変ホ長調 Op.6
金管五重奏曲第3番変ニ長調 Op.7
アレクサンドル・チェレプニン:金管五重奏曲 Op. 105
ゴマラン・ブラス・クインテット
マルコ・ピエロボン(コルネット、トランペット)
フランチェスコ・ジベリーニ(コルネット、トランペット
ニロ・カラクリスティ(Hrn)
ジャンルカ・シピオーニ(Tb)
ステファノ・アマンナーティ(テューバ)

録音:2022年6月
ヴィクトル・エヴァルドはロシア生まれのチェロ奏者、作曲家。彼はの本業は建築技師でしたが、当時サンクトペテルブルクで音楽家たちを支援していたミトロ ファン・ベリャーエフを中心とした集まりである「ベリャーエフ・サークル」に属し、チェロを演奏するなどアマチュア音楽家としても活躍していました。また、もともとは コルネットを演奏していたこともあり、1912年までに3曲の金管五重奏曲を作曲しました(弦楽四重奏曲からの編曲とされる第4番もあり)。これらは金管五 重奏というジャンルにおける最初期の作品であり、その演奏技術を駆使した作風が高く評価されています。とりわけ第3楽章にロシア民謡の旋律が用いられ た第1番Op.5は現在でも演奏機会の多い作品です。アルバムにはアレクサンドル・チェレプニンが1970年に作曲した金管五重奏曲も収録、ロシア革命 を逃れパリに亡命したチェレプニンの、祖国へのオマージュが詰まった陽気な作品です。 演奏は1999年、イタリアの金管楽器奏者5名によって結成されたゴマラン・ブラス・クインテット。ルネサンスから現代音楽まで幅広いレパートリー卓越したア ンサンブル能力を誇り、25年以上にわたり世界中の評論家と聴衆を魅了し続けています。
CPO
CPO-555345(1CD)
NX-B05
ヴォーン・ウィリアムズ:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲 ハ短調(1898)
弦楽四重奏曲第1番ト短調
弦楽四重奏曲第2番イ短調
ヴェルディQ

録音:2017年5月29日-6月1日ケルン、WDR、クラウス=フォン・ビスマルク=ザール(ドイツ)
ヴォーン・ウィリアムズの全ての弦楽四重奏曲を収録したアルバム。演奏するヴェルディ四重奏団はヴァイオリニスト のスザンネ・ラーベンシュラークを中心に1985年に創設されたアンサンブル。世界各地の音楽祭などで演奏した 他、シューベルト、ブラームスや、エルンスト・トッホの弦楽四重奏曲全曲の録音などで高く評価され、30年以上に わたり活躍してきました。今回アンサンブルの解散にあたり、彼らの長年の願いであったヴォーン・ウィリアムズ作品の 録音が実現。ドビュッシーの影響が色濃い第1番、最後の室内楽作品となった第2番と、民謡の素材が用いられ た初期作品のハ短調の3曲で共感溢れる演奏を聴かせます。

ALPHA
ALPHA-1099(1CD)

NYCX-10486(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

サラバンダ
1. Sandunguera サンドゥンゲーラ
 フアン・フォルメル・イ・ロス・バン・バン/エドガル・オリベロ 編曲
2. Chan Chan チャン・チャン
 フランシスコ・レピラード(コンパイ・セグンド)/ホルヘ・アラゴン 編曲
3. Romanza ロマンサ 〜ホルン協奏曲 第3番 K.447第2楽章より
 モーツァルト/エドガル・オリベロ 編曲
4. Nostalgias ノスタルヒアス
 アイリン・ピノ、フリオ・セサル・ゴンサレス
5. Contigo En La Distancia 遠く離れていても一緒
 セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルス/ホルヘ・アラゴン 編曲
6. Pare Cochero パレ・コチェーロ
 マルセリーノ・ゲーラ(ラピンデイ)/ジュニエット・ロンビーダ 編曲
7. Habanera ハバネラ(恋は野の鳥) 〜歌劇「カルメン」より
 ビゼー/エドガル・オリベロ 編曲
8. La Comparsa ラ・コンパルサ
 レクオーナ/ホルヘ・アラゴン 編曲
9. Guajira Sencilla グアヒーラ・センシージャ
 ジュニエット・ロンビーダ
10. Mambo Influenciado マンボ・インフルエンシアード
 バルデス/サラバンダ 編曲
サラ・ウィリス(Hrn)
ジュニエット・ロンビーダ(Sax)
アイリン・ピノ(Vn)
ホルヘ・アラゴン(P)
カルロス・ガルシア(ベース)
アレハンドロ・アギアル、アデル・ゴンサレス(パーカッション)

録音:2024年2月 トラウムトン・スタジオ、ベルリン
ベルリン・フィルの人気ホルン奏者サラ・ウィリスがキューバの友人たちと2020年から録音とリリースを開始し、コロナ禍の困難を乗り越えてアル バム3部作と映像作品を無事にリリースした「モーツァルトとマンボ」シリーズ。そこでキューバ音楽の演奏を受け持ったのが、サラ・ウィリスを中 心としたバンド「サラバンダ」でしたが、今回彼らの演奏をたっぷりと聴くことの出来るアルバムが登場となりました。冒頭からサラが得意の低音 を挨拶代わりに吹き鳴らし、陽気な掛け声も入って独特の音楽世界に一気に引き込まれます。有名なヒット曲からクラシックのアレンジ、オリ ジナルまでを幅広く収録。哀愁を帯びたメロディ、体を動かさずにいられないリズム、音を通じたプレイヤー同士の会話と一体感、キューバ音 楽の魅力と音楽の素晴らしさが凝縮されたアルバムです。ラストは各プレイヤーのテンション高いアドリブを盛り込んだ、10分を超えるスリリング なナンバー。国内仕様盤には、キューバ音楽に詳しいスペイン語通訳の太田亜紀氏による日本語解説が付属します。

Paraty
PTY-1623144(1CD)
ガンドリユ:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番Op.31「ノックス・トリオ」(2010)
第2番Op.43「ポップ・トリオ」(2011/3)
第3番Op.57「トリアド」(2016/7)
第4番Op.85「ある天使」(2021/2)

ジャン=シャルル・ガンドリユ(P)
ダヴィド・ガルストフ(Vn)
グレゴワール・コルニルク(Vc)

録音:2023年7月4日/ソシャン教会(ライヴ)

ジャン=シャルル・ガンドリユは1982年生まれ。作曲家としてはジャン=ルイ・フロレンツ門下で、「スターバト・マーテル」はパリのノートルダム寺院の火災 (2019年4月)の24時間前に同所で上演され、同建造物での最後の音楽となったといわれています。作風は瞑想的でメロディアス、現代的な要素はあまり感 じられません。彼はオルガン奏者としても3つの国際コンクールで優勝しています。
2023年7月4日にソシャン教会で行われたガンドリユの4篇のピアノ三重奏曲のコンサートをライヴ収録。全曲作曲者のピアノの名手ぶりを味わえます。第3 番「トリアド」の第2楽章はアウシュヴィッツ収容所を訪れた際の印象を音化したとされます。 (Ki)

CLAVES
50-309(1CD)
20世紀に生まれたチェロ作品3篇
(1)ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
(2)シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番(1978)
(3)プロコフィエフ:交響的協奏曲 ホ短調 Op.125
コンスタンチン・マシェレル(Vc)
(1)アンナ・オルリク(Vn)
(2)フレデリック・バーガー(P)
(3)ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ、ジョナサン・ブロックスハム(指)

録音:(1)(2)2022年1月/エスパース・コンソナンス(サクソン)
(3)2023年10月/セント・ジョン・ザ・エバンジェリスト教会(ロンドン)
1991年ローザンヌ生まれのチェリスト、コンスタンチン・マシェレル。19世紀に活躍した作曲家による『チェロのためのヴィルトゥオーソ音楽』(50-1903) に次ぐ期待のアルバムは20世紀に生まれたチェロ作品3篇、ラヴェル、シュニトケ、プロコフィエフです。
「クロード・ドビュッシーの追憶に」という献辞が添えられ出版されたラヴェルのヴァイオリンとチェロのためのソナタは全4楽章構成。両端楽章の主題には、ハ ンガリー風のメロディがあらわれます。シュニトケのチェロ・ソナタはショスタコーヴィチを彷彿させる、不安や怒りなどの感情があらわれた非常に重く暗い作品で す。そしてプロコフィエフのチェロと管弦楽のための交響的協奏曲は、チェロ協奏曲第1番 Op58の改作。プロコフィエフの協奏曲らしい、独奏とオーケストラとの 掛け合いが魅力です。 (Ki)

Pentatone
PTC-5187217(1CD)
ブルックナー:弦楽四重奏曲 ハ短調 WAB111
 ロンド ハ短調 WAB208
 主題と変奏 変ホ長調 WAB210〜弦楽四重奏のための
フリードリヒ・クローゼ(1862-1942):弦楽四重奏曲 変ホ長調
ディオティマ四重奏団【ユン・ペン・チャオ(第 1ヴァイオリン)、レオ・マリリエ(第 2ヴァイオリン)、フランク・シュヴァリエ(Va)、アレクシス・デシャルム(Vc)】

録音:2024年2月/ブルックナーハウス、リンツ(ウィーン)
現代音楽の演奏で非常に高い評価を得ているディオティマ四重奏団がブルックナー生誕200年記念のアルバムをリリース!収録作は、弦楽四重奏曲 ハ短調、ロ ンド ハ短調、主題と変奏 変ホ長調、そしてブルックナーの弟子フリードリヒ・クローゼ(1862-1942)の弦楽四重奏曲 変ホ長調です。
交響曲の作曲家として知られるブルックナーですが、器楽・室内楽曲は初期に集中的に作曲されました。独創性・力強さとともにウィーンの伝統を継承した非常 に重要な作品といえます。ブルックナー弟子のクローゼは合唱曲、オペラで知られる作曲家。ワーグナーやR.シュトラウスのオペラ作品からインスパイアされ作曲し たオペラ「イルゼビル」がその代表作。唯一の弦楽四重奏曲は情感豊かな旋律が魅力です。演奏機会の少ない作品を積極的にとりあげるディオティマ四重奏団が ブルックナー・イヤーに捧げる注目のリリースです。 (Ki)

Goodies
33CDR-3949(1CDR)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調作品78 エルンスト・フォン・ドホナーニ(P)
アルバート・スポールディング(Vn)

米REMINGTON R-199-84
1944年録音
ピアノのエルンスト・フォン・ドホナーニはオーストリア=ハン ガリー帝国のポジョニュ(スロヴァキア語名:ブラティスラヴァ)生まれ。ブダ ペスト音楽アカデミーを卒業後、1897年オイゲン・ダルベルトの レッスンを受けてピアニストとしてデビューした。ヨアヒムの招きでベルリン 高等音楽院で教鞭をとった(1905-1915)。その後祖国に戻り、ブダペスト・フィ ルハーモニーOの音楽監督をつとめた。その後アメリカに渡り定住した。 ヴァイオリンのアルバート・スポールディング(1888-1955)はシカゴ生まれ。 1906年にパリでデビュー。1922年にパリ音楽院O初のアメリカ人独奏者 に迎えられた。その1年後同音楽院の卒業審査員に選ばれた。スポールディン グはエジソンの円筒式レコードの時代から小品の録音を始め、縦振動のダイア モンド・ディスクにも録音を残した。1930年代にはRCA VICTOR社の専属だった。 LP時代に米REMINGTONにブラームスとベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、 ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集などを録音していた。 復刻にはWESTREX10Aカートリッジの復製モデル「クラング・クンスト10A]を mono接続にし、コルグの[DS-DAC-10R]DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

CAvi music
48-66385(1CD)
シューベルト&ショスタコーヴィチ:ヴィオラ&ピアノ
シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D821(ヴィオラとピアノ版)
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ Op.147
アンドレアス・ヴィルヴォール(Va)、
ダニエル・ハイデ(P)

録音:2021年11月&2022年2月、Paterskirche(ケンペン、ドイツ)
2001年から2013年までベルリンRSOの首席ヴィオラ奏者を務め、ニュルンベルク音楽大学、フランクフルト音楽・舞台芸術大学の教授を歴任、2015年からマンデルリング四重奏団のメンバーとして活躍するアンドレアス・ヴィルヴォール。2024年4月にも来日を果たし、「パトリア音楽の日2024 春の室内楽まつり」への出演や九響ヴィオラメンバーとのアンサンブルで素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
待望のソロ・アルバムとなった前作のブラームス(PCAVI8553473)では、レコード芸術誌の「特選盤」を獲得。続くC’Avi第2弾でも、リート伴奏や室内楽のスペシャリストでもあるドイツのピアニスト、ダニエル・ハイデとの共演が実現し、「シューベルト&ショスタコーヴィチ」という濃密なアルバムが完成しました。シューベルトの遺産の中で、もっとも美しい作品の1つ「アルペッジョーネ・ソナタ」は、弓で演奏するギターのような幻の楽器「アルペッジョーネ」のために作られた傑作で、現代ではチェリスト&ヴィオリストの最重要レパートリーの1つとしても君臨しています。ショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタは、死の数日前に最終校訂が完成した最期の作品であり、ショスタコーヴィチの音楽探求の集大成ともなる遺産の1つ。自作やベートーヴェン、マーラーからの引用や参照が数多く含まれており、最終楽章については「ベートーヴェンを偲ぶアダージョ」であると明かされています。

Da Vinci Classics
C-00883(1CD)
ブラームス:ピアノ四重奏曲第2番イ長調 Op.26 リサ・レドリチ(P)、ピエトロ・ファブリス(Vn)、フェデリカ・カルディナーリ(Va)、クララ・セッテ(Vc)

録音:2019年9月8日(イタリア)
ブラームスは生涯に3曲のピアノ四重奏曲を作曲しました。このアルバムでは、第1番と同時期に作曲され1862年に完成させた第2番を収録しています。第1番が憂愁や暗い情熱をたたえたト短調の作品に対し、第2番では優雅さや輝かしを表すイ長調で書かれており、同じ編成ではあるものの対照的な作品とされています。
また、演奏時間が50分前後と、ブラームスが残したほとんどの交響曲よりも長く、室内楽作品の大作の一つとしても知られています。この巨大な傑作の初演は、ブラームスのピアノとヘルメスベルガー四重奏団のメンバーによってウィーン楽友協会の大ホールで行われ、コンサートホールの私的音楽という狭い限界を離れ、室内楽の新しい概念を証明しました。
Da Vinci Classics
C-00892(2CD)
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲集 Op.60
弦楽五重奏曲第2番 変ロ長調 G392/弦楽五重奏曲第3番イ長調 G393/弦楽五重奏曲第6番ヘ長調 G396/弦楽五重奏曲第1番 ハ長調 G391/弦楽五重奏曲 CV394「ボッケリーニへのオマージュ」(再構築:クラウディオ・ヴァレンティ)/弦楽五重奏曲第5番 ト長調 G395
エリサ・バチョッキ弦楽五重奏団

録音:2022年10月
エリサ・バチョッキ弦楽五重奏団は、イタリアの音楽一家ヴァレンティ・ファミリーが結成したアンサンブル。ルッカ室内楽音楽祭のアーティスト・イン・レジデンスを務めるなどイタリア国内外で活躍しており、ボッケリーニの「Op.42」(C00364)も録音しています。今回録音された「Op.60」は「第4番」が失われていますが、エリサ・バチョッキ弦楽五重奏団のクラウディオ・ヴァレンティによって補完されました。これらの作品はヴァイオリン2本、ヴィオラ2本、チェロ1本という編成で書かれました。
Da Vinci Classics
C-00890(1CD)
インプレッションズ・オヴ・イベリア
アルボス(1863-1939):3つのスペイン風オリジナル作品 Op.1
トゥリーナ:ピアノ三重奏曲第2番 ロ短調 Op.76
ラヴェル
:ピアノ三重奏曲 イ短調
シグナス・トリオ

録音:2023年8月2日-4日
19世紀から20世紀へと時代が大きく変化していく中で活躍した3人の作曲家によるピアノ三重奏曲集。スペイン生まれのエンリケ・フェルナンデス・アルボスは、ヴァイオリニストでもあり、ヨーゼフ・ヨアヒムに師事しベルリン・フィルのコンサートマスターも務めました。ホアキン・トゥリーナも同じくスペインの生まれで、フランスで学びファリャやドビュッシー、ラヴェルなどの影響を受けました。モーリス・ラヴェルはバスク系フランス人作曲家であり、このアルバムではイベリア半島に関係する3人の作曲家の作品が集められています。

Eudora
EUDSACD-2404(1SACD)
AWAKEN
ハイドン:弦楽三重奏曲 イ長調 Hob.XV:35
シューベルト:ソナタ楽章 変ロ長調 D.28
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調 M.67
Yugen Trio〔山本弥香(P)、西川鞠子(Vn)、ファン・マリア・ラゾ(Vc)〕

録音:2022年7月18日-20日、モーツァルト・ホール(サラゴサ、スペイン)
スペインの高音質レーベルEudoraによるSACDとMQA-CDのハイブリッド仕様のシリーズから、スペインと日本という2つの異なる文化から結成されたピアノ三重奏団「Yugen Trio」のデビュー・アルバムが登場!
Yugen Trioは、2018年にニュルンベルク音楽大学内で結成され、ミュンヘン音楽大学ではフォーレ四重奏団のディルク・モメルツやチェリストのウェン=シン・ヤン、エベーヌ四重奏団らの指導を受け、その他多くの著名なアーティストのコースやマスタークラスで研鑚を積みました。2019年(第29回)青山音楽賞バロックザール賞を受賞、ベルリンで行われたフェリックス・メンデルスゾーン国際室内楽コンクールで第2位受賞。
「Aweken」と名づけられたデビュー・アルバムでは、ピアノ三重奏曲のレパートリーの礎とも言えるラヴェルのピアノ三重奏曲を躍動的で表現力豊かな演奏で披露。また、「ピアノ三重奏曲の父」とも称されるハイドンの三重奏曲(Hob.XV:35)と、シューベルトが10代の頃に作曲したモーツァルト風の三重奏曲(ソナタ楽章) D.28(2023年の日本公演でも演奏!)を収録し、ピアノ三重奏曲の起源から頂点までの旅を、幽玄なるトリオの魅力でお届けします。

Bastille Musique
BM-029(1CD)
(特殊価格)
わが別れ〜ヘルムート・ラッヘンマン(b.1935):作品集
1. アレグロ・ソステヌート
クラリネット(バス・クラリネットでもよい)、チェロ、ピアノのための
2. ノットゥルノ〜ユリアのための音楽
チェロ独奏を伴う小オーケストラのための
3. 弦楽三重奏曲第2番「我が告別」
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための
トリオ・キャッチ(1)、
トリオ・ルシェルシュ(3)、
カロリーナ・エーマン(Vc/2)、
ケルンWDR響(2)、
リン・リャオ(指揮/2)
ベルリンのラグジュアリー・レーベル「bastille musique」のリリース第29作目は、ドイツ現代音楽の大家、ヘルムート・ラッヘンマン! 多国籍なアンサンブル、トリオ・キャッチやトリオ・ルシェルシュ、そしてbastille musiqueでもお馴染みのケルンWDRSO(西ドイツRSO)をフィーチャーし、60年代に作曲された「ノットゥルノ」、80年代に作曲された「アレグロ・ソステヌート」、2021-2022年に作曲され世界初録音となる「弦楽三重奏曲第2番 「我が告別」」と、3つの異なる創作期間の傑出した作品をまとめました。
シュトックハウゼンやルイジ・ノーノらに学んだヘルムート・ラッヘンマンは、日本人ピアニスト菅原幸子と再婚したことで日本文化からの影響も受けており、2009年には武満徹作曲賞の審査員を務め、2015年にはドイツ音楽作家賞の生涯功労賞を受賞。2024年11月〜12月には、東京文化会館による現代と古典音楽のクロスオーバー新プロジェクト「フェスティヴァル・ランタンポレル」の第1弾として、ベートーヴェンやフィリップ・マヌリ、シューベルトとともにラッヘンマンもフォーカスされており、本アルバムに収録されている「アレグロ・ソステヌート」と「弦楽三重奏曲第2番 「我が告別」」も演奏予定。同プロジェクトにおいては、務川慧悟がラッヘンマンのピアノ作品集を演奏予定となるなど、今年特に注目される現代作曲家の一人となることでしょう。
ハリー・フォークト&ライナー・ピーターズによる解説とヘルムート・ラッヘンマンへのインタビューを掲載したブックレット(国内仕様盤は日本語訳付き!)、作曲家や演奏家たちの写真が掲載された2つの折り畳み式インサートが封入された「bastille musique」ならではのラグジュアリー・ボックス仕様です。

Orchid Classics
ORC-100314(1CD)
NX-B06
フルートとハープによる作品集
プーランク:フルート・ソナタ FP 164
モーツァルト:フルート四重奏曲 ニ長調 K.285- Adagi
バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV1067〜バディネリ
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」 - 精霊の踊り
バルトーク:ハンガリー農民の歌 BB79(ポール・アルマによるフルート編)
サン=サーンス:死の舞踏(ジュゼッペ・ガリボルディによるフルート編)
ドビュッシー:美しき夕暮れ
リムスキー=コルサコフ:ヒンドゥー商人の歌
ファリャ:ナナ(子守歌)
ファリャ:ポーロ
ファリャ:アストゥリアーナ
ピアソラ:タンゴの歴史(ファブリース・ピエールによるフルート編)
ジュリアン・ボーディモン(Fl)
マリー=ピエール・ラングラメ(Hp)

録音:2023年4月4-6日
フランスのフルート奏者ジュリアン・ボーディモンとハープ奏者マリー=ピエール・ラングラメのアルバム。タイトルの“バディネリ”は18世紀の舞曲で、ここにも収めら れたバッハのものがフルートの活躍で有名です。冒頭に置かれたのはプーランクのソナタで、軽やかで憂愁溢れるフルートの旋律を通常はピアノが伴奏します が、ここではハープで伴奏することでラングラメは柔らかい響きを与えています。モーツァルトの美しいアダージョ、アルバム・タイトルでもあるバッハのバディネリやグ ルックの精霊の踊りなどのバロック、古典派の作品が続き、サン=サーンスやドビュッシーの流麗な曲から、バルトーク、ファリャ、リムスキー=コルサコフの民族的 な曲、そして最後はピアソラの名曲「タンゴの歴史」でアルバムを締めくくるという贅沢な1枚。世界中で活躍する二人の奏者が生み出す親密な音楽を存分 に楽しめます。

BIS
BISSA-2683
(1SACD)
ソラブジ:声楽と室内楽作品集
(1) Desir eperdu KSS13〜ピアノのための(1917)
(2) ll tessuto d’arabeschi KSS99〜フルートと弦楽四重奏のための(1979)
(3) Le mauvais jardinier KSS11a〜声とピアノための(1918または1919)【補完:キングスランド】
(4) Frammento cantato KSS88〜バリトンとピアノのための(1967)
(5) Fantasiettina atematica KSS103〜オーボエ、フルートとクラリネットのための(1981)
(6)-(8) Trois poemes KSS65〜ソプラノとピアノのための(1941)
(9)-(13) Cinque sonetti di Michelangelo Buonarroti KSS36〜バリトンと室内オーケストラのための(1923)
(14) Arabesque KSS24〜ソプラノとピアノのための(1920)
(15) Benedizione di San Francesco d’Assisi KSS91〜バリトンとオルガンのための(1973)
(16)-(18) Trois poemes du Gulist?n de Sa?d? KSS42〜声とピアノのための(1926/ rev.1930)
(19) [4] Frammenti aforistici KSS96〜ピアノのための(1977またはそれ以前)
(20) Frammento cantato KSS88〜バリトンとオルガンのための(1967)【編曲:キングスランド】
チャペル・キングスランド(P)(1)(3)(4)(6)-(8)(14)(19)、(指)(2)、(Org)(15)(20)
ブライアン・チュアン(P)(16)-(18)(21)、エミリー・ウォーカー(オルガン・アシスタント)(15)(20)
シャロン・ベザリー(Fl)(2)
ワイルド・ビューティフル・アンサンブル(2)
シャロン・ハームズ(S)(3)(21)
アンドリュー・ガーランド(Br)(4)(9)-(13)(15)(20)
クリストファー・グランディ(Br)(16)-(18)
サラ・ビアハウス(Ob)(5)、ジュリー・ソーントン(Fl)(5)
ジェレミー・レイノルズ(Cl)(5)、ゾエ・スパングラー(S)(6)-(8)(14)
ワイルド・ビューティフル・オーケストラ(9)-(13)、テイラー・ゴンザレス(指)(9)-(13)

[楽器]
シャロン・ベザリー(Fl):Muramatsu 24carat gold flute with B foot joint Muramatsu silver, platinum plated alto
flute Both instruments specially built for Sharon Bezaly
ジュリー・ソーントン(Fl):Brannen Cooper flute with Drelinger headjoint
サラ・ビアハウス(Ob):Josef BGS-1 oboe
ジェレミー・レイノルズ(Cl):Buffet Festival clarinet with Lomax Classic mouthpiece

録音:2022年6月(5)、2022年8月(2)、2023年3月(9)-(13)、2023年7月(1)(4)(15)(20)/デンバー大学内ハミルトンホール(コロラド)
2023年2月(3)(19)(21)/コロラド・カレッジ内パッカードホール(コロラド)
2023年6月(6)-(8)(14)(16)-(18)/モントビュー大通り長老派教会(コロラド)
曲の長さと複雑・難解な作品で知られるカイホスルー・シャプルジ・ソラブジ。自作が適切に演奏されなかったことがきっかけで演奏を 禁じるなど、尋常でないこだわりを持った破天荒な作曲家として知られます。彼の最もよく知られた作品はピアノ独奏曲でその多くはBISレーベルからリリースさ れています。
当アルバムではピアノ独奏、室内楽、声楽曲、室内オーケストラ作品に加え、断片のみ残されていた作品の補筆完成版の世界初録音などが収録されています。演 奏は名手が揃った器楽奏者と歌手で構成されたアメリカの「ワイルド・ビューティフル・オーケストラ」。団の創設者チャペル・キングスランドがフルート奏者のシャ ロン・ベザリーら名演奏家とともにこの破天荒な作曲家の未発表曲を含むプログラムをお届けします。
この並外れたバラエティこそ奇才ソラブジ!このアルバムは唯一無二のソラブジの音楽を知れるきっかけになること間違いありません。 (Ki)
BIS
BISSA-269
(1SACD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 Vol.3
(1)ピアノ三重奏曲第5番ニ長調「幽霊」 Op.70-1(1808)
(2)ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1-1(c.1793-95)
(3)「美しいミンカ」(コサックのアリア) WoO 158a1XVI(c.1816)【エンダース編曲によるピアノ三重奏版】
シトコヴェツキー・トリオ【アレクサンドル・シトコヴェツキー(Vn)、イサン・エンダース(Vc)、ウー・チェン(P)】

録音:2023年5月24〜26日/マルクス・シッティクス・ザール、ホーエネムス(オーストリア)
アレクサンドル・シトコヴェツキー、チェロのレオナルト・エルシェンブロイヒ、そしてピアノのウー・チェンが2007年に結成したシトコヴェ ツキー・トリオ。2018/2019シーズンよりチェロのエルシェンブロイヒに代わりイサン・エンダースが新メンバーに加わりました。
2020年、ベートーヴェンの生誕250周年を記念してピアノ三重奏曲全曲録音を開始。当アルバムはその第3弾で、第1番と第5番「幽霊」を収録しております。 明瞭なアーティキュレーション、抜群のアンサンブル能力そして豊かな音楽性が魅力のシトコヴェツキー・トリオが溌剌とした演奏を聴かせてくれます。

SUPRAPHON
SU-4340(2CD)
ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
CD1
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.57B.106(1880)
4つのロマンティックな小品 Op.75B.150(1887)
ソナチネ ト長調 Op.100B.183〜ヴァイオリンとピアノのための(1893)
カプリッチョ B.81〜ヴァイオリンとピアノのための(1878/1892)
ロマンス ヘ短調 Op.11B.38〜ヴァイオリンとピアノのための(1873?)
バラード ニ短調 Op.15/1B.139〜ヴァイオリンとピアノのための(1884)
夜想曲 ロ長調 Op.40B.48a〜ヴァイオリンとピアノのための(1883)
スラヴ舞曲第2番ホ短調 Op.46/2B.170〜ヴァイオリンとピアノのための(1879)
ユモレスク第7番変ト長調 Op.101/7B.187(1894)【クライスラー編曲によるヴァイオリンとピアノ版】
マズルカ ホ短調 Op.49B.89〜ヴァイオリンとピアノのための(1879)
イジー・ヴォディチカ(Vn/ヨゼフ・ガリアーノ1774年製作)、ダヴィド・マレチェク(P)

録音:2023年10月27〜29日、2023年12月27&28日/ドヴォルザーク・ホール、ルドルフィヌム(プラハ)
チェコの実力派ヴァイオリニスト、イジー・ヴォディチカがドヴォルザークのヴァイオリンとピアノのための作品全集を録音しました!
ヴォディチカは、幼少期よりプラハ・フィルハーモニア、プラハSOなどと共演。ビエロフラーヴェク、フルシャはソリストとして高く評価しています。ソリスト として活躍する一方室内楽にも積極的に取り組み、2012年には名門スメタナ・ピアノ三重奏団のヴァイオリニストに抜擢。1934年に創設された「チェコの至宝」 と言われる同団の伝統ある響きを継承しつつ、新たな響きを作り出しています。その名手が母国の作曲家ドヴォルザークを録音しました!ドヴォルザークの室内楽 はそのどれもが美しい旋律を携えた絶品揃い。2人の子供に捧げたソナチネを記念すべき「作品100」にするなど、ドヴォルザークの家族への思いも感じられます。 4つのロマンティックな小品、スラヴ舞曲そしてユモレスクなどの名曲を生み出しているのもドヴォルザークの偉大さを再認識できる内容。「チェコ音楽年2024」 を記念する注目の全集です。
SUPRAPHON
SU-4344(1CD)
スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15(1855/1857)
シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 Op.100D.929(1827)
トリオ・ボヘーモ【ヤン・ヴォイテック(P)、マトウシュ・ピェルシュカ(Vn)、クリスティナ・ヴォチェトコヴァー(Vc)】

録音:2024年2月11〜14日/ブリテン・スタジオ、スネイプ・モルティングス
ピアノのヤン・ヴォイテック、ヴァイオリンのマトウシュ・ピェルシュカ、チェロのクリスティナ・ヴォチェトコヴァーによるピアノ三重奏団「トリオ・ボヘーモ」がス メタナとシューベルトの第2番を録音しました。
スメタナのピアノ三重奏曲 ト短調は、スメタナの幼い愛娘の死を悼み書かれた作品。感情を揺さぶる旋律はロマン派の最も重要な室内楽作品のひとつといえま す。カップリングはシューベルトのピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調。同曲の終楽章は出版時にカットした版も出されましたが、当録音は原典版で演奏しております。
2019年結成の同団は2021年に開催されたヨハネス・ブラームス国際コンクールで優勝ならびに聴衆賞を受賞。深い音楽性が高く評価されており、この度 SupraphonレーベルよりデビューCDをリリースしました。今後の活躍も注目です。 (Ki)

REFERENCE
FR-754(1CD)
プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲op.34 (クラリネット、弦楽四重奏、ピアノのための)
ジョエル・エンゲル(1868-1927):「悪霊(ディブク)」組曲(クラリネット、弦楽、打楽器のための)
パウル・ベン=ハイム(1897-1984):五重奏曲(クラリネット、弦楽四重奏のための)
ガイ・イェフダ(Cl)、ドミトリ・バーリンスキー(Vn)、イヴォンヌ・ラム(Vn)、エリック ノウリン(Va)、スレン・バグラトゥーニ(Vc)、ケヴィン・ブラウン(Cb)、ジョン・ウェーバー(打楽器)、エリック・ズーバー(P)

録音:2022年12月14,15日、クック・リサイタル・ホール、ミシガン州立大学
20世紀初頭のユダヤの音楽にルーツをもつ作品集。作曲家のコリリアーノに「最も優れたクラリネット奏者のひとり」と賞賛されたガイ・イェフダを中心とした 音楽家らが演奏しています。 ユダヤ民族に伝わる旋律を取り入れたプロコフィエフによる「ヘブライの主題による序曲」。ユダヤ芸術音楽運動に大きな影響を与え「ユダヤ音楽の父」と賞賛さ れた作曲家ジョエル・エンゲルによる「悪霊」組曲。シュロイメ・アンスキーの同名の劇の付随音楽として書かれました。そして最後にはイスラエルの作曲家パウル・ ベン=ハイムのクラリネットと弦楽四重奏による五重奏曲を収録。彼はドイツに生まれ、西ドイツで音楽を学び、ナチスの台頭によりイスラエルに移り住みました。二 つの音楽的背景をもつベン=ハイム。この五重奏曲は両方の世界の旋律、リズム、構成を巧みに融合させた傑作です。 (Ki)


SONARE
SONARE-1066(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

ヴォルフガング・ダヴィッド&梯剛之 / デュオ・リサイタル2023
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第18番 ト長調 K.301
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 Op.121
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第3番 ト短調 D408Op.137-3
コルンゴルト:「空騒ぎ」からの4つの小品 Op.11
ヴォルフガング・ダヴィッド(Vn)
梯剛之(P)

ライヴ録音:2023年12月6日/東京文化会館(小ホール)
精力的な活動を展開するピアニスト梯剛之とウィーンで共に学んだヴォルフガング・ダヴィッドによる奇跡のデュオ。2013年より行っている好評のリサイタル・ シリーズ。コロナ禍を経てもなお意欲的なプログラムで演奏会を行っております。当ディスクには2023年のリサイタルからモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ 第18番(K.301)、シューマンのヴァイオリン・ソナタ第2番、シューベルトのソナチネ第3番、そしてコルンゴルトの「空騒ぎ」からの4つの小品を収録して おります!
このデュオを持ち味である、一音一音に敬愛を込めたエレガントな演奏は、当演奏でも一層輝きを放っております。ことにシューマンは技巧に走らず、しかし、 一切予定調和の演奏でなく、ライヴならではの丁々発止のアンサンブルは圧巻。二人の美しい掛け合いがこの作品の持つ情熱的な一面を引き出しております。阿 吽の呼吸から紡ぎだされる名演をお楽しみください!
「奇跡のデュオ」とも評される二人のアンサンブルは音色の溶け合い、音楽の方向性など、あらゆる点で見事な融合を見せています。デュオの実力、そしてさら なる可能性を示すリサイタルであった。(長井進之介 ライナーノーツより) (Ki)

Delphian
DCD-34281(1CDR)
スタンリー:セルリアン・オービッツ
ジェーン・スタンリー(b.1976):The Indifferent(2023)*/Cerulean Orbits(2016)(Vnとピアノのための)/Helix Reflection(2013)(フルートとB♭クラリネットのための)/組曲(2014, rev.2023)(B♭クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)/Oneiroi(2023)
ザ・ハーメス・エクスペリメント、
レッド・ノート・アンサンブル

録音:2023年9月4日-6日、グレイフライアーズ教会(エジンバラ)
オーストラリア生まれでスコットランドのグラスゴーを拠点とする作曲家、ジェーン・スタンリーの音楽に捧げられた初のポートレート・アルバム。2013年から2023年にかけて作曲された様々な編成の組み合わせによる室内楽作品を紹介。
Delphianレーベルから優れたアルバムをリリースしているコンテンポラリー・グループ、「ザ・ハーメス・エクスペリメント」と「レッド・ノート・アンサンブル」による演奏です。

※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

KLANGLOGO
KL-1550(1CD)
オーボエとピアノのための作品集
フリードリヒ・シェンカー(1942-2013):オーボエ(コール・アングレ)とピアノのためのソナタ
ヘルムート・エーリンク(b.1961):メランコリア I(ハインリヒ・ハイネの詩によるオーボエとプリペアド・ピアノのためのソナタ)
サラ・ネムツォフ(b.1980):狼(リード製作用具を伴うオーボエとプリペアド・ピアノのための)
ブルクハルト・グレツナー(Ob)、
ハンスヤコプ・ステムラー(P)

録音:2011年-2013年
ドイツで活躍するオーボエ奏者ブルクハルト・グレツナーによるオーボエとピアノのための作品集。このアルバムでは現代曲を3曲録音し、その多種多様な作品を見事に表現しています。グレツナーはソロ活動の他に、ライプツィヒとベルリンで教授職を務めたり新バッハ・コレギウム・ムジクスの監督を長年務めました。その豊富な知識と経験から生み出される解釈が、素晴らしい演奏を可能にしています。

Glossa
GCD-923110(1CD)
ファンダンゴ〜ボッケリーニ:弦楽五重奏曲集
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲変ロ長調 Op.39-1(37-20), G.337/小弦楽五重奏曲ニ長調 Op.40-2(50-2), G.341「ファンダンゴ」/弦楽五重奏曲ニ長調 Op.11-6, G.276「鳥小屋」/小弦楽五重奏曲ハ長調 Op.30-6,G.324「マドリードの通りの夜の音楽」
ホセチュ・オブレゴン(Vc&ディレクター)、
ラ・リティラータ

録音:2023年10月(ラス・ロサス、スペイン)
古楽大国「Glossa」が誇るスペイン古楽新時代の象徴チェリストのホセチュ・オブレゴンと、オブレゴン率いるピリオド・アンサンブル、ラ・リティラータ。素晴らしきスペイン・バロック、イタリア・バロックのレコーディングを世に送り出してきたラ・リティラータのGlossa第9弾は、ハイドンやモーツァルトと同時代に活躍し、傑出したチェリストでもあったルイジ・ボッケリーニの弦楽五重奏のための作品を取り上げています。
イタリアで生まれ、スペインの宮廷音楽家として活躍したボッケリーニは、チェロのための多数の室内楽作品をはじめ、弦楽四重奏曲を90曲以上、弦楽四重奏にチェロを1本加えた編成による弦楽五重奏曲を100曲以上作曲するなど、「室内楽の王」とも称されています。
本アルバムでは、第2楽章にスペイン特有の3拍子の舞曲が使われていることから、「ファンダンゴ」という副題がつけられている小弦楽五重奏曲をはじめ、ボッケリーニがスペインの印象を音楽に多く反映させた作品を中心に4曲を収録。音楽史上、弦楽五重奏曲の作曲家として第一人者の地位を確立したボッケリーニの世界をスペイン古楽界が誇る名手達の妙技でお楽しみください。

TRPTK
TTK-0118(1SACD)
セレンディピティ〜オーボエ作品集
エリック・コーツ:ファースト・ミーティング*
ブロッホ
:祈り*
ラフマニノフ:エレジー Op.3-1*
ヴィラ=ロボス:エレジー*
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18*
コル・デ・フロート:オーボエとピアノのための2つのフィギュア
フォーレ:エレジー Op.24*
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ Op.19より 第3楽章 アンダンテ*
ウィリアム・グラント・スティル:サマーランド*
カザルス:鳥の歌*
ヘンリエッテ・ボスマンス:穏やかな夜*
ウトゥク・アスロール:Karl? Kay?n Orman?*

*=セロル・ヤピチ編曲
セロル・ヤピチ(Ob)、
エクトル・サンス・カスティッロ(P)

録音:2023年5月23日-25日、ヒルフェルスム(オランダ)
オランダのマーストリヒト出身で、イスタンブール音楽院、マーストリヒト音楽院、ロンドン音楽大学(ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック)でオーボエ、音楽理論とピアノを学んできた俊英オーボエ奏者、セロル・ヤピチのデビュー・アルバム「Serendipity」。
現在はマーストリヒト音楽院のオーボエ講師の他、各地でのワークショップやマスタークラスを行い、クラシック音楽以外にもジャズ、タンゴ、映画音楽など、幅広い演奏活動も続けています。
「Serendipity」はヤピチの個人的な発見と表現の旅を反映した音楽物語のコレクションとなっており、オーボエという楽器の奥深さと音楽アレンジの無限の可能性を探求してきた長い年月の集大成でもあります。コル・デ・フロートの「2つのフィギュア」を除く全曲がセロル・ヤピチによるオーボエとピアノのためのアレンジ版で、ラフマニノフやフォーレ、ヴィラ=ロボスの「エレジー」、カザルスの「鳥の歌」、ブロッホの「祈り」など、どこまでも美しい名旋律が、オーボエの物悲しくも暖かい音色で、新しい命が吹きこまれてゆきます。

MDG
MDG-9032319
(1SACD)
インプレッション〜パンフルート、ハープとピアノ
フォーレ:子守歌op.16
 パヴァーヌop.50
 秋〜3つの歌よりop.18-3
 シシリエンヌop.78
 夢のあとに〜3つの歌よりop.7-1
ラヴェル:5つのギリシャ民謡
 亡き王女のためのパヴァーヌ
ドビュッシー:2つのアラベスク第1番L.66
 星の夜 L.2
 夏の風の神、パンの加護を祈るため〜6つのエピグラフよりL.131
 シランクス L.129
 夢L.68
 月の光〜ベルガマスク組曲よりL.75
 美しき夕暮れL.84
 小組曲L.65
ボーソレイユ・トリオ
セバスティアン・パッヘル(パンフルート)
ノラ・コッホ(Hp)
ヨハン・ブランシャール(P)

録音:2023年9月12-14日、マリエンミュンスター修道院コンサートホール
パンフルートとパイプ・オルガンによるアルバム(MDG-90322846)で美しい演奏を聴かせたパンフルートのパイオニア的存在のセバスティアン・パッヘルが、 再びユニークな録音をリリースしました。今回は、ドビュッシーの名曲「美しい夕暮れ」を団体名とした、パンフルート、ハープそしてピアノによるトリオ・ボーソレイ ユとして、フォーレ、ドビュッシー、ラヴェルといったフランス近代音楽の名作を演奏します。セバスティアン・パッヘルの卓越した技巧と見事なアレンジにより、楽 曲の新たな魅力を引き出しています。 パンフルートは、竹や葦などのパイプを音階順に並べたシンプルな構造。ギリシャ神話の牧神パンに由来しています。牧神パンはシランクに一目惚れし、強引に彼女 に迫っていました。パンの誘惑から逃げていた彼女は川のほとりに追い詰められ、川の妖精の力で葦に姿を変えられてしまいました。パンは葦になってしまったシ ランクスを恋しがり、その葦を数本切り落とし、葦笛を作って肌身離さず持ち歩いた…。その悲しげで繊細な音を奏でる葦笛は後に「パンフルート」と呼ばれ、現在 までその名を残しているという伝説があります。こうした逸話は、ドビュッシーのシランクスなどの楽曲のインスピレーションも源にもなっています。 (Ki)

フォンテック
FOCD-9905(1CD)
税込定価
2024年7月3日発売
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番ヘ短調 作品95「セリオーソ」
弦楽四重奏曲 第7番ヘ長調 作品59-1「ラズモフスキー 第1番」
ウェールズSQ【ア谷直人(Vn) 、三原久遠(Vn)、横溝耕一(Va)、富岡廉太郎(Vc)】

録音:2022年3月10・11日、2024年2月1・2日 富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ
2017年に開始した、ウェールズのベートーヴェン弦楽四重奏曲 全曲録音。 第7集は、後期作品を予感させる「厳粛な響き」第11 番、中期四重奏曲を始動する「溢れる歌謡性」 第7番──同主調による2曲の収録です。 透明な音色が綾なす演奏は、融通自在な彼らの現在を示します。 (フォンテック)

ACCENTUS Music
ACC-30643CD(1CD)
バラガン〜シェーンフィールド、ヴィヴィエ、バルトーク、ブロッホ
ポール・シェーンフィールド(1947-2024):クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲
クロード・ヴィヴィエ(1948-1983):ヴァイオリンとクラリネットのための小品
バルトーク:コントラスツ(クラリネットとヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲)
ブロッホ(トーマス・ベイヤー編):祈り
エデン・アーベ(フランク・デュプリー編):ネイチャー・ボーイ*
ベーラ・コヴァーチ(フランク・デュプリー編):バルカンからの挨拶*
ノア・ヴィル ツフット(Vn))
パブロ・バラガン(Cl)
フランク・デュプリー(P)
アントン・スプロンク(Vc)*
本作は、クラリネット、ヴァイオリン、ピアノの三重奏作品を収録し、多様な世界の音楽の旅を1枚のアルバムに凝縮したもの。 メインは、2024年4月に亡くなったアメリカの作曲家ポール・シェーンフィールドの「クラリネット、ヴァイオリン、ピアノの三重奏曲」。彼の作品はクラシック、ジャ ズ、ワールド・ミュージックといった様々なジャンルを融合させた楽曲で知られています。次にカナダ出身のクロード・ヴィヴィエによる「ヴァイオリンとクラリネッ トによる小品」。ヴィヴィエは事件に巻き込まれ若くして亡くなっており、そのセンセーショナルな出来事で知られていますが、シュトックハウゼンに師事し、本作品 も音の表現を追求した前衛的な楽曲となっています。そしてジャズ・クラリネットの名手ベニー・グッドマンとシゲティに献呈されたバルトークの「コントラスツ」。 バルトークらしい複雑なリズムと豊かなハーモニー、そしてダイナミックなハンガリー民謡のモチーフが印象的な作品です。最後にトーマス・ベイヤー編曲のブロッホ の「祈り」、フランク・デュプリー編曲のヒッピーの先駆者エデン・アーベの名曲「ネイチャー・ボーイ」とベーラ・コヴァーチの「バルカンからの挨拶」といった編 曲作品も3つ録音されており、アルバムに新鮮で魅力的な印象を与えています。 演奏は、アンネ=ゾフィー・ムターの秘蔵っ子オランダ出身のヴァイオリン奏者ノア・ヴィルツフット、バレンボイムに認められウエスト=イースタン・ディヴァン管弦 楽団の奏者を務めているスペイン出身のクラリネット奏者パブロ・バラガン、編曲者としても参加しているピアニスト、フランク・デュプリーという才能あふれる音 楽家たちが参加してます。 (Ki)

BIS
BISSA-2659(1SACD)
「愛の言葉」〜エルガー:ヴァイオリンとピアノのための作品集
(1)ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.82
(2)夜の歌 Op.15-1
(3)朝の歌 Op.15-2
(4)愛の言葉 Op.13-1
(5)怪奇 Op.13-2
(6)ロマンス ホ短調 Op.1
(7)愛の挨拶 Op.12
(8)さようなら(1932)
(9)G?E?D?G?Eによるアレグレット(1888)
(1)-(7)(9)(10)ウルフ・ヴァリーン(Vn/1746年製ドメニコ・モンタニャーナ)
ローランド・ペンティネン(P/スタインウェイD )

録音:2023年5月18〜21日/スヴェステロース・コンサートホール(スウェーデン)
シューマン、リスト、ブラームス、シェーンベルク、ヒンデミットなど、多くの録音で知られるウルフ・ヴァリーンとローランド・ペンティネン。
当アルバムでは後期ロマン派のエルガーに挑みました。オーケストラ作品でよく知られるエルガーですが、室内楽・器楽曲にも名曲をのこしています。エルガーはブラームスのヴァイオリン・ソナタに触発されソナタを作曲していますが、この作品は非常にドラマティック。その他、有名な「愛の挨拶」や「朝の歌」なども収録しています。
スウェーデンを代表するヴァイオリニスト、ウルフ・ヴァリーンはストックホルム音楽大学にてスヴェン・カルペに、ウィーン国立音楽大学にてヴォルフガング・シュナイダーハンにそれぞれ師事。その後ソリストとしてパーヴォ・ヤルヴィ、エサ=ペッカ・サロネン、フランツ・ウェルザー=メストといった著名な指揮者との共演を果たし国内外で幅広く活躍するヴァイオリニストです。 (Ki)

CPO
CPO-555409(1CD)
NX-B05
ミヒャエル・ハイドン:6つの弦楽四重奏曲 MH308-313
弦楽四重奏曲 変ロ長調 MH308P124
弦楽四重奏曲 変ホ長調 MH309P118
弦楽四重奏曲 イ長調 MH310P122
弦楽四重奏曲 ト短調 MH311P120
弦楽四重奏曲 ヘ長調 MH312P119
弦楽四重奏曲 ハ長調 MH313P116
コンスタンツェQ

録音:2020年7月21-25日
ハイドンの5歳年下の弟ミヒャエル・ハイドンは、モーツァルトと親交があり、作品を共作したこともありまし た。かつてモーツァルトの交響曲第37番と呼ばれていたものがミヒャエルの作だったように、その作風もよく似ていま す。兄ヨーゼフやモーツァルト同様にあらゆるジャンルで多数の作品を書いたミヒャエルですが、特に室内楽は作品 数も多く、彼の創造性がよく発揮されています。ここに収められた弦楽四重奏曲でも、優雅な旋律、時には荒々 しさも感じさせる短調の楽章など聴きどころは多く、まさに兄ヨーゼフとモーツァルトの間に位置するような特徴を感じ させます。
CPO
CPO-555569(1CD)
NX-B05
ハンス・フーバー(1852-1921):ピアノ五重奏曲第1番、第2番
ピアノ五重奏曲第1番ト短調 Op.111
ピアノ五重奏曲第2番ト長調 Op.125
オリヴァー・トリンドル(P)
カルミナQ

録音:2022年5月30日-6月2日
スイス出身の作曲家ハンス・フーバーのピアノ五重奏曲。音楽愛好家の両親の下に生まれ、早くから才能を発 揮、10代の終わりにライプツィヒ音楽院に入学し、カール・ライネッケに師事しました。帰国後はバーゼルで音楽を 教え、37歳の時にバーゼル音楽院の教授に就任。やがて院長となり数多くの弟子を育てました。彼の作品には 親交のあったブラームスやサン=サーンスの影響が感じられます。このアルバムには後期に書かれた2曲のピアノ五 重奏曲を収録。独奏ヴァイオリンが導くフーガで幕を開ける第1番は全体に劇的で、まさにブラームスを思わせます が、弦楽器のピッツィカートとピアノのアルペッジョではじまる第2番は各楽章にストーリー性が与えられたシューマン 風の作品。この対照的な2作をオリヴァー・トリンドルのピアノとカルミナ四重奏団が丁寧に演奏しています。

DIVINE ART
DDX-21137(1CD)
NX-B10
トーマス・ピットフィールド(1903-1999):弦楽とピアノによる室内楽曲集
ピアノ三重奏曲第1番ハ長調
ピアノ三重奏曲第2番ヘ短調(Lyric)
エピグラフ - ヴァイオリン、チェロとピアノのために
ソナティナ - チェロとピアノのために
ソナタ ニ短調 - チェロとピアノのために
プレイエル・アンサンブル
サラ・ユーインズ(Vn)
ヘザー・ビルズ(Vc)
ハーヴェイ・デイヴィス(P)

録音:2023年7月17-19日
イギリスの作曲家トーマス・ピットフィールドの没後25周年を記念したアルバム。ピットフィールドは王立マンチェスター音楽大学(現王立ノーザン音楽大学)で ピアノ、チェロと和声を学んだ後、ボストンに留学し美術と家具製作を学んだという異色の経歴を持ちます。第二次世界大戦後は母校で作曲科の教授と なり、ジョン・オグドンらを指導するかたわら、詩作や執筆、また鳥類学の分野でも活動しました。このアルバムは彼へのトリビュートで、CD1ではその魅力的 な作品を同時代の作曲家たちの作品と並べ、CD2では彼の弟子たちと友人たちの作品を収録しています。弟子の一人ジョン・ターナーを中心に、現代イギ リスで活躍する演奏家たちによる演奏が聴きどころです。

DUX
DUX-2006(1CD)
ポーランドの木管五重奏曲集 Vol.2
ロベルト・ムチンスキ
(1929-2010):木管五重奏のための楽章 Op.16
ルトスワフスキ:木管五重奏のための民謡によるファンタジー
タデウシュ・シェリゴフスキ(1896-1963):木管楽器のための五重奏曲
マレク・スタホフスキ(1936-2004):木管五重奏のための素敵な作品
ロムアルト・トヴァルドフスキ(b.1930):小さな三連祭壇画
アントニ・シャウォフスキ(1907-1973):木管五重奏曲
クラクフ・ゴールデン・クィンテット

録音:2023年8月、10月
クラクフ・フィルの首席フルート奏者ナタリア・ヤルゾンベクやポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥスOのホルニストのコンラト・ゴウダなど、ポーランドの優れた木管楽器奏者たちによって2015年に結成された木管五重奏団、クラクフ・ゴールデン・クィンテット。このアルバムでは20世紀から21世紀のポーランドの作曲家による木管五重奏の作品を取り上げています。
DUX
DUX-2061(1CD)
ポーランドのクラリネット五重奏曲集
ミェチスワフ・ヴァインベルク
:室内交響曲第4番Op.153(クラリネット、弦楽四重奏とトライアングル版)
アレクサンデル・タンスマン:B♭クラリネットと弦楽四重奏のための音楽
ダリウシュ・プシビルスキ(b.1984):アイネ・クライネ・モルゲンムジーク
ピオトル・ラト(Cl)、
メッセージズQ

録音:2023年10月28日-31日(ポーランド)
本アルバムには、ポーランドの作曲家タンスマン、ヴァインベルク、プシビルスキが書いたクラリネットと弦楽四重奏のための3曲が収録されています。
タンスマンとヴァインベルクは後期、プシビルスキは初期の作品がカップリングされており、各作品は、新古典主義的なシンプルさ、ユダヤ音楽のモチーフからのインスピレーションなど、独自の色彩とわかりやすいスタイルによって描かれています。そして、クラリネットの音色と弦楽器の響きの見事な融合により、色彩の豊かさと感情の深さを感じることができます。
DUX
DUX-2028(1CD)
カトヴィツェの響き、シレジアの響き
ユゼフ・シヴィデル
:アレグレット(フルートとピアノのための)
エドヴァルト・ボグスワフスキ:5枚の写真(独奏フルートのための)
ヤツェク・グレンツ:スケルツォ(フルートとピアノのための)
ユゼフ・シヴィデル:抒情的小品(フルート、オーボエ、クラリネット、ホルンとバスーンのための)
ロマン・チュラ:4つの碑文 Op.55(独奏アルト・フルートのための)
マテウシュ・リチェク:カフェイン(フルート、フリューゲルホルンとピアノのための
ヴワディスワフ・シマンスキ:アルボラーダ(独奏フルートのための)
コルネリア・ノヴァク(Fl)、バルバラ・パクラ(P)、アダム・ドブロヴォルスキ(P)、ロレナ・マック(Ob)、バルトウォミェイ・ドブロヴォルスキ(Cl)、クシシュトフ・トムチェク(Hrn)、ツェザリ・レンビシュ(Fg)、ピオトル・ノヴァク(Tp)
Sou

録音:2023年6月19日-24日
本アルバムに収録されているすべての作品は、シレジア楽派の世代的パノラマのようなもので、これらの作品は、シレジアの作曲家たちのスタイルがどのように進化し、変化していったかを非常に興味深い形で示しています。

Diapason
DIAPCF-031(11CD)
ベートーヴェン:室内楽作品集Vol.2〜仏ディアパゾン誌のジャーナリストの選曲による名録音集



(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
(4)ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
(5)「フィガロの結婚」より「伯爵様が踊るなら」による変奏曲 WoO40
(6)ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24「春」
(7)ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
(8)ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
(9)ト調のメヌエット(ブルメスター編) WoO 10/2
(10)ロンド ト長調 WoO41


(11)ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
(12)ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47「クロイツェル」
(13)ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
(14)6つのドイツ舞曲
(15)チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
(16)チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
(17)ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカベウス」から「見よ、勇者の帰還を」の主題による12の変奏曲
(18)チェロ・ソナタ 第3番イ長調 Op.69
(19)チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
(20)チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op102-2


(21)「魔笛」の主題による12の変奏曲 Op.66
(22)「魔笛」から「恋を知る殿方には」の主題による7の変奏曲 変ホ長調 WoO46
(23)ヴィオラとチェロのための二重奏曲 変イ長調 WoO32
(24) 弦楽三重奏曲 変ホ長調 Op.3
(25)弦楽三重奏のためのセレナード ニ長調 Op.8
(26)弦楽三重奏曲 ト長調 Op.9-1
(27)弦楽三重奏曲 ニ長調 Op.9-2
(28)弦楽三重奏曲 ハ短調 Op.9-3
(29)ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO38
(30)ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1-1


(31)ピアノ三重奏曲第2番ト長調 Op.1-2
(32)ピアノ三重奏曲のための14の変奏曲 変ホ長調 Op.44
(33)ピアノ三重奏曲のアレグレット 変ロ長調 WoO 39
(34)ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1-3
(35)ピアノ三重奏曲 第4番「街の歌」 変ロ長調 Op.11
(36)ピアノ三重奏曲第5番「幽霊」 ニ長調 Op.70-1
(37)ピアノ三重奏曲 第6番変ホ長調 Op.70-2
(38)ヴェンツェル・ミュラーのリート「私は仕立屋カカドゥ」によるピアノ三重奏のための変奏曲 Op.121a
(39)クラリネット三重奏曲 第4番「街の歌」 変ロ長調 Op.11
(40)「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲 WoO28
(41)ピアノ三重奏曲 第7番「大公」 変ロ長調 Op.97
(42)ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17
(43)フルート, ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード Op.25
(1)フリッツ・クライスラー(Vn)、フランツ・ルップ(P)/録音:1935年
(2)シモン・ゴールドベルク(Vn)、リリー・クラウス(P)/録音:1936年
(3)アドルフ・ブッシュ(Vn)、ルドルフ・ゼルキン(P)/録音:1931年
(4)ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)、カール・ゼーマン(P)/録音:1959年
(5)アーロン・ローザンド(Vn)、アイリーン・フリスラー(P)/録音:1961年
(6)ユーディ・メニューイン(Vn)、ヘプシバ・メニューイン(P)/録音:1959年
(7)アルテュール・グリュミオー(Vn)、クララ・ハスキル(P)/録音:1957年
(8)エリカ・モリーニ(Vn)、ルドルフ・フィルクスニー(P)/録音:1961年
(9)ユーディ・メニューイン(Vn)、ジェラルド・ムーア(P)/録音:1953年
(10)ユーディ・メニューイン(Vn)、ヘプシバ・メニューイン(P)/録音:1938年
(11)ナタン・ミルシテイン(Vn)、アルトゥール・バルサム(P)/録音:1939年
(12)ヨーゼフ・シゲティ(Vn)、ベーラ・バルトーク(P)/録音:1940年
(13)ユーディ・メニューイン(Vn)、ヘプシバ・メニューイン(P)/録音:1938年
(14)アーロン・ローザンド(Vn)、アイリーン・フリスラー(P)/録音:1961年
(15)ピエール・フルニエ(Vc)、フリードリヒ・グルダ(P)/録音:1951年
(16)パブロ・カザルス(Vc)、ミェチスワフ・ホルショフスキ(P)/録音:1951年
(17)パブロ・カザルス(Vc)、ルドルフ・ゼルキン(P)/録音:1951年
(18)パブロ・カザルス(Vc)、ルドルフ・ゼルキン(P)/録音:1953年
(19)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、スヴャトスラフ・リヒテル(P)/録音:1950年
(20)ピエール・フルニエ(Vc)、フリードリヒ・グルダ(P)/録音:1959年
(21)ザラ・ネルソヴァ(Vc)、アルトゥール・バルサム(P)/録音:1956年
(22)ピエール・フルニエ(Vc)、フリードリヒ・グルダ(P)/録音:1959年
(23)ウィリアム・プリムローズ(Va)、エマヌエル・フォイアマン(Vc)/録音:1941年
(24) ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、ウィリアム・プリムローズ(Va)、グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)/録音:1958年
(25)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、ウィリアム・プリムローズ(Va)、グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)/録音:1960年
(26)レオニード・コーガン(Vn)、ルドルフ・バルシャイ(Va)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)/録音:1960年
(27)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、ウィリアム・プリムローズ(Va)、グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)/録音:1960年
(28)レオニード・コーガン(Vn)、ルドルフ・バルシャイ(Va)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)/録音:1960年
(29)レオニード・コーガン(Vn)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、エミール・ギレリス(P) 1950年
(30)アールパード・ゲーレツ(Vn)、ヴィルモス・パロタイ(Vc)、ジョルジュ・ソルシャニー(P)/録音:1960年
(31)アールパード・ゲーレツ(Vn)、ヴィルモス・パロタイ(Vc)、ジョルジュ・ソルシャニー(P)/録音:1960年
(32)トリエステ三重奏団〔レナート・ザネットヴィチ(Vn)、リベロ・ラナ(Vc)、ダリオ・デ・ローザ(P)/録音:1959年
(33)アールパード・ゲーレツ(Vn)、ヴィルモス・パロタイ(Vc)、ジョルジュ・ソルシャニー(P)/録音:1960年
(34)ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc)、レフ・オボーリン(P)/録音:1947年
(35)アレクサンダー・シュナイダー(Vn)、パブロ・カザルス(Vc)、ユージン・イストミン 1951年
(36アドルフ・ブッシュ(Vn)、ヘルマン・ブッシュ(Vc)、ルドルフ・ゼルキン(P)/録音:1948年
(37)シモン・ゴールドベルク(Vn)、パブロ・カザルス(Vc)、ルドルフ・ゼルキン(P)/録音:1954年
(38)アールパード・ゲーレツ(Vn)、ヴィルモス・パロタイ(Vc)、ジョルジュ・ソルシャニー(P)/録音:1960年
(39)レジナルド・ケル(Cl)、フランク・ミラー(Vc)、ミェチスワフ・ホルショフスキ(P)/録音:1950年
(40)ハンス・カメシュ(Ob)、マンフレット・カウトスキー(Ob)、ハンス・ハダモフスキ(Hrn)/録音:1949年
(41)ジャック・ティボー(Vn)、パブロ・カザルス(Vc)、アルフレッド・コルトー(P)/録音:1928年
(42)デニス・ブレイン(Hrn)、デニス・マシューズ(P)/録音:1944年
(43)グレゴリー・マダトフ(Fl)、ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、ミハイル・テリアン(Va)/録音:1949年
芸術の国フランスの世界的クラシック音楽専門誌、「ディアパゾン(Diapason)」の自主製作レーベルの看板であるボックス・セット・シリーズの第31弾として、ベートーヴェンの室内楽作品集第2弾が登場します!
クライスラー、ハイフェッツ、グリュミオーなどのヴァイオリニストの他、カザルスからブレインといった各楽器の名手たちの演奏がたっぷりと収録された豪華な11枚組となっています。

Ars Produktion
ARS-38338(1SACD)
リベルタード〜自由への意思

メル・ボニ
(1858-1937):小品 Op.189
 ささやく笛 Op.121
 スケルツォ(フィナーレ) Op.posth.187
デイヴィッド・ブレイド(b.1975):小鳥愛好家の楽しみ
クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22
グバイドゥーリナ(b.1931):アレグロ・ルスティコ
エイミー・ビーチ(1867-1944)(ムニョス/バット編):ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.34
イルゼ・ウェーバー(1903-1944)(バット編):テレージエンシュタットをさまよう
マリア・セシリア・ムニョス(Fl)、
ティファニー・バット(P)

録音:2023年9月11日-14日、インマヌエル文化センター(ドイツ)
ベオグラード国際音楽コンクールやフィンランド・クルーゼル国際フルート・コンクール、北京オーレル・ニコレ国際フルート・コンクールなど多くの国際コンクールを制してきた、アルゼンチンが生んだ若きスーパー・フルーティスト、マリア・セシリア・ムニョスのARS Produktionから3枚目となるリリース。2020年のパンデミックの最中にアイデアが生まれたこのプロジェクトでは、パンデミックによる困難の中にもある肯定的な側面に目を向け、私たちがコロナ禍による制限や逆境のために何ができないのかではなく、むしろ何ができるのかを考察。そして抑圧と不自由が創作活動にどのような影響を与えるのかを知るために、窮屈な状況に置かれながらも音楽を通じて自由を表現することを目指した作曲家たちに焦点を当てたアルバムを完成させました。
Ars Produktion
ARS-38364(1SACD)
グラン・パシオン・タンゴ
ヘラルド・エルナン・マトス・ロドリゲス
:ラ・クンパルシータ
ルイス・エンリケス・バカロフ:愛と暗殺のタンゴ
ピアソラ:レのミロンガ
アンヘル・グレゴリオ・ビジョルド:エル・チョクロ
ピアソラ:エル・デスバンデ/イ短調のメロディー
 カフェ1930/ミケランジェロ70/南へ帰ろう
ジョン・パウエル:暗殺者のタンゴ
ピアソラ:失われた小鳥たち
 ナイトクラブ1960/天使の死/リベルタンゴ
フリードリヒ・クラインハプル(Vc)、
ボフスラフ・マルティヌーPO、
ロベルト・クルジーク(指)

録音:2023年6月9日-21日(ズリーン、チェコ)
ARS Produktionの看板アーティストの一人でもある、オーストリアのグラーツ出身のチェリスト、フリードリヒ・クラインハプルの新たなるタンゴ・アルバム。ピアソラが作曲したチェロの名曲「ル・グラン・タンゴ」との出会いに始まり、ベネズエラのカラカスを訪れた際のフェデリコ・ルイスとの交流などを経てタンゴにますます心酔するクラインハプルが、今回はオーケストラをバックにタンゴの名曲が持つ音色と感情の可能性をさらに深く探求します。
Ars Produktion
ARS-38644(1CD)
型破りな旅
ローウェル・リーバーマン(b.1961):フルート、チェロとピアノのための三重奏曲第2番 Op.87
ハイドン:フルート三重奏曲ニ長調 Hob.XV:16
カプースチン:フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 Op.86
トリオ・レヴォリューション〔テモ・ハルシラーゼ(Fl)、サンドロ・シダモニーゼ(Vc)、ケテヴァン・セパシヴィリ(P)〕

録音:2023年9月27日-30日、フランツ・リスト・センター(ライディング、オーストリア)
ウィーンで出会ったジョージア出身の3人が2019年に結成したフルート、チェロ、ピアノの三重奏、トリオ・レヴォリューションは、ウィーン楽友協会でのコンサートのチケットが完売するほどの人気と実力の持ち主。この編成のために書かれたオリジナル作品はあまり多くはありませんが、このアルバムではそういったオリジナル作品だけを集め、この編成から生み出される音楽の個性を探求しています。

Nimbus
NI-6441(1CDR)
プフィッツナー&スメタナ:ピアノ三 重奏曲集
プフィッツナー:ピアノ三重奏曲ヘ長調 Op.8
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調 Op.15
ウィーン・シューベルト・トリオ

録音:1988年&1991年、ウィーン
熱烈な民族主義の作曲家として、また重要な舞台作品の創作者として音楽史上に特別な位置を占めているハンス・プフィッツナーとベトルジア・スメタハのピアノ三重奏曲集。この2つのピアノ三重奏曲の作曲年は40年以上離れていますが、作曲者にとって困難な時期に書かれ、作曲者にとって最初の成熟した芸術的業績のひとつに数えられているという注目すべき共通点があります。
ウィーン・シューベルト・トリオは、1985年から1993年の8年間という短い活動期間の中でモーツァルトのピアノ三重奏曲全集など、多くの優れた録音を残しました。このアルバムでは、1988年にスタジオ録音されたプフィッツナーと、1991年にライヴ録音されたスメタナの名演が蘇ります。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Da Vinci Classics
C-00864(1CD)
モーツァルト&ベートーヴェン:ピアノと管楽のための五重奏曲集
モーツァルト:ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 K.452
ベートーヴェン:ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 Op.16
リンダ・ディ・カルロ(P)、ルカ・ヴィニャーリ(Ob)、
アンジェロ・デ・アンジェリス(Cl)、
カルミネ・ピント(Hrn)、
エリセオ・スモルドーニ(Fg)

録音:2023年3月、ローマ
ピアノと管楽器(オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット)のための五重奏曲というジャンルはモーツァルトが傑作K.452を作曲するまで存在していませんでした。そして、1796年に若いベートーヴェンによって書かれたもう一つの傑作が存在します。
ローマ歌劇場Oのソリストたちによる爽やかな演奏で、ミニチュアのピアノ協奏曲のように構想されたモーツァルトの作品と、ピアニスト&即興演奏家としての技術を発揮することを目指したベートーヴェンの作品で、喜び、魅惑、深い感情移入も伴う心地よい体験を提供します。
Da Vinci Classicss
C-00886(1CD)
ホルヘ・ボッソ:ブラザーズ
ホルヘ・ボッソ
:1. わが親愛なる兄弟よ(Vc三重奏と12挺のチェロのための)
2-11. バッハのパルティータ第2番ニ短調 BWV1004 による 「吟遊詩人の春」(Vnと混声合唱のための)
12. あなたに抱かれて息を引き取る夢を見た(12挺のチェロのための)
13. シンフォニア(12挺のチェロのための)
14. 私たちは川の中の涙(8挺のチェロのための)
チェロ三重奏〔マリオ・ブルネロ、エンリコ・ディンド、ジョヴァンニ・ソッリマ〕(tr.1)、ホルヘ・A.ボッソ(Vc/多重録音)、ドーラ・シュヴァルツベルク(Vn/tr.2-11)、TEBJE POEM(合唱/tr.2-11)、コスタンチン・ヤコブソン(指揮/tr.2-11)

録音:DVスタジオ(tr.1、tr12-14)/録音(ライヴ):2009年12月23日、クラスノヤルスク・フィルハーモニック・ホール(ロシア)(tr.2-11)
アルゼンチンの名チェリスト、ホルヘ・A.ボッソによる自作自演アルバムがイタリアのDa Vinci Classicsから登場。
このアルバムのタイトルでもあり、混声合唱とチェロのための大規模な作品 「Brothers」 の重要な部分を占めるMon cher frere(親愛なる兄弟よ)では、マリオ・ブルネロ、エンリコ・ディンド、ジョヴァンニ・ソッリマというイタリアを代表する3人の偉大な名手達が集結。カップリングには、ボッソの多重録音で贈るチェロ作品に加え、ウィーン国立音楽大学の名誉教授で、アイザック・スターン、ユーディ・メニューイン、イヴリー・ギトリス、マルタ・アルゲリッチ、ミッシャ・マイスキーなどの著名な音楽家たちとの共演や、数多くの優秀なヴァイオリニストを育て上げた名手ドーラ・シュヴァルツベルクが弾く、バッハの聖典(「シャコンヌ」を含む無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番全曲!)と混声合唱が見事に融合した大作が組み合わされています。
Da Vinci Classics
C-00871(1CD)

XC-00871(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

大阪国際室内楽コンクール&フェスタ2023第1位 記念盤
シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調 D887
ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5
コジモ・カロヴァーニ(b.1991):弦楽四重奏曲第10番 「In seinem Schatten」
クァルテット・インダコ〔エレオノーラ・マツノ(Vn)、イダ・ディ・ヴィータ(Vn)、ジャミアング・サンティ(Va)、コジモ・カロヴァーニ(Vc)〕

録音:2023年6月17日、クラシカ・ヴィーヴァ・スタジオ(ドルノ、イタリア)
2015年に設立された注目インディペンデント・レーベル「Da Vinci Classics(ダ・ヴィンチ・クラシックス)」は、イタリアのレーベルですが、親会社の「Da Vinci Publishing」は実は大阪に拠点を構えており、レーベルの創設者であり代表&アーティスティック・ディレクターのエドモンド・フィリッピーニ氏は、現在大阪在住で、相愛大学で教鞭を執っている音楽学者です。
そんな大阪に縁のあるDa Vinci Classicsから、大阪国際室内楽コンクール2023で優勝したクァルテット・インダコの記念盤がリリース! 大阪国際室内楽コンクール&フェスタは、「世界7大室内楽コンクール」の1つにも数えられる権威ある音楽コンクールで、コロナ禍による中止を経て6年ぶりに開催された「大阪国際室内楽コンクール&フェスタ2023」の第1部門(弦楽四重奏)において、鮮烈で成熟した演奏を聴かせ、見事第1位に輝いたのが、イタリアの実力派SQ、「クァルテット・インダコ」です。アンサンブル名の「Indaco」は「藍色/インディゴ」を指す言葉で、ジャケットも綺麗な藍色を基調としたデザイン(写真は大阪の千日前商店街前!)。大阪国際室内楽コンクールではイタリアのクァルテットとして初めて優勝し、2つの特別賞(MK記念会賞/ストリング・クァルテット・ビエンナーレ・アムステルダム賞)を受賞したほか、イタリアのクァルテットが国際音楽コンクール世界連盟加盟のコンクールで優勝したのも、初めての快挙となりました。
コンクール本選やグランプリ・コンサートでも披露したシューベルトの弦楽四重奏曲第15番に、コンクール第1次予選で演奏したウェーベルンの「5つの楽章」。そして、クァルテットのメンバーでもあるチェリスト&コンポーザー、コジモ・カロヴァーニのオリジナル作品も収録。彼の弦楽四重奏曲第10番となる「In seinem Schatten」は、シューベルトの歌曲『菩提樹』(「冬の旅」より)の一節にちなんで名づけられており、明らかに現代的なアプローチを維持しながら、シューベルトの詩的な世界に触発された作品です。

Raumklang
RK-4103(1CD)
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集(ヨハネス・ケーニヒ編曲/ヴァイオリン、チェロとコントラバス版)
ソナタ ト長調 BWV1027/ガンバ・ソナタ ニ長調 BWV1028/ソナタ ト短調 BWV1029
メーガン・ネンニガー(Vn)、
ヨハネス・ケーニヒ(Vc)、
ジャン・ホンメル(Cb)

録音:2021年6月2日-4日、ミュンヘン
バッハの「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ」は彼の作品の中でも有名な作品のひとつですが、その作品の持つ可能性はまだまだ知られていないと言えるでしょう。ミュンヘンSOの副首席チェロ奏者ヨハネス・ケーニヒは、この3つの偉大なソナタをヴァイオリン、チェロとコントラバス版の三重奏用に編曲し、新たな可能性を示しています。彼らはモダン楽器でこの作品を演奏していますが、その解釈は歴史的な演奏経験からインスピレーションを得ており、「バッハの3つのガンバ・ソナタ」の新たな側面を見せてくれることでしょう。
メーガン・ネンニガーはバイエルン州立Oのオーケストラ・アカデミーを経て、2016年から第1ヴァイオリン奏者として活動しているカナダ出身のヴァイオリニスト。レーゲンスブルクで育ったヨハネス・ケーニヒは、2023年からミュンヘンSOの副首席チェロ奏者を務める他、歴史的演奏の実践でもフリーランスとして積極的に活動しています。ルクセンブルクのコントラバス奏者ジャン・ホンメルは、若い頃はジャズからパンクまで多くのバンドで演奏し、アムステルダムでエレクトリック・ジャズ・ベースを学び、クラシックのコントラバスに転向。現在はフランクフルト歌劇場Oのメンバーとしてオペラやオーケストラで演奏し、様々なアンサンブルや自身のバンド「The Disliked」で活躍しています。

Avie
AV-2691(1CD)
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲集
悲しみの三重奏曲第1番ト短調
悲しみの三重奏曲第2番ニ短調 Op.9
アンドレイ・バラノフ(Vn)、
クリストフ・クロワゼ(Vc)、
アレクサンドル・パンフィロフ(P)

録音:2024年1月7日-8日、スイス
1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動するスイスの注目チェリスト、クリストフ・クロワゼのニュー・アルバムは、2012年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝した名手アンドレイ・バラノフと、以前のロシアン・アルバム(AV2410)でも共演したアレクサンドル・パンフィロフという2人の強力なロシア人音楽家が参加したラフマニノフ・アルバム!
プログラムはすべて、ラフマニノフが革命後にロシアを離れアメリカへと渡った1917年より前に書かれたものです。1892年に天才ラフマニノフがわずか18歳のときに書いた単一楽章のピアノ三重奏曲「悲しみの三重奏曲」(第1番)と、その1年後のに、師であり友であったチャイコフスキーの死を前にして書かれ、チャイコフスキーへと捧げられた2作目の「悲しみの三重奏曲」(P三重奏曲第2番)。どちらの三重奏曲にも、作曲家の若さとは裏腹に、濃密なノスタルジーとメランコリーの雰囲気に満ちています。
更にアンコール・ピースとして、アレクサンドル・パンフィロフがピアノ三重奏用へと編曲したラフマニノフのロマンティックな歌曲(新婚旅行中に書かれた『12のロマンス Op.21』からの2曲と、『6つのロマンス Op.38』からの2曲)を並べ、最後にチャイコフスキーのピアノ独奏曲集 「四季」 Op.37aからの『秋の歌』のアレンジメントで締めくくります。

ATMA
ACD2-2891(1CD)
再び見いだされた映像 〜チェロとピアノによるドビュッシー
スケルツォ L.39
ピアノ三重奏曲 ト長調 L.5より 第2楽章 スケルツォ 間奏曲
ヴァイオリンとピアノのための間奏曲 L.40b
マズルカ L.75
バラード L.78
2つのアラベスク L.74
選ばれし乙女 L.69bより 前奏曲
コンクール用小品 L.117
モザイク L.110
スケッチブックから L.112
喜びの島 L.109
悲歌 L.146
子供の領分 L.119aより 第6曲 ゴリウォーグのケークウォーク
燃える炭火に照らされた夕べ L.150

※すべてチェロとピアノ版
ステファン・テトロー(Vc)
オリヴィエ・エベール=ブシャール(P)

録音:2023年12月11-15日/ケベック
チェロとピアノで弾くドビュッシー・アルバム、「忘れられた映像」(ACD2-2863)に続く第2弾。20代から晩年の作品までドビュッシーの創作活動を幅広く 網羅した選曲です。もともとチェロとピアノのために書かれた『スケルツォ L.39』『ヴァイオリンとピアノのための間奏曲 L.40b』の2曲以外はすべて演奏者自 らによるチェロとピアノのための編曲版。『アラベスク』『喜びの島』『子供の領分』などピアノ・ソロとして有名な楽曲から新たな魅力を引き出しています。 (Ki)

Alba
ABCD-532(1CD)
ユニバーサル・アルバム/コリズィオ
1.ペトリ・ケスキタロ(1972-2023):FunKolizio
2.アンッティ・リッサネン(1975-):Spanish Delights
3.ベートーヴェン(1770-1827)(KOLIZIO 編):3つのエクアーレ(Drei Equali) WoO.30(原曲:4つのトロンボーンのための)
4.ペトリ・ケスキタロ(1972-2023):KoliZefyros
5.メリカント(1868-1924)(ペトリ・ケスキタロ(1972-2023) 編):あのひとくだりを覚えているかい(Oi, musitatko viela sen virren)
6.ペトリ・ケスキタロ(1972-2023):Let Them Be Free
7.メリカント(1868-1924)(ペトリ・ケスキタロ(1972-2023) 編):ロマンス(Romanssi) Op.12(原曲:ピアノのための)
8.エサ・オンットネン(1975-):Getting Paid (For What You Do)
9.コープランド(1900-1990)/ELP(ペトリ・ケスキタロ(1972-2023) 編):市民のためのファンファーレ(Fanfare For The Common Man)
10.モートン・スティーヴンズ(1929-1991)(ペトリ・ケスキタロ(1972-2023) 編):Hawaii5-0
KOLIZIO
【ユッカ・エスコラ(トランペット、フリューゲルホルン) 、パシ・ピリネン(トランペット、フリューゲルホルン) 、アンッティ・リッサネン(Tb) 、ヴァルッテリ・マルムヴィルタ(Tb) 、ユッカ・ミュリュス(バリトン・ホルン) 、セルジオ・カロリーノ(テューバ) 】

録音:2023年3月21日−22日 E-studio(シポー、フィンランド)
フィンランドのブラス・アンサンブル「KOLIZIO」(コリズィオ)(エスペラント語で「衝突」)は、クラシカルの伝統とジャズ音楽を統合することにより、新しい 視点からのブラス演奏を創ることをめざして結成されました。「ベートーヴェンとブルックナーを織りまぜ、ジャズの即興で飾りつける。ビーチボーイズの『古典』を シベリウスと同化させる」。ジャズとクラシカルのヴィルトゥオーゾたちがそれぞれの「専門知識」をもって「ぶつかり合う」コンサートは「予期せぬ」愉しみにあふ れていると言われてきました。
2017年の創設メンバーは、トランペットのユッカ・エスコラとパシ・ピリネン、トロンボーンのアンッティ・リッサネン とヴァルッテリ・マルムヴィルタ 、バリト ンホルンのユッカ・ミュリュス、テューバのペトリ・ケスキタロ 。このデビュー・アルバムの録音セッションに入る直前の2023年2月2日にペトリ・ケスキタロが 急逝したため、ポルトガル出身のテューバ奏者セルジオ・カロリーノが新メンバーとして加わりました。
『Universala Albumo(ユニバーサル・アルバム)』は、エスペラント語のアルバム・タイトルどおり、KOLIZIOのレパートリーにある全世界の作品から選ん だ曲で作られました。ヘルシンキ・フィルハーモニックOのテューバ奏者を務め、シベリウス・アカデミーで教えながらアレンジャー、作曲家としても活躍した ケスキタロがこのアンサンブルのために作曲した「FunKolizio」など3曲。トロンボーンのリッサネンが作曲した「Spanish Delights」(スペインの喜び)。ベートーヴェンの「3つのエクアーレ」の編曲。19世紀から20世紀のフィンランドでもっとも人気のあった作曲家のひとり、オスカル・メリカントの歌曲とピアノ曲の 編曲。
エサ・オンットネンの「Getting Paid (For What You Do)」は、KOLIZIO が、Teosto(フィンランド著作権協会)の助成金を得て、ペトリ・ケスキタロ追 悼の曲として委嘱した新作。コープランドの「市民のためのファンファーレ」は、イギリスのロックバンド「ELP(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)」の1977 年のアルバム『Works, Vol.1(ELP四部作)』で演奏した版のケスキタロによる編曲で演奏。アルバム最後の「Hawaii 5-0」は、モートン・スティーヴンズが、 ハワイ州警察の特別捜査チーム「Hawaii Five-O」活躍を描いた1969年から1980年のテレビ・シリーズ『Hawaii Five-O』(ハワイ・ファイブオー)のテーマ曲として書き、2010年から2020年の再シリーズでも使われました。 ☆シベリウス・アカデミーで学んだジャズ・ミュージシャンのユッカ・エスコラとアンッティ・リッサネン。ヘルシンキ・フィルハーモニックO首席トランペット 奏者のパシ・ピリネンと副首席トロンボーン奏者のヴァルッテリ・マルムヴィルタ。オウルSOでトロンボーンとバリトン・ホルンを担当、『フィンランドのユーフォ ニアム』(ABCD118)のユッカ・ミュリュス。ポルト国立SOの首席テューバ奏者、国際的な幅広い活動で知られるセルジオ・カロリーノ。6人の名手の「衝 突」が創りだす生き生きとした力強いアンサンブルと美しいテクスチュア。北欧最大のブラス・フェスティヴァル「リエクサ・ブラス・ウィーク」によって築いてきた 伝統から生まれた最良の音楽を楽しめるアルバムです。 (Ki)

KLARTHE
KLA-158(1CD)
「フランスの香気」
(1)サン=サーンス:オーボエ・ソナタ Op.166(1921)
(2)サンカン:オーボエ・ソナタ(1957)
(3)プーランク:オーボエ・ソナタ Fp185(1962)
(4)デュティユー:オーボエ・ソナタ(1974)
(5)ジョリヴェ:オーボエ独奏による木管五重奏のためのセレナード(1945)
フィリップ・トーンドゥル(Ob)
(1)-(4)ダナエ・デルケン(P)
(5)クレマン・デュフォー(Fl)、ジュリアン・シャボ(Cl)、
ギヨーム・ビダー(Fg)、ピエール・レモンディエール(Hrn)

録音:(1)-(4)2020年6月1〜12日/SWRフンクスタジオ、シュトゥットガルト、(5)2020年9月/パリ
現在フィラデルフィアOの首席オーボエ奏者を務めるフィリップ・トーンドゥルの注目アルバムはフランスの作曲家サン=サーンス、サンカン、プーランク、 デュティユー、ジョリヴェの作品集。エスプリ漂う20世紀フランスのオーボエ作品を収録しております。
1989年ミュールーズ生まれのトーンドゥルはパリ国立高等音楽院でデイヴィッド・ワルターに師事。これまでハインツ・ホリガー、ナタリー・シュトゥッツマン、モー リス・ブルグら世界的名手から薫陶を受けております。若くして才能を発揮したトーンドゥルは、音楽院在学中の若干18歳でシュトゥットガルトSWRSOの 首席オーボエ奏者として入団。その後、2020/2021シーズンよりフィラデルフィアOの首席オーボエ奏者となり、世界的に活躍するオーボエ奏者として注 目されています。
各作曲家の色彩豊かな音色を見事に引き出したトーンドゥルの演奏。当楽曲を収めた新たな名盤誕生といえましょう。 (Ki)

QUERSTAND
VKJK-2210(2CD)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ全集BWV1014-1019+α 〜アイゼナハ、バッハハウスでのコンサート・プログラムより
【CD1】
(1)-(4)ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1023
(5)4つのデュエット BWV802-805から 第1曲 ホ短調 BWV802
(6)-(9)ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第1番ロ短調 BWV1014
(10)-(13)ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第2番イ長調 BWV1015
(14)4つのデュエット BWV802-805から 第2曲 ヘ長調 BWV803
(15)-(18)ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第3番ホ長調 BWV1016
【CD2】
(1)-(4)ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1021
(5)-(8)ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第4番ハ短調 BWV1017
(9)4つのデュエット BWV802-805から 第4曲 イ短調 BWV805
(10)-(13)ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第5番ヘ短調 BWV1018
(14)-(18)ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第6番ト長調 BWV1019
(19)4つのデュエット BWV802-805から 第3曲 ト長調 BWV804
(20)カンタービレ、マ・ウン・ポコ・アダージョ(ソナタ第6 番BWV1019緩徐楽章の初稿版)
ダヴィード・シェマー(鍵盤楽器)
ウォルター・S・ライター(バロックVn)
アイラ・ジヴォル(Vc)

録音:2022年
アイゼハナにあるバッハハウス(バッハの生家を元にした博物館)にて開催される恒例のフ ェスティバルで、2021年10月に行われたコンサートのプログラムを再現して CD2枚に収 録したアルバムで、バッハハウス所蔵の 5つの歴史的な鍵盤楽器が使用されているのが聴 きどころ。中心となるのはヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ全曲(第1 番〜第6番)で、 ミッテンヴァルトの巨匠マティアス・クロッツの手による 1727年製のバロック・ヴァイオリンと1705 年頃のチェンバロ(複製品)が用いられています。この他、ストラスブール製(1765 年頃) のベントサイドスピネット(CD2(19)(20))や南ドイツ製(1770 年頃)のクラヴィコード(CD1(5))、スイ ス製(1750 年頃)のチェンバーオルガン(CD2(9))、チューリンゲン製(1650 年頃)のチェンバーオルガン(CD1(14))などの音色も楽しめる。なお使用されているチェロも1720 年アムステル ダム製(CD1(1)-(4))。 ウォルター・S・ライターはイギリス出身のバロック・ヴァイオリニストでイングリッシュ・コンサート の首席を務めていたほか、ソリストとしても ADES、SIGNUM、HARMONIA MUNDI などに録 音しています。ダヴィード・シェマーはイスラエルの鍵盤楽器奏者で、QUERSTAND からはバ ハ:パルティータ集(VKJK-2305)が発売になり、好評を博しています。

MSR
MS-1748(1CD)
ピアノとヴァイオリンのための20世紀音楽
セバスティアン・カリアー(1959-):アフターソング
ブロッホ:ニーグン〜「バール・シェム」より
アイヴズ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番
イワン・ヴィシネグラツキー(1893-1979):嘆きの歌〜「嘆きの歌とエチュード」より
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ 第2番ト長調
アウアーバック=ピアース・デュオ【ダン・アウターバック(Vn)、ジョシュア・ピアース(P)】

録音:2020年9月28〜30日 トロイ・セーヴィング・バンク・ミュージック・ホール
ニューヨークで開催されたアメリカン微分音音楽フェスを通じて 1990年代に知り合い、2014年 にコンビでの活動をスタートしたアウアーバック(Vn)とピアース(P)によるデュオの最 新アルバム。前作『悪魔のトリル』(MS1618)でも微分音開拓期の作曲家アロイス・ハーバ(1893-1973)作品をフィーチャー(世界初録音)して話題を集めた二人が、今回はラヴェルやアイヴス、ブ ロッホを筆頭に20世紀音楽にフォーカス。注目は女王アンネ=ゾフィー・ムターへの提供曲として 知られるセバスティアン・カリアー作曲のミステリアスな「アフターソング」。微分音音楽の追究者で ある旧ソ連生まれのフランスの作曲家イワン・ヴィシネグラツキーの「嘆きの歌」も必聴。

Linn
CKD-744(1CD)
時間は全てを打ち負かす
パーセル:パヴァーン ト短調 Z752
チャコニー(シャコンヌ)ト短調 Z730
シューベルト:弦楽四重奏曲 第4番 ハ長調 D46
ジョスカン・デ・プレ(1450/5-1521):千々の悲しみ
シューベルト:弦楽四重奏曲 第13番イ短調 D 804「ロザムンデ」
パーセル:舞曲(『ダイオクリーシャン』のための劇付随音楽 Z627第5幕より)
プロティアンQ(古楽器使用)【ハビエル・アギラル、エディ・コトラー(Vn)、リカルド・ヒル・サンチェス(Va)、クララ・ラダ・ゴメス(Vc)】

録音:2023年7月15-18日 ナショナル・センター・フォー・アーリー・ミュージック、ヨーク、イングランド
現代音楽開拓と古楽器演奏研究のどちらにも長い歴史をもつスイスのバーゼルで研鑽を重ねた4人の若い弦楽器奏者が、メンバーの大半 の母国であるスペインで結成したプロティアン四重奏団によるシューベルトの弦楽四重奏曲集。大家サリエリの門下で作曲法を学び始めた 頃の第4番と、後年の短調の傑作の一つ第13番「ロザムンデ」が選ばれていますが、注目すべきはその前後と曲間に置かれた併録曲。 シューベルトと同じく30代で早世した17世紀英国の天才パーセルのコンソートや劇付随音楽、そしてさらに古いフランドル楽派最大の巨匠 の一人ジョスカン・デ・プレの多声音楽を並べて弾くことで、それら全く違う時代の音楽が持つ意外な共通点が浮かび上がるのです。シューベ ルト作品に生き続けるポリフォニー技法の下地もさることながら、パーセルやジョスカンの綴った音楽の意外な抒情性やドラマにもはっとさせら れるのは、各声部の動きを明晰に伝えるアンサンブルの確かさに加えて音楽の起伏を脈々と伝えるプロティアン四重奏団の解釈の妙あれば こそ。企画そのものの魅力を十二分に活かした演奏の見事さを、LINNならではのエンジニアリングで触感確かに味わえる1枚です。

Initiale
INL-22(1CD)
拡張するヴァイオリン
ブーレーズ:アンテームT〜独奏ヴァイオリンのための(1991-2)
ルイス・ナオン:カプリッチョ第1番/第2番〜ヴァイオリンとライヴ・エレクトロニクスのための(2007)
マティアス・ピンチャー:「ヴェール論」のためのスタディ3〜独奏ヴァイオリンのための(2007)
佐原洸:デュオ〜ヴァイオリンとライヴ・エレクトロニクスのための(2019-21)
ブルーノ・マントヴァーニ:ハッピー・アワーズ〜独奏ヴァイオリンのための(2007)
ブーレーズ:アンテームU〜ヴァイオリンとエレクトロニクスのための(1997)
河村絢音(Vn)、
ジャック・ワルニエ(エレクトロニクス)

録音:2021年4月/パリ音楽院
※日本語解説付き
日本とパリで活躍する日本人ヴァイオリニスト河村絢音。桐朋女子高を経てパリ音楽院で学び、東京藝術大学大学院で仕上げをした将来を嘱望 される逸材。
渡仏後現代音楽に魅了され、アンサンブル・アンテルコンタンポランとの共演やライヴ・エレクトロニクスとのコラボから現代フランスの作曲家の作品演奏や初演 にも多数携わっています。
このアルバムは河村のソロ中心に、ジャック・ワルニエのライヴ・エレクトロニクスが加わり想像もできない音世界を作り上げています。 (Ki)
Initiale
INL-23(1CD)
2つの世界の間
サン=サーンス:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.92
シャミナード:ピアノ三重奏曲第2番イ短調Op.34
トリオ・アラリア【イリス・シャロム(Vn)、マガリ・ムテルドゥ(Vc))、テオドル・ランベール(P)

録音:2022年4月/パリ音楽院
パリ音楽院の学生により2019年に結成されたトリオ・アラリア。いくつかの国際コンクールで入賞し、数多くの音楽祭に参加しているフレッシュな団体です。
このアルバムにはサン=サーンスとシャミナードのフランス・ピアノ三重奏曲を集めています。両者は22歳違いで、ともに長寿に恵まれました。サン=サーンス作 品が1892年、シャミナード作品が1886年と同時代作品で、疑似バロック的なサン=サーンスとオシャレなシャミナード、いずれもフランス的な爽やかさに満ちて います。 (Ki)

Passacaille
PAS-1154(1CD)
アダムズ、コープランド、マルサリス 〜アメリカ音楽集
コープランド:『アパラチアの春』組曲 〜原曲編成による13奏者のための
アダムズ:シェイカー・ループス(1978)〜弦楽七重奏のための
ウィントン・マルサリス:ミーラーン Meeelaan(2000) 〜ファゴットと弦楽四重奏のための
アンサンブル・オクサリス

録音:2023年7月11・12日、9月10日/ブリュッセル、フラギー、第4スタジオ
ベルギーの腕利きアンサンブル、オクサリスによる3つのアメリカの傑作。オリジナル編成にこだわった演奏であることもポイントです。
『アパラチアの春』はもともと13人の室内オーケストラのために書かれた1944年初演のバレエ作品で、のちにコープランド自身が組曲を編む際に、2管編成 に各種打楽器やハープを加えたオーケストラへの編曲が行われました。ここではその組曲をオリジナルのスコアに戻して演奏。ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ2、 コントラバス、フルート、クラリネット、ファゴット、ピアノという編成で、各奏者の奏でる音がぐっと親密に感じられます。
アダムズの『シェイカー・ループス』はポスト・ミニマルの名品で、もともと3つのヴァイオリン、ヴィオラ、2つのチェロ、コントラバスのための弦楽七重奏曲とし て書かれました。のちに弦楽オーケストラでもよく演奏されるようになります。ここに収録されたオリジナル版はやはり室内楽としての細やかな音響が主軸となり 鮮烈な効果を上げています。
最後に置かれているのは有名なジャズ・トランぺッターであるマルサリスがクラシカルな編成で書いたファゴット四重奏曲『ミーラーン』。20世紀アメリカ音楽 のあざやかな発展が聴けるアルバムです。 (Ki)

AD VITAM
AV-240415(1CD)
FLASH-BACK
シューベルト:君はわが憩い
マルジャートカ(b.1972)/メリーナ・ドリノヴァー(1859-1891):チャールダーシュ第3番
エルシュトロッファー(b.1978):舟
ヴィターリ/ロレンツォ・ジロドー編曲:ヴァイオリンのためのソナタより
「Rugiero」「Passa Galli」「Capritio」、「Bergamasca」、「Chiacona」
ロベール・ド・ヴィゼ(1650-1725)/ブリュノ・エルシュトロッファー編)):La Conversation(対話)
オロフ・ヨハンソン(b.1966):Mattis Valls
ミカエル・マラン(b.1956):20Bucks
ドナルド・グラント(b.1980):Chrissie's
フォーレ:夢のあとに op.7-1
ロレーヌ・エルストロッファー・ドゥランテル(コントラバス/1650年頃、ブレシア製、弓/Tristan Gouhoury)
ルーステン・サイトクーロフ(P)、ブリュノ・エ ルストロッファー(テオルボ )、クリシュトフ・マルジャートカ(フォーク・ピアノ)、ポーリーヌ・シャベール(Org)、ダヴィッド・ロンバルディ(フィドル)

録音:2023年8月6-15日
パリ国立高等音楽院を経て、トゥールーズ・キャピトル国立Oの首席奏者を務めたドゥランテル。現在はオーケストラではなく、ソリストおよび室内楽奏者 として、エベーヌSQやマティアス・ゲルネらと共演を重ねています。
ドゥランテルの言葉(ライナーノートより)「約20年前、私はオーケストラの演奏から離れた。大きな決断だった。オーケストラはオーケストラは大文字の 「O 」 がつく巨大な組織体であり、独自のヒエラルキーがあるチームだ。私はその扉を閉ざし、演奏を変えることなく、別の道を歩んだ。私は、クラシック音楽の世界でコ ントラバスが果たすべき別の役割を探し始めた。私の羅針盤は本能だけで、先入観はなく、唯一の安全策は、必要であれば立ち止まり、見たり学んだりするべき時 を見極めることだった。 そして、過去と現在の作曲家、音楽家、室内楽奏者たちとの出会いが待っていた。 このCDは、まるで写真集のようです。歴史的なモニュメントの横に置いてあるような、街の名所のスライドをスクロールできる画ビューアーのようなものだ。こ の一連の画像に共通するものは何だろう?他者を交えた遊び、という以外には何もない。 コントラバスには限界があると言われてきた。コントラバス奏者は「限界を押し広げている」とよく表されます。私は、まさにその限界にいたかった。音の限界、音量 の限界、テクニックの限界...。そして、僭越ながら、時代の先端。少なくとも夢の中では。」 (Ki)

MClassics
MYCL-00016(1CD)
税込定価
パス・オブ・ディスカバリー
プライス:イントラーダ・ドラマティカ
モラレス:X1
モラレス:パス・オブ・ディスカバリー
プログ:コントラスト
シュペック:ルーメン
パヌフニク:ヴィジョンT(交響曲第3番「神聖な交響曲」
より)
ブリテン:聖エドモンズベリーのためのファンファーレ
デュボワ:5つのバガテル
Bach Artists Japan 匠 (トランペット五重奏団)【安藤友樹、井上圭、佐藤友紀、長谷川智之、尹千浩】

録音:2021年12月1ー3日 埼玉、三芳町文化会館(コピスみよし)
日本を代表するトランペット奏者5人によるアンサンブル「Bach Artists Japan 匠」のセカンド・アルバムです。 「トランペットにおける“ストラディヴァリウス”」と称される輝かしい伝統 のサウンドを継承するバックトランペット。 世界のトランペット奏者に愛用されるトランペットのトップブランドで す。 そのバックトランペットをこよなく愛する日本のトップ奏者たちが結成 したのが「Bach Artists Japan 匠」です。 色彩豊かで爽快な音色と一糸乱れぬアンサンブルによって、トラン ペットの魅力を伝えます。 自身もトランペット奏者でもあるモラレスの「パス・オブ・ディスカバ リー」や「X1」を中心に、超難度アンサンブルを求めるのプログ「コン トラスト」やブリテンのファンファーレなどトランペットの持つ多彩な音 色と充実した響きを再発見出来ます。 名手5人による圧巻の妙技と華麗なアンサンブル!美しいサウン ド!トランペットの魅力が存分に詰まったアルバムです。

MarchVivo
MV-011(2CD)
NX-E05
コンラド・デル・カンポ(1878-1953):弦楽四重奏曲 第8番ホ長調(1913)
Mi-la-nesの名に基づく間奏曲=スケルツォ(1941頃)
弦楽四重奏曲 第9番ニ長調(1942)
ディオティマSQ

録音:2022年4月27日、2024年2月14日 フアン・マルク財団、マドリード(ライヴ/拍手入り)
マドリード生まれの作曲家デル・カンポはファリャと2歳違いで、同い年にカプレやシュレーカーがおり、他にレスピーギやバルトークなどと同世代 の作曲家。ヴァイオリン奏者を志し入学したマドリード音楽院時代、やはり歳が近いカザルスなどの勧めで作曲を学び始め、その後指揮者と して活躍するようになって以降も数多くのオペラやサルスエラ(スペインの国民的歌芝居)、管弦楽曲などを書きました。弦楽四重奏曲は室 内楽でデル・カンポが特に力を入れた分野。2024年春の来日でのシェーンベルク弦楽四重奏曲全曲演奏会も好評だったディオティマ弦楽 四重奏団はマドリードのフアン・マルク財団ホールで同作曲家の四重奏曲を体系的に演奏・録音するプロジェクトに参画しており、今回は初 期最後の長大な第8番に加え、それから約30年を隔て四重奏曲作曲を再開した時期の第9番と小品1曲を収録。同時期のフランス音楽 やバルトーク、ショスタコーヴィチとの比較も興味深い、古典志向とイベリア風味の近代的感性の間で育まれた味わい深い音世界を、今回の 録音でもディオティマSQが明晰な作品解釈で探究。情熱を孕んだ完成度の高い演奏で知られざる芸術性との出会いをお楽しみください。

ALPHA
ALPHA-1061(1CD)
彼女らと共に 〜女性にまつわるフランスのフルート作品
シャミナード(1857-1944):コンチェルティーノ 〜フルートとピアノのための
ドビュッシー(ロジェ・ブリソン編):亜麻色の髪の乙女 L.117〜フルートとピアノのための
メル・ボニス(1858-1937):フルート・ソナタ Op.64
ドビュッシー(カール・レンスキ編):6つの古代の墓碑銘 L.131〜フルートとピアノのための
クロード・アリュー(1903-1990):フルート・ソナタ
ドビュッシー:シランクス L.129
リーゼ・ボレル(1993-):鏡 〜フルートとピアノのための
プーランク:フルート・ソナタ FP 164
マチルド・カルデリーニ(Fl)
オーレル・マルタン(P)

録音:2023年10月 サンペー=シュル=ニヴェール、フランス
2013年神戸国際フルート・コンクールの覇者であり、フランスを中心にソリストとして、またアンサンブルの一員として活躍しているマチルド・カ ルデリーニ初のソロ・アルバム。母国フランスの作品から女性作曲家によるもの、あるいは女性にインスピレーションを受けたものというコンセプト で選曲されています。長年同じアンサンブルで活動を続けているオーレル・マルタンとの共演で、作品に深い共感とともに寄り添う美しい演奏 を聴かせています。

Biddulph
BIDD-85048(1CD)
NX-B06
ゾルターン・セーケイ〜 ソリストと弦楽四重奏の録音集

(1)グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op. 82

(2)バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56より(ゾルターン・セーケイ編)

(3)バルトーク:弦楽四重奏曲第5番Sz.102

(4)バルトーク:弦楽四重奏曲第6番Sz.114
(1)ゾルターン・セーケイ(Vn)、ウィレム・ファン・オッテルロー(指)ハーグ・レジデンティO

(2)ゾルターン・セーケイ(Vn)、ゲザ・フリード(P)
(3)(4)ハンガリーSQ【ゾルターン・セーケイ(Vn1)、アレクサンドル・モスコフスキー(Vn2)、デーネシュ・コロムサイ(Va)、ヴィルモシュ・パロタイ(Vc)】

録音:(1)1942年、(2)1937年4月28日、(3)1946年5月15日&20日、(4)1948年3月21日
音源(初出盤)
(1)Decca X10110/12
(2) Decca K872 (matrix TA3025)
(3) HMV C3511/14(matrices 2EA11005/12)
(4)HMV DB9389/92(matrices 2EA12831/39)
バルトークのヴァイオリン協奏曲第2番の初演やルーマニア民俗舞曲の編曲で、またハンガリーSQとしての録音で知られるゾルターン・セーケイ (1903-2001)の復刻盤。 セーケイはハンガリーのコチで医師の家庭に生まれ、8歳でヴァイオリンを始めました。11歳の年にブダペストに移りフランツ・リスト・アカデミーに入学し、フバイら にヴァイオリンを学び、18歳で修士号を得ます。更にヴェイネルに和声法と室内楽を学び、コダーイからも作曲を学びました。1920年にはハンガリー国内で ヴァイオリニストとして名声を確立し、翌年コダーイの紹介でバルトークと出会い意気投合して共演を重ねます。1925年にルーマニア民俗舞曲をヴァイオリン とピアノ用に編曲すると、バルトークはこれを承認してコンサートでも共演しました。1937年に新ハンガリーSQ(当時)の第1ヴァイオリン奏者に迎 えられます。同団のコロムサイとパロタイはバルトーク自身の監修を受けて弦楽四重奏曲第5番のウィーンとブダペストでの初演を行っており、これらのバルトー ク録音は作曲者直系の解釈を伝える貴重なものです。セーケイは優れたソリストでもありましたが、協奏曲録音はここに収められたグラズノフのみ。オランダ Deccaによる録音はセーケイの艶やかな音を伝えてくれます。

DELOS
DE-3603(1CD)
NX-C04
レフラー:八重奏曲、他

(1)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 - フルート、クラリネット、ハープ、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、 コントラバスによる八重奏版(グレアム・スティール・ジョンソン編)

(2)チャールズ・マーティン・レフラー(1861-1935):八重奏曲- クラリネット2、ハープ、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバスのための(1897年作曲/G.S.ジョンソンによる校訂と再構成2021-2022年) ※世界初録音

(3) 忘れられた響き - クラリネットとハープ版(G.Sジョンソンとブリジット・キビー編曲
(1)柳智媛(リュウ・ジウォン)(Fl)、グレアム・スティール・ジョンソン(Cl)、ハン・ラッシュ(Hp)、ボラ・キム(Vn)、レイチェル・ルズケ(Vn)、マシュー・コーエン(Va)、韓?(ハン・ユン)(Vc)、山口晃平(Cb)

(2)グレアム・スティール・ジョンソン(Cl)、デイヴィッド・シフリン(Cl)、ブリジット・キビー(Hp)、ステラ・チェン(Vn)、シウ・キム(Vn)、マシュー・リップマン(Va)、サミュエル・デカプリオ(Vc)、サム・サッグス(Cb)

(3)グレアム・スティール・ジョンソン(Cl)、ブリジット・キビー(Hp)

録音:(1)2019年2月5日 モース・リサイタルホール、イェール大学、 コネティカット州、USA
(2)2023年12月17日 オクタヴェン・スタジオ、マウント・バーノン、ニューヨーク州、USA
(3)2024年2月13日 エルムウッド・ロード・スタジオ、サウス・セーラム、ニューヨーク州、USA
ベルリン郊外に生まれた後ヴァイオリニストとして1882年に渡米、当時誕生2シーズン目を迎えていたボストンSOの副コンサートマス ターをおよそ20年務めたチャールズ・マーティン・レフラー。彼の作品は在任中からボストンで演奏されて高い人気を誇り、その回数は生涯の 間で117回にも及んだと言います。今回初録音となった八重奏曲は、1897年に2回だけ演奏されたのちは演奏も出版も録音も行われて おらず、その自筆譜は、自作に厳しかったレフラーの手で度重なる改訂が行われた形跡を残したまま、議会図書館で眠っていました。クラリ ネット奏者、作曲家のグレアム・スティール・ジョンソンは世界的パンデミックの間にその複写を入手。演奏出来る形に整理し、今回の初録音 に臨むことになりました。自身の出身をアルザスだと称していたという彼の作風は、フランス印象派の影響を大きく受けていますが、この八重奏 曲はブラームスなどドイツ・ロマン派の香りも強く感じさせ、聴き応えのあるたいへん美しいものです。今後室内楽の定番レパートリーとして定 着する可能性も高い立派な作品。オープニングはやはりジョンソンの編曲したドビュッシーの「牧神」。最後はアルバム・タイトルにもなっている

Sono Luminus
DSL-92273(1CD)
NX-B08
バッハ・アンケージド
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001? Adagio
ケージ:プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュードより2. ソナタ III/ソナタ IV/
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001? Fuga
ケージ:プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュードより インターリュード I/ ソナタ V/ソナタ VI
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001? Siciliana
ケージ:プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュードより ソナタ XIV/ ソナタ XV
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001? Presto
ケージ:プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュードより ソナタ XVI
ミナ・ガイック(P)
ザカリー・カレッティン(Vn)

録音:2022年6月21-24日
バッハとジョン・ケージを組み合わせて聴くことで、バッハの新たな聴き方を提案するアルバム。バッハをUncage =ケージ(檻)から出すというタイトルが付けられています。バロック舞曲のリズムに乗って厳格精緻に組み上げら れたバッハの音楽と、少ない音数と予測の難しい自由な流れによって瞑想に誘うかのようなジョン・ケージの音 楽による双方向の異化作用が体験できます。

MIRARE
MIR-712(1CD)
シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 D929op.100(1827)
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 op.67(1944)
トリオ・ゼリハ〔マノン・ガリ(Vn)、マクシム・クネルソン(Vc)、
ホルヘ・ゴンザレス=ブアハサン(P)〕

録音:2023年10月29日-11月1日
初期作品(メンデルスゾーン、アレンスキー、ショスタコーヴィチの第1番)に特化した最初のアルバム(MIR512)に続き、トリオ・ゼリハが「第2番」を録音し たCDを発売します。シューベルトのトリオ第2番は死の前年、ショスタコーヴィチの第2番は1944年、第1番から20年の時を経て書かれた充実の作品。ショス タコーヴィチが本作を作曲中に突然亡くなった友人のソレルチンスキーの死にささげられています。トリオ・ゼリハはそれぞれの奏者の持ち味である透明で美しい 音色を活かしながら、シューベルトではみずみずしく躍動する音楽を聴かせ、ショスタコ―ヴィチでは高音の美しいメロディを存分に歌いながらも、ショスタコーヴィ チ独特のヒリヒリした世界を見事に描きだしています。
2018年に結成されたトリオ・ゼリハ。リヨン国際室内楽コンクールで優勝(デュオ部門)しているほか、それぞれ個人単独で様々なコンクールで入賞している 名手ぞろいのアンサンブルです。 (Ki)

WERGO
WER-6443(1CD)
ファルジア・ファラー(1980-):室内楽作品集
(1) そして解放…? … und dann befreit …? (2009/10) 〜ヴァイオリン独奏のための
(2) アルボルズの日々 taglicher Blick auf den Alborz (2020) 〜2つのギターのための
(3) 木髪息光 Holz-Haar-Atem-Licht (2021) 〜弦楽四重奏のための
(4) おなじ時に im selben Augenblick (2018) 〜ソプラノサックス、バスクラリネット、トロンボーン、ハープ、ドラムセット、 コントラバスのための
(5) 色彩への感嘆 Unter Bewunderung der Farben (2018/19) 〜アンサンブルのための
【ボーナス映像】(ブックレット内のQRコードで視聴可能)
引き延ばされた瞬間 Ausgedehnter Augenblick (2018) 〜バスクラリネット、チェロ、アコーディオンと映像のための
(1) ベネディクト・ビンデヴァルト(Vn)
(2) ギターデュオHenrik Dewes + Tobias Klich
(3) ソナー・カルテット
(4) アンサンブル・DEHIO
(5) アンサンブル・アヴァンチュール
【ボーナス映像】アンサンブルS201

録音:2022-2023年
ファルジア・ファラーはイラン生まれで、テヘランの工科大学で工学を学んだ後、音楽の道に進んだ作曲家。ドイツに移り、ブレーメンでヨンギー・パクパーンに 師事したほか、ケルンとフライブルクでも作曲を学びました。収録されているのはどれも、音ひとつに耳を集中し、音そのものと形成される時間を厳しく見つめた 音楽。切り詰められた編成からヒリヒリするような世界が広がります。
「私にとって芸術とは一種の内省であり、その内容を文字通り語ることは難しい。すべての芸術作品には内容があると信じているが、言語的にそれを分析し説明 しても、距離があいてしまう。」(ファルジア・ファラー)

CAvi music
85-53537(1CD)
クラリネットと弦楽のためのセレナーデ
クルシェネク:クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのセレナーデ Op.4(世界初録音)
ハンス・ガル:クラリネット、ヴィオラとチェロのためのセレナーデ Op.93
ペンデレツキ:クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲
キリアン・ヘロルド(Cl)
フローリアン・ドンダラー(Vn)
バルバラ・バントロック(Va)
ターニャ・テツラフ(Vc)

録音:2021年9月-10月、ハンス・ロスバウト・スタジオ(ドイツ)
本アルバムに収められた世界初録音となるオーストリアの作曲家、エルンスト・クルシェネクの初期のセレナーデは、1921年7月31日、「現代音楽芸術を擁護するドナウエッシンゲン室内楽祭」で初演されました。この音楽祭は、やがてドナウエッシンゲン音楽祭として知られるようになり、現在では世界最古の専門音楽祭のひとつとなっていいます。クルシェネクの作品は、多種多彩であり、初期の作品は、師であるフランツ・シュレーカーのスタイルである後期ロマン主義音楽の伝統にのっとっており、その後、バルトークや新ウィーン楽派に影響され、無調による作曲、パリを訪れストラヴィンスキーやフランス六人組と親交を結んだことから、新古典主義音楽やジャズの音楽様式にも影響されています。カップリングには、ブラームスの孫弟子として後期ロマン主義の伝統的な作曲技法と旋律美を貫いた作曲家ハンス・ガル、現代のポーランド楽壇を代表する巨匠クシシュトフ・ペンデレツキの作品が組み合わされています。
23歳の若さでブレーメン・ドイツ・カンマーフィルの首席クラリネット奏者に就任し、ウィーン・フィルやベルリン・フィルへの客演も多い名クラリネット奏者、キリアン・ヘロルドを筆頭に多くの共演を重ねてきた4人の名手達が、これら新古典主義時代に書かれた作品の真髄に迫ります。

Christophorus
CHR-77478(1CD)
私たちの海
ラファエル・カタラ(b.1960):Mediterraneo
フランチェスコ・ゲラウ(1649-1722):Trece Diferencias de Gallarda/サンティアゴ・デ・ムルシア(1673-1739):Fandango
アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638):トッカータ第6番
カプスペルガー(1580-1651):Canario
ムルシア:Villanos/La Jota、Folias Gallegas
ガスパール・サンス(1640-1710):Preludio、Marizapalos、Jacaras、Zarabanda、Canarios
ディエゴ・オルティス
(1510/25-1570):Recercada alla Rumba
ラファエル・カタラ(G)、
ムラット・コスクン(パーカッション)、
ヤン・クリゴフスキー(ヴィオローネ)、
マルコ・アンブロジーニ(ニッケルハルパ)

録音:2023年5月13日-14日
スペインのギター奏者兼作曲家であるラファエル・カタラとそのアンサンブルのアルバム。ラファエル・カタラは故郷であるスペインの作品を専門としています。彼は文化のるつぼであるスペインで東洋と西洋の音楽の影響を受けています。フラメンコやファンダンゴといったスペインの伝統音楽に、東洋の要素を含んだ即興音楽を加えて色彩感あふれる音楽を展開します。

DUX
DUX-2023(1CD)
ポーランドの印象
マテウシュ・スモチンスキ
(b.1984):ポーランド組曲(フルート、ヴァイオリン、バリトン・ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)(2022)
スワヴォミル・チャルネツキ(b.1949):ヴェネツィア協奏曲(クラリネットと弦楽オーケストラのための)(2022)
ミコワイ・マイクシアク(b.1983):リズム・ゲームズ(Vc、アコーディオン、弦楽とパーカッションのための)(2014)
ヤドヴィガ・コトノフスカ(Fl)、
マテウシュ・スモチンスキ(Vn、バリトン・ヴァイオリン)
アルトゥル・パフレフスキ(Cl)、
カロリナ・ヤロシェフスカ(Vc)、
クラウディウシュ・バラン(アコーディオン)、
ヴィトルト・ルトスワフスキ・ウォムジャ室内フィルハーモニック、
ヤン・ミウォシュ・ザジツキ(指)

録音:2022年11月29日-30日&2023年9月6日-7日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ウォムジャ室内フィルハーモニック・コンサート・ホール(ポーランド)
ポーランド北東部の都市ウォムジャに拠点を置くヴィトルト・ルトスワフスキ・ウォムジャ室内フィルハーモニックの最新アルバムは、優れた3人のポーランド人作曲家による新しい作品集。マテウシュ・スモチンスキ(b.1984)の「ポーランド組曲」はポーランド国立音楽・舞踊研究所の委嘱作品で、2022年12月の初演時には聴衆から熱狂的な歓迎を受けました。ワルシャワ生まれのクラリネット奏者アルトゥル・パフレフスキが独奏を務めるスワヴォミル・チャルネツキ(b.1949)の「ヴェネツィア協奏曲」はこのオーケストラのために作曲された1曲。2020年のフレデリク・フェスティヴァルで最優秀若手作曲家に贈られるZAiKS賞を受賞したミコワイ・マイクシアク(b.1983)の「リズム・ゲームズ」は、アコーディオンとチェロによる二重協奏曲スタイルの作品です。

DUX
DUX-2019(1CD)
ライフ&ビヨンド
ルトスワフスキ:スビト(Vnとピアノのための)
ジョージ・クラム:4つの夜想曲(夜の音楽U)(Vnとピアノのための)
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Sz.75
メシアン
:世の終わりのための四重奏
マウゴジャタ・ヴァシウチオネク=ポテラ(Vn)、
アンジェイ・カラウォフ(P)

録音:2022年12月3日-4日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
ショパン音楽大学を優秀な成績で卒業した2人によるヴァイオリン&ピアノのデュオ・アルバム。ルトスワフスキ、クラム、バルトーク、メシアンの作品を収録。ヴァイオリニストのマウゴジャタ・ヴァシウチオネク=ポテラは小澤征爾スイス国際アカデミーで小澤征爾本人に認められ、小澤の80歳を祝う記念の年でもあった2015年のセイジ・オザワ松本フェスティバルにも参加しています。
DUX
DUX-2016(1CD)
ノヴィツキ・デュオのための作品集
タデウシュ・ヴィエレツキ
(b.1954):ヴァリア(パーカッションとピアノのための)
アルトゥル・クロシェル(b.1973):炎(パーカッションとピアノのための)
マチェイ・ヤブウォンスキ(b.1974):夜蝶の軌跡W(ヴィブラフォン、アルオフォンとピアノのための)
ピオトル・ペシャト(b.1990):マイ・インストゥルメント・ワズ・ア・ポール(ヴィブラフォン、ピアノとオーディオ・プレイバックのための)
マグダレナ・ゴルヴァ(b.1993):インフェルシオ(プリペアド・ピアノとヴィブラフォンのための)
ピオトル・イェンジェイチク(b.1993):PEH(ハイ・ハット、ピアノとエレクトロニクスのための)
アンジェイ・ジャデク(b.1957):ア・ドゥエ(ヴィブラフォンとピアノのための)
ノヴィツキ・デュオ〔ピオトル・ノヴィツキ(P)、
パヴェウ・ノヴィツキ(パーカッション、ヴィブラフォン、アルオフォン、ハイ・ハット)〕

録音:2023年、スタニスワフ・モニューシュコ音楽アカデミー・コンサート・ホール(グダニスク、ポーランド)
ピアノとパーカッションの兄弟デュオ、ノヴィツキ・デュオのアルバム。彼らのために書かれた現代作品が集められています。90年代からデュオとして活動する彼らは打楽器とピアノのために書かれた20世紀の古典的な作品から電子メディアを活用した最新の作品まで幅広いレパートリーを持ち、この編成が持つサウンドの可能性を拡張し続けています。マチェイ・ヤブウォンスキの作品ではアルミニウムのチューブを使用したアルオフォンという珍しい楽器が使用されています。

Evil Penguin Records
EPRC-0063(1CD)
バルトーク&ドホナーニ:ピアノ五重奏曲集
バルトーク:ピアノ五重奏曲ハ長調 BB33(1904)
ドホナーニ(P五重奏曲第2番変ホ短調 Op.26(1913-14)
パオロ・ジャコメッティ(P)、ツェムリンスキーSQ〔トーレ・トム・デニス(T)、フランツ・ヴィッツム(C.T)、フィリップ・ダーメツ(C.T)*、ベルント・オリヴァー・フレーリヒ(T)、ヤン・ペトリカ(T)、ティム・スコット・ホワイトリー(Bs-Br)、ヨアヒム・ヘーヒバウアー(Bs)〕

録音:2023年11月20日-22日、ベルギー
モダン楽器とピリオド楽器の両方を弾きこなすイタリア生まれの名ピアニスト、パオロ・ジャコメッティと、中欧のSQの輝かしい伝統に属すチェコのアンサンブル、ツェムリンスキーSQが初のコラボレーション・アルバムをリリース。中央ヨーロッパの室内楽の偉大な伝統に関心を持つリスナーにとっては必需品となるこのアルバムは、20世紀ハンガリーの大家ベーラ・バルトークとエルンスト・フォン・ドホナーニによる2つの美しいピアノ五重奏曲を収録。20代前半の若きバルトークが書いた傑出したピアノ五重奏曲と、円熟したドホナーニによる洗練されたピアノ五重奏曲(第2番)は、過去のレコーディングも少なく、ジャコメッティとツェムリンスキー四重奏団の才覚を表明するユニークなカップリングとなります。

Ars Produktion
ARS-38370(1SACD)
変奏〜ルクー、メシアン、バクリ:ヴァイオリン作品集
ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調(1892)
メシアン:主題と変奏(1932)
ニコラ・バクリ:ヴァイオリン・ソナタ第4番 Op.148「ブラームスに基づいて」(2018)
エディット・ピアフ:ラ・ヴィ・アン・ローズ
カルロッタ・マルクオーリ(Vn)、
アンドレア・ダマト(P)

録音:2023年10月20日-22日
ヴァイオリンとピアノの常設デュオであるカルロッタ・マルクオーリとアンドレア・ダマトの二人によって演奏されるフランスとベルギーの作曲家による作品集。わずか24歳で早世したルクーはわずかな作品しか残しておらず、中でももっとも重要な作品がヴァイオリン・ソナタです。この作品を献呈されたイザイは「豊かなアイディアと旋律のインスピレーションは、フランクのヴァイオリン・ソナタにも比肩しうる」と評しています。メシアンの「主題と変奏」は彼の最初の妻であったクレール・デルボスに奉げられた作品で結婚の数か月前に二人で演奏されました。そして今最も演奏され録音されている現代作曲家の一人であるニコラ・バクリの「ブラームスに基づいて」は、その名の通りドイツの巨匠ブラームスへのオマージュとして作曲されました。

Music & ArtCompany
MA-1014(1CD)
ブランドン・チェ〜ベートーヴェン
ベートーヴェン(編曲:ブランドン・チェ):ロマンス第2番ヘ長調 Op.50
連作歌曲集「遥かなる恋人に」Op.98
ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17
チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
ピアノ・ソナタ第8番 Op.13「悲愴」より 第2楽章アンダンテ・カンタービレ
ブランドン・チェ(Sax)、
イリヤ・ラシュコフスキー(P)

録音:2024年1月24日-25日、ソウル・アーツ・センター(ソウル、韓国)
趣味で演奏を楽しむアマチュア奏者や、ジャズ、ポピュラー音楽の分野におけるプロ奏者の数が圧倒的に多い韓国のサクソフォン・シーンにおいて、「クラシック・サクソフォニスト」の名声と重要性を高め続けているブランドン・チェは、フランス最高峰のリヨン国立音楽院、アメリカのシンシナティ大学音楽院で研鑽を積んだ同国のクラシック・シーンにおけるトップ・サクソフォニスト。
2016年のブランドン・チェの韓国帰国と同時に同国内でのクラシック・サクソフォンへの注目度が急激に高まったという事実からも、その存在感、実力の高さを窺い知ることができるでしょう。
フランスのリヨン、アメリカのシンシナティという欧米の名門で常に優秀な成績を収め、シンシナティでは最年少で博士号(D.M.A)取得し、母国で新たな道を切り拓き続けているブランドン・チェが最新作のテーマに定めたのは「楽聖ベートーヴェン」。1人の偉大な作曲家の作品に集中、再解釈するという難易度の高いプロジェクトにおいて、ベートーヴェンの数多くの名曲の中から少数の作品を厳選。
ブランドン・チェが選んだ5作品は、それぞれヴァイオリン、チェロ、ホルン、ピアノ、そして人の声という異なる5つの楽器、奏法のために作曲されているというところも興味深いポイントと言えるでしょう。
ベートーヴェンの音楽が持つ無限の創造性、その音楽的内面である苦悩と葛藤をサクソフォンで表現しているブランドン・チェが自らのプロジェクトのメイン・プログラムに据えたのは新約聖書チェロ・ソナタからの「第3番イ長調 Op.69」。
各楽章の声部を最も活かすことの出来る方法としてアルト、テナー、バリトンの3本のサクソフォンを吹き分けるなど様々なアイディアを次々と繰り出し、他に類を見ないベートーヴェンの「サクソフォン・ソナタ」を創り上げています。
自らが指揮を振るサクソフォン・オーケストラのソリストに日本が誇る巨匠、須川展也氏を迎えるなど、日韓のサクソフォン界の懸け橋としても活躍するブランドン・チェがサクソフォンで奏でるベートーヴェンにどうぞご期待下さい!
Music & ArtCompany
MA-1010(1CD)
ブランドン・チェ〜ラフマニノフ
ラフマニノフ(編曲:ブランドン・チェ):2つの小品 Op.2
チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
祈り(クライスラーによるピアノ協奏曲第2番第2楽章からの編)
ヴォカリーズ Op.34-14
エレジーOp.3-1
ブランドン・チェ(Sax)、
イリヤ・ラシュコフスキー(P)

録音:2022年6月4日-5日、統営(トンヨン)コンサートホール(統営、韓国)
韓国のトップ・サクソフォニストでありパイオニア的存在、ブランドン・チェが満を持して取り組んだ「ラフマニノフ」は同国のクラシック・シーンにおいてセンセーションを巻き起こし、クラシック音楽におけるサクソフォンの存在の重要性を改めて示す大きな出来事となりました。
アドルフ・サックスによって開発された後、フランスの作曲家たちをはじめとしてR・シュトラウス、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、プッチーニ、バルトーク、ブリテン、ガーシュウィンなどが注目した「サクソフォン」は、アメリカに渡った晩年のラフマニノフが「交響的舞曲」で重要や役割を割り当てるなど予てからその存在に着目していたことが知られています。
フランスで生まれ、アメリカで本格的に花開いた楽器「サクソフォン」、フランス、パリへの亡命後、アメリカで余生を過ごした音楽家「ラフマニノフ」、フランスで音楽家としてのアイデンティティを確立し、アメリカでその音楽の世界をさらに広げたサクソフォニスト「ブランドン・チェ」。さらにブランドン・チェが音楽の道を志す切っ掛けとなったのは、偶然、耳する機会を得たラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」から受けた大きな感銘と衝撃だったと言います。
「フランスとアメリカ」という共通のキーワードを持つ「サクソフォン」、「ラフマニノフ」、「ブランドン・チェ」が出会いを果たしたことは偶然ではなく必然だったということでしょう。
傑作中の傑作「チェロ・ソナタ」や「ヴォカリーズ」を中心としつつ、自身を音楽の道へと導いてくれた「ピアノ協奏曲第2番」への感謝の意を込めてクライスラーが同曲の第2楽章をヴァイオリンとピアノのために編曲した「祈り」のサクソフォン版をプログラムに加えるなど独創性豊かな構成力はここでも抜群です。
音楽家になるという夢を与え、育ててくれたラフマニノフへの感謝と御礼の想いが込められたサクソフォンによる美しきラフマニノフアルバムの登場です。

Hanssler
HC-23067(1CD)
ポルテーニョ
(1)ヘラルド・ガルデリン:ブカレストのポルテーニョ
(2)ガルデリン:ここだけの話
(3)エンリケ・クレスポ:ラテン・シーン
(4)アンヘル・ビジョルド(ガルデリン編):エル・チョクロ
(5)カルロス・ガルデル(ガルデリン編):首の差で
(6)ガルデリン:不滅、タンゴのファンタジア
ジークフリート・ユング(Tub)
(1)(3)(5)(6)スザンネ・エンドレス(P)
(2)(4)(6)ヨハンナ・ユング(Hp)

録音:2023年10月24&26日/クラングファブリク・スタジオ、リートシュタット(ドイツ)
Coviello Classicsレーベルからのリリースでも知られるチューバのジークフリート・ユングがピアノのスザンネ・エンドレスと「デュオ・コンパーニ」を結成。 このCD制作のために結成されたデュオですが、結成以来国際的なツアーを行っており、当編成のために編曲された作品から新作委嘱までレパートリーを拡げるべ く、演奏活動を展開しています。
当アルバム「ポルテーニョ」ではハープのヨハンナ・ユングも加わり、デュオ、トリオ作品を収録。アルバム・タイトルの「ポルテーニョ」とは、19世紀末からアル ゼンチンで使われている言葉で、ブエノスアイレス出身者や港湾都市に住む人を意味します。アルゼンチンの作曲家ヘラルド・ガルデリンは、まさにポルテーニョで す。3楽章からなる組曲「ブカレストのポルテーニョ(Un Porteno en Bucarest)」では、ルーマニアの旅が描かれています。この作品は2020年春、ブカレス トを訪れていたガルデリンが近郊の都市プロイエシュチで自作・編曲によるコンサートを行う予定でしたが、パンデミックにより隔離生活が余儀なくされたときにユ ングからの依頼で書き上げた新作委嘱。それがきっかけでこのアルバム制作の話までに発展した、まさにコロナ禍の産物です。
ガルデリンのアレンジ作品も注目。人気の絶頂期に飛行機事故で急逝したタンゴ歌手カルロス・ガルデル(1890-1935)の名曲「首の差で(Por Una Cabeza)」は実におしゃれなアレンジです! (Ki)

CPO
CPO-555480(1CD)
NX-B05
コジェルフ(1747-1818):ピアノ三重奏曲集 第4集
ピアノ三重奏曲 ニ長調 P.IX:17
ピアノ三重奏曲 ヘ長調 P.IX:43
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 P.IX:9
トリオ1790【アネッテ・ヴェーネルト(Vn)(Workshop of family Lambert,18世紀後期)、イモラ・ゴンボス(Vc)(Johann Georg Leeb, Vienna,1800年頃)、ハラルド・ヘーレン(フォルテピアノ)(Derek Adlam after Matthaus Heilmann,18世紀後期)】

録音:2021年4月13-16日
プラハで生まれ、ウィーンで活躍したレオポルト・アントン(アントニーンとも)・コジェルフ。数多くの作品を残し、なかで もピアノ三重奏曲は60曲以上が目録に掲載されています。この第4集には、1789年に発表されたニ長調と、 1798年のヘ長調、初期の作品とされる変ホ長調の3曲の三重奏曲を収録。ヘ長調の三重奏曲では、この頃コ ジェルフが関心を抱いていたスコットランドやアイルランドの民謡旋律も用いられるなど親しみやすい旋律に満たされ ています。およそ20年にわたりコジェルフ作品を演奏し続けるトリオ1790が、古典派盛期の響きを生かした流麗 な演奏を聴かせます。
CPO
CPO-555495(2CD)
NX-E07
ヨハンナ・ゼンフター(1879-1961):室内楽作品集
四重奏曲 Op.11- ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラとヴィオラ・ダ・ガンバ(Vc)のために
ソナタ Op.37- クラリネット、ヴィオラ、ホルンとピアノのために
三重奏曲 Op.103- クラリネット、ホルンとピアノのために
五重奏曲 Op.119? クラリネットと弦楽四重奏のために
ソナタ Op.57? クラリネットとピアノのために
やさしい小三重奏曲 Op.134- ヴァイオリン、チェロとピアノのために
エルゼ・アンサンブル

録音:2023年4月3-5日、2021年5月10-12日
ドイツの裕福な上流家庭に生まれたヨハンナ・ゼンフター。幼い頃から音楽に興味を持ち、フランクフルト音楽大学で作曲、ピアノ、ヴァイオリンを学びます。そ の後はライプツィヒでマックス・レーガーに師事、師を驚愕させるほどの才能を発揮しました。 彼女は大規模な交響曲から室内楽曲まで100作以上の作品を遺しており、初期の作品はショパンやシューマンの影響を受けたサロン風の雰囲気を備え ていますが、レーガーに師事してからは複雑な対位法を駆使した半音階的な旋律と、大胆な和声を用いつつも、節度ある禁欲的な美しさが感じられる作 風へと移行しました。この2枚組には初期から晩年まで幅広い作曲年代の作品を収録。作風の変遷を辿るとともに、どの曲からも作曲家としての彼女の強 い主張が感じられます。

TOCCATA
TOCC-0267(1CD)
NX-B06
カール・ゴットリープ・ライシガー(1798-1859):ピアノ三重奏曲全集 第1集
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.25(1824頃)
ピアノ三重奏曲第4番嬰へ短調 Op.56(1829出版)
トリオ・アニマ・ムンディ【藤村健史(P)、ロシェル・ウゲッティ(Vn)、ノエラ・ヤン(Vc)】

録音:2021年3月28日、2022年5月20日
※全て世界初録音
ドイツの作曲家ライシガー。生前の彼は指揮者としての評価が高く、とりわけウェーバーの後任としてドレスデン歌 劇場Oの指揮者に就任してからは数多くの作品を上演、なかでも1842年の「リエンツィ」初演時の成功 は、彼の功績の一つに数えられています。作曲家としては9作の歌劇の他、10曲以上のミサ曲を含む多数の声 楽曲をはじめ、弦楽四重奏曲やピアノ三重奏曲など多数を遺しましたが、現在ではこれらを耳にする機会はほと んどありません。このシリーズは、彼の27曲あるピアノ三重奏曲の全曲録音に挑むもので、第1集にはメンデルス ゾーン風の軽やかさと、ベートーヴェンを思わせる深みのある旋律を併せ持つ初期の2作を収録。シューマンが「ライ シガーの三重奏曲を考えると“愛らしい、宝石のような”という言葉が思い浮かぶ」と絶賛したという作品をお楽しみ ください。オーストラリアを中心に長らく作曲家・教師としても活躍するピアニスト、藤村健史が創設したトリオ・アニ マ・ムンディの演奏で。

Solo Musica
SM-438(1CD)
NX-B06
ユニティ - 金管五重奏のための作品集
ラモー:歌劇「ダルダニュス」より(S. フェルヘルストによる金管五重奏編)
 1. Ouverture
 2. Air vif
 3. Air Vivement
 4. Tambourins
ヴィヴァルディ:トリオ・ソナタ ニ短調「フォリア」 Op.1No.12RV63(B. ビンドナーによる金管五重奏編)
テレマン:トリオ・ソナタ イ短調 TWV42:a6(G. カリエールによる金管五重奏編)
エヴァルド(1860-1935):金管五重奏曲第3番 変ニ長調 Op.7
ルトスワフスキ:小序曲
アーノルド:金管五重奏曲第1番 Op.73
フェルハールト:ソングブック Vol.1- ボリス・ブレグジットのための子守歌(ビートルズによる)
ラインホルト・フリードリヒ・ブラス・クインテット
ラインホルト・フリードリヒ(Tp)
イエルーン・ベルワルツ(Tp)
ラッセ・マウリッツェン(Hrn)
イアン・バウスフィールド(Tb)
トーマス・ロイスランド(Tub)

録音:2023年6月14-16、18日
トランペット界のレジェンド、ラインホルト・フリードリヒ率いる五重奏団、待望のデビューCD。2022年の来日公演の感激が蘇る! 2022年に「ユナイテッド・ユーロ ブラス・クインテット」として日本ツアーを行って大好評を博したラインホルト・フリードリヒが率いる金管五重奏団が、その時の プログラムそのままにデビューCDをリリース!バロックから近現代さらにはビートルズ・メドレーまで、時代も国境も越えたレパートリーを、驚くべき技巧と全く隙の ないアンサンブルで聴かせます。
1958年生まれのラインホルト・フリードリヒは今やトランペット界のレジェンドの一人。難関ミュンヘンのARDコンクール優勝、フランクフルト放送響のソロ・トラ ンペット奏者を経てクラウディオ・アバドが創設したルツェルン祝祭管に参加するなど、そのサウンド同様に華麗な経歴を誇ります。イエルーン・ベルワルツは 1975年ベルギー生まれ。カールスルーエ音楽大学でラインホルト・フリードリヒに師事、北ドイツRSO(当時)の首席トランペット奏者やカナディア ン・ブラスのメンバーとしても活躍しました。ラッセ・マウリッツェンは1975年デンマーク生まれ。デンマークRSOの首席ホルン奏者を務めています。イ アン・バウスフィールドは1964年イギリス生まれ。ウィーン・フィルやロンドン響の首席トロンボーン奏者を経て、ソリストとして活躍しています。トーマス・ロイスラ ンドは1975年ノルウェー生まれ。2013年からデンマーク国立SOの首席テューバ奏者を務め、ルツェルン祝祭管やベルリン・フィルにも客演していま す。

オクタヴィア
OVCC-00170(1SACD)
税込定価
2024年5月22日発売
荒木 奏美 IN CONCERT 【通常版】
ドヴィエンヌ:ソナタ 第2番ニ短調 作品71
シューマン:3つのロマンス 作品94
クルターグ:遠くからウルスラへの手紙(無伴奏)
R. シュトラウス:8つの歌 作品10より 万霊節
ドラニシニコワ:ポエム
チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」よりレンスキーのアリア(オーボエ編曲版)
パスクッリ:椿姫の楽しい思い出
荒木奏美(Ob)、秋元孝介(P)

録音:2023年10月24-27日高崎芸術劇場

※当商品はDVD無しでの仕様ですのでご注意ください
リサイタル・録音・映像によって才能あふれる若手演奏家を多角的に 紹介する、大友直人が贈る高崎芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第11 弾「荒木奏美IN CONCERT2023」初回版(CD+DVD)は大好評のう ちに完売しました。本ディスクはそのCDヴァージョンです。 東京SOを経て現在、読売日本SOの首席オーボエ奏者を務 める荒木奏美は、その安定した音色と鮮やかなテクニックで聴く者を 魅了します。低音域はもちろんのこと、高音域でも柔らかく温かい トーンで奏でられる音楽は、古典から現代曲まで幅広いオーボエのレ パートリーにおいて楽曲の魅力を最大限に引き出してくれます。 荒木奏美の奏でるオーボエの世界をご堪能ください。(オクタヴィア)

Stradivarius
STR-37290(1CD)
「恋は魔術師」〜チェロとギターのための二重奏曲集
(1)アルベニス:「イベリア」第1集
(2)グラナドス:8つの詩的ワルツ
(3)ドビュッシー:チェロ・ソナタ(ギター伴奏版)
(4)ファリャ:恋は魔術師
セバスティエン・シンガー(Vc)
アンドレ・フィッシャー(G)

録音:(1)2022年10月29日、(2)(3)2018年9月21-22日、(4)2020年3月5日
※簡易紙ケース収納
アルベニスとグラナドスの作品はもともとピアノ曲、ドビュッシーのチェロ・ソナタはチェロとピ アノのための作品、ファリャの「恋は魔術師」はオーケストラのためのバレエ音楽だが、それら をチェロとギターのためのデュオという意外な組み合わせで聴かせる一枚。どの曲もあたかも 最初から、この編成で書かれたかのように錯覚するほど見事な編曲で圧倒されます。ドビュッシ ーのチェロ・ソナタにはもともとイベリア的な色彩が濃厚なためギターによる伴奏版は極めて スペイン的で効果満点。ファリャのバレエ音楽「恋は魔術師」はチェロとギターが火花を散ら してオリジナル版にも負けない名編曲、名演奏。聴きごたえ充分の一枚。
Stradivarius
STR-37276(1CD)
水とワイン(Aqua & Vinho)
〜フルートとギターのための感傷的な小品集

エグベルト・ジスモンチ:水とワイン
ローレン・ブトロス:アメイジア
グラナドス:スペイン舞曲第5番
アダ・ジェンティーレ:私は歌を書いた
バーデン・パウエル:不在のラヴ・ソング
ヴィラ=ロボス:モディーニャ
プーランク:笛吹きが廃墟を眠りに誘う
セルソ・マチャド:子供の足(サンバ・ショーロ)
 パソカ(ショーロ)
バーデン・パウエル:名もなきワルツ
アントニオ・グランデ:幻想曲第9番
アリエル・ラミレス:マルティン・フィエッロのためのバラード
エルガー:愛の挨拶
カロリナ・デロ・イアコノ(Fl)
アントニオ・グランデ(G)

録音:2023年9月
※簡易紙ケース収納
グラナドスからプーランク、ジスモンチ、エルガーなどの粋で美しい小品をフルートとギターで演 奏したお洒落なアルバム。傾聴するもよし、BGM としてかけっぱなしにしても邪魔にならない軽や かで落ち着いたムードのアルバム。フルートのカロリナ・デロ・イアコノはイタリアの若手音楽家でイ タリア、サレルノ州立マルトゥッチ音楽院で学んだ後、ソリストとして活動している俊英。

LE PALAIS DES DEGUSTATEURS
PDD-031(1CD)
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78「雨の歌」(コーザ、ベルマン編曲によるヴィオラとピアノ版)
エットーレ・コーザ(Va)、
ボリス・ベルマン(P)

録音:2022年/フランス
数々のヴィオラ編曲録音でも有名なヴィオラ奏者、エットーレ・コーザ。巨匠ボリス・ベルマンとの最新アルバムではショパンのチェロ・ソナタ、ブラームスのヴァ イオリン・ソナタ第1番「雨の歌」です!
ナポリ生まれのコーザは、生地の音楽院でフランカヴィッラにヴァイオリンとヴィオラを師事した後、メニューインとリジーにも学んだヴィオラ奏者です。
ボリス・ベルマンは1948年生まれ。モスクワ音楽院でオボーリンに師事し、1973年にイスラエルへ移住、1979年からはアメリカに居を構えて演奏活動を行 なうかたわらインディアナ大学やイェール大学でピアノを教え、名教師として世界的な評価を受けています。
当録音ではヴィオラの音色を最大限生かした演奏を披露。名手二人が名曲の新たな魅力を引き出しております。 (Ki)

SKARBO
DSK-4201(1CD)
「詩曲」
ゴーベール:フルート・ソナタ第3番
グリフス:フルートのための「詩曲」
フロイント:ソナチネ-春1967
タファネル:アンダンテ・パストラルとスケルツェッティーノ
リリ・ブーランジェ:春の朝に
コープランド:フルートとピアノのための二重奏曲
イ・ソヨン(Fl)、アリアンヌ・ジャコブ(P)

録音:2019年7月9&10日/ポットンホール(イギリス)
韓国の名フルーティスト、イ・ソヨンとフランスのピアニスト、アリアンヌ・ジャコブによるフルートとピアノのための仏米プログラム。近代フルートの必須レパート リーにして人気の作品を集めた注目盤です。
ソウル出身で、ミシェル・デボストとランソム・ウィルソンに師事したイ・ソヨンは仏Skarboレーベルから録音をリリース。「ニールセン、ジョリヴェ、イベールの フルート協奏曲」(DSK-3101)、「ベルンハルト・ロンベルク、メルカダンテ、ドヴィエンヌのフルート協奏曲」(DSK-3148)が発売されております。 (Ki)

ACCENTUS Music
ACC-30607C(1CD)
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調 op.35
シュルホフ(1894-1942):弦楽四重奏のための5つの小品
ウルヴィ・ジェマル・エルキン(1906-1972):弦楽四重奏曲
クレンケQ【アンネグレート・クレンケ(Vn)、ベアーテ・ハルトマン(Vn)、イヴォンヌ・ウーレマン(Va)、ル ート・カル テンホイザー(Vc)】
1991年の結成以来、変わらないメンバーで演奏を続けているクレンケ四重奏団。今回はラヴェル、シュルホフ、エルキンの弦楽四重奏曲を録音。前衛的なスタ イル、民族的な旋律、土着の音楽への回帰といった要素が盛り込まれたユニークで魅力的な音楽を集めています。 フォーレに献呈されたラヴェルの弦楽四重奏曲は、美しい詩情あふれるラヴェルらしい魅力的な作品です。クレンケ四重奏団の繊細で緻密な演奏で、独特の色彩感 覚をあらわしています。そしてシュルホフの弦楽四重奏のための5つの小品。シュルホフはジャズの影響を受けた作品も多く、1924年に作曲された本作は彼の作 品で最も演奏される機会の多い作品です。シュルホフはナチス台頭により強制収容所で48年の生涯を閉じました。最後にトルコの国民楽派とでもいうべき作曲家 エルキン。パリに留学しナディア・ブーランジェに師事しており、トルコの民族的な音楽の中にもフランスの洗練された手法が感じられる作品。 クレンケ四重奏団は、それぞれの作曲家の異なる個性が全面出された作品を見事に演奏しています。 (Ki)

PARNASSUS
PACD-960912(2CD)
ザ・ベル・テレフォン・アワーでのマイケル・レビン 1950-1954
メンデルスゾーン(ハイフェッツ編):歌の翼に Op.34-2
パガニーニ:カプリス第7番
メンデルスゾーン:「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64」より第4楽章、他
マイケル・レビン(Vn)、
ベル・テレフォン・オーケストラ
1940年から1958年までNBCラジオネットワークで放送されてたコンサート番組「ザ・ベル・テレフォン・アワー」。その番組にマイケル・レビンが出演した時の演奏を集めました。ヴァイオリンの小品から協奏曲の抜粋まで2枚組にたっぷりと収録。毎週800万人から900万人に聞かれていたという大人気番組でのマイケル・レビンの演奏をお楽しみください。

MUSICAL CONCEPTS
MC-3112(1CDR)
バッハ:ソナタ、トランスクリプション集
ソナタ ト長調 BWV1027/ソナタ ハ長調 BWV1028/ソナタ ト短調 BWV1029/アリオーソ(「ハープシコード協奏曲第5番 BWV1056」よりラルゴ)/「トッカータ ハ長調 BWV564」よりアダージョ/「管弦楽組曲 ニ長調 BWV1068」よりアリア/われ汝に呼ばわる,主イエス・キリストよ BWV639/来たれ,異教徒の救い主よ BWV659
マリーナ・タラソワ(Vc)、
エフゲニー・スタロドゥブツェフ(P)

録音2024年1月&2月
1960年モスクワ生まれ、プラハ、フィレンツェ、パリの国際コンクールを制し、チャイコフスキー国際コンクールでも入賞したチェリスト、マリーナ・タラソワは、フレンニコフやロジェストヴェンスキーにも絶賛されたロシアを代表する名手の一人です。彼女が大切にしている作曲家の一人であるバッハの作品を元々ヴィオラ・ダ・ガンバのために作られたソナタを中心に、オリジナル楽器ではないチェロを使って新たな表現で紡ぎだしていきます。

GENUIN
GEN-24878(1CD)
マニフェスト・オン・ラヴ
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」
ドブリンカ・タバコヴァ(b.1980):穀物の穂
シューマン:弦楽四重奏曲第3番 イ長調 Op.41、
 もし小鳥ならば Op.43-1
バービカン・クァルテット

録音:2023年5月23日-25日&11月28日-29日、ライトシュタデル(ノイマルクト、ドイツ)
2022年ARDミュンヘン国際音楽コンクールで見事第1位を獲得したバービカン・クァルテットのデビュー・アルバムが登場です。2022年は彼らにとって大きな転機の年でした。第2ヴァイオリンにケイト・マロニーが就任し、4人の演奏者が即座に結びついたことで、独特で甘美な音色が生み出され、彼らの指導者であるエベーヌ四重奏団とギュンター・ピヒラーに認められました。そしてその6か月後には、ARDミュンヘン国際音楽コンクールで優勝を飾り、ドブリンカ・タバコヴァの委嘱作品の最優秀解釈賞などを受賞し、このアルバム・デビューを勝ち取りました。このデビュー・アルバムではシューマンの壮大な音楽と、ヤナーチェクの緻密さの両方を見事に表現しており、今後期待されるクァルテットのひとつです。

Etcetra
KTC-1822(1CD)
20世紀以降のヴァイオリンとピアノのための音楽
エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.82
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
ルイス・バルボサ(1887ー1952):ヴァイオリンとピアノのためのロマンス(世界初録音)
イヴァン・ムーディ(1963ー2024):ヴァイオリンとピアノのための 「アセント」(世界初録音)
ラヴェル:ツィガーヌ、ヴァイオリンとピアノのための演奏会用狂詩曲
ブルーノ・モンテイロ(Vn)、
ジョアン・パウロ・サントス(P)
「ポルトガル最高のヴァイオリニストの一人」(リスボンの日刊紙”デイリー・プブリコ”)、「今日のもっとも有名なポルトガルのミュージシャンの一人」(リスボンの週刊紙”ウィークリー・エクスプレッソ”)、「艶のある黄金の音色」(アメリカの音楽誌”ファンファーレ”)、「豊かなヴィブラートから生み出される輝く色彩」(イギリスの権威ある弦楽器専門誌”ストラッド”)など、国際的なメディアで絶賛されてきたブルーノ・モンテイロ。本アルバムでは、20世紀初期から現代まで、多くのコンサートで取り上げてきたヴァイオリンとピアノのための傑作をセレクトしています。
Etcetra
KTC-1814(1CD)
アーベントロート(夕焼け)
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 Op.121
クララ・シューマン:ロマンス Op.22-1
ブラームス
:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
ローデヴェイク・モルテルマンス:ロマンス
イスカ・ランプレヒト(Vn)、
マルコ・サンナ(P)
ベルギーの若き女流ヴァイオリニスト、イスカ・ランプレヒトのEt’ceteraデビュー盤は、ロベルト&クララ・シューマン、ブラームス、モルテルマンスという同時代を生きた作曲家たちの室内楽作品を取り上げています。
ランプレヒトは、6歳でヴァイオリンを始め、アントワープ王立音楽院、チューリッヒ芸術大学ではイリヤ・グリンゴルツに師事。トゥリクムSQの第一ヴァイオリン奏者として、2023年にポーランドで開催されたシマノフスキ国際音楽コンクールで第2位を受賞(第1位無し)。今シーズン、チューリッヒのトーンハレにデビューを果たし、名門グリンゴルツ四重奏団と共演しました。また、マルグリット・マイスター財団賞、SWUKフランダース財団の2024年受賞者でもあり、トゥリクム弦楽四重とともにキワニス音楽賞を受賞しました。

Chandos
CHAN-20280(1CD)
ブラームス、リゲティ、モーツァルト、シューマン:ホルン三重奏曲集
ブラームス:ホルン三重奏曲 Op.40
リゲティ:三重奏曲 「ブラームスへのオマージュ」
モーツァルト:ホルン五重奏曲 KV407(ホルン三重奏版)
シューマン:幻想小曲集 Op.88より 第3曲デュエット(ホルン三重奏版)
マーティン・オーウェン(Hrn)、
フランチェスカ・デゴ(Vn)、
アレッサンドロ・タヴェルナ(P)


録音:2023年5月30日-6月1日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
マーティン・オーウェンは、ソリスト、室内楽奏者として世界各地で活躍。1998年から2008年までロイヤルPOの首席ホルン奏者を務め、現在はBBC響の首席ホルン奏者の地位に就いています。また、ロンドンの主要なオーケストラをはじめ、BPOやヨーロッパ室内Oなどでソロ・ホルン奏者も務めています。そして1989年生まれ、朗々たる響き、説得力のある解釈、隙のないテクニックを誇り、国際的なシーンでもっとも人気を集めるイタリアの若きヴァイオリニスト、フランチェスカ・デゴ、1983年イタリア生まれのピアニスト、アレッサンドロ・タヴェルナといった豪華なトリオの誕生です。
ホルンが室内楽の楽器として使われ始めた頃の作品の一つがモーツァルトの「ホルン五重奏曲」でした。元々はホルン、ヴァイオリン、2つのヴィオラ、そしてチェロのための楽譜ですが、ホルンとヴァイオリンが相互にメロディを奏でる形式のため低音楽器をピアノにあてると非常に効果的に「三重奏曲」へと生まれ変わります。そして最初の主要な「ホルン三重奏曲」となるブラームス、そしてそのブラームスの影響を受けながらもハンガリー音楽の要素を含むリゲティといった古典から現代音楽までの幅広いレパートリーが収録されています。

ANTARCTICA
AR-054(1CD)
ザ・フォーク・ソウル・オヴ・ジ・イースタン・クラリネット
グラズノフ:オリエントの夢
プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲 Op.34
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための三重奏曲
レジェー・コーカイ(1906-1962):小四重奏曲
ヤン・ヴァン・デル・ロースト(b.1956):エウテルペ
ローランド・ヘンドリックス・アンサンブル

録音:2023年6月3日-6日、フリッツ・フィリップス音楽ホール小ホール(アイントホーフェン、オランダ)
2015年にクラリネット奏者のローランド・ヘンドリックスが志を同じくする仲間たちと立ち上げたクラリネット、ピアノ、弦楽四重奏による六重奏団、ローランド・ヘンドリックス・アンサンブル。リスナーを魅了し、感動を与え、思い出に残る音楽体験を提供することを目標とする彼らが贈る、東洋のフォークの心をテーマにした多様な異文化の融合。グラズノフのオリエンタリズムからハチャトゥリアンが描くウズベキスタンのインスピレーション、ヴァン・デル・ローストのバルカン文化などの多様性をクラリネットという楽器を通じてまとめ上げ、総合的な音楽体験を提供します。
ANTARCTICA
AR-053(2CD)
ナッシュヴィル協奏曲
ヤン・ヴァン・ランデゲム(b.1954):クラリネット五重奏曲
ヴィム・ヘンデリックス(1962-2022):4つの小品
ヴィルフリート・ヴェステルリンク(b.1945):ランドスケープZ
アラン・クレパン(b.1954):神秘の子羊の印象
ユルゲン・デ・ピレシン(b.1965):ナッシュヴィル協奏曲
アンドレ・ラポルト(b.1931):演奏会用小品
エリク・デシンペラーレ(b.1990):ラプソディー
ローランド・コリン(b.1938):ディヴェルティメント
エディ・ファンオーストハイゼ(Cl)、
ヴィタリー・サモシュコ(P)、
ツェムリンスキー四重奏団、
アタネレス・アンサンブル、
エリク・デシンペラーレ(P)

録音:2023年5月8日-9日&10月18日ー19日、モーターミュージック・スタジオ(ベルギー)
現代ベルギーの豊かなクラリネット作品を集めた珠玉のコレクション。エディ・ファンオーストハイゼ(エディ・ヴァノオーストハーゼ)はブリュッセルPOの首席クラリネット奏者。幼い頃から母国ベルギーの作曲家の献身的な取り組みを目の当たりにし魅了され続けてきたといい、その音楽に対する根深い情熱とともに、ベルジャン・クラリネットの貴重な遺産を誇りを持って紹介します。

La Dolce Volta
LDV-68(1CD)
NX-C04
ブラームス:クラリネット・ソナタ 第1番ヘ短調 Op.120-1
クラリネット・ソナタ 第2番変ホ長調 Op.120-2
ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
ジョフロワ・クトー(P)
ニコラ・バルディルー(Cl)
アモリ・コエトー(Vn)
アントワーヌ・ドレフュス(Hrn)

録音:2018年5月5-6日、2022年10月15-16日 アルスナル・シテ・ミュジカル、メス(フランス東部ロレーヌ地方)
※日本語解説付
作曲家ブラームスの避暑地としても有名なオーストリア湖畔のペルチャハで行われているブラームス国際コンクールで2005年ピアノ部門の優 勝者となって以来、この作曲家の作品解釈に極めて高い評価が続くフランスのピアニスト、ジョフロワ・クトー。2008年INTRADAレーベルで 晩期作品を中心としたピアノ独奏曲集をリリースし日本でも好評を博した後、LA Dolce Voltaで体系的に録音してきたブラームスの室内 楽曲や独奏曲全曲は、DiapasonやLe Monde de la Musiqueなど何かと点の辛いフランスの批評誌でも絶賛が続いています。2024 年の新たなリリースは、フランスでレビュー賞を総なめにしたヴァイオリン・ソナタ集で共演したアモリ・コエトーと、フランス放送フィルのトップ奏者 たちを交えてのクラリネット・ソナタ2曲とホルン三重奏曲。「もうこれ以上作曲はしない」と宣言した晩年の作曲家が名手ミュールフェルトとの 出会いに刺激され書き上げた前者2曲での、作品の奥底まで見通せるような静謐な透明感と躍動感のバランスも圧巻ですが、美学者= 批評家ハンスリックの注目によって若きブラームスの活路を開いたホルン三重奏曲での、常に人肌の温もりを感じさせながら端正な様式感を 脈々と築き上げてゆく解釈も比類ない仕上がり。シリーズ先行盤の数々でみせた境地からの予感を何一つ裏切らない、この3曲における21 世紀ならではの新名盤と言ってよいでしょう。複雑な歴史の中ドイツ語圏由来の文化も多く残るロレーヌ地方メスの有名ホールを会場に、 ALPHAやNAIVEなど多くのレーベルで活躍する名技師ジャン=マルク・レネの仕事も光ります。室内楽の深みと香気を存分に味わえる注 目リリースです。

En Phases
ENP-018(3CD)
NX-E10
ハイドン:フルート三重奏曲全集
【CD1】
1-18. フルート、ヴァイオリンとチェロのためのディヴェルティメント(三重奏曲) Op.38
1-3. 三重奏曲 第1番ニ長調 Hob. IV:6
4-6. 三重奏曲 第2番ト長調 Hob. IV:7
7-9. 三重奏曲 第3番ハ長調 Hob. IV:8
10-12. 三重奏曲 第4番ト長調 Hob. IV:9
13-15. 三重奏曲 第5番イ長調 Hob. IV:10
16-18. 三重奏曲 第6番ニ長調 Hob. IV:11
19-21. フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 ト長調 Hob. XV:15(P三重奏曲Op.67-1 )
【CD2】
1-3. フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 ニ長調 Hob. XV:16(P三重奏曲Op.67-2)
4-5. フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 ヘ長調 Hob. XV:17(P三重奏曲Op.73)
6-15.2つのフルートとチェロのための三重奏曲(ロンドン三重奏曲集)Hob. IV:1-4
6-9. 三重奏曲 ハ長調 Hob.IV:1
10-11. 三重奏曲 ト長調 Hob.IV:2
12-14. 三重奏曲 ト長調 Hob.IV:3
15. 三重奏曲 ニ長調 Hob.IV:4
【CD3】
バリトン三重奏曲に基づくフルート、ヴァイオリンとチェロのための編曲
1-3. 三重奏曲 ニ長調(原調:ハ長調) Hob.XI:109
4-6. 三重奏曲 ト長調(原調:ニ長調) Hob.XI:118
7-9. 三重奏曲 ト長調(原調:ヘ長調) Hob.XI:100
10-12. 三重奏曲 ニ長調(原調:ハ長調) Hob.XI:82
13-15. 三重奏曲 ハ長調(原調:イ長調) Hob.XI:103
16-18. 三重奏曲 ニ長調(原調:ハ長調) Hob.XI:110
レ・キュリオシテ・エステティーク(古楽器使用)
ジャン=ピエール・ピネ(フラウト・トラヴェルソ)
ヴァレリー・バルサ(フラウト・トラヴェルソ)…CD2/6-15
シリエル・エベラール(Vn)…CD1/1-18、CD3
セシル・ヴェロル(Vc)…CD1/1-18、CD3
エティエンヌ・マンゴ(Vc)…CD1/19-21、CD2
アリーヌ・ジルベライシュ(フォルテピアノ)…CD1/19-21、CD2/1-15

録音:2014年、2021-22年アルスナル、シテ・ミュジカル・メス(フランス東部ロレーヌ地方)
「交響曲の父」の綽名に加え、弦楽四重奏曲の地位向上と発展にもいち早く寄与し「弦楽四重奏曲の父」とも呼ばれてきたハイドン。管楽 器はあまり室内楽で活用しなかったものの、当時特にフルートはヴァイオリン属と並んでアマチュア演奏家に人気だったため、多くの作品がフ ルートを用いた三重奏編成のために編曲されてきました。また後年ロンドンに渡ってからは、この楽器を愛好するパトロンたちのためにハイドン 自らフルート三重奏曲を作曲、4曲が「ロンドン・トリオ」の名で広く知られています。ここではフランス語圏の第一線で活躍する名手たちが、 18世紀当時の編曲を含むそれらハイドンのフルート向け三重奏曲をCD3枚にわたり全曲録音。作曲家の主君エステルハージ侯ニコラウス が弾くバリトン(共鳴弦を多数備えたヴィオラ・ダ・ガンバの一種)のパートを伴う無数の三重奏曲からの編曲群、またピアノ三重奏曲のヴァイ オリン・パートをフルートで演奏できるようにした3曲、作曲家自身の渡航前からロンドンで出回っていたディヴェルティメント群など、さまざまな 活躍期にわたり個々に特徴的な音楽を書いたハイドンならではの音使いの魅力を十全に楽しめるようになっています。使用楽器も作曲年 代と作風を踏まえて選ばれており、特にフルートはキーが1つだけのモデルと8つのモデルを使い分け、この管楽器の転換期ならではの味わい も楽しめるようになっています。

H.M.F
HMM-90272(2CD)
シューマン:弦楽四重奏曲第1番イ短調 op.41-1
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 op.41-2
弦楽四重奏曲第3番イ長調 op.41-3
ピアノ五重奏曲 変ホ長調 op.44
ハンソンSQ〔アントン・ハンソン(Vn)、ジュール・デュサプ(Vn)、ガブリエル・ラフェ(Va)、シモン・デュシャンブル(Vc)〕
アダム・ラルーム(P)

録音:2023年10,11月/TAP(テアトル・オーディトリウム・ド・ポワティエ)
ンソンSQがハルモニアムンディ・レーベルより登場します!シューマンの人生においてもっとも幸せに満ち溢れていた頃、1842年に書かれた弦楽 四重奏とピアノ五重奏曲という充実の2枚組、ピアノはアダム・ラルームです。ハンソンSQ結成間もない頃、ロマン派の弦楽四重奏曲として初めて取り 組んだのがシューマンだったそう。ピアノ五重奏曲も結成初期から取り組んでいて、しかもピアニストはアダム・ラルームだったということで、今回の録音はごく自 然なながれで決まったものということです。非常に繊細な表情づけがなされながらも大きな息遣いの音楽はさすが。ピアノ五重奏曲でのアダム・ラルームのやわら かくな音色、そしてそのピアノに重なってくる弦楽器の多層感がたまらない演奏です。横の流れがぴたりと心地よいのはもちろんですが、湧き上がってくるような 縦の立体感豊かな響きも美しい演奏です。 (Ki)

CLAVES
50-3081(1CD)
フランク・マルタン:室内楽曲集
(1)ピアノ五重奏曲
(2)弦楽四重奏曲
(3)時の彩りのパヴァーヌ〜弦楽五重奏のための
テルプシコルドQ【ジローラモ・ボッティリェーリ(Vn1)、ラヤ・ライチェヴァ(Vn2)、カロリーネ・コーエン=アダド(Va)、フロレスタン・ダルベレイ(Vc)】
(1)ファブリツィオ・キオヴェッタ(P)
(3)フランソワ・グリン(Vc)

録音:2023年2月/ラ・ショー=ド=フォン(スイス)
自国作曲家の優れた作品の録音に積極的なスイスclavesレーベルからフランク・マルタンの室内楽作品3篇を収録したアルバムがリリース されます。マルタンはチューリヒ、ローマ、パリで学び、セザール・フランクや印象派の影響を受けたのち、現代的な響きの中にも抒情性をもった独自の作風を作り 上げました。特に室内楽は生涯様々な形態の作品を作曲しましたが、ここではピアノ五重奏曲、弦楽四重奏曲、弦楽五重奏のための「時の彩りのパヴァーヌ」が収 録されております。ピアノ五重奏曲と「時の彩りのパヴァーヌ」は初期作品で、弦楽四重奏曲は晩年の作品にして最後の室内楽作品です。
演奏のテルプシコルド四重奏団は1997年にジュネーヴで結成。アマデウス、ブダペスト、ハーゲン、ラサール、モザイク各四重奏団のメンバーから薫陶を受け、 2001年、ジュネーヴの国際コンクールでの優勝をはじめ、ワイマール、グラーツ、トラーパニの国際コンクールでも優勝し、一挙に注目を集めたSQです。 幅広いレパートリーの中でもバロック音楽の演奏を通じ、アンサンブルはより洗練され、ひと際美しい響きを奏でられるクァルテットへと成長していきました。「時 の彩りのパヴァーヌ」ではかつて団のメンバーだったチェリスト、フランソワ・グリンが加わり、マルタン晩年の澄み切った世界を表現しております。
スイスを代表するピアニストの一人、ファブリツィオ・キオヴェッタ(シオヴェッタ)はパウル・バドゥラ=スコダ、ジョン・ペリー、ドミニク・ウェーバーなど、世界 の名だたる名教師・ピアニストに師事。ソロはもちろんのこと室内楽、声楽の伴奏、そして即興演奏など様々な演奏形態の作品を弾き、繊細にして熱い感情が伝わ る演奏として高く評価されております。 (Ki)

BRIDGE
BCD-9592(1CD)
ジョージ・クラム・エディションVol.21
(1)プロセッショナル(1983)〜ピアノのための
(2)クロノス・クリプトス(2020)〜打楽器五重奏のための
(3)無伴奏チェロ・ソナタ(1955)
(4)プロセッショナル(1983)〜ピアノのための(?音響効果を付加した別ヴァージョン)
(1)ギルバート・カリッシュ(P)
(2)カーティス音楽院アンサンブル20/21
(3)ティモシー・エディ(Vc)
(4)マーカントニオ・バローン(P)

録音:(1)2019年5月31日、(4)2021年6月11日、(2)2022年3月26日、(3)2006年4月20日
アメリカの特異な作曲家ジョージ・クラム作品全集の第21 巻。 ここではピアノ作品、晩年の打楽器アンサンブルと初期の無伴奏チェロ・ソナタのた めの作品を収録。独自の神秘思想的世界観をミステリアスな特殊奏法で描いてみ せたクラムの面目躍如の打楽器アンサンブル作品「クロノス・クリプトス」では奏者の 口笛や掛け声も加わって古代ギリシャの儀式を思わせる。なお、この作品の録音は クラムの死の僅か一か月前に行われたもの。

Aulicus Classics
ALC-0104(1CD)
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.80
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94
デニス・ガサノフ(Vn)
ユーリー・パノフ(P)
プロコフィエフが戦時下のモスクワでオイストラフの助言を得て完成させた、フルート・ソナ タの改作であるヴァイオリン・ソナタ第2番と、それ以前に着手していたヴァイオリン・ソナタ第 1番(こちらもオイストラフに捧げられている)のカップリング。演奏はデニス・ガサノフ(ヴァイ オリン)とユーリー・パノフ(P)のコンビで、このレーベルからチャイコフスキーやラフマニ ノフの作品も発売予定。ガサノフはギドン・クレーメルがファイナルの審査に当たったことも大 きな話題を呼んだ、2022年の第8回仙台国際音楽コンクールのヴァイオリン部門第 2位の 受賞者。

Forgotten Records
fr-1918C(2CDR)
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロの為のソナタ(全曲)
第1番ロ短調 BWV.1014/第2番イ長調 BWV.1015/第3番ホ長調 BWV.1016/第4番ハ短調 BWV.1017/第5番ヘ短調 BWV.1018/第6番ト長調 BWV.1019*
アレクザンダー・シュナイダー(Vn)
ラルフ・カークパトリック(Cemb)

録音:1945年11月28日*、1947年1月3日、13日、27日、2月3日
※音源: Columbia ML2109/11
Forgotten Records
fr-1925(1CDR)
コミタスSQ/グリーグ&チャイコフスキー
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 Op.22*
グリーグ:弦楽四重奏曲 ト長調 Op.27#
コミタスSQ

録音:1952年# /1954年11月26日*
※音源:Columbia CX1279*、Melodiya D871/2#
Forgotten Records
fr-1929(1CDR)
モーツァルト:フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K.285*
シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D.803#
パスキエ・トリオ【ジャン・パスキエ(Vn)、ピエール・パスキエ(Va)、エティエンヌ・パスキエ(Vc)】
ジャン=ピエール・ランパル(F)*
マドレーヌ・トゥイリエ(Vn)#
アンリ・モロー(Cb)#
ジャック・ランスロ(Cl)#
ポール・オンニュ(Fg)#
アンドレ・ガンティエ(Hrn)#

録音:1959年11月8日#、1956年11月18日*(共に放送用ライヴ)

MClassics
MYCL-00042(1SACD)
税込定価
Our Favorites
ファリャ(松下倫士編):スペイン舞曲 第1番(歌劇「はかなき人生」第2幕より)
ホルスト(リサ・ポータス編):木星 快楽の神(組曲「惑星」より)
ドビュッシー(磯部周平編):小組曲
ビゼー(リサ・ポータス編):間奏曲(組曲「カルメン」第1番より)
ビゼー(松下倫士編):ファランドール(組曲「アルルの女」第2番より)
マスカーニ(岩岡一志編):間奏曲 (歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より)
モーツァルト(竹島悟志編):歌劇「フィガロの結婚」序曲
ボロディン(竹島悟志編):だったん人の踊り(歌劇「イーゴリ公」より)
ガーシュウィン(リサ・ポータス編):パリのアメリカ人
東京六人組【上野由恵(Fl)、荒 絵理子(Ob)、金子 平(Cl)、福士マリ子(Fg)、福川伸陽(Hrn)、三浦友理枝(P)】

録音:2023年7月31日-8月2日 東京、稲城市立iプラザ
日本のスーパープレーヤー6人によるアンサンブル、東京六人組の2 年ぶりのニュー・アルバムです。「Our Favorites」と題し、メンバー のみならず誰もが愛してやまないクラシックの名曲を集めました!ホ ルストの「木星」、ボロディン「だったん人の踊り」、ガーシュウィン「パリ のアメリカ人」などずらりと並ぶ古今東西の人気曲ばかり。東京六 人組のメンバーによる圧巻の演奏でお楽しみ下さい。オーケストラを 思わす色彩豊かなサウンドと躍動感。洗練された音色。圧倒的な 技術とアンサンブル。音楽の愉しさが満載のアルバムです。

Orchid Classics
ORC-100302(1CD)
NX-B06
シューベルト・リイマジンド
シューベルト:どこに?(弦楽五重奏曲 ハ長調 D956-第2楽章による)(サイモン・パーキンによるチェロとヴォーカル・コンソート編)
歌曲集『冬の旅』 D911より(ティモシー・ジョーンズによるチェロ、ホルンとピアノ編)〜菩提樹/宿屋/郵便馬車
歌曲集『白鳥の歌』 D957より(ティモシー・ジョーンズによるチェロとピアノ編)〜ドッペルゲンガー
アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821
夜に D.983c (サイモン・パーキンによるチェロとヴォーカル・コンソート編)
ジョセフィン・ナイト(Vc)
サイモン・クロフォード=フィリップス(P)
ジェズアルド・シックス(声楽アンサンブル)
ティモシー・ジョーンズ(Hrn)

録音:2023年10月14-15日、2023年10月16日
シューベルトの名作に新たな解釈を加えた演奏を集めた1枚。チェリストのジョセフィン・ナイトを中心に据え、声楽 アンサンブルのジェズアルド・シックスを交えた弦楽五重奏曲の緩徐楽章や、歌曲の他、チェロとピアノ、ホルンの共 演による『冬の旅』からの3曲など斬新かつ親密な響きからは、人間の声と楽器の境界なき融合が感じられます。

FUGA LIBERA
FUG-827(1CD)
NX-C04
ユナイテッド 〜世界の木管五重奏曲
ファジル・サイ(1970-):アレヴィー派の親父たちはラクの酒席で Op.35(2011)
ホルヘ・サントス:Vida 人生 (2023)
山本教生(1957-):日本の歌 (1999)
 花いちもんめ/浜辺の歌/村祭り/ふるさと
アイスラー:ディヴェルティメント Op.4(1923)
ソイ・リー:Three Bagatelles3つのバガテル (2023)
バーンスタイン: ウエストサイド・ストーリー (リチャード・プライス編曲/1989)
パシフィック・クインテット【アリーア・ヴォドヴォゾーヴァ(Fl)、フェルナンド・ホセ・マルティネス・サバラ(Ob)、リアナ・レスマン(Cl)、古谷拳一(Fg)、ヘリ・ユー(Hrn)】

録音:2023年1月21-22日、7月5-8日 テルデックス・スタジオ、ベルリン
2017年のパシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)のアカデミーを修了した5人により、ベルリンで結成されたパシフィック・クインテッ ト。ケルンWDR響首席ホルン奏者を務めるヘリ・ユー、ベルリン・フィル・カラヤン・アカデミーに所属し反田恭平率いるジャパン・ナショナル・ オーケストラでも活躍する古谷拳一など若き名手揃いの彼らは、2019年にコペンハーゲンで開かれたカール・ニールセン国際室内楽コンクー ルで2位の実力を持ち、来日公演も既に成功させています。構造の違う5種類の楽器による木管五重奏は音色をまとめるだけでも大変で すが、音楽性を揃えるという意味でも、彼らはたくさんの練習を重ねてきたと言います。初めてのCDに彼らが選んだプログラムは、メンバー所 縁の国々の特色ある作品で構成された、それぞれの思いが詰まったもの。そしてラストには、彼らが出会ったPMFの創設者バーンスタインの 名曲も収録しています。高い技術と瑞々しい表現、そしてアンサンブルが一体となったグルーヴ感が実に心地よいアルバムです。

Dynamic
CDS-7974(1CD)
NX-B06
パガニーニ:弦楽とギターのための四重奏曲集
四重奏曲第11番ロ長調 M. S.38
四重奏曲第6番ニ短調 Op.5No.3M.S.33
四重奏曲第13番ヘ長調 M. S.40
パガニーニ・アンサンブル・ウィーン
マリオ・ホッセン(Vn)
マルタ・ポトゥルスカ(Va)
リリアナ・ケハヨヴァ(Vc)
アレクサンダー・スヴェーテ(G)

録音:2022年3月24-25日
パガニーニは1813年頃から弦楽とギターのための四重奏曲を書き始め、彼の友人や知人たちに捧げまし た。最初の6曲はリコルディ社から作品4及び5として出版されましたが、次の10作品は未発表のままでし た。1955年に第7番が出版され、後の1972年に彼のコレクションがイタリアに返還されてから少しずつ出版 されています。このアルバムに収録された第6番は1816年末からその翌年初めに作曲されたと推測される作 品。第11番は当時としては珍しいロ長調で書かれているものの、全体的にバランスの取れた響きに満たされ た優雅な作品です。第13番は円熟期の作品らしく、リズミカルな第1主題と抒情的な第2主題、このコント ラストのはっきりした第1楽章がとりわけ印象的な曲。まるでオペラのアリアを思わせる美しい旋律も至るところ に現れます。作曲家の名を冠した“パガニーニ・アンサンブル・ウィーン”はパガニーニの研究家として知られる 名手マリオ・ホッセンが設立したウィーンを拠点に活躍するアンサンブルです。

Da Vinci Classics
C-00857(2CD)
ブラームス:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲 ロ長調 Op.8
ピアノ三重奏曲 ハ長調 Op.87
ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op.101
ピアノ三重奏曲 イ長調 Op.posth.
トリオ・エドネ

録音:2023年
ドイツを代表する作曲家ブラームスのピアノ三重奏曲全集。そのうちのひとつ「Op.8」は彼が20代前半に書かれた作品ですが、35年後に徹底的に改訂された作品です。またこのアルバムには1924年にドイツの音楽学者によって発見された「ピアノ三重奏曲」も収録されています。
Da Vinci Classics
C-00859(1CD)
ルイーズ・ファランク:室内楽作品集
クラリネット三重奏曲変ホ長調 Op.44
スケルツォ変ロ長調 Op.47より アレグロ
フルート三重奏曲ホ短調 Op.45
ピアノのための即興曲ロ短調
マリア・カトゥレッリ(Fl)、
リヴィア・タンショーニ(Cl)、
リヴィア・デ・ロマニス(Vc)、
ミケーレ・トッツェッテ??ィ(P)

録音:2022年12月ー2023年7月(イタリア)
17世紀半ばからロマン派の時代まで、偉大な彫刻家一族を輩出した高貴な芸術家の家系に生まれたフランスの女性作曲家、ルイーズ・ファランク。コンサート・ピアニスト、ピアノ教師(パリ国立高等音楽院初の女性ピアノ科教授)、作曲家としてのキャリアをスタートさせ、3曲の交響曲をはじめとする管弦楽作品、多くの重要な室内楽作品など、豊富な作品を残しています。本アルバムに収められた2つの三重奏曲は、木管楽器とチェロ、ピアノを組み合わせたもので、作曲者の輝かしい想像力と、ドイツ楽派の古典派および初期ロマン派の伝統に根ざした彼女の姿勢が表れています。この2作に加え、ピアノ独奏のための2つの小品をカップリング。ファランクの天賦の才を証明しています。
Da Vinci Classics
C-00849(1CD)
啓蒙時代の弦楽〜古典派のヴァイオリンとチェロの二重奏曲集
ハイドン:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ ニ長調 Hob VI:D1
モーツァルト:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 after KV423、ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 after KV424
ベートーヴェン:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 UnV8(断章)
デュオ・シノプシス〔イゴール・カンタレッリ(Vn)、グレゴリオ・ブティ(Vc)〕
ここに収められている作品はあまり演奏される機会に恵まれていません。しかしながらヴァイオリンとチェロのための二重奏曲という分野で重要な位置を占める作品です。チェロがヴァイオリンの伴奏という枠に留まらず、対等の立場で演奏される作品は、ハイドンから始まったと言えるでしょう。その後をモーツァルトが引継ぎ、恐らく本来は大規模な作品となる予定であったと思われるベートーヴェンの作品の断章まで収録しています。
Da Vinci Classics
C-00851(1CD)
ジュナン:フルートとピアノのためのオペラ・ファンタジー集
ポール・アグリコール・ジュナン:歌劇「椿姫」によるファンタジー Op.18(ヴェルディ)
お気に入りの動機による6つの進歩的ファンタジー Op.12より第4曲歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」(モーツァルト)、第5曲歌劇「チェネレントラ」(ロッシーニ)、第6曲「メロディーズ」(シューベルト)
歌劇「鳩」によるファンタジー(グノー)
歌劇「リゴレット」によるファンタジー(ヴェルディ)
エレーナ・チェッコーニ(Fl)、
アナ・イリッチ(P)

録音:2023年8月
このアルバムでは、19世紀フランスのフルート奏者であり作曲家でもあったポール・アグリコール・ジュナンの作品を収録しています。ジュナンは当時流行していたヴェルディやモーツァルトのオペラから有名なフレーズを流用しながら作品を作っており、フルートの持つ最大限の技術を活かして演奏できる様に作曲しています。
Da Vinci Classics
C-00837(1CD)
モーツァルト(ホフマイスター編):5つの新しいフルート四重奏曲
フルート四重奏曲第1番ヘ長調(オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲 K.370(K.368B)より)
フルート四重奏曲第2番ハ長調(P・ソナタ第7番ハ長調 K.309(K.284B)より)
フルート四重奏曲第3番ト長調(P・ソナタヘ長調 K.533/494より)
フルート四重奏曲第4番ニ長調(P・ソナタ第9番ニ長調 K.311(K.284C)より)
フルート四重奏曲第5番イ長調(P・ソナタ第11番イ長調 「トルコ風」 K.331(K.300I)より)
アンドレア・モガヴェーロ(Fl)、
トリオ・クォドリベット〔ヴィットーリオ・セベリア(Vn)、ヴィルジニア・ルーカ(Va)、ファビオ・ファウソーネ(Vc)〕

録音:2023年8月、イタリア
メンデルスゾーンのヴァイオリン・ソナタやバッハのガンバ・ソナタをフルート版で録音してきたアンドレア・モガヴェーロと、ゴルトベルク変奏曲をブルーノ・ジュランナの編曲による弦楽三重奏版で録音したトリオ・クォドリベットがコラボレーション。モーツァルトのオリジナルの4つのフルート四重奏曲ではなく、モーツァルトの友人であり、モーツァルトの作品の出版者の一人、そして彼自身も作曲家であったフランツ・アントン・ホフマイスターがアレンジした5つのフルート四重奏曲(フルートと弦楽三重奏のための四重奏曲)をレコーディング! オーボエ四重奏曲とモーツァルトの人気ピアノ・ソナタ(『トルコ行進曲付き』のK.311を含む)を、フルート作品の作曲家として特に高く評価されていたホフマイスターの華麗な編曲でお届けします。
Da Vinci Classics
C-00838(1CD)
フルートとハープのための20世紀フランス音楽の旅
ジャン・ミシェル・ダマーズ(1928-2013):フルートとハープのためのソナタ第1番
ジュール・ムーケ(1867-1946):フルートとハープのためのギリシャ風ディヴェルティスマン Op.23
ダマーズ:フルートとハープのための5拍子のパヴァーヌ
ジャン・クラ
(1879-1932):フルートとハープのための二重奏の組曲
デジレー・デル・サント(Fl)、
アリーチェ・ベラルディーニ・ピーニ(Hp)

音:2023年6月、イタリア
19世紀末から20世紀前半のフランスの音楽製作は、洗練されたメロディーと珍しい音色の組み合わせを好むことが特徴です。ドビュッシーやラヴェルなどの作曲家の影響は深く後半にに及んでいますが、サティが提唱した「家具の音楽」の希薄な雰囲気やリズムの流動性に見られる前衛的な実験も、世紀末フランスのサウンド風景の紛れもない要素でした。この文脈において、フルートとハープのデュオは重要な主導的役割を果たしており、この音色の混合は19世紀初頭には既にモーツァルト以降のドイツの作曲家の間で人気がありましたが、その最高の立役者は19世紀後半のフランスの作曲家たちでした。このアルバムでは、アルフレッド・コルトーとマルセル・デュプレの弟子、ジャン・ミシェル・ダマーズの重要なソナタやテオドール・デュボワの弟子ジュール・ムーケのディヴェルティスマン、19世紀から20世紀にかけて生きた多様な人物、ジャン・クラの二重組曲を収録しています。
Da Vinci Classics
C-00842(1CD)
ショスタコーヴィチ:ヴィオラのための作品全
ショスタコーヴィチ(ヴァディム・ボリソフスキー編/ヴィオラとピアノのための):映画「馬あぶ」より4つの小品
ショスタコーヴィチ
:ヴィオラ・ソナタ Op.147、ヴィオラとピアノのための即興曲 Op.33
ジューリア・パンキエーリ(Va)、
マッテオ、ボガッツィ(P)

録音:2023年6月(チーゴレ、イタリア)
このディスク1枚にすべてが収まってしまうほどショスタコーヴィチはヴィオラのための作品をあまり多く遺しませんでしたが、死のわずか数週間前に書いた最後の作品であるヴィオラ・ソナタはその内容は非常に高く評価されています。また「ヴィオラとピアノのための即興曲 Op.33」は友人へ宛てて書いた手紙の中から2017年にモスクワで発見されたばかりの作品で、ショスタコーヴィチのヴィオラ・レパートリーに貴重な作品が一つ加わりました。


Paladino Music
PMR-0130(1CD)
ブラームス:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38、
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.
マルティン・ルンメル(Vc)、
シュテファン・シュトロイスニヒ(P)

録音:2023年4月4日-5日(オーストリア)
バッハの組曲、ベートーヴェンのソナタとともに、ブラームスのソナタがチェロにおける旧約聖書の三位一体を形成していると考えるマルティン・ルンメルが、シュテファン・シュトロイスニヒとの協同作業を通じて培ってきた独自の洞察を確固たるものにし、満を持してブラームスのソナタをレコーディング。ルンメル50歳の誕生日にリリースする記念碑的な1枚です。

KAIROS
0022036KAI(1CD)
ラファウ・ザパワ:フューティリティ
ラファウ・ザパワ(b.1975):No Meaning Detected(Vnとエレクトロニクスのための)(2018)
Introverts’ Collective(アンサンブル、エレクトロニクスとモバイル・コントローラーのための)(2021)
Judge Me Again(フルートとライヴ・エレクトロニクスのための)(2018)
Futility(アンサンブル、エレクトロニクスとモバイル・コントローラーのための)(2020)
Scrolling to Zero(キーボードとエレクトロニクスのための)(2018)
ハッシュタグ・アンサンブル、
カミル・スタニチェク(Vn)、
アニア・カルポヴィチ(フルート、アルト・フルート)、
ヴォイチェフ・ブワジェイチク(ライヴ・エレクトロニクス)

録音:2023年10月21日-30日(ワルシャワ)
ポーランドの作曲家、サウンドアーティスト、即興演奏家であるラファウ・ザパワのアルバム「フューティリティ」は、コンサート体験を再考し、音楽とテクノロジーを融合させることによって、演奏者と観客の従来の力関係に挑戦するという挑発的なコンセプトでまとめられています。ライヴ・エレクトロニクスなどを駆使し、芸術におけるテクノロジーとインタラクションの役割について新たな視点を提供します。

KAIROS
0022040KAI(1CD)
川俊夫:明暗〜サクソフォン作品集
独奏ソプラノ・サクソフォンのための「3つのエッセイ」(2016/2019)
笙とサクソフォン(ソプラノとテナー)のための「明暗」(2020/2021)
ソプラノとアルト・サクソフォンのための「3つの愛のうた」(2006)
ソプラノ・サクソフォンとハープのための「弧のうた」(1999/2015)
テナー・サクソフォン、ピアノ、打楽器のための「ヴァーティカル・タイム・スタディ」 II (1993/1994)
大石将紀(ソプラノ/テナー/アルト・サクソフォン)、
宮田まゆみ(笙)、イルゼ・エーレンス(S)、
吉野直子(Hp)、大宅さおり(P)、
葛西友子(パーカッション)

録音:2021年9月10日、2022年9月8日&2023年9月8日、武生国際音楽祭(越前市文化センター)
ドイツで尹伊桑、ブライアン・ファーニホウとクラウス・フーバーに作曲法を師事し、日本の伝統的な文化や音楽、それらの美的・精神的基盤に基づいた作品を生み、新作発表の度に大きな話題を呼ぶ現代の日本を代表する作曲家、細川俊夫(b.1955)。これまでもKairosレーベルから様々な作品集がリリースされてきた細川俊夫によるサクソフォンのための作品集を、ソリストや東京現音計画のメンバーなどとして幅広く活躍し、細川俊夫が「最も信頼し、尊敬する音楽家」と語るサクソフォニスト、大石将紀がレコーディングしました。宮田まゆみ、イルゼ・エーレンス、吉野直子、大宅さおり、葛西友子という共演メンバーの充実ぶりにも注目。細川俊夫自身による日本語解説付きです。
 大石将紀は、私が最も信頼し、尊敬する音楽家です。完璧なテクニックを持ち、驚くほど豊かな音楽性に恵まれたこの音楽家は、フランスの古典音楽から現代の最先端の音楽に至るまで、スコアを知的に精密に読み取り、どんな微妙なニュアンスも逃すことなく、その音楽の本質を捉え、繊細に優雅に、そして力強く演奏していく。サクソフォンという楽器は、大石将紀の存在によって新しい「いのち」を与えられています。(細川俊夫)

DUX
DUX-2014(1CD)
タンスマン・トリオ・プレイズ・タンスマン
弦楽三重奏曲第2番(1946)
セレナード第2番(Vn、ヴィオラとチェロのための)(1937)
組曲「ディヴェルティスマン」(Vn、ヴィオラ、チェロとピアノのための)(1929)*
タンスマン・トリオ、トマシュ・リッテル(P)*

録音:2023年9月25日-26日
タンスマン・トリオは、ポーランドの著名な若い奏者によって結成されました。その目的はポーランド出身で20世紀を代表する作曲家アレクサンデル・タンスマンの知られざる作品を広めることにあります。タンスマンはそのキャリアを築くために主にフランスで活動することになりましたが、その作品にはポーランド音楽の影響も見られます。今回のアルバムは比較的小さな規模の作品が選ばれていますが、ゲスト奏者としてトマシュ・リッテルが参加しています。リッテルは、2018年9月に記念すべき第1回が開催されピアノ・ファン、古楽ファンなどの間で話題となったショパン国際ピリオド楽器コンクールで見事優勝を飾ったポーランドの新星です。タンスマン・トリオとトマシュ・リッテルというポーランド期待の若手演奏家たちの妙技をお楽しみください。

Prima Classic
PRIMA-015(1CD)
おとぎ話
パウル・ユオン(1872-1940):おとぎ話 Op.8(Vcとピアノのための)、
 チェロ・ソナタ Op.54(1912)
ヤーニス・チェピーティス(1908-1989):チェロとピアノのための組曲(1959)「おとぎ話「悪魔の生涯」からの3つのエピソード」、
 セレナーデ ニ長調(1939)、スケルツォ(1964)、
 ロマンス イ長調(1965)、
 チェロとハープのためのソナタ(Vcとピアノ版)(1974)
デュオ・アルニカンズ

録音:2021年4月
スイスを拠点に活動するドイツとラトビアの夫婦デュオ「デュオ・アルニカンズ」が贈る、世界初録音を含む「おとぎ話」にまつわる作品集。ブラームスの「ハンガリー舞曲集」の編曲者のひとりとしても知られるパウル・ユオンは、スイス系ロシア人の作曲家でドイツで活躍しました。アレンスキーやタネーエフに師事しました。ヤーニス・チェピーティスはラトビアの作曲家でピアニストでもありました。彼はラトビアの民話の悪魔を題材にし、「チェロとピアノのための組曲」を完成させています。

Prima Facie
PFCD-204(1CD)
通過
ジャイルズ・イースターブルック(1949-2021):Aubade for St. Francis
悲しいけれど真実/25の変奏曲/通過
アウト・オブ・ザ・パープル
クラリネット三重奏曲「Aus dem ersten Grun」
ロジャー・モンゴメリー(Hrn)、
キャロライン・ボールディング(Vn)、
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(P)、
サラ・レオナード(S)、イアン・ミッチェル(Cl)、
ヒュー・ワトキンス(P)、他
Prima Facieレーベルの創設者の一人でもある作曲家&作家ジャイルズ・イースターブルックの追悼記念アルバム。彼はあらゆるジャンルで活躍し、音楽だけでなく演劇の分野でもその能力を発揮し、ライターや作曲コンクールの審査員を務めるなど多才な人物でした。



2007年9月に完成した中国、北京の中心に位置する中国国家大劇院(NCPA/National Centre for the Performing Arts)の自主レーベル「NCPA Classics」の取り扱いを開始します。


NCPA Classics
N-817401721(1CD)
特殊価格
創造の音色〜シェン・テンイ
プーランク:クラリネット・ソナタ Op.18
ウェーバー:協奏的大二重奏曲 Op.48
ウィドール:序奏とロンド Op.72
サン=サーンス
:クラリネット・ソナタ変ホ長調 Op.167
シューマン:幻想小曲集 Op.73
シェン・テンイ(Cl)、
アン・ティアンス(P)

録音:2023年8月2日-3日、中国国家大劇院レコーディング・スタジオ(北京、中国)
祖父ワン・ジージェンから教えを受けてクラリネットを始め、フィラデルフィアのカーティス音楽院ではリカルド・モラゲスのクラスで研鑽を積んだ中国のクラリネッティスト、シェン・テンイ(トニー・シェン)。
17歳でズービン・メータ指揮イスラエル・フィルの中国ツアーに招かれたことによりブレイクを果たし、アメリカのニュー・ヘヴンSOの客演副首席奏者に抜擢。愛用するドイツのユーベル社のクラリネットとともに活躍を続けています。
プーランクやサン=サーンスなどクラリネット・ソナタを中心として名作5曲を同じく中国のピアニスト、アン・ティアンスとのデュオで演奏。
その精妙な演奏、時には黄金色、時には翡翠のようなカラーをまとった音色によって、聴き手は魅惑的な世界を体験することになるでしょう。
NCPA Classics
N-817401431(1CD)
特殊価格
アンバーSQ〜モーツァルト&チャン・チャオ
モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調 K.465「不協和音」
チャン・チャオ:トーテム
アンバーSQ

録音:2016年1月、2017年7月、中国国家大劇院音楽庁(北京、中国)
中国の中央音楽学院に在籍していた弦楽器奏者4人が意気投合して2005年に設立。「琥珀」をアンサンブル名に関するアンバーSQは、2013年にメルボルンで開催されたアジア大西洋音楽コンクールで大賞、弦楽器部門賞、新作優秀演奏賞(1930年以降の作品)を受賞するなど目覚ましい成果を次々と上げました
また、アルバン・ベルク四重奏団から直接指導を受けた中国における唯一のSQであり、2022年からはドイツの楽譜出版社「ヘンレ社」の中国アンバサダーに就任しています。

Hunnia Records
HRCD-2311(2CD)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集“ジプシー風に”
【CD1】 ステージ上で会話をする演奏家 Part.1
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
ステージ上で会話をする演奏家 Part.2
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
【CD2】 ステージ上で会話をする演奏家 Part.3
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番、スケルツォ ハ短調(F.A.E.ソナタ より)
ブラームス(ヤーノシュ・バラージュ編):ハンガリー舞曲第1番、
 ハンガリー舞曲第5番
バルナバーシュ・ケレメン(Vn)、
ヤーノシュ・バラージュ(P)

録音(ライヴ):2023年4月28日、コダーイ・センター(ペーチ、ハンガリー)
ブダペストに150の、ウィーンには600〜700のピアノ工房があり、ブルジョワジーの家ではどこでも小さなサロンが開かれていた19世紀の世界にタイムスリップしたかのような空間をコンセプトとした、バルナバーシュ・ケレメン&ヤーノシュ・バラージュによるコンサートのライヴ録音。演奏の間に2人の会話を挟むなどの演出が施され、リスナーを19世紀のハウスコンサートへと誘います。伴奏を務めるヤーノシュ・バラージュのアレンジによるハンガリー舞曲2曲も収録。

LAWO Classics
LWC-1280(1CD)
彼女は男のように作曲する〜女性作曲家たちによる金管アンサンブルのための作品
グラジナ・バツェヴィチ(ヤーレ・ストールロッケン(b.1977) 編):オベレック第1番
リリ・ブーランジェ(ストールロッケン編):2つの小品〔T. 夜想曲、U.行列〕
フローレンス・ビアトリス・プライス(1887-1953)(ストールロッケン編):崇拝
ファニー・メンデルスゾーン(1805-1847)(ストールロッケン編):白鳥の歌 Op.1
シャミナード(1857-1944)(ストールロッケン編):ロンドー Op.97
バツェヴィチ(ストールロッケン編):マズルカ舞曲
サリー・ビーミッシュ(b.1956)(ストールロッケン編):静かな夜に
アガーテ・バッケル・グロンダール(1847-1907)(ストールロッケン編):3つの小品 Op.15〔T. セレナード、U. 舞踏会で、V. ユモレスク〕
マリア・テレジア・フォン・パラディス(1759-1824)(ロジャー・ハーヴィ編):シチリアーナ
ルース・クロフォード=シーガー(1901-1953)(ストールロッケン編):リソルティ・ロソルティ
ジョイ・ウェッブ(セバステャン・ハウコース編):シェア・マイ・ヨーク
エセル・スマイス(1858-1944)(ストールロッケン編):プリズン第2番
クララ・シューマン(ストールロッケン編):3つの混声合唱曲より〔T. ヴェネツィアの夜の祝祭、U. 前へ〕
メル・ボニス(メラニー・ボニス)(1858-1937)(ストールロッケン編):いたずら Op.126- 第13曲 小さな子が眠りにつく
ティーネ・ティング・ヘルセット(Tp)
テン・ティン・ブラス・アンサンブル〔ティーネ・ティング・ヘルセット(トランペット、リーダー)、マーレン・インゲボルグ・チェーンスリ(Tp)、イングリ・エリーアセン(Tp)、エリン・ホルメン・クルヴェルード(フリューゲルホルン)、レーナ・ヴィーク(Hrn)、ハイディ・ソーレム(テューバ)、アストリ・カロリーネ・エラン(バス・トロンボーン)、マリーエ・ノクレビュー・ハンセン(Tb)、インゲビョルグ・クロウホルト(Tb)、トーネ・クリスティン・リーウン・ロスラン(Tb)〕

録音:2023年8月7日-10日、カムペン教会(オスロ、ノルウェー)
"歌うトランぺッター"として高い評価と人気を誇るノルウェー出身の若き名女流、ティーネ・ティング・ヘルセット。ノルウェーの高品質レーベル「ラウォ(LAWO)」 第3弾は、自らがリーダーを務める女性金管アンサンブル「テン・ティン」と共に奏でる女性作曲家をフィーチャーした作品集。
クラシック・ソリスト、アンサンブル・リーダー、ジャズ・ミュージシャンとして多彩に活躍するヘルセットは、国内外のメジャー・オーケストラとの共演や、数々の音楽祭に出演。2007年、クラシック・アーティストとしては初となるノルウェー・グラミー賞(スペルマン賞)で「ニューカマー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、2013年「エコー・クラシック賞」の「ニューカマー・オブ・ザ・イヤー」、2009年ボルレッティ=ブイトーニ・トラスト・フェロウシップ、2006年ユーロヴィジョン・ヤング・ミュージシャン・コンペティション第2位など、数々の賞を受賞。2007年オスロでのノーベル賞において、ガラ・コンサートのオープニングを務め、世界中にその演奏がTV放送され一躍注目の的となりました。
2007年にヘルセットが結成した10人の女性金管アンサンブル「テン・ティン」は、メンバーの母国ノルウェー全土での演奏活動を皮切りに、2011年のノルウェー・グラミー賞のオープニングでの演奏や、ロンドンのカドガン・ホールで開催されたBBCプロムスに出演して大成功を収め、国際舞台で高い評価を得ています。モーツァルトからヴァイル、グリーグ、バーンスタイン、そしてリュリからバルトークに至るまで、多様なレパートリーを誇り、ノルウェーのギタリスト兼編曲家のヤーレ・ストールロッケンと緊密に協力し、異なる楽器編成の作品も多く取り上げています。
アルバムのタイトルは、エセル・スマイスを評した「崇敬の念を込めた」言葉からインスピレーションを得ており、本アルバムでは、13人の女性作曲家をフィーチャーし、金管アンサンブル用にアレンジされた作品を取り上げています。

CPO
CPO-555397(2CD)
NX-D07
アントン・ライヒャ(1770-1836):室内楽作品集
グランド・カルテット・コンチェルタント 変ホ長調 Op.104- ピアノ、フルート、ファゴットとチェロのために
三重奏曲 ト長調 - フルート、ヴァイオリンとチェロのために
グランド・トリオ・コンチェルタント イ長調 Op.101No.6- ヴァイオリン、チェロとピアノのために
五重奏曲第2番変ホ長調- フルート、クラリネット、ホルン、ファゴットとヴィオラのために
アルベルト・シュヴァイツァー・アンサンブル
キヴェリ・デルケン(P)
アンジェラ・ファーキンス(Fl)
マルティン・シュパンゲンベルク(Cl)
ティルマン・ヘフス(Hrn)
エッカルト・ヒュープナー(Fg)
フローリアン・ドンダラー(Vn/ヴィオラ)
ターニャ・テツラフ(Vc)

録音:2022年4月16-18日
チェコで生まれ、ドイツとフランスで活躍した作曲家アントン・ライヒャ(アントワーヌ・ライシャ/アントニーン・レイハとも)。ベートーヴェンより10か月早く生まれ、ボ ンで過ごした際には親交を持ったことでも知られています。1808年からパリに移り、やがてパリ音楽院の作曲科の教授に就任。フランツ・リスト、エクトル・ベ ルリオーズ、シャルル・グノー、セザール・フランクら優秀な弟子を育てあげました。古典派様式の室内楽曲に優れた作品を残しましたが、同時代の作曲家た ちに比べると、かなり先進的なアイデアを取り入れたことや、自身の作品の出版をそれほど望まなかったためか、死後は一部の作品以外ほとんど忘れられてし まい、現在では管楽器のための作品の一部が愛好されるに留まっています。 この2枚組にはさまざまな編成による4曲の室内楽曲を収録。15歳からケルン選帝侯宮廷楽団のフルート奏者を務めていた彼だけに、フルートの扱いに長 けており、アルバム中の3曲のフルートを用いた作品はとりわけ聴きごたえがあります。 今作ではクリスティアン・テツラフとの来日公演で目覚ましい演奏を聞かせたキヴェリ・デルケン(デュルケン)や、 チェリストのターニャ・テツラフらを交え、ダイナミッ クな音楽を作り上げています。

SOMM
SOMMCD-0685(1CD)
NX-B07
ラファエル前派時代のチェロ作品集
イヴァン・クノル(1853-1916):K. クリムシュによる主題と変奏曲 Op.88(1888)*
フーゴ・ベッカー(1863-1941):愛の生活 Op.7(1894)*〜第5番Frage/第6番Antwort
15世紀のフランスの歌 - L’Amour de moy(R. クィルター編)(1917頃)*
リュリ:歌劇「アマディス」第2幕 - Bois epais(R. クィルター編)*
ロジャー・クィルター(1877-1953):ジュリアへ Op.8〜 第3番To Daisies ヒナギクに/6. 第5番Julia’s Hair ジュリアの髪*
 組曲「虹の終わる場所に」 - Slumber Song(1911/12編)
 ウィリアム・ブレイクの3つの歌 Op.20-第1番 Dream Valley 夢の谷(1917編)*
シリル・スコット(1879-1970):ヴェスペラーレ OP.40No.2(1904)(B. ハンブルク編)*
 子守歌 Op.57No.2(1908)(C.W.エヴァンス編)
 Pierrot amoureux(1912)*
 :Pastoral and Reel パストラールとリール(1926)
 Ballade バラード(1934)
グレインジャー
:青春の歓喜(1901)
 ヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」による変奏曲(1911)*
 サセックスの役者が歌うクリスマス・キャロル(1905)*
エイドリアン・ブラッドバリー(Vc)
アンドルー・ウェスト(P)

録音:2023年7月15,16日
*…世界初録音
19世紀イギリスで興った芸術運動「ラファエル前派」の時代に生まれ、20世紀前半に活躍した英国のチェリスト、ベアトリス・ハリスン (1892-1965)と彼女 を取り巻く作曲家たちへのオマージュ・アルバム。ディーリアス、エルガー作品を得意としたハリスンは、1924年5月19日、自宅の庭でナイチンゲールの歌と合 わせた演奏がBBCラジオによってライヴ放送され100万人以上のリスナーを魅了したことで広く知られるようになりました。その放送100年を記念して製作さ れたこのアルバムでは、ハリスンが学んだフーゴ・ベッカーの作品と、フランクフルトの教師イヴァン・クノルの作品、そしてクノルの元で学んだ"The Frankfurt Gang"と呼ばれる作曲家たちの作品を紹介しています。アルバムには世界初録音の10曲が含まれており、その中にはハリスンのお気に入りだったクィルター 編曲の「L'Amour de moy」など未出版作品や、彼女のアーカイヴに残されていた未発見の作品も含まれるほか、ハリスン生誕100年記念の演奏会で、 ジュリアン・ロイド・ウェバーが披露したスコットの「Pastoral and Reel」もされています。イングリッシュ・ナショナル・オペラ、ロンドン・シンフォニエッタ、ロンドン交 響楽団、ロイヤルPOなどと共演経験のあるチェリスト、エイドリアン・ブラッドバリーの演奏で。

La Dolce Volta
LDV-96(1CD)
NX-C04
ベルク、ブラームス、プーランク、シューマン: クラリネットとピアノのための作品集
プーランク:クラリネット・ソナタ FP184
シューマン:幻想小曲集 Op.73
 3つのロマンス Op.94
ブラームス:クラリネット・ソナタ 第2番変ホ長調 Op.120-2
ベルク:4つの小品 Op.5
ミシェル・ポルタル(Cl)
ミシェル・ダルベルト(P)

録音:2021年3月2-5日 シテ・ミュジカル=メス大ホール
※日本語解説付
クラシックとジャズ両分野で活躍するクラリネットの巨匠ミシェル・ポルタルと、ペルルミュテールの元で研鑽を積み様々なコンクールでの優勝歴 を誇る名手ミシェル・ダルベルト。その初共演は1977年にリリースされたダルベルトのデビュー・アルバムに遡るという、古い付き合いの二人に よるロマン派のクラリネット作品集。プーランク最晩年のソナタはベニー・グッドマンとレナード・バーンスタインによって初演されたもので、ポルタル とはジャズを通じて近い関連があるように思われますが、プーランク本人から演奏の助言を直接受けたというポルタルの表現は決してジャズ風 にはならず、グッドマンらとは大きく異なるものとなりました。続くシューマンとブラームス、そして彼らがあくまでドイツ・ロマン派の延長上にあると 位置付けるベルクにおいても、深い歌心で豊饒な音楽を聴かせています。クラリネット・ファンのみならず、全ての音楽ファンに広くお勧めした い、たいへん温かいアルバムです。
La Dolce Volta
LDV-1323(2CD)
NX-E05
ブラームス:ピアノ三重奏曲 全集
ピアノ三重奏曲 第1番ロ長調 Op.8(改訂版)
ピアノ三重奏曲 第2番ハ長調 Op.87
ピアノ三重奏曲 第3番ハ短調 Op.101
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.40(ホルン三重奏曲のブラームスによる編)
子守歌 Op.49-4(マチュー・ヘルツォーク編曲ピアノ三重奏版)
トリオ・ソーラ【ポリーヌ・シュネ(P、ファニー・フェオドロフ(Vn)、アンジェル・レガサ(Vc)】

録音:2023年5月20-23日、6月25-28日 MC2 オーディトリアム、グルノーブル
※日本語解説付
2015年、パリ音楽院出身の女性3人によって結成されたトリオ・ソーラ。名前の由来はネイティヴ・アメリカンの言葉「飛翔して歌う鳥」から取 られており、日本語の「空」、フランス語の「soeurs(姉妹)」の音も意識されているようです。オリジナル・メンバーのポリーヌ・シュネとアンジェ ル・レガサ、2022年から新加入したファニー・フェオドロフによる初めてのアルバム。2020年に発表された前作もベートーヴェンのピアノ三重奏 曲全集(Naive)という彼女たちですが、La Dolce Voltaからの初めてのアルバムも、いきなりブラームスの全集という意欲的なものとなりまし た。練習に多くの時間を費やすという彼女たちは、作品の構造に注意を払いながらフレージングやアーティキュレーションとその意味を徹底的 に追求、月並みな解釈に陥ることなく、作品に深く切り込んでいきます。その演奏はたいへんダイナミックでいながら細部の歌いぶりも美しく、 なおかつ曲全体を見通したしなやかさを併せ持ったもの。ホルンの代わりにチェロを用いるホルン三重奏曲、そしてしっとりとした「子守歌」の併 録も嬉しいところです。

MDG
MDG-10223162(1CD)
木管五重奏曲集
フランセ:木管五重奏曲
ヒンデミット:5つの木管楽器のための小室内音楽 Op.24-2
イベール:3つの小品
タファネル:木管五重奏曲 ト短調*
シランクス五重奏団【イングリット・ザレフスキー(Fl) ディーター・ザレフスキー(Ob) ヴォルフガング・マイヤー(Cl)
カール・テオ・モルベルク(Hrn) ライナー・ショットシュテット(Fg)】

録音:1978年3月(AAD),1981年3月(DDD)*、カールスルーエ教会、ルートヴィヒスブルク
伝説の管楽器五重奏団、シランクス五重奏団による木管五重奏曲集。1971年に結成され、メンバー全員が当時の西ドイツの若い音楽家のためコンクール "Jugend musiziert"の入賞者という実力者揃いの団体。1975年にはミュンヘン国際音楽コンクールの室内楽部門で優勝を果たしています。メンバーはそれぞ れソリストとして、またオーケストラの団員として活躍していました。中でもファゴットのライナー・ショットシュテット(1951-2016)は、ケルン・ギュルツェニッ ヒOの首席奏者として、そしてクラリネットのヴォルフガング・マイヤー(1954-2019)は、妹のザビーネとともに数々の室内楽録音に参加、またピリオド 楽器も演奏しアーノンクールと共演、後年はカールスルーエ音楽大学の教授、学長を務めていました。 1948年にフランス国立Oの管楽器奏者のために作曲されたフランセの「木管五重奏曲」は、各奏者のテクニックを存分に発揮することのできる技巧的で 完成された様式美を持つ作品。そして色彩感豊かで洒脱な雰囲気を漂わせるイベールの「3つの小品」。一方、近代フルート奏法の確立者の一人であり、20世紀 の管楽器室内楽の発展に貢献したポール・タファネルの「木管五重奏曲」は、自身もフルート奏者であったことからフルートが活躍する場面は多く、技巧的にも難 易度が高い作品です。またフランセやイベールの軽妙さはなく、後期ロマン派のスケールの大きさを感じる作品です。そして20世紀を代表するドイツの作曲家ヒン デミット。多種多様な楽器編成の作品を残していますが、作品24の小室内楽も第1番は管楽器・打楽器にピアノ、アコーディオンというユニークな編成、そしてこ こに収録されている第2番は木管五重奏で書かれています。各楽器の特徴を捉えた躍動感溢れる作品です。 ジャケット写真はパブロ・ピカソの「パン」(1948)。 (Ki)

CONTINUO Classics
CC777-755(1CD)
クリストフ・ジョヴァニネッティ:ヴァイオリンのための6つの作品集
(1)ヨハン-ゼバスティアン〜2つのヴァイオリンのための
(2)アントニオ〜4つのヴァイオリンのための
(3)無伴奏ヴァイオリンのための作品〜独奏ヴァイオリンのための
(4)ニューヨーカー・デュオ〜2つのヴァイオリンのための
(5)ニコロ〜独奏ヴァイオリンのための
(6)アントン〜3つのヴァイオリンのための
(1)-(6)クリストフ・ジョヴァニネッティ(Vn)
(2)(6)デボラ・ネムタヌ(Vn)
(2)(6)サラ・ネムタヌ(Vn)
(1)(2)(4)イーピン・リー(Vn)セッション

録音:2023年6月サン=ルー=ラ=フォレ(フランス)
イザイSQ、エリゼSQの創設者で数多くの録音でも高い評価を集めるフランスのクリストフ・ジョヴァニネッティ。当アルバムは初披露の自作 自演集です!ジョヴァニネッティがここ10年間に作曲したヴァイオリンのための独奏、二重奏、三重奏、四重奏のための6つの作品を収録。共演はサラ・ネムタヌ、 デボラ・ネムタヌ、イーピン・リーという豪華メンバーです。
全体を通じ、マックス・リヒターを思わせるミニマルミュージックの影響を感じさせる作品でヴィヴァルディ(アントニオ)、バッハ(ヨハン-ゼバスティアン)、パガ ニーニ(ニコロ)、ブルックナー(アントン)の作品から旋律を用い、その旋律が変容してきます。驚くほど自然に流れていくジョヴァニネッティの自信作です! (Ki)

Hanssler
HC-23080(1CD)
シューベルト:『しぼめる花』による序奏と変奏曲 D.802(ショットシュテット編)
「おやすみ」〜歌曲集『冬の旅』Op.89D.911より(ピゲ=ルイネ編)
「セレナーデ」〜歌曲集『白鳥の歌』D.957より(ピゲ=ルイネ編)
アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821(ベッセノフ編)
クシシュトフ・カチ カ(フルート)
トロポリタン歌劇場Oのメンバー【エイミー・カウフマン(Vn1)、サラ・ヴォンサッテル(Vn2)、シュムエ ル・カッツ(Va)、ジェリー・グロスマン( チェロ)、レックス・シュラニ(Cb)】

録音:2021年6月16&17日/カウフマン・ミュージック・センター内マーキン・ホール、ニューヨーク
ポーランド出身のフルートの名手クシシュトフ・カチカがオール・シューベルト・プログラムに挑みました!
カチカは2009年から2012年まで広州SOの首席フルート奏者を務めたのち、現在はソリストとして活動の幅を広げており、これまでにラン・ラン、ヨー ヨ・マ、五嶋みどり、サラ・チャンといった世界的アーティストとの共演を果たしております。ヘンスラー・レーベルからライネッケとペンデレツキの協奏曲(HC-23013)、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(フルート版)(HC-21034)、バッハのヴァイオリンとフルートのための協奏曲集(HC-21020)、母国 ポーランドの作曲家「ヴォシの作品集」(HC-20001)、「ルーマニアのフルート音楽」(HC-21060)など、積極的なリリースが続いております。
『しぼめる花』による序奏と変奏曲は、ライナー・ショットシュテット編のフルートと弦楽五重奏版で演奏。シューベルトの叙情性と深い表現が実に魅力的です。傑 作アルペジョーネ・ソナタも華麗に演奏。フルートの音色で華やぐシューベルトの世界をご堪能いただけます。 (Ki)
Hanssler
HC-23077(1CD)
ジョン.D.ゴッチュ(1950-):アメリカの室内楽作品集
(1)「創立者」〜ピアノ三重奏のための(2023)
(2)3つの即興曲〜チェロとピアノのための(2022)
(3)「ローザンヌの風景」〜ファゴット四重奏のための(2020)
(4)バガテル〜ヴァイオリンとピアノのための(2023)
(5)メリーランド・ハント〜ピアノ五重奏のための(2018)
ピアノ三重奏団「創立者」【(1)(4)(5)カテリーナ・チャツィニコラウ(Vn)、(1)(2)(5)ロジェ・モレリョ・ロス(Vc)、(1)(2)(4)(5)トビアス・ハウンホルスト(P)】
(5)ダナ・ボステド(Vn)
(5)オディッセアス・ラヴァリス(Va)
(3)ザ・リッペ・ファゴット四重奏団

録音:(2)(4)2022年10月2&3日、(1)(3)(5)2023年5月4〜6日/ヴッパータール
現代アメリカの作曲家ジョン.D.ゴッチュが主にコロナ禍に書き上げた室内楽作品の世界初録音アルバム。1950年、ニューオーリンズ生まれのゴッチュはフロリ ダで少年時代を過ごし、湖水にはワニが、森や沼地にはガラガラヘビが生息する地で育ちました。やがてメキシコ湾や大西洋に注ぐフロリダに流れる様々な川を旅 し常に自然と関わってきました。彼の音楽は人生そのもの。自然の雄大さ、厳しさ、美しさが作品にあらわれています。
ピアノ三重奏曲「創立者」は、バークレー・プレパラトリー・スクールの新しいチャペルの聖別式のために書かれた新作委嘱。同校の創立者であるエドガー・T・ マクレアリー校長、ラルフ・アイ博士、コリン・ベイカー博士に敬意を表しその名がつけられました。その名をとり、ヴァイオリンのカテリーナ・チャツィニコラウ、チェ ロのロジェ・モレリョ・ロス、ピアノのトビアス・ハウンホルストがピアノ三重奏団としてデビューしました。ゴッチュの室内楽をご堪能ください。 (Ki)

BIS
BISSA-2727(1SACD)
ブラームス:弦楽五重奏曲第1番ヘ長調 Op.88
弦楽五重奏曲第2番ト長調 Op.111
グリンゴルツ・クヮルテット【 イリア・グリンゴルツ(Vn)、アナヒット・クルティキャン(Vn)、シルヴィア・シモネスク(Va)、クラウディウス・ヘルマン(Vc)】
リッリ・マイヤラ(Va)

録音:2023年6月5?9日/福音主義改革派教会、マルターレン(スイス)
グリンゴルツ・クヮルテットがヴィオラのリッリ・マイヤラを迎えてブラームスの弦楽五重奏曲を録音しました!
イリア・グリンゴルツは弱冠16歳のときにパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝し、パガニーニの協奏曲第1番でCDデビュー(BIS-999)。以後バロッ クから新作委嘱まで、非常に幅広いレパートリーを演奏・録音しております。ソロだけでなく室内楽にも力を入れており、グリンゴルツ・クヮルテットとしても活動。 BISレーベルからグラズノフとタネーエフの弦楽五重奏曲(BIS SA-2177)、シェーンベルクの弦楽四重奏曲第1番&第3番(BIS SA-2567)、同第2番&第4番(BIS SA-2267)、そしてMETA4との共演でメンデルスゾーンとエネスコの八重奏曲(KKC-6324 / BIS SA-2447)の録音をリリースしております。
1882年に作曲、同年フランクフルトで初演されたブラームスの弦楽五重奏曲第1番は、全体が明るい民謡風にして構成が堅実で形式が緻密な、いかにもブラー ムスらしい作品。一方1890年に作曲、同年ウィーンで初演された第2番は、もともと交響曲第5番で発想された作品。晩年の作品とは思えないほどの力強さ、 元気旺盛な情熱、そして新鮮な創意にあふれています。圧倒的な技術と豊かな表現で魅了するグリンゴルツ率いる熱き演奏をお楽しみください! (Ki)

Challenge Classics
CC-72969(3CD)
ベートーヴェン:初期弦楽四重奏曲集(第1〜6番)
弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3
弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1
弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18-2
弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op.18-5
弦楽四重奏曲第4番ハ短調 Op.18-4
弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6
ナラティオSQ【ヨハンネス・レールトーヴァー(Vn1)、フランク・パルマン(Vn2)、
ドロテア・フォーゲル(Va)、フィオラ・デ・ホーフ(Vc)】

録音:(2)(3)2023年7月2〜4日、(1)2023年11月11&12日、(4)(5)2024年1月11、13&14日、(6)2024年2月8&9日/福音ルーテル教会、ハールレム(オランダ)
アムステルダムを拠点とし活動するナラティオSQがベートーヴェンの初期弦楽四重奏曲(第1〜6番)をベートーヴェンが作曲した順番で収録しました! 団名“Narratio”の由来は、「レトリックの芸術」を意味し、音楽家が聴衆に伝えるだけでなく、聴衆との相互作用も大切にしたいという思いからその名がつけら れた、名手揃いのSQです。
ガット弦を張り、19世紀から現代の弓を用いて演奏する当団は、2009年に開催されたユトレヒト古楽音楽祭でベートーヴェンの最後の弦楽四重奏曲5作を5 夜連続で演奏したことで注目され、以来ベートーヴェンの全曲を定期的に演奏。15年ほど演奏してきた彼らのひとつのこたえがこの録音に収められております。
アンサンブルの調和を目指しながらも聴衆に訴えかける演奏が魅力の当団は、ポルタメント奏法も取り入れ、旋律を歌うように、音楽が自然と流れるように奏で ており、ブックレット(英)にはヴィブラート、ポルタメントについて言及した団メンバー著の解説付。今後のベートーヴェン録音にも期待が高まる新たな名盤誕生 です!
第1ヴァイオリンのヨハンネス(ヨハネス)・レールトーヴァーはブラームスのヴァイオリン・ソナタ録音(CC-72964)でも大胆なポルタメントと斬新なテンポ 設定で聴き手を驚かせましたが、その演奏が実に自然な音楽で注目されています。

EUROARTS
20-64013(Bluray)
SD on BD
クラシック・アーカイヴ〜『ブラームス:室内楽曲全集』
■ソナタ
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
(2)ヴァイオリン・ソナタ「F.A.E.ソナタ」WoO2
(3)チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
(4)クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
■三重奏
(1)ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8
ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op.87
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101
(2)クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
(3)ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40
■四重奏
(1)ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25
(2)ピアノ四重奏曲第2番イ長調Op.26
(3)ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60
(4)弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51-1
弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.51-2
弦楽四重奏曲第3番変ロ短調Op.67
■五重奏+ボーナス
(1)ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34
(2)ハイドンの主題による変奏曲Op.56b
2台ピアノのためのソナタOp.34b
(3)弦楽五重奏曲第1番ヘ長調Op.88
弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.111
(4)ワークショップ「弦楽五重奏曲」
(5)クラリネット五重奏曲 ロ短調Op.115
■六重奏+ボーナス
弦楽六重奏曲第1番変ロ長調Op.18
弦楽六重奏曲第2番ト長調Op.36

■ボーナス:ドキュメンタリー「Waren nicht die Frauen …」
■ソナタ
(1)イツァーク・パールマン(Vn)、 ダニエル・バレンボイム(P)
収録:1991年
(2)ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、 フリーダ・バウアー(P)
収録:1962年
(3)ミクローシュ・ペレーニ(Vc) 、 ゾルタン・コチシュ(P)
収録:1990年
(4)ヴェンツェル・フックス(Cl)、 エレーナ・バシュキロワ(P)
収録:1996年
■三重奏
(1)エレーナ・バシュキロワ(P) 、 マキシム・ヴェンゲーロフ(Vn)、 ボリス・ペルガメンシコフ(Vc)
収録1989年
(2)ヴェンツェル・フックス(Cl) 、 エレーナ・バシュキロワ(P)、 ディートマール・シュワールケ(Vc)
収録:1996年
(3)イツァーク・パールマン(Vn)、 ダニエル・バレンボイム(P)、 デイル・クレヴェンジャー(Hrn)
収録:1991年
■四重奏
(1)アンドラーシュ・シフ(P) 、塩川悠子(Vn)、 ミクローシュ・ペレーニ(Vc) 今井信子(Va)
収録:1993年
(2)エマニュエル・アックス(P) 、 アイザック・スターン(Vn)、 ヨーヨ・マ(Vc) 、ハイメ・ラレード(Va)
(3)アンドラーシュ・シフ(P) 、塩川悠子(Vn)、ミクローシュ・ペレーニ(Vc) 、今井信子(Va)
収録:1993年
(4)ケラー四重奏団
収録:1994年
■五重奏+ボーナス
(1)タカーチ四重奏団 、ゾルタン・コチシュ(P)
収録:1992年
(2)アンソニー&ヨセフ・パラトーレ(P)
収録:1989年
(3)タカーチ四重奏団 、今井信子(Va)
収録:1997年
(4)タカーチ四重奏団 、今井信子
制作:1997年
字幕:独、英
(5)ベルリン・ゾリステン
収録:1989年
■六重奏+ボーナス
ウィーン弦楽六重奏団
収録:1996年
■ボーナス:制作:1996年
言語:独、英

(標準画質映像をBlu-ray discに収録)
画面:NTSC4:3,16:9
音声:PCM ステレオ、
DD2.0(ドキュメンタリー、ワークショップ
リージョン:All
ドキュメンタリー(英、独 )
986分
膨大な映像を1枚のブルーレイ・ディスクに収録した好企画「クラシック・アーカイヴ」ブルーレイ・シリーズからブラームスの室内楽曲全曲が再発売されます。(旧 品番:2064014は廃盤) DVD8枚分、16時間にのぼる貴重な映像が1枚のブルーレイに収められています。 「ソナタ」パートでの聴きどころは、パールマンとバレンボイムによるヴァイオリン・ソナタ。両者とも40代後半という心身ともに充実した時期であり、濃厚で情感 豊かな演奏を聴くことができます。そしてチェロとピアノの味わい深い対話、ブラームスの情熱と哀愁を感じるペレーニとコチシュによるチェロ・ソナタ。またベルリ ン・フィル首席奏者ヴェンツェル・フックスとロシアのピアニスト、エレーナ・バシュキロワによるクラリネット・ソナタ。晩年の深みを感じさせつつも、瑞々しい感性 に溢れた作品で、伸びやかなフックスの音色が胸に響きます。 「三重奏」パートのバシュキロワ、ヴェンゲーロフ、ペルガメンシコフのロシア系3人によるピアノ三重奏。ピアノ、チェロ、ヴァイオリンのそれぞれの楽器の表現力が 素晴らしく、ブラームスらしい魅力と情熱に溢れる演奏を披露しています。その他にもシフ、塩川悠子、ペレーニ、今井信子の名手4人によるピアノ四重奏曲や、名 門タカーチ四重奏団、ウィーン弦楽六重奏団らのヨーロッパの室内楽の伝統にしっかりと裏打ちされた充実した演奏も収録されています。またワークショップの風 景やドキュメンタリー映像も収録され、見ごたえのある充実の内容となっております。 (Ki)

King International
KKC-117(1CD)
税込定価
「Colors」〜プーランク | フォーレ | エネスコ | タファネル | 尾高尚忠
プーランク:フルート・ソナタ FP164
フォーレ:幻想曲 Op.79
エネスコ:カンタービレとプレスト
タファネル:「魔弾の射手」による幻想曲
尾高尚忠:フルート協奏曲 Op.30b(尾高惇忠編)
ワルター・アウアー(Fl)、
沢木良子(P)

録音:2023年11月13&14日/キング関口台スタジオ(第2スタジオ)
ウィーン・フィル首席フルート奏者ワルター・アウアーの新譜「Colors」は、なんとキング関口台スタジオで収録したセッション録音!
収録作品はプーランクのフルート・ソナタ、フォーレの幻想曲、エネスコのカンタービレとプレスト、タファネルの「魔弾の射手」による幻想曲、そして尾高尚忠 (尾高惇忠編)のフルート協奏曲という充実の内容です!長い演奏キャリアの中で最も得意とし愛奏してきたレパートリーが、アルバム「Colors」に収録され ています。
白眉は尾高尚忠のフルート協奏曲!「この作品に出逢えたのは非常に幸せなことでした。フルート協奏曲のレパートリーにおける、まるで真珠のような存在であ り、重要作品と列せられるべき存在だと考えています」と語るアウアー。ロマンティックな表現、華麗なヴィルトゥオジティ、官能的な響きが相まった傑作を絶大 な信頼を寄せるピアニスト沢木良子とともに現代最高峰の名手が色とりどりの音色で奏でます。 (Ki)

Hanssler
HC-23070(1CD)
反映
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調Op.19
ウストヴォリスカヤ:グランド・デュエット
ペルト:鏡のなかの鏡
カトリーン・インバル=ボーゲンスベルガー(Vc)、
タチヤナ・リャフ(P)

録音:2022年3月7、8日/ファットリア・ムジカ(オスナブリュック)
ドイツのベテランチェロ奏者カトリーン・インバル=ボーゲンスベルガーがベラルーシ出身のピアニスト、タチヤナ・リャフとロシア・ソヴィエト作品に挑戦。
ラフマニノフの名作ソナタをメインに、ウストヴォリスカヤの力作、心洗われるように透明なペルトと続きます。ピアノのリャフはミンスク音楽院時代、髪を緑に染 めピアスが目立つ問題児だったそうですが、どこかホロヴィッツの思わせるピアノの輝きが冴えます。
ソヴィエト音楽史の謎の存在ウストヴォリスカヤが1959年に書いた「グランド・デュエット」も、両奏者の絶望感と暴力的な衝動が独特。ロストロポーヴィチ以 来の見事な録音と申せましょう。 (Ki)

ANIMAL MUSIC
ANI-122(1CD)
チェロで奏でるヤナーチェク
ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7*
おとぎ話 JW VII/5
ドゥムカ JW VII/4*
ロマンス JW VII/3*
アダージョ JW VII/5*
プレスト JW VII/6
*=イジー・バールタによるチェロ編曲版
イジー・バールタ(Vc/Dietmar Rexhausen 2012)、
テレジエ・フィアロヴァー(P/Steinway & Sons C227)

録音:2023年8月/アトリウム・ナ・ジシコヴェ(プラハ)
チェコを代表するチェリスト、イジー(イルジー)・バールタ。2021年のコロナ禍にテレジエ・フィアロヴァーと録音したベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集 (ANI-101)が高い評価を得ています。同コンビによる新譜はオール・ヤナーチェク・プログラム!このアルバムではヴァイオリンとピアノのために書かれた有名 なソナタ、ドゥムカ、ロマンスも収録。ヴァイオリン・パートはバールタによってチェロ用に編曲され、当編曲版は世界初録音となります。ヤナーチェクはライプツィヒ 留学中にドゥムカとロマンスを作曲。初期作品らしい古典主義、ロマン主義的な作風のこれらの作品は、チェロ演奏で聴くとより切なく哀愁漂う旋律が際立ちます。
ヴァイオリン・ソナタは1913年に作曲。その後21年に改訂し、翌22年に決定稿を発表。のちヤナーチェクの代表作となりました。当録音では調性とピアノ・パー トはそのままに、ヴァイオリン・パートは基本1オクターブ下げて編曲しています。第1楽章冒頭から非常にインパクトの強い東洋的な音階を色濃く演奏。バールタ、 フィアロヴァーが感情豊かに表現しております。
このアルバムにはヤナーチェクがチェロとピアノのために作曲した作品「おとぎ話」も収録。当初4楽章で作曲するも後に3楽章構成に変更。その外した楽章が「ア ダージョ」で、当アルバムにはその作品も収録。チェロで聴くヤナーチェク。要注目のアルバム・リリースです! (Ki)

ONDINE
ODE-1409(1CD)
NX-B10
ヒンデミット:フルートのための作品全集
木管楽器、ハープと管弦楽のための協奏曲(1949)
無伴奏フルートのための8つの小品(1927)
フルート・ソナタ(1936)
カノン風ソナチネ -2つのフルートのために Op.31No.3(1923)
エコー- フルートとピアノのために(1944)
Enthusiasm-フルートとヴィオラのために(1942)…世界初録音
プレーン音楽祭 - 「夕べの演奏会」第2番- フルートと弦楽合奏のために(1932)
スタティス・カラパノス(Fl)
イェルク・ヴィトマン(Cl)
シュテファン・シュヴァイゲルト(Fg)
セリーヌ・モワネ(Ob)
マリー=ピエール・ラングラメ(Hp)
ベルリン・コンツェルトハウス室内O
クリストファー・パーク(P)
フィル・リオティス(P)
フィリップ・ベルノルド(Fl)
デイヴィッド・アーロン・カーペンター(Va)…
シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭O
日下紗矢子(リーダー/ディレクター)
クリストフ・エッシェンバッハ(指)

録音:2021年2月26日、4月16日、2023年9月3日、12月9日、2019年7月2日
ヒンデミットはオーケストラのほぼ全ての楽器に習熟し、様々な楽器のためにソナタや協奏曲を書きました。このアルバムでは、名作として知られるフルート・ソ ナタをはじめ、学習者向けのものまで含んだフルートをソロに据えた作品を網羅しています。ソリストのカラパノスは1996年にアテネに生まれ、2020年には シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭でレナード・バーンスタイン賞を贈られました。PMFやN響への出演で来日しており、日本でも大いに注目されている若 手。活発で華やかなサウンドとテクニックを見事に発揮しています。 聴きものは冒頭に置かれた「木管楽器、ハープ、オーケストラのための協奏曲」で、スピードに乗った華やかな展開が魅力の作品。共演のソリストもヴィトマ ン、モワネ、シュヴァイゲルト、ラングラメと超豪華。日下紗矢子率いるオーケストラが切れ味よい演奏で盛り立て、この作品の真価を明かす名演となっていま す。世界初録音となる「Enthusiasm 熱狂」はイェール大学の作曲クラスで、生徒たちが見ている前でヒンデミットが黒板に書いていったという曲です。 エッシェンバッハのヒンデミット:室内音楽集第1集ODE-1341、第2集ODE-1357。好評発売中。

POLYMNIE
POL-215172(1CD)
グリエール:ヴァイオリンのための二重奏曲Op.49(全12曲) パトリス・フォンタナローザ(Vn)
ジェルサンド・モンダーニ(Vn)

録音:2021年1月
名作ホルン協奏曲やバレエ音楽「赤いけしの花」「青銅の騎士」で知られるレインゴリト・ グリエールはウクライナのキーウ出身。スクリャービン、ラフマニノフと同世代であるが国民 楽派の影響を受けた交響曲、バレエ音楽を多く作曲した。このディスクは2つのヴァイオリ ンのための12のデュオが収められており、大変珍しい。2つのヴァイオリンで奏でられるバ レエ音楽とでもいうべき楽しい内容。12の曲のイメージを絵にしたカードが12枚おまけで 付いているチャーミングなアルバム。

IBS CLASSICAL
IBS-12024(1CD)
NX-B10
クララ&シューマン:チェロのための作品集
クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
幻想小曲集 Op.73
3つのロマンス Op.94(オリヴァー・グレッドヒル編)
民謡風の5つの小品 Op.102
おとぎの絵本 Op.113(ロベルト・ハウスマン編)
アルベルト・マルトス(Vc)
ミリアム・ソテロ(P)

録音:2023年4月17-19日
1848年にドイツで起きた三月革命は、ドレスデンに住んでいたシューマン夫妻にも多大な影響を与えました。二 人は喧噪を離れ田舎に移り住み、シューマンは落ち着いた環境でいくつかの室内楽作品に取り組んだのです。こ のアルバムに収録された作品はその前後の時期に一気に書かれたもので、どれも豊かなインスピレーションを感じさ せます。それぞれの曲の楽器指定はホルン、オーボエ、クラリネットとなっているものの変更が可能で、チェロや他の 楽器で演奏されることもあります。 アルバムではスペイン出身のチェロ奏者アルベルト・マルトスとピアニスト、ミリアム・ソテロが薫り高い作品を演奏。 冒頭にはクララの作品も添えられています。

B RECORDS
LBM-060(1CD)
NX-C04
R・シュトラウス:室内楽曲集
ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.13TrV137
メタモルフォーゼン TrV290(ルドルフ・レオポルド編曲 弦楽七重奏版)
トリオ・アーノルド【岡田修一(Vn)、マニュエル・ヴィオック=ジュード(Va)、キム・ボムジュン(Vc)】
ナタナエル・グーアン(P)
マノン・ガリー(Vn)
グレゴワール・ヴェッキオーニ(Va)
オーレリアン・パスカル(Vc)
ロレーヌ・デュランテール(Cb)

録音:2023年11月3日 クロミエ劇場(ライヴ/拍手入り)
岡田修一率いるトリオ・アーノルドを中心としたR・シュトラウスの作品集。ピアノ四重奏曲はシュ トラウスが当時最新の音楽に目覚める直前21歳の頃の作品。古典的な手法に忠実に書かれながら も、若々しい意欲が随所に顔を出しています。元々23の独奏弦楽器のために書かれたメタモルフォーゼ ンは、81歳にして実験的な手法を駆使しつつ、戦争によって崩壊してゆく祖国への悲しみを込めて書き 上げられた作品。若手の名手が揃った演奏陣は、全く違った2つの作品に深く寄り添い、それぞれの魅 力を存分に引き出しています。

DB Productions
DBCD-213(1CD)
NX-B10
ボー・リンデ(1933-1970):室内楽曲集
ピアノ三重奏曲第1番Op.5…世界初録音
6つの性格的小品 Op.4- ピアノのために…世界初録音
ディヴェルティメント Op.25(Vn、チェロとピアノ版)
イルヴァ・ラースドッテル(Vn)
トールン・セーテル・スターヴセン(Vc)
ピーター・フリース・ユーハンソン(P)

録音:2022年12月9-12日
20世紀スウェーデンの作曲家ボー(ブーとも)・リンデ。若い頃から才能を発揮し、ストックホルム音楽大学に入学、 作曲をラーシュ=エリク・ラーションに学んだ後、ウィーンを皮切りとしてヨーロッパ各地で研鑽を積みました。彼は当 時、比較的先進的なスウェーデン音楽界にあって、新古典派スタイルによる調性感のある穏健な作品を書き続 けたためか、あまり知られることもなく37歳で夭折してしまいましたが、ヴァイオリン協奏曲などのいくつかの作品は現 在でも愛されています。 アルバムに収録されたピアノ三重奏曲と6つの性格的小品は世界初録音、ディヴェルティメントもピアノ三重奏版 は世界初録音。北欧を中心に活躍する3人の奏者が魅力的な作品を聴かせます。

Solo Musica
SM-457(1CD)
NX-B06
ハイドン/リゲティ/ファニー=ヘンゼル:弦楽四重奏曲集
ハイドン:弦楽四重奏曲 ヘ短調 Op.20No.5
リゲティ:弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847):弦楽四重奏曲 変ホ長調 H.277
ケイオスSQ

録音:2023年12月7-9日
2019年創設のケイオスSQは、ウィーン音楽演劇大学でヨハネス・マイスルに指導を受け、その後カザ ルス四重奏団に師事しました。2022年にはミュンヘンARDとボルドーという名門コンクールで優勝し、2023-25 年の「BBC Radio3新世代アーティスト」に選出されるなど注目を集めています。デビュー・アルバムとなる当盤 は、「高度に洗練された技術と実験的かつエネルギッシュなアプローチが生み出す情熱的演奏」を標ぼうするこのグ ループにふさわしく、弦楽四重奏の多面性を見せてくれるプログラムです。

Resonus
RES-10337(1CD)
NX-B08
ベートーヴェン:. ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調「街の歌」 Op.11
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1No. 3
創作主題による14の変奏曲 変ホ長調 Op.44(P三重奏曲第10番)
ラウティオ・ピアノ三重奏団

録音:2022年1月19-21日
ラウティオ・ピアノ三重奏団はピリオド楽器を用いて18世紀から19世紀作品を中心に演奏するアンサンブル。 2016年に発表したモーツァルトの三重奏曲が高く評価されて以降、優れたアルバムを世に送り出すとともに、近 年はモダン楽器も操り、現代作品の初演も数多く行うなど活動の幅を広げています。当アルバムはベートーヴェン のピアノ三重奏曲シリーズの第2弾となるもので、1793年から1795年に書かれた第3番と、1797年作曲の有 名な「街の歌」、そして「14の変奏曲」の3曲が収録されています(14の変奏曲の主題はベートーヴェンの創作とさ れていましたが、最近の研究ではディッタースドルフの旋律であることがわかっています)。18世紀に登場したピアノ 三重奏曲の形式が、ピアノの機能の発展に伴い変化していく最中に書かれたベートーヴェンの野心溢れるこれら の作品を、ラウティオは1805年に製作されたピアノで見事に演奏しています。
Resonus
RES-10338(1CD)
NX-B08
ヒュー・ワトキンス(1976-):室内楽と弦楽オーケストラのための作品
ピアノ三重奏曲第1番(2009)
小交響曲- 弦楽オーケストラのために(2013)
ピアノ四重奏曲(2012)
コンチェルティーノ(2011)
ピアノ三重奏曲第2番(2022)
レオノーレ・ピアノ三重奏団【ベンジャミン・ナバッロ(Vn)、ジェンマ・ローズフィールド(Vc)、ティム・ホートン(P)】
レイチェル・ロバーツ(Va)
ベンジャミン・ナバッロ(独奏ヴァイオリン)
オーケストラ・ノーヴァ
エレノア・コア(リーダー)
ジョージ・ヴァス(指)

録音:2023年6月5、6日、9月13日
ピアニストとしても名高いウェールズの作曲家ヒュー・ワトキンスは、2009年にコンポーザー・イン・レジデンスに就任 したのを機に室内楽曲の創作に意欲的に取り組んできました。このアルバムには2009年から22年に書かれた作 品を収めています。ピアノ三重奏曲第2番は音楽祭40周年記念の委嘱作で、初演者レオノーレ・ピアノ三重奏 団による録音。

CD ACCORD
ACD-332(2CD)
NX-E07
現代ポーランドのピアノ五重奏曲集
アレクサンダー・ラソニ(1951-):室内音楽第1番「Stalowa Wola」 - ピアノと弦楽四重奏のために(1978)
クシシュトフ・メイエル(1943-):ピアノ五重奏曲 Op.76(1990-91)
ジグムント・クラウゼ(1938-):ピアノ五重奏曲(1993)
ズビグネフ・バルギェルスキ(1937-):Schizophony - 弦楽四重奏とピアノのために(2012)
ラソニ:Ananda- ピアノと弦楽四重奏のために(2020-21)…世界初録音
ベッティーナ・スクルチプチャク(1963-):ピアノ五重奏曲(2021)…世界初録音
バルトシュ・ヴィトコフスキ(1998-):ピアノ五重奏曲「Landscape from Harenda」(2023)…世界初録音
シレジアSQ
エウゲニウシュ・クナピク(P)
ピオトル・サワイチク (P)
ジグムント・クラウゼ(P)
Tymoteusz Bies(P)

録音:1982年12月27日、2013年11月3-5日、2023年4月19日、2022年1月11日、2023年10月29日、2023年6月29日、2023年10月30日
現代ポーランドの6人の作曲家によるピアノ五重奏曲を収録した2枚組アルバム。演奏はポーランドを代表するシレジアSQと4名のピアニストが 担当。収録作品の作曲家の顔ぶれは、1970年代後半、音楽祭「Young Musicians to the Young City」に作品を発表、一躍注目を集めた1951 年生まれのアレクサンダー・ラソニ。作曲家、ピアニスト、室内楽奏者として世界的に著名な1943年生まれのクシシュトフ・マイヤー。作曲家、ピアニスト、教 育者であり、IRCAM の音楽顧問やアメリカ、ヨーロッパ、アジアのいくつかの大学で作曲教師を務める1938年生まれのジグムント・クラウゼ。ナディア・ブーラ ンジェに学び、ポーランドの音楽にフランスの美的様式を採り入れた1937年生まれのズビグネフ・バルギェルスキ。ポズナン音楽アカデミーで音楽理論と作曲 の学位を取得した後、スイスでさらに勉強し、現在はルツェルン大学で講師を務める1963年生まれのベッティーナ・スクルチプチャク。カトヴィツェのカロル・シ マノフスキ音楽アカデミーで作曲を学び、数多くのコンクールに入賞した1998年生まれのバルトシュ・ヴィトコフスキの6名です。20世紀後半から21世紀にか けてのポーランド音楽の潮流を窺える興味深いアルバムと言えるでしょう。

Gramola
GRAM-99320(2CD)
NX-D06
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉 Hob. XX:1B(弦楽四重奏版) カペラ・パウラーナ(弦楽四重奏)
ミヒャエル・ケーニヒ(朗読)

録音:2022年秋
ハイドンの『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』は1786年、スペインのカディス大聖堂からの依頼によって書かれたもので、聖金曜日の礼拝において 福音書のキリストの十字架上での7つの言葉をそれぞれ読み、瞑想する時間に演奏されるための音楽です。もともとは管弦楽のために書かれましたが、後に ハイドン自身によって弦楽四重奏版とオラトリオ版が作られ、クラヴィーア用の編曲版も作られました。初演時は「前奏の後、司祭は説教壇に上がり、7つの 言葉のうちの1つを読み上げ黙想しました。それが終わるとすぐに、彼は説教壇から降りて祭壇の前にひざまずき この時間は音楽によって満たされました。 そ して司教は二回目、三回目と説教壇に登場、説教終了後に再び管弦楽が演奏。 私の作品はこの表現にふさわしいものでなければなりませんでした。」と ハイドンが振り返っており、このアルバムは初演時の構成に倣いつつ、カペラ・パウラーナによる弦楽四重奏版が演奏されています。7つの言葉についての考察 はFSSP(Fraternitas Sacerdotalis Sancti Petri 聖ペトロ司祭兄弟会)のユリウス・カッペル司祭(1993年生まれ)のもので、ここではドイツの名俳優ミ ヒャエル・ケーニヒが朗読を行っています。

NCPA Classics
N-817401401S(1CD)
日本語解説付輸入盤
高価格帯

ゼン・ユン 〜 ホルン・カンタービレ
ベートーヴェン:ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
トマジ:ホルン協奏曲
チャイコフスキー:舟歌(四季より)
ヴィネリ:ホルン・ソナタ Op.7
チャイコフスキー(マキシ・サントス編):アンダンテ・カンタービレ(弦楽四重奏曲第1番より)
リムスキー=コルサコフ(ハビエル・ボネ・サントス編):熊蜂の飛行
ゼン・ユン(Hrn)
ウェイ・ジジャン(P)

録音:2022年8月29日−31日、中国国家大劇院レコーディング・スタジオ(デジタル、セッション)
「デビュー」シリーズはその名の通り、中国の若き才能を世界に向けて紹介する要注目のラインナップです。
2023年11月2日、ベルリン・フィルの空席となっていたもう首席ホルン奏者のポジションへの就任がアナウンスされ、世界を驚かせた中国のスーパー・ホルニスト、ゼン・ユン(曾韵/ユン・ゼン)。同じく首席奏者であるシュテファン・ドールと共にベルリン・フィルのホルン・セクションをリードする存在となったゼン・ユンの「ホルン・カンタービレ」は、自身にとってのデビュー・アルバム!
四川交響楽団首席ホルン奏者の父から指導を受けて6歳からホルンを始めたゼン・ユンは、スイスのジュネーヴ高等音楽院へ留学。その後は中国の中央音楽院大学院へ推薦で入学し、中国国家大劇院管弦楽団首席奏者を経て2022年10月にベルリン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ベルリン)の首席奏者に就任。そしてその1年後、ベルリン・フィルへと移籍し首席奏者に就任という凄まじい速さでのサクセス・ストーリーを展開。その間、2019年のチャイコフスキー国際音楽コンクールでは新設された金管楽器部門で第1位を獲得し、さらには2021年に超難関として有名な第70回ARDミュンヘン国際音楽コンクールホルン部門で第2位に入賞。その他にもプラハの春国際音楽コンクールなど様々なコンクールでの入賞実績を持つなど、その勢いは増すばかり!
シュターツカペレ・ベルリン、ベルリン・フィル、そして世界を納得させたスーパーホルニストの至芸をお楽しみください。

BIS
BISSA-2666(1SACD)
カレヴィ・アホ(1949-):作品集
アホ:ギターと室内管弦楽のための協奏曲(2018)*
 ホルンと弦楽四重奏のための五重奏曲(2019)**
バッハ(アホ補完):「フーガの技法」BWV1080よりコントラプンクトゥス XIV〜弦楽オーケストラのための(2011)
ラップランド室内O 
ヨン・ストゥールゴールズ(指)
イスモ・エスケリネン(G)*
ラップランド室内O員【イルッカ・ププッティ(Hrn)、アベル・プースティネン(Vn)、イーダ・モイゼル(Vn )、タル・レヘト(Va)、ラウリ・アンゲルヴォ(Vc)】**
[楽器Guitar:Gabriele Lodi2011]

録音:2023年3月13〜22日コルンディ文化の家(文化ホール)(ロヴァニエミ、フィンランド)
フィンランドのカレヴィ・アホは、交響曲の作曲家として知られる一方、さまざまな楽器のための協奏曲と室内楽曲の作曲、シベリウスを はじめとする他作曲家の作品の編曲と補筆も数多く手がけています。新しいアルバムでは彼が21世紀に書いたこの3つのジャンルの作品が作曲家立ち合いの元、 演奏されました。
「ギターと室内管弦楽のための協奏曲」は、フィンランドのギタリスト、イスモ・エスケリネン(1971-)に献呈された作品です。エスケリネンの音楽とテクニッ クをイメージして作曲され、伝統的な奏法を超えて音色と響きの新たな可能性を探ることも行われました。「導入(Introruzione)」「アレグロ・モルト」「間奏 (Interludio)」「アンダンテ・カンタービレ」「ミステリオーソ」「プレスト」「エピローグ(Epiloguq)」の7つの楽章が切れ目なく演奏されます。
「ホルンと弦楽四重奏のための五重奏曲」は、フィンランドのホルン奏者イルッカ・ププッティの委嘱で作曲されました。ププッティは、アホの『ソロ(Solo)』 (BIS SA-1446)にマリー=ルイーズ・ノイネッカーの演奏で収録された「ソロ X」を初演したプレーヤーです。神秘、気まぐれ、ドラマティック、ダンス風といっ たさまざまな気分の4つの楽章で書かれています。
「コントラプンクトゥス XIV」は、バッハの「フーガの技法」の未完成の「コントラプンクトゥス」を、過去のいろいろな試みに満足していなかったカレヴィ・ アホが、バッハの様式を逸脱することなく「自分の音楽」として完成させた作品です。ヤン・レヘトラが初演した「オルガン」版(BIS SA-1966)をはじめ、「弦 楽四重奏」「木管アンサンブル」などいくつかの版が作られています。弦楽オーケストラの版は、ヨン・ストゥールゴールズとラップランド室内Oによるこの 演奏が最初の録音です。 (Ki)

Coviello
COV-92401(1CD)
ストラータ 〜サクソフォン四重奏曲集
シャルロッテ・ハーディング:Sub to street, to scraping the sky
ミヒャエル・クライン:Frost Flower
ベンジャミン・オリヴァー:Avalanche
クレア・ラブデー:Deep City I
 Deep City II
アンナ・アップルビー:Electric Aeroplanes
デニース・オンデシュコ:Star Clusters
ハワード・スケンプトン:Zephyrs
レーファー・カルテット(サクソフォン四重奏)

録音:2023年7月27-29日/王立バーミンガム音楽院
レーファー・カルテットはイギリスで最も魅力的でダイナミックなサクソフォン四重奏団のひとつとして知られ、10年以上にわたって第一線で活躍している団体。 当アルバムはCOVIELLOレーベルからのデビュー盤で、そのタイトルが示すように地底から天空まで地層・階層を上へ上へとのぼっていくように展開されるプロ グラムを持っています。 (Ki)

Cobra Records
COBRA-0093(1CD)
レフト・ハンド・レガシー〜パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれた室内楽作品集 Vol.2
フランツ・シュミット(1874-1939):五重奏曲 変ロ長調(1932)(左手ピアノ、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための)
ヨーゼフ・ラーボア(1842-1924):三重奏曲第2番 ト短調(1919)(クラリネット、ヴィオラと左手ピアノのための)
フォルケ・ナウタ(P)、
ラース・ヴァウタース・ファン・デン・アウデンヴァイェル(Cl)、
プリズマ弦楽三重奏団
パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれた室内楽作品集の第2弾!パウル・ヴィトゲンシュタイン(1887-1961)は第一次世界大戦で右腕を失い、その後ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」をはじめ、多くの作曲家に左手だけで演奏可能な作品を委嘱したピアニストとして有名です。『レフト・ハンド・レガシー』と題されたこのプロジェクトでは、オランダの一流の奏者たちが協力し、1920年代から30年代にかけてヴィトゲンシュタインが初演して以来ほとんど演奏されることのなかった秘曲に光を当ててゆきます。さらには、ヴィトゲンシュタインの苦悩と葛藤、そして芸術における勝利の物語を伝えることを目的としています。ジストニアの影響のために左手ピアニストとしてキャリアを続けていたフォルケ・ナウタは、オーストリアやイギリスなどの世界中に散逸してしまったヴィトゲンシュタインの蔵書を探し出し、それらにヴィトゲンシュタインが書き込んだ多数の注釈が残っていることを突き止め、第2弾ではより内向的な作品に取り組みました。そしてこのアルバムは2023年の夏に急逝したフォルケ・ナウタの最後の録音となりました。

GENUIN
GEN-24871(1CD)
ボーンカンプ&フレンズ・プレイ・アンリ・ソーゲ
アンリ・ソーゲ(1901-1989):花(アルト・サクソフォンとピアノのための)(1985)*
牧歌的なソナチネ(アルト・サクソフォンとピアノのための)(1963)
バラード(セバスティアーン・クーマン編/バリトン・サクソフォンとピアノのための)(1960)*
カンティレーヌ・パストラーレ(セバスティアーン・クーマン編/ソプラノ・サクソフォンとピアノのための)(1978)*
アレントゥール・サクソフォニクス(アルト・サクソフォン、2つの木管五重奏とピアノのための)(1976)*
婚礼の祈り(独奏オルガンのための)(1962)*
彼は永遠に死ぬことはない(アンドレ・ジョリヴェを悼んで)(セバスティアーン・クーマン編/ソプラノ・サクソフォンとオルガンのための)(1979)
祈り(1人の奏者によるソプラノ、アルト、テナー、バリトン・サクソフォンとオルガンのための)(1976)*
アルノ・ボーンカンプ(ソプラノ・サクソフォン、アルト・サクソフォン、テナー・サクソフォン、バリトン・サクソフォン)、
レオ・ファン・ドゥセラール(オルガン、ピアノ)、
jongNBE

録音:2023年1月30日-31日、ヘット・オルヘルパルク(アムステルダム)
*=世界初録音
20世紀フランスの伝統を受け継ぐクラシカル・サクソフォンの巨匠、アルノ・ボーンカンプの新録音。今回はソプラノからバリトンまで4本のサクソフォンを操り、20世紀フランスの作曲家アンリ・ソーゲのサクソフォン作品の魅力を紹介します。サティ、ミヨー、ジョリヴェ、ケクラン、ドビュッシーといったフランスの作曲家のスタイルを融合した作風といわれ、遊び心のあるユニークで活気に満ちた音楽を遺したソーゲの世界初録音作品を多く収録しているほか、他の楽器のために書かれた作品のセバスティアーン・クーマンによるサクソフォンのためのアレンジも聴きもの。友人である鍵盤楽器奏者、レオ・ファン・ドゥセラールと共に深い感性でソーゲの音楽の真髄をお届けします。またオランダの音楽院に在籍する優秀な学生で構成され、オランダ管楽アンサンブルによる育成の場でもあるjongNBEが「アレントゥール・サクソフォニクス」に参加しています。
GENUIN
GEN-24870(1CD)
夢とトラウマ
シュルホフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.7
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナ
アンタイル:ヴァイオリン・ソナタ第2番(1923)
フリーデリケ・シュタークロフ(Vn)、
エンドリ・ニニ(P)

録音:2022年11月14日-16日、NDR小ホール(ハノーファー、ドイツ)
芸術が激動と革新の時代を迎えた20世紀初頭に生まれた4つのヴァイオリン・ソナタを並置し、それぞれの異なる魅力と音楽性を浮き彫りにします。フリーデリケ・シュタークロフはハノーファー北ドイツ放送フィルの最年少コンサートマスターとしてキャリアをスタート。2023年からはバーゼルSOの第1コンサートマスターを務めています。伴奏のエンドリ・ニニはフレックス・アンサンブルのメンバー。

Indesens Calliope Records
IC-039(1CD)

XIC-039(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

ナディア・ブーランジェへのオマージュ〜バスーン作品集
ストラヴィンスキー(コーネリア・ゾンマー編):プルチネルラによるイタリア組曲
ピアソラ(スタニスラス・クチンスキによるトリオABCのための編):ブエノスアイレスのマリア
コープランド:古い詩
サン=サーンス:バスーン・ソナタ Op.168
ナディア・ブーランジェ(ロラ・デクール&パロマ・クーイデル編):海
ウラジミール・コスマ(作編曲、エディション:ラルゲット・ミュージック)(b.1940):ル・ジュエ
リリ・ブーランジェ(ロラ・デクール&パロマ・クーイデル編):夜想曲
プーランク:歌曲集「偽りの婚約」 FP101より 第5曲 「ヴァイオリン」、歌曲集「くじ(籤)」 FP178より 第2曲 「何てことだ!」、レオカディア FP106より 第1番愛の小径
フォーレ(ロラ・デクール&パロマ・クーイデル編):ゆりかご
ミシェル・ルグラン:ウォッチ・ホワット・ハプンズ
フィリップ・グラス(b.1937):ラヴ・ディバイデッド・バイ第4番
フランセ:バスーンと弦楽五重奏のためのディベルティスマン
バーンスタイン:ウェストサイドストーリー より マリア
ロラ・デクール(Fg)、
パロマ・クーイデル(P)、トリオABC〔ロラ・デクール(Fg)、エロディ・スラール(アコーディオン)、ユリス・ヴィグリュー(Cb)〕、
フランス八重奏団のメンバー(弦楽五重奏)

録音:2023年4月25日、26日&10月19日、スタジオ・ド・ムードン(フランス)
2019年、権威あるチャイコフスキー・コンクール入賞!フランス出身の名手、ロラ・デクールが奏でる魅惑のバスーン・ソロ・アルバムが母国フランスのIndesens Calliope Records(アンデサンス・カリオペ・レコーズ)から登場。
本アルバムでは、ナディア・ブーランジェを取り巻く万華鏡のような芸術家たち、そして彼らのスタイルの多様性を、このアルバムのためにウラジミール・コスマが書き下ろした作品まで、音楽教育に革命をもたらしたナディア・ブーランジェが残した偉大な足跡をこれら多彩な作品を通して発見することができます。
デクールは、19歳という若さでパリOに入団後、2017年から2022年まではフランクフルト歌劇場の首席バスーン奏者を務め、現在はロッテルダムPOの首席奏者の地位に就いています。これまでに、ロイヤル・コンセルトヘボウO、マーラー室内O、LPOなど、世界的に著名なオーケストラの定期客演を務めるなど、同世代で最も才能ある音楽家の一人としての地位を確立しています。ここ日本では、2022年の読売日本SOとの共演で、モーツァルトのファゴット協奏曲のソリストを務め、その美音と抜群のテクニック、類まれな音楽性で多くの聴衆に感動を与えました。

Signum Classics
SIGCD-775(1CD)
タネーエフ&シューマン:ピアノ五重奏曲集
タネーエフ:ピアノ五重奏曲ト短調 Op.30
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44
ピーター・ドノホー(P)、
サッコーニSQ

録音:2020年9月25日-29日、メニューイン・ホール(ユーディ・メニューイン・スクール)
音楽性、スタイルの多様性、圧倒的なテクニックが高く評価されるイギリスの名ピアニスト、ピーター・ドノホーと、英国でもっとも歴史があり、ダイナミックで多才なクァルテット、サッコーニSQ。長年パートナーシップを結んできた彼らが新たなレコーディングに臨んだのは、セルゲイ・タネーエフとシューマンが書いた、ピアノ五重奏曲というジャンルにそびえ立つ2つの傑作。70年と1,000マイル離れて書かれたこれらの作品ですが、シューマンはロシアの作曲家に大きな影響を与え、タネーエフがシューマンの作品をモデルとして制作を始めたときにロシアでも人気を集めるなど、密接に関連しています。
ドノホーとサッコーニSQは、COVID-19とウクライナ戦争という二重の惨禍に見舞われる前の2020年2月にロシアをツアーした最後の英国ミュージシャンの一人であり、ロシアでもめったに聴く機会がないというタネーエフの音楽がロシアの聴衆に広く受け入れられたことが、このアルバムのレコーディングにも繋がりました。
ジャケット・デザインはシューマン自身によるイラストで、1844年のモスクワ訪問中に描かれたクレムリン内の教会のスケッチです。

Hyperion
CDA-68423(1CD)
シューベルト:弦楽四重奏曲第8番&第15番
弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D887
弦楽四重奏曲第8番変ロ長調 D112
タカーチSQ〔エドワード・ドゥシンベア(Vn1)、ハルミ・ローズ(Vn2)、リチャード・オニール(Va)、アンドラーシュ・フェイェール(Vc)〕

録音:2023年5月20日-23日、ワイアストン・エステート・コンサート・ホール(イギリス)
まだ10代であった若きシューベルトが1814年9月5日から13日までの短い期間に書き上げた作品である「弦楽四重奏曲第8番」。驚くことに第1楽章は「4時間半で完成」と書き記してあります。ですがその完成度は高く、シューベルトが憧れていたモーツァルトの作品のように綿密に計画され書かれたことが窺えます。
そしてシューベルトが作った弦楽四重奏曲の最後となった「第15番」。こちらもわずか11日間で書かれた作品です。「第15番」はシューベルトの存命中に全曲演奏されることはありませんでした。しかしその野心的な作風は、彼の室内楽曲を代表するものに値する作品で、こちらはベートーヴェンの影響も感じさせるものとなっています。
タカーチSQは1975年にブダペストのフランツ・リスト音楽院の学生であったガボル・タカーチ=ナジらによって結成され、1977年エヴィアン国際弦楽四重奏コンクールで一等賞と批評家賞を獲得し国際的な注目を浴び、ポーツマス、ボルドー、ブダペスト、ブラティスラヴァ等多くのコンクールで優勝してきた世界最高峰のSQのひとつです。2020年6月には、グラミー賞受賞(+3度のノミネート)で知られる世界的ヴィオリスト、リチャード・オニールが新たなメンバーとして加わり活動しています。

Christophorus
CHE-02322(1CD)
C.P.E.バッハ&アーベル:ヴィオラ・ダ・ガンバとフォルテピアノのためのソナタ集
C.P.E.バッハ:ソナタ ニ長調 WQ137、ソナタ ト短調 WQ88、
 ソナタ ハ長調 WQ136
カール・フリードリヒ・アーベル:独奏曲ニ長調、ソナタ ホ短調 WK150
レベカ・ルソ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ゼバスティアン・ヴィーナント(フォルテピアノ)

録音:2011年2月9日-12日(スイス)
ヴィオラ・ダ・ガンバのためのレパートリーの最高峰のひとつ、C.P.E.バッハのソナタに、ヴィオラ・ダ・ガンバの最後のヴィルトゥオーゾとされる同時代のカール・フリードリヒ・アーベルの2つのソナタをカップリング。ヴィオラ・ダ・ガンバとフォルテピアノの組み合わせは、バロックから古典派にかけてのこの音楽の豊かなニュアンスを見事に表現しており、レベカ・ルソとゼバスティアン・ヴィーナントによる繊細な解釈が、この素晴らしき音楽の魅力をさらに高めています。

ES-DUR
ES-2092(1CD)
眠れぬ夜〜コントラバスのためのフランス音楽
デザンクロ:アリアとロンド(コントラバスとピアノのための)
フォーレ:エレジー Op.24、
 夢のあとに Op.7-1
フランク:ソナタ イ長調 CFF123
ラヴェル:ハバネラ形式の小品、逝ける王女のためのパヴァーヌ
ミヒャエル・リーバー(Cb)、
ノルベルト・ゲルリッヒ(P)
NDRエルプ・フィルの第1ソロ・コントラバス奏者、ミヒャエル・リーバーが、学生時代からの友人でもあるという彼のピアノ・パートナー、ノルベルト・ゲルリッヒと贈る、フランスのコントラバス・レパートリー。めったに聴かれないデザンクロの「アリアとロンド」はコントラバスのためのオリジナルで、残りはフォーレ、フランク、ラヴェルの名曲が、コントラバスとピアノのためにアレンジされています。チェロを始めとする様々な楽器でも親しまれているフランクの「ヴァイオリン・ソナタ」のコントラバス版にも要注目です。
ES-DUR
ES-2090(1CD)
パウ!〜カザルスへのトリビュート
バッハ:ガンバ・ソナタ第2番ニ長調 BWV1028
メシアン:「世の終わりのための四重奏曲」より V. イエスの永遠性への賛歌
グラナドス:「ゴイェスカス」より 間奏曲
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
イザイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.28
カザルス:鳥の歌
フィリップ・シュペリウス(Vc)、
マリー・ソフィー・ハウツェル(P)
ドイツの若き才能あふれるチェリスト、フィリップ・シュペリウスのデビュー・アルバム。20世紀でもっとも偉大なチェロ奏者の一人パウ(パブロ)・カザルスの、音楽だけでなく平和と人権に対する取り組みなど、人間主義的な精神までも模範としているシュペリウスが、戦争の時代に音楽はどのような貢献ができるのか? 武力紛争や大惨事に直面して音楽は何を提供できるのか? と考え、カザルスと彼のインスピレーションとなった作曲家、または彼のアイデアを取り入れた作曲家たちの中に時代を超えた答えを見つけ、1つのアルバムにまとめました。バッハから始まり(敢えて無伴奏チェロ組曲ではなくガンバ・ソナタ)、メシアン、グラナドス、ベートーヴェン、イザイ、そしてもう一つのカザルスの代名詞「鳥の歌」で平和を願いながらプログラムを締めくくります。
フィリップ・シュペリウスは2003年ベルリン出身、8歳でウルリッヒ・フォスの下でチェロを始め、ベルリン芸術大学でヴォルフガング・エマヌエル・シュミットに師事。2022年にはニューヨークのカーネギー・ホールでデビュー。ICMA(国際クラシック音楽賞)2020の「ディスカバリー賞」やユーロビジョン・ヤング・ミュージシャンズ・コンクール銀メダル、2023年ファニー・メンデルスゾーン賞などを受賞し、ドイツの若い音楽家にとって最も重要なコンクールの一つとされるドイツ音楽コンクール2023のチェロ部門で優勝しています。

Eudora
EUDSACD-2403
(1SACD)
クアンド・エル・フエゴ・アブラサ(炎が燃えるとき)
ヨゼフ・ラウバー(1864ー1952):ピアノ五重奏曲ヘ長調 Op.6
クリストフ・ブルム(b.1990):Wildwuchse aus Schweizer Volksliedern(弦楽三重奏のための)
フランシスコ・コーイ(b.1985):カントス(弦楽四重奏のための)
ファリャ:バレエ音楽 「恋は魔術師」(ホセ・ルイス・トゥリーナによるカンタオーラとピアノ五重奏版編)
アンサンブル・バヨーナ
マリア・ホセ・ペレス(カンタオーラ)

録音2023年7月31日-8月3日、サラゴサ・オーディトリアム、モーツァルト・ホール(スペイン)
※全曲初録音
2020年にドワイト・ウルスラ・マムロック賞を受賞し、2021年度10月にベルリン・コンツェルトハウスでデビューを果たしたアンサンブル・バヨーナによる初のレコーディング・プロジェクト「Cuando el fuego abrasa(炎が燃えるとき)」。
本アルバムでは、ファリャの名作 「恋は魔術師」 のアレンジ版から、現代作曲家フランシスコ・コーイ(スペイン)とクリストフ・ブルム(スイス)の作品まで、彼らのアイデンティティである、スペインとスイスの実りある緊密なコラボレーションと、20世紀初頭の音楽の振興と普及を紹介しています。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

Chandos
CHAN-20279(1CD)
ハイドン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.3
ピアノ三重奏曲第19番ヘ長調 Op.43-1(Hob. XV:6) (1784)、
ピアノ三重奏曲第43番ハ長調 Op.86-1(Hob. XV:27) (1795)、
ピアノ三重奏曲第25番ホ短調 Op.57-2(Hob. XV:12) (1788-89)、
ピアノ三重奏曲第12番変ホ長調(Hob. XV:36) (before1760)
キット・アームストロング(b.1992):Revetements(世界初録音)
トリオ・ガスパール

録音:2023年5月26日-28日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
トリオ・ガスパールによるハイドンのピアノ三重奏曲全曲録音の第3弾。ハイドンはその輝かしいキャリアの中で40曲以上ものピアノ三重奏曲を作曲しています。またそれだけ多くの作品が残っているにもかかわらず、それらの作品は各々が独自の特徴を持っており、魅力を持っています。
このアルバムでも、これまでのシリーズ同様に対照的なトリオ作品を組み合わせ、聴衆にハイドンのそれぞれの作品が持つ特徴と魅力を見事に伝えています。また、この録音プロジェクトの一環として、ハイドンのピアノ三重奏曲から触発された作品を現代作曲家に依頼しており、今作では世界的ピアニストのひとり、キット・アームストロングの世界初録音作品がカップリングされていることも注目ポイントのひとつです。
トリオ・ガスパールは、2010年にドイツ、ギリシャ、イギリス出身のメンバーで設立され、その新鮮な解釈とアプローチで称賛されており、ヴィグモアホールやベルリン・フィルハーモニーといった世界の主要なコンサート・ホールで定期的に演奏を行っています。彼らはワイマールで行われたヨーゼフ・ヨアヒム室内楽コンクール、ウィーンでのハイドン国際室内楽コンクールなどで優勝しており、その演奏会では創設当時からハイドンの作品を積極的に取り上げています。
Chandos
CHAN-20297(1CD)
ブラームス&コンテンポラリーズ Vol.1
ブラームス:ピアノ四重奏曲第2番イ長調 Op.26
ルイーゼ・アドルファ・ル・ボー(1850-1927):ピアノ四重奏曲 ヘ短調 Op.28
カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ〔エレーナ・ユリオステ(Vn)、ロザリンド・ヴェントゥリス(Va)、ラウラ・ファン・デル・ハイデン(Vc)、トム・ポスター(P)〕

録音:2023年4月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
「きらびやかで、変幻自在な若い音楽家のアンサンブル」、カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ! BBCラジオ3新世代アーティスト・スキームを通じて出会ったピアニストのトム・ポスターとヴァイオリニストのエレーナ・ユリオステによって結成され、顧みられることの少ないレパートリーを積極的に取り入れたカリスマ的なプログラミングと卓越した音楽性で聴衆を熱狂させている気鋭のアンサンブルです。
知られざるレパートリーと興味深いプログラミングで高い評価を確立してきた彼らの新シリーズ「ブラームス&コンテンポラリーズ」は、ブラームスのピアノ四重奏曲と、同時代のあまり知られていない作曲家の作品を並べるという、またしても意欲的なアルバムを創造。第1弾では、ドイツ後期ロマン派の女流ピアニスト&作曲家、ルイーゼ・アドルファ・ル・ボーのピアノ四重奏曲が選ばれました。クララ・シューマン、フランツ・ラハナー、ヨーゼフ・ラインベルガーに学んだ彼女は、合唱曲、2つのオペラ、膨大な数の歌曲、ピアノ独奏曲、室内楽など多様なジャンルの作品を残しており、1884年に作曲され同年にライプツィヒ・ゲヴァントハウスで初演されたピアノ四重奏曲は当時の批評家からも大絶賛されたといいます。同じ年にウィーンのコンサートツアーでブラームスとハンスリックに出会い、二人も彼女に作品を見せてもらい、肯定的な反応を示しました。
ブラームスのピアノ四重奏曲第2番は1861年に完成し、シューベルトの強い影響を受けていることで知られています。およそ50分にわたるこの曲は、ピアノ四重奏のためのレパートリーの中でもっとも充実した作品の1つとなっています。

CAvi music
85-53508(2CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.3
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24「春」
ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op.30-1
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、
デーネシュ・ヴァーリョン(P)

録音:2022年12月、ドイチェランドフンク・カンマームジークザール(ケルン、ドイツ)
「一生に一度でいいから、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ10曲をサイクルとして録音してみたいと思ったんです!」と語るアンティエ・ヴァイトハースのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集がいよいよ完成しました。彼女は、クライスラー国際コンクール、バッハ国際コンクール、そしてヨーゼフ・ヨアヒム・ハノーファー国際コンクールで優勝後、ソリストとしてヨーロッパを中心に活動し、またアルカント四重奏団を結成し室内楽の分野でも数々のアーティストと共演してきました。また、人気のヴァイオリン教師としても知られる彼女は、バロックから21世紀に渡る幅広いレパートリー持っており演奏してきました。そんな彼女にとってもベートーヴェンの楽曲へは特別な思いがあるようで、「この音楽には深い人間性がにじみ出ており、それはヴァイオリン・ソナタのそれぞれに見られる特徴です。そして、私が知っているベートーヴェンのどの曲にも、深く感動する瞬間が含まれています」と語っています。第1巻はレコード芸術特選盤とICMAノミネート、第2巻はグラモフォン・エディターズ・チョイスに輝いた全集だけに期待が膨らみます。

Avie
AV-2675(1CD)
シー・オヴ・スターズ
ローラン・スコット(b.1970):シー・オヴ・スターズ、春
伝承曲(ローラン・スコット編):きみはわれのまぼろし
ラヴェル(ローラン・スコット編):パゴダの女王レドロネット(マザー・グース組曲〔マ・メール・ロワ M.60〕より)
グレイス=エヴァンジェリン・メイソン(b.1994):グラス・カテドラルズ
バッハ(ローラン・スコット編):前奏曲(無伴奏チェロ組曲第2番 BWV1008より)
リュディガー・オッパーマン(b.1954):ブリージング・ウィズ・ハープ
ローラン・スコット:ニープス・アンド・タティーズ、青い丘で、太陽とその花
モニカ・シュタートラー(b.1963):もう誰も私を止められない
伝承曲(アンディ・スコット、ローラン・スコット編):さすらいの旅人
ローレン・スコット(レバー・ハープ、ペダル・ハープ、プリペアド・ペダル・ハープ)、エリザベス・ベイス(プリペアド・ペダル・ハープ)、アレグザンダー・ライダー(ペダル・ハープ、プリペアド・ペダル・ハープ)、ケザイア・トマス(ペダル・ハープ)、エレナー・ターナー(プリペアド・ペダル・ハープ)

録音:2021年、ロンドン
弦についたレバーで音程(音階)を調節する「レバー・ハープ」と足元のペダルで音程(音階)を調節する「ペダル・ハープ」の双方で卓越した技術とユニークな表現力を発揮するローレン・スコット。2020年にリリースしたデビュー・アルバム「Beyond the Horizon」(AV2417)では、自作やジョン・ケージ、ビートルズなどのアレンジをレバー・ハープのみで披露したスコットですが、待望のセカンド・アルバムでは、レバー・ハープとペダル・ハープ、更には弦に様々な物をあてて音色を変えたプリペアド・ペダル・ハープを駆使。自作の新作や現代のハープ弾きたちによるオリジナル作品、そしてラヴェル、バッハ、民謡などからの素敵なアレンジを散りばめ、ハープの新たな魅力、新鮮なサウンドをお届けします。
ローレン・スコットはオーストラリア出身、現在は英国で様々なオーケストラやアンサンブルとの共演、そしてテレビやラジオへの活発な出演など、ハープ・コミュニティの発展へ寄与し、5年間英国ハープ協会の会長も務めたハーピストです。

Acte Prealable
AP-0574(1CD)
古いマナー・ハウスにて
シマノフスキ(バツェヴィチ編):前奏曲 Op.1-1
ミハウ・ユゼフォヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.12
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909)(スタニスワフ・ミクシェフスキ編):悲愴的ポロネーズ 「古いマナー・ハウスにて」
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876-1909)(ミェチスワフ・シャレスキ編):セレナード
ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921)(オルギェルド&アンジェイ・ストラシンスキ編):歌劇 「Konrad Wallenrod」より 求愛のシーン
フェリクス・ノヴァヴィエイスキ(1877-1946):伝説 Op.32
グラジナ・バツェヴィチ:ステンドグラス
ヘンリク・フベルトゥス・ヤブウォンスキ(1915-1989):ヴァイオリンとピアノのための音楽
ヴォイチェフ・シュラフチコフスキ(Vn)、
ボグミワ・ヴェレトカ=バイドル(P)

録音:2022年10月-11月
19世紀〜20世紀ポーランドの中流〜下流貴族たちのマナー・ハウス(邸宅)にて、個人的な音楽会や社交の場として愉しまれてきた室内楽を再現。このアルバムに収録されているシマノフスキやカルウォヴィチも、そうした貴族の家系でした。アレンジ作品も含めたヴァイオリンとピアノのための豊かなポーランド音楽を、ワルシャワ国立フィルのソリストやモニューシュコ音楽アカデミーの教授(弦楽器部門責任者)を務めてきたヴォイチェフ・シュラフチコフスキが奏でます。

Delphian
DCD-34317(1CDR)
高価格帯
カンタービレ〜ヴィオラへの賛歌
ジョナサン・ハーヴェイ(1939-2012):聖歌
ヴォーン・ウィリアムズ
:ロマンス
ブライト・シェン(b.1955):ザ・ストリーム・フロウズ
バックス
:ヴィオラ・ソナタ
オーガスタ・リード・トーマス(b.1964):無言歌(世界初録音)
ブリテン:ラクリメ ― ダウランドの歌曲の投影
ジョーダン・バク(Va)、
リチャード・アトリー(P)

録音:2023年7月10日-12日、グレイフライアーズ教会(エディンバラ、スコットランド)
輝かしいステージでの存在感とダイナミックな解釈、そして怖いもの知らずのパワーを併せ持ち、「クラシック演奏におけるエキサイティングな新しい声」、「力強い声と説得力のあるサウンドを備えたパワフルなミュージシャン」などと既に国際的に高い評価を獲得している1994年生まれのジャマイカ系アメリカ人ヴィオラ奏者、ジョーダン・バクがDelphianレーベルに初登場。
20世紀の偉大なヴィオリスト、ライオネル・ターティスやウィリアム・プリムローズのために書かれたバックス、ブリテンのヴィオリストにとって重要な位置を占める作品に、ジョナサン・ハーヴェイ、ブライト・シェンといった気鋭の作曲家による新しい作品が組み合わされています。またバク&アトリーのために特別に作曲されたヴァージョンの世界初録音となったオーガスタ・リード・トーマスの「無言歌」では、バクの深く感情を揺さぶる表現力がより浮き彫りになっています。

Delphian
DCD-34313(1CD)
恐れることはない
シューベルト:冥府への旅 D526、船乗り D536、目の魔力 D902-1、ドナウ川の上で D553、死と少女 D531
R.シュトラウス:「6つの歌」Op.56より「おくれたボートで」
ムソルグスキー:死の歌と踊り
アイアランド:海ヘの情熱
フィンジ:「花輪をささげよう」Op.18より第3曲「もはや灼熱の太陽も怖れるな」
ガーニー
:By a Bierside
マイケル・ヘッド:「6つの海の歌」より第2曲「ライムハウス・リーチ」
ウォーロック:キャプテン・ストラットンの夢想
ブリンドリー・シェラット(Bs)、
ジュリアス・ドレイク(P)

録音:2023年3月26日-28日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン、イギリス)
ブリンドリー・シェラットは元々学生時代にトランペットを学んでいましたが、経験を積むために参加したいくつかの声楽コンクールでなんと優勝をしてしまい、そこから歌手としての勉強を本格的に始めました。30代半ばにはBBCシンガーズの安定した地位を捨て、本格的にオペラの世界へと活躍の場を移し、ウィーン国立歌劇場、オランダ国立歌劇場、コヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスなどヨーロッパの主要な歌劇場で歌い、また後進の指導も行っています。このアルバムでは、シューベルト、ムソルグスキー、R.シュトラウスなどの、死を彷彿とさせる歌曲の数々を歌い上げました。彼がこれまで培ってきた技術や知識を総動員して歌い上げる様に聴衆は圧倒されることでしょう。

RUBICON
RCD-1103(1CD)
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲集 Vol.1
弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 Op.22
エフゲニー・オネーギン Op.24より 「レンスキーのアリア」 (ダーフィト・ファーベル編)
アムステルダム・デュドックQ
「21世紀のSQとして、演奏する音楽の意味を探り、過去の音楽を現代の聴衆のために新たな意味をもって反映させる最善の方法を常に探し求めている」というオランダ・アムステルダムの知的なカルテット、アムステルダム・デュドック四重奏団。アンサンブル名は、音楽をこよなく愛したオランダの著名な建築家ウィレム・マリヌス・デュドック(1884-1974)に由来し、英ガーディアン紙は彼らの「しなやかで生き生きとした音と構造と細部への注意深い感覚」を称賛しています。
Rubicon4枚目となる本アルバムでは、チャイコフスキーの弦楽四重奏曲を取り上げています。この第1巻には、美しいアンダンテ・カンタービレの緩徐楽章を持つ第1番と、第1番の影に隠れながらもチャイコフスキー自身も傑作と語る第2番の四重奏曲、そして、メンバーのチェリスト、ダーフィト・ファーベルによる弦楽四重奏のための新編曲で、『エフゲニー・オネーギン』から多くの人に愛されている「レンスキーのアリア」で締め括られます。

Aulos Media
AMC-2192(1CD)
韓国の若き音楽家たち2020Vol.1〜ハム・キョン&キム・ハン

(1)カリヴォダ:サロンのための小品 Op.228
アリッサ・モリス:4つの性格(2007)
パスクッリ:ドニゼッティの歌劇「ラ・ファヴォリータ」の主題による協奏曲

(2)サン=サーンス:クラリネット・ソナタ変ホ長調 Op.167
プーランク:クラリネット・ソナタ
(1)ハム・キョン(Ob)、ムン・ジェームズ・ジェウォン(P)
(2)キム・ハン(Cl)、ムン・ジェームズ・ジェウォン(P)

録音:2020年、KBS Studio16(韓国)
「KBS(韓国放送公社)」の2020年「韓国の若き音楽家たち」の第1巻の演奏者として選出されたのは、オーボエのハム・キョンとクラリネットのキム・ハンの2人。
ハム・キョンは数あるコンクールの中でも最難関として有名なARDミュンヘン国際音楽コンクールの2017年大会において入賞を果たし、現在はフィンランドRSOの第1ソロ・オーボエを務める傍ら、シベリウス音楽院(シベリウス・アカデミー)で教鞭を執る韓国トップのオーボイストの1人。
フレンチ・プログラムの名曲中の名曲2作品を奏でるクラリネットのキム・ハンはモーツァルトのクラリネット協奏曲を吹いて13歳でデビュー。第3回ジャック・ランスロ―国際クラリネット・コンクールで第1位を獲得した後、フィンランドRSOの第2ソロ・クラリネットとして入団。創設メンバーでもあるファイツ木管五重奏団としては第1回カール・ニールセン国際室内楽コンクール第2位受賞の実績を持つ実力者です。
Aulos Media
AMC-2193(1CD)
韓国の若き音楽家たち2020Vol.2〜キム・ドンヒョン&イ・ファユン

(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28

(2)ブラームス:F.A.E.ソナタ WoO.2より
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ Op.25-4
リ・シヌ:カプリース第2番「チョッビョク」(世界初録音)
(1) キム・ドンヒョン(Vn)、パク・ヨンソン(P)
(2)イ・ファユン(Va)、ホン・ソユ(P)

録音:2020年、KBS Studio16(韓国)
「KBS(韓国放送公社)」の「韓国の若き音楽家たち」シリーズの2020年版第2巻は、ヴァイオリンとヴィオラの俊英2人がそれぞれ得意とする作品を披露!
13歳で錦湖(クムホ)英才コンサートに抜擢されデビューを果たしたキム・ドンヒョンは、新韓音楽賞受賞、芸術の殿堂(ソウル・アーツ・センター)音楽英才キャンプ&コンクール優勝など、数多くの国内舞台を席巻した後に第16回チャイコフスキー国際コンクール(2019年)で3位に入賞し、再び世界の注目を集めた逸材です。
ヴィオラのイ・ファユンは3歳で朝鮮の伝統的民俗芸能であるパンソリ(口唱)を習い始めて音楽の門を叩いたという経歴の持ち主。アンネ=ゾフィー・ムター財団の後援を受け、弦楽アンサンブル「ムター・ヴィルトゥオーゾ」のワールドツアーに参加。さらにはムター、トリフォノフとの共演によるシューベルトの「ます」のレコーディングに参加するなど、すでに国際的な舞台で活躍を展開しています。

Phil.harmonie
PHIL-06042(1CD)

XPHIL-06042(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

バッハ:ゴルトベルク変奏曲 (ヴィオラ、チェロ&コントラバス三重奏版)
バッハ(ドミトリー・シトコヴェツキー&マルティン・シュテーグナー編):ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(ヴィオラ、チェロ&コントラバス三重奏版)
マルティン・シュテーグナー(Va)、
タネリ・トゥルネン(Vc)、
エスコ・ライネ(Cb)

録音:2021年5月13日&6月26日(ベルリン、ドイツ)
「ほとんど気づかれずに上声部と下声部を繋ぐ役割を担い、上声部のメロディアスな旋律や、決定的な存在感の下声部に嫉妬しそうになることもしばしば」と自身が弾くヴィオラについて述べるベルリン・フィルの名手マルティン・シュテーグナー。同じくベルリン・フィルのメンバーであり首席コントラバス奏者として活躍するエスコ・ライネが、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」をヴィオラ、チェロ、コントラバスという編成で演奏するというアイデアを思いついたとき、シュテーグナーはその構想に懐疑的だったと言います。それは数ある「ゴルトベルク変奏曲」のトランスクリプションの中でも最も有名な編成の1つであるドミトリー・シトコヴェツキーの編曲による「弦楽三重奏版」を5度低く移調して演奏するというものでした。
「ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ」を「ヴィオラ、チェロとコントラバス」で演奏する。この意欲的かつ非常に困難と思えるチャレンジのためにベルリン・コンツェルトハウスOの副首席奏者タネリ・トゥルネンを招き、トリオを組んだシュテーグナーとライネ。初めてアリアといくつかの変奏のリハーサルを行った時、最初に感じた懐疑の念は完全に消え、そこには興奮と感激が満ちていました。
特にヴィオラとコントラバスにとって、本来のヴァイオリンとチェロのパートの演奏は困難を極め、難産の末に生まれたこの新たなヴィオラ、チェロとコントラバスによる弦楽三重奏版「ゴルトベルク変奏曲」は、バッハの偉大かつ高名な傑作に新たな1ページを加えることとなりました。

Ars Produktion
ARS-38373(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 Op.9
弦楽三重奏曲第3(2)番ト長調 Op.9-1
弦楽三重奏曲第4(3)番ニ長調 Op.9-2
弦楽三重奏曲第5(4)番ハ短調 Op.9-3
トリオ・ゴルトベルク〔リーザ・ケロブ(Vn)、フェデリコ・フッド(Vc)、ティエリー・アマーディ(P)〕

録音:2023年4月1日-3日&5日、ヴァルデンブルク音楽スタジオ(スイス)
モナコのモンテカルロPOで活躍する3人の実力派たちによって結成され、2019年のウィーン国際音楽コンクールで見事ゴールドメダルを獲得したアンサンブル、トリオ・ゴルトベルク。モーツァルトからシュニトケまで膨大なレパートリーを持ち、これまでも彼らならではの凝ったプログラム構成でリスナーを楽しませてきましたが、今回は一転してベートーヴェン初期の傑作の一つ、Op.9の弦楽三重奏曲に真っ向勝負。この編成の古典的な作品に立ち返ってその真価を改めて見せつけます。

Dynamic
CDS-8015(1CD)
NX-B06
パガニーニ:祈りのソナタ
1-3. 祈りのソナタ M.S.23- ヴァイオリンとオーケストラのために…世界初録音 (イタロ・ヴェスコーヴォによる改訂、完成版)
4-5. ソナタ M.S.118- 変則調弦ヴァイオリンのために(2つの断章)
…世界初録音、未出版作品
6. マリア・ルイーザ、第4弦によるソナタと変奏曲 M. S.79- ヴァイオリンとギターのためのオリジナル・ヴァージョン
7. カプリッチョ- 無伴奏ヴァイオリンのために(1838年パリ)…世界初録音、未出版作品
8. アジタート- 無伴奏ヴァイオリンのために(1831年ロンドン)…世界初録音、未出版作品
9-12.4つの練習曲 M. S.138? 無伴奏ヴァイオリンのために(ダニーロ・プレフーモによる比較校訂版)
13-16.4つのノットゥルノ M. S.15- 弦楽四重奏編
17. 「うつろな心」の主題による序奏と変奏曲 M. S.44- 無伴奏ヴァイオリンのために (カール・グール編)
ルカ・ファンフォーニ(Vn)…1-17
イ・ムジチ・ディ・パルマ…1-3
アントニオ・デ・ロレンツィ(指)…1-3
カルロ・カンティーニ(Vn)…4-5
ダニエーレ・ファンフォーニ(Vn)…4-5、13-16
サヴェリオ・フォリアーロ(G)…6
レアーレ・コンチェルト・アンサンブル…13-16
アルマンド・バリッリ(Va)…13-16
マッシミリアーノ・ファンフォーニ(Vc)…13-16

録音:2023年9月29日、10月16日、11月3日
DYNAMICレーベルが力を入れているパガニーニのシリーズの最新作。冒頭に置かれた「祈りのソナタ」は、ロッシーニの歌劇「エジプトのモーゼ」から主題を採 り変奏曲に仕立てた「モーゼ変奏曲」として知られる作品。通常は1855年に出版されたピアノとヴァイオリン版が演奏されますが、このアルバムは、I.ヴェス コーヴォがソロ・パートの欠けている箇所を補筆完成させたオリジナルの管弦楽伴奏版を収録。世界初録音となります。また変則調弦ヴァイオリンのための断 章や、カプリッチョ、アジタートは未出版作品でこちらも世界初録音です。 最後の「うつろな心」の主題による序奏と変奏曲は、全体に超絶技巧が施された極めてよく知られる華麗な曲。もともとは1830年にカール・グール(1787- 1848)が出版した『ヴァイオリン物語』の付録として印刷されたもので、現在でもこの譜面が一般的に使われていますが、完全な自筆原稿は残っておらず、 グールが自身の記憶を辿って譜面にしたと主張していました(ベルリンの国立図書館に保存されているパガニーニの未完成の自筆譜はグールの印刷譜と一 致しています)。ファンフォーニの素晴らしい演奏でお楽しみください。

ALBANY
TROY-1950(1CD)
「エクスチェンジ」〜現代のチェロ作品集
デイヴィッド・ゴンパー:stella celi extirpavit(2022)
ゾーイ・マートリュー:オンディーヌ(2022)
ジャン=フランソワ・シャルル:ペトリファイド(2021)
ジェレミー・サーロウ:屋根伝いに(2019)
ザック・スタントン:安息日の賛歌の名残り
リチャード・コーストン:深淵より(2014)
ダーレン・ブルーム:蝶々
ティム・ギル(Vc)
デイヴィッド・ゴンパー(P)

録音:2022年9月17-18日、22-24日、アイオワ大学
様々な世代の作曲家によるチェロとピアノのための作品集。作曲家はいずれも何らかの形でア イオワ大学において教鞭を執るなどアイオワと関わりがある。作風は様々だが、アイデアも豊富でメ ロディアスな作品が多く、聴きごたえ充分。チェロのための新しい音楽として一聴の価値がある一 枚。チェロ奏者のティム・ギルはベートーヴェンからクセナキスまでをレパートリーとする使い手でソ リストとしてロイヤル・フィル、ロンドン・シンフォニエッタなどと多く共演している
ALBANY
TROY-1959(1CD)
現代中国系作曲家によるヴァイオリンとヴィオラのための作品集
(1)チェン・イ:ハッピー・チューン〜ヴァイオリンとヴィオラのための
(2)チェン・イ:記憶〜ヴァイオリンのための
(3)ジョウ・ロン:野草〜ヴィオラのための
(4)ク・シャオ=ソン:JI#7動きのない水〜ヴァイオリンのための
(5)フン・ラム:モノローグV〜ヴァイオリンのための
(6)-(8)エンジェル・ラム:港の霧〜ヴァイオリンのための
(9)オースティン・イプ:これがあの怪物の全てだ〜ヴァイオリンとエレクトロニクスのための
(10)チャン・カイ=ヤン:マレーのつぶやき〜ヴァイオリンのための
(11)チャン・カイ=ヤン:どこにも行かないボート〜ヴァイオリンとフィクスト・メディアのための
(12)チャン・カイ=ヤン:探し求めて〜ヴァイオリンとフィクスト・メディアのための
パトリック・イム(Vn&Va)
(1)ボーン・ラウ(Va)
(3)ジョウ・ロン(語り)

録音:2019-2023年
現代の中国人および中華系アメリカ人の作曲家によるヴァイオリン、ヴィオラおよびその二重奏 のための作品を収録。世代は様々だが、中華圏の現代音楽の現在を知る事が出来る貴重な一 枚。いずれも中国の伝統文化と西洋もしくは現代性とをどう融合もしくは対峙させるか、ということに 作曲家の創意工夫が感じられます。タン・ドゥンのようないかにもアメリカ人が好みそうな絵に描いたよ うなシノワズリ、エキゾチシズムとは異なるハイブロウな作品が並んでいます。

Pentatone
PTC-5187227(1CD)
「ホーム」〜米作曲家弦楽四重奏曲集
ケヴィン・パッツ(1972-):ホーム
ジョージ・ウォーカー(1922-2018):弦楽四重奏曲第1番より第2楽章「モルト・アダージョ」
キャロライン・ショウ(1982-):マイクロフィクション 第1巻
バーバー:弦楽四重奏曲 ロ短調 Op.11
ハロルド・アーレン(1905-1986):「虹の彼方に(オーバー・ザ・レインボー)」(ウィリアム・ライデン編)
ミロ・クァルテット【ダニエル・チン(Vn1)、ウィリアム・フェドケンホイヤー(Vn2)、ジョン・ラジェス(Va)、ジョシュア・ジンデル(Vc)】

録音:(1)(3)(5)2023年1月、(2)(4)2023年4月/
KMFA89.5、オースティンズ・クラシカル・ミュージック・ラジオ・ステーション(テキサス州)
現代アメリカを代表するSQ、ミロ・クァルテットが新譜「Home(ホーム)」をリリースします。ホームという言葉は「家」「生地」「故郷」「本拠地」な ど様々な意味を持ちますが、同団の母国アメリカ人作曲家の作品を集めたのが当アルバムのコンセプトです。
当アルバムには2つの委嘱作ケヴィン・パッツ(1972-)の「ホーム」とキャロライン・ショウ(1982-)の「マイクロフィクション第1巻」を収録。コロナ禍に生 まれた新作です。この他にジョージ・ウォーカー(1922-2018)の弦楽四重奏曲第1番より第2楽章、サミュエル・バーバーの弦楽四重奏曲 ロ短調 Op.11、そしてハロルド・アーレン(1905-1986)の「虹の彼方に(オーバー・ザ・レインボー)」を収録。20世紀から現代までのアメリカ人作曲家の 作品を辿ります。
ミロ・クァルテットは1995年にオーバリン音楽院の学生4人で結成。翌年4月には第50回コールマン室内楽コンクールで第1位を受賞、さらにフィショフ全 国室内楽コンクールで第1位および大賞を受賞するなど、若き才能が集結した注目の団として結成時より注目されていました。創設メンバーの山本サンディー智子 が脱退したのちウィリアム・フェドケンホイヤーが加わり、以後現在まで同メンバーで活動しております。 (Ki)

Audite
AU-97825(1CD)
「オーセンティック」〜フォーレ:チェロとピアノのための作品全集
(1)蝶々 イ長調 Op.77
(2)子守歌 ニ長調 Op.16
(3)チェロ・ソナタ第1番ニ短調 Op.109
(4)ロマンス イ長調 Op.69
(5)悲歌 ハ短調 Op.24
(6)セレナード ロ短調 Op.98
(7)シチリアーナ ト短調 Op.78
(8)チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.117
(9)夢のあとに Op.7-1(編曲:パブロ・カザルス)
(10)アレグレット・モデラート〜2台のチェロのための*
(11)ドリーの子守歌 Op.56-1(編曲:マルク・コッペイ)
マルク・コッペイ(Vc/1711年製ゴフリラー)
フランソワ・デュモン(P/1891年製エラール)A'=435Hz
(ポリーヌ・バルティソル(Vc)*

録音:2023年4月24〜26日/シテ・ド・ラ・ミュジック内フィラルモニ・ド・パリ、円形劇場
ガブリエル・フォーレ(1845〜1924)が今年(2024年)歿後100周年を迎えました。メモリアル・イヤーに合わせてマルク・コッペイがチェロとピアノのた めの作品全集をリリース。共演はフランソワ・デュモンです。
当録音ではフォーレが色彩豊かな音色を高く評価したエラールのグランドピアノで演奏しております。その豊かな倍音とクリアな低音が魅力のエラール製のピアノ は、当時のフランスのサロン音楽に欠かすことはできない豊かな響きが特徴。これぞ正真正銘のフォーレ演奏です。
丁寧な音楽づくりと気品に満ちた語り口が魅力のコッペイはストラスブール生まれ。パリ国立高等音楽院で学んだ後、18歳でバッハ国際コンクールにおい て優勝し一躍世界から注目を集めることになりました。その後のキャリアは華々しく、ソリストとしてはエリアフ・インバル、エマニュエル・クリヴィヌ、アラン・ギル バート、佐渡裕などの指揮者と共演。室内楽奏者としてのキャリアも充実しており、ミシェル・ベロフ、オーギュスタン・デュメイ、ヴィクトリア・ムローヴァ、エマニュ エル・パユなどから厚い信頼を得ております。またイザイSQ(1995年から2000年)のメンバーとして数多くの録音を残しております。現在はパリの 国立高等音楽院で教鞭を執るほか、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の幅をさらに広げております。auditeレーベルから積極的なリリースが続 いており、アルバム『フレンチ・チェロ』(KKC-6505 / AU-97802)では、ストラスブールPOとの共演でフォーレの悲歌 Op.24も 収録しております。
デュモンは1985年リヨン生まれ。2010年の第16回ショパン国際コンクール第5位(同回優勝はユリアンナ・アヴデーエワ)入賞の実力派で、バロックからフ ランスの近代まで非常に美しい演奏に定評のあるピアニストです。 (Ki)

APARTE
AP-346(1CD)
蒼い時
(1)ドビュッシー:シャルル・ドルレアンの3つの歌
(2)ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
(3)ドビュッシー(ワクスマン編):小組曲+ワクスマン:華やかな月
(4)ラヴェル:ボロディン風に
(5)グラシアーヌ・フィンジ:(もうひとつの)小組曲
(6)ドビュッシー:夢想
(7)ナディア・ブーランジェ:3つの小品
(8)ドビュッシー:月の光
(9)ラヴェル:3つの歌
(10)プーランク:愛の小径
ザイールQ【ギヨーム・ベルソー(ソプラノ・サックス)、エティエンヌ・ブサール(アルト・サックス)、フロラン・ルマン(テナー・サックス)、ジョアキム・チェスラ(バリトン・サックス)】

録音:2023年/シンガー・ポリニャック財団展示館(パリ)
サクソフォン四重奏団期待の名人集団の第2弾。フランスの作品を集めていて、ドビュッシー、ラヴェル、プーランク、ナディア・ブーランジェは編曲。新たな色彩 を示しています。
興味深いのはドビュッシーの「小組曲」を編曲したファビアン・ワクスマンが第3曲に自身の新作「華やかな月」を挿入し、また同曲から触発されたグラシアーヌ・ フィンジの「(もうひとつの)小組曲」が生まれたこと。どちらもザイール四重奏団の超絶芸もあいまり聴き応え満点です。 (Ki)

Paraty
PTY-1523143(1CD)
チャイコフスキー、ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲Op.50「偉大な芸術家の思い出」
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調
ジュネーヴ・ピアノ三重奏団【イリーナ・シクリンディナ(P)、セル ゲイ・オストロフスキー(Vn )、ダン・スルツコフスキ ー(Vc)】

録音:2021年11月/ラ・ショー・ド・フォン
20年来ジュネーヴ在住のロシア人演奏家が結成したジュネーヴ・ピアノ三重奏団。デビューCDは母国のピアノ三重奏曲2篇で、全員の文化的ルーツを記念し ています。安定の技巧はもちろんながら、ユネスコ世界遺産都市ラ・ショー・ド・フォンの革新的なドルビーアトモス技術を備えたスタジオで録音された音の良さも 注目です。 (Ki)

MDG
MDG-3072312(2CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲集Vol.17
弦楽四重奏曲第1番変ロ長調Op.1-1(Hob. III: 1)
弦楽四重奏曲第2番変ホ長調Op.1-2(Hob. III: 2)
弦楽四重奏曲第3番ニ長調Op.1-3(Hob. III: 3)
弦楽四重奏曲第4番ト長調Op.1-4(Hob. III: 4)
弦楽四重奏曲第0番変ホ長調Op.1-0(Hob. II: 6)
弦楽四重奏曲第6番ハ長調Op.1-6(Hob. III: 6)
ライプツィヒSQ【シュテファン・アルツベルガー(Vn1)、ティルマン・ビューニング(Vn2)、イーヴォ・バウアー(Va)、ペーター・ブルンズ(Vc)】

録音:2023年1月13-15日、7月18-20日、マリエンミュンスター修道院コンツェルト
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの首席奏者らにより、1988年に結成されたライプツィヒSQ。以後、彼らはSQとしての活動に専 念し、精緻なアンサンブルと正統的で明晰な解釈により、世界40ヶ国以上で賞賛を獲得しています。55人の作曲家の約200作品という膨大なレパートリーを持 つ彼らは、モーツァルト、ベートーヴェンから現代、編曲作品に至るまで幅広い作品を精力的に演奏しておりCDもすでに多数制作しています。現在進行中なのがハ イドンの弦楽四重奏曲全集。 今回は、ハイドンの最初期の弦楽四重奏曲作品1を収録しています。フュルンベルク男爵に招かれた20代のハイドンは、彼の邸宅で行われる小さい演奏会のため の作品を依頼されました。そこには、ハイドン含む4人が演奏し、その中には後にベートーヴェンの師となるヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガーもいたと言い ます。ハイドンは、セレナーデ、ディヴェルティメント、弦楽三重奏といった様式を組み合わせ、それまでにない新しい形式の楽曲を生み出しました。 (Ki)
MDG
MDG-7072314(1CD)
アレクサンダー・アステリアデス(1941-):弦楽四重奏
詩への付曲(Vertonte Gedichte)
ジョコーソSQ【ウルスラ・トゥルメア (メゾソプラノ)、イェル ク・ゴットシック(バリトン )、パウル・リヴィニウス(P)】

録音:2023年6月11-12日(弦楽四重奏)、2009年6月(詩への付曲)、マリエンミュンスター修道院コンツェルト
ドイツの現代作曲家であり指揮者でもあるアレクサンダー・アステリアデス(1941-)は、教育者、音楽学者、そして美術教育者としても知られる多彩な人です。 独学で学んだ彼の音楽は「無調の枠に捉われることのない」旋律的な作品を多数書いています。また文学からインスピレーションを得て書かれた作品も多く、今回 収録されている詩に付曲された「Vertonte Gedichte」も彼のスタイルを代表する作品といえるでしょう。ゲーテ、ゲオルク・トラークル、ヘルダーリンらの詩を メゾとバリトンがピアノ伴奏で歌う、19世紀の作品を思わせるスタイルで書かれています。また弦楽四重奏曲もメーリケの詩『春に』に影響されて書かれた作品です。 (Ki)

BIS
BISSA-2689(1SACD)
マルセル・ド・マンツィアーリ(1899-1989):室内楽作品集
(1)ピアノ三重奏曲(1921)
(2)夜想曲〜ヴァイオリンとピアノのための(1977)
(3)ダイアログ〜チェロとピアノのための(1970)
(4)ソナタ〜ヴァイオリンとピアノのための(1918)
(5)トリローグ〜ヴァイオリン、チェロとピアノのための(1977)
(1)(2)(4)(5)セシリア・シリアクス(Vn)
(3)(5)カティ・ライチネン(Vc)
(1)(2)(4)(5)ベンクト・フォシュベリ(P)
(3)ペーテル・フリース・ユーハンソン(P)

録音:2022年5月3〜5日/ヴェステロース・コンサートホール(スウェーデン)
フランスで活躍したマルセル・ド・マンツィアーリ(1899-1989)の室内楽作品集。20世紀戦中のフランスでは多くの女性音楽家がコンサートを主催し、演奏、作曲していましたが、今日ではほとんど知られておらず、彼女たちの作品が演奏されたり、録音されたりすることはほとんどありません。
作曲家、指揮者、ピアニスト、教師であるマルセル・ド・マンツィアーリも忘れられた音楽家の一人。彼女は1899年現ウクライナ、ハルキウに生まれ、パリでナディア・ブーランジェに作曲を、バーゼルでフェリックス・ヴァインガルトナーに指揮を、ニューヨークでイザベル・ヴェンゲーロヴァにピアノをそれぞれ師事。フランスとアメリカでキャリアを積みました。
世界初録音となる当アルバムにはヴァイオリン・ソナタなどの室内楽作品集。20世紀フランス音楽らしい響き。不協和音を効果的に取り入れた初期作品ヴァイオリン・ソナタから、ミニマリズムを追求した後期作品「トリローグ」まで、彼女の長いキャリアを証明する傑作を収録しております。 (Ki)
BIS
BISSA-2107(1SACD)
ハンガリーの弦楽三重奏曲集
(1)レオー・ヴェイネル(1885-1960):弦楽三重奏曲 ト短調 Op.6(1908)
(2)ラースロー・ヴェイネル(1916-1944):セレナード〜弦楽三重奏のための(1938)
(3)コダーイ:間奏曲〜弦楽三重奏のための(1905年頃)
(4)ドホナーニ:セレナード ハ長調 Op.10〜弦楽三重奏のための(1902)
トリオ・ボッケリーニ【カン・セヨン(Vn)、ヴィッキ・パウエル(Va)、パオロ・ボノミーニ(Vc)】

録音:2023年4月2〜5日/レンナ教会、スウェーデン
2014年結成の弦楽三重奏団「トリオ・ボッケリーニ」が20世紀初頭ハンガリー国民楽派の発展に貢献した4人の作曲家の作品を録音 しました。
ハンガリーのメンデルスゾーンと呼ばれたレオー・ヴェイネル(1885-1960)の弦楽三重奏曲、エルンスト・フォン・ドホナーニのセレナー ドはともにエレガントでブラームスを彷彿とさせながらも自国の民族色があらわれた美しい作品。コダーイの間奏曲は、作曲者が民族音楽学の研究の成果ともいえ る初期作品です。
リスト音楽院でヤーノシュ・シュタルケルと同窓であったラースロー・ヴェイネル(1916-1944)は、20世紀初頭のハンガリー音楽界で大いに将来を嘱望さ れた音楽家で、コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」を観て作曲家になる決意。しかし、将来を嘱望された矢先、反ユダヤ法によって公的活動は制限。その後、強制労 働に送られルッカウの強制収容所でわずか28歳の若さで亡くなった悲劇の作曲家です。セレナードはコダーイに作曲を師事していた時の作品で、ラースロー・ヴェ イネルの類まれな才能を明らかにしています。 (Ki)

ACCENTUS Music
ACC-80585CD(6CD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集
■CD1
弦楽四重奏曲 第1番ハ長調 Op.49
弦楽四重奏曲 第2番イ長調 Op.68
弦楽四重奏曲 第3番ヘ長調 Op.73
■CD2
弦楽四重奏曲 第4番ニ長調 Op.83
弦楽四重奏曲 第5番変ロ長調 Op.92
弦楽四重奏曲 第6番ト長調 Op.101
■CD3
弦楽四重奏曲 第7番嬰ヘ短調 Op.108
弦楽四重奏曲 第8番ハ短調 Op.110
弦楽四重奏曲第9番変ホ長調 Op.117
■CD4
弦楽四重奏曲 第10番変イ長調 Op.118
弦楽四重奏曲 第11番ヘ短調 Op.122
弦楽四重奏曲 第12番変ニ長調 Op.133
■CD5
弦楽四重奏曲 第13番変ロ短調 Op.138
弦楽四重奏曲 第14番嬰ヘ長調 Op.142
■CD6
弦楽四重奏曲 第15番変ホ短調 Op.144
エレジー(アダージョ)弦楽四重奏のための(歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」Op.29第1幕第3場のカテリーナのアリア)
ポルカ(アレグレット)弦楽四重奏のための(バレエ「黄金時代」からのポルカ)
ダネルSQ【マルク・ダネル(Vn1)、ジル・ミレ(Vn2)、ヴラッド・ボグダナス(Va)、ヨヴァン・マルコヴィッチ(Vc)】

ライヴ録音:2022年2月6-10日、5月1-5日、メンデルスゾーンザール、ゲヴァントハウス小ホール、ライプツィヒ
2022年にライプツィヒのメンデルスゾーン・ザールでライヴ録音されたダネルSQによるショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集。 1991年ベルギーのブリュッセルで結成されたダネルSQ。アマデウスSQ、ボロディンSQ、ベートーヴェンSQなどのもと で学び、1993年にはショスタコーヴィチ国際弦楽四重奏コンクールで第一位を獲得、以来世界中で演奏活動を行っています。レパートリーは幅広く、これまでにハ イドン、ベートーヴェン、シューベルト、ショスタコーヴィチ、ヴァインベルクの弦楽四重奏曲のツィクルス、そしてリーム、ラッヘンマン、グバイドゥーリナ、デュサパン、 ヴィットマン、マントヴァーニといった主要な現代作曲家とのコラボレーションを行っています。日本にも2005年の初来日以降度々来日し、いずれも好評を博して います。 ダネルSQは、2001年から2005年にかけてショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲の一度目の録音を行っています。その録音は、作曲家の人生を掘 り下げた深い音楽的理解と、室内楽演奏の比類なき高みに達した演奏として高く評価されています。今回再録音したことに関してリーダーのマルク・ダネル氏はこ のように述べています。「私たちは、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲を30回以上演奏してきています。しかし作品はまるで生きている身体のように変化し 続けていて、我々の解釈も常に同じではありません。かつてベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全曲録音を3回行ったアマデウスSQのメンバーが次のよう に語ってくれました。“録音はコンサートにインスピレーションを与え、コンサートは録音にインスピレーションを与える”それはまさに核心であり、音楽を探求し実験 することに終わりはないのです。そして我々の解釈は17年前と大きく異なります。それはもちろん、ヴィオラのヴラッド・ボグダナとチェロのヨヴァン・マルコヴィッ チが新たに加わったことも大きく関係します。」 2023年からロンドンのウィグモア・ホールのレジデンス・カルテットとして活動、さらに2024年6月には来日公演ツアーも予定されており、結成33年を迎え てもなおさらなる進化を続けるダネルSQの演奏に注目です。 (Ki)

ATMA
ACD2-2897(1CD)
ヘリテージ
ヴィクトル・エワルド(1860-1935):金管五重奏曲第1番変ロ短調 Op.5
アクセル・ヨルゲンセン(1881-1947):金管五重奏曲 変イ長調
オスカー・ベーメ:金管六重奏曲 変ホ短調 Op.30
バズ・ブラス

録音:2022年5月12・13日、2023年5月3・5・6日/カナダ、ミラベル、サン・オーギュスタン教会
カナダの名金管アンサンブル、バズ・ブラス、ATMA Classiqueからのファースト・アルバム。
1820年頃、バルブの発明により金管楽器は半音階のすべての音を奏でることができるようになりました。これによってもたらされた金管楽器の「黄金時代」 を味わうアルバムです。 (Ki)

Coviello
COV-92401(1CD)
ストラータ 〜サクソフォン四重奏曲集
シャルロッテ・ハーディング:Sub to street, to scraping the sky
ミヒャエル・クライン:Frost Flower
ベンジャミン・オリヴァー:Avalanche
クレア・ラブデー:Deep City I
 Deep City II
アンナ・アップルビー:Electric Aeroplanes
デニース・オンデシュコ:Star Clusters
ハワード・スケンプトン:Zephyrs
レーファー・カルテット(サクソフォン四重奏)

録音:2023年7月27-29日/王立バーミンガム音楽院
レーファー・カルテットはイギリスで最も魅力的でダイナミックなサクソフォン四重奏団のひとつとして知られ、10年以上にわたって第一線で活躍している団体。 当アルバムはCOVIELLOレーベルからのデビュー盤で、そのタイトルが示すように地底から天空まで地層・階層を上へ上へとのぼっていくように展開されるプロ グラムを持っています。 (Ki)

Aulicus Classics
ALC-0106(1CD)
ドイツのクラリネット・ソナタ集
ダンツィ:クラリネット・ソナタ 変ロ長調
メンデルスゾーン:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 MwvQ15
ドレーゼケ:クラリネット・ソナタ 変ロ長調 Op.38
アルド・ボッタ(Cl)
ジュゼッペ・ガリアーノ(P)

録音:2023年5月 イタリア カンパニア州 ポンテカニャーノ
ロマン派のクラリネット・ソナタを集めた CD。メンデルスゾーンのクラリネット・ソナタは、1824 年、 彼が15歳になる年の作品。極めて早熟だったメンデルスゾーンらしくまだ少年だった頃の作品と は思えないほど充実しています。フランツ・ダンツィ(1763―1826)はベートーヴェンより少しだけ上の 世代のチェロ奏者、作曲家。当時は非常に人気が高く影響力のあった音楽家です。クラリネット・ ソナタ 変ロ長調は1818年の作。強烈な個性こそないけれどなかなかの佳曲です。フェリクス・ド レーゼケ(1835―1913)は19世紀後半から 20世紀初頭にかけてのドイツの作曲家。クラリネット・ ソナタ 変ロ長調は1887年の作。後期ロマン派色とは無縁の優しく穏やかな作風が良い。 アルド・ボッタは1994年生まれのイタリアのクラリネット奏者。ソロ活動を行い、また現在はレッジョ・ カラブリアのチレア音楽院でクラリネットを指導しています。
Aulicus Classics
ALC-0107(1CD)
ブゾーニ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ホ短調 Op.29
ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調 Op.36
ルカ・ファンフォーニ(Vn)
ルカ・バッレリーニ(P)

録音:2011年6月19-20日 イタリア ロンバルディア州 ベルナレッジョ
10年ほど前にAmadeus レーベルから発売されたCD の再発。ブゾーニのヴァイオリン・ソナタ2曲を収録。ブゾーニというと晦渋な作風で知られているが、ヴァイオリン・ソナタ第1 番は20代前半 の作でまだロマン主義の色彩が濃い。ほぼ10 年後の第2番はもっとブゾーニらしい作風になって いるが、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第 30番やクロイツェル・ソナタなどを下地にしており、擬古 典的作風になっています。 ルカ・ファンフォーニは 1964年、パルマ近郊サン・セコンド・パルメンセ生まれのイタリアのヴァイオ リニスト。サルヴァトーレ・アッカルドに学んだその後継者と言うべきヴァイオリン奏者で、イタリアの 作曲家のヴァイオリン作品を特異としています。

オクタヴィア
OVCC-00171(1CD)
税込定価
2024年3月20日発売
金管五重奏による「ドラゴンクエストT&U」
序曲(T)/ラダトーム城(T)
広野を行く(T)/フィナーレ(T)
Love Song探して(U)
王城(U)
遥かなる旅路−果てしなき世界(U)
レクイエム(U)/戦い−死を賭して(U)
この道わが旅(U)
東京メトロポリタン・ブラス・クインテット【高橋敦、中山隆崇(Tp)、西條貴人(Hrn)、小田桐寛之(Tb)、佐藤潔(Tub)】

録音:2005年10月13-14日第一生命ホール(2006年初版/2009年再発売)
2007年2月27-28日第一生命ホール(2007年初版/2010年再発売)
2008年2月14-15日第一生命ホール(2009年初版/2010年再発売)
2023年11月6-7日稲城iプラザ(新録音※)
オクタヴィア
OVCC-00172(1CD)
税込定価
2024年3月20日発売
金管五重奏による「ドラゴンクエストV」
ロトのテーマ/王宮のロンド
世界をまわる(街-ジパング-ピラミッド-村)
冒険の旅
ダンジョン-塔-幽霊船
回想※/おおぞらをとぶ
戦いのとき
戦闘のテーマ-アレフガルドにて-勇者の挑戦
そして伝説へ
オクタヴィア
OVCC-00173(1CD)
税込定価
2024年3月20日発売
金管五重奏による「ドラゴンクエストW&X」
序曲のマーチ(X)
勇者の仲間たち(間奏曲−戦士はひとり征く−おてんば姫の行進?武器商人トルネコ−ジプシー・ダンス−ジプシーの旅−間奏曲)(W)
王宮のメヌエット(W)
街?楽しいカジノ(W)
王宮のトランペット(X)
街角のメロディ(X)
地平の彼方へ(X)
街は生きている(X)
愛の旋律(X)/哀愁物語(X)
戦火を交えて−不死身の敵に挑む(X)
高貴なるレクイエム?聖(ひじり) (X)
天空城(X) /結婚ワルツ(X)
スペシャル・アレンジが好評を博す、東京メトロポリタン・ブラス・クインテットによる金管五重奏 「ドラゴンクエスト」シリーズ。メンバーの高橋敦と小田桐寛之の編曲は、すぎやまこういち氏も喜 んだと言います。 当盤は、2023年に新たに録音した楽曲を加えて、既発売のCDを再編纂しました。 東京メトロポリタン・ブラス・クインテットが奏でる金管五重奏による「ドラゴンクエス ト」シリーズは、楽譜・CDともに管楽器奏者を中心に広く親しまれています。作曲者である すぎやまこういち氏が公認した、TMBQメンバー高橋敦と小田桐寛之による編曲は、楽曲の 魅力と金管アンサンブルの愉しみを存分に引き出すスペシャル・アレンジです。 この度、2006年から発売された音源に新たな録音を加えて再編纂しました。親しみやすく、 聴くとワクワクした気分になる楽曲ばかり。「ドラゴンクエスト」のファンはもちろん、 ゲームをプレイしていなくとも、どんな方でも楽しんでいただけるCDです。

Goodies
78CDR-3936(1CDR)
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調作品18 ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
アルパード・シャーンドル(P)

日VICTOR JI-22/25A (米VICTOR7894/7Sと同一録音)
1934年2月6日 ニュージャージー、キャムデン、RCAスタジオ録音
オリジナルSP盤の面と面の間は編集していません。レコードに入っているま まです。曲はR・シュトラウスが1887年から1888年にかけ て作曲した唯一のヴァイオリン・ソナタ。ヴァイオリンのヤッシャ・ハイフェッ ツ(1901-1987)はロシア生まれのアメリカのヴァイオリニスト。ペテルブルグ音 楽院でレオポルド・アウアー(1845-1939)に師事し、10歳でデビューした。1917 年16歳の時にロシア革命を逃れ一家はシベリア経由でアメリカに移住した。そ の途中日本に立ち寄ったと伝えられます。移住後、少年ハイフェッツは一流ヴァ イオリニストトして待遇された。その後青年期、壮年期から引退するまで世界 最高のヴァイオリニストとして崇められた。ピアノのアルパード・シャーンド ル(1896-1972)はブダペスト生まれ。ブダペスト音楽院でバルトークやコダーイ に師事した。1933年にアメリカに渡り、1943年に市民権を得た。(グッディーズ)

B RECORDS
LBM-059(2CD)
NX-E05
シューマン:ピアノ三重奏曲 第1番ニ短調 Op. 63
ピアノ三重奏曲 第2番ヘ長調 Op.80
ピアノ三重奏曲 第3番ト短調 Op.110
ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47
ピエール・フシュヌレ(Vn)
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(Vc)
テオ・フシュヌレ(P)
リズ・ベルトー(Va)

録音:2023年12月10、11日シテ・ド・ラ・ミュジーク・エ・ド・ラ・ダンス、ソワソン(ライヴ/拍手入り)
フシュヌレ兄弟を中心として録音が続けられるシューマンの室内楽ライヴ録音シリーズの第3弾。2017 年エリザベート王妃国際音楽コンクール・チェロ部門の初代覇者ジュリアン=ラフェリエールを迎えた三重 奏曲、ル・サージュほか多くのアーティストの信頼篤くアンサンブルやソリストとして活躍するリズ・ベルトーを さらに加えた四重奏曲を収録しています。ライヴならではの緊張感と彼らの深い交感が生み出す親密さ により、たいへん心地よい演奏に仕上がっています。

ONDINE
ODE-1437(1CD)
NX-B10
バッハ:フーガの技法 BWV1080
1. コントラプンクトゥス I
2. コントラプンクトゥス III
3. コントラプンクトゥス II
4. コントラプンクトゥス IV
5. コントラプンクトゥス V
6. コントラプンクトゥス IX (alla Duodecima 12度)
7. コントラプンクトゥス X (alla Decima10度)
8. コントラプンクトゥス VI
 (per Diminutionem in Stylo Francese フランス風の縮小)
9. コントラプンクトゥス VII
 (per Augmentationem et Diminutionem 拡大と縮小)
10. コントラプンクトゥス VIII
11. コントラプンクトゥス XI
12. コントラプンクトゥス inversus XII
13. コントラプンクトゥス inversus XIII
14. カノン (alla Ottava8度)
15. カノン (alla Decima10度)
16. カノン (alla Duodecima12度)
17. カノン (per Augmentationem in Contrario Motu 拡大及び反行形によるカノン)
アーポ・ハッキネン(Cemb)…1-11、13-17/1614年アンドレアス・ルッカース製
レ・ヴォワ・ユメーヌ(ヴィオール・コンソート)…12
アンナ・ゲベルト(Vn)…13

録音:2023年10月30日-11月1日
ボブ・ファン・アスペレンやピエール・アンタイに師事し、今や北欧を代表する古楽鍵盤奏者・指揮者として目覚ましい活躍を繰り広げるハッキネンが フーガの技法を録音しました。ハッキネンはバッハの死後出された出版譜ではなく1740年代に書かれた自筆譜の順番で演奏しており、その理由を 「作品の持つ周期性と対称性がわかり易いから」としています。同時に、部分的には出版譜の解釈を採用し、未完のコントラプンクトゥス14は含ま ず、古風なコンソート・スタイルに通じるコントラプンクトゥス12はヴィオール・コンソートで(ハッキネンは参加せず)、トリオ・ソナタの書法を採り入れたコン トラプンクトゥス13はヴァオリンとチェンバロのデュオで演奏しています。使われた楽器はアンドレアス・ルッカースが1614年に製作した2段鍵盤のオリジナ ルで、後に作曲家ジョン・ブロウの手に渡り、ヘンデルも演奏した記録も残っています。録音で聴くと、非常に豊かな響きを持つ楽器のようです。原盤 ブックレットの作品解説にはバッハの伝記作者でもある音楽史家フィリップ・シュピッタが1880年に書いたものを採用しています(英語・ ドイツ語)。

Quartz
QTZ-2157(1CD)
おとぎ話
オーレ・ブル(1810-1880):山の幻影
ヨハン・ハルヴォルセ:ノルウェー舞曲トリグヴェ・マドセン(b.1940):平和のための小品
ハルダンゲル・フィドル独奏のための小品-アンデシュ・ヴィーケン(1898-1977):Jolstrabrura、
ハルヴォルセン
:ファニトゥレン、
作者不詳:Jolstra-Springar、Rotneims-Knut
メトネル:おとぎ話ヘ短調 Op.26-3
クライスラー:リムスキー=コルサコフの 「シェヘラザード」 より2つのスケッチ
エフレム・ジンバリスト(1889-1985):リムスキー=コルサコフの歌劇 「金鶏」 の主題による幻想曲
イーゴリ・フロロフ(1937-2013):ガーシュウィンの 「ポーギーとベス」 の主題によるヴァイオリンとピアノのための演奏会用幻想曲
エリザベト・トゥルモ(Vn、ハルダンゲル・フィドル)
エレーナ・トポノゴヴァ(P)

録音:2022年8月8日-10日、ウェスト・ロード・コンサート・ホール(ケンブリッジ、イギリス)
本アルバムでは、「ノルウェーのパガニーニ」と称されたオーレ・ブルから、グリーグが定めた道をたどり、ノルウェーの国民的ロマン派の伝統を発展させたハルヴォルセン、そして、プログラムの最後は、ロシアのヴァイオリニスト、作曲家として活躍したイーゴリ・フロロフによって作られたヴァイオリンとピアノのためのレパートリーの中で最も輝かしい作品の一つ、 「ポーギーとベス」 の主題による演奏会用幻想曲まで、ノルウェーの民話やファンタジー作品にインスパイアされた音楽を中心に集めた好企画。ノルウェーの民族楽器であるハルダンゲル・フィドルの作品をカップリングしていることも注目すべきポイントのひとつと言えるでしょう。
ノルウェーの若きヴァイオリニスト、エリザベト・トゥルモは、英国王立音楽カレッジで研鑽を積み、グランド・ヴィルトゥオーゾ国際コンクールで2位、ノルウェー・ナショナル・ユース・コンクールでは第1位を受賞。ソリストとしては、アークティック・フィルハーモニック、オスロ室内Oなど、多くのオーケストラ、アンサンブルと共演を重ねています。

BMC
BMCCD-330(1CD)
レスポンス・トゥ・リゲティ
1. On the Light /2. I. Molto sostenuto e calmo /3. Response /4. II. Prestissimo minaccioso e burlesco → Response /5. III. Lento ? with Cimbalompaper /6. IV. Prestissimo leggiero e viruoso /7. Response /8. V. Presto staccatissimo e leggiero → with Cimbalompaper /9. VI. Presto staccatissimo e leggiero /10. Interlude /11. VII. Vivo, energico ? Response /12. VIII. Allegro con delicatezza ? Response /13. Response → IX. Sostenuto, stridente ? quasi coda /14. X. Presto bizzarro e rubato, so schnell wie moglich
ツィンビオシス・トリオ〔ミクローシュ・ルカーチュ(cimbalom)、ジェルジ・オルバーン(double bass)、イシュトヴァーン・バロー(drums)〕
リゲティ・アンサンブル〔オルショヤ・カチャンデル(flute)、ダーニエル・エラ(oboe)、チャバ・クレニャーン(clarinet)、バーリント・モハイ(basoon)、ヤーノシュ・ベニュシュ(horn)〕

録音:2023年6月19日&8月2日、BMCスタジオ(ブダペスト)
2023年のジェルジ・リゲティ生誕100周年を記念して、“音のマジシャン”ミクローシュ・ルカーチュ率いるツィンビオシス・トリオと、現代音楽を専門とするその名もリゲティ・アンサンブルがスペシャル・コラボレーション。ハンガリーの大作曲家リゲティの「木管五重奏のための10の小品」を、単にトランスクリプションするのではなく作品の中で提起された問いに答える形で新たな音楽を創造してゆきます。このプロジェクトは2023年5月の「リゲティ100」フェスティヴァルで披露され、その後スタジオでレコーディングが行われました。

Signum Classics
SIGCD-786(1CD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第9番&第15番
弦楽四重奏曲第9番変ホ長調 Op.117
弦楽四重奏曲第15番 変ホ長調 Op.144
カルドゥッチSQ

録音:2021年4月6日-9日
イギリスで多彩に活動するイギリス&アイルランドのクヮルテット、カルドゥッチSQによるショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲集の第3弾が登場です。「第1番」、「第2番」、「第7番」の3曲を収録した前作(SIGCD-559)では、英BBCミュージック・マガジンから「美しく研ぎ澄まされた」4つ星の演奏、そして4つ星の録音と高い評価を受けました。このアルバムではショスタコーヴィチの妻であったイリーナに捧げられた「第9番」と、亡くなる前年に書かれた最後の弦楽四重奏曲である「第15番」が収録されています。2015年に作曲家の没後40周年を記念して、ワシントンDC、ロンドン、オックスフォード、カーディフ、ボゴタ(スペイン)などでショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲演奏会を成功させてきた実力者たちによる演奏にご期待ください。

TRPTK
TTK-0114(1SACD)
夜想曲と光
ケクラン:チェロ・ソナタ Op.66
ナディア・ブーランジェ:3つの小品
ヤナーチェク:おとぎ話
ヘンリエッテ・ボスマンス:静かな夜
プーランク:チェロ・ソナタ FP143
エリーネ・ヘンゼルス(Vc)、
ダニエル・クラーマー(P)

録音:2022年9月19日-21日、ウェストヴェスト教会(スキーダム、オランダ)
1998年生まれのオランダのチェリスト、エリーネ・ヘンゼルスのデビュー・アルバムが、オランダの高音質レーベルtrptkからリリース。ケクラン、プーランクのチェロ・ソナタやヤナーチェクの「おとぎ話」に、ナディア・ブーランジェ、ヘンリエッテ・ボスマンスといった女性作曲家の作品を編み込んだ素敵なプログラム。
エリーネ・ヘンゼルスは6歳でチェロを始め、マーストリヒト音楽院、アムステルダムのスヴェーリンク・アカデミー等で研鑚を積み、グスタフ・リヴィニウスやピーター・ウィスペルウェイらにも学びました。2018年アムステルダムのチェロ・ビエンナーレ・コンクールで第1位と一般賞を受賞したほか、クリスティーナ王女コンクール、ブリテン・チェロ・コンクールでも優勝し、2020年にはオランダPOとの共演でアムステルダム・コンセルトヘボウのメインホールにもデビューを果たすなど、オランダ期待のミュージシャンの一人として活動を広げています。
TRPTK
TTK-0109(1SACD)
おぼろ月の下で
作者不詳(BLOC-K4編):Watkin’s Ale、Lumps of Pudding、Stella Splendens in Monte No.1
パレストリーナ:Deh hor fossio col vago della luna
マシュー・オリヴァー:My Last Breath
ゲレーロ:O Domine, Jesu Christe
作者不詳(BLOC-K4編):Stella Splendens in Monte No.2
M.プレトリウス:Bransle de la Royne、Courante de M.M. Wustrow、Volte
アンドルー・クロスリー:Bardo No.1(Layers)
メールラ:La Lusignuola
ミヒール・メンシン:Wicked
作者不詳(BLOC-K4編):Stella Splendens in Monte No.3
ヴォイテク・ブレハシュ:Airlines
ゲレーロ:Alma Redemptoris Mater
BLOC-K4リコーダー四重奏団

録音:2023年4月20日-22日、ウェストヴェスト教会(スキーダム、オランダ)
2012年に結成され、2014年のロイヤル・オーヴァー=シーズ・リーグ・アンサンブル・コンクールでは65年の歴史でリコーダー・アンサンブルとして初めて優勝したイギリスとヨーロッパのリコーダー四重奏団「BLOC-K4」。現代のコンソート音楽へのダイナミックなアプローチとルネサンスやバロック時代の魅惑的な解釈を両立しており、このアルバムでも、パレストリーナ、プレトリウス、ゲレーロ、メールラといった古楽と、マシュー・オリヴァー、アンドルー・クロスリー、ヴォイテク・ブレハシュら現代作曲家の作品を組み合わせて、幽玄なリコーダー・アンサンブルの物語を創造しています。
TRPTK
TTK-0113(1SACD)
アドリフト
ケネス・レイトン:アメリカの聖歌による幻想曲 Op.70
ロバート・カーン:トリオ・セレナーデ Op.73
ジョン・ササス:アイランド・ソングズ
ピアソラ:オブリビオン(忘却)
ロベルト・デラノフ:トリオ
マーチャーシュ・シェイベル:序奏とアレグロ
デルフィン・トリオ〔マグダレンナ・クルステフスカ(Cl)、ヨビーネ・シークマン(Vc)、ルーロフ・テミン(P)〕

録音:2023年6月26日-29日、オランダ
オーストラリアのクラリネット奏者、オランダのチェロ奏者、南アフリカ出身のピアニストという、地球の反対側から集まった3人の情熱的な若い音楽家によるデルフィン・トリオ。2020年にロンドンの王立音楽カレッジで設立され、個々の楽器の才能、知的で好奇心旺盛な音楽製作、多様なレパートリーへの情熱を発揮しています。
流れる水をテーマとしたデビュー・アルバム「アドリフト(Adrift)」は、ケネス・レイトンによるアメリカの聖歌、ロバート・カーンによるブラームス風でメランコリックなセレナーデ、ロベルト・デラノフのどちらかというとジャジーなトリオ、マーチャーシュ・シェイベルとジョン・ササスによるフォーク音楽の影響を受けた作品に、ピアソラの傑作「オブリビオン(忘却)」が組み合わされた極めて意欲的なプログラムを披露します。

Indesens Calliope Records
IC-029(1CD)
クララ&シューマン:ヴァイオリン作品集
アルベルト・ディートリヒ/シューベルト/ブラームス:F.A.E.ソナタ
クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22
シューマン:3つのロマンス Op.94
 ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調 WoO2
ヤン・パサベ=ラビスト(Vn)
ベルトラン・ジロー(P)

録音:2019年11月22日ー24日、パッサヴァン・アコースティック・スタジオ(フランス)
クララとシューマンをフィーチャーしたアルバム。2019年のゴールデン・クラシック音楽賞を受賞し、カーネギーホールでのソロ演奏にも招待されたヤン・パサベ=ラビストと、国際的ソリストとして活躍するベルトラン・ジローを伴奏に迎え、豊かな情緒と歴史に彩られたシューマンが晩年に残した作品を取り上げています。

Urania Records
LDV-14111(1CD)
ニ長調の贈り物
プッチーニ:弦楽四重奏曲 ニ長調/メヌエット第1番メヌエット第2番/メヌエット第3番/フーガ第1番/フーガ第2番/フーガ第3番/菊
パオロ・モレーナ(Vn1)、ファビオ・ラヴァス(Vn2)、シンシア・リャオ(Va)、ガブリエレ・ザネッティ(Vc)
オペラ作曲家として有名なプッチーニが1883年までのミラノでの修業時代に室内楽作品を作っていたことはあまり知られていません。この後に作られた「菊」は別ですが、修業時代に作られた作品はその後大成功となった歌劇「マノン・レスコー」へと繋がっていくことになります。

GENUIN
GEN-24861(2CD)
ポストスクリプトゥム
■CD1
ショスタコーヴィチ:1. 前奏曲(2本のヴァイオリンとピアノのための5つの小品より/レヴォン・アトフミャン編)、2-3. スペインの歌 Op.110(マリー・ローザ・ギュンター&スタニスラス・キム編)、5. アダージョ(バレエ組曲第2番〔明るい小川〕/レヴォン・アトフミャン編)
6-10. レオニード・ゴロホフ(b.1967):2本のチェロのためのセレナード
ショスタコーヴィチ:11-12. ユダヤの民族詩から Op79より〔第3曲 子守唄、第9曲 よい暮らし〕(マリー・ローザ・ギュンター&スタニスラス・キム編)、13-16. チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40、17. 優しい少女の歌(ファースト・トレインより/マリー・ローザ・ギュンター&スタニスラス・キム編)
■CD2
1. アルトゥール・ルリエ(1891-1966):前奏曲第3番(5つのこわれそうなプレリュード Op.1より)
2-6. ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):チェロ・ソナタ第1番 Op.18
7. ルリエ:大気のかたち第1番
8. ボリス・ゴルツ(1913-1942):前奏曲第4番(24の前奏曲 Op.2より)
9-10. アントン・アレンスキー:2つの小品 Op.12
11-12. ウストヴォーリスカヤ(1919-2006):ピアノのための12の前奏曲より〔第1番、第7番〕/13-15. ボリス・アラポフ(1905-1992):チェロ・ソナタ
スタニスラス・エマニュエル・キム(Vc/CD1 1-17、CD22-6,9,10,13-15)、
マリー・ローザ・ギュンター(P/CD1 1-5,11-17、CD21、7-15)、
レオニード・ゴロホフ(Vc/CD1 1,6-10,17)

録音:2022年2月、9月&2023年1月、ドイツ
ヨーロッパの玄関口として、特にフランス、ドイツ、ロシアの多様な文化が独特に融合した国際都市サンクトペテルブルクの痕跡を音楽で探求するアルバム。ショスタコーヴィチによるスペイン語の歌やユダヤの歌など、外国文化への思慮深いアプローチを象徴する作品に、ボリス・ゴルツ、ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ、ボイス・アラポフ、アルトゥール・ルリエらのチェロ作品(一部ピアノ・ソロ)で、政治的抑圧の下で実験的で柔軟な活動を行った作曲家たちの姿を浮き彫りにします。ゴロホフのセレナードと独自の編曲作品は世界初録音。

Etcetra
KTC-1808(1CD)
音の色
ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調 Op.114
ロベルト・ズイダム(b.1964):アレアレア(クラリネット、チェロとピアノのための)
ツェムリンスキー:クラリネット三重奏曲ニ短調 Op.3
ゴーギャン・アンサンブル〔イフィンケ・ホーヘフェーン(Cl)、カルリエン・バルテルス(Vc)、ナタ・ツヴェレリ(P)〕
科学や産業の飛躍的な発展だけでなく、芸術の分野においても驚異的な変化と成長がもたらされた西洋芸術の特に魅力的な時代の一つ、1890年から1900年に焦点を当てたクラリネット三重奏作品集。新たな時代に移り変わりつつある中に輝く晩年のブラームスと、同時期に既により進歩的なスタイルを示し始め、ブラームスの手助けによって作品を出版した若きツェムリンスキーという2人の対照的なクラリネット三重奏曲と、フランスの画家ポール・ゴーギャンの絵画「アレアレア」(1893年)を題材にしたベルギーの作曲家、ロベルト・ズイダムの作品を、その名も「ゴーギャン・アンサンブル」が演奏します。

Aulos Media
AMC-2179(1CD)
韓国の若き音楽家たち2019Vol.3〜エスメSQ
.シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810「死と乙女」
グリーグ:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調
エスメSQ〔第1ヴァイオリン:ぺ・ウォンヒ、第2ヴァイオリン:ハ・ユナ、ヴィオラ:キム・ジウォン、チェロ:ホ・イェウン〕

録音:2019年、KBS Studio16(韓国)
韓国の公共放送局である「KBS(韓国放送公社)」が企画した2019年の「韓国の若き音楽家たち」シリーズの1タイトルとして発表されたのは、全世界が注目するクヮルテット、エスメSQが2019年にレコーディングを行ったオリジナルメンバーによるデビューアルバム!
2016年にドイツのケルン音楽大学で学んでいた4人の女流韓国人奏者たち(しかも4人とも幼馴染)によって結成されたエスメSQは、2018年に室内楽の登竜門として世界的にも高名なイギリス、ロンドンのウィグモアホール国際弦楽四重奏コンクールで優勝と同時に4つの特別賞を全て受賞という快挙を達成。
しかも韓国人演奏家のみで構成されたアンサンブルの史上初の優勝として、センセーションを巻き起こしました。
2019年にKBSで収録されたデビュープログラムで早速シューベルトの「死と乙女」を取り上げるなど、当時からすでにワールドクラスのクヮルテットとしての実力を如何なく発揮していたエスメSQ。
2023年4月からはヴィオラが新メンバーに交代していることからも、オリジナルメンバーによるデビュー録音は再び注目を集めることでしょう。

Aulos Media
AMC-2177(1CD)
韓国の若き音楽家たち2019Vol.1〜ユ・スンクォン&キム・ユビン
(1) サン=サーンス:ファゴットとピアノのためのソナタ ト長調 Op.168
ボザ:レチタティーヴォ、
 シシリエンヌとロンド
タンスマン:ソナチネ
デュティユー:サラバンドとコルテージュ
(2)フォーレ:コンクール用小品

フォーレ:幻想曲ハ長調 Op.79
ウィドール:フルートとピアノのための組曲 Op.34
マスネ:タイスの瞑想曲
(1)ユ・スンクォン(Fg)、キム・ジェウォン(P)
(2)キム・ユベン(Fl)、クロエ・ムン・ジヨン(P)

録音:2019年、KBS Studio16(韓国)
「KBS(韓国放送公社)」の2019年「韓国の若き音楽家たち」の第1巻として選ばれたのは、2人の木管楽器奏者、ファゴットのユ・スンクォンとフルートのキム・ユベン。
ファゴットのユ・スンクォンは17歳で名門ベルリン芸術大学に入学し、21歳の若さでベルリンRSOの首席奏者に就任。2014年からは母校であるベルリン芸術大学で教鞭を執り、後進の育成にも携わっています。特にドイツ国内での活躍は目覚ましく、韓国を代表する木管楽器奏者の1人と言っても過言ではないでしょう。
フルートのキム・ユベンは2016年12月に当時史上最年少でベルリン・コンツェルトハウスOの首席フルート奏者に選出。プラハの春国際音楽コンクールやジュネーヴ国際音楽コンクールでの上位入賞歴を持つなどすでに実績十分の名フルーティストです。ちなみにキム・ユベンと共演のピアニスト、クロエ・ムン・ジヨンは2021年の「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭(ワルシャワ)に出演するなどこちらも注目度抜群です。

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0076(1CD)
ルーツ 〜20世紀ブラジルとスイスのヴァイオリン・ソナタ集
ブロッホ:組曲『バール・シェム』(1923)
シェック:ヴァイオリン・ソナタ Op.16(1908)
ヴィラ=ロボス:幻想ソナタ第1番『絶望』(1912)
エルンスト・ヴィトマー(1927-1990):ソナチネ Op.48(1967)
カマルゴ・グアルニエリ(1907-1993):ヴァイオリン・ソナタ第2番(1933)
レナート・ヴィーデマン(Vn)
マリヤ・ボコル(P)

録音:2023年2月22-24日スイス
スイスとブラジルの二重国籍を持つヴァイオリニスト、レナート・ヴィーデマンによるデビュー・アルバム。自らのルーツに思いを馳せた20世紀の作品集です。珍 しい作品を取り上げるというコンセプトとは違い、自らの音楽言語が反映された作品として奏でているので説得力があります。 (Ki)

ODRADEK RECORDS
ODRCD-433(1CD)
ドホナーニ:ヴァイオリン・ソナタ Op.21
コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための
二重奏曲 Op.7
リスト:悲哀 S.723
フランチスカ・ピーチ(Vn)
ヒラ・カルニ(Vc)
林田麻紀(P)

録音:2022年8月25-31日 イタリア ペスカーラ州 モンテシルヴァーノ
バルトークのヴァイオリン・ソナタ集(ODRCD-419、レコード芸術特選)に続くフランチス カ・ピーチと林田麻紀の CD、今回はチェロのヒラ・カルニも加えてのドホナーニ、コダーイ、 リスト。ドホナーニのヴァイオリン・ソナタは 21世紀に入ってからじわじわと人気の高まって いる隠れた名曲。ドイツのロマンティシズムにハンガリー的な要素ほどよく入り、そしてなん といっても情熱に溢れています。ここではピーチが太い音色と豊かなヴィブラートで哀愁たっ ぷりに演奏しています。この曲をまだ知らないという人にはぜひおすすめ。コダーイの二重奏 曲はもう人気作といってよいだろう、コダーイらしい強烈なハンガリー色に彩られた曲。ピー チとカルニは思い切り高低の対比を彩っています。悲哀(トリスティア)は、リストの「オーベル マンの谷」を、デンマーク生まれの作曲家エドゥアルド・ラッセンの手を借りて自身でピアノ 三重奏曲に編曲したもの。ここではピーチ、カルニ、林田の三人がしっとりとした音楽を聞 かせてくれます。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-442(1CD)
「カリオン・インC」
ライリー:インC
スティヴリナ(b.1985):「国のない男」
ニールセン:木管五重奏曲 Op.43
モーツァルト:ディヴェルティメント第1番 変ホ長調 K.113
デンマーク民謡:私は夢を夢見る
カリオン木管五重奏団

録音:2022年5月20日,2023年1月28日-2 月2日 デンマーク コペンハーゲン
カリオン木管五重奏団のODRADEK への久々の録音。このところ注目を浴びることの多いラトヴ ィアの作曲家、レナーテ・スティヴリナ(1985-)の 「国のない男」の世界初録音が面白い。またニ ールセンの名曲、木管五重奏曲やモーツァルトのディヴェルティメント第1 番も精度の高い演奏で ある。 カリオン木管五重奏団は 2002年結成。ハンガリー出身のフルート奏者ドーラ・シェレシュ(彼女は 2001年の第5回神戸国際フルートコンクールで第2 位を受賞している)、ラトヴィア国立SO の首席オーボエ奏者のエギルス・ウパトニエクス、ラトヴィアのクラリネット奏者エギルス・シェーフェ ルス、デンマーク国立SOのソロ・ホルン奏者ダヴィド・M.A.P.パルムクヴィスト、デンマークの ファゴット奏者ニルス・アナス・ヴェステン・ラーセンの5 人で活動しています。

アールアンフィニ
MECO-1082(1CD)
税込定価
赤坂達三/夕べの歌
ブラームス:クラリネット・ソナタ 第1番ヘ短調 作品120-1
 クラリネット・ソナタ 第2番変ホ長調 作品 120-2
シューマン:幻想小曲集 作品73
 夕べの歌 作品85-12
赤坂達三(Cl)、齊藤一也(P)

録音:2023年2月27日&28日
■アルバム「夕べの歌」に寄せて  
趣味でクラリネットを購入した私は、もっとクラリネットのことが知りたくなり、初めて聴いたレコードはレオポルト・ウラッハのブラームスのソナタでした。そして次に 聴いたのは、アルフレート・プリンツの演奏でした。  後にこのソナタは、ブラームスの友人であったリヒャルト・ミュールフェルトが初演し、後継者がウラッハ、さらにその後継者がプリンツであったことを知りました。  私がパリに留学中の時、ザルツブルクの音楽祭でプリンツがレッスンしていることを知り、いろいろなワクワクした思いを馳せてプリンツのもとへ習いに行きまし た。ブラームスのソナタ第1番の第3楽章は、ワルツでは無くイタリアニータのレントラーであるとか、ソナタ第2番の第 2楽章は、アパッショナータ・マ・ノン・ト ロッポ・アレグロなんだよ等々、いろいろと丁寧にアドバイスを頂いたことが懐かしく思い出されます。  あれからいろいろな勉強や経験をしながら歳月が経ち…。  ブラームスの時代は音源も無いため、もちろん録音は残っていません。このブラームス最晩年の名曲に対して果たして自分はどのような演奏をしたら良いのだ ろうか…と逡巡していた時に、音楽プロデューサーの武藤敏樹さんからお誘いを受けて齊藤一也さんのピアノ・リサイタルを聴きに行きました。  彼の演奏を聴いて心から齊藤さんと共演したいと思い、CD アルバムのお話をさせて頂きました。  実際にリハーサルをしたところ、ピアノのテクニックはもちろんのこと(ブラームスはリストと同じくらいのピアノの名人)、齊藤さんは実は作曲家でもあり、アナ リーゼや和声、更にはここのフレーズやモチーフはこうしたらどうでしょう等々、決して妥協しないで親身になって音楽を創る姿勢はとても素晴らしく、まさに想像 を遥かに超える素晴らしい実りのあるリハーサルを重ねることができました。  収録は音楽的に精通している長年の友人でもある武藤プロデューサーの元で、シューマンの名曲2曲と共に無事に終えることができました。皆様の多大な 協力を得て、当初の不安を払拭する素晴らしい収録ができて本当に幸せです。  そして近々、この CD アルバムを手にした方々と音楽を共有できることを心から楽しみにしています。 【2023年春 レコーディングを終えて/ 赤坂達三】


ALPHA
ALPHA-1055(6CD)
NX-E10
フォーレ:ピアノを伴う室内楽曲全集、夜想曲全集
【CD1】 チェロとピアノのための作品、ピアノ三重奏曲(P、クラリネットとチェロ版)
1. ロマンス Op.69
2-4. チェロ・ソナタ 第1番ニ短調 Op.109
5. エレジー(悲歌)Op.24
6-8. チェロ・ソナタ 第2番ト短調 Op.117
9. セレナーデ Op.98
10. 蝶々 Op.77
11. 子守唄 Op.16
12-14. ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120 (P、クラリネットとチェロ版)
【CD2】 ピアノ四重奏曲(全2曲)
1-4. ピアノ四重奏曲 第1番ハ短調 Op.15
5-8. ピアノ四重奏曲 第2番ト短調 Op.45
【CD3】 ピアノ五重奏曲(全2曲)
1-4. ピアノ五重奏曲 第1番ニ短調 Op.89
5-8. ピアノ五重奏曲 第2番ハ短調 Op.115
【CD4】 ピアノを伴う二重奏曲、三重奏曲
1-6. ピアノ連弾のための「ドリー」Op.56
7-10. ピアノ連弾のための「マスクとベルガマスク」Op.112
11-15. ピアノ連弾のための「バイロイトの思い出」
16. フルートとピアノのための幻想曲Op.79
17. フルートとピアノのためのコンクール用小品
18. 「ペレアスとメリザンド」よりシシリエンヌOp.78(フルートとピアノによる)
19-21. ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120
22. 夢のあとに(Vcとピアノによる)
23. 「ペレアスとメリザンド」よりシシリエンヌOp.78(Vcとピアノによる)
【CD5】 ヴァイオリンとピアノのための作品
1-4. ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ長調 Op. 13
5-7. ヴァイオリン・ソナタ 第2番ホ短調 Op. 108
8. 子守唄 Op.16/9. 初見視奏曲
10. ロマンス Op.28/11. アンダンテ Op.75
【CD6】 ピアノ独奏のための夜想曲(全13曲)
1. 夜想曲 第1番変ホ短調 Op.33-1
2. 夜想曲 第2番ロ長調 Op.33-2
3. 夜想曲 第3番変イ長調 Op.33-3
4. 夜想曲 第4番変ホ長調 Op.36
5. 夜想曲 第5番変ロ長調 Op.37
6. 夜想曲 第6番変ニ長調 Op.63
7. 夜想曲 第7番嬰ハ短調 Op.74
8. 夜想曲 第8番変ニ長調 Op.84-8
9. 夜想曲 第9番ロ短調 Op.97
10. 夜想曲 第10番ホ短調 Op.99
11. 夜想曲 第11番嬰ヘ短調 Op.104-1
12. 夜想曲 第12番ホ短調 Op.107
13. 夜想曲 第13番ロ短調 Op.119
【CD1】
フランソワ・サルク(Vc)
エリック・ル・サージュ(P)
ポール・メイエ(Cl) …12-14

【CD2】
エリック・ル・サージュ(P)
樫本大進(Vn)
リズ・ベルトー(Va)
フランソワ・サルク(Vc)

【CD3】
エリック・ル・サージュ(P)
エベーヌ四重奏団…
ピエール・コロンベ(Vn1)
ガブリエル・ル・マガデュール(Vn2)
マチュー・エルツォーグ(Va)
ラファエル・メルラン(Vc)

【CD4】
エリック・ル・サージュ(P)
アレクサンドル・タロー(P〔連弾〕) …1-15
エマニュエル・パユ(Fl) …16-18
ピエール・コロンベ(Vn) …19-21
ラファエル・メルラン(Vc) …19-21
フランソワ・サルク(Vc) …22,23

【CD5】
樫本大進(Vn)
エリック・ル・サージュ(P)

【CD6】
エリック・ル・サージュ(P)

録音:2010年10月、2011年3月、2012年10月グルノーブル文化会館(メゾン・ド・ラ・キュルチュール)、グルノーブル
2012年1月 サル・フィラルモニーク、リエージュ …CD1-5
2018年1月29-31日ブラウヴェ・ザール、デシンゲル、アントウェルペン …CD6
創設当初から新鮮な音楽体験に満ちた古楽アルバムで注目されてきたALPHAレーベルが初めて本格的にタッグを組んだ現代ピアノの名 手、エリック・ル・サージュ。シューマンのピアノ曲・室内楽作品全集の成功に続き2011〜13年にリリースされ大きな反響を呼んだフォーレの ピアノ入り室内楽シリーズは、2015年にBOX化されたものの長くプレス切れのまま再登場が期待されていました。フォーレ歿後100周年の 2024年を記念すべく登場する待望の新仕様には、旧BOXリリース後に登場したル・サージュ独奏の夜想曲全集も加わり、より充実した内 容になっています。最初期の歌曲「夢のあとに」のチェロ版から作曲家が亡くなる直前に完成されたピアノ三重奏曲(通常のものに加えて、 フォーレが当初考えていたクラリネット三重奏版も収録)まで、パユ(Fl)、タロー(P連弾)、樫本大進(Vn)、サルク(Vc)、 エベーヌSQと、豪華な共演陣と共にじっくり向き合った名演の数々は、フランスの現在を知る奏者たちならではの機微と精妙な 客観性とのバランスが素晴らしく、作曲家が生涯を通じて書き続けた夜想曲という曲種での名作群と併せ、記念年を機にフォーレの音楽世 界へ分け入ってゆく絶妙の伴侶となることでしょう。ア・カペラ古楽から近現代まで多様な音楽の味わいを適切に伝える名技師ジャン=マル ク・レネーのエンジニアリングも頼もしい、筋の通ったBOXです。

Channel Classics
CCSBOX-7824(8CD)
NX-F06
モーツァルト:鍵盤とヴァイオリンのためのソナタ全集
【CD1】
ソナタ 第27番ト長調 K.379(373a)
ソナタ 第1番ハ長調 K.6
ソナタ 第36番ヘ長調 K.547
ソナタ 第26番変ロ長調 K.378(317d)
【CD2】
ソナタ 第20番ハ長調 K.303(293c)
ソナタ 第2番ニ長調 K.7
ソナタ 第18番ト長調 K.301(293a)
ソナタ 第15番ヘ長調 K.30
ソナタ 第33番変ホ長調 K.481
【CD3】
ソナタ 第32番変ロ長調 K.454
ソナタ 第13番ハ長調 K.28
ソナタ 第29番イ長調 K.402(385e)
ソナタ 第31番ハ長調 K.404(385d)
ソナタ 第3番変ロ長調 K.8
ソナタ 第28番変ホ長調 K.380(374f)
【CD4】
ソナタ 第19番変ホ長調 K.302(293b)
ソナタ 第4番ト長調 K.9
ソナタ 第21番ホ短調 K.304(300c)
ソナタ 第14番ニ長調 K.29
ソナタ 第35番イ長調 K.526
【CD5】
ソナタ 第22番イ長調 K.305(293d)
ソナタ 第30番ハ長調 K.403(385c)
ソナタ 第16番変ロ長調 K.31
ソナタ 第23番ニ長調 K.306(300l)
【CD6】
ソナタ 第24番ヘ長調 K.376(374d)
4-6. ソナタ 第17番ハ長調 K.296
7-8. ソナタ 第12番ト長調 K.27
9-11. ソナタ 第25番ヘ長調 K.377(374e)
【CD7】
アレグロ 変ロ長調 K.372
「泉のほとりで(ああ、私は恋人をなくした)」による6つの変奏曲 K.360(374b)
ソナタ 第11番変ホ長調 K.26
幻想曲 ハ短調 K.396(385f)
「羊飼いの少女セリメーヌ」による12の変奏曲 K.359(374a)
【CD8】
ソナタ 第5番変ロ長調 K.10
ソナタ 第6番ト長調 K.11
ソナタ 第7番イ長調 K.12
ソナタ 第8番ヘ長調 K.13
ソナタ 第9番ハ長調 K.14
ソナタ 第10番変ロ長調 K.15
レイチェル・ポッジャー(Vn/ジェノヴァのペザリーニ1739年製オリジナル)
ゲイリー・クーパー(フォルテピアノ/ウィーンのアントン・ヴァ
ルター1795年モデルに基づくディレク・アドラム1987年製の再現楽器 …CD1-7、チェンバロ/ジェイコブ・カークマン1766年製オリジナル …CD8)

録音:2004-2009年 UK
21世紀の古楽器演奏を牽引してきたバロック・ヴァイオリン奏者レイチェル・ポッジャーが、経験豊かなチェンバロ&フォルテピアノ奏者ゲイ リー・クーパーと共に古典派世界へ踏み込み、CHANNEL CLASSICSの精妙なエンジニアリングが捉える古楽器の響きと共に18世紀当 時の作品像に迫ったモーツァルトの二重奏ソナタ全曲録音シリーズ。8枚のCD全てを収めたBOX版が待望の再登場です。17世紀に遡る 幅広いレパートリーに通じたクーパーの細やかな解釈は、緩急のメリハリに富んでいながら気品に貫かれたポッジャーのヴァイオリンと絶妙のア ンサンブルを繰り広げ、作品像の奥深さを探求してゆく喜びを堪能させてやみません。パリとロンドンを巡った若き日のソナタ群では18世紀半 ばに人気だった英国の名工カークマンによるチェンバロのオリジナルを用い、モーツァルトが愛奏したヴァルター工房の楽器に基づくフォルテピア ノを用いたザルツブルク時代や後年の名作群との対比を味わえるのも魅力的。各タイトル初出時から好評だったことも頷ける、改めて隅々ま で聴き深め甲斐のある充実内容です。

YARLUNG RECORD
YR-59691(1CD)
NX-C05
タカーチ - アサド - ラブロ
ブライス・デスナー(1976-):Circles
クラリス・アサド(1978-):Luminous ? 組曲『ペンデュラム』より
ジュリアン・ラブロ:Meditation 第1番
ミルトン・ナシメント(1942-):Cravo e Canela
アサド:Constellation 星座
カイヤ・サーリアホ(1952-2023):Nocturne 夜想曲
アサド:Clash
タカーSQ【エドワード・ドゥシンベル(Vn)、ハルミ・ローズ(Vn)、リチャード・オニール(Va)、アンドラーシュ・フェイェール(Vc)】
クラリス・アサド(歌&ピアノ)
ジュリアン・ラブロ(バンドネオン)


録音:2023年4月12&13日
カリフォルニア州コスタメサ、
1975年に創設され、演奏活動と多くの録音を通じて世界で高く評価されているタカーチSQがYarlung Recordsに登場。バンドネオン奏者で 作曲家でもあるジュリアン・ラブロと、ジャンルを越えたピアニストでヴォーカリスト、そして作曲家として人気の高いクラリス・アサドも参加したアルバムです。南 米の魅惑的なタンゴのリズムに支えられたラブロの「メディテーション 第1番」、ブラジルのジャズ特有の情熱を持つクラリスの「Luminous」や3つの部分から 成る「星座」、そしてサーリアホの「夜想曲」などが収録されています。このレーベルの録音らしい、ナチュラル&密度の高い空間表現はオーディオファイルにも 魅力です。

Cantaloupe
COL-16015(1CD)
NX-B06
Windspiel 風鈴 - リゲティ:6つのバガテル 他
リゲティ:6つのバガテル-木管五重奏のために
ジモン・ポップ:Odds in Favor
ラルフ・ハイデル:I promise
バーバー:夏の音楽 Op.31
ヘンリク・アイヤックス:Hapax Legomenon
ダンデライオン五重奏団【Eva Szabados(Fl)、Miriam Hanika(Ob)、Maximilian Strutynski(Cl)、Arturas Gelusevicius(Fg)、Dorothea Bender(Hrn)】
2018年にミュンヘンで結成された木管五重奏の「ダンテライオン五重奏団」は抜群のテクニックとアンサンブル能力 で近現代作品を得意としています。このアルバムには、リゲティやバーバーといった20世紀音楽の中でも古典的な 作品から、ジャズ・ドラマーのポップによるミニマル風の作品、サックス奏者ハイデルのコラールを思わせる作品、前衛 音楽を学びジャズやロックのバンドでピアノを演奏した経験もあるアイヤックスの刺激的な作品を収録しています。

DB Productions
DBCD-212(1CD)
NX-B10
アントン・エドヴァルド・プラテ(1796-1875):ハープ四重奏曲集
四重奏曲 - ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために Op.155
四重奏曲 - ハープ、クラリネット、ホルンとファゴットのために Op.154
デルフィーヌ・コンスタンタン=レズニク(Hp)
セシリア・シリアクス(Vn)
Ylvali McTigert Zilliacus(Va)
カティ・ライティネン(Vc)
スタファン・モッテンソン(Cl)
ローマン・レズニク(Fg)
Annamia Larsson(Hrn)

録音:2023年8月27-28日、11月19日
※世界初録音
19世紀に活躍したボヘミア出身の作曲家、ハープ奏者アントン・エドヴァルド・プラテの作品集。巡回マリオネット ショーの整備士を務めていた父に連れられ、幼い頃から様々な国を巡りながらハープを演奏。1809年、12歳の 時にはスウェーデンで演奏したとされています。その2年後、リンシェーピングでコンサートを開催、本格的なハープ奏 者、音楽教師としての活動をはじめ、1840年代から50年代にはノルウェー、デンマーク、フィンランド、プロイセン、 ボヘミア、ロシア、オーストリアで演奏。1848年にオーストリアの首都で演奏した名ハープ奏者の1人として記録さ れています。晩年はリンシェーピング近郊に居住、この地で生涯を終えています。このアルバムには世界初録音とな るハープを用いた2つの室内楽曲を収録。ハープの超絶技巧から生まれるきらめくような響きが、他の楽器と溶け 合う見事な作品です。スウェーデン系フランス人のハープ奏者、コンスタンティン=レズニクと、彼女と共演経験の 多い奏者たちによる親密な演奏で。

Orchid Classics
ORC-100290(1CD)
NX-B06
80分間世界一周〜ユーディ・メニューイン音楽学校の生徒たち
1. エルガー:朝の歌 Op.15No. 2(W. H. リード編)
2. サラサーテ:ナヴァラ Op.33
3-4. ドビュッシー:神聖な踊りと世俗の踊り
5-8. ルトスワフスキ:4つのシレジアの旋律
9-15. バルトーク:ルーマニア民族舞曲(A. ウィリナー&M. リザノフ編)
16. ドビリンカ・タバコヴァ(1980-):ピリン
17. アルノ・ババジャニアン(1921-1983):ハチャトゥリアンの思い出に寄せるエレジー(S. パーカー編)
18. フアン・ハイファイ(1935-1967):競馬(T. ヤン編)
19-21. スカルソープ(1929-2014):小組曲−弦楽オーケストラのため
22. フェラ・ソワンデ(1905-1987):アキンラ - アフリカ組曲より
23. アンドレス・マルタン(1981-):サンテルモの祭り
24. ミヨー:ブラジルの女− スカラムーシュ Op.165より
25. レオ・ブローウェル(1939-):雨のあるキューバの風景
26. フローレンス・プライス(1887-1953):ジュバ〜ピアノ五重奏曲 イ短調より
27-29. ガーシュウィン:3つの前奏曲(R. ライト編)
30. 伝承曲:ロンドンデリーの歌(M. ペトロヴィチ編)
マキシム・リザノフ(指揮…1、9-17、30/ヴァイオリン…9-15)
富田心(Vn)…2
富田夢(Vn)…2
レベッカ・ユウ(Hp)…3、4
マシュー・テイラー(指)…3、4
ヴァジム・ペリグ(Vn)…5-8
ヤナ・ヤコヴィレヴィチ(Vn)…5-8
マリアム・オボラシヴィリ(Vn)…5-8
ロビン・ウィルソン(Vn)…5-8
トム・ヤン(指)…18
オティス・エノキド=ライナム(指)…19-22
リーヴァイ・アンドレアセン(Cb)…23
ネイサン・ペリー(Cb)…23
アラスディア・ハウエル(P)…24
リチャード・ジャン(P)…24
ゼイネフ・オズデン(P)…24
ミシャ・カー(P)…24
尾崎琴音(G)…25
ジェイソン・チャン(G)…25
サイモン・ナイヴィー(G)…25
ヘンリー・リン(G)…25
クララ・ウェルニグ(Vn)…26
ルクレツィア・ラヴィーノ・メルクリ(Vn)…26
ジェミマー・クィック(Va)…26
フィリッポ・ラマチョッティ(Vc) …26
ジュード・アズボーン(P) …26
イグナツィ・ステファノヴィチ(Vn)…27-29
スイラ・ポラト(G) …27-29
ルーカス・ホール(Cb)…27-29

録音:2023年2月26日、4月30日、7月9-10日
1963年、世界的ヴァイオリニストのユーディ・メニューインにより設立されたイギリスの全寮制の名門ユーディ・メ ニューイン音楽学校。選抜試験に合格した8才から18才までの生徒たちが、通常の学業はもちろんのこと、クラ シック音楽の演奏技術に対する研鑽を積んでいます。このアルバムはOrchid Classicsと学校との3年間に及ぶ コラボレーションから生まれたもので、12歳から18歳までの卓越した才能を持つ生徒たちの演奏によるヨーロッパ、 アジア、オーストラリア、アフリカ、そしてアメリカの多彩な作品が紹介されています。彼らが操る楽器はピアノ、ヴァイ オリン、ギター、ハープなど様々。奏者たちの中には、来日公演でも高い評価を受けたヴァイオリニスト富田心をは じめ、彼女の妹富田夢のほか、ギタリスト尾崎琴音の演奏も含まれています。

Solo Musica
SM-449(1CD)
NX-B06
チェロとピアノのための小品集
ブロッホ:ユダヤ人の生活より
フォーレ:3つの歌 Op.23
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8(Vcとピアノ編)
タイユフェール:子守歌
フォーレ:シシリエンヌ Op.78
シャミナード(1857-1944):ロマンティックな小品 Op.9No.1
パウル・ユオン(1872-1940):おとぎ話 Op.8
イザベル・ゲーヴァイラー(Vc)
フィオナ・ヘンガルトナー(P)

録音:2023年9月8-10日
ジュリアード音楽院を卒業後、19歳でアンネ=ゾフィー・ムターやソル・ガベッタも受賞した「Europaischer Forderpreis fur junge Kunstler」を獲得、一躍注目を浴び、現在はチェリスト、作曲家として活躍するイザ ベル・ゲーヴァイラーと、スイスのピアニスト、フィオナ・ヘンガルトナーが奏でるチェロ作品集。フランスとスイス系の作 曲家の作品が選ばれており、民族色の強い「ユダヤ人の生活」、フォーレの歌曲の編曲や有名なシシリエンヌ、 堂々たるフランクのソナタの他、ロマンティックな小品が並べられています。ゲーヴァイラーは深みのある低音と張りの ある高音を使い分け、作品の持つ魅力を描きだします。
Solo Musica
SM-427(1CD)
NX-B06
Nocturne 夜想曲〜ハープを伴う室内楽伴奏による歌曲集
1. レイナルド・アーン(1874-1947):夜想曲
2. アーン:風景
3. アーン:クロリスに
4. アーン:私の詩に翼があったなら
5. アーン:恍惚のとき - 灰色の歌より
6. チャイコフスキー(184-1893):感傷的なワルツ Op.51No.6
7. チャイコフスキー:夜想曲 Op.19No.4
8. シューマン:3つのロマンス Op.94- 第1番イ短調
9. シューマン:幻想小曲集 Op.73- 第1曲 静かに、感情を込めて
10. シルヴァン・ローアー(1986-):死海(2023)- 歌とチェロとハープのために
11. ファリャ:プシュケ- 歌、フルート、ハープ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために
12. ファリャ:アストゥーリアス地方の歌 ? 7つのスペイン民謡より
13. ファリャ:ナナ(子守歌) ?7つのスペイン民謡より
14. ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌 W122
15. サン=サーンス:ロマンス Op. 36
16. サン=サーンス:白鳥 - 組曲『動物の謝肉祭』より
17. フォーレ:夜明け
18. フォーレ:夢のあとに
19. フォーレ:5月
20. フォーレ:秘めごと
アウレリー・ノル(Hp)…1-20
ヨレナ・オレア・サンチェス(Vc)…1-20
マリア・クリスティーナ・キール(S)…1-5、10-13、17-20
マリーナ・ヴィートマー(Fl)…11
ファン・イファン(Vn)…11
オリヴィエ・カリリエ(Va)…11

録音:2023年4月17-21日
バーゼルSOのハープ奏者を務めるアウレリー・ノル、同じくバーゼルSOのチェリスト、ヨレナ・オレア・サ ンチェス、古楽系のレパートリーで知られるソプラノ歌手マリア・クリスティーナ・キール、この3人が中心となり、アーン やファリャ、フォーレらの色彩豊かな作品を奏でた1枚。アルバムの中には、スイスの作曲家シルヴァン・ローラーの作 品も含まれており、彼の繊細かつ印象的な作風による音楽は、他のロマン派の作品に見事に溶け込んでいます。

DIVINE ART
DDX-21244(2CD)
NX-C09
ジョン・ボイデンを讃えて
【CD1】
1-5. シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調「ます」 D.667
6-9. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
【CD2】
1-20. シューベルト:歌曲集『美しき水車小屋の娘』
CD1:1-5
ロバート・ギブス(Vn)
ボジダル・ヴコティッチ(Vc)
デイジー・スパイアーズ(Va)
ヴェラ・ペレイラ(Cb)
ジョナサン・ヒギンズ(P)
ジョン・リル(P)…CD1:6-9
イアン・パートリッジ(T)…CD2
ジェニファー・パートリッジ(P)…CD2

CD1:1-5…今回初出
CD1:6-9…録音:1970年代後半(ASV)
CD2…録音:1973年頃(Classics for Pleasure)
英国音楽界の重鎮、ジョン・ボイデン(1936-2021)を記念するアルバム。 長年、レコーディング業界で重要な役割を果たすとともに、著名なプロデューサーとして活躍したボイデンは Classics for Pleasureレーベルを立ち上げ、4年間で400万枚のレコードを販売するという驚異的な業績を収 めました。また1975年にはLSOのマネージング・ダイレクターに就任して楽団の発展に寄与しました。 その後、ピリオド楽器演奏を近代にまで推し進めるべくニュー・クイーンズ・ホールOを創設して、20世紀初 頭の英国での演奏スタイルの再現を目指しました。このアルバムには、ボイデンがプロデュースした名盤群からジョ ン・リルのベートーヴェンのワルトシュタイン・ソナタとイアン・パートリッジの「美しき水車小屋の娘」を収録。また ニュー・クイーンズ・ホールOの奏者たちによる新録音『ます』も含まれています。

Gramola
GRAM-99295(2CD)
NX-D06
アントン・ブルックナーの弟子たちの音楽
【CD1】
マティルデ・クラリク・フォン・マイルスヴァルデン(1857-1944):ピアノ三重奏曲 ヘ長調(1880)
パウル・カロ(1859-1914):ピアノ三重奏曲 ホ長調 Op.8
【CD2】
フランツ・マルシュナー:ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op.32(1902頃)
シリル・ヒュナイス(1862-1913):愛の歌 変イ長調(1889)- ピアノのために*
アルフレート・シュトロース(1858-1912):主題と変奏 イ短調 Op.15(1888頃) - ピアノのために*
トナーリ・トリオ【Johanna Ruppert(Vn)、Christoph Heesch(Vc)、Alexander Vorontsov(P)】

ダニエル・リントン=フランス(P)*

録音:2021年10月8-10日
※全て世界初録音
アントン・ブルックナーの弟子の中には、師とは対照的に室内楽の作曲に多大な情熱を注いだ人もいます。この2枚組には世界初録音となる3人の作品を 収録。ブレスラウ(現ヴロツワフ)出身のパウル・カロは1880年から85年にかけてブルックナーに師事。ピアノ三重奏曲を師に献呈しました。リンツ生まれのマイ ルスヴァルデンは1875年からブルックナーに個人的な教えを受けて作品を書きました。この三重奏曲は彼女の最初の成功作の一つ。ボヘミア出身のフラン ツ・マルシュナーは1883年から85年までブルックナーに対位法を師事、厚みのある響きを持つ野心作です。これらを国際的に活躍する若手演奏家3人で 構成されたトナーリ・トリオが巧みに聴かせます。 他に、同じくブルックナーの弟子であるヒュナイスとシュトロースのピアノ曲が収録されており、「ブルックナーの 手紙と音楽」シリーズ(GRAM99195及びGRAM99237)で知られるダニエル・リントン=フランスの演奏でお聴きいただけます。
Gramola
GRAM-99290(1CD)
NX-D06
ヨーゼフ・マイセダー(1789-1863):ヴァイオリンとピアノのための作品集
1. 歌劇「タンクレディ」のカヴァティーナ「この胸の高鳴りに」による変奏曲 イ長調 Op.16
2. 協奏的変奏曲 ニ長調 Op.43
3. ロンディーノ イ長調 Op.36
4. ポロネーズ第5番ヘ長調 Op.19
5. 歌劇「パリのジャン」のアリア
 「旅から得られる喜びとは」による協奏的変奏曲 ト長調 Op.14
6. ポロネーズ第1番イ長調 Op.10
7. 歌曲「シリアへ行く」による変奏曲 ニ長調 Op.15
8. ポロネーズ第6番イ長調 Op.38
【CD2】
1. マイセダー:幻想曲 ホ長調 Op.61
2. モシェレス(1794-1870):ロマンス「ラ・センティネル」による変奏曲 ハ長調 MV68(ヨーゼフ・マイセダー編)
3-5. マイセダー:二重奏曲 ホ長調 Op.32
6-8. マイセダー:二重奏曲 ハ短調 Op.31
9-11. マイセダー:二重奏曲 ト長調 Op.30
トーマス・クリスティアン(Vn)
ジーナ・クローケ(P)

録音:2021年10月15-18日、2022年1月6-10日
全て世界初録音
Gramolaレーベルが力を注ぐ作曲家ヨーゼフ・マイセダーのヴァイオリンとピアノのための作品集。 マイセダーは14歳の時にハイドンのオラトリオ「七つの最後の言葉」の演奏に参加、その後、ベートーヴェ ン、シューベルトの指揮のもとで演奏した経験を活かし、印象的なヴァイオリン作品を数多く残しています。 これら は彼が活躍していた当時は盛んに演奏されましたが、20世紀以降はほとんど演奏されることがありませんでした。 しかし、21世紀になってウィーン・フィルのヴァイオリニスト、ライムント・リシーが中心となってマイセダーの作品の蘇演 を進めており、このアルバムで演奏するトーマス・クリスティアンもこれまでに室内楽やヴァイオリン協奏曲の演奏に参 加し、ミサ曲では指揮を執るなど作品の普及に尽力しています。収録作品は全て世界初録音で、当時流行して いた旋律による変奏曲やポロネーズ、二重奏曲など、どの曲も技巧的なヴァイオリンが映える華麗な雰囲気を持っ ており、クリスティアンとピアノのクローケが親密な演奏を披露しています。

TOCCATA
TOCC-0623(1CD)
NX-B06
パール・ヘルマン(1902-1944):現存する作品全集 第3集
1. アレグロ - ピアノのために(1920)
2. トッカータ - ピアノのために(1936)
3-6. Quatre Epigrammes4つのエピグラム - ピアノのために(1934)
7-13.4手ピアノのための小品(1939)*
14.5声部のための「Zeven kippen hebben wij 7羽の鶏がいる」(1930)*
15-17. 組曲 -3つのリコーダーのために(1930頃)*
18. サラバンド - リュートのために(1930頃)*
19-21. ディヴェルティスマン - チェンバロのために(1938)*
22. インヴェンティオ - オルガンのために(1920)*
23. アレグレット - ホルンとピアノのために(1920)*
24. La Ceinture ベルト - バリトンとピアノのために(1934)
25. La Dormeuse 寝椅子 - バリトンとピアノのために(1934)
26. Ophelie オフェリー- バリトンとピアノのために(1939)
27. ヘンリー・マーシャル/リチャード・ホワイティング/レイモンド・イーガン:ヴァイオリンとチェロのためのフォックストロット「Somebody’s Wrong」(1923
 (パール・ヘルマン編)*
28. シューベルト:楽興の時 第3番(パール・ヘルマンによるチェロとピアノ編)*
29. ショパン:華麗な大ワルツ Op.18(パール・ヘルマンによるチェロとピアノ編)*
ニコラス・ホルヴァート(P)…1-13
ディミトリ・マリニャン(P)…7-13、23-26、28、29
エリザヴェータ・アグラフェニナ(S)…14
サラ・グトヴィル(Ms)…14
イリーナ・スヘールペーク=ベディコヴァ(Ms)…14
パウル・ファン・ハステル(T)…14
ピエール・マーク(Br)…14
ライネ=マリー・フェルハーヘン(ソプラノ・リコーダー)…15-17
イニェス・ダヴェーナ(アルト・リコーダー)…15-17
ダンテ・ヨンヘリウス(テナー・リコーダー)…15-17
プント・バウォーノ(バロック・リュート)…18
オレナ・ズーコヴァ(Cemb)…19-21
オレナ・マチェリュク(Org)…22
ジャン=ピエール・ダソンヴィユ(Hrn)…23
マチュー・ヴァレンジク(Br)…24-26
サディー・フィールズ(Vn)…27
ミッコ・パブロ(Vc)…27-29

録音:2023年6月10、16日…-1-13
2023年5月24日、7月15日…14-18
2023年5月6日…19-21
2023年5月26日…22
2023年5月30日、6月22日、7月4日…23-29
*…世界初録音
1902年にブダペストでユダヤ系の家庭に生まれたパール・ヘルマン。1915年から1919年にかけてフランツ・リスト 音楽院でバルトークとコダーイから作曲を学び、室内楽の教師であったレオ・ヴァイネルの元で最初の作品を書いて います。チェロは名教師アドルフ・シッファーに指導を受け、学生時代から頻繁に演奏を行い、16歳の時にはチェロ 奏者として世界的な活動を始めました。作曲家としても数多くの作品を発表しましたが、1944年にナチスに捕わ れ早世、その作品も破棄されてしまい、出版されたのは2作だけでした。 現在、遺された作品の収集が進められており、このアルバムには様々なピアノ曲や、オルガン曲、リコーダー・アンサ ンブルや彼が興味を示していたリュートやチェンバロ作品などの器楽作品の他、いくつかの歌曲が収録されていま す。チェロの名手であったヘルマン自身が編曲したシューベルト、ショパン作品も聴きどころです。

Dynamic
CDS-8028(1CD)
NX-B06
バルトーク:ヴァイオリンとピアノのための作品集
狂詩曲第1番Sz.86
狂詩曲第2番Sz.90
ヴァイオリン・ソナタ第1番Sz.75
マッテオ・コス(Vn)
ブルーノ・カニーノ(P)

録音:2023年5月23-25日
サンタ・チェチーリア国立アカデミアで学び、ソリスト・室内楽奏者として世界的に活躍するヴァイオリニスト、マッテ オ・コスと名手ブルーノ・カニーノが演奏するバルトーク・アルバム。2曲あるヴァイオリンとピアノのための狂詩曲は、ど ちらも1928年の作品。東欧の民謡を素材とし、ゆったりとした第1部と速いテンポによる第2部で構成されており、 第1番は彼の親しい友人だったヨーゼフ・シゲティに、第2番はゾルターン・セイケイに献呈されています。ヴァイオリ ン・ソナタ第1番は1921年の作品で、ラヴェルのツィガーヌを初演し献呈を受けたイェリー・ダラーニに捧げられてい ます。壮大なアルペッジョで幕を開ける第1楽章、神秘的な響きに彩られた第2楽章、民俗的な要素を用いた チャールダッシュ風の終楽章と、技巧的な見せ場も多いソナタです。コスとカニーノの息のあったデュオをお楽しみくだ さい。

ORF
ORFCD-325(1CD)
クルト・シュヴェルツィク(b.1935):「サロット・ロマーノの愛の夢」Op.1-7
@ホルンとピアノのためのソナチネOp.1(1952/1971)
Aヴァイオリンとピアノのための「デュオ&ダブル」Op.2(1957)
Bヴァイオリン、ホルンとピアノのためのトリオOp.3(1960)
C弦楽四重奏曲Op.4(1960)
D「サロット・ロマーノ(ローマのリビングルーム)」〜11 楽器のためのOp.5(1961)
E「ゼーフェルトのエデン・バー」〜ピアノのためのOp.6(1961)
F「愛の夢」〜7 奏者のためのOp.7(1962/63)
@ペーター・ドルフマイヤー(ウィンナ・ホルン)、ヨハネス・ヴィルヘルム(Pf)
Aフリードリヒ・チェルハ(Vn)、イヴァン・エレート(Pf)
Bフリードリヒ・チェルハ(Vn)、クルト・シュヴェルツィク(Hr)、イヴァン・エロート(Pf)
Cケーネ四重奏団(S.Q)
Dクルト・シュヴェルツィク(指)アンサンブル
Eアヤ・クレバーン(Pf)
Fアンサンブル・フュア・ノイエ・ムジーク

録音:@2018年3月5日、AB1960年10月6日、C2005年10月13日、2006年6月29日、D1967年4月26日、E2014年3月7日、F1968年6月9日
クルト・シュヴェルツィクはオーストリアの現代音楽の作曲家。ウィーンに生まれ、ダルムシ ュタットではシュトックハウゼンと共に学んだ。ホルン奏者としても活動し、ウィーン交響楽団 の楽員だったこともある。このディスクは彼が20代から30代の頃までの初期の作品が収めら れている。ホルン奏者としてヴァイオリンのフリードリヒ・チェルハ(同じくオーストリアを代表す る作曲家)と共演しているのが聴きもの。最初期のホルンとピアノのためのソナチネはミヨーば りの多調の作風で書かれているが、その後のヴァイオリンとピアノのための「デュオ&ダブル」 では12音技法となり、その後一貫して12音技法で作曲を続けた。チェルハと並ぶオーストリ アを代表する作曲家の音楽を俯瞰する一枚。

FIRST HAND RECORDS
FHR-158(1CD)
ラヴェル:室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 M.77
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ イ短調 M.73
ピアノ三重奏曲 イ短調 M.67
クララ・フリーダー(Vn)
クリストフ・パンティヨン(Vc)
マッシモ・ジュゼッペ・ビアンキ(P)

録音:2021年2月27-28日・8月30日/ウィーン、マルガレーテン音楽学校
ラヴェル自身もいたくお気に入りだったというヴァイオリン・ソナタ第2番、ドビュッシー追悼として書かれたヴァイオリンとチェロのためのソナタ、複雑で感情的 な大曲・ピアノ三重奏曲を収録。エキゾチックな旋律美が楽しめます。 (Ki)
FIRST HAND RECORDS
FHR-149(1CD)
ハイノ・エラー(1887-1970):ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヴァイオリン・ソナタ第2番*
無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲 *
憂鬱なワルツ/アレグレット
舞曲 */楽興の時 *
アダージョ */叙情歌
月光の下で/幻想曲 *
カンツォネッタ *
クロス・スティック・ダンス *
夜の歌/ブルレスケ *
北欧の調べ */松
アンドレス・カリユステ(Vn)
ソフィア・ラーマン(P)

録音:2021年9月/エストニア、アルヴォ・ペルト・センター
*世界初録音
ハイノ・エラー(1887-1970)はエストニアの作曲家で、300ほど残された作品はほとんど器楽作品。交響曲、交響詩、弦楽四重奏曲、ピアノ・ソナタなども 書いていますが、本質的には小品形式の名作家といえます。音楽は明るくも抑制された北欧的叙情が魅力。奏者への要求も高いヴァイオリン・ソナタ第2番や無伴 奏ヴァイオリンのための幻想曲、そして想像力が軽やかに飛翔する性格的小品などを収録。『松』はエストニアのヴァイオリン・レパートリーの中で最もポピュラー な作品です。 (Ki)

Passacaille
PAS-1141(1CD)
ダッラーバコと変奏の技法
ジュゼッペ・クレメンテ・ダッラーバコ(1710-1805):チェロ・ソナタ ニ長調 ABV39
3本のチェロのための三重曲第1番変ロ長調 ABV54
チェロ・ソナタ ハ長調 ABV20(エラナー・フレイによる変奏付)
3本のチェロのための三重曲第2番ト長調 ABV55
チェロ・ソナタ ニ長調 ABV21(エラナー・フレイによる変奏付)
エラナー・フレイ(Vc)
アッカデミア・デ・ディッゾナンティ

録音:2023年6月カナダ、キングストン、イザベル・ベイダー劇場
エヴァリスト・フェリーチェ・ダッラーバコ(1675-1742)の息子でチェロの名手だった作曲家、ジュゼッペ・クレメンテ・ダッラバーコ(1710-1805)。そ の音楽に入れ込み研究と演奏、録音を重ねるチェロ奏者エラナー・フレイによる新しいアルバムの登場です。冒頭のソナタ ABV39は終楽章が変奏曲になっていて、 チェロ技法の粋を尽くした音楽が展開される逸品。これにならい、フレイは他のソナタの終楽章も自ら変奏曲に仕立てあげ演奏。この作曲家を研究してきた彼女な らではの企画といえます。通奏低音なしでチェリスト3人が重奏するトリオも面白い作品です。 (Ki)

Melodiya x Obsession
SMELCD-1000655(1CD)
初回生産限定
レオニード・コーガン〜ヴァイオリンとギターのための室内楽作品集
グラニャーニ:ヴァイオリンとギターのための二重奏曲
 ヴァイオリンとギターのためのソナタ*
パガニーニ:ソナタ イ長調 Op.2-1**
 ソナタ イ短調 Op.2-6**
ジュリアーニ:ヴァイオリン、チェロとギターのための三重奏曲イ長調#
レオニード・コーガン(Vn)、
アレクサンドル・イヴァノフ=クラムスコイ(G)
フョードル・ルザノフ(Vc)

録音:1950年12月4日 モスクワ、1950年12月1日 モスクワ*、1951年8月23日 モスクワ**、1951年6月19日 モスクワ#
20世紀を代表する名ヴァイオリニスト、レオニード・コーガン(1924-1982)の数多くの録音は、概してコーガン自身の幅広い芸術的関心が十分に反映されており、ヴァイオリンのための王道的レパートリーから珍しい編成のための作品まで幅広い。その証拠の1つとなるのがこの「ヴァイオリンとギターのための室内楽作品集」。コーガンの録音の中には、18〜19世紀の初頭に作曲されたヴァイオリンとギターのためのイタリアにおける「プレ」・ロマン派音楽という小規模ながらも非常に貴重なレパートリーが存在しています。 啓蒙時代の古典主義を受け継いだコンポーザー・ギタリストたちは、伝統的な音楽形式を用いた最初期のロマン主義者であり、そのシンプルかつ絶妙な音楽の真価を知るにはコーガンの演奏が打ってつけと言えるでしょう。 またコーガンと共演した2人の演奏家も名手中の名手。ギターのアレクサンドル・イヴァノフ=クラムスコイは20世紀のロシア(旧ソ連)を代表するギタリスト、そしてチェロのフョードル・ルザノフはスヴェトラーノフのロシア(ソヴィエト)国立SOの首席奏者と活躍した大物です。
※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。

Urania Records
LDV-14110(1CD)
五重奏曲集
レグレンツィ:ソナタ Op.8-12“La Marinona”、ソナタ Op.8-11“La Fugazza”
ムッファト:SONATA PRIMA DA ARMONICO TRIBUTO IN RE MAGGIORE
アルビノーニ:ソナタ Op.2-6ト短調、ソナタ Op.2-3ハ長調
テレマン:ソナタ Op.2-6ト短調
イル・トラッティニメント・アルモニコ
弦楽五重奏曲は16世紀から17世紀にかけて最も発展した時期がありましたが、その後次第に廃れていきました。当時の編成は2つのヴァイオリン、アルトとテノールのヴィオラ・ダ・ブラッチョ、チェロ、通奏低音というものが一般的でした。このアルバムでは当時の編成を再現して演奏しています。

Da Vinci Classics
C-00822(1CD)
オリジナルズ
エリク・マルシェリー(b.1957):LE BAL DES SIRENES ET DES NAIADES、SUITE LOGIQUE
マルコ・ペレイラ(b.1950):ファンタジア・コンチェルタンテ*
ティエリー・ティスランド(b.1956):アラベスク集*
アンソニー・シドニー(b.1952):中国の滝から
ポール・ルイス(b.1943):3つの前奏曲
マキシモ・ディエゴ・プホール(b.1957):組曲「マギカ」 *世界初録音
モルガナ・ルダン(Hp)、
ロベルト・グアルニエーリ(G)

録音:2022年5月
ハープもギターも指で弦を弾く楽器ですが、その音色は微妙に異なっています。ハープとギターの組み合わせは元々あまり盛んではなく、演奏されたとしても他の楽器のための作品を編曲したものばかりでした。それが1980年代に入るとハープとギターという編成のオリジナル曲が作られ演奏されるようになってきました。このアルバムではそれらの作品をまとめて楽しんでいただけます。
Da Vinci Classics
C-00824(1CD)
枠を超えて
ゴーベール:フルート・ソナタ第1番(1917)
カゼッラ:シチリアとバーレスク(1919)
シャルル・ケクラン:フルート・ソナタ Op.52(1922)
マリオ・ピラティ(1903-1938):フルート・ソナタ(1926)
カイロス・デュオ

録音:2022年7月
このアルバムには1920年代を活気づけた作曲家たちの作品が揃っています。孤児で貧しい少年でありましたがその才能が認められてフランスで名を馳せたゴーベール、フォーレの弟子であったカゼッラとケクラン。そして現在では不当に忘れ去られてしまったピラティ。彼らのフルート作品によって彼らが活躍した時代の息吹を堪能できるアルバムとなっています。
Da Vinci Classics
C-00825(1CD)
ボクサ:夜想曲集
ニコラ=シャルル・ボクサ:夜想曲第1番 Op.50
ボクサ&ロドルフ・クレゼール:夜想曲第3番 Op.59変ホ長調(オリジナル:ヴァイオリン)
ボクサ&クレゼール:夜想曲第6番 Op.59ハ長調(オリジナル:ヴァイオリン)
ボクサ&ジャン=ルイ・デュポール:夜想曲第1番 変ロ長調(オリジナル:チェロ)
ボクサ&デュポール:夜想曲第2番 変ホ長調(オリジナル:チェロ)
ルチアーノ・フランカ(Ob)、
ステファニア・ベティ(Hp)

録音:2023年4月
ニコラ=シャルル・ボクサ、ロドルフ・クレゼール、ジャン=ルイ・デュポールの三人は元々それぞれがハープ、ヴァイオリン、そしてチェロの大家でした。また作曲家としても優秀で特にハープ奏者であったボクサは、他の楽器奏者と共作で夜想曲を作ることを思いつきました。それらの作品をここではオーボエとハープで演奏し、より歌心あふれる演奏となっています。
Da Vinci Classics
C-00823(1CD)
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
1. ラプソディ・イン・ブルー
2-4. 3つの前奏曲/ジョージ&アイラ・ガーシュウィン(ピエトロ・ベルトラーニ編):10の歌-5. サマータイム、
6. エンブレイサブル・ユー、7. アイ・ガット・リズム、8. 私の彼氏、9. 魅惑のリズム、10. バット・ノット・フォー・ミー、11. 愛するポーギー(ポーギーとベスより)、
12. すべてを忘れよう、13. 誰にも奪えぬこの想い、14. 霧の日
ピエトロ・ベルトラーニ(P)
トンマーゾ・ウッサルディ(指揮/tr.1)
センツァスピーネO(tr.1)
ベルトラーニ・モダン・ピアノ・トリオ〔ピエトロ・ベルトラーニ(P、アレンジ)、ダニエレ・ネグリーニ(Vn/tr.5-14)、ティツィアーノ・ゲルツォーニ(Vc/tr.5-14)〕

録音:2022年11月11日、テアトロ・オーディトリウム・マンゾーニ(イタリア)、2023年5月25日、ファビオ・アンジェレッティ・スタジオ(イタリア)
ジャズとクラシックのマルチ・ピアニストでありマルチ・インストゥルメンタリスト。さらにはコンポーザー、アレンジャーとしても活躍する1989年生まれのイタリアの奇才、ピエトロ・ベルトラーニ。ヴェネツィアのフェニーチェ劇場、ローマのパルコ・デッラ・ムジカ音楽堂、フィレンツェのコムナーレ劇場などイタリアの主要なコンサートホールや劇場へのデビューを果たし、フィレンツェ五月音楽祭やMITOミラノ・トリノ音楽祭などでも活躍。カーネギーホールやトビリシ国立音楽院コンサートホールなどでの演奏経験も持つイタリア期待のピアニストです。
Da Vinci Classicsの3枚目となるアルバムでは、ラプソディ・イン・ブルーを筆頭としたガーシュウィンの傑作を集成。
ラプソディ・イン・ブルーでは、ベルトラーニが作曲された当初の意図を残しつつもいくつかのソロ・パートを即興的に演奏。また、2021年にボローニャで結成されたベルトラーニ・モダン・ピアノトリオが演奏する10曲は、すべてベルトラーニによる編曲で、作品が持つ偉大な音楽的価値を際立たせています。ジャンルの壁を打ち破りながらマルチに活躍を続けるイタリア新世代の奇才が、ガーシュウィンの作品が持つ魅力を十二分に引き出した渾身の1枚にご期待ください。

Indesens Calliope Records
IC-032(1CD)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
F-A-E ソナタ より スケルツォ ハ短調 WoO.2
ラシェル・コリー(Vn/ストラディヴァリウス1732年製”ex-Hamma’)
クリスティアン・シャモレル(P)

録音:2023年1月23日-25日、ラ・ショー・ド・フォン音楽ホール(スイス)
2010年に『パッション!イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ』のレコーディングで衝撃的なデビューを果たし、2012年にはNHKSOとの共演、武蔵野市民文化会館でのイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを中心としたプログラムで鮮烈な日本デビューを果たしたフランス語圏スイスの実力派ヴァイオリニスト、ラシェル・コリー(レイチェル・コリー)。
Indesens Calliope Records(アンデサンス・カリオペ・レコーズ)からリリースされる第1弾は、ブラームスが円熟期に作曲したヴァイオリン・ソナタ全3曲と、シューマン、アルベルト・ディートリヒ、ブラームスの共通の友人であったヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムのために合作された「F.A.E.ソナタ」からスケルツォをカップリング。
本アルバムでも1732年製の銘器ストラディヴァリウス”ex-Hamma”を携え、ブラームスが残したこれら傑作を、同郷のピアニスト、クリスティアン・シャモレルとの洗練された解釈と芸術性の高さで見事に奏でています。

Stradivarius
STR-37281(1CD)
マリピエロ:弦楽四重奏曲第2、3、6番+ モンテヴェルディ:4声のためのミサ(弦楽四重奏版)
モンテヴェルディ:4声のためのミサ(1650 出版)〜「キリエ」
マリピエロ:弦楽四重奏曲第2番「むくどりとバラード」
モンテヴェルディ:4声のためのミサ(1650出版)〜「グローリア」
マリピエロ:弦楽四重奏曲第3番「カンターリ・アラ・マドリガレスカ」
モンテヴェルディ:4声のためのミサ(1650出版)〜「クレド」
マリピエロ:弦楽四重奏曲第6番「ノアの箱舟」
モンテヴェルディ:4声のためのミサ(1650 出版)〜「サンクトゥス」「ベネディクトゥス」「アニュス・デイ」
シンクロニエQ

録音:2023年4月
およそ300年の時を経て二人のイタリアの作曲家の作品を並べた異色の企画。因みにマリ ピエロはモンテヴェルディの研究と楽譜の校訂者としても知られた。モンテヴェルディの1650 年頃に書かれた4声のミサ(声楽作品を弦楽四重奏に編曲して演奏)の全曲の間にマリピエロ の弦楽四重奏曲第2、3、4、6番を挟むことにより、300年の時を経た作品同士が互いに化学 反応し、時代を超えた不思議な感覚を生み出す。マリピエロは決してロマン主義的な作曲家 ではなく、むしろ新古典主義的な傾向があるため、彼の作品を間に挟むことでモンテヴェル ディの音楽にある意外な先鋭性が露わにされます。一聴の価値のある一枚。
Stradivarius
STR-37269(1CD)
「森の音」〜フルートとマリンバで聴くバロック音楽
レオナルド・ヴィンチ(1690-1734):ソナタ ニ長調
バッハ:ソナタ ハ長調BWV1033
テレマン(1681-1747):ファンタジア第10番嬰ヘ短調
バッハ:インヴェンションBWV777No.6ホ長調
シェドヴィル(1705-1782)(伝ヴィヴァルディ):「忠実な羊飼い」〜ソナタ ハ長調Op.13No.2
シェドヴィル(伝ヴィヴァルディ):「忠実な羊飼い」〜ソナタ ト短調Op.13No.6
フルヴィオ・フィオーリオ(Fl)
ガブリエーレ・フィオーリオ(マリンバ)

録音:2022年1-6月
バロックのフルート作品をチェンバロではなく、フルートとマリンバで聴く面白い企画の一 枚。マリンバのころころとした音色とフルートの雅やかな音色が意外にも美しく溶け合い、珠 玉の演奏を繰り広げる。森の奥から妖精が出てきそうなファンタジックで夢見心地の時間が 過ごせるアルバム。フルヴィオ・フィオーリオとガブリエーレ・フィオーリオは父子で息の合った アンサンブルを聴かせています。録音も秀逸。
Stradivarius
STR-37263(1CD)
「ブラック&ホワイト」〜現代イタリアの打楽器アンサンブル作品集
(1)カルロ・ボッカドーロ:「スティック・コントロール I」(2007)〜4 人のパフォーマーのための
(2)ロレンツォ・パリエイ:「ポラリス」(2015)〜3人のパフォーマーのための
(3)カルロ・ガランテ:月のない4つの夜想曲「真っ暗闇」(2017)〜4 人のパフォーマーのための
(4)マウロ・カルディ:「鏡」(2018)〜6人の打楽器奏者と2人のマリンバ奏者のための
(5)アレッサンドロ・ソルビアティ:「合意」(2020)
アルス・ルディ(打楽器アンサンブル)【アントニオ・カッジャーノ、ロドルフォ・ロッシ、ジャン・ルカ・ルゲーリ】
賛助出演:アレッシオ・カヴァリエーレ、ロザリオ・チェラウド、ジュリオ・チントーニ、ジャミル・ジダン

録音:(1)-(3)(5)2016年9月24日、(4)2018年12月18日
現代イタリアの作曲家による打楽器アンサンブルのための作品を収録。作曲家の生年は不明 だが、ブックレットに掲載された写真から中堅世代以上と思われます。作風は様々だが、いずれも実 験主義的な傾向が強く、現在のイタリア作曲界の動向を知る上で興味深い一枚。

BRIDGE
BCD-9505(3CD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 Op.70-1「幽霊」
カカドゥ変奏曲 ト長調 Op.121a
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1-1
ピアノ三重奏曲第2番ト長調 Op.1-2
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調 Op.97「大公」
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1-3
創作主題による14の変奏曲 変ホ長調 Op.44
ワイス・カプラン・スタンプ三重奏団【ヤエル・ワイス(P)、マーク・カプラン(Vn)、ピーター・スタンプ(Vc)】

録音:2019年 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ、 DDD,229'49
※ピアノ三重奏曲全集と銘打ってありますが、オリジナルがクラリネット、チェロ、ピアノのためのピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調 Op.11と、自作からピアノ三重奏へ編曲した作品は含まれていません。
米国の中堅奏者たちによるとても素晴らしいベートーヴェンのピアノ三重奏曲全集。ピ アノのヤエル・ワイス、ヴァイオリンのマーク・カプラン、チェロピーター・スタンプの3 人によ る、その名もワイス・カプラン・スタンプ三重奏団。日本ではまだほとんど知られていないだ ろし、彼らが弾く有名曲の CD もこれが初めてと思われるが、予想を遥かに超えて見事な 出来栄え。いずれも優秀な3人の奏者が、常にバランスの取れた美による豊かで幸せに 満ちた音楽を目指しており、ああベートーヴェンのピアノ三重奏ってやっぱりいいな!と思 わせてくれます。ことにOp-1の3曲が充実しており、青年時代のベートーヴェンの瑞々しい 魅力をたっぷり味わえます。もちろん有名な大公三重奏曲も、有名ソリストが 3人集まった演 奏では成しえない親密かつ力みのない演奏。聞いたことがない団体だからと素通りするに はあまりにもったいない内容だ。これを聞けばワイス・カプラン・スタンプ三重奏団を気に入 って、今後が楽しみになることでしょう。

CLAVES
50-3082(1CD)
モーツァルト:フルート作品集
(1)フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285
(2)フルート協奏曲第2番ニ長調 K.314
(3)フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299
ヘレナ・マシェレル(Fl)
(3)チャシャ・ガフナー(Hp)
(1)サイモン・ブレンディス(Vn)、
(1)ジュディス・バスブリッジ(Va)、
(1)セバスチャン・コンベルティ(Vc)
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ、
サイモン・ブレンディス(リーダー)

録音:2021年10月セントジョン福音伝道者教会(ロンドン
スイスのフルート奏者、ヘレナ・マシェレルがオール・モーツァルト・アルバムをリリースしました!マシェレルはソリスト、室内楽奏者として欧米で活躍する名手。 レパートリーはバロックから現代まで幅広く、マルティン・シュカムレッツ(1970-)のフルート協奏曲の世界初演を行うなど、多くの演奏に携わっております。
当アルバムではモーツァルトのフルート四重奏曲第1番、フルート協奏曲第2番、フルートとハープのための協奏曲を収録。名人集団ロンドン・モーツァルト・プ レイヤーズとこの上なく美しいモーツァルトを披露。ことに緩徐楽章の美しさは絶品です。豊かな音色が魅力のマシェレルが演奏するモーツァルト、要注目です! (Ki)

Audite
AU-97812(1CD)
SAGA
ドビュッシー:「小組曲」(ゴードン・デイヴィス編)
ケヴィン・ビーヴァーズ(1973-):木管五重奏曲〜フルート、オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための【アルンドス木管五重奏団委嘱作】
ラロ・シフリン(1932-):ニューオーリンズ
ニールセン:木管五重奏曲 Op.43
アルンドス木管五重奏団【アンナ・シャハ(Fl)、志茂嘉彦(Ob)、クリスティーネ・シュテムラー(Cl)、リサ・ロジャー ス(Hrn)、メアレ有香(Fg)】

録音:2023年7月5-8日/イムマヌエル教会、ヴッパータール(ドイツ)
ケルン音楽大学、ライン・ドイツオペラで学んだ新進気鋭の5人の演奏家により2013年に結成されたアルンドス木管五重奏団が、セカンド・アルバム「SAGA」 をリリースします!当団はノルトラインヴェストファーレン州を本拠に活躍するドイツの木管五重奏団。躍動的かつ魅力的なアンサンブルで聴衆を虜にしてきました。 その演奏は「ウィットに満ちた表現能力、個々の完璧な演奏能力、そして官能的なプレゼンテーションが大きな一枚板となり、心に強く語りかけてくる。」(西ドイツ アルゲマイネ新聞)など、演奏技術の高さはもちろんのこと豊かな表現力でも高く評価されています。これまでにアントン・ガルシア・アブリル国際室内楽コンクー ル(2014年)、カスティーリャ・イ・レオン国際室内楽コンクール(2015年)など数々の国際コンクールに入賞している実力派メンバーが揃った木管五重奏団で す。
想像力豊かなサウンドスケープを表現することをテーマにした当アルバム「SAGA」では4人の作曲家の作品を収録。ドビュッシーの「小組曲」では過ぎ去りし 理想の色彩を表現、ニルセンの木管五重奏曲では遊び心を表現しております。ラロ・シフリンの「ニューオーリンズ」は当団が長年演奏し続けてきた重要レパートリー です。そして、木管五重奏曲の新たな作品を演奏することにも力を入れている当団がアメリカの作曲家ケヴィン・ビーヴァーズに委嘱した木管五重奏曲はこの度世 界録音が実現しました。 (Ki)

KLARTHE
KLA-143(1CD)
シェーンベルク:「月に憑かれたピエロ」〜ソプラノ、フルート、ピッコロ、クラリネット、バス・クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための(仏語歌唱版)
「月に憑かれたピエロ」(歌唱なしの器楽アンサンブル版)
(1)ジェシカ・マルタン・マレスコ(ヴォーカル)
アンサンブル Op.Cit、
ギヨーム・ブルゴーニュ(指)

録音:2022年6月26&27日サント=コロンブ=シュル=ガン(ロワール県)
シェーンベルクの無調時代を代表する野心作「月に憑かれたピエロ」。アルベール・ジローの有名な詩集に基づく21のメロドラマは、オットー・エリッヒ・ハルト レーベンの独語訳したものをテクストとしています。当アルバムではジローの詩を改変したフランス語版で収録。シェーンベルクの韻律に忠実で、1900年当時の キャバレーや劇場で流行していた表現力とリズムがこの作品の魅力であることを再認識できます。当アルバムにはヴォーカルのパートなしの器楽アンサンブル版も 収録。実に興味深いアルバムとなっております。 (Ki)

NoMadMusic
NMM-012(1CD)
美的好奇心〜C.P.E.バッハ室内楽曲集
(1)四重奏曲(トリオ)ニ長調Wq94
(2)無伴奏チェロ・ソナタ(原曲:無伴奏フルート・ソナタ)イ短調Wq.142
(3)四重奏曲(トリオ)イ短調Wq93
(4)フルートとヴァイオリンのための二重奏曲ホ短調Wq.140
(5)四重奏曲ト長調Wq95
ジャン =ピエール・ピネ(トラヴェルソ)、
ファニー・パクー(Vn 、ヴィオラ)、
エティエンヌ・マンゴー(Vc)、
アリーヌ・ジルベライヒ(フォルテピアノ)
C.P.E.バッハの生誕300年を記念して2014年にリリースされたアルバム。4名のフレッシュな音楽家たちによる室内楽で、鍵盤楽 器がチェンバロからフォルテピアノに移行し、弦をハンマーが叩く効果が早くも採り入れられた作風が興味津々。トリオと題されながら4名の奏者を必要とするもの など、後期バロックと初期古典派の入り混じった世界が魅力です。 (Ki)

MIRARE
MIR-662(1CD)
ボヘミアのピアノ三重奏曲
ノヴァーク:ピアノ三重奏曲第2番ニ短調Op.27「バラード風」
フィビヒ:ピアノ三重奏曲ヘ短調
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15
トリオ・エリオス【カミーユ・フォントゥノ(Vn)、ラファエル・ジュアン(Vc)、アレクシス・グルネー ル(P)】

録音:2022年7月8-12日/アルセナル=メス
2014年にパリ音楽院の学生により結成され、2017年のフォルジュルネ音楽祭で来日して注目されたフランスの若きピアノ三重奏団トリオ・エリオス。2021 年4月リリースの「フランスのピアノ三重奏曲」(MIR 564)に続く第2弾はチェコのピアノ三重奏曲集。それもドヴォルザークではなくノヴァーク、フィビヒ、スメ タナの3篇に挑戦。モラヴィア民謡を用いたノヴァーク、名作「詩曲」に通じる甘い叙情性香るフィビヒ、時代に先んじた超絶的ピアノ書法を見せるスメタナと聴き 応え満点の作品ばかり。トリオ・エリオスの演奏ともども若々しい情熱を堪能できます。 (Ki)

KAIROS
0022029KAI(1CD)
ホセ・マヌエル・ロペス・ロペス:無限の日曜日
ホセ・マヌエル・ロペス・ロペス(b.1956):弦楽四重奏曲第1番(2007)
トリオV(2008)
弦楽四重奏曲第2番「無限の日曜日」(2020)
アルディッティSQ、
アルベルト・ロサド(P)

録音:2023年1月13日、サラゴサ・オーディトリアム モーツァルト・ホール(スペイン)
1956年マドリード生まれのスペイン人作曲家、ホセ・マヌエル・ロペス・ロペスの室内楽作品集。IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)では巨匠トリスタン・ミュライユらとともにコンピューター音楽を研究していたホセ・マヌエル・ロペス・ロペスは、1996年から京都に滞在した時期があり、その経験が音色と音楽の時間軸についての考え方に深い変化をもたらしたといいます。
神話的な性格を持つ弦楽四重奏曲第1番は当盤でも演奏を務め、20世紀以降の作品の演奏で世界的な名声を博すアルディッティSQとバレンシア音楽院の委嘱による作品。2008年作曲のピアノ三重奏作品「トリオV」ではスペイン生まれで現代音楽界の主要なピアニストの一人、アルベルト・ロサドがアルディッティSQのメンバーと共演します。アルバムのタイトルにもなっている2020年の弦楽四重奏作品「無限の日曜日」もまたアルディッティSQのために書かれた作品で、Covid-19のパンデミックによって人類が直面した前例のない困難に対する感情や恐怖をリアルに伝えています。

Avie
AV-2653(1CD)
秘めた情熱〜ビーチ、C.シューマン、ストロール、ブーランジェ
エイミー・ビーチ(1867-1944):ロマンス Op.23
クララ・シューマン
:3つのロマンス Op.22
リタ・ストロール(1865-1941):劇的な大ソナタ 「ティトゥスとベレニケ」
リーナ・エスマーイール(b.1983):一つの言葉が世界を作る(one word makes a world)(世界初録音)
ナディア・ブーランジェ(1887-1979):チェロとピアノのための3つの小品
伝マリア・テレジア・パラディス(1759-1824):シチリアーノ
増田喜嘉(Vc)、キム・ヘジン(P)

録音:2022年6月10日-12日、Cammilleri Hall(南カリフォルニア大学(ロサンゼルス)
神戸出身、5歳よりチェロを始め、12歳で渡豪以来欧米を中心に活躍している国際派チェリスト、増田 喜嘉(ますだ よしか)が、イギリスのAiveから登場! デビュー・アルバムとなる「秘めた情熱(Hidden Flame)」は、、クラシック音楽のレパートリーにおいて、女性たちがいかに注目を集めるようになっていったのか、そのストーリーを垣間見ることができるという、2世紀にわたる秀逸なプログラム。
おそらくもっとも有名なクララ・シューマンの「3つのロマンス」に加え、エイミー・ビーチやナディア・ブーランジェ、リタ・ストロールといった、再評価著しい女性作曲家・音楽家たちのチェロ作品を提示。インド系のルーツを持つ米国人作曲家リーナ・エルマーイールの『一つの言葉が世界を作る(one word makes a world)』は、インド古典音楽の「ラーガ」をベースとし、チェリスト増田喜嘉のために作曲された作品です。
現在はロサンゼルスを拠点に演奏者・指導者として活躍し、近年は日本での演奏活動も広げている増田喜嘉は、オールドバラ音楽祭(英国)、オタワ室内楽祭(カナダ)、イエロー・バーン音楽祭(米国)、ランデブー・デ・ラ・ミュージック音楽祭(韓国)などの音楽祭にて定期的に演奏し、室内楽奏者として世界的に信頼を置かれています。ロサンゼルスでは室内楽グループSalastina LA、5台のチェロアンサンブルSAKURA、日本ではパトス四重奏団、神戸ピアノ三重奏団のチェリストとしても活動し、現代音楽の熱心な提唱者として、リーナ・エスマーイール、細川俊夫、デリック・スカイ、ベント・ソアンセン、ヨルグ・ヴィットマンらの作品の米国・世界初演を飾ってきました。
これまで第11回ビバホールチェロコンクール第1位・夢但馬賞受賞、アメリカ全国ヤング・アーティストコンクール弦楽部門第1位、オーストラリア音楽協奏曲コンクール第1位、ヤマハ・ヨーロッパ音楽財団弦楽コンクール第1位等で優勝。

Goodies
78CDR-3932(1CDR)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」 シモン・ゴールドベルク(Vn)
リリー・クラウス(P)

日COLUMBIA JW100/104
1936年12月4日&7日、1937年4月27日、ロンドン録音
ヴァイリンのシモン・ゴールドベルク(1909-1993)はポーランド生まれ。8歳の 時ベルリンで名教師カール・フレッシュ(1873-1944)に師事し、12歳でワルシャ ワでデビューした。1916年16歳でドレスデン・フルハーモニーのコンサートマ スターに任命され、1929年20歳の時フルトヴェングラー(1886-1954)の招きでベ ルリン・フィルハーモニーのコンサートマスターに就任した。1934年政権を得 たナチスによってその地位を追われ、ニューヨークでデビュー、戦後アメリカ 国籍を得て演奏活動と後進の指導を行った。1990年から没年まで新日本フィル ハーモニーの指揮者をつとめ、富山県の立山のホテルで死去した。ピアノのリ リー・クラウス(1903-1986)はハンガリー生まれ、ブダペスト音楽院でゾルター ン・コダーイ(1882-1951)の薫陶を得た。1942年シモン・ゴールドベルクと楽旅 中、ジャワ島で日本軍に捕らえられ、家族共々1945年まで抑留生活を送った。 戦後はイギリス国籍を取得し活発な演奏活動を行った。(グッディーズ)
Goodies
78CDR-3933(1CDR)
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調作品38 ジェラルド・ムーア(P)

英 HIS MASTER'S VOICE D1380/82
1927年4月11日 ロンドン録音
ベアトリス・ハリソン(1892-1965)は20世紀前半に活躍したイギリスの女流チェ ロ奏者。インド北西部のルーキーに生まれ、幼少期に一家はイギリスに戻り、 ロンドンの王立音楽院で学んだ。その後ベルリン高等音楽院に留学、1910年に メンデルスゾーン賞を受賞、ベヒシュタイン・ホールでデビューした。師はフ ーゴ・ベッカー(1863-1941)。ハリソンは1920年11月、HIS MASTER'S VOICEに エルガーのチェロ協奏曲を作曲者の指揮で録音(HMVD1507/09)したのを皮切り に、イギリスの作曲家、特にディーリアスの作品の多くの初演を 行った。ピアノのジェラルド・ムーア(1899-1987)はイギリスのハートフォー ド生まれ。名伴奏ピアニストとして多くの歌手や器楽奏者と共演した。(グッディーズ)

Signum Classics
SIGCD-794(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番、第1番、第8番
ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1/ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1/ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)、
アラスター・ビートソン(フォルテピアノ)
現代のもっとも偉大なヴァイオリニストの一人、ヴァイオリンの女王ヴィクトリア・ムローヴァ。イギリスのSignum Classics移籍第2弾となるアルバムは、英BBCミュージック・マガジンの「Chamber Choice」に選定されたヴァイオリン・ソナタ集(PONYX4221)の続編となる、アラスター・ビートソン(アラスデア・ビートソン)との共演によるベートーヴェン。スコットランド出身のピアノ&フォルテピアノ奏者、そして室内楽奏者としても華々しい活動を続けるビートソンは、2022年の来日公演でもヴィクトリア・ムローヴァと共演し、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ等を聴かせてくれました。
前作(PONYX4221)と同様に、ガット弦を使用したヴァイオリンと、ポール・マクナルティが複製の1805年ウィーン製ヴァルター・フォルテピアノの組み合わせで、楽観的で、活発で、無尽蔵の創意に富んだ3つのソナタを比較的早くて軽快なテンポで演奏しています。

H.M.F
BAP-06(1CD)
.
ジャンヌ・ルルー(1898-1979):作品集 vol.1
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための四重奏曲(1922)
ミシェル=アンジュの6つのソネット(1924)
イタリアにて(抜粋)(1926)
マリー=ロール・ガルニエ(S)、アレクサンドル・パスカル(Vn )、レア・エンニノ(Va)、エロイーズ・ルッツァーティ(Vc)、セリア・オネト・ベンサイ(P)

録音:2023年7月
1923年のローマ大賞を受賞したジャンヌ・ルルー(1898-1979)の作品集。女性で同賞の受賞者は、リリー・ブーランジェ、マルグリット・カナルにつづい て3人目の快挙でした。 幼いころは両親に音楽のてほどきをうけ、その後レンヌの音楽院で学び、瞬く間にその才を発揮しはじめます。マルグリット・ロンのもとでピアノを学び、11歳で ラヴェルの「マ・メール・ロワ」の初演者の一人に抜擢されました。ピアノのヴィルトゥオーゾで、1908年の音楽院の優秀な成績を収めた生徒による演奏会では ショパンのエチュードを素晴らしく演奏、地元の新聞にも取り上げられました。優れた作曲家であった彼女は、多くの傑作、歌曲、室内楽、バレエ、交響曲を書いて います。彼女の作品はパリ・オペラ座や当時の最も重要なオーケストラで演奏され、同業者や批評家たちから満場一致で絶賛されました。彼女の若き日の作品に捧 げられたこの第1巻は、聴き手に20世紀音楽において不当に忘れ去られた重要な人物を再発見させてくれます。 (Ki)
H.M.F
BAP-01(3CD)
シャルロット・ソヒー(1887-1955):作品集
(1)ファンタジーop.3
(2)湿原の歌 op.4(1908)
(3)ソナタ op.6(1909/1910)
(4)10月 op.12-1(1931)
(5)4つのロマンティックな小品 op.30(1944)/マリー・フェルミューラン(P)
(6)トリオ op.24(1931)
(7)四重奏曲第1番op.25
(8)四重奏曲第2番op.33
(9)素朴な三部作 op.21
(10)ノスタルジックな3つの歌 op.7(1910)〜メゾ・ソプラノとオーケストラ
ふたつの詩歌 op.17(1922)〜メゾ・ソプラノ(またはバリトン)とオーケストラ
変奏する主題 op.15bis(1921)/ヴァイオリンとオーケストラ
センチメンタルな物語 op.34(1952)/弦楽オーケストラとパーカッション
瞑想曲 op.18(1922)/ソプラノとオーケストラ
(1)ダヴィッド・カドゥシュ(P)
(2)マリー=ロール・ガルニエ、セリア・オネト・ベンサイ(P)
(3)セリア・オネト・ベンサイ(P)
(4)エロイーズ・ルッツァーティ(Vc)、セリア・オネト・ベンサイド(P)
(5)マリー・フェルミューラン(P)
(6)ニキタ・ニコロフ(Vn)、グザヴィエ・フィリップス(Vc)、セリア・オネト・ベンサイ(P)
(7)エルメス四重奏団
(8)エルメス四重奏団
(9)マチルド・カルデリーニ(Fl)、オメール・ブーシェ(Vn)、ル・ユン=シン・シャン(Va)、ヤン・ルヴィオノ
(10)国立アヴィニョン=プロヴァンスO
デボラ・ワルトマン(指)
マリー・ペルボ(S)、オード・エクストレモ(Ms)、コルデリア・パルム(Vn)
シャルロット・ソヒーは1887年、エンジニアの父と、アマチュア音楽家の母のもとに生まれました。作曲の初歩を同じ女性作曲家メル・ボニ(1858-1937) に学びました。1894年にパリのスコラ・カントルムに入学、そこではアルベール・ルーセルに対位法を、ルイ・ヴィエルヌ(1900年からノートルダム大聖堂の首 席オルガニストを務めた)にオルガンを師事。1908年、シャルロットはスコラ・カントルムで、12歳年上の作曲家で指揮者のマルセル・ラベイと出会い、結婚しま す。マルセルはその後スコラ・カントルムの教授に就任、子供も生まれ、幸せな時期を過ごします。サロンにも出入りし、パトロンからも認められる存在でした。戦禍 を乗り越えた家族はノルマンディーに移り住み、シャトーを手に入れ、そこには7台以上のピアノを置き、エネスコやオネゲルを含め様々な音楽家たちを招いたりも し、さらにはモーリス・ドニといった音楽以外の芸術家たちとも交流があったそうです。夫マルセルは小さな村に音楽学校も開設しました。シャルロットは子供たち のために室内楽曲を作曲し、セルマ・ラーゲルレフの短編小説『アストリッド』をもとに自ら台本を書いたオペラ『王冠をかぶった奴隷』にも取り組みます。4回上 演され、うち2回は夫のマルセルが指揮しました。1955年に脳出血で急逝しますが、このディスクにも収録されているピアノ作品、室内楽、また管弦楽のための規 模の大きな作品も残しています。 (Ki)

ATMA
ACD2-2864(1CD)
ブラヴーラ 〜ナチュラルホルンとフォルテピアノのための作品集
ヴィンチェンツォ・リギーニ(1756-1812):ホルンとピアノのための二重奏曲 ニ長調(1780)
チプリアーニ・ポッター(1792-1871):ホルンとピアノのためのブラヴーラ・ソナタ 変ホ長調 Op.13(1824)
ベートーヴェン:ホルンとピアノのためのソナタ ヘ長調 Op.17(1800)
フランツ・クサヴァー・ジュスマイヤー(1779-1818):ホルンとピアノのためのソナタ 変ホ長調(18世紀末) [ヘルマン・ユーリセン補筆完成版]
ニコラウス・フライヘル・フォン・クラフト(1779-1818):ホルンとピアノのためのソナタ ホ長調(1814)
ルイ=ピエール・ベルジュロン(ナチュラルHrn)
メーガン・ミラッツ(フォルテピアノ)

ピッチ=430Hz

録音:2022年10月12-14日/ケベック、ミラベル、サン・ブノワ教会
ホルンとピアノのために書かれた最初期の作品をピリオド演奏で聴くアルバム。史上初のホルン・ソナタといってよいベートーヴェンのソナタを中心として1800 年前後の作品を収録しています。ジュスマイヤーのソナタはモーツァルト作と言われたら信じてしまいそう。ベートーヴェンの楽譜校訂にも力をそそいだポッターや、 ベートーヴェンの師でもあるアルブレヒツベルガーに学んだクラフトなど珍しい作曲家も含まれており秘曲満載です。
ルイ=ピエール・ベルジュロンはカナダを代表するナチュラルホルン奏者。アムステルダム音楽院で学んだ後、カナダに戻り、ターフェルムジーク・バロックオーケ ストラ、パシフィック・バロックオーケストラ、アリオン・バロックオーケストラなどと共演。さらにエウローパ・ガランテ、フライブルク・バロックオーケストラ、ベル リン古楽アカデミー、ムジカ・エテルナなど、世界の著名な古楽楽団と共演しています。モントリオールSOやメトロポリタンOにもホルン奏者として在 籍していました。 (Ki)

Alba
ABCD-527(1CD)
アルペジョーネとギターのための音楽
シューベルト:・アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821(1824)(アルペジョーネとギターによる)(Pパート編曲:ニクラス・メルベリ)
 36のオリジナル舞曲 D.365Op.9
ジュリアーニ:変奏曲 Op.84(フルートとギターのための)
 オリジナル行進曲(マウロ・ジュリアーニ編/フルートとギターのための)[第5曲 プロイセン行進曲,第7曲 スウェーデン行進曲,第8曲 スウェーデン行進曲]
ロッシーニ(マウロ・ジュリアーニ編):歌劇「セミラーミデ」から「あの悲しみに沈んだうめき声は」
マルクス・クイッカ(アルペジョーネ)使用楽器:Caroline Zillmann, Meissen1999/Bow:Rudiger Pfau, Plauen1999
ニクラス・メルベリ(G)使用楽器:Gary Southwell, North-ampton1992

録音:2011年12月2日?4日、Nordic Audio Labs Studio(カルペロ、フィンランド)
19世紀初頭のウィーンではギターという楽器がもてはやされ、1820年ごろ、ギター製作者のヨハン・ゲオルク・シュタウファーの作る楽器が品質の高さ で注目を集めていました。彼は、ギターをモデルにしながら寸法の大きい、弓で弾くタイプの6弦の楽器を発明。ウィーンの音楽新聞「Wiener allgemeine musikalische Zeitung」が1823年3月1日号で「ギターレ・ダモーレ(Guitarre d’Amore)」として紹介しました。シュタウファーは、「アルペジョーネ」 とも呼ばれるこの楽器のための作曲を、ウィーンのギター奏者たちの間で名を知られていたシューベルトに依頼。「アルペジョーネ・ソナタ」が作られました。 フィンランドのマルクス・クイッカとニクラス・メルベリのアルバムでは、シューベルトのこの作品とジュリアーニのフルートとギターのための作品が、アルペジョーネ とギターによって演奏されます。 マルクス・クイッカ (1959?)は、ヘルシンキを本拠とするヴィオラ・ダ・ガンバ奏者です。ガンバ・アンサンブル「ジェイ・コンソート・ヘルシンキ」の音楽監督を 務め、シベリウス・アカデミーとエストニア音楽アカデミーで教えています。クイッカは万能の音楽家として知られ、特に「忘れられてしまった」歴史的楽器による演 奏を得意としています。ギター奏者のニクラス・メルベリもヘルシンキで活動しています。時代にあわせた撥弦楽器により、ルネサンスから現代まで幅広いレパート リーを手がけています。 シューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」は、ピアノパートをメルベリが編曲した「アルペジョーネとギター版」による演奏。ほとんどが16小節で書かれたピアノ のための小品集「オリジナル舞曲」(最初のワルツ)は、シューベルトあるいは出版者のアントン・ディアベッリがフルートまたはヴァイオリンとギターのための編曲 を作ったと言われます。マウロ・ジュリアーニ は、当時もっとも有名なギター・ヴィルトゥオーゾのひとり。彼の作品から「変奏曲」と彼が編曲した「オリジナル行 進曲」から3曲、ロッシーニの歌劇「セミラーミデ」のアリアが演奏されます。 

IBS CLASSICAL
IBS-202023(1CD)
5つの韻文〜サクソフォンとピアノのための作品集
アンドレ・カプレ:Le vieux coffret 歌曲集「古びた化粧箱」- アルト・サクソフォンとピアノ編
ヒンデミット:ピアノと?アルトサクソフォンのためのソナタ 変ホ長調
オルランド・バス(1994-):Five verses5つの韻文ー アルト・サクソフォンとピアノのために
ヴァンサン・ダヴィッド(1974-):...Y... - ソプラノ・サクソフォンとプリペアド・ピアノのために
ルイス・ナオン(1961-):Senderos... que bifurcan- ソプラノ・サクソフォンとエレクトロニクス(テープ)のために
カルロス・サラゴサ(Sax)、永井基慎(P)

録音:2022年7月21-23日
「20・21世紀における無言歌への探求」がテーマの、スペイン人サクソフォニストのカルロス・サラゴサのファーストアルバム。ピアノに永井基慎を迎え、器楽と 文学が掛け合わさった世界がサクソフォンとピアノ、またはサクソフォンと電子音楽の組み合わせで展開されます。アンドレ・カプレやヒンデミットの作品に加え、 オルランド・バスとサクソフォニスト=コンポーザーのヴァンサン・ダヴィッドの作品(共に委託作品)、ルイス・ナオンの電子音楽作品が収録されており、コント ラストに富んだ味わい深い一枚に仕上がっています。
IBS CLASSICAL
IBS-192023(1CD)
コントラバスとピアノのための作品集
フランティシェク・ヘルトル(1906-1973):コントラバス・ソナタ
フランク・プロト(1941-):ソナタ1963
ヤルッコ・リーヒマキ(1974-):Polku 道 - ソナタ風に…世界初録音
グバイドゥーリナ(1931-):コントラバス・ソナタ
アンデル・ペッリーノ(Cb)
ヤルッコ・リーヒマキ(P)

録音:2022年5月22-24日
幼い頃からジャズ、ラグタイム、ブルースの影響を受けて育ってきたと語るスペインのコントラバス奏者、ア ンデル・ペッリーノ。このアルバムには彼が長い間演奏したいと願ってきたという作品を収録。どれも20世 紀以降に書かれた作品でありながらも、ペッリーノが愛するブラームスのヴァイオリン・ソナタに通じる古典 的なソナタの形式を持つもので、とりわけ対照的な性格の3つの楽章で構成されたヘルトルのソナタに は、ロマン派の作品を思わせる美しい旋律があふれています。他には世界初録音となるリーヒマキの 「Polku 道」や、ジャズ風のプロトのソナタ、グバイドゥーリナのソナタが演奏されています。
IBS CLASSICAL
IBS-152023(1CD)
チェロとピアノのための作品集
マルク・ミゴ(1993):チェロ・ソナタ「Cerdanyenca セルダニエンカ」
ラフマニノフ:2つの小品 Op.6(Vcとピアノ編)
ミゴ:Romanca Melodica ロマンサ・メロディカ
イザイ:チェロ・ソナタ Op.28
ガーシュウィン:3つの前奏曲(Vcとピアノ編)
マーク・プリホドコ(Vc)
ヴィクトリア・コロリオノク(P)

録音:2021年12月19-21日
カタルーニャの作曲家マルク・ミゴが作曲したチェロ・ソナタ「セルダニエンカ」をタイトルとしたアルバム。ミゴがジュ リアード音楽院在学中に構想したこの作品には、彼の故郷のサルダーニャの舞曲が効果的に用いられてお り、2019年にパブロ・カザルス音楽祭で賞を獲得、演奏者プリホドコに捧げられています。他にラフマニノフ、 イザイ、ガーシュウインの作品を収録。制作に4年を費やしたという力作からは、若きチェリストの多彩な表現 力と芸術性が窺えます。

Resonus
RES-10321(1CD)
NX-B08
エイミー・ビーチ/ジョン・コリリアーノ:ヴァイオリン・ソナタ集
エイミー・ビーチ(1867-1944):ヴァイオリン・ソナタ Op.34
 ロマンス Op.23- ヴァイオリンとピアノのために
ジョン・コリリアーノ(1938-):ヴァイオリン・ソナタ
ウシャ・カポーア(Vn)
エドワード・ルン(P)

録音:2022年8月22-24日
2017年に初めて出会いデュオを結成、翌年の2018年に開催された「第1回バーミンガム国際ピアノ・室内楽コ ンクール」で優勝したウシャ・カポーアとエドワード・ルンによるアルバム。 収録曲は、1896年に書かれたエイミー・ビーチの大規模なソナタとロマンス。そして優れたヴァイオリニストの父から 影響を受けたという、コリリアーノが1960年代の若い頃に書いた抒情的なヴァイオリン・ソナタ。アメリカ音楽を得意 とする二人ならではの解釈が見事です。

Capriccio
C-5522(3CD)
ミロスラフ・カベラーチ(1908-1979):室内楽作品全集
【CD1】
1. バッラータ Op.27- ヴァイオリンとピアノのために
2-5. 木管六重奏曲 Op.8
- フルート、オーボエ、コールアングレ、クラリネット、サクソフォン、ホルン、ファゴットのために
6. インプロヴィゼーション Op.29b - 無伴奏フルートのために(自作の主題による)
7-10. ソナタ Op.9- チェロとピアノのために
【CD2】
1-6. 組曲 Op.39- サクソフォンとピアノのために
7. ソナタ Op.2- ホルンとピアノのために
8-14. 狩りの歌 Op.37- バリトンと4本のホルンのために
15-18. 小組曲 Op.13- 無伴奏フルートのために
【CD3】
1-3. ソナチネ Op.24- オーボエとピアノのために
4-11. Lamenti e risolini 嘆きと微笑み Op. 53
- フルートとハープのための8つのバガテル
12-13.2つの小品 Op.12- ヴァイオリンとピアノのために
14-20. ソナタ「Schicksalsdramen des Menschen 人間の運命のドラマ」 Op.56
- トランペット、パーカッション、ピアノとナレーターのために
ヤン・マルティニーク(Br)…CD2:8-14
イェルカ・ウェーバー(Fl)…CD1:2-6、CD2:15-18、
CD3:4-11
アルブレヒト・マイヤー(Ob)…CD3:1-3
ドミニク・ウォーレンウェーバー(コールアングレ)…CD1:2-5
エーリッヒ・ワグナー(Cl)…CD1:2-5
アレクサンダー・バーダー(Cl)…CD1:2-5
カティ・ワグナー(Sax)…CD1:2-5、CD2:1-6
ヴァーツラフ・ヴォナーシェク(Fg)…CD1:2-5
アンドレ・ショッホ(Tp)…CD3:14-20
サラ・ウィリス(Hrn)…CD2:8-14
シュテファン・ドール(Hrn)…CD2:7-14
パウラ・エルネザクス(Hrn)…CD2:8-14
ヨハネス・ラモトケ(Hrn)…CD2:8-14
アンドレイ・ズスト(Hrn)…CD1:2-5
マルケータ・ヤヌシュコヴァー(Vn)…CD1:1、CD3:12-13
ヤン・フォーグラー(Vc)…CD1:7-10
ヤン・シュリヒテ(パーカッション)…CD3:14-20
マリー=ピエール・ラングラメ(Hp)…CD3:4-11
ロベルト・コリンスキー(P)…CD1:1、7-10、CD2:1-7、CD3:1-3、12-20
シュテファン・カミンスキ(ナレーター)…CD3:14-20

録音:2021-2023年
Berlin Philharmonie、Kammermusiksaal/RBB Masurenallee、Saal3
1908年プラハで生まれ、1928年からプラハ音楽院でカレル・ボレスラフ・イラークとアロイス・ハーバに師事し作曲を学んだカベラーチは、1932年にプラハ放 送のディレクターに就任。1939年にチェコに伝わるフス教徒の讃美歌“汝ら神の戦士よ”を用いたカンタータ「Neustupujte! 退いてはいけない!」を作曲。一躍注目を浴びました。1954年までこの職を務めたのち、その後は母校で教職に就き後進の指導にあたりました。また、カベラーチは1940年代から 作曲に力を注ぎ、8曲の交響曲をはじめ数多くの室内楽曲、ピアノ曲、歌曲を作り上げました。このアルバムには彼の初期のホルンとチェロのソナタやサクソ フォンの組曲などの室内楽曲だけではなく、バリトンと4本のホルンのための「狩りの歌」、円熟期の彼が好んで用いたパーカッションが活躍する劇的な室内カ ンタータ「人間の運命のドラマ」も収録。その作風は幅広く、アジア風の旋律を採り入れた曲や前衛的な曲など多彩です。 アルブレヒト・マイヤー、サラ・ウィリス、シュテファン・ドール、ヤン・フォーグラーをはじめとした演奏者たちは、カベラーチ作品の熱狂的な愛好家であり、これらの 作品のよき解釈者です。

Linn
CKD-696(1CD)
メンデルスゾーン/フェルディナント・ダヴィット(1810-1873)編): 無言歌集
1-4. 第1集 Op.19より
 1. Andante con moto 甘い思い出
 2. Molto allegro e vivace 後悔
 3. Moderato 信頼
 4. Venetianisches Gondellied:
   Andante con moto
   ヴェネツィアの舟歌 第1番
5-9. 第2集 Op.30より
 5. Andante espressivo 瞑想
 6. Allegro di molto 安らぎもなく
 7. Adagio ma non troppo 慰め
 8. Agitato e con fuoco 道に迷った人
 9. Venetianisches Gondellied:
   Allegretto tranquillo
   ヴェネツィアの舟歌 第2番
10-14. 第3集 Op.38より
 10. Con moto 夕べの星
 11. Allegro non troppo 失われた幸福
 12. Presto e molto vivace 詩人の竪琴
 13. Agitato 情熱
 14. Duetto:Andante con moto デュエット
15-20. 第4集 Op.53
 15. Andante con moto 海辺で
 16. Allegro non troppo 浮雲
 17. Presto agitato 胸さわぎ
 18. Adagio 心の悲しみ
 19. Volkslied:Allegro con fuoco 民謡
 20. Allegro molto vivace 勝利の歌
21-24. 第5集 Op.62より
 21. Andante espressivo 5月のそよ風
 22. Allegro con fuoco 出発
 23. Allegro con anima 朝の歌
 24. Allegretto grazioso 春の歌
25-28. 第6集 Op.67より
 25. Andante 瞑想
 26. Allegro leggiero 失われた幻影
 27. Presto 紡ぎ歌
 28. Allegretto non troppo 子守歌
29-32. 第7集 Op.85より
 29. Andante espressivo 夢
 30. Presto 狂乱
 31. Andante sostenuto 悲歌
 32. Allegretto con moto 旅人の歌
ミヒャエル・バレンボイム(Vn)
ナタリア・ペガルコヴァ=バレンボイム(P)

録音:2022年10月17-18日メゾン・ド・フランス、ベルリン
フェリックス・メンデルスゾーンの幼馴染みで、彼が若くして亡くなるまで親交を結んだ名ヴァイオリニスト、作曲家フェルディナント・ダヴィット。か のヴァイオリン協奏曲ホ短調の初演者であるばかりでなく、交響曲からオペラ、トロンボーン小協奏曲まで幅広い作品を残した作曲家、著 名な楽譜校訂者でもある彼が、メンデルスゾーンの歿後23年の頃に出版したヴァイオリンとピアノのための編曲版「無言歌集」。メンデルス ゾーン家とは家族ぐるみの付き合いであったとされるダヴィットだけに、ファニーとフェリックスのライフ・ワークと言える「無言歌」への思い入れはか なり強かったと思われますが、ここで彼は出版の約2年前に世に出たばかりだった第8集を除き、それぞれ6曲ずつの7つの曲集からヴァイオリ ン向きと思われる作品を抜粋してアレンジしています。いずれも原曲の美しく親しみやすいメロディの生きた、ヴァイオリンのための愛らしい小 品に生まれ変わりました。今回ヴァイオリンを担当するのは、ウェスト=イースタン・ディヴァンOなどで活躍し、LINNからはこれが2枚 目のアルバムとなるミヒャエル・バレンボイム。ピアノを務めるのはプライベートでもパートナーであるナタリア・ペガルコヴァ=バレンボイムで、息の 合ったパフォーマンスで作品の素晴らしさを引き立てています。

CD ACCORD
ACD-325(1CD)
NX-D05
ノヴァク/ミキェティン/ヴォイチェホフスキ:弦楽四重奏曲集
アレクサンデル・ノヴァク (1979-):弦楽四重奏曲第3番(2019-20)
パヴェウ・ミキェティン(1971-):弦楽四重奏曲第4番(2022)
スワヴォミル・ヴォイチェホフスキ(1971-):マジェンタ (2021)- 弦楽四重奏とエレクトロニクスのために
ロイヤルSQ

録音:2023年
全て世界初録音
ポーランドにおける現代音楽の優れたアンサンブルとして、25年にわたり活動を続けるロイヤル・ストリング・カルテッ ト。ポーランドの優れた作曲家と親密な関係を築いており、数多くの新作の演奏を委嘱されています。 このアルバムには3人の作曲家が彼らのために書いた作品を収録。

Channel Classics
CCS-45724(1CD)
NX-C04
魂までは奪えない
フローレンス・プライス(1887-1953):弦楽四重奏曲 第2番イ短調
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 Op.96「アメリカ」
リアノン・ギデンズ(1977-)/ジェイコブ・ガーチク(1976-)編曲:At The Purchaser’s Option
ラガッツェ四重奏団

録音:2022年12月 ルター派教会、レンスワウデ、オランダ
オランダのSQラガッツェ四重奏団のCHANNEL CLASSICSから8枚目のアルバム。アメリカ初の黒人女性作曲家とされるフ ローレンス・プライスによる弦楽四重奏曲第2番は、黒人霊歌や初期のジャズの影響がみられるもの。ドヴォルザークの人気曲「アメリカ」は、 彼のアメリカ生活中に短期間で書かれたとされ、やはり黒人霊歌や先住民の歌などの影響が顔を出します。アメリカのシンガー・ソングライ ター、フィドル奏者リアノン・ギデンズによる「At The Purchaser’s Option」は、22歳の女性奴隷とその9か月の赤子をオプションとして売 り出す19世紀の広告から着想を得た曲で、「あなたは私の体を奪うことが出来る 骨を奪うことが出来る 血を奪うことが出来る だが、魂 までは奪えない」と歌われます。ここで演奏されるのはジャズ・トロンボーン奏者のジェイコブ・ガーチクが、クロノス・クァルテットのために編曲した 版。ラガッツェ四重奏団はそれぞれの作品に深く寄り添い、多彩な表情を聴かせています。

Biddulph
BIDD-85044(1CD)
アディラ・ファキーリ/マリー・ゾルダート 希少録音集
1. バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 - アンダンテ
2-5. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調 Op.96
6. Donald Francis tovey ドナルド・フランシス・トーヴィによる音声アナウンス
7. トーヴィ(1875-1940):バッハの「フーガの技法」よりコントラプンクス XIVの完成版
8. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 -サラバンド
9. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 -ガヴォット
10. バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 - エア(アリア)
11. モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 - 第1楽章(冒頭に欠損あり)
12.ベートーヴェン:ロマンス第2番 ヘ長調
13. シュポア(1784-1859):ヴァイオリン協奏曲第9番 二短調 -ダージョ
14. シューマン:夕べの歌(ヴィルヘルミ編)
15. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 -前奏曲(第55小節から)
16. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 - ラルゴ(第8小節から)
アディラ・ファキーリ(Vn)…1-5
ドナルド・フランシス・トーヴィ(P)…1-5
マリー・ゾルダート(Vn)…10-14
オットー・シュルホフ(P)…10-14

1. 録音:1928年9月4日/初出:National Gramophonic Society117(matrix3762)
2-5. 録音:1928年6月6日、9月4日/初出:National Gramophonic Society114-117(matrices 3733/37,3760&3761)
6. 録音:1928年6月6日/初出:National Gramophonic Society114(matrix3733)
7. 録音:1935年5月10日/初出:Columbia ROX 145(matrix CAX7531)
8. 録音:1925年/初出:Vocalion K05173(matrix 03711)
9. 録音:1926年/初出:Vocalion K05247 (matrix 04300)
10. 録音:1921年/初出:Union3012& 3013
11. 録音:1921年/初出:Union3006,3007& 3008
12. 録音:1921年/初出:Union3002,3003
13. 録音:1921年/初出:Union3000&3001
14. 録音:1921年/初出:Union3009
15. 録音:1921年/初出:Union3005
16. 録音:1921年/初出:Union3004
ヨーゼフ・ヨアヒムとゆかりの深い女性ヴァイオリニスト2人の貴重な音源を復刻。 アディラ・ファキーリ(1886-1962)はブダペスト生まれ。10歳からフバイにヴァイオリンを学んだほか、グリュンフェルトにピアノを、ポッパーに室内楽を学び、その 後はベルリンで大おじのヨアヒムに師事しました。彼が世を去ると愛器1715年製のストラディヴァリウスを引き継いでいます。アディラの卓越した音楽性に魅せ られた作曲家は多く、バルトークは2曲のヴァイオリン・ソナタを彼女のために書いています。アディラの7歳違いの妹イェリー・ダラーニも優れたヴァイオリニスト で、ラヴェルがイェリーのために書いたのがツィガーヌです。イェリー・ダラーニは情熱的で野性的な演奏、姉のアディラは理知的な演奏が特徴だったと伝えられ ますが、ここに収録されたバッハやベートーヴェンの演奏からもそれがうかがわれます。 ヨアヒム亡き後アディラたちの活動を支援したのが、彼が非常に高く評価していたイギリスの作曲家・音楽理論家・ピアニストのドナルド・フランシス・トーヴィで した。ここに収められたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第10番のピアノを弾いているのがトーヴィで、彼は作曲家による提示部のリピート指示をコンサート では順守していたものの、SPレコードでは叶わなかったため、代わりに言葉で「最初からもう一度」とのコメントを吹き込みました(当盤トラック6)。トラック7 は彼の貴重なピアノ・ソロの録音で、ヴァイオリニストは参加していません。 後半に収められたマリー・ゾルダート(1863-1955)はグラーツ生まれ。オルガニストで教会合唱団の指揮者だった父の影響で4歳でピアノを始め、7歳の時 には父の指揮に合わせて教会でオルガンを弾いたそうです。歌劇場のコンサートマスターから指導を受けて8歳から始めたヴァイオリンで目覚ましい上達を示 し、1878年にグラーツを訪れたヨアヒムの演奏を聴いて強いあこがれを抱きます。翌年ペルチャッハを訪れてブルッフのヴァイオリン協奏曲を弾いたのをブラーム スが聴き、マリーに惚れ込んで共演を申し出て、その後も続く交流が始まりました。ブラームスの推薦でヨアヒムに学ぶことが出来たマリーはブラームスのヴァイオ リン協奏曲をマスターし、ハンス・リヒター指揮ウィーン・フィルによる同曲のウィーン初演でソリストを務めた際には、その演奏に感銘を受けたブラームスがマリー の名前Soldat(兵士)に引っ掛けて「君は兵士どころか将軍・総司令官(General)だ」と語り、豪華本のスコアを贈った逸話が残っています。 ここに聴く演奏はマリーが60歳近い時のもの。1921年の録音ゆえ、ダイナミックレンジやS/N比には制約がありますが、モーツァルトは精彩に富み、バッハの 前奏曲も鮮やか。一方ゆるやかなテンポの曲では楽器を豊かに鳴らし、落ち着きのある音楽を奏でます。バッハのアリアでのシンプルで達観したような演奏も 魅力です。尚、トラック11、15、16には冒頭部分に少しの欠損があります。 ブックレットにはTully Potter氏による解説(英文9ページ)に加え、マリー・ゾルダートとブラームスの写真3点、アディラ・ファキーリのポートレート写真等が掲 載されています。 初出盤LP:Capitol P8243 ジャケット

Delphian
DCD-34304(1CD)
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ全集
ソナタ ニ長調 Op.1-13, HWV371/アレグロ ト長調 HWV407/ソナタ ト長調 HWV358/ソナタ ニ短調 Op.1-1, HWV359a/ソナタ ト短調 Op.1-6, HWV 364a/アレグロ ハ短調 HWV408/ソナタ イ長調 Op.1-14, HWV372/ソナタ ホ長調 Op.1-15, HWV373/ソナティナ(オラトリオ 「時と悟りの勝利」 HWV46b より)/アンダンテ イ短調 HWV412/ファンタジア イ長調 HWV406/ソナタ イ長調 Op.1-3HWV 361
ボヤン・チチッチ(バロック・ヴァイオリン/ジョヴァンニ・グランチーノ1703)、
スティーヴン・ディヴァイン(ハープシコード/ジェイコブ・カークマン1756)
※使用楽器:バロック・ヴァイオリン:ジョヴァンニ・グランチーノ(ミラノ, 1703)、ハープシコード:ジェイコブ・カークマン(ロンドン, 1756)

録音:2023年3月13日-15日、セント・マーティンズ教会(イースト・ウッドヘイ、イギリス)
ブレコン・バロックやフロリレジウム、アルカンジェロ、エンシェント室内O、EUバロックOのコンサートマスターや中心メンバーとして活躍してきた古楽界のライジング・スターであり、新世代のバロック・ヴァイオリニストの旗手の1人、ボヤン・チチッチ。バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(DCD-34300/PDCD-34300)の記念碑的な録音で新たに注目を呼び、英グラモフォン誌「Critics’ Choice2023」、英Presto Recordings of the Year「Finalist2023」等に選ばれたチチッチが、今度はヘンデルのヴァイオリン・ソナタ全曲に挑みます。
ヘンデルは鍵盤楽器の名手としてよく知られていますが、若い頃はヴァイオリニストとしても訓練を受けており、エッセイストのドナルド・バロウズは、ヴァイオリンとハープシコードのためのヘンデルの作品について「派手な技巧によって注目を集めるのではなく、ヴァイオリニストが鍵盤奏者と音楽的な会話を交わす、流れるようで心地よい室内楽である」と述べています。
伴奏は、これまでイリュリア・コンソートのメンバーとしても共演してきたイギリスの名手スティーヴン・ディヴァイン。彼は1756年ロンドン製の壮麗なカークマン・ハープシコードを少年時代から知っており、「ヘンデルのソナタをこの楽器で録音できたことは栄光であり喜びである」と語っています。

Etcetra
KTC-1813(3CD)
ベートーヴェン:チェロとピアノのためのソナタ&変奏曲全集
【CD1】モーツァルトの「魔笛」の「娘か女か」の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66/チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1/チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
【CD2】チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
【CD3】チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2/ヘンデルの「ユダス・マカベウス」の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO45/モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO46
ミシェル・ストロース(Vc)、
ジャン=クロード・ファンデン・エインデン(P)
チェリストのミシェル・ストロースは同年代で最も優れたフランス人音楽家のひとりとみなされています。パリ国立高等音楽院とイェール大学でチェロを学んだストロースは、フランス放送POの首席奏者として活躍し、ソロとしてもヨーロッパだけでなく、オーストラリア、カナダ、アメリカなど国際的にコンサート活動を行っています。1987年からはパリ国立高等音楽院でチェロを教え、多くの国際音楽コンクールで審査員も務めています。
このアルバムは、ストロースと長年にわたり親交を深めてきたピアニストのジャン=クロード・ファンデン・エインデンとともに収録されました。

FIRST HAND RECORDS
FHR-152(1CD)
フォーレ:チェロ・ソナタ第1番 ニ短調 Op.109(1917)
ゴードン・クロス(1937-2021):Wavesongs(1983)
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 Op. posth. M.12(1897)(Vcとピアノ編曲版)
アレクサンダー・ベ イリー(Vc)
ナイジェル・ヤンデル(P)

録音:2022年11月12-14/イギリス、サフォーク、アルフェトン・ニュー・モルティングス
アンドレ・ナヴァラとジャクリーヌ・デュ・プレに師事したイギリスのチェリスト、アレクサンダー・ベイリー(1956-)によるアルバム。チェロ・ソナタの名作とし て知られるフォーレの第1番、ベイリーのために書かれたゴードン・クロスの印象的な現代作品「Wavesongs」、ラヴェル初期の作品であるヴァイオリン・ソナタ のチェロ編曲版を収録しています。 (Ki)
FIRST HAND RECORDS
FHR-136(1CD)
セラー・セッションズ
ジョルジ・ブーランジェ(1893-1958):Tokay (1938)
テイラー・スウィフト(b.1989) / エイブ・シュワルツ(1881-1963):Shake it Off (2014) / Lebedik un Freylach (Lively and Happy) (1920s)
アウレル・ゴーレ(1928-1989):Hor? din Bude?ti (Dance from Bude?ti) (1967)
ドナ・サマー(1948-2012):I Feel Love (1977)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001より IV. Presto (1720)
ジェイ・ゴーニー(1896-1990):Brother can you spare a dime? (1932)
フランシスコ・カベス(fl. mid-20th cent):Tamboo (1951)
シューベルト:ピアノ三重奏曲第3番 変ホ長調より II. Andante con moto (1827)
ソランジュ(b.1986):Scales (2016)
ミスカ・ボルソー(1800-1864):Isteni Csardas (Divine Tavern Csardas) (c.1848)
ジョルジ・ブーランジェ:Boulevard Boulanger (Afrika) (c.1938)
ヘルムート・リッター(1907-1988):Rote Rosen (Red Roses) (c. 1938)
ZRI[ベン・ハーラン(Cl、バスCl)、マックス・ベイリー(Vn)、マシュー・シャープ(チェロ、バリトン )、ジョン・バンクス(アコーディオン)、イリス・ピサライド(サントゥーリ)]
ブラームスの行きつけだったことでも有名なウィーンの居酒屋レストラン「赤いハリネズミ(Zum Roten Igel)」を名前の由来とするアンサンブル「ZRI」によ るアルバム。国際的なオーケストラとの共演、即興演奏、異文化コラボレーションなど、豊富な経験をもつ5人の世界的音楽家で構成されています。
「赤いハリネズミ」は100年もの間ウィーンの音楽生活の中心地として機能しており、様々な文化交流があったと考えられます。そこからイメージをたっぷり広 げて編まれた、ジャンルを超えた様々な楽曲が民族楽器を含むミックス・アンサンブルで奏でられるという刺激的な収録内容です。

TOCCATA
TOCC-0101(1CD)
NX-B06
フェルディナント・ティエリオ(1838-1919):室内楽作品集 第2集
五重奏曲 ト長調 -2つのヴァイオリン、ヴィオラと2つのチェロのために(1914)
2つのアダージョ Op.41−ヴィオラ、またはチェロとオルガンのために(1887)
4つの幻想曲 Op.28−ヴァイオリンとピアノのために
ラルゲット - ヴィオラとオルガンのために(作曲年不詳)
組曲 -3つのチェロのために(作曲年不詳)
ハンブルク・チェンバー・プレイヤーズ

録音:2022年6月16-18日、2023年5月8日、2023年5月12日、2023年6月29日
全て世界初録音
ハンブルク生まれのフェルディナント・ティエリオ。彼はブラームスの師でもあったエドゥアルド・マルクスセンの弟子で、同じく弟子であったラインベルガーと生涯親 しい友人関係にありました。ティエリオの室内楽作品集シリーズ第1集(TOCC-80)に続くこの第2集では、5つの作品を収録。どの曲もブラームスを思わせる 慎ましくも情熱的な雰囲気を持っていて、聴きごたえのあるものばかりです。なかでも2003年に初めて出版された「組曲」は優れたチェリストでもあったティエ リオの面目躍如といえる作品。抒情的な旋律でチェロを存分に歌わせることで、深みある楽器の音色を存分に生かした曲に仕上がっています。

Gramola
RAM-99312(1CD)
NX-C01
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op. 100
ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
前田朋子(Vn&P)

録音:2023年4月4-6日(P・パート)
2023年6月6-8日(Vn・パート)
ウィーン在住の前田朋子、宿願のブラームス・ソナタ全集! ドイツでの小学生時代にブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番を聴き、「人生の憧れの曲」と感じた前田は、その憧れの強さと恐れとのため、ブラームスがこの 曲を作曲したのと同じ年になるまで演奏会で取り組むのを待ったそうです。以来、折に触れて弾き込んできた作品を録音するにあたっては、前作モーツァルト と同じく一人二役での録音を決意。技術的にも音楽的にも要求が極めて高かったと思われますが、ここにその成果を披露します。クララ・シューマンと死の床 にあったその子フェリックスを想ってブラームスが書いた第1番では、録音の半年前に亡くした親友を想い、第2番では同曲で何度となく共演したバドゥラ=スコ ダへの敬愛と思慕を込めています。オーストリアの街並みよりはアルプスの大自然が似合うと語る峻厳かつ雄大な第3番も含め、随所から強い感情が伝わる 演奏が誕生しました。  ※ ブックレットには前田朋子自身による日本語解説が掲載されております。

フォンテック
FOC-D-9896(1CD)
税込定価
2024年2月7日 発売
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第1番&第14番
弦楽四重奏曲 第1番ヘ長調 作品18-1
弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調 作品131
ウェールズSQ【ア谷直人(Vn) 、三原久遠(Vn)、横溝耕一(Va) 、富岡廉太郎(Vc)】

録音:2023年1月16・17日、8月14・15日 所沢市民文化センター ミューズ キューブホール
ベートーヴェン弦楽四重奏曲 全集完成を目指し、2017年に録音を開始したウェールズ。 全曲録音の佳境を迎えた第6集は、作品18の6曲で最大規模の第1番、そして楽聖全作品のなかで、 最も多様性に溢れる金字塔、7楽章から成る大作 第14番を収録。ナンバーとは異なり「第1番」はこ のジャンル最初から2番目、そして「第14番」は最後から2番目の作品です。 眼光紙背から純粋な音楽美へ到達するウェールズの演奏は、弦楽四重奏の新しい地へと導きます。 2024年6月には、サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデンに出演、3回目となるベー トーヴェン全曲演奏をおこないます。(フォンテック)

BIS
BISSA-2427(1SACD)
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38(1862-65)
シューマン:民謡風の5つの小品集 Op.102(1849)
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99(1886)
クリスチャン・ポルテラ(Vc;ストラディヴァリウス'Mara('1711年製作))、
ロナルド・ブラウティハム(P;シュトライヒャー(1868年製作)のレプリカ。ポール・マクナルティ(2015年製作))

録音:2023年1月30〜2月2日/ノイマルクト、ライツターデル(ドイツ)
トリオ・ツィンマーマンのチェリストとしても活躍する名手ポルテラが鬼才ピアノ奏者ブラウティハムとブラームスとシューマンを録音しました!
クリスチャン・ポルテラは1977年チューリヒ生まれ。ザルツブルクとウィーンでハインリヒ・シフに師事しました。これまでギドン・クレーメル、ヘンニング・クラッゲ ルード、内田光子ら世界的アーティストとの共演を重ねる室内楽の名手として知られる一方、ソリストとしても活躍。BISレーベルより数多くのディスクをリリースしてお ります。
二人の共演盤はメンデルスゾーン(BISSA--2187)以来、約6年ぶり。ブラームスのチェロ・ソナタ第1番は、ブラームスが30代だった1862年から1865年に かけて作曲。ブラームスは人間の声と比較されるチェロの抒情性に魅了され、この名曲を完成させました。その約四半世紀後に作曲したチェロ・ソナタ第2番では、チェ ロの音域、特に高音域で美しい旋律が登場します。2つのソナタに共通する特徴は、ピアノの役割が重要であり、2つの楽器が対話するかのように作曲されています。
「民謡風の5つの小品集」は、表現豊かな小品を好んだシューマンの好みを反映しており、チェロの素晴らしいニュアンスだけでなく、「民謡」の魅力を引き出してい ます。雄弁に歌い上げるポルテラの音色と天才的な感覚で音楽的対話を楽しむブラウティハムの極上のアンサンブルを楽しむことができます。

MDG
MDG-10223102(1CD)
ルイ=フランソワ・ドープラ(1781-1868):ホルンのための大六重奏曲 デトモルダー・ホルニステン【ミヒャエル・ヘルツェル、野田 篁一、ヴィンセント・レヴェック、ローラ・ホール、アルミン・スパン、ユルゲン・ハスペルマン】

録音:1982年 マルティン・ルター教会、デトモルト
MDGレーベルの"貴重な"録音を再リリースする「プレツィオーザ」シリーズ。 ルイ・フランソワ・ドープラ(1781-1868)は、フランスの名ホルン奏者であり、作曲家、そしてパリ音楽院教授も務めた権威ある人物で、数多くの演奏家、作曲 家を育てた、フランスのホルンの伝統を築いた先駆者。 ここに収録されている『大六重奏曲』はドープラの代表作であり、このMDGの録音が当時世界初録音となりました。ドイツホルン界重鎮ミヒャエル・ヘルツェル (1936-2017)のデトモルト国立音楽大学の有名なホルン・クラスのメンバーによるアンサンブルの演奏で収録されています。メンバーには、北西ドイツ・フィル ハーモニーOの首席ホルン奏者を務め、日本を代表するホルン奏者、野田篁一も参加しています。 ドープラの初期ロマン派の豊かで洗練されたハーモニー、そして技巧的でありながらも美しく芳醇な音楽を、デトモルトのホルン奏者たちの活気と最高のMDG録 音で楽しむことができます。 (Ki)
MDG
MDG-61323092(1CD)
モートン・フェルドマン(1926-1987):ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ(1987) アンサンブル・アヴァンギャルド
アンドレアス・サイデル (Vn)
ドロテア・ヘムケン(Va)
クリスティアン・ギーガー(Vc)
シュテッフェン・シュライエルマッハー(P)

録音:2023年4月3日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス
世界初の図形楽譜の発案者であり、ジョン・ケージと並ぶアメリカ戦後音楽を代表する作曲家、モートン・フェルドマン。彼のピアノ作品を体系的に彼の作品を 録音しているシュテッフェン・シュライエルマッハー率いるライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの主要メンバーで構成されている現代作品を積極的に演奏して いるアンサンブル・アヴァンギャルドによる録音。今回取り上げられたのは、モートン・フェルドマンが完成させた最後の作品「ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェ ロ」。瞑想的な音世界へと誘い、静謐さと無限の時間、そして永遠と続く音楽を表現しています。80分ほどの長さの楽曲ですが、「フィリップ・ガストンのために」 (4時間以上)、弦楽四重奏曲第2番(約5時間)など他の作品と比較すると、彼の作品としては短いといえるでしょう。 (Ki)
MDG
MDG-60323022(1CD)
ヨハネス・ベルナルドウス・ファン・ブレー:弦楽四重奏曲第1&2番
ヨハネス・ベルナルドウス・ファン・ブレー(1801-1857):弦楽四重奏曲第2番イ短調
弦楽四重奏曲第1番変ホ長調
ユトレヒトSQ
19世紀前半のアムステルダム音楽界を語る上で重要な人物ヨハネス・ベルナルドウス・ファン・ブレー(1801〜1857)。 1801年1月29日にアムステルダムで生まれます。父親は有名な音楽教師であり、幼い頃から父のレッスンを手伝い、自身はヴァイオリンの名手として、指揮者、作 曲家としても活躍しました。1828年に合唱団を設立(アムステルダム・トーンクンスト合唱団の前身)、1830年からはフェリックス・メリティスO(コンセルトヘボウ管の前身)の指 揮者に就任し、ベルリオーズ「幻想交響曲」やワーグナーの「ファウスト序曲」をオランダ初演しました。また1841年以降はオランダの地方楽団セシリアO の音楽監督として名声を博し、当時アムステルダムに根強かったフランス音楽偏重主義を打破しようと、ベートーヴェンとメンデルスソーンの交響曲や序曲でプログ ラムを組み演奏したといいます。1849年にはドイツ系のレパートリー、特にベートーヴェンとシュポーアの作品を得意とするオランダで最初のプロのSQ を創設。そこで演奏されたオンスロー、メンデルスゾーン、シュポーアと言ったレパートリーは、ファン・ブレー自身の作品にも大きな影響を与えたに違いありません。 本盤に収録されているファン・ブレーの弦楽四重奏曲は、オランダ初期ロマン派の洗練された旋律と完結な対位法は簡素でありながらも魅力的な独創性を感じら れます。当時は評価の高かったファン・ブレーの作品も現代ではほとんど演奏されることはありませんし、彼が残した4つの弦楽四重奏曲のうち最後の1曲は未出 版となっています。ユトレヒトSQは知られざる作品を掘り起こす活動をしており、この録音は長く待ち望まれていたファン・ブレーの再発見への第一歩 となるでしょう。 (Ki)

EVIDENCE
EVCD-108(1CD)

(1)ヘラルド・ディ・ヒウスト:ヴァイオリン、チェロと弦楽のための幻想曲「翼」(2021)
(2)ガブリエル・シバク:邪道(2020)〜チェロと弦、打楽器のための
(3)アレハンドロ・イグレシアス・ロッシ:無伴奏チェロのための6つのケチュア族の歌「無言泣き」(1986)
(4)ヒナステラ:協奏的変奏曲Op.23(1953)
パトリック・ランゴ(Vc)、
アレクシス・カルデナス(Vn)、
アレハンドロ・サンドレル(指)ルテティアO

録音:2021年11、12月/オリヴィエ・メシアン講堂(シャティヨン)
アルゼンチンの作曲家のオーケストラ曲を集めた貴重なアルバム。有名なヒナステラのほか、1960年生まれのアレハンドロ・イグレシアス・ロッシ、1961年生 まれのヘラルド・ディ・ヒウスト、1979年生まれのガブリエル・シバク作品を、パリのオーケストラ、ルテティアOが情熱的に奏でます。
アルゼンチン伝承の驚くべき芸術的多様性が盛り込まれ、ケチュア族伝承の民俗神秘主義をはじめ、ジャズや現代性と原始主義の間を行き来してアルゼンチンの 魂の声を伝えてくれます。南米音楽に関心のある向き必携のアルバムです。 (Ki)

APARTE
AP-341(1CD)
ハイドン・オールスターズ
ハイドン:ピアノ三重奏曲第25番ホ短調Hob.]X-12
ラヴェル(カルロス・ロケ・アルシーナ編):ハイドンの名によるメヌエット
ハイドン:ピアノ三重奏曲第41番変ホ短調Hob.]X-31
ジャクリーヌ・フォンティン:親愛なるヨーゼフ (2009)
ハイドン:ピアノ三重奏曲第20番ニ長調Hob.]X-7
ブラームス(カルロス・ロケ・アルシーナ編):私の眠りはますます浅くなりOp.105の2
ハイドン:ピアノ三重奏曲第45番変ホ長調Hob.]X-29
エルネスト三重奏団【スタニスラス・ゴッセ(Vn)、ナターシャ・ロケ・アルシーナ(P)、クレマン・ダミ(Vc)】

録音:2023年4月28-5月1日/エリザベート王妃音楽礼拝堂(ワーテルロー、ベルギー)
2019年にジュネーヴで結成されたエルネスト三重奏団。現在までに6つのコンクールで入賞し、将来を最も嘱望されているピアノ三重奏団のひとつです。
彼らのみのデビュー・アルバムに選んだのは、彼らにとり大切な存在のハイドン。さらに彼らと関係の深い作曲家や作品をはさんでします。1930年生まれ、現 在93歳のベルギーの女性作曲家ジャクリーヌ・フォンティンの「親愛なるヨーゼフ」はハイドン歿後200年にあたる2009年作のピアノ三重奏曲で、 ハイドンのピアノ・ソナタ第62番からインスピレーションを受けたとされます。
ラヴェルとブラームスの小品はピアノのナターシャ・ロケ・アルシーナの実父で、アルゼンチン出身の作曲家カルロス・ロケ・アルシーナによる編曲。ピアノ三重 奏の効果と魅力を存分に生かしています。 (Ki)

ACCENT
ACC-24401(8CD)
モーツァルト:室内楽録音集
[CD1] (42:38)
ヴァイオリン・ソナタ第25番ト長調 K.301
ヴァイオリン・ソナタ第26番変ホ長調 K.302
ヴァイオリン・ソナタ第27番ハ長調 K.303
[CD2] (57:22)
ヴァイオリン・ソナタ第28番ホ短調 K.304
ヴァイオリン・ソナタ第29番イ長調 K.305
ヴァイオリン・ソナタ第30番ニ長調 K.306(300I)
[CD3] (58:08)
ヴァイオリン・ソナタ第24番ハ長調 K.296
ヴァイオリン・ソナタ第32番ヘ長調 K.376(374d)
ヴァイオリン・ソナタ第33番ヘ長調 K.377
[CD4] (64:26)
ヴァイオリン・ソナタ第34番変ロ長調 K.378(317d)
ヴァイオリン・ソナタ第35番ト長調 K.379(373a)
ヴァイオリン・ソナタ第36番変ホ長調 K.380(374f)
[CD5] (75:18)
ヴァイオリン・ソナタ第40番変ロ長調 K.454
ヴァイオリン・ソナタ第41番変ホ長調 K.481
ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調 K.526
CD6] (51:36)
フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285
フルート四重奏曲第2番ト長調 K.285a
フルート四重奏曲第3番ハ長調 K.285b
フルート四重奏曲第4番イ長調 K.298
[CD7] (74:11)
カッサシオン第1番ト長調 K.63
ディヴェルティメント第7番ニ長調 K.205
カッサシオン第2番変ロ長調 K.99
[CD8] (73:22)
アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525(第1楽章と第2楽章の間に「4つのメヌエットより第3番 ト長調 K.601-3」を演奏)
ディヴェルティメント ニ長調 K.136
ディヴェルティメント 変ロ長調 K.137
ディヴェルティメント ヘ長調 K.138
[CD1] 〜[CD5]
シギスヴァルト・クイケン(Vn)
 ルーク・デヴォス(フォルテピアノ)
 録音:1991年〜2005年/ハールレム、ドープスゲジンデ教会

[CD6] (51:36)
バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)、シギスヴァルト・クイケン(Vn)、ルーシー・ファン・ダール(Va)、ヴィーラント・クイケン(Vc)
 録音:1982年3月/ベルギー、ボーフェ教会

[CD7] (74:11)
シギスヴァルト・クイケン(指)
 ラ・プティット・バンド
 録音:2006年10月/ハールレム、ドープスゲジンデ教会

[CD8] (73:22)
・プティット・バンド[シギスヴァルト・クイケン(Vn)、アン・クノップ(Vn)、マルレーン・ティアーズ(Va)、 ジェシー・ソロウェイ(Cb)]
 録音:2021年1月25-28日/コルトレイク
2024年2月16日に80歳の誕生日を迎えるシギスヴァルト・クイケン。古楽演奏のパイオニアとして常に第一線で活躍し、レパートリーの大半は当然のように バロック音楽ですが、モーツァルトもまた、彼が特別な関心を寄せて取りあげてきた大作曲家でした。
クイケンと長年つきあいのあるACCENTレーベルに録音されたモーツァルトの室内楽をまとめた8枚組ボックス。CD5枚分を占めるヴァイオリン・ソナタ集や クイケン3兄弟そろいぶみのフルート四重奏曲、4人編成で弾く『アイネ・クライネ』などがお買い得価格で楽しめる記念セットです。 (Ki)

LAWO Classics
LWC-1271(1CD)
シルクロード〜管楽器のための室内音楽
サン=サーンス(トロン・オラフ・ラーシェン編):東洋と西洋 Op.25(行進曲)
アンドレ・カプレ:ペルシャ組曲
ギスレ・クヴェルンドク(b.1967):シルクロード(10楽章の組曲)-1. ヴェネツィア:絹商人の歌、2. トルコ:木になるヘーゼルナッツをひとつ残らず取れ、3. アルメニア:おまえは百姓、4. アゼルバイジャン:シャンペン・ダンス、5. イラン:ハイヤームとポット、6. アフガニスタン:アタン(ノマド・ダンス)、7. ウズベキスタン:砂漠の朝、8. キルギス:羊飼いのメロディ、9. モンゴル:ダンスのメロディ、10. 中国:大好きだ, 北の雪
メルト・カラベイ(b.1976):スルタン、セリム三世の最後の日々
オスロ・カンマーアカデミー

録音:2021年2月20日-23日、2022年8月15日(カラベイ)、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
ノルウェーの管楽器と打楽器によるアンサンブル「オスロ・カンマーアカデミー」の新作は、「シルクロード」につながる4つの作品のコレクションです。
北アフリカと中東の音楽に魅せられた19世紀の2人の作曲家、サン=サーンスが軍楽隊のために書いた 「東洋と西洋」 とアンドレ・カプレの3曲の 「ペルシャ組曲」。20世紀の2曲は、オスロ・カンマーアカデミーの委嘱で書かれた作品です。トルコの作曲家メルト・カラベイが、オスマン帝国の近代化を図ったスルタンを題材に採った 「スルタン、セリム三世の最後の日々」。ノルウェーのギスレ・クヴェルンドクが、ヴェネツィアと中国を結ぶ貿易路で商人たちが出会ったと思われる音楽からインスピレーションを得て書いた10楽章の組曲 「シルクロード」。サン=サーンスの作品は、オスロ・カンマーアカデミーのファゴット奏者、トロン・オラフ・ラーシェンの編曲で演奏されます。

Audax Records
ADX-11208(1CD)
コヴァッティ、デュソー、オネゲル、ダンディ:ヴァイオリン・ソナタ集
エレーヌ・コヴァッティ(1910-2005):ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
オネゲル
:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番
ロベール・デュソー(1896-1969):古風な様式による小組曲、ヴァイオリンとピアノのための2つの小品〔エレジー、春〕
ダンディ:ヴァイオリンとピアノのためのアンダンテ
デュオ・ブリュッヘン=プランク〔マリー・ラーダウアー=プランク(Vn)、ヘンリケ・ブリュッヘン(P)〕

録音:2022年11月9日-12日、マーラー・ザール(トーブラッハ、イタリア)
ドイツのピアニスト、ヘンリケ・ブリュッヘンとオーストリアのヴァイオリニスト、マリー・ラーダウアー=プランクによるデュオ・プロジェクト、「デュオ・ブリュッヘン=プランク」のAudax Records第2弾。
同デュオの前作(ADX13727)では、「ヴォジーシェクやルドルフ大公の作品とともに、ベートーヴェンの最後のヴァイオリン・ソナタを歴史的な文脈で探求する」という意欲的なプログラムで話題を呼びました。
また、Audax Recordsは名ピアノ教師テレーズ・デュソーの両親である作曲家ロベール・デュソーとエレーヌ・コヴァッティという、20世紀初頭フランスの埋もれた歌曲をリリースしましたが(ADX13722)、本作ではデュオ・ブリュッヘン=プランクが、デュソー&コヴァッティ夫妻の知られざるヴァイオリン作品(一部世界初録音を含む)を紹介します。カップリングには、戦間期のパリでデュソー夫妻と親しかったオネゲル、ダンディの作品も加え、20世紀のレパートリーに豊富な経験を持つデュオ・ブリュッヘン=プランクが、優れたセンスと印象的な色彩のパレットでこれらの音楽に取り組みます。

Chopin University Press
UMFCCD-168(1CD)
パリ・ポロネーズ
ステファン・キシェレフスキ(1911-1991):弦楽四重奏曲
ロマン・パレステル(1907-1989):弦楽四重奏曲第2番
コンスタンティ・レガメイ(1907-1992):弦楽四重奏曲
メッコーレSQ〔ヴォイチェフ・コプロフスキ(Vn1)、アレクサンドラ・ブリワ(Vn2)、ミハウ・ブリワ(Va)、マルチン・モンチンスキ(Vc)〕

録音:2022年3月21日-24日(ワルシャワ、ポーランド)
20世紀ポーランドの作曲家、ステファン・キシェレフスキ、ロマン・パレステル、コンスタンティ・レガメイの弦楽四重奏曲を収録したアルバム。この3人の作曲家たちは、20世紀における最も重要なポーランドのパリ音楽移民で、自由、平等、友愛を求め、音楽にも反映されています。
2007年に結成されたメッコーレSQは、2012年のウィグモア・ホール弦楽四重奏コンクールで第2位を受賞したほか、数々の室内楽コンクールで優秀な成績を収める、大注目のアンサンブルです。これまでにワルシャワの国立フィルハーモニー、ハンブルクのエルプフィルハーモニー、ロンドンのウィグモア・ホールなど、多くの有名なコンサート・ホールで演奏を行い、数々の音楽祭にも出演しています。ソリストや室内楽奏者として多彩に活躍するポーランドの名手ヴォイチェフ・コプロフスキや、新たな高音質レーベル「Prelude Classics」を設立し、自らの編曲によるテレマン・アルバム(PCL2300601)をリリースした才人ミハウ・ブリワなど、注目のアーティスト達が参加しています。

CLAVES
50-3073(1CD)
ヴィオラとピアノためのイギリス音楽
(1)レベッカ・クラーク:ヴィオラ・ソナタ
(2)ブリテン:ラクリメ-ダウランド歌曲の投影 Op.48
(3)ヨーク・ボウエン(1884-1961):ヴィオラとピアノのための「幻想曲」 ヘ長調 Op.54
イザベル・マルコヴァ(Va)、
(1)(2)イレーネ・プッチャ(P)、
(3)アラ・ベロヴァ(P)

セッション録音:2022年10月/ユートピア1、ローザンヌ
若手期待のヴィオラ奏者イザベル・マルコヴァのデビュー盤!マルコヴァは1997年ブルガリアのソフィア生まれ。3歳でピアノを始め、11歳で「リュボミール・ ピプコフ」国立音楽学校にヴィオラで入学。その後ローザンヌ高等音楽院に入学し首席で卒業。ピアノ、ヴィオラ、作曲の3分野で国際コンクールの受賞歴がある若 手実力派です。弦楽器はヴィオラ一筋でヴァイオリンは未経験という演奏者です。
雄弁に語るマルコヴァのヴィオラの音色。当アルバムではクラーク、ブリテン、ボウエンというイギリス出身作曲家の作品を収録しております。
クラークの代表作ヴィオラ・ソナタ。自身がヴィオラ奏者としても活躍したためこの楽器のために素晴らしい作品を残しています。なかでもソナタは現代のヴィ オラ奏者の必須レパートリーとなっており、ヴィオラとピアノの絡み合う旋律が魅力です。ボウエンはピアニストとしても活躍した作曲家。ヴィオラとピアノのための 「幻想曲」では技巧的なピアノと音域広く使うヴィオラの旋律が特徴の15分ほどの作品。マルコヴァは堂々たる演奏を聴かせてくれます。ブリテンの名作ラクリメ とともにマルコヴァの豊かな才能を示す注目アルバムがリリースされます! (Ki)

Naive
V-8208[NA]
シューベルト
ミニヨンの歌「ただ憧れを知る者だけが」Op.62/D.877の4
アルペジオーネ・ソナタD.821(リンデル編)
夕映えOp.36の2/D.672
ピアノ三重奏曲第2番D.929〜第2楽章アンダンテ・コン・モト(リンデル編)
アニャ・リンデル(Hp)、
ジュリー・セヴィッラ=フライス(Vc)(2)(4)
ローラン・コルシア(Vn)(1)(3)(4)

録音:2022年10月26-28日/サル・コロンヌ(パリ)
ちょいワル」ヴァイオリニストとして日本の音楽ファンを魅了したローラン・コルシアが、久々にnaiveレーベルへ戻って来ました。甘く危険な音色は 健在で、たっぷり味わえます。
アルバムのメインはフランスのハープ奏者アニャ・リンデル。ノールマン門下で将来を嘱望されながら、2001年ストラスブールでコンサート鑑賞中に嵐のためプ ラタナスの倒木直撃で下半身不随となってしまいました。失意のなか、シューベルトの音楽に支えられ、再起への伴侶となったと述べています。
煩雑なペダル操作が不可欠のハープを、彼女のために作られた新楽器で克服。心の恩人シューベルト作品にアルバムを捧げました。その際、ヴァイオリンのコルシ アとチェロのジュリー・セヴィッラ=フライスを招き、シューベルティアーデを彷彿させる場をつくりあげました。
コルシアとのデュオで歌曲「ただ憧れを知る者だけが」と「夕映え」をどんな名歌手にも劣らぬ切なさで奏でる間に、リンデル本人編曲のアルペジオーネ・ソナ タ全曲をセヴィッラ=フライスと披露。優雅なハープの音色と尖ったチェロの音が理想的な対比をなし聴き応え満点。最後に、キューブリックの映画「バリー・リンド ン」に使われたことでも知られるピアノ三重奏曲第2番の「アンダンテ・コン・モト」で三者共演。晩年のシューベルトならではの孤独感も滲み出て感動的です。 (Ki)

H.M.F
HMM-902316(1CD)
フォーレ:ロマンス op.69
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(ジュール・デルサールによるチェロとピアノ版)
サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番イ短調 op.33*
フォーレ:蝶々 op.77
プーランク:チェロ・ソナタ
フォーレ:夢のあとに(パブロ・カザルス編)
ブリュノ・フィリップ(Vc/Gennaro Gagliano, 1760年製)、タンギ・ド・ヴィリアンクール(P)、
クリストフ・エッシェンバッハ(指)、フランクフルトRSO

録音:2020年9月(ライヴ)*2022年4月
チェロの新星ブリュノ・フィリップが、名作を贅沢に盛り込んだ1枚をリリースします。息の長く聴き手を包み込むような歌と、一切のブレのない美しい音色 が全開。高く評価されたバッハの無伴奏チェロ組曲(KKC-6530/HMM-902684)に続き、またひとつ世界に名乗りを上げる1枚の登場です。
フランクのソナタは、驚異的に長いフレーズ感歌い上げるのではなく、どこか夢見ているような瞑想曲のような風合い。タンギ・ド・ヴィリアンクールのピア ノは圧巻、完璧かつ、細部のパッセージまでよく聴こえる解像度の高さ。新時代のフランクの名演の登場と申せましょう。サン=サーンスでは繊細で美しい音色 はそのままにダイナミックに歌い弾きまくっており、聴きごたえ大満足。エッシェンバッハとオケも全力でフィリップと対話しています。プーランクでは、洒脱さな どをところどころにピリッと効かせつつも、ブリュノ・フィリップ独特のどこか夢見がちな雰囲気が漂っており、そこにヴィリアンクールのピアノがプーランクのハー モニーをバチっと響かせた秀演。小品でも息の長い歌がとにかく印象に残ります。
ブリュノ・フィリップ1993年、フランス南部のペルピニャン生まれ。パリでラファエル・ピドゥに師事、その後ゲリンガス、イッサーリス、ゲイリー・ホフマン、ウィスペルウェイや ハーゲンらに師事して研鑽を積んだ逸材です。2011年にアンドレ・ナヴァラ国際コンクールでグラン・プリとベスト・リサイタル賞を受賞。2014年にはミュ ンヘン国際コンクールで第3番に入賞しました。2017年、エリザベート王妃国際コンクール入賞。2018年、ヴィクトワール・ド・ミュジークの”器楽天啓 (Instrumental Revelation)”受賞。
タンギ・ド・ヴィリアンクール1990年フランス生まれ。パリ国立高等音楽院でロジェ・ムラロ、クレール・デセール、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェのクラスで学び、2008年の YAMAHAコンクール、2013年のフォーレ・コンクールで入賞、以降ジャック・ルヴィエ、ケフェレックらのもとでさらに研鑽をつみ、2016年にジュネーヴ 芸術協会の審査員賞、およびオーディエンス賞を受賞。2017-19のSPEDIDAMジェネレーションのウィナーとなるなど、ますますの活躍が期待される新星 です。

BIS
BISSA-2628(1SACD)
『わが人生の終わり』
ブライアン・エライアス(1948-):「緑の谷で会おう(Meet Me in the Green Glen)」〜ソロ・ヴォイスのための(2009)(ジョン・クレアの詩)
キャロライン・ショー(1982-):「バレンシア(Valencia)」〜弦楽四重奏のための(2012)
ヴォーン・ウィリアムズ:「牧場にそって(Along the Field)」(1927)(A・E・ハウスマンの詩)
ジョン・タヴナー:「アフマートヴァ歌曲集(Akhmatova Songs)」(1993)(アンナ・アフマートヴァの詩)から「ダンテ(Dante)」、「ボリス・パステルナーク(Boris Pasternak)」、「クプレ(Couplet)」
ジョン・ダウランド(c.1563-1626)(デイヴィッド・ブルース(1970-)編):2つのダウランドの哀歌(2011)【「行け、透き通った涙よ(Go Crystal Tears)」、「あふれよ、わが涙(Flow My Tears)」】(作者不詳の詩)
伝承曲(ドナルド・グラント編):「Da Day Dawn(一日の夜明け)」〜弦楽四重奏のための
ラヴェル(サイモン・パーキン(1956-)編):「2つのヘブライの歌(Deux melodies
hebraiques)」から「カッディーシュ(Kaddisch)」(1914)(伝承詩)
エロリン・ウォレン(1958-):「わが人生の終わり(End of My Days)」(1994)(エロリン・ウォレンの詩)
ドビュッシー(ジェイク・ヘギー(1961-)編):「ビリティスの3つの歌(Trois chansons de Bilitis)」 FL97(1897)【「パンの笛(La flute de Pan)」、「髪(La chevelure)」、「ナイアードの墓(Le tombeau des naiades)」】(ピエール・ルイスの詩)
マーラー(マンチェスター・コレクティヴ編):「子供の不思議な角笛(Des Knaben
Wunderhorn)」(1888-94)から「原光(Urlicht)」(作者不詳の詩)
デボラ・プリチャード(1977-):平和(Peace)(『ヨハネによる福音書』(キング・ジェームズ版)14章27節)
ルビー・ヒューズ(S)
マンチェスター・コレクティヴ【ラキ・シング(Vn1)、ドナルド・グラント(Vn2)、ルース・ギブソン(Va)、マリー・ビトロク(Vc)】

録音:2022年1月11〜13日/ストラーホール(マンチェスター、イングランド)
イギリスのソプラノ歌手ルビー・ヒューズは『愛と喪失のヒロインたち』(BIS SA-2248)、『クリュタイムネストラ』(BIS SA-2408)、『エコー』(BIS SA-2568)と3枚のリサイタル・アルバムをリリースしてきました。新作の『わが人生の終わり(End of My Days)』もこれまでと 同じく「コンセプト」をもつアルバムとして作られています。「ビリティスの旅が、ほんとうに興味深い」とルビー・ヒューズが言うドビュッシーの「ビリティスの3つ の歌」、ラヴェルの「2つのヘブライの歌」から追悼の歌〈カッディーシュ〉、マーラーが『復活』交響曲の楽章にした「原光」……「死ぬと何が起こるか?」(ヒュー ズ)と、よく知られ親しまれている歌が「死と生、無言と途絶、愛と希望」をテーマにした文脈の中でどう息づくか。
アルバムのインスピレーションは、2020年の春、マンチェスター・コレクティヴとの初めてのコラボレーションが決まったことから生まれたといいます。 COVID-19パンデミックのロックダウン下、限りある生命や孤立という問題をつきつけられた人々を支えるため、アーティストとして何ができるか。後悔すること なく死を受け入れる生を謳う自作の詩にエロリン・ウォレンが作曲した「End of My Days(わが人生の終わり)」が、タイトルにとられました。
ブライアン・エライアスが、ノースハンプトンの精神病院に送られたジョン・クレア(1793-1864)の自然詩に作曲した「緑の谷で会おう」。アルフレッド・エド ワード・ハウスマンの『シュロプシャーの若者(A Shropshire Lad)』の詩によるヴォーン・ウィリアムズの「牧場にそって」。正教の精神性に惹かれていたとい うジョン・タヴナーが、ソ連の反体制詩人アンナ・アフマートヴァ(1889-1966)の詩をテクストに使った歌曲集から〈ダンテ〉〈ボリス・パステルナーク〉と短 い〈クプレ〉。ダウランドのリュート伴奏の歌曲をイギリスの作曲家デイヴィッド・ブルースが、「声と弦楽四重奏」のために編曲した〈行け、透き通った涙よ〉と〈あ ふれよ、わが涙〉。「わたしは、平和をあなたがたに残し……」という『ヨハネによる福音書』の一節を使い、ヒューズとマンチェスター・コレクティヴの委嘱で作曲 されましたデボラ・プリチャードの「平和」。
「オレンジを食べる感覚」を曲にしたキャロライン・ショーの「バレンシア」と北ヨーロッパ最古の現存するメロディのひとつとされるシェトランド民謡の「一日の 夜明け(Da Day Dawn)」の2つの弦楽四重奏の曲が間奏として挟まれます。
SQ「マンチェスター・コレクティヴ Manchester Collective」は、2016年、アダム・サボ(CEO 芸術監督)とラキ・シング(音楽監督、第1ヴァ イオリン)により結成されました。ドナルド・グラントの第2ヴァイオリン、ルース・ギブソンのヴィオラ、マリー・ビトロクのチェロ。実験的なプログラムと多彩なジャ ンルのアーティストとのコラボレーションで知られるグループです。 (Ki)

ALBANY
TROY-1945(1CD)
「暗黙」〜アメリカの弦楽四重奏曲
スティーヴン・マッキー(b.1956):「一輪の赤い薔薇」
バーバー(1910〜81):弦楽四重奏曲ロ短調Op.11〜第2 楽章(弦楽のためのアダージョ原曲)
ヘスス・J.マルティネス:「第6階」
ジュリアスQ

録音:2021年5月3-12日ベン・ウッド・プレスビーテリアン教会
いずれの作品も多少の差こそあれ、J.F.ケネディと関わりのある作品が収録されています。 マッキーの「一輪の赤い薔薇」はケネディ暗殺から50年経ったメモリアル・イヴェントのため の作曲された作品。バーバーの弦楽四重奏曲より第2楽章は「弦楽のためのアダージョ」に 編曲されて有名。生前、ケネディはこの作品を深く愛したという。マルティネスの生年は不 明だが、テキサス出身の若手作曲家。彼の「第6階」はケネディ没後55年にシックス・フロア 博物館(ケネディ暗殺犯がケネディを狙ったとされる教科書倉庫の第6階は現在博物館に なっている)の委嘱で書かれた作品。いずれの曲もケネディを偲ぶのか、深い祈りの音楽と なっています。ジュリアス四重奏団は奇しくもダラスを拠点に活動するSQ。
ALBANY
TROY-1942(1CD)
クリストファー・テオファニディス(b.1967):ギターを伴う作品全集Vol.1
(1)ぼんやりした熊座の星(2021) 〜ギター、フルートとヴィオラのための
(2)春の詩(2022)〜フルートとギターのための
(3)クリストファー・テオファニディス&メリッサ・スタッダード(b.1969)共作:火の扉(2021) 〜ギターと合唱のための
ニコロ・スペラ(G)
(1)マシュー・デーン(Va)
(1)(2)クリスティーナ・ジェニングス(Fl)
(3)リアンナ・ウィムバリー・ウィリアムズ
(MS)
(3)ユージン・ロジャース(指)エキシジェンス・ヴォーカル・アンサンブル

録音:2022年3月22,23日、7月14,15日ミシガン大学
クリストファー・テオファニディスはテキサス出身。イーストマン音楽院、イエール大学で学んだ 後、アメリカン・バレエ・シアターへのバレエ音楽の提供やオルフェウス室内Oへの作品の 提供で成功を収めた。このディスクは彼のギターのための作品を集成するアルバムの第1 弾。彼は 基本的に調性で書く作曲家のようだが、彼の出自であるギリシャを想起させる乾いたリリシズム、ア ルカイックな旋律とハーモニーが魅力。「火の扉」はギターと合唱というありそうでなかった組み合わ せが新鮮。
ALBANY
TROY-1944(1CD)
スティーヴン・バーク(b.1967)作品集
(1)「抱擁」〜ピアノのための
(2)「君を通して」〜クラリネットとピアノのための
(3)「君の中で」〜クラリネット、チェロとピアノのための
(1)(2)(3)レネ・コメタ・ブリッグス(P)
(2)(3)ドナルド・モクリンスキ(Cl)
(3)マット・ゴーク(Vc)

録音:2023年3月1日、4月12日ニューヨーク、オクテイヴン・オーディオ
スティーヴン・バークはアメリカの中堅作曲家。彼は音楽と共に科学の分野でも活躍し、ニューヨー ク大学メディカル・センターで脳神経外科と共同研究に携わった経験があるという変わり種。では彼 の作品は、というとフランス印象主義を思わせる淡い、繊細な音楽。脳神経外科と関わりのある作曲 家だけに癒しの音楽と云った趣きのある作品。

Goodies
78CDR-3931(1CDR)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 作品131 レナーSQ【イェノ・レナー(Vn1) 、ヨーゼフ・スミロヴィッツ(Vn2)、シャーンドル・ロート(Va) 、イムレ・ハルトマン(Vc)】

英 COLUMBIA L1581/85
1924年2月11日、2月21日、2月22日&8月24日録音
レナーSQは1918年にハンガリーのブダペストで結成された。メンバ ー全員がブダペスト音楽院出身。リーダーのイェノ・レナー(1894-1948)、第2 ヴァイオリンのヨーゼフ・スミロヴィッツとヴィオラのシャーンドル・ロート がイェノ・フバイ(1858-1937)の弟子、チェロのイムレ・ハルトマンがダヴィッ ド・ホッパーに師事した。4人はブダペスト・オペラの楽員だった が、1918年のハンガリー革命を機にSQを結成した。2年に渡って田舎 の村にこもって練習を積んだ後、1920年にウィーンでデビューした。そこに居 合わせた作曲家のラヴェルが演奏に感動し、彼らをパリに招いた。 公演はセンセーショナルな成功を収め、その後1922年にロンドンにデビューし た。この録音はレナーSQ初のベートーヴェン録音。9年後の1933年 には電気録音で再録音しています。(グッディーズ)

POLYMNIE
POL-304171(1CD)
「テルツェット」〜ヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲集
ドヴォルザーク:弦楽三重奏曲 ハ長調 Op.74
トッホ:セレナード Op.25
コダーイ:セレナード Op.12
フックス:三重奏曲第1番Op.61-1
マルティヌー:セレナータ第2番
本田早美花(Vn)
郷古廉(Vn)
シルヴァン・デュランテル(Va)

録音:2018年5月 フランス オーブ県 トロワ
日本の素晴らしいヴァイオリニスト二人、本田早美花と郷古廉の共演! 2つのヴァイオリンとヴィオラの三重奏のための作品を集めた CD。ドヴォルザークの弦楽三 重奏曲 ハ長調 Op.74は、テルツェットとも呼ばれて親しまれているこの編成の代表的作 品。エルンスト・トッホ、ゾルターン・コダーイ、ロベルト・フックス、ボフスラフ・マルティヌー、 いずれの作品も実に素敵なものばかりだ。 ヴァイオリン 2人は日本人。本田早美花は1984年、高知県高知市の生まれ。幼い頃英国 で育ち、一時帰国の後、10歳で再渡英、本格的にヴァイオリンを学ぶ。2000 年にパリに移 り、パリ地方音楽院、パリ国立高等音楽院で学ぶ。以来パリを拠点に国際的に活躍してい る。郷古廉は1993年、宮城県多賀城市の生まれ。2007 年にデビュー。2013年、スイスで 開催されたティボール・ヴァルガ・シオン・ヴァレ国際ヴァイオリン・コンクールで第1 位。同年 には初CD を録音。ソリストとして広く活躍する一方、2023 年4月にはNHK SOのゲ スト・コンサートマスターに就任。この二人の共演というだけでも注目すべきCD だ。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-358(1CD)
「HEDRA」〜チェロ・ピアノのための作品集
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102-1
フォーレ:悲歌 ハ短調 Op.24
フォーレ:シシリエンヌ ト短調 Op.78
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
スティリャヌ(b.1972):チェロ・ソナタ第1番ハ長調
ペーテル・ソモダリ(Vc)
ニコラス・コスタンティノウ(P)

録音:2021年9月18―20日 キプロス
VPOおよびウィーン国立歌劇場Oの首席チェロ奏 者、ペーテル・ソモダリによるチェロ・ソナタ集。ソモダリの独奏 CD はあるいはこれが初めて かもしれない(アマル四重奏団のメンバーとしての録音あり)。ペーテル・ソモダリは1977 年、 ハンガリーのヴェスプレームの生まれ。独奏者としても立派に活動できるだけの力量を持ち ながらオーケストラ団員の道を選んだ典型的な奏者で、この CD からも豊かな音楽性、確か な技術、そして滴るウィーンの美音がしっかり伝わって来る。どの曲も素晴らしいが、やはり ベートーヴェンの第4番のソナタは絶品。コンスタンティノス・Y.スティリャヌは 1972年、キプ ロス生まれの作曲家。作風は極めてロマンティックで美しい。ニコラス・コスタンティヌの伴奏 もたいへん優秀。チェロ好き、ウィーンの音楽家好きには大歓迎されそうなCD だ。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-435(1CD)
「宝石」〜ヴァイオリンとピアノのための小品集
ハイドン:ヤコブの夢
ワーグナー(アウアー編):夢
リスト:3人のジプシー
ライネッケ:ロマンツェ Op.3-1
シューマン(アウアー編):予言の鳥 Op.82-7
ヨアヒム:ロマンス ハ長調*
ブラームス:スケルツォ ハ短調
ブラームス:アルバムの一葉 イ短調
ツェムリンスキー:ヴァイオリンとピアノのためのセレナード イ長調
シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための小品 ニ短調
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番ト長調〜第1 楽章「曙」
グルジ:ヴァイオリンとピアノのためのアリア Op.94
ヨハネス・フライシュマン(Vn)
クリストフ・ウルリヒ・マイヤー(P)
コンスタンティナ・グルジ(P)*

録音:2022年2月21―23日 イタリア ペスカーラ州 モンテシルヴァーノ
※日本語オビ・解説付き
日本でも人気の高いウィーンのヴァイオリニスト、ヨハネス・フライシュマンのODRADEK 第2弾(第1弾はコルンゴルトとツァイスルのヴァイオリン曲集 ODRCD410)。タイトルに掲げら れた SOLITAIRE とは「一つはめの宝石」、つまり指輪やイヤリング、ネックレスなどで大きな 宝石が一粒飾られているものを指す言葉。ここに収録されている曲がそれぞれ大粒の宝石 ということです。ヨハネス・フライシュマンのヴァイオリンはウィーン気質の美音を響かせつ つ、演奏は高貴で気品高く、まさに宝石のような輝きを放つ。そして最後にはギリシャの作曲 家、コンスタンティナ・グルジのアリアが世界初録音されている(これのみ作曲者自身がピア ノの特殊演奏をしている)。 ※デジタル・ボーナス・トラック2 曲はCD には収録されていません。

OUR recordings
OU-6.220683(1SACD)
NX-B06
1911年から1918年に書かれた4人の女性作曲家によるチェロとピアノのための作品集
ヘンリエッテ・ボスマンス (1895-1952):チェロ・ソナタ イ短調
ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):チェロ・ソナタ ホ短調 Op.35
リリ・ブーランジェ:夜想曲
ナディア・ブーランジェ(1887-1979):Trois pieces3つの小品
ヤンネ・フレデンス(Vc)
セーアン・ラストギ(P)

録音:2023年6月24-27日
第1次世界大戦前後の激動の時代に活躍した4人の女性作曲家たちのチェロ作品を集めた1枚。冒頭で はピアニストとして名高く、ピエール・モントゥー、ウィレム・メンゲルベルク、エルネスト・アンセルメらとも共演した オランダ出身のボスマンスの初期のソナタを紹介、そしてクロアチア出身のペヤチェヴィチのブラームスを思わせ る後期ロマン派風の香りを湛えたソナタが続き、最後に置かれたのはフランスの2人の姉妹ナディアとリリの作 品。女性として初のローマ賞受賞者であり将来を嘱望されながらも24歳で夭折したリリ、戦後に偉大な教 師として名を馳せたナディア。それぞれ作風は違うものの、どちらも個性的、かつひっそりとした美しさを備えて います。各々がソリストとしても活躍するヤンネ・フレデンスとセーアン・ラストギの夫妻の息のあったデュオが聴 きどころ。ベヒシュタインのピアノが当時の響きを再現しています。

OEHMS
OC-1731(1CD)
NX-B07
レベッカ・クラーク:ヴァイオリンとヴィオラのためのソナタ集
ヴィオラ・ソナタ
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調
ヴァイオリン・ソナタ ト長調
ユディト・インゴルフソン(Vn/Va)
ウラディーミル・ストウペル(P)

録音:2023年7月13-15日
優れたヴィオラ奏者でもあったイギリスの作曲家レベッカ・クラーク。女性の作曲家が認められない時期だった ためか、作曲コンクールに応募する際は男性名を用いるなど数々の苦難がありました。それでも1920年頃 から彼女の才能は開花し、アルバムに収録された「ヴィオラ・ソナタ」をはじめ、次々と素晴らしい作品を発表 しています。ここでは1907年から09年頃の初期に書かれた2曲のヴァイオリン・ソナタを併せることで、若い 頃から並外れた才能を見せていた彼女の音楽に触れることができます。 インゴルフソンとストウベルは20世紀初めの作品を得意とするデュオ。このアルバムでも緻密、かつ息のあった 演奏を聴かせます。

Hyperion
CDA-68406(1CD)
チャイコフスキー:フィレンツェの思い出
チャイコフスキー:弦楽六重奏曲 ニ短調「フィレンツェの思い出」 Op.70
コルンゴルト
:弦楽六重奏曲 ニ長調 Op.10
ナッシュ・アンサンブル〔ステファニー・ゴンリー(Vn)、ジョナサン・ストーン(Vn)、ラーシュ・アンデシュ・トムテル(Va)、レイチェル・ロバーツ(Va)、エイドリアン・ブレンデル(Vc)、ジェマ・ローズフィールド(Vc)〕

録音:2023年1月9日-11日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
1964年創立、世界トップレベルの名手たちを擁し、ロンドンのウィグモア・ホールのレジデント・チェンバー・アンサンブルを務めるナッシュ・アンサンブル。多種多様な編成を駆使し、300超の世界初演を含む様々なスタイルの音楽を録音・演奏し、英国最高のアンサンブルの1つとして注目を集めてきました。Hyperionを中心にこれまで90タイトル以上のアルバムを録音し、イギリスのグラモフォン賞やBBCミュージック・マガジン賞にも度々ノミネートや受賞を果たしており、2021年にもジョン・ピッカードの作品集でグラモフォン賞の現代曲部門に輝いています。
このアルバムではチャイコフスキーとコルンゴルトの弦楽六重奏曲を取り上げています。チャイコフスキーの「フィレンツェの思い出」は最晩年の作品で、彼が書いた室内楽の作品としては最後のものとなります。コルンゴルトの「弦楽六重奏曲」は若書きの作品で20歳を迎える前に書かれた作品です。どちらも編成は同じですが、作曲家のキャリアの時期としては対照的なものと言えるでしょう。チャイコフスキーはこの編成の作品に対して兄弟であるモデストに「6つの楽器を均等に鳴らし独立させることは、想像を絶するほど難しい」と語ったということです。

Urania Records
LDV-14108(2CD)
シプルティーニ:チェロ・ソナタ集 Op.6&7
エマニュエル・シプルティーニ(c.1730-1790):チェロと通奏低音のための6つのソロ(ソナタ) Op.4
チェロと通奏低音のための6つのソロ(ソナタ) Op.7
クラウディオ・ロンコ(Vc)、
エマヌエラ・ヴォッツア(Vc)
※ピリオド楽器使用
エマニュエル・シプルティーニは、モーツァルトの父レオポルトが才能を認めるほどのチェリストであり作曲家でした。1750年頃にオランダで演奏会を行った記録が残っていますが、数年後にはロンドンに移り住んでおり、そこでコンサートでの演奏やチェロの教師として活躍し、またワインの商人でもありました。彼は4冊のチェロ・ソナタを残しており、それらはモーツァルトに影響を与えたと考えられています。
クラウディオ・ロンコは、1980年にクレマンシック・コンソート(クレメンチッチ・コンソート)のソロ・チェロ奏者に就任し、アンサンブル415やエスペリオンXXでも活躍。さらには、セビリア古楽音楽祭をはじめとするヨーロッパの著名な古楽音楽祭から定期的に招聘されるなど、現在のイタリア古楽界における重鎮の1人です。本アルバムでもボローニャのアンサンブDSGとルサン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレで首席チェロ奏者を務めていたエマヌエラ・ヴォッツアとの夫婦デュオによる録音で、シプルティーニのチェロ・ソナタ集の録音は、前作のソナタ集(LDV-14094)に収められた作品3&5と合わせて完結となります。

CAvi music
85-53532(1CD)
ジョン・ケージ:Music for Three
1. Music for three
2. Music for One(Vn独奏)
3. Music for three
4. Music for One(ホルン独奏)
5. Music for three
6. Music for One(P独奏)
プジェミスル・ヴォイタ(Hrn)、
イェ・ウー(Vn)、
フローレンス・ミレー(P)

録音:2022年6月28日&29日、WDRクラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ケルン、ドイツ)
若手演奏家の登竜門の中でも最難関として有名なARDミュンヘン国際音楽コンクールの2010年のホルン部門で第1位、聴衆賞、最優秀新作演奏賞、ニュー・フィルハーモニー・ヴェストファーレン特別賞を受賞するなど圧倒的な成績を収め、ラデク・バボラークの後継者的存在としてその名を世界に轟かせたチェコの天才ホルニスト、プジェミスル・ヴォイタ(1983-)。続く2011年のベートーヴェン・フェスティヴァル・ボンでもベートーヴェン・リング賞を受賞するなど目覚ましい活躍を繰り広げたヴォイタは、ドレスデン・シュターツカペレのアカデミーからベルリン・シュターツカペレ、ベルリン・コンツェルトハウスOの首席奏者へと転身。2015年から2019年まではケルンWDRSOの首席ホルン奏者を務めるなど世界屈指のホルニストです。
これまでに、ヨーゼフ&ミヒャエル・ハイドンのホルン協奏曲全曲録音や、作品の時代ごとに3本のホルンを吹き分け、それぞれの作品が書かれた当時のホルンの響きや奏法の再現を見事に表現した 「メタモルフォージス」 など、優れたアルバム制作で国際的に高い評価を得ているヴォイタ。ホルン、ヴァイオリン、ピアノという編成による作品を確立したのはブラームスが初めてですが、本アルバムでは、
実験音楽家として独特の音楽論や表現によって音楽の定義を広げたジョン・ケージの作品を取り上げています。ケージは、これらの楽器編成によるオリジナルの作品を残してはいませんが、「Music for」は、ソロから二重奏、四重奏、声楽とのアンサンブルなど、相互にランダムに関連付けることができる17個のパートから成り立っています。
コンサート・マスターとして、クルト・マズア、ケント・ナガノ、クリストフ・エッシェンバッハなど、著名な指揮者の下で演奏し、多くのオーケストラと共演してきた女流ヴァイオリニストのイェ・ウー。パリ国立高等音楽院で学び、1992年から2000年まで、ピエール・ブーレーズ、デイヴィッド・ロバートソンが率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランと共演するなど、現代音楽界の第一線で活躍するフローレンス・ミレー。ヴォイタを含むこれら3人の名手たちによるアンサンブルに加え、それぞれの楽器によるソロにも注目です。

Orlando Records
OR-0036(1CD)
フレンチ・コネクション〜ニーク・デ・フロートによるトランスクリプション集
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
アルフレッド・デザンクロ(1912-1971):アリアとロンド
フォーレ:エレジー Op.24
ラヴェル:ヴォカリーズ〜ハバネラ形式のエチュード
ドビュッシー:美しい夕暮れ
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8
パブロ・カザルス(1876-1973):鳥の歌(デザンクロを除く全曲:ニーク・デ・フロート編曲によるコントラバス版)
ニーク・デ・フロート(Cb)、
カトリーヌ・クリプフェル(P)

録音:2022年5月26日-27日&12月19日-20日(ベルリン、ドイツ)
オランダのコントラバス奏者ニーク・デ・フロートは、元々トランペットを学んでおり、18歳でコントラバスの演奏を始めました。異例のスピードでロイヤル・コンセルトヘボウOの首席ソロ・コントラバス奏者に抜擢され10年在籍し、そのほかヨーロッパの複数のアンサンブルの首席コントラバス奏者を務めてきました。近年は室内楽とソロ演奏に重点を置き、数々の有名なコンサート・ホールや音楽祭で定期的に演奏活動を行っています。
デ・フロートとピアニストのカトリーヌ・クリプフェルは20年もの間、演奏をともにしてきました。フランス人のクリプフェルと、フランスに多くの音楽的ルーツをもつデ・フロートは、たびたびフランスのレパートリーに焦点を当てていました。このアルバムにはデ・フロート自身のトランスクリプションによる、フランスを代表する作曲家たちの名曲が収録されています。最後に収録された「鳥の歌」の作曲者カザルスはスペイン出身ですが、フランス・パリで大いに活躍した名チェリストです。

DREYER-GAIDO
CD-21149(1CD)
ブラームス:弦楽六重奏曲集(P三重奏版)
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op.18(テオドール・キルヒナーによるピアノ三重奏編曲版)
弦楽六重奏曲第2番 ト長調 Op.36(テオドール・キルヒナーによるピアノ三重奏編曲版)
グラン・トリオ・ヴィリニュス〔ダリア・クズネコヴァイテ (Vn)、ダヴィド・ゲリンガス(Vc)、ペトラス・ゲニューシャス(P)〕

録音:2022年6月14日-17日
ドイツの作曲家テオドール・キルヒナー(1823-1903)は、1862年にブラームスと親交を持ち始めると、彼の音楽に熱中していきました。キルヒナーはブラームスの作品をいくつも編曲しており、このアルバムに収められた2つの弦楽六重奏曲にもとづくピアノ三重奏曲は特に優れた編曲のひとつとされています。
グラン・トリオ・ヴィリニュスは2021年に結成され、3人のリトアニア出身の演奏家によって構成されています。チェリストのダヴィド・ゲリンガスはモスクワ音楽院でロストロポーヴィチに師事し、1970年にはチャイコフスキー国際コンクールで優勝し、世界中から注目を浴びました。北ドイツRSOのソロ奏者を務め、他にもソリストとしてLPO、シカゴSO、イスラエルPO、NHKSOなど、世界各地のオーケストラと共演しています。ヴァイオリニストのダリア・クズネコヴァイテは2008年のヘンリク・シェリング国際コンクールとヨハネス・ブラームス国際コンクールで優勝し、ヨーロッパやアメリカの多数のオーケストラと共演し、2015年からはヴィリニュスSQの第1ヴァイオリンを務めています。ピアニストのペトラス・ゲニューシャスは複数のピアノ・コンクールで優勝し、世界40カ国以上でコンサート・ツアーを行うなど、世界中で高い評価を得ています。

Chandos
CHAN-20238(1CD)
彼女の部屋
リリ・ブーランジェ
:春の朝に、哀しみの夜に
シャミナード:ピアノ三重奏曲第1番Op.11
タイユフェール:ピアノ三重奏曲
エセル・スマイス:ピアノ三重奏曲
ニーヴ・トリオ〔アンナ・ウィリアムズ(Vn)、ミハイル・ヴェセロフ(Vc)、エリ・ナカムラ(P)〕

録音:2023年3月15日-17日、ポットン・ホール(サフォーク)
「寛大で心温まる、非常に魅力的な演奏」と「英BBCミュージック・マガジン」に評されるニーヴ・トリオは、その世代の最高のアンサンブルの一つです。2010年にアメリカ、ロシア、日本の若き才能が集い結成されたこのトリオは、ゲール語で「明るく」、「晴れやかな」といった意味の名前を持つ、"ニーヴ・トリオ(Neave Trio)"と名づけられました。
ラフマニノフ、ブラームス、ラヴェルを取り上げた前作 「音楽の記憶」 (CHAN-20167)は、2023年第65回グラミー賞の 「Best Chamber Music/Small Ensemble Performance」にノミネートされています。Chandosレーベル5枚目となるアルバムでは、女性音楽家としての地位と権利を開拓してきた偉人という共通点を持つ3人のピアノ三重奏曲を組み合わせ好評を得た、「ハー・ヴォイス」(CHAN-20139)に続く、女性作曲家をテーマとしたフランスの女性作曲家を中心とした作品を取り上げています。
パリの音楽一家に生まれ、神童と呼ばれたリリ・ブーランジェが世界大戦に耐えながらも音楽の追求に務め、24歳という若さで亡くなる1年前に書かれた 「春の朝に」 と、この作品と対を成す曲とされている 「哀しみの夜に」 。パリでの初演で批評家から高い評価を得た、シャミナードの三重奏曲。フランス六人組のメンバーの一人でもあるタイユフェールが、当初3楽章からなる作品として作曲し、1978年にフランス文化省から委嘱を受け、4楽章を加えて再創造した三重奏曲。このアルバムで、唯一フランス人以外の女性作曲家として取り上げられているエセル・スマイス。特にブラームスの影響を受けている初期の器楽作品のひとつである三重奏曲がカップリングされています。
Chandos
CHAN-20274(1CD)
月への小径〜チェロとピアノのための作品集
コルンゴルト:喜歌劇「沈黙のセレナード」より「最高に美しい夜」 Op.36-25(Vcとピアノ編)
ジョージ・ウォーカー(1922-2018):チェロ・ソナタ イ短調
リリ・ブーランジェ:反映(Vcとピアノ編)
フローレンス・プライス(1887-1953):夜(トム・ポスターによるチェロとピアノ編)
ブリテン:「ミケランジェロの7つのソネット」より第3番「Sonetto XXX」、チェロ・ソナタ ハ長調 Op.65
ドビュッシー:美しき夕暮れ L6(アレクサンドル・グレチャニノフによるチェロとピアノ編)
フォーレ:「2つの歌」より「月の光」 Op.46-2(Vcとピアノ編)
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調 L135
武満徹:明日ハ晴レカナ、曇リカナ(ヘニング・ブラウエルによるチェロとピアノ編)
ニーナ・シモン(1933-2003):みんな月へ行ってしまった(ジェームズ・コールマンによるチェロとピアノ編)
ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」より「月の光」 L75-3(フェルディナンド・ロンチーニとアレクサンドル・ローレンスによるチェロとピアノ編)
ラウラ・ファン・デル・ハイデン(Vc)、
ジェームズ・コールマン(P)

録音:2023年3月27日-29日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
チェリストのラウラ・ファン・デル・ハイデンとピアニストのジェームズ・コールマンによるこの作品集は、19世紀後半から20世紀にかけて活動したベルギーのイラストレーター、ウィリアム・トーマス・ホートンの幻想的なイラスト「月の小径」にインスピレーションを受け、制作されました。月や夜を題材にした作品や、人類の月への探求心を呼び起こす作品など、さまざまなアイデアをもとに19世紀〜20世紀の多彩なレパートリーが収録されています。
イギリス出身のラウラ・ファン・デル・ハイデンは2012年、15歳でBBCヤング・ミュージシャン・コンクール優勝を果たし、その後2018年にオランダのエジソン賞、2019年にはBBCミュージック・マガジン賞を受賞し、世界中で注目を浴びています。ファン・デル・ハイデンは17世紀後半の名器フランチェスコ・ルジェリのチェロを貸与されています。
Chandos
CHAN-20275(1CD)
見出された時〜フランスのヴァイオリン作品集
メル・ボニス(1858-1937):ヴァイオリン・ソナタ 嬰へ短調 Op.112
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.108
レイナルド・アーン(1874-1947):ヴァイオリン・ソナタ ハ長調
リリ・ブーランジェ:「ヴァイオリンとピアノのための2つの小品」より「夜想曲」
エレーナ・ユリオステ(Vn)、
トム・ポスター(P)

録音:2023年6月23日-25日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
BBCラジオ3新世代アーティスト・スキームを通じて出会ったヴァイオリニストのエレーナ・ユリオステとピアニストのトム・ポスター夫妻。互いに数々のオーケストラや著名な指揮者たちとの共演を数多くこなし、国際コンクールでの優勝経験も持つ2人による2枚目のアルバムは、フランスの作曲家の作品および、フランスで活躍した作曲家の作品を収録しています。
このアルバムに収録された3つのソナタは、いずれも第一次世界大戦中〜戦後の激動の時代の中、発表された作品となっています。フォーレの「ヴァイオリン・ソナタ第2番」は、第1番から40年以上もの時を経て作曲されました。晩年期の完成された作曲技法による作品にも関わらず、時代の影響もあり、第1番より人気を得られなかったことをフォーレは妻に嘆いていたと云いますが、皮肉なことに現代においても演奏頻度が高いのはやはり第1番となっています。そういった背景も鑑み、ユリオステとポスターは、このアルバムで第2番に意図的にスポットライトを当てています。

Etcetra
KTC-1801(1CD)
レジスタンス
ジョエル・ホフマン(b.1953):ザピシュキス
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ
ウストヴォーリスカヤ(1919-2006):大二重奏曲(グランド・hデュエット)
アナトリユス・シェンデロヴァス(1945-2019):4つの小品
ナタニア・ホフマン(Vc)、
モニカ・ダース(P)
2018年デュッセルドルフのアントン・ルビンシテイン・コンクールで優勝したトリオ・アゴラのメンバーでもあるチェリスト、ナタニア・ホフマンとリトアニアのピアニスト、モニカ・ダースによる”デュオ・ホフマン=ダース”のデビュー・アルバム「レジスタンス」は、ソ連と第三帝国に住んでいた20世紀の作曲家によって書かれた4つの複雑で強烈で深く人間的な作品集。ナタニアの父でもあるカナダ系アメリカ人作曲家ジョエル・ホフマンの新作「Zapy?kis」(ホフマンの祖先であるユダヤ人が住んでいたリトアニアの地名で、戦時はナチスによる虐殺も行われている)で始まり、ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタと、ショスタコーヴィチの弟子で恋愛関係にもあったといわれるガリーナ・ウストヴォーリスカヤの対照的なチェロ作品、2019年にその生涯を閉じた現代リトアニアを代表する偉大な音楽家、アナトリユス・シェンデロヴァスの小品が組み合わされています。
Etcetra
KTC-1752(1CD)
SLOW〜ベートーヴェン、マショー、シェルシ、クルターグ、ウェーベルン
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135より 第3楽章
マショー(c.1300-1377):ノートルダム・ミサより キリエ1
ジャチント・シェルシ(1905-1988):弦楽四重奏曲第3番より 第1楽章
ド・ラ・リュー
(c.1450-1518):ミサ・ロム・アルメより アニュス・デイ
クルターグ(b.1926):弦楽四重奏のための12のミクロリュードより ミクロリュード第5番
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2「ラズモフスキー」より 第2楽章
クルターグ:エンドレ・セルヴァーンスキを追悼する小オフィチウム Op.28より アリオーソ・インターロット, ラルゲット
ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5より 第2、第4、第5楽章
クルターグ:エンドレ・セルヴァーンスキを追悼する小オフィチウム Op.28より アリオーソ・インターロット, ラルゲット
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130より 第5楽章
クルターグ:弦楽四重奏のための12のミクロリュードより ミクロリュード第11番
マショー:ノートルダム・ミサより キリエ2
クルターグ
:Aus der Ferne V, Od und traurig/シェルシ:弦楽四重奏曲第3番より 第5楽章
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135より 第3楽章
タウルスSQ
2013年にベルギーの4人の優れた音楽家が、究極の室内楽レパートリーで音楽の軌跡を豊かにしたいという共通の願望を持って集まったタウルスSQ。2018年には「Horizon funebre(葬送の地平線)」というタイトルでシューベルトとヤナーチェクの弦楽四重奏曲を2枚録音し、国際的なメディアから絶賛されました。
2020年のベートーヴェン・イヤーにはベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏会も数回行ったというタウルスSQの特別プログラム「SLOW」は、2022年にブルージュ・コンセルトヘボウの要請により考案されたもので、弦楽四重奏のための独創的で創造的なプログラミングの好例となっています。ベートーヴェンで始まり、13世紀のマショーの傑作「ノートルダム・ミサ」や20世紀のシェルシ、クルターグ、ウェーベルンを巡り、ベートーヴェンに戻るという雄大な音楽の旅。時代を超越した美しい緩徐楽章の数々を、優美なクァルテットでお楽しみください。

Eudora
EUDSACD-2307(1SACD)
海の地図
ピアソラ:タンゴの歴史
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ソナチネ Op.205
武満徹:海へ
ロバート・ビーザー(b.1954):山の歌
レオ・ブローウェル(b.1939):シンティオ・ビティエールのためのエレジー*
フェリュー・ガスル(b.1959):El Peixet de Bloomington - Buleria*
アンドレ・セブリアン(Fl)、
ペドロ・マテオ・ゴンサレス(G)

録音:2022年7月6日-8日、サンフランシスコ公会堂(スペイン)
*世界初録音
スペインの高音質レーベルEudoraによるSACDとMQA-CDのハイブリッド仕様のシリーズから、20世紀に作曲されたフルートとギターのための作品集がリリース!
フルート奏者のアンドレ・セブリアンは、スコットランド室内Oのソリストで、BBCスコティッシュSO、フィルハーモニア・チューリッヒ、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルOをはじめとする数々のオーケストラにソリストとして客演しています。また、室内楽奏者としても幅広く活動しており、アンサンブルやデュオのプロジェクトにも多く参加しています。
ペドロ・マテオ・ゴンサレスは2009年ボストン・ギター・フェスティヴァル、ジュネス・ミュージカル・コンクール、マイアミ国際コンクールなど数々の受賞歴を持つギター奏者です。ソリストとしてスペイン国内外のオーケストラと共演し、ヨーロッパ、アジア、アメリカの主要なコンサートホールでの演奏を重ね、世界各国で活躍しています。

Tactus
TC-801901(1CD)
セバスティアーニ:クラリネットとピアノのためのオペラティック・ファンタジー
ベッリーニの「夢遊病の娘」による幻想曲/ヴェルディの「イル・トロヴァトーレ」によるスケルツォ/ベッリーニの「ノルマ」による幻想曲/ヴェルディの「椿姫」によるスケルツォ/ロッシーニの「セミラーミデ」による幻想曲
アルド・ボッタ(Cl)、
ジュゼッペ・ガリアーノ(P)

録音:2023年1月
全曲世界初録音
19世紀イタリアはオペラの人気が非常に高く劇場の興奮はとてつもないものがありました。その興奮はサロンでも同様でそこで演奏するために編曲されたオペラ作品が多数ありました。その中でフェルディナンド・セバスティアーニはクラリネット奏者として活躍しました。国内外で活躍し有名な学校も創設し、教育者としても知られました。
Tactus
TC-860203(1CD)
ブゾーニ:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ホ短調 Op.29BV234
ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.36a BV244
ニコラ・ビニャーミ(Vn)、
ルチヤ・マイストロヴィチ(P)

録音:2022年7月(ボローニャ)
2024年に没後100周年となるフェルッチョ・ブゾーニのヴァイオリン・ソナタ2曲を収録。プッチーニと同じ年に亡くなった彼は生前プッチーニをも超えた多才な音楽家でした。多様な作品を作り上げる作曲家としてだけでなく、高く評価されたコンサート・ピアニストであり、人気の高いピアノ教師でもありました。単なる芸術家の枠を超える存在だったのです。そんな彼が24歳の時に残した難曲「ヴァイオリン・ソナタ第1番」でニコラ・ビニャーミとルチヤ・マイストロヴィチが見事な演奏を繰り広げています。「第2番」では、2つの楽器が対等な形で書かれており、伝統的な様式を活かしながらも新たな個性も豊富に組み合わされています。
ヴァイオリニストのニコラ・ビニャーミは、アルトゥーロ・トスカニーニSOやモーツァルトOのメンバーとしても活躍し、ロリン・マゼールやクラウディオ・アバドなどの巨匠たちの下で演奏していました。2016年にはグスターボ・ヒメノ率いるルクセンブルクPOと共演するなど、注目のアーティストです。

GENUIN
GEN-24856(1CD)
憧れと情熱
ブラームス:クラリネット・ソナタ へ短調 Op.120-1
イェルク・ヴィトマン(b.1973):5つの断章
シューマン:幻想小曲集 Op.73
ヘルムート・アイセル(b.1955)〔セバスティアン・マンツ(b.1986)編〕:イスラエル組曲メドレー
リュウタ・コバヤシ(Cl)、
ユリアン・エマニュエル・ベッカー(P)

録音:2023年8月8日-10日(フランクフルト、ドイツ)
クラリネット奏者のリュウタ・コバヤシは2003年にドイツ、デトモルトで生まれ、父親からクラリネットの手ほどきを受けました。ドイツ国内外のコンクールでの数々の受賞を経て、2022年にボンで開催されたドイツ音楽コンクールでは複数の賞を受賞しています。また2023年には若干19歳にして、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送POの首席クラリネット奏者に就任するなど、今、目が離せないアーティストのひとりです。
19世紀と20世紀の作品を織り交ぜたこのアルバムでは、2023年のセント・オールバンズ国際オルガンコンクールで最年少出場者として第2位と聴衆賞を受賞したオルガン奏者でピアニストのユリアン・エマニュエル・ベッカーがピアノ伴奏を務めています。
GENUIN
GEN-24855(1CD)
メタモルフォシス
ルネ・クワン(1857-1935):The Flow of Time*
エルガー:「エニグマ変奏曲」より「主題」、「第1変奏」、「第2変奏」、「第5変奏」、「第8変奏」
ミカエラ・リア・カトラニス(b.1985):The Space Surrounding*
マーティン・ドノソ・ヴェラ(b.1991):En Naufragio Hacia la Anoranza*
エルガー:「エニグマ変奏曲」より「第7変奏」
クワン:Imperceptible Change*
エルガー:「エニグマ変奏曲」より「第9変奏」
デュオ・アマービレ〔パウラ・ブレランド(Cl)、アンナ=カタリーナ・シャウ(アコーディオン)〕

録音:2022年12月13日-16日(ベルリン、ドイツ)
*世界初録音
クラリネット奏者のパウラ・ブレランドとアコーディオン奏者のアンナ=カタリーナ・シャウによって2016年に結成されたデュオ・アマービレは古楽から現代音楽まで幅広い楽曲をレパートリーとしています。このアルバムには、ルネ・クワン、ミカエラ・リア・カトラニス、マーティン・ドノソ・ヴェラがこのデュオのために作曲した新作と、エルガーのエニグマ変奏曲(抜粋)が組み合わせられています。
GENUIN
GEN-24859(1CD)
フロム・ホーム・ウィズ・ラヴ〜ブラジル、スロヴェニア、ドイツの作曲家による作品集
ヴィラ=ロボス:前奏曲 Op.20-2
ブラシュ・プチハール(b.1977):サマー・ソナタ Op.8
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
ヴィラ=ロボス:「ブラジル風バッハ第5番 W389」より「ア
アンドレ・メマーリ(b.1977):チェロとピアノのためのブラジル組曲
シキーニャ・ゴンザーガ(1847-1935):Feijoada do Brasil、Roda Yoyo、Gaucho ? Corta Jaca
ヴィラ=ロボス:O Canto Do Cisne Negro W122
カーチャ・ザコトニク(Vc)、
ナイラ・アルヴァレンガ・ラーマン(P)

録音:2023年5月25日-28日(フランクフルト、ドイツ)
*世界初録音
スロヴェニア出身のチェリスト、カーチャ・ザコトニクとブラジル出身のピアニスト、ナイラ・アルヴァレンガ・ラーマンによるこのアルバムには、それぞれの故郷の音楽とドイツの音楽が収録されています。スロヴェニアの作曲家ウルシュカ・オレシッチの「リトル・ダイヤモンド」は世界初録音となっています。

Obsession
NBBHQ-001(1CD)
HQCD
完全限定生産
ザ・ベース・ギャング〜ハイライツ
ワイズ=リーズ=ラッセル:パルプ・ベース・オア・ベース・フィクション?
バートン・アヴェール&ダグ・フィーガー(ザ・ナック):マイ・シャローナ
ラテン・ベース・メドレー〔エル・クンバンチェロ〜恋のカーニバル〜ブラジルの水彩画〜南京豆売り〜コーヒーを挽きながら〜ティコ・ティコ〜テキーラ〜マシュ・ケ・ナダ〜ビリンバウ〕
エディー・ヴァン・ヘイレン(ヴァン・ヘイレン):ジャンプ/フォー・スプリング・ベース・メドレー〔フィレンツェの朝〜春の祭典〜低くなったヴィヴァルディの「春」〜プリマベーラ〜春の声〜憂鬱な春〜ブエノスアイレスの春〕
ロシア民謡:ヴォルガの舟歌/5×4メドレー〔テイク・ファイヴ〜交響曲第6番より第2楽章(チャイコフスキー)〜今宵安らかに〕
ジョー・ザヴィヌル:バードランド
グノー:マリオネットの葬送行進曲
ア・ワイター・シェイド・オヴ...バッハ・メドレー〔G線上のアリア〜青い影〕
久石譲:人生のメリーゴーランド
ネレ・カライリチ, ヴォイスラフ・アラリカ&デヤン・スパラヴァロ(エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラ):ながい列車
ザ・ベース・ギャング〔アンドレア・ピーギ(Cb)、アルベルト・ボチーニ(Cb)、アメリゴ・ベルナルディ(Cb)、アントニオ・シャンカレポーレ(Cb)〕

録音:2003年、2004年&2021年
ローマ・サンタ・チェチーリアOやマーラー室内O、LSOなどヨーロッパの名門オーケストラで首席奏者などを務める4人のコントラバス奏者で結成されたアンサンブル「ザ・ベース・ギャング」。今年2023年の6〜7月には待望の再来日を果たし、各地の聴衆を興奮の渦に巻き込みました。本作はメンバーのアルベルト・ボチーニが設立したレーベル「NBB Records」へのレコーディングから厳選されたハイライト・アルバムで、HQCD仕様の高音質盤。クラシックとジャズ、ポップス、ラテン、映画音楽などを巧妙に組み合わせたユーモア溢れるアレンジを最上級のテクニックで聴かせてくれます。今年の来日公演でも披露したラテン・ベース・メドレーや5×4メドレー、人生のメリーゴーランドなども収録。4本のコントラバスから生み出されるエキサイティングな世界に魅了されること間違いなし。
※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。
Obsession
SMHQ-001(1CD)
HQCD
完全限定生産
パガニーニ:ソナチネ&カプリス集
魔女たちの踊り/ソナチネ イ短調/ソナチネ ハ長調/カプリス第24番イ短調 Op.1-24/ソナチネ ホ短調/カプリス第23番変ホ長調 Op.1-23/カプリス第9番ホ長調 Op.1-9/カプリス第19番変ホ長調 Op.1-19/カプリス第20番ニ長調 Op.1-20/カプリス第14番変ホ長調 Op.1-14/カプリス第13盤変ロ長調 Op.1-13/カプリス第17番変ホ長調 Op.1-17
デーネシュ・ジグモンディ(Vn)、
アンネリーゼ・ニッセン(P)

録音:1976年/ADD
イザベル・ファウストの師でもあるハンガリーの知る人ぞ知るヴァイオリニスト、デーネシュ・ジグモンディ(デネス・ジグモンディ)(1922-2014)のパガニーニ作品集。廃盤となっていたTuxedo Musicの音源からHQCD仕様にパワーアップして久しぶりの復刻です。長年連れ添った妻でありデュオ・パートナーのアンネリーゼ・ニッセンが伴奏を務めています。
※当タイトルは完全限定生産(初回生産限定)のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。初回生産分完売後は再生産時期未定となります。

Prelude Classics
PCL-2300501(1CD)
GOLD CD
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 KV296
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 KV379(373a)
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 KV304(300c)
ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 KV378(317d)
アレクサンドラ・ブリワ(Vn)、
モニカ・ヴォジニャク(フォルテピアノ)

録音:2022年4月1日-3日、イグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミー アウラ・ノーヴァ・コンサート・ホール(ポズナン、ポーランド)
ポーランドのヴァイオリニスト、アレクサンドラ・ブリワがフォルテピアノの伴奏で弾くモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集。マンハイム、ウィーン、パリ、ザルツブルクとそれぞれ別々の場所で作曲したとされる4つの作品をチョイス。
アレクサンドラ・ブリワはポーランド国内のみならずヨーロッパの各地で評価が上昇中。2011年にはウィーン楽友協会でメッコーレSQのメンバーとともにペンデレツキの弦楽四重奏曲第3番のオーストリア初演を作曲者本人の前で行ったほか、イェジ・マクシミウクやヤヌシュ・オレイニチャク、アンジェイ・バウアーといった一流アーティストたちとの共演も経験し着実に実力を高めている楽しみなヴァイオリニストです。GOLD CD仕様、192kHz/24bit録音の高音質盤。
Prelude Classics
PCL-2200101(1CD)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調 BWV1017
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ短調 BWV1018
ヴァイオリン・ソナタ第6番ト長調 BWV1019
アレクサンドラ・ブリワ(Vn)、
マリア・バナシュキエヴィチ=ブリワ(ハープシコード)

録音:2021年8月18日-21日、イグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミー アウラ・ノーヴァ・コンサート・ホール(ポズナン、ポーランド)
ポーランドの音楽ファミリー、ブリワ・ファミリーが贈るバッハのヴァイオリン・ソナタ集。2人は共にポズナンのヤン・イグナツィ・パデレフスキ音楽アカデミーを卒業し、演奏活動を行う傍ら同アカデミーで後進の育成にも励んでいます。マリア・バナシュキエヴィチ=ブリワはポズナンPOのハープシコード奏者も務めており、ヘンリク・シェリング、クリストファー・ホグウッドといった演奏家とも共演を重ねてきました。
その偉大さを表現する言葉が見当たらないというほど2人が賞賛する、人間の精神を最も独創的かつ完全に表現した大バッハの音楽を息の合った演奏で心に届けてくれます。

Musikmuseum
MMCD-13026(1CD)
ルートヴィヒ・トゥイレ(1861-1907):ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.30
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調 Op.1
エリーザベト・アイベンシュタイナー(Vn)、
マーリーズ・ヌスバウマー(P)

録音:2015年4月10日-11日
1861年に南部チロルのボルツァーノで生まれた作曲家、ルートヴィヒ・トゥイレはラインベルガーらに作曲を学んだ後、ミュンヘン音楽大学で楽理科・作曲科の教授となり数多くの門弟を輩出しました。室内楽や歌曲を中心に、交響曲やオペラなどの大作も手掛けていますが、その多くはあまり知られておらず、このアルバムにはそういった作品の中から、2つのヴァイオリン・ソナタが収録されています。
Musikmuseum
MMCD-13045(1CD)
バッハ:ソナタ集
ヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ ハ短調 BWV1017/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 BWV1005/ハープシコードのためのアダージョ ト長調 BWV968/ヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ ホ長調 BWV1016/ヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ ト長調 BWV1019
プラメナ・ニキタソヴァ(Vn)、
ペーター・ヴァルトナー(ハープシコード)

録音:2018年2月26日-28日
ブルガリアのヴァイオリニスト、プラメナ・ニキタソヴァはスイスとオーストリアでヴァイオリンを学び、ヨーロッパを中心に活躍しています。バッハの50曲以上のカンタータを録音するなど、多くの古楽レパートリーを持つほか、ロマン派や東欧の民族音楽、現代音楽など幅広いジャンルを演奏しています。ニキタソヴァはチロル州立博物館に所蔵されているヤコプ・シュタイナー1676年頃製のヴァイオリンを使用しており、この名器は19世紀前半にはアントン・ディアベリが所有していたことから、”Diabelli violin”の名が付けられています。
オーストリアの鍵盤奏者ペーター・ヴァルトナーは多くの重要な音楽祭に招かれ、ヨーロッパ各国で古楽のスペシャリストとして活動しています。

SOMM
SOMMCD-0671(1CD)
NX-B07
プロコフィエフ:室内楽作品集
フルートとピアノのためのソナタ ニ長調 Op. 94
2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op. 56(ボリス・ビジャクによるフルートとヴァイオリン編)
『ロメオとジュリエット』組曲より(リディア・バイヒ&マティアス・フレッツベルガーによるヴァイオリンとピアノ編)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番ニ長調 Op. 94a
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
ボリス・ビジャク(Fl)
マリア・カニグエラル(P)

録音:2021年4月24-25日、2022年4月9-10日
プロコフィエフの多彩な室内楽作品に焦点を当てるシリーズ『プロコフィエフ・マイルストーン』。 第1集には3つのソナタと組曲『ロメオとジュリエット』を収録。1943年に初演された「フルートとピアノのためのソナタ」は、のちにヴァイオリン・ソナタ第2番へと改 作された作品。ウィットに富んだ楽想が魅力で、現在ではフルート、ヴァイオリン、どちらのヴァージョンも愛奏されており、ここでは2つのヴァージョンが演奏され ています。「2つのヴァイオリンのためのソナタ」はボリス・ビジャクの手によるフルートとヴァイオリンのための編曲。組曲『ロメオとジュリエット』はとりわけヴァイオリン が活躍するようにアレンジされています。 ボリス・ビジャクはパリのエコールノルマル音楽院でピエール=イヴ・アルトーにフルートを師事。ホフマイスターの作品集(SOMMCD-0620)などの録音で高く評 価されています。スペイン出身のピアニスト、マリア・カニグエラルと、ルジェーロ・リッチに師事したスロヴェニアのヴァイオリニスト、ラナ・トロトヴシェクが共演。素晴 らしいアンサンブルを聴かせます。

ALPHA
ALPHA-1021(1CD)
ファンタジー
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 Op.159/D934
ストラヴィンスキー(サミュエル・ドゥシュキン編):ヴァイオリンとピアノのためのディヴェルティメント 〜バレエ『妖精の口づけ』より
シューマン:おとぎ話の絵 Op.113
メシアン:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
アリョーナ・バーエワ(Vn)
ヴァディム・ホロデンコ(P)

録音:2023年4月 テルデックス・スタジオ、ベルリン
キルギス出身のヴァイオリニスト、アリョーナ・バーエワとウクライナ出身のピアニスト、ヴァディム・ホロデンコ。バーエワは2022年5月に、ホロデン コは2023年12月に来日し、いずれも強い印象を日本の聴衆に遺しました。ルクセンブルクを拠点に活躍する二人は共演歴も長く、他レー ベルに録音もあります。ALPHAレーベルでの初アルバムは「幻想」をテーマに、幻想曲形式の作品や童話世界に取材した4つの傑作を厳 選。19世紀初頭から20世紀まで、ロマン主義文化の源泉に触れながら近代まで多様な音楽的ファンタジーを絶妙な音の対話で綴ってゆ きます。ここぞというところでソリストらしい存在感をみせるホロデンコのピアニズムと比類ないアンサンブルを聴かせるバーエワのヴァイオリンは、 過剰に凄むことなしに縦横無尽、曲それぞれの圧倒的に強い個性を十二分に引き出してゆく柔軟さに、各作品への真摯な傾倒が垣間見 えます。ヴィオラで演奏されることが多いシューマン『おとぎ話の絵』は初版譜でもヴァイオリンが演奏楽器の一つとして指定されており、2人の 奥深い解釈と相俟って新鮮さに満ちた作品像がみずみずしく浮かび上がります。
ALPHA
ALPHA-772(1CD)

NYCX-10446(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

Take3〜プーランク、バルトーク、シェーンフィールド、ニキフォル
プーランク:ためらいのワルツの動機 〜『城への招待』 F.P.138
ポール・シェーンフィールド(1947-):クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲
プーランク:ボストンのテンポで 〜『城への招待』 F.P.138
 ヴァイオリンとピアノのためのバガテル ニ短調
 狂おしく速く陽気に 〜『城への招待』 F.P. 138
 クラリネット・ソナタ FP.184
 タランテッラのテンポで 〜『城への招待』 F.P. 138
バルトーク:ヴァイオリンとピアノのためのブルレスク Op.8c-2
プーランク:非常に速く、非常にいたずらっぽく 〜『城への招待』 F.P.138
バルトーク:ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのためのコントラスツ Sz.111
プーランク:タンゴ 〜『城への招待』 F.P.138
シェルバン・ニキフォル(1954-):クレズマー・ダンス
パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn)
レト・ビエリ(Cl)
ポリーナ・レシチェンコ(P)
イリヤ・グリンゴルツ(Vn)
ルスラン・ルツィック(ダブルベース)

録音:2020年11月 SRF放送チューリヒ・スタジオ、スイス
パトリツィア・コパチンスカヤのALPHAデビュー盤であり、様々なアーティストとの二重奏を集めて大きな話題となった『Take Two』から10年。 そのアルバムにも参加したクラリネット奏者のレト・ビエリと、こちらも長年の盟友ポリーナ・レシチェンコとの共演による『Take 3』が登場しまし た。タイトルはもちろん、デイヴ・ブルーベックの演奏で知られる名曲「Take Five」にちなんだものと思われますが、このアルバムでも奏者が3人 ということに加え三拍子が重要なテーマとなっています。プログラムはプーランクとバルトークの作品を中心としたものですが、コパチンスカヤなら ではのはち切れんばかりのダイナミックな表現はそのルーツに深く切り込み、これらの作品がオーストリアなどのワルツのみならず、東欧の伝承曲 やクレズマー、ロマなどと深い関連があることを際立たせています。またジャズやフォークなどのイディオムを取り込むクロスオーヴァーな作風で知 られるアメリカの作曲家ポール・シェーンフィールドの作品を収録しているほか、ルーマニアのシェルバン・ニキフォルによる小品にはイリヤ・グリンゴ ルツなどのゲストも参加、アルバムに色を添えています。

B RECORDS
LBM-058(1CD)
シューマン:管楽器のための室内楽作品集
3つのロマンス Op.94- オーボエのピアノのための
幻想小曲集 Op.73- クラリネットとピアノのための
アダージョとアレグロ Op.70- ホルンとピアノのための
アンダンテと変奏 WoO10-1-2台のピアノ、2つのチェロ、ホルンのための
フィリベール・ペリーヌ(Ob)
フローラン・プジュイラ(Cl)
フェリックス・ロト(Hrn)
カロリーヌ・シプニエフスキ、サラ・フシュヌレ(Vc)
オルテンス・カルティエ=ブレッソン、テオ・フシュヌレ(P)

録音:2022年10月7日 L’Estran、ギデル、フランス(ライヴ/終演の拍手入り)
ヴァイオリンとピアノのための作品集に続くシューマン・コレクションの第2弾。パリ・オペラ座Oやパリ室内Oなどで活躍する名手 たちを集め、管楽器とピアノを含む室内楽作品を収録しています。それぞれの作品にそっと寄り添うような美しい演奏。なお1-8のピアノの担 当は明記されていません。

CD ACCORD
ACD-326(1CD)
NX-C09
ショパンのピアノ曲をチェロ四重奏で
1. マズルカ ヘ長調 WN25
2. マズルカ イ短調 Op.17No.4
3. マズルカ 変ロ長調 Op.7No.1
4. 前奏曲 イ短調 Op.28No.4
5. 前奏曲 ロ短調 Op.28No.6
6. 前奏曲 嬰ト短調 Op.28No.12
7. 前奏曲 ハ短調 Op.28No.20
8. 前奏曲 変ニ長調「雨だれ」 Op.28No.15
9. ワルツ 変イ長調「小犬のワルツ」 Op.64 No.1
10. 夜想曲 嬰ハ短調 レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ(遺作) WN37
11. ワルツ 嬰ハ短調 Op.64No.2
12. 練習曲 嬰ハ短調 Op.25No.7
13. ワルツ ロ短調 WN19
14. 夜想曲 変ホ長調 Op.9No.2
15. ワルツ「華麗なる大ワルツ」 変ホ長調 Op. 18

編曲:Sabina Meck…1、3-5、8、10-11、15
Piotr Moss…2、7、9、14
Leszek Ko?odziejski…6、12-13
ポーランド・チェロ・クァルテット
【メンバー】
TOMASZ DAROCH トマシュ・ダロフ
WOJCIECH FUDALA ヴォイチェフ・フダラ
KRZYSZTOF KARPETA クジストフ・カルペタ
ADAM KRZESZOWIEC アダム・クシェショヴィエツ

録音:2023年3月18-20日
ポーランド人の心ともいえるショパンのピアノ曲をチェロ四重奏にアレンジ。 それぞれがソリスト、室内楽奏者として活躍するポーランド・チェロ・クァルテットのメンバーたちは、ショパンの友人でチェリストとして知られるオーギュスト・フラン ショーム(1808-1884)がチェロ用にアレンジしたショパン作品や、ポーランドの伝説的ヴォーカル・クァルテット"NOVI SINGERS"の並外れた歌唱力による 演奏に感銘を受け、人間の声に似ているチェロでショパン作品を演奏するというプロジェクトを実現しました。彼らが「素晴らしい芸術的な冒険」と呼ぶこのプ ロジェクト、軽やかな「小犬のワルツ」や、もともとチェロ向きの旋律を持つ「練習曲 嬰ハ短調」、そして「雨だれ」など、ピアノで聴くのとはまた違った味わいを存 分に堪能させてくれます。

Orchid Classics
ORC-100278(1CD)
NX-B06
クラリネットとハープで聴く名曲集
ピエルネ(1843-1937):カンツォネッタ Op.19
ルイ・カユザック(1880-1960):カンティレーヌ
サン=サーンス:クラリネット・ソナタ Op.167
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 ハバネラ形式の小品
ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):アリア
サティ:3つのジムノペディ
ボクサ(1789-1856):主題と変奏
ドビュッシー:小品
 亜麻色の髪の乙女
アラミロ・ジャンピエーリ(1893-1963):ヴェネツィアの謝肉祭
バージナルド・ラッシュ(Cl)
フィオナ・グライソン (Hp)

録音:2009-2023年
アルバム・タイトルの「Dathanna」とはアイルランドの言葉で、虹のような、あるいはカラーチャートのような多種多 様な色彩のこと。2016年からアイルランドを拠点に活動するデュオが、後期ロマン派と印象派の作品を通してクラ リネットとハープそれぞれの音色や組み合わせによって生まれるサウンドと質感などの多様な可能性を追及したアル バムです。楽器が紡ぎだす音だけでなくペダル音や椅子の軋みまであえて加えることで、19世紀フランスのサロン・ コンサートの雰囲気を醸し出します。
Orchid Classics
ORC-100282(1CD)
NX-B06
旅行者〜ヴァインベルク/シューベルト:ピアノ三重奏曲集
ヴァインベルク(1919-1996):ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.24
シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 Op.100D929
トリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン
Soo-Jin Hong(Vn)
Soo-Kyung Hong(Vc)
Jens Elvekjaer(P)

録音:2022年4月19-21日
1999年設立、2024年に結成25周年を迎えるトリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン。デンマークを拠点に世界中で 活躍し、これまでにベートーヴェンやチャイコフスキー、ショスタコーヴィチなどの録音で高く評価されるアンサンブルの 最新録音は、ヴァインベルクとシューベルトのピアノ三重奏曲集。第二次世界大戦の混乱の中で書かれ、不安や 絶望の影がよぎるヴァインベルクの三重奏曲、短い生涯の最晩年に書かれ、寂寥と晴れやかさの相半ばする シューベルトの曲。アンサンブルのメンバーは作品に漲る細やかな感情の動きを丁寧になぞっていきます。

ONDINE
CDS-7995
NX-B03
20世紀、中部ヨーロッパのフルート音楽集
クシェネク(1900-1991):組曲 - フルートとピアノのための(1954)
エミル・フランチシェク・ブリアン(1904-1959):失われたセレナード - フルートとピアノのための(1940)…世界初録音
パウル・デッサウ:ゲルニカ - ピアノのための(1938)
シェーンベルク:ソナタ − フルートとピアノのための(1926)-原曲:管楽五重奏曲 Op.26(フェリックス・グライスレ[1894-1982]編)
ルイザ・セッロ(Fl)…ミヤザワフルート 14K Gold
ブルーノ・カニーノ(P)…ファツィオリ

録音:2023年2月3-4日
ルイザ・セッロとブルーノ・カニーノによる20世紀のフルート作品集。 このアルバムに作品が収録された4人の作曲家は、みな第2次世界大戦時にナチス・ドイツの迫害を受け、他国 に移住するか、強制収容所に送られたものの、かろうじて生き延び戦後も活躍した人たちです。 収録曲は、新古典派風のモダニズムのスタイルで書かれ、耳なじみのよい旋律を持つクシェネクのソナタ、テレージ エンシュタット収容所から帰還後はチェコのオペラ界を支えたブリアンの軽快な「失われたセレナード」、デッサウのピ アノ曲「ゲルニカ」、シェーンベルクの管楽五重奏曲を彼の後輩作曲家グライスレがフルートとピアノ用に編曲した 「フルート・ソナタ」の4曲。どの曲もピアノが重要な役割を果たしており、現代音楽を得意とするブルーノ・カニーノが 見事な演奏を聴かせます。

Biddulph
BIDD-85041(1CD)
NX-B06
シアトル・コンサート1955- バッハ、ブラームス、ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリン作品集
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリン・ソナタ イ短調
ヨーゼフ・シゲティ(Vn)
カルロ・ブソッティ(P)

録音:1955年、シアトル(ライヴ)
復刻プロデューサー:Eric Wen
復刻マスタリング:Dennis Patterson
ヨーゼフ・シゲティが1955年に米国シアトルで行ったコンサートのライヴ録音をオリジナル・テープから初復刻しました。注目はヴォーン・ウィリアムズのヴァイオリ ン・ソナタ。この曲は1954年に作曲され、同年10月12日に作曲者82歳の誕生日を記念するBBCの番組内で初演されましたが、O.W. Neighbour著 『Vaughan Williams and His World (ヴォーン・ウィリアムズとその世界)』によれば、コンサートでとりあげたのはシゲティが初めてで、彼は1955年に「楽 譜が出版される前にレコードを出したい。実に素晴らしいソナタなので、出版されれば皆が競うように演奏・録音するだろう」と知人宛ての手紙に記したそうで す。古典作品の素晴らしい解釈者であると共に、すぐれた同時代音楽の擁護者でもあったシゲティらしいコメントと言えるでしょう。 シゲティはコンサートのプログラムが定番名曲に偏ること、聴衆が知っている曲しか聴かなくなる傾向を憂慮しており、1950年代半ばには「20世紀の傑作 11曲」という3日分のシリーズ・コンサートを各地で行っていました。とりあげられた作曲家はバルトーク、ブロッホ、ブゾーニ、ドビュッシー、ヒンデミット、オネゲ ル、アイヴズ、プロコフィエフ、ラヴェル、ウェーベルン、ヴォーン・ウィリアムズ。彼はこのうち10人の作品を録音しましたが、ヴォーン・ウィリアムズだけは遂に録音を 出すことが出来ませんでした。後年、出版社を介してヴォーン・ウィリアムズの未亡人ウルズラに宛てた手紙では「1959年頃にアメリカ各地の大学で随分演 奏したが、そのテープを探し当てることが出来なかった」「こんにちの若いスター演奏家たちがこの傑作にして難曲をとりあげないのは残念だ」と書いており(前掲 書より)、同曲に対する強い思いが感じられます。シゲティが同曲をコンサートで初演したのは1955年とされており、この演奏は収録日不詳ながら初演から 日が浅いと見られ、楽譜も未出版(翌1956年に出版された)で、作品の知名度はいまだ低かったはず。作品の評価を一身に担おうとするシゲティの気迫が 感じられる演奏で、同曲の演奏史において極めて重要な録音と言えるでしょう。シゲティのディスコグラフィにおいても貴重な追加となります。 シゲティはバッハの無伴奏ヴァイオリン曲の全集を1955年から56年にかけて録音しており、ここでのパルティータ第3番も練り上げられた演奏。こんにちのバ ロック舞曲的軽やかさとは異なり、力強い楷書体の字を思わせる演奏です。シゲティの師フバイはブラームスのピアノで彼のヴァイオリン・ソナタ第3番を初演し ており、この演奏は初演者、そして作曲者直伝のものということができるでしょう。独特の節回しとロマンティックな呼吸の感じられる興味深いものです。 レーベル情報によればオリジナル・テープの提供を受けてのCD化で、いずれも初発売とのことですが、バッハとブラームスは1992年にSeven Seasレーベルか ら発売されたものと同演奏の可能性があります。ヴォーン・ウィリアムズは完全初出。音質はバッハとブラームスはヴァイオリンがかなり生々しい音で録られてお り、解像度が高いと同時に会場の響きも聴き取れます。ヴォーン・ウィリアムズはピアノの音色が明らかに異なり、全体的にやや重くくすんだ音色となっています が、強奏でもギラつくことがなく、演奏を味わう上で十分な音質となっています。
Biddulph
BIDD-85042(1CD)
NX-B06
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131
弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
レナーSQ【イェネー・レーネル(Vn1)、ヨージェフ・スミロヴィッツ(Vn2)、シャーンドル・ロート(Va)、イムレ・ハルトマン(Vc)】

録音:1924年2月11、21、21日&8月25日
初出:Columbia L1581/1585(AX300-302,323-328 &332)
8-12
録音:1924年11月20&21日
初出:Columbia L1672/1676(AX745-754)
ヴァイオリンとヴィオラはフバイの弟子、チェロはポッパーの弟子、全員がハンガリー国立歌劇場(かつてマーラーが音楽監督を務めたこともある)の団員というメ ンバーによって1918年に結成されたレナーSQ。1922年にウィグモア・ホールでのロンドン・デビューで成功を収めると英コロンビアにスカウトされ、 史上初めてベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集を録音して、その素晴らしい世界をレコードを通して世界に伝えることとなります。ここでは、その嚆矢となった 1924年録音の第14番と第15番を復刻。記念すべき録音でありながら、アコースティック録音(いわゆるラッパ吹込み)だったため、後にマイクを使った電気 録音方式で再録音されるとさしかえられてしまい、忘却されがちだったものです。 レナーSQは、1年先輩で同様のメンバーで構成されたブダペストSQとライバル視されました。4人の奏者が対等な表現を行い、厳格 なアプローチを見せる傾向にあったブダペストSQに対して、レナーSQは第1ヴァイオリンが牽引し、ロマンティックかつドラマティックな表現をする傾向にあり、この 録音でそれがうかがわれます。100年前の録音ながらノイズはSP復刻としてはかなり抑えられている一方、楽器の質感は良好で、復刻に使った原盤の状態 が良かったものと推測されます。 Biddulphの解説書の常連タリー・ポッターによる解説(英文のみ)では、レナーのベートーヴェン録音がオルダス・ハクスリーやヴァージニア・ウルフに及ぼした影 響にも考察が及んでおり、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲の受容史の上でも興味深い読み物となっています。

TOCCATA
TOCN-0026(1CD)
NX-B03
アメリカのヴィオラ・ソナタの一世紀
ユリシーズ・ケイ(1917-1955):ソナチネ -ヴィオラとピアノのための(1939)…世界初録音
ケイ:ヴィオラ・ソナタ(1942)…世界初録音
デイヴィッド・チムピディス(1938-2023):ヴィオラ・ソナタ(2004)…世界初録音
リビー・ラーセン(1950-):ヴィオラ・ソナタ(2004)
エリック・イウェイゼン(1954-):ヴィオラ・ソナタ(1991)
バジル・ヴェンドリース(Va)
ウィリアム・デイヴィッド(P)

録音:2023年4月3-5日
20世紀から21世紀にかけてアメリカで作曲されたヴィオラのための作品集。アフリカ系アメリカ人で20世紀前半に 先駆的な作品を遺したユリシーズ・ケイ、フリーランスの女性作曲家で、ジャズやラグタイムなどの要素を用いた作 品で知られるリビー・ラーセン、教育者としても名高く、わかりやすい音楽を書くエリック・イウェイゼン、ラジオや劇音 楽の分野の作品にも力を入れ、このアルバムの準備中にこの世を去ったデイヴィッド・チムピディス。それぞれルーツ も活躍分野も違う4人の作品を、1993年からコロラドSOの首席奏者を務めるバジル・ヴェンドリースが演 奏。作品の魅力を引き出しています。

CPO
CPO-555370(1CD)
NX-B02
ゲオルク・ドルシェツキー(1745-1819):オーボエ四重奏曲集 第2集
四重奏曲 ニ長調
四重奏曲 ハ長調
四重奏曲 ト短調
四重奏曲 ヘ長調(1.1.1808)
四重奏曲 変ロ長調ーコールアングレのために
四重奏曲 ヘ長調(7.11.1807)
グルンドマン四重奏団(古楽器使用)
(オーボエ&コールアングレ/ヴァイオリン/ヴィオラ/チェロ)

録音:2020年3月2-6日
「6つのティンパニと管弦楽のための協奏曲」で知られるチェコ出身の作曲家、ティンパニ奏者ゲオルク・ドルシェツ キー。彼はもともとドレスデンで名奏者アントニオ・ベゾッティに学んだオーボエ奏者でしたが、ヘプ(ドイツ名エゲル)の 歩兵連隊に参加し、ウィーン、リンツ、ブランナウに駐留、鼓手として名を上げ、自らの楽団を組織しました。1777 年には軍隊を退役、その後はウィーンで活躍した後ブラチスラヴァに移住、1808年頃からはハンガリーのヨーゼフ大 公の宮廷作曲家となり数多くの作品を書き上げました。その中に含まれる10曲の「オーボエ四重奏曲」はこれまで あまり知られていませんでしたが、どれも洗練された筆致によるオーボエの技巧を活かした素晴らしい作品です。第 1集と同じくグルントマン四重奏団の演奏で。
CPO
CPO-555469(3CD)
NX-D03
ボリス・パパンドプロ(1906-1991):弦楽四重奏曲全集/ギター四重奏曲/クラリネット五重奏曲
【CD1】
弦楽四重奏曲 第1番Op.7
弦楽四重奏曲 第3番「Folk」 Op.126
弦楽四重奏曲 第5番
【CD2】
弦楽四重奏曲 第2番Op.20
弦楽四重奏曲 第6番
平和と自由の歌が鳴り響く
【CD3】
クラリネット五重奏曲 Op.90
ギター四重奏曲
ダヴォリン・ブロジッチ(Cl)
クレシミール・ベデク(G)
セバスティアン四重奏団

録音:クロアチア
2017年1月
2017年4月
2017年10月
2021年10月
2021年7月
2022年6月
クロアチアの作曲家・指揮者ボリス・パパンドプロの弦楽四重奏曲全集。ザグレブで育ち、ザグレブ音楽院と新ウィーン音楽院で作曲と指揮を学んだパパン ドプロは、指揮活動と並行して生涯に400作を超える作品を残しました。2017年から2022年に録音されたこのセットは、パパンドプロの創造性、作品にお ける民族音楽の影響、社会的リアリズムなど彼の創作活動の変遷をたどれる興味深い室内楽作品集です。 パパンドプロの弦楽四重奏曲は6曲の存在が確認されていますが、第4番は失われているため(2つの楽章のみ現存)、この録音に際し、セバスティアン四重 奏団は1981年に作曲された「A Song of Peace and Freedom Sounded Out 平和と自由の歌が鳴り響く」を演奏。第4番の代替としています。こ の作品はスコアの表紙に「ザグレブ1981のために」と記された、ザグレブで開催された革命と愛国を祝う「第27回ザグレブ・フェスティヴァル」のために書かれた もの。パパンドプロの愛国精神がうかがえる音楽です。他には戦時中に作曲されたクラリネット五重奏曲と、短いながらも凝縮された表現を持つギター四重 奏曲を収録。

Audite
AU-97813(1CD)
デジャ=レヴェ〜時を越えた対話
ドビュッシー(ヨハネス.X.シャハトナー編):バレエ音楽「遊戯」
モーツァルト(P・デュオ・ネープ編):ピアノ協奏曲第21番ハ長調〜第1楽章
ヨハネス.X.シャハトナー:バッハのコラール余録【目覚めよと呼ぶ声ありBWV645/最愛のイエス、われらここにありBWV706;730;731/わが心の切なる願いBWV727/天にいますわれらの父よBWV636/汝らキリスト者よ、こぞりて神をたたえよBWV732/ただ愛する神の摂理にまかす者BWV691/天にいます我らの父よBWV682〜クルターク讃歌】
ベルント・アロイス・ツィンマーマン:モノローグ(全5曲)
ピアノ・デュオ・ネープ【ゾフィー・ネープ&フィンセント・ネープ】
クリスティアン・ベニング、パトリック・ステープルトン(打楽器)

録音:2022年10月17-19日/ブレーメン・ゼンデザール
1998年と2000年生まれのドイツの兄妹によるピアノ・デュオのデビュー・アルバム。ともにインスブルック音楽院でピアノ・デュオを学び、ヨーロッパの数々 のコンクールに入賞している注目株です。
デビュー・アルバムはデュオの有名作品でなく、チャレンジ精神あふれる4作品に挑んでいます。ドビュッシーのバレエ音楽「遊戯」とバッハのコラール前奏曲に 基づく7篇は1985年生まれのドイツの作曲家ヨハネス.X.シャハトナーの編曲。単なる2台版ではなく、2人の打楽器奏者を加えて色彩と表現の幅を広げていま す。「遊戯」でのテニスの運動性の描写もリアル。不思議なヒーリング性も漂います。バッハが300年、ドビュッシーが100年の時を超えてシャハトナーと対話して いるかのようす。
ネープ兄妹編によるモーツァルトのピアノ協奏曲第21番は第1楽章のみですが、オーケストラの序奏もすべて再現。練習用に使われる2台版とは一味異なる効 果を採り入れています。また超難曲で知られるツィンマーマンの「モノローグ」も聴きもの。技巧の冴えはもちろんながら、緊張感とナイーヴさが新鮮です。 (Ki)

Audite
AU-97815(1CD)
「トレジャーズ」
イザイ:弦楽三重奏曲「シメイ」
エトヴェシュ:弦楽三重奏曲「クリストフ・デジャルダンへの追悼」
コダーイ:間奏曲〜弦楽三重奏のための
ドホナーニ:セレナード Op.10〜弦楽三重奏のための
トリオ・リリコ【フランチスカ・ピーチ(Vn)、ソフィア・ロイター(Va)、ヒラ・カルニ(Vc)】

録音:2022年11月10〜12日羊小屋(マリエンミュンスター)
日本にもファンの多いヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチが率いる弦楽三重奏団「トリオ・リリコ」。2014年に結成した当団は、古典はもちろんのこと近代、 そして新作委嘱まで幅広い作品を演奏してきました。メンバーそれぞれの個性を引き出しながら「トリオ・リリコ」としての色を追求し、これまで「レーガー」(AU-97714)、「ヴァインベルク、ペンデレツキ、シュニトケ」(AU-97753)をリリースしております。
結成時からのチェリスト、ヨハネス・クレブスに代わり、当アルバムよりヒラ・カルニが新メンバーとして参加。カルニはマックス・リヒターの「オン・ザ・ネイチャー・ オブ・デイライト」(DG)の録音にも参加するなど、注目のチェリストです。
イザイ、ドホナーニ、コダーイの20世紀初頭のベルギーとハンガリーの作品を取り上げた当アルバム「トレジャーズ」。印象派の要素や民族音楽を取り入れたこれ らの作品は、幅広い様式と弦楽三重奏曲の新たな表現を切り開いた秀作です。
作曲者の故郷にちなんで名づけられたイザイの単一楽章の弦楽三重奏曲「シメイ」。イザイの作品なだけにヴァイオリンは活躍しますが、必ずしも主役というわけ ではなく、「トリオ・リリコ」のメンバーはこの作品を「ある風景の中に流れる川のよう」と表現。華麗かつ詩的で印象派のドビュッシーやラヴェルの響きを思わせ ます。1927年、イザイの生涯とキャリアの最後に書かれたこの作品で、イザイは「ヴィルトゥオーゾ」としてだけでなく、とりわけ音の美しさ、色彩の豊かさ、思考 の深さを音楽に与える「抒情家イザイ」の一面をのぞかせる秘曲です。
エトヴェシュの弦楽三重奏曲は、現代音楽の演奏で評価が高かったヴァイオリン、ヴィオラ奏者クリストフ・デジャルダン(1962〜2020)への追悼として書か れた作品。さまざまな演奏技法、表現方法、サウンドスケープを駆使した心にしみる弦楽三重奏曲で、エトヴェシュ自身「トリオ・リリコ」の解釈を非常に高く評価し ています。 (Ki)

WERGO
WER-6440(1CD)
臓器 〜ウラジミール・ギチェフ・ボガチュ作品集
(1)君よ、ついてこい Vos, seguime 〜二重の三重奏のための
(2)同じ、同じ、同じ。 igualito, igualito, igualito. 〜三重奏のための同リズムによる3つの小品
(3)偶然のであい encuentros casuales 〜アンサンブルのための
(4)ハイムリッヒ Heimlich 〜アンサンブルのための
(1)アンサンブル・ムジークファブリーク
(2)トリオ・キャッチ
(3)アンサンブル・アヴァンチュール
(4)コレクティーフ3:6ケルン

録音:2021-2022年
986年ウルグアイ生まれの作曲家、ウラジミール・ギチェフ・ボガチュの作品集。驚くほどユニークな音楽で、すべての音が思いがけない展開をし、高揚感に みちた響きの海へとつながっていきます。ジャンルという認識はまるでなく、ニューミュージック、ジャズ、南米のフォークロア等が、既存の音楽スタイルとかけ離れ たところで溶け合っている無二の世界。
『encuentros casuals』ではジャズ・サックス奏者のエリック・ドルフィーの音楽が引用され、『igualito, igualito, igualito』ではチェロがチリの歌手ビ オレータ・パラのギターのように響きます。〈ピアノ、ヴァイオリン、チェロ〉の古典的なトリオと〈オーボエ、チューバ、打楽器〉というトリオの組み合わせによる『Vos, seguime』は作曲家いわく「ドッペルゲンガー・トリオ」で、トリオ同士がお互いに影響しあいながら反復していきます。最後の『Heimlich』は約35分の力作。 (Ki)

MSR
MS-1843(1CD)
「交差」〜フルートとハープのための近代作品集
シャポシニコフ(1888-1967):フルートとハープのためのソナタ
ケマル・ギュニュチュ(b.1961):アナトリアの色
アミロフ(1922-1984):フルートとピアノのための6 つの小品
ババジャニアン(1921-83):調べ
カラストヤノフ(1893-1976):フルートとピアノのための 10の小品
サントゥーリ(1855-1926)・エトヘム・ベイ:シェヘナズ・ロンガ
作者不詳:カティビム
ハニム(1880-1950):ニハヴェンド・ロンガ
ニコル・エスポジト(Fl)
チャータイ・アキョル(Hp)

録音:2023年1月 米国 アイオワ州アイオワシテ
「交差 intersections」と題されたフルートとハープのための近代作品集。MS 1790でフランスのフ ルートとハープのための音楽を演奏したニコル・エスポジトとチャータイ・アキョルが、ロシアのアドリ アン・シャポシニコフ(1888-1967)、トルコのケマル・ギュニュチュ(1961-)、アゼルバイジャンのフィ クレト・アミロフ(1922-1984)、アルメニアのアルノ・ババジャニアン(1921-1983)、ブルガリアのアセ ン・カラストヤノフ(1893-1976)などの曲を演奏、それぞれに民俗色が濃厚で面白い。 ニコル・エスポジトは現在米国のアイオワ音楽学校でフルートの教授を務めています。チャータイ・ア キョルは1969年、バルケスィル生まれのトルコを代表するハープ奏者。

H.M.F
HMM-932002(2CD)
シューベルト:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番Op.99 D.898 変ロ長調
ノットゥルノ 変ホ長調 D.897
ピアノ三重奏曲第2番 Op.100 D.929 変ホ長調 
ソナタ楽章 変ロ長調 D.28
トリオ・ヴァンダラー[ジャン=マルク・フィリップス・ヴァイジャベディアン(Vn)、ラファエル・ピドゥ(Vc)、ヴァンサン・コック(P)]

録音:2000年7月10-14日、メス・アルスナル
1987年結成のトリオ・ヴァンダラー。ピアノ三重奏曲の粋を追求し続け、聴き手にピアノ三重奏というアンサンブルが最上の次元の音楽を展開し続けています。 そんな彼らが2000年に録音したシューベルトのピアノ三重奏曲集が再々登場します(これまでに、LDC 2781132、HMC902002(いずれも廃盤)で発売 されていました)。
一人一人をとっても物凄い名手のトリオ・ヴァンダラー。そんな三人による音楽は、どこまでも自然で、横の流れの美しいもの。お互いの音楽性を認め合って、 お互いの音楽性を知り尽くしているからこその結晶といえるでしょう。トリオ第2番の2楽章冒頭、「バリー・リンドン」でも使われた有名な旋律は心震える美しさ です。 (Ki)

TYXart
TXA-23181(1CD)
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集
第1番ト長調 BWV1027
第3番ト短調 BWV1029
第2番ニ長調 BWV1028
トーマス・ゲッチェル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
イヴォン ヌ・リッター(Cemb)

録音:2022年2月/チューリッヒ、SRF放送スタジオ
トーマス・ゲッチェルは12歳でヴィオラ・ダ・ガンバを始め、チューリッヒ音楽院でブライアン・フランクリンに、ルガーノ音楽院でヴィットリオ・ギエルミに師事 したガンバ奏者。同じスイス生まれで長年共演を重ねてきたイヴォンヌ・リッターとのデュオでバッハの名作ソナタに挑んだアルバムです。 (Ki)

MIRARE
MIR-688(1CD)
デュール (Duelles)
(1)ヘンリエッテ・ボスマンス:ヴァイオリン・ソナタ(1918)
(2)グラジーナ・バツェヴィチ:カプリス第3番(1930)
(3)ドラ・ペヤチェヴィチ:スラヴ・ソナタOp.43(1917)
(4)バツェヴィチ:オベレク第1番(1951)
(5)マルグリット・カナル:ヴァイオリン・ソナタ(1925)
ラファエル・モロー(Vn)
セリア・オヌト・ベンサイド(P;YAMAHA CFX)

録音:2023年2月17日〜3月2日/ヴィルファヴァール農園
1996年生まれのラファエル・モローは、チェリスト、エドガー・モローの実妹のヴァイオリニスト。パリ音楽院でドガレイユに師事し、近年注目を集める逸材。
彼女が1992年生まれの個性派ピアニスト、セリア・オヌト・ベンサイドと20世紀4名の女性作曲家のヴァイオリン曲に挑戦。アルバム・タイトルのDuellesは「ふ たり」の意味のほかに「決闘」の女性形をも暗示しているようで、単なるメロディと伴奏に終わらない火花散らす共演を披露しています。
4名はオランダ、ポーランド、クロアチア、フランス出身で、それぞれの民族色を出しつつ、高度な作曲技法を駆使して聴き応えある作品に仕上げています。オラ ンダのボスマンスのソナタは最初期に作品で、あふれ出るエネルギーと才気に惹きつけられます。フランスで女性として最初にオーケストラを指揮したとされるカナ ル、自身がヴァイオリンの名手だったポーランドのバツェヴィチ、クロアチアの民俗素材によりながら、どこかロシアの感覚もあるペヤチェヴィチの作品までいずれ も宝物を発見したように興奮させられます。 (Ki)

Initiale
INL-19(1CD)
ヴェルブンコシュ
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.8
 ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.7
バルトーク:チェロとピアノのためのラプソディ第1番Sz.88
ヴォロージャ・ファン・クーレン(Vc)
ダヴィド・ペトルリク(Vn)、
テオ・フシュヌレ(P)

録音:2018年12月パリ音楽院
アルバム・タイトルのヴェルブンコシュとは18世紀末から19世紀半ばまで流行したハンガリー舞曲。リストをはじめバルトークやコダーイらハンガリー精神の強 かった作曲家たちが作品に採り入れて民族色を打ち出しています。ここではブザンソン生まれの若きチェロ奏者ヴォロージャ・ファン・クーレンが辛口の解釈を聴 かせます。ヴォロージャ・ファン・クーレンはローラン・ピドゥー門下で、2018年のフォルジュルネ音楽祭に来日公演を行ったチェロ界期待の新星。このアルバム は無伴奏に始まり、ヴァイオリン、ピアノとの二重奏でハンガリー音楽の魅力を満喫させてくれます。
Initiale
INL-20(1CD)
涙…
(1)アペルギス:トリプル〜フルート、クラリネット、トランペットのための
(2)リカルド・ニルニ:涙こそ物の本質〜トランペットとチェロのための
(3)ピエール・フレ:壁が崩れ落ちているところ〜ダブルトランペットとエレクトロニクスのための
(4)マノン・ルポーヴル:サイクロジェネシス〜フルート、トランペット、声のための
(5)クルターグ:ペーテル・ボルネミサの言葉〜トランペット、コントラバス、鍵盤楽器のための
ノエ・ニ ル ニ(Tp)
シャルベル・シャルベル(Vc)(2) 、
ロリアーヌ・モードリ(Cl)(1) 、
ヴィオラ・パソ(P)(5) 、
マリー・ランヴィエ(声 )(4) 、
アガ・ラトヴォ(鍵盤楽器)(5)、
リラ・レグラ(コンドラバス)(5)、
ウェンディ・ヴォ・コン・トリ(Fl)(1)
トランペット界に注目の新星が現れました。パリ音楽院とハンス・アイスラー音楽大学で学んだノエ・ニルニ。バーゼル・シンフォニエッタの奏者を務めるかたわら、 様々な楽器とのコラボを追求するなど活動が注目されています。
このアルバムも彼のこだわりがこもったもので、木管楽器や弦楽器、声楽のほか電子音響との共演も果たしています。本人も通常のトランペットのほか、ベルが ふたつ付いたダブルトランペット演奏も披露。輝かしい音色と驚きのテクニックで、今後スターになること間違いなしの逸材と申せましょう。 (Ki)

カメラータ
CMCD-28389(1CD)
税込定価
2023年12月25日発売
マルセル・モイーズへのオマージュ
〜フルーティストの黄金時代/伊藤公一&水野久美

J=L.テュルー:グラン・ソロ 第13番作品96
M=A.ライヒェルト:ファンタジー・メランコリック 作品1
タファネル:「魔弾の射手」による幻想曲
F.ドップラー:ハンガリー田園幻想曲
P.ゴーベール:ファンタジー
G.ユー:ファンタジー
A.ウッダール:セレナード
A.ブリュノー:ロマンス
C.ベンソン:ソング・フォー・ウィッブ
伊藤公一(Fl)、水野久美(P)

録音:2023年4月/三重
 京都市SOで30余年、首席奏者として活躍し、ソロや室内楽でも 数々の名演を繰り広げるフルーティスト、伊藤公一。  フレンチスクールを継承する名手の待望のアルバムは、マルセル・モ イーズに捧げる珠玉の作品集となりました。  演奏活動60年を超え、今なお進化し続ける伊藤公一の80歳の記録でも あります。  フルート音楽ファン必聴の1枚です。(カメラータ)

MDG
MDG-94822976(1SACD)
カール・アマント・マンゴルト(1813-1889):室内楽作品集
七重奏曲 ヘ長調(クラリネット、ホルン、ファゴット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)
セレナーデ 変ロ長調(フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット)
四重奏曲 ニ短調(Vn、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)
ベロリーナ・アンサンブル

録音:2013年12月(七重奏)、2020年6月(セレナーデ)、2023年4月(四重奏)
卓越した名手が集まるベロリーナ・アンサンブルによる19世紀半ばに活躍した知られざる作曲家カール・アマント・マンゴルトの室内楽作品集。 マンゴルトは、数世紀にわたりダルムシュタットの宮廷に仕えた家系に生まれます。1830年17歳の若さでヴァイオリン奏者としてダルムシュタット宮廷楽団に入 団。その後1836年から3年間パリに留学。そこで作曲、ヴァイオリンをアンリ・モンタン・ベルトン、ジギスムント・リッター・フォン・ノイコムに学びます。またベ ルリオーズ、ショパン、リストなど当時パリで活躍していた音楽家たちと交流を持ち、シューマンが創刊した雑誌『新音楽時報』に、パリ留学についてのレポートが 定期的に掲載されるなど、多方面で活躍していました。 マンゴルトは、オペラ、オラトリオ、歌曲、協奏曲、交響曲、オルガン作品など幅広いジャンルの作品を数多く残しています。その中でも室内楽作品は、親しい友人や 同僚のために書かれており、例えば四重奏曲で第2ヴァイオリンのかわりにコントラバスを採用するなどそれはユニークな楽器編成にあらわれています。 (Ki)

MIRARE
MIR-682(1CD)
グリーグ:弦楽四重奏曲 第1番 ト短調 op.27(1878年)
スメタナ:弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調 「わが生涯より」(1876年)
モディリアーニSQ【アモリ・コエイトー(Vn):1773年ジョヴァンニ・バッティスタ・グアダニーニ、ロイック・リョー(Vn):1734年製ガリアーノ 、ローラン・マルフェング(Va):1660年製ルイジ・マリアーニ 、フランソワ・キエフェル(Vc):1706年ゴフリラー「ヴァールブルク」】

録音:2022年12月6-9日、シューベルティアーデ、オーストリア
2003年に結成されたモディリーアニSQ。若々しいSQとしてスタートしましたが早くも活動20年を迎え、その演奏はフレッシュさとみ ずみずしさを保ったまま、深みと凄みを増した表現で世界から極めて高く評価されています。
今回彼らが取り上げたのはグリーグとスメタナ。海を隔て、国民性も異なる2人は、お互いを知りませんでしたが、ほぼ同時期に書かれた彼らの四重奏曲は、 作曲者自身の苦しい境遇の中で書かれたという点で共通しています。グリーグは、ピアノ協奏曲で賞賛され、ペール・ギュントで成功を収めた後、33歳でト短 調の四重奏曲に着手しました。グリーグは娘と両親の死、そして崩壊寸前の結婚生活という苦悩に満ちた自身の境遇を、四重奏という編成に、自身の歌曲「吟 遊詩人の歌」(op.25-1)の旋律をメインの素材に用いながら、この上ない高貴さもって打ち明けています。30分超の大作です。一方のスメタナも、チェコ音 楽の父として崇められながらも、50代で全聾になってしまい指揮者としてのキャリアを去ることを余儀なくされ、ボヘミア中部の村に隠棲し苦悩と貧困の生活を 送っていました。1876年12月29日に「わが生涯」と題して発表された本作にはそうしたスメタナの様々な思いが反映されているようです。モディリアー ニの面々が、16本の弦がひとつの楽器であるかのような一体感と、時にオーケストラのような熱と迫力あるサウンドで、これらふたつの劇的な作品を感動的に 響かせています。 (Ki)

La Dolce Volta
LDV-122(1CD)
ショーソン(1855-1899):ピアノ三重奏曲 ト短調 op.3
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調 M67
トリオ・メトラル〔ヴィクトル・メトラル(P)、ナタン・ミエルドル(Vn)、ロール=エレーヌ・ミシェル(Vc)〕

録音:2023年2月20-23日、メス・アルスナル・ホール
2017年ハイドン室内楽コンクールで第1位/聴衆賞/ハイドンの三重奏曲ベスト・パフォーマンス賞を受賞したトリオ・メトラルによる新譜の登場。 メトラル家の兄・弟・妹によって結成されましたが現在はヴァイオリンとチェロに新メンバーを迎えての編成となっております。名曲のショーソンとラヴェルの三重 奏というプログラムです。
ショーソンのピアノ三重奏曲は1881年、ショーソンが26歳でローマ大賞に落選したばかりの頃の作品。抒情的な高揚に満ち、ロマン主義末期の陰影を帯びた 名曲です。そしてラヴェルの生涯唯一のピアノ三重奏曲(1914年完成)は、第一次世界大戦勃発直後で、ラヴェルはこれがもしかしたら自分の白鳥の歌になるか もしれないと思いながら書いたかもしれません。高度な技術を要求するピアノ書法に始まり管弦楽的な響きと厚みに満ちた作品。トリオ・メトラルが、エネルギーと たっぷりの抒情で響かせています。 (Ki)

Pentatone
PTC-5187109(1CD)
『撥弦楽器のバッハU』
(1)トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
(2)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003
(3)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV1006よりT.「前奏曲」
(4)前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV998よりT.「前奏曲」、V.「アレグロ」
(5)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 Op.27-2よりT.「妄執」
※すべてアロン・サリエル編曲
アロン・サリエル((1)(3) - (5)マンドリン 、(2)トスカーナ・マンドリン)
(4)フランチェスカ・ベネッティ(テオルボ)

録音:(1)-(3)(5)2020年8月ステファンスティフト教会、ハノーファー(ドイツ)、
(4)2021年7月ホーラ音楽スタジオ、カリメーラ、レッチェ県(イタリア)
イスラエル生まれのマンドリン奏者アロン・サリエルによる『撥弦楽器のバッハ』第2弾の登場!第1弾(PTC-5186985)は無伴奏チェロ組曲を様々な撥弦 楽器で演奏しましたが、第2弾ではリュート、オルガン、ヴァイオリンのための作品を2種類のマンドリンで演奏しています。全曲サリエル自らが編曲を手掛け、マン ドリンの響きを最大限に生かした解釈でバッハの有名な作品に新たな命を吹き込んでいます。
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565は持続音で演奏されるオルガンとは全く異なる、重音の減衰の美を堪能することができる名編曲。マンドリンでの演奏で は瞑想的ともいえる響きが生まれています。
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003は驚くほどマンドリンに適していることがわかり、リュート組曲 BWV998、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 BWV1006からの抜粋では、新鮮な色彩感で奏でており、オリジナルとはまた違う魅力に溢れております。
最後に収録したイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番の第1楽章「妄執」は今やヴィルトオーゾ・ヴァイオリニストの定番の無伴奏ヴァイオリン作品。バッハ のパルティータ第3番の前奏曲からの断片的な引用と、グレゴリオ聖歌「怒りの日」が循環主題として交互にあらわれます。サリエルの驚くべき技巧と豊かな解釈 で聴くマンドリン演奏のイザイにも要注目!このアルバムを締めくくるにふさわしい選曲といえましょう。

Paraty
PTY-7231138(1CD)
ハイドン:十字架上のキリスト最後の7つの言葉(声楽と弦楽四重奏版) ブノワ・アレ(指)
ラ・シャペル・レナーヌ【エレーヌ・ワルテル(S)、サロメ・アレ(Ms)、ブノワ・アレ(T)、ピエール=イヴ・クラ(Bs-Br)】
1781四重奏団【ギヨーム・ユムブレシュト、依田幸司(Vn)、サトリョ・アリョビモ・ユドマルトノ(Va)、ジェローム・ヴィダレル(Vc)】

録音:2022年4月20-22日/聖ジャン・バティスト教会(サン=ジャン=サヴェルヌ)
ハイドンの「十字架上のキリスト最後の7つの言葉」は、まず1786年にオーケストラ版が作られ、翌年出版社の依頼で弦楽四重奏版とピアノ独奏版へ編曲され ました。その後1796年にドイツ語の歌詞が付けられオラトリオとなりました。このうち弦楽四重奏版は重要なレパートリーとなっていますが、管楽器の役割が省略 されている感は否めません。
今回、ラ・シャペル・レナーヌと1781四重奏団のメンバー8名が四重唱と弦楽四重奏のための新しい版を試みています。原曲の管楽パートの問題や合唱ぬき のため、8名の音楽家は細部まで注意を払い、悲劇的なメッセージ性の一方透明性を引き出すことに熱意を込めていて感動的。
ラ・シャペル・レナーヌはメンバーのテノール歌手ブノワ・アレが創立したアンサンブル。1781四重奏団は2019年デビューのフレッシュな団体。ハイドンが旺 盛な弦楽四重奏創作を始めた年を名に冠し、古典派作品を中心にしています。第2ヴァイオリンが日本の依田幸司なのも注目です。 (Ki)

BRAVO RECORDS
BRAVO-10013(1CD)
税込定価
シャコンヌ&ロマンス
バッハ:シャコンヌ〜無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より
ベートーヴェン:ロマンス第2番へ長調
ヴィターリ(シャリリエ編):シャコンヌ ト短調*
ショスタコーヴィチ(コンスタンティン・フォルトゥナトフ編):ロマンス (映画「馬あぶ」より)*
木凜々子(Vn)、三又瑛子(P)

録音:2022年1月17〜19日J:COM 浦安音楽ホール
*=「リリコ・カンタービレ」 (BRAVO-10007)より
2022年5月のリリース以来、ベストセラー・アルバムとして高い人気を誇るCD「リリコ・カンタービレ」。その録音セッションと同じ日程で、バッハの「シャ コンヌ」と、ベートーヴェンの「ロマンス第2番 へ長調」がレコーディングされていました。
収録時間の関係で「リリコ・カンタービレ」に入れることができなかったこれら2つの作品に、「リリコ・カンタービレ」からの2曲を加え、4曲入りミニCD として新たにリリースしたします。
名器 ストラディヴァリウス“Lord Borwick" (1702)による清澄な響きと、木凜々子の卓抜なテクニック、豊かな歌心がマッチして、まさに新しい時代の バッハ「シャコンヌ」が登場しました。
レコーディング・エンジニアは、音の名匠・深田晃。あくまでもナチュラルな音響空間の表現と、演奏家の魂に肉迫するような音作りは、録音芸術の粋を堪能 させてくれます。
フルカラー、12ページの解説書は、木凜々子自身による解説が掲載されています、 (Ki)

Virtus Classics
VTS-22(1CD)
税込定価
ザ・マティーカ・トリオ〜ウィーンの夜曲
ヴェンツェル・トマス・マティーカ (1773-1830):ノットゥルノ ト長調 Op.21
ベートーヴェン:セレナーデ ニ長調 Op.8(マティーカ編)
瀬尾 和紀 (Fl)
小峰 航一 (Va)
松尾 俊介 (G)

録音:2021年
近年、活動の幅を広げる瀬尾和紀が、10代の頃から魅了されていたというチェコの作曲家マティーカにまつわる2つの作品を取り上げたアルバム。ややもす れば歴史の流れの中に埋もれてしまいがちな「ニッチな作曲家」の作品を、彼は仲間たちとともに、実に楽し気に演奏し、その真価を聞き手に問いかけます。 同時収録のベートーヴェンのセレナーデは、こちらもマティーカによるフルート、ヴィオラ、ギターのための編曲版による演奏。すぐれたギタリストだったというマ ティーカの面目躍如たるアレンジが聴きどころです。

Willowhayne Records
WHR-070(1CD)
ヴァイオリンとピアノのための作品集
バークリー:(1903-1989):ヴァイオリン・ソナチネ Op.17
 ヴァイオリン・ソナタ 第1番
 エレジーとトッカータ
リリ・ブーランジェ:春の朝に
 夜想曲/行列
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP119
プーランク(ハイフェッツ編):3つの無窮動 FP14より、I、III
プーランク(ハイフェッツ編):プレスト 変ロ長調 FP70
エマニュエル・バック(Vn)、
ジェニー・スターン(P)

録音:2021年4月9-11日 ターナー・シムズ・コンサートホール、サウサンプトン大学、UK
英国の作曲家レノックス・バークリー(は、国内で学んだ後にフランスに渡りナディア・ブーランジェの教えを受け、プーラン クほか当地の作曲家たちと広く交流を持ちました。英国音楽特有の清涼感と伸びやかさの中に、フランスのウィットが 感じられる魅力的な作品を残しています。リリ・ブーランジェとプーランクによる作品も収録し、その影響を探る1枚。
Willowhayne Recordss
WHR-078(1CD)
サクソフォンとピアノのための作品集
レナード・マーク・ルイス(1973-):As in Stained Light
リチャード・ロドニー・ベネット(1936-2012):シャーリー・ホーンの思い出によるバラッド
アンディ・スコット(1966-):And Everything is Still
エドワード=リス・ハリー(1973-):The Ballad of Lady Barham …世界初録音
エイドリアン・アルバート(1941-):詩曲
ウォーレン・ベンソン(1924-):Aeolian Song
デイヴィッド・マスランカ(1943-2017):II. Slow 〜アルト・サクソフォン・ソナタ
ケイティ・アボット(1971-):秋の歌
マックス・ゴールドバーグ(Sax)
アナベル・スウェイト(P)

録音:2022年2月14-16日セント・ジョージズ・ヘッドストーン、 ハーロウ、UK
王立ウェールズ音楽演劇大学で学んだサクソフォン奏者マックス・ゴールドバーグによる、同時代のサクソフォン作品 集。いずれの作品もメロディアスで、サクソフォンの持つリリカルな魅力を味わうことが出来ます。

Laplace Records
LPDCD-109(1CD)
税込定価
フレンチ・コンポーザーズ
フォーレ:ファンタジーOp.79
ピエール・カミュ(1885-1948):シャンソンとバディネリ
アンドレ・カプレ:夢と小さなワルツ
イベール:戯れ
ジョルジュ・ユー(1858-1948):ファンタジー
ポール・タファネル:アンダンテ・パストラーレとスケル
ツェッティーノ
ゴーベール:ノクターンとアレグロ・スケルツァンド
フィリップ・ゴーベール:ファンタジー
エネスコ:カンタービレとプレスト
シャミナード(1857-1944):コンチェルティーノOp.107
上野星矢(Fl)、岡田奏(P)

録音:2022年6月27-28日 
フランスの色彩溢れるフルートの名曲集。パリ国立音楽院の卒業 試験の課題作を中心に、プロ・アマチュア問わず、フルーティスト達 がコンサートや学習用に演奏する曲目を収録しています。上野星矢 がフルートを愛する人すべてに捧げた、フルート演奏のバイブルとして も長く聴かれ続けるであろう渾身作。
Laplace Records
LPDCD-115(1CD)
税込定価
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP119
 愛の小径 (Vnとピアノ編)
 エディット・ピアフを讃えて (Vnとピアノ編)
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 作品105
 トロイメライ (Vnとピアノ編)
桜井大士(Vn)、正田彩音(P)

録音:2023年5月17-18日 三重県総合文化センター
内戦で銃殺されたスペインの詩人ロルカを偲ぶプーランクの傑作ヴァイオリ ンソナタ、映画を見ているかのように描かれるグロテスクな鮮烈さ。精神を 蝕まれる直前の絶頂期に書かれたシューマンのソナタ第1番。ほか、プーラ ンクとシューマンの小品を収録。 桜井大士(Vn) ヴィヴァルディ「四季」全曲演奏会、バッハ「無伴奏ソナタ&パルティー タ」全曲一夜演奏会(いずれもCD既発)など、ソロを中心に室内楽やオー ケストラのコンサートマスターなども手掛ける。桜井名義のCDリリースは今 回で5枚目。 天才的な歌心と強力なグルーヴ感を持ち味とし、織田哲郎をはじめ他 ジャンルのアーティストからの評価も非常に高い。またピアソラを専門に奏す る超絶技巧集団“El Cielo2020”を結成し腕を振う。このエルシエロでも 2枚のCDをリリースしており、タンゴのみならずクラシックの概念を揺さぶる 演奏が収録された必聴盤となっています。

Ars Produktion
ARS-38631(1CD)
ツェルニー:4台のピアノのための協奏的四重奏曲集
ツェルニー:協奏的四重奏曲第1番Op.230
協奏的四重奏曲第2番 Op.816
バイノフ・ピアノ・アンサンブル

録音:1993年5月(ベルリン、ドイツ)
ベートーヴェンの弟子で、後にリストの師となったカール・ツェルニーはピアノ練習曲で有名ですが、ツェルニーの作品の半分以上を占めるのは、編曲作品です。このアルバムに収録された2つの協奏的四重奏曲も、ベッリーニやパガニーニ、ロッシーニ、モーツァルト、ドニゼッティなどの錚々たる作曲家たちの作品の編曲で構成されています。
1958年にブルガリアで生まれたピアニスト、トミスラフ・バイノフは、1989年にバイノフ・ピアノ・アンサンブルを立ち上げました。このアンサンブルは、複数台のピアノのための珍しい作品を取り上げており、このツェルニーの作品も1993年に世界初録音で収録され、発売されました(FCD368331)。そして今回、30年の時を経て待望の再発となります。
Ars Produktion
ARS-38359(1SACD)
おお、人間よ! 心せよ!〜 トランペットとオルガンのための作品集
1. ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121 より ああ死よ、お前を思い出すのは何とつらいことか
2. ジグモンド・サットマーリ(b.1939):トランペットとオルガンのため...追悼...
3. マーラー:交響曲第3番ニ短調より 「おお、人間よ! 心せよ!」
4. ルカ・ロンバルディ(b.1945):トランペットとオルガンのためのギルグル(輪廻)
5. ブルッフ:コル・二ドライ Op.47
6. ヤン・ミュラー=ヴィーラント(b.1966):2本のトランペットとオルガンのための教会音楽
ノルベルト・リンケ:フルート、トランペットとオルガンのためのサンタ・テレサ
オトフリート・ビュージング(b.1955):リコーダーとオルガンのためのヘブライ語の歌にちなんだ4つのエピグラム「 Hevenu shalom areichem」※世界初録音
ラインホルト・フリードリヒ(Tp)、
セバスティアン・キュヒラー=ブレッシング(Org)、
アンドレ・ショッホ(トランペット/tr.3, 6)、
クリスティーナ・ショッホ(リコーダー/tr.7, 8-11)

録音:2022年10月16日-21日、エッセン大聖堂(ドイツ)
1983年に24歳でフランクフルトRSO(hrSO)の首席奏者に就任し、1986年のARDミュンヘン国際音楽コンクールで優勝。クラウディオ・アバドからの厚い信頼を受け、2003年からはヨーロッパのオールスター・オーケストラであるルツェルン祝祭Oでも首席奏者、そして、ブラス・アンサンブルの芸術監督も兼務しているドイツのトランペット界におけるレジェンド、ラインホルト・フリードリヒ。
本アルバムでは、ブラームスが晩年に残したバスとピアノのための連作歌曲集 「4つの厳粛な歌」 からの抜粋、リゲティから高く評価されているハンガリーの作曲家、オルガン奏者のサットマーリがベルリンのホロコースト記念碑について書き下ろした 「...追悼...」、アルバムのタイトルでもある、マーラーの交響曲第3番から 「おお、人間よ! 心せよ!」 まで、エッセン大聖堂のオルガニスト、セバスティアン・キュッヒラー=ブレッシングとの共演で、第三帝国の恐怖への反動として書かれた現代作品とロマン派作品の編曲を対話させています。クリスティーナ・ショッホ(リコーダー)と、愛弟子のアンドレ・ショッホ(ベルリン・フィルのトランペット奏者)の姉弟も録音に参加しており、両者とのデュオも注目ポイントの一つです。

Da Vinci Classics
C-00809(1CD)
アブソリュートリー・エンニオ・モリコーネ Vol.2
モリコーネ:ピアノのための「ニュー・シネマ・パラダイス」
 フルートとピアノのための「ある夕食のテーブル」、
 ピアノのための「Rag in frantumi」、
 フルートとピアノのための「バグジー」、
 チェロとピアノのための「レオーネ組曲」、
 フルートと磁気テープのためのカデンツァ、
 ピアノのための「4つのカンツォーネ」
ルカ・ピンチーニ:チェロのための「Fragmenta of Mission」
モリコーネ
:チェロとピアノのための「ロマンツァ」(Les Voreurus de la nuitより)
ルカ・ピンチーニ(Vc)、
ギルダ・ブッタ(P)、
パオロ・ザンピーニ(Fl)

録音:2023年9月、ローマ(イタリア)
20世紀最高のメロディ・メーカーの1人であり、同時にイタリアを代表する映画音楽界の巨匠でもあったエンニオ・モリコーネ(1928-2020)。世紀の巨匠がチェロ、フルート、そしてチェロのソロ、アンサンブルのために作曲、編曲した珠玉の名曲を集めたイタリアのレーベルならではのプロジェクトの第2弾!モリコーネがその晩年に仕事を共にした実力者たち、チェロのピンチーニ、ピアノのブッタ、フルートのザンピーニが名旋律をソロ、アンサンブルで奏でています。第2弾となった今作では代表作である「ニュー・シネマ・パラダイス」を始めとして、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』で知られる名監督セルジオ・レオーネの作品を組曲にした「レオーネ組曲」などを収録しています。
Da Vinci Classics
C-00817(1CD)
フンメル:フルートとピアノのための作品集 Vol.1
フルート・ソナタ ニ長調 Op.50
フルート・ソナタ イ長調 Op.64
フルート・ソナタ ト長調 Op.2a-2
華麗なロンド ト長調 Op.126
歌劇「ギース家のマティルド」よりロマンツァ&三重唱(2本のフルートとピアノ版)
エドゥアルド・サンチェス(Fl)、
エンリケ・バガリア(P)

録音:2023年4月14日-16日(スペイン)
モーツァルト家に住み込みで弟子入りし、ハイドンやサリエリからも薫陶をうけ、ベートーヴェンとも親交を深めたというフンメルのフルートとピアノのための作品集の第1弾!フンメルは多作な作曲家でほぼすべてのジャンルに作品がありその数は300以上ともいわれています。その中で室内楽の作品は10パーセント強にすぎませんが、多彩な楽器の作品にあふれています。このアルバムに収められたフルートとピアノのための作品も充実したものが多く残されており、例えば「Op.2a-2」は12歳から13歳頃に書かれた作品ですが、モーツァルトの影響も感じられ幼い頃から神童と言われていたことが納得できる内容となっています。
Da Vinci Classics
C-00819(1CD)
フルートとピアノのためのフランス作品集
ウィドール:フルートとピアノのための組曲 Op.34
プーランク:フルート・ソナタ/ヨハネス・ドンジョン:エレジー
ジュール・ムーケ:フルート・ソナタ「パンの笛」Op.15
フォーレ:コンクール用小品
リタ・ダルカンジェロ(Fl)、
ジュリアーノ・マッツォカンテ(P)

録音:2021年7月
かつて兵庫県立芸術文化センターOの首席フルート奏者を務めた経歴を持つイタリアの女流奏者リタ・ダルカンジェロによるフランス作品集。イギリスやミラノ、マンハイムで研鑽を積み、巨匠ジェームズ・ゴールウェイに師事した才女です。
Da Vinci Classics
C-00820(1CD)
影と光
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.80ヘ短調
アントニー・ジラール:ヴァイオリン・ソナタ「ビハインド・ザ・ライト」
タチアナ・メスニアンキーヌ(Vn)、
ダニエル・ギャルディオル(P)
戦争によって抑圧されたプロコフィエフによって書かれた「ヴァイオリン・ソナタ第1番」は歴史の影の部分を投影しています。この戦争と弾圧によって友人を失ったプロコフィエフの絶望や悲しみも反映されているといえるでしょう。その一方でアントニー・ジラールは今世紀を明るくしたいという願いが込められた作品となっており、影と光の両面をこのアルバムでは描いています。
Da Vinci Classics
C-00816(1CD)
妖精の園〜フルート、ファゴット、ハープによるフランス作品集
ドビュッシー(ジャン=ミシェル・ダマーズ編):ベルガマスク組曲
マルセル・トゥルニエ(1879-1951):おとぎの国〜前奏と舞曲(ハープのための)
ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928-2013):トリオ
ラヴェル(マッシモ・マッツァ編):マ・メール・ロワ
アリオーソ・フリオーソ・トリオ〔アントニオ・ヴィヴィアン(Fl)、フランチェスコ・フォントラン(Fg)、フランチェスカ・ティラーレ(Hp)〕

録音:2023年7月、アーバン・レコーディング・スタジオ(トリエステ、イタリア)
アリオーソ・フリオーソ・トリオは、フルート、ファゴット、ハープという珍しい編成のアンサンブルです。イタリアの数々の音楽祭に招かれ、前作「森の中の泉へ」(C00472)はメディアから高い評価を得ています。
ラヴェル作曲の「マ・メール・ロワ」の終曲「妖精の園」がタイトルに掲げられたこのアルバムには、ハープの音色が想像させる、神秘的な世界をあらわす作品が集められています。
Da Vinci Classics
C-00814(1CD)
アラディーノ・ディ・マルティーノ:おとぎ話〜弦楽とピアノのための室内楽作品集
アラディーノ・ディ・マルティーノ(1908-1989):おとぎ話(Vcとピアノのための)*
チェロ・ソナタ*
序奏とバーレスク(Vnとピアノのための)
ピアノ三重奏曲 ト長調*
フランチェスコ・ペヴェリーニ(Vn)、
フランチェスコ・マストロマッテオ(Vc)、
ステファーニア・アルジェンティエーリ(P)

録音:2022年7月(ルチェーラ、イタリア)
*世界初録音
イタリアの作曲家、アラディーノ・ディ・マルティーノは、ナポリ音楽院でチレアに学びました。2度の世界大戦の中を生き抜いたディ・マルティーノは、さまざまなジャンルの作品を残しながらも、同時代の多くの作曲家同様、長きに渡って見過ごされてきました。このアルバムの大部分は世界初録音となっています。
Da Vinci Classics
C-00813(1CD)
バード・スピリット・ドリーミング〜ソプラノ・サクソフォンとピアノのためのオーストラリア作品集
ピーター・スカルソープ:ロックプール・ドリーミング
ロス・エドワーズ:バード・スピリット・ドリーミング
ブレントン・ブロードストック:あなたの輝く涙に触れた
マシュー・ヒンドソン:ナイト・ピース
ライル・チャン:香る萼
ブロードストック:アン・エンドレス・リップルU
マシュー・オルロヴィッチ:クラウド・ナイン
HDデュオ〔マイケル・デューク(ソプラノ・サクソフォン)、デヴィッド・ホーウィー(P)〕、
エフゲニー・ソルキン(Vn)、
ジュリアン・スマイルズ(Vc)、
ケヴィン・マン(打楽器)

録音:2022年8月20日-21日&9月18日
オーストラリアの作曲家によるソプラノ・サクソフォンとピアノのための作品を集めたアルバム。ロス・エドワーズ、マシュー・ヒンドソン、ブレントン・ブロードストックの作品はもともとオーボエのために作曲されたものを作曲家自身が編曲し、収録しています。また、ライル・チャンとマシュー・オルロヴィッチの作品は、このアルバムのために特別に委嘱されています。

フォンテック
FOCD-9887(1CD)
税込定価
2023年12月6日発売
第8回仙台国際音楽コンクール ヴァイオリン部門優勝
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K305
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP119
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第5番ト長調 op.27-5
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.18
中野りな(Vn)、小井土文哉(P)

録音:2023年6月20?21日日立システムズホール仙台 コンサートホール
仙台国際音楽コンクールは、仙台市が2001年に創設し、3 年毎に行うコンクールです。協奏曲を課題曲の中心に据えるという特色を持ち、公正で信頼性の高い運営と市民の温かいホスピ タリティに支えられたコンクールとの評価を得ており、2005 年から国際音楽コンクール世界 連盟に加盟しています。 第8回コンクール ヴァイオリン部門は、2023 年5月21日から6月4日にかけて開催され ました。135 名の申込者の中から、予備審査を通過した37 名の才能溢れる若き音楽家たちが 世界各地から仙台に集結し、熱演を繰り広げました。 優勝者への副賞としてCD 録音が定められており、当該レコーディングはコンクール終了から 約1年を経ておこなわれ、既に数多くのコンサートに出演する、中野りなの<現在>を伝える ものです。
■中野 りな
2004年生まれ、東京都出身。3歳よりヴァイオリンを始め、桐朋学園大学音楽学部附属子供のための音楽教室にて森川ちひろに学ぶ。2015 年 よりザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽アカデミーにてポール・ロチェックの指導を受ける。 2023年4月より桐朋学園大学「ソリスト・ディプロマ・コース」及び、9 月からはウィーン市立芸術大学にも在 学。現在、辰巳明子、カルヴァイ・ダリボルに師事し研鑽を積む。ローム ミュージック ファンデーション2023年度奨学生。 2014年、第68回全日本学生音楽コンクール東京大会(小学校の部)優勝、及び津田梅子記念音楽賞受賞。2015 年若いヴァイオリニストのためのアルテユール・グリュミオー国際コンクール(ベルギー)カテゴリーA 第1位・ グランプリ。2018年第72回全日本学生音楽コンクール(中学校の部)優勝。2019 年第3回若い音楽家のた めのモーツァルトコンクール(中国・珠海)優勝。2020 年第7回アリオン桐朋音楽賞受賞。2021年第90 回日本音楽コンクール優勝。併せて岩谷賞、レウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞、増沢賞を受賞。 2022年第8回仙台国際音楽コンクールにおいて、史上最年少の17 歳で優勝、及び聴衆賞を受賞し大きな注目を 浴びる。 これまで、東京フィルハーモニーSO、東京SO、セントラル愛知SO、名古屋フィルハーモニー交 響楽団、仙台PO、ザルツブルク・チェンバー・ソロイスツ等と共演し、好評を得ています。 使用楽器:一般財団法人ITOH より貸与されている1716 年製のアントニオ・ストラディバリウス。 (フォンテック)

CPO
CPO-555466(1CD)
NX-B02
パウル・ヴラニツキー(1756-1808):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 ト長調 Op.32No.4
弦楽四重奏曲 ト長調 Op.2No.2
弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.49
アルマヴィーヴァQ(古楽器使用)【Eva Borhi(Vn)、Peter Barczi(Vn)、Werner Saller(Va)、Melanie Beck(Vc)】

録音:2020年7月8-11日
モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキー。ハイドンの『天地創造』やベートーヴェンの交響曲第1番 を指揮するなど指揮者としても高く評価されました。また彼は1790年代後半のウィーンで最も重要な交響曲作 家とみなされていましたが、その死後に作品が演奏されることはほとんどありませんでした。近年再評価が進み、交 響曲や歌劇などの演奏が増えてきましたが、室内楽の取り組みは遅れており、その分未知の作品との出会いが 期待されています。このアルバムにはヴラニツキーの3つの弦楽四重奏曲を収録。作曲年代は異なりますが、どれ も古典的なスタイルによるバランスの良い音楽で、時には民謡の断片が登場するなど隅々まで工夫が凝らされて います。スイスのアルマヴィーヴァSQによる演奏は作品の魅力を引き立てています。

La Dolce Volta
LDV-111(2CD)
ベートーヴェン:チェロとピアノのためのソナタ&変奏曲全集
モーツァルトの「魔笛」から「娘っ子でも女房でも」の主題による12の変奏曲 作品66ヘ長調
チェロ・ソナタ 第1番ヘ長調 作品5-1
ヘンデルの「マカベウスのユダ」から「見よ、勇者は帰る」の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45
チェロ・ソナタ 第2番ト短調 作品5-2
チェロ・ソナタ 第3番イ長調 作品69
モーツァルトの「魔笛」から「恋を知る殿方には」の主題による7つの変奏曲 WoO.46変ホ長調
チェロ・ソナタ 第4番ハ長調 作品102-1
チェロ・ソナタ 第5番ニ長調 作品102-2
ゲイリー・ホフマン(Vc)、
ダヴィッド・セリグ(P)

録音:2021年12月26日-2022年1月3日/リエージュ・フィルハーモニー・ホール
15歳でウィグモア・ホールにデビューした名手ゲイリー・ホフマン(1956年、カナダ生まれ)。1986年に出会って以来、長年ベートーヴェンの作品を共演し 続けてきたピアニスト、ダヴィッド・セリグとのデュオによる全曲録音が登場しました。
ゲイリー・ホフマンは15歳でウィグモア・ホールにデビューし、鍵盤に向かって舞台上を歩くアルトゥール・ルービンシュタインがすでに音楽を感じさせたことに 衝撃を受けました。以来、音が生まれる前から存在し、音と音の間にある沈黙の間も音楽を生き、音楽と人生が不可分であるがゆえに、真の必要に迫られて音楽を 奏でている稀有な存在です。上野通明もその教えを受けています。ダヴィッド・セリグはオーストラリアに生まれ、1976年にパリにうつり、チッコリーニに師事。アー メリンクら著名な歌手の共演者としても活躍していました。ここでのセリグの演奏は、モーツァルトかと思うような清潔感ある澄み切った音色がとにかく際立ってい ます。ゲイリー・ホフマンは、ピアノ独奏の間も何か存在感を感じさせるような、不思議なオーラに満ちています。変奏曲での軽やかな表情から、ソナタでの深刻な 表情まで、どの瞬間もその弓が弦に触れた瞬間から放たれる豊かな香気におどろかされる演奏です。 (Ki)

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SONARE
SONARE-1064(1CD)
税込定価
ヴォルフガング・ダヴィッド&梯剛之 / デュオ・リサイタル2022
(1)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.105
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
(3)シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番 ニ長調 D.384Op.137-1
(4)ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調 Op.100