湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


室内楽曲・新譜速報1



※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。


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Tactus
TC-108699(1CD)
プラテッラ&アンツォレッティ:ヴィオラとピアノのための音楽
フランチェスコ・バリッラ・プラテッラ(1880-1955):ヴィオラとピアノのためのソナタ Op.23(フランチェスコ・パージ編)
 ヴィオラとピアノのためのロマンツァ Op.24(フランチェスコ・パージ編)
マルコ・アンツォレッティ(1867-1929):ヴィオラとピアノのための7つの小品
フェデリカ・カルディナーリ(Va)、
リーサ・レドリーチ(P)

録音:2026年4月、ヴィラ・マレルビ小劇場(ルーゴ、イタリア)
※全曲世界初録音
イタリアの音楽遺産の発掘に力を注ぐ「Tactus(タクトゥス)」レーベルより、19世紀から20世紀初頭にかけてのイタリア 器楽音楽に光を当てた、全曲世界初録音となるヴィオラ作品集が登場。 フランチェスコ・バリッラ・プラテッラは、1909年にマリネッティが創始した「未来派」の音楽家・理論家として国際的に名を馳 せ、教育者や民族音楽学者としても多大な功績を残しています。ここに収録された「ソナタ Op.23」と「ロマンツァ(ロマ ンス) Op.24」は、コレッリらバロック音楽へのオマージュと、無調へと向かう近代的な衝動が融合した、彼の芸術的成熟 の境界線に位置する作品です。同郷の友人であったヴィオラ奏者フランチェスコ・パージによる編曲版での録音となり、特 に「ロマンツァ」の楽譜は今回のプロジェクトにおける文献学的リサーチによって再発見されました。 一方のマルコ・アンツォレッティは、ミラノ音楽院の教授としてヴァイオリン教育に尽力した人物。彼の「7つの小品」は、サロ ンでの演奏を想定して書かれたものでありながら、バッハやブラームスといった中欧の器楽的伝統と、イタリア・オペラのアリア を思わせる旋律美、そして特有のヴィルトゥオジティ(超絶技巧)が混ざり合った、彼ならではの作風を示しています。 オペラ(メロドラマ)が圧倒的な優位を誇っていた近代イタリアにおいて、独自の器楽音楽を模索した二人の作曲家の 葛藤と豊かな成果を色鮮やかに描き出します。
Tactus
TC-108859(1CD)
カロリーナ・パッツィーニ・ウッチェッリ(1801-1858):室内歌曲集
歌曲集「イタリアの夢」
1. Si tu m'aimais(メロディ)
2. Il Menestrello(アリエッタ)
3. Il lago(ロマンツァ)
4. La Preghiera(ロマンツァ)
5. Un saluto ad Amore(カンツォネッタ)
6. La Chanteuse(シャンソネット)
7. Il Rimprovero(ロマンツァ)
8. Gondolier de Venise(バルカロール)
「4つのアリエッタと2つのカヴァティーナ」
9. Quando sara quel di(小さなロマンス/アリエッタ)
10. Frena le belle lacrime(カヴァティーナ)
11. Oh quanto mai son belle(アリエッタ)
12. Ah mille volte ancora(カヴァティーナ)
13. Non invan su questa sponda(アリエッタ)
14. Ch'io mai vi possa(アリエッティーナ)
マリーナ・コンパラート(Ms)、
エリザベッタ・セーペ(P)

録音:2022年11月、スタジオ・ネリ(アレッツォ県モンテヴァルキ、イタリア)
※全曲世界初録音
19世紀イタリアで活躍した先駆的な女性作曲家、カロリーナ・パッツィーニ・ウッチェッリの室内歌曲(アート・ソング)を集 めた世界初録音盤 フィレンツェに生まれたカロリーナ・パッツィーニ・ウッチェッリは、1826年に交響曲を出版してデビューし、フランスの批評家か ら「交響曲作曲家」と称賛された異色の存在です。1830年にはロッシーニの支援を受けてフィレンツェのペルゴラ劇場で オペラ「サウル」を上演し、大成功を収めました。未亡人となった後もパリへ渡り、歌手である娘エマとともにサロンで自作を 披露して、ユゴーやベルリオーズ、ヴィアルドといった文化人たちと親交を結びました。女性が舞台や学術機関から排除さ れがちだった時代において、作曲の才能とセルフプロデュース力を兼ね備えた自立した音楽家でした。 本作には、メタスタージオのテキストを用い、当時のイギリス公使夫人に献呈された「4つのアリエッタと2つのカヴァティーナ」 (1827年)と、パリ滞在期に出版されヌムール公爵夫人に献呈された歌曲集「イタリアの夢」を中心に収録。イタリア・ オペラのアリアを思わせる旋律美と、フランスのロマンスの洗練された香りが入り交じる美しい作品群が並びます。 歌唱を務めるのは、ズービン・メータや小澤征爾といった巨匠たちとも共演を重ね、多くの録音にも名を残す実力派メゾ・ ソプラノ、マリーナ・コンパラート。ピアノは、フィレンツェ五月音楽祭劇場で長年マエストロ・コラボラトーレとして活躍したエリ ザベッタ・セーペが担当。19世紀の華やかなサロンの空気を現代に蘇らせる、声楽ファン必聴の一枚です。

Skani
SKANI-178(1CD)
ターリヴァルディス・ケニンシュへのオマージュ
ターリヴァルディス・ケニンシュ
(1919-2008):弦のためのアリア(弦楽五重奏のための)(1984)
バロック小協奏曲「バッハへのオマージュ」(2つのヴァイオリンのための)(1985)
チェロとピアノのためのソナタ〜第4楽章「アレグロ・モルト」(1950)
ピアノ四重奏曲第1番(1958)
ヴァイオリン、チェロと弦楽のための協奏曲 〜第2楽章「レント・アッサイ」(1965)
祖国との対話〜イマンツ・ゼムザリスの主題による内省(Vcとピアノのための)(1989)
ピアノ五重奏曲(1994)
ギドン・クレーメル(Vn)
マダラ・ペーテルソネ(Vn)、ザネ・カルニニャ(Vn)、カトリーナ・アンナ・ペルネーナ(Va)、イェヴゲーニヤ・フロロヴァ(Va)、ルカ・クッツィー(Vc)、ペーテリス・チルクシス(Vc)、マグダレナ・ツェプレ(Vc)、ルリー・ガヴリリューク(Cb)、アンドリュス・ジラビス
(P)、アンドレイス・オソキンスピアノ)、リハルズ・ピエシャノヴス(P)、
クレメラータ・バルティカ九重奏団

録音:2024年〜2025年
ラトビア音楽情報センター(LMIC)の自主レーベル「SKANI-」より、ラトビア・リガ出身のヴァイオリンの巨匠、ギドン・クレーメルの新録 音が登場!クレーメルが創設した世界的アンサンブル、クレメラータ・バルティカのメンバーによる九重奏や、クレメラータ・バルティカが COVID-19の様々な制約により通常通りのコンサートやミーティングを開催できなくなった中でも、ラトビアに住むメンバーがラトビアやエ ストニアで人々に喜びを与えるべく「クレメラータ・レトニカ」として演奏活動を続けていたメンバーとの共演による親密なアルバム『ターリ ヴァルディス・ケニンシュへのオマージュ』を贈ります。 ターリヴァルディス・ケニンシュは1919年、ラトビアのリエパーヤ生まれ。アーベレ・ヴィートリスとヤーゼプス・ヴィートリス、フランスのトニー・ オーバンとメシアンに学びました。1951年にカナダに亡命。トロントの聖アンドリューズ教会のオルガニストに就任し、作曲家、 指揮者として活動しました。作曲家ケニンシュの作品にはモダニズム、表現主義、ジャズと多彩な要素が見られることから、「多様性」 が彼のトレードマークと言われています。管弦楽曲から室内楽曲、声楽曲、各国の民謡の編曲と、幅広く手がけ、カナダの音楽生活 に大きな影響を及ぼしました。2008年1月、トロントで没しました。 このアルバムでは、ギドン・クレーメルと「友人たち」がケニンシュの1950年から1994年の室内楽作品を演奏しています。アルテュール・ オネゲルや20世紀フランスの「エコー」もうかがわせる「弦のためのアリア」。ダヴィッド・オイストラフとラトビアのルタ・クルモヴィチャに献呈さ れた「バッハへのオマージュ」。モーリス・ジャンドロンが初演した「チェロとピアノのためのソナタ」の終楽章。「17世紀に人気のあった 協奏曲の形をとり、今日の楽想とアプローチによる服を着せた」(イマンツ・サクス)と評された「ヴァイオリン、チェロと弦楽のための協奏 曲」の緩徐楽章。ソ連支配下だったラトビアのイマンツ・ゼムザリスへの「音楽の手紙」「祖国との対話」。ケニンシュの書いたもっとも美し い室内楽作品のひとつとされる「ピアノ五重奏曲」。ピアノは、リトアニアのアンドリュス・ジラビス、ラトビアのアンドレイス・オソキンスとリハ ルズ・ピエシャノヴスが担当、ケニンシュのスコアをそれぞれの「声」で聴き手に伝えます。

Urania Records
LDV-14140(1CD)
カンビーニ:弦楽五重奏曲 Op.13
ジュゼッペ・マリア・カンビーニ
(1746-1825):弦楽五重奏曲 Op.13-1(No.73)
弦楽五重奏曲 Op.13-2(No.74)
弦楽五重奏曲Op.13-3(No.75)
セレニッシマ・アンサンブル
生涯の多くが謎に包まれながら、弦楽四重奏というジャンルの形成にも先駆的な役割を果たした可能性が指摘される、 18世紀イタリアの作曲家ジュゼッペ・マリア・カンビーニ。協奏交響曲、さまざまな編成のソナタ、弦楽四重奏曲や五重奏 曲など数多くの作品を残しました。本盤は、その室内楽作品の中から弦楽五重奏曲 Op.13の3曲を収録。2本のヴァイ オリン、ヴィオラ、2本のチェロという豊かな低音を備えた編成によって、歌心にあふれる旋律と古典派ならではの均整の取 れた書法を味わうことができます。 カンビーニの弦楽五重奏曲の多くはワシントンに所蔵されており、現在ではほとんど知られていません。しかしそこには、バ ロック的な響きやボッケリーニを思わせる要素と、のちのシューベルトを予感させるような抒情性が共存しています。さらに、 まだロマン派ほど大規模ではないものの、その後の展開を先取りするようなソナタ形式の扱いも特徴です。第1番ではポロ ネーズ、第2番と第3番ではロンドを終楽章に置き、優雅な歌謡性と生き生きとしたリズム感を併せ持つ、カンビーニ独自 の室内楽世界が広がります。

Paladino Music
PMR-0144(1CD)
スティアストニー:2つのチェロのための作品集Vol.4
ヨハン・スティアストニー (1764頃‐1826頃):チェロとバス伴奏による6つの易しい小品Op.5
2本のチェロのための6つのソロOp.11
マルティン・ルンメル(Vc)、
アレクサンダー・ヒュルスホフ(Vc)

録音:2024年11月5日(オーストリア)
マルティン・ルンメルとアレクサンダー・ヒュルスホフが続けるヨハン・スティアストニーのチェロ二重奏曲第4弾。ヨハン・スティア ストニー(ヤン・シュチャストニー)はチェコ出身のチュロ奏者で、生涯についてはほとんど知られていません。フランクフルト の宮廷音楽家を皮切りにマンハイム、ニュルンベルク、ロンドンで活躍するものの、1826年以降は消息不明となりまし た。彼のチェロ作品は古典派最良とされ、2本のチェロのための二重奏曲は学習者にも貴重な課題となっています。モー ツァルトはチェロ曲がないので、ウィーン古典派風の大切な宝といえるでしょう。

DUX
DUX-2251(1CD)
世紀末再訪〜19世紀末のヴァイオリン・ソナタ集
ツェムリンスキー:セレナード イ長調(1896)
イグナツィ・ヴァグハルテル(1881-1949):ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 Op.5(1902)
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調Op.18(1887)
ウツィア・マジャル(Vn)
トーマス・ホッペ(P)
1981年ポズナン(ポーランド)生まれのウツィア・マジャルは、2019年〜2021年にベルリン・ドイツ・オペラ、2023年以 降はウィーン放送響の首席コンミスを務めるヴァイオリニスト。シルヴィア・マルコヴィチ門下でイダ・ヘンデルやイヴリー・ギトリ スからも薫陶を受け、フリッツ・クライスラー国際など数々の国際コンクール受賞歴を持ちます。このアルバムは彼女がベルリ ン・ドイツ・オペラ時代から温めてきたもので、R.シュトラウスやツェムリンスキーの音楽をオペラ演奏の視点から知り、ニュア ンスの理解を深めました。シュトラウスのソナタは名作ですが、ツェムリンスキーの「セレナード」もあまり知られてはいないもの の繊細で美しい作品。イグナツィ・ヴァグハルテル(イグナーツ・ワーグハルター)はマジャルがベルリン・ドイツ・オペラのコンミ スを務めていた際、彼の弟が戦前ここのコンサートマスターを務めながらユダヤ系という理由で追放されたことを知り興味を 持ったとされます。3作とも世紀末の爛熟した薫りに満ち、マジャルの演奏も説得力満点です。
DUX
DUX-2192(1CD)
ペンデレツキ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヴァイオリン・ソナタ第1番(1953)
3つの小品(1959)
ヴァイオリン・ソナタ第2番(1999)
ロベルト・カバラ(Vn)
ウカシュ・トレプチンスキ(P)

録音:2026年3月2日-5日、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロッパ音楽センター(ルスワヴィツェ、ポーランド)
ペンデレツキはもともとヴァイオリンを学んでいたため、楽器の機能や効果を熟知していました。2篇のヴァイオリン・ソナタは 半世紀近い隔たりをおいて書かれ、語法やスタイルの変遷をたどれます。学生時代の作である第1番は直後の「広島の 犠牲者に捧げる哀歌」や「ルカ受難曲」の萌芽を感じさせます。しかし激しいリズムやアンダンテ楽章の夢幻的な雰囲気 など、まだ20世紀前半のポーランド音楽の伝統も明瞭。「3つの小品」は実験的な作風への移行期で、ピアノの内部奏 法やヴァイオリンが胴を叩くなどの特殊奏法が満載で、この世のものとは思えぬ不可思議な音響を作り出します。ソナタ第 2番はアンネ=ゾフィー・ムターのために書かれたもので、明快でリッチな音の世界となっています。ペンデレツキ演奏のスペ シャリスト、ロベルト・カバラは作曲者指揮による協奏曲録音もあり、誰にも真似のできぬ理解と説得力を示しています。
DUX
DUX-2250(1CD)
ドリーム&ビヨンド
細川俊夫(b.1955):五木の子守歌(2011)
武満徹:妖精の距離(1951/1989)
ラウタヴァーラ:夏の想い(1972/2008)
カイヤ・サーリアホ(1952-2023):トカール(2010)
サルヴァトーレ・シャリーノ(b.1947):ソナチネ(1975)
アンジェイ・カラウォフ(b.1991):エア(2025)
エルッキ=スヴェン・トゥール(b.1959):コンヴェルシオ(1994)
マウゴジャタ・ヴァシウチオネク=ポテラ(Vn)
アンジェイ・カラウォフ(P)
マウゴジャタ・ヴァシウチオネク=ポテラとアンジェイ・カラウォフが、デビュー・アルバム「ライフ&ビヨンド」(DUX-2019)に次 いで世に問う第2弾。「夢」の幻想的な情景を持つ現代作品を集め、マチェイ・パピエルスキによる詩を文学的モチーフとし ています。細川俊夫と武満徹をはじめ、フィンランドのラウタヴァーラとサーリアホ、エストニアのトゥールなど多彩な作品を味 わえます。ピアノのカラウォフの「エア」も興味津々です。マウゴジャタ・ヴァシウチオネク=ポテラは1990年生まれ。ザルツブ ルクでピエール・アモイヤルに師事、2015年のセイジ・オザワ松本フェスティバル出演のため来日して注目されました。

RUBICON
RCD-1234(1CD)
モーツァルト:弦楽五重奏曲集 Vol.2
モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番ハ長調K.515、
 弦楽五重奏曲第5番ニ長調 K.593
エンノ・ポッペ:「Aufstrich」
レベッカ・サンダース:「Kiss」
クス・クァルテット、
サオ・スレーズ・ラリヴィエール(第2ヴィオラ)
1991年にベルリンで結成されて以来、世界中を席巻し続ける現代屈指のSQ、クス・クァルテット(クス弦楽 四重奏団)が進めるモーツァルトの弦楽五重奏曲シリーズ第2弾(第1弾:RCD-1203)。今回は第3番 K.515と 第5番K.593を取り上げ、ヴィオラ奏者サオ・スレーズ・ラリヴィエールを第2ヴィオラに迎えています。さらに前作と同様、 モーツァルトの作品と現代を結ぶ試みとして、クス・クァルテットがこの録音のために委嘱したエンノ・ポッペとレベッカ・サンダー スの作品を収録。古典派室内楽の中心的レパートリーと同時代作品を一つのプログラムに置くことで、モーツァルトの弦 楽五重奏曲を現在の耳で捉え直すアルバムとなっています。

Avie
AV-2794S(1CD)
イースト・ミーツ・ウェスト(2026年リマスター)
佐藤聡明(b.1947):歪んだ時の鳥達 �U
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
メシアン:主題と変奏
武満徹:妖精の距離
アン・アキコ・マイヤーズ(Vn)
リー・ジャン(P)

録音:2002年8月27&28日、セイジ・オザワ・ホール(マサチューセッツ州タングルウッド)
2003年にリリースされ、世界的な絶賛を集めたアン・アキコ・マイヤーズの名盤『イースト・ミーツ・ウェスト』が、2026年10 月17日に開催される「National Album Day」(イギリス版「レコードの日」)の注目アイテムの1つとして新装復刻。 サイラス・ブラウンによる2026年最新リマスターが施され、CDと初登場となるLPの2ヴァージョンでリイシューとなります。 ドビュッシー、ラヴェル、メシアンといった20世紀フランスの傑作と、武満徹、佐藤聰明ら日本の現代作品を巧みに組み合 わせた、国境を越える美しいプログラミング。中でも佐藤聰明の「歪んだ時の鳥達 �U」は本作が世界初録音(当時)と なり、この録音に深い感銘を受けた建築家マイケル・アラッドが、ニューヨークのワールド・トレード・センター・メモリアル設計 のコンペティションにおいて自身のプレゼンテーションにこの音源を使用し、見事採用されたという逸話を持つ記念碑的な 演奏でもあります。 グラミー賞受賞歴を誇り、現代の作曲家への新作委嘱でも多大な功績を残しているアン・アキコ・マイヤーズ。彼女が愛 奏する名器、1741年製グァルネリ・デル・ジェス "Ex-Vieuxtemps"の奥深い音色と、リー・ジャンの繊細なピアノが織り なす色彩豊かな音の世界を、新たなサウンドでご堪能ください。

ES-DUR
ES-2099S(1CD)
Leben ist nicht genug!
ファビアン・ヨハネス・エッガー(b.2007):Leben ist nicht genug!(Life Is Not Enough!)(独奏フルートのための)
ルーセル(1869ー1937):笛吹きたち Op.27(フルートとピアノための)
チャールズ・デラニー(1925ー2006):パンの賛歌(独奏フルートのための)
ブレーズ・メトロー(b.1962):フルートとハープのための組曲
グバイドゥーリナ(1931-2025):森の響き(フルートとピアノのための)
ファビアン・ヨハネス・エッガー:Nach(t)gedanken(フルートとチェロのための)
ヤン・マレシュ(b.1966):Circumambulation(独奏フルートのための)
アンドレ・ジョリヴェ(1905ー1974):リノスの歌(フルートとピアノのための)
ファビアン・ヨハネス・エッガー(Fl)、上野円(P)、スヴァンティエ・ヴィッテンハーゲン(Hp)、コジマ・レギーナ・フェデルレ(Vc)

録音:2026年4月19日ー21日&5月25日(ハンブルク、ドイツ)
2025年、第11回神戸国際フルートコンクールで弱冠18歳にして第1位を受賞したドイツの俊英、ファビアン・ヨハネス・エッガー。 2026年10月には、同コンクールの第1位受賞を記念し、神戸・東京で日本デビュー・リサイタルを開催するなど、国際的な注目を集め る若手奏者です。 デビュー盤となる本作は、「到達不可能なものへの憧れ」をテーマに、アンデルセンの童話「蝶」に着想を得たエッガー自身の作品をはじ め、ルーセル「笛吹きたち」、グバイドゥーリナ「森の響き」、メトロー「フルートとハープのための組曲」、ジョリヴェ「リノスの歌」などを収録。 ルーセルやジョリヴェらの作品から現代作品、自作曲までをひとつのコンセプトで結び、自由、幸福、静寂、意味を求める人間の「希求」 を描き出します。 アイオロス国際管楽器コンクール第1位・聴衆賞・現代作品最優秀演奏賞(自作曲)、ユーロビジョン・ヤング・ミュージシャンズ第3 位、2026年ファニー・メンデルスゾーン奨励賞など、若くして国際的な実績を重ねるエッガー。卓越した技巧に加え、現代作品や自作 曲にも積極的に取り組むその豊かな音楽性と、フルートの多彩な表現力が光る注目のデビュー盤です。

Melodiya x Obsession
SMELCD-1002720(1CD)
完全限定生産
モーツァルト&ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ集
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第26番 変ロ長調 K.378
 ヴァイオリン・ソナタ第27番ト長調K.379
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.134*
オレグ・カガン(Vn)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

録音:1982年12月、プーシキン美術館(ライヴ)、1985年5月17日、モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)*
リヒテルは1981年から毎冬、モスクワのプーシキン美術館で「12月の夕べ」というコンサート・シリーズを行ってきました。出 演者は彼が心を開く「リヒテル・ファミリー」で、くつろいだ雰囲気のなかで最高の演奏が繰り広げられました。彼はヴァイオリ ニストのオレグ・カガンを可愛がっていましたが、1990年に惜しくも43歳で早逝しました。ここで聴けるのはその8年前の モーツァルト共演。主役は明らかにピアノで、折り目正しいカガンをリヒテルが輝くような神業でリードします。まさに最良時 のリヒテル芸術を堪能できます。ショスタコーヴィチは3年後にモスクワ音楽院大ホールで行ったライヴ。リヒテルはこの曲の 公開初演のピアニストで、説得力満点の巨大な演奏を繰り広げます。主役はカガンながら、リヒテルの魔術的な至芸に 終始圧倒的されます。
Melodiya x Obsession
SMELCO-1001280(1CD)
完全限定生産
4本のチェロのためのポピュラー・クラシカル・ミュージック
バッハ(フィッツェンハーゲン編):フランス風序曲 ロ短調 BWV831〜第5曲:サラバンド
ドヴォルザーク(ザボロフ編):わが母の教えたまいし歌 Op.55-4
プロコフィエフ(アザルヒン編):ユーモラスなスケルツォ Op.12bis-9
スヴェトラーノフ(ザボロフ編):アリア ニ短調
スルハン・ツィンツァーゼ(ヴラソフ編):チョングリ
ダヴィド・ポッパー:レクイエム 嬰ヘ長調 Op.66
サン=サーンス(ザボロフ編):白鳥
ユリウス・クレンゲル:ガヴォット Op.33-2
アレクサンドル・クレイン:抒情的断章 Op.1a
フォーレ(ザボロフ編):夢のあとに Op.7-1
リムスキー=コルサコフ(シュトリーメル編):熊蜂の飛行
マスネ(ザボロフ編):エレジー
イベール(ザボロフ編):小さな白いロバ
シューベルト(ザボロフ編):アヴェ・マリア
ミヨー(ポルトラツキー編):スカラムーシュ Op.165b〜ブラジレイラ
ソヴィエト国立SOチェロ四重奏団
〔ユーリ・ロエフスキー(第1チェロ)、スヴェトラーナ・ジュク(第2チェロ)、アルカジー・ブダニツキー(第3チェロ)、オレグ・ソジノフ(第4チェロ)〕
ヴェラ・チャソヴェンナヤ(P)
エフゲニヤ・チェクラゴヴァ(P)
ナデジダ・トルスタヤ(Hp)
アーラ・マムィコ(ドラム)
ボリス・ステパノフ(ドラム)

録音:1987年(モスクワ)
ソ連末期、スヴェトラーノフが首席指揮者を務めていた時期のソヴィエト国立SOは世界屈指の高性能集団で、各奏者もソリス ト級でした。1983年入団のユーリ・ロエフスキーはチェロ・パート4名のアンサンブルを結成、幅広いレパートリーをたっぷり味わわせてくれ ます。リムスキー=コルサコフの「熊蜂の飛行」の超絶アンサンブルと指さばき、ミヨーやジョージアの作曲家ツィンツァーゼの民族色、「わ が母の教えたまいし歌」や「白鳥」のしみじみとした温かみ、「夢のあとに」やマスネの「エレジー」、そして親分スヴェトラーノフの悲哀、い ずれもチェロの美しさを堪能でき絶品。さらにクレンゲルやクレインのオリジナル作品、ポッパーの「レクイエム」(3本のチェロとピアノのため の作品)という珍しい作品も貴重。4本のチェロの織り成す驚くべき表現力に引き込まれます。

Challenge Classics
CC-720028(1CD)
ベートーヴェン、ショスタコーヴィチ:後期弦楽四重奏曲集 Vol.2
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番変ロ長調Op.130
 大フーガOp.133
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第12番変ニ長調Op.133 (1965)
アルマQ

録音:2026年6月29日ー7月2日(ドイツ)
ベートーヴェンとショスタコーヴィチの「後期弦楽四重奏曲」を組み合わせるアルマ四重奏団の野心的なプロジェクト第2 弾。ベートーヴェンの第13番は「大フーガ」付き。今なお大胆な作風の大フーガに続くショスタコーヴィチの第12番は十二 音技法を用いていますが、そう遠くない世界であることを実感させてくれます。 アルマ四重奏団は2014年結成。メンバー全員がロイヤル・コンセルトヘボウO員という名人集団。古典から現 代まで、まさにコンセルトヘボウ管の響きで弦楽四重奏を聴かせてくれます。

Da Vinci Classics
C-01229(1CD)
ブリッジ&ブリテン:ヴィオラを伴う室内楽作品集
フランク・ブリッジ:メゾソプラノ、ヴィオラとピアノのための3つの歌曲 H.76
 沈思せる人 H.53
 アレグロ・アッパッショナートH.82
 2本のヴィオラのための2つの小品 H.101
 小川にしなだれて柳が茂っている H.173(ブリテンによるヴィオラとピアノ編)
ブリテン:リフレクション(ヴィオラとピアノのための)
 エレジー(ヴィオラ独奏のための)
 ラクリメ〜ダウランドの歌曲の投影 Op.48
ベンジャミン・バーンスタイン(Va)、
ナタリア・モロゾヴァ(P)、
ラウラ・ヴェレッキア(Ms)、
エレオノーラ・デ・ポイ(Va)
フランク・ブリッジとブリテンを、二人にとって特別な楽器だったヴィオラで結ぶ室内楽作品集。ブリッジ自身は ヴィオラ奏者として活動し、ブリテンも幼少期からヴィオラを学び、生涯にわたって親しみました。1939年、ブリテンがアメリ カへ旅立つ際には、ブリッジが愛用していたヴィオラを弟子に贈っています。この師弟関係を背景に、ブリッジの歌曲、ヴィ オラ小品、2本のヴィオラのための作品から、ブリテンの初期作品と代表作「ラクリメ」までをたどり、20世紀英国音楽にお けるヴィオラの豊かな表現世界を描きます。
ブリッジの「メゾソプラノ、ヴィオラとピアノのための3つの歌」は1906〜07年の作品で、死や別離をめぐる詩を、ブラームス の先例にもつながる声とヴィオラ、ピアノの濃密な組み合わせで描写。「沈思せる人」「アレグロ・アッパッショナート」では、 哀愁に満ちた内省性と情熱的な推進力という対照的な側面が現れます。「2本のヴィオラのための2つの小品」は1911 年に書かれ、初演後に演奏譜と自筆譜が失われましたが、ほぼ完全な形で残されていたラメントは1981年に出版さ れ、カプリースは2018年にサイモン・ローランド=ジョーンズが残されたスケッチから再構成しました。また、『ハムレット』のオ フィーリアの死の場面に触発されたブリッジの管弦楽作品「小川にしなだれて柳が茂っている」は、ブリテン自身によるヴィ オラとピアノ版で収録されています。ブリテンの「リフレクション」「エレジー」はいずれも1930年、まだ10代の頃に書かれた 初期作品。そして1950年、名ヴィオラ奏者ウィリアム・プリムローズのために作曲された「ラクリメ」は、ジョン・ダウランドの 歌曲をもとに10の変奏を展開し、原旋律が最後になって明瞭な姿を現す独創的な構成を持つ、ブリテンのヴィオラ作 品を代表する作品です。
Da Vinci Classics
C-01230(1CD)
シマノフスキ&エルガー:ヴァイオリン・ソナタ集
シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.9(1904)
エルガー:ヴァイオリン・ソナタホ短調 Op.82(1918)
ヴァレリア・ヴェチェリーナ(Vn)、
ジュリア・コンタルド(P)

録音:2025年10月(イタリア、クレーマ)
1904年、若きシマノフスキが書いたヴァイオリン・ソナタと、エルガーが第一次世界大戦末期の1918年に書いたヴァイオ リン・ソナタを組み合わせた1枚。同じヴァイオリンとピアノという編成ながら、一方は若き作曲家がロマン派の遺産から新 たな語法へ踏み出そうとする作品、もう一方はすでに独自の様式を確立した作曲家が室内楽の親密な世界へと沈潜 した作品です。シマノフスキではブラームス、フランク、スクリャービンらの影響を吸収しながら、後の「神話」「夜想曲とタラ ンテラ」へつながる新たな色彩感が芽生え、エルガーでは華やかな公的作風とは異なる、陰影と回想に満ちた後期の室 内楽語法が聴かれます。
シマノフスキのヴァイオリン・ソナタ Op.9は、若き日の友人でアマチュア・ヴァイオリン奏者だったブロニスワフ・グロマツキに献 呈された作品。伝統的なソナタ形式を基礎としつつ、密度の高いピアノ書法、変化に富む和声、歌うようなヴァイオリン によって、後年のシマノフスキを予告する色彩感が随所に現れます。対するエルガーのヴァイオリン・ソナタ Op.82は、サ セックスのブリンクウェルズに滞在していた1918年に、弦楽四重奏曲 Op.83、ピアノ五重奏曲 Op.84と相前後して作 曲された作品。森に囲まれた環境と第一次世界大戦期の内省的な心境を映すような、親密で翳りのある音楽です。 第2楽章のロマンスにはブリンクウェルズ周辺の森を思わせる幻想的な雰囲気が漂い、終楽章ではそのロマンスの記憶が 回帰し、回想を帯びながら作品を結びます。
Da Vinci Classics
C-01238(1CD)
プッチニアーナ〜ギターとマンドリンによるプッチーニ作品集
ピアノのための小品(マルコ・スラーチェ編、2ギター)/電気ショック(マルコ・スラーチェ編、2ギター)/歌劇「修道女アン
ジェリカ」〜間奏曲(エミリアーノ・ヴェッリーノ編、2ギター)/小さなタンゴ(マルコ・スラーチェ編、2ギター)/菊(アンジェロ・ジラルディーノ編、2ギター)/歌劇「マノン・レスコー」〜なんとすばらしい美人(ブルーノ・ビッザッリ/ヴェラーチェ・デュオ編、ギター&マンドリン)/歌劇「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん(ヴェラーチェ・デュオ編、ギター&マンドリン)/歌劇「マノン・レスコー」〜間奏曲(エミリアーノ・ヴェッリーノ編、2ギター)/歌劇「ラ・ボエーム」〜私が街を歩くと(ヴェラーチェ・デュオ編、ギター&マンドリン)/歌劇「ラ・ボエーム」〜冷たい手を(マルコ・スラーチェ編、ギター&マンドリン)/歌劇「トゥーランドット」〜誰も寝てはならぬ(クラス・クランツ編、ギター&マンドリン)/ガイア・アロイージ(1995-):Vedrem levarsi…(プッチーニ「蝶々夫人」による、2024)
ヴェラーチェ・デュオ〔エミリアーノ・ヴェッリーノ(ギター、マンドリン)、マルコ・スラーチェ(G)〕

録音:2025年(イタリア、ローマ)
2019年に結成されたヴェラーチェ・デュオによる、プッチーニへのオマージュ。オペラの名旋律だけでなく、ピアノ小品や「菊」 といった器楽作品までを取り上げ、プッチーニの創作に通底する「歌」をギターとマンドリンの響きから捉え直します。「マノ ン・レスコー」「ジャンニ・スキッキ」「ラ・ボエーム」「トゥーランドット」の親しまれた旋律に加え、ガイア・アロイージへ委嘱した 「Vedrem levarsi…」では、「蝶々夫人」の記憶を現代へとつなぎます。
ローマ出身のマルコ・スラーチェとベルリンを拠点とするエミリアーノ・ヴェッリーノは、イタリアとドイツの音楽院で学び、ソリスト やアンサンブル奏者、教育者として活動。2024年のプッチーニ没後100年を機に、イタリア、スペイン、ドイツなどでプッ チーニ作品による公演を重ねてきました。劇場を離れたことでかえって明瞭になる旋律線、和声、呼吸、ドラマの構造を、 2人の撥弦楽器による親密な音世界で味わえる一枚です。
Da Vinci Classics
C-01236(1CD)
真夜中の庭園〜ピアノ三重奏曲集
グラナドス:ピアノ三重奏曲 Op.50
ルドミル・ルジツキ:ラプソディOp.33
ルペルト・チャピ(1851-1909):ピアノ三重奏曲
フィリップ・シャルヴェンカ(1847-1917):ピアノ三重奏曲 嬰ハ短調 Op.100
カンドール・ピアノ三重奏団〔フリア・マリア・フィゲレス・ハインツ(P)、ヴェロニカ・バグニエフスカ(Vn)、イグナツィ・クシェミンスキ=イヴァン(Vc)〕

録音:2026年2月、イタリア
スペイン人ピアニストと2人のポーランド人弦楽器奏者によって2023年にマドリードで結成された若き多国籍アンサンブ ル、カンドール・ピアノ三重奏団のデビュー・アルバム。彼らのディスコグラフィの幕開けとなる本作は、あまり演奏されることの ないレパートリーを探求し、異なる伝統間の音楽的対話を育むという彼らの音楽的アイデンティティが色濃く反映されたプ ログラムとなっています。
『真夜中の庭園(Garden after Midnight)』と題されたこのアルバムは、スペイン、ポーランド、そしてドイツという異な る文化的背景を持つ4人の作曲家たちの、後期ロマン派から20世紀初頭にかけてのピアノ三重奏曲を集めたもの。ゲル マン的な室内楽の伝統と形式美を重んじつつも、イベリア半島の色彩やスラブの憂愁、劇場的なエネルギーなど、それぞ れの個人的・民族的な声を探求した作品群です。
グラナドスの優雅で地中海的な光を帯びた「Op.50」、「若きポーランド」運動に根ざしたルジツキの自由で熱狂的な「ラ プソディ(狂詩曲)」、サルスエラでを馳せたチャピの演劇的エネルギーが室内楽へと昇華された珍しい「ピアノ三重奏 曲」、そしてフランツ・クサヴァーの兄であるフィリップ・シャルヴェンカの、堅固な設計の中に中欧のメランコリーを湛えた「嬰ハ 短調 Op.100」。ピアノ、ヴァイオリン、チェロが互いを包み込み、時には対立し、時には燃え上がる、情熱的で親密な対 話の数々をお楽しみください。
Da Vinci Classics
C-01237(1CD)
変容〜ハープのための民謡&技巧的編曲集
ジョヴァンニ・カラミエッロ(1838-1938):ナポリの思い出〜民謡の主題による幻想曲Op.6
 ミケーレ・ルータのロマンツァ「フォルナリーナ」による華麗なる幻想曲
 ヴェルディの歌劇「アイーダ」による幻想曲 Op.11
 ヴェスヴィオのセレナーデ〜6つの民謡による練習曲形式の編曲と変奏 Op.12
サン=サーンス:ハープのための幻想曲 Op.95
カルロス・サルセード(1885-1961):古風な主題による変奏曲 Op.30
スメタナ(ハヌシュ・トルネチェク編):モルダウ
グリエール:ハープ協奏曲 Op.74より 第2楽章:主題と変奏*
ソフィア・マルツェッティ(Hp)
リリアーナ・パリージ(P)*

録音:2025年5月30日-6月1日、ダ・ヴィンチ・スタジオ(クレーマ、イタリア)
2021年にトリエステにあるジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場の首席ハープ奏者に就任したイタリアの実力派ハープ奏者、ソフィ ア・マルツェッティが贈るハープ・アルバム。必ずしもハープのために生まれたものだけではない、ナポリの民謡からオペラ、協 奏曲、交響詩などあらゆる時代やジャンル、形式の音楽を、ハープという楽器を通して新たな姿に生まれ変わらせた作品 集です。

Music Corner Records
MCRD-077CDS(1CD)
ザ・ソウル・オヴ・ソイル
ショパン:
1. マズルカ イ短調 Op.17-4
2. 練習曲 変ホ短調 Op.10-6
3. マズルカ 変ホ短調 Op.6-4
4. マズルカ ホ短調 Op.17-2
5. マズルカ イ短調 Op.67-4
6. マズルカ 嬰ハ短調 Op.6-2
7.3つの新練習曲 より 第1番
8. 練習曲 嬰ハ短調 Op.25-7
9. 夜想曲 ト短調 Op.15-3
RGG〔ウカシュ・オイダナ(p)、
マチェイ・ガルボフスキ(b)、
クシシュトフ・グラジュク(ds & toys)〕
RGG [?ukasz Ojdana - piano, Maciej Garbowski - double bass, Krzysztof Gradziuk - drums & toys]
ジャズ、現代室内楽、即興音楽の境界線上で独自の音楽言語を築き上げ、ポーランド・ジャズ・シーンにおいて最も重 要なフォーメーションのひとつとして活躍するピアノ・トリオ「RGG」。2026年の結成25周年を記念してリリースされるのは、 ショパン・コンクールなども主催する「ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)」が全面的にバックアップしたショパン・アルバ ムです! 本作『ザ・ソウル・オヴ・ソイル』は、ショパンの音楽とのアーティスティックな対話となるプロジェクト。2025年大阪・関西万 博の「ショパン・ウィーク」関連イベントとして心斎橋「SPACE14」で初披露されたプログラムを、2026年1月にスタジオ録 音した作品です。
収録されているのは、マズルカ、夜想曲、練習曲といったショパンの代表的な9つの小品。しかし、単純な「ジャズ・アレン ジ・ショパン」ではなく、原曲の旋律や和声構造を彼ら自身の音楽言語というフィルターに通し、空間、ダイナミクス、沈 黙、そして自由な即興演奏を交えながら、多層的な音の物語へと昇華させています。 音の文化と個性を重視するピアニストのウカシュ・オイダナ、ルトスワフスキやペンデレツキの語法とスラヴの叙情性を併せ 持つベーシストのマチェイ・ガルボフスキ、そして打楽器の色彩とメロディを追求する独創的なドラマーのクシシュトフ・グラ ジュク。長年にわたり音楽的対話を続けてきた3人が、「現在」の視点からショパンがいかに響くかを提示する、洗練された コンテンポラリー・チェンバー・ミュージックです。
RGGは、2001年にカトヴィツェの音楽アカデミーの学生だったプシェミスワフ・ラミニャク(p)、マチェイ・ガルボ フスキ(b)、クシシュトフ・グラジュク(ds)により結成された、ポーランド屈指のピアノ・トリオ。2011年にピ アノがウカシュ・オイダナに交代して以降も、同国のマルチン・ヴァシレフスキ・トリオと並び称される重要な存在 感を放っています。 ブラッド・メルドーやECMレーベルの系譜に連なる抒情的なミニマリズムと、フリー・ジャズの即興性との絶え間 ない緊張感が魅力。ポーランド・ジャズの巨星トマシュ・スタンコが生前の最後にカルテットを組んだトリオとして 知られるほか、エヴァン・パーカーら欧州フリー・ジャズ界の重鎮とも共演を重ねてきました。これまでに17枚の アルバムを録音。2026年に結成25周年を迎え、最新盤となるショパン・アルバム『ザ・ソウル・オヴ・ソイル』を リリース。

IBS CLASSICAL
IBS-82026(1CD)
スペインのヴァイオリン・ソナタ集
マルティン・サンチェス・アジュ(1823-1858):ソナタ ニ長調
マルシアル・デル・アダリッド(1826-1881):ソナタ ハ短調
ギジェルモ・モルフィー(1836-1899):ソナタ 変ホ長調
ダビド・サンタセシリア(Vn)
アルベルト・ウロス(P)

録音:2025年2月16-18日
19世紀スペインの知られざるヴァイオリン・ソナタ集。1850年代〜1860年代に書かれたこれらは、ドイツや オーストリアなど中欧の音楽様式を学びながら、独自の音楽を模索した当時の時勢を物語っています。気品 のある旋律に半音階の響きを巧みにを織り交ぜ、ヴァイオリンとピアノが親密に会話を交わすアジュ、ドラマチッ クで勢いのある展開と迫力に満ちた、ベートーヴェンの影響を強く感じさせるアダリッド、1869年にパリで初演 され、ベートーヴェンの伝統を確かに受け継ぎながら洗練された美しい音楽を展開するモルフィー。華やかなサ ルスエラが人気を集めた当時、スペインの器楽作品もこのような独自の発展を遂げていました。なお、ジャケッ トに使用されているのは、アジュがソナタを献呈したヴァイオリニスト、ヘスス・デ・モナステリオの肖像です。

ALPHA
ALPHA-1062(1CD)
ベートーヴェン:3つのピアノ四重奏曲 WoO36
ピアノ四重奏曲 第1番変ホ長調
ピアノ四重奏曲 第2番ニ長調
ピアノ四重奏曲 第3番ハ長調
ゴルトベルク三重奏団【リザ・ケロブ(Vn)、フェデリコ・フード(Va)、ティエリー・アマディ(Vc)】
ダヴィド・ビスミュート(P)

録音:2023年9月モナコ、オーディトリアム・レーニエ3世、ヤコフ・クライツベルク・ホール
1785年、15歳になる年のベートーヴェンが作曲した3曲のピアノ四重奏曲を収録したアルバム。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロにピアノという編 成は当時珍しく実験的な試みであり、師クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェのもとで学んでいた若きベートーヴェンの探求心と革新性を如実 に示した作品群といえるでしょう。モーツァルト作品との共通性が指摘されながらも「シュトゥルム・ウント・ドランク(疾風怒濤)」の劇的な展開 を併せ持ち、約10年後に作曲された作品2のピアノ・ソナタ等へ再利用されるモチーフが含まれるなど、後の大成を予感させる内容となって おり、ベートーヴェンの没後に出版された折にはその完成度の高さに弟子たちを含む人々を驚かせています。演奏はモンテカルロ・フィルハーモ ニーOのメンバーにより結成され、2019年ウィーン国際音楽コンクールで金賞を受賞したゴルトベルク三重奏団と、マリア・ジョアン・ピ レシュに師事したフランスのピアニスト、ダヴィド・ビスミュートです。緻密かつ活力あるアンサンブルで作品の真価を浮き彫りにします。
ALPHA
ALPHA-1286(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第5番ニ長調 「幽霊」 Op.70-1
ピアノ三重奏曲 第6番変ホ長調 Op.70-2
「私は仕立屋カカドゥ」による変奏曲 Op.121a
ブッシュ三重奏団【マティウ・ファン・ベレン(Vn)、オリ・エプスタイン(Vc)、オムリ・エプスタイン(P)】

録音:2025年4月 ブリュッセル、フラジェ、スタジオ4
ブッシュ三重奏団によるベートーヴェンのピアノ三重奏曲全集プロジェクト第3巻。伝説的ヴァイオリニスト、アドルフ・ブッシュの名を冠した彼ら は、ファン・ベレンがかつてブッシュが所有していた1783年製グァダニーニを奏でるほか、HIPではなく20世紀初頭の演奏への敬意からガット 弦を使用し、伝統的な美学に根ざした精緻な室内楽を展開しています。今回は対照的な魅力を持つ3作品を収録。「幽霊」の愛称で知 られる第5番では、両端楽章の快活な表現と、通称の由来との説もあるLargoの静謐さとのコントラストが実に鮮やか。親しみやすく洗練さ れた佇まいを持つ第6番では、クロアチア民謡のモチーフや対話的な美しさが映えています。ヴェンツェル・ミュラーによる喜歌劇のアリアに基づ く『「私は仕立屋カカドゥ」による変奏曲』では、厳粛な序奏から軽妙な主題、変奏へと至るユーモアと独自の対比構造の描き方が実に巧 み。大作曲家の多面性を高いアンサンブル精度で捉えた充実の一枚です。

Cypres
CYP-1694(1CD)
カール・フリューリング(1868-1937):クラリネット三重奏曲 Op.40
フランツ・シュレーカー(1878-1934):風 - ヴァイオリン、クラリネット、ホルン、チェロとピアノのための
ブラームス:ホルン三重奏曲 Op. 40
アンサンブル・ケオプス
田中綾子(Vn)
マリー・アランク(Vc)
ロナルド・ヴァン・スパーンドンク(Cl)
エルヴェ・ジュラン(Hrn)
ムヒディン・デュルオグル(P)

録音:2025年11月11-15日 オランダ、スキーダム、Westvest90
結成20周年を迎えたアンサンブル・ケオプスによる、19世紀末から20世紀初頭のウィーンにおける室内楽の進化と継承を辿るアルバム。前 作『ブラームス、ベルク、ツェムリンスキー』の探求を引き継ぎ、ブラームス、フリューリング、シュレーカーの3作品を通じて、成熟したロマン派から 近代主義への移り変わりを描き出します。収録されたブラームスのホルン三重奏曲、フリューリングのクラリネット三重奏曲、そしてシュレーカー の「風」は、いずれも弦楽四重奏などの標準的編成を避け、管楽器・弦楽器・ピアノを組み合わせた楽器編成を採用したもの。フリューリン グのクラリネットとチェロの融合から、シュレーカーにおける色彩豊かな音色、そしてまたブラームスによる深みのあるホルンの響きへと、音色のグ ラデーションが展開します。哀悼や自然の情景を背景に持つこれらの作品からは、厳密な調性から音色の変化による表現(クラングファルベ) や自由な形態への移行がうかがえます。熟達した奏者たちの対話により、伝統のなかから新たな近代が立ち現れる歴史的プロセスを客観 的かつ精緻に提示する一枚です。

FUGA LIBERA
FUG-839(1CD)
郷愁の歌〜ヴァイオリンが奏でるブラジル
アレシャンドリ・レヴィ(ジョアン・デ・ソウザ・リマ編):ブラジルのタンゴ
ジョアン・デ・ソウザ・リマ(1898-1982):田舎風奇想曲
マルロス・ノブレ(1939-2024)デザフィオ第3番Op.31-3
ヴィラ=ロボス/ソウザ・リマ編曲: カボークロの伝説
フランシスコ・ブラガ(1868-1945):郷愁の歌
オスカル・ロレンゾ・フェルナンデス(1897-1948):ロマンサ
フランシスコ・ミニョーネ:街角のワルツ 第2番
カマルゴ・グアルニエリ(1907-1993):魅惑
ミニョーネ:小鳥が歌っている
ルイス・コズミ(1908-1965):B鬼ごっこ
カルロス・ゴメス(1836-1896):月明りのなかで
ミニョーネ:ブラジル風の主題による変奏曲
ロナウド・ミランダ(1948-):レチタティーヴォ、変奏曲とフーガ
ラダメス・ニャターリ(1906-1988):夜の花
カルメロ・デ・ロス・サントス(Vn)
ネイ・フィアルコウ(P)

録音:2025年7月 アメリカ、ニューメキシコ大学、ケラー・リサイタルホール
FUGA LIBERAレーベルの新シリーズFUGA LATINA第3弾は、ヴァイオリニストのカルメロ・デ・ロス・サントスとピアニストのネイ・フィアルコウ によるブラジル室内楽作品集。19世紀ロマン主義のアレシャンドリ・レヴィやカルロス・ゴメスから、20世紀ナショナリズムを代表するヴィラ=ロ ボス、グアルニエリ、ミニョーネ、そして戦後モダニズムのノブレやミランダに至るまで多岐にわたるプログラムです。14編の作品を通じて100年 以上に及ぶブラジル音楽の発展史を体系的に辿り、欧州伝統の対位法やフーガと、ブラジル固有の民俗的舞曲や旋律の融合を客観的 に捉え、有名作曲家に偏らない包括的な音楽地図を描き出しています。米国ニューメキシコ大学教授のデ・ロス・サントスと、リオグランデ・ ド・スル連邦大学教授のフィアルコウという、共に演奏家・研究者として高いキャリアを持つデュオが緻密なアンサンブルを展開。ブラジル音楽 史の多様性を知る上で極めて貴重な音源資料と言えるでしょう。

Biddulph
BIDD-85073(1CD)
ブッシュSQのブラームス&ハイドン

(1)ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.103Hob. III:83〜Menuetto
(2)ブラームス:弦楽四重奏曲 第3番 変ロ長調 Op.67
(3)ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番ト短調 Op.25
(1)ブッシュSQ
アドルフ・ブッシュ(Vn1)
ゲスタ・アンドレアソン(Vn2)
カール・ドクトール(Va)
ヘルマン・ブッシュ(Vc)
(2)ブッシュSQ
アドルフ・ブッシュ(Vn1)
ブルーノ・シュトラウマン(Vn2)
フーゴー・ゴッテスマン(Va)
ヘルマン・ブッシュ(Vc)
(3)ルドルフ・ゼルキン(P)
アドルフ・ブッシュ(Vn)
フーゴー・ゴッテスマン(Va)
ヘルマン・ブッシュ(Vc)

録音(MONO):
(1)1942年5月25日、(2)1949年5月17&21日、(3)1949年5月25&26日
音源(Matrix):(1)Columbia71479-D (XCO32874)
(2)Columbia LX1262/65&1266S (CAX10511/19)
(3)Columbia LX1217/21 (CAX10520/29)
ベートーヴェンとブラームスの演奏で非常に高い評価を得ていたブッシュSQ。ここに収められた2曲のブラームス作品でその神髄に触れることがで きます。「剛直」「ドイツ的」と評されてきたその演奏は、華麗さや遊び心とは一見離れて即物的に聞こえそうですが、あらためて聴くと、楽曲の構造と展開に 沿って漸強漸弱や音色と微妙なテンポの変化を加えていることがわかります。要所でのポルタメントが生み出す切なくなるような表現も効果的。ピアノ四重 奏曲第1番第4楽章における疾風のようなテンポと、その中でもきれいに粒のそろった音を奏でるゼルキンのピアノも聞きもの。ブラームスの2曲は磁気テープ 録音ということもあって、音質は良好です。 冒頭におかれたメヌエットは、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第7番のレコードの余白に収録されていたもので、これまでに世に出たブッシュSQの ハイドン録音はこれが唯一。LP・CDを通じて復刻盤がほぼ見当たらず、貴重なCD化です。典雅な宮廷舞曲のイメージとかけ離れた力強く荒々しささえ感 じさせる演奏で、高名なハイドン研究者H.C.ロビンズ=ランドンはこの演奏について「エレガンスという言葉にはまるで関心無さそうな演奏。ブッシュは極めて 硬い岩石に挑みかかるように演奏していて、素晴らしい。実際、この曲は40年間も弦楽四重奏曲を書いてきた男(=ハイドン)が新境地を開こうとした作品

BIS
BISSA-2716(1SACD)
遺物と発見 - ファゴットとピアノのための作品集
ファジル・サイ(1970-):サクソフォンとピアノのための組曲 Op.55(2014)(ブラン・ファン・サムベークによるファゴットとピアノ編)
デュティユー:サラバンドと行列
アレクサンドル・タンスマン:ソナティネ - ファゴットとピアノのため
に (1952)
ベートーヴェン:交響曲第7番- 第2楽章 アレグレット(ウジェーヌ・ジャンクール編)
シャルル・ケクラン):3つの小品 Op.34- ファゴットとピアノのために(1898-1907)
キナーン・アズメ(1976-):組曲 - 即興演奏家とオーケストラのために(2007)II. November22nd(ブラン・ファン・サムベークによるファゴットとピアノ編)
ブラン・ファン・サムベーク(Fg)
ハンス・アイザッカース(P)

録音:2025年1月24-26日
ファゴット奏者のブラン・ファン・サムベークのアルバム。サムベーク自身による編曲から、音楽院で学習教材として受け継がれてきた名曲や忘れられた作品までを集め、こ の楽器が持つ多様な表現力を提示しています。 サクソフォン用に書かれた原曲と同じ変ホ短調に編曲することで、演奏のしやすさ(吹きやすさ)よりも、ファゴットの音色が持つ特有の摩擦感や緊張感を優先したという ファジル・サイの「組曲」を冒頭に置き、パリ音楽院の試験曲であるタンスマンの「ソナチネ」や、シリアの市場の記憶を描くアズメの「November 22nd」、19世紀フランス の伝説的ファゴット奏者ジャンクールによるベートーヴェンの交響曲第7番「アレグレット」の編曲などを収録しています。 ブラン・ファン・サムベークは、2009年にオランダ音楽賞を受賞したファゴット奏者。2002〜2011年にロッテルダムPOの首席ファゴット奏者を務 めた後、ソリスト、室内楽奏者として幅広く活動、多重録音したバッハ作品集や、クラシックとロック、プログレッシブ・メタルなどを融合した音楽グループ「ORBI」での活動 でも知られています。現在はハーグ王立音楽院でファゴットを指導しています。

CPO
CPO-555766(1CD)
ヨハン・アントン・アンドレ:弦楽四重奏曲第1番、第3番 他
ヨハン・アントン・アンドレ(1775-1842):
弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.15No.1
ポワソン・ダヴリル
弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.15No.3
オキザリス四重奏団
Stefan Besan(Vn)
Friederike Kampick(Vn)
Tim Dullberg(Va)
Lucija Rupert(Vc)

録音:2024年7月3-4日…5-10、2025年10月14-15日…
1-4
ドイツ中部のヘッセン州オッフェンバッハを拠点に活躍した出版業者・作曲家・音楽学者のヨハン・アントン・アンド レ。父の音楽出版社を継ぎドイツ有数の会社へ成長させるとともに、モーツァルトの未亡人コンスタンツェから未発 表手稿譜の多くを買い取り、彼の遺産の保全・出版に貢献しました。ケルビーニに捧げられた弦楽四重奏曲第1 番はハイドンやモーツァルトの伝統を継ぐ端正な形式を備えつつも、第1ヴァイオリンがソリスティックで即興風に活躍 したり、劇的な展開部などに独自性が見られます。「ポワソン・ダヴリル」はフランス語で「エイプリルフール」を意味す る多拍子(ポリメートル)の実験的な作品。4つのパートが同時に異なる拍子を刻みつつ、美しい旋律が精密な フーガに組み上げられています。弦楽四重奏曲第3番は第1番より古典的様式美が際立ち、重厚な導入から華 やかに展開する第1楽章、歌心あふれる緩徐楽章、優雅なメヌエットを経て、最終楽章の半音階的旋律による 見事なフーガで全体を締めくくります。オキザリス四重奏団は2017年にマインツ音楽大学で結成された若手アン サンブル。コンクール受賞歴を重ね、埋もれた名曲の紹介にも意欲的に取り組んでいます。

Hanssler
HC-25066(1CD)
ベートーヴェン×シャハトナー
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第3番ハ短調 Op.1-3
ヨハネス・X・シャハトナー(1985-):ピアノ三重奏曲 第5番「深い敬意を込めて」(2026)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第7番変ロ長調 Op.97「大公」
アメリオ・トリオ【ヨハンナ・シューベルト(Vn)、メルレ・ガイスラー(Vc)、フィリップ・キルヒナー(P)】

録音:2026年5月12-15日 SWRスタジオ・カイザースラウテルン
ベートーヴェン没後200年を目前に企画された本作は、ベートーヴェンの2つの名作ピアノ三重奏曲の間に、現代ドイツを代表する作曲家 ヨハネス・X・シャハトナーの新作「深い敬意を込めて」を配置した意欲的なアルバムです。若きベートーヴェンの革新性があふれるハ短 調の第3番と円熟期の傑作「大公」、そしてそれらに呼応する現代作品が、時代を超えた対話を織り成します。ARD国際音楽コンクール入 賞などで注目を集めるアメリオ・トリオは、鮮烈なアンサンブルと豊かな表現力で各作品の個性を描き分け、古典から現代へと続くピアノ 三重奏の魅力を新たな視点から伝えています。
Hanssler
HC-26006(1CD)
グリンカ:悲愴三重奏曲
ベートーヴェン:三重奏曲 変ホ長調 Op.38(七重奏曲 Op.20からの編)
トリオ・ネオ【ネモリーノ・シェリーガ(Cl)、テオ・プラート(Fg)、アリス・アレクサンダー・ブレッテンベルク(P)】

録音:2024年11月15-17日 L.ベーゼンドルファー・ピアノ工場(ウィーナー・ノイシュタット)
クラリネット、ファゴット、ピアノによる珍しい編成で活動するトリオ・ネオのデビュー・アルバムです。収録されたのはミハイル・グリンカの名 作「悲愴三重奏曲」と、ベートーヴェンが自作の七重奏曲を自ら編曲した「三重奏曲 Op.38」。ほぼ同時代に書かれた作品でありながら、 グリンカの情熱的でロマンあふれる世界と、ベートーヴェンの古典的な均整と明朗さという対照的な魅力を味わうことができます。トリオ・ ネオは豊かな歌心と卓越したアンサンブルで両作品の個性を鮮やかに描き出し、クラリネット、ファゴット、ピアノという編成ならではの多 彩な響きと表現力を存分に伝えています。
Hanssler
HC-24029(2CD)
バッハ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集 BWV1014-1019
[[CD1]
ソナタ第1番ロ短調 BWV1014
ソナタ第2番イ長調 BWV1015
ソナタ第3番ホ長調 BWV1016
ソナタ第4番ハ短調 BWV1017
[CD2]
ソナタ第5番ヘ短調 BWV1018
ソナタ第6番ト長調 BWV1019
幻想曲とフーガ イ短調 BWV904
クリストフ・ザイボルト(Vn)
ヨルク・クローネンベルク(P)

録音:2025年6月18-20日 フランクフルト、フェステブルク教会
「私にとって最高の音楽とは、手元にある楽器から着想を得ながらも、それに決して規定されることのない抽象的な精神世界に存在して います。バッハは必要に応じて作品を別の楽器用に編曲することをためらわず、多くの音楽的アイデアも、後のロマン派のヴィルトゥオー ゾたちとは異なり、楽器の制約からほとんど影響を受けていないように感じられます。それはまるで音や響き、声が満ちる広大な白い空間 のようです。だからこそ、この録音で皆さんと協力し、この夢のプロジェクトを実現できたことに大きな喜びを感じています。」 ―ヨルク・クローネンベルク
バッハの傑作「ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ」BWV1014-1019を、ヨルク・クローネンベルクとクリストフ・ザイボルトが現代的 な感性で再解釈した注目盤。バッハ作品が本来備える普遍性と精神性に焦点を当て、楽器編成の枠を超えた音楽の本質へ迫ります。緻 密な対位法と豊かな歌心を兼ね備えた6つのソナタを、ピアノとヴァイオリンによる洗練された対話で描出。時代や編成の制約を超えて輝 くバッハ芸術の魅力をあらためて伝える充実のアルバムです。(FA)
Hanssler
HC-26014(6CD)
ダヴィド・ゲリンガス〜ジュビリー・エディション

(1)ブラウンフェルス:弦楽五重奏曲嬰ヘ短調Op.63
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン(ルドルフ・レオポルト編、7人の弦楽合奏版)
(2)グリーグ:「最後の春」Op.34-2(Vcとピアノ版)
(3)メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番ニ長調Op.58
アルバムの綴りOp.117
無言歌Op.109
チェロ・ソナタ第1番変ロ長調Op.45
言歌集より(5曲)
華麗なる変奏曲Op.17
(4)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5-1
チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.5-2
ホルン・ソナタヘ長調Op.17(ベートーヴェン自身によるチェロ版)
(5)グリーグ:間奏曲イ短調
(6)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69
チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102-1
チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2
(7)グリーグ:「ペール・ギュント」より
朝/アニトラの踊り/ソルヴェイグの歌
(8)ベートーヴェン:二重奏ソナタ変ホ長調Op.64
ヘンデル「ユダス・マカベウス」の主題による12の変奏曲WoO45
「恋を知る男たちは」による7つの変奏曲WoO46
「娘か女房か」による12の変奏曲Op.66
(9)ラフマニノフ:前奏曲Op.2-1
東洋風舞曲Op.2-2
チェロ・ソナタト短調Op.19
歌ヘ短調
(10)グリーグ:チェロ・ソナタイ短調Op.36
(1)グリンゴルツ四重奏団
リシャルト・グロブレフスキ(Va)
ダリウシュ・ミゼラ(Cb)
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
録音:2012年1月28-30日 チューリヒ放送スタジオ
(2)ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
イアン・ファウンテン(P)
録音2011年2月28日-3月2日 SWR室内楽スタジオ(シュトゥットガルト)

(3)ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
イアン・ファウンテン(P)
録音:2008年 MDRフィガロ(ライプツィヒ)
(4)ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
イアン・ファウンテン(P)
録音:2008-2009年 SWR室内楽スタジオ(シュトゥットガルト)
(5)ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
イアン・ファウンテン(P)
録音:2011年2月28日-3月2日 SWR室内楽スタジオ(シュトゥットガルト)
(6)ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
イアン・ファウンテン(P)
録音:2010-2011年 SWR室内楽スタジオ(シュトゥットガルト)
(7)ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
イアン・ファウンテン(P)
録音:2011年2月28日-3月2日 SWR室内楽スタジオ(シュトゥットガルト)
(8)ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
イアン・ファウンテン(P)
録音:2010-2011年 SWR室内楽スタジオ(シュトゥットガルト)
(9)ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
イアン・ファウンテン(P)
録音:2008年 SWR室内楽スタジオ(シュトゥットガルト)
(10)ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
イアン・ファウンテン(P)
録音:2011年2月28日-3月2日 SWR室内楽スタジオ(シュトゥットガルト)
現代を代表するチェリストの一人、ダヴィド・ゲリンガスの80歳を記念した6枚組ジュビリー・エディション。グリーグ、メンデルスゾーン、ベー トーヴェン、ラフマニノフ、ブラウンフェルス、R.シュトラウスなど多彩なレパートリーを通じて、その卓越した音楽性をたどります。チェリスト としてだけでなく、指揮者や教育者としても国際的に活躍してきたゲリンガスの芸術は、深い洞察と豊かな表現力で世界中の聴衆を魅 了してきました。円熟の境地に達した巨匠の足跡を堪能できる記念碑的なボックス・セットです。
Hanssler
HC-26011(3CD)
カスパール・ヨーゼフ・ブラムバッハ:室内楽作品全集

(1)ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.13
ピアノ四重奏曲ト短調Op.110
(2)ピアノ四重奏曲イ短調Op.43
(3)ピアノ、2つのヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロのための六重奏曲ハ短調Op.5
(4)ヴァイオリン・ソナタニ短調Op.55
ヴァイオリン・ソナタイ短調Op.74
チェロとピアノのための2つのロマンスOp.41
(1)ニーナ・カルモン(Vn)
ローラント・グラスル(Va)
ウェン=シン・ヤン(Vc)
オリヴァー・トリンドル(P)
(2)ニーナ・カルモン(Vn)
アンドレアス・ヴィルヴォール(Va)
アレクサンダー・ヒュルスホフ(Vc)
オリヴァー・トリンドル(P)
(3)ティアンワ・ヤン(Vn)
ニーナ・カルモン(Vn)
ベネディクト・シュナイダー(Va)
アルノルト・シュティーヴェ(Va)
アレクサンダー・ヒュルスホフ(Vc)
オリヴァー・トリンドル(P)
(4)マティアス・リンゲンフェルダー(Vn)
ウェン=シン・ヤン(Vc)

録音:2020-2022年 ケルンWDR放送会館 クラウス・フォン・ビスマルク・ザール
19世紀ドイツ・ロマン派の作曲家カスパール・ヨーゼフ・ブラムバッハ(1833-1902)の室内楽作品を集成した3枚組全集。合唱曲で知ら れる作曲家の知られざる側面に光を当て、ピアノ三重奏や弦楽作品などを通じて、その豊かな旋律美と端正な構成感を紹介します。メン デルスゾーンの系譜に連なる親しみやすい作風は、温かみのある抒情性と洗練されたロマン派の魅力に満ちています。オリヴァー・トリン ドルをはじめとする実力派演奏家たちによる録音で、埋もれた名品の価値を再発見できる注目の企画です。
Hanssler
HC-25061(6CD)
ジョルジュ・エネスコ・エディション
[CD1]
(1)ピアノ・ソナタ第3番ニ長調Op.24-3
(2)カンタービレとプレスト
(3)4声のフーガ
ワルツニ長調
ワルツ変ホ長調「カーネーションの花」
(4)ピアノ協奏曲ニ短調(第1楽章のみ、未完)
(5)ノクターン変ニ長調
[CD2]
「幼少時代の印象」Op.28
ヴァイオリン・ソナタイ短調「トルソ」
ヴァイオリン・ソナタ第2番ヘ短調Op.6
[CD3]
ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調Op.25「ルーマニア民族様式による」
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.2
[CD4]
(1)アレグロヘ短調
チェロ・ソナタ第1番Op.26-1
(2)ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調Op.24-1
[CD5]
組曲第1番ト短調Op.3「古風な様式で」
前奏曲とスケルツォ嬰ヘ短調
糸紡ぎの女ニ長調
即興曲変イ長調
追憶変ト長調
即興曲ハ長調
前奏曲とフーガハ長調
ソナタ断章嬰ヘ短調
[CD6]
組曲第2番ニ長調Op.10「響きわたる鐘」
即興的小品集Op.18
[CD1]
(1)ルイザ・ボラク(P)
(2)クシシュトフ・カチュカ(Fl)、
リリアン・アコポヴァ(P)
(3)ルイザ・ボラク(P)
(4)ルイザ・ボラク(P)、
ブカレスト国立放送O、
ニコラエ・モルドヴェアヌ(指)
(5)ラルーカ・シュティルバト(P)
[CD2]
レムス・アゾイツェイ(Vn)、
エドゥアルド・スタン(P)
[CD3]
レムス・アゾイツェイ(Vn)、
エドゥアルド・スタン(P)
[CD4]
(1)ヴァレンティン・ラドゥツィウ(Vc)
ペル・ルンドベリ(P)
(2)ラルーカ・シュティルバト(P)
[CD5]
ラルーカ・シュティルバト(P)
[CD6]
ラルーカ・シュティルバト(P)

録音:
[CD1]2007年、2016年、2015年
[CD2]2005年
[CD3]2006年
[CD4]2013年、2015年
[CD5]2015年
[CD6]2010年、2013年
ルーマニアを代表する音楽家ジョルジュ・エネスコの芸術を総覧する6枚組エディション。作曲家としてだけでなく、名指揮 者、名ヴァイオリニスト、名ピアニストとしても活躍したエネスコの多面的な魅力に迫ります。幼少期から「ルーマニアのモーツァルト」と称 賛され、パブロ・カザルスからも絶大な評価を受けたその才能は、民族的な情感と洗練された国際性を見事に融合させています。ルイ ザ・ボラクらルーマニアを代表する演奏家たちによる演奏で、20世紀音楽史に輝く巨匠の世界を堪能できる充実のボックス・セットです。(FA)

TYXart
TXA-25196(1CD)
ヴァイオリン・コンチェルタント XXI Vol.2 〜世界初録音集〜
フランツ・フンメル(1939-2022):ヴァイオリン協奏曲「マックス・レーガー追悼」
ツェムリンスキー:ヴァイオリンとピアノのためのセレナード イ長調(フランツ・フンメルによるヴァイオリンと管弦楽版)
マクシミリアン・クロイツ(1953-):「汝らの星よ、高き大気よ」 〜シェメッリによる古風なコラール(Vnと弦楽オーケストラのための)
ストラヴィンスキー:ペルゴレージの主題、断片と小品による組曲 (エレーナ・デニソワによるヴァイオリンと管弦楽版)
エレーナ・デニソワ(Vn)
マーラー・アンサンブル
アレクセイ・コルニエンコ(指)

録音:2016年9月(1)、2025年7月(2-4) 
20世紀から21世紀にかけての個性的なヴァイオリン作品を集めたシリーズ第2弾です。収録曲はいずれも世界初録音で、一部は2025年ザルツブルク音 楽祭でのライヴ演奏によるものです。フランツ・フンメルの「マックス・レーガー追悼」は、作曲者立会いのもとで初演・録音された作品であり、深い敬意と独 創性が融合した力作です。また、ツェムリンスキーの若き日の「セレナード」や、ストラヴィンスキーの「プルチネルラ」由来の組曲は新たな管弦楽版として生 まれ変わり、鮮やかな響きを獲得しています。エレーナ・デニソワの卓越したヴァイオリンと、アレクセイ・コルニエンコ(指)マーラー・アンサンブ ルによる熱気あふれる演奏が、未知のレパートリーの魅力を鮮烈に伝えます。(FA)

APARTE
AP-447(1CD)
Track2
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番イ短調 op.13
ミッシー・マッツォーリ:Harp and Altar (弦楽四重奏とエレクトロニクス)
ニールセン:弦楽四重奏曲第2番ヘ短調 op.5
NOVOカルテット【加藤ミュラー香耶(Vn1)、ニコライ・ヴァシリ・ネデルガード(Vn2)、ダニエル・シュレジンスキ(Va)、シーネ・エブストラップ・ビッチェ(Vc)】

録音:2025年12月21-22日、2026年4月3-5日、デンマーク王立音楽アカデミーコンサートホール
2023年、ジュネーヴ国際音楽コンクールで優勝したNOVOカルテット。アパルテ・レーベル第1弾「Track1」(AP-392)を経て、第2弾 「Track2」の登場です。故郷のニールセン、傑作メンデルスオゾーン、そして2009年にクロノス・カルテットからの委嘱によって作曲され、この たび世界初録音となるマッツォーリの「Harp and Altar」という攻めたプログラムとなっております。 メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第2番は、4つの楽章から成りますが、それぞれ独立して演奏しても、四重奏曲レパートリーの柱となり得 るほどの存在感を持っているとメンバーは語っていますが、この演奏からはこの傑作を存分に楽しんでいることが感じられます。非常に劇的 で荒々しいエネルギーに満ちたニールセンの作品は、天候が突然変わるような急激な転換を伴ったドラマティックな作品ですが、NOVOカ ルテットのメンバーはエネルギー全開で臨んでいます。(FA)

オクタヴィア
OVCL-00930(1CD)
税込定価
2026年10月21日発売
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D574作品162
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47「クロイツェル」
石川 静(Vn)
ルカーシュ・クランスキー(P)

録音:2026年4月1-2日 神奈川県立相模湖交流センター
プラハを拠点に活動する石川静の「日本デビュー50周年」第2 弾。第1弾に続きシューベルトの世界を繰り広げます。14歳の 頃、プラハでの国際コンクール優勝時にドヴォルザーク・ホー ルで演奏して以来思い入れのあるソナタ。 石川によるシューベルトの「うた」は聴くほどに味わいを深め、 静かに心へ沁みわたります。続くベートーヴェン「クロイツェ ル」では、壮大なドラマの核心に迫りながら、細部に温かな ニュアンスを織り込みます。ピアノのクランスキーとの息の 合った対話も必聴。 音楽の神髄に触れる、純粋な感動をもたらす一枚です。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00499(1SACD)
税込定価
2026年10月21日発売
若尾圭良 IN CONCERT
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第4番 イ短調 作品23
C. シューマン:3つのロマンス 作品22
ブラームス:F.A.E.ソナタ〜スケルツォ
ショーソン:詩曲 作品25
武満徹:妖精の距離
ラヴェル:ツィガーヌ
クライスラー:愛の悲しみ
エルガー:愛の挨拶

※当商品にDVD は入っていません
若尾圭良(Vn)、広瀬悦子(P)

録音:2026年1月13-16日 高崎芸術劇場
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多角的に 紹介する、大友直人が贈る高崎芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第18 弾。「若尾圭良IN CONCERT2026」初回版(CD+DVD)は大好評の うちに完売しました。本ディスクは、そのCDヴァージョンとなりま す。若尾は、名門ボストン響のオーボエ奏者を父に持ち、9歳でオー ケストラと共演するなど、幼少期よりその才能を開花させ、今や国 際的な注目を集めるアーティストに成長しました。ここでは広瀬悦 子の好サポートを得て、ソナタから小品まで圧倒的な集中力と気高 い表現力で全曲を弾き切っています。新しい才能の萌芽が伸び行く 瞬間を、鮮やかにとらえたデビュー盤です。(オクタヴィア)

MClassics
MYCL-00084(1SACD)
税込定価
American Portraits
マッキ―(1980-):友人への歌
トゥリン(1947-):2つのポートレート
スティーヴンス(1908-1989):トランペット・ソナタ
J.ウィリアムズ(1932-):何人に対しても悪意を抱かず(映画「リンカーン」より)
イウェイゼン(1954-):トランペット・ソナタ
ガーシュウィン(トゥリン編):誰かが私を見つめてる
佐藤友紀(Tp,フリューゲルホルン)
大野真由子(P)

録音:2026年2月10-13日 神奈川県、相模湖交流センター ラックスマンホール
ソリスト、室内楽でマルチに活躍する佐藤友紀が、トランペットのた めのオリジナル曲を中心とした待望のアルバムをリリース!マッキー、 イウェイゼン、ガーシュウィン、J.ウィリアムズなど、アメリカ音楽の傑作 が並ぶ贅沢な一枚です。輝かしく質の高いサウンド、そして柔らかな 音色。息をのむほどの超絶技巧と、軽やかなテクニック。ホールで聴 いているかのような臨場感あふれる音楽性が、空間を満たします。 技術と音楽性が高次元で融合する、極上のトランペット世界をご 堪能下さい。
MClassics
MYCL-00083(1SACD)
税込定価
愛の妙薬
コレッリ(バルビローリ編):オーボエ協奏曲 ヘ長調
チマローザ(ベンジャミン編):オーボエ協奏曲 ハ長調
ドニゼッティ:オーボエ・ソナタ ヘ長調
ポンキエッリ(カルディーニ編):オーボエとピアノのためのピッコロ・コンチェルティーノ
ドニゼッティ(バッタ編):ロマンス(歌劇「愛の妙薬」より「人知れぬ涙」)
プッチーニ(リチャードソン編):ドレッタの美しい夢 (歌劇「つばめ」より)
プッチーニ:誰も寝てはならぬ(歌劇「トゥーランドット」より)
マスカーニ(小野寺真編):歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
広田智之(Ob、オーボエダモーレ)
矢野雄太(P)

録音:2025年12月25-26日 神奈川県、相模湖交流センター ラックスマンホール
日本を代表するオーボエ奏者、広田智之(東京都SO首席 奏者)の最新アルバムです。歌心溢れるオーボエのオリジナル曲から 珠玉のオペラ・アリアまで、喜びに満ちた美しい世界を色鮮やかに奏 でます。聴きどころは、広田の繊細で艶やかなオーボエと、深く豊か な響きを持つオーボエダモーレの音色。ひとつひとつのメロディに深い 愛を込め、丁寧に紡がれる音楽は聴く人の心を震わせます。さら に、本場イタリア・ミラノで研鑽を積んだ矢野雄太のピアノが、洗練 された美しい響きでその世界を気品高く彩ります。

APARTE
AP-415(1CD)
エネスコ:.ピアノとチェロのためのソナタ 第2番op.26-2
 クレマン・マロの7つの歌 op.15より第2局 Languir me fais(Vcとピアノ版)
オネゲル:チェロ・ソナタ H.32
プーランク:チェロとピアノのためのソナタ FP143
バジル・アウスレンダー(Vc)
ヤンセン・ライサー(P)

録音:2025年12月、スイス
「クレッシェンド・ヤング・スイス・アーティスト」の受賞者であるバジル・アウスレンダーとヤンセン・ライザーのデビュー・アル バム。パリで研鑽を積んだ3人の作曲家、オネゲル、エネスコ、プーランクのチェロとピアノのためのソナタを収録しました。
■バジル・アウスレンダー(Vc)
1996年ローザンヌ生まれ。5歳よりチェロをはじめ、のちにチェンバロも学ぶ。7歳より室内楽、オーケストラでも演奏をはじめ る。14歳でオーケストラと共演。シネ・ノミネ四重奏団でも演奏。2011年、ローザンヌ音楽院でフランソワ・サルクのクラスに入 る。2017年、最高位で修士号を取得。
APARTE
AP-430(1CD)
ラヴェル作品の編曲集
「ダフニスとクロエ」より「ダフニスの優雅で軽やかな踊り」(ラヴェル編)
「ダフニスとクロエ」第2組曲より Lever du jour, Pantomime, Danse generale(グリャズノフ編)
スペイン狂詩曲(リンゲンブルク編曲による2台ピアノ、打楽器版)
3つの歌曲 M.69(ラヴェルによる歌とピアノ版)
シェエラザード M.41(ラヴェルによる声、フルートとピアノ版)
5つのギリシャ民謡より「La-bas, vers l?eglise」(ラヴェルによるフルートとピアノ版)
歌劇「子供と魔法」より5時のフォックス=トロット(アンリ・ジル=マルシェによるピアノ版)
フランソワ=グザヴィエ・ポワザ(P) 
ヴィアチェスラフ・グリャズノフ(P)
チャオ=ユアン・シャン(打楽器)
ティル・リンゲンベルク(打楽器)
ブレンダ・プパール(Ms)
マリー=クロード・シャピュイ(Ms)
エレナ・マシュレル(Fl)

録音:2026年1月7-11日
ラヴェルのピアノ入り作品全曲録音(AP-321)に続き、フランソワ=グザヴィエ・ポワザは、編曲作品のみを収録したアルバムを通じて、この作曲家の探求 を続けています。『ダフニスとクロエ』から『シェヘラザード』へ、『スペイン狂詩曲』からジャズの要素を取り入れた『子供と魔法』の世界へと、2台のピアノ、打 楽器、フルート、そして声楽によるこのプログラムは、ラヴェルの旋律、色彩、そして緻密な職人技を新たな光で照らし出しています。ラヴェルを知り尽くした ポワザは、その卓越した技巧と自由な表現力に加え、色彩感覚の豊かさを改めて示しています。(FA)
APARTE
AP-433(1CD)
カサドとカザルス
ガスパール・カサド
(1897-1966):レキエブロス(親愛のことば)、
 チェロとピアノのためのセレナード、 無伴奏チェロ組曲、
 チェロとピアノのためのソナタ イ短調
パブロ・カザルス(1876-1973):パストラーレ、
 夢、ロマンス、
 チェロとピアノのためのアルバムの1枚、鳥の歌
グラナドス:インテルメッツォ(カサド編)
ヴァレリー・エマール(Vc)
セドリック・ロレル(P)

録音:2025年10月
2026年は、ガスパール・カサドの没後60年と、パブロ・カザルスの生誕150年という二つの記念すべき節目の年にあたります。本アルバムで、ヴァレリー・ エマールとセドリック・ロレルは、この二人の偉大なカタルーニャ出身のチェリストにして作曲家へ敬意を捧げます。 カサドの演奏機会の少ない「チェロ・ソナタ イ短調」、華麗な「レキエブロス」、そして今年で作曲100周年を迎える「無伴奏チェロ組曲」では、スペイン音楽 ならではの豊かな色彩が存分に響き渡る。一方、対照的に、カザルスの若き日の小品や、深い感動を呼ぶ「鳥の歌」は、詩情にあふれたロマンティシズム を、簡潔で率直な表現によって聴く者の心に届けます。 長年にわたる音楽的友情で結ばれたヴァレリー・エマール(ピアニスト、ピエール=ロラン・エマールの妹)とセドリック・ロレルは、この二人の巨匠が持つ きわめて個性的な音楽語法を鮮やかに浮かび上がらせています。そこには、情熱に満ちた音楽的身振り、高貴な表現力、そして自由な息遣いによる美し い旋律線が息づいています。(FA)

Goodies
78CDR-5008(1CDR)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 作品47「クロイツェル」 ボリス・ラス(Vn)
マキシム・シャピロ(P)

日 COLUMBIA55015/8
(1936年3月12日 川崎録音)
ボリス・ラス(1894-19??)はロシア生まれのユダヤ人。ロシア革命を逃れてハル ピン経由で来日。新SO(現NHKSOのコンサートマスターを務める一 方でソロ奏者、教育者としても活躍。戦前戦中の日本楽壇のレベルアップに寄 与した。戦後渡米したが、その後の消息は分かっていない。主な門下生に巖本 真理や外山滋がいます。 マキシム・シャピロ(1885-1958)はロシア生まれのユダヤ人。1927年から1939年 まで日本に滞在しボリス・ラスとも数多く共演した。開戦前に渡米し、1958年、 演奏会途中で倒れ亡くなった。日本を愛した彼の遺灰の一部は日本に撒かれた という。 復刻にはKLANG KUNST10A SP用MC型カートリッジ 3.5ミル針付(針圧19g)&FM MCT-1ファインメット・コア昇圧トランス(ゼネラル・トランス製)、KORG DS DAC-10R DSD録音機(内蔵イコライザーEu78)を使用した。

Chandos
CHAN-20475(1CD)
ボリス・リャトシンスキー:室内楽作品集 第1集
弦楽四重奏曲第1番ニ短調 Op.1(1915)
弦楽四重奏曲第2番イ長調 Op.4(1922/1926改訂)
ノータベーネ・チェンバー・グループ
Andrii Pavlov(Vn)
Maksym Grinchenko(Vn)
Ihor Zavhorodnii(Va)
Artem Poludennyi(Vc)

録音:2025年4月11-13日
20世紀ウクライナの交響楽の発展に大きく寄与した作曲家ボリス・リャトシンスキー。幼少期よりピアノとヴァイオリンに親しみ、10代半ばで作曲を開始したと されています。キーウ音楽院でレインゴリト・グリエールに師事し、後に師の遺作の補筆も手掛けました。1920年から母校やモスクワ音楽院で教鞭を執り、 シルヴェストロフらを育成したほか、ソ連作曲家同盟の指導的地位に就き当時の音楽界に尽力。作品は5つの交響曲から劇音楽まで多岐にわたり、初期 のロマンティシズムから西欧の無調を経て、民族音楽学者リセンコの研究に基づく民謡の旋律と先進的和声を融合させた独自の語法を確立しました。 弦 楽四重奏曲第1番はウクライナ民謡の旋律をふんだんに取り入れた学生時代の作品で、師のグリエールに献呈されたもの。チャイコフスキー、ボロディン、グ リーグなどの作品と同等以上に歌に満ちた佳品です。第2番もまた前半2楽章は歌に満ちていますが、後半2楽章ではモダンな要素が感じられるようになり ます。 演奏を務めるノータベーネ・チェンバー・グループは、2015年にキーウのソリストたちで結成されたアンサンブル。古典から現代作品まで精緻な演奏で魅了す る彼らは、自国音楽の再発見と世界への発信を目指し、リャトシンスキーの室内楽を系統的に録音するプロジェクトに着手しました。記念すべき第1作のリ リースです。

TOCCATA
TOCC-0810(1CD)
ジュゼッペ・カンビーニ:室内楽作品集第1集
ジュゼッペ・カンビーニ(1746-1825頃):
弦楽五重奏曲 第47番ニ長調
弦楽五重奏曲 第13番ニ短調
弦楽五重奏曲 第16番ハ長調
アマデウス・チェンバー・ミュージシャンズ
ドミトリー・ダニエル・アスケロフ(Vn)
Isak Rikhardsson(Vn)
ジェニー・ヨエルソン(Va)
ルツィウス・ドゥブス(Vc)
ヨハネス・ヘルツォーク(Vc)

録音:2026年3月12日、2026年4月2日、2026年4月28日
18世紀後半のパリで活躍したイタリア出身のジュゼッペ・カンビーニは、モーツァルトやハイドンと同時代に600 曲以上の作品を残した当時の人気作曲家。晩年の足跡は謎に包まれていますが、アメリカ議会図書館所 蔵の手稿譜などの研究から近年再評価が進んでいます。 彼が実業家セガンのために書いた100曲以上の 弦楽五重奏曲は、2本のチェロを用いた重厚な響きを特徴とし、モーツァルト風の優雅な旋律とハイドン譲り の巧みな対位法が融合、時にはベートーヴェンを思わせるほどの深みも持っています。演奏するアマデウス・ チェンバー・ミュージシャンズは、スイスの楽譜出版社のコレクション蘇演のために結成され、埋もれた名曲に 光を当てています。

Cypres
CYP-1693(1CD)
ポラリス〜バッハ、ラモー、ヴィヴァルディ、ヴィラ=ロボス
バッハ:イギリス組曲 第3番ト短調 BWV808
デュオ・キアスマ:ヴィラ=ロボスのブラジル風バッハ第5番アリアに基づくヴァリエーション
ラモー:優しい嘆き〜クラヴサン曲集 組曲 ニ調 (+歌劇「ゾロアストル」)
 不吉な場所〜歌劇「ダルダニュス」
 快活なエール〜歌劇「レ・ボレアド」
 ポリムニの入場〜歌劇「レ・ボレアド」
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ ホ短調 RV40
伝承曲:ダニー・ボーイ
※ 全てデュオ・キアスマによる編曲
デュオ・キアスマ【ピエール・フォントネル(Vc)、フリン・ヴォルター(クロマティック・アコーディオン)】

録音:2026年2月16-18日 ルクセンブルク、トリフォリオン・エヒテルナハ地域文化センター
ベルギーを拠点に活動するチェリストのピエール・フォントネルと、アコーディオン奏者フリン・ヴォルターによるデュオ・キアスマ。2016年の結成以 来、彼らはクラシックを象徴するチェロと民俗的な背景を持つアコーディオンという、異色ながらも力強さと繊細さを備えた組み合わせで、独自 の表現を模索してきました。ラモーの歌劇からの美しい旋律、原曲を緻密な二重奏に再構成したバッハのイギリス組曲、そして通奏低音をア コーディオンが担うヴィヴァルディのソナタを中心に、バッハとヴィラ=ロボスへの敬意と共に幼少期を過ごしたシアトルの記憶を織り込んだ変奏 曲、アイルランド民謡「ダニー・ボーイ」を収録。2つの楽器が紡ぎ出すバロックの緻密な対話と、静謐な響きを凝縮した一枚です。

BIS
BISSA-2728(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集第5集
弦楽四重奏曲第9番ハ長調「ラズモフスキー第3番」Op. 59No.3(1806)
弦楽四重奏曲第11番ヘ短調「セリオーソ」 Op. 95(1810)
大フーガ Op.133(1825-26)
キアロスクーロQ【アリーナ・イブラギモヴァ(Vn)…Andrea Amati(1570)、シャルロット・サリュースト=ブリドゥー(Vn)…Carlo Tononi(1720)、エミリー・ホーンルンド(Va)…Willems(c.1700)、クレール・ティリオン(Vc)…Carlo Tononi(1720)】

録音:2025年8月23-27日UK、モンマス、ワイアストン・コンサート・ホール
アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団によるベートーヴェン弦楽四重奏曲全集録音の第5集。中期作品の完結編にあたる2曲に「大フーガ」を加えた、エ ネルギッシュで刺激的なアルバムです。ハイドンやモーツァルトが樹立した様式と独自の実験精神との折り合いを模索した作品18の6曲の後、先進的なアイディアを臆さ ずに盛り込んだのが作品59の通称「ラズモフスキー・セット」。その第3曲にあたる第9番も第1楽章の混とんとした序奏から疾走するフーガによる最終楽章まで、実にダイ ナミックな作品です。第11番は16曲あるベートーヴェンの弦楽四重奏曲の中で演奏時間は最も短いながら、作曲者自ら「セリオーソ(真剣、厳粛)」と名付けただけあっ て力作。調を曖昧にしたり、関連性が希薄なモチーフを突然導入したり、厳格さの中にも波乱含みの展開で、緊張と集中が聴く者にも求められます。「大フーガ」は当初 第13番のフィナーレとして作曲されながら、演奏者と聴衆双方にとって難しすぎると見た出版社の要望で別のフィナーレに差し替えられた楽曲。強烈な不協和音を伴う 激しい楽想と難解な展開は、当時の第一級の演奏家たちにさえ理解不能で恐怖を覚えたとされるほどですが、20世紀になると評価が変わり、ストラヴィンスキーをはじ め先鋭的な作品との声が高まりました。 前作の第7番&第8番の録音で雄大なスケールと強烈なコントラストで曲の精神を抉り出したキアロスクーロ四重奏団の演奏はここでも冴えています。ガット弦でヴィブ ラートを抑制することによって幽玄さや攻撃的なまでの響きなどを生み出し、ベートーヴェンが曲に託した世界を遺憾なく表現。これら3曲が当時の聴衆や演奏家に与え たであろう驚きや衝撃をよみがえらせます。オブザーバー紙の評「最善の意味で、ショックだ」が納得される仕上がり。

Cypres
CYP-4668(1CD)
ベルギー近代のピアノ三重奏作品集
アレックス・ド・ターイ(1898-1952):ピアノ三重奏のための6つの小品(1927-28)〜四月の微笑み 2. Aubade a l’aime 恋人に捧ぐ朝の歌
 ピアノ三重奏曲(1941)
 ピアノ三重奏のための6つの小品(1927-28)〜 ブーレ 7. Douleur, lied pour trio 悲嘆――三重奏による歌曲
リュシー・ヴェレール(1896-1966):ピアノ三重奏曲(1947)
ド・ターイ:ピアノ三重奏のための6つの小品(1927-28)〜調べ/ 冗談
トリオ・スピリアールト【ジャン=サミュエル・ベズ(Vn)、ギヨーム・ラグラヴィエール(Vc)、ゴーヴァン・ド・モラン(P)】

録音:2025年2月26-28日 ブリュッセル、スタジオ・ダダ
20世紀前半〜中盤のベルギーで活躍したブリュッセル生まれの2人の作曲家、ド・ターイとヴェレールのピアノ三重奏作品集。1920年代末 と1940年代の曲が集められており、いずれもフォーレ後期やポスト・フランク世代の系譜に連なる、精緻な和声表現の中で典雅さを失わな い、きわめて美しい作品ばかりです。フランス六人組やバルトーク、ショスタコーヴィチらが既に活躍していた時期の音楽と思うと保守的に感じ られるかもしれませんが、当時サロン演奏会やアマチュア演奏家たちによる室内楽が今よりずっと盛んだったため、こうした上質の美に貫かれた 音楽は確かな需要があったに違いありません。ド・ターイはデュカスと同い年の作曲家ポール・ジルソンの門下に学び、フランスや英国で注目 された後1927年にベルギーのローマ大賞を受賞。ブリュッセル音楽院の教授職を経て1931年フランス語圏ベルギーのモンス音楽院学長に 就任、教育活動の傍ら多岐にわたる作品を残しました。女性作曲家ヴェレールは生涯の大半を薬局勤めで過ごし、作曲は余暇の趣味と して行っていましたが、1957年アメリカで国際女性評議会のコンクールに入賞し一躍注目の的となりました。折衷的な作風で独自の美を 追求した師ジョンゲンにも通じるその堅固で細やかな音作りは、ド・ターイの繊細な作風とアルバム内でなだらかに繋がります。ベルギー近代 の重要画家レオン・スピリアールトの名を冠したトリオが、各作品の美質をじっくり引き出した解釈を聴かせてくれます。

MarchVivo
MV-018(1CD)
アルベニスによるジャズ・ライヴ
アルベニス:アストゥリアス(伝説) 〜スペイン組曲 第1集 Op.47より
エボカシオン〜イベリア 第1集 より
キューバ狂詩曲 Op.66
グラナダ〜スペイン組曲 第1集 Op.47より
Will you be mine?〜6つの歌曲 より
キューバ(カプリッチョ)〜スペイン組曲 第1集 Op.47より
入江のざわめき(マラゲーニャ)〜旅の思い出 Op.71より
セビリア〜スペイン組曲 第1集 Op.47より
アルベニス・ジャズ・クァルテット
アリエル・ブリンゲス(テナーサクソフォン)
ダニエル・オヤルサバル(P)
パブロ・マルティン・カミネロ(ダブルベース)
ボルハ・バルエタ(ドラム)

録音:2026年6月10日
 マドリード、フアン・マルク財団(ライヴ/拍手入り)
アルベニスの作品の数々をジャズ・クァルテットで演奏したライヴ・アルバム。「アストゥリアス」や「エボカシオン」などの名曲が持つ繊細で詩的な 旋律と、スペイン伝統の民族的色彩を損なうことなく、自由なリズムと新たな和声、現代的な音響パレットで融合させています。さらに「キュー バ狂詩曲」に見られるアフロ・キューバンのリズムや、歌曲「Will You Be Mine?」のスタンダード風アレンジなど、多彩なアプローチが即興演 奏の中に自然に織り込まれているのも魅力。2009年の企画発足から15年以上の歳月を経て実を結んだ、実力派メンバーがクラシックの 遺産への敬意を込めた音楽探究の記録です。

CPO
CPO-555641(1CD)
ヨハンナ・ミュラー=ヘルマン:弦楽五重奏曲 イ短調 Op.7
チェロ・ソナタ ト長調 Op.17
アンサンブル・ルイーズ・ファランク
パベウ・ザレイスキ(Vn)
SongHa Choi(Vn)
Klaus Christa(Va)
Guy Speyers(Va)
Kajana Pa?ko(Vc)
Danijel Detoni(P)

録音:2023年6月5-6日
収録時間:63分 ヨハンナ・ミュラー=ヘルマンはオーストリア出身の作曲家。芸術に理解のある家庭環境で育ち幼少期から高い才 能を示したものの、父の勧めで一度は教員となりました。しかし結婚と愛する兄の急逝を機に一念発起してツェム リンスキーらに師事し本格的に作曲を修め、1918年には女性として初の新ウィーン音楽院の作曲科教授に就 任。気品を備えた作品を遺しました。1909年作の「弦楽五重奏曲」は、親しみやすい旋律と劇的な展開を持 ち、とりわけ第3楽章のアダージョはマーラーの「アダージェット」を思わせる深い静けさと美しさに満ちています。また 1923年頃に書かれた「チェロ・ソナタ」は、流れるような美しい旋律と落ち着いた曲想が魅力的な、彼女最後の 大規模な室内楽作品です。 演奏はアポロン・ミューザゲートSQで第1ヴァイオリンを務めるパベウ・ザレイスキら精鋭が集うアンサンブ ル・ルイーズ・ファランク。緻密かつ表情豊かに奏でています。
CPO
CPO-555770(1CD)
フランツ・ダンツィ:フルート五重奏曲集 Op. 50
フルート五重奏曲 変ホ長調 Op.50No.1
フルート五重奏曲 ロ短調 Op.50No.2
フルート五重奏曲 ニ長調 Op.50No.3
アルディンゲロ・アンサンブル
カール・カイザー(Fl)
アンネッテ・レーベルガー(Vn)
ゼバスティアン・ヴォールファールト(Va)
アンナ・カイザー(Va)
マルティナ・イェッセル(Vc)

録音:2025年11月4-6日シュトゥットガルト、SWR室内楽スタジオ
モーツァルトらに影響を受けたフランツ・ダンツィは古典派からロマン派への架け橋となった作曲家であり、彼の父が チェロ奏者として活躍したマンハイム楽派の流れを汲み、ダイナミックな強弱表現や斬新な手法を自身の音楽へと 昇華させました。「3つのフルート五重奏曲」は、古典派的な第1番、ドラマチックな感情表現を織り込んだ第2 番、牧歌的で民謡風な第3番を対比させ、多彩な形式や抒情性を披露しています。各々の作品を緻密な原典 研究で瑞々しく現代に蘇らせるアルディンゲロ・アンサンブルのメンバーたちが、表情豊かなアンサンブルを響かせま す。

Da Vinci Classics
C-01223(1CD)
エネスコ:ピアノ三重奏曲第1番&第2番
ピアノ三重奏曲第2番イ短調(1916)
ピアノ三重奏曲第1版 ト短調(1897)
トリオ・ゼフィール
〔アリナ・マリア・タスラヴァン(Vn)、ジューリア・サングイネッティ(Vc)、フェデリコ・ピスケ(P)〕

録音:2025年11月、DVスタジオ(クレーマ、イタリア)
エネスコが若き日に書いたト短調のピアノ三重奏曲第1番と、未完のまま残され後世の人たちによって補完、再構成され たイ短調のピアノ三重奏曲第2番を収録。自らもヴァイオリニストとしてピアノ三重奏団でも活動したエネスコが、ルーマニ アの民族的要素を排して書き上げたピアノ三重奏の世界を知ることができます。トリオ・ゼフィールは2024年結成の新し いアンサンブルですが、結成直後にジュリオ・ロスピリオージ室内楽コンクールで第1位を獲得するなど頭角を現していま す。
Da Vinci Classics
C-01221(1CD)
クルーセル:2本のクラリネットのための3つの二重奏曲 Op.6
クルーセル(1775-1838):段階的に難度が高まる2本のクラリネットのための3つの二重奏曲 Op.6(1821年出版)
ニコラ・ズッカラ(Cl)、
パスクアーレ・カステッラーノ(Cl)

録音:2025年9月(イタリア)
フィンランド生まれ、スウェーデンで活躍したクラリネットの名手ベルンハルト・ヘンリク・クルーセル(1775-1838)が 1821年に出版した「2本のクラリネットのための3つの二重奏曲」。タイトルの「Progressive」が示す通り、第1番から第 3番へと技術的な難度が段階的に高まるよう構想された作品です。3曲は共通した古典的な構成を持ちながら、それぞ れ異なる個性を備えています。第1番ヘ長調は急速なパッセージを控えた比較的穏やかな書法、第2番ニ短調には当 時のクラリネット奏者にも大きな影響を与えたフランス・オペラの語法と、スウェーデン民俗音楽への関心が反映されていま す。第3番ハ長調では旋律書法がさらに発展し、歴史的楽器では難所となるハ短調の部分も含む、より活発で技巧的 な音楽へと進みます。
Da Vinci Classics
C-01222(1CD)
知られざるイタリアのフルート室内楽〜ブゾーニ、リンチェット、ロンゴ、ピラーティ
ブゾーニ:ディヴェルティメント Op.52BV285(1920、クルト・ヴァイルによるフルートとピアノ版)/アドリアーノ・リンチェット(1936-1996):ソナチネ(1978)
ブゾーニ:アルバムの綴り ホ短調
アレッサンドロ・ロンゴ(1864-1945):組曲 Op.68
ブゾーニ:2本のフルートとピアノのための二重奏曲ホ短調 Op.43(1880)
マリオ・ピラーティ(1903-1938):フルート・ソナタ Op.38
(1926)
DUO KINTUS〔エリア・グリエルモ(Fl)、ラッファエーレ・インパニャティエッロ(P)〕、キアラ・パヴェージ(第2フルート:ブゾーニ Op.43)

録音:2025年12月〜2026年1月(イタリア)
19世紀から20世紀にかけてのイタリアにおけるフルート音楽の、知られざる一系譜をたどるアルバムです。フランスの近代 フルート作品が洗練された音色と技巧によって広く知られる一方、イタリアにも「歌」と「形式」の緊張関係を軸とする独自 の室内楽文化が存在しました。本盤では、イタリアとドイツ、19世紀的ヴィルトゥオジティと20世紀的な新古典主義を結 ぶブゾーニを中心に、ナポリ楽派の伝統を受け継ぐロンゴ、明晰で現代的な語法を持つピラーティ、乾いたアイロニーを備 えたリンチェットを収録。ほぼ一世紀にわたる作品を通じて、フルートの歌心とピアノの構築的な役割が織りなす、もう一つ のイタリア室内楽史を浮かび上がらせます。
Da Vinci Classics
C-01196(1CD)
ア・リスニング・エアー〜現代オーストラリアの弦楽四重奏曲集
アリス・チャンス(1994-):Gifts from a Thieving Bluebird(2024)
トーマス・ミッソン(1992-):Infinite Affinities(2023)
スカルソープ(1929-2014):弦楽四重奏曲第11番「Jabiru Dreaming」
(1990)
ブレット・ディーン(1961-):弦楽四重奏曲第3番「Hidden Agendas」
(2019)
アフィニティ・カルテット

録音:2025年5月、6月、8月(オーストラリア)
オーストラリアを拠点に活動するアフィニティ・カルテットが、4世代の作曲家を通して現代オーストラリアの多層的な音楽 風景を描きます。ここで描かれる自然は単なる風景描写ではありません。アリス・チャンスでは青い鳥をめぐる寓話と変 容、トーマス・ミッソンでは絶えず枝分かれし成長する音楽的プロセス、ピーター・スカルソープではカカドゥの土地や鳥、儀 礼的な響き、ブレット・ディーンでは現代社会を覆う政治的・心理的な「空気」へと姿を変えて現れます。アルバム名のAir が示す大気、気候、息遣い、歌、雰囲気という多義性を軸に、オーストラリアを一つの固定した音楽様式ではなく、多様 な歴史と環境が交差する「聴くための場」として提示した意欲的なプログラムです。
Da Vinci Classics
C-01215(1CD)
ヘルツォーゲンベルク、ブラームス、ブルッフ:チェロ・ソナタ集
ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):チェロ・ソナタ第3番変ホ長調 Op.94
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
ブルッフ:コル・ニドライ Op.47(P伴奏版)
セバスティアン・ベルトンツェリュ(Vc)
セバスティアーノ・メザーリョ(P)

録音:2023年7月、DVスタジオ(チーゴレ、イタリア)
ヨーゼフ・ヨアヒムが結成し、19世紀後半に世界的な名声を博したヨアヒムSQのメンバーだったロベルト・ハウ スマンというチェリストを軸に構成したアルバム。 ブラームスとブルッフの定番レパートリーに、今となっては知られざる存在であるハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルクの作 品を結び付けるのはこのコンセプトならではの選曲といえるでしょう。 ブラームスにとって重要な対話者であったハウスマンのために作曲され、現在でもチェロ・レパートリーの中核を担う「チェロ・ ソナタ第2番」。ハウスマンが作品の成立にも関わり、さらに献呈を受けたブルッフの「コル・ニドライ」。そしてハウスマン夫妻 に献呈されたヘルツォーゲンベルクの「チェロ・ソナタ第3番」。一人の名チェリストの人脈を通して、19世紀後半の独墺に おけるチェロ音楽の美学を再認識する1枚です。
Da Vinci Classics
C-01214(1CD)
レバイ:ギターを伴う室内楽作品集 Vol.1
フェルディナンド・レバイ(1880-1953):七重奏曲 イ短調(フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと2本のギターのための)
ソナタ ニ長調(フルートとギターのための)
小さなスペイン狂詩曲(フルート、クラリネットとギターのための)
3つの小品(フルートとギターのための)
フランチェスコ・ブラッジョ(G)
アンドレア・レチネッリ(G)
サーラ・フランキーニ(Fl)
ガイア・ガイバッツィ(Cl)
エリーザ・メトゥス(Ob)
マルコ・タラッデイ(Fg)
ジャンパオロ・デル・グロッソ(Hrn)

録音:2016年6月〜2019年6月、チューリッヒ芸術大学(スイス)
木管楽器とギターの組み合わせに魅了され多くの作品を残した作曲家、フェルディナンド・レバイ(1880-1953)のギ ターを伴う室内楽作品集。全3巻のリリースが予定されている本シリーズは、レバイの祖国オーストリアにあるハイリゲンクロ イツ修道院のアーカイヴに収蔵されていた未出版の室内楽作品を蘇らせる企画で、チューリッヒ芸術大学の管楽器奏者 たちによって数年にわたって収録された録音をまとめたものです。第1巻となる本作では「七重奏曲」や「ソナタ」といった比 較的大規模な作品を聴くことができます。

DUX
DUX-1611(1CD)
エルスネル:弦楽四重奏曲集 Op.8
ユゼフ・エルスネル(1769-1854):
弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.8-1
弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.8-2
弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.8-3
エルスネル・アンサンブル
〔アンジェイ・クラヴィエツ(Vn)、ベアタ・ヴォウチク(Vn)、ダリウシュ・ヴォウチク(Va)、ミロスワフ・マコフスキ(Vc)〕

録音:2019年8月18日-22日、ユゼフ・エルスネル・オポレ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
ショパンの恩師として知られるユゼフ・エルスネルの弦楽四重奏曲集。作曲されたのは1796年頃とされますが、この録音 は1806年出版の改訂版によります。エルスネルの作風はウィーン古典派風でモーツァルトの影響が明瞭ですが、時に劇 的な高まりを示したり、ポーランドの民族舞曲を用いている点でショパンにも通じます。2009年結成のエルスネル・アンサ ンブルはポーランドの作品を中心に取り上げ活動する団体。「アンサンブル」と称しているのは通常の弦楽四重奏とは異な る編成にも意欲的なためといわれています。

Delphian
DCD-34356(1CD)
特殊価格/限定盤
ノーツ・フロム・ザ・リヴィングルーム
ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978)(ジェイムズ・ガーリング編):3つの歌
ドミニク・ル・ジャンドル(b.1960)(ジェイムズ・ガーリング編):島々の歌と踊り
エレノア・アルベルガ(b.1949):アニマル・バンター*
メシアン:ソルフェージュの5つの教程
武満徹:すべては薄明のなかで より IV. Slightly fast
武満徹:海へ
ミロスラフ・タディッチ(b.1959):4つのマケドニアの小品
メラキ・デュオ〔メーラ・マハラジ(フルート、アルト・フルート)、ジェイムズ・ガーリング(G)〕、ロベルト・カリージョ・ガルシア(ダブルベース)*

録音:2025年7月23日ー25日(エディンバラ、スコットランド)
※500枚完全限定生産、ディジパック仕様、プレミアム・プライスのLimited Editionシリーズ
2023年の国際フルート&ギター室内楽コンクール(スペイン)で優勝し、2014年の結成以来、英国各地で幅広いレ パートリーを披露してきたメラキ・デュオ。本作は、王立ノーザン音楽大学で共に学んだフルート奏者メーラ・マハラジとギ ター奏者のジェイムズ・ガーリングによる、デュオとしてのデビュー盤です。 本アルバムでは、クラシック、フォーク、ジャズ、そして、世界各地の伝統音楽を自由に行き来する彼らのレパートリーから、 ジャマイカ、トリニダード・トバゴ、日本、マケドニア、フランス、イギリス、アメリカなど、多彩で魅力的な音楽を取り上げてい ます。デュオのために書かれた作品に加え、ガーリングによる創意に富んだ新編曲も収録されており、ウィリアム・グラント・ス ティル、メシアン、ドミニク・ル・ジャンドルの作品に新たな色彩を与えています。また、マハラジが奏でるアルト・フ ルートが音楽にさらなる深みと豊かな色合いをもたらし、エレノア・アルベルガの 「アニマル・バンター」では、コントラバス奏 者ロベルト・カリージョ・ガルシアも加わります。 クラシックから世界各地の音楽までを自由に行き来しながら、まるでリヴィングルームで音楽を囲むような親密さを大切にし た本作は、ジャンルや国境を越えて音楽を分かち合うという、メラキ・デュオの魅力が凝縮された一枚です。

GENUIN
GEN-26981(1CD)
潜航〜光と闇を行き来するヴァイオリンの旅
エネスコ:協奏的即興曲(1903)
ビーバー:「ロザリオのソナタ」よりパッサカリア「守護天使」ト短調 C105
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Sz.117(1944)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第27番 ト長調 K.379(1781)
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番 ホ長調 Op.27(1923)
ベンヤミン・ギュンスト(Vn)、
マーティン・クレット(P)

録音:2026年1月(ドイツ)
2025年ドイツ音楽コンクール受賞者ベンヤミン・ギュンストのGEN-UINデビュー盤。「水面の下へ潜ると、私たちには何が 起こるのか」という自身の問いから生まれた、光から闇へ、そして再び光へと浮上する「潜航」を音楽で描いたコンセプト・ア ルバムです。北ドイツで育ったギュンストにとって身近なバルト海へ潜った経験を重ね、エネスコの熱っぽい「協奏的即興 曲」を水中への跳躍、ビーバーの「守護天使」を神秘的な深みへの下降、バルトークを人間の暗い深淵との対峙として配 置。モーツァルトで再び水面へ近づき、最後はイザイのスペイン風の躍動によって、光の中へ帰還する一つの物語を形づ くっています。バルトークの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」を、終楽章に微分音程を含む原形で録音している点にも注目で す。
2002年キール生まれのベンヤミン・ギュンストは、ベルリン・アイスラー音楽大学でアンティエ・ヴァイトハースに師事 する注目の若手ヴァイオリニスト。2024年マックス・ロスタル国際コンクールのヴァイオリン部門で第1位、聴衆賞、委嘱作 品最優秀解釈賞を獲得し、2025年にはドイツ音楽コンクールで受賞、さらに2026年にはドイツ経済界音楽賞を受賞 しています。

Indesens Calliope Records
IC-113S(2CD)
バッハ/シューマン:無伴奏チェロ組曲(全曲)(P伴奏付き)
【Disc1】
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV1008
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009
【Disc2】
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV1010
無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011
無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012
クセニア・ヤンコヴィチ(Vc)、
ジャクリーヌ・ブールジュ=モヌリ(P)

録音:2025年12月、2026年3月/ハウス・インスピリムス
※日本語解説付き
待望のディスク登場!シューマンの作品中最も未知なバッハ「無伴奏チェロ組曲」のピアノ伴奏編曲版全曲。 「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」の同形態版は録音があるものの、チェロの方は存在のみ知られていまし た。シューマン最後の仕事のひとつで、彼の死後クララがヨアヒムとブラームスの意見を乞うたところ、使用したバッハの楽譜 が信頼のおけぬ版のため「世に出さない方がいい」とされ、草稿は行方不明となりました。しかしクララ存命中の1870年 代にヴィルヘルム・シュターデ編纂で全曲が出版されています。シュターデはシューマン本人とも親しく全交響曲を指揮した ほどながら、後世の学者や音楽家から真贋を疑問視され続けました。クセニア・ヤンコヴィチとジャクリーヌ・ブールジュ=モ ヌリは作曲家ベルナール・カヴァンナの協力を得てシュターデ版の問題箇所を慎重に再検討し調整を加え、シューマンの 様式的な一貫性と音楽語法を維持することに留意しつつ録音しました。原曲は良く知られたものですが、シューマンなら ではの和声に彩られ「目から鱗」の連続に唸らされます。 クセニア・ヤンコヴィチは1958年セルビア生まれのチェリスト。ロストロポーヴィチ、フルニエ、ナヴァラという錚々たる大家に師 事し、1981年ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールで優勝。演奏・録音で活躍するほか、ピリオド奏法にもとり組み、 このバッハ演奏にも反映させています。
Indesens Calliope Records
IC-112S(1CD)
ロパルツ:チェロとピアノのための作品全集
ジョゼフ=ギィ・ロパルツ :チェロ・ソナタ第2番イ短調アダージョ
チェロ・ソナタ第1番ト短調
ポーリーヌ・バルティソル(Vc)
ローラン・ヴァグシャル(P)

録音:2025年11月19-21日/ラ・グランジュ=フルーレ音楽図書館・マーラー・サロン
※日本語解説付き
ジョゼフ=ギィ・ロパルツはドビュッシーやピエルネと同世代のフランスの作曲家ですが、ブルターニュの生まれ育ちのためひと 味異なる作風が特徴です。パリを本拠にしなかったためふさわしい名声を得られませんでしたが、故郷ブルターニュや海を 彷彿させる作品は近年採り上げられる機会が増えています。2篇のチェロ・ソナタはドビュッシーやフォーレとならぶフランスの チェロ・ソナタの傑作。充実度満点で、ピアノがチェロと同格な雄大かつ情熱的なロマン派風の奔流を描きます。 ポーリーヌ・バルティソルはロストロポーヴィチ、ハット・バイエルレらに学び2007年から2019年までフランス放送フィルのソリ ストとして活躍、2013年からはパリ音楽院で教鞭もとる名手。今日フランスのピアノ音楽の第一人者ローラン・ヴァグシャ ルが見事なサポートを繰り広げています。
Indesens Calliope Records
IC-122S(1CD)
トランスアトランティック・エコーズ
バーンスタイン:「オン・ザ・タウン」 より ラッキー・トゥ・ビー・ミードナルド・ハンスバーガー:夏の名残のバラ
バーンスタイン:「ミサ」より シンプル・ソング
コープランド:「オールド・アメリカン・ソングス 第2集」 より かの川のほとりに
コープランド:「オールド・アメリカン・ソングス 第1集」 より 遠い昔
バーンスタイン:「ウエスト・サイド・ストーリー」 より マリア/トゥナイト/サムウェア
ガーシュウィン:ザ・マン・アイ・ラヴ
伝承曲:ダニー・ボーイ*
モリコーネ:ラ・カリファ/ウエスタン
ミシェル・ルグラン:泣いている子供たち
ラヴェル:逝ける王女のためのパヴァーヌ M.19
サティ:2つのジムノペディ
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」 より 私の心はあなたの声に開く
プーランク:「レオカディア」 FP106より 愛の小径
ブノワ・ドー(Tp)、
カロリーヌ・フォシェ(P)、
ヴァージニア・オリヴィエ(歌)*、
エルヴェ・セラン(P)*

録音:2026年4月&6月、スタジオ・ド・ムードン(フランス)
※日本語解説付き
Indesens Calliope Recordsのレーベル・プロデューサーを務め、トランペット奏者としても活躍するブノワ・ドーによる注 目のリサイタル・アルバム。 本作は、20世紀前半にヨーロッパを離れ、新天地アメリカへと渡った偉大なユダヤ系作曲家をはじめとする、数々の先駆 者たちに捧げる音楽の旅を描いたアルバムです。 バーンスタイン、コープランド、ガーシュウィンといったアメリカの巨匠たちから、ラヴェル、サティ、プーランクらヨーロッパの作曲 家まで、二つの大陸を結ぶ多彩な名曲を収録。さらにエンニオ・モリコーネやミシェル・ルグランらの名曲にも焦点を当て、 ヨーロッパとアメリカにおける映画音楽の芸術的なつながりを鮮やかに浮かび上がらせます。 クラシックと映画音楽、そして、ヨーロッパとアメリカを横断しながら、優雅さ、情感、詩情が大西洋を越えて響き合う音楽 の対話を、ブノワ・ドーのトランペットとカロリーヌ・フォシェのピアノが見事に描き出します。

Challenge Classics
CC-720080(1CD)
パリ室内Oのメンバーによるブラームス&エネスコ
ブラームス:弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.111(1890)
エネスコ:弦楽八重奏曲ハ長調Op.7 (1900)
パリ室内Oのメンバー

録音:2024年9月11日ー13日(エネスコ)、2025年10月23日ー25日(ブラームス)(パリ、フランス)
パリ室内Oの8人の音楽家が集結したこのアルバム。ブラームスとエネスコは50近く年が離れ国も作風も異なりま すが、この2作は20世紀の幕開時のたった10年しか違わぬ音楽的親和性を感じさせます。室内楽とはいえ、多声的な 動きとオーケストラ的な豊かな響きに圧倒されます。日本人ヴァイオリニスト江頭佳奈を含むフレッシュなアンサンブルを楽 しめます。

RUBICON
RCD-1232(1CD)
Kindred Spirits
アマンダ・レントヘン=マイエル(1853-1894):ヴァイオリンとピアノのための6つの小品
 ヴァイオリン・ソナタ ロ短調
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 Op.13
クララ・シューマン:ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス Op.22
レア・ビリンガー(Vn)、
エスター・ビリンガー(P)
姉妹デュオ、レア&エスター・ビリンガーの新作『Kindred Spirits』は、音楽的にも人間的にも深いつながりを持っていた 3人の作曲家、アマンダ・レントヘン=マイエル、グリーグ、クララ・シューマンを結び付けたリサイタル・アルバムです。中心に 置かれるのは、19世紀スウェーデンのヴァイオリニスト兼作曲家レントヘン=マイエル。彼女はグリーグやクララ・シューマン のほか、ブラームス、ヨアヒム、アントン・ルビンシテイン、エセル・スマイスらと親交を結び、夫ユリウス・レントヘンとともにヨー ロッパ各地で開いた音楽サロンや演奏会には、こうした音楽家たちが集いました。本盤は、その人的・芸術的な交流を ヴァイオリンとピアノの響きの中に甦らせる、タイトル通り「心通う仲間たち」の音楽です。
14歳の時にベルリンのフィルハーモニーでのソロ・デビューを飾り、国際的なキャリアをスタートしたヴァイオリニストのレア・ビリ ンガーは、ザルツブルク音楽祭やMDRムジークゾマー(MDR音楽の夏)、ダヴォス国際音楽祭など世界各地の国際音 楽祭で活躍。2008年にはブラームス国際コンクールで最高位を受賞しています。ピアニストのエスター・ビリンガーは、数 多くの世界的ピアニストを育成したドイツの名教師、カール=ハインツ・ケマーリングに師事。第6回ヨハン・セバスティアン・ バッハ国際コンクールで第1位に輝き、その才能に多くの注目が集まりました。デュオとしても、2011年に2つの著名なコン クール(ピネロロ市国際室内楽コンクール、フィレンツェ国際室内楽コンクール「ヴィットリオ・グイ」)で続けて優勝し、世 界中の音楽祭やコンサート・シリーズに招待されています。

Orchid Classics
ORC-100484(1CD)
DOUBLE
ショスタコーヴィチ:2本のヴァイオリンとピアノのための5つの小品(レフ・アトフミヤン編)
モシュコフスキ:2本のヴァイオリンとピアノのための組曲 作品71
ルクレール:2本のヴァイオリンのためのソナタ ホ短調 作品3より第5番
プロコフィエフ:2本のヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 作品56
サラサーテ:「ナバーラ」 作品33(2本のヴァイオリンとピアノのための)
ドヴォルザーク:「ユモレスク」(シェリダン・セイフリード編)
ティモシー・チューイ(Vn)
 1714年製ストラディヴァリウス「ドルフィン」(笹川音楽財団より貸与)
 1741年製グァルネリ・デル・ジェス「ティタン」(CANIMEX INC.社より貸与)
 1761年製フェルディナンド・ランドルフィ(オタワ大学より貸与)

ニッキー・チューイ(Vn)
 1713年製ストラディヴァリウス(CANIMEX INC.社より貸与)
 1749年製G.B.グァダニーニ(シカゴ・ストラディヴァリ協会より長期貸与)
ユニス・キム(P)

録音:2024年12月3&4日、2025年12月8&9日
アメリカで活躍する天才兄弟、兄のニッキー・チューイと弟のティモシー・チューイによる夢の共演CDの登場。ダイナミックな演奏、高い芸術性、そして音楽を 通じて聴衆とのつながりを築く姿勢によって国際的に高く評価されており、北米、ヨーロッパ、アジア、南米各地で演奏活動を行っています。演奏活動のみな らず、音楽教育や地域活動への貢献も大きく、地方地域や十分な芸術教育の機会に恵まれないコミュニティにおいて、演奏会やワークショップを通じてクラ シック音楽へのアクセス拡大に尽力しています。また、現代音楽の熱心な推進者でもあり、多数の作品を委嘱・初演してきました。さらに、自ら編曲を手がけた り、クラシックの伝統と現代的な要素を融合させた共同制作によるコンサート作品を創作したりするなど、幅広い活動を展開しています。(FA)
■演奏者のメッセージ(ブックレットより)
私たちは人生を常に隣り合って歩んできました。時には同じ方向を向き、時にはそれぞれの道を切り開きながらも、音楽と家族という共通の根によって結ば れてきたのです。このアルバムは、その歩みの記録でもあります。兄弟として、そして芸術家として再び向き合いながら、私たちは個々としても、また共にある存 在としても、ありのままの自分たちを映し出す作品を作りたいと考えました。 この演奏には単なる2挺のヴァイオリン以上のものが込められています。幼い頃からの経験、成長を重ねた年月、そして家族だからこそ共有できる深く言葉に ならない理解。そのすべてが響いています。私たちにとってこのプロジェクトは単なる共演ではなく、再会であり、対話であり、自らの原点を祝福するものです。 このアルバムを、揺るぎない愛情と献身、そして惜しみない支えによって、最初から私たちの歩みを可能にしてくれた両親に捧げます。 皆さまとこの作品を分かち合えることに心から感謝しています。

MDG
MDG-90323936(1CD)
カール・アルメンレーダー&ヴィルヘルム・ヘルマン・ヘッケル
〜ファゴットの先駆者たち

カール・アルメンレーダー(1786-1843):2つのデュエッティーノ Op.8
 2つのデュオ Op.10
 ファゴットとピアノのための「人生の時はかくも速やかに過ぎゆく」の主題による序奏と変奏曲 Op.4
ヴィルヘルム・ヘルマン・ヘッケル(1879-1952):ファゴットとピアノのための小協奏曲「私の思い」(1946)
ミヒャエル・カウラルツ(Fg)
カール=ゼーンイェ・モンターク(Fg)
ヨハン・ブランシャール(P)

録音:2025年10月20日-21日、12月20日 マリエンミュンスター修道院コンサートホール
現代ファゴットの礎を築いたカール・アルメンレーダーと、名門ヘッケル工房を発展させたヴィルヘルム・ヘルマ ン・ヘッケル。楽器製作者として知られる二人の足跡を、作品を通してたどる貴重なアルバムです。アルメンレー ダーの「デュエッティーノ」や「デュオ」には、ファゴットの豊かな音色と技巧が存分に生かされ、対等な二重奏に よる生き生きとした対話が繰り広げられます。さらに、ヘッケルが1946年に作曲した唯一の作品「私の思い」を収 録。名器ヘッケル・ファゴットの創り手が胸に秘めた音楽的感性に触れることができます。ミヒャエル・カウラルツ らによる名演が、ファゴットの歴史と魅力を鮮やかに伝える一枚です。(FA)

TYXart
TXA-25205(1CD)
ホルン・レガシーエルヴェ・ジュラン生誕60周年記念
ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928-2013):アンダンテ(ホルンとピアノ)
リヒャルト・デュンサー(1959-):静止した空の鏡(ホルン独奏)
ヴォルフ・ケルシェク(1969- ):「イッツ・スティル・アワー・ドリーム」
ジル・エルビヨン(1962-):「ホルン・ド・ブリュヌ…」
ローラン・クゾン(1976-):エレジー(ホルンと弦楽オーケストラ)
イオネル・ペトロイ(1958-):ソロ・フォー・H(ホルン独奏)
パスカル・プルースト(1959-):カプリッチョ(3本のホルンとピアノ)
ディディエ・ベネッティ(1960-)ジョルジュ・エネスコの主題による(ホルンとオーケストラ)
ローラン・クゾン(1976-):「ザ・レスト・イズ・サイレンス」
エリーズ・ベルトラン(2000-):「クルール=ナークル」 Op.28
ジャン=フランソワ・ジーゲル(1960-):ブリテンへのオマージュ
ローラン・ゼレール(1959-):スメルキ(Vn、ホルンとピアノ)
マルシアル・ソラール(1927-2024):アヴロカルディ(ホルン独奏)
シャルル・ヴァン・エムルリック(1981-):「太陽へ向かって」(ホルンとオーケストラ)
ピエール・バドール(1976-):オデッセイ(ホルン独奏とテープ)
エルヴェ・ジュラン(Hrn)
シンフォニエッタ・リガ
カスパルス・アダムソンス(指)
シャロン・ロフマン(Vn)
ニノン・アネカール=セガル(P)
カール=アーリス・リエリシュ(第2ホルン)
ベルトラン・デュボス(第2ホルン)
ブノワ・ドゥ・バルソニー(第3ホルン)
マダラ・アグネセ・ラジナ(第3ホルン)

録音:2025年2月、2025年6月
フランスを代表するホルン奏者エルヴェ・ジュランの60歳を記念して制作されたアルバム。ジャン=ミシェル・ダマーズから エリーズ・ベルトランまで、現代の作曲家たちがジュランのために書いた、あるいは彼に捧げた作品を集めた意欲的な企画 です。独奏曲、ピアノ伴奏作品、室内楽、弦楽オーケストラとの協奏的作品など多彩な編成を通して、ホルンという楽器の豊 かな表現力と可能性を提示します。多くが世界初録音であり、作曲家と演奏家の創造的な交流から生まれた作品群を一望 できる内容。現代ホルン音楽の現在地を示すとともに、ジュランの芸術と影響力を鮮やかに証明する記念碑的アルバムで す。(FA)

TYXart
TXA-25208(1CD)
プロローグ 〜スタジオ・リサイタル
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D958
ショパン:夜想曲 嬰ヘ短調 Op.48-2
ラフマニノフ:前奏曲集より 嬰ト短調 Op.32-12 / ヘ長調 Op.32-7/ ハ短調 Op.23-7/ ト長調 Op.32-5/ ロ短調 Op.32-10
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ長調 Op.30
ミーシャ・ナミロフスキー(P)

録音:2025年7-8月
ロシア生まれで現在は北京中央音楽学院教授を務めるピアニスト、ミーシャ・ナミロフスキーによるソロ・アルバム。一般的な作曲家別プログラムではなく、 自身のリサイタルの構成理念をそのままスタジオ録音として再現した意欲作です。後期シューベルトの傑作「ソナタ第19番 D958」を軸に、ショパンの夜想曲、ラフマニノフの5つの前奏曲、そしてスクリャービンの幻想的な「ソナタ第4番」を組み合わせ、深い内省性と超絶技巧、抒情性と劇的高揚を有機的に 結び付けています。一夜の演奏会を聴き終えたような充実感をもたらす、知性と詩情に満ちたスタジオ・リサイタルです。(FA)

Coviello
COV-92609(1CD)
知られざるロマン派のチェロ・ソナタ集
ハインリヒ・シュティール(1829-1883):ピアノとチェロのためのソナタ イ短調 Op.37(1860年マンハイムのドイツ・トーンハレ賞を受賞)
カール・シューベルト(1811-1863):別れ 〜2つのチェロとピアノのための大エレジー風夜想曲 Op.6*
カール・シューベルト:ピアノとチェロのための大ソナタ ニ長調 Op.43
ヴンダーカンマー【マルティン・ゼーマン(Vc)、ミラ・ランゲ(1864年製シュトライヒャー・フォルテピアノ) ベッティーナ・メッサーシュミット(Vc)*】

録音:2025年3月29日-4月1日 バート・クロツィンゲン城(ドイツ)
19世紀に高い評価を受けながら、今日ではほとんど忘れられた二人の音楽家、ハインリヒ・シュティールとカール・シューベルトに光を当てる意欲的なア ルバム。サンクトペテルブルク音楽院でオルガン教授を務め、チャイコフスキーを教えたシュティールの「チェロ・ソナタ Op.37」、そして名チェロ奏者として ヨーロッパ各地で活躍したカール・シューベルトの「大エレジー風夜想曲」と「大ソナタ Op.43」を収録しています。ベルリンの古楽アンサンブルヴンダーカ ンマーが歴史的楽器を用いて蘇らせるこれらの作品は、ドイツ・ロマン派の豊かな音楽文化と知られざる創造力を鮮やかに伝えます。忘れられた名品の 再発見として大きな価値を持つ一枚です。(FA)

ALPHA
ALPHA-1278(1CD)
パトコップ & サイ〜プロコフィエフ、シマノフスキ、サイ、コパチンスカヤ
ファジル・サイ(1970-):ロスト・スクリームズ・ソナタ(Vn・ソナタ 第3番)
シマノフスキ:神話 Op.30
パトコップ(パトリツィア・コパチンスカヤ)(1977-):ユニソロ
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番Op.80
パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn)
ファジル・サイ(P)

録音:2026年4月26日 フランス、エヴィアン=レ=バン、ラ・スルス・ヴィヴ
ヴァイオリンとピアノを操る個性派アーティストにして、それぞれ作曲も行うパトリツィア・コパチンスカヤとファジル・サイが、かつては深く結びついて いた演奏と作曲という2つの行為を再び統合しつつ、音楽を通じて現代社会を多角的に問い直す試み。オープニングに置かれたサイの 「Lost Screams(失われた叫び)」はコパチンスカヤに献呈された作品で、現代の葛藤や恐怖、そして静かな抗議を鋭く描き込んでいます。 続く「神話」はシマノフスキの芸術的転換期の作品で、古代ギリシャの神話を独自の印象主義的な色彩感で捉え直したもの。コパチンスカ ヤの「UniSolo(共に、しかしソロのように、の意)」は到達点を定めない音楽的プロセスとして構想された作品で、ステージ上での調律(A音) から展開する内省的なアプローチであり、ピアノとの緊張感あふれる即興的な対話が特徴です。そして第二次大戦期の過酷なソ連体制下 で書かれたプロコフィエフの「ヴァイオリン・ソナタ第1番」では、そこに刻まれた恐怖や抑圧を、現代における独裁や人権蹂躙といった危機に直 接的に通底するメッセージとして緊迫感をもって提示します。異なる時代背景を持つ4作品が「脅威、記憶、希望、変容」というテーマで結 びつき、時代に翻弄されながらも声を上げる人々の対話を鮮明に描き出しています。

B RECORDS
LBM-095(1CD)
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
ルクー:弦楽四重奏曲 第3番ト長調 より 第2楽章アダージョ
パトリック・ルテルム(1981-):ヴィヴァント -2つのチェロを含む弦楽五重奏のための
カトク・アンサンブル【ポール・セリ、岡田修一(Vn)、アンナ・シプニエフスキ(Va)、ジュスティーヌ・メトラル(Vc)、ヴォロディア・ファン・クーレン(Vc)】

録音:2025年2月12-14日 ベルギー、シャルルロワ、パレ・デ・ボザール(ライヴ/拍手入り)
2019年ポール・セリを中心に、パリ国立高等音楽院出身の俊英、岡田修一などで結成されたカトク・アンサンブルのアルバム第2弾。ベル ギーの作曲家パトリック・ルテルムと、哲学者パスカル・セイスや俳優ダヴィッド・ミュルジアとのジャンル横断的な共同プロジェクト「ヴィヴァント」 のライヴ録音盤で、音楽と自然界の有機的なつながりを探求しようという試みです。ルテルムによると「実際の自然との交わりによる創作」で あるとされるラヴェルの弦楽四重奏曲、さらにセリが指摘するところの「有機的な流動性」で深く繋がるルクーのアダージョを併せて収録。ルテ ルムの新曲は「Racines(根/ルーツ)」「Ailes(翼)」「Brises(微風)」の3楽章から成り、大自然の力をあえて具象化せずに、厳密な音量 制御と極限まで磨かれたダイナミクスの微細な変化によって描くことで聴き手の想像力に訴える作品。意図的な「脆さ」を伴う響きは、効率 や数値を重視する合理主義的な環境議論への静かな抵抗であり、感性を研ぎ澄ますことによる世界との呼応を示しています。カトク・アン サンブルのアプローチは表面的な技巧やスペクタクルを排したもので、知的な構成力と緻密なアンサンブルがアルバムに結実しています。 (なおトラック1-5のチェロをどちらが弾いているかは記載がありません。)
B RECORDS
LBM-094(9CD)
シューマン:室内楽作品全集、ヴァイオリン協奏曲
<第1巻 ヴァイオリン作品集>
【CD1】
シューマン:
1-3. 幻想小曲集 Op.73
4-7. ヴァイオリン・ソナタ 第3番イ短調 WoO 27
8-10.3つのロマンス Op.94
11-13. ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ短調 Op.105
14. トロイメライ Op.15-7〜『子供の情景』
【CD2】
クララ・シューマン:
1-3.3つのロマンス Op.22
シューマン:
4-7. ヴァイオリン・ソナタ 第2番ニ短調 Op. 121
8-10. ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 WoO23
<第2巻 管楽器のための作品集>
【CD3】
シューマン:
1-3.3つのロマンス Op.94- オーボエとピアノのための
4-6. 幻想小曲集 Op.73- クラリネットとピアノのための
7-8. アダージョとアレグロ Op.70- ホルンとピアノのための
9-11. アンダンテと変奏 WoO10-1-2台のピアノ、2つのチェロ、ホルンのための
<第3巻 ピアノと弦楽器のための三重奏曲と四重奏曲>
【CD4】
シューマン:
1-4. ピアノ三重奏曲 第1番ニ短調 Op.63
5-8. ピアノ三重奏曲 第2番ヘ長調 Op.80
【CD5】
1-4. ピアノ三重奏曲 第3番ト短調 Op.110
5-8. ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47
<第4巻 弦楽四重奏曲と、ピアノと弦楽器のための五重奏曲>
【CD6】
シューマン:
1-4. 弦楽四重奏曲 第1番イ短調 Op.41-1
5-8. 弦楽四重奏曲 第2番ヘ長調 Op.41-2
【CD7】
1-4. 弦楽四重奏曲 第3番イ長調 Op.41-3
5-8. ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
<第5巻 弦楽器、管楽器とピアノのための作品集>
【CD8】
シューマン:
1-3. 幻想小曲集 チェロとピアノのための Op. 73
4-6.3つのロマンス クラリネットとピアノのための Op.94
7-10. おとぎの絵本 ヴィオラとピアノのための Op.113
11-14. おとぎ話 ヴィオラ、クラリネットとピアノのための Op.132
【CD9】
1-4. 幻想小曲集 ヴァイオリン、チェロとピアノのための Op.88
5-9. 民謡風の5つの小品 チェロとピアノのための Op.102
10-13. ピアノ四重奏曲 ハ短調 WoO32
【CD1】
【CD2】
ピエール・フシュヌレ(Vn)
テオ・フシュヌレ(P) … CD1、CD2/1-7
ノルマンディ地域圏O
ジャン・ドロワイエ指揮 … CD2/8-10
録音:2022年4月-8月フランス、ドーヴィル、アルカナ、サル・エリー・ド・ブリニャック (ライヴ/拍手入り)

【CD3】
フィリベール・ペリーヌ(Ob)
フローラン・プジュイラ(Cl)
フェリックス・ロト(Hrn)
カロリーヌ・シプニエフスキ、サラ・フシュヌレ(Vc)
オルテンス・カルティエ=ブレッソン、テオ・フシュヌレ(P)
録音:2022年10月7日 フランス、ギデル、L’Estran(ライヴ/終演時拍手入り)

【CD4】
【CD5】
ピエール・フシュヌレ(Vn)
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(Vc)
テオ・フシュヌレ(P)
リズ・ベルトー(Va) … ピアノ四重奏曲
録音:2023年12月10-11日フランス、ソワソン、シテ・ド・ラ・ミュジーク・エ・ド・ラ・ダンス(ライヴ/拍手入り)

【CD6】
【CD7】
ストラーダ四重奏団
ピエール・フシュヌレ、田中綾子(Vn)
リズ・ベルトー(Va)
フランソワ・サルク(Vc)
テオ・フシュヌレ(P) … ピアノ五重奏曲
録音:2024年4月3日、19日フランス、ソワソン、シテ・ド・ラ・ミュジーク・エ・ド・ラ・ダンス
 (ライヴ/拍手入り)

【CD8】
【CD9】
ピエール・フシュヌレ(Vn)…CD9/1-4、10-13
リズ・ベルトー(Va)…CD8/7-14
アンナ・シプニエフスキ(Va)…CD9/10-13
フランソワ・サルク(Vc)…CD8/1-3、CD9/1-9
カロリーヌ・シプニエフスキ(Vc)…CD9/10-13
フローラン・プジュイラ(Cl)…CD8/4-6、11-14
テオ・フシュヌレ(P)
録音:2024年8月6-7日フランス、ドーヴィル、アルカナ、サル・エリー・ド・ブリニャック (ライヴ/拍手入り)
フランスで絶大な人気を誇るヴァイオリニスト、ピエール・フシュヌレと、その弟で2018年ジュネーヴ国際コンクールの覇者テオ・フシュヌレの2人 を中心に、若き実力派たちが集い完成したシューマンの室内楽作品全集全5巻9CDがボックス化。最大の特徴は全編ライヴ録音という点 で、コンサートにおける臨場感、緊迫感、そして即興的な熱量がシューマンの音楽を表現する上で不可欠であるというアーティストたちの共 通した意図のもと、実に活き活きとした音楽を聴くことが出来ます。また室内楽作品のみにとどまらず、オーケストラが室内楽的なアプローチで 扱われているヴァイオリン協奏曲を収録している点も重要な特色。最初期の未出版作品であるピアノ四重奏曲ハ短調から、デュッセルドル フ時代のヴァイオリン・ソナタ、管楽器や弦楽器を多様に組み合わせた作品までを網羅し、シューマンの創作における多様な書法の変遷を 体系的に辿ることができるドキュメントとなっています。

ARCANA
A-603(1CD)
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ソナタ(ソナチネ) 第1番ニ長調 D384
ソナタ(ソナチネ) 第3番ト短調 D408
幻想曲 ハ長調 D934
ソナタ(ソナチネ) 第2番イ短調 D385
イリア・グリンゴルツ(Vn)
使用楽器…クレモナのアントニオ・ストラディヴァリ1718年制作「ex-Prove」
アントン・ゲルツェンベルク(フォルテピアノ)
使用楽器…ウィーンのコンラート・グラーフ1819年頃制作楽器に基づく、チェコ、ディヴィショフのポール・マクナルティによる2015年制作再現楽器

録音:2025年1月12-15日イタリア、パドヴァ、サラ・デッラ・カリータ
2022年に結成されたイリア・グリンゴルツとアントン・ゲルツェンベルクのデュオによるシューベルトは、誤解の歴史を経た作品群の真価を歴史 的アプローチによって解き明かす意欲作。1816年から1827年にかけてシューベルトが遺したヴァイオリンとピアノのための作品は、作曲家の 創造的な進化を示す重要な軌跡でありながら、歴史的に過小評価されてきました。初期の3つのソナタはアマチュア向けの平易な作品とみ られて出版時にアントン・ディアベリによって「ソナチネ」と題され、現在はその独創性などが注目されている晩年の「幻想曲」は初演時に技術 的難解さから批判を受けています。グリンゴルツはガット弦を張った1718年製ストラディヴァリウス「ex-Prove」を、ゲルツェンベルクは1819 年頃のコンラート・グラーフ製フォルテピアノの再現楽器を使用。これらの楽器の繊細な響きに加え、初期ソナタから晩年の幻想曲に至るま で反復部において即興的な装飾を大胆に導入しており、ここに収録された作品群が、古典的形式への深い理解と精緻なバランスや緻密 な対話といった高度な音楽的成熟を要求している事実を明らかにしながら、なおかつその歌謡性を活き活きと表出する見事なアプローチを 聴かせます。

Biddulph
BIDD-85072(1CD)
アドルフ・ブッシュ/米コロンビア録音集

(1)モーツァルト:弦楽四重奏曲 第16番 変ホ長調 K.428*
(2)ヴァイオリン協奏曲 第5番イ長調 K.219「トルコ風」(第1楽章のカデンツァ:ヨーゼフ・ヨアヒム)
(3)コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.5-10より アダージョ
(4)タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ Op.2-2より アダージョ
(5)バッハ:ァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1023
(6)ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 HWV361
(7)ブラームス:ハンガリー舞曲 第18番 ニ長調(ヨアヒム編)
 ハンガリー舞曲 第20番ニ短調(ヨアヒム編)
(8)ジェミニアーニ(1687-1762):ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op.4-9より シチリアーナ
ブッシュSQ*

アドルフ・ブッシュ(Vn)
ブッシュ・チェンバー・プレイヤーズ(ブッシュ室内O)
アルトゥール・バルサム(P)

(1)録音:1942年5月15、25日 音源:Columbia 71427/30[XCO
32813/20]
(2)録音:1945年4月30日 音源:Columbia71749/52-D [XCO34649/55
(3)録音:1942年5月27日 音源:Columbia11913-D [XCO32877]
(4)録音:1945年5月3日 音源:Columbia71752-D [XCO34664]
(5)録音:1942年5月21日 音源:Columbia71582-D [XCO32838/39])
(6)録音:1942年5月20日 音源:Columbia71582-D [XCO32838/39]
(7)録音:1942年5月21日 音源:CO32840※SP未発売
(8)録音:1942年5月20日 音源:72005-D [XCO 32860]
ドイツの名ヴァイオリニスト、アドルフ・ブッシュ、米コロンビア時代の録音から貴重な音源を復刻。 アドルフ・ブッシュ(1891-1952)は、1912年に英国デビューを成功させ、後に英コロンビア(HMV)の専属として活発に録音を行いました。特に自身が創設 したSQによる一連のベートーヴェン録音は、SPからモノラル時代を通じてバイブルのように高く評価されました。やがてナチス・ドイツが台頭すると 渡米し、1952年に60歳で亡くなりますが、同地で組織した室内Oの活動が今日のマールボロ音楽祭の礎となるなど、後世に大きな影響を与えて います。アメリカ時代のブッシュは米コロンビア(CBS)に録音し、特に娘婿ルドルフ・ゼルキンとのデュオは高く評価されました。またトスカニーニとはお互いに深 い敬意をもって接していたようです。 ブッシュのスタイルは楽譜に書かれたものを尊重するアプローチで、新即物主義的とされたこともありますが、楽譜から作曲家の精神を読み取って伝えようとす る態度が根底にあります。そのためか、特にバッハとベートーヴェンの演奏が非常に高く評価され、人気も高いのですが、コンサートでは数多く演奏していた モーツァルトの録音は非常に少なく、ヴァイオリン協奏曲も弦楽四重奏曲もここに収められた1曲ずつしかありません。日本ではかつて両曲をカップリングした SOCU20の品番でリリースされたことがありますが、世界的に見ても絶版になっていた期間が長く、このCD化は注目されます。演奏は両曲とも滑らかで品格 も流麗さも備えており、決して重苦しくなることはありません。協奏曲では第1楽章が緩急の差を大きくとり、速い箇所は驚くほど速く、抒情的に歌うセクション とのコントラストが印象的。第2楽章はオケともども柔らかな響きが心地よく、第3楽章は音楽作りに華やぎが加わります。輝かしい高音とヴィブラートの使い 方がよくわかる録音も聴きものです。 ブッシュの録音には、当時好まれていたヴィルトゥオーゾ・ピースが非常に少ないので、2曲のハンガリー舞曲は貴重 です。当時の有名ソリストの録音からしばしば聞かれる、楽譜から逸脱したテンポ変化や見栄を切るような間の取 り方などはありませんが、決して四角四面な解釈ではなく、第18番では急速テンポによる無窮動風の技の切れが 見事、第20番(原曲のホ短調をヨアヒムがニ短調に移調して編)では哀感漂う情緒的な表現も聴かれます。 バロック作品では舞曲楽章のリズム感などに現代との差を感じますが、緩徐楽章の歌には品格が感じられ、バッハ のソナタ第1楽章で連続する重音の切れも見事です。

OUR recordings
OU-8.226937(1CD)
トランスフィギュレーションズ
ポウル・ルーザス(1949-):トランスフィギュレーションズ- 独奏リコーダーと弦楽オーケストラのためのダブル・ポートレート(2022)
ムーヴァブル・コンチェルト- ポシティフオルガンと弦楽合奏のための5つの小品(2023)
チェンバロとSOのための協奏曲(2019)*
ミカラ・ペトリ(リコーダー)
ペーター・ナバロ=アロンソ(ポジティフオルガン)
マハン・エスファハニ(Cemb)
クレメラータ・バルティカ
アンドリス・ヴェイスマニス(指)
オーフスSO*
レイフ・セーゲルスタム(指)*

録音:2025年12月8-11日 リトアニア、Paliesius Dvaras、2020年9月10日(ライヴ)デンマーク、オーフス、シンフォニック・ホール*
デンマークの作曲家ポウル・ルーザスは、相反する要素を併せ持つ多彩な作風で知られています。このアルバムは、リコーダー、ポジティフオルガン、チェンバロ という歴史ある3つの楽器のために書かれた新作協奏曲を収め、古楽器の現代における可能性を探求した作品集。「トランスフィギュレーションズ」は、ソプ ラニーノからテナーまでの各種リコーダーを持ち替えながら演奏していく協奏曲で、この楽器を本格的なコンサート楽器へと引き上げた名手ミカラ・ペトリが独 奏を務めます。続く「ムーヴァブル=可動式・コンチェルト」は、バロック風のオスティナートから現代的なサウンドまで表情が鮮やかに移り変わるポジティフオル ガンと弦楽のための小品。北欧の名手ペーター・ナバロ=アロンソがソロを担います。これら2曲では、精密なアンサンブルで知られるクレメラータ・バルティカ が、スコアの細部に至るまで明確に再現しています。最後に収められた「チェンバロ協奏曲」はマハン・エスファハニの演奏によって、すでに現代における同楽 器の重要レパートリーとしての評価を獲得しています。2024年に世を去ったセーゲルスタムがオーフスSOを率いてバックを務めているのも聴きどころ。

WERGO
WER-7419(1CD)
トリオ・アッカントのために書かれた4作品
ベアト・フラー
(1954-):In's O?ene〜ソプラノ/バリトン・サクソフォン、ピアノ、打楽器のための(2022)*
ブリス・ポーゼ(1965-):Adagio dialettico〜ソプラノ・サクソフォン、打楽器、ピアノのための(2000)
望月京(1969-):Satellites〜ソプラノ・サクソフォン、ピアノ、打楽器のための(2019-20)*
レベッカ・サンダース(1967-):That Time〜バリトン・サクソフォン、打楽器、ピアノのための(2019/21)*
トリオ・アッカント【マルクス・ヴァイス(Sax)、ニ コ ラ ス・ホッ ジ ズ(P)、クリスティアン・ディアシュタイン(打楽器)】

録音:2024年 西部ドイツ放送(WDRケルン)
*=世界初録音
現代音楽シーンを代表するアンサンブル、トリオ・アッカント(マルクス・ヴァイス、ニコラス・ホッジズ、クリスティア ン・ディアシュタイン)が歩んだ12年間の軌跡を刻む重要作。ブリス・ポーゼ、レベッカ・サンダース、望月京、ベア ト・フラーという現代作曲界の第一線で活躍する4人が、この唯一無二の編成のために書いた作品を収録して います。ニコラス・ホッジズが2024年に退団する直前に行われた最後の録音セッションから生まれたアルバム であり、トリオの集大成とも言うべき一枚。サクソフォン、ピアノ、打楽器という独特な響きの可能性を極限まで追 求し、瞑想性と躍動感、緻密な構築性と即興的な自由さが鮮やかに交錯します。収録曲のうち3作品は世界初 録音。(FA)

PAN CLASSICS
PC-10470(1CD)
ドビュッシーが愛した作曲家たち
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
ショーソン:ピアノ三重奏曲 Op.3
モーリス・エマニュエル:チェロ・ソナタ Op.2
トリオ・ヴァンダラー(2)
エリック・ル・サージュ(P)
マルク・コッペイ(Va)

録音:1993年
「K617」レーベルからの移行再発売。19世紀末から20世紀初頭のフランス音楽の豊かな創造力と多様性を伝 える名盤です。ドビュッシーが高く評価していた同時代の作曲家、エルネスト・ショーソンとモーリス・エマニュエ ルの作品を組み合わせることで、フランス近代音楽の多彩な魅力を浮き彫りにしています。ショーソンの若き情 熱にあふれた「ピアノ三重奏曲 Op.3」と、ドビュッシーおよびエマニュエルによる個性豊かなチェロ・ソナタを収 録。今日では演奏機会の少ないエマニュエル作品も含め、知られざる名作との出会いを楽しめる内容です。 演奏は、フランス室内楽界を代表する名アンサンブルのトリオ・ヴァンダラーと、名チェリストのマルク・コッペイ、 ピアニストのエリック・ル・サージュ。洗練されたアンサンブルと深い作品理解によって、フランス音楽特有の色彩 感と詩情を鮮やかに描き出します。(FA)

ATMA
ACD-22920(1CD)
優しさと悲劇〜ベル・エポックのフランス・チェロ作品集
リタ・ストロール(1865-1941):劇的大ソナタ「ティトスとベレニーチェ」
フェルナン・ド・ラ・トンベル(1954-1928):アンダンテ・エスプレッシーヴォ
フェルナン・ド・ラ・トンベル:シャコンヌ形式による変奏曲
フォーレ:チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.117
ポール・マーリン(Vc)
ステファヌ・ルムラン(P)
イギリス出身のチェロ奏者ポール・マーリンとフランス音楽のエキスパート、カナダの名手ステファヌ・ルムランが、ベル・エポック 期のフランス・チェロ作品に挑戦。フォーレのソナタ以外はあまり聴く機会がないため大歓迎です。 女性作曲家リタ・ストロールはサン=サーンスやフォーレに認められながらも強気の姿勢とパリの社交界と交わらなかったた め完全に忘れられ、作品は出版も整理もされぬままでした。近年劇的大ソナタ「ティトスとベレニーチェ」がとりあげられてか ら彼女の芸術に関心が高まっています。激しい性格を物語るような劇的な世界が独特です。 またフェルナン・ド・ラ・トンベルは男爵家に生まれ、パリ音楽院でデュボワに師事、オルガニストとして活躍しながら作家、 写真家、天文学者など多才な人生を送りました。スコラ・カントルムで和声の教授を務め、教え子にセヴラックがいるのも 注目です。「シャコンヌ形式による変奏曲」は世界初録音。聴き応え満点です。

ANTARCTICA
AR-074(1CD)
フランドルの音楽遺産〜フュエリソン:大戦期のヴァイオリンとピアノのための音楽
イレーヌ・フュエリソン
(1875-1931):ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.48
ヴァイオリン・ソナタOp.25
哀歌Op.33/即興曲Op.19
グイード・デ・ネーヴェ(Vn)
トム・ヘルマンス(P)

録音:2025年12月4日ー6日(ベルギー)
「フランドルの音楽遺産」は、この地の閑却された芸術音楽を蘇らせるシリーズ。第5弾はベルギーの女性作曲家イレー ヌ・フュエリソン (1875-1931)。若干の歌曲と若手作曲家に与えられる「イレーヌ・フュエリソン賞」で名は残っています が、作品を聴く機会は少なく、当アルバムも世界初録音となります。演奏されなくなったのは価値がないためでなく、正規 の音楽教育を受けていないゆえ人脈を築けなかったことと、大作志向と先進的な様式が一般受けしないと出版社が楽 譜普及に消極的だったことが可能性として挙げられます。アルバム収録の4作は充実期第一次世界大戦頃のもので、い ずれも力作、同国人のフランクやルクーを想わせる深く熱い音楽が聴かれます。 ヴァイオリンのグイード・デ・ネーヴェは1963年生まれ。フランコ・ベルギー派の継承者としてのモダンと古楽器両道を使い分 けて活躍しています。

Evil Penguin Records
EPRC-0087
モーツァルト:ピアノ三重奏曲集Vol.1
ピアノ三重奏曲第2番ト長調K.496
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調K.254
ピアノ三重奏曲第5番ハ長調K.548
スザート・トリオ【サラ・バイエンス(Vn)、ミッコ・パブロ(Vc)、マルキヤン・ポーピル(P)】

録音:2026年3月9日ー11日(ベルギー)
モーツァルトの作品中、ピアノ三重奏は他のジャンルに比べ演奏会のプログラムに載る機会が圧倒的に少ないといえます。 しかし内容は素晴しく、聴けば未発見の新鮮さを感じる方も多いはず。ヴァイオリンのサラ・バイエンス(ベルギー)、チェロ のミッコ・パブロ(フィリピン)、ピアノのマルキヤン・ポーピル(ウクライナ)という異なる国出身の3名が2022年に結成し た気鋭のアンサンブル、スザート・トリオが全曲録音に挑戦、その第1弾となります。当アルバムではモーツァルトのピアノ三 重奏創作の変遷を12年にわたり辿ります。「伴奏付きソナタ」の様式が色濃く残る初期から、対話の妙が豊かな室内楽 様式へと至る3つの異なる創作期を網羅しています。スザート・トリオの若さはじける演奏が新鮮です。

Raumklang
RK-4503(1CD)
バッハ〜対位法の錬金術
1. プレリュード(リュート組曲 ハ短調 BWV 997より)
2. フーガ(リュート組曲 ハ短調 BWV997より)
3. サラバンド(リュート組曲 ハ短調 BWV997 より)
4. ジグ - ドゥブル(リュート組曲 ハ短調 BWV 997より)
5. メヌエット イ短調 BWV Anh.120
6. コラール前奏曲「ただ尊き神にすべてを委ねる者は」 BWV691
7. インヴェンション第15番ロ短調 BWV786
8. クラント(フランス組曲第6番ホ長調 BWV 817より)
9. メヌエット ニ短調 BWV Anh.132
10. インヴェンション第7番ホ短調 BWV778
11. インヴェンション第2番ハ短調 BWV773
12. サラバンド(フランス組曲第3番ロ短調 BWV814より)
13. インヴェンション第9番ヘ短調 BWV780
14. インヴェンション第8番ヘ長調 BWV779
15. 前奏曲(平均律クラヴィーア曲集第1巻 第10番 ホ短調 BWV855より)
16. フーガ(平均律クラヴィーア曲集第1巻 第10番 ホ短調 BWV855より)
17. アルマンド(リュート組曲 ホ短調 BWV996 より)
18. 前奏曲 ホ短調 BWV855a
19. メヌエット イ短調 BWV Anh.120(断片)
ラ・タステッジャータ〔アンナ=リーサ・エラー(カンネル)、アンジェラ・アンブロジーニ(ソプラノ・ニッケルハルパ)、マルコ・アンブロジーニ(アルト・ニッケルハルパ)、ヴァランタン・コワント(バス・ニッケルハルパ)、エヴァ=マリア・ルーシェ(チェンバロ、ラウテンヴェルク、クラヴィコード、スクエア・ピアノ)〕

録音:2024年1月、シュタットキルヒェ・ハッツフェルト(ドイツ)
マルコ・アンブロジーニ率いるアンサンブル「ラ・タステッジャータ」による、バッハの鍵盤作品を多彩な古楽器編成で再 構築した意欲作。アンサンブル名に含まれる「タスト(tasto)」は鍵盤やフレットを意味し、鍵盤を持つ擦弦楽器(ニッ ケルハルパやハーディ・ガーディ)を中心とした特異な編成で活動しています。
本作のテーマである「錬金術」とは、本来は教育用として書かれたシンプルなインヴェンションや鍵盤曲を「基本となる素 材」とし、そこにまったく新しい楽器の音色を掛け合わせることで、未知の豊かな響き(黄金)へと変容させる試みです。 今回主役となる「ニッケルハルパ(ドイツ語古名:シュリュッセルフィデル)」は、中世にはヨーロッパ全域で広く愛された鍵 盤付きの擦弦楽器ですが、バッハが活躍した盛期バロック時代のドイツ語圏ではすでに姿を消し、現代ではスウェーデンの 伝統楽器として名を残すのみとなっています。ここでは、ソプラノからバスまで3台のニッケルハルパが重なり合い、共鳴弦を 生かした濃密な弦楽の響きを生み出しました。 さらに、エストニアの伝統的な撥弦楽器「カンネル」をソロや通奏低音として斬新に起用。鍵盤楽器には、チェンバロのほ か、バッハが愛用したとされるクラヴィコード、リュートの音色を模倣したラウテンヴェルク、そして初期のスクエア・ピアノ(ター フェルクラヴィーア)を細やかに使い分け、「対位法の錬金術」を表現しています。

Eudora
EUDSACD-2606
(1SACD)
『Traditio』〜ボッケリーニ、モーツァルト、フレーチャ:弦楽四重奏集
ボッケリーニ:四重奏曲 ト長調 G.230*
 四重奏曲 ト長調Op.44-4 G.223「ラ・ティランナ」
モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番 ト長調 K.387「春」
マテオ・フレーチャ(1481-1553):「ラ・ネグリーナ」(アルノルド・ロドリゲス編)*
クアルテート・イベリア

録音:2025年7月2-4日(スペイン、アビラ)
*=世界初録音
本作『Traditio』は、伝統を保存ではなく「受け渡し」として捉える発想から生まれたアルバムです。ルネサンスの混成的 な声楽作品「ラ・ネグリーナ」、スペインとの深い結び付きの中で弦楽四重奏を書いたボッケリーニ、そして古典派弦楽四 重奏の構造的核心を示すモーツァルト「春」を並べることで、伝統が時代ごとに変容しながら受け継がれていく姿を描いて います。とりわけ、未校訂・未録音だったボッケリーニの G.230と、チェロ奏者アルノルド・ロドリゲスによる「ラ・ネグリーナ」 編曲の世界初録音は、この企画の大きな聴きどころです。
クアルテート・イベリアは、伝統を固定した遺産ではなく、演奏のたびに現在へ引き戻される動的な営みとして捉えていま す。その考えは、「ラ・ネグリーナ」で自らの声や打楽器を加える自由な発想にも、ボッケリーニをスペイン的アイデンティティ の根として位置づける視点にも、モーツァルトを単なる古典の模範ではなく美学的な基盤として扱う姿勢にも貫かれてい ます。ルッカでの初公演以来、ボッケリーニはこの若いアンサンブルの芸術的な出発点となっており、ザルツブルクでの研鑽 を経たモーツァルト理解とともに、このデビュー盤に明確な輪郭を与えています。

GENUIN
GEN-26982(1CD)
サウンドマークス -53°33' N9°59' E
ブラームス:湖上で Op.106-2(エヴァ・ヴェッツェル、アントニオ・ディ・デッダ編)
フェリツィタス・ククック(1914-2001):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ブラームス:F-A-Eソナタより スケルツォ WoO 2
デッサウ:ユダヤの踊り
ファニー・ヘンゼル(1805-1847):ヴァイオリンとピアノのためのアダージョ ホ長調
グバイドゥーリナ(1931-2025):綱渡りの踊り手
ファニー・ヘンゼル:ゴンドラの歌 Op.1-6(エヴァ・ヴェッツェル、アントニオ・ディ・デッダ編)
エヴァ・ヴェッツェル(Vn)、
アントニオ・ディ・デッダ(P)

録音:録音:2025年8月12日-15日、イエス・キリスト教会(ベルリン、ドイツ)
ドイツの新星ヴァイオリニスト、エヴァ・ヴェッツェルが、ドイツ北部の港町ハンブルクにゆかりのある作曲家たちに焦点を当て たユニークなコンセプト・アルバムでデビュー。タイトルの「53° 33' N9°59' E」はハンブルクの座標を示しており、視覚的 なランドマークではなく、音楽的な響き「サウンドマーク」を通じて街の歴史や人々の営みを紐解くというテーマで制作され ています。 プログラムには、ハンブルク生まれの巨匠ブラームスやフェリックス・メンデルスゾーンの姉ファニー・ヘンゼルの作品から、晩年 をこの地で過ごしたシュニトケやグバイドゥーリナといった現代の巨匠たちの作品が並び、ハンブルク生まれのユダヤ系作曲 家であり、第二次世界大戦を生き抜いたフェリツィタス・ククック(ヒンデミットの弟子)や、パウル・デッサウの貴重な作品 も収録。 広く知られた名曲と、激動の時代を生きた忘れられがちな作曲家たちの佳品を織り交ぜることで、19世紀から20世紀に おけるこの街の多角的な音楽史を見事に描き出す。エヴァ・ヴェッツェルとアントニオ・ディ・デッダの多彩でニュアンス豊かな 演奏が、多面的な都市の姿を鮮やかに浮かび上がらせる1枚です。 エヴァ・ヴェッツェルは、ノースカロライナ芸術大学で学士号、イェール大学で修士号を取得。2025年10月、ハンブルク音 楽演劇大学にてターニャ・ベッカー=ベンダーの指導のもと、最高学位であるコンツェルトエグザーメン(演奏家課程)を 優秀な成績で修了。ベルリンRSOのアカデミー生を務め、数々の国際コンクールで入賞。2023年秋よりハノー ファー音楽演劇大学で自身のクラスを持ち教鞭をとるなど、後進の指導にもあたる。

RUBICON
RCD-1223(1CD)
シューマン、ゲルンスハイム、ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
シューマン:ヴァイオリ
ン・ソナタ第1番イ短調 Op.105
ゲルンスハイム(1839-1916):ヴァイオリン・ソナタ第1番 ハ短調 Op.4
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78
ソフィー・ローザ(Vn)、
イアン・バックル(P)
イギリスを拠点に活躍し、シンフォニア・ヴィーヴァのコンサートマスターも務めるヴァイオリニストのソフィー・ローザと、多彩な キャリアを誇るピアニストのイアン・バックルによる、独創的なプログラムが魅力のデュオ・アルバム。同時代を生きた3人のド イツ・ロマン派の作曲家による、それぞれの「最初のヴァイオリン・ソナタ(第1番)」が収録されています。
注目すべきは、ナチスによって音楽史からほとんど消し去られてしまった作曲家、フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839- 1916)。1839年にヴォルムスで生まれたゲルンスハイムは、シュポアの弟子に師事し、モシェレスやブルッフから称賛を浴 び、ドイツの音楽界や学術界で重要な地位を占めた人物です。室内楽や数々の協奏曲を手がけた彼の中心的な業績 は4つの交響曲であり、その第1番はブラームスの第1交響曲よりも数年早く完成していました。ゲルンスハイムは生涯を通 じてブラームスと深い親交を結び、互いの音楽を高く評価し合う仲でした。作風においてもブラームスからの影響や共通の 美学が色濃く見られ、本作に並んだヴァイオリン・ソナタからもその音楽的な共鳴を聴き取ることができるでしょう。シューマ ンやブラームスの名作とともに、歴史に埋もれたゲルンスハイムの傑作を紐解く、発見に満ちた1枚です。 ローザは、ストラディヴァリ・トラストから貸与された1795年製「ジョゼフ・ガリアーノ」を使用し、確かな技術と深い表現力で 名作に新たな命を吹き込んでいす。

TOCCATA
TOCN-0053(1CD)
ダブルリードの室内楽 - 昔と今 第1集 - ベートーヴェン、ロクスバラ
ベートーヴェン:『お手をどうぞ』の主題による変奏曲 ハ長調 WoO28(1797)
エドウィン・ロクスバラ(1937-):Raving Winds 荒れ狂う風(2025)…世界初録音
 シャドウ・プレイ(1984)
ベートーヴェン:三重奏曲 ハ長調 Op.87(1794)
ロナーク・オーボエ・トリオ【ジョーゼフ・サンダース(Ob)、オーウェン・デニス(Ob)、ジュディ・プロクター(イングリッシュホルン / コーラングレ)】

録音:2025年7月28-30日
ロンドン、ハムステッド、クラクストン・スタジオ
チェコのチェスキー・クルムロフ城を拠点とした名門シュヴァルツェンベルク侯家は、1771年に新たな管楽合奏団(ハルモ ニームジーク)を結成し、城の音楽伝統を復活させました。彼らが築いたダブルリード木管室内楽の波は18世紀末の ウィーンでブームの頂点を極めたものの、その後長らく忘れ去られていました。本シリーズは大量に残された楽譜と現代 作品を組み合わせ、過去と現在を結びつける試みです。第1集には、ロナーク・オーボエ・トリオの演奏で、侯家に仕え 1790年代に活躍した伝説的ヴィルトゥオーゾ「タイマー兄弟」のために書かれたベートーヴェンの三重奏曲 Op.87や 「お手をどうぞ」の主題による変奏曲 WoO28を収録。さらに、現代オーボエ音楽の作曲家ロクスバラによる重音奏法 等を駆使した「シャドウ・プレイ」や民謡風の新作「Raving Winds」も収められています。
TOCCATA
TOCN-0052(1CD)
オーストラリアのホルン 第1集 - 室内楽の100年
1. フレデリック・セプティマス・ケリー(1881-1916):ホルン四重奏曲 変ホ長調 (1904)…世界初録音
2-5. G. W. L. マーシャル=ホール(1862-1915):ホルン四重奏曲 ロ長調 (1909)
6-9. マーガレット・サザーランド(1897-1984):クラリネット、ヴィオラ、ホルンとピアノのための四重奏曲 ト短調「ハウス・クァルテット」 (1942)
10-17. ドン・バンクス(1923-1980):ホルン協奏曲(1965)(キャサリン・リクータによるホルンとピアノ編 2023)…この版による世界初録音
18. ピーター・スカルソープ(1929-2014):夜の歌(1970/1993)(作曲者によるホルン三重奏編 2004)・・・この版による世界初録音
カーラ・ブラックウッド(Hrn)
エリザベス・セラーズ(Vn)…1、18
ルーシー・ウォーレン(Vn)…2-5
ジェニー・カファーギ(Va)…1
キャロライン・ヘンベスト(Va)…2-9
デイヴィッド・グリフィス(Cl)…6-9
ロードリ・クラーク(P)…1、6-18
ピーター・デ・ヤーヘル(P)…2-5

録音:2023年6月13,14日 the Hanson-Dyer Hall…10-17
2025年2月…メルボルン大学、Ian Potter Southbank Centre,…1-9、18
オーストラリアの作曲家によるホルン作品を録音するプロジェクトがスタート。第1集は室内楽作品で、20世紀の作品 を集めています。オーストラリアが自治領となった直後に書かれたケリーの四重奏曲は2分半ほどのサロン風の小品。 マーシャル=ホールもサザーランドもロマン派の流れを汲む作風で、バンクスでは12音技法が導入されるなど、基本的 には西洋の影響下で発達してきたことが窺われます。最後のスカルソープ作品は1970年のロックバンドと2人の歌手、 オーケストラのための作品中の曲がオリジナルで、その後、作曲家が室内アンサンブル用に編曲し、さらにホルン三重奏 に編曲したもの。歌謡的な旋律と広大な空間を思わせるサウンドが特徴的です。ブラックウッドは、オーストラリアのみな らず欧州でもピリオド楽器とモダン楽器の両方でオーケストラ、室内楽、そして教育活動で活躍しています。
TOCCATA
TOCN-0051(1CD)
チェロとピアノのための抒情的な編曲集
1. リヒャルト・フルーリー:「17の歌曲」(1951-52)より第8曲:夏の雲*
2. ウルス・ヨーゼフ・フルーリー(1941-):「10のロマンティックな歌曲」(2004)より第10曲:小さなメロディ*
3. テオドール・シュヴァイツァー(1916-2001):夏の夢*
4. カール・ヘス(1859-1912):故郷の鳥*
5. クリストフ・ヴィリバルト・グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」Wq. 41(1774)よりメロディ(1881頃 G. ズガンバーティ編)…ピアノ・ソロ
6. ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」(1832)より「人知れぬ涙」(1843年 A. ベッタ編)
7. コルンゴルト:歌劇「死の都」(1916-19)よりマリエッタの歌(2014年 O. マンドッツィ編)
8. フランツ・ペーター・シューベルト:歌曲集『白鳥の歌』 D957(1828)より 第4曲:セレナーデ(1880年 F. リスト編)…ピアノ・ソロ
9. ドヴォルザーク:「ジプシーの歌」 B104/Op.55(1880)より第4曲:我が母の教え給いし歌(L. リムスキー編)
10. カタルーニャ民謡:鳥の歌(P. カザルス編)
11. アルバン・レッチ(1922-2015):連作歌曲「宝石の魔力」(1980)より第2曲:アクアマリン*
12. R・シュトラウス:『4つの歌曲』 Op.27(1894)より第4曲:明日!*
13. シューマン:歌曲集『ミルテの花』 Op.25(1840)より 第1曲:献呈(1848年 F. リスト編)…ピアノ・ソロ
14-16. メンデルスゾーン:『無言歌集 第3巻』 Op.38(1836-37)より(1890年頃 F. ギュルツマハー編)
 14. 第1曲 コン・モート ト長調
 15. 第2曲 アレグロ・ノン・トロッポ ロ短調
 16. 第3曲 プレスト・エ・モルト・ヴィヴァーチェ ニ長調

*2025年 E. グランディ&A. グラーフ編
アンドレアス・グラーフ(Vc)
エヴリン・グランディ(P)

録音:2025年7月21、22、25日
スイス出身のチェリスト、アンドレアス・グラーフとピアニストのエヴリン・グランディによる、チェロの「歌」を満喫させるアルバム。ドイツ・リートやオペラ・アリアの名 曲の数々に、「鳥の歌」やメンデルスゾーンの無言歌のような器楽の歌まで、選び抜いた名旋律の多くを独自のアレンジで演奏。定番名曲だけに終わらず 母国スイスの作品を織り交ぜているところも魅力です。

CPO
CPO-555471(1CD)
ヴィルヘルム・ベルガー(1861-1911):クラリネット三重奏曲 ト短調 Op.94
チェロ・ソナタ ニ短調 Op.28
スケルツォ - チェロとピアノのために
ポール・メイエ(Cl)
ウェン=シン・ヤン(Vc)
オリヴァー・トリンドル(P)

録音:2021年5月3-5日ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ
ベルガーの作品は、精巧な対位法と豊かな和声に支えられた、ブラームスを思わせる抒情が魅力。クラリネット三 重奏曲では、クラリネットとチェロの音色が自然に溶け合い、第3楽章の印象的な4分の5拍子や、爽快な推進力 を持つ終楽章が鮮やかな印象を残します。初期のチェロ・ソナタにあふれる若々しい旋律や、ユーモアを感じさせる 未完の「スケルツォ」にも、端正な構成の中にユニークな個性が息づいています。クラリネット三重奏曲では世界的 なクラリネット奏者・指揮者として活躍するメイエが加わり、ベルガーの繊細なニュアンス鮮やかに描き出すことに成 功。チェロ・ソナタとスケルツォではウェン=シン・ヤンと、知られざる名作の紹介でも高く評価されるピアニスト、オリ ヴァー・トリンドルが共演、作品の魅力を存分に引き出しています。

SOMM
SOMMCD-0731(1CD)
チェロ四重奏のための作品集
ヨーク・ボーエン(1884-1961):組曲-4つのチェロのために
ロデリック・エルムズ(1951-):チェロ四重奏のためのディヴェルティメント*
オルウィン(1905-1985):チェロ四重奏のための2つのアイルランドの旋律
ジュリア・シンプソン(1977-):マリポサ - オオカバマダラの渡りの物語*
ローランド・サザーランド:希望*
マリー・デア(1902-1976):チェロ四重奏のための6つの小品 - 第4曲 アリア
ガイ・バーカー(1957-):Wood on the Tracks 線路の上の木*
サイモン・バグズ(1973-):Soliloquy*
チェロフォニックス(Vc四重奏)【クリストファー・アラン、エイドリアン・ブラッドバリー、イアン・バージ、ベン・ロジャーソン】

録音:2025年11月2-3日UK. ストークダバノン、メニューイン・ホール
ロンドンで活躍する4人のチェリストによる「チェロフォニックス」のデビューアルバム。高い専門性と深い信頼関係で結ばれた彼らは、委嘱新作の発表や埋も れた名曲の再発見に精力的に取り組んでいます。収録されている8曲はすべてチェロ四重奏のためのオリジナル作品。冒頭を飾るのは、ハレOの 元首席チェリストを祖父に持つメンバーのベン・ロジャーソンがその遺品から手稿譜を発見したボーエンの「組曲」。長年紛失したとされていたもので、18世 紀様式を思わせる表情が魅力です。豊潤な響きとジャズ風のリズムの対比が印象的なエルムズの「ディヴェルティメント」、北米大陸で渡りをすることで知ら れる蝶オオカバマダラの長い旅を描いた「マリポサ」、自作の俳文詩を骨組みに据えたサザーランドの「希望」、アルバムのタイトル曲で列車をテーマにした バーカーの「線路の上の木」、繊細な響きが美しいバグズの「Soliloquy」と、5曲の委嘱作品も収録。チェロ四重奏の幅広い可能性が感じられる1枚で す。

Chandos
CHAN-20379(1CD)
ジョルジェ・エネスコ:弦楽八重奏曲、ピアノ五重奏曲
エネスコ:弦楽八重奏曲 ハ長調 Op.7(1899-1900)
ピアノ五重奏曲 ニ長調(1896)*
カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ
エレナ・ウリオステ(Vn)、ネイサン・アマラル(Vn)
サヴィトリ・グライアー(Vn)*、メリッサ・ホワイト(Vn)*
ロザリンド・ヴェントリス(Va)*、エドガー・フランシス(Va)
ローラ・ヴァン・デル・ハイデン(Vc)*、トニー・ライマー(Vc)
トム・ポスター(P)*

録音:2025年7月20-22日
UK、サフォーク、ポットン・ホール
トム・ポスターとエレナ・ウリオステにより設立されたカレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴは、年間25回から30回もの 演奏活動を続けており、そうしたコンサートを通じて練り上げたレパートリーをCHANDOSに録音しています。今回の 収録曲は、敬愛するブラームスからの影響が感じられる、パリ音楽院在学中に書かれた初期作「ピアノ五重奏曲」 と、ルーマニアの民族的な語法とフランス音楽の繊細な響きに、精巧な対位法が織り込まれた19歳の大作「弦楽八 重奏曲」。録音直前に行われたコンサートは、Strad誌で「ウィグモア・ホールの聴衆は屋根を吹き飛ばさんばかりに盛 り上がったが、それは妥当なことだ。エネスコの八重奏曲がこんな風に演奏されれば、メンデルスゾーン(の八重奏 曲)に匹敵する人気を得るだろう」と評されました。その演奏をスタジオに持ち込んだようなライヴ感のある録音です。

DELOS
DE-3619(1CD)
アーサー・フット:チェロのための作品全集
アーサー・フット(1853-1937):
つの小品 Op.1
オーバード(朝の歌) Op.77
スケルツォ Op.22
チェロ・ソナタ ホ短調 Op.78
チェロ協奏曲 ト短調 Op.33…世界初録音
ジュリアン・シュワルツ(Vc)
マリカ・バーナキ(P)
バッファローPO
ジェラード・シュワルツ(指)

録音:2024年6月14、15日USA、シェナンドー音楽院
2024年3月23、24日USA、バッファロー、クレインハウス・ミュージックホール
アメリカの実力派チェリスト、ジュリアン・シュワルツのDelosレーベル・デビュー盤は、19世紀アメリカを代表する作曲家アーサー・フットのチェロ 作品を完全網羅した画期的な内容。フットはアメリカ国内のみで音楽教育を受けた初の「生粋のアメリカの才能」と言われ、洗練された旋 律と豊かな和声が織りなすその音楽は大きな魅力を備えているにもかかわらず、これまで不当なほど演奏の機会に恵まれてきませんでした。 今回のアルバムには、有名なドヴォルザークの同名作品よりわずかに早く完成したチェロ協奏曲が作曲から130年以上の時を経て世界初 録音されているほか、堂々たるソナタやシューマン風のピアノが印象的な「3つの小品」、フランス音楽の影響を感じさせる「オーバード」、アメリ カ民謡を思わせる「スケルツォ」など、チェロの多彩な表現力を引き出す珠玉の作品群が収録されています。協奏曲の共演は、国際的な名 指揮者にしてジュリアンの父でもあるジェラード・シュワルツが率いるバッファローPOという布陣。19世紀アメリカ音楽の 知られざる傑作の真価を世に問う一枚です。
DELOS
DE-3637(1CD)
ピアノ三重奏曲集
ジェニファー・ヒグドン(1962-):ピアノ三重奏曲(2003)
ジョン・ハービソン(1938-):ピアノ三重奏曲 第2番「ショート・ストーリーズ」(2003)
アイヴズ:ピアノ三重奏曲(1904-11/1914-15改訂)
トリオ・アズーラ【ダンカン・マクドゥーガル(Vn)、ホン・イエジン(Vc)、白岩峰 バイ・イェンフォン(P)】

録音:2026年1月27-28日ロサンゼルス、コルバーン音楽院、ジッパー・ホール
2022年にコルバーン音楽院の学生たちにより結成、2024年フィショフ室内楽コンクールで第1位に輝き、豊かな想像力と知性、そして深い 感情表現が高い評価を得ている実力派の新星、トリオ・アズーラによる1世紀近い隔たりを持つ3つのアメリカの作品集。音で色彩を描くヒグ ドン、楽章ごとに短編小説を紡ぐような構成のハービソン、伝統的な形式を脱し、引用や対話を技巧的に織り交ぜたアイヴズ。好奇心と個 性に満ちたアメリカの精神が、カナダ、韓国、中国という多様な背景を持つ3人の対話を通じて、鮮やかに響き合います。時に問いかけ、時 に戯れ、新たな物語の形を模索し続ける彼らの、瑞々しくも深遠な演奏をぜひお聴きください。Delosレーベルとコルバーン音楽院がコラボ レーションした「コルバーン・コレクション」の第1弾。


Channel Classics
CCS-50026(1CD)
沈黙を強いられた女性たちの歌
1. アフタブ・ダルヴィシ(1987-):Never Belonged (2021)
2. アンネリーズ・ファン・パリス(1975-):Medea (2021)
3. カリオペ・ツパキ(1963-):Penelope (2021)
4. アイダ・シラジ(1987-):My Words are Swallows (2023)
5. サスキア・ベネガス・アルヌッツ(1983-):Sortzain, Maria San Juan De Garonda (2025)
ラガッツェ四重奏団
キャサリン・デイン(S)
ラファエラ・ダンクザングミュラー(ドゥドゥク)…1
アンナ・ヴォール・デ・ヴィンド(Cl)…2
オサマ・アブダルラソル(カーヌーン)…3
エリフ・ジャンフェザ・ギュンドゥズ(ケメンチェ)…4
マリアンナ・ソロカ、アガタ・クルスゼウスカ(パーカッション)…5

録音:2026年1月 オランダ、レンスヴァウデ教会
歴史や物語において沈黙を強いられてきた女性たちに焦点を当てた歌曲集。オランダのラガッツェ四重奏団とソプラノ歌手キャサリン・デイン が、5人の女性作曲家と協働して制作しました。アルバムで描かれるのは、ギリシャ神話のキルケ、メデア、ペネロペ、9世紀ビザンツ帝国の詩 人カシア、そして16世紀バスク地方の助産師マリアの5人。固定された解釈から離れ、彼女たち自身の言葉と視点からその葛藤や主体性 を描き直しています。ソプラノと弦楽四重奏をベースに、ドゥドゥクやカーヌーン、ケメンチェといった多彩な伝統楽器や打楽器、さらにはテープ などを取り入れ極めて緻密で多様な音響空間を構築。ジェンダー不平等が未だに無くならない現代社会において、これらの歴史や神話の 物語を現代の音楽作品として記録し提示することは、高い普遍性を持つ大きな試みと言えるでしょう。

ALPHA
ALPHA-1267(1CD)
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第2番イ短調 Op.13
グリーグ:弦楽四重奏曲 第1番ト短調 Op.27
 ソルヴェイグの歌(Opus13編) 〜『ペール・ギュント』 Op.23
Opus13【園子・ミリアム・ヴェルデ、エドヴァルド・アールダル (Vn)、アルビン・ウーシヤルヴィ (Va)、ダニエル・トレル (Vc)】

録音:2026年1月 ノルウェー、リレハンメル教会
2014年にスウェーデンとノルウェー出身の若きアーティストたちによりオスロで結成、2025年にはウィグモア・ホールおよびボルドーの両国際弦 楽四重奏コンクールで第1位に輝き、国際舞台で急速に評価を高めているSQOpus13(オーパス・サーティーン)。2026年6月 には今回の収録作品を中心とした初の来日公演も成功させ、世界中から熱い視線が注がれる彼らの記念すべきデビューアルバムが登場で す。アルバムの核となるメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第2番は結成時に初めて4人で演奏した作品で、グループ名の由来にもなった原 点。18歳のメンデルスゾーンが書いた切実な情熱と純粋で繊細な感情が、Opus13の深い作品理解に基づく活き活きとした表現によって 瑞々しく響き渡ります。続くグリーグの第1番はコンクールでも絶賛を博した彼らの代名詞で、日本公演でも「グリーグの何たるかを示すような 決定的快演奏」と評されました。北欧の厳しい自然や民謡を想起させるむき出しの力強さと深い情緒が凝縮されており、心からの共感を 伴った彼らの演奏がその特性を引き立てています。最後はメンバー自身の編曲による名曲「ソルヴェイグの歌」。ストラディヴァリウスをはじめと
ALPHA
ALPHA-1271(1CD)
メンデルスゾーン(1805-1847):弦楽四重奏曲 変ホ長調
ソ・ジュリ(徐珠利)(1981-):River at the End of the Mind
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第6番ヘ短調 Op.80
エスメSQ【ペ・ウォンヒ、ハ・ユナ(Vn)、ディミトリ・ムラト(Va)、ホ・イェウン(Vc)】
 
録音:2025年12月 パリ、サル・コロンヌ
2016年に韓国出身の女性奏者4人で結成され、2023年にはヴィオラにディミトリ・ムラトを迎え表現の幅を広げた新生エスメ弦楽四重奏 団のアルバム第1弾。韓国語で姉(あるいは妹)を意味する「Nui(??)」をタイトルに据え、メンデルスゾーン姉弟の作品を軸として、メン バーが10年で培った強固な信頼関係とアンサンブルとしての深化を反映したアルバムです。1834年に書かれたファニー唯一の弦楽四重奏 曲と、彼女の急逝直後に弟フェリックスが遺した峻厳な表現が際立つ弦楽四重奏曲第6番を対比させます。特に第6番は、エスメがこの10 年間で50回近く演奏してきた重要レパートリー。これらと呼応するのが、女性作曲家の作品を必ず紹介するという彼女らの方針に基づき、 韓国出身で現在アメリカで活躍するソ・ジュリに委嘱した世界初録音「River at the End of the Mind」。韓国で有名な歌「オンマヤ ヌ ナヤ(母さん、姉さん)」に着想を得た本作は、静謐な響きの中に記憶と安らぎを内包し、姉弟の作品群と緊密な対話を織りなします。一貫 性のあるプログラムを、確固たる知性と高水準の技術に裏打ちされた情感豊かな演奏で堪能する一枚です。
ALPHA
ALPHA-1259(1CD)
モーツァルト:フルート四重奏曲(全曲)
フルート四重奏曲第3番ハ長調 K.285b
フルート四重奏曲第2番ト長調 K.285a
フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285
フルート四重奏曲第4番イ長調 K.298
モーツァルト(フランツ・アントン・ホフマイスター編):フルート四重奏曲 ニ長調(原曲:ピアノ・ソナタ 第8番ニ長調 K. 311/284c)
ア・ノクテ・テンポリス(古楽器使用)
アンナ・ベッソン(フラウト・トラヴェルソ)
ルイ・クレアック(Vn)
マヌエラ・ビュヘル(Va)
ロナン・ケルノア(Vc)

録音:2025年11月シント・トロイデン(ベルギー北西部リンブルフ州)、聖アニェス・ベギン会教会
モーツァルトのフルート四重奏曲群の新録音。古楽器演奏による録音自体は既に数ある中でも、現代楽器での演奏とは一線を画した自 然な呼吸とメリハリの利いたダイナミックな音作りで、聴き応えに満ちた解釈に仕上がっています。フルートのアンナ・ベッソンは古楽系テノール &オートコントル歌手レイナウト・ファン・メヘレンと共にア・ノクテ・テンポリスを創設した中核メンバーの一人で、本盤でヴァイオリンを弾いている ルイ・クレアックやチェンバロのジャン・ロンドーらと共にネヴァーマインドの一員としても活躍を続ける気鋭奏者。ヴィオラのマヌエラ・ビュヘル、チェ ロのロナン・ケルノアもラ・プティット・バンド、アニマ・エテルナ・ブリュッヘ、レ・ムファッティなどベルギーの楽団を中心に古楽器演奏シーンの最前 線で活躍してきた実力者です。有名な4曲に加え、モーツァルトのフリーメイソンでの友でもあった楽譜出版社=作曲家ホフマイスターによる ピアノ・ソナタ第8番の同編成向け編曲版も収録。同作の曲構造が意外なまでに室内楽向けであったことに驚かされる周到な音の組み合 わせが、古楽器演奏でひときわ自然に場に息づきます。ALPHA-レーベルで無数の名録音を刻んできた名技師ユーグ・デショーの仕事ぶりも 頼もしい1枚。

BIS
BISSA-2837(1SACD)
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
レーガー:クラリネット五重奏曲 イ長調 Op.146
マイケル・コリンズ(Cl)
エッシャーSQ

録音:2024年11月26-30日
英国のみならず世界を代表するクラリネット奏者の一人、マイケル・コリンズがブラームスの五重奏曲を再録音、そして名作レーガーの五重奏曲を初録音。 広大なレパートリーを誇るコリンズですが、古典の名作には繰り返し立ち返って解釈を深めてきました。ブラームスの五重奏曲は2013年のブロドスキー四 重奏団との録音以来の再録音。コリンズは2025年の来日公演でもこの曲をとりあげており、一段と練られた解釈を録音に残す意図があったものと思われ ます。クラリネット五重奏曲の歴史においてはモーツァルトとブラームスが傑出した人気を誇っていますが、クラリネット奏者の中にはレーガーの五重奏曲をそ れらに次ぐベスト3に挙げる人も少なくありません。モーツァルトと同じイ長調で書かれたこの曲は、とかく重厚な和声と複雑な対位法のイメージが強いレー ガー作品の中にあって、晴朗で、軽妙さもあれば哀感を帯びた抒情も漂う、親しみ易い音楽。満を持したコリンズによる会心の演奏です。

DB Productions
DBCD-222(1CD)
ユルヴァ・スクーグ:室内楽作品集
ユルヴァ・スクーグ(1963-):
速歩- 弦楽四重奏とアコーディオンのための
定住 - 弦楽四重奏のための
ピアノ五重奏曲 - 弦楽四重奏とピアノのための
歩く- 弦楽四重奏のための
私は待ち望む- 六重奏のための
パトリック・スヴェドループ(Vn)
ヘンリク・ペーテルソン(Vn)
アーネ・ステンルンド(Va)
クラース・ガッゲ(Vc)
ヴァルー・パウルソン(Cb)
和田記代(P)
ミンナ・ヴルランデル(アコーディオン)

録音:2024年9月2日、2025年9月6-7日
スウェーデンの現代音楽シーンで注目される作曲家ユルヴァ・スクーグ Ylva Skog(1963- )は、美術、文学、自然、 そして動物が創作の源であり、そこから作品に物語性を与えることが信条であると語る。ピアノ曲、合唱曲から管弦楽 曲まで幅広いジャンルの作品があり、スウェーデン版グラミー賞のクラシック部門にノミネートされたこともある。 今回のアルバムは、弦楽四重奏を核とした室内楽作品集。スウェーデン音楽を中心に共演を重ねる室内楽の名手た ちによるSQに、アコーディオンやピアノ、コントラバスも加わる多彩な編成により、アンサンブルが盛んなス ウェーデンの音楽文化をも堪能できます。アルバム・タイトルの「Trote」は馬の速歩を表すスペイン語。近代クラシック音 楽の他、ジャズやポピュラー音楽も好んで聴くというスクーグの独特の世界が広がっています。 --和田記代(ステーンハンマル友の会代表、ピアニスト、在スウェーデン)

Laplace Records
LPDCD-124(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
フランク&シューマン ヴァイオリン・ソナタ
シューマン(1810-56):ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 作品121
シューマン:リーダークライス 第5曲「月の夜」
シューマン:詩人の恋 第1曲「美しい五月に」
シューマン:ミルテの花 第24曲「君は花のように」
フランク(1822-90):ヴァイオリン・ソナタ イ長調 M.8
. フランク:前奏曲,フーガと変奏曲 ロ短調 作品18
桜井大士(Vn)、冨田楓(P)

録音:2025年11月18日&19日三鷹市芸術センター 風のホール
ヴァイオリン・ソナタの最高峰として名高い二つの傑作を収録。本盤 の演奏は、大曲にありがちな重厚さや鈍重さとは無縁で、血のか よったグルーヴ感と、脈打つような躍動感に満ちています。現代的 なスマートさを備えつつも、きわめて情熱的。二つの名曲が本来持 つ鮮烈さと生命力を、あらためて浮かび上がらせています。カップリン グには、シューマン歌曲より「月の夜」「美しい五月に」「君は花のよ うに」という珠玉の名作と、さらにフランクの名曲「前奏曲、フーガと 変奏曲」を収録。ソナタの宇宙から、濃密な抒情の世界へと聴き 手を誘う一枚です。

CD ACCORD
ACD-357(1CD)
チェロとピアノのための作品集
バルヴィンスキー(1888-1963):組曲- チェロとピアノのために…世界初録音
シューマン:幻想小曲集 Op.73
ショパン:練習曲 Op.25No.7(A.グラズノフ編曲によるチェロ&ピアノ版 ホ短調)
ショパン:序奏と華麗なポロネーズ ハ長調 Op. 3
ラフマニノフ:ヴォカリーズOp. 34No.14(L.ローズ編曲によるチェロ&ピアノ版)
アレクサンドラ・ブレイザ(1963-):Dead Butterflies 死んだ蝶- ピアノのために…世界初録音
バルヴィンスキー・デュオ
タラス・メンツィンスキー(Vc)
アンナ・ステンピン=ヤスノフスカ(P)

録音:2015年2月1-4日、2025年3月10日
ロシアの隣国であるポーランドとウクライナ出身の奏者が2012年に結成したバルヴィンスキー・デュオ。その名前はスターリン時代に楽譜をすべて焼かれた上 にシベリアへ流刑とされたウクライナの作曲家の名前から採られています。バルヴィンスキーは10年にも及ぶ流刑から帰還すると、記憶をもとに主要な作品を 再び書き留めたので、それらは今も演奏することが出来ます。このデュオにとって、その名前は不屈の精神の象徴。このアルバムの冒頭に置かれた組曲は2つ の「歌」に快活なユモレスクとダンスの4楽章からなる演奏時間23分ほどの作品です。最後に置かれた「死んだ蝶」はポーランド人のブレイザが2022年に目 にした光景に触発されて書いた作品。それは同年6月4日にキーウのソフィア大聖堂で行われた、ロシアの侵攻の犠牲となった子供たちを追悼する式典で、 わが子を失った親たちがリンゴの木の枝に祈りの鈴を吊るす様子でした。ウクライナ風の旋律に鈴や教会の鐘を思わせる響きが混じる、シンプルながら敬虔 な雰囲気のある小品です。間に挟まれた有名作曲家の作品と合わせて、このアルバムは「様々なコミュニケーションのかたち」をイメージしており、それを安全 に奏で聴くことができるようにとの気持ちがこめられています。

MarchVivo
MV-017(1CD)
コンラド・デル・カンポ(1878-1953):弦楽四重奏曲 第11番ホ長調
弦楽四重奏曲 第12番変ロ長調
クス・クァルテット

録音:2026年4月8日 マドリード、ファン・マルク財団(ライヴ/拍手入り)
世界初録音
20世紀前半のスペインにおいて最も独創的でありながら、歴史の闇に不当に忘れ去られていた奇才、コンラド・デル・カンポの弦楽四重奏 曲全13曲を復興させるプロジェクトに第11番と第12番が登場。今回演奏を務めるのは、30年以上の歴史を誇り、その高い芸術性で世 界を魅了し続けるドイツの名門、クス・クァルテットです。古典的なソナタ形式の中に情熱を吹き込んだロマン溢れる第11番、複雑な対位法 と見事な和声、超絶技巧が光る第12番。伝統を受け継ぎながらも、彼特有の入り組んだ独自の音響言語が、極めて濃密でスリリングなア ンサンブルによって美しく響き渡ります。

オクタヴィア
OVCX-00106
(1SACD+DVD)
税込定価
2026年8月19日発売
若尾圭良IN CONCERT
【CD】
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第4番 イ短調 作品23
C. シューマン:3つのロマンス 作品22
ブラームス:F.A.E.ソナタより スケルツォ
ショーソン:詩曲 作品25
武満 徹:妖精の距離
ラヴェル:ツィガーヌ
クライスラー:愛の悲しみ
エルガー:愛の挨拶

【DVD】※初回限定パッケージのみ
(1)C.シューマン:3つのロマンス作品22
(2)ブラームス:F.A.E. ソナタよりスケルツォ
(3)特典映像
若尾圭良(Vn)、広瀬悦子(P)

録音:2026年1月13-16日 高崎芸術劇場

※初回限定300枚 特典DVD付き
※初回完売後は新品番にてCD(Hybrid Disc)のみのパッケージで販売いたします
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若 手演奏家を多角的に紹介する、大友直人が贈る 高崎芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第十八弾。 アメリカに拠点を置く若手実力派ヴァイオリニ スト・若尾圭良さん。名門ボストンSOに ソリストとして招かれた逸材です。ベテランピ アニスト・広瀬悦子さんと共に、多彩な表現力 と強い集中力による圧巻の演奏を収録した本格 的な初ソロCD+DVD。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00650(1SACD)
税込定価
2026年8月19日発売
大久保瑠名 IN CONCERT
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ短調 作品105
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番ニ短調 作品108
サラサーテ:序奏とタランテラ 作品43
クライスラー:中国の太鼓 作品3
チャイコフスキー:「懐かしい土地の思い出」作品42よりメロディ
 ワルツ・スケルツォ ハ長調 作品34
サラサーテ:カルメン幻想曲 作品25
大久保瑠名(Vn)
三又瑛子(P)

録音:2025年12月24-27日高崎芸術劇場

※当商品にDVD は入っていません
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多角的に紹介 する、大友直人が贈る高崎芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第17弾。「大 久保瑠名 IN CONCERT2025」初回版(CD+DVD)は大好評のうちに完 売しました。本ディスクは、そのCDヴァージョンです。幼少の頃から際 立った才能が注目されてきた大久保瑠名。慶應義塾大学と桐朋学園大学 のダブルスクールに通う才媛が十代最後に残した初のソロCD。シューマ ン、ブラームスのヴァイオリン・ソナタをはじめとするヴァイオリンの 名曲たちは、繊細なタッチと高い表現力で奏でられ、三又瑛子のサポー トと相俟って聴くものを魅了します。(オクタヴィア)

Orchid Classics
ORC-100454(1CD)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 op.108
マーク・カプラン(Vn)
デイヴィッド・カプラン(P)

録音:2024年6月、ロサンゼルス
マーク・カプランは、数十年にわたるキャリアと45点を超える録音によって、世界を代表するヴァイオリニストの一人として知られています。 本アルバムでは、マークの録音史上初めて、近年国際的な活躍と批評家からの高い評価を集めているピアニスト、デイヴィッド・カプラン と共演しています。デイヴィッドはマークの息子でもあります。本作は父と子による特別な共演の記録となっています。父と子による深い音 楽的対話を通して、ブラームスの傑作ソナタが新たな親密さと説得力をもって描き出されています。 マーク・カプランはアメリカを代表するヴァイオリン奏者。オーマンディ、ラトル、マゼールからテンシュテットまで、歴史的指揮者との共演 および世界の名だたるオーケストラと共演しています。室内楽でも世界ツアーを行っています。デイヴィッド・カプランはニューヨーク生ま れのピアニストで、2025年グラミーにノミネートされたこともあります(ヴァレリー・コールマンの『Revelry』)。(FA)

decurio
DEC-014(1CD)
エレジー〜ショーソン、ババジャニヤン、ラフマニノフ
ショーソン:ピアノ三重奏曲ト短調 Op.3
アルノ・ババジャニヤン (1921-1983):ピアノ三重奏曲嬰ヘ短調
ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第1番ト短調
シュヴァルツェンベルク・トリオ【フランツ=マルクス・ズィーゲルト(Vn)、ローランド・リンデンタール(Vc)、ハンナ・バッハマン(P)】
ウィーン放送響のコンサート・マスターのフランツ=マルクス・ズィーゲルト、ウィーン・フォルクスオーパーの首席チェリスト、ロー ランド・リンデンタール、ベーゼンドルファー280 Vienna Concertを鳴らし切るハンナ・バッハマンによるシュヴァルツェンベル ク・トリオがフランス、アルメニア、ロシアの作品に挑戦。いずれも短調で悲歌的な音楽で、美しくナイーヴな感覚に満ちて います。
decurio
DEC-013(1CD)
シベリウス:ピアノ五重奏曲と小品集
即興曲ロ短調Op.5-5/即興曲ホ長調Op.5-6/スケッチOp.76-1/悲歌的にOp.76-10/おどけた行進曲Op.97-4/練習曲Op.76-2/思い出Op.99-3/ノヴェレッテOp.94-2/故郷にてOp.74-4/ロマンスOp.24-9/アラベスクOp.76-9/白樺Op.75-4/もみの木Op.75-5/悲しきワルツOp.44/ピアノ五重奏曲ト短調JS.159/即興曲ト短調Op.5-1
アニカ・トロイトラー(P)、
アリス四重奏団【アンナ・カタリーナ・ウィルダームス、ノエミ・ジッパーリング(Vn)、カスパー・ヴィンツェンス(Va)、ルーカス・ジーバー(Vc)】
シベリウスといえばまずオーケストラ曲が思い浮かびますが、初期のピアノ五重奏曲は1890年にハルヴォルセンのヴァイオリ ン、ブゾーニのピアノという超豪華なメンバーで部分初演された力強く大胆な隠れた名品。彼は北欧的な透明感と叙情 性にあふれたピアノ曲も多数の残していて、交響曲とは違う面を垣間見せてくれます。1990年生まれのピアニスト、アニ カ・トロイトラーはロストックとハノーファーで学んだ正統派ドイツ・ピアニズムを継承する期待の星。

Quintone
Q-2002(1CD)
ベートーヴェン、ピルヒナー、メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調Op.1-1
ヴェルナー・ピルヒナー (1940-2001):「故郷?」PWV29b
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49
シュヴァルツェンベルク・トリオ【フランツ=マルクス・ズィーゲルト(Vn)、ローランド・リンデンタール(Vc)、ハンナ・バッハマン(P)】
ウィーンを代表するピアノ三重奏団がベートーヴェンの作品1とメンデルスゾーンという明快で前向きな2篇と、ちょっと捉え 難さのあるピルヒナーを間に挟んだ意欲的なアルバム。コロナ禍でコンサートがなくなった時期にステージではなくベーゼンド ルファーの工房での録音、リスナーに「ステイホーム」で楽しんでもらえるようにという思いが込められています。

Indesens Calliope Records
IC-117(1CD)
子ども時代の香り〜コスマ、プーランク、ラヴェル:サクソフォン作品集
ラヴェル(エドゥアール・ドゥラル編):マ・メール・ロワ
ウラジミール・コスマ(b.1940):父の栄光(マルセル・パニョルの原作に基づく)
プーランク:小象ババールの物語
サクソ・ヴォーチェ、
ブリジット・フォッセー(語り)

録音:2023年7月、2024年4月&11月(フランス)
ラヴェルが描く魅惑的な世界、ウラジミール・コスマの音楽によって鮮やかに蘇るマルセル・パニョルの子供時代の思い出、そして プーランクが手がけた愛すべき子象ババールの冒険。 本アルバムは、クラシックの名作から親しみやすい物語の世界まで、多彩なレパートリーを独自の編曲で再構築。原曲の精神を保ちな がらも、サクソフォンならではの豊かな音色と繊細なニュアンスが、作品に新たな色彩と息吹を与えています。 ジェローム・ララン、原博巳、大石将紀と組んだサクソフォン四重奏団でも活躍したフランスのサクソフォン奏者、ティボー・カナヴァルが 2012年に結成したサクソフォン・アンサンブル、サクソ・ヴォーチェ(SAXO VOCE)と、名女優ブリジット・フォッセーの繊細な語りが、 聴く者を童話と幼き日の記憶が織りなす魔法の世界へと誘います。
Indesens Calliope Records
IC-099S(1CD)
タブラ・ラサ ― ペルト:作品集
第�T部:明晰 ― 純粋性の起源
1. 鏡の中の鏡(P)
2. アリーナのために(P)
3. スンマ(サクソフォン四重奏版)
第�U部:瞑想 ― 鏡の深層
4. 鏡の中の鏡(Vcとピアノ)
5. フラトレス(Vcとピアノ)
6. インテルヴァロ(P)
7. 東と西
第�V部:輝きと救済 ― 断絶から永遠へ
8. 鏡の中の鏡(トランペットとピアノ)
9-11. B-A-C-Hの主題による小協奏曲
12. カントゥス―ブリテンの思い出に
エリック・オービエ(Tp)[9-12]、
ブノワ・ドー(Tp)[8]、
フランソワ・ドーデ(P)[4,5]、
ダヴィド・ルーヴェルス(Vc)[4,5]、
フィリップ・ギヨン=エルベール(P)[1, 2,6,8]、
サクサニア四重奏団[3]、
サヴォワ地方O[7,9-12]、
ニコラ・シャルヴァン(指)[7,9-12]

録音:2014年ー2025年
エストニアの巨匠アルヴォ・ペルトの創作の軌跡を、「実験期」「沈黙の時代」「ティンティナブリ様式」という3つの視点からたどる注目の アルバム。初期のモダニズム的作品から、「アリーナのために」「鏡の中の鏡」に代表される静謐なティンティナブリ様式まで、ペルトが築い た2つの音楽言語の変遷を描き出します。 本アルバムでは、楽器編成の違いによって異なる響きを持つ3種類の 「鏡の中の鏡」 を、作品全体の軸となる節目として配置。それ ぞれが音楽的な呼吸となり、アルバム全体をひとつの儀式のような流れへと導きます。 Indesens Calliope Recordsのレーベル・プロデューサーを務め、トランペット奏者としても活動しているブノワ・ドーをはじめ、フランス 屈指の演奏家が集結。フランス楽派の精緻なアンサンブルと、バルト海の神秘性が融合した、静謐で深い精神性に満ちたペルト解釈 を描き出します。

PASCHENrecords
R-260094(1CD)
シネマティック・スイート
バッハ(ウリ・レターマン編):トッカータ&ファンク&コラール
ジョン・ウィリアムズ(レターマン編):スター・ピース
ニーノ・ロータ(レターマン編):ゴッドファーザー
ラミン・ジャヴァディ(アナトール・ゴマーソル編):ゲーム・オブ・スローンズ
モリコーネ(レターマン編):ガブリエルのオーボエ
菅野よう子(ゴマーソル編):Tank!
バーンスタイン(ゴマーソル編):マリア
ジョン・ウィリアムズ(レターマン編):インディ・ジョーンズ
ラロ・シフリン(レターマン編):ミッション・インポッシブル
アルフレッド・ニューマン/ヘンリー・マンシーニ/ジョン・ウィリアムズ(ゴマーソル編):シネマティック・マーチ
クインテッセンス・サクソフォン五重奏団

録音:2025年9月(ドイツ)
1993年に結成されて以来、30年以上にわたり活動を続けるクインテッセンス・サクソフォン五重奏団。 クラシックの伝統を基盤としながら、柔軟かつ創造的なプログラムを展開し、高度なアンサンブル力と卓越した技巧、そして ユーモアあふれる演奏で世界的に高い評価を得ています。 本アルバムは、映画音楽と物語への深い愛情を持つ5人のサクソフォン奏者によって描かれた「10のシーンからなる音楽 の旅」です。バッハからビッグバンド、宇宙から古代の砂漠、ジャングルからニューヨークの摩天楼まで。誰もが知る名作の テーマは、サクソフォン五重奏ならではの豊かな色彩と斬新なアレンジによって新たな表情を獲得。大胆に、ときに優しく、 そして常にユーモアを忘れない演奏が、聴く者の想像力を刺激します。

GWK
GWK-167(1CD)
コラージュ
モーツァルト:オーボエ四重奏曲ヘ長調 KV.370
ブリテン:幻想四重奏曲 Op.2
シューマン(ハンス=ペーター・フランク編):3つのロマンス(オーボエと弦三重奏版)
アナトール・シュテファン・リーマー(b.1970):「アルペンスプリッター」 〜 R・シュトラウスの 「アルプス交響曲」 Op.64の主題による(オーボエ/イングリッシュホルンとヴァイオリンのための)(世界初録音)
スルハン・ツィンツァーゼ(1925?1991)(G.カランダリシュヴィリ編):弦楽四重奏のための小品(オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ版)(世界初録音)
アルス・アド・ムンドゥム〔ジョルジ・カランダリシュヴィリ(オーボエ、イングリッシュホルン)、アンナ・カチュマレク=カランダリシュヴィリ(Vn)、ヒンデンブルク・レカ(Va)、シェンジー・グオ(Vc)〕

録音:2025年6月16日-19日(ドイツ)
2024年に結成されたアンサンブル「アルス・アド・ムンドゥム」によるデビュー・アルバム。 オーボエと弦楽三重奏という希少な編成の可能性を切り拓く、きわめて多彩でコントラストに富んだプログラムです。 モーツァルトやブリテンの名作をはじめ、世界初録音となるシューマンやツィンツァーゼの鮮烈な編曲版、さらにリヒャルト・ シュトラウスの「アルプス交響曲」を濃密に凝縮した現代デュオ曲まで、緊密な対話から生まれる圧倒的な色彩美をお届 けします。

AudioGuy Records
AGCD-0114(1CD)
レ・トロワ・エトワール
ピアソラ:ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重奏曲「ブエノスアイレスの四季」
ショパン:マズルカ イ短調 Op.67-4
 舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
フォーレ:ヴァイオリンとピアノのための小品集
 子守歌 ニ長調 Op.16
 初見視奏曲(モルソー・ド・レクチュール)
 ロマンス 変ロ長調 Op.28
 アンダンテ 変ロ長調 Op.75
パク・ジヨン(Vn)、
クォン・ヨアン(P)、
イム・ジェソン(Vc)
韓国の第一線で活躍するソリストであるヴァイオリニストのパク・ジヨンを中心に、ピアニストのクォン・ヨアン、チェリストのイ ム・ジェソンが集い、それぞれ異なる時代とスタイルのプログラムを鮮やかに描き出す。 冒頭は、クラシックやジャズの要素を取り入れタンゴの世界に革命を起こしたピアソラの「ブエノスアイレスの四季」。彼と頻 繁に共演したチェリストのホセ・ブラガートによって編曲されたピアノ・トリオ版を採用し、熱狂的なタンゴのリズムと哀愁に満 ちた旋律が交差するダイナミックなアンサンブルを展開。続いて、ショパンがマヨルカ島での経験やイタリアのベルカント・オペ ラから着想を得たとも言われる難曲にして最高傑作「舟歌」など、クォン・ヨアンによる洗練されたピアノ・ソロを2曲収録。 最後は、フォーレによるヴァイオリンとピアノのための美しい小品集です。有名な「子守歌」だけでなく、パリ音楽院の試験 曲として書かれた希少な「初見視奏曲(モルソー・ド・レクチュール)」など、フランス・ロマン派特有の純粋でしなやかな 色彩感をパク・ジヨンのヴァイオリンが繊細に歌い上げます。

Hunnia Records
HRCD-2609(1CD)
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集
コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 ニ短調 Op.7
ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ M.73
ヴィルジニー・ロビヤール(Vn)、
ペーテル・サボー(Vc)

録音:2025年7月2日-4日、バルトーク・ベーラ・ユニテリアン教会(ブダペスト)
25年来の盟友であるヴィルジニー・ロビヤールとペーテル・サボーによる、3作目となる共演アルバム。今回彼らが挑んだの は、ヴァイオリンとチェロという最小限の編成でありながら、オーケストラにも匹敵する表現力と極限の緊張感を強いる2つの 傑作です。 第一次世界大戦勃発の年(1914年)に作曲されたコダーイの『二重奏曲』は、大胆な形式の探求とハンガリーを中 心とする中央ヨーロッパの民族音楽の伝統が深く結びついた作品。人間の残酷さや絶望を生々しく刻み込んだ第2楽章 と、民族の舞踊リズムが生命力を爆発させる両端楽章のコントラストが聴く者を圧倒します。一方、1920年から1922 年にかけて書かれたラヴェルの『ソナタ』は、作曲家自身が「極限までの単純化」「和声の魔力への決別」と語った転換点 となる意欲作。ピアノという和声の支えを捨て去り、研ぎ澄まされた2つの旋律が火花を散らすように交錯する、ある種の 「音楽的抽象の頂点」とも言える凄まじい音楽です。 ロビヤール自身が語る通り、両曲ともに決して万人受けを狙った心地よい音楽ではなく、音楽の影や粗さ、歪みまでも正 面から受け入れた荒々しい美しさを持った作品です。2人の名手が一切の妥協なくぶつけ合う生々しい音の対話にご注 目あれ。
■ヴィルジニー・ロビヤール(Vn)
ロン・ティボー国際コンクール等で入賞を果たし、19歳でニューヨークのリンカーン・センターにデビュー。ベネズエラに10年間 滞在しヴァイオリン学校を設立するなど、教育活動にも熱心に取り組む。現在はスイスのローザンヌ高等音楽院でヴァイオ リン科教授および弦楽部門の長を務めています。
■ペーテル・サボー(Vc)
1993年よりブダペスト祝祭Oの首席チェロ奏者を務めるハンガリーの名手。タカーチ・ピアノ・トリオの創設メンバー としても知られるほか、プレイエルの未発表チェロ協奏曲の草稿を発見・補筆して出版するなど、研究・発掘の分野でも 多大な功績を残しています。2024年にはハンガリー功労勲章騎士十字章を受章。

Fineline
FL-72435(1CD)
ゲプハルト・ウルマン:シャッテンシュピーレ
1-4. 室内アンサンブルのための小交響曲(Kleine Symphonie fur Kammerensemble)
5. 無伴奏バス・クラリネットのために(Fur
Bassklarinette Alleine)
6-10. 明るく、そしてカラフルに(サクソフォン四重奏のための5つの色)(Hell und Bunt (Funf Farben fur Saxophonquartett))
11. ゴスペル(無伴奏バス・クラリネットのための)(Gospel (Fur Bassklarinette Solo))
LUX:NM(1-4)、
アドゥマ・サクソフォン・クァルテット(6-10)
、ゲプハルト・ウルマン(バス・クラリネット/5, 11)

録音:1-4:2023年9月14日-15日、ボネロ・スタジオ(ベルリン)
5-11:2025年3月3日-4日、ロー・スウィング・スタジオ(ベルリン)
1980年代からベルリンおよび国際的な現代音楽シーンの主要な音楽家として活躍し、リーダーまたは共同リーダーとして 70枚以上のCDをリリースしてきたゲプハルト・ウルマンによる作品集。作曲と即興、構造と自発性の境界を曖昧にし、彼 の独自の創造的世界を探求する一枚となっています。 アルバムの中心となる「室内アンサンブルのための小交響曲」は2022年の作品で、革新的なアンサンブルである LUX:NMとの共演により、有機的なエネルギーと即時性を持った音楽が展開されます。また、1995年に作曲され、 2020年にクラシックのサクソフォン四重奏のために完全に改作された「明るく、そしてカラフルに(Hell und Bunt)」で は、アドゥマ・サクソフォン・クァルテットが鮮やかな色彩を描き出します。 ウルマン自身による深くパーソナルなバス・クラリネットの無伴奏ソロ作品2曲も収録。重音奏法などを駆使した音響探求 から、ゴスペルのコード進行からインスピレーションを得た即興演奏まで、彼の表情豊かな演奏が堪能できます。

Chandos
CHAN-20320(2CD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 第3集
弦楽四重奏曲 第3番ニ長調 Op.18No.3(1798-1800)
弦楽四重奏曲 第9番「ラズモフスキー第3番」 ハ長調 Op.59No.3(1806
弦楽四重奏曲 第10番変ホ長調「ハープ」 Op. 74(1809)
弦楽四重奏曲 第15番イ短調 Op.132(1825)
弦楽四重奏曲 第16番ヘ長調 Op.135(1826)
ドーリックSQ

録音:2025年4月28-30日、2025年12月17-20日1
1998年に活動を開始したイギリスのドーリックSQ。2008年の大阪国際室内楽コンクール優勝を機に日本でも高い人気を誇り、古典派から現代音楽まで 深く誠実な解釈で世界を魅了してきました。結成25周年を機にベートーヴェンの全曲録音を始動し、作曲者の没後200年にあたる2027年の完結を目指しています。 この第3集でも、初期・中期・後期の作品を入れて作曲家の創作の軌跡を概観できるよう構成。作品18でのみクラシカル・タイプの弓を使用していますが、そのアプロー チは大胆でエネルギッシュ。チェロのマイヤーズコフは作品18について「きわめて古典的で洗練されていると同時に、ベートーヴェンならではの大胆で思い切った仕掛けがあ る」「いわばターボチャージャー付きのハイドン」と語っています。第9番のシンフォニックでエネルギッシュなアプローチ、第10番の精妙さ、そしてベートーヴェンの弦楽四重奏 曲創作最後の2曲では、楽想の急変や不協和音も容赦なく強調しつつ、雄大さや抒情も備え、作品の深遠さに相応しい演奏となっています。 ドーリックSQは2024年に大きなメンバーチェンジがあり、このアルバムは現メンバーでの最初の録音。新たに加わった第1ヴァイオリンのマイア・カベザは、オーロ ラ管のリーダーとヨーロッパ室内管の第2ヴァイオリン首席を務めており、ピリオド楽器のアンサンブル「スプニクニフェ」のモーツァルト:弦楽五重奏曲全集録音 (ALPHA1137)にも参加しました。同じく新メンバーでヴィオラのエマ・ヴェルニグは1999年生まれの若手で、2017年のセシル・アロノヴィッツ国際コンクール優勝、デン マーク放送響の首席奏者を務めたこともあり、その雄弁で意欲的な演奏は、ベートーヴェン作品に対するドーリックSQのアプローチを一層強化しています。 ※国内仕様盤にはベートーヴェンの弦楽四重奏曲の研究などで知られる丸山瑶子氏による日本語解説が付属します。

BIS
BISSA-2714(1SACD)
Kaiku こだま- フィンランドの現代チェロ音楽集
サウリ・ジノヴィエフ(1988-):Sustained - チェロとピアノのために(2024)
カレヴィ・アホ(1949-):チェロ・ソナタ(2019)
セシーリア・ダムストレム(1988-):Aveo Op.81- 無伴奏チェロのために(2022)
セバスティアン・ファーゲルルンド(1972-):レチタティーヴォ - 無伴奏チェロのために(2021)
オウティ・タルキアイネン(1985-):Sanasi, kiveen uponneet - 無伴奏チェロのために(2011)
ラウリ・ポッラ(1977-):「Cabins & Hideouts 小屋と隠れ家」より We Lie Down Only to Get Up Again- 無伴奏チェロのために(2019)
ヨナタン・ローゼマン(Vc…1694年トレヴィーゾ、ピエトロ・ゼナット製)
ヨハネス・ピールト(P)

録音:2025年1月20-22日
1997年ヘルシンキ生まれのヨナタン・ローゼマンは18歳で出場したチャイコフスキー・コンクールで第6位入賞したのをきっかけに国際的な活動を始め、日本 でも定期的に演奏しています。このアルバムでは母国フィンランドの現代作品をとりあげていますが、2011年以降に書かれた新しい作品を揃えている点に注 目。ピアノのヨハネス・ピールトは、シベリウス・アカデミーでピアノと作曲に加え指揮をヨルマ・パヌラから学び、2024年からクラングフォールム・ウィーンのピアニス トとして活動し、現代作品の演奏で特に高い評価を得ています。ジノヴィエフの「Sustained」はローゼマンの委嘱作。美しいロマン派音楽の面影を残しな がらも、そこに不協和音が混ざり合うことで、不思議な世界を描き出します。アルバムの中心となるのは、アホが2019年に完成させた演奏時間約30分の チェロ・ソナタ。緩急の対比が鮮やかな4楽章構成で、最後は静寂の中に消え入るように終わります。ラテン語で告別と切望の2つの意味を持つダムストレム の「Aveo」は、コロナ後遺症に苦しむ人々に向けて書かれた作品で、平穏で健康な生活から切り離されてしまった人々の苦しみと、治療・回復への切望を 込めたとされています。CelloFest音楽祭の委嘱作でローゼマンが初演しました。Porvoo Celloコンクール委嘱作であるファーゲルルンドの「レチタティー ヴォ」は奏者に高い技術と解釈力を要求。タルキアイネンの作品はシベリウスの交響曲第4番と同じ4つの音のモチーフが随所に顔を出し、緩と急、弱音と 強音が入れ替わって展開します。人気メタル・バンド「ストラトヴァリウス」のベーシストでもあるポッラは、幼少の頃にチェロを学んだ経歴があり、映画音楽も手 掛けています。収録作は夏の別荘の一日を描いた『Cabins & Hideouts』のうち朝に当たる部分。トラック10ではチェロの多重録音を交え、衒いのない ポップでメロディアスな曲調がアルバムの中で異彩を放ちます。

CPO
CPO-555598(1CD)
ベルンハルト・ロンベルク(1767-1841):フルート、ヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロのための五重奏曲 ト長調 Op.1-3
フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのディヴェルティメント ト長調 Op.40
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための大三重奏曲 ヘ長調 Op.8
アルディンゲロ・アンサンブル(古楽器使用)
カール・カイザー(Fl)
アンネッテ・レーベルガ(Vn)
ゼバスティアン・ヴォールファールト(Va)
アンナ・カイザー(Va)
マルティナ・イェッセル(Vc)

録音:2021年5月26-28日ドイツ、ノルトヴェイル カトリック教会
チェロ奏者・作曲家のベルンハルト・ロンベルクは1767年、ミュンスター司教に仕える音楽家の家系に生まれました。「チェロのパガニーニ」と称賛されるほどの 卓越した技巧を身につけたロンベルクは、この楽器の改良に大きく貢献し、新たな演奏技法も開拓しました。その演奏はベートーヴェンの創作にも大きな影 響を与えたとされています。同様に優れたヴァイオリニストだった従兄のアンドレアスとは生涯にわたって共演し、多くの聴衆から喝采を浴びました。兄弟でボン のケルン大司教・選帝侯の宮廷Oに所属し、ヴィオラのベートーヴェンを交えて弦楽四重奏曲を演奏することもあったようです。ベートーヴェンとの交 友はその後も続き、ベートーヴェンの交響曲第7番や「ウェリントンの勝利」の初演に楽団に加わったとされています。作曲家としては、数曲の交響曲に加え、 自らの楽器であるチェロを中心とした協奏曲や室内楽などを残しています。このCDには、チェロを伴う3曲の室内楽作品が収録されています。 ト長調の五重奏曲は、アレグロとロンドの両端楽章の間に舞曲楽章と緩徐楽章を置く4楽章構成で、演奏時間30分ほど。5つの楽器がみなソリスティック に活躍し、古典派の協奏交響曲を凝縮したような趣があります。フルートと弦楽三重奏のためのディヴェルティメントは技巧的で華やかな旋律や抒情的で 優美な旋律が次々と出てくる単一楽章のポプリ(メドレー)風の作品。各楽器の対等な扱いや、ピツィカートの効果的な使い方などが印象的です。大三重 奏曲は、プロイセン王ルイ・フェルディナント王子の妹の夫でチェロを演奏したというアントン・ラジヴィル侯爵に献呈されました。時にヴァイオリンとヴィオラが伴奏 に回ってチェロを引き立てる場面も見られます。 フライブルク・バロック・オーケストラやカメラータ・ケルンでフルート奏者を務めるドイツのヒストリカル・フルート奏者カール・カイザーが結成したアルディンゲロ・アン サンブルは、古典派やロマン派の室内楽を古楽器を用い、当時の演奏様式で演奏するアンサンブルです。ここでは、卓越した技巧と親密なアンサンブル、優 れた音楽性で作品ごとに異なる個性を浮かび上がらせるすばらしい演奏を披露し、魅力あふれるロンベルクの室内楽作品を生き生きと蘇らせています。

Pentatone
PTC-5187527(1CD)
震える大地〜ヤナーチェク&カプラーロヴァー:弦楽四重奏曲集
ヤナーチェク:モラヴィア民謡集より第1曲「愛」
 カミラ・シュトスロヴァーのためのアルバムJWVIII/33より「もはや二度と戻れないように」「私の限りない幸福」「あなたを待っています!」
レフ・トルストイ(1828-1910):ヘ長調のワルツ
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
 モラヴィア民謡集より第38曲「別れ」
 カミラ・シュトスロヴァーのためのアルバム」JWVIII/33より「約束の時間にあなたをお待ちしています!」「未来をほんのひと目だけでも見通せたなら!」
ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):弦楽四重奏曲Op.8
瞬間Op.18より「白いハンカチを振る彼」
ヤナーチェク:カミラ・シュトスロヴァーのためのアルバムJWVIII/33より「虹のすべての色」
 モラヴィア民謡集より第29曲「恋文」
 カミラ・シュトスロヴァーのためのアルバムJWVIII/33より「ただ盲目の運命にすぎないのか?」 「カミラ、愛しいカミルカよ?今になって初めて愛とは何かを感じています」
 弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」
 カミラ・シュトスロヴァーのためのアルバムJWVIII/33より「ああ来ておくれ、待ち焦がれたその時よ!」「金の指輪」
 モラヴィア民謡集より第17曲「この花は誰のために」
シグナムSQ

録音:2025年12月9-12日 ドイツ、ゼンドザール・ブレーメン
チェコ音楽の巨匠ヤナーチェクが遺した2つの傑作弦楽四重奏曲を中心に、同じくチェコに生まれた夭折の女 性作曲家ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァーの「弦楽四重奏曲 Op.8」を組み合わせた意欲的なアルバム。民 俗音楽への深い愛着と激しい感情表現が結実したヤナーチェクの音楽に、若きカプラーロヴァーの瑞々しくも確 かな個性が鮮やかな対比を成しています。さらに「モラヴィア民謡詩」や「カミラ・シュトスロヴァーのためのアル バム」らの小品が作品間を結び、恋人カミラの面影が漂う繊細な物語を形成。現代屈指のカルテット〈シグナム SQ〉が、長年親しんできたレパートリーに新たな光を当てた注目盤です。(FA)


Signum Classics
SIGCD-1020(4CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12
ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3*
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47「クロイツェル」*
ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24「春」
ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)
アラスター・ビートソン(フォルテピアノ)
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)*

録音:2009年〜2025年
現代のもっとも偉大なヴァイオリニストの一人に数えられるヴィクトリア・ムローヴァが約15年という長い年月をかけて取り組 み、2025年に完結したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集が全巻セットとなって登場! 第1弾となった第3番&第9番「クロイツェル」が2001年フランドル音楽祭の国際フォルテピアノ・コンクールの覇者であるク リスティアン・ベザイデンホウトと、残りの8曲が2022年にムローヴァと共に来日しベートーヴェンのソナタを披露したスコットラ ンドのピアニスト、アラスター・ビートソン(アラスデア・ビートソン)との共演。ビートソンとは2026年11月にも2027年の ベートーヴェン没後200年へ向けたツアーの一環で来日予定。東京、神奈川、大阪の3公演にわたってベートーヴェンの ソナタを全曲演奏します。 今回の来日ツアーとベートーヴェンの没後200年に先駆けて贈る、またムローhttp://www.wakuwakudo.net/Cgi-bin/scart/ssent.cgi?do=open&sp=1783551367ヴァの数あるレコーディングの中でも一貫して 傑出した評価を獲得してきたシリーズを総括する記念碑的リリースといえるでしょう。

スリーシェルズ
3SCD-0083(1CD)
税込定価
私の歴史的録音
1-3. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1958)
4. Essai de la musique concrete(1960)
5. Studie der elektronischen Musik(1962)
6. 打楽器のためのアルテルナンス[スコアAEIOU](1962)
7. ピアノのためのタンダンス[初版](1963)
8. テノール・リコーダーのためのフラグメンテ(1968)
9. オーケストラのためのヴィジョン�U(1970)
10. 箏と声と打楽器のための「たゆたい」(1972)
11. RENCONTRES for a percussion player and tape(1972)
1-3. 浦川宜也(Vn)、篠原眞(P)
録音:1962年、ミュンヘン
4. . Studie der elektronischen Musik(1962)
録音:k1962年、シーメンス電子音楽スタジオ/ミュンヘン
6. 篠原眞(指)、G. マイヤー=デンクマン、A. クレメンティ、G. ローズ、M. ニューハウス、J. ベルガモ、K. シュヴェルツィク(打楽器)
録音:1962 年7月17日、ダルムシュタット夏期現代音楽講習会
7. 篠原眞(P)
録音:1963年12月17日、ケルン
8. フランス・ブリュッヘン(rec)
録音:1970年10 月5日、西ベルリン
9. ベルリンRSO、ブルーノ・マデルナ(指)
録音:1971年3月25日、西ベルリン
10. 篠原眞(箏・打楽器)、水野賢司(声)
録音:k1987年1月20日、東京文化会館小ホール
11. 會田瑞樹(打楽器)
録音:2024年8月9日、東京文化会館小ホール

※トラック4、5を除きすべてライヴ録音
■篠原眞『私の歴史的録音』について
篠原眞(1931?2024)は、1954年にフランス政府給費留学生としてパリに渡り、逝去までの70 年間、ヨーロッパに拠 点を置いた孤高の作曲家です。 師匠のオリビエ・メシアンに「君はいつか何かを成し遂げる」と予言され、パリのGRM(ピエール・シェフェール主宰)、 ミュンヘンのシーメンス社電子音楽スタジオ、ケルンのシュトックハウゼン、ダルムシュタットを渡り歩き、20 世紀 サウンド・アートの最前線で創作を行った稀有な日本人といえます。 その全貌がついに明らかになります。 作曲者逝去後、遺されたユトレヒトの住まいから、ドイツ語で「Meine historischen Aufnahmen(私の歴史的録音)」 と記したオープンリール・テープが発見された。 そこには、作曲者が、若き日に残した自作自演、伝説的名演の数々、新発見となる電子音楽などが記録されていた。 作曲者が遺したテープと放送局アーカイブから救出された歴史的音源を初めて世に問う。 そして、2024年8月9日、東京文化会館小ホールにて會田瑞樹によって52 年ぶりに解禁された「ランコントゥル」 の復活演奏がボーナストラックとして収録されます。
■ ここが聴きどころ
(1)52年間封印されていた「ランコントゥル」、日本初演を収録
1972年ミュンヘン・オリンピックの委嘱で書かれ、ツトム・ヤマシタが西ドイツ各地で初演したのち、作曲者自身によって「演奏保留」とされ、半世紀にわたって封印されていた「打楽器奏者とテープのためのランコントゥル(出会い)」。作曲者は病床にあった2023 年末、ようやくこの封印を解除した。2024年8 月9日、會田瑞樹によって東京文化会館小ホールで演奏された52 年ぶりの蘇演には、演奏中の19時57分、神奈川県西部を震源とする震度5 弱の地震発生を告げる緊急地震速報の電子音までもがリアルに記録されています。
(2) 世界初公開の電子音楽2曲
パリGRM で制作された「Essai de la musique concrete」(1960)、そしてシーメンス社電子音楽スタジオで制作された「Studie der elektronischen Musik」(1962)。世界の電子音楽草創期を担った伝説的スタジオでの仕事を、奇跡の発掘。
(3)20世紀の名演・作曲者自選の集大成
・「ソナタ」──浦川宜也(東京藝術大学名誉教授)と作曲者による1962 年ミュンヘン録音:
・「アルテルナンス」──マックス・ニューハウス、アルド・クレメンティら錚々たる顔ぶれによるダルムシュタット夏期現代音楽講習会(1962 年)でのライヴ
・「フラグメンテ」──献呈者フランス・ブリュッヘンによる西ベルリンでの世界初演(1970 年)
・「ヴィジョン�U」──ブルーノ・マデルナ指揮ベルリンRSOによるドイツ初演(1971 年)※本作はもともと1970年、万博の年に小澤征爾&日本フィルが日フィルシリーズ第22 作として世界初演
・「たゆたい」──篠原自身が箏と打楽器を演奏した、作曲者最後の自作自演(1987 年、東京文化会館小ホール)

1700 Classics
1700-04(1CD)
ブルネッティ:弦楽三重奏のためのディヴェルティメント集
ガエターノ・ブルネッティ (1744-1798):
弦楽三重奏のためのディヴェルティメント集〔ト長調L.127/変ホ長調L.130/ニ短調L.136/変ホ長調L.133/変ロ長調L.140/ニ短調L.142〕
ダニエル・ピンテーニョ(Vn,指)、
コンチェルト1700【イサベル・フアレス(Va)、エステル・ドミンゴ(Vc)】

録音:2020年8月、セルセディリャ(マドリード州)
18世紀後半のマドリード宮廷で活躍したイタリア人ガエターノ・ブルネッティ (1744-1798)。彼の弦楽三重奏曲は52篇現存し、ヴァイオリン2本とチェロのための29作品を「三重奏曲」、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための23作品を「ディ ヴェルティメント」と称しています。ここに収められた6篇はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの方で1770年代前半の作。ハイドン とボッケリーニの影響を感じさせつつ独自の成熟も示しています。ピリオド楽器によるコンチェルト1700のエネルギッシュな 演奏が刺激的。
1700 Classics
1700-08(1CD)
ブルネッティ:弦楽四重奏曲集Op.3
ガエターノ・ブルネッティ (1744-1798):
弦楽四重奏曲集Op.3〔ハ長調L.158/イ長調L.157/変ホ長調L.160/ト長調L.161/ヘ長調L.156/イ長調L.159〕
ダニエル・ピンテーニョ(指揮&ヴァイオリン)、コンチェルト1700【森江 典子(Vn)、イサベル・フアレス(Va)、エステル・ドミンゴ(Vc)】

録音:2024年9月、ルイス・デ・レオン講堂(グアダラマ、マドリード)
長年スペインの弦楽四重奏史は不明瞭でした。しかし1770年代以降多くの作品が産みだされ楽譜も現存しています。 間違いなく豊かな発展がありながら閑却されたのは、中心的作曲家がボッケリーニやブルネッティらイタリア人であったゆえ のナショナリズムでした。そうした不遇の傑作をダニエル・ピンテーニョとピリオド楽器集団「コンチェルト1700」が理想的に再 現。明るく美しいメロディーにひたれます。
1700 Classics
1700-09(1CD)
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲集Op.22
弦楽四重奏曲集Op.22〔ハ長調G.183/ニ長調G.184/変ホ長調G.185/変ロ長調G.186/イ短調G.187/ハ長調G.188〕
ダニエル・ピンテーニョ(指揮&ヴァイオリン)、コンチェルト1700【森江 典子(Vn)、イサベル・フアレス(Va)、エステル・ドミンゴ(Vc)】

録音:2025年9月、ルイス・デ・レオン講堂(グアダラマ、マドリード)
ボッケリーニの弦楽四重奏曲Op.22は6曲で構成され、1775年にマドリードのドン・ルイス王子のために作曲されました。 これまでほとんど注目されてきませんでしたが、最高の演奏陣を得て初の全曲録音。ピリオド楽器なのもうれしく、独立性 の高い各声部を各奏者がソリストとして妙技を発揮します。はつらつとした輝きに満ち、ウィーン古典派の伝統を超越する ようなボッケリーニの先見性にも驚きです。

DIVINE ART
DDX-21151(1CD)
Made In Germany
ルート・シェーンタール(1924-2006):主題と変奏(2004)- 無伴奏フルートのために
ルドルフ・ティルメッツ(1847-1915):夜想曲 Op.31(1898)- フルート、ホルン、ピアノのために…世界初録音
R・シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」 Op.35(1898)(ラースロー・ヴァルガ[1924-2014]による室内楽編曲 /1997)…この編曲での世界初録音
オルモス・アンサンブル
Mark Teplitsky(Fl)
Jeff Garza(Hrn)
Ilya Shterenberg(Cl)
Eric Gratz(Vn)
Julian Schwarz(Vc)
Elizabeth Dorman(P)
Colin Brookes(Va)

録音:2026年1月3-4日
アメリカ、テキサスに本拠を置くサンアントニオSOの主要奏者らによって1994年に結成されたオルモス・ アンサンブル。名手たちによる、多彩な編成で稀少曲を紹介する国別シリーズ第1弾です。 ドイツにルーツを持つ3人の作曲家を特集した本作の中心となるのは、R・シュトラウスの「ドン・キホー テ」の6楽器編曲版(クラリネット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ)。フルートを除くメンバーが総出 で、オーケストラの大迫力な響きのエッセンスを、少ない楽器で密度の濃い演奏で再現した世界初録音で す。さらに、ヒンデミットに師事したユダヤ系女性作曲家シェーンタール晩年のフルート曲や、ティルメッツの珍し い編成による「夜想曲」の世界初録音を収録。ドイツに因んだ知られざる秀作の魅力を鮮やかに伝えます。

Da Vinci Classics
C-01207(1CD)
ギリシャの伝統と現代音楽を結ぶサクソフォン作品集
ヨルゴス・クメンダキス(1959-):The Pedal Tone of a Middle-Aged Man(2009)〜ピアノ、サクソフォン四重奏と弦楽オーケストラのための
Typewriter Tune(2006)〜サクソフォン四重奏のための
Forget Me Not(2007)〜アルト・サクソフォンのための
Point of No Return(2020)〜サクソフォン四重奏のための
オスモシス・サクソフォン四重奏団
ヴァシリス・ヴァルヴァレソス(P)
テオフィロス・ソティリアディス(アルト・サクソフォン)
テッサロニキ国立SO
コンスタンティノス・テルザキス(指)

録音:2024年2月、4月、12月(ギリシャ)
ヨルゴス・クメンダキス(1959-)は、近年ギリシャの伝統音楽を創作の中心に据え、その記憶やエネルギーを現代の音 響へと変換してきました。本盤はサクソフォンを軸にした4作品を通して、その仕事を凝縮して示すアルバムです。民謡をそ のまま借用する場合もあれば、記憶に残る色彩や拍動だけをたどって再構成する場合もあり、音楽は反復、変形、断片 化を経ながら、古い歌の痕跡を新しい表現へと変えていきます。東西の混交、ビザンティン聖歌の持続音、食卓の歌やス ミルナ歌曲の気配が、サクソフォンの強い表現力によって現代的な生命を与えられた1枚です。
Da Vinci Classics
C-01208(1CD)
ヴィオラ・ファシネーション〜名手たちの編曲でたどるヴィオラ小品集
パガニーニ:ラ・カンパネラ(ウィリアム・プリムローズ編)
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70(ヴァディム・ボリソフスキー編)
チャイコフスキー:夜想曲 Op.19-4(ヴァディム・ボリソフスキー編)
グラズノフ:悲歌 Op.44(ヴァディム・ボリソフスキー編)
ショスタコーヴィチ:春の踊り(ヴァディム・ボリソフスキー編)
ムソルグスキー:歌劇「ソロチンスクの市」より ゴパック(ヴァディム・ボリソフスキー編)
グラズノフ:瞑想曲(ヴァディム・スキビン編)
プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」Op.64 よりジュリエットは少女(ヴァディム・ボリソフスキー編)
ラフマニノフ:幻想的小品集 Op.3より メロディ(A.バリンツェフ編)
グリンカ:別れ(夜想曲)(ヴァディム・ボリソフスキー編)
プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」Op.64 よりマーキュシオ(ヴァディム・ボリソフスキー編)
アダム・スクーマル:Shalik - An Arabic Dance
アダム・スクーマル:Variations on Gipsy Melodies
ヴラディミール・ブカチ(Va)、
アダム・スクーマル(P)

録音:2016年8月(ドイツ)
このアルバムは、ヴィオラという楽器が近代以降どのように独奏楽器としての存在感を獲得してきたかを、小品と編曲を通 してたどるプログラムです。ロシアで1950年代から80年代に出版されたヴィオラ編曲譜を手がかりに、ヴァディム・ボリソフス キーを中心とするロシアのヴィオラ文化と、プリムローズやターティスら近代ヴィオラ奏者の系譜に光を当てています。パガ ニーニ、シューマン、チャイコフスキー、プロコフィエフらの名旋律が、ヴィオラの音域と音色に移されることで、華やかさ、憂 愁、劇性が新たな姿で立ち現れます。
演奏するヴラディミール・ブカチは、チェコを代表するヴィオラ奏者の一人で、ターリヒ四重奏団のメンバーとして長年国際的 に活躍し、現在はドレスデン音楽大学やブリュッセル王立音楽院でも教鞭を執る名手です。本盤は、彼がサンクトペテル ブルクの友人から送られた大量のロシア製ヴィオラ譜との出会いから生まれた企画であり、録音そのものがヴィオラの名手た ちへの個人的オマージュにもなっています。そこに、同僚でもあるアダム・スクーマルの新作2曲が加わることで、単なる編曲 集ではなく、過去から現在へと開かれたヴィオラの肖像が形づくられています。
Da Vinci Classics
C-01201(1CD)
ニュアンス ― サロンから都市へ至るサクソフォン音楽
ジュール・ドゥメルスマン(1833-1866):オリジナル主題による幻想曲
ヒンデミット:ソナタ
イダ・ゴトコフスキー(b.1933):ブリランス
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):ホット・ソナタ
ガーシュウィン:3つの前奏曲
ダニエーレ・ベルディーニ(Sax)、
ルカ・ロマニョーリ(P)

録音:2025年5月(イタリア)
本アルバムは、サクソフォンという楽器が歩んできた鮮やかな文化史を辿る意欲作です。 ジュール・ドゥメルスマンによってパリにおいて確立された初期の演奏様式から、パウル・ヒンデミットの構築的書法、イダ・ゴ トコフスキーによるフランス楽派の洗練された音色美、さらにエルヴィン・シュルホフやガーシュウィンに見られる近現 代都市のモダニズムへと至ります。 本プログラムは、アドルフ・サックスがこの楽器に託した「歌の高貴さ」と「リズムの魅惑」という二重の本質を軸に構成されて おり、ロマンス、ソナタ、スケルツォ、ブルース、舞曲といった多様な形式を横断しながら、サクソフォンはサロン文化と都市文 化を結ぶ“境界の楽器”として浮かび上がらせています。 演奏は、ソリストおよび室内楽奏者として国際的に活躍するイタリアのサクソフォン奏者、ダニエーレ・ベルディーニ。 彼は、巨匠サルヴァトーレ・シャリーノ作品をはじめとする現代音楽のスペシャリストとして名高く、自身が創設した四重奏 団などで数々の世界初演を行ってきました。ザルツブルク音楽祭をはじめとする世界的な音楽祭にも多数出演していま す。現在は、イタリア、フォッジャのU.ジョルダーノ音楽院にて教授を務め、後進の育成にも力を注いでいます。
Da Vinci Classics
C-01205(1CD)
ベートーヴェン&シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ集
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番 ト長調Op.96
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調「二重奏曲」 D.574
アンドレア・コルテージ(Vn)
マルコ・ヴェントゥーリ(P)

録音:2023年6月(ペルージャ、イタリア)
ベートーヴェン最後のヴァイオリン・ソナタである第10番と、20歳のシューベルトが書いた充実の「大二重奏曲」の2曲を通 して、古典派からロマン派へと移りゆくウィーンの音楽文化を描き出そうとする好企画。2009年から共演を続けるアンドレ ア・コルテージとマルコ・ヴェントゥーリのデュオは対照的な個性を持ちながら生き生きとした対話を生み出す演奏で、これま でにも複数のアルバムをリリース。特に関係の深かったジョージアの作曲家ギヤ・カンチェリからは特別な賛辞を受けていま した。
Da Vinci Classics
C-01211(1CD)
バッハ:フルート・ソナタ集(通奏低音付き)
フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BWV1033
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1034
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV1035
フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1039(BWV1027)
フランチェスコ・パドヴァーニ(Fl)、
ロベルト・ロレッジャン(ハープシコード)、
フランチェスコ・ガッリジョーニ(ヴィオローネ、チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)

録音:2025年9月2日ー3日(イタリア)
本作は、バッハのフルート・ソナタ(BWV1033・1034・1035・1039)を、ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタBWV1027との 関係性から捉え直した意欲的なアルバムです。通奏低音は単なる伴奏にとどまらず、対話し、支え、ときに主導的な役 割を担いながら、フルート(トラヴェルソ)と緊密な音楽的思考を織り成していきます。 プログラムは、調性の流れと文献学的な視点の両面において高い一貫性を持っており、作品の帰属や伝承、さらには再 構成といった問題に触れながらも、全体としての詩的な統一感を損なうことがありません。形式、呼吸、資料研究が高度 に結びついたその音楽は、まさにバッハの創作の核心へと聴き手を導きます。 イタリアを拠点に活躍するフルート/トラヴェルソ奏者のフランチェスコ・パドヴァーニは、国内外のアンサンブルやオーケスト ラと共演し、バロック音楽を中心に国際的に演奏・録音活動を展開しています。また、フルート教則本の著者としても知ら れ、後進の育成にも力を注いでいます。
Da Vinci Classics
C-01200(1CD)
ショパン&エネスコ:チェロ・ソナタ集
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
エネスコ:チェロ・ソナタ第2番 ハ長調
Op.26-2
フランチェスコ・ステファネッリ(Vc)、
ニコラ・パンターニ(P)

録音:2025年1月(イタリア)
本盤は、ショパン晩年のチェロ・ソナタと、エネスコの円熟期に属するチェロ・ソナタ第2番を並べることで、19世紀から20世 紀にかけてのチェロ表現の変化をたどるアルバムです。ショパンでは、歌うような旋律と内省的な抒情が、ピアノとチェロの真 の対話へと昇華され、エネスコでは、ルーマニアの記憶と西欧的なソナタ原理とが深い次元で結び付いています。歌、対 位法、記憶という題名どおり、二つの作品は時代を隔てながらも、音楽が「語り」「思い出し」「形を結ぶ」営みであることを 鮮やかに示しています。フランチェスコ・ステファネッリは1999年サンマリノ生まれ、ユーロヴィジョン・ヤング・ミュージシャンズ 出場、アントニオ・ヤニグロ国際コンクール優勝など、多くの受賞歴を持つ若手チェリストです。

ALTO
ALC-1714(1CDR)
カバレフスキー:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番Op.8
弦楽四重奏曲第2番ト短調 Op.44
グラズノフ四重奏団

録音:1993年8月、モスクワ放送第5スタジオ(ロシア)
かつてOlympiaよりリリースされていた、グラズノフ四重奏団によるカバレフスキーの弦楽四重奏曲集がAltoから復刻リ リース。24歳で作曲した野心的な第1番と、第二次世界大戦終結直後の1945年に完成した、円熟味を帯びた第2 番の2曲を収録。録音の多くないこれらの作品の代表盤の一つに数えられる名演です。 グラズノフ四重奏団はモスクワ音楽院の学生たちによって結成され、ロシア作品を中心とした幅広いレパートリーを持って 1987年から1990年代後半にかけて活動していました。この音源は1993年にモスクワ放送でレコーディングされたもので す。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

NORTHERN FLOWERS
NFPMA-99164(1CDR)
ボリス・チャイコフスキー:作品集

(1)ピアノ五重奏曲(1962)
(2) 歌曲集「最後の春」
(1)ボリス・チャイコフスキー(P)、プロコフィエフ四重奏団
(2) ナタリア・ブルナシェヴァ(Ms)、セルゲイ・ブブノフ(Fl)、アレクサンドル・イヴァノフ(Cl)、ボリス・チャイコフスキー(P)

録音:(1)1978年、(2)1985年
ロシア国外でも近年再評価が進む旧ソ連の作曲家、ボリス・チャイコフスキー(1925-1996)の自作自演集。 ショスタコーヴィチやミャスコフスキー、シェバーリンに作曲を学び独自の語法を築き上げたボリスの「ピアノ五重奏曲」 (1978年録音)と歌曲集「最後の春」(1985年録音)を収録。 いずれもボリスの創作活動の転換点を示す重要作品であり、オボーリンに師事し優れたピアニストでもあった彼自身の解 釈で聴くことができる貴重な録音です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Etcetra
KTC-1877(1CD)
後期ロマン派のヴァイオリン作品集
ドホナーニ:ヴァイオリン・ソナタ 嬰ハ短調 Op.21
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7
チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 Op.42
サン=サーンス(ビゼー編):序奏とロンド・カプリチオーソ
ブルーノ・モンテイロ(Vn)、
ジョアン・パウロ・サントス(P)

録音:2025年12月28日-29日、ポルトガル
ポルトガルの名手ブルーノ・モンテイロとジョアン・パウロ・サントスによる、20年以上の共演歴を持つデュオの最新作。両者 は近年、同レーベルでの録音がICMA(国際クラシック音楽賞)に連続ノミネートされるなど高い評価を得ています。 最新アルバムは「後期ロマン派」をテーマに構成。ブラームスの伝統とリストの和声的挑戦を融合させたドホナーニの「ヴァ イオリン・ソナタ 嬰ハ短調」を筆頭に、第一次世界大戦の緊張感が投影されたヤナーチェクの「ヴァイオリン・ソナタ」。さら に、チャイコフスキーの「なつかしい土地の思い出」、元来は管弦楽伴奏で書かれたサン=サーンスの華麗なヴィルトゥオー ゾ・ピース「序奏とロンド・カプリチオーソ」を、ビゼーによるピアノ伴奏版で収録しています。
Etcetra
KTC-1880(1CD)
ボザール・ライヴ
ヒラリー・タン(1947-2023):アマーギンの歌から
フランシスコ・フォンテス(1993-):スライス・オヴ・ライフ(第2〜第3楽章)*
ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
アグリカ・トリオ〔カリス・ギティンズ(Fl)、アグニェシュカ・ジニェヴィチ(Va)、リーゼ・ファンデルスミッセン(Hp)〕、
フランシスコ・フォンテス(ナレーター)*

録音:2024年3月10日、ボザール(ベルギー、ブリュッセル)(ライヴ)
2024年のベルギー・スーパーノヴァ室内楽コンクールで優勝を果たしたアグリカ・トリオによる、ブリュッセルの名門コンサート ホール「ボザール(Bozar)」でのライヴ録音盤。ウェールズのカリス・ギティンズ(Fl)、ポーランドのアグニェシュカ・ ジニェヴィチ(Va)、ベルギーのリーゼ・ファンデルスミッセン(Hp)によってロンドンのギルドホール音楽演劇学校 で結成されたこのトリオは、それぞれの楽器の音色を最大限に引き出す精緻なアンサンブルで注目を集めています。 プログラムの中心となるのは、この編成の金字塔であるドビュッシー晩年の傑作「フルート、ヴィオラとハープのためのソナ タ」。それに加え、ウェールズの自然やケルト文学から強いインスピレーションを得たヒラリー・タンの「アマーギンの歌から」を 収録。さらに、ポルトガルの若手作曲家フランシスコ・フォンテスの「スライス・オヴ・ライフ」では、作曲者自身がナレーターと して加わり、フェルナンド・ペソアの『不穏の書』のテキストと音楽を交錯させるスリリングなパフォーマンスを展開。フルート、 ヴィオラ、ハープという独特の編成が持つ可能性を拡張し続ける、彼女たちの芸術的ビジョンが凝縮された一枚です。

MDG
MDG-30723862(1CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.22
弦楽四重奏曲第75番ト長調 Op.76-1
弦楽四重奏曲第79番ニ長調 Op.76-5「ラルゴ」
弦楽四重奏曲第80番変ホ長調 Op.76-6
ライプツィヒSQ

録音:2024年11月25-27日
マリエンミュンスター修道院コンサートホール
1988年に名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の首席たちによって結成され、長いキャリアを誇る純ドイツの名 団体がついにハイドンの弦楽四重奏曲全集を完結。現在の録音史にのこる偉業と申せます。団体の歴史として は結成時の第一ヴァイオリン、アンドレアス・ザイデルからシュテファン・アルツベルガーに、チェロのマティアス・ モースドルフがペーター・ブルンスに現在は交代しておりますが結成時の東ドイツ時代をへて名声も上がります ます響きに磨きをかけておりました。そしてハイドンは今回で22枚。ついに完成でございます。曲目もモーツァル トの死から約7年たったハイドン晩年の名作「エルデーディ四重奏曲集」Op.76より3曲。たいへん美しい嬰ヘ長 調(!)のラルゴがそのまま愛称化された魅惑の第79番など、完結にふさわしい曲目です。今回も優秀録音による 純ドイツの四重奏団の至芸をハイドンで堪能できます。(FA)
MDG
MDG-10224002(2CD)
ヘンデル:ソナタ集
■CD1
リコーダー・ソナタ イ短調 HWV362
ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV371
フルート・ソナタ ロ短調 HWV367b
リコーダー・ソナタ ハ長調 HWV365
オーボエ・ソナタ ヘ長調 HWV363a
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト短調 HWV364b
リコーダー・ソナタ 変ロ長調 HWV377
■CD2
オーボエ・ソナタ ハ短調 HWV366
フルート・ソナタ ニ長調 HWV378
ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 HWV359a
リコーダー・ソナタ ヘ長調 HWV369
オーボエ・ソナタ 変ロ長調 HWV357
リコーダー・ソナタ ト短調 HWV360
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 HWV361
リコーダー・ソナタ ヘ長調 HWV358
ガナッシ・コンソート(古楽器アンサンブル)【コルデュラ・ブロイヤー(Fl)、エヴァーハルト・ツンマッハ(オーボエ、リコーダー)、クリスチャン・キプリアニデス(ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ)、ヨアヒム・フォーゲルザンガー(Cemb)】
ゲスト:アンネ・レーリヒ(Vn)
録音:1990年6月 ホンラート教会
一度聴けばその名旋律が頭から離れられなくなるヘンデル傑作中の傑作HWV369を含む独奏と通奏低音の ためのソナタの素晴らしい集成。木管やヴァイオリンだけでまとめられるディスクも多いですがガンバなど多彩 な独奏楽器が含まれており選曲も素晴らしく、どの曲も素敵な曲ばかり。美しい響きの空間につややかに各楽 器が浮かび上がるMDGの名盤にして名録音。ドイツの古楽器奏者による質実にして品格溢れるヘンデルがう れしい復活を果たしました。(FA)

MIRARE
MIR-784(1CD)
チャイコフスキー&R=コルサコフ:ピアノ三重奏曲集
R=コルサコフ:ピアノ三重奏曲 ハ短調より 第3楽章アダージョ
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 op.50 『ある偉大な芸術家の思い出に』
チャイコフスキー(ジャン=クロード・ペヌティエ編):ピアノ協奏曲第2番 ト長調より 第2楽章(P三重奏編曲版)
トリオ・カレニーヌ【パロマ・クイデール(P/ベヒシュタイン)、ジュリアン・デュドガール(Vn)、ルイ・ロッド(Vc)】

録音:2025年5月8-10日
2025年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも来日、抜群のアンサンブルで聴衆を印象付けたトリオ・カレニーヌの新譜は、チャ イコフスキーの「ある偉大な芸術家の思い出に」。『アンナ・カレーニナ』にちなむグループ名の彼らの、ロシア音楽に対する 思いに満ちた1枚となっております。 チャイコフスキーの「ある偉大な芸術家の思い出に」は、45歳で早逝したニコライ・ルビンシテイン(1835?1881)を悼むため の作品で、チャイコフスキーにとって初めてとなるヴァイオリン、チェロ、ピアノの三重奏編成の作品でした。それまでチャイコ フスキーは、ヴァイオリン、チェロ、ピアノという三つの楽器を組み合わせてしまうと、それぞれの特質が希薄になるとして拒ん でいました。「新しい未踏の形」を開拓する中で次第に強い魅力を見出していったのです。ニコライ・ルビンシテインはピアニ スト、作曲家、指揮者であり、ロシア音楽界屈指の人物でした。チャイコフスキーにモスクワ音楽院での教授職を紹介したの もルビンシテインでした。三重奏曲は1882年3月、ルビンシテインの没年忌にあわせてモスクワで初演されました。 ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844?1908)の三重奏曲は1897年に作曲されました。完成直後、R=コルサコフはこの 作品を「いまだ未完」と述べ、「室内楽は自分の領域ではない」と結論づけたそうですが、輝かしい旋律線や、ソロへの特別 な配慮など、R=コルサコフらしさが随所ににじみ出ています。 CDの最後に収められた「アンダンテ・アパッショナート」は、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番(P三重奏曲の前年 1880年に完成し、ニコライ・ルビンシテインに献呈)の緩徐楽章の未出版の版(三重協奏曲的に構想されていた)をもとに、 トリオ・カレニーヌの師でもあるジャン=クロード・ペヌティエがピアノ三重奏用に編曲したもの。もともとヴァイオリンとチェロ の愛情深い対話が印象的な楽章ですが、ピアノはもともとのパートおよび、オーケストラの役割も担う形の編曲となっており ます。 抜群のバランス感覚と、大胆でありながら大変に抑制の効いた表現が魅力のトリオ・カレニーヌの魅力が遺憾なく発揮さ れたプログラムとなっています。(FA)

APARTE
AP-417(1CD)
オリジンズ Origines
パーセル:3つのヴィオールのためのファンタジア ヘ長調 Z.733
パーセル:3つのヴィオールのためのファンタジア ニ短調 Z.732
シベリウス:弦楽三重奏曲 ト短調
シベリウス:水滴
サーリアホ:クラウド・トリオ(Cloud Trio)
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 ハ短調 op.9-3
トリオ・シプニェフスキ【マグダレーナ・シプニェフスキ(Vn)、アンナ・シプニェフスキ(ヴィオラ)、カロリーヌ・シプニェフスキ(チェロ)】

録音:2025年9月1-4日 パリ
チェロ奏者カロリーヌ・シプニェフスキを中心に、ゴーティエ・カプソンの支援を受ける姉妹トリオ、トリオ・シプニェ フスキのデビュー・アルバムがAparteレーベルより登場。パーセルのファンタジア、ベートーヴェンとシベリウスの 弦楽三重奏曲、そして非常に印象的なサーリアホの「クラウド・トリオ」という、結成当初から彼女たちが演奏して きた、きわめて多彩で個性的なプログラムとなっています。 トリオ・シプニェフスキは2016年に結成され、マグダレーナ、アンナ、カロリーヌの三姉妹によって構成されていま す。「Origines」と題された本作で、彼女たちは弦楽三重奏というジャンルの誕生、そして自分たちのアンサンブル の原点の双方へと立ち返ります。 三名ともHIPのアンサンブルでも活動していることもあり、パーセル特有の親密な響きも、歴史的奏法の知見に 支えられながら、弦楽三重奏でも違和感なく再現しています。ベートーヴェンはこの編成にとって欠かせない作 品で、自身、アンサンブル結成当初から演奏し続けている傑作。カイヤ・サーリアホは「弦楽三重奏はとても魅力 的な編成です。同じ弦楽器の仲間でありながら、それぞれの個性をいっそう際立たせてくれます。」と語っていた そう。弦楽三重奏アンサンブルのトリオ・シプニェフスキ自身も、このサーリアホの言葉が自分たちを表しているよ うだといいます。 繊細な絵画のようなサーリアホの作品も注目です。

MClassics
MYCL-00077(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
ラインベルガー選集 Vol.1
ヨーゼフ・ラインベルガー
:組曲 作品166
ヴァイオリン・ソナタ 第2番ホ短調 作品105
6つの小品 作品150〜主題と変奏/ジーグ/ 前奏曲
相川麻里子(Vn)、佐野隆哉(P)

録音:2025年10月28-30日 長井市民文化会館、山形
リヒテンシュタイン生まれのラインベルガーは、ミュンヘンで音楽を学 び、自身もオルガニストとしてオルガン作品や合唱曲や宗教曲を多 く残した後期ロマン派の作曲家です。情熱的でロマンチシズムが溢 れながらも、バロックの雰囲気が漂う魅力的な作品が特徴。ヴァイ オリンとピアノのために書かれたヴァイオリン・ソナタは美しい旋律と和 声が魅力で、新たなヴァイオリンのレパートリーとしてこれから広がる ことでしょう。相川麻里子の洗練された流麗なヴァイオリンの音色 と、卓越した佐野隆哉のピアニズムが、ラインベルガーの魅力を存 分に伝えます。

CPO
CPO-555601(1CD)
エミーリエ・マイヤー:弦楽四重奏曲集 第2集
エミーリエ・マイヤー(1812-1883):
弦楽四重奏曲 ト短調 Op.14
弦楽四重奏曲 ヘ長調
コンスタンツェSQ

録音:2023年7月4-6日 Orchesterhaus Salzburg、2023年12月11-13日 Odeion Salzburg
第1集…555600北ドイツのメクレンブルクで生まれ、20代後半で作曲家を志したエミーリエ・マイヤー。有名なバラード作曲家であ るレーヴェに師事し、交響曲から声楽曲まで幅広く作曲活動を行い、古典的な形式の中にロマンティック な旋律を組み込んだ作品で「女性版ベートーヴェン」とも評されました。彼女が遺した弦楽四重奏曲は、均整のと れた美しい構成で当時の批評家からも絶賛されました。彼女が実際に何曲の弦楽四重奏曲を作曲したのか、そ の正確な数は完全には明らかになっていませんが、現存するのは7曲のみで、その多くは1846〜56年に集中して 作曲されています。その中で生前唯一出版されたのが「ト短調 作品14」です。冒頭のわずか3音のテーマが第1 ヴァイオリンとチェロの間で緊密に受け継がれ、終楽章の劇的な結末まで情感豊かな旋律が紡がれます。一方、 初期作とみられる「ヘ長調」は美しい抒情性が特徴です。激しい対立よりもカノン風に絡み合うメロディや、三連 符による穏やかな変化が楽しめます。第2楽章のスケルツォでは、ベートーヴェンの『英雄』を思わせる力強い和音 から意外な転調を見せるなど、スリリングな仕掛けで聴き手を飽きさせません。

Chandos
CHA-N20380(1CD)
主題と変奏 - ソイー、ボニス、ルクー、サン=サーンス、メシアン、バレーヌ
シャルロット・ソイー(1887-1955):主題と変奏 ニ短調 Op.15(1921)
メル・ボニス(1858-1937):アンダンデ・レリジーオソ ニ長調 Op.78(1910)
ボニス:アレグレット・ノン・トロッポ ニ長調 Op. 84(1904/10)
ルクー:ソナタ ト長調
サン=サーンス:エレジーニ長調 Op.143
サン=サーンス:エレジーヘ長調 Op.160
ボニス:ラルゴ 変ホ長調 Op.83(1910)
メシアン:主題と変奏 Simeon1/10
エルサ・バレーヌ(1910-1999):夜想曲(1928)…世界初録音
エレナ・ウリオステ(Vn)
トム・ポスター(P)

録音:2025年5月9-11日イギリス、サフォーク、ポットン・ホール
BBCラジオ3新世代アーティスト・スキームを通じて出会った、ヴァイオリニストのエレナ・ユリオステとピアニストのトム・ポ スターによる1892年から1932年までのフランスとベルギーの隠れた傑作を集めたアルバム。これらの作品にはセザー ル・フランクの影響が共通の糸となっています。フランクはルクーやボニスを教え、ボニスはソイー(ソヒー)を指導、そのソ イーの師ダンディはフランクの熱心な信奉者でした。ここで二人は、定番とも言えるフランクのソナタをあえて見送り、あ まり演奏されることのないベルギーの作曲家ルクーのソナタを軸に据えています。ひときわ耳を惹きつけるのはサン=サー ンスのヘ長調のエレジーとメシアンの「主題と変奏」のコントラスト。両者の作曲年はわずか12年しか離れていません が、そこには時代の激変を物語るかのような、全く異なる音楽の風景が広がっています。アルバムの最後には、メシアン の友人でもあったバレーヌの夜想曲が置かれ、印象深く締めくくられます。

BIS
BISSA-2827(1CD)
ベルリン!ベルリン!ベルリン!キャバレー・ソングと亡命者
1. ヴァルター・ユルマン&ブロニスラウ・ケイパー:映画『今日がその時』(1933)より Mein Gorilla hat ‘ne Villa im Zoo…インストゥルメンタル
2. ニコ・ドスタル:映画『砂漠の歌』(1939)より Heut’ Abend lad’ ich mir die Liebe ein
3. フリードリヒ・ホレンダー:映画『異国の出来事』(1948)より Illusions
4. ミヒャエル・ヤリー:映画『男とはそういうもの』(1938)より Der Onkel Jonathan
5. ギュンター・ノイマン:Ach, wie schon, man singt immer Tiefer(1941)
6. ホレンダー:舞台劇『ニーナ』(1930)より Keiner weis, wie ich bin, nur Du
7. ロルフ・マルボット:Vorbei(1935)
8. アイスラー:『ハリウッドの歌集』(1943)より Uber den Selbstmord
9. クルト・ヴァイル:ベルリン・レクイエム(1928)より Marterl
10. ローター・ブリューネ:映画『青い狐』(1938)より Kann denn Liebe Sunde sein? …インストゥルメンタル
11. ペーター・クロイダー:映画『ハロー、ジャニーヌ』(1939)より Musik! Musik! Musik!
12. ペーター・フェニエシュ:映画『プレミア』(1937)より Merci, mon ami, es war wunderschon
13. アイスラー:『ハリウッドの歌集』(1943)より An den kleinen Radioapparat
14. アイスラー:舞台劇『丸頭族と尖頭族』(1932)より Das ?Vielleicht“-Lied
15. フランツ・S・ブルニエ:Erinnerung an die Marie A. (1927)
16. ホレンダー:Marion-Tango (1939)
17. ヤリー:Oui, Madame (1928)
18. ブリューネ:映画『ラ・ハバネラ』(1937)よりDer Wind hat mir ein Lied erzahlt
19. ミーシャ・スポリアンスキー:映画『もう愛はいらない』(1931)より Leben ohne Liebe kannst Du nicht
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(ヴォーカル)
アダム・ベンツヴィ(P・音楽監督)
ペーター・トメク(アシスタント)
ベルリン・コーミッシェ・オーパー・サロン・オーケストラ
Daniela Braun(Vn、シンギング・ソウ)
Felix Nickel(Vc)
Arnulf Ballhorn(Cb)
Sebastian Lehne(Cl)
James Scannell (サクソフォン・フルート)
Matthias Kamps(Tp)
Andre Pinho de Melo(Tb)
Ralf Templin(ギター、バンジョー、マンドリン)
Stephan Genze(ドラムス)
Fabian Fredriksson(G)(3、9、13、15)
ダニエル・ブッシュ(アレンジ)…1-2、4-8、10-12、15-19
スヴァンテ・ヘンリソン(アレンジ)…3、9、13、14

録音:2024年9月2-6日
2025年に最後の日本ツアーを果たしたクラシック界を代表するメゾ・ソプラノ、アンネ・ゾフィー・フォン・オッター。バロックから現代音楽まで幅広く活躍する一 方、エルヴィス・コステロやブラッド・メルドーとの共演などジャンルを超えて活躍する彼女が、アダム・ベンツヴィ率いるベルリン・コーミッシェ・オーパー・サロン・オー ケストラと共に激動の時代のドイツ音楽に光を当てます。舞台は、強烈な生命力と深い絶望の狭間で揺れ動いた1920?40年代。クラシックの伝統にジャ ズや大衆音楽が融合し、独自の「プロイセン・スイング(ベルリンで発展したユニークなジャズ・スタイル)」やキャバレー・ソング、陰鬱なバラードに至るまで多彩 な音楽が生まれた時代です。ブレヒトやバルツらの詞を用いた陽気な旋律の裏に、哀愁や政治的風刺を隠したそれらのナンバーは、当時の不穏な社会を 映すものでした。本作では抒情やナンセンス、美しいオペレッタ・ナンバーが交錯する色彩豊かなプログラムを展開。華やかな美しさの底にある尽きることのな い哀愁を感じさせる、今なお人々の心に響き続ける数々の歌をオッターの歌声でお届けします。

SWR music
SWR19172CD(1CD)
ピアノ三重奏曲集
フランク:ピアノ三重奏曲 嬰へ短調 Op.1No.1
グリーグ:アンダンテ・コン・モート ハ短調 EG116
伝ブラームス:ピアノ三重奏曲 イ長調 Anhang IV No.5
トリオ E.T.A.【エレネ・メイパリアニ(Vn)、ナディア・ライヒ(Vc)、ティル・ホフマン(P)】

録音:2025年8月5-8日シュトゥットガルト、SWR室内楽スタジオ
南西ドイツ放送(SWR)の若手支援プログラム「ニュー・タレント」に選出され、主要ホールへのデビューを次々と 成功させている注目の精鋭アンサンブル、トリオ E.T.A.。待望のデビュー・アルバムは、フランク若き日の創造性 に満ちた三重奏曲に、グリーグの単一楽章の遺作、そしてブラームス作とされる謎めいたイ長調のトリオという、 それぞれ異なる表情を持つ3作を収録。音楽が持つ本当の力を引き出そうと、探求心とこだわりで結ばれた3 人の演奏は、まるで生き生きと会話を交わしているかのようです。

MClassics
MYCL-00076(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
ハイドン:弦楽四重奏曲曲集
弦楽四重奏曲 第1番変ロ長調 作品1-1Hob.III:1
弦楽四重奏曲 第41番ト長調 作品33-5Hob.III:41
.弦楽四重奏曲 第82番ヘ長調 作品77-2Hob.III:82
クァルテット・アルモニコ【菅谷早葉(Vn)、生田絵美(Vn)、阪本奈津子(Va)、松本卓以(Vc)】
 
録音:2025年9月29-30日、10月1日府中の森芸術劇場 ウィーン・ホール
東京藝術大学の同級生によって結成し、第4回フランツ・シューベ ルトと現代音楽国際コンクール優勝、第8回ロンドン国際弦楽四 重奏コンクール第2位など輝かしい受賞歴を持つ、実力派弦楽四 重奏団、クァルテット・アルモニコ。2025年には結成30周年を迎え ました。本アルバムでは、弦楽四重奏曲の礎とも言えるハイドンの 珠玉3曲が並びます。アルモニコが長年磨き上げた心地よい豊かな 響きと精緻なアンサンブル。瑞々しく流麗に奏でられる音楽によっ て、ハイドンの作り上げた世界を表現します。結成30年を超え 益々音楽の深みを増すアルモニコの響きをお聴きください。

MUSICA VIVA
NAC-8(1CD)
音楽と体制 Vol.7〜Roaring Twenties
ヒンデミット:「死の死」 Op.23a(メゾ・ソプラノ、2本のヴィオラと2本のチェロのための)
シュルホフ:フルート、ヴィオラとコントラバスのためのコンチェルティーノ WW75
ヴィットーリオ・リエーティ:弦楽四重奏曲ヘ長調(世界初録音)
フェデリカ・カルネヴァーレ(Ms)、
アンサンブル・アルラウネ

録音:2025年5月(イタリア)
イタリアのアンサンブル・アルラウネが贈る、ナチス政権下において迫害を受けた作曲家に捧げられた、「音楽と体制」シリー ズの第7巻。本作では、シュルホフ、ヒンデミット、リエーティという20世紀の作曲家による、知られざる室内楽作品を紹介し ています。

Chopin University Press
UMFCCD-241(1CD)
メシアン:世の終わりのための四重奏曲 イザベラ・シャワイ=ジマク(Vn)、ラファウ・クフャトコフスキ(Vc)、アドリアン・ヤンダ(Cl)、ロベルト・モラフスキ(P)

録音:2024年4月、ショパン音楽大学コンサートホール(ワルシャワ)
第2次世界大戦中ドイツ軍の捕虜となり収容所に入れられたメシアンが、そこにいた音楽家の編成で聖書の「ヨハネの黙 示録」を題材に作った大曲。ショパン音楽大学の教員を務める名手たちが現在の社会情勢に重ね合わせ、新たな解釈に 挑みます。ソリストとしても活躍する彼らの雄弁な演奏は作品の性格、意味、そして何より戦時下という背景をはっきり感 じさせてくれ聴きものです。

DUX
DUX-2242(1CD)
ヨーク・ボーウェン:管楽ソナタ集
オーボエ・ソナタ Op.85(1927)
ホルン・ソナタ Op.101(1937)
クラリネット・ソナタ Op.109(1943)
フルート・ソナタ Op.120(1946)
アリツィア・マトゥシュチク(Ob)
タデウシュ・トマシェフスキ(Hrn)
オレフ・マロヴィチコ(Cl)
ヴィオレッタ・ストロンチェク(Fl)
クラウディア・ストロンチェク(P)

録音:2024年9月20日&12月22日、クシシュトフ・ペンデレツキ音楽アカデミー(クラクフ、ポーランド)
イギリスの作曲家ヨーク・ボーウェンは自身がピアノの名手だったため効果的なピアノ曲を数多く残しましたが、それ以外の 楽器にも貴重な宝物を残しました。木管楽器のための4篇のソナタはいずれも当時の名だたる奏者たちのために書かれ、 独奏、ピアノ・パートともに技巧の可能性を最大限に発揮し、美しいメロディーにも事欠きません。ポーランドを代表する管 楽器奏者4名とピアノのクラウディア・ストロンチェク(フルート・ソナタでは姉妹共演)が見事な演奏を繰り広げます。
DUX
DUX-2137(1CD)
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ Op.134(1968)
クシシュトフ・メイエル:ヴァイオリンと管弦楽のためのソナタ Op.86(1995)※ショスタコーヴィチの「ヴァイオリン・ソナタ Op.134」のオーケストラ編曲
マグダレナ・レズレル(Vn)
アジズ・コルテル(P)
ポーランド国立RSO
ミハウ・クラウザ(指)

録音:2010年、フライブルク音楽大学コンサートホール(ドイツ)
現代ポーランドを代表する作曲家クシシュトフ・メイエル(b.1943)はショスタコーヴィチ研究家としても知られ、著書 『ショスタコーヴィチの生涯』は日本でも翻訳が出ています。その彼がショスタコーヴィチのヴァイオリン・ソナタをオーケストレー ションしていました。 きっかけは1995年にヴァイオリニストのドミトリー・シトコヴェツキーから提案されたことによりますが、ショスタコーヴィチがピア ノの技巧と音色を念頭に書いたパートを、どうオーケストラへ変換するかが難題でした。しかしすぐれた作曲家でありショスタ コーヴィチの音楽を熟知するメイエルはカットや付加はもちろん、ピアニスティックなカデンツァ部分をまったく交響的な発想へ 変更して見事なオーケストラ音楽に仕立てました。クレーメルもプシュカレフによる弦楽オーケストラと打楽器編曲による同 曲を録音していますが、メイエル版はフル・オーケストラでまさにショスタコーヴィチの交響曲を彷彿とさせます。 1946年生まれのポーランドのベテラン・ヴァイオリニスト、マグダレナ・レズレルによる2010年の録音。原曲と協奏曲版両 者で緊迫感あふれる演奏を繰り広げています。
DUX
DUX-2169(1CD)
思い出〜ドブジンスキ:室内楽作品集
大三重奏曲 イ短調 Op.17より スケルツォ(c.1831) 〜ヴァイオリン(Fl)、チェロとピアノのための涙 ホ短調 Op.41(c.1843)〜チェロとピアノのための
アンダンテとポーランド風ロンド ト長調 Op.42(c.1843) 〜フルートとピアノのための夜想曲 ヘ短調 Op.46(1845)〜チェロとピアノのため)
ドレスデンの思い出 ト長調 Op.47(1846) 〜オーボエ(Fl)、チェロとピアノのための
インヴェルト・アンサンブル〔マルタ・ガヴラス(トラヴェルソ)、マティルダ・アダムス(ヒストリカル・チェロ)、アレクサンドラ・ジェブロフスカ(フォルテピアノ)〕

録音:2025年12月28日-31日、カペラ・クラコヴィエンシス本部(クラクフ、ポーランド)
ドブジンスキはショパンと同世代で同門の作曲家。哀調に満ちた美しいメロディーを紡ぐ才に恵まれ、ショパンより多様な ジャンルの作品を残しました。ロマン派には珍しく管楽器作品が多いのも特徴です。当アルバムはドブジンスキのいろいろ な室内楽作品に触れられるのも魅力ながら、珍しいピリオド楽器による演奏という点に注目。 2023年結成のインヴェルト・アンサンブルは18、19世紀のレパートリーに焦点を当て、装飾音や即興なども存分に採り 入れた柔軟な解釈で新鮮な音楽を提供し注目されています。
DUX
DUX-2172(1CD)
クラクフ・ヴァイオリン楽派 Vol.1
1-3. シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調Op.9
4. クライスラー:愛の悲しみ
5. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より シャコンヌ
6. バツェヴィチ:ポーランド奇想曲
7-9. バツェヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ第5番
ロマン・レイネル(Vn/1-4)
スワヴォミル・チェルピク(P/1-4)
ミェチスワフ・シュレゼル(Vn/5-6)
マグダレナ・シュチェパノフスカ(Vn/7-9)
モニカ・ヴィリンスカ=タルホリク(P/7-9)

録音:2025年7月3日-4日&12日-13日、クシシュトフ・ペンデレツキ音楽アカデミー(クラクフ、ポーランド)
ポーランドの古都クラクフには楽派と呼んで差し支えないヴァイオリンの伝統があります。ペンデレツキ音楽アカデミーのヴァイ オリン科では起源や様式、発展の研究を続けていますが、その成果が4枚のシリーズで明らかとなります。第1弾は現役 教授陣。1956年生まれのロマン・レイネル、1955年生まれのミェチスワフ・シュレゼル、1959年生まれのマグダレナ・シュ チェパノフスカという3人の継承者の妙技を通じ、独特な伝統が現代にどう息づいているかを描き出します。

ATMA
ACD-22832(1CD)
革命期のオーボエ室内楽曲
モーツァルト:オーボエ四重奏曲ヘ長調 KV370(1781)
ルドルフ・クロイツェル:オーボエ五重奏曲 ハ長調(1799)
ボッケリーニ:オーボエ五重奏曲第2番ヘ長調Op.45, G.432(1797)
グルック:歌劇「思いがけないめぐり合い」 より 死ぬまで愛し続けます/あなたはまるでバラの蕾のよう(1763)
グレトリ:歌劇「サランシの優等娘」間奏曲
(1773)
グルック:歌劇「思いがけないめぐり合い」 より 愛する者はすべて墓の中/心の師
ジャック・クリスチャン・ミシェル・ヴィデルケール:オーボエ四重奏曲 ホ短調(1794)
ノットゥルナ〔クリストファー・パラメタ(Ob)、ドリアン・コマノフ・バンディ、カトリーヌ・コスビー(Vn、ヴィオラ)、マリーナ・ティボー(Va)、コーラ・スウェンソン・リー(Vc)、ジョアンナ・マースデン(トラヴェルソ)、マチュー・ルシエ(Fg)〕

録音:2024年11月20日-23日、サントーギュスタン教会(ミラベル、カナダ)
ターフェルムジーク・バロックOの中心メンバーとして活躍し、レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル、ル・セルクル・ドゥラルモ ニー、ル・コンセール・ロラン、アポロズ・ファイア、レ・シエクル、ピグマリオン、イル・ポモ・ドーロ、ラ・プティット・バンドなど世界 各国のピリオド・オーケストラに客演として招かれ、世界有数のバロック・オーボエ奏者の地位を不動のものとしている 1979年モントリオール生まれのオーボエ奏者、クリストファー・パラメタ。 本作では「オーボエのストラディヴァリウス」と称されるクリストフ・デリュッセ1785年頃製作の稀少な楽器を操り、古典派の 室内楽作品を披露。モーツァルトの名作をはじめ、フランス革命期に盛んに演奏された作品を美しい音色で聴かせてくれ ます。使用ピッチは418Hz。

Avie
AV-2837(1CD)
フォークロア〜チェロとピアノのための民俗的作品集
ファリャ:スペイン民謡組曲
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56
スルハン・ツィンツァーゼ:ジョージア民謡の主題による5つの小品
ナディア・ブーランジェ:チェロとピアノのための3つの小品
シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
フォーレ:夢のあとに Op.7-1、シシリエンヌ Op.78
クリストフ・クロワゼ(Vc)、
アナ・バクラゼ(P)

録音:2024年12月(スイス)
1993年生まれ、17歳でニューヨークのカーネギー・ホール・デビューを果たし、国際的に活動するスイスの注目チェリスト 兼作曲家であるクリストフ・クロワゼ。『フォークロア』は、19世紀から20世紀のフランス、ジョージア、ハンガリー、スペインを めぐりながら、民俗的な旋律、国民的性格、そして演奏者自身の記憶をひとつの流れにまとめたアルバムです。スペイン 民謡、ルーマニア舞曲、ジョージア民謡、フランスの抒情、シューマンの「民謡風」――それぞれ性格の異なる小品が並び ますが、全体を貫くのは、民俗的な根と歌うような自然さへの愛着です。演奏者らが「何よりも喜びのための録音」と語る このアルバムは、クロワゼにとってはフランス音楽への郷愁が、バクラゼにとってはツィンツァーゼの小品に刻まれた幼少期の 記憶が、この企画に温かな実感を与えています。

Etcetra
KTC-1877(1CD)
後期ロマン派のヴァイオリン作品集
ドホナーニ:ヴァイオリン・ソナタ 嬰ハ短調 Op.21
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7
チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 Op.42
サン=サーンス(ビゼー編):序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28
ブルーノ・モンテイロ(Vn)、
ジョアン・パウロ・サントス(P)

録音:2025年12月28日-29日、ポルトガル
ポルトガルの名手ブルーノ・モンテイロとジョアン・パウロ・サントスによる、20年以上の共演歴を持つデュオの最新作。両者 は近年、同レーベルでの録音がICMA(国際クラシック音楽賞)に連続ノミネートされるなど高い評価を得ています。 最新アルバムは「後期ロマン派」をテーマに構成。ブラームスの伝統とリストの和声的挑戦を融合させたドホナーニの「ヴァ イオリン・ソナタ 嬰ハ短調」を筆頭に、第一次世界大戦の緊張感が投影されたヤナーチェクの「ヴァイオリン・ソナタ」。さら に、チャイコフスキーの「なつかしい土地の思い出」、元来は管弦楽伴奏で書かれたサン=サーンスの華麗なヴィルトゥオー ゾ・ピース「序奏とロンド・カプリチオーソ」を、ビゼーによるピアノ伴奏版で収録しています。

Signum Classics
SIGCD-1008(1CD)
ストレンジ・ループス〜クラリネット五重奏曲集
アンナ・クライン(1980-):「ストレンジ・ループス」(2020)[世界初録音]
ルース・ギップス(1921-1999):クラリネットと弦楽四重奏のためのラプソディ 変ホ長調 Op.23
ウェーバー:クラリネット五重奏曲 変ロ長調 Op.34, J.182
マーク・ファン・デ・ヴィール(Cl)
ゾルト=ティハメール・ヴィショーンタイ、フィオナ・コーナル(Vn)
ニコラス・ブーティマン(Va)
カレン・スティーヴンソン(Vc)

録音:2024年7月&8月(イギリス)
フィルハーモニアOの名手たちとクラリネット奏者マーク・ファン・デ・ヴィールが共演する、クラリネット五重奏曲集で す。マーク・ファン・デ・ヴィールは、フィルハーモニアO首席奏者として長く活躍し、現代作品の初演にも数多く携 わってきた英国を代表するクラリネット奏者。プログラムの中心となるのは、アンナ・クラインが2020年のロックダウン下で作 曲した「ストレンジ・ループス」で、本盤が世界初録音となります。これに、クラリネットの歌心と色彩感を生かしたルース・ ギップスの単一楽章の「ラプソディ」、そしてハインリヒ・ベールマンのために書かれたウェーバーの名作五重奏曲を組み合わ せ、19世紀から現代までを貫くクラリネットの魅力を鮮やかに描き出します。

REFERENCE
RR-153(1SACD)
ドヴォルザークの系譜
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第3番ヘ短調 作品65
ヨゼフ・スーク:エレジー変ニ長調 作品23(1902)
ルドルフ・フリムル(1879-1972):ピアノ三重奏曲「ボヘミアの田園生活」作品36(1918)
ヨゼフ・スーク:ピアノ三重奏曲 ハ短調 作品2
エ ルミタージュ・トリオ[ヴァイオリン:ミーシャ・カイリン / チェロ:セルゲイ・アントノフ / ピアノ:イリヤ・カザンツェフ]

録音:2023年4月15日〜18日 カリフォルニア州マリン郡・スカイウォーカー・サウンド
エルミタージュ・トリオによるREFERENCE RECORDINGS 3作目のアルバムがリリースされます。2011年に結成されたエルミタージュ・トリオ。2007年の 第13回チャイコフスキー国際コンクール・チェロ部門優勝のセルゲイ・アントノフをはじめ、ロシア系の3名による超高性能ピアノ三重奏団です。 本作『Dvo?ak?s Circle(ドヴォルザークの系譜)』では、アントニン・ドヴォルザーク(1841?1904)と、彼が指導し、後に家族ともなった2人の作曲家、ヨゼフ・ スーク(1874?1935)とルドルフ・フリムル(1879?1972)とのつながりに焦点が当てられています。ドヴォルザークの「ピアノ三重奏曲 第3番」は、喪失の時 期に書かれた緊張感あふれる作品で、ブラームス的な重厚さと内省性が際立っています。 続くスークの「エレジー」は、追悼の想いを凝縮した短編で、師ドヴォルザークの影響とともに自身の繊細な個性が表れています。フリムルの「ボヘミアの 田園生活」は、牧歌的な魅力に満ちた珍しい作品で、その抒情性に作曲家の原点がうかがえます。最後のスーク「ピアノ三重奏曲 作品2」は若き日の作品 ながら、ロマン派的伝統と後の個性の芽が交錯する瑞々しい一作です。 これらのプログラムは、ドヴォルザークとその周囲の作曲家たちの音楽的なつながりを感じられる内容となっています。(FA)

H.M.F
HMM-902773F(1CD)
日本語解説付国内盤
国内限定仕様

バルトーク:44の二重奏曲集 Sz.98+バルトークによるフィールド録音
1|第44番「エルデーイの踊り(アルデレアーナ)」(トランシルヴァニア舞曲) アレグロ・モデラート 1:58
2|第19番「おとぎ話」 モルト・トランクィッロ 1:12
3|フィールド録音:第278番(1911年) 0:46
4|第16番「ブルレスク」 アレグレット 1:00
5|フィールド録音:第289番(1907年) 1:14
6|第28番「悲しみ」 レント、ポコ・レバート 2:23
7|第43番「ピッツィカート」 アレグレット 1:11
8|第36a番「バグパイプ(-rst version)」 アレグロ・モルト(第1版) 1:05
9|第36b番「バグパイプ(second version)」 アレグロ・モルト(第2版) 1:06
10|第21番「新年のあいさつ I」 アダージョ 2:15
11|フィールド録音:第301番(1913年) 0:56
12|第42番「アラビアの踊り」 アレグロ 1:16
13|フィールド録音:第300番(1909年) 0:19
14|第41番「スケルツォ」 ヴィヴァーチェ 0:56
15|第26番「ねえ、親愛なる奥さま…」(からかいの歌) スケルツァンド 0:34
16|第17番「ハンガリーの行進曲 I」 テンポ・ディ・マルチャ。アレグラメンテ 0:44
17|第18番「ハンガリーの行進曲 II」 テンポ・ディ・マルチャ 0:45
18|フィールド録音:第297番(1914年) 0:30
19|第38番「フォルガトシュ(ルーマニアの旋舞)」 アレグロ 0:42
20|第37番「プレリュードとカノン」 レント 2:45
21|第10番「ルーシの歌」 アンダンテ 1:11
22|第35番「ルーシのコロメイカ」 アレグロ 1:04
23|フィールド録音:第298番(1912年) 1:08
24|第39番「セルビアの踊り(ザプレット)」 アレグロ・モルト 0:51
25|第40番「ワラキアの踊り」 コーモド 0:52
26|第2番「カラマイコー(五月柱の踊り)」 アンダンテ 0:44
27|第15番「兵士たちの歌」 マエストーソ 1:04
28|第29番「新年のあいさつ II」 テンポ・ジュスト 0:44
29|フィールド録音:第269番(1913年) 0:32
30|第7番「ワラキアの歌」 アレグロ・モデラート 0:51
31|第25番「ハンガリーの歌 II」 アレグレット・レッジェーロ 0:52
32|第33番「収穫の歌」 レント 1:31
33|フィールド録音:第266番(1915年) 0:24
34|第4番「真夏の夜の歌」 リゾルート 0:52
35|第34番「数え歌」 アレグラメンテ 1:00
36|第23番「花婿の別れ」 レント・ルバート 1:25
37|第5番「スロヴァキアの歌 I」 モルト・モデラート 1:00
38|第11番「ゆりかごの歌」 レント 1:14
39|第22番「蚊の踊り」 アレグロ・モルト 0:40
40|第30番「新年のあいさつ III」 アレグロ 0:51
41|第13番「婚礼の歌」 アダージョ 1:27
42|第14番「クッションの踊り」 アレグレット 0:52
43|フィールド録音:第292番(1916年) 0:40
44|第31番「新年のあいさつ IV」 アレグロ・ノン・トロッポ 0:44
45|フィールド録音:第293番(1913年) 0:39
46|第32番「マーラマロシュの踊り」 アレグロ・ジョコーソ 0:47
47|第24番「陽気な歌」 アレグロ・スケルツァンド 0:48
48|第27番「びっこひきの踊り」 アレグロ・ノン・トロッポ 0:32
49|フィールド録音:第274番(1915年) 0:44
50|第12番「干し草刈りの歌」 レント・レリジョーソ 0:52
51|第1番「からかいの歌」 アンダンテ 1:00
52|第8番「スロヴァキアの歌 II」 アンダンテ 1:04
53|第6番「ハンガリーの歌 I」 モデラート・モッソ 0:59
54|第9番「遊び」 アレグロ・ノン・トロッポ 0:45
55|第3番「メヌエット」 モデラート 0:59
56|第20番「リズム歌」 アレグレット 1:36
アレクサンドラ・プロイシル(Vn/Sanctus Serafn(ヴェネツィア、1744年))
アントワン・タメスティ(Va/1672年製ストラディヴァリウス)

録音:2025年10月
バルトーク「44の二重奏曲」は、もともとはヴァイオリン初級者向けの教則本からスタートした曲集ですが、中欧からアルジェリアに至る民謡に基づくこれら の楽曲は、教則本という本来の目的をはるかに超えた高い芸術性を湛え、私たちを魅了してやみません。プロイシルとタメスティは、ヴァイオリンとヴィオラ の二重奏にこの曲集を編みなおし録音しました(といってもほぼ手を加えてはおらず、ごく一部でのみパートの交換を行っている程度ということ。もともとこ の曲集はフルートなどでも持ち替え可)。また、20世紀初頭に実際にバルトークが行ったフィールドワークの際の録音を11収録。それぞれそのトラックの後 に、同じ民謡に基づいて書かれた楽曲が続く構成で、オリジナルの民謡の雰囲気をバルトークが忠実に再現し、かつ、そこに独創的な和声づけや奏法を 取り入れることによって、民謡の世界をより高度な次元まで高めていることにあらためて気づかされる興味深い内容となっております。この曲集の真の価 値をあらためて明らかにしてくれます。 アルバム制作にあたり、ふたりはバルトーク自身による民俗音楽の録音を丹念に聴き込み、本ディスクにはその中でも比較的音質の良い12例を、オリジ ナルとしてその楽曲の前のトラックに収録(古い時代に行われた録音のため、音質には限界がありますことをあらかじめご了承ください)。また、ハンガ リー特有の民俗舞踊の伝承の場にも足を運び、そこにおけるヴァイオリン奏法--アタック、弓先での奏法、微分音、ヴィブラートなど--も 学 び ま し た 。タ メスティはこの姿勢を、バロック音楽の研究で行ってきた方法に重ね合わせ、いわゆるHIPに対する「文化的に informed な奏法」と呼んでいます。このよ うな深化によって、冒頭の素朴な「からかいの歌」さえも崇高な美へと昇華され、最後の「トランシルヴァニア舞曲」においては、バルトークに霊感を与えた であろうロマのヴァイオリニストの自由な精神が見事に再現されています。そしてなにより二人の奏でるふくよかかつ肥沃な音色が、バルトークが魅了さ れた民謡の世界独特のうねりや空気、人々の気持ちまでをも包み込むようです。おどろくべきふくよかなバルトークの世界が広がります。(FA)

CLAVES
50-3120(1CD)
HINDAMARS
エルヴィン・シュルホフ
(1894-1942):アルト・サクソフォンとピアノのための「ホット・ソナタ」(ファブリス・フェレ編、コーラングレとピアノ版)
マルク・ペレノー(1981-):オーボエ(コーラングレ)とピアノのための3つの小品 *
ヒンデミット:コーラングレとピアノのためのソナタ
ヨーゼフ・タル(1910-2008):オーボエとピアノのためのソナタ *
ヒンデミット:オーボエとピアノのためのソナタ
ファブリス・フェレ(オーボエ、コーラングレ)
マルク・パンティヨン(P)

録音:2024年10月 スイス、クーヴェ礼拝堂
*=世界初録音
ナチズム台頭期という激動の時代における芸術と亡命というテーマを軸に、ヒンデミットやシュルホフらの作品を収めた意欲的なアルバ ムです。第二次世界大戦前後という歴史的背景の中で「退廃音楽」とされたモダニズムやジャズの影響を再検証しながら、当時の創作 の可能性を探ります。オーボエとピアノによる精緻なアンサンブルが、抑圧の時代にもなお音楽を追求した作曲家たちの姿を浮き彫りに し、20世紀音楽のもう一つの側面を鮮やかに描き出します。(FA)

Simax
PSC-1414(1CD)
オーラヴ・シェラン(1901-1985):室内楽作品集
弦楽四重奏曲 Op.22
7つのフィドルのための小品 Op.12
トヴィレイカル Op.19
ヴァイオリンとピアノのための音楽
弦楽のためのメロディ Op.15b
トール・ヨハン・ボーエン(Vn/ハーディングフェーレ)
エイリク・ハウグ・ストムネル(P)
フラガリア・ヴェスカ
本リリースには、ノルウェーで最も重要でありながらあまり演奏されてこなかった作曲家の一人、オーラヴ・シェランによる世 界初録音を含む室内楽およびハーディングフェーレ作品が収められています。神話や詩にインスピレーションを得たこれら の作品は、ヴァイオリン奏者であり音楽学者でもあるトール・ヨハン・ボーエンの綿密な研究により再発見されました。彼は オーラヴ・シェランの自筆譜をもとに新たな校訂版を作成しています。(FA)
Simax
PSC-1410(1CD)
シーグル・リー(1871-1904):室内楽全集
ピアノ五重奏曲
弦楽四重奏曲
小品集 [ロマンス/エルフの踊り/ユモレスク/母の子守歌]
ピアノ:ヨ ルン・フォス ハイム
第1ヴァイオリン:ヨナス・ボートストランド
第2ヴァイオリン:ラース・ルンデ
ヴィオラ:シェル・オーゲ・ストーヴェラン
チェロ:アリエル・デ・ヴォルフ
シーグル・リー(1871-1904)は、長いあいだノルウェー音楽史の中で忘れられた宝石のような存在でしたが、近年あらため て注目を集めています。そして今回、ノルウェーを代表する優れた音楽家たちによって彼の室内楽作品全集がついに録音 されました。 ピアニストのヨルン・フォスハイムは次のように語っています。「シーグル・リーの音楽が現代において新たな命を得つつある ことは、大変喜ばしいことです。交響曲をはじめ、いくつかの管弦楽作品や歌曲全集はすでにCDとしてリリースされていま す。そして今回、この室内楽作品全集の録音がそれらに加わることになりました。この録音がきっかけとなり、今後さらに多く の演奏家や編曲家がシーグル・リーの作品をコンサート・プログラムに取り入れてくれることを期待しています。」(FA)

SCMS RECORDS
SCMS-0001(1CD)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
スケルツォ ハ短調 WoO2
ジェームズ・エーネス(Vn)
アンドルー・アームストロング(P)

録音:2024年7月28日〜31日、トロント、ケルナー・ホール
シアトル室内楽協会(SCMS)の新レーベル「SCMS Records」第1弾となる本作では、芸術監督ジェームズ・エーネスと長年 の共演者アンドルー・アームストロングが、ブラームスのヴァイオリンとピアノのための全作品に新たな視点で取り組んでい ます。録音はトロントのケルナー・ホールで行われ、初期の「スケルツォ ハ短調」から、成熟期の3つのヴァイオリン・ソナタま で、30年以上にわたる創作の軌跡をたどります。 ブラームスは自身のヴァイオリン作品に慎重な姿勢を見せていましたが、本作は彼の繊細な音楽性を鮮やかに伝えていま す。第1番は郷愁を帯びた抒情性、第2番は温かく親密な対話、第3番は激しい情熱とスケール感を特徴とし、それぞれが異 なる魅力を示します。 思索的で優美、そして情熱に満ちたこれらの作品を、卓越した技巧と深い音楽理解を兼ね備えた二人が見事に描き出して います。(FA)
SCMS RECORDS
SCMS-0002(1CD)
ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲集
(1)弦楽五重奏曲 ト長調 Op.77
(2)間奏曲
(3)弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op.97
(1)(2)ジェームズ・エーネス(Vn)
テッサ・ラーク(Vn)
ジョナサン・ヴィノクール(Va)
アニ・アズナヴーリアン(Vc)
ティモシー・コブ(Cb)

(3)ジェームズ・エーネス(Vn)
エイミー・シュワルツ・モレッティ(Vn)
ポール・ノイバウアー(Va)
チェ・イェン・チェン(Va)
エドワード・アーロン(Vc)

録音:2022年7月6日〜7日、シアトル、ノードストロム・リサイタルホール
シアトル室内楽協会のレーベル「SCMS Records」からの最新作では、ヴァイオリニストのジェームズ・エーネスが豪華な室 内楽メンバーと共に、ドヴォルザークの弦楽五重奏曲の豊かな音世界を探求しています。録音はシアトルのノードストロム・ リサイタルホールで行われました。 コントラバスを加えたト長調の五重奏曲は、温かみと軽やかさに満ち、抒情と舞曲的要素が自然に溶け合います。一方、ア メリカ滞在中に書かれた変ホ長調の五重奏曲は、より力強く個性的な響きを持ち、異国で得た着想が生きた作品です。さら に、後に「ノットゥルノ」として編曲される間奏曲が、静かな対照を成しています。 ボヘミアの伝統に根ざしつつ新たな影響を取り込んだこれらの作品を、卓越した技巧と深いアンサンブルで鮮やかに描き 出した一枚です。(FA)


Signum Classics
SIGCD-1004(1CD)
ムローヴァのベートーヴェン
ベートーヴェン
:ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.23
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24「春」
ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)
アラスター・ビートソン(フォルテピアノ)

録音:2020年7月20日-21日、ワイアストン・レコーディング・スタジオ(モンマス、イギリス)
2025年9月にリリースされた第2番&第10番をもって完結した、ヴィクトリア・ムローヴァが約15年という長い年月をかけ て取り組んできたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集。 この度第1巻に続き第2巻(第4番、第5番「春」、第7番)もSignum Classicsから新装再発売となり、これにてソナ タ集全巻がSignum Classicsより入手可能となります。 この第2巻からはスコットランド出身のピアノ&フォルテピアノ奏者、そして室内楽奏者としても華々しい活動を続けている アラスター・ビートソンをパートナーに起用。風変わりで金言的な第4番、ドラマティックな第7番、至高の傑作である第5番 「春」を通して、ベートーヴェンの室内楽がもたらす至福の悦びを謳歌します。

Signum Classics
SIGCD-930(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)、
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)
2010年にリリースされ、現在は廃盤となっているヴィクトリア・ムローヴァの「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番&第 9番「クロイツェル」」がSignum Classicsから新装再発売!2025年9月にリリースされ、ムローヴァが約15年という長い 年月をかけて取り組んできたベートーヴェン・ソナタ集の完結編となった第2番&第10番 (XSIGCD920/SIGCD920)、2024年リリースの第6番、第1番、第8番(XSIGCD794/SIGCD794)、 2021年にOnyxからリリースされたと第4番、第5番、第7番(PONYX4221/ONYX4221)と合わせて、これにてソナ タ集の全巻が現役盤として入手可能になります。 この第1巻のみ共演は2001年フランドル音楽祭の国際フォルテピアノ・コンクールの覇者であるクリスティアン・ベザイデンホ ウト。愛用する1750年製グァダニーニ、ワルター・バエルビエロ製のバロック弓を携え楽聖の精神に迫った、長く崇高な旅 の第一歩となった記念碑的録音の復活です。

Signum Classics
SIGCD-920(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調Op.12
ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調
Op.96
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)、
アラスター・ビートソン(フォルテピアノ)
現代のもっとも偉大なヴァイオリニストの一人に数えられるヴィクトリア・ムローヴァがSignum Classicsからリリースする3枚 目のアルバムが完成。クリスティアン・ベザイデンホウトとの共演で第3番&第9番「クロイツェル」をレコーディングした最初の リリースから約15年、ムローヴァが長い年月をかけて取り組んできたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集がついに完結しま した!フォルテピアノ奏者や室内楽奏者としても華々しい活動を続けるスコットランドのピアニスト、アラスター・ビートソン (アラスデア・ビートソン)の伴奏で第2番&第10番を収録したこのアルバムで、楽聖の精神に迫った長く崇高な旅を締 めくくります。 過去のレコーディングと同様にヴァイオリンはガット弦を使用、フォルテピアノは第2番ではベートーヴェン自身も高く評価して いたヴァルターの1905年製のコピー、第10番ではグラーフ1819年製の複製(ともにポール・マクナルティ製)を採用し、 作曲された当時の豊かなテクスチャと明確な色彩を表現します。2022年の来日公演でもムローヴァと共演しベートーヴェ ンのソナタを披露したビートソンと阿吽の呼吸で織り成す極上の演奏にご期待ください。

Signum Classics
SIGCD-794(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30-1
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12-1
ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30-3
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)、
アラスター・ビートソン(フォルテピアノ)
現代のもっとも偉大なヴァイオリニストの一人、ヴァイオリンの女王ヴィクトリア・ムローヴァ。イギリスのSignum Classics移 籍第2弾となるアルバムは、英BBCミュージック・マガジンの「Chamber Choice」に選定されたヴァイオリン・ソナタ集 (PONYX4221)の続編となる、アラスター・ビートソン(アラスデア・ビートソン)との共演によるベートーヴェン。スコット ランド出身のピアノ&フォルテピアノ奏者、そして室内楽奏者としても華々しい活動を続けるビートソンは、2022年の来 日公演でもヴィクトリア・ムローヴァと共演し、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ等を聴かせてくれました。 前作(PONYX4221)と同様に、ガット弦を使用したヴァイオリンと、ポール・マクナルティが複製の1805年ウィーン製 ヴァルター・フォルテピアノの組み合わせで、楽観的で、活発で、無尽蔵の創意に富んだ3つのソナタを比較的早くて軽快 なテンポで演奏しています。

オクタヴィア
OVCL-00921(1CD)
税込定価
2026年6月17日発売
前田妃奈×久末航LIVE Concert 2026
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP.119
ストラヴィンスキー(ドゥシュキン編):ヴァイオリンとピアノのためのディヴェルティ
メント(バレエ音楽「妖精の口づけ」より)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV.8
前田妃奈(Vn)、久末航(P)

録音:2026年2月20日、東京文化会館小ホール ・ライヴ
2022年ヴィエニャフスキ国際コンクール優勝で大きな注目を集 めたヴァイオリンの前田妃奈。タッグを組むピアノの久末航は、 2025年のエリザベート国際コンクール第2位を受賞。一躍時の人 となった両者による東京文化会館でのライヴ録音が登場です。 真の実力派、人気絶頂の2人とあって超満員の観客に迎えられ、 極上の音楽を響かせています。 スケールの大きいダイナミックさと繊細さを持ち合わせた2人の 音楽性が融合し、奥底から湧き上がるエネルギー! 前田妃奈・ 久末航が描き出す音世界をお楽しみください。(オクタヴィア)

Acte Prealable
AP-0615(1CD)
カチコフスキ:作品選集 Vol.1〜変奏曲とポロネーズ
ヨアヒム・カチコフスキ (1789-1829):
10の変奏曲Op.1
6つのポロネーズOp.5
主題と変奏Op.7
アリアと変奏Op.19
アリアと変奏第3番Op.22
アリアと変奏第4番「エルマノニーチェの思い出」Op.22
ボーナス・トラック:ポロネーズ風ロンドOp.9〜ヴァイオリンと管弦楽のための
トーノSQ〔カロル・トボル、ウカシュ・クルシュ(Vn)、カタジナ・バチェフスカ(Va)ウカシュ・トゥジェシュ(Vc)〕
ボーナス・トラック:アグニェシカ・マルハ(Vn)、ヴォイチェフ・ロデク(指)、ルブリン・フィルハーモニーSO

録音:2019年9月、2024年7月、2025年10月(ポーランド)
ヨアヒム・カチコフスキはポーランドのヴァイオリニストで作曲家。ショパンの親の世代で、今日ほぼ忘れられてはいますが、リ ピンスキやヴィエニャフスキ以前のポーランドのヴァイオリン音楽発展に寄与しました。少年時代のショパンも彼のポロネーズ に魅了されたといわれます。当アルバムは弦楽四重奏作品集ですが、いずれも主役は第1ヴァイオリンで他楽器は伴奏に 徹するのが名手の作ならでは。彼は民族的なものと同時に古典派様式による変奏曲を好み、典雅で華やかな世界が 広がります。ポーランドの忘れられた弦楽四重奏曲に熱心なトーノ四重奏団が魅力あふれる演奏で作品を蘇らせまし た。

NCPA Classics
N-81650152(1CD)
高価格帯
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのための作品集
ヴァイオリンとギターのための6つのソナタ Op.2,MS26
ヴァイオリンとギターのための6つのソナタ Op.3,MS27
ヴァイオリンとギターのためのカンタービレ ニ長調Op.17, MS109
ヴァイオリンとギターのための二重奏曲第1番ホ短調 MS110
チェントーネ・ディ・ソナタ Op.64, MS112より第3番ハ長調
ビン・ホァン(Vn)、
ミケーレ・トレンティ(G)

録音:2010年10月(イタリア)
本アルバムは、ニコロ・パガニーニが作曲家としての側面を示した貴重な室内楽作品を集成。1817年、パガニーニは 「24のカプリス」 とともに、ヴァイオリンとギターのためのソナタ集やギターを含む室内楽作品を出版社リコルディに提出しまし た。しかし当時は演奏機会に恵まれず、「カプリス」を除いて長らく忘れられてきました。近年になって再評価が進み、これ らの作品の芸術的価値が改めて注目されています。 本アルバムに収録されたソナタは、1804年から1808年のルッカ時代に作曲されたもので二楽章の簡潔な構成の中に 多彩な性格と高度な技巧が凝縮されています。ヴァイオリンを主役にギターが支える編成により、洗練された旋律美が際 立ちます。 演奏は、ヴィエニャフスキ、パガニーニ、ARDミュンヘンの各国際コンクールで優勝を果たした実力派ヴァイオリニスト、ビン・ ホァンと、指揮者としても活動し、ジェノヴァ・パガニーニ音楽祭の芸術監督を務めるミケーレ・トレンティです。
NCPA Classics
N-816502701(5CD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集
【CD1】
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調 Op.97「大公」
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1-1
【CD2】
ピアノ三重奏曲第2番ト長調 Op.1-2
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1-3
【CD3】
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 Op.70-1「幽霊」
ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調 Op.70-2
【CD4】
ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調 Op.11「街の歌」
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38
君を愛す WoO123(アルフレッド・モファット&チャオ・ソン編/クラリネット、チェロとピアノ版)
【CD5】
交響曲第2番ニ長調 Op.36(作曲者編/ピアノ三重奏版)
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 Op.70-1「幽霊」
DNA三重奏団〔チャン・ジンイエ(Vn)、ソン・チャオ(Vc)、チャン・ジァリン(P)〕
シュウ・リウ(Cl)

録音:2025年3月〜8月、アングリカン芸術センター&北京大学百周年記念講堂(中国/ライヴ)
北京にある名門音楽大学、中央音楽学院の卒業生によって2005年に結成されたDNA三重奏団。それぞれの分野で目覚ましい 活躍を見せる3人の演奏はライナー・クスマウルや原田禎夫にも絶賛され、中国全土のコンサートホールで次々と成功を収めている中 国でも指折りのアンサンブルです。 当セットは2025年、結成20周年を記念してベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲を演奏したコンサート・シリーズのライヴ録音集。七 重奏曲からの編曲を含む8つのピアノ三重奏曲のほか、歌曲「君を愛す」のアレンジ、「交響曲第2番」のベートーヴェン自身によるピア ノ三重奏版を収録した5枚組。CD5の「幽霊」は2025年4月24日、結成20周年を迎えた当日に披露された演奏です。
NCPA Classics
N-816502601(1CD)
高価格帯
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 Vol.1
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調Op.1-1
DNA三重奏団〔チャン・ジンイエ(Vn)、ソン・チャオ(Vc)、チャン・ジァリン(P)〕

録音:2025年8月9日、アングリカン芸術センター(天津、中国/ライヴ)
北京にある名門音楽大学、中央音楽学院の卒業生によって2005年に結成されたDNA三重奏団。それぞれの分野で 目覚ましい活躍を見せる3人の演奏はライナー・クスマウルや原田禎夫にも絶賛され、中国全土のコンサートホールで 次々と成功を収めている中国でも指折りのアンサンブルです。 当アルバムは2025年、結成20周年を記念してベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲を演奏したコンサート・シリーズのラ イヴ録音集からの第1巻。第7番「大公」とOp.1-1の作品番号を持つ第1番を収録。
NCPA Classics
N-816502611(1CD)
高価格帯
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 Vol.2
ピアノ三重奏曲第2番ト長調 Op.1-2
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1-3
DNA三重奏団〔チャン・ジンイエ(Vn)、ソン・チャオ(Vc)、チャン・ジァリン(P)〕

録音:2025年5月17日、アングリカン芸術センター(天津、中国/ライヴ)
北京にある名門音楽大学、中央音楽学院の卒業生によって2005年に結成されたDNA三重奏団。それぞれの分野で 目覚ましい活躍を見せる3人の演奏はライナー・クスマウルや原田禎夫にも絶賛され、中国全土のコンサートホールで 次々と成功を収めている中国でも指折りのアンサンブルです。 当アルバムは2025年、結成20周年を記念してベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲を演奏したコンサート・シリーズのラ イヴ録音集からの第2巻。Op.1のセットから第2番と第3番を収録。
NCPA Classics
N-816502621(1CD)
高価格帯
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 Vol.3
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1「幽霊」
ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調Op.70-2
DNA三重奏団〔チャン・ジンイエ(Vn)、ソン・チャオ(Vc)、チャン・ジァリン(P)〕

録音:2025年7月12日、アングリカン芸術センター(天津、中国/ライヴ)
北京にある名門音楽大学、中央音楽学院の卒業生によって2005年に結成されたDNA三重奏団。それぞれの分野で 目覚ましい活躍を見せる3人の演奏はライナー・クスマウルや原田禎夫にも絶賛され、中国全土のコンサートホールで 次々と成功を収めている中国でも指折りのアンサンブルです。 当アルバムは2025年、結成20周年を記念してベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲を演奏したコンサート・シリーズのラ イヴ録音集からの第3巻。Op.70の2曲、「幽霊」の愛称で親しまれる第5番と、第6番を収録。
NCPA Classics
N-816502631(1CD)
高価格帯
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 Vol.4
ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調Op.11「街の歌」
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38
君を愛す WoO123(アルフレッド・モファット&チャオ・ソン編/クラリネット、チェロとピアノ版)
DNA三重奏団〔チャン・ジンイエ(Vn)、ソン・チャオ(Vc)、チャン・ジァリン(P)〕

録音:2025年3月26日&4月24日*、北京大学百周年記念講堂(中国/ライヴ)
北京にある名門音楽大学、中央音楽学院の卒業生によって2005年に結成されたDNA三重奏団。それぞれの分野で 目覚ましい活躍を見せる3人の演奏はライナー・クスマウルや原田禎夫にも絶賛され、中国全土のコンサートホールで 次々と成功を収めている中国でも指折りのアンサンブルです。 当アルバムは2025年、結成20周年を記念してベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲を演奏したコンサート・シリーズのラ イヴ録音集からの第4巻。クラリネット奏者シュウ・リウとDNA三重奏団の2人によるクラリネット、チェロ、ピアノの編成によ る2つの作品に加え、歌曲「君を愛す」のアレンジを収録。
NCPA Classics
N-816502641(1CD)
高価格帯
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 Vol.5
交響曲第2番ニ長調 Op.36(作曲者編/ピアノ三重奏版)
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1「幽霊」*
DNA三重奏団〔チャン・ジンイエ(Vn)、ソン・チャオ(Vc)、チャン・ジァリン(P)〕

録音:2025年6月15日、北京大学百周年記念講堂(中国/ライヴ)
北京にある名門音楽大学、中央音楽学院の卒業生によって2005年に結成されたDNA三重奏団。それぞれの分野で 目覚ましい活躍を見せる3人の演奏はライナー・クスマウルや原田禎夫にも絶賛され、中国全土のコンサートホールで 次々と成功を収めている中国でも指折りのアンサンブルです。 当アルバムは2025年、結成20周年を記念してベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲を演奏したコンサート・シリーズのラ イヴ録音集からの第5巻。ベートーヴェン自身の編曲による「交響曲第2番」のピアノ三重奏版と、2025年4月24日、 彼らが結成20周年を迎えた当日に披露された「幽霊」を収録。

Bastille Musique
XBM-040(1CD)
高価格帯
セクレタ〜クルターグ:弦楽四重奏曲全集
ジェルジ・クルターグ(b.1926):弦楽四重奏曲 Op.1〜マリアンヌ・シュタインへ(1959)
アリオーソ〜ヴァルター・レヴィン85歳へのオマージュ(2009)
ヤーコプ・オブレヒトへのオマージュ〜バリ・ヤーノシュへ(2004-2005)
ミハーイ・アンドラーシュへのオマージュ Op.13 〜12のミクロリュード(1977-1978)
遠くから III〜アルフレート・シュレー90歳の誕生日に(1991)
セクレタ〜ラースロー・ドブサイへの追悼のための葬送音楽(2011)
オフィチウム・ブレーヴェ〜エンドレ・セルヴァーンスキへの追悼 Op.28(1988-1989)
遠くから V〜アルフレート・シュレーへの追悼(1999)
コルポルトゥール〜ジュリの「Colporteur」への注釈(1999)
6つの楽興の時 Op.44(1999-2005)
ベーラ四重奏団

録音:SWRフンクスタジオ・ベルク(シュトゥットガルト、ドイツ)
2026年2月19日、ついに100歳を迎えたハンガリーの“現役”作曲家、ジェルジ・クルターグ。BMC Recordsをはじめとしたハンガリーのレーベルを中心にクルターグ作品の新録音が続々とリリースされていますが、高品質な現代音楽のアルバムを世に送り出し続けてき たベルリンのラグジュアリー・レーベル「bastille musique」からもついにクルターグ生誕100周年記念アルバムが登場します。 パリ音楽院の卒業生4名によって2006年に設立され、20年間にわたってクルターグの作品に取り組んできたベーラ四重奏団を迎えて レコーディングされたのは、クルターグの創作の核心とも言える弦楽四重奏作品。 ハンガリー動乱の収束後、1958年にブダペストに戻ったクルターグが作曲した最初の本格的作品で、「人生の新たな章」をスタートさ せるためにOp.1の作品番号を与えた「弦楽四重奏曲」から85歳で作曲した2011年の「セクレタ」まで、半世紀以上にわたるクルター グの弦楽四重奏作品を網羅。世界初録音となる「コルポルトゥール」を含む私的な小品を交えながら一人の作曲家の精神史と創作 の変遷を一望し、生誕100周年を機に改めてクルターグという人物の内面性に迫るプログラムとなっています。 「bastille musique」の特長の一つである充実のブックレットは今作も健在。音楽学者トビアス・ブリークによる作品解説に加え、レー ベルのプロデューサー、セバスティアン・ゾルテによるベーラ四重奏団メンバーと録音プロデューサーへのインタビューも掲載(国内仕様盤 は日本語訳付き!)されており、演奏や録音だけでなく資料の面でも決定的な1枚です。

Quartz
QTZ-2173(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.23
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24「春」
ジュリアン・リーパー(Vn/1860年製ジャン=バティスト・ヴィヨーム)
ジョン・レネハン(P)

録音:2025年5月5日、セント・ジョージ教会(ヘッドストーン、イギリス)
国際的に評価の高いマッジーニSQで12年間にわたりリーダーを務めた名手、ジュリアン・リーパーによるベー トーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集プロジェクト。 第2巻では、1800年から1801年にかけて作曲された第4番と第5番を収録。当時のベートーヴェンはまだ若く、これら2 曲はほぼ同時期に書かれながらも、劇的で緊迫感のあるイ短調の第4番と、穏やかで叙情的なヘ長調の第5番「春」と いう極めて対照的な性格を持っています。 共演は、80枚以上のアルバムに参加し、ソリストから室内楽まで幅広いジャンルで活躍する多才なピアニスト、ジョン・レ ネハン。リーパーが愛用する1860年製J.B.ヴィヨームの深みのある音色と、レネハンの洗練されたピアノが、若きベートー ヴェンの創意溢れるソナタを的確に描写します。

NovAntiqua Records
NAE-8(1CD)
弦楽六重奏曲集
ドホナーニ:弦楽六重奏曲 変ロ長調 Wo80
ドヴォルザーク:弦楽六重奏曲 イ長調 Op.48B.80
セステット・ストラディヴァリ〔ダヴィド・ロマーノ(Vn)、ルッジェーロ・スフレゴラ(Vn)、ラッファエーレ・マッロッツィ(ヴィオラ)、デイヴィッド・バーサック(Va)、ディエゴ・ロマーノ(Vc)、サラ・ジェンティーレ(Vc)〕

録音:2025年11月12日-18日、トーディ市立劇場(イタリア、ウンブリア州)
ローマの名門オーケストラ、サンタ・チェチーリア国立アカデミーOの弦楽器奏者たちによって結成された「セステッ ト・ストラディヴァリ(ストラディヴァリ六重奏団)」による、ロマンティシズム溢れる弦楽六重奏曲集。 ブラームスの影響を強く受けたドヴォルザークの傑作「弦楽六重奏曲 イ長調」と、ハンガリーの作曲家エルンスト・フォン・ド ホナーニが若き日に書き上げ、同じくブラームスの薫陶を感じさせる瑞々しい「弦楽六重奏曲 変ロ長調」をカップリング。世紀末の芳醇な響きとスラヴの憂愁が交差するプログラムを、イタリアを代表する名手たちの豊麗なアンサンブルでお届け します。

Alba
ABCD-600(2CD)
レーヴィ・マデトヤ(1887-1947):弦とピアノのための作品全集
ピアノ三重奏曲 ホ短調 Op.1(1909)
ヴァイオリンとピアノのための2つの小品 Op.3(1909)
エレジー(悲歌) Op.4no.1
ヴァイオリンとピアノのための作品 Op.14(1909-12)
北ポホヤンマーの民謡 Op.18(1918)(Vn(または声)とピアノのための)
ヴァイオリン・ソナチネ Op.19(1913)
個人的なロマンス Op.38(1917)
抒情組曲 Op.51(1922)(Vcとピアノのための)
やすらぎの旋律(1923)
アンナ=リーサ・ベズロドニ(Vn)、
ヤン=エーリク・グスタフソン(Vc)、
ミカ・ランナリ(P)
 レーヴィ・マデトヤ(マデトーヤ) Leevi Madetoja は、フィンランド後期ロマンティシズムの重要な作曲家のひとりで す。様式的にシベリウスの流れをくみながら、シベリウスの追随や模倣に堕することはありませんでした。シベリウスの信頼は 厚く、後に自身で焼却することになる「交響曲第8番」の楽譜を見せたと言われます。  マデトヤの音楽は、「フィンランド」的なメランコリックな気分とフランス音楽の優雅と洗練に特徴があり、シベリウスの音楽 のような内面性も核心の要素として挙げられます。幅広いジャンルに作曲。3曲の交響曲や交響詩「クッレルヴォ」などの 管弦楽曲、歌劇「オストロボスニアの人々」と「ユハ」、劇付随音楽「チェス」とバレエ=パントマイム「オコン・フオコ」、合唱 と弦楽オーケストラのための「スターバト・マーテル」やカンタータ、男声合唱曲、混声合唱曲、歌曲、ピアノ曲など多くの作 品を残しました。  マデトヤの『ピアノ作品全集』(ABCD 206:1?2)を録音したミカ・ランナリ Mika Rannali(1971?)の参加する 「弦とピアノのための作品全集」。「ピアノ三重奏曲 ホ短調」は、重厚で哀感あふれる「アレグロ・エネルジーコ」と「アンダン テ、ノン・トロッポ・ソステヌート」、軽い気分の「アレグロ・ヴィヴァーチェ」の3楽章の作品です。作曲と同じ1909年に初演 され、マデトヤの名が広く知られるきっかけとなりました。  「ヴァイオリン・ソナチネ」は、洗練された、抒情的な「アレグロ・モルト・モデラート」と「レント・モデラート」、「無窮動」の「ア レグロ・ヴィヴァーチェ」の3楽章。「北ポホヤンマーの民謡」は「北ポホヤンマー民謡の編曲」の別名をもっています。「抒情 組曲」は、4つの曲をバランスよく並べた繊細な作品です。  アンナ=リーサ・ベズロドニ Anna-Liisa Bezrodny(1981?)は、モスクワ生まれのフィンランドのヴァイオリニスト。ヤ ン=エーリク・グスタフソン Jan-Erik Gustafsson(1970?)は、エンゲゴール四重奏団でチェロを弾き(2005? 2010)、アーレ・メリカントやエングルンドのチェロ協奏曲を録音しています。

Hunnia Records
HRCD-2518(1CD)
完全限定生産
タイムレス〜ヴァイオリン二重奏作品集
ルクレール:2本のヴァイオリンのためのソナタ ト長調 Op.3-1
プレイエル:ヴァイオリン二重奏曲 ハ長調 Op.24-1
ヴィオッティ:ヴァイオリン二重奏曲 変ロ長調 Op.20-1
ジェミニアーニ:ヴァイオリン二重奏曲 変ロ長調 Op.9-4
シャルル=オーギュスト・ド・ベリオ:ヴァイオリン二重奏曲 ト長調 Op.87-3
バルトーク:2本のヴァイオリンのための44の二重奏曲 Sz.98, BB104より 第14番「枕の踊り」
イ・ムジチ・ジェメッリ〔フランチェスコ・ピオ・ベルトッツィ(Vn)、ジュゼッペ・ピオ・ベルトッツィ(Vn)〕

録音:2025年11月19日、プロヴァイブ・パーク・スタジオ
2000年9月1日生まれのフランチェスコ・ピオ・ベルトッツィとジュゼッペ・ピオ・ベルトッツィによる双子のヴァイオリン・デュオ、 イ・ムジチ・ジェメッリ。 彼らは幼少期から同じ教育環境で学び、8歳より共に音楽活動を開始。ジョルダーノ音楽院、パルマ音楽院 で研鑽を積み、現在は双子ならではの緊密なアンサンブルを強みに活動を展開しています。これまでに、エウテルペ国際 音楽コンクール、ジョルダーノ音楽コンクール、メッシーナ国立室内楽コンクールなど、国内外のコンクールで受 賞しています。 本アルバムは、バロックから20世紀に至るまで、2本のヴァイオリンのための書法の変遷をたどる意欲的なプログラム。ルク レールやジェミニアーニによる優雅で装飾的な対話に始まり、プレイエルやヴィオッティが築いた均整の取れた古典派様式 へと展開します。さらに、ベリオによる情感豊かなロマン派の表現を経て、複雑なリズムや不協和音、民族的要素を取り 入れ、革新的な音響世界を切り拓いたバルトークの作品で締めくくられます。
Hunnia Records
HRCD-1205(1CD)
完全限定生産
モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調 K.465 「不協和音」
バルトーク:弦楽四重奏曲第5番BB110
ケレメンQ〔バルナバーシュ・ケレメン(Vn1)、ガーボル・ホモキ(Vn2)、カタリン・コカシュ(Va)、ドーラ・コカシュ(Vc)〕

録音:(ライヴ):2011年夏
2009年にバルナバーシュ・ケレメンを中心に結成されたハンガリーを代表する精鋭アンサンブル、ケレメン四重奏団。アン ドラーシュ・シフ、ゾルターン・コチシュ、ギュンター・ピヒラー、ミクローシュ・ペレーニといった名匠たちのもとで研鑽を積んだ彼 らは、2011年に北京国際室内楽コンクール第1位、メルボルン国際室内楽コンクール第2位および聴衆賞を受賞。さら に特別賞であるムジカ・ヴィヴァ大賞も獲得し、国際的な注目を集めました。 バルトークに代表されるハンガリーの伝統的レパートリーを深く掘り下げる一方、クルターグやスティーヴ・ライヒの作品の初 演を成功させるなど、現代音楽の分野でも高い評価を確立しています。 また、バルナバーシュ・ケレメン、ガーボル・ホモキ、カタリン・コカシュの3名がヴァイオリンとヴィオラの双方を高いレベルで弾き こなす柔軟な編成は、この団体の大きな特徴であり、緻密かつ機動力のあるアンサンブルを支えています。 本アルバムには、大胆な和声進行によって古典様式の枠を押し広げたモーツァルトの 「不協和音」 と、同郷の大作曲 家、バルトークによる弦楽四重奏曲第5番をカップリング。古典と近代を結ぶ革新性を、彼らならではの鮮やかなアンサン ブルで描き出します。
Hunnia Records
HRCD-25141(1CD)
完全限定生産
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集(Vc版)
ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードのためのソナタ第1番 ト長調 BWV1027
ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードのためのソナタ第2番 ニ長調 BWV1028
ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードのためのソナタ第3番 ト短調 BWV1029
ピロシュカ・モルナール(Vc)
ローザ・ベネ(ハープシコード)

録音:2025年3月3日-6日、ナードル・ホール(ブダペスト、ハンガリー)
ハンガリーのチェリスト、ピロシュカ・モルナールがバッハの「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集」をチェロで弾いた1枚。17歳で この作品に出会い、「完璧な秩序」に強く魅了されたという彼女は、2024年から3度にわたってコンサートのプログラムに 取り入れており、このレコーディングもその延長線上にあるものとしています。ガンバの繊細さとは一味違うチェロの豊かな歌 わせ方を前面に押し出し、幾度の実演を経て練り上げられた彼女なりの解釈でこの作品の魅力に迫ります。

NCM KLASSIK
NCMK-9017(1CD)
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 Op.66
トーナス・トリオ〔ヤン・コウン(Vn)、
イ・カンホ(Vc)、チュ・ヒソン(P)〕

録音:2023年4月22日-23日、アートセンター・ソウル・ドゥアム・ホール(韓国)
2012年の再編以来、不動のメンバーで活動を続けるトーナス・トリオ(トーヌス・トリオ/TONUS TRIO)によるメンデ ルスゾーンのピアノ三重奏曲集。前作にあたる2018年のデビュー・アルバムではブラームスの録音を手掛け、高い評価を 得ています。 プログラムは、19世紀のピアノ三重奏曲の歴史において重要な基準点となったメンデルスゾーンの2作品。シューマンが 「現時代の傑作」と評した第1番は、フェルディナント・ヒラーからの助言を受け、初演後にピアノ・パートがより立体的で協 奏曲的なエネルギーを持つスタイルへと改訂された経緯を持ちます。後年に作曲された第2番は、より複雑な構造を持 ち、終楽章においてドイツ・プロテスタントのコラール旋律が引用されるなど、作曲家の精神的な背景や後期様式の特徴 が色濃く反映されています。 韓国の主要音楽大学で教鞭をとる3名が長年の活動で培った緻密なアンサンブルにより、古典主義の構造とロマン主義 の語法が結びついたメンデルスゾーンの室内楽作品の細部に光を当てた録音となっています。 トーナス・トリオは、1996年にニューイングランド音楽院を代表する室内楽団として選出されたトーナス・クァルテットを前 身とし、2012年にピアニストのチュ・ヒソンが合流して現在のピアノ三重奏団として再編。以降、メンバー交代なしで安定 した活動を継続しているおり、2018年リリースのデビュー・アルバム『ブラームス:ピアノ三重奏曲集』 (XNCMK9003/NCMK9003)で同年の壁山音楽賞を受賞。2018年から2025年にかけて「古典と浪漫の間」シ リーズを展開し、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、シューベルトのピアノ三重奏曲全曲演奏を行ってきました。現在、ヤ ン・コウンは慶熙大学校、イ・カンホは韓国芸術総合学校、チュ・ヒソンはソウル大学校でそれぞれ教授を務めています。

Challenge Classics
CC-720076(1CD)
C.P.E.バッハ:鍵盤楽器とフルートのためのソナタ集(チェンバロとリコーダー演奏)
鍵盤楽器とフルートのためのソナタ ホ長調Wq.84
鍵盤楽器とフルートのためのソナタ ハ長調Wq.87
鍵盤楽器とフルートのためのソナタ ト長調Wq.85
鍵盤楽器のためのソナタ ト短調
Wq.65/11
鍵盤楽器とフルートのためのソナタ ト長調 Wq.86
1盤楽器とフルートのためのソナタ ニ長調 Wq.83
ティニ・マトー(Cemb)、
レイネ=マリー・フェルハーヘン(リコーダー)
使用楽器(Cemb):Titus Crijnen2014 (Johannes Ruckers1624モデル)
使用楽器(リコーダー):Frederick Morgan(Bressanモデル / Wq.84)、Fumitaka Saito(Dennerモデ
ル / Wq.87)、Peter van der Poel(Stanesby Jr.モデル / Wq.83,85,86)

録音:2025年2月、ブッスム(オランダ)
オランダのChallenge Classicsより、トン・コープマンの長年のパートナーであるティニ・マトーと、アムステルダム・バロック管 弦楽団のメンバーとして知られるレイネ=マリー・フェルハーヘンによる、C.P.E.バッハのソナタ集が登場! 同コンビがかつて 手掛けた父バッハの『トリオ・ソナタ集』(CC72314)の精神的な続編とも言える企画であり、親子の世代間で変 容していく音楽語法を辿る上でも非常に興味深い内容となっています。 バロックの伝統と古典派の革新が交差する時期に書かれたこれらのソナタは、 C.P.E.バッハ独自の 「多感様式(Empfindsamer Stil)」を代表する名品。本作に収録されたフルート(管楽器)と鍵盤のためのソナタ の多くは、元々トリオ・ソナタとして作曲されたものをC.P.E.バッハ自身が改作したもので、右手の鍵盤パートが独立した 旋律を担い、管楽器と完全に対等に渡り合うという「モダンな」語法への移行が刻まれています。 特筆すべきはフェルハーヘンのアプローチです。プロイセン宮廷の嗜好ゆえに通常トラヴェルソ(横笛)で演奏されるこれら の作品をリコーダーで吹く際、慣例的には短3度高く移調して演奏されますが、本作ではあえて「原調のまま」演奏すると いう挑戦的な手法を採用。3種類のリコーダーを持ち替え、音域の移行やアーティキュレーションの巧みな操作によって、ト ラヴェルソ特有のダイナミクスを見事にリコーダーで再現しています。Wq.85ではC.P.E.バッハの作例に基づいた自作カデ ンツァも披露するなど、歴史的洞察と豊かな音楽性が結実した古楽ファン、リコーダー・ファン必聴の一枚です。

ACCENT
ACC-24406(1CD)
バッハのオーボエ
バッハ:ソナタ ト短調 BWV1030b 〜オーボエ、オブリガート・チェンバロ
コラール前奏曲「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」 BWV639〜オーボエ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ
トリオ・ソナタ ハ長調 BWV529〜オーボエ、ヴァイオリン、通奏低音
カンツォーナ BWV588〜オーボエ、タイユ、ファゴット2
ソナタ 変ホ長調 BWV1031〜オーボエ、オブリガート・チェンバロ
コラール前奏曲「主なる神、いざ天の扉を開きたまえ」 BWV617〜オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ
トリオ・ソナタ ホ短調 BWV528〜オーボエ・ダモーレ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音
コラール前奏曲「われら悩みの極みにありて」 BWV641〜オーボエ・ダモーレ、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ
クセニア・レフラー(オーボエ、オーボエ・ダモーレ)
ダニエル・ドイター、ユリア・シェーラー(Vn)
ヴィットーリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
カタリーナ・リツィッヒ(Vc)
ミヒャエル・ボッシュ(タイユ=アルトオーボエ)
ジェルジ・ファルカシュ、クリスティアン・バウゼ(Fg)
フローラ・ファブリ(Cemb)

録音:2024年2月6-9日 ドイツ、ノイマルクト
音楽家であったバッハの父アンブロジウス(1645-1695)は管楽器にも明るく、17世紀にフランスで誕生した新しい楽器 であるオーボエの音色を幼い息子に聴かせる機会も多かったと考えられます。バッハがオーボエに高い表現力を求め ていたことは初期のカンタータや協奏曲から十分にうかがえますが、明確にオーボエをソロ楽器としたソナタ等の楽曲は 残念ながら現存していません。その「空白」を室内楽編曲で埋め、バッハとオーボエの関わりに注目したのがこのアルバム です。 演奏するのはベルリン古楽アカデミーのソロ・オーボエ奏者、クセニア・レフラー。フルートとチェンバロのためのソナタとし て有名なBWV1030(ロ短調)の原曲であり、オーボエのために書かれたのではと言われるBWV1030b(ト短調)では楽器 の特性を生かした雄弁な音楽が聴けます。またオルガンのためのトリオ・ソナタやコラール前奏曲からの編曲は原曲から 新しい色彩を引き出した輝きある音色が魅力。バッハ音楽とオーボエの相性の良さが感じられます。(FA)

SUPRAPHON
SU-4363(2CD)
アントン・ライヒャ:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調
ピアノ三重奏曲第2番ニ短調
ピアノ三重奏曲第3番ハ長調
ピアノ三重奏曲第4番へ長調
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調
ピアノ三重奏曲第6番イ長調
トリオ・ボヘモ【マトゥシュ・ペルシュカ(Vn)、クリスティナ・ヴォチェトコヴァ(Vc)、ヤン・ヴォイテク(P)】

録音:2025年2月17-20日、9月1-4日 ウィーン国立音楽大学コンサート・ホール
ベートーヴェンの友人にして晩年のハイドンの弟子、10歳で孤児となるも55歳でフランス学士院会員となった立志伝中の大作曲家である チェコの巨人アントン・ライヒャ待望のピアノ・トリオ全曲が発売でございます。演奏は2024年シューベルトとスメタナのピアノ・トリオでス プラフォンよりデビューした純正チェコの若手演奏家トリオ・ボヘモが血の出るような演奏を展開!大変印象的。曲の古典的美しさ、良さ が切々と伝わります。近年チェコの演奏陣が欧州音楽界を目覚ましく席巻しておりますが、まさに室内楽ならこのトリオ・ボヘモが本命の 本命と申せましょう。

APARTE
AP-397(1CD)
メンデルスゾーン、ブラームス、グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 MWV Q26
ドヴォルザーク:わが母の教えたまいし歌(ポヴェル、ギャリー、ブアハサン編)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調
フィビフ:ポエム(クーベリック編)
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調
シベリウス:子守歌 op.79
マノン・ギャリー(Vn)
ホルヘ・ゴンザレス=ブアハサン(P)

録音:2025年2月25-28日
デビュー盤「Nuits parisiennes」(AP-306)に続き、マノン・ギャリーとホルヘ・ゴンサレス=ブアハサンが私たちをいざなうのは、 ロマン主義の内面世界への旅。プログラムの核となるのは、メンデルスゾーン唯一のヴァイオリン・ソナタ、そしてブラームス とグリーグ、そしてシベリウスの「子守歌」やフィビヒの「詩曲」といった、詩的で親密な珠玉の小品が彩りを添えます。ヴァイオ リンとピアノが、作曲家たちの最も個人的な告白を、郷愁と熱を音色で歌い上げます。(FA)

ACOUSTIC REVIVE
AR-1012(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

メンデルスゾーン姉弟 チェロとピアノのための作品集
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 op.45*
ファニー・メンデルスゾーン:夜想曲 ト短調
ファニー・メンデルスゾーン:カプリッチョ 変イ長調 *
メンデルスゾーン:無言歌 ハ短調 op.38-2
ファニー・メンデルスゾーン:ピアノ・ソナタ ト短 調
ファニー・メンデルスゾーン:ソナタまたは幻想曲 ト短調 *
メンデルスゾーン:無言歌 ニ長調 op.109*
メンデルスゾーン:アンダンテ 変ホ長調
酒井淳(Vc/19世紀ドイツ製、作者未詳) *
川口成彦(フォルテピアノ/1839年製プレイエル)

録音:2024年9月14-16日 フランス、ラ・ロシュ=ギヨン、聖サムソン教会
フランス・ヴィオールから現代チェロまで幅広く弾きこなす酒井淳と、歴史的なフォルテピアノ演奏に情熱を注ぐ川口成彦、2 人の名手が共演した注目のアルバム。天才音楽家姉弟、フェリックス・メンデルスゾーンとファニー・メンデルスゾーンによる チェロとピアノの作品集です。楽器の美しい音色、そして素晴らしく味わい深い演奏が教会の豊饒な響きのなかに溶けてい くさまを捉えた、ACOUSTIC REVIVEレーベルならではの高音質録音も聴き逃せません。 フェリックスとファニーの弟であり銀行家として大成したパウルは、チェロを巧みに弾きこなす人物で、ここに収録された チェロ作品も彼のために書かれました。そのためこれらの音楽はとてもアットホームで、温かくリラックスした表情にあふれ ています。チェロとピアノが代わる代わる活躍しては支えあう構造も聴いていて微笑ましい気持ちになるでしょう。 併録されたピアノ独奏曲も技巧的な洗練がありつつ、やはり温かく、自然体の歌が聴こえてくるような音楽で、姉弟の天才 的な音楽センスが存分に堪能できる1枚です。(FA)

Orchid Classics
ORC-100429(1CD)
イザイ:作品集
1. 紡ぎ車に寄す op.13
2. 悲劇的な詩 op.12
3. エクスタシーop.21
4. 友情 op.26*
5. マズルカ「遠い昔」 op.11
6. 子供の夢 op.14
7. 演奏会用大ワルツ op.3
ナタリア・ロメイコ(Vn)
ユーリ・ジスリン(Vn)*
イヴァン・マルティン(P)

録音:2025年7月、ブルージュ音楽院音楽ホール
「ヴァイオリンの王」とも称された偉大なベルギーのヴァイオリニスト、作曲家、指揮者のウジェーヌ・イザイ(1858?1931)。イザイはヴィエニャフスキおよび ヴュータンのもとで学び、その後ヨーゼフ・ギンゴールド、ナタン・ミルシテイン、ジョルジュ・エネスコ、ジャック・ティボーといった名ヴァイオリニストたちを弟 子として輩出、音楽史に計り知れない影響を与えました。ヨーロッパおよびアメリカ各地で演奏家として華々しい国際的キャリアを築いき、ドビュッシー、フ ランク、サン=サーンス、エルネスト・ショーソンといった偉大な作曲家たちに作品を献呈されています。イザイは自身作曲家でもあり、その作品の頂点に位 置づけられるのが、1923年に作曲された「無伴奏ヴァイオリンのための6つのソナタ」作品27ですが、このほかにもイザイは数多くの作品を作曲していまし た。そうした「無伴奏」以外の作品にあらためて光を当てる試みの1枚です。 「演奏会用大ワルツ 作品3」は1882年、イザイがノルウェーを巡る演奏旅行中に作曲されました。郷愁を色濃く帯びた、非常に美しく書かれたワルツであ り、輝かしさと高度な技巧性も備えています。随所にヴィエニャフスキの2つのポロネーズへのささやかなオマージュもうかがえます。 「悲劇的な詩(ポエム・エレジアック) 作品12」は、1892〜93年に作曲され、フォーレに献呈されました。この作品によって、イザイは作曲家とし ての独自の声を確立し、のちに彼の音楽表現を特徴づけることとなる深い憂愁の感覚が明確に示されています。本作ではG線がFに調弦され、ヴァイオリ ンの低音域に、まるでヴィオラのような暗く深い音色がもたらされています。この作品はエルネスト・ショーソンに特に強い影響を与え、3年後に作曲される 彼の名作「詩曲」の直接的な範例となっています。ほぼ同時期に書かれたのが「子供の夢 作品14」。息子のアントワーヌが猩紅熱を患っていると知ったそ の夜、一晩で書き上げられた繊細な子守歌で、息子に献呈されました。曲の長さが比較的短いこともあり、イザイが初期録音時代に自ら録音した数少な い作品の一つ。今日では貴重な歴史的資料として残されています。 1893年には、3つのマズルカ、「サロンのための2つのマズルカ 作品10」および「遠き過去(ロワンタン・パッセ) 作品11」が作曲されました。いずれも短い作 品ながら、魅力と技巧性が等しく詰め込まれており、その題名が示すとおり、濃厚なノスタルジアに満ちています。翌年には、初期作品「糸車の情景」をもと にした「糸車のそばで(オ・ルエ) 作品13」が作曲され、弟子のモード・デルスタンシュに献呈されました。本作はイザイが特に好んだ「ポエーム」という形式 による作品であり、その自由な構成が彼の表現力を存分に開花させています。 「エクスターズ(恍惚) 作品21」は、弦楽器のための詩曲「ポエーム」をさらに洗練させた作品で、1921年に作曲され、当時30歳であったヴァイオリニスト、 ミッシャ・エルマンに献呈されました。イザイはエルマンとともにアメリカ各地で共演リサイタルを行っています。激しい憧憬やほとんど耐えがたい情動に満 ちた、自伝的とも感じられる楽曲ですが、後に1927年に結婚することとなるヴァイオリニストであり弟子でもあったジャネット・ディンシンへの複雑な感情を、 音楽として昇華したものでもありました。彼女との結婚は、最初の妻の死を経て実現したものでした。 「友情(アミティエ) 作品26」は、1927年に2本のヴァイオリンと管弦楽のために作曲された作品で、ヴァイオリンの旋律線には鳥のさえずりを思わせる要素 が色濃く表れています。イザイはここでも調性の限界に挑みつつ、彼の音楽に不可欠な豊かなリリシズムをしっかりと保っています。(FA)

CPO
CPO-555530(1CD)
カール・ヴァイグル:弦楽四重奏曲集 第2集
弦楽四重奏曲第6番ハ長調
弦楽合奏のための3つの間奏曲
弦楽四重奏曲第4番ニ短調
トーマス・クリスティアン・アンサンブル
クリストフ・ヴィンマー=シェンケル(Cb)

録音:2021年3月9、11、12、15日
カール・ヴァイグルは、ツェムリンスキーに師事し、マーラーの助手やウィーン大学講師を務めた、戦間期ウィーンを代 表する作曲家です。1903年にはシェーンベルクらと「創造的音楽家協会」を設立し、最先端の音楽の初演に携 わるなど、ウェーベルンらとも深く交流しました。しかし、進歩的な潮流のなかにあっても、ヴァイグル自身は生涯にわ たり調性に基づく後期ロマン派のスタイルを貫き、「ウィーンの古典的精神」を継承する独自の音楽を追求しまし た。1938年にナチスの弾圧を逃れてアメリカへ亡命した後は、困窮と闘いながら交響曲や弦楽四重奏曲を執 筆。晩年は不遇でしたが、その抒情あふれる作品は近年、録音や演奏を通じて急速に再評価が進んでいます。 1924年作曲の弦楽四重奏第4番は、「エヴァのためのレクイエム」と題された沈痛な趣の第3楽章を、風刺的な 短い楽章で囲む作品。一見まとまりに欠ける謎めいた構成は、当時の不安定な社会情勢を感じさせます。亡命 後の1939年に書かれた第6番は、喪失感を湛えた第2楽章「深き淵より」を中心に、伝統への回帰と再生を歌 います。1942年の3つの間奏曲は、苦難の時期にありながらも古典的な親しみやすさを追求した愛らしい小品 集です。

DACAPO
MAR-8.226283(3CD)
ペーター・ハイセ:弦楽四重奏曲全集
ペーター・ハイセ
(1830-1879):弦楽四重奏曲第1番ロ短調(1852)
弦楽四重奏曲第2番ト長調(1852)
弦楽四重奏曲第3番変ロ長調(1853頃)
弦楽四重奏曲第4番ハ短調(1853頃)
弦楽四重奏曲第5番イ長調(1853頃)
弦楽四重奏曲第6番ト短調(1857)
ノルディックQ

録音:2022年2月24-25日、6月12-13日、9月11-12日…第1番-第3番(8.224734と同音源)
2025年6月1-2日、8月3-4日、8月10-11日…第4番-第6番
※第4番-第6番…世界初録音
歌劇「王と元帥」や歌曲の大家として名声を博したハイセですが、彼が書いた6曲の弦楽四重曲は、出版も演 奏もされぬまま長年書庫に眠り続けてきました。 本作は、ノルディックSQによる記念碑的な全曲録音プロジェクトです。第1番から第3番を収めた CD(8.224734)は2023年にリリースされ、The Strad誌やGramophone誌など国際的な専門誌で高い 評価を得ました。今回の全集盤では、この既発音源に加えて、待望の世界初録音となる第4番から第6番を 収録。 ハイセの弦楽四重奏曲は、優雅で流麗な作風と、歌曲作家らしい詩的な抒情の融合が特徴です。 ノルディックSQは、残響を活かした豊かな音響空間の中で、細やかな色彩の変化と深い呼吸感の あるフレージングによって、 作品の魅力を鮮やかに引き出しています。

Gramola
GRAM-99373(1CD)
ウィーンのヴァイオリン・ソナタ集
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第21番 ホ短調 K.304/300?
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.162D574
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
ハンナ・チョ(Vn)
スレブラ・ゲレヴァ(P)

録音:2024年4月8日、2025年11月24日オーストリア、ウィーン・コンツェルトハウス、スタジオC
2025年に、ウィーン・フィル初の韓国系演奏家として第2ヴァイオリン奏者に迎えられたハンナ・チョ。彼女のデ ビューアルバムは音楽の都市ウィーンへの愛着を、この街ゆかりの作曲家たちの名曲に託したソナタ集です。 チョはジュリアード音楽院で川崎雅夫、チョーリャン・リン、ジョエル・スミルノフらに師事。2019にNYCAのワー ルド・デビュー・オーディションに優勝してベルリンのフィルハーモニーでソロ・リサイタルを行い、注目を集めまし た。

BIS
BISSA-2708(1SACD)
3人での対話
ジャン・クラ(1879-1932):三重奏曲(1926)
イザイ:演奏会用三重奏曲「ル・シメイ」 Op. post (1927)
フランセ:弦楽のための三重奏曲(1933)
ドビュッシー(1890-1905):月の光(N. シャードローによる弦楽三重奏編)
トリオ・ボッケリーニ【カン・スヨン(Vn)、ヴィッキ・パウエル(Va)、パオロ・ボノミーニ(Vc)】

録音:2024年12月14-17日
ベルリン、ジーメンスヴィラ
トリオ・ボッケリーニの最新アルバムは、20世紀前半のフランスとベルギーの作品集。この地域に根付く「会話 の芸術」を反映し、3つの楽器が対話するように響き合う繊細なアンサンブルが魅力です。 メンバーは、国際的に活躍する実力派揃いです。ヴァイオリンのカン・スヨンは、アンサンブルの創設者で、 2023年からベルチャ四重奏団に加入した名手。ヴィオラのヴィッキ・パウエルはストックホルム王立フィルの首 席、チェロのパオロ・ボノミーニはバッハ国際コンクール優勝の経験を持ちます。2014年の結成以来、高い志 を共有してきた彼らの緻密な解釈が光ります。収録曲は、異国情緒と故郷ブルターニュの民謡が融合したク ラ、全楽器に超絶技巧を要求する重厚なイザイの「ル・シメイ」、遊び心溢れるジャン・フランセに、弦楽三重 奏のために編曲された静謐な美しさを湛えるドビュッシーの『月の光』が添えられています。前作のハンガリー 作品集(BISSA2107)に続き、3人の名手による親密な対話が、音楽を瑞々しく、かつ鮮やかに描き出し ています。

Etcetra
KTC-1870(1CD)
クレール=オブスキュール〜女性作曲家による弦楽四重奏曲集
タイユフェール:弦楽四重奏曲
レベッカ・クラーク:弦楽四重奏のためのポエム
フローレンス・プライス(1887-1953):弦楽四重奏曲第2番イ短調
リーヌ・アダム(1972-):「女性たち」よりアマゾーヌ、プラムのジャム
アヴリルSQ

録音:2025年10月(ベルギー)
2024年結成のアヴリルSQのデビュー盤は、時代も国も異なる4人の女性作曲家を通して、弦楽四重奏と いう編成の豊かな表情を描き出す企画意図の明快な1枚です。1920年前後のフランスとイギリスを代表するタイユフェー ルとクラーク、1930年代アメリカのプライス、そして現代ベルギーのリーヌ・アダムという並びは、忘れられがちな創作の系譜 を新鮮に浮かび上がらせます。とりわけアダムの2曲は、戦う女性と慈愛に満ちた祖母という対照的な人物像を示し、アル バムタイトルの『明暗/キアロスクーロ』にも通じる印象を残します。

MDG
MDG-10223972(1CD)
クロイツァー&ヴィット:七重奏曲集
コンラーディン・クロイツァー(1780-1849):七重奏曲 変ホ長調 Op.62
フリードリヒ・ヴィット(1770-1836):七重奏曲 ヘ長調
カリス・アンサンブル【ディーテルム・アドルフ(Cl)、 ステファン・ルディガー(Fg)、デイヴィッド・ブライアント(Hrn)、ライナー・ゾンネ(Vn)、ブリジット・ゲーリングハウス(Vn)、クリスティーナ・ロス(Va)、アネッテ・アドルフ・ブレンナー(Vc)、ノーバート・ブレンナー(Cb)】

録音:1986年 オラニエンブルク、ノルトキルヒェン宮殿
クロイツァーは1780年フライブルクに生まれシュトゥットガルトのヴュルテンベルク王国やドナウエッシンゲンの フュルステンブルク公国の宮廷楽長をつとめ、ウィーンのケルントナートーア劇場の楽長にもなり音楽面社会面 で成功を収めました、その楽風は碩学グスタフ・シリングによると「イタリアの旋律美にフランスの優雅さ、そしてド イツの力強さをあわせた」と同時代人に大変評価されておりました。そのクロイツァーの室内管の最高傑作と言 われる七重奏曲と、ベートーヴェンと同い年のヴィット(1770年南ドイツ生まれ)の組み合わせ。ヴィットはかつて ベートーヴェンの曲と固く信じられていたイエナ交響曲(フランツ・コンヴィチュニーも録音しドイツ・グラモフォン とエテルナでベートーヴェン作曲イエナ交響曲として発売)の真の作者として名高い人物。実際イエナ交響曲は ベートーヴェンの作品であると聴けば聞こえる封印された傑作でありました。興味の尽きぬこのドイツ2大大家の 作品を理想的な演奏でお届けいたします。(FA)

Indesens Calliope Records
IC-108(1CD)
レディース・ファースト〜女性作曲家による
ヴァイオリン作品集

アマンダ・レントヘン=マイエル(1853-1894):ヴァイオリン・ソナタ ロ短調
メル・ボニス(1858-1937):小品第2番Op.84
クララ・シューマン:3つのロマンスOp.22
エイミー・ビーチ(1867-1944):ロマンス Op.23
ドラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):ヴァイオリン・ソナタ第2番変ロ短調 「スラヴ風」 Op.42
ナディア・ブーランジェ(1887-1979)(ラシェル・コリー編):沈みゆく太陽
リリ・ブーランジェ:夜想曲/行列
レベッカ・クラーク(1867-1944):真夏の月
ラシェル・コリー(Vn/1732年製ストラディバリウス)
パラヴィ・マヒダラ(P)

録音:2025年7月7日ー8日、ラ・ショー・ド・フォン音楽ホール(スイス)
2010年に『パッション!イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ』のレコーディングで衝撃的なデビューを果たし、2012年にはNHK交響楽 団との共演、武蔵野市民文化会館でのイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを中心としたプログラムで鮮烈な日本デビューを果たしたス イスを代表するヴァイオリニスト、ラシェル・コリー(レイチェル・コリー)。彼女は、これまでにロッテルダムPO、 BBCフィルハーモニック、NHKSOなど世界各地の名門オーケストラと共演。2012年のICMA(国際クラシック音楽賞)ではソ リスト部門の「年間最優秀録音賞」を受賞するなど、数々の栄誉に輝いています。また、ハンディキャップ・インターナショナルのアンバサ ダーとしてカンボジアで活動するなど社会貢献にも力を注ぎ、恵まれない子どもたちへの支援にも取り組んでいます。 本アルバムでは、音楽史においてこれまで不当に過小評価されてきた、あるいは見過ごされてきた女性作曲家たちの傑作に光を当て ています。アマンダ・レントヘン=マイエルからドラ・ペヤチェヴィチに至るまで、収録された作品は、単なる「女性による作曲」という枠を超 え、優れた芸術性と独自の感性を備えた楽曲として厳選されています。もし彼女たちが創作に専念できる環境と正当な評価を得てい たなら、その音楽はどれほど広く受け入れられていただろうか。ラシェル・コリーとピアニストのパラヴィ・マヒダラは、1855年から1926年ま での約70年にわたる作品を通して、そうした可能性に光を当てるとともに、新たな発見へと誘います。

Challenge Classics
CC-720060(1SACD)
イタリア・ロマン派弦楽四重奏曲集〜ゴリネッリとペトラーリの再発見
ステファノ・ゴリネッリ:弦楽四重奏曲 ロ短調Op.100-1
ヴィンチェンツォ・アントニオ・ペトラーリ:弦楽四重奏曲 ト長調(1884年版)
クァルテット・アルテンプス

※世界初録音
19世紀イタリアの室内楽に残された空白を埋めるような、きわめて貴重な企画盤です。取り上げられるのは、国際的に 高く評価されたピアニストであったゴリネッリと、マルコ・エンリーコ・ボッシ以前の時代を代表するオルガニスト、ペトラーリによ る弦楽四重奏曲。ゴリネッリのロ短調四重奏曲では、オペラ的な強度と和声の落ち着かない推進力が、ハイドン、ベー トーヴェン、メンデルスゾーン、シューベルトを思わせる構築感と結び付きます。一方、1884年改訂版によるペトラーリのト 長調四重奏曲では、イタリア的なカンタービレと対位法の素養とが成熟した均衡を見せます。いずれも世界初録音です。
Challenge Classics
CC-720050(1CD)
ゴリホフ&ヴァスク:室内楽作品集
オスバルド・ゴリホフ(1960-):盲目のイサークの夢と祈り
ペーテリス・ヴァスクス(1946-):弦楽四重奏曲第6番
アレトゥーサ・カルテット〔ダニエル・ローランド、フロール・ル・クルトル(Vn)、ダナ・ゼムツォフ(Va)、マーヤ・ボグダノヴィチ(Vc)〕、チェン・ハレヴィ(Cl)
ダナ・ゼムツォフやマーヤ・ボグダノヴィチの参加する本盤は、文化も精神的背景も異なる2つの現代室内楽作品を並置し ながら、記憶、真実、超越への共通の希求を浮かび上がらせる1枚です。ゴリホフの「盲目のイサークの夢と祈り」は、ユダ ヤ神秘主義を背景に、夢、祈り、そして内なる視覚としての「盲目」をたどる、儀式的で高揚感のある作品です。一方、 ヴァスクスの弦楽四重奏曲第6番は、別れと回想から始まり、ベートーヴェンの余韻にも照らされた静かな超越へと向かい ます。異なる伝統に根ざしながら、痛み、希望、光をめぐる音楽として深く響き合うところに、このアルバムの核があります。
Challenge Classics
CC-720069(1CD)
マイヤー&リース:チェロとピアノのための作品集 〜手稿譜から創造へ
ジュリオ・パドイン:無伴奏チェロのための前奏曲ヘ短調(E.マイヤーに基づく)
エミーリエ・マイヤー(1812-1883):チェロとピアノのための二重奏曲 ヘ長調
フェルディナント・リース(1784-1838):チェロ・ソナタ ト短調 Op.125
ガブリエーレ・ルケリーニ、ジュリオ・パドイン、F. W. アプト:Baslerliedによる幻想曲 ハ長調
ジュリオ・パドイン(Vc)、
ガブリエーレ・ルケリーニ(フォルテピアノ)
本作は忘れられていたロマン派の手稿作品を現代の創作と結び付ける試みです。中心に置かれているのは、19世紀ド イツの多作な女性作曲家エミーリエ・マイヤーと、ベートーヴェンの近しい存在でもあったフェルディナント・リースの作品で す。そこにパドインやルケリーニによる新作が寄り添い、19世紀の演奏文化にあった装飾、ルバート、即興の精神を今日 によみがえらせます。歴史的楽器による響きの中で、研究、演奏、創作が自然につながり、見過ごされてきた作品の価値 と、そこから広がる新しい可能性とを鮮やかに伝えています。

ATMA
ACD-22914(1CD)
色褪せたセピア色の
リーバーマン (1961-):クラリネット、ヴィオラ、ピアノのための三重奏曲Op.128
ドロシー・チャン (1970-):固執〔色褪せたセピア色の歌/オーヴァードライヴ〕
スティーヴン・チャットマン (1950-):ガリバルディ組曲〔開花/朝日/饗宴/熱帯夜/熱狂〕
デューク・エリントン (1899-1974)(栗山由梨編):スリー・フォー・デューク〔明るい表通りで
星回りの悪い恋人たち/カインダ・デューキッシュ〕
トリオ・ガリバルディ〔ホセ=フランク・バイェステール(Cl)、マリーナ・ティボー(Va)、デイヴィッド・ファン(P)〕

録音:2025年4月28-30日、ドメーヌ・フォルジュ、サンティレネ(ケベック)
2022年にカナダのブリティッシュコロンビア大学の学生たちが結成したクラリネット、ヴィオラ、ピアノによるトリオ・ガリバルディ のデビュー・アルバム。古典からジャズまで自由で刺激的な演奏を繰り広げる注目の団体です。このアルバムは中国系カ ナダ人作曲家ドロシー・チャンの曲名「色褪せたセピア色(In Faded Sepia)」に凝縮される「音楽が古い写真のよう に記憶を呼び起こす」ことをテーマにしています。故郷ガリバルディ山の雄大な風景を描くチャットマンの委嘱作「ガリバル ディ組曲」では、彼らにしかできない説得力に満ちた演奏を聴かせてくれます。 ラストの「スリー・フォー・デューク」は、同じくブリティッシュコロンビア大学で学んだクラリネット奏者・作編曲家のYuri Kuriyama(b.1998)がデューク・エリントンの名曲をクラリネット、ヴィオラ、ピアノという特異な室内楽編成のために再 構築した組曲。単なるトランスクリプションに留まらず、エリントンのメロディやハーモニー、即興的な音楽言語を室内楽の 表現力に合わせて拡張しています。

Da Vinci Classics
C-01183(1CD)
バッハ・ファミリー〜フルート・ソナタ集
バッハ:フルート・ソナタ ロ短調 BWV1030
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:フルート・ソナタホ短調 FK52
C.P.E.バッハ:ハンブルク・ソナタ ト長調 WQ133
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ:フルート・ソナタ ニ長調 BR B15
ヨハン・クリスティアン・バッハ:フルート・ソナタ ニ長調 Op.16-1
アンジェロ・パタミア(Fl)、
フランチェスコ・マリア・マッタッキオーネ(Vc)、
リッカルド・ティベリア(ハープシコード)

録音:2025年8月(イタリア)
本アルバムは、バッハ一族によるフルート・ソナタを通して、18世紀における音楽様式の変遷を描く意欲的なプログラム です。 ヨハン・セバスティアン・バッハにおける対位法的で壮大な構築は、息子たちの世代において、内面的な表現、感情の劇 場、宮廷的な洗練、そして古典派へと向かう国際的な語法へと姿を変えていきます。一方で、旋律の美と声部間の対 話という共通の理念は一貫して保たれており、“音による家族の物語”として、多彩な表現の広がりを鮮やかに浮かび上 がらせています。フルートは、その高貴さと脆さを併せ持つ声によって、これら多様な世界をひとつに結びつけています。
Da Vinci Classics
C-01191(1CD)
バッハ=シューマン:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集 Vol.1
バッハ(シューマン編):ソナタ第1番ト短調 BWV1001
ソナタ第2番イ短調 BWV1003
パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
マリオ・ホッセン(Vn)
ピエロ・バルバレスキ(P)

録音:2023年1月、ブルガリア国立放送(ソフィア)
バッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」は1挺のヴァイオリンのみで奏でる完成された世界ですが、誕生か ら100年余りを経た1853年、シューマンがピアノ伴奏を付け加えたアレンジを出版しました。独奏ヴァイオリンが 暗示する和声や低声部を、ピアノを用いて19世紀的ロマン主義の切り口で可視化したこの試みは非常に興味深いもの ながら、原曲の完成度の高さや原典を尊重する考えからこれまで行われた録音は限られていました。ゆえにマリオ・ホッセ ンによる今回の新録音はとても貴重なものであり、大いに歓迎されることでしょう。第1巻となる今作はソナタ第1番&第2 番とパルティータ第2番を収録しています。 ホッセンはブルガリア出身、ウィーン国立音楽大学でミヒャエル・フリッシェンシュラーガーに、パリではジェラール・プーレにヴァ イオリンを学び、ユーディ・メニューインとヘンリク・シェリングという2人の巨匠の系譜に連なる国際的なヴァイオリニスト。Da Vinci Classicsからはこれまでにもピエロ・バルバレスキとの共演でバッハやヘンデルのアルバムをリリースしてきました。使用 楽器はオーストリア国立銀行から貸与されているジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ1749年製のヴァイオリンです。

Nimbus
NI-7121(2CDR)
再発見された録音:〜 ジャック・ブライマー
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調
Op.120-1*
ウェーバー:グランド・デュオ・コンチェルタント(協奏的大二重奏曲) Op.48*
ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821
シューマン:幻想小曲集 Op.73
ハールストーン:性格的小品
スタンフォード:クラリネット・ソナタ Op.129
ジャック・ブライマー(Cl)
デイヴィッド・ロイド(P)

録音:1973年10月1日-2日、ハンズワース・ウッド・スタジオ(バーミンガム、イギリス)*
1992年4月29日-30日、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)
英Nimbus Recordsのアーカイブに眠っていた貴重な音源を発掘・リリースする注目の新シリーズ「Rediscovered Recordings(再発見された録音)」。2020年のコロナ禍によるロックダウン中、ふとした疑問から始まったアーカイブ調 査は5年にも及び、様々な理由で世に出なかった、あるいは埋もれてしまった50以上の録音プロジェクトが発見され、オリ ジナル・アナログ・マスターテープから192kでデジタル化されることになりました。 今回登場するのは、タイムズ紙が「彼の世代、そしておそらく今世紀を代表するクラリネット奏者である」と評した20世紀イ ギリスの偉大なクラリネット奏者、ジャック・ブライマーの録音。最初の2曲はデイヴィッド・ロイドの伴奏で1973年にアナログ 録音されたもので、1979年にLPでリリースされていた音源の初CD化となります。これらは1980年代初頭にNimbusが LPの製造を終了してから現在まで復刻されておらず、実に40年以上ぶりのカタログ入りとなります。3曲目以降はおよそ 20年後の1992年、同じくロイドの伴奏によるデジタル録音で、理由は不明ながらこれまでリリースされておらず、今回が 初出。ピアノ伴奏によるブライマーの録音は意外に少なく、リサイタルで頻繁に取り上げたウェーバーの「グランド・デュオ・コ ンチェルタント」やブラームスの「クラリネット・ソナタ第1番」など、彼のレパートリーの基幹となる作品を聴ける点でも極めて 貴重な音源です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Sterling
CDA-1881(1CDR)
ヴァイオリンとピアノのためのロマンティックなソナタ集
スヴァンテ・シェーベリ(1873-1935):ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.2
ハラルド・フリュクレーヴ(1882-1919):ソナタ・アラ・レッジェンダ
アリス・テグネール(1864-1943):ヴァイオリン・ソナタ イ短調
ハンス・エンフルー(Vn)
ペール・エンフルー(P)

録音:2024年11月20日-21日
『ヴァイオリン・ソロのための音楽』(CDA-18462)に登場したヴァイオリニスト、ハンス・エンフルー(b.1945)の新作。 スウェーデン・ロマンティシズムの優美なソナタを3曲、演奏しています。 スヴァンテ・シェーベリは、ベルリンでブルッフに学び、オルガニストと指揮者としてカールスクルーナの音楽シーンで主 要な役割を果たしました。「ヴァイオリン・ソナタ イ短調」は1899年に出版された作品。「アレグロ」「アダージョ-ポコ・ピ ウ・モッソ-テンポ・プリモ」「終曲:アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ・エ・コン・ブリオ」の3楽章で構成され、これまでに録音さ れたことのない作品です。 ハラルド・フリュクレーヴの「ソナタ・アラ・レッジェンダ」は、彼のもっともよく知られた曲のひとつ。5楽章の作品で、「アレグロ・ モデラート」の楽章からスケルツォなどを経て、最後の楽章では緩徐楽章が「回顧」されます。 アリス・テグネールはピアノ曲や歌曲で主に知られ、クリスマス・キャロルの「ベツレヘムの星「海と岸の空に光が」」はスウェー デンや北欧の人たちに愛されてきました。「ヴァイオリン・ソナタ イ短調」は4楽章で構成され、メンデルスゾーンやニルス・W・ ゲーゼの影響が明らかに見られる作品です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Cobra Records
COBRA-0101(1CD)
アリアーガ:ガット弦による弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第1番ニ短調
弦楽四重奏曲第2番イ長調
弦楽四重奏曲第3番変ホ長調
キロガSQ

録音:2025年9月(オランダ)
ガリシア地方の大ヴァイオリニスト、マヌエル・キロガ(1892-1961)の名を冠し、2007年にはスペイン国営放送の文化賞 を授与されたスペインのアンサンブル、キロガSQ。本作で取り上げるアリアーガの3つの弦楽四重奏曲は、16 歳の頃の作品でありながら、このもっとも洗練された室内楽ジャンルを見事に書きこなした名作です。ハイドン、モーツァル ト、ベートーヴェン、シューベルトのような大作曲家でさえ成熟に時間を要した弦楽四重奏の世界に、アリアーガは驚くべき 早さで到達しました。しかもその音楽は単なる模倣ではなく、パリ的な学識、ウィーン的な主題労作、協奏的な輝き、イベ リアの気配を独自に結び付けた、明確に「アリアーガらしい」声を備えています。20年以上この作品に向き合ってきたキロ ガSQが、ガット弦による歴史的な視点からその魅力を鮮やかに伝えます。

DUX
DUX-2209(1CD)
カロ:弦楽五重奏曲集
パウル・カロ
(1859-1914):
弦楽五重奏曲第1番ヘ長調(1893)
弦楽五重奏曲第2番ホ短調(1905)
ヨアンナ・カスペルチク=アダメク(Vn)
アレクサンドラ・マリア・ステチコフスカ(Vn)
ズザンナ・ドレフス(Va)
ヴェロニカ・イザベラ・ストルガワ(Vc)
ヤン・カリノフスキ(Vc)

録音:k2025年4月12日-14日、オスカル・コルベルク・シヴィエントクシスカ・フィルハーモニー室内楽ホール
パウル・カロ(1859-1914)はヴロツワフの裕福なユダヤ人実業家一族に生まれた作曲家。ウィーン音楽院でブルック ナーに師事し影響を受けるものの、内向的な性格と生活のための自己宣伝をする必要がなかったことで、名を残さぬまま 生涯を終えました。2篇ある弦楽五重奏曲はいずれも未出版。第1番はウィーンでの修業を終え帰郷した1893年の作 で、伝統的な手法により美しいメロディーと情感豊かな世界にひたれます。第2番は12年後の1905年の作で、マーラー やR・シュトラウスを思わせる新しさを示しており耳を惹きつけます。ブルックナー、マーラー好きなら気に入るはずの 知られざる音楽がここにあります。
DUX
DUX-2220(1CD)
レガシー
ユゼフ・シヴィデル(1930-2014):
主題と変奏(1951)*
 チェロ・ソナタ(1959)*
ルトスワフスキ:ザッハー変奏曲(1975)
 グラーヴェ(1981)
アレクサンデル・ラソン(b.1951):決然と愛情豊かに(2007)*
歌 - ダルマ〜 チェロと弦楽四重奏のための(2003)*
アンナ・バナシ(Vc)
イェフヘーニヤ・プリシャージナ(P)
アカデモスSQ

録音:2025年7月28-29日、シマノフスキ音楽アカデミー・コンサート・ホール(カトヴィツェ、ポーランド)
*世界初録音
卓越した技巧とみなぎる個性でポーランド・チェロ界において将来を嘱望されるアンナ・バナシ。博士号も持つ彼女のテー マである作曲家アレクサンデル・ラソンを軸に、その師シヴィデルと長年影響を受けたルトスワフスキという三者のチェロ作品 を取り上げ、作風は異なるものの、互いの影響と一貫性がありながらも多様な世界を描きます。もっぱら宗教合唱曲で 知られるシヴィデルの世界初録音のチェロ作品は特に聴きものです。
DUX
DUX-2179(1CD)
ヴァインベルク&ラクス:ピアノ五重奏曲集
シモン・ラクス
(1901-1983):ピアノ五重奏曲(1967)
ヴァインベルク(1919-1996):ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.18(1944)
ユリア・コチュバン(P)
メッセージズ四重奏団

録音:2025年6月2日-6日、シマノフスキ音楽アカデミー・コンサート・ホール(カトヴィツェ、ポーランド)
ユダヤの出自ゆえ辛酸を嘗めさせられ生き延び、その後かたやパリ、かたやモスクワで暮らしたラクスとヴァインベルクのピアノ 五重奏曲を故国の若手が再現。ラクス作品は1967年作でも実際は1945年の弦楽四重奏曲第3番の作曲者自身 による編曲で、ヴァインベルク作品と同時期のもの。ラクスは当時アウシュヴィッツ収容所から奇跡的に生還し、この曲に故 郷ポーランドの民謡を用いています。ポーランドの演奏家の手にかかると、作曲者たちの心の叫びがはっきりと聞こえるよう です。

AudioGuy Records
AGCD-0137(1SACD)
初紹介旧譜
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.2
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
パク・ジヨン(Vn)、
クォン・ヨアン(P)

録音:オーディオガイ・スタジオ(ソウル、韓国)
韓国出身のヴァイオリニスト、パク・ジヨンとピアニスト、クォン・ヨアンによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集第2弾。 パク・ジヨンは韓国芸術総合学校を経て、ドイツのハンブルク音楽演劇大学、スイスのローザンヌ高等音楽院で研鑽を積 み、ソリスト・ディプロマを最高位で取得。ピエール・アモイヤルやコーリャ・ブラッハーらに師事し、ヨーロッパ各地の音楽祭や 演奏会に出演するなど、国際的に活躍する実力派ソリスト。クォン・ヨアンは、ジュリアード音楽院やマネス音楽大学で学 び、室内楽・ソロの両分野で高い評価を得ています。 本アルバムには、師であるアントニオ・サリエリに献呈された初期作品らしい古典的均整と瑞々しさを備えたソナタ第1番か ら、聴力の悪化に悩むなど、苦難の時期に書かれながらも明るく抒情的な魅力を持つソナタ第6番、そして軽快で躍動 感あふれる第8番を収録。両奏者の緻密なアンサンブルと豊かな音色によって、ベートーヴェンの初期から中期にかけての 作風の変遷を鮮やかに描き出しています。
AudioGuy Records
AGCD-0121(1SACD)
初紹介旧譜
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.1
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2
ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
パク・ジヨン(Vn)、クォン・ヨアン(P)

録音:オーディオガイ・スタジオ(ソウル、韓国)
韓国出身のヴァイオリニスト、パク・ジヨンとピアニスト、クォン・ヨアンによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集第1弾。 パク・ジヨンは韓国芸術総合学校を経て、ドイツのハンブルク音楽演劇大学、スイスのローザンヌ高等音楽院で研鑽を積 み、ソリスト・ディプロマを最高位で取得。ピエール・アモイヤルやコーリャ・ブラッハーらに師事し、ヨーロッパ各地の音楽祭や 演奏会に出演するなど、国際的に活躍する実力派ソリスト。クォン・ヨアンは、ジュリアード音楽院やマネス音楽大学で学 び、室内楽・ソロの両分野で高い評価を得ています。 本アルバムでは、初期の2つのソナタと晩年のソナタを収録。初期の瑞々しさと後期の円熟を一枚に凝縮し、ベートーヴェ ンの創作の軌跡を鮮やかに提示します。

BIS
BISSA-2724(1SACD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1集
ヴァイオリン・ソナタ 第1番ニ長調 Op.12-1
ヴァイオリン・ソナタ 第3番変ホ長調 Op.12-3
ヴァイオリン・ソナタ 第2番イ長調 Op.12-2
ヴァイオリン・ソナタ 第5番ヘ長調「春」 Op. 24
アリーナ・イブラギモヴァ(Vn)
セドリック・ティベルギアン(フォルテピアノ)
使用楽器
ヴァイオリン:アンドレア・アマティ1570年製
フォルテピアノ:ポール・マクナルティ製
アントン・ヴァルター1794年製作の楽器に基づく

録音:2025年7月21-25日
UK、モンマス、ワイアストン・コンサート・ホール
アリーナ・イブラギモヴァが、長年デュオを組んでいるセドリック・ティベルギアンと共に、満を持してベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集録音を開始!ベー トーヴェンの没後200年にあたる2027年の完結を目指すプロジェクト第1弾は、イブラギモヴァにとってBISレーベル初のソロ・アルバムでもあります。 イブラギモヴァはガット弦を張った楽器を、ティベルギアンはウィーン式アクションを持つフォルテピアノを使用。19世紀への転換期、初演当時の聴衆が耳にした であろう音風景を、現代の私たちに鮮やかに蘇らせます。Op. 12の3曲は当時の慣習に従い「ヴァイオリン伴奏を伴うクラヴィーアまたはフォルテピアノのため」 として出版されましたが、モーツァルトの後期ソナタのようにヴァイオリンの比重が高まり、2つの楽器が対等な会話を繰り広げる場面が増えています。人気曲 の第5番「春」でのイブラギモヴァは、軽快なテンポを基本としつつ、歌いまわしやダイナミクスの操作をかなり細かに行うことで音楽の表情を刻々と変化させて ゆきます。ティベルギアンの息の合った演奏は言わずもがな。2つの楽器が絶妙のバランスで収録されていることも大きな魅力です。 SACDハイブリッド・デイスクでのリリース。

ALPHA
ALPHA-1177(1CD)
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ他
ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ長調 Op.13
夜想曲 Op.57-5(フォーレ編)
子守歌 Op.23-1(カーソン・レオン編)
紡ぎ歌 Op.80-2(レオポルト・アウアー〔1845-1930〕編)
月の光 Op.46-2(アルベール・ペリルー〔1846-1936〕編)
子守歌 Op.16
夢のあとに Op.7-1(カーソン・レオン編)
夕暮れ Op.83-2(アルバート・ストーセル〔1894-1943〕編)
ヴァイオリン・ソナタ 第2番ホ短調 Op.108
カーソン・レオン(Vn)
ジョナタン・フルネル(P)

録音:2024年9月 カナダ、ケベック州シャルルヴォワ、サン=イレネー、ドメーヌ・フォルジェ
2010年ユーディ・メニューイン国際コンクールの覇者カーソン・レオンと、2021年エリザベート王妃国際音楽コンクールの覇者ジョナタン・フル ネル。長年の友人であり、それぞれ国際的に高い評価を得てきた2人にとって初の本格的な共演盤となるフォーレ・アルバム。プログラムの中 心は、フォーレのキャリアの初期と晩年という両極の時期に書かれた2つのヴァイオリン・ソナタ。第1番はフォーレが現在の彼らと同じ30歳頃の 作品であり、野心や生命力、内なるエネルギーが力強く表現されたもの。一方晩年に書かれた第2番は、自身の聴力の低下や第一次世 界大戦といった困難な状況の中でも光を求め、最終的には穏やかな受容へと至る、深く内省的な作品となっています。さらに、「夢のあとに」 や「月の光」をはじめとする歌曲からの編曲、ヴァイオリンとピアノのための「子守歌 Op.16」などの美しい小品も収録しており、卓越したメロ ディストとしての側面も存分に味わうことができます。確かな技術と解釈力を持つ2人が、スコアに潜む普遍的な感情や静かな慰めを過度に 飾ることなく真っ直ぐに描き、フォーレの音楽的進化の軌跡を鮮やかに描き出しています。

ANALEKTA
AN-29027(1CD)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集(全3曲) アンドリュー・ワン(Vn)
シャルル・リシャール=アムラン(P)

録音:2025年6月2-4日カナダ、ケベック州ミラベル、サン=オーギュスタン教会
モントリオール響コンサートマスターのアンドリュー・ワンと、2015年ショパン国際ピアノコンクール銀メダリストのシャルル・リシャール=アムランに よる、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集が登場。これまでにベートーヴェンやシューマンのソナタ録音で大きな評価を得てきた2人が、ロマン 派の重要レパートリーに取り組みました。自作の歌曲「雨の歌」の動機を基にした内省的で抒情的な第1番、同じく歌曲の旋律を取り入れ た明るく喜びに満ちた第2番、晩年の簡潔な書法による劇的な緊張感を持つ第3番といった3曲が、2人の緻密な解釈と建築的なバランス 感覚により各曲の構造が明瞭に描き出され、作曲家の幅広い表現の弧をたどることができます。ワンは1744年ミケーレ・アンジェロ・ベルゴン ツィ製作の名器を使用。豊かな響きの中で両者の確かな技術と音楽的な結びつきが堪能できる充実の録音です。

オクタヴィア
OVCC-00177(1CD)
2026年5月20日発売
トロンボーン六重奏による「ドラゴンクエストVI」
作曲:すぎやまこういち
トロンボーン六重奏編曲:小田桐寛之
1序曲のマーチ
2王宮にて
3木洩れ日の中で〜ハッピーハミング〜
ぬくもりの里に〜フォークダンス〜木洩れ日の中で
4さすらいのテーマ〜静寂に漂う〜もう一つの世界
5エーゲ海に船出して
6ペガサス〜精霊の冠
7勇気ある戦い〜敢然と立ち向かう
8哀しみのとき
9奇蹟のオカリナ〜神に祈りを〜奇蹟のオカリナ
10時の子守唄
バックボーン・ジャパンPlus
1st 小田桐寛之
2nd 青木昂
3rd 伊藤雄太
4th 池上亘
5th 井口有里
Bass 篠崎卓美

録音:2025年6月25-27日 東京・稲城iプラザ
大人気ゲーム音楽「ドラゴンクエスト」のトロンボーン六重奏 版は、2024年に発売したIV・VのCD・楽譜が好評を博し、こ の度ドラゴンクエストVIが発売となります。 Bachのトロンボーンを愛用する「バックボーン・ジャパン」 の卓越した技術と息の合ったアンサンブルにより、楽曲の魅力 が引き出されています。「ドラゴンクエスト」のファンはもち ろん、ゲームをプレイしていなくとも楽しんでいただけるCD です。(オクタヴィア)

ORFEO
C-240131(1CD)
幼き日の響き - バッハ、ボッケリーニ、ジェミニアーニ、ヴィヴァルディ
ボッケリーニ:チェロと通奏低音のためのソナタ ハ長調 G.6
バッハ:Adagio-ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ短調 BWV1024より
ジェミニアーニ(1687-1762):チェロと通奏低音のためのソナタ ハ長調 Op.5No.3
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ 第3番ト短調 BWV1029
ボッケリーニ:チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調 G.4
ヴィヴァルディ:チェロと通奏低音のためのソナタ イ短調 RV43(Fanna XIV/3)
バッハ:協奏曲 ニ短調 BWV974- 第2楽章 Adagio (原曲:A. マルチェッロのオーボエ協奏曲)(Vcと通奏低音編)
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc)
使用楽器:Matteo Goffriller, Venice1727
弓:Francois Xavier Tourte, Paris ca.1810
イリーナ・ザハレンコヴァ(Cemb)
使用楽器:Johann Christoph Neupert, Blanchet-Model,
Bamberg1990
アンデルソン・フィオレッリ(Vc:通奏低音)
使用楽器:Gaetano Rossi, Milan1845
弓:Dominique Peccatte, Paris ca.1845

録音:2025年4月17、18、21日バイエルン放送 第2スタジオ
ダニエル・ミュラー=ショットが特別な思いと共に奏でるバロック音楽集。ここで使われているチェンバロは彼の母が愛用し、幼少期からその響きに慣れ親しんで きた楽器なのです。「母のチェンバロの響きは子供時代の記憶を呼び覚まします。この楽器と共に奏でる音楽は、騒がしい現代において安らかな場所へと戻 る『心の帰郷』なのです」と彼は語ります。アルバムでは楽器の主役がヴィオラ・ダ・ガンバからチェロへと移り変わる歴史も映し出します。本来はガンバ用ながら チェロの重要演目となっているバッハの精緻なソナタ、歌心あふれるマルチェッロのアダージョ、近年ピゼンデルの作品であるとされるバッハのハ短調ソナタ、高低 の音域を鮮やかに対話させるヴィヴァルディ、高度な技巧と情熱的な表現が要求されるジェミニアーニ、そして後のベートーヴェンにも影響を与えたボッケリーニ の優雅な名作まで、各時代の様式と表現が凝縮された内容となっています。

Capriccio
C-5559(1CD)
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):ヴィオッティの主題による変奏曲とフーガ(1873)
弦楽四重奏曲 第2番ホ長調(1879-83)
Humoristisches Quartett ?Ganz wie es Euch gefallt”ユーモラスな四重奏曲「お気に召すまま」(1887頃)
メッコーレSQ

録音:2025年1月27日-2月1日
ワルシャワ、ポーランド放送
19世紀後半のポーランド音楽界を牽引したジグムント・ノスコフスキ。モニューシュコに学び、シマノフスキらを育てた 名教育者としても知られる彼は、ベルリン留学で培った厳格な対位法と、母国の民俗的要素を融合させた独自の 語法を確立しました。代表作の交響詩『大草原』で名を馳せましたが、近年は交響曲や室内楽の再評価が急速 に進んでいます。 このアルバムには、彼の室内楽の先駆けとなった「ヴィオッティの主題による変奏曲とフーガ」、大胆な転調とベートー ヴェン的な深みを併せ持つ弦楽四重奏曲第2番、「かわいいオーガスティン」などの親しみやすい旋律が次々と現れ るユーモラスな四重奏曲「お気に召すまま」の3曲を収録。伝統的な様式を重んじながら、ポーランド独自の情感と 巧みな技法が織り込まれています。メッコーレSQは2007年結成。ウィグモア国際コンクール第2位をは じめ数々の受賞歴を誇り、2023年に発売されたペンデレツキ作品集は国際的な高評を博しました。いま最も勢い のある彼らによる、精緻な演奏をお楽しみください。

Chandos
CHAN-20363(1CD)
ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):弦楽四重奏曲集 第6集 アルカディア・クァルテット【アナ・テレク(Vn1)、ラズヴァン・ドゥミトル(Vn2)、トライアン・ボアラ(Va)、ジョルト・テレク(Vc)】

録音:2025年4月3-5日
イギリス、サフォーク、ポットン・ホール
ルーマニアの精鋭、アルカディア・クァルテットによるヴァインベルクの弦楽四重奏曲全曲録音プロジェクトが、この第6巻で完結 します。2014年の大阪国際室内楽コンクール優勝を契機に世界へ羽ばたいた彼らは、美しく深みのある旋律と完璧な構 造を持つヴァインベルク作品に取り組むことを使命のように感じてきたと言います。この最終巻には、親友ショスタコーヴィチと競 うかのように短期間で書き上げられた第10番、十二音技法やバルトーク風の語法を導入し、表現の拡張を試みた第12 番、そして自作の引用を織り交ぜ、晩年特有の凝縮された語法と静謐な緊張感の中、明るい結末に向かう第17番が収め られています。アルバムの最後を飾るのは、1942年に書かれた初期の2つの小品。瑞々しい感性が光る「アリア」と「カプリッ チョ」は、後に広大な四重奏の世界を築き上げる作曲家の、原点ともいえる瑞々しい魅力を放っています。

SOMM
SOMMCD-0723(1CD)
チャールズ・ウッド(1866-1926):弦楽四重奏曲第4番変ホ長調「Harrogate ハロゲート」
アイルランド民謡の旋律による変奏曲
弦楽四重奏曲第2番変ホ長調「Highgate ハイゲート」
ロンドン・チェンバー・アンサンブル【マデリーン・ミッチェル(Vn)、ゴードン・マッケイ(Vn)、ブリジット・キャリー(Va)、ジョゼフ・スプーナー(Vc)】

録音:2025年8月30日、9月25日ロンドン、ケンティッシュ・タウン、St Silas Church
※全て世界初録音
アイルランド出身の作曲家チャールズ・ウッドの没後100周年を記念した、全て世界初録音となる弦楽作品 集です。王立音楽大学の第1期生としてスタンフォードらに学び、後にヴォーン・ウィリアムズらを育てた偉大な 教育者としての顔も持つウッドは、自身も優れたヴィオラ奏者であり、早くから室内楽に才能を発揮しました。 このアルバムには、作曲家としての個性が際立ち始めた第2番、アイルランド民謡の旋律やダンスのリズムを大 胆に取り入れた第4番、そしてアイルランドの古い民俗音楽と歌の旋律による情緒豊かな変奏曲を収録。マ デリーン・ミッチェル率いるロンドン・チェンバー・アンサンブルによる共感に満ちた演奏です。

ARCANA
A-591(2CD)
伝ベートーヴェン:6つの弦楽四重奏曲 Anh.2
作者不詳(伝ベートーヴェン〔1770-1827〕):6つの弦楽四重奏曲 Anh.2
 (ベルリン国立図書館所蔵メンデルスゾーン・アルヒーフの手稿譜
  Mus. ms.15439/15)
【CD1】
弦楽四重奏曲 ハ長調 Anh.2-1
弦楽四重奏曲 ト長調 Anh.2-2
弦楽四重奏曲 変ホ長調 Anh.2-3
【CD2】
弦楽四重奏曲 ヘ短調 Anh.2-4
弦楽四重奏曲 ニ長調 Anh.2-5
弦楽四重奏曲 変ロ長調 Anh.2-6
アッラ・マニエーラ・イタリアーナ四重奏団(古楽器使用)
【ジャコモ・コレッティ(Vn/トリノのニコラ・ジョルジス1710年製作のオリジナル楽器)
ステファノ・ラッカーニ(Vn/トリノのジュゼッペ・カテナリ1730年頃製作のオリジナル楽器)
アレッシア・メニン(ヴィオラ/ペーザロのアントニオ・マリアーニ1690年頃製作のオリジナル楽器)
アンナ・カンポリーニ(Vc/パノルモ一族1820年頃製作のオリジナル楽器)】

録音:2025年2月24日-3月1日モンダイノ(イタリア中東部エミリア・ロマーニャ州ラヴェンナ県)、ラルボレート・ディモラ劇場
※全て世界初録音
20世紀後半には真偽未確定ながらベートーヴェンの作品表に記載されるようになったものの、実演でとりあげられる機会に恵まれず殆ど注 目されてこなかった6曲セットの弦楽四重奏曲が全曲世界初録音。これらはハイドンとの縁で知られるウィーンのアルタリア楽譜出版社が未 刊行の手稿譜として長く死蔵していたもので、1901年ベルリン王立図書館(現在の国立図書館)が競売で落札。別人の手による「モーツァ ルト作」との書き込みがあったもののその妥当性は20世紀前半に論駁され、ボン時代の青年ベートーヴェンが作曲者である可能性が浮上 しました。この作者同定には反論も多く、実演機会もないまま一部の世界初演がジェノヴァで実現したのはようやく2010年のこと。研究者た ちは同時期ボン宮廷に仕えたロンベルク兄弟やベートーヴェンの弟カスパー、ウィーンの大御所人気作曲家ヴァンハルなども真の作曲者候補 に挙げていますが、結論は出ていません。変奏曲で終わる2楽章形式の第6曲以外はすべて3楽章形式(唯一短調の第4曲は序奏付 き)、ソナタ形式を伴う流麗な音作りは1790年代の弦楽四重奏曲ブームの中で生まれたと思われる見事な洗練に貫かれ、誰の作品にせ よ聴き応えある6曲であることだけは確かです。演奏は18〜19世紀製オリジナルの銘器を弾くイタリアの俊才古楽器奏者4人。メリハリある 溌剌とした音作りで作品本来の機微に迫り、注目すべきその音楽内容へ聴き手を深く誘ってくれます。

FUGA LIBERA
FUG-845(1CD)
九月の太陽 〜バンドネオンとガンバ合奏、アルゼンチン音楽を中心に〜
ナディア・ブーランジェ(1887-1979):前奏曲 (『オルガンのための3つの小品』〔1911〕より)
ピアソラ:プレパレンセ(1955)
ヒナステラ:ビダーラ (『12のラテンアメリカ風前奏曲』Op.12〔1944〕より)
リリ・ブーランジェ:九月の太陽(1911)
N. ブーランジェ:小さなカノン(『オルガンのための3つの小品』〔1911〕より)
ピアソラ:リオ・セナ(セーヌ川)(1955)
N. ブーランジェ: フランドル地方の民謡による小品(1917)
ピアソラ:さらば、パリ(1955)
バッハ:愛よりしてわが救い主は死にたまわんとす(『マタイ受難曲』BWV 244より)
ピアソラ:一方通行(1955)
バッハ:おお人よ、汝の大いなる罪を悲しめ BWV622(『オルガン小曲集』より)
ピアソラ:光と影(1955)
ヒナステラ:悲しみ(『12のラテンアメリカ風前奏曲』Op.12〔1944〕より)
カルロス・ガルデル(1890-1935):想いの届く日(1935)
ストラヴィンスキー:タンゴ CC 82(1940)
ピアソラ:バンド(1955)
N. ブーランジェ:即興(『オルガンのための3つの小品』〔1911〕より)
フォーレ:パヴァーヌ Op.50(1887)
ピアソラ:フラカナーパ(1963)
ピアソラ:オブリビオン(忘却)(1982)
ラシェロン(古楽器使用)【ランソワ・ジュベール=カイエ(ディスカント・ガンバ、指揮)
ジュリー・デサン(テノール・ガンバ)、オード=マリー・ピロ、サラ・ファン・アウデンホーフェ(バス・ガンバ)、ジャン=バティスト・アンリ(バンドネオン)】

録音:2025年3月 ノワルラック大修道院(フランス中部ベリー地
方)
ルネサンスからバロック期にかけて流行した後18世紀末にひとたび廃れた古楽器、ヴィオラ・ダ・ガンバ。高音から低音まで大小の楽器を集め て重奏するガンバ合奏の響きは、アコーディオンやバンドネオンなど近代以降に発達した蛇腹楽器と思わぬ相性をみせます。これら異なる時 代を彩った楽器同士を組み合わせ、バンドネオンを使うタンゴの世界に新境地を拓いたアストル・ピアソラの音楽に、彼に刺激を与えた重要 な先達たちの作品を交えたアルバムが登場。ガンバ合奏はこの楽器の伝説的名手マラン・マレの作品全集をRicercarで制作したことでも 知られる実力派集団ラシェロン。多くの名盤を刻んできたこのアンサンブルが、多面的な活躍で知られるフランスのバンドネオン奏者ジャン= バティスト・アンリと共に繰り広げる繊細にして闊達な演奏は、タンゴというジャンルにおける新しい演奏形態の模索に終わらない、ピアソラの 師ナディア・ブーランジェやその妹リリによるフランス近代音楽の系譜をも強く意識させる奥深さに満ちています。平均律が一般化する前の純 正な和音を前提とした音楽に親しんでいるグループであるためか、近代音楽の複雑な和声から彼らが読み解く響きの妙はきわめて新鮮で、 ガルデルやヒナステラなど、ピアソラ以前のアルゼンチンを代表する作曲家たちの作品とも親和性は絶妙。プログラムの妙と編成の特色が互い を引き立て合う充実した音世界をどうぞ。


Orchid Classics
ORC-100427(1CD)
モーツァルト&ジェイコブ:クラリネット五重奏曲
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K581
ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):クラリネット五重奏曲
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 変ロ長調 K516c(断片、未完)アレグロ
 (ダンカン・ドルースによる補筆完成版)
リチャード・ホスフォード(クラリネット、バセット・クラリネット)
ザ・ゴーディエ・アンサンブル
モーツァルトとジェイコブのクラリネット五重奏曲は1世紀以上もの時を経ていますが、明らかな共鳴が見られます。モー ツァルトは友人でもあったクラリネットの名手アントン・シュタドラーに五重奏曲を捧げましたが、ジェイコブもまた、イギリス のクラリネット奏者フレデリック・サーストンからインスピレーションを得ています。CDの最後にはダンカン・ドルースによる、 モーツァルトの未完(断片)となっているクラリネット五重奏曲 変ロ長調のアレグロの補筆版を収録。クラリネットのレパート リーにおける代表作となり得たであろう作品の姿を、聴く者に垣間見せてくれます。 ジェイコブは、エルガーらの音楽的遺産を受け継いだ英国出身の作曲家。ヴォーン=ウィリアムズらに師事。簡潔な形式で、 イギリス民謡の影響もみられる作品を残しています。未完のクラリネット五重奏曲を補完したダンカン・ドルースは、モーツァ ルトのレクイエムの補完も手掛けるなどした音楽家です。 リチャード・ホスフォードは、LPOの首席奏者を経て、1994年よりBBC響の首席奏者を務めています。英国王立音楽 院の教授を25年にわたり務めているなど、英国を代表するクラリネット奏者の一人です。(FA)

フォンテック
FOCD-9934(1CD)
税込定価
2026年5月13日発売
第9回仙台国際音楽コンクール ヴァイオリン部門最高位〜ムン・ボハ
ダラピッコラ:タルティニアーナ 第2番
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番ト長調 op.13
シューベルト:幻想曲 ハ長調 D934
ヴィエニャフスキ:「ファウスト」の主題による幻想曲 op.20
ムン・ボハ(Vn)、チェルシー・ワン(P)

録音:2025年12月2・3日日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)コンサートホール
仙台国際音楽コンクールは、仙台市が2001年に創設し、3 年毎に行うコンクールです。協奏曲を課 題曲の中心に据えるという特色を持ち、公正で信頼性の高い運営と市民の温かいホスピタリティに支え られたコンクールとの評価を得ており、2005 年から国際音楽コンクール世界連盟に加盟しています。 第9回コンクールは2025年5月24日から 6月29日にかけて開催されました。ヴァイオリン・ピ アノ両部門合わせて638名の申込者の中から、予備審査を通過した 69名の才能溢れる若き音楽家た ちが世界各地から仙台に集結し、熱演を繰り広げました。(フォンテック)
第9回仙台国際音楽コンクールで最高位に輝いたヴァイオリニストのムン・ボハは韓国出身、アメリカ の名門カーティス音楽院で名手カヴァフィアンに師事する期待の新星だ。澄んだ美音と確かな音程から 生み出される美しい響き、卓越したテクニックによる洗練された表現、衒いやあざとさのない自然な音 楽の流れといった彼女の美質は、副賞として録音された当アルバムの演奏にはっきりと現れています。今 の彼女の魅力をたっぷり味わえる一枚です。 寺西基之(ライナーノーツより)

ALPHA
ALPHA-1218(2CD)
アルゼンチンの肖像 〜ヒナステラ、ピアソラ 他
【CD1】
ヒナステラ:
1-4. 弦楽四重奏曲 第1番Op.20
5-8. ギター・ソナタ Op.47
グスタボ・“クチ”・レギサモン(1917-2000)/フェルナンド・フィスベイン(1977-)編曲:
9. Zamba De La Viuda (未亡人のサンバ) - 弦楽四重奏のための
10. Chacarera Del Zorrito (小ぎつねのチャカレラ) - 弦楽四重奏のための
フィスベイン:
11. Gardel Picado (ガルデルの断片) - 弦楽四重奏、ギター、ミックス・サウンドのための
アストル・ピアソラ:
12. タンゴのための4人 - 弦楽四重奏のための
【CD2】
セバスティアン・ピアナ(1903-1994)/ジャン=バティスト・アンリ編曲:
1. Milonga Triste (悲しきミロンガ) - 弦楽四重奏とバンドネオンのための
ガブリエル・シヴァク(1979-):
2-4. Ajenas Vacas Arreando (他人の牛を追いながら) レダ・バジャダレスへのオマージュ - 弦楽四重奏のための
フアン・カルロス・コビアン(1896-1953)/シヴァク編曲:
5. La Casita De Mis Viejos (わが両親の家) - 弦楽四重奏とバンドネオンのための
リカルド・ビルカ(1954-2007)/シヴァク編曲:
6. A Ricardo Vilca (リカルド・ビルカの肖像) - ヴィオラとバンドネオンのための
アルフレド・ゴビ(1912-1965)/シヴァク編曲:
7. A Orlando Goni (オルランド・ゴニに捧ぐ) - ヴァイオリン、チェロとバンドネオンのための
アニバル・トロイロ(1914-1975)/ロドルフォ・メデーロス(1940-)&アンリ編曲:
8. La Ultima Curda (最後の酔い) - バンドネオンのための
フアン・バウティスタ・ドミンゴ・レッサーノ(1895-1979)/ギヨーム・ベッカー&アンリ編曲:
9. Duelo Criollo (クリオージョの決闘)- ヴィオラとバンドネオンのための
コビアン/シヴァク編曲:
10. Nieblas Del Riachuelo (リアチュエロの霧) - ヴァイオリン、チェロとバンドネオンのための
アタウアルパ・ユパンキ/アンリ編曲:
11. La Pobrecita (貧しい女) - 弦楽四重奏とバンドネオンのための
フリオ・デ・カロ(1899-1980)/シヴァク編曲:
12. Boedo (ボエド) - 弦楽四重奏とバンドネオンのための
ピアソラ:
13. Loving (愛) - 弦楽四重奏とバンドネオンのための
ヴォーチェ四重奏団
セシル・ローバン(VnI…CD1、CD2/2-5、7、10、12、13/ヴァイオリンII…CD2/1、11)
サラ・ダヤン(VnI…CD2/1、11/ ヴァイオリンII…CD1/12、CD2/5、12、13)
コンスタンス・ロンザッティ(VnII…CD1/1-11、CD2/2-4)
ギヨーム・ベッカー(Va)
リディア・シェリー(Vc)
パブロ・マルケス(G)…CD1/5-8、11
ジャン=バティスト・アンリ(バンドネオン)…CD2/1、5-13

録音:2024年2月、10月、2025年2月フランス、ポワチエ・テアトル・オーディトリアム(TAP)
フランスのヴォーチェ四重奏団が、アルゼンチンへの演奏旅行で魅了された現地の音楽を独自の視点で探求した2枚組アルバム。クラシック などの芸術音楽と大衆音楽が境界を越え、豊かに交わる様を描き出しています。アルゼンチンを代表するギタリストのパブロ・マルケスと、フラ ンスの独創的なバンドネオン奏者のジャン=バティスト・アンリという、アルゼンチン音楽に不可欠な2つの楽器をゲストに迎えて生まれる響き は実に多彩。ピアソラの革新的なタンゴや、パンパのガウチョ(草原地帯の牛飼い)の歌や伝統的なリズムを取り入れたアルベルト・ヒナステラ の弦楽四重奏曲とギター・ソナタのほか、3名の作曲家(フェルナンド・フィスベイン、ガブリエル・シヴァク、ジャン=バティスト・アンリ)による新た な編曲や委嘱作品も収められており、タンゴだけでなく、サンバ、チャカレラ、クエッカ、バグアラといった多様な民俗音楽の響きも堪能できま す。弦楽四重奏、ギター、バンドネオンが織りなす、色鮮やかなアルゼンチン音楽の旅をお楽しみください。

MClassics
MYCL-00074(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

共鳴―Kyomei
プロコフィエフ (P.ブラウン編):組曲「ロメオとジュリエット」より 序奏/騎士たちの踊り
ヴィヴァルディ(F.フェラーリ編):2つのチェロのための協奏曲 ト短調 RV531<2本のトロンボーン版>
��嶋圭子(1962-):トロンボーンとピアノのためのソナタ「風花賛礼」
ボンド(1936-2025):バラード・イン・ブルー
真島俊夫(1949-2016):スピニング・スパイラル ・デュオ  第1楽章 Allegro
神田めぐみ(1975-):嘆き鳩〜Mourning Dove
福田洋介(1975-):さくらのうた
菅野よう子(1963-)/��嶋圭子編)):花は咲く
玉木優(Tb).
コリン・ウィリアムズ(Tb)
秋元孝介(P).

録音:2025年10月31日、12月2日神奈川県、相模湖交流センター ラックスマンホール
世界を舞台に活躍するソロ・トロンボーン奏者、玉木優と、ニュー ヨーク・フィルハーモニックの副首席奏者コリン・ウィリアムズのデュオ・ アルバムの登場です。質の高いサウンドと卓越した技術。音楽性豊 かな演奏。そして圧倒的なパワー。これぞ世界のトップ・トロンボーン 奏者たちの妙技です。またデュオのみでなくソロ作品も収録。世界 のトロンボーン奏者からも人気のある��嶋圭子のソナタや、トロン ボーン奏者でもある神田めぐみの美しい作品など、日本人の作品 も多数収められました。さらに、ピアノも葵トリオで活躍し、要注目の 秋元孝介です。世界で共鳴しあうトロンボーンの響きと美しい音 楽。ぜひお聴き下さい。

Linn
CKD-781(1CD)
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲 第1番ハ短調 「詩曲」 Op.8
ジョイ・リスニー(1993-):ペトリコール  ※世界初録音
コルンゴルト:ピアノ三重奏曲 ニ長調 Op.1
ミスラス三重奏団【イオネル・マンチュー(Vn)、レオ・ポプルウェル(Vc)、ドミニク・デガヴィノー(P)】

録音:2025年2月17-19日 英国、サリー、メニューイン・ホール
2017年に結成されたミスラス三重奏団。2019年にトロンヘイム国際室内楽コンクールで優勝し、2021年から2023年のBBCラジオ3の ニュー・ジェネレーション・アーティストにも選出され、今最も目が離せない若手ピアノ・トリオの1つと言われる彼らの第2弾は、作曲家のキャリ ア初期に書かれたピアノ三重奏曲です。 ショスタコーヴィチが弱冠16歳で作曲した第1番は、のちの特徴となるグロテスクな作風の萌芽を感 じさせつつも、療養中に出会った女性への恋心が色濃く反映された美しくロマンティックな単一楽章の作品。 また、モーツァルト以来の神童と 称されたコルンゴルトがわずか12歳で書き上げた作品は、マーラーやR.シュトラウス、プッチーニの影響を受けながらも、すでに独自の個性と 驚異的な成熟ぶりを示しています。さらに英国のチェリスト、作曲家であるジョイ・リスニーに彼らが委嘱した新作「ペトリコール」も収録。「乾い た土に雨が降る時に立ち上る懐かしい匂い」を意味し、水との根源的な繋がりを探求したこの作品が、アルバム・タイトルである「若さの泉」 のインスピレーション源となりました。若き天才たちが放つ瑞々しいエネルギーを、才能豊かなトリオが鮮やかな演奏で描き出します。

CPO
CPO-555762(1CD)
フリードリヒ・ゲルンスハイム:弦楽四重奏曲集 第3集
フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):弦楽四重奏曲第4番ホ短調 Op. 66
弦楽五重奏曲 ニ長調 Op.9*
ディオジェネスQ【シュテファン・キルパル(Vn)、グンドゥラ・キルパル(Vn)、アルバ・ゴンサレス・イ・ベセラ(Va)、スティーヴン・リスタウ(Vc)】*

録音:2023年5月31日-6月1日*、2023年10月24-25日
フリードリヒ・ゲルンスハイムは、ブラームスと親交を結び、19世紀後半からドイツ音楽界の要職を歴任した作曲家 です。ユダヤ系の家庭に生まれ、モシェレスらに師事。パリ留学を経てサン=サーンスらと交流し、後にベルリン芸術 アカデミーの要職も務めました。1900年作曲の弦楽四重奏曲第4番は心地よく洗練されたメロディと高揚感をも たらすドラマティックな展開が絶妙にバランスのとれた作品。弦楽五重奏曲第1番は、主題旋律のシンコペーション 等にブラームスの弦楽六重奏からの直接的な影響が見られるのに加え、ロッシーニを思わせる歌謡的な美しい旋 律美も魅力です。1998年にミュンヘンで結成されたディオジェネス四重奏団は、古典から現代まで幅広く手が け、とりわけシューベルト作品で高く評価されており、近年はゲルンスハイムの全集録音に注力しています。クィグル は元ロンドン・フィル首席ヴィオラ奏者。カザルス・カルテットの元メンバーで、現在はケルン音楽舞踊大学教授を務 める名手です。
CPO
CPO-555816(5CD)
ハンス・プフィッツナー:室内楽作品集
【CD1】
1-4. 弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.13(1902)
5-8. 弦楽四重奏曲 ハ短調 Op.50(1942)
【CD2】
1-4. 弦楽四重奏曲 ニ短調(1886)
5-8. 弦楽四重奏曲 嬰ハ短調 Op.36(1925)
【CD3】
1-4. ピアノ三重奏曲 ヘ長調 Op.8(1896)
5-7. ピアノ三重奏曲 変ロ長調(1886)
【CD4】
1-3. ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.28(1918)
4-8.5つのピアノ小品 Op.47(1940-41)
9-14. ピアノのための6つの練習曲 Op.51(1942)
【CD5】
1-4. ピアノ五重奏曲 ハ長調 Op.23(1908)
5-9. ピアノ六重奏曲 ト短調 Op.55(1946)
シューベルトQ…CD1、2
シューマン・トリオ…CD3
ウルフ・ヴァリン(Vn)…CD4
ローランド・ペンティネン(P)…CD4
ウルフ・ヘルシャー・アンサンブル…CD5

録音:1993-2004年
「最後のロマン派」とも称されるプフィッツナーの室内楽作品には、その特質が端的に表現されています。伝統的なロマン派の様式に根ざし、時に重厚でシン フォニックな響きを帯びつつも、その語法には19世紀末から2つの世界大戦に至る時代を反映した独創性があります。複雑な対位法と和声によって評価さ れているピアノ五重奏曲をはじめ、プフィッツナーの重厚深遠な室内楽の数々を、その作風の変遷と共にお楽しみください。

H.M.F
HMM-902787(1CD)
ヴィオラ・アッパッシオナート
レオン・オノレ(1859-1930):コンサート用小品 作品23
フォーレ:5月 op.1-2(原曲:歌曲)*
 蝶と花 作品1-1(原曲:歌曲)*
ビュッセル(1872-1973):アッパッシオナート 嬰ハ短調 作品34
フォーレ:揺りかご 作品23-1(原曲:歌曲)*
 月の光 作品46-2(原曲:歌曲)*
エネスコ:コンチェルトシュテュック
フォーレ:夢のあとに 作品7-2(原曲:歌曲)*
 ネル 作品18-1(原曲:歌曲)*
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8*

*=ヴィオラとピアノ版/編曲:ティモシー・リダウト
ティモシー・リダウト(Va)
ジョナサン・ウェア(P)

録音:2025年5月、ユーディ・メニューイン音楽院
英国が生んだ若きヴィオラの申し子、ティモシー・リダウト(1995年生まれ)が、フランクのヴァイオリン・ソナタを中心に、19世紀末から20 世紀初頭にかけてのパリに存在した、きわめて緊密につながった音楽家の世界を描くアルバムをリリースします。フランクのソナタにつ いてリダウトは、ヴァイオリン的であり、チェロ的でもある響きの世界の中に、ヴィオラならではの独自の声が存在するとして、ヴィオラに理 想的に合う作品だといいます。このほか、3つのオリジナル作品と、フォーレの歌曲のセレクションを収録しています。 1886年、フランクはイザイの結婚祝いとしてヴァイオリン・ソナタを書きました。そのイザイは後に、自身の無伴奏ソナタ第3番をエネスコに 献呈しています。そして1906年、エネスコは当時のパリ音楽院の院長であったフォーレからの委嘱により、パリ音楽院の試験のために「コ ンチェルトシュテュック」を作曲。オノレの「コンサート用小品」も同じ試験のために作曲されたものです(1904年)。フランクにオルガンを師 事していたビュッセルは、フォーレが院長を務めていた時代に、パリ音楽院のために「アッパッシオナート」(1910年)を作曲しています。(FA)

Chandos
CHAN-20364(1CD)
ブラームス&コンテンポラリーズ 第3集
ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):ピアノ四重奏曲 ニ短調 Op.25(1908)
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25(1861)
ペヤチェヴィチ:即興曲 変イ長調 Op.9b(1903)
カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ
エレーナ・ユリオステ(Vn)
ロザリンド・ヴェントゥリス(Va)
ラウラ・ファン・デル・ハイデン(Vc)
トム・ポスター(P)

録音:2025年3月25-27日
トム・ポスターとエレーナ・ユリオステによって2017年に結成されたカレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴによ る「ブラームス&コンテンポラリーズ」シリーズの完結編。本作では、クロアチアの作曲家ペヤチェヴィチの作品が 取り上げられています。ブラームスとは50歳以上の年齢差があるペヤチェヴィチですが、彼女の初期作品に は、ロマン派の系譜に連なる情熱と優しさが色濃く息づいています。彼女のピアノ四重奏曲に宿る高揚感に 魅了されたアンサンブルは、彼らが学生時代から親しんできたブラームスのピアノ四重奏曲第1番とのカップリ ングが理想的だと考えました。モダニズムに席巻される前の伝統的な美意識が、時代を超えて響き合う―― そんな魅力に満ちたアルバムです。

Pentatone
PTC-5187604(3CD)
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集
[CD1]
弦楽四重奏曲 第12番変ホ長調 Op.127
弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調 Op.131
[CD2]
弦楽四重奏曲 第15番イ短調 Op.132
弦楽四重奏曲 第16番ヘ長調 Op.135
[CD3]
弦楽四重奏曲 第13番変ロ長調 Op.130(大フーガ付き)
弦楽四重奏曲 第13番変ロ長調 Op.130第6楽章(差し替えられたフィナーレ楽章)
ディオティマSQ【ユン・ペン・ジャオ(Vn1)、レオ・マリリエ(Vn2)、フランク・シュヴァリエ(Va)、アレクシ・デシャルム(Vc)】

録音:2024年7月11-16日、12月17-20日 フランス、ヴィルファヴァール農場
ラッヘンマンやブーレーズといった現代物を生業としリリースしてきたディオティマSQがなんとベートーヴェンを録音!いきなり 後期作品でまとめた3枚組で驚かされますが、人間のあらゆる感情と厳粛な威厳を注ぎ込み、さまざまな形式、和声、対位法、フーガや変 奏曲を駆使し、弦楽器4つの組み合わせ方をとことん追求したこれらの作品群が、音楽史上に変革をもたらした究極の実験作であること を考えればさもありなんのリリースです。そしてとにかく、研ぎ澄まされた譜読みと精緻で完璧なアンサンブルはもちろんのこと、嬉しくなる ほど情熱的な演奏! ベートーヴェンの書いた音符が面白くてたまらないといった具合にのめりこむように弾きまくっていて、強烈な漸強弱 が心を揺さぶり、聴く側も音楽の奥深くに没入されられます。 第13番は初演時のように終楽章を「大フーガ」としてまず収録し、差し替えられたロンドのフィナーレを付録トラックとして収録。この「大 フーガ」がまた凄まじい演奏なのですが、他の楽章も素晴らしく充実していて、全曲を一気に聴くことの意義がはっきりと感じられます。他 も1曲1曲すべてが新鮮な驚きと感動に満ちており、小型作品と思っていた第16番のまさかの深遠ぶりにも驚嘆。20世紀作品を演奏し続 けてきたディオティマSQだからこその本気のベートーヴェン。ぜひ心してお聴きください。

Pentatone
PTC-5187521(1CD)
THE DEEP HAS ALWAYS KNOWN ME その深淵はいかなる時も私を知っていた
ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978):パストレラ
カール・ライネッケ(1824-1910):フルート・ソナタ ホ短調「ウンディーネ」Op.167
リリ・ブーランジェ:夜想曲
フローレンス・プライス(1887-1953):5つの歌曲 [白い薔薇 /月の橋 / 夜 / 暗き処女への歌 / 旅の終わり]
シューベルト:「しぼめる花」による序奏、主題と変奏曲 D.802
ブランドン・パトリック・ジ ョージ(Fl)
ブライアン・ワゴーン(P)

録音:2022年11月 モンタナ州フィッシュテイル、ティペット・ライズ・アートセンター 
2024年グラミー賞受賞の管楽五重奏団「イマニ・ウィンズ」のメンバーとしても活躍するアメリカのフルート奏者、ブランドン・パトリック・ ジョージによるアルバム。神話に登場するウンディーネにインスピレーションを得て、愛、喪失、慰めをテーマとし、深みからの出現、愛の体 験、そして人間の姿への変容というウンディーネの物語を独自のプログラムで辿っています。「ウンディーネ」の表題を持つライネッケのソ ナタと、文学的抒情性をたたえたシューベルトの「しぼめる花」変奏曲がアルバムの骨格となり、女性作曲家リリ・ブーランジェやフローレ ンス・プライス、アフリカ系アメリカ人の作曲家ウィリアム・グラント・スティルの作品が豊かな色彩を加えます。(FA)

Hanssler
HC-25018(5CD)
ルイ・フェルディナント・フォン・プロイセン(1722-1806):作品全集

■CD1
ラルゲット ト長調 Op.11
大三重奏曲 変ホ長調 Op.10
ノットゥルノ ヘ長調 Op.8
■CD2
(1)ピアノと管弦楽のためのロンド 変ロ長調 Op.9
(2)八重奏曲 ヘ長調 Op.12
(3)ピアノと管弦楽のためのロンド 変ホ長調 Op.13
■CD3
ピアノ三重奏曲 変イ長調 Op.2
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.3
[CD4]70:30
ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.5
ピアノ四重奏曲 ヘ短調 Op.6
■CD5
(1)ピアノ五重奏曲 ハ短調 Op.1
(2)フーガ ト短調 Op.7
(3)アンダンテ 変ロ長調 Op.4
■CD1
ホルスト・ゲーベル(P)、ゲーベル三重奏団、ベルリンRSOのメンバー/録音:1981年
■CD2
(1)浮ヶ谷孝夫(指)フィルハーモニア・ポモルスカ、ホルスト・ゲーベル(P)/録音:1990年
(2)BPOオーケストラ・アカデミーのメンバー、ホルスト・ゲーベル(P)/録音:1990年
(3)浮ヶ谷孝夫(指)フィルハーモニア・ポモルスカ、ホルスト・ゲーベル(P)/録音:1990年
■CD3
ホルスト・ゲーベル(P)、ゲーベル三重奏団/録音:1885年
■CD4
ホルスト・ゲーベル(P)、ハノーヴァー・ヨアヒム四重奏団/録音:1981年
■CD5
(1)ホルスト・ゲーベル(P)、ワルシャワ・カメラータ四重奏団/録音:1992年
(2)ホルスト・ゲーベル(P)/録音:1990年
(3)ホルスト・ゲーベル(P)、ワルシャワ・カメラータ四重奏団/録音:1992年
知る人ぞ知るTHOROFONレーベルから出ていた貴重録音がHAENSSLERよりセット化されて再登場。ルイ・フェルディナン ト・フォン・プロイセンの作品全集です。 プロイセン王族であり軍人としても知られるルイ・フェルディナント・フォン・プロイセン(1772-1806)。彼は1806年に戦場で若くし て戦死したことで伝説的な人物となりましたが、一方で作曲家としても当時高い評価を受けており、ベートーヴェンがピアノ協 奏曲第3番を献呈した人物としても知られています。彼の作品は19世紀の間に徐々に忘れ去られましたが、1906年にR.シュト ラウスによってヘ短調の四重奏曲が演奏されたことをきっかけに再び注目を集めるようになりました。 現存する作品は出版された13曲に限られるものの、その作風は端正でありながら情感豊か。古典派からロマン派への移り変 わりを感じさせる音の運びに秘められた才能を感じます。(FA)
Hanssler
HC-25019(6CD)
ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー:室内楽作品集

■CD1
弦楽五重奏曲イ短調Op.82
ピアノ五重奏曲ハ長調Op.114
■CD2
弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.89
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.147
■CD3
ピアノ三重奏曲第3番変ロ長調Op.121
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.34
■CD4
(1)ピアノ三重奏曲イ長調Op.112
(2)弦楽四重奏のための主題と変奏Op.93
(3)九重奏曲変ホ長調Op.139
■CD5
(1)ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.38
(2)チェロ・ソナタハ長調Op.92
(3)ホルン・ソナタ変ホ長調Op.178
■CD6
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番変ホ長調Op.77
(2)ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのための六重奏曲ヘ長調Op.191b
■CD1
ホルスト・ゲーベル(P)、ソナーレSQ/録音:1989年
■CD2
カメラータSQ/録音:1991年
■CD3
ゲーベル三重奏団/録音:1991年
■CD4
(1)ゲーベル三重奏団
(2)ソナーレSQ
(3)ブロンクス・アーツ・アンサンブル/録音:1981年、1989年
■CD5
(1)ゾルタン・アルマジ(Vn)、サリー・クラーク(Va)、ダヴィド・コフレ(Vc)、ホルスト・ゲーベル(P)
(2)トーマス・ルーゲ(Vc)、ホルスト・ゲーベル(P)
(3)ベルンハルト・クルーク(Hrn)、ホルスト・ゲーベル(P)/録音:1989年、1991年
■CD6
(1)ハンス・マイレ(Vn)、ホルスト・ゲーベル(P)
(2)ホルスト・ゲーベル(P)、BPOオーケストラ・アカデミー/録音:1989年
THOROFONレーベルの音源がHAENSSLERよりセット化されて再登場。 ヨーゼフ・ラインベルガーの室内楽は古典的な形式の厳格さとロマン派の情感が調和しているのが特徴です。声部のバランス がよく取れ、かつ旋律の美しさが際立っており、対位法の巧みさと抒情的な表現を見事に結びついています。長い間その室内 楽はあまり注目されていませんでしたが、近年では再び演奏される機会が増え、高く評価されるようになっています。
Hanssler
HC-24060(5CD)
ホーエンシュタウフェン・フェスティバル20周年記念ボックス
■CD1
(1)モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465「不協和音」
(2)シェーンベルク:浄夜Op.4
(3)ダニエル・レーン(1979-):ヴァイオリン二重奏のためのモーツァルトのオペラ組曲
「フィガロの結婚」序曲/私は鳥刺し(魔笛)/すばやい足が、機敏な勇気が(魔笛)/恋を知る殿方は(魔笛)/窓辺においでよ(ドン・ジョヴァンニ)/恋人か女房が(魔笛)/サリエリの歓迎マーチ〜もう飛ぶまいぞこの蝶々(フィガロの結婚)/恋すりゃ誰でもうれしいよ(魔笛)

■CD2
(1)ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
(2)オスバルド・ゴリホフ(1960-):弦楽四重奏のためのテネブレ(第2版)
(3)ドビュッシー:ピアノ三重奏曲ト長調

■CD3
(1)ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調
(2)シューマン:ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調Op.80
(3)ハイドン:ピアノ三重奏曲ト長調Hob.XV:25
(4)ジャンゴ・ラインハルト(1910-1953):マイナー・スウィング

■CD4
(1)イェルク・ヴィトマン(1973-):弦楽六重奏のための「BPM180」
(2)オスバルド・ゴリホフ:マリエル(R.リリング、S.シュミット編)
(3)マーラー:ピアノ四重奏曲断章イ短調
(4)アレクサンドル・ヴェプリク(1899-1958):ピアノ三重奏のための3つの民族舞踊Op.13b
(5)レオニード・デシャトニコフ(1955-):声と弦楽四重奏のための5つのユダヤの歌よりI.Varshe
(6)オスカー・ピーターソン:自由への賛歌
(7)シュニトケ:ピアノ五重奏曲

■CD5
(1)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050
(2)バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043
(3)オスバルド・ゴリホフ:弦楽九重奏のための「ラスト・ラウンド」
(4)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV1048
■CD1
(1)ラヘル・リリング(Vn)、ガブリエル・アドルヤーン(Vn)、ガイ・ベン=ツィオーニ(Va)、ダヴィド・アドルヤーン(Vc)/録音:2008年10月17日
(2)ガブリエル・アドルヤーン(Vn)、ラヘル・リリング(Vn)、イザベル・カリシウス(Va)、ガイ・ベン=ツィオーニ(Va)、マルティン・メンキング(Vc)、ダヴィド・アドルヤーン(Vc)/録音:2008年10月19日
(3)ダニエル・レーン(Vn)、ガブリエル・アドルヤーン(Vn)/録音:2009年9月10日
■CD2
(1)イェルク・ヴィトマン(Cl)、ガブリエル・アドルヤーン(Vn)、レナ・ノイダウアー(Vn)、アミハイ・グロス(Va)、ダヴィド・アドルヤーン(Vc)/録音:2013年9月29日
(2)ラヘル・リリング(Vn)、アンナ・シュテッケル(Vn)、アミハイ・グロス(Va)、ダヴィド・アドルヤーン(Vc)/録音:2013年9月29日
(3)レナ・ノイダウアー(Vn)、ダヴィド・アドルヤーン(Vc)、パウル・リヴィニウス(P)/録音:2012年9月28日
■CD3
(1)ラヘル・リリング(Vn)、ズヴィ・プレッサー(Vc)、ギル・イェジン(P)/録音:2017年9月17日
(2)ノーラ・チャステイン(Vn)、ダヴィド・アドルヤーン(Vc)、ギル・イェジン(P)/録音:2017年9月17日
(3)ラヘル・リリング(Vn)、ダヴィド・アドルヤーン(Vc)、アニカ・トロイトラー(P)/録音:2023年9月29日
(4)ラヘル・リリング(Vn)、フロリアン・メンツェル(Tp)、ジョヴァンニ・ヴァイス(G)、ミニ・シュルツ(ベース)、エックハルト・シュトロマー(ドラムス)/録音:2023年9月30日]71:53
■CD4
(1)ガブリエル・アドルヤーン(Vn)、レナ・ノイダウアー(Vn)、ダニエル・レーン(Va)、フェリックス・ニッケル(Vc)、ダヴィド・アドルヤーン(Vc)、クリストファー・ジェプソン(Vc)/録音:2010年9月25日
(2)ラヘル・リリング(Vn)、ソーニャ=レナ・シュミット(Vc)/録音:2022年9月29日
(3)ラヘル・リリング(Vn)、ミリアム・マナシェロフ(Va)、ソーニャ=レナ・シュミット(Vc)、アンネ・フォン・トヴァルドフスキ(P)/録音:2022年9月29日
(4)ラヘル・リリング(Vn)、ソーニャ=レナ・シュミット(Vc)、アンネ・フォン・トヴァルドフスキ(P)/録音:2022年9月29日]
(5)アルマ・サデ(S)、ラヘル・リリング(Vn)、コルネリア・ガルテマン(Vn)、サラ・リリング(Va)、ソーニャ=レナ・シュミット(Vc)/録音:2022年10月1日
(6)デヴィッド・ガザロフ(P)、ミニ・シュルツ(ベース)、エックハルト・シュトロマー(ドラムス)/録音:2022年9月30日
(7)ガブリエル・アドルヤーン(Vn)、マルティン・フンダ(Vn)、サラ・リリング(Va)、ステファン・ハイネメイヤー(Vc)、ジャック・アモン(P)/録音:2018年9月16日
■CD5
(1)アンドラーシュ・アドルヤーン(Fl)、ラヘル・リリング(Vn独奏)、ベニ・アラキ(Cemb)、ガブリエル・アドルヤーン(Vn)、サラ・リリング(Va)、ダヴィド・アドルヤーン(Vc)、ドゥサン・コスティック(Cb)/録音:2024年9月15日
(2)ガブリエル・アドルヤーン(Vn独奏)、ラヘル・リリング(Vn独奏)、エミリー・ミュッケ(Vn)、ノラ・ファルカシュ(Vn)、クリスティーナ・メンツェル=ラビツケ(Va)、クリストファー・ジェプソン(Vc)、ドゥサン・コスティック(Cb)、ベニ・アラキ(Cemb)/録音:2024年9月15日
(3)ラヘル・リリング(Vn)、ガブリエル・アドルヤーン(Vn)、エミリー・ミュッケ(Vn)、ノラ・ファルカシュ(Vn)、クリスティーナ・メンツェル=ラビツケ(Va)、サラ・リリング(Va)、ハイケ・シュフ(Vc)、クリストファー・ジェプソン(Vc)、ドゥサン・コスティック(Cb)/録音:2024年9月15日
(4)ガブリエル・アドルヤーン(Vn)、エミリー・ミュッケ(Vn)、ノラ・ファルカシュ(Vn)、ラヘル・リリング(Va)、クリスティーナ・メンツェル=ラビツケ(Va)、サラ・リリング(Va)、ダヴィド・アドルヤーン(Vc)、クリストファー・ジェプソン(Vc)、ハイケ・シュフ(Vc)、ドゥサン・コスティック(Cb)、ベニ・アラキ(Cemb)/録音:2024年9月15日
「ホーエンシュタウフェン・フェスティバル」はヴァイオリニストのラヘル・リリングによって2006年に創設された室内楽音楽 祭。ドイツ・シュトゥットガルト近郊、ホーエンシュタウフェンの小さな町で、毎年秋に開催されています。スタート以来、芸術監 督を務め続けているラヘル・リリングは、2026年2月に世を去った著名なバッハ指揮者ヘルムート・リリングの娘であり、幼 いころから父の影響を大きく受けている音楽家です。演奏には同じくヘルムート・リリングの娘であるサラ・リリングも参加し ています。1枚目冒頭のモーツァルト「不協和音」からして、なんと自由で生き生きとした演奏! 音楽祭から発せられるアットホームかつ 質の高い特別な響きが、まさに鮮やかに刻み込まれた魅惑のセットです。収録曲はバッハからウィーン古典派、ドイツ・ロマ ン派の代表作、さらにはフランス印象派、そして近代の名作にいたるまで、あらゆる時代とジャンルを大きくまたぐ幅広い選 曲。さらにジャズナンバーや現代作品も収録されており、「伝統を守ること」そのものを目的とするのではなく、古い音楽・新 しい音楽、シリアスな音楽・軽やかな音楽といった枠にとらわれず、世界とその住人たちの響き・色彩を常に新たに発見しよ うとするホーエンシュタウフェン・フェスティバルの精神がここにも表れています。 音楽祭に多大な貢献をしてきたヘルムート・リリングは、「音楽は決して安易であってはならない」「音楽は人々を揺さぶり、 個人的に触れ、考えるきっかけを与えなければならない。ここに集められた作品がその役割を果たすことができるなら、そ れこそが音楽祭にとって最大のプレゼントとなるでしょう。」と語っています。(FA)


Spectrum Sound
CDSMBA-172(1CD)
アンドレ・レヴィ(Vc)/R.T.Fスタジオ録音集

(1)アントン・ライヒャ:2つのホルンとチェロのためのカノンとアレグロ・モルト
2つのホルンとチェロのためのトリオ「行進曲のテンポで」
(2)ジャン=バティスト・ブレヴァル:チェロ・ソナタ第5番ト長調作品12
(3)ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲ニ長調作品70-1「幽霊」
(4)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番イ長調作品69
(1)アンドレ・レヴィ(Vc)、アンドレ・フルニエ、ジョルジュ・デュラン(Hrn)
 録音:1963年11月22日、パリ、RTFスタジオ録音(モノラル)
(2)アンドレ・レヴィ(Vc)、オデット・ピゴー(P)
 録音:1956年5月5日、パリ、RTFスタジオ録音(モノラル)
(3 トリオ・ド・フランス[アンドレ・レヴィ(Vc)、ジャンヌ・ゴーティエ(Vn)、ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(P)]
 録音:1960年3月6日、パリ、RTFスタジオ録音(モノラル)
以上、INAライセンス、初出音源

(4)パブロ・カザルス(Vc)、アルフレッド・コルトー(P)
 録音:1958年7月10日、サン=ピエール教会でのライヴ(モノラル)
 INAライセンス、正規マスター初音源化
フランス・チェロ界の大家レヴィは1894年パリに生まれ、パリ音楽院管の首席チェロを20年間つとめ、なんと いってもコルトーとティボーと組んだトリオの活動で高名です。このアルバム、スタジオ・セッションだけあって抜 群の音質でシュタルケルのマーキュリー録音を思わせる、松脂飛び散る風情がございます。意外にも見逃しがち のライヒャのインパクトはすさまじく、まさに「幽玄の美」とはこのこと! と思わせる味わいの名作名演。(FA)
※このレーベルは、初発売後早期に廃盤となる可能性が高いです。お早めにご注文されることをおすすめいたします。

CLAVES
50-3134(1CD)
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集
マルティヌー:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第2番 H.371
オルランド・ディ・ラッソ:Novae aliquot22
サーリアホ:Aure
オルランド・ディ・ラッソ:Novae aliquot19
ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ M.73
オルランド・ディ・ラッソ:Novae aliquot24
ローランド・モーザー(1943-):ヴァイオリンとチェロのための3つの捧げもの
リゲティ:ヒルディング・ルーセンベリへのオマージュ
ヘレナ・ウィンケルマン(1974-):Rondo mit einem Januskopf
シニ・シモネン(Vn)
アレクサンドル・フォスター(Vc)

録音:2024年4月 オーストリア
フィンランドのヴァイオリニスト、シニ・シモネンと、カナダ(ケベック州)出身のチェリスト、アレクサンドル・フォスターによる、 400年以上にわたる音楽史を横断する二重奏作品集。マルティヌーによる素朴な「農民風の前菜」、サーリアホの哀感に満 ちた「口直し」、ラヴェルによるメイン・ディッシュ、ローランド・モーザーの多彩なチーズ・プレート、そしてヘレナ・ウィンケルマ ンのほろ苦いデザートと、一流のコース料理のごとくプログラムされた内容です。さらにオルランド・ディ・ラッソやリゲティに よる短い「耳慣らし」が各所に挿入され、新たな音の体験へと聴き手を導きます。古今の2声部書法の見本市のようなアルバ ム。(FA)

TYXart
TXA-26215(1CD)
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
[CD1]
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(ソナチネ) ニ長調 D384, Op.137-1
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(ソナチネ) イ短調 D385, Op.137-2
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(ソナチネ) ト短調 D408, Op.137-3
[CD2]
ヴァイオリン・ソナタ イ長調「グラン・デュオ」 D574, Op.posth.162
ヴァイオリンとピアノのためのロンド ロ短調 D895, Op.70「華麗なるロンド」
ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D934, Op.posth.159
インゴルフ ・トゥルバン(Vn)
サヴァリッシュ朋子(P)

録音:2023-2024年
インゴルフ ・トゥルバンはチェリビダッケ時代のミュンヘン・フィルでコンマスとして弾いていたヴァイオリニストで、以降はソリストとして長 く活躍を続けています。本アルバムはミュンヘンに渡りオピッツらに学んだ日本人ピアニスト、サヴァリッシュ朋子とのシューベルト作品 集。シューベルトの歌心を実に奥深く捉えています。(FA)

ALPHA
ALPHA-1220(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集Vol.2
ピアノ三重奏曲 第2番ト長調 Op.1-2
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO38
アレグレット 変ホ長調 H.48
アレグレット 変ロ長調 WoO39
変奏曲 変ホ長調 Op.44
ブッシュ三重奏団【マティウ・ファン・ベレン(Vn)、オリ・エプスタイン(Vc)、オムリ・エプスタイン(P)】

録音:2024年4月 ブリュッセル、フラジェ、スタジオ4
【ガット弦が描き出す多彩な響き 若きベートーヴェンの魅力に迫る全集第2弾】 2012年にロンドンで結成され、現在はアムステルダムを中心に活動するブッシュ三重奏団による「ベー トーヴェン:ピアノ三重奏曲全集」第2弾。初期のウィーン時代に書かれた傑作第2番を中心に、それ 以前にボンで書かれたとみられる作品なども収録。HIPではなく、20世紀初頭の伝統的な演奏への敬 意からガット弦を使用するというブッシュ三重奏団のアプローチは、若き日のベートーヴェンによる実験的 な試みや洗練された構造を客観的かつ鮮明に描き出しています。しかつめらしい「苦悩の作曲家」という 枠組みを抜け出し、音符から溢れ出るユーモアや人間愛、そして生きる喜びといった瑞々しい生命力 を、精緻なアンサンブルで現代に蘇らせた一枚です。

Laplace Records
LPDCD-120(2CD)
シネマ・ノスタルジアII -宿命-
【CD1】
1. 坂本龍一:戦場のメリークリスマス
2. 坂本龍一:シェルタリング・スカイ
3. 坂本龍一:Rain 〜「ラストエンペラー」より
4. 吉松隆::ヴィヨンの妻
5. 久石譲:風の谷のナウシカ
6. 久石譲:風の通り道 〜「となりのトトロ」より
7. 久石譲:あの夏へ 〜「千と千尋の神隠し」より
8. 大島ミチル:風笛 -あすかのテーマ-
9. 武満徹:ワルツ 〜「他人の顔」より
10. 吉松隆::「青い神話」より 小さな前奏曲
11. 尾崎豊:OH MY LITTLE GIRL
12. 松任谷由実:ひこうき雲
13. 武満徹:小さな空
14. 坂本龍一:星になった少年
15. ルイス・バカロフ:イル・ポスティーノ
【CD2】
1-8. 菅野光亮:映画「砂の器」より
 ピアノと管弦楽のための組曲「宿命」
El Cielo2020【桜井大士(Vn)、橋本專史(Vc)、金森 基(ベース)、高木 梢(P)】

長谷川智恵(Vn)...【CD1】9、【CD 2】1-8
野中友多佳(Vn)...【CD2】1-8
坂口昂平(Va) ...【CD2】1-8
小林世佳(Vc) ...【CD2】1-8
斎藤華香(Fl) ...【CD2】1-8

録音:2025年5月9日&10日 玉村町文化センター
ピアソラのスペシャリスト集団【El Cielo2020】による映画音楽ア ルバム第2弾『シネマ・ノスタルジアII-宿命-』。前作『憧憬』が海 外作品を旅したのに対し、本作は日本映画の記憶へとより深く潜り ます。 これまで一切編曲が許されなかった映画『砂の器』の名曲「宿命」 について、作品管理元による初の正式許諾を得て、50年の時を 超えて新バージョンの録音が実現。ピアノと管弦楽の原曲を、ピア ノ・弦楽器・フルートによる編成へ置き換え、悲しみの奔流と人間の 心に宿る激しさを、現代の響きで描き出しています。 さらに坂本龍一「戦場のメリークリスマス」、武満徹「他人の顔」「小 さな空」、吉松隆「ヴィヨンの妻」をはじめとする全16曲を2枚組で 収録。El Cielo2020ならではの緊迫感と、情熱に満ちた演奏に より、名曲たちが新たな生命とドラマをもって蘇ります。

オクタヴィア
OVCC-00185(1CD)
税込定価
2026年4月22日発売
金管アンサンブルによる「ドラゴンクエスト�V」そして伝説へ…
作曲:すぎやまこういち
金管アンサンブル編曲:高橋敦
1ロトのテーマ
2まどろみの中で
3王宮のロンド
4冒険の旅
5鎮魂歌〜ほこら
6海を越えて
7おおぞらをとぶ
8戦闘のテーマ〜アレフガルドにて〜勇者の挑戦
9そして伝説へ
東京都響メンバーによるブラスアンサンブル
 高橋敦(Tp)
 伊藤駿(Tp)
 内藤知裕(トランペット、フリューゲルホルン)
 西條貴人(Hrn)
 風早宏隆(Tb)
 高瀬新太郎(Tb)
 金宇浩(テューバ)
 西川圭子(打楽器)
 久一忠之(打楽器)

録音:2025年9月16-17日東京・稲城iプラザ
楽譜やCDで好評を博している、様々なアンサンブルでお 楽しみいただく「ドラゴンクエスト」シリーズ。当盤は 中でも人気の高いDQIIIの音楽を、東京都SOのメン バーによる金管アンサンブルが演奏します。作曲者すぎ やまこういち氏からも信頼の置かれたトランペット奏者 高橋敦による編曲で、ここでは2名のパーカッションが加 わるスペシャル・アレンジが収録されています。親しみ やすく、聴くとワクワクした気分になる楽曲ばかり。 「ドラゴンクエスト」のファンはもちろんのこと、ゲー ムをプレイしていなくとも楽しんでいただけるCDです。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCX-00105
(1SACD+DVD)
税込定価
2026年4月22日発売
大久保瑠名IN CONCERT
【CD】
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ短調 作品105
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番ニ短調 作品108
サラサーテ:序奏とタランテラ 作品43
クライスラー:中国の太鼓 作品3
チャイコフスキー:「懐かしい土地の思い出」〜メロディ
 ワルツ・スケルツォ ハ長調 作品34
サラサーテ:カルメン幻想曲 作品25
【DVD】※初回限定パッケージのみ
(1)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番ニ短調 作品108より1. Allegro
(2)サラサーテ:カルメン幻想曲 作品25
(3)特典映像
大久保瑠名(Vn)、三又瑛子(P)

※初回限定300枚 特典DVD付き
※初回完売後は新品番にてCD(Hybrid Disc)のみのパッケージで販売いたします

録音:2025年12月24-27日 高崎芸術劇場
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多 角的に紹介する、大友直人が贈る高崎芸術劇場の「T-Shot シリーズ」第17弾。幼少の頃から際立った才能が注目され てきた、ヴァイオリニスト・大久保 瑠名さん。慶応義塾大 学と桐朋学園大学のダブルスクールに通う才媛が、十代最後 に残した初ソロCD+DVD。ピアニストの三又瑛子さんと共 に、清潔感溢れる瑞々しい演奏で聴く者を魅了します。(オクタヴィア)

Da Vinci Classics
C-01170(1CD)
ショルツ:20世紀初頭のウィーンのギター作品集
アルトゥール・ヨハネス・ショルツ:
(1)オーストリアのとある城
(2)小さな独奏曲集
(3)フルートとギターのためのディヴェルティメント
(4)テューリンゲン民謡による変奏曲
(5)フルート、クラリネットとギターのための組曲
(1)マルタ・チェッリーニ(ヴォーカル)、ダニエーレ・リジョス(G)
(2)マッテオ・アッペンディーノ(G)
(3)エリーザ・ジョルダーノ(Fl)、ダニエーレ・リジョス(G)
(4)マルチェッロ・マッサーリ(G)
(5)マルチン・ドマガワ(Cl)、アルトゥーロ・マリオッティ(G)、ドミニカ・シェイボク(Fl)

録音:2024年9月(トリノ、イタリア)
現在のウクライナ・リヴィウに生まれウィーンに没した作曲家&指揮者、アルトゥール・ヨハネス・ショルツ が晩年に注力したギターのための作品を集約したアルバム。ショルツは当時のウィーンで活躍したギタリストと密接に協働し て精緻かつ表現力豊かな作品を生み出しましたが、1945年の死後、混乱の時代の中で急速に忘れ去られ、多くの作 品が未出版のままとなっています。本作ではウィーン市立図書館で発見された自筆譜を基に研究、校訂し、ショルツの未 知なるレパートリーを再発見します。 ギターレ・アクチュエッレはイタリアのギター演奏家、教育者のドーラ・フィリッポーネによって2010年にトリノで創設された、 演奏だけでなく教育、研究を含めた包括的な活動を行っている機関。今回のアルバムも単なる知られざる作品の録音に 留まらない、研究活動と演奏活動の横断がもたらした成果といえるものです。
Da Vinci Classics
C-01171(2CD)
カルク=エーレルト:エキノックス(フルート作品全集)
ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):
異国の印象 Op.134
ソナタ 変ロ長調 Op.121
交響的カンツォーネ Op.114
点描派風組曲 Op.135
30の奇想曲(フルート独奏のための現代技巧の「グラドゥス・アド・パルナッスム」) Op.107
1楽章のソナタ(アパッショナータ)嬰ヘ短調Op.140
サミュエル・カザル(Fl)、
アルゼル・ルーセル(P)

録音:2023年11月、パラッツォ・チゴーラ=マルティノーニ(イタリア、チーゴレ)
オルガンやハーモニウムのための作品で名高いドイツの作曲家、ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933)が遺 したフルート作品全集。 彼は後期ロマン派の半音階的で重厚な和声と、フランス印象派の色彩豊かな音響を融合させた独自の語法を持ってお り、フルートという楽器の機能と表現力を極限まで引き出した重要なレパートリーを残しています。 本作には、フルート学習者にとっての重要なエチュードであると同時に高度な芸術作品でもある無伴奏の「30の奇想曲 をはじめ、全音音階やエキゾチックな響きが多用された「異国の印象」、精緻な和声感覚が光る「点描派風組曲」など、 彼のフルート関連作品が網羅されています。 演奏は、パリなどで学んだフランスの気鋭の奏者サミュエル・カザルと、ピアニストのアルゼル・ルーセルによる「カザル=ルーセ ル・デュオ」が担当。過度な情緒的表現を排し、カルク=エーレルト特有の複雑な和声の移ろいや超絶技巧を、確かな 様式感をもって提示する資料的価値の高い2枚組です。
Da Vinci Classics
C-01161(1CD)
19世紀の女性作曲家によるヴァイオリン・ソナタ集
ルイーゼ・アドルファ・ル・ボー(1850-1927):ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.10ハ短調
エミーリエ・マイヤー(1812-1883):ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調
ルイーズ・ファランク(1804-1875):ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.39イ長調
シャミナード(1857-1944):カプリッチョ Op.18 ホ短調
ジュリアーナ・デ・シアート(Vn)、
アンナローザ・パルティピロ(P)

録音:2025年8月(イタリア)
本アルバムは、長年にわたり録音業界と演奏活動が進めてきた「忘れられたレパートリー再発見」の流れの中で、19世 紀に活躍した女性作曲家の室内楽を「生きたレパートリー」として聴き直す試みです。 女性が学び、出版し、職業的承認を得る道は複雑でしたが、才能と教育、ネットワークによって創作の場を切り拓いた作 曲家たちがいました。パリ音楽院で30年以上にわたり教授職を務めた先駆者ルイーズ・ファランク、19世紀半ばには聴 衆と批評家の支持を得ており、今日では「女性のベートーヴェン」と紹介されることもあるエミリエ・マイヤー、リストやブラー ムスら当時の音楽家とも交流し、ビューローに高く評価されたルイーゼ・アドルファ・ル・ボー、女性作曲家として初めてレジ オン・ドヌールを受章し、400曲以上の作品を遺したセシル・シャミナード。いずれの作品も、ロマン派特有の叙情性と高 度な技巧が見事に融合しています。ル・ボーのロマン派的抒情と堅固な構成、マイヤーの古典的枠組みと和声語法、 ファランクのヴァイオリンとピアノの均衡、そしてシャミナードの明晰なテクスチュアと華麗さが、濃密な対話として響き合いま す。
Da Vinci Classics
C-01158(1CD)
ハイドン:ロンドン・トリオ集&ロドリゲス・デ・イタ:器楽の歌
ハイドン:ロンドン・トリオ第1番 ハ長調 Hob.IV:1
 ロンドン・トリオ第2番ト長調 Hob.IV:2
 ロンドン・トリオ第3番ト長調 Hob.IV:3
 ロンドン・トリオ第4番ト長調 Hob.IV:4
アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ(c.1722-1787):『ショームのための書』(1751)より 器楽の歌(パウ・コソによる2本のフルートとコントラバス編)
(第1番、第4番、第5番、第7番、第6番、第8番「パストラル」などを収録)
トリオ・ファリャ〔パウ・コソ(Fl)、エルナン・ロドリゲス(Fl)、ヒメナ・ロドリゲス(Cb)〕

録音:2024年8月(イタリア)
2023年にケルンで結成された、2本のフルートとコントラバスという珍しい編成のスペイン人アンサンブル、トリオ・ファリャの デビュー・アルバム。 知られざるスペインの作曲家アントニオ・ロドリゲス・デ・イタ(1722頃-1787)と、巨匠ハイドンの作品を組み 合わせ、バロックから古典派への移行期における音楽的対話を提示しています 。 ロドリゲス・デ・イタは、保守的な当時のスペインにおいて、通奏低音を廃して独立した旋律的役割を持たせるなど、マンハ イム楽派にも通じる前衛的なアプローチを見せた作曲家です。ここに収録された1751年の「器楽の歌(Canciones Instrumentales)」は、後にメンデルスゾーンが確立する「無言歌」の先駆けとも言える、ホモフォニックな前古典派の 言語で書かれており、このアルバムではフルート奏者のパウ・コソが自らトリオの編成に合わせて編曲を行っています。 一方のハイドンによる「ロンドン・トリオ」は、その約40年後となる1794年の第2回ロンドン滞在時に作曲されました。当時 イギリスの愛好家の間で絶大な人気を誇っていたフルートの魅力を活かし、社交の場での娯楽のために書かれた洗練さ れた作品群です。スペインの知られざるバロック音楽と、音楽史における最大の巨匠の一人との結びつきを探求する意欲 作です。
Da Vinci Classics
C-01162(1CD)
ゲディーニ:ヴァイオリン、チェロとピアノのための室内楽作品集
ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ(1892-1965):7つのリチェルカーレ(Vn、チェロとピアノのための)
カノン(Vnとチェロのための)
エレジア・ドラマティカ(Vnとピアノのための)
エレジア(Vcとピアノのための)
2つの間奏曲(Vn、チェロとピアノのための)
トリオ・ヴァザーリ〔サラ・パスティーネ(Vn)、ナタニア・ホフマン(Vc)、ジューリア・コンタルド(P)〕

録音:2024年11月、Piano et Forte スタジオ(イタリア)
20世紀イタリアの作曲家ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニは、同時代の音楽潮流と一定の距離を保ちながら独自の作風を 築いた作曲家です。ゲディーニの弟子であったルチアーノ・ベリオは、彼を「偉大で孤高の音楽家」と語り、その真価は時代 を経て再評価されるだろうと述べました。近年、録音の増加によってその作品は徐々に広く知られるようになっています。 本アルバムには、1915年から1946年にかけて作曲されたヴァイオリン、チェロ、ピアノのための作品を収録。イタリア古楽の 対位法技法を再解釈した 「7つのリチェルカーレ」 を中心に、「カノン」「エレジア」「2つの間奏曲」 など、ゲディーニの作風の 幅広い側面を示す作品が並びます。 演奏は、ヴァイオリンのサラ・パスティーネ、チェロのナタニア・ホフマン、ピアノのジューリア・コンタルドによって2024年に結成さ れたトリオ・ヴァザーリ。2016年に結成され、国内外の室内楽コンクールで受賞歴を持つパスティーネ=コンタルド・デュオの 活動を発展させたもので、これまでイタリア国内外の音楽祭に出演してきました。メンバー3人はいずれも2024年にイタリア の音楽院教授に就任しており、2024?2026年シーズンには各地の音楽祭やCD発売記念公演などで活動を展開して います。
Da Vinci Classics
C-01157(1CD)
ロスト・イン・トランスクリプション〜変容するソナタと歌
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 M.12(イリヤ・ヤシンによるチェロとピアノ編)
 2つのヘブライの歌 より 第1曲「カディッシュ」(イリヤ・ヤシンによるチェロとピアノ編)
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45(イヴァン・スカナヴィによるチェロとピアノ編)
ガーシュウィン:オペラ「ポーギーとベス」より(イリヤ・ヤシン&ヤナ・バティナによるチェロとピアノ編)
 サマータイム
 そうとは限らない(It ain't necessarily so)
 あの人はもういない(My man's gone now)
イリヤ・ヤシン(Vc/オノレ・デラゼ1850)
ヤナ・バティナ(P/スタインウェイ D-274)

録音:2025年2月、モスクワ音楽院ラフマニノフ・ホール(ロシア)
単なる楽器の置き換えではなく、原曲の隠された本質を浮き彫りにする「創造的批評」としてのトランスクリプションをテー マにした、チェロとピアノのためのアレンジ作品集。 ラヴェルの「ヴァイオリン・ソナタ第1番(遺作)」は、新たに発見された自筆譜により、実際には未完成ソナタの第1楽章で あることが判明している作品です。フォーレの影響を感じさせる叙情的な旋律を本来のヴァイオリンからチェロの中低音域 に移すことで、より内省的で密度の濃い表現を与えています。続く「カディッシュ」では、シナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所) での詠唱を模した祈りの世界をチェロへ移し替え、低音域による沈黙のレチタティーヴォと高音域への飛躍によって、儀式 と世俗的な追憶の曖昧さを表現しています。 グリーグの「ヴァイオリン・ソナタ第3番」は、作曲家自身が第2楽章のチェロ編曲を残していることでも知られますが、本録音 ではイヴァン・スカナヴィによる全曲の編曲版を採用。第1楽章と第2楽章の間に短いカデンツァを挿入し、第2楽章の展 開部には原曲のヴァイオリン譜にはない和声的な浮遊感をもたらす転調を追加するなど、チェロを単独の語り手として北 欧の叙情性と形式美の対話を際立たせています。 ガーシュウィンのオペラ「ポーギーとベス」からの3曲は、オーケストラ・スコアを底本とし、声楽パートだけでなく器楽のオブリ ガートもチェロに担わせたヤシンとバティナの共同編曲です。「サマータイム」における黒人霊歌の要素、「そうとは限らない」 の背後に潜むユダヤ教の詠唱(アドナイ・マーラーク旋法)の記憶、そして「あの人はもういない」でのブルースと悲劇的オ ペラのアリアの融合など、アメリカ南部の黒人コミュニティとユダヤ系移民のルーツが交錯するスコアの深層を解き明かしてい ます。 チェロという楽器の音色的アイデンティティを保ちながら、歴史的記憶と多様なルーツを再発見する、室内楽ファンの知的 探求心もくすぐる1枚です。

ATMA
ACD-22884(1CD)
プロコフィエフ:フルート・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op.80(アリアーヌ・ブリッソン編フルート版)
フルート・ソナタ ニ長調Op.94
アリアーヌ・ブリッソン(Fl)、
フィリップ・シュー(P)

録音:2023年5月22日-24日、カナダ
プロコフィエフのフルート・ソナタは難曲ながら親しみやすい内容で重要なレパートリーとなっていますが、作曲の翌年にオイ ストラフの願いで改作され「ヴァイオリン・ソナタ第2番」となり、そちらも人気があります。モントリオール出身のフルート奏者 アリアーヌ・ブリッソンはその逆を試み、「ヴァイオリン・ソナタ第1番」をフルート用に編曲。2番とは対照的に暗く複雑な世 界がフルートの音で生まれ変わりました。
ATMA
ACD-22848(1CD)
ベリオ:弦楽四重奏曲全集
習作 (1952)
弦楽四重奏曲 (1956)
シンクロニー(1964)
ノットゥルノ(弦楽四重奏曲第3番)(1993)
グロッセ (1997)
モリナーリSQ

録音:2024年11月11日-14日
2025年が生誕百年だったイタリア現代音楽の雄ルチアーノ・ベリオ。カナダを代表するSQモリナーリ四重 奏団がその全弦楽四重奏作品に挑戦しました。 初期の「習作」から本格的なセリー技法を用いた「弦楽四重奏曲」、アルバン・ベルク四重奏団の委嘱で書かれた「ノッ トゥルノ(弦楽四重奏曲第3番)」など作風の変遷をたどれます。現代音楽に定評のあるモリナーリ四重奏団が緊張感 あふれるアンサンブルを聴かせます。
ATMA
ACD-22916(1CD)
ようやく陽の光が感じられ
ストラヴィンスキー:イタリア組曲*
ジャン・パピノー=クーチュア (1916-2000):無伴奏ヴァイオリン組曲
テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲第1番TWV40:14
マレイ・アダスキン (1906-2002):無伴奏ヴァイオリンのための「ソナチネ・バロック」
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV1006〜プレリュー
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番〜第1楽章「妄執」
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ*
カーメン・ブレーデン (1985-):ようやく陽の光が感じられ
ロバート・ウチダ(Vn)、
フィリップ・シュー(P)*

録音:2024年1月7日ー9日(カナダ)
日系カナダ人ヴァイオリニスト、ロバート・ウチダは今年4月に来日公演を行う注目の実力派。現在はエドモントン交響楽 団のコンサートマスターも務めています。Atmaデビュー・アルバムは基本無伴奏で、難曲揃いの意欲的なプログラム。バッ ハのパルティータやイザイのソナタでの鮮やかなテクニック、ウチダの委嘱作ブレーデンの「ようやく陽の光が感じられ」の牧歌 的な味わいいずれも新鮮。目が離せぬアーチストの登場です。
ATMA
ACD-22940(1CD)
メシアン:世の終りのための四重奏曲 (1941)
ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 (1933)
ルイーズ・ベセット(P)、キャメロン・クロズマン(Vc)、ドミニク・デゾーテル(Cl)、マーク・リー(Vn)

録音:2025年3月、カナダ
多彩な活動で知られるカナダを代表するピアニスト、ルイーズ・ベセットがプロデューサーと音楽監督も務めた最新盤。彼 女が見込んだ3名の名手が深く輝かしい演奏を聴かせます。初期作品「幻想曲」はマーク・リーの華麗な演奏に注目。ド ルビーアトモス録音。

Signum Classics
SIGCD-969(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
【CD1】
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
【CD2】
チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
ポール・ワトキンズ(Vc)、アレッシオ・バックス(P)

録音:2024年12月16日ー21日、シーダーズ・ホール(イギリス)
2027年に没後200年を迎えるベートーヴェン。 本アルバムは、1796年ベルリン滞在中に書かれた初期のOp.5、交響曲第5番、第6番と同時期に生まれたOp.69、 そして最終創作期の幕開けを告げるOp.102の2曲まで、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全5曲を収録し、作曲家の初 期・中期・後期にわたる様式的変遷を辿ります。 演奏は、エマーソンSQの元チェリストで、ソリスト・指揮者としても活躍するポール・ワトキンズ(ポール・ワトキ ンス)と、1997年の第3回浜松国際ピアノ・コンクール、2000年のリーズ国際ピアノ・コンクール優勝など輝かしい経歴 を持ち、リサイタル、室内楽、協奏曲ソリストとして世界五大陸で活躍するピアニスト、アレッシオ・バックス。豊富な室内 楽経験を誇る両者が、チェロとピアノの緊密な対話を通して、ベートーヴェンの形式的革新と表現の深化を丁寧に描き出 します。

Indesens Calliope Records
IC-109(1CD)
クラリネット作品集
バーナード・ハーマン:旅の思い出
バーンスタイン:クラリネット・ソナタ(1942)
コープランド(1900?1990):静かな都会
フィリップ・ベロー(クラリネット、バスクラリネット)
アトムジカQ(tr.1-3)
〔千々岩 英一(Vn)、ダミアン・ヴェルジェ(Vn)、ニコラ・ペイラ(Va)、デルフィーヌ・ビロン(Vc)〕
エリック・オービエ(トランペット/tr.6)
ニコラ・プロスト(サクソフォン/tr.6)
ローラン・ヴァグシャル(P/tr.4-6)

録音:2025年10月(tr.1-3)、2015年4月(tr.4-5)、2014年9月(tr.6)
本アルバムは、映画音楽の世界で名声を築いたバーナード・ハーマン、アメリカを代表する作曲家レナード・バーンスタイン、そしてアーロ ン・コープランドという、20世紀アメリカ音楽を彩る三人の作曲家の作品を収録。映画、舞台、そしてコンサート音楽の間を自由に行 き来する豊かな音楽世界を描き出します。 アルバムの中心となるのはハーマンのクラリネットと弦楽四重奏のための 「旅の思い出」 。詩人A.E.ハウスマンや劇作家J.M.シング、 画家J.M.W.ターナーの作品に触発された三つの楽章から成るこの作品は、映画音楽とは異なる、内省的で詩情豊かな作曲家の一 面を示しています。 さらに、若きバーンスタインが1942年に完成させた 「クラリネット・ソナタ」 は、新古典主義的な明晰さとリズムの躍動を併せ持つ初期 の代表作。そしてコープランドの 「静かな都会」は、1939年、劇作家アーウィン・ ショーの戯曲のために作曲した付随音楽をもとにした 作品です。初演舞台は、エリア・カザンの演出で上演されたものの短期間で終演しましたが、コープランドは翌年この素材を再構成し、 演奏会用作品として発表しました。本録音では、サクソフォン奏者クリストファー・ブレロックスが原曲の室内楽編成をもとに再構成した トランペット、サクソフォン、クラリネット、ピアノによる編成で演奏されます。 演奏は、パリO首席クラリネット奏者 フィリップ・ベローを中心に、同団メンバーによるアトムジカ四重奏団が参加。さらに、フラ ンスを代表するトランペット奏者エリック・オービエ、サクソフォン奏者ニコラ・プロスト、ピアニストのローラン・ヴァグシャルら実力派アーティス トが加わり、室内楽ならではの緻密なアンサンブルと豊かな表現力で作品の魅力を鮮やかに描き出します。

Prelude Classics
PCL-2501000(2CD)
クレツキ:弦楽四重奏曲全集
パウル・クレツキ(1900-1973):
弦楽四重奏曲第1番イ短調 Op.1
弦楽四重奏曲第2番ハ短調 Op.13
弦楽四重奏曲第3番ニ短調 Op.23*
弦楽四重奏曲第4番(未出版)*
バツェヴィチSQ

録音:2025年7月19日-24日(ウッチ、ポーランド)
*世界初録音
作曲家としてよりも、20世紀のポーランドを代表する大指揮者の一人として広く認知されているパウル・クレツキ (1900-1973)の、作曲家としての側面を再評価する目的で企画されたプロジェクト。第3番と第4番は世界初録音 であり、クレツキの作曲活動の全期間にわたって書かれた4つの弦楽四重奏曲の全貌を収録した初のアルバムとなりま す。 Op.1の作品番号を持つ第1番から、戦争の影響によって作曲活動から引退する前に書かれた最後の作品とされる第4 番までを年代順に並べ、伝統とモダニズムの融合、大きな感情表現が刻み込まれたクレツキの音楽を、その作曲スタイル の変遷とともに辿ります。第4番は未発表作品で、このレコーディングにあたって手稿譜が整理、校訂され、バツェヴィチ弦 楽四重奏団によって初めて演奏されました。

RUBICON
RCD-1203(1CD)
モーツァルト:弦楽五重奏曲集 Vol.1
モーツァルト:弦楽五重奏曲第1番変ロ長調 K.174
 弦楽五重奏曲第4番ト短調 K.516
トロヤーン:弦楽四重奏のための「フィナーレ」
シュロモヴィツ:弦楽四重奏ための「バガテル」
クス・クァルテット、
ムリエル・ラザヴィ(Va)
1991年にベルリンで結成されて以来、世界中を席巻し続ける現代屈指のSQ、クス・クァルテット(クス弦楽 四重奏団)が、モーツァルトの弦楽五重奏曲全6曲をレコーディングする新プロジェクトを始動! 第1巻となる今作は17歳のモーツァルトがハイドンの弦楽五重奏曲を手本に書いた明るい性格の第1番と、当時の心理 状態が反映されていると考えられ、第1番とは対照的に重く深刻な性格を持つ第4番を収録。2人目のヴィオラにはムリエ ル・ラザヴィを迎えています。 弦楽四重奏曲に劣らぬ魅力を持つモーツァルトの弦楽五重奏曲に対してクス・クァルテットがどのようにアプローチするの か、要注目のプロジェクトです。2つの現代作品を組み合わせたプログラム構成にも“らしさ”が光ります。

Eudora
EUDSACD-2602
(2SACD)
マドリード音楽院の弦楽四重奏曲集
【CD1】
フェルナンド・レマチャ:弦楽四重奏曲
マリア・デ・パブロス:ソナタ・ロマンティカ
サルバドール・バカリッセ:弦楽四重奏曲第1番Op.10a
ホセ・ムニョス・モジェーダ:弦楽四重奏曲第1番ヘ短調
【CD2】
ヘスス・ガルシア・レオス:弦楽四重奏曲第1番嬰ヘ短調
アンヘル・マルティン・ポンペイ:弦楽四重奏曲ハ長調
フリアン・バウティスタ:弦楽四重奏曲第3番
セイキロスSQ

録音:2024年12月10日-13日、2025年2月11日-13日&7月30日-8月2日、サン・フランシスコ音楽堂(スペイン)
本アルバムは、20世紀スペイン音楽における弦楽四重奏の知られざる系譜を再発見する注目作です。 19世紀末からスペインでも徐々に定着した弦楽四重奏というジャンルは、1920年代以降、ヨーロッパ近代音楽の潮流 と結びつきながら独自の発展を遂げました。本作では、「スペイン8人組(Grupo de los Ocho)」に関わる作曲家た ちを中心に、印象主義的語法、ストラヴィンスキー的リズム、新古典主義、さらには戦後の無調的書法へと至る多彩な 音楽語法を紹介しています。 セイキロスSQは、2011年にスペイン国立ユースO(JONDE)を母体として結成された、現代スペ イン屈指の若手アンサンブルです。マドリード王立音楽院で出会ったメンバーによって結成され、欧州各地の名門音楽大 学で研鑽を積みました。2018年の活動再開以降、幅広いレパートリーに取り組むとともに、20世紀スペイン音楽の再 発見に積極的に取り組んでいます。2021年にはFestClasica「エマージング・アンサンブル賞」を受賞、2024年にはス ペインの音楽遺産の復興への貢献が評価され、BBVA財団よりレオナルド助成金を授与されました。近年はコンラード・ デル・カンポ作品の録音プロジェクトなどを展開し、スペイン各地の主要音楽祭や演奏シリーズに定期的に出演するなど、 注目の室内楽団として活動の幅を広げています。

ARTALINNA
ATLA-041(1CD)
初紹介旧譜
ブリッジ、ベネット、メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集
フランク・ブリッジ:ピアノ三重 奏のための幻想曲 ハ短調 H.79
ウィリアム・スタ ンデイル・ベネット(1816-1875):室内三重 奏曲 イ長調 Op.26
メンデルスゾーン:ピアノ 三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
トリオ・レティシア〔アレッサンドロ・デルジャヴァン(P)、ダニエラ・カマラーノ(Vn)、アメデオ・チケーゼ(Vc)〕

録音:2021年2月、サン=マルセル福音教会(フランス、パリ)
アレッサンドロ・デルジャヴァン、ダニエラ・カマラーノ、アメデオ・チケーゼの3人からなるトリオ・レティシアのデビュー・アルバム。 特筆すべきはブリッジとベネットというイギリス人作曲家への光の当て方でしょう。メンデルスゾーンの名作に、近代的な息 吹に満ちたブリッジの幻想曲と、メンデルスゾーン譲りの端正な叙情性を湛えたベネットの同時代作品を組み合わせ、ピア ノ三重奏というジャンルの面白味を鮮やかに提示します。
ARTALINNA
ATLA-039(1CD)
初紹介旧譜
スタンデイル・ベネット&メンデルスゾーン:ピアノ六重奏曲集
ウィリアム・スタンデイル・ベネット(1816-1875):ピアノ六重奏曲 嬰ヘ短調 Op.8 (1838)
メンデルスゾーン:ピアノ六重奏曲 ニ長調 Op.110MWV Q16(1824)
竹ノ内博明(P)、
シンフォニア・カムリ

録音:2018年2月18日、コンウェイ・ホール(ロンドン、イギリス)
1997年の渡英後、ロンドンの王立音楽大学でヨンティ・ソロモンとアンドルー・ボールにピアノを師事し、作曲、フォルテピア ノの研鑽も積み、現在はイギリスを拠点に大活躍中の日本人ピアニスト、竹ノ内博明。Artalinnaレーベルからのリリース となる新録音は、師弟関係であり、親しい友人関係でもあった2人の作曲家、スタンデイル・ベネットとメンデルスゾーンの ピアノ六重奏曲集。これまでにも度々スタンデイル・ベネットの作品をレパートリーに取り入れてきた竹ノ内博明が、メンデ ルスゾーンが提示し、ベネットが成熟させたこの珍しい編成の音楽が秘める本質を突き詰めます。ロンドンのコンウェイ・ ホールで開催された日曜コンサート・シリーズの録音。

NovAntiqua Records
NAD-5(1CD)
ブラームス:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
アレッサンドロ・アンドリアーニ(Vc)
マリオ・ソッラッツォ(P)
※使用楽器
Cello by Ferdinando Gagliano (Naples,1781)
Erard, model16287sold to Giorgio Henzel (Naples,1844)
Erard, model66068sold to Madame Paris (Paris, 1890)

録音:2024年4月、イタリア
バロックから19世紀までのレパートリーをオリジナル楽器で追求するアレッサンドロ・アンドリアーニ(Vc)とマリオ・ソッラッ ツォ(P)のデュオによる、ブラームスのチェロ・ソナタ集。 フォルテピアノを使用した前作のベートーヴェン録音に続き、本作ではブラームスの2つのソナタが作曲されたそれぞれの年 代に合わせ、2台の異なるエラール製グランド・ピアノ(ピリオド楽器)を使用しています。アンドリアーニの弾く名器ガリ アーノのチェロと交わることで、モダン楽器では得がたい特有の透明感(嵐のような激しさとクリアな響きの両立)や、フ レージングとダイナミクスにおける極めて柔軟なアプローチを実現。作曲年代に数十年の隔たりがある2つの傑作の音色 を、当時の楽器の視点から鮮やかに描き分けています。

Alfa Music
AFMCD-334(1CD)
Europeo〜ヨーロピアン・ミュージック・ミーツ・ブラジリアン・ジャズ
ヴィラ=ロボス:道化人形(take1)
バッハ:インヴェンション第4番ニ短調BWV775
バルトーク:舟遊び
クリスチアンニ・ネヴィス:Europeo (Punto diluce)
トゥリーナ:トゥリーナ組曲(幻想舞
曲集、ジプシー舞曲集より)
モンポウ:ひそやかな音楽 第1巻 より 第7曲
トゥリーナ:サクロモンテ
サティ:最後から2番目の思想
ヴィラ=ロボス:道化人形(take
2)
クリスチアンニ・ネヴィス(piano, acoustic piano, rhodes piano)
ダリオ・ロッシグリオーネ(upright bass)
アメデーオ・アリアーノ(drums)
他
☆Special Guest
アミルトン・ゴドイ(piano/1,9)
ダニエラ・スパレッタ(vocal/4)

録音:2024年10月、アルファミュージック・スタジオ(ローマ、イタリア)
ブラジル生まれのピアニスト、クリスチアンニ・ネヴィスが描き出す、西洋音楽とブラジリアン・ジャズの出会い。Orquestra Heartbreakers(1994〜2000)やHavana Brasil(2000〜2009)といったサルサ系バンドなどの活動を経 て、個人としてはブラジル音楽とジャズや西洋音楽の要素を掛け合わせ、複雑な和声と多様なリズムを持った独自の作 風で活動しているネヴィス。今作はクラシック音楽の中から、自由な解釈やアレンジメントの可能性を見い出すことができ、 ハーモニーにジャズとの親和性を感じたという作曲家を選び、西洋音楽にブラジルのエッセンスを加えたユニークで新鮮な 音楽を形作っています。

WAON RECORDS
WAONCD-620(1CD)
HQCD
日本語解説付国内盤
コンセールによるゴルトベルク変奏曲
バッハ:ゴルトベルク変奏曲
〈2段鍵盤チェンバロのためのアリアと種々の変奏からなる鍵盤練習〉(1741)に基づく
ジュゴンボーイズ[根本卓也(2段鍵盤チェンバロ)、山本徹(5弦チェロ)]
本村睦幸(リコーダー)

録音:2024年6月11-13日品川区立五反田文化センター 音楽ホール
天下の名曲、ゴルトベルク変奏曲に、またひとつ美しい録音が誕生しました。「コンセールによるゴルトベルク変奏曲」と題し た、バロック音楽を届けるためのデュオ「ジュゴンボーイズ」(2014年結成、根本卓也(Cemb)、山本徹(Vc))と、日本 を代表するリコーダー奏者、本村睦幸の3名のアンサンブルによる演奏です。 旋律はリコーダー、それ以外のパートをジュゴンボーイズ、という楽曲もありますが、作曲家でもある根本卓也によるトランス クリプションをもとに、奏者3名が検討と試行錯誤を重ねて完成したこのコンセール版は、各奏者の技量の高さがあってこそ 可能な、この3名にしかなしえない素晴らしいものとなっています。変奏ごとに、そうくるか、と驚かされるような瞬間もある編 成(割り振り)は、次はどのようになるのか、と聴き手をわくわくさせてくれます。そしてなにより、ワオンレコードの小伏和宏氏 の美しい録音がさえわたっており、日本刀の名刀のような、なまめかしさもある美しさは絶品です。

Gramola
GRAM-99374(1SACD)
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.120NO.
 ヴィオラ・ソナタ第2番 変ホ長調 Op.120NO.2
シューマン:おとぎの絵本 Op.113
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(Va)
ミヒャエル・コルスティック(P)

録音:2025年1月9-12日
ブラームスが晩年に発表した2つのソナタ作品120は、当初からクラリネットとヴィオラのどちらでも演奏できるよう想 定されていました。友人ヨアヒムへの書簡で「控えめな小品」と言及されたこれらの曲は、実際には彼の全創作に おける到達点を示す重要な位置を占めています。このアルバムでは、イルンベルガーとコルスティックが、正確な技 巧と深い表現力でこの名作を捉えています。ヴィオラ奏者にとって重要なレパートリーであるシューマンの『おとぎの 絵本』も併録されており、両作曲家の成熟した語法を堪能できる構成です。

IBS CLASSICAL
IBS-142025(1CD)
イカロ カサド、ベネジャム、オルトラ、ニン:チェロとピアノのための作品集
ガスパール・カサド(1897-1966):愛の言葉
リュイス・ベネジャム(1914-1968):ソナタ イ長調…世界初録音
ホアキン・ニン(1879-1949):スペイン組曲
マヌエル・オルトラ(1922?2015):チェロ・ソナタ
アレックス・オルメド・ドゥインスラジェール(Vc)
フィオナ・マト(P)

録音:2023年12月3-5日
アルバム『イカロ』は、20世紀前半のスペイン音楽におけるナショナリズムがカタロニアの民族色とフランス印象 派的な洗練を経て生まれた作品を収めています。カザルスへ捧げられたカサドの名曲で幕を開け、バルセロナ 音楽院のアーカイヴから発掘されたベネジャムのソナタ、華やかなホアキン・ニンの組曲、そして高名な教育者 オルトラのソナタへと続きます。カタルーニャの民族的な色彩とフランス印象派の洗練が融合した、色彩豊かな 音楽世界をアレックス・オルメド・ドゥインスラジェールとフィオナ・マトの演奏でお楽しみください。

La Dolce Volta
LDV-156(1CD)
波にのせたメロディー〜マリンバと弦楽四重奏のための編曲集
ジャン・クラ (1879-1932):フルート、弦楽三重奏、ハープのための五重奏曲*
ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲 L.103**
アルヴォ・ペルト(1935-):フラトレス(弦楽四重奏版1985/1989)
ヴィヴァルディ:『四季』より「夏」 RV315**
サティ:冷たい小品 - ゆがんだ踊り*
1ガーシュウィン:魅惑のリズム***
オスカー・ガードナー(1892-1966):チャイニーズ・ブルース(ガーシュウィンによるピアノロール)***
ガーシュウィン:ザ・マン・アイ・ラヴ(私の彼氏)***

7を除いて弦楽四重奏とマリンバあるいはヴィブラフォンのための編曲
*…ヴァシレナ・セラフィモヴァ編曲
**…アルデオ四重奏団&ヴァシレナ・セラフィモヴァ編曲
***…フリスト・ヨツォフ編曲
録音:2024年10月18-20日
 ベルギー、モンス、アルソニック「メゾン・ド・レクート」
ヴァシレナ・セラフィモヴァ(マリンバ、ヴィブラフォン)
アルデオQ
キャロル・プティドゥマンジュ、梁 美沙(Vn)
原 裕子(Va)
ジョエル・マルティネス(Vc)

※日本語解説付
ブルガリア出身で常に驚きをもたらす打楽器奏者ヴァシレナ・セラフィモヴァと、2001年にパリ高等音楽院で結成された現代フランスを代表す るSQの一つ、アルデオ四重奏団の出会いから生まれたアルバム。躍動的で滑らかなマリンバやヴィブラフォンに、温もりのある弦 楽器が精妙なバランスで溶け合い、しなやかで革新的な響きを織りなしています。印象主義的な曲想に絡むマリンバが東洋風のモチーフを 際立たせるジャン・クラ、大胆に再構築されたヴィヴァルディ、洗練された和声が光るガーシュウィンなど、原曲本来の芸術性を損なうことなく 時に官能的なまでの空間を創り出すアレンジも秀逸。ペルトの「フラトレス」も時が静止したかのような美しさです。好奇心を何よりの原動力 として創り上げられた、時空を越える瑞々しい音の旅。

Biddulph
BIDD-85069(1CD)
チャイコフスキー&スメタナ
(1) チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調「偉大な芸術家の思い出に」 Op.50
(2)スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15
ルイス・カウフマン(Vn)
カート・レーハー(Vc)
セオドア・サイデンバーグ(P)
ウィレム・ファン・デン・バーグ(Vc)
ルドルフ・フィルクスニー(P)

(1)録音:1947年
 原盤:American Vox VLP6530
(2)録音:1948年
 原盤:American Vox669/671(set628)
ラジオで放送された演奏を耳にした映画監督の懇願により『風と共に去りぬ』『嵐が丘』『カサブランカ』『サウンド・オブ・ミュージック』などのサウンドトラックに参 加したカウフマン。参加したサントラは400とも500とも言われます。クラシック音楽の分野では、当時あまり知られていなかったバロック音楽に取り組み、 1940年代末から50年代前半にかけてヴィヴァルディの作品8と9の計24曲をすべて録音(1949年リリースの「四季」はフランスACCディスク大賞を受賞。 2002年にはグラミー賞の殿堂入り)。並行して同時代作品も次々と録音しました。 このCDに収録されたチャイコフスキーとスメタナは、ウェブサイトDiscogsによれば、最初の発売以降、再発売や復刻歴が無く、貴重なCD化です。ハラルド・ エッゲブレヒトの『ヴァイオリンの巨匠たち』日本版(アルファベータ)で「熱っぽく神経のこまかい音質をもつ」と評される通り、ここでの演奏は両曲とも毅然としつ つ熱気を伝えるもの。チャイコフスキーの演奏時間は第1楽章が約16分、第2楽章が約22分で、今日の平均的な演奏時間からすると驚愕の速さです。こ の曲のテンポ指定はモデラート・アッサイやアレグロ・モデラートが多く、アンダンテなど遅めの指定は決して多くありません。カウフマンたちは「モデラート」を今日よ りも速めのテンポ感で解釈しているものと想像されます。その演奏には悲しみにうちひしがれている雰囲気はほとんどなく、悲壮感が熱気と格調高い造形を 伴って描かれています。ライヴのノリのような、聴き手を惹き込むような勢いがありますが、速さ一辺倒ではなくアンダンテを指定された箇所のしっとりした歌い 方が美しいコントラストを作っています。この曲を愛する人にはぜひ聞いて頂きたい演奏です。 チェロのレーハーはハンブルク生まれで、アメリカに移住しロス・フィル首席を務めました。メータ指揮の英雄の生涯、ハリウッドSQとのシューベル ト:弦楽五重奏曲などの録音があります。ピアノのサイデンバーグはアメリカのボルティモア生まれ。室内楽の達人として知られ、ハイフェッツやモリーニと共演。 1932年にはジンバリストと共に訪日しています。 スメタナ作品は緩徐楽章の無い3楽章構成で、チャイコフスキーと同様に熱気と格調の高さを併せ持つ聴きごたえのある演奏を披露しています。ルドルフ・ フィルクスニーはチェコのブルノに生まれ、後にアメリカに移住したピアニスト。ヤナーチェクから直接薫陶を受け、チェコ音楽解釈の第一人者でしたが、室内楽 の演奏家としても傑出した評価を得ていました。チェロのファン・デン・バーグはオランダのハーグ生まれ。アメリカに渡り、サンフランシスコSO、フィラデル フィアO、ロサンゼルス・フィルの首席奏者を務めました。

アールアンフィニ
MECO-1090(1SACD)
シューベルト:ピアノ三重奏曲 第2番変ホ長調 作品100D.929
アヴェ・マリア (編曲:椿三重奏団)
菩提樹 (編曲:椿三重奏団)
野ばら (編曲:椿三重奏団)
セレナーデ (編曲:椿三重奏団)
椿三重奏団【高橋多佳子(P)、礒 絵里子(Vn)、新倉 瞳(Vc)】

録音:2025年10月1日?3日
大曲と小宇宙を一枚に同居させたこのディスクは、椿三重奏団が近年磨き上げてきた音楽の最も美しい現在形です。聴き終えたとき、三 人の“現在”と作曲家の“永遠”が、静かに同じ部屋で呼吸しているのを感じとることができるでしょう。 CD後半に収録されている誰もが知っているシューベルトのリートの名品4曲のピアノ三重奏版も、シューベルトの微笑み、喜び、哀しみ、祈り などが多彩な表情を持って語りかけてくる。なお、使用ピアノはウィーンが生んだ名器「ベーゼンドルファー Model275」?その気品あるまろや かな響きと絹のように繊細なタッチは、1800年代初頭ウィーンの品格を湛えたシューベルトにまことにふさわしい楽器といえるであろう。   下田幸二(ライナーノーツより)

H.M.F
HMM-902789F(1CD)
日本語解説付
国内限定仕様
タベア・ツィンマーマン〜ブラームス他
ブラームス:1. F.A.E.ソナタより第3楽章「スケルツォ」(ブラームス)(T.ツィンマーマンによるヴィオラとピアノ版)
シューマン:3つのロマンス op.94(T.ツィンマーマンによるヴィオラとピアノ版)
クララ・シューマン:3つのロマンス op.22(T.ツィンマーマンによるヴィオラとピアノ版)
ヨアヒム(1831-1907):ヘブライのメロディ(ヴィオラとピアノ、op.9)
ブラームス:クラリネット三重奏曲 イ短調 op.114(ブラームス自身によるヴィオラ、チェロとピアノ版)
タベア・ツィンマーマン(Va/Patrick Robin, 2019年製)
ジャン=ギアン・ケラス(Vc/“Kaiser”1707年製ストラディヴァリウス)
ハビエル・ペリアネス(P)

録音:2025年9月14-17日 ブリッツ城文化財団、ベルリン
ヴァイオリンのための作品も多く含まれますが、タベア・ツィンマーマンはどの作品でも彼女にしか出せない迫真の熱のこもった音楽を展開。これ以上ない説得 力と迫力で、曲の神髄に迫ります。タベア・ツィンマーマンとの共演CDもあるスペインのピアニスト、ハビエル・ペリアネスのピアノの音色とリズム感もさえわた ります。そして、ブラームス自らが編曲を手掛けた、クラリネット三重奏曲のヴィオラ版では、当代髄一の名手、ジャン=ギアン・ケラスがチェロを担当。タベア とケラスは長きにわたってアンサンブルで共演しておりますが、ここでも、タベアの強い音楽にこたえるように、ケラスも、作品の神髄に切り込む熱の高い演奏 を展開。ペリアネスのリズム感のよいピアノが熱くうねるアンサンブルを一層盛り上げております。 このプログラムは、出会いと、深く長く続いた友情の物語でもあります。ブラームスとシューマン夫妻の縁はつとに知られておりますが、ブラームスにシューマン 夫妻に会うことを勧めた人物のひとりが天才ヴァイオリニストにして、後にブラームスの熱心な擁護者となるヨーゼフ・ヨアヒムでした。またシューマンの弟子であっ たディートリヒ、ローベルト、そしてブラームスの三名で、冒頭のF.A.E.ソナタを楽章ごとに分担し、共同制作してヨアヒムに捧げています。 老年期のブラームスが、クラリネットに魅了されたことはよく知られていますが、ブラームスが長く魅了されていた楽器が、ヴィオラでした。2つの弦楽六重奏曲と2つ の弦楽五重奏曲はいずれもヴィオラを2本必要とします。また、セレナード第2番 op.16や『ドイツ・レクイエム』の冒頭楽章ではヴァイオリンをあえて省き、ヴィオラ の柔らかい抒情性に光を当てています。クラリネット三重奏曲やクラリネット・ソナタのヴィオラ版は、クララやヨアヒムにミュールフェルト不在でも聴かせるため、また 版元の売上増など、実務的理由で作られたものと考えられていますが、それでも、どちらの楽器でも音楽はまったく遜色なく響きます。 クララの「3つのロマンス」Op.22は1853年7月に作曲され、ローベルトの指揮でヨアヒムがベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏したデュッセルドルフでの 公演(同年5月)を受け、ヨアヒムに「深い友情をこめて」献呈されました。第一曲の終わりには、ローベルトの「ヴァイオリン・ソナタ第1番」への温かな引 用も忍ばせています。 ヨアヒムの作品「ヘブライの旋律」Op.9は3曲から成る作品。第1曲ト短調はブラームスやシューマンに通じる広いフレーズとシンコペーションの多い伴奏が特 徴です。第2曲ハ短調では、ユダヤ的な旋律語法が濃く感じられます。第3曲ヘ長調は長い旋律線と半音階的書法、柔軟なリズムが印象的です。(FA)

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0135(1CD)
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第12番ヘ長調 Op.96, B.179「アメリカ」
弦楽四重奏のための「糸杉」 B.152より 第11曲 アレグロ・スケルツァンド
弦楽四重奏曲第13番ト長調 Op.106, B.192
交響曲第9番ホ短調 Op.95「新世界より」より 第2楽章 ラルゴ(R.ローゼンフェルト編)
メレルSQ【メアリー・エレン・ウッドサイド(Vn)、エドゥアール・メッツナー(Vn)、アレッサンドロ・ダミーコ(Va)、ラファエル・ローゼンフェルト(Vc)】

録音:2025年4月13-17日 ドイツ、ノイマルクト、ライトシュターデル
まっすぐな旋律美、巧みな和声運び、そして世代を超えて語りかける独特の温かさを兼ね備えたドヴォルザークの室内楽。 その代表作に数えられる2曲の弦楽四重奏をメインに据えたディスクです。演奏しているのは2002年に結成されたチュー リヒを拠点とするスイスのSQ。洗練された音色、構造への深い洞察、確かな音楽的共感に裏打ちされたアン サンブルの結束力が素晴らしく曲の魅力を十二分に伝えてくれます。「糸杉」とチェリスト編曲による「新世界」第2楽章も 美しい歌にあふれており気持ちのよいカップリングです。

LA SCALA MUSIC
SMU-024(2CD)
ベートーヴェン:ラズモフスキー弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 op.59-1「ラズモフスキー第1番」
弦楽四重奏曲第8番ホ短調 op.59-2「ラズモフスキー第2番」
弦楽四重奏曲第9番ハ長調 op.59-3「ラズモフスキー第3番」
エルミールSQ【ダヴィド・ペトルリク(Vn)、ヨアン・ブラハ(Vn)、オルテンス・フリエ(Va)、レミ・キャルロン(Vc)】

録音:2024年11月
LFJ2026出演アーティスト。2017年に結成されたエルミールSQは、ジュネーヴ国際室内楽コンクールで第2位およ び、最も優れた芸術的プロジェクトに授与されるエトリアール財団特別賞を受賞し、世界の注目を集めました。2025年には、同 団の2024?2025シーズンの活動が評価され、フランス批評家協会より「Revelation musicale de l?annee」を授与されています。 ラズモフスキー3作で直球勝負、タイトルのとおりすべての極限を超えた、鬼気迫るようなアンサンブルです。(FA)

Chandos
CHAN-20367(1CD)
ハイドン:ピアノ三重奏曲全集 第5集
ハイドン:ピアノ三重奏曲第22番イ長調 Op. 42No.1Hob.XV:9
 ピアノ三重奏曲第6番ヘ長調 Hob.XV:40
  ピアノ三重奏曲第5番ト短調 Hob.XV:1
 ピアノ三重奏曲第44番ホ長調 Op.86No. 2Hob.XV:28
ヘレナ・ヴィンケルマン(1974-):Threesome in a High-den・・・世界初録音
トリオ・ガスパール【ヨニアン・イリアス・カデシャ(Vn)、ヴァシュティ・ミモザ・ハンター(Vc)、ニコラス・リンマー(P)】

録音:2024年5月13-15日
イギリス、サフォーク、ポットン・ホール
ハイドンの歩みを辿る本シリーズ第5巻は、通奏低音のスタイルを留める初期の第5番・第6番、約20年の空白を経て書かれた優美な第22番、そしてロン ドン時代の円熟味溢れる第44番を収録し、様式の変遷を一望できます。あわせて、プロジェクト委嘱作であるヘレナ・ヴィンケルマンの『Threesome in a High-den』を世界初録音。第44番を土台に、彼を悩ませた大食漢の親族や、自作の「皇帝讃歌」で自らを鼓舞する姿、給料として支給されたワインを 嗜む楽員たちの喧騒など、伝記に基づくエピソードを、ユーモラスに描いたオマージュ作品です。トリオ・ガスパールは、2010年にドイツ、ギリシャ、イギリスの演 奏家で結成。ハイドン国際室内楽コンクール優勝などの実績を持ち、創設時からハイドン作品を活動の中核に据えています。

Audite
AU-97824(2CD)
ベートーヴェン:フルートとピアノのための初期作品集
ソナタ ト長調(弦楽三重奏曲 第3番Op.9No.1に基づく)(F. ヘルマン編)…世界初録音
セレナード ニ長調 Op.41
セレナード ニ長調 Op.8(F. ヘルマン編)…世界初録音
ヨハネス・フーシュテッド(Fl)
ソントラウト・シュパイデル(P)

録音:2024年3月20-23日
ベートーヴェンのウィーン時代の初期作品に焦点を当てたアルバム。ベートーヴェンが校閲・公認した、作品25の作 曲家お墨付き編曲版である作品41と、フリードリヒ・ヘルマン(1876-1924)による2曲の編曲版を収録。当時の音 楽受容の歴史を映し出すとともに、先に発売された後期作品集と合わせてベートーヴェンのフルート音楽の全体像を 余すところなく伝えています。演奏は、現代作品の開拓者としても評価高く、ドイツ・レコード批評家賞ノミネート歴を 持つヨハネス・フーシュテッド。ピアノは、共にカールスルーエ音楽大学の教授を務めるソントラウト・シュパイデルが担当 しています。

En Phases
ENP-022(1CD)
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタによるトリオ・ソナタ
トリオ・ソナタ ト長調〜ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第1番ト長調 BWV1027による
トリオ ニ短調 〜オルガン独奏のためのトリオ ニ短調 BWV583
トリオ・ソナタ ニ長調〜ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第2番ニ長調 BWV1028による
鍵盤独奏のための幻想曲 イ短調 BWV904
トリオ・ソナタ イ短調〜ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第3番ト短調 BWV1029による
レ・キュリオシテ・エステティーク(古楽器使用)
ヴァンサン・ベルナルト(フォルテピアノ)
 使用楽器:バルトロメオ・クリストフォリ1726年製作モデルに基づくケルスティン・シュヴァルツ1995年製作の再現楽器
ジャン=ピエール・ピネ(フラウト・トラヴェルソ)
 使用楽器:ピエール・ガブリエル・ビュッファルダン1725年製作モデルに基づくジョヴァンニ・タルディーノ製作の再現楽器
ヴァンサン・ロート(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)
 使用楽器:ヨハン・クリスティアン・ホフマン1720年代製作モデルに基づくエリアキム・ブソワール2010年製作の再現楽器

録音:2022年11月2-5日 メス(フランス北東部ロレーヌ地方)、アルスナル、サル・ド・レスプラナード
自作品をたびたび別編成向けに編曲・再利用したことで知られる大バッハの作品を、現存する楽譜の指定と異なる編成で、バッハ自身が 耳にしたであろうモデルの再現古楽器で演奏したアルバム。選曲の中心を占めるのは、現存譜がヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロ の二重奏で弾く形になっているものの、鍵盤の右手パートが独立した旋律声部になっているためトリオ・ソナタ編成の原曲が存在していたと 考えられている3曲のソナタBWV1027〜1029で、ここではフルート、フォルテピアノとチェロからなるトリオ編成で演奏しています。他にオル ガン独奏向けながらやはり足鍵盤を低音部、手鍵盤の左手・右手をそれぞれ旋律パートに宛てているトリオBWV 583を同様の編成で収 録、また鍵盤独奏のための幻想曲BWV 904はフォルテピアノ独奏で演奏。先にリリースされたハイドン三重奏曲集で際立った演奏を聴か せたレ・キュリオシテ・エステティークの3人は全て1720年代に作られバッハが聴いた可能性のあるモデルに基づく再現古楽器を用いており、 いわば作曲家のアトリエでの試奏に触れるような瑞々しい響きを味わうことができます。チェンバロにも似た煌びやかな音を響かせるフォルテピ アノは、バッハが後年その改良を評価したというジルバーマンも参考にしたと考えられているクリストフォリのモデル。チェロはヴィオロンチェロ・ダ・ スパッラが用いられており、これら2つはライプツィヒ楽器博物館のモデルが手本になっています。

CPO
CPO-555261(1CD)
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集 第4集
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847):弦楽四重奏曲 変ホ長調
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第5番 変ホ長調 Op.44No.3
ミンゲットQ

録音:2018年ドイツ、ケルン、クレッテンベルク、ヨハネス教会
ミンゲット四重奏団によるメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集、待望の完結編が登場。第5番に加え、姉ファ ニー・メンデルスゾーンによる唯一の弦楽四重奏曲を収録しています。父アブラハムから「音楽は人生の装飾であ り、本業にしてはならない」と諭されたファニーですが、30歳で書かれた四重奏曲は、型破りで自由な構成と個性 的な魅力に溢れた強い意志を感じさせる作品です。一方、フェリックスがその4年後に作曲した作品44-3は、均 整の取れた古典的な佇まいを備え、姉の個性と鮮やかな対比を成しています。才能と時代、そして家族の絆を映 し出すアルバムです。ミンゲット四重奏団は18世紀スペインの哲学者パブロ・ミンゲットの名を冠し、1988年に設 立されたアンサンブル。近現代作品をはじめヨゼフ・スークやヘルツォーゲンベルクなど知られざる作品も好んで演 奏、作品の魅力を伝えています。
CPO
CPO-555795(4CD)
メンデルスゾーン・:弦楽四重奏曲全集
メンデルスゾーン:
【CD1】
1-4. 弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.13
5-8. 弦楽四重奏曲第6番ヘ短調 Op.80
【CD2】
1-4. 弦楽四重奏曲第1番変ホ長調 Op.12
5-8. 弦楽四重奏のための4つの小品 Op.81
9-12. 弦楽四重奏曲 変ホ長調(S121823)
【CD3】
1-4. 弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.44NO. 1
5-8. 弦楽四重奏曲第4番ホ短調 Op.44NO. 2
【CD4】
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847):弦楽四重奏曲 変ホ長調
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第5番変ホ長調 Op.44No.38
ミンゲットQ

録音:2009年-2018年ドイツ、ケルン、クレッテンベルク、ヨハネス教会
ミンゲット四重奏団のメンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集が完結と同時にボックス化。番号付きの6曲に加え、14歳で作曲した変ホ長調の四重奏曲、 没後に出版された「4つの小品」Op.81も収められています。加えて、姉ファニー・ヘンゼルによる独創的な四重奏曲も収録しています。 メディア各誌から「世界のトップレベル」と高く評価されるミンゲット四重奏団は、正確なフレーズ作りと引き締まったリズム、豊かなダイナミクスを駆使したアプ ローチによって、過小評価されがちなメンデルスゾーン作品を真摯に捉え直し、価値ある芸術音楽として提示してきました。軽やかさから劇的な表現に至るま で、作為的なテンポの揺らぎに頼ることなく楽章ごとの個性を描き分けるその演奏は「4人の理知的な会話」として絶賛されています。

MClassics
MYCL-00072(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
シカゴSOブラス・クインテット〜Apex
レイノルズ:マーチ(金管五重奏のための組曲より)
バッハ(F.ミルズ編):トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564
アーヴァイン:朝の歌
ショスタコーヴィチ(サイプ編):第3楽章 アレグロ・ノン・トロッポ(弦楽四重奏曲 第3番作品73より)
ヴェルディ(ピエロボン編):歌劇「ナブッコ」序曲
リクタ:エイペックス・プレデターズ
クレスポ:アメリカ組曲 第1番
シカゴSOブラス・クインテット
【エステバン・バタラン(Tp)、ジョン・ハグストロム(Tp)、 デイヴィッド・グリフィン(Hrn)、マイケル・マルケイ(Tb)、ジーン・ポコーニ(テューバ)】
 
「録音」
2023年10月8、13日 東京、紀尾井ホール
世界最高峰のオーケストラ「シカゴSO」。その中でも別格の 輝かしい響きを聴かせる金管楽器セクション。その精鋭5名によるア ンサンブルが、このシカゴSOブラス・クインテットです。このアン サンブルは長年の伝統を受け継ぎ、世界に名高い“シカゴ響ブラス” のサウンドを体現しています。5人のみと思えぬような、圧倒的に壮 大なサウンド感。超絶のテクニック。聴衆を魅了する黄金の音色。 時代を代表する名手達による、まさに世界の“頂点”のアンサンブル です。当盤は2023年の来日の際に、東京、紀尾井ホールにて敢 行されたセッション・レコーディング。ブラス・ファンはもちろん、音楽ファ ン必聴のアルバムです。

Capriccio
C-353(1CD)
マックス・マイヤー=オルバースレーベン(1850-1927):ピアノ三重奏曲 ホ長調 Op.7(1879出版)
ヴィオラとチェロとピアノのためのソナタ ニ短調「悲歌風ソナタ」 Op.
113(1926)
ヴィオラとピアノのためのソナタ ハ長調 Op. 14(1884)
ニナ・カーモン(Vn)
ローランド・グラッスル(Va)
ベネディクト・クレックナー(Vc)
オリヴァー・トリンドル(P)

録音:2019年5月14-16日ベルリン、イエス・キリスト教会
マックス・マイヤー=オルバースレーベンは、フランツ・リストやヨーゼフ・ラインベルガーに学び、伝統的書法と19世紀 後半に台頭した新ドイツ楽派の理念を結ぶ役割を果たした作曲家です。生涯の大半をヴュルツブルクで過ごし、 同地の音楽院長や合唱指揮者として音楽文化を牽引しました。作品の中心は合唱曲と歌曲ですが、ここでは 室内楽作品を紹介。ソナタ Op.14は、交流のあった同年代の作曲家ヘルマン・リッター(1849-1926)が考案 した大型ヴィオラ「ヴィオラ・アルタ」を想定した作品ですが、この楽器は失われ現在復元の研究途上のため、当盤 では通常のヴィオラで収録しました。晩年の「悲歌風ソナタ」は、そのリッターを追悼する作品です。

CD ACCORD
ACD-355(1CD)
20世紀フランスのフルート作品集
フィリップ・ゴーベール:フルート・ソナタ 第1番(1917)
ミヨー:フルート・ソナティネ Op. 76(1922)
フォーレ:幻想曲 Op.79(1898)
ピエール・サンカン(1916-2008):ソナティネ(1946)
ヤン・クシェショヴィエツ(Fl)
ティモテウシュ・ビェス(P)
録音:2025年9月16-18日
19世紀末から20世紀前半にかけて、フランスではフルートのための傑作が相次いで誕生しました。それと前 後して独自の演奏スタイルが生まれ、今日の主流として受け継がれています。ヤン・クシェショヴィエツは4人の 作曲家の作品を通じ、その豊かな芸術的系譜を辿ります。クシェショヴィエツはNFMヴロツワフ・フィルハーモ ニーOの首席奏者を務めるポーランド屈指の名手であり、独奏のみならず室内楽や教育現場でも 活発に活動。ここでも瑞々しい演奏を披露しています。
CD ACCORD
ACD-354(1CD)
20世紀ポーランドのチェロ・ソナタ集
ヴィトルト・シャロネク (1927-2001):チェロ・ソナタ (1958)
ユゼフ・シュヴィデル(1930-2014):チェロ・ソナタ(1959)…世界初録音
ルドミル・ルジツキ:チェロ・ソナタ イ短調 Op.10(1906)
アダム・クシェショヴィエツ(Vc)
アンナ・クシェショヴィエツ(P)

録音:2025年9月23-24日、10月20日
ポーランドの作曲家による3つの重要なチェロ・ソナタを収録。20世紀前半から戦後にかけての音楽的変遷 とチェロの豊かな表現力を示しています。1958年のシャロネクのソナタは、フィボナッチ数列に基づく緻密な構 造を持ち、葬送行進曲や民族舞踊の要素を前衛的語法で統合した意欲作。その翌年に書かれたシュヴィ デルのソナタは、新古典派の枠組みにバロック的対位法と新ロマン派の抒情を融合させ、即興的なフレーズ を交えつつ、終楽章で劇的に結ばれる構成が巧みです。1906年作曲のルジツキのソナタは「若きポーラン ド」運動を代表する作品で、ドラマチックな後期ロマン派風の響きの中に、繊細な旋律が入り混じって幻想 的な雰囲気を醸し出します。 チェリストのアダムはポーランド国立RSOの首席で、国内外でソリストや室内楽奏者として活躍。ア ンナは、室内楽や教育の場で高く評価され、共演者からの信頼が篤いピアニスト。2人は2010年から共演 をはじめ、古典派から現代音楽まで幅広いレパートリーを演奏するほか、知られざる名曲の発掘にも情熱を 注いでいます。

DELOS
DE-353(1CD)
イシドア・カルテット〜鮮烈デビュー
ハイドン:弦楽四重奏曲 第32番ハ長調 Op.20-2
バーバー:モルト・アダージョ (弦楽四重奏曲 第1番Op.11より)
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第5番変ホ長調 Op.44-3
フローレンス・プライス(サミュエル・アラヤ編):アドレーション(崇拝)
イシドアSQ【フェニックス・アヴァロン、アドリアン・スティール (Vn)、デヴィン・ムーア (Va)、ジョシュア・マクレンドン (Vc)】

録音:2024年8月カナダ、バンフ・センター、ロルストン・リサイタル・ホール
2022年バンフ国際弦楽四重奏コンクール優勝、2023年エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント受賞の輝かしい経歴を持ち、世界が熱 視線を送るニューヨークの気鋭イシドアSQ待望のデビュー・アルバム。「Adorations(崇拝/敬愛)」のタイトルを持つこのCDは、 弦楽四重奏という形式へのラブレターであり、人生の喜び、驚き、そして人との絆を讃えるコンセプト・アルバムです。ハイドンの才気と温かみ に満ちた作品と、メンデルスゾーンが結婚直後の幸福の中で書き上げた輝かしい作品に加え、魂の浄化をもたらすバーバーの「アダージョ」、 アルバムの核となるプライスの「アドレーション」を収録した意欲的なプログラム。ジュリアードSQの初期のヴァイオリニスト、イシドア・ コーエンの名を冠した彼らは、同カルテットの伝説的チェリスト、ジョエル・クロスニックの薫陶を受け、「古典を新作のように、新作を古典のよう に」アプローチする哲学を体現しています。2025年に亡くなった恩師に捧げられた本作は、卓越した技術と瑞々しい感性が融合した、新時 代の幕開けを告げる必聴盤です。

Goodies
78CDR-3998(1CDR)
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 作品65 レオニード・クロイツァー(P)
ロマン・ドゥクソン(Vc)

日 COLUMBIA JW702/704(1942年5月東京録音)
ロマン・ドゥクソン(1901-?)はラトヴィア、デュナブルク出身のチェリスト。 18歳でドイツに赴き、ニューデルマイアーとクレンゲルに師事した。1921年か ら9年間ストックホルムSOに在籍し、またストックホルム放送局の専属と しても活躍した。昭和11年(1936年)に東洋への楽旅を行い、日本に大戦直後ま で在住した。日本コロムビアへの録音は小品約20曲と大曲はピアニスト、クロ イツァーとの共演によるこのショパンのチェロ・ソナタがある。その後アメリ カに移住し、オレゴン州のポートランド・オーケストラのメンバーになった。 ピアノのレオニード・クロイツァー(1884-1953)ロシア生まれ。両親はユダヤ 系ドイツ人。サンクトペテルブルク音楽院でアンナ・エシポアにピアノを、ア レクサンドル・グラズノフに作曲を学んだ。1906年ライプツィヒに移住、アル トゥール・ニキシュに指揮法を学んだ。1922年から1933年までベルリン音楽大 学教授。1931年初来日。1933年再来日。近衛秀麿の要請で帰国せず、1937年か ら亡くなる1953年まで東京音楽学校(現東京芸術大学音楽学部)教授をつとめた。 復刻にはKLANG KUNST10A SP用MC型カートリッジ 3ミル針付(針圧19g)&FM MCT-1ファインメット・コア昇圧トランス(ゼネラル・トランス製)、KORG DS DAC-10R DSD 録音機(内蔵イコライザーEu78)を使用した。(グッディーズ)

オクタヴィア
OVCL-00920(1CD)
国内盤・税込定価
2026年3月18日発売
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
ハ長調D934作品159
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品108
 ヴァイオリン・ソナタ「F.A.E.」よりスケルツォ
石川 静(Vn)
ルカーシュ・クランスキー(P)
かつて指揮者のノイマンやコシュラーがその才能に惚れ てソリストに度々起用し、ヴァイオリニストのスークも 自身の後継者として厚遇した、チェコ音楽界の伝統を背 負う石川静。1976年の日本デビューから50年。深い音色 と温かい表現力は、言葉に尽くせぬほどの円熟味を醸し 出しています。今、まさに魂を揺さぶるシューベルトと ブラームスの至芸。半世紀の歩みが音に宿る、壮大なド ラマの幕が開きます。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00911(1CD)
国内盤・税込定価
2026年3月18日発売
アルペジョーネ・ソナタ
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821
西村朗:無伴奏ヴィオラ・ソナタ第2番「C線のマントラ」
コダーイ:アダージョ
エネスコ:演奏会用小品
フォーレ:夢のあとに
シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナード
田原綾子(Va)、實川風(P)

2025年8月5-7日 高崎芸術劇場
ヴィオラ界を牽引する若手のホープ田原綾子。定期的なリサイタ ルの開催やオーケストラとの共演、国内外の著名なアーティスト との室内楽など、近年目覚ましい活躍でファンを魅了しています そんな田原が満を持して録音に挑んだファースト・アルバム。自 分の原点と語るシューベルトの名曲「アルペジョーネ・ソナタ」 を中心に、ヴィオラと田原の魅力を最大限に詰め込んだアルバム となりました。楽器を存分に歌わせて心の琴線にふれる温かく美 しいメロディ、實川風の盤石なサポートのもと紡がれた歌と愛情 に満ちた音色をお楽しみください。(オクタヴィア)

ANIMAL MUSIC
ANI-146(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲(トマーシュ・イッレ編曲) ラデク・バボラーク(Hrn)
ダリボル・カルヴァイ(Vn)
ペトル・ヴァラーシェク(バスCl)
アンドレイ・プシュカレフ(マリンバ)

録音:2025年10月17日、プラハ
バボラーク率いるアンサンブルが、ゴルトベルク変奏曲を録音しました! ヴァイオリン、ホルン、バスクラリネット、マリンバとい う編成、それぞれ世界一流の奏者が務めているという注目盤です。 チェコの作曲家トマーシュ・イッレ(b.1971)による編曲。もともとは、バボラークがプラハのドヴォルザーク・プラハ音楽祭で キュレーターを務めていた時期に委嘱したもので、2017年9月、同音楽祭で初演されました。原版は、ヴァイオリン、ホルン、 ファゴット、ギターのために書かれましたが、今回の録音では、いくつかの改訂が加えられ、ギターパートはマリンバに置き 換えられ 、ファゴットは バスクラリネットに 変 更され ています。 ヴァイオリンは、バボラークが長年にわたり共演してきた友人でもあるダリボル・カルヴァイ(2020-2025年までウィーン交響 楽団の第一コンサートマスターでした)。そしてバスクラリネットは、活動25年以上となるクラリネット・ファクトリーのメンバー でもあるバスクラリネット奏者ペトル・ヴァラーシェクが担当。マリンバは、作曲家・編曲者としても活躍し、ギドン・クレーメル 率いるクレメラータ・バルティカの長年のメンバーでもある、アンドレイ・プシュカレフが務めます。 クラシックのみならず音楽の世界の中でも屈指の名曲にして有名楽曲の一つである《ゴルトベルク変奏曲》。これまでにも 様々な編曲が存在しますが、この盤は、またひとつ新しい視点をもたらし、ジャンルや解釈の境界、テクニックの限界を軽や かに超えたところにある唯一無二の演奏となっております。(FA)
「この編成で演奏すると、ゴルトベルク変奏曲は、一つの中心的なテーマをめぐって語り合う4人の友人の対話のように響き ます。4人がそれぞれの楽器の個性や特徴を通してテーマにアプローチしているのです。ある場面では互いが鋭く対照をな すこともあれば、別の場面では全員が同じ方向を向いていることもあります。時に、他のすべての楽器が演奏を止め、一つ の声だけが語りかける瞬間もあります。また別の瞬間には、全員が一緒になって歌い、民謡のような旋律を楽しげに引用す ることもあります。何世紀を経ても尽きることのないインスピレーションと創造性の源であり、多くのロマン的な逸話をも生み 出してきたこの音楽は、バッハのような(そして、彼のような作曲家はそう多くありません)作曲家の作品と同じく、作品そのも のを超えた何か??あらゆる創造が偶然ではなく、善き行いや人間の存在そのものに意味があること??を示唆していま す。独奏であれ、さまざまな編成のアンサンブルであれ、《ゴルトベルク変奏曲》は常に芸術的・技術的な挑戦であり続けま す。」(バボラークの言葉、ブックレットより抄訳)

Da Vinci Classics
C-01150(1CD)
ホルンとピアノのための現代作品集
ベルンハルト・ハイデン(1910-2000):ホルンとピアノのためのソナタ
ダヴィド・フォンタネージ(b.1969):ホルンとピアノのためのソナタ ヘ長調
マッテオ・ダゴスティーノ(b.1973):バッカス
ヒンデミット(1895?1963):ホルンとピアノのためのソナタ
ニロ・カラクリスティ(Hrn)、
ジャンカルロ・グァリーノ(P)

録音:2024年11月(イタリア)
20世紀から21世紀にかけて書かれたホルンとピアノの作品を集めた本アルバムは、叙情性と鋭い表現力という相反する 性格を併せ持つホルンという楽器の魅力を、多様な作曲語法を通して描き出す一枚です。 明晰な構造美を備えたベルンハルト・ハイデンのソナタに始まり、ホルンとピアノの緊密な対話が展開されるダヴィド・フォン タネージのソナタ(カラクリスティに献呈)、古代儀礼とインド音楽の要素を融合させたマッテオ・ダゴスティーノの「バッカス」 (ホルンと吹奏楽のための作品をピアノ伴奏版へ編)、そして調性と緊張が拮抗する独自の世界を描くヒンデミットの ソナタで締めくくられます。 演奏は、サン・カルロ歌劇場Oやジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場Oの首席ホルン奏者を務め、巨匠ズービ ン・メータからも絶賛された、イタリア・ブラス界を代表する名手達によって1999年に結成された金管五重奏団、「ゴマラ ン・ブラス」のメンバーとしても国際的に活躍するニロ・カラクリスティ。 異なる時代と美学を横断しながら、ホルンという楽器の表現領域の広がりを提示する、注目の現代ホルン作品集です。
Da Vinci Classics
C-01152(1CD)
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調(1892)
ピアノ三重奏曲第2番ニ短調(1893)
トリオ・コバルト〔イレーネ・フィオリト(Vn)、ロレンツォ・グイダ(Vc)、リッカルド・ロンダ(P)〕

録音:2025年6月(イタリア)
ラフマニノフの若き日の情熱と、敬愛する師チャイコフスキーへの深い思慕が刻まれた「悲歌的」三重奏曲集。演奏するト リオ・コバルトは、イレーネ・フィオリト、ロレンツォ・グイダ、リッカルド・ロンダにより2021年ルガーノのスイス・イタリア音楽院で 結成された新鋭ピアノ三重奏団で、パーヴェル・ベルマンの指導のもと、輝かしい音色と高いアンサンブル能力で注目を集 めてきました。その後ビエッラのペローズィ・アカデミーでトリオ・ディ・パルマに師事し、最優秀アンサンブルに贈られる奨学金 を二度獲得、現在はパリのエコール・ノルマルでトリオ・ヴァンダラーと研鑽を積んでいます。
Da Vinci Classics
C-01144(1CD)
ミロワール・デスキス〜カヴァッローネ:フルート作品集
パオロ・カヴァッローネ(b.1975):Copioni(ナレーター、フルートとアンサンブルのた
めの)(2024)
Miroirs D’Esquisses(アルト・フルートのための)(2016/2023)
Esquisses D’Automne(フルートとピアノのための)(2016)
Polimorfie(フルートのための)(2010)
Au Reveil Il Etait Midi(フルートとギターのための)(2008)
Horos(フルートとアンサンブルのための)
(2012)
Metamorfosi D’Amore(フルート、チェロと管弦楽のための)(2017)
ロベルト・ファブリチアーニ(Fl)、
ストローマ・アンサンブル、
中央ヨーロッパO、他

録音:2012年〜2023年
現代音楽にも積極的に取り組んでいるイタリア・フルート界の重鎮、ロベルト・ファブリチアーニが演奏を重ねてきた、イタリ アの作曲家パオロ・カヴァッローネ(b.1975)による2008年〜2024年のフルート作品集。カヴァッローネは19世紀の イタリア・オペラに代表される劇的、抒情的な伝統を踏襲しつつ現代的な音響や構造を取り入れた独自の語法で、現代 のイタリアにおいて特に注目度の高い作曲家。ファブリチアーニはカヴァッローネの作品を録音スタジオやコンサート、音楽 祭などで度々取り上げており、このアルバムには2012年〜2023年の間に様々なシーンで演奏した音源が集められてい ます。
Da Vinci Classics
C-01147(1CD)
メンデルスゾーン姉弟:ヴァイオリンとピアノのための作品集
メンデルスゾーン:劇付随音楽「夏の夜の夢」〜スケルツォ Op.61-2(編曲:アレクサンドル・エゲリクス)
 無言歌 Op.62-1(編曲:フリッツ・クライスラー)
 4つの無言歌 Op.30-4, Op.30-6, Op.38-2,Op.67-2(編曲:フリードリヒ・ヘルマン)
 ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 MWV Q26(1838)(編曲:ユーディ・メニューイン)
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847):アダージョ H72、6つの歌曲 Op.1より「白鳥の歌」(Vnとピアノ版)
タチアーナ・サムイル(Vn)
マリアナ・コズイレヴァ(P)

録音:2025年2月(イタリア)
メンデルスゾーン姉弟の絆に光を当て、その世界を2人の名手の対話に重ね合わせたプログラム。姉弟の親密な関係を 象徴する作品を厳選し、フェリックスの軽妙なスケルツォや抒情溢れる無言歌、メニューイン編曲による貴重なソナタに加 え、ファニーの繊細かつ力強い感性が光るアダージョや歌曲の編曲版が並びます。 ヴァイオリンのタチアーナ・サムイルは、エリザベート王妃国際コンクールなど数々の国際コンクールで入賞を重ねてきたベル ギーの名手。共演のマリアナ・コズイレヴァはモスクワ音楽院で研鑽を積み、演奏家としてのみならず演奏心理学の専門 家というユニークな視点を持つピアニストです。

Evil Penguin Records
EPRC-0084(1CD)
シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調D.887
弦楽四重奏曲第12番ハ短調 D.703「四重奏断章」
ツェムリンスキーQ

録音:2025年9月、ベルギー
シューベルトの後期弦楽四重奏曲は、かつてない感情の深み、形式の拡張、そして大胆な和声言語において極めて重 要な位置を占めています。これらの作品は、古典的な四重奏の伝統をロマン派的な情熱で変容させ、死への対峙、内 面の葛藤、そして抒情的な美といったテーマに向き合っています。大規模な構造、鮮烈な対比、そして表現力豊かな統 一感を通じて、室内楽の表現の可能性を再構築し、後のロマン派四重奏の伝統の発展に大きな影響を与えました。
ツェムリンスキー四重奏団は、表現の自発性、型にはまることのない自然なスタイルスタイル、そしてスコアに対する深く謙 虚な洞察を特徴とする、中欧の伝統を継承する名アンサンブルです。前作のスメタナの弦楽四重奏曲(EPRC-0069) は、ディアパゾン・ドール賞を受賞。「作曲家の魂、そしてボヘミアの魂を並外れた理解力で見事に描き出している」と絶 賛されました。

GENUIN
GEN-26952(1CD)
ジャスト・ワンダフル
クライスラー:美しきロスマリン(『ウィーン古典舞曲集』より第3曲)
ダニエル・ホール(b.1996):ベラ・チャオ(ヴェルディの『運命の力』とパルチザンの歌に基づく)(世界初録音)
ジョージ・デヴィッド・ワイス(1921-2010):この素晴らしき世界
グノー:私は夢に生きたい(歌劇「ロミオとジュリエット」より)
ダニエル・ホール:カプリッチョ・パガニーニ(パガニーニの『カプリス第24番』に基づく)(世界初録音)
ダニエル・ホール:ホット・カナリア(ポリアキンとネロの作品に基づく)(世界初録音)
ジョゼフ・パリー(1841-1903):ミファンウィ
ヴィンセント・ローズ(1880-1944):ブルーベリー・ヒル
ピアソラ:リベルタンゴ
ネボイシャ・ヨヴァン・ジヴコヴィチ(b.1962):セルビア舞曲
ブラームス:ハンガリー舞曲第7番
ユルク・レトリスベルガー(b.1970):雲(Wulche)
伝承曲:ビ・バ・ブッツェマンが踊る
ヤン・ヨハンソン(1931-1968):長くつ下のピッピ
中国民謡::茉莉花(ジャスミン・フラワー)
ショパン:別れの曲(練習曲第3番Op.10-3)
アルヴェーン:羊飼いの娘の踊り(バレエ「山の王」 Op.37より)
シューマン:月夜(『リーダークライス』 Op.39より 第5曲)
デュオ・ジョヴィーヴォ〔ファビアン・ブロッホ(ユーフォニアム、アルプホルン、ヴンダーホルン、バストランペット)
ミュリエル・ツァイター(P、フルート、ヴァイオリン)

録音:2025年6月27日-29日、ゲヴァントハウス、メンデルスゾーン・ザール(ライプツィヒ)
スイスを拠点に活動する「デュオ・ジョヴィーヴォ(Duo GIOVIVO)」のGEN-UINレーベル第4弾アルバム。 彼らの最大の特徴は、たった2人のメンバーで多種多様な楽器を持ち替えるマルチ・インストゥルメンタル・スタイルにあり、 ファビアン・ブロッホはユーフォニアムを主軸に、アルプホルン、バストランペット(ヴンダーホルン)などを演奏。対するミュリエ ル・ツァイターはピアノに加え、フルート、ヴァイオリンまでを高度なレベルで操ります。
叙情的な旋律を聴かせた『Rather Romantic』(GEN-22791)、敬虔な祈りに満ちたクリスマス盤『Joyfully!』 (GEN-24884)と、近年は「歌心」を重視したアルバムが続いていましたが、今回のテーマはずばり「驚き (Wonder)」。彼らの真骨頂である「ヴィルトゥオージティ(名人芸)」と「遊び心」に振り切った、痛快なエンターテイ ンメント・アルバムです。
最大の聴きものは、ダニエル・ホール編曲による世界初録音の数々。超難曲「カプリッチョ・パガニーニ(カプリス第24 番)」をユーフォニアムで吹き切るという驚愕のトラックや、ヴァイオリンが鳥の鳴き真似で疾走する「ホット・カナリア」など、 限界に挑む楽曲が並びます。 さらにNetflixドラマでリバイバルヒットした「ベラ・チャオ(さらば恋人よ)」や、特注楽器「ヴンダーホルン」を用いた「この素 晴らしき世界」など、ジャンル無用の選曲センスも健在。クライスラーやブラームスといったクラシックの名曲から、ジャズ・ス タンダード、オペラ・アリア、そして民謡や童謡までを独自の編曲で収録し、アルプホルンを用いたジャズ風アレンジなど、楽 器の特性を活かした色彩豊かなプログラムとなっています。

Eudora
EUDSACD-2602
(2SACD)
マドリード音楽院の弦楽四重奏曲集
【CD1】
フェルナンド・レマチャ:弦楽四重奏曲
マリア・デ・パブロス:ソナタ・ロマンティカ
サルバドール・バカリッセ:弦楽四重奏曲第1番Op.10a
ホセ・ムニョス・モジェーダ:弦楽四重奏曲第1番ヘ短調
【CD2】
ヘスス・ガルシア・レオス:弦楽四重奏曲第1番嬰ヘ短調
アンヘル・マルティン・ポンペイ:弦楽四重奏曲ハ長調
フリアン・バウティスタ:弦楽四重奏曲第3番
セイキロスSQ

録音:2024年12月10日-13日、2025年2月11日-13日&7月30日-8月2日、サン・フランシスコ音楽堂(スペイン)
本アルバムは、20世紀スペイン音楽における弦楽四重奏の知られざる系譜を再発見する注目作です。 19世紀末からスペインでも徐々に定着した弦楽四重奏というジャンルは、1920年代以降、ヨーロッパ近代音楽の潮流 と結びつきながら独自の発展を遂げました。本作では、「スペイン8人組(Grupo de los Ocho)」に関わる作曲家た ちを中心に、印象主義的語法、ストラヴィンスキー的リズム、新古典主義、さらには戦後の無調的書法へと至る多彩な 音楽語法を紹介しています。 セイキロスSQは、2011年にスペイン国立ユースO(JONDE)を母体として結成された、現代スペ イン屈指の若手アンサンブルです。マドリード王立音楽院で出会ったメンバーによって結成され、欧州各地の名門音楽大 学で研鑽を積みました。2018年の活動再開以降、幅広いレパートリーに取り組むとともに、20世紀スペイン音楽の再 発見に積極的に取り組んでいます。2021年にはFestClasica「エマージング・アンサンブル賞」を受賞、2024年にはス ペインの音楽遺産の復興への貢献が評価され、BBVA財団よりレオナルド助成金を授与されました。近年はコンラード・ デル・カンポ作品の録音プロジェクトなどを展開し、スペイン各地の主要音楽祭や演奏シリーズに定期的に出演するなど、 注目の室内楽団として活動の幅を広げています。

Challenge Classics
CC-720027(1CD)
ブラームス:ヴィオラ作品全集 Vol.2
クラリネット三重奏曲 Op.114(ヴィオラ
版)
クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115(ヴィオラ版)
メゾ・ソプラノ、ヴィオラとピアノのための2つの歌Op.91
F.A.E.ソナタよりスケルツォ
ミハイル・ゼムツォフ(Va)、ハンナ・シバイエヴァ(P)、ヴィクトリア・ドミトリエヴァ(P)、ダニエル・ローランド(Vn)、フロール・ル・クルト(Vn)、ティモラ・ロスラー(Vc)、マヤ・ボグダノヴィッチ(Vc)、ダナ・ゼムツォフ(Va)、マリオン・ファン・デン・アッケル(Ms)

録音:2022年2月、オランダ
ブラームスが晩年にクラリネットのために書き下ろした傑作群を、ヴィオラという「人の声」に近い温かみのある楽器で再発 見するプロジェクトの第2弾。クラリネットのための三重奏曲や五重奏曲がヴィオラによって奏でられることで、弦楽器同士 のより親密な響きの統一感や、ヴィオラ特有の深い音域がもたらす内省的な詩情が鮮やかに描き出されています。特に 「2つの歌」でのヴィオラの最低音域を活かした深い響きは、聴き手を瞑想的な世界へと引き込みます。ハンナ・シバイエ ヴァやダニエル・ローランドなどスター級の共演者が集結した豪華なラインナップも見逃せません。
ゼムツォフは、モスクワ、ロンドン、ハンブルク、マーストリヒトの各音楽院でヴィオラと作曲を学び、ガリーナ・オディネッツ、ボリ ス・ディネルシュタイン、ミハイル・クーゲルら名教師に師事。室内楽奏者としては、サラ・チャン、ミッシャ・ マイスキー、ジャ ニーヌ・ヤンセン、ボリス・ベレゾフスキーといった世界的アー ティストと共演し、ヨーロッパ、アジア、アメリカの国際音楽祭に 多数出演。ユトレヒトSQ、デュオ・マコンド、そして妻のジュリア、弟のアレグザンダー、娘のダナ、全員がプロの ヴィオラ奏者であるというゼムツォフ一族によって結成されたゼムツォフ・ヴィオラ四重奏団のメンバーとしても活躍していま す。これまでに多数の録音をリリースしており、その確かな音楽性と情熱的な演奏は、多くの聴衆を魅了してきました。

AudioGuy Records
AGCD-0193(1CD)
ヘンデル: 「王宮の花火の音楽」 より ファンファーレ
マイケル・ケイメン:金管五重奏曲
ヴィクトル・エヴァルド:金管五重奏曲第1番
アーノルド:金管五重奏曲第1番
ヴェントゥス金管五重奏団〔ペク・ヒャンミン(1stトランペット&ピッコロ・トランペット)、キム・サンミン(2ndトランペット)、キム・チャンヒ(Hrn)、イ・ジョンウォン(Tb)、ソ・ヨンチャン(テューバ)〕
韓国を代表する若手金管五重奏団、ヴェントゥス金管五重奏団によるデビュー・アルバムが登場。 メンバーは韓国芸術総合学校出身で、オーケストラ首席奏者や国際コンクール入賞歴を持つ演奏家たちが集い2022 年12月に結成されました。結成からわずか2ヶ月で、国内外最高峰の室内楽オーディションと評価される「第12回アート シルビア」(2023)で優勝。さらに8ヶ月後には、第18回済州(チェジュ)国際金管打楽器コンクール(2023)の 金管五重奏部門で韓国国籍団体として初優勝を果たし、国際的な注目を集める存在となりました。 また、KBSクラシックFM、ソウル・スプリング室内楽フェスティバル、晋州(チンジュ)・李相根(イ・サングン)国際音楽 祭、済州(チェジュ)国際管楽フェスティバルなどに招かれ、韓国を代表する金管アンサンブルとして確固たる地位を築 いています。 本アルバムは、金管楽器の本質である「息(Breath)」と「風(Wind)」をテーマに、ヘンデル 「王宮の花火の音楽」 の華やかなファンファーレを皮切りに、エヴァルド、ケイメン、アーノルドという金管五重奏の名作・重要作を収録。バロックの 荘厳さから、20世紀作品の洗練された響きまで、金管五重奏という編成がもつ多彩な表現力を余すところなく描き出し ています。5人の奏者それぞれの明確な個性と音色が溶け合い、互いの呼吸を感じ合いながら生まれる一体感あるアン サンブルは、金管五重奏という編成の奥深さと可能性を鮮やかに提示しています。 「Venti Prima」 というタイトルには、彼らの原点、そしてこれから始まる音楽的旅路への決意が込められており、本作 は、ヴェントゥス金管五重奏団の出発点を記録するのみならず、次代を担う金管アンサンブルの存在感を強く印象づける 作品集と言えるでしょう。

Hanssler
HC-25054(1CD)
イルマリ・ハンニカイネン:作品集
(1) ピアノ協奏曲 変ロ短調 Op.7
(2) ピアノ四重奏曲 嬰ヘ短調 Op.2
オ リヴァー・トリンドル(P)
(1) フロリアン・チズマディア(指)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルクPO
(2) クリステル・リー(Vn)、
ゲルマン・チャクロフ(Va)、
ヨナタン・ローゼマン(Vc)

録音:(1)2025年7月22-23日 ヴュルテンベルク・フィルハーモニー・スタジオ
(2)2025年7月10・11日 プラネック、クプファーハウス
フィンランド近代音楽の重要人物、イルマリ・ハンニカイネンの代表作を集めた注目のアルバムが登場。ハンニカイネン唯一のピ アノ協奏曲と、初期室内楽の成熟を示すピアノ四重奏曲を収録。ハンニカイネンが後期ロマン派の伝統の中に自らの叙情性を昇華させ、独 自の音世界を築いていく様子が鮮やかに捉えられています。 ピアノ協奏曲は1917〜1920年にかけて書かれた作品で、明確に後期ロマン派の曲想を持ち、しばしばラフマニノフを想起させる豊かな旋 律美と感情の高まりが特徴です。ピアノ四重奏曲は1913年の作品で、こちらもラフマニノフの影響がみられる響きを持ち、ピアノが主体となり 大いに活躍します。 演奏は知られざる作品の発掘に情熱を注ぐピアニスト、オリヴァー・トリンドル。技巧と抒情が交錯するこれらの作品を、精密かつ情感豊かに 描き出しています。ハンニカイネン作品は録音が多くないため、本アルバムは作曲家の魅力を知るうえで非常に貴重な1枚。北欧ロマン派の 深い陰影と透明感ある叙情を味わいたいリスナーに特におすすめです。(FA)
Hanssler
HC-24061(1CD)
時代の映し鏡
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45
メトネル:ヴァイオリン・ソナタ第1番ロ短調 Op.21
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8
ミハイル・ポチェキン(Vn)
ケニー・ブロバーグ(P)

録音:2025年2月10日 ドイツ、ランツフート(ライヴ)
19世紀後半から20世紀初頭にかけての「時代の精神」を映し出す3つのヴァイオリン・ソナタを取り上げた、極めて魅力的な1枚。北欧特有の 明るさと陰影を兼ね備えたグリーグ、神秘性と深い精神性が宿るメトネル、19世紀後半フランス音楽の象徴ともいえるフランクを収録。 北欧ロマン派からロシア的神秘性、そしてフランス後期ロマン派にいたる多彩な音楽像を描き出し、「A re?ection of the era(時代の映し鏡)」 というタイトルそのものを体現しています。 演奏はしなやかなフレージングと豊かな情感を備えており、洗練された解釈で作品に新たな光を当てています。またライヴ感ある息遣いが 伝わる録音で、楽器の質感まで精緻に表現。ヴァイオリンの柔軟で深みのある音色と、ピアノの透明な響きが絶妙に溶け合い、3つの時代を つなぐ音楽のドラマを濃密に織り上げています。(FA)

APARTE
AP-394F(1CD)
日本語解説付
国内限定仕様
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ ト長調 BWV1027
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ ニ長調 BWV1028
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1023(酒井淳編/ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロ版)
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ ト短調 BWV1029
酒井淳(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
クリストフ・ルセ(Cemb)

録音:2024年10月21-23日 フランス、ラ・セーヌ・ミュジカル、スタジオRi?X
フランスを拠点に指揮・チェロ・ガンバと幅広く活躍する音楽家、酒井淳がバッハのガンバ・ソナタ全3曲を録音 しました。チェンバロは長年の盟友ルセ。超実力派ふたりの聴き逃せない共演です。 作曲年代に謎を残しつつも晩年の精緻な書法へと連なる完成度を誇る3曲のガンバ・ソナタ。『マタイ受難曲』に見 られるようにバッハはしばしば「嘆き」や「神との対話」といった深く精神的な音楽場面でガンバを選択する傾向に あり、これらのソナタも同様に豊かな感情が込められた名作となっています。 酒井は古楽に興味を持つとほぼ同時にこれらのソナタに出会い、親しんできました。また長年一緒に様々な作品を 奏でてきたルセとは20年前からすでにこのガンバ・ソナタの録音計画があったと言います。ついに実現した今回の 録音では、お互いの自発性を大事に、時には崩壊寸前になるほどの自由さを持って、初めて触れる曲のように新鮮 な気持ちで演奏したとのこと。対照的な音像と残響を形作るガンバとチェンバロが織りなす妙なる対話、余裕と充実 を同時に感じさせる大きな世界観が印象的な1枚に仕上がりました。酒井編曲によるヴァイオリン・ソナタ BWV1023のガンバ版を併録。 録音も大変高品位で、空間に放たれる楽器音の細かなニュアンスがしっかりと捉えられており耳を奪われます。解説書には酒井のインタビューを収録。国内流通分には日本語訳が付属します。(FA)


Da Vinci Classics
C-01141(1CD)
ヴァイオリン・ソナタと詩曲〜フランコ=ベルギー楽派を通して
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調Op.75
イザイ:悲劇的な詩 Op.12
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.100
デュオ・アウリアン【セバスティアン・ザガーメ(Vn)、アウレリオ・マルコ・ラーコ(P)】

録音:2024年9月、DVスタジオ(クレーマ、イタリア)
サンタ・チェチーリア音楽院で結成された、セバスティアン・ザガーメ(Vn)とアウレリオ・マルコ・ラーコ(P)に よる「デュオ・アウリアン」がDa Vinci Classicsからデビュー。 それぞれ異なる側面を持つ3つの重要なレパートリーを通して、ヴァイオリンとピアノのデュオがどのように「対等な対話」の形 を確立していったかを立体的に描き、19世紀後半〜20世紀初頭にかけてのフランコ・ベルギー楽派におけるヴァイオリン 音楽の発展と変化、その背景を紐解きます。
Da Vinci Classics
C-01139(1CD)
べヌス・レイ・ジュニア:弦楽作品集
べヌス・レイ・ジュニア(b.1969):バキアーナ・メキシカーナ第5番(弦楽、ティンパニとソロ・ヴァイオリンのための)
無伴奏ヴァイオリンのための4つのメキシコ小品
弦楽四重奏曲 第1番「ユダヤ」
ジャンフランチェスコ・フェデリコ(Vn)
ピタゴラスO
ヴェヌス・レイ・ジュニア(指)

録音:2024年11月30日&12月1日(イタリア)
メキシコ出身の現代作曲家ヴェヌス・レイ・ジュニアによる弦楽作品集。「Music for Strings」は、多層的なアイデンティ ティと文化的記憶を主題に、弦楽を「移動と記憶の劇場」として描き出します。 「バキアーナ・メキシカーナ第5番」では、パッサカリアやサウダーデといった形式が舞曲と交錯し、変奏の規律と民俗的身振 りが融合。無伴奏ヴァイオリンによる4つの小品は、色彩豊かなミニアチュールとして作曲家の感覚的世界を鮮やかに映し 出します。終曲 「弦楽四重奏曲第1番〈ユダヤ〉」 では、傷から光へと向かう精神的な旅路が描かれます。 本作は、民族性と現代性が深く融合した濃密な弦楽世界を伝える一枚です。
Da Vinci Classics
C-01128(1CD)
スカンジナビアン・ウッド II〜デンマークのクラリネット作品集
ヴァグン・ホルムボー(1909-1996):カプリッチョOp.177
ケル・ロイケア:クラリネットとピアノのための3つの小品 Op.54(世界初録音)
イェンス・ビェレ(1903-1986):4つの練習曲
フレミング・ヴァイス(1898-1981):クラリネット・ソナタ
フレミング・ヴァイス:無伴奏クラリネットのための3つの小品(世界初録音)
エミール・ハートマン(1836-1898):セレナードOp.24(クラリネット、チェロとピアノのための)*
トルヴァルド・ハンセン(1847-1915):演奏会用ワルツ
チェン・フージエ(Cl)、
ルー・イー(P)、ワン・ツーウェン(Vc)*

録音:2025年6月、7月、中国
中国出身、デンマークのオーフス王立音楽アカデミーで学び、現在は中国東華理工大学で教鞭を執るクラリネット奏者、 チェン・フージエ(Chen Hu Jie)。2025年の「中国・デンマーク国交樹立75周年」を記念し、彼が第二の故郷と慕う デンマークの作曲家たちに光を当てるシリーズ第2弾が登場します。 前作(C00797)に続き、北欧の知られざるレパートリーを厳選。ニールス・ゲーゼと並び称されるヴァグン・ホルムボーの 『カプリッチョ』や、ロマン派のエミール・ハートマンの『セレナード』といった隠れた名作に加え、チェン・フージエ自身がデンマー ク王立図書館で発掘したケル・ロイケア(Kjell Roikjer)の『3つの小品』や、草稿から復元・校訂を行ったフレミング・ ヴァイスの『3つの小品』など、貴重な世界初録音を含みます。 共演は、アメリカで活動するピアニストのルー・イー(Lu Yi)と、天津ジュリアード音楽院などで教える台湾出身のチェリス ト、ワン・ツーウェン(Wang Tzu-Wen)。
Da Vinci Classics
C-01132(1CD)
モンテッリ:フルート、クラリネットとヴィオラ
のための三重奏曲集

J.モンテッリ(18世紀後期に活動):三重奏曲第1番変ホ長調
三重奏曲第2番イ長調
三重奏曲第3番ヘ長調
エレナ・チェッコーニ(Fl)、
ルイジ・マジストレッリ(Cl)、
マッテオ・フェデーリ(Va)

録音:2024年8月(イタリア)
※世界初全曲録音
本作収録の古典派時代には極めて珍しい「フルート、クラリネット、ヴィオラ」のための三重奏曲は、19世紀初頭ごろに 「J.モンテッリ」の名で刊行されたものですが、作曲者の正体はいまだ謎に包まれています。パリの出版社ジーベルやアン ボー、モーツァルト作品で知られたアンドレから相次いで出版されたことから、当時一定の評価を得ていたことがうかがえま す。 これらの三重奏曲では、ピアノを欠いた編成ならではの親密な響きが特徴で、クラリネットとヴィオラが暗い芯のような音色 を作り、その上にフルートが柔らかな光を差し込みます。伴奏型は3声部の間で入れ替わり、内声であるはずのヴィオラに も高度な技巧と歌心が与えられています。フルートのエレナ・チェッコーニは、かつてセヴェリーノ・ガッゼローニが愛用した 14Kゴールドのヘインズ社製フルートを使用しています。
Da Vinci Classics
C-01140(1CD)
シャミナード(1857-1944):ピアノ三重奏曲第1番 ト短調 Op.11
ヴァイオリンとピアノのための3つの小品 Op.31
ピアノ三重奏曲第2番イ短調 Op.34
タチアナ・ラリオノヴァ(P) 、サラ・パスティーネ(Vn)、 マルティーナ・ビオンディ(Vc)

録音:2024年11月(イタリア)
19世紀末から20世紀初頭にかけてフランス伝統の「明晰さと節度」を体現し女性作曲家、セシル・シャミナードの室内 楽集。かつてはサロン音楽の作曲家として語られることが多かった彼女ですが、本盤に収録された2つのピアノ三重奏曲 は、その構成の堅牢さと劇的な展開において、彼女の卓越した形式感と芸術的な深みを証明しています。彼女の音楽 は、サン=サーンスやフォーレにも通じる洗練された語法を持ちながら、独自の繊細さと確かな建築美を併せ持っていま す。サロン的な親しみやすさと芸術的な真摯さが共存するこれらの作品は、フランス室内楽の豊かな情緒を再発見させて くれることでしょう。

DUX
DUX-2211(1CD)
ポーランドの室内楽の忘れられたページよりVol.3
1-4. 作曲者不詳(ポーランド科学アカデミー・グダニスク図書館所蔵の写本 Ms4027より):ポロネーズ ニ短調*/ポロネーズ ト長調*/ポロネーズ ホ短調*/ポロネーズ ハ長調*
5-8. アレクサンデル・ザジツキ(1834-1895):ポーランド組曲 Op.37(4手ピアノのための)*
9-11. ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):ポロネーズ ニ短調 Op.37(4手ピアノのための)/歌劇「ヤネク」序曲(4手ピアノのための)/性格的序曲「タトラ山脈にて」 Op.27(4手ピアノのための)
マヤ・ミロ=ヴィシニェフスカ(バロック・フルート/1-4)、
マクシム・ザヨンチキエヴィチ(ハープシコード/1-4)、
ボグナ・チェルヴィンスカ=シムラ(P/5-8)、
ミロスワヴァ・スムリンスカ(P/5-11)、
エヴァ・サルヴィンスカ=コヴァルチク(P/9-11)

録音:2025年9月24日-26日(フシャヌフ、ポーランド)
*世界初録音
19世紀のポーランドで生まれ、現在では忘れ去られた室内楽を発掘しレコーディングするシリーズの第3弾。 ポーランド科学アカデミーのグダニスク図書館に保管されていた写本から、バロック・フルートとハープシコードで演奏する作 曲者不詳の4つのポロネーズが世界初録音。ピアノ作品ではアレクサンデル・ザジツキのこちらも世界初録音となるポロ ネーズ、マズルカ、間奏曲、クラコヴィアクの4曲で構成された4手ピアノのための「ポーランド組曲」、そして歌曲の分野で 特に知られるヴワスディスワフ・ジェレンスキが書いた4手ピアノのための作品群を収録。今作もポーランド音楽ファンには堪 らない内容になっています。
DUX
DUX-2216(1CD)
ヒナステラ:ピアノを伴う室内楽作品集
パンペアーナ第1番Op.16
2つの歌 Op.3
5つのアルゼンチン民謡 Op.10
パンペアーナ第2番Op.21
ピアノ五重奏曲 Op.29
チェロ・ソナタ Op.49
アンジェイ・ピクル(P)、
エヴァ・メナシェク(Ms)、
ベアタ・ウルバネク(Vc)、
メッセージズ四重奏団、
パヴェウ・チャラクチェフ(Vc)

録音:2025年1月、3月&7月(ヤストシェンビェ=ズドルイ、ポーランド)
ヒナステラに魅了されたピアニスト、アンジェイ・ピクルが送り出すヒナステラ・アルバム。ヴァイオリン、あるいはチェロとのデュオ からピアノ五重奏曲、歌曲まで、編成も作曲年代もバラエティに富んだ室内楽作品の数々を収録。噴火のような激しい ダンスのリズムから静寂と親密さで寄り添うカンティレーナまで、幅広い世界観の印象的なコントラストが各奏者の名人芸 でくっきりと描き出され、アルゼンチンの伝統と20世紀の前衛を融合させたヒナステラの魅力をじっくり堪能できるアルバムで す。
DUX
DUX-1923(1CD)
ドブジンスキ:室内楽作品集
1-4. グラン・トリオ イ短調 Op.17
5. 涙 Op.41
6. 夜想曲 ヘ短調 Op.46
ヤゴダ・プルツナル=ポドグルスカ(Vn/1-4)
ヤツェク・ポドグルスキ(Vc/1-6)
ヨアンナ・ソハツカ(P/1-4)
ジャンナ・パルホモフスカ(P/5-6)

録音:2022年9月19日&2024年10月2日-3日、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロッパ音楽センター(ルスワヴィツェ、
ポーランド)
ショパンの師ユゼフ・エルスネルから「並外れた才能」と評されたポーランド初期ロマン派の作曲家イグナツィ・フェリクス・ドブ ジンスキ(1807-1867)の室内楽作品集。20代半ばで書き上げた大規模作品「グラン・トリオ」のほか、チェロとピア ノのための小品2曲を収録。

Bastille Musique
BM-039(1CD)

XBM-039(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

モートン・フェルドマン(1926-1987):ピアノと弦楽四重奏(1985) フロレンス・ミレ(P)、
ジャック・クァルテット
高水準な演奏と他に類を見ない豪華な装丁が好評を博しているベルリンのラグジュアリー・レーベル「bastille musique」の第39作。2026年に生誕100周年を迎えた20世紀アメリカの大作曲家、モートン・フェルドマン(1926- 1987)が高橋アキとクロノス・クァルテットの委嘱で1985年に完成させた傑作「ピアノと弦楽四重奏」に新録音が登場。 それぞれ現代音楽の最前線で活躍するピアニスト、フロレンス・ミレとSQ、ジャック・クァルテットが対峙する、 フェルドマンが晩年に辿り着いた境地。レコーディングはドイツ西部ヴッパータールのインマヌエル教会で行われ、教会特有 の音響によって音の減衰や残響の層、楽器の距離感などが極めて精緻に捉えられており、フェルドマン作品に不可欠な 「空間性」を録音面でも追求。ブックレットには「bastille musique」ならではの詳細な作品解説や演奏者とレコーディン グ・プロデューサーの対談(国内仕様盤は日本語訳付き!)、フェルドマンの自筆譜などが掲載されており、演奏、録 音、資料のすべての面において高い水準を誇る決定的なアルバムが完成しました。

Indesens Calliope Records
IC-107(1CD)
ノール・シュッド〜ローラン・ルフランソワ:作品集
1. ローラン・ルフランソワ:ノール・シュッド(Nord Sud)
2-3. シューマン(ローラン・ルフランソワ編):アダージョ、アレグロ(Op.70より)
4. ドメニコ・スカルラッティ/ローラン・ルフランソワ:ソナタ556(ソナタ K.466に基づく)
5. レオ・フェレ(ローラン・ルフランソワ編):タンゴの時
6. ルフランソワ:サンプル Bux.149(ブクステフーデへのオマージュ)
7-8. バッハ/ローラン・ルフランソワ:前奏曲/間奏曲、フーガ/後奏曲
9. ルフランソワ:混合六重奏曲
マガリ・モニエ(フルート/tr.4,5,7-9)
ピエール・ジェニソン(クラリネット/tr.1)、パトリック・メッシーナ(クラリネット/tr.2,3,5,9)、ポール・メイエ(クラリネット/tr.4,6)
マリー・フラスキーニ(ヴィオラ/tr.2,3)
パスカル・コンテ(アコーディオン/tr.6)
エルヴェ・ジュラン(ホルン/tr.1)
ローラン・デケール(コールアングレ/tr.7,8)
ロラ・デクール(バスーン/tr.7,8)
ルノー・ギィ=ルソー(バスクラリネット/tr.7,8)
フランソワ・デュモン(P/tr.1,9)
ファブリツィオ・キオヴェッタ(P/tr.2,3)
パリジイ四重奏団〔アルノー・ヴァラン(Vn/tr.5,9)、フロラン・ブラナン(Vn/tr.1)、
ドミニク・ロベ(ヴィオラ/tr.1,5,9)、ジャン=フィリップ・マルティニョーニ(Vc/tr.1,5,9)〕

録音:2025年4月6日&6月30日、スタジオ・ポタン(パリ、フランス)
現代フランスを代表する作曲家ローラン・ルフランソワによる最新アルバム。 新作と初録音となる編曲作品を中心に構成された本作には、フルートのマガリ・モニエ、クラリネットのポール・メイエ、パト リック・メッシーナ、ピアノのフランソワ・デュモンやパリジイ四重奏団など、フランス音楽界を代表する名手たちが集結してい ます。 Gramophone、Diapason、Classica、France Musique など主要音楽メディアから絶賛を受けてきたルフランソワ が本作で提示するのは、“協働によるモノグラフ”。 自作 「Nord Sud」 を軸に、シューマン、スカルラッティ、バッハ、レオ・フェレといった過去の巨匠たちへのオマージュや再創 造を織り交ぜながら、編曲・再構築・オリジナル作品を横断的に配置したプログラムが展開されます。 伝統と現在を結び、多彩な室内楽編成によって描かれる、創造性あふれる一枚です。

TactusTC-860005(1CD)
チレア/アレッサンドロ・ロンゴ:室内楽作品集
フランチェスコ・チレア:ヴァイオリンとピアノのための主題と変奏
 ヴァイオリンとピアノのための組曲
アレッサンドロ・ロンゴ(1864-1945):ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.33/クラリネットとピアノのための組曲 Op.62
チレア:セレナータ(G.クッラオによるヴァイオリン、クラリネット、ピアノ編)*
ジャンフランチェスコ・フェデリコ(Vn)
ジュゼッペ・クッラオ(Cl)
ウーゴ・フェデリコ(P)

録音:2025年3月イタリア、スタジオ・フェデリコ
※*=世界初録音
本作は、国内外の聴衆に知られざる室内楽レパートリーを広め、その独創性が持つ文化的・音楽的価値を再評価する ことを目的としたアルバムです。 収録されているのは、オペラの巨匠チレアと、スカルラッティ研究の権威ロンゴというイタリア音楽界の二大巨匠による希少 な室内楽作品です。20世紀初頭のイタリア音楽の変遷を辿る上で極めて重要な作品群を、ヴァイオリン、クラリネット、ピ アノの巧みなアンサンブルが鮮やかに描き出します。

GENUIN
GEN-26960(1CD)
1878〜マイヤー、ブラームス、フックス:ヴァイオリン・ソナタ集
アマンダ・マイヤー(1853-1894):ヴァイオリン・ソナタ ロ短調(1873)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ
第1番ト長調 「雨の歌」 Op.78(1878)
ロベルト・フックス(1847-1927):ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.20(1878)
デュオ・コーダクス〔アダム・マルコフスキ(Vn)、ヴェレナ・ルイス(P)〕

録音:2025年3月(ドイツ)
1878年前後に生み出された3つのヴァイオリン・ソナタを組み合わせ、当時の音楽的環境を浮き彫りにした意欲作。ス ウェーデン出身の女性作曲家マイヤーによる抒情的な旋律と、ブラームスも絶賛したフックスの端正な美しさが、名曲「雨 の歌」と響き合います。デュオ・コーダクスは、これら知られざるレパートリーの探求を好む実力派。時代の息吹を閉じ込め たような情感豊かな演奏が、知られざる名作に鮮烈な光を当てます。

Urania Records
LDV-14135(1CD)
フンメル:ピアノ五重奏曲ニ短調 Op.74
ピアノ五重奏曲変ホ短調 Op.87
アタランタ・フーギエンス〔アレッサンドロ・モッチャ(Vn)、ジャン=フィリップ・ヴァスール(Va)、ジュゼッピーナ・ルンツァ(Vc)、ヴァンニ・モレット(コントラバス&コンサートマスター)、アレッサンドロ・コメッラート(フォルテピアノ)〕(古楽器使用)
モーツァルトの高弟であるフンメルは、18世紀末から早くも卓越した才能を認められていました。1789年のベルリン紙は 「その能力、正確さ、感受性において、あらゆる期待を超えている」と絶賛。さらにゲーテは1829年の書簡で、彼の演奏 をナポレオンの覇業になぞらえ、「理解を超えた奇跡が目の前で展開されている」と評しています。 本アルバムには、フンメルの円熟期を代表する2つのピアノ五重奏曲を、ピリオド・アンサンブル「アタランタ・フーギエンス」が 古楽器で録音。同時代人たちの賛辞を裏付ける、技巧と詩情を兼ね備えたフンメルの室内楽の魅力を鮮やかに伝える 一枚です。


Danacord
DACOCD-1001(6CD)
エアリング・ブロク〜デンマーク室内楽奏者のパイオニア〜オリジナルHMV&TONOレコーディング1937-1954
■Disc1
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番  ヴァイオリン・ソナタ第8番
 ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」
■Disc2
ニールセン:弦楽四重奏曲第3番
 弦楽四重奏曲第4番
ホルムボー:弦楽四重奏曲第1番
■Disc3
ハイドン:弦楽四重奏曲「セレナーデ」
 弦楽四重奏曲第53番「ひばり」
シューベルト
:弦楽四重奏曲第12番「四重奏断章」
ホルムボー:セレナータ(フルート、ヴァオリン、チェロとピアノのための)
ストラヴィンスキー:弦楽四重奏のための小協奏曲
バルトーク:弦楽四重奏曲第6番
■Disc4
ハイドン:ディヴェルティメント ト長調(フルート、ヴァイオリンとチェロのための)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第11
番「仕立屋カカドゥ」
クーラウ:フルート五重奏曲第1番
 三重奏曲 ト長調(フルート、ヴァイオリンとピアノのための)
グルック:メヌエット
ニルス・W・ゲーゼ:ピアノ三重奏曲 ヘ長調
■Disc5
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番  ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」
クヌーズオーウ・リスエーヤ:セレナード(フルート、ヴァイオリンとチェロのための)
■Disc6
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第28番
アンドレ・グレトリ:フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタ
ウェーバー:ロシアの歌とロンド(Vn・ソナタ第3番)
シューベルト
:幻想曲 ハ長調
ヘーコン・バーアセン:スケルツォ
ニールセン:ヴァイオリン・ソナタ第2番
スヴェン・S・シュルス:フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのための小協奏曲
エアリング・ブロク(Vn)、
エアリング・ブロク四重奏団、
ホルガー・ギルバト=イェスパセン(Fl)、
ホルガー・ロン・クリスチャンセン(P)

録音:1937年〜1954年
制作・復刻:クラウス・ビューリト
 20世紀デンマークの音楽遺産を探る Danacord Records のシリーズ。「デンマーク室内奏者のパイオニア」のヴァイオ リニスト、エアリング・ブロクの HMV と TONO レーベルに残した録音が、新マスタリングによる6枚の「CD」でセット・リリー スされます。  エアリング・ブロク Erling Bloch は、1904年にコペンハーゲンで生まれました。15歳の時に王立デンマーク音楽アカデ ミーに入学し、1922年にデビュー・コンサートを行いました。カール・ニルセンが「第5番」と「第6番」の交響曲を作った間の 時代です。ブロクは一年後、デンマーク王立Oに入団。1946年からアカデミーで教え、教授職が多忙になる 1954年まで王立Oに在籍しました。  ブロクの室内楽奏者としてのキャリアは、1923年から1924年、トーヴァル・ニルセンの四重奏団に加わったことから始ま り、1933年、王立Oの同僚とともにエアリング・ブロク四重奏団を結成しました。エミール・テルマーニに学んだレー ヴァート・フリースホルム Lavard Friisholm(1912?1999)。トーヴァル・ニルセンの四重奏団でブロクと一緒だったハ ンス・カソウ Hans Kassow(1902?1964)。チェロは、創設メンバーのトーベン・アントン・スヴェンセン Torben Anton Svendsen(1904?1980)が舞台監督に転出したため、途中でアスガー・ロン・クリスチャンセン Asger Lund Christiansen(1927?1998)に代わりました。彼は、アカデミーのピアノの教授だったホルガー・ロン・クリスチャ ンセン Holger Lund Christiansen(1900?1959)の子で、ブレンダール・ベンクトソンとならぶ、世代を代表する チェリストと目されていました。交代に際して彼はスヴェンセンとブロクから適切な指示を受け、チェリストが変わったことによる 様式とサウンドの変化はなかったと言われます。
 ベートーヴェンが、初演後、最後の楽章を「大フーガ」として独立させ、それに代わる楽章を書いて完成させた「弦楽四 重奏曲第13番変ロ長調」。ヴァウン・ホルムボーの「弦楽四重奏曲第1番」は、1949年に作曲され、エアリング・ブロク 四重奏団が初演。フランクフルトの音楽祭でも彼らが演奏し、その成功により、ホルムボーが国際的に知られることに寄与 しました。スヴェン・S・シュルスの「小協奏曲」は、「デンマークは香しく」などの合唱曲で親しまれている彼の初期の一作で す。  ブロクのアンサンブルは、ドイツ=オーストリア系の四重奏団とは異なる角度から作曲家たちの世界に入りこんでいき、 「デンマークの」と特徴づけられるスタイルに独特の魅力がありました。ブロクは、1967年に解散するまでリーダーを務め、 1974年の引退後も「デンマーク室内楽」の現場で審査員の仕事などをつづけ、1992年に没しました。  フルートの加わる作品には、ホルガー・ギルバト=イェスパセン Holger Gilbert-Jespersen(1890?1975)が参 加しました。彼は、王立デンマーク音楽アカデミーを卒業後、パリでアドルフ・エネバンとフィリップ・ゴーベールに学び、洗練さ れた繊細なスタイルを磨きました。王立Oの首席フルート奏者と木管五重奏団のフルート奏者を務め、カール・ニ ルセンが「フルート協奏曲」を作曲、献呈したことで知られます。  すべて省略のない演奏。王立図書館から提供されたバルトークの四重奏曲をのぞき、クラウス・ビューリト Claus Byrith 氏のコレクションから復刻されました。作業にあたり彼は、すでにテープ録音の始まった1950年ごろから1960年 代初期にかけての録音でも、ひとつの楽章の中はもちろん、「編集」の箇所がごく少ないことに気づいたといいます。ブロクた ち音楽家と制作スタッフは、明らかに、その音楽から生まれる自然な流れや響きを重視していたことが伺え、こうした復刻 プロデューサーの目からみた考察が、広範囲に及ぶノーツ(デンマーク語・英訳)に書かれています。
※[注:録音の2種類ある「ニルセン:第4番」と「ハイドン:セレナーデ」は、最初の録音に不満だった演奏者の要望で実現した後年の録音を収録しています]

EDA
EDA-55(1CD)
エルンスト・グロノート・クルスマン (1901-1991):ピアノ五重奏曲ホ短調 Op.1(1925)
弦楽四重奏曲第1番Op.7(1928/30)
クス四重奏団、
ペーテル・ナジ(P)

※全曲世界初録音
エルンスト・グロノート・クルスマンはドイツ帝国で育ち、ワイマール共和国で教育を受け、ナチス時代と戦後の西ドイツで活 躍した、まさに20世紀ドイツの歴史と政治に翻弄された作曲家。ナチスに関わったことで戦後はほぼ無視されていました が、長く副学長を務めたハンブルク音楽芸術大学創立75周年記念により初期室内楽作品が世界初録音されました。ブ ラームス風なピアノ五重奏曲、マーラーとシェーンベルクの間に位置するような表現主義的傾向の弦楽四重奏曲第1番を 1991年結成のクス四重奏団が説得力あふれる演奏で聴かせてくれます。
EDA
EDA-53(1CD)
ハンス・ヴィンターベルク:室内楽曲集Vol.2
ハンス・ヴィンターベルク (1901-1991):クラリネットとピアノのための組曲 (1944)
ヴァイオリンとピアノのための組曲 (1942) *
トランペットとピアノのための組曲第2番(1952) *
フランツ・ヴェルフェルの詩によるソプラノとピアノ三重奏のための「そことここ 」 (1936/37)
クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲 (1950) *
ピアノ三重奏曲「ズデーテン山脈の思い出」 (1963/64)*
アデル・ビッター(Vc)、
ホルガー・グロショップ(P)、
クレメンス・リンダー(Vn)、
ステファン・メルト(Cl)、
アンドレ・ショッホ(Tp)、
アニア・ヴェグリー(S)

*世界初録音
EDA-51に次ぐハンス・ヴィンターベルクの室内楽曲集第2弾。チェコ系ユダヤ人でテレジン収容所で辛酸を嘗めた彼は、戦 後ドイツで生活し1991年まで活動、近年ようやく再評価が始まりました。フランツ・ヴェルフェルの詩による「そことここ」は4 曲から成り、ソプラノとピアノ三重奏というショスタコーヴィチの「ブロークの詩による7つの歌曲」と同編成ながら、30年も先に 作られている先進性が驚きです。アニア・ヴェグリーの輝かしい歌唱が印象的。
EDA
EDA-52(1CD)
ボルコ・フォン・ホッホベルク:室内楽作品集
ボルコ・フォン・ホッホベルク (1843-1926):弦楽四重奏曲変ホ長調 Op.22
弦楽四重奏曲ニ長調 Op.27-1
ピアノ四重奏曲変ロ長調 Op.37
アダム・トマシェフスキ(P)、
ポーランドSQベルリン

*世界初録音
ボルコ・フォン・ホッホベルク伯爵は由緒ある貴族の出で、作曲家、文化プロデューサーとして活躍しました。1867年にシレ ジア音楽祭を創設、1910年に私費を投じてゲルリッツ市民会館を建設しています。さらにプロイセン劇場総監督を務めベ ルリン宮廷歌劇場のレパートリーを刷新してワーグナー作品を導入し、R・シュトラウスら世界的な指揮者を起用し ました。作風は後期ロマン派の完成形を示す高貴なもので聴き応え満点です。
EDA
EDA-51(1CD)
ハンス・ヴィンターベルク (1901-1991):チェロ・ソナタ (1951)
ヴィオラとピアノのための組曲 (1948/9)*
トランペットとピアノのための組曲第1番(1945)*
ヴァイオリン・ソナタ (1942)*
弦楽四重奏曲第1番「弦楽四重奏のための交響曲」(1936)*
アダメッロSQ、アデル・ビッター(Vc)、ホルガー・グロショップ(P)、クレメンス・リンダ―(Vn)、ハルトムート・ローデ(Va)、アンドレ・ショッホ(Tp)

*世界初録音
ハンス・ヴィンターベルクはツェムリンスキーとハーバ門下のチェコ系ユダヤ人作曲家。指揮者、ピアニストとしても活躍しました がテレジン収容所に入れられ、奇跡的に生還して90歳の長寿に恵まれました。チェコ民族楽派と現代技法が入り混じる 幻想的で攻撃的な作風が特徴。「弦楽四重奏のための交響曲」と題された弦楽四重奏曲第1番は近年発見され、 2024年7月にアダメッロ四重奏団により世界初演、さっそくの録音となりました。
EDA
EDA-50(1CD)
ヨハン・アントン・アンドレ:室内楽曲集(世界初録音)
ヨハン・アントン・アンドレ (1775-1842):ピアノ、ヴァイオリン、チェロのためのソナタ ハ長調 Op.17
二重奏曲第2番ト長調 Op.27
弦楽四重奏曲第1番ハ長調 Op.14
アダム・トマシェフスキ(P)、
ポーランドSQベルリン

※世界初録音
ヨハン・アントン・アンドレはモーツァルトの未亡人コンスタンツェから300点あまりの自筆譜を購入、父が創業した出版社 ら世に出したことで知られています。作曲家としてはほとんど知られていませんが、当アルバムで1800年前後の室内楽 を初披露。モーツァルトとハイドンを規範にフランスの出自を示すような優雅さと繊細なアイロニーが独特の魅力を放って ます。ポーランドSQベルリンはベルリン・ドイツ・オペラOのポーランド人メンバーにより2002年に創設 れた団体。ストラスフォーゲル、ラトハウスらの弦楽四重奏曲アルバムがドイツ音楽批評家賞受賞の実力派。未知作 信頼の演奏を聴かせてくれます。

CPO
CPO-555548(1CD)
フランツ・ダンツィ:フルート三重奏曲 Op. 71
フルート三重奏曲第1番ト長調 Op.71-1
フルート三重奏曲第2番ホ短調 Op.71-2
フルート三重奏曲第3番ニ長調 Op.71-3
ロレンツォ・ガブリエーレ(Fl)
アンナ・カイザー(Vn)
ヨハネス・ベルガー(Vc)

録音:2020年10月12-15日
フランツ・ダンツィの「3つのフルート三重奏曲」は、作曲家晩年の室内楽を代表する作品であり、古典派から初期ロマン派 への移行期の特徴を色濃く映しています。マンハイム宮廷の音楽一家に生まれたダンツィは、父イノチェンツをはじめとする高 度な音楽的環境の中で育ち、後年はカールスルーエを拠点に作曲家・指揮者・評論家として活動しました。生涯にわたり モーツァルトへの深い敬愛を抱くとともに、弟子ウェーバーとの交流は、彼のロマン派的美意識を育む重要な要素でした。こ の作品71の三重奏曲は詩情、ドラマ性、民族的要素を取り込み、3曲それぞれが異なる性格を持っています。チェロを独 奏的に扱う緻密な書法にダンツィの個性が示されています。 ロレンツォ・ガブリエーレは、18〜19世紀タイプのフルート(トラヴェルソ)を使用し、バロックからロマン派までの広範なレパート リーを持っています。2019年のテレマン国際コンクール第1位をはじめ、数多くの受賞歴を誇る他、演奏活動と音楽学研 究を結びつけ、未発見の作品の出版にも尽力しており、フルートのレパートリー拡大に大きく貢献しています。
CPO
CPO-555653(2CD)
カスパール・ヨーゼフ・ブラムバッハ(1833-1902):ピアノ四重奏曲、ピアノ六重奏曲
【CD1】
1-4. ピアノ六重奏曲 ハ短調 Op.5
5-8. ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.13
【CD2】
1-4. ピアノ四重奏曲 イ短調 Op.43
5-8. ピアノ四重奏曲 ト短調 Op.110
エルンスト・ブライデンバッハ(P)
インゴ・デ・ハース(Vn)
トーマス・レッセル(Va)
ミハイル・ネムトソフ(Vc)
ゲジーネ・カルプヘン=ジェプカ(Vn)…CD1:1-4
マリー・ダニエルズ(Va)…CD1:1-4

録音:2023年11月27-30日…Op.13、110
2024年12月2-5日…Op.5、43
カスパール・ヨーゼフ・ブラムバッハは、ボン近郊に生まれ、ヒラーやライネッケらに学んだドイツ・ロマン派の作曲家。 1850年代に室内楽作品で頭角を現し、演奏家・教育者としても活動の幅を広げ、1861年には故郷ボンの音 楽監督に就任しました。ヘンデルやハイドンから珍しい作品までを取り上げた意欲的な企画で注目を集める一 方、専用のオーケストラがないなどの環境的制約やメディアの批判などにより1869年に辞任を余儀なくされます。 その後は合唱音楽の創作に比重を移し、ドイツ国内外で大きな成功を収めましたが、保守的な作風ゆえに後世 では評価されることがありませんでした。ここで聴ける作品は、彼が高度な構成力と詩情を備えた作曲家であった ことを示しています。ヴィオラ2本を含む特徴的な編成によるピアノ六重奏曲では、若き作曲家の自信と創意が鮮 やかに示され、ピアノ四重奏曲ではシューマン的な伝統に拠った変ホ長調から、成熟期に書かれたイ短調、循環 形式による晩年のト短調まで、ロマン派の正統的語法を基盤としつつ、ブラムバッハの内面的深化が示されていま す。

Biddulph
BIDD-85068(1CD)
デイヴィッド・ネイディアン ライヴ・イン・リサイタル
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.454
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op.30No.1
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
デイヴィッド・ネイディアン(Vn)
ジャック・アブラム(P)

録音:1972年1月14日フロリダ、サウスフロリダ大学(ライヴ)
ヴァイオリンを熱愛して独学で演奏したという父のもとに1926年に生まれたネイディアンは、若くして才能を表し、14歳になる前にニューヨーク・フィルと共演。 高名なヴァイオリン教師イヴァン・ガラミアンの指導を受けました。第2次大戦中は軍楽隊のコンサートマスターを務め、戦後はフリーランスの音楽家としてスタ ジオ・ミュージシャンとして活躍。同じ頃、『ドゥニス・コレクション』で知られるディミトリウス・コンスタンティン・ドゥニスの考えに関心を示して研究し、直接指導も 受けています。1965年にニューヨーク・フィルのコンサートマスターだったジョン・コリリアーノの後任を選ぶオーディションに参加すると全会一致で採用され、特にバーンスタイン からは全幅の信頼を受け、数多くの演奏会や録音で楽団を率いたほか協奏曲のソリストとしても共演。小澤征爾、スタインバーグ、スクロヴァチェフスキといっ た客演指揮者たちとも古典から近現代までの協奏曲を演奏しました。バーンスタインが音楽監督から退任するとネイディアンも楽団を離れてフリーランスに戻 り、ヴァイオリン・セクションのリーダーやソリストとして、ヘレン・メリル、トニー・ベネット、ビリー・ジョエル、坂本龍一らのアルバムに参加しました。 一説によればネイディアンはソロ・リサイタルをあまり好まなかったそうで、ソリストとしての録音もごくわずかしかありません。特に古典派作品の録音は少なく、こ こに復刻されたモーツァルトとベートーヴェンは貴重です。録音はステレオながらデッドで高音の伸びに欠ける傾向がありますが、ヴァイオリンの音をかなりオンで とらえており、フランクも含めて豊かなヴィブラートと品格のある造形による演奏を楽しめます。1900年前後にヨーロッパに生まれて教育を受けたヴァイオリニス トたちに比べると、ボルタメントの使用やテンポの揺れ、個性的な節回しなどは目立たず、演奏スタイルの「現代化」の記録としても注目されます。 ピアノのジャック・アブラム(エイブラム)はネイディアンより年長の1915年生まれ。10歳の時にヨーゼフ・ホフマンに見いだされてカーティスで学び、後にジュリアー ドでアーネスト・ハッチソンからも指導を受けました。1937年にマクダウェルのピアノ協奏曲第2番をフィラデルフィアOと共演してカーネギーホールにデ ビュー。イギリス音楽で高い評価を得て、ブリテンのピアノ協奏曲をストコフスキー指揮でアメリカ初演しました。

SUPRAPHON
SU-4369(1CD)
カレル・フサ(1921-2016):管楽五重奏作品集
木管五重奏のための5つの詩
木管五重奏のための回想(追想)
木管五重奏、弦、シロフォンとハープのためのセレナード
ベルフィアート五重奏団【オト・レイプリッヒ(Fl)、ヤン・スチェク(Ob)、イルジー・ヤヴレク(Cl)、ヤン・フデチェク(Fg)、カテリーナ・ヤブルコヴァー(Hrn)】
プラハ・フィルハーモニア
エマニュエル・ヴィヨーム(指)
マトウシュ・ズカル(P)
2005年に結成されたチェコの俊英ベルフィアート五重奏団による、20世紀チェコ音楽を代表する作曲家の一人であるカレル・フサの作品 集。フサは吹奏楽の作曲家として日本でもおなじみですが、アンサンブルはフサの発掘に取り組んでいます。メンバーは、チェコ・フィル、 PKF?プラハ・フィルハーモニア、チェコ国立劇場など、チェコを代表する主要オーケストラで活躍しています。ARDミュンヘン国際音楽コン クール、プラハの春国際音楽コンクール、コンチェルティーノ・プラハなど、多くの国際コンクールで受賞歴を誇っています。 フサはパリに渡り、ナディア・ブーランジェやアルテュール・オネゲルに師事。1948年2月の共産党クーデターの後、彼は祖国へ戻らない決断 をし、その後の人生のほとんどをアメリカ、コーネル大学で過ごします。しかし、故郷を忘れることは決してありませんでした。 「木管五重奏とピアノのための〈回想〉」 について、フサは次のように述べています。「回想は鮮明だが、必ずしも正確ではない。私たちの記憶 は、現実と想像が入り混じったものだ……。そのすべてを表現するために、私は作品がシンプルな音から発展し、またそこへ戻っていくように しつつ、五重奏の新しい音の組み合わせや響きを探求したかった。」 また彼は、〈私たちの人生を魔法のように彩ってくれる素晴らしい存在〉である鳥への愛情を 「木管五重奏のための5つの詩」 に込めており、 そこでは微分音やアレアトリー(偶然性の音楽)など多様な音楽技法が用いられています。 ベルフィアート五重奏団に、プラハ・フィルハーモニアのメンバー、そして若手注目株ピアニストのマトウシュ・ズカルも参加した万全の布陣で のフサの作品集となっております。(FA)
SUPRAPHON
SU-4373(1CD)
INSCAPE(内的風景)
パヴェル・ハース(1899-1944):木管五重奏曲 op.10
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第8番ハ短調 op.110(マーク・ポプキン(による木管五重奏編曲版)
ペトリス・ヴァスクス(b.1946):木管五重奏曲 第2番友の思い出に
ヤン・ノヴァーク(1921-1984):木管五重奏のための小協奏曲
アリンデ五重奏団【アンナ・タラーチコヴァー(フルート、ピッコロ、アルト・フルート)、バルボラ・トルンチコヴァー(オーボエ、イングリッシュ・ホルン)、ダヴィド・シメチェク(Cl)、ペトル・セドラク(Fg)、クシシュトフ・コスカ(Hrn)】

録音:2025年4月7-8日、6月18-19
2019年結成、2024年ミュンヘンARD国際音楽コンクール優勝のアリンデ五重奏団の注目のデビュー盤の登場。アリンデ五重 奏団はミュンヘン優勝と同年の2024年にチェコ室内楽協会賞を受賞、プラハの春国際音楽祭をはじめ、チェコ国内外の主要 音楽祭で続々デビューを果たし、世界の注目度上昇中のアンサンブルです。メンバーは、ヨーロッパの主要音楽大学で研鑽を 積み、マーラー・ユーゲントOやEUユース・オーケストラなど名高い若手オーケストラでも経験を積んでいま す。プラハの主要オーケストラ──チェコ・フィル、国立劇場O、プラハSO、プラハRSO、プラハ・フィル ハーモニア──でも中心的な役割で活躍しています。 ハース、ショスタコーヴィチ、ヴァスクス、ノヴァーク、いずれも、強い個性を持ち、自らの信念や政治的立場を揺るぎなく貫いた人 物でもある四名それぞれの作曲家の内なる世界が映し出された作品をプログラム。ファシズムへの暗い省察から、喜びに満ち た遊び心へと、劇的な物語を形作ります。 ハースの「木管五重奏曲」は、ハースが30歳のときの作品で、ちょうど現在のアンサンブルのメンバーたちと同じくらいの年齢で した。この作品には、若々しいエネルギーと深い表現力が見事に共存しています。さらにこの曲は、ミュンヘン国際で優勝した時 にも演奏した楽曲で、それまでハースを知らなかった聴衆にも強い印象を残し、忘れがたい経験となったという特別な作品。 ハースの作品の最後の楽曲 「エピローグ」 は、ショスタコーヴィチの 「弦楽四重奏曲第8番」木管五重奏版 へとごく自然につな がっていきます。ショスタコーヴィチはこの四重奏曲を「自身のエピローグのようなもの」と呼んでいました。途切れることなく流 れ続ける豊かな音楽を、アンサンブルは、これが編曲版であることを感じさせない音楽性で見事に演奏しています。この編曲版 の世界初スタジオ録音となります。ヴァスクスの 「友の思い出に」 は、亡き友人のための音楽で、悲しみ、孤独、そして喪失を 受 け入れることをもたらす作品です。現代音楽にも力をいれるアリンデ五重奏団の矜持をも感じさせます。アルバムの結びを飾る のは、ノヴァークの「コンチェルティーノ」です。この作品には、ノヴァークが亡命する以前の屈託のない青春時代の雰囲気が色 濃く宿っています。このアルバム全体の中では、前半の作品の重く陰影の深い世界観と対照をなし、光と希望をもたらしてくれ るような作品。それぞれの作品の真価を問い、さらに自分たちアンサンブルの自負、方向性も強く感じさせます。アリンデ五重奏 団のこれからにも大いに注目したい1枚となっております。(FA)

Chateau de Versailles Spectacles
CVS-112(1CD)
多感様式 〜C.P.E.バッハの鍵盤曲とフルートのための2つのソナタ
1. ラリ・ルパリヒWq117-27
2. ファンタジア ハ長調 Wq61-6
3. ソナタ ニ短調 Wq65-24
4-6. フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 Wq124
7. ラ・ガブリエル Wq117-35
8. ラ・グライム Wq117-19
9. ロンド ニ短調 Wq61-4
10. ラ・シュタール Wq117-25
11. ラ・カロリーヌ Wq117-39
12-14. フルートと鍵盤のためのソナタ ニ長調 Wq83
アルノー・ド・パスクァル(フォルテピアノ)
使用楽器:ゴットフリート・ジルバーマン1749年製作モデル(ニュルンベルク国立ドイツ博物館所蔵)に基づくアンドレア・レステッリ製作の再現楽器
アンヌ・ティヴィエルジュ(フラウト・トラヴェルソ)

録音:2022年6月21-24日、8月1-2日 サン=ブノワ=デュ=ソー教会(フランス中部サントル地方)
現代ピアノよりも先に5歳の頃からチェンバロに親しみ、ボーモン、ランヌー、ワイス、ヴェルレ、ジョワイエといった才人たちの薫陶を受けた後、近 年ではソリストとしての幅広い活躍に加えフォルテピアノ奏者としても実績を上げているフランスの才人アルノー・ド・パスクァル。ヴェルサイユ宮 殿催事部のレーベルChateau de Versailles Spectaclesがリリースする今回のアルバムは、大バッハ次男C.P.E.バッハが残した鍵盤独 奏のための小品を中心に、フラウト・トラヴェルソ奏者アンヌ・ティヴィエルジュの共演を得て2曲のソナタを併録、この作曲家の作風を初期から 最晩期まで幅広く味わえる1枚に仕上がっています。何より素晴らしいのは、ロレンツォ・ギエルミやフランチェスコ・コルティ、セリーヌ・フリッシュと いった名手たちも信頼を寄せる現代の名工アンドレア・レステッリが手がけたジルバーマン・モデルの楽器の可能性を最大限に引き出している 点。C. P. E. バッハの雇用主となったフリードリヒ大王が愛顧し、後に大バッハもその出来栄えに満足したというG. ジルバーマンの楽器ならで はの特徴的なチェンバロ寄りの明快さも、弱音の陰影が美しい優美なカンタービレの響きも自由自在、「奏者自身が表現すべき心情に迫っ てこそ」と語った作曲家の音作りの妙をこの楽器で幅広く伝えてくれます。ティヴィエルジュとの阿吽の呼吸も見事なソナタも聴き応えたっぷり。 多様な魅力が詰まった1枚です。

La Dolce Volta
LDV-134(1CD)
ウィーンの響き
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K.421
ウェーベルン:緩徐楽章
コルンゴルト:弦楽四重奏曲 第2番 変ホ長調 Op.26
エルメスSQ【オメール・ブシェーズ(Vn1)、エリーゼ・リュウ(Vn2)、ユン=シン・ロウ・チャン(Va)、ヤン・ルヴィオノワ(Vc)】

録音:2024年7月9-12日 ベルギー、モンス、アルソニック
2008年にリヨン国立高等音楽院内で結成されたエルメス四重奏団。ラヴェル四重奏団から指導を受け、アルフレート・ブレンデルと深い絆 で結ばれた彼らによる、楽都ウィーンで育まれた音楽の系譜に光を当てる野心的なプログラム。モーツァルトがロマン主義の到来を予感させた 傑作から、ウェーベルンやコルンゴルトがその終焉に告げた別れの響きまで、150年を超える「ウィーンの魂」の変遷が鮮やかに描き出されま す。アルバムの核を成すのは、彼らが活動初期から熟成させてきたモーツァルトの第15番。不安や苦悩を露わにしたドラマティックな表現は、 亡命直前のコルンゴルトが綴った切実なノスタルジーや、ウェーベルンの親密な語り口と見事に呼応します。「黄昏の色調」を帯びた各作品 が放つ強烈な感情を、伝令神の名を冠する四重奏団が聴衆の感性へと橋渡しします。

B RECORDS
LBM-086(1CD)
ベートーヴェン三部作 Vol.1
モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 K.546
ハイドン:弦楽四重奏曲 第67(82)番 ヘ長調 Op.77-2
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第1番 ヘ長調 Op.18-1
デュティユーSQ【ギヨーム・シレム、マチュー・アントシェヴェルケル(Vn)、ダヴィッド・ガイヤール(Va)、トマ・デュラン(Vc)】

録音:2025年9月9日トゥールーズ、サン=ピエール=デ=キュイジューヌ・オーディトリアム(ライヴ/拍手入り)
SQといえば学生の頃に結成される団体が多い中、デュティユーSQはオーケストラや室内楽で活動を行い芸術的な 円熟期を迎えた弦楽奏者たちにより2020年に結成されたという、異色のアンサンブル。彼らの「ベートーヴェン三部作」は、初期・中期・後 期それぞれにテーマを設けて関連作と共に収録するというもの。第1弾の今作では若き日にスポットを当て、パトロンであったヴァルトシュタイン 伯爵から贈られた「ハイドンの手からモーツァルトの精神を受け取りなさい」という言葉をテーマに、巨匠たちから受け継がれた音楽の継承を辿 ります。ハイドン最後の四重奏曲から、そのバトンを受け取ったベートーヴェンの第1番へと繋がる流れの冒頭を、劇的なモーツァルトの作品が 彩ります。オーケストラでの豊富な経験を持つ奏者たちが、交響曲的な色彩感や解釈を室内楽へと融合させている点も大きな魅力。ライヴ ならではの聴衆との親密な交流から生まれた熱量と、即興的な閃きに満ちた瑞々しい演奏をお楽しみください。

Solo Musica
SM-552(1CD)
カオス - ハイドン、バッハ、ルベル、リゲティ 他の作品集
ハイドン:オラトリオ「天地創造」より「混沌」*
シャム・グリルス(1976-) / カオスSQ:トランジション A
バッハ:「フーガの技法」より コントラプンクトゥス I
グリルス(カオスSQ編):トランジション B
ジャン=フェリ・ルベル:「四大元素」より 混沌*
グリルス(カオスSQ編):トランジション C
リゲティ:弦楽四重奏曲 第2番
ラモー:歌劇「ザイス」序曲*
グリルス(カオスSQ編):トランジション D
バッハ:「フーガの技法」より コントラプンクトゥス II
シュニトケ(1934-1998):弦楽四重奏曲 第3番 - 第1楽章 アンダンテ
グリルス(カオスSQ編):トランジション E
ベートーヴェン:大フーガ 変ロ長調 Op.133

*…カオスSQによる編曲
カオスSQ

録音:2025年7月7-10日
「混沌(カオス)」が恐怖と創造の源泉であるというある意味逆説的な思想を音楽で体現する1枚。収録曲 はルベル、バッハからシュニトケまで、本来さまざまな編成のために書かれた作品を弦楽四重奏用に編曲、ハ ンガリーの作曲家シャム・グリルスによる即興的な間奏曲がそれらをつなぐように構成されています。 カオスSQは、ドイツ、ハンガリー、イタリア、オランダと出身地を異にする4人の音楽家が集まって、 2019年にウィーンで活動を開始。グループ名を決めようとしたら議論百出して混沌とした結果、「カオス」の 名になったそうです。彼らの高度な音楽性と技術を示す、名刺代わりの1枚。

DELOS
DE-3618(1CD)
ナディア・ブーランジェと、彼女に師事したアメリカの作曲家たち 〜木管五重奏による作品集
ナディア・ブーランジェ(1887-1979)/カーラ・ラモーレ編曲:前奏曲 ヘ短調
 3つの小品
マリオン・バウアー(1882-1955):
木管五重奏曲 Op.48世界初録音
フィリップ・グラス(1937-)/カーラ・ラモーレ編曲:エチュード 第17番
エリオット・カーター:木管五重奏曲
クインシー・ジョーンズ(1933-2024)/オーエン・ブローダー(1989-)編曲:真夜中の太陽は沈まず
ウインドシンク【ギャレット・ハドソン(Fl)、ノア・ケイ(Ob)、グレアム・スティール・ジョンソン(Cl)、アニー・ホックホルター(Hrn)、カーラ・ラモーレ(Fg)】
2009年ヒューストンのライス大学で創設された木管五重奏団ウインドシンク。現在ではアメリカの室内楽界で主要なアンサンブルの一つに 数えられる彼らによる、いわゆる「アメリカらしさ」を見つめ直す企画盤です。ナディア・ブーランジェのオルガン曲をメンバーのカーラ・ラモーレが編 曲したものに始まり、続く収録作はいずれもブーランジェに師事した作曲家の作品。ブーランジェが特定のスタイルを押し付けるのではなく、そ れぞれ固有の才能を伸ばすことに注力したそのアプローチが、20世紀アメリカ音楽における多様なスタイルを生み出す土壌になったことを、こ のプログラムが映し出すことを目指しています。ブーランジェにとって初めてのアメリカ人生徒であったマリオン・バウアーによる木管五重奏曲は 今回が世界初録音。調性音楽から印象派の影響を受けた後十二音音楽へと移った彼女の晩年、1953年に初演されたこの作品は新古 典主義的な親しみやすいものです。1948年に書かれたエリオット・カーターの木管五重奏曲は「マドモアゼル・ナディア・ブーランジェ」へ献呈 されており、各楽器の個性を際立たせることを意図して書かれた技巧的な作品。ほかにフィリップ・グラスがピアノのために書いた人気作「エ チュード」や、ジャズやポップスの世界で成功したクインシー・ジョーンズの作品をジャズ・サックス奏者のオーエン・ブローダーが編曲した美しい曲 などを収録した、意図通りの多彩な内容となっています。ウインドシンクの面々がこれらの作品を心から楽しんで演奏しているのがよく伝わる、 たいへん聴き応えのあるアルバムです。

MClassics
MYCL-00071(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価

Viejos aires
R.ピントス:エン・デサクエルド(不一致)
R.ピントス:レアルメンテ・ノ・メ・インポルタ(本当にどうでもいい)
R.ピントス:アルゴ・インソルーブレ(解けないもの)
R.ピントス:カバルガンド・エン・ラ・オスクリダッド(闇の中を駆ける)
J.タグリアピエトラ:ラス・ドーセ
N.エスカルソ:デ・トレス・エン・トレス(三つずつ)
J-F.レゼ:タンゴとパソ・ドブレ
N.エスカルソ:アウセンシア(不在)
P.アギーレ:アメリカ大陸のタンゴ幻想曲
I.フレイホ:舞踏の中の現実
C.B.セイガー&D.フォスター:祈り
J.タグリアピエトラ:ミロンガ・インヴェンション
F.エゴスクエ:ヴィエホス・アイレス(古き空気)
ディスパー・トリオ【プシェミスル・ヴォイタ(Hrn)、パトリシオ・コセンティーノ(テューバ)、沢野智子(P)】

録音:2019年3月15ー17日プラハ、SONO レコーディング・スタジオ
2015年に結成されたディスパー・トリオ。ミュンヘン国際コンクールの 覇者、ホルンのプシェミスル・ヴォイタをはじめ、世界を舞台に活躍す るソリスト、テューバのパトリシオ・コセンティーノ。そして世界の名手よ り高く評価されるピアニスト、沢野智子の3名からなる「異色のトリ オ」です。当盤は、アルゼンチン作曲家によって、このアンサンブルの ために特別に書き下ろされた作品を中心に収録。3名による圧巻 のテクニックと音楽性!躍動するアンサンブル!アルゼンチンの雰囲 気あるサウンドが眼前に広がります。

Pentatone
PTC-5187520(1CD)
シューベルト:八重奏曲 D803 シャロウン・アンサンブル・ベルリン【ヴォルフラム・ブランドル(Vn)、ペーター・リーゲルバウアー(Cb)、ラヘル・シュミット(Vn)、アレクサンダー・バーダー(Cl)、ミヒャ・アフカム(Va)、マルクス・ヴァイトマン(Fg)、クラウディオ・ボホルケス(Vc)、アンドレイ・ジュースト(Hrn)】

録音:2025年1月 ベルリン、フィルハーモニー、室内楽ホール
ベルリン・フィルハーモニーの設計者、ハンス・シャロウンの名を冠した「ベルリン・シャロウン・アンサンブル」は1983年創設。ベルリン・フィル ハーモニーOの奏者を中心とした8名の常任メンバーで構成されています。結成以来シューベルトの「八重奏曲」は、実に500回演奏 し一度レコーディングもしているという、同アンサンブルにとっての顔のような曲。シューベルトが人間のありとあらゆる感情を凝縮して書き上 げた名作の理想的な演奏がお聴きいただけることでしょう。 コントラバスを弾くペーター・リーゲルバウアーは創設時からのメンバーです。また録音場所はホームであるベルリン、フィルハーモニーの室 内楽ホール。成熟と新鮮さを兼ね備えた解釈によりシューベルトならではの色彩と劇的な深みがみごとに奏でられています。(FA)

MDG
MDG-30723852(1CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.21
第1番イ長調 Op.55-1Hob.�V:60
第2番へ短調 Op.55-2Hob.�V:61「カミソリ」
第3番変ロ長調 Op.55-3Hob.�V:62
ライプツィヒSQ

録音:2025年3月5-7日 マリエンミュンスター修道院コンサートホール
ライプツィヒSQによるハイドン弦楽四重奏曲全集企画も21枚目。戦前は大変好まれ、トスト弦楽四重奏曲集第1と第2に挟まれた、 谷間に咲く可憐な名品といわれた「3つの弦楽四重奏曲集作品55」。そのなかの第61番(旧番号第46番)なども「カミソリ」などというタイトル の恐ろしさに非ずしてネーミングの逸話同様の味わいのある滋味あふれる逸品。さすがライプツィヒSQで聴きますと大いに品格 が加わり、充実した後味を残します。室内楽をしみじみと聴く喜びを再発見。録音も素晴らしい。(FA)

Aulicus Classics
ALC-0145(1CD)
ジュール・ドゥメルスマン:フルートとピアノのための作品集
(1)テュルー捧ぐ幻想曲、Op.43(2)ショパンの主題による幻想曲、Op. 29
(3)演奏会用独奏曲第2番、Op.20(4)演奏会用独奏曲第4番、Op. 80
(5)演奏会用独奏曲第5番、Op.81(6)演奏会用独奏曲第6番、Op. 82
パオロ・ダルモーロ(Fl)
マウリツィオ・フォルネーロ(P)

録音:2000年10月10、11、12日 トリノ・A & A
フルートの名手の作品集なので、華麗なフルートの音色が楽しめる。このアルバムは難しい顔をしない で、素直に2人の名手による名人芸に耳を傾けたい。曲想も全体的に明るく陰のない作風が大変好ま しい。録音も滲みのない爽快なサウンドステージが展開されています。
■ジュール・ドゥメルスマン(作曲)
1833年、フランス北部オンショオット出身のフルーティスト・作曲家。テュルーにフルートを師事してパリを中心に活躍する。「フルートのパガニーニ」「フルートのサラサーテ」というニックネームをつけられる程の名手であった。当時の最新式フルート「ベーム式」を使用せず、旧式の「シンプル・システム・フルート」を使用していた。
Aulicus Classics
ALC-0146(1CD)
フンメル、メンデルスゾーン 室内楽作品集
フンメル:ピアノ五重奏曲変ホ長調、Op.87
メンデルスゾーン:ピアノ六重奏曲ニ長調、Op. 110
ガブリエーレ・ピエラヌンツィ(Vn)
フランチェスコ・フィオーレ(Va)
フランチェスコ・ソロンブリーノ(Va)
ダニロ・スクイティエーリ(Vc)
エルマンノ・カルツォラーリ(Cb)
アントネッロ・カンナヴァーレ(P)

録音:2024年11月、ナポリ・ヴィラ・ピニャテッリ・ライヴ
ピエラヌンツィを中心としたイタリアの若手のソリスト達によるコンサートライヴ。このグループの演奏はい つも意欲的なプログラムを聴かせてくれるが、今回も期待を裏切らない仕上がりとなっています。2 曲とも、 カンナヴァーレの見事なピアノに支えられて駆け抜けるような演奏を聴かせてくれます。ストリングスの音に も厚みがあり充実しています。ライヴ収録らしいスピード感が支配するが、演奏者と曲の個性がマッチした 好企画盤です。

SUPRAPHON
SU-4368(1CD)
マルティヌー:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 第5番H.268
弦楽四重奏曲 第3番H.183
弦楽四重奏曲 第7番H.314
弦楽四重奏曲 第2番H.150
パヴェル・ハースQ【ヴェロニカ・ヤルーシコヴァー(Vn1)、マレク・ツヴィーベル(Vn2)、シモン・トルシュカ(Va)、 ペテル・ヤルーシェク(Va)】

録音:2025年5月、スタジオ・ドモヴィナ
豊潤で色彩豊かな響き、精密なアンサンブル、音楽的ディテールへの深い理解で知られるパヴェル・ハース四重奏団。本 アルバムは、マルティヌーの弦楽四重奏曲全曲演奏シリーズを世界中で成功させてきたいわば総決算ともいえるものとなっ ております。 「私たちの目指したのは、四重奏曲を年代順に並べることではなく、互いに響き合う4つの独立した世界として提示すること でした。それぞれは作曲家の異なる時期に書かれ、異なる気分や音楽的思考法を宿していますが、そこには常に “同じボ フ ス ラ フ ” が 存 在 し て い る の で す 」。 第2番の四重奏曲には若々しいエネルギーが満ちており、マルティヌーが国際的な注目を集めるきっかけとなりました。第3 番は実験精神に富み、その語法の大胆さが際立つ作品です。1938年にパリで書かれた第5番は、情感豊かで極めて個人 的な語り口を持ち、マルティヌーのミューズ、ヴィチェスラヴァ・カプラーロヴァに献呈されたもの。そして9年後、ニューヨー クで書かれた第7番は、より穏やかで抒情的なスタイルへの回帰であり、マルティヌーの妻シャルロットに捧げられています。 2002年結成、2005年にパオロ・ボルチアーニ・コンクールで優勝して一躍世界に躍り出たパヴェル・ハース四重奏団。こ れまでのリリースはいずれもグラモフォン・アワードを受賞するなど、世界で高く評価されております。彼らによるこのマルティ ヌーの音楽は、何より深い共感に満ち、マルティヌーの内なる親密な世界へと聴き手を誘います。(FA)
SUPRAPHON
SU-4367(1CD)
ヴィーチェススラフ・ノヴァーク(1870-1949):弦楽四重奏曲全集
(1)弦楽四重奏曲第1番ト長調 Op.22(1899)
(2)弦楽四重奏曲第2番ニ長調 Op.35(1905)
(3)弦楽四重奏曲第3番ト長調 Op.66(1938)
シュターミッツQ【インドジフ・パズデラ(Vn1)、ヨゼフ・ケクラ(Vn2)、ヤン・ピズシュカ(Va)、ペトル・ヘイニー(Vc)】

録音:(1)(2)2024年3月9&10日、(3)2024年9月27日 ヤコブの梯子福音派教会、プラハ(チェコ) 
バロックから現代まで幅広いレパートリーを披露するシュターミッツ四重奏団。1985年に結成された当団は40年にわたりコンサートやスタジ オ録音で国際的な成功を収めてきました。フェルステル(SU-4050)、グバイドゥーリナ(SU-4078)、カレル・コヴァジョヴィツ(SU-4267)の弦楽 四重奏曲全集など意欲的な録音活動でも注目されています。 モラヴィアとスロヴァキアの田園風景と民族音楽に触発された第1番から、戦争の不安な予感が漂う第3番まで約40年の歳月を隔てているノ ヴァークの3つの弦楽四重奏曲。これらの作品はノヴァークの作曲技法も時代とともに変化しています。その中間に位置する第2番は教会旋 法、印象派、ポリフォニックな響き、豊かなリズムなど、ノヴァーク固有のスタイルに到達した作品といえます。名人集団のシュターミッツ四重奏 団はノヴァークの四重奏曲全曲を録音した最初のアンサンブルとなり、多くの若い演奏家への羨望の的ともいえる名盤が誕生しました。(FA)
SUPRAPHON
SU-4364(2CD)
マルティヌー:チェロとピアノのための作品全集
チェロ・ソナタ第1番H277(1939)
ロッシーニの主題による変奏曲 H290(1942)
チェロ・ソナタ第2番H286(1941)
チェロ・ソナタ第3番H340(1952)
スロヴァキア民謡による変奏曲 H378(1959)
7つのアラベスク H201a(1931)
7つの小組曲 H192(1931)
6つのパストラール H190(1931)
ロマンス H186bis(1930)
4つの夜想曲 H189(1931)
ヴィレーム・ヴルチェク(Vc)
デ ニ ス・リ ン ニ ク(P)

録音:2024年12月27-30日、2025年2月4-7日バーゼル音楽院内大ホール(スイス)
Supraphonレーベルが力を注いで新録音を手掛けるチェコの作曲家ボフスラフ・マルティヌー。当アルバムはチェロとピアノの ための作品を収録、演奏はチェコの俊英ヴィレーム・ヴルチェクです。 ヴルチェクはクラクフのペンデレツキ国際チェロ・コンクール優勝、マルクスノイキルヒェン国際器楽コンクール優勝など、これまで出場した各 コンクールで優勝、入賞を重ねている注目の演奏家。すでにチェコPO、プラハSO、バーゼル室内楽などとの 共演を経験しています。国際音楽祭ヤング・プラハ イン東京コンサート2019の来日公演では日本の聴衆の前で素晴らしい演奏を聴かせて くれました。ピアノはベラルーシのデニス・リンニクです。リンニクは先に行われたエリザベート王妃国際音楽コンクール2025のセミファイナリ ストとしても話題となった注目のピアニストです。 多作曲家マルティヌーは、同世代のどの作曲家よりもチェロのための作品を書きあげ、室内楽作品と協奏曲の両方を作曲しています。今回 のチェロとピアノのための作品全集の録音はマルティヌーが晩年を過ごしたシェーネンベルクから数キロしか離れていないバーゼル音楽院 で行われました。その作品のほとんどはフランク、フルニエ、オネゲル、ピアティゴルスキーなど、マルティヌーの友人であった有名なチェリスト たちのために書かれました。スロヴァキア民謡による変奏曲はマルティヌーの最後の室内楽作品。この作品から彼が帰ることのできなかった 祖国へ思いを聴くことができます。ヴルチェクとリンニクがマルティヌーの神髄にせまる演奏を聴かせます。(FA)b
SUPRAPHON
SU-4361(1CD)
スーク、マルティヌー、フィシェル:ヴァイオリンとピアノのための作品集
(1)スーク:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op.17(1900)
(2)マルティヌー:ヴァイオリンとピアノのためのチェコ狂詩曲 H307(1945)
(3)フィシェル:ヴァイオリン・ソナタ「The Hands」(1961)
(4)マルティヌー:ヴァイオリン・ソナタ第1番 H182(1929)
ダニエル・マテイチャ(Vn)
ヤン・スルメイステル(P)

録音:(1)2024年12月12日、(2)2024年4月4日、(3)2025年2月19日、(4)2025年3月5日 チェコ放送内第1スタジオ、プラハ(チェコ)
18歳でイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(SU-4313)の録音でデビューした若きヴィルトゥオーゾ、ダニエル・マテイチャ、期待のセカンド・ア ルバムは、スーク、マルティヌー、フィシェル作品。共演はクライバーン国際ジュニア・コンクールで第3位入賞を果たしたヤン・スルメイステル で、このデュオはプラハ・コンチェルティーノ・コンクールの室内楽部門で優勝している期待の星です。 マルティヌーが第2次世界大戦終結直後のアメリカで当時70歳だったフリッツ・クライスラーのために書いた「チェコ狂詩曲」 は、ヴァイオリニストにとって大きな挑戦ともいえる華麗な作品。1929年に書かれたマルティヌーのヴァイオリン・ソナタ第1番はジャズの要素 や時折見せるピアノ・パートの印象主義的な旋律からもわかる、パリ時代の産物。そして、ルボシュ・フィシェル(1935-1999)はユネスコ賞、イ タリア賞など、国際的な賞も受賞している作曲家。ヴァイオリン・ソナタ「The Hands」は当初「Crux」というタイトルをつけるはずでしたが、共産 主義下では全く受け入れられませんでした。このソナタを初演したイヴァン・シュトラウスは「この曲は鞭打ち、憎しみ、不安の劇的な瞬間に葬 列(ピチカート)が続き、最後に鐘の音とともに神格化される栄光の復活という、復活祭の十字架の駅を緩やかに描いたものと解釈できる」と 語っています。今世紀に生まれた若きヴィルトゥオーゾが母国の偉大な先人の音楽に敬意を表します。

ANIMAL MUSIC
ANI-145(1CD)
ハンス・クラーサ(1899-1944):弦楽四重奏のための主題と変奏 / 弦楽四重奏曲
カレル・アンチェル(1908-1973):2つのフーガ
シュルホフ(1894-1942):弦楽四重奏のためのディヴェルティメント
クラーサQ【シャールカ・ペトジーコヴァ(Vn1)、ヤン・パロウチェク(Vn2)、ダニエル・メンハルト(Va) マリエ・フォレストヴァ(Vc)】

録音:2025年5月
2012年結成のクラーサ四重奏団のデビュー・アルバム。クラーサ四重奏団は、テレジン収容所に関わりのあるユダヤ人作曲家の作品を専門とする若いアンサ ンブル。アンサブルの名前の由来でもあるクラーサの「主題と変奏」および「弦楽四重奏曲」、シュルホフの「弦楽四重奏のためのディヴェルティメント」、アン チェルの「二つのフーガ(二つの学生フーガ)」は、いずれも作曲家たちのキャリア初期に書かれた作品であり、第一次世界大戦後の政治的混乱が彼らの人 生に大きな影響を及ぼす以前のものです。指揮者アンチェルは、プラハ音楽院でヴァーツラフ・ターリヒに指揮を学ぶ一方、微分音のアロイス・ハーバに作曲 を学んでおりました。この『二つのフーガ』では、半音階的な動きも印象的な旋律が、唐草模様のようにからみあっています。

Goodies
78CDR-3999(1CDR)
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810「死と乙女」 ブッシュSQ【アドルフ・ブッシュ(Vn1)、ゲスタ・アンドレアソン(Vn2)、カール・ドクトル(Va)、ヘルマン・ブッシュ(Vc)】

英 HMV DB8365/68(オートチェンジャー・カプリング)
1936年10月16日ロンドン録音)
ブッシュSQは1919年にヴァイオリンのアドルフ・ブッシュ(1891- 1952)によって組織され、1930年代には英 HIS MASTER'S VOICE に多くの録音:を行った。ブッシュはまたピアニストのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)と デュオ録音でも活躍した。ブッシュは1939年に実弟でチェリストのヘルマン・ ブッシュと共にアメリカに移住、その後四重奏の二人のメンバーもアメリカ の渡り、1941年からアメリカCOLUMBIAに録音を再開した。 ブッシュのシューベルトはこのシリーズで「幻想曲ハ長調」(78CDR-3172)とピ アノ三重奏曲第2番作品100(78CDR-3671)が出ています。ピアノはいずれもルドル フ・ゼルキン。 復刻にはKLANG KUNST10A SP用MC型カートリッジ3ミル針付(針圧19g)& FM MCT-1ファインメット・コア昇圧トランス(ゼネラル・トランス製)、 KORG DS DAC-10R DSD 録音機(内蔵イコライザー Eu78)を使用した。(グッディーズ)

COLIN CURRIE RECORDS
CCR-0009(1SACD)
スティーヴ・ライヒ:六重奏曲集
六重奏曲/二重六重奏曲
6つのマリンバ
ダンス・パターンズ
コリン・カリー・グループ

録音:2025年8月24-26日 ロンドン・キングズ・プレイス
コリン・カリーのレーベル「Colin Currie Records」から、真骨頂、ライヒ作品集の登場。「六重奏」を共通点とするプログラム です。リズム波動の伸縮と自在な動き、明快な和声、そしてすべての要素が織りなす瞑想的世界がこのうえない形で音響化 されています。2026年、スティーヴ・ライヒの90歳の誕生日(10月)と、コリン・カリー・グループの20周年にあわせての発売で す。 『六重奏曲』は2名の鍵盤奏者(P2台、シンセサイザー2台)、および4名の打楽器奏者(マリンバ3台、ヴィブラフォン2台 [弓奏]、バスドラム2台、クロタル(クロテイル)、クリックスティック、タムタム)によって演奏されるもので、ライヒを象徴する作 品のひとつ。『二重六重奏曲』(原題:Double Sextet)は、2007年に作曲され、2009年にピューリッツァー賞音楽部門を受賞 した傑作。『6つのマリンバ』(1986年)は、『6つのピアノ』(1973年)をマリンバ用にあらためたもの。催眠的な時間軸の動き が魅力です。 注目なのが『ダンス・パターンズ』(2002年)。これは振付家アンヌ・テレサ・デ・ケースマイケルと映像作家ティエリー・デ・メ イのために作曲されたもの。デ・メイはケースマイケルの振付作品『カウンターフレーズ』(2002年)を題材に1時間の映像作 品を完成させており、複数の作曲家に完成した映像セクションに合わせた5〜6分間の楽曲の制作を依頼しました。このラ イヒの楽曲は、2台のピアノ、2台のヴィブラフォン、2台のシロフォンで演奏される、演奏時間約6分の作品です。コリン・カリー とアンサンブルは独自の新解釈を加え、ライヒが動きやパターンに抱き続けた永遠の関心を浮き彫りにしています。 ライヒは現在コリン・カリーのために新作を作曲中といいますので、今後の展開からもますます目が離せません。(FA)

Ars Produktion
ARS-38689(1CD)
スペインへの旅
グラナドス:スペイン舞曲第3番 Op.37-3ファンダンゴ、スペイン舞曲第4番Op.37-4 ヴィラ ネスカ
イェンス=ウーヴェ・ポップ(1967-):今夜,列車は走 る
グラナドス:詩的なワルツ集、物乞い女
フェデリコ・モ レーノ・トローバ(1891-1982):アラーダ、アルカニス
グラ ナドス:献呈
イェンス=ウーヴェ・ポップ(G)、フローリアン・ドールマン(Cb)、ヨッヘン・ロス(マンドリン)、アレクサンドル・パンコフ(アコーディオン)

録音:2023年9月
ギター、コントラバス、マンドリンそしてアコーディオンと いう珍しい楽器を伴ったスペインのギター作品集です。イェ ンス=ウーヴェ・ポップの軽やかなギターにそれぞれの楽器 が良いアクセントとなってこの旅を盛り上げます。クラシッ クにジャズの要素も取り入れて心地よい響きに溢れたアルバ ムになっています。
Ars Produktion
ARS-38687(1CD)
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調 Op.8(1865)
ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 Op.13(1867)
ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45(1887)
ナタリア・ファン・デア・メルシュ(Vn)、
ナタリア・コヴァルゾン(P)

録音:2025年2月
ケルン室内管、ハンブルク・フィル、エッセン・フィルなどとの共演 や、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭への出演など広く活躍 するドイツのヴァイオリニスト、ナタリア・ファン・デア・メルシュ。 彼女がグリーグのヴァイオリン・ソナタをナタリア・コヴァルゾンと 共に収録しました。性格の違う3つのソナタを見事に弾き分ける技術 と表現力の高さにご注目ください。

DUX
DUX-2210(1CD)
ポーランド・トロンボーン・インプレッションズ
ジグムント・ストヨフスキ(1870-1946):幻想曲 Op.27(トロンボーンとピアノのための)
ヴィトルト・フリエマン(1889-1977):協奏曲第2番(トロンボーンとピアノのための)
フェリクス・ノヴォヴィエイスキ(1877-1946):即興曲
Op.19-1(トロンボーンとピアノのための)
エヴァ・ファビアンスカ=イェリンスカ(1989-):トロンボーンとピアノのためのソナタ(2017)
アレクサンデル・タンスマン:ミニアチュール(トランペット、ホルン、トロンボーンのための)
タデウシュ・パチョルキエヴィチ(1916-1998):6つのミニアチュール(4本のトロンボーンのための)
ヴォイチェフ・イェリンスキ(Tb)、トマシュ・ソシニャク(P/1-9)、ポーランド金管三重奏団(10-14)〔ダミアン・クレク(Tp)、トマシュ・クボン(Hrn)、ヴォイチェフ・イェリンスキ(Tb)〕、 トロンブクァルテット(TrombQuartet/15-20)〔ヴォイチェフ・イェリンスキ(Tb)、ピオトル・バニシ(Tb)、マレク・カチョル(Tb)、トマシュ・カチョル(バス・トロンボーン)〕

録音:2025年7月&9月、ポズナン
ポーランドの若きトロンボーン奏者ヴォイチェフ・イェリンスキによる、母国の作曲家に焦点を当てたこだわりのプログラム。 冒頭を飾るのは、パデレフスキの弟子であり、近年再評価著しいストヨフスキの「幻想曲」。1905年のパリ音楽院の試験 曲として書かれたこの作品は、トロンボーンの貴重なレパートリーとして知られますが、ポーランドの奏者による録音には格 別の説得力があります。続くフリーマンの「協奏曲第2番」は晩年の1969年の作ながら、ロマン派の香りを色濃く残す作 品。新古典主義の巨匠タンスマンによる金管三重奏のための小品集や、トロンボーン4本のために書かれたパチョルキエ ヴィチのミニアチュールなど、編成を変えながらトロンボーンの多彩な表現力を引き出しています。 異彩を放つのは、イェリンスキの妻でもある作曲家エヴァ・ファビアンスカ=イェリンスカの「トロンボーン・ソナタ」。2017年に 書かれた新しい作品で、現代的な語法と歌心が見事に融合しています。
ヴォイチェフ・イェリンスキは、ポズナン音楽アカデミーを優秀な成績で卒業後、ベルリンのアイスラー音楽大学でクリ ストハルト・ゲスリング(ベルリン・フィル)に師事。2016年から2018年にかけてベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカ デミーの奨学生として研鑽を積み、現在はポズナンPOの首席トロンボーン奏者を務める傍ら、ポ ズナン音楽アカデミーで後進の指導にあたっています。
DUX
DUX-2130
(1CD+DVD(PAL)
ヴィエニャフスキのヴァイオリンの魂
【CD】
ヘンリク・ヴィエニャフスキ:クヤヴィアク イ短調
アルフォンス・シュチェルビンスキ:無言歌 Op.3-3
アルフォンス・シュチェルビンスキ:アンダンテ・カンタービレ
サン=サーンス:アヴェ・マリア
・シューマン:トロイメライ
シューベルト:アヴェ・マリア
アルビノーニ:アダージョ ト短調
カッチーニ:アヴェ・マリア
バッハ:G線上のアリア(管弦楽組曲第3番より)
バッハ(グノー編):アヴェ・マリア(前奏曲 ハ長調BWV846より)
【DVD】(PAL)
ドキュメンタリー映画『ヘンリク・ヴィエニャフスキのヴァイオリンの魂』(約50分) (ポーランド語音声/英語字幕)
ヴォイチェフ・チェンプリク(Vn)、
ロベルト・アダムチャク(P)

録音:2024年4月26日
ポーランドの伝説的ヴァイオリニスト、ヘンリク・ヴィエニャフスキ。彼が生涯愛用した名器たちは、主の 死後どのような運命を辿ったのか――。その「魂」の行方を追ったドキュメンタリー映画(DVD)と、関連プログラムを収 録したCDを合わせたコンセプチュアルなアルバムです。 〈CD:祈りと安らぎの音楽〉 CDパートでは、監督を務めたチェンプリク自身がヴァイオリンを演奏。ヴィエニャフスキ自身の 作品に加え、4曲の「アヴェ・マリア」や「G線上のアリア」、「トロイメライ」、「アルビノーニのアダージョ」などの親密な名曲集 を収録しています。また、知られざるポーランドの作曲家アルフォンス・シュチェルビンスキ(1858-1895)の作品が含ま れている点も、ポーランドのDUX-レーベルらしいこだわりと言えるでしょう。 〈DVD:名器を追う旅〉 映像作家・監督としても活動するヴァイオリニスト、ヴォイチェフ・チェンプリクが4年の歳月を費や して制作したドキュメンタリーです。ヴィエニャフスキが使用した楽器のうち、現存する3つのヴァイオリン(ストラディヴァリウス 等)の足跡を追い、その音色と記憶を知る世界的名手たちを訪ねています。映像には、かつてこの名器を奏でたバルト ウォミェイ・ニジョウ(チューリッヒ・トーンハレO元第1コンサートマスター)や、現在の奏者であるクライディ・サハチ (同 第1コンサートマスター)、そして別の愛器を受け継ぐポール・ホアンらが登場。名器が巨匠の手の中でどのように 「振る舞う」のか、楽器と奏者の神秘的な関係に迫る貴重な映像記録です。

Chopin University Press
UMFCCD-224(1CD)
ショスタコーヴィチ&ウカシェフスキ:ヴィオラとピアノのための作品集
ショスタコーヴィチ(ヴァディム・ボリソフスキー編):映画音楽 「馬あぶ」 より4つの小品 Op.97
パヴェウ・ウカシェフスキ(1968-):ヴィオラ・ソナタ
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ ハ長調 Op.147
パヴェウ・ウカシェフスキ:ヴィオラとピアノのためのアリア
ミハウ・ブィワ(Va)
ロベルト・モラフスキ(P)

録音:2024年6月、ショパン音楽大学コンサートホール(ポーランド、ワルシャワ)
ショスタコーヴィチ晩年の大作 「ヴィオラ・ソナタ」 と映画音楽由来の小品集、そこに現代ポーランドの作曲家ウカシェフスキによるヴィオラとピアノのための作品を対置させ、普段主役になりにくいヴィオラの色彩を多角的に照らし出したアルバムです。温かな揺らぎから鋭いヴィルトゥオジティまで、ヴィオラの声が多面体のように立ち現れます。

initie
ITE-003(1CD)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第4番〜第6番
ソナタ第4番ハ短調 BWV1017/ソナタ第5番 ヘ短調 BWV1018/ソナタ第6番ト長調 BWV1019a より 第3楽章 カンタービレ, マ・ウン・ポコ・アダージョ/ソナタ第6番 ト長調 BWV1019/ソナタ第6番ト長調 BWV1019a より 第4楽章 アダージョ
ジローヌ・ゴーベール(Vn)、
エリザベート・ジョワイエ(ハープシコード)

録音:2021年6月14-16日、フランス
 こだわりの古楽器録音をリリースするレーベル「initie(イニシエ)」から、フランスのベテラン古楽奏者たちによるバッハのヴァイ オリン・ソナタ集が登場。ハープシコードのエリザベート・ジョワイエは、アムステルダムでグスタフ・レオンハルトに、ハーグでボブ・ ファン・アスペレンに師事した正統派の名手。フランスの鍵盤音楽における第一人者として知られます。ヴァイオリンのジローヌ・ゴー ベールは、モダン・ヴァイオリンで培った技術と古楽の語法を融合させ、アンサンブルや教育者として活躍する実力派です。  本盤には、バッハのヴァイオリン・ソナタ(Vnとハープシコードのためのソナタ)の中でも特に人気の高い第4番「シチリ アーノ」を含む後半の3曲(BWV1017-1019)を収録。さらに、推敲が重ねられた第6番(BWV 1019)については、初期稿や別稿にあたる BWV 1019aのみに含まれる貴重な楽章(カンタービレ、アダージョ)も併録されており、バッハの創作の変遷を辿ることができる構成と なっています。  レオンハルト直伝の格調高いチェンバロと、歌心あふれるヴァイオリンが織りなす、親密で薫り高い対話をお楽しみください。
initie
ITE-001(1CD)
バッハ・イン・デュオ〜リコーダーとハープシコードのためのアレンジ集
パルティータ第3番イ短調 BWV827/サラバンド(組曲 イ短調 BWV818より)/エール(フランス組曲第2番 ハ短調 BWV813より)/アルマンド(イギリス組曲第5番 ホ短調 BWV810より)/コレンテ(パルティータ第6番 ホ短調 BWV830より)/ガヴォット I / II(イギリス組曲第3番 ト短調 BWV808より)/フランス組曲第3番 ロ短調 BWV814/サラバンド(フランス組曲第2番 ハ短調 BWV813より)/ガヴォット I / II(イギリス組曲第6番 ニ短調 BWV811より)/パスピエ I / II(イギリス組曲第5番 ホ短調 BWV810より)/ミュゼット ニ長調 BWV Anh.126(「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」より/C.P.E.バッハ作)
パトリック・デネッカー(リコーダー)、
ギー・ペンソン(ハープシコード)

録音:2021年3月26-28日、ベルギー
 2023年に始動したインディペンデント・レーベル「initiμ」のリリース第1弾は、ベルギー古楽界の重鎮であり、アンサンブル「レッド・ヘ リング(Red Herring)」の創設者としても知られるリコーダー奏者パトリック・デネッカーと、イル・フォンダメントやリチェルカール・コ ンソートなどで活躍してきた名鍵盤奏者ギー・ペンソンによるデュオ・アルバム。  「BACH in DUO」と題された本作は、本来チェンバロ独奏のために書かれた「パルティータ」や「フランス組曲」を、旋律楽器(リコー ダー)と通奏低音の二重奏形式へと「逆編曲」した意欲作。バロック時代には、既存の曲をその場の楽器で演奏することは日常的な習慣で した。原曲の持つ舞曲のキャラクターはそのままに、リコーダーの素朴で温かい音色がメロディラインを浮き彫りにし、チェンバロが色 彩豊かに支えることで、聴き慣れた名曲に新たな「アンサンブル」としての息吹を吹き込んでいます。
initie
ITE-005(1CD)
パリのベートーヴェン
ジャン=ルイ・デュポール(1749-1819)/アンリ=ジャン・リジェル(1772-1852):「小鳥たちのロマンス」によるファンタジーとヴァリエーション
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ:3つのディヴェルティスマン
ベートーヴェン:チェロのオブリガートつきピアノのための2つのソナタ 作品5より 第1番(プレイエル版 パリ1817年)
Duo Yamane〔山根 風仁(Vc)、山根 友紀(スクエアピアノ)〕
使用楽器:チェロ:ジョン・フレデリック・ロット�T世(ロンドン, 1840-50)、弓:ケース・ファン・ヘメルト(ハーグ, 2004-06)
スクエアピアノ:エラール(パリ,1806)

録音:2024年12月7-9日、ル・スタジオ・ザイナ(パリ、フランス)
 ドイツの古楽系新レーベル「initie」のリリース第5弾は、古楽界の気鋭、山根風仁(Vc)と山根友紀(フォルテピアノ)による「Duo Yamane」のデビュー・レコーディング。「パリのベートーヴェン」と題されたこのアルバムは、ベートーヴェンと親交の深かったジャン= ルイ・デュポールと、その友人ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティという「フランスの弦楽器奏者たち」文脈から新たなベートー ヴェン像を捉えなおす意欲的な試みです。  プログラムの核となるのは、ベートーヴェンの「チェロ・ソナタ(Vcのオブリガートつきピアノのためのソナタ)第1番」。かつて ベートーヴェン自身がデュポールと共にプロイセン王へ御前演奏したとも言われる初期の名作です。今回は当時の「パリ」の空気を再現 するため、一般的なウィーン版ではなく、1817年にパリで出版された「プレイエル版」の楽譜を採用しているのも特徴です。  併せて、パリとベルリンで名声を博したチェリスト、デュポールとピアニスト&作曲家リジェルの合作による「「小鳥たちのロマンス」 による変奏曲」や、「近代ヴァイオリン奏法の父」と呼ばれるヴィオッティがデュポールへ捧げた「ディヴェルティスマン」を収録。これら は2025年11月の「青山音楽賞新人賞 音楽研修成果披露演奏会」でも披露され、絶賛されたプログラムです。  使用楽器には、ラ・ヌーヴェル・アテネ(ロマン派ピアノセンター)が所蔵する1806年製エラールのスクエアピアノが登場。パリのサロ ンを彩った優美な音色と共に、ふたりの若き名手が新たなベートーヴェンの肖像を描き出します。

Ars Produktion
ARS-38694(1CD)
エスキス集
ダニエル・シュナイダー:極小の世界
アルベルト・ディートリヒ:序奏とロマンス Op.27
ルドルフ・ケルターボーン:メロディー集
デュカス:アンダンティーノ
クルシェネク:「学校のための音楽」より バラード
エネスコ:初見演奏のための小品
テューリング・ブレム:山の呼び声
ジグムント・ノスコフスキ:メロディー
グラズノフ:夢
テオドーレ・アキメンコ:夜想曲
スクリャービン:ロマンス
グリエール:夜想曲
ニコライ・チェレプニン:エスキス
レオナルト・シュルツ(Hrn)、
ヤン・シュルツ(P)

録音:2024年12月&2025年4月〜6月、ヴァルデンブルク・レコーディング・スタジオ(スイス)
後期ロマン派から現代にわたって描かれたホルンとピアノのためのスケッチを結集したアルバム。グラズノフやスクリャービンの お馴染みの傑作からロシアやウクライナに眠る忘れ去られたレパートリー、そしてこのアルバムの奏者レオナルト・シュルツの ために特別に書き下ろされたスイスの作曲家たちによる新しい作品まで、ホルンとピアノが醸し出す多様で色彩豊かな音 世界を通して、リスナーを未知なる発見に誘います。

NCPA Classics
N-816502421(1CD)
★
ゴールデン・エコーズ
J・シュトラウス(F.カネフツキー編):こうもり幻想曲
マスカーニ(F.カネフツキー編):歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
ブルックナー(M.プフラウム編):交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」より第4楽章
プッチーニ(F.カネフツキー編):歌劇「マノン・レスコー」より間奏曲
チャイコフスキー(M.プフラウム編):交響曲第5番〜第2楽章
中国ホルン・アンサンブル

録音:2024年7月26日-27日、中国国家大劇院(北京、中国)
ベルリン・フィルの首席ホルン奏者に就任したゼン・ユン を輩出するなど近年世界中から熱い視線を集める中国ホル ン界。その中国で最初に誕生したプロフェッショナル・ホル ン・アンサンブル「中国ホルン・アンサンブル」の結成10周年 記念アルバムが完成。中国やドイツの主要オーケストラの首 席奏者や国際コンクールの覇者を主としたトップ奏者15名 が参加し、鮮やかなサウンドと超絶技巧で中国ホルン界のレ ベルの高さを満を持して証明します。

Challenge Classics
CC-720047(1CD)
スメタナ、ドヴォルザーク、スーク:ピアノ三重奏のための作品集
スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番ヘ短調 Op.65B.130
スーク:ピアノ三重奏のためのエレジー変ニ長調 Op.23
トリオ258〔レスタリ・スホルテス(P)、エドゥアルド・パレデス・クレスポ(Vn)、レナルト・ベッセリング(Vc)〕

録音:2025年7月14日ー16日(オランダ)
Challenge Classicsでのトリオ258の第2作は、スメタナ、ドヴォルザーク、スーク という3人の作曲家を通じて、ボヘミア音楽の精神と系譜を描き出す1枚。スメタ ナの「ピアノ三重奏曲」は、娘を失った悲しみを背景に書かれた痛切な作品で、む き出しの哀悼とボヘミア的な舞曲・歌心が交錯します。続くドヴォルザークの「ピ アノ三重奏曲第3番」は、ボヘミアの旋律美とドイツ的構築性が見事に融合した 大作。最後を飾るスークの「エレジー」は、詩人ユリウス・ゼイヤーに捧げられ、詩 「ヴィシェフラド」に触発されたという作品で、プラハの文化的記憶を静かにたた えています。

Evil Penguin Records
EPRC-0082(1CD)
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲集 Vol.2
弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.42-2G.349(1789)/弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op.41-1G.346「トルコ風」 (1788)/弦楽五重奏曲 イ長調 Op.40-1G.340「スペインのフォリ ア」(1788)/弦楽五重奏曲 変ホ長調 Op.51-1G.376(1795)
ラファエル・ファイユ(Vc)、
カルスキQ

録音:2025年6月3日、ベルギー
作(EPRC-0057)が各メディアで高く評価され、『グラモフォ ン』誌も「注目すべき音楽家たち」と評したカルスキ四重奏団と チェリスト、ラファエル・ファイユによるボッケリーニ第2弾。 今回も2台のチェロのための弦楽五重奏曲が4曲収められ、そのう ち2曲(Op.41-1とOp.51-1)が世界初録音となります。地中海的な温 かさからウィーン古典派のエレガンスまで自在に行き来するこれ らの作品は、ボッケリーニの多彩な表情と独自の声部書法を浮き 彫りにします。

ANTARCTICA
AR-081(1CD)
映画作曲家たちの室内楽
バーナード・ハーマン:旅の思い出 (1967)
ニーノ・ロータ:クラリネット、チェロとピアノのための三重奏 曲(1973)
ジョン・コリリアーノ:独白(1995)
ティグラン・マンスリア ン:アニュス・デイ「オレグ・カガンの思い出に」(2006)
フレデリック・ ドゥヴレーズ:セイクリッド・ワルツ〔ヴァイオリン・パート編曲:R.ヘンド リックス〕
エンニオ・モリコーネ:ヴィオレッタの変容(2001)
ルーラント・ヘンドリックス・アンサンブル
本アルバム「Beyond Vertigo」(Vertigo=めまい)は映画音楽の世界で活 躍した作曲家たちが、純粋な室内楽作品として自らの内面を掘り下げた 珠玉のプログラムです。 エンニオ・モリコーネの「ヴィオレッタの変容」では、「椿姫」のヒロインの 崩壊が鋭い映像的感覚で描かれ、バーナード・ハーマンの「旅の思い出」 は映画的感性に満ちたノスタルジーを湛えています。クラリネット奏者 ルーラント・ヘンドリックス率いるアンサンブルは、各作品の内在するド ラマを精緻に描き出し、映画と室内楽の境界を越えた豊かな音楽体験を 提供しています。

FARAO
B-108127(1CD)
テオドール・グヴィ:管楽アンサンブル作品集
テオドール・グヴィ
(1819-1898):九重奏曲
セレナード/七重奏曲
アンサンブル・アラベスク 〔エヴァ・マリア・ティボー(Fl)、ニコラ・ティ ボー(Ob)、マヌエル・ビルツ(Ob)[9-12]、 アンドレアス・ランゲンブーフ(Cl)、クリ ストフ・シュナイダー(Cl)、アリソン・ボー ルズ(Hrn)、ジョアン・ヴァレリアーノ・グエル(Hrn)、ウルリヒ・ヘルマン(Fg)、アウグスト・ パルンボ(Fg)[5-12]、レオン・サイラス・ゲル トナー(Fg)[1-4]、トビアス・グローヴ(Cb)〕

録音:2024年9月、インマヌエル教会(ヴッパータール、ドイツ)
ハンブルクを拠点とする「アンサンブル・アラベスク」の新譜は、19世紀の知られざる巨匠テオドール・グヴィ(1819-1898)の管楽アン サンブル作品集。 グヴィはフランスとドイツの国境地域(現在のザールラント州)に生まれ、両国の文化を背景に持ちながら、生前は「フランスではドイツ 的すぎ、ドイツではフランス的すぎる」とみなされ、不当な過小評価を受けてきました。しかし、あのベルリオーズが「これほどの才能がパ リで知られていないのは、我々の音楽界の恥である」と激賞したほどの実力者であり、近年再評価が急速に進んでいます。
本作には、彼の真骨頂である管楽器のための室内楽作品を収録。ポール・タファネル(フルートの名手)の主宰する管楽器協会のため の書かれた「セプテット(七重奏曲)」や、代表作の一つである「ノネット(九重奏曲)」(おそらくOp.90の「ガリア風小組曲」)、そして「セレ ナード」という、典雅でメロディアス、そして色彩感あふれる3つの傑作を収録しています。
アンサンブル・アラベスク(Ensemble arabesques)は、2011年にハンブルクで始まった独仏文化フェスティバル「arabesques」を機に結 成されたアンサンブル。ハンブルクの3大オーケストラ(ハンブルク州立フィル、NDRエルプ・フィル、ハンブルク響)のメンバーを中心に、 ケルンWDR放送響首席のマヌエル・ビルツ(Ob/サイトウ・キネン・オーケストラにも参加)や、シュトゥットガルト州立歌劇場管の元首席 ウルリヒ・ヘルマン(Fg)ら、ドイツ各地の名門オーケストラの首席奏者クラスが加わった豪華な布陣で活動。バロックから現代まで、特 に知られざる作曲家の発掘やユニークなプロジェクトに力を入れています。

Music&Art Company
MA-1019(1CD)
2970★★
ウインター・セレナーデ〜冬の名旋律集
ジュール・スタイン/サミー・カーン:Let it snow! Let it
snow! Let it snow!
アーヴィング・バーリン:White Christmas
メル・トーメ/ロバート・ウェルズ:The Christmas
Song
メレディス・ウィルソン:It’s Beginning to Look a
Lot Like Christmas
ヒュー・マーティン/ラルフ・ブレイン:Have Yourself a
Merry Little Christmas
トラディショナル:The First Noel
ブランドン・クァルテット〔ブランドン・チェ(Sax)、チェ・ムンソク(P)、キム・ジョンホ(Cb)、チョ・ハンサム(ドラム)〕

録音:2025年9月15日、レーヴ・ミュージック・スタジオ
クラシック・サクソフォニスト、ブランドン・チェが率いるブランドン・クァルテットが贈るファースト・アルバム 「ウインター・セレナーデ」 は、冬を彩る名旋律を集めた一枚です。 ブランドン・チェは、フランスのリヨン、アメリカのシンシナティという欧米の名門で常に優秀な成績を収め、シンシナティでは最 年少で博士号(D.M.A)取得。帰国後もクラシック・サクソフォン界に新たな道を切り拓き続けている演奏家です。これ までに『Saxophone Sonatas』『Rachmaninoff』『Beethoven』などのアルバムを発表し、シンシナティSO、 国立SO、KBSSOなどと協演するなど、数多くの舞台を経験し、クラシック・サクソフォンの第一線を歩んでき ました。 本アルバムでは、冬やクリスマスシーズンを彩る6曲のキャロルを、温かな質感と豊かな表現に満ちたアンサンブルで再解 釈。ピアニスト兼アレンジャーのチェ・ムンソクが手がけた多彩なスタイルのアレンジに、チョ・ハンサム(ドラム)、キム・ジョン ホ(Cb)の確かな演奏が重なり、洗練されたアンサンブルが生まれています。耳なじんだ旋律に新たな深みと余 韻を添え、サクソフォンの澄んだ響きと柔らかなリズムが静かな冬景色を描き出します。 18.4cm四方のミニLP(小型レコード風)仕様によるスタイリッシュな特別パッケージも魅力です。

BIS
BISSA-2688(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番、第8番
弦楽四重奏曲第7番ヘ長調「ラズモフスキー第1番」 Op.59No.1
弦楽四重奏曲第8番ホ短調「ラズモフスキー第2番」 Op.59No.2
キアロスクーロQ【アリーナ・イブラギモヴァ(Vn)…Andrea Amati(1570)、シャルロット・サリュースト=ブリドゥー(Vn)…Carlo Tononi(1720)、エミリー・ホーンルンド(Va)…Willems(c.1700)、クレール・ティリオン(Vc)…Carlo Tononi(1720)】

録音:2025年1月12-16日
アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団によるベートーヴェン弦楽四重奏曲全集録音の第4弾。「ラズモフスキー・セット」として知られる作品59 の第1番と第2番を収録しています。規模と楽想の雄大さから「弦楽四重奏の英雄」とも呼ばれる第7番、前年に書かれたピアノ・ソナタ「熱情」に通じる暗く 激しい情動の奔流を感じさせる第8番。これらは、ベートーヴェンのパトロンで、SQを雇っていたラズモフスキー伯爵の委嘱によって生まれた作品 で、それまでにない大きなスケールや斬新なアイディアによって当時の聴衆のみならず演奏家も当惑させました。しかしベートーヴェンは確固たる自信を持ち、 演奏が難しいと訴えるヴァイオリニストに「この作品は君らのためのものではない、やがて来る世代のためのものだ」と語ったそうです。今日のSQの 中には初期の第1番から第6番は時代考証を踏まえた楽器や演奏法を用いる団体もありますが、そうした団体でも第7番以降はそこから離れてロマンティッ クな、あるいは現代楽器の特性に沿った演奏で臨むことがほとんどです。キアロスクーロ四重奏団は、ヴィブラートを抑制したサウンドゆえの荒々しい響きや、 陰影の濃い色彩感を活かして、これら2曲の角を丸めることなく十分に堪能させます。2024年に第2ヴァイオリンが変わりましたが、オブザーバー紙が「最善の 意味で、ショックだ」と評した実力健在を強く印象付けています。 SACDハイブリッド・デイスクでのリリース。

ALPHA
ALPHA-1208(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番ヘ長調 Op.24「春」
ヴァイオリン・ソナタ 第9番イ長調 Op.47 「クロイツェル」
ヴァイオリン・ソナタ 第3番変ホ長調 Op.12-
アリョーナ・バーエワ(Vn)
ヴァディム・ホロデンコ(P)

録音:2024年12月 イタリア、ドッビアーコ、マーラー・ホール
2025年4月の来日では都響との素晴らしいショスタコーヴィチを聴かせ、日本の音楽ファンを大いに沸かせたアリョーナ・バーエワ。10年以上 のパートナー、ヴァディム・ホロデンコとのALPHA第2弾は、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集第1弾にして「春」「クロイツェル」、そして第 3番を収録という嬉しい内容です。これらはベートーヴェンが欧州で名声を確立すると同時に、聴覚の喪失という悲劇に見舞われ始めた 1797年から1803年にかけて作曲されました。本盤の特筆すべき点は2020年のベーレンライター新版を使用し、当時の演奏慣習に深く 切り込んだアプローチです。2人は当時の資料を綿密に研究し、フェルマータにおける装飾や即興的な要素を大胆に導入。楽譜を固定され たものではなく、演奏者の自発的な貢献を受け入れる開かれた作品として捉え直しています。緻密な考証と2人の情熱的な感性が融合 し、私たちが知るベートーヴェン像に新たな息吹を吹き込む、刺激的な一枚です。

CPO
CPO-555721(1CD)
ハンス・ガル(1890-1987):弦楽五重奏曲 Op.106(1976)*
弦楽四重奏曲第4番Op.99(1970)
5つの間奏曲 Op.10(1914) - 弦楽四重奏のために
カタリン・ケルテース(Vn)
レイヨ・トゥンカリ(Vn)
ハンナ・パッカラ(Va)
エミリアーノ・トラヴァシーノ(Va)*
ラウリ・プラッカ(Vc)*
ウッラ・ランペラ(Vc)

録音:2021年5月26-28日、2021年6月9-13日
ハンス・ガルは、ブラームスの系譜に連なる後期ロマン派の伝統を終生守り抜いた作曲家・音楽学者です。マン ディチェフスキに学び、ウィーンの学究的環境で育まれた確かな対位法と旋律感覚を基盤に、調性を保った明晰 な語法を確立しました。ナチスを逃れて英国に亡命後はエディンバラを拠点に活動し、厳しい時代を生き抜いた内 省と節度ある抒情を音楽に刻みました。弦楽五重奏曲は1976年、彼が86歳の時に完成させた晩年の代表 作。2台のヴィオラを含む五声のテクスチュアを生かした豊かな主題展開と、感情の深みが共存する洗練された作 品です。弦楽四重奏曲第4番は内省的なアダージョで始まる点が特徴で、半音階的緊張と遊び心に富む楽章 が交錯し、「伝説」「バーレスク」「悲歌」といった性格的楽章を経て、終楽章のフガートが生の喜びを高らかに歌い 上げます。初期作「5つのインテルメッツォ」は、第一次世界大戦前のウィーン時代に作曲されたもの。舞曲風の軽 やかな性格小品が連なり、スラヴやハンガリー的要素を含む旋法的和声が特徴です。控えめな題名とは裏腹に、 堅固な構成と高度な対位法が、若きガルの意欲を示しています。

オクタヴィア
OVCC-00184(1SACD)
2026年1月28日発売
遥かなる地の詩
ヒナステラ:パンペアーナ 第2番作品21
ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調 作品36
ヴィラ=ロボス:「ブラジル風バッハ 第5番」よりアリア
カサド:無伴奏チェロ組曲
ポッパー:ハンガリー狂詩曲 作品68
本堂誠(バリトン・サクソフォン)
羽石道代(P)

録音:2025年10月8-9日 横浜・かながわアートホールにて収録
本堂誠のアルバム第3作は、国民楽派に根ざしたチェロ由来の作品集。プログラムを見て、これらがバ リトン・サックスで吸上されるイメージを想像ください。チェロとはまったく異なる、新たなる地平 に誘ってくれることにきっと驚かれることでしょう。頻出するピチカートや高域の難所も、絶妙な技 巧と蠱惑的な音色に彩られ、あたかもこの楽器ためのオリジナル作品かと見まごうばかりの鮮やか さ!それは創造的なレジスターから生み出される音の魔法であり、本堂誠がこの楽器の世界的パイオ ニアにあることの証明なのです。(オクタヴィア)

BRIDGE
BCD-9597(1CD)
パッサージュ/フランスのチェロ音楽
ケックラン:チェロ・ソナタ〜チェロとピアノのためのOp.66
フォーレ:2つのチェロのためのアレグロ・モデラート*
ショパン:エチュードOp.25/7(オーギュスト・フランショーム編)
プーランク:「セレナード」(モーリス・ジョンドロン編)
フランショーム(1808-1884):「夜想曲」〜2つのチェロのためのOp.14/2
 アイルランドのアリアと変奏曲Op.25/3
フィリップ・エルサン(b.1948):2つのチェロのためのカプリス*
ドビュシー:チェロ・ソナタ
ルイーズ・デュビン(Vc)
ジュリア・ブラスキン(Vc)*
スペンサー・マイヤー(P)

録音:2018年10月30-31日2020年2月20-21日
有名なドビュッシーのソナタからケックランのソナタ、フォーレの知られざる名曲「2 つ のチェロのためのアレグロ・モデラート」、日本では殆ど知られていないオーギュスト・フ ランショームの小粋な2作品までフランスのエスプリを存分に感じさせるチェロ作品が 満載。ショパンの「エチュード」はもちろん元はピアノ曲だが、フランショームはあたかも 最初からチェロのための書かれたかのように見事に編曲しています。 チェロを弾いているルイーズ・デュビンはアメリカの期待の若手音楽家。

Linn
CKD-763(1CD)
クラリネットによる作品集
グスタフ・イェンナー(1865-1920):クラリネット・ソナタ ト長調 Op.5
シューマン:3つのロマンス Op. 94
クララ・シューマン/マーク・ティエル(1949-)編曲:3つのロマンス Op.22
ウェーバー:協奏的大二重奏曲 Op. 48
ジーン・ジョンソン(Cl)
スティーヴン・オズボーン(P)

録音:2024年6月20-22日英国、モンマス、ワイアストン・コンサートホール
英国系アメリカ人クラリネット奏者、現在はスコットランドを拠点に活躍するジーン・ジョンソンと、音楽的 洞察力と誠実さで世界中のファンを魅了するピアニスト、スティーヴン・オズボーンによるデュオ・アルバム。 ブラームス唯一の正式な弟子であるイェンナーの作品に始まり、ブラームスのキャリア初期に重要な助言 を与えた友人であるシューマン夫妻のオーボエ作品とヴァイオリン作品の編曲を収録。また名手ミュール フェルトが演奏するそのクラリネット協奏曲第1番を聴いて、ブラームスが一度決意した引退を思い止まっ たとされるウェーバーの大二重奏曲も収録と、その作品こそないもののブラームスがテーマとなっているアル バムと言えそうです。中でもブラームから多くを吸収したイェンナーのソナタは聴きもので、有名なシューマ ンのロマンスもクラリネットならではの艶のある表現が生きています。

Channel Classics
CCS-47726(1CD)
チェロ作品集
フランク(ジュール・デルサール編):チェロ・ソナタ イ長調
ナディア・ブーランジェ(1887-1979):チェロとピアノのための3つの小品
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
マタイス・フェルミューレン(1888-1967):チェロ・ソナタ
リディ・ブライドルプ(Vc)
トビアス・ボルスボーム(P)

録音:2024年12月11-13日 オランダ、MCO ヒルフェルスム
オランダ出身で、その魅力的な音楽性と卓越した語り口で高く評価されるチェロ奏者、リディ・ブライドル プによるフランスの作品を中心としたアルバム。1871年パリで創設された国民音楽協会に所属したフラ ンクやドビュッシーを核に、教育者として多くの音楽家を育て作風としてはドビュッシーの影響を強く受けた ナディア・ブーランジェ、こちらもドビュッシーのソナタに触発されたオランダのフェルミューレンのチェロ・ソナタと いった周辺の作品を収録しています。作曲者公認のもとヴァイオリン・ソナタから編曲されたフランク、抒 情的にして技巧的なブーランジェ、古典的な形式美を持つドビュッシー、ヴィーナス(金星)とマーズ(火 星)に関連付けられた対照的な性格による2つの楽章を持つフェルミューレンといった作品を並べること で、19世紀末から20世紀初頭における音楽的な交流や伝統の継承を浮き彫りにしています。

Gramola
GRAM-99369(1CD)
アルペジオーネ.200- シューベルト:作品集
シューベルト: 挨拶を送ろう D 741(フトラー、トイフェル、フックスベルガー編)
シューベルト:レントラーD370第6番、第2番、D374 第2番(フックスベルガー編)
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821(フトラー、トイフェル、フックスベルガー編)
マンフレート・シュヴァイツァー:Zwillingssteirer(フックスベルガー編)
7. シューベルト:ウィーンの淑女たちのレントラー D734(トイフェル、フックスベルガー編)
シューベルト:しぼめる花 D795(フトラー、トイフェル、フックスベルガー編)
シューベルト:レントラー&シュパウン歌曲 D355&D374より (フックスベルガー編)
シューベルト:春に D882(フトラー、トイフェル、フックスベルガー編)
アブドゥーラ・イブラヒム:Homecoming Song 帰郷の歌
シューベルト:君はわが憩い D776(フトラー、トイフェル、フックスベルガー編)
ペーター・フトラー(アルペジオーネ)
アンドレアス・トイフェル(シュランメル・アコーディオン)
ダニエル・フックスベルガー(コントラギター、ヴァイオリンツィター)

録音:2025年4月5-7日オーストリア、ウィーン、スタジオ TOMAL
1823年に考案されたアルペジオーネは、ギターのようなフレットを備えながら弓で奏される楽器。本作はこの希少な楽器に、ウィーン特有の半音階ボタン式 アコーディオンであるシュランメル・ハーモニカと、低音の共鳴弦を備えたダブルネックのコントラギターというウィーンの伝統音楽でよく使われる楽器を加えた編 成となっています。アルペジオーネの発明者ヨハン・ゲオルク・シュタウファーがコントラギターの初期開発にも関わり、さらにシュランメル・ハーモニカも同時代の ウィーンで生まれたことを考えれば、この編成は歴史的にも自然な組み合わせといえるでしょう。また一部では20世紀前半に作られたヴァイオリンツィターも 使用。右手に持つ弓で弾く18本の弦と、左手ではじく25本の弦が縦に並んだこの楽器は、お互いが共鳴弦のようにも作用し、たいへん美しい響きを持ち ます。一見無関係に見えるこの楽器も実は、アルペジオーネと同じ年に発明された擦弦ツィターに原点があると言えるものです。結果として詩的で抒情的な 独特の響きの世界を切り開くものとなりました。名曲アルペジオーネ・ソナタをはじめ、レントラーや歌曲編曲を通じて、シューベルトの旋律をウィーン情緒いっ ぱいに聴かせてくれます。
Gramola
GRAM-99324(1CD)
マティルデ・クラリク・フォン・マイルスヴァルデン(1857-1944):讃歌的交響曲(1903/1942改訂)…世界初録音
ピアノ三重奏曲 ヘ長調(1880)*
ジャクリン・ワーグナー(S)
フィーメイル・シンフォニック・オーケストラ・オーストリア(FSOA)
シルヴィア・スピナート(指)
シャネル・ベドナルチック(Vn)
アルバ・エルナンデス・カルカモ(Vc)
ヘヒネ・ラピヤン(P)

録音:2021年9月18日(ライヴ)
オーストリア、リンツ、ブルックナーハウス、大ホール
2025年6月9日 オーストリア、ヴェルス、Klavierhaus、Schimpelsbergerr*
マティルデ・クラリク・フォン・マイルスヴァルデンは、1857年リンツ生まれ。1877年からウィーンでブルックナー、エ プシュタインらに作曲、ピアノ、音楽学を学び、全課程を最優秀の成績で修了しました。マーラーと一等賞を 分け合ったこともあり、室内楽や歌曲はハンスリックにも高く評価されましたが、管弦楽作品の多くは演奏され ることがありませんでした。1912年以降は歴史学者の友人アリス・スカルラテスと静かに暮らし、1944年に ウィーンで亡くなっています。その後、彼女の作品は顧みられることなく忘れられてしまいました。 イタリア人指揮者シルヴィア・スピナートは、忘れられた女性作曲家の交響曲を再発見、演奏するために 2019年に女性のみのフィーメイル・シンフォニック・オーケストラ・オーストリア(FSOA)を創設。2021年のブルッ クナー音楽祭でクラリクの「讃歌的交響曲」を初演し、ブルックナーを思わせる壮大な曲想が大きな反響を呼 びました。FSOAは演奏活動のみならず楽譜出版社としての機能も備えており、女性作曲家の未整理の手 稿譜を調査・校訂・出版することで、あらゆるオーケストラがこれらの作品をレパートリーに取り入れられるよう 活動しています。アルバムにはクラリクの「ピアノ三重奏曲」も収録されています。

SUPREME CLASSICS
SMGG-020(1SACD)
ベートーヴェン、シューベルト、クライスラー:ピアノ三重奏曲集
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 変ロ長調「街の歌」 Op.11
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 D898
クライスラー:ウィーン小行進曲
 シンコペーション
ウィーン・アマデウストリオ
ウォルフガング・ダヴィド(Vn)
ウォルフガング・パンホーファー(Vc)
ベルンハルト・パルツ(P)

録音:2025年6月19-21日
――ブックレットより
「良きことはすべて3つのものからなる」と世に言われるように、3本足の三脚は常に安定しています。ここに3人の音楽家が集い、ともに新たな音楽空間 を創造する。均整のとれたアンサンブル――ウィーン・アマデウストリオの3人は、ともに演奏する喜びと互いの人格に対する良い意味での好奇心によっ て、自らの演奏にさらなる結束力をもたらしています。 ヴァイオリニストのウォルフガング・ダヴィド、チェリストのウォルフガング・パンホーファー、ピアニストのベルンハルト・パルツの3人で構成されるこの室内楽ア ンサンブルの見紛うことのない本質は、ウィーンにおける音楽演奏の伝統です。一方、この伝統は彼らの活動に制約をもたらすものではなく、むしろ クラシック音楽のすべてのレパートリーを探求する出発点となっていることを、このアルバムが証明しています。ベートーヴェンは、活きの良い「ガッセンハウ アー=街の歌」で当時人気のあったオペラのメロディーを風刺的に扱いながらも芸術的な気品を与え、シューベルトのピアノ三重奏曲第1番は、抒情 的な豊かさで聴く者を魅了する。そして、フリッツ・クライスラーによって、ウィーンの文化は世界へと広がる――あるいは世界がこぞってウィーンを訪れ る。(ヴァルター・ヴァイトリンガー)

CLAVES
50-3127(3CD)
モーツァルト:弦楽五重奏曲全集
第1番変ロ長調 K.174
第2番ハ長調 K.515
第3番ト短調 K.516
第4番ハ短調 K.406
第5番ニ長調 K.593
第6番変ホ長調 K.614
オレグ・カスキフ(Vn)
アレクサンドル・グリツァイエンコ(Vn)
エリ・カランフィロヴァ(Va)
ヴァレンティナ・プリシュリャク(Va)
パブロ・デ・ナベラン(Vc)

録音:2025年3月 スイス、ロール
18世紀後半、弦楽四重奏の発展の陰に隠れ、弦楽五重奏は比較的マイナーなジャンルとして扱われていました。モーツァ ルトは17歳のときにジャンルと出会い、特にヴィオラを弾くのが好きだったことが五重奏への創作意欲につながりました。ヴィ オラ2本という編成はモーツァルトならではのもの(ボッケリーニやシューベルトは2本のチェロを使用)と言えます。 若きモーツァルトによる最も野心的なソナタ形式の一つと言われるフィナーレを持つ「K.174」や、「フィガロの結婚」「ドン・ジョ ヴァンニ」と充実した創作を展開しつつも父の病が重なり劇的な感情が渦巻く時期に作曲した「K.515」「K.516(ト短調!)」 など力作ぞろいの全6曲。 ヴァイオリンのオレグ・カスキフはスイスの国際メニューイン音楽アカデミー芸術監督兼教授。他のメンバーもメニューイン・ アカデミーにゆかりの深い奏者たちです。(FA)

MDG
MDG-90323876(1SACD)
トロンボーンの祭典〜フレスコバルディなどの17世紀地中海の華
ジョバンニ・バティスタ・フォンターナ:ソナタ第1番、第2番
アレクサンドロ・グランデン:神よ、新しき歌を
フランチェスコ・ロニョーリ:スザンナとオルランド、プルクラは友人
フレスコバルディ:ラ・モンカ
フランシス・コレア・デ・アラウホ:トド・エム・ムンド・エン・ヘネラル
バルトロメオ・イ・サラベルデ:カンツォーナ第1番
ジャバンニ・デ・マクエ:レ・ファ・ミ・ソによるカプリッチョ
ジョバンニ・マルティーノ・チェーザレ:ラ・ヒエロニ マ
ダリオ・カステッロ:第1ソナタ、第2ソナタ
ミケランジェロ・ロッシ:トッカータ第7番
ジョアン・マルティネス(Tb)
レア・ズーター(Cemb)

録音:2025年7月9・10・14・15日 マリエンミュンスター修道院コンサートホール
イタリア地中海の古の音楽をトロンボーンとチェンバロの美しい響きで、大変すばらしい録音にご注目ください。 一聴の価値ございます。

Chandos
CHAN-20368(1CD)
彼女の手の中に−シャミナード、クララ・シューマン、ペヤチェヴィチ:ピアノ三重奏曲集
クララ・シューマン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.17(1846)
ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):ピアノ三重奏曲(第2番) ハ長調 Op.29(1910)
シャミナード(1857-1944):ピアノ三重奏曲第2番 イ短調 Op.34(1886)
ニーヴ・トリオ【アンナ・ウィリアムズ(Vn)、ミハイル・ヴェセロフ(Vc)、エリ・ナカムラ(P)】

録音:2025年8月5-7日イギリス、サフォーク、ポットン・ホール
BBC Music誌から「温かみがあり、心を奪うほど魅力的な演奏」と称賛され、グラミー賞にもノミネートされた ニーヴ・トリオ。このアルバムは彼らが継続して取り組む女性作曲家の作品に焦点を当てています。 「彼女の声」(CHAN20139)ではファランク、ビーチ、クラーク、「彼女の部屋」(CHAN20238)ではリリ・ブーラ ンジェ、シャミナード、タイユフェールらフランスの作品を中心に演奏していましたが、今作では活躍した時代が異 なる3人の作品を披露。女性作曲家たちの豊かな表現世界と、ニーヴ・トリオの成熟したアンサンブルの魅力を 存分に味わえる一枚です。

ALPHA
ALPHA-1196(1CD)
ベルク:抒情組曲
シュルホフ(1894-1942):弦楽四重奏のための5つの小品 WV68
ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5
 緩徐楽章
レオンコロSQ【ヨナタン・昌貴・シュヴァルツ(Vn1)、アメリー・コジマ・ヴァルナー(Vn2)、近衞麻由(Va)、ルカス・実・シュヴァルツ(Vc)

録音:2025年3月 ドイツ、ノイマルクト、ライトシュターデル
2019年にベルリンで結成されたレオンコロSQ。第1ヴァイオリンのヨナタン・昌貴・シュヴァルツとチェロのルカス・実・シュヴァルツは 日本人の母を持つ兄弟、ヴィオラを担当するオランダ生まれの近衛麻由は近衛秀麿の曾孫と、日本に深い縁を持ちます。彼らは2022年 にロンドン・ウィグモアホール国際弦楽四重奏コンクール、ボルドー国際弦楽四重奏コンクールで立て続けに優勝して脚光を浴びたほか多くの 受賞歴を誇り、2023年にはMirareからCDデビューを果たしました。この度Alphaと契約を結び、その第1弾として20世紀初頭ウィーンの 音楽とその影響をテーマとしたアルバムを発表します。ベルクとウェーベルン、そしてホロコーストに倒れたシュルホフまでを収め、20世紀初頭と いう後期ロマン派の黄昏から無調音楽、そしてモダニズムの黎明へと至る激動の時代に、ウィーンという文化のるつぼから生まれた音楽的革 新を追って緻密に構成されたプログラム。類稀な技術と鋭く瑞々しい表現により、緊迫と抒情を絶妙なバランスで両立させた彼らの演奏は、 伝統と前衛が衝突し、新たな表現が生まれた時代の緊張感と創造性を見事に捉えています。

H.M.F
HMM-902735(1CD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集 vol.3
弦楽四重奏曲 第13番変ロ短調 op.138
弦楽四重奏曲 第14番嬰へ長調 op.142
弦楽四重奏曲 第15番変ホ短調 op.144
カザルスSQ【ヴェラ・マルティネス・メーナー(Vn)、アベル・トーマス(Vn)、ジョナサン・ブラウン(Va)、アルナウ・トーマス(Vc)】

録音:2024年5月
カザルスSQによるショスタコーヴィチの弦楽四重奏全曲集、第3巻にして最終巻の登場。1970 年から74年にかけてのショスタコーヴィチ最後の三つの弦楽四重奏曲が収録されています。病の兆候と 近づいてくる死の跫音への恐怖で精神的にも身体的にも圧迫されていた時期ですが、筆を執ることも困 難で右手が動かなくなった時には左手で書いて決して作曲をやめることはなかったショスタコーヴィチ の、痛切に刻まれた悲痛な叫びのような不協和音、形式的大胆さと生々しい感情が耳に迫ります。(FA)


Spectrum Sound
CDSMAC-055(1CD)
クロールSQ
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D810「死と乙女」
ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.64-5「ひばり」
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821*
クロールSQ
シャルル・ルノー(Vc)*
ラフィー・ペトロシアン(P)*

録音:1961年(ステレオ)
※音源:CBS EPIC - U.K Columbia SAX2519 Blue/Silver ED1STEREO LP restoration
1974年6月12日 メゾン・ド・ラジオ・フランス、スタジオ107(ライヴ)*
SPECTRUM SOUNDによるLPからの復刻シリーズ。往年の名カルテット、クロールSQの奏でるシューベルト「死 と乙女」とハイドン「ひばり」。アメリカの名ヴァイオリニスト、ウィリアム・クロールの麗しく張りのある美音を堪能ください。ボー ナストラックはINA音源。(FA)
※このレーベルは、初発売後早期に廃盤となる可能性が高いです。お早めにご注文されることをおすすめいたします。
Spectrum Sound
DSMAC-061(1CD)
スタジオ録音:in 東京1960

シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D810「死と乙女」
ハイドン:弦楽四重奏曲第23番ヘ短調 Op.20-5
ウィーン・コンツェルトハウスSQ【Anton Kamper (1st Violin)
Walter Weller (2nd Violin)
Erich Weiss (Viola)
Ludwig Beinl (Cello)】

録音:1960年11月22日 東京
※音源:Japanese Westminster Voix-d'Or VOS 3009ED1LP (STEREO) / VOM3007ED1LP (MONO)
ウィーン・コンツェルトハウスSQの貴重な東京録音。鮮明ステレオの「死と乙女」がやはりすばらしい。ウィー ンの薫り高い響きでシューベルトを歌い尽くしています。(FA)
※このレーベルは、初発売後早期に廃盤となる可能性が高いです。お早めにご注文されることをおすすめいたします。

Spectrum Sound
CDSMBA-120(1CD)
ベリー・ベスト・オブ・ミシェル・オークレール

(1)プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.94a
(2)バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Sz75
(3)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
ミシェル・オークレール(Vn)

(1)ジャクリーヌ・ロバン(P)
 録音:1958年11月25日 パリ、サル・エラール(モノラル)
(2)ジャクリーヌ・ロバン(P)
 録音:1958年10月11日 パリ、サル・エラール(モノラル)
(3)マニュエル・ロザンタール(指) フランス国立放送O
 録音:1959年4月2日 シャンゼリゼ劇場(ステレオ)
INAからのライセンス音源。入手困難となったSPECTRUM SOUNDの過去作からオークレールのライヴ演奏をあつめた1 枚。優美で艶のあるヴァイオリンが楽しめます。ロザンタールとのメンデルスゾーンはステレオ録音。(FA)
※このレーベルは、初発売後早期に廃盤となる可能性が高いです。お早めにご注文されることをおすすめいたします。

Challenge Classics
CC-720044(1CD)
ブラック・レインボー
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
ファジル・サイ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.7
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 Op.25「ルーマニアの民俗様式で」
ユリヤ・ハルティヒ&アキム・モイセーエンコフ:ブラック・レインボー〜Quo Vadis Homini(Vn、声とライヴ・エレクトロニクスの為の)
ユリヤ・ハルティヒ&アキム・モイセーエンコフ:レイン
ユリヤ・ハルティヒ(Vn、ヴォーカル)、ライネケ・ブルークハンス(P)、アキム・モイセーエンコフ(エレクトロニクス)

録音:2025年9月、オランダ
「ブラック・レインボー」は、ヴァイオリニスト/ヴォーカリストのユリヤ・ハルティヒが自身のルーツとアイデンティティをたどる、きわめて個人的な音の旅です。ハンガリー、チェコ、スロヴァキア、オーストリアという多文化的背景と、旧ユーゴスラヴィアでの幼少期の体験が重なり合い、音楽を通して「どこに属するのか」という問いが紡がれます。
タイトル曲はアキム・モイセーエンコフとの共作で、ヴァイオリンと声、ライヴ・エレクトロニクスを融合させ、三世代にわたる女性の移住の歴史を描きます。ヤナーチェク、サイ、エネスコの作品も、それぞれ故郷や継承の感覚を呼び起こす重要なピースとして配置され、長年の共演者ライネケ・ブルークハンスとの親密な
アンサンブルが作品世界に深みを与えています。

DUX
DUX-2038(1CD)
ゴドフスキー:ヴァイオリンとピアノの為の作品全集
12の印象(1916)/トリアコンタメロンより懐かしいウィーン(1920)/4つの詩より公言(1927-31)/4つの小品 Op.14より暗闇の絵(1899)/トリアコンタメロンよりタンジールの夜(1920)/6つの詩的なワルツより詩的なワルツ第1番(1928-29)/6つの詩的なワルツより詩的なワルツ第2番(1928-29)
サラ・ドラガン(Vn)、
ケニー・ブロバーグ (P)

録音:2023年12月21日-23日
ピアノ作品で有名なゴドフスキーですが、作曲家自身、または同時代のヴァイオリニストであったクライスラーやハイフェッツ、そしてこのアルバムのピアニストでもあるケニー・ブロバーグのような音楽家による編曲で、ヴァイオリンとピアノの為の作品に生まれ変わったものも存在しています。これらの作品はあまり演奏される機会がないためこのアルバムでまとめて聴けることは貴重です。
世界的に活躍するサラ・ドラガンとケニー・ブロバーグは、その卓越した技巧によって、楽器の音色と完璧な室内楽のハーモニーが重要な要素となる、優美な解釈を生み出しています。
DUX
DUX-2168(1CD)
レーガー:クラリネットとピアノの為の室内楽作品集
ロマンス ト長調/クラリネット・ソナタ 変イ長調 Op.49-1/アルバムの綴り 変ホ長調/クラリネット・ソナタ 嬰ヘ短調 Op.49-2/タランテッラ ト短調
マリウシュ・バルシュチ(Cl)、ミハウ・ロト(P)

録音:2023年9月&2024年6月
1971年生まれのクラリネット奏者マリウシュ・バルシュチはウッチ音楽アカデミーを優秀な成績で卒業したポーランドのクラリネット奏者です。このアルバムでは同じくウッチ音楽アカデミーを卒業したピアニスト、ミハウ・ロトとレーガーのクラリネットの為の作品を録音しています。

Acte Prealable
AP-0600(1CD)
ルネ・ド・ボワドフル:ピアノ五重奏曲集
ルネ・ド・ボワドフル
(1838-1906):ピアノ五重奏曲ニ短調 Op.11
ピアノ五重奏曲ニ長調 Op.25
アンジェイ・カツプシャク(1stヴァイオリン)
マルタ・コウォジェイスカ=カツプシャク(2ndヴァイオリン/tr.1-4)
クシシュトフ・コメンダレク=ティメンドルフ(Va)
ヤン・ウォモジク(Vc)
イェンジェイ・カツプシク(コントラバス/tr.5-8)
パヴェウ・リデル(P)

録音:2024年7月3日-6日
1838年にフランス東部のヴズールで生まれたルネ・ド・ボワドフルは、パリで学び、サン=サーンスやマスネとの出会いからも影響を受けた作曲家。生前に大きな成功を収めたにも関わらず、19世紀後半からは無視されてきた作曲家で、約60曲の室内楽作品と声楽やピアノの作品残しており、Acte Prealableレーベルによって多くの作品が世界初録音されています。
サロンや室内楽のために数多くの作品を残し、繊細な旋律美と洗練された書法で知られるボワドフルの作品の中でも、とりわけ成熟した成果が 「ピアノ五重奏曲 」 です。本アルバムには、2つのピアノ五重奏曲を収録。弦楽四重奏との編成によるOp.11と、コントラバスを加えることでよりシンフォニックな響きを得たOp.25という、対照的な魅力を持つ2つの作品を1枚で堪能することができます。録音には、ポーランドを拠点に国際的に活躍する気鋭の演奏家たちが参加。柔軟なアンサンブルと精緻な音楽性によって、忘れられた名匠の作品に新たな息吹を吹き込んでいます。
Da Vinci Classics
C-01124(1CD)
マルトゥッチ:室内楽作品集
ジュゼッペ・マルトゥッチ
:ピアノ五重奏曲 ハ長調 Op.45 1877(revised early1890s)/ピアノの為の夜想曲 変ト長調 Op.70-11891/ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.221874ca./弦楽四重奏の為の夜想曲 変ト長調 Op.70-1(カルロ・デュモンによるオーケストラ版からの編)
ファブリツィオ・ロマーノ(P)、ガリアーノSQ

録音:2025年1月31日-2月2日
ジュゼッペ・マルトゥッチによる室内楽作品集。マルトゥッチは19世紀イタリアで主流であった歌劇は一切作曲せず器楽曲に没頭した珍しい作曲家です。ベートーヴェンやシューマン、そしてブラームスといった作曲家たちの影響を受けており、交響曲や協奏曲も作曲しています。また指揮者としても活躍し、ワーグナーの楽劇のイタリア初演を行ったことでも知られています。
Da Vinci Classics
C-01112(1CD)
アルマローリ、ジェモ:二重奏曲&ソロ
フランチェスカ・ジェモ
:TOWARDS THE CIRCLE(Vnとコントラバス版)、TOWARDS THE CIRCLE(Vn版)
バリー・ガイ:AFTER TOWARDS THE CIRCLE(コントラバスの為の即興演奏)/セルジオ・アルマローリ:BICINIUM PLUS(X)(Vnとコントラバス版)
マヤ・ホンブルガー(Vn)、
バリー・ガイ(Cb)

録音:2023年9月30日
元イングリッシュ・バロック・ソロイスツのメンバーであったマヤ・ホンブルガーのバロック・ヴァイオリンと、作曲家でもあるバリー・ガイのコントラバスという珍しい編成のデュオ。一見すると相反するような楽器編成ですが、この二人の演奏は、美しい響きをもたらします。このアルバムではそんな二人の特性を活かした二重奏曲と、それぞれの楽器によるソロの演奏の両方を味わうことが出来ます。
Da Vinci Classics
C-01115(1CD)
モーツァルト:4つのフルート四重奏曲
フルート四重奏曲 ニ長調 KV285/フルート四重奏曲 ト長調 KV285a/フルート四重奏曲 ハ長調 KV Anh171(285b)/フルート四重奏曲 イ長調 KV298/フルート四重奏曲 ヘ長調 KV370
リタ・ダルカンジェロ(Fl)、ベルリン・ポーランドSQのメンバー

録音:2025年1月
モーツァルトのフルート四重奏曲全集。かつて兵庫県立芸術文化センターOの首席フルート奏者を務めた経歴を持つイタリアの女流奏者リタ・ダルカンジェロがベルリン・ポーランドSQのメンバーと共演し録音しました。イギリスやミラノ、マンハイムで研鑽を積み、巨匠ジェームズ・ゴールウェイに師事した才女です。
Da Vinci ClassicsDa Vinci Classics
C-01104(1CD)
モーツァルト:ディヴェルティメント集:ディヴェルティメント 第1番-第5番K.Anh.229(K.439b)
※クラリネット、オーボエ、ファゴットによる演奏
トリオ・ラッテーザ〔シャルル・ラウール=グライク(Ob)、ソフィア・カッシ(Cl)、マリア・キアーラ・ビニョッツィ(Fg)〕

録音:2024年11月(イタリア)
モーツァルトのディヴェルティメント K.Anh.229(K.439b)は、1783年前後に3本のバセットホルンのために書かれた25の小品から成り、ウィーンでの親しい友人たちとの私的な集まりのために生まれたと考えられています。小品ながら精緻で、快活なアレグロ、舞曲、抒情的な緩徐楽章、機知のきいた終曲という配列が基本です。モーツァルトは当時親交のあったシュタードラー兄弟らの妙技に触発され、この低音クラリネット属の温かな音色を活かしました。本盤ではその魅力をオーボエ+クラリネット+ファゴットの三重奏へと移植。各曲の性格の違いが木管三重奏の透明なコントラストで新鮮に浮かび上がります。
Da Vinci Classics
C-01100(1CD+DVD)
モーツァルト&ベートーヴェン:室内楽作品集 〜Lumi
【CD】モーツァルト:ピアノと管楽の為の五重奏曲 変ホ長調 K.452
ベートーヴェン
:弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 Op.18-6

【DVD】モーツァルト:ピアノと管楽の為の五重奏曲 変ホ長調 K.452
ハイドン:ディヴェルティメント ニ長調 Hob.XI:52(バリトン、ヴィオラ、チェロ)、ピアノ三重奏曲 変イ長調 Hob.XV:14
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6(73'06、各曲のショート解説付き)
ルミ・クインテット(古楽器使用)、
クァルテット・リスカムほか

※DVDはPAL方式のため、PAL方式対応の再生機器のみで視聴可能です。予めご了承ください。
※DVDフォーマット:DISC TYPE:DVD-9| REGION: ALL | SYSTEM:PAL@25| FORMAT / ASPECT:16:9 -1.78| DOLBY DIGITAL2.0
Lumi(ルミ=仏語で光、啓蒙)のキーワードのもと、18世紀の啓蒙思想が重んじた透明性と対話の精神を音楽によって体現するアルバムです。収録作品はいずれも室内楽の枠組みの中で感情と形式が密接に結びつく点に特徴があります。モーツァルトのK.452はフォルテピアノと管楽器が織りなす明晰な構造の中に劇的な起伏と軽妙さが共存し、ベートーヴェンのOp.18-6では、古典的均整の中に深い情緒が滲んでいます。18世紀音楽の核心にある“光の感性”を鮮やかに示した1枚です。
Da Vinci Classics
C-01110(1CD)
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):ディヴェルティメント Op.14 WV32(1914)、弦楽四重奏の為の5つの小品 WV43(1923)、弦楽四重奏曲第1番Op.8WV72(1924)、弦楽四重奏曲第2番 WV77(1925) クァルテット・エリダーノ

録音:2023年10月(イタリア)
エルヴィン・シュルホフは20世紀前半の激動の文化の中で、ロマン派の残響、モダニズムの鋭い語法、そしてダダイズムの無邪気な反逆精神を吸収し、独自の音楽語法を築いた作曲家です。本アルバムは弦楽四重奏を中心とする代表的作品を集め、若々しい気品を湛えた1914年のディヴェルティメントから、戦後の前衛精神が結実した弦楽四重奏曲第1・2番、そして洒脱な風刺性をもつ「5つの小品」まで、彼の創作の軌跡を一望できる1枚です。
Da Vinci Classics
C-01103(1CD)
ミリカエ〜20世紀イタリアの4手ピアノ作品集
レスピーギ:子どもの為の6つの小品 P.149/カゼッラ:戦争の記録 Op.25/カゼッラ:プパッツェッティ Op.27/マルコ・エンリコ・ボッシ:ワルツ組曲 Op.93/ブゾーニ:フィンランド民謡 Op.27(K227)/マリオ・ピラーティ:シャコンヌへのイントラーダ(世界初録音
ブラージオ=レドリーチ・ピアノ・デュオ〔リーザ・レドリーチ(P)、ジャンルカ・ブラージオ(P)〕

録音:2024年12月、DVスタジオ(クレーマ、イタリア)
イモラ国際ピアノアカデミーで結成されたピアノ・デュオ、ブラージオ=レドリーチ・ピアノ・デュオが贈る、20世紀のイタリアで生まれた4手によるピアノ連弾の為の作品集。
歌劇の隆盛により発展が一時的に停滞していた器楽文化が19世紀後半頃からブゾーニやボッシらの活躍によって復興され、20世紀に繋がる伝統と様式の刷新が起こった頃に焦点を当て、近年関心が高まっているこの時代のイタリアのピアノ音楽の遺産を再発見します。ブゾーニ、ボッシに加え、レスピーギやカゼッラといった20世紀前半のこの領域における重要な作曲家、作品が取り上げられ、早世の作曲家、マリオ・ピラーティ(1903-1938)の世界初録音となる作品「シャコンヌへのイントラーダ」で締めくくられます。
Da Vinci Classics
C-01106(1CD)
エミーリエ・マイヤー:弦楽四重奏曲集〜エミーリエのために
弦楽四重奏曲ヘ長調
弦楽四重奏曲ト長調
AMAIクァルテット〔福田紫妃(Vn)、キアーラ・シチリアーノ(Vn)、ウー・チョン・ウォン(Va)、アンナ・トニーニ=ボッシ(Vc)〕

録音:2024年、イタリア
19世紀でもっとも多作な女性作曲家の1人であり、ドイツ器楽音楽の中心人物であったエミーリエ・マイヤー。彼女の作品は、並外れた自信と独創性を持ち、古典派・ロマン派の伝統に根ざしながらも革新的な工夫が凝らされています。
ここに収録された弦楽四重奏曲ヘ長調とト長調は、明確な主題の対比、大胆な転調、そしてベートーヴェンの影響を受けた微妙に皮肉めいたスケルツォがこれらの作品に活気を与え、ロンド形式の華麗な終楽章で最高潮に達します。
本アルバムは、有名な男性親族に頼ることなく独立して評価を築いたエミーリエ・マイヤーに新たな光を当て、彼女をロマン派音楽の開拓者として正当な地位に戻すことを目指しています。
兵庫県出身のヴァイオリニスト、福田紫妃(ふくだ むらさき)が第1ヴァイオリンを務めるAMAI(Association for Music and Artistic Interaction)クァルテットは、ウィーン国立音楽大学(MDW)出身の音楽家によって2020年にウィーンで結成されました。2021年には「ピエトロ・マルツァーニ」若手弦楽四重奏コンクールで第1位と聴衆賞を受賞するなどの実績を誇っています。彼らは、エミリーエ・マイヤーのほか、ファニー・ヘンゼル(メンデルスゾーン)、エイミー・ビーチなど、過去および現在の女性作曲家の作品も積極的に取り上げています。
また、クァルテットの革新的な活動から発展して2023年に設立された「AMAI Association」は、クラシック音楽を「贅沢品」ではなくすべての人々にとって身近なものとなるよう、コンサート・ホールを超えた場所での演奏や、他芸術との融合プロジェクトを展開しています。
Da Vinci Classics
C-01101(1CD)
B.マルチェッロ:チェロ・ソナタ全集
チェロと通奏低音の為の6つのソナタ Op.1 〔ソナタ第1番ヘ長調、ソナタ第2番ホ短調、ソナタ第3番イ短調、ソナタ第4番ト短調、ソナタ第5番ハ長調、ソナタ第6番ト長調〕/ソナタ 変ロ長調(未出版/フランチェスコ・ガッリジョーニによる再構築)
フランチェスコ・ガッリジョーニ(Vc)、ロランド・モロ(Vc)、ロベルト・ロレジャン(ハープシコード)

録音:2024年3月、イタリア
ヴェネツィアの貴族・法曹でありながら音楽家としても名を馳せたベネデット・マルチェッロ。1732年に出版された「チェロ・ソナタ集 Op.1」は、バロックの情感と優雅さが貴族的な均衡の中に息づく名作です。雄弁な緩徐楽章と輝かしいアレグロ、そして歌うような旋律線が、当時のヴェネツィアの精神を現代に伝えます。
注目は、ヴェネツィア・マルチャーナ礼拝堂の写本から発見された未完のソナタの収録です。欠落部分をガッリジョーニが補筆(第2楽章)、またはフルート・ソナタ(Op.2-6)から転用(第3・第4楽章)して学術的に再構築しており、約3世紀の時を経て蘇った貴重な音源となっています。通奏低音にはハープシコードに加え「第2チェロ」を配し、当時のサロンの響きを再現。単なる伴奏を超え、ソロと対話する芳醇で温かみのあるアンサンブルを実現しています。
フランチェスコ・ガッリジョーニは、パドヴァのC.ポッリーニ音楽院で学んだあとバロック・チェロやヴィオラ・ダ・ガンバも専門的に学び、ヴェニス・バロック・オーケストラの創設メンバーとしてジュリアーノ・カルミニョーラらと多くの演奏・録音に参加してきた名バロック・チェリスト。同じくヴェニス・バロック・オーケストラ等に参加してきたロランド・モロ、フレスコバルディの鍵盤作品全集録音などの偉業で知られるロベルト・ロレジャンとともに、歴史的な銘器を使用して18世紀ヴェネツィアの響きを蘇らせています。

NEOS
NEOS-12522(1CD)
夜の果てで〜シャリーノ・イン・東京2024
サルヴァトーレ・シャリーノ
(b.1947):1. 夜の(Pの為の)(1971)/2. 夜の果てで(ヴィオラの為の)(1979)/3. さようなら、風の家よ(フルートの為の)(1993)/4. 1本弦の幻想曲(独奏ヴァイオリンの為の)(2009)/5. 風もなく(Vcの為の)(2019)*/6.5声のアリオーソ(アンサンブルの為の)(2018)/7-13. 1通の手紙と6つの唄(声と6人の音楽家の為の)(2021)*
*世界初録音
村上景子(フルート/3,6,7-13)、田中香織(クラリネット/6,7-13)、アルド・カンパニャーリ(Vn/4,6,7-13)、般若佳子(ヴィオラ/2,7-13)、北嶋愛季(Vc/5,6,7-13)、黒田亜樹(P/1,6,7-13)、薬師寺典子(ソプラノ/7-13)、杉山洋一(指揮/6,7-13)

録音(ライヴ):2024年11月15日、イタリア文化会館ホール(東京)
指揮者のガエタノ・デスピノーサが監修するイタリア文化会館コンサートシリーズの第17弾として開催された「サルヴァトーレ・シャリーノ in Giappone2024!」より、11月15日に東京のイタリア文化会館ホールで行われたシャリーノ作品演奏会のライヴ録音がNeosレーベルよりCD化!
ワークショップや講演会を経て一連のイベントの締めくくりとして行われたこの演奏会にはシャリーノと長年親交のある指揮者、杉山洋一をはじめ現代音楽の分野で活躍する音楽家たちが多数参加。シャリーノが1970年代から現在に至るまでイタリア国内外の音楽界に残してきた作曲活動の軌跡を辿り、このプロジェクトを一層充実させるコンサートとなりました。ブックレットには日本語による曲目解説も掲載されています。

LAWO Classics
LWC-1386(1CD)
モーツァルト:弦楽四重奏曲集 Vol.6〜ウィーン四重奏曲
モーツァルト:弦楽四重奏曲第8番ヘ長調 K.168/弦楽四重奏曲第9番イ長調 K.169/弦楽四重奏曲第10番 ハ長調 K.170/弦楽四重奏曲第11番変ホ長調 K.171/弦楽四重奏曲第12番変ロ長調 K.172/弦楽四重奏曲第13番 ニ短調 K.173
エンゲゴールQ〔アルヴィド・エンゲゴール(Vn)、ラウラ・クストディオ・サバス(Vn)、ジュリエット・ジョプリング(Va)、ヤン・クレメンス・カールセン(Vc)〕

録音:2023年12月11日-16日、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
シャーンドル・ヴェーグ率いるモーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ(現カメラータ・ザルツブルク)のコンサートマスターを務めていたノルウェーの名手、ヴァイオリニストのアルヴィド・エンゲゴールを中心に結成され、オスロを拠点に活動するエンゲゴール四重奏団のモーツァルト・サイクル完結編。「ウィーン四重奏曲」の愛称で親しまれる第8番〜第13番の6曲をもって、2026年に迎える結成20周年へ向けての重要プロジェクトの一環であるモーツァルトの弦楽四重奏曲全集がついに完成となります。
LAWO Classics
LWC-1358(1CD)
モーツァルト:弦楽四重奏曲集 Vol.5〜ミラノ四重奏曲
モーツァルト:弦楽四重奏曲第1番ト長調 K.80/73f/弦楽四重奏曲第2番 ニ長調 K.155/134a/弦楽四重奏曲第3番ト長調 K.156/134b/弦楽四重奏曲第4番ハ長調 K.157/弦楽四重奏曲第5番 ヘ長調 K.158/弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 K.159/弦楽四重奏曲第7番変ホ長調 K.160/159a
エンゲゴールQ〔アルヴィド・エンゲゴール(Vn)、ラウラ・クストディオ・サバス(Vn)、ジュリエット・ジョプリング(Va)、ヤン・クレメンス・カールセン(Vc)〕

録音:2023年1月23日-27日、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
シャーンドル・ヴェーグ率いるモーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ(現カメラータ・ザルツブルク)のコンサートマスターを務めていたノルウェーの名手、ヴァイオリニストのアルヴィド・エンゲゴールを中心に結成され、オスロを拠点に活動するエンゲゴール四重奏団のモーツァルト・サイクル第5巻。「ミラノ四重奏曲」の愛称で親しまれる第1番〜第7番の7曲を収録しています。2026年に結成20周年を迎えるこの四重奏団は、「アムステルダム弦楽四重奏ビエンナーレ2026」への出演や彼ら自身の音楽祭「1-2-3フェスティヴァル」の開催など重要なプロジェクトを多数控えており、このモーツァルト・サイクルもその一環として位置づけられています。

Salzburg Wind Philharmonic
BPSRECORDS-6(1CD)
プーランク:室内楽作品集
オーボエ、ファゴットとピアノの為の三重奏曲 FP.43/クラリネットとピアノの為のソナタ FP.184/フルートとピアノの為のソナタ FP.164/2本のクラリネットの為のソナタ FR.7/ホルンとピアノの為のエレジーFP.168/フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットとピアノの為の六重奏曲 FP.100
ザルツブルク・ウィンド・フィルハーモニックの奏者たち〔アグネス・マイヤー(Fl)、フアン・カルロス・リバス・ペレッタ(Ob)、ミリアム・コフラー(Fg)、ヴェンツェル・フックス(Cl)、ダリオ・ジンガレス(Cl)、ハンスイェルク・アンゲラー(Hrn)、ゾルターン・マーチャイ(Hrn)、フローリアン・ポドゴレアヌ(P)〕
ヨーロッパ屈指の吹奏楽団、ザルツブルク・ウィンド・フィルハーモニックのソリストたちによるプーランクの木管楽器の為の室内楽作品を収録したアルバム。
本アルバムでは、若き日の「トリオ」から、アーサー・オネゲルに献呈された後期作品である「クラリネット・ソナタ」「フルート・ソナタ」「ホルン・エレジー」、さらにはパリへの愛を表現した愉快な「六重奏曲」まで、プーランクの幅広い室内楽作品の魅力を堪能できます。

Pavane
ADW-7606(1CD)
チェロとピアノの為のベルギーの作品集
ジョンゲン:ポエム Op.16/マルセル・ブーシェ(1944-1995):三年後*/ジャン・アプシル(1893-1974):子守歌/ダニエレ・バース(b.1958):ショパンへのオマージュ(独奏ピアノの為の)/フランク:夜想曲 FWV85(Vcとピアノの為の)/エリック・フェルトブシュ(1922-2007):モザイク(独奏チェロの為の)/ジョンゲン:妖精の遊び Op.91-2(独奏ピアノの為の)/セバスティアン・リエナール(b.1972):ブルースのきらめき(独奏チェロ)の為の*/ミシェル・リサイト(b.1958):2つのスケッチ(独奏ピアノの為の)/ロベール・ジャンセンス(b.1939):平穏のひととき*
アレクサンドル・ドゥブリュ(Vc)、
ゴーヴァン・ド・モラン(P)

録音:Arsonic(モンス、ベルギー)
*世界初録音
ミッシャ・マイスキー、リュック・ドゥエーズ、マルク・ドロビンスキーからチェロを学び、Pavaneレーベルから複数のアルバムをリリースしてきたベルギーの名チェリスト、アレクサンドル・ドゥブリュの新録音は、19世紀以降のベルギーの作曲家によるチェロとピアノの為の作品集。フランクやジョンゲンの作品からブーセ、リエナール、ジャンセンスの知られざる世界初録音作品まで幅広い作曲家をカヴァーし、ベルギーの音楽遺産が放つ独自の魅力を鮮やかに描き出します。
Pavane
ADW-7604(1CD)
ビアラン:チェロとピアノの為の作品集
アドルフ・ビアラン
(1871-1916):チェロ・ソナタ 嬰ヘ短調/ソネット(Pの為の)*/夜想曲(Pの為の)*/セレナーデ(Pの為の)*/8つのメロディー(Vcとピアノ版)
ロマン・ダイノー(Vc)、
ラファエル・タイセン(P)

録音:2024年4月4日-6日、パレ・デ・ボザール(シャルルロワ、ベルギー)
*世界初録音
ソリストとしてマキシム・ヴェンゲーロフやトレヴァー・ピノックといった音楽家との共演歴を持ち、世界各地でリサイタルを開催する傍ら、クラシック音楽の聴衆の開拓や育成にも尽力し、様々な形態のコンサートや教育プログラムを企画するなど多面的な活動を行っているベルギーのチェリスト、ロマン・ダイノーによる、同国の作曲家アドルフ・ビアラン(1871-1916)のチェロ作品集。
同じベルギーのルクーと同世代のビアランは先輩であるフランクやダンディとも近い関係にあり、チェロ奏者としての訓練を受けると同時に作曲家としても才能を発揮。1901年にはベルギー・ローマ大賞を受賞していますが、現在ではあまり知られていない人物となってしまいました。本アルバムには代表的なチェロ・ソナタやメゾ・ソプラノからの編曲である「8つのメロディー」のほか、ピアノ独奏の為の3つの小曲がラファエル・タイセンの演奏で初めて録音されています。

Signum Classics
SIGCD-970(1CD)
アメリカン・タペストリー
バーバー:弦楽四重奏曲第1番Op.11
ウィントン・マルサリス:弦楽四重奏曲第1番「オクトルーン・ボールズにて」
ジョン・ウィリアムズ:「誰にも悪意なく」
コルンゴルト:弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op.34
カリドルSQ
カリドルSQによる『アメリカン・タペストリー』は、20世紀から21世紀にかけてのアメリカの音楽表現を描き出す作品です。プログラムは、象徴的なアダージョをフィーチャーしたバーバーの叙情的な弦楽四重奏曲第1番、ジャズの要素が強いウィントン・マルサリスの「オクトルーン・ボールズにて」、そしてジョン・ウィリアムズの「誰にも悪意なく」(弦楽四重奏版は今回が世界初録音)を網羅しています。アルバムは、戦後ロサンゼルスで作曲されたコルンゴルトの輝かしい弦楽四重奏曲第3番ニ長調で締めくくられます。
ニューヨークで活動するカリドルSQは、2016年に10万ドルという超高額賞金(室内楽では世界最高額)で知られるM-Prize国際室内楽コンクールで優勝し、国際的なキャリアをスタート。ボルレッティ・ブイトーニ財団賞を獲得した最初の北米のアンサンブルとなり、BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティストにも選ばれるなど世界から注目を浴び、2018年には優れた若手演奏家に贈られるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントも受賞しています。
Signum Classics
SIGCD-968(1CD)
リフレクション
オリヴァー・ナッセン
(1952-2018):リフレクション Op.31a
ストラヴィンスキー:協奏的二重奏曲
ヒュー・ワトキンス(1976-):ヴァイオリン・ソナタ
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、
ヒュー・ワトキンス(P)

録音:2024年10月(イギリス)
1986年ロンドン生まれ、巨匠ルッジェーロ・リッチが「私がこれまで出会った中でもっとも才能のある若きヴァイオリニスト」と絶賛し、2016-2017シーズンのECHOライジング・スターズにも選出されたタムシン・ウェーリー=コーエンの最新作。アルバムの軸となるナッセン「リフレクション」は、旋律の反行や六音音階とその補集合、三部の相互反映といった「音楽的反射」から成る抒情的なサロン小品で、2016年8-9月にサフォークで作曲され、同年の10月にバーミンガムのタウンホールで献呈先の2人により初演されました。その他の収録曲はすべてナッセン作品と響き合うよう綿密に選ばれており、ウェーリー=コーエンとワトキンスが2020年11月、無観客のウィグモア・ホールから配信初演したワトキンス自身の「ヴァイオリン・ソナタ」、2人がたびたび演奏してきたプロコフィエフのソナタ第1番、そして奇想とユーモアに満ちたストラヴィンスキー「デュオ・コンチェルタント」が組み合わされています。

Urania Records
LDV-14132(2CD)
ドニゼッティ:弦楽四重奏曲集 Vol.3
弦楽四重奏曲第1番変ホ長調(1817)
弦楽四重奏曲第2番イ長調(1818)
弦楽四重奏曲第3番ハ長調(1818)
弦楽四重奏曲第16番ロ短調(1821)
弦楽四重奏曲第17番ニ長調(1825)
弦楽四重奏曲第18番ホ短調(1836)
ミーチャSQ〔ジョルジアーナ・ストラッツーロ(Vn)、ロレンツァ・マイオ(Vn)、カルミネ・カニアーニ(Va)、ヴェロニカ・ファブリ・ヴァレンツエラ(Vc)〕
「ランメルモールのルチア」や「愛の妙薬」など数々の優れた歌劇を世に送り出した19世紀前半のイタリアにおける最高峰の歌劇作曲家の1人、ドニゼッティの「器楽、室内楽作曲家」としての一面にフォーカスした好企画の第3弾。第1巻(LDV-14065)は、ICMA(国際クラシック音楽賞)2022の室内楽部門にノミネートし、レコード芸術海外盤REVIEWでは「今月の推薦盤」に選ばれています。
ドニゼッティが我が子のように愛したという弦楽四重奏曲全18曲をイタリアのSQが録音した完結編です。
Urania Records
LDV-14133(1CD)
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ集
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120
F.A.E.ソナタ WoO2よりスケルツォ
ルカ・ラニエリ(Va)、
アンドレア・トロヴァート(P)
ブラームスの「クラリネット・ソナタ Op.120」は元々クラリネットでもヴィオラでも演奏できるように作曲されています。今日ではヴィオラで演奏される機会が増えています。
ルカ・ラニエリは、イタリアのヴィオラ奏者でRAI国立SOの第1ヴィオラ奏者、ナポリのサン・カルロ劇場Oの第1ヴィオラ奏者を務めています。

Tactus
TC-960005(1CD)
ヴァイオリンとサクソフォンの為の作品集
ピエール=マックス・デュボワ(1930-1995):Feu de Paille/アドルフ・ブッシュ(1891-1952):ヴァイオリンとサクソフォンまたはヴィオラの為の組曲/パオロ・パーリア(1961-):Polystile Suite per violino e sax baritono/アントニオ・ペセット(1967-):愛の歌/アルベルト・ピアッツァ(1994-):Canzoni di strada/ルカ・モスカルディ(1976-):3つのバルカン舞曲 
ジョヴァンニ・バッティスタ・スカルパ(Vn)、
エマ・ニコル・ピガート(Sax)

録音:2024年1月
(全て世界初録音)
ヴァイオリンとサクソフォンという珍しいアンサンブルによる作品集。ピエール=マックス・デュボワとアドルフ・ブッシュによる20世紀の作品はヴァイオリンとサクソフォンという編成の魅力を伝えた先駆者と言えるでしょう。その他の現代作曲家による作品は、新たな音響を生み出し革新的な響きを持っています。

GENUIN
GEN-26954(1CD)
ブラームス&ガル:ピアノ四重奏曲集〜ロマン派と亡命のはざまの室内楽
ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60(1855-75)
ハンス・ガル(1890-1987):ピアノ四重奏曲イ長調(1926)
コンフリンゴ・ピアノ四重奏団

録音:2025年4月(ドイツ)
ブラームスの代表的な室内楽であるピアノ四重奏曲第3番と、ブラームスを深く敬愛していた20世紀前半の作曲家ハンス・ガルのピアノ四重奏曲を組み合わせ、ロマン主義の深みと亡命作曲家の声を対話させる内容となっています。
ブラームスの作品は、若き日の葛藤と精神的危機を背景に、長い年月を経て完成したもので、内面的な緊張と抒情が交錯しています。一方、1926年に片腕のピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれたガルの四重奏曲は、左手だけとは思えない豊かな音響と色彩感を備え、フォークロア的な活力や初期20世紀の和声語法が魅力です。ナチスの迫害と亡命を経験したガルの音楽は、深い人間性と透明な語り口を持ちながら、今日なお聴かれる機会が多いとはいえません。コンフリンゴ・ピアノ四重奏団は、これら二つの作品を丁寧に掘り下げ、ロマン派の遺産と忘れられた創作の再発見を結びつける豊かな音楽世界を提示しています。

Aeolus
AE-10386(1CD)
LADIES〜フランスとアメリカの女性作曲家によるヴァイオリン作品集
エイミー・ビーチ(1867-1944):囚われの女 Op.40-1/ ロマンス
ポーリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):ヴァイオリンとピアノの為の6つの小品より ロマンス/ボヘミアンヌ/子守歌
リリ・ブーランジェ:夜想曲/ 春の朝に
フロランティーヌ・ミュルサン(b.1962):3つのファンタジーOp.48
レベッカ・クラーク:ララバイ/真夏の月
エイミー・ビーチ:子守歌 Op.40-2/マズルカ Op.40-3
ポーリーヌ・ヴィアルド:ヴァイオリンとピアノの為の6つの小品より マズルカ/ 古い歌/タランテラ
シャミナード(1857-1944): ロマンス Op.31-2/アンダンティーノ Op.31-1
エレーヌ・シュミット(Vn)、
アントワーヌ・ド・グロレー(P)

録音:2019年10、リード・ホール(パリ)
フランスを代表するバロック・ヴァイオリニストの1人、エレーヌ・シュミットのAeolusレコーディング第3作目!
新たなプログラムでは、フランスとアメリカを結ぶ軸によって展開され、大西洋の両岸の6人の女性作曲家によるヴァイオリン小品集を収録。これらは、純粋なロマン主義から「調性からの慎重な離脱」に至るまで、暖かさと感性に満ちた珠玉の作品群です。ジャケットには、フランス象徴主義の画家モーリス・ドニの作品「7月」(1892)を採用し、アルバム全体の芸術性を高めています。
今回エレーヌ・シュミットが使用しているヴァイオリン(ミケーレ・デコネッティ1764年製)はモダン仕様ですが、弦にはガット弦を使用。ピアニストのアントワーヌ・ド・グロレーが雄弁かつ繊細な伴奏を務める1886年製のニューヨーク・スタインウェイと合わせ、このフレンチ=アメリカン・プログラムで見事に調和しています。

Evil Penguin Records
EPRC-0080(1CD)
バッハ(シトコヴェツキー編):ゴルトベルク変奏曲 BWV988(弦楽三重奏版) トリオ・フェニックス〔シャーリー・ラウブ(Vn)、トニー・ナイス(Va)、カレル・ステイラーツ(Vc)〕

録音:2025年2月17日-19日、コンセルトヘボウ・ブリュッヘ 室内楽ホール(ベルギー)
「ゴルトベルク変奏曲」。その中でも旧ソ連生まれのヴァイオリニスト、ドミトリー・シトコヴェツキーがグレン・グールドの追悼のために編曲した弦楽三重奏版は特によく知られています。
録音も多数あるこのヴァージョンに今回新たに挑んだのはベルギーのアンサンブル、トリオ・フェニックス。1998年から2005年までロイヤルPOのコンサートマスターを務めたほか、ベルギーの著名な室内アンサンブル「オクサリス」の第1ヴァイオリン奏者としても活躍するシャーリー・ラウブ、2007年から2018年までブリュッセルの王立モネ劇場Oのヴィオラ奏者を務め、マーラー室内Oのメンバーにも名を連ねたトニー・ナイス、そしてブリュッセル・フィルハーモニックの首席チェロ奏者を2008年から現在まで務めているカレル・ステイラーツという確かな実力と実績を持つ3人で2006年から活動を続けています。本作は2026年に迎える結成20周年を盛大に祝うため2025年から2026年にかけて各地でのコンサートで同曲を披露するに先立ってレコーディングされたもので、建築物のような厳密さと表現の自由さを兼ね備えたアプローチ、そして詩情あふれる親密なサウンドが印象的です。

H.M.F
HMM-902394(2CD)
アール・ヌーヴォー:1900年頃のフランス室内楽作品集
ラロ:ピアノ三重奏曲 第3番op.26
ドビュッシー:ピアノ三重奏曲 L.5
メル・ボニ (1858-1937):夕べ- 朝(P三重奏のための) op.76
 舟歌(Pのための)op.71
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
 チェロ・ソナタ
ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
 ピアノ三重奏曲
トリオ・ヴァンダラー【ジャン=マルク・フィリップス=ヴァイジャベディアン(Vn)、ラファエル・ピドゥ(Vc)、ヴァンサン・コック(P)】

録音:2025年7月
ラロのピアノ三重奏曲第3番は、1879年の作で、熱烈な抒情をたたえたラロの作品の中でも屈指の名曲。トリオ・ヴァンダラー の面々がほとばしるような熱をもって演奏しており、のっけから圧倒されます。ラヴェルのきらめく洗練に満ちたピアノ三重奏 では、音色に彩られたハーモニーがクリスタルのように響きます。1880年、若きドビュッシーによる彼唯一のピアノ三重奏は、 長年一部が失われたと考えられていたものですが、1980年代に再発見された作品。4つの楽章はシャブリエ、マスネ、シュー マンを彷彿とさせる瞬間もあり、特に第1楽章ではバラキレフとボロディンの影響も感じられます。作曲家シャルル・ケックラン(ド ビュッシーの伝記作家の一人)も言うように、ドビュッシーの初期作品は「新鮮な発想と素朴で魅力的な優しさ」に満ちており、 特に第2楽章の「スケルツォ-間奏曲」はまさに若きドビュッシーの粋のような楽章です。メル・ボニからはピアノ三重奏と、 ピアノ独奏曲を収録。60を超えるほどのピアノ独奏作品を残しているメル・ボニは「舟歌」を4作残しており、思いがけない 熱さもある作品です。ヴァンサン・コックのピアノが素晴らしい! そしてメル・ボニのピアノ三重奏曲は朝と夕、という二枚画の ような作品でメル・ボニらしい美しくも神秘的な旋律が魅力の作品です。二重奏の作品でも、アンサンブルを知り尽くした名 手たちによる、太刀打ちできないような説得力と迫力、そして愛と気品に満ちた演奏が展開されております。
H.M.F
HMM-902617(1CD)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集 vol.4
ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 KV296
ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 KV303
ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 KV380
ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 KV481
イザベル・ファウスト(Vn/1704年製ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」)
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ/2014年製クリストフ・ケルン、1795年製アントン・ヴァルター・モデル)

録音:2024年7月25-28日、ベルリン、テルデックス・スタジオ
ファウストとメルニコフという顔合わせによるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ選集シリーズ、最終巻となる第4巻の登場です。 喜びに満ちたパッセージでの輝きから、緩徐楽章での思いもかけぬ影を感じさせるような表情まで、名手二人の変幻自在な アンサンブルが他では得られない世界を築いております。 1778年の作と考えられているKV303のハ長調ソナタは、第1楽章が性格の異なる声楽的な様式のカンタービレ・アダージョ と、明らかに器楽的なアレグロ・モルトという2つの部分が交互に現れる構成となった特殊な楽曲。第2楽章のメヌエットは ソナタ形式に則った楽章となっています。ピアノが主体的な場面の多い楽曲で、メルニコフの細やかな表情づけやアクセン トが炸裂しています。CDの最後に収録されているKV 481は1785年12月の作、高収入のフリーランス音楽家として確固たる 地位を築いた、「フィガロの結婚」や協奏曲の傑作が生みだされた時期と同時期のもの。第2楽章ではピアノが主体となり歌い、 ヴァイオリンが伴奏のような動きをする楽章で、名手二人の美しくも贅沢なかけあいを楽しむことができます。(FA)

CPO
CPO-555645(1CD)
ユリウス・ビットナー(1874-1939):弦楽四重奏曲第1番 イ長調
弦楽四重奏曲第2番変ホ長調
トーマス・クリスティアン・アンサンブル【トーマス・クリスティアン(Vn)、ライムント・リジー(Vn)、ロベルト・バウアーシュタッター(Va)、ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルク(Vc)】

録音:2023年10月9-11日オーストリア、リッターザール・オヴ・シュロス・ヴァインベルク
ユリウス・ビットナーはウィーンの弁護士として活躍しながら、戦間期オーストリアを代表する人気オペラ作曲家としても創作を 続けました。自作台本による歌劇で成功しましたが、戦後は後期ロマン派の追随者としてのみ名を遺しました。このアルバム には2曲の弦楽四重奏曲を収録。民俗舞曲を採り入れた第1番、より詩的な表現が深まった第2番、これらはどちらも田 園的な雰囲気を湛えた絵画的な作品です。 演奏はウィーン弦楽五重奏団の創設者であり、第1ヴァイオリンを務めたトーマス・クリスティアンが率いるアンサンブル。メン バーは、国際的に活躍する音楽家たちで、ウィーン・フィルのメンバーとして活躍するベルンハルト・直樹・ヘーデンボルクも参 加しています。
CPO
CPO-555736(1CD)
フリッツ・カウフマン:ピアノ三重奏曲集
フリッツ・カウフマン(1855-1934):ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op.9
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.20
中部ドイツ・ピアノ三重奏団【アンドレアス・ハルトマン(Vn)、ズザンネ・ラスバッハ(Vc)、クリスティン・ヘンネベルク(P)】

録音:2025年1月17-20日ドイツ
フリッツ・カウフマンは薬学から音楽へ転じ、ベルリンとウィーンでキールに学び、ブラームスにも認められました。マクデブルク協 会コンサート指揮者、名門レーブリング合唱団指揮者として活躍し、音楽教育にも大きく貢献、地域を超えて影響を及ぼ しました。カウフマンは生涯に約50曲を残し、その作風にはブラームスや彼の師キールの影響が見られます。ピアノ三重奏曲 第1番ハ短調 は古典的形式に基づき、抒情的なアダージョや古風なスケルツォ、力強いフィナーレを備え、若い創意と確か な構成力を持っています。第2番変ホ長調は6年後の成熟作で、ユニゾンで力強く始まる第1楽章は動機の有機的結びつ きによる一貫性と優雅な主題が特徴。悲しげな旋律に彩られた第2楽章、せわしないスケルツォ、華麗なフィナーレが続きま す。演奏はMDR響の元第一コンマスを務めたアンドレアス・ハルトマン、同じくMDR響チェロ奏者ラスバッハ、マクデブルクの テレマン音楽院で講師を務めるヘンネベルクによるものです。(FA)

Virtus Classics
VTS-34(2CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
フィリップ・ゴーベール:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
フィリップ・ゴーベール
【CD1】
1. 小品
2. ロマンス (1902)
3. 子守歌
4. ロマンス (1908)
5-7. ソナタ イ長調
8. ファンタジー
【CD2】
1-5.5つの前奏曲
6-9.4つのスケッチ
10. ハバネラ
11-12.2つの前奏曲
13-14. ソナチネ
15-16.2つの小品
ニコラ・ドートリクール(Vn)
瀬尾 和紀 (P)
使用楽器:Steinway D, Hamburg, #527890

録音:2025年4月22〜24日三重県総合文化センター大ホール
Musicien complet(完全なる音楽家)を体現した作曲家、フィリップ・ゴーベール。彼がヴァイオリニストであったことを知る人は、果たしてどれほどいるだろうか。フランスの風景や日常に息づく、目も眩むほどに美しい建築や街並み、パリジャンたちの粋な優雅さ、そして心温まる瞬間を切り取ったような旋律の数々。フランスの名ヴァイオリニスト、ニコラ・ドートリクールと、ピアニストとして共演する瀬尾和紀が、その香気に満ちた世界を精緻に描き出す貴重な作品集。
フィリップ・ゴーベールといえば、多くはフルート作品の作曲家、偉大なフルーティスト、教育者、あるいは指揮者としてのイメージを持つでしょう。しかし、彼の音楽家としての全貌を説明するには、彼がヴァイオリニストでもあったという事実が不可欠です。
ゴーベールは南仏カオールで生まれ、音楽好きの父によりフルートを与えられ、弟にはヴァイオリンが与えられました。一家がパリに移住した直後に父を亡くすと、まだ13歳にも満たないゴーベールは家計を支えるため、学校を辞めて近所の劇場でヴァイオリンを演奏して働きに出ました。その後、ポール・タファネルとの出会いからフルーティストとしての道を歩みますが、家計のためにヴァイオリン奏者の仕事も続けていました。彼のオペラ座でのキャリアもヴァイオリンから始まっています。1894年12月、グノーの歌劇「ファウスト」1000回記念公演で、彼は控えのヴァイオリン奏者としてオーケストラピットに忍び込んだという逸話があります。彼はフルート奏者として入団する前(1895年)に、ヴァイオリン奏者としてオペラ座でデビューしていた可能性が高いのです。その後、1934年の「ファウスト」2000回記念公演では、首席指揮者としてその舞台に立ちました。パリ音楽院のヴァイオリン科にも在籍していた彼は、ジャック・ティボーやジョルジュ・エネスコらとの交流を通じて、後のヴァイオリン作品の創作に影響を受けました。
このアルバムは、ゴーベールが残したヴァイオリン作品を収めたもので、半数以上が世界初録音という極めて貴重な資料です。フルート作品として知られる楽曲も、ヴァイオリンの演奏で聴くとまた違った趣があり、これらの作品群を通してゴーベールの音楽の新たな魅力と再評価につながることが強く願われています。

オクタヴィア
OVCL-00907(1SACD)
国内盤
税込定価
2025年12月24日発売
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番ト長調 作品78
「雨の歌」
ヴァイオリン・ソナタ 第2番イ長調 作品100
ヴァイオリン・ソナタ 第3番ニ短調 作品108
「歌の調べのように」(5つのリート 作品105-1)
小林美樹(Vn)、小林有沙(P)

録音:2025年7月25日 東京・Hakuju Hall・ライヴ
小林美樹のEXTON10年振りのアルバムは、 姉・有沙とのデュオによるブラームスの ソナタ全曲。2025年7月のHakuju Hallで のライヴ録音です。ソロや室内楽など 数々の経験を積み、新たなステージに踏 み出したことを証明する、洗練されたア ンサンブル。一音一音を大切に紡ぐ艶や かなヴァイオリンの旋律が、ピアノの絶 妙な緩急に乗り、この2人ならではのブ ラームスを作り上げました。アンコール で演奏された歌曲「歌の調べのように」 も収録。このデュオにしか生み出すこと のできない歌と輝きを存分にお楽しみく ださい。(オクタヴィア)

ALPHA
ALPHA-1183(1CD)
Constellations
ラヴェル:クープランの墓 (メイソン・ジョーンズ編)
 亡き王女のためのパヴァーヌ (ギ・デュ・シェイロン編)
バーバー:夏の音楽 Op.31
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第8番ハ短調 Op.110(デイヴィッド・ワルター編)
 エレジー〜歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」第1幕第3場より「仔馬は雌馬のところへ急ぎ」(ニコラ・ラメズ編)
アンサンブル・ウラノス
マチルド・カルデリーニ(Fl)
アモリ・ヴィデュヴィエ(Cl)
フィリベール・ペリーヌ(Ob)
ラファエル・アングステール(バソン)
ニコラ・ラメズ(Hrn)

録音:2024年2月ストラスブール、パレ・ド・ラ・ミュジーク・エ・デ・コングレ
2014年にパリ高等音楽院の学生らによって結成され、今やフランスのトップ木管五重奏団の一つに数えられるアンサンブル・ウラノス。 ALPHAからの第1弾はラヴェルとショスタコーヴィチの作品の編曲とバーバーの名作を合わせたもの。第一次大戦で亡くなった友人たちに捧げ られた「クープランの墓」と、第二次大戦の犠牲者の追悼とされるショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番(この編曲による初録音)などによ り木管五重奏のレパートリー拡充を図ると共に、より軽やかな音楽で夏への賛辞が込められた「夏の音楽」も加え、一見関連のなさそうな作 曲家たちをオマージュという糸で星座(Constellations)のように繋げようというプログラム。特に弦が管の多彩な音色に置き換えられたショス タコーヴィチは、全く違う作品のように新鮮で実に興味深い出来栄えです。バソンの使用を始めフランス管楽器ならではの響きが楽しめるアル バム。
ALPHA
ALPHA-1232(2CD)
ヴィクトル・アヴィア・ポートレート
【CD1】
シューマン:3つのロマンス Op.94
幻想小曲集 Op.73*
民謡風の5つの小品 Op.102(ヴィクトル・アヴィア編)
アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
夕べの歌 Op.85-12
【CD2】
ヴィクトル・アヴィア(1982-2025):
1. Un P’tit Quelque Chose
2. On S’est Manques
3. Novembre
4. Mon Cher Ami
5. Candide
6. Elle
7. En Toi Et Moi
8. Tu T’souviens
9. Ces Mots-La
10. Le Gout Du Gin
11. Isfahan1980
12. Ophelie
13. Cheval Blanc
14. La Balancoire
15. Un Petit Rhume
16. Cerfs-Volants
17. L’enfant Poete
【CD1】
ヴィクトル・アヴィア(オーボエ、オーボエ・ダ・モーレ*)
キム・バルビエ(P)
【CD2】
ヴィクトル・アヴィア(歌、ピアノ、作詞作曲)
ブリュノ・ドルプレール(Vc)
ゾルターン・セーケ(Hrn)
ナオミ・シャハム(Cb)

録音:2024年4月 ドイツ、ブレーメン・ゼンテザール…CD 1
日時不詳 ベルリン…CD2
1982年モンペリエに生まれ、2025年5月1日ベルリンで急逝したオーボエ奏者、ヴィクトル・アヴィアの追悼アルバム。クラウディオ・アバド指 揮下のルツェルン祝祭OおよびモーツァルトOの首席奏者を務めたほか、イヴァン・フィッシャー率いるブダペスト祝祭管弦楽 団の首席オーボエ奏者を20年間にわたり務めた名手で、フィッシャーは彼を「指揮者にとって夢のような理想的音楽家」と称賛する追悼文 を寄せています。アルバムには亡くなる約1年前に収録されたシューマンの作品集が収められており、その美しい音色と歌心に溢れる豊かな 表現を堪能することが出来ます。そしてCD2にはなんと、シンガーソングライターとして自作の歌をピアノ弾き語りで録音したものを収録。いず れもメロディアスで美しい歌ばかりで、程よい甘さと清々しさを併せ持つ歌声も素晴らしく、玄人はだしの実力を持っていたシャンソン歌手とし ての彼を知る驚きの内容です。一部にドラムやギターなども参加(奏者不明)。さらにブックレットには自作の絵画、若い音楽家へのメッセージ なども掲載。近年は指揮者としても活動を広げていた彼の多才さを惜しみ、そのあまりに急な死を悼む、たいへん充実したアルバムとなってい ます。

Signum Classics
SIGCD-925(9CD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
CD1:弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1/弦楽四重奏曲第2番 ト長調 Op.18-2/CD2:弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3/弦楽四重奏曲第4番ハ短調 Op.18-4/CD3:弦楽四重奏曲第5番 イ長調 Op.18-5/弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6/CD4:弦楽四重奏曲 第7番ヘ長調 Op.59-1 「ラズモフスキー第1番」/CD5:弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 Op.59-2「ラズモフスキー第2番」/弦楽四重奏曲 第9番ハ長調 Op.59-3「ラズモフスキー第3番」/CD6:弦楽四重奏第10番 変ホ長調 Op.74「ハープ」/弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 Op.95「セリオーソ」/CD7:弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 Op.127/弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131/CD8:弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130/大フーガ 変ロ長調 Op.133/弦楽四重奏第13番第4楽章 フィナーレ(Op.130の差し替え終楽章)/CD9:弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132/弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
カリドルSQ

録音:2021年〜2023年、ゴア・リサイタル・ホール(アメリカ)
名高いカリドルSQによるベートーヴェン録音が、ついに9枚組全集BOXとなって登場!
アルバン・ベルク四重奏団、エマーソンSQ、グァルネリSQといった名SQの解釈から影響を受けながらも、現在の美学、研究に基づいた独自の解釈で演奏したというカリドルSQのベートーヴェン。最初にリリースされた「後期四重奏曲集」(本BOXではCD7〜9)は2023年にBBCミュージック・マガジン賞の「室内楽部門賞」を受賞。続く「中期四重奏曲集」(本BOXではCD4〜6)は2024年にグラモフォン誌の「レコーディング・オヴ・ザ・マンス」(10月号)を獲得しました。そして、最後に発売された「初期四重奏曲集」(本BOXではCD1〜3)はグラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」他、各誌で四つ星評価を得るなど、極めて高い評価を得てきた録音集の嬉しいセット化です。
ニューヨークで活動するカリドルSQは、2016年に10万ドルという超高額賞金(室内楽では世界最高額)で知られるM-Prize国際室内楽コンクールで優勝し、国際的なキャリアをスタート。ボルレッティ・ブイトーニ財団賞を獲得した最初の北米のアンサンブルとなり、BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティストにも選ばれるなど世界から注目を浴び、2018年には優れた若手演奏家に贈られるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントも受賞しています。

Chopin University Press
UMFCCD-223(1CD)
バッハ:ソナタ集
ソナタ ト長調 BWV1027/ソナタ ニ長調 BWV1028/ソナタ ニ短調 BWV1029/主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる BWV639
カロル・マリアノフスキ(Vc)、
コンラト・スコラルスキ(P)

録音:2022年&2023年
ヴィオラ・ダ・ガンバのために書かれたこの3つのソナタは、バッハの作品の中でも突出した形式と感情の多様性を持っています。またハープシコードにも対等な対話的な役割を与え理想的な室内楽を作り出しています。カロル・マリアノフスキとコンラト・スコラルスキは共にバッハへの情熱を持っており、これらのソナタのフレーズひとつひとつに意味を持たせ表現しています。

Indesens Calliope Records
IC-077(1CD)
ゲルンスハイム/グヴィ:チェロとピアノのための作品集
フリードリヒ・ゲルンスハイム
(1839-1916):チェロとピアノのためのソナタ第1番 Op.12
テオドール・グヴィ(1819-1898):「デカメロン」 チェロとピアノのための10の小品 Op.28「儚き想い」
ジャン=ルノー・ロット(Vc)
ジャン=バティスト・レルムラン(P)

録音:2021年2月25-27日&2022年5月6-8日(フランス)
ブラームスの精神とシューベルトの繊細さを受け継ぎながら、独自のロマン派の世界を築いたフリードリヒ・ゲルンスハイムとテオドール・グヴィ。二人の作曲家による作品は、深い感性と稀有な優雅さに満ちており、その緻密な構成と洗練された響きが、聴く人の心に親密で感動的な共鳴を呼び起こします。
ロマン派の隠れた名匠ともいえるこの二人の音楽を、ジャン=ルノー・ロットとジャン=バティスト・レルムランという気鋭のデュオが、細部まで丹念に描き出しています。
Indesens Calliope Records
IC-105(1CD)
エレヴァシオン
エイミー・ビーチ(1867-1944):ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.34
マルグリット・カナル(1890-1978):リート、牧歌 Op.20、エレヴァシオン
イレーネ・ポルドフスキ(1879-1932):ヴァイオリン・ソナタ ニ短調
デュオ・アルマ〔クララ・ダンシャン(Vn)、アンナ・ジュバノヴァ(P)〕

録音:2025年2月17日-21日
実力派デュオ・アルマによる3人の女性作曲家の作品集。アメリカで活躍したエイミー・ビーチ、ヨーロッパで活躍したマルグリット・カナルとイレーネ・ポルドフスキの対照的な作曲家たちを収録しました。
パリとロンドン王立音楽大学で研鑽を積んだクララ・ダンシャンは、ウィグモア・ホールの名門ホールで活躍し、国際的なソロ・ピアニストであるアンナ・ジュバノヴァはラ・フォル・ジュルネに参加するなど日本にも馴染みのあるアーティストです。

Dynamic
CDS-8075(1CD)
フルート・ソナチネ集
ペトル・エベン:ソナチネ・センプリーチェ(1957)
ヤールダーニ・パール(1920-1966):ソナチネ(1953)
アルド・クレメンティ(1925-2011):ソナチネ(1950)
アレクサンドル・タンスマン:ソナチネ(1926)
ミヨー:ソナチネ(1922)
1イベール:遊戯、ソナチネ(1923)
2ドヴォルザーク:ソナチネ Op. 100(1893)
ルイザ・セッロ(フルート…ミヤザワフルート 14K Gold)
ブルーノ・カニーノ(P…ファツィオリ Gran coda)

録音:2025年4月24-26日
※全て世界初録音
ルイザ・セッロとブルーノ・カニーノによるアルバムは、チェコのエベンからドヴォルザークまで、1893年から1957 年の間に書かれた「ソナチネ」と名づけられたフルート作品を辿る音楽の旅です。時代とともに変化する様式 を通して、フルート音楽の歩みと多彩な響きを味わえる魅力的な選曲で、作品は作曲年代の新しいものか ら並べられており、作品ごとに異なる時代の音楽言語を体感させます。20世紀における革新と伝統の確 執、そして多様な様式の共存を、二人の熟練した演奏が鮮やかに映し出します。

SOMM
SOMMCD-0712(1CD)
ヨハン・ネポムク・フンメル:ピアノ五重奏曲 ハ長調 Op.114a - 原曲:七重奏曲第2番Op.114「軍隊」(フンメル編)…世界初録音
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調「ます」 Op.114
ピーター・ドノホー(P)
イ・ムジカンティ
ショルト・ティアメル・ヴィションタイ(Vn)
ロバート・スミッセン(Va)
リチャード・ハーウッド(Vc)
レオン・ボッシュ(コントラバス&音楽監督)

録音:2024年12月13、14日ロンドン、ハーロウ区ピナー・ビュー、St George’s Headstone
ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスという独特で豊かな響きをもつ編成による室内楽作品を収め たアルバム。モーツァルトの愛弟子で、ハイドンやサリエリにも学んだフンメルは、ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして の名声に加え、作曲家としても豊かな創造性を示しました。この五重奏曲は、彼が1829年に完成させた七 重奏曲第2番「軍隊」を、翌年ウィーンでの出版に際してピアノ五重奏に編曲したもので、このアルバムの演奏 者レオン・ボッシュによって楽譜が発見されました。七重奏曲の管楽器のパートを弦楽器群に巧みに置き換え ることで、より親密で柔らかな響きを実現しています。同じ編成で書かれた有名曲、シューベルトの「ます」とと もに、ピーター・ドノホー他の演奏で。

SUPREME CLASSICS
SMGG-022(1SACD)
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
R・シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6
シューベルト:楽興の時 第3番ヘ短調(M. バルトロメイによるチェロとピアノ編)
マティアス・バルトロメイ(Vc)
アリアーヌ・ヘーリンク(P)

録音:2025年7月
ウィーンに120年以上続く音楽一家に生まれたマティアス・バルトロメイが、万感の思いを込めて父に捧げるアルバム。マティアスの曽祖父はクラリネッ ト奏者、祖父はヴァイオリン奏者としてウィーン・フィルに参加。父フランツはウィーン・フィルの首席奏者を務め、バーンスタイン指揮のハイドン:協奏交 響曲(DG)やプレヴィン指揮のR.シュトラウス「ドン・キホーテ」(Telarc)の録音ではソリストも務めました。父と同じチェロ奏者となったマティアスです が、若い頃は父に反抗して異なったアプローチを採ってばかりいたといいます。しかし、2023年に父を亡くしてしばらく経ったある日、父の演奏を収めた 録画を見たマティアスは、自分が無意識のうちに彼から多くの表現を吸収して自らのものとしていたことに気づきます。このアルバムは、父が2001年に 行った録音と同じホール、同じ曲目で行われ、最後にマティアスが編曲したシューベルトの小品が添えられています。マティアスから父へのオマージュで あると同時に、ウィーンを舞台に活躍してきた作曲家たちと演奏家たちへのオマージュともなっています。 【マティアス・バルトロメイ】 ウィーンに生まれ、7歳でチェロを始め、クレメンス・ハーゲンに師事。ウィーン・フィルやマーラー室内管など著名な楽団で演奏し、現在はウィーン・コン ツェントゥス・ムジクスのメンバーとして、またザルツブルク音楽大学の教授として活動しています。また2012年、ヴァイオリニストのクレメンス・ビットマンと デュオ「BartolomeyBittmann」を結成し、クラシックの枠を越えた独自の音楽を創造。欧州各地で公演。2022年、アルバム『zehn』でドイツ・レ コード批評家賞を受賞しています。

elsewhere music
ELSE-032(1CD)
サミュエル・ラインハルト:ピアノと笙のための作品集
サミュエル・ラインハルト
(b.1980):1. For Piano and Sh? I/2. For Piano and Sh? II
ポール・ジェイコブ・フォッサム(P)、
東田はる奈(笙)

録音:STUDIO Dede(東京)&デンマーク王立音楽アカデミー(コペンハーゲン、デンマーク)
「ピアノの減衰音の響きを長く引き延ばすことに、私はかねてより興味を持っていました。笙の澄んだ倍音は、ゆっくりと流れるピアノ作品の試みに組み込む上で魅力的な質感をもたらしてくれました」 ―― ニューヨーク在住のスイス人作曲家、サミュエル・ラインハルトは音楽における反復の探求を通じて、このようにリスナーと演奏者双方に呼びかけます。『ピアノと笙のための作品集』には、現代音楽分野でも活動する東京在住の雅楽奏者、東田はる奈と、ラインハルトの2023年作『2台のピアノと弦楽三重奏のための作品集』にも出演したコペンハーゲン在住のカナダ人ピアニスト、ポール・ジェイコブ・フォッサムが参加。本作の2曲は、2023年にラインハルトが滞在したコペンハーゲンと東京で録音されました。
3台のピアノが糸のようなモチーフを追い求め繰り返し、それぞれのペースでゆっくりと互いを包み込むマルチトラック録音による1曲目。ピアノがアルペジオ、即興、和音という3つのパターンを移動し、この連鎖の繰り返しごとに、一つの笙が伴奏を添える2曲目。演奏者は終始、音色が消え入るまでタッチやブレスで音色をキープ。その間に小さな即興演奏が入ったり、ピアノの音色が笙の繊細な不均等な音程に触れることにより、音楽は静寂を深めていきます。与えられた時間枠内で奏者に演奏量を自由に調整させることで、彼らは「演奏中に何もしないでただ音を聴く時間を持つことができ、それにより、演奏という行為と聴くという行為の間に親和性が生まれます。それは、演奏者と聴き手が共に深く作品に没入できる瞬間を共有することを可能にする」(ラインハルト)。聴き手は演奏された作品を聴くことで、2人の演奏者が生み出した時間が引き伸ばされた感覚、そのゆっくりと時間が流れる世界から浮かび上がるあらゆる細部や感情を体験し、そうした聴き手の心に刻まれる余韻によって、この作品が完結します。

OUTHERE MUSIC FRANCE
OMF-707(1CD)
シューマン:ヴィオラ、クラリネットとピアノのための作品集
おとぎの絵本 Op.113
おとぎ話 Op.132*
幻想小曲集 Op.73(ヴィオラとピアノ版)
3つのロマンス Op.94(ヴィオラとピアノ版)
アダージョとアレグロ Op.70(ヴィオラとピアノ版)
ヴァンシアーヌ・ベランジェ(Va)
アンヌ=リーズ・ガスタルディ(P)
フロラン・エオー(Cl)*

録音:2000年7月 パリ、ボン=スクール教会
主にヴィオラとピアノによるシューマン作品を集めたアルバム。ヴィオラのための貴重なレパートリー「おとぎの 絵本」のほか、クラリネットのために書かれた「幻想小曲集」、オーボエのための「3つのロマンス」、ホルンの ための「アダージョとアレグロ」といった作品をヴィオラで演奏するほか、クラリネットを加えたトリオでの「おとぎ 話」も収録しています。ヴィオラを弾くヴァンシアーヌ・ベランジェはパリ国立高等音楽院でジェラール・コセ に師事した後、フライブルクではキム・カシュカシアンに学び、現在ソロから室内楽まで幅広く活躍する名 手。シューマンとヴィオラが生む相性の良さを魅力的に引き出す、瑞々しい演奏を聴かせてくれます。

BION RECORD
BR-291210(1CD)
Empfindung [エンプフィンドゥンク]
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第10番変ホ長調 作品74「ハープ」
シューベルト:3つの歌曲
(5)死と乙女 D.531
(6)白鳥の歌 D.957より〈我が住処〉
(7)「冬の旅」 D.911より〈おやすみ〉
メンデルスゾーン:「無言歌集」より
(8)〈ヴェニスの舟歌〉 作品19第6番(アンダンテ・ソステヌート) .
(9)作品30第4番(アダジオ・エ・コン・フォッコ)
(10)作品38第2番(アレグロ・ノン・トロッポ)
(11)作品67第2番(アレグロ・レッジェーロ)
(12)〈紡ぎ歌〉作品67第4番(プレスト)
(13)作品67第5番(モデラート)
(14)作品85第6番(アレグレット・コン・モート)
(15)作品102第2番(アダジオ)
(16)作品102第3番(プレスト)
(17)作品102第6番(アンダンテ)

※(5)-(17)ジャック・ガンダール編曲によるベドリッシュSQオリジリナル曲]
ベドリッシュSQ【ジャック・ガンダール(第一ヴァイオリン)、長谷川 彩(第二ヴァイオリン)、ジュリアン・ガバン(Va)、オレリアン・サブレ(Vc)】

録音:(1)-(4)2020年12月17日 ショワジー・ル・ロワ サンテスプリ教会(フランス)
(5)-(17)2024年2月21,22日 クレテイユ地方音楽院 コンサートホール(フランス)
Empfindung[エンプフィンドゥンク]?言葉にならない感情、魂を深く揺さぶる思い 「感情」「感覚」「発想」などと訳されるこのドイツ語は、“内面的な深い体験”を意味し、単なる感覚ではなく、熟考された感情 の深みも指します。ベートーヴェン、シューベルト、メンデルスゾーン?本ディスクに収められた 19世紀ドイツ・ロマン派の作曲家たちの音楽美学の中心には、このEmpfindung が息づいているのです。 これまで自国フランス作品を中心に録音してきたベドリッシュSQが、深い成熟をもって問うドイツ・ロマン派作品 集。グループの代名詞ともいえる独自の編曲で、シューベルトの歌曲とメンデルスゾーンの無言歌を弦楽四重奏に再構築。 編曲とは思えぬ表現に心が震わされます。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲には、ドイツの音楽祭で開催された〈ベートーヴ ェン・ツィクルス〉への招聘で高く評価された彼らの実力が存分に発揮されています。

Sono Luminus
DSL -92283(1CD)
ペルト、マクミラン、シューマン:ヴィオラ作品集
ペルト(1935-):フラトレス(L.A. トムテルによるヴィオラとピアノ編)
ジェイムズ・マクミラン(1959-):キス・オン・ウッド(R. ヨナンによるヴィオラとピアノ編)…世界初録音
シューマン:おとぎの絵本 Op.113 (ヴィオラとピアノ版)
ペルト:鏡の中の鏡
レイチェル・ヨナン(Va)
イ・クワン(P)

録音:2022年8月15-17日
レイチェル・ヨナンが編曲・演奏した、マクミラン作曲のヴィオラとピアノのための「キス・オン・ウッド」(世界初録 音)を中心に据えたアルバム。これにシューマンの「おとぎの絵本」を加え、アルヴォ・ペルトの有名曲2作では さんだ構成となっています。 レイチェル・ヨナンは、ソリスト、室内楽奏者、芸術監督として国際的に活躍するヴィオラ奏者。兄と設立した マリヌス・アンサンブルでは、観客との対話を重視した革新的な演奏を展開。音楽と哲学の融合にも関心を 寄せ、ケンブリッジ大学で研究を行い、デューク大学から助成を受けました。現在はデューク大学で教鞭を 執っています。

RecArt
RECART-0045(1CD)
初紹介旧譜
ハンス・ガル:ヴィオラとピアノのための作品集
ハンス・ガル(1890-1987):ヴィオラとピアノのためのソナタ イ長調 Op.101
 即興曲/ヴィオラとピアノのための組曲 Op.102a
マグダレナ・トフジェフスカ(Va)
カタジナ・ヴァシャク(P)

録音:2019年11月16日ー17日、イグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミー・アウラ・ノヴァ・ホール(ポズナン、ポーランド)
本アルバムは、20世紀ウィーンの伝統を継ぐ作曲家ハンス・ガルが、亡命先の英国で書いた現存唯一のヴィオラとピアノのための作品を収録。
“忘れられた作曲家”の音楽発掘と普及をライフワークとしてきたポーランドの実力派デュオ、マグダレナ・トフジェフスカとカタジナ・ヴァシャクが長年の共演で築いた深い対話が、ブラームスの構築美とシューベルトの抒情、バッハの対位法に通じる和声の緻密さが見事に融合した忘れられた音楽遺産に新たな光を当てています。ルクセンブルクの音楽誌 「Pizzicato」 よりSupersonic Awardを受賞し、さらにICMA(国際クラシック音楽賞)2023室内楽部門にノミネートされるなど、高い評価を得た本アルバムは、長く「退廃音楽」として忘れられていた芸術の復興を告げる貴重な録音と言えるでしょう。

La Compagnie Baroque
LCB-1(2CD)
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集 BWV.1014-1019(全6曲)
バッハ:
【CD1】ソナタ第4番ハ短調 BWV1017/ソナタ第5番へ短調 BWV1018/ソナタ第3番ホ長調 BWV1016
【CD2】ソナタ第2番イ長調 BWV1015/ソナタ第1番ロ短調 BWV1014/ソナタ第6番ト長調 BWV1019/ヴァイオリン独奏(BWV1019初稿譜より)/チェンバロ独奏(BWV1019初稿譜より)/アダージョ(BWV1019初稿譜より)
天野乃里子(チェンバロ/アンソニー・サイデ、1998年製)
山縣さゆり(バロック・ヴァイオリン/ヤコブ・シュタイナー、1669年頃製)

録音:2019年11月11日-14日、エマウス修道院(オランダ、ヴェルプ)
※日本語解説付き
ハーグ王立音楽院やアムステルダム・スウェーリンク音楽院で研鑽を積み、イタリア、ドイツなどの様式に限らず、特にフランス様式のスペシャリストとしてオランダを拠点に活躍するチェンバロ奏者、天野乃里子と、18世紀オーケストラのメンバーやオランダ・バッハ協会のコンサートマスターとして活躍するヴァイオリン奏者、山縣さゆりという古楽界の名手達による大バッハのオブリガート・チェンバロ付きソナタ全6曲。
本アルバムで取り上げられているこの6つのソナタは、大バッハが1720年頃に作曲し、晩年まで手を加え続けたというトリオ・ソナタ形式による作品で、緊張感の持続する和声、継続する集中力、そして、どの楽章をとっても全てが多種多様な可能性を追求した傑作と言えるでしょう。
アルバムの最後には第6番の初稿譜として残された3つの楽章を収録。ヴァイオリン・ソロとチェンバロ・ソロのために書かれている2つの作品は、後にチェンバロのためのパルテータ(BWV.830)に転用された作品で、残りの深遠な、そしてこときれそうなアダージョは、この初稿だけで出版のお目見えをしていない作品で、どれも貴重な録音です。

「バッハは、バロック時代の作曲家の中でも、最も重要な芸術家として有名ですが、ある意味では、彼の作品は、当時の典型的なバロックの作品からも、遠大にまた孤高にかけ離れたとも言えるもので、”バッハ”というジャンルが存在すべきかもしれません。彼の作品は、和声、メロディ、リズムを精緻に組み合わせた独創性で、それまでの音楽で表現されていたものの境界を遥かに超える質を達成していますが、この6曲計25楽章の中に、その要素は豊かに表現されていて、我々もリハーサルをどれだけ積んでも、さらに新たな発見が常にあります。(天野乃里子)」

La Compagnie Baroque
LCB-2(2LP)
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集
【LP1-SIDE1】 ソナタ第2番イ長調 BWV1015
【LP1-SIDE2】 ソナタ第4番ハ短調 BWV1017
【LP2-SIDE3】 ソナタ第6番ト長調 BWV1019
【LP2-SIDE4】 アダージョ(BWV1019初稿譜より)/チェンバロ独奏(BWV1019初稿譜より)/ソナタ第1番ロ短調 BWV1014
天野乃里子(Cemb/アンソニー・サイデ、1998年製)
山縣さゆり(バロックVn/ヤコブ・シュタイナー、1669年頃製)

録音:2019年11月11日-14日、エマウス修道院(オランダ、ヴェルプ)
※日本語解説付き
ハーグ王立音楽院やアムステルダム・スウェーリンク音楽院で研鑽を積み、イタリア、ドイツなどの様式に限らず、特にフランス様式のスペシャリストとしてオランダを拠点に活躍するチェンバロ奏者、天野乃里子と、18世紀オーケストラのメンバーやオランダ・バッハ協会のコンサートマスターとして活躍するヴァイオリン奏者、山縣さゆりという古楽界の名手達による大バッハのオブリガート・チェンバロ付きソナタ。
本アルバムで取り上げられているこれらソナタは、大バッハが1720年頃に作曲し、晩年まで手を加え続けたというトリオ・ソナタ形式による作品で、緊張感の持続する和声、継続する集中力、そして、どの楽章をとっても全てが多種多様な可能性を追求した傑作と言えるでしょう。CD盤では全6曲を収録していますが、LP盤では収録曲を厳選しつつ、貴重な異稿録音も取り上げています。
※見開きジャケット内側に、英語と日本語の解説を掲載しています。

RecArt
RECART-0029(1CD)
初紹介旧譜
テイク・フォー〜トロンボーン四重奏のための作品集
ハイドン(D.ミラー編):オラトリオ「天地創造」 より「大いなる偉業が成し遂げられた」
バッハ(R.ザウアー編):フーガ ト短調 BWV578
ガスパリーニ(D.ミラー編):キリストよ、われらは御身をあがめ
インジェニェーリ(D.ミラー編):あまねく暗くなりて
ベートーヴェン:3つのエクアーレ WoO30
チャイコフスキー(E.ファビアンスカ=イェリンスカ編):バレエ音楽「くるみ割り人形」より〔行進曲、アラブの踊り、こんぺいとうの踊り、花のワルツ、トレパーク〕
キラル(E.ファビアンスカ=イェリンスカ編):Walc z filmu, “Tr?dowata”
ドビュッシー:シャルル・ドルレアンの3つの歌
エヴァ・ファビアンスカ=イェリンスカ:コラール I
ジョン・バリー(R.ライサー編):ジェームズ・ボンドより メインテーマ
ジェローム・カーン(R.エルカー編):あなたは私のすべて
マット・デニス(R.エルカー編):天使の瞳
マテウシュ・スヴィエチツキ(M. ピェクト編):ポド・パプガーミ
ソニー・ロリンズ(R.エルカー編):セント・トーマス
ポール・デスモンド(I.ルイス編):テイク・ファイヴ
トロンブクァルテット

録音:2015年10月10日-13日&2016年10月7日-9日(ポーランド)
?ポズナンのパデレフスキ音楽院とベルリンのアイスラー音楽大学で研鑽を積んだ学生たちによって2012年に結成されたトロンボーン四重奏団、トロンブクァルテット。ポーランドの数少ないトロンボーン四重奏団の一つである彼らは、国内外の著名な音楽祭での定期的な演奏をはじめ、これまでに多くのレパートリーの追求とアンサンブルのスキルを高めてきました。
本アルバムは、トロンボーン四重奏のためのオリジナル作品から、ジャズのスタンダード曲や映画音楽、ポップスのアレンジ作品、そして、若い世代の著名な作曲家であるエヴァ・ファビアンスカ=イェリンスカの委嘱作品まで、ハーモニー楽器であるトロンボーンの美しいサウンドから超絶技巧まで、トロンボーン四重奏の魅力を存分に堪能できる好企画です。
RecArt
RECART-0024(1CD)
初紹介旧譜
20世紀ポーランドの弦楽四重奏曲集
パヌフニク:弦楽四重奏曲第3番 「ヴィチナンキ」
バツェヴィチ:弦楽四重奏曲第4番
シマノフスキ:弦楽四重奏曲第1番ハ長調 Op.37
ディベルソSQ

録音:2017年7月21日-23日(ポズナン、ポーランド)
国際的に活躍するポーランドの若き音楽家たちによって結成されたディベルソSQのデビュー盤。彼らは、マンチェスターの王立ノーザン音楽大学、ベルリン芸術大学ではアルテミス四重奏団のクラスで、室内楽修士課程を優秀な成績で卒業。本アルバムでは、ポーランド室内楽の発展のみならず、ポーランド音楽全体の発展における重要な位置を占める、20世紀ポーランドを代表する優れた現代作曲家による作品を取り上げています。
RecArt
RECART-0008(1CD)
初紹介旧譜
インコンプレタ(不完全)〜バッハ/ハイドン/ボッケリーニ/メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集
バッハ:フーガの技法より コントラプンクトゥス�T
ハイドン:弦楽四重奏曲第83番ニ短調 Op.103,Hob.III-83
バッハ:フーガの技法より コントラプンクトゥス�W
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲ニ長調 Op.64-2
バッハ:フーガの技法より コントラプンクトゥス�\
メンデルスゾーン:弦楽四重奏のための4つの小品 Op.81より
バッハ:フーガの技法より コントラプンクトゥスXIV/コラール 「われら悩みの極みにありて」
ムジカリウスSQ

録音:2013年1月15日-18日(ポーランド)
2003年に結成され、主に古楽をレパートリーとするムジカリウスSQ。ペーター・リヒテンタールが編曲したモーツァルトのレクイエムなどが収録されたデビュー・アルバム『Ars Transcriptindi』に続く、RecArt第2弾では、タイトルでもある「インコンプレタ(不完全)」の通り、何らかの理由で完成されなかった弦楽四重奏曲を取り上げています。
RecArt
RECART-0006(1CD)
初紹介旧譜
ヴァインベルク:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ァインベルク(1919-1996):ヴァイオリン小協奏曲 Op.42
ヴァイオリン・ソナチネ Op.46
モルダヴィアの主題による狂詩曲 Op.47/3
エヴェリナ・ノヴィツカ(Vn)
ミレーナ・アントニエヴィチ(P)

録音:2012年-2013年(ポーランド)
第二次世界大戦とユダヤ人迫害の歴史と絡み合った悲劇的な運命をたどった芸術家であり、ショスタコーヴィチやプロコフィエフと並び重要な位置を占めるポーランドの傑出した作曲家、ミェチスワフ・ヴァインベルクによるヴァイオリンとピアノのための室内楽アルバム。国内外のコンクールで多くの名誉ある賞を受賞しているエヴェリナ・ノヴィツカの演奏によるこのアルバムは、ポーランド音楽界の誉れ高き「フレデリク賞2014」にノミネートされています。
RecArt
RECART-0053(1CD)
Depths〜ルジツキ/ヴァインベルク/ラクス/タンスマン:チェロとピアノのための作品集
ルドミル・ルジツキ:チェロ・ソナタ Op.10
ヴァインベルク:チェロ・ソナタ第1番ハ長調 Op.21
シモン・ラクス:チェロ・ソナタ
タンスマン:チェロ・ソナタ第2番
 子守歌(世界初録音)
ゾフィア・クリシェヴィチ (Vc)
プシェミスワフ・ヴィテク(P)

録音:2019年6月、2023年10月29日(ポーランド)
チェロ奏者ゾフィア・クリシェヴィチのデビュー・アルバム。本アルバムには、4人のポーランド人作曲家によるチェロ・ソナタが収録されています。4人の作曲家とその作品の物語は、20世紀前半のポーランド音楽の運命を反映しており、123年間続いた政治的、文化的抑圧と外国支配の時代を終わらせた第一次世界大戦後の希望に満ちた新たな始まりの例です。これらは、1939年9月1日のナチスの恐怖によってポーランドに襲いかかった想像を絶する苦しみと言葉では言い表せない破壊を体現した例であると同時に、ポーランド音楽特有のエネルギーと活力で表現された、生き残りたいという抑えきれない意志の例でもあります。
アルバムの最後には、世界初録音となるアレクサンドル・タンスマンの小曲「子守唄」がカップリングされています。

DELOS
DE-3608(1CD)
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
ショスタコーヴィチ(レヴォン・アトヴミャン編):アダージョ 〜バレエ音楽『明るい小川』 Op. 39より
マルティヌー:スロヴァキアの主題による変奏曲
 ロッシーニの主題による変奏曲
ショパン(フルニエ、ガヴリュシュ、ニーナ・コトワ編): 序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3
ニーナ・コトワ(Vc)
ファビオ・ビディーニ(P)

録音:2020年10月30日-11月2日USA、ユタ・ヴァレー大学、ノーダ・パフォーミングアーツ・センター
ショスタコーヴィチとドビュッシーのチェロ・ソナタを中心としたアルバム。ニーナ・コトワ自身が今一番愛情を込めて弾きたいと感じている作品が 集められているとのことで、古典的なシンプルさと明快さを併せ持つショスタコーヴィチ、逆に捉えどころのないドビュッシー、技巧的で遊び心に 溢れたマルティヌー、チェロの奏でるメロディとピアノの輝かしいパッセージが見事に融合するショパンなど、多彩な内容となっています。コトワとビ ディーニがそれぞれの作品を慈しむように、活き活きと奏でる魅力的なアルバムです。

Stomp Music
VDCD-6791(1CD)
プロローグ
ピアソラ:忘れ/天使のミロンガ/アディオス・ノニーノ
ラヴェル:ボレロ
モンテヴェルディ:なおもあなたを見つめる
ピアソラ:受胎告知のミロンガ/リベルタンゴ/フーガと神秘
ラロ・シフリン:ミッション・インポッシブルのテーマ(ボーナス・トラック)
4チェリスツ
名実ともに韓国最高峰のチェリスト、ユン・ソンとアジア、ヨーロッパを代表する世界的なチェリストたちによるファースト・アルバム。
指揮者であり、ピアニスト、作編曲家、作家など多方面で活躍しているパブロ・ジンガーと、チェリストおよび編曲家のジェームズ・バラレットがピアソラ、ラヴェル、モンテヴェルディの名曲をチェロ四重奏のために特別に編曲。クラシックから、タンゴ、映画音楽まで、チェロの持つ多彩な魅力を見事に引き出しています。
Stomp Music
EKLD-0790(1CD)
タンゴ〜ピアソラ:チェロ作品集
リベルタンゴ/ブエノスアイレスの冬/オブリビオン/ミケランジェロ’70/鮫/天使のミロンガ/天使の死/ヴェルダリート/グランド・タンゴ/オブリビオン(管弦楽版)/タンゴ組曲より アンダンテ
ユン・ソン(Vc)
クアトロ・シエントス〔会田桃子(Vn)、北村聡(バンドネオン)、林正樹(P)、西嶋徹(Cb)〕、鬼怒無月(G)、ソウルフィルのメンバー
オーケストラとの共演や、ソロリサイタルで高い評価を得ているほか、室内楽奏者としても幅広く活動している韓国最高峰のチェリストの1人、ユン・ソン。本アルバムは、リベルタンゴ、オブリビオン、グランド・タンゴなど、ピアソラの名曲を、日本最高のタンゴ・グループ「クアトロ・シエントス」をはじめとする名手達との共演で臨んだ野心的なタンゴ・プロジェクト。
※当タイトルは【初紹介旧譜】となります。旧譜のため急な廃盤、また十分な枚数を確保出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。

Sargasso Records
SCD-28088S(1CD)
ジェームス・ウッド(1953-):Music Theatre 「JODO」(ミュージックシアター「浄土」) 加藤訓子(パーカッション、朗誦)、アンヤ・ペーターセン(S)、ジェームス・ウッド(エレクトロニクス)

録音:2024年11月11日-21日シュレンツァー、ドイツ
※日本語解説付き
カウンターポイント三部作、全パートを1人で演奏した驚愕の「ドラミング」に代表される「スティーヴ・ライヒプロジェクト」、独立した6パート全てを自身が演奏し作曲者が意図した音場を見事に再現し、その圧倒的スケールが大反響を呼んだクセナキスの「プレイアデス」、さらには日本が誇る巨星、三善晃のマリンバ協奏曲&マリンバ・ソロ全作品、ティンティナブリ様式を確立したエストニアの巨匠ぺルトの「カントゥス」、そしてここ日本でも驚異的なヒットを記録したバッハの「マリンバのための無伴奏作品集」をLINN Recordsから発表するなど、日本を代表する世界的パーカッショニストとして唯一無二の活動を繰り広げている加藤訓子。
イギリスの「サルガッソ・レコーズ(Sargasso Records)」から新たにリリースとなる新録音は、イギリスの作曲家ジェームス・ウッドがグレアム・ホールの委嘱を受けて作曲し、加藤訓子に献呈した”音楽劇と日本神話が織りなす電撃的融合”、『Music Theatre 「J?DO」(ミュージックシアター「浄土」)』です!
パリでナディア・ブーランジェから作曲を学んだジェームス・ウッドの「JODO(浄土)」は、日本文学を代表する作家である三島由紀夫の全5章から成る珠玉の短編「滋賀寺の僧とその恋」に着想を得て1998年から1999年にかけて構想、作曲された作品。
1999年にオックスフォードでセミ・ステージ形式で上演された後、2001年に世界有数の現代音楽のフェスティヴァルとして知られるハダースフィールド現代音楽祭(Huddersfield Contemporary Music Festival)にてソプラノのサラ・レナードと加藤訓子により世界初演が行われました。2005年には演出家・宮城聰の手によって完全な舞台作品へと昇華され、横浜、名古屋、東京の3都市にて日本初演が実現しています。
日本とも強い繋がりを持つこの「J?DO(浄土)」では、伝統的な和太鼓や木魚、銅鑼、水琴窟を思わせる水音の響きなどの様々な打楽器が用いられており、電子音響との融合によって築き上げられた独創的な音世界に聴き手はいつの間にか惹きこまれること必至。
またフランスのオベルティーノ工房で製作された回転する青銅の鈴の音や自然音が幽玄な雰囲気を引き立て、加藤訓子自身による朗誦、RIAS合唱団でも活躍する名ソプラノ、アンヤ・ペーターセンが歌う日本語の響きを模した架空の言語が絡み合うことにより、この世ならぬ幻想的な音響空間を創造しています。電子音響の構築にIRCAMの「Spatialisateur」が用いられていることもポイントの1つと言えるでしょう。時空と文化、そして感情の境界を超越する音の旅である「J?DO(浄土)」が、混迷を極める現代への様々なメッセージとなって響き渡ります。

Luminote
KMLN-0002(1CD)
コールユーブンゲン in Jazzy Style 〜あの練習曲がオシャレ和音で生まれ変わった〜
フランツ・ヴュルナー(1832-1902)/
柳川瑞季編曲:
1. No.1〜No.2
2. No.7a〜No.8c〜No.9b
3. No.18f
4. No.24f
5. No.30g
6. No.51d
7. No.52a
8. No.53
9. No.54
10. No.55
11. No.56a
12. No.57b
13. No.58b
14. No.59
15. No.63
16. No.65
17. No.66
18. No.67
19. No.69
20. No.70
21. No.73d
22. No.75c
23. No.76d
24. No.77d
25. No.79c
26. No.80c
27. No.81c
28. No.82c
29. No.83c
30. No.84c
31. No.85c
32. No.87a
33. No.87b
柳川瑞季(P)
弓代星空(Vn)
…4,7,17,22,23
小美濃悠太(ダブルベース)
…2,9,11,12,15,20,25,26
田村真寛(ソプラノサクソフォーン)
…5,13,24,30,31

録音:2024年8月29日 Studio TLive, Japan
ソルフェージュ教育用教本としてスタンダードの地位を築いて いる「コールユーブンゲン」。それにオシャレな和音を付けてみ ました。 ピアノ、ウッドベース、サックス、ヴァイオリン、ソプラノが織りなす Jazzyな響きをお楽しみください!

DELOS
DE-3607(1CD)
トランペットのためのトランスクリプション集
ブラームス:クラリネット・ソナタ 第1番ヘ短調 Op.120-1
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
シューベルト:流れにて Op.119 D943*
ブラームス:クラリネット・ソナタ 第2番変ホ長調 Op.120-2
シューマン:おとぎの絵本 Op.113

※編曲は全てアンドリュー・バリオによる
アンドリュー・バリオ(Tp)
ジョン・ウィルソン(P)
ニコラス・ファン(T)*

録音:2023年1月、7月スコアリング・ステージ、スカイウォーカー・サウンド、カリフォルニア
ボルティモアSOの首席トランペット奏者アンドリュー・バリオが、オルガンとの共演で作り上げたバッ ハ作品集(DE3560)に続き、ドイツ・ロマン派の名曲をトランペットで歌い上げるアルバム。いずれの作 品も本来持っている美しさに加え、輝かしさを帯びた新しい一面を聴かせてくれます。

MUSIC&ARTCOMPANY
MA-1017(1CD)
「バウンドレス〜境界を越えて」
キム・ジェウォン:ザ・ハーモニクス
ラッセル・ピーターソン:ヴィオラ、アルト・サクソフォンとピアノのための三重奏曲より 第1楽章
フォーレ:パヴァーヌ Op.50
大島ミチル:風笛
モリコーネ:続・夕陽のガンマン
ヘラルド・マトス・ロドリゲス:ラ・クンパルシータ*
ハチャトゥリアン:剣の舞
ピアソラ:リベルタンゴ*
パク・ジヌ:氷の池*
チョン・イングォン:心配しないで、君
サヌリム:回想
ボーナストラック〜あなたに楽しいクリスマスを(ライヴ録音)**
ザ・ハーモニクス〔ブランドン・チェ(Sax)、パク・ジョンソン(ハーモニカ)〕、
チョ・ヨンフン(P)、ジェームス・キム(Vc)*、チョン・サンヒョク(G)*、キム・ジョンホ(Cb)*/**

録音:2024年7月3日、5日、10日&26日オーディオガイ・スタジオ(通義洞、ソウル、韓国)
韓国においてそれぞれの分野の第1人者としで目覚ましい活躍を見せており、同国のクラシック界に新たな風を吹き込み続けている2人のアーティスト、ハーモニカ奏者パク・ジョンソンとクラシック・サックス奏者ブランドン・チェのデュオ・アンサンブル「ザ・ハーモニクス(The HarmonicS)」のファーストアルバム「バウンドレス(Boundless)」!
ハーモニカとサクソフォンという2つの楽器によるアンサンブルのスタイルも非常に斬新ですが、何よりも2つの楽器が持つ魅力的かつ特有の音楽的色彩、そしてパク・ジョンソンとブランドン・チェの意欲あふれるチャレンジ精神の調和は特筆もの。
アルバム・タイトルの「バウンドレス(Boundless)」は「境界を越える」という意味も含んでおり、ザ・ハーモニクスの取り組みはジャンルやスタイルの境界を越えた自由な音楽的探究と新たな発見をもたらしてくれることでしょう。
ハーモニカとサクソフォンは共に1840年代に誕生し約200年の歴史を持ちますが、クラシック音楽シーンの主流の舞台においては決して恵まれているとは言い難い状況が続いてきました。しかしながら、この2つの楽器の価値と可能性を開拓してきた多くの伝説的なアーティストの意志を受け継ぎ、パク・ジョンソンとブランドン・チェの2人もリサイタル、アンサンブル、オーケストラとの共演、特に初演作品の紹介や新作委嘱など様々な演奏活動を通じて、これらの楽器の地平を常に広げるために情熱を注ぎ続けています。
今回のアルバム「バウンドレス(Boundless)」では、クラシックとジャズ、ポップス、OST、コンテンポラリーなど、様々なスタイルの音楽が選ばれており、ハーモニカとサクソフォンという一見するとユニークな編成のアンサンブルを気軽に、そして自然体で愉しめる曲がバランスよく収録されているところもポイントでしょう。ハーモニカの温かく叙情的でありながら、時には非常に軽快で華やかなサウンド、サクソフォンの同じく華やかでありつつ、それに劣らぬ木管楽器の柔らかさと深みのあるサウンドという異なる魅力が、様々なジャンルやスタイルと結びつき、聴衆を「境界を越えた」新しい音楽体験に誘います。

URBAN SAXOPHONE QUARTET
USQ-001(1CD)
日本語解説付国内盤
税込定価
ties
ピアソラ:デカリシモ(編曲:山田純子)
ピアソラ:タンティ・アンニ・プリマ(編曲:山田純子)
グリーグ:ホルベルク組曲 Op.40(編曲:アーバンサクソフォンカルテット)
ボザ:アンダンテとスケルツォ
ポール・リード:サクソフォン四重奏曲
ピアソラ:鮫(編曲:中村優香)
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ(編曲:マルセル・ミュール)
ジャン・リヴィエ:グラーヴェとプレスト
ドヴォルザーク:ユモレスク Op.101-7(編曲:中村均一)
モンティ:チャルダッシュ(編曲:中村優香)
アーバンサクソフォンカルテット
〈メンバー〉
ソプラノサクソフォン:中村優香(武蔵野音楽大学卒業、フランス地方シャルトル音楽院修了)
アルトサクソフォン:小林浩子(武蔵野音楽大学卒業)
テナーサクソフォン:椿義治(エリザベト音楽大学、同大学院音楽研究科修士課程修了)
バリトンサクソフォン:中村賢太郎(昭和音楽大学、同大学院修士課程修了)

録音:2024年6月3-5日/かながわアートホール
コンサートホールのほか、全国の保育園や学校、福祉施設などでも演奏を行っている〈アーバンサクソフォンカルテット〉による2枚目のアルバム。「ties」(タイ ズ)というタイトルには、様々な音楽活動から生まれた出会い、絆、つながりへの想いが込められています。サクソフォンのオリジナル作品とクラシック名曲のアレン ジを織り交ぜて構成した親しみやすくも聴きこめる内容。4人の名手たちが繰り広げる演奏の巧さはもちろん、カルテットの持つ空気感、雰囲気まで伝わってくる 上質の録音にも注目です。
オリジナル作品ではボザ、リヴィエに加え、あまり取り上げられないリードの作品を収録。どれもサクソフォンの性能とアンサンブル力を大いに活かした音楽で聴 き応えがあります。アレンジ作品もどれも楽しく、特にピアソラの「鮫」とモンティの「チャルダッシュ」は実際に良く演奏し、学校などでも人気の楽曲だという定番 レパートリー。ライヴの延長線上のようなプログラムで、カルテットの多彩な魅力を体感できるCDです。 (Ki)

EDITION ABSEITS
EDA-50(1CD)
ヨハン・アントン・アンドレ(1775-1842):室内楽作品集
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのためのソナタ ハ長調 Op.17
ヴァイオリン二重奏曲第2番ト長調 Op.27
弦楽四重奏曲第1番ハ長調 Op.14
ベルリン・ポーランドSQ

録音:2024年2月19-22日/ベルリン、エミール・ベルリナー・スタジオ
※全曲世界初録音
ヨハン・アントン・アンドレ(1775-1842)は17世紀末にドイツに移住したユグノー一族の末裔。モーツァルトの死後コンスタンツェからモーツァルトの多くの 作品の自筆譜を購入、貴重な音楽遺産を正式に出版し世に広めた人物で「モーツァルト研究の父」と言われています。作曲家としてはほとんど知られていませんが モーツァルトやハイドンからの影響が強く感じられる、古典派らしい均整美を持った作品を残しています。弦楽器の細かな筆致が気持ちよく、明るい曲調をメインと しながらも大胆な転調で短調を呼び込むなど書法も実に練られており、想像以上に楽しめる佳曲ぞろいです。
1774年にアンドレの父親が設立したオッフェンバックの音楽出版社「ヨハン・アンドレ」の250周年を記念したプロジェクト。 (Ki)

DELOS
DE-3603(1CD)
NX-C04
レフラー:八重奏曲、他

(1)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 - フルート、クラリネット、ハープ、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、 コントラバスによる八重奏版(グレアム・スティール・ジョンソン編)

(2)チャールズ・マーティン・レフラー(1861-1935):八重奏曲- クラリネット2、ハープ、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバスのための(1897年作曲/G.S.ジョンソンによる校訂と再構成2021-2022年) ※世界初録音

(3) 忘れられた響き - クラリネットとハープ版(G.Sジョンソンとブリジット・キビー編曲
(1)柳智媛(リュウ・ジウォン)(Fl)、グレアム・スティール・ジョンソン(Cl)、ハン・ラッシュ(Hp)、ボラ・キム(Vn)、レイチェル・ルズケ(Vn)、マシュー・コーエン(Va)、韓?(ハン・ユン)(Vc)、山口晃平(Cb)

(2)グレアム・スティール・ジョンソン(Cl)、デイヴィッド・シフリン(Cl)、ブリジット・キビー(Hp)、ステラ・チェン(Vn)、シウ・キム(Vn)、マシュー・リップマン(Va)、サミュエル・デカプリオ(Vc)、サム・サッグス(Cb)

(3)グレアム・スティール・ジョンソン(Cl)、ブリジット・キビー(Hp)

録音:(1)2019年2月5日 モース・リサイタルホール、イェール大学、 コネティカット州、USA
(2)2023年12月17日 オクタヴェン・スタジオ、マウント・バーノン、ニューヨーク州、USA
(3)2024年2月13日 エルムウッド・ロード・スタジオ、サウス・セーラム、ニューヨーク州、USA
ベルリン郊外に生まれた後ヴァイオリニストとして1882年に渡米、当時誕生2シーズン目を迎えていたボストンSOの副コンサートマス ターをおよそ20年務めたチャールズ・マーティン・レフラー。彼の作品は在任中からボストンで演奏されて高い人気を誇り、その回数は生涯の 間で117回にも及んだと言います。今回初録音となった八重奏曲は、1897年に2回だけ演奏されたのちは演奏も出版も録音も行われて おらず、その自筆譜は、自作に厳しかったレフラーの手で度重なる改訂が行われた形跡を残したまま、議会図書館で眠っていました。クラリ ネット奏者、作曲家のグレアム・スティール・ジョンソンは世界的パンデミックの間にその複写を入手。演奏出来る形に整理し、今回の初録音 に臨むことになりました。自身の出身をアルザスだと称していたという彼の作風は、フランス印象派の影響を大きく受けていますが、この八重奏 曲はブラームスなどドイツ・ロマン派の香りも強く感じさせ、聴き応えのあるたいへん美しいものです。今後室内楽の定番レパートリーとして定 着する可能性も高い立派な作品。オープニングはやはりジョンソンの編曲したドビュッシーの「牧神」。最後はアルバム・タイトルにもなっている

Sono Luminus
DSL-92273(1CD)
NX-B08
バッハ・アンケージド
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001? Adagio
ケージ:プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュードより2. ソナタ III/ソナタ IV/
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001? Fuga
ケージ:プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュードより インターリュード I/ ソナタ V/ソナタ VI
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001? Siciliana
ケージ:プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュードより ソナタ XIV/ ソナタ XV
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001? Presto
ケージ:プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュードより ソナタ XVI
ミナ・ガイック(P)
ザカリー・カレッティン(Vn)

録音:2022年6月21-24日
バッハとジョン・ケージを組み合わせて聴くことで、バッハの新たな聴き方を提案するアルバム。バッハをUncage =ケージ(檻)から出すというタイトルが付けられています。バロック舞曲のリズムに乗って厳格精緻に組み上げら れたバッハの音楽と、少ない音数と予測の難しい自由な流れによって瞑想に誘うかのようなジョン・ケージの音 楽による双方向の異化作用が体験できます。

Music & ArtCompany
MA-1014(1CD)
ブランドン・チェ〜ベートーヴェン
ベートーヴェン(編曲:ブランドン・チェ):ロマンス第2番ヘ長調 Op.50
連作歌曲集「遥かなる恋人に」Op.98
ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17
チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
ピアノ・ソナタ第8番 Op.13「悲愴」より 第2楽章アンダンテ・カンタービレ
ブランドン・チェ(Sax)、
イリヤ・ラシュコフスキー(P)

録音:2024年1月24日-25日、ソウル・アーツ・センター(ソウル、韓国)
趣味で演奏を楽しむアマチュア奏者や、ジャズ、ポピュラー音楽の分野におけるプロ奏者の数が圧倒的に多い韓国のサクソフォン・シーンにおいて、「クラシック・サクソフォニスト」の名声と重要性を高め続けているブランドン・チェは、フランス最高峰のリヨン国立音楽院、アメリカのシンシナティ大学音楽院で研鑽を積んだ同国のクラシック・シーンにおけるトップ・サクソフォニスト。
2016年のブランドン・チェの韓国帰国と同時に同国内でのクラシック・サクソフォンへの注目度が急激に高まったという事実からも、その存在感、実力の高さを窺い知ることができるでしょう。
フランスのリヨン、アメリカのシンシナティという欧米の名門で常に優秀な成績を収め、シンシナティでは最年少で博士号(D.M.A)取得し、母国で新たな道を切り拓き続けているブランドン・チェが最新作のテーマに定めたのは「楽聖ベートーヴェン」。1人の偉大な作曲家の作品に集中、再解釈するという難易度の高いプロジェクトにおいて、ベートーヴェンの数多くの名曲の中から少数の作品を厳選。
ブランドン・チェが選んだ5作品は、それぞれヴァイオリン、チェロ、ホルン、ピアノ、そして人の声という異なる5つの楽器、奏法のために作曲されているというところも興味深いポイントと言えるでしょう。
ベートーヴェンの音楽が持つ無限の創造性、その音楽的内面である苦悩と葛藤をサクソフォンで表現しているブランドン・チェが自らのプロジェクトのメイン・プログラムに据えたのは新約聖書チェロ・ソナタからの「第3番イ長調 Op.69」。
各楽章の声部を最も活かすことの出来る方法としてアルト、テナー、バリトンの3本のサクソフォンを吹き分けるなど様々なアイディアを次々と繰り出し、他に類を見ないベートーヴェンの「サクソフォン・ソナタ」を創り上げています。
自らが指揮を振るサクソフォン・オーケストラのソリストに日本が誇る巨匠、須川展也氏を迎えるなど、日韓のサクソフォン界の懸け橋としても活躍するブランドン・チェがサクソフォンで奏でるベートーヴェンにどうぞご期待下さい!
Music & ArtCompany
MA-1010(1CD)
ブランドン・チェ〜ラフマニノフ
ラフマニノフ(編曲:ブランドン・チェ):2つの小品 Op.2
チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
祈り(クライスラーによるピアノ協奏曲第2番第2楽章からの編)
ヴォカリーズ Op.34-14
エレジーOp.3-1
ブランドン・チェ(Sax)、
イリヤ・ラシュコフスキー(P)

録音:2022年6月4日-5日、統営(トンヨン)コンサートホール(統営、韓国)
韓国のトップ・サクソフォニストでありパイオニア的存在、ブランドン・チェが満を持して取り組んだ「ラフマニノフ」は同国のクラシック・シーンにおいてセンセーションを巻き起こし、クラシック音楽におけるサクソフォンの存在の重要性を改めて示す大きな出来事となりました。
アドルフ・サックスによって開発された後、フランスの作曲家たちをはじめとしてR・シュトラウス、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、プッチーニ、バルトーク、ブリテン、ガーシュウィンなどが注目した「サクソフォン」は、アメリカに渡った晩年のラフマニノフが「交響的舞曲」で重要や役割を割り当てるなど予てからその存在に着目していたことが知られています。
フランスで生まれ、アメリカで本格的に花開いた楽器「サクソフォン」、フランス、パリへの亡命後、アメリカで余生を過ごした音楽家「ラフマニノフ」、フランスで音楽家としてのアイデンティティを確立し、アメリカでその音楽の世界をさらに広げたサクソフォニスト「ブランドン・チェ」。さらにブランドン・チェが音楽の道を志す切っ掛けとなったのは、偶然、耳する機会を得たラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」から受けた大きな感銘と衝撃だったと言います。
「フランスとアメリカ」という共通のキーワードを持つ「サクソフォン」、「ラフマニノフ」、「ブランドン・チェ」が出会いを果たしたことは偶然ではなく必然だったということでしょう。
傑作中の傑作「チェロ・ソナタ」や「ヴォカリーズ」を中心としつつ、自身を音楽の道へと導いてくれた「ピアノ協奏曲第2番」への感謝の意を込めてクライスラーが同曲の第2楽章をヴァイオリンとピアノのために編曲した「祈り」のサクソフォン版をプログラムに加えるなど独創性豊かな構成力はここでも抜群です。
音楽家になるという夢を与え、育ててくれたラフマニノフへの感謝と御礼の想いが込められたサクソフォンによる美しきラフマニノフアルバムの登場です。

BRAVO RECORDS
BRAVO-10013(1CD)
税込定価
シャコンヌ&ロマンス
バッハ:シャコンヌ〜無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より
ベートーヴェン:ロマンス第2番へ長調
ヴィターリ(シャリリエ編):シャコンヌ ト短調*
ショスタコーヴィチ(コンスタンティン・フォルトゥナトフ編):ロマンス (映画「馬あぶ」より)*
��木凜々子(Vn)、三又瑛子(P)

録音:2022年1月17〜19日J:COM 浦安音楽ホール
*=「リリコ・カンタービレ」 (BRAVO-10007)より
2022年5月のリリース以来、ベストセラー・アルバムとして高い人気を誇るCD「リリコ・カンタービレ」。その録音セッションと同じ日程で、バッハの「シャ コンヌ」と、ベートーヴェンの「ロマンス第2番 へ長調」がレコーディングされていました。
収録時間の関係で「リリコ・カンタービレ」に入れることができなかったこれら2つの作品に、「リリコ・カンタービレ」からの2曲を加え、4曲入りミニCD として新たにリリースしたします。
名器 ストラディヴァリウス“Lord Borwick" (1702)による清澄な響きと、��木凜々子の卓抜なテクニック、豊かな歌心がマッチして、まさに新しい時代の バッハ「シャコンヌ」が登場しました。
レコーディング・エンジニアは、音の名匠・深田晃。あくまでもナチュラルな音響空間の表現と、演奏家の魂に肉迫するような音作りは、録音芸術の粋を堪能 させてくれます。
フルカラー、12ページの解説書は、��木凜々子自身による解説が掲載されています、 (Ki)

Fineline
FL-72415(1CD)
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロのためのソナタ集
1. バビロン川のほとりに BWV653(オルガンとヴィオラ・ダ・ガンバによるイントロイトゥス)/2-4. ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロによるソナタ第3番ト短調 BWV1029/5. パルティータ第4番ニ長調 BWV828 より サラバンド(チェンバロ独奏による前奏曲)/6-9. ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロによるソナタ第2番ニ長調 BWV1028/10.ゴルトベルク変奏曲 BWV988よりアリア(ジルバーマン・ピアノ独奏による前奏曲)/11-14. ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート・チェンバロによる3つのソナタ第1番ト長調 BWV1027/15. 平均律クラヴィーア曲集第2巻より 第16番前奏曲 BWV885-1ト短調(オルガン独奏による前奏曲)/16. フルート・ソナタ イ長調 BWV1032より第2楽章ラルゴ・エ・ドルチェ(ヴィオラ・ダ・ガンバとオルガンによる後奏曲)
アンドレア・デ・カルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ルカ・グリエルミ(チェンバロ、オルガン、フォルテピアノ)
※使用楽曲:
・ヴィオラ・ダ・ガンバ:ペレグリーノ・ミケーリ16世紀製(セルジオ・マルチェッロ・グレゴラット・サクロファーノによる2003年コピー)
・チェンバロ:ミヒャエル・ミートケ1708年製(マティアス・グリーヴィッシュによる2000年コピー/tr.5-9)
・フォルテピアノ:ゴットフリート・ジルバーマン1749年製(ケルスティン・シュヴァルツによる2013年コピー/tr.10-14)
・オルガン:ゴットフリート・ジルバーマン1753年製(ヴィルヘルム・リューレによる1998年復元/tr.1-4, 15-16)

録音:2015年6月22日-24日(フランケンシュタイン教会、ドイツ)
アレッサンドロ・ストラデッラの宗教音楽を発掘・録音し続けてきたイタリアのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者=指揮者のアンドレア・デ・カルロと、指揮者、作曲家としての活動に加え、歴史的鍵盤楽器のエキスパートとして多彩な活躍を見せるルカ・グリエルミが織り成す大バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集。
写本ではヴィオラ・ダ・ガンバのための3つのソナタは、本来チェンバロの伴奏になっていますが、彼らはヴィオラ・ダ・ガンバがバッハの手持ちの様々な鍵盤楽器と対話する姿を想像。グリエルミがチェンバロ、オルガン、フォルテピアノを見事に弾き分け、偉大な作曲家が残した作品の新たな可能性を見出しています。
Fineline
FL-72416(1CD)
再発見された忘れられた声〜ユダヤ系オランダ人女性作曲家による室内楽作品集
ヘンリエッテ・ボスマンス(1895-1952):ヴァイオリン・ソナタ
ファニア・チャピロ(1926-1994):チェロ・ソナタ(世界初録音)
ボスマンス:ピアノ三重奏曲
ブルンディバール・アンサンブル〔アレクサンドラ・ライフリナ(Vn)、リュボフ・ウリビシェワ(Vc)、ダニエル・グリムウッド(P)〕

録音:2022年5月14日ー16日、ユーディ・メニューイン音楽学校、メニューイン・ホール(イギリス)
本アルバムでは、ホロコーストの音楽と芸術に特化した英国初の年次フェスティバルとして、2016年1月に開催されたブルンディバール芸術祭のテーマのひとつである「インスピレーションを与える女性たち」に触発され、ホロコーストを生き延びたユダヤ系オランダ人女性作曲家たちをテーマに取り上げています。
アムステルダムの音楽一家に生まれたヘンリエット・ボスマンスは、作曲家、ピアニストとして活躍。ピエール・モントゥー、ウィレム・メンゲルベルクなどと共演し、ロイヤル・コンセルトヘボウOとは1922年から1949年までの間に22のピアノ協奏曲を演奏しています。本アルバムには、若さゆえの情熱、生命力に満ちたヴァイオリン・ソナタと、母親の誕生日に贈った、スペインの情熱、フランスの印象派、中東の響きを感じさせるロマン派的な作風のピアノ三重奏曲の2つの初期の作品を収録。カップリングに選ばれた、インドネシア(旧オランダ領東インド)のジャワ島出身のファニア・チャピロの世界初録音となるチェロ・ソナタは、プロコフィエフの影響が作品全体に散りばめられており、作品の終盤ではジャズの雰囲気を強く醸し出しています。
ブルンディバール芸術祭創設者兼芸術監督を務め、ロイヤル・ノーザン・シンフォニアのメンバーとしても活躍するアレクサンドラ・ライフリナを筆頭としたブルンディバール・アンサンブルの演奏でお楽しみください。イギリスの名プロデューサー、アンドルー・キーナーとコンビを組んでいる敏腕エンジニア、オスカー・トレスによるプロデュース&エンジニアリングによる優秀録音も注目ポイントです!

EM Records
EMRCD-081(1CD)
喜びと情熱〜ラトランド・ボートン:室内楽作品集
ラトランド・ボートン(1878-1960):ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ニ長調
チェロとピアノのためのソナタ
ヴァイオリン、チェロとピアノのためのケルティック・プレリュード
ヴァイオリンとピアノのためのウィンター・サン
イングリッシュ・ピアノ・トリオ〔ジェーン・フォークナー(Vn)、パール・バンダ(Vc)、ティモシー・レイヴンズクロフト(P)〕

録音:2022年3月23日-25日(イギリス)
※ケルティック・プレリュードを除く全曲世界初録音
近代・現代イギリスの知られざる作品や新作を続々と送り出しているthe English Music Festivalの自主レーベル「EM Records」。本アルバムでは、オペラや合唱曲の作曲者として活躍し、イギリス発の「バイロイト音楽祭」を創造しようとしたことでも知られるラトランド・ボートンの初録音となる室内楽作品を取り上げています。

Alfa Music
AFMCL-109(1CD)
パガニーニ・イン・ジャズ
パガニーニ:ヴァイオリン、ジャズ・トリオとオーケストラのための組曲第1番(カプリス第18番、第14番、第17番、第19番、他)/ヴァイオリン・ジャズ・トリオとオーケストラのための組曲第2番(カプリス第20番、第9番、第13番、他)
ジャズ・トリオとオーケストラのための「スウィンギン'24」(カプリス第24番)
(アレンジ&オーケストレーション:ロベルト・モリネッリ)
ロベルト・モリネッリ((指)編)、
エットーレ・ペッレグリーノ(Vn・ソロ)、アブルッツォSO、トリオ・ノッソ・ブラジル〔ジャンルカ・ペルジケッティ(G)、ステファノ・カンタラーノ(ベース)、ステファノ・ロッシーニ(ドラム、打楽器)〕

録音:2021年3月、イタリア
イタリアのジャズ・レーベル「Alfa Music」のClassicalシリーズが登場! イタリア、アブルッツォ州のSOの指揮者を務めるロベルト・モリネッリが、ニコロ・パガニーニの傑作「24のカプリス」を大胆にアレンジ&オーケストレーションを施した、エキサイティングな「パガニーニ・イン・ジャズ」。イタリアのベテラン・ヴァイオリニスト、エットーレ・ペッレグリーノのソロ・ヴァイオリンにブラジルと南米の音楽を専門とするイタリアのジャズ・トリオ「トリオ・ノッソ・ブラジル」が参加し、ラテン・アメリカのリズムも取り入れた自由な即興演奏が実現。同じカプリスの「クラシック版」と「ジャズ版」を並べるなど興味深い試みも行われ、クラシック、ジャズ、ラテン、更にタンゴへのオマージュなど自由で多彩な魅惑のパガニーニを楽しめます。

Huddersfield Contemporary Records(新規契約)
HCR-28CD(1CDR)
マリー・ベラミー:Behind the transparent surface(スモール・アンサンブルとハリー・パーチが制作した楽器のための)(2020)/Rift(パーカッション、ハープ、コントラバスのための)(2019)/Unfurling(ルポフォンとピアノのための)(2019)/Semblance(バス・フルートのための)(2011)/Dual Impulse(パーカッション独奏のための)(2021) アンサンブル・ムジークファブリーク、ELISIONアンサンブル、クリストファー・レッドゲイト(ルポフォン)、フィリップ・トーマス(P)、リチャード・クレイグ(バス・フルート)、ロス・カレ(パーカッション)

録音:2019年〜2022年
イギリスのハダーズフィールド大学で作曲を教えているマリー・ベラミーはヴィジュアルアートの分野とコラボレーションするなど、幅広い活動で知られる作曲家。彼女の作品は英国内外の音楽祭で演奏され、BBCラジオ3でも放送されています。数々の独創的な楽器を創り出したアメリカの現代音楽家、ハリー・パーチが制作した楽器を編成に取り入れた「Behind the transparent surface」や、ドイツで生まれた珍しいダブル・リード楽器、ルポフォンのために書かれた「Unfurling」など特徴的な作品が並びます。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Huddersfield Contemporary Records
HCR-29CD(1CDR)
Perfect Offering
カサンドラ・ミラー:Perfect Offering
リサ・イリーン:Weather a Rare Blue
ローレンス・ダン:Suite
レベッカ・サンダース:mumurs
エクスプロア・アンサンブル
リスナーを想像上の風景を探検する旅へと誘う4つの作品集。場所と空間、恍惚と静寂、明るさと暗さ、さらにアンビエンス、儚さ、屈折、沈黙といった様々なものをテーマに4人の作曲家の特徴がよく表されたアルバムに仕上がりました。BBCラジオ3のケイト・モレソンに「イギリスのトップ・ニュー・ミュージック・バンド」と評されたエクスプロア・アンサンブルは、ニコラス・モロスが英国王立音楽カレッジの仲間と共に2012年に設立した室内楽グループ。ロンドンを拠点に新しい作品の紹介、プロモーションを行っており、2021/22シーズンにErnst von Siemens Musikstiftung Ensemble Prizeを受賞しました。

EM Records
EMRCD-075(1CD)
ニュー・ライト
エルガー:ヴァイオリン・ソナタ Op.82、
 愛のあいさつ Op.12、
 夜の歌 Op.15-1、朝の歌 Op.15-2
アイヴァー・ガーニー(1890-1937):ヴァイオリン・ソナタ ニ長調(世界初録音)
ルパート・マーシャル=ラック(Vn)、
ダンカン・ハニーボーン(P)

録音:2021年3月29日-30日
ここ数年着実に録音される機会が増えてきているエルガーの「ヴァイオリン・ソナタ」ですが、このアルバムでは、スケッチや草稿、エルガーが注釈をつけた校正ずり、初版など現存する資料をすべて用いて改訂されたヘンレ版(2019年出版)を用いての録音となっています。そしてエルガーの晩年に作曲されたこのソナタと同時に、初期の作品である「愛のあいさつ」(2014年ヘンレ版)、そして「夜の歌」と「朝の歌」(2021年ヘンレ版)が収録されており、あらゆる角度からエルガーの作品を楽しめるアルバムとなっています。
世界初録音となるアイヴァー・ガーニー(1890-1937)の「ヴァイオリン・ソナタ ニ長調」は、運指や演奏技術に関する指示が細かく明記されており、作曲家の意図が再現された演奏となっています。

SDA48
SDAV-10001(1CD)
税込定価
ヴィオラ・インフィニティ
ロッシーニ(飯田香編):歌劇「ウィリアム・テル」序曲
ジェイコブ(1895-1984):8つのヴィオラのための組曲
ボウエン(1884-1961):4つのヴィオラのためのファンタジー
チャイコフスキー(飯田香編):バレエ音楽「くるみ割り人形」」〜小序曲/行進曲/ロシアの踊り「トレパック」/ 花のワルツ
ハチャトゥリアン(飯田香編):バレエ音楽「ガイーヌ」より 剣の舞
モーツァルト(ロナルド・ディッシンガー編):アヴェ・ヴェルム・コルプス K. 618
SDA48(エスディーエーフォーティーエイト)
【須田祥子(Va)、大島亮(Va)、加藤大輔(Va)、長石篤志(Va)、飯田香(Va)、小中澤基道(Va)、平野幸世(Va)、古屋聡見(Va)、諫山翔一(Va)、高木真悠子(Va)、羽藤尚子(Va)、松本有理(Va)】

録音:2022年10月1日-2日、飛騨・世界生活文化センター
「ヴィオラという楽器の認知度を上げ、聴き手も弾き手も心から楽しめる音楽を」と いうコンセプトで2013年に立ち上げられたヴィオラ演奏集団「SDA48」。 NHK「ららら♪クラシック」のヴィオラ特集、NHK-FM「今日は一日ビオラ三昧」の生 ライブ出演などメディアの露出も多いSDA48。 このアルバム制作のためのクラウドファンディングも成功し、コロナ禍を経て満を持し てのセカンドアルバムです。 選りすぐりの12人のメンバー、総数48本の弦によるヴィオラのみのアンサンブルでお 届けします。 今回のアルバムでは、ヴィオラのために書かれた既存のオリジナル曲、ヨーク・ボウエ ンの「4つのヴィオラのためのファンタジー」、ゴードン・ジェイコブの「8つのヴィオラのため の組曲」に加え、ロッシーニの「ウィリアム・テル」序曲、チャイコフスキー の「くるみ割り 人形」より「小序曲」「行進曲」「トレパック」「花のワルツ」、ハチャトゥリアンの「剣の 舞」、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」というクラシックの名曲をSDA48メン バーの飯田香による編曲で収録。 人間の声に最も近いとされるヴィオラならではの、温かみのある音色、豊かで心地 よい響きをご堪能いただくことができます。 世界的にも珍しい、ヴィオラアンサンブルの稀有な作品をお楽しみください。

TRIART
TTK-0096(1SACD)
B.ACH〜バッハ・フルート編曲集
To Bach/バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013(ケアステン・マッコール編曲/フルートとハープシコード)/ケアステン・マッコール:Zifix!(2本のフルート、2本のアルト・フルート、ハープシコード)
バッハ:フルート・ソナタ ハ長調 BWV1033(マッコール編曲/フルート、チェロとハープシコード)
マッコール:Ach(フルートとアルト・フルート)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調 BWV1005(マッコール編曲/2本のフルート、2本のアルト・フルート)
バッハ/パウル・フリック:Et Expecto(リアレンジメント)(フルート、アルト・フルート、バス・フルートの多重録音&エレクトロニクス)
バッハ:フルート・ソナタ イ長調 BWV1032(マッコール編曲/フルート、ヴァイオリン、チェロとハープシコード)
ケアステン・マッコール(Fl)、
オルガ・マティエヴァ(ハープシコード)、
ティエール・トップ(Vn)、
ベネディクト・エンツラー(Vc)、
マリヤ・セモテュク(Fl)、
ジュリー・ムラン(アルト・フルート)、
マリア・クリスティナ・ゴンサレス(アルト・フルート)
ロイヤル・コンセルトヘボウOの首席フルート奏者を長年務める名手、ケアステン・マッコールのソロ・アルバムが、オランダの高音質レーベルTRPTKからリリース!
何年か前に友人からイ長調ソナタ第1楽章の「完成版」(数小節だけ)を入手したことをきっかけに、この作品を自分なりに完成させ、様々な演奏で試し、修正し、破壊し、再構築し、そしてたどり着いたというフルート・ソナタ(BWV1032)は、ポリフォニックな構造をより明確にするために、ヴァイオリン、チェロを加えたトリオ・ソナタ版として編曲。更に、無伴奏フルート・パルティータ(BWV1013)はハープシコード伴奏を加え、ハ長調ソナタ(BWV1033)はフルートとチェロとハープシコードのバージョンに、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(BWV1005)はフルートとアルト・フルート計4本でそのポリフォニーの綾を紡ぎます。間には現代的な自作曲も挟み、極めて興味深いバッハ・フルート・アルバムが完成しました。
ケアステン・マッコール(カーステン・マッコール)はドイツ出身、1997年神戸国際フルート・コンクールで優勝、2000年ARDミュンヘン国際音楽コンクール第3位入賞。ザールブリュッケンRSOの首席フルート奏者をはじめ、ベルリン・フィル、バイエルン放送響、ニューヨーク・フィルで演奏。2005年から、オランダの名門ロイヤル・コンセルトヘボウO(RCO)の首席フルート奏者に就任。室内楽奏者としても世界的に有名で、ニュー・ミュージックのための「アンサンブル・エスト!エスト!!エスト!!!」を共同設立したほか、リノス・アンサンブルやRCOのメンバーで構成されるムジカ・レアーレなどのメンバーとしても活躍しています。
TRIART
TTK-0089(1SACD)
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ D.821
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.105(ディミトリ・フェルシュトマンによるチェロとピアノ版)
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
ディミトリ・フェルシュトマン(Vc)、
ミラ・バスラウスカヤ(P)
60年以上の共演経験を持つ2人の名手が奏でる3つのチェロ・ソナタ。ディミトリ・フェルシュトマンは、モスクワ音楽院ではナターリャ・グートマンに師事し、1967年にはグリンカSQを創設した1945年生まれのロシア人チェリスト。幼少期をソビエト連邦で過ごし、1978年にオランダに移住。妻のミラ・バスラウスカヤと共に国内外の主要な舞台で定期的に演奏会を開いています。情熱的で歌心に満ちたアンサンブルに定評があり、2009年にCobraレーベルからリリースされた『チェロが歌うロシア歌曲』(COBRA0023)は海外メディアに絶賛されました。本作では彼らのお気に入りの作曲家が選ばれており、シューマンのヴァイオリン・ソナタはチェロのフェルシュトマンによってチェロ・ソナタ版に編曲されています。「私たちにとって最も身近な音楽を選びました。これらのロマンティックな楽曲が持つ独特の歌の特徴を強調したいのです。」「歌うことはロシアの音楽教育の基本であり、私たちの解釈の原点はまさにこの技術なのです。」

Virtus Classics
VTS-16(2CD)
税込定価
フランク:ヴァイオリン/ピアノによる作品集
【CD1】
交響曲 ニ短調(エルネスト・アルデルによるヴァイオリンとピアノのための編曲版)
協奏二重奏曲 変ロ長調 Op.14〜ダレーラク作曲「グリスタン」のモチーフによる
ヴァイオリン・ソナタ イ長調
前奏曲,コラールとフーガ ロ短調
前奏曲,アリアと終曲 ホ長調
交響的変奏曲 嬰ヘ短調(グスタヴ・サマズイユによるピアノ・ソロのための編曲版)…世界初録音
前奏曲,フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18(ハロルド・バウアーによるピアノ・ソロのための編曲版)
アンダンティーノ・クイエトーゾ Op.6
メランコリー〜自作のソルフェージュ教本からの編曲版
ニコラ・ドートリクール(Vn)
上野 真(P)

録音:2019年5月8〜10日三重県総合文化センター 大ホール、2021年11月24〜26日神奈川県立相模湖交流センター ラックスマンホール
2022年に生誕200周年を迎えたセザール・フランクの作品集。ヴァイオリンとピアノのために書かれた若き日の 作品から晩年の名作までを集め、ピアノ・ソロのための主要作品を含めた全9曲がアルバムに収められています。 中でもエルネスト・アルデルがヴァイオリンとピアノのために編曲した「交響曲」や、グスタヴ・サマズイユがピアノ独奏 用に編曲した「交響的変奏曲」などはとても希少な録音で、その凝縮された響きのミクロコスモス(小宇宙)に 聴く者を誘います。 フランスを代表するヴァイオリニスト、ニコラ・ドートリクールと日本のピアニストの上野真がタッグを組み、真摯な演 奏で『大器晩成』と言われるフランクの魅力を余すことなく描き出しています。

Willowhayne Record
WHR-076(3CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(全10曲) クリストファー・ホワイト(Vn)
メラニー・ラインハルト(P)

録音:2019年8月-2020年8月 ライム・ツリー・スタジオ、グレート・ボウデン、レスターシャー、UK
ロンドンに生まれ英国王立音楽院とトロントの王立音楽院でヴァイオリンを学び、アメリカとヨーロッパでコ ンサートマスターやソリストとして活躍してきたクリストファー・ホワイト。カナダで出会ったメラニー・ラインハル トと共に、30年以上演奏し続けてきたというベートーヴェンのソナタを全集録音。

Cherche-Midi Records
RCMP-00001(1CD)
税込定価
ルクー:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
ドビュッシー:2つのアラベスク
 喜びの島
フォーレ:夢のあとに
イザイ:子どもの夢
寺本みなみ(P)
寺本みずほ(Vn)

録音:2021年5月21日, 2022年1月9日, 2月18日、 碧南市芸術文化ホール, エメラルド ホール
ピアニスト寺本みなみ、ヴァイオリニスト寺本みずほ、姉妹デュオによる ファーストアルバム。二人の所縁の地でもあるパリが繁栄した19世紀 後半から20世紀初頭「ベル・エポック」をテーマに、ベルギーの夭逝の 作曲家・ルクーの「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ」、ドビュッシーのピ アノソロ曲「2つのアラベスク」「喜びの島」、フォーレの名曲「夢のあと に」、イザイの「子どもの夢」を収録。力強くも繊細な演奏スタイルに定 評のある二人の、姉妹ならではの阿吽の呼吸で紡ぐ音の世界が豊か に奥深く描き込まれた一枚となっています。

Cybele
CYBELE-362203S
シモン・ラクス(1901-1983):チェロ作品集
3つの演奏会用小品(1933)/ソナタ(1932)
パッサカリア(ヴォカリーズ)(1946)
対話(1964)/鍛冶屋の娘(1964/2020)
アデ ル・ビッター(Vc)
ホルガー・グロショップ(P)
ミーシャ・メイヤー(Vc)
シモン・ラクス(1901-1983)はワルシャワ出身で、1926年からフランスに永住した作曲家。1941年にユダヤ人であることを理由に強制収容所に送られ ましたが、収容所のオーケストラで指揮をすることで生き延びることができました。このアルバムは彼のチェロとピアノ及び、2台チェロのための作品を収録してい ます。
CYBELEレーベルならではのバイノーラル録音を含む高品質SACDハイブリッド盤。 (Ki)

Resonus
RES-10305(1CD)
NX-B05
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 Op. 1
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op. 1No. 1
ピアノ三重奏曲 ト長調 Op. 1No. 2
ラウティオ・ピアノ三重奏団【ジェーン・ゴードン(Vn)、ヴィクトリア・シモンセン(Vc)、ヤン・ラウティオ(フォルテピアノ)】

録音:2021年6月7-9日
このアルバムに収録された2曲のピアノ三重奏曲は、1793年から1795年頃にベートーヴェンが作曲した作品番 号1に含まれており、彼を庇護していたカール・リヒノフスキー侯爵に献呈されました。作品にはベートーヴェンの師 であるハイドンの影響が色濃く表れており、師譲りの疾走感あふれるリズムは、後にベートーヴェン室内楽作品の 特徴となるエネルギッシュなドラマ展開を、この初期作品においても高める効果を果たしています。 演奏するラウティオ・ピアノ三重奏団はピリオド楽器を用いて18世紀から19世紀作品を中心に演奏するアンサ ンブル。2016年に発表したモーツァルトの三重奏曲が高く評価されて以降、優れたアルバムを世に送り出すとと もに、近年はモダン楽器も操り、現代作曲家作品の初演も数多く行うなど活動の幅を広げています。

FUKINOTO
FUKI-601(2CD)
税込定価
ハイドン:エルデーディ弦楽四重奏曲集Op.76(全6曲)
(1)弦楽四重奏曲 ト長調 op.76-1
(2)弦楽四重奏曲 ニ短調『五度』op.76-2
(3)弦楽四重奏曲 ハ長調『皇帝』op.76-3
(4)弦楽四重奏曲 変ロ長調『日の出』op.76-4
(5)弦楽四重奏曲 ニ長調『ラルゴ』op.76-5
(6)弦楽四重奏曲 変ホ長調 op.76-6
クァルテット・ベルリン=トウキョウ【守屋剛志(Vn)、ディミトリ・パヴロフ(Vn)、松本瑠衣子(Vc)、杉田恵理((1)(3)ヴィオラ)、ケヴィン・トライバー((2)(4)(5)ヴィオラ)、グレゴール・フラーバー((6)ヴィオラ) 】

録音:(1)2016年6月23日、(2)2017年6月24 日、(3)2016年1月20日、(4)2017年
1月28日、(5)2018年2月24日、(6)2018年6 月30日、六花亭ふきのとうホール、札幌(ライヴ録音)
クァルテット・ベルリン=トウキョウは 2011 年の結成以来オルランド国際コンクール 優勝。ベルリンと東京を中心に国際的活躍を続ける秀英。六花亭札幌本店ふきのと うホールのレジデントカルテットを務める傍らラ・フォル・ジュルネへの出演や各国の 音楽祭に頻繁に出演。一昨年から(新型コロナのための中断を挟みながら)ベルリン などドイツ3都市でベートーヴェンの弦楽四重奏曲演奏会を開催した。 彼らのデビューCD に選ばれたのはハイドンの傑作作品 76全曲です。その演奏は 平衡感覚に優れたアンサンブルと清潔感あふれる音色、深く、拘りのある解釈によっ てクァルテット演奏に新しい息吹を与えています。レコード芸術誌 2022年 9月号で特 選盤にも選出された。

MARCO POLO
MAR-8.206006(6CD)
NX-F10

NYCX-10339(6CD)
国内盤仕様
税込定価
ヴィラ=ロボス:弦楽四重奏曲全集
【CD1】…8.223389
弦楽四重奏曲第1番(1915)
弦楽四重奏曲第8番(1944)
弦楽四重奏曲第13番(1951)
【CD2】…8.223390
弦楽四重奏曲第17番(1957)
弦楽四重奏曲第11番(1947)
弦楽四重奏曲第16番(1955)
【CD3】…8.223391
弦楽四重奏曲第4番(1917)
弦楽四重奏曲第14番(1953)
弦楽四重奏曲第6番(1938)
【CD4】…8.223392
弦楽四重奏曲第5番(1931)
弦楽四重奏曲第9番(1945)
弦楽四重奏曲第12番(1950)
【CD5】…8.223393
弦楽四重奏曲第3番(1916)
弦楽四重奏曲第15番(1954)
弦楽四重奏曲第10番(1946)
【CD6】…8.223394
弦楽四重奏曲第2番(1915)
弦楽四重奏曲第7番(1942)
ダニュビウスQ【ユディト・トート(Vn1)、アデール・ミクローシュ(Vn2)、ツェツィリア・ボドライ(Va)、イロナ・リブリ(Vc)】

録音:ハンガリー
【CD1】
1990年10月10-19日
【CD2】
1990年10月15-16日
1991年1月28-30日
1991年2月11-15日
【CD3】
1991年4月18-19日
1991年4月22-25日
1991年5月20-23日
【CD4】
1992年5月18-23日
【CD5】
1992年6月15-19日
1991年7月1-2日
【CD6】
1992年11月12-16日
税抜卸価格:\5,600(掛率70%) 好評の「交響曲全集」と「ピアノ作品全集」に続いて、ついに「弦楽四重奏曲全集」が発売!ヴィラ=ロボスは生涯に17曲もの弦楽四重奏曲を残してお り、腕利きのチェリストであった彼にとって弦楽四重奏を作曲することは、深い喜びを伴うものであったようだ。 ショーロスやブラジル風バッハ、あるいは交響曲と異なり、編成が固定されたこのジャンルにおいても、彼はグリッサンド、フラジオレットに左手ピッツィカートなど 技巧の限りを尽くして「新しいサウンド」を作り出そうとする。たとえば第3番、通称「ポップコーン」の第2楽章を耳にして驚かないものがいるだろうか!本全集 は、音楽愛好家のみならず弦楽奏者にとっても必聴のディスクとなるでしょう。 --日本ヴィラ=ロボス協会会長/指揮者:木許裕介
古典的な様式に則った作品から、大胆にブラジル民謡やタンゴを取り入れたもの、果ては無調に至るまで、自らの内からほとばしる音楽にふさわしい器を求 め続けたヴィラ=ロボス。その創造の軌跡が集約された弦楽四重奏曲全17曲がここにBOX化! ※国内仕様盤には指揮者で日本ヴィラ=ロボス協会会長の木許裕介氏による日本語解説が付属します。

EM Records
EMRCD-076(1CD)
エクスプローリング・スピリット
ピーター・マックスウェル・デイヴィス(1934-2016):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
リチャード・パンチェフ(b.1959):ヨークシャー民謡による幻想曲 Op.102(Vnとチェロのための)、
 序奏とアレグロ第1番 Op.97-1(Vnとチェロのための)、
 序奏とアレグロ第2番 Op.97-2(2本のヴァイオリンのための)
アラン・ギブス(b.1932):ヴァイオリンとチェロのための「エニグマ二重奏曲」
ルパート・マーシャル=ラック(Vn)、
ジョゼフ・スプーナー(Vn、Vc)
近代・現代イギリスの知られざる作品や新作を続々と送り出しているthe English Music Festivalの自主レーベル「EM Records」が贈る、ヴァイオリンとチェロのための作品集。22の変奏曲からなるピーター・マックスウェル・デイヴィスのヴァイオリン・ソナタを皮切りに、現代イギリスの3人の作曲家の音楽を探求します。この録音セッションが始まる前日に亡くなったルパート・マーシャル=ラックの父親に捧げられています。

ANIMAL MUSIC
ANI-105(1CD)
ブラームス(バボラーク、アスラマス編):弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.111【世界初録音】
グラズノフ:「牧歌」〜ホルンと弦楽四重奏のための
グラズノフ:セレナード第2番
シベリウス(バボラーク編):五重奏曲 ト短調「フィンランドのホルン」(原曲:弦楽三重奏曲)【世界初録音】
ラデク・バボラーク(Hrn)
バボラーク・アンサンブル【ミラン・アル=アシャブ(Vn)、マルティナ・バチョヴァー(Vn)、カレル・ウンテンミュラー(Va)、ハナ・バボラコヴァー(Vc)】

録音:2021年/ソノ・レコーズ、ノウゾフ(チェコ)
ホルン界の鬼才ラデク・バボラーク。コロナ禍においても来日を実現するなど日本でも絶大なる人気を博します。当アルバムでは「フレンチホルンと弦楽四重奏」 の作品をお届け。ブラームスの弦楽五重奏曲第2番をバボラークとアスラマスが編曲したホルン+弦楽四重奏版を中心に瑞々しい抒情と旋律にあふれたグラズノフ の「牧歌」「セレナード第2番」、そしてシベリウスの弦楽三重奏曲をバボラークが編曲・改編した五重奏曲「フィンランドのホルン」です。ロマン派の名作曲家の、 この上なき美しい旋律をバボラーク率いるメンバーが奏でます。 (Ki)

Queen Elisabeth Competition
QEC-2022(4CD)
NX-E07
エリザベート王妃国際音楽コンクール2022〜チェロ部門
■DISC 1
(1)ルトスワフスキ: チェロ協奏曲
(2)イェルク・ヴィトマン(1973-):5Albumblatter (5つのアルバムの綴り)
(3)ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲 第1番変ホ長調 Op. 107
■DISC 2
(1)ハイドン:チェロ協奏曲 第2番ニ長調 Hob. VIIb:2(カデンツァ:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ)
(2)ハイドン:チェロ協奏曲 第1番ハ長調 Hob. VIIb:1(カデンツァ:ダヴィド・ゲリンガス - ブリテン)

(3)ボッケリーニ:ソナタ ハ短調 G. 2
(4)ボッケリーニ:ソナタ ト長調 G. 15
(5)イザイ:グラーヴェ 〜無伴奏チェロ・ソナタ ハ長調 Op. 28より
■DISC 3
(1)ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op. 40
(2)フランク:チェロ・ソナタ イ長調 FWV 8
(3)シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
■DISC 4
(1)リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
(2)ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調 Op. 65
(3)シュニトケ:チェロ・ソナタ 第1番Op.
129
(4)ダーン・ヤンセンス(1983-):Wie aus der Ferne (遠くから聞こえるよ
うに)
(5)ヒンデミット:幻想小品 Op. 8-2
(6)シューマン:幻想小曲集 Op. 73
■DISC 1
(1)チェ・ハヨン(Vc)(韓国) 第1位
(2)マルセル・ヨハネス・キッツ(エストニア) 第3位
(3)チェン・イバイ(Vc)(中国) 第2位
ブリュッセル・フィルハーモニック ステファヌ・ドゥネーヴ(指)
■DISC 2
(1)マルセル・ヨハネス・キッツ(Vc)
(2)ブライアン・チェン(カナダ) 第6位
ワロニー王立室内O
ヴァハン・マルディロシアン(指)
(3)オレクシー・シャドリン(Vc)(ウクライナ) 第4位
セバスチャン・コンベルティ(通奏低音Vc)
(4)ムン・テグク(Vc)(韓国) 入賞
カレル・ステイラーツ(通奏低音Vc)
(5)ユン・ソル(Vc)(韓国) 入賞
■DISC 3
(1)ペタル・ペイチッチ(Vc)(セルビア) 第5位
タチアーナ・チェルニチカ(P)
(2)ステファニー・ファン(Vc)(ベルギー) 入賞
ダーナ・プロトポペスク(P)
(3)エレミアス・フリードル(Vc)(オーストリア) 入賞
ビクトル・サンティアゴ・アスンシオン(P)
■DISC 4
(1)チェン・イバイ(Vc)
(2)チェ・ハヨン
タチアーナ・チェルニチカ(P)
(3)オレクシー・シャドリン(Vc)
ダーナ・プロトポペスク(P)
(4)ムン・テグク(Vc)
ノレーン・ポレーラ(P)
(5)チョン・ウチャン(Vc)(韓国) 入賞
(6)サムエル・ニーダーハウゼル(Vc)(スイス) 入賞
ホセ・ガリャルド(P)

録音:2022年5月9-21日 フラジェ、ブリュッセル
2022年5月30日-6月4日 ファイン・アーツ・センター、ブリュッセル
世界3大コンクールの1つとされ、ファイナリストは本選前の1週間隔離生活を送るなど、過酷な内容で知られる「エリザベート王妃国際音楽 コンクール」。ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、声楽と年によって内容が変わりますが、2022年はチェロ部門が開催されました。この優勝者チェ・ハ ヨンを始め、ファイナリスト全12人の演奏を収めた4枚組が登場。若きコンテスタントたちの熱演が生々しく記録されています。

Sono Luminus
DSL-92254(1CD)
NX-B05
ルペルト・チャピ(1851-1909):弦楽四重奏曲第3番・第4番
弦楽四重奏曲第3番ニ長調
弦楽四重奏曲第4番ロ短調
ラテンアメリカQ

録音:2014年1月14-16日
スペインの作曲家チャピは主にサルスエラ(スペイン語によるスペイン風オペラ)作曲家として活躍しましたが、その長 いとは言えない生涯の晩年に弦楽四重奏曲を4曲作曲しています。第3番はニ長調を採りながら短調に傾斜した 激しく悲劇的な雰囲気の濃い作品。緩徐楽章を持たない第4番はロ短調ながら軽妙さや躍動感のある作品で す。 演奏する「ラテン・アメリカSQ」はその名の通り、ヴィラ=ロボスやチャベスなどの南米の音楽と、その基に なったスペインの音楽を得意とするアンサンブルです。メキシコ人の3兄弟を中心として1982年に結成、以降独自 のレパートリーを開拓、幾度もグラミー賞にノミネートされるほどの実力を持っています。
Sono Luminus
DSL-92255(1CD)
NX-B05
チェロとギターのための作品集
ドビュッシー:アラベスク 第1番 ホ長調
マリアーン・ブドシュ(1968-):A New York Minute…世界初録音
シューベルト:糸を紡ぐグレートヒェン Op. 2, D. 118
フローレンス・ベアトリス・プライス(1887-1953):寂れた庭園
ビヨンセ(1981-):プレイ・ユー・キャッチ・ミー
ロバート・ビーザー(1954-):「山の歌」より(Vcとギター編)
ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第6番 イ長調 G. 4
ジョン・レノン/ ポール・マッカートニー:
ブラックバード
エリナー・リグビー
ポール・ブラントリー(1961-):エリゼの娘たち…世界初録音
C&J. グリーンウッド/E. オブライエン/P. J.セルウェリ/T. ヨーク:デイドリーミング
メシアン:世の終わりのための四重奏曲- 第5楽章 イエスの永遠性への賛歌
ボイド・ミーツ・ガール【ルペルト・ボイド(G)、ローラ・メトカーフ(Vc)】

録音:2021年4月19-22日
Boy meets Girl ボーイ・ミーツ・ガールにギタリストの名前(Boyd)を引っかけたデュオ、ボイド・ミーツ・ガール。二 人は結婚して一緒に暮らしており、スタジオも近くにあったことからパンデミックの間も新曲のリサーチ、アレンジ、リハー サルそして録音を続けることが出来ました。そうした中で生まれたのがこのアルバム。ドビュッシーの穏やかな美しさ、 ボッケリーニの楽しい躍動感といったクラシック作品のみならず、アパラチア地方に伝わったスコットランドやアイルランド 民謡の哀調を帯びた世界(トラック6-9)、更には二人が大ファンだというビートルズ(同12&13)、ビヨンセ(同 5)、レディオヘッド(同15)の曲も収めています。

VIRTUS CLASSICS
VTS-18(1CD)
税込定価
モダン・タイムズの妙巧
ジークフリート・カルク=エーレルト:ソナタ・アパッショナータ 嬰ヘ短調 作品140
ヒンデミット:8つの小品
ドホナーニ:パッサカリア 作品48-2
ヒンデミット:カノン風ソナチネ 作品31-3*
ジークフリート・カルク=エーレルト:30のカプリス 作品107
バッハ(瀬尾和紀編):チャッコーナ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番ニ短調WV 1004より)
瀬尾和紀(Fl)
パトリック・ガロワ(第2Fl)*

録音:2006年〜2010年、フィンランド、ユヴァスキュラ近郊
近年、ピアノ演奏やプロデューサーとして多彩な活動をする瀬尾和紀が、本来の 楽器であるフルート、それも無伴奏作品でその真価を問う1枚が登場。 選ばれた作品はカルク=エーレルトの「30のカプリス」を中心に、ドホナーニ、ヒンデ ミットの近代作曲家の小品と、瀬尾自身がアレンジしたバッハの無伴奏ヴァイ オリンのためのパルティータ第2番より「チャッコーナ」というもので、2本のフルートで 演奏されるヒンデミットの「カノン風ソナチネ」には、彼の師であるパトリック・ガロワが 参加。なんとも贅沢で聴きごたえのある1枚に仕上がっています。 カルク=エーレルトはドイツ後期ロマン派のオルガニスト兼作曲家。木管楽器のた めの作品も数多く、なかでも第一次世界大戦中、軍楽隊でライプツィヒ・ゲヴァント ハウスのフルーティスト、カール・バルトゥザット(Carl Bartu?at)と親交を持ったこと でフルートのための重要な作品を残しました。この「30のカプリス」は副題に"グラドゥ ス・アド・パルナッスム=パルナッソス山への階梯"と付けられており、芸術や学問の 聖地とされるパルナッソス山へ段階を踏んで登っていくように、高度な技術を磨いて いくための練習曲との意味合いを持つ曲集。フルートを愛する人ならば、ぜひ聴い ていただきたい重要な作品です。 最後に置かれたバッハのチャコーナでの緊張感に満ちた音楽も聴きどころ。

Stunt Records
STUCD-22032S(2CD)
完全数量限定盤
クラシック
I Think of You(原曲:ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番)
The Lamp is Low(原曲:ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」)
If You Are but a Dream(原曲:A・ルビンシテインのロマンス)
Theme from Swan Lake(原曲:チャイコフスキーの「白鳥の湖」)
My Reverie(原曲:ドビュッシーの「夢想」)
Yours is My Heart Alone(原曲:レハールのオペレッタ「微笑みの国」からのアリア)
Moon Love(原曲:チャイコフスキーの交響曲第5番)
Humoresque(原曲:ドヴォルザークの「ユーモレスク」)
Skymning(原曲:ショパンの「別れの曲」(練習曲 Op.10-3)
スコット・ハミルトン(ts)、ヤン・ラングレン(p)、ハンス・バッケンルート(b)、クリスチャン・レト(ds)

録音:2021年11月、ニレント・スタジオ(スウェーデン)

※ Stuntの最新コンピレーション盤(SU 9104-2)が封入された限定盤!
※コンピレーション盤がなくなり次第、通常盤での取り扱いとなります。
時代を超えたサウンド、非の打ち所の無いセンス、完璧な意思決定によりジャズ界の王道を歩み続けるアメリカの巨匠テナー、スコット・ハミルトンのStunt Records第6作目となる新録音!
「CLASSICS」と題された本作は、クラシック音楽の有名なテーマをジャズ・クァルテットに再構築した、創造的で愉悦のプログラム。ラフマニノフ、ラヴェル、ルビンシテイン、チャイコフスキー、ドビュッシー、レハール、ドヴォルザーク、ショパンなどの様々な名旋律を芳醇なジャズに昇華。軽やかでムーディーなスウィングを響かせてくれる強力リズム・セクションは、Stuntにおけるスコット・ハミルトンの前作、「デニッシュ・バラード&モア」(OSTUCD18102)でも素晴らしい共演を果たしてきた、ヤン・ラングレン(ヤン・ルンドグレーン)(p)、ハンス・バッケンルート(b)、クリスチャン・レト(ds)の北欧強力トリオです。スコット・ハミルトンの重厚濃密なテナーで編み上げる素敵なクラシカル・ナンバーにご期待ください!

The Lost Recordings
(Fondamenta)
TLR-2203040(2CD)
未発表ベルリン・スタジオ・レコーディング
1. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV1004
2. フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8
3. ラヴェル:ツィガーヌ
4. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」
5. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
6. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006より 前奏曲
ヘンリク・シェリング(Vn)、
ギュンター・ルートヴィヒ(P、2,4)
マリヌス・フリプセ(P、3,5)

録音:1963年4月19日-20日(1,3)、1962年4月27日-29日(2)、1962年4月27日(4)、1963年4月19日(5)、ベルリン=ブランデンブルク放送第3ホール〔モノラル〕/1982年2月8日(ライブ)(6)、ベルリン=ブランデンブルク放送グラント・ホール〔ステレオ〕
フランスのレーベル "Fondamenta" が貴重音源を高音質に復刻するシリーズ「The Lost Recordings」が、レーベル名も「The Lost Recordings」へと変えて始動。今回は20世紀を代表するヴァイオリニスト、ヘンリク・シェリングの未発表ベルリン・スタジオ・レコーディングです。「The Lost Recordings」シリーズお馴染みの「Phoenix Mastering」(※)によって丁寧にリマスタリングされたその音源は、モノラルながら(6のみステレオ)鮮やかにシェリングの演奏を伝えてくれます。
ヘンリク・シェリングの代名詞ともいえるバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」を全曲録音した1955年盤と1967年盤のちょうど間の時期にあたる1962年から1963年の貴重な未発表音源をCD2枚にたっぷりと収録しました。この時期のシェリングはまさに全盛期といえる頃で、神々しいまでの美しさを携えたバッハ、ロマンティシズムと気品に溢れたフランク、端正でありながらも歌心も忘れないバランス感覚が研ぎ澄まされたベートーヴェン。どの曲をとっても20世紀の巨匠シェリングの妙技が味わえる、すべてのクラシック・ファンにおすすめの内容となっています。モノラルながらもそれを感じさせない迫力の演奏は圧巻です。
※「Phoenix Mastering(フェニックス・マスタリング)」とは、フランスのオーディオ・メーカー "Devialet(ドゥヴィアレ)"のテクノロジーを駆使して開発した、アナログ録音の正確な復刻を可能にする独自の復元プロセスです。

Cypres
CYP-8615(1CD)
ルドゥ、シャリーノ、アッツァン、ハリック作品集
クロード・ルドゥ(1960-):官能的に、衝撃的に (2018)-ヴァイオリン、チェロ、フルート、クラリネット(バス・クラリネット持ち替え)、ピアノのための
シャリーノ(1947-):5声のアリオーソ(2018、2019改訂)-ヴァイオリン、チェロ、フルート、クラリネット(バス・クラリネット持ち替え)、ピアノのための
マウリツィオ・アッツァン(1987-):他なる空間 (2017)-ヴァイオリン、チェロ、ピッコロ、バス・クラリネットとピアノのための
エリス・ハリック(1986-):木になるために (2016)-ヴァイオリン、チェロ、バス・フルート(フルート持ち替え)、バス・クラリネットとピアノのための
アンサンブル・フラクタルズ【マリオン・ボルジェル(Vn)、ディエゴ・コウチーニョ(Vc)、レナータ・カンバロヴァ(Fl)、バンジャマン・マネロル(Cl)、ジアン・ポンチ(P)】

録音:2020年11月6-8日
フラジェ(スタジオ1)、ブリュッセル、ベルギー
フランス、ブラジル、そしてウズベキスタンにルーツを持つメンバーが2012年に結成し、同時代音楽の演奏で実績を築いてきたアンサンブル・フ ラクタルズ。そのレパートリーの中から重要な3作品を初めてのCDのために選びました。アジアや日本に造詣の深いベルギーのクロード・ル ドゥ、シシリア島出身のサルヴァトーレ・シャリーノといった大御所のほか、イタリアのマウリツィオ・アッツァン、エストニアのエリス・ハリックといった若 い世代の音楽まで、切れ味鋭い感性と緊密なアンサンブルで聴かせます。

Stunt Records
STUCD-21122(1CD)
ヤコプ・アートヴェズン/メタモルフォーシス
1. アラビアの踊り(チャイコフスキーの「くるみ割り人形」から)
2. バルコニーのバラード(プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」から)
3. 金魚(ドビュッシーの「映像」から)
4. 前奏曲(ラヴェルの「クープランの墓」から)
5. メヌエット(ラヴェルの「クープランの墓」から)
6. フォルラーヌ(ラヴェルの「クープランの墓」から)
7. フランシスのテーマ(プーランクの「六重奏曲」から「アレグロ・ヴィヴァーチェ」)
8. グラドゥス博士(ドビュッシーの「子供の領分」から)
ヤコプ・アートヴェズ(G)、
マクス・アートヴェズ(Ob/except #3)、
ベン・ベシアコウ(P/#2, 3)、
フェリクス・モーセホルム(ベース/except #4)、
コルネリア・ニルソン(ドラム/except #3)、
エリエル・ラソ(パーカッション/#3)、
キアスティーネ・スナイダー(Vn/except #3, 4)、
スティーネ・ハスビアク・ブラント(Va/except #3, 4)、
ヨエル・ラークソ(Vc/except #3, 4)

録音:2021年3月27日-28日、ザ・ヴィレッジ・スタジオ(コペンハーゲン)
ヨーロッパとニューヨークを主な舞台に活動、今日のジャズ・シーンのもっとも偉大なプレーヤーのひとりといわれる若いギタリスト、ヤコプ・アートヴェズと、デンマーク国立SOの首席オーボエ奏者を経て、王立デンマーク音楽アカデミーで教えながらソリストと室内楽奏者として活動するマクス・アートヴェズ(1965-)のコラボレーション。「ジャズとクラシカル音楽という2つのジャンルには、はっきりとした違いがありながら、ハーモニー、そして、声の調子によって示すものを変えることができるという部分で重なっています。それは、両方のジャンルの聴き手と音楽家にとって新しい発見のチャンスでもあります」(マクス・アートヴェズ)。
チャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」の「アラビアの踊り」、プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」のバルコニーの場面の音楽による「バルコニーのバラード」、ドビュッシーの「金魚」と「グラドゥス博士」、ラヴェルのピアノ曲「クープランの墓」からオーボエとギターのデュエットで演奏する「前奏曲」と、「メヌエット」と「フォルラーヌ」、プーランクが木管楽器とピアノのために書いた「六重奏曲」の楽章による「フランシスのテーマ」。
1990年のベン・ウェブスター賞に選ばれたピアニストのベン・ベシアコウや2011年のデンマーク・ジャズ賞を受けたキューバ出身のエリエル・ラソをはじめとする実績のあるプレーヤーが共演するトラック、弦楽三重奏が加わるトラックと、変化をつけながら「オリジナルの素材を新たな想像の目でみつめた、愛と情熱の」『Metamorphosis』(変容)です。

SOOND
SND-22020(1CD)
NX-B09
フィリップ・グラス(1937-):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 第9番「リア王」 (2021)
弦楽四重奏曲 第8番(2018)
タナSQ

録音:2021年
2010年に結成され、古典のレパートリーに新しい風を吹き込むほか、同時代音楽の演奏を積極的に展開しているタナSQ。今 回のアルバムでは、フィリップ・グラスが2019年にブロードウェイのために書いた「リア王」の音楽を元に再構成した、弦楽四重奏曲第9番を世 界初録音しています。またシューベルトの影響も受けたという弦楽四重奏曲第8番も収録。古典への傾倒を強くした、新たなグラスの側面を 聴くことが出来ます。タナSQは既に第1番から第7番も録音しているため、今作で現時点のグラスの弦楽四重奏曲全てを録音 していることになります。

Khaggavisana
KHAGGA-003(1CD)
税込定価
孤独の中の神の祝福
リスト:忘れられたワルツ第1番 S.215/R.37
巡礼の年 第3年 エステ荘の噴水 
詩的で宗教的な調べ S173/R14 - No. 3 孤独の中の神の祝福
パガニーニ大練習曲 S141/R3b - No. 3 嬰ト短調 「ラ・カンパネッラ(鐘)」
スペイン狂詩曲
尾関友徳(P)

録音:2021年8月11日、12日 津幡町文化会館シグナス
1853年出版の「詩的で宗教的な調べ」第3番と、祈りの鐘として全ての人々 に捧げる「ラ・カンパネッラ(鐘)」をはじめF.Lisztの作品5作を収録したアルバ ム。 未知の感染症による厄災から、立ち上がろうとする人達へ届ける音楽を。すべ ての自分と向き合う人々へ祝福を。いつも希望を忘れぬように。 表題の『孤独の中の神の祝福』を中心として、穏やかな祈りを捧げる一枚。

PERCUSSIONS DE STRASBOURG
PDS-121
(1CD+BOOK)
NX-D11
クセナキス:プレイアデス、ペルセファサ ストラスブール・パーカッション・グループ

録音:2021年7月17、20日 オトピエール劇場、ストラスブール、フランス
1962年の結成からメンバー・チェンジを繰り返しながら第一線で活躍し、2022年に60周年を迎えるストラスブール・パーカッション・グループ の記念アルバムは、クセナキスが6人の打楽器奏者のために書き、同グループが初演した名作2曲を集めたもの。いずれも彼らによるアルバム とパフォーマンスがこれまでも高い評価を得ている作品の、最新録音となります。1979年、ミュルーズのフランス国立ラン歌劇場にて、同劇場 のバレエ団と共に初演された「プレイアデス」は、6人の奏者がマリンバやヴィブラフォンなどの鍵盤楽器、太鼓類、金属によるSIXXEN(ジクセ ン)という名の創作楽器という3つの楽器群を操り、楽器群ごとの3つのパートと全ての楽器類が登場する「総合」の計4つのパートで構成さ れ、その演奏順は奏者たちに委ねられています。奏者を取り囲むように聴衆を配することを一つの理想としており、濃密かつ高速なアンサンブ ルと渦巻くようなサウンドが大きな魅力です。1969年にイランのシラーズ-ペルセポリス芸術祭で初演された「ペルセファサ」は、「プレイアデス」 とは逆に6人の奏者が聴衆を取り囲むような配置を求めており、様々な素材を用いた楽器の音が立体的に響く様や、めまぐるしいフレーズの 中で方々へ移動するアクセントなどが、聴く者を虜にします。このアルバムでは、これら作品の特性を体験するためヘッドフォンでの鑑賞を推 奨とのこと。約70ページに及ぶブックレット(仏語・英語/白黒)には解説のほか、初演時や再演時の歴代メンバーや作曲者の貴重な写真が 満載です。

ANIMAL MUSIC
ANI-101(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
イジー・バールタ(Vc/Dietmar Rexhausen 2012)
テレジエ・フィアロヴァー(P/Steinway & Sons C227)

録音:2021年1月-4月/アトリウム・ナ・ジシコヴェ(プラハ)
チェコを代表するチェリスト、イジー・バールタ(イルジー・バールタ)が2020年に気鋭のピアニスト、テレジエ・フィアロヴァーと真正面から取り組んだベートー ヴェンのチェロ・ソナタ全曲演奏。ベートーヴェンの生誕250周年にあわせ、彼らもまた多くの演奏会を予定していました。しかし新型コロナウィルス感染拡大によ りその予定は一時すべてキャンセルに。しかしコンサート活動が一切できなかったその時でも彼らの情熱は冷めることなく、寧ろベートーヴェンの世界に没入し、音 楽的な対話はもちろんのことディスカッションも重ねながら二人にしか表現できない音楽を作り上げてきました。演奏会の多くはキャンセルとなりましたがライヴ配 信を通じ演奏を披露し話題を呼びました。
そして、2021年。彼らのひとつの結論ともいうべき演奏をセッション収録にて丁寧に録音したのが当盤。ベートーヴェンの3期にわたる全5曲は作曲された時 代それぞれの趣を表した傑作。全体を通じ軽やかな演奏が特徴といえますが、何よりも喜びに満ちた二人の演奏は感動せずにはいられません。ここに当全集の新 たな名盤が加わります! (Ki)


PRAGA DIGITALS
PRD-250421(30CD)

完全限定発売
プラハ・レーベルの30年
■Disc1
ヤナーチェク:
(1)弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
(2)ヴァイオリン・ソナタ(1912/21)
(3)弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」 
■Disc2
ドヴォルザーク:
(1)弦楽四重奏曲第14番変イ長調Op.105
(2)弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」
■Disc3
シュールホフ:
(1)弦楽四重奏のための5つの小品(1925)
(2)ピッコロ、ヴィオラ、コントラバスのための小協奏曲(1925)
(3)ヴァイオリンとチェロの二重奏曲(1925)
(4)弦楽六重奏曲(1920-4)
■Disc4
(1)スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」
(2)シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調「親愛なる声」 
(3)同:アンダンテ・フェスティヴォ
■Disc5
(1)スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15
(2)スーク:ピアノ三重奏曲ハ短調Op.2
(3)同:エレジーOp.23
(4)フィシェル:ピアノ三重奏曲(1978)
■Disc6
マルティヌー:
(1)ピアノ四重奏曲H.287
(2)ピアノ五重奏曲第1番H.229
(3)同第2番H.298
■Disc7
(1)ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調
(2)ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
(3)バルトーク:弦楽四重奏曲第4番Sz.91
■Disc8
ショスタコーヴィチ:
(1)弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110
(2)同第7番嬰ヘ短調Op.108
(3)ピアノ五重奏曲ト短調Op.57
■Disc9
シェーンベルク:
(1)弦楽四重奏曲第4番Op.37
(2)弦楽六重奏曲「浄夜」Op.4
■Disc10
シューベルト:
(1)弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」
(2)同第14番〈死と乙女〉
■Disc11
ベートーヴェン:
(1)弦楽四重奏曲第13番変ロ長調Op.130(大フーガ付き)
(2)弦楽四重奏曲第13番の別フィナーレ
■Disc12
(1)モーツァルト:ケーゲルシュタット三重奏曲K.498
(2)同:クラリネット五重奏曲イ長調K.581
(3)ウェーバー:クラリネット五重奏曲変ロ長調Op.34
■Disc13
ハイドン:
(1)弦楽四重奏曲第78番変ロ長調「日の出」Op.76の4
(2)弦楽四重奏曲第79番ニ長調「ラルゴ」Op.76の5
(3)弦楽四重奏曲第80番変ホ長調Op.76の6
■Disc14
ブラームス:
(1)弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51の1
(2)クラリネット五重奏曲 ロ短調Op.115
■Disc15
メンデルスゾーン:
(1)弦楽四重奏曲ホ短調Op.44の2
(2)カプリッチォ ホ短調Op.81の3
(3)弦楽四重奏曲ヘ短調Op.80
■Disc16
(1)バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
(2)オネゲル:交響曲第3番「典礼風」
(3)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「アゴン」
■Disc17
プロコフィエフ:
(1)交響曲第5番変ロ長調Op.100
(2)交響曲第6番変ホ短調Op.111
■Disc18
チャイコフスキー:
(1)ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
(2)交響曲第6番ロ短調Op.74
■Disc19
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第13番変ロ短調「バビ・ヤール」
(2)プロコフィエフ:十月革命20周年のためのカンタータ Op.74(抜粋)
■Disc20
ショスタコーヴィチ:
(1)交響曲第9番変ホ長調Op.70
(2)ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.67
(3)弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.73
■Disc21
バルトーク:
(1)2つの肖像Op.5/(2)舞踊組曲
(3)ピアノ協奏曲第2番Sz95
(4)弦楽のためのディヴェルティメントSz113
■Disc22
バルトーク:
(1)弦楽四重奏曲第1番Sz.40
(2)弦楽四重奏曲第3番Sz.85
(3)弦楽四重奏曲第5番Sz.102
■Disc23
ヤナーチェク:
(1)「死の家から」〜前奏曲
(2)カンタータ「アマールス」
(3)「利口な女狐の物語」組曲(ターリヒ&スメターチェク編)
(4)「死の家から」組曲
■Disc24
(1)ムソルグスキー(マルケヴィチ編):農民の子守歌/おなかの白いおしゃべり鳥/夜/小さな星よ、おまえはどこに?/悪童/ドニエプル川にて
(2)同(ラヴェル編):展覧会の絵
(3)ストラヴィンスキー:詩篇交響曲
■Disc25
ドビュッシー:
(1)牧神の午後への前奏曲/(2)映像
(3)バレエ音楽「おもちゃ箱」
■Disc26
マーラー:
(1)子供の不思議な角笛(全13曲)
(2)5つのリュッケルトの歌
■Disc27
R・シュトラウス:
(1)ドン・ファン/(2)死と変容Op.24
(3)ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
(4)4つの最後の歌 
■Disc28
ベートーヴェン:
(1)三重協奏曲Op.56 
(2)ヴァイオリン協奏曲
■Disc29
ベートーヴェン:
(1)ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
(2)同第17番ニ短調Op.31の2「テンペスト」
(3)同第18番変ホ長調Op.31の3
■Disc30
(1)ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」
(2)同:バラード第1番ト短調Op.23
(3)同:ワルツ第17番変ホ長調
(4)同:幻想曲ヘ短調Op.49
(5)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番
■Disc1
プラジャークQ(1)(3)、ヴァーツラフ・レメシュ(Vn)、萱原祐子(P)(2)
録音:1997年5-6月/プラハ
■Disc2
プラジャークQ
録音:1998年1月11-15日(2)、1999年4月24-25日(1)/プラハ
■Disc3
プラジャークQ、コチアンQ、
イジー・フデツ(Cb)、ヴァーツラフ・クント(Fl)
録音:2003年7月5日、12月3日、2004年1月4日/プラハ
■Disc4
コチアンQ
録音:2009年4月3-4日、17-18日/プラハ
■Disc5
プラハ・グァルネリ・トリオ
録音:2004年6月18、20日、9月10日/プラハ
■Disc6
イヴァン・クラーンスキー(P)、コチアンQ
録音:2007年3月31日(1)、2008年3月19-20日(2)、10月12、17日(3)/プラハ
■Disc7
パールカーニQ
録音:2003年12月/ドープヘジンデ教会(オランダ)(1)(2)、2008年6月3日/プラハ(3)
■Disc8
プラジャークQ、パヴェル・フーラ(Vn)(2)、
エフゲニー・コロリオフ(P)(3)
録音:2010年1月17日、4月2日/プラハ(1)(2)、2009年11月12日/グルノーブル(3)
■Disc9
プラジャークQ、ヴラディミル・ブカチ(Va)、ぺトル・プラウセ(Vc)
録音:2006年4月27-29日、2007年1月9-10日/プラハ
■Disc10
プラジャークQ
録音:1995年6月/プラハ
■Disc11
プラジャークQ
録音:2003年11月25-26日、12月8-11日/プラハ
■Disc12
パスカル・モラゲス(Cl)、プラジャークQ、ヴラディミル・メンデルスゾーン(Va)(1)、
フランク・ブラレイ(P)(1)
録音:2003年2月17日(1)、2002年1月13日(2)/マルセイユ、2001年1月15-16日/パリ(3)
■Disc13
プラジャークQ
録音:1998年5月30-31日、7月3-4日/プラハ
■Disc14
パスカル・モラゲス(Cl)、プラジャークQ
録音:2005年7月1-2日、9月22-23日/プラハ
■Disc15
ツェムリンスキーQ
録音:2009年9月2日、12月15日/プラハ
■Disc16
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)レニングラードPO
録音:1967年5月24日/プラハ(1)、1965年2月28日/モスクワ(2)、1968年10月30日/モスクワ(3)(すべてライヴ)
■Disc17
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)レニングラードPO
録音:1973年6月29日/レニングラード(1)、1967年5月25日/プラハ(2)(すべてライヴ)
■Disc18
スヴャトスラフ・リヒテル(P)(1) 、エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)レニングラードPO
録音:1959年7月24日/レニングラード(スタジオ)(1)、1956年6月/ウィーン(2)
■Disc19
ヴィタリー・グロマツキー(Bs)(1)、キリル・コンドラシン(指)モスクワPO、ロシア共和国cho、
ユルロフ国立cho(現:ユルロフ記念国立アカデミーcho)
録音:1962年12月20日/モスクワ(ライヴ)(1)、1966年5月5日/モスクワ(2)
■Disc20
ズデニェク・コシュラー(指)チェコPO(1)、オイストラフ・トリオ(2)、スメタナQ(3)
録音:1967年5月26日(1)、1961年5月26日(2)、1961年1月20日(3)/プラハ(すべてライヴ)
■Disc21
ルドルフ・シュルツ(Vn)(1)(4)、ゲザ・アンダ(P)(3)、フェレンツ・フリッチャイ(指)RIASSO
録音:1951年9月11日(1)、1953年6月10日(2)、9月9日(3)、1952年2月10日(4)/ベルリン
■Disc22
ヴェーグQ
録音:1954年9-10月/ロンドン
■Disc23
ヴァーツラフ・ノイマン(1)‐(3)、
フランティシェク・イーレク(4)(指)チェコPO、ヴェラ・ソウクポヴァー(S)、ヴィレム・プシビル(T)、プラハPOcho
録音:1974年3月28日(1)(2)、1988年3月3日(3)、1979年4月12日(4)/プラハ(すべてライヴ)
■Disc24
イーゴリ・マルケヴィチ(指)ベルリンPO(2)、ロシア国立SO(1)(3)、ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S)(1)、ロシア国立アカデミーcho(3)
録音:1962年6月/モスクワ(1)(3)、1953年2月21-25日/ベルリン(2)
■Disc25
マニュエル・ロザンタール(指)パリ・オペラ座O、エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO
録音:1957-8年/パリ(1)(2)、1957年5月/ジュネーヴ(3)
■Disc26
モーリン・フォレスター(C.A)、ハインツ・レーフス(Br)(1)、フェリックス・プロハスカ(指)ウィーン祝祭O(1)
フェレンツ・フリッチャイ(指)ベルリンRIASSO(2)
録音:1963年5月27-31日/ウィーン(1)、1956年/ベルリン(2)
■Disc27
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)VPO(1)‐(3)、エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)(4)、オットー・アッカーマン(指)フィルハーモニアO(4)
録音:1954年3月2-3日(1)、1950年3月21, 23-24日(2)、1954年3月3日(3)/ウィーン、1953年9月25日/ウォルドルフ・タウン・ホール(4)
■Disc28
ダヴィド・オイストラフ(Vn)(1)(2)、スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc)、レフ・オボーリン(P)、マルコム・サージェント(指)フィルハーモニアO(1)、アンドレ・クリュイタンス(指)フランス国立放送O(2)
録音:1958年5月4日/ロンドン(1)、11月8-10日/パリ(2)
■Disc29
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1959年11月1日(1)、1965年6月2日(2)(3)/プラハ(ライヴ)
■Disc30
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(P)、エットレ・グラチス(指)フィルハーモニアO(5)
録音:1960年6月3日(1)、1957年5月30日(2)/プラハ(ライヴ)、1957年3月4日(3)(4)/ロンドン(ライヴ)、1957年3月10日/アビーロード・スタジオ(5)
完全限定生産。1991年に創立されたPragaレーベルはハルモニア・ムンディ・フランス傘下のレーベルとしてプラジャーク四重奏団をはじめとする新録音と、 「プラハの春」音楽祭など歴史的音源でチェコ系音楽家や作品を普及し注目されました。折しも旧共産主義国崩壊による混乱で旧東欧圏のCD制作が不振だった ため、チェコ音楽を提供してくれる稀有なレーベルでした。
その後いち早くSACDに注目し、音の良さでも定評がありました。歴史的音源もムラヴィンスキーやリヒテルなど旧ソ連系からフルトヴェングラーやカラヤンな どまで次々リリースして世を驚かせました。しかし社主ピエール=エミール・バルビエが2018年4月に歿したためレーベルは一旦終了となりました。
名サウンド・エンジニアのニコラ・バルトロメはサヴァールのAlia Vox録音の多くを手がけるほか、自身の録音会社リトル・トライベッカ、さらにはAparte やevidenceレーベルの代表でもありますが、Pragaのカタログに興味を持ち、コロナ禍の経済不況下にありながら全カタログ445マスターを買い取り、新生 Pragaレーベルを立ち上げることとなりました。
その記念と、今年がPragaレーベル創業30周年になることから、選りすぐりの30タイトルをBox化してお買い得価格で提供いたします。プラジャーク四重奏 団やコチアン四重奏団のものはもちろんながら、ムラヴィンスキー、リヒテル、コンドラシン、オイストラフ、フルトヴェングラー、マルケヴィチ、アンセルメ、ミケラン ジェリの名演中の名演が目白押し。現在入手困難なものばかり。完全限定発売につきお買い忘れのないようお願い致します。 (Ki)

BRAVO RECORDS
BRAVO-10005(1CD)
税込定価
「オリヴィア」
(1)ジュ・トゥ・ヴ=あなたが欲しい(エリック・サティ)
(2)交響詩「フィンランディア」(ヤン・シベリウス)
(3)クラシック・メドレー
サン=サーンス「死の舞踏」-ムソルグスキー「禿山の一夜」-ヴェルディ「レクイエム」から「怒りの日」-ファリャ「火祭りの踊り」
(4)ポル・ウナ・カベーサ(カルロス・ガルデル)
(5)カントリー・ロード(ジョン・デンバー)
(6)荒城の月(滝廉太郎)
(7)ソーラン節(北海道民謡)
(8)スマイル〜G線上のアリア(チャールズ・チャップリン / バッハ)
(9)組曲「惑星」より「木星」(グスタフ・ホルスト)
(10)オペラ「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊り」(アレクサンドル・ボロディン)
(11)Olivier〜アニメ「オルタンシア・サーガ」劇伴曲 (ZENTA)
林愛実(Fl)、
長井進之介(P)

録音:2021年1月8-10日/Studio GVIDO、2021年8月11-13日/ZENTA STUDIO
卓抜な技巧と豊かな表現力、みずみずしい音色で聴衆を魅了しつづけてきたフルート奏者の林愛実が、いよいよデビューアルバムをリリースします。
音楽ホールのステージはもとより、より聴衆との距離を縮めるべく企画された戸外での演奏などの場面で、林愛実は踊りながら楽器を演奏するという独自のスタイルを築いてきました。クラシック音楽を、誰にでも親しみやすい演奏で伝える姿は共感を呼び、いまや子どもから大人まで、幅広い層のファンを獲得しています。
2020年、コロナ禍により聴衆との接点が断たれる中、ファンの声に押される形で完成したのがこのアルバムです。
伴奏は、8年もの間、息のあった演奏を披露しているピアニストの長井進之介。林愛実が作り出す音楽を熟知している彼は、今回も見事なサポートを展開しています。
収録楽曲は、クラシックファンなら誰もが知っているナンバーが中心になっていますが、その瑞々しいフルートの音色が場面を彩る劇伴曲「Olivier」は、TVアニメ「オルタンシア・サーガ」の挿入曲。このトラックは、作曲者ZENTAによる全面監修の元でレコーディングが完成しました。
フルカラー24ページに及びCDブックレットには、林愛実の魅力を伝える写真が満載です。 (Ki)

PRAGA DIGITALS
PRD-250420(1CD)
ハイドン:最後の3つの弦楽四重奏曲
弦楽四重奏曲第81番ト長調Op.77の1
弦楽四重奏曲第82番ヘ長調Op.77の2
弦楽四重奏曲第83番ニ短調Op.103(未完)
プラジャークQ

録音:2020年10月、11月/ドモヴィーナ・スタジオ
2018年、社主逝去につき活動を終止したPragaレーベルですが、遺志を継いだ新オーナーが、レーベルを継続させるはこびとなりました。第1弾は、プラジャー クによるハイドンの弦楽四重奏曲集。83曲ある彼の弦楽四重奏曲のうち最後の3篇。第83番はアンダンテとメヌエットのみの未完成作品。
2015年にメンバーが交代した新生プラジャーク四重奏団による2020年秋に新録音されたフレッシュな演奏が楽しめます。 (Ki)

Sono Luminus
DSL-92248
NX-B05
Last Song〜ヴァイオリン作品集
ルイ・クープラン(?-1661):プレリュード・ノン・ムジュレ第7番(U. スヴェインビャルナルドッティル、T. ソルステインスドッティルによるヴァイオリンとピアノ編)
アトリ・ヘイミル・スヴェインソン(1938-2019):3つのマリアの祈り
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」- 第2幕 精霊の踊り(F. クライスラーによるヴァイオリンとピアノ編)
ヨウルン・ヴィーザル(1918-):アイスランド組曲
オーレ・ブル(1810-1880):I孤独の時に
マスネ:タイスの瞑想曲
エイリークスドウッティル(1951-):冬
マグヌス・ブロンダル・ヨハンソン(1925-2005):夢の中で
ヨハンソン:子守歌
クライスラー:クープランの様式によるプロヴァンス風オーバード
モンテヴェルディ:アヴェ・マリア(Vnとピアノ編)
ビンゲン(1098-1179):オルド・ヴィルトゥトゥム(諸徳目の秩序)- アニマ・プロセッショナル(Vnとピアノ編)
スヴェインビャルナルドッティル:ニュースの前のラスト・ソング
ウナ・スヴェインビャルナルドッティル(Vn)
ティンナ・ソルステインスドッティル(P)

録音:2019年12月13-15日
女性ヴァイオリニスト・作曲家ウナ・スヴェインビャルナルドッティルのアルバム。アイスランドのラジオ放送局"Ra's 1"で正午のニュースの直前に「Last Song」と称して放送される、アイスランドの伝統的な歌や愛の歌、子守 歌、人々を畏怖させる自然への頌歌、イタリアの歌やスカンジナビアの悲歌。これに倣い、さまざまな気分を持つ 曲が選ばれています。 アルバムの中心となるのはヨウルン・ヴィーザルの「アイスランド組曲」。これは1974年のアイスランド入植1100 年を記念して書かれた作品で、アイスランドの伝統的な要素が多分に含まれています。彼女はヴィーザルと会っ た途端に意気投合し、以来、大きな影響を受けていると言います。「3つのマリアの祈り」の作曲家スヴェインソン は彼女としばしばデュオを組むほどの友人。そして、全ての元になった「Last Song Before the News」はヴァ イオリニストの友人、ヨハン・ヨハンソンの死を悼む音楽。死という避けようもない運命の前兆が音として表現され ています。
Sono Luminus
DSL-92250
NX-B05
アンナ・ソルヴァルドスドッティル(1977-):ENIGMA エニグマ スペクトラル四重奏団

録音:2020年10月17-18日
目がくらむような光と、深い暗闇。この境界を取り巻くかすかな光の輪。ここがエニグマが住んでいるという空間で す。このアルバムは作曲家アンナ・ソルヴァルドスドッティルと、グラミー賞に3回ノミネートされたスペクトラル四重奏 団の数年にわたるコラボレーションから生まれた1枚。悲痛な響きを奏でるコード進行によるゆったりとした動きの 中に、弦の特殊奏法によるさまざまな摩擦音やクリック音などが出現するこの作品は、無限で広大な宇宙と人 間の関係についての深い瞑想に誘うかのようです。

EM Records
EMRCD-069(1CD)
薄暮〜フルート、ヴィオラ、ハープのための三重奏曲集
バックス(1883−1953):悲歌的三重奏曲(1916)
ウィリアム・オルウィン(1905−1985):ナイアズ(1971)
ロースソーン(1905−1971):フルート、ヴィオラ、ハープのための組曲(1968)
オルウィン:薄暮(1955)*、2つの民謡(1936)*
マルコム・リプキン(1932−2017):フルート、ヴィオラ、ハープのための三重奏曲(1982)*
ポール・パターソン(b.1947):カノニック・ララバイ(2016)*
ポール・ルイス(b.1943):ディヴェルティメント(1992)*
オーロラ・トリオ〔エマ・ハルナン(Fl)、ジョーダン・シアン(Va)、ヘザー・ライトン(Hp)〕

録音:2020年2月&8月(オックスフォード)
*世界初録音
フルート、ヴィオラ、ハープというトリオ編成のためのイギリスの作曲家たちによる作品集。5つの世界初録音が含まれています。英国王立音楽アカデミーやジュリアード音楽院といった名門で学んだ腕利きの名手たちによって、フルートとハープの透明感のある美しさとヴィオラの渋い音色が溶け込み合い、夢想的な世界が作り上げられています。

La Compagnie Baroque
KKC-6407(2CD)
税込)定価
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集 BWV1014-1019(全6曲+異稿つき)
[CD1]
ソナタ第4番ハ短調 BWV1017
ソナタ第5番へ短調 BWV1018
ソナタ第3番ホ長調 BWV1016
[CD2]
ソナタ第2番イ長調 BWV1015
ソナタ第1番ロ短調 BWV1014
ソナタ第6番ト長調 BWV1019
ヴァイオリン独奏(BWV1019初稿譜より)
チェンバロ独奏(BWV1019初稿譜より)
アダージョ(BWV1019初稿譜より)
天野乃里子(Cemb;アンソニー・サイデ Anthony Sidey 製、1998年)
山縣さゆり(バロックVn:ヤコブ・シュタイナー Jacob Stainer 製、1669年頃)

録音:2019年11月11-14日/オランダ、ヴェルプ、エマウス修道院
共演によるバッハのオブリガート・チェンバロ付きソナタ全6曲。2019年に天野氏が立ち上げたプロジェクト「Pearls in Baroque(バロックの真珠)」の 一環によるリリースで、今後の展開も楽しみな注目盤です。
オーケストラでの録音が多い山縣氏がバッハのソナタを録音、というのも古楽ファンには嬉しいニュースです。天野氏とは互いに深く音楽を掘り下げて作り合え る間柄。ヴァイオリンとチェンバロが対等に掛け合って高め合うこのソナタは2人にぴったりの内容と言えます。軋む不協和音とその美しい解決、息の長い祈り のような歌、生き生きと沸き立つフーガ、華麗で鮮烈な協奏など、全曲じっくりと練られた非常に濃密な演奏に仕上げられており、また結果として「女性2人で の録音によるバッハのソナタ集」という珍しさも併せ持つものが出来た、と天野氏は語っています。
アルバムの最後には第6番の初稿譜として残された3つの楽章を収録しています。うち2曲(それぞれヴァイオリン・ソロとチェンバロ・ソロのために書かれている) はチェンバロのためのホ短調パルテータ(BWV830)に転用された音楽。残り1曲はこれでしか聴けない音楽で、痛切な半音階のアダージョ。どれも貴重な録 音です。
「バッハは、バロック時代の作曲家の中でも、最も重要な芸術家として有名ですが、ある意味では、彼の作品は、当時の典型的なバロックの作品からも、遠 大にまた孤高にかけ離れたとも言えるもので、“バッハ”というジャンルが存在すべきかもしれません。彼の作品は、和声、メロディ、リズムを精緻に組み合わせ た独創性で、それまでの音楽で表現されていたものの境界を遥かに超える質を達成していますが、この6曲計25楽章の中に、その要素は豊かに表現されていて、 我々もリハーサルをどれだけ積んでも、さらに新たな発見が常にあります。(天野乃里子)」

NovAntiqua Records
NA-44(1CD)
フィレンツェでのモーツァルト
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラの為の二重奏曲第1番ト長調 K.423、
 ヴァイオリンとヴィオラの為の二重奏曲第2番変ロ長調 K.424
ナルディーニ:2本のヴィオラの為のソナタ集(第1番〜第6番)
アンサンブル・アルラウネ〔クララ・フランシスカ・シェーテンザック(Vn)、ステーファノ・ザノビーニ(Va)、ヒルデガルド・クーエン(Va)〕

録音:2020年、ピエヴェッキア(イタリア)
イタリアのトスカーナ地方出身の作曲家とその同世代の作曲家の作品を組み合わせる「トゥスカーニア」シリーズの第5作目として登場するのは、リヴォルノ出身の音楽家ピエトロ・ナルディーニ(1722−1793)とモーツァルト!
2020年の春、ロックダウンにより多くの制限がある中でレコーディングが行われたこの「フィレンツェでのモーツァルト」で取り上げられたのは「二重奏」。
短期間ではあるものの、トスカーナ大公国のフィレンツェに父レオポルトと共に滞在していたモーツァルト。ナルディーニは友人でもあったレオポルトからそのヴァイオリニストとしての実力を高く評価されており、モーツァルト父子と繋がりを持っていたことが知られています。
トスカーナ大公のカペルマイスターを務めたナルディーニとモーツァルトの関係を、アンサンブル・アルラウネがピリオド楽器、ヴェルディ・ピッチ(432Hz)での演奏で表現します。
NovAntiqua Records
NA-15(1CD)
ミュージック・フォー・ツー Vol.1
ルクレール:2本のヴァイオリンの為のソナタ ホ短調 Op.3-5、
 2本のヴァイオリンの為のソナタ ヘ長調 Op.3-4、
 2本のヴァイオリンの為のソナタ ニ長調 Op.3-6
マルティノフ:2本のヴァイオリンの為のバロック組曲第1番(世界初録音)
アントン・マルティノフ(Vn)、
クレメナ・ニコロワ(Vn)

録音:ヴィチェンツァ(イタリア)
バロック音楽、クラシック音楽、ロマン派音楽、現代音楽を融合させた複数のプログラムで構成される革新的なプロジェクト「ミュージック・フォー・ツー(Music for Two)」の第1巻。
第2巻(NA23)と同じルクレール&アントン・マルティノフ(1969−)という組み合わせの第1巻には、鬼才マルティノフの「バロック組曲第1番」を収録。
鬼才とブルガリアの才女、ルクレールとマルティノフのコラボレーションが独特の世界を創り上げています。
NovAntiqua Records
NA-17(2CD)
トゥスカーニア Vol.1〜カンビーニ&ボッケリーニ
カンビーニ:演奏会用四重奏曲 Op.21
ボッケリーニ:ヴィオラとチェロの為の二重奏曲
アンサンブル・アルラウネ〔クララ・フランシスカ・シェーテンザック(Vn)、ステーファノ・ザノビーニ(Va)、ヒルデガルド・クーエン(Va)、アウグスト・ガスバッリ(Vc)〕

録音:2016年9月、ピエヴェッキア教会(イタリア)
現在のトスカーナ州のリヴォルノで生まれ、アフリカ旅行中に海賊に襲撃され数年間奴隷として過ごした後に解放され、パリで大成する(その後没落)という波乱の生涯を送ったイタリアのコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジュゼッペ・マリア・ジョアッキーノ・カンビーニ(1746−1825)を主役とするシリーズの第1巻。
カンビーニとのカップリングに選ばれたのはボッケリーニの二重奏曲。共にイタリアで生まれ、他国で名声を確立した2人の音楽家の作品の共通点とコントラストを探る好プログラムです。
演奏、録音にはピリオド楽器を使用し、ピッチは「ヴェルディ・ピッチ」とも呼ばれる432Hzを採用しています。
NovAntiqua Records
NA-13(1CD)
レーヴァ:沈黙の翼
第1部「ディアローギ」/第2部「自我の反映」
イヴァーノ・レーヴァ(P)、クラングファーベン・クヮルテット〔セルジオ・カルネヴァーレ(Vn)、イザベラ・パルミチャーノ(Vn)、ツヴェタンカ・アサトリャン(Va)、シルヴィア・ファシャーノ(Vc)

録音:2015年(イタリア)
イタリア、ナポリ出身のコンポーザー=ピアニスト、インプロヴァイザー、イヴァーノ・レーヴァ(1975−)が、ピアノと弦楽四重奏のために作曲した2部で構成される作品の世界初録音。
相反する対話と沈黙の共存を作品の中で表現しようとしています。
NovAntiqua Records
NA-27(1CD)
トゥスカーニア Vol.2〜カンビーニ&モーツァルト
カンビーニ:2本のヴィオラの為のデュオ・コンチェルタンテ(世界初録音)
モーツァルト:歌劇「魔笛」(1792年編)より、何と美しい絵姿、もう会えないのか?、誰にも恋の喜びはある、この道の先に目的地があります、恋を知る男たちは、僧たちの行進曲
アンサンブル・アルラウネ〔ステーファノ・ザンビーニ(Va)、ヒルデガルド・クーエン(Va)〕

録音:2017年8月、ピエヴェッキア教会(イタリア)
アフリカ旅行中に海賊に襲撃され数年間奴隷として苦難の時を過ごしたというエピソードを持つ18世紀〜19世紀イタリアのコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジュゼッペ・マリア・ジョアッキーノ・カンビーニ(1746−1825)が、パリ移住後に発表した世界初録音となる「デュオ・コンチェルタンテ」と、1792年に行われ編曲者不詳のモーツァルトの「魔笛」のヴィオラ二重奏版を組み合わせたユニークなプログラム。
大成しなかったナポリ時代からは一転して移住先のパリで才能を花開かせたものの、フランス革命の時期を境としてその人気は急落。不遇な余生を過ごしたとされるカンビーニの音楽が、モーツァルトの「魔笛」のアリアからの編曲と交互に演奏されることにより、その魅力がさらに引き立てられています。
デトモルト音楽大学で今井信子に、ニュルンベルク音楽大学でハンス・コールハーゼに師事したステーファノ・ザンビーニと、ドイツの女流ヴィオリスト、ヒルデガルド・クーエンのアンサンブルは絶妙です。
ちなみに使用楽器はピリオド楽器、ピッチは「ヴェルディ・ピッチ」としても有名な432Hzです。
NovAntiqua Records
NA-23(1CD)
ミュージック・フォー・ツー Vol.2
ルクレール:2本のヴァイオリンの為のソナタ集 Op.3
マルティノフ:2本のヴァイオリンの為のバロック組曲第2番
アントン・マルティノフ(Vn)、
クレメナ・ニコロワ(Vn)

録音:2016年12月、ベースメント・スタジオ(ヴィチェンツァ、イタリア)
バロック音楽、クラシック音楽、ロマン派音楽、現代音楽を融合させた複数のプログラムで構成される革新的なプロジェクト「ミュージック・フォー・ツー(Music for Two)」の第2巻は、ルクレールとマルティノフのカップリング。
2016年3月にパリで開催された音楽祭「ヴァイオリンの春」で初演された鬼才マルティノフの「バロック組曲第2番」は、初演後の評価が非常に高く、録音を望まれていた注目作です。終曲にはブルガリアの伝統音楽に触発された「バロチャニーザ」という曲が置かれています。
鬼才マルティノフとデュオを組むのはブルガリアの才女クレメナ・ニコロワ。モダンとピリオドの両方を弾きこなし、ヨーロッパの様々なシーンで活躍中です。
NovAntiqua Records
NA-26(2CD)
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op.18
弦楽六重奏曲第2番ト長調 Op.36
セステット・ストラディヴァリ

録音:2017年1月17日−19日
セステット・ストラディヴァリ(ストラディヴァリ六重奏団)は、2001年12月、ローマのサンタンジェロ城で開催された国際音楽祭「ヴァイオリンの芸術(The Art of the Violin)」の為のコンサートを機に、サンタ・チェチーリア国立アカデミーOの音楽家たちによって結成されたアンサンブル。
イタリアで最古と言われるオーケストラで活躍する名手たちのアンサンブルが取り上げるのは、ブラームスの2つの弦楽六重奏曲。サンタ・チェチーリア国立アカデミーOの弦楽セクションの代名詞的な存在でもあるアンサンブルが、ドイツ・ロマン派の秀作を濃密に奏でます。
NovAntiqua Records
NA-20(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
アレッサンドロ・アンドリアーニ(Vc/フェルディナンド・ガリアーノ1782年製)、
マリオ・ソラッツォ(フォルテピアノ/ヨーゼフ・ブロッドマン1805年頃製作&ヨハン・シャンツ1820年頃製作

録音:2019年11月5日−9日、アッバツィア・サン・マルティーノ・デッレ・スカーレ(モンレアーレ、イタリア)録音:2019年11月5日−9日、アッバツィア・サン・マルティーノ・デッレ・スカーレ(モンレアーレ、イタリア)
ファビオ・ビオンディのエウローパ・ガランテで首席チェロ奏者という大役を任されているイタリアの名手、アレッサンドロ・アンドリアーニが、イタリコ・スプレンドールなどで鍵盤楽器奏者として活躍する同じくイタリアの奇才マリオ・ソラッツォとのデュオで繰り広げるベートーヴェンのソナタ全集!
アンドリアーニとソラッツォのデュオは世界的にも珍しいオリジナルのピリオド楽器、フェルナンド・ガリアーノ製作のチェロ、ヨーゼフ・ブロッドマン製作とヨハン・シャンツ製作の2台のフォルテピアノを用いてベートーヴェンのチェロ・ソナタを独創的な解釈で演奏しています。
ベートーヴェンのチェロ・ソナタのイメージを刷新し、「名曲」が「新曲」のように聞こえるようになる個性豊かで実に革新的な録音です。
エウローパ・ガランテの名手によるベートーヴェン、ご期待下さい!
NovAntiqua Records
NA-29(1CD)
音楽と体制 Vol.3〜ナチス時代の退廃音楽
ツェムリンスキー:至るところに5月の花が咲き
ウルマン:秋
テュベルク:弦楽六重奏曲
アンサンブル・アルラウネ

音:2018年3月&10月
政治権力が人種的、政治的な理由で特定の文化を否定し、多くの芸術、音楽が「退廃」の烙印を押されてしまったナチス政権下のドイツ。
このナチス政権下の困難な時代において禁じられた音楽の発掘と再評価を進める「音楽と体制」シリーズの第3集は、ツェムリンスキー、ウルマン、そしてテュベルク(タイベルクとも)の3作品を収録。
ウィーン、その後はアメリカへと逃れて生き延びたツェムリンスキーに対し、アウシュヴィッツ強制収容所で命を落としたウルマンとテュベルク。
イタリアのアンサンブル・アルラウネが、歴史に翻弄された音楽家たちの作品を表舞台へと引き戻してくれています。

ROSPERO CLASSICAL
PROSP-0017(1CD)
ハイドン・ニュース 〜同時代作曲家による室内楽編曲集
ハイドン:「“愛している”とは言わないわ Je ne vous dirais point:J‘aime」 〜交響曲第53番『帝国』第2楽章に基づく(ソプラノ、ハープ)*
交響曲第60番ハ長調『うかつ者』 Hob.I:60(ハープ、ハンマー・ダルシマー、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)*
ウェールズ民謡集より「吟遊詩人の絶望 The despairing Bard」 Hob. XXXIb:19(ソプラノ、ハンマー・ダルシマー、ハープ)
ディヴェルティメント ト長調 Hob. II:1 (リュート、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)*
ウェールズ民謡集より「吟遊詩人の感動 The Inspired Bard」 Hob. XXXIb:25 (ソプラノ、トゥッティ)
ハンナ・モリソン(S)
ミヒャエル・デュッカー(Lute、指 )
ヌオーヴォ・アス ペット

録音:2017年
*=世界初録音
民族楽器を含む多彩な編成のピリオド・アンサンブル「ヌオーヴォ・アスペット」による、ハイドン作品のめずらしい編曲集。ダルシマーやハープがとても効果的 に使われています。ヴァイオリンで平崎真弓も参加。
リーダーのミヒャエル・デュッカーが自ら図書館やアーカイブを捜索し発見した楽譜を使用。適宜さらに手を加えるなどして自分のアンサンブルにぴったりの音楽 に仕立てているため、寄せ集めといった感じは一切なく、全体を通して統一感ある響きになっています。
(1)は交響曲の旋律をそのまま使ったもの。もともと民謡調の楽章を基にしているので、たいへん美しい歌曲に生まれ変わっています。(2)「うかつ者」はハイドン と同時代のザルツブルクのハープ奏者であるMeingosius Gaelle神父の編曲。途中で急にチューニングが始まるユーモラスな展開も自然なアレンジで再現され ており楽しい演奏です (Ki)

EM Records
EMRCD-066(1CD)
フェニックス〜オーボエとピアノのための音楽
リチャード・ロドニー・ベネット:4つのカントリー・ダンス
ウィリアム・オルウィン:オーボエとピアノのためのソナタ
マイケル・バークリー:(b.1948):スネーク*
ジョナサン・ダヴ(b.1959):愛するレナンシーへの嘆き
ジョナサン・ピーズ(b.1988):ウェストボーン・ノクターン(世界初録音)*
ポール・パターソン(b.1947):フェニックス・ソナタ(世界初録音)
ディーリアス(ロバート・スレルフォール編):ハーモニック・ヴァリエーションズ(世界初録音)*
ニコラ・ハンズ(オーボエ、コールアングレ*)、ジョナサン・ピーズ(P)

録音:2019年10月21日−23日、プラムクロフト初等学校(ロンドン、イギリス)
近代イギリスの知られざる作品や新作を続々と送り出しているthe English Music Festivalの自主レーベル「EM Records」より、20世紀から現代にかけて作曲された世界初録音を多数含む、オーボエとピアノのための魅惑的な作品集が登場。
ニコラ・ハンズは、英国の王立音楽アカデミーでオーボエをメラニー・レッジに、コールアングレをジル・クラウザーに師事。2015年から2017年までは、ポルトガルのオルケストラ・ド・ノルテで第2オーボエおよびコールアングレ奏者を務め、現在は、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO、ロイヤル・バレエ・シンフォニア、カメレオン・オーケストラ、オルフェウス・シンフォニアなど、ロンドンを拠点に様々なオーケストラでの演奏や、ソリスト、室内楽奏者として活動しています。当アルバムは、オーボエだけでなく、珍しいコールアングレのための作品も収録。ダブルリード関係者、管楽器ファン注目の作品集です。

ANIMAL MUSIC
ANI-094(1CD)

ANI-094LP(1LP)
『プロメテウス』
■CD
(1)A Star-Trodden Way
(2)Prometheus
(3)On a Meadow
(4)Lightness of Space
(5)Like a Boy
(6)Nunchaku
(7)Perseids
(8)Two Peculiar Girls
(9)Peaceful Ride
(10)Heart of Gold

■LP
Side A
(1)A Star-Trodden Way
(2)Prometheus
(3)On a Meadow
(4)Lightness of Space
Side B
(1)Like a Boy
(2)Nunchaku
(3)Perseids
(4)Two Peculiar Girls
(5)Peaceful Ride
(6)Heart of Gold

※すべてニコル・ボーコヴァーのオリジナル作品
ニコル・ボーコヴァー(P)
ラデク・バボラーク(Hrn)
ダヴィド・ドルージュカ(エレクトリックギター)
ヤ ロミール・ホンザーク(Cb)
ミハウ・ヴィエジュゴニュ(ドラム)

録音:2021年1月28&29日/ソノ・レコーズ、ノウゾフ(チェコ)
ジャンルにとらわれずチェコの優秀なアーティストの録音に力を入れているANIMAL MUSIC。当レーベル一押しのコンポーザー・ピアニスト、ニコル・ボーコ ヴァー(Nikol Bokova)の期待の新譜は豪華共演陣を迎えた大注目盤です。
チェコのジャズシーンを牽引するボーコヴァーはヨーロッパで話題沸騰のアーティスト。デビュー盤『Inner Places』(ANI-079)ではクラシック、ミニマル ミュージック、ポピュラーにインスパイアされた作品を発表。このアルバムはチェコで最高の音楽賞であるアンジェル賞のベスト・ジャズ・アルバム部門を受賞し注 目されました。続くセカンド・アルバム『UNRAVEL』(ANI-087)ではオリジナル作品に加えてラヴェルやラフマニノフにも挑んだ意欲作を発表しました。
期待の第3弾では鬼才ホルン奏者ラデク・バボラーク(Radek Baborak)、パット・メセニーから才能を高く評価されたプラハ出身の新世代ギタリスト、ダヴィ ド・ドルージュカ(David Dor??ka)、重鎮ベーシストにしてチェコで独自の発展を遂げる現代ジャズシーンにおけるキーマン、ヤロミール・ホンザーク(Jaromir Honzak)、そして現在オーストリアで活躍するチェコ出身のドラマー、ミハウ・ヴィエジュゴニュ(Micha? Wierzgo?)というチェコを代表する世界的アーティストが 集結!ジャズとクラシックの2つの世界で活躍するアーティストからも多くの刺激を受けたボーコヴァーが独自の感性で作曲した注目の内容。タイトルはギリシャ神 話を暗示していますが、個々の楽曲はこのアルバム制作の直前に亡くなったボーコヴァーの愛する人と共有した瞬間を思い起こしながら作曲したとのこと。その音 楽は様々なシーンやイメージを描き出し、また感情を呼び起こさせ、その記憶を垣間見ることができます。ボーコヴァーが生み出す美しいメロディは聴き手に安ら ぎを与えます。
当セッションは2日で行われましたが、感性豊かな豪華アーティストの「直感」を大切にし、あえて事前のリハーサルは行わなかったとのこと。ボーコヴァーのピ アノと織りなす各楽器の音がピュアなサウンドを作り上げており、思わず息を呑んでしまう演奏です。 (Ki)
ANIMAL MUSIC
ANI-093(1CD)
『ソングス・フォー・オーケストラ』
(1)LOVEBIRD(カレル・ルージチュカ作曲)
(2)HIDDEN SONGS SUITE:MIRACULUM(トマーシュ・スィーコラ作曲)
(3)HIDDEN SONGS SUITE:OGDEN POINT(トマーシュ・スィーコラ作曲)
(4)HIDDEN SONGS SUITE:LABYRINTH(トマーシュ・スィーコラ作曲)
(5)HIDDEN SONGS SUITE:PAVANE(トマーシュ・スィーコラ作曲)
(6)HIDDEN SONGS SUITE:IN MEMORY OF TIME(トマーシュ・スィーコラ作曲)
(7)GRACE AND GRATITUDE SUITE (カレル・ルージチュカJr.作曲、カレル・ルージチュカ編)
(8)Celebration Blues(カレル・ルージチュカ作曲)
トマーシュ・スィーコラ(P)、
ダヴィト・ファーレク(Sax)、
トマーシュ・リシュカ(アコースティック・ベース)、
ロマン・ヴィーチャ(ドラム)、
プラハRSO、
シュチェパーンカ・バルカロヴァー(指)
ジャズ・ピアニストのトマーシュ・スィーコラが、今は亡きチェコ、ジャズ界の重鎮カレル・ルージチュカ(ルジッカ)(1940-2016)を偲んで開いたコンサート を収録したアルバム『SONGS FOR ORCHESTRA』をリリース。共演はなんとプラハRSOです!当団はオーケストラをバックにジャズとクラシックを 融合させたユニークなコンサート・シリーズ "New Horizons "を開催しており、今回のアルバムもその一環として制作されました。このアルバムではスィーコラ のほかにダヴィト・ファーレク、トマーシュ・リシュカ、ロマン・ヴィーチャのソリストが参加しています。
「HIDDEN SONGS SUITE」はスィーコラのオリジナル作品。対照的なテンポの5つの楽章で構成された当作品はソリストによる即興のパッセージが最大 の魅力。「さまざまな歌の形」を描き出します。師を思い全身全霊で演奏したスィーコラ渾身作。 (Ki)

MUSICAPHON
M-56970(1CD)
マルティヌー:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲 第2番ニ短調 H.327、
ピアノ三重奏のための「牧歌集」 H.275、
ピアノ三重奏曲 第3番ハ長調 H.332、
ピアノ三重奏曲 第1番「5つの易しい小品」 H.193
トリオ・マルティヌー

録音:2016年12月、2017年1月 (プラハ、チェコ)
チェコを代表する作曲家の一人、マルティヌー。彼は非常に多作だったことでも知られています。その中で、ピアノ三重奏で編成されたものは、4曲書かれており、その最初の作品となった第1番「5つの易しい小品」は、1930年に作曲されました。ストラヴィンスキーから強く影響を受けていた時期に作られたその曲は、ピアノが打楽器的に使われていたり、変拍子が多用されたりとその影響が随所にみられます。トリオ・マルティヌーによるテクニカルで刺激的な演奏が印象的です。第2番、第3番は、アメリカに渡っていた1950年代の作品で、スタイルにこだわらず、自分の音楽を追求していったマルティヌーの成果が発揮されています。

BRAVO RECORDS
BRAVO-10001(1CD)
税込定価
(1)プーランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ FP119
(2)レントヘン:無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジー
(3)ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第9番イ長調 Op.47「クロイツェル」
(4)アルベニス(クライスラー編):スペイン Op.165 第2曲 タンゴ
佐原敦子(Vn)、
山田武彦(P)

ライヴ録音:2019年12月3日トッパンホール
「日本が誇るヴァイオリニスト、佐原敦子さんの待望の新録音です。確かな演奏技術、音楽を絶えず高揚させて紡ぎ出すワクワクするような推進力。エスプリの効 いたプーランクや至高の名曲、ベートーヴェンのソナタでご一緒させていただき、目の覚めるような鋭さや豊かな音楽性を共にし、幸せな気持ちを感じながら演奏 いたしました。そしてロマンティシズム溢れるオランダのレントヘン――佐原敦子さんが長年取り組んでいる珠玉のレパートリーです。生き生きとした演奏が生まれ る瞬間を切り取った記録=録音が、佐原さんの美しい音楽を私たちの身近に届けます。」山田武彦(ライナーノートより)

Idil Biret Archive
NAXOS-8.504057
(4CD)
NX-B09
イディル・ビレットが奏でる室内楽作品集


【CD1】
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49…初CD化
ベルリオーズ:イタリアのハロルド- 第3楽章「アブルッチの山人が、その愛人によせるセレナード」
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op. 44
【CD2】
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op. 99
ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調 Op. 120 No. 2- 第2楽章 Allegro appassionato…初CD化
【CD3】
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 「偉大な芸術家の思い出に」 Op. 50…初CD化
マーラー:ピアノ四重奏曲 イ短調
【CD4】…ボーナスCD…初CD化
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」 Op. 24
ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op. 30 No. 2
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」 Op. 47
【CD1】イディル・ビレット(P)
イリーナ・ニコティナ(Vn)
ユルヤ・クレパク(Vc)
ルーシェン・ギュネシ(Va)
ボルサンQ
録音:2019年10月 ライヴ・レコーディング イスタンブール(トルコ)、2011年1月 スタジオ・レコーディング、アンカラ(トルコ)、2014年5月 スタジオ・レコーディング、ハイデルベルク(ドイツ)
【CD2】
ロンドンSQ
ルーシェン・ギュネシ(Va)
録音:2014年9月 スタジオ・レコーディング、Chateau de Flawinne(ベルギー)、1980年1月 スタジオ・レコーディング、ロンドン(UK)、2011年1月 ライヴ・レコーディング アンカラ(トルコ)
【CD3】
イディル・ビレット(P)
イリーナ・ニコティナ(Vn)
ユルヤ・クレパク(Vc)
ロンドンSQのメンバー
録音:2019年10月 ライヴ・レコーディング (トルコ)、1980年9月 スタジオ・レコーディング、ロンドン(UK)
【CD4】…ボーナスCD…初CD化
ユーディ・メニューイン(Vn)
イディル・ビレット(P)
録音(ライヴ) 1973年7月 イスタンブール(2020年3月/7月 アンカラでのラジオ放送より)
2021年11月に70歳の誕生日を迎える、トルコ生まれの女性ピアニスト、イディル・ビレット。幼い頃から神童と して名声を馳せ、ブーレーズやリゲティなど近現代作品を得意とするなど幅広いレパートリーを有していることでも 知られています。この4枚組には彼女の数多い録音の中では比較的珍しい室内楽作品を収録。1980年のロ ンドン四重奏団とのブラームスや、2014年のシューマンなど、どれも記憶に残る名演です。また初CD化となるい くつかのコンサート音源も含まれており、なかでも1973年のイスタンブール国際音楽祭で演奏され、その模様が 2020年にアンカラでラジオ放送されたメニューインとのベートーヴェンは貴重なもの。メニューイン自身も「第7番 の冒頭部分のピアノがこれほどうまく演奏されたのは聞いたことがない」と絶賛したという演奏です。

Hoxa
HS-191207
NX-B06
祝祭のブラス〜金管五重奏によるクリスマス/ブリストル・ブラス・コンソート
伝承曲(ポール・ハリス編):ディンドン空高く
ドイツの伝承曲(ロジャー・ハーヴェイ編): エサイの根より
伝承曲(ハリス編):歓べ
作者不詳(ハリス編):天使が乙女のもとに
メル・トーメ(ジョン・コーニック編):クリスマス・ソング
伝承曲(ハーヴェイ編):コヴェントリー・キャロル
伝承曲/ドン・ギリス編)):ウエストミンスター・キャロル
ヨバッハ(ハリス編):目覚めよ、と呼ぶ声あり
ドイツの伝承曲(ヴィンス・ガラルディ編): もみの木
グルーバー(ハーヴェイ編):きよしこの夜
伝承曲(ハーヴェイ編):サセックス・キャロル
ポーランドの伝承曲(ハーヴェイ編):聖なる幼子
ブリストル・ブラス・コンソート【ポール・ハリス(トランペット、フリューゲルホルン)、トム・ディーキン(トランペット、ピッコロ・トランペット)、ポール・トムリンソン(Hrn)、ジョン・コーニック(Tb)、サイモン・デリック(チューバ)】

録音:日時不明(2019年?) セント・エディス教会、シーミルズ、ブリストル、UK
1985年に結成され、20人規模の大編成での演奏も行うブリストル・ブラス・コンソート。ここでは金管五重奏でクリスマスの名曲の数々を演奏しています。ポー ル・ハリスを中心としたメンバーによるアレンジも多いですが、名アレンジャーのロジャー・ハーヴェイや、中にはジョン・アイヴソンやドン・ギリスなどによる往年の名アレ ンジも収録しており、輝かしい音色がクリスマスならではの祝祭的な雰囲気を盛り上げています。

Sleeveless Records
SLV-1006(1CD)
NX-B06
『愛の挨拶』〜ヴァイオリン小品集
ガーシュウィン(ハイフェッツ編):そんなことはどうでもいいさ - 「ポーギーとベス」より
マスネ:タイスの瞑想曲
ショパン:夜想曲 第20番嬰ハ短調 遺作 *
エルガー:愛の挨拶 Op. 12
フォーレ(バックマン編):夢のあとに Op. 7-1
ポンセ(ハイフェッツ編):エストレリータ
カスピ(1960-):ラ・トレンツァ
モンティ(1868-1922):チャルダッシュ
シューベルト:即興曲 変ト長調 Op. 90-3 D 899-3 *
アーン(1875-1943):夜想曲〜ヴァイオリンとピアノのための
アイアランド(1879-1962):カヴァティーナ
シベリウス:ロマンスOp. 78-2
ショパン:夜想曲 第2番変ホ長調 Op. 9-2 *
クライスラー(1875-1962):前奏曲とアレグロ (プニャーニのスタイルによる)
ウェールズ地方伝承の子守歌:スオ・ガン

*=ピアノ・ソロ
マシュー・ジョーンズ(Vn)
アナベル・スウェイト(P)

録音:2011年7月
オリジナル発売:2013年5月
ヴァイオリンとピアノによる人気の楽曲の数々で、これら2つの楽器の美しさを存分に味わう名曲集。クライスラー、ガーシュウィンとモンティの楽曲はいずれも技巧 的に華やかで情熱的、「タイスの瞑想曲」、「夢のあとに」、「エストレリータ」にシベリウスの「ロマンス」では、素直で美しいメロディを堪能できます。またショパンと シューベルトでは、スウェイトが美しさの際立ったソロを聴かせています。これらのよく知られた人気曲とともに、アーンの「夜想曲」やアイアランドの「カヴァティーナ」 などの知られざる傑作が配置されており、中でも映画『運命のいたずら(De tu ventana a la mia)』からカスピの「ラ・トレンツァ」、そして映画『太陽の帝国』 でおなじみの「スオ・ガン」のヴァイオリンによる演奏は、世界初録音です。
Sleeveless Records
SLV-1007(1CD)
NX-B06
バックス:ソナティナ ニ長調 〜チェロとピアノのための
ラプソディック・バラード 〜チェロ独奏のための
「民話」 〜チェロとピアノのための
ソナタ「伝説」 嬰ヘ短調 〜チェロとピアノのための
ライオネル・ハンディ(Vc)
ナイジェル・クレイトン(P)
アカデミー室内管の首席奏者を務めたイギリス出身のチェリスト、ハンディによる、アイルランドの作曲家バックスのチェロ作品全集。ハンディの出身校で、彼が教 授を務める王立音楽アカデミーのサポートによる録音で、同校で彼が師事したフートンの生誕100周年を記念しています。フートンはここにも収録されているバッ クスのソナタ「伝説」を、バックスが自身に妻子がありながら恋におちてしまったピアニスト、ハリエット・コーエンとの共演で初演したチェリストです。そんなフートンから バックスの音楽の真髄を受け継いだハンディによるこのアルバムには、ここでしか聴くことのできない「ラプソディック・バラード」も収録されており、チェリストやイギリス 音楽愛好家にとってはとても興味深い内容となっています。

Nimbus Music Publishing
NMP-1074
(パート譜)

NMP-1075
(スタディ・スコア)
【楽譜】
バッハ(デイヴィッド・ジュリッツ編):ゴルトベルク変奏曲 BWV 988(ヴァイオリン、ギター、チェロによる三重奏版)
■NMP-1074
サイズ:A4/ページ:32ページ×3
演奏時間:約79分

■NMP-1075
同内容の全パートのスコア
サイズ:A4/ページ:56ページ
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズのリーダーを2010年まで務めたヴァイオリニスト、デイヴィッド・ジュリッツによる編曲版。

ANIMAL MUSIC
ANI-092(1CD)
『ブエノスアイレスの四季』
ピアソラ:『ブエノスアイレスの四季』
(1)ブエノスアイレスの秋(1970)
(2)ブエノスアイレスの冬(1669)
(3)ブエノスアイレスの春(1970)
(4)ブエノスアイレスの夏(1965)
(5)ル・グラン・タンゴ(1982)
(6)アディオス・ノニーノ(1959)【カデンツァ:ヴァーツラフ・クラフリーク】
(7)オブリビオン(1982)
(8)リベルタンゴ(1974)【イントロダクションの即興:イジー・スチヴィーン Jr.】

※編曲:(1)-(4)トマーシュ・イレ、(5)ラデク・バボラーク、(6)-(8)トマーシュ・イレ&ラデク・バボラーク
ラデク・バボラーク・オルケストリーナ
【(1)-(8)ラデク・バボラーク(ホルン&アーティスティック・ディレクター)、(1)-(4)(6)-(8)ペトル・ヴァラーシェク(バス・クラリネット)、(1)-(4)ダリボル・カルヴァイ(Vn1)、マルティナ・バチョヴァー((1)(3)(4)(6)(8)第2ヴァイオリン、(7)第1ヴァイオリン)、ミラン・アル=アシャブ((6)(8)第1ヴァイオリン、(7)第2ヴァイオリン)、(1)(3)-(8)カレル・ウンテンミュラー(Va)、(6)-(8)ヴィレーム・キヨンカ(Va)、(1)-(8)ハナ・バボラコヴァー(Vc)、(1)-(8)ヴァーツラフ・クラフリーク(P)、(1)-(4)(6)-(8)イジー・スチヴィーン Jr.(打楽器)、(6)-(8)ラディスラフ・ビラン(ヴィブラフォン)、(6)-(8)イヴァナ・シュヴェストコヴァー・ドフナロヴァー(Hp)、(6)-(8)オンドジェイ・ロスコヴェツ(Fg)、(6)-(8)カデジナ・ ヤヴールコヴァー(Hrn)、(6)-(8)ミクラーシュ・コスカ(Hrn)、(6)-(8)クリシュトフ・コスカ(Hrn)】

録音:(1)-(4)2020年10月25日、(6)-(8)2020年12月19&20日/ソノ・レコーズ、ノウゾフ(チェコ)
2021年はピアソラ生誕100周年!鬼才ホルン奏者ラデク・バボラーク率いるアンサンブル「ラデク・バボラーク・オルケストリーナ」によるオール・ピアソラ・プ ログラム。好評の第1弾「ピアソラ」(ANI-084 / ANI-084LP)続く第2弾では『ブエノスアイレスの四季』を主軸に名曲を余すことなく収録した充実の内容です。
『ブエノスアイレスの四季』は “タンゴの革命児”としてピアソラならではの官能的で陰影のあるグルーヴ感に満ちた作品。彼らは情熱的に演奏しております。ま た、「ル・グラン・タンゴ」「アディオス・ノニーノ」「オブリビオン」「リベルタンゴ」も驚きの演奏を展開。リベルタンゴではバボラーク率いる4本のホルンの多才 な響きにも注目です。
可変アンサンブルの「ラデク・バボラーク・オルケストリーナ」は曲ごとでその表情を変えることのできる名人集団。ピアソラが持つエネルギッシュさと抒情的な 旋律を、作品ごとに創意工夫を重ね演奏しております。バボラークが絶大なる信頼を寄せるメンバーとともに演奏したピアソラ、必聴盤です! (Ki)

Ars Vobiscum
ARS-211259(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番長調Op.5-1
チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.5-2
チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69
チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102-1
チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2
ペーター・ヘル(Vc)
使用楽器:ジャン=バティスト・ヴィヨーム、パリ、1840年頃
リー ゼ・クラーン( フォル テピ ア ノ )
使用楽器:ナネッテ・シュトライヒャー、ウィーン、1825年(第1,2番)
Peter Baerwind、ヒルトブルクハウゼン、1830年頃(第3番)
Friedrich Hippe、オーバーワイマール、1820年(第4,5番)

録音:2018年7月5-13日、フェストザール王宮、ヴァイマル
チェロ奏者ペーター・ヘルとピアニストのリーゼ・クラーンが、当時のオリジナル楽器を用いて、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全曲を録音しました。楽器は、ヴァ イマル古典期財団が所有するコレクションから、ベートーヴェンのチェロ・ソナタに最適なフォルテピアノを3つ選び、それぞれ楽器を変えて録音されました。リーゼ・ クラーンは、、ヴァイマルの音楽祭の芸術監督を長年務めており、財団の所有する楽器コレクションには精通しています。チェロは、1800年代中頃、パリにおいて 最も重要な楽器商であり、製作者であったジャン=バティスト・ヴィヨームを使用。 ベートーヴェンが残した5つのチェロ・ソナタは、チェロとピアノの楽器の発展と同時に、ロンベルクやデュポール兄弟、あるいはリンケといった名チェロ奏者との 幸運な出会いによって、生まれた作品群です。ペーター・ヘルとリーゼ・クラーンの演奏は、そうした時代の空気を存分に伝える演奏となっています。 (Ki)
Ars Vobiscum
ARS 211334(1CD)
ベートーヴェン:室内楽作品集
《マカベウスのユダ》の主題による12の変奏曲 WoO.45
アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO.57
「モーツァルト《魔笛》の主題による12の変奏曲」Op.66
モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO.46
ホルン・ソナタ.ヘ長調 Op.17
ペーター・ヘル(チェロ)
使用楽器: イゴール・ラウバッハ2019年(グァダニーニ複製)
ステファン・カッテ(Hrn)
使用楽器:アントン・ヨーゼフ・ケルナー、ウィーン、1801年
リー ゼ・クラーン(フォルテピアノ )
使用楽器:ナネッテ・シュトライヒャー、ウィーン、1825年/エラール・フレール、パリ、1811年

録音:2020年7月16-20日ベルヴェデーレ宮殿、ワイマール
時代楽器に精通したチェロ奏者のピーター・ヘルとピアニストのリーゼ・クラーンのベートーヴェンの室内楽作品集。卓越したテクニックを持つ、ナチュラルホル ン奏者のステファン・カッテを迎えたホルン・ソナタや、モーツァルトの歌劇からとった主題旋律を用いた変奏曲など、ベートーヴェンが最も自由に創作活動を行っ ていた時期の作品を収録。ホルン・ソナタで使用しているピアノは、ベートーヴェンの愛用していたエラール・フレールを使用しています。 (Ki)

ANIMAL MUSIC
ANI-091(1CD)
「100年」
(1)第1部1918-1938年(シュチェパーンカ・バルツァロヴァー作曲)
(2)第2部1938-1948年(ヤン・イルハ作曲)
(3)第3部1948-1968年(ルボシュ・ソウクプ作曲)
(4)第4部1968-1989年(マルティン・ブルネル作曲)
(5)第5部1989-2004年(トマーシュ・スィーコラ作曲)
(6)第6部2004-2018年(ヴィート・クシーシュタン作曲)
コンセプト・アート・オーケストラ、シュチェパーンカ・バルツァロヴァー((指)トランペット)
アンドレア・シュルコヴァー、ダヴィト・ファーレク、ペトル・カルフス、マルテ・スチーレル、ルドシュ・ソウクプ、ヨナス・ブリンクマン(以上、サクソフォン、クラリネット、フルート)
フェリックス・メエル、ゲルハルト・オルニグ、ヤン・カイセル、ヤン、プジュビル(以上、トランペット、フリューゲルホルン)
ヤン・イルハ、シュチェパーン・ヤノウシェク、リヒャルト・シャンダ、ヤクブ・ジーデク、ヨハネス・オペル(以上、トロンボーン)
ヴィート・クシーシュタン(ピアノ、キーボード)、ペトル・ドヴォルスキー(アコースティック・バス、エレクトリック・バス)、カミル・スレザーク(ドラム)、トマーシュ・スィーコ(サウンド・エフェクト)、マルティン・ブルネル(プロフェット、ピアノ)、ヤン・リンハルト(グロッケンシュピール)、オンドジェイ・カブルナ、オンデス・マルテント(アコーディオン)、ヴラティスラフ・ブラベネク(アルト・サクソフォン、クラリネット)、ペトル・オストウホヴ(ティンパニ、パーカッション)

録音:2018年/チェコ
チェコの才能豊かなコンポーザー・プレーヤーが揃ったプログレッシブ・ジャズ・ビックバンドの「コンセプト・アート・オーケストラ」期待の新アルバムの登場!チェ コの有名な「エンジェル賞」で最優秀ジャズ・アルバムに輝いた第1作『The Prague Six』(ANI-049)、その後リリースして好評を博している第2弾『Vanoce Dosp?lych』(ANI-075)に続く期待の第3弾は2018年に旧チェコスロヴァキア共和国建国100周年迎え、その記念にメンバー6人がそれぞれ作曲したコンセ プト・アルバム「100年」です! 組曲の形で作曲された「100年」は6つのパートで構成。チェコスロバキアと後のチェコ共和国の歴史を独創性とエネルギーをもって表現しています。それぞれ の時代を反映させた旋律や引用など、その繊細は表現は彼らならではといえます。

ANTARCTICA
ANTAR-024
(CD+DVD(PAL))
ファン・エイク再訪
(1)アラン・クレパン(1954-):神秘の子羊の印象
(2)ヨハン・デュイク(1954-):武器を持たぬ男
(3)ディルク・ブロッセ(1960-):神秘の子羊の秘密
エディ・ヴァノオーストハーゼ(Cl)
(1)ヴィタリー・サモシュコ(P)
(2)フラマン放送cho
(3)ブリュッセル・フィルハーモニック
ジャケットにも使われているファン・エイクの不思議な祭壇画『神秘の子羊』を題材とした3作品を収録。3曲とも世界初録音でクラリネットが主役。聖歌を思わ せる旋律もあり、美しく神秘的な作品集です。
付属のDVDには絵と作品についてのドキュメンタリーが収録されています。PAL仕様のため日本向けのプレーヤーでは再生できない可能性がありますのでご 了承ください。パソコンでは再生可能です。 (Ki)

COO RECORDS
COO-020(1CD)
税込定価
バッハの鍵盤、七つの古楽器
バッハ:インヴェンション第11番BWV782(2声のインヴェンション)
インヴェンション第4番BWV775(2声のインヴェンション)
インヴェンション第10番BWV781(2声のインヴェンション)
プレリュード第10番BWV879(平均律クラヴィーア曲集第2巻より)
プレリュード第20番BWV889(平均律クラヴィーア曲集第2巻より)
トリオBWV583(オルガン独奏のためのトリオ・ソナタ)
プレリュード第24番BWV869(平均律クラヴィーア曲集第1巻より)
フーガ第11番BWV856(平均律クラヴィーア曲集第1巻より)
シンフォニア第13番BWV800(3声のシンフォニア)
シンフォニア第10番BWV796(3声のシンフォニア)
カンツォーンBWV588(オルガン独奏のためのトリオ・ソナタ)
プレリュード第22番BWV867(平均律クラヴィーア曲集第1巻より)
フーガ第16番BWV861(平均律クラヴィーア曲集第1巻より)
プレリュード第12番BWV857(平均律クラヴィーア曲集第1巻より)
コラール「キリストは死の縄につき給えり(ヨハン・ヴァルター作)
コントラプンクトゥス1 BWV1080(フーガの技法)
コントラプンクトゥス4 BWV1080(フーガの技法)
コントラプンクトゥス10 BWV1080(フーガの技法)
コントラプンクトゥス8 BWV1080(フーガの技法)
2声のフーガ BWV1080(フーガの技法)
エリゼオ・バロック・アンサンブル【宍戸俊子(パルドゥシュ・ドゥ・ヴィオール) 、リゼット・オーベール=ミルレ(テノール・ドゥ・ヴィオール、バス・ドゥ・ヴィオール) 、ヴィヴィアン・ベルグ(バロック・オーボエ、オーボエ・ダモーレ、オーボエ・ダ・カッチャ) 、ジャン=フィリップ・イラカーヌ(バロック・ファゴット)】

録音:2008 年8 月28-30 日、ボーム(スイス・ヴォー州)プロテスタント教区教会
対位法――それは和音の響あいを美しく保ちながら、幾つものメロディを同時進行させる作曲 技法。この技芸にすぐれていたバッハは、たったひとりで演奏する鍵盤作品でさえ、複雑なメロデ ィの絡み合いを追求してやみませんでした。オルガン、チェンバロ、あるいはピアノ――鍵盤での 演奏では時としてみえにくい、そうしたバッハの「対位法の綾」を隅々まで味わうために、同時に鳴 っているメロディをひとつひとつ、別々の音色で奏でてみたら・・・?ひそやかな古楽先進国・スイ スを拠点に活躍する四人の古楽器奏者たちはいま、バッハが鍵盤のために書いた楽譜をそのま ま使い、作品の形を変えることなく、そこに潜んでいるメロディの絡み合いを、7つの古楽器で解き ほぐしてゆきます。「2声のインヴェンション」から「フーガの技法」まで、古雅なる響で浮かび上が る、豊かな対位法世界。
COO RECORDS
COO-022(1CD)
税込定価
「庭をわたる風」〜フルート、ピアノ、ファゴットによる近代室内楽の世界〜
クィルター:三つのシェイクスピア歌曲作品6より(吹けよ、吹け、冬の風/来たれ、死よ)
モーツァルト:ロンドKV.Anh.184
サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」より「あなたの声に心は開く」
ウッダール:セレナーデ
ヴィラ=ロボス
:プラジル風バッハ第6番
ムーケ:パンと小鳥
ヴィドール
:組曲 作品34
シャミナード:小協奏曲 作品107
古川仁美(Fl)
武田顕治(P)
前田正志(Fg)

録音:2009 年8 月、三鷹芸術文化センター 風のホール
時は 20 世紀初頭、英国の名探偵ホームズもヴァイオリンをたしなんでいた頃。余暇の愉しみに 楽器を弾く人たちのあいだでは、ピアノや弦楽器と並んで、フルートが大きな人気を博していまし た。一流作曲家たちの名品にも事欠かず、無名作曲家が残した秘曲にも、忘れがたい傑作が 続々。英国歌曲の名匠クィルター、多作で多芸なヴィラ=ロボス、フランスの女性作曲家シャミナ ード、謎多きウッダール・・・折々ファゴットの妙音を交えながら、英国帰りの名手の吹く滑らかなフ ルートが、存在感あふれるデュオ・パートナーのピアノとともに、室内楽のさまざまな魅力をゆった り、愉しませてくれます。

EDITION ABSEITS
EDA-046(1CD)
フランツ・シュレーカーのマスタークラスinヴィーン&ベルリンvol.4
(1)フーゴ・ヘアマン:ヴァイオリン・ソナタOp.17(1925)
(2)同:ゴシック風トッカータOp.16(1926)
(3)同:祈りOp.18の1(1925)
(4)同:セラフィムの音楽「楽園にて」(1951)
(5)フェリクス・ペティレク:6つのギリシャ狂詩曲(1927)
(6)レオン・クレッパー:2つの舞曲
(7)イスコ・ターラー:ラビの審判(1950)
(8)同:安息日の終り(1950)
コーリャ・レッシング(Vn(1)、P(3)-(8))、
アンドレアス・ケルステン(P)(1)(2)

録音:2017年1月22日(4)(7)(8)、11月3日(3)(6)、2018年1月28日(1)(2)、7月1日(5)/十字架教会(ロイトリンゲン)
全曲世界初録音。シュレーカー門下の作曲家の珍しい作品を発掘する貴重なシリーズ第 4 弾。今回はフーゴ・ヘアマン (1896-1967)、フェリクス・ペティ レク(1892-1951)、レオン・クレッパー (1900-1991)、イスコ・ターラー (1902-?) ら 4 名の作品。才人コーリャ・レッシングがヘアマン作品でヴァイオ リンを、他の曲はピアノを担当しています。
4名ともドイツ語圏の作曲家ながらペティレクはギリシャへ、クレッパーとターラーはイスラエルへ渡りました。しかし作風はいわゆる「頽廃音楽」といわ れるドイツ表現主義の典型で、「ギリシャ狂詩曲」と題されていても国民楽派的な色彩はあまりありません。ペティレクはゴドフスキーとザウアーに、クレッパー はコルトーにピアノを学んだ名手でもあったため、技巧的な面も注目。ヘアマン 1926 年作の「ゴシック風トッカータ」は名ピアニスト、ウィルヘルム・ケン プに献呈されていて、ピアニズムが興味津々です。 (Ki)

Musicaphon
M-35725(1CDR)
ルッツ=ヴェルナー・ヘッセ〜ポートレート
オルガンのための「トッカータ・ヴィジョナリア」 Op.71(2013)、独奏チェロのための「エレジー」 Op.55(2007)、バリトンとピアノのための「月の歌」 Op.49(2004/06)、3つのイースターの歌 Op.69*(2013)、フルートとピアノのための「エピグラム」 Op.48#(2006)、合唱と大オーケストラのための「雲に覆われた塔」 Op.76(2015)
ヴォルフガング・アーベントロート(Org)、スザンネ・ミュラー=ホルンバッハ(Vc)、ティロ・ダールマン(Br)、マティアス・ヴィーリヒ(P)、クリア・ヴォイシズ*、ディルク・ペッペル(Fl)、ジヨン・フィリップス(P)#、ヴッパータール歌劇場cho、ヴッパータールSO、アレクサンドル・マルコヴィチ(指)

録音:2016年2月-10月、ヴッパータール市庁舎(ドイツ)
ドイツのボン出身で、「ヴッパータール・コンサート協会」の会長を務める現代の作曲家、ルッツ・ヴェルナー・ヘッセ(1955-)のポートレート・アルバム。彼はケルン音楽院でギュンター・フォルクとユルク・バウアーに音楽学と作曲を師事し、現在はケルンのヴッパータールにあるケルン音楽舞踊大学の教授兼マネージングディレクターを務めています。ヘッセの作曲活動は室内楽と管弦楽を中心に行われており、ドイツ国内の様々なオーケストラからの委嘱を受け、数々の名作を生み出しています。
ルッツ=ヴェルナー・ヘッセは現代の作曲家としては保守的な作風で知られていますが、彼自身は次のように述べています。「作曲は私にとって必要不可欠なものであり、自分自身を表現する方法でもあります。作曲は私の生活の一部であり、創造的なプロセスの中で思いもよらない空間を開いてくれます。私の目標は、これらの空間を聴衆がアクセスしやすく、理解しやすいものにすることです。私にとって重要なのは、聴いてもらえるものだけを書くことです。ですから、抽象的で(あまりにも)複雑な構造には興味がなく、理解可能な有機的なプロセスを示すことに非常に興味を感じています。私にとっては知的に理解することよりも、注意深く(感情的に)追体験することのほうが重要なのです。そうして初めて、音楽はその非常に特別な力にふさわしい効果を発揮することができるのです。」
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Musicaphon
M-59003(1CD)
ヨーロピアン・パスウェイ
ボルトキエヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.26
ショーソン:詩曲 変ホ長調 Op.25
クライスラー:前奏曲とアレグロ ホ短調
コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ「ラ・フォリア」 Op.5-12
オトマル・マーハ(1922-2006):独奏ヴァイオリンのためのセイキロス変奏曲
アロイス・コットマン(Vn)、
ルドルフ・デネマルク(P)
アロイス・コットマン(1929-)はヴァイオリンのための国際コンクール「アロイス・コットマン賞」の創設者としても知られるドイツの名ヴァイオリニスト。本アルバムでは『ヨーロピアン・パスウェイ』と題して国も時代もさまざまなヴァイオリン作品が取り上げられており、あまり知られていないコットマンのヴァイオリンの美しさを存分に楽しむことができます。作品的にはチャイコフスキーやラフマニノフ的な作風で人気のロシア人作曲家、セルゲイ・ボルトキエヴィチ(1877-1952)の「ヴァイオリン・ソナタ」が貴重。濃厚なショーソンの「詩曲」、熱く歌い上げるコレッリの「ラ・フォリア」も必聴です。デネマルクの少し乾いたピアノも味わい深い名演。

Sae Higashi Records
NYCC-13017(1CD)
税込定価
響きの彩
クララ・シューマン:3つのロマンス 作品22
シューマン:歌曲集『ミルテの花』 作品25 より I. 「献呈」
 リュッケルトの12の詩による歌曲集『愛の春』 作品37 よりI. 「空は一粒の涙を流した」
クララ・シューマン:IV. 「あなたが美しさゆえに愛するのなら」
シューマン:V. 「僕は吸い込んだ」
 歌曲集『ミルテの花』 作品25 より III. 「くるみの木」
 リュッケルトの12の詩による歌曲集『愛の春』 作品37 より
 IX. 「バラ、海、そして太陽」
 X. 「おぉ太陽よ、おぉ海よ、おぉバラよ!」
 XII. 「確かに太陽は輝く」
シューベルト:アルペジョーネソナタ イ短調 (クラリネット版)

<CD版オリジナルボーナストラック>
シューマン:歌曲集『リーダークライス』 作品39 より V. 「月の夜」
東紗衣 (Cl/バスCl)
守重 結加 (P)

録音:2020年9月14,15日 M.E.T.ホール
若手実力派クラリネット奏者、東紗衣のファーストアルバムがリリースされます。 東京藝術大学卒業後、兵庫芸術文化センターOを経て渡独。2017年に帰国後は首都圏を拠点に、多岐にわたって活躍する東 紗衣の “今” に迫る。 ロベルト・シューマン:歌曲集『ミルテの花』作品25、同『愛の春』作品37のドイツ歌曲の世界、クララ・シューマン:3つのロマンス 作品22の 色彩の調べ、フランツ・シューベルト:アルペジョーネ・ソナタD821の孤独と憧れの音楽。 1840年30歳のロベルト・シューマンを軸としたこれらの作品に、2020年30歳を迎える東紗衣が対峙する。 彼女の最大の魅力とも言えるクラリネットの表情豊かな響きによって翻訳された音楽は、当時のシューマンが知る由もなかった、未知なる彩り の世界へと聴衆を誘うでしょう。

ANTARCTICA
ANTAR-022(1CD)
Le Bestiaire 〜動物詩集〜
サン・サーンス:動物の謝肉祭(ピート・スウェルツ編、2019年)
ピート・スウェルツ(1960-):動物詩集
ローランド・ヘンドリクス(Cl)
ローランド・ヘンドリクス・アンサンブル
ベルギーの現代作曲家ピート・スウェエルツがアポリネールの『動物詩集』にインスピレーションを得て書いた作品に、サン=サーンスの『動物の謝肉祭』 をカップリング。演奏しているのはクラリネット、ピアノと弦楽四重奏によるアンサンブル。サン=サーンスもこの編成に合わせて編曲されています。時代を隔 てた二つの動物園的室内楽をお楽しみください。 (Ki)

ANIMAL MUSIC
ANI-087(1CD)
『UNRAVEL』
(1)ヴィーチェスラフ・ノヴァーク:「BALADE AFTER BYRONS MANFRED」
(2)ニコル・ボーコヴァー:「MANFRED」
(3)トマーシュ・ソヴォボダ:「IN A FOREST: TRAILS」
(4)ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36より第1楽章「アレグロ・アジタート」
(5)ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36より第2楽章「ノン・アレグロ―レント」
(6)ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36より第3楽章「アレグロ・モルト」
(7)ニコル・ボーコヴァー:「SERGEI」
(8)トマーシュ・ソヴォボダ:「EULOGY」
(9)ニコル・ボーコヴァー:「ERICH」
(10)コルンゴルト:「AWAKENING OF BIRDS IN THE MORNING」
(11)ニコル・ボーコヴァー:「GOLDEN」
(12)ラヴェル:ソナチネより第1楽章「中庸の速さで」
(13)ラヴェル:ソナチネより第2楽章「メヌエットの動きで」
(14)ラヴェル:ソナチネより第3楽章「生き生きと」
(15)ニコル・ボーコヴァー:「UNRAVEL」
ニコル・ボーコヴァー(P)、
マルチン・コツィアーン(アコースティック・ベース)、
ミハル・ヴィエルツィゴン(ドラムス)
ジャンルにとらわれずチェコの優秀なアーティストの録音に力を入れているANIMAL MUSIC。数多くのアーティストがその才能を開花させていますが、ボー コヴァーもその一人。前作『Inner Places』(ANI-079)では自作のピアノ・トリオを発表し、クラシック、ミニマルミュージック、ポピュラーにインスパイ アされた作品をしました。このアルバムはチェコで最高の音楽賞であるアンジェル賞のベスト・ジャズ・アルバム部門を受賞し話題となりました。
期待のセカンド・アルバム『UNRAVEL』では自作はもちろんのこと、クラシックの作品にも挑んだ意欲作。ボーコヴァーはヤナーチェクが没した地として も知られるオストラヴァ出身でもともとクラシックのピアニストとして研鑽を積んでいた実力派です。今回、難曲として知られるラフマニノフのピアノ・ソナタ 第2番を主軸にラヴェルのソナチネやコルンゴルトの作品まで実に多彩な顔をのぞかせます。また、達者な腕前で華麗なテクニックと美しいメロディが融合 したボーコヴァーの作品も実に魅力的。まさにジャンルをこえた新時代のピアニストと申せましょう。 (Ki)

N-crafts Sound
NC-0001(1CD)
税込定価
『ブラス・クロニクル』
シャルパンティエ (ロジャー・ハーヴェイ編): 「テ・デウム」より前奏曲
バッハ (ロナルド・ロム編):「小フーガ」 ト短調 BVW578
ヘンデル (ロジャー・ハーヴェイ編): 調子の良い鍛冶屋による変奏曲
イアン・マクドナルド:シースケッチ
モーレイ・カルヴェール:3つのダンスの印象
エンリケ・クレスポ:スピリチュアル・ワルツ
酒井格:たなばた
ゴードン・ラングフォード:前奏曲,ポロネーズとプロムナード
ジョン・チータム: スケルツォ
N-craftsエヌ - クラフツ【栃本浩規、井川明彦 (Tp)、今井仁志 (Hrn)、吉川武典 (Tb)、池田幸広(Tub)】

録音:2019年12月26日、28日飛騨・世界生活文化センター 飛騨芸術堂
2008年にNHKSOのメンバーで結成された金管五重奏団、N-crafts(エヌ - クラフツ)。これまで全国で単独公演を行い人気を博 して来ましたが、今回満を持して初めてのCDがリリースとなりました。シャルパンティエやバッハの名曲、金管五重奏の定番作品のほか、吹奏 楽の名曲「たなばた」を、作曲者の酒井格自身が金管五重奏に編曲した版も収録しています。たった5人による演奏とは思えない豊かな音 色と、卓越したテクニック。日本が誇るトップ・プレイヤーたちによる、輝かしい響きをお楽しみください。

Virtus Classics
VTS-9(1CD)
税込定価
パトリック・ガロワの芸術・2〜フランス・ロマン派ソナタ集
フランク:ソナタ イ長調
ピエルネ:ソナタ ニ短調 作品36
ヴィドール:組曲 作品34
パトリック・ガロワ (Fl)
瀬尾和紀 (P)

録音:2019年1月28〜30日
このアルバムには、19世紀後半のフランスで活躍したフランク、ピエルネ、ヴィドールによる3つの作品が収められています。いずれもフ ルーティストのレパートリーに重要な位置を占める存在であり、そのうち2曲はもともとヴァイオリン・ソナタとして書かれたものですが、 フルートのための編曲版もオリジナルの形に劣らぬだけの人気と演奏頻度を誇っています。 ガロワは3つの作品にじっくり向き合い、これらの曲をフルートで演奏することの意義を探求。19世紀から20世紀に移り変わる時代 の音楽が持つ繊細なハーモニーを生かし、巧みな息使いで作品に新しい命を与えました。 ピアノを担当するのは、ガロワの信頼厚い瀬尾和紀。前作「パリ音楽院卒業試験曲集」ではフルーティストがピアノを演奏するという 驚きを持って迎えられた瀬尾、今作でもフルートを知り尽くした彼ならではの「伴奏の域を超えた」細やかなアンサンブルを披露しま す。

AKIHIRO MIURA
AMCD-0001(1CD)
税込定価
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集I「クロイツェル」
第9番イ長調 作品47 「クロイツェル」
第6番イ長調 作品30-1
第1番ニ長調 作品12-1
三浦章宏(Vn)、東誠三(P)

録音:2020年6月18日〜20日/三春交流館「まほら」
東フィルのコンマス、三浦章宏の自主制作レーベル第1弾。自身初となるソロ・アルバムで取り上げたのは三浦の敬愛するベートーヴェン。この先ソナタ全 集録音を完成させるという目標を掲げ、その第1集として大曲の『クロイツェル』と第1番、第6番を録音。ヴァイオリニストとして長いキャリアを持つ三浦が満 を持して挑む、並々ならぬ意気込みの詰まったアルバムです。
三浦は室内楽にも積極的で、ヴァイオリン・ソナタの全曲演奏会を既に何度か行っています。そのため各曲を深く理解しているのは勿論、交響曲との共通点 や違いも肌で感じています。オーケストラ作品と比べると室内楽にはベートーヴェンのプライヴェートな部分が自然に反映されていて、親しみを感じるそう。ま たベートーヴェンは激しさが特徴のように言われますが抒情的な旋律を書くことにも長けた作曲家である、と語っていて、それらの要素はこのソナタ録音に大 きな魅力となって息づいています。そしてピアノは三浦と50年来の知り合いで多く共演を重ねてきたという東誠三。彼もベートーヴェンのピアノ・ソナタの全曲 演奏・録音を行った人物で、この全集録音企画に欠かせない演奏家と言えます。
演奏はまったく虚飾の無い、音楽そのものを真摯に見つめたもので、明朗にして輝かしい響きがストレートに伝わってきます。二人の演奏家の高い密度のや りとりが確固たる確信を持って迫ってくる『クロイツェル』はたいへんに見事。注目必至のシリーズ開始にふさわしい1枚です。 (Ki)

2L
2L-162SABD
(Bluray Disc Audio
+SACD)

ロマンティシズム時代のホルン
デュカス:ヴィラネル
グノー:アンダンテ(「ピストン・ホルンとピアノのための6つのメロディ」(1839)から)
サン=サーンス:ロマンスOp.3
シャブリエ:ラルゲット(1875)
チェルニー(1791-1857):アンダンテ・エ・ポラッカ(1848)
F・シュトラウス(1822-1905):夜想曲 Op.7(1864)
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
R・シュトラウス:アンダンテ(1888)
スタイナル・グランモ・ニルセン(Hrn)(ピリオド楽器)
クリスティン・フォスハイム(フォルテピアノ)
[楽器 Horn:Marcel-Auguste Raoux, horn with piston valves (sauterelle), Paris 1836(Dukas/Gounod)/
Marcel-Auguste Raoux, natural horn, Paris 1836(Saint-Saens/Chabrier)/
Fam. Lausmann, natural horn, Bohemia c.1800(Czerny)/
Leopold Uhlmann, Vienna horn, Vienna c.1900(F. Strauss/Schumann/R. Strauss)(All the horns are copies made
by Andreas Jungwirth, Freishcling, Plank am Kamp, Austria)/
Fortepiano:Ernst Irmler, Leipzig 1850-1860, restored in 2019 by Sigmund Berg]

録音:2019年6月 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ
「ホルンの音は、ロマンティック音楽の作曲家たちにとって、荒れ狂うような強い感情を典型的に示すものだった。ロベルト・シューマンは、ホルンはオー ケストラの魂だと語ったといわれ、詩人たちは、ホルンの音を魂の憧れの象徴とみなした。そして、ホルン奏者にとっては、バルブの発明に明らかなようにホ ルンが新しい技術による実験と変化に直面したため、ロマンティシズムのほとんどの時代を通じてホルンそのものの魂が問題になった……」。第62回グラミー 賞「最優秀イマーシブオーディオ・アルバム」を受賞したモッテン・リンドベルグの制作した新しいアルバム『ロマンティシズム時代のホルン』。『初期ロマンティ シズムのホルン・ソナタ』(2L113SABD)を録音したナチュラルホルンの名手、ノルウェーのスタイナル・グランモ・ニルセンの 2L レーベル第3作です。こ のアルバムでは、ロマンティシズム時代の作曲家たちがホルンのために作った作品が、それぞれの作曲家ゆかりの楽器で演奏されます。デュカスの「ヴィラネル」 とグノーの「アンダンテ」は、マルセル=オギュスト・ラウーが1836年に製作したピストン・バルブ付きホルン、サン=サーンスの「ロマンス」とシャブリエの「ラ ルゲット」はラウーのナチュラル・ホルン、チェルニーの「アンダンテ・エ・ポラッカ」はボヘミアのラウマン製作のナチュラル・ホルン、フランツ・シュトラ ウスとシューマンとR・シュトラウスの曲はレーオポルト・ウールマンが 1900 年頃に作ったウィーン・ホルン。いずれも、ニルセンの前のアルバムと 同じアンドレーアス・ユングヴィルトの製作したコピー楽器です。ホルンという楽器の進化を探り具体的な姿に示してゆく試み。前作と同じ、ノルウェー音楽 アカデミーでフォルテピアノを担当するクリスティン・フォスハイム(1963-)が共演。オスロのソフィエンベルグ教会で録音セッションが行われました。
■Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収 録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDの プレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPCをお使いください]
2L
2L-160SACD
(1SACD)
ベートーヴェン 、1802年の遺書
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30 no.3
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」 Op.47
ラグンヒル・ヘムシング(Vn)
トール・エスペン・アスポース(P)
[Violin:Francesco Ruggeri(Cremona, 1694)、Piano: C. Bechstein Concert D282/Steinway D-model(track 6)]

録音:2019年4月、11月 ソフィエンベルグ教会 (オスロ、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ
[DXD(24bit/352.8kHz)録音]
[SACD:5.1 multichannel DSD/2.0 stereo DSD/RedBook PCM:MQA CD]
ノルウェーのヴァイオリニスト、ラグンヒル・ヘムシング(1988-)とピアニストのトール・エスペン・アスポース Tor Espen Aspaas(1971-)は、彼 女の最初のソロ・アルバム『YR』(Simax PSC1315)がきっかけとなり、リサイタルのパートナーとしての共演を始めました。コンサートとフェスティヴァ ルへの出演、放送のための録音と、活動がつづき、グリーグ、シベリウス、カール・ニルセンの曲を弾いた『北国の音色(Northern Timbre)』(2L138SABD) を2017年にリリース。BIS レーベルに録音をつづける妹エルビョルグとも違うラグンヒルの感性と表現の音楽が注目され、ファンを獲得しました。ラグンヒ ルとトール・エスペンのデュオの新しいアルバムでは、2013年にボンの「ベートーヴェン・フェスティヴァル」で「ベートーヴェン・リング」を受け、ふた りにとって大切な作曲家、ベートーヴェンのソナタ2曲によるプログラムが組まれています。アルバムのタイトルにある「1802年」は「『芸術家』ベートーヴェ ンが『人間』ベートーヴェンを運命の手に委ねた、危機の年」といわれます。進行する難聴、ウィーンの社会と公の生活から締め出されているのではないか という疎外感といった問題に悩まされ、夏と秋に滞在したハイリゲンシュタットで「文字と音楽」による「遺書」を作りました。ト長調の曲など「3つのヴァ イオリン・ソナタ」Op.30、「テンペスト・ソナタ」を含む「3つのピアノ・ソナタ」Op.31、「エロイカ変奏曲」Op.35、交響曲第2番 Op.36 といった傑作 群が作られ、そして翌1803年、ト長調の第8番と一緒にこのアルバムで演奏される、ベートーヴェンの「英雄的」スタイルを示す「クロイツェル・ソナタ」 と呼ばれるイ長調のソナタが作曲されました。2019年、オスロのソフィエンベルグ教会でのセッション録音です。

BION RECORDS
BR-291207(1CD)
「ミンストレル」〜ベドリッシュSQの旅〜情熱のダンス
バルトーク:トランシルヴァニア地方のテーマによるソナチネ 作品 55
チャイコフスキー:舟歌 〜「四季」〜
ハチャトゥリアン:剣の舞 〜「ガイーヌ」より
ショパン:別れの曲(エチュード 作品10-3)
プーランク:フランセーズ
プーランク:ワルツ
プーランク:ブーレ 〜オーヴェルニュのパヴィリオンにて
ドビュッシー:ミンストレル 〜「前奏曲集 第1 巻」〜
ファリャ:愛の戯れの踊り 〜「恋は魔術師」より
ヒナステラ:弦楽四重奏曲 第1 番作品20
ブルーベック:トルコ風ブルーロンド
((1)-(11)(16)編):ジャック・ガンダール)
ベドリッシュSQ【ジャック・ガンダール(第一ヴァイオリン)、長谷川 彩(第二ヴァイオリン) 、ジュリアン・ガバン(Va)、オレリアン・サブレ(Vc)】

録音:2019 年2 月20〜22 日
「クラシック音楽の裾野を広く楽しく」をモットーに様々な企画を携えて活動するフランスのベドリッシュSQが、2 枚目のアルバムをリリースしました。今回のテーマは「ダンス」です。タイトルの「ミンストレル」が示す通り、巡業の楽団が各地 を渡り歩いてゆくイメージで、ダンスと一体となった移動縁日の賑やかさと楽しさに満ちた内容となりました。ヒナステラの弦楽 四重奏曲第 1 番以外は、第一ヴァイオリン奏者ジャック・ガンダールによる編曲で、バルトークやハチャトリアン、ファリャらの ダンスに由来する器楽曲はほとばしる情熱そのままに、チャイコフスキーやショパン、ドビュッシーらのピアノ曲はより一層の 情緒にあふれ、作品に新たな表情が与えられています。収録曲は本国フランスでの国内ツアーでも演奏されて大盛況とな り、アルバムはラジオでも取り上げられました。

AGLAE MUSICA
AMC-111.12(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ & 変奏曲集
チェロ・ソナタ 第1番ヘ長調 Op.5-1
チェロ・ソナタ 第2番ト短調 Op.5-2
チェロ・ソナタ 第3番イ長調 Op.69
チェロ・ソナタ 第4番ハ長調 Op.102-1
チェロ・ソナタ 第5番ニ長調 Op.102-2
ヘンデルの「ユダス・マカベウス」の「見よ、勇者は帰る」の主題による変奏曲 WoO 45
モーツァルトの「魔笛」の「可愛い娘か女房がいれば」の主題による12の変奏曲 Op.66
モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による変奏曲 WoO 46
アルナウ・トゥマス(Vc)
ケネディ・モレッティ(P)

録音:2016年10、12月、アビラ、スペイン
アルナウ・トゥマスはカタルーニャ(スペイン) のバルセロナに生まれたチェリスト。カザルス・カルテットのメンバーとして harmonia mundi レーベルに多くの録音があります。

FUGA LIBERA
FUG-765(1CD)
『ロマンティック・ヴィオラ II』
トゥルヌミール(1870-1939): 3楽章の組曲 Op. 11 (1897)
ショーソン:チェロもしくはヴィオラとピアノのための小品 Op. 39 (1897)
ヴィエルヌ:ヴィオラのための2つの小品 (1895)
ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」(ヒュー・マクドナルドによるヴィオラとピアノのための編曲版(2001))
ダニエル・ヴァイスマン(Va)
ペトル・ペトロフ(P)

録音:2019年8月19-22日 サル・フィラルモニーク、リエージュ
ベルギーを本拠地とするリエージュ王立POの総監督を務めるダニエル・ヴァイスマン。優れたヴィオラ奏者でもある彼が 奏でるロマン情緒漂うヴィオラ作品集第2弾はフランス語圏の作品を収めており、中でもベルリオーズの名作「イタリアのハロルド」を収録してい ることがポイントです。ベルリオーズ研究で著名なイギリスの音楽学者ヒュー・マクドナルド編曲によるヴィオラ・パートは、既存録音のあるリスト 編曲版とも違い、原曲の独奏パートのみならず管弦楽部分もピアノと分け合っており、たいへん聴き応えのある二重奏曲に仕上がっていま す。ヴィオラの歌心を満喫できる一枚です。

MUSICAPHON
M-56971(1SACD)
ヴィオラ、ヴィオラ! Vol.1〜イギリスのヴィオラ作品集
ジェフリー・グレイ:ヴィオラ・ソナタ
アダム・ゴーブ:ワルツとノクターン、ユモレスク
ブリテン:ラクリメ 〜 ダウランドの歌曲の投影 Op.48
ブリス:ヴィオラ・ソナタ
カリン・ドルマン(Va)、
セシリア・ボッシュマン(P)

録音:2009年10月
イギリスはヴィオラの名曲が多いことで知られますが、それは偉大なヴィオラ奏者、ライオネル・ターティスや、ウィリアム・プリムローズの存在によるところが大きいようです。ブリスの「ヴィオラ・ソナタ」(1933)はターティスのために、ブリテンの「ラクリメ」(1950)はプリムローズのために作曲されたもので、ブリスは「楽器のシンデレラであるヴィオラをプリンセスに仕立て上げたのはターティスだ」と、自著『As I Remember』の中で述べています。ターティスはブリス以外にも、ウィリアム・ウォルトン、アーノルド・バックス、フランク・ブリッジ、グスタフ・ホルストらにヴィオラのための作品を依頼しました。ここではさらに後の世代の2人の作曲家による作品が収録されていますが、ジェフリー・グレイのソナタ(1986)もターティスに教わったヴィオラ奏者ロジャー・チェイス(1953−)のために書かれたもので、20世紀初頭の英国ヴィオラ音楽の伝統を受け継いでいます。
ヴィオラのカリン・ドルマンはオランダ、ロッテルダム音楽院の教授を務める女流奏者。国際ヴィオラ協会の副会長の任にもある現代のヴィオラ界の重要人物の1人です。
MUSICAPHON
M-56976(1SACD)
ヴィオラ、ヴィオラ! Vol.2〜フランスのヴィオラ作品集
ミヨー:ヴィオラ・ソナタ第2番Op.244、
 花のカタログ Op.60(演奏者による編)
ケックラン:ヴィオラ・ソナタ Op.53
フランセ:ヴィオラとピアノのためのラプソディー
カリン・ドルマン(Va)、
セシリア・ボッシュマン(P)

録音:2010年11月/※当タイトルは初紹介旧譜(恐らく日本初紹介)のため、ご注文数に対して十分な枚数をご用意できない可能性がございます。予めご了承下さい。
第1巻(M56971)のテーマがイギリスのヴィオラ作品であったのに対し、第2巻となる本アルバムには、20世紀フランスのヴィオラ作品が集められています。1910年以前に書かれたフランスのヴィオラ・ソナタのリストを見てみると、有名な作曲家の名前がほとんど含まれていないことに気が付きます。ヴィオラが室内楽のための楽器として評価されるには、20世紀を待たねばなりませんでした。
本アルバムの中心となるのは、盟友関係にあったケックランとミヨーのヴィオラ・ソナタです。1915年に完成したケックランのソナタは、彼が室内楽の分野で重要な一歩を踏み出した作品であり、この頃の彼の最高傑作と言っても過言ではない重要作。長いメロディックなライン、複雑なリズム、劇的なコントラストを持ち、第1次世界大戦中の雰囲気を漂わせるこのソナタについて、ケックランは作品の被献呈者であるミヨーに「陰鬱であると同時に親密なもの」と語っています。一方ミヨーのソナタ第2番はケックランの約30年後、1944年の作で、プロ・アルテ四重奏団の創始者であるアルフォンス・オンヌーの思い出に捧げられています。


Treasures
TRE-224(2CDR)
レーヴェングートSQ〜フランスの弦楽四重奏曲集
■Disc1
フォーレ:弦楽四重奏曲Op.121
ルーセル:弦楽四重奏曲
ドビュッシー:弦楽四重奏曲
■Disc2
フランク:弦楽四重奏曲
ラヴェル:弦楽四重奏曲
レーヴェングートSQ
【アルフレッド・レーヴェングート(1Vn)、ジャック・ゴトコフスキー(2Vn)、ロジェ・ローシュ(Va)、ロジェ・レーヴェングート(Vc)】

録音:1965年(ステレオ)
※音源:VOX SVBX-570
◎収録時間:147:33
“むせ返るほどの芳醇な香りを湛えたレーヴェングートQの至宝!”
■音源について
レーヴェングートQの代表的名盤ボックス(3LP)の全てを収録。このセットは彼等の最大の偉業と言っても過言ではないはずですが、まとまった形でCD化されないのが不思議です。

★決して多いとは言えないレーヴェングートQの録音の中で真っ先にお勧めしたいのがこのセット。中でもドビュッシー&ラヴェルは、同カップリングのレコードの中でも最高の逸品と信じて止みません。しかし、通常はモノラル録音とステレオ再録音が存在する場合、大抵はモノラルが忘れわれるものですが、レーヴェングートQの「ドビュッシー&ラヴェル」に関しては、名演として紹介されるのは専らDGのモノラル録音ばかり。両者を比較した上でモノラルの方に軍配を上げるのなら理解もできますが、ステレオ盤については紹介すらされないことが多いのは、レーベルに対するイメージが災いしたのか、単に聴いていないのか?何れにせよ、このVOX録音に存在する無類の魅力を無視してよい理由などあり得ません!
 なんと言っても、ラヴェル冒頭から溢れ出す甘い香りにイチコロ!それはホールの残響等で加工した空気感ではなく、彼らの楽器から直接発せられる素の香気なので、生々しさと真実味はひとしお。それにカラフルな色彩と人肌の温もりも含めて、ステレオだからこそ捉えられた珠玉のニュアンスがここにはあります。
 但し、デジタル的なアンサンブルに慣れた耳には、第一印象では音程がフニャフニャと感じるかもしれませんが、それだけで拒否反応を示したり、「下手」というレッテルを張ってしまったらこの先の音楽人生の大損失!こんな魅惑的な表現を味わえないまま一生を終えるなど悲しすぎます。そもそも、ただの下手くそだったら、プロとして通用していないはずです。
 音程に対する感覚、弓圧、ヴィブラートのさじ加減などの技術は見事なまでに4人に共通。だからこそ、どのフレーズを取っても、まるで一人の人間が語っているかのように響くのです。特にヴィブラートに関しては、極力抑制しているのがポイント。もちろん、昨今主流の無分別なノン・ヴィブラートとは意味が違うのは言うまでもありませんし、そもそもヴィブラートとは、付けるか付けないかの二者択一ではなく、音楽の持つ雰囲気によって使い分けるものであり、それが人間の生理にも適っているということを強く思い知らされます。コーダ数小節の粋な余韻も真似のできない技。
 第1楽章の第2主題に関しても、こんなアンニュイな雰囲気を湛える演奏は他に聴いたことがなく、まさに彼らの技術のこだわりの結晶。第2楽章のピチカートは、ピチピチ跳ねる魚の如く、瑞々しいことこの上なし。こんな水分を感じる音を他で聴けるでしょうか?第2楽章中間部や第3楽章は、芸術的なノン・ヴィブラートの連続!「ノン・ヴィブラート=無機質」という思い込み一瞬で吹き飛びます。
 ドビュッシーとラヴェルとではアプローチを大きく変える演奏というのは少ないと思いますが、ここではドビュッシーにおいては、持ち前に音色美に加えてより強い意思を漲らせている点にもご注目を。 【湧々堂】

Hoxa
(Willowhayne Records)
HS-502622(1CD)
NX-B06
『ロクリアン・ロリポップス』
ガーシュウィン:すべてを忘れよう
 スラップ・ザット・ベース
ドナルドソン:メイキン・フーピー
ガーシュウィン:わが恋はここに
 スワンダフル
ポーター:エニシング・ゴーズ
 エヴリ・タイム・ウィ・セイ・グッバイ
 レッツ・ドゥ・イット
ガーシュウィン:ジャスト・アナザー・ルンバ
ジョプリン:ローズリーフ・ラグ
ガーシュウィン:サマータイム
スースドルフ:バーモントの月
バーンスタイン:ニューヨーク、ニューヨーク
ロジャース:マイ・ファニー・ヴァレンタイン
ジョプリン:ラグタイム・ダンス
アンダーソン:フィドル・ファドル
 プリンク・プレンク・プランク
シャーウィン:バークリースクエアのナイチンゲール
ポーター:よくあることさ
ロクリアン・アンサンブル(弦楽四重奏)
タイトルの「ロリポップ」とは、"ぺろぺろキャンディー"のこと。1991年に結成されたロクリアン・アンサンブルは、現代音楽や女性作曲家の作品 紹介に力を入れ、幅広いレパートリーを持っています。そのコンサートではいつも、ここに収録されているようなライトな音楽から数曲のアンコー ルを披露しており、それは彼女たちのトレードマークになりました。シリアスなクラシック作品を聴いた後に聴くジョプリン「ラグタイム」、ガーシュウィ ンの「サマータイム」、「わが恋はここに」や、ジャズのスタンダードとしても親しまれる「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」などは、まさに音楽のロリポップ です。この「ロリポップ」という言葉をコンサートで使用し始めたのは、イギリスの名指揮者サー・トーマス・ビーチャムといわれ、コンサートの後の観 客の高ぶった感情を落ち着かせるため、シロップの様な、メロドラマ風な、心を癒す楽曲を選んで演奏したそうです。

ARIA CLASSICS
ARIA-001(1CD)
チェロとピアノの為の作品集
プロコフィエフ:チェロとピアノの為のソナタ ハ長調 Op.119
ショスタコーヴィチ:チェロとピアノの為のソナタ ニ短調 Op.40
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-17(チェロとピアノの為の版)
ガブリエル・ウレニャ(Vc)
パチ・アイスピリ(P)

録音:2019年12月、パラシオ・バルデス劇場、アビレス、アストゥリアス、スペイン
1989年スペインのアビレス(アストゥリアス州) に生まれ、ウィーン音楽院でナタリア・グートマンに師事したチェリスト、ガブリエル・ウレニャのデビューCD。

TEMPS RECORD
TR-1672(1CD)
ユダヤ人の生活―過去の肖像〜クラリネットとピアノの為の音楽
ベーラ・コヴァーチ(1937-):Sholem-Alekhem, Rov Friedman!
ポール・シェーンフィールド(1947-):クレズマー・クラリネットとピアノの為のソナティナ
ヴァインベルク(1919-1996):クラリネットとピアノの為のソナタ Op.28
ブロッホ:ユダヤ人の生活より (クラリネットとピアノの為の版)
祈り / 哀願 / ユダヤの歌
メシアン:世の終わりの為の四重奏曲 から 鳥たちの深淵 (クラリネットの為の)*
マルセル・ザウラー(1969-):クレズマー・ファンタジー (クラリネットとピアノの為の)
マジクデュオ【トル・ジャナスタ(Cl)、マルク・スムジ (ピアノ(*以外)) 】

NON PROFIT MUSIC
NPM-1807(1CD)
21世紀の協和音的室内楽
アンドレアス・フォイヴォス・アポストル(1991-):メタモルフォーゼ [Metamorphoses] (ピアノの為の)(1991)*(w)
パーヴェル・カルマーノフ(1970):スタジアムに降る二番目の雪 [Second Snow on the Stadium](ヴィオラとピアノの為の) (#/*)
ホセ・ゴンサレス・グラネロ(1985-):弦楽四重奏曲 第1番「眠れない愛の夜」[Noche del Amor Insomne] +(w)
エレーナ・カッツ=チェルニン(1957-):紙の傘の踊り [Dance of the Paper Umbrellas](ピアノと弦楽の為の五重奏曲) (*/+)
イバン・パロマレス・デ・ラ・エンシナ(1977-):コン・モート [Com moto](弦楽四重奏の為の) +(w)
ヤン・ヴァホフスキ(1998-):ピアノと弦楽の為の五重奏曲(*/+)(w)
ダニエル・デル・ピノ(P)*
アベムス・カルテット(弦楽四重奏 +)【エリカ・ロマリョ、ビセンテ・クエバ (Vn)、マリアン・エレロ(ヴィオラ、ヴィオラ・ソロ#)、シモン・ヴェルス (Vc) 】

録音:2018年2、4月、セザンヌ・プロダクション、マドリード、スペイン
進行に従い演奏の音量が大きくなっていく(クレッシェンドしていく) というコンセプトのプログラム。(w)はノン・プロフィット・ミュージック財団主催の室内楽作曲コンクール "1st edition of Cum Laude Music Awards" 受賞作品で、これが世界初録音。
アポストルはギリシャ、カルマーノフはロシア、グラネロとパロマレス・デ・ラ・エンシナはスペイン、カッツ=チェルニンはソヴィエト連邦ウズベク(現ウズベキスタン) 共和国出身オーストラリア、ヴァホフスキはポーランドの作曲家。
ダニエル・デル・ピノ(1972年レバノン生まれ) はホアキン・アチュカロ(1932-) 門下のスペインのピアニスト。アベムス・カルテットは2012年にデビューしたスペインのSQ。チェロのシモン・ヴェレスはチェコ出身。

MUSICA VIVA
MV-107(1CD)
ビーダーマイヤーの筋書き〜フルート、ヴァイオリンとピアノの為の音楽
ヨゼフ・ヴァイグル(ヨハン・ハインリヒ・カール・ボルンハルト 編):歌劇「船乗りの恋、あるいは 海賊」[L'amor marinaro ovvero il Corsaro](1797) 〜序曲(フルート、ヴァイオリンとピアノの為の版)
ヴェンツェスラウス・マティーカ [ヴァーツラフ・トマーシュ・マチェイカ] (1773-1830):フルート、ヴァイオリンとピアノの為のノットゥルノ Op.21
ヨゼフ・ヴァイグル(ヨハン・ハインリヒ・カール・ボルンハルト編):歌劇「スイスの一家」(1809) 〜序曲 (フルート、ヴァイオリンとピアノの為の版)
ヨゼフ・キュフナー(1776-1856):フルート、ヴァイオリンとピアノの為のセレナード Op.2
クラシコ・テルツェット・イタリアーノ [イタリア・クラシック三重奏団]【ウバルド・ロッソ(Fl)、カルロ・デ・マルティーニ(Vn)、フランチェスコ・ビラーギ(G) 】
MUSICA VIVA
MV-121(1CD)
クラリネット・アンサンブルの為の作品集
アルフレート・ウール(1909-1992):3つのクラリネットとバスクラリネットの為のディヴェルティメント
ピエール・マックス・デュボワ(1930-1995):4つのクラリネットの為の四重奏曲
ローベルト・シュタルク(1847-1922):ファンタスティック・ピース [Pezzi Fantastici]
(2つのクラリネット、バセットホルンとバスクラリネットの為の)
パストラーレ / 輪舞 [Reigen] / ワルツ・カプリッチョ
ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):スケルツェット、パヴァーヌとゴパーク (3つのクラリネットとバスクラリネットの為の)
ジャン・フランセ(1912-1997):2つのクラリネット、バセットホルンとバスクラリネットの為の小四重奏曲
アンリ・トマジ(1901-1971):4つのクラリネットの為の3つのディヴェルティメント
ローベルト・シュタルク:2つのクラリネット、バセットホルンとバスクラリネットの為のセレナータ
シュタルク・カルテット(クラリネット・カルテット)【サウロ・ベルティ (Cl)、ヴィニバルド・バッカリ(クラリネット、バセットホルン)、セルジョ・ブルスカ (クラリネット、バスクラリネット)、アントニオ・フライオーリ (Cl)、パオロ・ベルトラミーニ(Cl) 】

録音:2017年4月23-24日、2018年5月1日、アビー・ロッキ・スタジオ、ローマ、イタリ

MUSICA VIVA
MV-240(2CD)
ベートーヴェン:フルートとピアノの為の作品集
フルートとピアノの為のソナタ 変ロ長調 Anh.4(偽作)
2つのフルートの為のアレグレットとメヌエット WoO 26(1792)*
フルートとピアノの為のセレナード ニ長調 Op.41(1803)
[CD 2]
民謡の主題によるフルートとピアノの為の6つの変奏曲 Op.105(1818-1819)
民謡の主題によるフルートとピアノの為の6つの変奏曲 Op.107(1818-1819)
ロベルト・ファブリチアーニ(Fl)
ルイゼッラ・ボッテオン(Fl)*
マッシミリアーノ・ダメリーニ(ピアノ(*以外))

録音:2012年5月、ジェノヴァ、イタリア

CADENCE BRILLANTE
ACB-002(1CD)
サン=サーンス、ショーソン、ドビュッシー、イザイ、アーン:ヴァイオリンとピアノの為の作品集
イザイ:サン=サーンスのワルツ形式のエチュード Op.52-6 に基づくカプリッチョ
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
ショーソン(1855-1899):詩曲
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番Op.75
アーン(1874-1947):ヴァイオリンとピアノの為のノクターン
郭立功 [Li-Kung Kuo](Vn)
セドリック・ローレル(P)

録音:2019年4月23-25日、フェルム・ド・ヴィルファヴァール、ヴィルファヴァール、フランス
使用楽器:1700年、カルロ・ジュゼッペ・テストロ [Carlo Giuseppe Testro] 製(Vn)「エクス・ガラミアン」
1898年、ベヒシュタイン製(P)
パリで活躍する若手デュオによる演奏。郭立功はパリのエコール・ノルマル音楽院で学んだ台湾出身のヴァイオリニスト。セドリック・ローレルはパリ音楽院で学んだフランスのピアニスト。

LARGHETTO
LARGH-036(1CD)
マンドリン・カルテットの為のフランス音楽
ウラジミール・コズマ(1940-):三部作(2016) *#
田舎風の踊り / ノクターン / ジムカーナ
クロード・ボリング(1930-):アンコール (2015) +
フランシス・レイ(1932-2018):フランス組曲 (2017)*
無窮動 / セレナード・ノクターン / ギャロップ
ジャン=クロード・プティ(1943-):5 から 6 [De cinq a six](2018)*
リシャール・ガリアーノ(1950-):ウモレスカ (2016) +
幻想曲 / ワルツ
ヴァンサン・ビア=デマンダー(1982-):ラ・フレンチ (2018)*
マルセイエーズ / ラ・パリジェンヌ / TGV ハンブルク
ジャン・フランセ(1912-1997):3つの小品 (1950)
前奏曲 / アンダンティーノ / アレグロ・ジョコーソ
プーランク:セレナード (1926)
ドビュッシー:マンドリン (1897)
フォーレ:小品 (1921)
フランス・プレクトラム・カルテット【ヴァンサン・ビア=デマンダー (第1マンドリン)、 セシル・ソワラ(第2マンドリン)、ファビオ・ガルッチ (マンドーラ)、グレゴリー・モレロ(G) 】
*はフランス・プレクトラム・カルテットへの献呈作品。+はヴァンサン・ビア=デマンダーへの献呈作品。*はフランス・プレクトラム・カルテットへの献呈作品。+はヴァンサン・ビア=デマンダーへの献呈作品。

JAN KUBELIK SOCIETY
SJK-011(1CD)
ヤン・クーベリック(1880-1940):ヴァイオリン協奏曲 第2番ニ長調(ヴァイオリンとピアノの為の版)
ヴァイオリン協奏曲 第3番ホ長調(ヴァイオリンとピアノの為の版)
ミロスラフ・ヴィリーメツ(Vn)
ヴラジスラフ・ヴィリーメツ(P)
JAN KUBELIK SOCIETY
SJK-012(1CD)
チェコのヴァイオリン音楽
ドヴォルザーク:ソナティナ ト長調 Op.100*
ヤン・クーベリック(1880-1940):モーツァルトのロマンス*
ヨセフ・スーク(1874-1935):愛の歌*
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ *
ノヴァーク(1870-1949):つの歌 Op.3 から アルバムの綴り(思い出) +
マルティヌー(1890-1959):ヴァイオリンとピアノの為の7つのアラベスク H.201A から アダージョ(NO5), アレグロ(NO6) +
ヨセフ・スーク:ヴァイオリンとピアノの為のバラード Op.3b +
ヨセフ・スーク:おとぎ話 〜ヴァイオリン・ソロ +
イトカ・ノヴァーコヴァー(Vn)
ミロスラフ・セケラ(P)*
ヤルミラ・パノホヴァー(P)+

録音:時期不詳、アントニーン・ドヴォルザーク博物館、プラハ、チェコ

DIGRESSIONE
DCTT-85(1CD)
8人のチェロ奏者の為の音楽
ジョルダーノ(1867-1948):歌劇「フェドーラ」より 間奏曲
サヴェリオ・メルカダンデ(1867-1948):悲歌
アルフレード・ダスコリ(1895-1975):遊び心
ニコロ・ヴァン・ヴェストラウト(1857-1898):ロマンス
ジュゼッペ・ピアントーニ(1890-1950):ジーグ
ピエトロ・ミガーリ(1635-1715):ソナタ イ短調
ミケーレ・チェッラーロ(1952-):ファンタスティークチェロの2つのテーマ
ニーノ・ロータ(1911-1979):組曲
アマルコルド/ロミオとジュリエット/別れのワルツ/8 1/2(はっかにぶんのいち)
アストル・ピアソラ(1921-1992):ビオロンセルタンゴ
タンガソ/コントラバヘアンド/オブリビオン/コントラバヒシモ/リベルタンゴ
ジョヴァンニ・ソッリマ(1962-):
コペルティーノのピツィカート/がむしゃらなピツィカート
アプリア・チェロ・ソロイスツ

録音:2018年6月
おそらく全曲が演奏者たち自身による編曲。
DIGRESSIONE
DCTT-76(1CD)
ソプラノ & アルトサックスとバスクラでバッハとシェルシ
イザベッラ・ファッブリ & ロッコ・パリージ:即興演奏 I(*/+)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番ニ短調 BWV 1008 (アルトサクソフォンによる演奏)**
ジャチント・シェルシ(1905-1988):イクソル [Ixor](クラリネットの為の) +
マクノンガン [Maknongan](低音楽器の為の) +
3つの小品 [Tre pezzi](サクソフォンの為の) *
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV 1009(バスクラリネットによる演奏) +
イザベッラ・ファッブリ & ロッコ・パリージ:即興演奏 II(*/+)
イザベッラ・ファッブリ(ソプラノサクソフォン*、アルトサクソフォン**)
ロッコ・パリージ(バスクラリネット+)

録音:2017年5月、ディグレッシオーネ・ミュージック・スタジオ、モルフェッタ、バーリ県、イタリア
DIGRESSIONE
DCTT-83(1CD)
カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):ピアノ作品集 & ヴァイオリンとピアノの為の作品集
ピアノの為の子守歌 [Ninna-Nanna]
平穏(ジラモンテに) [Calma(a Giramonte)]
鐘の連打(リーザ・リカゾーリとボッカチョ・アディマリの婚礼の)
スターたち(4つのスケッチ) [Stars:4 Sketches] Op.104
グレタ/ディアナ/マレーネ/シャーリー
魅惑(3つのカリフォルニアのスケッチ)
[El encanto:Three California Sketches)]  Op.165
エキゾティカ(南太平洋のラプソディ)
[Exotica:A Rhapsody of the South Seas](ヴァイオリンとピアノの為の)
ヤッシャ・ハイフェッツの名によるセレナテッラ Op.170-2 *
トッシー・スピヴァコフスキーの名によるユモレスクOp.170 -8*
アンジェロ・アルチリョーネ(P)
エレオノーラ・トゥルトゥル(Vn)*

録音:2018年4月、ディグレッシオーネ・ミュージック・スタジオ、モルフェッタ、バーリ県、イタリア
DIGRESSIONE
DCTT-96(1CD)
リイメージング・オペラ(オペラを再イメージする) −フリューゲルホルンで
ヴェルディ/M・パーテルノステル、D・ドロンゾ、P・ガッロ編):序曲(歌劇「オテッロ」より)
モンテヴェルディ/G・ジャンナテンポ、D・ドロンゾ、P・ガッロ編):苦しみが甘美なものならば [Si dolce e'l tormento]*
アレッサンドロ・パリゾッティ(1853-1913)/G・ジャンナテンポ、D・ドロンゾ、P・ガッロ編):もしあなたがが私を愛してくれて [Se tu m'ami]
プッチーニ/G・ジャンナテンポ、D・ドロンゾ、P・ガッロ編):誰も寝てはならぬ [Nessun dorma](歌劇「トゥーランドット」より)
マスカーニ(1863-1945)/G・ジャンナテンポ、D・ドロンゾ、P・ガッロ編):
間奏曲「歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より)
ジョルダーニ(1730-1806)/G・ジャンナテンポ、D・ドロンゾ、P・ガッロ編):カロ・ミオ・ベン*
パイジェッロ(1740-1816)/G・ジャンナテンポ、D・ドロンゾ、P・ガッロ編):
もはや私の心には感じない(歌劇「美しい水車屋の娘」より)

[ボーナス・トラック]
ミシェル・ゴダール:Fruccia d'ali(inspired by "Pur ti miro")*
ダーリオ・サヴィーノ・ドロンゾ(フリューゲルホルン)
ピエトロ・ガッロ(P)
ミシェル・ゴダール(セルパン*)

録音:2019年7月、AREA DIG、モルフェッタ、バーリ県、イタリア
DIGRESSIONE
DCTT-103(1CD)
フルート、チェロとピアノでブラガドとピアソラ
ホセ・ブラガド(1915-2017):チャカレラ [Chacarera]/ミロンタン [Milontan]/印象派 [Impresionista]
ピアソラ(ホセ・ブラガド編):ブエノスアイレスの四季 [Le quattro Stagioni]
春 [Primavera]/夏 [Estate]/秋 [Autunno]/冬 [Inverno]
天使の死 [La Muerte de l'Angel]/忘却 (オブリビオン) [Oblivion]
ロッコ・ルシッロ(Fl)
フランチェスコ・パレンテ(Vc)
アレッサンドロ・ボーヴェ(P)

Velut Luna
CVLD-296(1CD)
フルート、オーボエとピアノの為の音楽
ジョルジョ・ガスリーニ(1929-2014):永遠のヴェロセット・モーターサイクル [Moto Velocetto Perpetuo](フルート、オーボエとピアノの為の)
ドメニコ・ジャンネッタ(1974-):モードウス [Modus](フルート、オーボエとピアノの為の)
ジュゼッペ・ラッティ(1965-):ザ・ダーク・デイ [The Dark Day](フルート、オーボエとピアノの為の小交響詩)Op.106
パオロ・ペッシーナ(1969-):フルート、オーボエとピアノの為の12の小品
ダニエーレ・ザネットヴィチ(1950-):6つのアンダルシアの歌(フルート、オーボエとピアノの為の)
トリオ・カローリ
エンツォ・カローリ(Fl)
リヴィオ・カローリ(Ob)
アンナ・マルティニョン(P)

録音:2008年4月、アレア・マジステル・スタジオ、プレガンツィオル、イタリア
Velut Luna
CVLD-315(1CD)
ベートーヴェン:三重協奏曲 ニ長調 Op.56*
ピアノ三重奏曲 第5番ニ長調「幽霊」Op.70-1
トリオ・ラフマニノフ
ステーファノ・フリーニ(Vn)
チェチーリア・バルッカ・セバスティアーニ (Vc)
アルベルト・ボイスキオ(P)
アマデウス・アドリアティックO*
ステーファノ・サッハー(指揮*)

録音:2019年1月27日、ライヴ、サーラ・ピッコラ・フェニーチェ、トリエステ、イタリア*
2019年8月5日、アレア・マジステル・スタジオ、プレガンツィオル、イタリア

SOLE RECORDINGS
SR-0004(1CD)
ロマンティック・パースペクティヴ
シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D 821
ラフマニノフ
:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
ダビド・アペリャニス(Vc)
カルロス・アペリャニス(P)

録音:2014年11月23-24日、バレンシア音楽堂、バレンシア、スペイン
ダビド・アペリャニスはフランス・ヘルメルソン他に師事したスペインのチェロ奏者。2018年以来2020年現在ムルシア音楽院教授。ソロの他、アリアガ・ピアノ・トリオのメンバーとしても活躍しています。
SOLE RECORDINGS
SR-0006(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ 第1番ヘ長調 Op.5-1
チェロ・ソナタ 第2番ト短調 Op.5-2
チェロ・ソナタ 第3番イ長調 Op.69
チェロ・ソナタ 第4番ハ長調 Op.102-1
チェロ・ソナタ 第5番ニ長調Op.102-2
アドルフォ・グティエレス・アレナス(Vc)
クリストファー・パーク

録音:2016年1月25-26日、フリードリヒ・エーベルト・ハレ、ハンブルク、ドイツ
アドルフォ・グティエレス・アレナス(1974年生まれ)はフランス・ヘルメルソン、リュイス・クラレに師事したスペインのチェロ奏者。Verso レーベルにバッハの無伴奏チェロ組曲 (全曲)等の録音があります。
SOLE RECORDINGS
SR-0007(1CD)
ブラームス:チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38
ユリウス・レントゲン(1855-1932):チェロ・ソナタ第2番 イ短調 Op.41
アンパル・ラクルス(Vc)
アンドレウ・リエラ(P)

UMLAUT RECORDS
UMFR-CD16(1CD)
フィリップ・コーナー(1933-):初期作品集 1950-1959
Two-Part Monologues,-2(1957)(as/cl/va)
Pieces for String Instruments,-7(1958) (va/vc/cb)
Two-Part Monologues,-3(1957)(va/vc)
148 Equal Measures(Late 50s)(as/cl/tp/tb)
アンサンブル・オドス
ピエール=アントワーヌ・バドルー(アルトサクソフォン (as))
ヨリス・リュール(クラリネット(cl))  エロディ・ガウデ (ヴィオラ(va))
フェリシー・バズレール(チェロ(vc))
セバスティアン・ベリア(コントラバス(cb))
ブリス・ピシャール(トランペット(tp))
フィデル・フルネイロン(トロンボーン(tb))

録音:2014年5月24-25日、パリ、フランス
アメリカ合衆国の作曲家フィリップ・コーナーが「フルクサス」の創立 (1961年) に参画する以前、活動初期の作品。1955年から1957年にかけてコーナーはパリ音楽院でメシアン の音楽哲学を受講していました。
UMLAUT RECORDS
UMFR-CD20(1CD)
カール・ナエゲレン(1979-):楕円形の窓、第二の鎧戸
Con moto / In aquam variation / Fluster(n) / Strettes / Choral(prise 1) 以上*
Maillages / Macrolude / Toupie / Maree / Retour du Rouet / Choral(prise 2) 以上 +
ヨリス・リュール(Cl)
アマリリス・ヴィレ(Vn、ハーディ・ガーディ)
エヴァ・リセル(P)
トマ・グーバン(打楽器)

録音:2015年6月、ラジオ・フランス・スタジオ 106、パリ、フランス*
2015年8月、グラン・クーロンヌ県立音楽院、グラン・クーロンヌ、フランス +

WARNER CLASSICS(SPAIN)
54197-92072(1CD)
シャポーリン、E・アルフテル、ミャスコフスキー、カサド:チェロとピアノの為の作品集
ユーリ・シャポーリン(1887-1966):チェロとピアノの為のワルツ
 チェロとピアノの為のメロディー
 チェロとピアノの為の間奏曲
 チェロとピアノの為のアリア
エルネスト・アルフテル(1905-1989):スペイン幻想曲
ニコライ・ミャスコフスキー:チェロとピアノの為のソナタ 第1番Op.12
ガスパル・カサド(1897-1966):チェロとピアノの為のソナタ から サエタ
デュオ・カサド
ダミアン・マルティネス・マルコ(Vc)
マルタ・モル・デ・アルバ(P)

録音:データ記載無し(2017年以前)
国際発売されている可能性がございます。スペイン・ローカルの輸入商品は割高ですのでご了承ください。

Sheva Contemporary
(Willowhayne Records)
SH-241(1CD)
『英国のホルン音楽』
ピーター・シーボーン:・Mille Fiori 4本のホルンのためのファンファーレ
 Encounters 2本のホルンのための
 The Black Pegasus ホルンとピアノのための
Julie Dance ホルン独奏のための
ロビン・ホロウェイ:Partitas Nos.1 & 2 ホルン独奏のための
 Lament 4本のホルンのための
オンドジェイ・ヴラベッツ(Hrn)
ハナ・サプコヴァ(Hrn)
ダニエラ・ロウビチョヴァ(Hrn)
ミカエラ・ヴィンツェンコヴァ(Hrn)
坂本峰央(P)

録音:2019年?プラハ芸術アカデミー
ホルン王国チェコの名奏者ヴラベッツによる、現代英国の二人の作曲家、シーボーンとホロウェイが書いた ホルン作品を集めたアルバム。共演は同じくチェコの女性ホルン奏者たちと、プラハで活躍しヴラベッツの 来日公演にも同行している東京出身のピアニスト、坂本峰央。

BASSUS EDICIONES
BED-009(1CD)
サロン・ロメロ−アントニオ・ロメロ・イ・アンディアの周辺で
ヘスス・デ・モナステリオ(1836-1903):アルハンブラへの別れ [Adios a la Alhambra](クラリネットとピアノの為の)(1855)
イアサント・クローゼ(1808-1880):ドン・アントニオ・ロメロへのおみやげ [Souvenir a Don Antonio Romero](クラリネットとピアノの為の)(1851頃)
エルネスト・カヴァリーニ(1807-1874):クラリネットとピアノの為の3つの変奏曲 (1865頃)
ラモン・カルニセル(1789-1855):ピアノとクラリネットのオブリガートの為の幻想曲 (1849)
アントニオ・ロメロ(1815-1886):ドニゼッティの「ルクレツィア・ボルジア」の主題によるクラリネットとピアノの為の幻想曲 (1839)
クラリネットとピアノの為のオリジナル独奏曲 第1番(1856)
クラリネットとピアノの為の華麗な独奏曲 (1878)
クラリネットの為の24のエチュード(1845-1846)から 第2番,第5番*
ペドロ・ルビオ(Cl)
アナ・ベナビデス(P)

録音:2007-2015年、マドリード、スペイン
使用楽器:1880年頃、パリにて Lefevre 製、ロメロ・システムに拠るクラリネット*
スペインのマドリードに生まれたクラリネットおよびオーボエ奏者・作曲家・出版者・批評家・興行師、アントニオ・ロメロ (・イ・アンディア)の生誕200年を記念して制作されたCD。彼がマドリードに創立したコンサートホール「サロン・ロメロ」で1886年、アルベニス がデビューしました。

BASSUS EDICIONES
BED-003(1CD)
27年世代周辺のクラリネット−20世紀前半のスペインのクラリネット音楽
アルトゥル・サク・ダル・バリャ(1869-1932):クラリネット・コンクール曲 (クラリネットとピアノの為の)(1918)
ジュゼプ・マリア・ルエダ(1900-1988):クラリネットとピアノの為の瞑想曲 (1925)
ルベルト・ジェラルト [ロバート・ジェラード](1896-1970):クラリネットとピアノの為のソナタ (1928)
ミゲル・ユステ(1870-1947):クラリネットとピアノの為のメロディー・エチュード Op.33(1920頃)
ヘスス・バル・イ・ガイ(1905-1993):クラリネットとピアノの為のソナタ (1947)
フリアン・バウティスタ(1901-1961):スペイン幻想曲(クラリネットとピアノの為の) (1945)
バルトロメ・ペレス・カサス(1873-1956):クラリネットとピアノの為のアンダンティーノ (1915)
ペドロ・ルビオ(Cl)
アナ・ベナビデス(P)

録音:2009年9月28-30日、アウディトリオ、ボアディリャ・デル・モンテ、マドリード県、スペイン
1927年、スペイン黄金世紀の詩人ゴンゴラ(1561-1627)の三百年忌に合わせグループ結成の旗あげ講演を催した、ガルシア・ロルカら伝統回帰・反ロマン主義一群の詩人たち。彼らは「27年世代」と呼ばれ、その思想は音楽など他の芸術にも影響を与えました。

BASSUS EDICIONES
AC-063(1CD)
バルトロメ・ペレス・カサス(1873-1956):クラリネットとピアノの為の作品集
クラリネットとピアノの為のアンダンティーノ (1915)
クラリネットとピアノの為の独奏曲 第1番 (1897)
クラリネットとピアノの為の独奏曲 第2番 (1901)
クラリネットとピアノの為のロマンス(1917)
バスクラリネットとピアノの為の間奏曲(1900頃)*
シチリアの歌(B♭管クラリネットとピアノの為の)(1901)+
ペドロ・ルビオ(クラリネット、B♭管クラリネット*、バスクラリネット+)
アナ・ベナビデス(P)

録音:2007年3月22-23日、スタジオ・ラウディトリウム・ダ・アナクルジ、ジャフラ・ダ・テ、ジロナ県、スペイン
バルトロメ・ペレス・カサスはスペイン、ムルシア地方のロルカに生まれた作曲家・指揮者。クラリネット奏者として吹奏楽団で活躍した後、マドリード王立音楽院の和声学教授に就任、またスペイン国立Oの初代指揮者 (1942-1947)を務めました。 ※ Anacrusi レーベルの商品ですが Bassus Ediciones から供給されます。

ACADEMY PRODUCTIONS
AP-1752(2CD)
シューベルト:ピアノ三重奏作品全集
[CD 1]
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 Op.99, D 898
ヴァイオリン、チェロとピアノのためのノットゥルノ 変ホ長調 Op.148, D 897
[CD 2]
ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタ断章 変ロ長調 D 28
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 Op.100, D 929
トリオ・エレジアック[フィリップ・アイシュ (Vn)、ヴィルジニー・コンスタン (Vc)、フランソワ・デュモン (P) ]

録音:2016年1月12-14日、サラ・シュナーベル、コモ湖国際ピアノ・アカデミー、イタリア

Finetone
FTM-8049(1CD)
アルメニアン・クラシックス
ハチャトゥリアン:クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
ガギク・オヴンツ:デュオ・ソナタ Op.13〔チェロ、ヴァイオリン〕
アルノ・ババジャニアン:ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲
ヴォルフガング・マイヤー(Cl)、
ソントラウト・シュパイデル(P)、
ルベン・メリクセティアン(P)、
ミッシャ・マイヤー(Vc)、
アニ・アガベキャン(Vn)

録音:2018年11月&2019年3月
ドイツのサクソフォン奏者、作編曲家、教育者として活躍するペーター・レーヘルが設立した高品質レーベル、ファイントーン(Finetone)。
ジャズ、クラシックの両面で活躍し、カールスルーエ音楽大学の教授、学長を務め、ペーター・レーヘルとの共演も多いドイツ・クラリネット界の重鎮、ヴォルフガング・マイヤーが参加するアルメニアン・アルバム。
アルメニア音楽の父、アラム・ハチャトゥリアンのクラリネット三重奏曲に始まり、アニ・アガベキャンのデビュー・アルバム(FTM 8040)にも作品を収録していたガギク・オヴンツ(1930−2019)、そしてアルノ・ババジャニアンの室内楽作品を組み合わせています。

Sono Luminus
DSL-92240(1CD)
NX-B05
シューベルト:ヴァイオリン・ソナチネ集 Op.137 ザカリー・カレッティン(Vn)
ミナ・ガイック(P)

録音:2019年7月29-31日
シューベルトの死後に出版された若き日の作品、ソナチネOp.137は、アルバム・タイトルになっている“バウンドレス”の言 葉通り、シューベルトらしい美しい旋律とリリシズムにあふれており、シンプルな構成による、親密な雰囲気が感じられる初 期ロマン派らしい室内楽です。ベートーヴェンの初期作品を思わせる落ち着いた雰囲気と喜びあふれる第1番、ドラマ ティックな厳格さをもつ第2番に、ハイドン風の劇的な表現がみられる第3番を、アメリカのヴァイオリニスト、カレッティンが演 奏。彼は第2次世界大戦後に作られたフランツ・キンベルク製の楽器にガット弦を張り、1800年頃にロンドンのジョン・ドッ ドが作成した弓で奏でています。ピアノは、エラールの1835年製の平行弦の貴重なコンサート・グランドを、歴史的楽器 にこだわるガイックが演奏。透明感溢れる音質で当時の音楽を再現しています。

OUR Recordings
OU-8.226913(1CD)
NX-B06
パブロ・デ・サラサーテとニコロ・パガニーニ
サラサーテ:カルメン幻想曲Op.25
 ツィゴイネルワイゼンOp.20
 4つのスペイン舞曲
パガニーニ:「エジプトのモーゼ」の主題による幻想曲
 カンタービレ
 チェントーネ・ディ・ソナタ第1番イ長調
 ソナタ・コンチェルタータ イ長調
 ロマンス(ギター独奏)
 無窮動Op.11
キム・シェーグレン(Vn)
ラース・ハンニバル(G)

録音:1983年、1985年
“至福の音楽”ギターとヴァイオリンのマリアージュ。この流行を作ったのは意外にも、超絶技巧を駆使する“悪魔のヴァイ オリニスト”として知られたパガニーニでした。実はギターも見事な腕前で演奏したパガニーニは、数多くのギターとヴァイオ リンのためのソナタやグラン・デュオ、変奏曲を残しています。そのパガニーニが亡くなった4年後に、スペインのヴァイオリンの ヴィルトゥオーゾ、サラサーテが誕生しました。サラサーテはギターのための作品は書いていませんが、このアルバムでは名 手ハンニバルがサラサーテの“スペインらしいリズムや旋律が溢れた音楽”をギター用に編曲。これらは原曲がピアノかオー ケストラのためであることなど忘れてしまうほどの出来栄えです。このアルバムでは、ハンニバルが長年デュオを組んでいる ヴァイオリンのシェーグレンと息のあった演奏を聴かせます。この二人はデュオ・コンチェルタンテとして1980年から1995年 の間に1000回もの公演をヨーロッパで行い、すでに10作のCDをリリースしている名物デュオです。

ANTARCTICA
ANTAR-017(1CD)
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
ショーソン:詩曲 op.25
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
スヴェンヤ・ファン・ドリーッシェ(Vn)
リープレヒト・ファンベッケフォールト(P)

録音:2018年12月、2019年6月
スヴェンヤ・ファン・ドリーッシェは、ベルギー出身のヴァイオリン奏者。ブリュッセル・フィルとの共演をはじめ、ベルギーを中心に活躍しています。2007年 および2010年、ブリュッセルのロータリーで第1位を受賞、2009年にはブラーヴォ国際ヴァイオリンコンクールで優勝。2007年エリザベートコンクール入 賞者で内外でコンサート・ピアニストとして活躍するファンベッケフォールトのあたたかみのあるピアノを得て、フランクでも持ち味の丁寧な歌いまわしが光 る演奏を展開しています。 (Ki)
ANTARCTICA
ANTAR-016(1CD)
リフレクションズ
サン=サーンス:死の舞踏 op.40
D.スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K.33、ソナタ ニ短調 K.9、ソナタ ヘ長調 K.418、ソナタ ヘ短調 K.519
フランク:前奏曲、フーガと変奏 op.18
バッハ:オルガン協奏曲第2番イ短調 BWV 593
ラヴェル:二つのヘブライの歌より第1曲「カディッシュ」
ファリャ:7つのスペイン民謡
ファラエナ[ゾ フィー・ハ リンク(Hp)、イザベル・シャルドン(Vn)、クリスオフ・デルポルト(アコーディオン)]

録音:2019年3月23-25日
Phalaenaとはギリシャ語に由来する言葉で、蝶々、あるいは軽さを意味します。ここではハープ、ヴァイオリン、アコーディオンという異色の組み合わせによ るトリオが、クラシック名曲を自由にアレンジして演奏。たとえば「死の舞踏」ではヴァイオリン・ソロ部分をヴァイオリン以外の楽器が担当することもあります が、まったく違和感なく響きます。ファリャの「7つのスペイン民謡」でも、土臭くなりすぎることなく、軽やかに吹き抜ける風のようにそれぞれの楽曲がかけぬ けます。 (Ki)

Sancho Panza Records
SPAN-002(1CD)
12アンサンブル/タヴナー他
タヴナー:神の子羊
シューベルト(12アンサンブル編):弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」
オリヴァー・リース:ハニー・サイレーン
シガー・ロス(バットン編):フリータヴィク
12アンサンブル
12アンサンブルは2012年創立の弦楽オーケストラ。「12」はメンバー数ではなく2012年誕生を意味し、指揮者なしでクラシックから現代音楽、ロックまで をレパートリーにしているユニークなイギリスの団体。メンバーはいずれも若く、ギターのミロシュとも共演するなど今後目を離せません。デビュー・アルバム はシューベルトの「死と乙女」とタヴナーの心に沁み入る「神の子羊」を自分たちの編曲で披露。さらにはロンドンをベースに活躍する若手作曲家オリヴァー・ リースが2019年に彼らのために書いた新作からアイスランドのポストロック・バンド、シガー・ロスの「フリータヴィク」まで手掛けています。

Virtus Classics
VTS-11(1CD)
税込定価
採光〜ア・ラ・フランセーズ
サン=サーンス:幻想曲 Op.124
フォーレ:ヴォカリーズ・エチュード
 夢のあとに〜3つの歌曲 Op.7より 第1曲
 子守歌 Op.16
 シシリエンヌ Op.78
 コンクール用小品
サティ:星たちの息子〜第1幕への前奏曲「天職」(武満徹編)
ドビュッシー:小舟にて〜小組曲より 第1曲
ラヴェル:ハバネラ形式の小品(ヴォカリーズ・エチュード)
 カディッシュ〜2つのヘブライの歌より 第1曲
イベール:(1890-1962):間奏曲
カントルーブ(1879-1957):捨てられた女〜オーヴェルニュの歌 第2集より 第4曲(ファブリス・ピエール編)
ダマーズ(1928-2013):アーリー・モーニング変奏曲
アンドレス(1941):ナルテックス
瀬尾 和紀(Fl)
福井 麻衣(Hp)

録音:2019年4月29日-5月1日
神奈川県立相模湖交流センター
フルートとハープ。モーツァルトの協奏曲でもおなじみの、この楽器の組み合わせから生まれる極上の響きは、とりわけ18世紀以降 のフランスで人気を博し、2つの楽器のために数多くの作品が生まれてきました。このアルバムでは、ともにパリ音楽院で学んだフルー トの瀬尾和紀とハープの福井麻衣が共演、「フランスのエッセンス」を知り尽くした2人が多彩な響きと音色を駆使し、フランス近代 のデュオ作品を心行くまで聴かせています。 アルバムの収録曲は、どれもフルートとハープのための基本的なレパートリーですが、作曲家の生年をほぼ追って並べられた1曲1曲 には、強いこだわりと優れたセンスが感じられます。サン=サーンスやフォーレのふんわりとした優しい曲から、随所に東洋的な雰囲気 も含むラヴェルやサティ、ハープの特殊奏法がふんだんに用いられたアンドレスの「ナルテックス」まで、19世紀から20世紀フランス近 代音楽の流れも体験できることでしょう。 お互いの個性を尊重しながら、対話と主張を繰り広げる瀬尾と福井の演奏は、聴き手の心を遥か遠い世界へと誘います。

RAMEE
RAM-1903(1CD)


NYCX-10132(1CD)
国内盤仕様
税込定価
19世紀初頭のフルート音楽と、当時の楽器〜ベートーヴェンとクーラウの場合〜
ベートーヴェン(フランツ・クサーヴァー・クラインハインツ編):ピアノとフルートのためのセレナード ニ長調 作品41
フリードリヒ・クーラウ:無伴奏フルートのための奇想曲 ニ短調 作品10b-9
ピアノとフルートのための協奏的大ソナタ イ短調 作品85
ベートーヴェン:カノン「冷たく、生気なく」
タミ・クラウス(19世紀Fl)
ドレスデンのハインリヒ・グレンザー1810年頃製作モデルによる再現楽器
(製作:インスブルックのルドルフ・トゥッツ、2000年)

シュアン・チャイ(フォルテピアノ)
ブルノ(チェコ東部)のヨハン・ツァーラー1805年頃製作によるオリジナル楽器
(修復:ヘイス・ヴィルデロム/提供:ヴィルデロム・コレクション)
ウィーンのミヒャエル・ローゼンベルガー1820年頃製作によるオリジナル楽器
(修復:エートヴィン・ビュンク/提供:オランダ国立楽器財団)

ジョアン・モレイラ(T)、
マティス・ファン・デ・ヴルト(Br)、
マルク・パンテュス(バス=バリトン)

録音:2019年2月11〜14日ヴェストフェスト90(スヒーダム、オランダ)
【国内盤】
日本語解説付
古楽をめぐるさまざまな珍しい聴覚体験と私たちを引きあわせてくれるRAMEEレーベルがここで提案する世界は、19世紀初頭のフルートを 巡る室内楽。キィの数はまだ18世紀のフラウト・トラヴェルソ同様ほとんど増えていない頃の、ドレスデンのグレンザーによるモデルの楽器とフォ ルテピアノで奏でられるのは、ドイツに生まれデンマークで活躍した名匠クーラウの音楽。「フルート界のベートーヴェン」とも言われ、作品数も 多いこの作曲家の緻密な音世界は奏者たちもよく知るところですが、当時の楽器に立ち返ることでさらにその充実度に気づけるというもので しょう。またその作品と並べてみることで、ベートーヴェンの初期作(三重奏セレナードOp.25)を原曲とする作曲家監修の編曲版セレナード Op.41も俄然魅力的に響きます。2020年ベートーヴェン生誕250周年の大掛かりなプロジェクトの数々を横目に、これまであまり広くア ピールがなされてこなかったこのような秘曲群にも光が当たりはじめています。しかも今では古楽器を用いてそうしたアプローチを試みる奏者も 多くなっているところ、これまでにも増して楽聖ベートーヴェンの素顔に近づける時代になりつつあると言えるでしょう。 ジュリアン・ショーヴァンを中心とした美しい映像作品『パリの黄金の間』 (BAC171/BAC571/NYDX-50054)での活躍も記憶に新しい、 イスラエル出身の古楽系フルート奏者タミ・クラウスと、彼女と長年デュオを組む歴史的ピアノ奏者シュアン・チャイ。古楽先進国オランダで活

2L
2L-148SACD
(1SACD)
モーツァルト:ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563(弦楽三重奏のための) トリオ・タウス【リヴ・ヒルデ・クロック(Vn)、イーダ・ブリューン(Va)、トールン・セーテル・スターヴセング(Vc)】

録音:2017年6月/ソフィエンベルグ教会 (オスロ、ノルウェー)
「モーツァルトは、1788年の夏、彼にとって最後となる3つの交響曲をおよそ3ヶ月で書いた後、もうひとつの巨大プロジェクトに取りかかった。交響曲の規模に匹敵 する弦楽のための三重奏曲。『ディヴェルティメント 変ホ長調』というどことなく気取らない曲名をもつこの空想的な作品でモーツァルトは、作曲家、卓越した職人、劇 作家としての彼の真髄をすべて明らかにしてみせた。およそ50分の演奏時間と壮大な線の戯れによる6楽章の音楽のため、それまでに作られた室内楽作品はみな影が 薄くなってしまった。だが、その偉大さは、モーツァルトの時代に認められていただろうか?」(ヴォルフガング・プラッゲのライナーノートから)。弦楽三重奏のためのモー ツァルトのこの作品は、近年、トリオ・ツィンマーマン(BIS SA 1817)のほか、ノルウェーのヘンニング・クラッゲルードと友人たちのトリオやトリオ・シリアクス=ペー ション=ライティネンといった北欧の音楽家による録音もリリースされました。この作品をデビューアルバムのプログラムに選んだ「トリオ・タウス」は、2016年2月、ノル ウェー室内Oのメンバーが結成したアンサンブルです。リヴ・ヒルデ・クロックのヴァイオリン、イーダ・ブリューンのヴィオラ、トールン・セーテル・スターヴセング のチェロ。クロックはオスロSQ、スターヴェサングはロンドン・オーロラ・オーケストラと現代音楽アンサンブル「チカーダ」でも演奏しています。J・S・バッハの 「ゴルトベルク変奏曲」とともに彼女たちがデビュー以来取り組んできた「ディヴェルティメント」。モッテン・リンドベルグ が制作と録音を担当してオスロのソフィエン ベルグ教会で録音されました (Ki)

Pro Musica
PPC 9080(1CD)
『ショロル─コミタスの音楽』
コミタス(1869-1935):
1. 子守歌
2-8. 7つの舞曲(ピアノのための)
【マヌシャキ、イェランギ、ウナビ、マラリ、シュシキ、ヘト・ウ・アラジ、ショロル】
9.春
10.我は燃えて
11.空は曇りて
12.この夜、月明かりの夜 
13.アプリコットの木
14.山々よ、冷やし給え
15.歩め、歩め 
16.家なき者
17.鶴(Krunk)
18.レ、レ・ヤマン(Le, le Yaman) 
19.ムショ・ショロル(Msho Shoror)(ピアノのための)
20.子守歌(Oror) 
ヴィーゲン・バラサニヤン(ドゥドゥク、ブルル)
マリアム・ハラチヤン(P)

録音:2018年10月2日?3日 キルデン舞台芸術センター(クリスチャンサン、ノルウェー)
南コーカサスのアルメニアは紀元前から王国として栄え、その後、ローマ帝国、ペルシア帝国、オスマン帝国といった強大な国に翻弄される悲哀の歴史を経験しまし た。ロシア革命にともない、1920年、ソビエト連邦に組みこまれ、1991年、アルメニア共和国として独立しました。アルメニア音楽史でもっとも重要とされるコミタス(ソ ゴモン・ソゴモニャン)(1869?1935)は、オスマン帝国(現 トルコ)のキュタヒヤに生まれました。孤児だった彼は、連れられてアルメニアに行き、1881年から1893年ま でゲヴォルギアン神学校でアルメニアの宗教音楽を学び、在学中からアルメニアの民謡を収集、編曲することに興味を持ったと言われます。1894年、正教会の修道院を 管轄する掌院に任じられ、この時「コミタス」の名を与えられました。アルメニアのピアニスト、マリアム・ハラチヤン とアルメニアのフォークミュージシャン、ヴィーゲン・ バラサニヤンの共演したアルバム『ショロル』では、コミタスの音楽を「アルメニアの音楽とヨーロッパの古典様式の交差点」と解釈、彼のピアノ曲と器楽版による歌が演 奏されます。バラサニヤンの演奏する「ドゥドゥク」はアプリコットの木で作られたダブルリードの木管楽器、「ブルル」はリコーダーに似た縦笛。アルメニアの伝統楽器の 響きから民族の哀しみが聞こえます。コミタスの生誕150年に捧げるアルバムとして制作されました。 (Ki)

FUGA LIBERA
FUG-758(5CD)
NX-D06
『イザイへのトリビュート』〜知られざるその作品と、献呈された作品を集めて


(1)イザイ:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 第1楽章Allegro appassionato non troppo vivo
(2)ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 第1楽章Allegro moderato
(3)悲劇的詩曲 ニ短調 Op.12
(4)サン=サーンスのワルツ形式の練習曲による奇想曲
(5)イザイ:友情 Op.26
(6)ショーソン:詩曲
(7)イザイ:夕べの調和 Op.31
(8)イザイ:瞑想曲 Op.16
(9)ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
(10)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
(11)イザイ:演奏会用三重奏曲「ル・シメイ」
(12)ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10
(13)ショーソン:ヴァイオリン,ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調 Op.21
(14)イザイ:ノルウェーの伝説
(15)ルクー:ピアノ四重奏曲
(16)イザイ:2つのヴァイオリンのためのソナタ
(17)イザイ:演奏会用三重奏曲「ロンドン」
(18)イザイ:子供の夢 Op.14
(1)ヨシフ・イヴァノフ(Vn)
(2)ニキータ・ボリソグレブスキー(Vn)
(3)テディ・パパヴラミ(Vn)
(4)マリア・ミルシュテイン(Vn)
ジャン=ジャック・カントロフ(指)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
クリスティアン・アルミンク(指)
ベルギー王立リエージュPO
録音:2019年3月27-29日、2009年6月23-28日、2013年7月 リエージュ・フィルハーモニック・ザール
(5)ロレンツォ・ガット、ヨシフ・イヴァノフ (Vn)
(6)ルノー・カプソン(Vn)
(7)エルメスSQ
(8)ゲイリー・ホフマン(Vc)、ステファヌ・ドゥネーヴ(指) ブリュッセル・フィルハーモニック
録音:2018年11月19-23日 フラジェ・スタジオ4、ブリュッセル
(9)カーソン・レオン(Vn)、ジャン=クロード・ヴァンデンエイデン(P)
(10)ロレンツォ・ガット(Vn)、ジュリアン・リベール(P)
(11)エリナ・ブクシャ(Vn)、エレーヌ・ドゥサン(Va)、アストリッグ・シラノシアン(Vc)
録音:2018年11月9-10日 エリザベート王妃記念音楽堂、2019年4月6-8日 フラジェ・スタジオ4、ブリュッセル、2018年12月27-28日 エリザベート王妃記念音楽堂
(12)オーギュスタン・デュメイ(Vn)、ヒョンジン・ジェーン・チョ(Vn)、ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)、アンリ・ドゥマルケット(Vc)
(13)エリナ・ブクシャ(Vn)、パヴェル・コレスニコフ(P)、エルメスSQ
(14)カーソン・レオン(Vn)、ジョナサン・フルネル(P)
録音:2019年10月5-7日 ラ・ショー=ド=フォン、2019年4月17-19日 エリザベート王妃記念音楽堂、2019年10月9日 エリザベート王妃記念音楽堂
(15)ユーリア・プシュケル(Vn)、ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)、ダニーロ・スクィティエリ(Vc)
ジャン=クロード・ヴァンデンエイデン(P)
(16)ヴラディスラヴァ・ルチェンコ(Vn)、ヒョンジン・ジェーン・チョ(Vn)
(17)ヴラディスラヴァ・ルチェンコ(Vn)、ヒョンジン・ジェーン・チョ(Vn)、ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)
(18)オーギュスタン・デュメイ(Vn)、ジョナサン・フルネル(P)
録音:2019年9月17-18日、2019年7月15-16日、2019年4月24日、2019年10月9日 エリザベート王妃記念音楽堂
ベルギーの名ヴァイオリニスト イザイと、ベルギー王妃エリザベート・ド・バヴィエールらの構想が後に形となったエリザベート王妃音楽院が贈る、 イザイのトリビュート・アルバム。今日大きな評価を得ているとは言い難い、作曲家としてイザイに注目し、ヴァイオリンと管弦楽のための作品や 室内楽を収録しています。このうちDISC1に収録のヴァイオリン協奏曲の断章2つは初録音という貴重なもの。また今日有名となっている他 の作曲家の作品で、イザイに献呈され彼が初演を行った曲も収めています。 エリザベート王妃音楽院で教鞭を取ったり、エリザベート王妃記念コンクールで上位入賞を果たすなどした幅広いアーティストが参加している のも大きなポイント。デュメイ、カプソン、パパヴラミといった大物の名前が含まれるのも嬉しいところです。

Willowhayne Records
WHR-045(1CD)
シューベルト/ヴィトマン他:ホルンとピアノのための作品集
イェルク・ヴィトマン(1973-):ホルン・ソロのためのエアー
ニコラス・フォン・クルフト(1779-1818):ホルン・ソナタ.ホ長調
シューマン:アダージョとアレグロOp.70
ヨーク・ボーエン(1884-1961):ホルン・ソナタ 変ホ長調 Op. 101
キルヒナー (1942-):3つの詩曲
エサ=ペッカ・サロネン(1958-):演奏会用練習曲
ベン・ゴルトシャイダー(Hrn)、
ダニエル・ヒル(P)

録音:2017年9月22-24日


ANIMAL MUSIC
ANI-084(1CD)

ANI-084LP(1LP)
ラデク・バボラーク/オール・ピアソラ・プログラム
(1)フラカナーパ
(2)鮫
(3)タンゴ・エチュード第1番
(4)ミケランジェロ’70
(5)タンゴ・エチュード第4番
(6)フーガと神秘
(7)タンゴ・エチュード第3番
(8)肉屋の死
(9)天使のミロンガ
(10)悪魔のタンゴ
(11)天使の復活
(12)アベ・マリア〜「昔々」
ラデク・バボラーク・オルケストリーナ
【ラデク・バボラーク(ホルン&アーティスティック・ディレクター)、ペトル・ヴァラーシェク(バス・クラリネット&アルトサックス)、ベンツェ・ボガーニ(Fg)、ミリアム・ロドリゲス・ブリュロヴァー(G)、ヴァーツラフ・クラフリーク(P)、ダリボル・カルヴァイ(1stヴァイオリン)、マルティナ・バチョヴァー(2ndヴァイオリン)、カレル・ウンテンミュラー(Va)、ハナ・バボラコヴァー(Vc)、ダヴィト・パヴェルカ(Cb)、イジー・スチヴィーンJr.(打楽器)、ヴィート・ペトラーシェク(Vc)】

録音:2019年8月9&10日ノウゾフ(チェコ)
鬼才ホルン奏者ラデク・バボラーク創設のラデク・バボラーク・オルケストリーナ。チェコANIMAL MUSICレーベルからリリースし好評を博したバボラー ク・ダンスアルバム(KKC 5438 / ANI 044)の続編が登場しました!当アルバムはオール・ピアソラ・プログラムです! バボラークといえば天才芸が光る妙義が魅力ですが、ソロはもちろんのこと、協奏曲・室内楽でも高く評価されております。バボラークが絶大なる信頼 を寄せるメンバーとともに情熱的にピアソラの作品を演奏しております。
※タンゴ・エチュード第1番、タンゴ・エチュード第4番、アベ・マリア〜「昔々」はLP盤には収録されておりません。


SILKROAD MUSIC
SRM-043LP(2LP)
「チェロのカントラル・ボイス」
■LP 1
(1)メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番 ニ長調 Op.58
(2)オッフェンバック:アンダンテ〜協奏的大二重奏曲 Op.34-1
(3)ポッパー:(1843-1913):レクイエム Op.66(3つのチェロとピアノ編)
■LP 2
(4)ポッパー:いつかの美しいあの日のように Op. 64-1
(5)ブルッフ:コル・ニドライ Op.47
(6)グランツ(1898-1964):無伴奏チェロのためのタル(ブローメンダール編)
(7)ブロッホ:祈り〜ユダヤ人の生活より
(8)ラヴェル:カディッシュ〜2つのヘブライの歌より第1番(チェロとピアノ編)
(9)ベン=ハイム(1897-1984):3つの無言歌集
(10)グリック(1934-2002):祈りと踊り
コンラート・ブローメンダール(Vc)、
(1)(3)(4)(5)(7)(8)(9)(10)ヴァレリー・トライオン(P)、
(2)(3)アンドレス・ディアス(Vc)、
(3)アンドリュー・マルク(Vc)

録音:1994年5月/トロイ貯蓄銀行ホール(ニューヨーク)
33 1/3 RPM
180g重量盤
ドイツプレス
1946年オランダ生まれのチェロ奏者コンラート・ブローメンダールはアムステルダム音楽院にてアンナー・ビルスマに師事。その後渡米し、ヤーノシュ・ シュタルケル、ウィリアム・プリムローズに室内楽を学びました。70年代よりカナダに拠点をうつしソリストとして活躍。80年代からは室内楽に傾倒し、 トロント・チェンバー・プレーヤーズ、トロント七重奏団、アマティSQらと共演。また、1986年にはヴァイオリンのジェラルド・カンタージアン、 ピアノのヴァレリー・トライオンとともにレンブラント・トリオを結成。カナダ、アメリカほかでツアーを大成功させ、Dorian Recordingsから5タイトル のアルバムをリリースしました。
「チェロのカントラル・ボイス」はメンデルスゾーンのチェロ・ソナタ第 2 番を主軸にブロッホ、グリック、グランツ、ポッパーなども収録しており、ブ ローメンダールが奏でるチェロの音色の美しさと雄弁な語り口が聴きものです。演奏の素晴らしさはもちろんのこと、優秀録音として評価の高いDorian Recordingsの名盤がLP盤で聴けるのは非常に喜ばしいことです。独プレス盤。

SILKROAD MUSIC
SRM-044LP(2LP)
ヴィルトゥオーゾ!〜ヴァイオリン・アンコール名作集
■LP 1
1.クライスラー:コレルリの主題による変奏曲
2.フォーレ:子守唄
3.マスネ(マルシック編):タイスの瞑想曲
4.ドヴォルザーク(ゼンガー編):ユモレスク
5.サラサーテ:祈り Op.23-1
6.ニン(コハンスキ編):グラナディーナ
7.シューベルト(ウィルヘルミ編):アヴェ・マリア
8.ベンジャミン:サン・ドミンゴから
9.ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
10.シューベルト:蜂
11.ドビュッシー(ハルトマン編):亜麻色の髪の乙女
■LP 2
12.ドビュッシー(ローレンス編):月の光
13.ブラームス(クレンゲル編):ハンガリー舞曲第2番
14.ファリャ(コハンスキ編):ナナ
15.ファリャ(コハンスキ編):ホタ
16.パラディス(ドゥシュキン編):シチリアーナ
17.ヴィエニャフスキ(クライスラー編):エチュード・カプリース イ短調
18.ガーシュウィン(ハイフェッツ編):ベス、お前は俺のもの
19.クライスラー:ラ・ギターナ
20.クライスラー:美しきロスマリン
21.クライスラー:愛の悲しみ
22.クライスラー:愛のよろこび
ハイメ・ラレード(Vn)、
マーゴ・ギャレット(P)

録音:1990年9月/トロイ貯蓄銀行ホール(ニューヨーク)
33 1/3 RPM
180g重量盤
ドイツプレス
1941年のハイメ・ラレードはボリビア出身のアメリカで活躍するヴァイオリニスト。名教師として知られるフランク・ハウザー、ジョーゼフ・ギンゴールド、 ヴァン・ガラミアンらの薫陶を受けました。その後、1960年10月に開いたカーネギーホールでのリサイタルが高く評価され世界的に活動の幅を広げました。 名だたる演奏家の共演の中でもグレン・グールドが共演した最後のヴァイオリニストであることでも有名です。 当録音はピアニスト、マーゴ・ギャレットと共演したラレードが愛奏するヴァイオリンのアンコール名作集です。潤い豊かで艶やかな音色が魅力のラレー ドが奏でる魅力的な録音です。演奏の素晴らしさはもちろんのこと、優秀録音として評価の高いDorian Recordingsの名盤がLP盤で聴けるのは非常に 喜ばしいことです。独プレス盤。 (Ki)

PERCUSSIONS DE STRASBOURG
PDS-117DM(1CD)
DRUM-MACHINES
1. Colibri
2. Volute
3. Obsolescence
4. Synclinal
5. Degre zero
6. Liminal
7. L'emoi des mats
8. Embacle
9. Rhythmicon
10. Pulsar
eRikm(構成、エフェクト、ミックス)
ストラスブール・パーカッション・グループ

録音:2017年7月3-5日 オートピエール劇場、ストラスブール
2016年10月7日、ストラスブール音楽祭で披露された゛DRUM-MACHINES”は、奏者が発する音素材を元にeRikmが構成、ミックスして作品を作って いくというもの。今回の録音のために行われた2回目のセッションは、いわゆる現代音楽とエレクトロ・ミュージックをどのように融合させていくかという点において、 ストラスブール・パーカッション・グループ50年の歴史で第4世代となる現メンバーにとって、大きなターニングポイントになったといいます。 少ない音から次第に増幅していくノイズが圧倒的に高まる作りですが、作品に一定のリズムが感じられるせいかどこか心地よく、パフォーマーたちの高いセンスが 発揮されています。
PERCUSSIONS DE STRASBOURG
PDS-218GH(1CD)
ピエール・ジョドロフスキ(1971-):ゴーストランド
1. Holon(s)
2. Buro
3. Pulse
ストラスブール・パーカッション・グループ

録音:2018年2月24、25日 エオール・スタジオ、ブラニャック
1971年にトゥールーズで生まれ、リヨン音楽院で学んだピエール・ジョドロフスキ。電子音楽に精通し、アコースティックとエレクトロニクスを組み 合わせた作品を得意としており、この「ゴーストランド」でもロックのようなエレキギターやノイズにパーカッションを絡めた、実験的な音を聴かせて います。 ストラスブール・パーカッション・グループの委嘱で作曲され、2017年9月19日、ポーランドの現代音楽祭「ワルシャワの秋」の一環としてATM スタジオで初演されました。

FUGA LIBERA
FUG-757(1CD)
チャイコフスキー:作品集

1-4.弦楽四重奏曲 第1番ニ長調 Op.11
『子供のアルバム』 Op.39 より (ロスティスラフ・ドゥビンスキーによる弦楽四重奏編)
5.朝の祈り 
6.病気のお人形 
7.お人形のお葬式 
8.新しいお人形 9.カマリンスカヤ
10-13.弦楽六重奏曲 ニ短調 『フィレンツェの思い出』 Op.70
ロルストンSQ
ルリ・リー (ヴァイオリン1)
エミリー・クルスペ (ヴァイオリン2)
ヘゼキア・リュン (Va)
ジョナサン・ロー (Vc)
ミゲル・ダ・シルヴァ (Va)…10-13
ゲイリー・ホフマン (Vc)…10-13

録音:2019年1月2-4日、6月18-20日
エリザベート音楽院ホール、ワーテルロー、ベルギー
2013年にカナダのバンフで結成されたロルストンSQ。バンフ・センターの創立者でヴァイオリニスト、トーマス・ロルストンの名前を冠 しています。2016年に第12回バンフ国際弦楽四重奏コンクールと第31回イエロー・スプリング室内楽コンクールいずれも優勝を飾って以来、 数々の賞を受賞しています。今回のデビュー・アルバムにあたり、彼らが抗いがたい魅力を感じているというチャイコフスキーをプログラムに選びま した。若々しい感性でチャイコフスキーの起伏に富んだ曲想を前のめりに歌い込んでいます。 元々ピアノ曲である『子供のアルバム』は、ボロディンSQのファースト・ヴァイオリンを務めたロスティスラフ・ドゥビンスキーによる愛らし い編曲です。

PAU
KIYO-104(4CD)
税込定価
岡山 潔の軌跡」第2
(1)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1 番ヘ長調Op.18-1
(2)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14 番嬰ハ短調Op.131
(3)シューベルト:弦楽四重奏曲第15 番ト長調D887 Op.161
(4)メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2 番イ短調Op.13
(5)モーツァルト:鍵盤楽器とヴァイオリンのためのソナタ第4 番ト長調K.9
(6)モーツァルト:鍵盤楽器とヴァイオリンのためのソナタ第14番ニ長調K.29
(7)モーツァルト:鍵盤楽器とヴァイオリンのためのソナタ第15番ヘ長調K.30
(8)モーツァルト:鍵盤楽器とヴァイオリンのためのソナタ第16番変ロ長調K.31
(9)ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第10番ト長調Op.96
(10)シューマン:ピアノ三重奏曲第3番ト短調Op.110
(以下 特典ディスク)
(11)シューマン:弦楽四重奏曲第3 番イ長調Op.41-3
(12)岡山潔の最終講義(東京藝術大学 退任記念コンサート)
(13)ブラームス:交響曲第1 番ハ短調Op.68 より第2 楽章
岡山 潔(Vn)
(1)-(4)(11)岡山潔SQ【岡山潔(Vn)、服部芳子(Vn)、佐々木亮(Va)、河野文昭(Vc)】
(5)-(8)小林道夫((5)Cemb、(6)-(8)Pf)、(9)植田克己(P)、(10)伊藤恵(P)、山崎伸子(Vc)
(13)クルト・ザンデルリンク(指)読売日本SO(岡山潔コンサートマスター)
録音:(1)2009 年6 月16 日 津田ホール、東京(ライヴ)、(2)(12)2010 年3 月13 日 東京藝術大学奏楽堂、東京(ライヴ)
(3)2013 年12 月3 日 兵庫県立藝術文化センター神戸女学院小ホール(ライヴ)
(4)2012 年12 月13 日 神戸市産業振興センター ハーバーホール(ライヴ)
(5)-(8)1991 年8 月28-30 日 田園ホール・エローラ、埼玉県松伏町、
(9)(10)2010 年3 月13 日 東京藝術大学奏楽堂、東京(ライヴ)
(11)2014 年6 月19 日 兵庫県立藝術文化センター神戸女学院小ホール(ライヴ)
(13)1990 年2 月7 日 サントリーホール、東京(ライヴ)
多くの方々が、心の耳を澄まして聴いていただき、岡山先生の心からのメッセージを通じて、音楽というものの素晴らしさをとことん味わっていただくことを、心から願ってやまない。(中村孝義)

Virtus Classics
VTS-8(1CD)
税込定価
パトリック・ガロワの芸術・1〜パリ音楽院卒業試験曲集
フォーレ:ファンタジー 作品79
ガンヌ:アンダンテとスケルツォ
エネスコ:カンタービレとプレスト
ゴーベール:ノクチュルヌとアレグロ・スケルツァンド
タファネル:アンダンテ・パストラルとスケルツェッティーノ
ビュッセール:プレリュードとスケルツォ 作品35
ゴーベール:ファンタジー
ユー:ファンタジー
カゼッラ:シシリエンヌとビュルレスク 作品23
グロヴレ:ロマンスとスケルツォ
ゴーベール:バラード
パトリック・ガロワ(Fl)
瀬尾和紀(P)

録音:2019年1月8日〜10日 三重県総合文化センター大ホール
「パリ音楽院卒業試験曲集」と聞くと、どうしても堅苦しい雰囲気が思い浮かびますが、 パリ音楽院においては「試験」は全て「コンクール」であり、師の教えを離れた若き奏者たちの思い思いの創造の翼を広げる機会なのです。 実際にこれらの曲は「様々なコンクール用小品集」であり、試験だけで用いられるのではありません。全てのフルート奏者にとっての必須曲であ り、また演奏のためのスタンダード・レパートリーにもなっています。もちろん、全ての曲が良く知られているわけではありませんが、どれも近代フラ ンス周辺の作曲家たちが腕によりをかけて書き上げた逸品ばかり。ゆったりとした序奏部と、華やかで技巧的な速い部分で構成されており、 最後は華やかなカデンツァで締めくくるという決まった形式を採りながらも、作曲家たちの個性が存分に発揮された芸術性の高い曲集です。 今回、この曲集に取り組んだのは名フルート奏者、パトリック・ガロワ。 聴きどころの多いこれらの作品をいとも易々と演奏し、味わい深く聴かせます。 そして注目はピアノを担当する瀬尾和紀! フルート奏者でありながら、幾度となくガロワの伴奏を務めるなど、すでにピアニストとしても名を馳せる彼の演奏をお聴きください。

Big Round Records
BR-8959(1CD)
タペレバ
アミルトン・ヂ・オランダ(ヴィトール・サントス編):タペレバ
ビル・ダグラス:リターン・トゥ・バイーア
ポール・サイモン(スティーヴ・ガッド編):恋人と別れる50の方法
モンゴ・サンタマリア(デイヴィッド・マシューズ編):アフロ・ブルー
チック・コリア(ティム・ガーランド編):スペイン
ジュリー・スペンサー(ミカ・ストルツマン編):DJ・ダグ・デモクラシー
ガーシュウィン(丸山和範編):ラプソディ・イン・ブルー
パット・メセニー(ピーター・ジョン・ストルツマン編):レター・フロム・ホーム
ミカリンバ[ミカ・ストルツマン(マリンバ)、リチャード・ストルツマン(クラリネット/tr.1, 3-5, 6-8)、スティーヴ・ガッド(ドラム/tr.1-6)、エディ・ゴメス(ベース/tr.1-7)、デューク・ガッド(パーカッション/tr.1-6)、丸山和範(ピアノ/tr.7)、アミルトン・ヂ・オランダ(10弦ブラジリアン・マンドリン/tr.1, 3)、シバライト・5・ストリング・クァルテット(tr.2, 5)]

録音:2018年7月30日−31日、8月2日、パワー・ステーション・スタジオ(ニューヨーク)
クラシックとジャズを縦横無尽に操るニュー・ジャンルのマリンバ奏者ミカ・ストルツマンと、2度のグラミー賞受賞歴を誇るクラリネットの伝説的奏者リチャード・ストルツマンによるプロジェクト「ミカリンバ」の新録音が、アメリカのBig Round Recordsよりリリース。クラシカル・プログラムを録音した「パリンプセスト(AV 2409)」に続き、今度はジャズ&ワールドミュージック系のプログラムによる「タペレバ」が登場します!
ミカ・ストルツマンらと10年間にわたって共演してきたというジャズ界の巨匠、スティーヴ・ガッドやエディ・ゴメスが強力なリズムセクションを支え、スティーヴの息子デューク・ガッドやブラジルのマンドリン奏者アミルトン・ヂ・オランダなども参加。連続テレビ小説『ちゅらさん』の音楽などで知られる丸山和範は、自身がアレンジした「ラプソディ・イン・ブルー」でピアノ奏者として共演しています。他、このプロジェクトのためにスペシャル・アレンジが施された「スペイン」や「恋人と別れる50の方法(50 Ways to Leave Your Lover)」などの名曲にも注目。ジャンルを超えた、豊かで多彩なスタイルの音楽を追究するストルツマン夫妻の驚異のサウンドにご期待ください!

OUR Recordings
OU-6.220673(1CD)
NX-B06
バッハ:リコーダー、チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ(フルート・ソナタ) BWV1030-1035 ミカラ・ペトリ (リコーダー)
ヒレ・パール (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マハン・エスファハニ (Cemb)

録音:2019年6月11-14日、ガルニソン教会、コペンハーゲン
DXD(352.8 kHz/32bit)録音
SACD 5.0 multi channel
ミカラ・ペトリによるバッハのフルート・ソナタ。キース・ジャレットとの1992年盤以来の再録音となります。今回は新世代のチェンバリストとして 話題のマハン・エスファハニに加え、世界中のコンサートや録音に引っ張りだこで今や女王の風格すら感じさせるヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、ヒ レ・パールを迎えています。一癖も二癖もある3人が揃ったことで、親密なアンサンブルの中にふと緊張感が走る瞬間があり、これが非常に心 地よい効果を生みました。リコーダーも前回はソプラノとアルトでしたが、今回はアルトとテナーを使用してより深い表現となり、ヴィオラ・ダ・ガン バとのバランスも絶妙。録音についてもコペンハーゲンの教会の素晴らしいアコースティックを拾い、実に美しく仕上がっています。 主にバッハの後半生に書かれ、元々ひとまとまりのものではない6つのソナタですが、楽器選択の妙と移調の効果もあってか、全編統一感の あるアルバムになりました。

IPPNW
IPPNW-82(1CD)
(1)ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8
(2)ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番ニ長調「幽霊」 Op.70-1
フィルハーモニア・ピアノトリオ・ベルリン【細野京子(P)、フィリップ・ボーネン(Vn)、ニコラウス・レーミッシュ(Vc)】

ライヴ録音:(1)2016年3月10日、(2)2018年6月17日/ベルリン・フィルハーモニー内室内楽ホール
このCDはIPPNW(核戦争拡散防止国際医師会議)慈善演奏会よりフィルハーモニア・ピアノトリオ・ベルリンによるブラームスのピアノ三重奏曲第 1番とベートーヴェンのピアノ三重奏曲第5番「幽霊」のライヴ録音です。 1990年代よりピアノの細野京子、チェロのニコラウス・レーミッシュがデュオ活動を続けてきましたが、その後2013年にフィリップ・ボーネンが加 わり当団の活動を開始しました。現在バーデン・バーデンをはじめ国内外で活躍、2019年11月には来日公演もございます。 ★当録音のうち2016年の演奏会では「相馬子どもオーケストラ」に捧げられました。IPPNWでは2012年9月ベルリンにて「相馬子どもオーケスト ラ」への支援としてベルリン・フィル12人のチェリストや若手実力派チェリスト石坂団十郎、ル・ムジケ・クァルテットなど、世界的アーティストが参加 し、被災地の復興に向けた活動を行ってきました。相馬子どもオーケストラ&コーラスへの支援、そして東日本大震災による犠牲者に捧げたコンサートを行っ ております。 (Ki)

RED PRIEST
RP-015(1CD)
バッハ・サイド・オヴ・ザ・ムーン
バッハ:シチリアーノ(フルート・ソナタ BWV.1031 より)
アルビノーニ:アダージョ(オーボエ協奏曲 Op.9-2 より)
ヴィヴァルディ:アダージョ(オーボエ協奏曲 RV.452 より)
サンマルティーニ
:シチリアーノ(リコーダー協奏曲 より)
ヘンデル:ラルゴ(トリオ・ソナタOp.2-1 より)
パーセル:ディドの嘆き(ディドとエネアス より)
ヘンデル:神の光の永遠の泉(アン女王の誕生日のための頌歌 より)
グルック:祝福された精霊の踊り(オルフェオ より)
ヴィヴァルディ:カンタービレ(フルート協奏曲 RV.428「ごしきひわ」 より)
バッハ:アダージョ(フルート・ソナタ BWV.1020 より)
ヴィヴァルディ:ラルゴ(リコーダー協奏曲 RV.108 より)
アルビノーニ:アダージョ(オーボエ協奏曲 Op.7-3 より)
バッハ:アンダンテ(フルート・ソナタ BWV.1034 より)
ラリー・ラッシュ(シンセサイザー)、
ピアーズ・アダムス(リコーダー)
バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディ、アルビノーニ、グルック、パーセルなどのバロック期を代表する作曲家たちの感動的な音楽をピアーズ・アダムスの奏でるリコーダーの深く美しい音色と壮大な電子音楽の見事な融合で贈ります。

QUEEN ELISABETH COMPETITION QEC-019(4CD)
NX-E07
エリーザベト王妃国際音楽コンクール 2019年大会/ヴァイオリン

(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
(3モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番
(4)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第1番
(5)ブラム・ヴァン・キャンプ(1980-):スケルツォ-バガテル
(6)キンモ・ハコラ(1958-):フィドル Op.99
(7)シューベルト:幻想曲 ハ長調 Op.159
(8)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第3番
(9)グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番
(10)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
(11)エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番
(12)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番
(13)プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP119
(14)ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
(1)ステラ・チェン(第1位/アメリカ)
(2)スティーヴン・キム(第3位/アメリカ)
(3)ティモシー・チョイ(第2位/カナダ)
(4)ユーリア・プシュケル(第5位/ハンガリー)
(5)ルーク・スー(ファイナリスト/アメリカ)
(6)岡本誠司(ファイナリスト/日本)
(7)ステラ・チェン
(8)宇野由樹子(ファイナリスト/日本)
(9)ティモシー・チョイ
(10)ヴァ・ラプチェフスカ(ファイナリスト/ウクライナ)
(11)イオアーナ・クリスティナ・ゴイチェア(第6位/ルーマニア)
(12)シャノン・リー(第4位/アメリカ)
(13)チ・ウォン・ソン(ファイナリスト/韓国)
(14)シルヴィア・ファン(ファイナリスト・聴衆賞/ベルギー)

ライヴ録音:セミ・ファイナル 2019年3月6-11日 フラジェ、ブリュッセル
ファイナル 2019年3月20-25日 ブリュッセル・ファイン・アーツ・センター
前身のウジューヌ・イザイ・コンクールから、世界大戦による中断を挟んで80年を超える歴史を持つエリザベート王妃国際音楽コンクール。ピア ノ、ヴァイオリン、声楽、チェロのコンクールが交代で行われますが、2019年はヴァイオリンが開催され、日本人の岡本誠司と宇野由樹子のファ イナル進出でも話題となりました。出場者には既にプロとして来日公演などもこなしているアーティストもおり、そのレベルの高さはよく知られたと ころ。2019年も熱い演奏が繰り広げられました。

Sono Luminus
DSL-92224
(1CD+Blu-ray AUDIO)
NX-B09
Nordic Affect He(a)r
1.ステファンスドッティル:He(a)r:I
2.シグフスドッティル(1980-):スパイラルズ
3.ステファンスドッティル:He(a)r:II
4.ミリヤーム・タリー(1976-):Warm life at the foot of the iceberg
5.ステファンスドッティル:He(a)r:III
6.ソルヴァルドスドッティル(1977-):リフレクションズ
7.ステファンスドッティル:He(a)r:IV
8.ソルヴァルドスドッティル:インプレッションズ
9.ステファンスドッティル:He(a)r:V
10.グドナドッティル(1982-):Point of Departure
11.ステファンスドッティル:He(a)r:VI
12.シグフスドッティル:ルーム
13.ステファンスドッティル:He(a)r:VII
ノルディック・アフェクト(アンサンブル)
ハラ・ステヌン・ステファンスドッティル(ヴァイオリン&ヴォーカル)
グドルン・フルント・ハロアルドッティル(ヴィオラ&ヴォーカル)
ハンナ・ロフストッティル(チェロ&ヴォーカル)
グドルン・オスカルスドッティル(チェンバロ&ヴォーカル)

録音:2017年12月4-15日
Inter Arts Center’s studios, Malmo, Sweden
Blu-ray AUDIO フォーマット
5.1 DTS HD MA  24/192kHz
9.1 Auro-3D 24/96kHz
2.0 LPCM     24/192kHz
9.1 Dolby Atomos 24/48kHz
好評を博した前作「クロックワーキング」(SLE-70001)に続くアイスランドで活躍するアンサンブル「ノルディック・アフェク ト」の新しいアルバム。自然の力からインスピレーションを得て、神秘的なサウンドを生み出すことで知られる彼らの新作 には、7曲の世界初録音を含む豊かな音楽が収録されています。器楽曲の多くは、彼らが長年取り組んできた「近年 のアイスランドにおけるエキサイティングなアーティストたちとのコラボレーション」であり、なかでもシグフスドッティルは、イン ディーズ・バンド「amiina」と世界ツアーを行うなど、ボーダーレスな活動が際立っています。作曲家、チェリストであるグド ナドッティルの荘厳な弦の響き、数多くの賞を受賞する女性作曲家ソルヴァルドスドッティルの斬新な音、エストニア出 身のタリーが描いた遊び心たっぷりの音の連なりなど、耳も楽しい1枚です。
Sono Luminus
DSL-92227
(1CD+Blu-ray AUDIO)
NX-B09
アンナ・ソルヴァルドスドッティル(1977-):作品集
1.Scape/2.Spectra
3.Aequilibria/4.Sequences
5.Illumine/6.Reflections
7.Fields
インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル

録音:2018年5月28-30日
Oktaven Audio, Mount Vernon, New York, USA
Blu-ray AUDIO フォーマット
5.1 DTS HD MA  24/192kHz
9.1 Auro-3D 24/96kHz
2.0 LPCM     24/192kHz
9.1 Dolby Atomos 24/48kHz
アイスランド出身、現在最も注目を浴びている女性作曲家アンナ・ソルヴァルドスドッティル。このアルバムは彼女の最近 の作品を集めた1枚で、ピアノ・ソロから大規模な弦楽アンサンブルまで、様々な楽器編成によるユニークな音楽を聴く ことができます。彼女は多くの場合、自然からインスピレーションを得るも、直接に自然の要素を取り入れることはないと いい、音そのものの構造性と、細部と全体のバランスを考えながら、全ての要素が曲の最後まで成長し続ける様子を描 くことに重きをおいています。どの曲も緻密に編み込まれたサウンドで構成されており、時には調性感や抒情性も漂う変 幻自在な響きが魅力的です。演奏しているインターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブルは35人のメンバーからなる アーティストたちの集団。様々な活動を通して世界のコミュニティとの接点を図る前衛的なグループです。
Sono Luminus
DSL-92230(1CD)
NX-B05
ジャネット・スン〜:ヴァイオリン・リサイタル
エネスコ:幼き頃の印象 Op.28
ミッシー・マッツォーリ(1980-):Dissolve, O My Heart
ブリテン:ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.6
ダン・ヴィスコンティ(1982-):Rave-Up ヴァイオリンとピアノのための
ガプリエル・プロコフィエフ(1975-):Sleeveless Scherzo 独奏ヴァイオリンのための
ジャネット・スン(Vn)
ウィリアム・ウォルフラム(P)

録音:2017年12月4-8日
アルバム・タイトルの「The Edge of Youth」とは「人が成長する過程に於いて、より成熟した自分自身を発見する時 期」を表しており、自分自身に確信が持てるのは、自身が心地よく感じるぎりぎりの「エッジ(先端)」まで自分を持って 行った時だと若きヴァイオリニスト、ジャネット・スンは語ります。このアルバムは彼女自身の芸術的な旅の過程を示すも ので、ブリテンからエネスコ、若き3人の作曲家の作品に挑戦していくと予想外のサウンドや新発見があったといい、「クラ シックの伝統を踏襲しながらも、無意識の内でその伝統に異議を唱えている」作曲家たちの心の声を丁寧に拾い上 げ、彼女自身の音で再現しています。 ジャネット・スン…ワシントン・ポスト紙で「魅惑的な演奏、絶妙な音色」と絶賛、強烈な知性と繊細さ、そして超絶技 巧を併せ持ち、世界各地のコンサートホールや音楽祭で活躍中。
Sono Luminus
DSL-92232(1CD)
NX-B05
現代北欧の弦楽四重奏曲集
ダニエル・ビャルナソン(1980-):Stillshot(2015)
ウナ・スヴェインビャルナルドッティル:?pacity(2014)
ヴァルゲイル・ジーグルトソン(1971-):ネブラスカ(2011)
ディス・マミコ・ラグナルスドッティル(1984-):Fair Flowers(2018)
ヘイクル・トウマソン(1960-):Serimonia(2014)
シッギSQ

録音:2018年6月10-14日
2012年、レイキャビクで開催された「ヤング・スカンジナビア・コンポーザー・フェスティヴァル」でデビューしたシッギ弦楽四 重奏団は、現代の作曲家と積極的にコラボレーションし、多くの委嘱作を初演しています。彼らはルネサンスから古典 派、ロマン派の作品も演奏しますが、何より20世紀から21世紀のレパートリーに情熱を傾けており、即興演奏やエレク トロニクスなども取り入れた実験的な演奏にも力を注いでいます。このアルバムに収録された5人の作曲家の作品は、 彼らにとってまさに腕の見せ所といったもので、シャコンヌの形式を模した「Stillshot」、断片的な旋律を残しながら混沌 の中にに沈んでいく旋律でアイスランドの野に咲く花を描いた「Fair Flowers」、ミニマル要素の強いスヴェインビャルナル ドッティルの「?pacity」、アルバム中では最も旋律的なジーグルトソンの「ネブラスカ」、緊張感溢れる「セリモニア」のどれ もが主張の強い音楽です。
Sono Luminus
DSL-92233(1CD)
NX-B05
The Kernis Project: Debussy
アーロン・ジェイ・カーニス(1960-):弦楽四重奏曲 第3番「河」
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10
ジャスパーSQ

録音:2017年12月12-15日
2008年に設立されたジャスパーSQ。設立後まもなく数々の賞を獲得し、高く賞賛されているアンサンブル です。ハイドン、ベートーヴェンからベルク、リゲティ、他現代の作曲家の作品まで幅広いレパートリーを持つ彼らにおける 10年間の軌跡を示すのが、今回の「カーニスとドビュッシー」の作品集。2010年に弦楽四重奏曲第2番を初めて演奏 した時から、カーニスの作品に魅せられ、まだ見ぬ弦楽四重奏曲第3番を演奏することを夢見ていたという彼ら。遂に作 品を手にし、絶え間なく変化する音楽を演奏することに大きな喜びを感じています。アルバムでは、ドビュッシーの弦楽 四重奏を併せ、更に物語を膨らませました。絶え間なく姿を変える官能的な響きが印象的な作品です。

PRO MUSICA NIPPONIA
NYCC-13011(6CD)
国内盤仕様
日本音楽集団創立55周年記念CD BOX

【DISC 1】
1-2.長澤勝俊:颯踏(笛と打楽器のための音楽)
3-6.長澤勝俊:夏の一日
7.高橋久美子:『己 - ki -』 I 「起」
8.相澤洋正:『己 - ki -』 II 「輝」
9.福嶋頼秀:『己 - ki -』 III 「奇」
10.秋岸寛久:『己 - ki -』 IV 「希」
【DISC 2】
1.ラヴェル/池辺晋一郎 編曲:BOLERO (ボレロ)
2-4.三木 稔:「くるだんど」
奄美の旋律による日本楽器と混声合唱のためのカンタータ
5.秋岸寛久 編曲:フランス音楽メドレー
6.福嶋頼秀 編曲:日本民謡メドレー?南から北へ?
【DISC 3】
1.上野耕路:シンフォニエッタ・ルラーレ
(田園風シンフォニエッタ)
2.肥後一郎:四拍子協奏
3-4.伊福部昭/秋岸寛久 編曲:
日本音楽集団版 交響譚詩
5-6.伊福部昭/和田薫 編曲:日本狂詩曲 邦楽器版
【DISC 4】
1-4.牧野由多可:インド旋律による『壁画』
5-7.三木稔/野坂恵子 編曲:
三つのフェスタルバラード
8.佐藤敏直:青のモチーフによるコンポジション
【DISC 5】
1-3.中村八大:秋のコンチェルト
4.信長貴富:ひかりのうたげ
ー童声合唱と邦楽合奏のためのー
5.夏田昌和:啓蟄の音
?二十絃箏ソロと四面の箏のための?
6.権代敦彦:une place sur la terre
?地上にひとつの場を?
7.佐藤容子:ときが巡りくれば
【DISC 6】
1.秋岸寛久:トポロジカル・スペース
2-4.福嶋頼秀:五声のコンチェルティーノ
?尺八、三味線、琵琶、箏、打楽器のための?
5.高橋久美子:箏四重奏曲 みみらくの島
6.川崎絵�キ夫:邦楽合奏のための 疾風怒濤
7-9.篠田大介:子どものための組曲
日本音楽集団 (邦楽器合奏)

録音:1954-2019年
日本音楽集団は2019年に創立55周年を迎えました。それを記念して、CD BOX「己 - ki - 」を発売いたします。 これまで多くの作曲家に委嘱し、また団に作曲家を擁し、新たな音楽を作ってきた日本音楽集団。その300を超す新作初演の中から、ライ ブ録音を中心に、長澤勝俊「颯踏」や 三木稔「くるだんど」などの名曲、未だCDなどでは発表されていなかった「夏の一日」、伊福部昭作 品のアレンジで日本音楽集団ならではの大合奏「交響譚詩」「日本狂詩曲」、中村八大・信長貴富・権代敦彦など現代に煌めく作曲家 の委嘱作品、そして新録音にて「フランス音楽メドレー」「日本民謡メドレー」など聞きなじみのある曲の邦楽器アレンジ、そして 団内作曲 家による新共作「 己 - ki - 」!!

PERCUSSIONS DE STRASBOURG
PDS-119(1CD)
RAINS〜日本の打楽器作品集
細川俊夫(1955-):祈雨(2018)
岸野末利加(1971-):散華(2016)
平義久(1937-2005):イエロフォニーV(1975)
武満徹:雨の木(1981)
ストラスブール・パーカッション・グループ

録音:2019年1月24、25日、オトピエール劇場(ストラスブール)
1962年の結成以来、メンバーチェンジを繰り返しながらも現在まで60年近い活動を続けているストラスブール・パーカッション・グループ。彼ら の自主レーベルから満を持してリリースする、日本の作曲家による打楽器作品集です。グループの委嘱作品であり、細川俊夫が20年ぶりに 書いたという打楽器のみの編成による作品「祈雨(きう)」をはじめ、平義久「イエロフォニーV」、岸野未利加「散華」はいずれもストラスブー ル・パーカッション・グループによって初演されたもの。これに、大江健三郎の小説にイスパイアされた武満徹の傑作を収録した、理想的な内容 のアルバムです。メンバーの若返りもあり近年はエレクトロニクスにも接近している彼らですが、純粋に打楽器のみによる今回のアルバムは、広 い層のファンが待ち望んだ一枚と言えるでしょう。アナログ盤もリリース。 ※ このCDのオリジナル・ジャケットに日本語の表記がありますが、「ストラスブール」の「ス」の字が欠落しており、「トラスブール・パーカッション・ グループ」となっております。商品の表裏を覆う帯をお付けしますが、そちらでは正しく「ストラスブール・パーカッション・グループ」と表記されます。 ご了承ください。

コウベレックス
KRS-5604(1CD)
税込定価
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 作品114「鱒」
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲(ピアノ五重奏版) 【第2 番ホ短調Op.46-2/第10 番ホ短調Op.72-2/第15 番ハ長調Op.72-7】
村主紀子(P)
シュターミッツQ
イルジー・ルベシュ(Cb)

録音:2018 年8 月13-14 日、プラハ芸術アカデミー スタジオ
広島市出身の村主紀子は、シュターミッツ四重奏団と国内外で共演し、今回プラハ芸術 アカデミーのスタジオにおいて録音した。クリアな音色で颯爽と奏でる、村主の渾身のフ ァーストアルバムです。

RAMEE
RAM-1911(1CD)

NYCX-10077(1CD)
国内盤仕様
税込定価
ガンバ三重奏によるバッハ鍵盤作品集
3声の組曲 ト長調(フランス組曲 第5番BWV 816より)
ファンタジアとフーガ ニ短調 BWV 905
ラール前奏曲「来たれイエスよ、今こそ天よりここへ」BWV 650
コラール前奏曲「ああ神にして主なるかた」BWV 692
イタリア様式による協奏曲 ト長調 BWV 971
コラール「今ぞ来たれ、異教徒の救い主」によるトリオ BWV 660
コラール前奏曲「どこへ彷徨い出るべきか」BWV 646
トリオ・ソナタ ニ長調 BWV 1028
コラール前奏曲「ただ神のみを信じる者は」BWV 691
チェッリーニ・コンソート(ガンバ合奏・古楽器使用)
トーレ・エーケトルプ(5弦パルドゥシュ〔最高音域〕・ガンバ、バス・ガンバ)
ブライアン・フランクリン(ディスカント〔高音域〕・ガンバ、テノール・ガンバ、バス・ガンバ)
トーマス・ゲチェル(6弦パルドゥシュ・ガンバ、テノール・ガンバ、バス・ガンバ)

録音:2017年10月26〜29日
スイス放送局(SRF)第2スタジオ、チューリヒ
【国内盤】 解説日本語訳:白沢達生
ヴィオラ・ダ・ガンバ三重奏でなぜバッハの鍵盤作品を?と思われるかもしれません。しかしこれは、バロック期の通例としては決して不思議で はない解釈でもあります。ヴィオラ・ダ・ガンバはかつて、調和のとれた社交生活を送れる人物であることの証として貴族たちに愛されていまし た。貴族にふさわしい知的な対位法楽曲にも適しているうえ、人の声に近い美音も好まれ、声楽曲の楽譜をみながら歌い手ぬきでそれを合 奏することもあれば、当時は声部別に別々の段に記されることも多かったオルガン独奏曲を合奏曲に見立て、その音の絡みを解き明かしな がら演奏するのにもガンバが使われたのです。 チューリヒとバーゼルで、名匠サヴァールやパンドルフォらに師事したのち世界的に多忙な活躍をみせている3人の新旧世代ガンバ奏者たち は、そうしたこの楽器の演奏習慣を「いま」に甦らせるがごとく、あえて広く知られたバッハの鍵盤曲を原作にそうした編作を試み、きわめて高い 評価を博してきました。徹底した古楽研究の成果としての「ガンバによるバッハ」は、作品本来のみずみずしい魅力に思わぬ角度から光をあ てた魅惑の仕上がり!18世紀のオリジナル古楽器を含む銘器の数々から引き出される、素材感あふれる羊腸弦の美音の重なりに酔い しれたい1枚です。

LE PALAIS DES DEGUSTATEURS
PDD-020(1CD)
モーツァルト:ピアノ三重奏曲第2番ニ短調 K.442【ロバート・レヴィンによる補筆完成版】
ピアノ三重奏曲第3番ト長調 K.496
ヒラリー・ハー ン(Vn)
ロバート・レヴィン(P)
アラン・ムニエ(Vc)

録音:2016年3月6&7日/ヴォーヌ=ロマネ城(ブルゴーニュ地方コート=ドール県南部)
今をときめくヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーンが名手ロバート・レヴィンとフランスのチェロ界の重鎮アラン・ムニエと共演したモーツァルトのピアノ三重 奏曲がリリースされます!
世界中からの注目を集め、幅広いレパートリーを誇るヒラリー・ハーン。彼女がもっとも大切にしている作曲家の一人がモーツァルトです。CD録音ではヴァ イオリン・ソナタ集、ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」が、また映像ではヴァイオリン協奏曲第3番(以上、DG)などがリリースされており、端正な演奏で 高い評価を得ております。大注目のピアノ三重奏曲では大御所レヴィン、ムニエと丁々発止の演奏を披露。モーツァルトを得意とする三人が大熱演を聴かせて くれます。
ニ短調 アレグロ、ニ長調 テンポ・ディ・メヌエット、ニ短調 アレグロの3つの断片を、モーツァルトの死後、音楽学者マクシミリアン・シュタードラー (1748-1833)が補筆完成させて1曲にまとめたものを1797年にヨハン・アントン・アンドレ(1775-1842)が「作品56」と題して出版したピアノ三重奏 曲第2番。しかし各楽章の成立年が違うとする研究者も出てくるなど、今日では独立した3楽章作品として構想されたものではないため各々別個のケッヘル番 号を与えるべきとの意見も多く出ております。
著名なピアニストにして音楽学者、作曲家のロバート・レヴィンはバッハやモーツァルトなど、18世紀の作曲家による未完の作品の校訂、および補筆を 行なっており、モーツァルトのレクイエムではモーツァルト自身のスケッチに基づいて改訂を行うなど、その功績は高く評価されております。この度世界初録音 となったレヴィン版による補筆完成させたピアノ三重奏曲第2番でも長年の研究と確かな手腕で演奏時間30分ほどの作品に仕上げました。一音一音丁寧に 紡ぎだされる演奏に酔いしれることができます。
自筆譜で「ソナタ」としているモーツァルトの最初の本格的なピアノ三重奏曲である第3番ト長調。『ケーゲルシュタット』 K.498と同様にジャカン家におけ る音楽の集いのために書かれたものとされています。トリオの醍醐味といえる各楽器の対話が実に魅力的なこの傑作を名手3人が輝かしく奏でております。

EDTION ABSEITS
EDA-43(1CD)
アメリカで歿したユダヤ人作曲家の秘曲集
ワーグハルター:弦楽四重奏曲ニ長調
ストラスフォーゲル:弦楽四重奏曲第1番
ラトハウス:弦楽四重奏曲第5番Op.72
ベルリン・ポーランドSQ

録音:2017年7月16-18日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
生まれはポーランドながら、国外で活躍した作曲家の業績を見直すシリーズの最新盤。今回は1881年生まれのイグナツィ・ワーグハルター、1895年生ま れのカロル・ラトハウス、1909年生まれのイグナツィ・ストラスフォーゲルという3名のユダヤ系作曲家の弦楽四重奏曲を集めています。
ワーグハルターはベルリンで教育を受け、1912年には現在のベルリン・ドイツ・オペラであるシャルロッテンブルクに新設されたオペラ劇場の首席指揮者とな り、こけら落とし公演を行います。第二次世界大戦が勃発するとアメリカへ移り、黒人音楽家によるオーケストラを設立するなど人道的活動を行いました。
ストラスフォーゲルは13歳でレオニード・クロイツァーにピアノを、14歳でシュレーカーに作曲を学び、将来を嘱望されますがナチスの台頭でアメリカへ移 住します。ニューヨーク・フィルやメトロポリタン歌劇場でコレペテなどをしながら働き、1994年まで存命しました。作品には十二音技法なども用いていますが、 いつも旋律的であるのが特徴。
ラトハウスは以前「退廃音楽」で注目されました。彼も最終的にアメリカへ移住、ニューヨーク市立大学で作曲を教えました。弦楽四重奏曲第5番は最晩年 の作で、シンプルで透明な世界が独特の魅力を放っています。
ベルリン・ポーランドSQはベルリン・ドイツ・オペラOのポーランド人メンバーにより2002年に創設された団体。20世紀ポーランドの作 曲家による弦楽四重奏曲の開拓と普及を主眼に活動しています。 (Ki)
EDTION ABSEITS
EDA-44(1CD)
収容所で歿した天才バハリッヒの世界
エルンスト・バハリッヒ:ピアノ・ソナタOp.1 (1917)
3つの歌曲Op.3 (1917-25)
ヴァイオリン・ソナタOp.2 (1925)
詩篇Op.10の1 (1933/4)
イースターの花Op.10の2 (1933/5)
肖像画(3つのピアノ曲)Op.6 (1927)
太陽讃歌Op.11 (1933/4)
前奏曲 (1929)/天使 (1933-7)
初期詩集Op.15 (1915)
ローラ・ルビオ(Vn)、
アンナ・クリスティン・ザイン(S)、
アレクサンダー・ブライテンバッハ(P)

録音:2018年7月2-3日、8月13-16日 イエス・キリスト教会(ベルリン)
エルンスト・バハリッヒはオーストリアの作曲家兼指揮者。1892年に生まれ、最初はウィーン大学で法律を学ぶものの、1916年からシェーンベルク:に個人 的に作曲を師事。1920年から5年間ウィーン・フォルクスオーパーの指揮者を、1928年にはデュッセルドルフ、31年からはデュイスブルクの市立劇場の楽長 を務めるもののナチス政権により公職追放となり1942年7月にマイダネクの強制収容所で50年の生涯を終えました。
バハリッヒの作風は師シェーンベルク:の影響とベルクへの近親性を感じさせる興味深いもの。収録曲はすべて世界初録音。個人蔵の自筆譜などを集めて企画が 実現、バハリッヒの思いがついに日の目を見ました。 (Ki)

コウベレックス
KRS-5602(1CD)
税込定価
ピアノとヴァイオリンによるDuo
サン・サーンス:ヴァイオリン・ソナタ 第1 番ニ短調 作品75
フランク:ヴァイオリン・のソナタ イ長調
MOON STONES【宮本聖子(P)、馬渕清香(Vn)】

録音:2019 年2 月19-20 寝屋川市立地域交流センター アルカスホール
MOON STONES(宮本聖子&馬渕清香)の結成10 年を記念して、待望のファー ストアルバム。 毎年 6 月に定期演奏会を開催し「本格的ながら楽しいコンサート」をモットーにフ ァンを魅了してきたピアノの宮本聖子と ヴァイオリンの馬渕清香。今回はサン=サ ーンスとフランクの代表作を収録。多岐にわたる演奏活動で培ってきたそれぞれ の楽器への愛を超え、懐の深い穏やかな挑戦へと向かう。デュオ演奏のヴィルトゥ オーソとして聴く人を惹きつけてやまないフランスのロマン派アルバムとなった。 MOON STONES は2 人が同じ誕生日である6 月の誕生石からユニットを命名。

EDITION RZ
RZ-10024(1CD)
トゥルグート・エルチェティン(b.1983)作品集
(1)弦楽四重奏曲第2 番(2014)
(2)「地下室で」(2016)〜2 つの形態の似た声楽アンサンブルとライヴ・エレクトロニクスのための
(3)「パノプティコン・スペキュラリティーズ」(2017)〜4 つの形態の似た室内アンサンブルのための
(1)アルディッティ四重奏団
(2)ノイエ・ヴォーカル・ゾリステ
ン・シュトゥットガルト
(3)アンサンブル・モザイク
アンサンブル・アパラト
アンサンブル・アダプター
ソナー四重奏団

録音:(1)(2)2016年、(3)2017年
トゥルグート・エルチェティン(Turgut Ercetin) はイスタンブール出身。アメリカ・スタンフォ ード大学で学んだ後、ベルリンに留学、以後ドイツで活動しています。ラッヘンマンの静寂とフ ァーニホウの複雑性など西ヨーロッパ前衛音楽の影響を一身に受けた繊細で錯綜した作風 が特徴。2群の声楽アンサンブルのための「地下室で」と4群のアンサンブルのための「パノ プティコン・スペキュラリティーズ」はともに中央を挟んで両側に位置するグループが干渉し あい呼応するというシュトックハウゼンの「グルッペン」に似た発想で書かれている秀作。

FUGA LIBERA
FUG-749(1CD)
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ他
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94bis
仮面〜「ロミオとジュリエット」Op.64より ハイフェッツによるヴァイオリンとピアノのための編曲
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
ヴァイオリン・ソナタ第1番へ短調 Op.80
行進曲〜「3つのオレンジへの恋」より(ハイフェッツ編)
エルサ・グレーテル(Vn)
ディヴィッド・ライヴリー(P)

録音:2018年6月22-25日
FUGA LIBERAレーベルからこれまでリリースした3枚のアルバムが、ディアパソンやグラモフォンで最高ランクの高評価を得ているフランスのヴァイオリニスト、エル サ・グレーテルによるプロコフィエフが登場。プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ2作と無伴奏ヴァイオリン・ソナタは、1944〜47年という第二次世界大戦終結の前 後に書かれており、深い嘆きからの沈鬱と内に秘めた情熱の高まりが印象的な第1番、やや軽やかな抒情性と諧謔性を併せ持つ第2番、ロシアの民族舞曲 の影響をうかがわせる無伴奏ソナタという、いずれもキャラクターの立った作品です。グレーテルはこれをプロコフィエフが作り出した音楽的な仮面と捉え、それぞれ の作品を性格的に描き出すことに成功しています。アルバム・タイトルの元となった「仮面」と、有名な「行進曲」をハイフェッツの編曲で収録。

2L
2L-152SACD(1SACD)
ストーレ・クライベルグ(1958-):室内楽作品集
1-3.弦楽四重奏曲第3番(2018)
4-7.歌曲集「君はヒースを信じているか」(2018)
8-10.トリオ・ルナ(2016-17)(フルート、ヴィオラ、ハープのための)
11-15.歌曲集「光の鍛冶屋」(1984 rev.2017-18)
1-3.アトレ・スポンベルグ(第1ヴァイオリン)、アンデシュ・ラーシェン(第2ヴァイオリン)、オーレ・ヴットゥダール(Va)、オイヴィン・ギムセ(Vc)
4-7.マリアンネ・ベアーテ・シェラン(Ms)、オーレ・クリスチャン・ホーゲンルード(P)
8-10.トリオ・ルナ【アンニカ・ノールストロム(Fl)、ヤン・ペッテル・ヒルスタ(Va)、ルース・ポッター(Hp)】
11-15.マリアンネ・ベアーテ・シェラン(Ms)、イーダ・カテロース(Cl)、オーレ・クリスチャン・ホーゲンルード(P)
ピアノ:ベヒシュタイン・コンサートC234

録音:2018年8月 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
トロンハイム在住の作曲家ストーレ・クライベルグは、現代的な要素とロマンティックナ要素を独自のやり方で混ぜ合わせることから、しばしば「モダン・ロマンティッ ク」と呼ばれています。新しいアルバム『君はヒースを信じているか』では、詩人の目で生を見つめた室内楽作品が4曲、演奏されます。弦楽四重奏曲第3番は、「夏」 を語る、「生きる歓び」の吹き込まれた音楽として作られました。「そぞろ歩き」の第1楽章、「夢想する、夜の音楽」の第2楽章「熱狂と活気に満ちた」第3楽章。 フルート、ヴィオラ、ハープのための「トリオ・ルナ」(月の三重奏)は、一日の時によって外的、内的な景観の異なる月の雰囲気を捉えた〈宵の月(Luna serale)〉〈夜 の月(Luna not-turna)〉〈朝の月(Luna mattutina)〉の3楽章の作品。この曲を演奏する「トリオ・ルナ」は、トロンハイムSOのフルートとヴィオラの首 席奏者とハープ奏者のアンサンブルです。 2つの歌曲集は、クライベルグがコラボレーションを行ってきた抒情詩人、ヘルゲ・トルヴン Helge Tor-vund の「光、静けさ、愛、死、自然」をテーマとする詩 に作曲されました。「君はヒースを信じているか」は、自然の姿に人生の秋と冬を比喩的に重ねた〈Fruktbar stille(静寂が充ち満ち)〉〈Mor(母)〉〈Kjarleik og liding(愛と苦悩)〉〈Livnar til(生きつづける)〉の4曲。「光の鍛冶屋」は、あらゆるものが一気に息をし始める「春」の心を醸す音楽に作られました。〈Eg foddes pa ei slette(わたしは平地に生まれた)〉〈Me skal elska(私たちは愛し合う)〉〈Mitt ansvar(わたしの責任は)〉〈Kom ut(出ておいで)〉〈Om du ligg heilt stille(横になってじっとしていると)〉の5曲。メゾソプラノのマリアンネ・ベアーテ・シェランは、オラヴ・アントン・トンメセンの「霊感を与えられた娘ヴェ スレモイ」(2L078SABD)でグラミー賞にノミネート、スカンディナヴィアを代表する歌手のひとりとして国際的に活躍しています。イェンス・ハーラル・ブラトリと ホーヴァル・ギムセに学び、2014年ベルゲン国際フェスティヴァルでローベット・レヴィン賞を受けたオーレ・クリスチャン・ホーゲンルードのピアノ。「光の鍛冶屋」 に加わるクラリネットは、ノルウェー国立音楽大学の博士課程でビョルン・ニューマンとフレードリク・フォシュに学ぶイーダ・カテロースの演奏です。 (Ki)

Cybele
CYBELE-KIG011S
(4SACD)
尹伊桑(1917-1995):チェロとピアノのための作品集
Nore (1964; rev. 1968) / Interludium A (1982) / Intermezzo (1988) / Glissees (1970) / Escape I (1992) / Shao Yang Yin (1966) / Duo (1984) / Sieben Etuden (1993) / Funf Stucke (1958)
[音楽:113分45秒]

尹伊桑の語り(1993、1976)
ミリャム・ヴィーズマンとホルガー・グロショップの対話(2018)
[ドイツ語の語り:203分21秒]
ア デ ル・ビッタ ー(Vc)
ホルガ ー・グロショップ(P)
激動の人生を歩み後年は西ドイツに帰化した尹 伊桑(ユン・イサン)。ドイツでの評価も非常に高く、ベルリン芸大の教授として多くの作曲家を育てました。 若いころチェロを学んだこともあり、チェロに対する思い入れが強かったと言われています。ピアノ・ソロも交えつつチェロ作品を集めたアルバム。SACDハイブ リッド盤で、SACD層にはバイノーラル録音も。尹 伊桑の芸術が高音質で楽しめます。 ★尹 伊桑の語りを収録したトラックも貴重。他にピアニストのホルガー・グロショップと、キュベレ・レコーズ創始者の1人で女優でもあるミリャム・ヴィーズマ ンの対話も収録しています。 (Ki)

FUGA LIBERA
FUG-609(1CD)
ピアソラ−ピアフ〜弦楽四重奏とバンドネオンによるシャンソンとタンゴ
ウイリアム・サバティエ(1974-):ピアフへのオマージュ
ピアソラ:4人でタンゴ Four for Tango
 ファイヴ・タンゴ・センセーションズ
鮫 Escualo
ウイリアム・サバティエ(バンドネオン)
テルプシコルドQ

録音:2015年3月17-20日、2016年2月24日 ジュネーヴ、スイス・ロマンド放送スタジオ
西洋クラシックの究極的形態の一つといえる弦楽四重奏が、アルゼンチン音楽の結晶バンドネオンと新しい形で融合。クロノス・ カルテットの依頼でピアソラがまとめた弦楽四重奏とバンドネオンのための唯一の組曲「ファイヴ・タンゴ・センセーションズ」と、両大 戦間期を彩った名作群をパラフレーズした「ピアフへのオマージュ」を軸にしたスタイリッシュな仕上がりです。テルプシコルド四重奏 団はピリオド楽器によるハイドンやシューベルトの録音でも注目されたジュネーヴのグループ。フランスのバンドネオン奏者サバティ エは「海の上のピアニスト」の原作者バリッコや「悪童日記」のアゴタ・クリストフらと組んで舞台音楽を手がける一方、Alphaにも 録音があるアルゼンチン出身の古楽器系指揮者L.G.アラルコンともタンゴ越境系パフォーマンスを披露する才人。多角的な視 点あればこその上質の音の重なりが、ミックスとマスタリングを担当する敏腕技師フィリップ・テシエ・デュ・クロによって、本来の魅力 そのままに収められています。

EM Records
EMRCD-050(3CD)
★
さすらい人〜パリー:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
組曲第2番ヘ長調(世界初録音)
ヴァイオリンとピアノのための12の短い小品第1巻
ヴァイオリンとピアノのための3つの小品(世界初録音)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ニ短調
友情の歌(世界初録音)
ヴァイオリンとピアノのための12の短い小品第2巻
パルティータ ニ短調(世界初録音)
ヴァイオリンとピアノのための小品(世界初録音)
幻想ソナタ
ヴァイオリンとピアノのための組曲第1番ニ長調(世界初録音)
ヴァイオリンとピアノのための12の短い小品第3巻
2つの初期のピアノ小品(世界初録音)
ヴァイオリンとピアノのための小品(世界初録音)
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ニ長調
ルパート・マーシャル=ラック(Vn)
ダンカン・ハニーボーン(P)

録音:2016年4月28日−30日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
「エルサレム」や数々の合唱曲の名作を遺した近代イギリスの作曲家、チャールズ・ヒューバート・パリー(1848−1918)のヴァイオリンとピアノのための作品を網羅したEM Recordsならではの好企画。
ワーグナー夫妻と親交が深かったことからその音楽が「ワーグナー風」と例えられることが多いものの、収録されている数々のヴァイオリン作品はむしろブラームスやシューマンからの影響が色濃く、さらには後年のエルガーに繋がる作風が特徴的。
また、1863年の若書きの「2つの初期のピアノ小品」、1872年に作曲された未出版の「友情の歌」、1907年の「組曲第2番」など、多数の世界初録音も近代イギリス音楽ファンならば見逃せないポイントでしょう。
近代英国における「イギリス音楽ルネサンス」の始祖的存在とも評されるパリー。濃密なロマンティシズムに満ちた秀作の数々を網羅した全集の登場です。

FUGA LIBERA
FUG-748(1CD)
ラヴェル:ピアノ三重奏曲、 ほか
バーンスタイン(ブルーノ・フォンテーヌ編):「キャンディード」序曲
バーンスタイン(ブルーノ・フォンテーヌ編):「ウエスト・サイド・ストーリー」ファンタジー
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 M67
トリオ・ザディーグ
[イアン・バーバー(P) アメリカ
ボリス・ボルゴロット(Vn) フランス
マルク・ジラール・ガルシア(Vc) フランス]

録音:2018年8月13-17日エリザベート音楽院ホール、ワーテルロー(ベルギー)
フランスの生まれでパリ音楽院とウィーン音楽大学で共に学んだボリス・ボルゴロットとマルク・ジラール・ガルシアが、帰国後に出 会ったアメリカのピアニスト、イアン・バーバーと共に組んだピアノ三重奏団、トリオ・ザディーグのデビュー・アルバム。ヴォルテールの 作品からグループ名を取った彼らによる、やはりヴォルテールを原作とするバーンスタインのミュージカル「キャンディード(カンディー ド)」序曲で幕を開けるこのアルバムは、名作「ウエスト・サイド・ストーリー」へと続き、弾けるようなリズムとメランコリックな歌いまわ しの美しさにどんどん惹きつけられます(Transartでフレンチ・ジャズ感覚漂うモーツァルトやバッハの名盤を連発してきたピアニス ト=アレンジャーのブリュノ・フォンテーヌによる編)。メインはラヴェルによる大作で、ここでの色彩豊かな表情も実に見事。20 世紀を生きたバーンスタインと19世紀生まれのラヴェルという2人の実り多い出会いを間で演出するのは、21世紀の作曲家バ ンジャマン・アタイール。トゥールーズの出身という、メンバー2人と同郷のアタイールがこのトリオのために書いた「Asfar」は、弦2 人とピアノが対話をするように開始されますが、この組み合わせが次々に変化し、3パート相互の掛け合いへと発展していく緊張 感あふれる刺激的な作品です。ハイドンからラフマニノフ、ショスタコーヴィチにヴァスクスと、すでに著名なピアノ三重奏曲のほとん どをレパートリーとしている彼ら。近現代によるプログラムのこのアルバムは、若い世代ならではの、ほんの名刺代わりと言えそうで す。

Virtus Classics
VTS-007(1CD)
国内盤仕様
税込定価
R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
瀬�ア 明日香 (Vn)
エマニュエル・シュトロッセ (P)

録音:2018年4月25〜27日三重県総合文化センター大ホール
フランクとシュトラウス、2つのソナタの魅力を追って艶やかな美音と深い音楽性で聴衆を魅了する ヴァイオリニスト瀬�ア明日香。ヨーロッパで研鑽を積み、幾多のコンクール入賞歴を持つだけでなく、 すでにイザイやサン=サーンスのアルバムをリリース。その煌めく才能を存分に開花させています。今回 彼女が取り組んだのは、フランクとシュトラウスのヴァイオリン・ソナタ。ピアノとの対話が美しいフランク、 若々しい情熱が漲るシュトラウス。どちらの作品も高度な技巧が駆使された名曲であり、瀬�アは真 摯、かつひたむきに曲に取り組み、その本質を丁寧に伝えています。

おんがくしつトリオ
ONGKST-2(1CD)
国内盤仕様
税込定価
「ごもくやきそば」
オー・シャンゼリゼ
デカリシモ
「くるみ割り人形」から<トレパック>
Your Song
「動物の謝肉祭」から<フィナーレ>
おんがくしつトリオ
[下中拓哉 (リコーダー)、菅谷詩織 (鍵盤ハーモニカ)、内藤晃 (P)]

録音:2018年3月12日、8月22日 Sala MASAKA
あの日の給食のように懐かしい… ピアニスト・指揮者・作編曲家の内藤晃が発案した「おんがくしつトリオ」。リコーダーに鍵盤ハーモニカという、誰もが音楽の時間 に接した楽器とピアノという組み合わせで、クラシックの音楽を身近に感じさせてくれる彼らのミニアルバム第2弾。現在のメンバー は内藤晃のほか、ブラジルのショーロをこよなく愛する陽気な笛吹き、リコーダー奏者・作編曲家の下中拓哉と、クラシック・ポップ ス・劇伴音楽など、幅広いフィールドで活動中のピアニスト・鍵盤ハーモニカ奏者・作編曲家、菅谷詩織の3人。クラシックの名 曲からエルトン・ジョンまでを収録した楽しい一枚です。
■「おんがくしつトリオ」とは
2015年1月に始動し、「音楽室で使ったあの楽器、実はこんなに面白い!」をコンセプトに、ピアノ・リコーダー・鍵盤ハーモニカ の編成で、上質なアンサンブルを本気で追求しています。楽しいアレンジと演奏がインターネットや口コミで話題を広げ、これまで に北海道から福岡県まで16都道府県で公演やワークショップを開催。札幌コンサートホールKitara、ミューザ川崎シンフォニー ホールなどの全国主要ホールに招かれ、小学校でのスクールコンサートも19校を数えます。

EM Records
EMRCD-042(1CD)
1920年代のチェロの声
エリック・フォッグ:ポエム
ジョン・アイアランド:チェロ・ソナタ
シリル・スコット:ジェントル・メイデン(アイルランド民謡)
フレデリック・オースティン:チェロ・ソナタ
グレヴィル・クック:シー=クルーン
ウィリアム・オルウィン:2つの民謡〔ノルウェー民謡による瞑想曲、フール・バイ・マイ・ビーザムス?)
ベンジャミン・バローズ:ソナティナ
ジョゼフ・スプーナー(Vc)、
レベッカ・オモーディア(P)、
モーリーン・ガレア(P)

録音:2016年12月19日−21日、ターナー・シムズ・コンサート・ホール(サウサンプトン、イギリス)
イギリスの見過ごされてきた作品を発掘するイングリッシュ・ミュージック・フェスティヴァル(English Music Festival)の自主レーベル「EM Records」。 ジョン・アイアランドとフレデリック・オースティンのチェロ・ソナタ他、民謡からの編曲作品含む1920年代イギリスの麗しきチェロ・レパートリー。イギリス・ロマン派、イギリス印象派的な繊細で美しいリリシズムが満載。

EM Records
EMRCD-043(1CD)
縦糸と横糸〜イギリスの2台ヴァイオリンのための作品集
レベッカ・クラーク:2台のヴァイオリンとピアノための組曲
ポール・パターソン:2台のヴァイオリンとピアノためのアリュージョンズ・トリオ(世界初録音)
ゴードン・ジェイコブ:2台のヴァイオリンのための4つのバガテル(世界初録音)
アーネスト・ジョン・モーラン:2台のヴァイオリンのためのソナタ
アラン・ロースソーン:2台のヴァイオリンのための主題と変奏
小町碧(Vn)、
ソフィー・ローザ(Vn)、
サイモン・キャラハン(P)

録音:2016年12月12日−13日、福音史家聖ヨハネ教会(イフリー・ロード、オックスフォード)
イギリスの見過ごされてきた作品を発掘するイングリッシュ・ミュージック・フェスティヴァル(English Music Festival)の自主レーベル「EM Records」から、ロンドン在住、イギリス音楽のスペシャリストとして活躍するヴァイオリニスト、小町碧のレコーディングが登場!
2011年のマンチェスター国際ヴァイオリン・コンクールで第2位&聴衆賞を受賞しChamps Hill Recordsからフランク&ラヴェルのヴァイオリン・ソナタ集(CHRCD 123)でデビューしたソフィー・ローザ、小町碧とコンサートやレコーディングで度々共演し、知られざるイギリス音楽の伝道者として活動するサイモン・キャラハンとの共演。20世紀と21世紀のイギリスで作曲された2台のヴァイオリンのための魅力的な作品を収録。まるで織物の縦糸と横糸(Warp and Weft)のように織り合うヴァイオリンの旋律。技巧的でありながら、イギリス民謡の要素や「歌」を最大限に表現したアルバムです。

HAT HUT RECORDS
HATART-208(1CD)
ローランド・ダヒンデン(1962-):TALKING WITH CHARLIE
チャーリー・パーカーとのイマジナリー・トーク
1.PHONOLOGICAL EXTENSION
2.FREE MORPHENES
3.ALL - O - PHONES
4.MORPHOLOGICAL DRIFT
5.SEMANTIC CROSSINGS
ダリオ・カルデローン(Cb)
ガレス・デイヴィス(バスCl)
コーエン・カプタイン(Tb)
ペッペ・ガルシア(パーカッション)

録音:2018年6月
バス・クラリネット奏者ガレス・デイヴィスは、彼の仲間たちのために作曲家・トロンボーン奏者ダヒンデンに四重奏曲を依 頼、出来上がったのはダヒンデンが讃える偉大なるチャーリー・パーカーへのオマージュ作品でした。ダヒンデンとパーカーと の「IMAGINARY TALK 想像上の会話」と題されたこの曲の演奏からは、ミュージシャン同士の素晴らしい相互作用 が生まれています。

ANTARCTICA
ANTAR-008(1CD)
コントラスツ
マルティヌー:チェロ・ソナタ第2番
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
シュニトケ:チャロ・ソナタ
カツペル・ノヴァーク(Vc)、
フリスチャ・フージイ(P)

録音:2017年11月22、23、30日、12月1日/メヘレン・モーター・スタジオ・ドヴァラス(ベルギー)
ポーランド出身の若手チェロ奏者ノヴァークとウクライナ出身の若手ピアニスト、フージイ。ともにベルギーのエリザベート王妃音楽院で学び、そこで知り合い デュオを組みました。「コントラスツ」というタイトルを持つ彼らのデビュー・アルバムは、3篇のチェロ・ソナタが集められています。18世紀半ばに作曲された ブラームスに20世紀半ばのマルティヌーとシュニトケ、さらに中欧で作曲されたブラームスと、アメリカでチェコを思いながら作られたマルティヌー、暗黒の旧ソ 連で作られたシュニトケとさまざまな意味のコントラストを成しています。
ノヴァークはジェラール・コセ、ゴーチエ・カプソン、ジャン=ギアン・ケラスの薫陶を受けた期待の新星。みずみずしく、正確かつ清潔な演奏を聴かせてくれ る注目株です。 (Ki)

Cybele
CYBELE-361804S
(1SACD)
ヒンデミット:3つの小品 Op.8(1917)、
 求婚にでかけた蛙(1941)
ベルンハルト・ハイデン(1910-2000):チェロ・ソナタ(1958)、シエーナ(1961)
ウォルター・スコリック(1934-):チェロ・ソナタ(2004)、4つのバガテル(1998)
セシル・グルーブラー(Vc)
タマーラ・チターゼ(P)
高音質レーベルCYBELE RECORDSならではの名録音で味わうチェロ作品集。SACDハイブリッドで、SACD層ではバイノーラル録音、サラウンド録音が 楽しめます。
ベルンハルト・ハイデンはドイツに生まれベルリン音大でヒンデミットに作曲を学んだ人物です。後年アメリカに帰化し、作曲活動を続けながらインディアナ大 学の作曲教授を務めました。そしてこの大学でハイデンに教えを受けたのが、ニューヨーク生まれのウォルター・スコリック。ヒンデミットと弟子、そして孫弟子 のチェロ作品が聴けるという面白いディスクなのです。書法にも非常に似たものを感じるからまた面白い。バッハ的な折り目正しい調性音楽と思いきや、移ろうよ うに変化音を交えトリッキーな転調を行い、軽妙なユーモアを感じさせる展開。時には厳しくシリアスな曲調も。無調の音列主義とはまったく違う方向に深めら れた現代音楽の系譜をお楽しみください。 (Ki)

FUGA LIBERA
FUG-611(1CD)
NX-B08
ヴィオラ、クラリネットとピアノのための作品集
シューマン:おとぎの絵本 Op.113
クルターグ:サイン、ゲームとメッセージ
シューマン:3つのロマンス Op.94 ヴィオラとピアノのための
クルターグ:R.Sch.(ロベルト・シューマン)へのオマージュ
シューマン:おとぎ話 Op.132
エレーヌ・ドゥサン (Va)
ロナルト・ファン・スパーンドンク (Cl)
ルイ・ロルティ (P)
ナタナエル・グーアン (P)

録音:2017年11月18-19日、12月18-20日エリザベート音楽院
フランス出身のヴィオラ奏者エレーヌ・ドゥサンは、2011年にジュネーヴ州立高等音楽院を卒業後、この世代随一のソリストとして活躍するほか、アンサンブル 2e2mのメンバーとしても活動しています。彼女が強い情熱をもってシューマンに取り組むこのアルバムでは、現代を生きる作曲家クルターグの作品と対峙させる ことにより、お互いの特性を引き立てるという稀有な試みを成功させました。全部で24曲あるクルターグの「サイン、ゲームとメッセージ」から5曲を選び、その間に シューマンの「3つのロマンス」を挟み込むという実験的な試みも素晴らしい効果を生んでいます。もう一つ収録されたクルターグ作品もシューマンへのオマージュで あり、親和性が高いのは当然のこと。作風は異なっているものの、音楽が目指す方向が近い作曲家だからこそ、このような共鳴が生まれるのだと言えるでしょ う。ドゥサンのヴィオラは鳴らし過ぎることなく、常に優しく耳当たりの良い音色で、19世紀と20世紀が生んだ巨匠の音楽を丁寧に歌い上げています。 CHANDOSレーベルに録音の多いロルティの参加も注目です。
FUGA LIBERA
FUG-612(1CD)
NX-B08
20世紀前半のフルート作品
ケクラン:フルートとピアノのための14の小品
シュルホフ:フルートとピアノのためソナタ
ババジャニアン:Vagharshapat Dance ヴァガルシャパトの舞曲
ババジャニアン:Impromptu 即興曲
アミロフ:フルートとピアノのための6つの小品
バルトーク(P.アルマ編):ハンガリーの農民の歌による組曲
Chants populaires tristes 民衆の悲歌
Vieilles danses 古い舞曲
トーン・フレット (Fl)
ヴェロニカ・イリチェンコ (P)

録音:2018年7月30日-8月1日ベルギー、アントワープ・アート・センター、ブルー・ホール
19世紀後半から20世紀にかけて活躍した作曲家たちによるフルートのためのオリジナル作品(バルトークはピアノ作品からの編)を収録。フランスのケクラン、 チェコのシュルホフ、アルメニアのババジャニアン、アゼルバイジャンのアミロフ、ハンガリーのバルトークと、それぞれの風土の影響を強く受けた、いずれも個性的な 作品です。バルトークはピアノのための「15のハンガリーの農民の歌」を、弟子の一人であるハンガリー出身のパウル・アルマがフルートとピアノのために編曲したも ので、第6曲「バラード」を省略し、繰り返しや変奏が若干加えられています。元々バルトークが各地で取材した民謡を編曲したもので、民族色豊かな旋律と ルバート、特徴的な和声を楽しむことのできる作品です。フルートのフレットはFUGA LIBERAより数点のアルバムをリリースしています。作品の特性に沿った生 き生きとした表現がたいへん魅力的。

FUGA LIBERA
FUG-747(1CD)
ヴァイオリンとピアノのための作品集
イザイ:悲劇的な詩 Op.12
イザイ:恍惚 Op.21
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ長調 Op.13
サン=サーンス:6つの練習曲 Op.52-第6番
ワルツ形式の練習曲によるカプリース
(E.イザイによるヴァイオリンとピアノ編)
サテニィク・クールドイアン(Vn)
アレクサンダー・グルニング(P)

録音:2017年4月
2008年に開催されたロン=ティボー国際ヴァイオリンコンクールに入賞、併せて「聴衆賞」を獲得し一躍注目を浴びたヴァイオリニスト、クール ドイアン。フランスを中心に数多くの演奏会に登場、現在モネSOのコンサート・ミストレスを務める彼女の初となるリサイタル・アルバム は、フォーレのソナタを中心に、イザイとサン=サーンスの美しい作品を併せた1枚。しばしば息のあった共演を行うピアニスト、グルニングととも に奏でる親密で友好的な音楽は聴き手の心を捉えて離しません。
FUGA LIBERA
FUG-750(1CD)
ロマンティック・ヴィオラ
ロベルト・フックス(1847-1927):ヴィオラ・ソナタ ニ短調 Op.86
ヴュータン:ヴィオラ・ソナタ 変ロ長調 Op.36
ライネッケ:3つの幻想小曲集 Op.43
リスト:忘れられたロマンス S132(ヴィオラとピアノ版)
ダニエル・ヴァイスマン(Va)
ジャン=ルイ・ドゥラオー(P)

録音:2017年10月ベルギー リエージュ、サル・フィルハーモニク
ベルギーを本拠地とするリエージュ王立PO。名称の変遷を経て、2010年よりベルギー王室から「王立」を名乗ること を許されたオーケストラです。現在オーケストラの音楽監督を務めるダニエル・ヴァイスマンは、指揮者としてだけでなく、優れたヴィオラ奏者で あり、このアルバムでもほとんど聴く機会のないロマン派の秘曲を選び、ヴィオラの美しく奥深い音色を最大に生かした素晴らしい演奏を行って います。

Finetone
FTM-8045(1CD)
ヴォルフガング・マイヤー/ノクターン
サティ:ジムノペディ第1番(スタベノウ編)
トレネ:残されし恋には(レーヘル編)
アーレン:虹の彼方に(レーヘル編)
クロイダー:至福の夜のために(レーヘル編)
デニス:エンジェル・アイズ(レーヘル編)
サティ:ジムノペディ第1番(レーヘル編)
ポーター:ナイト・アンド・デイ(レーヘル編)
マクヒュー&フィールズ:アイム・イン・ザ・ムード・フォー・ラヴ(レーヘル編)
ガーシュウィン:イット・エイント・ネセサリリー(レーヘル編)
ゴルソン:アイ・リメンバー・クリフォード(レーヘル編)
ウッド:マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ(レーヘル編)
ジェンキンス:グッドバイ(レーヘル編)
サティ:ジムノペディ第1番(ザイフゲ編)
ヴォルフガング・マイヤー(cl/except#10)、
ティロ・ヴァーグナー(p/except#13)、
トーマス・スタベノウ(b)、
ペーター・レーヘル(sax/#5, 6, 10, 11)、
マルク・ザイフゲ(g/#13)

録音:2018年3月11日、カールスルーエ(ドイツ)
ドイツのサクソフォン奏者、作編曲家、教育者として活躍するペーター・レーヘルが設立した高品質レーベル、ファイントーン(Finetone)。
ジャズ、クラシックの両面で活躍し、カールスルーエ音楽大学の教授、学長を務め、ペーター・レーヘルとの共演も多いドイツ・クラリネット界の重鎮、ヴォルフガング・マイヤー。ニュー・アルバム「ノクターン(夜想曲)」は、夜をテーマにした珠玉のアレンジ集。「虹の彼方に」、「ナイト・アンド・デイ」、「残されし恋には(アイ・ウィッシュ・ユー・ラヴ)」などの麗しき名曲をペーター・レーヘルがジャズ・クラリネット・コンボ用にアレンジを施し、エリック・サティの「ジムノペディ第1番」では、レーヘル、トーマス・スタベノウ、マルク・ザイフゲの3名によるそれぞれの編曲版を収録。クラリネット関係者要注目!

MPR
MPR-102(2CD)
NX-C08
パリー(1848-1918):弦楽四重奏のための作品全集
弦楽四重奏曲 第1番ト短調 世界初録音
弦楽四重奏曲 第2番ハ長調 (ジェレミー・ディブルによる監修版) 世界初録音
弦楽四重奏曲 第3番ト長調
スケルツォ ハ長調 (ジャレミー・ディブルによる補筆完成版) 世界初録音
アルカエウスQ

録音:2017年11月14-16日
セールハースト聖母マリア教会、イースト・サセックス、UK
19世紀後半から20世紀前半に活躍した英国の作曲家・教育者パリーの、知られざる弦楽四重奏作品を集めたア ルバム。初めての全曲録音となります。いずれの作品も、例え短調を用いても動きのあるフレーズで深刻さに陥らず、 彼の代表作であり英国の国民的合唱曲でもある「イェルサレム」を思わせる美しい緩徐楽章を挟み、包容力と高揚 感を持った長調の曲想で解決する構成が基本。ブラームスを思わせる分かりやすい和声と旋律という、彼の特性が生 きたたいへん美しい作品です。未完となってしまった「スケルツォ」は、英国音楽の研究家ダラム大学ジャレミー・ディブル 教授による補筆完成版。第1番と第2番は長年出版も演奏もされなかったものです。1990年に結成されたアルカエ ウス四重奏団は、伝統的な弦楽四重奏曲はもちろんですが、20世紀の知られざる作品の発掘と演奏に定評のある グループ。英国音楽ファン必携のアルバムです。 (Ki)
MPR
MPR-104(1CD)
レナード・サルゼード (1921-2000):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番(単一楽章による) Op.1 (1942)
弦楽四重奏曲第5番Op.32-1 (1950-52/1995)
弦楽四重奏曲第10番Op.140 (1997)
アルカエウスQ

録音:2017年8月8-10日
ベネンデン聖ジョージ教会、ケント、UK
世界初録音
ロンドンに生まれて王立音楽大学で学び、生涯サウス・イースト・イングランドに暮らしたサルゼード。ヴァイオリニストとし てロンドン・POとロイヤル・POで活躍後に指揮に転向、さらに多作な作 曲家としてソロ作品から交響曲、映画音楽やバレエ音楽などを残しました。10曲を数える弦楽四重奏曲はどれもた いへん魅力的で聴きやすく、常にどこか影を引きずるようなメランコリックな作風には、ユダヤ系である彼の音楽的ルーツ が色濃く反映されているほか、シベリウスの大きな影響を受けています。1990年に結成されたアルカエウス四重奏団 は、伝統的な弦楽四重奏曲はもちろんですが、20世紀の知られざる作品の発掘と演奏に定評のあるグループ。サル ゼードの個性的な作品の魅力を十二分に表現しています。
MPR
MPR-101(1CD)
「牧歌」〜20世紀英国の知られざるフルート作品
リチャード・ヘンリー・ウォルシュー (1872-1951):牧歌 (1907)
シリル・ブラドリー・ルーサム (1875-1938):3楽章の組曲 Op.64 (1921)
サー・ジョージ・ヘンシェル (1850-1934):主題と変奏 Op.73 (1921)
ロビン・ミルフォード (1903-1959):ソナタ ハ長調 Op.69 (1944)
セシル・アームストロング・ギブス (1889-1960):組曲 イ長調 Op.144 (1956)
ノーマン・デマス (1898-1968):ロンサールによる3つの牧歌 フルート独奏のための (1953)
スタンリー・ベイト (1911-1959):ソナタ Op.11 (1937)
レナード・サルゼード (1921-2000):カンティガ・モリスカ フルート独奏のための (1981)
ジョン・ホワイト (1936-):小二重奏曲 (1960)
ジェイムズ・ダットン (Fl)
オリヴァー・デイヴィス (P)

録音:2017年9月16-17日ユーディ・メニューイン音楽学校、メニューイン・ホール
世界初録音:(商業用録音として)
1900年代英国のフルート作品を集めたアルバム。収録曲の多くは王立音楽大学で学んだ、あるいは教鞭をとった作曲家によるもので、全て世界発録音(プ ライベートの録音を除く)となっています。いずれも英国らしく聴きやすい作品を、メニューイン・ホールの伸びやかな響きを拾った美しい録音で楽しむことが出来ま す。フルート奏者のダットンは王立音楽大学で学び、1997年からはロンドンのスコッツ・ガーズ(英国近衛歩兵スコッツ連隊軍楽隊)の首席フルート奏者。ピア ニストのデイヴィスは音楽史について深い知識を持ち、歴史的なテーマに沿った演奏会のシリーズで高い評価を受けています。英国音楽ファンにとってはもちろ ん、フルートのレパートリーとしてもたいへん貴重かつ意義深いアルバムです。

Welling-Tone
NYCC-13008(1CD)
税込定価
ファンタジードゥセルヴェ/林裕
フランソワ・セルヴェ(1807-1866):「ヴェニスの謝肉祭」によるファンテジー・ビュルレスクOp.9
フランソワ・セルヴェ&ジョゼフ・グレゴワール(1817-1876):ウェーバーの「魔弾の射手」による二重奏*
フランソワ・セルヴェ:ラ・ロマネスカ-16世紀末の有名な踊りのメロディー
フランソワ・セルヴェ:スパの思い出Op.2
フランソワ・セルヴェ&ジョゼフ・グレゴワール:ヴェルディの「椿姫」による二重奏*
フランソワ・セルヴェ:「連隊の娘」によるファンテジーとヴァリアシオンOp.16
アルヴド・ポールテン(1836-1901):別れの歌〜セルヴェの想い出に*
林裕 (Vc) 、佐竹裕介 (P)

録音:碧南市芸術文化ホール エメラルドホール(愛知)
2017年3月14-15日、6月15-16日、11月10日、2018年6月7-8日
*=世界初録音(セルヴェ協会公認)
チェロのパガニーニと呼ばれたセルヴェは、オペラの旋律を使ったヴィルトーゾ・ファンタジーを数多く作曲しました。彼の演奏はストラディヴァリで朗々と歌わせ、 高い技術で驚かせるだけでなく、優雅でうっとりさせるスタイルだったそうで、ベルリオーズも絶賛しています。1842年3月28日のウィーンフィルの創立記念演 奏会でソリストを務めた事や、生まれ故郷の教会広場に8メートルもある像が聳え立っている事から、当時の人々からの尊敬の大きさを伺い知る事ができま す。

Signature
SIG-11107(1CD)
フローラン・シュミット他:ヴァイオリン・ソナタ集
ルーセル:ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.28
フローラン・シュミット:結合された2つの楽章による自由なソナタ
プレヴォ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
エレーヌ・コルレット(Vn)
アンヌ・ル・ボゼック(P)

録音:2016年1月 ラジオ・フランス
フランス近代音楽の広がりを、「北」を意識した選曲で……とは、ヴァイオリンのエレーヌ・コルレットからの本盤の紹介。ドビュッシーやフォーレら によるフランス近代の傑作群のあとを受けての、充実した曲構成と細やかな音色の扱いがきわだつ充実作3作を集めたアルバムです。フロー ラン・シュミットやルーセルなど「ドビュッシー以後」を代表するフランス人作曲家たちのヴァイオリン作品は、新録音が決して多いとは言えない分 野。フランス北東部ロレーヌ地方生まれのフローラン・シュミット(ほぼ同世代のオーストリア=ハンガリー帝国の作曲家フランツ・シュミットとは別 人)の全2楽章からなるソナタ(1919年作)、およびルーセルの第2ソナタ(1924年作)はどちらも両大戦間の作品で、フォーレ晩期のソナタ群 やラヴェルの『ツィガーヌ』などと同時期の作らしい細やかさと充実度のせめぎ合いが魅力。一方ヴァイオリンのコルレットと同じフランス語圏カナダ 出身のプレヴォは、デュティユーの薫陶を受けた耳なじみのよい音楽の書き手で、ロマン派から近代への流れを受けてのポスト=ロマン派ともい うべきソナタにも注目したいところ。フランス放送が自信をもってお勧めする「今が旬」のアーティスト二人が手がけた、カナダやフランス北部など 「北」への憧憬をはらんだ1枚です。

NEU RECORDS
NEU-003
(DVD+Blu-ray)
シューベルト:弦楽四重奏曲集〜ライヴ・イン・バルセロナ
弦楽四重奏曲第7番ニ長調 D.94
弦楽四重奏曲第5番変ロ長調 D.68
弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810 「死と乙女」
カザルスSQ

録音(ライヴ):2013年11月5日、バルセロナ(スペイン)

※HD動画のDLコード付き
※フォーマット
Sound format: LPCM 24 bit 96 kHz, Stereo(DVD, Blu-ray, HD MOV) + Surround 5.1(Blu-ray, HD MOV)
Picture format: Color, HD 1080 25p 16:9
Disc Region: DVD: 2. Blu-ray: B
2018年6月には「サントリーホール・チェンバーミュージック・ガーデン2018」に招かれたスペインのトップ・アンサンブル、カザルスSQのバルセロナ・ライヴ。「死と乙女」を含むシューベルトの弦楽四重奏曲集を、高画質、高音質、サラウンド・サウンドでお届けします。
NEU RECORDS
NEU-006(2CD)
フリッツ・ハウザー:ディファレント・ビート
セカンド・ソート(世界初録音)
アズ・ウィ・アー・スピーキング
ダブル・エクスポジション(世界初録音)
Schraffur(世界初録音)
ランダム(世界初録音)
ウィ・スポーク(パーカッション・アンサンブル)、
フリッツ・ハウザー(パーカッション)

録音:2014年12月、スイス
※HD音源のDLコード付き
※当タイトルは【初紹介旧譜】となります。旧譜のため急な廃盤、また十分な枚数を確保出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。
フリッツ・ハウザーは1953年スイス、バーゼル生まれのパーカッショニスト&作曲家。ロンドンとローザンヌを拠点とするグループ、ウィ・スポーク(We Spoke)による演奏。
NEU RECORDS
NEU-007(CD+BOOK)
ホセ・マヌエル・ロペス・ロペス:打楽器作品集
海の俳句(打楽器六重奏/世界初録音)
アフリカの風�U(2人のマリンバとヴィブラフォン)
ヴィブラゾイド(ヴィブラフォンとエレクトロニクス)
メトリック・モジュレーションによる練習曲第2番(打楽器四重奏)
エクフラシス(マリンバ)
ミケル・ベルナト(ソロ・パーカッション)、
ドラミング(パーカッション・アンサンブル)

録音:2016年2月、スペイン
※HD音源のDLコード付き
1956年マドリード生まれ、サラゴサ音楽院で作曲を教えるホセ・マヌエル・ロペス・ロペスの打楽器作品集。「ドラミング」は、バレンシア生まれのパーカッショニスト、ミケル・ベルナトが創設したポルトガルを拠点とするパーカッション・アンサンブル。
NEU RECORDS
NEU-008(2CD)
ラモン・ウメット:マーサ・グレアムへのオマージュ(世界初録音) クラロン・マクファダン(S)、
アルベルト・ロサド(P)、
柿堺香(尺八)、
ネオペルクシオン(パーカッション四重奏団)

録音:2014年7月、スペイン
※HD音源のDLコード付き
マリオ・ルカルダの詩を元にしたラモン・ウメットの作品。タイトルの通り、アメリカの伝説的舞踏家、振付師であったマーサ・グレアム(1894−1991)へのトリビュートがテーマ。


Sancho Panza Records
SPAN-001(1CD)
SPANLP-001(1LP)
12アンサンブル「復活」
ルトスワフスキ:葬送音楽
ジョン・ウールリッチ:目覚めるユリシーズ
ケイト・ウィットレイ:秋の歌
ブライス・デスナー:ルトスワフスキへの応答
12 アンサンブル
12アンサンブルは2012年創立の弦楽集団。ロンドンの若い12名の弦楽器奏者で構成され、急速に名声をあげています。彼らのほぼデビュー盤と なるこのディスクは、ルトスワフスキ初期の「葬送音楽」をメインに、現役3作曲家のこだわりの作品をフィルアップ。
イギリスのジョン・ウールリッチ(1954-)の「目覚めるユリシーズ」はヴィオラ独奏と弦楽のための作品で、モンテヴェルディの歌劇「ウリッセの帰郷」 のアリアに基づいています。女性作曲家ケイト・ウィットレイ(1989-)の「秋の歌」はヴェルレーヌの詩に霊感を受けたもので、舞い落ちる木の葉を弦楽 器が描写します。
興味深いのがアメリカのロックバンド「ザ・ナショナル」のリード・ギターを務めるブライス・デスナー(1976-)の「ルトスワフスキへの応答」。坂本 龍一とも共演したデスナーが、ルトスワフスキの「葬送音楽」へのオマージュを込めて2014年に作曲、12アンサンブルの貴重なレパートリーとなってい ます。

SILKROAD MUSIC
SRM-043SACD(1SACD)
「チェロのカントラル・ボイス」

(1)メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番 ニ長調 Op.58
(2)オッフェンバック:アンダンテ〜協奏的大二重奏曲 Op.34-1
(3)ポッパー:(1843-1913):レクイエム Op.66(3つのチェロとピアノ編)
(4)ポッパー:いつかの美しいあの日のように Op. 64-1
(5)ブルッフ:コル・ニドライ Op.47
(6)グランツ(1898-1964):無伴奏チェロのためのタル(ブローメンダール編)
(7)ブロッホ:祈り〜ユダヤ人の生活より
(8)ラヴェル:カディッシュ〜2つのヘブライの歌より第1番(チェロとピアノ編)
(9)ベン=ハイム(1897-1984):3つの無言歌集【�@.アリオーソ/�A.バラード/�B.ユダヤのメロディ】
(10)グリック(1934-2002):祈りと踊り
コンラート・ブローメンダール(Vc)、
(1)(3)(4)(5)(7)(8)(9)(10)ヴァレリー・トライオン(P)、
(2)(3)アンドレス・ディアス(Vc)
、(3)アンドリュー・マルク(Vc)

録音:1994年5月/トロイ貯蓄銀行ホール(ニューヨーク)
かつて古楽、室内楽を中心に数々の名盤をリリースしたニューヨークのDorian Recordingsは2005年にバージニア州に 拠点を構えるSONO LUMINUSレーベルに買収されました。当ディスクはSONO LUMINUSレーベルからのライセンス盤で、香港のSILKROAD MUSICレーベルから発売したSACD Hybrid盤です。
1946年オランダ生まれのチェロ奏者コンラート・ブローメンダールはアムステルダム音楽院にてアンナー・ビルスマに師事。その後渡米し、ヤーノシュ・ シュタルケル、ウィリアム・プリムローズに室内楽を学びました。70年代よりカナダに拠点をうつしソリストとして活躍。80年代からは室内楽に傾倒し、 トロント・チェンバー・プレーヤーズ、トロント七重奏団、アマティSQらと共演。また、1986年にはヴァイオリンのジェラルド・カンタージアン、 ピアノのヴァレリー・トライオンとともにレンブラント・トリオを結成。カナダ、アメリカほかでツアーを大成功させ、Dorian Recordingsから5タイトル のアルバムをリリースしました。
「チェロのカントラル・ボイス」はメンデルスゾーンのチェロ・ソナタ第 2 番を主軸にブロッホ、グリック、グランツ、ポッパーなども収録しており、ブ ローメンダールが奏でるチェロの音色の美しさと雄弁な語り口が聴きものです。演奏の素晴らしさはもちろんのこと、優秀録音として評価の高いDorian Recordingsの名盤がSACDハイブリッド盤で聴けるのは非常に喜ばしいことです。 (Ki)

Sono Luminus
DSL-92222(1CD)
NX-B05
ジョージ・アンタイルの音楽集
ヴァイオリンのためのソナチネ(1945)
ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリンとピアノ版)(1946)
「ばらの精」からのワルツ(W.ゲバウアーによるヴィオリンとピアノ編)(1947)
デュオ・オデオン
【メンバー】
ハンナ・リーランド(Vn)
エイミー・フィンチャー(P)

録音:2017年7月31日-8月4日
「デュオ・オデオン」は、当時アリゾナ州立大学での博士課程に在籍していたヴァイオリニストのハンナ・レランドとピアニ ストのエイミー・フィンチャーによって2014年に結成されたアンサンブル。古典から現代まで幅広いレパートリーを持ちま すが、なかでもアメリカ近代音楽の研究と演奏に着目、ほとんど知られていない作品の発掘に力を注いでいます。 現在、彼らが魅了されているのはアンタイルのヴァイオリン作品です。このアルバムに収録された3作品は、彼の親友で 協力者だったヴァイオリニスト、ヴェルナー・ゲバウアーのために書かれたもので、どれも作曲当時のハリウッドを彷彿させ る濃厚なロマンティシズムを湛えており、アンタイルとゲバウアーの良きコラボレーションが伺われます。中でも、映画音 楽「ばらの精」からのワルツは、ゲバウアー自身がピアノとヴァイオリンのために編曲し、ゲバウアーの息子マルクが2016 年に遺品の中から発見したレアな作品です。

BION RECORDS
BR-291203(1CD)
チェロ×オペラ チェロ四重奏小品集
グルック:パントマイム 〜オペラ「アルセスト」より*
バッハ:賛美と誉れと栄光 BWV 231*
ラモー:シャコンヌ 〜オペラ「優雅なインドの国々」より*
ヴェルディ:花から花へ 〜オペラ「椿姫」より*
ビゼー:前奏曲/煙草女工の歌/ハバネラ/セギディーヤ 〜オペラ「カルメン」より*
ワーグナー(H.ヤコボフスキー編曲):オペラ「パルジファル」より抜粋
マスネ:タイスの瞑想曲*
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女*
ラヴェル:道化師の朝の歌*
フォーレ:夢のあとに*
ピュッツ:タンゴ
ピアソラ:オブリヴィオン*
ガーシュウィン (T. ミフネ編曲): フラグメント

*=オレリアン・サブレ編曲
クアチュオール・チェロペラ (チェロ四重奏団):
【クララ・ストロース/ジェレミー・ブーレ/
タチアナ・ウーデ/オレリアン・サブレ】

録音:2014 年6 月、ル・ブルジェ(フランス)
Cello(チェロ)×Opera(オペラ)=Cell’Opera(チェロペラ)の遊び心ある名前を冠し、2011 年、パリ・オペラ座管弦楽団首 席チェロ奏者オレリアン・サブレを中心として 4 人の主要メンバーによって結成されたチェロ四重奏団「クアチュオール・チェ ロペラ」。結成以来、器楽曲や声楽曲を独自に編曲し、多くの演奏会に出演している。初アルバムとなる当盤では、彼らの真 骨頂であるオペラ作品からフランス近代音楽を代表する珠玉の小品に加え、アンサンブルの魅力が最大限に引き出される タンゴやジャズのレパートリーも収録。躍動したライヴ感に満ちた演奏で、聴く者を音楽の旅へと誘う。 一部の収録曲はBION RECORDS のホームページより楽譜の購入可能。

Musica Ficta
MF-8028(1CD)
ザ・ドゥアルテ・サークル〜アントワープ1640
レオノーラ・ドゥアルテ、ジローラモ・フレスコバルディ、ジョン・ブル、チプリアーノ・デ・ローレ、コンスタンティン・ホイヘンス、サロモーネ・ロッシ、他の作品
トランスポーツ・パブリックス、
トーマス・バエテ(ディレクター)

録音:2017年7月25日−27日、AMUZ(アントワープ、ベルギー)
クイケンやサヴァールに師事し、グランドラヴォアやカピラ・フラメンカなどの中心メンバーとして活躍するベルギーの実力派ピリオド楽器奏者、トーマス・バエテが創設したアンサンブル "トランスポーツ・パブリックス"。英グラモフォン誌に好レビューが掲載された前作「アントニー・プール(MF 8023)」に続く新録音は、レオノーラ・ドゥアルテ(1610−1678)と、彼の家で音楽を楽しんだと考えられている作曲家たちの作品集。1640年頃アントワープのハウス・コンサートの模様を現代に再現します。

ZED Classics
ZED-18001(1CD)
Kツアー1860
ヘンデル:序曲(オルガン協奏曲変ロ長調より)、
 麗しき瞳よ(歌劇 「ジュリアス・シーザー」より)、
 アンダンテ(ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調より)、
 嫉妬深い暴君(歌劇 「アルチーナ」より)
バッハ:G線上のアリア(管弦楽組曲第3番より)
ヘンデル:パッサカリア(ハルヴォルセン編曲)
R.アーン:クロリスに
クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
ボッテジーニ:エレジア
レンメンス:幸せな鳥たち、
 ラインの歌、ノーマンの歌
フランク:オッフェルトワール ハ長調(オルガン作品集より)
クライスラー:愛の悲しみ
ベッリーニ:レチタティーヴォとロマンツァ(歌劇 「カプレーティ家とモンテッキ家」より)
アンサンブル "ザ・パーティ" 〔ヘンドリキエ・ファン・ケルコフ(S)、バート・ロディンス(ハーモニウム)、エリオット・ローソン(Vn)、ローデ・ライレ(Cb)〕

録音:2017年4月28日−30日、ベルギー
1860年代にアンリ・ヴュータン(Vn)、ジョヴァンニ・ボッテジーニ(Cb)、ジャック=ニコラ・レメンス(ハーモニウム)、ヘレン・シェリントン(S)という当時の有力音楽家たちによって編成されたアンサンブル「ザ・パーティ(The Party)」のコンサートを現代に再現。
ZED Classics
ZED-17002(1CD)
エマニュエル・デュルレ:G.G.ケニスからのヴァイオリンとピアノのためのソナタ集(世界初録音)
ソナタ第9番ト短調/ソナタ第6番ヘ長調
ソナタ第10番イ長調/ソナタ第2番イ長調
ソナタ第4番ニ長調/ソナタ第5番ニ長調
ソナタ第1番ホ長調/ソナタ第7番ニ長調
エリオット・ローソン(Vn)、
和泉清孝(P)

録音:2017年3月3日−5日、ベルギー
アントワープのフランドル王立音楽院で学び、後年は自身も同音楽院でピアノを教えていたベルギーのピアニスト、教師、作曲家エマニュエル・デュルレ(1893−1977)。デュルレが18世紀ベルギーの作曲家、ギヨーム・ゴメール・ケニス(1717−1789)の様々な編成のソナタを「ヴァイオリンとピアノ」のバージョンへとトランスクリプションしたアルバム。ベルギーで活動する日本人ピアニスト和泉清孝は、これまでもデュルレのピアノ作品集や室内楽作品集(エリオット・ローソンらと共演)を録音しているデュルレのスペシャリストです。

DACAPO
MAR-8.226135
NX-B06
ベント・セアンセン:作品集
ピアノと弦楽四重奏のための「Rosenbad-Papillons ローゼンバッド-蝶々」
(2013)
ピアノのための「Fantasia Appassionata ファンタジア・アパッショナータ」(2017)
ピアノとアンサンブルのための「Pantomime-Papillons パントマイム-蝶々」(2013-14)
カトリーネ・ギスリンジェ(P)
ステンハンマル四重奏団
エスビェア・アンサンブル

録音:2016年6月18-19日、2017年8月14-16日、録音:2005年9月1日,2006年1月28日
世界初録音
漠然として捉えどころのない音楽でありながら、確かな存在感を放つセアンセンの作品。このアルバムには、三部作「蝶々」の 中の2つの作品がメインに収録されています。ミニョン(8.226134に収録)、ローゼンバッド、パントマイム、この三つの作品で 構成された「蝶々」には恐怖、希望、郷愁を主題とした共通の音楽素材が用いられており、ピアノが重要な働きを担っていま す。ここでピアノを演奏しているのは、セアンセンの妻ギスリンジェ。北欧を代表するピアニストである彼女は、独奏曲「ファンタ ジア・アパッショナータ」でも夢幻的な演奏を聴かせます。

ANTARCTICA
ANTAR-006(1CD)
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 op.67(1944)
サム・ダヴィド・ワンパー:光のポートレイト(2015)
マティアス・コッペンス:トリオ作品2(2015)
モザ・トリオ
〔ブラム・デ・ブリー(P)、アレクサンドラ・ファン・ベヴェーレン(Vn)、パウル・スタヴリディ(Vc)〕

録音:2017年 7月3-5日、ベルギー
音を色彩、時間を空間に置き換えるなら、音楽作品を演奏する作曲家や演奏家は画家とえる・・・そんな考えをもつモザ・トリオ。2010年の結成以来、 オランダ、ベルギーを中心にその活動を続けています。グループ名のMosaとは、マーストリヒトのラテン語「Mosa Trajectum」に由来しています。 (Ki)

Aurora
ACD-5094(1CD)
『Exhaust/Renew』
ユリアン・スカール(1981-):Exhaust/Renew I(ピアノ・ソロのための) 
Exhaust/Renew II(ピアノ三重奏のための)
Exhaust/Renew III(ピアノ七重奏のための) 
Exhaust/Renew IV(ピアノとシンフォニエッタのための)
イングリ・アンスネス(P)
アンサンブル・エルンスト
トマス・リームル(指)

録音:2017年1月9日-12日 レインボースタジオ(オスロ)
ユリアン・スカール(1981-)はノルウェーの音楽家。オスロのノルウェー音楽アカデミーでロルフ・ヴァリーンとアスビョルン・スコートゥン、ベルリン の芸術大学でダニエル・オットとヴォルフガング・ハイニガーに学びました。コンサート・ミュージック、エレクトロニック・ミュージック、オペラやミュー ジカルといった劇場の音楽を中心にポップとコンテンポラリー・アートミュージックのジャンルを平行させた作曲活動を行い、ニルス・ベックやスサンナ・ヴァ ルムロードといったアーティストともコラボレートしてきました。アルバム『Exhaust/Renew』は、ピアノ・ソロの曲から始まり、ピアノ三重奏、ピアノ七 重奏と進み、ピアノとシンフォニエッタのための「協奏曲」と、編成を大きくしていく劇作法の作品です。共通する楽想をもった4つの曲は、「破壊あるい は疲弊から再生へ」のタイトルの示す「サイクル」を形づくリ、再び破壊されます。スカールは、直感で得たアイデアを形式化する段階でコンピュータによ る作曲法を用いています。コンピュータは「即興と記譜」の分析者の役割を担い、「混沌と秩序の戦い」から、作曲者のイメージした清冽な抒情の流れを 作りだして行きます。ピアノのイングリ・アンスネス(1978-)は、ノルウェー音楽シーンのさまざまな舞台で活躍、ベートーヴェンの《ディアベッリ変奏曲》 にラーシュ・ペッテル・ハーゲンの《ディアベッリ・カデンツァ》を加えた『33+1』(Simax 1350)が注目され話題になりました。三重奏と七重奏の各 楽器は、アンサンブル・エルンストのメンバーが担当。七重奏と、ピアノとシンフォニエッタのための《Exhaust/Renew IV》は、アンサンブル・エルンス トの共同設立者、トマス・リームルの指揮で演奏されます。録音セッションは、2017年1月、オスロのレインボースタジオで行われました。スカールと共 同で Ensemble neoN を創設した作曲家でギタリストのヤン・マッティン・スモルダールが制作、ペール・エスペン・ウーシュフィヨルドがエンジニアリン グを担当。ライナーノート(英語、ノルウェー語)は、スカールが作曲を学んだスコートゥンが執筆しました。 (Ki)

Sono Luminus
DSL-90908(8CD)
NX-F01
エイムズ・ピアノ四重奏団完全録音集
ドヴォルザーク:ピアノ四重奏曲 第1番 ニ長調 Op.23
ドヴォルザーク:ピアノ四重奏曲 第2番 変ホ長調 Op.87
フォーレ:ピアノ四重奏曲 第1番 ハ短調 Op.15
フォーレ:ピアノ四重奏曲 第2番 ト短調 Op.45
R・シュトラウス:ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.13
ヴィドール:ピアノ四重奏曲 イ短調 Op.66
シューマン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47
ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 Op.25
ブラームス:ピアノ四重奏曲 第2番 イ長調 Op.26
ブラームス:ピアノ四重奏曲 第3番 ハ短調 Op.60
パウル・ユオン(1872-1940):ピアノ四重奏曲 第1番 ニ短調「狂詩曲」Op.37
タネーエフ:ピアノ四重奏曲 ホ長調 Op.20
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」- ポーロヴェツ人の娘たちの踊り(編曲:G.ウィルケン)
スーク:ピアノ四重奏曲 イ短調 Op.1
ノヴァーク(1870-1949):ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.7
マルティヌー:ピアノ四重奏曲 第1番
ショーソン:ピアノ四重奏曲 イ長調 Op.30
サン=サーンス:ピアノ四重奏曲 変ロ長調 Op.41
エイムズ・ピアノ四重奏団

録音:1989-2000年
1976年に結成された「エイムズ・ピアノ四重奏団」。創立メンバーは全てアイオワ州立大学の教員であり、ロマン派から近 現代の作品まで幅広いレパートリーを持ち、アメリカをはじめ全世界で演奏活動を行い、録音にも積極的に携わったことで 知られています。2012年の春、ピアニストのディヴィッドとヴァイオリニストのダーリントンの引退に伴い、30年以上に渡る四 重奏団の歴史に幕を下ろしました。このBOXは彼らのDORIANレーベル録音の集大成です。

Baryton
BARYTON-2017(1CD)
愛の戦い〜バリトン、ヴィオラ・ダモーレとヴィオラ・ダ・ガンバの為の三重奏曲集
ハイドン:ヴィオラ・ダモーレ,バリトンとヴィオラ・ダ・ガンバの為の三重奏曲 ロ短調 (原曲:バリトン、ヴィオラとチェロの為の)Hob.XI:96*
 ヴィオラ・ダモーレ,バリトンとヴィオラ・ダ・ガンバの為の三重奏曲 イ長調 (原曲:バリトン、ヴィオラとチェロの為の)Hob.XI:35*
ルイージ・ボルギ(1745-1806):ヴィオラ・ダモーレとヴィオラ・ダ・ガンバの為のソナタ ニ長調(原曲:ヴィオラ・ダモーレとヴィオローネの為の)
ハイドン:ヴィオラ・ダモーレ,バリトンとヴィオラ・ダ・ガンバの為の三重奏曲 ニ長調(原曲:バリトン、ヴィオラとチェロの為の)Hob.XI:23*
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ルスト(1739-1796):ヴィオラ・ダモーレとヴィオラ・ダ・ガンバの為のソナティナ「La Paisanne」
ルイージ・トマジーニ(1741-1808):ヴィオラ・ダモーレ,バリトンとヴィオラ・ダ・ガンバの為の三重奏曲 ホ短調 *
ジャンニ・ラ・マルカ(バリトン [Baryton]*)
ラッファエーレ・ティゼオ(ヴィオラ・ダモーレ)
マルコ・オットーネ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
バリトン(Baryton)はバス・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)に共鳴弦が張られたような形の楽器。ヨーゼフ・ハイドンが仕えたエスエルハージ侯爵が好んで弾いたため、ハイドンはバリトン、ヴィオラとチェロの為の三重奏曲を多数書きました。ヴィオラ・ダ・モーレは現代のヴィオラのように肩に乗せて演奏するヴィオール系統の楽器で、共鳴弦が張られています。
ジャンニ・ラ・マルカはチェロをマリオ・セントゥリオーネに、ヴィオラ・ダ・ガンバをパオロ・パンドルフォに師事。2012年に当レーベルを創設しアーティスティック&テクニカル・ディレクターを務めています。マルコ・オットーネはジャンニ・ラ・マルカ門下のヴィオラ・ガンバ奏者。ラッファエーレ・ティゼオはエンリコ・ガッティとキアラ・バンキーニにバロック・ヴァイオリンを師事。モード・アンティクォ(ピリオド楽器アンサンブル)のレギュラー・メンバーです。
当盤では同系統に属する3つの楽器により親和性の高いアンサンブルが実現しています。フリードリヒ・ヴィルヘルム・ルストとルイージ・トマジーニの収録作品については、この演奏形態が原曲通りか否か情報がなく不明です。申し訳ございません。

Sono Lumius
DSL-92191(1CD)
NX-B09
ピーター・グレグソン:作品集
1.Found/2.Time
3.Cycle/4.Chorale
5.Held/6.Touch
7.Turn/8.Lost
ピーター・グレッグソン(Vc)
サラ・ダンジェロ(Vn)
ヘンリー・フローリー(Vn)
デレク・ポウェル(Vn)
エースム・アレン=クレイトン(Va)
ダナ・ロコズニー(Va) 他

【音声フォーマット】
5.1 DTS HD MA 24/192kHz
9.1 Auro 3-D 24/96kHz
2.0 LPCM 24/192kHz
2016年にニール・フェリスとマイケル・ヒギンズによって設立されたイギリスの声楽アンサンブル「Sonoro」。各々の歌手たちの 熟練の歌唱が実に豊かなサウンドを生み出す合唱団です。すでにイギリス国内のイヴェントや演奏会に次々と出演、BBCラ ジオ3やテレビ出演なども数多くこなしており、イギリス国内で絶大な人気を誇っています。Resonusレーベルへのデビューとな るこのアルバムは「Passion & Polyphony」のタイトル通り、演奏至難で知られるマルタンの「二重合唱のためのミサ」を中 心に、マクミランの宗教作品を合わせた興味深い選曲です。

ACT MUSIC
ACT-9864(1CD)
Stradihumpa
ゲオルク・ブラインシュミット:ミニチュア
イェルク・ドゥーダ:二重奏曲 Op.5-5
フローリアン・ウィライトナー:1+1=3〜美の抽象化
ゲオルク・ブラインシュミット:Schnabulescu Bandini
ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリース第1番 ト短調 Op.18*
クリストフ・ディーンツ:ランデ・コンチェルティーノ
ヘンデル(ヨハン・ハルヴォセン編):パッサカリア
ヤン・クーツィール:Unterkagner Landler第4番+第5番
ジョアン・ボスコ:Latin Lover
アントニオ・バッジーニ:妖精の踊り Op.25*
*編曲:ベンヤミン・シュミット&アンドレアス・マルティン・ホフマイアー
ベンヤミン・シュミット(Vn)
アンドレアス・マルティン・ホフマイアー(Tub)

録音:2017年6月16日、8月3&4日/バウマン・スタジオ、シュタイナキルヒェン・アム・フォルスト(オーストリア)
ヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミットとチューバ奏者、アンドレアス・マルティン・ホフマイアー。ともにエコー・クラシック賞を受賞歴のある二人 の名手が共演したヴァイオリンとチューバのためのデュオ作品集がECMにつぐヨーロッパ屈指のジャズ・レーベルACT MUSICからリリースされます!
シュミットといえばバッハ、ブラームス、メンデルスゾーンといった王道レパートリーからヴォルフ=フェラーリなど演奏機会の少ない作品も積極的に取 り組んできました。またジャズ・ヴァイオリンのステファン・グラッペリに捧げたアルバムをリリースするなど、ジャンルにとらわれない多岐に渡る音楽活動 で注目されています。一方、現代最高のチューバ奏者ホフマイアーはジョン・ウィリアムズのチューバ協奏曲を録音するなど、ソリストとして確固たる地位 を確立している数少ないチューバ奏者です。
当ディスクでは二人のために書かれた作品を含むデュオ作品を中心にヴィエニャフスキのエチュード・カプリース第 1 番、ハルヴォルセン作曲によるヘン デルのパッサカリアも収録しました。ともに二つの楽器が対等な技術を求められる弦楽器が原曲の両作品をチューバで演奏していることに驚かされます。 とても人間業とは思えないほど超絶技巧のオンパレードですが、彼らの音楽は溌剌とし輝きを持った演奏を聴かせてくれます。最後に収録されたバッジー ニの妖精の踊りではヴァイオリン・パートと伴奏パートを交互に演奏する興味深い編曲も披露しており、現代最高の演奏者だからこそ表現のできる唯一無 二の世界が広がります。 (Ki)

KLANGLOGO
KL-1415(1CD)
NX-B03
退廃音楽作曲家の弦楽四重奏曲集
シュルホフ(1894-1942):弦楽四重奏のための5つの小品
ウルマン(1898-1944):弦楽四重奏曲 第3番 Op.46
コルンゴルト:弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 Op.34
ディヴィッド・ザハヴィ(1910-1977):カイザリアへの散策(B.ピゴヴァートによる弦楽四重奏編)
クラリオンSQ
【メンバー】
ジェニファー・オーチャード(Vn)
マルタ・クレチュコフスキー(Vn)
タチアナ・ミード・チャミス(Va)
ブロウィン・バネルト(Vc)
このアルバムに収録されたのは1930年代にナチス・ドイツが「有害、または退廃的である」とみなし、「退廃音楽」の烙印を押 した作曲家の作品群。シュルホフやウルマンのように強制収容所に送られ命を落とした人や、コルンゴルトのように亡命し、そ の地で成功したものの、故郷を忘れることができなかった人たちの心の叫びが反映されたかのような曲が収録されています。 最後に収録されたザハヴィの曲は、やはり強制収容所で命を落とした女性詩人、ハンナ・セネシュの詩を元に書かれた作 品。詩はなくともその悲しみ、やるせなさが伝わります。クラリオン四重奏団は、ピッツバーグSOの楽員によるアンサンブ ル。彼らは2016年にテレジン強制収容所でこれらの曲のコンサートを行い、人々に感銘を与えました。

Solo Musica
SM-277(1CD)
NX-B03
ルーマニア狂詩曲
エネスコ:ルーマニア狂詩曲 Op.11-1 イ長調(T.ウォリーによるピアノ四重奏編)
バルトーク:ハンガリーの風景 BB103 第1番「トランシルヴァニアの夕べ」(ヴァイオリンとピアノ編)
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ短調「ルーマニア民謡の特徴による」Op.25
バルトーク:2つのヴァイオリンのための二重奏曲 BB104(バルトークによる2つのヴィオラ編)
バルトーク:ルーマニア民謡舞曲 BB68(ヴァイオリンとピアノ編)
エネスコ:夜想曲「ヴィル・ダヴレー」
ジル・アパップ(Vn)
ダイアナ・ケトラー(P)
アンサンブル・ラロ
【メンバー】
アレクサンダー・シトコヴェツキー(Vn)
ラツヴァン・ポポヴィチ(Va)
クリスティアン・ナス(Va…客演)
ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルク(Vc)
ダイアナ・ケトラー(P)
最近、注目を浴びているチェリスト、ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルクが所属するアンサンブル・ラロ。日本でも積極的にコン サートを行い、アグレッシヴな演奏を聴かせることで知られています。今回取り上げるのは、とりわけ彼らが得意とする東欧の2 人の作曲家、エネスコとバルトーク。「ルーマニア狂詩曲」のタイトル通り、民族色豊かな作品が並びます。エネスコの「ルーマ ニア狂詩曲」はもともと管弦楽のために作曲されましたが、当アルバムでは現代作曲家トーマス・ウォリーがピアノ四重奏にア レンジした版を使用。小回りの利く軽妙な風情が原曲の魅力を引き立てています。

Finetone
FTM-8043(1CD)
ペーター・レーヘル/アリア〜パイプス・アンド・フォーンズ
シューマン:私の心をゆりの林にひたそう(歌曲集 「詩人の恋」より)
シューベルト:おやすみ(歌曲集 「冬の旅」より)
ドニゼッティ:人知れぬ涙(歌劇 「愛の妙薬」より)
イタリア民謡:ニーナが床に臥して三日になる
スカンジナヴィア民謡:リム・リム・リマ
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
シューベルト:道しるべ(歌曲集 「冬の旅」より)
アレグリ:ミゼレーレ
プッチーニ:歌に生き, 愛に生き(歌劇 「トスカ」より)、
 ムゼッタのワルツ〜私が街をあるけば(歌劇 「ラ・ボエーム」より)
モーツァルト:恋人を見つけた男は(歌劇 「後宮からの誘拐」より)
イタリア民謡:シチリアーノ
グリーグ:ソールヴェイ (ソルヴェイグ) の歌(劇音楽 「ペール・ギュント」より)
ペーター・レーヘル(ソプラノSax、テナー・Sax)、
ペーター・シンドラー(Org)

録音:2017年9月12日−13日、聖マリア教会(ランダウ・イン・デア・プファルツ、ドイツ)
ドイツのサクソフォン奏者、作編曲家、教育者、そしてファイントーン(Finetone)レーベルの主宰者としても活躍するペーター・レーヘル。レーヘルのクラシック・クロスオーヴァー・アルバムの最新盤は、ドイツ・リート、オペラ・アリア、民謡、そしてルネサンス・ア・カペラの傑作「アレグリのミゼレーレ」など、様々なクラシック音楽の「名歌」をサクソフォンにアレンジした注目作。パイプ・オルガンの雄大な伴奏に乗せて、ペーター・レーヘルの優美なホーン・サウンドが響きます。ドイツ有数のレコーディング・チーム、トリトナス(Tritonus)とマルクス・ハイランドによる優秀録音もポイント。

2L
2L-143SABD
(Bluray disc Audio
+ SACD)
『金管の織物』
ビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976-):The Wind Blows Where it Desires(風は思いのままに吹く)(トランペット三重奏のための)
A Brass Chat(金管の雑談)(金管三重奏のための) 
Passing Scherzo(通りすがりのスケルツォ)(金管五重奏のための)
Air(アリア)(金管三重奏のための)
Sliding March(滑走する行進曲)(金管五重奏のための)
Circo Dodecafonico(十二音技法の輪)(金管三重奏のための)
Balloon Music(風船音楽)(金管五重奏のための)
Sentimental Pebbles(感傷に浸る小石たち)(金管五重奏のための)
Theme without Variations(変奏されない主題)(金管五重奏のための)
Ohrwurmer Fantasies(ハサミムシの幻想)(金管三重奏のための)
Octatonic Song(オクタトニックの歌)(金管三重奏のための)
Intersubject(被験者間の)(金管五重奏のための)
Chaconne(シャコンヌ)(独奏トランペットのための)
Woven Brass Quintet(金管織物の五重奏)(金管五重奏のための)
オスロ・フィルハーモニック・ブラス
ユーナス・ハルティア(トランペット、リーダー)
アクセル・ショーステット(トランペット)
 ブリンヤル・コルベルグスルード(トランペット)
ヤン=オラヴ・マッティンセン(ホルン)
トールビョルン・ロンモー(トロンボーン)
フローデ・アムンセン(テューバ)

録音:2017年6月 ヤール教会(ベールム、アーケシュフース、ノルウェー)
制作・バランス・エンジニアリング : モッテン・リンドベルグ
録音 : イェルムン・スコーグ
オスロ・フィルハーモニック・ブラスのアルバム『金管の織物』は、ふたりの音楽家の友情から生まれました。「物語性」を持った音楽をさまざまなジャ ンルに書きつづける作曲家のビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976?)と、スウェーデン生まれのトランペット奏者、1990年からオスロ・フィルハー モニック管弦楽団で演奏するユーナス・ハルティア(1966?)。きっかけは、2003年、クリストフェシェンが兄の結婚式のために作曲した《感傷に浸る小 石たち(センティメンタル・ペブルズ)》のトランペットを新郎新婦の知り合いだったハルティアが担当したこと。この曲を気に入ったハルティアは、トランペッ トとオルガンのための音楽集『Pebbles(小石たち)』(Pro Musica PPC9058)の一曲に選び、それ以来、クリストフェシェンに作曲の依頼を続けてき ました。『金管の織物』で演奏される作品は14曲。『ヨハネによる福音書』(3章8節)からタイトルをとった《風は思いのままに吹く》、ハルティアのト ランペット、マッティンセンのホルン、ロンモーのトロンボーンの金管三重奏が演奏する4つの「バガテル」《金管の雑談》《アリア》《十二音技法の輪》《オ クタトニックの歌》、金管五重奏のために編曲された《感傷に浸る小石たち》、ハルティアのソロのための《シャコンヌ》。音楽による30秒程度の短い格言、 14分近い作品と、折々に書かれた作品が約1時間の「音楽物語」に作り上げられています。オスロ・フィルハーモニック・ブラスの6人は、オスロ・フィ ルハーモニック管弦楽団のメンバー。ノルウェー・ブラス・エクスポで金管アンサンブルを楽しむ音楽家たちです。録音セッションは、ノルウェー軍音楽隊 のアルバム『凱旋路』(2L086SABD)と同じベールムのヤール教会で行われました。金管楽器それぞれのテクスチュアと音楽の温もりを伝える録音。グ ラミー賞のノミネートが続くモッテン・リンドベルグが制作とバランス・エンジニアリングを担当しました。 (Ki)


Treasures
TRE-190(2CDR)
★
イタリアQ/コンサート・ホールヘの全録音
ハイドン:弦楽四重奏曲第62番ハ長調 「皇帝」Op.76-33, Hob.III:77
 弦楽四重奏曲第38番 変ホ長調「冗談」Op.33-2, Hob.III:38
シューベルト:弦楽四重奏曲第13番イ短調 「ロザムンデ」 Op.29-1/D. 804 *
 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.125-1, D. 87*
イタリアQ
[パオロ・ボルチャーニ(Vn)、エリサ・ペグレッフィ(Vn)、ピエロ・ファルッリ(Va)、フランコ・ロッシ(Vc)]

録音:1965年(ステレオ)
※音源:瑞西Concert Hall SMS-2418、日Concert Hall SMS-2417*
◎収録時間:44:52+54:14
“徹底した作曲家への献身によって引き出された作品の内省味!!”
■音源について
イタリアQは、フィリップスへ大々的に録音を開始する直前に、コンサートホール・レーベルにレコード2枚分の録音を行っています。ここではその全てを収録。ハイドンはTU盤、シューベルトは、500枚のみ限定頒布された日本盤を使用。
シューベルトの「ロザムンデ」は1952年(DECCA)と1976年(PHILIPS)、シューベルトの「第10番」とハイドンの「皇帝」は1976年(PHILIPS)の録音もありますが、ハイドンの「冗談」は、これが唯一の録音。

★後の余裕綽々の再録音と比べると明らかなように、イタリアQのここでのアプローチは、自分たちの個性を全面に立てるのではなく、作曲家の思いに寄り添うことに全精力を傾注しているのが特徴的。端正な造形力と豊かな歌謡性の融合ぶりは、元々彼らの最大の魅力ではありますが、少しも外面的効果に傾かず、その特質が最も結実しているという点で、忘れるわけにはいきません。
例えば「皇帝」第1楽章4:39以降は、1976年盤では楽想の晴れやかさを堂々と表明しますが、ここでは音の「紡ぎ」に終始。その滲み出るニュアンスがたまりません。第2楽章の歌も、再録音よりもひたむきな純粋さが息づき、第3楽章は、彼ら自ら音楽を楽しむのと、音楽自体に語らせる献身ぶり、といった違いをまざまざと感じさせるのです。
「冗談」は、第1楽章が滑り出した途端、「これぞハイドン!」と思わず膝を打つこと必至。作曲家への献身が綺麗事ではなく、音楽の持ち味を最大限に活かすために完全な形で作用し、しかも、個性の表明を目的としていないのに、そこには教科書的な無機質さとは無縁の慈愛に満ちたニュアンスが敷き詰められているのです。終楽章のコーダも何の魂胆も持ち込まず、清新さ極み!
シューベルトでは、弦楽四重奏において「歌う」とはどういうことかを徹底的に思い知らされます。「ロザムンデ」第1楽章展開部後半の微妙な陰影は、単に全員が作品に共鳴し、アンサンブルの縦の線を揃えただけでは生じ得ず、まさに作品の核心まで踏み込んで共感し合わなければ実現不可能なニュアンスと言えましょう。終楽章冒頭は、4つの声部が緊密に連携していることを聴き手に意識させず、ただただ一個の音楽が囁くことの至福!【湧々堂】


DACAPO
MAR-8.201202(12CD)
NX-D11
王立デンマーク音楽アカデミーの150年


【CD1】作曲家たち-創立者たち
(1)ニルス W.ゲーゼ:ピアノ三重奏曲 Op.42(1864)
(2)ゲーゼ:ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.28(1840-1854)
(3)J.P.E.ハルトマン(1805-1900):オルガンのための幻想曲 ヘ短調 OP.20(1837)
(4)ハルトマン:ハーコン・ヤール-序曲Op.40(1844)

【CD2】作曲家たち-草創期
(1)ニールセン:3つのピアノのための小品 Op.59(1928)
(2)ニールセン:弦楽五重奏曲 ト長調(1888-1889)
(3)ニールセン:前奏曲とプレスト Op.52(1927-1928)
(4)リーサゲル(1897-1974):カルトシルニ Op.36(1938)
(5)フィン・ヘフディング(1899-1997): It is perfectly true Op.37(1940)
(6)ホルンボー(1909-1996):独奏フルートのためのソナタ Op.71(1957) …初出音源

【CD3】作曲家たち-戦後の三人組
(1)ホルンボー(1909-1996):室内交響曲 第13番 Op.67(1955-1956)
(2)コッペル(1908-1998):ピアノ協奏曲 第3番 OP.45
(3)ニールス・ベンソン(1919-2000):11楽器のための室内協奏曲 Op.52
(4)ベンソン:トッカータ Op.10

【CD4】作曲家たち-国立アカデミー
(1)コッペル(1908-1998):テルニオ Op.53
(2)カイザー(1919-2001):ディヴェルティメント II
(3)イェアシル(1913-2004):セレナード「Music-making in the forest」
(4)ヴェスタゴー(1922-1988):弦楽のための四重奏曲 Op.28(1966)
(5)ネアホルム(1931-):マクムーンの歌 III Op.154

【CD5】作曲家たち-国境を越えて
(1)ノアゴー(1932-):ピアノのためのデテルミナータ・ソナタ(1949-1950)
(2)アブラハムセン(1952-):ピアノ協奏曲(2000)
(3)ヘイスゴー(1954-):C'est la mer melee au soleil 太陽は海に溶け込む
(4)ニルス・ロシング=スコウ(1954-):I giardini dietro la citta
(5)セアンセン(1958-):ピアノ三重奏のための「ファンタスマゴリア」

【CD6】演奏家たち-声楽とオルガン
(1)マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」から
ラインの伝説
美しいトランペットが鳴り響くところ
魚に説教するパドヴァの聖アントニウス
(2)ハイドン:オラトリオ「天地創造」第2部より
レチタティーヴォ「神は言われた。地はそれぞれの生き物を生み出せ」
レチタティーヴォ「すぐさま台地の懐は開かれ」
アリア「今や天は光に溢れて輝き」
キム・ボルイ(Bs-Br)
(3)ニールセン:歌劇「サウルとダヴィデ」第1幕より
Jeg kommer fra Bethlehems dale 私はベツレヘムの谷から来た
(4)ドニゼッティ:歌劇「ランメルムーアのルチア」第3幕より
Tu che a Dio spiegasti l'ali 神の御許へと羽を広げ旅立ったおまえ
(5)ノアゴー(1932-):歌曲集「展開」より
第1番:Kindheit 幼少期
第2番:Die Genesende 癒し
(6)J.P.E.ハルトマン(1805-1900):Flyv Fugl, flyv 飛べ、鳥よ、飛べ
(7)エドゥアルド・デュピュイ(1770-1822):歌劇「若さと愚かさ」第1幕より
Jeg er endnu i livets var 私は人生の春の中にいる
(8)ニールセン:コモーティオ Op.58
(9)ファジー(1939-):ノートルダム大聖堂オルガンのカデンツとトリル

【CD7】演奏家たち-弦楽器 I
(1)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
(2)シューベルト:ピアノ三重奏曲 変ロ長調 D898
(3)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調「春」Op.24

【CD8】演奏家たち-弦楽器 II
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
(2)ボッケリーニ:チェロ・ソナタ イ長調 G.4
(3)ブリテン:ヴァイオリン協奏曲 Op.15


【CD9】演奏家たち-ピアノとチェロ
(1)ブラームス:チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.99
(2)バッハ:平均律ピアノ曲集 第1巻-前奏曲とフーガ ハ長調 BWV849
(3)ドビュッシー:ベルガマスク組曲
(4)シューマン:3つのロマンス Op.28-第2番 嬰ヘ長調
(5)メンデルスゾーン:無言歌 Op.62-第2番「春の歌」
(6)ハラール・セーヴェルー(1897-1951):ロンド・アモローソ Op.14-7
Kjempeviseslatten(レヴォールトのバラード) Op.22-5
(7)シェーンベルク:6つのピアノのための小品集 Op.19
(8).ベンソン(1919-2000):ピアノ・ソナタ 第3番 Op.44
【CD10】演奏家たち-ピアノと管楽器
(1)ルトスワフスキ:2台ピアノのための「パガニーニの主題による変奏曲」
(2)ブラームス:ハンガリー舞曲 WoO1(連弾編)より
第3番 ヘ長調
第4番 ヘ短調
第7番 イ長調
(3)ラヴェル:ソナチネ
(4)ショパン:子守歌 Op.57
(5)ショパン:夜想曲 第2番 変ホ長調 Op.9-2
(6)ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
(7)パル・イソルフソン(1893-1974):ユモレスク
第1番 ヘ長調
第2番 ニ長調
(8)シューマン:歌曲集「ミルテの花」-第24番「君は花のごとく」
(9)ニールセン:劇音楽「母」Op.41-霧が晴れてきた
(10)リーサゲル(1897-1974):セレナード Op.26b
(11)ニールセン:幻想的小品 Op.2
第1番:ユーモレスク
第2番:ロマンス
(12)アスガー・ルンド・クリスティアンセン(1927-1998):トロンボーン協奏曲

【CD11】演奏家たち-管楽器、ギター、アコーディオンとパーカッション
(1)ラウニ・グレンダール(1886-1960):トロンボーン協奏曲
(2)モーツァルト:ディヴェルティメント 変ロ長調 K270
(4)ルーザース(1949-):Tattoo for One
(5)ルーザーズ:独奏ギターのための「讃美歌集」
(6)ノアゴー(1932-):アルカナ
(7)ピアソラ(1921-1991):タンティ・アンニ・プリマ

【CD12】演奏家たち-管弦楽作品
(1)ニールセン:交響曲 第4番「不滅」Op.29
(2)グズモンセン=ホルムグレーン(1932-2016):パーカッションとオーケストラのための三部作
【CD1】
(1)デンマーク・ピアノ三重奏団
録音:2014年
(2)マリアンナ・シリンヤン(P)
録音:2016年
(3)ハンス・ファーイウス(Org)
録音:2005年
(4トーマス・ダウスゴー(指)/デンマーク国立SO
録音:1998年
【CD2】
(1)スクヨルド・ラスムッセン(P)
録音:1952年モノラル
(2)デンマーク弦楽四重奏団,ティム・フレデリクセン(Va)
録音:2006年
(3)ペダー・エルベク(Vn)
録音:1979年
(4)ヨハン・ヒュエ=クヌートセン(指)
王立デンマークO
録音:1941年モノラル
(5)オーレ・シュミット(指)
オーデンセSO
録音:1986年
(6)ポール・ビルケルンド(Fl)
録音:1970年
【CD3】
(1)マックス・アートヴェズ(Ob)
ティム・フレデリクセン(Va)
ハンヌ・コイヴラ(指)
デンマーク国立室内O
録音:1997年
(2)ヘアマン・ダーヴィド・コッペル(P)
エリック・トゥクセン(指)
デンマーク国立SO
録音:1953年モノラル
(3)ニールス・ベンソン(P)
ゲオルク・ヴァサヘーリ(P)
ヘアマン・ダーヴィド・コッペル(P)
ラヴァルド・フィルスホルム(指)
コペンハーゲン・コレギウム・ムジクム
録音:1951年モノラル
(4)ニールス・ベンソン(P)
録音:1942年モノラル
【CD4】
(1)モーテン・ツォイテン(Vc)/アマリエ・マリング(P)
録音:2009年
(2)カリーナ・アゲルボー(リコーダー)
ウッデン・フルーツ(アンサンブル)
録音:2006年
(3)デンマーク国立SO木管五重奏団
録音:1999年
(4)ランダース室内O
録音:2001年
(5)タマシュ・ヴェート(指)
アルス・ノーヴァ・コペンハーゲン/デンマーク・チェンバー・プレイヤーズ
録音:1999年
【CD5】
(1)ニクラス・シーヴェレフ(P)
録音:2016年
(2)アンネ・マリー・アビルズコフ(P)
イラン・ヴォルコフ(指)/BIT20アンサンブル
録音:2002年
(3)ニクラス・ヨハンセン(G)
録音:2017年…初出音源
(4)ローラン・キュニオ(指)/アンサンブルTM+
録音:2012年
(5)コペンハーゲン・トリオ・コン・ブリオ
録音:2011年
【CD6】
(1)エルゼ・パースケ(Ms)
録音:1978年
(2)キム・ボルイ(Bs-Br)
イーゴル・マルケヴィチ(指)
ベルリンPO
録音:1958年モノラル
(3)トニー・ランディ(T)
オーレ・シュミット(指)
デンマーク国立SO
録音:1978年
(4)トニー・ランディ(T)
グンナー・ステルン(指)
王立デンマークO
録音:1974年
(5)ヘレーネ・ギェリス(Ms)
ウラ・ミルマン(Fl)
イェスパー・リューツヘーフト(G)
ゲルト・セアンセン(パーカッション)
トーケ・モルドロップ(Vc)
録音:2010年
(6)(7)
オッタ・ブレンヌム(S)
録音:1898年
(8)ビーネ・ブリンドルフ(Org)
録音:2016年
(9)グレーテ・クロウ(Org)
録音:2002年 ライヴ
【CD7】
(1)ヘンリー・ホルスト(Vn)
ジプシー・オーケストラ
録音:1929年モノラル
(2)ヘンリー・ホルスト(Vn)
エアリング・ブロンダール・ベングトソン(Vc)
ヴィクトー・ショアラー(P)
録音:1955年モノラル
(3)エーリング・ブロッホ(Vn)
ホルガー・ルンド=クリスチャンセン(P)
録音:1942年モノラル
【CD8】
(1)エンドレ・ヴォルフ(Vn)
トーマス・イェンセン(指)
デンマーク国立RSO
録音:1949年モノラル
(2)エアリング・ブロンダール・ベングトソン(Vc)
ゲオルク・ヴァサヘーリ(P)
録音:1962年
(3)セルゲイ・アジジャン(Vn)
オスモ・ヴァンスカ(指)
コペンハーゲン・フィルハーモニー
録音:1996年
【CD9】
(1)エアリング・ブロンダール・ベングトソン(Vc)
ヴィクトー・ショアラー(P)
録音:1954年モノラル
(2)ニクラス・シーヴェレフ(P)
録音:2013年
(3)アンカー・ブリュメ(P)
録音:1986年…初出音源
(4)(5)アルネ・ショルド・ラスムッセン(P)
録音:1954年モノラル
(6)ロベルト・リフリング(P)
録音:1950年モノラル
(7)(8).ニルス・ヴィッゴ・ベンソン(P)
録音:1949年モノラル
【CD10】
(1)トーヴェ・ルンスコウ(P)/ロドルフォ・ランビアス(P)
録音:1980年
(2)トーヴェ・ルンスコウ(P)
ロドルフォ・ランビアス(P)
録音:1979年
(3)エイヴィンド・メラー(P)
録音:1956年モノラル
(4)ヨハンネ・アマリー・ストックマー(P)
録音:1929年モノラル
(5ヨハンネ・アマリー・ストックマー(P)
録音:1942年モノラル
(6)カレン・ルンド・クリスティアンセン(P)
録音:1950年モノラル
(7ハーラル・シグルドソン(P)
録音:1935年モノラル
(8)ドーラ・シグルドソン(S)
ハーラル・シグルドソン(P)
録音:1924年モノラル
(9)ホルガー・ギルベルト=イェスペルセン(Fl)
ヴァルボリ・ポールセン(ハープ)
録音:1936年モノラル
(10)ホルガー・ギルベルト=イェスペルセン(Fl)
エーリング・ブロッホ(Vn)
録音:1937年モノラル
(11)スヴェンド・クリスティアン・フェーロム(Ob)
クリスティアン・クリスティアンセン(P)
録音:1937年モノラル
(12)パルマー・トラウルセン(Tb)
アスガー・ルンド・クリスティアンセン(指)
ティヴォリ・コンサートホール・オーケストラ
録音:1957年モノラル
【CD11】
(1)イェスパー・ユール・ヴィンダール(Tb)
トーマス・ダウスゴー(指)
デンマーク国立SO
録音:2001年
(2)ヴァルドマール・ヴィルシング(Ob)
ハンス・ボルドバイ(Ob)
イングベルト・ミケルセン(Hrn)
ヴァング・ブライダール(Hrn)
キェル・ロイケアー(Fg)
カール・ブロッホ(Fg)
録音:1947年モノラル
(3)ビョルン・カール・ニールセン(Ob)
ジェルジ・レヘル(指)
デンマーク国立SO
録音:1989年 ライヴ…初出音源
(4)ジョン・クルセ(Cl)
録音:1993年
(5)イェスパー・シヴェバエク(G)
録音:2008年
(6)トリオ・モバイル
【メンバー】
モーゲンス・エレゴー(アコーディオン)
インゴルフ・オルセン(G)
ベント・リロフ(パーカッション)
録音:1984年
(7)ミケランジェロ 70
天使のミロンガ
ゲイル・ドラウグスヴォル(アコーディオン)
マッテ・ラスムッセン(P)
録音:2015年
【CD12】
(1)ミハエル・シェンヴァント(指)
RDAMSO
録音:2015年
(2)ゲルト・モルテンセン(パーカッション)
ミハエル・シェンヴァント(指)
RDAMSO
録音:2016年
デンマーク音楽アカデミーは、デンマークのコペンハーゲンにある音楽大学。1867年に作曲家ニルス・ゲーゼによって設立された、デンマーク国内最古で最大の 音楽教育機関で、現在の学生数は400人です。創設以来150年に渡り、デンマークの音楽界において中心的な役割を担い、数多くの音楽家たちがこの学 校から巣立っています。 この12枚組のBOXには、20世紀前半の「歴史的録音」から、このBOXのために録音された最新の音までが含まれており、作曲家だけでなく、種々の演奏家 たちの足跡もたどることができます。128ページのブックレット(英語、デンマーク語)には、アルバムの解説と、現在の学長ベルテル・クラルプの包括的なエッセイが 収録されています。

299 MUSIC
NIKU-9013(1CD)
税込定価
サクソフォン・クァルテット作品集
平野義久(1971- ):サン・ナルシソ・カプリッチオ(2015)
ショスタコーヴィチ(1906-1975)/編曲 岡出莉菜(1991-):前奏曲とフーガ 変ニ長調Op.87-15(1951)
平野義久(1971- ):リベラル・ダンス(2015-2016)
 舞姫/ラグ・シミュレーション2
アルヴォ・ペルト):スンマ(1977/2009)
 フラトレス(1977/2015)
ルイ・アンドリーセン(1939- ):フェイシング・デス(1990/1993)
福井健太(ソプラノ・サクソフォン)
田中拓也(アルト・サクソフォン)
本堂誠(テナー・サクソフォン)
塩塚純(バリトン・サクソフォン)

録音:2017 年10 月15、18-19、27 日、相模湖交流文化センター
ラシック、ジャズ、吹奏楽、そしてスタジオセッションと、ボーダーレスな活動を展開するサクソフォニスト、福井健太。 本 CD は、そんな彼が新進気鋭の若手奏者、田中拓也、本堂誠、塩塚純を招き挑んだ現代サクソフォン作品集だ。静謐 のエクスタシーが聴覚空間を包むペルト作品、グルーヴィなアンドリーセン作品に加え、『先に生まれただけの僕』など劇 伴でも活躍する平野義久のヴァイタリティ溢れるスリリングな作品を収録。現代音楽でだってノれるんだ、それを証明するま さにcutting-edge な一枚!

コウベレックス
KRS 5230(1CD)
税込定価
2880★★
貴志康一:ヴァイオリン・ソナタ、他
貴志康一(1909-1937):月
水夫の唄/竹取物語
漁師の唄/花見/龍
ヴァイオリン・ソナタ
北浦洋子(Vn)、竹内素子(P)

録音:2017 年8 月29-30 日、神戸新聞松方ホール(兵庫県)
天賦の才を持った音楽家 貴志康一(1909-1937)の生涯や音楽性に長らく親しんで きた北浦洋子によるソナタの記念すべき録音。壮大なスケールの中に、貴志のヴァイ オリンへの情熱が浮かび上がる。「竹取物語」や「漁師の唄」など独奏曲は北浦ならで はの新たな息吹が感じとれる。 ※貴志康一は日本人として近衛秀麿に次いで2 人目にベルリンフィルを指揮し、自作 曲をレコーディングしている。また日本人として初めてストラディヴァリウスを入手するな ど演奏活動や作曲、映画まで、多才な能力を発揮した。ヴァイオリン・ソナタが発見さ れたのは後年だが、貴志の作品の中でも重要な位置を占めている大曲である。 6 つのヴァイオリン独奏曲は 1932 年頃に作曲されており日本の情緒や風景を存分に ちりばめられた美しい作品。「竹取物語」は湯川秀樹博士がストックホルムでノーベル 賞受賞の晩餐会の時に演奏されたことでも有名。

299 MUSIC
NIKU-9012(1CD)
税込定価
メシアン:ピアノ作品全集2
メシアン:鳥のカタログ第4, 6, 7 巻
宮崎明香(P)

録音:2017 年5 月17-19 日、三重県総合文化センター 大ホール
夜明け、日没、夜の荘厳。波、風、太陽のきらめき。陽の光と深い闇が過ぎ行く時のなかで、幾多の鳥たちと様々な自然 が織りなす風景。色とりどりの響きはまばゆい輝きとなって、生命そのものの姿を現す。 パリに学び、メシアンの音楽に魅了された実力派ピアニスト 宮崎明香 渾身の「鳥のカタログ」ここに完結。 ※宮崎明香のメシアン ピアノ作品全集1〜「鳥のカタログ第1, 2, 3, 5 巻」(品番:NIKU-9003)はレコード芸術2016 年9 月号で準特選になりました!

HATART
HATART-197(1CD)
ジェームズ・テニー(1934-2006):コントラバス作品集
無伴奏コントラバスのためのコンポジション〔1. (Beast)1971年/2.(night)1971年/ 3.(night)1971年〕
ヴィオラ,チェロ,コントラバスとテープ・ディレイ・システムのためのグリッサンド(1982)
 〔Shimmer/ Array/ Bessel functions of the first kind/ Trias Harmonica/ Stochastic-canonic variations〕
ダリオ・カルデローン(Cb)
ウィリアム・レーン(Va)
フラン チェスコ・ディロン(Vc)

録音:2015年2月25&28日、アムステルダム
アメリカの作曲家にして理論家のジェームズ・テニー(1934-2006)によるコントラバスのための作品集。テニーはアメリカの実験音楽において中心 的な役割を果たした人物。どこまでが楽音でどこからがノイズかといった、知覚上の分岐点に魅了されていました。作品は、実際に鳴り響いている現象か ら音楽形式を感じさせるもの。協和音と不協和音、ハーモニーと単音、といった理論上の区別を超えた次元で、エレガントで美しい音現象をおたのしみ いただけます。 (Ki)
HATART
HATART-199(1CD)
カタリーナ・ローゼンベルガー(b.1971):作品集(全曲世界初録音)
speed sputter (即興)〜2つのトロンボーンのための(2016)
SHIFT〜2つのトロンボーンとアンサンブルのための(2014)
flutter gust (即興)〜2つのトロンボーンのための(2016)
Gesang an das noch namenlose Land〜弦楽三重奏のための(2013)
RESHIFT 011516-3〜2つのトロンボーンのための(2016)
wafts & drifts (即興)〜2つのトロンボーンのための(2016)
modules〜電気増幅された四重奏とイフェクト・ペダルのための(2015)
postlude (即興)〜電子ギターのための(2016)
wasteLAnd〔マイケル・マツノ(Fl)、クレール・シュネット(Ob)、ブライアン・ウォルシュ(Cl/テナーSax)、ジャスティン・ドゥアール(打楽器)、リチャード・ヴァリトゥット(P)、マーク・メンジーズ(Vn&Va)、アンドルー・トル(Vn)、リンネア・パウエル(Va)、アシュリー・ワルターズ(Vc)、スコット・ウォーシントン(Cb)、ニコラ・デイエ(電子ギター、指)〕

RAGE THORMBONES〔マット・バルビエ((Tb)、ウェストン・オレンキ(Tb)〕

録音:2016年1月、3月、カリフォルニア
カタリーナ・ローゼンベルガーは、楽器がもつあらたな音色を引き出す魔術を持っていると絶賛される作曲家。彼女は聴き手に、作品を座ってじっと聴 くことを望みません。聴き手が音楽に巻き込まれることを望んでいます。ぜひ、ローゼンベルガーの音色の魔術の世界に浸かってください! (Ki)
HATART
HATART-200(1CD)
キャット・ホープ(b.1966):作品集
Miss Fortune X (2012)〜AMラジオ,ヴィオラ,チェロ,ピアノとシンバルのための
Cruel and Usual (2011)〜弦楽四重奏,電子ライヴ,4つのバス増幅器
Broken Approach (2014) 〜バス・ドラム・キット,AMラジオ,ウィンドアップ・メカニズム
Dynamic Architecture 1 (2015) 〜独奏コントラバス,エレクトロニクスのための
Sogno 102 (2013) 〜バス・クラリネット,バス・フルート,ヴィオラ,チェロ,ピアノと電子ライヴのための
アンサンブルDecibel、
キャット・ホープほか

録音:2011-2015年
キャット・ホープは1966年メルボルン生まれの女性音楽家。ノイズ、インスタレーション、パフォーマンス・アーティストとして知られています。この CDはキャット・ホープによる室内楽作品を集めたもの。アコースティック楽器と電子楽器、ノイズなどの関わりを探求した作品がならびます。最後に収録 されたSogno102はジャチント・シェルシの世界にヒントを得た作品。激しいグリッサンドぶりに注目です。 (Ki)
HATART
HATART-201(1CD)
IM HELLEN(天国にて)
Im deutlichen Morgen
Was Wiesel wissen
Unter Kinnhohe
Gib mir Honig
Safran im Februar
Out of reach
Hinter Wanden aus Papier
Hinuber oder vielleicht
Zweifels ohne
ハラルド・キンミヒ(Vn)
ダニエル・ステューダー(Cb)
アルフレード・ツィンメルリン(Vc)

録音:2015年1月
弦を引っ張りつかみ叩きつけ、楽器本体をひっかき打ちつけ、楽器を鳴物として扱うトリオ。単なる特殊奏法を超えた次元での壮絶な世界です。演奏ス タイルは基本的に即興によっています。ジャズともクラシックともつかない、まさに彼らにしかなしえない音楽が展開されています。 (Ki)
HATART
HATART-155(1CD)
モートン・フェルドマン(1926-1987):三重奏曲(1980) アイヴズ・アンサンブル
[ヨッシェ・ター・ハール(Vn)、ジョブ・ター・ハール(Vc))、ジョン・スナイダーズ(P)]

録音:1996年5月16、17日
80年代以降のフェルドマンの作風はとにかく「静かで長い」。ここに収録された楽曲もピアノ三重奏という古典的な編成を取りながら、ほとんどを休符 が支配し、ぽつぽつとわずかな楽器のやり取りが行われるに過ぎません。これがCD1枚分続きます。テーマがあるようで、繰り返しがあるようで、構成 があるようで、でもどうやら無さそうで…だんだん細かいことは気にならなくなり、心地よい無重力感に満たされます。いつ終わっても構わない音楽、終 わることに意味を持たせる必要のない音楽というものがここにあります。 (Ki)
HATART
HATART-160(1CD)
モートン・フェルドマン(1926-1987):ジョン・ケージのために(1982) アイヴズ・アンサンブル
[ヨッシェ・ター・ハール(Vn)、ジョン・スナイダーズ(P)]

録音:1997年11月17、18日
ケージ70歳を記念して書かれた作品です(フェルドマンにとってケージは音楽の師とも言われますが一方で不仲だったとも?)。「ヴァイオリンとピア ノのための≪小品≫だが、終わりはない」とフェルドマン自身が語るこの曲は3つの楽章に分かれていて、短いフレーズを繰り返して始まります。しか しミニマルのように繰り返しが熱を帯びることはなく、常に静謐が音楽を支配します。メロディともつかぬ2、3音からなる旋律は大きな跳躍を含みま すが、オクターヴを考えずに出てくる音を並べるとその構成音は半音階で隣り合う数音であることが分かります。そのため停滞した空間が延々と広がっ ていくようなイメージ。 (Ki)
HATART
HATART-194(1CD)
ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ(1919-2006):ヴァイオリン,クラリネット,ピアノのための三重奏曲(1949)
ピアノ・ソナタ第5番 〜10の楽章による(1986)
ヴァイオリンとピアノの二重奏曲(1964)
ラインベルト・デ・レーウ(P)
ヴェラ・ベス(Vn)
ハルメン・デ・ブーア(Cl)

録音:1991年10月5、6日
レニングラード音楽院でショスタコーヴィチに学び、モダニストの道を突き進みアヴァンギャルドな創作を展開したウストヴォーリスカヤ。1949年の三 重奏曲ではショスタコーヴィチの影響が如実に見られ、またとても抒情的です。以降、彼女の作風はだんだん冷たく尖ったものになっていき、ピアノ・ソ ナタ第5番や二重奏曲ではそれぞれ攻撃的なまでの緊張を伴う強烈な部分も出てきます。ただその前衛的な音楽精神は実に洗練された譜面によるもので 説得力抜群。その突き詰めた表現からは神聖なオーラすら漂います。
HATART
HATART-204(2CD)
モートン・フェルドマン(1926-1987):Patterns in a Chromatic Field(1981) ロハン・デ・サラム(Vc)
マリアン・シュレーダー(P)

録音:1993年10月1日
晩年フェルドマン特有の、静謐でひたすら長い作風が顕著に表れたフェルドマン・ファン垂涎の音楽。チェロとピアノでCD2枚分!「半音階的音場で のパターンズ」と題されたタイトルも示唆的。確かに半音階を主な素材としており、そっとピアノが繊細な不協和音を鳴らす中、チェロが細々と揺れ動き ます。色々なフレーズが出てきますがお互いに干渉することなく、また常に無重力的で進む先もありません。それぞれの「パターン」が広大な空間にただ 美しく散りばめられているといった風情です。無限の星空のような世界。

7265Records
NYCC-10011(1CD)
税込定価
詩人の恋〜ロマンス
シューマン:3つのロマンスOp.94
 「詩人の恋」 Op.48
クララ・シューマン:3つのロマンスOp.22
松本裕香(Vn)、松木久美(P)
ヴァイオリニスト、松本裕香 初のアルバム! たった4小節・・・第1曲目のピアノの切ない前奏を聴くだけでも、胸が締め付けられるような思いに駆られるシューマン「詩人の恋」。本来は“声”で歌われる青春の喜びと悲しみ を、ハイネの言葉を用いることなく、ヴァイオリンで滔々とメロディを紡ぐ松本裕香。ピアノと戯れ、語らい、時には抱きあいながら、この普遍の名作を違う形で聴く喜びをお届けいた します。シューマン夫妻の2組のロマンスもアルバムに花を添えています。

コウベレックス
KRS-5233(1CD)
税込定価
琥珀 Kohaku
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ.第5番 ヘ長調 Op.24「春」
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ.第1 番 ト長調Op.78「雨の歌」
馬渕清香(Vn)
多川響子(P)

録音:2017年8月14-15日寝屋川市立地域交流センター アルカスホール(寝屋川市)
国内外で精力的に演奏活動を続けている馬渕清香と多川響子のコンビによるアルバム『琥珀 Kohaku』の第2弾。瑞々しいヴァイオリンとピアノのアンサンブルが美しい! 「春」(スプリング・ソナタ)と、静謐な音色のなかに繰り広げられる温かい語り口の「雨の歌」は希望に満ちた演奏である。ファン待望のカップリング。

DACAPO
MAR-8.226130(1CD)
NX-B06
ランゴー(1893-1952):ヴァイオリンとピアノのための作品全集 第1集
Ecrasez l'nfame-下劣な者をひねりつぶせ BVN 385(1949)
ソナタ(未完) BVN41(1909-11)…世界初録音
短いヴァイオリン・ソナタ BVN372(1949)
ソナタ 第4番「parce nobis, Jesu!-われを赦したまえ、イエス」(1949)
グンヴォール・シーム(Vn)
ベリト・ヨハンセン・タンゲ(P)

録音:2015年2月22日、2015年12月21日、2016年1月16日、2016年2月7日
音楽家の両親の下に生まれ、幼いころから才能を発揮したランゴー。11歳でオルガニストとしてデビューし、同時に作曲 も学び始め、14歳で作曲家として正式デビューを果たしました。21歳の時に父親を亡くし、オルガニストを志望します が、なかなか受け入れ先がなく、教会オルガニストの職を得たのはようやく46歳になってからでした。生涯に400曲以上 の作品を残し、そのほとんどが大規模な管弦楽作品ですが、晩年になって突然、何曲かのヴァイオリン作品をまとめて作 曲したことでも知られています。DACAPOではその全曲を3枚のアルバムとしてリリースします。第1集では、未完に終 わったソナタ(世界初録音)を含む4作品を収録。なかでも、最も有名なヴォルテールの言葉からタイトルを引用した 「Ecrasez l'nfame-下劣な者をひねりつぶせ」はまさに戦いの叫びをあげるかのような激しいヴァイオリンのフレーズが印 象的。全編攻撃的でありながらも、最後に瞬時希望も提示され、未解決のまま曲を閉じます。他の曲も後期ロマン派 の雰囲気を色濃く示しています。

Sono Luminus
DSL-92214
(2CD+BluRay AUDIO)
NX-B09
BEYOND
ビャルナソン(1980-):世の罪を除きたもう主よ
ソルヴァルドスドッティル(1977-):アウラ
クリストファー・セローン:メモリー・パレス
エレン・レイド:フィア=リリース
アンドリュー・マッキントッシュ:I Hold the Lion's Paw
ロサンゼルス・パーカッション・クァルテット

録音:2016年3月20-24日
人種の坩堝でもあるロサンゼルス。あらゆる野心や創造的な夢がうずまく都市です。ここで活躍するロサンゼルス・パー カッション・クァルテットは、これまでにも意欲的なアルバムをリリースしてきましたが、今作でも5人の作曲家による独創的 な作品を演奏しています。ビャルナソンの「Qui Tollis=世の罪を除きたもう主よ」は爆発的なバスドラムの唸りが印象 的な作品。自然の風景を音に取り込むのが巧みなソルヴァルドスドッティルの「アウラ」は砂の嵐と風のチャイム。マッキン トッシュの「I Hold the Lion's Paw=私はライオンの足を握る」では長編小説のように劇的に音が変化していきます。 郷愁たっぷりのギターの旋律が印象的なセローンの「メモリー・パレス」、メタリックな響きがまるで宝石の輝きのようなライド の「フィア=リリース」と、普段耳にすることのない珍しい音響が、高音質で迫力たっぷりに迫ります。
Sono Luminus
DSL-92215(1CD)
NX-B05
Dark Queen Mantra
テリー・ライリー(1935-):Dark Queen Mantra
スコダニッビオ(1956-2012):Mas Lugares(モンテヴェルディのマドリガルより)
テリー・ライリー:The Wheel and Mythic Birds Waltz
ギャン・ライリー(G)
デル・ソルSQ

録音:2016年2月22-26日
2017年に結成25周年を迎える“デル・ソル弦楽四重奏団”。 設立当初から20世紀〜21世紀の作品ばかりを好んで演奏し、これまでに委嘱作を含め、100曲以上の新作を世界 初演しています。時にはサンフランシスコSOとコラボしたり、大学での講義を行うなど、新しい音楽の普及に力を 尽くす彼ら、今作ではミニマル・ミュージックの大家であるテリー・ライリーの80歳を記念し、新作を演奏しています。また、 素晴らしい才能を有していたにもかかわらず、ほとんど知られることなく2012年に亡くなったイタリアの作曲家ステファノ・ス コダニッビオの作品を紹介することにも力を注ぎました。ギャン・ライリーのギターを伴うライリーの「Dark Queen Mantra」での切れの良い音楽、モンテヴェルディの音楽を変容させたスコダニッビオの音楽、どちらも聴き手の心に懐か しい感情を呼び起こします。東洋的な雰囲気を持つ「The Wheel and Mythic Birds Waltz」も不思議な音楽で す。
Sono Luminus
DSL-92217(1CD)
NX-B05
Boyd Meets Girl
ゼナモン(1953-):リフレクション 第6番
フォーレ:パヴァーヌ Op.50(R.ボイド&L.メトカーフ編)
バッハ:2声のインヴェンション BWV772-786より(R.ボイド&L.メトカーフ編)
第8番/第10番/第6番/第13番
エドワーズ(1943-):ギター協奏曲「アラフラ・ダンス」-第2楽章 Arafura Arios
ニャターリ(1906-1988):チェロとギターのためのソナタ-第1楽章 Allegretto comodo
ピアソラ:タンゴの歴史-カフェ1930(R.ボイド&L.メトカーフ編)
ファリャ:7つのスペイン民謡(R.ボイド&L.メトカーフ編)
ペルト(1935-):鏡の中の鏡(R.ボイド&L.メトカーフ編)
ポーカロ/ベティス:Human Nature(R.ボイド&L.メトカーフ編)
ボイド・ミーツ・ガール
【メンバー】
ルパート・ボイド(G)
ローラ・メトカーフ(Vc)

録音:2016年10月24-27日
オーストラリア出身のギタリスト、ルパート・ボイドと、アメリカ出身のチェリスト、ローラ・メトカーフ。この2人によるアンサンブ ル「boyd meets girl」。バロックから現代まで幅広いレパートリーを持ち、時には自身で作品をアレンジ、独創的な演 奏を繰り広げています。このアルバムでも、バッハからピアソラ、ゼナモンなど多彩な曲を用意。色彩感豊かなボリビアの作 曲家ゼナモンの「リフレクション」をはじめ、フォーレの「パヴァーヌ」の斬新なアレンジや、楽しいバッハの「インヴェンション」、 癒し系の代表作でもあるペルトの「鏡の中の鏡」など、目の覚めるような素晴らしい演奏を楽しめます。

Musikaleido
KCD-001J(1CD)
税込定価
Colours of the Heart
カラーズ・オブ・ザ・ハート

ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
ディーリアス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
グリーグ:ヴァイオリンとピアノのための歌曲(エミール・ソーレ編曲)
 君を愛す/ソルヴェイグの歌
小町碧(Vn)
サイモン・キャラハン(P)

ライナーノーツ(日本語解説):小町碧
録音:2014年2月21-22日イギリス、ポットンホール
このアルバムに収録された作品を書いた4人の作曲家。一見深い繋がりは見えないように思いますが、 実は19世紀末のパリで繰り広げられた芸術家たちの交友の様子を切り取ったものなのです。物語の主人公はディーリアス。彼の友人であったウィリアム・モラードの家にあったゴー ギャンのスタジオ。数多くの芸術家が集まるスタジオにディーリアスはグリーグとラヴェルを連れて行きます。ディーリアス自身もゴーギャンの絵画に深い感銘を受け、後にゴーギャンの 「ネバーモア」を購入します。その出会いから生まれたであろう音楽を、小町碧は深い共感を持って奏でています。 もちろん、この物語は彼女自身のブックレットに詳細に記されており、これを読めばアルバムのコンセプトもタイトルの意味も理解できるでしょう。

Cybele
CYBELE-261603S
(1SACD)
トーマス・アデス(1971-):弦楽四重奏のためのアルカディアーナOp.12(1994)
4つの四重奏曲Op.28(2010-2011)
ピアノ五重奏曲(2000)
ドーレン・カル テット
ディミトリ・ヴァシラキス(P)
1971年ロンドン生まれで「ブリテンの再来」と評される作曲家トーマス・アデス。2000年のグロマイヤー賞作曲部門を始め、数々の賞を受賞しています。 CD録音も多く、ラトル&ベルリン・フィルが作品を取り上げたりと、既に現代の古典と言える存在感を確立しています。ポストモダン・アイロニストなどと言わ れるその作風はウェーベルンを思わせる寂寞に、微かな温かさが同居。弦楽四重奏を主体としたこのアルバムでは奏者ひとりひとりがきれぎれに歌い、美し い風景が浮かび上がります。無駄をそぎ落とした、空気をいっぱいに含んだ音楽。キュベレ・レコーズならではの高音質録音がより価値を高めています。 (Ki)

DACAPO
MAR-8.226091(1CD)
NX-B06
エブラハムセン(1952-):弦楽四重奏曲 第1番「10の前奏曲」他
ホルン三重奏曲のための6つの小品(1984)
サティ:3つのジムノペディ(エブラハムセンによるオーボエと弦楽四重奏編)(1988)
ニールセン(1865-1931):2つの幻想的小品(エブラハムセンによるオーボエと弦楽四重奏編)(1988)
エブラハムセン:弦楽四重奏曲 第1番「10の前奏曲」(1973)
アンサンブル・ミッドヴェスト

録音:2014年11月24-26日
2015年5月7-8日
2016年11月30日-12月2日
ノアゴーとグドムンセン=ホルムグリーンに作曲を学んだエブラハムセン。このアルバムに収録された弦楽四重奏曲第1番「10の前奏曲」は ごく初期の作品のように、自然界の神秘を暗く深い音楽にするかと思えば、シューマンやサティの名曲を管楽アンサンブルに編曲して、新 たな命を与える人としても知られています。彼自身は優れたフレンチ・ホルン奏者であり管楽器に関しての知識が豊富であるため、その作 品にも巧みな技が用いられています。

Solo Musica
SM-268(1CD)
NX-B03
ミシャ・グロイル(ホルン)
ベートーヴェン
:ホルン・ソナタ Op.17
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
イェルク・ヴィトマン:ホルンのためのエア
ブラームス:ホルン三重奏曲 Op.40
ミシャ・グロイル(Hrn)
フー・スンヨン(P)
アンドレアス・ヤンケ(Vn)

録音:2017年2月8-10日
1993年からチューリヒ・トーンハレOの首席ホルン奏者を務めるミシャ・グロイルのアルバム。音楽家の両親のもとで幼い頃から音 楽に親しみ、父親からピアノのレッスンを受けたというグロイルは、11歳の時にモーツァルトのホルン協奏曲を聴き、ホルン奏者の道を選び ました。幼い頃にはブラームスが住んでいたチューリヒの家を訪れ、一時期はブラームスがホルン三重奏を書いたバーデン=バーデンに住ん でいたりと、グロイルにとって、ブラームスの三重奏は格別親しみのある作品だと語っています。また彼は、シューマンの「アダージョとアレグロ」 はホルン奏者にとっては宝石であり、ベートーヴェンの作品はまるで親密な夫婦の対話であるとも。イェルク・ヴィトマンの独奏曲もグロイル にとっては未知なる発見に富んだ曲。どれも演奏する喜びに満ち溢れています。


フォーローズ・ミュージック

FRCC-3001(1CD)
夜明けの詩
リー:リコーダーとピアノのためのソナティナ
スコット:オーバード
西澤健一:小ソナタ
ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34-14
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
ドビュッシー:レントより遅く※ピアノソロによる演奏
プーランク:エディット・ピアフ讃(ピアノ・ソロ)
 愛の小径/ヴィラネル
 フルートとピアノのためのソナタ
モノー:愛の讃歌(西澤健一;編)
中村栄宏(リコーダー)、
安嶋健太郎(P)

録音:2016 年2 月22&23日 京葉銀行文化プラザ音楽ホール
M.ペトリや J.シュヴァルツァーなどの現代を代表する巨匠から激賞され、J.ターナーや F.カルディーニなどをはじめとす る多くの作曲者から作品を献呈されるなど注目を集める若手リコーダー奏者、中村栄宏。東京理科大・同大学院を卒業 し、一般企業での勤務を経てからアムステル音楽院で学ぶという異色の経歴を持つ「リコーダー王子」がデビュー盤に選 んだのは近現代の作品。安嶋健太郎のピアノとともに、安定したテクニックと高度に洗練された音楽性によって、それぞれ の作品に相応しい情緒を描き出しています。

UNEVENTFUL RECORDS
CDPSD-001(1CD)
プラハ・ストリング・デュオアーカイヴ録音集チェロとギターの為の音楽
リムスキー=コルサコフ:くまばちの飛行
ベートーヴェン:ソナティナ ニ短調
バッハ(グノー:アヴェ・マリア
ハイドン:ソナタ ハ長調〜メヌエット
ヴェーバー(1786-1826):行進曲風
フォーレ:夢の後に
ラヴェル:ハバネラ
ホアキン・ニン(1879-1949):スペイン組曲〜ムルシアナ
グラナドス:歌劇「ゴイェスカス」より 間奏曲
ファリャ:7つのスペイン民謡〜モーロ人の織物
グラナドス:スペイン舞曲集〜アンダルサ
ホアキン・ニン:スペイン組曲〜アンダルサ
ファリャ:4つのスペイン風の楽曲〜アラゴネサ
ヘンリー・エクルズ(1670-1740):ソナタ ト短調
プラハ・ストリング・デュオ
サーシャ・ヴェチトモフ(Vc)
ヴラディミール・ヴェチトモフ(G)

録音:1989年以前、詳細記載なし
サーシャ・ヴェチトモフ(1930-1989)、ヴラディミール・ヴェチトモフ(1946-2015)の兄弟が結成したプラハ・ストリング・デュオの録音を発掘。小規模流通商品のため早々の完売が予想されます。本体・外装に規格番号表示がございません。ご了承ください。

MPMP
MPMP-12(1CD)
ルイ・コエーリョ(1889-1986):オルフェウスのヴァイオリン
ピアノとヴァイオリンの為のソナタ第1番 Op.1(1912)*
ピアノとヴァイオリンの為のソナタ第2番 Op.5(1916)*
ヴァイオリン、チェロとピアノの為の三重奏曲 Op.3(1916)+
2つのヴィオラ、2つのチェロとピアノの為のラルゴ(1912)#
アレグザンダー・スチュアート(Vn)*
フィリップ・マルケス(P)*
アンサンブルMPMP
 ダニエル・ボリート(ヴァイオリン+、ヴィオラ#)
 リタ・カルドーナ(Va)#
 ヌノ・M・カルドーゾ(チェロ(+/#))
 カタリーナ・タヴォラ(Vc)#
 フィリップ・マルケス(ピアノ(+/#))

録音:2015年8月10-14日、9月3-4日、コンサートホール、リスボン高等音楽学校、リスボン、ポルトガル
ポルトガルの作曲家・音楽教育家ルイ・コエーリョの室内楽作品集。コエーリョはリスボン音楽院で学んだ後、1910年から1913年までベルリンでシェーンベルク他に師事。最先端の作曲技法を身に付けましたが、帰国後はポルトガル民族主義を前面に出した作風を貫きました。当盤には彼のベルリン時代の作品と、帰国してからポルトガルで最初の民族主義的バレエ音楽とされる「鉄の靴をはいたお姫様」(1918)を発表するまでの間に書かれた作品が収められています。
MPMP
MPMPCD-0030(1CD)
フルート、オーボエとサクソフォンの為の現代ポルトガル音楽
セルジオ・アゼヴェード(1968-):フルート、オーボエとサクソフォンの為のディヴェルティメント [Divertimento em trio]
エリ・カマルゴ・Jr(1956-):Lubramix II, musica quase um doc(フルート、オーボエとサクソフォンの為の)
ルイ・ラヴォス(1979-):冗談、冗談 [A brincar a brincar] (フルート、オーボエとサクソフォンの為の)
エドワード・ルイス・アイレス・アブレウ(1989-):旅(古い手帳に基づいて) [Voyage (d'apres des vieux cahiers)] (フルート、オーボエとサクソフォンの為の)Op.0.26
クリストファー・ボックマン(1950-):悲歌 II 拡張された [Elegy II Expanded] (フルート、オーボエとサクソフォンの為の)
クロティルデ・ロザ(1930-):管楽三重奏曲 [Wind Trio] (フルート、オーボエとサクソフォンの為の)
アントレ・マデイラス・トリオ
[ミリアム・タレッテ・カルドーゾ(Fl)
フィリペ・ペレイラ・ブランコ(Ob)
ジョアン・アンドラーデ・ヌネス(Sax)]

録音:2015年3月30日、4月2日、10月28日、コンボニアーノ宣教会講堂、リスボン、ポルトガル
MPMP
MPMPCD-0032(1CD)
古い楽器の為の新しい音楽 Vol.1
ルドヴィーコ・ジュスティーニ(1685-1743):フォルテピアノ・ソナタ ト短調 Op.1 から バレット*
アントニオ・シャガス・ロザ(1960-):風景(リコーダーとフォルテピアノの為の;2015)
カール・ツェルニー(1791-1857):ピアノの為の前奏の技法 Op.300 から 前奏曲第100番
サラ・カルヴァーリョ(1970-):フォルテピアノの為の前奏曲とフーガ(2009)
バッハ:無伴奏フルートの為のパルティータ イ短調 BWV 1013 から サラバンド(リコーダーによる演奏)
ヴァスコ・ネグレイロス(1965-):リコーダーと弦楽合奏の為の組曲(リコーダーとピアノの為の版;2014)
ペドロ・ジュンケイラ・マイア(1971-):倍 マイ・スイート・オールド・エトセトラ [DUPLUM my sweet old etcetera] (リコーダーの為の;2006)
カール・ツェルニー:ピアノの為の前奏の技法 Op.300 から 前奏曲第99番
C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調 Wq.132 から ポーコ・アダージョ(リコーダーによる演奏)
サラ・カルヴァーリョ:ポップ=アップ(リコーダーとフォルテピアノの為の;2015)
ボレアリス・アンサンブル
[アントニオ・カヒーリョ(リコーダー)
エレナ・マリーニョ(フォルテピアノ) ]

録音:2015年2月、アヴェイロ大学コミュニケーション・芸術学部講堂、アヴェイロ、ポルトガル
リコーダーとフォルテピアノのためにポルトガルの現代作曲家が書いた作品と古典作品を組み合わせたユニークなプログラム。アントニオ・カヒーリョとエレナ・マリーニョは現代音楽に積極的に取り組み、新作の委嘱を行っています。*はダリオ・ラノッキャーリ(Dario Ranocchiari)によるイタリア語の朗読付き。

BION RECORDS
BR-LP1601(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲
(D.シトコヴェツキーによる弦楽三重奏版)
セバスティアン・シュレル(Vn)
ポール・ラデ(Va)
オレリアン・サブレ(Vc)

録音 : 2015 年4 月、フランス・ブールジュ 79:00
パリ国立高等音楽院時代からの盟友であり、卒業後の1999 年以来フランス各地のコンサートやフェスティヴァルでトリオとして定期的に共演を重ねるセバスティアン・シュレル(ヴァイオリン)、ポール・ラデ(ヴィオラ)、オレリアン・サブレ(チェロ;)が流麗に歌い上げるシトコヴェツキー版「ゴルトベルク変奏曲」。パリ・オペラ座管弦楽団やフランス国立管弦楽団等でも活躍するメンバーの20年近くにわたるアンサンブルは、瑞々しくも円熟味を帯び、初アルバムとなる当盤では、繊細かつフランスならではの透明感ある歌心で弦楽三重奏版「ゴルトベルク変奏曲」に新たな風を吹き込んでいる。

2L
2L-138SABD
(Blu-ray disc Audio + SACD Hybrid[5.1 surround/stereo])
『北国の音色』
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45
シベリウス:5つの田園舞曲Op.106(1925)(ヴァイオリンとピアノのための)
ニールセン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 FS20(Op.9)
ラグンヒル・ヘムシング(Vn)
トール・エスペン・アスポース(P)

録音:2016年5月 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
ルウェーのヴァイオリニスト、ラグンヒル・ヘムシング(1988-)は、民謡の故郷として知られるヴァルドレスの生まれ。オスロのバラット=ドゥーエ 音楽学校で学び、ウィーンのボリス・クシュニールに師事しました。2011年にリリースされた最初のソロアルバム『YR』(Simax PSC1315)では、グリー グのソナタ第1番、トゥーレセン、スパッレ・オールセン、ハルダンゲル地方の伝承曲をヴァイオリンとハリングフェレで弾きわけ、「スペルマン賞」にノミネー トされました。ピアニストのトール・エスペン・アスポース(1971-) は、オスロの国立音楽アカデミーでリヴ・グラーセルとイェンス・ハーラル・ブラト リに学び、ソロピアニスト、オスロのアカデミーの教授として活動。メディアから賞賛されたデュカスのピアノ作品全集(PSC1177)やベートーヴェン、シェー ンベルク、ヴェーベルン、ベルクの作品によるコンセプトアルバム『鏡のカノン(Mirror Canon)』(2L49SACD)でも知られています。ヘムシングとア スポースの共演は、アルバム『YR』の録音をきっかけに始まりました。2013年にボンで行われたベートーヴェン・フェスティヴァルでデュオとしてデビュー。 それぞれの主宰するフェスティヴァルやプロジェクトへの客演や共演を続けています。新しいデュオ・アルバムのタイトルは『北国の音色』。エドヴァルド・ グリーグ、ジャン・シベリウス、カール・ニルセン。たがいに敬愛し、それぞれの国と民族の要素をより広いヨーロッパの伝統を結びつけ「北欧の音」を 創りあげた作曲家たち。彼らの音楽から、「個人的に私たちが気に入っていて、どこにいようと『北の国の音』を感じることのできる」3つの作品を演奏し ています。
[5.1 DTS-HD MA, 9.1 Auro-3D, 9.1 Dolby Atmos と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディス クをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクは通常の CDプレーヤーでも再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクは Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPCをお使いください。]

2L
2L-135SABD
(Blu-ray disc Audio + SACD Hybrid
[5.1 surround/stereo])
『minor major』
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 Op.95《セリオーソ》
シューベルト:弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D.887 Op.161
オスロSQ
[ゲイル・インゲ・ロツベルグ(第1Vn)
リヴ・ヒルデ・クロック(第2Vn)
アーレ・サンバッケン(Va)
オイスタイン・ソンスタード(Vc)]

録音:2015年10月、12月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)
オスロ弦楽四重奏団は、1991年の創設以来、「今日」屈指の弦楽四重奏団のひとつとしてコンサートやフェスティヴァルへ出演と録音を重ねてきました。 グリーグ、スヴェンセン、ファッテイン・ヴァーレン、カール・ニルセン、シベリウスといった北欧の作曲家の曲、フーゴ・ヴォルフ、アルバン・ベルクの 作品を演奏。結成から15年の2006年には「ベートーヴェン・コード」フェスティヴァルを開催し、オスロ大学の図書館でベートーヴェンの弦楽四重奏 曲の全曲を演奏しました。2015年の秋から冬にかけて録音されたアルバム『minor major』では、「表現の強さ」を共通の特徴としながら、対照的な長 さのベートーヴェンとシューベルトの作品を取り上げています。ベートーヴェンの第11番ヘ短調《セリオーソ》は、好意を寄せていたテレーゼ・マルファッ ティが彼の友人と結婚してしまった時期、1810年から1811年にかけて作曲された作品です。彼の弦楽四重奏曲としてはもっと短く、極度に凝縮された「小 さい(minor)」作品は、「悲しみ」ではなく「攻撃的、深い苦痛」といった感情を呼び起こす「短調(minor)」で書かれています。シューベルトのト長調 (major)の第15番は、死の2年前、1826年6月に作曲された彼の最後の弦楽四重奏曲です。シューベルトの歌曲にしばしばみられる「長調と短調 の交錯」による楽想が全体を支配する楽章に始まり、管弦楽作品の作曲手法と色彩、交響曲を思わせる広がりをもった「大きな(major)」作品です。モッ テン・リンドベルグが制作を担当。2L が定期的に録音場所として使う、高い三角屋根のヤール教会でセッションが行われました。 (Ki)
※[5.1 DTS?HD MA, 9.1 Auro-3D, 9.1 Dolby Atmos と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディス クをセットにしたアルバムです。Pure Audio Bluray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクは通常の CDプレーヤーでも再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクは Bluray プレーヤーもしくは Bluray 対応のPCをお使いください。]

2L
2L-137SABD
(Bluray disc Audio +
SACD hybrid
『相互作用』
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ Op.3
ストラヴィンスキー:協奏的二重奏曲
ルトスワフスキ:パルティータ(1984)(
ボルド・モンセン(Vn)
グンナル・フラグスタ(P)

録音:2016年1月 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
オスロのバラット=ドゥーエ音楽学校で学び、ソロ・ヴァイオリニスト、アンサンブルのリーダー、教師として活動するボルド・モンセン(1978?)。ノルウェー 音楽アカデミーで学び、バラット=ドゥーエ音楽学校の伴奏ピアニストを務めながら母校で准教授として教えるグンナル・フラグスタ。1999年の秋からデュ オ活動を始めたふたりが、2L のモッテン・リンドベルグのプロデュースで録音したアルバム。ノルウェーの作曲家、ナショナル・ロマンティシズムの流れ に逆らい、わが道を進んだ後期ロマンディシズムと表現主義のファッテイン・ヴァーレンに始まり、「ネオクラシカル期」のストラヴィンスキーを通り、さら に「モダニスティック」な様式のルトスワフスキ至る。ヴァーレンはJ・S・バッハの「厳格な」対位法、ストラヴィンスキーはヴェルギリウスの古い詩作、 ルトスワフスキはバロック音楽と、三人の作曲家がインスピレーションを求めた「過去」と彼らの個性が出会い、その「相互作用」から生まれた作品によ るプログラムが組まれています。 (Ki)
5.1 DTS?HD MA, 9.1 Auro-3D, 11.1 Dolby Atoms と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディス クをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu?ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクは通常の CDプレーヤーでも再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクは Blu?ray プレーヤーもしくは Blu?ray 対応のPCをお使いください。

ANTARCTICA
ANTAR-004(1CD)
ジャン=リュック・ファフシャン(b.1960):よりよく見えるための3つの歌〜チェロ、プリペアード・ピアノのための
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
ダーン・ヤンセンス(b.1983):(…nada.)〔チェロと電子楽器のための〕
ドビュッシー:エレジー(チェロとピアノ版)
ベンジャミン・グロリウー(Vc)
サラ・ピカヴェ(P)
3世紀にまたがる3人の作曲家それぞれが模索した色彩の世界を、チェロとピアノで追求した1枚。

Sono Luminus
DSL-92212(1CD)
NX-B05
現代の弦楽四重奏曲集
キャロリン・ショウ:バレンシア(2012)
マッツォーリ:死の谷のジャンクション(2010)
ゴスフィールド:The Blue Horse Walks on the Horizon 地平線を歩く青い馬(2010)
グリーンステイン:床の上の4つ(2006)
デイヴィッド・ラング:Almost All the Time(2014)
デネヒー:プッシュプリング(2007)
テッド・ハーン:ロウ・オブ・モザイク-I.Excerpts from the Middle of Something(2013)
ジャスパーSQ

録音:2016年5月24-27日
2008年に創設されたジャスパー弦楽四重奏団はシューベルト、ベートーヴェンなど古典派の作品を得意とする一方、常に新しい レパートリーを模索、現代作品にも高い関心を寄せています。今回のアルバムで彼らが取り組んだ作品は、21世紀に書かれた7 曲。中でもゴスフィールドの「The Blue Horse Walks on the Horizon」は彼らのために作曲された新作であり、他の6曲も 瑞々しいイメージと多彩なサウンドを持った魅力的な作品です。

DACAPO
MAR-8.226571(1CD)
NX-A14
ペーター・ブルーン(1968-):グリーン・グローヴス 他
真珠の涙(2004)
グリーン・グローヴズ(2013)
Green Groves グリーン・グローヴズ
The Dream 夢
A Daunting Pledge 大胆な誓約
The Fatal Wish 死に至る希望
Awakening 目覚め
黒い水(2012)
大きな鳥と彼の友人(2009)
アンサンブル・ミッドヴェスト
デンマークの作曲家としては珍しく、アメリカのミニマリズムの影響を強く受けていると言われるブルーンの3つの室内楽作品 集。柔軟なリズム、攻撃的な響き、美しくも断片的なメロディ。これらが次々と現れては消えていくのがブルーン作品であ り、このアルバムの収録曲も全てその特徴を備えています。収録曲は、ペルシャ湾に生息する真珠からインスパイアされた 「真珠の涙」、アンサンブル・ミッドヴェストのために作曲された「グリーン・グローヴズ」、ブルーンが敬愛している作曲家ロウ シング・オルセンのために作曲された「黒い水」、アンサンブル・ミッドヴェストのチェリスト、ジョナサン・スラットの依頼で書かれ た「大きな鳥と彼の友人」の4作品です。

DACAPO
MAR-8.226539(1CD)
NX-A14
Recycled
ロレンセン(1935-):チャールダッシュ
マルティンセン(1963-):常動曲
メッセルシュミット(1960-):シチリアーノ-小さなタンゴ
ハドキンソン(1971-):Befall
オーレ・ブク(1945-):くまんばちの飛行
ヴェルナー(1937-):Vilja-Parafrase
ローゼ(1971-):愛の夢
ヘゴー(1950-):霧の中のスカルラッティ
ペイプ(1955-):前奏曲 変ホ短調
ノアゴー(1932-)夜と夢
アンサンブル・ノアリス

2006年6月26-28日
編曲マニアにうってつけの1枚。デンマークの現代作曲家たちが過去の名作をアレンジ。どれも原作の持ち味を損なうことなく、興味 深い曲へと移し変えられています。ヴァイオリンの難曲「チャールダッシュ」、名手ボスコフスキーへのオマージュである「常動曲」、タンゴ に生まれ変わったバッハの「シチリアーノ」他、2000年代初頭のデンマーク現代音楽を象徴する1枚です。

ANIMAL MUSIC
ANI-057(1CD)
ヴァインベルク:ピアノ五重奏曲Op.18
ブロッホ:ピアノ五重奏曲第2番*
アネタ・マイェロヴァー(P)、
シュターミッツQ

録音:2013年12月16-17日チェコ放送スタジオ1
2016年9月ハム・サウンド・スタジオ(プラハ)*
20世紀を代表するふたりのユダヤ人大作曲家のピアノ五重奏を新録音。スイスに生まれてアメリカへ逃れた弦楽器奏者出身ブロッホと、ポーランドに生まれてソ連へ逃れたピアニスト出身のヴァインベルク、ともにユダヤの民俗音楽の語法を用いながら、対照的な作風を示しているのが興味津々です。このアルバムはプラハ市、ギデオン・クライン財団とユダヤ博物館の後援で制作が実現しまいた。アネタ・マイェロヴァーは1979年生まれのスロヴァキアのピアニスト。ギデオン・クラインのスペシャリストとして知られ、2009年からはプラハ音楽院で教鞭も執っています。シュターミッツ四重奏団は1985年創立のチェコを代表する団体。ドヴォルザークやマルティヌーはもとより、四分音作曲家アロイス・ハーバの弦楽四重奏曲の演奏で高い評価を受けています。両者ともにここでも心打つ演奏を繰り広げています。 (Ki)

299 MUSIC
NIKU-9008(1CD)
税込定価
サクバットの祈り
バッハ:コラール「シオンは物見らの歌うを聞けり」〜カンタータ第140 番《目覚めよとわれらに呼ばわる物見らの声》BWV140 より
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第3 番 ト短調 BWV1029
Iコラール「主よ、人の望みの喜びよ」
〜カンタータ第147 番《心と口と行いと命もて》BWV147 より
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1 番 ト長調 BWV1027
マニフィカトによるフーガ「わが魂は主をあがめ」BWV733
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第2 番 ニ長調 BWV1028
「われら涙してひざまずき」〜《マタイ受難曲》BWV244 より
宮下宣子(サクバット)
三浦はつみ(Org)
■宮下宣子(サクバット)
東京藝術大学音楽学部及び同大学院修士課程修了。在学中に安宅賞受賞。文化庁海外派遣研修員としてケルン音楽 大学に留学、最優秀で卒業。第1回モーリス・アンドレ国際コンクール・アンサンブル部門入選。第49回毎日音楽コンクール 金管楽器部門第3位。大学在学中より日本オーケストラ界初の女性金管奏者として新日本フィルハーモニー交響楽団に入 団、現在に至る。フェリス女学院大学非常勤講師。日本トロンボーン協会(JAT)理事。日本イタリア古楽協会(AMAIG)会 員。トロンボーンを伊藤清、ブラニミール・スローカー、サクバットをフランク・ポイトゥリノ、シャルル・トゥート、古楽を濱田芳通、 各氏に師事。2010年日本人初のサクバット・リサイタルを開催。同年ソロアルバムCD第1弾「サクバットの決意」(A SACKBUT’S RESOLUTION)をリリース。レコード芸術誌上で高く評価される。2015年第2弾「歌うサクバット」(LOVE from SACKBUT)をリリース。レコード芸術誌にて「準特選盤」。また作品のオリジナリティを追求するため、サクバットのみならず、 クラシカル・トロンボーン、スライド・トランペット、ナチュラル・トランペットなどを駆使した活動も積極的に行っている。古楽金 管アンサンブル「ANGELICO」アンジェリコ主宰。「神に祝福された天使の楽器」サクバットの日本での普及に尽力中。
■三浦はつみ(オルガン)
東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻卒業。ボストン・ニューイングランド音楽院にてアーティストディプロマ取得。オ ルガンを秋元道雄、廣野嗣雄、島田麗子、菊池みち子、G.ボヴェ、林佑子の各氏に師事。現在、フェリス女学院大学非常 勤講師、日本聖公会横浜聖アンデレ教会オルガニスト。横浜みなとみらいホールでは、1998 年開館以来、ホール・オルガ ニストを務め、オルガン・1 ドルコンサート、こどものためのワークショップなどの企画、ホール・オルガニスト・インターンシップ など育成プログラムにも力を入れている。平成19 年度横浜文化賞文化・芸術奨励賞受賞。

スロヴァキア音楽財団
SF-0098-2(2CD)
スロヴァキアの室内楽作品集
ユライ・ポスピーシル(1931-2007):チェンバロとフルート,オーボエ,クラリネット,ファゴット,ホルンの為の小協奏曲-Op.42*
イヴァン・パリーク(1936-2005):スターバト・マーテルの断章によるソプラノとピアノの為の2つのアリア
イリヤ・ゼリェンカ(1932-2007):ヴァイオリン,チェロとピアノの為の三重奏曲**
ユライ・ベネシュ(1940-2004):例えば黒いポニー(バセットホルンの為の)
タデアーシュ・サルヴァ(1937-1995):クラリネット,チェロとピアノの為の前奏曲とフーガ#
イリヤ・ゼリェンカ:ピアノ・ソナタ第4番「1989-11月17日に捧げる」
イヴァン・パリーク:出発時刻(ミラン・ルーフスの詩による,高声とピアノの為の)
ユライ・ベネシュ:グロックの為の音楽第3番(ヴァイオリン,ヴィオラとチェロの為の)++
イヴァン・パリーク:葉(ピアノの為の5つの小品)
タデアーシュ・サルヴァ:スロヴァキアの合奏協奏曲第4番(Fl,Cl,Vn,Vcとピアノの為の)+
アンサンブル・リチェルカータ
[ヘルガ・ヴァルガ・バフ(S)
ダニエル・ハヴェル(Fl*)
イヴィツァ・ガブリショヴァー(Fl+)
ヤン・ソウチェク(Ob)
ロナルト・シェベスタ(Cl、バセットホルン)
ヤン・フデチェク(Fg)
ヤン・ムシル(Hrn)
ダヴィト・ダネル(Vn)**
ミラン・パリャ(Vn(+/++))
ペテル・ドヴォルスキー(Va)
バラーズ・アドルヤーン(Vc**)
アンドレイ・ガール(Vc(+/#))
イヴァン・シレル(P、Cemb]

録音:2014、2015年スロヴァキア放送、ブラチスラヴァ、スロヴァキア、2016年、ニトラ・ギャラリー、ニトラ、スロヴァキア
20世紀スロヴァキアの5人の作曲家の作品を収録。「1989-11月17日」はチェコスロヴァ キアのビロード革命が始まった日。アンサンブル・リチェルカータはスロヴァキアのラジ オ・デヴィーンに所属する合奏団。

コウベレックス
KRS-5226(2CD)
税込定価
大西功造〜マンドリンリサイタル
萩原朔太郎:機織る乙女
R.カラーチェ:前奏曲 第2 番
 前奏曲 第5 番
 前奏曲 第10 番
A.サルコリ:月のセレナータ
S.ラニエリ:ハイドンの主題による変奏曲
プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 二長調
J.S.バッハ:シャコンヌ
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
大西功造(マンドリン)
西村友里(P)

録音:2016年10月11日-12日12月7日サンシャインホール(淡路市),セッション録音
国内外で精力的に活躍するマンドリニスト大西功造が2006 年から兵庫県立芸術文 化センターで毎年続けているリサイタルが 10 年を迎え、本格的に演奏活動を始めて 20 年となる節目として5 枚目のアルバムをリリース。 2016 年のリサイタルでは、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲と、シューベルトの 「アルペジオーネ」の卓越した豊かな音楽が好評を得た。また、プロコフィエフの「無 伴奏ヴァイオリン・ソナタ」は大西の溌剌とした楽器の音色で、マンドリンならではの技 を巧みに駆使し、独特の輝きと飛躍感が聞き所となっている。今回、リサイタルの 3 曲 に加え、無伴奏のカラーチェの小品などを集めた2 枚組みアルバム。

2L
2L-130SABD
(Bluray Disc Audio
+ SACD Hybrid)

盗み
グリーグ:組曲《ホルベアの時代から》 Op.40  
山田耕筰:琴〜レント・モルト・アファット・センプリーチェ、赤とんぼ、野薔薇
ショスタコーヴィチ:3つの幻想的舞曲 Op.5
『ハルダンゲルの旋律』名誉ある出迎え〜序奏(アントンセン/プラッゲ)、名誉ある出迎え(トヴァイト)、花嫁の飲み物(アントンセン/プラッゲ)、スターヴ教会の歌(トヴァイト)、神の善行と神の偉大さ(アントンセン/プラッゲ)
カール・ニールセン:6つのユモレスク=バガテルFS22(Op.11)
オ ーレ・エドヴァルド・アントンセン(Tp、コルネット、ピッコロ・トラン ペット)
ヴォルフガング・プラッゲ(P)

録音:2012年1月、8月 ソフィエンベルグ教会(オスロ)(グリーグ、山田耕筰、ショスタコーヴィチ)、2013年9月 ヤール教会(ベールム、アーケシュフース)(トヴァイト、ニルセン)
アントンセン(1962-)のトランペットと、作曲家でもあるヴォルフガング・プラッゲ(1960-)のピアノによるデュオ・アルバム。タイトルの“Furatus”はラテン語で「盗み」。ヴィヴァルディの曲を「借用」して協奏曲に作ったJ・S・バッハに倣い、「先達の作曲家たち」の作品をトランペットとピアノという「自分たちの楽器」のために編曲、あるいは作り替え、新たな角度から楽しんでもらおうという企画です。エドヴァルド・グリーグの組曲《ホルベアの時代から》(ホルベルグ組曲)は、ノルウェーの劇作家、デンマークで活躍したホルベアの生きた「バロック期」の音楽に「グリーグの今」を重ね、ピアノのために作曲、弦楽オーケストラの版でも親しまれている作品です。〈前奏曲〉〈サラバンド〉〈ガヴォット〉〈アリア〉〈リゴドン〉の5曲。山田耕筰の3つの「歌」は、アントンセンとプラッゲがかつて、作曲者の娘さんの招待で日本を訪れ、演奏した作品です。ショスタコーヴィチが「政治的な意味なし」に作曲したピアノ曲《3つの幻想的舞曲》−−〈マーチ〉〈ワルツ〉〈ポルカ〉。カール・ニルセンが「ほとんどモーツァルト風の軽さ」で書いた《6つのユモレスク=バガテル》−−〈やあ!やあ!〉〈うなりごま)〉〈小さなスローワルツ〉〈踊り人形〉〈人形のマーチ〉〈オルゴール〉。グリーグを継ぐ世代のひとり、ガイル・トヴァイトGeirrTveitt(1908-1981)は、ハルダンゲル高原の農場に住み、作曲家、ピアニスト、民謡の研究家として活躍しました。『ハルダンゲルの旋律』は、トヴァイトが民謡を素材に作曲した《ハルダンゲルの100の旋律》から、「自由な」編曲による〈名誉ある出迎え−序奏〉〈花嫁の飲み物〉〈神の善行と神の偉大さ〉とオリジナルに沿って編曲した〈名誉ある出迎え〉〈スターヴ教会の歌〉を組み合わせた作品です。
5.1 DTS-HD MA, 9.1 Auro-3D, Dolby Atoms と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディスクをセッ トにしたアルバムです。Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクは通常のCDプレー ヤーでも再生できますが、Pure Au-dio Blu-ray ディスクは Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPCをお使いください。
2L
2L-132SABD
(Bluray Disc Audio
+ SACD Hybrid)

『光に向かって』
アントニオ・ビバロ(1922-2008):ピアノソナタ第2番《夜》
ダーヴィド・ブラトリ(1972-):光に向かって I
リスト:オーベルマンの谷
ダーヴィド・ブラトリ(1972-):光に向かって II
メシアン:幼子イエスにそそぐ20のまなざし − 第10曲〈喜びの精霊のまなざし〉
ダーヴィド・ブラトリ(1972-):光に向かって III
メシアン:幼子イエスにそそぐ20のまなざし − 第1曲〈父なる神のまなざし〉
イェンス・ハーラル・ブラトリ(P)
ダーヴィド・ブラトリ(エレクトロアクースティックス)

録音:2016年1月 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
ソリストとして、オスロ三重奏団のピアニストとして、オスロの国立音楽アカデミーの教授として、ノルウェー音楽の中心で活躍してきたピアニスト、イェ ンス・ハーラル・ブラトリ(1948-)の新しいアルバム『光に向かって』。「光と闇」がテーマ。「人生にはすばらしく多様なひろがりがあり、光とともに闇 をもたらす……闇のあとに戻る光は、いっそう眩い…」。テーマに沿って選ばれた作品は、イタリア生まれ、イプセンの戯曲によるオペラ《幽霊》などの作 品で知られるノルウェーの作曲家アントニオ・ビバロが内面の苦悩を探ったとされるピアノソナタ《夜》。リストの《巡礼の年 第1年 スイス》の一曲、エティ エンヌ・ド・セナンクールの「苦悩と彷徨」の小説からインスピレーションを得たという〈オーベルマンの谷〉。メシアンの《幼子イエスにそそぐ20のま なざし》から彼の「眩しいほどの多彩の音楽」を代表する〈喜びの精霊のまなざし〉と〈父なる神のまなざし〉。この4つの作品を、イェンス・ハーラル の子、表現的で詩的な作風の音楽を発表する作曲家ダーヴィド・ブラトリ(1972-)のエレクトロニクス作品《光に向かって》でつなぐ構成がとられてい ます。2016年1月、オスロのソフィエンベルグ教会で、照明を抑え、録音セッションが行われました。
5.1 DTS-HD MA, 9.1 Auro-3D, Dolby Atoms と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディスクをセッ トにしたアルバムです。Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクは通常のCDプレー ヤーでも再生できますが、Pure Au-dio Blu-ray ディスクは Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPCをお使いください。

VERMEER DIGITAL
VERMEER-40009
(1CD)
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
 クラリネットとピアノのための4つの小品 Op.5
ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
ヴィンチェンツォ・パーチ(Cl)
ヤクブ・チョルツェウスキ(P)

録音:2014年4月2日/ヴェネツィア(ライヴ)
晩年のブラームスが創意を再燃させ書き上げたロマンあふれる2曲のソナタに、無調へと向かうベルクの作品をカップリング。二人の作曲家は使った響 きこそ違いますが収録曲の作曲年で言えば10数年の隔たりしかなく、語り口にはどこか類似性も見られます。演奏しているヴィンチェンツォ・パーチはザ ビーネ・マイヤー他に師事したクラリネット奏者で、フェニーチェ歌劇場管弦楽団の首席奏者を務める名手です (Ki)
VERMEER DIGITAL
VERMEER-40010
(1CD)
イタリア古典歌曲をホルンで
A.スカルラッティ:Spesso vibra per suo gioco
カッチーニ:Amarilli, mia bella
カルダーラ:Selve amiche
 Come raggio di sol
チェスティ:Intorno all'idol mio
 Tu mancavi a tormentarmi
チマローザ:Bel nume che adoro
ドゥランテ:Danza, danza
ファルコニエーリ:O bellissimi capelli
ペルゴレージ:Se tu m'ami
ドゥランテ:Vergin tutt'amor
ジョルダーニ:Caro mio ben
カッチーニ:Tu che hai le penne, amore
A.スカルラッティ:O cessate di piagarmi
ペルゴレージ:Se cerca, se dice
パイジェッロ:Nel cor piu non mi sento
ヴィヴァルディ:Un certo non so che
B.マルチェッロ:Quella fiamma che m'accende
ニロ・カラクリスティ(Hrn)
ジャンカルロ・グアリーノ(P)

録音:2015年10月21日/ヴェローナ
ナポリ・サン・カルロ劇場管弦楽団首席奏者などを務め、現在は絶大な人気を誇る金管五重奏団「ゴマラン・ブラス」のメンバーとしても活躍している ホルン奏者ニロ・カラクリスティによるソロ・アルバム。「カロ・ミオ・ベン」に代表されるイタリア古典歌曲をホルンで朗々と吹き上げています。シンプ ルなメロディゆえに技巧よりも音楽性が大いに問われる楽曲ばかりですが、胸にしみるさすがの歌いっぷり! (Ki)
VERMEER DIGITAL
VERMEER-40011
(1CD)
「Clarinet in English」
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
 クラリネットとピアノのための4つの小品 Op.5
ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
アレック・テンプルトン:ポケットサイズ・ソナタ第1番*
 ポケットサイズ・ソナタ第2番
アレック・ワイルダー:クラリネット・ソナタ
ジョーゼフ・ホロヴィッツ:クラリネット・ソナタ
ポール・リード:ヴィクトリアン・キッチン・ガーデン組曲
サイモン・サーゴン:ディープエルムの夜
ジャンルカ・カンパニョーロ(Cl)
フランチェスコ・スクロファーニ・カンチェッリエーリ(P)
フラヴィア・ラ・ペルナ(ドラム)*

録音:2015年11月、12月/モーディカ
イギリスとアメリカの作曲家によるクラリネットとピアノのための作品集。20 世紀におけるクラリネットはイタリア語・ドイツ語・フランス語を経てつい に英語を話せるようになった楽器だ、というイメージがアルバムのテーマとなっており、ジャズの要素を感じさせドラムまで加わるソナタもあります。無調 音楽とは全く違いかっこいいコード進行を持った作品が並び、クラリネットが伸び伸びとメロディを歌います。

Mats Bergstrom Musik
MBCD-04(1CD)
アグア・エ・ビーニョ
ヴィラ=ロボス:カイピラの小さな汽車、
 ショーロ第1番、マズルカ・ショーロ、
 スコティッシュ・ショーロ、
 ヴァルサ・ショーロ、ガヴォット・ショーロ、
 ショリーニョ
パウエル:メトロノームのためのショーロ、
 ワルツィング
ジスモンチ:アグア・エ・ビーニョ
モライス:ユリディス
カルロス・ジョビン:ルイーザ、
 三月の雨、アンジェラ
ブアルキ:君はすっかり変わってしまった
ボンファ:カーニバルの朝(黒いオルフェ)
ロボ:カーザ・フォルテ
ジルベルト:エスターテ
イリアス:モーメンツ
マッツ・ベリストレム(g)、
ゲオルグ・リーデル(b)、
ユーナス・ホルゲション (ds)、他

録音:2012年1月−2014年8月、ストックホルム
スウェーデンの名ギタリスト、マッツ・ベリストレムの自主レーベル第4弾。チェコ出身でスウェーデンの作曲家&ダブルヴェース奏者、ゲオルグ・リーデルや、現在のスカンディナヴィアを代表するドラマーのひとり、ユーナス・ホルゲションらとともに録音した、ブラジル音楽集。 ヴィラ=ロボスのショーロを中心に、アントニオ・カルロス・ジョビン、バド・パウエル、イリアーヌ・イリアス、エグベルト・ジスモンチ、ジョアン・ジルベルトらのナンバーを巧みなギターで聴かせます。

DACAPO
MAR-8.224727(1CD)
NX-B06
More French Pieces
ドビュッシー:チェロ・ソナタニ短調(1915)
フォーレ:エレジーOp.24/子守歌Op.16
 蝶々Op.77/夢のあとにOp.7-1
ヴィエルヌ:2つの小品Op.5
サン=サーンス:ロマンスOp.36
 ロマンスOp.51/白鳥
ウルリク・ステアク(P)
ヘンリク・ダム・トムセン(Vc)

録音:2015年10月6-8日デンマーク放送コンサートホール第4スタジオ
デンマークの優れた奏者2人による“フランスの作品集”。デンマーク国内でリリースされたアプリ「FrenchPieces」の拡大 ヴァージョンで、アプリ内で紹介された作品を全曲聴くために企画された1枚です。ピアノのステアクは1989年にコペン ハーゲンでデビュー。デンマークで絶大な人気を誇り、パリ、ウィーン、ロンドンなどの都市でもコンサートを開催し、好評 を博しています。チェロのトムセンはデンマーク国立SOの第一首席奏者で、現在デンマーク王立アカデミーで教鞭も取 っています。この2人によるフランス音楽集は、以前他のレーベルからもリリースされたように、すでにデンマーク国内で はお馴染みとなっており、その人気の高さはこのアルバムからも伺えます。

ANTARCTICA
ANTAR-002(1CD)
「For Aces」(エースたちのために)
ハリー・サクシオーニ:Ouverture
アダム・クラーク: Three Memories
〔Letters from Zedelghem/ Murmurs on a Rooftop/ Scene through a Looking Glass〕
ヌッチョ・ダンジェロ:Nelle Regioni del Sogno: Introduzione ? Danza/Tema e Contrappunti
メンノ・ブッゲンフート&インティ・デ・メート:Droplet
パトリック・ルー: Aqua Cenas
ネイク・クハール:Four Aces Suite: Ace of Diamonds/Ace of Spades/Ace of Hearts/ Ace of Clubs
ヨハンネス・メーラー:The Dream of Kaillash
アラン・セルホースト:Tokyo: From Narito Airport to Tokyo station/Garden of Pureness/The City/Homonji Temple/From Tokyo Station to Haneda Airport
クラリス・アサド:D.A.N.Z.A
Four Aces(4人のエース)

録音:2016年
「Four Aces(4人のエース)」は、ドイツのイーザーローンで開催されたギター・シンポジウムで出会った4人のベルギー出身のクラシック・ギター 奏者たちによって結成されたアンサンブル。このアルバムでは、すべて彼らのために書かれた作品を演奏しています。 (Ki)

KOKORO RECORDS
KKR-010(1CD)
税込定価
野澤徹也によるコリーン・シュムコー三味線作品集
《風舞千尋〜The Ethereal Wind Dance》
《Terra’s Mirroe: The Spirituality of Celestial Beings》
《蒙古の馬〜Mongolian Takhi》
《The Dance of Threads 〜糸の舞》
《When the Waves Crash 〜波濤の飛沫:三味線協奏曲》
野澤徹也(三味線)
大友美由奈(三味線)、澤田由香(篠笛・能管)、 阿部大輔(尺八)、本間豊堂(尺八)、大上茜(琵琶)、 野澤佐保子(箏)、吉澤延隆(箏)、松村エリナ(箏)、 五十嵐恵(十七絃)、古川玄一郎(打楽器)、冨田慎平(小鼓・打楽器)
日本の伝統音楽の楽器を使った作品を多数作曲している米国シカゴ出身の作 曲家コリーン・シュムコーによる、宇宙や大自然、物語などをモチーフとした三味線 作品集。コリーン・シュムコーは自身、三味線を野澤徹也に師事しその他ほとんど の和楽器を実際に演奏し習うことによって自分の身体に音を吸収してきた。 和楽器の体験とアメリカ人の内面が見事に一致した三味線作品集。

DACAPO
MAR-8.226153(1CD)
NX-B06
ペレ・グズモンセン=ホルムグレーン:弦楽四重奏曲・声楽曲集
1-4.弦楽四重奏曲第11番「ノー・グラウンド」(2011)
5.グリーン「ああ、悲しい かな、私たちはグリーンウッドに行かなくてはならない」(2011)
6-8.ノー・クラウ ンド・グリーン(2011)
10.弦楽四重奏曲第10番「ニュー・グラウンド」(2011)
11.ニュー・グラウンド・グリーン(2011)
クロノス・クァルテット…1-4.6-9.10.11
シアター・オブ・ヴォイシズ… 5.6-9.11
ポール・ヒリアー(指)…5.6-9.11

録音:2012年12月4日デンマークコペンハーゲン、デンマーク王立音楽院コンサ ート・ホールライヴ
※世界初演・初録音
ホルムグレーンがクロノス・クァルテットと、ポール・ヒリアー率いるシアター・オブ・ヴォイシズのために作曲した一連の 作品集。元になっているのはヘンリー8世のソング・ブックの中のテキストで、「大地」という言葉に重きを置いた言葉遊び がシアター・オブ・ヴォイシズの透明なハーモニーで歌われ、そこに弦楽四重奏、打楽器の音色が融合し、魅惑の世界が表現 されています。クロノス・クァルテットの変幻自在な演奏も聴き所です。

BION RECORDS
BR-291202(1CD)
フランス音楽(1875-1932)のオリジナル編曲集
シャブリエ:10 の絵画的小品 (村の踊り/牧歌)
ビゼー:子供の遊び (ラッパと太鼓/独楽/舞踏会)
フォーレ:歌曲 Op.7&16 (夢のあとに/子守歌)
ドビュッシー:前奏曲集 第1巻 & ファリャ:恋は魔術師、雪の上の足跡(ドビュッシー)/恐怖の踊り(ファリャ)/中断されたセレナード(ドビュッシー)/火祭りの踊り(ファリャ)/亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
ラヴェル:クープランの墓 (プレリュード)
サティ:最後から二番目の思想 (I.牧歌/II.朝の歌/III.瞑想)
プーランク:村人たち(I.チロル地方のワルツ/II.スタッカート/III.田舎風に/IV.ポルカ/V.コーダ)
サティ:ジムノペディ第1 番(編曲:ジャック・ガンダール)
ベドリッシュSQ【ジャック・ガンダール(Vn.1)、長谷川 彩(Vn.2)
ジュリアン・ガバン(Va.)、オレリアン・サブレ(Vc.)】

録音:2015 年4 月、フランス・パリ
※デジパック仕様・日本語オビ・解説付き
2002 年の結成以来、伝統的なクラシックの演奏会に加えて多様な企画を打ち出して幅広い層の聴衆を惹きつけているフ ランスの「ベドリッシュ弦楽四重奏団」。日本デビュー盤となる当CD では、フランス近代を彩ったピアノや歌・管弦楽のための 小品を当団第一ヴァイオリン奏者ジャック・ガンダールによる秀逸なオリジナル編曲で全 22 曲収録。ドビュッシーやフォーレ らの耳慣れたメロディーから、ラヴェルやビゼーの躍動するリズム、サティやシャブリエ、プーランクらの瀟洒な響きまで、入念 なアレンジがフランスの誇る珠玉の小品に新境地を拓く一方、精細で着想に満ちた演奏は、作品の繊細さ・明澄さ・精神性 を見事に再構築し、最後には、これらの曲はまるで弦楽四重奏のために書かれたのではないかと思わせるほど。ラジオ・フラ ンスでたびたび紹介され生演奏も放送された他、フランス大手の雑誌「l’Obs」や「Classica」でも高評を得た。

Sono Luminus
DSL-92206(1CD)
NX-B05
ブルーノ・バヴォタ:Out of the Blue
Out of the Blue/Mountains
Marea/Heartbeat/Mr. Rail
Passengers/Lovers
Beyond the Clouds
Warm Embrace
Dusk in the East
Horizon/Breath/Snow
ブルーノ・バヴォタ(ピアノ,プリペアド・ピアノ,エレクトリック・ギター)/J.フライフォーゲル(Vn)/マイケル・ニコラス(Vc)

録音:2016年4月18-22日ヴァージニアボイス、ソノ・ルミナス・スタジオ
来日経験もあるイタリア、ナポリ出身のアンビエント・ピアニスト、ブルーノ・バヴォタ。ヤン・ティルセンや坂本龍一から 影響を受けたと言う彼の作品は、いわゆる「ポスト・クラシカル」に分類されるものであり、自由な着想と夢幻的で静かな音 に満たされています。前作は"海"をモティーフにしたアルバムをリリースしていたバヴォダですが、今作はもっと抽象的で謎 めいた言葉「OutoftheBlue」がモティーフです。英語のイディオムであるこの言葉、日本語にすると「思いがけなく」や 「予告なしに」と言った意味になるでしょうか。この言葉から導き出される音楽は、穏やかさの中にほんの少しだけ刺激的な サウンドを内包しています。

Cybele
CYBELE-261602S
(1SACD)
カリオペ・ツパキ(1963-):トリプトコン
I. Mercurius (弦楽四重奏)
II. Lychnos tis posi mou(弦楽四重奏とクラリネット)
III. Eothinon(弦楽四重奏)
ド ーレン・カルテット
アルヤン・ワウデンベルフ(Cl)

録音:2015年9月2-5日/ロッテルダム
※DSD 5.1 Surround sound 3D バイノーラル・ステレオ
カリオペ・ツパキは1963年ギリシャ、ピレウス生まれの女流作曲家。アテネのエレニコン音楽院で学んだ後、オランダでルイ・アンドリーセンに師事。 ソロからオーケストラまでの器楽作品、オペラ、バレエなど、70以上の作品を発表しています。 弦楽器によるきれぎれのグリッサンド、変化音を伴いつつ順次進行する音階、ゆるやかに響きを変える和音などを素材とし、なだらかな感触を持った「ト リプトコン」。クラリネットの歌を伴う第2曲では中心に向かって大きな高揚が見られますが、全体としては控えめな素材を無駄なく使い、中世の祈りのよ うな神秘的で宗教的な世界を作り上げています。 (Ki)

2L
2L-127SACD
(1SACD)
ラッセ・トーレセン(1949-):フルートとピアノのための作品集〜名前の海
名前の海Op.47(2012?13)(フルートとピアノのための)
内なる対話の段階Op.9(1981)(ピアノのための)
手のひらを広げるか、拳を握るか? Op.6(1976)(フルート・ソロのための)
太陽の戯れOp.13(1983 rev.1986)(ピアノのための)
澄みきった水の祈りOp.52 no.2(2011)(ピアノのための)
相互作用Op.11(1981/83)(フルートとピアノのための)
マイケン・マティセン・スカウ(Fl)
トロン・スカウ(P)

録音:2015年9月 ソフィエンベルグ教会 (オスロ、ノルウェー)
制作・録音: モッテン・リンドベルグ
[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
ラッセ・トーレセンはオスロ生まれ。グリーグの《抒情小曲集》を練習していた15歳の時、ノルウェーの民俗音楽の編曲を試みたことから作曲を始 め、作曲法を学ぶうちに出会ったファッテイン・ヴァーレンの無調ポリフォニーに強く惹かれるようになりました。ノルウェー国立音楽アカデミーに進み フィン・モッテンセンの下で十二音技法を学び、ユトレヒトで教えていたスイスのヴェルナー・ケーギの下で電子音楽と作曲法を修めました。トーレセン は、さまざまな国とジャンルの音楽を研究。ミュライルやグリゼーのスペクトラルミュージックとノルウェー民俗音楽の調性の間にかなり似通った点のある ことにも気づいたといいます。1988年から国立音楽アカデミーの教授。2010年、ノルディック・ヴォイセズのために作曲した《Opus 42 − 六重唱曲》 (2L075SABD)で北欧音楽委員会(NOMUS)賞を受けています。 王立ノルウェー海軍音楽隊のフルーティスト、マイケン・マティセン・スカウ(1970?)と、フリーランスのピアニスト、トロン・スカウ(1970?)によるトー レセンの作品集。アルバム名にとられた《名前の海》は、スカウ夫妻の委嘱により作曲されたフルートとピアノのための作品です。すべての創造物がそう であるように、魂も、最後はその生まれたところに戻るという考えに基づいて曲名がつけられ、ヴァーレンのヴァイオリン協奏曲のカデンツァを素材に選び、 親しい家族の死を悼む瞑想の音楽として書かれました。《相互作用》では、それぞれ自由に演奏していたフルートとピアノが、互いに触発され、クライマッ クを築いていきます。《手のひらを広げるか、拳を握るか?》は、フルート・ソロの曲。フルートの音域と技巧をフルに活かし、人間関係に表れるさまざま な態度が音楽に表現されます。中間部には、ノルウェーの民俗音楽から着想を得たという、フルーティストが足でリズムをとる音が織り込まれました。 ピアノ・ソロのための《太陽の戯れ》は、リレハンメルに近いサクスムスダーレンに住んでいた1983年、近所に住む自然写真家トーレ・スヴェッレの作 品をスライド上映する背景音楽として作曲された、民俗音楽を思わせる簡素なメロディに基づく変奏曲。《内なる対話の段階》では、個人的な問題が起き た時の「自分の内面」とのコミュニケーションが描かれます。《澄みきった水の祈り》は、2011年、第13回エドヴァルド・グリーグ国際コンペティショ ンのピアノ部門課題曲として作曲されました。グリーグが愛した、川、小川、滝、湖、深いフィヨルド、海の「澄みきった水」を「内面浄化」の象徴とし てとらえたという作品です。 (Ki)

Grappa
GRCD-4527(1CD)
『資本とモラル』
ジョン・レノン:労働階級の英雄
リレビョルン・ニルセン:高揚*
クルト・ワイル:宝くじ胴元の歌
オーゲ・アレクサンデシェン:見知らぬ奴
リレビョルン・ニルセン:高揚*
ワイル:気楽な生活のバラード
ロニー・ポベル:Fokk Dokk
トム・ウェイツ:アンダーグラウンド
ビャーネ・アムダール:砥石のワルツ
POING:中国の子供の歌
ワイル:ナンナの歌.アラバマ・ソング
マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ(ヴォーカル、ヴァイオリン、パーカッション)
POING
ロルフ=エーリク・ニューストレム(サクソフォーン、ヴォーカル)
フローデ・ハルトリ(アコーディオン、トロンボーン、パーカッション、ヴォーカル)
ホーコン・テリーン(コントラバス、パーカッション、ヴォーカル)
コーレ・クリスチャン・ヴェストルハイム(追加ヴォーカル)*

録音:2015年10月 プロペラースタジオ(Propeller Studio)(オスロ、ノルウェー)
『そして歌う…(And sing…)』(2L 2L124SABD)をリリースした、作曲家、歌手、キーボード奏者、ヴァイオリニストとして活躍するマヤ・ソールヴェイ・ シェルストルプ・ラトシェ(1973?)。「演奏できっこない難曲を好む習性をもった、ちょっとクールで優秀な音楽野郎ども」のためのポートレート・アル バム『POINGのために』(Aurora ACD5086)が作られた「POING」。ノルウェーの音楽シーンで大胆かつ革新的な活動を続けるプレーヤーたちが共 演するアルバム『資本とモラル』のテーマは、20世紀の資本主義がわれわれに与えたインパクト。ジョン・レノンの《労働階級の英雄》、ノルウェーのシ ンガーソングライター、リレビョルン・ニルセン(1950?)が「われわれには何もないが、あらゆるものを生み出した。船を造り、道を作り……」と歌う《高 揚》、亡命を求める子供たちへの同情を歌うオーゲ・アレクサンデシェンの《見知らぬ奴》、ノルウェーのパンクロック・グループ、ロニー・ポベルの《Fokk Dokk》、西洋人の着る服をせっせと縫う中国の子供たちを描写するルドルフ・ニルセンと POING の《中国の子供の歌》、ドイツからアメリカに渡り、劇 場のための音楽を手がけた、オペレッタ《三文オペラ》で知られるクルト・ヴァイルの《ナンナの歌》など4つの歌、ヴァイルの音楽にも影響を受けたと いうアメリカのシンガーソングライター、トム・ウェイツの《アンダーグラウンド》。ラトシェと POING は、すべてのナンバーを新たな角度からとらえ、真 面目な表現とユーモア・センスの共存する、独創的で力強さにあふれる歌に表現しています。オスロのプロペラースタジオで録音セッションが行われ、《気 楽な生活のバラード》と《アラバマ・ソング》には2001年にオスロの「Valka(Valkyrien Restaurant)」と「Josefine Visescene」で行われたコンサー ト・ライヴの抜粋が使われています。 (Ki)

SONARTI
RT-02(1CD)
ヴェルフル:ハープとピアノのための大二重奏曲ヘ長調Op.29
ハープとピアノのための大二重奏曲ニ短調Op.31
ピアノ・ソナタ ロ短調Op.28の3
ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.14の1
ギヨーム・シュートル(Vn)
、ステフェン・ファンハウヴァエルト(P)
キョンヘ・キム=シュトー ル(Hp)

録音:2014年8月/UCLAシェーンベルク・ホール(ロサンゼルス)
ヨーゼフ・ヴェルフル(1773-1812)は、ベートーヴェンと同時代のオーストリアのピアニスト兼作曲家。大きな手に恵まれ演奏至難な曲をたくさん残 しましたが、今日あまり聴く機会はありません。ヴェルフルは1801年から05年までパリに暮らし、ハープに関心をもって作曲したのがここに収められた 2篇。ペダルハープが開発される以前の作品で自由度は少ない、典雅な世界を堪能できます。ヴァイオリン・ソナタ イ長調はハイドンのオラトリオ「天地 創造」のモチーフに基づいて作られた興味深い曲。フランス、ベルギー、韓国出身の実力派が見事なアンサンブルを聴かせてくれます。 (Ki)

Omnibus Classics
CC-5009(1CD)
ニコルソン:即興的前奏曲 (ロードの主題による幻想曲第7番)
ドゥルーエ:前奏曲第11番ト長調
フンメル:ソナタ.ニ長調Op.50(ショウ編曲)
クリントン:幻想曲 「ユーラリー」 Op.118
マーティン・ショウ(Fl)、
ジョナサン・ゴーイング(P)

録音:2014年9月
現在のフルートに至る際に最も重要な1人であるイギリスのコンポーザー=フルーティスト、チャールズ・ニコルソン(1795−1837)とその同世代の作曲家の作品集。イギリスのフルート奏者、マーティン・ショウが'Nicholson's "Improved" Flute' T.Prowse(Junior) c.1839のフルートを使用し演奏する。

Musiques Suisses
MGB-NV33(1CD)
金管楽器による舞踏音楽
伝承曲:Nafelser Schottisch、
Zick Zack Polka、Uznacher Chilbi、Fastnachtsmarsch、Die Zierliche im Nachthemd、Federi Schottisch、Gruss aus dem Klontal、Bottcher Polka
ピアソラ:Hemmige zum Tanze
伝承曲:Rosalien Mazurka
デスモンド:Nimm funf auf der Holzauktion
伝承曲:Nafelser Polka、Huba Schottisch XL、Schaniser Landler
ツヴァイヤー:D'Timea bim Badala
マイアー:Zurcher Strandbadleben
伝承曲:Kinderschottisch
キンフ:Schtazumiar
シェーンナー・ブレッヒ=フファームジーク〔ダヴィッド・ジュド(Cl)、ローレンツ・ステックリ(トランペット)、ファビアン・ジュド(フリューゲルホルン)、ジェローム・ミューラー(テナーホルン)、トビアス・ツヴァイヤー(チューバ)〕

録音:2015年
19世紀後期、スイスの東部で親しまれたクラリネット、トランペット、フリューゲルホルン、テナーホルン、チューバの編成による舞踏音楽。ザンクトガレン州シェーニスに伝わる写本に遺されていた陽気でご機嫌な音楽を、2014年に結成されたスイスのアンサンブルの演奏で。

スロヴァキア音楽財団
SF-0091-2(1CD)
ヴラディミール・ゴダール(1956-):十字架
ダリアチャンギの果樹園 [Dariachangi's Orchard](オタル・チラーゼの小説による神話 ヴィオラ、チェロとオーケストラの為の;1987)*
光の道 [Via Lucis] (金管、弦楽と打楽器の為の瞑想;1993)+
おお十字架よ [O Crux] (チェロの為の瞑想;1999)#
ヴラディーミル・メンデルスゾーン(Va)*
ヨゼフ・ルプターク(チェロ(*/#))
スロヴァキアRSO(*/+)
アンドルー・パロット(指)*
オルドジフ・ヴルチェク(指)+

録音:2000年10月2日、ライヴ、ブラチスラヴァ音楽祭、ブラチスラヴァ、スロヴァキア*
2010年3月31日、ライヴ、スロヴァキア放送大コンサート・スタジオ、ブラチスラヴァ、スロヴァキア+
2013年11月26日、パールフィ宮殿、ブラチスラヴァ、スロヴァキア#
ヴラディミール・ゴダールは映画音楽の分野でも高名なスロヴァキアの作曲家。
スロヴァキア音楽財団
SF-0094-2(1CD)
イヴァン・パリーク(1936-2005):独奏ソナタ集
フルート・ソナタ
ピアノ・ソナタ/チェロ・ソナタ
ヴァイオリン・ソナタ
チェロとテープの為のソナタ=カノン
オーボエ・ソナタ
クラリネット・ソナタ
トランペット・ソナタ
ファゴット・ソナタ
ヴィオラ・ソナタ
クアサルス・アンサンブル
[アンドレア・モソルヤコヴァー(Fl)
ディアナ・ブッファ(P)
ヤーン・ボグダン(Vc) 
ペテル・モソルヤク(Vn)
ベーラ・ホルヴァート(Ob)
マルティン・モソルヤク(Cl)
イストヴァーン・シケト(Tp)
アッティラ・ヤンコー(Fg)
ペテル・ズヴィエベル(Va) ]

録音:2015年6月20-21日、7月1日、ドヴォラナ・コンサートホール、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
イヴァン・パリークはアレクサンデル・アルブレヒト(1885-1958)、アレクサンデル・モイゼス(1906-1984)他に師事したスロヴァキアの作曲家。1962年から1997年までブラチスラヴァ音楽アカデミーで教え、楽理科長(1984-1994)、学長(1994-1996)を歴任しました。
スロヴァキア音楽財団
SF-0095-2
ボリス・レンコ(1965-):作品集
5KA (KKKKK) (コントラバスとピアノの為の)#
ピアノの為の夜想曲第1番ホ長調/ピアノの為の夜想曲ヘ短調(ワルツ)
兄弟の [Brotherly] (チェロとピアノの為の)**
シレーニャ [Silegna] (アコーディオンの為の)*
ピアノの為の夜想曲第5番ハ長調(アレフ [Alef])+
ピアノの為の夜想曲第3番ホ短調(協奏曲)
ピアノの為の夜想曲第4番嬰ヘ短調+
リアル・ライフ(チェロとピアノの為の)**
ARWA(アコーディオンの為の)*/ピアノの為のソナティナ
アコーディオンの為の練習曲第1番/回転木馬(ピアノの為の)+
まったくそのとおり [Just So] (ピアノの為の)
テイク・オフ(ピアノの為の)
ミキ・スクタ(ピアノ(無印))
ボリス・レンコ(アコーディオン*、ピアノ+)
ダニエル・ブラノフスキー(ピアノ(#/**))
ヨゼフ・ルプターク(チェロ**)
ヤーン・クリゴウスキー(コンントラバス#)

録音:2015-2016年、リアル・ミュージック・ハウス・スタジオ、ブラチスラヴァ、スロヴァキア(有印)
2016年、スタジオ・エリアソン、ノヴィー・ジヴォト、スロヴァキア(無印)
ボリス・レンコはジリナ音楽院、ブラチスラヴァ音楽アカデミーで学んだスロヴァキアのアコーディオン奏者・作曲家。

SOLE RECORDINGS
SR-0002(1CD)
フランク・ブリッジ(1879-1941):チェロ・ソナタ ニ短調 H.125
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
アンパロ・ラクルス(Vc)
アンドレウ・リエラ(P)

録音:2014年4月4、6日、アウディトリ・ジュゼプ・カレラス、ビラ=セカ、カタルーニャ、スペイン
アンパロ・ラクルスは1999年以来カンディンスキー三重奏団のメンバー。
SOLE RECORDINGS
SR-0003(1CD)
わが友サラサーテに
サラサーテ:無伴奏ヴァイオリンの為の前奏曲ホ長調(1905;自筆譜による)*
サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチョーソ
ラロ:ヴァイオリン協奏曲〜ロマンス
サラサーテ:アンダルシアのロマンス
 「カルメン」幻想曲(ヴァイオリンとピアノの為の;1871)
テオドール・デュボワ(1837-1924):宗教的アンダンテ*
 無言のロマンス*
サラサーテ:ドン・フアン(ヴァイオリンとピアノの為の協奏的幻想曲)*
ショパン(サラサーテ編):夜想曲変ホ長調 Op.9-2(ヴァイオリンとピアノの為の版)
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
アナ・マリア・バルデラマ(Vn)
ルイス・デル・バリェ(P)

録音:2015年2月21-22、28日、マドリード王立音楽院、マドリード、スペイン
サラサーテをテーマとしたアルバム。サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチョーソ」とラロの「ヴァイオリン協奏曲ヘ長調」、デュボワの収録2曲はサラサーテに献呈された作品。*は世界初録音。アナ・マリア・バルデラマはマドリードのソフィア王妃高等音楽学校でザハール・ブロンに師事した後、バルセロナのカタルーニャ高等音楽学校、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で学んだスペインのヴァイオリニスト。2008年スペインのソフィア王妃70歳記念演奏会でズービン・メータの指揮によりデビューという恵まれた経験を経て、2011年第11回パブロ・サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクールでスペイン人として初の第1位を獲得しました。

Rachels Records
ROCD-1
税込定価
オーボエ・リサイタル〜イギリス・ドイツ作品集
シューマン:3つのロマンスOp.94
 アダージョとアレグロOp.70
ヒンデミット:オーボエ・ソナタ
フィンジ:インタールードOp.21
マイケル・ヘッド(1900-1976):3つの小品
 シチリアーナ/ヘッド:ロンド
浅川和宏(Ob)
浅川晶子(P)

録音:2015年2月23日〜25日
大阪フィルハーモニー会館
現在、大阪フィルハーモニー交響楽団の第1オーボエ奏者を務める浅川和宏が満を持して発表する初ソロCD。 浅川和宏は東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業後、ノースウェスタン大学音楽学部に留学し、大学院修士課程を 修了。アメリカのオーケストラを経て、1989年から大阪フィルハーモニー交響楽団の第1オーボエ奏者を務め る傍ら、各地のオーケストラと共演、日本音楽コンクールの審査員も務めるというベテラン奏者です。このアル バムでは、ドイツとイギリスの様々な作品を表情豊かに演奏しています。
《CDについて》
シューマンの「3つのロマンス」や「アダージョとアレグロ」は作品としての知名度が高く他の楽器でも演奏さ れますが、オーボエの音色はこれらの作品の良さを存分に引き立てます。またユーモラスな表情を湛えたヒンデ ミットのソナタは地味ながらも強く訴えかける作品です。最近、ファンが増えているイギリスの作曲家フィンジ ーのインターリュード(間奏曲)は、もとは弦楽四重奏(弦楽オーケストラ)とオーボエのための作品ですが、ここ では1981年にH.ファーガソンがピアノ伴奏用に編曲した版を用いて演奏しています。最初はピアノで息の長い メロディが奏され、そこに静かにオーボエが入ってきて二重奏を始めます。切ないながらも音楽は次第に熱を帯 び、お互いの音色が溶け合いながらクライマックスに達するという曲で、この中にはフィンジー音楽の魅力が凝 縮されています。イギリスの現代作曲家マイケル・ヘッドは名前すら聞いたことのない人も多いことでしょう。 しかし実際に聴いてみると、その完成度の高さに驚くのではないでしょうか。この「3つの小品」は伝統的な形 式を用い、どこか懐かしく物哀しい旋律が自在に歌われていく、極めて親しみやすい音楽からは、どこまでも続 くイギリスの田園風景が想起されます。ヴァイオリンでも演奏できるという「ロンド」の清明な旋律、伝統的な 八分の六拍子で書かれた「シチリアーナ」も驚くほどの美しさに満ちています。 MBS毎日放送をはじめ、広範囲で活躍中の音響エンジニア入交英雄による録音は、オーボエの繊細な響きと、ホ ールの空気感を全て取り込んだかのような豊かな質感が特徴です。

DACAPO
MAR-8.226111B06
(1CD)
ゴスタウ・ヘルステズ:十重奏と弦楽四重奏曲
十重奏曲ニ長調Op.18(1891)〜フルート,オーボエ,クラリネット,ファゴット,ホルン,2台のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスのための
弦楽四重奏曲ヘ短調Op.33(1917頃)
デンマーク・シンフォニエッタ
デイヴィッド・リデル(指)

録音:2013年9月19-21日,10月7日、2013年10月4-6日,8日
※世界初録音
同じく作曲家であったカール・アドルフ・ヘルステズを父に持つデンマークのオルガニスト、作曲家ゴスタウ・ヘルステズ (1857-1924)の作品は、彼がドイツ、フランス、イタリアで遭遇した「後期ロマン派」の様式が取り入れられていたため、 当時のデンマークの聴衆たちからは「奇妙で近寄りがたい」と若干敬遠されていました。しかし彼の作品はとても魅力的であ り、現代の人々の耳には全く違和感を与えることがなく、ヨーロッパ大陸のインスピレーションの中にデンマーク特有の伝統 と品格が感じられる独自の作品として評価され、その作風は彼の弟子でもあったランゴーらにも引き継がれて行きます。この アルバムで紹介されている2つの作品は、半音階的な和声と充実した響き、そして横溢する民謡的要素が極めて魅力的です。

b-sharp
KKC-4071(1SACD)
バーバー:弦楽のためのアダージョOp.11
ブルックナー:弦楽五重奏曲(ミヒャエル・エルクスレーベンによる弦楽合奏版)
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ
日下紗矢子(コンサートマスター/バーバー)
ミヒャエル・エルクスレーベン(コンサートマスター/ブルックナー)

録音:2015年6月25日(バーバー)、2014年11月13日(ブルックナー)
ベルリン・コンツェルトハウスは、東ベルリンの中心に位置するコンサートホールです。ここに所属するベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団(旧称ベ ルリン交響楽団)は、クルト・ザンデルリングのもと黄金時代を迎えた名門オーケストラ。2009年には、室内アンサンブル「ベルリン・コンツェルトハ ウス室内オーケストラ」が発足しています。 このディスクは、ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラとして3 枚目のアルバム。ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラの芸術監督は、 日下紗矢子( ベルリン・コンツェルトハウス管第1 コンサートマスター&読響兼任)がコンサートマスターを務めた、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」 と、ミヒャエル・エルクスレーベン編曲によるブルックナーの弦楽五重奏曲(弦楽合奏版)を収録しています。バーバーの「弦楽のためのアダージョ」は、弦楽四重奏曲第1番の第2楽章アダージョを指揮者トスカニーニの提案でバーバー自身が弦楽合奏に編曲 したもの。沈痛な感情にあふれた音楽で、映画やドラマ等で印象的なシーンで使われ、多くの人に親しまれている作品です。音価の長い音符が多く、指 揮者無しの編成で演奏するのは意外と難しいですが、日下紗矢子の巧みなリードによって見事なアンサンブルを聴かせてくれます。 交響曲作家として傑作を生み出したブルックナーは、弦楽五重奏曲にも優れた作品を残しています。交響曲第5番、第6番とほぼ同時期に作曲されて おり、厳格な構成と圧倒的なスケール感で、交響曲にも通じる要素があるため、より大きな編成の弦楽合奏版で演奏されることもあります。この録音は、 ベルリン・コンツェルトハウス室内管弦楽団のコンサートマスターの一人、ミヒャエル・エルクスレーベンによる編曲版を用いています。 ※国内品番のみのご案内となります。 (Ki)

IPPNW
IPPNW-79(1CD)
難民のための慈善演奏会〜クラシック、タンゴ、ジャズ
(1)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」
(2)オリ・ボット(1974-):序曲
(3)ヘルムート・アーベル(1966-):「Toi, pour toi」
(4)ピアソラ:リベルタンゴ
(5)シミン・サマワティ(1976-):「As ney」、「As-shams」、「Baraaye To」
(6)アヴナー・ドルマン(1975-):「Udacrep Akubrad」
(7)トマール・ヤリーヴ(2005-):「Gyro」
(1)ベルリン・ピアノ・トリオ、
(2)(3)(4)ヴィブラタンギッシモ、
(5)スニーク、
(6)(7)ダブルビーツ

録音:2015年2月22日/ベルリンフィルハーモニー室内楽ホール(ライヴ)
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)の慈善演奏会を収録したシリーズ。ドヴォルザークのドゥムキー・トリオの他、ヴィオラ、ヴィブラフォン、ピアノ、 コントラバスからなるグループ「ヴィブラタンギッシモ」によるピアソラ、ジャズシンガーのシミン・サワマティが「スニーク」を率いて歌う自作曲、パーカッ ション・デュオ「ダブルビーツ」による熱のこもった演奏など、2015年に行われたライヴを収録しています。 (Ki)
IPPNW
IPPNW-80(1CD)
難民のための慈善演奏会〜言葉と音楽
バシール・ザカリャウ(1972-):Bashir erzahlt seine Geschichte : 19. November 2013, vormittags in einem Cafe am Oranienplatz(朗読)
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」 第1楽章
バシール・ザカリャウ:Ich ging nach Agadez in Niger. Dort war kein Krieg...(朗読)
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」 第2楽章
バシール・ザカリャウ:Wir wurden nach Lampedusa gebracht(朗読)
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」 第3楽章
マーシャ・カレコ(1907-1975):Inventar(朗読)
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」 第4楽章
ベルトルト・ブレヒト:Uber die Bezeichnung Emigranten(朗読)
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」 第5楽章
マーシャ・カレコ:Kurzes Gebet(朗読)
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」 第6楽章
ベ ルリン・ピアノ・トリオ
クリスティアン・ブルックナー(朗読)

録音:2015年2月22日/ベルリンフィルハーモニー室内楽ホール(ライヴ)
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)の慈善演奏会を収録したシリーズ。ドヴォルザークの「ドゥムキー」はIPPNW 79の演奏と同一のものですが、 このCDでは各楽章の間に別トラックで「三文オペラ」で有名なベルトルト・ブレヒトや、アウシュビッツ生まれのユダヤ人マーシャ・カレコの詩などが朗 読されています。ベルリン・ピアノ・トリオは2004年結成。2007年にクラクフ国際室内楽音楽コンクールで優勝、2009年にヨーゼフ・ハイドン国際 コンクールで優勝を飾った気鋭のグループです。 (Ki)

Resonus
RES-10168(1CD)
モーツァルト:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲変ロ長調 K.502
ピアノ三重奏曲ホ長調 K.542
ピアノ三重奏曲ト長調 K.564
ラウティオ・ピアノ三重奏団

録音:2014年、ポットン・ホール
ロシア生まれ、イギリスの王立音楽アカデミーで学んだピアニスト、ヤン・ラウティオ率いるピリオド楽器アンサンブル、ラウティオ・ピアノ三重奏団のデビュー・アルバム。同じく王立音楽アカデミーで学ぶアーティスト達とともに在学中に結成し多くの奨学金を得ながら活動。2013年にはイギリスのセント・ジョージズ・ブリストルとイスラエルのテルアビブ美術館でフォルテピアノによるモーツァルトのピアノ三重奏全曲演奏会を行っており、その成功を受けこのアルバムが録音された。フォルテピアノは、デレク・アドラムが1987年に製作した、アントン・ワルター1795年頃製のレプリカを使用。

KLANGLOGO
KL-1517B03
(1CD)
J.S.バッハ:様々な作曲家の協奏曲編曲集
協奏曲ヘ長調BWV978(原曲:ヴィヴァルディヴァイオリン協奏曲ト長調RV310)
協奏曲イ短調BWV593(原曲:ヴィヴァルディ2台のヴァイオリンのための協奏曲イ短調RV522)
協奏曲ニ短調BWV974(原曲:マルチェッロ協奏曲)
イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
協奏曲ト短調BWV975(原曲:ヴィヴァルディヴァイオリン協奏曲ト短調RV316)
協奏曲変ロ長調BWV986(原曲:作曲家不祥)
協奏曲ハ長調BWV976(原曲:ヴィヴァルディヴァイオリン協奏曲ホ長調RV265)
協奏曲ト長調BWV973(原曲:ヴィヴァルディヴァイオリン協奏曲ト長調RV299
※全てシモン・ボルツキとクレメンス・フリックによる編曲
シモン・ボルツキ(リコーダー)
リー・ラヘル・バーダー(Vc)
マグヌス・アンダーソン(Lute)
クレメンス・フリック(ハープシコード&オルガン)

録音:2015年10月19-22日ベルリンヴァンゼー,アンドレアス教会
28歳の若きバッハが当時仕えていたザクセン=ヴァイマル公。その甥であるヨハン・エルンスト(音楽の才能に満ち溢れた青年貴族)が、バッハに依頼したのが、イタリア旅行で刺激を受けたヴィヴァルディの協奏的作品を鍵盤曲に編曲することでした。バッハ自身もそれまで「イタリア風」の音楽には馴染みがなかったようで、これらの新しいスタイルを持つ作品に興味を抱き、ついには「イタリア協奏曲」をはじめとする、数多くの斬新な作品を生み出すこととなるのです。ここでは、そんなバッハによる編曲作を、更にリコーダーを中心としたアンサンブルに移し替えるという試みがなされています。

Hush Collection
HUSH-007(1CD)
ハッシュ・コレクション Vol.7〜10のヒーリング・ソング
グラボウスキー:リヴァー・ランニング
レインドロップ/グロウ
ブライト・アイズ/パルス
モーニング・ソング
メディテーション
ガーディアン・エンジェルズ
ホワット・ゴーズ・アルアンド...
ア・クワイエット・トート
ポール・グラボウスキー(P)、
ゴールドナーSQ、他
オーストラリアのHUSH音楽財団によるHush Collectionは、難病に苦しむ子どもと親を支援するため、プロのミュージシャン達がボランティアで参加し製作され、オーストラリア各地の病院で使用されています。第7弾は、オーストラリアを代表するジャズ・ピアニスト&作曲家のポール・グラボウスキーが作曲した、10の癒やしの音楽。演奏は、グラボウスキー自身に加え、Hyperionへの録音でも知られるオーストラリアのリーディング・アンサンブル、ゴールドナーSQも参加。


コウベレックス

KRS-5217(1CD)
税込価格
Duna Pearl(ドゥナ・パール)
ヴェチェイ:悲しきワルツ
モンティ:チャールダーシュ」
フバイ:ロマンティックソナタ〜第1楽章
バルトーク:3つのチーク県の民謡
リスト: 献呈(シューマン:君に捧ぐ)
フバイ:ラルゲット
清松優記子:エモーション
ドゥナ・パール【古田葵(Vn)、清松優記子(P)】

録音:2016年4月13日、大和高田 さざんかホール(小)(奈良県)
Duna Pearl はハンガリー国立リスト音楽院在学時に、古田葵(ヴァイオリン)、清松優記子(ピアノ)が結成したデュオ。夜景が絵になる街、ハンガリーの首都ブダベストは「ドナウの真珠(=Duna Pearl)」と呼ばれるところから命名。結成6 年を機に初録音。
バルトークを伴奏者として活動していたとも言われる F.ヴェチェイの憂愁を帯びた「悲しきワルツ」が穏やかにその世界へ誘ってくれる。近代ハンガリーを代表するヴァイオリニストで作曲家であるY.フバイ(1858-1937)の「ロマンティック・ソナタ」(1 楽章)は森の中に居るような作品、古田の美しく清楚な語りは味わい深い。またフバイ「ラルゲット」では郷愁をよぶ民族的な旋律とテンポ感が聴く人を惹きつけてやまない。バルトークの粋を宝石のように凝縮した清松のピアノソロ、またアルバムの為に書き下ろした初作「エモーション」など、小品のアルバムだが、収録時間以上のボリュームをたっぷり味わえる耳に心地よいCD。

Vlad Records
VR 011(1CD)
愛の歌〜ブラームスの時代のホルンのための音楽
トーメ:愛のデュオ(世界初録音)
ファン・クロムフォート:メロディ(世界初録音)
ハッセルマンス:紡ぎ車
ラドゥー:瞑想曲(世界初録音)
ブラームス:アルバムの小品
エドムント・ウェーバー:ホルンとハープのためのデュオ(世界初録音)
フェティス:小品(世界初録音)
サン=サーンス:ロマンス Op.36
サミュエル:コンクール用の小品(世界初録音)
ブラームス:ホルン三重奏曲 Op.40
ジェロエン・ビリエ(ヒストリカル・ホルン)、テラ・ノヴァ・コレクティーフ〔ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(P)、ヴェロニク・ボゲール(Vn)、マルク・ド・メルリエ(アーリー・ヴァルヴ・ホルン)、マルヤン・ド・ヘール(ハープ)〕

録音:2015年11月3日−5日、AMUZ(アントワープ、ベルギー)
「Vlad Records(ヴラド・レコーズ)」は、ベルギーのクラリネット奏者、ヴラド・ウェーフェルベルヒを芸術監督として2012年に結成されたベルギーのピリオド・アンサンブル、テラ・ノヴァ・コレクティーフの自主レーベル。「ブラームスの時代」をテーマとしたホルンのための作品集でソリストを務めるジェロエン・ビリエは、ル・コンセール・ダストレ、インスラ・オーケストラ、ヘント・ビーロック・バロックOの首席奏者、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、レ・タラン・リリク、アイルランド・バロックOの客演奏者として活躍する古楽大国ベルギーを代表する、ヒストリカル・ホルンの名手です。ブラームスからも称賛されたリエージュの伝説的ホルン奏者、アルフォンス・ステーンブリュッヘン(1824−1895)のコンサート・レパートリーをベースとした「愛の歌」には世界初録音となる作品を多数収録。ベルギーの世界的ホルニストのサウンド、テラ・ノヴァの時代考証で蘇えるブラームスの時代のホルン作品に要注目!

iTinerant
iK-002(1CD)
魅惑のメロディ
カッチーニ:わが麗しのアマリッリ
バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調〜アリア(エア)
フォーレ:夢のあとで
シューベルト:セレナード
サン=サーンス:白鳥
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番〜第2楽章(クラリネット編)
マスネ:「タイス」より瞑想曲/他
デュオ・メビウス
バッハの「G線上のアリア」、サン=サーンスの「白鳥」など美しい旋律で有名な曲をスペインのデュオ・メビウスがクラリネットとピアノで旋律を魅惑的に描きます。

Sono Luminus
DSL-92201(1CD)
FIRSTDAY
ホセ・ブラガート(1915-):グラシエラとブエノスアイレ
マルティヌー:スロバキアの主題による変奏曲
カレブ・ブルハンス(1980-):ファンタジー
ヒナステラ:パンペアーナ第2番Op.21
エネスコ:ソナタヘ短調
ダン・ヴィスコンティ(1981-):ハード=ノック・ストンプマラン・マレ(1656-1728)「ラ・フォリア」による変奏曲
プーランク:愛の小径
ローラ・メトカーフ(Vc)
マテイ・ヴァルガ(P)

録音:2015年4月20-23日アメリカヴァージニア,ボイスソノ・ルミナス・スタジオ
ワシントン・ポスト誌で「ゴージャスなチェロのレガート奏法」、ブログ・クリティクス・マガジンでは「繊細でメロディアスなタッチ」と絶賛されている若手チェリスト、ローラ・メトカーフのSONOLUMINUSレーベルへのデビュー盤。彼女は弦楽五重奏アンサンブル「Sybarite5」のメンバーであり、こちらではジャンルを越えた作品を演奏、そのアルバムはビルボードのチャートTOP10にも入るほどの人気を博しています。今回のソロ・アルバムのタイトルは、プーランクの「愛の小径」の一節から取られたもので、新しい一歩を踏み出す彼女の感情を端的に捉えたものと言えるでしょう、マラン・マレから現代までと、様々な作品が選ばれたこのアルバムでは、彼女の多彩な才能が見事に表出されています。
Sono Luminus
DSL-92202(1CD)
TRANSITIONS
1.マリオ・ダヴィドフスキー:電子音とチェロのための「シンクロニズム第3番」
2.スティーヴ・ライヒ:チェロ・カウンターポイント
3.デヴィッド・フルマー:春について語る
4.アニー・ゴスフィールド:4本のバラ
5.ゴスフィールド:...そして5つのスポット
6.アンナ・ソルヴァルズドッティル:トランジション
7.ハイメ・オリヴァー・ラ・ローザ:フレクスラ
マイケル・ニコラス(Vc)/マリオ・ダヴィドフスキー(電子音)…1/スティーヴ・ライヒ(電子音)…2/アニー・ゴスフィールド(サンプラー)…4.5/ジェイミー・オリヴァー・ラ・ローザ(電子音)…7

録音:2015年12月14-18日,2016年1月13-14日アメリカヴァージニア,ボイスソノ・ルミナス・スタジオ
ニューヨークで活躍するチェリスト、マイケル・ニコラス。彼は国際現代アンサンブル(ICE)のメンバーとして、常に新しい音楽を追求しています。世界中の現代作曲家たちは彼のために新作を書き、それらを初演すること、また即興と電子音を組み合わせ新たな音を創造することなど、彼が投げかける斬新な音楽は、聴き手に驚きを与えています。このSONOLUMINUSレーベルへのデビュー・アルバムに収録された6つの作品は、ほぼ50年に渡る作曲年代の開きがありながらも、どれもが無機質で機械的な響きを音楽に取り入れるという実験的な手法が凝らされており、人類とコンピュータの平和的共存について、そして音楽の変遷についての彼の考察が示されているというものです。

GB Records
BCGBCD-02(1CD)
ギャヴィン・ブライヤーズ:バイペッド ギャヴィン・ブライヤーズ(鍵盤楽器、コントラバス、指)、
ジェームズ・ウッドロウ(エレクトリック・ギター)、
小杉武久(Vn)、ソフィー・ハリス(Vc)
自身のレーベルGB Recordsからのファースト・アルバム。マース・カニンガム・ダンス財団による委嘱作品。

DACAPO
MAR-8.226587(1CD)
シモン・クリステンセン:マニフェスト(ここで叫ぶ必要はない)
弦楽四重奏のための音楽
ビルギッテ・ベーレンツェン・ピール(Vn)/シーネ・マセン(Vn)/ミーナ・フレッド(Va)/ソフィア・オルソン(Vc)

録音:2014年9月21日デンマークヒレレズ,フレデリクスベルイ・キャッスル教会
72分が1トラックに収録された、ある意味“気が遠くなるような”1枚。開放弦を用い、暗く単調な響きを持つ音が少しずつ変化しながら延々と続いていきます。ぼ〜っと聞いているだけしかこの音に対峙できませんが、しかしたら宇宙に存在する音はこのようなものかも知れません。まさに「通のための」1枚です。
DACAPO
MAR-8.226584(1CD)
ボロフ=ヨアンセン:ヴィオラ作品集
パルティータOp.15(1953-54)
パーカッションとヴィオラのための音楽Op.18(1955-56)
ああ、命の木よOp.81(1977)
ヴィオラ・ソナタOp.14(1952-53)
アレクサンダー・カルダーによるモビールOp.38(1961)
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲Op.12(1951-52)
アネッテ・スラート(Va)
エッコゾーン(アンサンブル)
マティアス・ロイモト(指,マリンバ)
シーネ・アスムセン(Ms)
クリスティーナ・ビエルケ(P)
ヘルゲ・スラット(Vn)

録音:2014年9月8-9日,11月6-7日,2015年9月14-15日コペンハーゲン,ガルニソン教会,2014年12月21-23日オペラ・ハウス
ヴィオラの持つ暗く深い響きに魅了された作曲家は数多く存在しますが、このボロフ=ヨアンセン(1924-)もその一人です。彼は自身の表現のツールとしてヴィオラを愛し、多くの作品を創作しています。抽象的な世界とリアルな世界を結ぶ幽玄な響きをお楽しみください。

DACAPO
MAR-8.226090(1CD)
ハンス・エブラハムセン:木管五重奏のための作品集&編曲集
エブラハムセン:管五重奏のための「風景」(1972)
木管五重奏曲第2番「ウォールデン」(1978)
シューマン:子供の情景Op.15(1838)〜H.アブラハムセンによる木管五重奏編(2005)
ラヴェル:組曲「クープランの墓」(管弦楽版)(1919)〜H.アブラハムセンによる木管五重奏編(1989)
アンサンブル・ミッドヴェスト<メンバー:シャルロッテ・ノルホルト(Fl)/ペーター・キルシュタイン(Ob)/ピーター・フェイサー(Ob)…8-20/トンマゾ・ロンクィック(Cl)/ヤヴォール・ペトコフ(ファゴット)/ネイル・ページ(Hrn)>

録音:2014年1月14日、2014年5月22-23日、2014年11月25-28日、2015年1月14-16日
斬新な作風による数多くの室内楽作品で知られる作曲家エブラハムセン(1952-)。これまでにもdacapoレーベルから何枚かのアルバムがリリースされていますが、今回はなかなか興味深い作品も含まれています。初期の2作品は、いかにもミニマル風で現代的な茫洋とした音楽になっていいます。やがて突然、シューマンやラヴェルの耳慣れたメロディが聞こえてくるのには驚かされることでしょう。これはエブラハムセンが2つの作品に編曲を施したもので、原曲が的確に木管本日発送いたしました。誠に恐縮ですが到着後に「受取連絡」して頂きますようお願い致します。万一お届け品に問題があった際は、評価欄ではなく取引ナビでご一報下さい。この度は誠に有難うございました。五重奏へとまとめられています。アンサンブル・ミッドヴェストはタイプの異なるユニークな作品を、ごく自然に演奏しています。

Sono Luminus
SM-222(1CD)
生きて夢見て
ヨゼフ・スーク:ピアノ四重奏曲イ短調Op.1
ドヴォルザーク:ピアノ四重奏曲第1番ニ長調Op.23
ヤナーチェク:おとぎ話JWVII/5
スーク:命と夢Op.30より第10番:クジョチョヴィツェの教会の片隅にある忘れられた墓々へ-夢見るように
アンサンブル・ラロ

録音:2015年3月19-21日バイエルン放送第2スタジオ
このアルバムのタイトル「livedanddreamed」はチェコ出身の作家フランツ・カフカの「夢見て、望むことは、生命における素晴らしい問題である」という言葉から取られています。もちろん収録されているのはチェコを代表する3人の作曲家、ドヴォルザークとヤナーチェク、そして最近録音が増えてきたスークの作品です。前述のカフカも耳にしたであろうこれらの曲は、どれもモラヴィア民謡を基調とした情熱的な雰囲気を備えています。2004年に結成されたアンサンブル・ラロは日本でもおなじみ。新メンバーを加え、一層親密な音楽を奏でています。

ARCO DIVA
UP-0182-2(1CD)
ヴァイオリンとギターの為の音楽
マルチン・ブルンネル(1983-):閑話 [Quiet Talk]
ヤン・フレイドリン(1944-):プラハ万華鏡 [Prague Kaleidoscope]
カレル・ルージチカ(1940-):ボレロ [Bolero]
ルカーシュ・フルニーク(1967-):会話 [Conversations]
オンドジェイ・クカル(1964-):ギターヴァイオリン [Kytaroviolino] Op.41
マテイ・ベンコ(1979-):ストレンジャーズ [Strangers]
デュオ・テレス
[ルツィア・フルカ・コプソヴァー(Vn)、
トマーシュ・ホニェク(G) ]
ヤン・フレイドリンはロシア、他はチェコの作曲家。ルツィア・フルカ・コプソヴァー(1986年生まれ)はブラチスラヴァ音楽院およびブルノのヤナーチェク音楽アカデミーで学んだスロヴァキアのヴァイオリニスト。トマーシュ・ホニェク(1985年生まれ)はパルドゥビツェ音楽院およびヤナーチェク音楽アカデミーで学んだチェコのギタリスト。二人は2007年にデュオを結成しました。
ARCO DIVA
UP-0184-2(1CD)
エヴァ・ガラヨヴァー〜私を愛して
レスピーギ:夕暮れ(メゾソプラノと弦楽四重奏の為の)
ストラヴィンスキー:猫の子守歌(アルトと3つのクラリネットの為の)*
アルヴォ・ペルト:何年も前のことだった(アルトとヴァイオリン、ヴィオラの為の)(#/+)
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):私を愛して(メゾソプラノとハープの為の)**
ペトル・エベン(1929-2007):愛無き歌(アルトとヴィオラの為の)+
シルヴィエ・ボドロヴァー:3つの詩篇(メゾソプラノと弦楽四重奏の為の)
エヴァ・ガラヨヴァー(Ms)
ルドミラ・ペテルコヴァー、ヤナ・ラホドナー、マレク・シュヴェイカル((Cl)*
ヤロスラフ・スヴィエツェニー(Vn)#
イトカ・ホプソヴァー(Va)+
カテジナ・エングリホヴァー(ハープ**)
ツェムリンスキーSQ(無印)
エヴァ・ガラヨヴァーはスロヴァキア出身のメゾソプラノ。当レーベルからはこれで3作目のリリース。ボドロヴァーとエベンはチェコの作曲家。

Velut Luna
CVLD-269(1CD)
サヴェーリオ・タスカ(1963-):歩く男(マリンバと弦楽四重奏の為の)
第1話「曙」/ 第2話「朝と衝突」−「エンパティア/イレリカ」/第3話「きらめき」/ 第4話「跳躍」/ 第5話「暖炉と部屋」−「ショーロ」/第6話「樹氷」/ 第7話「祈り」/ 第8話「深き淵より」/第10話「チャオ・チャオ・チャオ」
サヴェーリオ・タスカ(マリンバ)
アルテラルコ
[ホセ・ダビド・フエンマヨル・バレラ、マウロ・スピナッツェ(Vn)、シモーネ・シヴィエーロ(Va)、ジューリオ・パドイン(Vc) ]

録音:2015年7月、スタジオ・ライヴ、マジステル・アレーア・スタジオ、プレガンツィオル、イタリア
Velut Luna
CVLD-048(1CD)
ピアノ三重奏による「四+四季」
ヴィヴァルディ(エルネスト・メルリーニ編):「四季」
チャイコフスキー(エルネスト・メルリーニ編):「四季」
パドヴァ・トリオ
[佐々木一樹(Vn)、マルモ・ササキ(Vc)、ウララ・ササキ(P) ]

録音:2001年10月、スタジオ・ライヴ、ザンタ・スタジオ、カンポノガーラ、ヴェネツィア県、イタリア
ヴァイオリニストの佐々木一樹(1944年生まれ)は19歳で札幌SOのコンサートマスターに就任し、15年間務める。その間イタリア・ロヴェレートに於いて「最優秀若手ヴァイオリニスト」「72年賞」を受賞し、ハイドン・オーケストラと共演、イタリア各地のツアーを行う。1975年札幌SO初の海外公演ポートランド(USA)、ミュンヘンに於いて外山雄三作曲「ヴァイオリン協奏曲」を共演。1977年より東京SOコンサートマスターに迎えられる。1980年イタリアが世界に誇る「イ・ソリスティ・ヴェネティ(ヴェネツィア合奏団)」に招かれ、首席奏者及びソリストに就任し、現在に至る。ヨーロッパ各地、アジア、アメリカなど50ヶ国を越える演奏活動を行い、同団ソリストとしてザルツブルグ音楽祭をはじめ、署名なフェスティヴァル、ローマ法皇、ベルギーのエリザベート女王御前演奏会等に出演。パリ、ニューヨーク等のコンサートでは「あふれるような美しい音と第一級の芸術性」と評され数々の賛辞を贈られる。1995年スカルファロ伊大統領、2000年チャンピ伊大統領よりイタリア文化使節としての演奏活動に対してメダルを授与される。父と娘二人で結成された注目度の高い「パドヴァ・トリオ」、及びイタリア国内でユニークなレパートリーと優れたアンサンブルで注目されている「クァルテット・ロッシーニ」等の室内楽でも活躍している。(公式プロフィールより)
ブックレットに日本語解説を記載。
Velut Luna
CVLD-051(1CD)
バッハ:3声のソナタとインヴェンション
フルート・ソナタ.イ長調 BWV1032(リコーダーによる)
3声のシンフォニア(インヴェンション)BWV787-801(トリオ版)
トリオ・ソナタ.ト長調 BWV1038
クアドロ・ヒポテシス
[レオポルド・ダゴスティーノ(リコーダー)、チンツィア・ゾッティ(ソプラノ・ヴィオル)、ディエゴ・チェロフォリーニ(チェロ、ピッコロ・チェロ)、ヴァレリー・ルーマー(テオルボ) ]

録音:2001年6月、シャルトルーズ・ド・ヴァルボンヌ(元修道院)、サン=ポレ=ド=カッソン、フランス
Velut Luna
CVLD-056(1CD)
ロベルト・ディ・マリーノ(1956-):My love is in a light attire
ジャンカルロ・ビーニ:Ballata del castello
マウロ・ズッカンテ:Chanson pour Lou
マウロ・カプッツォ:O falce di luna calante
ジョヴァンニ・ボナート(1961-):Stetit Angelus
フランコ・バッティアート(1945-):L'ombra della luce
ロベルト・ディ・マリーノ:O sweetheart, hear you
ステファノ・ダ・ロス:Ombre buie
マウロ・ズッカンテ:Encore pour Lou
ジャンカルロ・ビーニ:Ballata della ragazza sola
ロレンツォ・ドナーティ:La bella bimba dai capelli neri
ジョヴァンニ・ボナート:Slaafan zuuse
エルゴ・カンテムス(合唱)
マリア・キェレガート(S)
マッシモ・ダル・サント(P)
フラーヴィオ・マンフリン(クラリネット、サクソフォン)
フランチェスコ・パドヴァーニ(Fl)
エロス・ロゼッリ(G)
ジャンルーカ・ゾッカテッリ(打楽器)
フィリッポ・マリア・ブレッサン(指)

録音:1998年6月、スタジオ・ライヴ、旧大聖堂、モンセリーチェ、パドヴァ県、イタリア
Velut Luna
CVLD-065(1CD)
マリオ・パゴット(1966-):室内楽作品集

(1)光の住み処 [Dove dimora la luce] (2人の朗読、フルート、バスクラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとピアノの為の;2001)
(2)過度に II [A outrance II] (フルートとヴィオラの為の;2001)
(3)こまどりの飛行 [Il volo del pettirosso] (ヴァイオリンとピアノの為の;2002)
(4)褐色を背景に動く図形 [Figure in movimento su sfondo bruno](アルトサクソフォンとアコーディオンの為の版;2001)
(5)ソナタ「Quai Jair」(ヴィオラとピアノの為の;2002)
(1)カテリーナ・カルリーニ、
マルコ・マランゴーニ(朗読)
 ラウラ・ミングッツィ(Fl) 
ヴェンチェスラオ・ビスコンティン(バスクラリネット)
 シルヴィア・マッツォン(Vn) 
ジョヴァンニ・パジーニ(Va)
 アントニオ・ヴィガーニ(P)
 マリオ・パゴット(指)
(2)ラウラ・ミングッツィ(Fl) 
ジョヴァンニ・パジーニ(Va)
 (3)シルヴィア・マッツォン(Vn) 
ロベルト・ベルトゥッツィ(P)
(4)ロベルト・ファヴァーロ(アルトSax)
 ダミアーノ・ヴィゼンティン(アコーディオン)
(5)ジョヴァンニ・パジーニ(Va) アントニオ・ヴィガーニ(P)

録音:2002年6月、スタジオ・ライヴ、 カヴァネッラ教会、コンコルディア・サジッターリア、ヴェネツィア県、イタリア
コンドゥルメル・レコーディング・スタジオ、ゼルマン、トレヴィーゾ県、イタリア

Resonus
RES 10161(1CD)
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 Op.66
フルニエ・トリオ

録音:2014年7月28日−30日、洗礼者聖ヨハネ教会(オックスフォード)
若き有望な奏者たちによって2009年に設立されたピアノ三重奏団、フルニエ・トリオがResonusからデビュー。2011年のトロンハイム国際室内楽コンクールで第2位&聴衆賞を受賞、2013年のパークハウス賞(イギリスで行われるピアノと弦楽のための室内楽国際コンクール)で優勝を果たした実力派。情熱的で新鮮なパフォーマンスで、メンデルスゾーンの名作を聴かせます。

GPR Records
RR-90015(2CD)
★
デビュー・ジェイコブ・ショウ〜ブラームス&ブリテン:チェロ作品集
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38、
 チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
伝承曲(ショウ編):ア・ブリット・イン・デンマーク
ブロッホ(ショウ編):祈り
ヴァレンスブルク:ペルシャのサマ
伝承曲(ショウ&カザルス編):鳥の歌
ワン・リピン(ヘンダーソン編):葬花吟
ジェイコブ・ショウ(Vc)、
ホセ・ガヤルド(P)、
ミュージック・コンフューシャス・インスティテュートのミュージシャン

録音:2009年−2015年、アウグスブルグ&コペンハーゲン
次代の天才チェリスト、ジェイコブ・ショウが、ニューヨークのRoven Recordsからデビュー!ジェイコブ・ショウは、1988年ロンドン生まれ、19歳でパリのエコール・ノルマル音楽院を最年少チェリストとして卒業、現在はデンマークのコペンハーゲンをベースに活動する音楽家。様々な文化、ジャンルとのコラボレーションにも情熱を燃やしており、デビュー・アルバムでも、ブラームスのソナタ、ブリテンの無伴奏組曲に、デンマーク、スコットランド、ユダヤ、ペルシャ、カタルーニャ、中国などのメロディーをカップリング。情熱がほとばしる濃密なブラームスはもちろん、ショウ編曲によるチェロ独奏版の「祈り」や「鳥の歌」にも注目。
☆YouTubeにてご試聴いただけます!
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Roven Records
RR-10015(1CD)
ヨータム・ハーベル:室内楽作品集 2007-2014
ウィー・ワー・オール/オン・リーヴィング・ブルックリン/ラスト・スキン/トーラス/フロム・ザ・ブック・オヴ・メンテナンス・アンド・サステナンス
コンテンポラネオウス、
ミヴォスSQ
2005年にグッゲンハイム奨励金を、2007年にローマ賞を受賞した作曲家、ヨータム・ハーベル(b.1976)の室内楽作品集。ハーベルは、フィリップ・グラスが設立した若い作曲家を支援する組織 "MATA"の芸術監督も務めています。

スロヴァキア音楽財団
SF-0083-2(1CD)
シークレット・ヴォイス/現代スロヴァキアの声楽
イリス・セギー(1956-):草原の歌(2013)*
ヴィエラ・ヤナールチェコヴァー(1941-):歌、歌(2008)*
イリヤ・ゼリェンカ(1932-2007):心変わり(1983)**
トマーシュ・ボロシュ(1971-):言葉(2003)#
イヴァン・ブッファ(1979-):4つの合意(2010)
ルツィア・コニャコフスカー(1975-):出発(2009)+
マルティン・ブルラス(1955-):冷たさが促す(2014)++
エヴァ・シュシュコヴァー(ソプラノ、打楽器#)
アンドレア・モソリャコヴァー(フルート*、アルト&バスフルート+)
ボラニスラフ・ドゥゴヴィチ(バスクラリネット**)
ダリボル・コツィアーン(ヴィブラフォン++)

録音:2014年、リアル・ミュージック・ハウス、ブラチスラヴァ、スロヴァキア(#以外)、2014年、ライヴ、スロヴァキア放送、ブラチスラヴァ、スロヴァキア#
スロヴァキア音楽財団
SF-0085-2(1CD)
ダニエル・マテイ(1963-):メモリーズ・オブ・ユー〜ユライ・ベネシュ、ジョン・ケージ、イヴァン・パリーク、ジェイムズ・テニーの記念に
(1)NICE(弦楽四重奏の為の;2009/2011改訂)
(2)I tried them and they were all ROTTEN... from "...morceaux en forme de poire"(ピアノの為の;1995)
(3)Memories of You- 1 [14 Variations for J.C.] text: Edwin Morgan(声、フルート、アコーディオンとツィンバロムの為の;1993/2010改訂)
(4)CHORALS [on SDFE] for Conlon Nancarrow(オーディオ装置の為の;2000)
  STRUCTURE, PAGES [...and IMPROVISATIONS](ヴァイオリン独奏と大アンサンブルの為の版;2010/2012)
(5)[when I'm] FIFTY [for] piano [LULLABY](ピアノ独奏またはピアノと調音された瓶、口笛と任意の追加音の為の;1997)
(6)CAVE SONGS [remixed] (オーディオ装置の為の、ステレオ版;2005)
 Gospel / Blues / De profundis / Sex / Ho-chi-min
(7)Fragile [to Fryderyk Chopin, Anton Webern and Morton Feldman](ピアノの為の;2009)
(1)fama Q(SQ)
(2)イヴァン・シレル(P)
(3)クラーラ・ローチ(声)
 アン・ラ・バーグ(Fl)
 ボリス・レンコ(アコーディオン)
 エニケー・ギンゼリ(ツィンバロム)
 マリアーン・レヤヴァ(指)
(4)ジョン・ローズ(Vn)
 アデレード大学エルダー音楽院マテイ・アンサンブル
  ダニエル・マテイ(指)
(5)イヴァン・シレル(P)
 ダニエル・マテイ(口笛)
 ブラニスラフ・ドゥゴヴィチ(Cl、バスCl)
(6)イヴァン・シレル(P)

(P)2000, 2005, 2010, 2013, 2013, 2014 (C)2000, 2005, 2010, 2012, 2015
ダニエル・マテイはブラチスラヴァ音楽アカデミー、パリ音楽院、ハーグ王立音楽院で学んだスロヴァキアの作曲家。現代音楽アンンブル「ヴェニ」[Veni] の共同創設者。1997年以来2016年現在ブラチスラヴァ音楽アカデミー教員。
スロヴァキア音楽財団
SF-0086-2(1CD)
スロヴァキアの弦楽四重奏曲
アレクサンデル・モイゼス(1906-1984):弦楽四重奏曲第2番 Op.66
ヤーン・ツィケル(1911-1989):弦楽四重奏曲「祖国」
ラディスラフ・ブルラス(1927-):弦楽四重奏曲第3番「D・D・ショスタコーヴィチの記念に」
ドゥシャン・マルティンチェク(1936-2000):弦楽四重奏曲
ロマン・ベルゲル(1930-):コルチャクの記念に−弦楽四重奏の為の断章集
モイゼスSQ
[スタニスラフ・ムハ(Vn1) 
フランティシェク・テーレーク(Vn2)
アレクサンデル・ラカトシュ(Va)
ヤーン・スラーヴィク(Vc)]

録音:2015年1月、ドヴォラナ・コンサートホール、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
スロヴァキア音楽財団
SF-0089-2(1CD)
ミラン・ノヴァーク(1927-):ハープ作品集
チェロの為のロマンティック小品集(1967)*
ソプラノ,ハープとチェロの為の4つの歌「詩たちは疲れている」(1969)+
ハープ・ソナタ(1982)#
ハープと室内管弦楽の為の協奏曲(1972)**
クリスティーナ・ノヴァーコヴァー(ハープ(*/#/**))
アルジベタ・スヴォボドヴァー(ソプラノ+)
ミロスラフ・ヴィルドネル(ハープ+)
ユライ・ファゼカシュ(Vc)+
カメラータ・スロヴァカ**
ヴィクトル・マーレク(指)**

録音:1985年*、1969年+、1986年#、1974年**、 スロヴァキア放送スタジオ、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
ミラン・ノヴァークはブラチスラヴァ音楽院で学んだスロヴァキアの作曲家・指揮者。作曲の師はアレクサンデル・モイゼス(1906-1984)。
スロヴァキア音楽財団
SF-0093-2(1CD)
ブラチスラヴァ・トロンボーン・クアルテット
フランチェスコ・スポンガ(クルト・シュトルツェネッガー編):フランス風アリア第2番
クロード・ジェルヴェーズ(スローカー・トロンボーン・クアルテット編):組曲[バス・ダンス/パヴァーヌ/ガイヤルド/パヴァーヌ/ブランル]
コレッリ(ジョン・クレネスク・モーティマー(1951-)編):ソナタ
ベートーヴェン:3つのエクアール
ドヴォルザーク(ウルリヒ・ディットマール編):スラヴ舞曲第8番
ブルックナー(ラルフ・ザウアー編):3つのモテット
 王の御旗は進む/この場所は/歌え、舌よ
ギャレス・ウッド(1950-):4つのトロンボーンの為の4つの小品[タンゴ/歌/パロディ/ラメント]
ヤン・クーツィール(1911-2006):組曲「マックスとモーリッツ」Op.127[プロローグ/邪悪な魔女/鶏の品種/仕立屋ベック/教師レンペル/伯父フリッツ/師匠ベッカー/農夫メッケ/エピローグ]
セロニアス・モンク(スライド・ハンプトン編):ラウンド・ミッドナイト
スコット・ジョプリン:カスケード
J・J・ジョンソン(スライド・ハンプトン編):ラメント
ジャック・ゲイル:スーパー・ボーン・ジャズ組曲第2番[Minor excursion / Meaning of swing / Loose Lady]
ミハル・モティーリュ:バラード
ホーギー・カーマイケル(インゴ・ルイス(1961-):編):我が心のジョージア
ミハル・モティーリュ:枯葉(トロンボーンとフリューゲルホルンの六重奏の為の)*
ジェフリー・アグレル(1948-):ゴスペル・タイム
ブラチスラヴァ・トロンボーン・クアルテット
[フランティシェク・コヴァーチ、ユライ・ミトシンカ、リュボス・シャンタヴィー、ミハル・モティーリュ(Tb)]
パヴェル・ザヤーチェク(Tb)*
ユライ・バルトシュ(フリューゲルホルン*)

録音:2015年、リアル・ミュージック・ハウス、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
トロンボーン・ファンなら聴き逃せないプログラム。ブラチスラヴァ・トロンボーン・クアルテットは1988年創設。

CHRISTINE WALEVSKA
LM-206(1CD)
チェロの女神〜クリスティーヌ・ワレフスカ
グラナドス(カサド編):「ゴイェスカス」より間奏曲(第20 番)
ボロニーニ:セレナータ・デル・エコー
ペルゴレージ:ニーナ
ブラガート:ミロンタン
ボロニーニ:アダージョ
 チェロの祈り
 セレナータ・デル・ガウチョ
ショパン(ピアティゴルスキー編):夜想曲 嬰ハ短調
ボロニーニ:バスクの祭り
チャイコフスキー:ただ憧れを知る者だけが
グローフェ:クリスティーヌ
グルック:「オルフェオ」よりメロディ
ピアソラ(ブラガート編):アディオス・ノニーノ
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
ショパン(ワレフスカ編):夜想曲 変ホ長調Op.9-2(第2番)
リスト(ワレフスカ編):愛の夢
ボロニーニ:アヴェ・マリア
クリスティーヌ・ワレフスカ(Vc)
福原彰美(P)

録音:2014 年6 月、ポラック・ホール、モントリオール,カナダ
このCD はワレフスカの恩師であるアルゼンチンの巨匠チェリスト、エニオ・ボロニーニ(Ennio Bolognini,1893-1979)が生前、彼女にだけ、演奏を許可した6曲が収められた貴重なCD です。またアメリカの著名なピアニストであり、「グランド・キャニオン」で有名な作曲家ファーディ・グローフェ(1892-1972)が彼女のための作曲した「Christine」も収められており、他のチェリストの演奏ではかなえられない特別な内容になっています。またワレフスカ自らアレンジしたショパンのノクターンや、リストの名曲など、聴き逃す事の出来ない内容で、最高のチェロの技巧のみならず、彼女らしい心温まる演奏は聴く人を幽玄と至福の世界へと導きます。共演は新進気鋭の日本人ピアニストの福原彰美。
■クリスティーヌ・ワレフスカ
ロサンゼルスで生まれ、父親からチェロの手ほどきを受け、10 歳の時に、巨匠チェリスト、エニオ・ボロニーニの前で演奏し、 ボロニーニ夫人が「この小さな女の子は将来素晴らしいチェリストになるわね」というとボロニーニは「彼女はすでに素晴らし いチェリストだ」と絶賛しました。13 歳でアメリカ楽壇にデビューし、16 歳でフランスのパリ音楽院へ留学しM.マレシャルに師 事(後にフルニエの下でも学んだ)。アメリカ人として初のチェロと室内楽で1等賞を取り卒業した後、ヨーロッパ、南北アメリカ で数々の演奏活動を行う。21 歳の時にフィリップス・レーベルからシューマンの協奏曲などをリリース。 日本では1974 年、2010 年、2012 年と来日コンサートを行う。2014 年台湾でもコンサートを行う。現在もアルゼンチン、スイス、 イタリア、オーストリア、米国などでコンサートを行い、チリのインターナショナル・チェロ・コンペティションの審査委員長を務 める。

Signature
SIG-11100(1CD)
フィリグラーヌ
ジャン=フィリップ・コラール=ネヴェン: モーリスのサークル/わが父へ
フィリグラーヌ(透かし)
バック・トゥ・バッハ/流れ星
ありがとう/マルシアックのアシル
ジャン=フィリップ・コラール=ネヴェン(P)
ジャン=ルイ・ラザンフォス(ベース)、
ドビュッシーSQ
※日本語解説付
ジャン=フィリップ・コラール=ネヴェンは1975年ベルギー生まれの作曲家、ピアニスト。クラシックとジャズを融合した音世界を追求しています。今 回は彼のピアノ、ジャズ・ベーシストのジャン=ルイ・ラザンフォス、弦楽四重奏の六重奏という興味深い編成でクラシック作品に基づく演奏を披露。 「モーリスのサークル」のモーリスはラヴェルの名前。ピチカートが特徴的な彼の弦楽四重奏曲の第2楽章が、オシャレにジャズ化。「マルシアックのアシル」 のアシルはドビュッシーの名で、弦楽四重奏曲の第3楽章を基に、彼がジャズ・イン・マルシアックに参加したらという妄想を展開しています。「バック・トゥ・ バッハ」はバッハの曲をジャズでやろうとなった時、コラール=ネヴェン最愛のチェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056の第2、第3楽章から発想が 飛躍したとのこと。これも興奮させられます。 (Ki)

Finetone
FTM-8040(1CD)
アルチュニアン、オヴンツ、ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ集
ガギク・オヴンツ:ヴァイオリン・ソナタ.Op.20
アルチュニアン:ポエム・ソナタ
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ.変ホ長調 Op.11-1、
 ヴァイオリン・ソナタ.ハ長調(1939)
アニ・アガベキャン(Vn)、
ルベン・メリクセティアン(P)

録音:2015年8月1日ー2日、カールスルーエ音楽大学(ドイツ)
1984年アルメニア生まれの女流ヴァイオリニスト、アニ・アガベキャンが弾く、母国アルメニアの作曲家、ガギク・オヴンツ(Gagik Hovounts 1930−)のヴァイオリン・ソナタ。同じくアルメニアのアルチュニアン、そしてヒンデミットの作品を組み合わせた濃密なプログラムで堂々のCDデビュー。
Finetone
FTM-8035(1CD)
クラリネット三重奏曲集
ツェムリンスキー:クラリネット三重奏曲ニ短調 Op.3
ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調 Op.114
シュクロウプ:クラリネット三重奏曲変ホ長調 Op.27
マルクス・ハドゥラ(P)、
ヴォルフガング・マイヤー(Cl)、
ミシャ・マイヤー(Vc)

録音:2014年4月17日−19日、カールスルーエ
ドイツ・クラリネット界の重鎮、ヴォルフガング・マイヤーとその息子ミシャ・マイヤー、ヴォルフガング・マイヤーと同じくカールスルーエ音楽大学で教鞭を執ったマルクス・ハドゥラによる、ピアノとクラリネット、チェロのための三重奏曲集。ブラームスの名曲に加え、チェコの作曲家フランティシェク・ヤン・シュクロウプ(1801−1862)のクラリネット三重奏曲も収録。

Finetone
FTM-8034(2CD)
チェンバー・ジャズ
フォーレ:パヴァーヌ
ラヴェル:パヴァーヌ
レーヘル:ハバナ・ナイツ
フォーレ:夢のあとに
ピアソラ:アディオス・ノニーノ
レーヘル:五重奏のためのコンチェルティーノ
ピアソラ:リベルタンゴ
ドビュッシー:夢想
ラヴェル:ボレロ
バッハ:2声のインヴェンション第13番
シューベルト:セレナーデ
ヴェルディ:炎は燃えて
レハール:ヴィリア
アルビノーニのアダージョ
スメタナ:モルダウ/バッハ:ガヴォット
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ブラームス&サンタナ:ブラームス・ミーツ・サンタナ
ペーター・レーヘル・カルテット、他
ペーター・レーヘルのアレンジの腕前が存分に発揮された、クラシック名曲のジャズ・アレンジ集! アコースティック・ピアノ&ウッドベースの麗しい音色、レーヘルの艶やかなサックスで聴く華麗なるジャズ・アレンジです。


GPR Records

GPR-5B013(1CD)
クラシカル・ジャズ〜ザ・ワールド・モスト・ビューティフル・メモリーズ
1. Night Music(ショパン:夜想曲第6番 Op.15-3)
2. Pyotr's Piano Concerto(チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調)
3. A Bit of Brahms(ブラームス:交響曲第3番第3楽章)
4. Maurice's Pavane(ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ)
5. Gabey's Pavane(フォーレ:パヴァーヌ)
6. Freddie Goes To Church(ショパン:練習曲第3番ホ長調 Op.10-3 「別れの曲」
7. Feelin' Pretty(バーンスタイン:素敵な気持ち)
8. Seriously Pathetique(ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 「悲愴」 アダージョ)
9. Paradise is Strange(ボロディン:「イーゴリ公」 より だったん人の踊り)
10. Yes, It's Magic(ショパン:前奏曲第20番ハ短調 Op.28-20)
11. In the Beginning(ショパン:前奏曲第4番ホ短調 Op.28-4)
12. Basically Bach(バッハ:G線上のアリア)
ゲイリー・ハーズ&ザ・ニューヨーク・アンサンブル
伝説的なプロデューサー、アレンジャー、ベーシストとして活躍するゲイリー・ハーズによるクラシカル・アレンジ集。「世界のもっとも美しきメロディー」たちを集め、おしゃれで素敵なアレンジを施しています。ジャズ・ファンにもクラシック・ファンにもオススメ。

Vanitas
VA-08(1CD)
ヘンデル:リコーダー・ソナタ全集
ソナタ.ト短調 HWV.360
ソナタ.ハ長調 HWV.365
ソナタ.イ短調 HWV.362
ソナタ.ヘ長調 HWV.369
ソナタ.変ロ長調 HWV.377
ソナタ.ニ短調 HWV.367a
ミュリエル・ロシャ・リーント(リコーダー)、
アンドレス・アルベルト・ゴメス(Cemb)

録音:2014年10月、アルバセテ(スペイン)
スイスの女流リコーダー奏者ミュリエル・ロシャ・リーントが吹く、ヘンデルの「リコーダーと通奏低音のためのソナタ集」。
バーゼル・スコラ・カントルムで勉強にこの作品に出会い、英国王室のために作曲された偉大なリコーダーの傑作にすっかり魅了され、研究を重ね、ついに録音の機会を得たという渾身のアルバム。スペインの音楽誌RITMOでは、既に「今月のベスト10」に選ばれるなど高評価を得ています。

Aurora
ACD-5086(1CD)
POINGのために
ヘルムート・エーリング(1961-):Sur POING: Prolog(POINGのために:プロローグ)
リチャード・バレット(1959-):Cell(細胞)(2011)
パウル・ローフェンス(1949-)/POING:Blow Out!(吹き飛ばせ!)(2013)*
ヘルムート・エーリング(1961-):Sur POING: Epilog(POINGのために:エピローグ)
POING[フローデ・ハルトリ(アコーディオン)、ロルフ=エーリク・ニューストレム(Sax)、ホーコン・テリーン(Cb)、パウル・ローフェンス(ドラムズ)*]

[Sur POING, Cell]録音:2014年1月13日-14日、3月18日 Propeller Music Division(オスロ)
[Blow Out!]録音:2013年8月14日 Cafe Mir(オスロ)(ライヴ)
「演奏できっこない難曲を好む習性をもった、ちょっとクールで優秀な音楽野郎ども」(ラーシュ・ペッテル・ハーゲン)。 ノルウェーのトリオ、POINGは、スカンディナヴィアのコンテンポラリー・ミュージックを代表するアンサンブルのひとつです。アコーディオンのフローデ・ ハルトリ(1975?)、サクソフォーンのロルフ=エーリク・ニューストレム(1975?)、コントラバスのホーコン・テリーン(1976?)。高い技術、ユーモア、 真面目、即興性といったことで知られるPOINGが、ドイツの作曲家エーリングとウェールズのバレットと長年続けてきたコラボレーションの成果を「音」 にしたアルバム『POINGのために』。ヘルムート・エーリング の《Sur POING》は、POINGの三人とエーリングの物語を重ねる「ダブル・ポートレー ト」として書かれました。メンバーがそれぞれの楽器について語る言葉、フィールド・レコーディング、エーリングの既存の曲の「切り抜き」をコラージュ。 「プロローグ」と「エピローグ」に分けてアルバムの初めと終わりに演奏されます。ウェールズの作曲家リチャード・バレット は、POINGのメンバーが 1990年代から「ヒーロー」とみなしていたというひとり。破壊活動に長けた「革命細胞」を特に意識したとされる《Cell(細胞)》は、POINGの委嘱 により作られました。「作曲と即興」の継ぎ目の見えない音楽が繰り広げられます。極めてエネルギッシュな自由即興による《Blow Out!(吹き飛ばせ!)》 は、「伝説のドラマー」と呼ばれるドイツのパウル・ローフェンス Paul Lovens との「ブラインドデート」から生まれました。オスロのカフェで行われたフェ スティヴァルのライヴ録音です。

PAVLIK
PA-0138-2(4CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
第1番ニ長調 Op.12-1/第2番イ長調 Op.12-2
第3番変ホ長調 Op.12-3/第6番イ長調 Op.30-1
第7番ハ短調 Op.30-2/第8番ト長調 Op.30-3
第5番ヘ長調「春」Op.24/第10番ト長調 Op.96
第4番イ短調 Op.23/第9番「クロイツェル」Op.47
ミラン・パラ(Vn)
ラディスラフ・ファンゾヴィツ(P)

録音:2015年、慈悲兄弟会ホール、ブルノ、チェコ
当レーベルの二枚看板、ミラン・パラ(スロヴァキア語表記では Milan Pal'a ミラン・パリャ、1982年生まれ)とラディスラフ・ファンゾヴィツ(スロヴァキア語表記では Ladislav Fan?iovi? ラディスラウ・ファンチョヴィチ、1980年生まれ)によるベートーヴェン。
PAVLIK
HV-0094-2(1CD)
アッチェレランド アコーディオンとチェロの為の音楽
ラディスラフ・クプコヴィチ(1936-):チェロとアコーディオンの為のヘキサゴン
サン・サーンス:祈り Op.158
ティアゴ・デ・ソーサ・デリサ(1986-):2つの無言歌
イリヤ・ゼリェンカ(1932-2007):チェロとオルガンの為のラルゴ
コンスタンティン・ディミトレスク(1847-1928):農夫の踊り
ユライ・ハトリーク(1941-):チェロとアコーディオンの為の2つの悲しい舞曲
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(1927-2007):ユモレスク Op.5
ヒンデミット:朝の音楽
エフゲニー・イルシャイ(1951-):Ecinitna
スルハン・ツィンツァーゼ(1925-1991):Sachidao
ピアソラ:肉屋の死/ミケランジェロ '70
ライムント・カーコニ(アコーディオン)
エウゲン・プロハーツ(Vc)

録音:2012年4月27-28日、芸術館、ジリナ、スロヴァキア
ライムント・カーコニは1950年スロヴァキアのブラチスラヴァに生まれ、ブラチスラヴァ音楽院および音楽アカデミーで学んだアコーディオン奏者。ブラチスラヴァ音楽アカデミーで教職に就いています(1987年常勤講師、1993年准教授、2013年教授)。エウゲン・プロハーツは1962年ブラチスラヴァに生まれ、ブラチスラヴァ音楽院および音楽アカデミーで学んだチェロ奏者。スロヴァキアとポルトガルで活躍。1998年以来2016年現在ブラチスラヴァ音楽アカデミー講師。カーコニとプロハーツは2002年にデュオ活動を開始しました。

クヴァリエテ
VA-09002(1CD)
税込定価
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ他
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D. 821
シューマン:幻想小曲集 Op. 73
プロコフィエフ:バレエ曲「シンデレラ」から4つの小品 (1. アダージョ/2. ワルツ/3. 冬の精/4. マズルカ)
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
サン=サーンス:白鳥
ドビュッシー:吟遊詩人(ミンストレル)(「前奏曲集」第1巻 第12 曲)
 月の光(「ベルガマスク組曲」 第3 曲)
ラヴェル:道化師の朝の歌
ドミトリー・フェイギン(Vc)
新見・フェイギン・浩子(P)

録音:2016 年1 月7、8、13日、五反田文化センター音楽ホール
待ち望まれたフェイギンのCDリリースである。筆者の知るかぎり十数年前のカザルスホールでの実況録音、モスクワにおけるスタジオ録音以来。昨年、フェイギンは一夜のリサイタルでバッハの無伴奏チェロ組曲全6曲の演奏を果たした。このチェロの聖典の全曲演奏に踏み切ったのは、自身の演奏スタイルに相当の確信を得たことを示しており、今回の録音を後押ししたのだと思われる。 かつて音楽雑誌のインタビュー取材でフェイギンは述べている。「音楽に対して常に尊敬の気持ちを持ち、誠実に向き合い、自分の音を通して作曲家が表現したかったことを表現できるように努めています。」価値が虚ろう現代にあってこれほど確固とした信念をもつチェリストは貴重な存在というほかないし、フェイギンの演奏からピアティゴルスキーはじめ歴代の偉大なチェリストたちのみが備えたノーブルな精神性を聞き取るのは私だけではないだろう。 特筆すべきは、フェイギンの私的パートナーでもあるピアニスト、フェイギン浩子さんの好サポートだ。浩子さんは生来の繊細な音への感覚に加えて、どんな細部でも心をのせるレガートに秀でており、それらはモスクワ音楽院留学で磨きがかかり、ドミトリーとの共演とともに洗練されていったに違いない。
(音楽評論家 高塚昌彦〜ライナー・ノートからの抜粋)

Velut Luna
CVLD-239(1CD)
ハープ、ヴァイオリンと弦楽の為の音楽
ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲
エルガー:弦楽の為の悲歌 Op.58/ため息(弦楽とハープの為の)Op.70(*/#)
ジョヴァンニ・カラミエッロ(1838-1938)
編曲者不詳
:ベッリーニの「清らかな女神よ」による二重奏曲 Op.19(ハープ独奏版)*
マスネ:歌劇「タイス」から 瞑想曲+
ルイージ・マウリツィオ・テデスキ(1867-1944):ヴァイオリンとハープの為の幻想曲 Op.48(+/*)
 ヴァイオリンとハープの為の悲歌 Op.22(+/*)
マルセル・グランジャニー(1891-1975):ハープと弦楽の為の古典様式のアリア(*/#)
シベリウス:アンダンテ・フェスティヴォ(弦楽合奏版)#
ダヴィデ・ブラーニ(ハープ*)
ロベルト・ノフェリーニ(Vn)+
ラヴェンナ室内O#
パオロ・マネッティ(指)#
Velut Luna
CVLD-242(1CD)
メンデルスゾーン他:フルート、チェロとピアノの為の三重奏曲集
メンデルスゾーン:三重奏曲ニ短調 Op.49
ウェーバー:三重奏曲ト短調 Op.63
マルティヌー:三重奏曲
トンマーゾ・ベンチョリーニ(Fl)
ルドヴィーコ・アルメッリーニ(Vc)
レオノーラ・アルメッリーニ(P)

録音:2013年4月14日、スタジオ・ライヴ、プレガンツィオール、イタリア
Velut Luna
VLD-245(1CD)
ショパンとシューマンをコントラバスで
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
ショパン(グラズノフ編):練習曲 Op.10-6
ショパン:春 Op.74-2(ポーランドの歌 より)
シューマン:アダージョとアレグロ変イ長調 Op.70
シューマン(カルル・ダヴィドフ編):トロイメライ Op.15-7
シューマン:美しき五月に Op.48-1(連作歌曲「詩人の恋」より)
オラツィオ・フェッラーリ(Cb)
マルコ・サンナ(P)
オラツィオ・フェッラーリはイタリアのクロトーネに生まれ、ナポリ音楽院でエルマンノ・カルツォラーリに師事したコントラバス奏者。全収録作品がコントラバスによる世界初録音。チェロのために作曲・編曲された作品(歌曲が原曲のものを除く4曲)はチェロ用の譜面の調と音域のままコントラバスで演奏されています。
Velut Luna
CVLD-248(1CD)
リンチェット、オネゲル、プーランク:フルートの為の室内楽作品集
アドリアーノ・リンチェット(1936-1996):フルートの為の四重奏曲ハ長調(1977)*
 フルートとピアノの為のソナティナ(1978)+
 無伴奏フルートの為の半音階的セクエンツィア(1979)#
 子供の遊び ハ長調(3つのフルートの為の;1979)**
オネゲル:牝山羊の踊り(1921)++
プーランク:フルート・ソナタ(1956)##
アドリアーノ・リンチェット:フルート合奏の為のアダージョとアレグロ(1982)(\)
トンマーゾ・ベンチョリーニ、マルコ・アウレリオ・ディ・ジョルジョ、
グローリア・アンメンドラ(Fl)*
ニコロ・ヴァレーリオ(Fl(*/\))
エリア・グリエルモ(Fl(+/\))
アリーチェ・サッバディン(Fl(#/**/\))
ルドヴィーコ・デリ・インノチェンティ(Fl(**/##/\))
ロベルタ・ノビーレ(Fl(**/\))
カテリーナ・パヴァン(Fl(++/\))
シモーネ・カンディオット、ヴェロニカ・ラ・マルファ、ジュリア・カーザ(Fl(\))
マリア・ビージ(P(+/##))
Velut Luna
CVLD-275(1CD)
ギターとピアノの為のイタリア音楽
カステルヌオーヴォ=テデスコ:幻想曲 Op.145
フランコ・マルゴーラ(1908-1992):幻想曲/即興曲
カルロ・モッソ(1932-1995):幻想曲
アドリアーノ・リンチェット(1936-1996):2声のディヴェルティメント
ルイージ・ジャキーノ(1962-):時の沈黙
ジュゼッペ・クラピージ(1967-):冬の時 [Winter Time]
ラーポ・ヴァンヌッチ(G)
ルーカ・トッリジャーニ(P)

録音:2015年9月14-15日、マジステル・アレーア・スタジオ、プレガンツィオル、イタリア
ラーポ・ヴァンヌッチは1988年イタリアのフィレンツェに生まれ、同市のルイージ・ケルビーニ音楽院でアルフォンソ・ボルゲーゼに師事した後、フィエゾーレ音楽学校、エコール・ノルマル音楽院で学んだギタリスト。ルーカ・トッリジャーニは同じくルイージ・ケルビーニ音楽院で学んだイタリアのピアニスト。イタリア各地の音楽院で教職に就いています。

コウベレックス
KRS-5209(1CD)
税込定価
「春への想い “Fruhlingsglaube”」
シューマン:3つのロマンス Op.22(原曲:ヴァイオリンとピアノのための)
サン=サーンス:あなたの声に私のこころは開く〜歌劇「サムソンとデリラ」より
シベリウス:トゥオネラの白鳥
ブラームス:間奏曲イ長調 (ピアノのための6つの小品Op.118 より第2 曲)※ピアノ独奏
プーランク:オーボエとピアノのためのソナタ
シューベルト:春への想い D.686
ショーソン:はちすずめ〜7つのメロディーOp.2 より
山田耕筰:かやの木山の
チャイコフスキー:憧れを知るもののみが〜6つのロマンスOp.6 より
岡山理絵(Ob、イングリッシュホルン)
河合珠江(P)

録音:2015年10月6-8日、ひこね市文化プラザ エコーホール(滋賀県)
国内外のオーケストラ主要オーケストラでの演奏活動にも定評がある岡山理絵のソロのファースト・アルバム。オーボエの豊かな色彩と歌心をもって緻密かつ穏やかに表現。伴奏の河合珠江との息の合った心地よい音楽。イングリッシュ・ホルンも 3 曲収録。親しみやすく聴く人を惹き付ける魅力満載のアルバム。

Pentland Music
PeCD-02(1CD)
アコーディオン・センセーションズ
ウェーバー:コンツェルトシュテュック
スカルラッティ:ソナタ嬰ヘ短調 K.25、
 ソナタ.ト長調 K.455
ピアソラ:タンゴ・センセーションズ(アコーディオンと弦楽四重奏)
ウラディスラフ・ゾロタレフ:ソナタ第2番
ピアソラ:グランド・タンゴ(ヴァイオリンとアコーディオン)
ポール・チェンバレン(アコーディオン)、
マクスウェルSQ、ファーガス・ヘザリントン(Vn)
ポール・チェンバレンのセカンド・アルバムでは、ウェーバー、スカルラッティ、ピアソラと、またも素晴らしいアコーディオン・アレンジを聞かせてくれます。ピアソラの「タンゴ・センセーションズ」はアコーディオンと弦楽四重奏版、「グランド・タンゴ」はヴァイオリンとピアノ版。

MUSICA VIVA
MV-102(1CD)
テレーザ・ミラノッロ(1827-1904):ヴァイオリンとピアノの為の作品集
妹マリアを記念するヴァイオリンとピアノまたは管弦楽の為の悲歌的大アダージョ
哀歌(サロンの小品)Op.7/即興曲 Op.8/アヴェ・マリア Op.4
マールボロのアリアによるヴァイオリンとピアノまたは四重奏の為の
ユーモラスな変奏曲 Op.5
ラインのワインの歌によるヴァイオリンとピアノまたは四重奏の為の
ユーモラスな変奏曲 Op.6
悲歌的大幻想曲(Ch・ド・ベリオ氏に献呈)Op.1
ヴァレンティーナ・ブッソ(Vn)
エリアーナ・グラッソ(P)
テレーザ・ミラノッロはイタリアのサヴィリャーノに生まれたヴァイオリニスト・作曲家。彼女と妹マリア(ヴァイオリニスト;1832-1848)の才能に賭けた両親とともに1836年フランスに移住し、シャルル=オーギュスト・ド・ベリオ(1802-1870)他に師事。1838年に姉妹(11歳と6歳!)でコンサート・デビューし、ヨーロッパ各地で演奏し名声を得ました。1848年にマリアが16歳で夭逝した後も演奏活動を続け、1857年に結婚し公開演奏から引退。その後は貧しい子供とその親たちの為の慈善活動に取り組みました。

ARCO DIVA
UP-0181-2(1CD)
ヤナーチェク、ドヴォルザーク、クカル:ピアノ三重奏曲集
ヤナーチェク(ミロシュ・シュチェドロン(1942-)編):弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」(ピアノ三重奏版)
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2番ホ長調 Op.46-2(ピアノ三重奏版)
オンドジェイ・クカル(1964-):ピアノ三重奏曲「壁との戦い」
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第2番ト短調 Op.26*
ペトロフ・ピアノ三重奏団
[マルチナ・シュルマイステロヴァー(P)
ヤン・シュルマイステル(Vn) 
カミル・ジュヴァク(Vc) ]

録音:2015年、スタジオ・ペトロフ、フラデツ・クラーロヴェー、チェコ
2014年2月17日、ライヴ、マルチヌー・ホール、プラハ音楽アカデミー、プラハ、チェコ
ペトロフ・ピアノ三重奏団はヴィハンSQのヴァイオリニストであるヤン・シュルマイステルにより2009年に創設されたアンサンブル。ブックレットおよび外装に中国語が表示されています。これからこういう形が増えるのでしょうか。

DACAPO
MAR-8.226583(1CD)
デンマークの5 つの現代ピアノ三重奏曲集
スヴェン・ヴィトフェルト・ニルセン(1958-):ディヴェルティメント
イェスパー・コック(1967-):ピアノ三重奏曲
ラーシュ・ヘゴー(1950-):沈黙の立方体のように
イブ・ネアホルム(1931-):ピアノ三重奏曲 第3番「追悼のエサイ」Op.155
ペレ・グズモンセン=ホルムグレーン(1932-):楽興の時
トリオ・イスメナ

録音: 2013 年8 月27-29 日 デンマーク コペンハーゲン,ミリファクトリー・スタジオ
このアルバムに収録された5 つのピアノ三重奏曲は、どれも北欧らしい明快さを持つと同時に、暗い闇、影、憂鬱な気分も持ち合わせています。冒頭の繊細なさざめきが印象的なS.V.ニルセンのディヴェルティメント、シンプルに書かれたコックの三重奏曲、小説からインスパイアされたヘゴーの作品、象徴的なタイトルを持つネアホルムの「追悼のエサイ」、そしてタイトル通りシューベルトが姿をみせるグズモンセンの「楽興の時」。今のデンマークの音楽を端的に知ることができる興味深い1 枚です。
DACAPO
MAR-8.226119(1CD)
デンマークのロマンティック・ピアノ三重奏曲集
ランゲ=ミュラー(1850-1926):ピアノ三重奏曲 ヘ短調 Op.53
ウィルヘルム・ゲーゼ(1817-1890):ピアノ三重奏曲 ヘ長調 Op.42
ウィルヘルム・ゲーゼ:ピアノ三重奏曲 変ロ長調
ルーズ・ランゴー(1893-1952):山の花 BVN34
デンマーク・ピアノ三重奏団

録音: 2014 年4 月12-13 日 デンマーク コペンハーゲン,王立音楽大学コンサート・ホール
中央ヨーロッパでは広く愛されていた「ピアノ三重奏曲」というジャンルは、実はデンマークではそれほど長い歴史を持っているわけではありません。ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンが数多くの作品を書いていたのに、デンマークではそれらは全く手付かずでした。ようやく19 世紀の半ばになって、何人かの作曲家たちが「ピアノ三重奏曲」を書くようになったのですが、例えばシューマンやメンデルスゾーンに傾倒していたゲーゼの作品はドイツ風であり、なかなか北欧独自の響きを獲得するまでには至らなかったようです。しかしランゲ=ミュラーの三重奏曲には明らかに北欧の民謡が使われるなど、独自の作品が生まれていくようになります。そんなデンマークの現代の三重奏曲を聞いてみたければアルバム「5 つの現代ピアノ三重奏曲集」(8.226583)もあわせてどうぞ。
DACAPO
MAR-8.226548(1CD)
イェペ・ユスト・クリステンセン:歌と楽章
3つの歌の9 つの楽章(2015)
Movin'(2005)/ダグラス(2009)
セナテット(アンサンブル)
イェペ・ユスト・インスティトゥーテット

録音: 2015 年6 月12-17 日 コペンハーゲン 王立音楽大学, 2015 年9 月1 日 Studiet Pa Frederiksberg
1978 年生まれのデンマークの作曲家、イェペ・ユスト・クリステンセン(1978-)のユニークな作品集です。テーマとなるのは郷愁、リサクル、そして楽器とおもちゃ。彼が率いる「バンド」で用いられているのは卵スライサー、コーヒーグラインダー、トイ・ピアノなど様々です。12 人のメンバーで構成された「セナテット」は音楽だけでなく、演劇の分野でも活躍するアンサンブルで、常に新しいものを求め多くの新作を上演しています。とにかく不思議な音が氾濫しています。実験的で創造的な音を聴きたい人にオススメします。

SONO LUMINUS
DSL-92198
(Bluray Audio+CD)

シリアス・ビジネス スペクトラル弦楽四重奏
スカイ・マックレー:MANY MANY CADENCES(2014)
デヴィッド・レミニック:「先祖代々のねずみ捕り」(2014)<キリング・ジ・エイプ/老婆の朝食/なんてこったい、私は家に帰れない/死んだ男が生き返る/先祖代々のねずみ捕り>
ハイドン:弦楽四重奏曲「冗談」Op.33-2(1781)
C.F=ロックヘッド:ハック(2015) 第1巻<レニーのブルース/サラ・シルヴァーマン/デイブ・シャッペレ>
C.F=ロックヘッド:ハック(2015) 第2巻<ジョージ・カルリン/ロビン・ウィリアムズ 1/ディック・グレゴリー/プロフェッサー・アーウィン・コーリー>
 ハック(2015) 第3巻<ロドニー・ダンガーフィールド 1/2 /サム・キニソン/ロドニー・ダンガーフィールド 3/レッド・フォックス/ロドニー・ダンガーフィールド 4/5 /クマイル・ナンジャーニ/ロドニー・ダンガーフィールド 6/7 /モルト・サール/ロドニー・ダンガーフィールド 8/スージー・エッスマン/ロドニー・ダンガーフィールド 9>
 ハック(2015) 第4巻<リチャード・プライオール/ロビン・ウィリアムズ 2/ミセス・パット/ティグ・ノターロ>
スペクトラルSQ

録音: 2015 年8 月3-7 日 ヴァージニア ボイス,ソノ・ルミナス
5.1 DTS HD MA 24/192khz, 2.0 LPCM 24/192khz, 9.1 Auro-3D 24/96khz
このアルバムの解説に「“シリアス・ビジネス”は面白いアルバムではありません」と書いてありますが、これをそのまま鵜呑みにするわけにもいかないでしょう。これらの曲が周到に集められた意図を読み取ることはとても難しいのですが、とりあえずは色々な視点から眺めた(彼らによる)音楽というものを楽しんでみるほかありません。各々の作品のタイトルも随分思わせぶりですが、これもどうも聴き手を混乱させて楽しんでいるような雰囲気です。最も耳触りのよいハイドンの弦楽四重奏曲も「冗談」というのも出来すぎています。あまりにもよい音で収録されているのも・・・これも何かの冗談なのかもしれませんね。スペクトラル弦楽四重奏団の演奏は恐ろしいほどに正確で精緻です。時折聞こえる歌声ももちろん彼らのものです。

Quintone
Q-11002(1CD)
初紹介旧譜
ロークス・デ・グロート:シヴァ・シャクティ ドゥルバ・ゴーシュ(サーランギ)、
エルネスト・ロンバウト(イングリッシュ・ホルン)

録音:2010年5月、オランダ

Label-Herisson
LH-12(1CD)
尹伊桑:室内楽作品集
八重奏曲
チェロのための「グリッセ」
クラリネット,ホルンとバスーンのための「三重奏曲」
バスーンのための「モノローグ」
クラリネットと弦楽四重奏のための「五重奏曲第2番」
オクトゥール・ミレー

録音:2012年−2013年
激動の生涯を過ごした尹伊桑(1917−1995)の没後20周年を記念して製作されたフランスのアンサンブルによる室内楽作品集。オクトゥール・ミレーは、フランス放送フィル、フランス国立管、パリ室内管のメンバーによって結成された八重奏団。「ラベル・ヘリソン(Label-Herisson)」らしく、演奏、パッケージともにハイ・クォリティ。

CUGATE CLASSICS
CGC-009(1CD)
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.11
弦楽四重奏曲第3番変ホ短調Op.30
ニューフィルハーモニーSQ
ニューフィルハーモニー四重奏団は1992年創設で、現在はストラヴィンスキー四重奏団と名称を変えて活動しています。日本でも横山幸雄と共演しま した。ペテルブルグのロシア美術館付芸術家で、ロシア・ソヴィエトの作品には他の追随を許しません。ここに収められたチャイコフスキーの2篇もロシ アならではの語り口です。 (Ki)

LABEL INCONNU
LI13-0901(1CD)
ドミニク・ルメートル(1953-):そして太陽は
時の書 [Livre d'heure] (アルトフルート、ヴィオラとハープの為の;1991)
マントラ [Mantras] (ソプラノ、クラリネット、ハープとチェロの為の;2008)
そして太陽は [Et le soleil comme desir](ヴァイオリン,チェロとピアノの為の;2007)
3つの明証の歌 [Trois chants de l'evidence] (メゾソプラノ、フルート、チェロとピアノの為の;2011)
花にもっと色を、波にもっと速さを[Aux fleurs plus de couleur plus de vitesse a l'onde](フルート、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリンとチェロの為の;1992)
バビリム [Babilim] (声楽アンサンブルの為の;2004)*
アトゥリエ・ミュジカル・ド・トゥーレーヌ(*以外)
アンサンブル・ヴィカール・XX.21*
アニェス・シャルル(指)*
フランスの作曲家ドミニク・ルメートルの室内楽作品集。

ARCO DIVA
UP-0166-2(1CD)
弦楽四重奏作品集
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲変ホ長調 Op.12-1
ヴェルディ:弦楽四重奏曲ホ短調
ヨセフ・スーク(1874-1935):聖ヴァーツラフのコラールによる瞑想曲 Op.35a
カプラーロヴァーSQ
[ヴェロニカ・パノホヴァー(Vn1)
シモナ・フルニーコヴァー(Vn2)
エヴァ・クレストヴァー(Va)
シモナ・ヘチョヴァー(Vc)]

録音:2014年6月12、15日、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ、チェコ
1995年にプラハでヴェヌスSQとして創設、2001年に薄命のチェコの女性作曲家ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940)の名を戴くことを許されたチェコの女性クァルテット。

CONTINUO RECORDS
CONTINUO-CR114(1CD)
シェーンベルク(1874‐1951):月に憑かれたピエロ Op.21*
アンドレア・ポルテーラ(1973-):レッド・ミュージック+
アンナ・クレメンティ(朗読*)
アンサンブル・ビオス
[ジュゼッペ・ブルーノ(P) 
ルチアーノ・トリスターノ(フルート、ピッコロ)
マルコ・ボナッケッリ(クラリネット、バスクラリネット)
アルベルト・ボローニ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
ヤコポ・フランチーニ(Vc)* 
カルロ・ベンヴェヌーティ(Vc)+]

アンドレア・ヴィテッロ(指)

録音:2014年3月*、9月+
アンドレア・ポルテーラはサルヴァトーレ・シャリーノに師事したイタリアの作曲家。「レッド・ミュージック」は「月に憑かれたピエロ」と同じ楽器編成で書かれた作品。

MEGADISC CLASSICS
MDC-7794(1CD)
エリザベス・ヴァレッティ:サクルム'5
サクルム'1: ダンテ [Sacrum'1: Dante] (2台のハープ、チェンバロとコンピューターの為の)
サクルム'2: オルフェ [Sacrum'2 : Orfee] (ハープ、打楽器とコンピューターの為の)
サクルム'3: 隠者 [Sacrum'3: l'Ermite] (チェンバロとチェロの為の)
サクルム'4: パスカル [Sacrum'4 : Pascal] (3台のピアノ、弦楽と打楽器の為の)
サクルム'5: ボイエルデュー [Sacrum'5: Boieldieu] (3台のハープの為の)
エリザベス・ヴァレッティ(Camac Electric/MIDI ハープ、チェンバロ、ピアノ、チェロ、打楽器、コンピュター)
エリザベス・ヴァレッティはフランスのハープ奏者・作曲家・歌手・サウンドデザイナー。ロンドン、パリ、ニューヨークに本拠を持ち、ジャンルを超えて活躍しています。
MEGADISC CLASSICS
MDC-7868(1CD)
ダニエル・テルッジ(1952-):四季
冬の刻 [Instants d'hiver] (アクースマティック;1993)
夏のバンド [Summer Band] (バンドネオンとテープの為の;1996)*
春季 [Springtime] (アクースマティック;2013)
秋の歌 [Autumn Song] (ピアノとテープの為の;2008)+
フアン・ホセ・モサリニ(バンドネオン*)
アンクザ・アプロドゥ(P)+
ダニエル・テルッジ(制作)
ダニエル・テルッジはアルゼンチンに生まれ、1977年にフランスに移住した作曲家。アクースマティックとは「楽器そのものではなくスピーカーから発音される音響空間を前提とした」という意味。

2L
2L-119SACD(1SACD)
ノルウェーとイギリスのヴィオラ作品集
サリー・ビーミッシュ(1956-):岩の翼の下に(ヴィオラと弦楽のための協奏曲)
ヘンニング・クラッゲルード(1973-):つらい旅路(2つのヴィオラのための)
アルネ・ヌールハイム(1931-2010):破断(ヴィオラ・ソロのための)
ヘンニング・クラッゲルード(1973-):サラに寄せて(ヴァイオリンとヴィオラのための)
オラヴ・アントン・トンメセン(1946-):シャコンヌによる肖像画(ヴィオラ・ソロのための)
ブリテン:ラクリメ Op.48(ダウランドの歌曲の投影)(ヴィオラと弦楽のための)
スーン=ミ・チョン(Va)
ヘンニング・クラッゲルード(Vn、Va)
オスロ・カメラータ

録音:2014年6月、11月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)
ノルウェーとイギリスのヴィオラ作品を特集する『岩の翼の下に』。このアルバムで演奏される作品は、過去の音楽様式や過去の作品からインスピレーショ ンを得て、現代の音楽語法で作曲され、底に深い抒情の流れをもっています。アルバムタイトルに採られたサリー・ビーミッシュの《岩の翼の下に》は、ゲー ルの歌と祈りを集めたアレクサンダー・カーマイケルの『Carmina Gadelica』に収められた詩、17世紀スコットランド、「グレンコーの虐殺」を逃れ岩 陰に隠れた母親が子供に歌った『雪の子守歌』を基に「ヴィオラと弦楽のための協奏曲」として作曲されました。アルトサクソフォーンと弦楽のための協 奏曲(BISSA2156)の原曲です。ヌールハイムの《破談》とトンメセンの《シャコンヌによる肖像画》は、オスロのバラット=ドゥーエ音楽学校のスタッフ、 このアルバムのメインアーティストのスーン=ミ・チョン(1952-)のために作曲されたヴィオラ・ソロの作品。彼女の同僚、バラット=ドゥーエの教授を 務めるクラッゲルードの作品から、アダ・マイニックとサラ・オルニングに献呈したふたつのデュオ曲が演奏されます。ブリテンの「ダウランドの歌曲の投影」 《ラクリメ》とビーミッシュで共演するオスロ・カメラータは、学生がオーケストラで演奏する機会を与えるため1998年に創設された、バラット=ドゥー エの「アンサンブル・イン・レジデンス」です。 (Ki)

Sheva
SH-137(1CDR)
ヴィオラ・ドロローサ
シーボーン:ピエタ
ブリテン:エレジー、ラクリメ
ゲオルク・ハーマン(Va)、
小宮あかり(P)
2人のイギリス人作曲家、21世紀のピーター・シーボーン(1960−)と20世紀のベンジャミン・ブリテンのヴィオラ作品をカップリング。ゲオルク・ハーマンは、ウィーン室内管の第1ヴィオラ奏者を務めたオーストリアのヴィオリスト。2014年−2015年の録音。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Vlad Records
VR-02592(1CD)
モーツァルト〜シェイプシフター K.581
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 K.581
グランド・ソナタ K.581
交響曲第1番 K.16〜Molto Allegro
ピアノ協奏曲 K.453〜Allegretto
ヴラド・ウェーフェルベルヒ(バセットCl&芸術監督)、
アンソニー・ロマニウク(フォルテピアノ)、
テラ・ノヴァ・コレクティーフ・アントウェルペン


録音:2015年6月24日−26日&8月30日、デ・シンヘル(アントワープ、ベルギー)
1809年、ウィーンでアルタリアから出版された編曲者不詳の「グランド・ソナタ K.581」は、"クラリネットとフォルテピアノ"のための「クラリネット五重奏曲 K.581」の異版。リッカルド・フォン・ヴィットレッリが復元、製作したバセット・クラリネットと、コパチンスカヤやウィスペルウェイの共演者としても知られる名手アンソニー・ロマニウクが奏でるフォルテピアノ(クリス・マーネ製作のアントン・ヴァルター・モデル)との躍動感あふれるデュオは、このヴァージョンが原曲ではないかと思えてくるほどの完成度。オリジナルの「クラリネット五重奏曲 K.581」では、ヴラド・ウェーフェルベルヒの時代考証に基づく新鮮な解釈も聴きどころ。「K.581」の徹底研究と飽くなき情熱の成果。

Clarinet Classics
CC-0069(1CD)
モーツァルト・ソワレ
モーツァルト:ディヴェルティメント ヘ長調 K.439b-3
歌劇「フィガロの結婚」より 3つのトランスクリプション
6つのノットゥルノ(K.439, K.438, K.436, K.437, K.346, K.549)
アダージョ変ロ長調 K.411
ディヴェルティメント.ヘ長調 K.439b-5
ロンド.ヘ長調
コリン・ローソン(バセットホルン、Cl)、
マイケル・ハリス(バセットホルン、Cl)、
ティモシー・ラインズ(バセットホルン)、
バーナビー・ロブソン(バセットホルン)、
ジェームズ・マルトビー(Cl)、
ハンナ・サンディソン(S)、
ローズ・セッテン(S)、
ティモシー・ネルソン(Bs)

録音:2014年7月
3人の名クラリネット奏者であり、ピリオド楽器の名手たち、ロンドンの王立音楽大学の学長コリン・ローソン、元フィルハーモニア管のマイケル・ハリス、ロンドン響やバーミンガム市響で活躍したティモシー・ラインズが贈る"モーツァルトの夜会"。モーツァルト、シュタッドラー、そしてバセットホルン。天才モーツァルトの名旋律を、3人の名奏者たちのアンサンブル、ピリオド楽器で ――。クラリネット関係者要注目のモーツァルト・アルバムです。

Resonus
RES-10150(1CD)
メタモルフォーゼス〜ハイドン、リゲティ&ブラームス
ハイドン:弦楽四重奏曲第58番ハ長調 Op.54-2, Hob.III-57
リゲティ:弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
ブラームス:間奏曲イ短調 Op.116-2(ジュディス・ファン・ドリエル編)、
 間奏曲ホ長調 Op.116-4(デイヴィッド・ファーバー編)、
 間奏曲ロ短調 Op.119-1(デイヴィッド・ファーバー編)、
 バラード ト短調 Op.118-3(ダヴィト・ファベル編)
デュドックSQ〔ジュディス・ファン・ドリエル(Vn1)、マルレーン・ウェスター(Vn2)、マルク・マルダー(Va)、ダヴィト・ファベル(Vc)〕

録音:2014年5月
アムステルダムを拠点に活躍するオランダのデュドックSQは、2011年にポーランド、ラドムで開催された第1回国際弦楽四重奏コンクールで、2012年にはオランダのチャールズ・ヘンネン国際室内楽コンクールで優勝を果たし、名声、評価ともに急上昇中のアンサンブル。
リゾナス(Resonus)デビュー盤となる、ハイドン、リゲティ、そしてブラームスのアレンジによるプログラムは、英グラモフォン誌でエディターズ・チョイスに選出されるなど、話題沸騰中!

EM Recrods
EMRCD-030(1CD)
夢の影〜ケリー、バックス、サマヴェル:ヴァイオリンとピアノのための作品集
アーサー・サマヴェル:2本のヴァイオリンとピアノのための「バッハに関する2つの会話」(世界初録音)
フレデリック・セプティマス・ケリー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 「ガリポリ」(世界初録音)
アーノルド・バックス:ヴァイオリン・ソナタ第2番
ルパート・マーシャル=ラック(Vn)、
マシュー・リッカード(P)

録音:2014年11月19日−20日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス)
イギリスの見過ごされてきた作品を発掘するイングリッシュ・ミュージック・フェスティヴァル(English Music Festival)の自主レーベル「EM Records」。これまでも、同レーベルより様々な知られざるイギリスのヴァイオリン作品を紹介してきたルパート・マーシャル=ラックによる新録音は、サマヴェル、バックス、ケリーによる、いずれも第1時世界大戦期の1915年に作曲されたヴァイオリンとピアノのための作品。ケリーの「ガリポリ・ソナタ」は、美しくも素朴な作品だが、多くの犠牲者を出した「ガリポリの戦い」の戦火の中で書かれています。
EM Records
EMRCD-031(1CD)
ザ・ムーン・セイルズ・アウト〜ガーニー、スコット、ヴェナブルズ:チェロとピアノのための作品集
シリル・スコット:チェロ・ソナタ(世界初録音)
イアン・ヴェナブルズ:マルヴァーンにて Op.24a(世界初録音)、
 エレジー Op.2、
 ザ・ムーン・セイルズ・アウト Op.42(世界初録音)、
 イット・レインズ Op.33a(世界初録音)、ポエム Op.29
アイヴァー・ガーニー:チェロ・ソナタ ホ短調(世界初録音)
シリル・スコット:子守歌 Op.57-2
リチャード・ジェンキンソン(Vc)、
ベンジャミン・フリース(P)

録音:2014年11月26日−27日、CBSOセンター(バーミンガム)
ダンテSQ、フリース・ピアノ四重奏団、トリオ・ヴォーチェのメンバーや、イノヴェーション・チェンバー・アンサンブルの芸術監督など、多くの室内楽シーンで活躍するリチャード・ジェンキンソン。世界初録音となる、スコットとガーニーのチェロ・ソナタ、そしてイアン・ヴェナブルズ(b.1955)によるチェロとピアノのための小品を収録。

ARSIS
ARSIS-4253(1CD)
フィードバック 7.24〜テルプシコーレ・ギター・クァルテットに献呈された作品集
ロベルト・ゴンサレス(1978-):テルプソフトコーレ [Terpsoftcore] (2014)
アンドルー・ヨーク(1958-):スペインの夢 [Suenos de Espana] (2008)
ホセ・アントニオ・チク(1968-):星の言語 [El Lenguaje de las Estrellas] (2007)
 星雲(星の造り手) [Nebulosa (El Fabricante de Estrellas)]
 金星(愛の女神) [Venus (La Diosa del Amor)]
 ペガサス(翼のある馬) [Pegaso (El Caballo Alado)]
アントニオ・バリェスティン(1977-):鷲の如く [Like an Eagle] (2012)
カルロ・ドメニコーニ(1947-):夢の踊り [Dream Dance] (2011)
エステバン・サンス(1960-):時よりも命 [Mas Vida que Tiempo] (Life More than Time) (2014)
ビクトル・カルロス・レプリダ(1963-):ディヴェルティメント(2008)
 トッカータ/セレナード/間奏曲/スケルツォ=ワルツ/夜想曲/舞曲
テルプシコーレ・ギター・クァルテット
[フアン・ブラス・アレリャノ、
ラウル・ビエラ、イバン・ダビアス、
アレフレド・オルタス(G)]

録音:2014年7月21-24日、チミリャス教区教会、チミリャス、ウエスカ県、スペイン
アルバム・タイトルは「7人の作曲家」「24本のギター弦」「7月24日に録音終了」といった意味が込められているとのことです。

Resonus
RES-10139(1CD)
オールドバラへの旅〜若きブリテン
ブリッジ:小川の枝垂れ柳(ブリテン編曲12の器楽版/世界初録音)
ブリテン:ピアノ三重奏のための「序奏とアレグロ」(世界初録音)、
 ヴァイオリンとピアノのための「月」(世界初録音)、
 ピアノのための「アレグロ」(世界初録音)、
ヴァイオリンとピアノフォルテのための組曲 Op.6、
 シンフォニエッタ Op.1
トマス・ケンプ(Vn、指)、
チェンバー・ドメーヌ

録音:2014年4月24日−25日、6月15日、セント・ジョン・ザ・エヴァンゲリスト教会(オックスフォード)&2014年7月8日、セント・オーガスティンズ教会(ロンドン)
イギリス、ヨーロッパ、北米の様々な音楽祭、コンサート・シーンで活動するアンサンブル、チェンバー・ドメーヌ。チェンバー・ドメーヌのResonus第3弾「若きブリテン」は、世界初録音の小品を含む、ベンジャミン・ブリテンの作編曲による室内楽作品集。

etendue
AIQ-1006(1SACD)
税込定価
二つのソナチネ〜日本のフルート作品集
雁部一浩:三つのロマンス Op.24 (1991)
林光:セレナーデ (1944)/牧歌 (1946)
雁部一浩:ソナチネ Op.28 (1994)
原田雄介:メヌエット(2013)*
 アリア (2014)*/風 (2014)*
平尾貴男:ソナチナ (1941)
林光:ノクチュルヌ (1944)
磯貝 俊幸(Fl)
金澤 みなつ(P)

録音:2015 年5 ・6〜28 日 碧南市芸術文化ホール・エメラルドホール
フォーマット:SACD Hybrid (CD STEREO / SACD STEREO / SACD SURROUND 5.0)
*=世界初録音
昭和中期に活躍した平尾貴l男(1907-1953) 、戦後日本の代表的作曲家の一人・林光(1931-2012)、より若い世代から雁部一浩(1955-)・原田雄介(1963-)、この 4 人の日本人作曲家の、それぞれ個性的なフルート音楽を収録。親しみやすい曲想の中に、作曲家の特ソが浮かび上がる作品を選曲した。
愛知セントラル交響楽団フルート奏メでソリストとしても活躍中の磯貝俊幸、国内外のコンクールで受賞歴をもち各地で幅広く活動中のピアニスト・金゙Vみなつ。ともに確かな技術を持ち、数多く共演しているこの2 人による演奏は、様々な表情を持って聴くものに親しく語りかける。
カスタムメイドDSD レコーダーにより収録された、演奏とホール音響の結合452 席規模のホールながら高い天井高でたっぷりの容積を持つエメラルドホール(愛知県碧南市)の優れた音響と、ホール装備のピアノ(ベーゼンドルファー・インペリアル)の音質を活かし、豊富で複雑なホールトーンをそのまま収録すべく、株ョ会社アイ・クオリアが開発中の DSD オーディオインターフェイス(詳細については http://audio.aiqualia.jp/ を参照)を利用して、8 トラックの 5.6MHzDSD 形ョで録音。SACD のサラウンドではこの音響の面白さをそのまま体験することができ、CD/SACD のステレオ再生でも全ての要素を細大漏らさず表現している。

Discovery
DMV-107(1CD)
アット・クリスマス
ひいらぎかざろう/きよしこの夜/ガブリエルのメッセージ/三隻の船/イエス・キリストはりんごの木/ガウデーテ/イン・ザ・ブリーク・ミッドウィンター/もろびと声あげ/キャロル・オヴ・ザ・ベルズ/さやかに星はきらめき/サセックス・キャロル/ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス
4ガール・4ハープ、
ヘレン・ウィンター(S)
2000年に結成した4人の女流ハーピストによるグループ、4ガール・4ハープのクリスマス・アルバム。3曲でヘレン・ウィンターが参加。

2L
2L-115SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD Hybrid)
メゾチント彫法− ストーレ・クライベルグの室内音楽
ストーレ・クライベルグ(1958-):弦楽四重奏曲第2番(2012)
噂と後味(2013)(独奏ヴァイオリンのための)
灰(2010)(独奏ヴァイオリンのための)
ピアノ三重奏曲第2番(2002)
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ(2001)
ソナンツァ・エ・カデンツァ(1998)(ヴァイオリンとピアノのための)
マリアンネ・トゥーシェン(Vn)
オイヴィン・ギムセ(Vc)
ヨルゲン・ラーシェン(P)
ボルド・モンセン(Vn)
オーレ・ヴットゥダール(Va)

録音:2015年2月 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
[DXD(24bit/352.8kHz)録音]
[Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 9.1 Auro-3D(24bit/96kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz),
mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC]
[SACD hybrid(5.1 surround DSD/2.0 stereo DSD)]
ストーレ・クライベルグはスタヴァンゲル生まれ。「ナチ残虐行為三部作」の一作《ナチ迫害の犠牲者のためのレクイエム》(Simax PSC1257)が、 アメリカ同時多発テロ事件の犠牲者を追悼する2004年9月11日、ワシントン・ナショナル・カテドラルで演奏され、国際的に注目を集めました。彼の 音楽は、拡大した調性による形式と彩色の細部に至る緻密な練り上げ方が個性的、特徴的で、海外のオーケストラやアンサンブルで演奏され、作曲の依 頼もつづいています。アルバム『高音と低音』(2L59SACD)で演奏されたヴァイオリン協奏曲とコントラバス協奏曲と、グラミー賞の最優秀オペラ録音 部門にノミネートされた《ダビデとバト・シェバ》(2L084SABD)が、近年の代表作に挙げられます。 クライベルグが1998年から2013年にかけて作曲した室内楽と器楽の作品を演奏したアルバム『メゾチント彫法』。「アダージョ − アレグロ − アダー ジョ」の弦楽四重奏曲第2番。ヴァイオリンがソロで演奏する〈モデラート〉と〈アダージョ〉の《噂と後味》。エドヴァルド・ムンク生誕150周年を記 念する『ムンク組曲』(Simax PSC1322)のためヴァイオリニストのヘンニング・クラッゲルードとヴェストフォル音楽祭から委嘱された《灰》も独奏ヴァ イオリンのための作品です。トロンハイムのアルパカ三重奏団の委嘱による「一楽章」のピアノ三重奏曲第2番。アーケシュフース城要塞で初演された〈ア ンダンテ・ルバート〉〈アダージョ〉〈アレグロ〉の《ヴァイオリンとチェロのためのソナタ》。ノルウェー・コンサート協会から委嘱された《ソナンツァ・エ・ カデンツァ》。銅版画技法のひとつ、微妙な階調を得る方法として開発された「メゾチント」に因むタイトルが、ドビュッシーの後期ソナタ、バルトークと エリオット・カーターの弦楽四重奏曲といった「新しい時代」の流れをくむクライベルグの音楽を示唆します。 2000年からナッシュ・アンサンブルのリーダーを務め、クライベルグのヴァイオリン協奏曲のソロを弾いたマリアンネ・トゥーシェン。トロンハイム・ソロ イスツのリーダー、チェリストのオイヴィン・ギムセ。クナルダール、リフリング、ドミニク・メルレに学んだピアニスト、トマス・D・A・テレフセンのピア ノ作品全集(2L080PABD)のヨルゲン・ラーション。スタヴァンゲルのフェスティヴァルでクラッゲルードとデュオを楽しんだボルド・モンセン。トロン ハイム・シンフォニエッタやトロンハイム・ソロイスツでも演奏するヴィオラ奏者、オーレ・ヴットゥダール。クライベルグが教授を務めるトロンハイムのノ ルウェー工科自然科学大学(NTNU)音楽学部の「同僚たち」です。「臨場感」と「現実感」。録音セッションは、オスロのソフィエンベルグ教会で行な われました。 (Ki)
※[Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像 は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDや DVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPCをお使いください]

コウベレックス
KRS-5206(1CD)
税込定価
琥珀 Kohaku
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
馬渕清香((Vn)、多川響子(P)

録音:2015年8月10-11日、レ・ヌーヴォレ(大阪市)
関西を中心にソロ、室内楽やオーケストラに精力的に音楽と向き合い聴衆の心をとらえるヴァイオリニスト馬渕清香と、幅広くドイツものに果敢に挑むピアニスト多川響子による待望のファーストアルバム。 実力派の2 人が互いの音楽性に共感し、シューマンの第1 番とブラームスの3 番というカップリングで個性を響き合わせた演奏。両作品のなかで各楽章に流れる珠玉のロマンのうつろいを楽しむことができる。 『琥珀 Kohaku』はドイツが生んだ偉大なる作曲家の二人に敬意を表し、ドイツの国石が「琥珀」であることから名付けた。
■馬渕 清香(まぶち さやか)
大阪府出身。3歳よりヴァイオリンを始める。1987年全日本学生音楽コンクール第3位、1990年同コンクール第1位入賞。 桐朋学園大学に入学。在学中国内外の音楽祭に参加。イタリア・シエナのキジアーナ音楽祭にてファイナルコンサート出演キ ジアーナ・ディプロマ賞 受賞。1997年桐朋学園大学卒業。コンセールヴィヴァン・オーディション最優秀賞受賞。 スイス・ローザンヌVn.Pf.アカデミー参加。イタリア・グッビオ国際Duoコンクール入選。東京国際芸術協会主催新人オーディシ ョン合格。同協会 レ・スプレンデル音楽コンクール室内楽部門 入賞。 これまでに、小国英樹、原田幸一郎、工藤千博、森悠子、田辺良子 各氏に、室内楽を、岩崎淑、R・ブレンゴラ各氏に師事。 現在、オーケストラ・室内楽・ソロ等フリーで活動。「四次元三重奏団」「Duo MOON STONES」メンバー。

Cantloupe
CA-21110(1CD)
リバース・オブ・ア・ネイション
1.The Broken Compass (Intro Theme)
2.A Nation Divided
3.North Isn't South
4.The Most Dangerous Woman in America
5.Stoneman/6.Cameron
7.The Parallax Waltz
8.Gettysburg Requiem
9.What Would Moses Say?
10.Lincoln and Booth Get Acquainted
11.Dixie As Anti-Utopia
12.Blackface (We Are All Sharecroppers Now)
13.Getting Biblical
14.The Election and Results: The New Montage
15.Gus, Elsie, Silas and The Klan
16. Black Militia
17.Ride of The Klansmen
18.The Next Election
19.Ghost of a Smile
DJスプーキー(リミックス)
クロノス・クァルテット
作曲家ポール・D・ミラー=DJスプーキー。ジャンルを越えたアーティストであり、作家でもある彼は、現代の音楽シーンにも多大なる影響を与えるとともに、数多くのミュージシャンたちとコラボを行い、常に刺激的な作品を生み出しています。あのクロノス・クァルテットとコラボしたこのアルバムで扱っているのは「映画の父」D.W.グリフィスの生んだ名作『國民の創生』=The Birthofa Nation(1915年)。あからさまな人種差別の描写で一度は上演禁止になりかけるも、結果的には大ヒットとなったという問題作で、この無声映画に新たな曲をつけるという試みももちろん大ヒットを記録しました。

VERMEER DIGITAL
VERMEER-40005(1CD)
ナポレオン時代のホルンとハープのための作品集
ボワエルデュー:ハープ伴奏によるホルンソロ
ナーデルマン(デュヴェルノワ編):夜想曲�T
ナーデルマン:ソナチネ�U
デュヴェルノワ:夜想曲�U
クルンプホルツ:ハープ・ソナタ Op.13-6
パイジェッロ:アンダンテ
スポンティーニ:「ヴェスタの巫女」〜アリアとバレエ
パオラ・ペルッチ(エラール・ハープ)
ルカ・デルプリオリ(ナチュラルHrn)

録音:2011年5月7-8日サンタ・マリア教会、カステッラレッタ
ナポレオン時代のホルンとハープのための作品をエラール社のハープとナチュラル・ホルンで演奏したアルバム。ナポレオンにも高く評価されていた名ホ ルン奏者デュヴェルノワとマリー・アントワネットのハープも製作していたハープ奏者ナーデルマンの作品を中心に、皇帝ナポレオンの妃ジョセフィーヌがラ・ マルメゾン宮廷で毎週開催した音楽会のような、優雅で甘美な宮廷音楽に彩られたサロンで聴いているかのようなアルバムです。 (Ki)

Evil Penguin Records
EPRC-0021(1CD)
シューベルト&ブラームスデュオ全曲シリーズ第2弾
シューベルト
:「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 D.802, op.160(原曲:フルートとピアノ)
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 op.38
シューベルト:ソナチネ.イ短調 D.385, op.137-2(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
ピーター・ウィスペルウェイ(Vc/J.B. Guadagnini (1760, Parma))
パオロ・ジャコメッティ(P/Steinway & Sons grand model D 598853)

録音:2015年2、8月
力強さと精巧さを兼ね備えたオランダの名チェロ奏者ウィスペルウェイ、新譜の登場。シューベルトとブラームスの、デュオ(室内楽)をすべて録音(全 部で5枚のCDになる予定)するという注目プロジェクトの第2弾です。
「しぼめる花」はもともとフルート作品で、チェロでの録音は世界初。悲しくも美しい旋律はチェロで奏でても実にしっくりきます。シューベルトのソナ チネも、さまようようなハーモニーと転調が印象的で、同時にリリシズム、そしてドラマに満ちた作品ですが、ウィスペルウェイの雄弁な語り口と、ジャコ メッティの精巧なピアノで聴くアンサンブルは実に見事です。ブラームスのソナタは、冒頭からさすがの出来栄え。終楽章のバッハの「フーガの技法」に基 づいたフーガはウィスペルウェイの真骨頂、迫力ある堅固な建造物が目の前に現れます。ウィスペルウェイの芸術がますます深まっていることに感じ入る1 枚です。 (Ki)

CONTINUO RECORDS
CONTINUO-CR113(1CD)
バッハ:アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳(1725)から
 バッハ:メヌエットF長調 BWV Anh.113
 クリスティアン・ペツォールト(1677-1733):メヌエット ト長調 BWV Anh.114/メヌエット ト短調 BWV Anh.115
 クープラン牧歌 変ロ長調 BWV Anh.183
 不詳:メヌエット ト長調 BWV Anh.116/ポロネーズ ヘF長調 BWV Anh.117a
  ポロネーズ ヘ長調 BWV Anh.117b/メヌエット変ロ長調 BWV Anh.118
  ポロネーズ ト短調 BWV Anh.119
 J・S・バッハ:コラール「ただ愛する神にのみ委ねる者は」BWV691
  コラール「汝は満たされ、静まれ」BWV510
 不詳:メヌエット イ短調 BWV Anh.120/メヌエット ハ短調 BWV Anh.121
 C・P・E・バッハ:行進曲ニ長調 BWV Anh.122/ポロネーズ トG短調 BWV Anh.123
  行進曲ト長調 BWV Anh.124/ポロネーズ トG短調 BWV Anh.125
 ヨハン・ゴットフリート・ベルンハルト・バッハ(1715-1739)?:アリア「私はしばしばパイプにタバコを詰めて」BWV515
 ゲオルク・ベーム?:ベーム氏のメヌエット ト長調
 不詳:ミュゼット ニ長調 BWV Anh.126
 C・P・E・バッハ:行進曲変ホ長調 BWV Anh.127
 不詳:ポロネーズ ニ短調 BWV Anh.128
 ゴットフリート・ハインリヒ・シュテルツェル(1690-1749):アリア「御身がそばにあらば」BWV508*
 J・S・バッハ:ゴルトベルク変奏曲のアリア BWV988-1
 C・P・E・バッハ:チェンバロの為の独奏曲変ホ長調 BWV Anh.129
 ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):ポロネーズ ト長調 BWV Anh.130
 J・S・バッハ:前奏曲ハ長調 BWV846
 ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782)?:楽章ヘ長調 BWV Anh.131
 J・S・バッハ:レチタティーヴォ「われは満ち足れり」とアリア「まどろめ、疲れし目よ」BWV82 Nos.2&3*
 不詳:メヌエット ニ短調 BWV Anh.132
 J・S・バッハ:ジョヴァンニーニのアリア「汝の心をわれに捧げなば」BWV518*
  コラール「神よ、われは歌わん」BWV299
 不詳:アリア「顧みよ、わが心よ」BWV509*
 クリスティアン・ペツォールト:チェンバロ組曲ト長調(1726)
チプリアーナ・スマランデスク(Cemb)
フリオ・ザナージ(Br)*

録音:2014年10月、場所未詳
チプリアーナ・スマランデスクは1971年ルーマニア生まれのチェンバロ奏者。ブカレスト音楽アカデミー(ルーマニア)、ヴィチェンツァのアッリーゴ・ペドローロ音楽院で学んだ後トン・コープマンに師事しました。ルーマニアとイタリアを演奏活動の拠点とし、イタリア各地でマスタークラスを開いています。

Vlad Records
VR-007(1CD)
アンリ・ジョセフ・ド・クロエ:ディヴェルティメントと12の小品
ディヴェルティメント 14-8
ディヴェルティメント 14-4
ディヴェルティメント 14-2
ディヴェルティメント 13-3
ディヴェルティメント 12-2
12の小品
ヴラド・ウェヴェルベルフ(Cl&音楽監督)、
テラ・ノヴァ

録音:2012年9月5日&−14日、アントワープ(ベルギー)
テラ・ノヴァによる、知られざるベルギーの音楽家、作品を発掘、紹介する「アントウェルペン・プロジェクト」。18世紀後半に活躍したヴァイオリニスト、作曲家のアンリ・ヨゼフ・ド・クロエ(1758−1842)。「2本のクラリネット、2本のホルン、2本のトランペットのための12の小品」と、「2本のクラリネット、2本のヴィオラ、2本のファゴット、4本のホルン、2本のトランペットとコントラバスのためのディヴェルティメント集」といった編成の室内楽作品を収録。

Sono Luminus
DSL-92193
(CD+Bluray AUDIO)
エキゾチックなスクラップ置き場
メイソン・ベイツ(1977-):バガテル*
ウエノ・ケン(1970-):ペラダム
モハメド・フェイルーズ(1985-):名付けられた天使
メイソン・ベイツ(電子楽器)*
デル・ソルSQ

録音:2014年4月23-26日ヴァージニアボイス,ソノ・ルミナス・スタジオ、2012年12月20-21日サンフランシスコ音楽大学オシャー・サロン
デル・ソル弦楽四重奏団によるsonoluminusレーベル第3番目のアルバムです。現代音楽を主なレパートリーとしている彼らのアルバムには、常に刺激的な音が満ちていて、聴き手に新鮮な驚きを与えてくれます。3人の作曲家の作品はそれぞれ独特な味わいをもっており、作曲家自身も参加した「バガテル(つまらないもの)」での絶妙な電子音や、スリリングなウエノ・ケンの「ペラダム」でのノイズと美音の境界線の認識、イスラム教とキリスト教に登場する天使たちの融合体とも言えるフェイルーズの「名付けられた天使」の東洋的な風味など、ユニークで深遠な音楽が詰まっています。
Sono Luminus
SLE-70002(1CD)
ispirare
ジョージ・ロックバーグ:ヴィオラとピアノのためのソナタ(1979)
アタル・アラド:カプリース(ジョージのために)(2003)
ルシアーノ・ベリオ:民謡集第1番:あなたの黒い髪(1964)
シュラミット・ラン:完璧な嵐(2010)
ベリオ:ナチュラーレ(シチリアーノのメロディのように)
メリア・ウォトラス(Va)
ウィンストン・チョイ(P)
ガリア・アラド(ヴォーカル)
ヴァレリー・ムッソリーニ・ゴードン(Hp)
マシュー・コクミエロスキ(パーカッション)

録音:2011年8月13-15日シアトルベナロヤ,リサイタル・ホール
多くの作曲家たちからも絶大な信頼を寄せられている女性ヴィオラ奏者、メリア・ウォトラスが演奏する「現代のヴィオラ作品集」です。アメリカの偉大な作曲家ロックバーグの作品と、この曲に触発されたアラドのカプリース(アラドはここでヴィオラを演奏しているウォトラスの師)、アメリカ、イタリア、アゼルバイジャン、アルメニアなどの民謡を現代風にアレンジしたベリオの作品、そしてウォトラスが心酔しているというランの無伴奏作品まで、多彩な曲が収録されています。

Aurora
ACD-5078(1CD)
イヴィン・トルヴン(1976-):・ヴィリバルト・モーター・ランドスケープ(2012)
ネオン・フォレスト・スペース(2009)
狼の研究(2006/2014)
プラスティックの波(2013)
asamisimasa
クリスティーネ・チョーゲシェン(クラリネット、ハーモニカ、口笛)
アンデシュ・フォリスダール(エレクトリックギター、アクースティックギター)
ホーコン・ステーネ(打楽器) エレン・ウゲルヴィーク(ピアノ、キーボード)
ターニャ・オルニング(チェロ)
トリル・G・ベルグ(トロンボーン)
カーリン・ヘルクヴィスト(ヴァイオリン)
オイヴィン・トルヴン(ノイズ・ジェネレーター、フィードバック・カセットプレーヤー)
録音:レインボースタジオ(オスロ)
制作:ヤン・マッティン・スモルダール
録音:ヤン・エーリク・コングスハウグ、ペール・エスペン・ウーシュフィヨルド
ミクシング:インガル・フンスコール
オイヴィン・トルヴンは、オスロ・シンフォニエッタのコンポーザー・イン・レジデンス。フォーク、パンク、あるいはバロックのスタイルによるメロディのテー マとアクースティックの室内音楽を、フィールド・レコーディングや手製の楽器による「ローファイ」音と組み合わせた、独自性のある作品を手がけてきま した。ドナウエッシンゲン、サンフランシスコの「Other Minds」、オスロのウルティマ Ultima をはじめとするコンテンポラリー・ミュージックのフェスティ ヴァルで作品が取り上げられ、2012年にはアルネ・ヌールハイム作曲家賞を受賞しました。
ノルウェー作曲家協会のレーベル Aurora が制作した『Neon Forest Space』は、「前衛音楽とその歴史への情熱と興味を共有する」音楽家が集まり 2002年に結成したアンサンブル「asamisimasa」とのコラボレートによるトルヴンのポートレートアルバムです。オスロの街を行き交う車、レーシングカー、 ピンボール・マシンの音を収めた録音を交え、クラリネット/バスクラリネット、エレクトリックギター、キーボード、打楽器、チェロとテープのための《Willibald Motor Landscape》。クラリネット、エレクトリックギター、打楽器、チェロがフィールド・レコーディングに合わせ、森から聞こえる太古のメロディを模 す《Neon Forest Space》。クラリネット/バスクラリネット、トロンボーン、アクースティックギター、2組の打楽器、ヴァイオリン、チェロが、スウェー デンの森で録音された狼の遠吠えとベルリンのアーカイヴの録音と共演する《Wolf Studies(狼の研究)》。ピアノ・ソロ、クラリネット/バスクラリネット、 エレクトリックギター、打楽器、チェロのアンサンブルがとノイズ・ジェネレーター(雑音発生器)とともに、岸に打ちつける「波」を表現する《Plastic Waves(プラスティックの波)》。電気ドリルやおもちゃのレーザーガンといった「楽器」は打楽器のホーコン・ステーネが担当しています。

2L
2L-113SABD
(Blu-ray Disc Audio+SACD)
[5.1 surround/stereo])

初期ロマンティシズムのホルン・ソナタ
フェルディナント・リース(1784-1838):大ソナタ.ヘ長調 Op.34(1811)
フランツ・ダンツィ(1763-1826):ソナタ 変ホ長調 Op.28(1804)
ニコラウス・フォン・クルフト(1779-1818):ソナタ.ホ長調(1812)
スタイナル・グランモ・ニルセン(ナチュラルHrn)
クリスティン・フォスハイム(フォルテピアノ)
[楽器:アンドレーアス・ユングヴィルト(2000)(ボヘミアのラウスマン1800年頃の複製/ナチュラルホルン)、
ケネス・ベイクマン(1983)(ウィーンのヴァルター1805年モデル の複製/フォルテピアノ)]

録音:2014年6月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)
制作&バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ
録音:ビアトリス・ヨハンネセン
[DXD(24bit/352.8kHz)録音]
[Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC]
[SACD hybrid(5.1 surround DSD/2.0 stereo DSD)]
絶対主義が崩壊したその余波と戦って手に入れた「新しい自由」の時代に居合わせた音楽家たち、フェルディナント・リース、フランツ・ダンツィ、ニコラウス・ フォン・クルフトのホルンソナタを集めたアルバム。ヨーゼフ・アントン・コッホが1805年に描いた『虹のある英雄的な景色』をジャケットのアートワー クに使われています。ブックレットのノーツを書いたアネッテ・ナウマンは、その意味を「細部に至るまで正確に組み立てられ、統一感された世界……自 然と文化の領域の調和……コッホの絵は、ネオクラシカルな規律の構造をもちながら、自然に対する新しい、ロマンティックな意識を示唆する……時代は、 新しい自由へと芸術を導いていく」と述べています。
フェルディナント・リース(1784?1838)は、ボン生まれ。ベートーヴェンにピアノを学び、1801年10月、ウィーンに行き、ベートーヴェンの庇護の下、 作曲を行い、交響曲、オペラ、オラトリオ、管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲を含む、180近い作品を残しています。シュヴェツィンゲン生まれのフランツ・ ダンツィ(1763?1826)は、イタリア家系のドイツ人音楽家ではもっとも重要な作曲家とみなされています。交響曲、協奏曲、オペラ、教会音楽、歌曲と、 広い分野に多くの曲を作り、室内楽のための音楽、とりわけ木管アンサンブルのための作品が知られています。ニコラウス・フォン・クルフト(1779?1818) は、ウィーン生まれ。ウィーン大学で哲学と法律を修め、アルブレヒツベルガーの下で作曲を学びました。外相メッテルニヒに仕え、公務のかたわら作曲 したホルンソナタ、ファゴットソナタ、歌曲が、彼の遺産です。
ノルウェーのスタイナル・グランモ・ニルセンは、ナチュラルホルンの名手の一人に挙げられるプレーヤーです。トロンハイム音楽院のスタイン・ヴィラ ンゲル、フライブルク州立大学のアイフォー・ジェイムズ、オスロのノルウェー音楽アカデミーでフロイディス・レー・ヴェクレに学びました。1999年か らノルウェー軍音楽隊のホルン奏者を務め、現在はノルウェー・ウィンドアンサンブルに所属しています。コントロールのむずかしいナチュラルホルンを巧 みに操り、楽譜を正しく音にするとともに、ロマンティシズムが芽生え育ちゆく時代の作品を瑞々しい、活き活きした音楽に表現していきます。
録音セッションは、制作を担当したモッテン・リンドベルグが響きの良さを気に入っている録音場所のひとつ、アーケシュフース県ベールムのヤール教会 で行われました。DXD(352.8kHz/24bit)録音。教会の空間に響くナチュラルホルンの音が程よい距離感で捉えられ、リアルなテクスチュアを感じさせ るフォルテピアノとともに美しい音楽を作り上げています。 Pure Audio Blu-ray と SACD hybrid のディスクを収めた「コンボ」仕様のアルバムです。
※Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu?ray ディスクにはインデックスを除き映像は 収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu?ray プレーヤーもしくは Blu?ray 対応のPCをお使いください。

DIGRESSIONE
DCTT-49(1CD)
コンツァシエッジェマンドリン・アンサンブルによるモルフェッタ伝承の葬送行進曲集
不詳:Ti te(笛、太鼓、トランペットによる演奏)*
ヴィンチェンツォ・ヴァレンテ:U Conzasiegge(吹奏楽の為の;1857)+
ジュゼッペ・ペルッツィ(1837-1918)/サビーノ・アンドリアーニ編):Patetica(マンドリン・アンサンブルの為の;1907)
ベネデット・パルミエーリ(サビーノ・アンドリアーニ編):Palmieri(マンドリン・アンサンブルの為の;1840?/1882?)
サヴェーリオ・カロー(サビーノ・アンドリアーニ編):Dolor(マンドリン・アンサンブルの為の;1897)
ヴィンチェンツォ・ヴァレンテ(サビーノ・アンドリアーニ編):Lo sventurato(マンドリン・アンサンブルの為の;1888)
 U Conzasiegge(マンドリン・アンサンブルと打楽器の為の;1857)#
ベルナルド・ロスパッルーティ(第1マンドリン)
セルジョ・ヴァッカ(第2マンドリン)
フェデーレ・デパルマ(マンドーラ)
アントニオ・バラッキャ(マンドロンチェッロ)
ニコラ・ネスタ(G) 以上(*/+以外)
グラン・コングレッソ・バンディスティコ「S・チェチーリア」(吹奏楽+)
パスクアーレ・トゥルトゥッロ(指)+

録音:2009年(リマスタリング:2015年)、場所の記載なし
イタリア南東部バーリ近郊の町モルフェッタに伝わる音楽。*の演奏者および#の打楽器奏者の名前は記載がありません。ブックレット表記はイタリア語のみとなっています。

1001 Notes
1001NOTES-06(1CD)
アルチュアン・ド・リエレ〜水族館
プロコフィエフ:歌劇「三つのオレンジへの恋」より 行進曲
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」より 金平糖の踊り
ラヴェル:弦楽四重奏曲〜第2楽章
プーランク:15の即興曲〜第5番
サン・サーンス:「動物の謝肉祭」より 水族館
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
オーレリアン・テラード:榛の木(ハンノキ)を通る風(シューベルトによる)
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー(1580-1651):トッカータ・アルペッジャータ
サティ:(犬の為の)ぶよぶよしたほんとうの前奏曲
オーレリアン・テラード:タービンの配管は船底すれすれでひびが入っている(ストララヴィンスキーによる)
オーレリアン・テラード:毎秒400サイクル(シューマンによる)
サティ:クノシェンヌ第1番
オーレリアン・テラード:1786(モーツァルトによる)
クープラン:神秘的なバリケード
アルチュアン・ド・リエレ
[オーレリアン・テラード(ピアノ、ギター、キーボード、おもちゃの楽器)
シモン・ブサゲ(ホルン、エレクトリック・ベース)
ティボー・ショメイユ(クラリネット、打楽器)
トマ・デルペリエ(ドラムス、打楽器) ]
アルチュアン・ド・リエレはフランスのリモージュで結成された、アコースティック楽器を中心におもちゃ楽器も加えたユニークなバンド。音楽ジャンルを超えて活躍する彼らが、ここではクラシックの名曲をアレンジしてユニークな演奏を聴かせます。

MG Music
GEE-01(1CDR)
天国と地獄〜トロンボーンのための作品集
ラーベ:バスタ
シューベルト:夜曲
クセナキス:ケレン
ブラームス:五月の夜
シェルシ:トロンボーンのための3つの小品
シュナイダー:テナートロンボーンのためのソナタ �T.Blues, �U.An American Ballad, �V.Below Surface
カーター:リトレーシング�X
シューベルト:小人
カーター:グラ
マーラー:私はこの世に忘れられ
マシュー・ジー(Tb)
フランソワ・キリアン(P)

録音:2013年11月&2014年3月
ロイヤル・フィルの首席トロンボーン奏者、ロンドンの王立音楽大学の教授を務めるマシュー・ジーのソロ・アルバム。シュヴェルトシクやカーターの英国初演を担当するなど、近現代作品も得意とする名手です。シューベルト、ブラームスやマーラーの編曲、シュナイダーのソナタのテナー・トロンボーン版、クセナキス、カーターなどによるリサイタル・プログラムは、トロンボーンのサウンドとテクニック両面の魅力が存分に発揮された好演奏。
※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。

Discovery
DMV-113(1CD)
グルオディス:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ、
ピアノ・ソナタ第2番、
歌曲組曲「歓喜と悲哀」(ホーナー、レネハン編)、
ヴァイオリンとピアノのための4つの小品
クリストファー・ホーナー(Vn)、
ジョン・レネハン(P)

録音:2013年9月
20世紀前半のリトアニアにおける重要な作曲家の1人であるユオザス・グルオディス(1884−1948)。ロマン派の流れを汲み、自らを"リトアニアのグリーグ"とも称したグルオディスは、同国、そしてバルト三国の音楽の発展に確かな足跡を残した音楽家です。

コウベレックス
KRS-5205(1CD)
税込定価
七つの木に寄せる歌」(L.モイーズ)
山田耕筰:この道/赤とんぼ
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 シリンクス
ルイ・モイーズ:七つの木に寄せる歌
サン=サーンス:ロマンスOp.37
ルイ・モイーズ:さくら変奏曲
尾高尚忠:フルート協奏曲より第二楽章「レント」
グノー:アヴェ・マリア
デュオ・プリムローズ
【上田賢一(Fl)、二塚裕美(P)】

録音:2015 年5 月25-26 日、北神区民センター ありまホール(神戸市)
ルイ・モイーズ Louis Moyse(1912-2007)は、フルートの名手であった父マルセルと共にフランス派フルートの伝統を伝える演奏家。幼少からルイ氏は、父親とともに演奏をし、サン=サーンス、フォーレ、ドビュッシーなどとも面識があった。マールボロ大学のフルート科教授を27 年間務めたほか、ボストン大学、トロント大学教授でもあった。またルドルフ・ゼルキンと共にマールボロ音楽祭の設立者の一人としても知られている。
「七つの木に寄せる歌」Seven Songs for Trees はルイ晩年の未出版の楽曲で、夫人であるジャネット・モイーズにより書かれた「糸杉」、「ポプラ」他7種の樹木に寄せられた詩に添えて作曲された。7曲の表情はユニークで多彩であり、ルイ独自の人生哲学と自然への讃歌を反映するなかでみごとに調和し、希望をもって完結している。
◆上田賢一(Fl)
才能教育音楽学校にて高橋利夫、鈴木鎮一氏ほかに師事。1982年渡米。 コーネル大学フルート科講師、西ワシントン大学講師、スカジェットバレー交響楽団及びノースウエストフィルハーモニック室内管弦楽団首席フルート奏者を務め、尾高尚忠のフルート協奏曲ワシントン初演をはじめ、ミネアポリス美術館、ワシントン大学、ウエストミンスター大学等でリサイタルを行う。ジョファリー・ギルバート、キース・アンダーウッド、ルイ・モイーズ各氏に師事し、2000年アメリカハープ協会(AHS)コンクールでフルートとハープのデュオで優勝。2010年帰国。イニスフリー・アンサンブルを主宰し関西を中心に演奏活動と指導を行っている。
◆二塚裕美(ピアノ)
大阪芸術大学演奏学科を最優秀の成績で卒業、学長賞を受賞。同大学大学院にて荒憲一氏に師事。2004 年デビューリサイタル開催。2007 年大阪文化祭賞奨励賞を受賞。以後大阪フィル、テレマン室内管などベートーヴェン、メンデルスゾーンの協奏曲を演奏。リサイタルや荒憲一氏とデュオ・リサイタルなど開催している。

RPR
RP-012(1CD)
ヘンデル・イン・ザ・ウインド
ヘンデル:メサイア組曲
歌劇 「リナルド」 より涙の流れるままに
トリオ・ソナタ.ヘ長調Op.2-4,HWV.389
クラヴィーア組曲より第5番ホ長調 「調子のよい鍛冶屋」、第7番ト短調 「パッサカリア」
合奏協奏曲第2番変ロ長調 Op.3-2,HWV.313
ザドク・ザ・レッド・プリースト
ボーナストラック:愛のアリア
レッド・プリースト
〔ピアーズ・アダムズ(リコーダ−)、
ジュリア・ビショップ(Vn)、
アンジェラ・イースト(Vc)、
デビッド・ライト(Cemb)〕
リコーダーのヴィルトゥオーゾ、ピアーズ・アダムズが1977年に結成したレッド・プリースト。このオール・ヘンデル・プログラムでは、古楽界の名手4人がその確かな実力を爆発させ、古楽の枠に捉われないレッド・プリーストならではの演奏を今作でも披露。ボーナス・トラックにはプリースト・オン・ザ・ラン(RP 001)の「愛のアリア」をアンコールとして収録しています。
※高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

ROSA
RD-2353(1CD)
パヴェル・ゼメク・ノヴァーク(1957-):モノフォニーについて
(1)キャンドルライト(第1版、ギターの為の;2009-2010)
(2)聖母マリアの花 I-IV(ピアノの為の協和音)
(3)十字架上のキリストの最後の七つの言葉 I-VII(クラリネット独奏の為の;2002)
(4)ボフスラフ・レイネクに(ヴィオラとピアノの為のソナタ;2003)
   秋の小道(少しユニゾンで)/冬の風景(ほとんどユニゾンで)/ピエタ(ユニゾン I)
   ディエス・イレ(層 I)/春の風(ユニゾン II)/犬の形の雲(層 II)
(5)キャンドルライト(第2版、ピアノの為の;2009-2010)
(6)ソナタ第2番「P・ヤクプ・ゼメクの記念に」I-II(チェロ独奏の為の;1995)
(7)ファンタジー−ユニゾン(ヴァイオリンとピアノの為の;1999-2000)
(8)地上の美と楽園の美について III.I-II(モラヴィア民謡の主題による歌と踊りの幻想曲−オーボエ,ハープとピアノのユニゾンの為の;2010-2011)
(9)四重奏団第3番「エヴジェン・プロツェクの記念に」(クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのユニゾンの為の;2013-2013)
(10)キャンドルライト(第3版、ギターとピアノの為の;2009-2010)
(1)ヤン・トゥラーチェク(G)
(2)エヴァ・フティロヴァー(P)
(3)イジー・ムラース(Cl)
(4)オンドジェイ・シュトフル(Va) 
 エヴァ・フティロヴァー(P)
(5)エヴァ・フティロヴァー(P)
(6)ソルカーシュ・スヴォボダ(Vc)
(7)ミラン・パリャ(Vn) 
 オンドレイ・オロス(P)
(8)ヴィレーム・ヴェヴェルカ(Ob) 
 カテジナ・エングリホヴァー(Hp)
 ダニエル・ヴィエスネル(P)
(9)イジー・ムラース(Cl) 
 マチェイ・ヴルク(Vn)
 オンドジェイ・シュトフル(Va) 
セバスティアン・トート(Vc)
(10)ヤン・トゥラーチェク(G) 
 エヴァ・フティロヴァー(P)
パヴェル・ゼメク・ノヴァークはブルノ音楽院で学んだ後、ブルノのヤナーチェク音楽アカデミーでミロスラフ・イシュトヴァーン(1928-1990)、ロンドンでジョージ・ベンジャミン(1960-)、パリでジェラール・グリゼー(1946-1998)に師事したチェコの作曲家。このアルバムには彼がハーモニー、ポリフォニーを用いないユニゾン、モノフォニーの可能性を探究した作品が収められています。

KAREL PROCEK
CDVKP-09(1CD)
変遷する時代における出会い
パヴェル・ヴラニツキー(1756-1808):弦楽四重奏曲 Op.40-3*
ヤン・エヴァンゲリスタ・キプタ(1813-1868):オルガンの為の前奏曲+
フランツ・クロンマー(1759-1831):2つのクラリネットとヴィオラの為の13の小品 から Nos.2, 3, 4, 7, 11#
シュターミッツSQ*
インドジフ・パズデラ、ヨセフ・ケクラ(Vn)
 ヤン・ピェルシュカ(Va) 
ペトル・ヘイニー(Vc)
イジナ・ドヴォジャーコヴァー=マレショヴァー(Org)
ヴィート・スピルカ、オルガ・スピルコヴァー(Cl)
カレル・プロツェク(Va)

録音:2014年9月12-14日、プレモントレ修道院(*/#)および聖ペテロ&パウロ教会、ノヴァー・ジージェ、チェコ

MARTIN STANOVSKY
KALABIS-2014(1CD)
ヴィクトル・カラビス(1923-2006):室内楽作品集
チェロとコントラバスの為のデュエッティーノ Op.79(1995)+
無伴奏チェロの為の3つのモノローグ Op.83(1996)
ヴァイオリンとチェロの為のデュエッティーノ Op.67(1987)*
ヴィクトル・メザーチェク(Vn)*
イジー・スラーデチェク(Vc)
ヤン・ボコウン(Cb)+
ヴィクトル・カラビスはチェコのチェルヴェニー・コステレツに生まれた作曲家。プラハ音楽院、カレル大学音楽アカデミーで学び、チェコ国営放送プラハ放送に勤務。1950年代後半から国際的に注目され、歌劇以外の各ジャンルに数多くの作品を残しました。妻はチェンバロ奏者のズザナ・ルジーチコヴァー(1927-)。 当CDはヴィクトル・カラビス&ズザナ・ルジーチコヴァー財団の支援を受けて制作・発売されたものです。ブックレット等の表記はチェコ語のみとなっています。本体・外装に規格番号表示が無く、KALABIS 2014は弊社が付したものです。収録時間は約37分ですがフルプライスです。

Sono Luminus
DSL-92192
(BD-Audio+CD)
アンナ・ソウルヴァルドスドッティル:作品集
大気の光の中に<Luminance-輝き/Serenity-静けさ/Existence-存在/Remembrance-回想>
Transitions-推移
アンナ・ソウルヴァルドスドッティル
インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル(ICE)<カイル・アルムブルスト(Va)/マイケル・ニコラス(Vc)/ヌイコ・ワッデン(ハープ)/ナタン・デイヴィス(パーカッション)>

録音:2015年4月6-9日USAヴァージニアボイス,ソノ・ルミナス5.1 DTS HD MA 24/192khz, 7.1 DTS HD MA 24/96khz, 2.0 LPCM 24/192khz
アルバムの表に「ICE」とありますが、これは氷のことではなく、「インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル」の各頭文字をとったものです。2001年に設立され、ニューヨーク・タイムズ紙上で「最も達成感と冒険心に満ちたグループの一つ」と賞賛されたこのアンサンブルは、演奏だけでなく、プレゼンター、教育者として現代の音楽を推進することに心を砕き、これまでに500以上の作品を初演するなど、常に観客のために革新的な作品を用意し、これらを広めるために新しい戦略を練っています。今回のアルバムでは、女性作曲家ソウルヴァルドスドッティル(1977-)の作品「大気の光の中に」が演奏されています。常に持続する音素材と、それを彩る楽器群の響きは、少しずつ揺れ動きながら、謎めいた抒情的な雰囲気を創り上げていくこの音楽は、聴き手に様々なイメージを想起させるものです。神秘的な音に包まれたい人にオススメの1枚といえるでしょう。
Sono Luminus
SLE-70001(1CD)
ノルディック・アフェクト:クロックワーキング
マリア・フルド・マルカン・シグフスドッティル(1980-):クロックワーキング
ヒドゥル・グドナドッティル(1982-):2つのサークル
ハフディス・ビャルナドッティル(1982-):ビーコンからビーコンへ
スリドゥル・ヨンスドッティル(1967-):室内音楽「INNIN」
アンナ・ソルヴァルドスドッティル(1977-):沈黙の影
シグフスドッティル:眠れる振り子
ノルディック・アフェクト(アンサンブル)/マリア・フルド・マルカン・シグフスドッティル(電子楽器)/ハフディス・ビャルナドッティル(電子楽器)/スリドゥル・ヨンスドッティル(電子楽器)/ハラ・ステヌン・ステファンスドッティル(Vn)/グドルン・フルンド・ハロアルドッティル(Va)/ハンナ・ラフツドッティル(Vc)/グドルン・オスカル
ドッティル(ハープシコード)

録音:アイスランドRUVスタジオ
アイスランドの現代作曲家たちの多種多彩な音楽。それぞれに思い思いのタイトルが付され、聴くだけでいくつもの新奇な世界を体験することができるものです。電子音の刺激的な響きは、仄かな夢の記憶に強烈な楔を打ち込み、各々の楽器の対話からは、夢のような響きを聞き取ることができるでしょう。思いもよらない響きを発見する楽しみにも満ちています。音楽に美しさを求めるか、それとも刺激を求めるか・・・。ヴァイオリンの音色と“赤ちゃんの声”のようなものが交錯するトラック4などがオススメです。

ALLEGRO RECORDS
ALLEGRO-008(1CD)
何も言わない5つの方法〜金管五重奏の為の音楽
グレゴリー・フリッツェ(1954-):小組曲
ルイス・セラノ(1972-):何も言わない5つの方法
ホセ・アラマ・ヒル(1952-):ペンタクインテット
フェレル・フェラン(1966-):チェルノブイリ
セサル・カノ(1960-):ペンタメタリア
ホアン・ビンセント・マチ(1958-):ボーシャン
パスクアル・ピケラス(1973-):デ・カイ*
ストロンボル金管五重奏団
「ホセ・イバニェス、ドミンゴ・トレリャ(Tp)
フアン・カルロス・セバ(Hrn)
ガスパル・サンチス(Tb) 
ロレンソ・リョベ(Tub)
ゲスト:マヌエル・ガセント(打楽器)、パスクアル・ピケラス(Tp)*、パコ・ベルナル(カホン・フラメンコ)]

録音:2001年12月-2002年2月、アレグロ・レコーズ、バレンシア、スペイン 発売:2002年
1999年スペインのバレンシアで創設されたストロンボル金管五重奏団。メンバーはバレンシア地方の音楽院教師や公立吹奏楽団員。グレゴリー・フリッツェはアメリカ合衆国、他はスペインの作曲家。ブックレット表記はスペイン語のみです。

Resonus
RES-10149(1CD)
レノックス・バークリー:室内楽作品集
フルート,クラリネットとファゴットのための「小品」(世界初録音)
クラリネット、ホルンと弦楽四重奏のための「六重奏曲」 Op.47
弦楽四重奏曲のためのカノン「ストラヴィンスキーの追憶に」(世界初録音)
コントラバスとピアノのための「前奏曲とアレグロ」
弦楽三重奏曲 Op.19
無伴奏ヴィオラのための「3つの小品」
クラリネットとピアノのための「ソナチナ」(世界初録音)
バークリー・アンサンブル

録音:2014年9月
ナディア・ブーランジェの下で作曲を学び、ジョン・タヴナーやリチャード・ロドニー・ベネットなど多くの巨匠たちを育成した20世紀イギリスを代表する作曲家の1人、レノックス・バークリー(1903−1989)の室内楽作品集。
サウスバンク・シンフォニアのメンバーによって2008年に結成されたバークリー・アンサンブルは、その名の通りバークリー親子の名を冠する室内楽団。そしてそのパトロンはマイケル・バークリー!バークリー家お墨付きの実力派集団です。

Continuum
CCD-1025(1CD)
ディーリアス&ダイソン〜チェロとピアノのための作品集
ディーリアス:チェロ・ソナタ、
 ロマンス、クレオールの踊り、
 「ハッサン」より 3つの小品、
 夏の夜の水上にて
ダイソン:前奏曲,幻想曲とシャコンヌ、
 2つの小品
アンドルー・シュールマン(Vc)、
イアン・ブラウン(P)
アンドルー・シュールマンは、22歳でムーティ時代のフィルハーモニア管の首席奏者に就任し、イギリス人として初めてピアティゴルスキー・アーティスト・アウォーズを獲得した英国の名チェリスト。
Continuum
CCD-1009(1CD)
バリー・アンダーソンの音楽
アンダーソン:エレクトロアコースティック・ファンファーレ/ARC/ピアノ小品第1番/ピアノ小品第2番/ピアノ小品第3番/ドミンガス
サリー・メイズ(P)、ミストリーSQ、
スティーヴン・モンタギュー(エレクトロニクス)、他
20世紀イギリスにおける最も重要なエレクトロアコースティック・コンポーザーの1人と称されたバリー・アンダーソン(1935−1987)の作品集。20世紀イギリスの電子音楽を牽引した作曲家です。

ANTARCTICA
ANTAR-0001(CD)
タンスマン・チェロ四重奏団誕生!
タンスマン:4本のチェロのための二章
ジョゼフ・ジョンゲン:4本のチェロのための2つの小品Op.89
ピエール・プティ:4本のチェロのための組曲
ルドルフ・マッツ:チェロ四重奏曲ニ短調
ジュール・ド・スウェルト:エレジー
タンスマン・チェロ四重奏団【マリネラ・ドコ、フェルディナンド・リマ・デ・アルブクェルクェ、ディディエ・ポスキン、カレル・ステイラエツ】

録音:2014年7月8-11日聖パンクラス聖堂(ヴィラ=サンパンクラス)
ベルギーの新レーベルANTARCTICA第1回発売となります。
タンスマンの名を冠したタンスマン・チェロ四重奏団は、2010年結成の団体。マリネラ・ドコ(アルバニア)、フェルディナンド・リマ・デ・アルブクェ ルクェ(ブラジル)、ディディエ・ポスキン(ベルギー)、カレル・ステイラエツ(ベルギー)の4人のチェリストが、オート=アルプで行われたチェロ音楽 祭で知り合ったことで生まれました。当ディスクがデビュー・アルバム。
グループ名にもなっているタンスマンの曲は1935年の作で、第1曲アダージョ・カンタービレはタンスマンの旋律美を示す好例で、滔々と歌い継がれ る歌で恍惚の境地に導かれます。ベルギーの大作曲家ジョンゲンは印象主義的作風が絶美。クロアチアのチェリストだったルドルフ・マッツは数百の作品 を残した多作家ですが、1966年のチェロ四重奏曲は過去の先達の主題を再使用している興味深いものとなっています。 (Ki)

HATART
HATART-190(1CD)
シュトックハウゼン:マントラ(1970) マーク・クヌープ
ロデリク・チャドウィック(P)
ニュートン・アームストロング(電子楽器)

録音:2013年1月5,6日/ロンドン、キングス・プレイス、ホール2
シュトックハウゼンにとって、「マントラ」の作曲はターニングポイントでした。1960年代後半から彼の音楽は思索の結果の大きな変化を遂げました。 それは、1950年代のセリー音楽に特徴的な音楽構造への複雑にシステム化されたアプローチへの回帰でした。もちろんこの回帰は後退を意味するので はなく、マントラという作品は、セリー音楽のもつ可能性やポテンシャルを大幅に拡張、1950年代の苦行のような抽象的な音楽ではなく、旋律や劇場、 そして調性的ハーモニーへの扉を再び開いたのです。 (Ki)

CUBE BOHEMIA
CBCD-2420(1CD)
マルティヌー:チェロとピアノの為の作品集
ソナタ第2番/ソナタ第3番
スロヴァキア民謡による変奏曲
ロッシーニの主題による変奏曲
ヤン・パーレニーチェク(Vc)
イトカ・チェホヴァー(P)

録音:2003年5月、スタジオ・ドモヴィナ、プラハ、チェコ 発売:2004年
ヤン・パーレニーチェクは1957年チェコのプラハに生まれ、プラハ音楽院を卒業後プラハ音楽アカデミーでミロシュ・サードロ(1912-2003)に師事したチェロ奏者。2000年、スメタナ三重奏団を創設以来2015年現在そのリーダーを務めています。イトカ・チェホヴァーはプラハ音楽院を卒業後プラハ音楽アカデミーでペテル・トペルチェル(1944-2010)に師事したチェコのピアニスト。創設以来2015年現在スメタナ三重奏団のメンバー。
CUBE BOHEMIA
CBCD-2735(1CD)
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
ヤン・パーレニーチェク(Vc)
イトカ・チェホヴァー(P)

録音:2006年12月、スタジオ・マルチーネク、プラハ、チェコ

TRIART
TR-008(1CD)
シェーンベルク:弦楽四重奏曲ニ短調 Op.7
アンディ・ハーダー(1955-):クラリネットと弦楽四重奏の為のジャズ組曲*
 セブン・フォー・フォー・ファイヴ [Seven Four for Five]/ワルツ
 バラッド/ラテンの主題による幻想曲
ヴェンツェル・グルント(Cl)
アポロンSQ

録音:2006年、チェコ放送スタジオ、プラハ、チェコ、 2011年、SONO レコーディング・スタジオ、ノウゾフ、クラドノ、チェコ
アンディ・ハーダーはスイスのジャズ・ミュージシャン・作曲家。ヴェンツェル・グルントは1969年以来2015年現在スイス在住のチェコのクラリネット奏者。

DIGRESSIONE
DCTT-46(1CD)
ガーシュウィン:コンチェルト&ソングズ
ピアノ協奏曲ヘ調 [Concerto in Fa]
魅惑のリズム [Fascinating Rhythm]*
レディ・ビー・グッド!+
君を抱いて [Embraceable You]*
ス・ワンダフル ['S Wonderful]*
アイ・ガット・リズム [I Got Rhythm]+
ガーシュウィン・クインテット
[レティツィア・ラガッツィーニ(Fl、ソプラノSaxン)
マリエッラ・ドンナロイア(アルトSax)
イザベッラ・ファッブリ(テナーSax)
ラウラ・ロッケジャーニ(バリトンSax)
マリア・ジュリア・フェステル(P)]
フェデリーカ・ダゴスティーノ(歌*)
チッチョ・レジーナ(歌+)

録音:2004年7月、ディグレッシオーネ・スタジオ、モルフェッタ、バーリ県、イタリア
ガーシュウィン・クインテットはイタリアの女性演奏家たちにより2008年に結成されたサクソフォン・クアルテット+ピアノ編成のアンサンブル。クラシカルな活動のみならずジャズ・フェスティョヴァルにも参加し喝采を浴びています。

ARTALINNA
ATL-A008(1CD)
ティンパニの為の現代音楽作品集
エリオット・カーター(1908-2012):4つのティンパニ(1人の奏者)の為の8つの小品(1949, 1966)*
一柳慧(1933-):リズム・グラデーション SJ110(1993)*
ジャン=ピエール・ドルエ(1935-):影から…(ティンパニと弦楽三重奏の為の;2006)+
アレッサンドロ・ソルビアーティ(1956-):鏡(ティンパニとピアノの為の;2011)#
ブノワ・カンブルラン(ティンパニ(*/#))
イ=ピン・ヤン(ティンパニ+)
ベラSQ員+
[ジュリアン・デュードガール(Vn)
ジュリアン・ブータン(Va)
リュック・ドゥドレイユ(Vc)]
エマヌエーラ・ピエモンティ(P)#

録音:データ記載なし
めったに聴ける機会のないティンパニの為の楽曲を収録。ブノワ・カンブルランはリヨン国立Oのティンパニストを務めるフランスの打楽器奏者、パリ音楽院およびリヨン地方音楽院教授、上海音楽院(中国)客員教授。イ=ピン・ヤンは台湾に生まれパリ音楽院で学んだ打楽器奏者。2006年リヨン国際ティンパニ・コンクール第1位。

DACAPO
MAR-8.226113(1CD)
エッコゾーンが演奏するカルステン・フンダル〜カルステン・フンダル:作品集
4つのミニアチュアと3つのインテルメッツォ(2010)-ピアノと2台のパーカッションのための
沈黙のポートレート(2011)-アルト・サクソフォンとピアノ、パーカッションのための
メビウス#1(2001)-独奏マリンバのための
メビウス#3“時間の関係”(2002)-ソプラノ・サクソフォンとヴァイブラフォンのための*
TempoPiegamento(2009)-ソロ・パーカッションのための
ソナタ第1番「DronesandWaves-無人機と波」-独奏ピアノのための
ロルフ・ヒント(P)
マティアス・ロイメルト(パーカッション)
マチアス・セイベック(パーカッション)
ペテル・ナヴァロ・アロンソ(Sax)

録音:2014年2月10-12日コペンハーゲンデンマーク王立音楽院
*=世界初録音
デンマークで学び、その後、フェルドマンやクセナキス、リゲティなどの音楽から強い影響を受けたという作曲家カルステン・フンダル(1966-)。彼の作品は哲学的であり、また色彩的でもあります。アレンジャーとしても名高く、多くの映画音楽や実験的なコンサートでその最奥を発揮しています。このアルバムでは、その個性が伸び伸びと発揮された興味深い作品を聞くことができます。最初に置かれた「4つのミニアチュアと3つのインテルメッツォ」では彼が影響を受けた作曲家たちの作品をモティーフにしながらも、新たな創造を試みつつ、不思議な世界を作り上げたものです。

PUREMUSIC
5414706-10502(1SACD)
バッハXXI
無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007よりプレリュード
カンタータ第208番「狩のカンタータ」〜アリア「羊は憩いて草を食み」
主よ、あわれみたまえ(マタイ受難曲より)
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043〜第1楽章*
ヴァイオリン協奏曲イ短調 BWV 1041〜第2楽章
デュエット第1番 ホ短調 BWV802
ゴルトベルク変奏曲〜アリア
イギリス組曲第2番 イ短調 BWV 807〜プレリュード
マット・ハーシュコヴィッツ・トリオ〔マット・ハーシュコヴィッツ(P)、マット・フィールズ(Cb)、デイヴィッド・ローゼンブラット(ドラム)〕
フィリップ・クイント(Vn)
ララ・セント・ジョン(Vn)*
J.S.バッハの人気曲8作を、現代音楽風、ジャズ風、ラテン風、アラブ風など様々なテイストに編曲したもの。編曲を手がけたのはピアニスト・アレンジャー のマット・ハーシュコヴィッツ。ヴァイオリンのフィリップ・クイントをメインに、ハーシュコヴィッツのおしゃれなハーモニーのセンスが光ります。2 つのヴァ イオリンのための協奏曲ではララ・セント・ジョンをゲストに迎え、刺激的なアンサンブルが展開されています。 (Ki)

Vlad Records
VR-008(1CD)
シューマン:ロマンス集
3つのロマンス Op.94(クラリネットとピアノのための)
おとぎ話 Op.132(クラリネット、ヴィオラとピアノのための)
おとぎの絵本 Op.113(ヴィオラとピアノのための)
幻想小曲集 Op.73(クラリネットとピアノのための)/3つのロマンス Op.94(ヴィオラとピアノのための)
テラ・ノヴァ
〔ヴラド・ウェヴェルベルフ(Cl)、マテ・ズーチス(Va)、ミシェル・グルダール(P)〕

録音:2013年8月
クラリネット奏者のヴラド・ウェヴェルベルフを芸術監督として結成されたベルギー、アントワープのアンサンブル、テラ・ノヴァによるシューマンの室内楽作品集は「3つのロマンス」や「幻想小曲集」など名作揃い。「3つのロマンス」は、ウェヴェルベルフが吹く"クラリネット版"と、ベルリン・フィル首席ヴィオラ奏者のマテ・ズーチスが弾く"ヴィオラ版"の2ヴァージョンを収録しており、聴き比べも興味深いところ。シューマンの濃厚なロマンティシズムを、名手たちの共演でたっぷりと――。

CONTINUO Classics
CC77-7718(1CD)
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ断章「トルソ」
イザイ:2つのヴァイオリンのためのソナタ イ短調
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ヘ短調Op.6
フロリン・ポール、
クリストフ・ジョヴァニネッティ(Vn)、
ダナ・ポール・ジョヴァニネッティ(P)

録音:2014年パリ、2009年ブカレスト、1998年ハンブルク
ヴァイオリンの名手として活躍したエネスコとイザイのソナタ集。クリストフ・ジョヴァニネッティはイザイ・カルテットの創設者で、青柳いづみことの共 演でも知られています。彼はルーマニアでも学んだため、エネスコの作品を得意とし、ここでは1911年に作曲を開始した「トルソ」と呼ばれる未完の断 章に挑戦しています。より洗練されたヴァイオリン・ソナタ第2番はルーマニアのフロリン・ポールの演奏。1983年からチェリビダッケのミュンヘン・フィ ルのコンサートマスターを務めていた名手。このふたりによるイザイの二重奏ソナタも驚異的な名演です。 (Ki)

Resonus
RES-10153(1CD)
愛、戦いと哀しみの歌〜ジャック=フランソワ・ガレ:オペラティック・ファンタジー集
ドニゼッティの「殉教者」による華麗なる幻想曲(Op.49)
ドニゼッティの「ベリサリオ」のカヴァティーナに基づく幻想曲(Op.42)
ドニゼッティの「ロベルト・デヴリュー」より 私を自由にさせて*
ベッリーニの「ビアンカとフェルナンド」のモチーフによる幻想曲(Op.47-2)
ベッリーニの「夢遊病の娘」のカヴァティーナに基づく3つのメロディ(Op.28)
ドニゼッティの「愛の妙薬」より 人知れぬ涙*
ドニゼッティの「愛の妙薬」による幻想曲(Op.46)
ベッリーニの歌劇「ノルマ」のモチーフに基づく華麗なる幻想曲(Op.40)
メルカダンテの「イタリアの夜会」により 狩人たちの叫び声*
アネク・スコット(ナチュラルHrn/マルセル・オーギュスト・ラウー1823年製)、
ルーシー・クロウ(S)*、
スティーヴン・デヴァイン(ヒストリカルピアノ/エラール1851年製)

録音:2014年8月16日−18日、ラドック・パフォーミング・アーツ・センター(バーミンガム、イギリス)
エウローパ・ガランテ、ダンディン・コンソート、ザ・シックスティーン、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、エイヴィソン・アンサンブル、オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティックなど、世界トップクラスのピリオド・オーケストラで首席ホルン奏者として活躍する女流ピリオド・ホルニスト、アネク・スコット。
トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールトやピップ・イーストップなどピリオド・ホルンの先人たちに師事したナチュラルホルンの名手が、伸びやかなサウンドと驚異的なテクニックで魅せる、19世紀の名ホルニスト、ジャック・フランソワ=ガレの「オペラ・ファンタジー集」!
19世紀フランスの作曲家であり、当時を代表するホルニストだったジャック=フランソワ・ガレ(1795−1864)。オデオン座、イタリア座、王室礼拝堂のホルニストを歴任し、パリ音楽院教授としてナチュラルホルンの奏法の発展に寄与した巨匠です。

Continuum
CCD-1074(1CD)
ベスト・オヴ・ブリティッシュ・クラリネット Vol.2
スタンフォード:クラリネット・ソナタ
ハウエルズ:クラリネット・ソナタ*
ベンジャミン:ヴァルス=カプリース「ラヴェルのトンボー」*
マレー・クーリ(Cl)、ジョン・マッケイブ(P)、
ピーター・ペッティンガー(P)*
マレー・クーリ(1941−)は、ロンドン・フィル、ロイヤル・フィル、シドニー響、ニュージーランド響のクラリネット奏者を歴任してきたニュージーランド出身のベテラン・クラリネット・プレーヤー、
スタンフォード、ハウエルズ、ベンジャミンというオール・イギリス・プログラムは、共演のピアニストも、マッケイブ、ペッティンガーと非常に豪華。

Afontibus
ATB-CD-10(1CD)
ロマンティック・ヴァイオリン&オルガン
オット・オルソン(1879-1964):ヴァイオリンとオルガンの為のロマンス Op.24
ヨハン・スヴェンセン(ライフ・B・アンレセン編):2つのスウェーデン民謡 Op.27〜すべて天空のもとに(No.1)
レーガー:ヴァイオリンとオルガンの為の古い様式による組曲 Op.93a〜ラルゴ(No.2)
シベリウス(コーレ・ノールストーガ編) :ヴァイオリン協奏曲〜第2楽章
サン・サーンス:ヴァイオリンとオルガンの為の「祈り」Op.158bis
ジュアン・アラン(1911-1940):3つの楽章
クラウス・エッゲ(1906-1979):ヴァイオリンとオルガンの為の「葬送のラルゴ」
アーリル・サンヴォル(1895-1984):ヴァイオリンとオルガンの為のアダージョ
スヴェンセン(コーレ・ノールストーガ編):ロマンス ト長調 Op.26
ルードヴィーグ・イルゲンス=イェンセン(1894-1969):ボルスの歌
バッハ:管弦楽組曲第3番〜アリア
ゲイル・インゲ・ロツベルグ(Vn)
コーレ・ノールストーガ(Org)

録音:2013年1月11-13日、オスロ大聖堂、オスロ、ノルウェー

Omnibus Classics
CC-5006(2CD)
ウィーンの弦楽四重奏曲集
ヴァンハル:弦楽四重奏曲変ホ長調
ハイドン:弦楽四重奏曲変ロ長調 Op.50-1
モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調 K.465 「不協和音」
ディッタースドルフ:弦楽四重奏曲第6番イ長調
レヴォリューショナリー・ドローイング・ルーム〔エイドリアン・バターフィールド(Vn)、キャスリン・パリー(Vn)、レイチェル・ストット(Va)、ルース・アルフォード(Vc)〕、
サイモン・ラッセル・ビール(語り)

録音:2014年1月8日−11日
2015年で結成25周年を迎えた、ピリオドSQのレヴォリューショナリー・ドローイング・ルーム。18世紀後期から19世紀の古典派を得意としており、ウィーン古典派三大巨匠のモーツァルトとハイドン、同世代のヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739−1813)とカール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフ(1739−1799)の弦楽四重奏曲を収録。結成25周年の集大成に相応しい素晴らしい演奏で。各四重奏曲の前には、イギリスの俳優サイモン・ラッセル・ビールによる語りも収録されています。

Continuum
CCD-1080(1CD)
クラリネット・ロリポップス
ガーシュウィン:ウォーキング・ザ・ドッグ、
 ラヴ・ウォークド・イン、私の彼氏、
 サマータイム
ワイル:ポリーの歌
クライスラー:ウィーン奇想曲、
 愛の悲しみ、愛の喜び、美しきロスマリン
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女、
 夢、レントよりおそく、小さな黒人
ゴダール:ジョスランの子守唄
グリーン:ボディ・アンド・ソウル
マクドナルド:キューバン・ロンド
ファーノン:メキシコトビマメ
伝承曲:マックル
ジェンキンズ:さよなら
マレー・クーリ(Cl)、
ポール・テラッチーニ(指)
プラハ・メトロポリタン・オーケストラ
ロンドン・フィル、ロイヤル・フィル、シドニー響、ニュージーランド響のクラリネット奏者を歴任してきたニュージーランド出身のベテラン・クラリネット・プレーヤー、マレー・クーリ(1941−)が奏でるスタンダード・ナンバー集。クラリネッティスト、プロデューサー、教育者、ブロードキャスターなど様々な姿を持つマレー・クーリ。収録作品は全て指揮者のポール・テラッチーニのアレンジ・ヴァージョン。

Intim
IMCD-121(1CD)
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 Op.66
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
フジタ・ピアノトリオ〔藤田ありさ(Vn)、藤田ほのか(Vc)、藤田めぐみ(P)〕

録音:2013年4月21日&22日
1999年のロンドン、ウィグモア・ホールでのデビュー・コンサート以来、イギリスを中心に高い評価を受け続けている日本人3姉妹のフジタ・ピアノトリオ。メンデルスゾーンの濃厚なロマンティシズムを、イギリスで研鑽を積んできた3姉妹ならでは絶妙のアンサンブルで奏でています。

Chamber Sound
CSCD-13050(1CD)
献呈
ティアン:ラ・カヴェルネ・デ・イデ
ロタル:アレアン
スンディン:タール・ブンドゥ、Ytspanning
トゥール:哀歌
ストックホルム・サクソフォン四重奏団
ムシカ・ヴィテ室内O

録音:2010年−2011年
ソプラノ・サクソフォンのスヴェン・ヴェステルベリによって1969年に結成され、30年以上の歴史を持つスウェーデンのストックホルム・サクソフォン四重奏団。創設以来、膨大な数の新作の委嘱、初演を手がけてきており、この「献呈」もエストニアの作曲家エリッキ=スヴェン・トゥール(1959−)などの委嘱作品で構成されています。

GRONG
GMP-1221(1CD)
ヘンリク・オーデゴール(1955-):オルガンの為の音楽
「A, tenk eingong nar alle fram skal stemna」によるパルティータ(1981)
4つのクリスマス間奏曲(1999)
 天使のお告げ/マリアの賛歌/イエスの誕生/羊飼いたちの賛歌
「来たれインマヌエル」によるパルティータ(2000)
信頼(2008)
オルガンと弦楽合奏の為の協奏曲第1番「太陽の昇るところから」(2009)#
私たち皆に変化が訪れよう(オルガンと金管アンサンブルの為の;2010)+
オルガンと弦楽合奏の為の協奏曲第2番「天使の群れと羊飼いたち:(2011)#
相似する2つの歌(オルガンとピアノの為の;2011)*
ギスラン・グルヴェネク(Org)
グドルン・クラーケグ(P)*
テレマルク金管アンサンブル+
テレマルク室内O#
ラーシュ=エーリク・テル・ユング(指(+/#))

録音 2011年8月21、25日、2012年2月3、5日 シーエン教会、シーエン、テレマルク、ノルウェー

MUSICAVANTI
MUS-2014/2/1(1CD)
カルロス・ロケ・アルシナ(1941-):室内楽作品集
(1)ユニティ [Unity] (クラリネットとチェロの為の;1973)
(2)ベル・カント [Bel Canto] (ハープとヴィブラフォンの為の;2009)
(3)ベルジラーテ [Belgirate] (無伴奏ヴァイオリンの為の;2006)
(4)ヒエラルキー(アラシート) [Hierarchies (Ayacito)] (コントラバスと再生音の為の;2012)
(5)ピアノ小品第7番、ピアノの為の3つの練習曲
(6)タン・タンゴ [Tan Tango] (ヴァイオリン、チェロとバンドネオンの為の;2001)
(1)ルイ=ヴァンサン・ブリュエル(Cl) 
 デイヴィッド・シンプソン(Vc)
(2)ブリジッド・シルヴェストル(Hp) 
ガストン・シルヴェストル(ヴィブラフォン)
 (3)アレクシス・ガルペリン(Vn)
(4)ヤン・デュボスト(Cb)
(5)ミシェル・ブールドンクル(P)
(6)アレクシス・ガルペリン(Vn) 
 デイヴィッド・シンプソン(Vc)
 フアン=ホセ・モサリーニ(バンドネオン)
カルロス・ロケ・アルシナはアルゼンチンのブエノスアイレスに生まれた作曲家・ピアニスト。ベルリンで活躍した後、1973以来パリ在住。

CRAGS
CRAGS-2006(1CD)
カルロス・ロケ・アルシナ(1941-):打楽器作品集
Themen(打楽器奏者の為の;1974)
Eloignements(6人の打楽器奏者の為の;1990)+
Reflet((ヴィブラフォンの為の;2002)#
Themen II(打楽器奏者の為の;1974/1975)**
Reflets en Trio(ヴィブラフォン、マリンバとジェンベの為の;2003)++
Tseng Hsiao-Yun、Lou Wen-Hsuan、Chen Sz-Min、Chen Meng-Chen、Park Min-Kyu、
Ho Cho-Chiao(打楽器+)
器楽アンサンブル**
ホルヘ・ロッテル(指)**
シルヴァン・ルメートル(ジェンベ++)
Hsin-Yi Wang(マリンバ++)
ガストン・シルヴェストル(打楽器(*/**)、指揮+、ヴィブラフォン(#/++))

SALAMANDRE
SALAMANDRE-001(2CD)
マルティヌー〜プラハ、パリ、ニューヨーク
マルティヌー:3つの抒情的メロドラマ(ハープ、ピアノ、ヴァイオリンと朗読の為の;1913)*
夜 H.82/とんぼ H.83/ジャワの踊り子たち H.85
クラリネットとピアノの為のソナティネ H.356(1956)
三重奏曲 H.300(フルート、ヴィオラとピアノの為の版;1944)
トランペットとピアノの為のソナティネ H.357(1956)
調理場のレビュー H.161(6つの楽器の為の1幕のバレエ、オリジナル・テキスト朗読付き;1927)
フランス語版+/チェコ語版#
アンサンブル・カリオペ
[カリン・ルティエク(ヴィオラ、アーティスティック・ディレクター)
モード・ロヴェット(Vn) 
フローラン・オーディベール(Vc)
フレデリク・ラガルド(P) 
サンドリーヌ・シャルトン(Hp)
アンヌ=セシル・キュニオ(Fl) 
ジュリアン・エルヴェ(Cl)
フレデリク・デュラン(Fg) 
ロマン・ルルー(Tp)]
ソニャ・チェルヴェナー(朗読#)
ヴァンサン・フィギュリ(朗読(*/+)、
テキストのアダプテーション(+/#))

録音:2013年12月、2014年2、7月、聖マルセル・ルター派教会、パリ、フランス
「調理場のレビュー」は当時流行していたダンス音楽の要素を取り入れたジャズ・バレエで、登場人物は何と調理器具たち。+#は音楽家兼俳優のヴァンサン・フィギュリがヤルミラ・クレスフコヴァーの台本から起こしたテキストの朗読を加えた版を用いたもので、この版による世界初録音。*は世界初録音。

CONSERVAS SUPERSONICAS
CS-0081(1CD)
ジュゼプ・サノウ:La Japonesa o la imposible llegada a Dedalo(1997)
Keening / El Este / Los Guardianes
Carnaza / El Fondo / El Pozo
La Travesia
Musica para despues del sueno
Keening II / El Norte
ホセ・ミゲル・ベルナベウ(テューバ)
ヤコプ・ドラミンスキ(バスクラリネット)
ヒロシ・コバヤシ(笛)
ジュゼプ・サノウ(制作、録音、ミキシング)

録音:1997年4月、フルナル・スタジオ、バルセロナ、スペイン/アレックス・ワーナー・スタジオ
バルセロナの作曲家ジュゼプ・サノウがモダーン・ダンス・カンパニー「Danat Dansa」(ザビーネ・ダーレンドルフ&アルフォンソ・オルドニェス主宰)の公演のために書いた作品。舞台には7人のダンサーとテューバ奏者が登場します。

Quintone
Q-15001(1CD)
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉(リエヴォネン編曲木管五重奏版) ファルカス・ウィンド・クインテット・アムステルダム

録音:2015年
オリジナルの管弦楽版とともに、作曲者自身の編曲による弦楽四重奏版など様々な編成で親しまれているハイドンの名曲「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」。ファルカス・ウィンド・クインテット・アムステルダム(ファルカス・クインテット・アムステルダム)による録音は、フィンランド出身の鍵盤楽器奏者&作曲家、エレ・リエヴォネンの編曲による、木管五重奏版!
ファルカス・ウィンド・クインテット・アムステルダムは、ミュンヘン・フィルの首席フルート奏者ヘルマン・ヴァン・コゲレンベルグを始めとして、オランダ国内外で活躍する5人の管楽器奏者によって1997年に結成されたアンサンブル。フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンの暖かな音色で、「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」が新鮮に響きます。
Quintone
Q-14003(1CD)
ラヴェル:クープランの墓
ミヨー:ルネ王の暖炉
フランセ:木管五重奏第1番
ファルカス・ウィンド・クインテット・アムステルダム〔ヘルマン・ヴァン・コゲレンベルグ(Fl)、ハンス・ウォルターズ(Ob)、マルセル・ジェラエズ(Cl)、レムコ・エデラール(Fg)、フォンス・フェルスパーンドンク(Hrn)〕
ファルカス・ウィンド・クインテットのデビュー・アルバムは、モーリス・ラヴェル、ダリウス・ミヨー、ジャン・フランセの3人の作曲家による、20世紀フランスの木管五重奏のための音楽。ロイヤル・コンセルトヘボウ管、オランダ・フィル、オランダ放送フィル、ハーグ・レジデンティ管、ミュンヘン・フィルなど、一流のオケで活躍する名手たちによる魅惑の木管五重奏をどうぞ。
★演奏風景
ラヴェル: https://www.youtube.com/watch?v=-CDGTFJzdl4
ミヨー:  https://www.youtube.com/watch?v=QeG7xgRkbwA
フランセ: https://www.youtube.com/watch?v=aXufZIUPZbs
Quintone
Q-14005(1CD)
ダーン・マネケ:ソワイオン・プリュ・ヴィト
フォー・ブルドン
アーク1 弦楽四重奏
ソワイオン・プリュ・ヴィト
トン・デ・レーウの墓
合唱とハーモニウムのためのオラトリオ 「最後の7つの言葉」
イングリット・ファン・ディングステー(Vn)、ファン・ディングステーSQ、コーエン・スタイト(バス・クラリネット)、エーヴァウト・ヴァン・ディングステー(Vc)、ハンス・レーンダース(指)スタジアム・コラール、ディルク・ルイメンス(ハーモニウム)
聖ゲルトルーディス教会では教会オルガニストを務め、優れた演奏家として活躍しながら、スヴェーリンク音楽院で作曲賞を受賞し、作曲家、オルガニスト、また合唱団の指揮やスヴェーリンク音楽院の教授職も務めるオランダの作曲家、ダーン・マネケ(Daan Menneke, 1939−)の作品集。

Raumklang
RK-3305(1CD)
★
クエール・バッハ
バッハ(アイマン編):2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043〜Vivace
ゴルトベルク変奏曲〜第7変奏、第18変奏
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1060〜Adagio
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番ハ短調 BWV.1017〜 Largo
来たれ、おお死よ、眠りの兄弟よ(BWV.56より)
スリクス

(収録時間:約18分)
スウィングル・シンガーズのウォード・スウィングル、キングズ・シンガーズのガブリエル・クラウチなど、ア・カペラ界のスターたちが称賛するドイツのア・カペラ・グループ、スリクス(Slixs)の"ア・カペラのための"バッハ・アルバム!ジャズ、ポップス、R&B、そしてクラシックなど、ジャンルの枠にとらわれないその圧倒的なパフォーマンスとハーモニーは、ドイツを中心とした欧米各地で絶賛され続けています。ノルベルト・バウムガルテンの映画「MENSCH KOTSCHIE」のサウンドトラックとして"ア・カペラ"ヴァージョンにアレンジされたバッハの音楽。約18分間に凝縮された"声"によるバッハの芸術をドイツのア・カペラの歌声で。

Aurora
ACD-5081(1CD)
キッチンにスナークが
アルネ・ヌールハイム(1931-2010):スナーク狩り(トロンボーン・ソロ)、
 タペストリー(トロンボーン、チェロとエレクトロニクス)、
 スナークの帰還(トロンボーンとテープ)
オルヤン・マトレ(1979-):「…なぜなら、わたしが今、そう言うから」(2010)(トロンボーンとピアノ)
ヨン・オイヴィン・ネス(1968-):ウツボ(かつてフェックス・ピフトルフとして知られた小品)(トロンボーン、チェロとピアノ)
 危険な子猫(トロンボーンと室内オーケストラ)*
スヴェッレ・リース(Tb)
エメリー・カルダス(Vc)
アスビョルン・ブロックム・フルー(エレクトロニクス)
シーグスタイン・フォルゲルー(P)
オスロ・シンフォニエッタ *
クリスチャン・エッゲン(指)* 
[* ACD5012(1999)]

録音:2014年1月13日-15日、3月17日-18日 ノルウェー放送(NRK)大スタジオ(オスロ)
ノルウェー作曲家協会の新しいアルバム『キッチンにスナークが』は、ノルウェー放送管弦楽団のスヴェッレ・リースの演奏する「トロンボーン」にスポッ トライトを当てた「トロンボーンの参加するグループ写真」として制作され、ノルウェーの作曲家たち、ヌールハイム、マトレ、ネスの書いたソロ作品、室 内楽作品、シンフォニエッタ共演の作品が6曲収められています。
「スナーク」は、『不思議の国のアリス』のルイス・キャロルが書いたナンセンス詩『スナーク狩り』に現れる伝説の怪生物。アルネ・ヌールハイムの《ス ナーク狩り》とその素材を再加工した《スナークの帰還》は、この詩に基づく作品。オルヤン・マトレのトロンボーンとピアノのための《「…なぜなら、わ たしが今、そう言うから」》は、イギリスのプレーヤー、ゲアリー・マクフィーの委嘱で作曲。トロンボーンの特殊奏法も使われ、マトレの作品の特色のひ とつ、「音」の使い方の際立ったセンスの良さが発揮された小品。ヨン・オイヴィン・ネスは、「いろいろなところ」からインスピレーションと作品のヒント を見つけてきては、「ユーモア」を底流とする作品に創り上げることで知られます。スヴェッレ・リースはノルウェー音楽アカデミーでインゲマル・ロースに 学び、卒業後、ノルウェー歌劇場管弦楽団に採用されました。マレーシア・フィルハーモニック管弦楽団で演奏、現在、ノルウェー放送のオーケストラの ソロ・トロンボーン奏者を務めています。このアルバムの曲は、ネスの作品集『ダンディなガラクタ』(ACD5012)に収録された音源を使った《危険な 子猫》をのぞき、ノルウェー放送局のスタジオでセッション録音されました。 (Ki)

Sono Luminus
DSL-92186
(Bluray Audio+CD)
エリーシャ・ネルソン:ヴィオラ・リサイタル
ニコライ・カプースチン(1937-):ヴィオラ・ソナタOp.69
ジョン・マクローリン・ウィリアムズ:ヴィオラのための2つの小品-第1番サラバンド
マクローリン:ヴィオラのための2つの小品第2番トッカータ
ロス・リー・フィニー(1906-1997):ヴィオラ・ソナタ第2番
ジェフリー・マンフォード(1955-):ウェンディング
ジョージ・ウォーカー(1922-):ヴィオラ・ソナタ
エリーシャ・ネルソン(Va)
ジェームズ・ホウスモン(P)

録音:2013年8月5-7日、2014年6月16日USAヴァージニア,ボイス,ソノルミナス
現代アメリカ音楽の膨大なレパートリーの中から選ばれた5つのヴィオラのための作品は、どの曲も驚くほどに違った性格を持っています(もちろん、5人の作曲家の中ではカプースチンだけがアメリカ人ではありませんが、誰もが知っているように、その作品の中には明らかにジャズ要素が含まれているので、これもアメリカ音楽なのです)。グラミー賞受賞経験を持つウィリアムズの艶かしくも美しいソロ作品、このアルバムの中では最も初期に書かれたフィニーの12音の基づくソナタ、名ヴィオラ奏者ウェンディ・リッチマンの名に基づく作品。そして最後のジョージ・ウォーカーはアフリカ系アメリカ人のピアニスト、作曲家として、多くの障壁を乗り越え活躍した人で、その曲にも不思議な厳しさが宿っています。グラミー賞にノミネートsれたヴィオリスト、エリーシャ・ネルソンは優れた解釈と、ヴィオラへの熱い愛情を持つ人であり、まろやかな音色を鋭い響きを縦横無尽に使い分けています。これまでのリリースも世界的に高く評価されています。

COLLEGIUM 2001
CDDUBENE-1(1CDR)
フルートとピアノの為の音楽
エドゥアルト・ドウシャ(1951-):ソナタ・ジョコーザ
イジー・ラブルダ(1931-):ソナティナ
ヤン・ノヴァーク(1921-1984):ソナティナ
パヴェル・トロヤン(1956-):小曲集
オトマル・マーハ(1922-2006):変奏曲
エミル・フランチシェク・ブリアン(1904-1959):失われたセレナード
ミラン・バーホレク(1939-):ソナティナ
デュオ・ベネ
[ヤナ・ネウバウエロヴァー(Fl) 
エヴァ・ベネショヴァー(P) ]

録音:2002年7月17-19日、プラハ音楽院室内楽ホール、パールフィ宮、プラハ、チェコ

Evil Penguin Records
EPRC-018(1CD)
シューベルト:幻想曲ハ長調 D 934
レーガー:3つの無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 op.131c-1よりアダージョ
ブラームス:ソナタ 変ホ長調 op.120-2(原曲:クラリネット・ソナタ第2番の作曲者自身によるヴィオラ編曲版)
レーガー:3つの無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 op.131c-2よりラルゴ
シューベルト:ソナティナ第3番 ト短調 D 408(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
ピーター・ウィスペルウェイ(Vc/1760 年ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ、弓/1710 年ロンバウツ・バロック弓)
パオロ・ジャコメッティ(P/モダン・スタインウェイ)

録音:2014年10月、2015年2月/ベルギー、メヘレン、セレンディピトゥス・スタジオ
シューベルトとブラームスの、デュオ(室内楽)をすべて録音(全部で5枚のCDになる予定)するという注目プロジェ クトの第1弾です。シューベルトのファンタジー ハ長調や、シューベルトのソナティナに至っては約20年ぶりの再録音となりますが、名曲クラリネット・ ソナタ第2番のヴィオラ版に基づくものなど、今回新たに収録するものも含みます。ピアニストには長年共演を重ねている名手ジャコメッティを迎え、まさ に万全の態勢で臨んだプロジェクトといえるでしょう。レーガーの無伴奏が挿入されているというのも興味深いところです。ブラームスとシューベルトへの 愛とその作品への深い洞察に満ちており、感情が生々しく伝わってくるよう。ウィスペルウェイの充実ぶりを実感します。 (Ki)

DiscAuvers
DAS-012(1CD)
Voyage Musical! (音楽の旅!)ダウランドからピアソラまで
ダウランド:声とリュートのための4つの歌
モルドバの伝統組曲
ロシアのロマンス
ピアソラ:フーガ・イ・ミステリオ、ブエノスアイレスの冬、天使の死、オブリビオン
ドミトリー・イラリオノフ(G)
ボリス・アンドリアノフ(Vc)
チェロのアンドリアノフは、マリインスキー劇場管などとの共演歴を持つ、ロシアの注目株奏者。室内楽でも、バシュメット、プレスラー、ジャニーヌ・ ヤンセンらとも共演しています。ギターのイラリオノフは、ヴァイオリンのアナスタシアとの共演CDも存在するなど、ロシア内外で活躍する奏者。クラシカル・ デュオ(2004)のCDは、グラミー賞にノミネートされました。 (Ki)

Musikmanufaktur Berlin
MMB-447(1CD)
カール・ゴットリープ・ライシガー(1798-1859):弦楽四重奏曲ロ短調Op.111-2、
弦楽四重奏曲イ長調Op.111-1
カメジーナ・クヮルテット(ピリオド楽器使用)

録音:2014年10月7-10日イエス・キリスト教会、ベルリン
ウェーバーの後任としてドレスデン歌劇場管弦楽団のカペ ルマイスターに就任したカール・ゴットリープ・ライシガー。死去するまでその任に就き、ワー グナーの「リエンツィ」を初演したことでも知られています。指揮活動も多忙を極めておりましたが、作曲家としてもピアノ・ソロ曲を80曲、ピアノ・ト リオ23曲、弦楽四重奏曲も19曲と室内楽の分野で多くの作品を残しています。この弦楽四重奏曲作品111は、当時ドレスデン歌劇場管弦楽団のコン サートマスターを務めていたアントニオ・ロッラが第1ヴァイオリンを演奏することを想定して書かれました。オペラの上演を通して体得した、ドラマティッ クで表情豊かな音楽性が発揮されています。演奏はドイツのピリオド楽器界を牽引するカメジーナ・クヮルテット。 (Ki)

PAVLIK
PA-0128(1CD)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
ミラン・パラ(Vn)
ラジスラウ・ファンゾヴィツ(P)

録音:2013年6月17-19日、慈悲兄弟会病院ホール、ブルノ、チェコ
当レーベルの二枚看板、ミラン・パラとラジスラウ(ラジスラフ)・ファンゾヴィツによるブラームス。(ミラン・パラは姓の表記をスロヴァキア風の「Pal'a」から「Pala」に変えており、国際的に後者が定着しています。)

INVIOLATA
INVIOLATA-14002(2CD)
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロの為の6つのソナタ
第1番ロ短調 BWV1014/第2番イ長調 BWV1015/第3番ホ長調 BWV1016
第4番ハ短調 BWV1017/第5番ヘ短調 BWV1018/第6番ト長調 BWV1019
アッティーリオ・モッツォ(Vn)
ファブリツィオ・マルキオンニ(Cemb)

使用楽器:1783年、エギディウス・クロッツ製(Vn)
 クラウディオ・トゥッツィ製(モデル:1769年、タスカン製)(Cemb)
アッティーリオ・モッツォはカリャリ(イタリア、サルデーニャ島)のG・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ音楽院を卒業後、シエナのアッカデーミア・キジアーナでサルヴァトーレ・アッカルドとフランコ・グッリに師事したヴァイオリニスト。1984年以降はバロックと古典派のレパートリーに集中し、数々のピリオド楽器演奏団体に参加。現在はアウセル・ムジチのリーダーを務め、母校パレストリーナ音楽院で教えています。
ファブリツィオ・マルキオンニは1976年カリャリに生まれ、パレストリーナ音楽院で学んだ鍵盤楽器(オルガン、ピアノ、ペダルピアノ、チェンバロ)奏者・作曲家。

PAVLIK
PA-0099(1CD)
【高価格帯】
ヤーン・ツィケル(1911-1989):室内楽&協奏作品集
スケルツォ(弦楽四重奏の為の;1930)*
ママは歌う Op.27(ピアノの為の;1948)+
10の子守歌(アルトと室内管弦楽の為の;1973)#
ドゥパーク Op.31-1(ピアノ四手連弾の為の;1950)**
祖国(SQの為の;1986)++
ピアノ協奏曲 Op.20(1942)##
マルタ・ベニャチコヴァー(メゾソプラノ#)
フランチシェク・ペルグレル(ピアノ(+/**))
イダ・チェルネツカー(ピアノ**)
ヨルダナ・パロヴィチョヴァー(ピアノ##)
コルンゴルトSQ++
スロヴァキア室内O(*/#)
ボフダン・ヴァルハル(指揮(*/#))
ジリナ国立室内O##
オリヴェル・ドホナーニ(指) ##

録音時期:2011年
録音場所:ドヴォラナ・ホール、ブラチスラヴァ舞台芸術アカデミー、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
ファトラ・ホール、ジリナ、スロヴァキア/ズメスカル・ハウス、ドルニー・クビーン、スロヴァキア
ヤーン・ツィケルはスロヴァキアの作曲家。バンスカー・ビストリツァに生まれ、プラハ音楽院で作曲・指揮・オルガン・ピアノを学んだ後、ウィーン音楽大学でフェリクス・ヴァインガルトナー(1863-1942)に指揮を、プラハ音楽院大学院でヴィチェスワフ・ノヴァーク(1870-1949)に作曲を師事。ブラチスラヴァ音楽院音楽理論科教授(1939-1951)、ブラチスラヴァ音楽アカデミー作曲家教授(1951-1973)を務め、イリヤ・ゼリェンカ、ミロスラフ・バーズリク、ユライ・ベネシュ、マリアーン・ヴァルガといったスロヴァキアを代表する作曲家たちを輩出しました。*は弦楽合奏による演奏。
ディスクに個別コードが印刷されており、
http://www.pavlikrecords.sk/shop/jan-cikker-komorne-a-koncertantne-diela-download-flac からそのコードを送信することにより高音質ダウンロード(FLACフォーマット、5ch & 2ch)が可能とされておりますが、ダウンロードおよび再生につきましては保証外といたします。ご了承ください。

EM Records
EMRCD-025(1CD)
イングリッシュ・ファンタジー
ブリッジ:弦楽四重奏のための幻想曲
ホルスト:イギリス民謡による幻想曲 Op.36(世界初録音)
グーセンス:幻想的四重奏曲(世界初録音)
ハウエルズ:幻想四重奏曲 Op.25
ホルブルック:幻想四重奏曲第1番ニ短調 Op.17b
ハールストン:弦楽四重奏のための幻想曲(世界初録音)
ブリッジSQ

録音:2014年5月8日−9日
20世紀初期、イギリス音楽におけるルネサンスの象徴とも言える「幻想的四重奏曲(Phantasy String Quartet)」をテーマとした近代イギリスの弦楽四重奏曲集。ハールストン、さらにはグーセンスやホルスト(!)の世界初録音となる6つの「幻想四重奏曲」を集めた、「EM Records」の面目躍如たるプログラム。
EM Records
EMRCD-011(1CD)
ヴァイオリンとピアノのための作品集
ガーニー:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調(世界初録音)
セインズベリー:無伴奏ヴァイオリンのためのソリロキー(独り言) Op.21
エルガー:ヴァイオリン・・ソナタ ホ短調 Op.82
ルパート・マーシャル=ラック(Vn)
マシュー・リッカード(P)

録音:2012年9月28日−29日
20世紀イギリスを代表する歌曲作曲家の1人、アイヴァー・ガーニー(1890−1937)の世界初録音となる「ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調」を含むイギリスのヴァイオリン・ソナタ集。エルガーのヴァイオリン・ソナタ、ヴィルトゥオージックなセインズベリーの無伴奏作品をカップリング。

LIR Classics
LIR-028(1CD)
サムシング・ブルー
メイ:エージェンツ
ジョビン(タントス=セビリャーノ編):想いあふれて
ロジャーズ(ウルフ編):リトル・ガール・ブルー
アルリア:コバルト・ブルー
カーペンター:ザ・サン・ザ・ムーン�T&�U
スティーブンス:ウルトラマリン
ロバーツ:フールーヴー
バック:レイジー・ブルース
ウルフ:ブルー・ベルズ
ブラックマン:ザ・シー&ザ・ロンリー・ワルツ
マッキントッシュ(ミラー編):ブルックリン
マルディ・ブラス

録音:2013年2月5日−8日
マルディ・ブラスは、ロンドンの王立音楽大学で研鑽を積んだ5人の金管楽器奏者たちによって1992年に結成されたイギリスの金管五重奏団。ルネサンスから現代までをたどるシリーズの4作目は"ブルー"がテーマ。

2L
2L-110SABD
(Blu-ray Disc Audio+ SACD Hybrid)
希望〜Spes
フローデ・フェルハイム1959?):サンクトゥス
エリクス・エシェンヴァルズ(1977?):慈しみと愛のあるところ
ミア・マカロフ(1970?):希望
フローデ・フェルハイム(1959?):キリエ
エバ・ウガルデ(1973?):ミゼレレ
松下功(1951?)ハレルヤ、新しい歌を主に向かって歌え
フローデ・フェルハイム(1959?):白鳥
クヌート・ニューステット(1915?2014):マリアの歌
フランツ・クサヴァー・ビーブル(1906?2001)アヴェ・マリア
フローデ・フェルハイム(1959?):われらに平和をお与えください
キム・アンドレ・アルネセン(1980?):たとえ口を閉ざしていようと
フローデ・フェルハイム(1959?):ヴェリィ カントゥス
トーヴェ・ラムロ=ユースタ(指)
フローデ・フェルハイム(ヨイク、シンセサイザー)
スノッレ・ビェルク(打楽器)

録音:2014年5月、11月ウラニエンボルグ教会(オスロ、ノルウェー)


[Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu?ray ディスクにはインデックスを除き映像は
収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVD
のプレーヤーでは再生できないので、Blu?ray プレーヤーもしくは Blu?ray 対応のPCをお使いください]
北欧の北極圏、サーミ地方の伝統音楽がヨーロッパの宗教音楽と出会ったら、どんなことが起きるだろうか……。ノルウェーの女声合唱団カントゥスの 新しいアルバムは、そうした問いへの答えのひとつとして制作されました。プロジェクトには、ディズニーのアニメーション映画『アナと雪の女王』のオー プニングでカントゥスの歌う《ヴェリィ》を作曲した、サーミの伝統と文化を今に伝える音楽家のひとり、ノルウェーのフローデ・フェルハイム(フィェル ハイム)が参加し、ヨイク歌唱とシンセサイザーを担当しています。「希望。人々のうちにあって、人々を結ぶもの」。“Spes” ??ラテン語の「希望」 ??が アルバムタイトルに採られました。『アナと雪の女王』の冒頭に「ナーナーナーヘンヤーナーハイヤハイヤー?」と流れる印象的な曲《ヴェリィ》。作曲者フェ ルハイムのルーツであるレーロース(南サーミ地方)は、「アナ雪」の舞台のモデルになった地域。氷を切りだすことを生業にしているクリストフのモデルもサー ミ人といわれています。本アルバムの最後に収録された《ヴェリィ》は改訂版が歌われます。 タイトル曲の《希望》は、作詞家、作曲家、編曲者として活躍するフィンランドのミア・マカロフの作品です。『旧約聖書』の『コレヘトの言葉(伝道の書)』 8章の第1節・第8節「『人の知恵は顔に光を与え、固い顔も和らげる』……人は霊を支配できない……」と、サーミの芸術家ニルス=アスラク・ヴァ ルケアパー(1943?2001)の「私は霊に支配されている。だが、私は生きている……」の詩が対比されます。ラトビアのエリクス・エシェンヴァルズの《慈 しみと愛のあるところ》、スペインのエバ・ウガルデの《ミゼレレ》、『詩編』149番による松下功の《ハレルヤ、新しい歌を主に向かって歌え》。ドイツの 作曲家ビーブルの《アヴェ・マリア》は、1964年、『お告げの祈り(Angelus)』と『アヴェ・マリア』をテクストとした男声合唱曲です。演奏旅行でド イツを訪れたコーネル大学グリークラブがアメリカで初演し、アメリカのシャンティクリアやスウェーデンのスヴァンホルム・シンガーズといった各国のアン サンブルもレパートリーに加え、広く知られるようになりました。女声合唱と混声合唱のための版は、作曲者自身による編曲です。2014年に亡くなった ノルウェーの作曲家ニューステットは、ノルウェー・ソリスト合唱団とスコラ・カントールムを創設し、合唱指揮者としても活躍しました。《マリアの歌》は、 顕現の神秘と神の御業の力を詠んだ、イギリス生まれのクリスチャン詩人、ルシー・ショー(1928?)の詩による作品です。ニーダロス大聖堂少女合唱 団のために《マニフィカト》(2L106SABD)を書いたアルネセンもノルウェーの作曲家。「たとえ輝いていなくても、私は太陽を信じる……たとえ口を閉 ざしていようと、私は神を信じる」。第二次世界大戦が終わった後、ナチスの強制収容所の壁に刻まれているのが見つかったという詩がテクストです。フェ ルハイムの《白鳥》は、このプロジェクトのための委嘱による作品です。1911年にスウェーデンのビョルクフィェレットでクリスティーナ・ユーハンソンが 歌い、カール・ティレーンが採譜したヨイクを基に作曲されました。 1986年の創設以来カントゥスを指導してきたトーヴェ・ラムロ=ユースタの指揮。フェルハイムの曲では、彼のシンセサイザーとスノッレ・ビェルクの 演奏する打楽器が、サーミの人たちのシャーマンを囲む精霊信仰をイメージさせます。気

LE PALAIS DES DEGUSTATEURS
PDD-004(2CD)
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8
ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.101
ジャック・ルヴィエ(P)
ジェラール・プーレ(Vn)
アラン・ムニエ(Vc)

録音:2014年1月3-5日、2月20-22日、ジャコバン修道院、ボーヌ、フランス
ジェラール・プーレを軸とする当レーベルの室内楽。今回はジャック・ルヴィエとアラン・ムニエを迎えフランスの重鎮トリオの共演となりました。
ジャック・ルヴィエは1947年マルセイユに生まれ、パリ音楽院でジャン・ユボー、ヴラド・ペルルミュテール、ピエール・サンカンに師事。数々のコンクールで優勝を重ね、フランス音楽のピアノ曲と室内楽曲の録音で名声を獲得。1979年から2012年までパリ音楽院教授を務め、エレーヌ・グリモー、クレール=マリー・ル・ゲ、アルカーディ・ヴォロドスらを輩出しました。
アラン・ムニエは1942年パリに生まれ、7歳でチェロを始め13歳でパリ音楽院に入学しましたが18歳の時に音楽美学・音楽学に転向、しかし22歳でチェロに戻りプラド音楽祭に赴きカザルスの前で演奏しました。シエナ(イタリア)のキジアーナ音楽アカデミーを卒業後、モーリス・マレシャル(1892-1964)に師事。キジアーナ音楽アカデミー、リヨン音楽院での教職を経て1989年以来2014年現在パリ音楽院教授を務めています。その名声に比べ録音の数がたいへん少ないので、当CDは大いに歓迎されるでしょう。

FUNDACION MUSICA ABIERTA
ARD-120(1CD)
スペインの現代作曲家のピアノを含む作品集
エンリケ・イゴア(1958-):踊り/静寂の中を雨が降る
ダビド・デル・プエルト(1964-):粘土の踊り(ピアノとギターの為の)*
フリギアのアーチ(ピアノとギターの為の)*
金属の踊り(ピアノとギターの為の)*
アナンダ・スカルラン(1968-):眠っている人たち(ピアノとヴァイオリンの為の)+
甘美な悲しみ(ピアノとヴァイオリンの為の)*
海賊が来る(ピアノ三手連弾の為の)
ヘスス・ルエダ(1961-):幻想曲/行進曲/オスティナート/シエスタ
リカルド・モヤノ(1961-):7x4/猫/サンバ
サンティアゴ・ランチャレス(1952-):セレネ(ピアノとヴァイオリンの為の)/アステル I/アステル II
タベルナ・ブルース
ポロ・バリェホ(1959-):窓を開く/匂う/遠くを見る/窓を閉める
セバスティアン・マリネ(1957-):ポップ第22番/ポップ第27番/ポップ第16番/ポップ第24番/ポップ第30番
エドソン・ザンプローニャ(1963-):ペガサスの本 から 第3曲/ピアノの為のコンポジション第8番
ペガサスの本 から 第12曲
アダンダ・スカルラン(P)
ダビド・デル・プエルト(G)*
マヌエル・ギリェン(Vn)+

録音:2009年11月5-6日、ミュージック・ルーム、ミゲル・デリベス・アーツ・センター、バリャドリド、スペイン
エドソン・ザンプローニャは2008年以来スペインを本拠に活躍しているブラジルの作曲家。当商品はすでに入手困難になっている可能性がございます。外装に規格品番表示がございません。なにとぞご了承ください。

ORGANISTRUM ENSEMBLE
DD-2642(1CD)
トワノ・アルボー(1519/1520-1595)著:「オルケゾグラフィ」の音楽
Pavane "Belle qui tens ma vie" / Basse danse "Jouyssance vous donneray"
Tourdion / Gaillarde "Baissons nous belle" / Gaillarde "La fatigue"
Gaillarde "La Milannoise" / Gaillarde "I'aymerois mieulx dormir
Gaillarde "L'ennuy qui me tourmente" / Volte / Courante / Allemande
Branle Double / Branle Simple / Branle Gay / Branle de Bourgoigne
Branle coupe. Charlotte / Branle d'Ecosse / Branle gesticule des Lavandieres
Branle gesticule des Hermites / Branle gesticule du Chandelier
Branle gesticule des Chevaux / Branle gesticule de Montarde
Branle gesticule de l'Official / Gavotte / Morisques / Canaries
Les Bouffons (Mattachins)
オルガニストルム・アンサンブル
[ブルクハルト・ダンマン(ヴィオローネ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ギリェム・フォルネス(リコーダー、ショーム、タロタ、バグパイプ、打楽器)
バルナルディ・マルトゥレイ(リコーダー)
シュルショ・ロマニ・デ・ガブリエル(歌、シトル、ハーディー・ガーディ、バグパイプ)
ショセ・サンチョ(打楽器、ラベル)
ソレダ・サンチェス・ブエノ(リコーダー、カスタネット) ]
1589年にフランスで出版されたダンス教本「オルケゾグラフィ」に収録された舞曲の楽譜に基づく演奏。オルガニストルム・アンサンブルは2003年バルセロナに創設されたピリオド楽器アンサンブル。本体・外装に規格品番表示がございません。ご了承ください。

Sleeveless
SLV-1011(1CD)
ボヘミアからウェセックスへ
アームストロング:チェロ・ソナタ(世界初録音)
マルティヌー:チェロ・ソナタ第2番
トンプソン:チェロ・ソナタ(世界初録音)
ライオネル・ハンディ(Vc)、
ナイジェル・クレイトン(P)

録音:2013年10月
1941年に作曲されたマルティヌーの「ソナタ第2番」と、その40年後、1981年に作曲された世界初録音となるジョン・バートン・アームストロング(1923−2010)とピーター・トンプソン(1955−)のチェロ・ソナタをカップリング。10年間にわたりASMFの首席チェリストを務めた名手ライオネル・ハンディが、20世紀のボヘミアからウェセックスへの旅をチェロで奏でます。

HEVHETIA
HV-0096-2(1CD)
モーツァルト:バセットホルンの為の音楽
歌劇「魔笛」K.620 より
 誰でも恋の喜びを知っている/私は鳥刺し/神官の行進
 女の奸計から身を守れ/おお、イシスとオシリスの神よ
 恋人か女房がいれば
愛らしい二つの瞳が(ノットゥルノ)K.439*
黙して嘆こう(ノットゥルノ)K 437*
もはや見当たらない(ノットゥルノ)K.549*
3つのバセットホルンの為の25の小品 K.439b から
 アレグロ/ラルゲット/ポロネーズ/アダージョ/ロンド
さあ、悲しい時が来た(ノットゥルノ)K.436*
愛しい人よ、君が遠くにいると(ノットゥルノ)K.438*
愛しい光、麗しい光(ノットゥルノ)K.346(439a)*
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527 より
 奥様、これがカタログです/おっしゃらないで、敬愛する人よ
歌劇「フィガロの結婚」K.492 より
 君を愛する人の願いに(K.577)/恋とはどんなものかしら
 もう飛ぶまいぞこの蝶々
[付録] カノン風アダージョ K.410
ロッツ・トリオ&フレンズ
ローベルト・シェベスタ、ロナルト・シェベスタ、アンドレアス・フィンク(バセットホルン)
ヨランタ・コヴァルスカ・パヴリコフスカ(S)*
テレージア・クルジリアコヴァー(Ms)*
トマーシュ・シェルツ(Bs)*

録音:2014年7月、デザイン・ファクトリー、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
使用楽器:2004、2005年、ルドルフ・トゥッツ製(モデル:1790年頃、スロヴァキア、クラースナ・フォルカ製)
ロッツ・トリオはプレスブルク(ブラチスラヴァ)とウィーンで活躍した楽器製作家テオドール・ロッツ(1746-1792)の姓を冠するスロヴァキアのバセットホルン・トリオ。

LOTOS
LT-0157-2(1CD)
クトナー・ホラ国際音楽祭 2010
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調「偉大な芸術家の思い出に」Op.50*
ドビュッシー:バラード(ホルンとハープの為の編曲版)+
バッハ(シトコヴェツキ編):ゴルトベルク変奏曲 K.988(弦楽三重奏版)から 第8変奏#
コンスタンチン・リフシッツ(P)*
クロエ・ハンスリップ(Vn)*
イジー・バールタ(Vc(*/#))
ラデク・バボラーク(Hrn)+
ヤナ・ボウシュコヴァー(Hp)+
ロマン・パトチュカ(Vn)#
ヤクプ・フィセク(Va)#

録音:2010年、ライヴ、クトナー・ホラ国際音楽祭、チェコ
LOTOS
LT-0159-2(1CD)
クトナー・ホラ国際音楽祭 2012
シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」
コンスタンチン・リフシッツ(P)
ロマン・パトチュカ(Vn)
カレル・ウンテンミュラー(Va)
イジー・バールタ(Vc)
ペトル・ポペルカ(Cb)

録音:2012年、ライヴ、クトナー・ホラ国際音楽祭、チェコ

eaSonus
EAS-29253(1CD)
20世紀アメリカのヴァイオリン作品集
コープランド:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
エリオット・カーター:独奏ヴァイオリンのための4つの賛歌
ジョン・ケージ:ヴァイオリンと鍵盤のための6つのメロディ
ジョン・コリリアーノ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
タイ・マレイ(Vn)、アシュリー・ウォス(P)

録音:2013年7月22-23日、RBBスタジオ3
ハルモニアムンディから鮮烈なイザイ作品(HMU 907569)をリリースしたタイ・マレイの新録音の登場。20世紀のアメリカで生まれた作品集です。ナディ ア・ブーランジェに学んだコープランドとカーターの作品からは、どこかヨーロッパの香りも漂います。音という概念を覆すケージの作品、そして、スタイ ルの可能性を極限まで追求したコリリアーノのスタイリッシュな作品でしめくくる、という、味わい深いプログラムとなっています。
シカゴ生まれのタイ・マレイは、2004 年エイブリーフィッシャー賞、2008-2010 年BBC ニュー・ジェネレーション・アーティストに抜擢された注目 新人。カーネギーホールでコンサートを行うほか、BBC 響などとも共演、欧米を中心に活躍しています。室内楽でも高い評価を得ており、共演したアー ティストには内田光子なども含まれます。ユヴァル・ヤロン、フランコ・グッリ、ジュリアードSQ の創設メンバー、ジョエル・スミルノフらに師事しており、 バランスよく様々なスタイルを吸収し、自分のものにしているのが感じられます。一つ一つの音の粒が立ったすっきりとした音色、高音域においても深みと 厚みを失わないしっとりとした響きは圧巻です。ピアノのアシュリー・ウォスは、英国の王立音楽大学の教授も務める実力派で、室内楽には定評があります。

EM Records
EMRCD-016(1CD)
パリー:初期の室内楽作品集
弦楽四重奏曲第3番ト長調
弦楽五重奏曲変ホ長調(全曲世界初録音)
ブリッジSQ、
ルバート・ギッブス(Va)

録音:2013年3月29日−30日
「エルサレム」や「テ・デウム」、「マニフィカト」などの合唱作品、5つの交響曲で知られる近代イギリスの作曲家ヒューバート・パリー(1848−1918)。1878年に作曲された若き日の「弦楽四重奏曲第3番」、ブラームスの「弦楽五重奏曲 Op.88」からの影響を受けた「弦楽五重奏曲」は2作品とも世界初録音。パリーの若書きの秀作を、ロンドンのアンサンブル、ブリッジSQの好演で。

MARCO POLO
MAR-6.220596(1SACD)
フリードリッヒ・クーラウ:ピアノ四重奏曲集
ピアノ四重奏曲第1番ハ短調Op.32(1820-1821)
ピアノ四重奏曲第2番イ長調Op.50(1831-1832)
コペンハーゲン・ピアノ四重奏団

録音:2013年12月4.5.7-8日、2014年6月5-7.9日 コペンハーゲン,デンマーク王立音楽大学
現在では「ソナチネ・アルバム」に収録された愛らしいピアノ曲で良く知られる作曲家クーラウ(1786-1832)。彼はもともとドイツで生まれましたが、後にコペンハーゲンに移住したことで、デンマークでとりわけ愛されている人です。フルート作品やピアノ曲など数多くの作品を残しましたが、ここで聴けるピアノ四重奏曲には、まさに天才の閃きと感性が溢れています。第1番はベートーヴェンも愛した劇的なハ短調で書かれていて、緊密なアンサンブルと煌くようなピアノのパッセージが印象的な作品となっています。終楽章は「悲愴」を思わせる曲調が微笑ましく、ベートーヴェンの影響も感じさせます。第2番は牧歌的でゆったりとした第1楽章の美しさにまず耳を奪われます。緊張感に満ちた第2楽章のアダージョ、そして活発な第3楽章。終楽章はすでにシューベルトを思わせるようなロマンティックな音楽です。ここでもピアノが活躍します。演奏しているのはコペンハーゲン・ピアノ四重奏団。数々のコンクールに入賞経験のある実力派のアンサンブルです。

DACAPO
MAR-8.226543(1CD)
忙しいハチと鳥〜モーエンス・クリステンセン:リコーダー作品集
1.炎の鏡(2012)-リコーダーとアコーディオンのための
2-5.夜想う鳥<春の夜の鳥(1993)-ソプラノ・リコーダーのための/真夏の夜の鳥(1994)-リコーダー,ギター,電子音のための/秋の夜の鳥(1998/2004)-テナー・リコーダーのための/冬の夜の鳥(1996/2014)-バス・リコーダーと電子音のための>
6.アリア(2014)-トレブル・リコーダーのための
7-15.ダンス・バガテル(2008)-リコーダーとギターのための
16.忙しいハチと鳥(2005/2013)-リコーダーと弦楽四重奏のための
ペルニル・ペーターセン(リコーダー)
ビャルケ・モーゲンセン(アコーディオン)
ペア・パルソン(G)
メッサーSQ

録音:コペンハーゲン2014年6月6日コンチェルトキルケン…5-6
2014年3月28日コンチェルトキルケン…16
2014年2月7日ファルム教会…3
2013年11月29日ファルム教会…7-15
2011年10月31日トルスルンデ教会…1
2011年6月28日トルスルンデ教会…2
2014年6月22日トルスルンデ教会…4
デンマークの作曲家クリステンセン(1955-)の作品集。彼のCDはdacapoレーベルからも何枚かリリースされていて、電子音や尺八までをも駆使した絶妙な音の感覚が高く評価されています。彼の作品は聴き手のインスピレーションを刺激し、想像力を高める作用を持っていいます。また彼の興味は自然現象や占いなどにも及び、イマジネーション豊かな音の世界を作り上げることで知られています。このアルバムでは、鳥たちの姿を克明に捉えた「夜想う鳥」をはじめ、ハチの巣の様子を模した「忙しいハチと鳥」など、リコーダーを効果的に用いた作品が収録されていて、現代におけるリコーダー音楽の限界への挑戦ともなっています。

Sono Luminus
DSL-92184
(CD+Blu-rayAudio)
シューマン:弦楽四重奏曲集第1番-第3番
弦楽四重奏曲第1番イ短調Op.41-1
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.41-2
弦楽四重奏曲第3番イ長調Op.41-3
イン四重奏団

<BD-Audio>5.1 DTS HD MA 24/192khz, 7.1 DTS HD MA 24/96khz. 2.0 LPCM 24/192khz
ロベルト・シューマン(1810-1856)の音楽における高い人気は誰もが知るところでしょう。劇的な展開を経たクララとの関係が安定した1840年にまとめて書かれた歌曲、その翌年は交響曲と、波乱に満ちた2年間を過ごした次の年は、シューマンはひたすら静かに内面を見つめる「室内楽の年」を過ごしました。素晴らしく充実した時期であるこの年に書かれた「3つの弦楽四重奏曲Op.41」ですが、同年のピアノ五重奏曲やピアノ四重奏曲に比べ、なぜかなぜかあまり省みられることなく、演奏も録音も比較的少ないのが不思議なところです。しかし実際に聴いてみれば、主題のメロディはいかにもシューマンらしさに溢れていますし、全体を覆う「憂鬱さ」のようなものも、シューマン好きにとってみれば限りない魅力に映るのではないでしょうか?ここで緊密な演奏を披露するイン四重奏団は、アメリカを中心に世界中で演奏を重ねているアンサンブルです。彼らの活動の場所はホールにとどまらず、職場、学校、ホワイトハウスなど多岐に渡り、時には少年刑務所へ慰問に行くなど、常に人々の心に訴えかける音楽を奏でることに力を注いでいるのです。
Sono Luminus
DSL-92185(1CD)
ルペルト・チャピ:弦楽四重奏曲第1番&第2番
弦楽四重奏曲第1番ト長調
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調
ラテン・アメリカSQ

録音:2014年1月14-16日ヴァージニアボイス,Sono Luminusスタジオ
この「ラテン・アメリカ弦楽四重奏団」はその名の通り、ヴィラ=ロボスやチャベスなどの南米の音楽と、その基になったスペインの音楽を演奏することにかけては右に出る者がないほどの実績を持つアンサンブルです。メキシコ人の3兄弟を中心として1982年に結成、以降独自の路線を貫き、幾度もグラミー賞にノミネートされるほどの実力を持っています。独特の高揚するリズムや色彩感を出すには、これらが体に染み付いていないと難しいのだな。と思わせるだけの強い説得力を持つ彼らが今作で選んだのは、サルスエラ作曲家として名高いスペイン生まれのルペルト・チャピ(1851-1909)の2曲の弦楽四重奏曲です。曲の冒頭から明るさ全開の第1番(もちろんリズムはノリノリ)、ちょっとエキゾチックな始まり方がワクワクさせてくれる第2番と、どちらもなかなかの名曲です。録音の素晴らしさもいつもの通りです。

Sedem
SEDEMCD-32
ディエゴ・デ・アラシエル(1786-1866):弦楽の為の室内楽作品集
弦楽四重奏曲第3番ニ短調
ヴァイオリン,ヴィオラとギターの為の三重奏曲第1番イ長調*
ヴァイオリン,ヴィオラとギターの為の三重奏曲第2番ハ長調*
ヴァイオリン,ヴィオラとギターの為の三重奏曲第3番イ長調*
カナレスSQ
[アレクサンドル・デチソフ(Vn1)
マリアン・モラル(Vn2)
ルイス・リャセル(Va)
ナタリア・マルグリス(Vc)
ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイ(G)* ]

録音:2012年6月、フェルナンド・ハビエル・ロメロ・フェルナンデス・レコーディング・スタジオ、グラナダ、スペイン
ディエゴ・デ・アラシエルはスペインのエクストレマドゥラ地方に生まれイタリアに渡って活躍した作曲家とされていました。しかし、その出生と経歴に疑問を持ったスペイン音楽学会のフアン・パブロ・フェルナンデスの最新の調査により、アラシエルはミラノ生まれのイタリア人であり、彼の祖先がスペインからイタリアに渡ったのは遅くとも17世紀であったことが判明しました。弦楽四重奏曲第3番は2004年にカナレスSQのヴィオラ奏者ルイス・リャセルとマドリード王立音楽院図書室長カルロス・ホセ・ゴンサルベスによりオーストリアのザイテンシュテッテンのベネディクト派修道院の書庫から発見された3つの弦楽四重奏曲のうちのひとつ。ブックレットに収録された解説文は貴重な資料ですが、残念ながらスペイン語のみです。

2L
2L-105SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD hybrid)
97' 41"(Blu-ray)
74' 04"(SACD/CD)
シューベルト:弦楽四重奏曲第13番 イ短調 D.804(Op.29)「ロザムンデ」
マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ(1973-?):弦楽四重奏曲第1番「鉛と光の物語」
ブリテン:弦楽四重奏曲第2番ハ長調 Op.36
ハイドン:弦楽四重奏曲 ハ長調 Hob.III/77(Op.76-3)「皇帝」*
エンゲゴールQ
【アルヴィド・エンゲゴール(Vn1)、アレックス・ロブソン(Vn2)、ジュリエット・ジョプリング(Va)、ヤン・クレメンス・カールセン(Vc)】
[* Blu-ray のみ収録]

録音:2013年11月、2014年2月ヤール教会(ベールム、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ
録音 :ビアトリス・ヨハンネセン
録 音方式:ステレオ (DXD(24bit352.8kHz/ )セッション )
「真夜中の太陽」の地、ノルウェー北極圏のロフォーテンにエンゲゴール四重奏団が創設されたのは2006年。アルヴィド・エンゲゴールを中心とする 四重奏団は、最初のシーズンからベルゲン国際フェスティヴァルとオスロの室内楽フェスティヴァルに出演、2年後の2008年に制作されたハイドン、ライフ・ ソールベルグ、グリーグの弦楽四重奏曲のデビューアルバム(2L53SACD)で国内と海外で高い評価を獲得しました。2010年にはベートーヴェン、ヌー ルハイム、バルトークの弦楽四重奏曲(2L071SACD)とエリングの弦楽四重奏曲とピアノ四重奏曲(Simax PSC1304)をリリース。エンゲゴール四 重奏団はノルウェーを代表するアンサンブルのひとつに数えられる存在になりました。
2013年と2014年に録音された第4作目となる本アルバムも、シューベルトの「ロザムンデ」に始まり、ノルウェーのラトシェ新曲とブリテンの作品、 最後にハイドンの「皇帝」という、弦楽四重奏奏のスタンダード・レパートリー曲と「今日」の作品によるプログラムが組まれました。
本アルバムよりメンバー変更があり、第2ヴァイオリン奏者はアレックス・ロブソン、チェロがヤン・クレメンス・カールセンが新しく加入しました。録 音セッションは、デビューアルバムと同じベールムのヤール教会でDXD(24bit/352.8kHz)録音されました。Blu-ray Disc Audio と SACD hybrid 盤をセットしたアルバム。Blu-ray Disc Audioには、5.1 DTS-HD MA(192kHz/24bit)と 2.0 LPCM (192kHz/24bit)で収録され、音楽に対す る確かな耳をもつ 2L のチームが捉えた、シューベルトたちの作品を思索するエンゲゴール四重奏団の音楽が、直接性と真実性をもって聴き手に伝えられ ます。Blu-ray Disc Audioには、ハイドンの「皇帝」が特別収録されています。
ラトシェは、作曲家、歌手、キーボード奏者、ヴァイオリニストとしてノルウェーの音楽シーンで活躍する音楽家です。エンゲゴール四重奏団とは弦楽 四重奏とアコーディオンのための「雅楽変奏曲」をはじめとする室内楽作品を通じて出会い、新作を委嘱されることになりました。「鉛と光の物語」は彼 女の第1番の弦楽四重奏曲にあたる作品です。「偉大なベートーヴェンの音楽への賛辞」を背景に作曲され、「自由な芸術家」ベートーヴェンの「ラズモ フスキー第1番」(Op.59-1)が創作のための素材に選ばれました。曲名の「鉛」は「恐怖」、「光」は「希望」。ラトシェが作曲にかかっていた2011 年7月22日、オスロと郊外のウトヤ島で77人が殺害される、いわゆる「ノルウェー連続テロ事件」が発生、「鉛色の空を見るたびにあの光景が浮かぶ」 という彼女の「想い」が曲名に反映しているといいます。
ブリテンの弦楽四重奏曲は、第二次世界大戦が終わった1945年7月、彼がヴァイオリニストのメニューインと一緒にドイツの強制収容所の生存者の ために演奏した後、作曲されました。「21の変奏によるパッサカリア」に書かれた最後の楽章〈シャコンヌ〉に感情的なクライマックスが置かれ、エンゲゴー ル四重奏団のヴィオラ奏者ジュリエット・ジョプリングはライナーノートに「感動の四重奏曲」と記しています。弦楽四重奏曲第2番は、パーセルの没後 250年の1945年11月21日に初演されました。シューベルトが戯曲『キプロスの女王ロザムンデ』のために書いた付随音楽の〈第3幕間奏曲〉と同 じメロディが変奏の主題に使われることから「ロザムンデ」の副題で呼ばれるイ短調の四重奏曲。ハイドンのハ長調の四重奏曲は、「ハイドンのもっとも 偉大な弦楽四重奏曲集」(ジョプリング)の Op.59 から、デビューアルバムのニ長調「ラルゴ」につづく選曲です。 (Ki)

※ハイドン弦楽四重奏曲「皇帝」のプロモーション画像をご覧いただけます。

ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS
ERP-5814(1CD)
ヤーン・ラーツ(1931-):マージナリア
ピアノの為の24のマージナリア Op.65(1979)*
エレクトロニック・マージナリア Op.65A(1980)+
カッレ・ランダル(P*、シンセサイザー+)
ヤーン・ラーツ、スヴェン・グリュンベルク(エレクトニクス+)

録音:2013年6月、ハンス・ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン、ドイツ*
  1980年、エストニア作曲家連盟、エストニア+
ヤーン・ラーツはエイノ・タンベルク(1930-2010)、ヴェリヨ・トルミス(1930-)、アルヴォ・ペルト(1935-)と同世代のエストニアの作曲家。アンチ・ロマンティックな数理的作風で知られ、エストニアにおける電子音楽の第一人者と称されています。「マージナリア」は「欄外の書き込み」「傍注」の意。スヴェン・グリュンベルク(グルンベルグ)(1956-)はエストニアのプログレッシヴ・ロック・グループ「MESS」のリーダーでキーボード奏者。
ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS
ERP-7214(1CD)
ヴィヴァルディ:6つのソナタ Op.5
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ(第13番)ヘ長調 Op.5-1 RV18*
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ(第14番)イ長調 Op.5-2 RV30#
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ(第15番)変ロ長調 Op.5-3 RV33*
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ(第16番)ロ短調 Op.5-4 RV35+
2つのヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ(第17番)変ロ長調 Op.5-5 RV76(*/+)
2つのヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ(第18番)ト短調 Op.5-6 RV72(*/+)
バルティック・バロック
[マリア・クレチンスカヤ(Vn)*
エフゲニー・スヴィリドフ(Vn)+
アンフィーサ・カリーニナ(Vn)#
ソフィア・マルチゾヴァ(Vc)
レイヌート・テップ(Cemb)#
インビ・タルム(チェンバロ(#以外))
グリゴリー・マルチゾフ(アーティスティック・ディレクター) ]

録音:2011-2014年ア
RV18:Vivaldi Collectionレーベル、VIVALDI-CD 4とは別音源(ソリストも別)。
RV30:Vivaldi Collectionレーベル、VIVALDI-CD 6と同一音源。
RV33:Vivaldi Collectionレーベル、VIVALDI-CD 7と同一音源。
RV35:Vivaldi Collectionレーベル、VIVALDI-CD 7とは別音源(ソリストも別)。
ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS
ERP-7313(2CD)
レネ・エースペレ(1953-):レスペクトゥス ギターの為の/ギターを伴う音楽
(1)The Morning of Sculpture for violin, vibraphone and guitar (2001)
(2)Evocatio for guitar (1996)
(3)Respectus for violin and guitar (2013)
(4)Immutatio for guitar (2004)
(5)Tres in unum for flute, violin and guitar (2004)
(6)Tactus sensus for guitar (2011)
(7)Ludus tactus for flute and guitar (2008/2009)
(8)Tactus spiritus for guitar (2012)
(9)Epigram VI for soprano, flute and guitar (2005)
(10)The Empty Room VI for guitar (2013) / The Empty Room III for guitar (2012)
(11)Matbeth for violin and guitar (2010)
(12)Modus vivendi for violin and guitar (1998/2006)
(13)Motus for guitar (2002)
(14)Trivium for flute, violin and guitar (1991)
(15)Staminis for guitar (2000)
(16)Ante diem for two guitars (2013)
(17)The Empty Room I for guitar (2012) / The Empty Room V for guitar (2012)
The Empty Room IV for guitar (2012)
(18)Concerto for Guitar and Chamber Orchestra (2003/2007)
(1)ハリー・トラクスマン(Vn)、アント・ウンニス(ヴィブラフォン)、ァフル・クビヤ(G)
(2)ヴァフル・クビヤ(G)
(3)ハリー・トラクスマン(Vn)、エステバン・コルッチ(G)
(4)クリスト・カオ(G)
(5)ネーメ・プンデル(Fl)、ハリー・トラクスマン(Vn)、ティート・ペテルソン(G)
(6)ティート・ペテルソン(G)
(7)ヘイリ・ロシン(Fl)、エステバン・コルッチ(G)
(8)エステバン・コルッチ(G)
(9)アウレリア・エースペレ(S)、ネーメ・プンデル(Fl)、ティート・ペテルソン(G)
(19)ヘイキ・マトリク(G)
(11)ティート・ペテルソン(G)
(12)ハリー・トラクスマン(Vn)、エステバン・コルッチ(G)
(13)エステバン・コルッチ(G)
(14)ネーメ・プンデル(Fl)、ハリー・トラクスマン(Vn)、ティート・ペテルソン(G)
(15)エステバン・コルッチ(G)
(16)ドナート・ダントーニオ(G)
(17)ヘイキ・マトリク(G)
(18)エレフテリア・コツィア(G)、タリン室内O、パウル・マギ(指)
録音:データ記載なし
レネ・エースペレはエストニアのタリンに生まれ、タリン音楽院を卒業後モスクワ音楽院でハチャトゥリアンに師事した作曲家。1979年よりエストニア音楽アカデミーで教え、2002年教授に就任。当盤には主に21世紀に入って書かれたギター独奏作品、ギターを含む室内楽作品と協奏曲が収められています。

PETROV MUSIC
新規扱い
高価格商品
PM-001(1CD)
ヴァディム・ペトロフ(1932-):タランテラ 管弦楽&ピアノ作品集
(1)タランテラ Op.67
(2)束の間、トランペットは歌う Op.70
(3)ヤナ・エイロヴァー
(4)ロマンス(*)
(5)ベスキディ山脈のエピソード Op.63(+)
(6)プリンツィパールカ Op.69(#)
(7)ロシアの福音 Op.61
(8)抒情的ワルツ
(9)銀のセレナード Op.62
(10)夜想曲ト長調 Op.60
(11)君を愛す Op.76
(12)バレエ小品 Op.65(**)
(13)ワラキア間奏曲 Op.71(++)
(14)クルノコシェ山脈の物語 Op.75
(1)プラハPO
(2)マレク・ズボラーネク(Tp)、プラハPO
(3)イジー・パゾウル(P)、プラハPO
(4)フィルムSO、ハリー・マツォウレク(指)
(5)プラハ音楽院O、プシェミルス・ハルヴァート(指)
(6)室内O、マリオ・クレメンス(指)
(7)リタ・チェプルチェンコ(Vn)、プラハPO
(8)イジー・パゾウル(P)、
(9)リタ・チェプルチェンコ(Vn)、プラハPO
(10)プラハPO
(11)イジー・パゾウル(P)、
(12)テプリツェ北ボヘミアPO、ヤロスラフ・ソウクプ(指)
(13)フィルムSO、インドジフ・ブレイシェク(指)
(14)プラハPO

録音:1970年(*)/1985年(+)/1986年(#)/1984年(**)/1988年(++)/2014年(無印)
ヴァディム・ペトロフはロシア系の家に生まれたチェコの作曲家・ピアニスト・教育者。民族音楽や民俗芸能を研究し、舞踊音楽とジャズの為の学校(現ヤロスラフ・イェジェク音楽院)を創設。1968年の「プラハの春」への政治的弾圧により職を解かれ放送や映画での活動も禁止されましたが、友人たちの尽力によりプラハ音楽院教授として復帰、1992まで務めました。クラシックから映画や放送の為の音楽、歌謡曲まで幅広いジャンルに大量の作品を発表しており、当盤には親しみやすいクラシック小品が集められています。

KAREL PROCEK
ZRDISC-6612(1CD)
高価格商品
アントン・ヴラニツキー(1761-1831):弦楽四重奏曲 Op.13-1
フランツ・クロンマー (1759-1831):弦楽五重奏曲 Op.70*
シュターミッツSQ
インドジフ・パズデラ、ヨセフ・ケクラ(Vn)
ヤン・ピェルシュカ(Va)
ペトル・ヘイニー(Vc)
カレル・プロツェク(Va)*]

録音:ライヴ、2010年6月26日、プレモントレ修道院ホール、ノヴァ・リセ、モラヴィア、チェコ
アルバム・タイトルは「高地への帰還」。外装に規格品番表記がございません。ご了承ください。

MUSICA GIOIA
新規扱い
CDDUOBENE-2(1CD)
デュオ・ベネ〜結成10周年
イジー・ルケシュ(1985-):ルボシュ・フィシェルを記念する悲歌(フルートとピアノの為の;2007)
インドラ・ネチャソヴァー・ナルデッリ(1960-):ケルキラ(フルート、ハープとピアノの為の三重奏曲;2009)*
エドゥアルト・ドウシャ(1951-):ソナタ(チェロとピアノの為の幻想曲;2007)+
イジー・テムル(1935-):三度の称賛(フルートとピアノの為の;2009)
エドゥアルト・ドウシャ:PF 09(フルートとピアノの為の協奏的小品;2009)
ルボシュ・スルカ(1928-):花言葉(声とピアノの為の;1973)#
エドゥアルト・ドウシャ/イジー・ザーチェク(1945-)作詩:Treti polocas [The third half] (声、フルートとピアノの為の;2008)**
エドゥアルト・ドウシャ:チャルダーシュ(フルートとピアノの為の;2010)
デュオ・ベネ
[ヤナ・ボシュコヴァー=ネウバウエロヴァー(Fl)
エヴァ・ベネショヴァー(P)]
カテジナ・エングリホヴァー(Hp)*
ヴラダン・コチー(Vc)+
アレナ・トロウポヴァー(歌#)
レナタ・プロコポヴァー=ヴィスネロヴァー、ヤン・メドゥナ(語り、歌**)

録音:2010年4月8日、ライヴ、ハンガリー文化センター、プラハ、チェコ
本体・外装に規格品番表記がございません。ご了承ください。

ROSA
高価格商品
RD-2244(1CD)
トマーシュ・パールカ(1978-):静寂から知ること〜室内楽作品集
レース [Les dentelles] (ピアノの為の;2006)
ひたすらの静寂 [Simple silence] (クラリネット、ヴィオラとピアノの為の;2011)
しずく [Les gouttes] (ギター、バスクラリネット、打楽器とピアノの為の;2007)
心の静寂 [Silence d'un coeur] (クラリネット、ヴィオラ、チェロととピアノの為の;2011)
明星の地 [Kraj jitrenky] (弦楽四重奏とピアノの為の;2011)
静寂の光 [Silent light] (ピアノの為の;2012)
アンサンブル・コンヴェルゲンツェ
[イジー・ムラース(クラリネット、バスクラリネット)
ヤン・トゥラーチェク(G)
ヴィクトル・マザーチェク、マチェイ・ヴルク(Vn)
オンドジェイ・シュトフル(Va)
セバスチアン・トート(Vc)
アントン・ジュダノヴィチ(打楽器)
エヴァ・フティロヴァー(P) ]

録音:2013年7月14-16日、プラハ音楽アカデミーのギャラリー、プラハ、チェコ
トマーシュ・パールカはブルノ音楽院で学んだチェコの作曲家。作曲家協会およびアンサンブル「コンヴェルゲンツェ」の創設メンバーの一人です。

LOTOS
LT-0160-2(1CD)
クトナー・ホラ国際音楽祭 2013
ピンク・フロイド/ロン・ギーシン:「原子心母」組曲
父の叫び/ミルクたっぷりの乳房/マザー・フォア/むかつくばかりのこやし
喉に気をつけて/再現
アンサンブル2013
[ヤロスラフ・プルタル、ペトル・ターボルスキー、ペトル・クボヴィー(Tp)
エリシュカ・アダモヴァー、ミハエラ・マツォウルコヴァー、シモン・シェンケジーク(Hrn)
ヴラディミール・ベスフ、シュチェパーン・グランディシュ(Tb)
マレク・フィッラ(テューバ)]

アンサンブル・ピンク・フロイド
[マルチン・バイグル(ドラムス)
ミハル・カシュパル(エレクトリック・ギター)
ヴラディミール・クルハーネク(エレクトリック・ベースギター)
スヴァトプルク・ハルパ(キーボード)]
マルティヌー・ヴォイシズ(合唱)
ルカーシュ・ヴァシレク(合唱指揮)
イジー・バールタ(チェロ、テレミン、キーボード)
スラニスラフ・ヴァヴリーネク(指)

録音:2013年6月11日、聖バルバラ教会、クートナー・ホラ、チェコ
ピンク・フロイドが1970年に発表したプログレッシヴ・ロックの名盤「原子心母」のA面を占める組曲をチェコの演奏家たちがライヴ録音。収録時間約27分ながら高めのフルプライス設定です。

KOKORO RECORDS
KKR-007(1CD)
税込定価
野澤徹也による川崎絵都夫・三味線作品集
(1)「In solitude」(2012)
(2)「江戸⇔東京スタイル」(2010)
(3)「疾風の如く」(2012)
(4)「にっぽん☆ノスタルジックスタイル」(2011)
(5)「双鳴の曲」(2009)
(6)「時の旅人」(2002)
(�T悠久/�U太古の森/�V奔流 )
野澤徹也(三味線)
(2)澤田由香(篠笛)、阿部大輔(尺八)、櫻井亜木子(琵琶)、松村エリナ(箏)
(3)神令(尺八)
(4)野澤佐保子(箏)
(5)浅野藍(三味線�U)
(6)野澤佐保子(箏)、五十嵐恵(十七絃)
作曲家・川崎絵都夫が「真摯に集中し、奇を衒わず音楽に真っ向から挑み、エネルギッシュかつ繊細に音楽を構築する」と評した「現代の三味線弾き」野澤徹也の最新作。
※「野澤さんの凛とした音のたたずまいは大変魅力的です。 また現代邦楽にほぼ専念している活動は希少で他に類を見ません。 委嘱活動も盛んに行っており、 現代邦楽の三味線曲を多数生み出す「源泉」となっていることも特記すべきでしょう。」 川崎絵都夫(作曲家)

Clarinet & Saxophone Classics
CC-0060(1CD)
エッセンシャル・コレクション〜ホロヴィッツ:木管楽器のための室内楽作品集
クラリネットとピアノのためのソナチネ
アラベスク/2つのマヨルカの小品
協奏曲 Op.1/小協奏曲
よく知られた主題による転用
パガニーニの主題による変奏曲
ジャズ組曲
ヴィクトリア・ソームズ・サメク(Cl、SAx)、
マイケル・ベル(P)、ビンガムSQ、
リードプレイ
一人の作曲家に焦点を当てた新シリーズが始動!第1弾はクラリネット・レパートリーの拡大に貢献し、世界中のクラリネッティストに絶大な人気を誇る、近代イギリスの作曲家、ジョーゼフ・ホロヴィッツの室内楽作品集。イギリスで最も汎用性が高いクラリネッティストの一人、ヴィクトリア・ソームズ・サメク。その活動は室内楽やソリストなど演奏だけにとどまらず、クラリネット・クラシックス(Clarinet Classics)のアーティスティック・ディレクターやサクソフォーン・クラシックス(Saxophone Classics)のエグゼクティヴ・プロデューサーも務めています。ツヤのある伸びやかな音色でホロヴィッツの名曲を吹きこなします。

IPPNW
IPPNW-78(1CD)
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)の慈善演奏会
R.シュトラウス:ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.13
フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 Op.15
ギリロフ・クァルテット・ベルリン[クリストフ・シッケダンツ(Vn)、ライナー・メーネ(Va)、マルクス・ニコス(Vc)、パヴェル・ギリロフ(P)]

録音:2013年10月ベルリンフィルハーモニー室内楽ホール(R・シュトラウス(ライヴ)
パヴェル・ギリロフは当慈善演奏会 に積極的に参加し、これまでは1985年に創設したベルリンフィル・ピアノ四重奏団として演奏してきました。今回演奏されたR.シュトラウス、フォー レはそれぞれ初期の作品ながら、ピアノ四重奏でしか表現することのできない室内楽の極みと言える名作と言えましょう。巨匠が集まったギリロフ・クァ ルテット・ベルリンによる絶美の演奏をお楽しみ下さい。 (Ki)

GB Records
BCGBCD-21(1CD)
タイタニック号の沈没〜ギャヴィン・ブライヤーズ・アンサンブル ライヴ・ツアー 2014
ブライヤーズ:拍手喝采/プロローグ/クラッシュ/タイタニック賛歌 I〜VI/モールス/タイタニック・ラメント/ケイデンス/ラメント・エクストラクト/ウォーター・ゴング/マシーシェ〜ミュージック・ボクス
ギャヴィン・ブライヤーズ・アンサンブル〔ギャヴィン・ブライヤーズ(Cb)、フィリップ・ジェック(即興ターンテーブル)、ロジャー・ヒートン(バスクラリネット)、デイヴ・スミス(ホルン、キーボード、ウッドブロック)、ジェームズ・ウッドロウ(e-g)、マーティン・アレン(パーカッション)、他〕
ジャズ・ベーシストから作曲の分野で活動することを選び、1912年に海に沈んだタイタニック号の上で、最後まで演奏を続けていた楽団員たちの演奏を、生き残った乗客や船員たちの証言を元に再現したという「タイタニックの沈没」。
ギャヴィン・ブライヤーズの名を広めるきっかけとなった曲でもある「タイタニックの沈没」は、日々進化し続ける曲として1969年の作曲以降新たな証言をもとに度々、構成や編成を変えて録音されてきた。代名詞ともいえるタイタニックの沈没から100年経った2012年ツアーでは、ライヴでしか味わえない独特の臨場感を聴くことが出来ます。


ANIMAL MUSIC
ANI-044(1CD)
オルクエストリーナ〜バボラーク・ダンスアルバム
ピアソラ(イルレ編):タンゴの歴史(全4曲)
ショウ:名所 No.4
レフ・コーガン(バボラーク編):「ハシッドの旋律」より全5曲
フォーレ(シチェルバーク編):パヴァーヌ
ラウロ:ベネズエラ風ワルツ第3番
コッラード・サリエッティ:組曲〜タンゴ
 カンツォーネ/スピーディ
イェヘズケル・ブラウン:アレグロ・スケルツァンド
ラヴェル(バボラーク&イルレ編):ボレロ
ラデク・バボラーク(Hrn)、
器楽アンサンブル
超人気のバボラークがコンサートのアンコールなどで愛奏し、CDの問い合わせの多かった曲を一挙に集めました。 バボラークは15人で構成されたアンサンブルとひたすら楽しんでいます。ピアソラの名作「タンゴの歴史」のあのフルートの細かな動きをホルンで奏 でるのに唖然とさせられますが、自然でニュアンスに富み、まるでこちらがオリジナルかと見まごうかのようです。バックのアンサンブルも絶妙。さら に日本でも演奏して話題となったレフ・コーガン (1927-2007)のユダヤ色濃厚な「ハシッドの旋律」も嬉しい限り。民俗楽器を思わす音色など神業で、 異教的世界に引き入れられます。フォーレの「パヴァーヌ」では名歌手以上の表現力を示し、ついにはラヴェルの「ボレロ」を13分40秒にわたって 吹きまくります。ホルンの凄さを再認識させてくれます。 (Ki)

LIMEN Classic
CDVD011-C011
(1CD+DVD)
イヴァン・フェデレ:作品集
弦楽四重奏曲第4番「パリムプセスト」(2006)
パロールとパラブラス〜ソプラノとチェロのための4つの小品 (2000)
モロロジャ・ケ・エロティカ〜ソプラノと弦楽四重奏のための (2010 /11)
プロメテオSQ
ヴァレンティーナ・コラドナート(S)

録音:2011 年リメン音楽スタジオ
イヴァン・フェデレは1953年生まれのイタリアの作曲家。ドナトーニの弟子で、倍音成分を解析して素材とする「スペクトル楽派」に属しているとさ れます。チェロを偏愛していて、日本でも2007年にジャン=ギアン・ケラスが「虹」という新作を初演して注目されました。今年9月に来日公演を行っ たプロメテオ弦楽四重奏団が怪演を繰り広げています。 「パロールとパラブラス」はチェロ伴奏による4つの歌曲。最初のふたつは「マルセイエーズ」と「サ・イラ」のフランス語詞、後2曲はチェ・ゲバラ 讃のスペイン語詞による政治色を感じさせるものとなっています。 CD 盤と同内容の DVD が収められています。 (Ki)

WAON RECORDS
WAONCD-290(1CD)
日出ずる処、牧神の目覺め。
シャルル・ルイ・ウジェーヌ・ケックラン:オーボエとピアノのためのソナタ op.58
平野 一郎:牧羊神α(上田敏の詩に拠る、無伴奏オーボエの為の田園曲)
デュカス:遥かなる牧神の嘆き
トマ・デルクロー:コスモス
プーランク:オーボエとピアノのためのソナタ
ドビュッシー:トッカータ
平野 一郎:牧羊神β(上田敏の詩に拠る、オーボエ&ピアノの為の田園曲エクローグ)
フロラン・シャレール(Ob)
トマ・デルクロー(P)

フロラン・シャレールが使用している楽器は、1976年にスイス・チューリッヒに創設されたデュパン工房(現在はルクセンブルクに拠点を置く)のインペリアル・オーボエ。録音:2014年5月27-30日、滋賀県高島市立ガリバーホール
京都市交響楽団に所属するフランスのオーボエ奏者、フロラン・シャレールと、ジュネーヴ音楽院で後進の指導にもあたっているコンポーザー=ピアニスト、 トマ・デルクローによるオーボエとピアノのための作品集の登場。2013年6月に京都のアンスティチュ・フランセ関西を舞台に開催された公演がもとになっ た録音です。ケックラン、デュカス、プーランクらのフランス作曲家作品のほか、デルクローの自作、さらに、ポール・クローデル(旧関西日仏学館設立者) の詩を日本初訳した上田敏の詩に基づく、平野一郎(b.1974)の作品が収録されています。薫り高いひと時を楽しむことができる1枚です。
■フロラン・シャレール(Ob)
フランス中部、クレルモンフェラン出身。アラン・ブランブリュードの元でオーボエを始める。パリ国立高等音楽院でジャク・ティス、フレデリック・ター ディーにオーボエを、モーリス・ブルグ、ダヴィッド・ヴァルテールに室内楽を学び、2003年最優秀の成績で卒業。同年、UFAMパリ国際コンクール 優勝。在学中よりエマニュエル・クリヴィヌが指揮するフランス・ユースオーケストラに在籍した後、リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団、オランダ放 送フィルハーモニー管弦楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、ミュルーズ交響楽団等、多数のオーケストラに招聘される。2005年アメリカ、テキサ スのフェルナンド・ジレ国際オーボエコンクールに優勝した際は、R.シュトラウスのオーボエ協奏曲のソリストとして、同地のオースティン交響楽団と共演。 その卓越した演奏力を絶賛される。同年、佐渡裕氏によるオーディションに合格。兵庫芸術文化センター管弦楽団に入団のため来日。2006年より京都 市交響楽団に在籍。現在は、オーケストラでの活動に加え、ソロ奏者、室内楽奏者としても幅広い活躍をみせている。東京チェンバーオーケストラ、大阪フィ ルハーモニーなど、各地で首席奏者として客演するほか、「アルボラダ木管五重奏」としてNHKFMラジオに出演、録音。「キョウトシモ」では、タップダ ンスとクラシック音楽の融合、というジャンルを超えた芸術の融合を見事に果たし、大好評を博した。2012年青山音楽賞受賞。2013年アフィニス夏の 音楽祭に出演。2014年には、故郷クレルモンフェランを遠く離れ、「日本に渡ったフランス人の音楽家」として、彼の生い立ちや、音楽の軌跡に迫ったドキュ メンタリーがフランスで放送され、大きな反響をよんだ。
■トマ・デルクロー(ピアノ)
リヨン出身。6歳からピアノを始める。リヨン国立高等音楽院でピアノをロジェ・ムラロに、音楽書法をロイック・マイエに師事。最優秀の成績で卒業する。 2003年メセナより奨学金を受給。同年、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭に参加し、クリスティアン・イヴァルディ、エマニュエル・ストロッセール、 トリオ・ヴァンダラーと共演し、音楽に磨きをかける。2005年パリ国立高等音楽院で室内楽をクレール・デゼール、アミ・フラメール、ディアーナ・リゲティ に師事。最優秀の成績を得て卒業。近年は、ソロ活動、室内楽奏者、作曲家としても精力的に活動をしている。コントラバス奏者クリストフ・ベローとの「キュ プカ・デュオ」をはじめ、チェロ奏者ミワ・ロッソと「デュオ・レオス」、ピアニスト、ギョーム・レビーと「デュオ・ノクチュエル」を結成。各地で公演し、 高い評価を得ている。日本でも、オーボエ奏者フロラン・シャレールと共に演奏活動を行っており、「ノクターン」、「夢」、「コスモス」の3作品を彼に献 呈した。 (Ki)

Rondeau
KL-1406(1CD)
アイスランドの歌
保育園/私は青い花を探す/私の瞳とあなたの瞳/からす/夕方に向けて/静かな川/ちいさなカップルについての小さな詩/ジャルプル/各々小さくステップを/小さな音楽家/だめですよ/羊の歌/スナティとオリ/小さな愛よ、安らかにおやすみ/老人は岩の下に座っている/おやすみ、私の優しく小さなもの
jazz ensemble ungut
アイスランドの音楽…なかなか想像しにくいのですが、実際に聞いてみるとなかなか親密かつ神秘的な雰囲気に彩られていることに気がつくのではないでしょうか。この演奏はザルツブルクを中心に活躍するアンサンブル「azz ensemble ungut」によるもので、ピアニスト、ロンドンで成功したミュージシャン、ペテル・アルネセンが創り上げる音にはアイスランド伝統の民族音楽に新しい感覚を加えたアレンジが効いています。アンサンブル名の「ungut」というのは「雛に孵化する」といった意味であり、確かに革新的な音がします。ここで歌っているローザ・バルドゥルスドットルはアイスランドの著名な民謡歌手で、彼女のユニークな声はこの地方に伝わる様々な伝承を思い起こさせる力に溢れています。とても心地良いサウンドです。

LIMEN Classic
CDVD018-C018
(CD+DVD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ホ長調 Op.12
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45
アレクサンドル・シトコヴェツキー(Vn)
ウー・チェン(P)

録音:2012年/LimenMusicStudio、ミラノ
クラシック界のサラブレッド、アレクサンドル・シトコヴェツキーがベートーヴェン、ブラームス、グリーグのソナタを録音!ピアノの?倩にデュオ・シ トコヴェツキーを結成し既に10年以上のキャリアをもち、数々の国際コンクールでの入賞歴を誇ります。また、近年はチェロのレオナルト・エルシェン ブロイヒを加えたシトコヴェツキー・トリオとしてデビューし、BISレーベルよりドヴォルザークのピアノ三重奏曲第3番、スメタナのピアノ三重奏曲を 収録したアルバム(BIS SA 2059)は好評を博しております。
当レーベルの魅力として全曲映像付ということがあげられます。奏法を見ることができ、ヴァイオリン習得者にも適したアルバムです。デュオ・シトコ ヴェツキーの情熱的な演奏をお楽しみください。
ヴァイオリンのアレクサンドル・シトコヴェツキーは祖父にユリアン・シトコヴェツキー、祖母にショパン・コンクールの覇者ベラ・ダヴィドヴィチ、そ して父にドミトリ・シトコヴェツキーという音楽的に恵まれた環境に生まれました。既に世界的に活躍するヴァイオリニストでディスクとしてはORFEO レーベルからはメンデルスゾーンの初期の協奏曲作品を集めたアルバム(ORFEO 761092)などをリリースしております。明瞭なアーティキュレーショ ン、抜群のアンサンブル能力そして豊かな音楽性はさすが生まれもった才能と言えましょう。 (Ki)
LIMEN Classic
CDVD035-C035
(CD+DVD)
ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番 ハ短調 Op.60
フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 Op.15
ヨゼフ・スーク・ピアノQ
【ラディム・クレスタ(Vn)、
エヴァ・クレストヴァ(Va)、
ヴァーツラフ・ペトル(Vc)、
ヴァーツラフ・マーハ(P)】

録音:2014年/Limen Music Studio、ミラノ
チェコを代表するヴァイオリスト、ヨゼフ・スークからその名をとったヨゼフ・スーク・ピアノ四重奏団のデビュー盤はブラームスのピアノ四重奏曲第 3番とフォーレのピアノ四重奏曲第1番です。当団はヴァイオリンのラディム・クレスタ、チェロのヴァーツラフ・ペトル、ピアノのヴァーツラフ・マーハによっ て2007年に結成されたタラス・ピアノ三重奏団のメンバーにヴィオラのエヴァ・クレストヴァを迎えて2014 年に結成されました。(エヴァ・クレストヴァ (旧姓カロヴァー)は 2008 年から2012年までパヴェル・ハース四重奏団の第2ヴァイオリンをつとめ、当団ではヴィオラ奏者として活躍しています。)
ヨゼフ・スーク・ピアノ四重奏団のレパートリーはブラームス、ドヴォルザーク、スーク、マルティヌーから現代作品まで幅広く演奏・録音活動しており、 既にマーラーのピアノ四重奏曲イ短調 断章、ブラームスのピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op.25をイタリアのレーベルへ録音したとのことです。今後の 活躍も注目です。 (Ki)

UNIVERSAL MUSIC ITALY
476-5190(1CD)
メンデルスゾーン:初期室内楽作品集
ピアノ四重奏曲第2番ヘ短調 Op.2 MWV Q.13*
ピアノ四重奏曲ニ短調 MWV Q.20*
ピアノ三重奏曲ハ短調 MWV Q.3
ロベルト・プロッセダ(P)
ガブリエーレ・ピエラヌンツィ(Vn)
フランチェスコ・フィオーレ(Va)*
ガブリエーレ・ジェミニアーニ(Vc)
UNIVERSAL MUSIC ITALY
481-1214(1CD)
メンデルスゾーン:ピアノ四重奏曲第3番ロ短調 Op.3 MWV Q.17(1825)
ピアノ四重奏曲第1番ハ短調 Op.1 MWV Q.11(1822)
ピアノと弦楽四重奏の為のラルゴとアレグロ ニ短調 MWV O.1(1820)*
ロベルト・プロッセダ(P)
ガブリエーレ・ピエラヌンツィ(Vn)
ダニエーラ・カマラーノ(ヴァイオリン*)
フランチェスコ・フィオーレ(Va)
シャナ・ダウンズ(Vc)
UNIVERSAL MUSIC ITALY
481-0556(1CD)
インヴェンツィオーニ クラリネットと打楽器の為の音楽
アレッサンドロ・アヌンツィアーナ(1968-):儀式
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
リッカルド・パンフィーリ(1979-7):F for Fake
セロニアス・モンク(1917-1982):モンク組曲
ペドロ・イトゥラルデ(1929-):ギリシャ組曲 [Suite Ellenique]
ジョヴァンニ・ソッリマ(1962-):ミレニアム・バグ
フランク・ザッパ(1940-1993):FZ for Alex
スティーヴ・ライヒ(1936-):木片の為の音楽
ストラヴィンスキー:クラリネット独奏の為の3つの小品
アレッサンドロ・カルボナーレ(Cl)
テトラクティス・ペルクッショーニ(打楽器アンサンブル)
UNIVERSAL MUSIC ITALY
481-1082(1CD)
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 Op.66
エストリオ
[ラウラ・ゴルナ(Vn) 
チェチーリア・ラディチ(Vc)
ラウラ・マンツィーニ(P) ]

NON PROFIT MUSIC
NPM-1405(1CD)
ニコライ・カプースチン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲 Op.86
ディヴェルティメント Op.126*
ピアノ三重奏曲第2番*
アルボス三重奏団
[ミゲル・ボレゴ(Vn) 
ホセ・ミゲル・ゴメス(Vc)
フアン・カルロス・ガルバヨ(P) ]

録音:2012年7月
当レーベルのベストセラーである「ピアノ作品集」に続く待望のカプースチン第2作。今スペインで一番ノッているピアノ・トリオ、アルボス三重奏団による演奏。*は世界初録音。前作では現地での完売後長らく再生産されず中古盤市場で高値が付けられていたことがありましたので、当商品につきましてもお早目のオーダーをお願いいたします。

UNIVERSAL MUSIC ITALY
481-0800(1CD)
バッハ:フルート・ソナタ集
フルートとチェンバロの為のソナタ ロ短調 BWV1030
フルートとチェンバロの為のソナタ イ長調 BWV1032
フルートとチェンバロの為のソナタ変ホ長調 BWV1031
フルートとチェンバロの為のソナタ ト短調 BWV1020
音楽の捧げ物 BWV1079 から フーガ(ネヴィル・マリナー版)
フルートと通奏低音の為のソナタ ハ長調 BWV1033 から メヌエット I & II
マッシモ・メルチェッリ(Fl)
ラミン・バーラミ(P)
マッシモ・メルチェッリは1959年イタリアのイーモラに生まれ、アンドレ・ジョネ、マクサンス・ラリューに師事したフルート奏者。19歳でヴェネツィアのフェニーチェ劇場Oに入団。マイケル・ナイマンのフルート協奏曲(2010)の被献呈者・初演者でもあります。

UNIVERSAL MUSIC ITALY
481-0928(2CD)
バッハ:フルート・ソナタ全集
フルートと通奏低音の為のソナタ.ホ長調 BWV1035
フルートと通奏低音の為のソナタ.ハ長調 BWV1033
フルートとチェンバロの為のソナタ.ト短調 BWV1020(C・P・E・バッハ:ヴァイオリンとチェンバロの為のソナタ)
フルートと通奏低音の為のソナタ.ホ短調 BWV1034
フルートとチェンバロの為のソナタ.ロ短調 BWV1030
フルートとチェンバロの為のソナタ変ホ長調 BWV1031
フルートとチェンバロの為のソナタ.イ長調 BWV1032
無伴奏フルートの為のパルティータ イ短調 BWV1013*
2つのフルートと通奏低音の為のトリオ・ソナタ.ト長調 BWV1039+
アンドレア・グリミネッリ(Fl)
フランチェスコ・ガッリジョーニ(ヴィオラ・ダ・ガンバ(*以外))
ロベルト・ロレッジャン(チェンバロ(*以外))
ダヴィデ・フォルミザーノ(Fl)+
アンドレア・グリミネッリ(1959年生まれ)はジャン=ピエール・ランパル、ジェイムズ・ゴールウェイに師事したイタリアのフルート奏者。ジャンルを超えたスター級アーティストとの数々の共演でも知られています。
UNIVERSAL MUSIC ITALY
481-0910(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調「クロイツェル」Op.47
フランチェスカ・デーゴ(Vn)
フランチェスカ・レオナルディ(P)
フランチェスカ・レオナルディはロジャー・ヴィニョールズ他に師事したイタリアのピアニスト。
UNIVERSAL MUSIC ITALY
481-0798(1CD)
ヴァイオリン・ソナタ集
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94bis
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
フランク:ヴァイオリン・ソナタ.イ長調
マスネ:タイスの瞑想曲
アイマン・ムサハジャエヴァ(Vn)
パーヴェル・ギリロフ(P)

Eurydice
LE-002(1CD)
クレモン:弦楽のための三重奏曲集 Op.13
二重奏曲集 Op.10より 第2番
トリオ・コンコルディア

録音:2011年10月&2012年4月
18世紀末〜19世紀前半のフランスの作曲家、指揮者ピエール・クレモン(1784−1846)の弦楽器のための室内楽作品集。フランスのオーリヤックで生まれたクレモンは、ロシアのアレクサンドル1世にその才能を認められ、サンクトペテルブルクでは宮廷楽長、モスクワ劇場では音楽監督を務めた経歴を持つ。1826年に出版された2本のヴァイオリンとチェロのための「Op.13」は、後期古典派のスタイルが特徴的。
Eurydice
LE-001(1CD)
ゴセック&ゲナン
ゲナン:トリオ Op.1-4(1768)
ゴセック:トリオ・ソナタ変ロ長調 Op.9-1(1766)、
 トリオ・ソナタ.ヘ長調 Op.9-3(1766)
ゲナン:トリオ Op.1-6(1768)
アンサンブル・エミオリア

録音:2011年8月
フランスとベルギーに接するエノー地方で生まれたフランソワ=ジョゼフ・ゴセック(1734−1829)とマリー=アレクサンドル・ゲナン(1744−1835)のトリオ・ソナタ集。フランスにおける「交響曲の父」と称されるゴセックのトリオ・ソナタはもちろんのこと、同世代のコンポーザー=ヴァイオリニスト、ゲナンの作品の録音は珍しい。フランスのレーベルならではのプログラミング。

KML Recordings
UNSP-0001(1CD)
アンスポークン
デイヴ・マリク:アンスポークン、
フィールズ、ハイパー、スケッチ、
ブリーズ(インヴォケイション)、
ランタイム、ウィズ・ノー・ネーム
マイルス・デイヴィス&ロバート・アーヴィング�V(マリク編):カティア
レディオヘッド(マリク編):イグジット・ミュージック
カティア・ラベック・バンド
〔カティア・ラベック(P)、デイヴ・マリク(デジタル&アナログ・エレクトロニクス)、マーク・ギルモア(アコースティ=レトリック・ドラムス)

録音:2012年7月ラジオ・フランス(パリ)
クラシックのみならず、ジャズやロック、コンテンポラリーと幅広いジャンルでの活躍を続けるカティア・ラベック。最新作は、ギリシャとボスニア移民の家系に生まれた現代イギリスの作曲家デイヴ・マリクの世界を、アコースティック・ピアノとエレクトロニクスで表現。2010年には、スティングやチック・コリア、ハービー・ハンコックらと共演したクロスオーヴァーで世界を沸かせたカティア・ラベック。今作でも、マリク・アレンジによるマイルス・デイヴィスの「カティア」と、レディオヘッドの「イグジット・ミュージック」が収録されており、マイルス・ファン、レディオヘッド・ファンなども巻き込む挑戦作を産みだしてくれました。

FFV RECORDS
FFV-04(1CD)
ユゼフ・エルスネル(1769-1857):ヴァイオリンとフォルテピアノの為の作品集
ヴァイオリンとフォルテピアノの為の3つのソナタ.Op.10(1798)
 第1番ヘ長調/第2番ニ長調/第3番変ホ長調
ポロネーズ.ニ長調「ソフィア・チャルトリスカに」
ポロネーズ.ホ長調(スワヴォミル・トマシク&エドヴァルト・ヴォラニン編曲)
スワヴォミル・トマシク(Vn)
使用楽器:1763年、マルチン・グロブリチ製
エドヴァルト・ヴォラニン(フォルテピアノ)
使用楽器:複製品(モデル:1792年、ヴァルター製)
録音:2014年2月6-7日、ショパン音楽大学コンサートホール、ワルシャワ、ポーランド
ユゼフ・エルスネルはショパンの師としても知られるポーランドの作曲家。ポロネーズ ホ長調はフランスの作曲家ロドルフ・クレゼール(1766-1831)の歌劇「ロドイスカ」の序曲から採った主題に基づいてエルスネルが書いた管弦楽の為の舞曲を演奏者が編曲したものです。

Diligence
DIL-3(1CD)
モーツァルト〜ヴァイオリンとフォルテピアノ
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ(第28番)ホ短調 K.304(1778)
ヴァイオリン・ソナタ(第35番)ト長調 K.379(1781)
ヴァイオリン・ソナタ(第40番)変ロ長調 K.454(1784)
「羊飼いの娘セリメーヌ」による変奏曲ト長調 K.359(1781)
ニコール・タメスティ(Vn)
使用楽器:18世紀、不詳作者製
ピエール・ブワイエ(フォルテピアノ)
使用楽器:マルク・デュコルネ製(モデル:1780年頃、ウィーン、シュタイン製)

録音:1998年9月2-5日、ルレー・ド・ミュジーク、モンタルロ=レ=リオ、オート=ソーヌ県、フランス
ニコール・タメスティはニース音楽院を卒業後アーロン・ロザンドに師事したヴァイオリニスト。はじめ現代音楽を中心に演奏していましたが、アントワーヌ・ジョフロワ=デショーム(チェンバロ奏者)およびフィリッピ・ヘレヴェッヘと出会いピリオド楽器に傾倒、1991年にはシャンゼリゼOの創設に参加しました。ピエール・ブワイエはパリ音楽院でイヴォンヌ・ルフェビュール、シャルル・リラマンにピアノを、アントワーヌ・ジョフロワ=デショームにチェンバロを師事、フォルテピアノを独学したフランスの鍵盤楽器奏者。タメスティとブワイエは1983年からデュオを組み、1994年には共にアンサンブル「ラ・コンパニー・デュ・ピアノフォルテ」を創設しました。
Diligence
DIL-8(2CD)
クロンマー〜室内楽、ウィーン、1818年
フランツ・クロンマー(1759-1831):ヴァイオリン,ヴィオラとチェロの為の大弦楽三重奏曲ヘ長調 Op.96
フルート,ヴァイオリン,ヴィオラとチェロの為の四重奏曲ト長調 Op.92*
フランツ・クロンマー(ピエール・ブワイエ編):ヴァイオリン独奏,2つのヴァイオリンと低音の為の3つのハンガリー舞曲 Op.89(ヴァイオリン独奏、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロの為の版)+
ニコール・タメスティ&ラ・コンパニー
[ジョルジュ・バルテル(Fl)*
ニコール・タメスティ(Vn)
ジャック・ボンヴァレ(Vn)+
ソフィー・セルフ(Va)
ジェローム・ユイエ(Vc) ]

録音:2008年11月13-17日、ノートル=ダム=ド=ボン=セクール病院礼拝堂、パリ14区、フランス
クロンマーは現チェコのモラヴィアに生まれウィーンで活躍した作曲家。

Diligence
DIL-1213E(2CD)
ベートーヴェン〜春のソナタ
[CD 1]
ベートーヴェン:ヴァイオリンとフォルテピアノの為のソナタ第4番イ短調 Op.23(1801)
ヴァイオリンとフォルテピアノの為のソナタ第5番ヘ長調「春」Op.24(1801/1802)
[CD 2]
ヨハン・メーデリッチュ[別名ガルス](1752-1835):ソナタまたは奇想曲イ短調(1800)
ヨハン・バプティスト・クラーマー(1771-1858):チェンバロまたはフォルテピアノとヴァイオリンのオブリガート伴奏の為のソナタ.イ長調(1800)
アントン・エーベルル(1765-1807):フォルテピアノとヴァイオリンの伴奏の為のソナタ.ニ短調 Op.14(1801)
フランツ・クサヴァー・クラインハインツ(1765-1832):フォルテピアノとヴァイオリンのオブリガート伴奏の為のソナタ変ホ長調 Op.9(1800)
ニコール・タメスティ(Vn)
使用楽器:1711年、ブレシア(イタリア)、ジョヴァンニ・バプティスタ・ロジェリウス製

ピエール・ブワイエ(フォルテピアノ)
使用楽器:1815年、ウィーン、ヤコプ・ベルチェ製(ピエール・ブワイエ私蔵)

録音:2012年4月、リエージュ・フィルハーモニー・ホール、リエージュ、ベルギー [CD 1]
2011年10月30日-11月3日、アカデミー・ホール、シント・トロイデン、ベルギー [CD 2]
ベートーヴェンおよび同時代の作曲家たちの世界初録音となる作品を収録。ブックレットは三分冊で合計56ページ。

LABEL EURYDICE
LE-001(1CD)
ゴセックとゲナン〜フランス革命混乱期の2人のヴァイオリニスト
マリー=アレクサンドル・ゲナン(1744-1835):トリオ Op.1-4(1768)
フランソワ=ジョゼフ・ゴセック(1734-1829):トリオ・ソナタ変ホ長調 Op.9-1(1766)
トリオ・ソナタ.ヘ長調 Op.9-3(1766)
マリー=アレクサンドル・ゲナン:トリオ Op.1-6(1768)
アンサンブル・エミオリア
[ベランジェル・マヤール、エマニュエル・レシュ(第1ヴァイオリン、ヴィオラ)
パトリツィオ・ジェルモーネ、アルフィア・バキーエヴァ(第2ヴァイオリン)
クレール・ラムケ(Vc)
フランソワ・ニコレ(Fl)
ジョン・オラベリア(Ob)
ニルス・コッパッレ(Fg)
エロディ・セイラニアン(Cemb) ]

録音:2011年8月28-31日、サン・クレール礼拝堂、ムーラン、フランス
師弟関係にあるゴセックとゲナンのトリオ・ソナタ。アルバム・タイトルに反して革命前の作品ですが、貴重な録音と言えるでしょう。アンサンブル・エミオリアは2008年にチェロ奏者のクレール・ラムケにより創設されたフランスのピリオド楽器アンサンブル。
LABEL EURYDICE
LE-002(1CD)
サンクトペテルブルク…パリ!
ピエール・クレモン(1784-1846):2つのヴァイオリンとヴィオラまたはチェロの為の
3つの協奏的三重奏曲 Op.13〜第2番ニ長調*
2つのヴァイオリンの為の3つの協奏的大二重奏曲 Op.10〜第2番
2つのヴァイオリンとヴィオラまたはチェロの為の
3つの協奏的三重奏曲 Op.13 〜第3番ト長調*/第1番長調*
トリオ・コンコルディア
[エマニュエル・レシュ、パトリツィオ・ジェルモーネ(Vn)
クレール・ラムケ(Vc) ]

録音:2011年10月28-29日、2012年4月28-30日、リオー城の穀物倉、ヴィルヌーヴ=シュル=アリエ、フランス
ピエール・クレモンはフランスのオーリアックに生まれた作曲家・ヴァイオリン奏者・指揮者。1803年、19歳にしてロシア皇帝アレクサンドル1世に招かれサンクトペテルブク宮廷楽長およびモスクワのフランス劇場監督に就任。1812年ナポレオン戦争によるフランス劇場の焼失を期に帰国、パリの歌劇・コミック座の指揮者に就任ロッシーニ、マイアベーア、ヴェーバー、ベッリーニらの作品を上演しました。長らく忘れられた作曲家となっていましたが、1980年代中盤に作品が出版されて以降復興の機運が高まっています。Op.10は当盤が世界初録音。トリオ・コンコルディアはアンサンブル・エミオリアの弦楽器奏者から成る三重奏団。

ENCELADE
ECL-1201(1CD)
C・P・E・バッハ:クラヴィーアとヴァイオリンの為の作品集
ヴァイオリンを伴うクラヴィーア幻想曲 Wq.80 H.536(1787)*
「スペインのフォリア」による12の変奏曲 Wq.118/9 H263(1778)*
クラヴィーアの為の幻想曲ハ短調 Wq,63/6 H.75(1753)
ヴァイオリンとクラヴィーアの為のソナタ.ハ短調 Wq.78 H.514(1763)*
クラヴィーアの為のソナタ.イ長調 Wq.55/4 H.186(1765-1779)
チェンバロとヴァイオリンの為のアリオーソ Wq.9 H.535*
アリーヌ・ジルベライシュ(タンジェント・ピアノ)
アリス・ピエロ(Vn)*

録音:2012年10月4-7日、ラ・クールワ、ヴォクリューズ県、フランス
使用楽器:タンジェント・ピアノ:1993年、ウィリアム・ユルゲンソン製(モデル:1770年頃、レーゲンスブルク、シュペート&シュマール製)
ヴァイオリン:ジェレミー・ショー [Jeremy Chaud] 製(モデル:1742頃、ジュゼッペ・アントニオ・グアルネリ製「Lord Wilton」)
C・P・E・バッハが円熟期から晩年にかけて鍵盤楽器のために書いた作品をメインに構成されたプログラム。タンジェント・ピアノ(タンゲンテンフリューゲル)はチェンバロからフォルテピアノに至る過渡期に現れた、タンジェントと呼ばれる木片で弦を叩く構造の鍵盤楽器。アリーヌ・ジルベライシュはパリ音楽院、ボストンのニューイングランド音楽院で学んだフランスのフォルテピアノおよびチェンバロ奏者。アリス・ピエロはリヨン音楽院で学んだフランスのヴァイオリン奏者。2004年以来2014年現在ル・コンセール・スピリテュエル(エルヴェ・ニケ主宰)のファースト・ヴァイオリニストを務めています。

CONTINUO RECORDS
CONTINUO-CR103
(1CD)
マトローヌ、カリガリス:フルート・ソナタ集
ダニエル・マトローヌ:フルート・ソナタ(2010)
セルヒオ・カリガリス(1941-):フルート・ソナタ(2009)
マウロ・コンティ(Fl)
アレッサンドロ・ステッラ(P)

録音:2012年3月
マウロ・コンティとアレッサンドロ・ステッラのデュオ結成10周年を祝ってフランスの作曲家ダニエル・マトローヌとアルゼンチンの作曲家セルヒオ・カリガリスが献呈した2作品の世界初録音。

2L
2L-103PA-BD
(Bluray Disc Audio)
波動と中断(Waves & Interruptions)
ビョルン・ボルスタ・シェルブレード(1970-):動き(Movements)(マリンバとヴィオラのための)
底流を認める(Recognizing the Undercurrent)(ヴィブラフォーンのための)
静止した流れ…(Still Waters…)(マリンバとバスフルートのための)
絡み合い、動く線(Lines in Motion, Entwined)(ヴィブラフォーン、クロタル、フルート群とギターのための)
ニュクス(Nyx)(ヴィオラのための)
波動と中断(Waves & Interruptions)(マリンバのための)
アイリク・ラウデ(打楽器)
イーダ・ブリューン(Va)
トム・オッタル・アンドレーアセン(フルート群)
トマス・シェクスタ(G)

録音:2013年8月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)
制作:ヴォルフガング・プラッゲ、ビョルン・ボルスタ・シェルブレード
録音:エンジニアリング ビアトリス・ヨハンネセン
ミクシング、マスタリング:ビアトリス・ヨハンネセン、モッテン・リンドベルグ
[DXD(352.8kHz/24bit)録音]
5.1 DTS-HD MA
(192kHz/24bit),
2.0 LPCM(192kHz/24bit),
mShuttle: FLAC 96kHz + MP3
Region ABC/72’26
ノルウェーの作曲家シェルブレードの室内楽作品が Blu-ray Disc Audio のアルバムでリリースされます。打楽器奏者ラウデによって演奏されること を念頭におき、「メロディ楽器」としての打楽器をクローズアップした 5 曲と、ヴィオラ・ソロのための1曲。2001年から 2013 年にかけて書かれた 作品です。
ビョルン・ボルスタ・シェルブレードは 1970 年生まれ。ノルウェー国立音楽アカデミーのアスビョルン・スコートゥンとビョルン・クルーセに作曲を学び、 ディプロマを取得、ルチアーノ・ベリオのアシスタントを務めたルカ・フランチェスコーニに私的に師事しています。編曲者、即興演奏家、音楽教師と しても活動し、ノルウェーの俳優グループ「デ・ユートヴァルグテ」(選ばれし者たち)、ヴォーカルアンサンブル「ノルディック・ヴォイセズ」、ハンガリー のバンド「ファビュラ・ラサ」、スウェーデンのアンサンブル「ペーロル・フォール・スヴィーン」(豚に真珠体験)をはじめ、さまざまなジャンルの芸術 家と共 同 作 業を行ってきました。
このアルバムで演奏される作品には、ギリシア神話の「夜の女神」を曲名とするヴィオラのための《ニュクス》をのぞき、《動き》《底流を認める》《静 止した流れ…》《絡み合い、動く線》《波動と中断》と抽象的なタイトルが与えられています。作曲家からの「解説」もなく、すべてが聴き手に委ねら れます。
アルバムのメイン・アーティスト、打楽器奏者のアイリク・ラウデ(1973?)は、シェルブレードがしばしば共同作業を行ってきたプレーヤーです。《動 き》《静止した流れ…》《波動と中断》のマリンバ、《底流を認める》《絡み合い、動く線》のヴィブラフォーン。スコートゥンとシェルブレードの言う「静 けさ」が現実の「音」に表現されます。《絡み合い、動く線》では、アンティークシンバル「クロタル」も使われています。
アルバム『波動と中断』の録音セッションは、オスロに近いベールムのヤール教会で行われました。 https://www.youtube.com/watch?v=gow2mMswPR8
※Pure Audio Blu-ray ディスクのアルバムです。
※Pure Audio Bluray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。Pure Audio Blu-ray ディ スクは CD や DVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Bluray 対応の PC をお使いください。 (Ki)

Sono Luminus
DSL-92180(1CD)
昨日の前年
ウィリアム・クラフト(1923-):前に!<第1周/第2周:夕暮れのフォーンスワース公園/第3周>
ショーン・ナイドー(?-2012):昨日の前年
エリック・グリスウォルド:今日をわれらに<立ち上がる/呼吸する/刃物/ただ一人/空にパンチを>
ジョセフ・ペレイラ(1974-):マレット四重奏
イサーク・シャンクラー:見えぬものたち
ニコラス・デヨー:子守歌第5番
ロサンジェルス・パーカッション四重奏団

録音:2014年1月27-30日
前作「Rupa-khandha」(DSL-92150)で、素晴らしいテクニックを見せ付けたロサンジェルス・パーカッション四重奏団による新しいアルバムは、更に進化した音が楽しめるものです。2009年の創設以来、彼らは世界トップクラスの現代室内楽アンサンブルとしての地位を築き、アメリカの現代作曲家の作品を中心に、数多くの作品を演奏することで、究極の音を追求しています。彼らは多くの賞を受賞しており、なかでも第55回のグラミー賞のノミネートは、彼らの実力が正しく評価されたものといえるでしょう。金属的な音、柔らかい音、ガラス質の音など、いくつもの音が波のように押し寄せてくる様子は、ただただ楽しめるのではないでしょうか。従来のパーカッションの概念を覆すかのような刺激的で激しい音の奔流は、通常の形で再生しても存分に楽しめるものですが、最高の録音技術を用いたBlu-rayAUDIOを適切に再生することで、オーディオマニアの方たちにも喜んでいただける音を獲得することが可能です。
Sono Luminus
DSL-92181(2CD)
★
ピーター・スカルソープ:ディジュリドゥを伴う弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第12番「ウビルーから」(地球の叫び)
弦楽四重奏曲第14番「カンバイ」
弦楽四重奏曲第16番
弦楽四重奏曲第18番
スティーヴン・ケント(ディジュリドゥ)
デル・ソルSQ

録音:2013年6月24-25日…第12番,第16番,2014年4月21-22日…第14番,第18番ヴァージニア,ボイスソノ・ルミナス
ピーター・スカルソープ(1929-2014)はオーストラリアの現代作曲家です。彼は7歳から作曲を始め、その作品はオーストラリアの伝統と自然に起因したものが多く、この弦楽四重奏曲も、ディジュリドゥを巧みに配した印象的なものです。ディジュリドゥ(Didgeridoo,Didjeridu)とは、オーストラリア大陸の先住民アボリジニの金管楽器である。木製ではあるが発音原理から木管ではなく金管楽器に分類される楽器ですが、とにかく実際の音は印象的なもので、一度聴いたら耳から離れないほどの強烈な音色を持っています。従来の弦楽四重奏の音色と対比させたこの楽器の音色、とにかく聞いてみてください。ここでこのディジュリドゥを演奏しているスティーヴン・ケントは英国でう案れ、東アフリカで若き時代を過ごした人です。フレンチホルンの名手ですが、アボリジニの文化に触れたことでディジェリドゥを学び、この楽器のスペシャリストになりました。この楽器のための作品を20曲以上も録音しています。

Capriccio
C-5220D(1CD)
ヨハンナ・ドーデラー:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第3番「2010年、2011年のグスタフ・マーラー記念祭に」DWV64(2009)ピアノ三重奏曲第2番「ハイドンに捧ぐ」DWV52(2008)
ピアノ三重奏曲第1番VWV31(2002)
ピアノ三重奏曲第4番「朝」DWV79(2013)
ヴィロス三重奏団
<ダリア・デディンスケイト(Vn)/グレプ・パイシュニアク(Vc)/オレ・クリスティアン・ハーゲンルッド(P)>

録音:2014年6月18-20日ウィーン,4TUNEスタジオ
1969年、オーストリアに生まれた女性作曲家ヨハンナ・ドーデラー(1969-)。名小説家や建築家などを輩出した名門の家系に生まれ、幼い頃から文化や文学に親しんできた彼女、その作品は世界的に高く評価されています。多くの芸術家たちとコラボレーションし、色々な作品を生み出してきた彼女、このピアノ三重奏曲も刺激的な音に満たされています。彼女はピアノ三重奏曲という小さな形式を愛しているといい、このアンサンブルが生み出す音は絶対的なものだと断言しています。時にはミニマル形式を用いつつも、過去の大作曲家たちへのリスペクトを忘れない彼女の音楽は、一際美しい光を放つものです。

Alice
ALCD-028(1CD)
ルシエ、テニー、ケージ、ライヒ〜ギター、リュート、ウード作品集
ルシエ:オン・ザ・カーペット・オヴ・リーヴス・イルミネイテッド・バイ・ザ・ムーン(ウード&正弦波)
テニー:クロマティック・カノン(リュート&ライヴ・エレクトロニクス)
ケージ:One7(ギター&ライヴ・エレクトロニクス)
ライヒ:ヴァイオリン・フェイズ(リュート&ライヴ・エレクトロニクス)
ペーテル・セーデルベリ(アコースティック・ギター、ウード、ルネサンス・リュート)、
エリク・ペーテル(ライヴ・エレクトロニクス)

]録音:2012年−2013年
スウェーデンのギター&リュート奏者ペーテル・セーデルベリと、同じくスウェーデンの作曲家&ミュージシャンであるエルク・ペーテルのタッグによるアメリカン・プログラム。スティーヴ・ライヒの「ヴァイオリン・フェイズ」に"リュートとライヴ・エレクトロニクス"で、ジョン・ケージの「One7」には"ギターとライヴ・エレクトロニクス"の組み合わせで挑むなど、その独創的なアイディアは斬新かつ見事な完成度。

Euterpe Musica
EMCD-1316(1CD)
チェロ&ギター
ファリャ:ナナ(子守歌)
ジナタリ:チェロとギターのためのソナタ
ストルム:夏の夜のセレナード、日時計、昼と夜、目標
レイス:もしも彼女が尋ねたら
グバイドゥーリナ:2つの前奏曲
マルティンソン:ツインズ Op.64
ヴィラ=ロボス:アリア(ブラジル風バッハ第5番より)
グンナル・スピュート(G)、
ヘゲ・ワルデランド(Vc)
スウェーデンの名ギタリスト、グンナル・スピュートと、ベンクトソン、トルトゥリエの門弟ヘゲ・ワルデランドのデュオが奏でるギターとチェロの世界。
スペインのファリャ、ブラジルのジナタリ、ヴィラ=ロボス、レイス、スウェーデンのストルム、マルティンソン、ロシアのグバイドゥーリナの音楽による多彩なプログラムでのデュオの響きが味わい深い。


たまゆら
KKC-037(1CD)
ショーソン:ピアノ四重奏曲イ長調 Op.30
マーラー:ピアノ四重奏曲イ短調 断章
アンサンブル・モンソロ
【本田早美花(Vn)、シルヴァン・デュランテル(Va)、ジュリアン・ラジニアック(Vc)、エマニュエル・クリスチャン(P)】

録音:2014年6月7日/キング関口台第1スタジオ(192kHz 24bit高音質録音)
ピアノ四重奏は、弦楽四重奏やピアノ三重奏、あるいはピアノ五重奏と比べ地味な形態と思わ れがちです。しかし楽器のバランスと独立性が理想的に保たれた、室内楽の究極ということができるでしょう。このジャンル期待の若き常設団体が誕生し ました。アンサンブル・モンソロ。日本人ヴァイオリニスト・本田早美花を中心としたフランスの団体で、全員がパリ高等音楽院出身。2006年にノルマ ンディ・フォーラム音楽祭で最優秀現代音楽賞とスペディダム・スカラシップ賞、翌年グランプリを受賞、2008年にヴェローナのTIM国際音楽コンクー ル室内楽部門第1位、2009年には「プロ・カルテット」に選ばれました。「モンソロ」とは、「私のソロ」を意味し、奏者一人ひとりがソリストでありな がら、アンサンブルとして最高の調和を目指し進化していくという願いがこめられています。
演奏技術の高さはもちろんながら、フランスの音楽家ならではのオシャレで明るい音楽性、音楽に向うひたむきさと集中力の高さ、若々しいエネルギー とフレッシュな感性で驚くほど感動的な世界を創り上げます。演奏・録音を通じて、古今東西のピアノ四重奏曲を世に出すことを主眼とし、CD第1弾と してマーラーとショーソンの作品を2014年6月に東京で録音しました。
ショーソンのピアノ四重奏曲は演奏時間40分近い大作ですが、美しく感動的なメロディがちりばめられた崇高な作品。アンサンブル・モンソロ入魂の 演奏で、全く長さを感じさせず感動させられます。マーラー10代の若書きも、「陰鬱で頽廃的」な印象を一新、ナイーヴな中にも激しい盛り上がりや、 刃を向けてくるような凄みに満ち、まぎれもないマーラーの世界であることを実感させてくれます。 (Ki)

Intergroove
IGC-011-2(1CD)
ボロディン:弦楽四重奏曲第1番イ長調
弦楽四重奏曲第2番ニ長調
サンクトペテルブルクSQ
タネーエフSQの第1ヴァイオリン、ウラディーミル・オフチャレクの門下としてサンクトペテルブルク音楽院を卒業した4人で結成されたサンクトペテルブルクSQ。結成したその年に全ロシア・コンクールで優勝し、ロシアを代表するアンサンブルとして活躍するクァルテットの流麗な演奏で、19世紀ロシアを代表する室内楽作品であるアレクサンドル・ボロディンの弦楽四重奏曲を。

Ameson
ASCP-1324(1CD)
ゴーサン:球体のハーモニー
器楽アンサンブルのための 「球体のハーモニー」
クラリネットのための 「悟り」
フルートとピアノのための 「オジーヴ」
クラリネットと録音音源のための 「禅庭」
ピアノのための 「トウキョウ・シティ」
弦楽四重奏のための 「チャクラ」
フィリップ・アリ=ブラシェット(芸術監督)、
アンサンブル・シヤージュ
パリ国立高等音楽院でオリヴィエ・メシアンに学び、ICONS国際作曲賞など数々の受賞歴を誇る、現代フランスを代表する作曲家の一人、アラン・ゴーサン(b.1943)の作品集。1984年作の「チャクラ」から、2008年作の「トウキョウ・シティ」まで、器楽のための主要作品を収録。京都での滞在や日仏現代音楽協会での名誉会長を務めるなど、日本とも縁の深いゴーサンの作品は「禅庭」や「トウキョウ・シティ」など、日本からのインスピレーションを取り入れた作品も特徴。

Sono Luminus
DSL-92179
(CD+BD-Audio)
アメリカの集団
ネイサン・リンカーン=デクサティス:オブリヴィヨン(忘却)
アルマンド・バヨーロ:広く開かれたスペース
ダン・ヴィスコンテ(1982-):ブラック・ベンド
ジュリア・アドルフ:言葉なき生き物たち
ヨゼフ・ホールマン(1979-):The Extrodinary Gryssandra Wycke
スティーヴン・ゴルボス:私が保持することを決めたもの
グレゴリー・スピアーズ:クマとハト
Inscape*(アンサンブル)
21世紀のアメリカ音楽における豊かなサウンドを探求する「Inscape*」の最新アルバムです。ある時は自然の景観の美しさを描き、またジャズやロック、土着の民俗音楽を想起させる音を求めるなど、多様化した現代のアメリカの文化と姿を、音楽で描き出すことに力を注ぐ彼ら、今回のアルバムでも興味深い作品を取り上げています。特定の音の形状をモデル化した、一種の室内交響曲であるリンカーン=デクサティスの「オブリヴィヨン」、夏の農村の風景を描いたヴィスコンテの「ブラック・ベンド」、若き魔女が発する呪文はホールマンの「The Extrodinary Gryssandra Wycke」で描かれています。Inscape*は2004年に芸術監督リチャード・スケルボによって設立されたアンサンブル。2014年には前作「Sprung Rhythm」がグラミー賞にノミネートされるなど注目を集めています。このアルバムはCDとともにBlu-rayAUDIOも同梱されており、シャープな音を体中で楽しむことができます。

DACAPO
MAR-6.220577(1SACD)
ランゴー:弦楽四重奏曲集第3集
弦楽四重奏曲第1番BVN68(1914-1915 /1936改訂)
弦楽四重奏曲第5番 BVN189(1925 /1926-1938改訂)
弦楽四重奏曲断章「イタリア風スケルツォ」BVN408(1950)*
ナイチンゲールSQ

録音:2013年8月19-24日、2013年9月3-6日、2013年1月10日
*=世界初録音
ルーズ・ランゴー(1893-1952)の弦楽四重奏曲全集の完結編です。「グラモフォン・アワード」を受賞したナイチンゲール弦楽四重奏団によるこの演奏は、ランゴーという作曲家を理解するためにも、大きな手助けとなることでしょう。ランゴーは作曲年代によって、かなりその作風が違いますが、このアルバムの3曲はどれも親しみやすい音楽です。若き日の第1番、爽やかさを感じさせる第5番、1950年の作品にも拘わらず妙に明るい「イタリア風スケルツォ」など、一度でも聴いていただければ、このステキな音楽に心奪われること間違いありません。

TYXart
TXA-13035(1CD)
Quinar〜クラリネットとハープのための5つの新作
マーティン・クリストフ・レーデル(1947-):アルパリネット〜クラリネットとハープのための3つの作品OP.71(2011)
フランク・ザベル(1968-):クラリネットと微分音ハープのための「見知らぬ苔や草から」I-VII(2011)
シュテファン・ホイケ(1959-):クラリネットとハープのための「メランコリーセレナーデ」OP67(2012)
ヨルグ・ビルケンコッター(1962-):バスクラリネットとハープのための夜想曲「なぜトリスタンか」(2012)
ディートリヒ・ハーネ(1961-):クラリネット、バスクラリネット、ハープと伴奏テープのための「回心」(2011/12)
デュオ・イマジネール
【ジョン・コルベット(Cl)
シモーネ・ザイラー(Hp)】

録音:2013年2月、2013年4月
クラリネットとハープの二重奏デュオ・イマジネール。新しい音色や演奏方法や効果を追求したドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州を拠点とす る5人の現代作曲家による作品を収録しています。 (Ki)
TYXart
TXA-14039(1CD)
ディータ・カウフマン(1941-)作品集
エヴォカシオン〜暴力に対するオラトリオ (インゲボルク・バッハマン詩)(ソプラノ、語り、ヴァイオリン、ピアノ、弦楽四重奏、トリオ、24声部混声合唱と弦楽オーケストラのため)OP.11
CONCERTOMOBIL(無伴奏ヴァイオリン、弦楽オーケストラと電子音響プレイバックのための)OP.18
PAGANIHILISMO(無伴奏ヴァイオリンとクローン化したヴァイオリニストのための)OP.77
ELENA EN FACE(エレーナ・デニソワのためのヴァイオリンと室内オーケストラのためのポエム)OP.132
エレーナ・デニソワ(Vn)
エリザベス・シコラ(S)
グンダ・ケーニッヒ(朗読)
アレクセイ・コルニェンコ(指)モスクワSO
カリンシア・コレギウム・ムジクム
ブダペストCho
グスタフ・マーラー・アンサンブル

録音:1994 年 -2012 年
ウィーンの作曲家ディータ・カウフマン。1968年のパリ暴動をきっかけに制作されたエヴォカシオン。当時カウフマンはメシアンの作曲クラスに奨学生 としてパリに滞在していたときに、事件を目撃。「より辛い日が来るかも知れない」というインゲボルク・バッハマンの詩にオラトリオ形式で作曲されました。 (Ki)

Christopher Nupen Films
A-13CND(DVD)
シューベルト:ます/偉大なる愛と偉大なる哀しみ
ます/偉大なる愛と偉大なる哀しみ
ダニエル・バレンボイム(P)
イツァーク・パールマン(Vn)
ピンカス・ズーカーマン(Va)
ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)
ズービン・メータ(コントラバス)他

収録時間:182分/音声:ステレオ2.0
字幕:独・西・仏・英・伊・日本語
画面:4:3&16:9letterbox/REGION All(Code:0)
シューベルトに関する2つの興味深い映像です。1のますは、1969年に撮影されたドキュメンタリー・フィルムで、バレンボイムが主宰したサウスバンク音楽祭における「ます」が演奏されるまでと、本番の風景です。当時、優れた指揮者として名声を高めていたズービン・メータが久しぶりにコントラバスを練習し、またズーカーマンはこの日のためにわざわざヴィオラを用意して、演奏に臨みます。そしてパールマン、デュ・プレ、バレンボイム…この5人が親密なリハーサルを経て、本番では燃える演奏を披露します。もう1つの映像は、シューベルトへのオマージュともいえるもので、これは伝記ではなく、彼が師と仰いだベートーヴェンから影響を受けながらも、ベートーヴェンの死後、新たな音楽を作っていった様子が描かれています。感動的な物語です。
Christopher Nupen Films
A-14CND(DVD)
デュ・プレのポートレイト
ジャクリーヌ・デュ・プレとエルガーのチェロ協奏曲
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲「幽霊」Op.70
ダニエル・バレンボイム
ピンカス・ズーカーマン
ニュー・フィルハーモニアO
ジョン・バルビローリ
ウィリアム・プリース

収録時間:150分/音声:モノラル2.0
字幕:独・仏・西/画面:4:3
REGION All(Code:0)
伝説的チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレ。彼女を象徴するのがエルガーのチェロ協奏曲であるのは間違いありません。最初の映像は、そんなエルガーを存分に楽しめるものです。もう一つの映像は、ダニエル・バレンボイムとピンカス・ズーカーマンとのベートーヴェンのピアノ三重奏曲「幽霊」の演奏風景です。こちらは名映画監督ジャン=ピエール・ポネルによって収録された貴重な映像です。エキセントリックで孤高のアーティストであったデュ・プレの活動の絶頂期を捉えています。

DIGRESSIONE
DCTT-40(1CD)
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):ギターとフルートの為の作品集
歌劇「タンクレディ」によるフルートとギターの為のポプリ Op.76*
フルートとギターの為の変奏曲 Op.84*
フルートとギターの為の大ポプリ Op.53*
「おいらはキャベツ作りの子」によるギターの為の6つの変奏曲 Op.49
歌劇「愛と栄光」のロマンスによるギターの為の変奏曲 Op.105
ギターの為の6つの前奏曲 Op.83 から Nos.4, 5, 6
アントニーノ・マッドンニ(G)
ジュゼッペ・ディ・リッド(Fl*)

録音:データ記載なし
使用楽器:マリオ・ガッローネ製(G)/ナガハラ、フル・コンサート・14K(Fl)
「ポプリ」とはもともとフランスのごった煮鍋料理のことで、様々な香りの物を合わせた室内香の名前にもなっていますが、音楽用語としては複数の曲をつなげたメドレーを意味します。19世紀にはひとつの歌劇からいくつかの聴かせどころを選んだポプリや、当時のヒット曲をつなげたポプリ等が数多く書かれました。アントニオ・マッドンニは1960年イタリアのバルレッタに生まれバーリのニッコロ・ピッチンニ音楽院で学んだギター奏者。ジュゼッペ・ディ・リッドは1985年生まれ、フォッジャのウンベルト・ジョルダーノ音楽院で学んだフルート奏者。

NON PROFIT MUSIC
NPM-1010(1SACD)
クラリネット、チェロとピアノの為の作品集
ブルッフ:8つの小品 Op.83
ブラームス:三重奏曲イ短調 Op.114
B3クラシック三重奏団
[ホアン・ボラス(Cl) 
デイヴィッド・ジョンストーン(Vc)
ホアンホ・アルビニャナ(P) ]

録音:2009年5月、セザンヌ・プロダクション

PUREMUSIC
5414706-10352
(1SACD)
MYRIAM FUKS/ VER BIN IKH!
01. Vi Ahin Zol Ikh Geyn(私はどこへ行けばよいのか) (S. Korn-Teuer aka Igor S. Korntayer /O. Strokh)
  ゲスト:エフゲニー・キーシン(Pf)
02. Far Dir Mayne Tayer Hanele aka Klezmer Csardas from Klezmer Karma (R. Lakatos/M. Fuks)
  ゲスト:アリッサ・マルグリス(Vn)、ナタン・フロード(Vla)、ポリーナ・レシェンコ(Pf)
03. Malkele, Schloimele (J. Rumshinsky)
  ゲスト:サリーナ・コーン(歌)、フィリップ・カテリーヌ(ギター)、オスカー・ネーメト(Bs)
04. Deim Fidele (B. Witler)
  ゲスト:ローラ・フックス(歌)、ミヒャエル・グットマン(Vn)
05. Yetz Darf Men Leiben (B. Witler)
  ゲスト:ポール・アンバッハ(歌)
06. Greene Bletter (M. Oiysher)
  ゲスト:ロビー・ラカトシュ(Vn)
07. Die Saposhkeler’ (D. Meyerowitz)
08. Pintele Yid (L. Gilrot/A. Perlmutter-H. Wohl)
  ゲスト:ザハヴァ・ゼーヴァルト(歌)
09. Als In Einem Is Nicht Dou Ba Keiner (B. Witler)
10. Dous Gezang Fin Mayne Hartz (B. Witler)
  ゲスト:ミリアム・ラカトシュ(歌)
11. Schlemazel (B. Witler)
  ゲスト:エドゥアルト・ベーア(歌)
12. Nem Der Nisht Tsim Hartz (B. Witler)
13. Hit Oup Dous Bisele Koyer’ (B. Witler)
  ゲスト:ミシェル・ジョナス(歌)
14. Schmiele (G. Ulmer)
  ゲスト:モナ・ミオデツキ(歌)、ロビー・ラカトシュ(Vn)
15. Ziben Gite Youren (D. Meyerowitz)
16. Bublitchki (Beygeleich) (Trad.)
  ゲスト:アレクサンダー・グルニング(Pf)
17. Ver Bin Ikh? (B. Witler)
  ゲスト:ミッシャ・マイスキー(Vc)、リリー・マイスキー(Pf)
18. Der Rebe Menachem (A. Gurning/M. Fuks-M. Rubinstein)
  ゲスト:マルタ・アルゲリッチ(Pf) ミリアム
ミリアム・フックス(Vo)
[01, 02, 16, 17, 18以外、以下アンサンブルメンバーが参加]

ロビー・ラカトシュ(1stVn)、
クラウディア・バーロー(2nd Vn)、
クリステル・ボルグレーヴェンス(Cl)、
アルド・グラナート(アコーディオン)、
ラースロー・バログ(G)
オスカー・ネーメト(Cb)

録音:2013年11月/2014年2,3,5月
ミリアム・フックスはユダヤ・クレズマー音楽の歌の女王。その存在感、歌唱力と表情は、クレズマー界のエディット・ピアフと言えましょう。そんな彼 女がユダヤの歌をあつめた新譜をリリース。ヘブライ語の歌詞で力強く哀愁漂う歌を披露しています。注目なのが、共演陣!アルゲリッチ、キーシン、マイ スキーら、超豪華な顔ぶれ。キーシンが、絶美のピアノの音色で哀愁漂う世界へといざなう前奏は、この世のものとは思えぬ美しさ。つづくフックスの歌 もキーシンのピアノと非常にマッチしています。アルゲリッチもマイスキー父娘も世界に浸りきった演奏を展開。ちなみにキーシン、アルゲリッチ、マイスキー が歌手と共演した演奏のCD登場は初です。注目ポイント満載の1枚です! (Ki)

Ramklang
Rkap-10213(1CD)
民謡と物語〜五大陸からの民謡集
ドイツ〜ライネッケ(エンゲルブレヒト編):小川のほとりに水車が/アメリカ〜伝承曲(ブレーマー編):900マイル/イタリア〜レイチェル(フィガロ編):私は心休まらない/スウェーデン〜伝承曲(ニルソン編):鍛冶屋の歌「昔、おいらが若いころ」/アイルランド〜伝承曲(レストレンジ編):庭の千草/オーストラリア〜伝承曲(クレリン編):ワルチング・マチルダ/韓国〜伝承曲(ガルシア編):アリラン/フィリピン〜伝承曲(ボクイレン編):ペン・ペン・デ・サラペン/ガーナ〜伝承曲(レストレンジ編):ダ・ンアセ/アイルランド〜伝承曲(フローテンハウス編):モリー・マローン/キューバ〜伝承曲(アマコード編):ハバネラ・トゥ/日本〜伝承曲(書上奈朋子編):さくらさくら/タイ〜伝承曲(ボクイレン編):ロム・ナオ/ロシア〜伝承曲(ゼルコフ編):ワ・クシュニッツ/チェコ〜伝承曲(ベッカー編):チェルヴェナ・ルジチコ/イスラエル〜伝承曲(タル編):ハバ・ナギラ/ラトビア〜伝承曲(ジェカブソン編):プット・ヴェジニ
アンサンブル・アマコード〔ヴォルフラム・ラットケ(T)、マルティン・ラットケ(T)、フランク・オツィメク(Br)、ダニエル・クナウフト(Bs)、ホルガー・クラウゼ(Bs)〕

録音:2011年5月&2012年5月、ドイツ
バッハがカントールを務めた由緒あるライプツィヒの聖トーマス教会少年合唱団の出身者たちにより、1992年に結成された男声ア・カペラ・グループ、アンサンブル・アマコード。
聖トーマス教会時代から培われてきた5人のメンバーの卓越した歌唱力、中世&ルネサンス、バロック、近現代、そしてポップスからのアレンジなど、幅広いレパートリーを自在に歌うエンターテイナー性は絶大な評価を得ており、2013年のICMA賞、2012年のECHO賞など、ヨーロッパの権威ある音楽賞に続々と輝いています。アンサンブル・アマコードが歌うのは、5声のア・カペラによる、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカ、オセアニアの5大陸の民謡集!ドイツの5人のエリートたちが声のみで創り出す世界各地の民謡の世界。一糸乱れぬ見事なアンサンブル、声の限界に挑んだ超絶技巧、世界各地の名旋律と名アレンジは、美しき世界旅行への招待状である ――。

KOKORO RECORDS
KKR-006(1CD)
税込定価
野澤徹也によるマーティン・リーガン:三味線作品集
(1)Made of Mercury 〜三味線二重奏(8:34)
(2)細雪を想い… 〜三味線と箏(13:06)
(3)月影幻想曲 〜三味線と尺八(11:16)
(4)fastpass! 〜三味線と小鼓(7:20)
(5)魔橋 〜三味線と琵琶(9:44)
(6)虹の光 〜三味線と十七絃(8:14)
(7)不死鳥 〜三味線とフルート(10:21)
野澤徹也(三味線)
(1)浅野藍(三味線)
(2)野澤佐保子(箏)
(3)山口賢治(尺八)
(4)藤舎花帆(小鼓)
(5)櫻井亜木子(琵琶)
(6)野澤佐保子(十七絃箏)
(7)澤田由香(フルート)
作曲家・マーティン・リーガンの時には挑戦的ともいえる邦楽器への新しいアプローチに演奏家・野澤徹也が感性と技術力で応えた、三味線を中心としたアンサンブルの新たな歴史。
※「クロスカルチャーな音楽作りを探求するマーティン・リーガン氏の現代邦楽へのアプローチを一言で言い表すならば、それは「情熱」であろう。リーガン氏の「情熱」は、人と人を結びつけ、新たな音楽を生み出すエネルギー源となり、このCDに音楽的結晶となって表れている。」 佐藤容子(作曲家)
■野澤徹也(三味線)
三絃を西潟昭子氏に師事。現代邦楽研究所研究科修了。洗足学園音楽大学、現代邦楽研究所三味線講師。 受賞歴は2005 年 東京邦楽コンクール第一位、他多数。NHK テレビ、NHK-FM 等に出演。 3枚組ソロCD『三味線独奏曲集』(TY サポート受賞作品)をはじめ、計14 枚のCD をリリース。 2008 年 三木稔作曲『三味線協奏曲』初演ソリストをつとめる。 2012 年 日本フィルハーモニー交響楽団と共演。演奏がNHK-FM で放送された。 2013 年〜 NHK-E テレ『にっぽんの芸能』テーマ曲・挿入曲の演奏を担当。
■マーティン・リーガン(作曲b.1972)
「西洋音楽」はもとより、今までに 60 曲を超える邦楽作品を作曲している。'02 年以降は、現代邦楽を演奏する主要グルー プの一つであるオーラJ に所属。 '95 年オハイオ州オバーリン大学作曲科及び東アジア研究科卒。国費研究留学生として、 東京音楽大学大学院作曲専攻に在籍していた。'02 年文化庁舞台芸術創作奨励国立劇場作曲コンクールに尺八と二十絃 箏のための「東雲の詩」(2001) で入賞。'06 年ハワイ大学作曲科博士課程修了。三木稔著「日本楽器法」(音楽之友社)の 英語版を翻訳('08 年版)。'10 年ナボーナレコードより、自作品 CD「マーティン・リーガンの和楽器による作品集第一番:森 が囁いて...」がリリースされた。邦楽器の為の第二作品集「魔鏡」(2012) 及び第三作品集「光を花と散らす」(2013)が同レ ーベルよりリリースされた。'11 年研究員として上海音楽院作曲専攻に在籍し、中国伝統的楽器の個人レッスンを受けた。ヒュ ーストングランドオペラによって委嘱された「メモリー・ストーン」という新作室内オペラはテキサスセンターのアジアソサイティ にて2013 年4 月に初演。現在、アメリカのテキサス州、A&M 大学にて助教授として後進の指導にあたる。

Harp&Company
CD-5050-32(1CD)
ルフェーヴル:クラリネット・ソナタ集
ソナタ第1番、ソナタ第2番、ソナタ第3番、
ソナタ第4番、ソナタ第5番、ソナタ第7番
オリヴィエ・ダルテヴェル(Cl)、
ラシェル・タリトマン(Hp)
スイス生まれのフランスのコンポーザー=クラリネッティスト、ジャン=グザヴィエ・ルフェーヴル(1763−1829)のクラリネット・ソナタ集。クラリネットの改良や発展にも貢献したルフェーヴルならではの、クラリネットを知り尽くされた内容の作品。

MARSYAS
MAR-1810(1CD)
ヘンデル・イン・ハーレム
イントロダクション(ソナタヘ長調)
ラルゴ(ソナタヘ長調)アレグロ(ソナタヘ長調)
アダージョII(ソナタヘ長調)
アレグロIII(ソナタヘ長調)
アレグロ・モデラート(ソナタヘ長調)
ある時の話(シュテファン・シュルツ/マーク・フェルドマン)
音の巨像(シュテファン・シュルツ/マーク・フェルドマン)
アンダンテ(ソナタホ短調)
アレグロ(ソナタホ短調)
サラバンド(ソナタホ短調)
アルマンド-アンダンテ・アレグロ(ソナタホ短調)
ロンド(ソナタホ短調)
ガヴォット(ソナタホ短調)
ヘンデル・イン・ハーレム(シュニーダー/シュルツ/フェルドマン)
Riffs(シュルツ)
ジョージとジョージの邂逅(サマータイム)
アダージョ(ソナタニ長調)
アレグロI(ソナタニ長調)
ミュゼット-アレグロII(ソナタニ長調)
行進曲-ガヴォット(ソナタニ長調)
アラディン(シュルツ/シュニーダー)
※特に記載のないものについての作曲者は全てヘンデル
ダニエル・シュニーダー(ソプラノSax)
ステファン・シュルツ(バスTb)
マーク・フェルドマン(Vn)

録音:2012年2月NYブルックリン,システム2スタジオ
このアルバムは「もしヘンデルが現代のマンハッタンにやってきたら?」という想像の元に作られたもの。もちろん歴史上では、ヘンデルがアメリカを訪れたことはないのですが…。彼のリズミカルな音楽は、曲そのものがジャジーであり柔軟性を持っているので、現代のハーレムで演奏しても全く遜色なく溶け込んでしまうに違いありません。ここでプロットを書いているのは、作曲家でサクソフォン奏者であるダニエル・シュニーダー。彼はシリアスな作品も多く書いていますが、このようなクロスオーヴァー的な作品も大得意であり、ここでも魅力的な音楽を披露しています。もし、今ヘンデルが世界ツアーを行ったら、間違いなくスーパースターになることでしょう!

DACAPO
MAR-8.226082(1CD)
フリードリヒ・クーラウ:ヴァイオリン・ソナタ集第1集
ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.64
ヴァイオリン・ソナタ.長調Op.79-1
ヴァイオリン・ソナタ.イ短調Op.79-2
ヴァイオリン・ソナタ.ハ長調Op.79-3
クリスティーナ・アストラン(Vn)
ペル・サロ(P)

録音:2013年6月24-28日コペンハーゲンDRコンチェルフゼット第4スタジオ
もともとドイツで生まれるも、24歳の時にコペンハーゲンに亡命し、その生涯を閉じるまで22年間この地で創作活動を行ったため、現在ではデンマークでも大切な存在とされている作曲家クーラウ(1786-1832)。彼の生涯はとても波乱に富んだものであり、デンマークの音楽発展にも大きく寄与したのですが、現在ではその作品をほとんど聴くことはできません。例外的に、ピアノを学んでいる人には「ソナチネ」だけは知られているでしょう。ソナタを学ぶ前の段階で取り上げられることが多いものです。そのため、ベートーヴェンの同時代の「ピアノ曲作曲家」として認識されていますが、実は室内楽作品も数多く書いています。この一連のヴァイオリン・ソナタも壮大な楽想を有した感動的なもので、例えばOp.64はもともとフルートのための作品ですが、伸びやかなメロディが特に印象的であり、ヴァイオリンで演奏することでまた違った魅力を放っています。

CONTINUO Classics
CC77-7709(1CD)
ドホナーニ:チェロ・ソナタOp.8
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
 チェロ・ソナタOp.4
ラファエル・ピドゥー(Vc)、
エマニュエル・シュトロッセ(P)

録音:2010年9月フランス
INTEGRALレーベルより発売されていたINTEG 221181の再発売商品。トリオ・ヴァンダラーやロトの手兵オーケストラ「レ・シエクル」のチェロ 奏者としても活躍するラファエル・ピドゥー。彼がフォル・ジュルネ音楽祭でもお馴染みの名ピアニスト、エマニュエル・シュトロッセと近代ハンガリーのチェ ロ・ソナタに取組みました。厳しい精神性にあふれたコダーイの無伴奏ソナタはさすがに名作。ピアノ伴奏付き2 篇は柔和で親しみやすく、両作曲家の旋 律美を堪能できます。 (Ki)

Tony Palmers Film
TPDVD-170(DVD)
イヴリー・ギトリス〜偉大な伝統 イヴリー・ギトリス(Vn)他

収録時間:118分/NTSC/16:9Widescreen
今も尚現役として活躍している世界最高齢ヴァイオリニスト、イヴリー・ギトリス(1922−)の若き頃の貴重な映像や、ユネスコ親善大使として様々な国と地域へ赴きその地域の音楽と人達との交流、レッスンの模様やギトリスの音楽への思いなどインタビューを収録。
クラシックだけにとどまらず、ディジー・ガレスピー、ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、エリック・クラプトンなど数々の有名アーティストとのライヴやセッションの秘蔵映像なども多数収録。

※本作品には、オリジナル・マスターに起因する映像及び音声に乱れが一部含まれております、あらかじめご了承ください。
Tony Palmers Film
CPVP-020DVD(DVD)
メンデルスゾーン〜ナチスと私 ダニエル・ホープ(Vn)
スティーヴン・イッサーリス(Vc)、他

※収録時間:59分/NTSC
フェリックス・メンデルスゾーン (1809−1847)の音楽とナチスとの関係、ユダヤ人家系であるために言われなき迫害を受けていた事を焦点としたドキュメンタリー。スティーヴン・イッサーリスやダニエル・ホープの演奏も収録。グリアソン・アウォード2010アート・ドキュメンタリー部門ノミネート作品。
※本作品には、オリジナル・マスターに起因する映像及び音声に乱れが一部含まれております、あらかじめご了承ください。

スロヴェニア放送
ZKP-113260(1CD)
モーツァルト:フルート四重奏曲全集
フルート四重奏曲第1 番 ニ長調 K.285
フルート四重奏曲第2 番 ト長調 K.285a
フルート四重奏曲第3 番 ハ長調 K.Anh.171
フルート四重奏曲第4 番 イ長調 K.298
マテユ・グラヘク(Fl)
ミラン・コルブル(Vn)
マヤ・ロメ(Va)
イゴール・シュケリャネク(Vc)

録音:2011 年10 月、リュブリャナ
モーツァルトのフルート四重奏曲を4 曲集めたCD。マテユ・グラヘクは1974 年、スロヴェニア中部のトルボヴリェ生まれのフルート奏者。スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めている。しっとりとした柔らかい美音が魅力である。

Cornetto
COR-10041(1CD)
アレクサンダー・マリア・シュナーベル(1889-1969):ピアノ五重奏曲ハ長調 Op.17
ハリンリヒ・リーチュ(1860-1927):ピアノ五重奏曲ニ長調
マリンコニア=アンサンブル・シュトゥットガルト
[ラミール・トルンペルマン(第1Vn)
ユリウス・カルヴェッリ=アドルノ(第2Vn)
マルクス・エルテル(Va) 
ヘルムート・ショインヒェン(Vc)
ギュンター・シュミット(P) ]

録音:2013年、フィルハーモニー・グスタフ=ジーグレ=ハウス、シュトゥットガルト、ドイツ
ピアノと弦楽の為の珍しい作品を紹介するマリンコニア・シリーズ第4弾。アレクサンダー・マリア・シュナーベルはラトヴィアのリガに生まれた作曲家。音楽専業では生活できずポーランド、ドイツへと活動の場を移しましたが、1943年にブライトコプフ社のアーカイヴが戦災で焼失し彼の出版譜・手稿譜の多くが失われ、また5年をかけて作曲した交響曲の手稿譜を移動中に紛失したことで意欲を失い作曲と音楽著作をやめてしまった悲運の音楽家です。ハリンリヒ・リーチュはボヘミア北西部のソコロフ(ファルケナウ)に生まれた作曲家・音楽学者。ウィーンで法学を学んだ後エドゥアルト・ハンスリック(1825-1904)、グイード・アドラー(1855-1941)に音楽史を、ローベルト・フックス(1847-1927)らに音楽理論を師事。ハンスリック、アドラーの後継者としてウィーン大学教授を務めた後プラハ音楽大学教授に就任、またプラハ・ドイツ室内楽教会を創設しました。
マリンコニア=アンサンブルは忘れ去られた楽曲の復興を目的としてチェロ奏者・音楽学者ヘルムート・ショインヒェンにより1980年代に創設されたアンサンブル。


オクタヴィア
OVCL-00541(1SACD)
2014年6月25日発売予定
オイストラフ・ライヴ・イン・ジャパン1955
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 へ短調 Op.80
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調
チャイコフスキー:瞑想曲
 ワルツ・スケルツォ
クライスラー:コレルリの主題による変奏曲(アンコール)
ダヴィッド・オイストラフ(Vn)
ウラディーミル・ヤンポリスキー(P)

録音:1955年2月23日日比谷公会堂(モノラル ・ライヴ)
ニッポン放送創立60周年記念発売。まだ日本とソヴィエト連邦(当時)の間に、平和条約が締結される以前の1955年、巨匠ダヴィッド・オイストラフは初めて日本の地に降りたちました。国交が回復される以前、今のようなも情報化時代でないのもかかわらず、このヴァイオリニストの名声はすでにわが国に轟いており、この来日は社会的な話題となりました。 いままで、この来日時のライヴ音源が存在する、という噂はありましたが、陽の目を見ることはなく、このたびニッポン放送の倉庫からテープが発見され、60年の眠りから、遂に目を覚ますことになったのです。(オクタヴィア)
まず、音の良さにビックリ!多少の修正は加えられているようですが、オイストラフ特有の豊麗な音色美をたっぷり堪能できます。彼の全盛期を窺わせる、滑らかであらながら正確なポジションを保持したフレージングの妙は、ベートーヴェンの第1楽章冒頭から見事です、単に陽気に弾むだけでない品格も兼備。第2楽章の歌心も育み抜いた音色美と語り掛けの妙が心に染みます。ヤンポリスキーのまろやかなタッチとの掛け合いによって、その至福の空気感は一層温かみを帯びます。
プロコフィエフは暗い情念を漂わせながらも、のたうち回るような苦悩ではなく、常に明るい希望の光を感じさせるのが、いかにもオイストラフ流。第2楽章でも鋭角的な刺激以上に、血の通った歌の抽出へのこだわりを貫徹することで、無機的な響きが入り込む余地などありません。3楽章のの絶品の弱音も必聴!弱音と言いえば、イザイ冒頭の幻想的なそれも奇跡的な仕上がり!そして、チャイコフスキーの2曲。こんな聴き手の心の深部へ浸透する演奏も極めて稀でしょう。涙なしで聴けません!
なおこの録音は、日比谷公会堂でのライヴですが、咳払いなども殆ど聞こえないことからも、聴衆のこの巨匠に対する期待と尊敬の高さが窺われます。【湧々堂】

�V MILLENNIO
CDS-0154(1CD)
パオロ・ヴィヴァルディ(1964-):貴婦人、騎士、武具、愛 − オルランド・フリオーソの歌による
Le donne, i cavallier, l'arme, gli amori / O degli uomini inferma e instabil mente!
La battaglia / Quantunque il simular / Ove il sole cade
Se l'ntricati rami e l'aer fosco, basato sul raag Bhairav
Di voce in voce / Chi mette Il pie sull'amorosa pania
Piccola suite della pazzia d'Orlando / Pensier che'l cor m'aggiaeci et ardi
Verso le porte di Damasco / Il volo dell'Ippogrifo / Cerere
Assai piu larga piaga e piu profonda / Marfisa / Ad ascoltar v'aspetto
アンサンブル・ブラダマンテ
パオロ・ヴィヴァルディ(ディレクター)

録音:2002年2月4-9日、ハウス・レコーディング・スタジオ、ローマ、イタリア

DISCOS ABADIA DE MONTSERRAT
DAM-5019(1CD)
オルガンとヴァイオリンが奏でるメロディー(Vol.1)
ジョー・アケプシマス(1940-):暁の光よ
ルター派の賛美歌:われらすべてを救いに来たもう御身(エアフルト賛美歌集(1524)から)
ルシアン・デス(1921-2007):もうすぐ夜が明ける
伝承曲:来たれ、神聖なる救世主よ
バッハ:主の栄光を称えよ
ジョゼフ・ジェリノー(1920-2008):さあ来たれ、世の救い主よ
ジョー・アケプシマス:救い主を求めるあなたがた
グレゴリオ聖歌(タミエ修道院):待降節の賛歌
グレゴリオ聖歌:クリスマスの賛歌
ディディエ・リモー(1922-2003):今日、この世に
ジュゼプ・マリア・ビンセン:天の喜び
不詳(16世紀):声のかぎり神に歌わん
ジョン・フランシス・ウェード(1710-1786):神の御子は今宵しも
フランツ・グルーバー(1787-1863):きよしこの夜
ルシアン・デス:天の御子
ジョー・アケプシマス:神よ、人の生の源よ
ポール=ジャン=ジャック・ラコーム(1838-1920):貧者たちの夜
アダン(1803-1856):オー・ホーリー・ナイト
ジョー・アケプシマス:あなたはどなたか、謙遜なる王よ
ヴェロニカ・ヨン:愛のシスター
ヴェロニカ・ヨン(Vn)
ジョルディ・アウグスティ・ピケ(Org)

録音:2010年10月25-27日、モンセラト修道院バジリカ聖堂、モンセラト、スペイン
タイトルにはうたわれていませんが、キリストの生誕をテーマとしたアルバムです。時季外れのご案内になってしまい申し訳ありませんが、モンセラトの清澄な空気を感じさせるサウンドは季節を問いません。ヴェロニカ・ヨンは韓国のオーケストラで活躍後、1986年に修道女となったヴァイオリン奏者。ジョルディ・アウグスティ・ピケはモンセラト修道院修道士でオルガン奏者・音楽学者。1997年から2001年までエスコラニア(モンセラト修道院少年聖歌隊)の楽長を務め、その後数々の著作を発表しています。
DISCOS ABADIA DE MONTSERRAT
DAM-5021(1CD)
オルガンとヴァイオリンが奏でるメロディー(Vol.2)
プロヴァンスのクリスマス・キャロル/R・ジェフ編曲:ああ、眠っているあなた
ジャック・ベルティエ(1923-1994):逃れるなかれ/御身の暁を輝かせよ
ジョー・アケプシマス(1940-):イエスよ、御身はわが心を燃やした
不詳:キリストはまことに復活せり
オデット・ヴェルクリュイス(1925-2000):アレルヤ!
ドイツ伝承曲/ルイ・リエバール(1908-2010):地上に夜明けが訪れれば
ルシアン・デス(1921-2007):愛の精神
ジョー・アケプシマス:彼が友らに言った時
ルシアン・デス:神の御心
J・エレラ/ジャン=ポール・レコ編曲:生けるキリスト
ジャック・ベルティエ:われらは御身に歌う、復活せしキリストよ
ジョゼフ・ジェリノー(1920-2008):汝の心を開け
不詳:新たな一日が明ける(賛美歌集「ダヴィデの竪琴」(1708)から)
ルシアン・デス:神は統べる
グレゴリオ聖歌:過ぎ越しのいけにえを称えよ
ルシアン・デス:アレルヤ、この日こそ
グレゴリオ聖歌:サルヴェ・レジナ
ヴェロニカ・ヨン(Vn)
ジョルディ・アウグスティ・ピケ(Org)

録音:2011年11月13-15日、モンセラト修道院バジリカ聖堂、モンセラト、スペイン
こちらもタイトルにはうたわれていませんが、キリストの復活をテーマとしたアルバムです。

Capriccio
C-5163D(1CD)
シグナム弦楽四重奏団
ベルク:弦楽四重奏曲Op.3(1910)
バルトーク:弦楽四重奏曲第3番BB93(1927)
シュニトケ:弦楽四重奏曲第3番(1983)
シグナムSQ
<メンバー:ケルスティン・ディル(Vn)/アンネッテ・ヴァルザー(Vn)/ザンティ・ファン・ダイク(Va)/トーマス・シュミッツ(Vc)>

録音:2012年12月3-6日ベルリンデーレム,イエス・キリスト教会
丁寧に描かれたスコアと、精緻に仕組まれた音の結びつきが「弦楽四重奏」の良し悪しを決めるとするならば、ベートーヴェンやシューベルト、もしくはブラームスあたりの時代で、その基準は頂点を迎えてしまったかもしれません。そのため20世紀の作曲家たちは“どのようにそれを超えるか”を模索し、新しい音を造りだすために様々な試みをしたのです。このアルバムに収録されているのは、20世紀になって書かれた3つの「3番」にまつわる弦楽四重奏曲。まだシュトラウスやマーラーが調性音楽を書いていた頃、25歳のベルクは、シェーンベルクの元でこんな音楽を書いていました。無調ではなく、そこはかとなく感じられる調性感は時に抒情的で妖艶。師シェーンベルクも絶賛した作品です。そしてバルトークの作品は、調性の探究ではなく「民俗音楽」の探究。激しいリズムの応酬と懐かしいメロディ。これらが発展し、交錯した上に生まれたシュニトケの作品は、一種の先祖帰り的な要素も持つ不思議な音楽。若きアンサンブル、シグナム弦楽四重奏団の素晴らしい演奏でお聞きください。

Satirino
SR-131(1CD)
チャルダッシュ・ファンタジー
リスト:ハンガリー狂詩曲S.244〜第11番、第10番、第12番、第9番、第14番
ハンガリーのジプシー音楽
フェレンツ・ヴィジ(P)、
アンサンブル・シフラ、
ヨージェフ・チュルクヤ(ツィンバロン)

録音:2012年
1974年にルーマニアのトランシルヴァニア地方に生まれ、パリでジェラール・フェレミーに師事した東欧の実力派ピアニスト、フェレンツ・ヴィジの"ハンガリアン・プログラム"。
リストの「ハンガリー狂詩曲」とハンガリーのジプシー音楽を組み合わせたプログラムでは、ピアノ、ツィンバロン、ヴァイオリンやハーディ・ガーディの超絶技巧が躍動!疾走!中でもヨージェフ・チュルクヤ(ジュニア)のツィンバロンは圧巻!

Saxophone Classics
CC-4002(1CD)
白熱光〜サクソフォンとピアノのための女流作曲家による作品集
ヒグドン:ソプラノ・サクソフォン,フルートとピアノのためのダッシュ
デュクリュック:アルト・サクソフォンとピアノのためのフランス風小品
ガロップ:アルト・サクソフォンとピアノのためのフラグメント・スピリット
デュクリュック:アルト・サクソフォンとピアノのためのダンス・オトゥル・デュ・モンド
アボット:ソプラノ・サクソフォンとピアノのための底流
ゴトコフスキー:テナー・サクソフォンとピアノのための輝き
ヒグドン:2本のアルト・サクソフォンとピアノのための子守唄
HDデュオ
〔マイケル・デューク(Sax)、
デイヴィッド・ハウィー(P)〕
アレクサ・スティル(Fl)、
アンナ・デューク(アルトSax)

録音:2012年2月20日、22日、9月28日
メルボルン生まれのサクソフォニスト、マイケル・デュークが、ソプラノ、アルト、テナーを見事に吹き分け演奏するのは、女流作曲家によるサクソフォーン作品集。デュクリュックとゴトコフスキーの主要レパートリーも収録しており、関係者必聴の1枚。

EM Records
EMR-CD018(1CD)
2484★★
ヴァイオリン、ヴィオラ・ソナタ集
バントック:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調
スコット:ヴィオラ・ソナタ
コーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調
ルパート・マーシャル=ラック(Vn、Va)、
マシュー・リッカード(P)

録音:2011年8月26日、2013年7月11日
世界初録音となるイギリス音楽を紹介してきたルパート・マーシャル=ラックとマシュー・リッカードのコンビの第4弾は、バントック、スコット、コークの3人のソナタ集。今作では、マーシャル=ラックのヴァイオリンとヴィオラの弾き分けにも要注目。

DACAPO
MAR-8.226561(1CD)
ファジー-記憶の中のチャイム
ノートル・ダム三部作(2002-2006)
B-ムーヴィーズ(1997)
記憶の中のチャイム(1987)
Tretilbageblik(2004)
Stjerner over Kobenhavns Forbrandingsanstalt(1975)
グレーテ・クロフ(Org)
ティーネ・レーリング(ハープ)
ジャネッテ・バランド(Sax)

録音:2008年コペンハーゲン大聖堂,クラウス・ビリス…1-3,2012年12月2日フレデンクベルク,ファジー・スタジオ…4,1987年フレデンクベルク,ファジー・スタジオ…5,2012年11月28-29日ゲントフテ,CLスタジオ…6-8,1975年フレデンクベルク,ファジー・スタジオ…9
“ファジー”とは、現代デンマークのミュージシャン。彼は1939年に生まれ、若い頃は「イェンス・ヴィルヘルム・ペデルセン」の本名を名乗っていましたが、いつしかこちらのニックネームの方が有名になった人です。彼は荒々しい髪と髭を持ち、即興演奏に優れ、また電子音楽の分野でも素晴らしい作品を書いています。彼の造りだす音は、実験的であり、機知に富み、また幾許かの郷愁を帯びています。このアルバムでは、その「懐かしさ」が前面に押し出されており、オルガンやハープ、サクソフォンの響きが極めて幽玄な音を醸し出しています。
DACAPO
MAR-8.226572(1CD)
デュオ・カポウ!-バースト
ニルス・マルティンセン(1963-):バースト(1990)
シモン・ステーン=アナセン(1976-)アルトサックスとパーカッションのための「スタディ」(1998)
イェクスパー・ホルメン(1971-):アルトサックスとパーカッションのための「オイル」(2003)
モルテン・レイドホフ(1978-):Pyr, ami spy, ram isp yra mis(2003)
ニルス・レンスホールト(1978-):飲めば本当の私が出来上がる(2002)
カスパー・ジャルナム(1971-2011):Der Totenschlager und der Rattenfanger(2001)
クラウス・オーレセン(Sax)
ヘンリク・クナルボルク・ラーセン(パーカッション)

録音:2009年12月21-22日オーフス王立音楽アカデミー
デンマークの作曲家たちによる、サックスとパーカッションのための作品のコレクションです。標準的な形式の中に組み込まれた様々な感情の発露・・・絶望と憂鬱、鬱積した思い、もつれ、叫びなど、時には異様とも思える音のぶつかり合い。聴き手は、これらの錯綜した音の中から幾つもの可能性を見出す楽しみにふけることができるはずです。
DACAPO
MAR-8.226578(1CD)
ルネ・グレロプ:dust encapsulated
リコーダー,ヴァイオリン,とアコーディオンのための「オブジェクト」(2008)
パーカッションとエレクトロニクス・ライヴのための「dust encapsulated #1」(2008-2009)
フルート,クラリネット,ヴァイオリン,チェロとピアノのためのdust encapsulated#2(2009)
ピアノのための「7つの楽章のソナタ」(2011)
シンフォニエッタ・ディヴェルティメント(2010-2011)
ニール・ブラムスネス・テイルマン(P)
マティアス・エリス=ハンセン(パーカッション)
ギャマン(アンサンブル)
アスラス・シンフォニエッタ・コペンハーゲン
ピエール・アンドレ=ヴァラーデ(指)

録音:2012年12月コペンハーゲン,ガルニソン教会
2013年3月19日コペンハーゲン王立音楽アカデミー
「幼い頃から音楽を学び、自分が作曲家になることを確信していた」というルネ・グレロプ(1981-)。彼は常に新しい響きを求め、音楽に独自の世界を語らせようとします。ここでは5つの作品の世界初演録音を聴くことができます。強いエネルギーを帯びたこれらの音は、空気中に拡散されてこそ、新たな命を得るものと言えるでしょう。

PAU
PAU-8001(1CD)
「風ぐるま」
高橋悠治(岡真史編):眠れない夜
パーセル:ひとときの音楽
ハジダキス:好きなの
高橋悠治(永瀬清子編):古い狐のうた
 小さな水車のように
 あけがたにくる人よ
クープラン:Pompe Funebre 葬式
 La Chemise blanche 白いシャツ
高橋悠治(辻征夫編):鳥籠
 突然の別れの日に
 六番の御掟について
バッハ:Erbarme dich(マタイ受難曲より)
高橋悠治:網膜裂孔
M.マレ:膀胱結石手術図
風ぐるま
【高橋悠治(P、作曲)
波多野睦美(声)
栃尾克樹(バリトンサックス)】
高橋悠治を中心に彼との協演が多い二人のアーティストがトリオを結成。単なるピアノ伴奏による歌曲集とは違う大きな表現 力を手に入れています。バリトンサックスは佼成ウインドオーケストラで活躍中の栃尾克樹が担当。パーセルではコンティヌオ、 バッハではオブリガード・ヴァイオリン。そしてマラン・マレイやクープランではソロ楽器と大活躍。この楽器の新しい可能性を聞 かせてくれます。 メゾソプラノの波多野睦美も英語、ギリシャ語、ドイツ語とそれぞれの国の香を巧みに伝えてくれます。特に高橋悠治作品にお いては日本語に対して深い感情表現をしめし、詩の深いニュアンスを見事に伝えています。これからも随時演奏活動を続けるこ のグループの真髄をお聞きください。 【解説】 高橋悠治(CD ブックレットより転載) 「風ぐるま」は 2012 年結成。波多野睦美(声)、栃尾克樹(バリトン・サックス)、高橋悠治(ピアノ・作曲)。バロックとそのために作 曲・編曲した新作を演奏する。これが最初のCD。 『眠れない夜』は在日朝鮮人と日本人の両親をもち、12 歳で自殺した少年の詩に作曲した歌。パーセルの『ひとときの音楽』の 英語の次には現代ギリシャ語でマノス・ハジダキス(1925-1994)の『大いなる愛』(1972)からの歌。ハジダキスは『日曜はダメよ』な どの映画音楽で知られている。 永瀬清子(1906-1995)による3曲は老いについてのうた。『葬列』と「白いシャツ』は ヴィオルのための組曲から。 辻征夫(1939-2000)の詩は、人魂の入った鳥籠を抱えて荒野にいる少女、突然人生と別れる少年、16 世紀の吉利支丹宣教師 の告解入門にあるサムライの不倫告白見本に縁取られた男女の対話について。 『網膜裂孔』は栃尾克樹の体験を語り、続く「膀胱結石手術図」はマラン・マレ(1656-1728)自身の麻酔なしの当時の手術を描く。

Future Classics
FC-061(1CD)
スパンニング・ザ・グローブ〜フルートとピアノのための6つの大陸からの音楽
メンデス:ウルブケサーバ
スナイデルス:カプリッチョ・カリベーニョ
ウルル:ジャワ
アブデル=ガワド:ロンガ・ナハワンド
ガネシュクマール:アラープ
ベキリ:エコーズ
エスカンデ:ドス・ダンザス
ネクスタン:ライト・アワー・ソロウ
デ・シルヴァ:ヴィリドゥ
エドワーズ:ヌラ/フィデイ:俳句2.5.4
シャージンガー:ホイッスル・オヴ・ザ・サークル・ムーヴメント
メイヤリング:五尋の深い海底に
エレノア・パメイエール(Fl)、
マルセル・ウォルムス(P)

録音:2005年11月9日−11日
ブラジル、スリナム、インドネシア、エジプト、インド、コソボ、アルゼンチン、イスラエル、スリランカ、オーストラリア、アメリカ、南アフリカ、そしてオランダ。6つの大陸で2000年以降に作曲されたフルートとピアノのための音楽を集めたユニークなコンセプトの作品集。

TYXart
TXA-13025(1CD)
アミー
ディニク:演奏会用ホラ
ヨアン・ルング:トロイメライ
トセリ:セレナード
ピアソラ:アディオス・ノニーノ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ヨアン・ルング:月光
ジョン・ウィリアムズ編:ポル・ウナ・カベサ
マスネ:タイスの瞑想曲
ポルムベスク:望郷のバラード
フォーレ:夢のあとに
ジョン・ウィリアムズ:シンドラーのリスト
ジョー・ニューマン:ルーマニア風
ディニク:ひばり
アナ=マリア・ルング(Vn)、
クリストフ・ワインハート(P)

録音:2013 年 4 月/ヴュルツブルク高等音楽大学
1985年生まれのルーマニアの女性ヴァイオリニスト、アナ=マリア・ルング。5歳でドイツへ移住、父からヴァイオリンを学びました。さらにヴュルツ ブルク高等音楽大学でコンラート・フォン・デア・ゴルツに師事、卒業後は演奏活動のかたわらアスムシュタット城文化協会のマネージャー兼芸術監督も 務める才媛。アルバム・タイトルの「アミー」とは、彼女が幼時から呼ばれてきた愛称。このアルバムは、彼女のプライベートな選曲により、才能あるヴァ イオリニスト、アナ=マリア・ルングの音楽人生をご覧いただくようになっています。日本でも人気のポルムベスク「望郷のバラード」を本場ルーマニアの 演奏で楽しめるほか、「ホラ・スタッカート」で知られるディニクの華麗な別作品「演奏会用ホラ」や「ひばり」も貴重。また彼女の実父の作品「トロイ メライ」と「月光」も美しい小品。BGMとしても最高です。 (Ki)


OTAKEN
TKC-201(1CD)
「風の伝説」〜ホルン五重奏作品集
カモネッティ(1959-):ホルン五重奏曲 第1番 変ホ長調Op.4
グラズノフ:2つの小品Op.14〜第1曲「牧歌」
ヨーク・ボーエン:ホルン五重奏曲 ハ短調Op.85
サン=サーンス:ロマンス.ヘ長調 Op.36(カモネッティ編)
池田重一(Hrn)
カモネット(弦楽四重奏)
【辻井 淳(第1Vn)、小林真奈美(第2Vn) 、土井茉莉(Va)、大西泰徳(Vc)】

録音:2013 年8 月 滋賀県高島市ガリバーホール、
プロデューサー:太田憲志(オタケンレコード)
※新録音
朝比奈&大植時代の大フィルのホルン・トップ奏者、池田重一を中心に繰り広げられる、ホルンと弦楽四重奏曲のための作品を集めた貴重な演奏。
グラズノフの「牧歌」は、元々は管弦楽のための作品で、ここではオケ部分をほぼそのまま弦楽四重奏曲に移行。滑らかで大らかなの池田のホルンと相性抜群。
サン・サーンスでは、美しいメロディーの余韻を十分に生かした演奏を披露。池田が心の底から音楽を感じていることがひしひしと伝わり感動的。
カモネット(カモネット弦楽四重奏団)の名前の由来となったカモネッティの作品は世界発録音。クラシカルなスタイルで美しいメロディーを散りばめた佳曲。
最大の聴きものはボーエンの作品。バックスと同年代のイギリスの作曲家・ピアニストのヨーク・ボーエンは、近年はChandosの録音で静かな脚光を浴びています。とりわけボーエンの才能を強く認識させるのはピアノ作品ですが、戦時中には軍楽隊でホルンを吹いていたこともあり、この楽器とは浅からぬ縁がありました。このホルン五重奏曲は、印象派風のテクスチュアと保守的な和声が交錯し、独特の淡い色彩を湛えた名作。特に第2楽章は必聴。弦楽器がホルンの引き立て役ではなく、両者の融合にいかに心血を注いでいるかが窺われます【湧々堂】

AGORA MUSICA
AGR-004(1CD)
フルートとギターの為の音楽
サルバド・ブルトンス(1959-):3つのディヴェルティメント Op.68(1994)
レオ・ブローウェル(1939-):風景、肖像と女(フルート、ヴィオラとギターの為の;1997)*
マリオ・カロ(1979-):風の俳句(アルトフルートとギターの為の;2012)
ウィリアム・ボルコム(1938-):3つのかわいい小品(1994)
ビセント・ヘロス・テン(Fl)
セルヒオ・サンテス(G)
シルヴィー・ベルガー(Va)*

録音:2011年12月、トゥリア・スタジオ、アルファファル、バレンシア州、スペイン
2013年3月、ミュージック・スタジオ、モンカダ、バレンシア州、スペイン

K617
K617-246(1CD)
グヴィ:ピアノ三重奏曲第2番Op.18
弦楽五重奏曲第6番イ短調
ドニ・クラヴィエ五重奏団

録音:2013年6月14-16日/ヴァレリスタル聖オーギュスタン礼拝堂
テオドル・グヴィ(1819-1898)はフランスの作曲家ながら、ドイツとの係争地帯だったザール地方の出身のため、両国の文化に引き裂かれ、正当な評 価を受けずにきた不遇の天才。彼の作品復興に力を入れているK617レーベルが、未知の室内楽作品を世に出しました。ピアノ三重奏曲第2番は1855 年頃、弦楽五重奏曲第6番(チェロが2本)は1880年の作で、いずれもサン=サーンスを思わす均整のとれた古典派風書法が光り、さらに独特な美 しいメロディにあふれています。マゲローヌ・レーベルからレイナルド・アーン作品集をリリースして話題となったドニ・クラヴィエ率いるドニ・クラヴィエ五重奏団は19世紀フランスの 室内楽作品の発掘・紹介に力を入れる団体。フランス伝統の音色が非常に魅力的。 (Ki)

PORTUGALSOM
SP-4356(1CD)
【未案内旧譜】
ジョリ・ブラガ・サントス(1924-1988):弦楽四重奏曲第1番ニ短調 Op.4+
弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.27*
リスボンSQ

録音:1989年12月20-22日*、1990年6月2、4-5日+、スタジオ・ジョルソム、リスボン、ポルトガル
発売:2002年
PORTUGALSOM
PS-870036(1CD)
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):弦楽四重奏曲第2番+
愛と死の歌*
オフィシナ・ムジカル・ド・ポルトSQ
オルガ・プラツ(P)*

録音:1987年7月11日*、1989年10月7日+、スタジオ・ジョルソム、リスボン、ポルトガル、AAD
発売:1993年

LOTOS
LT-0156-2(1CD)
クトナー・ホラ国際音楽祭 2009
シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.47〜第4楽章(KL/LS/KU/JB)
チャイコフスキー:弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」Op.70〜第2楽章(LS/RP/KU/JZ/JB/JT)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲〜 第13変奏(KL)
ティエリー・ペク(1965-):青いオウム(無伴奏オーボエの為の)(JG)
ヤナーチェク:「草陰の小径で」第1集〜フリーデクの聖母マリア(KL)
ヤナーチェク:おとぎ話〜第3楽章(JB/KL)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲〜 第15変奏(KL)
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.67〜第2楽章(KL/LS/JB)
モーツァルト:バセットクラリネット五重奏曲イ長調 K.581〜第2楽章(LP/LS/RP/KU/JT)
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49〜第4楽章(JL/LS/JB)
ミラン・スヴォボダ(1951-):あなたはなんと美しく無垢であることか(CD「射手座の印」から)(MS)
ラーラ・セント・ジョン(ヴァイオリン(LS))
ロマン・パトチカ(ヴァイオリン(RP))
カレル・ウンテルミュレル(ヴィオラ(KU))
イジー・ジグムント(ヴィラ(JZ))
イジー・バールタ(チェロ(JB))
ヤクプ・ティルマン(チェロ(JT))
ジェローム・ギシャール(オーボエ(JG))
ルドミラ・ペテルコヴァー(バセットクラリネット(LP))
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ(KL))
ジョン・レネハン(ピアノ(JL))
ミラン・スヴォボダ・クアルテット(MS)
[ミラン・スヴォボダ(P)
ミラン・クライーツ(サクソフォン)
フィリプ・スパーレニー(ベース)
イヴァン・アウデス(ドラムス)]

録音:2009年、ライヴ、クトナー・ホラ、チェコ(MS以外)
LOTOS
LT-0158-2(1CD)
クトナー・ホラ国際音楽祭 2011
オスバルド・ゴリホフ(1960-):盲目のイサクの夢と祈り(クレズマー・クラリネットと弦楽四重奏の為の;1994)*
グバイドゥーリナ:十字架に(チェロとバヤン[アコーディオン]の為の;1971/1991)+
ミシェル・レゾン(Cl)*
ロマン・パトチカ、ジャクプ・フィシェル(Vn)*
カレル・ウンテルミュレル(Va)*
ヤクプ・ティルマン(Vc)
ヤルミラ・ヴラホヴァー(アコーディオン+)

録音:2011年、ライヴ、クトナー・ホラ、チェコ
オスバルド・ゴリホフは1920年代にルーマニア、ウクライナからアルゼンチンに移民したユダヤ系の家に生まれた作曲家。

Pro Musica
PPC-9067(1CD)
ホーヴラン、ニューステット、バーデン、ヌールハイムのオルガン作品
エギル・ホーヴラン(1924-2012):『今、われら神に感謝せん』によるトッカータ(1973)*
ノルウェー伝承曲『主なる神よ、御名の讃えられんことを』によるコラールパルティータ第5番(1967)*
クヌート・ニューステット(1915-):オルガン組曲 Op.84(1979)*
コンラード・バーデン(1908-1989):『おお神の子羊よ、あなたが立っているのが見える』による変奏曲 **
エギル・ホーヴラン(1924-2012):海の歌 Op.114 *
アルネ・ヌールハイム(1931-2010):レスポンス III(1984)(オルガンと4人または2人の打楽器奏者のための)#
ハーラル・ヘッレスタール(Org)
ピーター・ケイツ(打楽器)#
テリエ・ヴィーケン(打楽器)#
[フィリプスタード教会のグローンルンド・オルガン*、オスロ・コンサートホールのパウル・オット・オルガン **/#]
録音:1984年7月9日 -11日 フィリプスタード教会(スウェーデン)*、
年月日不明 オスロ・コンサートホール (ノルウェー)**/#
制作:アルネ・エクセルベルグ*、アルネ=ペーテル・ルーグナン**、アーリル・エーリクスタ#
録音:アルネ・エクセルベルグ*/**、ヤン・オルセン・スカーレ#
ハーラル・ヘッレスタールは、オルガニスト、音楽教師、批評家、作家。ノルウェー国立音楽アカデミーの教会音楽科教授とアルネ・ヌールハイム・センタの会長を務め、オーレ・ブルの生誕200年にあたる2010年にはブルに関する3巻の著作を完成させました。ヘッレスタールの70歳を記念するアルバム。20世紀ノルウェーのオルガン音楽を代表する作品が6曲、彼の数多くの録音から選ばれ収められています。エギル・ホーヴランは多作で知られ、協奏曲、室内楽曲、教会音楽とさまざまなジャンルに作品を残しました。ヴィルトゥオーゾ性が高く、祝祭の気分にみちた《『今、われら神に感謝せん』によるトッカータ》。イギリス、ウェストミッドランドのコヴェントリー大聖堂にノルウェーのトルシルセン兄弟のオルガンが建立された際に作曲された《ノルウェー伝承曲『主なる神よ、御名の讃えられんことを』によるコラールパルティータ第5番》。《海の歌》はヘッレスタールのために書かれた作品です。ノルウェー・ソリスト合唱団を長年に渡り指揮し、合唱指揮者としても知られるクヌート・ニューステットは、さまざまのスタイルにより、管弦楽と室内楽のための音楽と教会のための音楽を作曲してきました。《オルガン組曲》は、フランスのオルガン音楽に触発されたと言われる作品です。〈マニフィカト〉〈デュオ〉〈トリオ〉〈バス・ド・トロンペット〉〈フルート〉〈きわめておそく〉〈カプリース〉。ベルゲンの聖マリア教会の献堂式に際して作曲され、ヘッレスタールに献呈されました。作曲家、オルガニスト、批評家、音楽教師として活躍したコンラード・バーデンの《『おお神の子羊よ、あなたが立っているのが見える』による変奏曲》は、ネオクラシカルなスタイルと自由調性による、主題と7つの変奏からなる作品です。アルネ・ヌールハイムのオルガンに2人の打楽器奏者を加えた《レスポンスIII》は、シュトックハウゼンの《コンタクテ》からインスピレーションを受け2人の打楽器奏者とテープのために作曲された《レスポンスI》の「ヴァリエーション」ともみなされる作品です。電気的に処理されたさまざまな楽器、合唱音楽、鐘の音を素材に含む音楽です。LPとCDでリリースされていた音源をアルバム化するにあたり、ベテランのエンジニア、アウドゥン・ストリーペによるマスタリングが行われました。 (初出:Simax (LP) PN2013 *、Philips (LP) 6507 056 **、Aurora ACD4990 #)  (Ki)

Sedem
SEDEMCD-30(1CD)
チェロとピアノのためのスペイン音楽
ヘスス・デ・モナステリオ(1836-1903):メロディー
フアン・マリア・ゲルベンス(1819-1886):ロマンス
エドゥアルド・ロペス・フアランス(1844-1897):初恋(ロマンス)
クレト・マリア・ザバラ(1847-1912):劇的メロディー
フアン・クレスポ・ブルセト(?-1924):メロディー
フィデル・マヤ・バランダリャ(1859-1919):夜想曲
コンスタンティン・デ・シロドヴィチ(19世紀後半):ゴンドラの歌/流れ星
ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):ロマンス/カヴァティーナ
ロヘル・ビリャル(1875-1937):ロマンス
ファリャ(1876-1946):メロディー/ロマンス
アンヘル・ガルシア・ヘルマン(Vc)
ケネディ・モレッティ(P)

録音:2010年7月、マドリード王立音楽院コンサートホール、マドリード、スペイン
めったに聴く機会のないスペイン・ロマン派のチェロ作品を集めたアルバム。一般的に知られる作曲家はファリャのみ、他はかろうじてサルスエラ・ファンにヘロニモ・ヒメネスが知られているくらいでしょうか。しかしここで取り上げられた楽曲はいかにもロマンティックな佳品揃い。チェロを演奏される方々にもお勧めしたい一枚です。アンヘル・ガルシア・ヘルマンはスペイン国立放送交響楽団ソロ首席奏者、マドリード王立音楽院チェロ科教授を務めているチェロ奏者。情熱に走り過ぎない演奏はドイツの血が入っているからかもしれません。ケネディ・モレッティはブラジル出身のピアニスト。

LIMEN Classic
CDVD021-C021
(1CD+DVD)
18世紀ファゴット名作集
■CD
テレマン:ソナタ.へ短調
ファッシュ:ファゴット・ソナタ.ハ長調
ヴィヴァルディ:ファゴット・ソナタ第3番 イ短調
コレット:ソナタ第2番ニ短調「孤独の快感」
マルチェロ:ソナタ.イ短調
モーツァルト:ソナタ 変ロ長調 KV292
■DVD
CDと同内容の映像
ガブリエル・スクレピス(Fg)
ルッジェーロ・ラジャーナ(Cemb)
アルフレッド・ペルシチーリ(Vc)
フランチェスコ・シラグーザ(Cb)

録音:2013 年、リメン・ミュージック・スタジオ
ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席ファゴット奏者、ガブリエル・スクレピスによる18世紀の作曲家(テレマン、ファッシュ、ヴィヴァルディ、コレット、マルチェ ロ、モーツァルト)による名曲の数々。ファゴットと通奏低音の掛け合いが美しい作品が揃いました。 ニコロ・パガニーニ音楽大学を卒業したファゴット奏者スクレピスはイタリア、ゲノア生まれ。ソロ、またオーケストラの団員として、バーンスタイン、ジュ リーニ、バレンボイム、ブーレーズ、ムーティ、メータ、シノーポリ、シャイー、パッパーノ、ゲルギエフといった名だたる世界的指揮者と共演。ミラノ・ス カラ座管弦楽団の首席ファゴット奏者をつとめながら世界的に活躍するファゴット奏者の一人です。 
LimenレーベルのBlack LineはCDと同内容の映像DVD(NTSC)がついており、スタジオ録音ながらライヴを思わせる演奏をお楽しみいただけます。なお、映像は演奏中全てではありませんが、手元が見えるようなカメラワークとなっており、演奏スタイルや指使いが学べる好企画と言えましょう。(Ki)
LIMEN Classic
CDVD029-C029
(1CD+DVD)
トリオ・マグリット
■CD
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 Op.8
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 Op.67
■DVD
CDと同内容のブラームスを収録
トリオ・マグリット
[エマヌエラ・ピエモンティ(P)
ユリア・ベリンスカヤ(Vn)
レラ・ルキッチ(Vc)]

録音:2013 年、リメン・ミュージック・スタジオ
エマヌエラ・ピエモンティ率いるイタリア中堅のトリオ・マルグリットがブラームスのピアノ三重奏曲第1番、ショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2 番に挑みます。 ピアノのエマヌエラ・ピエモンティは25年間トリオ・マティスのメンバーとして活躍。在籍中にベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲録音をはじめとした 録音経験も豊富な実力派。ヴァイオリンのユリア・ベリンスカヤはヴィクトル・トレチャコフに師事した実力者ヴァイオリニストでソロ・アルバムもリリース しています。
LimenレーベルのBlack LineはCDと同内容の映像DVD(NTSC)がついており、スタジオ録音ながらライヴを思わせる演奏をお楽しみいただけます。なお、映像は演奏中全てではありませんが、手元が見えるようなカメラワークとなっており、演奏スタイルや指使いが学べる好企画と言えましょう。(Ki)

OUR Recordings
MAR-8.226910(1CD)
アクセル・ボルプ・イェルゲンセン:リコーダー作品集
リコーダーとパーカッションのための「Periphrasis」Op.156(1977/1993-94改編)
テナー・リコーダーのための「Nachtstuck」Op.118-1(1987)
独奏ソプラノ・リコーダーのための「Architraves」Op.83(1977)
ソプラニーノ・リコーダーとハープシコードのための「Zwiegesprach」Op.131(1988-89)
独奏ディスカント(ソプラノ)リコーダーのための「BirdsConcert」Op.91-9(1995)
ソプラニーノ・リコーダーとハープシコードのための「Fantasia」Op.75(1975/1986-88改編)
独奏トレブル(A)リコーダーのための「Pergolato」Op.183(2011)
独奏ディスカント(ソプラノ)リコーダーのための「Notenbuchlein」Op.82(1977-79)
ミカラ・ペトリ(リコーダー)
エリザベス・セリン(リコーダー)
イングリッド・ミュフーィ(ハープシコード)
ゲルト・モーテンセン(パーカッション)

録音:1988年デンマーク放送
1990年Olstykke教会
2013年7月スタジオ録音
2013年9月スタジオ録音
デンマークの現代作曲家の一人、イェルゲンセン(1924-)のリコーダー作品集です。彼の名前はデンマーク以外ではほとんど知られていませんが、その才能の閃きはこのアルバムを少し聴いただけでも明らかになることでしょう。ここには彼の全リコーダー作品が収録されています。なぜペトリが彼の作品を取り上げたかというと、実は彼女の弟子であり、30年来の親友、共演者でもあるエリザベス・セリンがイェルゲンセンの娘であり、ペトリは彼女を通して、イェルゲンセンの作品を知り、その特異な世界に魅せられたのです。独学で作曲を学んだという彼の音楽。これは有機的な音の結びつきと、ある種の官能的な美しさを孕んだもの。独奏作品はもちろんのこと、パーカッションやハープシコードとの音色の絡みには、スリリングな面白さが溢れています。

DACAPO
MAR-6.220576
(1SACD)
ルーズ・ランゴー:弦楽四重奏曲集第2集
.ばら園での遊び BVN153(1918)…世界初録音
弦楽四重奏曲(変イ長調) BVN155(1918)
弦楽四重奏曲第4番「夏の日々」 BVN215 (1914-18/1931改編)
ナイチンゲールSQ

録音:2012年8月18-21日、2012年11月16-17日、12月20-21日、2013年1月7-10日
ランゴー(1893-1952)の多彩な弦楽四重奏曲の全てを知るためのシリーズ第2集。世界初録音となる「ばら園での遊び」のばら園とは、彼が20歳の時の夏休みに、両親とともに保養に出かけたスウェーデンの温泉地、ブレーキンデの家の名前で、ここに2か月間ほど滞在したランゴーは、この時の良い体験を生涯忘れることがありませんでした。この作品全編に漂う甘い回想、そして「モーツァルト」と題された第2楽章は偉大なる作曲家を模倣するとともに、以降の作品に使われるモティーフの萌芽が認められる興味深いものとなっています。他の2曲も、若い作曲家のなみなみならぬ意志が感じられる力強くしなやかな仕上がりとなっています。

CONTINUO Classics
CC777-706(1CD)
ラロ:ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.7
ピアノ五重奏曲
ギター Op.28
2つの小品Op.14(村人の歌/セレナード)
アルルカン
ヴァイオリン・ソナタ.ニ長調Op.12
ドリアン・ラモット、
アニエス・ルヴェルディ(Vn)、
マルク・デモン(Va)、
フロラン・オディベール(Vc)、
フランソワ・デュモン(P)

録音:2013年3月/サル・コロンヌ(パリ)
エドゥアール・ラロの弦楽とピアノのための作品を集めた好アルバム。ラロは「スペイン交響曲」が有名ですが、自身がヴァイオリンを弾いたこともあり、 この楽器のための効果的な作品を残しています。ピアノ三重奏曲第1番やヴァイオリン・ソナタは録音も比較的録音もありますが、未出版のピアノ五重奏 曲は世界初録音。2楽章から成る16分程の作品で、1862年頃に作曲されたとされます。ベートーヴェン風なシンフォニックといえるほど充実した内容で、 ことに第2楽章の凝った対位法書法など、ラロの野心が感じられます。ピアノ五重奏ファンの胸躍らせる「隠れた逸品」と申せましょう。演奏はフランス の若手たち。フレッシュで若々しい音楽性が、生命感あふれるラロの音楽にピッタリ。希望を与えてくれるアルバムと申せましょう。 (Ki)

Audiomax
703-1732-2(1CD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op.18-5
ブラームス:弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.51-2
ケルン・ギュルツェニヒSQ
〔トルステン・イェーニッケ(Vn)、
ローズ・カウフマン(Vn)、
メイヒルド・ゾマー(Va)、
ヨアヒム・グリースハイム(Vc)〕

録音:2011年10月27−30日
ケルン・ギュルツェニヒOと同じく長い歴史と伝統を誇るSQ。ドイツの伝統息付く音色で、ドイツ3大Bの弦楽四重奏曲を見事なアンサンブルで聴かせてくれます。

ARA MALIKIAN & TVE
TVE-0820103349413
(1CD)
アラ・マリキアン〜ピツィカート
アラ・マリキアン(1968-):花踏み*
ハチャトゥリアン:剣の舞**
ドヴォルザーク:わが母の教えたまいし歌+
ヴィヴァルディ:「四季」から 春 第1楽章*
パガニーニ:カンタービレ+
ヴィヴァルディ:「四季」から 夏 第3楽章*
クライスラー:愛の悲しみ+
パガニーニ:無窮動+
ヴィヴァルディ:「四季」から 秋 第1楽章*
サラサーテ:序奏とラタンテラ
ヴィヴァルディ:「四季」〜冬 第2楽章*
パガニーニ:奇想曲第1番
アグスティン・バリオス(1885-1944):マシシャ#
フラウジノ・ロドリゲス・バレ(1894-1954):かがり火のそばで#
サラサーテ:ツィゴネルワイゼン*
アラ・マリキアン(Vn)
オルケスタ・エン・エル・テハド[屋根の上のオーケストラ]*
セロウジ・クラジアン(P)**
プエルト・ゴンサレス(P)+
フアンフラ・パディリャ(P)#
アラ・マリキアンがホストを務める子供向け音楽番組「ピツィカート」から生まれたアルバム。さすが炸裂系演奏家マリキアン、教育番組であっても容赦なくマリキアン節を聴かせます。

NON PROFIT MUSIC
NPM-1012(1SACD)
ピアノ三重奏の為の音楽
ケンジ・バンチ(1973-):Slow dance(1996)
マリアン・モゼティク(1948-):Scales of Joy and Sorrow
 Slow and fast / Arabesque / Fast and slow
ホルヘ・グルンドマン(1961-):A walk across adolescence*
エレーナ・カッツ=チェルニン(1957-):Calliope dreaming
ポール・ショーンフィールド(1947-):Cafe music(1987)
チック・コリア(1947-):Addendum
アルボス三重奏団
[ミゲル・ボレゴ(Vn)
ホセ・ミゲル・ゴメス(Vc)
フアン・カルロス・ガルバヨ(P)

録音:2011年10月、セザンヌ・プロダクション、マドリード、スペイン
ケンジ・バンチは日本人とアメリカ人を両親に持つアメリカ合衆国のヴァイオリン奏者・作曲家。マリアン・モゼティクはスロヴェニア人の両親のもとイタリアに生まれたカナダの作曲家。ホルヘ・グルンドマンはスペインの作曲家・音楽学者。エレーナ・カッツ=チェルニンはソヴィエト連邦ウズベク(現ウズベキスタン)共和国のタシケントに生まれたオーストラリアの作曲家。ポール・ショーンフィールドはポピュラー音楽の分野でも活躍するアメリカ合衆国の作曲家。アルボス三重奏団は1996年に結成されたスペインのピアノ・トリオ。*世界初録音。
NON PROFIT MUSIC
NPM-1201(1SACD)
ホルヘ・グルンドマン(1961-):Surviving a son's suicide(弦楽四重奏の為の)
Browsing his childhood photographs
Remembering his awkward age
 His room as he left it
God's Sketches(弦楽四重奏、ソプラノとマレット楽器の為の)*
ブロドスキーSQ
[ダニエル・ローランド、
イアン・ベルトン(Vn)
 ール・キャシディ(Va) 
ジャクリーン・トマス(Vc)]
スサナ・コルドン(S)*
ハイメ・フェルナンデス・ソリアノ(マリンバ、ヴィブラフォン、グロッケンシュピール*)

録音:2011年10月、セザンヌ・プロダクション、マドリード、スペイン

世界初録音。

UNIVERSAL MUSIC SPAIN
00289-48105762
(1CD)
ヴァイオリンとピアノの為のスペイン音楽
トゥリーナ:サンルカルの娘の詩(幻想曲)Op.28
ファリャ(パウル・コハンスキ編):スペイン民謡組曲(7つのスペイン民謡〜6曲)
グラナドス:ヴァイオリン・ソナタ H.127
ラナドス(レティシア・モレノ編):スペイン舞曲集 Op.27〜アンダルサ(No.5)
エルネスト・アルフテル(1905-1989):ドゥルシネアへのセレナード
ファリャ(クライスラー編):歌劇「はかない人生」より スペイン舞曲
トルドラ:6つのソネット〜 露のソネット
アルベニス(クライスラー編):スペイン Op.165〜タンゴ(No.2)
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
ガルシア・ロルカ(レティシア・モレノ編):スペイン古謡集〜セビリャの子守歌
レティシア・モレノ(Vn)
アナ・マリア・ベラ(P)

録音:2013年2月16-18日、エミール・ベルリナー・スタジオ、ベルリン、ドイツ
レティシア・モレノは1985年スペインのマドリードに生まれ、ザハール・ブロン(マドリードのソフィア王妃高等音楽学校およびケルン音楽大学)他に師事したヴァイオリン奏者。

DIALOGOS
DI-00002-2(1CD)
おお、聖なる処女
アイヴァン・ムーディ(1964-):Santa Maria, strela do dia / Conditor alme siderum
L・ルッキ:Regina sovrana
アイヴァン・ムーディ:Dostoyno est
アレグザンダー・リンガス:Kyrie cuctipotens genitor
アイヴァン・ムーディ:Cuncti simus concanentes
モロサン:Dostoyno est
アイヴァン・ムーディ:Cantico de Isaias / Pange lingua / Ust tvoikh
L・ルッキ:Oi me lasso / O divina virgo
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):O vos omnes
アイヴァン・ムーディ:Santa Maria, strela do dia
アンサンブル・アルファ
[フェルナンド・マルケス・ゴメス(歌、リコーダー、打楽器)
ジョアン・ルイス・フェレイラ(歌、打楽器)
ルイ・ゴンサロ・フェルナンデス、アイヴァン・ムーディ(歌)
ゲスト:ジョゼ・マヌエル・ダヴィド(クルムホルン、打楽器)
シメオン・ディミトロフ(歌)
スザナ・ムーディ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ]

録音:2001年3月4-5日、英国国教会聖ジョルジェ教会、リスボン、ポルトガル
2003年6月4-6日、カルトゥジオ教会、オレイアス、ポルトガル
2003年12月21日、ライヴ、マトリス教会、サンティアゴ・ド・カセム、ポルトガル
DIALOGOS
DI-00005-2(1CD)
弦楽四重奏の為のポルトガル音楽
ジョゼ・ヴィアナ・ダ・モッタ(1868-1948):弦楽四重奏曲第2番ト長調*
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ(1890-1955):弦楽四重奏曲*
フランシスコ・デ・ラセルダ(1869-1934):楽器のソルフェージュ−トリオでのレッスン+
ラセルダSQ

録音:2003年6月18-20日*、2004年9月2-3日+
サンティアゴ教会、フォンテス、サンタ・マルタ・デ・ペナギアン、ポルトガル

WERGO
WER-6785(1CD)
シュトックハウゼン:「Amour(愛)」
「ハルレキン(小さなハーレキン)」
WOCHENKREIS(オペラ「光」(一週間の七つの日)より月曜日)*
ミケレ・マレッリ(Cl,バセットホルン*)
アントニオ・ペレス・アベリャン(シンセサイザー)*

録音:2013 年 3月
シュトックハウゼンが認めた名クラリネット奏者、ミケレ・マレッリによるシュトックハウゼン作品集!マレッリは、18 歳でシュトックハウゼンと出会い、 以後10年以上に渡ってアーティストとして関わりをもち、彼の作品のいくつかを、作曲者自身の指揮によって初演も手掛けた人物。シュトックハウゼンは、 マレッリに、バセットホルンにも注力するよう強く勧めたといいますが、ここではバセットホルンによる「光」も収録。大いなる注目盤の登場といえるでしょう!
「AMOUR(愛)」は、シュトックハウゼンが、作曲当時関わりのあった女性に送った5つの短い詩に基づいた5曲からなる小品集。3曲目の「蝶々 が飛んでいる」は、2 匹の蝶が追いかけっこをしながら飛んでいる様子を、2つのリズムと2つのテンポの間を行ったり来たりすることで表現したもの。7 分におよぶ難曲として知られますが、シュトックハウゼンにも認められたマレッリの演奏、注目です。
「ハルレキン(小さなハーレキン(=道化))」は、シュトックハウゼンの舞台作品として最もよく知られたもののひとつで、奏者は、衣装を身にまとい、 かなり緻密に楽譜上に師事されているダンスの動きをし、聴衆を音響的にも視覚的にも楽しませながら、難曲を弾かなければなりません。本来は40分 以上もする大曲ですが、ここではパントマイムの部分を演奏。マレッリがどのような「道化」を演じるか、聴き逃せません(CDなので映像はついていま せんが、ダンスをしている足音はきちんと収録されています)。
バセットホルンとシンセサイザーのためのWOCHENKREISは、一週間の七つの日は、イエス・キリストの誕生から昇天までを描いた大作オペラ「光」(一 週間の七つの日)の月曜日。大天使の役割を与えられたシンセサイザーを務めるのは、同じくシュトックハウゼンの信頼も厚かったアントニオ・ペレス・ア ベリャン。「エヴァ(イヴ)の歌」をバセットクラリネットが音楽的に奏で、シンセサイザーと絡む充実の世界です。 (Ki)


JAN KUBELIK SOCIETY
SJK-009(1CD)
ヴァイオリンの魔術師、ヤン・クベリーク
■ヤン・クベリーク 稀少録音集
(1)ヤン・クベリーク(1880-1940):ヴァイオリン協奏曲第4番 から 第1楽章
(2)ヤン・クベリーク:ヴァイオリン協奏曲第4番変ロ長調 から 第2楽章「バラード」の一部
(3)エミール・ソーレ(1852-1920):パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.6の為のカデンツァ
(4)ヤン・クベリーク:パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.6の為のカデンツァ
(5)パガニーニ:パイジェッロの「もはや私の心には感じない」による序奏と変奏曲
(6)パガニーニ:イギリス国家「ゴッド・
(7)パガニーニ:奇想曲ト短調 Op.1-6
(8)パガニーニ:無窮動 Op.11

■ヤン・クベリークの作品の新録音
(9)ヤン・クベリーク:ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調
パガニーニ(ヤン・クベリーク編):奇想曲変長調 Op.1-17
ヤン・クベリーク:夕べの歌
(1)オット・ハシャ(P)、録音:1929年 ※初出音源
(2)エミル・ハーイェク(P)、録音:1926年、原盤:GC-Bb 8175
(3)録音:1903年、原盤:G and T London 4604 ※初出音源
(4)録音:1911年、原盤:Phonotipia XXPh 4556
(5)録音:1903年、原盤:G and T London 4605
(6)録音:1905年、原盤:Phonotipia XXPh 275
(7)録音:1911年、原盤:Phonotipia XXPh 4558
(8)録音:1905年、原盤:Phonotipia XPh 276/2
以上、ヤン・クベリーク(Vn)

(9)ミロスラフ・ヴィリーメツ(Vn)
ヴラディスラフ・ヴィリーメツ(P)
録音:2010年、ライヴ、ルドルフィヌム、プラハ、チェコ
ヤン・クベリーク(クーベリック)の偉業を後世に伝えるヤン・クベリーク協会から発売された最新CD。


AGORA MUSICA
AGR-003(1CD)
フアン・ミラベト=レチャ(1980-):管楽器の為の室内楽作品集
ホルン・ソナタ第1番
ホルン・ソナタ第2番
無言歌(ホルンとピアノの為の)
ニンファ(テューバとピアノの為の)
催眠的小品集(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンとピアノの為の六重奏曲)
フアン・ミラベト=レチャ(Hrn)
マヌエル・メルチョル・ロメロ(Tub)
スサナ・ミラベト=レチャ(Fl)
サンティアゴ・モリャル・メルチョル(Ob)
セルヒ・バヤリ(Cl)
ホアキン・サンチョ(Fg)
ルイス・ヒネル・ペレス(P)

録音:2013年2月15-17日、バレンシア専門音楽院大ホール、バレンシア、スペイン
フアン・ミラベト=レチャは、1980年スペインのカステリョン・デ・ラ・プラナに生まれ、カステリョン専門音楽院およびバレンシア高等音楽院で学んだホルン奏者・作曲家。カステリョンSOのソロ首席奏者を10年以上務める他、2004年には若くしてバレンシア専門音楽院の教授に就任しています。

ONA
OECD-26(1CD)
ウッドウインズ・オブ・バルデモサ
バッハ(ミケル・ブルネト編):バッハ・ア・ベック(カンタータ BWV147〜主よ、人の望みの喜びよ)
アニバル・トロイロ(1914-1975):バルセシト・アミゴ
ミケル・ブルネト(1961):アギラ・ペスカドラ(みさご)
テレマン:リコーダーと通奏低音の為のパルティータ第4番
アリエル・ラミレス(1921-2010):エル・チョクロ
ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲ハ長調〜ラルゴ
ミケル・ブルネト:フラウウテジャン
ピアソラ:オブリビオン
不詳(インディオ・ピタグア):パハロ・チョグイ
トメウ・エスタラス:セス・プルゲレス変奏曲
ミケル・ブルネト:ペセタ[Peceta]
ラウル・A・ルッツィ:セルバス・ビルヘンス
ショパン:バラード第2番
トメウ・エスタラス(リコーダー)
ジャニファー・ペック(Vn)
フランシスコ・サルド・サンチェス(Va)
ベルナト・カボト(Vn,Va)
ダニエル・ルニオン(Vc)
アントニ・フェルナンデス、マルティン・ディアス(スパニッシュ・ギター)
ナンド・ゴンサレス(アコースティック・ギター)
ダニエル・ロビト・ランガルド(スパニッシュ・ギター、ベース・ギター、編曲協力)
ミリアム・ソサ・ディアス(アルパ)
オラシオ・フメロ、ヨセフ・シャフランスキー(Cb)
ジャウメ・ジナルド(ドラムス)
チャコ・モンテス(パーカッション)
バレアレス諸島大学cho
ジュアン・コンパニ(合唱指揮)
ミケル・リナス(編曲、プログラミング)
ミケル・ブルネト(ピアノ、シンセサイザー、エレクトリック・ピアノ、ベースギター、パーカッション、プログラミング、編曲)
マヨルカ島のフォークロア・バンド「バルデモサ」(ショパンとジョルジュ・サンドが住んだ村の名)の創立メンバーの一人トメウ・エスタラスのソロ・アルバム。クラシックからラテン・ミュージックまで、カラっと明るいムードで楽しませてくれます。

DACAPO
MAR-6.220640(1SACD)
Early&Late〜デンマーク、グリーンランド、フェロー諸島の音楽
デンマーク伝承曲:Two Svabo Polonaises
ルネ・グレラップ(1981-):objets/decalages (2008)
グリーンランド伝承曲:Tornge's Song
グズモンセン=ホルムグレーン(1932-):Together or Not(2012)
グリーンランド伝承曲:Qivittoq Song after Jakob Dorph
ファロー諸島伝承曲:Ormurin langi + Regin Smidur
デンマーク伝承曲:Three Bridal Pieces from Sonderho
サンライフ・ラスムッセン(1961-):Accvire(2008)
ファロー諸島伝承曲:Brestiskvadi
グリーンランド伝承曲:Traditional Song
ファロー諸島伝承曲:Goodnight and farewell
Gaman(アンサンブル)
<ボレット・ロード(リコーダー&ティンホイッスル)/ルネ・トンスゴー・セアンセン(ヴァイオリン・ピアノ・カーヴィングボード)/アンドレアス・ボレゴー(アコーディオン・メロデオン・カーヴィングボード)>

ポール・ビェアエーヤ・クリスティアンセン(Vn)

録音2012年12月3-5日,2013年4月18-19日コペンハーゲン,ガルニソン教会
涙を流すことで、自身の心を浄化させる「涙活」がひそかなブームになっている今日この頃。こんな静かで心に染み入る音楽はいかがでしょうか?中世にルーツを持つ伝統的な北欧の民謡に、3つの最新の作品を組み合わせたこのアルバム。リコーダーやアコーディオンの郷愁溢れる響きと、胸を焦がすヴァイオリンの音色、その他の楽器たちが、時には賑やかに、時には柔らかく心を包んでくれるのです。もちろん最近の作品のモダンさにも注目です。
DACAPO
MAR-8.226579(1CD)
鏡の国のアリス
ポール・ルーダーズ(1949-):星の前奏曲と愛のフーガ(1990)
ペア・ノアゴー(1932-):ハイディの夜(1981/1982改作)
ハンス・アブラハムセン(1952-):花の歌(1973)
アブラハムセン:雪,カノン2a:楽しく、しかし楽しくなく,ほんの少しメランコリックに(2008)
ベント・セアンセン(1958-):闇をみつめて(2000)
ルーダーズ:謝肉祭(1980)
ノアゴー:イステルニア(1979)
AJPHA(アンサンブル
<ボレット・ロード(リコーダー)/ペーター・ナヴァロ=アロンソ(サクソフォン)/デヴィッド・ヒルデブラント(パーカッション)>

録音2009年12月,2010年5月,2011年10月,2012年3月ヘルスホルム教会
例えば冒頭に置かれた、まるで天空の星が降り注いでくるかのようなルーダーズの「星の前奏曲と愛のフーガ」。メシアンを超える(?)色彩感で瞬時に聴き手を魅了します。各々の楽器の音は微妙に変調を施すことで夢幻的な響きが与えられ、予想もつかない世界が見えてきます。アリスも見たかもしれない屈折した光がもたらす奇妙な世界。この1枚に詰まっています。

Point
PCD-5170(1CD)
デンマークの歌曲と四季への賛歌集
ニッセン:この夏の
ヘフディング:デンマークの明るい夏
ボーウ:落葉
クリューガー:一年が終わろうとしている
モーテンセン:小さな太陽
オーゴー:明るい朝は骨の髄まで冷たく/他
イェスパー・ グローヴ・ヨーレンセン(指)
コペンハーゲン大学cho「リレ・ムコ」
デンマークの合唱作品で高い評価受けてきたコペンハーゲン大学合唱団のリレ・ムコ。デンマークの作曲家たちの音楽が、清涼感にあふれる美しい四季を聴かせてくれます。

Deux-Elles
DXL-1146(1CD)
アフェットゥオーソ 〜愛情を込めて〜 18世紀のヴィルトゥオーゾ・ギター音楽
シュトラウベ:ギターのための組曲
メルキ:スペインのフォリアによる大変奏曲
J.C.バッハ:ギターとヴァイオリンのためのソナタ
ヘンデル:メヌエット
シュトラウベ:ギターとチェンバロのためのソナタ
ジェミニアーニ:感傷的なメヌエット
竹内太郎(バロック・ギター&イングリッシュ・ギター)、
ジュディ・ターリング(Vn)、
テレンス・チャールストン(Cemb)

録音:2010年7月19日−20日、聖三位一体教会(ウェストン/イギリス)
バロック・ギター、リュート奏者の竹内太郎、ソロ・アルバム第2弾! 竹内太郎は、ソロやアンサンブルでの数々の演奏活動の他、NHK大河ドラマ「秀吉」やスタジオ・ジブリ映画「耳をすませば」での古楽器演奏、古楽器とその奏法に関する記事・論文など、日本を代表するバロック・ギタリストとして活躍。現在はイギリスを拠点に海外で活動しているが、2013年11月30日には、浜松市楽器博物館でコンサートも行われます。
前作の「フォリアス!(DXL-1030)」は、バロック・ギターの黄金時代、17世紀の作品集だったが、今作「アフェットゥオーソ」は、バロック・ギターが再び注目を集め、金属弦を張ったシターンの一種「イングリッシュギター」が爆発的に流行した18世紀の作品集。このCD制作に臨んで、大英図書館での資料と楽譜の研究、オリジナル楽器の検分と入手・修復、17世紀とは異なるテクニックとスタイルの研究など、10年の歳月を掛けて万全の準備が整えられています。
Deux-Elles
DXL-1150(1CD)
クラリネット
ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
メンデルスゾーン:演奏会用小品第2番ニ短Op.114
ベールマン:アダージョ
グリンカ:悲愴三重奏曲
ミヨー:コレットによる組曲
ジュリアン・ファレル(Cl)、
フィボナッチ・シークエンス

録音:2010年9月17日−18日、ポットン・ホール(サフォーク)
「クラリネット、チェロ、ピアノ」の編成によるトリオ(ブラームス)から、「クラリネット、バセット・ホルン、ピアノ」のための演奏会用小品(メンデルスゾーン)、「クラリネット、ファゴット、ピアノ」のトリオ(グリンカ)、「オーボエ、クラリネット、ファゴット」での組曲(ミヨー)、そして19世紀ドイツのヴィルトゥオーゾ・クラリネット奏者、ハインリヒ・ベールマンによる、「クラリネットと弦楽五重奏」のためのアダージョ。「クラリネットとピアノ」のような単純な編成ではなく、クラリネットを中心とした様々な編成、フィボナッチ・シークエンスならではのプログラムを披露してくれます。
Deux-Elles
DXL-1149(1CD)
フランスの木管五重奏曲集
タファネル:木管五重奏曲
ピエルネ:パストラールOp.14-1
ボザ:スケルツォOp.48
ミヨー:組曲 「ルネ王の炉端」 Op.205
フランセ:木管五重奏曲第1番
ガリアード・アンサンブル

録音:2011年8月8日−9日、聖マイケル教会(ハイゲート/イギリス)
英国王立音楽院の学生によって結成された木管五重奏団「ガリアード・アンサンブル」によるフランス作品集。近現代の作品に取り組む姿勢には特に定評があり、結成20周年を迎えた今年は多くの音楽祭、演奏会に招かれています。
タフェネルを始め、ボザ、ミヨー、フランセと、木管五重奏の重要レパートリーを、安定した高い演奏レベルで聴くことができる。管楽器愛好家から、アンサンブル・コンテストの参考音源としてもオススメ。

Deux-Elles
DXL-1151(1CD)
デッドリー・プレジャーズ
ジョン・カスケン:デッドリー・プレジャーズ(アンサンブル、ナレーター)
ブリテン:オヴィディウスによる6つのメタモルフォーゼOp.49(ソプラノ・サクソフォン)
デイヴィッド・マシューズ:アクタイオン(アンサンブル、ナレーター)
ブリテン:キャバレー組曲(イアン・ファリントン編曲/アンサンブル)
カウンターポイズ、
エリナー・ブロン&ドナルド・マクスウェル(ナレーション)

録音:2013年1月24日−25日、ポットン・ホール(サフォーク)
エドワード・ラシュトンの「On the Edge」の初演のために結成された、ヴァイオリン、トランペット、サクソフォン、ピアノの編成によるアンサンブル、「カウンターポイズ」。ジャンルの枠を越え、音楽と詩、映像の結びつきを探求し、数々の現代リーディング・コンポーザーたちの作品の初演も担っています。デビュー・アルバムとなるこの「デッドリー・プレジャーズ」では、自らの委嘱作である「デッドリー・プレジャーズ」と「アクタイオン」のナレーションを含む2作品と、ブリテンのアレンジ作品を収録。メンバーのイアン・ファリトンが編曲した「キャバレー組曲」は、「蜘蛛と蝿」、「葬送ブルース」、「ブギ・ウギ」など、ブリテンのユニークな作品が集められています。

ARTE SONORA
ARTE-4005(1CD)
ジョゼフ・グリーン・レヴォリューション〜フルートとピアノによるヴェルディとイタリア・オペラ
アレッサンドロ・ニーディ(1959-)編曲:ヴェルディの「椿姫」/ヴェルディの「ファルスタッフ」
マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
ドニゼッティの「愛の妙薬」/ヴェルディの「オテロ」
ロッシーニの「セビリャの理髪師」/プッチーニ・ミックス
ヴェルディの「シモン・ボッカネグラ」/プッチーニの「トスカ」
ヴェルディの「椿姫」の「私たちはジプシーの娘」
プッチーニの「トゥーランドット」
ヴェルディのベルサリエーラとグラン・バッロ「フリック・エ・フロック」*
クラウディオ・フェラリーニ(Fl)
アレッサンドロ・ニーディ(P)

録音:2012年、ライヴ、スロー・フルート・フェスティヴァル、
カーザ・バレッツィ、ブセット、パルマ県、イタリア
ヴェルディの生誕100年を記念して、彼の作品を中心にイタリア・歌劇の聴きどころをフルートとピアノ用に編曲した新ヴァージョンを収録。「ジョゼフ・グリーン(Joseph Green)」は「ジュゼッペ・ヴェルディ(Guiseppe Verdi)」を英語に転化したものです。
ARTE SONORA
ARTE-4001(2CD)
【旧譜 再入荷】
モーツァルト:フルートとピアノの為の6つのソナタ(原曲:ヴァイオリンとピアノの為の)
ト長調 K.301/変ホ長調 K.302
ハ長調 K.303/ホ短調 K.304
イ長調 K.305/イ長調 K.306
クラウディオ・フェラリーニ(Fl)
ロベルト・イッソーリオ(P)

録音:2011年2月5-6日、コモ、イタリア
クラウディオ・フェラリーニは1954年スイスのチューリヒに生まれ、マルセル・モイーズ、セヴェリーノ・ガッゼローニらに師事したイタリアの世界的フルート奏者。メジャーからマイナーまで様々なレーベルに多数の録音があります。ロベルト・イッソーリオはイタリア・モーツァルト協会トリノ支部長を務めるトリノ生まれのピアノ奏者。
ARTE SONORA
ARTE-4003(1CD)
【旧譜 再入荷】
フルートとハープによるニーノ・ロータの音楽
ニーノ・ロータ:アマルコルド
ロミオとジュリエット/道/ロッコとその兄弟
甘い生活/魂のジュリエッタ/8 1/2
組曲「山猫」/組曲「ゴッドファーザー」組曲「カサノバ」
子供の5つの情景(1979)
フルートとピアノの為のソナタ(1939)
クラウディオ・フェラリーニ(Fl)
エマヌエーラ・バッティジェッリ(Hp)

録音:2011年8月、アルテスオーノ・レコーディング・スタジオ、カヴァリッコ、ウーディネ県、イタリア
ニーノ・ロータの映画音楽とクラシカル作品。たいへんに聴き心地の良い音楽です。エマヌエーラ・バッティジェッリは1980年イタリアのジェモーナ・デル・フリウリに生まれ、ウーディネのヤコポ・トマディーニ音楽院でパトルツィア・タッシーニに師事、さらにイスラエル、テルアヴィヴのサムエル・ルービン音楽アカデミー(現ブーフマン・メータ音楽学校)で学んだハープ奏者。

NUMERICA
NUM-1250(2CD)
カンディド・リマ(1939-):室内楽作品集

(1)古い歌[Canto antigo](2002)

(2)タピスリー I(スケッチ)[Tapisserie I (Croquis)](1992)

(3)カントリアン[Cantoriao](1997)

(4)谷の歌い手−セレジナ[Le chanteur du val - serezina](2006)

(5)ChOeuR(1995)

(6)タピスリー II(マスク)[Tapisserie II (Masques)] (1993)

(7)MTA M BOR−コルバルの響き(2005/2010)

(8)視覚の音楽−動画[Octic music - quadros cinetico](2010)

(9)Ni(y)ni(y)anna - ecos ciberneticos(2011-2012)

(10)ヴィライアナの情景−海と山の音楽
 「Cenas de Villaiana - Musicas do mar e da montanha](2008-2012)
グルポ・ムジカ・ノヴァ

(1)ヌノ・ピント(Cl) 
 カンディド・リマ(P)
(2)オラヴォ・テグネル・バロス、
 ジョルジェ・サルガド・コレイラ(Fl)
 ドミンゴス・フレイタス(Ob)
 ヌノ・ピント、ウゴ・ケイロス(Cl)
 スザンナ・リデグラン(Vn)
 ジェド・バラハル(Vc)
 アントニオ・アウグスト・アギアル(Cb)
 マルガリダ・マガリャンエス(声) 
 カンディド・リマ(P)
(3)フロリアン・ペルツボルン(Cb)
 ヴィトル・ピニョ(P)
(4)ペドロ・クート・ソアレス(リコーダー)
(5)アベル・ペレイラ(Hrn)
 ヴィトル・ピニョ(P)
(6)オラヴォ・テグネル・バロス(Fl)
 ジョルジェ・サルガド・コレイラ(アルトFl)
 ドミンゴス・フレイタス(Ob)
 ヌノ・ピント(Cl)
 ウゴ・ケイロス(バスCl)
 スザンナ・リデグラン(Vn)
 ジェド・バラハル(Vc)
 アントニオ・アウグスト・アギアル(Cb)
 クラウディア・ペレイラ・ピント(声) カンディド・リマ(P、Cemb、指)
(7)ヌノ・アロンソ(マリンバ)
(8カンディド・リマ(P)
 アンジェラ・ロペス(テクニカル・アシスタント)
(9)スザンナ・リデグラン(Vn)
 マヌエル・カンポス(ヴィブラフォン)
 アンジェラ・ロペス(テクニカル・アシスタント
(10)カンディド・リマ(P、その他の楽器)
 アンジェラ・ロペス(テクニカル・アシスタント)
NUMERICA
NUM-1255(1CD)
マルケス、他:弦楽四重奏曲の為の作品集
テルモ・マルケス(1963-):偽造民謡集[Contrafaccao Folclorica]
マリャダスのカンティガ[Cantiga das Malhadas]
女の子たちはビラに行く[Ninas vamos al Bira]
シュラ−川の対岸[Chula - Naquele lado d'el rio]
パウロ・フェレイラ=ロペス(1964-):忘却の書による7つの短い歌
 [Sete cancoes breves do livro do esquecimento]
エドゥアルド・パトリアルカ(1970-):行列[Processione]
マトジニョスSQ
[ヴィトル・ヴィエイラ(第1Vn)
ジュアン・マッジョリーニ(第2Vn)
ジョルジェ・アルヴェス(Va)
マルコ・ペレイラ(Vc) ]

録音:2012年6月20-22日

BOHEMIA MUSIC
BM-0083(1CD)
チェロ&ピアノ・リサイタル
シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ D.821
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
フランク:チェロ・ソナタ イ長調(原曲:ヴァイオリン・ソナタ)
ポッパー:演奏会用ポロネーズ.ニ短調 Op.14
フォーレ:夢の後に Op.7-1
ヴラダン・コチー(Vc)
ナタリエ・ベルリン(P)

COMPACT DEBUT EDITION
CDE-006(1CD)
フルート,ホルンとピアノの為の作品集
ヨセフ・ミスリヴェチェク(1737-1781):歌劇「ベッレフォンテ」からの三重奏断章
フレデリク・デュヴェルノワ(1765-1838):三重奏曲第1番ハ長調
フランツ・ドップラー(1821-1883):リギの思い出
フレデリク・デュヴェルノワ(1765-1838):三重奏曲第2番ヘ短調
メル・ボニ(1858-1937):森の情景 Op.123
ゲイリー・ショッカー(1959-):ウォーター・ミュージック
トリオ・ラ・ムジカ
[マルタ・コルドゥリャク(Fl)
ズザナ・ジョウンコヴァー(Hrn)
イヴァ・ナーヴラトヴァー(P) ]
チェコとスロヴァキア出身の女性トリオによる珍しい編成の音楽を聴くことができるアルバム。

MUSIC VARS
VA-0167-2(1CD)
再案内旧譜】
ピアノ三重奏曲集
ペトル・エベン(1929-2007):ピアノ三重奏曲
ルボシュ・フィシェル(1935-1999):ピアノ三重奏曲
ズデニェク・ルカーシュ(1928-2007):ピアノ三重奏曲 Op.106
 トリオ・ボエモ(ボヘミア三重奏曲)
ADトリオ・プラハ
[イジー・フルニーク(Vn)
ミロシュ・ヤホダ(Vc)
マルチン・カシーク(P) ]

録音:2009年12月3-4日

STUDIO MATOUS
MK-0019-2(1CD)
未案内旧譜
ヨセフ・ミスリヴェチェク(1737-1781):2つのチェロと通奏低音の為の6つのソナタ
 イ長調/ニ長調/ト長調
 ヘ長調/ハ長調/変ロ長調
ヤン・シルツ、ラドミール・シルツ(Vc)
ヴァーツラフ・ホスコヴェツ(Cb)
ロベルト・フゴ(Cemb)

録音:1994年9月

Sedem
SEDEMCD-30(1CD)
チェロとピアノの為のスペイン音楽
ヘスス・デ・モナステリオ(1836-1903):メロディー
フアン・マリア・ゲルベンス(1819-1886):ロマンス
エドゥアルド・ロペス・フアランス(1844-1897):初恋(ロマンス)
クレト・マリア・ザバラ(1847-1912):劇的メロディー
フアン・クレスポ・ブルセト(?-1924):メロディー
フィデル・マヤ・バランダリャ(1859-1919):夜想曲
コンスタンティン・デ・シロドヴィチ(19世紀後半):ゴンドラの歌
 流れ星
ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):ロマンス
 カヴァティーナ
ロヘル・ビリャル(1875-1937):ロマンス
ファリャ:メロディー/ロマンス
アンヘル・ガルシア・ヘルマン(Vc)
ケネディ・モレッティ(P)

録音:2010年7月、マドリード王立音楽院コンサートホール、マドリード、スペイン
めったに聴く機会のないスペイン・ロマン派のチェロ作品を集めたアルバム。一般的に知られる作曲家はファリャのみ、他はかろうじてサルスエラ・ファンにヘロニモ・ヒメネスが知られているくらいでしょうか。しかしここで取り上げられた楽曲はいかにもロマンティックな佳品揃い。チェロを演奏される方々にもお勧めしたい一枚です。アンヘル・ガルシア・ヘルマンはスペイン国立RSOソロ首席奏者、マドリード王立音楽院チェロ科教授を務めているチェロ奏者。情熱に走り過ぎない演奏はドイツの血が入っているからかもしれません。ケネディ・モレッティはブラジル出身のピアニスト。

Aurora
ACD-5076(1CD)
マルクス・パウス(1979?):チェロとピアノのための作品集
葬送音楽(チェロ独奏のための)
4つのメメント・モリ(ピアノ独奏のための)
チェロソナタ(チェロとピアノのための)
ヨハンネス・マッテンス(Vc)
ヨアシム・クヴェツィンスキ(P)

録音:2013年1月7日-9日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
制作:マルクス・パウス
録音 :アウドゥン・ストリーペ
マルクス・パウスは今日のノルウェー音楽でもっとも人気のある作曲家のひとりです。ノルウェー音楽アカデミーを卒業、2003年から2005年にかけ てニューヨークのマンハッタン音楽学校に学びました。伝統的なハーモニーとメロディに新しい方向性を与えることに努め、さまざまなジャンル、とりわけ 映画のための音楽(フィルムスコア)とオペラの分野で成功を収めています。チェロとピアノのための作品を集めた Aurora のアルバムはパウスの作品だ けを集めた最初のアルバムです。《葬送音楽》は、J・S・バッハとマラン・マレの曲を想わせる、チェロ独奏のための作品。ピアノ独奏のための《4つの メメント・モリ(死を想え)》は、パウスが長年に渡り共同作業を行っているヨーテボリ生まれの画家クリストフェル・ロードルンド (1970?) の美術展「Death Passages(死の推移)」の視覚世界を基に作曲されました。チェロとピアノのためのソナタは〈プロローグ〉〈スケルツォ〉〈カデンツァと変奏〉〈スケル ツォ〉〈エピローグ〉の5楽章構成。優雅なメロディとスケルツォの「音楽の冗談」的気分が鮮やかな印象を残す作品です。オスロ・フィルハーモニック で演奏し、ソロと室内楽の音楽家としても活動するヨハンネス・マッテンス (1977?)。ステーン=ノクレベルグ、リヴ・グラーセル、イジ・フリンカに学び、 2009年にロベルト・レヴィン賞を受けたヨアシム・クヴェツィンスキ (1978?)。パウスとふたりの音楽家の友情から生まれた作品集です。 (Ki)

King International
KKC-4009SA
(1SACD)
シングルレイヤー
チョン・キョンファ/衝撃の東京ライヴ第1夜
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ.イ長調「二重奏曲」 D.574 Op.162
 幻想曲ハ長調 D.934 Op.159
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 Op.121
バッハ:G線上のアリア BWV1068-2
クライスラー:愛の悲しみ
ポルディーニ(クライスラー編):踊る人形
ドヴォルザーク:ユモレスク
ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しい夕暮れ
チョン・キョンファ(Vn)
イタマール・ゴラン(P)

録音:1998年4月26日、サントリーホール・ライヴ
人々を驚かせたのは彼女の演奏の比類なき燃焼度の高さだった。小柄な東洋の女性が強烈な存在感で舞台を支配する姿に世界が息をのんだのだった。 細かいことをあれこれ言うのも愚かしいと思われるほどの、音楽が持つ根源的な力にじかに触れるような衝撃性があったのである。」 (ライナーノーツより 許光俊)
※このディスクはSACD対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプレーヤーでは再生することができません。
King International
KKC-4011SA
(1SACD)
シングルレイヤー
チョン・キョンファ/衝撃の東京ライヴ第2夜
バッハ:G線上のアリア BWV1068-2
ストラヴィンスキー:協奏的ニ重奏曲
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2 番
ラヴェル:ツィガーヌ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
クライスラー:美しきロスマリン
 中国の太鼓
ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しい夕暮れ
チョン・キョンファ(Vn)
イタマール・ゴラン(P)

録音:1998年4月28日、サントリーホール・ライヴ
チョン・キョンファ、衝撃の東京ライヴ第2夜(1998年4月28日)。当初、プログラムの予定にはなかったG線上のアリアを冒頭に演奏!キョンファ が愛奏するバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番とバルトーク、そしてラヴェルの作品を披露しました。当日演奏会に足を運んでいたポリーニ も激賞したと言われている衝撃のリサイタルがSACDの高音質で堪能できます。
(中略)「極めつけはバッハのパルティータ第2番である。彼女は1983 年に同じ曲を弾き、聴衆を金縛りにしたが、この第2 夜はそれを上回ったのである。 その時の様子が、このディスクではかなり忠実に再現されているのが何よりも嬉しい。バルトークの切れ味、ラヴェルの自在な表情と蠱惑的な音色も最高 である。」  (Ki)
※このディスクはSACD対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプレーヤーでは再生することができません。

Capriccio
C-5173D(2CD)
ブラームス:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.99
ハリエット・クリーフ((Vc)
マグラ・アマラ(P)

録音: 2013年4月 ライディング リスト・コンチェルトホール
若きチェリスト、ハリエット・クリーフ。以前リリースのハイドンで、その成熟した音楽性が高く評価されましたが、今回は更に円熟が求められるブラームス(1833-1897)のチェロ・ソナタを演奏しています。第1 番のソナタはブラームスが33 歳の時に完成された作品で、時期的にはドイツ・レクイエムと同じ頃に書かれており、本来は4 楽章の大規模な曲になるはずでしたが、緩徐楽章を削除、すっきりとした味わいに仕上がっています。それに比べ第2 番はブラームス53 歳の時の作品で、こちらは4 楽章ですが、曲調は第1 番に比べとても明るく雄大で、ブラームスの全作品の中でもとりわけ充実した音楽に満ちています。クリーフの演奏は、繊細さと豪放さを兼ね備えており、ブラームスの音楽が持つ甘酸っぱさを的確に表現していると言えるでしょう。

TYXart
TXA-13030(1CD)
ヨアヒム・J.K.クンツェ:ORETAG
トランペットとオルガンとパーカッションのための12楽章〜サウンド・クリエイション
第1楽章:Bauet Euch Signaltrompeten
第2楽章:Die Engel singen das Lob des Herrn
第3楽章:Jesus in der Wuste
第4楽章:Ankundigung von Leiden und Auferstehung
第5楽章:Der Hauptmann von Kafarnaum
第6楽章:Jesus im Hause des Zollners Zachaeus
第7楽章:Der Einzug in Jerusalem
第8楽章:Judas
第9楽章:Bevor der Hahn kraht
第10楽章:Ich bin bei Euch alle Tage
第11楽章:Turmbau zu Babel
第12楽章:Choral und Fanfare
ヨアヒム・J.K.クンツェ(Tp)
ニコ・ソコリ(Org)
クノ・ワーグナー(Perc)

録音:2013年2月ドイツ、カルベン、聖バルド教会、ライヴ
トランペット奏者のヨアヒム・J.K.クンツェが作曲・演奏をしたアルバム。モーゼの書物「汝、銀のトランペットを創らん」に影響されて作曲したトランペッ トとオルガンとパーカッションのための12楽章。各楽章は聖書の一節を引用して構成されています。3つの楽器が融合したスタイリッシュな曲。バッハを 連想させるような宗教的旋律と、ジャズを思わせるような透明感ある即興的なメロディが組み合わされた、独自の世界観を持った音楽です。 (Ki)

Vivaldi Collection
VIVALDI-CD5(1CD)
ヴィヴァルディ・コレクション CD5
ヴィヴァルディ:ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ヘ短調 Op.2-10 RV21(1709)
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ト長調 RV22(1717)
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ト長調 Op.2-8 RV23(1709)
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ト長調 RV24
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ト長調「ピゼンデル氏のために」RV25
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ト短調 RV26
バルティック・バロック
[マリア・クレスチンスカヤ、
アンドレイ・ペギューニン、
エフゲニー・スヴィリドフ(Vn)
ソフィア・マルチゾヴァ(Vc)
インビ・タルム(Cemb)
グリゴリー・マルチゾフ(ディレクター) ]

録音:データ未詳
世界初録音と表示されておりますが、全収録曲ではないと思われます。「CD 6」(VIVALDI-CD 6)が先に発売されていました。

OUR Recordings
MAR-8.226908(1CD)
ギタ・レーサによるアンデルセン物語の朗読
カタツムリとばらの茂み(音楽:バッハ)
ナイチンゲール(音楽:M.リョベート)
ソマフーレン(音楽:M.リョベート)
とても信じられないこと(音楽:ベートーヴェン)
豚飼いの王子(音楽:M.ジュリアーニ)
まったくその通り!(音楽:モーツァルト)
ギタ・レーサ(朗読)
ミカラ・ペトリ(リコーダー)
チェン・ユェ(簫)
カロリン・ヴィトマン(Vn)
ウーラ・ウリジョナ(Va)
マルタ・スドラバ(Vc)
ラース・ハンニバル(G)

録音: 2012 年8 月16-17 日 デンマーク ノルディック・フィルム・スタジオ
デンマークで不動の地位を築き上げた女優ギタ・レーサ。このアルバムは、彼女が愛するアンデルセンの6 つの物語を自身で朗読し、そこにミカラ・ペトリを始めとしたOURrecordings お馴染みの演奏家たちが親密な音楽を付けているというアルバムです。彼女の語りのなんと表情豊かなこと。ちょっぴりハスキーで凄みのある声はまさに人生の機微を知る人そのもの。言葉の意味がわからずとも聞き入ってしまうこと間違いありません。大人のための童話集です。

ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS
EPR-6613(1CD)
ヴィヴァルディ:世界初録音となるヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ.ト長調 RV776
シンフォニア ロ短調 RV35a
ヴァイオリン・ソナタ.ニ短調 RV13
ヴァイオリン・ソナタ.変ロ長調 RV809
ヴァイオリン・ソナタ.ニ長調 RV785
ヴァイオリン・ソナタ.ト長調 RV24
バルティック・バロック
[マリーナ・カタルジノヴァ、
マリア・クレスチンスカヤ、
アンドレイ・レシェチン、
エフゲニー・スヴィリドフ(Vn)
ソフィア・マルチゾヴァ(Vc)
インビ・タルム(Cemb)
グリゴリー・マルチゾフ(ディレクター)]

DACAPO
MAR-6.220643
(1SACD)
ソンライフ・ラスムセン:モーション/エモーション〜室内楽作品集
管楽五重奏のための「モーション/エモーション」(2010/2011)
フルートとクラリネットのための「アンダラグ第1番」(2010)
フルート,オーボエ,クラリネット,ホルン,ファゴット,ピアノ,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロのための「4つの庭」(2003)
クラリネットとホルンのための「アンダラグ第3番」(2011)
管楽五重奏のための「北の曲」(1995)
フルート,オーボエ,クラリネット,ファゴット,ホルン,ピアノのための「冬の絵」(1990)
アルト・フルートとファゴットのための「アンダラグ第11番)(2011)
ラップランド室内O・管楽五重奏団
ジョン・ストルゴー(指)
録音:2012年4月13-14日ロヴァニエミコルンディ・ホール
フェロー諸島出身の作曲家ラムスセン(1961-)の作品集です。彼の生まれ育った島には音楽教育を受ける場がなく、彼は祖母から楽譜の読み方を習ったと言います。独自の作風に基いたその作品は時として難解ですが、根底には極めて民族的なメロディが宿っていると言われています。この室内楽作品集には、様々な楽器を用いた曲が集められており、そのいくつかはとても親しげな風情を保っています。
DACAPO
MAR-8.226072(1CD)
ヨーアン・イェアシル:室内楽作品集
弦楽四重奏曲(1980)
フルート,オーボエ,クラリネット,ファゴット,ホルンのためのセレナード「森の中で遊ぶ」
(1947)
ピアノのための「3つの演奏会用小品」(1945)
ヴァイオリン,ヴィオラ,クラリネットとファゴットのための四重奏曲(1934)
アンサンブル・ミッドヴェスト

録音:2013年6月5-7日
2013年1月14-15日
2013年6月11日
2013年6月12-13日
デンマークの作曲家イェアシル(1913-2004)が半世紀に渡って書いた魅惑的な室内楽曲作品集です。最初期の作品である「四重奏曲」は、どことなくプーランクなどのフランス風のエッセンスも感じられますが、その音楽は独自の発展を遂げて行くのです。1980年に書かれた「弦楽四重奏曲」の静謐で滑らかな響きを耳にするだけで、この作曲家の並々ならぬ才能を感じることができるでしょう。名手たちの集団、アンサンブル・ミッドヴェストによる演奏は素晴らしいの一言です。

2L
2L-098SACD
(1SACD)
印象の軌跡
ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しき夕べ
ラヴェル:ヴァイオリンソナタ.ト長調
 ヴォカリーズ
 ハバネラ形式のエチュード、
 ヴァイオリン・ソナタ(遺作
ドビュッシー(アーサー・ハートマン編):亜麻色の髪の乙女
ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ
ラヴェル(シェルベリ・ニルソン、ビェラン編):亡き王女のためのパヴァーヌ
アンデシュ・シェルベリ・ニルソン(Vn)
スヴァイヌング・ビェラン(P)

録音:2011年12月、2012年1月 ソフィエンベルグ教会 (オスロ、ノルウェー)
[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
詩人ポール・ブールジェは若き日のドビュッシーがインスピレーションを受けたひとりだと言われます。ドビュッシーがブールジェの『美しき夕べ』をテ クストに歌曲を書いたのは1883年でした。数回の万国博覧会を通じフランスがヨーロッパ文化の中心として栄えようとしていた時代。新しい世紀に向け、 音楽の分野では、いわゆる「印象主義」が芽吹こうとしていた時代です。 アルバム『印象の軌跡』は、その時代をリードしたふたり、ドビュッシーとラヴェルの音楽をノルウェーの音楽家が「今」の感覚と思考で見つめたアルバムです。 アンデシュ・シェルベリ・ニルソン (1983?) はオスロ生まれ。オスロ、ベルリン、ストックホルムで学び、2008年からハルダンゲル音楽祭の芸術監督に 就任。スヴァイヌング・ビェラン (1970?) はスタヴァンゲル生まれ。ザルツブルクとベルリンでハンス・レイグラーフに学び、1999年にノルウェー・コンサー ト協会の最優秀若手ソロ奏者に選ばれた後、ノルウェーの音楽シーンを中心に活動を続けています。ドビュッシーの《美しき夕べ》はハイフェッツ、同じく《亜 麻色の髪の乙女》はドビュッシーの友人アーサー・ハートマンの編曲、ラヴェルの《亡き王女のためのパヴァーヌ》はシェルベリ・ニルソンとビェランの編 曲による編曲で演奏されます。印象主義の美しい残像。作曲家のヴォルフガング・プラッゲ (1960?) が制作を担当し、オスロのソフィエンベルグ教会で 録音セッションが行われました。 (Ki)
2L
2L-097SACD
(1SACD)
ファゴットの抒情
サン=サーンス:ファゴット・ソナタ Op.168
ヒンデミット:ファゴット・ソナタ
デュティユー:サラバンドとコルテージュ
エルガー:ロマンスOp.62
タンスマン:ソナティナ
ケクラン:ファゴット・ソナタ Op.71
クヴァンダール:伝説曲Op.61b
ペール・ハンニスダール(Fg)
ヴェービョルン・アンヴィーク(P)

録音:2012年4月30日-5月3日 ヤール教会 (ベールム、ノルウェー)
[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
ファゴットとピアノのための作品を集めたアルバム『ファゴットの抒情』。木管楽器のための室内楽曲に興趣にあふれた作品の多いサン=サーンスのソナ タに始まるプログラム。木管楽器のための室内楽作品に実り多かった20世紀前半の作品が中心です。この時代、試験の課題曲としてパリ音楽院の委嘱 により書かれた作品も多数あり、その代表的な作品、デュティユーの《サラバンドとコルテージュ》とタンスマンの《ソナティナ》がこのアルバムでも演奏 されています。オスロ・フィルハーモニックの首席ファゴット奏者、ペール・ハンニスダール (1958?) とグリーグ三重奏団のピアニスト、ヴェービョルン・ アンヴィーク (1962?)。ノルウェーを代表する優れた音楽家ふたりの共演です。ノルウェーのクヴァンダールが作曲した《伝説曲》のノスタルジックなペー ジでプログラムを閉じます。 (Ki)

WERGO
WER-6587(1CD)
セルゲイ・ネフスキ(b.1972):作品集
Alles
目に見えないアルファベット
わかりました/労働の平地
アウトランド
アンサンブル・ムジーク・ファブリーク他多数の演奏家

録音:2011、2012年
フスキは1972年10月モスクワ生まれの作曲家。ドレスデンなどで作曲を学びました。2006年、シュトゥトガルトの町から作曲賞を受賞し、2012 年にはボリショイ劇場で室内オペラ「Franziskus」が初演されるなど、若くして活躍しています。室内楽や、声を用いた作品を多く書いており、このディ スクでも、声と電子音などの巧みな組み合わせが印象的な作品が並びます。 (Ki)

Vivaldi Collection
VIVALDI-CD5(1CD)
ヴィヴァルディ・コレクション CD 5
ヴィヴァルディ:ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ヘ短調 Op.2-10 RV21(1709)
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ト長調 RV22(1717)
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ト長調 Op.2-8 RV23(1709)
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ト長調 RV24
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ト長調「ピゼンデル氏のために」RV25
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ト短調 RV26
バルティック・バロック
[マリア・クレスチンスカヤ、
アンドレイ・ペギューニン、
エフゲニー・スヴィリドフ(Vn)
ソフィア・マルチゾヴァ(Vc) インビ・タルム(Cemb)
グリゴリー・マルチゾフ(ディレクター)]
世界初録音と表示されておりますが、全収録曲ではないと思われます。詳細判明次第、メール配信にてお知らせいたします。「CD 6」(VIVALDI-CD 6)が先に発売されていました。

ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS
EPR-6613(1CD)
ヴィヴァルディ:世界初録音となるヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ.ト長調 RV776
シンフォニア.ロ短調 RV35a
ヴァイオリン・ソナタ.ニ短調 RV13
ヴァイオリン・ソナタ.変ロ長調 RV809
ヴァイオリン・ソナタ.ニ長調 RV785
ヴァイオリン・ソナタ.ト長調 RV24
バルティック・バロック
[マリーナ・カタルジノヴァ、
マリア・クレスチンスカヤ、
アンドレイ・レシェチン、
エフゲニー・スヴィリドフ(Vn)
ソフィア・マルチゾヴァ(Vc)
インビ・タルム(Cemb)
グリゴリー・マルチゾフ(ディレクター)]

Oboe Classics
CC-2025(1CD)
ザ・フレンチ・アクセント
プーランク:三重奏曲
トゥイレ:「六重奏曲」より ガボット
オーリック:三重奏曲
ルーセル:嬉遊曲 Op.6
レスゲン=シャンピオン:牧歌曲
オトテール:「オーボエとチェンバロのためのソナタ ニ長調」による組曲
フェルー:三重奏曲
ストラヴィンスキー:牧歌曲
ジョリヴェ:セレナーデ・アベック・オーボー・プリンシパル
マスネ:「復讐の女神」〜故郷を思うトロイの女
ローラン・ラモレット(Ob)、
ルイ・バス(Ob)、
ミルティーユ・モレル(Ob)、
ピエール・ピエルロ(Ob)、
ルイ・ブリュゼ(Ob)、
ルイ・グロメール(Ob)、
ジョルジュ・デュラン(イングリッシュ・ホルン)、
ルイ・ゴダール(Ob)、他

録音:1928年−1958年
フランシス・プーランク(1899−1963)とジョルジュ・オーリック(1899−1983)を中心に、フランスの作曲家の作品を集めたフレンチ・プログラム。ローラン・ラモレット、ルイ・ゴダール、ピエール・ピエルロなど、オーボエ界の名手として第一線で時代を築いてきたオーボイストたちの名演が甦る。往年の名手たちの音色やフレージングの違いを1度に味わえる。マルコム・マクミラン・コレクションからの復刻リマスタリングは、デイヴ・ローウェルが担当。
Oboe Classics
CC-2026(2CD)
★
ザ・ワールド・オブ・ザ・オーボエ
バッハ:ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲〜第1楽章
コースト:癒しのロマンス
シューマン:ロマンス第1番 Op.94
ラヴェル:「クープランの墓」〜 前奏曲、
 ハバネラ形式による小品
ウェッジウッド:トンボ
モリコーネ:ガブリエルのオーボエ
ボイス:ソナタ第10番〜 アレグロ
パスクッリ:蜂/アーレン:虹の彼方へ
モーツァルト:オーボエ四重奏曲 K.370〜 第2楽章
ジェイコブ:ソナチネ〜 第4楽章
フォーレ:小品/ドリーブ:花の二重奏
ボワモルティエ:モデレマン
マチャド:ケブラ・ケイショ
サン=サーンス:白鳥
ハーティー:シャンソネット
エルディンチ:黒海の踊り
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」〜 序曲
ブッシュ:三重奏曲〜 第1楽章
ラヴェル:メヌエット
ベートーヴェン(セドラック編):歌劇「フィデリオ」〜 フロレスタンのアリア
マコンキー:五重奏曲〜 第2楽章
デュティユー:ソナタ 〜第2楽章
マクミラン:インターセッション
C.シューマン:ロマンス第2番 Op.22
ブリテン:パン
リチャードソン:ランデヴー
シンクレア:ザ・フライ
バスラー:ヴォカリーズ・ダンス
ロクスバラ:サイレント・ストリングス
ベリオ:セクエンツァ〜 第7番
ハン・デ・ヴリーズ(Ob)、
マリオス・アルギロス(Ob)、
マーク・ベイジェント(Ob)、
ジョージ・ケアード(Ob)、
デイヴィッド・カウリー(Ob)、
ニコラス・ダニエル(Ob)、
エレーヌ・ドーヴァス(Ob)、
パウル・グディ(Ob)、
レオン・グーセンス(Ob)、
デアドル・リンド(Ob)、
ジェイニー・ミラー(Ob)、
ジェシカ・モグリッジ(Ob)、
ウチェンナ・グエ(Ob)、
エミリー・ペイルソープ(Ob)、
ジェレミー・ポルメア(Ob)、
クリストファー・レッドゲイト(Ob)、
キャサリン・スミス(Ob)、
アルシア・タルボット=ハワード(Ob)
ジュリアン・ウェスト(Ob)、
ジュリア・ホワイト(Ob)、他
オーボエの音楽、楽器、リード、プレイヤーにスポットライトをあてた「ザ・ワールド・オブ・ザ・オーボエ」。バロック音楽から現代音楽、オリジナル、トランスクリプションなど幅広い作品を網羅。今を時めくオーボエ奏者による、オーボエの魅力を最大限に発揮した作品集に仕上がっています。オーボエの歴史やリード作製のプロフェッショナル、ピーター・ウィギンズ氏によるインタヴュー形式のレクチャーが掲載された充実のブックレットも魅力。

WERGO
WER-6761(1CD)
細川俊夫:弦楽四重奏作品集
細川俊夫
(b.1955):開花 Blossoming(2007/2009改訂(改訂版世界初録音))
花の妖精 Floral fairy(2003)
書(カリグラフィー)Kalligraphie(2007/2009改訂)―弦楽四重奏のための6つの小品―※世界初録音
ランドスケープ�T Landscape�T(1992)
沈黙の花 Silent Flowers(1998)
弦楽四重奏曲「原像」 Urbilder(1980/1984改訂)
アルディッティSQ
〔アーヴィン・アルディッティ(1Vn)、
アショット・サルキシャン(2Vn)、
ラルフ・エーラーズ(Va)、ルーカス・フェルズ(Vc)〕

録音:2012年2月
2013年の「サントリーホール国際作曲委嘱シリーズ」のテーマ作曲家である細川俊夫の注目新譜の登場です。 6つの小品から成る『書』は、世界初録音。「音楽は音を用いたカリグラフィー(書)である。そしてそれは沈黙というキャンヴァスの上に描かれる。」 とは細川の言葉ですが、書のジェスチャーのエッセンスを6つの金言的な音絵で表しています。ほかにも、華道の哲学世界(細川の祖父は華道家)の『花 の妖精』と『沈黙の花』や、蓮の花が開く様子を描いたという『開花』などを収録。『原像』は、細川俊夫の最初の弦楽四重奏作品で1980年に書かれ たもので、すでに細川の哲学世界に満ちた静寂と哲学的な世界が広がっています。 アルディッティ弦楽四重奏団による演奏は極めて精緻で、細川の世界を巧みに表現しています。 (Ki)

CONTINUO Classics
CC777-705(1CD)
ミンストレル
ドビュッシー:前奏曲第1集〜「吟遊詩人」(ヴァイオリンとピアノのための編曲版)
 レントより遅く(レオン・ロケ編曲)
ヴァイオリンとピアノのソナタ 
 セレナーデ(ドビュッシーの素描をもとに、R.オーリッジにより復元された作品)
ピエルネ:ヴァイオリン・ソナタ.ニ短調op.36
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調op.13
青柳いづみこ(P)
クリストフ・ジョヴァニネッティ(Vn)

録音:2013年3月14-16日、パリ国立高等音楽院

日本語解説付。
ピアニスト、文筆家、音楽研究家と幅広く活躍する世界的ピアニスト、青柳いづみこが最新盤をリリースいたします!青柳が造詣深いドビュッシーと同 期の作曲家である、ガブリエル・ピエルネの生誕150周年を記念し、世紀末フランスに生きた作曲家たちが残した珠玉のヴァイオリン・ソナタを収録し た内容です。マルセイユ音楽院で共に研鑽を積み、2009年よりデュオとして活動を共にしている往年の名手、クリストフ・ジョヴァニネッティと共に、近 代フランスの響きに焦点を当てたプログラムで魅せてくれます。このアルバムの発売とピエルネの生誕を祝い、2013年秋には来日リサイタルも開催予定。 是非とも見逃せない最新盤です!
G.ピエルネ(1863-1937)はパリ音楽院でマスネに作曲を、フランクにオルガンを学んだ音楽家。彼のヴァイオリン・ソナタは、当時の名手ティボー のために捧げられたもので、師フランクの響きも色濃い作品。抒情的な旋律が美しく、輝かしいヴァイオリン・ソロと繊細なピアノ伴奏が織りなす美しい アンサンブルは絶品です。ドビュッシーの「吟遊詩人(ミンストレル)」は、前奏曲第1集の12曲目に収録されている作品。ヴァイオリン奏者のA.アル トマンがヴァイオリンとピアノのために編曲したものを、ドビュッシーが手直しした版での演奏になります。ヴァイオリンのピッツィカートやスピッカートの 表現力を上手く活かした編曲で、作品を通して印象的なおどけたリズムと旋律の魅力を存分に感じられます。3曲目の「セレナーデ」は、音楽学者のロバー ト・オーリッジが素描を発見した未完の作品。1890年代に作曲されたものと思われますが、本アルバムに収録されているのは、オーリッジがこの素描か ら復元されたものです。2013年秋の公演にて東京初演も予定されており、ドビュッシー研究家としても活躍する青柳の意気込みも感じられましょう。こ れらに加え、本アルバムではフォーレのヴァイオリン・ソナタも収録。世紀末フランス音楽の繊細かつ美しい響きをたっぷりと堪能出来るアルバムに仕上がっ ています。かのイザイ四重奏団の発足メンバーの一人、名手ジョヴァニネッティの卓越したヴァイオリン・ソロも聴き逃せません!
【青柳いづみことクリストフ・ジョヴァネッティ】
マルセイユ音楽院時代、ピエール・バルビゼのもとで学んでいた頃から共演をしていた。卒業後、演奏と執筆を両立させる希有な存在として注目を集めて おり、これまでリリースした9枚のCDが『レコード芸術』誌で特選盤となるほか、師安川加壽子の評伝『翼のはえた指』で第9回吉田秀和賞受賞をはじめ、 執筆の分野でも数々の賞を受賞。ジョヴァネッティは、イザイ、およびエリゼ四重奏団の発足メンバーとして活躍、室内楽の分野を中心に活躍。ふたりがデュ オを組み始めたのは2009年、それ以来フランスと日本を中心に多くのリサイタルを行い、好評を博している。

IPPNW
IPPNW-76(1CD)

KKC-5336(1CD)
日本語帯・解説付
IPPNW慈善演奏会〜相馬子どもオーケストラ&コーラスの設立に向けて
(1)ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」
(2)シェーンベルク:弦楽三重奏曲 op.45
(3)ピアソラ:リベル・タンゴ
(4)ピアソラ:アディオス・ノニーノ
(5)バカラック:自由への道
(6)ピアソラ:フーガと神秘
(7)滝廉太郎:荒城の月
(1)ル・ムジケ・クァルテット[シモン・ベルナルディーニ(第1Vn)、クリストフ・ホラーク(第2Vn)、アンドレアス・ウィルウール(Va)、ウルリケ・ホフマン(Vc)]
(2)カイ・フォーグラー(Vn)
ウルリッヒ・アイヒェナウアー(Va)
石坂団十郎(Vc)
(3) - (7)ベルリン・フィル12人のチェリストたち

録音:2012年9月、ベルリン・フィルハーモニー 室内楽ホールにおけるライヴ
このCDはIPPNW(核戦争拡散防止国際医師会議)慈善演奏会として、2012年9月ベルリンにて「相馬子どもオーケストラ」の設立を目指した、エル・ システマジャパンの活動を支援するためのチャリティコンサートのライヴ収録です。この活動にベルリン・フィル12人のチェリストや若手実力派チェリス ト石坂団十郎、ル・ムジケ・クァルテットなど、世界的アーティストが参加し、被災地の復興に向けた活動を支援しました。心を一つにした演奏を聴くこ とができます。演目はル・ムジケ・クァルテットが演奏したドヴォルザークの弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」やベルリン・フィル12人のチェリストが 演奏したピアソラのリベル・タンゴ、フーガと神秘など様々な作曲者の作品が演奏されました。このCDの最後に収録された滝廉太郎の荒城の月は被災 地の復興を願う、祈りを捧げているような演奏です。このCDの収益金額の一部は、東日本大震災の復興支援として、エル・システマジャパンを通して、 福島県相馬市にて実施する「相馬子どもオーケストラ」の活動のために寄付されます。 (Ki)

MUSIEPOCA
MEPCD-006(1CD)
ピリオド楽器による金管四重奏曲集〜フォレスティエからヴェルディへ…
フォレスティエ(1815-1881):ベッリーニの「清教徒」による4つの四重奏曲
ドニゼッティ(ヨナタン・ピア編):歌劇「愛の妙薬」〜人知れぬ涙
ヴェルディ(ヨナタン・ピア編):トランペットの為のアダージョ
ベルガモのダヴィデ神父(ヨナタン・ピア編):エレヴァツィオーネ ニ短調
ジャン=バティスト・アルバン(ヨナタン・ピア編):ヴェルディの歌劇「ナブッコ」による幻想曲
ベッリーニ(ヨナタン・ピア編):歌劇「清教徒」〜 ラッパを吹き鳴らせ+
シューベルト(ヨナタン・ピア編):音楽に Op.88-4 D.547
ゴットヘルフ・ハインリヒ・クンマー(ヨナタン・ピア編):オフィクレイドの為の変奏曲*
ヴェルディ(ヨナタン・ピア編):「椿姫」〜プロヴァンスの海と陸
ジャン=バティスト・アルバン(ヨナタン・ピア編):ビゼーの歌劇「カルメン」による幻想曲*
アンサンブル・オットーニ・ロマンティチ(ロマンティック・ブラス・アンサンブル)
[ナタン・ピア、ミケーレ・サンティ(コルネット、トランペット)
マウロ・モンティ(トランペット、トロンボーン)
コッラード・コッリアルド(トロンボーン、オフィクレイド) ]

録音:2010年1月31日*
2012年3月10日+
2010年6月23-24日(無印)
19世紀の金管音楽をピリオド楽器で演奏するイタリアの四重奏団アンサンブル・オットーニ・ロマンティチのデビューCD。滅多に聴く機会のない楽曲を当時の響きで楽しむことができる貴重なアルバムです。

Sono Luminus
DSL-92171
(CD+Bluray AUDIO)
Entendre-聞く
コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.7
ハルヴォルセン(1864-1935):パッサカリアト短調(ヘンデルの組曲第7番HWV432-パッサカリアによる)
レオナール(1819-1890)/セルヴェ(1807-1866):演奏会用大二重奏曲第1番
ラヴェル:バイオリンとチェロのためのソナタ
スーザ:星条旗よ永遠なれ(B.ドゥコフによるヴァイオリンとチェロ編)
デュオW(アンサンブル)

録音:2012年12月10-12日ヴァージニア,ボイス,ソノ・ルミナス
デュオW…ヴァイオリンとチェロの組み合わせから生まれる無限の可能性。彼らの眩いばかりの技術と高い音楽性、そして思いもよらない曲の変容。聴いているだけで新鮮な驚きと、わくわくするような楽しさが溢れてくる1枚です。選ばれている曲は、一見「普通のクラシック」のようですが、どれも少々ひねった編曲が施されており、それはジャズや民族音楽のイディオムであったりと、ひと時も息つく暇なく華麗な音の世界を堪能することができるのです。白熱のアンサンブルを繰り広げるのは、ヴァイオリニストのアリアンナ・ワルソー=ファンとチェリストのメタ・ウェイス。彼女らは共にジュリアード音楽院の卒業生で、その美しい容姿と音楽性を武器に高い評価を受けています。最高の音楽を最高の音で聴く喜びがここにあります。

ARS HARMONICA
AH-229(1CD)
アドルフ・ベンタスへのトリビュート
アドルフ・ベンタス(1919-):3つのピンセリャデ/ネルハの洞窟
アルベニス(アドルフ・ベンタス編):スペイン組曲 Op.47〜 グラナダ/カディス
 旅の思い出 Op.71〜入り江のざわめき
アントニオ・デ・カベソン(1510-1566)/アドルフ・ベンタス編曲:「騎士の歌」によるディフェレンシア
ジュアン・カバニリェス(1644-1712)/アドルフ・ベンタス編曲:ティエント イ長調
マテオ・アルベニス(1755頃-1831)/アドルフ・ベンタス編曲:ソナタ ニ長調
アドルフ・ベンタス:3つの舞曲/メランヒア
サックス 3+1 クアルテット
[ナチョ・ガスコン(ソプラノSax)
ルベン・ドミンゴ(アルトSax)
エフレム・ロカ(テナーSax)
ジュアン・マルティ=フラスキエル(バリトンSax) ]
スペイン・カタルーニャのサクソフォンの巨匠アドルフ・ベンタスに捧げられたアルバム。
ARS HARMONICA
AH-230(1CD)
ジュゼプ・マリア・メストレス・クアドレニ(1929-):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第2番(2006)
弦楽四重奏曲第3番(2006)
弦楽四重奏曲第4番(2006)
迷路(2009)
ブロッサSQ

Heilo
HCD-7282(1CD)
オストフォルク
オンソイの結婚行進曲/地下の行進曲/さあ待とう,ファンテレッダ/美しいアンナ/昔のマズルカ/カブトムシ/五月が近づくと/スプリングダンス/カーリの子守歌/ほら、教会の鐘が誘っている/ハリング/ゆりかごの歌/オースルンのワルツ/ネーセの山/小さなペッテル
オストフォルク
ヴェーガル・ヴォールダール(フィドル)
リン・アンドレア・フグルセト(ヴォーカル
オースムン・ライスタ(マンドラ、ギター)

録音:012年2月13日-16日オストレ・フレドリクスタ教会、2013年2月15日ファーゲルボルグ教会
フォークミュージックのバンド、ラスクでフィドルを担当し、ミュージシャン、ダンサー、音楽教師として活躍するヴェーガル・ヴォールダーl。中世の音 楽、フォークミュージック、現代の音楽と幅広いレパートリーで知られる女声アンサンブル、トリオ・メディイーヴァルのリン・アンドレア・フグルセト。ギ ター、ベース、マンドラ、バンジョー、マンドリンを演奏、ロック、ポップ、ジャズの要素を取り入れたスタイルのフォークミュージック・バンド、シャトー・ ヌフ・スペレマンスラーグにも参加したオースムン・ライスタ。ノルウェーのフォークミュージック・シーンで活躍する三人が集まったバンド、オストフォル クは、オスロの南に位置するオストフォル県の子供と青少年に自分たちの伝統の音楽を教えるためのスクールコンサート・プロジェクトとしてスタートしま した。記録に残された音楽は少ないものの、『オストフォルの民謡』『14の古いオストフォルの踊り』『オストフォルの民謡の旋律』『オストフォルの民俗舞曲』 に収められた歌と舞曲と使うことで、おもしろいプログラムが組めたと言います。このアルバムは、好評を博した彼らのコンサートをオストフォルを超えた 聴き手に届けるために制作されました。 (Ki)

Sleeveless Records
SLV-1007(1CD)
バックス:チェロとピアノのための作品集
チェロとピアノのためのソナチナ.ニ長調
無伴奏チェロのためのラプソディック・バラード
チェロとピアノのための「民話」
チェロとピアノのための「伝説ソナタ」嬰へ短調
ライオネル・ハンディ(Vc)、
ナイジェル・クレイトン(P)

録音:2012年7月16日−17日
英国の作曲家、アーノルド・バックス(1883−1953)のチェロとピアノのための作品集。ミュリエル・テイラー・コンクールで第1位入賞の経歴を持つイギリスのチェリスト、ライオネル・ハンディ。ASMFで10年間首席チェロ奏者を務め、LOS、ハレ、ロイヤル・リヴァプールPOなど、英国有数のオーケストラと共演も果たしており、その華々しい経歴に裏付けされた伸びやかな音色が持ち味。20世紀イギリス音楽を得意としており、バックスはまさに最適なプログラム。

SARTON
SARTON 009-2
(1CD)
アコーディオンとチェロのためのポーランドの新しい音楽
ハンナ・クレンティ(1962-):前奏曲、後奏曲と詩篇
アレクサンデル・ノヴァク(1979-):サテン*
ヴォイチェフ・ブレハシュ(1982-):呼吸低下[Hypopnea](アコーディオン独奏のための)*
ラハウ・ヤニャク(1986-):何時間もの無言の後で[After Hours of Muteness]*
ペンデレツキ:ディヴェルティメント(チェロ独奏のための)
ダリウシュ・プシビルスキ(1984-):言説[Discours]*
ミコワイ・マイクシャク(1983-):疑いのリズム[III][Rhytms of Doubt [III]]*
マグダレナ・ボヤノヴィチ(Vc)
マチェイ・フロンツキェヴィチ(アコーディオン)

録音:2011年8月、フリデリク・ショパン音楽大学コンサートホール、ワルシャワ、ポーランド

*=世界初録音

Compunctio
COMPCD-008(1CD)
クラヴィコード
ペーション&エクレーヴ:ブルー・ベル、ボウル、イクテリーン
エクレーヴ:ノード第1番〜第7番
ペーション:クロマ、ルスト
マッツ・ペーション(クラヴィコード)、
アンドレアス・エクレーヴ(ツィター)
パフォーマンス、サウンド、レコーディング、パッケージの全てがハイクォリティのスウェディッシュ・レーベル「コンプンクティオ(Compunctio)」。スウェーデンのマルチ・プレーヤー、アンドレアス・エクレーヴ(1975−)とマッツ・ペーションによる自作自演集であり、3種類のクラヴィコードと2種類のツィターを弾き分けからは、繊細で風情あふれる音色が聴こえてきます。各楽器の美しい写真を収めたミニ・フォトアルバムも封入。ブックレットにもクラヴィコード、ツィターの写真が掲載されています。

ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS
EPR-6312(1CD)
ヴィヴァルディ:ピゼンデルの為のソナタ集
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ト長調 RV25*
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ハ短調 RV6+
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ヘ長調 RV19#
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.ハ長調 RV2#
ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ.イ長調 RV29**
バルティック・バロック
[マリア・クレスチンスカヤ(Vn)*
ナザール・コジュハーリ(Vn)+
アンドレイ・レシェチン(Vn)#
エフゲニー・スヴィリドフ(Vn)**
ソフィア・マルチゾヴァ(Vc)
インビ・タルム(Cemb)
グリゴリー・マルチゾフ(アーティスティック・ディレクター) ]

録音:2011年、スウェーデン聖ミカエル教会、タリン、エストニア+
  2012年、聖ヤコブ教会、ヴィームシ、エストニア(*/#/**)
ドレスデンのザクセン宮廷楽長であり高名なヴァイオリン奏者であったヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687-1755)に献呈されたソナタ集。4人のバロック・ヴァイオリン奏者が腕を競います。

BOHEMIA MUSIC
BM-0083(1CD)
チェロ&ピアノ・リサイタル
シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ.D.821
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
フランク:ソナタ.イ長調
ポッパー(1843-1913):演奏会用ポロネーズ.ニ短調 Op.14
フォーレ:夢の後で Op.7-1
ヴラダン・コチー(Vc)
ナタリエ・ベルリン(P)

※使用楽器:2009年、ミロスラフ・コマール製(Vc)
ヴラダン・コチーは1988年に旧体制下のチェコスロヴァキア政府に対し自由を訴え投獄された経験を持つチェコのチェロ奏者。東日本大震災後度々来日し被災地支援の為の演奏会を開いています。ナタリエ・ベルリンは2010年にプラハ音楽アカデミーを卒業したチェコのピアノ奏者。ブックレットにヴラダン・コチーからのメッセージと演奏者、チェロ製作者の紹介が日本語で記されています。

TEMPS RECORD
TR-1164(1CD)
シューベルト、ベーム:フルートとピアノの為の作品集
シューベルト:序奏と「しおれた花」による変奏曲 Op.16
テオバルト・ベーム(1794-1881):シューベルトの主題による幻想曲 Op.21
シューベルト(テオバルト・ベーム編)曲:6つの歌曲[おやすみ,菩提樹,漁師の娘,セレナード,海辺で,鳩の便り]
シューベルト:アルペッジョーネの為のソナタ イ長調 D.821
アントン・セラ(Fl)
藤木綾子(P)

録音:2009年11月、スタジオ Hayato、バルセロナ、スペイン
アントン・セラは1957年はバルセロナに生まれスイスで学んだフルート奏者。1980年代後半よりバルセロナのマーシャル音楽院で教えています。藤木綾子は東京都に生まれ、マーシャル音楽院でアリシア・デ・ラローチャ、カルロタ・ガリガに師事、現在もバルセロナを本拠に活動しているピアニスト。

BGS
BGS-121(1CD)
ラプソディ
ガーシュウィン(ステル編):ラプソディ・イン・ブルー
アーノルド(アシュフォード編):イギリス舞曲集第2集 Op.33
クリッテンデン:スコットランド幻想曲
ゴーブ(イーデン編):イディッシュ・ダンス(インドの踊り)
ヴィーダ・ギター四重奏団

録音:2012年11月
2007年に結成されたイギリスのギター・クヮルテット、ヴィーダ・ギター四重奏団のセカンド・アルバムは、ガーシュウィンとアーノルドの"ギター・クヮルテット版"がメイン。ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」では4本のギターのブレンド感、アーノルドの「イギリス舞曲集第2集」ではカラフルな舞曲とギターの音色との相性が抜群!ミネアポリス・ギター四重奏団の委嘱作品であるクリッテンデン、吹奏楽関係者にはお馴染みのゴーブの「イディッシュ・ダンス」など、ギター・アンサンブルの愉しさが伝わってくる充実のプログラムが魅力です。

WERGO
WER-6764(1CD)
spaces&spheres〜直観的な音楽
ungone/銀の舌の/液状の恐怖
ライト・ブライト・ナイト
彼女は空気を浄化した/再び見えざるもの
マルクス・シュトックハウゼン(Tp、フリューゲルホルン)
タラ・バウマン(Cl、バスCl)
ステファノ・スコダニッビオ(Cb)
ファブリツィオ・オッタヴィウッチ(P)
マルク・ナウセーフ(打楽器)
ワルター・クインタス(編集)

録音:2008 年2月
980年代から共演を重ねている5人の現代音楽シーンを彩る音楽家が、彼らの直観の赴くままに、4日間に渡って、ディスカッションも無しに奏でた 音楽を、ワルター・クインタスが編集したディスク。このメンバーの一人、コントラバスの名手スコダニッビオは2012年に惜しまれつつ亡くなりました。 このディスクは、スコダニッビオに捧げるものでもあります。 (Ki)

ENZO Recordings
EZCD-10023(1CD)
村田厚生〜前衛トロンボーン・アルバム
一ノ瀬響&村田厚生:キー・ウォーター 〜トロンボーンとエレクトロニクスによる〜 (2013)
村田厚生:タブラ・イスト 〜トロンボーン・ソロのための〜 (2008)
福井とも子:超ラセンIII 〜2本のトロンボーンのための〜 (2007) *
一ノ瀬響:インナー・ミラー 〜トロンボーンとエレクトロニクスによる〜 (2013)
村田厚生:スライド・パラノイア 〜トロンボーン・ソロのための〜(2011)
ヴァレリオ・サニカンドロ:遠日点・近日点〜トロンボーンとエコー楽器のための〜 (2010)
村田厚生:コラールM 〜4本のトロンボーンのための〜 (2013) *
山本裕之:輪郭主義III 〜トロンボーンとピアノのための〜 (2012)
バルトーク:「中国の不思議な役人」〜アレグロ (1918-1924) /(トロンボーン12重奏アレンジ : 村田厚生)*
小出稚子:西新宿ブルース 〜トロンボーン・ソロのための〜(2010)
村田厚生(Tb)
中村和枝(P)
*=村田厚生による多重録音
録音:2012-2013年
★スライド偏執症!Slide Paranoia!
稀代のソリスト村田厚生による日本人初の前衛トロンボーン・アルバム。インドの民族楽器タブラ。その口伝の世界を特殊奏法でエミュレートしたTabla-ist、完全五度を五等分した独自の音階によるChoral M、スライドの機能に固執したSlide Paranoiaなどユニークな発想の自作。最高音域で干渉し絡み合うグリッサンド・福井とも子作品。ディジュリドゥ・クローンから喚起される鏡ばりの世界・一ノ瀬響作品。ピッチとリズムでトロンボーンとピアノがせめぎ合う山本裕之作品。西新宿の哀愁・小出稚子作品など収録。バルトーク作曲「中国の不思議な役人」は村田が12本のトロンボーンのためにアレンジしオーケストラ・トロンボーン奏者へのオマージュとして捧げられている。
■村田厚生 (トロンボーン)
 桐朋学園大学音楽学部卒業。ドイツ学術交流会(DAAD)給費留学生としてベルリン芸術大学卒業。 J.ケージ、K.シュトックハウゼン、I.クセナキス、M.カーゲル等の作品を日本初演。独ダルムシュタット国際現代音楽講習会、サントリー音楽財団サマーフェスティバル、ISCM2001横浜大会、アジア音楽祭、ソウルPANミュージックフェスティバル、香港Musicaramaフェスティバル、文化庁舞台芸術国際フェスティバルなど主要な現代音楽祭に出演。ソリストとして新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と邦人作品を初演。また邦人ソリストとして初めて武満 徹/ファンタズマカントス2を演奏。 シリーズ・リサイタル「yes-yes」、「トロンボーンの新事実」、「コンテンポラリー・デュオ」やサイト上での奏法解説で新しいレパートリーの開発に貢献している。
 前衛ブラスアンサンブル「ブラス・エクストリーム・トウキョウ」、室内楽団「アール・レスピラン」、伝統的なウィーンスタイルの「東京トランペットコアー」に所属。

Atoll
ACD-742(1CDR)
ロズモワ〜ダイアログ
ピング:ソナチネ「風と雪の間の対話」
キラール:ソナチネ
ウィリアムズ:ウェン・ウェー・フェル
パヌフニク:祈りの会話
ウォズ:ソナタ・メドジュゴスカ
ボディ:4つの組曲〜「雨の森」
リッチー:ポーランド舞曲 Op.155
ロシア:メルボルン・カップ
アドリアンナ・リス(フルート&ピッコロ)、
サラ・ワトキンス(P)

録音:2010年4月&2011年2月
オークランド室内Oの首席フルート奏者を務めるポーランド出身のフルーティスト、アドリアンナ・リスが演奏するフルートとピッコロのための作品集。ロクサンナ・パヌフニクの作品や、スネア・ドラムやバッキング・トラックを使用した珍しい作品を収録。
※Atollはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。予めご了承ください。
Atoll
ACD-881(1CDR)
ステイサム:室内楽作品集
ロマンス第1
ハッピー・デイズ
「イーナ」オリジナル・スコティッシュ・エアー
フルートと弦楽四重奏のための組曲
パストラーレ/エレーナのワルツ
サッチ・スウィート・ソロウ
言葉のない歌
ランドスケープ第1番、
ブラック・スワン
ランドスケープ第2番
ハッピー・エンディング
プエルタスQ
〔エリー・ファッグ(Vn)、
トム・ノリス(Vn)、
ジュリア・ジョイス(Va)、
アンドリュー・ジョイス(Vc)〕
アドリアンナ・リス(Fl)、
カミール・ホワイト(Ob)、
ベン・ホードリー(Fg)、
ニコラ・ベイカー(Hrn)

録音:2011年5月14−16日
イギリス生まれの作曲家、キース・ステイサムの室内楽作品集。ステイサムはケンブリッジ大学で音楽を学び、ノーザン・シンフォニアOのゼネラルマネージャーやデッカとフィリップスで活躍した経歴を持ちます。
※Atollはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。予めご了承ください。

WERGO
WER-6760(1CD)
グバイドゥーリナ:作品集
ソナタ〜コントラバスとピアノのための(1975)
パントマイム〜コントラバスとピアノのための(1966)*
イン・クローチェ(作曲者編曲によるコントラバスとバヤン版(2009) [原曲:チェロとオルガン(1979)、チェロとバヤン(1991)])
プレリュード(作曲者編曲によるコントラバス版(2009)[原曲:チェロとオルガン(1974)])*
ダニエレ・ロッカート(Cb)
ファブリツィオ・オッタヴィウッチ(P)
マッシミリアーノ・ピトッコ(バヤン)

録音:2009&2012年

*=世界初録音
グバイドゥーリナによる、コントラバスのための作品集(うち2作品は原曲はチェロのためのものですが、コントラバスのためにグバイドゥーリナ自身が 編 曲 し た も の )。 「ソナタ」では比較的伝統的な雰囲気の作品。ですが、フィンガリングなどは演奏者の自由にゆだねられている部分も大きいです。イン・クローチェでは、 バヤンの音色がロシアのフォークロアを思わせる中、コントラバスが嘶きます。 (Ki)


ミュウ
MUCS-1010(1CD)
「トロンヴォーチェ」
プライヤー:愛の想い
カッチーニ(大橋晃一 編曲):アヴェ・マリア*
プッチーニ(大橋晃一 編曲):トゥーランドット・ファンタジー
武満徹:小さな空
小林幸太郎(編曲):トロンボーン・アラカルト〜オーケストラ・ソロ〜
岩田匡史(編曲):カンツォーネ・ファンタジー
カステレード:トロンボーンとピアノのためのソナチネ
ポンセ(大橋晃一 編曲):小さな星#
倉田寛(Tb)、
城綾乃(P)、
山本裕康(Vcソロ)*
石田泰尚(Vnソロ)#
高群誠一(Cb)#、平尾信幸(Perc)#

録音:2013年3月25日〜27 日 茨城県小美玉市四季文化館みの〜れ
2012年12月3日 横浜みなとみらいホール(ライヴ収録) #
エンジニア:宮下雄二
ブックレット寄稿文:小田桐寛之(東京都交響楽団首席トロンボーン奏者)
“歌うトロンボーン奏者”として題名のない音楽会にも紹介された倉田寛のセカンドアルバム。オリジナルアレンジも豊富で聴く人を飽きさせない楽しいアルバムに仕上がりました。また日本を代表するプレイヤーでもある石田泰尚(Vn)、山本裕康(Vc)ら豪華メンバーの参加も魅力的です。
●倉田寛 (Hiroshi Kurata)
静岡県浜松市出身。東京藝術大学卒業。第7 回東京国際コンクール室内楽部門入選、第2 回ナルボンヌ(仏)国際金管五重 奏コンクール特別賞受賞など数々の受賞歴を持つ。第8 回ヤマハ金管新人演奏会出演。1993 年神奈川フィルハーモニー管 弦楽団に入団、1994 年第11 回日本管打楽器コンクール3 位入賞。1996 年NHK-FM リサイタルに出演,また東京、浜松でリ サイタルを行う。2004 年文化庁新進芸術家海外留学制度研修者としてシカゴに留学。 2009 年自身がライフワークとしているテノールとトロンボーンの一人コラボレーションを試みたソロアルバム「SPERANZA」をリリ ース、本作品は 2nd アルバムとなる。神奈川フィル以外での活躍も目覚ましく、紀尾井シンフォニエッタ、霧島音楽祭、サイト ウ・キネン・フェスティバルへの参加や東京トロンボーンゾリステン、なぎさブラスゾリステンなどでも欠くことの出来ないトロンボ ニストとして活躍している。また、洗足学園音楽大学、尚美ミュージックカレッジ専門学校で後進の指導に当たる。2012 年自身 が主宰となり歌とトロンボーンの可能性を追求した“KURAKAN`S BAND”を結成。今後の活躍がますます期待される。
■公式サイト:
http://musiciansparty.jp/artist/kurata/

Audiomax
903-1793-6(1SACD)
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 Op.66
アルバ三重奏団

録音:2012年6月26−28日
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)のピアノ三重奏曲を奏でるのは、ドイツのヴァイオリニスト、イタリアのチェリスト、中国のピアニストによる国の枠を超えたアルバ三重奏団。フレージング、解釈は3人の若き奏者たちの固い信頼関係の賜物。
Audiomax
903-1764-6(1SACD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第2番ト長調 Op.1-2
ピアノ三重奏曲第7番変ホ長調 Op.97「大公」
マックス・ブロート三重奏団
〔カルステン・ストラスブルク(P)、
ダニエル・ベル(Vn)、
マキシミリアン・フォン・プファイル(Vc)〕

録音:2012年4月3−5日
マックス・ブロート三重奏団は、フランツ・カフカの友人でチェコ出身のユダヤ系文化人、マックス・ブロートの名をアンサンブル名とする2005年創設。楽聖ベートーヴェンの音楽では、川の流れのように自然なフレージングを聴かせてくれます。

LAWO Classics
LWC-1036(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第7番 Op.92(木管八重奏版)
管楽八重奏曲変ホ長調 Op.103
ロンド変ホ長調 WoO.25
オスロ・カンマーアカデミー

録音:2011年10月
2009年12月にデビューを果たしたオスロ・カンマーアカデミーは、ゲルノート・シュマルフスとインゴ・ゴリツキの弟子で2004年からオスロ・フィルの首席奏者を務めるオーボイスト、ダヴィッド・フリーデマン・シュトルンクが芸術監督として率いるノルウェーの新しい木管アンサンブル。
各奏者に高度な技巧と音楽性、アンサンブルが要求されるベートーヴェンの「交響曲第7番」の木管八重奏版では、オスロ・フィル、トロンハイム響、ノルウェー陸軍スタッフ・バンドで活躍するメンバーたちがハイ・パフォーマンスを発揮!オスロの新しい管楽アンサンブル、その実力は本物です!
LAWO Classics
LWC-1034(1SACD)
ベートーヴェン:木管三重奏曲ト長調 WoO.37
セレナード.ニ長調 Op.25
クラリネット三重奏曲変ロ長調Op.11「街の歌」
オスロ・フィルハーモニック・チェンバー・グループ

録音:2011年
ノルウェーの名門オスロ・フィルのメンバーたちによって結成された室内楽団、オスロ・フィルハーモニック・チェンバー・グループのシリーズ第3弾。
楽聖ベートーヴェンの小編成の室内楽作品では、オスロ・フィルを凝縮したかのような美しい演奏を披露してくれています。
スペイン、マドリード出身でオスロ・フィルの首席ピアニストのポジションにあるゴンサロ・モレーノのピアノと管楽器、弦楽器のブレンド感も絶妙!

Heilo
HCD-7274(1CD)
イェルムン・ラーシェン・トリオ〜旅
旅の歌/トイエンワルツ
エレセウスの子守歌 I
花嫁の歌/メヌエット.イ長調
銀/オマーンワルツ
ソリストポルカ/エレセウスの子守歌
真夜中の歌
イェルムン・ラーシェン・トリオ
【イェルムン・ラーシェン(フィドル)
アンレアス・ユートネム(ピアノ、ハルモニウム)
ソンレ・マイスフィヨルド(ベース)】

録音:2012年12月3日-5日 ペッテシェン・コロニアル音響スタジオ(ホネフォス、ノルウェー)
ノルウェーのフィドル奏者、作曲家でもあるイェルムン・ラーシェン。オーレ・ブル・アカデミーの学生時代にフィドルグループ、マヨルシュトゥーエンの メンバーになり、ノルウェーのグラミー賞にあたるスペルマン賞を受賞、全国規模の民俗音楽コンペティションに優勝、ノルウェー=フィンランドのバンド、 フリッグ Frigg で演奏、クリスチャン・ヴァルムロードのコンテンポラリーミュージック・アンサンブルに参加と、彼は若くして輝かしい名声を獲得し、す でに、ジャンルを超えた活躍で知られるフィドル奏者のニルス・オークランの後を継ぐ音楽家と目されています。イェルムンがアンレアス・ユートネム、ソンレ・ マイスフィヨルドと組んだトリオ。2008年スペルマン賞を受けた『到着』 (HCD7235)、『黄金』(HCD7252) につづくアルバム第3作は『旅』です。最 初の《旅の歌》から《真夜中の歌》まで、「中部ノルウェー、ノルトロンデラグに伝わる音楽を基礎にみずからの新しい音楽宇宙を創造する」の考えに沿っ た10曲はイェルムンが作曲しました。妻となる女性への結婚のプレゼントに書いた《花嫁の歌》のように、イェルムンの私生活を垣間見せる作品もはさ まれます。編曲はトリオの三人で行いました。ホネフォスの新しいスタジオ、ペッテシェン・コロニアル音響スタジオでセッションが行われました。 (Ki)

Audiomax
903-1771-6
(1SACD)
オランダのチェロ・ソナタ集Vol.5
バーディングス:チェロとピアノのためのソナタ第1番/第2番
ドレスデン:チェロとピアノのためのソナタ第1番、第2番
ドリス・ホッホシャイト(Vc)、
フランス・ファン・ルート(P)

録音:2012年3月19−21日
オランダのチェロ・ソナタ第5巻は古生物学者から音楽家へと転身したハーディングス、ハーグ王立音楽院の院長を務めたドレスデン。ホッホシャイトのチェロが、20世紀オランダの忘れられた「チェロ・ソナタ」を現代に伝えてくれます。

DACAPO
MAR-8.226107(1CD)
ヘアマン&アナス&ベンジャミン・コッペル:管楽五重奏のための音楽集
ヘアマン・D・コッペル(1908-1998):管楽五重奏のためのソナティナOp.16(1932)
アナス・コッペル(1947-):管楽五重奏のためのソナティナ(2002)*
ベンジャミン・コッペル(1974-):弦楽五重奏のための「クレージー・カットゥ・ミュージック」(2000)*
カリオン
<ドーラ・セレス(Fl)
エジルス・ウパトニークス(Ob)
エジルス・シェファース(Cl)
デイヴィッド.M.A.P.パルムクィスト(Hrn)
ニールス・アナス・ヴェドステン・ラーセン(Fg)>

録音:2012年3月1-4日コペンハーゲンクリスティアン教会
*=世界初録音
三世代のコッペル(父…ヘアマン,その息子…アナス,そのまた息子…ベンジャミン)による様々な形態の管楽五重奏曲集。クラシック風であり、ジャズ風であり、または現代音楽であったりと、柔軟に姿を変える音楽たち。しかし、その全てのスタイルは実験的精神と遊び心に満ち溢れています。アンサンブル「カリオン」が緊密な演奏でこれらの楽しい世界を再構築しています。

Sono Luminus
DSL-92166
(CD+Bluray)
アメリカン・アンセム
バーバー:弦楽四重奏曲第1番Op.11
 セレナードOp.1(弦楽四重奏版)
バーバー:ドーヴァー・ビーチOp.3
ハワード・ハンソン:弦楽四重奏曲Op.23
 室内協奏曲Op.7
ランダル・トンプソン(1899-1984):アレルヤ(イン四重奏団による弦楽四重奏版)
ランドール・スカルターラ(Br)
アダム・ニーマン(P)
イン四重奏団
【ジャネット・イン(Vn)
二宮綾野(Vn)
フィリップ・イン(Va)
ディヴィッド・イン(Vc)】
アメリカの精神を象徴するかのようなバーバーとハンソンの音楽集。バーバーは「アメリカの音楽」を書くことを目指していたわけではないのですが、結果的にその作品は「アメリカ」そのものの象徴として認識されています。なかでもあの有名な“弦楽のためのアダージョ”は、あのJ.F.Kの葬儀で用いられてからというものは、機会音楽としての役割も持たされ、合唱曲にも編曲されるなど、まさに「第2のアメリカ国歌」として認識している人も多いでしょう。この作品、もともとはこのアルバムに収録されている「弦楽四重奏曲第1番」の第2楽章であり、彼の初期の作品で1935年にイタリアに留学している際に書かれたものだということは、あまり知られていないかもしれません。一方、ハンソンは好んで北欧文化を題材とした作品を書き「アメリカのシベリウス」の異名をとる人。指揮者としても素晴らしい才能を持ち、彼が設立した「イーストマン=ロチェスターSO」は500名以上のアメリカ人作曲家の2000曲以上の作品を初演したことで評価を受けています。仮に、自身の作品がアメリカ的でないにせよ、この功績は讃えられることでしょう。ここでは彼の弦楽四重奏曲を収録。バーバーの作品と比較するのも一興です。

KML Recordings
KML-2117(3CD)
★
カティア&マリエル・ラベック 〜 ミニマリスト・ドリーム・ハウス
グラス:2台ピアノのための4つの楽章(2台ピアノ/カティア&マリエル)
スケンプトン:3つの夜想曲(ピアノ・ソロ/カティア)
ダックワース:タイム・カーヴ・プレリュード〜第1番、第2番、第7番、第10番、第12番、第17番(ピアノ・ソロ/マリエル&カティア)
スケンプトン:映像〜プレリュード第1番/インターリュード第4番/プレリュード第5番/インターリュード第5番/プレリュード第7番(ピアノ・ソロ/マリエル)、
 ポストリュード(ピアノ・ソロ/マリエル)
ケージ:エクスペリエンシズ第1番(2台ピアノ/カティア&マリエル)
シャルマン:ゲームランド(世界初録音/カティア&マリエル+バンド)
テスカリ:スオナール・リメンブランド(世界初録音/カティア+バンド)
ツイン:ナノウ2、4月14日(4手連弾/カティア&マリエル)
イーノ:イン・ダーク・ツリーズ(カティア+バンド)
グラス:ポエット・アクツ(ピアノ・ソロ/カティア)
ペルト:偉大な都市への賛歌(2台ピアノ/カティア&マリエル)
テスカリ:エン・4・パレンテセス(世界初録音/カティア+バンド)
レディオヘッド:ピラミッド・ソング(ピアノ&ヴォーカル/カティア+ダヴィッド)
セギニエ:フリー・トゥ・X(世界初録音/カティア+バンド)
スーサイド:ゴースト・ライダー(カティア+バンド)
ライリー:インC(2台ピアノ+バンド/カティア&マリエル+バンド)
ナイマン:水の踊り2012(2台ピアノ/カティア&マリエル)
カティア・ラベック(P)、
マリエル・ラベック(P)、
ダヴィド・シャルマン(ギター&ベース&ヴォーカル)、
ラファエル・セギニエ(ドラムス)、
ニコラ・テスカリ(P)
ラベック姉妹は、ジョン・ケージの1945年の作品「エクスペリエンシズ第1番」からフィリップ・グラスやマイケル・ナイマン(水の踊り2012は世界初録音!)、アルヴォ・ペルト、テリー・ライリー、さらにはイギリスのロックバンド、レディオヘッドやアメリカのロックバンド、スーサイドなど、ジャンルの枠を飛び越えた"ミニマル・ミュージック"プログラムは流石の一言に尽きます。ピアノ・デュオ、4手連弾のみにこだわらず、ソロとバンドやヴォーカルを加えるなど、作品ごとに変化する編成も注目のポイント。
ラベック姉妹のピアノ・デュオによって、大物ミニマリストたち、様々な作曲年代のミニマル・ミュージック共存する"ドリームハウス"がその姿を現します!

スロヴァキア音楽財団
SF-0059-2(1CD)
ヴラジミール・ボケス(1946-):室内楽作品集
(1)9つの楽器の為のセクエンツァ(1965)*
(2)ヴァイオリンとピアノの為のソナタ Op.27(1978)+
(3)ピアノ五重奏の為のコラージュ[Coll'Age]Op.28(1979)*
(4)...nur eine weile...(ヴァイオリン、チェロとアコーディオンの為の;2005)
(5)厳格な音楽[Musica stricta](フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノの為の)Op.70(1999)
(6)ピアノ・ソナタ第5番 Op.79(2005)
(7)エウゲン・スホニュ生誕百年を記念する10の楽器の為の前奏曲 Op.84(2008)
(1)ダニエル・ガゾン(指)メロス・エトス・アンサンブル 録音:2007年11月
(2)マレク・ズヴィエベル(Vn)、ディアナ・ツィブロヴァー(P)
 録音:2006年1月
(3)クアサルス・アンサンブル 録音:2004年
(4)ドウニア三重奏団 録音:2005年
(5)マリアーン・レヤヴァ(指)メロス・エトス・アンサンブル 録音:2006年
(6)イヴァン・ブッファ(P) 録音:2008年2月
(7)イヴァン・ブッファ(指)クアサルス・アンサンブル 
 録音:2009年5月、カッセル

音源:スロヴァキア放送*/スロヴァキア音楽センター+/私蔵(無印)
スロヴァキア音楽財団
SF-0060-2(1CD)
チェコの演奏家によるスロヴァキア音楽/ヴァイオリンとピアノの為の作品集
アレクサンデル・モイゼス(1906-1984):詩的組曲 Op.35
アンドレイ・オチェナーシュ(1911-1995):心の詩 Op.38
エウゲン・スホニュ(1908-1993):死の詩 Op.17 ESD83
タデアーシュ・サルヴァ(1937-1995):無伴奏ヴァイオリンの為のバラード*
デジデル・カルドシュ(1914-1991):3つの作品 Op.15
インドジフ・パズデラ(Vn)
ヴァーツラフ・マーハ(P)

録音:レコーディング・スタジオ、プラハ音楽アカデミー、チェコ

WERGO
WER-6756(1CD)
ヴォルフガング・リーム(b.1952):作品集
弦楽四重奏曲第11番(1998/2010)#
インタースクリプトゥム(弦楽四重奏とピアノのためのデュオ)(2000/02)*
グラーヴェ(トーマス・カクシュカの思い出に)(2005)
ミンゲット・カルテット
マルクス・ベルハイム(P)*

録音:2011年12月11-12日#、2012年1月16-19日
リームは弦楽四重奏曲を多数書いており(番号が付されているものだけでも12曲(2番は欠番))、そのひとつとして同じようなスタイルで書かれてい るものはありません。リーム自身、弦楽四重奏は、楽器の組み合わせ方の一種で、チェロの低音域からヴァイオリンの高音域にまで亘る広い音域が、多 様な対話のありかたを可能にするもの、というふうに考えており、古典派・ロマン派の伝統とは意図的に距離を置いています。
弦楽四重奏第11番は、第11番とされていますが、完成は第12番(2000/01)の後。1998年に着手され、2010年に完成しました。抑制と爆発、 簡易な部分とヴィルトゥオーゾ的な部分と、対照的な動きを繰り返しながらピークに達します。4楽章から成り、演奏に約35分かかる大曲です。
「インタースクリプトゥム」は、副題に「弦楽四重奏とピアノのためのデュオ」とあり、弦楽四重奏が一つの楽器として扱われ、弦楽四重奏とピアノによ る二重奏、というかたちで書かれています。両者によるどのような対話が展開されるか、興味深い作品。
「グラーヴェ」は、アルバン・ベルク弦楽四重奏団のヴィオラ奏者だったトーマス・カクシュカ(1940〜2005)の思い出に捧げられた作品。アルバン・ ベルク弦楽四重奏は、リームの作品の初演を多く手掛けており、リームは、弦楽四重奏曲第4番を彼らに捧げています。「グラーヴェ」の冒頭は、イ短調、 イ長調、変ホ短調の3つの調をさまよいます。続いてメロディックな部分があらわれ、時折聴かれる2度下降の音型は、ため息を表します。最後は浄化 と救済で終わりますが、悲痛な気分が残る作品です。
ミンゲット・カルテットは、芸術は大衆に愛されるものであるべき、と唱えた18世紀スペインの哲学者パブロ・ミンゲットの名を冠したカルテット。リー ムの弦楽四重奏作品の全曲録音プロジェクトを手掛けるほか、ルジツカの弦楽四重奏曲全集録音やイェルク・ヴィトマンの弦楽四重奏の全曲演奏プロジェ クトなどを手掛ける一方、J-P.サラステやゲルハーヘルらとも多く共演を重ねている、多ジャンルにわたり活躍している団体です。 (Ki)

DACAPO
MAR-8.226108(1CD)
デンマークのピアノ三重奏曲集
ベント・セアンセン(1958-):ピアノ三重奏のための「ファンタスマゴリア」
ハンス・アブラハムセン(1952-):ピアノ三重奏のための「夢の歌」
ペア・ノアゴー:ピアノ三重奏のための「Spell-呪文」
コペンハーゲン・トリオ・コン・ブリオ

録音:2011年5月19-20日コペンハーゲン,デンマーク王立音楽アカデミー
3人のデンマークの作曲家が描く新しくも不可思議な音の世界。知らない世界で鳴き交わす鳥の声のような音で始まる、流動的で夢見るようなセアンセン。崩壊してしまったものを慈しむかのようなアブラハムセンの三重奏は、断ち切られたように音楽が終わり、深い静寂が部屋を満たすでしょう。ノアゴーの更に不可解な曲は、永遠に続く道の始まりのようです。

ALIUD
ACDBO-061(1CD)
オランダ人作曲家によるヴァイオリン・ソナタ集
リエンダー・スレヘル(1844-1913):ヴァイオリン・ソナタ Op.34(1911)
ヘリット・ファン・ヤン・アイケン(1832-1879):ヴァイオリン・ソナタへ短調 Op.5(1855)
ヤン・ブランツ・バイス(1868-1933):ヴァイオリン・ソナタ Op.26(1910)
ボブ・ファン・デル・アント(Vn)
ルネ・レイカー(P)
リエンダー・スレヘルはライデン生まれ。大学前までは国内で研鑽を積み、その後ライプツィヒに留学、ピアノ、室内楽を学びました。演奏者として名 を馳せ、とりわけヴァイオリニスト、ヴィルヘルミとのツアーは大成功をおさめました。その後27歳のときにオランダに戻り主にハーレムを拠点に活動し ました。演奏家としてだけでなく作曲者としても成功し、ここに収録されたヴァイオリン・ソナタはスレヘルの傑作の一つです。作風はシューマン、ブラー ムスそしてレーガーに影響を受けたことがわかります。しかし、スレヘルならではの非常に優美な旋律が魅力で晩年の作品です。
ヘリット・ファン・ヤン・アイケンは1832年、アメルスフォールト生まれ。オルガニストであった父から音楽の手ほどきを受けました。1860年にロン ドンに移住、1879年に死去しました。ここに収録されたヴァイオリン・ソナタ第2番は20歳の時の作品で1852年に作曲されました。この時期はシュー マンのヴァイオリン・ソナタを作曲した時期にあたります。優美なメロディのヴァイオリンとオルガニストであった父の影響から構築のしっかりとしたピアノ・ パートの組み合わせが絶妙です。
ヤン・ブランツ・バイスはズトフェン生まれ。音楽一家で育ったバイスは幼くして才能を発揮し、研鑽を積むためフランクフルトに留学、その後はウィー ンに移住し作曲家として大成し、とりわけオペラ作品は高い評価を得ていました。ヴァイオリン・ソナタ Op.26は1910年の作品で、当時はラヴェルや ドビュッシーのスタイルをとる新時代の作曲者でした。聴き手に問いかけるようなメロディと雄大なピアノが印象的です。 演奏のボブ・ファン・デル・アントはオランダの若手ヴァイオリニストの一人。アムステルダムの音楽学校にて研鑽を積み、またピエール・アモイヤルや イヴリー・ギトリスのマスタークラスにも参加し、自身の音楽性を広げてきました。世界有数のコンクールで入賞し、現在、その実力はオランダのみなら ず世界に羽ばたく才能となりました。

ARCO DIVA
UP-0032-2(1CD)
オーボエ、クラリネットとファゴットの為のチェコの現代音楽
ヤロスラフ・クルチェク(1939-):三重奏の為の音楽
イジー・ゲムロト(1957-):瞬間
ヤロスラフ・クルチェク:ルネサンス三重奏曲
イリヤ・フルニーク(1922-):三重奏曲
トマーシュ・スヴォボダ(1939-):木管三重奏の為のトッカータ
ヤロスラフ・クルチェク:音楽を称えて
ノヴァーク三重奏団
[ガブリエラ・クルチコヴァー(Ob)
シュチェパーン・コウトニーク(Cl)
ヴラディミール・レイチコ(Fg) ]
ARCO DIVA
UP-0143-2(1CD)
ピアノ三・四重奏の為の音楽
スーク(1874-1935):悲歌(ピアノ三重奏の為の)Op.23
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):予示(ピアノ三重奏の為の)
マーラー:ピアノ四重奏曲イ短調*
 スケルツォ楽章のスケッチ(ピアノ四重奏の為の)*
エベン三重奏団
[テレジエ・フィアロヴァー(P)
ロマン・パトチカ(Vn)
マルケータ・クビーノヴァ=ヴルプコヴァー(Vc)
ゲスト:クリスティナ・フィアロヴァー(Va)*]

録音:2012年3月、マルティヌー・ホール、リヒテンシュタイン宮(プラハ音楽アカデミー)、チェコ
ARCO DIVA
UP-0146-2(1CD)
チェコの室内楽
マルティヌー:ヴァイオリンとチェロの為の二重奏曲第1番 H.157*
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ+
スーク(1874-1935):悲歌(ピアノ三重奏の為の)Op.23(*/+)
スメタナ:わが故郷より(ヴァイオリンとピアノの為の2つの楽曲)+
ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノの為のロマンス.ヘ短調 Op.11+
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):苦痛なく[Sine dolore]−ヨセフ・ヴラフに献呈(ヴァイオリンとチェロの為の)*
ダナ・ヴラホヴァー(Vn)
ペトル・ノウゾフスキー(Vc)*
ミロスラフ・セケラ(P)+

録音:2012年6月26-27日、プラハ音楽院コンサートホール、チェコ
ARCO DIVA
UP-0149-2(1CD)
ヴァイオリンとチェロの為の作品集
コダーイ:二重奏曲 Op.7
グリエール:8つの二重奏曲 Op.39
ラヴェル:ソナタ
フェリクス・フロシュハンマー(Vn)
フロリアン・ローン(Vc)

STUDIO FONTANA
FNCC-003
【未案内旧譜】
アントン・ライヒャ(1770-1836):フルート,クラリネット,ホルン,ヴィオラとファゴットの為の五重奏曲第1番変ホ長調
フルート,クラリネット,ホルン,ヴィオラとファゴットの為の五重奏曲第2番変ホ長調
チェコPO員
[イジー・ヴァーレク(Fl) 
イヴァン・ドクサンスキー(Cl)
ズデニェク・ティルシャル(Hrn) 
カレル・シュペリナ(Va)
フランチシェク・ヘルマン(Fg) ]

録音:1996年7月2-3日、スタジオ・コルンニー、プラハ、チェコ
STUDIO FONTANA
FNCC-007(1CD)
【未案内旧譜】
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第14番変イ長調 Op.105*
 ユモレスク Op.101-7(フランチシェク・クサヴェル・トゥリ編)(#/+)
 序曲「謝肉祭」Op.92+
 歌劇「ルサルカ」第2幕〜ポロネーズ変ホ長調+
フィビヒ:交響詩「たそがれ」Op.39+
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲+
 歌劇「リブシェ」〜ファンファーレ集+
M・ノスティツSQ*
[ペトル・ベルナーシェク(Vn1)
マルチン・コス(Vn2)
パヴェル・ホジェイシー(Va)
ペトル・シュポルツル(Vc)
リタ・チェプルチェンコ(Vn)#]
マリオ・クレメンス(指)プラハPO+

録音:1998年5月25-26&30日&6月1日ドモヴィナ・スタジオ・チェコ*、 2007年11月13&15日ドヴォルザーク・ホール+

2L
2L-091SACD
(1SACD)
ハイドン:弦楽四重奏曲 ト長調 Hob.III/81 Op.77-1
アルネ・ヌールハイム(1931-2010):Duplex (ふたつの) (1992) (ヴァイオリンとヴィオラのための
バルトーク:弦楽四重奏曲第5番 Sz.102
エンゲゴールQ
【アルヴィド・エンゲゴール(Vn)
アトレ・スポンベルグ (Vn)
ジュリエット・ジョプリング(Va)
エイドリアン・ブレンデル(Vc)】

録音:2011年5月、2012年3月ソフィエンベルグ教会 (オスロ、ノルウェー)
2006年、白夜のノルウェー、ロフォーテンで結成されたエンゲゴール四重奏団の弦楽四重奏曲録音シリーズ。ハイドンのニ長調、ライフ・スールベル グ、グリーグの作品を演奏した第1集(2L53SACD)、ベートーヴェンの「ハープ」、ヌールハイム、バルトークの第3番を収めた第2集(2L071SACD) につづく第3集がリリースされます。ハイドンがロブコヴィツ侯爵の求めに応じて作曲、ハイドン最後の弦楽四重奏曲集となったOp.77 の第1番。作曲 者のヌールハイム自身が「対比と極端の遊戯」と呼んだ《Duplex (ふたつの)》は「エネルジーコ」「フルエンテ」「レント・カンタンド?エネルジーコ」の 3楽章から構成されたデュオ曲。オスロで音楽学校を主宰するステファン・バラット=ドゥーエとスーンミ・チョン夫妻のために作曲されました。「ノルウェー・ モダニズム音楽の旗手」ヌールハイムの音楽のなかではもっとも「近づきやすい」一作です。アルバムの最後はバルトークの第5番。エンゲゴールがザル ツブルクのカメラータ・アカデミカでコンサートマスターを務めていた時、作曲者と親交のあった音楽監督のシャンドル・ヴェーグから紹介されたという作 品です。 エンゲゴール四重奏団のメンバーは、第1ヴァイオリンが、ロフォーテン国際室内楽フェスティヴァルの創設者、芸術監督を務めるアルヴィド・エンゲゴー ル(1963-)。第2ヴァイオリンのアトレ・スポンベルグ(1964-) は、1996年からノルウェー放送Oのコンサートマスターを務めています。ヴィオ ラのジュリエット・ジョプリングは、ノルウェー室内Oの首席ヴィオラ奏者でもあり、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで経済学修士号を取得 しています。このアルバムでは2Lと共同で編集を担当しています。この第3集からチェリストがエイドリアン・ブレンデル(1976-) に替わりました。父は アルフレート・ブレンデル。ケンブリッジ大学ウィンチェスター・カレッジに学び、トルルス・モルクの師でもあるスウェーデンのチェリスト、ケルンの音楽 院で教えるフランス・ヘルメションに師事しました。ブレンデルは、1995年、イギリス南西部、ドーセット州のプラッシュ村にフェスティヴァル、Music at Plush を指揮者のウィリアム・レイシーと共同で創設。この音楽祭は毎夏開催され、アルフレート・ブレンデル、イモージェン・クーパー、ヴェルターヴォ 四重奏団をはじめとする音楽家が参加しています。 (Ki)

Inedita
PI-2681(1SACD)
ヴィオラとフォルテピアノの為の作品集
フンメル(1778-1837):ソナタ Op.5-3
カレル・シュターミッツ:ソナタ Op.6
ディッタースドルフ(1739-1799):ソナタ変ホ長調
ヴァンハル(1739-1813):ソナタ変ホ長調
ルーカ・サンツォ(Va)
マウリツィオ・パチャリエッロ(フォルテピアノ)

録音:2008年9月24-26日、聖ピエトロ教会、カプラーニカ、ラツィオ州、イタリア
使用楽器:18世紀、製作者不詳(Va)/1805年、ウィーン、ハーゼルマン製(フォルテピアノ)
ルーカ・サンツォはブルーノ・ジュランナに師事したイタリアのヴィオラ奏者。マウリツィオ・パチャリエッロは当レーベルの「ベートーヴェン・レアリティーズ」シリーズでおなじみの、1970年ローマ生まれのピアノ奏者。


MIRARE
MIR-188(2CD)
フランス近代弦楽四重奏曲集
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調
サン=サーンス:弦楽四重奏曲第1番ホ短調
ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
モディリアーニSQ
【フィリップ・ベルナール(Vn)
ロイック・リョー(Vn)
ローラン・マルフェング(Va)
フランソワ・キエフェル(Vc)】

録音:2012年4月、9月
“感覚美だけじゃない!作品の構成が瑞々しく湧き上がる絶妙なアンサンブル!”
2003年にパリ音楽院の親友同士で結成されたモディリアーニ弦楽四重奏団の、クールで凝縮力の高いアンサンブルを堪能できるCD。ドビュッシーは雰囲気に流れる素振りを一切見せず、軽い弓圧で流すこともなく、作品の構造をがっちりと表出。感覚に頼らないという点では第2楽章が特に強烈な印象を残します。とにかく立体的な音像の素晴らしいこと!各自が伸び伸びと振る舞っているようでいて、全体の中での自分の立ち位置を反射的に感知する力量が並外れている事の証です。第3楽章の旋律の抒情性や静謐さも単に深い余音を残すというより、本当に息のあった4人だからこそ可能な、一つの世界を目指す確信のようなものを強く感じさせます。
サン・サーンスの「第1番」は、ドビュッシーとラヴェルの曲のちょうど中間地点(1899年)に60歳を過ぎてから書かれた曲だけに、調性感に拘った語法は既に熟連の域に達していて聴応え満点。もっと頻繁に頻繁に演奏されてしかるべき名曲。第2楽章にピチカートが登場する点が他の2曲に共通していますがおり、その2楽章のアイデアと機知に富んだ楽想はやはりサン・サーンスならでは。
そして、最もお薦めしたいのがラヴェル。フランス的な香りを湛えた一昔前の名演とは異なる新鮮なテイストはドビュッシー以上に顕著。この4人のポテンシャルの高さを痛感するばかりです。第2楽章で裏方のパートまで表現に徹していることを痛切に感じ察せる演奏も珍しく、まさに一つの楽器のような絶妙なバランス感覚に驚かされます。【湧々堂】

WERGO
WER-6858(1CD)
シュトックハウゼン:ミヒャエルの旅(リヒトの「木曜日」第2幕より) マルコ・ブローウ(Tp)
ニコラ・ユルゲンセン(バセットホルン)
アンサンブル・ムジーク・ファブリーク

録音:2008年12月13,14日(MC93(パリ)、ライヴ)
現代音楽の猛者集団、ムジークファブリークによる、シュトックハウゼンの大作「リヒト」の第2幕。歌劇「リヒト」の「木曜日」の第2幕です。 ミヒャエルは、人の姿で地上に舞い降りた天使。人類を天国へと導く役割をします。ここではトランペット・ソロがミヒャエル役。エヴァは愛、命の神。バセッ トホルンがエヴァ役となります。ミヒャエル(トランペット)は文字通り、アメリカ、日本、バリなどを旅し、最後はエヴァ(バセットホルン)と一心同体(両 者が長いトリルを演奏し、最後はそれがシンクロする)となり天に昇る、といった大きなストーリー。その中に、シュトックハウゼンらしく様々な仕掛けが なされています。 現代音楽の猛者集団ムジークファブリークは、この「ミヒャエルの旅」を、パフォーマンス集団「ラ・フラ・デルス・バウス」とのコラボレーションで、 2008年にヨーロッパ各都市で上演しました。このCDはこの一連のツアーのライヴ録音。ちょうど没後一年にあたる時期の演奏とあり、独特の熱気と興 奮もとらえられた、注目の1枚です。
=スタジオ・ライン・シリーズ= 〜Studio Reihe Nerer Musikスタジオ・ライン・新音楽シリーズ〜  2012 年に50 周年を迎えた、現代音楽の名門レーベルWERGO。1960 年代から、豪華演奏陣による充実の演奏をリリースしており、現代音楽シー ンの牽引役レーベルとして高く評価されています。レーベル初期はLP でのリリースで、現在はCD に移行していますが、LPで発売されたものの中には、 CD 化されていないものもたくさんあります。この50 周年という記念の年を迎え、WERGO は、レーベル初期に生み出された名録音をあらためて世に送 り出します。20 世紀の音楽史のハイライトともいえるこれらの録音は、現在もなおその作品や演奏の新鮮味とオーセンティックさを高く保っています。また、 録音の質も驚くほどの良さ。丁寧なマスタリングとともに、20 世紀音楽の音楽史の貴重なページが、約40 年ぶりに、CD となって鮮やかによみがえります。 (Ki)
WERGO
WER-6773(1CD)
電子音楽の祖・ヘルベルト・アイメルト(1897-1972)作品集
(1)久保山愛吉の墓碑銘(語り手と語りの音響のための)
(2)6 つ のスタディ(電子音楽)
(1)翻訳:ギュンター・アンダース、語り:リヒャルト・ミュンヒ〕
(2)西ドイツ放送電子音楽スタジオ、リアリゼーション:レオポルト・フォン・クノーベルスドルフ

LP発売:1966年(WER60014)
ヘルベルト・アイメルト(1897-1972)は、西部ドイツ放送協会の電子音楽スタジオの設立(1951)者。その後シュトックハウゼンやカーゲルらに与 えた影響も大きい、電子音楽の祖の一人といえる存在です。(1)の久保山愛吉の墓碑銘は、最初に久保山愛吉の死を悼む内容の詩が読まれ、その後、そ の肉声の音声を、テープ、アンプ、スピーカー、フィルターなどを通して電気的に変容させたものが流れるもの。語り手が発した言葉(=音)のみを素材 として用いており、その他の外部音の録音素材などは一切使われていません。おそろしさすら感じさせる、圧倒的な仕上がりといえましょう。
=久保山愛吉〜第五福竜丸=
1954年3月1日、ビキニ環礁で行われた水爆実験に、第五福竜丸(静岡のマグロ漁船)が遭遇し、船体および船員(23名)、捕獲した魚類が放射性 降下物に被爆した事件。この船長が久保山愛吉氏で、この事件は世界に大きく報じられた。 (2)の6つのスタディは、1962年春に作曲されたもので、こちらの作品もまた、人があるテキストを朗読した音声を変容させていく作品。オーディオ的に かなり聴きごたえのある1 枚です。 (Ki)

Virtus Classics
VTS-001(1CD)
シェーンベルク初期作品集
浄夜 Op.4(エドゥアルト・シュトイアーマンによるピアノ三重奏編曲版)
逢引き(断片)
室内交響曲 第1番Op.9 (アントン・ヴェーベルンによるピアノ五重奏編曲版)
ニコラ・ドートリクール(Vn)
ベルトラン・レイノー(Vc)
瀬尾 和紀(Fl)
ニコラ・バルデイルー(Cl)
朴 鐘和 (P)
ローラン・ヴァグシャル(P)

録音:2011年12月4日、6-7日 名古屋市 MS&ADしらかわホール
Virtus Classics (ヴィルトゥス・クラシックス)は、フルート奏者、瀬尾和紀による新レーベル。
19世紀末から20世紀初頭にかけて・・・。これほどまでに?楽が爛熟した時は他にないでしょう。ワーグナーの半音階進行が音楽を優しく蕩けさせ、彼の意志を継いだマーラーやR.シュトラウスらによって、その柔らかくなった表皮と肉片が少しずつ剥がされていく様子を、当時の聴衆たちは、かすかな腐臭と共に感じていたのです。いよいよ響きが壊されていくにつれて現れてきたのは、予想もつかなかった「十二音、無調」という冷たくも美しい音楽でした。そこには甘やかな響きはなく、厳しい規律を伴った音の建築物だったのです。しかし、心ある人にはそこにもまた「冴えた美しさ」を見出し、その構造を究めていく道を選んだのです。 このアルバムには、そんな時代の変わり目に生まれた一連の音楽・・・シェーンベルクの傑作が3曲収録されています。 演奏しているのは、実力派フルーティスト瀬尾和紀を中心としたアーティストたち。 彼の才能に惚れ込んで集まった各々の奏者たちの火花散る演奏は、凛としながらも限りない優しさも内包しています。 シェーンベルクってこんなに素敵だったんだ・・・。聴く人全てにこの感動をお届けします。

ETENDUE
AIQ-1005(1SACD)
クヌート・ギュトラー:グリーンスリーブスによる変奏曲
ドビュッシー:シリンクス
萩京子: ダンス・オブ・アコルダンス・アンド・ディスコルダンス
エミール・タバコフ:モティヴィ
ジャン・バリエール:ソナタ.ト長調
ベルンハルト・ロンベルク:ソナタ 変ホ長調 
榊原利修(Cb)
本橋裕(Vc)、
高柳安佐子(Cb)

録音:2012年9月名古屋市熱田文化小劇場ホール
当アルバムの制作について/制作者より 従来、Super Audio CD制作のためのDSD方式マルチトラック録音は、SONOMAなどこの目的専用のデジタルオーディオワークステーションによって 行われてきた。しかしいずれのシステムも高価で大規模なシステムであり、可搬性の点でやや難があった。この種の機材を利用した経験から、移動と設 置においてより軽快な機材への期待が膨らみ、やがてこれを実現すべく自社でDSD対応オーディオインターフェイスを試作することとなった。平行して ASIO2.1のDSDモードでデータを記録するソフトウェアも製作した。 収録はサウンドステージの定位を表現するワンポイントマイクをメインとし、楽器への近接マイク、空間表現のためのオーディエンスマイクを加えたマイクア レンジにより行われた。 3日間のセッションでは6〜7チャンネルのD S Dデータ(1bit/2.8MHz)を長時間連続して取得し、Windows7マシンに記録することができた。 編集・整音は、DSD編集ソフトウェアが完成していないため、DSDデータを24bit/176.4kHzのPCMデータへ変換した後ProToolsIHD上で行った。 その着手の段階で、楽器に対する距離の異なる各マイクが捉える直接音に注目し、各トラックの位相を整理する作業を慎重に実行している。 こうして作成されたサラウンド音源の無伴奏コントラバス曲の部分において、マイクとサラウンドチャンネルの関係は一対一に限定されており、いわゆるミ キシング処理は行われていない。ここでソースに対して行った処理は、各チャンネル間の音量バランス調整と、最小限のEQ処理のみである。この簡潔さ ゆえ、SACDサラウンド再生では各点のマイクが捉えた音響の特徴が失われることなくそのまま再生される。その結果、性質の異なる音響の混合による 濁りの発生を回避し、音響の明瞭さと、空間の特徴をそのまま再現するサラウンド感が得られることを期待している。 (2つの二重奏曲についてはフロント3チャンネル間でミキシングが行われている。) 榊原氏と共演者の方々の生き生きとした演奏を収録することができ、充実した内容のアルバムの形に結実したことは大変意義深いことと思う。 (Ki)

Terzo millennio
CDS-0153(1CD)
プレクトラム楽器五重奏の為の近現代作品集
エドゥアルド・アングロ(1954-):メキシコ組曲
ピアソラ(コッラード・チェレステ編):ナイトクラブ 1960
ハチャトゥリアン(S・ナポリターノ編):ばらの乙女たちの踊り
エンニオ・モリコーネ(1928-):セレナータ・パッサカリア
ルーカ・メレウ(1963-):Cruiskeenによる変奏曲
ドビュッシー(コッラード・チェレステ編):ゴリウォーグのケークウォーク
ルーカ・メレウ:ギリシャ組曲*
アンサンブル・メレウエル
【ソニア・マウレル、エマヌエーレ・ブージ(マンドリン) 
ルーカ・メレウ(マンドーラ)
コッラード・チェレステ(G) 
ヴィレム・ペーチ(Cb)】
ゲスト:イジニオ・デ・ルーカ(打楽器*)

録音:2001年11月O.A.S.I.スタジオ・ローマ、2001年2月AP Beatローマ*
アンサンブル・メレウエルはルーカ・メレウとソニア・マウレルにより創設された、マンドリンを主旋律楽器とするアンサンブル。マンドリン・ファン必聴盤と申せましょう。

2L
2L-088SABD
(Bluray)
音楽帳〜18世紀ノルウェーのポピュラー曲集
前奏曲/ラ・ロヴィスのエール/イギリス舞曲/焦茶色の上衣/騎士の舞曲/前奏曲/キューピッドよ、さらば/愛のパスピエと王のパスピエ/イギリス田園舞曲/街の歌/イギリス舞曲 1/イギリス舞曲 2/ブラゲルネス行進曲/行進曲/サラバンド/サラス 1/サラス 2/ハリング/ラ・ファブリ/ラ・フォリア/パスピエ/アリア「気まぐれな世界のことを」/われらが森で/リゴドン/アリア「空に雲が立ち込め」/愛しき征服者/メヌエット第7番/メヌエット/2 つのハリング/イギリス舞曲 )
ハンス・オラヴ・ゴーシェット(リコーダー、バロックフルート、横笛 )
カトリーネ・ボトネル=ビー(S)
エリザベス・ゲーヴァー( バロックVn)
ヴェーガル・ルン( バロックG、テオルボ )
ラーシュ・ヘンリク・ヨハンセン(Cemb)
アンドレ・リスレヴァン( ヴィオラダガンバ )
シェル・トゥーレ・インネルヴィーク (太鼓)
ホーコン・モルク・ステーネ(Perc)

録音:2012年2月 ヤール教会 (ベールム、ノルウェー)]

[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
[Bluray: 5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MP3 & FLAC, Region ABC]
18世紀ノルウェーで演奏され歌われた「愉しみの音楽」と「ディヴェティメント」を集めた「音楽帳」。ノルウェー民俗舞曲のハリング、ポーランドの舞曲、 メヌエット、行進曲、イギリスの田園舞曲といった、ノルウェーで愛好された曲とヨーロッパで流行した曲が30曲、『トルエルス・ヨハンネスン・ヴィット の音楽帳』『ペーテル・バングの音楽帳』『バルテルーの音楽帳』『ヤーコブ・メストマッハーの音楽帳』『インゲル・オールの音楽帳』『ヨハンネス・ブルー のイギリス舞曲集』といった、ハンザ同盟の時代から栄えたベルゲンや各地で発見された手書きの音楽帳と出版本を基に演奏されています。リコーダー、 バロックフルート、軍隊の横笛を演奏する、リーダーのハンス・オラヴ・ゴーシェット(1952-) は、オスロのノルウェー音楽アカデミーの教授を務めています。 リコーダー、バロックフルート、演奏慣習を教え、18世紀ノルウェーの音楽帳に記された1100曲の演奏の歴史と慣習をテーマとする論文で博士号を取 得しました。彼が録音した中世ノルウェーの音楽やスカンディナヴィアとフランスのバロック期のフルート音楽は広く親しまれており、この「音楽帳」でも「友 人たち」の演奏するバロックヴァイオリンやノルウェー伝統の太鼓などの楽器と一緒に18世紀ノルウェーの音楽を楽しく演奏しています。「焦茶色の上衣 を新調したの 裏地はメランコリー なぜ悲しんでいるの と尋ねられたら いとしい人が死んだから と答えるでしょう あの人は今 ダニエル親方の 庭 そのままずっと土の下 夏がふたたび巡るまで」。この《焦茶色の上衣》をはじめとする4曲の歌とアリアは、カトリーネ・ボトネル=ビーのソプラノ で歌われます。ブックレットの解説 (英語、ノルウェー語) はゴーシェットが執筆。すべての曲の編曲も彼と「友人たち」が行いました。
※このアルバムは、5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz) と 2.0 LPCM (24bit/192kHz) の Pure Audio Bluray ディスクと SACD ハイブリッドディスク (5.1 surround/stereo) のセットです。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていません。CDやDVDのプレーヤー では再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPCで再生してください。 (Ki)

DACAPO
MAR-6.220594
(1SACD)
クヌドーゲ・リーサゲル:ヴァイオリン作品集
ブリッコナータ/水彩画ホ長調
パラヴァス/ロマンス.ハ長調
メヌエット/伝承曲による子守歌
ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.5
2台のヴァイオリンのためのソナタOp.55b
コンチェルティーノOp.28a
ヨハンネス・ソー・ハンセン(Vn)
クリスティーナ・ビェルケ(P)
アンネ・ソー・イワン(Vn)
インケリ・ヴァンスカ((Vn)
インゲル・ホイ(Vn)
クリスティアン・エレガード(Vn)

録音:2011年12月19-21日デンマーク王立音楽アカデミーエストニア、ポート
デンマークの作曲家クヌドーゲ・リーサゲル(クヌーズオーエ・リスエア1897-1974)は、父親の仕事の関係(セメント工場を経営していた)でエストニアのポルト・クンダで生まれました。その後、家族とともに帰国し、コペンハーゲン大学で政治学を学びます。同時に音楽理論も学び、大学卒業後はパリへ留学、ルーセルの弟子となります。当時の音楽を広範囲に学び1925年に帰国しますが、そのまま財務省に入省し、25年間公務員として働きます。音楽家としては、独自の作風を創り上げるまでには至りませんでしたが、彼は優れたヴァイオリニストであり、ここに収録された作品のほとんどは、彼自身のために書かれたもので、初期の習作から成熟した新古典派的な作品まで、この作曲家の音楽的発展を垣間見ることができるのではないでしょうか。
DACAPO
MAR-8.226045(1CD)
ベント・セアンセン:夜
ヴァイオリンとピアノのための「7つの憧憬」(1999)
ピアノのための「赤死病の仮面」(1989-1990)
ピアノ協奏曲「夜」(1996-1998)
ロルフ・ハインド(P)
デヴィッド・アルバーマン(Vn)
ミハエル・シェンヴァント(指)BBC響

録音:2011年3月2日UKサフォーク,ポットン・ホール
2000年4月29日ロンドンロイヤル・フェスティヴァル・ホール
作曲家セアンセン(1958-)は、25歳になってから専門的な音楽教育を受け、いくつかの作品を書いて注目されるも、「まだ作曲家として学び足りない」とコペンハーゲンの大学で32歳まで生徒として在籍。ここで徹底的に自らを鍛え上げたという人です。そんな彼の作品は、どれもまずタイトルから凝りに凝っていて、例えばエドガー・アラン・ポーの作品からヒントを得た「赤死病の仮面」は、物語をそのまま音楽にするのではなく、あくまでも象徴として描くことで、その不可思議な世界を新たに映し出しているのです。基本的に静かな音楽であり、ここから広がるイメージは無限大です。
DACAPO
MAR-8.226097(1CD)
クリスチャン・フレゼリク・エミール・ホーネマン&アスガー・ハメリク:弦楽四重奏曲集
ホーネマン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調(1861)
ハメリク:四重奏曲(1859)
ホーネマン:弦楽四重奏曲第1番ト長調(1859)
アーリルドSQ

録音:2011年6月6-9日コペンハーゲンオペラハウス,小劇場
この知られざるデンマークの2人の作曲家は、実はいとこ同士(2人の母親が姉妹)という関係。その上、母親たちは同じく作曲家J.P.E.ハルトマンの妻エンマともいとこというのですから、この家系はまさに「デンマークを代表する音楽家たち」を生み出すものであったことは間違いありません。そんな彼らは幼い頃からごく自然に音楽に親しみ、ホーネマン(1840-1906)が12歳頃に書いた最初のオペラ「鉄のカギ」は、なんと4歳年下のハメリクの台本によるものだったというから驚きです。そんな彼らですが、大人になってからの作風は違っていて、ホーネマンの作品はグリーグ的な響き、ハメリク(1843-1923)の作品はドイツ的な響きを持っているところが興味深いものです。
DACAPO
MAR-8.226540(1CD)
AUXILIARYBLUE〜アイナー・カンディング&フランク・ブレトシュナイダー:作品集
異なる種類の緊張(2012)/AuxiliaryBlue-予備の青(2008)
困難な形&受動的なリズム(2007)
コンテンポラネア
<メンバー:フリッツ・ゲルハルト・ベルトヘルセン(バスCl)/デヴィッド・ヒルデブラント(パーカッション&作曲…1)/ヘリアーネ・ブライス(Vn)/イリーナ=カリーナ・ゴウデヴァ(Cb)/アイナー・カンディング(ライブ・エレクトロニクス)>

録音:2012年11月コペンハーゲンヒルデブラント・スタジオ&マロルカ・スタジオ
すでに日本でも人気が高いフランク・ブレトシュナイダー(1956)は、演奏家,作曲家,そして映像作家であり、ドイツのエレクトロニック・ミュージック・レーベル<raster-noton>の共同設立者としても知られ、2012年には来日ツアーも開催、その独特の美学で絶大なる影響力を誇る人です。デンマークの作曲家カンディング(1965-)とブレトシュナイダーによる共同作業から生まれたこの3つの作品は、お互いの個性をぶつけあうことで新しい境地を開いたもの。もちろんウルトラ・ミニマリズムも健在です。注目の1枚です。
DACAPO
MAR-8.226557(1CD)
ニルス・ロシング=スコウ:時の絵
オーボエ,バス・クラリネット,ハープ,パーカッション,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロのための「都市の陰の庭」(2010-2011)
メゾ・ソプラノ,クラリネット,ヴィオラ,パーカッション,ピアノのための「語彙�U」(1986/1997)
フルート,ヴィオラ,ピアノのための「時のスペクトル」(2004)
フルートとチェロのための「時の刻印」(2006)
サクソフォンと弦楽四重奏のための「時の絵」(2004)
ローラン・キュニオ(指)
TM+

録音:2012年5月24-25日、2010年3月25-26日 デンマーク王立音楽アカデミー
「時」を具現化することというのは、多くの芸術家や思想家たちが繰り返し試みてきたものです。このロシング=スコウ(1957-)もそんな一人。ここに収録された5つの作品は、さまざまな楽器と刻々と変化する響きを用いて「時」を音として描き出すことに成功したユニークなもの。フランスのアンサンブル「TM+」による世界初演リリースです。

RPR
RP-007(1CD)
ヨハン,アイム・オンリー・ダンシング〜バッハ作品集
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調BWV.1006〜前奏曲
フルートと通奏低音のためのソナタ第2番ホ短調BWV.1034〜アンダンテ
トッカータとフーガ.ニ短調BWV.565、
無伴奏チェロ組曲第6番BWV.1012〜前奏曲
フルートとチェンバロのためのソナタ第3番イ長調BWV.1032〜ラルゴとドルチェ
平均律クラヴィーア曲集第2巻第16番ト短調BWV.885〜前奏曲
平均律クラヴィーア曲集第1巻第2番ハ短調BWV.847〜前奏曲とフーガ
フルートと通奏低音のためのソナタ.ハ長調BWV.1033〜アレグロ
ヴァイオリン・ソナタイ短調BWV.1020
チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056〜アリオーソ
「イギリス組曲」BWV.807〜ブーレーとサラバンド
トッカータニ長調BWV.912〜序曲とジーグ
管弦楽組曲第2番ロ短調BWV.1067〜メヌエットとバディネリ
2つのヴァイオリンのための協奏曲BWV.1043〜ラルゴ
ブランデンブルグ協奏曲第3番ト長調BWV.1048
レッド・プリースト
〔ピアーズ・アダムズ(リコーダ−)
ジュリア・ビショップ(Vn)、
アンジェラ・イースト(Vc)、
ハワード・ビーチ(Cemb)〕

録音:2009年8月
リコーダーのヴィルトゥオーゾ、ピアーズ・アダムズが1977年に結成したレッド・プリースト。このオール・バッハ・プログラムでは、古楽界の名手4人がその確かな実力を爆発させ、古楽の枠に捉われない衝撃的で、型破りな演奏を披露してくれます。
※RP-007はレーベル・オフィシャルのCD-R盤でのご提供となる可能性がございます。予めご了承下さい。

EM Records
EMRCD-007(2CD)
ヴィオラ・ソナタ集
マキューアン:ヴィオラ・ソナタ イ長調、
 プロヴァンス即興曲、ブレス・オ・ジューン
バックス:ヴィオラ・ソナタ
マコンキー:ヴィオラ・ソナタ
ジェイコブ:ソナチネ
ロースソーン:ヴィオラ・ソナタ
ミルフォード:4つの小品
レイトン:バッハの名による幻想曲
ルイーズ・ウィリアムズ(Va&Vn)、
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(P)

録音:2011年4月7−9日、2012年4月8−10日
マヌーグ・パリキアンやイヴァン・ガラミンに師事した女流ヴィオラ&ヴァイオリニスト、ルイーズ・ウィリアムズが弾くイギリスのヴィオラ・ソナタ集。近代イギリス音楽を得意とするデイヴィッド・オーウェン・ノリスとのアンサンブルでは、ウィリアムズのヴィオラを活かす、ノリスのバックアップが光る演奏に仕上がっています。


SAKURA
SAKURA-1(1CD)
HISAYA〜魔界のヴァイオリン
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」
ブラームス(ハイフェッツ編):コンテンプレーション
ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲
マリー:金婚式/ドルドラ:想い出
クライスラー:プニャーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ
マスネ:タイスの瞑想曲
モンティ:チャールダーシュ
ショパン(ミルシュテイン編):ノクターン遺作
佐藤久成(Vn)、鳥羽泰子(P)

録音:2012年9月25-26日、埼玉県富士見市民会館、キラリふじみ 大ホール
すごいCDが出た。(中略)まずは「春のソナタ」。過去に耳にした名人、巨匠たちの誰よりすばらしい。(中略)8曲の小品は100%の久成節である。(中略)これはことによると世紀の名演。異常ではあるが、他のヴァイオリニストの絶対に実現不可能な、桁はずれの演奏なのではないかと考えるようになった。久成の微細な息遣いまでをキャッチした迫真の録音がそれを助長する。(中略)この破格な、魔界に入る寸前までに達したHISAYAに、一分の隙もなくつけていく鳥羽泰子の音楽性に大拍手!(宇野功芳氏のライナー・ノートより)
宇野功芳氏のプロデュースによる佐藤久成氏の新プロジェクトCD第1弾。ブラームスとクライスラー以外は、2012年7月、東京文化会館で開かれたリサイタルでも演奏された曲目。当日は実際に会場で聴きましたが、事前にCDで知っていた濃厚な表現が決して小手先の演出ではなく、まさに体全体から本能的に吹き出す情感をストレートに音化する一途さに貫かれ、しかも個性をアプールするような嫌味が一切ない自然な音楽の息づかいに「本物」であることを再認識しましたのでした。このCDでは、その素直でありながら妥協のないニュアンス表出が見事に再現されています。
ベートーヴェンの「春」は、第1楽章第1主題を繊細でありながら内面は濃密でアゴーギクも大胆。主役がピアにに代わってアルペジョを弾く箇所でも強烈な語りかけを止めることはありません。第2主題からテンポを速めてここからが主部のように設計するのもユニークですが、これこそ佐藤氏が綺麗事より各楽想の特徴を生かすことに心底こだわる姿勢の表われです。この第1楽章を聴いて「気ままな演奏」としか感じないとしたらこれほど残念なことはありませんが、そんな人でも第2楽章を聴いたら降伏するしかないでしょう。「繊細」とは決して音色のことではなく、心から引き出され、それでそ説得力を持つということを思い知らせれことでしょう。
小品集は更に本領大発揮!特にファリャのような民族的色彩の強い作品では、リズムの弾力といい、胸を掻きむしるような語り口といい他の追随を許しません。そしてコーダの畳みかけの凄まじさ!!
宇野功芳氏お気に入りの1曲、「金婚式」は、これまた作曲家の想像も超えるであろう泣きじゃくり。同じくシンプルな楽想に小粋な風が吹き抜けるドルドラの「思い出」は、音色トーンの使い分けの妙に唖然。明らかにベートーヴェンとは異なるテクスチュアで一貫し、見通しの良い音像を繰り広げながら音楽は心からスウィングしており、佐藤氏の感性が決して濃密に歌いあげるだけの単純なものではないことを実証。
「タイスの瞑想曲」の素晴らしさは、前作『オード・エロティーク』でも実証済みですが、それから1年も経っていないのに表現はさらに深化!緩急の振幅も大きく取り、胸焦がすセンチメンタリズムをこれ以上不可能なほど注入し尽くします。
そして圧巻はやはり「チャールダーシュ」!まさに宇野氏のライナー・ノートにある「桁はずれの演奏」という形容を用いるしかない凄みに圧倒されるばかりです。前半のラルゴはすすり泣きを超えて心の底から号泣。アレグロに入ると堰を切って猛進。途中のフラジオレットは安定感抜群な上に血生臭い猛進とのコントラストが尋常ではありません。締めくくりに至っては、超高音域が発狂寸前!そんな凄演の後に置かれているのが切なさを極めたショパンのノクターンですから、効果絶大!「金婚式」や「思い出」同様、作品の容量を超えることも厭わない濃密な表現はここでも不変。ヴィブラートはお行儀良く綺麗に配置されている代物ではないので終始聴き手の心を掴んで離さず、弱音には常に必然性が宿っているので音楽が萎縮することも安易なセンチメンタリズムに陥ることもなく、ただただ音楽をドラマとして描き切る一途さは、アカデミックな意味での完璧さをもって是とする昨今の音楽界の風潮に対するアンチテーゼとも言えましょう。【湧々堂】

Heilo
HCD-7273(2CD)
ハンス・W・ブリーミ(1917-1998)の音楽

[CD1]
小鬼/スモルリアの灰色の者/男三人で18フィート/山と星に寄せる音楽/産婆トーラの子守歌/牧場のフルドラ/祝宴の翌日に/最年長の娘/スルハイムの三つ子/青のメロディ/お祝いの日/放浪の歌/イ長調のワルツ/別れの粥/フィドル弾きの老妻/年金生活のじいさん/聖なる夜は首輪をはめて

[CD2]
『森の精ヒューラルの幻想』
かすみ/セーテルへ行く日/クロークホルハウゴムの老人/テュクルストの日/神聖なるハイムフィエル/小鬼のハリング/朝早く耳を澄ますと/外を見ろ/牧場の踊り/幻想/小さな森の精/森の精の暮らし/森の精の歌/灰色の小鬼/青い衣をまとい/守りの精の旅/セーテルの季節に踊る/繕い物の日/冬の放牧から家路に
[CD1]
イェルムン・ラーシェン・トリオ、
イェルムン・ラーシェン(フィドル)、
アンレアス・ユートネム(ピアノ、リードオルガン)、
ソンレ・マイスフィヨルド( ベース )、
アストリ・スルハイム (フィドル )、
エルレン・ヴィーケン(フィドル )、
アスラク・O・ブリーミ(フィドル)、
ライフ・イングヴァル・ランオイエン(アコーディオン)、
ニルス・オークラン(ハリングフェレ)、
シーグビョルン・アーペラン(リードオルガン)、
グーブランスドーレネス・スペルマンスラーグ(グーブランスダーレン・フィドルアンサンブル)、
ホット、ペール・アンデシュ・ビューエン・ガルノース(ハリングフェレ)、
ニルス・オイヴィン・ベルグセット(アコーディオン)、
アンデシュ・ロイネ(ギター)、
シーグビョルン・アーペラン(リードオルガン)、
グーブランスドーレネス・スペルマンスラーグ(グーブランスダーレン・フィドルアンサンブル)、
アストリ・スルハイム( フィドル )
録音:2012年9月 ビョルンスゴール、トイェン教会(オスロ)、グリーグホール音響スタジオ(ベルゲン)

[CD2]
ハンス・W・ブリーミ(フィドル)
録音:1987年 レインボースタジオ(オスロ)、ハイダール(グーブランスダーレン)
ハンス・W・ブリーミは20世紀ノルウェーを代表するフォークミュージシャンのひとり。ロムのガルモに生まれ、シューグル・ガルモとオーラ・ムーロッ ケンという偉大なフィドル弾きふたりに手ほどきを受けました。1933年からノルウェー放送のための演奏を始め、ソロ演奏のほか、ヨン・ファウクスタや イェイル・エギル・ラーシェンといった音楽家と共演した録音を多数残しました。アルバム『W.』は、1998年に亡くなったハンス・W・ブリーミを偲び、 彼の書いた音楽を今日のミュージシャンたちで演奏しようという企画です。ノルウェーの人気グループのイェルムン・ラーシェン・トリオやブリーミを客員 に招いたことのあるオーレ・ブル・アカデミーの音楽ディレクターを務めるニルス・オークランなど、現代ノルウェーフォーク・ミュージックを代表する面々 が集結。このアルバムを企画した、ハンスの孫、フィドル弾きのアスラク・O・ブリーミも参加しています。農民の暮らし、家畜を放牧する山の農場セーテル、 大きな岩の下に住んでいるという小鬼や森の精など、ノルウェーの人々の生活から生まれた音楽が新しい世代の感覚と解釈で演奏されます。CD2には、 ハンスが1987年に録音したLPアルバム『森の精ヒューラルの幻想』の全19トラックの音楽が収録されています。 (Ki)

INVIOLATA
INVIOLATA-1204
(1CD)
ジョン・ケージ:Variations II(ピアノ、フルートと打楽器による;1961)
Variations II(ピアノによる)
Variations II(フルートによる)
Variations II(打楽器による)
Two(フルートとピアノの為の;1987)
Variations II(ピアノ、フルートと打楽器による)
アンサンブル・スパツィオムジカ
【エンリコ・ディ・フェリーチェ(Fl)
リッカルド・レオーネ(P)
ロベルト・ペッレグリーニ(Perc)】

録音:2012年7月、プレンティ・スタジオ、カリアリ、サルデーニャ、イタリア
「Variations II」は任意演奏人数、発音体とも任意の作品。

GAZTELUPEKO HOTSAK
GH-211(1CD)
ホセラ・センペレナ(1965-):ピアノ、ヴァイオリンとアコーディオンの為の10の三重奏曲 ホセラ・センペレナ(P)
ハビエル・ヒル(Vn)
ナイアラ・デ・ラ・プエンテ(アコーディオン)

録音:2012年8月10、12日、エルカル・スタジオ、サンセバスティアン、スペイン
スペイン・バスク、サンセバスティアン生まれのジャズ・ピアニスト、ホセラ・センペレナのクラシカル寄りの作品。
◆GAZTELUPEKO HOTSAK
…スペイン・バスクの町ソラルセに本拠を置くレーベル。

NEU RECORDS
NEU-MCH-CD002
(1CD)
ラモン・ウメト(1968-):室内楽作品集
4つの禅庭[Quatre jardins zen](3人の打楽器奏者の為の;2008)
俳句の庭[Jardi de haikus](ヴァイオリン、チェロ、ピアノと3人の打楽器奏者の為の;2007)
花弁[Petals](ヴァイオリン、チェロとピアノの為の;2009)
ニコラス・コロン(指)
ロンドン・シンフォニエッタ

録音:2012年1月、ワトフォード・コロシアム、ロンドン、イギリス
バルセロナ生まれの作曲家ラモン・ウメトが日本庭園に触発されて書いた作品。すべて世界初録音と表示されています。各作品の後には「静寂」[Silence]と名付けられた長い無音のトラックが置かれています。

King International
KKC-034(1CD)
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第1番ト長調 Op.78「雨の歌」
同第2番イ長調 Op.100
同第3番ニ短調 Op.108
鈴木理恵子(Vn)、若林顕(P)

録音:2012年10月23-26日笠懸野文化ホール
読売日本交響楽団のコンミスを務めるかたわら、ソリストとして活躍する鈴木理恵子。完璧な技巧とたっぷりとした美音、落ち着いた音楽性が魅力の実力派。 その彼女が日本の誇るヴィルトゥオーゾ、若林顕とのデュオでブラームスのヴァイオリンソナタ全3曲に挑みました。構想から10年を経て実現した鈴木のブラー ムスは、満を持して臨んだだけあり、驚きの充実度となっています。シンフォニックともいえる恰幅の良さに、ブラームス特有の情緒、繊細なニュアンスの表出 まで完璧ですが、それに加えて凄みさえ感じさせる深さ。若林顕のピアノも雄弁の極みで、まさにヴァイオリンと互角に勝負。日本が世界に誇れる辛口の名演 出現と申せましょう。 (Ki)

2L
2L-093SABD
(SACD Hybrid+Pure Audio Blu-Ray)
シューベルト・コネクション
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810「死と乙女」
グリーグ:弦楽四重奏曲ト短調 Op.27
オスロSQ

録音:2012 年 6 月ソフィエンベルグ教会、ノルウェー
ューベルトは弦楽四重奏曲を15曲残しており、その中で最も人気の高く名作と言われるのが第14番の「死と乙女」でしょう。もちろん聴きどころ は第2楽章の歌曲「死と乙女」の動機が使われている部分。すべての楽章が短調で書かれ、当時のシューベルトの心境を表しているようですが、第2楽 章の長調への転調部分は極美。オスロQは、音楽のもつ深い情緒を感じさせつつ、緻密で気品あるアンサンブルを聴かせてくれます。
グリーグには3曲の弦楽四重奏曲がありましたが、1曲は紛失、1曲は未完(後にレントヘンにより補筆完成)ということで現在演奏される作品はこ の弦楽四重奏曲作品27のみとなっています。この作品はドビュッシーの弦楽四重奏曲に影響を与えたとされ、グリーグの精魂込めた生命力に溢れる作品 です。自国の作曲家の魅力を十二分に伝えようという気迫に満ちた演奏で、北欧の抒情性を湛えたオスロQの表現力に圧倒されます。
1991年に結成されたオスロ弦楽四重奏団。高い芸術性とテクニック、そして柔軟性を兼ね備えたアンサンブルとしてノルウェー本国のみならず世界中 で評価を得ています。
高音質レーベルとして注目されている2Lレーベルならではの優秀録音で、シューベルトでは精緻なアンサンブルを、グリーグでは空間の響きを意識し て録られています。
■24bit/352.8kHz DXD 録音。5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz) と 2.0 LPCM (24bit/192kHz) の Pure Audio Bluray ディスクと SACD ハ イブリッドディスク (5.1 surround/stereo) のセットです。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていません。CD や DVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応の PC で再生してください。 (Ki)

PREMONITION RECORDS
PR-907614
(Blu-ray Audio)
パトリシア・バーバー:「モダン・クール」
1. タッチ・オブ・トラッシュ
2. ウィンター/3. あなたと夜と音楽と
4. コンスタンチノープル
5. ハートに火をつけて
6. サイレント・パートナー/7. カンパニー
8. レット・イット・レイン
9. シーズ・ア・レディー
10. ラブ、プット・オン・ユア・フェイセス
11. ポスト・モダン・ブルース
12. レット・イット・レイン
パトリシア・バーバー(ピアノ、ヴォーカル)
マイケル・アーノポル(ベース)
ジョン・マクリーン(G)
マーク・ウォーカー(ドラムス、パーカッション)
ジェフ・スタイトリー(ウドゥドラム)
コラール・サンダー・ボーカル・クワイア(合唱)
1998年にリリースされたパトリシア・バーバーの「モダン・クール」。ドアーズのデビュー・アルバムタイトルチューン「ハートに火をつけて」やポール・アンカの「シーズ・ア・レディー」など、型に収まらない選曲が発売当初から大きな反響を呼び、ダウンビートマガジンで5つ星を獲得した。このブルーレイ・オーディオ・ディスク盤は、当時の2チャンネルマスターをリマスターし、LPCM24bit/192kHzで再収録した2チャンネルモードの他、新たに5.1chDTSHDサラウンドモード(24bit/96kHz)も併録。15年の時を経て、パトリシアの名盤が高音質で楽しむことが可能となった。
《演奏者プロフィール》
パトリシア・バーバー1955年シカゴ生まれ。父はグレン・ミラー・オーケストラでサキソフォンを奏していたフロイド・バーバー。アイオワ大学在学中はクラシック・ピアノを学んでいたものの、80年代から当時シカゴのジャズの中心であったゴールド・スター・サーディン・バーに登場するようになり、ジャズ・ミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせた。自主制作盤としてリリースしたデビュー・アルバム「スプリット」(1989)を皮切りに、1992年にはポリグラムから「ア・ディストーション・オブ・ラヴ」を発表。この頃から、ジャズ・スタンダードのみならず自作の楽曲を次々と発表するようになったパトリシアは、シカゴのインディーズ・レーベルであったプレモニション・レコーズ(代表:マイク・フリードマン)と意気投合。「モダン・クール」(1998)、「ナイトクラブ」(2000)、「ヴァース」(2002)といったヒットを連発し、これが契機となってブルーノートとの契約に至った。ブルーノート移籍後もベスト盤である「プレモニション・イヤーズ1994-2002」をリリースしており、プレモニション在籍時代に制作された音源が再評価されている。現在はパトリシア・バーバー・クァルテットでの活動を中心に、アルバム制作やライブ活動を行なっている傍ら、地元シカゴのイリノイ大学で教鞭を執るなど、後進の育成にもあたっている。

AUDITORIUM
AUD-02906(1CD)
ジャチント・シェルシのテキストによる音楽
序章[Introduzione](朗読)
マッテオ・ペンネーゼ:OAS(声、チェロ、トロンボーンと録音素材の為の)
チェロの即興演奏[Improvvisazione]
ヴァルテル・プラーティ:波の歌[L'aria delle onde](声、トロンボーン、弦楽器と録音素材の為の) エリオ・マルトゥシェッロ(1959-):不回帰的記憶[Irriducibile alla memoria](声、トロンボーン、チェロとエレクトロニクスの為の)
トロンボーンの即興演奏[Improvvisazione]
声、トロンボーンとチェロの即興演奏[Improvvisazione]
ジャンカルロ・スキアッフィーニ:奇妙な動き[Movimenti strani](声、トロンボーン、チェロとエレクトロニクスの為の)
 終章[Conclusione](朗読)
シルヴィア・スキアヴォーニ(朗読、声)
ワルテル・プラーティ(チェロ、エレクトロニクス)
ジャンカルロ・スキアッフィーニ(Tb)

録音:2005年12月6日、ライヴ、シェルシ・フェスティヴァル、ゲーテ・インスティトゥート、ローマ、イタリア
イタリアの孤高の作曲家ジャチント・シェルシ(1905-1988)の生誕100年を記念して開催されたシェルシ・フェスティヴァルにおけるライヴ。規格番号、バーコードとも誤表示(AUD 02906/8030037028069:別商品と重複)されているため、訂正シールを貼って出荷いたします。

GAZTELUPEKO HOTSAK
GH-211(1CD)
ホセラ・センペレナ(1965-):ピアノ、ヴァイオリンとアコーディオンの為の10の三重奏曲 ホセラ・センペレナ(P)
ハビエル・ヒル(Vn)
ナイアラ・デ・ラ・プエンテ(アコーディオン)

録音:2012年8月10、12日、エルカル・スタジオ、サンセバスティアン、スペイン
「GAZTELUPEKO HOTSAK」は、スペイン・バスクの町ソラルセに本拠を置くレーベル。
スペイン・バスク、サンセバスティアン生まれのジャズ・ピアニスト、ホセラ・センペレナのクラシカル寄りの作品。


SILKROAD MUSIC
HCD-0955(2CD)
オイストラフ/1957年中国における幻のライヴ!
■CD1
(1)バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番BWV1041(ピアノ伴奏版)
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
■CD2
(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調「トルコ風」
(2)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
(3)ワーグナー:アルバムの綴り
■CD3
(1)ヴラディゲロフ:ブルガリア民族舞曲による幻想曲
(2)プロコフィエフ:ロメオとジュリエット〜「仮面」「百合の花を持った娘たちの踊り」「モンタギュー家とキャピュレット家」
(3)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番(ピアノ伴奏版)
(4)プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94a
■CD4
(1)チャイコフスキー:瞑想曲 Op.42-1
 ワルツ・スケルツォ Op.34-2
(2)ドビュッシー:月の光
(3)クライスラー:コレッリの主題による変奏曲
(4)スーク:愛の歌Op7-1
(5)ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調
(6)ショーソン:詩曲
全て、ダヴィド・オイストラフ(Vn)

CD1
(1)ヴラディーミル・ヤンポリスキー(P)
 録音:1957年10月15日上海グランドシネマ
(2)中国中央実験歌劇院O
 録音:1957年10月9日北京
CD2
(1)中国中央PO
 録音:1957年10月9日北京
(2)(3)ヴラディーミル・ヤンポリスキー(P)
 録音:1957年10月6日北京人民劇場・北京
CD3
(1)-(3)ヴラディーミル・ヤンポリスキー(P)
 録音:1957年10月15日上海グランドシネマ
(4)ヴラディーミル・ヤンポリスキー(P)
 録音:1957年10月6日北京人民劇場・北京
CD4
(1)-(5)ヴラディーミル・ヤンポリスキー(P)
 録音:1957年10月中国
(6)ヴラディーミル・ヤンポリスキー(P)
 録音:1957年10月15日上海グランドシネマ

242(縦)×242(横)×30(幅)mmボックス
モノラル
巨匠、ダヴィド・オイストラフが1957年10月に中国で行ったライヴ公演が豪華CD4枚組ボックスで発売。この録音は1957年10月に旧ソ連から 文化使節として中国(北京と上海)を訪れた際の演奏会を収録したもので、この歴史的財産が一般流通で初登場です。モノラルながら録音状態は1957 年時としては申し分なく、中国での白熱のライヴを聴くことができます。盟友ピアニストのヴラディーミル・ヤンポリスキーとのリサイタルでは、オイスト ラフの自由な歌い回しに阿吽の呼吸で合わせ、臨場感あふれるライヴを聴かせてくれます。中でもドビュッシーの月の光ではとろけるようで美しい旋律と ピアノ伴奏が絶妙に混じり合い、またブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番では雄弁に歌い上げます。ライナーノーツによると中国の聴衆は彼の弾く 1719年製のストラディヴァリウスの音色に深く感銘を受けたそうです。なお、J.S.バッハとブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番はともにヤンポリスキー 演奏のピアノ伴奏となり、同版でこれだけクオリティーの高い演奏を収録した録音は非常に貴重と言えましょう。この中国でのリサイタルはどれも大成功で その素晴らしい演奏に拍手がなりやむことがなく、多くのアンコールを演奏したと記載されております。 そして、中国のオーケストラとの共演はベートーヴェンとモーツァルト(第5番)の協奏曲でした。巨匠オイストラフの演奏を盛りたてるように一音一音大 切に弾いているのが伝わってくる演奏です。オイストラフ得意のレパートリーである両曲の新たな名録音登場と言えましょう。なお、聴衆の拍手はリサイタ ルではカットされ、オケとの2つの協奏曲では収録されております。またディスクは黒いアナログ盤を模した黒い盤面となっております。 (Ki)

Clarinet Classics
CC-0068(1CD)
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581
ロンド.イ長調K.581a(レヴィン補完版/世界初録音)
アレグロ変ロ長調K.516c(レヴィン補完版)
アンダンテ・ロンド(8小説の断章)/アレグロ.ヘ長調K.580b(バイヤー補完版)
コリン・ローソン(バセットCl)、
マイケル・ハリス(バセット・ホルン)、
レヴォリューショナリー・ドローイング・ルーム

録音:2012年3月3日−5日、オール・セインツ教会
ハノーヴァー・バンドやイングリッシュ・コンサート、ロンドン・クラシカル・プレーヤーズのプリンシパル・クラリネットとして活躍した英国古楽界のクラリネット奏者コリン・ローソンが吹くモーツァルト。ケンブリッジの楽器製作者ダニエル・バンガムが復元したバセット・クラリネットでの「クラリネット五重奏曲」は、フレーズを大切にした緩やかなテンポ、装飾音の扱い方が特徴的な好演奏。ロバート・レヴィンの補筆完成による世界初録音の「ロンド イ長調K.581a」、8小節のみ(!)が遺された「アンダンテ・ロンド」などカップリングの選曲もお見事!

Auris Subtilis
ASP-5059(1CD)
モーツァルト&ピアソラ
ピアソラ:天使の死
アメージング・グレイス(即興曲)
モーツァルト:ヴァイオリン伴奏のクラヴサンまたはフォルテピアノのためのソナタ.ニ長調K.306
ピアソラ:天使のミロンガ
鐘(即興曲)/雨のダンス(即興曲)
ピアソラ:カフェ1930 
モーツァルト:ヴァイオリン伴奏のクラヴサンまたはフォルテピアノのためのソナタ.ホ短調K.304〜第1楽章 
ピアソラ:アディオス・ノニーノ
出会い(即興曲)
モーツァルト:ヴァイオリン伴奏のクラヴサンまたはフォルテピアノのためのソナタ.ホ短調K.304〜第2楽章
旅(即興曲)/ベネディクション(即興曲)
オヴィジュ・シムボティン(Vn)、
ジェフリー・ゴールドベルク(P)、
ヤン・グイビー(S)

録音:2012年、マルククレーベルク(ドイツ)
ルーマニア生まれのヴァイオリンの名手オヴィジュ・シムボティンと、作曲家としても活躍するピアニスト、ジェフリー・ゴールドベルクによる新譜。モーツァ ルトとピアソラのヴァイオリン作品を同時に収録した独創性豊かなプログラムが目を引くアルバムです。モーツァルトからは「ヴァイオリン伴奏のクラヴサ ンまたはフォルテピアノのためのソナタ」よりニ長調とホ短調の2曲を選曲。ホ短調のソナタは、初期のソナタの中では珍しく短調で書かれた作品で、作 曲年に亡くなったという母の死への悲しみを思わせる寂寥感あふれる旋律が印象的です。ピアソラからは代表作「天使」シリーズの中から「天使の死」と「天 使のミロンガ」、さらに「カフェ1930」や「アディオス・ノニーノ」といった傑作の数々を収録。モーツァルトの作風とは異なるメランコリーにあふれたピ アソラ独特の旋律に酔いしれます。
1997年までゴルリッツ国立歌劇場とロベルト・シューマン・フィルハーモニーでコンサートマスターを務めあげたシムボティン。2004年からバロック・ヴァ イオリンも学び、現在はケムニッツ・バロック・オーケストラでコンサートマスターとして活躍しています。ピアソラではあでやかに、一方のモーツァルトで は清廉に音色を弾き分けるシムボティンの表現力は見事!古典から現代まで幅広い活躍の場を経験してきた名手による面目躍如のアルバムといえましょう! 合間に収録された即興曲では、即興の名手としても名高いゴールドベルクと織りなす “生” のアンサンブルを堪能できます。また、ピアノとヴァイオリンの 響きに花を添えるマリア・カニリア国際コンクールで優勝経験を持つ韓国の若手ソプラノ、ヤン・グイビーの艶やかな歌声も聴きどころです。 (Ki)

Cubafilin Records
ALC-004(1CD)
ラテン・パースペクティヴ
ブローウェル:ギターと弦楽四重奏のための五重奏曲
デル・アギーラ:プレスト�U
ブローウェル:ビートレリアナス
アルバレス:メトロ・チャバカノ
アーメド・ディッキンソン・カルデナス(G)
サンティアゴSQ
キューバ、ハバナ出身のコンポーザー=ギタリスト、レオ・ブローウェル(1939−)、ウルグアイのミゲル・デル・アギーラ(1957−)、メキシコのハビエル・アルバレスの"ギターと弦楽四重奏"のための作品集。キューバからイギリスへと渡り、名手カルロス・ボネルに師事した期待のギタリスト、アーメド・ディッキンソン・カルデナスと、2008年に結成されたサンティアゴSQの、ラテン音楽にかける情熱がストレートに伝わってきます。

SEELENKLANG
FIT-5(1CD)
フルトヴェングラー:ピアノ四重奏曲ハ短調(1899)
ピアノ三重奏曲ホ長調(1900)
間野久美子(vn)、松村佳織(va)、
韮澤有(vc)、舌沙織里(p)

録音:2011年11月3日、本郷中央教会(ライヴ)
フルトヴェングラーの歌曲&テ・デウム(FIT 1)、交響曲第3番(FIT 2)、ピアノ協奏曲(FIT 3)、ヴァイオリン・ソナタ(FIT 4)に続く、作曲家フルト ヴェングラーの作品を紹介するシリーズの第5弾。東京フルトヴェングラー研究会は1995年の設立以来、一貫してフルトヴェングラーの作品を紹介し続 けている。時代の流行には批判的な姿勢を貫いた結果、ほとんど顧みられることのなかったフルトヴェングラーの作曲は、近年、時代を超えた普遍的メッセー ジを伝えるものとして再評価が高まっている。今回のアルバムには少年期に書かれたピアノ三重奏曲、ピアノ四重奏曲が収められているが、特にピアノ四 重奏曲は日本初演であり、校訂が加えられた楽譜で本格的な蘇演を聴けるのが注目される。また、もう一つのピアノ三重奏曲は、少年期の室内楽の代表 作と言える美しい作品。どちらの曲にも、率直な歌謡性と瑞々しい抒情性が溢れているが、同時に常にベートーヴェンを模範と仰ぐ構築への意志、後期 の重厚、長大な作風の萌芽をうかがわせる。いずれにしても、フルトヴェングラーのピアノ室内楽は後期の大作「ピアノ五重奏曲」だけではないというこ とを教えてくれる貴重なアルバムである。(東京フルトヴェングラー研究会代表:野口剛夫) (Ki)

EM Records
EMR-CD006(1CDR)
ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリン・ソナタ.イ短調
ホルスト:5つの小品(一部世界初録音)
ウォルフォード・デイヴィス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調(世界初録音)
ルパート・マーシャル=ラック(Vn)、
マシュー・リッカード(P)

録音:2012年4月13−14日、ワイアストン・コンサート・ホール
世界初録音となるイギリス音楽を紹介してきたルパート・マーシャル=ラックとマシュー・リッカードのコンビの第3弾は、3人の同世代、ホルスト、ヴォーン・ウィリアムズ、ウォルフォード・デイビスの作品集。ホルストの「5つの小品」は「ワルツ・エチュード」を除き世界初録音。ウォルフォード・デイヴィスの「ソナタ」も世界初録音!
※EM Recordsはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
EM Records
EMR-CD005(1CDR)
オニール:弦楽とピアノのための室内楽作品集
弦楽四重奏ハ長調、
一楽章のピアノ三重奏Op.32、
ピアノ四重奏ホ短調、
ピアノ三重奏のための主題と変奏(全曲世界初録音)
ブリッジSQ
〔コリン・トゥイッグ(Vn)、
キャサリン・スコフィールド(Vn)、
マイケル・スコフィールド(Va)、
ルーシー・ウィルディング(Vc)〕、
マイケル・デュセック(P)

録音:2012年2月22−23日、ワイアストン・コンサート・ホール
ブリッジSQは活動20周年を迎えたイギリス音楽の演奏に好評を得ているSQ。ロンドン生まれの作曲家ノーマン・オニール(1875−1934)の室内楽作品集は、全曲世界初録音。その作品は、同世代のイギリスの作曲家と同じく、イギリスの民謡的であり、後期ロマン派の香りがただよう秀作です。

DACAPO
MAR-8.226074
(1CD)
ヴァーフン・ホルンボー:室内楽作品集第2集
エコーOp.186(1991)
アスペクツOp.72(1957)
独奏チェロのためのソナタOp.101(1968-1969)
医学の四重奏曲Op.70(1956)
六重奏曲Op.114(1973)
アンサンブル・ミッドヴェスト
[マシュー・ジョーンズ(Vn)/サンナ・リパッティ(Va)/ジョナサン・スラット(Vc)/マルティン・クヴィスト・ハンセン(P)/シャルロッテ・ノルホルト(Fl)/ピーター・キルステイン(Ob)/トマゾ・ロンクィヒ(Cl)/ニール・ページ(Hrn)/シュテファン・カスパール(Fg)]

録音:2011年10月3-6日
作曲家ホルンボー(1909-1996)は、その長い人生を通して常に求道的な音楽を書きました。彼の音楽には知性が宿り、自然が感じられ、根底には禅の精神とも思えるも感じられれます。彼は大規模な交響曲作曲家として知られますが、これらの室内楽作品は「独白」とも言える内面に肉薄した内容を持っています。「エコー」はホルンボーの晩年の作品ですが、あまりにも古典的なフォルムと、その感傷的な旋律(ブラームスを思わせる)は、老境の域に達したホルンボーの若き日への回帰なのかもしれません。コダーイの同名作品を思わせる「チェロ・ソナタ」や「六重奏曲」などでは、先鋭的なホルンボーを聴くことができます。
DACAPO
MAR-8.226574
(1CD)
モーエンス・クリステンセン:オルガンとエレクトロニクスのための「Logitanion」(2006)
アコーディオン独奏のための「王冠-Couronne」(2005)
尺八とエレクトロニクスのための「冬の鶴の夜の飛行」(2009)
アダム・オーヴァッド(アコーディオン)
クリスティアン・プラストホルム(Org)
キク・デイ(尺八)

録音:2006年10月15日デンマーク放送アーフス大聖堂、2011年3月15日アスミンデロート教会、2011年9月19日トルスルンデ教会
「音の錬金術師」モーエンス・クリステンセン(1955-)。彼が作り出す音響はまさに宇宙空間そのものです。このアルバムに収録された3曲は、彼の主要な作品であり、これを聴くだけで独自の音世界を理解することができるでしょう。「Logitanion」は1945年に発見された「トマス福音書」からインスピレーションを得たものであり、巨大なオルガンの音と絡みつく電子音は、聴く者に畏怖の感情をもたらします。それに比べ「Couronne」は独奏アコーディオンが紡ぎだす静かな世界。、また3曲目は尺八を用いた「精神的な」音楽であり、吹き込む息を聴くことで奏者の存在が実感できるというものです。
DACAPO
MAR-8.226575
(1CD)
ブリジット・アルステット:アウネーテの笑い(2007-2011)-記録された音,コンピュータ処理をされた音と声のコラージュ<マーメイドの呼び声/憧れ-深きところより/7人の息子/揺れ動く/国からの呼び声/アフネーテの笑い>
アコーディオン独奏のための「メランコリア(2001)
悲歌第5番(1996-1997)-記録された音とコンピュータ処理をされた声のコラージュ
ベルッター(2004)-教会の鐘の音の録音にコンピュータ処理をした音のコラージュ
ブリジット・アルステッド(エレクトニクス&声)
ラスムス・シュヤルフ・ケーラー(アコーディオン)

録音:1997年,2004年アーフスDIEM、2012年9月27日
デンマークにおける電子音響音楽のパイオニアであるブリジット・アルステッド(1942-)。彼女は自らの音楽のために、文学や詩など様々な分野からインスピレーションを得ています。このアルバムに収録された4つの作品も、ドラマティックな音響を備えた音の建築物として高く評価されることでしょう。以下、アンデルセンの詩に基づいた「アウネーテの笑い」、魔法陣からインスピレーションを得た「メランコリア」、ピアニストであった彼女の母に捧げられた「悲歌」、コペンハーゲンの教会の鐘をサンプリングした「ベルッター」の4曲です。

Sono luminus
DSL-92164(1CD)
ジア-Zia
ガブリエラ・レーナ・フランク(1972-):レジェンダス…アンデスの徒歩旅行(2001)
ルー・ハリソン(1917-2003):ストリング・カルテット・セット(1978-1979)
ホセ・エバンジェリスタ(1943-):12のスペイン民謡より「スペインの花輪」(1993)
レーザ・ヴァリ(1952-):Nayshaboorak(カリグラフィ第6番)(2005-2006)
エレナ・カッツ=チェレニン(1957-):ファスト・ブルー・ヴィレッジ第2番(2007)
デル・ソルSQ
「ジア」とはインディアン部族における太陽を表わすシンボルマークであり、儀式用のつぼに描かれたり、キャンプファイヤーの周囲の地面に描かれたりします。そんなタイトルを持つこのアルバムは、5人の現代作曲家が各々ペルー、トルコ、スペイン、イラン、ウズペキスタンにルーツを持つ素材を使って作曲した音楽を集めたものであり、西洋音楽の伝統と民族音楽、伝承音楽との融合を図ったものとしてアジア圏の人々にもなじみ深い響きが至るところに散りばめられています。1992年に設立されたデル・ソル弦楽四重奏団は、サンフランシスコを拠点とし、主にアメリカ現代音楽を演奏している団体です。作曲家たちの信頼も厚く、新作の初演など常に問題提起を行っている注目アンサンブルとして知られています。

WERGO
WER-6753(1CD)
ベンヤミン・シュヴァイツァー(1973-):室内楽作品集
abgesang(別れの歌-デュエット)、
achteinhalb(8 1/2)、
anfange/netze(malbork �U)(開始/網-マルボルク�U)、
entschlackt(浄化)、
dull roots & spring rain(鈍重な草根と春の雨)、
abgesang(別れの歌-ソロ)
ドレスナー・アンサンブル・カレッジ
ティトゥス・エンゲル(指)

録音:2011年12月5-8日
1973年7月26日ドイツのマールブルク出身の作曲家ベンヤミン・シュヴァイツァー。1997年に現代音楽アンサンブルのドレスナー・アンサンブル・カレッ ジを創設しました。シュヴァイツァーは器楽曲を中心に作曲し、近年は室内オペラなども手掛けています。ここでは室内楽作品を収録しています。「anfange/ netze」はイタリアの作家イタロ・カルヴィーノの作品「冬の夜ひとりの旅人が」の構成を模した作品。また「dull roots & spring rain」は、英国の詩人T.S.エ リオットの傑作「荒地」の冒頭の一節を引用したフルート、オーボエ、ファゴットのための作品です。 (Ki)
WERGO
WER-6586(1CD)
ダニエル・スムトニー(1976-):作品集2005-2012
(1)ピアノ・ソナタ第1番(2011)、
(2)ピアノ・ソナタ第2番(2011)
(3)交響曲(2012)、
(4)ディヴェルティメント「遠近」(2011)、
(5)悪戯四重奏(2009)、
(6)Velouria(�U)(2005)
(1)(2)クリストファー・ヒンターフーバー(P)
(3)ライプツィヒMDR響
アンサンブル・カレッジ
ハイドン・カルテット
シュトゥットガルトSWR合唱団

録音:2010-2012年
現代ドイツ音楽界で最も才能のある作曲家のひとりダニエル・スムトニーの最新作品を収録したアルバム。シュトゥットガルトSWR 合唱団をはじめ現 代音楽のスペシャリストたちによる演奏。
WERGO
WER-6753(1CD)
ベンヤミン・シュヴァイツァー(1973-):室内楽作品集
abgesang(別れの歌-デュエット)、
achteinhalb(8 1/2)、
anfange/netze(malbork �U)(開始/網-マルボルク�U)、
entschlackt(浄化)、
dull roots & spring rain(鈍重な草根と春の雨)、
abgesang(別れの歌-ソロ)
ドレスナー・アンサンブル・カレッジ
ティトゥス・エンゲル(指)

録音:2011年12月5-8日
1973年7月26日ドイツのマールブルク出身の作曲家ベンヤミン・シュヴァイツァー。1997年に現代音楽アンサンブルのドレスナー・アンサンブル・カレッ ジを創設しました。シュヴァイツァーは器楽曲を中心に作曲し、近年は室内オペラなども手掛けています。ここでは室内楽作品を収録しています。「anfange/ netze」はイタリアの作家イタロ・カルヴィーノの作品「冬の夜ひとりの旅人が」の構成を模した作品。また「dull roots & spring rain」は、英国の詩人T.S.エ リオットの傑作「荒地」の冒頭の一節を引用したフルート、オーボエ、ファゴットのための作品です。 (Ki)

III MILLENNIO
CDC-0247(1CD)
ギター・クアルテットで聴くバッハ
バッハ(ステファノ・ミンゴ編、ガブリエーレ・ミリウッチ編*):カンタータ「私は満ち足りた」BWV82〜アリア
ブランデンブルク協奏曲第2番
私はあなたを呼ぶ主イエス・キリストよ BWV639
フーガ BWV578*
イタリア協奏曲 BWV971
管弦楽組曲第3番〜アリア*
甘き喜びのうちに BWV368(コラール)
甘き喜びのうちに BWV608(コラール)
フーガの技法〜コントラプンクトゥス1,コントラプンクトゥス2,
コントラプンクトゥス5,コントラプンクトゥス6(4声、フランス様式)
ステファノ・ミンゴ(1961-):バッハに
 求めれば見出すであろう(独奏)#
アルス・ノヴァ・ギター・クアルテット
[ファビオ・デ・ポルトゥ(ギター、バス・ギター)アントニオ・ディ・スピリト(G)
ガブリエーレ・ミリウッチ(ギター、ソプラノ・ギター)ステファノ・ミンゴ(ギター、独奏#) ]

SWEDISH SOCIETY
SCD-1151(1CD)
スウェーデン王オスカル時代の音楽
ワルトトイフェル:スケートをする人びと
オスカル1世(1799-1859):祝祭行進曲
カール・フレードリク・リングヴァル(1848-1910):クリスマスツリーのまわりを(ポルスカ)
J・シュトラウス:アンネン・ポルカ Op.117
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」〜六重唱「邪魔をするのは誰だ」
クルト・ノーアク(1895-1945):小妖精の衛兵交代 Op.5
サミュエル・セッランデル(1829-1910):氷の上で(ポルカ)
シューベルト:軍隊行進曲第1番ニ長調 D.51-1
H・ロスネル:おもちゃのラッパ(ポルカ)
カール・ユーハン・ニューレーン:古い年と新しい年(サロン・マズルカ)
J・シュトラウス:オペレッタ「こうもり」のポプリ
ルイ・ベルネル:ポロネーズ
リッカルド・ドリゴ(1846-1930):バレエ「百万長者の道化師」〜ワルツ
ヨハン・シュランメル(1850-1893):ウィーンはいつもウィーン(行進曲)
エーンステット・エフテルフォリヤーレ八重奏団

録音:2010年4月10-11日、9月19日、ノルデンショルド・ホール、ウプサラ、スウェーデン

DUTTON
LXBOX-2012(2CD)
ヨーク・ボウエン(1884-1961):室内楽作品集 Vol.2

[CD 1; CDLX-7115]
ホルンと弦楽の為の五重奏曲ハ短調 Op.85(1927)
ラプソディ三重奏曲(1926)
三楽章の三重奏曲 Op.118(1945)

[CD 2; CDLX-7129]+
フルート・ソナタ Op.120
オーボエ・ソナタ Op.85
クラリネット・ソナタ Op.109
ホルン・ソナタ Op.101*
CD1
エンディミリオン・アンサンブル
クリシア・オソストヴィチ、フィオナ・マクカプラ(Vn)
キャサリン・マンソン(Va)
ジェーン・サーモン(Vc)
スティーヴン・スティアリング(Hrn)
マイケル・デュセク(P)
録音:2001年4月24-26日、オール・セインツ教会、イースト・フィンチリー、ロンドン、イギリス

CD2
エンディミリオン・アンサンブル
ヘレン・キーン(Fl)
メリンダ・マクスウェル(Ob)
マーク・ヴァン・デ・ヴィール(Cl)
スティーヴン・スティアリング(Hrn)
マイケル・デュセク(P)
録音:2002年9月3-5日、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン、イギリス

*世界初録音と表示されています。

AVI MUSIC
0634558-379549
グッバイ・アストル〜モーツァルトの最後のタンゴ
1.グリーグ/ラフマニノフ/チャイコフスキー
 (グリーグ:ピアノ協奏曲、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番)
2.ヴィヴァルディ(協奏曲集「四季」〜春・夏・冬)
3.チャイコフスキー(交響曲第5&6番)
4.ショスタコーヴィチ(ジャズ組曲〜ワルツ第2番)
5.J.S.バッハ(アンナ・マグダレーナのための小曲集〜メヌエット、平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番〜前奏曲、トッカータとフーガ.ニ短調、チェンバロ協奏曲第5番、管弦楽組曲第3番〜G線上のアリア、グノー:アヴェ・マリア)
6.グリーグ(ペールギュント組曲第1番〜朝/オーセの死/山の魔王の宮殿にて、第2番〜ソルヴェーグの歌)
7.ベートーヴェン/ロッシーニ
 (ベートーヴェン:交響曲第5番、ロッシーニ:セヴィリアの理髪師〜序曲、ビジョルド:エル・チョクロ)
8.ウェーバー(大協奏的二重奏曲)
9.ブラームス(交響曲第3、4番、クラリネット三重奏曲、クラリネット・ソナタ大1、2番)
10.ラフマニノフ(歌曲「ヴォカリーズ」)
11.ムソルグスキー(交響詩「はげ山の一夜」)
12.メンデルスゾーン(交響曲第2、3番、「フィンガルの洞窟」の序曲、ヴァイオリン協奏曲)
13.モーツァルト(レクイエム〜イントロイトゥス、怒りの日、ラクリモサ)
トリオ・ノイクラング
【ニコライ・アブラムソン(Cl)
ヤン・ヤッハマン(アコーディオン)
アルトゥール・ホルニッヒ(Vc)】
クラリネットのニコライ・アブラムソン、アコーディオンのヤン・ヤッハマン、チェロのアルトゥール・ホルニッヒの 3 人によってベルリンで結成されたタ ンゴ・アンサンブル、トリオ・ノイクラング。代表的なタンゴの名曲だけではなく、様々なジャンルの要素を取り入れた演奏で、室内楽のような、ナイトク ラブで演奏しているような、絶妙な雰囲気を醸し出した音楽を作り上げています。このアルバムは、モーツァルトの最後の作品がタンゴであったかどうか …という大胆な発想から生まれた内容。グリーグ、ラフマニノフ、チャイコフスキーのピアノ協奏曲のモチーフを使ってタンゴ風に仕上げたり、ムソルグスキー のはげ山の一夜のリズムをベースにした曲、そしてモーツァルトのレクイエムをタンゴ風にしたりと、タンゴの大御所ピアソラに別れを告げるような斬新曲 が次々と展開されていきます。 (Ki)

RPR
RP-011(1CDR)
リコーダー・ブラヴーラ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
パラディス:シチリアーノ
マスネ:タイスの瞑想曲
ヴェッセリー:フ・フォレ
フィンジ:来たれ、死よ
ゴセック:タンブーラン
フニャディ:演奏会用ポロネーズ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
シューベルト:蜂
グラナドス:「ゴイェスカス」間奏曲
ポップ:ナイチンゲールのセレナード
ダマレ:ひばり/ショパン:夜想曲Op.9-2
ヴィターリ:シャコンヌ
ピアーズ・アダムズ(リコーダー)、
ハワード・ビーチ(P)

録音:1997年3月
「リコーダー・ブラヴーラ」は、ピアーズ・アダムズの超絶技巧が続々と炸裂する圧巻のヴィルトゥオーゾ・プログラム!サラサーテに始まり、ショパンで驚嘆。フィンジで一休みと思いきや、フィナーレのショパンの「夜想曲Op.9-2」とヴィターリの「シャコンヌ」を一気に駆け抜ける!「四季」でも披露してくれたピアーズ・アダムズのエンターテイメント性とテクニックは流石の一言。
※RPRはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
RPR
RP-010(1CD)R
光と闇
フルトン:スコットランド組曲
ラッブラ:悲しみの心による瞑想曲
ボーウェン:ソナタOp.121
L・バークリー:ソナチナ
グレッグソン:3つのマティスの印象
ドッジソン:光と闇
スワン:ラプソディ・フロム・ウィズイン
ピアーズ・アダムズ(リコーダー)、
ジュリアン・ローズ(P)

録音:1993年10月
イギリス・リコーダー界の偉大なる先人、カール・ドルメッチのための作曲された作品を含む"20世紀イギリス"のリコーダー作品集「光と闇(Shine and Shade)」。ラッブラ、ボーウェン、バークリーたちの"リコーダー作品"が、ドルメッチというリコーダー奏者の存在の大きさ、近現代のイギリスにおけるリコーダー作品の充実度がピアーズ・アダムズのリコーダーから聴こえてきます。
※RPRはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

FABULA CLASSICA
FAB-29906(1CD)
20世紀のトランペット音楽
ボザ:カプリス
ラヴェル:ハバネラ形式による小品
エネスコ:伝説
カルツェフ:2つの小品
オネゲル:イントラーダ
バーンスタイン:リフィーのためのロンド
ヒンデミット:トランペット・ソナタ
マルコ・タンブリーニ(Tp)、
ステファノ・ボラーニ(P)

録音:1999年
ブラジル出身のフュージョンのスター、デオダードのバックで活躍するトランペット奏者マルコ・タンブリーニ。マイルス・ディヴィスとフレディ・ハバー ドの影響を受けたジャズ界の寵児で、メロウな音色と超絶のテクニックを誇る名手です。これまでバック・ミュージシャンとしてはもとより、ジャズやソロ のソロ・アルバムを何枚もリリースしてきましたが、今回クラシックに挑戦。それもトランペットの王道レパートリーの難曲を揃えているところなど、自信 の程が伺えます。もともと彼はボローニャ音楽院でクラシックの基礎をしっかり学んだ正統派。抜群のテクニックはもちろん、ジャズで培った独特の色気と 華のある歌い回しが魅力で、思わず引き込まれます。
イタリア・ジャズ界のトップ・ピアニスト、ステファノ・ボラーニがピアノ・パートを務めているのも驚き。彼はリッカルド・シャイーとの共演で「ラプソ ディ・イン・ブルー」やラヴェルのピアノ協奏曲のディスクもリリースしていますが、ここでも巧さ全開。ジャズ的要素のあるラヴェルやバーンスタインでは 真似のできない味わいを見せ、技術的に難しいヒンデミットのソナタやエネスコの「伝説」も、ジャズ的なタッチとリズムの良さが曲にぴったり。ヒンデミッ トの音楽がこれほどカッコ良く響いたのも珍しく、ジャズのアルバムをかけるように、いつでも聴いていたくなる盤の登場です。
ジャズ界のひとびとも驚愕の大チャレンジと申せましょう。トランペット学習者必聴、目から鱗が落ちる世界。この値段で手に入るのは超魅力です。 (Ki)

Raumklang
RK-3107(1CD)
ライプツィヒの楽器〜ロマン派の室内楽作品集
メンデルスゾーン:主題と変奏〜アンダンテ・ソステヌート、
 無言歌ニ長調Op.109
ゲーゼ:幻想小曲集Op.43より
シューマン:ロマンス第1番
ウェーバー:5つの歌Op.25より
マルシュナー:バガテル第1番
トロムリッツ:アダージョ
バッコーフェン:ロンド・アレグレット
クララ・ヴィーク:バラード ニ短調
ロベルト・シューマン:アダージョとアレグロ
クンマー:変奏曲
バッハ(モシェレス編):前奏曲第3番
メンデルスゾーン:無言歌ニ長調Op.109
ロンベルク:アルバムの綴り
ウェーバー/ディアベッリ:魔弾の射手の序曲のモチーフによる
クララ・シューマン:彼らは愛し合っていたOp.13-2
ロベルト・シューマン:創作主題による変奏曲WoO.24より テーマ
ベッカー:アン・ダス・クライネ・ハンヒェン、
 ディ・ゴッティン・デァ・ブルーメン
ロンベルク:変奏曲とロンドOp.18
ライプツィヒ・コンソート

録音:2011年5月
メンデルスゾーンやシューマン夫妻、ウェーバー、ロンベルクなど、1840年頃にライプツィヒで行われたマチネーの再現を試みたロマン派の室内楽作品集。ドイツのピリオド楽器の名手たち、ライプツィヒ・コンソートは、ライプツィヒ楽器博物館所蔵に所蔵されている貴重な楽器を使用。オルフィカやハンマーフリューゲル、弦楽器、クラリネットやヴァルヴ・ホルン、オフィクレイド、さらにはリコーダー属のチャカンなど、レアな楽器が盛りだくさん!もちろんピリオド楽器での演奏もハイレベルです!

Musicaphon
M-56932(1CD)
ファンタジー〜ヴィオラとピアノのための作品集
レベッカ・クラーク:ヴィオラソナタ (1919)
シューマン:幻想小曲集 Op.73
 おとぎ話の挿絵Op.113
ヒンデミット:ヴィオラソナタOp.11-4 (1919)
デュオ・ゼルハイム
【コンスタンティン・ゼルハイム(Va)、
カタリナ・ゼルハイム(P)】
ヴィオラの魅力を満喫できる一枚。シューマンの「幻想小曲集」のみ編曲ですが、あとはヴィオラのオリジナル、さらにレベッカ・クラークとヒンデミッ トは自身がヴィオラ奏者だったこともあり、この楽器の秘義を知り尽くした書法が光ります。クラークとヒンデミットのソナタはともに1919年に作曲され ていますが、前者は印象派風、後者はドイツ・ロマン派風で非常に美しく、またヴィオラならではのほの暗く甘い音色を味わえます。デュオ・ゼルハイムは、 ヴィオラのコンスタンティン・ゼルハイムとピアノのカタリナ・ゼルハイムにより、兄妹ならではの息のあったアンサンブルを聴かせてくれます。コンスタンティ ン・ゼルハイムは1978年生まれ。フォルカー・ヴォルリッチュ、今井信子に師事し、ターティス・ヴィオラ・アンサンブルのメンバーとしても活躍するヴィ オラ界のホープ。 (Ki)

LAWO Classics
LWC-1027(1CD)
ブラームス:ヴィオラとピアノのためのソナタOp.120
ソナタへ短調Op.120-1
ソナタ変ホ長調Op.120-2
ヘンニンゲ・ランドース(Va)、
ティム・ホートン(P)

録音:2010年8月1-3日
ヴィオラ奏者ヘンニンゲ・ランドースは、2009年からオスロ・フィルハーモニーOで首席奏者を務め、ノルウェーの名アンサンブル、ヴェルターヴォSQでも活躍したノルウェーの名女流ヴィオラ奏者。ノルウェーのヴィオラで聴くブラームスの「Op.120」もまた絶品。
LAWO Classics
LWC-1028(1CD)
ヴァイオリンとヴィオラのための作品集
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ト長調KV.423、
 変ロ長調KV.424
ブルースタ:ヴァイオリンとヴィオラのための奇想曲
ハルヴォルセン:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲「ヘンデルの主題によるパッサカリア」
エリセ・ボートネス(Vn)、
ヘンニンゲ・ランドース(Va)

録音:2011年8月24-26日
エリセ・ボートネスはオスロ・フィル、デンマークRSO、WDRケルンRSO、トロンハイムSOのコンサートマスターを務め、現在はベルゲン室内アンサンブルの芸術監督を務めるという華々しい経歴を持つノルウェーの女流ヴァイオリニスト。ノルウェーのトロンハイム出身の女流ヴァイオリニストが、モーツァルトと母国の偉大な作曲家、ハルヴォルセンとブルースタの楽曲を伸びやかに奏でます。

ARCO DIVA
UP-0153-2(1CD)
ヴァイオリン・マイ・ラヴ
フバイ:おいで、カティ(チャルダーシュの情景 第4番)Op.32
エルガー:愛のあいさつ Op.12
R・シュトラウス:「ばらの騎士」ワルツ集
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14
サラサーテ:アンダルシアのロマンス Op.22
ドルドラ:思い出
ポルディーニ:踊る人形
ドヴォルザーク:ユモレスク
 ヴァイオリン・ソナティナ.ト長調 Op.100
トマーシュ・ヴィンクラート(Vn)
マルチン・フィラ(P)
トマーシュ・ヴィンクラートは1973年チェコのテプリツェに生まれ、パルドゥビツェ、プラハ、ロンドン、ウィーンで学んだヴァイオリン奏者。1998年から2001年までウィーンPO員を務め、在団中からソロや室内楽でも活躍。頻繁に来日しています。
ARCO DIVA
UP-0156-2(1CD)
バロック・トランペット
ジェレマイア・クラーク(ヤン・リンダ編):デンマーク王子の行進曲
ヘンデル:組曲ニ長調
マルティーニ:愛の喜び
ヴェイヴァノフスキー(1639-1693):セレナード ニ長調*
ヘンデル(ヤン・リンダ編):オンブラ・マイ・フ
ジャン=バティスト・ルイエ(1680-1730):ソナタ ニ長調
シューベルト:アヴェ・マリア
ヘンデル(ヤン・リンダ編):天の高き所で神に栄光あれ
ヤン・リンダ(Tp)
ルボミル・コヴァリク(Tp)*
ミロスラフ・プセニツカ(Org)

録音:2012年8月、Claires Hall、ヘプ、チェコ
ヤン・リンダは1983年ヘプに生まれ、プラハ音楽院、チロル州立音楽院(オーストリアのインスブルック)で学んだチェコのトランペット奏者。

VOICS OF LYRICS
VOLMM-112(1CD)
トード・ブエノスアイレス/アストル・ピアソラへのオマージュ
ピアソラ(ホセ・ブラガト編):アディオス・ノニーノ
ピアソラ(ミロンタンゴ編):アレバーレ(合図)
ピアソラ(ホセ・ブラガト編):プエノスアイレスの春/ブエノスアイレスの秋
ホセ・ブラガト(1915-):ミロンタン
ピアソラ(ミロンタンゴ編):トード・ブエノスアイレス/孤独
ピアソラ(ブラガト編):鮫
ピアソラ:天使のミロンガ
ピアソラ(ブラガト編):天使の死
ピアソラ:天使の復活
ピアソラ(ブラガト編):忘却
ピアソラ(ミロンタンゴ編):リベルタンゴ
ミロンタンゴ
【ミリアム・ナハティガル(Fl)
ベアトリーチェ・ブレゴーリ(Vn)
アンネッテ・イーゼンベルク(Vc) 】

録音:2011年8月11日、ライヴ、サン・ジェルマン音楽祭、コレン(Correns)の教会、フランス
南米音楽を愛する3人の女性奏者が2001年に結成したトリオ、ミロンタンゴがピアソラの没後20年に合わせて制作したファースト・アルバム。

Cybele
Cybele-960.309(1CD)
フィードバック・スタジオ・ケルンVol.9〜フリッチュ:初期室内楽作品集
ソプラノと管楽器のための「Bestandteile des Voruber」
ナハトムジーク/イコネン
モデュレイチョン/G線上の/B線上の
ケルン音楽大学アンサンブル、
アルフォンス・コンタルスキー(P)、
アロイス・コンタルスキー(P)、
ベルンハルト・コンタルスキー(P)、
ジークフリート・パルム(Vc)、他

録音:1963年−1996年
シュトックハウゼンの弟子、ヨハネス・フリッチュ(1941−2010)が設立に携わったフィードバック・スタジオでのレコーディング・シリーズ。「Bestandteile des Voruber」は、ソプラノとバス・クラリネット、ファゴット、ホルン、トロンボーン、バス・トロンボーン、チューバという不思議な編成から炸裂する混沌。
Cybele
Cybele-960.310(1CD)
フィードバック・スタジオ・ケルンVol.10〜フリッチュ:ライヴ・エレクトロニクス作品集
デュエット/マドリガル・トリステ
コンチェルト・ダ・カメラ/パルティータ
オード
ヨハネス・フリッチュ(Va)、
ローター・ファーバー(Ob)、
パトリシオ・カーディス(Vn)、
トーマス・バルドナー(指)ライン室内O、他

録音:1962年−1980
フィードバック・スタジオ・ケルン・シリーズの第10集は、ヨハネス・フリッチュのライヴ・エレクトロニクスが満載。「パルティータ」では師であるシュトックハウゼンも演奏に参加しています。

SAMIKA HONDA
KKC-4002(1CD)
イザイへ
ロパルツ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調
ショーソン:詩曲
ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
本田早美花(Vn)、
エマニュエル・クリスチャン(P)

録音:2012年1月 サル・ヴァル・ド・リル(トロワ)
輸入盤/日本語解説書・帯付
ジェラール・プーレとオリヴィエ・シャルリエに師事し、パリを本拠に活躍するヴァイオリニスト本田早美花(さみか)。パリ音楽院大学院修士課程を首 席で卒業した俊英で、正確な技巧に加え、日本人離れした音楽性が魅力。2010年にリリースしたイザイの無伴奏ヴァイオリンソナタ全集は各国で高い評 価を受けましたが、今回のアルバムもイザイがらみでこだわりを示しています。収録された3篇は、いずれもイザイが弾くことを念頭に作曲され、彼に献 呈されています。イザイに捧げられた作品といえば、フランクの名作ソナタが思い浮かびますが、このアルバムの作曲家3 名もフランク楽派で、共通した 作風が感じられます。
ロパルツのソナタは故郷ブルターニュの音楽と風物が反映された個性的作品。不思議な荘厳さに満ちています。24歳で夭折したルクーが22歳の時 に作曲したソナタは、驚くほどの成熟度を見せながらも、若々しい情熱にあふれ、聴く者の胸を打つ宝物のような作品。これをとりあげるだけでも本田早 美花嬢は只者でないと申せましょう。フランクのソナタばりに難しいピアノ・パートはジャック・ルヴィエ門下のエマニュエル・クリスチャンが見事に征服。 若いふたりならではの輝きとナイーヴなメッセージ性に満ちています。 (Ki)

DACAPO
8.226143(1CD)
ヴァーフン・ホルンボー:ギターのための独奏曲と室内楽作品集
ギター・ソナタ第1番Op.141(1979)
ギター・ソナタ第2番Op.142(1979)
5つの間奏曲Op.149(1981)
ヴァイオリンとギターのための二重協奏曲Op.167(1986)
独奏ギターのための5つの小品「よもやま話」Op.176(1988)
イェスパー・シヴェベーク(G)
ヨハネス・セー・ハンセン(Vn)
ボレット・レーズ(リコーダー)

録音:2011年3月.7月,2012年2月デンマーク王立音楽大学,コンサート・ホール
デンマークの作曲家、ホルンボー(1909-1996)がギター音楽を書き始めたのは、彼が作曲家としてのキャリアを始めてから半世紀を経てからのことでした。以降、この「古代の」楽器に魅了されたホルンボーは、自身のルーツである北欧の民間伝承音楽と、異国の文化を融合させ、シンプルな構造と透明な音色を大切にした2つのソナタや小品、ヴァイオリンとのデュエットなどの美しい作品を次々と書いています。

Quintone Records
Q-1002(1CD)
ロークス・デ・グロート:シバシャクティ�T(Shankara-Durga)
シバシャクティ�U(Bhairav-Bhairavi)
エルネスト・ロンボート(Hrn)
ドゥルバ・ゴーシュ(サーランギー)
ヒンドゥー教において、シバとシャクティは男性と女性の原型のようなものとされています。シバは意識の根源であり、シャクティは宇宙の創造の源。また瞑想とエネルギーの関係にも近いものでしょうか。第1章ではシバとシャクティが絡み合い、歓喜を迎える様子が描かれています。彼らはお互いの身体を飲み込み、また反発しあうのです。決して溶け合うことはなく、いつまでも二重性を保ったまま、果てしない快楽を追求しつつのですが、第二部ではシバは第三の目を覆われ、暗い宇宙へ放り出されることとなります。愛しい恋人から引き離されて・・・。インドの伝統楽器サーランギーとイングリッシュ・ホルンという全く異なる文化において発展してきた2つの楽器の音色は、この音楽の目指す方向性を描き出すのに最適であり、異文化の融合としても素晴らしい役割を担っています。何かを発見できる不思議な1枚です。
Quintone Records
Q-12002(1CD)
チェロ・ソナタ集
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ.ニ短調Op.40
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ.ト短調Op.19
マイケ・ラーデマーケルス(Vc)
マテイス・フェルスホース(P)
ロシアが生んだ2つのチェロ・ソナタです。創作意欲を失くし失意の底にあったラフマニノフが、ようやく気を取り直したのは、ピアノ協奏曲第2番の大成功によるものでした。その直後に書かれたこのチェロ・ソナタは、当然の如く噎せ返るようなロマン性を帯びたものでした。そのおよそ35年後に書かれたショスタコーヴィチの作品も、若干のシニカルさは有しているものの、驚くほどに抒情的であり、その仄暗い美しさが愛されています。当時のショスタコーヴィチは新進作曲家として失敗を成功を繰り返していた時期で、自らの作風の確立を試みていたこともあり、悲劇と喜劇がないまぜとなった彼らしさも見えてくる名作です。ラーデマーケルスとフェルスホースは、ボスマンズとブリッジの作品集(Q07002)でも緊張感に満ちたデュオを聴かせたコンビです。

Chromart Classics
TXA-12012(1CD)
ドイツ・サクソフォン・アンサンブル
ヒンデミット:ルードゥス・トナリス〜第2のフーガ/第9のフーガ/第14のフーガ/第15のフーガ
バッハ:フーガの技法〜コントラプンクトゥス I /コントラプンクトゥス IV/コントラプンクトゥス IX
メンデルスゾーン:6つの前奏曲とフーガop.35〜第2番ニ長調より抜粋
 第6番変ロ長調〜アレグロ・コン・ブリオ
シューマン:バッハの名による6つのフーガop.60〜第5番/第2番
ブラームス:コラール前奏曲とフーガ「おお嘆き、おお心の苦しみ」
R.シュトラウス:4つの主題によるフーガ
ベートーヴェン:大フーガop.133
*すべてミカエル・ルフ編曲によるサクソフォン四重奏版
ドイツ・サクソフォン・アンサンブル

録音:2009年10月、トリック・スタジオ(ラウエンベルク、ドイツ)
世界屈指のサクソフォンアンサンブルとして活躍する「ドイツ・サクソフォン・アンサンブル」によるフーガ作品集。音楽史上にも名高い、J.S.バッハ、ベー トーヴェン、メンデルスゾーン、シューマン、R.シュトラウス、ヒンデミットらが残したフーガ作品が収録されており、すべてサクソフォン四重奏用に編曲さ れています。ソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスからなる伝統的な編成で、各々が1パートずつ担当することで、細微に 組み上げられている対位法の魅力が更に伝わってくるように感じられます。さらに特筆すべきは、類い稀なるドイツ・サクソフォン・アンサンブルの演奏技術。 一人一人の卓越した実力はもちろんのこと、複雑に織り成す掛け合いにおいても一糸も乱れることのないアンサンブルに圧倒されます。ドイツの現代作曲 家たちからの信頼厚く、彼らに多くの作品が献呈されるのも納得の演奏といえましょう。現代音楽だけでなく古典作品の編曲にも積極的で、今やサクソフォ ンの魅力の伝播に多大な貢献を果たしているドイツ・サクソフォン・アンサンブル。サクソフォンならではの柔らかな音色と多彩な音色を堪能できる1枚です。 (Ki)

MN RECORDS
MNRCD-120(1CD)
ピアノ・トリオ集 1992-2010
(1)Poczatek (2010)*
(2)The Photography of Chance (2004)*
(3)Yellow Beach (2002)
(4)Time will Pronounce (1992)
フィデリオ・トリオ

録音:2010 年9月
*=世界初録音
ナイマンの作品をピアノ三重奏に編曲したものを集めた1枚。ピアノ三重奏という編成をとることにより、ピアノ主導でドライにも、弦楽器主導で耽美に も様々に変化がたのしめます。 (1)のPoczatekは、映画「Poczatek」のための音楽から、抜粋された5つの曲から成ります。ナイマンらしいドライかつ軽い風合いのミニマル・ミュージッ クです。(2)のThe Photography of Chanceは、ユタ州の豊かな自然を称賛するために書かれた音楽ということですが、非常に辛辣な曲。(3)のYellow Beachは、映画「プロスペローの本」の「Come Unto These Yellow Sands」(ナイマン・バンドのための編成)を、ピアノ三重奏の編成に編曲したもの。 静謐、耽美といった言葉がぴったりな出だしですが、やはりドライなミニマルの部分もあり、ナイマン好きにはたまらない曲です。ピアノ三重奏という編成 がなんともしっくりしてきています。(4)のTime Will Pronounceは、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争についてうたった詩にインスピレーションを得て書か れた曲。悲痛なハーモニーに心が引き裂かれるようです。 (Ki)
MN RECORDS
MNRCD-124(1CD)
ナイマン:弦楽四重奏曲集
第1, 2, 3番
バラネスクSQ

録音:1990年
※原盤:ARGOレーベル/DECCA
ARGOレーベルから発売されていた弦楽四重奏曲集のCD。第1番は1985年、アルディッティSQの依頼で書かれました。第2番は1988年、バ ラネスクSQのために書かれたもので、ダンスに基づく曲。第3番は1989年、ルーマニアの音楽にインスピレーションを得て書かれたもの。どれもナイ マンらしいミニマル味に満ちていて、ナイマン好きにはたまらない曲がそろっています。 (Ki)

Mats Bergstrom Musik
MBCDBD-01
(1CD+Bluray)
ライヒ:エレクトリック・カウンターポイント、
アンダー・ザ・ウェザー・ミックス、
ナゴヤ・ギターゴッドスピード・リミックス、2X5
マグナソン:ソー・メニー・レイヤーズ・オヴ・カラー・ビカム・ア・ディープ・パープル・ハート
マッツ・ベリストレム&フレンズ

録音:2009年−2010年
北欧、スウェーデンの名ギタリスト、マッツ・ベリストレム(1961−)とその仲間たちのアンサンブルが、ミニマルの巨匠スティーヴ・ライヒに捧げる「エレクトリック・カウンターポイント」。エレキ・ギターのサウンドによって繰り返されると同時に、発展を遂げてゆくリズムと音楽。作曲者自身が「センセーショナル」と絶賛したライヒ・アルバムがスウェーデンから届きます!またBlu-ray(収録時間約55分)では、海、人、林、松明、高層ビル、木漏れ日といったイメージ映像とライヒの音楽をリンクさせることにより、徐々に変化を遂げてゆくミニマル・ミュージックの世界を表現しています。

Intim
IMCD-118(1CD)
ユーネ五重奏団結成30周年記念
Lat till far/Empty wallet waltz
Slangpolska efter Byss Kalle
Horgalaten/Persapojkarna
Fine knacks for Ladies
O vanner som forsamlade ar
Stegen/Sommar i din famn
Valslek fran Malung/Kringellek
Sammeles Annas brudpolska
Nu ar en dag framliden
Archibald McDonald of Keppoch
Loriks polska/O tysta ensamhet
Griffenfeldt
ユーネ五重奏団

録音:1993年−2011年
スウェーデンの伝承音楽やバラードを弦楽アンサンブルで演奏した「正装の民俗音楽シリーズ」で知られるスウェーデンのアンサンブル、ユーネ五重奏団の結成30周年を記念したアニヴァーサリー・アルバム。

ジェイズ・ミュージック
JMPC-10103(1CD)
「In My Life」
ムーン・リバー/グリスビーのブルース
さらば夏の日/ コーリング・ユー
南京豆売り&テキーラ
ラブ・ミー・テンダー/魅せられし心
アランフェス/イン・マイ・ライフ
真田正二(ハーモニカ)、
森丘ヒロキ(P)、加藤真(ベース)、
安藤正則(ドラム)、太田光宏(G)
喜・怒・哀・楽・・・すべてがこの小さな箱の中にある! ハーモニカの音色は人生の音色だ。 名手・真田正二の集大成、第一弾!クロマチック・ハーモニカの日本の第一人者、真田正二渾身のファースト・アルバム。彼の音色には人生の様々な様相が詰め込まれている。数々のコンテスト入賞を重ねながら、日本のみならず、海外でも高く評価されるその演奏には、吸い込まれてしまいそうな魅力がある。今回は、回りを優秀なジャズミュージシャン達でかため、泳ぐようにそのなかで自由に演奏している。めったに出会える事のないジャズ・ハーモニカの名盤です。

SUBITON
SUB-0026-2(1CD)
弦の夢
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第8番ト長調 Op.30-3
ピアソラ:タンゴの歴史
マスネ:タイスの瞑想曲
ヤロスラフ・スヴィエチェニー(Vn)
ヴァーツラフ・マーハ(P)

録音:2010年、Fermata a.s.、チェコ
ヤロスラフ・スヴィエチェニー(1960年生まれ)はプラハ音楽アカデミーでフランチシェク・ポスピーシルとヴァーツラフ・スニーティルに師事したチェコのヴァイオリニスト。ポピュラー音楽とクロスオーヴァーした活動も行っています。
SUBITON
SUB-0025-2(1CD)
ヴァイオリンとピアノの為の音楽
ブラームス:スケルツォ.ハ短調
サラサーテ:序奏とタランテッラ
ラヴェル:ツィガーヌ
シェフチーク(1852-1934):チェコ舞曲集 Op.10〜青い瞳の少女(No.1)
オンドジーチェク(1857-1922):スケルツォ・カプチョーソ Op.18
イザイ:ソナタ・バラード Op.27-3*
ユリエ・スヴィエツェナー(Vn)
ヴァーツラフ・マーハ(P)

録音:2010年、Fermata a.s.、チェコ
ユリエ・スヴィエツェナー(1994年生まれ)はチェコのヴァイオリニスト、ヤロスラフ・スヴィエチェニーの娘。2012年現在、プラハ音楽院でダナ・ブラホヴァーに師事しています。録音時点で16歳という若さ。

K617
K617-238(1CD)
アルテ・マンドリン
ダッラーバコ(1675-1742):複数の楽器のための協奏曲 Op.V.6
カルロ・アッリゴーニ(1697-1744):マンドリンと通奏低音のためのソナタ
ダリオ・カステッロ(17世紀 ヴェネツィア):ソプラノのためのソナタ・セコンダ(?)
ニッコロ・マッテイス(1670-1749):エア
D・スカルラッティ:ソナタ K.89
ヴァイス:協奏曲 ニ短調
ヴィヴァルディ:合奏協奏曲 ハ長調
ファッシュ(1688-1758):ソナタ ニ短調
ウッチェリーニ(1603-1680):ラ・ベルガマスカ
アルテ・マンドリン

録音:2011年( ルクセンブルク)
フアン・カルロス・ムニョスを中心とする「アルテ・マンドリン」は、17,18世紀のマンドリン作品を復活・世に広めようとするアンサンブル。いま世 界で最も注目されている古楽演奏団体の一つです。古い時代の忘れられた作品を研究し、数々の傑作に再び命を吹き込み、彼ら自身の手で世に送り出し ています。ドン・ジョヴァンニが窓辺でつまびく典雅な旋律だけではない、ヴィルトゥオーゾの世界が展開されています! (Ki)

KLASSIC CAT
KC-1009(1CD)
リカルド・ラモテ・デ・グリグノン(1899-1962):4つの歌*
女の愛(ピアノと朗読の為の;全9曲)+
世紀末のバガテル(チェロとピアノの為の;全3曲)#
即興曲**
無伴奏チェロ組曲(全6曲)++
マルタ・マテウ(S)*
マック・マクルーア(P)*
イネス・ムラレダ(朗読+)
マルタ・モル・デ・アルバ(P)+
ビンセント・エリジエルス(Vc(#/++))
レズリー・ベリオ(P)#
クロマ・ボニン(P)**
スリップケース裏面のトラック表示に誤りがございます。恐縮ながらあらかじめご了承ください。プラスチックケース裏面(インレイ)の表示は合っております。

NUMERICA
NUM-1231(1CD)
フレデリック・ギフォード(1972-):ギターとフルートの為の作品集
aegjlns / corpse fragment I /
corpse fragment II
Janus [MOBILE 2011] (version 1)* /
corpse fragment III
MOBILE 2012 (version 1)* /
MOBILE 2010 (version 1)
Palestrina: Stabat Mater /
MOBILE 2010 (version 2)
corpse fragment IV /
MOBILE 2012 (version 2)+
corpse fragments V /
corpse fragments VI
Janus [MOBILE 2011] (version 2)* /
27 sonorities
ジェス・ランゲン(G(+以外))
シャンナ・グティエレス(Fl(*/+))

録音:ヌメリカ・スタジオ、パソス・デ・ブランダン、ポルトガル
フレデリック・ギフォードはアメリカ合衆国ペンシルヴァニア州ランカスターに生まれ、シカゴのデポール大学とノースウェスタン大学で学び2000年に音楽博士号を取得した作曲家・音楽プロデューサー。シャンナ・グティエレス、ジェス・ランゲンも合衆国の演奏家です。

ARCO DIVA
UP-0150-2(1CD)
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調 K.581*
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調「ハープ」Op.74
ラディスラフ・ルージチカ(Cl)
マルティヌーSQ
[ルボミール・ハヴラーク(Vn1) 
リボル・カニュカ(Vn2)
ズビニェク・パジョウレク(Va) 
イトカ・ヴラシャーンコヴァー(Vc) ]

録音:2012年1月13-14、17-18日、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ、チェコ
ラディスラフ・ルージチカはブルゼニュ音楽院、プラハ音楽アカデミー、ヴュルツブルク音楽大学(チェコ)で学んだチェコのクラリネット奏者。1991年から18年間国際貿易に携わり、事業を成功させ演奏家に復帰したという異色の経歴の持ち主です。

Musikmanufaktur Berlin
MMB-419(1CD)
ヴァンハル(1739-1813):弦楽四重奏曲「ホフマイスター」第2番
弦楽四重奏曲ヘ長調 op.33-3
弦楽四重奏曲イ長調op.33-2
カメジーナ・クヮルテット(ピリオド楽器使用)
【ヨハネス・ゲバウアー(Vn)、
カレン・ヴァルティンセン(Vn)、
イリーナ・アレクザンドロヴナ(Va)、
マルティン・ブルクハルト(Vc)】

録音:2011年7月27-29日、イエス・キリスト教会(ベルリン)
ドゥシークの弦楽四重奏曲(MMB 476)を世界初録音したファースト・アルバムも好評のピリオド楽器アンサンブル、カメジーナ・クヮルテットが、 18世紀のウィーンに活躍した音楽家ヴァンハル(1739-1813)の後期弦楽四重奏曲を収録した注目の新譜をリリースしました!近年は日本でも徐々に知 名度が高まりつつあるヴァンハルですが、クラシック音楽全体を見渡せば、まだまだ演奏の機会に恵まれない作曲家の一人といえましょう。しかも交響曲 や協奏曲が取り上げられる傾向にある中、彼の弦楽四重奏曲を取り上げた本アルバムは非常に希少!同時代に活動を共にしたハイドンやモーツァルトの作 品を強く思い起こさせる典雅な作風を持ちながら、時折ふっとシューベルトのようなロマン的な響きを垣間見せる、そんなヴァンハルならではの魅力にあ ふれた作品の数々が収録されています。いずれの作品も優美な旋律と随所に散りばめられているウィットの利いたアクセントが愉しく、「ディヴェルティメン ト」的な作品がお好きな方には特におすすめ!カメジーナ・クヮルテットの演奏は癖がなく、響きも爽やか。細やかな音の輪郭も明瞭で、非常にすっきり としたアンサンブルを組み上げています。ピッチ指定はA=421Hz。ちなみに、来たる2013年はヴァンハル没後200周年!この機会に是非とも聴いてお きたい希少盤です。
カメジーナ・クァルテットは2007年に設立されたピリオド楽器アンサンブル。その名はモーツァルトが1784年から1787年まで住み、弦楽四重奏曲(ハ イドン・セット)などを作曲した家「カメジーナ・ハウス」に由来しています。これまでドゥシーク、ヴァンハル、と現代ではマイナーな18世紀の音楽家 たちへ連続して焦点をあててきたカメジーナ・クァルテット。今後の演奏活動にも期待必至の注目団体です! (Ki)

DACAPO
MAR-8.226559(2CD)
DIEM〜DIEM25周年記念アルバム
<CD1>
アンカー・フィエルド・シモンセン(1944-):OktavIII(1988)
ヨナス.R.キルケゴー(1982-):802(2012)
ダニエル・ロスマン(1958-):南西の空(1988)
アン・オスターゴール:ハイパー・モーテル(2011)
カール・ベルクストローム=ニルセン:OmdrejningerII(1989)
ヨナス・オレセン(1979-)/モーテン・リース(1980-):Primx(2010)
イェンス・ウィルヘルム・ペデルセン(1939-):電子的な庭とその周辺(1989)
ペーター・ダールグレン(1980-)/リチャード・デヴァイン:Mad Bonce(2008)
ペア・ノアゴー(1932-):Arsfrise-91(1991)
ハルフダンE.(1965):イントロ(1993)
ウェイン・シーゲル(1953-):トゥネル・ヴィジョン(1995)
ビョルン・スヴィン(1975-):7 cirkleri 1matrix(2002)
マイケル・ニヴァング(1963-):コラージュIV,コロナ(1996)
ヴェクトラル(1983-):AC-3(2007)
リン・ティエルヘイ=トムセン(1960-):Triff:II.Lauria(1998)
ハンス・ハンセン:パッセース・モニュメンター(1999)
イェルゲン・テレル(1958-):スパークリング(2005)
ブリジット・アルステット:問題を試すには(2002)
ソーフス・フォルスベリ(1970-):宿題(2005)
ラスムス.B.ルンディング:殺戮法の学習に(2002)
様々な演奏者
DIEM(The DanishInstitute of Electronic Music… デンマーク電子音楽研究所)の開設25周年を記念して制作された2枚組のアンソロジーです。最新技術を駆使して、新しいサウンドを追求するために設立されたこの施設は、多くの優れた音を作り出してきました。この2枚組には、1987年から2012年までにDIEMで制作された音楽を収録。これらの多くは初リリースとなるもので、デンマークの現代音楽の一つの足跡を辿ることができるはずです。

Sono Luminus
DSL-92157(1CD)
アメリカーナ
コープランド:バレエ音楽「ロデオ」-ホーダウン
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」
バーンスタイン:「ウエスト・サイド・ストーリー」-クール
アメリカ民謡:シェナンドー
ガーシュウイン:3つの前奏曲
ビル・モンロー・メドレー-ウィリアム・モンロー
フィリップ・グラス:弦楽四重奏曲第3番「ミシマ」
〈ボーナス・トラック〉
アイリッシュ・ルーツ・メドレー
モダン・マンドリン・クァルテット
アメリカを象徴する様々な作品を、マンドリン四重奏で演奏するという魅力的なコンセプトアルバムです。もともと、ピアノと弦楽のための作品はマンドリン・アンアンブルに置き換えることは比較的可能に思えますが、やはり実際に演奏するには、持続音が出せないなどのそれなりの苦労があったはず。しかし、ここではそんな難所を全く感じさせることなく、見事に「アメリカン・スピリッツ」を再現しています。誰もが知っているドヴォルザークの「アメリカ」から、フィリップ・グラスまで新鮮な驚きを味わえます。モダン・マンドリン・クァルテットは1985年に設立されたアンサンブルで、20世紀初頭の楽器(2台のマンドリン、サイズが一回り大きいマンドラ、低音が出せるマンドロン・チェロ)を用いることで、通常の弦楽四重奏と同じ、もしくはそれ以上の作品の演奏が可能です。すでに様々な形態の90作品を演奏しています。このアルバムにもblu-rayディスクが同梱されており、5チャンネルのサラウンドで豊かな音場をお楽しみいただけます。

EM Records
EMR-CD003(1CDR)
ホルブルック&バントック
ホルブルック:ヴァイオリン・ソナタ第2番ヘ長調「グラスホッパー」(原典版)
バントック:ヴィオラ・ソナタ ヘ長調「コーリン」(世界初録音)
ルパート・マーシャル=ラック(Vn&Va)
マシュー・リッカード(P)

録音:2011年8月
「ヘブリディーズ交響曲」や「ケルティック交響曲」、ヘブリディーズ諸島の伝承曲や旋律を採り入れた作風が再評価を受けているバントックの世界初録音となるヴィオラ・ソナタ「コーリン」を収録。年の差は10歳ながらロマン派的な作風を持ち味としたホルブルックの「ヴァイオリン・ソナタ」とのコントラストにも要注目。
※EM Recordsはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Opera Tres
OPCD-1002(1CD)
【未案内旧譜】
5つの詩フルートとピアノの為の音楽
プーランク:ソナタ
グリディ(1886-1961):ティラナ
グアルニエリ(1907-1993):ソナティナ/3つの即興曲
エネスコ:カンタービレとプレスト
リベラ(1970):5つの詩[砂漠/謎/希望/紛争/記念の贈り物]
ボルヌ(1840-1920):カルメン幻想曲
エウヘニア・モリネル(Fl)
ロブ・ブルック(P)

録音:2001年11月、WFMT・ラジオ放送スタジオ、シカゴ、アメリカ合衆国(C)(P)Orobroy
エウヘニア・モリネルはロッテルダム音楽院で学んだスペインのフルーティスト。
※レーベル表示は「OROBROY」となっており、本体・外装に「OPERA TRES」の表示はございませんので、ご注意ください。

Columna Musica
1CM-0276(1CD)
リスト:チェロとピアノの為の作品全集
悲歌 第2番 S.131
悲しみのゴンドラ S.134
おお優しい夕星よ S.380*
5つのルーマニア舞曲 S.129a*
プスタの哀愁 S.379b*
忘れられたロマンス S.132
悲歌 第1番 S.130b
アンシェヌマン(コンソレーション第1&4番)S.382a
尼僧院の僧坊(悲歌)S.382
「パルジファル」より、聖杯への厳かな行進曲 S.720a*
トリノ・スリタ(Vc)、アントニオ・シモン(P)

録音:2011年12月6-8日、バルセロナ音楽博物館、スペイン
使用楽器:1893年、ヴィチェンツァ、フランチェスコ・ラッツァレッティ製(Vc)
1884年、エラール製、バルセロナ音楽博物館所蔵(P)
トリノ・スリタは1976年スペインのアンテケラに生まれマラガ音楽院とモスクワ音楽院で学んだチェリストで、「カザルス以前のチェロ奏法」の研究者。アントニオ・シオンは1976年スペインのハエンに生まれたピアニストで、リストのスペシャリスト。*は世界初録音と表示されています。
Columna Musica
1CM-0281(1CD)
クアルテット・タラゴギター・クアルテットの為の音楽
フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):4つのマドリガル[Esclarecida Juana / Oi Joseph! / Nino Dios d'amor herido
Todo quanto pudo dar]
トゥリナ(1882-1949):闘牛士の祈り
ストラヴィンスキー:組曲第1番&第2番〜5つの小品[行進曲/ナポリターナ/アンダンテ/ポルカ/ギャロップ]
モンサルバジェ(1912-2002):3つの協奏的舞曲
カルレス・ギノバルト(1941-):錬金術
アントニオ・ルイス=ピポ(1934-1997):4の為の4
ジョアキン・オムス(1906-2003):クアドリガ
リェオナルド・バラダ(1933-):覚え書き; 垂直/平坦/層/高さ/固執
クアルテット・タラゴ
ラウラ・アルメリク、
マヌエル・カルヴェ、ジョルディ・クディナ、
ジュゼプ・ジュアン・エンリケス(G)

録音:1975年10月、スタジオ・ジェマ、バルセロナ、スペイン
バルセロナのリセウ音楽院ギター科教授ガルシア・タラゴの名を冠したタラゴ・クアルテット(1971-1988)の音源復刻盤。
Columna Musica
1CM-0283(1CD)
ジェラード、オムス:室内楽作品集
ロバート・ジェラード[ロベルト・ジェラルド](1896-1970):映画「Secret People」の為の練習曲(ヴァイオリン,クラリネットとピアノの為の;1952)*
ジョアキン・オムス(1906-2003):無伴奏クラリネットの為の独白(1972)
ジョアキン・オムス:ヴァイオリンとピアノの為の即興曲
ロバート・ジェラード:クラリネットとピアノの為のソナタ(1928)
 2つの覚え書き(1921-1922)
ジョアキン・オムス:クラリネットとピアノの為の2つのインヴェンション(1963)
ジョアキン・オムス:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1941)
ロバート・ジェラード:ヴァイオリン,クラリネットとピアノの為のアンダンティーノ(1929)*
ジョアキン・オムス:クラリネットとピアノの為の三重奏曲(1974)
ダビド・バリェステロス(Vn)
クリスト・バリオス(Cl)
グスタボ・ディアス=ヘレス(P)

録音:2011年11月27-29日、アダン・マルティン・コンサートホール室内楽ホール、テネリフェ、スペイン
*は世界初録音と表示されています。
Columna Musica
1CM-0295(1CD)
ガブリエル・ブルンシク(1942-):バルセロナ時代の音楽 1974-2011
ホルヘ・ペニャ・エンの称賛の為のクエカ(1974-1976)*
コントラバホ=コンセルト(2003)+
風の家(1996)#/変奏曲(1975)**
バルセロナのポリフォニー(1975)++
3つのラッパ(1986)##
ダバロス=チェルビト・ギター・デュオ*
ダニエル・キーンツィ(コントラバスサクソフォン+)
アンサンブル・モザイク#
ガブリエル・ブルンシク(シンセサイザー**)
グループ・2e2m++ポール・メファノ(指)++
ハリー・スパルナーイ(バスクラリネット##)

録音:1978年、ベサル、ジロナ、スペイン*/2003年、パリ、フランス+
1998年、ベルリン、ドイツ#
1975年**、1983年++、2011年##、バルセロナ、スペイン(**/++/##)
チリ生まれのクロアチア系作曲家ガブリエル・ブルンシクのバルセロナ移住後の作品集。

IVM
PMV-009(1CD)
ビセンテ・マルティン・イ・ソレル(1754-1806)/ヨハン・ヴェント(1745-1801)編曲:歌劇「ディアナの木」によるハルモニームジーク エルス・ソナドルス

録音:2007年12月4-8日、聖マリア教会コンサートホール、アルバラシン、スペイン
スペイン、バレンシア出身の作曲家マルティン・イ・ソレルの歌劇・ブッファの代表作を、ボヘミア出身でウィーンで活躍したオーボエ奏者・作曲家ヴェントが管楽8パート(オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット各2)とコントラバスのために抜粋編曲した版を演奏。エルス・ソナドルスはおそらくバレンシア地方に本拠を置くスペインのピリオド楽器アンサンブル。

HATART
HATART-181(1CD)
ラウンド・ミッドナイト
オリヴァー・シュネラー(B.1966):音響空間(Resonant Space)(2007)
ギレルモ・グレゴリオ(B.1941):4つの部分からなる構造物(2008)
ファブリツィオ・ラト・フェッレーロ(B.1983):L’abito Non Fa Il Monaco(2007)
ステファン・ワース(B.1975):スタンダーズ(2010)
マクロコスモスQ
【ウフク&ババール・デルドゥンキュ(P)
フランソワ・ヴォルペ&セバスティアン・コルディエル(打楽器)】

録音:2008年 8月
ピアノ2名と打楽器2名で構成されるマクロコスモス四重奏団が送る、セロニアス・モンク、言わずと知れた大ジャズ・ピアニストに捧げる1枚。タイ トルの「ラウンド・ミッドナイト」は、モンクの代表作で、後にマイルス・デイヴィスが「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」というタイトルでレコードをリリー スし、このデイヴィスの演奏でもとりわけ親しまれている名曲です。
マクロコスモス四重奏団の委嘱を受けたシュネラー、グレゴリオ、フェッレーロ、ワースという4人の作曲家は、世代は様々ですが、いずれもモンクを 崇拝する人物。とはいえ、モンクの音楽を聴いてモンクに染まってしまったのではなく、モンクの音楽によって自らのアイデンティティを更に確固たるもの にした作曲家たちです。どれもエッジの効いた現代音楽でありながら、どこかモンクを思わせるピアノを打楽器的に奏でたパッセージが断片的に聴こえ、「ラ ウンド・(アバウト・)ミッドナイト」の世界の煙たい空気がふっと薫るなど、実におしゃれで凝ったモンクへのオマージュとなっています。 (Ki)
HATART
HATART-165(1CD)
リュック・フェラーリ(1929-2005):作品集
ないしょの話(1987-1988)〜ピアノとパーカッションのための(世界初録音)
ヴィザージュ�T(1956)〜ピアノのための
ソナティヌ・エリーブ〜ピアノのための(1953-54)(世界初録音)
細胞75-不自然なリズムと不自然にされたカデンツァ〜ピア,、打楽器とテープのための
井上郷子(P)
松倉利之(パーカッション)

録音:2004年7月
フェラーリは、「日常のなかにすでに存在する音を録音して、加工・編集することであるひとつの音楽作品を作ろう」とするフランスで生まれたミュジック・ コンクレートの作曲家。自分が日常生活を送る音を録音したりした作品も知られていますが、ここでは楽器のための作品が収録されています。ピアノを演 奏する井上は、フェラーリと交流があり、日本でもフェラーリ作品をとりあげたリサイタル企画をするなど、フェラーリ作品の演奏には定評があります。実 際にこのレコーディングもフェラーリの立ち会いのもと行われました。フェラーリが目指していたところの「逸話的音楽」ともいうべき独特の世界が見事に 展開されています。といってもただ漠然とした音楽なのではなく、「私たちは熱心に議論し、フェラーリは個々の部分について説明をしてくれた。リュックは、 彼が書いた音について、常に非常に明確なイメージと言いたいことを持っていた。」と井上も述べているとおり、明確な意図に裏付けられた一貫した物語 が形作られています。自由で無調の音楽の中に、なぜかストンと納得がいき、馴染みやすいものがあるフェラーリの魅力を感じる1枚です。

ALMAVIVA
HOM-13120(1CD)
フルートとマリンバ〜現代スペイン女性作曲家たちの作品集
テレサ・カタラン(1951-):プルアの歌[La cancion de Prua]
カルメ・フェルナンデス・ビダル(1970-):変容 II[Metamorfosi II]
マリサ・マチャド(1956-):5つの色[Five Colours]
コンスエロ・ディアス(1958-):緑と黒[Verde y negro]
ディアナ・ペレス・クストディオ(1970-):沈黙の島[La isla del silencio]
ロサ・ロドリゲス・フェルナンデス:発信[Envoi]
ドロレス・セラノ・クエト(1967-):索具と船具の間の踊り[Baile entre jarcias y aparejos]
イルミナダ・ペレス・フルトス(1972-):沈黙の詩[Versos en silencio]
マリア・ルイサ・オサイダ(1939-):組曲
アントニオ・アリアス(Fl)
エステラ・ブラスケス(マリンバ)

PAVIAN
PM-0058-2(1CD)
スーパー・トリアンゴ(超級探戈三重奏)
A Media Luz / El Choclo / By the Bank of River Shu / Adios Muchachos
La Cumparsita / Old Dream Lingers On / Caminito / Volver
When Will You Come Again? / Melancolico / Orlando Goni / Maria
Adios Nonino / Lo Que Vendra / Calle Cabildo
ペテル・ブレイネル(P)
ボリス・レンコ(アコーディオン)
スタニスラフ・パルーフ(Vn)
ゲスト:ティナ・グオ(Vc)

録音:2010年2月12-14日、ファトラ芸術館、ジリナ、スロヴァキア

スロヴァキア音楽財団
SF-0061-2(1CD)
ロマン・ベルゲル(1930-):メメント
メメント−ミルコ・フィリプの亡き後に(管弦楽の為の;1973)*
ヤン・ブラニの為のアダージョ(ヴァイオリンとピアノの為の;1987)+
子守歌(アルトとピアノの為の;1991)#
コルチャックの記念に−断章(弦楽四重奏の為の;2000)**
チェコスロヴァキアRSO*
ビストリーク・レジュハ(指)*
パヴェル・ボガチ(Vn)+
ダニエラ・ヴァリーンスカ(P)+
ダニサ・シュレプコフスカー(A)#
ダニエル・ブラノフスキー(P)#
エヴァルト・ダニエル、ヴラジミール・ベレニーク(Vn)**
ペテル・ズヴィーベル(Va)**
エヴァ・チェルマノヴァー(Vc)**

録音:1992年、ライヴ
ロマン・ベルゲルはポーランドのチェシンに生まれ、1952年に政治的理由により家族とともにブラチスラヴァに移住した現代スロヴァキア作曲界の重鎮。
スロヴァキア音楽財団
SF-0065-2(1CD)
パヴォル・バギン(1933-):室内音楽集
弦楽四重奏の為の前奏曲集(1999)*
ピアノの為のスケルツォ(1971)+
無伴奏フルートの為のパストラーレ(1979)#
水彩画(管楽五重奏の為の;1977)**
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロの為の三重奏曲(2000)++
ピアノの為のロマンティック小品集(1992)##
詩的ムード(オーボエ、クラリネットとファゴットの為の;1996)***
コシツェSQ+
[オンドジェイ・レヴィト(Vn1)
ミラン・イロウト(Vn2)
ヨゼフ・キーシュカ(Va)
ユライ・ヤーノシーク(Vc)]

アレクサンデル・カッタリーノ(P)+
ミロシュ・ユルコヴィチ(Fl)#
ブラチスラヴァ管楽五重奏団**
[ズザナ・パシュテーコヴァー(Vn)++
リュドミラ・ホシュコヴァー(Va)++
カタリーナ・クレイノヴァー(Vc)++
ダニエラ・カルドショヴァー(P)##
イゴル・ファーベラ(Ob)***
ヨゼフ・リュプターチク(Cl)***
ローベルト・メシナ(Fg)***)]
パヴォル・バギンはエウゲン・スホニュ(1908-1993)に師事したスロヴァキアの作曲家・指揮者。1999年から2010年までスロヴァキア作曲家連盟総裁を務めました。
スロヴァキア音楽財団
SF-0066-2(1CD)
ユライ・ベネシュ(1940-2004):室内音楽集
Going to (6つのチェロの為の;1994)*
間奏曲第3番(2台のピアノの為の;1987)+
フヴィエズドスラフのテキストによる3つのモノディ(ソプラノ、2つのヴァイオリン、チェロとチェンバロの為の;1979)#
Duree Ω(オルガンの為の;2002)**
俳句(ソプラノとツィンバロムの為の12の歌;1999)++
ブランブル大佐のワルツ(11人の奏者の為の;1975)##
ヨゼフ・ポドホランスキー、
ユライ・アレクサンデル、
ヤーン・スラーヴィク、
エウゲン・プロハーツ、ボリス・ボホー、
チャバ・ラーチ(Vc)*
ノラ・スクタ、ニキ・スクタ(P)+
マルタ・ニトラノヴァー(S)#
クイード・ヘルブリング、
アンナ・ヘルブリンゴヴァー(Vn)#
ヨゼフ・シコラ(Vc)#
アレクサンデル・カッタリーノ(Cemb)#
マリア・ニトラーノヴァー(P)#
ユライ・ベネシュ(指)#
ヤン・ヴラジミール・ミハルコ(Org)**
日向野菜生(S)++
エニケー・ギンゼリ(ツィンバロム++)
ブラチスラヴァ室内アンサンブル##
ダニエル・ガゾン(指) ##
ブラチスラヴァ音楽アカデミー教授を務めたユライ・ベネシュは、1960年代スロヴァキア音楽におけるアヴァンギャルド・ムーヴメントの旗手的存在でした。

INVIOLATA
INVIOLATA-1101
(1CD)
ヴィオラとピアノの為の作品集
シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ.D.821
メンデルスゾーン:ヴィオラ・ソナタ.ハ長調(1824)
シューマン:おとぎの絵本 Op.113(1851)
ディミトリ・マットゥ(Va)
アンジェラ・オリヴィエロ(P)

録音:2011年4月、オリヴェル・スタジオ、カリアリ、サルデーニャ州、イタリア
ディミトリ・マットゥは1995年以来カリアリのパレストリーナ音楽院ヴィオラ科教授を務めているイタリアのヴィオラ奏者。カリアリ弦楽三重奏団のメンバーでもあります。モダーン楽器使用。

HEVHETIA
HV-0045-2(1CD)
コンテンポラリー・リフレクションズ
イヴァン・ブッファ(1979-):ロカッテリ・カプリス(2008)*
イヴァン・ブッファ:無伴奏ヴァイオリンの為のカプリス(2006)
シャリーノ(1947-):五重奏曲第1番(1976)
ミカエル・ジャレル(1958-):Assonance VI(1991)
ベント・セアンセン(1958-):The Lady and the Lark(ヴィオラとアンサンブルの為の;1997)
ベリオ:O King(1968)
オリヴェイラ(1959-):ピラミッド(2台のピアノの為の;1998)
ペトラ・バフラター(1975-):Eyes Wide Shut(2008)
クアサルス・アンサンブル
マレク・ズヴィーベル(Vn)*
イヴァン・ブッファ(指)

録音:データ記載なし

MA Recordings
MA-J508(1CD)
19世紀における珠玉のピアノ五重奏作品集Vol.1
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調「ます」D. 667
フンメル:ピアノ五重奏曲 変ホ短調 Op. 87
デンハーグピアノ五重奏団
【小川加恵(フォルテピアノ)、
高橋未希(Vn)、アダム・レーマー(Va)
山本徹(Vc)、角谷朋紀(Cb)】

録音:2011年8月31日-9月2日、デンハーグ、デルフト・カトリック教会
録音エンジニア:タッド・ガーフィンクル(Ma recordings)
第16回ファン・ ワセナール国際アンサンブルコンクールで優勝し、ヨーロッパデビューを果たした今話題のアンサンブルのデンハーグピアノ五重奏団がついにCDデビュー!非常に高い演奏技術と豊かな表現力をもった当団が傑作「ます」に挑みました。今後ますますの活躍が期待される彼らの瑞々しい音楽をご堪能ください。
=天才録音技師タッド・ガーフィンクル氏こだわりの録音=
録音にはMAレコーディングズの特別改造されているコルク社のMR-2000SのDSDレコーダーを、マイクロフォンはMAレコーディングズ専用のラインレベル出力の世界で2本しかない特別もの使用。またマイクロフォンケーブルはUSAのSTEREOLAB社のカスタムメイドの採用し、非常にリアルな音声をとらえております。
=デンハーグピアノ五重奏団=
オランダ王立デンハーグ音楽院古楽科で学んだメンバーを中心に、2008年発足。2009年オランダ、ユトレヒト古楽音楽祭でデビューし、その後も2010年バルセロナ古楽音楽祭(スペイン)、サント古楽音楽祭(フランス)、アントワープ古楽音楽祭(ベルギー)などヨーロッパの主要な古楽音楽祭に招聘される。2011年度TYリミテッドサポートプログラムによるレコード支援対象団体に選ばれ、2012年7月には当団初となる、CD「19世紀における珠玉のピアノ五重奏作品集Vol.1」(MA J508)が発売される。2011年11月、オランダ、アムステルダムで行われた第16回ファン?ワセナール国際古楽アンサンブルコンクールにて第1位を受賞。2012-2013年にかけてオランダ、ベルギーにて優勝記念ツアーが予定されている。 (Ki)

Audiomax
903-1703-6(1SACD)
オランダのチェロ・ソナタ集Vol.4
シェーファー:チェロ・ソナタ.ハ長調Op.13
ボスマンス:3つの即興曲、
 チェロ・ソナタ.イ短調
エッカン:ジュジュ・メカニーク、
 田舎娘の踊り、サハロフのための踊り
ドリス・ホッホシャイト(Vc)
フランス・ファン・ルート(P)

録音:2011年3月
オランダのチェロ・ソナタ集第4巻は、コンセルトヘボウ管の首席チェリストを務めたジェラール・エッカン(1879−1942)など3人の音楽家たちの作品集。
オランダの円熟した後期ロマン派の作風を感じさせるシェーファー、ボスマンス、エッカンのチェロ作品は、同世代のユリウス・レントヘンの音楽にも比肩し得る魅力があります。
Audiomax
703-1682-2
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」
ピアノ三重奏曲第3番ヘ短調Op.65
マックス・ブロート・トリオ

録音:2010年9月
マックス・ブロート・トリオは、フランツ・カフカの友人であり、作曲家、評論家として活躍したチェコのユダヤ系作家マックス・ブロート(1884−1968)の名を冠するボヘミア、ドイツ、オーストリアの多国籍トリオ。ケルスティン・シュトラスブルクのピアノが美しく光るドヴォルザークは、民族色と幻想性を醸し出しています
Audiomax
946-1623-6
(1SACD+DVD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調Op.135
シューマン:弦楽四重奏曲第1番イ短調Op.41-1
 弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.41-2
ベートーヴェンSQ

録音:2010年1月
※日本語解説付き
ショスタコーヴィチの生誕100周年を記念した2006年に結成された"新しい"ベートーヴェンSQのドイツ・プログラム。ヴィオラには、1989年のミュンヘンARD国際コンクールで最高位入賞を果たし、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバーとしても活躍する小林秀子が参加しています。
※DVD-VideoはPAL方式対応のプレーヤー、PCでのみ再生可能です。


Champs Hill Records
CHRCD-034(2CD)
★
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調Op.21
ピアノ三重奏曲第3番ヘ短調Op.65
ピアノ三重奏曲第2番ト短調Op.26
ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」
グールド・ピアノ・トリオ
〔ルーシー・グールド(Vn)、
アリス・ニアリー (Vc)、
ベンジャミン・フリス(P)〕

録音:2011年6月15日−17日
“圧倒的表現力!グールド・ピアノ・トリオが王道作品で真価を問う!”
2011−12シーズンで創立20周年を迎えたイギリスのアンサンブル、グールド・ピアノ・トリオの快進撃は、どこまで続くのでしょうか?彼らの録音は、ナクソスのイギリス音楽(中でもアイアランドのピアノ三重奏曲が絶品! 8.570507)などの比較的マイナーな作品が中心でしたが、いよいよ王道作品でその真価が明らかとなりました。ここでも純粋な感性を素直にぶつけた清々しい名演奏を展開!「第1番」第1楽章冒頭のヴァイオリンからして心は遠い昔に飛んでおり、早速に本物の感動に出会えることを確信させます。ドヴォルザークの特有のローカルな味わいは全て楽譜に盛り込まれているのだから、小細工不要で自分たちはただ感じたままを表現すれだけ、といった信念のようなものが全体に漲り、それがニュアンスの張りに結びついています。展開部から再現部にかけての堂々たる進行は、まさにその象徴。コーダでは、ピアノが朝露の最後の雫を落としながら得も言われぬ余情を醸し出します。
「第3番」第2楽章の血が吹き出しそうなほど濃厚な表現にも圧倒されます。ここでは核となるピアノの色彩表出力が大貢献。エレガントな中間部でさえ音の末節まで感じきっており、音楽は常に飽和状態。
有名な「ドゥムキー」に至っては、遂にこれ以上不可能と思えるほどの多彩なニュアンスを表出。名盤がひしめく中で、ここまで輝かしい存在感を見せるとは思いもよりませんでした。テンポ緩急のコントラストの妙を自ら堪能しつつ、体全体でその醍醐味を聴き手に投げかける演奏は滅多にないでしょう。特に第2楽章の緩やかな部分の迫真のニュアンスは鳥肌ものです!
録音のクオリティも含め、室内楽ファンのみならず全音楽ファンにお聴きいただきたい逸品です!【湧々堂】

TXA
TXA-12003(1CD)
アウト・オブ・ブルー
ガラパゴス/小さな歌
ジャングルの声/アウト・オブ・ブルー
子守歌/幽霊トリオ/サブマリン
恋の痛み/ネットの中で
トンボの羽/イエンナ
ペトルーシュカの綱渡り/陳列
零下の墓碑/ラクリモサ
トリオ・ゼロ
【コリンヌ・シャペユ(Vn)、
アレクサンダー・シュライマン(Vc)、
フランツ・フンメル(P)】

録音:2012年
ヴァイオリン交響曲「福島」の作者にしてピアニストのフランツ・フンメル率いるトリオ・ゼロ。このアルバムの凄さは、すべて彼らの創作でありながら、 事前の打ち合わせも一切ないまま「あんたから始める?」「いや、今回はあなたからお願いしたい」という風に進んだとのこと。まさに天才による即興の貴 重な記録と申せましょう。 (Ki)

Guild
GMCD-7381(1CD)
フリビンス:弦楽四重奏曲第2番「アフター・クローマー」
ハイドン前奏曲/ピアノ協奏曲
ヴィオラとピアノのための幻想曲
ダイアナ・ブレカロ(P)、
ロベルタス・セルヴェニカス(指)
ロイヤルPO、チリンギリアンSQ、
サラ=ジェーン・ブラッドリー(Va)、
アントニー・ヒューイット(P)
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェに作曲を学んだ現代イギリスの秀才作曲家、ピーター・フリビンス(1969−)の作品集第2巻。ハイドンの旋律を用いた「ハイドン前奏曲」や、近現代イギリスの新しいレパートリーに加わると評される「ピアノ協奏曲」など、旋律や調性を重視した作風は英国内外で高い評価を受けています。
Guild
GMCD-7369(1CD)
マッケイブ:クラリネットのための室内楽作品集
クラリネット,ヴァイオリンとチェロのための楽章
クラネット,チェロとピアノのためのソナタ
フォヴェール・ロンドー
クラリネット五重奏曲
リンダ・メリック(Cl)、
アーロン・ショーア(P)、クロイツェルSQ
イギリスの名コンポーザー=ピアニストであり、英国音楽協会の会長を務める大物音楽家、ジョン・マッケイブ(1939−)のクラリネットのための室内楽作品集。これまでに40以上の委嘱作品の初演を行ってきた近現代音楽のスペシャリスト、リンダ・メリックのクラリネットが、緊張感に満ちたマッケイブの世界を構築しています。

JCL Records
JCL-516(1CD)
R・シュトラウス:チェロ・ソナタ.ヘ長調Op.6
ブラームス:チェロ・ソナタ.ホ短調Op.38
テュイレ:チェロ・ソナタ.ニ短調Op.22
ジェイミー・ウォルトン(Vc)、
ダニエル・グリムウッド(P)

録音:2009年3月31日−4月1日
イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの最後の弟子の1人であり、シグナム・クラシックスをメイン・ステージとして活躍中のチェリスト、ジェイミー・ウォルトンの"ドイツのチェロ・ソナタ集"。得意とするロマン派以降の音楽を幅広く演奏してきたウォルトンのチェロが、ブラームスと次世代のR・シュトラウス&テュイレの「ソナタ」を濃密な演奏で聴かせてくれます。
JCL Records
JCL-512(1CD)
バーント・シエンナ
ヘリング:太陽神スーリヤの鏡
作曲者不詳:ショーロ
パウエル:名前のないワルツ
ウルクズノフ:4つのブルガリア舞曲
ペルナンブーコ:鐘の響き、ヘボリーソ
ピアソラ(アサド編):ブエノスアイレスの四季
ラウロ:ベネズエラ風ワルツ第3番「ナタリア」
ヴィラ=ロボス:ショーロ第1番
ヘリング:コメディー広場
カール・ヘリング(G)、
ブーピンデル・シン・チャガール(タブラ)、
デミ・ガルシア・サバト(カホン&ティナハ)

録音:2007年3月23日−24日
カール・ヘリングは、英国王立音楽アカデミーのファースト・クラス出身でジュリアン・ブリーム賞を授与されたイギリスの若手ギタリスト。"南米"のピアソラやパウエル、ペルナンブーコ、"東欧"ブルガリアのコンポーザー・ギタリスト、ウルクズノフ、"西欧"ヘリングの自作自演を、ギター、タブラ、カホンとティナハが繋ぎます。

Saxophone Classics
CC-4006(1CD)
マイケル・デューク〜デュオ・サックス
コッククロフト:スラップ・ミー
デュボワ:6つのカプリース
ヒンデミット:演奏会用小品
ギャラント:サックスサウンズ�V
シュトックハウゼン:少年のデュエット
ラウバ:アルス
マデルナ:ディアロディア
スタンホープ:エアー
アドラー:コントラスティング・インヴェンションズ
ケイ:ハニー/ラム:ベアフット・ダンス
マイケル・デューク(Sax)、
ジェフ・エメリック(Sax)、
マイケル・リフノフスキー(Sax)、
カーティン・ケイ(Sax)、
アンナ・デューク(Sax)
エキサイティングなサクソフォン・デュオを繰り広げるマイケル・デュークは、ユージン・ルソー、ジャン=イヴ・フルモー、アルノ・ボーンカンプという錚々たる面々にサクソフォンを学び、クラシック、ジャズの両ジャンルで活躍するオーストラリアのサクソフォン・プレーヤー。"サクソフォン"と"サクソフォン"のサウンド、テクニックのぶつかり合い、コラボレーションから生まれるアンサンブルが、サクソフォンの多様性と柔軟性をたっぷりと楽しませてくれます。

Cello Classics
CC-1024(1CD)
ユリウス・クレンゲル〜セレブレーション
クレンゲル:シューマンの主題による奇想曲
バッハ:サラバンド*
クレンゲル:3つの小品
タルティーニ:アダージョ*
クレンゲル:小組曲
コスマン:タランテラ*
クレンゲル:即興曲
ポッパー:マズルカ*
クレンゲル:賛歌
ユリウス・クレンゲル(Vc)*、
ラファエル・ウォルフィッシュ(Vc)、
チェロ・クラシックス・アンサンブル

録音:2009年−2011年
*=モーガン・ロバーツによるリマスター
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の首席チェリスト、作曲家、フォイアマンやプリース、ピアティゴルスキー、スッジアといった世界的名手たちを育てた名匠ユリウス・クレンゲルへのトリビュート。現在のイギリスの名チェリスト、ウォルフィッシュとその仲間たちによるクレンゲルの音楽、クレンゲルが弾いたバッハやタルティーニの演奏の復刻がリンクすることにより、"音楽家クレンゲル"の偉大な功績がチェロによって語られます。
Cello Classics
CC-1027(2CD)
★
キース・ハーヴィー〜献呈...音楽人生に
モンテヴェルディ:アリアンナの嘆き
バッハ(ブゾーニ編):半音階幻想曲とフーガ
スクリャービン:ロマンス イ短調
チャイコフスキー:秋の歌
ストラヴィンスキー:ロシアの乙女の歌
シャポーリン:スケルツォ
ガーシュウィン(ハイフェッツ編):ベスよ, お前はおれのもの、そんなことはどうでもいいさ
ニン:ムルシアーナ、サエタ、
 アンダルシア
ポルディーニ:踊る人形
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
デュパルク:悲しき歌
カントルーブ:オーヴェルニュのブーレ
アクロン:ヘブライの旋律
カステルヌオーヴォ=テデスコ:海の歌
伝承曲(ハイフェッツ編):Gweedore Brae
ブラームス:4の厳粛な歌〜第3番
パーセル:しばしの音楽
リース:3つのロシアのアリアによる変奏曲
グリーグ:最後の春
グリエール:ロマンス ニ長調
プロコフィエフ:ワルツ、行進曲
ショパン(クライスラー編):マズルカ.イ短調
シマノフスキ:練習曲変ロ短調
パガニーニ:ロッシーニのモーゼの主題による変奏曲、カプリース第5番(シルバ編)
ハルフテル:恋人のセレナーデ、プレゴン
レーガー:前奏曲、変奏曲
サティ:ジムノペディ
ドビュッシー:美しい夕暮れ
エルガー:さようなら
キース・ハーヴィー(Vc)、
リン・ヘンドリー(P)、メラリン・ナイト(P)
ピーター ペッティンガー(P)
ガブリエリSQの創設メンバーであり、ロンドン・フィル、イギリス室内管の首席奏者を務めるなど、50年以上にわたってイギリス・チェロ界で重要なポジションを担ってきたキース・ハーヴィー。ハーヴィーが選んだ37曲の小品にはフェリアー、ロストロポーヴィチ、カザルス、フォイアマンなどの副題が付けられており、それぞれの音楽がキース・ハーヴィーの音楽家人生での出会いを表現しています。

Clarinet Classics
CC-0066(1CD)
クラリネットとピアノのためのポーランド作品集
ペンデレツキ:3つの小品
シャウォフスキ:ソナチナ
ラートハウス:クラリネット・ソナタOp.21
ペルコフスキ:クラリネット・ソナタ(世界初録音)
モス:哀歌第5番(世界初録音)
ルトスワフスキ:ダンス・プレリュード(舞踏前奏曲集)
ジャン=マルク・フェサール(Cl)、
ヤドヴィガ・レフチュク(P)

録音:2010年8月
クラリネット・プレーヤーの重要レパートリー、ペンデレツキやルトスワフスキを収録した近代ポーランドのクラリネット作品集!名教師ナディア・ブーランジェの門弟ピオトル・ペルコフスキ(1901−1990)とピオトル・モス(1949−)の作品は、このフェサールの演奏が世界初録音。フレンチ・クラリネット・スクールの伝統を受け継ぐジャン=マルク・フェサールは、ベルギーのブリュッセル王立音楽院で教授を務めるフランスのクラリネッティスト。
Clarinet Classics
CC-0062(1CD)
ハリス:クラリネットのための室内楽作品集
ソナチナ/映像/アダージョ
ディヴェルティメント/三重奏曲
電車の音楽/不幸なツチブタ
狩猟にて/室内ソナタ/猫と鼠
王たちのパレード
6つのクレリヒューの歌/5声の組曲
ファンタスティカル・マイクロ
序奏、主題と変奏
ヴィクトリア・ソームズ・サメク(Cl)、
マイケル・ベル(P)、
ロバート・ハーディ(ナレーター)、
アレン・ラドクリフ(ソプラノ&ナレーター)
キンバーリー・イースター(Cl)、
イースト・ウィンズ

録音:2010年7月
イギリスのコンポーザー=クラリネッティスト、ポール・ハリスの室内楽作品集は、クラリネット・クラシックスの創立20周年記念タイトル。ハリスはこれまでに600以上の作品を出版しており、ジュリアン・ブリスのために作曲された「序奏、主題と変奏」など、リリカルでメロデッィックなスタイルは高評価を受け続けています。

Omnibus Classics
CC-5004(1CD)
ドーズ:室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ
ホルンのためのソナチネ
ヴァイオリンのためのエレジー
チェロ・ソナタ/クラリネット・ソナタ
エマ・ジョンソン(Cl)、
スティーヴン・スターリング(Hrn)、
ジェマ・ローズフィールド(Vc)、
マシュー・トラスラー(Vn)、
ゴードン・バック(P)
ジュリアン・ドーズ(1942−)は、エルガーやヴォーン=ウィリアムズ、フィンジの音楽に通ずる英国の田園風景、牧歌的雰囲気を生み出すことができる作曲技法の持ち主。エマ・ジョンソンやスティーヴン・スターリング、ジェマ・ローズフィールドなどの名手たちの存在が、ドーズの音楽への注目度の高さを示してくれます。

ARCO DIVA
UP-0053-2(1CD)
ヴェイネル、クレッパー、ブロッホ、シュールホフ:協奏曲集
ラースロー・ヴェイネル(1916-1944):フルート、ヴィオラ、ピアノと弦楽合奏の為の協奏曲
レオン・クレッパー(1900-1991):フルート、ヴィオラと弦楽合奏の為の協奏曲
ブロッホ:フルート、ヴィオラと弦楽合奏の為の協奏曲
シュールホフ:フルート、ピアノと室内管弦楽の為の二重協奏曲
カスパル・ツェーンダー(Fl)
ミラン・ラディチ(Va)
エヴァ・アロウトゥニャン(P)
カペッラ・イストロポリターナ
ロベルト・マレチェク(リーダー)
ARCO DIVA
UP-0133-2
(1SACD)
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第14番変イ長調 Op.105 B.193
弦楽四重奏曲第13番ト長調 Op.106 B.192
マルティヌーSQ
【ルボミール・ハヴラーク(Vn1)
リボル・カニュカ(Vn2)
ズビニェク・パジョウレク(Va)
イトカ・ヴラシャーンコヴァー(Vc)】

録音:2011年10月28-30日、12月2-4日、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ

ENZO Recordings
EZMS-50001
(CDマキシシングル)
ロック・オブ・ブラス・クインテット Vol.1
ジミ・ヘンドリックス:紫のけむり(山路敦司:編)
レッド・ツェッペリン:移民の歌(一ノ瀬響:編)
EL&P:「タルカス」〜「噴火」(EZMS-50002三楽章組曲版とは別バージョン・鶴見幸代:編)
ブラス・エクストリーム・トウキョウ
[曽我部清典&佐藤友紀(Tp)、
堂山敦史(Hrn)、
村田厚生(Tb)、渡辺功(Tub)]

ENZO Recordings
EZMS-50002
(CDマキシシングル)
ロック・オブ・ブラス・クインテット Vol.2
EL&P:「タルカス Tarkus」 金管五重奏版組曲 全3楽章(鶴見幸代:編)
 I. 噴火(EZMS-50001とは別バージョン)
 II. ストーンズ・オブ・イヤーズ─ミサ聖祭─戦場
 III. マンティコア─アクアタルカス
ブラス・エクストリーム・トウキョウ
[曽我部清典&佐藤友紀(Tp)、堂山敦史(Hrn)、
村田厚生(Tb)、渡辺功(Tub)]
ボーカロイド:巡音ルカ(ボーカロイド制作:安野太郎)
ラシックジャンルからの視点で復権を果たしたピアソラと同じく、ロック黄金期の名曲をクラシック、及び現代音楽の視点から新たに検証し、「現代の 古典」として読み解くことを目指す企画。 日本のトップに位置するコンテンポラリー金管楽器奏者と個性あふれる若手現代音楽作曲家らとのコラボレーションから生まれる新たな化学反応は、発売 前からすでに大きな注目を集めています。 金管楽器の技巧を限界まで駆使し、MIDI 音源及びボーカロイドまで加わった斬新かつジャンル横断的な試みです。 曽我部清典は日本のトランペット界を代表する現代音楽スペシャリストで、上野の森ブラスのコンサートマスターを長く務めることでも知られる。 村田厚生も日本を代表する現代音楽界のトロンボーンの第一人者で、先日ソロ CD「うたうだけ ...」をリリースした。(EZCD-10020)

Euterpe Musica
EMCD-1012(1CD)
ギター・デュオ・22ストリングス
バッハ:パルティータ第1番BWV.825
作曲者不詳:ドルーリーズ・アコーズ、
 ア・メリー・ムード、エコー
ジョンソン:ラヴェッキオのパヴァン、
 ラヴェッキオのガリアルド
作曲者不詳:夜鳴きうぐいす
ダニエル:ファンシー
ギター・デュオ・22ストリングス
〔カルステン・グロンダール(G)、
カルステン・リンク(G)〕

日本語曲目表記オビ&日本語解説付き。
1960年代にスウェーデンの名工ゲオルグ・ボーリンが開発した"11弦のアルトギター"をこよなく愛するデンマークとドイツのギター・デュオによるルネサンス&バロック作品集。従来の6弦に加えられた5本の弦によって幅が広がった音域とより豊かになった低音の響き。2台の"11弦ギター"のアンサンブルによって、ルネサンス&バロック時代のリュート音楽、アレンジ作品が自然で流麗に、そして優しく豊潤に響きます。

nosag records
nosag-CD-197(1CD)
フロイデンタール:ヴィオラとピアノのための作品集
ヴィオラとピアノのための組曲
アレグロ, 間奏曲と終曲/幻想曲
Ueldeane@home/無窮動
フィリップ・ハイマン(Va)、
スティーヴン・ウッド(P)
オットー・クレンペラーをアシスタントとした支え、現在はピアニスト、作曲家としてウェールズとスウェーデンで活躍するオットー・フロイデンタール(1934−)のヴィオラ作品集。フロイデンタールの作品を弾くハイマンはウェールズ・ナショナル・オペラの首席奏者。クレンペラーの側近フロイデンタールの音楽、なかなか興味深い内容です。


Caprice
CAP-21705(4CD)
シャールス・バルケル〜ヴァイオリン名演集
(1)クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ、
 W.F.バッハの様式によるグラーヴェ
(2)ユオン:ロマンスOp.4、
 アリエッタOp.52-1
(3)バッハ/グノー:アヴェ・マリア
(4)プロヴォスト:ウィーンの思い出
(5)ヘンデル:ラルゲット(Op.1-13より)、
 タルティーニ(クライスラー編):アレグロ(Op.1-1より)
(6)アウリン:4つの水彩画
(7)シンディング:古い調べ
(8)シンディング:ロマンス ホ長調Op.9
(9)グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調Op.45
(10)フランク:ヴァイオリン・ソナタ.イ長調
(11)フリュクレフ:ソナタ・アラ・レジェンダ
(12)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
(13)フェルンシュトレム:ヴァイオリン協奏曲第2番Op.95
(14)アウリン:ヴァイオリン協奏曲第3番ハ短調Op.14〜第2楽章
(15)ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op. 51〜第1楽章、
 ヴィレーン:弦楽四重奏曲第2番Op.9〜 第1楽章
(16)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.95「セリオーソ」
(17)モーツァルト:弦楽五重奏曲ト短調K.516〜第3楽章
(18)ブラームス:ホルン三重奏曲変ホ長調Op. 40
(19)アウリン:子守歌、ユーモレスク
(20)伝承曲:Frykdalspolska、Djavulens polska
(21)ドブローウェン:ヘブライの旋律
(22)クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
(23)グーセンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ホ短調Op.21
全て、シャールス・バルケル(Vn)

(1)ナタナエル・ブロマン(P);録音:1929年1月21日−27日
(2)ナタナエル・ブロマン(P);録音:1928年5月18日
(3)ブリータ・ヘルツベリ(S)、ナタナエル・ブロマン(P);録音:1928年5月23日
(4)スティーナ・サンデル(P);録音:1936年5−6月
(5)オットー・オルソン(Org));録音:1936年7月20日
(6)ナタナエル・ブロマン(P);録音:1938年5月6日
(7)ナタナエル・ブロマン(P);録音:1929年1月21日−27日
(8)ヴィアチェスラフ・ヴィトコフスキ(P);録音:1939年11月27日
(9)ナタナエル・ブロマン(P)、トーレ・ヴィーベリ(P)、カーリン・ギレ=リブラント(P);録音:1943年&1951年&1953年
(10)トーレ・ヴィーベリ(P);録音:1951年1月3日
(11)カーリン・ギレ=リブラント(P);録音:1951年11月5日
(12)トゥール・マン(指)王立ストックホルムPO;録音:1948年11月25日
(13)ステン・フライベリ(指)スウェーデンRSO;録音:1953年10月4日
(14)トゥール・マン(指)イェテボリ放送O;録音:1939年3月1日
(15)バルケルSQ;録音:1939年3月21日
(16)バルケルSQ;録音:1951年4月19日
(17)バルケルSQ、イェスタ・フィンストレム(Va);録音:1951年4月19日
(18)グンナル・デ・フルメリー(P)、アクセル・マルム(Hrn);録音:1951年5月21日
(19)ナタナエル・ブロマン(P);録音:1929年1月21日−27日
(20)ラーシュ・セッテルクヴィスト(Vn)、ヨーゼフ・フィッシャー(accor);録音:1913年8月23日
(21)カール・フレッシュ(Vn)、イグナツ・ストラスフォーゲル(P);録音:1929年2月
(22)ペーダー・メラー(Vn);録音:1923年1月〕
(23)トーレ・ヴィーベリ(P);録音:1950年9月7日
スウェーデンのヤッシャ・ハイフェッツ、スウェーデンのフリッツ・クライスラーと称された大ヴァイオリニスト、シャールス・バルケルの秘蔵録音集。158ページのブックレットは資料としても貴重。

Phono Suecia
PSCD-189(1CD)
トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン〜トリオへの献呈
サンドストレム:5つの小品
エステルリング:ランディ*
モンナクゴトラ:5つの小品
ヘーデリーン:アクト
タリー:冬の島第1部
トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン、
ダン・ラウリン(リコーダー)*

録音:2010年6月
バッハの「ゴルトベルク変奏曲」(CAP 21695)やモーツァルトの「ディヴェルティメント」(CAP 21795)で素晴らしいアンサンブルを披露してくれたスウェーデンの女流弦楽トリオ、トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン(ZPR)のコンテンポラリー・アルバム。スヴェン=ダーヴィド・サンドストレムの「5つの小品」を筆頭に5作品全てが2005年以降に作曲された新作。高い集中力と緊張感、一糸乱れぬ洗練されたアンサンブル能力は北欧の現代作品でも遺憾なく発揮されています。

Musart
MUS-002(1CD)
バダジェフスカ〜忘れられた音
バダジェフスカ:乙女の祈り/ワルツ
黄金のエルサレム/ナイチンゲールの歌
ワルツ「接吻」/マズルカ「甘き夢」
マグダレーナ/幻影/エオリアン・ハープ
アレクサンドラ/乙女の恥じらい
田舎小屋の思い出/乙女の誓い
マズルカ/アグネス
これら美しき鐘/信仰/希望/愛
ゼスポール・ポルスキ(マリア・ポミャノフスカと仲間たち)
【マリア・ポミャノフスカ(弦)、
パヴェウ・ベトレイ(管)、
ヨアンナ・マクラキェヴィチ(P)、
アンナ・ピェフラ(Hp)】
2010年のフォル・ジュルネ音楽祭に来演し、話題となったゼスポール・ポルスキ。ショパンのマズルカを農民楽団の形態に戻して披露するという斬新 な試みで、目から鱗の落ちる体験をさせてくれました。今回は何と「乙女の祈り」1曲で名を残すポーランドの女流作曲家テクラ・バダジェフスカの作品 に挑戦しました。ポーランドの音楽家たちがバダジェフスカ作品に取り組む初のアルバムとなります。
「乙女の祈り」は日本では知らぬ者なき人気ですが、母国ポーランドでは作曲者ともども完全に忘れられていました。現在ポーランドではバダジェフス カの再評価と研究が急ピッチで進んでいますが、そのキッカケは2007年にキングインターナショナル制作・リリースのアルバム「かなえられた乙女の祈り」 で、本国でさえ忘れた作品を日本人が愛し続け、作品集のアルバムまで世界初録音したことがポーランドのメディアで報じられたことに端を発します。そ れを見たゼスポール・ポルスキのリーダーで民族音楽学者でもあるマリア・ポミャノフスカが興味を持ち、丹念に楽譜を検討したところ、人の心を掴む力 と魅力に驚嘆、文化省に再評価運動の意義を訴えたとのこと。ポミャノフスカ本人もすっかりその世界にはまり、自身の率いるゼスポール・ポルスキのた めに編曲して演奏・録音を実現させました。
バダジェフスカ作品を19曲収録。すべてオリジナルはピアノですが、ここではポミャノフスカが4人の奏者用に編曲。ユリヤ・チャプリーナのアルバム「か なえられた乙女の祈り」に収録されていない9作品も聴くことができます。上品なサロン音楽がにぎやかなワールド・ミュージック調に調理されているの が面白く、「乙女の祈り」がチェロの朗々とした響きで鳴るのも新鮮。いずれも美しく、イージーリスニングかテレビドラマのBGMのようにキャッチーな 曲が続きます。ことに「ナイチンゲールの歌」は韓流ドラマのテーマそのものの世界で、ファンになってしまう人続出間違いなしの絶美曲です。 (Ki)

Phono Suecia
PSCD-190(1CD)
ボウ5・6
オロフソン:ヒグス・ボソン
パルメルド:弦楽四重奏曲
ラーション:弦楽五重奏のための「Marken」
ニルソン:弦楽六重奏のための「秋」
ウプサラ・チェンバー・ソロイスツ

録音:2010年
1978年に結成されたウプサラ・チェンバー・ソロイスツによる2000年代に作曲されたスウェーデンの弦楽アンサンブルのための作品集。5本、または6本の弓で繰り広げられる演奏レベルはかなりのもの。ニルソンの「秋」では、弦楽六重奏のアンサンブルでノスタルジックな世界が広がりを見せます

SFZ
SFZ-1012(1CD)
アンサンブル・ラ・モニカ
ド・ラ・バール:組曲第9番
ガリアルド:ソナタ第1番イ短調
ド・ヴィゼー:前奏曲、アポロンの入場
マッテイス:アリア・アモロー
メルチ:ソナタ第4番ト短調
オトテール:組曲ホ短調
デ・ラ・ベルジェリ:美しい方よ、もし貴方の心が
ベデッカー:ラ・モニカによるソナタ
アンサンブル・ラ・モニカ
〔クリスティーナ・ソンステヴォル(トラヴェルソ)、
クヌート・ソンステヴォル(バロック・バスーン)、
スザンネ・ペアション(テオルボ&バロック・ギター)〕

録音:2005年&2006年
2003年に結成されらアンサンブル・ラ・モニカは、トラヴェルソ、バロック・バスーンと通奏低音によるスウェーデンの古楽系器楽アンサンブル。バロック・バスーンのクヌート・ソンステヴォルは、フィリップ・フリードリヒ・ベデッカー(1607−1683)の「ラ・モニカによるソナタ」で、見事に高速パッセージを吹き切るなど息をのむテクニックを披露!
SFZ
SFZ-1010(1CD)
モーレル&ビューロフ〜フルートとピアノのための音楽
アルヴェーン:ロマンス
モーツァルト:ソナタ変ロ長調K.15
ベートーヴェン(モーレル編):ソナタ ハ短調Op.30-2
ベーム:エレジーOp.47/ウィドール:組曲Op.34
マッツ・モーレル(Fl)、
ヤン・ビューロフ(P)

録音:2004年
マッツ・モーレル&ヤン・ビューロフのデュオが奏でる古典派&ロマン派のフルート作品集。ベートーヴェンの「ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30-2」のフルート・ヴァージョンや、13歳のアルヴェーンが書いた佳品「ロマンス」など、プログラムも魅力的。
SFZ
SFZ-1007(1CD)
デュオ2xM
シャンカール:魅せられた暁
ブルクハルト:セレナード
デニゾフ:フルートとギターのためのソナタ
モーレル:水をおおって
シエラ:Segunda y Tercera Cronicas del Descubrimiento
アグデゥール:小品
マッツ・モーレル(Fl)、
ユハンネス・モーレル(G)

録音:2002年
父マッツ・モーレルと息子ユハンネス・モーレルの親子共演によるフルートとギターのためのデュオ・アルバム。ラヴィ・シャンカールの"インドのラーガ"やデニゾフの"ロシアン・アヴァンギャルド"など、様々な国、スタイルの"フルートとギターのための音楽"が共存します。
SFZ
SFZ-1005(1CD)
フルートのための音楽
グバイドゥーリナ:森の音、
 アレグロ・ルスティコ
トゥビン:フルート・ソナタ
エードルンド:フルート・ソナタ
ジョリヴェ:リノスの歌
ルーセル:ロンサールの2つの詩、
 フルートを吹く人たち
メシアン:クロウタドリ
デュティユー:ソナチネ
マグヌス・アーヴィング・ボーゲ(Fl)、
ベンクト=オーケ・ルンディン(P)、
マドレーヌ・バリンゲル(S)、
カール=アクセル・ドミニーク(P)

録音:2002年&2003年
マグヌス・アーヴィング・ボーゲは、ノールショッピング響やベルゲン・フィル、ストックホルム王立歌劇場管、スウェーデン放送響などで活躍したスウェーデンのフルーティスト。トゥビンのフルート・ソナタは、チャールズ・コールマンがオーケストレーションした「フルート協奏曲」の原曲。エードルンドのソナタは初録音となります。
SFZ
SFZ-1003(1CD)
マッティン・Q・ラーション:木管楽器のための音楽
コールアングレとクラリネット六重奏のための協奏曲
サックスパーティー1.3
宇宙に関する事実の半分/カカロルム
ヴィルトゥオーゾ・ウインド・オーケストラのための協奏曲
ストックホルム・ウィンドシンフォニー、
ストックホルム・サクソフォン四重奏団、
ハンス・オーケソン(指)ブー・エーリクソン(コールアングレ)、
ヨリエン・ペッテション(アルトSax)
ユーナス・アウグストソン(Fl)

録音:2002年
マッティン・Q・ラーション(1968−)はトランペット、ジャズ、即興、北欧の民族音楽、電子音楽、14世紀イタリアの音楽など、幅広いスタイルを自身の作風に採り入れているスウェーデンの作曲家。「ヴィルトゥオーゾ・ウインド・オーケストラのための協奏曲」には、ジェンベやタブラのリズムが用いられています。
SFZ
SFZ-1002(1CD)
フレッツ・オヴ・プレイ〜木管五重奏のための作品集
トルフ:フレッツ・オヴ・プレイ
ニルソン:セレナード
サンドレッド:ダンカ・サークル
サンドストレム:見よ、島々を
オステルスンド木管五重奏団、
スタファン・ラーション(指)
マッツ・ベリストレム(G)、
ウーラ・カールソン(Vc)、
ルーヴェ・デルヴィンゲル(P)、
マリアンネ・エクレーヴ(Ms)

録音:1999年−2001年
スウェーデンの木管五重奏団による1995年〜2000年に作曲されたスウェーデンの木管五重奏のための作品集。ギター、チェロ、ピアノ、メゾ・ソプラノが共演として加わるスタイルもユニーク。オステルスンド木管五重奏団のメンバー個々の演奏技術もワールドクラス!


GENUIN
GEN-12241(1CD)
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49
ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 Op.66
ライプニッツ三重奏団
【ファ=ウォン・ピョン(Vn)、
レナ・ヴィグンヨサプトロ(Vc)、
ニコラス・リマー(P)】

録音:2009年8月、2011年3月、ライプツィヒ
“堅牢なのに瑞々しい!メンデルスゾーンのトリオの魅力再発見!”
ライプニッツ三重奏団は2005年結成のピアノ三重奏団。「マルタン、ドヴォルザーク、フィンレイ作品集(GEN11208)」に続くGENUINへの録音第2弾。ファ=ウォン・ピョンは1982年、ゾーリンゲン生まれ。2007年からバーデン・バーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団の団員。レナ・ヴィグンヨサプトロは、1983年、エッセン生まれ。室内楽活動を盛んに行っている。ニコラス・リマーは、英国、ウィガン生まれ。ピアニストだけでなくオルガニストとしても活躍しています。
「メンデルスゾーン=優美」いうイメージが一般的ですが、この演奏は、それだけでは収まりません。「第1番」第1楽章でも明らかなように、堅牢な造型力と瑞々しい息吹を同時に兼ね備え、メンデルスゾーンを弾くために結成されたのではと思えるほどの説得力の高さに終始釘付けです!今このフレーズをこの楽器が弾いているという印象を与えずに、常に美しく凝縮したハーモニーだけで勝負する姿勢が最後まで貫かれており、その緊張が心を揺さぶり続けるのです。したがってヴァイオリンとチェロのユニゾンは、まさに一つの楽器と化して確信に満ちた音色を発し、ピアノは独立して突出することなくハーモニーの彩りとして確実に作用し、これぞ室内楽の理想と言っても過言ではありません。同第2楽章冒頭のピアノ・ソロはまさにメンデルスゾーンならではの気品をさり気なく再現し、続くヴァイオリンとチェロの融合は繊細さの極み。第3楽章は息もつかせぬ愉悦のニュアンス!技巧の完璧さが全く目的化していないので、ただただ発せられる音の湧き立ちに吸い寄せられてしまいます。終楽章コーダの追い込みもあざとい構えを見せずに見事な自然体!
「第1番」よりも精妙な筆致で書かれた「第2番」は、ハ短調という調整とドラマティックな楽想ゆえにベートーヴェンとの近似性も指摘される作品なので、このアンサンブルの堅牢さを一層全面に出すと思いきや、むしろ繊細な内面性を重視。特に第1楽章の求心力の高さが忘れられません。
メンデルスゾーンのピアノ・トリオ未体験の方も、これで虜になること必至! 【湧々堂】

Aurora
ACD-5065(1CD)
オルヤン・マトレ:クラリネットのための音楽
プロローグ (2010) 〜クラリネット・ソロのための
チャント(2008) 〜バスクラリネットとテナートロンボーンのための
孤独に散る葉 (2006) 〜メッツォソプラノ,クラリネット,チェロとテープのための
クラリネット協奏曲「裏返しに」 (2010)
ロルフ・ボルク(Cl)、
マリウス・ヘースビ(Tb)、
トゥーラ・アウゲスタ(Ms) 、
タニヤ・オルニング(Vc)、
ファンホ・メナ(指)ベルゲンPO
作曲家のオルヤン・マトレ、クラリネット奏者のロルフ・ボルク。ノルウェーの若い世代の音楽家ふたりのコラボレーションを紹介するポートレートアルバム。 オルヤン・マトレ (1979-) はベルゲン生まれ。オスロのノルウェー国立音楽アカデミーでクルーセ、トゥーレセン、トンメセン、ヘルステニウスに作曲法 を学びました。細かいニュアンスをもったサウンドと色彩の音楽が評価され、ノルウェー音楽シーンで活躍する各方面からの委嘱がつづいています。ロルフ・ ボルク (1975-) もベルゲンの生まれ。ノルウェー国立音楽アカデミーでハンス・クリスチャン・ブレインに学び、室内アンサンブル "asamisimasa" のメ ンバー、ソロ奏者として活躍しています。
《チャント》は、オスロ室内楽フェスティヴァルの委嘱により作曲された、バスクラリネットとトロンボーンの会話。《孤独に散る葉》は、E・E・カミン グズの詩と松尾芭蕉の俳句からインスピレーションを得たといいます。クラリネット協奏曲のタイトル《裏返しに》は、協奏曲におけるソロ楽器とオーケス トラのテクスチュアの関係を暗示。ベルゲン・フィルとロルフ・ボルクの委嘱作です。アルバムの最初に演奏されるクラリネット・ソロのための《プロローグ》 は、クラリネット協奏曲のソロパートの素材をまったく異なる環境のうちに展開したとされる作品。全4曲、初演者による録音です。 (Ki)

ARSIS
ARSIS-4235(1CD)
ザルツブルク・コンサート/ギター・クアルテットの為の音楽
レオナルド・バラダ(1933-):覚え書き[Apuntes](1974)
デュージャン・ボグダノヴィチ(1955-):序奏と舞曲(1995)
ダニエル・バーナード・ロメイン(DBR)(1971-):ゲットー・ストリングス(2001)
久保摩耶子(1947-):息をつく間[Atempause](2008)*
デュージャン・ボグダノヴィチ:抒情的四重奏曲(1993)
マリオス・ヨアンノー・エリア(1978-):粉砂糖[Staubzucker](2007)*
ミセラネア・ギター・クアルテット
【マノス・アナスタサキス、
アレハンドロ・ディアス・バンドレス、
ヨルゴス・ペルヴォララキス、
コスタス・トシディス(G)】

録音:モーツァルテウム大学ソリテール・ホール、ザルツブルク、オーストリア
ミセラネア・ギター・クアルテットはザルツブルクのモーツァルテウムで学んだギタリストたちにより2007年に結成されたクアルテット。バラダはスペイン、ボグダノヴィチはセルビア(アメリカ合衆国在住)、ロメインはアメリカ合衆国(ハイチ系)、久保は日本(ドイツ在住)、エリアはキプロス(オーストリア在住)出身の作曲家。

ARSIS
ARSIS-4241(1CD)
ホルンとピアノの為のロマンス
F・シュトラウス:夜想曲Op.7
R・シュトラウス:アンダンテAV86A
オスカル・フランツ:無言歌Op.2
メンデルスゾーン(オスカル・フランツ編):無言歌Op.109
ラフ:ロマンスOp.182-1,2
ライネッケ:夜想曲Op.112
グリエール:ロマンスOp.35-6
グラズノフ:夢Op.24
テオドール・デュボワ:カヴァティーナ
アルフレッド・ブリュノー:ロマンス
グノー:メロディックな小品第1番
サン・サーンス:ロマンスOp.67
シューマン:アダージョとアレグロOp.70
ハビエル・ボネト(Hrn)
ミリアム・ゴメス=モラン(P)

録音:2011年5月、アウディトリオ、トレント、スペイン
ヘルマン・バウマンに師事、ピリオドとモダーンの双方に精通したホルン奏者として当レーベルの看板アーティストの一人となっているハビエル・ボネトによるロマンティック小品集。前作「ロマン派のホルン協奏曲名品集」(ARSIS-4227)は息長く売れ続けています。

Classic Concert Records
CCR-62018(1CD)
クリスマスを祝う作品集
バッハ:フルートソナタ第2番変ホ長調BWV.1031〜第2楽章「シチリアーナ」
ヴィヴァルディ:「四季」〜「冬」第2楽章
ヘンデル:オラトリオ「ユダス・マカベウス」〜「よろこべや」、
「きよしこの夜」ほか
ザルツブルガー・ザイテンクラング
ヴィルフリード・シャルフ(ツィター)、
ロスヴィタ・スタインドル(G)、
サビン・クラウス(Hp)
ーストリアが誇る世界的ツィター奏者、ヴィルフリード・シャルフによるクリスマスを祝う小品集。歌曲や器楽作品など多彩なジャンルから、クリスマ ス期間にはお馴染みの名曲の数々を収録しています。ツィター、ギター、ハープという弦をはじく3つの楽器のハーモニーは繊細かつ透明感な響きにあふ れたもの。全体的にゆったりとした曲調の作品が収録されており、優雅でありながらもどこか親近感のあるツィターの可愛らしい音色に癒されましょう。 ヴィルフリード・シャルフはオーストリアを中心に活動するツィター奏者。世界各国をめぐり、日本でも数度公演を行っている他、教育者としても広く活 躍しています。シャルフが奏でるツィターの音色は柔らかく、高音でも透明感を失わない演奏技術は見事。本アルバムではハープやギターとの優しいアン サンブルのもと、シャルフの演奏が映えます! (Ki)
Classic Concert Records
CCR-62019(1CD)
ツィター&ギターのハーモニー
ハイドン:セレナード
ホーフル:おしゃべりなかわいい口
バッハ:アリオーソBWV 1056
カルッリ:二重奏曲ト長調よりアレグロ
ソル:モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲
ヴィヴァルディ:協奏曲ト長調〜アンダンテ
ボッケリーニ:メヌエット
シャルフ:アンダルシア
タレガ:涙(ラグリマ)
モーツァルト:「魔笛」〜「私は鳥刺し」
マスネ:タイスの瞑想曲
タレガ:アルハンブラの思い出
オキャロラン:キャロランのコンチェルト
リムスキ=コルサコフ:歌劇「サトコ」より「インドの歌」
ピアソラ:タンゴの歴史〜「カフェ1930」
アルベニス:スペイン組曲〜伝説(アストゥリアス)
ヴィルフリード・シャルフ(ツィター)、
アルビン・ウェイド(G)
オーストリアを拠点に活動するツィター奏者ヴィルフリード・シャルフとアルビン・ウェイドによる小品集。J.S.バッハやモーツァルトなどのクラシック界 に知られた名曲から、ソルやアルベニスなどラテン・ギター界を代表する作品、そしてシャルフ自身が作曲した小品にいたるまで、多様なジャンルから選曲 がなされています。ツィターとギターのアンサンブルは、つま弾く弦の柔らかくも溌溂とした爽やかな響きが魅力的。ツィターといえば、日本でも映画「第 三の男」のテーマ曲で広く一般的に知られておりますが、本アルバムではあの軽快でおどけた音色はもちろんのこと、ハープを思わせる透明感あふれる響 きも聴くことが出来ます。ソリストとして世界的に活躍し、日本でも活躍するツィター奏者シャルフの演奏は丁寧かつ柔らかい響きに満ちたもの。同じくオー ストリアで活躍する若手ギター奏者ウェイドと共に、ツィターの多彩な魅力を聴かせてくれます。 (Ki)
Classic Concert Records
BCR-62609(1CD)
ブラジル・ギター界・珠玉の名曲集
デ・ピナ:ガロート
サルデーニャ:ラメントス・ド・モロ
ヘイス:1つのワルトと2つの愛
サルデーニャ:悲しいショーロ第1番
ヘイス:全て知っている医者
デ・ピナ:2人の友達
 バー・ヴィンテ
コラーレス/ダフネ/ブライルック=コラーレス:ウォーキング
サルデーニャ:ジョルジ・ド・フーザ
ピシンギーニャ:カリニョーゾ
ダフネ:タンバリンの猫
サルデーニャ:昔のあの頃
ヨハネス・ダフネ(G、バンドリン/マンドリン、カヴァキーニョ)、
イルゼ・ブライトルック=コラーレス(G)
ゲイザ・フェリペ(Fl)、
グルーポ・ブラジネイリーニョ
ギタリストおよび作曲者として活躍するヨハネス・ダフネによるギター小品集。ブラジル・ギター界の巨匠アニバル・アウグスト・サルデーニャ(通称ガロー ト)の名曲「ラメントス・ド・モロ」や、同じくブラジルが誇るギターの名手ディレルマンド・ヘイス(レイス)の「カリニョーゾ」などを中心に収録して います。ブラジルポピュラー音楽の父とも言われる大家ピシンギーニャの「カリニョーゾ」は、ブラジル独特の即興曲「ショーロ」を代表する屈指の名曲。 物悲しくもどこか暖かい、美しいギターの音色に酔いしれます。本アルバムではギター・ソロだけでなく、フルートやクラリネットとのアンサンブル曲も収録。 ブラジレイラな情緒あふれる旋律と、ラテン調ならではのリズミカルな音楽をたっぷりと堪能できる1枚に仕上がっています。 (Ki)

JIMMY CLASSIC
OM-03-107
【未案内旧譜】
マクシム・ヴェンゲーロフ
モーツァルト:アダージョ ホ長調 K.261*
エルンスト:無伴奏ヴァイオリンの為の練習曲第6番(「夏の名残りのばら」による変奏曲)
サン・サーンス:ハバネラ ホ長調 Op.83*
ショスタコーヴィチ(ツィガーノフ編):24の前奏曲 Op.34〜Nos.2,6,12,13,17-22*
シチェドリン:無伴奏ヴァイオリンの為のエコー・ソナタ(1984)#
ウスペンスキー(1937-2004):ファンタスマゴリア(2つのヴァイオリンと管弦楽の為の)+
マクシム・ヴェンゲーロフ(Vn)
イリーナ・ヴィノグラードヴァ(P)*
アルカディ・グートニコフ(Vn)+
アレクサンドル・ドミトリエフ(指)レニングラードPO+

録音:1986年6月11日、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール(+/#以外)/1987年、モスクワ#
  1989年4月15日、ライヴ、レニングラード・フィルハーモニー大ホール+

MEMBRAN
ACANTA-233497(1CD)
ベルリン・フィルの12人のチェリストたち
David Funck (1629-1690)
1. Suite D-Dur / Suite in D major
Intrada (Adagio)
Fuga ・ Sarabande con Variazioni ・ Allemande ・ Courante ・
Air ・ Sarabande ・ Gigue
Kistner & Siegel, Leipzig
Julius Klengel (1859-1933)
2. Hymnus fur 12 Violoncelli / Hymnus for 12 Cellos op. 57
Breitkopf & Hartel
Boris Blacher (1903-1973)
3. Blues ? Espagnola ? Rumba philharmonie fur 12 Violoncelli soli
Bote & Bock, Berlin/Wiesbaden
Jean Francaix (1912-1997)
4. Aubade (Morgenstandchen ) fur 12 Violoncelli soli /
Andantino ・ Allegro ritmico ・ Allegretto amabile ・
Vivacissimo ・ Andante ・ Presto   1975/9/30
左記参照

WERGO
WER-6943(3CD)
★
アール・ブラウン/コンテンポラリー・サウンド・シリーズ〜ブラウンの音楽人生 vol.6
[CD1]ジョン・ケージ――クリスチャン・ウォルフ
(1)ジョン・ケージ:カートリッジ・ミュージッ
(2)ククリスチャン・ウォルフ(b.1934):ヴァイオリニストとピアニストのためのデュオ
(3)ホルンとピアノのためのデュエット�U
(4)弦楽四重奏のためのSummer
[CD2]ニュー・ミュージック・フォー・ヴァイオリン・アンド・ピアノ
(1)G.クラム(b.1929):ヴァイオリンとピアノのための4つのノクターン(1964)
(2)ユン・イサン(1917-1995):ガサ
(3)チャールズ・ウォリネン:長いものと短いもの
(4)ジョン・ケージ:ヴァイオリンと鍵盤のための6つのメロディ
[CD3]ニュー・ミュージック・フロム・サウス・アメリカ〜室内オーケストラのための
(1)ジェラルド・ガンディーニ(b.1936):ソリア・モリア(1968)
(2)セザール・ボラニョス(b.1931):ディヴェルティメント�V(1967)
(3)マルロス・ノブレ(b.1939):トロピカル(1968)
(4)オスカール・バザン:ソノグラマス(1963)
(5)マニュエル・エンリケ:diptico�T(1969)
(6)アルキデス・ランツァ:penetrations (1967)
[CD1]
(1)ジョン・ケージ&デイヴィッド・チュードア(P)
(2)小林健次(Vn)、デイヴィッド・チュードア(P)
(3)ハワード・ヒリヤー(Hrn)、デイヴィッド・チュードア(P)
(4)ワルター・トランプラー(Va)、
 デイヴィッド・ソイヤー(Vc))
 オリジナルLP:1962年

[CD2]
ポール・ズコフスキー(Vn)、
ジルベール・カリッシュ(P)
オリジナルLP:1973年

[CD3]
ザ・ニュー・サウンド・コンポーザーズ・パフォマーズ・グループ
アルキデス・ランツァ(指)
オリジナルLP:1973年
好評を博したアール・ブラウンの音楽人生シリーズもいよいよ最終巻の登場。
[CD1]はケージとクリスティアン・ウォルフ。ケージはアンプ、スピーカー、そして生身の演奏者をパフォーマンスに関係させることによって、ステージ のような状況を再現したかったと語ります。もちろん録音ではステージはありませんが、そのかわり、何がどこでどのように作用しているかを見ることがで きないミステリーの要素が生じていると語っています。ウォルフの作品は、様々な長さの音のグループを何度でも好きなように繰り返すよう指示されている だけで、曲全体の長さは演奏者たちに委ねられています。一つの作品に対し、同じ演奏はありえないように書いたと語るウォルフ。ウォルフ自身が選んだ 信頼できる演奏者たちによる演奏でお楽しみいただきます。
[CD2]は、4人の作曲家によるヴァイオリンのための作品集。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲が書かれた当初、レオポルト・アウアーは演奏不 可能としてこの初演を断りましたが、今ではこの作品は超人気のスタンダード・レパートリーとなっています。現代のチャイコフスキーのヴァイオリン協奏 曲をめざそうと立ちあがった4人の作曲家によるヴァイオリンのための作品集。虫歯に響きそうなヴァイオリンのか弱い音色と、ピアノのクリアーな和音の 絡み合いが絶妙なクラムの作品や、強烈なグリッサンドと和音が印象的なユン・イサンの作品など、興味深い作品がならびます。
[CD3]は南アメリカ発の音楽。アルゼンチンやメキシコなどに生まれ、メシアン、ダッラピッコラ、ヒナステラらに師事した作曲家たちによる作品集。 南米といってもラテンのノリは感じさせず、スピーカーなどを用いた電子音楽や、トーンクラスターなど、バリバリの現代音楽が並びます。しかしそんな中 にも独特の熱っぽさや人間くささが漂っているから不思議です。 (Ki)

Classic Concert Records
CCR-62152(1CD)
テオフィル・アンサンブル・ウィーン
R.シュトラウス(編:F.ハーゼネール):「もう一人のティル・オイレンシュピーゲル」
マーラー(編:A.N.タルクマン):「さすらう若人の歌」
ベーラ・コヴァーチ(1937*):リヒャルト・シュトラウスへのオマージュ(クラリネット・ソロのための)*
クレメンス・ザンダー(Br)、
テオフィル・アンサンブル・ウィーン

録音:2010年12月オーストリア放送文化会館ライブ、2007年12月、オーストリア放送文化会館ライブ*
ウィーン・フィル、ウィーン放送交響楽団、ウィーン・フォルクスオーパーといった名門の主要メンバーから成るアンサンブル団体テオフィル・アンサンブ ル・ウィーンが、2007年、2010年に行ったライブ録音を収録した新譜をリリースしました!マルチヌー、ツァノウ、ブラームスを収録したアルバム(CCR-62151)でも注目された、編曲作品を多く取り入れる独創性豊かなプログラムは今回も健在。「もう一人のティル・オイレンシュピーゲル」は、F.ハーゼネー ルがR.シュトラウスが作曲した交響詩を室内楽用に編曲したもの。8人という小編成のため、原曲以上に各楽器のソリストたちの妙技を堪能することが 出来ます。演奏時間も約10分(本アルバムでは9’21”)と短縮されており、原曲の魅力がぎゅっと凝縮された1曲といえましょう。現代屈指の編曲者A.N.タ ルクマンによるマーラーの名曲「さすらう若人の歌」の室内楽編成版では、洗練された器楽アンサンブルとクレメンス・ザンダーの深いバリトンの歌声を 堪能できます。また、本アルバム最後には2007年ライブで演奏したコヴァーチの作品も収録。超絶技巧連続のクラリネット・ソロは圧巻です。世界トッ プレベルのソリストたちによる安定感抜群のアンサンブルは流石の一言。今回も魅力的なプログラムと演奏を堪能できるアルバムに仕上がっています! (Ki)

SEELENKLANG
FIT-4(1CD)
フルトヴェングラー:ヴァイオリン・ソナタ.イ短調(1898-1899)〜日本初演
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調
田中美奈(Vn)、風呂本佳苗(P)

録音:2011年4月22日 本郷中央教会(ライブ)
作曲家フルトヴェングラーの作品シリーズ第4弾が登場。東京フルトヴェングラー研究会は1995年の設立以来、一貫してフルトヴェングラーの作品を紹介し続けてきました。時代の流 行には批判的な姿勢を貫いた結果、ほとんど顧みられることのなかったフルトヴェングラーの作曲は、近年、時代を超えた普遍的メッセージを伝え るものとして再評価が高まっています。今回のアルバムにはヴァイオリン・ソナタが2曲収められていますが、特に修学期に書かれたイ短調のソ ナタは、日本初演となる佳曲であり、校訂が加えられた楽譜で本格的な蘇演を聴けるのが注目されます。また、もう一つのソナタ第1番ハ短調は、 ナチス・ドイツの暗黒の時代にあって、前作からは40年もの歳月を経て完成された50分を超える大作です。初期と後期のヴァイオリン・ソナタ によって、彼の初期と後期の作風がいかに違うか、聴き比べられるという点でもユニークなアルバムと言えましょう。ヴァイオリンの田中美奈は、 大阪フィルの第2ヴァイオリン首席奏者で、ピアノの風呂本佳苗はロンドンと東京に拠点として活躍するピアニストです。 (Ki)

DACAPO
MAR-8.226564(1CD)
カスパー・ロフェルト:アコーディオン作品集
「シャドウ・ピース」(2007)から<真夜中/トワイライト・トッカータ/ツイスト・タンゴ>
私は決して歌うことがないだろう(2009)
夜の歌2(2009)
クラシカル・アコーディオンのための演奏会用練習曲第1集(2008-2009)
2台のアコーディオンの為の「カリュブディス」(2010)
アコーディオンとチェロの為の「落ちる光」(2008
夜の歌1(2008)
クリスティーナ・エストランド(Vn)
ビャルケ・モーゲンセン(アコーディオン)
トーケ・メルドルップ(Vc)/ミトス
このアルナムは、若きアコーディオン奏者モーゲンセンと作曲家ロフェルト(1982-)のコラボレーションであり、全てが世界初演となります。在学中からその才能を嘱望されているロフェルトは、2006年にモーテンセンと出会うことで、お互いにアイデアを出し合うことでアコーディオンの為の作品を多数生み出しています。そのアイデアは、過去の作曲家へのオマージュであったり、ジャズやタンゴであったり、または思い切り前衛的なものであったり、と常に実験性を帯び、またお互いにとても楽しんで曲を創り上げているようです。イマジネーションに満ちた数々の曲は、聴き手に鮮烈な印象を残すものです。
DACAPO
MAR-6.220575
(1SACD)
ルーズ・ランゴー:弦楽四重奏曲集第1集
弦楽四重奏曲第2番BVN145(1918/1931改編)
弦楽四重奏曲第3番BVN183(1924)
弦楽四重奏曲第6番「ひとつの楽章で」BVN160(1918/19)
「おお,血と涙にまみれた御頭よ!」による変奏曲
ナイチンゲールSQ
デンマークの後期ロマン派に属する作曲家ランゴー(1893-1952)。しかし、彼は当時としてはあまりにも急進的な曲を書いたためか、聴衆に受け入れらることなく、生前には高く評価されることがありませんでした。近年、ようやく彼の作品の再評価が進み、管弦楽作品などのリリースが増えていて、その神秘的かつロマンティックな作品が耳に触れる機会も多くなってきています。このシリーズでは、彼の弦楽四重奏曲に光をあてており、番号付きの6曲と、その他の変奏曲などを最新の改訂稿に基づいて全て録音するものです。ナイチンゲールSQのドラマティックな解釈は、ランゴーの持つ真の姿を提示することでしょう。

Auris Subtilis
ASC-5053(1CD)
古城に響ホルン
ロッシーニ:狩の集合地
J.キャンティン:聖ユベールの大ミサ曲
K.シュティーグラー: 8本のホルンのためのジークフリートファンタジー(ワーグナー:歌劇「神々の黄昏」第3幕のモチーフに基づく編曲)
J.クーツィール:8本のホルンのための協奏的音楽
ベルリオーズ(編:ロビンソン):「ローマの謝肉祭」op.9(ホルン8重奏版)
トマス・ハウシルト(Hrn)とその生徒たち

録音:アウグスブルク城(ケムニッツ、ドイツ)ライブ録音
アウグスブルク城はザクセン地方を代表する古城の一つ。狩猟が盛んに行われていたことから “狩の城” とも呼ばれるこの城では、毎年ホルン奏者たち が城内の教会で狩の守護者聖ユベールのミサ曲を演奏する伝統があります。本CDではライプツィヒにある名門フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ 音楽演劇大学で教鞭を振るうトマス・ハウシルトと、彼に師事する学生たちによって行われたライブ録音を収録。演奏会のメインである聖ユベールのため の大ミサ曲にも注目されますが、その他にもワーグナーの歌劇「神々の黄昏」からの編曲作品や、ベルリオーズの「ローマの謝肉祭」のホルン8重奏版 など収録される機会の少ない希少なプログラムにも注目です!特にラストに収録された「ローマの謝肉祭」では、彼らの卓越した演奏技術と表現力に圧倒 されます。総勢12人にも及ぶホルンの高らかなアンサンブルのハーモニーが爽快な1枚です。 (Ki)

POLYMNIE
POL-550283(2CD)
マーラー(リュール=ドルゴルキー補筆):ピアノ四重奏曲(全4楽章)
リュール=ドルゴルキー:ピアノ四重奏曲第1番 LWV121
 コンツェルトシュトゥック LWV19
マーラー(リュール=ドルゴルキー編,ピアノ独奏版):交響曲第1番「巨人」(花の章付)
アンゲラン=フリードリヒ・リュール=ドルゴルキー(P)
アンサンブル・モンソロ【本田早美花、シルヴァン・ファヴル(Vn)、シルヴァン・デュラントル(Va)、
セバスティアン・ヴァン・クイーク(Vc)】

録音:2010年10月、2011年4月
●マーラーが1876年に作曲した室内楽「ピアノ四重奏曲イ短調」は、残念ながら第1楽章しか残されていません。スケルツォ楽章は残された24小節の スケッチをもとにシュニトケが1988年に完成させましたが、シュニトケの要素が強すぎるため、マーラーの作品とはみなされていません。しかし、つい に全4楽章約28分の完全版が出現しました。補筆者リュール=ドルゴルキーも基本的には想像による作曲を行っていますが、独自の研究に基づき興味津々。彼自身の説明は以下の通り。
●スケルツォの第2楽章は、マーラー自身によって完全に記譜された最初のページのうち、ヴィオラでは弾きにくく鳴りも悪い16分音符とオスティナート 音型をピアノに移しました。半音階的な展開部とカデンツァの後、印象的な主題復帰もマーラーの精神に則り、第1楽章の和声を遵守しています。その第 1楽章や交響曲第5番第2楽章のコラールの引用、交響曲第1番第2楽章トリオのホルンの音響模倣など興味津々。さらに中間部トリオには歌曲集「亡 き子をしのぶ歌」第4曲を流用、完全にマーラーの音世界を作りあげています。
第3楽章「ゆっくりと感じながら」は1876年作とされる「交響前奏曲」のピアノ譜に記されていた3つの未知作品スケッチに源を求め、それに基づき 再構築されています。リュール=ドルゴルキーは交響曲第1番の第3楽章ばりとみなしていますが、主題といいリズムといい、マーラーというよりブルックナー を想わせます。
●第4楽章ロンドは、アルマ・マーラーの死後世に出た、既存のどの作品にもあてはまらない2つの主題スケッチに基づいています。それらは1920年代 にアルバン・ベルクが調査し、マーラー最晩年のものとしています。ひとつはト長調のプレストで、マーラーはヘ長調に移すよう指示していますが、リュー ル=ドルゴルキーはイ長調にして用いました。そして交響曲第1番の第2楽章を想わせる終結に至ります。彼はこの復元を18歳の1994年、パリ音楽院 の学生時代に着手し、1998年に完成させましたが、ようやくここで日の目をみることができました。
●9歳からピアノを学び始めたリュール=ドルゴルキーは、近所のクラシック好きの医師の蔵書スコアを見せてもらい、すっかりマーラーの交響曲第1番「巨 人」に魅せられ、14歳の1990年、編曲に挑みました。もともとピアノ的でないこの曲のため、彼はペダルの新しい活用法を開発して応用しています。マーラー の「巨人」には岡城千歳によるピアノ編曲もありますが、こちらは「花の章」付きというのがさらに嬉しく、またチャーミング極まりない調べに酔わされます。 編曲者自身のピアノ演奏も強靭な熱演で、約62分、聴き手を金縛り状態にしてしまいます。
●アンサンブル・モンソロは日本のヴァイオリニスト、本田早美花を中心としたパリ音楽院出身のメンバーによる2005年結成のアンサンブル。通常はコ ントラバスも含む五重奏団で、2007年ノルマンディのフォーラム・ミュジカル優勝をはじめ、ヨーロッパのコンクールで入賞する実力派です。 (Ki)

EA RECORDS
EA-1110(1CD)
マクス・ドローヌ:ピアノ三重奏曲イ短調 (1920)
6つの演奏会用練習曲 (1904)〜ピアノ
妖精の踊り (1930)〜ピアノ
ミヌエット (1891)〜ピアノ
小組曲 (1898)〜ピアノ
ジェラール・プーレ(Vn)、
ドミニク・ド・ヴィリアンクール(Vc)、
ディミトリウス・サログロ(P)

録音:2010 年 4月、6月
マクス・ドローヌ(1875-1959)はラヴェルやアーンと同世代のフランスの作曲家。マスネ門下のオペラ作曲家で、パリ音楽院教授やオペラ・コミック 座の音楽監督も務めるなど名声を博しましたが、今日不当な忘却の淵に追いやられています。しかし、師ゆずりの旋律美やオシャレなセンスなど魅力的で、 録音も現れつつあります。1920年作のピアノ三重奏曲は、初演の際に作曲者がピアノを、ガストン・プーレがヴァイオリンを担当しました。今回、ヴァイ オリンはその子息で日本でもお馴染みのジェラール・プーレが奏しているのも魅力。30分近い大作で、充実度満点。さらに魅力的なのは、ドローヌのピ アノ曲が多数収録されていること。「6つの演奏会用練習曲」は各曲がラヴィニャックやコルトーなど大物に捧げられながら、公開演奏すらされていない作 品。今回が世界初録音であると同時に世界初演となりました。他の小品もフランス風な洒脱さが美味の極み、新たな宝の発見と申せましょう。 (Ki)

GENUIN
GEN-12217(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番「大公」
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1-3
トリオ・エクス・エクオ
【ゲラルト・ファウト(P)、
マティアス・ヴォロング(Vn)、
マティアス・モースドルフ(Vc)】

録音:2011年7月1日,8月28日
2005年に結成されたドイツのピアノ三重奏団、トリオ・エクス・エクオによる実に清々しいベートーヴェン。3人の音色は美しいだけでなく、その美しさを共有しながらの豊な息づかい、必要以上に大きく構えず、かと言って気楽にやり過ごすのではない素直な流れが心を捉えます。「大公」第2楽章はファウトのピアノがあまりにも素晴らしく、艶やかな歌の世界を現出。【湧々堂】

Daphneo
Daphneo-A709
カサップ:サクソフォン四重奏のための音楽
ファースト・ドロップ/オルシンニュー
小さなオブジェクトのワルツ
クラクソフォンとサリネッツ/ラスト・ドロップ
タンガッツ/ル・ヴォル・ドゥ・トゥーロン
マドモワゼル・ポガニィ/火炎/アデリー
ヌーヴル・アーチペル/ファースト・ドロップ
イネディッツ・サクソフォンQ、シルヴァン・カサップ(Cl)、マルセル・アツォラ(アコーディオン)、リナ・ボサッティ(P)、エレーヌ・ラバリエ(Cb)
シルヴァン・カサップ(1956−)は、ジャズ、インプロヴィゼーションを得意とするフランスのクラリネット奏者、作曲家。リード楽器の特徴を熟知するカサップが書いたサクソフォン四重奏のためのモダン作品に、パリ・ギャルドのソリスト、バラグリオリが率いるイネディッツ・サクソフォンQが解読します。未案内旧譜。
Daphneo
Daphneo-A703
レーマン:作品集
アルト・フルート,バス・クラリネット,ヴィブラフォンとハープのための「ダイダロス」
チェロ,クラリネット,コントラバスと打楽器のための「深き淵より」
フルートとクラリネットのための「Lege mich wie ein Siegel auf dein Herz」
ラボリントゥス
ピエール・ブーレーズ、カールハインツ・シュトックハウゼンに師事したスイスのベテラン作曲家ハンス=ウルリッヒ・レーマン(1937−)の室内楽作品集。レーマンは今までの功績が認められ、1993年にはチューリッヒ市賞、1998年にはスイス音楽家協会賞を授与されている現代スイスの大物音楽家である。未案内旧譜。

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