湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


室内楽曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。




MELODIYA
MEL-1002580(5CD)
★NX-F05
レオニード・コーガン(1924-1982)生誕95年 アニヴァーサリー・エディション
【DISC 1】 2つのヴァイオリンのための作品
テレマン:2つのヴァイオリンのためのカノン風ソナタ ト長調 TWV40:118
ルクレール:2つのヴァイオリンのためのソナタ ト長調 Op.3-1
 2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.3-3
イザイ:2つのヴァイオリンのためのソナタ イ短調
バッハ:2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ短調 BWV1043*
【DISC 2】 1963年4月7日リサイタル(全曲)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
ファリャ:スペイン民謡による組曲 (コハンスキ編)
カステルヌーヴォ=テデスコ:ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」による演奏会用トランスクリプション
ブラームス:スケルツォ ハ短調 WoO.2 (F.A.E.ソナタ より)
ドヴォルザーク:ユーモレスク(ヤッシャ・ハイフェッツ編)
ベートーヴェン:トルコ行進曲 (アウアー編)
ベンジャミン:ジャマイカ・ルンバ (プリムローズ編)
【DISC 3】 ピアノ三重奏
モーツァルト:ピアノ三重奏曲 ト長調 K564
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番「大公」
【DISC 4】 協奏曲1
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲 第1番
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲 第5番*
【DISC 5】 協奏曲2
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第1番イ短調 Op.99
ヴァインベルク(1919-1996):ヴァイオリン協奏曲 ト短調 Op.67
【DISC 1】
レオニード・コーガン(Vn)、
エリザヴェータ・ギレリス (Vn)
ルドルフ・バルシャイ(指)
モスクワ室内O
録音:1963年、1959年*

【DISC 2】
レオニード・コーガン(Vn)、
アンドレイ・ミトニク(P)
録音:1963年4月7日 モスクワ音楽院大ホール

【DISC 3】
レオニード・コーガン(Vn)、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
エミール・ギレリス(P)
録音:不明

【DISC 4】
ワシリー・ネボルシン(指)モスクワRSOキリル・コンドラシン(指)ソヴィエト国立SO*
録音:1950年、1952年*

【DISC 5】
レオニード・コーガン(Vn)
キリル・コンドラシン(指)、
モスクワPO
録音:1961年
ソヴィエト連邦時代を代表する大ヴァイオリニストの一人、レオニード・コーガンの生誕95周年を記念した5枚組。ピアニスト、エミール・ギレリス の妹で、傑出したヴァイオリニストであったエリザヴェータとの夫婦仲睦まじいデュエットに始まり、モスクワ音楽院でのリサイタル、ロストロポーヴィ チらとのアンサンブル、コンドラシン、ネボルシンとの共演による協奏曲と、当時のソヴィエトならではの豪華共演を楽しむことが出来ます。早熟 の天才として十代で颯爽とデビュー。若くしてエリザベート王妃国際音楽コンクールを制し、あのティボーをして「誰も彼のようには演奏できな い」と言わしめたコーガンですが、ここに収められた録音はいずれも二十代から三十代のもので、技術的にも音楽的にも充実した時期にある 天才の至芸を堪能することができます。

Goodies
33CDR-3755(1CDR)
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ジャンヌ・ゴーティエ(Vn)
イヴォンヌ・ルフェビュール(P)

仏 LE CHANT DU MONDE LDY-8115(17cmLP)
1950年4月11日パリ録音
ジャンヌ・ゴーティエ(1898-1974)はフランスの女流ヴァイオリン奏者。パリ郊外 のアニエール生まれ。パリ音楽院でジュール・ブーシュリ(1877-1962)のクラスで 学び1914年に一等賞を得た。1915年から第一線で演奏活動を始めた。第2次大戦中 はオーストラリアに居住し、1942年から1944年までメルボルン大学で教鞭を取っ た。大戦後フランスに戻り、1952年からチェロのアンドレ・レヴィ(1894-1982)、 ピアノのジュヌヴィエーヴ・ジョワ(1919-2009)とフランス三重奏団を結成。1962 年から1968年までパリ音楽院教授を務めた。イヴォンヌ・ルフェビュール(1898- 1986)はフランスの女流ピアニスト。パリ音楽院に学び12歳で一等賞を得た。1924 年エコール・ノルマルでアルフレッド・コルトー(1877-1962)の助手をつとめ、 後にパリ音楽院の教授に就任した。弟子にディヌ・リパッティ(1917-1950)がいます。 1965年サン・ジェルマン音楽祭を創設した。レコード録音は少ないが、フランス の大物ピアニスト。これは彼女の数少ないスタジオ録音。 復刻にはWESTREX 10Aカートリッジ(MONO接続)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。 (グッディーズ)
Goodies
78CDR-3756(1CDR)
ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調 アンリ・メルケル(Vn)
マドレーヌ・マルセリ=エルソン(Vc)
エリアーヌ・ズルフル=タンロック(P)

米 VICTROLA 11243/5(仏 Disque Gramophone DB4803/5 と同一録音)
1931年3月12-13日パリ録音
ヴァイオリンのアンリ・メルケル(1897-1969)はパリ生まれ。パリ音楽院でギヨー ム・レミに師事し1914年に一等賞を得た。パリ・オペラ座O、コンセール ・ラムルーOのヴァイオリン奏者を務めた後、1929年からパリ音楽院管弦 楽団のコンサート・マスターを務め、後に音楽院の教授になった。ピアノのエリ アーヌ・ズルフル=タンロックは1900年生まれ。このシリーズでフォーレ:ピアノ 四重奏曲(78CDR-3441)が出ています。チェロのマドレーヌ・マルセリ=エルソンは SPレコード時代小品の録音がいくつか発売されていた。 復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型 カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。 (グッディーズ)
Goodies
78CDR-3757(1CDR)
ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調 レナーSQ[イェネ・レナー(Vn1)、ヨーゼフ・スミロヴィッツ(Vn2)、シャーンドル・ロート(Va)、イムレ・ハルトマン(Vc)]

英 COLUMBIA LX270/3
1933年2月27日& 3月2日録音
レナーSQは1918年にハンガリーのブダペストで結成された。メンバー 全員がブダペスト音楽院出身。リーダーのイェネ・レナー(1894-1948)、第2ヴァ イオリンのヨーゼフ・スミロヴィッツとヴィオラのシャーンドル・ロートがイェ ネ・フバイ(1858-1937)の弟子、チェロのイムレ・ハルトマンがダヴィド・ポッパ ー(1843-1913)に師事した。4人はブダペスト・オペラの楽員だったが、1918年の ハンガリー革命を機にSQを結成した。2年に渡って田舎の村にこもって 練習を積んだ後、1920年にウィーンでデビューした。そこに居合わせた作曲家の ラヴェルが演奏に感動し、彼らをパリに招いた。公演はセンセーショ ナルな成功を収めた。その後1922年にロンドン、1929年にアメリカにデビューし た。1927年のベートーヴェン没後100年を記念して16曲の弦楽四重奏曲中11曲 (SPレコード40枚)をイギリス・コロンビアに録音した。これは作曲者ラヴェル が存命中の録音。 復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型 カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。 (グッディーズ)

CPO
CPO-555256(1CD)
NX-B02
レーヴェ:室内楽作品集
大三重奏曲 Op.12
スコットランドの絵 Op.112-クラリネットとピアノのための
デュオ・エスパニョーラ-ヴィオラとピアノのための
ヘニング・ルシウス(P)
マリエッタ・クラーツ(Vn)
レナ・エッケルス(Va)
ヤコプ・クリストフ・クーヒェンブッフ(Vc)
クリスティアン・ザイボルト(Cl)

録音:2018年3月14-16日
400曲を超える歌曲や、ロマンティックなバラード(壮大な物語による歌曲)で知られるドイツ・ロマン派初期の作曲家 レーヴェ。このアルバムではあまり耳にすることのない室内楽作品を楽しむことができます。どの作品も入念に書かれてお り、歌曲のように劇的で美しい旋律が特徴です。とりわけ「スコットランドの絵」は、当時流行していたスコットランド民謡 (出版業を営むジョージ・トムソンがドイツの作曲家たちに編曲を依頼し、広く伝播された)が効果的に用いられた興味深い曲。アイルランドの風景が描写的に描かれています。

ARCANA
A-114(1CD)
NX-A11
J.S.バッハ:トリオ・ソナタ編曲による、3つのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタほか
1-3.トリオ・ソナタ ハ短調 BWV1029 〜2つのアルト・リコーダーと通奏低音(チェロとチェンバロ)
原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番 ト短調 BWV1029
編曲:セルジオ・チオメイ、ヴァルター・ファン・ハウヴェ
4-7.トリオ・ソナタ ト長調 BWV1039 〜2つのヴォイス・フルート(テナー・リコーダー)と通奏低音(チェロとオルガン)
原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番 ト長調 BWV1027
編曲:バッハ
8-10.パルティータ ニ短調 BWV997 〜アルト・リコーダーとチェンバロ
原曲:リュートのためのパルティータ ハ短調 BWV997
編曲:佐藤豊彦、ヴァルター・ファン・ハウヴェ
11-14.トリオ・ソナタ ヘ長調 BWV1028 〜2つのアルト・リコーダーと通奏低音(チェロとチェンバロ)
原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番 イ長調 BWV1028
編曲:ケース・ブッケ、ヴァルター・ファン・ハウヴェ
15-17.トリオ・ソナタ ニ短調 BWV527 〜ソプラノ&アルト・リコーダーと通奏低音(バス・リコーダーとオルガン)
原曲:オルガン・ソナタ第3番ニ短調 BWV527
編曲:サワークリーム
ヴァルター・ファン・ハウヴェ(リコーダーI)
トリプラ・コンコルディア
ロレンツォ・カヴァサンティ(リコーダーII)…1-7、11-17
セルジオ・チオメイ(チェンバロ、オルガン)
カロリーネ・ブルスマ(Vc)
マヌエル・スタロポリ(バス・リコーダー)…15-17

録音:2015年7月8-10日モンテ・カルメロ・アル・コレット聖母マリア教会 トリノ
バッハは、ヴィヴァルディやマルチェロ作品の編曲のほか、自らの作品を様々な形で再利用したことでも知られます。その中でも注 目すべきものの一つに、ヴィオラ・ダ・ガンバと鍵盤のためのソナタ第1番を、2本のフルートと通奏低音のために編曲したものがあ りますが、これをヒントに企画されたのがこのアルバムです。ヴァルター・ファン・ハウヴェとトリプラ・コンコルディアは、残る2曲のヴィオ ラ・ダ・ガンバ・ソナタを、自分たちとリコーダーの名手ケース・ブッケの手で、バッハと同様の手法を用いて2本のフルート(リコー ダー)と通奏低音の形に編曲したものを中心としてアルバムを制作しました。併せてリュート奏者・佐藤豊彦とハウヴェの編曲に よるパルティータと、ハウヴェ、ブッケ、そして亡きフランス・ブリュッヘンによるリコーダー・トリオ、「サワークリーム」による編曲のオルガ ン・ソナタも収録しています。

NoMadMusic
NMM-060(1CD)
モーツァルト:歌劇「魔笛」からの抜粋(弦楽四重奏編曲版)
弦楽四重奏曲 ト長調 K.387
ツァイーデSQ〔シャルロッテ・マクレ(Vn)、レスリー・ブーラン・ラウレ(Vn)、サラ・シュナフ(Va)、ジュリエット・サルモナ(Vc)〕
2010年結成のフランスのツァイーデSQによる、モーツァルト作品集。2012年ハイドン国際コンクールで優勝およびすべての副賞を受賞す るなど、実力派です。奏者たちの内部から湧き上がってくるような律動が感じられる、生のエネルギーに満ちた演奏が魅力です。 (Ki)
NoMadMusic
NMM-056(1CD)
リゲティ:6 つのバガテル
ニールセン:木管五重奏曲 op.43 FS.100
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番op.96「アメリカ」(ダヴィッド・ワルターによる木管五重奏編曲版)
アンサンブル・ウラノス〔マティルド・カルデリーニ(Fl)、フィリベール・ペリン(Ob)、アモリ・ヴィドゥヴィエ(Cl)、ラファエル・アングスター(Fg)、ニコラ・ラメ(Hrn)〕

録音:2018年4月
2014年にクラリネットのアモリ・ヴィドゥヴィエが中心となって結成されたアンサンブル・ウラノス。パリ国立高等音楽院の卒業生で結成され、2017 年リヨン国際室内楽コンクールで第1位、聴衆賞などを受賞しています。管楽五重奏のレパートリーの探求に邁進しているだけでなく、アンゲリッシュ、シャ マユ、ルノー・カプソンらと共演もしており、幅広いレパートリーで聞き手をうならせています。
こちらは彼らの初CD。木管五重奏の重要レパートリーであるリゲティから、ニールセンの傑作、そしてドヴォルザークの「アメリカ」を木管五重奏版に 編曲したもの、という興味深いプログラムです。

Audite
AU-23443(2CD)
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956*
弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810 『死と乙女』
クレモナQ【クリスティアーノ・グァルコ(第1ヴァイオリン/1727年製ストラディヴァリウス「パガニーニ」)、パオロ・アンドレオーリ(第2ヴァイオリン/1680年製ストラディヴァリウス「パガニーニ」)、シモーネ・グラマリア(ヴィオラ/1731年製ストラディヴァリウス「パガニーニ」)、ジョヴァンニ・スカリオーネ(チェロ/1736年製ストラディヴァリウス「パガニーニ」)】
エッカート・ルンゲ(チェロ/1595年製ジローラモ・ヒエロニムス・アマティ&アントニオ・アマティ)*

録音:2018年9月18-22日/ライプニツ・ザール(ハノーファー・コングレス・セントラム)
現代イタリアを代表するSQのクレモナ四重奏団。auditeレーベルからリリースされているベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集(KKC 5900 / AU 21454)、サン=サーンスのピアノ五重奏曲と弦楽四重奏曲第1番(KKC 5940 / AU 97728)でもその高い技術と豊かな音楽性で高く評価され、 2018年7月の初来日公演も話題となりました。
2018年9月に録音した期待のアルバムはシューベルト。アルテミス・カルテットの創設メンバーとしても知られるエッカート・ルンゲをむかえての弦楽 五重奏曲、そして弦楽四重奏曲第14番『死と乙女』です。当録音では2017年9月より日本音楽財団に貸与されているストラディヴァリウスの銘器「パ ガニーニ・クヮルテット」を使用しての注目作。同セットはかつてハーゲン四重奏団や東京クヮルテットが使用した銘器です。四重奏のメンバー全員がクレ モナ産の楽器を用いての録音は20年ほどのキャリアで初めだけにさらなる期待が高まります。シューベルト最晩年の室内楽、弦楽五重奏曲。天国的な美 しさを呈するこの傑作をクレモナ四重奏団とルンゲは全身全霊を傾けて演奏しております。また『死と乙女』では緊張感が途切れることなく鬼気迫る演奏 を披露。長年のキャリアでしか築くことのできない阿吽の呼吸から生まれる演奏を聴かせてくれます。高水準の演奏に加えてauditeレーベルの社主にし てトーン・マイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による高品位の録音であることも注目です。 (Ki)

FUGA LIBERA
FUG-748(1CD)
ラヴェル:ピアノ三重奏曲、 ほか
バーンスタイン(ブルーノ・フォンテーヌ編):「キャンディード」序曲
バーンスタイン(ブルーノ・フォンテーヌ編):「ウエスト・サイド・ストーリー」ファンタジー
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 M67
トリオ・ザディーグ
[イアン・バーバー(P) アメリカ
ボリス・ボルゴロット(Vn) フランス
マルク・ジラール・ガルシア(Vc) フランス]

録音:2018年8月13-17日エリザベート音楽院ホール、ワーテルロー(ベルギー)
フランスの生まれでパリ音楽院とウィーン音楽大学で共に学んだボリス・ボルゴロットとマルク・ジラール・ガルシアが、帰国後に出 会ったアメリカのピアニスト、イアン・バーバーと共に組んだピアノ三重奏団、トリオ・ザディーグのデビュー・アルバム。ヴォルテールの 作品からグループ名を取った彼らによる、やはりヴォルテールを原作とするバーンスタインのミュージカル「キャンディード(カンディー ド)」序曲で幕を開けるこのアルバムは、名作「ウエスト・サイド・ストーリー」へと続き、弾けるようなリズムとメランコリックな歌いまわ しの美しさにどんどん惹きつけられます(Transartでフレンチ・ジャズ感覚漂うモーツァルトやバッハの名盤を連発してきたピアニス ト=アレンジャーのブリュノ・フォンテーヌによる編)。メインはラヴェルによる大作で、ここでの色彩豊かな表情も実に見事。20 世紀を生きたバーンスタインと19世紀生まれのラヴェルという2人の実り多い出会いを間で演出するのは、21世紀の作曲家バ ンジャマン・アタイール。トゥールーズの出身という、メンバー2人と同郷のアタイールがこのトリオのために書いた「Asfar」は、弦2 人とピアノが対話をするように開始されますが、この組み合わせが次々に変化し、3パート相互の掛け合いへと発展していく緊張 感あふれる刺激的な作品です。ハイドンからラフマニノフ、ショスタコーヴィチにヴァスクスと、すでに著名なピアノ三重奏曲のほとん どをレパートリーとしている彼ら。近現代によるプログラムのこのアルバムは、若い世代ならではの、ほんの名刺代わりと言えそうで す。

BIS
BISSA2369(1SACD)
ヴァイオリンとピアノための5つのソナタ第1集
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 Op.120-1(原曲:クラリネット・ソナタ第1番)
スケルツォ〜F.A.E.ソナタ WoO 2より
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78「雨の歌」
「おお涼しき森よ」〜5つの歌Op.72より
「ナイチンゲールに寄す」〜4つの歌Op.46より
ウルフ・ヴァリーン(Vn/1746年製ドメニコ・モンタニャーナ)
ローランド・ペンティネン(ピアノ/スタインウェイD)

録音:2017年5月/スタジオ・アクースティクム(ピテオー/スウェーデン)
シューマンやヒンデミットのヴァイオリン・ソナタ全曲録音でも知られるウルフ・ヴァリーンとローランド・ペンティネンの最強 コンビが遂にブラームスの録音を開始しました。ヴァイオリンとピアノための “5つ” のソナタと題された当シリーズ。オリジナルのヴァイオリン・ソナタは 3篇とF.A.E.ソナタですが、ここではクラリネット・ソナタのピアノ・パートを改訂したヴァイオリン・ソナタの版も収録しております。ヴァリーンが奏でる イタリアの名器ドメニコ・モンタニャーナの艶やかな音色とペンティネンの細やかなピアノが絶妙にマッチした一際美しい演奏です。
スウェーデンを代表するヴァイオリニスト、ウルフ・ヴァリーンはストックホルム音楽大学にてスヴェン・カルペに、ウィーン国立音楽大学にてヴォルフガ ング・シュナイダーハンにそれぞれ師事。その後ソリストとしてパーヴォ・ヤルヴィ、エサ=ペッカ・サロネン、フランツ・ウェルザー=メストといった著名 な指揮者との共演を果たし国内外で幅広く活躍するヴァイオリニストです。 (Ki)

APARTE
AP-177(2CD)
グノー:弦楽四重奏曲全曲
弦楽四重奏曲 ト短調 CG.565
弦楽四重奏曲 ヘ長調 CG.563
弦楽四重奏曲 イ短調 CG.564
「小四重奏曲」ハ長調 CG.561
弦楽四重奏曲 イ長調 CG.562
カンビーニ=パリSQ[ジュリアン・ショヴァン (Vn)、カリーヌ・クロケノワ(Vn)、ピエール=エリック・ニミロヴィチ (Va)、酒井淳 (Vc)]

録音:2017年2&10月
グノーの弦楽四重奏曲全曲の登場。世界初録音となる、ピリオド楽器による全集です。演奏するのは、酒井淳も参加のカンビーニ=パリSQ。 18世紀フランスのジャダンや19世紀フランスのフェリシアン・ダヴィッドなどの作品、また、モーツァルトを手がけてきています。
「フランス近代歌曲の父」とも呼ばれるシャルル・グノーはなんといってもオペラ(声楽)で名を残していますが、少なくとも5曲の弦楽四重奏曲を完 成させたと考えられています。といっても、その楽譜資料の残され方は残念な状況で、多くの弦楽四重奏のスケッチ譜がオークションで出回ったり、また 生前に友人にプレゼントしたりと、楽譜資料は散逸していました。1993年、2作の完成した弦楽四重奏の楽譜がオークションにかけられました。その 譜面は、第2番(イ長調)、第3番(ヘ長調)と記されていましたが、作曲者の生前および死後に出版された楽譜には2種類の「第3番」があるなど、 まだまだ混乱がみられる状況です。フランス・ロマン派音楽センター(パラツェット・ブル・ザーネ’ Palazzetto Bru Zane’)のサポートも得て、このグノー の弦楽四重奏曲5作品が、ピリオド楽器で世界初録音されました。どの作品も美しい旋律に満ちており、どこかオペラの序曲や場面を思わせるような豊 かな情景感。メンバーたちの奏でる楽器の音色もたいへん豊かで雄弁な語り口。優秀録音。大注目の2枚組です! (Ki)

Tactus
TC-830002(1CD)
クラリネットとピアノのためのオペラティック・ファンタジー
ルイジ・バッシ:「リゴレット」による演奏会用幻想曲、
 「夢遊病の女」による大協奏的二重奏曲*、
 「イル・トロヴァトーレ」の主題によるディヴェルティメント
ドナート・ロヴレーリョ:「椿姫」による演奏会用幻想曲
ガエターノ・ラバンキ/ パオロ・サヴォイア:「仮面舞踏会」の動機による演奏会用作品
カルロ・デッラ・ジャコマ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」による幻想曲
ジョヴァンニ・プンツィ(Cl)、
アメデオ・サルヴァート(P)、
カロジェロ・プレスティ(小クラリネット)*

録音:2018年4月、デンマーク王立音楽アカデミー
コペンハーゲン・フィルの第一ソロ・クラリネット奏者を務めるイタリア出身の名手、ジョヴァンニ・プンツィが吹くオペラティック・ファンタジー。ヴェルディ、ベッリーニ、マスカーニらの名作オペラの旋律を、華麗な超絶技巧と美麗な音色のクラリネットでお届けします。
Tactus
TC-821890(2CD)
カルロ・ロッサーロ:室内楽作品集
ピアノとヴァイオリンのための幻想曲「ドラマ・アルティスティコ」
ピアノとコントラバスのための幻想曲
ピアノとチェロのためのソナタ
独唱とピアノのための15のロマンスと瞑想曲
アレッサンドロ・ミラーニ(Vn)、
セルジョ・パトリア(Vc)、
ダヴィデ・ボット(Cb)、
アンナ・キエリケッティ(S)、
リッカルド・ボッタ(T)、
エレナ・バッラーリオ(P)

録音:2016年1月−6月、イタリ
熱心なワーグナー信奉者もであったとされる19世紀トリノの作曲家&ピアニスト、カルロ・ロッサーロ(1827−1878)の弦楽と声楽のための室内楽作品集。トリノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院教師エレナ・バッラーリオによる、この素晴らしいピエモンテの作曲家の未出版作品を再評価するプロジェクト。

Chandos
CHAN-20124(2CD)
ブリテン:弦楽四重奏曲集&パーセル:4声のファンタジア集
ブリテン:弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.25、
 3つのディヴェルティメント、
 弦楽四重奏曲第3番 Op.94
パーセル:4声のファンタジア集〔第6番ヘ長調 Z.737/第7番ハ短調 Z.738/第8番ニ短調 Z.739/第9番イ短調 Z.740/第10番ホ短調 Z.741〕
ブリテン:弦楽四重奏曲第2番ハ長調 Op.36
ドーリックSQ〔アレックス・レディントン(Vn1)、ジョナサン・ストーン(Vn2)、エレヌ・クレモン(Va)、ジョン・マイヤーズコフ(Vc)〕

録音:2018年10月15日ー18日、コンサート・ホール、スネイプ・モルティングス(サフォーク)
1998年に結成、第6回大阪国際室内楽コンクール第1部門を制覇し、英グラモフォン誌では『最も優れた若手SQの1つ』と絶賛され、シャンドスが次世代のメイン・アーティストとして期待を寄せるイギリスのアンサンブル、ドーリックSQ。
2018年の結成20周年の節目としてレコーディングされたのは、ブリテンの弦楽四重奏曲全3曲と、弦楽四重奏のための「ディヴェルティメント」。そして、ブリテンが愛した作曲家、ヘンリー・パーセルのヴィオール・コンソートのための音楽も収録。注目は、エレヌ・クレモンが弾くヴィオラ。1843年フランチェスコ・ジュッザーニ制作、ブリテン=ピアーズ財団より貸与されているこの楽器は、以前はフランク・ブリッジ、そしてブリテン自身が使用していた楽器です。

Le Chant de Linos
CL-17134(1CD)
チェロとピアノのための音楽 〜シューマン、ブラームス、ドホナーニ、マチェク
ドホナーニ:チェロ・ソナタ
イーヴォ・マチェク:チェロ・ソナタ
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
ブラームス:チェロとピアノのための6つの歌
カヤナ・パッコ(Vc)、
ダニエル・デトーニ(P)

録音:2016年5月、ドイツ
■クロアチアの2人の若きミュージシャン、カヤナ・パッコとダニエル・デトーニのデュオ。シューマン、ブラームス、ドホナーニのチェロ作品に加え、母国クロアチアの作曲家、イーヴォ・マチェク(1914−2002)のチェロ・ソナタも収録。マチェクのチェロ・ソナタは、彼の初期の作風である後期ロマン主義と後期の作風である新古典主義が同居した、マチェクのもっとも有名な室内楽作品の1つ。
Le Chant de Linos
CL-18141(1CD)
エンリケ・ソロ(1884-1954):ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調(1903)
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調(1914)
ジェローム・シモン(Vn)、
シャルル・ラヴォー(P)
チリ楽壇の歴史と発展、教育に功績を残したチリの作曲家、ピアニスト、教師、エンリケ・ソロ(1884−1954)が20世紀初頭に書いた2つのヴァイオリン・ソナタ。2曲とも世界初録音。

Etcetra
KTC-1637(1CD)
ギターとピアノのための音楽
ドビュッシー(デュオ・アデントロ編):小組曲
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ファンタジア Op.145
シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ D.821
ラヴェル(デュオ・アデントロ編):マ・メール・ロワ M.60
モンポウ(デュオ・アデントロ編):嘆き第1部(内なる印象 より)
デュオ・アデントロ〔サスキア・ファン・ヘルゼーレ(P)、マールテン・ファンデンベムデン(G)〕
ブリュッセル王立音楽院で結成されたギターとピアノの二重奏、デュオ・アデントロのファースト・レコーディング。カステルヌオーヴォ=テデスコのファンタジアを発見したことから始まったギターとピアノのための音楽の旅で、ギター版の「アルペッジョーネ・ソナタ」や、自ら編曲したドビュッシー、ラヴェルで新たな表現の可能性を広げています。

Avie
AV-2405(2CD)
シューマン:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.63
ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調 Op.80
ピアノ三重奏曲第3番ト短調 Op.110
幻想小曲集 Op.88
ホルショフスキ・トリオ〔ジェシー・ミルス(Vn)、ラーマン・ラマクリシュナン(Vc)、相沢吏江子(P)〕

録音:2017年12月6日ー9日、アメリカ芸術文学アカデミー(ニューヨーク)
20世紀ポーランドの偉大なピアニスト、ミェチスワフ・ホルショフスキの名を冠した気鋭のピアノ三重奏団、ホルショフスキ・トリオの新録音がAvieからリリース。
相沢吏江子は、10代半ばでカーネギー・ホール・デビューを飾り、カーティス音楽院でホルショフスキの最後の弟子となったピアニスト。トリオは、二度のグラミー賞ノミネートを誇るヴァイオリニスト、ジェシー・ミルス、ダデラスSQの創立メンバー、ラーマン・ラマクリシュナンとともに、ホルショフスキ夫人の賛同と支援を得て結成され、2011年にニューヨークのロックフェラー大学でデビュー。現在もニューヨークを拠点に、北米、アジア、インド各地で活動し、2018年11月にもハクジュ・ホールやザ・フェニックス・ホール等で来日公演を行っています。
Avieへのデビュー録音となるのは、2018年の来日公演でも披露された「第1番」を含む、シューマンのピアノ三重奏曲全集。個々の高い技量と深く結びついたトリオのメンバーシップを活かし、シューマンのロマンと情熱溢れるピアノ三重奏曲を表現しています。

Signum Classics
SIGCD-555(1CD)
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第5番ヘ長調 Op.92、
 弦楽四重奏曲第12番ヘ長調 Op.96 「アメリカ」
スーク:古いチェコの讃歌「聖ヴァーツラフ」による瞑想曲 Op.35a
アルビオンSQ〔タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、エマ・パーカー(Vn)、ロザリンド・ヴェントリス(Va)、ナサニエル・ボイド(Vc)〕

録音:2018年5月15日ー17日、ブリテン・スタジオ(スネイプ・モルティングス、サフォーク)
1986年ロンドン生まれ、巨匠ルッジェーロ・リッチが「私がこれまで出会った中でもっとも才能のある若きヴァイオリニスト」と絶賛し、2016-2017シーズンのECHOライジング・スターズに選出された英国ヴァイオリン界の才女、タムシン・ウェーリー=コーエン。2019年2月には無伴奏リサイタルや読響との共演で来日公演も成功させたタムシン・ウェーリー=コーエンが2016年に結成したイギリスの若きアンサンブル、アルビオンSQがSignum Classicsから登場! ドヴォルザークの傑作「アメリカ」で、堂々のデビューを果たし、今後もドヴォルザーク続編、ウォルトンやブリテンのレコーディングを予定しているとのことです。
アルビオンSQは、英国王立ウェールズ音楽大学で定期的にマスタークラスと演奏を行うなど教育にも情熱を傾けながら、ヨーロッパ各地の音楽祭に出演、チェコ・フィルやバス歌手のマシュー・ローズ、シューベルト・アンサンブルのダグラス・パターソン、イザイ・クヮルテットのミゲル・ダ・シルヴァ、ピアニストのローランド・ペンティネンらと幅広いコラボレーションを行っています。

BIS
BISSA-2347
(1SACD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲(トリオ・ツィンマーマン編曲による弦楽トリオ版) トリオ・ツィンマーマン【フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn/1711年製ストラディヴァリウス、「レディ・インチクイン」)、アントワーヌ・タメスティ(Va/1672年製ストラディヴァリウス「マーラー」)、クリスチャン・ポルテラ(Vc/1711年製ストラディヴァリウス「マラ」)】

録音:2017年8月&9月、2018年6月/聖オスターグ教会(ノイシュタット、マンデルスロー)
トリオ・ツィンマーマンは2007年に結成。「トリオは自分にとってベストなアンサンブル」と語るツィンマーマンが、長年ベストなアンサンブルができる 演奏者を探し、若き天才ヴィオラ奏者のアントワーヌ・タメスティの演奏に感銘を受けたツィンマーマンが直々にトリオ結成を懇願。その後、タメスティが 信頼を寄せるチェリスト、ポルテラにオファーしたことによりトリオ・ツィンマーマンが結成しました。
BISレーベルからリリースされているベートーヴェンの弦楽三重奏曲第2〜4番(BIS SA 1857 / KKC 5222)、ベートーヴェンの弦楽三重奏曲第 1番&セレナード(BIS SA 2087)モーツァルトのディヴェルティメント 変ホ長調&シューベルトの弦楽三重奏曲第1 番(BIS SA 1817 /KKC 5202)、 ヒンデミットとシェーンベルク:の弦楽三重奏曲(BIS SA 2207 / KKC 5833)はそのどれもが絶賛されており、今回のゴルトベルクの録音も非常に期待 が高まります。
バッハの作品には並々ならぬ思いをもつツィンマーマン。念願のゴルトベルクの演奏ではメンバー全員によるアレンジを採用。立体的かつ重厚感に 満ちた演奏を聴かせてくれます。見事なまでに完成されたトリオ・ツィンマーマンのアンサンブルで聴く極上の演奏をお楽しみください。なお、トリオ・ツィ ンマーマンはすべて名器ストラディヴァリウスを使用しております。エレガントの極みともいえるこの上なく美しい音色をご堪能いただけます。 (Ki)


Audite
AU-21456(3CD)
イタリア四重奏団―RIAS録音全集
(1)ドニゼッティ:弦楽四重奏曲第7番 ヘ短調
(2)ケルビーニ:弦楽四重奏曲第5番 ヘ長調
(3)マリピエロ:弦楽四重奏曲第4番
(4)ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第7番 嬰ヘ短調 Op.108
(5)ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
(6)シューベルト:弦楽四重奏曲第8番 変ロ長調 Op.168 D.112
(7)シューマン:弦楽四重奏曲第2番 ヘ長調 Op.41-2
(8)ハイドン:弦楽四重奏曲第66番 ト長調 「ロプコヴィッツ」 Op.77-1 Hob.III:81
(9)シューマン:弦楽四重奏曲第3番イ長調 Op.41-3
イタリアQ【パオロ・ボルチャーニ(第1Vn)、エリサ・ペグレッフィ(第2Vn)、ピエロ・ファルッリ(Va)、フランコ・ロッシ(Vc)】

録音:(1)(5)1959年10月18日/RIASフンクハウス、7スタジオ(ベルリン)(6)1951年2月25日、(7)(8)1951年2月26日、(2)(9)1958年10月13日、(3)(4)1963年10月13日、/ジーメンスヴィラ、ベルリン=ランクヴィッツ(ベルリン)
全てモノラル
高音質復刻で評判を呼ぶドイツauditeレーベルからリリースされているRIAS音源による初出音源集。当セットはRIASに残されたイタリア四重奏団 の音源全集です。1945年に結成されたイタリア四重奏団は、熱情、官能といったイタリア風の特質が発揮され、第1ヴァイオリンのパオロ・ボルチャー ニのとろけるように優美な音色が魅力です。一方で、緻密なアンサンブルと構成力を持ち合わせ、今もなお人気の20世紀を代表するSQといえ ます。 1951年から1963年収録のRIAS音源では得意のシューマン、ハイドン、シューベルトに加えて、ここに収録されたドニゼッティ、ケルビーニ、ショ スタコーヴィチの各作品はディスコグラフィにはなく、非常に貴重な録音が日の目を見ることとなります。力強さと艶やかさに満ちた驚きの演奏がよみがえ ります。演奏の素晴らしさもさることながら、auditeレーベルの見事な復刻にも注目で、非常に鮮明な音質で蘇りました。 (Ki)

Coviello
COV-91907(1CD)
レーガー&シューベルト
レーガー:ヴァイオリン・ソナタ第9番ハ短調 Op.139
 子守歌 Op.43/春の朝 Op.51-11
 やすらぎ Op.62-3
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番 ニ長調 D384
 ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第3番 ト短調 D408
アンナ・ゾフィー・ダウエンハウアー(Vn)
ルーカス・マリア・クーエン(P)
9曲のヴァイオリン・ソナタを作曲したレーガー。その最後にあたる第9番を収録しています。全4楽章の充実した作品で、終楽章はレーガー必殺の 変奏曲となっており聴き応えのある1曲です。デュオとして活動するダウエンハウアーとクーエンによる演奏は揃った呼吸と確かな技術が見事。2人が編 んだ歌曲からの美しい編曲版を挟み、清冽なシューベルトのソナチネ2曲へと流れるようにつながる構成も良い感じです。 (Ki)

ATMA
ACD2-2772(1CD)
女流作曲家によるヴィオラ作品集
クララ・シューマン:3つのロマンス
ブーランジェ:チェロとピアノのための3つの小品(ヴィオラとピアノ編)
ファニー・メンデルスゾーン:黄昏が空から降り
レベッカ・クラーク:ヴィオラとピアノのためのソナタ
リリアン・フックス:田園風ソナタ
アンナ・ピドゴルナ:その子、光をもたらす(ヴィオラ独奏のための)
マリーナ・ティボー(Va)
マリー=エヴァ・スカルフォン(P)

録音:2018年4月
女流作曲家によるヴィオラ作品を集めたディスクです。憂いのあるヴィオラの音色と美しいメロディが織りなす安らかな祈りのような音楽たち。味わい深 い佳品が並んでいます。 (Ki)
ATMA
ACD2-2762(1CD)
アナ・ソコロヴィッチ(1968-):作品集
(1)Sirenes (アカペラ6声)
(2)Tanzer Lieder (ソプラノ、フルート、ピッコロ、チェロ、ピアノ)
(3)Pesma (メゾソプラノ、フルート、ピッコロ、クラリネット2、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
(4)Evta (ヴァイオリン独奏とアンサンブルのための協奏曲)
クリスティーナ・スザボ(Ms) 
アンドレア・ティニエツ(Vn)
フローリー・バリクエッテ(S)
「プディングの女王」音楽劇場声楽アンサンブル、モントリオール現代アンサンブル
ヴェロニク・ラクロワ(指)

録音:(2)2018年1月29日、(3)(4)2018年3月3日、(1)2018年8月31日
カナダの作曲家、アナ・ソコロヴィッチ(1968-)による作品集です。(1)(2)(3)は声楽作品。ソコロヴィチは「人の声」を創作の中心に据えており、この 作曲家を理解するにはうってつけの作品と言えます。(4)はヴァイオリンとアンサンブルのための協奏的作品。どれもヴェールに包まれたような繊細な響き が印象的です。 (Ki)

オクタヴィア
OVCC-00148(1CD)
2019年3月20日発売
ブラス・ジャーニー
J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971より 第3楽章 プレスト
ヘンデル:サラバンド (ハープシコード組曲 第2巻 第4番 HWV437:第3曲)
 私を泣かせてください (歌劇「リナルド」HWV7aより)
マルコム・ベネット:5つの町
 ロンドンデリーの歌
ルイス・ミラー:金管五重奏曲
 アメイジング・グレイス
 ジャスト・ア・クローサー・ウォーク・ウィズ・ジー
チャップリン:スマイル
クルー(ゴーディオ編):君の瞳に恋してる
東京メトロポリタン・ブラス・クインテット[高橋 敦 (Tp)、中山 隆崇 (Tp)、西條 貴人(Hrn)、小田桐 寛之(Tb)、佐藤 潔(Tub)]

録音:2018年11月15、16日 神奈川県立相模湖交流センター
東京都交響楽団のトップ・プレイヤー5人で結成された「東京メトロポリタン・ブラス・クイン テット」がクリストン・レーベルより初登場です。 個々に驚異のテクニックと豊かな音色を兼ね備えたトップ・プレイヤーたちならではの金管 五重奏で奏でられるそのハーモニーと、ジャンルにとらわれないレパートリーは、クラシッ クファンのみならず様々な方面から絶賛されています。バロック音楽から民謡、ポップス、 ブルースまで、金管アンサンブルの魅力溢れるサウンドとともにジャンルを越えた名曲の 旅を「ブラス・ジャーニー」と題した当アルバムで、心ゆくまでお楽しみください。(オクタヴィア)

カメラータ
CMCD-28364
税込定価
2019年2月28日発売
西村朗:弦楽四重奏曲第5番「シェーシャ[聖蛇]」(2013)
弦楽四重奏のための七つの断片と影(2015)
弦楽四重奏曲第6番「朱雀」(2017)
アルディッティSQ[アーヴィン・アルディッティ(Vn1)、アショット・サルキシャン(Vn2)、ラルフ・エーラース(Va)、ルーカス・フェルス(Vc)]

録音:2017年6月/神奈川 ほか
 文化庁芸術祭レコード部門大賞に輝いたCDアルバム『エイヴィア ン[鳥]』、弦楽四重奏曲第4番を中心に収録した『ヌルシンハ[人獅 子]』に続く、アルディッティSQによる西村朗の弦楽四重奏 曲集第3弾。  西村が、世界的ヴァイオリニスト、アーヴィン・アルディッティの還 暦を祝って作曲し、ロンドンのウィグモア・ホールで初演された表題 曲「シェーシャ[聖蛇]」(弦楽四重奏曲第5番)から、2017年にアル ディッティ四重奏団に捧げた「朱雀」(同第6番)までの近作、全3作品 を、来日の機会をとらえセッション録音した必聴の音源。(カメラータ)

Resonus
RES-10233(1CD)
NX-B05
サロンでオペラ
パガニーニ:カンタービレ ニ長調 MS109 Op.17
シューベルト:歌曲集「冬の旅」-春の夢 D811 Op.89-118
(フラウグィッシモ・デュオ編)
シューベルト:夜うぐいすへ D497 Op.98-1(フラウグィッシモ・デュオ編)
シューベルト:野ばら D257 Op.3-3(フラウグィッシモ・デュオ編)
フランチェスコ・モリーノ(1768/75-1847):夜想曲 II OP.38
ソル:モーツァルトの主題による序奏と変奏曲 Op.9
グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より「精霊の踊り」
メルツ(1806-1856):タランテッラ Op.13-6
ジュリアーニ(1781-1829):グランド・セレナーデ ニ長調 Op.82
フラウグィッシモ・デュオ
【メンバー】
フー・ユウウェイ(フルート・・・オリジナル:A.グレーザー:1790頃/2011年Marn Wenner製8キー・フルート)
ヨハン・レフヴィング(ギター・・・オリジナル:1850年French Triboutguitar/ジェームズ・ウェストブルーク復元)

録音:2017年9月11-13日
フルートとギターに特化した作品を演奏するユニークなアンサンブル「フラウグィッシモ・デュオ」。この「サロンでオペラ」と 題したアルバムでは、19世紀前半に流行した“オペラのモティーフを用いた室内楽作品”を演奏しています。録音など がなかったこの時代、演奏会を楽しむためには実際に劇場に出かける他なく、家庭で演奏できるこのような編曲作品 が重用されました。モリーノやソルの華麗な装飾が凝らされた技巧的な作品は、聴いているだけで当時の雰囲気を味 わうことができるでしょう。また、このアルバムでは「フラウグィッシモ・デュオ」自らがシューベルトの愛らしい歌曲をフルート とギターのために編曲、その魅力を伝えています。
Resonus
RES-10237(1CD)
NX-B05
マイケル・ゼブ・ゴードン(1963-):室内楽作品集
Fragments from a Diary 日記からの断片(2005)-クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための
False Relations 偽りの関係(1994)-ヴァイオリンとピアノのための
Grace グレース(1999)-ヴァイオリンとピアノのための
Roseland ばらの園-チェロとピアノのための
クラリネットのための3つの短い曲(2016)
日々の小品 2015-ピアノのための
小さなフォリー(2002/2016改訂)-クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための
In the Middle of Things-物事の途中で(2014)-ヴァイオリン、チェロとピアノのための
ジュリアン・ブリス(Cl)
フィデリオ三重奏団
【メンバー】
ダラー・モーガン(Vn)
アディ・タル(Vc)
メアリー・デュリア(P)

録音:2016年7月17-18日、12月13日
古典派作品から現代まで幅広いレパートリーを持つフィデリオ三重奏団。このアルバムでは、名クラリネット奏者ジュリ アン・ブリスをメンバーに加え、英国の現代作曲家、マイケル・ゼブ・ゴードンの一連の室内楽曲を演奏しています。三 重奏団とジュリアンは15年の長い関係を築いており、このアルバムでも、ゴードンが求める様々な楽器の組み合わせ による魅力的な響きを存分に引き出しています。ユニークなタイトルが付いた一連の作品をお楽しみください。

SOMM
SOMMCD-0190(1CD)
NX-B04
ベートーヴェン、キュフナー、J・シュトラウス:室内楽作品集
1.ウェーバー(キュフナー編):序奏、主題と変奏曲
2-7.ベートーヴェン:七重奏曲 Op.20
8.J・シュトラウス:春の声(エマ・ジョンソン編)
9.J・シュトラウス:無窮動(エマ・ジョンソン編)
カルドゥッチSQ
【メンバー】
マシュー・デントン(Vn)…2-7
ミケーレ・フレミング(Vn)
エオイン・シュミット=マルティン(Va)…2-7/エマ・デントン(Vc)…2-7
エマ・ジョンソン(Cl)
クリス・ウェスト(Cb)…2-9
フィリップ・ギボン(Fg)…2-9
ピーター・フランコーム(Hrn)…2-9

録音:2017年10月7日
サザンプトン大学 ターナー・シムズ・ホール ライヴ
イギリスを代表する女性クラリネット奏者、エマ・ジョンソン。このアルバムは彼女が率いる仲間たちとカルドゥッチ弦楽四 重奏団による極めて親密なベートーヴェンを中心に、いくつかの楽しい作品が収録されています。ベートーヴェンの七重 奏曲は発表当時から大人気となりましたが、これまでにはなかった新鮮な楽器の組み合わせであり、奏者を集めるのも 困難であったため、のちにピアノ三重奏版など様々な形に編曲されました。貴族たちやアマチュア音楽家たちが仲間内 で楽しめるように、程よい難易度と明るい楽想を持っています。以前はウェーバーの作品と考えられていた「序奏、主題 と変奏曲」は現在キュフナーの作品と断定されていますが、その美しさは不変です。エマ自身が編曲した2曲のシュトラ ウス作品は、まさにアンコールにぴったりの遊び心が溢れています。
SOMM
SOMMCD-0144(1CD)
NX-B04
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集 第4集
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1-1
アレグレット 変ホ長調 Hess48
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調「大公」Op.97
グールド・ピアノ・トリオ
【メンバー】
ルーシー・グールド(Vn)/アリス・ニアリー(Vc)
ベンジャミン・フリス(P)

録音:2012年5月23日 ライヴ
2011年から2012年にかけて、4回に渡って開催されたグールド・ピアノ・トリオによるベートーヴェン:ピアノ三重奏曲の 全曲コンサート。最後を飾る5月のライヴで演奏されたのは、第1番と小さなアレグレット、そして最高傑作の一つ「大 公」の組み合わせ。優れたピアニストであったベートーヴェンのテクニックが垣間見える見事なピアノ・パートをフリスが見事 に演奏。美しい弦との組み合わせが魅力的な作品を、彼らは最高の形で聴かせています。

Gramola
GRAM-99182(1CD)
パノニアからの響き
ハイドン:弦楽四重奏曲 ハ長調 Hob.III:57 Op.54-2
バルトーク:弦楽四重奏曲 第2番 Op.17 Sz67
ブラームス:弦楽四重奏曲 イ短調 OP.51-2
パシフィック・カルテット・ウィーン
【メンバー】
高瀬 悠太(Vn1)
エスター・マヨール(Vn2)
チンティン・ファン(Va)
サラ・ヴァイレンマン(Vc)

録音:2018年3月8-10日
2006年、ウィーン国立音楽大学の学生たちによって創立されたパシフィック・カルテット・ウィーン。高瀬悠太を第1ヴァ イオリンに擁することもあり来日公演も多く、高い人気を誇るアンサンブルです。前作(GRAM-99107)ではハイドンと ウェーベルン、デルングス、黛敏郎を並べた個性的なプログラムで聴き手を魅了しましたが、今作ではハイドン、バルトー ク、ブラームスの3つの弦楽四重奏曲を披露。タイトルの「パノニア」とは、ドナウ川の北からハンガリー一帯の地名のこ と。古代ローマ時代には「パンノニア」と呼ばれていました。第一次世界大戦中にバルトークがこの地域の民謡を調査 し、自身の四重奏曲第2番に反映させたことから、このアルバム名が付けられたということです。
Gramola
GRAM-99188(1CD)
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K626
ペーター・リヒテンタール(1778-1853)による弦楽四重奏版
パンドルフィス・コンソート(古楽器使用)
【メンバー】
マキシミリアン・ブラット(Vn1)
イングリット・ロールモーザー(Vn2)
エルズビエータ・サイカ=バハラー(Va)
ギュンター・シャーゲル(Vc)

録音:2018年2月4-7日
モーツァルト・ハウス ウィーン
モーツァルトの「レクイエム」の弦楽四重奏版は、20年ほど前にアグライア四重奏団のアルバムがリリースされて以来、ク イケンをはじめ、いくつかのアンサンブルが手掛けたヴァージョンです。 編曲者リヒテンタールは、オーストリアの医学博士でアマチュアの音楽家。モーツァルトの息子カールと親しかった彼によ る編曲は、モーツァルトの生涯最後の名作を、忠実でありながら簡素な形で弦楽四重奏へと移し替えることに成功し ています。「歌詞が大きな意味を持つ宗教曲」から、一切の言葉を失くしてしまったこの編曲版を、ピリオド楽器アンサ ンブル、「パンドルフィス・コンソート」は親密に演奏。涙や悲しみの感情や希望の心を感じさせる素晴らしい仕上がりを 見せています。
Gramola
GRAM-99157(1CD)
イヴァン・エレート(1936-):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 第1番Op.18
弦楽四重奏曲 第2番OP.26
弦楽四重奏曲 第3番Op.78
アコードQ
【メンバー】
ペーテル・メゼ(Vn1)
チョンゴル・ヴェール(Vn2)
ペーテル・コンドル(Va)
マーチャーシュ・エルヴェーティ(Vc)

録音:2018年1月15-17日
モーツァルトハウス、ウィーン
ハンガリー出身、オーストリアで活躍するイヴァン・エレートの弦楽四重奏曲集。エレートは第二次世界大戦で苦難を 強いられたものの、戦後は教師、ピアニストとしてドイツの音楽界の発展に力を尽くした作曲家です。前衛的な作風を 用いることがなかったエレートの作品は、バルトークやブラームスからの影響が感じられる美しい旋律と、民謡風の雰囲 気を併せ持つ魅力的なもの。ハンガリーの若手奏者たちによるアコード四重奏団は、デビュー作となるこのアルバムで、 作品のすばらしさを丁寧に歌い上げています。
Gramola
GRAM-99183(1CD)
退廃音楽の祭典〜室内楽作品と歌曲集
ヘンリエッテ・ボスマンズ(1895-1952):Chanson シャンソン
 Complainte du petit cheval blanc
 小さな白い馬の嘆き
Le diable dans la nuit 夜の悪魔
ヴァリー・ヴァイグル(1894-1982):Toccatina トッカティーナ(ロベルト・シューマンの思い出に)(1982)
 Who is at my Window?
 私の窓辺にいるのはだれ?(1968)
 Living a Life 人生を生きる(1968)
 Hymn to Eros エロス讃歌(1968)
シャルロッテ・シュレジンガー(1909-1976):Es ziehen die Reihe lang(1931)
 Wie hell das Licht mir scheinet(1931)
 Was hor ich(1931)
ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァ(1915-1940):2つのリトルネッロ Op.25
 永遠に Op.12-1(1936/37)
 私の悲しみは Op.12-2(1936/37)
 手 Op.12-3(1936/37)
 クリスマス・キャロル-小さな愛の歌 Op.18-
7(1938)
マルティヌー:Koleda milostna-Liebesliedchen
 クリスマス・キャロル-小さな愛の歌 H259(1937)
ヴァイグル:All Day I Hear the Noise of Waters
 終日私は水の音を聞く(1951)
 Listen 聴く(1971)
ボスマンズ:チェロとピアノのためのソナタ
(1919)
ヘルミーネ・ハーゼルベック(Ms)
フランツ・バルトロメイ(Vc)
クレメンス・ツァイリンガー(P)

録音:2016年10月11-13日
2012年から2016年まで毎年開催されていた「EntArteOpera Festival=退廃音楽の祭典」からのレコーディン グ。2016年はテーマに『女性作曲家たち』を据えて、ボスマンズ、ヴァイグル、シュレジンガー、カプラーロヴァの4人の作 品を紹介しています。女性の作曲家の活動が難しかったことに加え、戦争での迫害など様々な逆境をはねのけ、素 晴らしい作品を残した彼女たちの偉業を讃えたアルバムは聴き手に大いなる感動をもたらします。また、1曲添えられ たマルティヌーの作品は、カプラーロヴァの「クリスマス・キャロル」と同じ詩が用いられています。
Gramola
GRAM-99184(1CD)
ヨーゼフ・マイセダー(1789-1863):作品集 第4集
弦楽四重奏曲 第2番ト短調 Op.6(1811)
弦楽五重奏曲 第2番イ短調 Op.51(1830)*
ウィーン・マイセダー・アンサンブル
【メンバー】
ライムンド・リシー(Vn1)
ハラルド・クルムペック(Vn2)
トビアス・リー(Va)
ペーター・ソモダリ(Vc)

ウィーン・マイセダー・アンサンブル*
【メンバー】
ハラルド・クルムペック(Vn1)
ライムンド・リシー(Vn2)
トビアス・リー(第1Va)
ロベルト・バウエルシュタッター(第2Va)
ペーター・ソモダリ(Vc)

録音:2016年1月4-5日、2018年3月20日*
ウィーン・フィルのメンバーであるライムント・リシーによるヨーゼフ・マイセダーの4枚目の作品集。今作ではマイセダーの弦 楽四重奏曲と弦楽五重奏曲の2曲を聴くことができます。イグナツ・シュパンツィヒに師事したマイセダーは、ウィーンの 伝統を受け継ぐ作曲家、教師であり、ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンストを始めとする数多くの弟子を育てながら、自 身も優れたヴァイオリニストとして活躍しました。残念ながら、彼の存命中に愛された作品の多くは忘れられてしまいま したが、幸いなことにリシーの手によって発掘され、現在少しずつ演奏会のプログラムに載せられるようになってきまし た。弦楽四重奏曲と五重奏曲は、マイセダーのヴァイオリニストとしての力量が存分に発揮された作品であり、リシーは 第1ヴァイオリン奏者としてアンサンブルを完全に掌握、納得の演奏を披露するとともに、マイセダーの魅力を力強く語っ ています。

ORFEO
C-946191(1CD)
NX-B08
ピアノ四重奏曲集
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K478 (1785)
マーラー:ピアノ四重奏曲 断章 イ短調 (1876/78頃)
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op.25 (1861)
スクリデ・ピアノQ[バイバ・スクリデ(Vn)、リーズ・ベルトー(Va)、ハリエット・クリーフ(Vc)、ラウマ・スクリデ(P)]

録音:2018年6月3-4日、ゼンデザール、ブレーメン
2001年のエリザベート王妃国際音楽コンクールでの優勝以来、アーティストとしての成長を着実に遂げてきたバイバ・スクリデ と、その妹ラウマ・スクリデという、来日公演でもお馴染みのラトヴィア出身の姉妹が中心となって結成された、スクリデ・ピアノ四 重奏団。ヴィオラは、ル・サージュが進めたフォーレの室内楽作品集への参加など、ALPHAレーベルへの録音でお馴染みのフラ ンス出身のリーズ・ベルトー。チェロのハリエット・クリーフはオランダの出身で、Capriccioレーベルよりソロ・アルバムを数点リリース しており、2018年の初来日時にはリサイタルのほか、読売日本SOとの共演でも話題となりました。2016年のシューベル ティアーデでデビューを飾ったこの国際色豊かなカルテット、アルバムは今回が初めてとなります。モーツァルトが劇的な展開を得 意としたト短調で書かれたK478終楽章での生き生きとした表現、同じくト短調を用いた先鋭的な作風がシェーンベルク:の心も 捉えたブラームスでの、情感豊かなアンサンブルなどが聴きどころ。このモーツァルトとブラームスの人気作品に、やや通好みのする マーラーの断章を組み合わせています。繊細な表情に力強さも兼ね備えた、奥深い歌を楽しむことができます。


HUNGAROTON
HCD-32817(3CD)
ザ・マスターズ・コレクション〜タートライSQ
CD 1(63’34”)
(1)ハイドン:弦楽四重奏曲第67番ニ長調Op.64-5「ひばり」
(2)ハイドン:弦楽四重奏曲38番変ホ長調 Op.33-2「冗談」
(3)モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
CD 2(66’58”)
(4)バルトーク:弦楽四重奏曲第4番Sz.91
(5)バルトーク:弦楽四重奏曲第6番Sz.114
(6)コダーイ:弦楽四重奏曲第2番Op.10
CD 3(67’32”)
(7)ボッケリーニ:ギター五重奏曲第4番ニ長調「ファンタンゴ」
(8)ドホナーニ:ピアノ五重奏曲第2番変ホ短調 Op.26
(9)ライタ・ラースロー:弦楽四重奏曲第10番 Op.58
タートライSQ
(3)ベーラ・コヴァーチ(Cl)、
(7)ラースロー・センドレイ=カルパー(G)
(8)エルネー・セゲディ(P)

録音:1957-1978年/ハンガリー
20世紀のハンガリーを代表するクァルテット、タートライSQ。現在入手困難となっているフンガロトンの名録音が当レーベルの「ザ・マスター ズ・コレクション」シリーズで復活しました。
ブダペストSO、ハンガリーRSO、ブダペスト・フィルハーモニーのコンサートマスターをつとめたヴィルモシュ・タートライにより1946 年に結成されたタートライSQは同年10月8日に初コンサートを開き大成功をおさめました。その後1948年にはブダペスト国際音楽コンクー ルで第1位を受賞、1952年および1972年にはリスト賞、1958年にはコシュート賞を受賞するなど極めて高い評価を得てきました。フンガロトン・レー ベルより多くの録音を手掛け、中でもハイドンの弦楽四重奏曲全集は誉れ高き録音として有名なほか、ハンガリーの作曲家の作品も積極的に演奏してきま した。ここに収録されたライタ・ラースロー(1892-1963)の作品もその一つです。ブダペスト出身のラースローはライプツィヒ、ジュネーヴ、パリで学び、 パリではダンディに師事しました。第一次世界大戦後にはブダペスト音楽院および国立アカデミーで教鞭をとり、バルトーク、コダーイと共同でハンガリー の民謡の録音の写譜と分析にあたりました。弦楽四重奏曲第10番は彼の最後の弦楽四重奏曲です。

Pentatone
PTC-5186718(1SACD)
ベートーヴェン&ヒルボリ
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3
アンデシュ・ヒルボリ(1954-):コングスガード変奏曲
.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131
カルダーQ【ベンジャミン・ジェイコブソン(Vn)、アンドリュー・バルブルック(Vn)、ジョナサン・モーシェル(Va)、エリック・バイヤーズ(Vc)】

録音:2018年5月22-25日/コルバーン音楽学校、ジッパー・ホール(ロサンゼルス)
高い技術と芸術性が評価されているアメリカの実力派クァルテット、カルダー四重奏団がPENTATONEレーベルと専属契約し ました!注目の第1弾はベートーヴェンの弦楽四重奏曲第3番と14番にはさみ、アンデシュ・ヒルボリのコングスガード変奏曲を収録しました。当団の これまでの録音では近現代が中心だっただけにベートーヴェンは新境地といえ期待が高まります。
1798年から1800年にかけて作曲されたベートーヴェンの弦楽四重奏曲第3番は7度の跳躍が印象的な第1楽章、平和な雰囲気の主題を軸にした 第2楽章、明るく生気に溢れた第3楽章、そして爽やかな緊張感に満ちながらも最後は静かに終わる全4楽章構成です。一方、1825年末から翌年夏 にかけて作曲された第14番は全7楽章という特異な構成をとる後期の傑作の一つです。
1954年ストックホルム生まれのヒルボリは、合唱と即興音楽を経験した後に1976年にストックホルムの王立音楽大学に入学。グンナル・ブクト、ラー シュ=エーリク・ロセル、アルネ・メルネス、ペール・リンドグレーンの下で対位法と作曲法と電子音楽を学び、ブライアン・ファーニホウのクラスにも参 加しました。合唱作品を中心に協奏曲や室内楽作品でも高い評価を集めています。コングスガード変奏曲は2006年の作品。ベートーヴェンとの相性も よくベートーヴェンの変奏曲を思わせる構成で、生き生きとしたこの上なく美しい響きが印象的です。 (Ki)

MIRARE
MIR-334(1CD)
トーマス・アデス(b.1971):「テンペスト」よりコート・スタディーズ(2005)
メシアン:世の終わりのための四重奏曲
ラヴァエル・セヴェール(Cl)
トリオ・メシアン【ダヴィッド・ペトルリック(Vn)、ヴォロディア・ファン・クーレン(Vc)、テオ・フシュネレ(P)】

録音:2017年12月20-22日、ベルギー
1994年生まれ、14歳でパリ音楽院に入学、2013年ニューヨークのヤング・コンサート・アーティスツ・インターナショナル・オーディションで第 1 位およ び8つの賞を受賞したフランスの気鋭クラリネット奏者、セヴェール。ブラームス作品集(MIR250)に続くMIRARE第2弾は、ピアノ・トリオと共演してのトー マス・アデスとメシアン。ヴァイオリン、チェロ、ピアノとクラリネットという編成の作品はヒンデミット、そしてこのメシアンの世の終わりのための四重奏曲が代 表的ですが、トーマス・アデスは自身の代表的なオペラ作品「テンペスト」(2004年初演)から、登場人物たちのキャラクターを凝縮させたようなこのコート・ スタディーズを作曲(2005年)しました。オペラの原曲を知らなくても、刺激的なリズムと透明感のあるハーモニーで非常に聞きごたえのある、エネルギーに 満ちた作品です。セヴェールのクラリネットのきわめて自然な音楽運びと、トリオ・メシアンとの抜群のアンサンブルが楽しい1枚です。

CLAVES
50-1819(1CD)
モーツァルトとその同時代人群像
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第26番 変ホ長調 K.302
(2)ヨーゼフ・ヴェルシュ(18世紀):主題と変奏曲〜無伴奏ヴァイオリンのための
(3)フリードリヒ・ヴィルヘルム・ルスト(1739-1796):ヴァイオリン・ソナタ
(4)ルスト:チェンバロとオブリガートのためのソナタ ヘ長調
(5)アントワーヌ・ラクロワ(1756-1806):主題と変奏曲〜無伴奏ヴァイオリンのための
(6)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番 変ロ長調 K. 454
プラメナ・ニキタソヴァ(Vn)、
アリーン・ジルベライシュ(ハンマークラヴィーア)

録音:2018年5月22-26日/ゼーヴェン・カトリック教会(スイス)
ブルガリア出身のヴァイオリニスト、プラメナ・ニキタソヴァ。古楽を中心とした活躍が目覚ましく、これまでも数々のCDが高評価を受けています。当アルバ ムはモーツァルトとその同時代に活躍した作曲家に焦点を当て、ヨーゼフ・ヴェルシュ、フリードリヒ・ヴィルヘルム・ルスト、アントワーヌ・ラクロワといったな かなか演奏されることのない作曲家の作品を聴くことができます。ハンマークラヴィーアを演奏したアリーン・ジルベライシュとの相性もよく、一音一音が生き生 きと輝かしい音色で奏でられます。 (Ki)

フォンテック
FOCD-9806(1CD)
税込定価
2019年3月6日発売
西川豪/Fascinate ファシネイト
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番ト短調 BWV1001
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番ハ短調 作品30-2
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲 第2番 ニ短調
ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲
西川 豪(Vn)、佐野隆哉(P)

録音:2018年9月21日 東京文化会館 小ホール ライヴ
東京藝術大学音楽学部、および修士課程で学んだ若きヴァイオリニスト西川 豪。2018年9月21日に行わ れた東京文化会館でのリサイタルを収録、注目のライヴ・レコーディング・アルバムです。 本CDには、バッハ、ベートーヴェン、そしてルーツを系譜ドイツに持つフランクの大作ソナタ3曲とアン コールからの小品2曲を収録。ストラディバリウスの魅力ある音色にも注目ください。 正統派ソナタでの重厚感溢れる演奏、またヴァイオリニストならでは編曲に、西川の名妓が光ります。 (フォンテック)
フォンテック
FOCD-2584(1CD)
税込定価
2019年3月20日発売
現代日本の作曲家 第54集
星谷丈生: 四季〜ピアノのための〜 (2016)
72の断片によるシンフォニア (2017/2018改訂)
フルート,チェロ,ポルタティーフオルガン,キーボードのための音楽 (2014/2018改訂)
榑谷静香(P)
多久潤一朗(Fl)
多井智紀(Vc)
萩森英明 (ポルタティーフオルガン)
石川星太郎 (電子キーボード&指)
CD“現代日本の作曲家”シリーズは、創作活動の成果である、作品の記録を系統的・持続的に行う必要を満 たすべく、1992 年度上期より現在まで刊行を続けています。 その第 54 集は、学生時代より同世代の音楽家とともにアンサンブルを結成し、現在も自身の創作に加え、国 内外の様々な作品の紹介を行う<行動する>作曲家 星谷丈生の作品集成です。 星谷丈生は、多久潤一朗、多井智紀など、日本の現代音楽シーンを支える奏者を擁する演奏団体:アンサンブ ル・ボワの発起人であり、創作者としても、日本の中堅世代の充実を支える作曲家の一人として、木下正道、 渡辺俊哉、徳永崇らと手を携え、優れた活動を継続しています。星谷は「音楽は、言葉で説明できない何かを 表現し得る一つの手段である」という認識に立ちながらも、説明できない中にあっても「実際には(比較的) 説明しやすいことと、説明しづらいことが含まれている」と精査の必要を語ります。このことは、星谷がアン サンブルの演奏家たちと濃密な協働を繰り返す中で、音楽におけるコミュニケーションの在り方に拘ってきた 証左です。その協働は、チェリストである多井が星谷作品の演奏のために微分音ポジティフオルガンを自作す るほどに深く、コミュニケーションにおける探求は、星谷をして伝統的な五線譜でも図形楽譜でもない、新た な確定的な記譜の在り方を編み出させるほどのものです。収録作品は、そうした協働と探求の結果が余さず示 されるものとなりました。 (フォンテック)

ODRADEK RECORDS
PIAZZ-001(1CD)
「REVOLUCIONARIO」
ピアソラ:乾杯(チンチン)
革命家 /ラ・カモーラ1
五重奏のための協奏曲
ミロンガ・ロカ/悪魔のロマンス
やがて来るもの/フラカナーパ
ある街へのタンゴ
アルフレード・ゴッビへの肖像
3人のためのミロンガとフィナーレ
ミルトンの肖像
キンテート・アストル・ピアソラ(アストル・ピアソラ五重奏団):
【ラウタロ・グレコ(バンドネオン)
セバスティアン・プルザク(ヴァイオ
リン)
クリスティアン・サラテ(P)
セルジオ・リヴァス(ダブルベース)
ジェルマン・マルティネス(G)】
アストル・ピアソラ(1921-1992)は、タンゴにクラシックとジャズの要素を強く盛り込ん だ独自の作風のため、様々な演奏が可能だが、ピアソラの死後、アストル・ピアソラ財 団の総裁ラウラ・エスカラダ・ピアソラは、五重奏こそピアソラ演奏の理想と考え、クイン テト・アストル・ピアソラを立ち上げた。20 年以上活躍しているこの団体による演奏は、 今日最も正統なピアソラ演奏であり、ピアソラの真の魅力を伝えるものとなった。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-382(1CD)
アンドレア・カサルビオスの音楽
カサルビオス:「歩く人」〜チェロと合唱のための
「言葉もなく」〜チェロ、ヴィブラフォン、シンバルとマリンバのための
「クリソル」ハイドンの主題による即興曲〜ピアノのための
「マクトゥブ」〜3 つのチェロのための
「自由が泣きながら起き上がる」〜ヴァイオリン、チェロと事前録音された声による
ハイドン:ピアノ・ソナタ ニ長調 Hob.XVI24〜第 3楽章
アンドレア・カサルビオス(Vc,P)
リチャード・ジャルッソ(指)
ヴォーチェ・チェンバー・シンガーズ
エミリー・ダジェット・スミス(Vn)
トーマス・メーサ(Vc)
イスマー・ゴメス(Vc)
ギャレット・アーニー(打楽器)

録音: 2017 年10 月-2018 年8 月
ニューヨーク
スペインのチェリスト、アンドレア・カサルビオスの作品集。彼女はチェリストとして活躍し ながら、作曲活動にも熱心です。ここに収録されている作品はいずれもここ 5、6 年の新 作。チェロが活躍する作品が多いのは当然だが、ピアノ曲も彼女が演奏しています。

ALBANY
TROY-1748(1CD)
クルジウィキ:室内楽作品集
(1)「光を受ける」〜フルート,クラリネット,ヴァイオリン、チェロ,ピアノと打楽器のための
(2)二つの悲歌
(3)ピアノ四重奏曲
(4)リュート音楽
(1)アンサンブル・エシャッペ
(2)(4)ポール・ラーディン(指)
テンプル大学コンサートcho
(3)クラローザQ
(4)マリアンヌ・マイヤー(Hp)
(4)スーザン・ノヴィツキ(P,チェレスタ)
(4)ジャスパー四重奏団
米国の作曲家、ジャン・クルジウィキ(1948―)の室内楽作品集。室内楽作品といっても二つの 悲歌と「リュート音楽」は合唱曲。ジャン・クルジウィキはテンプル大学で音楽理論、作曲の教授を 務めています。作風は神秘的なものあり、やや前衛的なものあり。
ALBANY
TROY-1749(1CD)
アメリカのヴィオラ曲
ブランシュ・ブラッド(1882-1933):舟歌
ベンジャミン・カッター(1857-1910):愛の物語(5 曲)
ピストン(1894-1976):ヴィオラとピアノのための間奏曲
エドナ・フリーダ・ピーチュ(1894-1982):アンダンテ・カンタービレ
ジュリア・クランプキー(1870-1961):子守歌
C.E.ジョーンズ(1988-):ヴィオラ協奏曲「モノンガヘラ」(ピアノ伴奏)
アンドレア・ウド(Va)
イ・ソンジョン(P)

録音:2017 年12 月13 −15日 ウェスト・バージニア大学
近現代の米国の作曲家によるヴィオラ作品集。ブランシュ・ブラッド(1882-1933)、ベンジャミン・ カッター(1857-1910)、ウォルター・ピストン(1894-1976)、エドナ・フリーダ・ピーチュ(1894-1982)、 ジュリア・クランプキー(1870-1961)、C.E.ジョーンズ(1988-)の作品を収録。これらのうち、カッター の「愛の物語」、ピストンの間奏曲、ジョーンズの「モノンガヘラ」はこれが世界初録音とある。 アンドレア・ウドは、ウェスト・バージニア大学のヴィオラの助教を務めています。
ALBANY
TROY-1751(1CD)
破片を集めて
プリシェパ:破片を集めて
ラヴェル:ツィガーヌ
マンフォード:2 つの短い舞曲
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1 番
デュオ・メンディ(Duo MemDi):
【イゴール・カルディン(Vn) 、ロシェル・セーネット(P)】

録音:2018年 イリノイ大学
デュオ・メンディによる近現代のヴァイオリンとピアノのための作品集。メンディ MemDi とは 記憶と多様性 Memory and Diversity の略。アントン・プリシェパ(1983―)はロシア出身のクラリ ネット奏者、作曲家。「破片を集めて」は 2017 年の作。ジェフリー・マンフォード(1955―)は米国 で精力的に活躍する作曲家。2 つの短い舞曲も2017 年の作。

Naive
V-5452(3CD)
バルトーク:弦楽四重奏曲全集(全6曲) ディオティマSQ
[ユン=ペン・ツァオ(Vn)
コンスタンス・ロンザッティ(Vn)
フランク・シュヴァリエ(Va)
ピエール・モルレ(Vc)]

録音:2018年3月29〜4月1日、4月30〜5月2日、ケルン
ディオティマSQの最新盤は、バルトークの弦楽四重奏曲全集。弦楽四重奏曲の「エヴェレスト」であるこの全集を録音するのは彼らの長年の夢であっ たといいます。ディオティマSQはパリとリヨンの国立高等音楽院で一等賞を受賞したメンバーで構成され、1996年に創設以来世界的に活躍する弦楽 四重奏団です。『ディオティマ』というグループ名は、ルイジ・ノーノの弦楽四重奏曲「断章、静寂、ディオティマへ」からとられています。ディオティマとはプラト ンの「饗宴」、ドイツの詩人ヘルダーリンの「ヒューペリオン」に登場するヒロインの名。ラッヘンマン、ファーニホウ、細川俊夫ら現代の作曲家たちと密接なか かわりを持ちながら同時代作品を演奏するとともに、ベートーヴェン、シューベルトなどのレパートリーを演奏しています。2016、18年と来日もしており、その 高い技術と作品への鋭いまなざしが光る演奏は高く評価されています。 バルトークの弦楽四重奏曲は約30年という長い期間に生み出されたもので、バルトークの人生の大きな出来事が反映されていたり、ドビュッシーやシェーンベ ルク、ベルクらの影響、ハンガリーの民謡などの影響、さらにはアラブ音楽の要素がみられるものなど、バルトークのエッセンスが凝縮されたような作品群です。ディ オティマは、バルトークが音符に込めた様々な思いを深くえぐりだすかのような、深みのあるアプローチで聴かせます。 (Ki)

SUPRAPHON
SU-4265(1CD)
20世紀前半に活躍したチェコの作曲家の作品集
ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):弦楽四重奏曲第3番 Op.46(1943)
ハンス・クラーサ(1894-1942):主題と変奏〜弦楽四重奏の為の(1935/36)
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):5つの小品〜弦楽四重奏の為の(1923)
パヴェル・ハース(1899-1944):弦楽四重奏曲第2番 Op.7「猿山より」(打楽器つき版)(1925)
ベネヴィッツ・クァルテット【ヤクブ・フィッシャー(第 1 ヴァイオリン)、シュチェパン・イェジェク(第 2 ヴァイオリン)、イジー・ピンカス(Va)、シュチェパン・ドレジャール(Vc)】
(4)パヴェル・レーベルガー(パーカッション)

録音:2018年10月5、23、24日&11月1日/マルチーネク・スタジオ
当ディスクは20世紀前半から中期にあたる第2次世界大戦時に活躍したチェコ(チェコスロバキア)の作曲家に焦点を当てたアルバムで、ヴィクトル・ウルマン、 ハンス・クラーサ、エルヴィン・シュルホフ、パヴェル・ハースの作品を収録しました。ユダヤ系の両親に生まれたヴィクトル・ウルマン。生前カトリックに改宗 してはいたもののナチス・ドイツがプラハに侵入したことにより1942年テレジン収容所に送られました。弦楽四重奏曲第3番はその収容所で作曲された作品で す。パヴェル・ハース26歳の作「猿山より」は、チェコ=モラヴィア高地で過ごした夏の休日を回想して書かれたもの。師を思わせるメロディの魅力と、作品の 特徴としてジャズのアドリブ語法の指示が強調されるように、実体は完全にハースの音楽となっています。
演奏のベネヴィッツ・クァルテットは1998年にプラハ音楽院にて結成。ソフィア王妃音楽大学にてR.シュミットに師事。2004年にはチェコ・フィルハーモ ニーのチェコ室内楽協会賞を受賞。同年、ARDミュンヘン国際コンクールでは本選に進出、セオドア・ログラー財団奨学金とベーレンライター原典版賞を獲得。 2005年、第5回大阪国際室内楽コンクール&フェスタに優勝後、2008年にはイタリア、レッジョ・エミリアの第8回パオロ・ボルチアーニ国際クァルテットコ ンクールで優勝しております。 (Ki)

CAvi
4260085-532391(1CD)
ジョージ・アンタイル(1900-1959):ヴァイオリン作品全集 第1集
ヴァイオリン・ソナタ 第1番〜第4番
アレッサンドロ・ファジュオーリ(Vn)
アレッシア・トッファニン(P)
2019年に没後70年を迎えるジョージ・アンタイルは『バレエ・メカニック』『飛行機ソナタ』などのアヴァンギャルドな作風で有名ですが、後年は伝統的な 書法に回帰したり、映画音楽も多く手掛けていたりと様々な表情を持っています。ヴァイオリン・ソナタは4曲残されていて、調性をギリギリのところで保持しつ つも新しい表現に果敢に挑んでいく作風が何ともかっこよく刺激的。冷たい機械的な動きとそれを連続させる熱いエネルギー、変拍子でスリルにあふれたスピー ド感などアンタイルの面白さがぎっしりと詰まっています。打楽器的な第1番(1923年)、ダダイズム・キュビスムの表現を推し進めた第2番(1923年)、そ して新古典派に姿を変えた第3番(1924年)はストラヴィンスキーからの影響を思わせます。戦後に書かれた第4番(1948年)は前3曲と約25年の隔た りがあり、プロコフィエフやショスタコーヴィチに近い音楽となっています。それぞれに特色があり、他では聴けない感触を持ったユニークな作品たち。まとめて 聴けるのがありがたい、貴重な録音です。 (Ki)
CAvi
4260085-531615(1CD)
ピアノ四重奏によるラヴェル、フォーレ、シャンソン
ラヴェル:マ・メール・ロワ(サカベ・シンタロウ編曲、ピアノ四重奏版)
「シャンソン・プロジェクト」
ヨハネス・ショールホーン:plus blanche(クロード・ル・ジュヌの作品に基づく)
セバスティアン・コールホーフェン:Au Suivant(ジャック・ブレルの作品に基づく)
ゴードン・ウィリアムソン:Chanson Ruee
ジェラール・ペソン:Rentrez soupirs(M.A.シャルパンティエの作品に基づく)
コンスタンティノス・ラプティス:Fambee Montalbanaise(ギュス・ヴィズールの作品に基づく)
フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調 Op.15
フレックス・アンサンブル
[エンドリ・ニニ(P)、杉村香奈(Vn)、アンナ・スルツ=カパラ(Va)、マルタ・ビルスマ(Vc)]
ピアノ四重奏で奏でるフランス音楽。後期ロマン派の伝統を受け継ぎ書かれたフォーレのカルテットはそのまま演奏していますが、他はひとひねりふたひねりあ るプログラム。ピアノ連弾と管弦楽で残されているラヴェルの『マ・メール・ロワ』のピアノ四重奏編曲版に、フランスのシャンソンを集めて複数の作曲家が現代 的アレンジを施した『シャンソン・プロジェクト』。ラヴェルは原曲の魅力そのままに楽器を移し替えたアレンジですが、シャンソンはかなり前衛的書法によっていて、 完全な現代音楽として再創造されています。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186758(1SACD)
『Dido & Aeneazz』
(1)Overture(5’18”)/(2)Peace and I are strangers grown(6’44”)/(3)Fear no danger; Cupid has thrown the dart(1’ 30”)/(4)A splendid time together(5’53”)/(5)The triumphs of love(3’00”)/(6)Love dance(6’22”)/(7)The witches (3’57”)/(8)Ritornel(5’48”)/(9)The sailors(5’07”)/(10)Horizon(4’50”)/(11)Sailors & witches(9’13”)/(12)Triumphant witches(5’13”)/(13)Crazy witches(6’42”)/(14)Great minds against themselves conspire(0’54”)/(15)Dido’s lament(6’ 21”)/(16)With drooping wings(4’11”)
カレファックス・リード五重奏団【オリヴァー・ボエクホールン(Ob)、イヴァー・ベリックス(Cl)、ラーフ・ヘッケマ(Sax)、イェルテ・アルトゥイス(バス・Cl)、アルバン・ウェスリー(Fg)】、エリック・フロイマンス(Tp)

録音:2018年6月28-27日/ルター派教会(ハーレム)
カレファックス・リード五重奏団(カレファックス・リード・クインテット・アムステルダム)の PENTATONEレーベル第 2 弾 “Dido&Aeneazz” が登場。このアルバムはヘンリー・パーセル作曲の歌劇「ディドとエネアス」を当団のラーフ・ヘッケマが再編成し、さらにトランぺッ ト奏者エリック・フロイマンスがコンセプトに合ったアレンジをしている実に興味深い内容で、ディドとエネアス(Dido and Aeneas)にジャズ、カリプソ、 クレズマーの要素をふんだんに取り入れたという意味を込めた造語 Dido&Aeneazzというタイトルが付けられました。
カレファックス・リード五重奏団は「ポップスのメンタリティを備えたアンサンブル」と評され、圧倒的なテクニックから奏でられる見事なアンサンブル で結成時より高い評価を得ており、独 MDGレーベルなどから多くのディスクがリリースされています。リード五重奏は 18 世紀以降の作品が多いため、 当団はオリジナル作品以外も積極的に編曲また委嘱をし、レパートリーを広げてきました。また、ジャズ、ポップスも演奏し国際的な音楽シーンから熱烈 な支持を受けています。PENATATONEレーベル第 1 弾『隠された秘宝』(PTC 5186696)では、ジョスカン・デ・プレの「森のニンフ」、コレッリの「ラ・ フォリア」、オルガンのために書かれたフランクの前奏曲、フーガと変奏曲など、カレファックスの真の実力を示した名演を聴かせてくれました。
オランダを代表するトランぺット奏者エリック・フロイマンスは 2018 年の東京 JAZZ にも出演し多くの観客を魅了したことも記憶に新しいところです。 V-Flowレーベルより『Viento Zonda』(VF 03)、『Levanter』(VF 02)、『Act 2』(VF 01)をリリース。ジャズ、クラシック、ワールド ・ ミュージッ クの境界線を自由に行き来する変幻自在のトランペットの音色が魅力です。 (Ki)

Linn
CKD-602(1CD)
NX-B09
ハイドン:第1アポーニー四重奏曲 Op.71
ハイドン:弦楽四重奏曲第69番変ロ長調 Op.71-1 Hob.III:69
キャプテン・サイモン・フレイザー(1773-1852):The Beauty of the North 美しきスコットランドの北
ニール・ガウ(1727-1807):Miss Dumbreck ミス・ダンブリック(マクスウェル四重奏団編)
ハイドン:弦楽四重奏曲第70番ニ長調 Op.71-2 Hob.III:70
ジェームズ・スコット・スキナー(1843-1927):The Rosebud of Allenvale アレンヴェール墓地の薔薇の蕾
ジョージ・スミス(メンバー):Guardswell and Truly ガーズウェル農場での永遠の誓い
スキナー:The Hurricane ハリケーン(マクスウェル四重奏団編)
ハイドン:弦楽四重奏曲第71番変ホ長調 Op.71-3 Hob.III:71
マクレガー夫人:Griogal Cridhe ‘Gregor’s Lament’ 最愛のグレガー(グレガーの嘆き) (1570年前後)(マクスウェル四重奏団編)
マクスウェルSQ
[コリン・スコビー(Vn)、ジョージ・スミス(Vn)、エリオット・パークス(Va)、ダンカン・ストラチャン(Vc)]

録音:2018年4月11-14日、メニューイン・ホールストーク・ダバノン、サリー、UK
2010年にイギリスで結成され、2017年にトロンヘイム国際室内楽コンクールで聴衆賞を受賞しているマクスウェルSQのデビュー 録音(2016年にアコーディオン奏者のCDにゲスト録音があり)。ハイドンが最初のイギリス旅行からウィーンへ帰った直後に書き始められた「ア ポーニー四重奏曲」の前半3曲(Op.71)に、演奏する彼らはもちろん、作曲者もきっと影響を受けたであろう、故郷スコットランドの伝統音 楽を組み合わせるというオリジナリティ溢れる趣向。サイモン・フレイザー、ニール・ガウ、ジェームズ・スコット・スキナーはいずれもそれぞれの時代 に名を馳せた名フィドル奏者たちであり、最も古い「最愛のグレガー」は、戦争で亡くなった夫にケルトの言葉(ゲール語)で歌われたという美し い哀歌です。ハイドンの3つの四重奏曲では、歓喜が全体を包む第69番、抒情的でロマンティックな第70番、振幅の大きな表情を持つ第 71番という、それぞれの特徴を大きく意識させる快演を披露。若く輝かしい表現と音色を堪能できる一枚です。

MELODIYA
MEL-1002519(3CD)
NX-D05
ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):作品選集

【DISC 1】
ヴァイオリン・ソナチネ Op.46
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.95
無伴奏ヴィオラ・ソナタ 第1番Op.107
【DISC 2】
チェロ・ソナタ第1番ハ長調 Op.21
チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.63
チェロと管弦楽の為の幻想曲 嬰ヘ短調 Op.52
【DISC 3】
弦楽四重奏曲第7番ハ長調 Op.59
トランペット協奏曲 変ロ長調 Op.94
【DISC 1】
アレクセイ・ミフリン(Vn)、
エフゲニア・セイデル(P)
アレクサンドル・ブルシロフスキー(Vn)
フョードル・ドルジーニン(Va)
録音:1966年、1976年
【DISC 2】
アッラ・ヴァシリエヴァ(Vc)
ミェチスワフ・ヴァインベルク(P)
ルドルフ・ヴァルシャイ(指) モスクワ室内O
録音:1977年、1970年
【DISC 3】
ボロディンQ
ティモフェイ・ドクシツェル(Tp)
アリギス・ジュライティス(指)
モスクワPO
録音:1960年、1978年
2019年、生誕100年となるポーランド出身の作曲家ヴァインベルクの、室内楽を中心とした名曲・名演を集めた3枚 組。ナチスを避け1939年以降ソヴィエトで活躍したヴァインベルクは、一般にショスタコーヴィチの影響を強く受けているいといわ れ、交響曲など大規模な作品がよく知られていますが、この作品集を聴けばそれらが一面的であることがよく理解できることで しょう。ユダヤ、ポーランド、そのほかアルメニア音楽や東西の様々な作曲家などの影響も受けつつさらに発展させ、ショスタコー ヴィチが「彼は心臓の血で音楽を書く」と語ったように、明白な主体性で感情をストレートに盛り込みんだ、聴くものに直接語り 掛けてくる音楽を堪能することができます。ボロディン四重奏団などソヴィエト音楽史を彩る名手たちの名が連なるセット。最後 には、巨人ドクシツェルによるトランペット協奏曲も収められているのが嬉しいところです。

ALTO
ALC-1298(1CD)
ボロディン:弦楽四重奏曲第1番イ長調
弦楽四重奏曲第2番ニ長調
ボロディンQ[ロスチスラフ・ドゥビンスキー、ヤロスラフ・アレクサンドロフ(Vn)、ドミトリー・シェバーリン(Va)、ヴァレンチン・ベルリンスキー(Vc) ]

録音:1964年、モスクワ放送スタジオ1、モスクワ、ロシア、ソヴィエト ADD
原盤:Melodiya
ALTO
ALC-1373(1CD)
ラフマニノフ、プロコフィエフ:チェロ・ソナタ&アンコール
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19(a)
 ヴォカリーズ(ロストロポーヴィチ編)(b)
オリエンタル舞曲 Op.2-2(c)
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119(d)
 バレエ「シンデレラ」Op.97A から アダージョ(e)
ポッパー:エルフの踊り(f)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
スヴャトスラフ・リヒテル(P(d))
アレクサンドル・デデューヒン(P(b/c/e))
レフ・オボーリン(P(a))
ヴラディーミル・ヤンポリスキー(ピアノ(f))

録音:1950年(d)/1958年(b/e/f)/1959年(c)/1961年(a) ADD
原盤:Polskie Nagrania(a)/Melodiya(b/c/d)/Westminster(e/f)
ALTO
ALC-1391(1CD)
ガスパール・カサド:チェロ作品&編曲集
ガスパール・カサド:無伴奏チェロ組曲+
リスト(カサド編):愛の歌 第3番+
フレスコバルディ(カサド編):トッカータ
カサド:古いスペインの様式によるソナタ*
シューベルト(カサド編):アレグレット・グラツィオーソ*
クープラン(カサド編):パストラル*
カサド:緑の悪魔の踊り+
グラナドス(カサド編):間奏曲(歌劇「ゴイェスカス」より*
カサド:愛の言葉*
ゲオルク・ムッファト(カサド編):アリオーソ
ポッパー:エルフの踊り+
ショパン(カサド編):メヌエット=ワルツ+
マリーナ・タラソヴァ(Vc)
アルセニー・アリストフ(P)+
タチアナ・サドフスカヤ(P)*

録音:2012年/2018年
初出音源

Virtus Classics
VTS-007(1CD)
国内盤仕様
税込定価
R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
瀬ア 明日香 (Vn)
エマニュエル・シュトロッセ (P)

録音:2018年4月25〜27日三重県総合文化センター大ホール
フランクとシュトラウス、2つのソナタの魅力を追って艶やかな美音と深い音楽性で聴衆を魅了する ヴァイオリニスト瀬ア明日香。ヨーロッパで研鑽を積み、幾多のコンクール入賞歴を持つだけでなく、 すでにイザイやサン=サーンスのアルバムをリリース。その煌めく才能を存分に開花させています。今回 彼女が取り組んだのは、フランクとシュトラウスのヴァイオリン・ソナタ。ピアノとの対話が美しいフランク、 若々しい情熱が漲るシュトラウス。どちらの作品も高度な技巧が駆使された名曲であり、瀬アは真 摯、かつひたむきに曲に取り組み、その本質を丁寧に伝えています。

おんがくしつトリオ
ONGKST-2(1CD)
国内盤仕様
税込定価
「ごもくやきそば」
オー・シャンゼリゼ
デカリシモ
「くるみ割り人形」から<トレパック>
Your Song
「動物の謝肉祭」から<フィナーレ>
おんがくしつトリオ
[下中拓哉 (リコーダー)、菅谷詩織 (鍵盤ハーモニカ)、内藤晃 (P)]

録音:2018年3月12日、8月22日 Sala MASAKA
あの日の給食のように懐かしい… ピアニスト・指揮者・作編曲家の内藤晃が発案した「おんがくしつトリオ」。リコーダーに鍵盤ハーモニカという、誰もが音楽の時間 に接した楽器とピアノという組み合わせで、クラシックの音楽を身近に感じさせてくれる彼らのミニアルバム第2弾。現在のメンバー は内藤晃のほか、ブラジルのショーロをこよなく愛する陽気な笛吹き、リコーダー奏者・作編曲家の下中拓哉と、クラシック・ポップ ス・劇伴音楽など、幅広いフィールドで活動中のピアニスト・鍵盤ハーモニカ奏者・作編曲家、菅谷詩織の3人。クラシックの名 曲からエルトン・ジョンまでを収録した楽しい一枚です。
■「おんがくしつトリオ」とは
2015年1月に始動し、「音楽室で使ったあの楽器、実はこんなに面白い!」をコンセプトに、ピアノ・リコーダー・鍵盤ハーモニカ の編成で、上質なアンサンブルを本気で追求しています。楽しいアレンジと演奏がインターネットや口コミで話題を広げ、これまで に北海道から福岡県まで16都道府県で公演やワークショップを開催。札幌コンサートホールKitara、ミューザ川崎シンフォニー ホールなどの全国主要ホールに招かれ、小学校でのスクールコンサートも19校を数えます。


Onyx

ONYX-4196(2CD)
ONYXSET-4196(3LP)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1/チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17(チェロ版)/チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69/チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1/チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
レオナルト・エルシェンブロイヒ(Vc)、
アレクセイ・グリニュク(P)
使用楽器:1693年マッテオ・ゴフリラー製の銘器“Ex-Rose-Ex-Piatti”
レオナルト・エルシェンブロイヒは1985年ドイツのフランクフルト生まれ、メニューイン・スクールとケルン音楽アカデミーで学び、BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティスト、ドイツ公共ラジオ放送局とブレーメン・フィルハーモニック協会のアーティスト・イン・レジデンスに選ばれてきたエリート・チェリスト。 イギリスのONYXレーベルからは、「ラフマニノフ&ショスタコーヴィチ(ONYX 4116)」、「カバレフスキー&プロコフィエフ(ONYX 4122)」、「シュニトケ(ONYX4180)」といったロシアン・アルバムで国際的な高い評価を得、前作「シエクル(ONYX 4173)はフランスをテーマにしたアルバムを発表。そして第5弾となる新録音は、楽聖ベートーヴェンの5つのチェロ・ソナタとチェロ版ホルン・ソナタという重厚なプログラム! これまでアレクセイ・グリニュクとともに、日本公演を含む世界中で演奏してきたベートーヴェンがついに音盤となってリリース。また、エルシェンブロイヒのベートーヴェンといえば、クリストフ・エッシェンバッハとの共演で一躍その名を世界に知らしめたという運命的なレパートリーでもあります。

Skani
SKANI-030(1CD)
琥珀色の真珠〜クラリネットとピアノのための音楽
イェーカブス・メディンシュ(1885−1971):ロマンス
シューマン):幻想小曲集 Op.73
サンタ・ラトニエチェ(1977−):トンボ*
ドビュッシー:第1ラプソディ
ルトスワフスキ(1913−1994):舞踏前奏曲
ヤーニス・メディンシュ(1890−1966):ダイナ(Daina)第6番 嬰ヘ長調
エギールス・シェーフェルス(Cl)、
トムス・オストロフスキス(P)、
エーリクス・キルシュフェルズ(Vc)*

録音:2009年&2011年、ラトビア
エギールス・シェーフェルスは、リガ生まれ、ユールマラ音楽学校と特別音楽学校のエミールス・ダールズィンシュに学び、ヤーゼプス・ヴィートリス・ラトビア音楽アカデミーのギルツ・パージェのクラリネット科を卒業しました。2001年、ユリアーヌ・アンドレヤ国際管楽器コンペティションで第1位。ラトビア国立SOやラトビア室内Oなどのオーケストラを経て、ソリスト、室内楽奏者として活動。デンマークの木管五重奏団「カリオン」のメンバー。

Channel Classics
CCS-41419(1CD)
バルトーク・バウンド Vol.1
バルトーク:弦楽四重奏曲第1番 Op.7(Sz.40)
弦楽四重奏曲第2番Op.17(Sz.67)
弦楽四重奏曲第4番 (Sz.91)
ラガッツェSQ〔ローザ・アルノルト(Vn)、ユアニタ・フリエンス(Vn)、アンネミン・ベルフコッテ(Va)、レベッカ・ヴィセ(Vc)〕
オランダの高音質レーベル、チャンネル・クラシックス(Channel Classics)から世界へ羽ばたいた注目クヮルテット、"ラガッツェSQ"。オランダの才気あふれる女流奏者たちによって結成され、クラシック音楽の境界を乗り越えて様々な分野のアーティストたちとコラボレーションも行い、そのエネルギッシュなパフォーマンス、幅広いレパートリー、魅力的で型にはまらないプログラム、趣向を凝らしたショーで人気を獲得しています。 Channel Classics第5弾となるアルバムは、これまで長い間彼女らを魅了し続けてきたというベーラ・バルトークの弦楽四重奏曲を深く掘り下げ、「バルトーク・バウンド(Bartok Bound)」と名付けたプロジェクトで、全6曲の録音計画がスタート。 神秘的な緊張、愛情溢れるリリシズム、あたたかい弦の響き、挑戦的なテクニック、そして民族舞曲に根ざした爽快なリズムのすべてが揃ったバルトークの弦楽四重奏曲を演奏する魅力的でスリリングな経験を、この「バルトーク・バウンド」を通して伝えます。 ディジパックの美麗なイラストは、ドイツの著名な美術家、オラフ・ハジェックによる作品です。

ABC Classics
ABC-4817164(1CD)
オージー・アルバム
グレインジャー:コロニアル・ソング
スタンホープ:3つのロルカの歌
マーフィー:こま
ヴァイン:ピアノ三重奏曲「ヴィレッジ」
グランデージ:リッチー 〜 イン・メモリアム
ヒンドソン:ラッシュ、1915
ベノー・トリオ〔アミール・ファリド(P)、ラクラン・ブランブル(Vn)、エヴェン・ブランブル(Vn)〕、グレタ・ブラッドマン(S)
2005年にメルボルンで創設されたオーストラリアの室内楽団ベノー・トリオの「オージー・アルバム」は、その名の通り印象的で美しいオーストラリアの近現代曲を集めた作品集。 グレインジャーの「コロニアル・ソング」で始まるこの「オージー・アルバム」は、ほとんどの作品が世界初録音。 スカルソープの「3つのロルカの歌」は、リチャード・ボニングとの共演でも注目を集めるオーストラリアのソプラノ、グレタ・ブラッドマンが参加も要注目のポイントです。

SUPRAPHON
SU-4261(1CD)
木管四重奏によるゴルトベルク変奏曲
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988(木管四重奏版)
組曲第1番 ハ長調 BWV1066(木管四重奏版)
アルンド四重奏団【ヤン・ソーチェク(オーボエ)、ヤン・マフ(Cl)、カレル・ドーナル(バセットホルン)、ヴァーツラフ・ヴォナーシェク(Fg)】

録音:2018年2月14-17日/マルチーネク・スタジオ(プラハ)
言わずと知れたバッハの名ゴルトベルク変奏曲。さまざまな楽器編成による編曲版がリリースされておりますが、当録音はベルリン・フィル、チェコ・フィ ルで活躍する名手が揃ったアルンド四重奏団(オーボエ、クラリネット、バセットホルン、ファゴット)による演奏です。まるでオルガンのさまざまなストッ プを組み合わせたような色彩感豊かな響きを楽しむことができます。また、組曲第1番も注目!快活なテンポと演奏し当作品の新たな魅力を引き出してお ります。
ファゴットのヴァーツラフ・ヴォナーシェク2004年のメルボルン国際ダブル・リード・ソサエティ国際コンクール、2005年のロッズの国際コンクール と相次いで優勝を飾ったことで一躍注目された屈指の実力派。現在ベルリン・フィルのファゴット奏者として活躍しております。  (Ki)

EM Records
EMRCD-042(1CD)
1920年代のチェロの声
エリック・フォッグ:ポエム
ジョン・アイアランド:チェロ・ソナタ
シリル・スコット:ジェントル・メイデン(アイルランド民謡)
フレデリック・オースティン:チェロ・ソナタ
グレヴィル・クック:シー=クルーン
ウィリアム・オルウィン:2つの民謡〔ノルウェー民謡による瞑想曲、フール・バイ・マイ・ビーザムス?)
ベンジャミン・バローズ:ソナティナ
ジョゼフ・スプーナー(Vc)、
レベッカ・オモーディア(P)、
モーリーン・ガレア(P)

録音:2016年12月19日−21日、ターナー・シムズ・コンサート・ホール(サウサンプトン、イギリス)
イギリスの見過ごされてきた作品を発掘するイングリッシュ・ミュージック・フェスティヴァル(English Music Festival)の自主レーベル「EM Records」。 ジョン・アイアランドとフレデリック・オースティンのチェロ・ソナタ他、民謡からの編曲作品含む1920年代イギリスの麗しきチェロ・レパートリー。イギリス・ロマン派、イギリス印象派的な繊細で美しいリリシズムが満載。

TOCCATA
TOCC-0379(1CD)
NX-B03
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):室内楽作品集 第3集〜フルートを伴う作品集
フルートとピアノのためのソナチネ(1965)
フルートと2台のヴァイオリンのための「セレナード」(1940/1968改訂)
「ティビチニウム」-フルート伴奏による2つの歌曲(A.ケレティ詩)(1960)
フルート,クラリネットとファゴットのための「バガテル」(1992)
フルートのための「アンジェリカへの33のバットゥーレ」(1995)*
歌,フルート,ヴィオラとチェロのための「さすらい人たちへの3つの歌」(1956)
アルト・フルートとピアノのための「瞑想曲」(1990)
フルート,ヴァイオリンとチェロのための「6つのハンガリー民謡集」(1947)
.歌,フルート,チェロとギターのための「ロザリウム」(1933-1976/1982改訂)
フルート,ヴィオラとホルンのための「3つのダンス・パラフレーズ」(1972)
フルートとギターのための「エクローガ-ブラティナータ」(1976-1977)*
フルート,ファゴットとピアノのための「トリゴン」(1988)
アンドラーシュ・アドリアン(Fl)
テュンデ・シャボーキ(S)
ラヨシュ・ロスマン(Cl)
アンドレア・ホルバート(Fg)
ゲルゲリー・コヴァチュ(Hrn)
ギューラ・シュトルラー(Vn)
マルタ・アブラハム(Vn)
ペテル・バルソニー(Va)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
アンドラーシュ・チャーキ(G)
バラーシュ・ソコライ(P)

録音:2016年4月23-28日
※*以外=世界初録音
TOCCATAレーベルにおけるファルカシュの作品集はこのアルバムが10枚目。今回はフルートを伴う室内楽曲ということで、 ハンガリーを中心とした名演奏家たちが集結(ミクローシュ・ペレーニやバラーシュ・ソコライの名前も含まれる)、ファルカシュ の色彩豊かな作品を盛り上げました。迫力あるリズムや、躍動的で耳当たりの良いメロディなど、ファルカシュの感性の赴くま まに生まれた音楽が息づいています。なかでも舞曲系の作品「6つのハンガリー民謡集」や「3つのダンス・パラフレーズ」など、 素朴なアンサンブルが聴きどころです。
TOCCATA
TOCC-0505(1CD)
NX-B03
アドルフ・トッド(1839-1872):オルガン作品集、他
ルードヴィヒ・トゥイレ(1861-1907):ソナタ イ短調 Op.2(1889)
ライネッケ(1824-1910):オルガン・ソナタ ト短調 Op.284
アドルフ・トッド(1839-1872):幻想曲「輝く暁の星、いと美しきかな」Op.4-クラリネットとオルガンのための「Benedicamus Domino  主を讃えよ」による序奏とフーガ
 ソナタ 変ロ長調 Op.3(1867)
 アンダンテ・レリジオーソ Op.10-ホルンとオルガンのための
アウグスト・ゴットフリート・リッター(1811-1885):オルガン・ソナタ 第3番イ短調 Op.23
ヤン・レートラ(Org=ヘルシンキ、聖ジョン教会)
トゥーリア・ユローネン(Cl)
ペトリ・コムライネン(Hrn)

録音:2011年9月19日、2015年3月6日、2017年6月2日
※世界初録音
このアルバムは4人の作曲家のオルガン作品を紹介しています。そのうちの一人、アドルフ・トッドは33年という短い生涯を送 る中で、最高のオルガニストとして讃えら、れほんの一握りの作品を残しました。彼の作品はこれまでに録音されたことがあり ませんが、リストも賞賛したという腕前の持ち主であり、その作品はドイツ・オルガンの伝統を継承する壮麗な味わいを有して います。他には室内楽作品で知られるトゥイレ、フルート曲で知られるライネッケ、モーツァルトとフンメルの伝統を継ぐリッター の3人の作品を聴くことができます。
TOCCATA
TOCC-0506(1CD)
NX-B03
スティーヴ・エルコック(1957-):室内楽作品集 第1集
クラリネット六重奏曲 Op.11b-クラリネットと弦楽五重奏のための(2001/2014)
弦楽三重奏曲 第1番Op.8b(1998/2016改訂)
The Shed Dances シェド・ダンス Op.26-クラリネットと弦楽三重奏のための(2016)
An Outstretched Hand 広げられた手 Op.24-フルート、クラリネットとピアノ四重奏のための(2015)
ヴェレス・アンサンブル
【メンバー】
ハルトムート・リヒター(Vn)
ラリチァ・ナイデノーヴァ(Va)
エヴァ・ミゼルスカ(Vc)
ダニエル・シャオ(Fl)
ペーター・チグレリス(Cl)
ユーリ・カルニッツ(Vn)
レオン・ボッシュ(Cb)
カタリーナ・アルデレアン(P)

録音:2018年5月21-22日、2018年5月24日
※世界初録音
イギリス生まれのエルコックは、若い頃から音楽を愛好し、アマチュアSOの指揮者として活躍していました。作曲に関 しては全くの独学だったそうですが、BBC放送のプロデューサーを友人に持っていたこともあり、2009年には短い管弦楽作 品を発表、すぐさま作曲家ロビン・ウォーカーの目に留まり、Toccata Classicsの主宰者アンダーソンに紹介されました。エ ルコックの管弦楽作品集はすでにリリースされていますが(TOCC-400)、この室内楽作品集は壮大な管弦楽作品とはまた 違う、ユーモラスな味わいを持つ作品集です。
TOCCATA
TOCC-0507(1CD)
NX-B03
ロナルド・コープ:ロニーからの手紙 サラ・プリング(Ms)
チリンギリアン四重奏団
【メンバー】
レヴォン・チリンギリアン(Vn)
ロナルド・バークス(Vn)
スージー・メシャロス(Va)
スティーヴン・オートン(Vc)
アンドリュー・ブロウネル(P)

録音:2018年5月15-16日
St Silas the Martyr, Kentish
Town, London
※世界初録音
このアルバムの主人公は1878年ベルリン生まれの女性レオニー(ロニー)・ラブル・フレンケル。第二次世界大戦時、アムステ ルダムで「カフェ・ド・パリ」を経営、オランダでのユダヤ人たちの憩いの場となっていましたが、やがてナチスの迫害を受けテレー ジエンシュタットからアウシュヴィッツに送られながらも奇跡的に一命をとりとめました。このアルバムにはイギリスに亡命した彼女 の娘たちへの手紙や、収容所での手紙などを散りばめ、現代作曲家ロナルド・コープが一連の歌曲集として仕上げた作品 が収録されています。現代作品を得意とするチリンギリアン四重奏団の精緻な伴奏が聴きどころです。

Audite
AU-97759(1CD)
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ Op.134
フランチスカ・ピーチ(Vnン/アントニオ・テストーレ制作(1751年製))
ホス・デ・ソラウン(P)

録音:2018年10月1-3日/イエス・キリスト教会(ベルリン・ダーレム)
R.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタは1887年に作曲をはじめ翌1888年に完成しました。R.シュトラウスの若々しく溌剌とした無比の美しい作品 です。ヴァイオリン、ピアノともに高度な技術が求められますが、作品の随所で聴くことのできる情熱的な美しい旋律がとても印象的です。スペイン出身の ピアニスト、ホス・デ・ソラウン(第13回ジョルジェ・エネスコ国際ピアノ・コンクールで第1位を受賞)のきらめくピアノも冴えわたります。
ショスタコーヴィチ唯一のヴァイオリン・ソナタは、ダヴィド・オイストラフの60歳の誕生日に捧げられた作品。晩年の作風が簡潔化し、人生の深い 悲劇性と思考の哲学性が追及された時期の傑作です。献呈者オイストラフの芸術にみあう大規模かつ精神の深さにおいて充実したこの作品は、テクニック の面においても最高の難曲として知られます。ピーチは非常に魂のこもった熱演を聴かせてくれます。現在のピーチの充実ぶりを示した注目の録音です! 演奏の素晴らしさに加えて、auditeの社主にしてトーン・マイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による高品位の録音をお楽しみいただけます。 (Ki)

H.M.F
HMM-902403(3CD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 vol.2「Revelations(啓示)」
弦楽四重奏曲第2番ト長調 op.18-2
弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 op.74「ハープ」
弦楽四重奏曲第8番ホ短調 op.59-2「ラズモフスキー第2番」
弦楽四重奏曲第9番ハ長調 op.59-3「ラズモフスキー第3番」
弦楽四重奏曲第15番イ短調 op.132
カザルスSQ〔ヴェラ・マルティネス・メーナー(Vn)、アベル・トマス・レアルプ(Vn)、ジョナサン・ブラウン(Va)、アルノー・トマス・レアルプ(Vc)〕

録音:2018年1,2,3&5月、テルデックス・スタジオ(ベルリン)
1997年に結成されたカザルスSQによるベートーヴェン第2弾の登場です。2018年6月には「サントリーホール・チェンバーミュージック・ ガーデン2018」に招かれ、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏会(全6回)を行い、絶賛を博しました。 カザルスSQはいつも一緒でなんでも話し合って決めるそう。作品に取り組む時も皆で同意をしながら進めるほか、ツアー中などでホテルからど こかへ食事に出るのも全員一緒、何を食べるかも皆で決めているということ。そうしたまるで家族のような彼らのあたたかみのあるアンサンブルが織りな すベートーヴェンは、きわめて親密な表情。すべてが自然に流れており、急速な楽章でも一切の乱れのない、きわめて流麗な演奏となっています。op.18 ではヴェラ・マルティネス・メーナーが第 2ヴァイオリン、アベル・トマス・レアルプが第 1ヴァイオリンを務めています。 (Ki)

Capriccio
C-5356(1CD)
NX-B07
ザーラ・レヴィーナ(1906-1976):作品集
ピアノ・ソナタ 第1番(1925)
ヴィオラとピアノのための「詩曲」(1928)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1952)
3つのピアノ小品(1940)
ヴァイオリンとピアノのための
「バシキールの主題による幻想曲」(1942)
チェロとピアノのための「カンツォネッタ」(1943)
ピアノ・ソナタ 第2番(1953)
ヘブライ狂詩曲(1930頃-1975)(K.チェンベルジイによる4手ピアノ編)
マリア・レットベリ(P)
ユーリ・レヴィチ(Vn)
ゲルノット・アドリオン(Va)
リンゲラ・リームケ(Vc)
カーティア・チェンベルジイ(P)

録音:2018年4月16-18日ベルリン
ザーラ・レヴィーナは1906年、ウクライナのアレクサンドロフスク(現ザポリージャ)に生まれた女性ピアニスト、作曲家。 RAPM(ロシア・プロレタリア音楽家同盟)による思想的な迫害を受けただけでなく、生涯に2度の世界大戦とロシア革 命を経験、祖国の崩壊と再建を目の当たりにするなど、波乱の人生を送った彼女ですが、生涯独自の作風を探求し、 多くの演奏家や作曲家たちから尊敬を集めました。2017年リリースの「ピアノ協奏曲集」(C5269)はグラミー賞にノ ミネートされるなど高く評価されていますが、今作は室内楽作品集。ロシアとドイツの伝統を受け継ぐ多彩なソナタや小 品を、レヴィーナの良き理解者であるピアニスト、レットベリを中心に親密なアンサンブルでお楽しみいただけます。

BONGIOVANNI
GB-5201(1CD)
ヴァイオリンとピアノによるタンゴ・アルバム
カルロス・ガルデル:El dia que me quieras
セバスティアン・イラディエル:La paloma
ヤコブ・ゲーゼ:Celos - Gelosia
ピアソラ:Chiquilin de Bachin
アンヘル・ビジョルド:El choclo
ピアソラ:Adios Nonino
ブルーノ・ツァンニ:Nostalgia
ヘラルド・マトス・ロドリゲス:La cumparsita
フアン・デ・ディオス・フィリベルト:Caminito
セバスティアン・ピアニャ:Milonga sentimental
カルロス・ガルデル:Por una cabeza
ピアソラ:Oblivion
ピアソラ:Libertango
アンジェラ・パルフラーダー(Vn)
ラファエッラ・ツァンニ(P)

録音:2018年4月
ヴァイオリンとピアノで奏でるタンゴ・アルバム。クラシックやジャズの要素も含むクロスオーバー的内容です。 (Ki)

REFERENCE
RR-143(1CD)
A OSF JOURNEY
Tango Eight(コーエン)
Fiesta! (リプスキー)
Tango Carnevale (コーエン)
Francini (コーエン)
Rhapsody in Bluegrass (ガーシュウィン/コーエン編)
La Heroina (コーエン)
How Sweet the Sound (コーエン)
Federico(ソッリマ)
Al Colon (コーエン)
Jasmine Flower / Beautiful Scenery of Wuxi (中国民謡/コーエン編)
Toroi-Bandi (Arr. J. Cohen for String Quartet) (モンゴル民謡/コーエン編)
Jambo (Arr. J. Cohen for String Quartet) (アフリカ民謡/コーエン編)
カルテット・サンフランシスコ
[ジェレミー・コーエン(Vn)
ジョセフ・クリスチャンソン(Vn)
チャド・カルティンガー(Va)
アンドレアス・ヴェラ(Vc)]

録音:2018年5月14-16日、カリフォルニア、スカイウォーカー・サウンド
ヴァイオリンのジェレミー・コーエン率いるカルテット・サンフランシスコの新譜が発売されます。カルテット・サンフランシスコは、グラミー賞に5 度ノミネー トされるなどアメリカで特に注目度が高く、クラシック音楽をベースとし、タンゴ、ロック、ジャズ、ブルース、ポップスまで幅広いジャンルを取り入れた演奏を 行うクロスオーバーのスペシャリストたちです。中でもタンゴに力をいれており、2004年にはニューヨーク・タンゴ・コンクールで優秀賞受賞しています。 このアルバムは、もうすぐ20周年を迎えるカルテットのこれまでの道のりをたどるように、タンゴをはじめ、中国、モンゴル、アフリカの民俗音楽など様々なス タイルの音楽を取り上げています。 (Ki)

PAN CLASSICS
PC-10399(1CD)
バルトーク:2つのヴァイオリンのための44の二重奏曲 Sz.98 BB104
ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのためのソナタ ヘ長調 RV70
エンリコ・オノフリ(Vn)
リナ・トゥール・ボネ(Vn)

録音:2018年4月/イタリア
大御所オノフリと気鋭ボネ、大人気奏者ふたりのデュオ・アルバムが登場。古楽ヴァイオリン・ファンには狂喜の1枚と言えます。曲がまた一癖あり、なんとバルトー クを披露!使用楽器にもこだわり、挑戦的な1枚が完成しました。ぜひご注目ください。
1920、30年代はE線がスチール弦、A線とD線が生ガット弦、G線はガットの巻き弦という組み合わせが一般的でした。また、1932年に撮られたハンガリー のSQの写真では、E線がスチール弦、A線が生ガット弦、D線とG線はガットの巻き弦となっているヴァイオリンも見られます。スチールとガットの 組み合わせが生む音質がこの時代の特色。当盤のふたりのヴァイオリンもこの組み合わせによっていて、特にスチール弦のE線が効果的に響きます。
ドイツのヴァイオリン奏者、教育者であったエーリヒ・ドフライン氏にピアノ曲集『子供のために』の編曲を依頼されたバルトークは、代わりに新曲を作曲しま す。そして生まれたのが1931年に書かれた『44の二重奏曲』。東欧の民謡を素材としており、旋法によるシンプルな歌が音楽の核。教育目的ということもあり 概ね平易な技巧で書かれていますが、ふたつの旋律が同格に扱われパズルのようにリズムが絡み合い、勘所では打楽器的な効果や重音奏法も見られます。バルトー ク版「2声インヴェンション」を思わせる小宇宙、聴き込むほどに創意にあふれた刺激的な音楽です。
ヴィヴァルディのRV70はトリオ・ソナタですが、通奏低音を省いて2本のヴァイオリンのみでも演奏可能、という楽曲。急緩急の3楽章構成で、技巧的で 華やかな掛け合いが散りばめられた協奏的な作品です。バルトークのデュオと近似性もあり、セットで聴くと新鮮。

Goodies
78CDR-3753(1CDR)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番ヘ長調Op.59-1「ラズモフスキー第1番」 レナーSQ
[イェノ・レナー(Vn1)
ヨーゼフ・スミロヴィッツ(Vn2)
シャーンドル・ロート(Va)
イムレ・ハルトマン(Vc)]

英 COLUMBIA L1837/41
1926年10月29日&1927年3月2日録音
レナーSQは1918年にハンガリーのブダペストで結成された。メンバー 全員がブダペスト音楽院出身。リーダーのイェノ・レナー(1894-1948)、第2ヴァ イオリンのヨーゼフ・スミロヴィッツとヴィオラのシャーンドル・ロートがイェ ノ・フバイ(1858-1937)の弟子、チェロのイムレ・ハルトマンがダヴィド・ポッパ ー(1843-1913)に師事した。4人はブダペスト・オペラの楽員だったが、1918年の ハンガリー革命を機にSQを結成した。2年に渡って田舎の村にこもって 練習を積んだ後、1920年にウィーンでデビューした。そこに居合わせた作曲家の ラヴェルが演奏に感動し、彼らをパリに招いた。公演はセンセーショ ナルの成功を収めた。その後1922年にロンドン、1929年にアメリカにデビューし た。1927年のベートーヴェン没後100年を記念して16曲の弦楽四重奏曲中11曲 (SPレコード40枚)をイギリス・コロンビアに録音した。これはその中の一曲。 復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型 カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。(グッディーズ)
Goodies
78CDR-3754(1CDR)
1543★★
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調 Op.81 オルガ・レーザー=レーベルト(P)
レナーSQ
[イェノ・レナー(Vn1)
ヨーゼフ・スミロヴィッツ(Vn2)
シャーンドル・ロート(Va)
イムレ・ハルトマン(Vc)]

英 COLUMBIA LX150/53
1930年10月1-2日ロンドン録音
ピアニストのオルガ・レーザー=レーベルト夫人とレナーSQはピアノ 五重奏曲の録音を4曲残しています。1番目は1923年11月8日にラッパ吹き込みでフラ ンク:ピアノ五重奏曲ヘ短調 - 第2楽章(英COLUMBIA L1620)、2番目が1927年3月4日 に録音されたブラームス:ピアノ五重奏曲ヘ短調作品34(英COLUMBIA L2040/4)、 3番目が1930年10月1-日録音のこのドヴォルザーク、4番目が1933年3月9&13日録 音のシューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調作品44(英COLUMBIA LX266/9)です。 このピアニストの経歴は不詳だが、この名四重奏団と完全に同化した演奏は見事。 また不思議なことにソロのレコーディングは残っていない。レナーSQ は1922年にロンドン・デビュー。すぐにイギリスCOLUMBIAの専属アーティストと なり、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全曲録音を1938年に完成させた。また売 り上げは合計100万枚を記録した。 復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型 カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

MSR
MS-1668(1CD)
アリッサ・モリス:オーボエのための室内楽作品集
子供たちはどこから来たのか?(4 曲)(2013)
海岸の万華鏡(3 曲)(2013)
衝突練習曲集(2017)(全6 曲)
動き(2010)(全4 曲)
アリッサ・モリス(Ob)
クリスティーナ・ハーン(P)
エリザベス・ダーリング(Fl)
アンドレア・ヴォス=ロシュフォール(Cl)
ジェシカ・フィンドリー・ヤング(Fg)

録音:2017年5月8-9,25-26日 シンシナティ
オーボエ奏者アリッサ・モリスの自作自演。アリッサ・モリスは現在、米国,カンザス州トピーカ のトピーカSOの首席オーボエ奏者を務めており、またソリストとして欧米各地で活躍して います。同時に作曲活動も盛んで、この CD に収録されているのはここ十年ほどの作品ばかり、 いずれも世界初録音です。
MSR
MS-1674(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第 6 番変ホ長調 Op.70-2
ウィリアム・ボルコム(1938-):ピアノ三重奏曲
ブラームス:ピアノ三重奏曲第 3 番ハ短調 Op.101
デルフィ・トリオ:
【リアナ・ベルベ(Vn)
ミシェル・クォン(Vc)
ジェフリー・ラデュー(P)】

録音:2017年12月19-21日 オレゴン州アシュランド
米国のピアノ三重奏団、デルフィ・トリオのおそらく初 CD。三人は出身校は別々だが、サンフ ランシスコ音楽院の室内楽過程で出会いデルフィ・トリオを結成した。いかにも若々しい果敢で 清清しい演奏を繰り広げています。ウィリアム・ボルコム(1938-)のピアノ三重奏曲は世界初録音。
MSR
MS-1682(1CD)
ヴァイオリンとハープのための作品集
ドニゼッティ:ヴァイオリンとハープのためのソナタ ト長調
シャポシニコフ :ヴァイオリンとハープのためのソナタ ニ短調
ホヴァネス:ヴァイオリンとハープのためのソナタ Op.406
ラサラ:羊飼いコヤの詩
ボレン:典礼舞踊からの章
サン=サーンス:ヴァイオリンとハープのための幻想曲 Op.124
オーロラ・デュオ:
【ドンナ・フェアバンクス(Vn)
リサ・リッティング(Hp)】

録音:1996年3月13,25日,6月15日,8月10日,11月26日,1997年1月3日
ヴァイオリンとハープのデュオ、オーロラ・デュオのMSR への2 枚目のCD。1 枚目は近代も のを中心とした「メロディ」(MS 1332)だった。この2 枚目のCD は20 年以上前、4-TAY という レーベルから発売された彼女たちのデビューCD の再発売。たいへん意欲的な選曲で、ホヴァ ネスとボレンの作品は世界初録音、またシャポシニコフの作品はヴァイオリンとハープによる初 録音だった。とにかく美しい音楽ばかりで、気持ちよく1 枚聞き通してしまう。

APARTE
AP-198(1CD)
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49
ピアノ三重奏曲第2番ハ短調Op.66
トリオ・メトラル【ジョゼフ・メトラル(Vn)、ジュスティーヌ・メトラル(Vc)、ヴィクトル・メトラル(P)】

録音:2018年4-5月/リトル・トリベカ(パリ)
トリオ・メトラルは、フランスの若い三兄弟によるピアノ三重奏団。長兄のジョゼフはパリ音楽院でオリヴィエ・シャルリエに師事。妹の同院でジュスティーヌはチェ ロをラファエル・ピドゥー、ラファエル・メルランに、弟のヴィクトルも同院でピアノをケフェレック、ダルベルトに学び、さらにチッコリーニ、プレスラー、ペヌティ エの教えも受けたサラブレッドたち。正確な技巧に加え、フレッシュな感性による清潔な演奏を聴かせてくれます。 (Ki)
APARTE
AP-188(1CD)
ベルク:叙情組曲
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調D810「死と乙女」
ノーブス・クァルテット【キム・ジョエン、キム・ヨンウク(Vn)、キム・キュユン(Va)、ムン・ウンフィ(Vc)】

録音:2017年9月/リトル・トリベカ(パリ)
2007年韓国芸術総合学校の学生たちにより結成されたノーブス・クァルテット。クリストフ・ポッペンに師事し、2014年に国際モーツァルト・コンクールで 優勝しました。韓流スターと見まごう4名から成りますが、演奏はいたって辛口で真摯。死の匂いのする2篇を驚くべき緊張感と集中力で聴かせてくれます。 (Ki)

SUPRAPHON
SU-4258(1CD)
ツェムリンスキー:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.3
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調
アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.32
スメタナ・トリオ【イトカ・チェホヴァー(P)、ラディム・クレスタ(Vn)、ヤン・パーレニーチェク(Vc)】

録音:2018年10月23-25日、2018年12月8, 9, 13日/マルティーネク・スタジオ(プラハ)
ヨゼフ・スーク・ピアノ四重奏団のヴァイオリニスト、ラディム・クレスタを迎えた新生スメタナ・トリオの最新盤。1890年代に作られた3篇のピアノ三重奏 曲に挑戦しています。ツェムリンスキー25歳の若書き三重奏曲は、もともとクラリネット、チェロ、ピアノのために書かれましたが、需要を鑑みてクラリネット・ パートをヴァイオリンでも演奏可としています。ある作曲コンクールで入選し、審査員だったブラームスの推薦で出版されたとされますが、内容的にもブラームス の影響の濃い、美しい作品。アレンスキーの名作三重奏曲は悠然としたテンポによる大きな演奏で、たっぷり歌い込んでいるのが非常に魅力的。スメタナのピア ノ曲で名手ぶりを発揮したチェホヴァーの切れ味よさも注目。全体に若々しさにあふれるアルバムとなっています。

ATMA
ACD2-2774(1CD)
ジョン・ゾーン(1953-):弦楽四重奏曲集
Cat O’Nine Tails(1988)
The Dead Man(1990)
Memento Mori(1992)
Kol Nidre(1996)
モリナーリSQ

録音:2018年10月/ケベック
クラシックというよりジャズやアヴァンギャルドの音楽家として有名なジョン・ゾーンが書いた弦楽四重奏曲。かつてクロノス・カルテットの録音がありました。 音楽は超前衛ですのでご注意を。ギイイィイ…と軋み、不協和音を叩きつけ、ふわっと調性のあるコードを浮かばせたかと思えば、またガリガリと身を削るような 音を楽器から引き出す。この緊張感、今なお斬新で強烈な音楽!現代の奏者による渾身の演奏でお聴きください。 (Ki)

Harp&Company
CD-5050-41(1CD)
シーガル:ハープのための室内楽作品集
ハープ,クラリネットと弦楽五重奏のためのコンチェルティーノ
ハープとチェロのためのソナタ
ハープとクラリネットのための対話
ハープとヴァイオリンのための映像
子守歌/バラード
ハープ,オーボエと弦楽五重奏のための組曲
ラシェル・タリトマン(Hp)、
ジャン=マルク・フェサール(Cl)、
アドリアン・エブレ(Ob)、
アンサンブル・メンデルスゾーン
ウクライナ出身のイスラエルの女流作曲家、アンナ・シーガルのハープのための室内楽作品集。ウクライナのキエフ音楽院、イスラエルのエルサレム音楽アカデミーで作曲を学び、その作品はリオール・シャンバダール&ベルリンSOをはじめとする世界各地のオーケストラやソリストによって取り上げられています。全曲世界初録音となる収録7作品は、全てラシェル・タリトマンのために作曲されました。

Prima Facie
PFCD-051(1CD)
ヘスケス:明るい陸地、教訓、IMMH、根付
コーストン:悲歌、狩猟と流血の儀式、
 ノン・ミ・コンポルト・メイル、眠り、夜の小品
コンティヌーム・アンサンブル、
メアリー・ベヴァン(S)、
タムシン・ウェーリー=コーエン(Vn)、ダグラス・フィンチ(P)、リサ・ネルセン(Fl)、ジョゼフ・スプーナー(Vc)、
フィリップ・ヘッドラム(指)

録音:2016年、イギリス
「マスク」をはじめとする吹奏楽作品の作曲家としても知られるケネス・ヘスケス(1968−)と、王立音楽大学のガムラン・プログラムの設立者でもあるリチャード・コーストン(1971−)の室内楽作品集。メアリー・ベヴァン、タムシン・ウェーリー=コーエンなど、豪華なゲストプレーヤーの面々に目を引かれます。

Signum Classics
SIGCD-559(1CD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集 Vol.2
弦楽四重奏曲第2番イ長調 Op.68/弦楽四重奏曲第1番ハ長調 Op.49/弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調 Op.108
カルドゥッチSQ
録音:2017年6月12日−14日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)
ブラームス(SIGCD-448)やモーツァルト(SIGCD-552)で天才クラリネット奏者ジュリア・ブリスと共演し話題を呼んだカルドゥッチSQ。
2015年には作曲家の没後40周年を記念して、ワシントンDC、ロンドン、オックスフォード、カーディフ、ボゴタ(スペイン)などでショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全曲演奏会を成功させてきた実力者たちによるショスタコーヴィチ・プロジェクト。第4番、第8番、第11番を収録したSIGCD-418に続く第2弾。

RUBICON
RCD-1039(1CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第32番ハ長調 Op.20-2, Hob.III-32
弦楽四重奏曲第58番ハ長調 Op.54-2, Hob.III-57
弦楽四重奏曲第66番ト長調 Op.64-4, Hob.III-66
ジュビリーSQ
Violin I Tereza Privratska
Violin II Julia Loucks
Viola Lorena Canto Wolteche
Cello Toby White

録音:2018年8月2日−6日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
次代を担う才能あふれる若きアーティストたちのための"クリエイティヴ・ホーム" 「Rubicon」。2006年にロンドンの王立音楽アカデミーで結成された気鋭のクァルテット、ジュビリーSQのデビュー・アルバムが登場。 グループ名はメンバーが住んでいたロンドンの地下鉄「ジュビリー線」から付けられており、ヴァル・ティドーネ(2010年第1位)、セント・マーティン(2013年第1位)、カロル・シマノフスキ(2014年第2位)、トロンハイム(2013年第3位)などの国際コンクールで入賞。シュカンパ、ウィハン、チリンギリアンなどの名アンサンブルのマスタークラスに参加し、2018-2019年はロイヤル・バーミンガム音楽院のアソシエイトSQとして、オリヴァー・ヴィレ(クスSQのヴァイオリニスト)とともに研鑽を積んでいる彼らが、革新、ドラマ、幅広い感情で溢れたハイドンの弦楽四重奏曲集で堂々たるデビューを果たします。

Sterling
CDA-1829-2(1CDR)
イェイエル&ランデル:弦楽四重奏集
エーリク・グスタフ・イェイエル:弦楽四重奏曲第2番 変ロ長調
アンドレーアス・ランデル:弦楽四重奏曲 へ短調
ノルショーピングQ〔ジョージ・レイモンド(Vn)、シーロルド・ランドストレム(Vn)、アロイス・シェンプニ(Va)、トゥーレ・シュンデル(Vc)〕

録音:1977年5月9日、スウェーデン放送局(ストックホルム)
ノルショーピング四重奏団は、1934年、ノルショーピングSOのメンバーにより結成され、途中メンバーが交替しながら1975年まで活動を続けました。トゥーレ・シュンデルが創設以来チェロを担当、1956年から解散まで、オーケストラの第1コンサートマスターのジョージ・レイモンドが第1ヴァイオリンを受け持ちました。スウェーデンの作品とコンテンポラリー作品を中心に演奏、リゲティの弦楽四重奏曲の一作をスウェーデン初演しています。1977年5月、スウェーデン放送のために彼らが録音したスウェーデン・ロマンティシズム時代の2つの作品。エーリク・グスタフ・イェイエル(1783−1847)は、国会議員、雑誌の編集者など多面的に活動。作曲家としては 「小さな炭焼き」 や 「夜空」といった歌曲(Musica Sveciae MSCD519)の作者として知られ、2曲の弦楽四重奏曲とヴァイオリン・ソナタ、ピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲などの室内楽曲を残しました。アンドレーアス・ランデル(1806−1864)は、オスカル王子の助力を得てパリでヴァイオリンを学び、1828年からストックホルムの王立Oで演奏、1861年から1864年までコンサートマスターを務めました。劇のための音楽、フランス・ヴィルトゥオーゾ・スタイルのヴァイオリン協奏曲3曲、ハイドンの後期とベートーヴェンの初期のスタイルの室内楽曲、男声合唱曲、ロマンティックなスタイルの歌曲とロマンスを作曲。3曲の弦楽四重奏曲のうちへ短調の作品は、彼の代表作のひとつとみなされ、ウプサラ・チェンバー・ソロイスツによる録音(MSCD522)が「スウェーデン音楽アンソロジー」のシリーズに収められています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Nimbus
NI-5972(1CDR)
ブラームス:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
ソナタ断章(スケルツォ)
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
ラファエル・ウォルフィッシュ(Vc)、
ジョン・ヨーク(P)

録音:2017年9月28日−29日、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)
ニンバス(Nimbus)が誇るいぶし銀の名コンビ、ラファエル・ウォルフィッシュとジョン・ヨークのブラームス・プロジェクトがスタート!2巻にわたり、チェロ・ソナタ、クラリネット・ソナタ(ヴィオラ・ソナタ)、ヴァイオリン・ソナタ第1番を取り上げる予定となっています。
第1弾は名作中の名作、2曲のチェロ・ソナタとソナタ断章(スケルツォ)のカップリング。絶妙のコンビネーションと安定感を感じさせる堂に入った演奏は、長年にわたってコンビを組んできた名手たちの熟練のなせる業と言えるでしょう。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Nimbus Alliance
NI-6378(1CDR)
ザクロの木(編曲:コスモス・アンサンブル)
ギリシャ民謡:アイズ・ライク・ユアーズ
アンステー:バーニング・ストーンズ
アル・モウソリ:ナツメヤシ
ロシア民謡:黒い瞳
ルーマニア民謡:ジャンパラレ・ア・ラ・コスモス
パガニーニ:コサニーニ
アル・マスリー:ランマ・バダ
ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
ベイ:ロンガ
ペテルスブルスキ:ポーランドのタンゴ
伝承曲:ウクライナ舞曲
ピアソラ:リベルクレツァンゴ
コスモス・アンサンブル〔ハリエット・マッケンジー(Vn)、メグ・ハミルトン(Va)、ミロシュ・ミリヴォイェヴィチ(アコーディオン)、シャーリー・スマート(Vc)、ヴァシリス・サリキス(打楽器)〕

録音:2011年1月&3月、ポットン・ホール(イギリス)
ニンバス(Nimbus)がプッシュしているイギリスの若手女流ヴァオリニスト、ハリエット・マッケンジーが率いるクロスオーヴァー系アンサンブル、コスモス・アンサンブルが繰り広げる越境系プログラム!
クラシック、ジャズ、ジプシー・ヴァイオリン、クレズマー音楽、アラブとトルコの即興、熱狂のタンゴ、ギリシャの旋律、さらにはパガニーニやヴォーン・ウィリアムズの作品のアレンジなど、様々な作風、音楽が時代やジャンルを超越して1つのプログラムに!越境系プログラムがお好きな方に特にオススメしたいタイトルです。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Nimbus Alliance
NI-6376(1CDR)
スメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェク:弦楽四重奏曲集
スメタナ:弦楽四重奏曲第2番ニ短調
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.51
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」
ウィハンSQ

録音:2018年4月&6月、プラハ
1985年に結成され、1991年のロンドン国際弦楽四重奏コンクールで第1位を受賞。幅広いレパートリーに定評があるチェコの実力派クヮルテット、ウィハンSQ。1995年の初来日以来、度々来日公演を重ね日本でも人気を誇るウィハンSQによる新たなチェコ・プログラム。ドヴォルザーク、スーク、ヤナーチェクを収録した前作(NI 6322)に引き続き、スメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェクの濃密なるチェコ・サウンドを繰り広げます。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
Nimbus Alliance
NI-6379(1CDR)
ブラックフォード:弦楽四重奏のための「7つの北斎の小品」
メゾ・ソプラノ,クラリネットと弦楽四重奏のための「5つのナイドゥの歌」
グラニー・チャンの龍の歌
ソレム・クヮルテット、ロザンナ・クーパー(Ms)、
デイヴィッド・キャンベル(Cl)、
フィンチリー・チルドレン・ミュージック・グループ、
ロナルド・コープ(P)、
アレックス・ウェルズ(P)、
リチャード・ブラックフォード(指)

録音:1981年、2017年、2018年
「グレート・アニマル・オーケストラ」やサン=サーンスの「動物の謝肉祭」の新編曲などの意欲作を続々と世に送り出しているイギリスの作曲家、リチャード・ブラックフォードの最新作は「アジア」をテーマとした作品集。
「7つの北斎の小品」はその名の通り、ドビュッシーをも魅了した葛飾北斎の浮世絵からインスピレーションを得て書かれた7曲からなる弦楽四重奏のための作品です。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Diapason
DIAP-111(1CD)
バッハ:トリオ・ソナタ集 BWV.525-530

(1)トリオ・ソナタ第5番ハ長調 BWV.529

(2)トリオ・ソナタ第4番ホ短調 BWV.528

(3)トリオ・ソナタ第1番変ホ長調 BWV.525

(4)トリオ・ソナタ第2番ハ短調 BWV.526

(4)トリオ・ソナタ第3番ニ短調 BWV.527

(6)トリオ・ソナタ第6番ト長調 BWV.530

(7)トリオ・ソナタ第5番ハ長調 BWV.529より ラルゴ
(1)ロレンツォ・ギエルミ(オルガン/アーレント1991年製)
録音:1993年、サン・シンプリチャーノ教会(ミラノ)
(2)ロンドン・バロック〔イングリッド・ザイフェルト(Vn)、リチャード・グウィルト(Va)、テレンス・チャールストン(Org)、チャールズ・メドラム(Vc)〕
録音:2001年
(3)アンドレ・イゾワール(オルガン/ヴェステンフェルダー1977年製)
録音:1979年、エシュ=シュル=アルゼット(ルクセンブルク)
(4)フロリレジウム〔アシュリー・ソロモン(Fl)、ロドルフォ・リヒター(Vn)、ジェームズ・ジョンストン(クラヴサン)、市瀬礼子(ヴィオール)、エリジオ・キンテイロ(Lute)〕
録音:2007年
(4)ベンジャミン・リゲッティ(オルガン/フェルベルク1997年製)
録音:2009年、サン=レジエ、ラ・シエサ(スイス)
(6)ル・プティ・コンセール・バロック、シャニ&ナージャ・ソルニエ(クラヴサン)
録音:2012年
(7)ソフィー・ゲント(Vn)、スキップ・センペ(クラヴサン)
1727年から1732年にかけて作曲されたバッハの「トリオ・ソナタ」6曲それぞれの名演奏をフランスのディアパゾン誌が選出!ギエルミやイゾワール、リゲッティといった名オルガニストたち、そして世界有数のピリオド・アンサンブルであるフロリレジウムやロンドン・バロック、ル・プティ・コンセール・バロックの演奏など、バラエティ豊かな組み合わせはこのレーベルならではの魅力です。

Diapason
DIAP-036(1CD)
ドビュッシー:弦楽四重奏曲、歌曲、ピアノ作品集

(1)弦楽四重奏曲ト短調 Op.10
(2)ビリティスの3つの歌
(3)ピアノのために
(4)華やかな宴第1集
(5)ベルガマスク組曲
(6)恋人たちの散歩道
(1)ブダペストSQ
録音:1957年
(2)シュザンヌ・ダンコ(S)、グイド・アゴスティ(P)
録音:1950年
(3)モニク・アース(P)
録音:1957年
(4)シュザンヌ・ダンコ(S)、グイド・アゴスティ(P)
録音:1954年
(5)フリードリヒ・グルダ(P)
録音:1957年
(6)シュザンヌ・ダンコ(S)、グイド・アゴスティ(P)
録音:1950年
ディアパゾン誌の「ドビュッシー作品集」は、ブダペストSQの弦楽四重奏曲、シュザンヌ・ダンコが歌う歌曲、モニク・アースとフリードリヒ・グルダが弾くピアノ作品を組み合わせたフランスのエスプリ漂うプログラム。フランスの音楽雑誌、レーベルならではの美しいアルバムです。

EM Records
EMRCD-043(1CD)
縦糸と横糸〜イギリスの2台ヴァイオリンのための作品集
レベッカ・クラーク:2台のヴァイオリンとピアノための組曲
ポール・パターソン:2台のヴァイオリンとピアノためのアリュージョンズ・トリオ(世界初録音)
ゴードン・ジェイコブ:2台のヴァイオリンのための4つのバガテル(世界初録音)
アーネスト・ジョン・モーラン:2台のヴァイオリンのためのソナタ
アラン・ロースソーン:2台のヴァイオリンのための主題と変奏
小町碧(Vn)、
ソフィー・ローザ(Vn)、
サイモン・キャラハン(P)

録音:2016年12月12日−13日、福音史家聖ヨハネ教会(イフリー・ロード、オックスフォード)
イギリスの見過ごされてきた作品を発掘するイングリッシュ・ミュージック・フェスティヴァル(English Music Festival)の自主レーベル「EM Records」から、ロンドン在住、イギリス音楽のスペシャリストとして活躍するヴァイオリニスト、小町碧のレコーディングが登場!
2011年のマンチェスター国際ヴァイオリン・コンクールで第2位&聴衆賞を受賞しChamps Hill Recordsからフランク&ラヴェルのヴァイオリン・ソナタ集(CHRCD 123)でデビューしたソフィー・ローザ、小町碧とコンサートやレコーディングで度々共演し、知られざるイギリス音楽の伝道者として活動するサイモン・キャラハンとの共演。20世紀と21世紀のイギリスで作曲された2台のヴァイオリンのための魅力的な作品を収録。まるで織物の縦糸と横糸(Warp and Weft)のように織り合うヴァイオリンの旋律。技巧的でありながら、イギリス民謡の要素や「歌」を最大限に表現したアルバムです。

Alba
ABCD-434(1CD)
メンデルスゾーン:チェロ作品集
チェロ・ソナタ第2番ニ長調 Op.58 no.2 MWV Q32(1843)
協奏的変奏曲 Op.17 MWV Q19(1829)
アルバムのページ ロ短調 MWV Q25(1835)
チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 Op.58 no.1 MWV Q27(1838)
無言歌ニ長調 Op.109 MWV Q34(1845)
グアダルーペ・ロペス=イニゲス(Vc)
オルガ・アンドリュシュチェンコ(P)
[楽器 Cello: Claude Pieray(Paris 1725)、Piano: Erard(Paris 1862)]

録音:2018年8月16日-17日、9月1日-2日 ニュー・パヴィリオン(カウニアイネン、フィンランド)
ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーを拠点に活動するスペインのチェリスト、グアダルーペ・ロペス=イニゲス(1983-)は、バロック・チェロによる『ガ ブリエッリ、スカルラッティ チェロのための作品全集』(ABCD412)でアルバム・デビュー。作品の要素を深く掘り下げた演奏が高く評価されました。好評を 受けて制作された第2作アルバムでは、前作と同じクロード・ピエレーが1725年に製作したチェロでロマンティックな音楽、メンデルスゾーンの作品を演奏し ています。共演者のオルガ・アンドリュシュチェンコ(1978-)は、モスクワ生まれ。モスクワ音楽院を卒業後、ケルンの音楽大学でアルボ・ヴァルドマ、ハノーファー 音楽大学でヴラディーミル・クライネフに学び、ドイツを本拠に活動しています。豊かで温かい雰囲気を求め、バロック・チェロと調和する響きの1862年製作 のエラール・ピアノが録音に使われました。カウニアイネン市のホール「ニュー・パヴィリオン」 (Ki)

Challenge Classics
CC-72805(1CD)
ラダメス・ニャターリ:古風な組曲より アリア / Flor da noite / Poema / Canhoto* / Negaceando* / ヴァイオリン・ソナタ /Violino / Perfumosa* / Uma rosa para o Pixinguinha / Maneirando* / Pretenciosa*
ヴィラ=ロボス:Improviso No.7 / O canto do cisne negro
ルイス・ハベーロ(P)
フロール・ブラーム(Vn)
*=ピアノ独奏

録音:2018年5月22・23日/スキーダム
ラダメス・ニャターリはブラジルの音楽家。リオ・デ・ジャネイロの国立放送Oの指揮者として、作編曲家としてポピュラーとクラシック双方の分野で活 躍しました。このアルバムは彼のヴァイオリンとピアノのための作品を網羅した初のディスク。ブラジルのクラシック音楽を得意とする演奏家による秀演です。 (Ki)

KAIROS
0015031KAI(1CD)
NX-B09
エーファ・ライター(1976-):作品集
1.Noch sind wir ein Wort…(2016)
コントラバスリコーダー,コントラバス,奏者たちの合唱とエレクトロニクス
commissioned by the Klangforum Wien
(realized through the Erste Bank Kompositionspreis 2016)
2.Masque de Fer (2017)
声,フルート,ダン・バウ,ヴィオラとパーカッションのための
3.Allemande multiplee (2017)
ヴァイオリンとペダル・ボードのための
4.Irrlicht (2012)
フルート,トランペット,トロンボーン,パーカッション,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロ,コントラバスとエレクトロニクスのための
5.In groben Zugen(2014)
弦楽四重奏とトランスデューサのための
6.Konter(2009)
コントラバスフルートとエレクトロニクスのための
クラングフォルム・ウィーン(アンサンブル)

録音:2016年11月 Mozartsaal, Wiener Konzerthaus, Austria
…1
2017年8月 Studio Multiple Me, Vienna, Austria…2
2017年6月 Ulrichskirchen…3
2012年12月 Studio Multiple Me, Vienna, Austria…4
2017年11月 Festival Rainy Days, Luxemburg…5
2017年11月 Studio Alex Fostier, Brussels, Belgium…6
2016年、ドイツの権威ある賞“Erste Bank Kompositionspreis”を受賞したエーファ・ライターのポートレート・アル バム。彼女はウィーンで生まれウィーン国立音楽大学で古楽演奏(リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバ)を学んだ後、オランダ で更に研鑽を積み、さまざまなバロック・オーケストラでソリストとして活躍しています。その傍ら、現代音楽にも興味を抱 き、アンサンブルでパフォーマンスを行いながら独創的な作品も発表。作曲家としても注目を集めています。彼女は音楽 を形成する要素を徹底的に分析し、新しい音楽を創り上げることを得意としており、バッハの無伴奏パルティータを 素材に用いたトラック3「Allemande multiplee」はとりわけ高く評価されています。
KAIROS
0015036KAI(1CD)
NX-B09
ドミニク・シェーファー(1967-):作品集
1.Vers une presence reelle… (2014)
アンサンブルのための
2.Cendre (2008/2015改訂)
バス・フルートと8チャンネルのライヴ・エレクトロニクスのための(stereo mix)
3.Anima (2012)
クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノによる五重奏のための
4.Fluchtpunkte (2002)
フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、パーカッションとピアノによる六重奏のための
5.Ringwood (2018)
クラリネットとライヴ・エレクロニクスのための
6.INFR-A-KTION (2018)
ルポフォン、コントラフォルテと6楽器のための
アンサンブル・プロトン・ベルン
【メンバー】
ベッティーナ・ベルガー(バス・フルート)…2
ジュリー・ブルネット=ジャイリー(フルート、アルト・フルート、ピッコロ)…1.4.6
マルティン・ブリッゲンストルファー(オーボエ、ルポフォン)…1.6
リチャード・ヘインズ(クラリネット、バス・クラリネット)…1.3.4.5.6
エリーゼ・ヤコベルガー(コントラフォルテ)…6
アレシュ・クランチャール(Tp)…1
ヴェラ・シュニーダー(Hp)…1.6
サムエル・フリート(P)…1.3.4.6
バスティアン・プフェフェルリ(パーカッション)…4
マキシミリアン・ハフト(Vn)…1.3.4.6
ローラン・カマッテ(Va)…1.3
ジャン=フィリプ・トゥーパ(Vc)…1.3.4.6
マティアス・クーン(指)…1.3.4.6
レアンドロ・ジアニーニ(エレクトロニクス)…2
ドミニク・シェーファー(エレクトロニクス)…5

録音:2018年5月4日…1/2018年2月13日…2
2018年5月29日…3-4/2018年5月28日…5
2018年5月3日…6
SRF Radiostudio Zurich (Studio 1),
Zurich, Switzerland
スイス出身のドミニク・シェーファー。2004年にIRCAM(フランス国立音響音楽研究所)でエレクトロニック・ミュージック を学んだ彼はアコースティック楽器と電子楽器の双方から幅広い表現を生み出すことで知られる作曲家です。彼の作 品は主としてヨーロッパ、アメリカ、ラテン・アメリカ、アジアで著名な演奏家によって演奏され好評を博しています。このア ルバムでは、彼が探求する「音楽の定義」についての一つの結論を表現したという6つの作品を収録。さまざまな楽器に よる“音楽による対話”から紡ぎだされる物語を楽しむことができます。演奏しているのは2010年に設立された「アンサン ブル・プロトン・ベルン」。聴き手を新しい音楽に近づけることを目標に、動画配信などを積極的に行うアンサンブルです。 https://ensembleproton.ch/
KAIROS
0015052KAI(1CD)
NX-B09
マウリツィオ・ピサティ(1959-):Set7
1.ALP
2.EY DE NET
3.HABERGEISS
4.SAMBLANA
5.YEMELES
6.ODOLGHES
7.DERSCIALET
8-14.Sette Studi
ルーベン・マッティア・サントルサ(クラシカル・ギター)…1-14
マリー・デルプラート(ペッツォルト・リコーダー)…1
ジョアン・カルロス・パチェコ(パーカッション)…2
フーゴ・クエイロス(バスCl)…3
ケヴィン・ジュイエラ(テナーSax)…4
セリーヌ・ヴァスマー(声)…5
リーノ・メンドーサ(Cb)…6
アンネ=ラウレ・ドットレンス(Va)…7

録音:2017年1月30-31日
1-7…世界初録音
ギタリスト、ルーベン・マッティア・サントルサが初めてピサティの「Sette Studi 7つの練習曲」を聴いた19歳の時、この新 しいギター曲に完全に魅了され、現代音楽の演奏家になりたいと思ったといいます。楽器のあらゆる可能性を追求し、 豊富なアイデアが盛り込まれたこの作品は確かに若き演奏家の心を刺激するものであったことでしょう。以来、彼は何 度もこの曲を演奏することになりました。今回サントルサがこの曲を録音するにあたって、彼はピサティに新作を依頼、出 来上がったのは、様々な楽器とのコラボレーションから生まれる全く違う音楽でした。こちらではサントルサは各楽器との 音色を融合を図り、見事な演奏を繰り広げています。
KAIROS
0015055KAI(1CD)
NX-B09
ニルマリ・フェン(1979-):室内楽作品集
1.The Clash of Icicles Against the Stars〜フルート、アコーディオンと笙のための
2.A Highwire Act〜ヴァイオリン、チェロとピアノのための
3.Scratches of the Wind〜独奏アルト・フルートのための
4.Through a Glass Darkly=クラリネット,トランペットとアコーディオンのための
5.The Ground of Being〜フルートとアルト・フルートのための
6.A Reaction in Force〜独奏オーボエのための
香港ニュー・ミュージック・アンサンブル
【メンバー】
テェリル・リム(Fl)…1
ダニエル・ハヴェル(Fl)…3
ホー・クヮン・ケヴィン・チェン(笙)…1
マルゴルツァータ・フラウサ(アルトFl)…5
チュー・シン・レオン(Cl)…4
ジャン・ソウチェク(Ob)…6
カスパー・ビリングトン(Tp)…4
シュー・シャオナン(アコーディオン)…4
オンラッド・ハリス(Vn)…2
アレクサンドル・スターリー(P)…2
アンドレイ・ガル(Vc)…2

録音:2016年6月1日 Sonus Records, Czech Republic…1.3
2016年6月1日…4
2012年11月11日Mad Music Entertainment Studios,
ong Kong…5
2015年1月24日 Yale-NUS College, Singapore…2
トラック6は日時、場所不明
スリランカ=オーストラリアの女性作曲家、ニルマリ・フェンの作品集。家庭の事情で、幼児期に孤児院で生活していた という彼女、オーストラリア、シドニーの養父母のもとで新しい生活を始めるも、肌の色や生活習慣の違いなどからなか なか周囲に溶け込むことができず、その複雑な生い立ちは成長してからも彼女を悩ませるとともに、作品の形成に大き な影響を与えることになりました。彼女がいう「放浪者が聴いた音を具現化した」部分は様々な作品の端々に現れ、内 面的な深みを与えています。

CPO
CPO-555231(1CD)
NX-B02
フェルディナント・リース(1784-1838):室内楽作品全集(フルートと弦楽三重奏のための作品 第2集)
フルート,ヴァイオリン,ヴィオラとチェロのための四重奏曲 ト短調
WoO35-2
ヴァイオリン,ヴィオラとチェロのための三重奏曲 WoO70-2*
フルート,ヴァイオリン,ヴィオラとチェロのための四重奏曲 ホ短調
Op.145-2
アルディンゲロ・アンサンブル
【カール・カイザー(Fl)
アンネッテ・レーベルガー(Vn)
セバスティアン・ヴォールファルト(Va)
ウルスラ・カイザー(Vc)】

録音:2017年10月10-11日、2018年1月28日*
近年、演奏機会とアルバム・リリースが増えてきた作曲家フェルディナント・リース。かつては「ベートーヴェンの弟子、伝 記作家」の側面ばかりが強調されていましたが、最近では「古典派からロマン派への橋渡しとして数多くのユニークな作 品を書いた作曲家」として存在価値を高めています。cpoではリースの作品を総括的にリリースするプロジェクトを始め ており、このアルバムは室内楽作品全集の中の「フルートを用いた」作品の第2集となります。演奏は第1集 (555051)と同じくアルディンゲロ・アンサンブルが担当。フルート四重奏曲と弦楽三重奏曲全3曲が収録されていま す。ピアニストとして知られたリースですが、どの曲も弦楽器の扱いが革新的で、とりわけヴァイオリンには技巧的なパッ セージが与えられており、これらの楽器の扱いにも堪能であったことがわかります。

B RECORDS
LBM-015(2CD)
NX-D04
ブラームス:室内楽全集第3集
クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114
クラリネット・ソナタ 第1番ヘ短調 Op.120-1
クラリネット・ソナタ 第2番変ホ長調 Op.120-2
ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
ピエール・フシュヌレ(Vn)
デボラ・ネムタヌ(Vn)
リーズ・ベルトー(Va)
フランソワ・サルク(Vc)
フローラン・ピュジュイラ(Cl)
ジョエル・ラスリー(Hrn)
エリック・ル・サージュ(P)

録音:2017年10月2日
たった数か月の間に「ブラームスの室内楽曲全て」の演奏を行うという前人未到のプロジェクトに着手したエリック・ル・ サージュ、ピエール・フシュヌレを中心とするフランスの若手演奏家たち。この第3集ではクラリネットを含む4作品と、ホル ン三重奏曲が披露されています。ブラームスのクラリネット作品は、どれも晩年になってから書かれたもので、哀愁漂う美 しい旋律を持つ内省的な作風で知られますが、ここでの演奏は、アンサンブルの中心をなすクラリネット奏者ピュジュイラ の活気溢れる演奏も相俟った若々しく瑞々しい息吹と喜びに満ちており、ブラームスの秘めた情熱も存分にうかがい知 ることができます。
B RECORDS
LBM-016(1CD)
HYPOCRISIS
SWEET TOAD/HYPOCRISIS
I WILL/NE DIS PAS
FELURE/SOMBRE HEROS
VISCERUM/CHICAGO’S FROG
ピュジュイラ四重奏団
【フローラン・ピュジュイラ(クラリネット、サクソフォン)、ファブリス・マルティネス・トロムペット(ビューグル)、ブルーノ・シェヴァロン(Cb)、エリック・エシャムパー(ドラム)】

録音:2018年2月13日
ブラームスの室内楽プロジェクトで、活力に溢れたクラリネットを聴かせたピュジュイラ。彼はサクソフォン奏者としても抜群 の才能を有しており、ジャズ・シーンでも幅広く活躍しています。この「HYPOCRISIS」と題されたアルバムはB- Records初のジャズ・コレクション。ジャズ、ロック、現代音楽と一つのジャンルにとどまることのない新しい音の世界追求 するピュジュイラはここでも変幻自在の演奏を披露しています。

Cypres
CYP-0611(1CD)
旅人の魂
(1)ユーグ・マレシャル(1963-):l'ame du voyageur 旅人の魂
映画「ヴァヴラン侯爵-邸宅からジャングルまで」のオリジナル・サウンド・トラック
グレース・ウィンターとリュック・プランティエの映像
1.L'aventure 冒険
2.Erreur de Jeunesse 若き過ち
3.Exil 放浪
4.Miroir 鏡
5.Voyageur 旅行者
6.Indiennes インド人
7.Parexis パレクシス
8.Les oiseaux 鳥たち
9.Explorateur 探検家
10.Papillons 蝶
11.Machu Pichu マチュピチュ
12.Indios インディオ
13.Train de montagne 山の鉄道
14.L'ame du voyageur 旅人の魂
15.Adieux 別れ

(2)侯爵の道
ヴァヴラン侯爵:原作

(3)モーリス・ジョベール(1900-1940):「Au pays du scalp 頭皮を剥ぐ世界で」より2つの音楽
 Sur le fleuve 川に沿って
 Danse totem トーテム・ダンス

(4)レオン・ジョンゲン:「小さなヴェニス、ベネズエラ」より「バッカナール」
(1)セバスティアン・ヴァルニエ(Vc)/ロナルド・ヴァン・スペンドンク(Cl)
セルゲイ・ゴルレンコ(Cb)/フレデリック・ドゥルセル(Vn)
ユーグ・マレシャル(ピアノ、パーカッション、ギター、声)

(2)ローラン・ボネ(朗読)
ユーグ・マレシャル(P)
セバスティアン・ヴァルニエ(Vc)

(3)パリSO

(4)マックス・アレクシス・オーケストラ

録音:2017年1月1-3日 ワーテルロー、サン・スタジオ
2017年1月6-8日 スハールベーク(ブリュッセル近郊)
ダダ・スタジオ:ミキシング
ベルギー出身のヴァヴラン侯爵は1920年から1938年にかけてアマゾンでネイティブ・アメリカンの種族のひとつである 「シュア・インディアン」を初めて撮影した探検家として知られています。映画音楽の作曲家として知られるユーグ・マレ シャルは、グレース・ウィンターとリュック・プランティエが撮影した年代物の映画フィルムを見てヴァヴラン侯爵の奇妙な 旅を想像しながら自由な音楽を作曲しました。ここにはジャズ風の音楽から民族音楽風の音楽など様々な要素が 混在し、聴き手の想像力を刺激します。マレシャル自身もピアノやパーカッションで演奏に参加、自身が描く世界を 丁寧に見せています。

HAT HUT RECORDS
HATART-208(1CD)
ローランド・ダヒンデン(1962-):TALKING WITH CHARLIE
チャーリー・パーカーとのイマジナリー・トーク
1.PHONOLOGICAL EXTENSION
2.FREE MORPHENES
3.ALL - O - PHONES
4.MORPHOLOGICAL DRIFT
5.SEMANTIC CROSSINGS
ダリオ・カルデローン(Cb)
ガレス・デイヴィス(バスCl)
コーエン・カプタイン(Tb)
ペッペ・ガルシア(パーカッション)

録音:2018年6月
バス・クラリネット奏者ガレス・デイヴィスは、彼の仲間たちのために作曲家・トロンボーン奏者ダヒンデンに四重奏曲を依 頼、出来上がったのはダヒンデンが讃える偉大なるチャーリー・パーカーへのオマージュ作品でした。ダヒンデンとパーカーと の「IMAGINARY TALK 想像上の会話」と題されたこの曲の演奏からは、ミュージシャン同士の素晴らしい相互作用 が生まれています。

DORON
DRC-5051(1CD)
フランスのヴァイオリン・ソナタ集
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1 番イ長調 Op.13
マリオ・ホッセン(Vn)
ミレナ・モロヴァ(P)

録音:2007年11月10−12日 ウィーン
フランク、ドビュッシー、フォーレのヴァイオリン・ソナタを 1 枚に収録。マリオ・ホセンは 8 歳 でオーケストラと共演したという早熟のヴァイオリニスト。その後ソフィア、ウィーン、パリで学び、 ソリストとして欧米で活躍しています。1749 年、ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ作のヴァ イオリンを使用。ミレナ・モロヴァは芸暦50 年を超えるブルガリアの名ピアニスト。 ※このCD には解説冊子が付属していません。

スロヴェニア放送
ZKP-115158(1CD)
(1)タルティーニ(クライスラー編):ヴァイオリン・ソナタ ト短調 「悪魔のトリル」
(2)バブニク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ヘ長調
(3)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2 番 イ長調 Op.100
(4)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集Op.27〜第6 番ホ長調
(5)マティヤ・ブラヴニチャル:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
デヤン・ブラヴニチャル(Vn)

(1)モイツァ・プルチェリ(P)
1991 年3 月30 日 リュブリャナ
(2)アツィ・ベルトンチェルイ(P)
1979 年7 月11 日 リュブリャナ
(3)マリヤン・リポヴシェク(P)
1967 年6 月23 日 リュブリャナ
(4)2003 年6 月1 日 リュブリャナ
(5)1966 年11 月2 日 リュブリャナ
スロヴェニアのヴァイオリニスト、デヤン・ブラヴニチャル(1937―2018)の様々な録音を 集めた CD。ブラヴニチャルはローマで後にイ・ムジチのコンサートマスターを務めるピー ナ・カルミレッリに学んでおり、イタリアのバロック時代のヴァイオリン曲も得意としており、し かもジュゼッペ・タルティーニの生地ピラーノは現在はスロヴェニア領ピランという縁もあっ て、悪魔のトリルはブラヴニチャルの腕前が冴えた名演。マテイ・バブニク(1787―1868) はおそらくスロヴェニア系の作曲家。ウィーン生まれで十代の頃にリュブリャナに移住し活 躍、その後ブダペストで教育家として過ごした。しっかりとしたウィーン古典派の作風で、 これは知られざるヴァイオリン・ソナタの名作と言えるでしょう。30 歳目前のブラームスの 瑞々しい演奏も素晴らしい。マティヤ・ブラヴニチャルはデヤンの父。 なお、マティヤ・ブラヴニチャル:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ はZKP-115189 に収 録されているものと同じ録音。
スロヴェニア放送
ZKP-115189(1CD)
マティヤ・ブラヴニチャル:ヴァイオリン作品集
(1)古風な様式のソナタ
(2)若い演奏者/(3)幻想曲
(4)夜想悲歌/(5)タンゴ・ムーヴメンツ
(6)無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
デヤン・ブラヴニチャル(Vn)

(1)アツィ・ベルトンチェルイ(P)
1979 年1 月12 日 リュブリャナ
(2)リディヤ・スタンコヴィッチ(P)
1984 年6 月4,11 日 リュブリャナ
(3)-(5)マリヤン・リポヴシェク(P)
(3)-(6)1966 年11 月2 日 リュブリャナ
スロヴェニアのヴァイオリニスト、デヤン・ブラヴニチャル(1937-2018)が、父である作曲 家、マティヤ・ブラヴニチャル(1897-1977)のヴァイオリン作品を弾いた CD。マティヤ・ブ ラヴニチャルはスロヴェニア最西部の都市トルミン(当時はオーストリア=ハンガリー帝国 に属していた)の生まれ。リュブリャナでヴァイオリンと作曲を学び、ヴァイオリニストとして 活躍する一方、ヴァイオリン作品を中心に多数の作品を残しています。作風はロマンティッ クなもの。 なお、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ はZKP-115158 に収録されているものと同じ録音。
スロヴェニア放送
ZKP-115066(1CD)
テオバルト・ベーム(1794-1881):フルート作品集
アルプスの思い出第5 番Op.31
タランテラ風のロンド Op.34
ラルゲット Op.35
シューベルトと他の作曲家のワルツによるポプリ Op.18
アンダンテ Op.33
大ポロネーズ ニ長調 Op.16
マルティン・ベリッチ(Fl)
イヴァン・フェルチッチ(P)
ベーム式フルートで知られる現代フルートの開発者、ドイツのフルート奏者、テオバルト・ベ ーム(1794-1881)のフルート曲集。ベームは作曲をペーター・フォン・ヴィンター(かのサリエリ の弟子の一人でミュンヘンの宮廷劇場の宮廷楽長を長く務めた)に学んでおり、作曲の腕前も 一流です。 マルティン・ベリッチはスロヴェニアのフルート奏者。マリボール音楽院、ザルツブルク・モーツ ァルテウムで学び、2007 年からミュンヘンPOのフルート奏者を務め ています。

MIRARE
MIR-436(1CD)
フランス風アコーディオン
(1)ティボー・ペリーヌ:ミュゼット組曲(全5曲)
(2)プロコフィエフ(ティボー・ペリーヌ編):ユダヤ主題による序曲
(3)ガーシュウィン(ティボー・ペリーヌ編):パリのアメリカ人
(4)ピアソラ(ティボー・ペリーヌ編):天使のミロンガ
(5)リシャール・ガリアーノ:小フランス組曲(全5曲)
(6)ギュス・ヴィズール(ティボー・ペリーヌ編):モントーバンの火
ル・パリ・デ・ブルッテル【フェリシアン・ブリュ(アコーディオン)、エルメスSQ、エドゥアール・マカレ(Cb)】

録音:2018年9月/四季劇場(グラディニャン)
2019年のフォルジュルネ音楽祭に出演が予定されているフランスのアコーディオン奏者フェリシアン・ブリュとエルメスSQ。彼らの共演アルバ ムの登場です。
1986年オーヴェルニュ生まれのブリュは、フランスのアコーディオン、ミュゼットの名手で、この楽器の機能と可能性を追求して新しい作品を世に出していま す。ここではフランスの若手作曲家ティボー・ペリーヌによるオリジナル曲に加え、プロコフィエフ、ガーシュウィン、ピアソラ作品のアコーディオンと弦楽五重奏 のための編曲が収められています。これはロシア、アメリカ、南米とそれぞれアコーディオンが形を変えて根付いた国の作品をとりあげているとのこと。
ブリュのミュゼットはパリらしいエスプリにあふれ、ガーシュウィンも多彩な表現力に驚かされます。エルメスSQの生気に満ちたバックアップも最高 のアンサンブルを聴かせてくれます。 (Ki)
MIRARE
MIR-414(1CD)
PORTRAITS- QUATUOR MODIGLIANI〜ポートレイツ/モディリアーニSQ
メンデルスゾーン:カプリッチョ(弦楽四重奏のための小品 op.81-3)
ラフマニノフ:スケルツォ(弦楽四重奏曲第1番より)
プッチーニ:菊
コルンゴルト:間奏曲(弦楽四重奏第2番 変ホ長調 op.26より)
クライスラー:スケルツォ(弦楽四重奏曲 イ短調より)
バーバー:アダージョ(弦楽四重奏曲 ロ短調 op.111より)
シューベルト:メヌエットとトリオ(弦楽四重奏曲 D.89-3より)
ボロディン:スペイン風セレナータ(ベリャーエフの名前による四重奏曲)
ショスタコーヴィチ:ポルカ(弦楽四重奏のための2つの小品より)
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩楽章
ホフシュテッター:アンダンテ・カンタービレ(セレナーデ)(弦楽四重奏曲 ヘ長調より)
モーツァルト:プレスト(ディヴェルティメント ヘ長調 K.138)
ルロイ・アンダーソン:プリンク・プランク・プランク!
アムリ・コエイトー(ヴァイオリン/グァダニーニ(1773))
ロイック・リョー(ヴァイオイン/グァダニーニ(1780))
ローラン・マルフェング(ヴィオラ/マリアーニ(1660))
フランソワ・キエフェル(チェロ/ゴフリラー“ex-Warburg”(1706))

録音:2018年4月、フラゲイ、スタジオ1(ベルギー)
フランスの人気クヮルテット、モディリアーニSQ、新メンバーでの録音第2弾の登場。「ポートレイツ」と題し、名曲から演奏機会の少ない美しい曲 をプログラム。作曲家の国も様々で、魅力ある小品による旅のようなアルバムとなっています。 (Ki)

NEOS
NEOS-11821(2CD)
チャールズ・ウゾー(b.1961)作品集
(1)「Nri/mimicri」(2015/16) 〜オンドマルトノと打楽器四重奏、テープのための
(2)「脾臓/mimicr」(2014/15) 〜ピアノとテープのための
(3)「母国語炎上/mimicri」(2018)〜テープのための
(4)「アヴェ・マリアII」(2015)〜混声合唱のための
(5)「ヴァレック」(2015)〜女声とピアノのための
(6)「甘い偏桃体」(2014) 〜ヴァイオリン、ピアノとテープのための
(7)「もっと好きな人・・・」(2006) 〜打楽器四重奏とテープのための
(8)「天安門に降る白い紙の花」(1989) 〜5つのチェロのための
(9)「アヴェ・マリアV」(2016)〜混声合唱のための
カロリーヌ・エーレ(オンド・マルトノ)
パーカッション・アート・アンサンブル・ベルン
ウテ・ガライス(P)
ルパート・フーバー(指)SWRヴォーカル・アンサンブル
イザベル・プフェファーコーン(S)、
アンサンブル・ラ・ノッテ
チャールズ・ウゾー((指)テープ制作) ほか

録音:1996、2009、2015-2018年
NEOS では二枚目となるウゾーの作品集。ウゾーはナイジェリア出身のアフリカ系作曲家。ナイジェリアでオーボエと作曲 を学んだ後、ロンドンの王立音楽院に留学、ハンス・ヴェルナー・ヘンツェらに学んだ。彼はアフリカ人としてのアイデンティ ティを現代音楽の語法と融合しようと試みており、しかもそれは安易なエキゾチシズム、ワールド・ミュージックとは無縁の極 めてオリジナリティに溢れたものです。「Nri/mimicri」はジャングルか平原に住む動物や鳥と思しき声のテープが変調され 打楽器とオンド・マルトノがそれに呼応する詩的でミステリアスな作品。テープ作品「母国語炎上」でもナイジェリア語が変調 解体されやがて抽象的な音の洪水となります。混声合唱のための2 つの「アヴェ・マリア」は大河か大樹を思わせる骨太のポリフ ォニーがアフリカ本来の自然崇拝とキリスト教の習合を音楽の上で実現する。

H.M.F
HMM-902340(1CD)
ロシアのチェロ作品集
ミャスコフスキー:チェロ・ソナタ第1番ニ長調Op.12
ラフマニノフ:2つの小品Op.2
 前奏曲嬰ハ短調Op.3の2(ピアノ独奏)
 チェロ・ソナタ ト短調Op.19
ブリュノ・フィリップ(Vc)、
ジェローム・デュクロ(P)

録音:2018 年 6月ラ・クロエ(アントレーグ=シュル=ラ=ソルグ)
1993年生まれの若手チェロ奏者ブリュノ・フィリップ3枚目のディスク登場。ミャスコフスキーのチェロ・ソナタ第1番は1911年の作で、20年後に改訂しましたが20世紀の作品とは思えぬロマンティックなメロディとロシア的な熱気 に満ちています。ラフマニノフのソナタとならび、深い歌心を必要としますが、その点ゲリンガスにも師事したフィリップはロストロポーヴィチ派のロシア・チェロ 流儀も身につけていて、たっぷりと歌い込まれるメロディの美しさに酔わされます。
どの曲もピアノが念入りに書かれていますが、ここではジェローム・デュクロが見事なサポートぶりを示しています。フィリップ・ジャルスキーやルノー・カピュ ソンらの名相方として注目されていますが、21世紀の名人伴奏者になること間違いなしのベテラン。なんとラフマニノフの「鐘」として名高い嬰ハ短調の前奏曲 の独奏も挟みこんでいて聴きものです。 (Ki)


Signum Classics
SIGCD-556(1CD)
ロマンティック・ホルン
ベートーヴェン:ホルン・ソナタ Op.17
フランツ・シュトラウス:夜想曲 Op.7
R・シュトラウス:アンダンテ Op.Posth
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
グラズノフ:夢 Op.24
スクリャービン:ロマンス
デュカス:ヴィラネル
プーランク
:エレジー 〜 デニス・ブレインの思い出に
ギルバート・ヴィンター:狩人の月
リチャード・ワトキンス(Hrn)、
ジュリアス・ドレイク(P)

録音:2018年3月22日−24日、ブリテン・スタジオ(イギリス)
フィルハーモニアOの首席ホルン奏者を12年間担い、現在は超人集団ナッシュ・アンサンブルのホルン奏者、ロンドン・ウィンズの創設メンバー、英国王立音楽アカデミーの講師(デニス・ブレイン・チェア・オヴ・ホルン)などを務める現代最高のホルン奏者の一人、リチャード・ワトキンス。 ベートーヴェンからシューマン、スクリャービン、シュトラウス(リヒャルトとフランツ)など、宝石のように輝くホルンのためのロマンティックなレパートリーをセレクション。ワトキンスの高貴な音色と卓越したテクニックで、歴史を超えて愛されるホルンの名曲をお届けします。
※ジャケットのイラストはイギリスの美術家レイチェル・ガズデンが書いたリチャード・ワトキンスの肖像画です。

Paladino Music
PMR-99(1CD)
NX-B07
モーツァルト:ディヴェルティメントとホルン五重奏曲
ディヴェルティメント 変ホ長調 K563
五重奏曲 変ホ長調 K407
クライスラー・トリオ・ウィーン
【メンバー】
ボジダーラ・クズマノーヴァ(Vn)
アクセル・キルヒャー(Va)
ルイス・ソリタ(Vc)
ヴォルフガンク・ヴラダー(Hrn)
ユリア・プルギナ(Va)

録音:2018年4月7-9日
2017年に結成10周年を迎えたクライスラー・トリオ・ウィーン。シューベルトやブラームスなど、オーストリアの室内楽作品 をレパートリーの中心とし、作品に強い共感を持って演奏する姿勢が高く評価されています。 彼らのデビュー・アルバムとなるこの1枚では、2曲のモーツァルト作品を取り上げており、晩年の傑作「ディヴェルティメント K563」での精緻で集中力溢れる演奏と、1993年からウィーン・POで活躍するホルン奏者ヴォ ルフガンク・ヴラダーと作曲家としても知られるヴィオラ奏者ユリア・プルギナをメンバーに加えた「五重奏曲」では親密でま ろやかな響きによる演奏がお楽しみいただけます。
Paladino Music
PMR-97(1CD)
NX-B07
ロマン派のヴァイオリンとピアノのための作品集
アルノルト・メンデルスゾーン(1855-1933):ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 Op.71
シューマン:オーボエとピアノのための3つのロマンス(ヴァイオリンもしくはクラリネット)Op.94
ゲルンスハイム(1839-1916):序奏とアレグロ・アパッショナート Op.38
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番ニ短調 Op.108
フリーデマン・アイヒホルン(Vn)
ホセ・ガリャルド(P)

録音:2008年10月6-10日
1971年ミュンスター生まれのヴァイオリニスト、フリーデマン・アイヒホルン。2002年よりワイマールの「フランツ・リスト音楽 院」の教授として後進を育てる傍ら、ソリスト、室内楽奏者として世界中で幅広く活躍しています。この2008年に録音 されたアルバムでは、当時ほとんど演奏、録音されることのなかった作曲家、アルノルト・メンデルスゾーン(フェリックス・メ ンデルスゾーンの従兄弟の息子)のヴァイオリン・ソナタの世界初演時の演奏を収録。作品の普及に一役買いました。 このコンサートで一緒に演奏されたシューマン、ブラームス、ゲルンスハイムの作品も同時収録、ロマン派における様々な ヴァイオリン作品を堪能できます。
Paladino Music
PMR-101(2CD)
NX-C10
ヨハンナ・ゼンフター(1879-1961):ヴァイオリン作品集
ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.32
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.26
2つのヴァイオリンのための組曲 第1番Op.91-1
2つのヴァイオリンのための組曲 第2番Op.91-2
フリードマン・アイヒホルン(Vn)
パウル・リヴィニウス(P)
アレクシア・アイヒホルン(Vn)

録音:2007年1月6-10日
1879年、ドイツ上流階級の家庭に生まれ、フランクフルトで音楽を学んだヨハンナ・ゼンフターの作品集。若い頃から作 曲に勤しんでいた彼女、初期の頃にはシューマンやショパンのような性格的小品を得意としていましたが、1908年から 1910年頃までマックス・レーガーに師事したことで、作風が変化。師の作風を受け継ぐ重厚な作品を次々と発表、生 涯で9曲の交響曲を含む130曲を越える作品を残しました。すぐれたヴァイオリニストであったゼンフターは、とりわけヴァ イオリン作品に力を入れており、彼女自身のコンサートでしばしば自作も披露していたようです。各々の作品の作曲年 代の正確なところはわかりませんが、ヴァイオリン・ソナタは1910年代に書かれ、組曲は1930年代から40年代に書か れたと考えられています。古典的な様式を用いながら、独創的な響きを取り入れたユニークな曲で構成された2つの組 曲からは、彼女の非凡な才能が感じられます。

COL LEGNO
COL-20441(1CD)
NX-B07
マーティン・プタック(1972-):River Tales
1.ソース/2.ストリーム
3.ウィング/4.マージング
5.ストーム/6.フラゥド(洪水)
7.シンキング/8.ダークストーン
9.サイクロ*/10.カノン
11.パンタ・レイ
マーティン・プタック(P)
アルビン・ヤノーシュカ(ローズ・ピアノ、ハルモニウム、ライヴ・サンプリング)
ユリア・マリー(Vn)…2.10
クラウス・リードル(Vn)
レーナ・ファンクハウザー(Va)
メリッサ・コールマン(Vc)
アロイス・エーベルル/マルティン・リーナー/ドミニク・シュテーガー(Tb)
ゲラルド・ペッティンガー(バス・トロンボーン&コントラバス・トロンボーン)
フランツ・ヴィンクラー(Tub)
マルティン・エーベルル(Tp)
アロイス・エーベルル(トロンボーン・ソロ)*

録音:2014/2017年
作曲家、ピアニスト、トロンボーン奏者、マルチな才能を持つマーティン・プタック。幼いころからドナウ川とクレムス川の合 流点に位置するクレムス・アン・ドナウで過ごし、水とワインが豊富なこの街の景観が彼の作品形成に大きな影響を与 えています。このアルバムに収録されている曲はどれも水のように流動的で即興的な作風を持ち、どの曲にも彼の子供 時代の思い出が織り込まれているとされています。重厚で美しいハーモニーに終始する冒頭の「ソース」や「カノン」、フィ リップ・グラスを思わせる「ストリーム」など多彩な楽器の持ち味を縦横無尽に駆使した聴き応えのある1枚です。
COL LEGNO
COL-20435(1CD)
NX-B09
Smaragd フェーデルシュピール
1.Avsked
2.Cadenzarium
3.Basszus Trombitas
4.15/8
5.Lovingli
6.Apfelbauern Dudler
7.Die melancholische Ballerina
8.Wien, ach Wien
9.Tuba Solo in D-Moll チューバ・
ソロ ニ短調
10.Volsume
11.Klarinett-Dudler
12.Bertltanze
13.Innviertler
フェーデルシュピール(アンサンブル)
【メンバー】
フレデリック・アルヴァラード=デュプイ(クラリネット,歌,作曲)
ジモン・ツェクバウアー(トランペット,フリューゲルホルン,ツィター,歌,作曲)
フィリップ・ハース(トランペット,フリューゲルホルン,歌)
アヤック・イウアン・ヒメネス・サルバドール(トランペット,フリューゲルホルン,歌)
マティアス・ヴェルナー(トロンボーン,歌,作曲)
トーマス・ヴィナレク(トロンボーン,バス・トランペット,歌)
ローラント・アイツニンガー(Tub)
2004年、ドナウ川とクレムス川の合流点の歴史ある街クレムス・アン・ドナウで結成された7人組の管楽アンサンブル 「Federspiel フェーデルシュピール」。ヨーロッパ各地の民族音楽を、エレクトロニクスを駆使したユニークなアレンジで演 奏し、夏の音楽祭やコンサートホールで人気を博しています。結成当時、最も若いメンバーは16歳でしたが、15年の 歳月を経て彼らの音楽も、街の名産であるワインのように熟成されてきました。この「Smaragd エメラルド」と題された アルバムは彼らの4枚目の作品であり、収録曲はどれも3人のメンバーによるオリジナルです。愛の告白や別れなど、彼ら の個人的な経験をオーストリア民謡に織り込んだという面白い曲が並びます。
COL LEGNO
COL-20436(1CD)
NX-B07
Wolperting フェーデルシュピール
フレデリック・アルヴァラード=デュプイ:Da wo’s beginnt
マティアス・ヴェルナー:Tau
 Eventyret om Fossegrimen Part I, Overnaturlig
Vesen
 Eventyret om Fossegrimen Part II, Huldefossen
ジモン・ツェクバウアー:Rosenhang
伝承曲:El Buscapies
ツェクバウアー:S. E. A. L.
 The Breath of Connections
伝承曲:Xochipitzahuatl
伝承曲:Die drei Briada
フェーデルシュピール(アンサンブル)
【メンバー】
フレデリック・アルヴァラード=デュプイ(クラリネット,作曲)
ジモン・ツェクバウアー(トランペット,フリューゲルホルン,ピッコロ・トランペット,歌,作
曲)
フィリップ・ハース(トランペット,フリューゲルホルン)
アヤック・イウアン・ヒメネス・サルバドール(トランペット,フリューゲルホルン,エレクトロ
ニクス,歌)
マティアス・ヴェルナー(トロンボーン,歌,作曲)
トーマス・ヴィナレク(トロンボーン,バス・トランペット)
ローラント・アイツニンガー(Tub)
ヨアヒム・ムルニング(マリンバ&ヴィブラフォン)

録音:2017年10月-2018年6月
民族音楽と現代音楽を融合させたユニークな音楽をレパートリーとする管楽アンサンブル「フェーデルシュピール」の最新 アルバム。アルバムタイトルの「Wolperting」とはドイツ・バイエルンのアルペン森周辺に生息すると伝わる伝説的動物 「ヴォルペティンガー」から採られたもの。ノルウェーの滝に棲むトロール、メキシコに伝わる踊り続ける悪魔、得体の知れ ない魔物が棲む山など、神秘と神話が一体となった世界が、キャラバンソングやアステカの旋律、ロマンティックな民謡な どを取り混ぜて描かれています。エレクトロニクスやミニマルなど現代的な要素も用いられており、素晴らしいサウンドワー ルドが楽しめます。
COL LEGNO
COL-20301(1CD)
シューベルトによる室内楽作品集(M.クラーラー、A.シェットによる室内アンサンブル編)
1.さすらい人 D489
2.水の上で歌う Op.72 D774
3.さすらい人が月に寄せてOp.80-1 D870
4.さすらい人の夜の歌 I Op.4-3 D224
5.夕星 D806
6.別れ D578
7.春に Op.101-1 D882
8.白鳥の歌より-第13番「影法師」
9.白鳥の歌より-第14番「鳩の使い」
10.月に寄せて D259
11.白鳥の歌より-第4番「セレナード」
12.君はわが憩い OP.59-3 D776
13.輪舞に寄す Op.17-3 D987b
14.夕映えのなかに D799
15.幸せ D433
16.別れ D475
17.マルクス・クラーラー/アンドレス・シェット:私は孤独な人(ダニューブにて)*

※M.クラーラー、A.シェットによる室内アンサンブル編…*以外
フラヌイ(アンサンブル)
スヴェン・エリック・ベヒトルフ(ヴォーカル)*

録音:2007年2月16-17日
『お前のいないところに幸福の国がある』という印象的な言葉で結ばれるシューベルトのよく知られる歌曲「さすらい人」。 この歌が象徴するような“出会い、別れ、夢、至福の時”をシューベルトのさまざまな歌曲を通じて味わうため、クラーラー とシェットは原曲に親密でありながらも斬新なアレンジを施しました。ヴァイオリン、サックス、トランペットからハープ、ツィ ター、ダルシマーなど多彩な楽器を駆使したアンサンブルによる素朴かつ新鮮なシューベルト体験が味わえます。
COL LEGNO
COL-20302(1CD)
ブラームスによる室内楽作品集(M.クラーラー、A.シェットによる室内アンサンブル編)
1.いつも欲しいのに、ダメだ
2.あの谷に菩提樹が
3.あの山のむこうに
4.お姉ちゃん、いつ僕たちは家に帰るの?
5.いとしい人、すぐに入ってらして
6.お嬢さん、お庭に入らせていただいても
7.海/8.谷底には
9.ああ、神よ
10.もう陽は輝かない
11.僕の彼女は大口だ
12.若くてやさしい女の子が
13.海 II/14.おまえ
15.ボレロ/16.静かに
17.静かな夜に
フラヌイ(アンサンブル)

録音:2008年8月1-3日
クラーラーとシェットによるロマン派作品アレンジ第2作。前作シューベルト・アルバムに続くのはブラームスの民謡集です。 ベートーヴェンを心から尊敬していたブラームスですが、かたや民族音楽からも大きな影響を受けており、よく知られる「ハ ンガリー舞曲集」をはじめ、ドイツ民謡をもとにした歌曲は144曲もあり、オリジナルの作品にも民謡風の主題がしばしば 登場するなど、彼は素朴な旋律をこよなく愛していました。クラーラーとシェットは、その「ドイツ民謡集」に楽しいアレンジ を加え、新しい表情を持たせています。管楽器を中心に、ヴァイオリン、ハープやダルシマーを加えた独特な音色を奏で るフラヌイならではの楽しい1枚です。
COL LEGNO
COL-20305(2CD)
NX-C09
農民の音楽
【CD1】Quadrat:sch
1.クリストフ・ディエンツ:Soodersooderso
2.バルバラ・ローメン&グンター・シュナイダー:Schwungradl
3.クリストフ・ディエンツ:Peaceful Piece
4.バルバラ・ローメン&グンター・シュナイダー:Amelie
5.バルバラ・ローメン&グンター・シュナイダー:Penguin
6.クリストフ・ディエンツ:Knochentanz
7.クリストフ・ディエンツ:Scene 3
8.バルバラ・ローメン&グンター・シュナイダー:332
9.クリストフ・ディエンツ:Der Dis- Tanz
10.バルバラ・ローメン&グンター・シュナイダー:234
11.クリストフ・ディエンツ:Dub Minor
12.クリストフ・ディエンツ:Uberflieger
【CD2】 Quadrat:sch Extended feat
クリストフ・ディエンツ:
1.Holzschussel
2.Stein-Holz
3.Flache in A
4.Wasser
5.Schnapper
6.Holz-Stein
7.Mischschale
8.Milchkanne
9.Glachter
バルバラ・ローメン(ツィター)
ハンメレッド・ドゥルシム(ツィター)
クリストフ・ディエンツ(ツィター)
グンター・シュナイダー(G)
アレクサンドラ・ディエンツ(Cb)
ツェーナ・パーキンス(Hp)
ヘルベルト・ピルカー(パーカッション)


録音:2010年9月,10月
2010年にチロルで開催されたコンサート「田舎の生活」・・・演奏されたのは素朴な家、食事、住民たちの強い絆から 生まれる祝祭、哀悼、楽しい音楽・・・これらを象徴する作品集です。2枚組の1枚目はツィターとコントラバスが奏でる さまざまなヴァージョンによる民謡を主体とした曲、2枚目はパーカッションとハープを加え更に美しいサウンドを追求した 曲がそれぞれ収録されており、親密な雰囲気を楽しめます。
COL LEGNO
COL-20434(1CD)
NX-B09
Oeo
1.Moderndorfer
Sommervalsen
2.Hep!/3.Oeo
4.Danske Valse
5.Kiahmelcher& Landler
6.Tracking Schmalnauer
7.Questa Mattina
8.Lima Lama/9.Ruhe
10.Bruckner Rewind
11.Tranquilla
12.Unknown Peace
ALMA(アンサンブル)
【メンバー】
ユリア・ラヒェルシュトルファー(ヴァイオリン,声)
エヴリン・メーア(ヴァイオリン,声,タンブレッロ)
マリー=テレーズ・シュティックラー(ダイアトニック・アコーディオン,声)
マッテオ・ハイツマン(ヴァイオリン,声)
マルレーン・ラヒェルシュトルファー(コントラバス,声,タンプレッロ)
「Oeo」という奇妙なタイトルを持つこのアルバムが意図するのは、さまざまな地域、時代、スタイルの音楽を遊び心を もって新しい世界にまとめること。このアルバムにはデンマークからリマまで多彩な地域の民謡と、聖書の言葉、ブルック ナーの音楽までがコラージュのように詰め込まれています。「ALMA=魂」のアンサンブル名そのままに、民族音楽の伝統 を踏まえながら、素朴で心がこもった演奏を繰り広げる彼らの自信作です。
COL LEGNO
COL-20432(1CD)
NX-B09
Tanz! (Franz)-アンサンブル作品集
1.しぼめる花-原曲:水車小屋の娘 Op.25より
2.Tanz!(フランツ)
3.Sowieso (Anyway) (pizz.)-原曲:バルトーク「ヴァイオリン二重奏曲」 BB104
4.Vorwarts ruckwarts seitwarts-原曲:シューベルト、バルトーク、リゲティ
5.Schneekugelwalzer-原曲:シューベルト「12のワルツ」Op.77より
6.Menuett mit Dirndl-原曲:モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」より
7.Husch Pfusch Tusch-原曲:シューベルト「楽興の時」第3番、バルトーク、リゲティ
8.2 Kerzen im Dreivierteltakt-原曲:シューベルト「メヌエット」D600
9.Alptraum eines osterr. Pianisten-原曲:シューベルト「19のドイツ舞曲」より
10.クーペルヴィーザー・ワルツ-原曲:シューベルト、ブルックナー
11.Ringelreigenwatschentanz-原曲:バルトーク「ヴァイオリン二重奏曲」 BB104
12.Tanzfolge der entfernten Verwandtschaft aus Wien-原曲:シューベルト
13.Wie der Bauer zur Kultur kam-原曲:シューベルト「即興曲 第2番」
14.Dreher aus dem Komitat Schluckauf-原曲:バルトーク「ヴァイオリン二重奏曲」 BB104
15.Totengraberlied-原曲:シューベルト「墓堀人の歌」、ドイツ舞曲D783
16.Canederli-手作りの団子
フラヌイ(アンサンブル)

録音:2015年4月1-3日
「Tanz!=舞曲」と題されたフラヌイのアルバム。フラヌイのポリシーは「ポルカなどの楽しい舞曲と、葬送のための音楽は 表裏一体でありどちらも生活に密着している」というものであり、このアルバムでもシューベルトを軸に、チロル地方からハ ンガリーのバルトークに至る“生きる喜びと追悼の悲しみ”をテーマに持つ舞曲や民謡が、木管楽器、金管楽器、弦楽 器、ダルシマー、ツィター、フォークハープなどを駆使したフラヌイ独自のアレンジのもと並べられています。

MELODIYA
MEL-1002566(1CD)
NX-B06
モーツァルト&シュニトケ:三重奏曲
モーツァルト:弦楽三重奏のためのディヴェルティメント 変ホ長調 K563
シュニトケ:弦楽三重奏曲(1985)
ルボツキー・トリオ
【メンバー】
マルク・ルボツキー(Vn)
カタリナ・アンドレアソン(Va)
オルガ・ドウブッシュ=ルボツキー(Vc)

録音:2017年
2003年結成、長年親密なアンサンブルを繰り広げてきた「ルボツキー・トリオ」が演奏するモーツァルトとシュニトケの三 重奏曲。活躍した時代におよそ200年の隔たりがある2人の作曲家ですが、大胆な作風と豊かな感性に裏打ちされた 各々の作品には、多くの共通性を見出すことができます。モーツァルトがフリーメイソンのために作曲したとされるディヴェル ティメントは、本来の意味である「娯楽性」を排した演奏至難な曲。晩年のモーツァルトらしく、精緻な作風によって書か れています。 1985年に作曲されたシュニトケの三重奏曲は後にピアノ三重奏曲に改編され、どちらのヴァージョンでも演奏される名 作。マルク・ルボツキーはシュニトケの親友であり、彼の作品を何度も演奏しその真価を世に問うたことで知られるヴァイ オリニスト。この最新録音でも作曲家への深い共感が感じられます。

Capriccio
C-5364(1CD)
NX-B07
ユン・イサン(1917-1995):室内楽作品集
East-West-Miniature 東と西の小品(1993)
オーボエとチェロのための
Rencontre 出会い(1986)
クラリネット、ハープとチェロのための
Interludium A インターリューディウム A(1986)
ピアノのための
オーボエと弦楽三重奏のための四重奏曲(1994)
ヴァイオリンピアノのためのソナタ(1991年初稿版…初演)
East-West-Miniature II東と西の小品 II(1993)
高橋 鐘汰(Ob)
ヴァルター・グリンマー(Vc)
ゲオルグ・アルツベルガー(Cl)
マリア・シュタンゲ(Hp)
カヤ・ハン(P)
マリアーナ・ドウティ(Va)
エギディウス・シュトライフ(Vn)
マルクス・シュタンゲ(P)

録音:2017年7月12日,2018年2月3.4日
大韓民国で生まれ、1967年の東ベルリン事件(韓国中央情報部がヨーロッパ在住の韓国人たちをスパイ嫌疑で大 量に逮捕した事件)を機に西ドイツに帰化、独自の作品を生み出し続けたユン・イサン。彼の作品は老子の教え「道 (タオ)=道徳経」の思想に貫かれているとされ、ヨーロッパで作曲した100曲以上の作品はどれも自国の伝統と国 際的な近代性が組み合わされたユニークな様式によっています。彼の音楽の特徴は、室内楽などの小編成の作品で 遺憾なく発揮されており、どこか懐かしさを感じさせるメロディは聴き手の耳を強烈にひきつけます。

Channel Classics
CCS-40919(1CD)
ボロディン、ヴァインベルク、ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集
ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.110
ヴァインベルク:弦楽四重奏曲第5番変ロ長調 Op.27
ドラゴン・クヮルテット
〔ニン・フェン(Vn)、ワン・シャオマオ(Vn)、ツェン・ウェンシャオ(Va)、チン・リーウェイ(Vc)〕
中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動するニン・フェンは、ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクール、ユーディ・メニューイン国際コンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクールなどの権威あるコンクールで入賞し、2005年にマイケル・ヒル国際ヴァイオリン・コンクールで第1位、2006年にはパガニーニ国際コンクールで第1位を受賞した、中国最高峰と評される天才ヴァイオリニスト。
ドラゴン・クヮルテット(ドラゴンSQ)は、ニン・フェンを筆頭に、チャイコフスキー国際コンクールで銀メダルを受賞したチン・リーウェイ(キン・リウェイ)、中国中央バレエ団オーケストラのコンサートマスター、ワン・シャオマオ、バイエルンRSOの首席ヴィオラ奏者、ツェン・ウェンシャオといった中国のスター・アーティストたちによって2012年に結成されたアンサンブル。弦楽四重奏のための名曲から、優れた希少作品、中国の現代作品などを世界中で演奏し、活動を続けています。
シューベルトの「死と乙女」&ドヴォルザークの「アメリカ」の名曲アルバム(CCS 39417)で衝撃的なデビューを飾ったドラゴン・クヮルテット。セカンド・アルバムは、ショスタコーヴィチの第8番、ボロディンの第2番といった、ロシアを代表する重要弦楽四重奏曲を収録し、その並外れた技術と音楽性を聴かせます。

Chandos
CHAN-20030(1CD)
女流作曲家のヴァイオリン作品集
エイミー・ビーチ:ヴァイオリン・ソナタ.イ短調 Op.34
クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22
エセル・スマイス:ヴァイオリン・ソナタ.イ短調 Op.7
エイミー・ビーチ:ロマンス.イ長調 Op.23、
 インヴォケーション(祈り) Op.55
タスミン・リトル(Vn)、
ジョン・レネハン(P)

録音:2018年6月12日−14日、ポットン・ホール(サフォーク)
知られざる作品の探求、そしてイギリス音楽の伝導者として長いキャリアを歩む英国の名女流ヴァイオリニスト、タスミン・リトル。ブラームスのヴァイオリン・ソナタ集(CHAN 10977)に続くリトルの録音は、ドイツのクララ・シューマン(1819−1896)、アメリカのエイミー・ビーチ(1867−1944)、そしてイギリスのエセル・スマイス(1858−1944)といった、時代を切り拓いてきた偉大な女流作曲家たちによるヴァイオリンとピアノのための作品集。クララ・シューマンはもちろんのこと、ビーチ、スマイスともロベルト・シューマンとブラームスから影響を受けた3名の作品を、タスミン・リトルの暖かく熟練したヴァイオリンで贈ります。

Christophorus
CHR-77431(1CD)
ホップシュトク(ウィルコックス):ギター作品集
ティルマン・ホップシュトック(アラン・ウィルコックス):ギターのための12の印象的なスケッチ
ギターのための12の小さな前奏曲
ドビュッシーの主題による変奏曲
ギターのための12の練習曲
ギター四重奏のためのトランセンデント組曲
ティルマン・ホップシュトック(G)、
ロサンゼルス・ギター四重奏団

録音:2010年、2012年、2016年、2017年、2018年
ギターとチェロをダルムシュタットとケルンで学び、現在ではドイツを代表するギタリストとして、世界中で活躍するティルマン・ホップシュトック。
ホップシュトックが、アラン・ウィルコックス(1869−1959)という架空の人物の名前で作曲してきたギター作品集。これは、「印象派の時代のギター音楽が欠けている」との理由から人物像が作られており、ドビュッシーやラヴェルのような音楽言語、そしてイギリスのシリス・スコットやジョン・アイアランドのような色彩を連想させるギター作品です。

Avie
AV-2399(1CD)
フィドラーズ・ブルース〜イザイ、ラヴェル、ドビュッシー、エネスコ
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ遺作 Op.27bis(終楽章補完:フィリップ・グラファン/世界初録音)
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調
ドビュッシー
:月の光(デイヴィッド・マシューズ&フィリップ・グラファン編曲ヴァイオリン独奏版/ウジェーヌ・イザイへ献呈/世界初録音)
イザイ:ロマンティックな小幻想曲(世界初録音)
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調 Op.25
ラヴェル:フォーレの名による子守歌
エネスコ:ホラ・ウニリイ
フィリップ・グラファン(Vn)、
クレール・デゼール(P)

録音:2018年9月14日、23日ー24日、クラウス・フォン・ビスマルク・ホール(WDR、ケルン)
1964年フランス生まれのフィリップ・グラファンは、ウジェーヌ・イザイの弟子であるヨーゼフ・ギンゴルドに師事し、フランス系レパートリーにおいて特に高い評価を確立しているヴァイオリニスト。現在はパリ国立高等音楽院とブリュッセル王立音楽院の教授を務め、2017年には、イザイが過ごしたベルギーの避暑地クノッケにて「Ysaye's Knokke」国際音楽祭を創立、芸術監督に就任しています。
今井信子と共演した「モーツァルト:協奏交響曲」(AV 2127)以来となる、イギリスのAvieレーベルからのリリースは、イザイ、ラヴェル、ドビュッシー、エネスコの作品集。注目は、フィリップ・グラファンが発見・復元し、世界初録音となるイザイのもう1つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ。この遺作ソナタは、ブリュッセル王立音楽院の図書館でほとんど完成した手稿譜が発見され、終楽章はイザイの他の無伴奏ソナタの構造を分析・研究したグラファンが補筆完成しました。日本では、2018年10月に行われたイザイ音楽祭ジャパン2018にて初演されています。また、イザイの「ロマンティックな小幻想曲(Petite Fantaisie romantique)」と、ドビュッシーの「月の光」をグラファンとデイヴィッド・マシューズが編曲した独奏版も世界初録音です。
これまでも、多くの知られざる作品や珍しい版、初稿版、編曲版などのレア・レパートリーを開拓・録音してきたフィリップ・グラファン。そして、イザイの孫弟子であり、6つの無伴奏ソナタ(CDH 55226)はもちろん、レア・トランスクリプション集(CDH 55353)やイザイ版カデンツァの「チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲」(COBRA 0040)など、優れたイザイ関連録音で国際的な評価を得てきたグラファンによる世界初録音のイザイ無伴奏ソナタにご注目ください!

Edition HST
HST-091(1CD)
税込定価
F.L.ガスマン(1729-1774):フルート三重奏&弦楽四重奏曲集
フルート三重奏曲イ長調Hill 385 (ca.1770)
フルート三重奏曲変ロ長調Hill 383 (ca.1770)
弦楽四重奏曲ハ長調Hill452 (1774)
弦楽四重奏曲ニ短調 (1774)
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
松井 利世子(Vn)
芳賀文恵(Fl)、他

録音:2009 年 4月東京、三鷹・風のホール・ライヴ
全曲世界初録音
ガスマン、死の床で作曲され、1804年、弟子サリエリによって出版された最 後の弦楽四重奏曲集からハ長調を収録。二重フーガが多様されるなど、当時 では演奏困難とされたであろう、いわゆる「白鳥の歌」となった。
楽団結成21周年記念、特別価格限定・第2弾!

BONGIOVANNI
GB-5202(1CD)
ヴィヴァルディ:6つのソナタ Op.14
ヴィルジノ・ビアンキ(1926-1997):ファゴットのための3つの練習曲
マウロ・モングッツィ(Fg)
ワルター・マッマレッラ・ジョルダーノ(P)

録音:2018 年 6月23・24日
ヴィヴァルディのチェロ・ソナタ6曲をファゴットで演奏。予想以上に楽器の良さが出ていて驚かされます。様々な楽器のために大量の協奏曲を書いたヴィヴァ ルディはファゴット協奏曲についても先駆者で、すばらしい協奏曲を39曲残していますが、それを彷彿とさせる音楽になっています。ボーナストラックとして収録 されているビアンキの練習曲はファゴットの技巧を突き詰めた、高度な演奏技術を必要とする世界。歌い上げるヴィヴァルディとは対照的です。 (Ki)

CAvi
4260085-534241(1CD)
SIN PALABRAS - Without Words
3つのタンゴ(アニバル・トロイロのスタイルによる)
コルティナ(Karel Bredenhorst:サンバによる)
3つのミロンガ
コルティナ(バッハ:パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006のジーグによる)
3つのタンゴ(オスバルド・プグリエーセのスタイルによる)
コルティナ(バッハ:シンフォニア ト長調 BWV796による)
3つのタンゴ(ルシオ・デマーレのスタイルによる)
コルティナ(Julie Rokseth/Andreas Rokseth:Noctilucasによる)
3つのタンゴ・ワルツ
コルティナ(ショパン:前奏曲 嬰ハ短調Op.28-10による)
3つのタンゴ(オラシオ・サルガンのスタイルによる)
クアルテート・ソルタンゴ
[アンドレアス・ロクセス(バンドネオン)、マルティン・クレット(P)、カレル・ブレデンホルスト(Vc)、トマス・レイフ(Vn)]
2008年に結成されたタンゴ四重奏団、クアルテート・ソロ・タンゴ。使用楽器はヴァイオリン、チェロ、バンドネオン、ピアノ。現代の室内楽を土台として 伝統的なタンゴを奏でるスタイルが刺激に満ちた空間を作ります。1stアルバム(品番:4260085533312)に続く2作目のタンゴ・アルバムです。
アルゼンチン・タンゴを踊る場のことを指す「ミロンガ」(単に踊りの形式を指すこともある)では、数曲セットになった「タンダ」と、ダンスに一区切りつけ 踊り相手を替えるために様々なジャンルの音楽を流す「コルティナ」が交互に演奏されます。このアルバムは伝統的なミロンガの雰囲気をそのまま伝える構成になっ ており、コルティナの部分ではメンバーによるソロや二重奏が繰り広げられます。 (Ki)

LIMEN Classic
CPLT108-C108(1CD)
限定生産
XIX Pop Dance XX
ファリャ:恋は魔術師より「間奏曲」「悩ましい愛の歌」「火祭りの踊り」
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
ラフマニノフ:前奏曲 Op.2-1、
 東洋風舞曲 Op.2-2
シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ Op.3
ルカ・ピンチーニ(Vc)
ジルダ・ブッタ(P)
19世紀、20世紀のチェロ作品を集めたアルバムです。舞曲を軸に構成されていて、直接舞曲と謳っていない曲も含め、歌とリズムのヴァリエーションが豊か。
限定生産、シリアルナンバー付き。商品にはインターネット上で映像やオーディオが楽しめる無料アクセスコードが封入されています。 (Ki)

Goodies
78CDR-3749(1CDR)
税込定価
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ  イ短調 D.821 ピエール・フルニエ(Vc)
ジャン・ユボー(P)

仏 DISQUE GRAMOPHONE L1037/8
1937年5月4日&9月22日録音
(一部強音で原盤のオトミゾが削れているところがあります)
アルペジオーネは1823年にウィーンのシュタウファーが開発した6弦のフレットをもつ弦楽器。この曲は今日ではチェロで弾かれます。ピエール・フルニエ(1906-1986)はパリ生まれ。最初ピアノを学んだが9歳のとき小児麻痺による右足障害のためチェロに転向した。1923年パリ音楽院で一等賞を得て楽壇にデビュー、ヴァイオリンのガブリエル・ブイヨン、ピアノのヴラド・ペルルミュテールとのトリオで注目された。1937年エコール・ノルマル教授、1941年から1949年までパリ音楽院教授をつとめた。1942年にヴァイオリンのシゲティ、ピアノのシュナーベルとのピアノ・トリオ、ヴィオラのプリムローズを加えて四重奏で活動、さらに1945年にはヴァイオリンのティボー、ピアノのコルトーと演奏活動をした。1954年に初来日、その後何度も日本を訪れた。ジャン・ユボー(1917-1992)は9歳でパリ音楽院に入学を許されピアノをラザール・レヴィに師事し1930年13歳で一等賞を得た。また作曲ではローマ賞次点(1934年)を得ています。
復刻には「音のエジソン」 SPレコード専用MC型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。(グッディーズ)
Goodies
78CDR-3750(1CDR)
税込定価
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番ハ長調作品59-3「ラズモフスキー第3番」 シュトループSQ
マックス・シュトループ(Vn1)
ヘルマン・フーブル(Vn2)
ヘルマン・ヒルシュフェルダー(Va)
ハンス・ミュンヒ=ホーラント(Vc)

独 ELECTROLA DB5599/5602S
1940年秋録音
マックス・シュトループ(1900-1968)はドイツのヴァイオリン奏者。1922年ザクセン国立歌劇場の音楽監督だったフリッツ・ブッシュ(1890-1951)の招きでコンサートマスターに就任。1924年から1928年ワイマール音楽学校のヴァイオリン科教授をつとめ、1928年から1934年までベルリン国立歌劇場のコンサートマスターもつとめた。大戦後の1947年からはデトモルト音楽アカデミーでヴァイオリンと室内楽の指導にあたった。シュトループは1936年第一次シュトループSQを組織したがその後メンバーが替わり1940年代に入ってこのメンバーになり戦後まで活動を続けた。シュトループはこのシリーズでカール・ベーム指揮のベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-3215)が出ています。(グッディーズ)

ANTARCTICA
ANTAR-008(1CD)
コントラスツ
マルティヌー:チェロ・ソナタ第2番
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
シュニトケ:チャロ・ソナタ
カツペル・ノヴァーク(Vc)、
フリスチャ・フージイ(P)

録音:2017年11月22、23、30日、12月1日/メヘレン・モーター・スタジオ・ドヴァラス(ベルギー)
ポーランド出身の若手チェロ奏者ノヴァークとウクライナ出身の若手ピアニスト、フージイ。ともにベルギーのエリザベート王妃音楽院で学び、そこで知り合い デュオを組みました。「コントラスツ」というタイトルを持つ彼らのデビュー・アルバムは、3篇のチェロ・ソナタが集められています。18世紀半ばに作曲された ブラームスに20世紀半ばのマルティヌーとシュニトケ、さらに中欧で作曲されたブラームスと、アメリカでチェコを思いながら作られたマルティヌー、暗黒の旧ソ 連で作られたシュニトケとさまざまな意味のコントラストを成しています。
ノヴァークはジェラール・コセ、ゴーチエ・カプソン、ジャン=ギアン・ケラスの薫陶を受けた期待の新星。みずみずしく、正確かつ清潔な演奏を聴かせてくれ る注目株です。 (Ki)

Cybele
CYBELE-361804S
(1SACD)
ヒンデミット:3つの小品 Op.8(1917)、
 求婚にでかけた蛙(1941)
ベルンハルト・ハイデン(1910-2000):チェロ・ソナタ(1958)、シエーナ(1961)
ウォルター・スコリック(1934-):チェロ・ソナタ(2004)、4つのバガテル(1998)
セシル・グルーブラー(Vc)
タマーラ・チターゼ(P)
高音質レーベルCYBELE RECORDSならではの名録音で味わうチェロ作品集。SACDハイブリッドで、SACD層ではバイノーラル録音、サラウンド録音が 楽しめます。
ベルンハルト・ハイデンはドイツに生まれベルリン音大でヒンデミットに作曲を学んだ人物です。後年アメリカに帰化し、作曲活動を続けながらインディアナ大 学の作曲教授を務めました。そしてこの大学でハイデンに教えを受けたのが、ニューヨーク生まれのウォルター・スコリック。ヒンデミットと弟子、そして孫弟子 のチェロ作品が聴けるという面白いディスクなのです。書法にも非常に似たものを感じるからまた面白い。バッハ的な折り目正しい調性音楽と思いきや、移ろうよ うに変化音を交えトリッキーな転調を行い、軽妙なユーモアを感じさせる展開。時には厳しくシリアスな曲調も。無調の音列主義とはまったく違う方向に深めら れた現代音楽の系譜をお楽しみください。 (Ki)


TOKYO FM
TFMC-0049(2CD)

TFMCSA-0049
(1SACD)
シングルレイヤー
ローラ・ボベスコ/東京公演1983(新リマスタリング)
ヴェラチーニ
:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.2-8
ショーソン:詩曲 Op.25
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調『雨の歌』Op.78
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
【アンコール】
クライスラー:ガエターノ=プニャーニの様式によるテンポ・ディ・メヌエット
ストラヴィンスキー:『イタリア組曲』より タランテラ
ジョプリン:ジ・エンターティナー
エスペホ:『古風なスタイルによる2つの小品』より プレスト
ローラ・ボベスコ(Vn)
岩崎 淑(P)

録音:1983年3月2日/東京、日本都市センターホール(ライヴ、ステレオ)
新リマスタリング、国内プレス
1983年ボベスコ東京ライヴがジャケットを替えて新装再発売。CDとSACDでのリリースです。高級感あふれるジャケット・デザインでボベスコを聴 く悦びが更に大きくなりました。ボベスコ絶頂期のしたたる美音を心行くまで堪能ください。
この1983年の東京ライヴは東京FMが総力を挙げて録音しました。当時のエンジニアが録音技術の粋を尽くし「セッション録音並みの音」を目指し たもので、ライヴ離れした高音質がたいへんな魅力となっております。ボベスコは多彩なプログラムを披露、得意のヴェラチーニや美しいショーソンなど、 彼女にしか出来ない演奏を大いに聴かせます。クライスラーやジョプリンなどアンコールまでしっかり収録。ファンにはたまらない愛蔵盤となりましょう。
※移行発売に伴いTFMC-1006/7およびTFMCSA-1006は廃盤になります。

BRIDGE
BCD-9512(1CD)
R.シュトラウス:チェロ・ソナタホ長調Op.6
グリーグ:チェロ・ソナタイ短調Op.36
マーシー・ローゼン(Vc)
スーザン・ウォルターズ(P)

録音:SUNYパーチェス・リサイタル・ホール,
※1989年ミュージカル・ヘリテージ・ソサエティから出ていたもの
先ごろ発売になった「メンデルスゾーン:チェロとピアノのための作品全集」 (BCD9501)が好評のアメリカのベテラン女流チェリスト、マーシー・ローゼン。このアル バムはマーシー・ローゼンがウォーカー・ファンド賞を受賞した記念に1989 年にリリース されたものの再発売です。 演奏される頻度はさほど多くないこの2つのチェロ・ソナタは通には人気の作品で、ロマ ンティックな情感に溢れていますが、まだ若手だったころのマーシー・ローゼンは瑞々し く歌い上げ、聴くものを唸らせます。
BRIDGE
BCD-9519(1CD)
ハンガリーから台湾へ
ダナ・ウィルソン:ハンガリー民謡集
レイ・リァン:ソング・リコレクションズ
バルトーク:弦楽四重奏曲第4番Sz.91
ウェイチー・リン(林偉傑):4つの台湾民謡
フォルモサQ【ジャスミン・リン(Vn) 、ウェイン・リー(Vn) 、チェイェン・チェン(Va) 、デボラ・パエ(Vc)】

録音:2017年10月16-20日シカゴ音楽院ニコラス・ホール
フォルモサ四重奏団は 2002 年台湾で結成され、メンバー・チェンジを経て現在も 台湾やアメリカで活躍するSQです。ロンドン国際弦楽四重奏コンクール (現ウィグモア・ホール弦楽四重奏コンクール)で第 1 位とアマデウス賞を受賞した経 歴を持ちます。フォルモサとは台湾の別称で欧州では今もこの呼称が使われていると ころもあります。 最初と最後にそれぞれハンガリーと台湾の民謡を題材とした作品を置き、中の2 曲は 民族的ながらも現代的なサウンドの作品を置くという考えられたプログラムです。 吹奏楽作品でも著名なダナ・ウィルソンのハンガリー民謡集はまるで民族音楽のよう で楽しい。レイ・リァン作品は現代的なサウンドとローカルな味わいが巧妙にかけ合わ され、バルトークの強烈な名作では温かみのあるサウンドが余裕を感じさせます。最 後は台湾民謡集で、ハンガリー民謡との親和性が感じられます。

Resonus
RES-10231(1CD)
NX-B05
プロヴァンスの風景〜サクソフォンのための作品集
ドビュッシー:オーケストラとサクソフォンのためのラプソディ(ヴァンサン・ダヴィッドによるサクソフォンとピアノ編)
フェルナンド・デクリュック(1896-1954):ソナタ 嬰ハ短調(1943)
ポール・モーリス(1910-1967):Tableaux de Provence プロヴァンスの風景(1954-59)
フランソワ・ボルヌ(1840-1920):「カルメン」のアリアによる華麗な幻想曲(イワン・ロート&レイモンド・メイラン編)
ドミニク・チャイルズ(Sax)
サイモン・キャラハン(P)

録音:2017年4月18日.5月30日.6月1日ブラッドビー・ホール ハイレイベリー・カレッジ、
新進気鋭のサクソフォン奏者、ドミニク・チャイルズのデビュー・アルバム。 1840年代にアドルフ・サックスが考案したサクソフォンは、最初のうちはあまり人気がなかったものの、ジャズが流行してか らは一気に市民権を獲得しました。しかし、それ以前からベルリオーズやドビュッシーは楽器を高く評価するなど、何人か の作曲家たちはサクソフォンのための作品を書いています。なかでも20世紀初頭に活躍した女性作曲家ポール・モーリ スの「プロヴァンスの風景」はサクソフォン好きの間で広く知られており、名手マルセル・ミュールと親交のあった彼女ならで はの、楽器の性能をとことん追求しながらも、のどかな雰囲気を持つ名作です。このアルバムでは「プロヴァンスの風景」を 中心とした作品が並べられており、チャイルズは作品と楽器の魅力の双方を伝えています。
Resonus
RES-10232(1CD)
NX-B05
フォーレ、ショーソン、サティ:ピアノ三重奏曲集
ショーソン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.3
フォーレ:ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120
サティ:貧者のミサより Priere pour le salut de mon ame「愚かなるわが魂の救済のための祈り」(J.ホワイト編)
サティ:メドゥーサの罠
フィデリオ三重奏団
【メンバー】
ダラー・モーガン(Vn)
アディ・タール(Vc)
メアリー・デュリア(P)

録音:2018年4月27-28日
サンデータイムズ紙で「素晴らしく美しい演奏」と評されたイギリスのアンサンブル「フィデリオ三重奏団」、2016年のロイ ヤル・フィルハーモニック・ソサエティ音楽賞に選ばれるなど、世界中のピアノ三重奏団のなかでも傑出した存在として知 られています。ロンドンのサウスバンクセンターでデビューして以来、世界中で演奏会を開くほか、古典派からロマン派、マ イケル・ナイマンなどの現代曲まで幅広いレパートリーを録音、こちらも高い評価を受けました。 このアルバムではフランスの多彩な作品収録。ショーソンの抒情的な三重奏曲、晩年のフォーレによる簡潔かつ澄み 切った作風の三重奏曲を軸に、サティの珍しい作品を配置することで、アンサンブルの実力を見せています。
Resonus
RES-10230(1CD)
NX-B05
トム・アームストロング:室内楽作品集

Morning Music 朝の音楽(2012-15)
Divertissements デイヴェルティスマン(2009)
5.Diversions 3 ディヴァーション 3(2015)
6.Dance Maze 迷宮のダンス:ピアノのための変奏曲(1994/2008.2017改訂)
7.Dance Maze 迷宮のダンス:トランペットとピアノのためのデュオ(2016-2017)
8.Akin 血族(2008)
サイモン・デブリュレ(Tp)
ヤコプ・フィッケルト(P)
ニコラ・ミーチャム(P)
オードリー・ライリー(Vc)
ジェームズ・ウッドロウ(エレクトリック・ギター)
フィデリオ三重奏団
【メンバー】
ダラー・モーガン(Vn)
ロビン・マイケル(Vc)
メアリー・デュリア(P)

録音:2011年12月22日、2014年9月25日、2017年6月19日、2017年12月20日
全て世界初録音
現代イギリスを代表する作曲家、トム・アームストロングの作品集。彼はヨーク大学とダーティントン国際音楽サマース クールでジョージ・ニコルソンとロジャー・マーシュから作曲を学び、作曲家として活躍するだけでなく、アマチュアミュージ シャンを指導し、時にはダンスの振付を行うなど多彩な活動を続けています。今回のアルバムの録音では彼を慕う多くの 演奏家たちが参加、彼の描く音楽を理想的な形として再現しています。どの曲も極めてユニークですが、中でもアルバム タイトルである「Dance Maze」は彼が力を入れている作品。いくつかの楽器違いのヴァージョンが存在しており、ここで 聴ける2つのヴァージョンも、同じ素材が全く違う音楽に発展していく様子が手に取るように理解できる興味深い作品で す。

OEHMS
OC-1701(1CD)
NX-B03
R・シュトラウス&ワーグナー:チェロのための作品集
R・シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6
R・シュトラウス:ロマンス ヘ長調 AV75
ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5つの歌(チェロ編)
ワーグナー:アルバムの一葉から-ロマンス ホ長調(ダーヴィト・ポッパーによるチェロとピアノ編)
 「トリスタンとイゾルデ」-序曲(ウェルナー・トーマス=ミフネ編)
ノルベルト・アンガー(Vc)
ミヒャエル・シェーフ(P)

録音:2017年9月1-3日テルデック・スタジオ ベルリン
ドイツ注目のチェリスト、ノルベルト・アンガー。ベルリン芸術大学でダヴィド・ゲリンガス、ハインリヒ・シフらの薫陶を受 け、パリで開催された「ロストロポーヴィチ国際コンクール」で優勝、2011年のチャイコフスキー国際コンクールで第4位 入賞など華々しい成果を収め、現在は世界中のオーケストラと共演、数多くのプロジェクトに参加しています。このア ルバムで彼が取り組んだのは、R・シュトラウスとワーグナーの作品集。シュトラウスには若き頃のチェロ・ソナタが ありますが、ワーグナーにはチェロのための作品はありません。そこで彼が演奏したのは「ヴェーゼンドンク歌曲集」や『ト リスタン』の序曲でした。歌うような語り口と深い音色が耳を捉えて離しません。ピアニスト、シェーフも彼の演奏にぴっ たり寄り添い、全ての曲に彩りを添えています。

ARCO DIVA
UP-0203(1CD)
NX-B03
ピアノ三重奏曲集
グラナドス:ピアノ三重奏曲 Op.50
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第3番ヘ短調 Op.65
ハリール・トリオ
【メンバー】
エドゥアルド・ガルシア・サラス(Vn)
ヤーナ・ポドルスカ(Vc)
ヴァーツラフ・マーシャ(P)
スペインのヴァイオリニスト、ガルシア・サラスを中心に結成されたアンサンブル“ハリール・トリオ”。彼らの目標は19世紀後 半に活躍したチェコのヴァイオリニスト、カレル・ハリールの名前を広めることでした。ハリールは長年ヨアヒム四重奏団(初 代)の第2ヴァイオリニストを務めただけでなく、ソリストとしては1886年にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をドイツで 初演、またピアニスト、作曲家として知られるテレサ・カレーニョと共演するなど多彩な活動をした人です。このアルバムで アンサンブルはグラナドスとドヴォルザークの三重奏曲を演奏、良き19世紀の香りを存分に伝えています。
ARCO DIVA
UP-0204(2CD)
NX-C07
トリオ・クラヴィオ〜ピアノ三重奏曲集
ストラヴィンスキー:組曲「兵士の物語」
バルトーク:コントラスツ BB116
シェーンフィールド(1947-):クラリネット,ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
フルニーク(1967-):アルファベット
ブルンナー(1983-):Like Children 子供のように
フィラス(1955-1997):キアロスクーロ
ボドロヴァ(1954-):ダンシング・マウンテン
トリオ・クラヴィオ
【メンバー】
ヤーナ・チェルノホウツォーヴァ(Cl)
ルシア・フルカ・コプソーヴァ(Vn)
ルシエ・ソウトローヴァ・バルチョーヴァ(P)

録音:2017年
チェコの三重奏団「トリオ・クラヴィオ」はポーランドのクラリネット奏者、指揮者、ヤクブ・ボクンの支援のもとに2013年に 設立されたアンサンブルです。ブロツワフで開催された音楽祭でデビュー、以降、ヨーロッパ全土でリサイタルを開催し高 い評価を獲得している彼女たち、3人それぞれがヤマハの奨学金を得た俊英でもあり、ソリスト、オーケストラのメンバー としても活躍しています。このアルバムではバルトークやストラヴィンスキーをはじめとした近現代の作品を演奏、多彩な 音色をいかした闊達な表現が魅力的です。
ARCO DIVA
UP-0199(1CD)
NX-A14
ヤナーチェク:草陰の小径にて/霧の中で(弦楽四重奏編)

草陰の小径にて-第1集(J.ブルクハウザーによる弦楽四重奏編)
草陰の小径にて-第2集(T.イールによる弦楽四重奏編)
霧の中で(T.イールによる弦楽四重奏編)
チェコ・フィルハーモニーSQ
チェコ・POのソリストたちによって結成されたSQ「チェコ・フィルハーモニー弦楽四重奏 団」が演奏するヤナーチェク。彼らが選んだ作品は、モラヴィア民謡が効果的に使われた「草陰の小径にて」と、ヤナー チェク最後のピアノ作品「霧の中」を弦楽四重奏版に編曲したもの。夭逝した娘オルガのための追悼音楽である「草陰 の小径」、晩年の不安な心情が反映された「霧の中」、どちらも拍子や速度があいまいに設定された移ろいやすい気分 を持つ、ヤナーチェクらしい作品ですが、弦楽四重奏で演奏することにより、原曲のピアノ版よりも更に神秘的な色合い が濃く打ち出された興味深い表現を楽しめます。

FUGA LIBERA
FUG-611(1CD)
NX-B08
ヴィオラ、クラリネットとピアノのための作品集
シューマン:おとぎの絵本 Op.113
クルターグ:サイン、ゲームとメッセージ
シューマン:3つのロマンス Op.94 ヴィオラとピアノのための
クルターグ:R.Sch.(ロベルト・シューマン)へのオマージュ
シューマン:おとぎ話 Op.132
エレーヌ・ドゥサン (Va)
ロナルト・ファン・スパーンドンク (Cl)
ルイ・ロルティ (P)
ナタナエル・グーアン (P)

録音:2017年11月18-19日、12月18-20日エリザベート音楽院
フランス出身のヴィオラ奏者エレーヌ・ドゥサンは、2011年にジュネーヴ州立高等音楽院を卒業後、この世代随一のソリストとして活躍するほか、アンサンブル 2e2mのメンバーとしても活動しています。彼女が強い情熱をもってシューマンに取り組むこのアルバムでは、現代を生きる作曲家クルターグの作品と対峙させる ことにより、お互いの特性を引き立てるという稀有な試みを成功させました。全部で24曲あるクルターグの「サイン、ゲームとメッセージ」から5曲を選び、その間に シューマンの「3つのロマンス」を挟み込むという実験的な試みも素晴らしい効果を生んでいます。もう一つ収録されたクルターグ作品もシューマンへのオマージュで あり、親和性が高いのは当然のこと。作風は異なっているものの、音楽が目指す方向が近い作曲家だからこそ、このような共鳴が生まれるのだと言えるでしょ う。ドゥサンのヴィオラは鳴らし過ぎることなく、常に優しく耳当たりの良い音色で、19世紀と20世紀が生んだ巨匠の音楽を丁寧に歌い上げています。 CHANDOSレーベルに録音の多いロルティの参加も注目です。
FUGA LIBERA
FUG-612(1CD)
NX-B08
20世紀前半のフルート作品
ケクラン:フルートとピアノのための14の小品
シュルホフ:フルートとピアノのためソナタ
ババジャニアン:Vagharshapat Dance ヴァガルシャパトの舞曲
ババジャニアン:Impromptu 即興曲
アミロフ:フルートとピアノのための6つの小品
バルトーク(P.アルマ編):ハンガリーの農民の歌による組曲
Chants populaires tristes 民衆の悲歌
Vieilles danses 古い舞曲
トーン・フレット (Fl)
ヴェロニカ・イリチェンコ (P)

録音:2018年7月30日-8月1日ベルギー、アントワープ・アート・センター、ブルー・ホール
19世紀後半から20世紀にかけて活躍した作曲家たちによるフルートのためのオリジナル作品(バルトークはピアノ作品からの編)を収録。フランスのケクラン、 チェコのシュルホフ、アルメニアのババジャニアン、アゼルバイジャンのアミロフ、ハンガリーのバルトークと、それぞれの風土の影響を強く受けた、いずれも個性的な 作品です。バルトークはピアノのための「15のハンガリーの農民の歌」を、弟子の一人であるハンガリー出身のパウル・アルマがフルートとピアノのために編曲したも ので、第6曲「バラード」を省略し、繰り返しや変奏が若干加えられています。元々バルトークが各地で取材した民謡を編曲したもので、民族色豊かな旋律と ルバート、特徴的な和声を楽しむことのできる作品です。フルートのフレットはFUGA LIBERAより数点のアルバムをリリースしています。作品の特性に沿った生 き生きとした表現がたいへん魅力的。

FARAO
B-108104(1CD)
『ドップラーの発見』
(1)フランツ・ドップラー(1821-1883):2つのフルートとピアノのためのソナタ Op.25…世界初録音
(2)フランツ・ドップラー:“ハンガリー田園幻想曲”〜フルートとピアノための Op.26
(3)カール・ドップラー(1825-1900):“ハンガリー幻想曲”〜フルートとピアノための…世界初録音
(4)フランツ&カール・ドップラー共作:“ハンガリー田園歌”〜2つのフルートとピアノための幻想曲…世界初録音
(5)フランツ・ドップラー:森の小鳥〜フルートとホルンのための Op.21
(6)フランツ・ドップラー:大幻想曲〜フルートとピアノための
(7)フランツ・ドップラー:“祖国より”〜2つのフルートとピアノのための祝祭曲 Op.39a…世界初録音
(1)(2)(4)(5)(7)エマニュエル・パユ(Fl)
(1)(3)(4)(6)(7)アンドラーシュ・アドリアン(Fl)、
(1)-(4)(6)(7)ジャン・フィリップ・シュルツェ(P)、
(5)アルシス・ホルン四重奏団

録音:2018年5月/ポリング図書館内ホール
独ファラオ・クラシックス・レーベルより驚きのリリースです。フルートのエマニュエル・パユとアンドラーシュ・アドリアン、夢の共演が実現しました! 収録作品は世界初録音多数のフランツ&カール・ドップラー兄弟のフルート作品集。フルート・ファン狂喜の内容です!
レンベルク(現ルヴフ)に生まれたフランツ・ドップラー(1821-1883)はフルート奏者、作曲家、指揮者です。作曲家でオーボエ奏者だった父ヨー ゼフから音楽の手ほどきを受け、13歳のときにウィーン・デビューした逸材。1838年にドイツ劇場で、1841年からはハンガリー国立劇場で首席フルー ト奏者をつとめました。作曲家としては6つの歌劇、15のバレエ音楽を残しましたが、現在では “ハンガリー田園幻想曲” を代表とするフルート作品が 愛好されています。
4歳年下の弟カール・ドップラー(1825-1900)も同地レンベルクに生まれたフルート奏者、作曲家、指揮者。兄とのデュオはステージ上の演出も加わり、 絶大な人気を博しました。兄と同様にペストのドイツ劇場で、後に国立劇場でフルート奏者として活躍しました。
ドップラー作品の研究者としても名高いフルート界の重鎮アンドラーシュ・アドリアン。1970年代初頭には未出版であった2つのフルートのための協 奏曲の楽譜を発見したアドリアンは、1976年にジャン=ピエール・ランパルと同作品を録音。現在ではフルート奏者の重要レパートリーとなりました。 その後、ドップラーの未発表作品はすべて失われたと思われていましたが、この度ついに発見され録音する運びとなりました。今回発見された作品はどれ もドップラーらしく旋律の美しさが魅力的な作品です。名手パユとアドリアンによるこの上なく素晴らしい演奏で聴くことができるのは最大の喜びと申せま しょう。ブックレットにはドップラー兄弟の写真に加え、カール・ドップラーが使用していた楽器など資料も充実しております。 (Ki)

ATMA
ACD2-2787(1CD)
カヴァティーネ
プーランク:チェロ・ソナタ FP 143
ドビュッシー:チェロ・ソナタ CD 144
ケクラン:ブルターニュの歌 Op.115より 第1集1・2・3・5番、第2集4・5番
フランセ:チェロとピアノのための演奏会用変奏曲
メシアン:世の終わりのための四重奏曲より イエスの永遠性への賛歌
キャメロン・クロズマン(Vc)
フィリップ・チウ(P)

録音:2017年10月25-27 日/カナダ
「トロント・コンサート・レビュー」にて「偉大な音楽的想像力を持つ成熟したアーティスト」と評されたカナダの若きチェリスト、キャメロン・クロズマンの デビュー盤。20世紀前半の洗練されたフランス音楽を堪能できるアルバムです。プーランクとドビュッシーの名作ソナタにケクラン、フランセ、メシアンを組み 合わせ、印象派からシュルレアリスムまで様々なスタイルを思わせる絵画的世界を描きます。美しいメロディあり、洒脱な感性あり、新しい表現あり、得も言わ れぬ味わいです。 (Ki)

FUGA LIBERA
FUG-747(1CD)
ヴァイオリンとピアノのための作品集
イザイ:悲劇的な詩 Op.12
イザイ:恍惚 Op.21
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ長調 Op.13
サン=サーンス:6つの練習曲 Op.52-第6番
ワルツ形式の練習曲によるカプリース
(E.イザイによるヴァイオリンとピアノ編)
サテニィク・クールドイアン(Vn)
アレクサンダー・グルニング(P)

録音:2017年4月
2008年に開催されたロン=ティボー国際ヴァイオリンコンクールに入賞、併せて「聴衆賞」を獲得し一躍注目を浴びたヴァイオリニスト、クール ドイアン。フランスを中心に数多くの演奏会に登場、現在モネSOのコンサート・ミストレスを務める彼女の初となるリサイタル・アルバム は、フォーレのソナタを中心に、イザイとサン=サーンスの美しい作品を併せた1枚。しばしば息のあった共演を行うピアニスト、グルニングととも に奏でる親密で友好的な音楽は聴き手の心を捉えて離しません。
FUGA LIBERA
FUG-750(1CD)
ロマンティック・ヴィオラ
ロベルト・フックス(1847-1927):ヴィオラ・ソナタ ニ短調 Op.86
ヴュータン:ヴィオラ・ソナタ 変ロ長調 Op.36
ライネッケ:3つの幻想小曲集 Op.43
リスト:忘れられたロマンス S132(ヴィオラとピアノ版)
ダニエル・ヴァイスマン(Va)
ジャン=ルイ・ドゥラオー(P)

録音:2017年10月ベルギー リエージュ、サル・フィルハーモニク
ベルギーを本拠地とするリエージュ王立PO。名称の変遷を経て、2010年よりベルギー王室から「王立」を名乗ること を許されたオーケストラです。現在オーケストラの音楽監督を務めるダニエル・ヴァイスマンは、指揮者としてだけでなく、優れたヴィオラ奏者で あり、このアルバムでもほとんど聴く機会のないロマン派の秘曲を選び、ヴィオラの美しく奥深い音色を最大に生かした素晴らしい演奏を行って います。

Forgotten Records
fr-1554(1CDR)
スタニスラス六重奏団
ドヴォルザーク:弦楽六重奏曲 イ長調 Op.48*
シェーンベルク::浄められた夜 Op.4 #
スタニスラス六重奏団
[ジョン・フェイディアル、ベルトラン・メニュ(Vn)、マリー・トリプレ(Va)*、ポール・フェントン(Va)#、ローラン・コセ(Va)、ベス・ファンデアボア、ジャン・ド・スパングレ(Vc)]

録音:2016年3月28日*、2016年5月2日# 共にライヴ

Coviello
COV-91810(1CD)
ベートーヴェン:チェロとピアノのための初期作品集
チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
『魔笛』の「恋を知る男たちは」による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO46
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
『魔笛』の「恋人か女房か」による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
デュオ・アレクサンダー
[アレクサンダー・シェーフ(Vc)、
アレクサンダー・プリャエフ(フォルテピアノ)]

録音:2017年8月28-31日
チェロとピアノのために書かれた、ベートーヴェン20代の頃の初期作品集。ソナタの第1番と第2番はともに序奏とアレグロで始まり、さらにアレグロのロ ンドが続く「緩-急-急」という力強い構成。白熱した曲想が魅力です。ピアノ・パートはベートーヴェン自身が受け持ったとされ、初期ピアノ・ソナタを思わせ る野心的な書法が見られ、フォルテピアノの演奏で聴くとその型にはまらない力強さがより感じられます。『魔笛』による変奏曲2題はベートーヴェンが若いころ から変奏曲の名人であったことをうかがい知れる作品。チェロの歌わせ方も変化に富んでいます。ふたりのアレクサンダーによるこのCDの演奏は心を掻き立て るような表現にあふれ、燃えるベートーヴェン像を呈示しています。 (Ki)

Prima Facie
PFCD-063(1CD)
流れ星〜オーウェン・トーマス:作品集
ロザースズ
あの快い夜の中へ大人しく流されてはいけない
4つの前奏曲
ヴィオラのためのパルティータ
カントゥス/モンスーン・トッカータ
サイモン・パスモアー(Org)、
ビンガムSQ、ジェーン・フォード(P)、
ケイ・スティーヴン(Va)、
ゴールドバーグ・アンサンブル、
リチャード・ケイシー(P)
2002年に41歳という若さでこの世を去ったイギリスの女流作曲家、ジャネット・オーウェン・トーマス(1961−2002)のポートレート・アルバム。ジェーン・グローヴァーとロバート・サクストンのもとで研鑽を積んだオーウェン・トーマスの作品は、プロムスをはじめとした様々な場所で取り上げられています。
Prima Facie
PFCD-060(1CD)
雨の歌〜カレル・ヤノヴィツキーの音楽
祝祭幻想曲とフーガ(リコーダー、ピアノ)
雨の歌(ソプラノ、リコーダー、ピアノ)
リコーダーとピアノのためのソナタ
パッセージ・オヴ・フライト(ソプラノ、ピアノ)
ピアノ・ソナタ(2005)
リコーダーと弦楽のための五重奏曲
レスリー・ジェーン・ロジャーズ(S)、
ジョン・ターナー(リコーダー)、
ジョーン・テイラー(P)、
マンチェスター・カメラータ・アンサンブル

録音:2014年、2016年、イギリス
1930年チェコ生まれ、20歳からはイギリスで学び、英国王立音楽カレッジを卒業、以降もロンドンを中心に作曲家、評論家、作家として活動するカレル・ヤノヴィツキーの室内楽作品集。ヤノヴィツキーは様々な組み合わせの室内楽を多く作曲しており、ここではリコーダーを中心とした室内楽、声楽作品を収録。

Raumklang
RK-3802(1CD)
メリディアン〜ノルド
ノルウェー、デンマーク、アイスランド、スウェーデン、イギリス、ドイツ、フィンランド、アイルランド民謡集
シエラ〔ヴォーカル・アンサンブル〕、
ゲスト:ペーター・アレクサンダー・バウアー(パーカッション)、バーナバス・ヘルマン(ティン・ホイッスル

録音:2018年4月9日−12日、コルディッツ城(ドイツ)
シエラ(Sjaella)は、6人の若き女性シンガーからなるドイツのア・カペラ・ヴォーカル・アンサンブル。グループ名はスウェーデン語の「sjal(魂)」に由来します。クラシックから民謡、ポピュラー・ソングまで多様なレパートリーを誇り、国内外の有名な音楽祭に参加、各地のア・カペラ・コンクール、ヴォーカル・コンクールで優勝してきました。
ドイツのRaumklangからリリースされる「Meridiane」は、メンバーが知り合ってきた様々な国の歌を特集するシリーズ。第1弾「NORD(North)」は北欧諸国や、ドイツ、スコットランドなど北方の国がテーマ。北欧の美しい民謡を、研ぎ澄まされた歌声と洗練されたアレンジで贈ります。

TOCCATA
TOCC-0461(1CD)
NX-B03
リヒャルト・シュテール(1874-1967):室内楽作品集 第3集
ヴァイオリン・ソナタ 第1番ト長調 Op.27
ヴァイオリン・ソナタ 第2番イ長調 Op.62
ウルリケ=アニマ・マテ(Vn)
スコット・ファイゲン(P)

録音:2017年7月14-15日
ドイツ ザンドバウゼン・バイ・ハイデルベルク、クララ=ヴィーク・アウディトリウム
すべて世界初録音
ウィーンで生まれ、ウィーン音楽院でローベルト・フックスに作曲を学んだシュテール。合唱団のコレペティートルを務めたの ち、フックスの後任として音楽院の音楽理論の教授に就任、数多くの学生を育てながら(学生の中にはカラヤンやゼル キンも含まれる)オーストリア軍の医師としてウィーン郊外の病院にも勤務しています。しかしユダヤ系であったため、 1939年にアメリカに亡命、カーティス音楽院の教授となり、ボッサールやバーンスタインを教えました。シュテールの作風 はコルンゴルトやマルクスのようにロマン派の味わいを強く残すもの。Toccataレーベルからはこれまでにチェロとピアノのた めの作品集(TOCC-210)、ピアノ三重奏曲と歌曲(TOCC-446)の2枚がリリースされており、このヴァイオリン・ソ ナタ集は第3集となります。彼は生涯に15曲のヴァイオリン・ソナタを作曲しており、アルバムに収録された第1番と第2 番は、とりわけウィーンの良き時代の甘い雰囲気を湛えた美しい曲です。
TOCCATA
TOCC-0491(1CD)
NX-B03
ハンス・ヴィンターベルク(1901-1991):室内楽作品集 第1集
フルート,オーボエ,クラリネット,ファゴットとチェンバロの為の組曲(1959)
クラリネットとピアノの為の組曲 変ロ長調(1944)
チェロとピアノの為のソナタ(1951)
木管五重奏曲(1957)
フルート,オーボエ,クラリネット,ファゴットとピアノの為の組曲(1959)(異稿版)
アリゾナ管楽五重奏団
【メンバー】
ブライアン・ルーチェ(Fl)
サラ・フレーカー(Ob)
ジャッキー・グラツィアー(Cl)
ダニエル・カッツェン(Hrn)
ウィリアム・ディーツ(Fg)
テオドーレ・ブフホルツ(Vc)
レックス・ウッズ(Cemb,P)
タニス・ギブソン(P)
アレクサンダー・テンツァー(P)

録音:2017年4月7-18日
2017年5月22-23日
2017年11月16-17日
2017年11月20-21日
2018年4月23-25日
すべて世界初録音
プラハ出身の作曲家ヴィンターベルクは、同世代の多くのユダヤ系作曲家たちと同じくナチス政権の迫害を受け、一時 はテレージエンシュタットで拘禁されましたが、幸運にも生き延びることができ、ほぼ90年という長寿を全うしました。十二 音技法にはあまり関心がなく、基本的に新古典派の作風を守ったヴィンターベルクの作品は、どれも親しみやすく、マル ティヌーやプーランク風の味わいも感じさせます。このアルバムでは彼の数多い室内楽作品の中から4曲を選曲。どれもリ ズミカルでユーモラスな曲調をもっています。なかでも1959年に作曲された「フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットと チェンバロの為の組曲」は、チェンバロ・ヴァージョンとピアノ・ヴァージョンの2種類が演奏されており、その響きの違いを楽 しむことができます。

ACCENT
ACC-24353(1CD)
ヘンデル:リコーダー・ソナタ集
前奏曲 ト長調 HWV571 - ソナタ ハ長調 HWV365
(装飾的即興) - ソナタ ヘ長調 HMV369
前奏曲 ト短調 HWV572 - ソナタ ト短調 HWV360
幻想曲第1番変ロ長調(作曲家不詳) - ソナタ 変ロ長調 HWV377
前奏曲 イ短調 HWV576 - ソナタ イ短調 HWV362
前奏曲 ロ短調 ZN773(パーセル作曲) - ソナタ ロ短調 HWV367
シュテファン・テミング(リコーダー)
ヴィープケ・ヴァイダンツ(Cemb)

録音:2018年8月13-15日/スイス、ゼーヴェン、サン・ジェルマン教会
リコーダー奏者にとって大切な作品であるヘンデルの6つのソナタ。オペラのような歌謡性からシンプルにして奥深い表情まで、ヘンデルの本質が豊かに詰まっ た作品を気鋭のリコーダー奏者テミングが見事に奏でます。その自然な息遣いはリコーダーからまるで人間の声を引き出したかのような素晴らしさです! 力強いバスの歩みが魅力の通奏低音パートはチェロを用いずチェンバロ1台で演奏。2018年の来日公演でも共演していたヴァイダンツの巧妙なリアリゼーショ ンによる雄弁な演奏はリコーダーと同等の存在感を持ち、ハイレベルなデュオとなって耳を楽しませます。それぞれのソナタの前に、関連する調性のチェンバロ・ ソロを挿入しているのも面白い構成です。
1987年ケープタウン生まれの若手リコーダー奏者シュテファン・テミングは、ヴィヴァルディの協奏曲(ACC-24332)、バッハ&ハッセ(ACC-24315)など、 ACCENTレーベルをはじめ既に多くのCDをリリースしており評価も大変高い注目の逸材です。今後の活躍も目が離せません。 (Ki)

Capriccio
C-5318(1CD)
NX-B07
カール・ヴァイグル(1881-1949):室内楽作品集
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 ト長調(1937)…世界初録音
チェロとピアノのための2つの小品 Op.33(1940)*
ヴァイオリンとピアノのための2つの小品(1942)…世界初録音
ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲 ニ短調(1938-1939)*
ダフィド・フリューヴィルト(Vn)
ベネディクト・クレクナー(Vc)
フローリアン・クルムペック(P)

録音:2012年12月12日 ゲルトナーシュトラッセ、2016年7月6-7日 オーストリア、ゼンメリンク クルハウス*
オーストリア後期ロマン派の時代に生きた作曲家カール・ヴァイグル。活動の初期には華々しい活躍を見せましたが、同時 代の多くのユダヤ系作曲家たちと同じく、ナチス政権に国を追われ、厳しい後半生を送り、作品のほとんども忘れられてしま いました。21世紀になってようやく再評価されはじめ、交響曲やピアノ曲、歌曲などいくつかの作品が録音され、彼のユニー クな作風が評価され始めています。このアルバムには彼の様々な室内楽曲を収録。世界初録音となるヴァイオリン・ソナタの 豊潤な響きからはウィーンの良き伝統が感じられます。

King International
KKC-050(1CD)
値下げ再発売
モーツァルト:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第7番ト長調K.564
ピアノ三重奏曲第5番ホ長調K.542
ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタ変ロ長調K.10
ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタト長調K.11
ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタイ長調K.12
ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタヘ長調K.13
ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタハ長調K.14
ヴァイオリン、チェロとピアノのためのソナタ変ロ長調K.15
アリスタ・トリオ
【ダニエル・フロシャウアー(Vn)、ラファエル・フリーダー(Vc)、鳥羽泰子(P)】

録音:2006年4月19日 TONAL Studios(ウィーン)
2006年9月にKICC-3006で発売。8歳のモーツァルトが作曲したK.10から15には二つの版が存在しますが、新全集ではピアノ三重奏のジャン ルに編入されました。しかし三重奏による録音はほとんどなく貴重。それをモーツァルト・ピアノ・ソナタ全集シリーズで評価の高い鳥羽泰子、フロシャウアー とフリーダーが演奏した豪華最新録音。名作の誉れ高いピアノ三重奏曲第5番が入っているのも嬉しい。ウィーンの香りを満喫できます。 (Ki)
King International
KKC-051(1CD)
値下げ再発売
モーツァルト:ピアノ、ヴァイオリン作品集
(1)「ああ、お母さん聞いて(きらきら星)」による12の変奏曲 K.265/(2)ロンド イ短調 K.511/(3)ロンド ニ長調 K.485/(4)アンダンテ ハ長調K.1a/(5)アレグロ ハ長調K.1b/(6)アレグロ ヘ長調K.1c/(7)メヌエット ヘ長調K.1d/(8)メヌエットとトリオ K.1e/f/(9)メヌエット ヘ長調K.2/(10)アレグロ 変ロ長調K.3/(11)メヌエット ヘ長調K.4/(12)メヌエット ヘ長調K.5/(13)ピアノ小品 ハ長調K.9a
(14)ヴァイオリン伴奏のピアノ・ソナタ ハ長調K.6
(15)ヴァイオリン伴奏のピアノ・ソナタ ニ長調K.7
(16)ヴァイオリン伴奏のピアノ・ソナタ 変ロ長調K.8
(17)ヴァイオリン伴奏のピアノ・ソナタ ト長調K.9
ダニエル・フロシャウアー(Vn)(14)-(17)、
鳥羽泰子(P)

録音:2006年10月13日(ソロ)、14日(ソナタ)/TONAL studios(ウィーン)
2007年3月にKICC-3007で発売され、レコード芸術誌特選となった名盤。名作「きらきら星変奏曲」をはじめ2篇のロンドなど人気作のほか、モー ツァルトが8歳頃に作曲した最初期作品が入っているのも注目。さらに、とりあげられることの少ないヴァイオリン伴奏付のピアノ・ソナタが超貴重。鳥羽の 生き生きとして個性的な解釈、シリーズ最高の出来となっています。 (Ki)

BIS
BISSA-2314(1SACD)
カトワール、フリードマン:ピアノ五重奏曲集
(1)ゲオルギー・ルヴォヴィチ・カトワール(1861-1926):ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.28(1914)
(2)イグナツィ・フリードマン(1882-1948):ピアノ五重奏曲 ハ短調(1918)
ベンクト・フォシュベリ(P)
ニルス=エーリク・スパルフ(第1ヴァイオリン)、
ウルフ・フォシュベリ(第2ヴァイオリン)、
エレン・ニスベト(Va)、
アンドレーアス・ブランテリード(Vc)

録音:2017年1月/アルヘルゴナ
2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロの「古典的」弦楽四重奏とピアノ組み合わせによる五重奏は、ボッケリーニの作品の後、19世 紀になってロベルト・シューマン、ブラームス、フランク、ドヴォルジャーク、フォーレたちによるインスピレーション豊かな作品が作られました。ベンクト・フォシュ ベリと「仲間たち」のアルバムでは、ポスト=ロマンティシズムとモダニズムの間に書かれた、あまり知られていない2曲のピアノ五重奏曲が演奏されます。
ゲオルギー・ルヴォヴィチ・カトワール(1861-1926)は、フランスの家系に生まれたロシアの作曲家です。モスクワ音楽院でカール・クリントヴォルトにピ アノを学び、ドイツに留学。帰国して数年後、モスクワから離れた田舎に移り、1916年にモスクワ音楽院の教授に任命されるまで、タネーエフやアレンスキーた ちと会う以外は、作曲の研究と創作に専念したといわれます。「ピアノ五重奏曲 ト短調」は、1921年に出版された作品です。アレグロ・モデラート、アンダンテ、 アレグロ・コン・スピリト・エ・カプリッチョーゾの3楽章。独創的な和声とリズム構造、哀愁にみちた雰囲気のため、カトワールの作品の中でもっとも際立っ た魅力をもつ作品とされています。
ポーランド生まれのイグナツィ・フリードマン(1882-1948)は、作曲家としてよりも20世紀を代表するピアニストのひとりとして知られます。「ピアノ五重 奏曲 ハ短調」は、1918年に書かれた作品です。第一次世界大戦が影を落としたともいわれる厳粛な気分の第1楽章、主題と個性的な6つの変奏の第2楽章、 ポーランド民謡を主題にした第3楽章〈エピローグ〉。ロマンティックあるいはサロン・スタイルのピアノ曲や歌曲の多い彼の作品の中で最良の音楽とみなされて いる作品です。
BISレーベルへの多くの録音で知られるヴァイオリニスト、王立スウェーデン音楽アカデミー会員のニルス=エーリク・スパルフ、スウェーデンRSOの メンバーの者ウルフ・フォシュベリ、アルバム『美しい人よ目覚めよ』(BIS SA-2181)のエレン・ニスベト、グリーグとグレインジャーとカール・ニルセン(BIS SA-2120)とフォーレ(BIS SA-2220)を録音したアンドレーアス・ブランテリード。フォシュベリと室内楽を楽しんでいる仲間たちによるアンサンブル。 (Ki)

WERGO
WER-6424(1CD)
カローラ・オベルミュラー(1977-):作品集
Untergegangen der Mond 〜カウンターテナー/バスとアンサンブルのための(2008/2017)
Myrmecia 〜ギター、ハープとダルシマーのための(2015/2016)
Pulstastung I 〜ピアノのための(2011)
Pulstastung II 〜ピアノのための(2014/2015)
mass:distance:time 〜6声のための(2010/2016)
... silbern 〜バスフルートとピアノのための(2008/2011)
Pulstastung III 〜ピアノための(2015-2017)
Nichts Fettes nichts Suses 〜アルトフルート、クラリネット、打楽器、ピアノとチェロのための(2015)
reflejos distantes 〜バスフルート、バスクラリネット、ヴァイオリンとチェロのための(2006)
coiling and swaying 〜18楽器のための(2014/2015)
アンサンブル・ムジークファブリーク
アンサンブル・モデルン
アンサンブル・フォルミンクス
カイ・ウェッセル(カウンターテナー、バス)、他

録音:2015-2018年
1977年ドイツ生まれの作曲家、カローラ・オベルミュラーの作品集。ギター、ハープ、ダルシマーを使って時代性や地域性から超越した響きを作る「Myrmecia」 など、独自の作風とセンスが光ります。ピアノ曲は一部プリペアドの音に変えられていますが、生のピアノの音が聴こえる所では割とロマンティックな響きを選択。 アルバム後半は編成が大きくなり、ダイナミックなアンサンブルの楽しみも要素に加わってきます。 (Ki)
WERGO
WER-6426(1CD)
アンナ・コルスン(1986-):作品集
Tollers Zelle 〜ギターとソプラノのための(2017)
Plxus 〜アンサンブルのための(2014)
auelliae 〜オルガンのための(2016)
Wehmut 〜5声、プリペアドピアノ,ヴァイオリン、コントラバスとサウンド・オブジェクトのための(2011)
Ulenflucht 〜20声のための(2016)
フラヴィオ・ヴィルツィ(エレキギター)
アンナ・コルスン(S)
ドミニク・シュテック( オルガン)、他

録音:2011-2018年
アンナ・コルスンは1986年ウクライナ生まれの作曲家。古典的な意味でのメロディは無く、張りつめた音が空気を侵食していきます。音数は少なく、編成の 多彩さは純粋に音色そのものの表現力へとつながっていきます。澄んだ音色が静かに明滅する高音域の扱い方が特徴的で、自然音やデジタル音を生演奏の世界 に還元したような感覚です。 (Ki)

GALLO
GALLO-1552(1CD)
フューメ父子の作品集

ディナム=ヴィクトル・フューメ(1867-1949) :作品集
(1)田舎のサバト
(2)秋
(3)処女マリアの紡ぎ車
(4)イスラエルの荷車
ラファエル・フューメ(1898-1979):作品集
(5)木管四重奏曲
(6)弦楽四重奏曲
(7)ラクリモーサ
(8)ある主題による即興曲
(9)トッカータ
(1)(2)ミハイル・ゴリコフ(指)サンクト・ペテルブルク・タヴリーダ宮殿O &cho
(3)海老彰子(P)
(4)ジャン=ポール・アンベール(Org)
(5)フィリップ・ピエルロ(Fl)
パスカル・ソモン(Ob)
パトリック・メシナ(Cl)
フィリップ・アノン(バソン)
(6)パヴェル・パポフ(Vn)
ユーリ・ウシャポスキ(Vn)
アレクセイ・ボゴラド(Va)
タラス・トレペル(Vc)
(7)ガブリエル・フューメ(Fl)
ジャン=ポール・アンベール(Org)
(8)イェニセイ・ラミク(P)
(9)ジャン・ガラール(Org)
19世紀末から20世紀前半にかけてのフランス音楽界の異端的鬼才として知られるディナム=ヴィクトル・フューメ(1867―1949)と、その息子ラファエル・フューメ(1898―1979)の作品を集めたCD。父フューメのCDはいくらかあるものの大半がオルガン曲かピアノ曲だったので、管弦楽曲と合唱曲が含まれているのがありがたい。「田舎のサバト」は神秘主義者フューメの本領発揮の独特の魅力に溢れています。息子フューメは古典回帰的作風が特徴で、その息子のガブリエル・フューメがフルートを吹いたラクリモーサは素晴らしく美しい。 詳しい録音データが明かされていないが、様々な音源から寄せ集めたもののようです。

ミッテンヴァルト
MTWD-99066(1CD)
税込定価
日本弦楽三重奏曲の世界V
紺野陽吉(1913-1945):弦楽三重奏曲(1942)*
塚原哲夫(1921-1978):弦楽三重奏曲(1943
原博(1933-2002):弦楽三重奏曲「ディヴェルティメント」(196
 弦楽三重奏曲第2番(1997)
菖蒲弦楽三重奏団:
【浜野考史(Vn)
伴野 剛(Va)
江口心一(Vc)】

録音:2014 年4 月28 日武蔵村山市民会館*、2018 年8 月10 日五反田市民ホール
紺野陽吉(大正2 年〜昭和20 年)は1942 年出征前に面識もなかった清瀬保二を訪ね3曲の作品の楽譜を預けていった。満 州で戦病死してしまった紺野陽吉の残された作品はこの3作品のみとなります。さらにこのアルバムに収録されている弦楽三重 奏曲は未完で、第 3 楽章の未完部分は清瀬の弟子の安藤久義によって補作されたものもありますが、このアルバムに納められ ている演奏は未完のヴァージョンです(完成版はMTWD99058「紺野陽吉の世界」に収録)。 塚原哲夫(大正10 年〜昭和53 年)は池内友次郎の薦めで1947 年東京音楽学校(現東京藝術大学)に入学し、信時潔に師事。 戦後日本で初めてシンフォニック・ジャズ・オーケストラを結成した。その後アメリカでコープランドに作曲を、ラインスドルフに指揮 法を学ぶ。1973 年には今も続くジュニア・フィルハーモニック・オーケストラを結成し、指導にあたった。この作品は5分にも満たな い小品ですが、古典和声楽、対位法などを基にしながらも不協和音で終わるユニークな作品。 原 博(昭和8年〜平成14 年)は生涯に2 曲の弦楽三重奏曲を作曲した。第1 番は1963 年にニース、パリで作曲された。「ディ ヴェルティメント(喜遊曲)」の副題の由来は定かではないが、娯楽的な感じはまったくなく、音響的には当時のモダニズムの影響 を感じさせる。第 2 番は晩年の作で純然たるト長調で書かれています。明るい雰囲気のなかにも書法のうえでは求道的なまでの厳 しさに貫かれています。

COL LEGNO
COL-20308(1CD)
NX-B05
カーステン・リーデル&フラヌイ〜Fool of Love
1.When I consider
2.From you have I been absent
3.Then let not winter's ragged hand deface
4.Let me confess
5.Not from the stars
6.A woman's face
7.Mine eye hath played the painter
8.Is it for fear
9.Thus is his cheek
10.When forty winters shall besiege thy brow
11.So is it not with me
12.O, how I faint
13.That thou hast her
14.Those pretty wrongs
15.The expense of spirit
16.Look in thy glass

M.クレーラー&A.シェット編…1-5.8-10.12.14.16
R.ホーフガルトナー編…6-7.11.13.15
カーステン・リーデル(ヴォーカル、ピアノ、エレキギター)
フラヌイ(アンサンブル)

録音:2012年5.6月
東チロルの小さな村から斬新な音楽を発信するアンサンブル“フラヌイ”。今作ではドイツを中心に活躍するアレン ジャー、作曲家カーステン・リーデルのシェークスピアの詩を用いた曲を演奏。「愚か者の愛」と題されたこのアルバム、曲 やヴォーカルはポップスですが、チューバ、バルブ・トロンボーン、クラリネットも含むブラスセクションに、ハープやツィター、ヴァ イオリンなどが絡む、バックの凝ったアレンジがたいへん魅力的です。
COL LEGNO
COL-20402(1CD)
NX-B05
ホイザーマン(1948-):プリペアド・ピアノのための音楽
1.Kurzer, aber trotzdem sehr lustiger Einklang
2.Kern der Sache
3.Senkblei, privaterklarung
4.Sog wohlprapariert
5.Lento schubkraft
6.Einlautung
7.Jeder ruhende Gegenstand druckt?Pat angem
8.Diese Radgeschichte
9.Schwank
10.Zur Unwucht
11.Der Kunstler weiss das wohl
12.Kurzer, aber trotzdem sehr lustiger Ausklang
13.Do re mi
アンナリーサ・デロッシ(プリペアド・ピアノ)
パナジオティス・イリオプーロス(プリペアド・ピアノ)
イニゴ・ガイナー・ミランダ(プリペアド・ピアノ)
ダニエレ・ピンタウディ(プリペアド・ピアノ)

録音:2011年3月
騒音、衝動、雷雨…自然現象を思わせる、突然に出現するメロディは全てを飲み込み、そのまま腐敗していくかのよう な不思議な様相を見せるホイザーマンの音楽。彼の世界を表現するために劇場では特別なピアノを4台用意し、4人 のピアニストが作品に対峙します。健全なユーモア、知性など様々な感情が込められた音楽が次々に展開します。
COL LEGNO
COL-20424(1CD)
NX-B05
in Between〜室内楽作品集
アペルギス(1945-):クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲
フラー(1954-):大気よ
朴泳姫(1945-):銀色に光る波 II
ナトーニ(1927-2000):セロッキ 70
 エリー
フェルドマン(1926-1987):3つのクラリネット,チェロとピアノ*
イレシュ(1975-):ライツォク III
ブル(1563-1628):イン・ノミネ VI(M.イレシュによるクラリネット、チェロとピアノ編)
アンドレ(1964-):…Als…I
ザビーネ・マイヤー(Cl)*
ライナー・ヴェーレ(Cl)*
トリオ・キャッチ
【メンバー】
ボグラルカ・ペシェ(クラリネット&バスCl )
エヴァ・ボエシュ(Vc)
ナム・サンヨン(P)

録音:2013年12月18日、2013年6月20日、2013年11月27-30日、2014年1月13日、2014年1月18-19日
アペルギス、ドナトーニ、フェルドマンなど現代音楽好きにはおなじみの名前が並ぶ、トリオ・キャッチによる「現代の」クラリ ネット三重奏曲集。美しい音色とノイズの境界を探るという彼女たちの演奏は、3つの楽器から想像をはるかに超えた 響きを引き出すことに成功しています。トラック6のフェルドマンでは名手ザビーネ・マイヤーも加わり、瞑想的な世界を創 り上げています。
COL LEGNO
COL-20410(1CD)
NX-B05
パルシンガー(1970-)/フェネス(1962-):In Four Parts 4つの部分に パトリック・パルシンガー(シンセサイザー)
クリスティアン・フェネス(ギター&エレクトロニクス)

録音:2012年10月26日
偉大なる先人、ジョン・ケージへのトリビュートとして書かれた作品。ケージの弦楽四重奏曲「In Four Parts」からイン スピレーションを受け、その世界をシンセサイザーやエレクトロニクスで再構築したというもので、想像力に満ちた音が飛び 交います。
COL LEGNO
COL-20416(1CD)
NX-B05
Art of Duo〜サクソフォン作品集
オルブライト(1944-1998):アルト・サクソフォン・ソナタ
デサンクロ(1912-1971):前奏曲、カデンツァとフィナーレ
デニソフ(1929-1996):アルト・サクソフォン・ソナタ
ムートシュピール(1965-):Music Before Time 時の前の音楽
コッレア(1960-):アレグレ
ツェフ(1960-):パーカッシヴ・モニュメント
ブラインファルク(1971-):The O I Know 私が知る「O」
リュッカー(1985-):Lieber zwei Saxophone 親愛なる2つのサクソフォン
ミヨー:スカラムーシュ Op.1658b-第1曲 Vif(G.ブラインファルク編)
ゲラルト・プラインファルク(ソプラノ&アルト・サクソフォン,クラリネット,バスクラリネット)
イーレン・セレルフォ(P)
ヴォルフガンク・ムートスピール(バリトン・ギター)
アンドレア・コッレア(G)
クリストフ・ツェフ(P)
ペール・マティセン(フレットレス・ベース)
ファビアン・リュッカー(バリトンサクソフォン)
ハリ・シュトイカー(G)

録音:2013年9月12-13日、2013年9月 、2013年7月-9月
グラーツ音楽大学でサクソフォンを教えているプラインファルクが奏する近現代のサクソフォン作品集。始めの3曲はピアノ 伴奏によるシンプルな作品集。その後は様々な楽器とのデュオが続きます。前衛的な作品からジャズ風のノリの良い作 品まで自由自在な表情を見せるサクソフォンの音色をお楽しみください。おなじみのミヨーのスカラムーシュでは、サクソ フォンとクラリネットを持ち換えての演奏が繰り広げられます。
COL LEGNO
COL-20312(1CD)
NX-B05
フラヌイはアルプスの牧草地
FRANUI ist eine Almwiese フラヌイはアルプスの牧草地
1.マルクス・クレーラー:Ohne Ruh'
2.クレーラー&アンドレス・シェット:アダムとエヴァ
3.シューベルト:水の上で歌う(M.クレーラー&A.シェット編)

クレーラー&アンドレス・シェット
4.マジック・レントラー
5.Litanei der Fluche
6.Schreibt die Ortsbauerin
7.Regen 雨
8.B 100

9.シューベルト:ドイツ・ミサ D872-世界はまだ形もなく、そこにあった(M.クレーラー&A.シェット編)
10.エルサレムへの旅(M.クレーラー&A.シェット編)
11.シューマン:もう陽は輝かない(M.クレーラー&A.シェット編)
12.マーラー:子供の不思議な角笛より(M.クレーラー&A.シェット編)
13.クレーラー&アンドレス・シェット:神よ、私を護りたまえ
フラヌイ(アンサンブル)
1993年から活動を始め、2018年に結成25周年を迎えるアンサンブル「フラヌイ」。このアルバムは彼らの結成20年を 記念して製作されたLPレコードです。フラヌイとは標高2300m、東チロリアン・ヴィルグラーテン渓谷の山の牧草地を意 味する言葉。「フラヌイ」はこの地方の民謡からウィーンの現代音楽まで様々な素材を自在に編曲し、管楽器、民族 楽器と歌を組み合わせた楽しい演奏を聞かせます。

Hanssler
HC-17060(1CD)
アニカ・トロイトラー/ブラームス作品集Vol.2
(1)「調べのように私を通り抜ける」Op.105-1
(2)「サッフォー風頌歌」Op.94-4
(3)チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
(4)「野の寂しさ」Op.86-2
(5)「愛のまこと」Op.3-1
(6)チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
(7)「愛の歌」Op.71-5
(8)「子守歌」Op.49-4
(1)(2)(4)(5)(7)(8)=チェロ編曲版
ユリア・ハーゲン(Vc)、
アニカ・トロイトラー(P)

録音:2017 年 8 月 1-3 日/インマヌエル教会(ヴッパータール)
ロストック音楽・演劇大学にてマティアス・キルシュネライトに、ハノーファー音楽・演劇・メディア大学にてベルント・ゲツケに師事したトロイスラーは2014 年に開かれたモントリオール国際音楽コンクール第3位を受賞するなど、確かな実力を備えたドイツ期待の若手ピアニストです。ブラームスのヘンデルの主題に よる変奏曲とフーガ、幻想曲集(HC 17061)でも溌剌とした演奏で高い評価を得ました。
共演のチェロのユリア・ハーゲンは1995年生まれ。5歳からチェロを始め、ザルツブルクでデトレフ・ミルケに師事しました。2007年から2011年までモー ツァルテウム音楽院にてエンリコ・ブロンツィに師事、その後、ウィーンにてラインハルト・ラツコ、2013年秋からハインリヒ・シフに学びました。プリマ・ラ・ ムジカ・コンクール、リーツェン国際チェロ・コンクールで優勝するなどのコンクール歴を誇ります。豊かな音色で歌い上げる注目のブラームスの録音です。 (Ki)
Hanssler
HC-18031(1CD)
メンデルスゾーン&パーセル
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番ヘ短調 Op.80
 カプリッチョ ホ短調 Op.81-3
パーセル:ファンタジア第6番ヘ長調
 ファンタジア第8番ニ短調
 ファンタジア第10番ホ短調
 ファンタジア第11番ト長調
アリンデSQ
【エウジェーニア・オッタヴィアーノ(Vn1)、グッリエルモ・ダンドーロ・マルケージ(Vn2)、
エリン・カービー(Va)、モーリツ・ベンヤミン・コルブ(Vc)】

録音:2018年5月20日-22日/インマヌエル教会(ヴッパータール)
現在ヨーロッパを 中心に活躍する同団はヴェルビエをはじめとする国際的な音楽祭にも出演する期待のクヮルテット。ストレートに切り込む溌剌とした演奏が聴きものです。


Profil
PH-18084(15CD)
Profilレーベル15周年記念エディション


■Disc 1
シュニトケ:バレエ『ペール・ギュント』〜エピローグ
チェロ・ソナタ第2番
ムジカ・ノスタルジア
チェロ・ソナタ第1番
■Disc 2
フランツ・クサヴァー・ゲーベル:複弦楽五重奏曲ニ短調 Op.28
カール・シューベルト:弦楽八重奏曲ホ長調 Op.23
■Disc 3
クヴァンツ:フルート協奏曲第109番変ホ長調 QV5:89
フルート協奏曲第97番ト短調 QV5:206
フルート協奏曲第95番ホ短調 QV5:124
フルート協奏曲第146番ホ長調 QV5:108
■Disc 4
ルーペルト・イグナツ・マイヤー:われ主に感謝せん〜詩篇、モテット&協奏曲集
■Disc 5
スッペ:レクィエム ニ短調
■Disc 6
(1)プーランク:スターバト・マーテル
(2)シマノフスキ:スターバト・マーテルOp.53
(3)ペンデレツキ:スターバト・マーテル
(4)リーム:スターバト・マーテル
■Disc 7
ブラウンフェルス:弦楽五重奏曲嬰へ短調Op.63
R.シュトラウス(ルドルフ・レオポルド編):メタモルフォーゼン(7つの独奏弦楽奏版)
■Disc 8
ハンス・ロット:交響曲第1番ホ長調
■Disc 9
ブルックナー:交響曲第0番ニ短調 WAB100 (1869)
■Disc 10
(1)プフィッツナー:交響曲ハ長調Op.46
(2)同:交響詩「ドン・ファン」
(3)同:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
(4)同:楽劇「サロメ」より7つのヴェールの踊り
(5)同:祝典前奏曲Op.61
■Disc 11
ベルリオーズ:テ・デウムOp.22
■Disc 12
ボリス・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 (1969)
ヴァイオリン・ソナタ (1959)*
■Disc 13
ヨハン・ヘルベック:大ミサ曲 ホ短調
■Disc 14
ナッサウ宮廷の音楽
ノイバウアー:カンタータ「主は素晴らしき方」
プント:ホルン協奏曲ホ長調
デマーキ:シンフォニア変ホ長調
ロートフィッシャー:アリア「主よ立ち帰り」(詩篇第6番第5-6節)
ユンカー:フォルテピアノ協奏曲変ロ長調
■Disc 15
サン=サーンス:クリスマス・オラトリオOp.12
■Disc 1
ダヴィッド・ゲリンガス(Vc)、タチアナ・ゲリンガス(P)/録音:1998-99年リューベック
■Disc 2
ホフマイスター四重奏団、ヴロツワフ・バロック・オーケストラのメンバー/録音:2017年ベルリン、アンドレアス教会
■Disc 3
エリック・ラム(Fl)、マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ(指)ケルン・アカデミー/録音:2017年10月30,31日ヴッパータル、インマヌエル教会
■Disc 4
メヒティルド・バッハ(S)、エリーザベト・ポピアン(A)、ハンス・イェルク・マンメル(T)、ゴットホルト・シュヴァルツ(Bs)、カペラ・ヴァイルブルゲンシス・ヴォカリス、ドリス・ハーゲル(指)ラルパ・フェスタント/録音:2006年9月2-4日シュロス教会 ヴァイルブルク(ドイツ)
■Disc 5
マリー・ファイトヴァー(S)、フランツィスカ・ゴットヴァルト(C.A)、トミスラフ・ムジェク(T)、アルベルト・ペーゼンドルファー(Bs)、ミュンヘン・フィルハーモニーcho、ゲルト・シャラー(指)フィルハーモニー・フェスティヴァ/録音:2012年7月エーブラハ修道院附属教会
■Disc 6
マルチェロ・ヴィオッティ(1)(2)、クシシトフ・ペンデレツキ(3)、ヘルムート・リリング(4)(指)バイエルン放送cho、ミュンヘン放送O/録音:2000年3月17日聖ガブリエル教会(1)(2)、2001年4月13日(3)、2002年2月15日(4)イエスの御心教会(3)(4)
■Disc 7
グリンゴルツ・クヮルテット【イリヤ・グリンゴルツ、アナヒット・クルティキャン(Vn)、シルヴィア・シモネスク(Va)、クラウディウス・ヘルマン(Vc)】、ダリウス・ミゼラ(Cb)、リシャルド・グロブレフスキ(Va)、ダヴィド・ゲリンガス(Vc)/録音:2012年1月28-30日ラジオ・スタジオ、チューリッヒ
■Disc 8
コンスタンティン・トリンクス(指)ザルツブルク・モーツァルテウムO/録音:2015年11月8日ザルツブルク祝祭大劇場
■Disc 9
ゲルト・シャラー(指)フィルハーモニー・フェスティヴァ/録音:2015年3月レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン
■Disc 10
カール・ベーム(1)-(4)、クルト・シュトリーグラー(5)(指)シュターツカペレ・ドレスデン/録音:1941年1月(1)(3)、1939年1月(2)(4)ゼンパーオーパー、1944年5月17日ドレスデン聖母教会(5)(モノラル)
■Disc 11
ニール・スチュアート(T)、ハンス=ディーター・シェーネ(Org)、ドレスデン国立歌劇場cho、ドレスデン・シンフォニーcho、ドレスデン・ジングアカデミー、ドレスデン・フィル児童cho、ドレスデン国立歌劇場児童cho、サー・コリン・デイヴィス(指)シュターツカペレ・ドレスデン/録音:1998年10月3、4日ドレスデン聖十字架教会(ライヴ)
■Disc 12
ヴィクトル・ピカイゼン(Vn)、キリル・コンドラシン(指)モスクワPO (1) 、ボリス・チャイコフスキ ー(P)/録音:1972年(ステレオ)、1962年(モノラル)*
■Disc 13
ゲルト・シャラー(指)フィルハーモニー・フェスティヴァ、ミュンヘン・フィルハーモニーcho、ヴィーラント・ホフマン(Org)/録音:2014年9月レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン、マックス・リットマン・ザール(ライヴ)
■Disc 14
クラウス・メルテンス(Br)、シュテファン・カッテ(ナチュラルHrn)、マルク・クロル(フォルテピアノ)、ヴァイルブルク・シュロス教会cho、ドリス・ハーゲル(指)カペラ・ヴァイルブルゲンシス/録音:2013年8月30日〜9月2日ラーン河畔ヴァイルブルク、シュロス教会
■Disc 15
ヴェレナ・シュヴァイツァー、エディト・ヴィーンズ(S)、ヘレナ・ユングヴィルト(A)、フリートライヒ・メルツァー(T)、クルト・ヴィドマー(Bs)、ハンス=ヨアヒム・バルチュ(Org)、バルバラ・ビエルマン(Hp)、ディートハルト・ヘルマン(指)マインツ・バッハO、同cho/録音:1976年
2003年創立のProfilレーベルは、今年15周年を迎えました。それを記念して、同社のカタログを代表する15枚のディスクをまとめて驚きの価格で ご提供。
古くは1939年ベームとシュターツカペレ・ドレスデンのR・シュトラウス作品から、2017年録音のエリック・ラムによるクヴァンツのフルート 協奏曲まで魅力的なラインナップが続きます。前者は同レーベルでも人気の高いゼンパーオーパー・シリーズのひとつで、モノラルながら貴重な音源。同 じくピカイゼンによるボリス・チャイコフスキーのヴァイオリン作品集も大歓迎。協奏曲はコンドラシンの(指)ソナタ(モノラル)は作曲者自身のピアノ 伴奏を堪能できます。
さらに同レーベルのメイン企画、ゲルト・シャラーのブルックナー企画からは第0番。トリンクスとザルツブルク・モーツァルテウム管はハンス・ロット の交響曲を大盤振舞い。
もうひとつの注目点は、交響曲や管弦楽曲だけでなく、古楽や現代音楽も網羅していること。これだけあれば、Profilレーベルの個性と魅力を存分に楽 しめます。 (Ki)

Hyperion
CDA-68204(1CD)
PCDA-68204
国内仕様盤
税込定価
フランク&ヴィエルヌ:ヴァイオリン・ソナタ集
イザイ:悲劇的な詩 Op.12
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ヴィエルヌ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.23
リリ・ブーランジェ:ヴァイオリンとピアノのための夜想曲
アリーナ・イブラギモヴァ(Vn)、
セドリック・ティベルギアン(P)

録音:2018年1月11日−13日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン、イギリス)
ロマン派ヴァイオリン・ソナタの最高傑作の1つ、セザール・フランクのヴァイオリン・ソナタとルイ・ヴィエルヌのヴァイオリン・ソナタをカップリング。ヴィエルヌのソナタは、録音や演奏の機会は少ないものの、フランクと同じくウジェーヌ・イザイのために書かれた作品で、ヴァイオリンにもピアノにも華麗な技巧が使われた隠れた逸品です。

Goodies
78CDR-3747(1CDR)
税込定価
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 作品114 D.667「鱒」 アルトゥール・シュナーベル(P)
クロード・ホブデイ(Cb)
プロ・アルト弦楽四重奏団のメンバー;
アルフォンス・オンヌー(Vn)
ジェルマン・プレヴォ(Va)
ロベール・マース(Vc))

米 RCA VICTOR 1623/7(英 HMV DB2714/8 と同一録音)
1935年11月16日ロンドン、アビー・ロード、EMI 第3スタジオ録音
1935年11月16日ロンドン、アビー・ロード、EMI 第3スタジオ録音 プロ・アルト弦楽四重奏団は1912年アルフォンス・オンヌーをリーダーにベル ギーのブリュッセルで結成された。1926年アメリカ初公演、ワシントンの国会 図書館ホールの開館式で演奏した。1932年にはベルギーの宮廷四重奏団の称号 を得た。1941年アメリカのウィスコンシン大学からの要請でメンバー全員が教 授に就任した。1944年コーリッシュ弦楽四重奏団が解散した時リーダーだった ルドルフ・コーリッシュ(1896-1978)がプロ・アルトの第1ヴァイオリンに就任 した。この団体はハイドン、モーツァルトの古典派四重奏曲からロマン派、現 代音楽と幅広いレーパートリーを誇る一方、ピアニストのアルトゥール・シュ ナーベル(1882-1951)との共演でも名声を上げた。 復刻には「音のエジソン」SPレコード専用MC型 カートリッジ(3mil針)とコルグ社のNutubeフォノ・イコライザーを使用した。(グッディーズ)
Goodies
78CDR-3748(1CDR)
税込定価
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調  作品81 アルトゥール・シュナーベル(P)
プロ・アルト弦楽四重奏団
アルフォンス・オンヌー(第1Vn)
ローラン・アルー(第2Vn)
ジェルマン・プレヴォ(Va)
ロベール・マース(Vc)

英 HMV DB2177/80
1934年2月11日ロンドン、アビー・ロード、EMI 第3スタジオ録音
プロ・アルト弦楽四重奏団は1912年アルフォンス・オンヌーをリーダーにベル ギーのブリュッセルで結成された。1926年アメリカ初公演、ワシントンの国会 図書館ホールの開館式で演奏した。1932年にはベルギーの宮廷四重奏団の称号 を得た。1941年アメリカのウィスコンシン大学からの要請でメンバー全員が教 授に就任した。1944年コーリッシュ弦楽四重奏団が解散した時リーダーだった ルドルフ・コーリッシュ(1896-1978)がプロ・アルトの第1ヴァイオリンに就任 した。この団体はハイドン、モーツァルトの古典派四重奏曲からロマン派、現 代音楽と幅広いレーパートリーを誇る一方、ピアニストのアルトゥール・シュ ナーベル(1882-1951)との共演でも名声を上げた。 復刻には「音のエジソン」SPレコード専用MC型 カートリッジ(3mil針)とコルグ社のNutubeフォノ・イコライザーを使用した。 (グッディーズ)

Skani
SKANI-050(1CD)
北風〜ラトビアの木管五重奏の為の音楽
イマンツ・ゼムザリス:A・カルニンシュの主題による4つの前奏曲、
 声(ソロ・クラリネットの為の)
ペーテリス・プラキディス:前奏曲と鼓動、
 2枚のスケッチ(ソロ・オーボエの為の)
ペーテリス・ヴァスクス:飛ぶ鳥の為の音楽、
 亡き友の思い出に
カリオン木管五重奏団

録音:2016年11月1日−4日、ラトビア放送スタジオ
イマンツ・ゼムザリス(1951−)、ペーテリス・プラキディス(1947−)、ペーテリス・ヴァスクス(1946−)、3人の現代ラトビアの作曲家による木管五重奏の為の作品集。カリオン木管五重奏団は、「深い感情を呼び起こし、心の喜びを与えるシンプルで真摯な音楽。木管五重奏のレパートリーで見つけたもっとも美しいと思う作品」と語っています。

Finetone
FTM-8045(1CD)
ヴォルフガング・マイヤー/ノクターン
サティ:ジムノペディ第1番(スタベノウ編)
トレネ:残されし恋には(レーヘル編)
アーレン:虹の彼方に(レーヘル編)
クロイダー:至福の夜のために(レーヘル編)
デニス:エンジェル・アイズ(レーヘル編)
サティ:ジムノペディ第1番(レーヘル編)
ポーター:ナイト・アンド・デイ(レーヘル編)
マクヒュー&フィールズ:アイム・イン・ザ・ムード・フォー・ラヴ(レーヘル編)
ガーシュウィン:イット・エイント・ネセサリリー(レーヘル編)
ゴルソン:アイ・リメンバー・クリフォード(レーヘル編)
ウッド:マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ(レーヘル編)
ジェンキンス:グッドバイ(レーヘル編)
サティ:ジムノペディ第1番(ザイフゲ編)
ヴォルフガング・マイヤー(cl/except#10)、
ティロ・ヴァーグナー(p/except#13)、
トーマス・スタベノウ(b)、
ペーター・レーヘル(sax/#5, 6, 10, 11)、
マルク・ザイフゲ(g/#13)

録音:2018年3月11日、カールスルーエ(ドイツ)
ドイツのサクソフォン奏者、作編曲家、教育者として活躍するペーター・レーヘルが設立した高品質レーベル、ファイントーン(Finetone)。
ジャズ、クラシックの両面で活躍し、カールスルーエ音楽大学の教授、学長を務め、ペーター・レーヘルとの共演も多いドイツ・クラリネット界の重鎮、ヴォルフガング・マイヤー。ニュー・アルバム「ノクターン(夜想曲)」は、夜をテーマにした珠玉のアレンジ集。「虹の彼方に」、「ナイト・アンド・デイ」、「残されし恋には(アイ・ウィッシュ・ユー・ラヴ)」などの麗しき名曲をペーター・レーヘルがジャズ・クラリネット・コンボ用にアレンジを施し、エリック・サティの「ジムノペディ第1番」では、レーヘル、トーマス・スタベノウ、マルク・ザイフゲの3名によるそれぞれの編曲版を収録。クラリネット関係者要注目!

CPO
CPO-555184(2CD)
NX-D01
カール・ライネッケ(1824-1910):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 第2番ヘ長調 Op.30
弦楽四重奏曲 第4番ニ長調 Op.211
弦楽四重奏曲 第1番変ホ長調 Op.16
弦楽四重奏曲 第5番ト短調 Op.287
弦楽四重奏曲 第3番ハ長調 Op.132
ラインホルトQ

録音:2017年2月13-16日、2018年11月9-12日
1824年に生まれ、86歳という長寿を得た作曲家ライネッケ。生涯に出版された曲だけでも300を超える多作家であ り、作風は基本的にシューマンやブラームス風でありながらも、書かれた時代の様式を忠実に反映しています。彼の5曲 の弦楽四重奏曲は、活動の初期から晩年までの時代をすべてカバーしており、ライネッケが追求した音楽がコンパクトに 凝縮されています。ライネッケは音楽学者の父に影響されて、幼い頃からベートーヴェンやモーツァルト作品を研究してい たといい、1846年に出版された第1番は古典的な端正さに若々しい情熱が融合された完成度の高いもの。以降、番 号を追うに従いスタイルが熟成されていくのが手に取るようにわかることでしょう。古典派からロマン派の作品を得意とす るラインホルト四重奏団の演奏です。
CPO
CPO-777682(1CD)
NX-B02
イグナツ・フォン・べ−ケ(1733-1803):ピアノ五重奏曲&弦楽四重奏曲
ピアノ五重奏曲 イ短調(BEEV 96)
弦楽四重奏曲 ト長調(BEEV 127)
弦楽四重奏曲 ハ長調(BEEV 120)
ディオゲネスSQ
【メンバー】
シュテファン・キルパル(Vn1)
グンドラ・キルパル(Vn2)
シュテファニー・クラウス(Va)
スティーヴン・リスタウ(Vc)
アンドレアス・キルパル(P)

録音:2008年5月18-20日
ハイドンと同世代に活躍したドイツの作曲家、イグナツ・フォン・べ−ケ。卓越した技巧を持つピアニストであり、若い頃 "七年戦争"に従軍し、終戦後の1775年にはミュンヘンで19歳のモーツァルトに出会い、ピアノ演奏の腕を競ったことで も知られています。この弦楽四重奏曲集は前作(999509)に続く第2集となるアルバムで、アンサンブルはアリオーソ四 重奏団からディオゲネス四重奏団に移り、違った表現を楽しむことができます。ピアノ五重奏曲は、完全にピアノに比重 が置かれており、輝かしい音色を生かした調和のとれた作品に仕上がっています。

MPR
MPR-103(1CD)
アーノルド・クック(1906-2005):ヴァイオリン・ソナタ全集、ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番 ト長調 (1939) *
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ (1969)*
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 (1934-35) *
ァイオリンとピアノのためのソナタ第2番 イ長調 (1951)
プレイエル・アンサンブル
ベネディクト・ホランド (Vn)
スージー・メサローシュ (Va)
ハーヴェイ・デイヴィス (P)

録音:2016年7月14日、2017年8月28-29日 キャロル・ナッシュ・ルーム(リサイタル・ホール)、王立北音楽大学、マンチェスター
*=世界初録音
ケンブリッジとベルリンで学んだ英国の作曲家アーノルド・クックのヴァイオリン作品を集めたアルバム。彼の作品は力強く たいへん個性的な語り口で、近代英国の作品らしい清々しさも併せ持つ魅力的なものです。マンチェスターを中心に 若き優秀な音楽家が集まったプレイエル・アンサンブルは、クックの室内楽作品を体系的に録音する計画を進めてお り、ピアノ三重奏曲、ピアノ四重奏曲、ピアノ五重奏曲、2台ピアノのためのソナタ、クラリネットを含む室内楽、2つの オーボエ・ソナタなど、CD3枚分のリリースが既に予定されています。英国音楽ファンには、ぜひ注目していただきたいア ルバムです。

HUNGAROTON
HCD-32825(3CD)
モーツァルト:ピアノ三重奏曲全集
(1)ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 K.254(ディヴェルティメント 変ロ長調)
(2)ピアノ三重奏曲第2番ニ短調 K.442
(3)ピアノ三重奏曲第3番ト長調 K.496
(4)ピアノ,クラリネットとヴィオラのための三重奏曲 変ホ長調 K.498(ピアノ,ヴァイオリン,ヴィオラ版)
(5)ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調 K.502
(6)ピアノ三重奏曲第5番ホ長調 K.542
(7)ピアノ三重奏曲第6番ハ長調 K.548
(8)ピアノ三重奏曲第7番ト長調 K.564
マールタ・グヤーシュ(P)、
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)、
(1)-(3)(5)-(8)チァバ・オンツァイ(Vc)、
(4)マテ・スーチュ(Va)

録音:2016年11月2-5日、2017年1月6日、2017年2月5-7日/フンガロトン・スタジオ(ブダペスト)
HUNGAROTONレーベルでもおなじみのハンガリーの名手、マールタ・グヤーシュ、ヴィルモシュ・サバディ、チァバ・オンツァイがモーツァルトのピアノ三 重奏曲全集を録音しました。モーツァルトのピアノ三重奏曲は全部で8曲書かれており、K.254を除きすべて1783年から88年の短期間に作曲されました。 ピアノが他楽器とあるときは対照を生み、あるときは調和するという変化を楽しむことができる三重奏曲集です。
ヴァイオリンのヴィルモシュ・サバディはリスト音楽院でフランツ・ハラースに師事、25歳で同院史上最年少の講師として起用された逸材。これまでにハン ガリー・ラジオ・コンクール第1位、フバイ・コンクール第1位、シベリウス国際ヴァイオリン・コンクール第3位などの華々しいコンクール歴を持ちます。 HUNGAROTONレーベルから数多くのディスクをリリースし、国内はもとよりヨーロッパでも高い評価を集めております。
原曲がピアノ、クラリネットとヴィオラのために書かれた三重奏曲 変ホ長調 K.498ですが当録音ではクラリネットではなくヴァイオリンで演奏しております。ヴィ オラを演奏しているのは、2011年よりベルリン・フィルの第1ソロ奏者を務めるマテ・スーチュです。スーチュは、ハンガリーとベルギーで学び、国際的な様々 なコンクールに入賞。その後、バンベルクSO、ドレスデン・シュターツカペレで活躍し、2011年にベルリン・フィルに第1ソロ・ヴィオラ奏者として入団 した逸材です。調和のとれたアンサンブルで聴くモーツァルトのピアノ三重奏曲全集がここに完成しました。 (Ki)

SUPRAPHON
SU-4254(1CD)
i FLAUTISTI〜ロンドン・リコーダー・クァルテット
アノニマス(14 世紀):エスタンピー
タリク・オリーガン(1978-):Virelai Douce Dame Jolie*
バッハ:前奏曲とフーガ ホ短調 BWV555
バッハ:協奏曲 イ短調 BWV593より第1 楽章
ゼーレン・ジーグ(1966-):アフリカ組曲第15 番*
サトコ・ドイ=リュック(1981-):組曲「お祭り(OMATSURI)」*
スティーブ・マーシャル:''Mr Allerton's Booke of Musick''よりパヴァーヌ
ナタン・テオドール(1978-):組曲「笛」*
ヤン・ロキタ(1969-):Hora ca din caval*
ヤン・ロキタ:Solu?ski ?o?ek*
i FLAUTISTI〜ロンドン・リコーダー・クァルテット、
ラデク・トマーシェク(フレイム・ドラム)

録音:2018 年 7月2-4日/聖クンフタ教会(フリーナ)
* =世界初録音
現在ヨーロッパで注目を集めるi FLAUTISTI~ロンドン・リコーダー・クァルテットが、アフリカ、日本、ドイツ、ロンドン、ウィーン、バルカン半島などをま るで世界を旅するかのようなアルバムをリリース。世界初録音を多数含みます。超絶技巧で一糸乱れぬ演奏を披露。バッハの作品では原曲のオルガンのように、 サトコ・ドイ=リュック作曲の組曲「お祭り(OMATSURI)」ではまるでお囃子のように、ゼーレン・ジーグ作曲のアフリカ組曲では土着の民俗音楽のように、 変幻自在に変わる音色をお楽しみいただけます。約1時間で世界への旅をご堪能ください。 (Ki)

CAvi
4260085-534708(3CD)
バーンスタイン:ピアノ&室内楽作品集
[CD1](1)4つの記念日(1954)/(2)4つの記念日(1948)/(3)7つの記念日(1943)/(4)13の記念日(1989)/
(5)ピアノ・ソナタ(1938)/(6)タッチズ(1981)
[CD2](7)レナード・バーンスタインのヴィジョン/(8)クラリネット・ソナタ/(9)ヴァイオリン・ソナタ/
(10)ピアノ三重奏曲(1937)/(11)ミサ曲から3つの瞑想(1971)
[CD3](12)ミッピー1世のためのワルツ(1948)/(13)ミッピー2世のためのワルツ(1948)/
(14)ミッピー3世のためのワルツ(1948)/(15)ライフィのためのロンド(1948)/(16)舞踏組曲(1990)/
(17)バイマのためのファンファーレ(1948)/(18)8音音階による変奏曲(1988)/(19)ブライダル組曲(1960)/
(20)2台ピアノのための音楽(1937)/(21)4人のサブラ(1950?)
ベンヤミン・ヌス((1)-(6),(10)(21)ピアノ)、
エニー・ミレス((7)(8)クラリネット)、
ウェイン・マーシャル((7)-(9),(11)(12)(14)(15)(19)(20)ピアノ)、
チャド・フープス((9)ヴァイオリン)、
リサ・シューマン((10)ヴァイオリン)、
フェルナンド・ニーナ((10)ヴィオラ)、
ポール・バン・ゼルム((12)(16)(17)ホルン)、
ジェフリー・カント((13)トロンボーン)、
ハンス・ニッケル((14)チューバ)、
ピーター・メンケディーク((15)-(17)トランペット)、
ピーター・ロス((16)(17)トランペット)、
モーリス・シュテーガー((18)リコーダー)、
マリア・クリーゲル((11)(18)チェロ)、
ジェニファー・ミカレフ((19)(20)ピアノ)

録音:2017-2018年
2018年に生誕100年を迎えたバーンスタインを祝福する記念アルバム。作曲家としては、交響曲やミュージカルといったオーケストラもののイメージが強い バーンスタインですが、ピアノ曲や室内楽も多く残しています。CD3枚分、最新録音で愉しめる注目セットの登場です。 (Ki)

オクタヴィア
OVCC-00147(1CD)
2018年12月19日発売
Beans
久保哲朗:Beans
真島俊夫:二つの夢 「ユーフォニアム・カプリチオーソ」
ジュール・セムレ=コルリー:サクソルニア
ヨーゼフ・ホロヴィッツ:ユーフォニアム協奏曲
フィリップ・スパーク:パントマイム
フィリップ・ウィルビー:フライト
ゴフ・リチャーズ:「ピラトゥス」 山の歌
佐藤 采香(ユーフォニアム)
清水 初海(P)

録音:2018年8月28-30日 埼玉・三芳町文化会館(コピスみよし)
2018年に世界最高峰、リエクサ国際コンクールで日本人初の優勝をはじめ、日本管楽器 コンクール第1位など国内外のコンクールにて華々しい活躍を見せ、世界より注目を集め るユーフォニアム奏者、佐藤采香の待望のデビュー盤です。 ユーフォニアムの美しくふくよかなサウンドが彼女の最大の魅力です。深い洞察に基づく 音楽的感性と聴衆を包む幸福感溢れる魅惑の音色。縦横無尽に奏でる圧倒的な技術に も注目です。 当盤には、彼女がコンクールでも演奏し、長年大事にしてきた作品が並びます。ユーフォ ニアムの魅力と可能性が広がる渾身のプログラムです。また、清水初海のピアノも見事に 音楽に彩りを加えていきます。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00678(2CD)
税込定価
2018年12月19日発売
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
第1番ヘ長調 作品5-1
第2番ト短調 作品5-2
第3番イ長調 作品69
第4番ハ長調 作品102-1
第5番ニ長調 作品102-2
ルイス・クラレット(Vc)
岡田 将(P)

録音:2018年6月14-16日 神奈川・相模湖交流センター
チェロの名曲「鳥の歌」でも知られるチェリストの巨匠カザルスを名付け親に持ち、バルセ ロナを拠点に世界的に活躍する名チェリスト、ルイス・クラレットによるベートーヴェン:チェ ロ・ソナタ全集がエクストンレーベルからリリース。 「チェロの新約聖書」とも評されるベートーヴェンが初期、中期、後期に分けて遺した5曲の ソナタは各時代を代表する傑作とされています。クラレットの奏でるそっと包み込むような 豊かな音色と自然な音楽の流れが相まって一層各作品の魅力を引き出しています。 ピアニストにはソリストのみならず室内楽にも精力的に力を注ぐ岡田将を迎え、息の合っ たアンサンブルを聴かせています。名手クラレットの精魂込め奏でられるベートーヴェン像 に大注目です。(オクタヴィア)

フォンテック
FOCD-20115(1CD)
税込定価
2018年12月21日発売
The Ascension
バスラ―:アセンション
バッハ(ターナー編):トッカータとフーガニ短調BWV565
ヘンデル(マーティネット編):「水上の音楽」より6つの小品
ケルコリアン:ファンファーレとフーガ
クロル:タウゲニヒツ組曲
メンデルスゾーン:プレスト
ワーグナーグナー(ハンソン編):「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行列
ワーグナー(フランスマン編):パルジファル・ファンタジー
モーツァルト(マーティネット編):アヴェ・ヴェルム・コルプス
N響メンバーによるホルンアンサンブル
[今井仁志/福川伸陽/木川博史/勝俣泰/石川直城/野見山和子]

録音:2018年5月6〜8日稲城市立iプラザ
NHKSOの現役ホルン奏者全員による贅沢なアンサンブルの登場です! 2016年に始まったN響ホルンセクションによる活動ですが、当初はカルテット、2017年に はクインテット、そしてついに2018年、全員参加のゼクステットが実現いたしました。 この編成のためのオリジナル曲と名曲の編曲版を折りまぜて、ホルンアンサンブルの魅力とN 響ホルンセクション伝統の響きが余すことなく展開されています。 当代きっての名手達の好演を是非お楽しみください。(フォンテック)

Footprint Records
FRCD-101(1CD)
ピラミッド〜メシアン、ニルセン、エネスコ
メシアン:幻想曲(ヴァイオリンとピアノのための)
ニールセン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト短調 FS64(Op.35)
メシアン:主題と変奏(ヴァイオリンとピアノのための)
エネスコ
:ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 Op.25 「ルーマニア民謡の性格の」
ヴラド・スタンクレアーサ(Vn)、
ジェイムズ・マドックス(P)

録音:2017年6月25日−27日、ステーンハンマル・ホール(ヨーテボリ、スウェーデン)
※使用楽器:ピエトロ・グァルネリ(ヴェニス 1730)
ヨーテボリSOの代理第1コンサートマスターを務め、スペイン国立Oのコンサートマスターに指名されたルーマニア出身のヴァイオリニスト、ヴラド・スタンクレアーサとオーストラリアのピアニスト、ジェイムズ・マドックスの共演。
メシアンが抒情の音世界を追い求めた「幻想曲」と「主題と変奏」。半音階と不協和音による大胆な和声による音楽と抒情のページ(モルト・アダージョ)が対照的なカール・ニルセンのソナタ第2番。ルーマニアの民俗音楽と20世紀初期のウィーンとパリのラプソディックな気分と色彩を結合したエネスコ(エネスコ)のソナタ第3番。

Delphian
DCD-34198(1CD)
ナイジェル・オズボーン:室内楽作品集
ピアノ・チューナー(ピアノ三重奏のための3つの前奏曲と5つのフーガ)
エスピアナージュ(無伴奏ヴァイオリンのための3つのミニチュア・ソナタ) 〜 スタディーズ・イン・プッサン・アンド・ハプンスタンス
バルカン・ダンスとラメント
エコロジカル・スタディーズ(ピアノのための)/ゾーン
愛する人よ、どこへ行くの?(歌曲) 〜 ヴェドラン・スマイロヴィッチのためのアダージョ
前奏曲とカンシオン
ヘブリディーズ・アンサンブル
かつてスコットランド室内Oの首席チェリストを務めたウィリアム・コンウェイが創設者兼芸術監督として活躍するスコットランドを代表する室内楽団の1つ、ヘブリディーズ・アンサンブル(ヘブリデス・アンサンブル)。ヘブリディーズ・アンサンブルのDelphianでの3枚目のアルバムは、ナイジェル・オズボーンのソロ&アンサンブルのための作品集。
ナイジェル・オズボーンは1948年マンチェスター生まれ。ケネス・レイトンに作曲を学び、現在はエジンバラ大学音楽学部で教授を務める作曲家。アフリカ、バルカン半島、中東等で紛争の犠牲になった子どもたちのための音楽療法士としての活動も知られており、ここでも「バルカン・ダンスとラメント」、「ヴェドラン・スマイロヴィッチのためのアダージョ」などはボスニア紛争にまつわる作品を収録しています。

SOMM
SOMMCD-0185(1CD)
NX-B04
スタンフォード:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 第3番ニ短調 Op.64
弦楽四重奏曲 第4番ト短調 Op.99
弦楽四重奏曲 第7番ハ短調 Op.166
ダンテQ
【メンバー】
クリシア・オソストヴィッチ(Vn)
オスカー・パークス(Vn)
井上祐子(Va)
リチャード・ジェンキンソン(Vc)

録音:2017年6月22-23日、2018年5月8日
アイルランド生まれの作曲家スタンフォード。英国の合唱作品の発展に大きく寄与しただけでなく、7曲の交響曲や「ア イルランド狂詩曲」など、自国の民謡を取り入れた美しい作品を数多く残しています。しかし8曲の弦楽四重奏曲はあ まり演奏される機会がなく、そのほとんどはこれまでに録音されたこともありません。イギリスを中心に活躍する実力派アン サンブル"ダンテ四重奏団"はスタンフォードの全弦楽四重奏曲の録音に着手、第1集(SOMMCD-0160)でも見 事な演奏を披露しています。この第2集では第3番、第4番、第7番を演奏。古典的なイディオムの中に、ロマンティック な風情と郷愁が溢れる魅力的な作品が並びます。
SOMM
SOMMCD-046(1CD)
NX-B04
R・シュトラウス/ラフマニノフ:ソナタ集
R・シュトラウス:ヴァイイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19(V.ボリソフスキーによるヴィオラとピアノ編)*
ラフマニノフ:ヴォカリーズ(V.ボリソフスキーによるヴィオラとピアノ編)*
ユーリ・ジスリン(Vn、Va*)
ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディス(P)

録音:2005年1月28-29日
1974年モスクワ生まれのヴァイオリニスト、ユーリ・ジスリン。1993年「BBC Radio 2」のヤング・アーティストに選ばれ、 ロンドンを拠点に活動しています。このアルバムではR・シュトラウスのソナタをヴァイオリンで演奏するだけでなく、ラ フマニノフのチェロ・ソナタをボリソフスキーがヴィオラ用に編曲した版を演奏。ヴァイオリン、ヴィオラ、どちらの楽器も自在に 操り、深い音楽を奏でています。

MPR
MPR-102(2CD)
NX-C08
パリー(1848-1918):弦楽四重奏のための作品全集
弦楽四重奏曲 第1番ト短調 世界初録音
弦楽四重奏曲 第2番ハ長調 (ジェレミー・ディブルによる監修版) 世界初録音
弦楽四重奏曲 第3番ト長調
スケルツォ ハ長調 (ジャレミー・ディブルによる補筆完成版) 世界初録音
アルカエウスQ

録音:2017年11月14-16日
セールハースト聖母マリア教会、イースト・サセックス、UK
19世紀後半から20世紀前半に活躍した英国の作曲家・教育者パリーの、知られざる弦楽四重奏作品を集めたア ルバム。初めての全曲録音となります。いずれの作品も、例え短調を用いても動きのあるフレーズで深刻さに陥らず、 彼の代表作であり英国の国民的合唱曲でもある「イェルサレム」を思わせる美しい緩徐楽章を挟み、包容力と高揚 感を持った長調の曲想で解決する構成が基本。ブラームスを思わせる分かりやすい和声と旋律という、彼の特性が生 きたたいへん美しい作品です。未完となってしまった「スケルツォ」は、英国音楽の研究家ダラム大学ジャレミー・ディブル 教授による補筆完成版。第1番と第2番は長年出版も演奏もされなかったものです。1990年に結成されたアルカエ ウス四重奏団は、伝統的な弦楽四重奏曲はもちろんですが、20世紀の知られざる作品の発掘と演奏に定評のある グループ。英国音楽ファン必携のアルバムです。 (Ki)
MPR
MPR-104(1CD)
レナード・サルゼード (1921-2000):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番(単一楽章による) Op.1 (1942)
弦楽四重奏曲第5番Op.32-1 (1950-52/1995)
弦楽四重奏曲第10番Op.140 (1997)
アルカエウスQ

録音:2017年8月8-10日
ベネンデン聖ジョージ教会、ケント、UK
世界初録音
ロンドンに生まれて王立音楽大学で学び、生涯サウス・イースト・イングランドに暮らしたサルゼード。ヴァイオリニストとし てロンドン・POとロイヤル・POで活躍後に指揮に転向、さらに多作な作 曲家としてソロ作品から交響曲、映画音楽やバレエ音楽などを残しました。10曲を数える弦楽四重奏曲はどれもた いへん魅力的で聴きやすく、常にどこか影を引きずるようなメランコリックな作風には、ユダヤ系である彼の音楽的ルーツ が色濃く反映されているほか、シベリウスの大きな影響を受けています。1990年に結成されたアルカエウス四重奏団 は、伝統的な弦楽四重奏曲はもちろんですが、20世紀の知られざる作品の発掘と演奏に定評のあるグループ。サル ゼードの個性的な作品の魅力を十二分に表現しています。
MPR
MPR-101(1CD)
「牧歌」〜20世紀英国の知られざるフルート作品
リチャード・ヘンリー・ウォルシュー (1872-1951):牧歌 (1907)
シリル・ブラドリー・ルーサム (1875-1938):3楽章の組曲 Op.64 (1921)
サー・ジョージ・ヘンシェル (1850-1934):主題と変奏 Op.73 (1921)
ロビン・ミルフォード (1903-1959):ソナタ ハ長調 Op.69 (1944)
セシル・アームストロング・ギブス (1889-1960):組曲 イ長調 Op.144 (1956)
ノーマン・デマス (1898-1968):ロンサールによる3つの牧歌 フルート独奏のための (1953)
スタンリー・ベイト (1911-1959):ソナタ Op.11 (1937)
レナード・サルゼード (1921-2000):カンティガ・モリスカ フルート独奏のための (1981)
ジョン・ホワイト (1936-):小二重奏曲 (1960)
ジェイムズ・ダットン (Fl)
オリヴァー・デイヴィス (P)

録音:2017年9月16-17日ユーディ・メニューイン音楽学校、メニューイン・ホール
世界初録音:(商業用録音として)
1900年代英国のフルート作品を集めたアルバム。収録曲の多くは王立音楽大学で学んだ、あるいは教鞭をとった作曲家によるもので、全て世界発録音(プ ライベートの録音を除く)となっています。いずれも英国らしく聴きやすい作品を、メニューイン・ホールの伸びやかな響きを拾った美しい録音で楽しむことが出来ま す。フルート奏者のダットンは王立音楽大学で学び、1997年からはロンドンのスコッツ・ガーズ(英国近衛歩兵スコッツ連隊軍楽隊)の首席フルート奏者。ピア ニストのデイヴィスは音楽史について深い知識を持ち、歴史的なテーマに沿った演奏会のシリーズで高い評価を受けています。英国音楽ファンにとってはもちろ ん、フルートのレパートリーとしてもたいへん貴重かつ意義深いアルバムです。

ATMA
ACD2-2788(1CD)
フランク・ホルヴァート(1974-):For Those Who Died Trying ミヴォスQ

録音:2018年8月7・8日/トロント
1974年生まれのカナダの作曲家、フランク・ホルヴァートによるこの作品は35の楽章からなり、Luke Dugglebyのフォトエッセイ「For Those Who Died Trying」からインスピレーションを受けています。それぞれの楽章は命を落としたタイの人権擁護者35人へのオマージュであり、名前のス ペルから取られた音名をテーマとする1〜2分の音楽が重く響きます。 (Ki)

Challenge Classics
CC-72786(1SACD)
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 L140
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7
ケネス・ヘスケス(1968-):Inscrizione (derivata) - A Lie to the Dying
レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 P110
マイケル・フォイル(Vn)
マクシム・シュトシュラ(P)

録音:2018 年 4月18-20日/オランダ、スキーダム
成長目覚ましい若手デュオによる、考え抜かれたこだわりのプログラム。ドビュッシーとヤナーチェク、ふたりの作曲家の晩年の傑作ソナタに、若きレス ピーギが書いたソナタを組み合わせています。これらはすべて第1次世界大戦時代のもので、それぞれがまったく別の書法でありながら、通底する戦争へ の抵抗が感じ取れます。死にかけた人間を描いたケネス・ヘスケスの作品がアルバム全体をよりメッセージ性のあるものにしています。 (Ki)

Chandos
CHAN-20082(1CD)
ポーランドのヴァイオリン作品集
シマノフスキ:神話 Op.30、
 夜想曲とタランテラ ホ短調 Op.28、
 ロクサーヌの歌(歌劇 「ロゲル王」 Op.46より(パヴェウ・コハンスキ編)、
 ロマンス ニ長調 Op.23
モシュコフスキ:ギター ト長調 Op.45-2(サラサーテ編)
カルウォヴィチ:即興曲
H.ヴィエニャフスキ:伝説 Op.17、演奏会用ポロネーズ ニ長調 Op.4
ジェニファー・パイク(Vn)、
ペトル・リモノフ(P)

録音:2018年8月17日−19日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
2002年のBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーに史上最年少の12歳で輝き、Chandosから世界の舞台へと颯爽と羽ばたいたイギリス・ヴァイオリン界の麗しきミューズ、ジェニファー・パイク。エドワード・ガードナーとのメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(CHSA 5161)の録音から約3年、チェコのヴァイオリン作品集(CHAN 10827)からは約4年ぶりとなるChandosでの新録音。室内楽アルバムでは、「フランス」、「ドイツ」、「チェコ」と録音してきたパイクが、今作ではポーランドの音楽へ到達。ヘンリク・ヴィエニャフスキから、モーリツ・モシュコフスキ、ミェチスワフ・カルウォヴィチを経て、カロル・シマノフスキに至る、19世紀後半から20世紀初頭までのポーランド楽壇を俯瞰するヴァイオリンとピアノのための作品集。伴奏は、1998年のニコライ・ルビンシテイン国際ピアノ・コンクールで第1位を受賞し、レオナルト・エルシェンブロイヒ、ラウラ・ファン・デル・ハイデン、ニコラ・ベネデッティら優れた若手弦楽器奏者達との共演で活躍しているロシア系イギリス人ピアニスト、ペトル・リモノフです。

Etcetra
KTC-1612(1CD)
ペルト:鏡の中の鏡
鏡の中の鏡**/アリーナのために
ウクアル・ワルツ/フラトレス*
アンナ・マリアのために
アリヌーシュカの癒しによる変奏曲
モーツァルト=アダージョ***/半音階***
パッサカリア*/アンナ・マリアのために
フラトレス**/ウアクル・ワルツ
アリーナのために/鏡の中の鏡*
ミヒャエル・ファン・クリュッカー(P)、
カヤコ・ブルックマン(Vn)*、
ルネ・ベルマン(Vc)**

録音:2018年6月、ドイツ
使用ピアノ:Shigeru KAWAI SK-EX
ケルン・ピアノ・デュオの活動でも知られるドイツのピアニスト、ミヒャエル・ファン・クリュッカーのミニマル・ミュージック・プロジェクト。ルドヴィコ・エイナウディ(KTC 1611)に続く第2弾は、アルヴォ・ペルトの音楽。チェロ版の「鏡の中の鏡」で始まり、ヴァイオリン版の「鏡の中の鏡」で終わるプログラム。間の「アリーナのために」や「フラトレス」なども鏡のように同じ順番で配置してあります。第3弾は、フィリップ・グラスの音楽も予定。
Etcetra
KTC-1595(1CD)
フルートとハープのための音楽
セム・ドレスデン:フルートとハープのためのソナタ
ラディスラス・ドゥ・ロホジンスキ:フルートとハープのための4つの小品
ロウェル・リーバーマン:フルートとハープのためのソナタ
アルネ・ヴェークマン:フルートとハープのための変奏曲 Op.35
テオ・H.スミット・シビンガ:フルートとハープのための3つの映像
モーリス・ホイゲン(Fl)、
マニャ・スミッツ(Hp)

使用楽器:フルート:14K Verne Q. Powell Flute & Monnig alto flute
ハープ: Horngacher
モーリス・ホイゲン、マニャ・スミッツからなるオランダのフルート・ハープ・デュオによる、20世紀のフルートとハープのための作品集。

ALPHA
ALPHA-436(1CD)
ジョエル・グラール(1961-):Des pas sous la neige 雪に隠れた足跡
1.雪に隠れた足跡 Pas sous la neige
2.超人性と超越性 Transhumance et Transcendance
3.羽ばたく音、霧のなかで Battements d’ailes dans le brouillard
4.幽霊のリズム Les rythmes fanto?mes
5.ホタルブクロの花 Campanula alpestris
6.結婚式するの? La noce feras-tu ?
7.霧 La bue?e
バルトーク:8.ルーマニア民俗舞曲より 第1番「帯踊り」
9.ルーマニア民俗舞曲より 第2番「踏み踊り」
10.ルーマニア民俗舞曲より 第3番「角笛の踊り」

ジョエル・グラール:11.夕暮れの鐘 Cloches Vespe?rales
12.牛の首 Le cou des vaches
13.グランド・ジョラス山の北側 Les Grandes Jorasses Face Nord
14.飛沫の輝く滝 La cascade des perles de rose?e
15.ドビュッシー、または鐘楼 Debussy ou la tour des cloches
16.野に響く鈴の音が雪を呼ぶ
Sonnerie de plein champ pour faire venir la neige
17.粉雪が山をダンスに誘う Les flocons invitent la montagne a? danser
18.雪の下に Sous la neige
ジョエル・グラール(パーカッション&作曲)
クラヴィクロシュ(鍵盤状の鐘)…1.2.3.6.8.16.18
サンツァ…5.11.12.14.17
カウベル…2.5.11.15/トゥパン…12.15.16
トロンピキ…2.11.15 /チェンバロ…2,10
和太鼓…5,13
ポジティヴ・オルガン…9,13 他
マチュー・デボルド(トゥパンとビリンバウ)…12,(ダーヴルと和太鼓)…
13,(歌)…16
ユラ・スリポヴィチ(ダーヴルと和太鼓)…13,(歌)…16
アンヌ・イサンベル(歌)…16
シモン・ビュフォー(Cb)…17
アリス・ジュリアン=ラフェリエール(Vn)…18

録音:2018年春-夏
ラ・シャペル・プロファーヌ・スタジオ
Alpha創設時から名盤を連発してきた古楽集団ル・ポエム・アルモニークの一員として活躍する一方、現代音楽 にも通じ常に新しい音を追求するパーカッション奏者、ジョエル・グラール。彼は自らを「音楽の農民」と呼び、カウベ ルから教会に至るまでの、様々な“鐘”の音を探し求め、世界中を巡っています。ソロ第3作目となるこのアルバム は、あらゆるサイズのカウベルを始めとした非常に珍しい打楽器を用い、インスピレーションの趣くままの音楽を奏で るというものです。曲によってはドビュッシーを思わせる印象派風の雰囲気を持っていたり、バルトーク風の民族色 豊かなものがあったりと、バラエティに富んでいます。彼の友人たちも太鼓や歌、弦楽器を携え演奏に加わり、曲を 盛り上げています。

BIS
BIS-2297(1CD)
陽の目を見ない楽器たちの動揺する仕返し
1. Uprising(Matthew Bellamy)− Muse(ミューズ)
2. Since I've Been Loving You(貴方を愛しつづけて)(Jimmy Page/Robert Plant/John Jones)
− Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)
3. Octavarium(John Petrucci/Michael Portnoy/John Myung/Kevin Labriel/Jordan Rudess)
− Dream Theater(ドリーム・シアター)
4. Fight Fire with Fire(Cliff Burton/James Hetfield/Lars Ulrich)− Metallica(メタリカ)
5. Hey You(Roger Waters)− Pink Floyd(ピンク・フロイド)
6. Orion(Cliff Burton/James Hetfield/Lars Ulrich)− Metallica(メタリカ)
7. Proclamation(Kerry Minnear/Derek Shulman/Ray Shulman)
− Gentle Giant(ジェントル・ジャイアント)
8. Motivy(Emil Tabakov)(コントラバス・ソロのための)
9. (Anesthesia) Pulling Teeth(Cliff Burton) − Metallica(メタリカ)
10. Supermassive Black Hole(Matthew Bellamy) − Muse(ミューズ)
11. Cthulhu(Florian Magnus Maier (Morean)/Hannes Grossmann) − Alkaloid(アルカロイド)
12. Alambama Song (Whisky Bar)(アラバマ・ソング)
(「マハゴニー市の興亡(Aufstieg und Fall der Stadt Mahagonny)」から)(Bertolt Brecht,Kurt Weill)
− The Doors(ドアーズ)
ORBI【ブラム・ファン・サムベーク(Fg)、リック・ストーティン(コントラバス)、スヴェン・フィへー(ハモンドオルガン)、
マレイン・コルフ・デ・ヒッツ(ドラム、パーカッション、プリペアドピアノ)】
編曲:マレイン・ファン・プローイエン、ブラム・ファン・サムベーク(PullingTeeth)、フローリアン・マグヌス・マイアー(Morean)(Cthulhu)

録音:2017年3月、7月、2018年2月/Marmalade Music(デルフト、オランダ)
制作・サウンドエンジニアリング:マリオン・シュヴェーベル
録音:ローラント・ディルクセ(Marmalade Music)
ブラム・ファン・サムベーク、リック・ストーティン、スヴェン・フィへー、マレイン・コルフ・デ・ヒッツ。4人のオランダのミュージシャンが「一風変わった」ロッ クバンドを結成しました。「ORBI」(The Oscillating Revenge of the Background Instruments)。「陽の目を見ない楽器たちの動揺する仕返し」。ファゴッ ト、コントラバス、ハモンドオルガン、パーカッションという、オーケストラやロックバンドの奥に押しやられがちな楽器のアンサンブルです。このバンド演奏 するため彼らが選んだのはプログレッシヴ・ロックとメタルのレパートリー。イギリスのロックバンド、マシュー・ベラミーがヴォーカルの「ミューズ」、ジミー・ ページがギターの「レッド・ツェッペリン」、プログレッシヴ・ロックバンド「ジェントル・ジャイアント」、アメリカのプログレッシヴ・ロックバンド「ドリー ム・シアター」とヘヴィメタル・バンド「メタリカ」、ドイツのプログレッシヴ・デス・メタルバンド「アルカロイド」。「ピンク・フロイド」は「ロックオペラ」 アルバム『The Wall』の「Hey You」。ロックグループ「ドアーズ」がオリジナルに手を入れてデビューアルバム『ハートに火をつけて(The Doors)』で歌った、 ブレヒトとヴァイルの歌劇「マハゴニー市の興」の「アラバマ・ソング」。コントラバス・ソロのための「Motivy」は、ブルガリアのタバコフ Emily Tabakov が、 ブルガリアの民謡とショスタコーヴィチの音楽から影響を受けて作曲した1968年の作品です。こうした「ハード」な音楽のゴツゴツした感覚や「シャウト」 をファゴットで表現するにはどうするかといった、それぞれの楽器の限界との「戦い」をメンバー全員が楽しんだといいます。「メタリカ」の「Pulling Teeth」は、 ファゴットのサムベークの編曲。「Cthulhu」は、「アルカロイド」の作曲、ギター、ヴォーカルを担当、「現代クラシカル音楽の作曲家が、その気になれば、 うなり声で歌うデスメタルのシンガーに変貌」(サムベーク)するフローリアン・マグヌス・マイアー Florian Magnus Maier(Morean)が編曲、その他 の曲はオランダのコントラバス奏者、マレイン・ファン・プローイエン Marijn van Prooijen が ORBI のための編曲を引き受けました。 (Ki)

KAIROS
0015029KAI(2CD)
NX-C10
ジョージ・クラム(1929-):マクロコスモス集
【CD1】
マクロコスモス I(1972)アンプリファイド・ピアノのための
黄道十二宮にちなむ12の幻想曲集
第1部
1. 太古の響き(創世 I)「蟹座」
2.プロテウス「魚座」
3.牧歌(紀元前1万年頃のアトランティス王国から)「牡牛座
4.十字架上のキリスト「山羊座」
第2部
5.幽霊ゴンドラの船頭「蠍座」
6.夜の呪文 I「射手座」
7.影の音楽(エオリアンハープのための)「天秤座」
8.無限からなる魔法の円環(無窮動)「獅子座」
第3部
9.時の深淵「乙女座」
10.春の炎「牡羊座」
11.夢の映像(愛/死の音楽)「双子座」
12.螺旋の銀河「水瓶座」
マクロコスモス II(1973)アンプリファイド・ピアノのための
黄道十二宮にちなむ12の幻想曲集
第1部
13.朝の音楽(創世 II)「蟹座」
14.神秘のコード「射手座」
15.雨/死の変奏曲「魚座」
16.双子の太陽(永遠からのドッペルゲンガー)「双子座」
第2部
17.幽霊の夜想曲:ストーンヘンジの
ドルイド僧のための(夜の呪文 II)「乙女座」
18.ガーゴイル「牡牛座」
19.トラ!トラ!トラ!(黙示録的カデンツァ)「蠍座」
20.ノストラダムスの予言「牡羊座」
第3部
21.宇宙の風「天秤座」
22.“北の冠座”からの声「水瓶座」
23.銀河の鐘の連祷「獅子座」
24.アグヌス・デイ「山羊座」
【CD2】
CD2
夏の夜の音楽(マクロコスモス III)(1974)
2台のアンプリファイド・ピアノと打楽器のための
1.夜の響き(目醒め)
2.さすらい人幻想曲
3.降臨
4.神話
5.星降る夜の音楽
清水美子(P)
ルパート・ストルーバー(打楽器)
柴田晶子(口笛)…マクロコスモスIの6、IIの10
清水なつみ(スライドホイッスル、アルトリ
コーダー、口笛)…マクロコスモスIIIの2.4.5

録音:2017年6月26-27日…マクロコスモス III
2017年7月24-25日…打楽器パート
2016年2月16-17日…マクロコスモス I.II
* 「マクロコスモスIII」は、本来、2人のピアニストと2人の打楽器奏者の計4名で演奏される曲であるが、本CDではピアニストの清水美子と打楽器奏者の ルパート・ストルーバーがそれぞれ1人2役で演奏し、日本・オーストリア両国での多重録音により完成させた。この曲における多重録音は世界初の試みであ る。(解説より)
バルトークの「ミクロコスモス」と対をなすかのようなタイトルを持つジョージ・クラムの「マクロコスモス」。4巻からなる大作 で、第1巻と第2巻は内部奏法を用いたピアノ独奏、第3巻は2台ピアノと2人の打楽器奏者のための作品、第4巻は ピアノ連弾曲として作曲されました。このアルバムでは第1巻から第3巻までが演奏されており、中でも第3巻はピアノ、 打楽器それぞれ一人で多重録音を行うという試みがなされました。各曲はどれも暗示的な意味を備えており、奏者は 時に歌ったり、叫んだりと言った演劇的な場面にも対応しなくてはなりません。ピアニスト清水美子は、ずっと昔からクラ ムの音楽に魅入られているといい、長い時を経てようやく実際の音になったこのCDには、世界を形造るさまざまなもの と、彼女の熟成された思いが込められていると言えるでしょう。
KAIROS
0015025KAI(1CD)
NX-B09
サミュエル・アンドレーエフ(1981-):作品集
1-4.Verifications 検証(2012)
ピッコロ、ミュゼット、A♭ピッコロ・クラリネット、カシオSK-1、パーカッション、チェロのための
6-10.5つの小品(2010)
フルートとパーカッションのための
11.Passages パッセージ(2005)
独奏クラリネットのための
12-15.Music with no Edges(2004)
クラリネット、パーカッション、ヴィオラ、チェロ、コントラバスのための
16-19.Strasbourg Quartet ストラスブール・クァルテット(2014/15)
フルート、クラリネット、パーカッション、チェロのための
HANATSUmiroir(アンサンブル)
【メンバー】
大久保 彩子(Fl)…1-4.6-10.16-19
サムエル・アンドレーエフ(ミュゼット)…1-4
トーマス・モノド(Cl)…1-4.11-19
オリヴィエ・モーレル(パーカッション)…5-10.12-19
レミ・ドゥラプト(パーカッション)…1-5
トゥラミ・グェン(カシオSK-1)…1-4
ローラン・カマット(Va)…12-15
エルサ・ドルバス(Vc)…1-4.12-19
ステファヌ・クロル(Cb)…12-15
オリヴィエ・モーレル(指)…1-4
大久保 彩子(指)…12-15

録音:2018年5月-7月…1-5.11-19
2015年2月28-29日 …6-10
1981年カナダ生まれのサムエル・アンドレーエフ。トロントでチェロとオーボエ、作曲を学んだ後、フランスに定住。作曲 家、詩人として幅広く活躍しています。アヴァンギャルドな作風で知られ、これまでにもThe New York Times誌で 「一度聴いたら忘れることのできない音楽」など、世界中のメディアから高い評価を受けています。この作品集では、ミュ ゼットから電子楽器まで多彩な楽器を駆使、独創的な音を聴かせます。現代音楽を中心に活躍する日本のフルー ティスト、大久保彩子が独奏、指揮の両面で素晴らしい采配を見せています。
KAIROS
0015035KAI(1CD)
NX-B09
チャン・ウノ(1983-):作品集
1.弦楽四重奏曲 第2番(2011)
2.White Shadow 白い影(2012)-6人のパーカッション・プレイヤーのための
3.Gohok(2012/13)-独奏フルートと5つの楽器のための
4.Panorama パノラマ(2015)-7つの楽器のための
アルディッティQ…1
アンサンブルTaCTuS…2
アンサンブル・コントルシャン…3
ディヴェルティメント・アンサンブル…4

録音:2012年1月24日…1
2012年7月25日…2
2013年12月1日 …3
2015年10月24日 …4
韓国を代表する現代作曲家、チャン・ウノ。2005年から管弦楽や合唱、独奏など、すでに50以上の作品を発表、数 多くの賞を受賞した注目の人です。このアルバムには韓国の絵画からインスピレーションを得たという、アルディッティ四重 奏団が演奏する「弦楽四重奏曲 第2番」や、複雑なリズムによる「白い影」、韓国語で“魅力”を意味する 「Gohok」、シェルシの晩年の作品を思わせる「panorama」の4曲の室内楽作品が収録されています。

BRIDGE
BCD-9506(1CD)
アーリーン・シエラ(b.1970)作品集Vol.3
(1)蝶は山を思い出す(2013)〜Vn,Vc,Pf
(2)鳥類の鏡(2013)〜Vn,Vc
(3)トゥルール(2004)〜Vn,Vc,Pf
(4)韻を数える(2002)〜Vc,Pf
(5)リスクと記憶(1997)〜2Pf
(1)ニコラ・ベネディッティ(Vn)
(1)レナード・エルシェンブロイク(Vc)
(1)アレクセイ・グリニュク(P)
ホルショフスキ三重奏団:【(2)(3)ジェシー・ミルズ(Vn)
(2)(3)(4)ラーマン・ラマクリシュナン(Vc)
(3)(4)相沢吏江子(P)】
(5)クアトロ・マーニ(2Pf)

録音:2014-16年
アーリーン・シエラは現在ロンドンを拠点に活動する作曲家でマイケル・ドーティ、ジェイコブ・ドラッグマンに師事した後、ベッツィ・ジョラス、ルイ・アンドリーセン、マグヌス・リンドベルイ、コリン・マシューズといったそれぞれ全く傾向の異なる作曲家の教えを受けています。しかし彼女の作品は鳥の声やモーリス・ラヴェルを思わせるモティーフや響きを今日風にアレンジしたかのような新ロマン主義、新印象主義とでも言うべきリリカルな音楽。ややミニマル的でユーモラスな「韻を数える」、ラヴェルのピアノ三重奏曲を彷彿とさせる「蝶は山を憶えている」、タイトル同様、内容もラヴェル、メシアンを思わせる「鳥類の鏡」が聴きもの。
BRIDGE
BCD-9509(1CD)
「スティーヴン・スタッキーへの花輪」
〜スティーヴン・スタッキー追悼作品集

エサ・ペッカ・サロネン:登録
スティーヴン・アンドリュー・テイラー:緑の木が曲がっている
ジュリアン・アンダーソン:カプリチオ
ジョン・ハービソン:ワルツ(スティーヴン・スタッキーの追憶に)
チェン・イ:スティーヴの思い出
コリン・マシューズ:スティーヴへの幾年月
マグヌス・リンドベルイ:兄
スティーヴン・スタッキー:女性のための 2つの聖なるソネット*
ほか全33 曲
グロリア・チェン(P)
ピーボディ・サウスウェル(MS)*
カロリン・ホーヴ(Ob)*

録音:2017年11月 [78:36]
2016年に亡くなったアメリカの作曲家スティーヴン・スタッキー(1949-2016)を追悼して多くの作曲家たちが作曲した彼のための追悼作品を収録。ほとんどの作品が1分から3分程度のもの。最後にスタッキー自身のメゾ・ソプラノとオーボエ、ピアノのための歌曲が収められている。スティーヴン・スタッキーは長くロサンゼルス・フィルのレジデント・コンポーザーを務めたほか、ルトスワフスキの研究でも知られます。多くのオーケストラから委嘱を受けており、その功績により2005年にピューリッツァー賞を受賞しています。このディスクではサロネン、ハービソン、マシューズ、リンドベルイなど錚々たる顔ぶれが曲を献呈。
BRIDGE
BCD-9513(1CD)
「歌と構造」〜ハロルド・メルツァー(b.1966)作品集
(1)島の婚礼(詩:テッド・ヒューズ)
(2)アクア〜弦楽四重奏のための
(3)美しのオハイオ(詩:ジェームズ・ライト)
(4)クライスレリアーナ〜ヴァイオリンとピアノのための
(1)(3)ポール・アプルバイ(T)
(1)(3)ナタリア・カチュコヴァ(P)
(2)アヴァロン四重奏団
(4)ミランダ・クックソン(Vn)
(4)ブレアー・マクミラン(P)
メルツァーはトビアス・ピッカー、チャールズ・ウォーリネン、ジェーコブ・ドラッグマンらに師事し、いわゆるアメリカ東海岸流の手堅い技法を身に着けた作曲家。弦楽四重奏曲「アクア」はジャズとバルトークをミックスしたような、いかにもニューヨーカー好みのスタイリッシュな作品。「クライスレリアーナ」はシューマンのそれとはクライスレリアーナ違いのヴァイオリンのフリッツ・クライスラーの没後50年のために書かれた。クライスラーの音楽は粉々に解体され無調様式の中にだまし絵のように現れます。

Passacaille
PAS-1047(1CD)
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 イ長調 Op.33(原典版)
ピアノ三重奏曲イ短調 『偉大な芸術家の思い出に』 Op.50
セルゲイ・イストミン(Vc)
クレール・シュヴァリエ(フォルテピアノ)
マルティン・ライマン(Vn)

録音:2016 年 6月/ベルギー、MIRYコンサートホール
チェロと管弦楽のために書かれた名品であるチャイコフスキーの『ロココ変奏曲』。初演者であるフィッツェンハーゲンが大幅に手を入れて演奏したため、 「フィッツェンハーゲン版」(変奏が7つ)とチャイコフスキーが本来作曲した「原典版」(変奏が8つ)の2種が知られていますが、実はピアノ・スコア・ ヴァージョンの手稿譜も残されています。チェリストのセルゲイ・イストミンはスコアを検証した結果、ピアノ伴奏でも十分に演奏できるとし、またその楽 譜に書かれたチェロ・パートへの指示には見逃せない部分も多いと語っています。その手稿譜のコピーを用いて演奏したのがこのアルバム。チャイコフス キーが最初に思い描いた響きを思わせる美しい世界が広がります。カップリングはこれまた長大な変奏曲を中間楽章に持つピアノ・トリオ。アルバム全編 通してチャイコフスキーの変奏技法を堪能できます。また、このアルバムで使われているピアノは1875年ヤコブ・ベッカー製。チャイコフスキー自身も愛 奏したブランドのものです。 (Ki)

QUERSTAND
VKJK-1805(2CD)
ギュンター・ラファエル(1903-60)エディションVol.6〜フルートを中心とした室内楽作品集
■CD1
(1)二重奏曲第5番「カノン組曲」Op.47-6(1944)
(2)無伴奏フルート・ソナタ第7 番(1944)
(3)フルート、オーボエ、クラリネットとファゴットのための四重奏曲Op.61(1945)
(4)無伴奏フルート・ソナタ第8 番(1944)
(5)2 つのフルートのためのソナタ(1956)
(6)「マリアの祭壇画」(1943)〜アルト、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための
■CD2
(3)トリオ組曲Op.44(1936)〜フルート、チェロとピアノのための
(4)三重奏曲Op.48(1940)〜フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのトリオ
(5)フルート・ソナタOp.8(1925)
(6)フルート、ヴィオラとハープのためのソナチネOp.65(1948)
アナ・イオアナ・オルテアン(Fl)
カスパル・ツェーンダー(Fl)
ドリス・メンデ(Ob)
セヴリーヌ・パイェ(Cl)
西ノ村徳仁(Fg)
シュテファン・ムーメンターラー(Vn)
ユリア・マルコヴァ(Va)
ヨエル・マロシ(Vc)
クロード・アイヒェンベルガー(A)
アテナ・カーテ(P)

録音: 2017 年11 月/2018年1 月
Querstand レーベルによるギュンター・ラファエル・エディション第 6 弾。ベルリン生まれのラファエルは自身の交響曲第 1 番がフルトヴェングラーによって初演されるなど、作曲家として幸先のよいスタートを切った。多作家で5 つの交響曲、6 つの 弦楽四重奏曲といくつかの協奏曲、多くの室内楽曲を残し、複数の大学で教鞭を執るなどしたが、ナチス政権下のドイツで は苦難を強いられた。彼の作風はロマン主義、新古典主義、無調と作品や編成によって様式が使い分けられ、対位法的書 法を好む彼は時に疑似バロック的なスタイルも取った。このディスクでは無伴奏から木管アンサンブル、ソナタなど、フルート をメインにした作品が収録。聴きものはドビュッシーの名曲に倣ったフルート、ヴィオラとハープのためのソナチネ。ドイツの 作曲家にも関わらず、フランス的な感性とヒンデミットあたりを思わせる辛口の構築性が融合して独自のリリシズムを感じさせ る作品に仕上がっています。

Stradivarius
STR-37091(1SACD)
サルヴァトーレ・シャリーノ(b.1947):作品集
(1)「夜のナビゲーション」(1985/2017) 〜4 台のピアノのための
(2)「2 つの海の音調〜ペルセオとアンドロメダより」(1990)〜メゾ・ソプラノとリアル・タイム音声合成のための
(3)「サラの庭」(2008)〜声、フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための
(4)「ほかの夜」(2017)〜4台のピアノのための
アルダ・カイエロ (S)
アルフォンソ・アルベルティ(P)
ファウスト・ボンゲッリ(P)
アンナ・デリコ(P)
アルド・オルヴィエト(P)
アルヴィセ・ヴィドリン(ライヴ・エレクトロニクス)
エクス・ノーヴォ・アンサンブル(Fl、Cl、Vn、Vc、Pf)

録音:2017年11月
2011 年東京オペラ・シティで開催されたコンポージアムのテーマ作曲家として初来 日し現代音楽ファンに強い印象を与えたシャリーノの最新作を含む作品集。全作世 界初録音。独学で作曲を学んだシャリーノは他の前衛作曲家とは異なる発想で奇想 天外な音響を作り出すことで知られます。「2 つの海の音調」はメゾ・ソプラノとリアル・タイ ムで合成されるコンピュータ・サウンドとのデュエットでギリシャ神話の世界が現代によ みがえます。4 台のピアノが動員される姉妹作「夜のナビゲーション」と「ほかの夜」は重 ねられたピアノの音の微妙な差異が積み重なり、夜の漆黒の闇が繊細な音色で描か れます。
Stradivarius
STR-37108(1CD)
ロベルト・ファブリチアーニ(b.1949):自作自演集
(1)「ファンタジオーソ・ソニアンテ(夢のごとく想像的に)」〜フルートと磁気テープのための
(2)「洪水」〜ハイパー・バス・フルートのための
(3)「深淵 II」〜ハイパー・バス、コントラルト・フルートと磁気テープのための
(4)「現在」〜フルートと磁気テープのための
(5)「水のなかの音」〜コントラルト・フルート、磁気テープ、ライヴ・エレクトロニクスのための
(6)「深みより」〜ハイパー・バス・フルートと磁気テープのための
(7)「水のなかの音 II」〜コントラルト・フルート、磁気テープとライヴ・エレクロトニクスのための
(8)「流出」〜コントラバス・フルートのための
(9)「幻想的な秋」〜ハイパー・バス・フルート、磁気テープとライヴ・エレクトロニクスのための
ロベルト・ファブリチア
ーニ(Fl、コントラルトFl、コントラバスFl、ハイパー・バスFl)
アルヴィゼ・ヴィドリン(Electronics)

録音:2016年
ファブリチアーニは著名なフルート奏者、作曲家。演奏家としてはベリオ、リゲティ、武満、 シュトックハウゼンなど枚挙に暇がないほど多くの作曲家の作品を演奏し彼らから絶大な信 頼を得て来た名手。自ら作曲もし、特にバス・フルートさらにはハイパー・バス・フルートを駆 使した自作のパフォーマンスは独自の世界を作り出し他に追随を許さない。このディスクは 予め制作された音響とファブリチアーニの演奏、さらにはそれらをリアル・タイムで合成した 音響を組み合わせ、もはやフルートを越えた一種のミュージック・コンクレートの粋に達して います。個別の作品がどうこう、というより、このディスク全体がひとつの作品ともいえ、全曲 54 分 20 秒は水墨画や山水画を見ているような瞑想的で幽玄な雰囲気に包まれています。古代 中国の荘子に風が吹くと巨木のうろが一斉に鳴る、その音こそ大地の声だ、という話がある が、この音楽こそまさにそれ。トリップ系、瞑想的な音楽の好きな人におすすめ
Stradivarius
STR-37099(1CD)
ファウスト・ロミテッリ(1963-2004):ギター作品集
(1)太陽(1984)〜ギター独奏のための
(2)月と水(1991)〜2 つのギターのための
(3)海の景色(1994)〜フラウト・ドルチェ・ペッツォルト(バス・リコーダーの一種)のための
(4)珊瑚(1987)〜ギター独奏のための
(5)オブジェクトの対称性(1987/88)〜フラウト・ドルチェとギターのための
(6)地獄へのハイウェイ(1984)〜ギター独奏のための
(7)ゴミ箱テレビ(2002)〜エレクトリック・ギターのための
エレナ・カソーリ(G)
ヴァージニア・アランシオ(G, エレキG)
テレサ・ハッケル(ペッツォルト・フルート、リコーダー)

録音:2018年4月
ロミテッリはミラノのヴェルディ音楽院でフランコ・ドナトーニに学んだ後、パリの IRCAM でジュラール・グリゼイに師事した、マルコ・ストロッパと並ぶイタリアにおけるスペクトル楽 派の代表的作曲家。ピッチ、奏法を工夫した独自の音響に定評があり、調律の自由がきく ギターは特に彼が作曲に力を入れた楽器であった。バス・リコーダーのための「海の景色」 は中欧の民族楽器フヤラ(オーバートーン・フルート)を模した倍音豊かな響きが面白く、エ レキギターのための、その名も挑戦的な「ゴミ箱テレビ」はエレキギターの様々な特殊奏 法、変調音を駆使した音によるストリート・グラフィティ。ノイズ系現代音楽が好きな人には たまらないでしょう。
Stradivarius
STR-37083(1CD)
イヴァン・ヴァンドール(b.1932):室内楽作品集
(1)ピアノ四重奏曲(2010/11-rev2018)
(2)チェロとピアノのための8 つの小品(2011/18)
(3)ヴァイオリン・ソロ(2017)
(4)弦楽三重奏曲第2 番(2013/18)
(5)ヴィオラとピアノのためのデュオ(2010)
クリムトQ
(2)(4)ヴィットリオ・チェッカンティ(Vc)

録音:2018年2-3月
※全曲世界初録音
ヴァンドールはハンガリー出身で 1938 年に家族でイタリアに移住、作曲をゴットフリート・ペト ラッシに師事、またローマ滞在中のメシアンにも学んだ。チベット仏教とその音楽に関心を持ち 研究、彼の音楽思想に影響を与えた。ピアノ四重奏曲は冒頭、ウェーベルン風の点描的な書 法で始まるが印象主義的な手法も折衷された内省的な作品。チェロとピアノのための 8 つの小 品も点描的な切り詰められた素材で書かれた静かな曲でやや武満の「地平線のドーリア」を思 わせる佳品。ヴィオラとピアノのためのデュオも点描的な書法が目立つ、静謐の美学。
Stradivarius
STR-37103(1CD)
ジョルジオ・コロンボ・タッカーニ(b.1961):作品集
(1)休みなき白(2012)〜フルート独奏のための
(2)オヤ・ノ・ウチ(親の家) (1988)〜声、フルート、ピアノのための
(3)カデンツェ(1988)〜ヴァイオリンとフルートのための
(4)海の・・・(2013)〜ピアノのための
(5)宝の山(2011)〜フルート、ヴァイオリン、ピアノのための
(6)ルース(1997/2003)〜フルートとピアノのための
(7)アラストル(2013)〜ヴァイオリン独奏のための
(8)偉大な肖像(2008-09)〜バス・フルート、ヴァイオリンとピアノのための
(9)庵(2008-09)〜フルートとピアノのための
小里明子(Ms)
ステファノ・パッリーノ(Fl)
フランチェスコ・パッリーノ(Vn)
ダリオ・ボヌチェッリ(P)

録音: 2018 年 3 月
※全作世界初録音
タッカーニはサンタ・チェチーリア音楽院でフランコ・ドナトーニに師事、その後もリゲティに短 期間学び現在ヴェルディ音楽院で教鞭を執っています。日本と関りが深く、我が国でも作品が 度々演奏されています。このディスクは声楽を含む室内楽作品集。「オヤ・ノ・ウチ」とは親の家の ことで、竹田の子守歌を聴いた作曲者がそのリフレクションとして書いたという。その他に「宝の 山」における尺八のようなフルート、筝のようなピアノに琵琶のようなヴァイオリンと、全体的に日 本的な間や、わびさびの感覚を現代音楽のイディオムで咀嚼したような作風が面白い。怪しい 似非日本趣味と前衛主義が絶妙のバランス感覚で作品に結実。
Stradivarius
STR-37104(1CD)
呼吸と金属との対話
(1)ラリー・デリンガー(b.1937):「ラクリメ〜ダウランドによる」
(2)ヤン・マレス(b.1966):「メタリクス」
〜トランペットとエレクトロニクスのための
(3)アラン・ホヴァネス(1911-2000):「ソナタOp.200-I」
(4)ジョナサン・ハーヴェイ(1939-2013):「リチェルカーレ・ウナ・メロディア」〜トランペットとエレクトロニクスのための
(5)アラン・ホヴァネス:「ソナタOp.200-II」
(6)ヤルモ・セルミラ(b.1939):「沈思I」
〜フリューゲルホルンとエレクトロニクスのための
(7)アラン・ホヴァネス:「ソナタOp.200-III」
(8)タエ・ホン・パーク(b.1969):「t1」
〜トランペットとエレクトロニクスのための
(9)マリオ・マリオッティ(b.1985):「呼吸と金属との対話」〜増幅された呼吸と金属板のための
マリオ・マリオッティ(Tp, フリューゲルhr)
(3)(5)(7)ファビオ・ナヴァ(Org)
(2)(4)(6)(8)(9)ピエトロ・ピレッリ(金属板、オブジェ)
トランペットを中心とした20〜21 世紀の作品集。マレスの「メタリクス」はトランペット独奏とエレ クトロニクスが協奏曲的なダイナミズムを作り出す。ハーヴェイの「リチェルカーレ」もエレクトロニ クスとのコラボだがブーレーズの「二重の影の対話」式にトランペットがプリ・レコーディングされ た複数のトランペットと対話する。シアトルの神秘の作曲家ホヴァネスのソナタはトランペットとオ ルガンによる荘厳な世界。マリオ・マリオッティ自作自演の「呼吸と金属との対話」はひたすら呼 吸音と金属打楽器がミステリアスで幽玄、瞑想的な世界を作り出す。マリオッティはステファン・ バーンズ、マーカス・シュトックハウゼンらにトランペットを師事。現代音楽、ジャズと多方面で活 躍しています。
Stradivarius
STR-37105(1CD)
4+1 弦楽四重奏とエレクトロニクス
(1)ファウスト・ロミテッリ(1963-2004):炎のある静物
(2)マウロ・ランツァ(b.1973):1987 年マックス・ヘッドルーム
放送事件
(3)アンドレア・アゴスティーニ(b.1975):砂の灰ガラス
(4)シルヴィア・ボルゼッリ(b.1978):目撃者
モーリスQ
(2)マヌエル・ポレッティ(電子音響制作助手)
(4)オランダ舞台芸術財団(電子音響制作協力)

録音:2018年4月
18 世紀以来の伝統的な媒体である弦楽四重奏と電子音のコラボレーションした作品を集め 弦楽四重奏の可能性を探る一枚。ランツァの「1987 年マックス・ヘッドルーム放送事件」は実際 にアメリカで起こったテレビの放送ジャック事件(放送が突然中断され不気味な仮面をつけた男 が不敵に笑う画像が数分流れた)を題材にした作品。弦楽四重奏と電子音の拮抗するテクスチ ュアが聴きもの。一様にアンビエントな傾向の作品が多く、一種のサウンド・インスタレーション、 環境音楽として楽しめる。
Stradivarius
STR-37107(1CD)
メディ・ハヤミ(b.1980):作品集
(1)ケマンチェ協奏曲(2016)
(2)「アンガ」(2014)〜ヴァイオリン独奏のための
(3)ピアノ三重奏曲第1 番(2010)
(4)「無効」(2011)〜ピアノのための
(5)「心の歌」(2012)〜チェロとピアノのための
(6)完全に消滅した(2016)〜ソプラノ、クラリネットとピアノのための
ロルナ・ウィンゾル (S)
サマン・サミーミ(ケマンチェ)
サンドロ・ゴルリ(指)
ディヴェルティメント・アンサンブル

録音:2017年4月
メディ・ハヤミはイラン出身。故郷でピアノと作曲を学ぶ傍らイランの伝統楽器セタールを習 得、後にヨーロッパに留学しハインツ・ホリガーらに師事した。彼の関心はイランの伝統音楽とヨ ーロッパ前衛音楽をいかに融合させるかということに向けられ、イランの伝統楽器を前衛的な奏 法で演奏させたりヴァイオリンやピアノなど西洋の楽器をイラン的に演奏する試みが行われて います。ケマンチェは西アジアに広く分布する弓奏の民族弦楽器で、このディスクでは室内アン サンブルと密度の高いセッションを展開。「無効」ではピアノが内部奏法でイランの民族楽器を 模した不思議な音色を奏でる。「完全に消滅した」は20 世紀イランの詩人アマハド・シャムルの 詩による神秘的な歌曲。
Stradivarius
STR-37114(1CD)
「マスク」〜ダリオ・サヴロン、現代マリンバ作品を弾く
ファビオ・ニーダー(b.1957):テュンメルの忘れられた歌(2010)〜マリンバとエレクトロニクスのための
ピエルイジ・ビローネ(b.1960):マニ・マッタ(2008)
サルヴァトーレ・シャリーノ(b.1947):木と言葉(2004)
フランコ・ドナトーニ(1927-2000):マリ(1992)
ダリオ・サヴロン:闇の中の音、マスク、夜に(2008)
ダリオ・サヴロン(マリンバ)
アルヴィゼ・ヴィドリン&ルカ・リッチェッリ(エレクトロニクス)
マリンバ奏者のダリオ・サヴロンは現代音楽を得意としており、これまでロイヤル・コンセルト・ ヘボウ管やペーター・エトヴェシュの指揮のもとオランダ放送室内管と数多くの新作初演を行っ ています。このディスクではシャリーノ、ドナトーニなどイタリア重鎮、の作品のほか、中堅のニーダ ーの作品と自作自演を披露。おそらく自身の好みとこのディスクのコンセプトと思われるが、マリ ンバから一般に想像される、ラテン的でグルーヴィー、あるいはリズム中心の派手な音楽は回 避され、全体に静謐で、微かに耳元で、鈴虫のようにころころと響く、夜のしじまを聴くような作 品でまとめられています。ライヴ・エレクトロニクスを伴ったニーダー作品ほか、マリンバの新しい方 向性を探る一枚。

299 MUSIC
NIKU-9019(1CD)
税込定価
ジャン=ミシェル・ダマーズ (1928-2013):フルート作品集
フルートとピアノのためのスケルツォOp.25 (1957)
フルートとピアノ、チェロのためのコンセールによるソナタ Op.17 (1952)
2本のフルートとピアノのための三重奏曲(1997)
(7)-(10)フルートとオーボエ、ピアノのための三重奏曲(1962)
フルートとピアノのための変奏曲(1985)
寺田 愛(Fl)
瀬尾和紀(P)
(3)-(6)浅川 寧(Fl)、
(7)-(10)金子亜未(Ob)
(2)中木健二(Vc)

録音:2018 年 5 月 29-31 日、三重県総合文化センター 大ホール
前衛的な作品が多数を占める20 世紀のフランスにおいて、ダマーズの伝統的な作風が必ずしも評価されてきたとは言え ない。しかし、優美な旋律と独特の美意識をもった作品は近年になり再評価が進んでいます。フランスで研鑽を積んだ寺田愛 も彼の作品に魅了された一人。ダマーズ生誕 90 年を迎える今、そんな彼女と思いを共にする仲間が集い、豊潤な響きを奏でる。

GENUIN
GEN-18625(1CD)
ラプソディに寄せるオーデ
ロジェ・ブトリ(b.1932):「飛鳥」〜クラリネットとピアノのためのラプソディ
リュシアン・エクスコフィエ(1917-2010):プロヴァンスのラプソディ
イルランド・ダニエリ(1944-):切り倒されたある木の住人たちに寄せるオーデ
ドビュッシー:ラプソディ第1 番
ジーフリート・ボリス(1906-1987):ラプソディとカプリッチョ
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
デュオ・ケルマニ=ジェンティーリ: 【キミア・ケルマニ(Cl) 、アルバ・ジェンティーリ=テデスキ(P)】

録音:2017 年11 月 18-20 日 ベルリン
ドイツのクラリネット奏者、キミア・ケルマニと、イタリアのピアニスト、アルバ・ジェンティーリ= テデスキによるデュオ・ケルマニ=ジェンティーリのデビューCD。ラプソディを主題にしており、 ドビュッシーやガーシュウィンの他、ロジェ・ブトリ(1932-)、リュシアン・エクスコフィエ(1917-2010)、イルランド・ダニエリ(1944-)、ジーフリート・ボリス(1906-1987)の作品を収録しています。 エクスコフィエ、ダニエリ、ボリスの各作品は世界初録音。ブトリの「飛鳥」は、奈良の飛鳥に滞 在した印象に基づいて書かれた作品で、1 曲目が飛鳥川を、そして 3 曲目は日本名物ラッシ ュアワーを描いたもの。
GENUIN
GEN-18628(1CD)
「漂着物」
ゴルドン・カンペ(1976-):クナップ
イェール・クラルタグ(1985-):ゴオ=プロネ
フィリップ・マインツ(1977-):怒りに満ちた夜
ビルケ・バーテルスマイヤー:アル・ディ・ラ
ヴァソス・ニコラウ(1971-):チェンバーズ
アンサンブル・ルクス:NM
【ルト・フェルテン(ソプラノ&バリトンSax)
フローリアン・ユンカー(打楽器)
ジルケ・ランゲ(アコーディオン)
マウゴジャタ・ヴァレンティノーヴィチ(P)
ベアテ・アルテンブルク(Vc)
アンドレアス・フォス(Vc)
エリフ・ディムリ(Vc)】
テオ・ナビヒト(Cl)

録音:2018年6月1-3日 ベルリン
1 枚目のCD(GEN-16443)に続くアンサンブル・ルクス:NMの2 枚目のCD。今回も1970 年 代以降に生まれた作曲家によるトンガッた曲ばかり収録。ドイツの作曲家、ゴルドン・カンペ (1976-)、イスラエルの作曲家、イェール・クラルタグ(1985-)、ドイツの作曲家、フィリップ・マイ ンツ(1977-)、同じくビルケ・バーテルスマイヤー、キプロス生まれで現在はドイツを拠点とする 作曲家、ヴァソス・ニコラウ(1971-)の作品を収録。
GENUIN
GEN-18629(1CD)
ドイツ音楽コンクール2017 年優勝者〜
ユーリ・ファレンティン〜「橋」
シルヴェストリーニ:他の世界
ヨハン・クリストフ・ペツ(1664-1716):シンフォニア
シューマン:3 つのロマンス Op.94
細川俊夫(1955-):スペル・ソング〜呪文のうた〜
パヴェル・ハース(1899-1944):組曲 Op.17
F.クープラン:趣味の融合 コンセール第7 番 ト短調
ガブリエル・エルコレカ(1969-):ドゥドゥク I-b
ユーリ・ファレンティン(Ob)
フィリップ・ハイス(P)
エリナ・アルバッハ(Cemb)
テオ・プラト(Fg)
パトリック・ゼペク(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

録音:2018年4月4-8日 ベルリン
『橋』と題された CD。ヨハン・クリストフ・ペツ(1664-1716)やフランソワ・クープランといったバ ロック音楽、ロマン派のシューマン、アウシュヴィッツで処刑された悲劇の作曲家、パヴェル・ハ ース(1899-1944)、さらに細川俊夫(1955-)やジル・シルヴェストリーニ(1961-)、スペイン、ビ ルバオ生まれのガブリエル・エルコレカ(1969-)と、時代も地域も様々な作曲家の作品が収録 されています。エルコレカの作品のドゥドゥクとはアルメニア近辺で用いられるダブルリード楽器。 ユーリ・ファレンティンは 2017 年のドイツ音楽コンクールの受賞者。2015 年には日本で開催さ れた第11 回国際オーボエコンクール・東京で第2 位を受賞しています。現在はハノーファー・ニ ーダーザクセン国立O(ハノーファー国立歌劇場のオーケストラ)の首席オーボエ奏者 を務めています。

Edition HST
HST-029 (1CD)
税込定価
(限定特別価格)
J.B. ヴァンハル(1739-1813);弦楽四重奏曲集op.4-1
弦楽四重奏曲ト長調Weinmann Va:G7 (1779)
弦楽四重奏曲変ホ長調Weinmann Va:Es10
弦楽四重奏曲ホ長調Weinmann Va:E4
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
福本 牧(Vn)ほか

録音: 2005 年 7 月8日東京、府中/ヴィーン・ホール・ライヴ
※全曲世界初録音!
ヴィーン楽友協会資料室の協力を得、交響曲につづき、2005年開始された四重 奏曲全曲演奏会の記念すべき第1回を、リクエストにお答えしてリリース。 楽団結成21周年記念、

IBS CLASSICAL
IBS-82018(1CD)
ブラームス:クラリネット・ソナタ全集と三重奏曲
クラリネット・ソナタ 第1番ヘ短調 Op.120-1
クラリネット・ソナタ 第2番変ホ長調 Op.120-2
クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114
パブロ・バラガン(Cl)
ファン・ペレス・フロリスタン(P)
アンドレイ・イオニータ(Vc)

録音:2017年7月18-20日、2017年9月24-26日
4歳でピアノを始め、ソプラノ・サクソフォンに親しんだ後、クラリネットの音色に魅了されたというバラガン。若いころから オーケストラと室内楽アンサンブルに親しみ、数多くのコンクールで入賞、現在はソリストとして活躍し、オーケストラの 共演や室内楽の演奏を重ねています。このアルバムでは以前から共演を重ねているピアニスト、ファン・ペレス・フロリス タンとともにブラームスが晩年に作曲した2曲のクラリネット・ソナタを演奏。極めて親密、かつバランスの良い知的な音 楽を奏でています。三重奏曲には1994年生まれの若きチェリスト、イオニタ・アンドレイが参加。伸びやかなチェロの 音色と悠々泰然としたクラリネットの対話、これを彩るピアノ。三者三様の思いがぶつかる情熱的なブラームスが生ま れました。
IBS CLASSICAL
IBS-62018(1CD)
20世紀のクラリネット・ソナタ集
グァスタビーノ(1912-2000):クラリネット・ソナタ
ヨーゼフ・ホロヴィッツ(1926-):クラリネット・ソナチネ
ニーノ・ロータ(1911-1979):クラリネット・ソナタ ニ長調
デニソフ(1929-1996):無伴奏クラリネット・ソナタ
プーランク:クラリネット・ソナタ FP184
アントニオ・サルゲーロ(Cl)
ペドロ・ガビラン(P)

録音:2017年3月6-8日
5人の近現代作曲家によるクラリネット・ソナタ集。アルゼンチンのグァスタビーノの自由な形式で書かれたソナタ、オー ストリア出身、英国に移住したチェコ系ユダヤ人ホロヴィッツの新古典派の様式で書かれたソナタ、明るい地中海の風 景を思い起こさせる抒情的なロータ(ブラームス風でもある)、無機質なデニソフの無伴奏ソナタ、最後は 良く知られたプーランクの洒脱なソナタ。書かれた年代はさほど違わないのに、曲が見せる表情は千差万別。ソリス ト、サルゲーロはファリャが創設した「アンダルシア室内O」の首席クラリネット奏者を務めるかたわら、世界中で 活躍する名手です。
IBS CLASSICAL
IBS-42018(1CD)
クラリネットとピアノのための作品集
ウェーバー:大協奏的二重奏曲 変ホ長調 Op.48, J.204
フィンジ:5つのバガテル Op.23
ヴォーン・ウィリアムズ:イギリス民謡による6つの練習曲(クラリネットとピアノ版)
シューマン:幻想小曲集 Op.73(クラリネットとピアノ版)
フランセ(1912-1997):主題と8つの変奏
クリスト・バリオス(Cl)
アンドリュー・ウェスト(P)

録音:2011年3月10-12日
古典派、ロマン派から現代まで幅広いレパートリーを持つクラリネット奏者バリオスと、長く共演を務めるピアニスト、 ウェストによる想像力に富んだクラリネット作品集。極めて技巧的、かつ多彩なメロディで知られるウェーバーの二重奏 曲、ドイツ・ロマン派を代表する抒情性豊かなシューマンの幻想小曲集を始め、イギリスの2人の作曲家、ヴォーン・ ウィリアムズとフィンジの郷愁に満ちた作品、野心的なフランセの変奏曲。これらは即興的なフレーズと色彩豊かな和 声を持ち、何より溢れるほどの感性を備えています。曲ごとに変化する風景を楽しめる1枚です。
IBS CLASSICAL
IBS-172017(1CD)
現代のアコーディオン作品集
1-2.デュケ:Iduna
3.ウルキーサ(1988-):Assur
4.エドラー=コペス(1976-):Rumores de limite I, "Escuchar al viento"
5.サントコフスキー:Desierto y oasis
6.リュウ・ウェン(1988-):Penumbra
7.ボニラウリ(1964-):Al Tasto 010
8.ホセ・ドミンゲス・ロブレス:3つのノクトゥルノス
9.ストーク:Botschaft
10.アブラミドウ:Vocx
マリア・スボメンディ・デ・ラ・オス(アコーディオン)…1-2.6.7.9.10
アンデル・タレリア(アコーディオン)…3.4.5.6.
オルガ・モラル(アコーディオン)…6.8
ルシア・オタエギ(Cl)…3.5
エリサ・アイロン(Vc)…3
アイトル・ウカール(G)…4
ハイゼ・リザラズ(P)…7
マッディ・サンス・サンチェス(Hp)…9
アガーテ・アミリビア・ガライ(Vc)…9
ラウラ・ガルシア・イタルテ(Cl)…10

録音:2017年7月12-15日
1994年生まれの若き女性アコーディオン奏者デ・ラ・オス。数々のコンクールで受賞経験を持つ彼女は現在、バーゼ ルで現代音楽を学ぶほか、世界初演曲の演奏も数多くこなし、作曲家が要求する超絶技巧にもやすやすと応える 存在です。このアルバムでもソロだけでなくアンサンブルにも見事な順応性を見せる彼女、その才能に世界中が注目 しています。オルガ・モラルは1992年バルセロナ生まれ。すでにスペイン、フランス、ドイツで演奏活動を多く行うだけで なく、スペインのユースO(JONDE)とも共演。もちろんコンクール受賞歴も多い逸材です。もう一人のアン デル・タレリアは「アコーディオンの天才」として高く評価されており、このアルバムでも安定した技巧による悠々たる演奏 を聴かせています。3人の共演はトラック6の1曲のみですが、この曲では意表を突く音を楽しむことができます。アコー ディオンの概念が覆されるような興味深い1枚です。

Nimbus Alliance
NI-6371(1CDR)
シャーロット・ブレイ:室内楽&独奏作品集
ZUSTANDE(ピアノ四重奏)
ビヨンド(ヴァイオリン独奏)
インヴィシブル・シティーズ(ヴァイオリンとピアノ)
オン・ジ・アザー・ショア(チェロ独奏)
ザ・サン・ワズ・チェイシング・ヴィーナス(弦楽五重奏)
マリアーニ・ピアノ四重奏団、
フィリップ・ボーネン(Vn)、
バルバラ・ブントロック(Vn)、
ヒュー・ワトキンス(P)、
ペーター=フィリップ・ステムラー(Vc)、
アマリリスSQ

録音:2018年5月1日−3日、ブレーメン
1982年生まれのイギリスの若き女流作曲家、シャーロット・ブレイの室内楽&独奏のための作品集。ロイヤル・フィルファーモニック協会作曲賞2010やリリ・ブーランジェ賞2014を受賞しているブレイの作品は、マーク・エルダー、オリヴァー・ナッセン、サカリ・オラモ、ダニエル・ハーディングなど著名な指揮者たちが取り上げ、多くの世界的なオーケストラ、アンサンブルによって演奏されています。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Saydisc
CDSDL-449(2CDR)
ブリテン島とアイルランドの伝統的な舞曲集
ジム・クーザ・アンサンブル、ピート・クーパー(フィドル)、デイヴ・タウンゼント(アコーディオン)、ボニー・シャルジャン(Hp)、ザ・ブロードサイド・バンド、アイリーン・モンガー・アンサンブル、ジミー・ホーガン・トリオ、ジミー・ピッカーリング(フィドル)、マックピーク・ファミリー・トリオ、他
ジム・クーザ・アンサンブル、
ピート・クーパー(フィドル)、
デイヴ・タウンゼント(アコーディオン)、
ボニー・シャルジャン(Hp)、
ザ・ブロードサイド・バンド、
アイリーン・モンガー・アンサンブル、
ジミー・ホーガン・トリオ、ジミー・ピッカーリング(フィドル)、
マックピーク・ファミリー・トリオ、他

録音:1982年〜1991年
Saydiscレーベルの膨大な音源から、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドのトラディショナル・ダンス・ミュージックを集成。バグパイプ、アイリッシュ・ハープ、ケルティック・ハープ、フィドル、ハンマー・ダルシマーなどのアンサンブルで、ブリテン島とアイルランドの軽快な舞曲、哀愁を帯びたメロディーを楽しめます。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

RUBICON
RCD-1035(1CD)
ブレイク:スノーマン&プロコフィエフ:ピーターと狼
ハワード・ブレイク(作編):「スノーマン」 Op.612
プロコフィエフ(パメラ・マッコーネル&リヴァプールSQ編):「ピーターと狼」 Op.67
リヴァプールSQ、
ケン・ドッド(ナレーション)、
ジェームズ・デヴリン(ボーイ・ソプラノ〔ウォーキング・イン・ジ・エアー〕)
1982年に放送され、その美しい映像と音楽から世界中で愛され続けているアニメーション「スノーマン」の音楽を、作曲者ハワード・ブレイク自身がリヴァプールSQのために特別に編曲! 作中で歌われ、クリスマスの定番ソングともなった大ヒット曲「ウォーキング・イン・ジ・エアー(空を歩いて)」は、美しいボーイ・ソプラノと弦楽四重奏で贈ります。
「スノーマン」と「ピーターと狼」でナレーションを担当するのは、2018年3月に90歳でこの世を去った、リヴァプール出身の名歌手、コメディアン、俳優であったケン・ドッド。英国最大のエンターテイナーの一人であったケン・ドッドの最期のプロジェクトでもあります。

Danacord
DACOCD-834(1CD)
シューベルト&ラフマニノフ
シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
ヨーナタン・スヴェンセン(Vc)、
フィリプ・シュトラウフ(P)

録音:2016年−2018年、スタジオ・ホール、王立デンマーク音楽アカデミー
ヨーナタン・スヴェンセンとフィリプ・シュトラウフ。コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーで学んだミュージシャンふたりのデビュー・アルバム。デンマーク生まれ、21歳のヨーナタン・スヴェンセン(1996−)は、マルメ音楽大学でマッツ・ロンディン、王立デンマーク音楽アカデミーでトーケ・ムルドロフ、ノルウェー国立音楽大学でトゥールレイフ・テデーンに学び、デンマーク弦楽器コンクールと2018年の第14回ハチャトゥリアン国際チェロ・コンクールで第1位に選ばれました。スロヴァキア出身のフィリプ・シュトラウフ(1985−)は、2012年にスロヴァキア大学を卒業、王立デンマーク音楽アカデミーのニクラス・シヴェレーヴのソリスト・クラスで学び、アカデミー主催の2014年のピアノ・コンクールで第1位を獲得。この二人のデュオで、既に多くの国でリサイタルを行い、デンマークのTV番組のためにビデオ・レコーディングも行っています。

Profil
PH-18073(1CD)
スペイン色あふれる管楽作品
トゥリーナ:セビーリャOp.2
 闘牛士の祈りOp.34
 ジプシー舞曲集第1集Op.55(全5曲)
 スペインの女たち第2集Op.73(全5曲)
ホセ=ルイス・トゥリーナ:トゥリーナの主題による15の変奏曲
アサール・アンサンブル【フレデリク・サンチェス・ムニョス(Fl)、マリア・アルバ・カルモナ・トベッラ(Ob)、ミゲル・ラモス・サルバドル(Cl)、アントニオ・ラガレス・アベアル(Hrn)、マリア・ホセ・ガルシア・サモラ(Fg)】

録音:2017年10月31日〜11月3日/エールベルク教会(ベルリン)
ホアキン・トゥリーナ(1882-1949)はアルベニスやグラナドス、ファリャに次ぎ魅力的なスペイン・ピアノ音楽を残しました。ここでは同郷スペインの 若い管楽器奏者たちにより2010年に結成されたアサール・アンサンブルが木管五重奏に編曲、カラフルな演奏を繰り広げます。興味深いのはホアキン の孫で作曲家のホセ=ルイス・トゥリーナの、祖父の主題による変奏曲が収められていること。2009年の2台のピアノ用作品を2015年にアサール・ア ンサンブルのために木管五重奏用に作曲者自身が編曲しています。貴重なスペインの管楽レパートリーの出現と申せましょう。 (Ki)

Auris Subtilis
ASJ- 5080(1CD)
モーツァルト・イン・ジャズ
(1)ピアノ協奏曲イン・ジャズ(ピアノ協奏曲第23番)
(2)ラウラに寄せる夕べの思いK.523
(3)別れのブルースK.519
(4)魔術師K.472
(5)春へのあこがれK.596
(6)アイネ・ジャジー・ナハトムジークK.525
(7)トルコ行進曲K.331
シュテファン・ケーニヒ・トリオ【シュテファン・ケーニヒ(P)、トーマス・シュタール(ベース)、ヴィーラント・ゲッツェ(ドラムス)】

録音:2017年5月17日/ヴィラ・ケルナー
バッハをジャズで演奏して人気のシュテファン・ケーニヒ。1963 年生まれのケーニヒは、ライプツィヒのメンデルスゾーン音楽演劇大学でピアノ指揮、作曲を学び、クラシックの知識も豊富なため、単にメロディを用いるだけでない凝った内容となっています。
今回はモーツァルト。ジャズなので当然即興が中心ですが、何とピアノ協奏曲第23番を全楽章22分演奏。モーツァルトの音楽は作曲当時すでに 進歩的でしたが、もしモーツァルトが今生きていたら、ライヴハウスでジャズを演奏したであろうと想像が広がります。
歌曲「別れの歌」が完全なブルースになったり、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」もメロディを残しながら雰囲気あふれるジャズとなっています。 トルコ行進曲はどのクラシックの名演よりもカッコ良いものとなっています。 (Ki)

Welling-Tone
NYCC-13008(1CD)
税込定価
ファンタジードゥセルヴェ/林裕
フランソワ・セルヴェ(1807-1866):「ヴェニスの謝肉祭」によるファンテジー・ビュルレスクOp.9
フランソワ・セルヴェ&ジョゼフ・グレゴワール(1817-1876):ウェーバーの「魔弾の射手」による二重奏*
フランソワ・セルヴェ:ラ・ロマネスカ-16世紀末の有名な踊りのメロディー
フランソワ・セルヴェ:スパの思い出Op.2
フランソワ・セルヴェ&ジョゼフ・グレゴワール:ヴェルディの「椿姫」による二重奏*
フランソワ・セルヴェ:「連隊の娘」によるファンテジーとヴァリアシオンOp.16
アルヴド・ポールテン(1836-1901):別れの歌〜セルヴェの想い出に*
林裕 (Vc) 、佐竹裕介 (P)

録音:碧南市芸術文化ホール エメラルドホール(愛知)
2017年3月14-15日、6月15-16日、11月10日、2018年6月7-8日
*=世界初録音(セルヴェ協会公認)
チェロのパガニーニと呼ばれたセルヴェは、オペラの旋律を使ったヴィルトーゾ・ファンタジーを数多く作曲しました。彼の演奏はストラディヴァリで朗々と歌わせ、 高い技術で驚かせるだけでなく、優雅でうっとりさせるスタイルだったそうで、ベルリオーズも絶賛しています。1842年3月28日のウィーンフィルの創立記念演 奏会でソリストを務めた事や、生まれ故郷の教会広場に8メートルもある像が聳え立っている事から、当時の人々からの尊敬の大きさを伺い知る事ができま す。

Hyperion
CDA-68243(1CD)
パリー:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番ホ短調
ピアノ三重奏曲第3番ト長調
パルティータ ニ短調*
レオノーレ・ピアノ三重奏団〔ティム・ホートン(P)*、ベンジャミン・ナバロ(Vn)*、ジェマ・ローズフィールド(Vc)〕

録音:2017年9月7日−9日(ピアノ三重奏曲)&2018年6月7日(パルティータ)、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)
イギリスの若き精鋭たちによって結成された室内楽団「アンサンブル360」のメンバーによるトリオ、レオノーレ・ピアノ三重奏団。
アレンスキー(CDA-68015)、ラロ(CDA-68113)、リムスキー=コルサコフ&タネーエフ(CDA 68159)、ヨハン・ペーター・ピクシス(CDA 68207)と、不当に無視されてきた優れたレパートリーに光を当ててきたレオノーレ・ピアノ三重奏団が、イギリスの国民的聖歌「エルサレム」で知られる19世紀の作曲家、チャールズ・ヒューバート・パリー(1848−1918)のピアノ三重奏曲第1番&第3番、そしてヴァイオリンとピアノのための「パルティータ」を新たな録音レパートリーに加えます。
Hyperion
CDA-68239(1CD)

PCDA-68239
国内仕様盤
税込定価
ショスタコーヴィチ&カバレフスキー:チェロ・ソナタ集
ショスタコーヴィチ
:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
プロコフィエフ
:バラード ハ長調 Op.15
カバレフスキー:チェロ・ソナタ 変ロ長調 Op.71
ショスタコーヴィチ:モデラート
プロコフィエフ
:アダージョ 「シンデレラと王子」 Op.97bis
カバレフスキー
:ロンド 「プロコフィエフの追憶に」 Op.79
スティーヴン・イッサーリス(Vc)、
オリ・ムストネン(P)
イギリスが誇る世界的名チェリスト、スティーヴン・イッサーリス。20世紀チェロ作品の代表的傑作、ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタを筆頭に、1962年作曲、ロストロポーヴィチによって初演されたカバレフスキーのチェロ・ソナタや、プロコフィエフのバレエ音楽「シンデレラ」からの作品などチェロとピアノのための小品を組み合わせたロシアン・プログラム。ピアニストは、Hyperion初登場となるフィンランド出身の才人オリ・ムストネン。ムストネンはピアニスト、指揮者、作曲家の三役として多才に活躍しており、イッサーリスとは30年以上にわたって共演しているパートナーです。

Etcetra
KTC-1628(1CD)
トリオティク〜3D
エリク・デシンペライア:ヴュー=マスター
フランク・ヌイツ:No quiero que os separeis
ビアンカ・ボンヘルス:サラウンデッド・バイ・エア − アピアランスII
コーエン・クィンティン:Winaloto
アリス・ヘボーン:Au bout du souffle
ベンヤミエン・ライク:Drie reeen
コラード・マリア・サリエッティ:東京の週末
トリオティク〔エルケ・エルセン(Fl、アルト・フルート、ピッコロ)、フラウケ・エルセン(オーボエ、エングリッシュ・ホルン)、マルゴット・ヴェレマン(P)〕

録音:2018年7月9日−11日、ベルギー
Et'ceteraのコンテンポラリー・コンポーザーズ・シリーズ。トリオティク(Triotique)は、フルートとオーボエのエルセン姉妹とピアノのマルゴット・ヴェレマン、ブリュッセル王立音楽院で出会った若き女流奏者3人による現代音楽トリオ。トリオの5周年を祝って作曲された6人の現代作曲家による作品集。最後には「東京の週末(Weekend in Tokyo)」と題されたユニークな曲集(渋谷、明治神宮、水道橋、増上寺、東京ドーム等がテーマ)も収録。

BIS
BISSA-2318(1SACD)
ロッシーニとホフマイスターの四重奏曲集第2弾
ロッシーニ:6つの四重奏のソナタより第4番 変ロ長調
(2)ホフマイスター(1754-1812):独奏四重奏曲第3番 ニ長調
ロッシーニ:6つの四重奏のソナタより第5番 変ホ長調
ホフマイスター:独奏四重奏曲第4番ニ長調
ロッシーニ:6つの四重奏のソナタより第6番 ニ長調
ミンナ・ペンソラ(Vn1)、アンッティ・ティッカネン((1)(3)(5)第2ヴァイオリン/(2)(4)Va)、トゥオマス・レヘト(Vc)、ニーク・デ・グロート(Cb)

録音:2017年 10月/シャウマン・ホール(ヤコブスタード、フィンランド)
ミンナ・ペンソラをはじめとする俊英揃いの演奏によるロッシーニとホフマイスターを組み合わせた弦楽四重奏曲集。前作(BISSA-2317)に続き第2弾が登場しました。セビリアの理髪師やオテロなどオペラ作曲家として有名なロッシーニは、少年時代に古典派様式の器楽曲、室内楽を作曲し、 その類まれな才能はすぐさま開花しました。ここに収録された6つの四重奏のソナタからの3篇でもわかるように10代からロッシーニらしい雄弁で美しい旋律 が現れ、溌剌さと輝きをもつ魅力的な作品を残しました。一方、ウィーンで活躍し、古典派の多くの器楽曲、歌劇を作曲したホフマイスターも実に輝かしい旋律 を呈します。 (Ki)

Goodies
78CDR-3743(1CDR)
税込定価
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第4番ニ長調Op.1-13 ヨーゼフ・シゲティ(Vn)
ニキタ・マガロフ(P)

米 COLUMBIA 17098/9-D (英COLUMBIA LB-36/7と同一録音)
1937年2月2日ロンドン録音
ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はハンガリー生まれ。ブダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事した。1905年にベルリンで大ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)に認められ、1917年から24年スイスのジュネーヴ音楽院で教え、1940年にアメリカに移住した。このヘンデルはシゲティが2回録音した最初のもの。アメリカ時代の2回目の録音(1954年)は33CDR-3525で出ています。ピアノのニキタ・マガロフ(1912-1992)はサンクトペテルブルクでロシア系貴族の家に生まれた。1918年に祖国を離れパリでイジドール・フィリップについて学んだ。シゲティの伴奏者となったことが縁で娘婿となった。1949年ジュネーヴ音楽院の教授に就任し1960年までその地位にあった。このシリーズでヘンデルのヴァイオリン・ソナタ第4番は多数出ているがこの演奏はエネスコ盤(78CDR-3035)と双璧の名演。復刻には「音のエジソン」 SPレコード専用MC型カートリッジ(3mil針)とコルグ社のNutubeフォノ・イコライザーを使用した。(グッディーズ)

DACAPO
MAR-8.226131(1CD)
NX-B06
ルーズ・ランゴー(1893-1952):ヴァイオリンとピアノのための作品全集 第2集
ヴァイオリン・ソナタ 第1番「ヴィオール」BVN94(19415/1945改訂)
ヴァイオリンとピアノのための
アンダンテ・レリジオーソBVN407(1950)
ヴァイオリンとピアノのための
Sondagssonate 日曜日のソナタ BVN393(1949-1950)…世界初録音
ヴァイオリン、ピアノ、オルガンとオーケストラのための
ゴンヴォ・シーム(Vn)
ベーリト・ヨハンセン・タンゲ(P)
ペル・サーロ(Org)
トーマス・セナゴー(指)
デンマーク国立SO

録音:2016年8月27-28日、2017年1月9.14.21日、2月16-17日、2016年11月4日、2018年6月17日
後期ロマン派の作曲家ランゴーのヴァイオリン作品全集第2集。2曲の世界初録音を含む3つの作品が収録されています。 1915年に書かれたヴァイオリン・ソナタ第1番は、若きランゴーの思いがほとばしるかのような情熱的な楽想に満たされたロマ ンティックな作品。1918年に初演されたものの、出来栄えに満足できなかったランゴーは作品を封印、その後は演奏される ことがありませんでした。しかし彼は決してこの曲を見捨てたのではなく、1945年になって改訂を加え現在の形にしていま す。その際、フランス語の「Viole=ヴィオラ・ダ・ガンバ」がタイトルに付されましたが、これは恐らく辞書の誤りで、ランゴー自 身は「ヴィオラ」の音色を想定していたと考えられています。「アンダンテ・レリジオーソ」はランゴーの最後のヴァイオリン作品。ま たオルガンとオーケストラを必要とする「日曜日のソナタ」は予測不能な展開を持つユニークな曲。ヴァイオリンとピアノは途中 で姿を消し、最終楽章ではオルガンとオーケストラのみが混沌とした世界の終末を描き出します。現代社会へのランゴーの 怒りが込められているという最後のオーケストラの激しい一撃が極めて印象的な作品です。

Signature
SIG-11107(1CD)
フローラン・シュミット他:ヴァイオリン・ソナタ集
ルーセル:ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.28
フローラン・シュミット:結合された2つの楽章による自由なソナタ
プレヴォ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
エレーヌ・コルレット(Vn)
アンヌ・ル・ボゼック(P)

録音:2016年1月 ラジオ・フランス
フランス近代音楽の広がりを、「北」を意識した選曲で……とは、ヴァイオリンのエレーヌ・コルレットからの本盤の紹介。ドビュッシーやフォーレら によるフランス近代の傑作群のあとを受けての、充実した曲構成と細やかな音色の扱いがきわだつ充実作3作を集めたアルバムです。フロー ラン・シュミットやルーセルなど「ドビュッシー以後」を代表するフランス人作曲家たちのヴァイオリン作品は、新録音が決して多いとは言えない分 野。フランス北東部ロレーヌ地方生まれのフローラン・シュミット(ほぼ同世代のオーストリア=ハンガリー帝国の作曲家フランツ・シュミットとは別 人)の全2楽章からなるソナタ(1919年作)、およびルーセルの第2ソナタ(1924年作)はどちらも両大戦間の作品で、フォーレ晩期のソナタ群 やラヴェルの『ツィガーヌ』などと同時期の作らしい細やかさと充実度のせめぎ合いが魅力。一方ヴァイオリンのコルレットと同じフランス語圏カナダ 出身のプレヴォは、デュティユーの薫陶を受けた耳なじみのよい音楽の書き手で、ロマン派から近代への流れを受けてのポスト=ロマン派ともい うべきソナタにも注目したいところ。フランス放送が自信をもってお勧めする「今が旬」のアーティスト二人が手がけた、カナダやフランス北部など 「北」への憧憬をはらんだ1枚です。

ACCENTUS Music
ACC-80467CD(3CD)
モーツァルト:弦楽五重奏曲全集(第1〜6番)
弦楽五重奏曲第1番変ロ長調K.174
弦楽五重奏曲第3番ハ長調K.515
弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516
弦楽五重奏曲第2番ハ短調K.406
弦楽五重奏曲第5番ト長調K.593
弦楽五重奏曲第6番変ホ長調K.614
クレンケ四重奏団
[アンネグレート・クレンケ(Vn1)、ベアーテ・ハルトマン(Vn2)、イヴォンヌ・ウーレマン(Va)、ルート・カルテンホイザー(Vc)]
ヘラルド・シェーネヴェーク(Va)
結成27年のSQ、クレンケ四重奏団によるモーツァルトの弦楽五重奏曲全集。クレンケ四重奏団は、1991年にフランツ・リスト・ヴァイマール音 楽院で結成されました。27年経ったいまも結成当時のメンバーが変わることなく演奏を続けているという。これまでリリースされたモーツァルトの弦楽四重奏曲 集やハイドンの弦楽四重奏集のCDは高い評価を受けています。この度は、チェルビニSQのメンバーであり、師事したこともあるヴィオラ奏者のヘラルド・ シェーネヴェークを迎えてのモーツァルトの弦楽五重奏曲全集です。モーツァルトの弦楽五重奏曲は、通常の弦楽四重奏編成に、もう1本のヴィオラを加えた形 で書かれています。澄み切った明るさと哀しさという、一見相反する要素が同居したモーツァルトならではの美しい音楽に満ちています。 (Ki)

ALPHA
NYCX-20002(1CD)
国内盤仕様
税込定価
TAKE TWO ヴァイオリニストとふたりで〜ヴァイオリンとさまざまな音の二重奏、中世から現代まで
「このアルバムに登場する作曲家たち」
レオ・ディック(1976-)ホルヘ・サンチェス=チョン(1969-)
マウリシオ・ソテロ(1961-)クロード・ヴィヴィエ(1948-1983)
ハインツ・ホリガー(1939-)オットー・マトイス・ツィカン(1935-2006)
ジョン・ケージ(1912-1992)ダリユス・ミヨー(1892-1974)
ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959)マヌエル・デ・ファリャ
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704)
ジュゼッペ・ジャンベルティ(1600-1662)
オーランドー・ギボンズ(1583-1625)
ギヨーム・ド・マショー(1300頃-1377)
『ウィンチェスター・トロープス集』(11世紀)
1.サンチェス=チョン:寝坊助たち 5 (2013)
〜ヴァイオリン、エレクトロニクス、およびターンテーブルのための
2.ジャンベルティ:かっこう(曲集『二筋の糸』より) (1657)
〜ヴァイオリンとオカリナによる
3.ホリガー:春のダンス(おちつかなげ) (2000/2011)
〜ヴァイオリンとダルブッカのための
4.ビーバー:描写的ソナタ (1669)
〜ヴァイオリンと通奏低音のための
5.レオ・ディック:バッタと蟻:荒唐無稽な導入曲 (2014)
〜ヴァイオリンとクラリネットのための
6.ウィンチェスター・トロープス集より アレルヤ (11世紀)
〜ヴァイオリンとディスカント・ガンバによる
7.サンチェス=チョン:寝坊助たち 4 (2013)
〜ヴァイオリン、エレクトロニクス、およびターンテーブルのための
8.ケージ:メロディNo.4 (1950)
(『ヴァイオリンと鍵盤のための六つのメロディ』より)
〜ヴァイオリンとチェンバロによる
9.ミヨー:遊び(快活に) (1939)
(『ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための組曲』Op.157bより)
〜ヴァイオリン、クラリネットのための楽章
10.ファリャ:ホタ (1914)
11.ファリャ:ナナ(子守唄) (1914)
12.ファリャ:ポロ (1914)
パヴェウ・コハニスキ(1887~1934)編
『スペイン民謡組曲(七つのスペイン民謡)』より
〜ヴァイオリンとギターによる
13.ソテロ:四つの光の断片 (2013)
〜無伴奏ヴァイオリンと即興詩人のための
14.サンチェス=チョン:寝坊助たち 1 (2013)
15.サンチェス=チョン:寝坊助たち 2 (2013)
〜ヴァイオリン、エレクトロニクス、およびターンテーブルのための
16.ギボンズ:ファンタジア第4番(17世紀)
〜ヴァイオリンとディスカント・ガンバによる
17.マショー:バラード4 (14世紀)
〜ヴァイオリンとディスカント・ガンバによる
18.ヴィヴィエ:小品 (1975)
〜ヴァイオリンとクラリネットのための
19.ホリガー:ちいさなしずくの音楽
〜2挺のヴァイオリンのための
20.ツィカン:声もある何か (2001)
〜ヴァイオリンと声のための
21.マルティヌー:休符あり(アレグレット) (1931) (『リズム練習曲』より)
〜ヴァイオリンとチェンバロ、トイピアノによる
22.ホリガー:ちいさな何か(アリスのお話) (2014)
〜ヴァイオリンと声のための
23.サンチェス=チョン:寝坊助たち3 (2013)
〜ヴァイオリン、エレクトロニクス、およびターンテーブルのための
24.バッハ:チャコーナ(シャコンヌ) (1720頃)
(『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番ニ短調』より)
〜ヴァイオリンとチェンバロによる
パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン、バロック・ヴァイオリン、声)
アリス・コパチンスカヤ(声、色塗り、台本、インスピレーション)
レート・ビエーリ(クラリネット、オカリナ、ヴァイオリン)
ロランス・ドレイファス(ディスカント・ガンバ)
パブロ・マルケス(G)
アントニー・ロマニュク(チェンバロ、トイピアノ)
ホルヘ・サンチェス=チョン(ターンテーブル、エレクトロニクス)
マティアス・ヴュルシュ(ダルブッカ)
エルネスト・エストレリャ(声)

録音:2014年、シュトゥットガルト、トリトヌス録音スタジオ
解説日本語訳、補筆…白沢達生

輸入盤:ALPHA211
パトリツィア・コパチンスカヤ。両親はともに旧ソ連モルドヴァきっての民俗音楽奏者で、オイストラフとシェフチークに連なる中東欧の演 奏伝統をひく教育を受けたあと、ファジル・サイやギドン・クレーメル、ハインツ・ホリガーといった大物たちと渡りあいながら、主に近現代作品で の痛快にきわだった解釈で頭角をあらわしました。その一方でフィリップ・ヘレヴェッヘとピリオド奏法でのベートーヴェン協奏曲を録音、バロック 以前の音楽への思いがけない適性も披露。NAIVEやECMでの録音も高い評価を受け、めざましい躍進が世界的に知れわたった2015 年、満を持してAlphaレーベルに登場した最初のアルバムがこの「TAKE TWO 〜ヴァイオリニストとふたりで」。娘アリスへのプレゼントとして、 自身が共演してきたさまざまな楽器の敏腕奏者たちとの二重奏ばかりを集めた小品集で、ブックレットは多くの一流奏者たちのアーティスト写 真で知られるマルコ・ボルググレーヴェが全面協力した書籍風の仕様。収録作品それぞれが「娘アリスへの説明」という体裁できわめて明快か つ的確に解説されており(国内仕様は日本語訳付)、中世写本からバロックをへて現代にいたる数々の作品や作曲家たちの世界へ向か う、未知分野への格好のイントロダクションにもなる1枚に仕上がっています。しかも個々の作品はその分野をよく知る人にとっても新鮮な解 釈で、たとえばチェンバロとトイピアノを併用したマルティヌーや通奏低音即興が添えられたバッハ「シャコンヌ」など、よく知っていたはずの世界が まったく斬新に塗り替えられてゆく驚きも……冒頭数十秒の超・前衛的なイニシエーションを越えた先には、驚くほどなじみやすくもエキサイ ティングな音の冒険が待ちかまえています。
ALPHA
NYCX-20004(1CD)
国内盤仕様
税込定価
DEUX ふたり・ふたつ
プーランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ FP119
エルンスト・フォン・ドホナーニ:ドリーブ『コッペリア』のワルツ〜ピアノ独奏のための編曲版
バルトーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 Sz.76
ラヴェル:ツィガーヌ
パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn)
ポリーナ・レシチェンコ(P)

録音:2017年6月
グルノーブル(フランス東部ドーフィネ地方)、MC2スタジオ
解説日本語訳、補筆…白沢達生
輸入盤:ALPHA387
テーマは「2」(二重奏アルバムということもありますが、そこにはラヴェルとプーランクというフランス近 代きっての作曲家にたいし、ドホナーニとバルトークというハンガリー屈指の作曲家たちの音楽が対置されている……つまり東と西のヨーロッパ 両世界が交わるところ、というニュアンスも込められているようです。さらにはプーランク作品をオマージュとして捧げられたスペインの詩人ガルシ ア・ロルカのフラメンコ愛、ラヴェル「ツィガーヌ」でのロマ音楽への憧憬など、クラシック世界と民俗音楽世界という二つの世界の接点がここにあ る、といったメッセージ性も強く感じさせます。実際コパチンスカヤは故郷モルドヴァでも指折りの民俗音楽プレイヤーを両親に、民俗的な音楽 世界を深く感じながら育ってきた演奏家。かたやレニングラード(現サンクトペテルブルク)出身のレシチェンコはギロリフやマルグリスら名匠たちの 薫陶を受けてきたあと、アルゲリッチの激賞による世界的注目をへて躍進つづきの活躍をみせてきた俊才。縦横無尽のピアニズムは、野趣あ ふれるコパチンスカヤの感性の向こうを張るにふさわしい存在感がきわだちます。迫力と洗練のはざまをゆくバルトーク作品の存在感が、優美 なフランス近代のイメージを一新するプーランクやラヴェルでの名演と絶妙なコントラストをなすプログラム、演奏史は塗り替わりつづけるのだと あらためて実感させられる1枚です。

CPO
CPO-777822(1CD)
NX-B02
ツェルニー:ヴァイオリン・ソナタ集
ピアノとヴァイオリンのための大ソナタ イ長調
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ・コンチェルタンテ 変ホ長調
コーリャ・レッシング(Vn)
ライナー・マリア・クラース(P)
アントン・クエルティ(P)

録音:2015年11月25-26日、2013年2月8日
バッハやテレマンなど古典派作品も得意としながら、近現代の作品でも素晴らしい才能を発揮しているヴァイオリニスト、 コーリャ・レッシング。研究熱心な彼は新しいレパートリーの発掘に意欲的で、これまでにもヤルナッハやゲンミンゲンなど、 ほとんど演奏されることのない作品を次々と録音し、話題を提供してきました。 今回は近年注目が高まっているツェルニーのほとんど知られていないヴァイオリン・ソナタを録音。ツェルニー研究家として 知られるピアニスト、アントン・クェルティの協力を得てツェルニーの作品番号が付されていない2つのレアな作品を演奏 し、カタログに華を添えています。1807年に作曲されたとされる(1850年の説もある)流麗な大ソナタ、1848年に 作曲された円熟のソナタ・コンチェルタンテの2曲は、「ピアノ練習曲の作曲家」として知られるツェルニーのイメージを塗り 替えるほどのインパクトを持っています。

Challenge Classics
CC-72781(1SACD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集 第3集
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調『幽霊』 Op.70-1
ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調 Op.70-2
変奏曲 変ホ長調 Op.44(ピアノ三重奏曲第10番)
ファン・ベーレ・トリオ
[ ハンネス・ミンナール(P)、マリア・ミルシテイン(Vn)、ギデオン・デン・ヘルデール(Vc)]

録音:2017年9月9日(Op.44)、2018年1月25-27日(Op.70)/オランダ、ヒルフェルスム
1984年生まれで、エリザベート王妃国際音楽コンクール第3位など数多くの国際コンクールの入賞歴を誇るオランダの俊英ピアニスト、ミンナールが率いる ファン・ベーレ・トリオによるベートーヴェンのピアノ三重奏全集録音プロジェクトの第3弾。同主短調で書かれた第2楽章の雰囲気から『幽霊』というニックネー ムを持つ第5番と、同時期に書かれた第6番、また第10番と呼ばれることもあるOp.44を収録。前者の2曲は中期の充実作で聴き応えあり。後者のOp.44 は変奏曲になっており、創作主題によるものと言われていましたが、今ではディッタースドルフのテーマと判明しています。 (Ki)

ALBANY
TROY-1736(1CD)
ジョン・リベラトア:室内楽作品集
(1)6 つの線描
(2)木の芽、名もない雑草
(3)ザワザワと音を立てている風
(4)破線、描かれた
(5)彼らが居残っているのなら
(1)ライアン・マケヴォイ・マカルー(P)
(2)ミヴォス四重奏団(弦楽四重奏)
(3)モリー・バース(Fl)
ディーター・ハーニング(G)
(4)ジャン・ベリー・ベイカー(ソプラノSax)
スチュアート・ガーバー(打楽器)
(5)ジェミー・ジョーダン(S)
ダニエル・ドルックマン(打楽器)
ジョン・リベラトア(グラスハーモニカ)

録音:2017年4月-2018年2月インディアナ州 ノーターデイム、2017年5月オハイオ州 オバーリン
米国の作曲家、ジョン・リベラトアの作品集。現代的な美的感覚に満ちた作風。自らもグラスハーモニカで演奏に参加した「彼らが居残っているのなら」は、ペルシャ語の詩の英訳による歌曲で、透明なソプラノの超えと多様な打楽器の絡み合いが綺麗だ。
ALBANY
TROY-1737(1CD)
オーボエとイングリッシュ・ホルンの新作集
(1)ケニス・フックス(1956-):オリオン夜想曲
(2)ローランド・バーレット(1955-):夢
(3)ジャック・エチュ(1938-2010):オーボエ、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲 Op.82
(4)ブレット・ウィリアム・ディーツ:ヴードゥーの呪文とグリ=グリ
(5)ミゲル・デル・アギラ(1957-):壊れたロンド Op.103
ジョアナ・コックス・ペニントン((1)-(4)オーボエ,(5)イングリシュホルン)
(1)(2)(3)(4)ウィリス・ディロニー(P)
(3)レオノーラ・コックス・レガット(Vn)
(4)ブレット・ウィリアム・ディーツ(ヴィブラフォン)
(4)ダニエル・レイチャク(Vc)
(5)カルロス・ミゲル・プリエト(指)ルイジアナ・PO

録音:2017年11月6,7日,12月6,17日,2018年1月7日
米国のオーボエ奏者、ジョアナ・コックス・ペニントンの奏でるオーボエとイングリシュホルンの作品集。すべて世界初録音とある。ケニス・フックス(1956-)、ミゲル・デル・アギラ(1957-)、ジャック・エチュ(1938-2010)、ローランド・バーレット(1955-)ら作品を収録。いずれも素敵な曲だが、ことにアギラの壊れたロンドは名作だ。 ジョアナ・コックス・ペニントンは 2011 年からルイジアナ州立大学音楽学校のオーボエの教授を務めている 。
ALBANY
TROY-1742 (1CD)
ラフ・ウィンド/スムーズ・ウィンド〜フルートとクラリネット二重奏集
(1)ジャルバート:フルート、クラリネット、ピアノのための3セット
(2)マンダット:一体感
(3)カプファーマン:4 つの星座
(4)ワイルダー:フルート、クラリネット、ピアノのための組曲
(5)カーター:「荒い気性/優しい気性」第1 番,「荒い気性/優しい気性」第2 番
(6)ブラウンロー:骨董品
ザ・スコット/ガリソン・デュオ:
【シャノン・スコット(Cl)
レナード・ガリソン(Fl)】
(1)(4)(6)ヤン・ラジョン(P)
(5)スチュワート・ガーバー(マリンバ)

録音2018年1-3月 米国 ワシントン州 プルマン
20世紀の作曲家によるクラリネットとフルートの二重奏曲集。ピエール・ジャルバート(1967-)、エリック・P.マンダット(1957-)、メイヤー・カプファーマン(1926-2003)、アレック・ワイルダー(1907-1980)、エリオット・カーター(1908-2013)、ロバート・ブラウンロー(1966-)の作品を収録。 ザ・スコット/ガリソン・デュオは 1988 年から 30 年も活動しているクラリネットとフルートのデュオ。
ALBANY
TROY-1745(1CD)
「即時の勝者たち」〜Es 管クラリネット作品集
ダニエル・ドーフ(1956-):ムース氏のための踊りの音楽*
バーニー・チャイルズ(1926-2000):即時の勝者たち(9 曲)
ジェニ・ブランドン(1977-):星屑(4 曲))
ロリ・アードヴィーノ(1960-):雄弁4
スコット・マッカリスター(1969-):正気でない
テリーサ・マーティン(1979-):カルシファー *
マックス・リフシッツ(1948-):黄色いリボン
エリザベス・クロフォード(変ホ管クラリネット)
(1)(6)ロリ・ローデン(P)*

録音:2017年12月19日,2018
年1月6,15日,2月7,13,28日米国 インディアナ州 マンシー
米国のクラリネット奏者、エリザベス・クロフォードの演奏する 20 世紀米国の作曲家の曲集。ダニエル・ドーフ(1956-)、バーニー・チャイルズ(1926-2000)、ジェニ・ブランドン(1977-)、ロリ・アードヴィーノ(1960-)、スコット・マッカリスター(1969-)、テリーサ・マーティン(1979-)、マックス・リフシッツ(1948-)の作品を収録。「ムース氏のための踊りの音楽」と「カルシファー」はピアノ伴奏付き、他はクラリネットだけ。 エリザベス・クロフォードは米国、インディアナ州、マンシーにボール州立大学の音楽教授で、また以前はフロリダ州のジャクソンヴィルSOの団員だった。

ISODA
IE-3006(1CD)
税込定価
「What is a String Qartet?」
(1)山田耕筰(中村健:編):赤とんぼ(1927 年)
(2)ジョゼフ・コズマ(中村健:編):枯葉(1945 年)
(3)ボロディン:ノクターン(弦楽四重奏曲第2 番第3楽章)
(4)チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ(弦楽四重奏曲
第1番第2楽章)
(5)アンダーソン(ウィリアム・ジン:編):そりすべり(1948 年)
(6)アンダーソン(ウィリアム・ジン:編):躍る仔猫(1950 年)
(7)アンダーソン(ウィリアム・ジン:編):プリンク・プレンク・プ
ランク(1951 年)
(8)久石譲(1950-)(松原幸広:編):君をのせて(1986 年)
(9)久石譲(1950-)(松原幸広:編):となりのトトロ(1988 年)
(10)見岳章(松原幸広:編):川の流れのように(1988 年)
(11)リー・ハーライン(松原幸広:編):星に願いを(1940 年)
(12)マルグリット・モノー(中村健:編):愛の讃歌(1950 年)
(13)ヨハン・シュトラウスT(FCM:編):ラデツキー行進曲
マイ・ハートSQひろしま[辻井淳(Vn)、釋 伸司(Vn)、沖田 孝司(Va)、雨田 一孝(Vc)]

録音:2015 年9 月ガリバーホール(滋賀県高島市)
「弦楽四重奏」の魅力をもっと知って頂き、もっと身近に感じて頂ければと、マイ・ハート弦 楽四重奏団ひろしまが「What is a String Quartet?」をお届けします。 皆様の心に届けば、そして、皆様の友となれれば幸いです。
★マイ・ハートSQひろしま
ヴィオラ奏者の沖田孝司が中心となり結成されたSQ。本拠地は広島。1995 年より、ひとりひとりの心・想いを環 (つな)ごうという「マイ・ハート・コンサート」を開始し、現在までに広島県内全23 市町、県外11 都府県20 市町にて開催と「マ イ・ハート」の波が徐々に拡大しており、それぞれが多方面で活躍中の腕達者な気の置けない仲間です。現在の活動とし ては年間約 20 回に及ぶコンサートに出演。これまでに、ベートーヴェン・ドヴォルザークを収録したデビューアルバム、モー ツァルト・シューベルトを収録したセカンドアルバム、マイ・ハートSQと藤井由美〈ピアノ〉の共演により大澤壽人作 品を収録した「大澤壽人の室内楽」、及び、ドヴォルザーク・コルンゴルトのピアノ五重奏曲を収録した「ピアノ五重奏」、マイ・ ハートSQを中心に結成されたマイ・ハート室内オーケストラやマイ・ハート弦楽八重奏団のアルバムも発売、そし て2016 年7 月、シューベルトとラヴェルを収録した結成20 周年記念アルバム(「レコード芸術」準特選)リリースに至る。また、 2007 年11 月に開始した、広島県内全23 市町を30 コンサートで巡る“マイ・ハート「1 ノート・1 コイン」コンサート”は2013 年 10 月で完結し2 巡目に突入。2015 年10 月、広島市にて結成・開始20 年記念コンサートを開催し、2016 年には記念CD リ リースとともに、東京・名古屋・京都・広島・岡山にて記念コンサートを開催。自分たちの「言葉」で、自分たちの「音楽」を奏で る稀少なSQであり、広島のみならず日本国内においてますます今後の動向・活躍が多いに期待されています。 2018 年4 月、本拠地である広島市より、沖田孝司(Va)が「ひろしま文化大使」委嘱を受け就任し、「マイ・ハート弦楽四 重奏団ひろしま」に改名。

Capriccio
C-5303(1CD)
NX-B07
フランツ・ドップラー(1821-1883)&カール・ドップラー(1826-1900):フルート作品全集 第9集
1.祝祭劇「故郷」よりシュタイアーマルクの歌とチロルの歌 Op.39
(M.ワーヘマンスによる2本のフルートとピアノ編)…F 世界初録音
2.夜想曲 Op.19(フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノ版)…F
3.ハンガリーのモティーフによる小二重奏曲(フルート、ヴァイオリンとピアノ版)…F
4.前へ、速足(フルートとピアノ版)…F 世界初録音
5.ユングマン:ホームシック Op.117(F.ドップラーによるフルートとピアノ編)
6.黒人の歌(2本のフルートとピアノ編)…F 世界初録音
ジェルジ・チャーサール:歌劇「クマニア人」-7つの好きな歌(K.ドップラーによるフルートとピアノ編) 世界初録音
7.Duet:Nem erzed a sziv boldogsagat あなたは愛の喜びを感じない
8.Cavatina:Uszad a hos csodalva all クマニア人に敬意を表します
9.Duet:Eskudj hogy elottem tarva lesz 彼女は私の前にいると断言する
10.Aria:Gyonged szerelem laka mar 愛の甘い気持ち
11.Romance:A hu szerelem a vesz elek 愛は危険を恐れない
12.Romance:Im itt vagyok szenvedon magan 私は心配でしょうがない
13.Aria:Maganyosan itt allok 私は一人で立っている
14-16.2本のフルートのための協奏曲 ニ短調…F
クラウディ・アリマニー(Fl)
ウカシュ・ドウゴシュ(Fl)…1
ゲルゲイ・イッツェーシュ(Fl)…6
クレマン・デュフォー(Fl)…14-16
クリスティアン・キーヴ(Vn)…2
ペーテル・コヴァチュ(Vn)…3
マグダレーナ・クリステア(Vc)…2
ミシェル・ワーヘマンス(P)…
1.4.5.6.7-12
ジョン・スティール・リッター(P)…2
フランチェスコ・ニコロージ(P)…3
ホアン=ルイス・モラレダ(指)コルドバSO…14-16

録音:2007-2016年カタロニア
CD10枚のリリースを予定しているドップラー兄弟のフルート作品全集第9弾。今回も多くの世界初録音を含む意欲 的な選曲となっています。 生前はフルート奏者、指揮者として活躍し、作曲家としてもオペラやバレエなど幅広い作品を残したドップラー兄弟で すが、ハンガリーの歌劇も多く紹介するとともに、いくつかの作品から美しいアリアをフルート用に編曲したことでも知られ ており、ここでもチャーサールの作品から選んだ「7つの好きな歌」など珍しい曲を聴くことができます。プロジェクトの中心 は、師であるランパルの信頼篤いクラウディ・アリマニー。彼を中心とした親密なアンサンブルが聴きどころです。

ALPHA
ALPHA-265(1CD)
トランペット、ギター、ベースで綴るスロウでフレンチな心地良さ
ネルミガー:死の舞踏(1598)
作者不詳(コパチンスカヤ編):詩編第140編 ビザンティン聖歌(ヴァイオリンと弦楽による)
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D810「死と乙女」第1楽章
ダウランド:パヴァーン「古い涙と新しい涙」(『ラクリメ』より)
シューベルト:弦楽四重奏曲「死と乙女」第2楽章
ジェズアルド:マドリガーレ「わたしは死ぬ、ああ、わが苦悩」
シューベルト:弦楽四重奏曲「死と乙女」第3楽章
クルターグ:リガトゥーラ 〜フランセス=マリアへの言伝(『答えのあった答えのない問い』Op.31b
 ヴァイオリン独奏のための「休みなく」(『カフカ断章』Op.24より)
シューベルト:弦楽四重奏曲「死と乙女」第4楽章
パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn&指)
セントポールCO

録音:2015年3月7-29日, Ordway Concert Hall Saint Paul, Minnesota, USA

Pavane
ADW-7583(1CD)
クリスマス・イン・ベルギー〜フランドルとワロンの伝統的なクリスマス・キャロル ジャン=ピエール・ファン・ヘース(バグパイプ)、
リュク・ポネ(Org)、
コンソレッラ、ヴァンサン・グレゴワール、
トリオ・ミューザ

録音:2015年9月、ベルギー
2018年で40周年を迎えたベルギーの歴史あるレーベル「Pavane(パヴァーヌ)」ならではのクリスマス・アルバム。フランドル地方とワロン地方の伝統的なクリスマス・キャロルを、バグパイプとパイプ・オルガンを中心に贈ります。 バグパイプを演奏するジャン=ピエール・ファン・ヘースは、レザール・フロリサン、18世紀オーケストラ、ル・コンセール・デ・ナシオンなどの世界的アンサンブルと共演する他、民族音楽、音楽考古学の研究者・教師としても高名な音楽家です。

Tactus
TC-862707(1CD)
ボッシ:室内楽作品集
結婚式 Op.134-1(ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、ハーモニウムとタムタムのための)
甘味な苦しみ(チェロとピアノのための)
ロマンス(コントラバスとピアノのための)
組曲形式の4つの小品 Op.99(ヴァイオリンとピアノのための)
セレナティナ Op.127-5(ヴァイオリンとピアノのための)
魂の歌(ヴァイオリンとピアノのための)
ゴシック風の歌(ハープと2本のヴァイオリンのための)
ロマンス Op.79(ヴィオラとピアノのための)
結婚の祝祷 Op.111-1(ヴィオラとピアノのための)
シチリアーナとジーグ(フルートとピアノのための)
即興曲(フルートとピアノのための)
即興曲(オーボエとピアノのための)
即興曲(ファゴットとピアノのための)
メヌエットとミュゼット Op.111-2(ファゴットとピアノのための)
ジュリオ・ジュラート(P)、
ロベルト・ノフェリーニ(Vn)、
アンドレア・ノフェリーニ(Vn)、
クラウディオ・ブリジ(ハーモニウム)、
アンナ・ノフェリーニ(Va)、
パオラ・ダルモーロ(Fl)、
パオロ・ポラストリ(Ob)、
ロベルト・ジャッカーリャ(Fg)、
エマヌエラ・デグリ・エスポスティ(Hp)、
ロベルト・ルビーニ(Cb)

録音:2012年−2017年、イタリア
オペラが隆盛を誇った19〜20世紀のイタリアにおいて、コモ大聖堂のオルガニストを務めるなど、同国におけるオルガン、器楽作品の復権に大きな影響を与えたマルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)。
タクトゥス(Tactus)がオルガン作品全集の録音、発売を進めていることもあり、そのオルガニストとして功績について再評価が進んでいるボッシは、オルガン作品だけでなく、オペラやソナタ、教会カンタータ、そして今回取り上げられた室内楽など、様々なジャンルの作品を遺しています。
ヴァイオリンのロベルト・ノフェリーニとチェロのアンドレア・ノフェリーニのノフェリーニ兄弟、フェニーチェ歌劇場管の首席ファゴット奏者であるロベルト・ジャッカーリャなどの実力派たちが参加しているところからも、タクトゥス(Tactus)のこのボッシの「室内楽作品集」への強い意気込みが伺えます。
Tactus
TC-810203(1CD)
ブリッチャルディ:フルートとピアノのための作品集
さすらい人の精神 Op.139
ラ・カレッツェ Op.79
リゴレット幻想曲 Op.106
ペルージャの小さな庭 Op.135
初恋 Op.21/風 Op.112
ヴェニスの謝肉祭 Op.78
現代のイタリアの感情 Op.103
ロベルト・ファブリツィアーニ(Fl)、
マッシミリアーノ・デメリーニ(P)

録音:2018年2月、ジェノヴァ(イタリア)
イタリア・フルート界の鬼才、ロベルト・ファブリツィアーニが吹く、「フルートのパガニーニ」とも称された19世紀イタリアのヴィルトゥオーゾ・フルーティスト、ジュリオ・ブリッチャルディ(1818−1881)の作品集というフルート関係者要注タイトル!
ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で教鞭を執る傍ら、ソリストとしても大活躍したブリッチャルディは、フルートの改良にも積極的に取り組み、1852年に「ブリッチャルディ・キー」(左手の親指で押さえるキー)を考案。フルート奏者の運指を劇的に改善した立役者としても有名な音楽家です。
ハイパーバス・フルートの演奏や、超絶技巧満載の現代作品のイメージが強いファブリチアーニが"ロマン派時代のイタリア・フルート界"の巨匠ブリッチャルディの作品を奏でるというところも楽しみなポイントです。
Tactus
TC-850004(1CD)
イタリアのディヴェルティメント〜19世紀のドローイング・ルームにおけるハーモニウムとピアノのための音楽
バルビ:オーベールの歌劇「黒いドミノ」による大幻想曲 Op.14
クロフ:二重奏曲
シルヴェリ:セレナータ
スパッティーニ:ボレロ
マンテッリ:小ディヴェルティメント
ブルーノ:変奏曲
フィリッピ:メロディ
シルヴェリ:悲歌的な小ソナタ
マンテッリ:優しい小さなワルツ
クロフ:二重奏曲
アンドレア・トスキ(ハーモニウム)、
カルロ・マッツォーリ(ピアノ/プレイエル1860年頃製)

録音:2017年10月、ボローニャ(イタリア)
19世紀のヨーロッパで大流行した楽器ハーモニウム(ハルモニウム)。当時のイタリアでドローイング・ルーム(応接間、客室)に設置されることの多かったこの楽器のための作品を集めたタクトゥス(Tactus)らしい好企画。ハーモニウムとヴィンテージ・ピアノが繰り広げるハーモニーが、当時のイタリアの雰囲気を楽しませてくれることでしょう。

Paladino Music
PMR-0096(1CD)
NX-B07
メンデルスゾーン:クラリネット作品集
クラリネット.バセットホルンとピアノのためのコンチェルトシュテュック 第2番ニ短調 Op.114
無言歌集(R.スタークによるクラリネットとピアノ編)〜ヘ長調 Op.19-1/変ホ長調 Op.53-2/変ロ長調 Op.19-4/変ホ長調 Op.38-1
クラリネット・ソナタ 変ホ長調(1824)
.無言歌集(R.スタークによるクラリネットとピアノ編)〜変ロ長調 Op.62-6/変ロ長調 Op.19-3/変ホ長調 Op.102-2/変イ長調 Op.62-3
クラリネット.バセットホルンとピアノのためのコンチェルトシュテュック 第1番ヘ短調 Op.113
ディミトリー・アシュケナージ(Cl)
ピート・ファーニス(バセットホルン)
カール=アンドレアス・コリー(P)

録音:1994年10月、2017年9月
メンデルスゾーンが1832年から1833年にかけて作曲した2曲のコンチェルトシュテュック。19世紀初頭のドイツで活躍し たクラリネットの名手、ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンとその息子カールに依頼され、年をまたいだ3週間ほどの短期間で書 かれた作品です(ピアノ伴奏、管弦楽伴奏のどちらで演奏することも可能です)。このアルバムでは本来の形であるクラ リネット、バセットホルン、ピアノ伴奏で演奏されており、作品の持つ親密な雰囲気を丁寧に伝えています。1994年の録 音に、2017年に録音した無言歌を4曲追加。ディミトリー・アシュケナージのクラリネットとピート・ファーニスのバセットホル ン、2人の名手たちの美しい音色を堪能できます。

Orchid Classics
OR-33(1CD)
NX-B09
ペトラ・スタンプ=リンシャルム(1975-):作品集
Uisge Beatha:A Guide to Flavours 命の水-味の道案内(2015)〜無伴奏コントラバス・クラリネットのための
Wandelesen ヴェンデーレゼン(2016/17)〜アルト・フルート、バス・クラリネット、チェロのための
Cinnamon Roses シナモン・ローズ(2018)-2本のクラリネットのための
Blanda ブランダ(2016)-2本のテナー・リコーダーのための
Trotzig 挑戦的に(2013)-3本のバス・クラリネットのための
幻想的な練習曲集(2017)
ハインツ=ペーター・リンシャルム(クラリネット、コントラバス・クラリネット、バス・クラリネット、E♭管クラリネット)
トーマス・フライ(アルト・フルート,ピッコロ)
ローラント・シューラー(Vc)
アルフレート・ライター(ソプラノ・サクソフォン、スプリング・ドラム)
トーマス・リスト(ソプラノ、テナー、バス・リコーダー、トライアングル)
カタリーナ・ルグマイヤー(テナー・リコーダー)
キャロライン・ヴュースト(バスCl)
アンナ・コッホ(バスCl)
ペトラ・スタンプ=リンシャルム(Cl)

録音:2017年12月18日,2018年2月2-3日,5月12日ウィーン、4TONEスタジオ
オーストリアの作曲家、クラリネット奏者ペトラ・スタンプ=リンシャルムの作品集。視覚や聴覚、旅、そして想像力。様々 な要素からインスピレーションを引き出すことで知られる彼女の作品は、どれも挑発的で、聴き手の興味をかきたてます。 このアルバムのメイン「A Guide to Flavours」は音で命の水=ウィスキーの味と香りの違いを説明するというもので、各 曲に付けられたタイトルを見ただけでもわくわくする人が多いことでしょう。他にはイランの作家モハフェーズの本からインスパ イアされた「ヴェンデレーゼン」、花の名前による「シナモン・ローズ」、アイスランド最長の川の名前「ブランダ」などの表現的 な作品をはじめ、タイトルの通り幻想的な雰囲気を持つ(もちろんクラリネットの技術の全てを用いる必要がある)「幻 想的な練習曲集」を収録。今の彼女における最高傑作と言える1枚です。

Resonus
RES-10228(1CD)
NX-B05
グノー:ピアノとピストン付きホルンのための6つのメロディ
ジョセフ=エミール・メフレ(1791-1867):10のヴォカリーズ
半音階ピストン付きのホルンのためのメソッドより
オーギュスト・マテュー・パンセロン(1795-1867)の作品
Andantino moderato
Andantino
Andante
Moderato
マルコ・ボルドーニ(1789-1856)の作品
Andantino
Andante
Andante maestoso
Andante
Largo
Allegro vivace
ジャック=フランソワ・ガレ(1795-1864):心の歌:6つのメロディ Op.51
シューベルトの歌曲より
アヴェマリア
舟歌
ます
少女の苦情
狩人の歌
グノー:夜に…
フランソワ・ブレモン(1844-1925)編曲
アンネケ・スコット(ナチュラルホルン、ピストンホルン…2本と3本のバルブ)
スティーヴン・デヴァイン(P)

録音:2018年4月3-6日バーミンガム大学、エルガー・コンサート・ホール
フランス語で"Cor"とは角、角笛の意。このアルバムでは19世紀フランスにおける魅力的なホルン作品を紹介していま す。ハイドンやモーツァルトの時代にはバルブなし、自然倍音のみを発音できるナチュラル・ホルンが用いられていましたが、 1814年頃にバルブが出現、次第にバルブ付きホルンの使用が広まっていきました。しかし、フランスの奏者たちはロマン派 時代になってもナチュラルホルンから進化した「ピストン・ホルン」を愛好した人も多く、グノーをはじめとした作曲家たちも、 この楽器のための曲やメソッドを書いています。ホルン奏者アンネケ・スコットは柔らかい響きを持つこの楽器を用い、エラー ルのピアノの伴奏で19世紀フランスのホルン音楽を演奏しています。2018年に生誕200年を迎えたグノーの珍しい作 品も含まれています。

Forgotten Records
fr-1524(1CDR)
ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40 *
ヤン・ヴァーツラフ・シュティヒ(1746-1803):ホルンと弦楽の為の四重奏曲 ヘ長調#
アルテュール・グリュミオー(Vn)*
ジェイムズ・スタグリアーノ(Hrn)
グレゴリー・タッカー(P)*
ルース・ポッセルト(P)#
ジョセフ・デ・パスクァーレ(Va)#
サムエル・メイズ(Vc;#)

録音:1953年1月*、1953年頃#
音源: Boston Records, B-209
Forgotten Records
fr-1526(1CDR)
ベートーヴェン:主題と6つの変奏曲 Op.105
主題と10の変奏曲 Op.107 (1817-18)
エルンスト・レヴィ(P) 
アントン・ヴィンクラー(Fl)

録音:1956年頃
音源:プライヴェートLP
Forgotten Records
fr-1530(1CDR)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47「クロイツェル」
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K.296
馬思聡[Ma Si-Hon ](Vn)
董光光[Tung Kwong-Kwong](P)

録音:1959年頃
音源: Insignia Records INS-501
Forgotten Records
fr-1532(2CDR)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1
第1番ニ長調 Op.12-1
第2番イ長調 Op.12-2
第3番変ホ長調Op.12-3
第4番イ短調 Op.23
第5番ヘ長調 Op.24「春」
第6番イ長調Op.30-1
第7番ハ短調 Op.30-2
ジャン・フルニエ(Vn) ジネット・ドワイヤン(P)

録音:1952年4月-5月、1953年6月、1954年3月-4月。
音源: Wesminster WL 5176、 WL 5176他
Forgotten Records
fr-1534(1CDR)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソ ナタ全集 Vol.2
第8番ト長調 Op.30-3
第9番「クロイツェル」
第10番ト長調 Op.96 *
ジャン・フルニエ(Vn) ジネット・ドワイヤン(P)

録音:1952年4月-5月*、1954年3月-4月(*/#) 。
音源: Wesminster WL 5292 *、 WL 5275 他

H.M.F
HMSA-0035(1SACD)
シングルレイヤー
国内プレス限定盤
税込定価
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ショーソン:ヴァイオリン,ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調 op.21
イザベル・ファウスト(Vn/ 1710 年製ストラディヴァリウス「ヴュータン」)
アレクサンドル・メルニコフ(P/エラール、1885 年頃製)
サラゴン・カルテット〔クリスティーヌ・ブッシュ(Vn)、リサ・インマー(Vn)、セバスティアン・ヴォルフファース(Va)、ジェシーヌ・ケラス(Vc)〕

録音:2016 年 6月、9月/テルデックス・スタジオ・ベルリン
2016年度レコード・アカデミー賞室内楽部門受賞盤。 イザベル・ファウストによる名曲フランクのソナタと、ショーソンのコンセール。フランク、そして彼に師事したショーソンというフランスの大作曲家による ものであり、さらに、両作とも当時の大ヴァイリニスト、ウジェーヌ・イザイに捧げられている、という点でも共通項のある選曲です。 今回は楽器を「ヴュータン」と愛称のついたストラディヴァリに持ち替えての演奏となります。フランクのソナタでは、メルニコフが紡ぎ出す前奏から、え もいわれぬ幻想的な雰囲気に思わず引き込まれます。ファウストの摩擦音が皆無のあの運弓が繰り出す音色は、繊細にして幻想的。終楽章も颯爽とした フレーズ運びで、コーダの華やかな終始も晴れやかに終わります。ショーソンは25歳のときに音楽の道を志し、パリ音楽院に入学、マスネのクラスに入 りましたが、オルガン科の教授であったフランクに作曲を師事するようになります。この「コンセール」(1889〜91年)は、名旋律の玉手箱のような傑作。 全体を通して、ファウストの繊細極まりない表情は絶美。2004年結成、18世紀のレパートリーを中心に活動を展開する中堅のアンサンブル、サラゴン・ カルテットとのアンサンブルも完璧です。そしてメルニコフが陰になり日向になり、音楽を引き締めています。 (Ki)
H.M.F
HMSA-0036(1SACD)
シングルレイヤー
国内プレス限定盤
税込定価
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
(オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ集)
第1番ロ短調 BWV 1014
第2番イ長調 BWV 1015 
第3番ホ長調 BWV 1016
第4番ハ短調 BWV 1017 
・第5番ヘ短調 BWV 1018
第6番ト長調 BWV 1019
イザベル・ファウスト(Vn/ヤコブ・シュタイナー(1658 年製))
クリスティアン・ベザイデンホウト(Cemb/ジョン・フィリップス、バークレー(2008年製)/ヨハン・ハインリヒ・グレープナー(ジ・エルダー)、
ドレスデン(1722年製)モデル/トレヴァー・ピノックより貸与)

録音:2016 年 8月18-24日、テルデックス・スタジオ(ベルリン)
2016年10月の来日公演でも、当コンビはバッハのソナタ集を演奏しており、その流麗にして息のぴったり合った演奏で、絶賛されました。 このバッハのソナタは、ヴァイオリンの声部と、鍵盤奏者の両の手が紡ぐ三重奏、いわば、トリオ・ソナタである、としばしばいわれます。トリオ・ソナタ はバロックの作曲家にとって、対位法の技法を示す最上の場でした。バッハによるこれら6つのソナタは、対位法の最高級の技法が尽くされ、同時に音楽 的愉悦に満ちた、トリオ・ソナタの決定的名作であるといえます。実際バッハはこの6つの曲集を「亡くなる前まで」何度も改訂し続けており、田園的な ものから真摯で受難を思わせる空気のものまで多様性に富み、活き活きとした、傑作となっています。 イザベル・ファウストがここで演奏しているヴァイオリンの銘器ヤコブ・シュタイナーは、一時はヨーゼフ・ヨアヒムの手元にあったと考えられている楽器で、 キレの良さ、あたたかみ、そしてメランコリーな表情にも合う暗めの音を兼ね備えています。そしてベザイデンホウトが奏でるチェンバロは、ピノックから 貸与された、バッハも深く愛したジャーマンスタイルの楽器で、オルガンのように豊かな響きを可能にしながら、一音一音の発音(響き)が非常にクリア な名器です。無伴奏ヴァイオリンのソナタとパルティータと好一対を成す6曲に、歓迎すべき素晴らしい録音がひとつ生まれました。 ※HMM 902256およびKKC 5880は2枚組CDでの発売ですが、SACDシングルレイヤー盤では1枚のディスクに全曲を収録しての発売となります。 (Ki)

OEHMS
OC-468(2CD)
NX-C09
CANTAI 私は歌った〜21世紀におけるおけるデリアン四重奏団の“バッハ:フーガの技法”
【CD1】
バッハ:フーガの技法 BWV1080(弦楽四
重奏編曲版)
1.Contrapunctus I コントラプンクトゥスI
2.Contrapunctus III コントラプンクトゥスIII
3.Contrapunctus II コントラプンクトゥスII
4.Contrapunctus IV コントラプンクトゥス IV
5.Canon II, alla Ottava 8度のカノン
6.Contrapunctus V コントラプンクトゥスV
7.Contrapunctus VI a 4 in Stylo Francese
コントラプンクトゥス VI フランス風の4声のフーガ
8.Contrapunctus VII a 4 per Augmentationem
et Diminutionem コントラプンクトゥス VII
主題の拡大および縮小を含む4声のフーガ
9.Canon III, alla Decima in Contrapunto alla
Terza 10度のカノン
10.Contrapunctus VIII a 3 コントラプンクトゥス VIII
3声のフーガ
11.Contrapunctus XI a 4 コントラプンクトゥス XI
3重フーガ
12.Contrapunctus X a 4 alla Decima
コントラプンクトゥス X 10度の転回対位法による2重フーガ
15.Contrapunctus XIIa a 4, rectus
コントラプンクトゥス XII 4声 鏡像フーガ
17.Contrapunctus IX a 4 alla Duodecima
コントラプンクトゥス IX 12度の転回対位法による2重フーガ
【CD2】
バッハ:フーガの技法 BWV1080より
(弦楽四重奏編曲版)(続き)
1.Contrapunctus XIIIa a 3, rectus
コントラプンクトゥス XIII 3声 鏡像フーガ
2.Contrapunctus XIIIb a 3, inversus
コントラプンクトゥス XIII 3声 反行フーガ
3.Canon IV, alla Duodecima
in Contrapunto alla Quinta
カノン IV 三度の対位における10度のカノン
4.Contrapunctus XIV: Fuga a 3 Soggetti
コントラプンクト XIV
5.バッハ:18のライプツィヒコラールより
「汝の御座の前に、われ進み出で」 BWV 668
ステファノ・ピエリーニ(1971-):Cantai un tempo
6.インテルメッツォ I
7.マドリガル I: Cantai un tempo
かつて私は歌った
8.インテルメッツォ II
9.マドリガル II:Lamento di Arianna
アリアンナの嘆き
10.インテルメッツォ III
11.マドリガル III:Zefiro torna e di soavi
accenti 西風が戻り 甘美な口調で
【ボーナス・トラック】
バッハ:フーガの技法 BWV1080より
(弦楽四重奏編曲版)
12.Fuga inversa a 2 Claviere
2台の鍵盤楽器のためのフーガ
13.Alio modo: Fuga inversa a 2 Claviere
他の旋法で:2台の鍵盤楽器のためのフーガ
デリアン四重奏団
【メンバー】
アドリアン・ピンツァル(Vn)
アンドレアス・モショー(Vn)
ゲオルギー・コヴァレフ(Va)
ミリアム・プランディ(Vc)
クラウディア・バラインスキー(S)…CD2:7.9.11
ミリアム・プランディ(ピアノ多重録音)…CD2:12.13

録音:2018年2月19-24日、2018年7月8日(CD2:12.13)ケルン ドイツ放送室内楽ホール
エーゲ海・キクラデス諸島に所在するギリシャの「デロス島」から名前を採ったという「デリアン四重奏団(正式名称 delian::quartettの「::」は彼らのこだわり)。古典派から現代まで幅広いレパートリーを持つ彼らの最新作はバッハ の最晩年の名作「フーガの技法」。演奏楽器の指定がないため、これまでにもさまざまな楽器で演奏されており、いくつ かのSQによる名演も知られています。デリアン四重奏団は作品を演奏するにあたって「4つの楽器の対 話」に重点を置き、フーガの芸術的価値を追求、アルバムタイトルに「Cantai=私は歌った」とすることでその意図を表 現しています。アルバムの曲順は綿密に計算されており、途中には現代作曲家のピエリーニが「モンテヴェルディの作品 からインスパイア」された曲を挿入、最後には2台の鍵盤楽器用のフーガ2曲が添えられています。「全曲を通して聴 き、自らの人生にも思いをはせてほしい」と奏者たちが語る渾身の2枚組です。。
OEHMS
OC-1897(1CD)
NX-B03
ジャズとルネッサンス-詩と絵画にインスパイアされたインプロヴィゼーション
1.A Quiver of Superb Arrows
2.4 x 3, Prestissimo
3.Quarten, die nicht warten
4.Like Soft Dark Birds
5.Improvviso Elisabeth
6.Totally Watching TV
7.Schreddermaschine
8.For One Another
9.Stehender Klang an einer Klippe
10.Ammersee nach Traxler
11.Ich bin din
12.Ein Lacheln irrt verflogen
13.Von Fall zu Fall
14.Ariadnes Blues-Faden
アクセル・ヴォルフ(リュート&テオルボ)
フーゴ・ジーグメト(ソプラノ&テナーサクソフォン、バス・クラリネット)

録音:2017年4月20日‥1-4.6-13
2015年1月21日…14
2017年1月18日…5
前作「FLOW」(OC1826)で斬新、かつ美しいハーモニーを披露したアクセル・ヴォルフとフーゴ・ジークメトによる新しい アルバム。今回もコンセプトは“ジャズとルネッサンス”ですが、前作に比べるとあまり原曲に縛られることなく、彼らの自由 な即興を交えながら生まれる新しい響きを味わうという、まさにタイトル通りの「NOW」を感じるアルバムです。400年 の年月を行き来しながら、ジャンルに縛られることのない新鮮な音は、聴き手にインパクトを与えます。

DIVINE ART
DDA-25179(1CD)
NX-B07
フルートとハープのための作品集
ベルナール・アンドレ(1941-):ALGUES アルギュス
イベール:(1890-1962):ENTR'ACTE 間奏曲
ドビュッシー:LA FILLE AUX CHEVEUX DE LIN 亜麻色の髪の乙女(ハープ独奏)
ルトスワフスキ(1913-1994):THREE FRAGMENTS 3つの断片
ドビュッシー:SYRINX シランクス(フルート独奏)
ジュール・ムーケ(1867-1946):DANSE GRECQUE ギリシャ舞曲
ヴォーン・ウィリアムズ:FANTASIA ON GREENSLEEVES グリーンスリーヴズ幻想曲
アンドリーセン(1892-1981):INTERMEZZO 間奏曲
ラッター(1945-):SUITE ANTIQUE ? V. CHANSON 古風な組曲-第5番シャンソン
ホヴァネス(1911-2000):THE GARDEN OF ADONIS アドニスの庭
マーソン(1932-2007):SUITE FOR FLUTE AND HARP ?III.“CAN’T STOP TO TALK”フルートと
ハープのための組曲-第3曲「話をやめないで」
アンナ・ローサ・マリ(Fl)
エイラ・リン・ジョーンズ(Hp)

録音:2017年11月6日、2017年11月27日、2018年1月15日
フルートとハープ。夢のような響きが生まれる2つの楽器の組み合わせによる近代から現代の作品集。アルバムタイト ルの「FRAGMENTS」はルトスワフスキの作品名であるとともに、アルバムに収録されている全体の曲の雰囲気を表 すもので、どの曲も形にはまらない流動的な雰囲気を持ち、断片的な旋律がふんわりと耳に残ります。 フルートを吹くアンナ・ローサ・マリはギリシャ出身の奏者。ギリシャ国立歌劇場Oの首席奏者であり、BBCフィ ルハーモニックやハレ管とも共演経験があります。エイラ・リン・ジョーンズは英国を代表するハープ奏者。コンサートから 録音まで幅広く活動しています。

METIER
MSV-28581(1CD)
NX-B07
マイケル・フィニッシー(1946-):作品集
Civilisation 文明
コントラプンクトゥス XIX
クラリネット五重奏曲-リーダークライス
Mad Men in the Sand 砂の中の狂人
6つのセクシーな小品と3つのトリオ
クロイツェル四重奏団
リンダ・メリック(Cl)

録音:2017年7月13日、2017年11月7日
常に冒険的、かつ複雑な作品を創ることで知られるイギリスの作曲家フィニッシーの作品集。民族音楽からの影響が 感じられる作品や、数列表を用いた偶然性の高い作品など、作風も様々で、特徴をとらえるのが難しい作曲家の一 人です。このアルバムには比較的作風がわかりやすい弦楽四重奏曲のための作品が収録されており、なかでもクラリ ネットを伴う「クラリネット五重奏曲」はフィニッシー作品のなかでも人気の高い曲です。フィニッシーの曲を好んで初演 するクロイツェル四重奏団による演奏です。
METIER
MSV-28583(1CD)
NX-B07
ナジ・ハキム(1955-):オルガン作品集
サルヴェ・レジーナ
カプリッチョ/炎の抱擁
エピファニーの饗宴のための序章によるトッカータ
二部作[カンティレーネ/フモレスケ]
ストラヴィンスキーへのオマージュ[前奏曲/舞曲/終曲]
サイモン・リーチ(Org)
ロナルド・マクスカー(T)
ベネディクト・ホランド(Vn)
ジョン・ターナー(リコーダー)

録音:2018年3月12-14日
フランス=レバノンの作曲家ナジ・ハキムはオルガン曲の作曲家として知られています。彼はオルガン曲を書く際、ヴァ イオリンと組み合わせたり、時にはリコーダーと組み合わせるなど、これまでになかった試みを多く行い、そのどれもが高く 絶賛されています。このアルバムでも、テノールが歌う聖歌を導入としてヴァイオリンとオルガンの対話が繰り広げられる 「サルヴェ・レジーナ」、同じくヴァイオリンとオルガンによる熱狂的な「カプリッチョ」を始め、リコーダーの素朴な響きとオル ガンの重厚な音色が溶け合う「二部作」など、どれもオルガンが縦横無尽に使われた特徴的な作品ばかりです。

H.M.F
HMM-902360(1CD)
モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集 vol.1
ソナタ ニ長調 K.306
ソナタ ホ短調 K.304
ソナタ イ長調 K.526
イザベル・ファウスト(Vn:1704年製ストラディヴァリウス‘スリーピング・ビューティ’)
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ:クリストフ・ケルン、2014年製/1795年製アントン・ヴァルター(ウィーン)・モデル、メルニコフ・コレクション)

録音:2017年8月
ファウストとメルニコフによる、注目のモーツァルト・シリーズ第 1 弾の登場。どの作品も、キャラクターの描き分けが実に鮮やか。モーツァルトのソナタ・ シリーズは、東京・王子ホールでも2017年10月に公演があり、その細やかなアンサンブルで絶賛されました。 今回は、1778年11月にパリで出版されたK.306と304、そしてドン・ジョヴァンニ作曲中に書かれたモーツァルトの最後のヴァイオリン・ソナタ K.526(1787年完成)という組み合わせです。 ニ長調 K.306は、このソナタが「ピアノとヴァイオリンのための」と正式には記されていることに納得の、ピアノが主となる部分が多い作品ですが、ファ ウストもメルニコフも絶妙なバランスを保ちながら対等に演奏しており、作品のもつエネルギーが存分に引き出されています。 ホ短調 K.304の有名な冒頭の、ファウストのすすり泣くような音色、第2楽章のメルニコフのソロなどは思わず涙のせつない美しさです。 イ長調のK.526は、モーツァルトの最後のヴァイオリン・ソナタ。輝かしい推進力に富む両端楽章にはさまれた、短調のかげりの濃い緩徐楽章は、少年 時代に親しかった友人アーベルの訃報に心を動かされて作曲されたと考えられています。バッハを思わせるような厳格な書法も用いられている充実作です。 ファウストのヴァイオリンの音色の変幻自在な美しさと精確なテクニックはもちろんのこと、メルニコフの奏でるフォルテピアノのおそろしいまでの表情豊か さ、そして二人の演奏のすべてを見事にとらえた優秀録音にも圧倒されるモーツァルトです (Ki)

Diapason
DIAP-107(1CD)
フォーレ:室内楽作品集
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
(2)歌曲集《ある1日の詩》
(3)ピアノ四重奏曲第1番ハ短調 Op.15
(4)ネル Op.18-1
(5)バラード嬰ヘ長調 Op.19
(6)エレジー ハ短調 Op.24
(1)ジノ・フランチェスカッティ(Vn)、ロベール・カサドシュ(P)/録音:1953年
(2)カミーユ・モラーヌ(Br)、リリ・ビアンヴニュ(P)/録音:1954年
(3)マルグリット・ロン(P)、パスキエ・トリオ/録音:1956年
(4)カミーユ・モラーヌ(Br)、ピエール・マイヤール
=ヴェルジェ(P)/録音:1959年
(5)グラント・ヨハネセン(P)、ルイ・ド・フロマン(指)、ルクセンブルク放送O/録音:1974年
(6)ピエール・フルニエ(Vc)、アーネスト・ラッシュ(P)/録音:1951年
フランスにおけるロマン派音楽を代表する大作曲家でありメロディスト、ガブリエル・フォーレ(1845−1924)の室内楽、声楽曲、ピアノとオーケストラのための作品を集めた作品集。
フランスのマスタリング・スタジオ「Circa」のリマスタリングを施されたフランスの名演奏家たち、フランチェスカッティやカサドシュ、フルニエ、ロンなどによるフォーレの名演にご注目下さい。

ANALEKTA
AN-28799(1CD)
シューベルト:八重奏曲ヘ長調 D.803 OSMチェンバー・ソロイスツ(モントリオールSOチェンバー・ソロイスツ)
〔アンドルー・ワン(Vn)、オリヴィエ・トワン(Vn)、ヴィクター・フォーネル=ブラン(Va)、ブライアン・マンカー(Vc)、アリ・キアン・ヤズダンファー(Cb)、トッド・コープ(Cl)、ステファヌ・レヴェック(Fg)、ジョン・ジルベル(Hrn)〕

録音:2018年4月、ミラベル・サントーギュスタン教会(ケベック、カナダ)
008年からコンサートマスターを務めているアンドルー・ワンを中心に、モントリオールSOの首席奏者たちによって結成されたアンサンブル、OSMチェンバー・ソロイスツ(モントリオールSOチェンバー・ソロイスツ)のセカンド・アルバム! ■前作(AN 28788)に収録されたベートーヴェンの「七重奏曲 Op.20」に大きな影響を受けているとされるシューベルトの傑作室内楽作品、「八重奏曲 D.803」。 モントリオールSOの高い機動力と美しいサウンドを支えている名手たちのアンサンブルで、シューベルトのシンフォニックで色彩豊かな室内楽を描きます。

Hyperion
CDA-68253(1CD)
クラーク:ヴィオラ・ソナタ&ブリッジ:チェロ・ソナタ
レベッカ・クラーク:ヴィオラ・ソナタ
フランク・ブリッジ:セレナーデ H.23、
 春の歌 H.104-2、
 スケルツォ H.19a、
 チェロ・ソナタ H.125
ヴォーン・ウィリアムズ:イギリス民謡による6つの習作
ナタリー・クライン(Vc)、
クリスチャン・イーレ・ハドラン(P)
愛器グァダニーニ1777 "シンプソン"を操るイギリスの麗しき女流チェリスト、ナタリー・クライン。Hyperion移籍後は、コダーイ(CDA 67829)、ブロッホ&ブルッフ(CDA-67910)と、民族色の強い濃密なプログラムでその並外れた音楽性を披露してくれたクラインの新録音。 20世紀前半に活動したイギリスの女流作曲家、そして優れたヴィオラ奏者としても活躍したレベッカ・クラーク(1886−1979)の代表作「ヴィオラ・ソナタ」(このアルバムではチェロで演奏)と、クラークの友人であり同じスタンフォード門下の兄弟子でもあったフランク・ブリッジ、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの作品をカップリング。 クーリッジ夫人の作曲コンクールでブロッホと優勝を争ったというクラークの「ヴィオラ・ソナタ」と、高い親和性を有するブリッジの「チェロ・ソナタ」、そして対照的に軽く穏やかなヴォーン・ウィリアムズの作品を組み合わせた、こだわりのチェロ・リサイタルです。

CAvi
4260085-534081(1CD)
「鱒たち」
シューベルト:ピアノ五重奏曲『鱒』 D667
フェラント・クルイセント:サイバー変奏曲 〜シューベルトの『鱒』五重奏に基づく
ジェラルド・レッシュ:池、跳ねる
ヨハネス・X・シャハトナー:シューベルトの『鱒』五重奏への補遺
デヤン・ラツィック:鱒の池 〜シューベルトの『鱒』による変奏曲
オスモ・タピオ・ライハラ:ブライトウォーター
リナ・ニューダウアー(Vn)
ウェン=シャオ・ジェン(Va)
石坂団十郎(Vc)
リック・ストーテイン(Cb)
ジルケ・アヴェンハウス(P)
シューベルトの『鱒』五重奏に、現代作曲家による『鱒』を基にしたさらなる変奏曲をカップリング。ピアノストのジルケ・アヴェンハウスは『鱒』五重奏をずっ と録音したかったそうですが、それが珍しいアルバムとして結実しました。5人の作曲家がそれぞれ特定の楽器を主役として作曲しており、すべて『鱒』のテー マに基づくものの、まったく性格の異なる性格の作品となっています。ピアニストとして有名なデヤン・ラツィックの作品も収録。

Simax
PSC-1343(1CD)
ハルフダン・クレーヴェ(1879-1951):室内楽作品集
ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.9(1905-06)*
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.21(1918-19)
悲劇のバラードOp.22(1949)(ヴァイオリンとピアノのための)*
ロマンスOp.27(1949)(ヴァイオリンとピアノのための)*
メロディ(ヴァイオリンとピアノのための)*
無窮動Op.2 no.3(pub.1902 arr.c.1946)(ヴァイオリンとピアノのための)*
フラガリア・ヴェスカ
[トール・ヨハン・ボーエン(Vn)、アリソン・レイナー(Vn)、ベネディクト・ロワイエ(Va)、オレリエンヌ・ブローネ(Vc) 、吉田沙苗(P)]
[Piano: Steinway D.274, 1983 New York, restored in 2010, Steinway & Sons, Hamburg][* 初録音]

録音:2016年7月26-29日、2017年7月4-6日 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
アンサンブル「フラガリア・ヴェスカ」は、ヴァイオリニストのトール・ヨハン・ボーエンを中心に、2006年、オスロで結成されました。オーストラリア出 身のアリソン・レイナー、フランスのベネディクト・ロワイエとオレリエンヌ・ブローネ。イジー・フリンカとホーコン・アウストボーに学んだ吉田沙苗がピアノ を担当しています。1930年代ノルウェーの新しいロマンティックな流れに光を当てるシリーズ。ガイル・トヴァイト(ゲイル・トヴェイト)(PSC1222)、モン ラード・ヨハンセン(PSC1334)につづくアルバムは、作曲家でピアニスト、ハルフダン・クレーヴェの室内楽作品集です。 クレーヴェは、1879年、コングスベルグ生まれ。コングスベルグ教会のオルガニストだった父アンドレーアスからピアノ、オルガン、作曲と即興を教わりまし た。地元のコンサートや父の代役として教会でオルガンを弾き、その合間にひとりで釣り旅行に出かけ、山の散策に楽しみを見出すという時間を過ごしていま す。森で聞く鳥の歌、雨、嵐、冬場の雪。子供のころの自然との触れ合いは、心を慰め、さまざまなインスピレーションを与えてくれたといいます。1895年 秋、クレーヴェはクリスチャニア(現 オスロ)に移り、オトー・ヴィンテル=イェルムにピアノと作曲を学び、リンデマン音楽院の彼の音楽理論とオルガンのク ラスに加わりました。1899年からべルリン音楽大学とクリントヴォルト=シャルヴェンカ音楽院で学び、1902年、自作のピアノ協奏曲第1番と第3番をト ンキュンストラーOの共演で演奏。ブルーノ・シュラーダーが彼の才能を称賛した批評を寄せています。帰国後は作曲家、ピアニストとして活動。オス ロの音楽院(現 ノルウェー国立音楽大学)でピアノを教え、1951年に没しました。 フラガリア・ヴェスカのアルバム『悲劇のバラード』では、これまで顧みられることの少なかったクレーヴェの作品から6曲が演奏されます。クリスチャン・シ ンディングの系列の後期ロマンティシズム・スタイルの音楽。「ピアノ五重奏曲 変ホ長調」は、クレーヴェがベルリンのデビュー・コンサートで演奏したピアノ 協奏曲第3番の原曲。「春を謳う詩を想わせる」とゲルハルド・シェルレルプから評された「ヴァイオリン・ソナタ ホ短調」。ピアノ曲が原曲の「悲劇のバラード」。「4 つのピアノの小品」(Op.25)の第2曲〈春の気分〉と音楽的なつながりをもつ「ロマンス」。ピアノのための「7つの前奏曲」(Op.28)の第3曲を編曲した 「メロディ」。「3つのピアノの小品」(Op.2)の第3曲をヴァイオリンとピアノのために編曲した「無窮動」は、カミラ・ウィックスに献呈された作品です。出 版譜のあるヴァイオリン・ソナタと「ロマンス」以外の作品は、ボーエンが手稿譜を校訂した版により演奏されました。 (Ki)

TYXart
TXA-18103(1CD)
「ダイアログ」
カリウォダ(1801-1866):2本のヴァイオリンのための二重奏曲 Op.180-1
作曲者不詳(1646):2本のヴァイオリンのためのビチニウム
ラッスス:2本のヴァイオリンのためのビチニウム
オルフ:シュピール
マックス・ゼンガー(1837-1911):2本のヴァイオリンのためのソナタ
ロベルト・フックス(1847-1927):2本のヴァイオリンのための幻想的小品 Op.105
ヴォルフラム・ブッヘンベルク(1962-):2本のヴァイオリンのためのダンス*
ヴィルフリート・ヒラー(1941-):朗読と2本のヴァイオリンのための変容*
デュオ・ASAP
[ アルムート・シーゲル &アグネス・パスカー ]

録音:2017年10月、12月
*世界初録音
2人のイニシャルから名前をとった「デュオ・ASAP」による「ダイアログ・対話」と題されたアルバム。16世紀の作品から世界初録音の現代作品まで、 さまざまなヴァイオリン二重奏を収録しためずらしい内容です。国際的な評価を受けているデュオの演奏だけになかなかの好演です。
TYXart
TXA-18110(1CD)
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 Op.121
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
ブルクハルト・マイス(Vn、Va)
ユー・ジヨン(P)

録音:2017年10月
★聴き手の心に訴えかけるシューマン、エネルギッシュで耽美的なブラームス。ヴァイオリニストでありヴィオリストであるブルクハルト・マイスはジャック・ ティボー・トリオの創設メンバーとして25年以上国際的な活動を続けている名手。ピアニストのユー・ジヨンは音楽的功績から故郷の韓国・麗水市で名 誉市民に選ばれています。 (Ki)

Altus
ALT-393(1CD)
ラブ・アンド・カオス
シューマン:ミルテの花Op.25より「献呈」
R.シュトラウス:4つの歌Op.27より「明日の朝」
クレストン:ファンタジーOp.42
フォーレ:3つの無言歌Op.17より第3番
ドヴォルザーク:愛の歌Op.83より「死が人の心を支配し」
ラフマニノフ:チェロ・ソナタOp.19より 第3楽章アンダンテ 
ギルマン:交響的断章Op.88
ガーシュウィン:歌劇ポーギーとベスより「サマータイム」
チャイコフスキー:6つの歌より「ただ憧れを知るものだけが」Op.6-6
カステレーデ:ソナチネ
玉木優(Tb)、城綾乃(P)

録音:2017年11月7-9日/相模湖交流センター
ヨーロッパと日本、アメリカを舞台にソロ、オーケストラ、室内楽、教育、執筆、プロデュースなど、ボーダーレスな活動を繰り広げるトロンボニスト 玉木優のデビュー・アルバムです。玉木優は兵庫県出身で、大卒後渡米。オーケストラ奏者としてはミシシッピSO、サイトウキネン、東京佼成ウイ ンドオーケストラ、南デンマークフィルなどで演奏、師匠のバウスフィールドと共にワークショップを行ったり、バンドジャーナル誌で連載を執筆するなど 幅広い活躍ぶりです。
同じく兵庫出身のピアニスト城綾乃は2013 年より東京藝術大学音楽学部非常勤講師・伴奏助手を務めており、毎年行われるラ・フォル・ジュルネ・オ・ ジャポンへ出演するかたわら、EXILE TOUR 2015 AMAZING WORLDにも出演するなど、ジャンルを問わず出演しています。 (Ki)

人の感情には多面性があって、一色では表すことができない。まさに混沌としています。でもそれが人間の魅力であり、音楽の魅力ではないかと思うのです。 そんな人間の多面性を封じ込めた、心のオムニバスのようなCDにしたいと思いました。トロンボーンから出てくる心の声に耳を傾けていただけますと、と ても嬉しいです。(玉木 優 ライナーノートより)

MSR
MS-1622(1CD)
「古典派の弦楽三重奏曲の発見 第2集」
J.C.バッハ:ソナタ ト長調 B.37
カンピオーニ:ソナタ ト短調 Op.4-2
ハイドン:ディヴェルティメント ニ長調 H.V:15
クラウセク:三重奏曲 変ロ短調
ゴセック:三重奏曲 ヘ長調 Op.9-3
ブレヴァル:協奏と対話の三重奏曲 変ロ長調Op.27-4
ヴィヴァルディ:3 声のソナタ・ダ・カメラ ホ短調Op.1-2
ザ・ヴィヴァルディ・プロジェクト(ピリオド楽器使用): 【エリザベス・フィールド(Vn)
アリソン・エドバーグ・ナイキスト(Vn,Va)
ステファニー・ヴィアル(Vc)】

録音:2017年9月5-7日 米国 ペンシルベニア州 イーストン、DDD
第1 集(MS1621)に続くザ・ヴィヴァルディ・プロジェクトによる弦楽三重奏曲集。今回も ピリオド楽器による爽やかな演奏が素敵だ。 今回も珍しい作曲家の作品が含まれています。カルロ・アントーニオ・カンピオーニ(1720-1788)は北フランスロレーヌ地方に生まれたイタリア系の作曲家。ヨハン・イグナツ(ヤン・ イグナーツ)・クラウセク(1720 頃-1775 頃)はボヘミア出身(現在のチェコのラコヴニーク の生まれ)の作曲家。ジャン=バプティスト・セバスチャン・ブレバル(1753-1823)はパリ 生まれのチェロ奏者、作曲家。
MSR
MS-1684(1CD)
ホルン独奏の為の音楽
メシアン:「恒星の呼び声」〜「峡谷より星たちへ」より
ジェイ・ヴォスク(b.1948):幻想的小品
エサ=ペッカ・サロネン(b.1958):コンサート・エチュード
バッハ:パルティータBWV1013
ダン・コールマン(b.1972):夜の嵐
ベルンハルト・クロル(1920-2013):ライウダティオ
ピーター・マクスウェル・デイヴィス(1934-2016):海鷲
パメラ・デッカー(b.1955):峡谷の歌〜ホルンと弦楽の為の*
ジョハンナ・ランディ(Hrn)
エレン・チェンバレン(Vn)*
サラ・トーイ(Va)
ロバート・チェンバレン(Vc)

録音:2017年8月-2018年1月 米国 アリゾナ州フレッド・フォックス音楽学校ジェフリー・ハスキル・レコーディング・スタジオ
バッハのパルティータ BWV1013 を除き現代のホルン作品でまとめた一枚。メシアンは 大作「峡谷より星たちへ」からのホルン吹きには有名は独奏曲。サロネン作品はコンクー ル課題曲で奏者の技術と音楽性が厳しく問われる難曲。ピーター・マクスウェル・デイヴィ スのシー・イーグルもホルン吹きの間では有名な独奏曲。デッカーの「峡谷の歌」は弦楽 アンサンブルとホルンの為の穏やかな佳曲。ジョアンナ・ランディはルツェルン音楽祭 でピエール・ブーレーズの指揮で首席を務めた経験があり、現代作品を得意としています。 現代音楽ファン、特にホルン関係者にお薦め。
MSR
MS-1676(1CD)
20世紀のホルン・ソナタ
シクステン・シルヴァン(1914-2001):ホルン・ソナタ(1963)
ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928-2013):ホルン・ソナタ(1996)
レスリー・バセット(1923-2016):ホルン・ソナタ(1954)*
ヨーク・ボウエン(1884-1961):ホルン・ソナタ変ホ長調(1937)
イアン・ズーク(Hrn)
エリック・ルプル(P)

録音:2016年5月24-27日、米国 ヴァージニア州ジェームズ・マディソン大学
*=世界初録音
シルヴァンはスウェーデンの作曲家で近代イギリスの音楽に似た雰囲気を持つ佳品。ダマー ズは 20 世紀フランスの作曲界にあって前衛音楽に対抗し独自のロマンティシズムを貫いた。こ のホルン・ソナタもプーランクとデュティーユを融合したようなリリカルな作品。バセットはオネゲ ル、ブーランジェの弟子でここでもダマーズ同様、フランス的な感性と新古典主義に基づいたソ ナタを書いています。ボウエンは 20 世紀初頭のイギリスの作曲家。後期ロマン派と印象派を折衷 しつつアイルランド民謡的な素朴な旋律が控えめに奏されるメランコリーな傑作。北欧、イギリス 音楽ファン、ホルン奏者、ホルン学習者は必携のディスク。
MSR
MS-1597(1CD)
オーボエとファゴット、ピアノの為の音楽
マーガレット・グリーブリング=ヘイグ(b.1960):「トロカディロス(いたずら)」
マーク・ヴァロン(b1955):5 つのフランス民謡
ジェフリー・ブッシュ(1920-1998):三重奏曲
ダニエル・ボールドウィン(b.1978):アワトヴィ
エルンスト・マーレ(b.1929):三重奏曲
演奏者
ザ・アイオワ・アンサンブル:
【アンドリュー・パーカー(Ob)
ベンジャミン・コエリョ(Fg)
アラン・ハックルベリー(P)】

録音:2015年7月インディアナポリス大学
プーランク:管楽器とピアノの為の作品全集」(MS1540)に続くアイオワ・アンサンブルのア ルバム第2弾。 オーボエ、ファゴット、ピアノのトリオのために書かれた20〜21 世紀の作品を収録。グリーブリン グ=ヘイグの「いたずら」は近代フランス風の軽妙洒脱な奇想曲。比較的よく知られたイギリスの 作曲家ジェフリー・ブッシュの三重奏曲は新古典主義的な佳曲。ダニエル・ボールドウィンの「ア ワトヴィ」はアリゾナの先住民の遺跡にインスパイアされ作曲した民族性と神話的イメージが融合 した秀作。
MSR
MS-1653(1CD)
21世紀のファゴット作品
マイケル・ヴァン・バーバー(b.1976):3 つのミニアチュアズ
ジェニー・ブランドン(b.1977):二重螺旋
カイル・ホヴァター(b.1986):ダイアフォニック〜ファゴットとテープの為の
アドリエンヌ・アルバート(b.1944):甘い贈り物〜ファゴットとピアノ、打楽器の為の
ダミアン・モンターノ(b.1976):3つの夜の小品
ジェフリー・バーチ(b.1979):ヴィクトリア調の部屋〜即興ファゴットとテープの為の
ジョン・スタインメッツ(b.1951):さようなら古い絵の具
クリスティン・シリンガー(Fg)
ジェッド・モス(P)

録音:2017 年3 月
アメリカの若手から中堅世代の作曲家によるファゴットとピアノを中心とした作品を収録。ホヴ ァターの「ダイアフォニック」はファゴットとテープのために書かれ、コンピュータで制作されたピ ュル〜ピュル〜という電子音と低音の打撃音の中、ファゴットは呪文を唱えるようなメロディを歌 う。テープとファゴット即興の為のバーチの「ヴィクトリア調の部屋」もコンピュータで制作された 音響の中、様々な特殊奏法を駆使したインプロヴィゼーションを行う。

Skani
SKANI-057(1CD)
ラトビアの室内楽作品集
ブラヴィツキス:ヴォルテージ
ペレーツィス:タンポポの野原
ヴェツムニエクス:ヴァルス・アルティショック
レイマネ:Silhouettes. Behaviours
デュブラ:秋の情熱
ペテルソンス:Z.I.E.M.A.
リエピニシュ:チェリー・レイン
トリオ・アーティショック

録音:2017年8月1日、ラトビア放送スタジオ1(ラトビア)
チェロ、パーカッション、ピアノというユニークな編成で活動し、2016年には結成15周年を迎えたラトビアの室内楽団トリオ・アーティショック(ART-i-SHOCK)。
レパートリーの拡大のためラトビアの現代の作曲家たちに作曲を委嘱しており、ここには日本では合唱音楽の作曲家として高い人気を誇るリハルツ・デュブラの作品も収録されています。
Skani
SKANI-055(1CD)
リガ大聖堂のオルガンと室内楽のための作品集
デュブラ:オルガンのためのトッカータ
シュミドベルグス:ヴァイオリンとオルガンのための「連祷」
ブレージェ:打楽器とオルガンのための「鐘の音楽」
ラトニチ:ソプラノとオルガンのための「El mirollo de l'arbore」
ザルペ:ヴァイオリン、打楽器とオルガンのための「フォックスファイアー・アンダー・ベア・エノキ・ツリー」
デュブラ:ソプラノ、打楽器、オルガンとポジティブ・オルガンのための「アンナの歌」
レヴァ・エゼリエテ(S)、
エリナ・エンドゼレ(打楽器)、
ギドンス・グリンベルグス(Vn)、
アイガルス・レイニス(Org)

録音:2016年9月、リガ大聖堂(ラトビア)
世界遺産であるラトビアのリガ歴史地区にあるリガ大聖堂のパイプ・オルガン(1884年設置)によるオルガンを伴う室内楽作品集。リガ大聖堂の歴史あるオルガンとラトビアの作曲家たちの音楽のコラボーレションは、現代の人々の教会、寺院への道標を表現しており、新たな視野や発見をもたらしてくれるプログラムです。

ABC Classics
ABC-4817026(1CD)
牧歌的な寓話〜コールアングレとピアノのための作品集
ベートーヴェン:ソナタ ヘ長調 Op.17
シューマン:ラン・デ・ヴァッシュ、
 トロイメライ、ソナタ イ短調 Op.105、
 夕べの歌 Op.85-12
ブラームス:ソナタ変ホ長調 Op.120-2、
 子守歌 Op.49-4、5月の夜 Op.43-2
アレクサンドル・オゲイ(コールアングレ)、
ニール・ペレス・ダ・コスタ(ウィーン式アクションピアノ)

録音:2016年−2017年
1997年からシドニーSOの首席コールアングレ(イングリッシュホルン)奏者として活躍するスイス生まれのスペシャリスト、アレクサンドル・オゲイが奏でるダブルリードの妙技!
オゲイはチューリッヒ音楽大学でトーマス・インデアミューレに師事し、モーリス・ブルグやエマニュエル・アビュールの薫陶を受けた後、1990年から97年までルツェルンSOの副首席オーボエ奏者を務めた実力者です。
シドニー音楽院の古楽科教授を務めるニール・ペレス・ダ・コスタが奏でるウィーン式アクションのピアノ(ポール・マクナルティの製作によるシュトライシャー&サンズ1868年モデルのレプリカ)の音色も絶妙。
ソロ楽器としての「コールアングレ(イングリッシュホルン)」の魅力が存分に詰まった関係者要注目アルバムです!
ABC Classics
ABC-4816751(1CD)
冬のおとぎ話
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
シューベルト(ベネディクト編):歌曲集「冬の旅」より 8つの歌曲
シューマン(ベネディクト編):インテルメッツォ WoO.22、
ソナタ イ短調 Op.105
ロジャー・ベネディクト(Va)、
サイモン・テデスキ(P/ファツィオリF-278)

録音:2017年7月21日−25日、シドニー(オーストラリア)
1991年に若干20歳という若さでイギリスの名門フィルハーモニアOの首席ヴィオラ奏者に就任し、2003年からはオーストラリアのシドニーSOで首席ヴィオラ奏者として活躍するロジャー・ベネディクトのソロ・レコーディング。ソロ楽器としての「ヴィオラ」の魅力を余すことなく伝えるために、ベネディクトが選んだのは「アルペジョーネ・ソナタ」をメインとするシューベルトとシューマンの音楽。
シューベルトの「冬の旅」、シューマンの「インテルメッツォ」と「ソナタ Op.105」はベネディクト自身のアレンジによるものです。

Delphian
DCD-34217(1CD)
ルトスワフスキ&ペンデレツキ:ヴァイオリンとピアノのための音楽全集
ルトスワフスキ:スビト(1992)、レチタティーヴォとアリオーゾ(1951)
ペンデレツキ:ソナタ第1番(1953)、3つの小品(1959)
ルトスワフスキ:パルティータ(1984)
ペンデレツキ:ソナタ第2番(2000)
フォイル=シュトシュラ・デュオ〔マイケル・フォイル(Vn)、
マクシム・シュトシュラ(P)〕

録音:2018年2月12日−14日、セント・メアリー教会(ハーディントン、イギリス)
戦後ポーランド楽壇を主導したポーランド楽派を代表する二人の作曲家、ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913−1994)とクシシュトフ・ペンデレツキ(1933−)の、ヴァイオリンとピアノのための作品全集。
フォイル=シュトシュラ・デュオは、スコットランド出身のマイケル・フォイル、エストニア出身のマクシム・シュトシュラからなり、'Salieri-Zinetti'国際室内楽コンクール2015と、ベートーヴェン・ピアノ協会のヨーロッパ二重奏コンクールで優勝した期待のデュオ。これまで、スティーヴン・コヴァセヴィチやマキスム・ヴェンゲーロフのマスタークラスを受け、現在はシティ・ミュージック財団のアンバサダーも務めています。今シーズンには、BBCSOやハレOのゲスト・コンサートマスターも務めたマイケル・フォイルが、研ぎ澄まされた表現力で、戦後ポーランドの抑圧と自由を鋭く描きます。

AMBRONAY
AMY-310(1CD)
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第1番変ホ長調 Op.12
ハイドン:弦楽四重奏曲第81番ト長調 Op.77-1
メンデルスゾーン:弦楽四重奏のための4つの小品 Op.81
コンソーンSQ(古楽器使用)
アガタ・ダラスカイテ、
マグダレーナ・ロス=ヒル(Vn)
エリツァ・ボグダノヴァ(Va)
ジョージ・ロス(Vc)

録音:2018年3月31日-4月3日ジュジュリユ(フランス)
2012年、ロンドンの王立音楽院の在学生で結成されたコンソーン弦楽四重奏団は、最小限のヴィヴラート、チェロのピン無しなどのピリオド・ スタイルで、古典派からロマン派初期の作品に特化した活動を行っており、2015年以降様々な音楽祭で賞を受けている実力派です。高い 技術はもちろん、ガット弦の清楚で温かみのある響きと瑞々しい表現の共存が彼らの大きな魅力で、ここではメンデルスゾーンが20歳の頃仕 上げた四重奏曲と、その没後遺稿から集めて出版された小品、そしてハイドンの晩年に書かれロマン派の萌芽を感じさせる傑作を収録してい ます。いずれも彼らならではの若い感性で生き生きと歌い上げており、作品の美しさを存分に味わうことが出来るアルバムとなっています。ピリ オド解釈によるロマン派以降の作品録音も少なくはない昨今と思いきや、実は弦楽四重奏のピリオド録音は驚くほど少ないのが現状。彼らの さらなる活躍を通じて、作曲家たちが意識していた19世紀以前のサウンドに迫れる機会が増えるのも楽しみです。

MELODIYA
MEL-1002498(1CD)
NX-B06
バッハ:チェロ・ソナタ(ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ)集
ソナタ第1番ト長調 BWV1027
ソナタ第2番ニ長調 BWV1028
ソナタ第3番ト短調 BWV1029
エア〜管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068 より
いざ来れ、異教徒の救い主よ BWV659 (クニャーゼフ編)
シシリアーノ〜ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番 ハ短調 BWV1017 より (クニャーゼフ編)
アダージョ〜トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564 より
アレクサンドル・クニャーゼフ(Vvc/1732年カルロ・ベルゴンツィ製作)
ジャン・ギユー(Org/2008年マショーニ社製、デザイン:ジャン・ギユー)

録音:2013年ローマ、聖アンソニー教会
クニャーゼフのニュー・アルバムは、フランスのオルガンの巨匠ギユーとの共演。2人がパリで初共演して以来20年も温めてきた企 画として、バッハの「ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ」をチェロとオルガンで演奏しています。元々チェンバロが伴奏とい う枠にはまらず、2つのソロ楽器によるソナタという性格を持つ作品ですが、ギユーはここで決してチェロの邪魔はせずに特徴的な 音栓を選び、また原曲ではトリルで伸ばすところをオルガンならではの持続音で処理するなど、自ら製作に関わった楽器を自在 に操って、曲が潜在的に持つ側面を新たに際立たせています。クニャーゼフのチェロものびのびと歌いながらアンサンブルを大切に しており、フレーズにより押したり引いたりの表現を巧みに構成しています。余白には、バッハの有名作品を2人で奏でた嬉しいお まけ付き。

CPO
CPO-555095(2CD)
NX-D01
ヴォルデマール・バルギール(1828-1897):弦楽四重奏曲と弦楽八重奏曲全集
弦楽四重奏曲 第3番イ短調 Op.15b
弦楽四重奏曲 第4番ニ短調 Op.47
弦楽八重奏曲 ハ短調 Op.15a
弦楽四重奏曲 第1番
弦楽四重奏曲 第2番
オルフェウスSQ
【八重奏の客演】
佐藤 優芽(Vn)
堀江 普(Vn)
ユリア・レベッカ・アドラー(Va)
エヴァ・フライターク(Vc)

録音:2013年3月1-3日、2016年4月29-30日、5月4-5日
近年再評価が高まるベルリン生まれの作曲家バルギール。その名前はほとんど知られていませんが、実は彼の母親マ リアンネの前夫はフリードリヒ・ヴィークであり、この2人の間の娘がクララ・ヴィーク。従って、彼はクララの異父弟となりま す。彼は長年にわたり、ベルリン高等音楽学校作曲科の教授を務め、後進に作曲を教えるとともに、シューマンとショ パン作品の校訂を手がけました。蒐集家としても知られ、彼の遺品の中には1500点を超える書簡や、切り抜きや 論文、旅券など日常生活で集めたちらしなどがあり、これらは彼の生涯を研究するにあたり貴重な資料になっていま す。そんな几帳面な性格のバルギールの作品は、メロディよりも曲の構成が重要視されており、弦楽四重奏曲はベー トーヴェンにも似た厳格さを備えています。
CPO
CPO-555112(1CD)
NX-B02
マンドリンとフォルテピアノ
フンメル(1778-1837):大ソナタ ハ長調 Op.37
レオーネ(1725-1790):ソナタ 第2番イ長調 Op.2
フェリシアーノ(1793-1863):ソナタと変奏 ハ長調
ベートーヴェン:ロンド ニ長調(F.レールによる再構築)
 アンダンテと変奏 ニ長調
 ソナチネ ハ長調
 ソナチネ ハ短調
 アダージョ・マ・ノン・トロッポ 変ホ長調
アンナ・トルゲ(4コース・ヒストリカル・マンドリン)
ゲラルド・ハンビッツァー(フォルテピアノ)

録音:2014年12月11-15日
ケルン WDR放送、
クラウス・フォン・ビルマスクザール
「イタリアのマンドリンとヴァイオリン」(555050)に続くマンドリン奏者トルゲのアルバム。今作では古典派の4人の作曲 家の作品を選び、ガット弦を使用し、豪華な装飾が施された19世紀仕様の楽器を用いて、名手ハンビッツァーととも に魅力的な演奏を披露しています。古典派のマンドリン曲の中で最高傑作とされるフンメル、ギャラント様式(装飾 が少ない典雅な作風)で書かれたレオーネ、ポルトガルの知られざる作曲家フェリシアーノ、この3人のソナタと、20 代のベートーヴェンが伯爵夫人ジョセフィーヌのために書いたマンドリンのためのソナチネ、どれもマンドリンとフォルテピア ノの音が解け合った優美な作品です。
CPO
CPO-777305(1CD)
NX-B02
フェルディナント・リース(1784-1838):弦楽四重奏曲集 第3集
弦楽五重奏曲 第2番ニ短調 Op.68
弦楽四重奏曲 第1番ヘ長調 Op.70-1
弦楽四重奏曲 第5番ハ短調 Op.126-2
シュパンツィヒSQ
ラクェル・マサデス(Va)

録音:2016年3月5-8日ベルリン、アンドレア教会
ベートーヴェンやリースとも親交があり、ラズモフスキー伯爵の私設SQのリーダーを務めたイグナーツ・シュパ ンツィヒ。彼の名を冠した「シュパンツィヒSQ」は、ピリオド楽器を用いて古典派作品を演奏することで定評 のあるアンサンブルです。彼らは作曲家としてのリースの重要性に着目、弦楽四重奏曲を通して「ベートーヴェンの弟 子」としてではなく、「独創性豊かな作曲家」としてのリースを伝えることに力を注いでいます。これまでにリリースされた 2枚のアルバムも高く評価されていますが、第3作となるアルバムでは、ヴィオラ奏者マサデスを招いて弦楽五重奏曲 も演奏。充実した響きを持つ革新的な作品は、まさに作曲家リースの本領発揮と言えるでしょう。
CPO
CPO-5551621(2LP)
NX-D11
バッハ:フーガの技法 BWV1080
F.グレーフによる4本のサクソフォンのための編曲版
【LP1】
SideA
1.コントラプンクトゥス 1
2.コントラプンクトゥス 3
3.コントラプンクトゥス 2
4.コントラプンクトゥス 4
5.第15番(8度のカノン)
6.第16番(10度のカノン)
SideB
1.第17番(12度のカノン)
2.コントラプンクトゥス 8
3.コントラプンクトゥス 11
4.コントラプンクトゥス 10
5.コントラプンクトゥス 9
【LP2】
SideA
1.コントラプンクトゥス 5
2.コントラプンクトゥス 6
3.コントラプンクトゥス 7
4.第14番(拡大と縮小による4声反行カノン)
SideB
1.コントラプンクトゥス 12a
2.コントラプンクトゥス 12b
3.コントラプンクトゥス 13a
4.コントラプンクトゥス 13b
5.コントラプンクトゥス 18
ベルリン・サクソフォン四重奏団
【メンバー】
デトレフ・ベンスマン
(ソプラノ・サクソフォン)
クラウス・クレツマルスキ
(アルト・サクソフォン)
クリストフ・グリーゼ
(テノール・サクソフォン)
フリーデマン・グレーフ
(バリトン・サクソフォン)

録音:1990年9月
MDG. Holger Schlegel

180g 重量盤
ベルリン・サクソフォン四重奏団によるバッハの名作「フーガの技法」。バリトン・サクソフォンを担当するグレーフが編曲し たこの演奏は、CD(999058)発売時に「様々な解釈が存在するこの作品に、また新たな光を当てた」として話題と なりました。サクソフォンの音色に溶け合うバッハの幻想的な旋律は、聴き手を瞬時に魅了します。今回は180gの 重量盤ヴァイナルLPとして再登場、臨場感に溢れる音質をたっぷりお楽しみいただけます。

Chandos
CHAN-10999(1CD)
リヴァイヴ〜サクソフォン四重奏のためのバロック・アレンジメント
パーセル:ロンドー(劇付随音楽 「アブデラザール、またはムーア人の復讐」 Z.570より)*
バッハ:G線上のアリア(管弦楽組曲第3番 BWV.1068より 第2楽章)*、
 前奏曲とフーガ ヘ短調 BWV.857(平均律クラヴィーア曲集第1巻より 第12番)**、
 前奏曲とフーガ ト短調 BWV.885(平均律クラヴィーア曲集第2巻より 第16番)**、
 バディネリ(管弦楽組曲第2番 BWV.1067より 最終楽章)*、羊は安らかに草を食み(カンタータ 「楽しき狩こそわが悦び」 BWV.208より)*、
 ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV.1048*
ヘンデル:サラバンド(クラヴサン組曲ニ短調 HWV.437より 第4楽章)*、
 「水上の音楽」より 3つの楽章〔アラ・ホーンパイプ(第2組曲ニ長調 HWV.349より)、ブーレ(第2組曲ニ長調 HWV.349より)、メヌエット2(第3組曲ト長調 HWV.350より)〕*
バード:パヴァンとジーグ*
バッハ
:フーガ ト短調 BWV.578*
コレッリ:アダージョ(合奏協奏曲 Op.6-8 「クリスマス協奏曲」より 第2楽章)*
バッハ:イタリア協奏曲 BWV.971#

編曲:イアン・ファリントン(世界初録音)*/ラインハルト・フック**/栃尾克樹&フェリオ・サクソフォン四重奏団#
フェリオ・サクソフォン四重奏団

録音:2018年2月19日−21日、殉教者聖シラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
ロイヤル・オーヴァー=シーズ・リーグのアンサンブル・コンクール2015、フィルハーモニアO&マーティン・ミュージカル・スカラーシップのアンサンブル賞2015、タンネル・トラスト賞2014/2015、パーク・レーン・グループ・アーティスト2015/2016など数々の賞を受賞し、セント・ジョンズ・スミス・スクエアのヤング・アーティスト・オヴ・ジ・イヤー2016/2017に見事選ばれたイギリスの新進気鋭のサクソフォン・クヮルテット、フェリオ・サクソフォン四重奏団。サクソフォン四重奏のためのオリジナル作品集(CHAN 10987)に続くChandos第2弾は、アレンジ作品集!
「G線上のアリア」や「バディネリ」、「水上の音楽」、「クリスマス協奏曲」など、バロック時代の名曲が満載。「平均律クラヴィーア曲集」と「イタリア協奏曲」を除く全作品をアレンジしたのは、ロンドンの王立音楽アカデミーとケンブリッジ大学で学んだイアン・ファリントン。ピアニスト、オルガニスト、作編曲家として多彩に活動しながら、特に大規模なオーケストラ作品の小編成版アレンジで人気を誇る名アレンジャーです。ファリントンの編曲版はすべて世界初録音。

Passacaille
PAS-1039(1CD)
「オペラのいたずら」
ロッシーニ:前奏曲、主題と変奏(ホルン、ピアノ)
ジョヴァンニ・プッツィ:Ah che forse in toi momenti(メゾソプラノ、ホルン、ピアノ)
アントニー・クラピッソン:ロッシーニ『オテロ』の主題による幻想曲(ホルン、ピアノ)
ドニゼッティ:Fuis, laisse-moi(メゾソプラノ、ホルン、ピアノ)
メルカダンテ:L’appel du chasseur(メゾソプラノ、ホルン、ピアノ)
フレデリック・デュベルノア:Mes Adieux(ホルン、ピアノ)
アゴスティーノ・ベッローリ:Pot-pourri sopra vari motivi dell'opera il Pirata(ホルン、ピアノ)
ドニゼッティ:L' Amor funesto(メゾソプラノ、ホルン、ピアノ)
ジヴァンニ・プッツィ:Fantaisie sur les airs de l'Agnese et de la Molinara(ホルン、ピアノ)
ドニゼッティ:Une larme furtive(メゾソプラノ、ホルン、ピアノ)
アレッサンドロ・デナビアン(ナチュラルHrn)
ルチア・チリッロ(Ms)
フランチェスカ・バッチェッタ(フォルテピアノ)

録音:2014 年 8月26-29日
オペラの大家ロッシーニは40代で一度音楽の道から身を引き隠居生活を送りますが、晩年に再び創作活動をはじめ『老年のいたずら』と題した小品 集を作曲します。これはピアノ曲や小さな編成の室内楽で、このなかに友人のホルン奏者のために書かれた「前奏曲、主題と変奏」も含まれます。この作 品から始まる当アルバムは、「オペラ」と「晩年ロッシーニのユーモラスな筆致」と「ホルン・声・ピアノ」をテーマとして広がっていくマニアックなアルバム。 ロッシーニの時代の作曲家で統一され、とてもハイレベルな古楽器演奏が繰り広げられます。ロッシーニは毎晩おいしい料理を食べながら、こんな音楽を 聴いて人生を楽しんでいたのでしょうか。 (Ki)

CONTINUO Classics
CC777-728(2CD)
ブラームス:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.101
ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87
ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op40(原曲:ホルン三重奏曲)
グラフ・ムリャ(Vn)、フランソワ・グローベン(Vc)、ペーター・ラウル(P)

録音:2006 年/コルタンベール・プロテスタント寺院
グラフ・ムリャは2004年にハルモニアムンディ・フランスよりリリースされた「放浪のヴァイオリン」(HMA 1951785)でフランス・レコード賞を受 賞し話題となったヴァイオリニスト。情熱的な演奏で魅了します。フランソワ・グローベンは1997年から2003年までトマス・ツェートマイアーが第1ヴァ イオリンをつとめるツェートマイアー四重奏団のチェロ奏者として活躍。1695年製の名器ゴフリラーから奏でられる野太く雄弁に語りかける音色が魅力で す。ペーター・ラウルはマルク・コッペイとのベートーヴェンのチェロとピアノための作品全集(KKC 5889 / AU 23440)、イリア・グリンゴルツとのス トラヴィンスキーのヴァイオリン作品集(第1集 BIS SA 2245/ 第2集 BIS SA 2275)など、数々の名録音で知られる名手。卓越したテクニックと表 情豊かな演奏には定評があります。なお、グローベンは2011年5月28日に死去しており、当アルバムはブローベンへの追悼アルバムとしてリリースが 決定しました。セッションでありながらライヴを思わせる丁々発止の演奏をお楽しみください。 (Ki)

NEOS
NEOS-11815(1CD)
マルティン・ヘルヒェンレーダー(b.1961):チェロとピアノのための作品集
死に関する小品〜チェロとピアノのための
ピアノのための4つのエチュード「木々と石」
冬の夜の音楽 - メランコリア1514〜チェロのための
ピアノのためのエチュード第2 番「メテオ(流星)」
チェロのためのミニアチュアズ
ピアノのためのエチュード第3 番
パウル・クレー・ブラットIV「石塊」〜ピアノのための
コンタクテ〜チェロとピアノのための
フリードリヒ・ガウヴェルキー(Vc)
ゼフェリン・フォン・エッカルトシュタイン(P)

録音:2017年9月
マルティン・ヘルヒェンレーダーはオルガニスト、音楽学者でもありドイツ、アメリカ、中国、カナダでも教鞭を執っています。オルガン奏者としてはマーカス・シュトックハウゼン、アルディッティQ とも度々共演しています。既に当NEOS-よりオルガン作品のCD が出て好評を得ています。これはチェロ独奏、ピアノ独奏、チェロとピアノのために書かれた作品集。メテオ(流星)はそのものずばり、激しいクラスター音響で隕石の落下と思しき情景が描かれ、「冬の夜の音楽-メランコリア」はチェロの呻くようなメリスマティックで憂鬱な旋律が日本の東北民謡を想起させる。「コンタクテ」ではチェロとピアノが様々な形で接触(コンタクテ)する小品集。
NEOS
NEOS-11819(2CD)
「フルート・ニュース」〜現代のフルート二重奏曲

(1)-(7)「20 世紀のフルート二重奏」
(1)ヒンデミット:標準的なソナチネOp.31-3(1924)
(2)ジョン・ケージ:3 つの小品(1935)
(3)ゴッフレド・ペトラッシ(1904-2003):天使の対話(1948)
(4)武満徹:マスク(1959)
(5)ブルーノ・マデルナ(1920-1973):ディアロディア(1972)
(6)尹伊桑(1917-1995):インヴェンション(1983)
(7)ジャン・フランセ:2 種のインコのシンポジウム(1989)

(8)-(16)「ヴァインツィアールとヴェヒターに捧げられた作品」
(8)ドロシー・エベルハルト(b.1952):EOS(2015)
(9)エンヨット・シュナイダー(b.1950):“RA”-リチュエル(2017)〜10 人のフルート奏者のための
(10)ジャン=リュック・ダルブレー(b.1946):ウェイヴズ(2010)
(11)ベルント・レッドマン(b.1965):秘密の庭園(2017/18)
(12)エルヴィン・コッホ=ラファエル(b.1949):コンポジションNo.71(2012)〜フルート(ピッコロ持ち替え)、バス・フルート、ピアノのための
(13)ニコラウス・ブラス(b.1949):愛の対話(2014)
(14)ヨハネス・X・シャフトナー(b.1985):夜を走る II〜7 つのフルートのための(2010/11)
(15)フォルカー・ニッケル(b.1970):ソナチネ(2016)
(16)マックス・ベックシェーファー(b.1952):ハイドンのいる三重奏曲II(2009)〜2 つのフルートとチェロのための
エリザベト・ヴァインツィアール(Piccolo/Fl/アルトFl)
エドムント・ヴェヒター(Fl/アルトFl/バスFl/コントラバスFl)
(9)(14)ミュンヘン・フルート・アンサンブル
(12)エヴァ・シーファーシュタイン(P)
(16)フィリップ・フォン・モルゲン(Vc)

録音:(1)-(7)1998年、(2)-(16)2018年2月
現代のフルート二重奏およびフルート・アンサンブル、フルート二重奏を中心にした室外 楽曲を収録。ディスク1 は主に20 世紀に書かれたスタイルも様々な作曲家の作品、ディスク 2 はこのセットの演奏者であるエリザベト・ヴァインツィアール&エドムント・ヴェヒターに捧げら れた最近の作品を中心にまとまられています。ヒンデミットの可憐で軽やかな「標準的なソナチ ネ」に始まり、ケージの若書きで初期のリリシズムあふれる傑作「3 つの小品」、武満 20 代の 傑作「マスク」、マデルナ、尹伊桑、フランセと 20 世紀を代表するフルート作品が続く。ディス ク 2 では 21 世紀の新しい息吹を感じさせるシュナイダーの「”RA”リチュエル」、タッピングな どの特殊奏法を交えたダルビレーの「ウェイヴズ」、ベックシーファーの楽しい 21 世紀版ハイ ドンの主題による変奏曲「ハイドンのいる三重奏曲II」がそれぞれ聴きもの。現代音楽ファン、 フルート学習者必携。

Guild
GMCD-7812(1CD)
ジェームズ・クリーガー〜ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・チェロ・クリスマス
マーティン&ブレーン(ギンズバーグ編)ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス
伝承曲(ギンズバーグ編):さやかに星はきらめき
伝承曲(ギンズバーグ編):飼い葉の桶で
伝承曲(ギンズバーグ編):われらはきたりぬ/御使いうたいて
伝承曲(ギンズバーグ編):山の上で告げよ
伝承曲(ギンズバーグ編):天なる神には
ロイド・ウェッバー&ライス(ギンズバーグ編):私はイエスが分らない
伝承曲(ギンズバーグ編):まきびとひつじを
ウェルズ&トーメ(ギンズバーグ編):クリスマス・ソング(暖炉では栗の実が焼け)
伝承曲(ギンズバーグ編):世の人忘るな
伝承曲(ギンズバーグ編):荒野の果てに
シメオネ、デーヴィス&オノラティ(ギンズバーグ編):リトル・ドラマー・ボーイ
伝承曲(ギンズバーグ編):きよしこの夜
ジェームズ・クリーガー(Vc)、
ビル・メイズ(P)、
アレックス・ライベック(P)、
パトリック・ミランド(Hrn)、
アンドルー・スターマン(クラリネット、フルート&リコーダー)、
ショーン・ハークネス(G)、
リネット・ワードル(Hp)、
ウィリアム・ギャリソン(ハーモニカ)、
ビル・ヘイズ(打楽器)、
ネッド・ポール・ギンズバーグ(シンセベース&シンセサイザー)
1974年の第5回チャイコフスキー国際コンクールで、同年のアメリカ人最高位となる第4位入賞を果たし、1982年よりメトロポリタン歌劇場Oのメンバーとして活躍しているアメリカのチェリスト、ジェームズ・クリーガーが想いを込めて企画、選曲したチェロによる本格的なクリスマス・アルバム! クリスマス・ソングへの深い愛情、そして「歌いたい!」というクリーガー自身の想いが込められたこのクリスマス・アルバムには、フィリップ・グラス・アンサンブルのフルーティスト、アンドルー・スターマンや、ナポリ・サン・カルロ劇場管などで活躍したホルン奏者パトリック・ミランド、アメリカの熟練のジャズ・ピアニスト、ビル・メイズなど、気心知れた実力派ミュージシャンたちが参加。 クラシック、ポップス、ジャズなど様々なスタイルにアレンジされたクリスマス・ソングの数々を、クリーガーを中心とするアンサンブルが愉しく、そして歌心豊かに奏でます。

RUBICON
RUBI-1027(1CD)
バルトーク&シューマン:ヴァイオリン・ソナタ集
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.105、
 3つのロマンス Op.94
バルトーク:ハンガリー民謡集、
 ヴァイオリン・ソナタ第1番
スティーヴン・ヴァールツ(Vn)、
ガブリエーレ・カルカノ(P)
スティーヴン・ヴァールツは、1996年カリフォルニア生まれの若きオランダ系アメリカ人ヴァイオリニスト。サン・フランシスコ音楽院とカーティス音楽学校、パールマン・ミュージック・プログラムなどで学び、現在はクロンベルク・アカデミーに在籍中。2013年にはニューヨークのヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションとモントリオール国際コンクールで受賞、2014年メニューイン・コンクール優勝など神童として活躍し、2015年のエリザベート王妃国際音楽コンクールでは第5位入賞を果たしています。2017年には優れた若手演奏家に贈られるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントを受賞し、既に30以上のスタンダード・レパートリー、そしてレアなコンチェルト・レパートリーを誇るスティーヴン・ヴァールツのデビュー・アルバムは、バルトークとシューマンのヴァイオリン・ソナタ集。

SONARE
SONARE-1041(1CD)
ヴォルフガング・ダヴィッド&梯 剛之 デュオ・リサイタル2017
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 Op.159 D.934
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2
ヴォルフガング・ダヴィッド(Vn)、
梯剛之(P)

ライヴ録音:2017年12月7日/JTアートホール アフィニス
ピアニスト梯剛之とウィーンでともに学んだヴォルフガング・ダヴィッドによる奇跡のデュオによる第5弾は2017年のライヴからシューベルトのヴァイ オリンとピアノのための幻想曲、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番、そしてベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第2番を収録しました。難曲と しても知られるシューベルトの幻想曲。阿吽の呼吸から生まれる演奏からはウィーン情緒漂うシューベルトを堪能することができます。ブラームスは緊密 で深い演奏を展開。ことに丁寧に紡ぎだされる心温まる第2楽章が感動的です。そして、2013年12月のライヴからテーマの一つとしているベートーヴェ ンのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏。これまでに第9番「クロイツェル」(SONARE 1025)、第6番&第8番(SONARE 1030)、第3番&第7番(SONARE 1032)、第10番(SONARE 1036)がリリースされておりますが今回は第2番が演奏されました。当ライヴでも端正でみずみずしい演奏を披露してお ります。 (Ki)

WERGO
WER-7372(1CD)
マルコ・ストロッパ(1959-):作品集
(1)Hommage a Gy. K. (1997-2003/rev. 2008)
「ジェルジュ・クルターグへのオマージュ」〜クラリネット、ヴィオラとピアノのための
(2)Un segno nello spazio (1994)
「宇宙のサイン」〜弦楽四重奏のための
(3)Osja, Seven Strophes for a Literary Drone (2005/rev. 2013)
「文学的なドローンのための7つのストローフィ」〜ヴァイオリン、チェロとピアノのための
アンサンブル・KNM・ベルリン

録音:2015年10月20-24日/ケルン、WDR
イタリアの作曲家ストロッパによる室内楽作品集。彼はブーレーズのもとIRCAMで働いた経歴を持っており、生楽器でも繊細な音色を使いこなしてい ます。「Hommage a Gy. K.」は7つの小さな楽章からなり、演奏者が互いの位置を繰り返し変えながら演奏します。クルターグを思わせる静謐で繊細 な音のやり取りがさまざまなエフェクトとなり耳をくすぐります。「Un segno nello spazio」は弦楽四重奏ながら多層的な響きで、空間を削り出したかの ような複数の切り口を見せ、宇宙的なパルスも感じます。「Osja, Seven Strophes for a Literary Drone」はロシアの詩人ヨシフ・ブロツキーを題材と しており、「Osja」はブロツキーの愛称。弱音が支配的ですが動きは途切れず、集中が続く音楽です。 (Ki)

カメラータ
CMCD-15147(2CD)
税込定価
2018年10月15日発売
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲作品59
弦楽四重奏曲 第7番ヘ長調 作品59-1 「ラズモフスキー 第1番」
弦楽四重奏曲 第8番ホ短調 作品59-2 「ラズモフスキー 第2番」
弦楽四重奏曲 第9番ハ長調 作品59-3 「ラズモフスキー 第3番」
ウィーン・ニコライSQ
[ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルク
(Vn1)
ベンジャミン・モリソン(Vn2)
ゲルハルト・マルシュナー(Va)
ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルク(Vc)]

録音:2018年5月ウィーン
 室内楽演奏の輝かしい伝統をも持つウィーン・フィルの、創設者オッ トー・ニコライの名を冠したウィーン・ニコライSQは、2012 年の創設以来、その伝統を受け継ぎ、次代を担う使命感をもって演奏活 動を行い高い評価を受けています。ウィーン・フィルの同僚たち、ヴィ ルフリート・和樹(Vn)、ベルンハルト・直樹(Vc)の ヘーデンボルク兄弟と、ゲルハルト・マルシュナー(Va)、ベ ンジャミン・モリソン(Vn)による四重奏団が満を持してレ コーディングに選んだのは、ベートーヴェンの「ラズモフスキー」全曲。 若き正統派カルテットの鮮烈なるCDデビューです。(カメラータ)

アールアンフィニ
MECO-1050(1SACD)
税込定価
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D810「死と乙女」
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
ストリング・クヮルテット ARCO
[伊藤亮太郎(Vn1)
双紙正哉(Vn2)
柳瀬省太(Va)
古川展生(Vc) ]

録音:2018年4月23日&24日 横浜市栄区民文化センター リリス
ストリング・クヮルテットARCO の実に16年ぶりにニューアルバムは、弦楽四 重奏曲の金字塔、シューベルト「死と乙女」。N 響、読響、都響においてそれぞれ トップを務めるソリスト4人が織りなすその醸成された響きは、16年という濃 密な時の変遷を確信させます。カップリングはウェーベルン初期の「弦楽四重奏 のための緩徐楽章」。ロマン派への憧憬を感じるその美しい弦楽の響きは、ウェー ベルンをウェーベルンたらしめている12音無調音楽とは一線を画すもので、万 人が純粋に「美しい」と感じられる秀作です。ARCO ならではのベルベットな響 きが天国へと誘います。

Orchid Classics
ORC-100085(1CD)
NX-B03
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(R.スナイダー編)
ハイドン:弦楽四重奏曲 ハ長調
Op.54-2(Hob.III:57)
ラヴェル:古風なメヌエット(R.スナイダー編)
ストラヴィンスキー:弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ
ラヴェル:メヌエット 嬰ハ短調 Op.posth(R.スナイダー編)
テスラ四重奏団
【メンバー】
ロス・スナイダー(Vn)
ミッシェル・リー(Vn)
エドウィン・カプラン(Va)
セラフィム・スミゲルスキー(Vc)

録音:2017年4月29.30日,5月1日UK モンマス、ウィアストン・レイズ、コンサート・ホール
偉大な発明家ニコラ・テスラ(1856-1943)の名を冠した「テスラ四重奏団」。2008年にジュリアード音楽院の学生 たちにより結成されたこのアンサンブルは、詩、音楽、哲学にも精通し、これらを大切にしていたテスラの意志を尊重 し、“人々を結び付ける”役目としての音楽を追求しています。彼らは聴衆と演奏家の結びつきを強めるために10年 間試行錯誤を繰り返したといい、このデビュー・アルバムでは、ラヴェル、ハイドン、ストラヴィンスキーという選曲から演 奏に至るまで、聴き手をひきつけるために細心の注意が払われており、演奏も実にきめ細やか。現在のニューヨークで 最も有望なアンサンブルの一つとして注目を集めています。

Orchid Classics
ORC-100089(1CD)
NX-B03
20世紀と21世紀、トランペットとピアノのための作品集
ピーター・マクスウェル=デイヴィス(1934-2016):トランペットとピアノのためのソナタ Op.1
レイモン・ガロワ=モンブラン(1918-1994):サラバンドと終曲
アレックス・ウルフ(1995-):ダイレクト・メッセージ
エネスコ:伝説
デボラ・プリッチャード(1997-):7 Halts on the Somme ソムの七つの係留所
ジル・スウェイン(1946-):Sangre Viva 生きる血
ジャック・カステレード(1926-2014):トラネンペットのためのソナチネ
マティルダ・ロイド(Tp)
ジョン・リード(P)

録音:2017年12月6-7日,2018年2月26日,4月24日
注目の女性トランペット奏者マティルダ・ロイドのデビュー・アルバム。“エリック・オービエ国際トランペット・コンクール”に 入賞、BBC若手ミュージシャンに選定された彼女はBBCプロムスで鮮烈なソロ・デビューを果たし世界中の注目を集 めました。 このアルバムは「トランペットのレパートリーを広げたい」というロイドの願いが反映されており、スウェイン、プリッチャード、 ウルフの新作だけでなく、他の作曲家たちの忘れられてしまった作品も収録されており、彼女の技巧を楽しむとともに、 作品への興味も強くかきたてられる構成となっています。
Orchid Classics
ORC-100091(1CD)
NX-B03
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集 第2集
ピアノ三重奏曲 ト長調 Op.1-2
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.70-2
トリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン
【メンバー】
ホン・ソジン(Vn)
ホン・ソキュン(Vc)
イェンス・エルヴェキール(P)

録音:2018年3月13-17日
コペンハーゲン デンマーク放送、コンチェルトハウス 第2スタジオ
2017年にリリースされた第1集が高く評価されたトリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲンによるベートーヴェン。第2集に収録され ているのは23歳の作品であるOp.1-2と中期の作品Op.70の2曲です。彼らは北欧の音楽シーンの最前線に位置 するアンサンブルで、20年近くに渡り活躍し数多くの賞を受けているヴェテランです。このベートーヴェンでも親密で息 のあった演奏の中に、独自の解釈を施した素晴らしい音楽を聴かせています。

Resonus
RES-10223(1CD)
NX-B05
マイケル・バークリー(1948-):室内音楽集

1-3.Catch Me if You Can(1994)
4.クラリネット五重奏曲(1983)
Winter Fragments 冬の断片(1996)
5.Winter fragments the earth
6.Death lies on her
7.The reeling clouds stagger
8.Frozen still
9.A widow bird sate mourning
10.Silent and soft
11.Time that knows more
12.オルフェウスのソネット-リルケのソネットより(2010)
13.SEVEN(2007)
フルール・バロン(Ms)…5-12
ドミニク・グリアー(指)…5-11.13

バークリー・アンサンブル
【メンバー】
ソフィー・マザー(Vn)…4
フランチェスカ・バリット(Vn)・・4-11.13
ダン・シラディ(Va)…4-11.13
ジェンマ・ウェアハム(Vc)…4-13
ジョン・スラック(Cl&バスCl)…1-11.13
アンドリュー・ウェストン(Fg)…1-3
ポール・コット(Hrn)…1-3
ルーク・ラッセル(Fl&アルトFl&ピッコロ)…1-3.5-11.13
エミリー・コックビル(Ob&コールアングレ)…1-3.5-11.13
サラ・ハッチ(パーカッション)…13
ヘレン・シャープ(Hp)…5-11.13

録音:2018年3月6-8日The New Maltings, Alpheton, Suffolk
イギリスの作曲家バークリー親子の名を冠した「バークリー・アンサンブル」。2018年に創立10周年を迎え、次々と現 代作品を紹介している彼らは、2018年に生誕70周年を迎えた息子のマイケル・バークリーの音楽に注目していま す。1948年生まれのマイケルは、王立音楽院でピアノと歌を学ぶかたわら、ロック・バンド「Seeds of Discord」で 演奏、特異な才能を発揮したことでも知られています。作曲家としては数多くの作品を発表しており、バークリー・アン サンブルは創立当時からマイケルの室内楽作品の演奏、録音を積極的に行っています。このアルバムではしみじみと した味わいを持つ「クラリネット五重奏曲」をはじめ、声楽をともなう「冬の断片」、鋭い切り口が魅力的な「SEVEN セヴン」など、魅力的な作品が並びます。

Etcetra
KTC-1626(1CD)
シュニトケ:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ第1番
Klingende Buchstaben
オレグ・カガンの思い出によるマドリガル
無伴奏チェロのための即興曲
チェロ・ソナタ第2番
ヴィヴィアーヌ・スパノゲ(Vc)、
ヤン・ミキエルス(P)

録音:2017年冬、ブリュッセル王立音楽院コンサート・ホール(ベルギー)
ブリュッセル王立音楽院で教鞭を執り、堀米ゆず子との共演でも知られるベルギーの女流チェリスト、ヴィヴィアーヌ・スパノゲ。ベルギーの才人ピアニスト、ヤン・ミキエルスと弾く、アルフレート・シュニトケのチェロ・ソナタ集。痛切なまでの感情が緻密に表現された3つの無伴奏作品の緊張感も見事。
Etcetra
KTC-1624(1CD)
木管楽器とピアノのためのフランダースの音楽
ロベール・グロロー:Hibernaculum(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット&ホルン)
エリク・デシンペライア:5つの「幻影のモテット」(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット&ホルン)
ピート・スウェルツ:インタラクション(フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン&ピアノ)
ブラム・ファン・カンプ:隠された真実(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット&ホルン)
ヤン・ホイレンブルック:ハイ・スピード・ラグ:(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット&ホルン)
フォーカス木管五重奏団、
ステファン・ド・シェッパー(P)

録音:2017年5月、2018年1月&2月、ベルギー
Et'ceteraのコンテンポラリー・コンポーザーズ・シリーズ。フランドル地方の現代の作曲家たちによる木管五重奏作品集。映画的な作品から緻密な構造の現代作品、軽快なラグ・タイムなど様々なスタイルの音楽が収録されており、新たなアンサンブル・レパートリーの開拓にもオススメ。
Etcetra
KTC-1619(1CD)
オランダの弦楽三重奏曲集
ボブ・ツィンマーマン:5つまたは6つの輝かしきバガテル
ディーデリク・ワーナヘール:アスレホス
ウーネ・ファン・ヘール:Akhnaton
クラース・デ・フリース:All That We Love Is Bound For The Past*
オシリス三重奏団、
ヘリー・デ・フリース(Ms)*
1988年の結成以来数多くのオランダの音楽賞に輝き、メンバー全員がハーグ王立音楽院の教授を務めているオランダを代表するアンサンブルの1つ、オシリス三重奏団。Et'ceteraのダッチ・コンポーザー・シリーズより、現代オランダの作曲家たちの新作(いずれも2010年代に作曲されたもの)を録音。

フォンテック
FOCD-9791(1CD)
税込定価
2018年10月3日発売
VIOLINable〜ディスカバリー vol.4
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ 第4 番ニ長調 Op.1-13 HWV371
クライスラー:クープランの様式による才たけた貴婦人
サラサーテ:ミニョンのガヴォット Op.16
サン=サーンス:サラバンドとリゴードン ホ長調 Op.93
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第4 番イ短調 Op.23
フォーレ:初見視奏曲
 ヴァイオリン・ソナタ 第1 番イ長調 Op.13
バッハグノー:アヴェ・マリア
西本幸弘(Vn) 、大伏啓太(P)

録音:2017 年12 月8 日 仙台市宮城野区文化センターPaToNa ホール・ライヴ
仙台フィル・九響コンサートマスターを兼任する西本幸弘が「VIOLINable−ヴァイオリンの可能性と適合性 −」をテーマに臨むリサイタルシリーズ 第4 弾。 2014 年より、ベートーヴェンのソナタ全曲演奏と東日本大震災復興支援音楽プログラムをあわせた “VIOLINable ディスカバリー”シリーズを開始したヴァイオリニスト西本幸弘。待望のCD 第4 弾の登場 です。第2 弾でも共演のピアニスト、大伏啓太の十全なサポートを得て、非常に聴きごたえのあるプログラ ムを展開します。仙台フィル・コンサートマスターという重責に加え、本年からは九響・コンサートマスター も兼任している西本。その活動の充実ぶりがうかがえる1 枚です。 (フォンテック)
フォンテック
FOCD-9794(1CD)
税込定価
2018年10月3日発売
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲 第2 番ハ短調 作品66
ピアノ三重奏曲 第1 番ニ短調 作品49
ハンブルクトリオ
[塩貝みつる(Vn)
ヴィタウタス・ゾンデキス(Vc)
エバーハルト・ハーゼンフラッツ(P)]

録音:2018 年6 月2 日 サンクトペテルブルク・フィルハーモニアホール・ライヴ
ドイツハンブルクを拠点として2013 年から活動しているピアノトリオ。結成当初からメディ アで高い評価を受け、ZDF(ドイツ国営第二放送)、NDR(北ドイツ放送)に出演。日本では 2015 年の初来日時のブラームスの演奏がNHK FM「ベスト オブ クラシック」で放送されま した。毎年作曲家ごとのピアノ三重奏曲全曲を録音し、公演を行うことをコンセプトに活動し ています。メンデルスゾーンは同じハンブルク出身だけに彼らの演奏への期待は大変大きいも のでしたが、欧州各地で演奏し絶賛を博しました。当盤は2018 年6 月、サンクトペテルブ ルクのフィルハーモニアホール公演のライヴ録音を収録したものです。 (フォンテック)
フォンテック
FOCD-9790(1CD)
税込定価
2018年10月3日発売
ホルンとオルガンのためのフランス音楽
サン=サーンス:アダージョとアンダンテ
ボザ:遙かなる歌
シューマン:6つのカノン風小品 Op.56 より
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
ボエリー:コラール「たとえ主から離れても再び戻る」
フォーレ:エレジー Op.24
デュリュフレ:ソワソン大聖堂のカリヨンの主題によるフーガ Op.12
ラヴェル(坂戸真美 編):亡き王女のためのパヴァーヌ
ピュイグ=ロジェ:哀歌
プーランク:エレジー FP168
フォーレ:アヴェ・マリア
丸山勉(Hrn)
坂戸真美(Org)


録音:2018 年5 月20〜22 日 青山学院大学 ウェスレー・チャペル
オルガニスト、坂戸真美によるフランス作品集第3 弾。今作では日本フィルハーモニー交響楽 団客演首席奏ホルン奏者の丸山 勉との共演です。 エレジー(哀歌)をひとつのテーマとして選曲し、この編成のためのオリジナル曲、編曲作品な どを織り交ぜながら、なかなか聴く機会のないこの編成の妙味を充分に感じさせてくれます。 (フォンテック)

Solo Musica
SM-282(1CD)
NX-B03
アンリ・マルトー:作品集 第3集
クラリネット五重奏曲 ハ短調 Op.13
弦楽四重奏曲 第2番ニ長調 Op.9
アンドレアス・シャプラス(Cl)
プレトリウスSQ
マルトーSQ

録音:2016年7月15.16日 、2017年10月17.18日
フランス出身、スウェーデンに帰化したヴァイオリニスト、作曲家アンリ・マルトーの室内楽作品第3集。ア ルバムの中心となるのは1906年に作曲された彼の代表作「クラリネット五重奏曲」。流麗で豊かなメロ ディを湛えたこの曲は、冒頭のクラリネットの独白が極めて印象的であり、のどかな第3楽章はモーツァルト を思わせます。演奏しているプレトリウスSQはバイエルン州立Oの奏者たちによるア ンサンブル。また、同じ年に書かれた弦楽四重奏曲第2番はハイドンの伝統に則った作品で洒脱さとドイ ツ的な堅固さを備えています。

B RECORDS
LBM-011(2CD)
NX-D04
ブラームス:室内楽全集第1集
ピアノ四重奏曲 第1番ト短調 Op.25
ピアノ四重奏曲 第3番ハ短調 Op.60
ピアノ四重奏曲 第2番イ長調 Op.26
ピエール・フシュヌレ(Vn)
リーズ・ベルトー(Va)
フランソワ・サルク(Vc)
エリック・ル・サージュ(P)

録音:2017年3月5日 ライヴ
演奏するのは、日本でもおなじみのエリック・ル・サージュ、フランソワ・サルクと、フランス国内で絶大 な人気を誇る若手ヴァイオリニスト、ピエール・フシュヌレ、1982年生まれ、ジュネーヴ国際コンクールに入 賞した女性ヴィオラ奏者リーズ・ベルトー。ブラームスの厳格な精神と美しさを的確に表現しています。
B RECORDS
LBM-012(2CD)
NX-D04
ブラームス:室内楽全集第2集
弦楽五重奏曲 第1番ヘ長調 Op.88
弦楽五重奏曲 第2番ト長調 Op.111
弦楽六重奏曲 第1番変ロ長調 Op.18
弦楽六重奏曲 第2番ト長調 Op.36
ピエール・フシュヌレ(Vn)
岡田修一(Vn)
リーズ・ベルトー(Va)
アドリアン・ボワソー(Va)
フランソワ・サルク(Vc)
ヤン・ルヴィオノワ(Vc)

録音:2018年3月7日 ライヴ
こちらは弦楽のみの曲集ですが、パリ音楽院出身の若き日本の俊英 ヴァイオリニスト、岡田修一が奏者として参加しているのがポイント。ブラームスの厚みのある響きを奏者全 員で紡ぎ出しています。
B RECORDS
LBM-001(1CD)
ヤナーチェク:作品集
弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」 JWVII/13
おとぎ話 JW VII/5
コンチェルティーノ JW VII/11
エルメス四重奏団
【メンバー】
オメール・ブシェーズ(Vn1)
エリーゼ・リュウ(Vn2)
ユン=シン・ロウ・チャン(Va)
アンソニー・コンドウ(Vc)

ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(Vc)
ギヨーム・ベロン(P)
ジョナス・ヴィトー(P)
オメール・ブシェーズ(Vn1)
エリーゼ・リュウ(Vn2)
ユン=シン・ロウ・チャン(Va)
アモリ・ヴィドゥヴィエ(Cl)
マキシム・トンバ(Hrn)
ラファエル・アングスター(Fg)

録音:2014年8月5日 ライヴ
1997年から開催されている「ドーヴィル・イースター音楽祭」はルノー・カピュソンやニコラ・アンゲリッシュら、 若い才能を紹介することを目的に始められました。2002年からは8月の「夏の音楽祭」も始まり、バロック 作品の研究結果を交えながら、数多くの世界初演が行われています。2014年に開催されたコンサートを 録音したこのアルバムで取り上げられているのはヤナーチェクの作品。2008年、リヨン国立音楽院の学生 たちによって結成された「エルメス四重奏団」を中心に、若手管楽器奏者たちが集い、洗練された演奏を 披露しています。
B RECORDS
LBM-003(1CD)
メンデルスゾーン:ピアノ四重奏曲/ピアノ六重奏曲
ピアノ四重奏曲 第3番ロ短調 Op.3
ピアノと弦楽のための六重奏曲 ニ長調 Op.110
イスマエル・マルゲン (P)
ピエール・フシュヌレ(Vn)
アドリアン・ボワソー(Va)
ヤン・ルヴィオノワ(Vc)
アモリ・コエイトー(Vn)
レア・エニノ(Vn)
アドリアン・ラ・マルカ(Va)
クリスティアン=ピエール・ラ・マルカ(Vc)…
ヤン・デュボスト(Cb)

録音:2014年5月3日、2014年7月26日
早熟の天才メンデルスゾーンが15歳の時に書いたピアノ四重奏曲第3番とピアノ六重奏曲。ベートーヴェ ンを思わせる四重奏曲、推進力に満ちた明るい旋律に溢れた六重奏曲と、メンデルスゾーンの後期の作 品と比べても全く遜色のない完成度を誇っています。これらを演奏するのは、現代フランスを代表する若い 奏者たち。素直な感性を生かした美しい音色が聴きどころです。
B RECORDS
LBM-004(1CD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第15番/第16番
弦楽四重奏曲 第15番イ短調 Op.132
弦楽四重奏曲 第16番ヘ長調 Op.135
ストラーダQ
【メンバー】
ピエール・フシュヌレ(Vn1)
サラ・ネヌタヌ(Vn2)
リーズ・ベルトー(Va)
フランソワ・サルク(Vc)

録音:2015年5月1日 ライヴ
2015年の「ドーヴィル・イースター音楽祭」で開催された演奏会の中で、最も注目されたアンサンブルの一 つがこの“ストラーダ四重奏団”です。彼らが演奏したのは弦楽四重奏曲の中でも最高峰とされるベートー ヴェンの最後の2曲の四重奏曲であり、その深遠で、時間を超越したかのような大胆な解釈は聴衆の喝 采を浴びました。四重奏のメンバーは各々ソリストとしても活躍している名手たち。お互いの音色を聴きな がら自らの主張も忘れない丁々発止のやりとりが聴きどころです。
B RECORDS
LBM-010(1CD)
ピアノ・デュオ〜ベロン&マルゲン
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56b(2台ピアノ版)
シューマン:アンダンテと変奏 Op.46(2台ピアノ、2台のチェロとホルンによるオリジナル版)
ラフマニノフ:組曲 第1番「幻想的絵画」Op.5
ショスタコーヴィチ:2台のピアノのためのコンチェルティーノ Op.94
ジュリアン・デプランケ(Hrn)
ヤン・ルヴィオノワ(Vc)
アンソニー・コンドウ(Vc)
ギヨーム・ベロン(P)
イスマエル・マルゲン(P)

録音:2017年8月2.4.5日 ライヴ
1992年生まれのベロンとマルゲンは、以前にもシューベルトの連弾ア ルバムをリリースするなど旧知の仲であり、今回も息がぴったり。憂鬱で内省的なシューマン、幻想的なラフ マニノフ、荘厳なブラームス、機知に富んだショスタコーヴィチと、作品の多彩な面をほとんどゲーム感覚で 的確に描きだしています。ブラームスでは管弦楽を思わせる響きを聴かせ、シューマンはホルンとチェロを伴 うオリジナル版を演奏しているところも聴きどころです。

NIFC
NIIFCCD-059(1CD)
アンジェイ・パヌフニク:ショパンへのオマージュ
フルートと弦楽五重奏のための 「ショパンへのオマージュ」*
弦楽四重奏曲第1番
弦楽四重奏曲第2番 「メッセージ」
弦楽四重奏曲第3番「切り絵」
アポロン・ミューザゲート・クァルテット、
ドーラ・オムボーディ(Fl)*、
スワヴォミル・ロズラフ(Cb)*

録音:2017年9月2日−5日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
2008年ミュンヘン国際音楽コンクールの優勝でその名を轟かせ、ECHOライジング・スター・ノミネート(2010)、BBCニュー・ジェネレーション・アーティスト(2012)、ボレッティ=ブイトーニ財団賞(2014)といった若手アーティスト向けの主要な賞を獲得してきたポーランドのSQ、アポロン・ミューザゲート・クァルテット(AMQ/ミューズを率いるアポロSQ)。
アンジェイ・パヌフニク(1914−1991)は、20世紀ポーランドの作曲家、指揮者、ピアニスト。近年では娘のロクサンナ・パヌフニク(b.1968)も作曲家として広く活躍しています。
パヌフニクが作曲した主要な室内楽作品、3つの弦楽四重奏曲全曲と「ショパンへのオマージュ」を収録。「ショパンへのオマージュ(Hommage a Chopin)」は、1949年、ショパンの没後100周年を記念してユネスコの委嘱により作曲された作品で、オリジナル・バージョンは「ソプラノとピアノ」のための編成。その後パヌフニク自身によって「フルートと弦楽オーケストラ」のためのバージョンにも編曲されていましたが、このアルバムでは「フルートと弦楽五重奏」のためのバージョンで演奏されています。

SUPRAPHON
SU-4257(1CD)
ドヴォルザーク:ピアノ四重奏曲第1番ニ長調 Op.23
ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調 Op.87*
ドヴォルザーク・ピアノ四重奏団【スラーヴカ・ヴェルネルロヴァー=ペホチョヴァー(P)、シュチェパーン・プラジャーク(Vn)、ペトル・ヴェルネル(Va)、ヤン・ジェダーンスキー(Vc)】

録音:2018年6月29&30日、2018年5月23&24日*/マルティヌー・ホール(プラハ)
ドヴォルザークは友人とともに室内楽を楽しみました。彼が残した室内楽作品にはそれぞれ故郷への思いを感じさせる旋律美と地方色と楽器法の巧みさ とをあわせもち、とりわけ有名なピアノ三重奏曲第4番「ドゥムキー」やピアノ五重奏曲は有名です。その陰にひそめる2つのピアノ四重奏曲もそうした 魅力あふれ、2篇ともに緻密に構成された力作です。ヨゼフ・ヴラフ、イヴァン・モラヴェッツ、ラン・シュカンパなどから薫陶をえたチェコ出身のメンバー で結成されたドヴォルザーク・ピアノ四重奏団は脈々と受け継ぐドヴォルザークの作品を美しく奏でます。 (Ki)

Naive
V-5418[NA](1CD)
ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調op.56
ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調op.11「街の歌」*
ギル・シャハム(Vn)
アンヌ・ガスティネル(Vc)
ニコラ・アンゲリッシュ(P)
パーヴォ・ヤルヴィ(指)
フランクフルトRSO
アンドレアス・オッテンザマー(Cl)*
アンヌ・ガスティネル(Vc)*
ニコラ・アンゲリッシュ(P)*

録音:2015年3月4-日、2017年10月20日*(ベルリン)
フランスの女性チェロ奏者アンヌ・ガスティネルの新譜は、なんとも豪華顔ぶれによるベートーヴェンとなりました。三重協奏曲は、一目ぼれならぬ一聴 ぼれをしたギル・シャハムと、長年の共演者であるアンゲリッシュ、管弦楽はパーヴォ率いるフランクフルト放送響という顔ぶれ。三重奏曲はこれまた一 聴ぼれをしたA.オッテンザマーを迎えて、という布陣です。 三重協奏曲の緩徐楽章でのガスティネルが奏でるチェロの崇高なまでの美しさ、そしてそのチェロとともに奏でるギル・シャハムの繊細なヴァイオリン、そ してアンゲリッシュのすべてを包みこむようなピアノ、そしてそんな三者をさらにあたたかく取り囲むオーケストラ。すべてが完璧で、息をのむような美しい 瞬間に満ちています。クラリネットを迎えての三重奏曲は三者とも実に活き活きと、すべての音符を三人が楽しんでいることが伝わってくる演奏。最高のベー トーヴェンの登場です! (Ki)

NEU RECORDS
NEU-003
(DVD+Blu-ray)
シューベルト:弦楽四重奏曲集〜ライヴ・イン・バルセロナ
弦楽四重奏曲第7番ニ長調 D.94
弦楽四重奏曲第5番変ロ長調 D.68
弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810 「死と乙女」
カザルスSQ

録音(ライヴ):2013年11月5日、バルセロナ(スペイン)

※HD動画のDLコード付き
※フォーマット
Sound format: LPCM 24 bit 96 kHz, Stereo(DVD, Blu-ray, HD MOV) + Surround 5.1(Blu-ray, HD MOV)
Picture format: Color, HD 1080 25p 16:9
Disc Region: DVD: 2. Blu-ray: B
2018年6月には「サントリーホール・チェンバーミュージック・ガーデン2018」に招かれたスペインのトップ・アンサンブル、カザルスSQのバルセロナ・ライヴ。「死と乙女」を含むシューベルトの弦楽四重奏曲集を、高画質、高音質、サラウンド・サウンドでお届けします。
NEU RECORDS
NEU-006(2CD)
フリッツ・ハウザー:ディファレント・ビート
セカンド・ソート(世界初録音)
アズ・ウィ・アー・スピーキング
ダブル・エクスポジション(世界初録音)
Schraffur(世界初録音)
ランダム(世界初録音)
ウィ・スポーク(パーカッション・アンサンブル)、
フリッツ・ハウザー(パーカッション)

録音:2014年12月、スイス
※HD音源のDLコード付き
※当タイトルは【初紹介旧譜】となります。旧譜のため急な廃盤、また十分な枚数を確保出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。
フリッツ・ハウザーは1953年スイス、バーゼル生まれのパーカッショニスト&作曲家。ロンドンとローザンヌを拠点とするグループ、ウィ・スポーク(We Spoke)による演奏。
NEU RECORDS
NEU-007(CD+BOOK)
ホセ・マヌエル・ロペス・ロペス:打楽器作品集
海の俳句(打楽器六重奏/世界初録音)
アフリカの風U(2人のマリンバとヴィブラフォン)
ヴィブラゾイド(ヴィブラフォンとエレクトロニクス)
メトリック・モジュレーションによる練習曲第2番(打楽器四重奏)
エクフラシス(マリンバ)
ミケル・ベルナト(ソロ・パーカッション)、
ドラミング(パーカッション・アンサンブル)

録音:2016年2月、スペイン
※HD音源のDLコード付き
1956年マドリード生まれ、サラゴサ音楽院で作曲を教えるホセ・マヌエル・ロペス・ロペスの打楽器作品集。「ドラミング」は、バレンシア生まれのパーカッショニスト、ミケル・ベルナトが創設したポルトガルを拠点とするパーカッション・アンサンブル。
NEU RECORDS
NEU-008(2CD)
ラモン・ウメット:マーサ・グレアムへのオマージュ(世界初録音) クラロン・マクファダン(S)、
アルベルト・ロサド(P)、
柿堺香(尺八)、
ネオペルクシオン(パーカッション四重奏団)

録音:2014年7月、スペイン
※HD音源のDLコード付き
マリオ・ルカルダの詩を元にしたラモン・ウメットの作品。タイトルの通り、アメリカの伝説的舞踏家、振付師であったマーサ・グレアム(1894−1991)へのトリビュートがテーマ。

ALPHA
ALPHA-411(1CD)
エドゥアール・フェルレ(1971-):作品集
BARTOK’N ROLL バルトークン・ロール(原曲:バルトーク 2挺のヴァイオリンのための44のデュオより)
LES CINQ SAUVAGES 5人の未開人(原曲:ラモー 優雅なインドの国々より)
ENTRE CIEL 天のはざまに(原曲:ブラスコ・デ・ネブラ セギディーリャより)
ENVOUTES 幻術(原曲:作者不詳 18世紀のイタリア舞曲)
DANSE DE PROFIL 横顔の踊り(原曲:サティ 冷たい小品より「ゆがんだ踊り 第2番」
LE BAL ETHYLIC 大気中の舞踏場(原曲:パーセル ホーンパイプ)
ブレリア・フラメンコ OMBRE D’OR 金の影
VALSE BLANCHE 白いワルツ
QUI-VIVE 誰かいるか?(かけ声)
REVERENCE めざましきこと(原曲:作者不詳 13世紀のトルコ舞曲)
OPPIDUM オッピドゥム(いにしえの要塞)(原曲:ムソルグスキー 展覧会の絵より「古い城」
ヴィオレーヌ・コシャール(Cemb)
エドゥアール・フェルレ(P)

録音:2018年1月フランス ラ・ガレンヌ・コロンブ スタジオ・オーディオラン
スペイン、トルコ、ロシア、イタリア、フランス、ハンガリー、イギリス… 様々な国の民族音楽や舞曲にインスパイアされたアルバム。ジャズ・トリオ「ジャン・フィリップ・ヴィレ・トリオ」でピアノを弾くエドゥアール・フェルレはこれまでにもチェ ンバロ奏者コシャールとのコラボでバッハ作品からインスパイアされたアルバム(ALPHA229)をリリース、バッハとミニマル的な音の動きを組み合わせた現代的な 感性と「チェンバロとモダンピアノ」から生まれる独特の響きで聴き手を魅了していますが、今作ではその方法と可能性を更に発展させた即興的な演奏が繰り広 げられています。響き、質感、音が描く世界、全てが個性的です。タイトルの「PLUCKED」には“弦をはじく=チェンバロ”の他“引き上げる”“かきならす”などの 意味があります。


WEITBLICK
SSS-0217 (1CD)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
ヨアンナ・マルツィ(Vn)
イシュトヴァン・ハイジュ(P)

録音:1972 年 11 月 25 日チューリ
ヒ・放送スタジオ2、スタジオ録音:
(音源提供:スイス放送)
この1972 年の放送用スタジオ録音は、Coup d’Archet で初出となりベストセラーとな りましたが、廃盤になって久しく中古市場では法外な値段で取引されております。この 度、WEITBLICK では改めてスイス放送からライセンスを受けて、さらにマルツィ女史唯 一の権利継承者である令嬢からの許可を得ての正規発売に漕ぎつけました。音質も 改めてマスタリングがなされて、定評ある名演を聴く環境が初めて整った感がありま す。1972 年というと当然ステレオ録音がなされている筈と必死の探索を行いましたが、 やはり現存するのはモノラル・ヴァージョンのみということです。名コンビであるイシュト ヴァン・ハイジュとの対話のような見事なバッキングもお見事。ヴァイオリンを愛する方、 または室内楽を愛する人々には垂涎のリリースであります。

GENUIN
GEN-18617(1CD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8 番ハ短調 Op.110
シューベルト:弦楽四重奏曲第14 番ニ短調 D810 「死と乙女」
アリス四重奏団:
【アンナ・カテリーナ・ヴィルダームート(Vn)、ノエミ・ツィッパーリング(Vn)、 カスパー・フィンツェンス(Va)、ルカス・ジーバー(Vc)】

録音:2018 年3 月16-17 日,4 月20-21 日 ケルン
アリス四重奏団のGENUIN への第2 弾は、ショスタコーヴィチが深い思いを込めたと弦楽四重奏曲第8 番と、シューベルトの死と乙女という短調の名曲2 曲。第1 弾は「ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9、14 番」(GEN17478)。 アリス四重奏団は2009 年結成のまだ若いSQ。2016 年のARD 国際音楽コンクール(日本ではミュンヘン国際音楽コンクールの名で知られる)のSQ部門で第2 位と聴衆賞を受賞して一躍名を知られるようになった。現代的SQに求められる正確さ、緻密なアンサンブル、繊細な表現を実現しつつ、彼らの音楽には常に血が通っているような温もりがあるのが魅力だ。ショスタコーヴィチの第 8 番では随所で作曲者の強烈な痛みを抉りつつ、それが深い悲しみに向かって行くところが素晴らしい。シューベルトの死と乙女では疾風怒濤的な表現はもちろん、第 2 楽章の深く静かな情感が見事だ。
GENUIN
GEN-18615(1CD)
〜ドイツ音楽コンクール2017 年優勝者〜ティルマン・ヘフス(Hrn)
ヴィニェリ(1913-74):ホルン・ソナタ Op. 7
サロネン:ホルン独奏のための演奏会練習曲
R.シュトラウス:ホルンとピアノのためのアンダンテ
ヴィトマン:ホルン独奏のためのエア
F.シュトラウス:海辺の感覚 Op.12
ヒンデミット:ホルン・ソナタ ヘ長調
ティルマン・ヘフス(Hrn)
仁上亜希子(P)

録音:2018年2月8-11日 ベルリン
GENUIN恒例のドイツ音楽コンクール受賞記念のCD。2017年は二人が受賞、そのうちの一人、ホルンのティルマン・ヘフスの演奏。ティルマン・ヘフスは1996年、ハンブルクの生まれ。このコンクールでホルン奏者が受賞したのは初という。ハンブルクの音楽・劇場大学アカデミーで学んだ後、ベルリン芸術大学で学び、既にソリストとしても活躍しています。ほぼ19世紀に生きたフランツ・シュトラウス(リヒャルトの父)を除くと20世紀の作曲家ばかり。ことにあの指揮者サロネンの2000年の作品が含まれているのが目を引く。 伴奏の仁上亜希子は、東京藝術大学、同大学大学院を経てベルリン芸術大学で学び、2008年にはロベルト・シューマン国際コンクールで2位を受賞しています。アクースティカ・レーベルから「シューマン:ピアノ・ソナタ第1番、謝肉祭(品番:PPCA623)」が発売になっています。

Alba
ABCD-421(1SACD)
ノルドグレンの室内作品集
ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008):弦楽四重奏曲第3番Op.27(1976)
Equivocations(あいまいな言葉) Op.55(1981)(カンテレと弦楽三重奏のための)*
無伴奏チェロ・ソナタ Op.83(1992)**
弦楽五重奏曲 Op.110(2000)***
コッコラ四重奏団
レイヨ・トゥンカリ(Vn) アンニカ・ブランカル(Vn)
ハンナ・パッカラ(Va) ラウリ・プラッカ(Vc)
エイヤ・カンカーンランタ(カンテレ)*
マルコ・ユロネン(Vc)**
ヤンネ・ヴィルッカラ(Vc)***

録音:2016年11月23日-25日、2017年5月10日-2日 スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)
ィンランドのペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008)は、1967年の弦楽四重奏曲第1番から2008年の弦楽四重奏曲第11番まで、約 40の室内楽作品を作曲しました。このジャンルから、テンペラ四重奏団による第10番と第11番(ABCD308)に続き、4つの作品の録音がリリース されます。ノルドグレンの音楽が簡素で明確な調性に向かう兆しを見せはじめ、彼の「アイドル」だったというショスタコーヴィチとのつながりが明らかに なる1970年代後半に書かれた弦楽四重奏曲第3番。「Equivocations(あいまいな言葉)」は、民俗楽器カンテレ固有の「色」を使った瞑想的な音楽。 「無伴奏チェロ・ソナタ」は、詩的な〈喚起(Evocation)〉、ヴィルトゥオーゾ的な〈反抗(Defiance)〉、静謐な〈間奏曲:枕(Interlude: Oreiller)〉、「つ けぼくろ」も示唆する〈パッチ(Patch)〉の4楽章。初期の作品の「メロディック=ポリフォニック・クラスター技法」に似た語法を使った、苦悶の色の 濃い「弦楽五重奏曲」。「作曲は、私自身を表現したいという欲求のはけ口」(ノルドグレン)。 (Ki)

CAvi
4260085-534043(1CD)
(1)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第2番ト短調 Op.26
(2)スーク:ピアノ四重奏曲 イ短調 Op.1
クリスティアン・テツラフ((1)Vn)
マキシミリアン・ホルヌング((1)(2)vc)
キヴェリ・デルケン((1)ピアノ)
マルティン・ヘルムヒェン((2)P)
アンティエ・ヴァイトハース((2)Vn)
ヴィッキ・パウエル((2)Va)

録音:2017 年 6 月/ハイムバッハ、シュパヌンゲン音楽祭(ライヴ)
名ピアニスト、ラルス・フォークトが1998年に創設した室内楽の音楽祭、「シュパヌンゲン音楽祭」での2017年ライヴ。音楽祭常連のテツラフら名 手達が参加したドヴォルザークとスークを収録しています。美しい旋律と力強いアンサンブルが混然一体となった名演。 (Ki)
CAvi
4260085-534012(1CD)
パウル・ユオン:詩曲
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調『偉大な芸術家の思い出に』Op.50
ブーランジェ・トリオ

録音:2017年10月/ケルン
2006年にハンブルクで結成された女性3人によるブーランジェ・トリオ。CAVI MUSICやPROFILから既にいくつもリリースがあります。今作は50 分近い大作で長大な変奏曲が印象的なチャイコフスキーの名作『偉大な芸術家の思い出に』を録音しました。堂々たる演奏が楽しめます。パウル・ユオン (1872-1940)はドイツで活躍したスイス系ロシア人の作曲家。 (Ki)
CAvi
4260085-534050(1CD)
(1)ガーシュウィン:サックスとピアノのための前奏曲集
(2)プーランク:ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ FP33a
(3)マルク・アイシェンヌ(1933-):ヴァイオリン、サックスとピアノのためのカンティレーネとダンス
(4)ルトスワフスキ:ヴァイオリンとピアノのためのパルティータ
(5)プーランク:ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲 FP43
アーシャ・ファチェーエヴァ((1)(3)Sax)
ラルス・フォークト((1)(4)P 
シビル・マーニ((2)Hrn)
ペーター・ドゥルピングハウス((2)Tp) 
エミリー・ホワイト((2)Tb) 
フロリアン・ドンダラー((3)Vn)
キヴェリ・デルケン((3)(5P) 
アンナ・レズニアク((4)Vn)
スティーブン・ハドソン((5)Ob) 
テオ・プラート((5)Fg)

録音:2017年6月20-25日(ライヴ)/ハイムバッハ、シュパヌンゲン音楽祭(ライヴ)
名ピアニスト、ラルス・フォークトが1998年に創設した室内楽の音楽祭、「シュパヌンゲン音楽祭」での2017年ライヴ。管楽器のための近現代作品 を主軸に構成したアルバムで、フォークト自身の演奏も収録されています。ルトスワフスキなどフォークトらしい選曲が魅力です。 (Ki)

ONDINE
ODE-1316(1CD)
NX-B04
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲 第3番ヘ短調 Op.65 B130
ピアノ三重奏曲 第4番ホ短調 Op.90「ドゥムキー」B166
クリスティアン・テツラフ(Vn)
ターニャ・テツラフ(Vc)
ラルス・フォークト(P)

録音:2018年4月ブレーメン ゼンデザール
テツラフ兄妹とピアニスト、ラルス・フォークト。これまでにも数々の共演があり、ONDINEレーベルからはブラームスのピアノ三重 奏曲と、ベートーヴェンの三重協奏曲がリリースされて、どちらもその親密な演奏が評判を呼んでいます。 今回彼らが取り組んだのはドヴォルザークの2曲のピアノ三重奏曲。1883年に作曲された第3番は、前年に大切な母を失っ たドヴォルザークの悲しみが反映された激しく暗い雰囲気を持つ曲ですが、敬愛するブラームスの影響も感じられる重厚さも見 られます。とりわけ第3楽章の美しいチェロの旋律は聴きどころ。第4楽章はチェコの民族舞曲のリズムが用いられれています。 第4番は「ドゥムキー(ウクライナを起源とする叙事詩ドゥムカの複数形)」を副題に持ち、ドヴォルザークがニューヨークに出発す る直前に書かれた曲。6楽章からなる自由な形式で書かれており、様々な民族音楽の要素が用いられた魅力的な作品で す。 憂愁に満ちた旋律を滔々と歌い上げる兄テツラフのヴァイオリン、深い音色で全体を支える妹ターニャのチェロ、そして全体を 流麗かつ丁寧にまとめ上げるフォークトのピアノは、ドヴォルザーク作品の持つ味わいを極限まで引き出しています。

DACAPO
MAR-8.226210(1CD)
NX-B06
バッハ:ゴルトベルク変奏曲
ペテル・ナヴァロ=アロンソによる再構成
アルファ(アンサンブル)
【メンバー】
ボレッテ・ロズ(リコーダー)
ペテル・ナヴァロ=アロンソ(Sax)
ダヴィッド・ヒルデブラント(パーカッション)

世界初録音
注目のリコーダー奏者ボレッテ・ロズが参加するアンサンブル「アルファ」の耽美的な美しさを備えた「ゴルトベルク変奏曲」。 デンマークの作曲家、サックス奏者ナヴァロ・アロンソ(アンサンブルにも参加し素晴らしいサックスを聴かせる)は、バッハのオリジ ナルに一切「音符」を追加することなく、独創的な編曲によって音色と響きを変化させるだけで、全く新しい「ゴルトベルク」を創 り出しています。リコーダー、サックス、パーカッションというユニークな編成から生まれる音は意外なほどに清冽であり、時折生ま れる静けさに思わず耳を傾けたくなるほど驚きに満ちています。変奏ごとに表情を変えていく“音の動き”を刻々と追っていく喜び をぜひ味わってください。

Capriccio
C-5342(1CD)
NX-B07
ヨハンナ・ドーデラー(1969-):室内楽作品選集
ピアノ・デュオのための「Like the Sun 太陽のように」(2016)
ピアノ・デュオのための「Traisental-Landler トライゼンタール・レントラー」(2017)
弦楽四重奏曲 第5番「マット湖」 DWV106(2016)
アコーディオンと弦楽四重奏のための「Wutmarsch」 DWV51(2012)
チェロとアコーディオンによるBreak on Through, DWV95(2015)
Die Farbe Rot 赤い色 DWV90(2013)
弦楽四重奏とアコーディオンによる「Heidekrautwalzer 荒野のワルツ」(2016)
ピアノ・デュオ、チェロ、アコーディオンと弦楽四重奏による「タンゴ」 DWV97(2015)
フェルハン&フェルツァン・エンダー(ピアノ・デュオ)
アウナー四重奏団
デュオ・アコード(チェロ&アコーディオン)

録音:2017年7月22日
Schloss Walpersdorf
Kultur Traisental祝祭音楽祭ライヴ
オーストリア生まれの女性作曲家、ヨハンナ・ドーデラーの作品集。建築家の祖父、作家の叔父などを輩出した文化 的な家系に生まれ、幼い頃から芸術全般に親しんできたドーデラーは、グラーツとウィーンで作曲を学び、オーケストラ 作品や歌劇など数多くの作品を書いています。Capriccioレーベルではこれまでにもドーデラーの作品をリリース、中で も美しい自然を破壊する戦争への怒りが込められたという「交響曲第2番」と“時間の呼吸”と題された「ヴァイオリン協 奏曲第2番」が収録されたアルバム(C5245)は、彼女の美質が端的に表現された1枚としてヨーロッパで高く評価さ れました。このアルバムには最近書かれた室内楽曲が収録されており、ピアノ・デュオや弦楽四重奏といったオーソドック スな編成だけでなく、要所要所にアコーディオンを加えるなど独創的な作品が並んでいます。21世紀の最先端を行く 女性作曲家ドーデラーから目が離せません。

Gramolaa
GRAM-99170(1CD)
ロシアの踊り
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲 第2組曲-第4曲 ワルツ第2番(室内アンサンブル編)
コズロフ:ヴァレンキ
伝承曲:黒い瞳
ヨーリスト:疲れた太陽*
ノヴィコフ:プリヴェット
チャイコフスキー:くるみ割り人形 Op.71-こんぺい糖の踊り(室内アンサンブル編)
ヨーリスト:ポートレート*
プロコフィエフ:ロメオとジュリエット Op.64(室内アンサンブル編)
ヨーリスト:ロシアの役人のタンゴ*
 もしあなたが私を好きだったら*
伝承曲:モスクワの夜
エステルライヒシェン・ザロニステン(アンサンブル)…1-3.5.6.8-12.15
【メンバー】
ペーター・ギルマイヤー(Vn1)
カトリーン・レンツェンヴェーガー(Vn2)
ユディト・ビック(Vc)
ローランド・ヴィージンガー(Cb)
ヨーゼフ・オルトナー(Cl、Sax)
ヴィーラント・ノルトマイヤー(P)

タンゴ・デ・サローン(アンサンブル)*
【メンバー】
ペーター・ギルマイヤー(Vn)
アンドレイ・セルコフ(バヤン)
グントラム・ツァウナー(G)
ローラント・ヴィージンガー(Cb)

録音:2017年9月22-24日
ヴァイオリニスト、ピーター・ギルマイヤーが参加する2つのアンサンブルが演奏するサロン音楽集。彼らの演奏はジャンルを 問わず観客にも批評家にも人気がありますが、このアルバムで取り上げられているのはロシアの音楽集。「黒い瞳」や「モ スクワの夜」など伝統的な旋律を中心に、ショスタコーヴィチやプロコフィエフの作品も交えた多彩な選曲が魅力的です。 ロシアでは珍しい「タンゴ」は、エフィム・ヨーリスト(1947-2007)の作品。彼はウクライナの作曲家でロシアの伝統楽器 バヤン(アコーディオンの仲間)の名手。この曲も伝統楽器バヤンがバンドネオンの役割を担い、普段聴くタンゴとは ちょっと違う楽しい仕上がりとなっています。

IBS CLASSICAL
IBS-112018(1CD)
NX-B07
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV998
(フランソワ・メイムンによる弦楽四重奏編)
アルデオ四重奏団
[梁 美沙(Vn)
キャロル・プティドゥマンジュ(Vn)
原 裕子(Va)
ジョエル・マルティネス(Vc)]

録音:2017年8月27-30日
スペイン モナチル,アグスティノス教会
■Quatuor Ardeo
「アルデオ」(ラテン語で私は燃える、の意)を名前に冠したSQ。2001年にパリ国立高等音楽院で結成されたアンサンブル。大阪生まれで、フラ ンスと日本を拠点に活躍するヴァイオリニスト梁美沙、日本人ヴィオラ奏者、原裕子を含む4人の女性メンバーは、文字通り燃えるように激しい情熱で音楽に 取り組み、成功を収めています。 このアルバムで彼女たちが演奏しているのは、バッハの名作「ゴルトベルク変奏曲」の弦楽四重奏版。編曲を行ったのはメンバーたちが10年程前に出会い、 作品を演奏してきたという作曲家フランソワ・メイムンで、彼は長い間「ゴルトベルク変奏曲」を弦楽四重奏曲に編曲したいと考えていたといいます。メンバーた ちは編曲のプロセスをつぶさに見ることで「メイムン版ゴルトベルク」を深く理解し、ここに共感溢れる見事な演奏が生まれました。
【アルデオ四重奏団より】
「今から十年程前、作曲家のフランソワ・メイムンに出会い、彼の弦楽四重奏作品を何曲かと、彼がアレンジしたバッハのトッカータ BWV913を演奏しまし た。彼から、いつかゴルドベルク変奏曲を編曲したいと思っていると聞いたその瞬間から、その経緯を間近に見ることとなり、彼のこの作品への情熱、音楽的理 解への並々ならぬ探究に心を打たれたものです。2015年、パリのブッフ・ド・ノール劇場で初演し、それ以来演奏の度に、この鍵盤楽器の名作を弦楽器奏 者として体験する歓びを味わってきました。弦楽四重奏というジャンルが確立される前の時代、バロック音楽の金字塔と言える作品だからこそ、声部間の調 和、もしくは立体感、モチーフの繊細なアーティキュレーション、また、フレーズと各ヴァリエーション、更に全体を俯瞰した構築感など・・・SQとしての 力量が試され、多くのことを学ぶ作品でもあります。この度、私たちの長年の念願が叶い、この新しく編み出されたゴルドベルク変奏曲を録音し、さらには日本 でも発表できる機会に恵まれ、感激しています。ただただ美しいアリアと、その三十の変奏曲に沿った素晴らしい音楽の旅路を、この録音によって多くの方に 発見・再発見していただけたら、と願ってやみません。」

BMC
BMC-CD262(2CD)
通常税込¥4752
ヴェーグ〜室内楽音楽家
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10 番ト長調Op.96
(2)シェーンベルク::月に憑かれたピエロOp.21
(3)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9 番「ラズモフスキー第3 番」
(4)シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調D956
シャーンドル・ヴェーグ(Vn)
(2)(4)ヴェーグQ:【シャーンドル・ヴェーグ(Vn)、シャーンドル・ゾルディ(Vn)、ジェルジ・ヤンツェル(Va)、パル・サボ(Vc)】
(1)パウル・バウムガルトナー(P)
(2)ジャンヌ・エリカール(Voice)、ハンス=ユンゲン・メーリング(Fl)
パウル・ブレッヒャー(Cl)、ピエトロ・スカルピーニ(P)
(4)エヴァ・チャコ(Vc)

録音:(1)1957年2月25日[28:46]、(2)1952年11月14日[37:49]、(3)1954年1月14
日[29:41]、(4)1948年7月13日[44:23] T.T.66:36/74:05
(1)(2)WDRケルン放送提供、(3)(4)SRFスイス放送提供(全曲モノラル録音)
BMC261「シャーンドル・ヴェーグと彼の四重奏団」に続くヴェーグの残した膨大な録音から選りすぐりの名演を集めたシリ ーズ。いずれもヴェーグ30〜40代の脂の乗り切った頃の演奏でベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第10番におけるジャ ズ・セッションと見紛うばかりの勢いある炎のようなデュオ、同時代音楽にひとかたならぬ情熱を注いだヴェーグの面目躍 如、精妙にして幻想的な雰囲気あふれるシェーンベルク:の「月に憑かれたピエロ」、ヴェーグ四重奏団得意のラズモフスキ ーとシューベルトの五重奏曲。ソリスト、室内楽奏者として最盛期のヴェーグが聴けるセット。
BMC
BMC-CD258(1CD)
「ダスト・ボールの歌とダンス」〜ベラ・ファラーゴ(b.1961)作品集
(1)ベラ・ファラーゴ:ダスト・ボールの歌とダンス
(全12曲)
(2)ベラ・ファラーゴ:アッティラ・ジョジェフの詩の
ための歌(全7曲)
(3)ベラ・ファラーゴ&ラースロー・ホルトバーギ:「寒くないのか?」(19’16)
(1)聖エフレム四重唱団
バラーズ・カントール(Vc、1、9曲目)
(2)カタリン・カロリ(MS)
イシュトヴァ・ケレック(Vn)
ベラ・ファラーゴ(P)
(3)ガヤン・ウテヤク・マンダイ・アンサンブル(S、ベル、シタール、ドローン、タブラ、ピアノ、チェロ、ベース・ギター)

録音:(1)2009 年3 月、(2)2017 年7 月、(3)1986年4月、[76:26]
ベラ・ファラーゴはハンガリーの作曲家。バルトーク音楽院で学んだ後、オランダ・ハーグの王立音楽院で研鑽を積んだ。パフォーマーとしても活動しており、オランダのルイ・アンドリーセン、アメリカのスティーヴ・ライヒ、テリー・ライリー、メレディス・モンクらの作品を好んで取り上げ、自らも影響を受けた。「ダスト・ボールの歌とダンス」は室内オペラからの抜粋でヴォーカル・アンサンブルとチェロのために書かれています。実験性が強く、声楽にヴォイス・パーカッションのようなことさせたかと思えば東方教会の聖歌のような古風な曲が登場したり、ジャズやメレディス・モンクの影響を感じさせる曲があったりと多種多様。「寒くないのか?」では最初はイージー・リスニング風なのに、途中からインドの楽器が入ってきてインド風イージー・リスニング風になります。

TOCCATA
TOCC-0327(1CD)
NX-B03
シェバリーン(1902-1963):ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ヴァイオリンとピアノのための4つの小品(1936.1946)
東洋風:ヴァイオリンとピアノのための組曲(1946)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ Op.51-1(1957-58)
独奏ヴァイオリンのための組曲(1933)
ヴァイオリンとピアノのための4つの小品(1946)
ヴァイオリンとピアノのための演奏会用小品(1952)
セルゲイ・コスティレフ(Vn)
オルガ・ソロフィエヴァ(P)

録音:2010年3月21日、2013年7月30日、2014年6月1日、2015年7月17日
初録音
ロシア、オムスクに生まれ、モスクワ音楽院でミャスコフスキーに作曲を学んだシェバリーン。機知に富んだ劇音楽や映画音楽で知られるだけでなく、ソ連当局か らの依頼で、チャイコフスキーの「1812年序曲」などに改編を加えた人としても知られています。作品には恩師ミャスコフスキーの影響が強いだけでなく、親交を 結んでいたショスタコーヴィチからの影響も感じられます。このアルバムには「ヴァイオリンとピアノのための作品」が全て収録されており、これは、どれもが初録音とな る貴重な記録です。初期の作品にはフランス風の味わいもありますが、後年になるつれ、少しずつロシア国民楽派の作風を確立していく様子がよく表れていま す。
TOCCATA
TOCC-0417(1CD)
NX-B03
アウグスト・アレクサンダー・クレンゲル(1783-1852):ピアノ曲と室内楽作品集
ディヴェルティメント Op.6(1811頃)
ロシアの主題による幻想曲 イ短調 Op.23(1821頃)
Te three Romances sentimentales de caractere melancolique, passione et calme,情熱的で落ち着いた描写的、感傷的な性格を持つ3つのロマンス Op.34(1823頃)
スイス民謡による変奏曲 変ロ長調 Op.32(1823頃)
6つの夜想曲 Op.23-第5番ヘ短調
グランド・トリオ・コンチェルタント Op.36(1824)
トリオ・クレンゲル
【メンバー】
山口慶子(Vn)
ステファニア・ヴェリタ(Vc)
アンナ・ペトロヴァ=フォルスター(P)

録音:2017年4月30日,5月1日.8-9日
初録音
ドレスデン生まれの作曲家クレンゲル。クレメンティに師事し、ペテルブルク、ロンドン、パリ、イタリアを演奏旅行し、ピア ニストとして高い名声を獲得しました。彼の作品中、最も良く知られているのは「48のカノンとフーガ」ですが、このアル バムに収録されたピアノ曲と室内楽曲は、同じ時期に活躍した作曲家たち、メンデルスゾーン、ショパン、フィールドの 作品に共通する抒情的な雰囲気を持っています。日本人ヴァイオリニスト山口慶子がメンバーに名を連ねる「トリオ・ クレンゲル」の演奏です。 11.第4楽章:Finale. Allegro con moto
TOCCATA
TOCC-0492(1CD)
NX-B03
リチャード・アーネル(1917-2009):ヴァイオリンとピアノのための作品全集
アーネル:ヴァイオリン・ソナタ 第2番Op.55(1949)
 アメリカの主題による変奏曲 Op.76(1953)
スタンリー・ベイト:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Op.47(1946)
アーネル:独奏ヴァイオリンのためのパッサカリア Op.23
 ヴァイオリン・ソナタ 第1番(1940)
パトリック・ウェストネージ(Vn)
エリザベス・ダン(P)

録音:2017年7月25日,8月11.12日,9月7日
初録音
アメリカで評価された2人の英国作曲家のヴァイオリン作品集。 アルバムにソナタ1曲のみが収録されているベイトは、20歳で2曲の歌劇を作曲するほどの早熟な才能の持ち主でし た。パリに留学しナディア・ブーランジェに学び、ベルリンではヒンデミットに師事、劇音楽作曲家として、またアメリカでは ピアニストとしての才能が評価されましたが、残念なことに48歳の若さでこの世を去ってしまい、作品はほとんど忘れら れてしまいました。アーネルはアイアランドに師事した作曲家。ロンドンとアメリカの両方で、バレエ音楽や劇音楽が成功 を収めました。このアルバムで聴くことのできるヴァイオリン作品は、劇的でエネルギッシュ。「アメリカの主題による変奏 曲」の刻々と変貌する雰囲気がアーネルの特徴を物語っています。

Goodies
78CDR-3740(1CDR)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」 ピエール・ネリーニ(Vn)
ジャニーヌ・ネリーニ(P)

仏 PACIFIC PIZ1518/20
1948年録音
ピエール・ネリーニ(1915-2006)はミラノ出身の音楽家の家族のもとパリに生まれた。父親のエマニュエル・ネリーニは「ネリーニ音楽コンクール」を始めた人物。息子のピエールはパリ音楽院のヴァイオリン科で一等賞を得て、コンセール・ラムルーO、パドルーOのメンバーを歴任後1945-1965年パリ・オペラ座管弦楽のコンサートマスターをつとめた。さらに1957-1967年にヴェルサイユ音楽院、1965-1985年にはパリ音楽院の教授の職にあった。ピアノのジャニーヌ・ネリーニはピエールの妹。ネリーニのヴァイオリンはデゾルミエール指揮の「シルヴィア」&「コッペリア」、アンセルメ指揮の「シェヘラザード」(いずれもデッカ録音)で聴ける。復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型カートリッジ(3mil針)とコルグ・Nutubeフォノ・イコライザーを使用した。(グッディーズ)

BGS
BGS-130(1CD)
バシアーナス〜ブラジル風に
メンデルスゾーン(カートレッジ編):前奏曲とフーガ第2番
ヴィラ=ロボス(エデン編):ブラジル風バッハ第4番より 前奏曲*
バッハ(エデン編):ブランデンブルク協奏曲第3番 BWV.1048
メンデルスゾーン(カートレッジ編):前奏曲とフーガ第4番
ヴィラ=ロボス(エデン編):ブラジル風バッハ第5番より アリア*
スノーデン:ライト・パーペチューム*
スケンプトン:バッハ・ヴァリエーション
ヴィーダ・ギター四重奏団、
エイミー・グリーン(ソプラノ・サクソフォン)*

録音:2017年6月10日−23日&9月15日、ホーリー・トリニティ教会(ハートフォードシャー、イギリス)
2007年の結成以降、ロンドンを中心としたイギリス国内でのコンサートを重ね、アメリカ、中国でのデビューを果たすなど活発な活動を繰り広げているイギリスのアンサンブル、ヴィーダ・ギター四重奏団。 BGSレーベルからの5枚目となるアルバム「バシアーナス」は、バッハへのオマージュ・アルバム。バッハからの影響を受けたメンデルスゾーンやヴィラ=ロボス、70歳を迎えたスケンプトン、才気あふれる若手作曲家スケンプトンなど、今回もバラエティに富んだプログラムを披露してくれています。ギター四重奏による「ブランデンブルク協奏曲第3番」が特に聴きどころです!
BGS
BGS-127(1CD)
イグナイト〜ギターのための新作集Vol.3
メレディス:スプーク
メトカーフ:フェアライト・ヒルズ、3つの小品
スケンプトン:ギターのための6つの歌
パーソンズ:アリアと変奏
クレーン:ギター・プレリュード
ジャクソン:アニヴァーサリー・コラールによる幻想曲
カトラー:ギター・ミュージック
リヒター:テイク・ジーズ・ブロウクン・ウィングズ
トム・カーステンス(G)、
Gプラス・アンサンブル

録音:2015年−2016年
ギターのための新作の初演、普及に情熱を注ぎ続ける名ギタリスト、トム・カーステンス。 カーステンスの委嘱によって作曲された新作を中心とした「イグナイト」には、ガブリエル・ジャクソンやマックス・リヒターなど、現代のリーディング・コンポーザーたちの作品を収録しています。

RUBICON
RCD-1012(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.3
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2/ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47 「クロイツェル」/ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
クロエ・ハンスリップ(Vn)、
ダニー・ドライヴァー(P)
第3巻では、1790年代後半の活気に満ちた「第2番」、謎めいた美しさを持つ「第10番」、そして傑作「第9番 「クロイツェル」」で、この偉大なソナタ集を締めくくります。
レコーディングではヴュータンやメトネル、ボーウェンなど、ロマン派以降の知られざるレパートリーを積極的に取り上げ、レパートリーを広げてきたハンスリップ。ヴァイオリンのレパートリーの王道中の王道、ベートーヴェンのソナタの全曲録音は、神童から若き名手へと成長し、さらなる高みを目指すハンスリップのキャリアにおける重要なマイルストーンとなることでしょう!

Tactus
TC-810202(1CD)
バッジーニ:弦楽四重奏曲第1番ハ長調(WoO)
弦楽四重奏曲第3番 Op.76
バッジーニSQ〔リーノ・メーニ(Vn)、ダニエラ・サンガッリ(Vn)、マルタ・ピツィオ(Va)、ファウスト・ソルチ(Vc)〕

録音:2016年4月、スタジオ・ベントゥリーニ(クレモナ、イタリア)
19世紀イタリアのコンポーザー=ヴァイオリニスト、アントニオ・バッジーニ(1818−1897)。 パガニーニの超絶技巧に大きな影響を受けたバッジーニはイタリア、ドイツ、フランス、スペイン、デンマーク、イングランド、ベルギーなどの様々な国々でコンサートを行い、その演奏に接したシューマンが絶賛したというエピソードが残っています。 作曲家としては難曲として知られる「妖精の踊り」や「弦楽四重奏曲」などを作曲し、ミラノ音楽院ではマスカーニやプッチーニを指導するなど教育者としても大きな役割を果たした音楽家です。

Chandos
CHAN-10992(2CD)
バルトーク:弦楽四重奏全集
弦楽四重奏曲第1番 Op.7, BB.52/弦楽重奏曲第3番BB.93/弦楽四重奏曲第5番 BB.110/弦楽四重奏曲第2番Op.17, BB.75/弦楽四重奏曲第4番 BB.95/弦楽四重奏曲第6番BB.119
アルカディアSQ〔アナ・トローク(Vn)、レスヴァン・ドゥミトル(Vn)、トライアン・ボアラ(Va)、ツォルト・トローク(Vc)〕

録音:2017年9月26日−29日&2018年4月4日−7日、ポットン・ホール(サフォーク)
ルーマニアのエキサイティングなクヮルテット、アルカディアSQがChandosに初登場! アルカディアSQは、2006年にルーマニアのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミーの生徒たちによって結成。 2009年ハンブルク国際室内楽コンクール、2011年アルメレ国際室内楽コンクール、2012年ウィグモア・ホール・ロンドン国際弦楽四重奏コンクール、そして2014年の大阪国際室内楽コンクールで優勝し、同世代のもっともエキサイティングなSQのひとつとして活躍しています。前作ヤナーチェクの録音はサンデー・タイムズ、フィナンシャル・タイムズで称賛を浴びるなど東欧系音楽で才覚を発揮する彼らが、ルーマニアの隣国、ハンガリーの大作曲家ベーラ・バルトークの弦楽四重奏曲全6曲を録音。数々の国際コンクールを制した確かな技巧で、バルトークの豊かなリズムと表情、哀愁と民族色を描いてゆきます。

Diapason
DIAP-086(1CD)
チャイコフスキー:室内楽作品集

(1)・ピアノ三重奏曲イ短調 Op.50「ある偉大芸術家の思い出のために」

(2)弦楽四重奏曲第3番変ホ短調 Op.30
(1)レオニード・コーガン(Vn)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、エミール・ギレリス(P)
録音:1952年
(2)ボロディン・クヮルテット〔ロスティスラフ・ドゥビンスキー(Vn)、ヤロスラフ・アレクサンドロフ(Vn)、ディミトリ・シェバリーン(Va)、ワレンチン・ベルリンスキー(Vc)〕
録音:1952年
ディアパゾン・レーベルのチャイコフスキーの室内楽作品集には、コーガン、ロストロポーヴィチ、ギレリス、そしてボロディン・クヮルテットという旧ソ連/ロシアを代表する巨匠たちが遺した「ピアノ三重奏曲」と「弦楽四重奏曲第3番」を収録。ボロディン・クヮルテットのメンバーは、第2ヴァイオリンに三代目のアレクサンドロフ、ヴィオラに二代目のシェバリーンの名前がクレジットされています。
※Diapasonレーベルのタイトルは初回限定生産のため、ご注文に対し十分な数量をご用意できない場合がございます。また、ライセンスに起因する突然の廃盤が発生する場合がございます。予めご了承下さい。

ANALEKTA
輸入盤
AN-28794(1CD)

PAN-28794
国内盤・税込定価
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集Vol.1
ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
アンドルー・ワン(Vn/1744年製ミケランジェロ・ベルゴンツィ)、シャルル・リシャール=アムラン(P)

録音:2018年2月28日&3月1日−2日、サン=トーギュスタン教会(ケベック、カナダ)
アンドルー・ワンは、ジュリアード音楽院を卒業し、現在はマギル大学のシューリック音楽スクールでヴァイオリンの助教授を務めるとともに、OSMチェンバー・ソロイスツの芸術監督、プリンス・エドワード・カウンティ室内楽音楽祭の芸術監督も務めています。カナダの名門オーケストラ、モントリオールSOでは2008年よりコンサートマスターに任命され、世界的な指揮者、独奏者たちと共演してきました。Analektaレーベルからは、ケント・ナガノ指揮のモントリオールSOとの共演による、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲全集(AN 28770)のライヴ・レコーディングをリリースしています。 アンドルー・ワンとシャルル・リシャール=アムラン、今をときめくカナダの超強力デュオが、楽聖ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音を始動。第1弾では、静かな側面を示しているソナタ第6番、激しい苦悩を露わにしたソナタ第7番、そしてユーモアと魅力に溢れたソナタ第8番といった、ベートーヴェンの様々な側面を映し出した作品30の3曲で、楽聖の豊かな個性を描きます。

BIS
BISSA-2268(1SACD)
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810『死と乙女』
弦楽四重奏曲第9番ト短調 D.173
キアロスクーロQ【アリーナ・イブラギモヴァ(Vn1)、パブロ・エルナン・ベネディ(Vn2)、エミリー・ヘルンルンド(Va)、クレア・ティリオン(Vc)】

録音:2017年3月/ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール(ケルン)
今をときめくヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団。BISレーベルからリリースしている ハイドンの弦楽四重奏曲第31-33番(BIS SA 2158 / KKC 5677)、第34-36番(BIS SA 2168 / KKC 5832)が高く評価される中、期待の新譜 はシューベルトの弦楽四重奏曲第14番『死と乙女』と第9番です。古典派と初期ロマン派のレパートリーに特化して当団の期待の高まる録音です。
1815年作曲の第9番ト短調。同年、歌曲、教会音楽、ピアノ・ソナタなど多数の作品を残した実りの年でした。ハイドン、モーツァルトの影響が見 受けられるものの、シューベルトの個性も明確になりつつある作品で、本格的な短調の作品はこれが最初となります。
そして、シューベルトの傑作の一つである第14番ニ短調『死と乙女』。第2楽章に歌曲『死と乙女』Op.7-3 D.531のピアノ伴奏部を借用したのでこ の通称を持ちます。全体を通じ、ロマン的な情趣に満ちており、ことに第1楽章の主題のもつインパクトと悲愁が印象的です。
2005年に当時英国王立音楽大学(RCM)で学んでいた友人を中心に結成し、近年アンサンブルが成熟してきたキアロスクーロ四重奏団。団体名の “Chiaroscuro(キアロスクーロ)” は美術用語で、コントラストを印象づける明暗法や陰影法を意味しますが、その名の通りシューベルトの溢れる魅力を 再発見させてくれているような見事な解釈を披露しております。 (Ki)

Stradivarius
STR-37101(1CD)
ゼノ・バルディ(b.1988)作品集
(1)ボンサイ(2017)
(2)カントール・ドゥスト(2013
(3)キンツギ(2015)
(4)イン・プンタ(2013)
(5)ミモ(2014)
(6)モレーネ(2016)
サンドロ・ゴルリ(指)
ディヴェルティメント・アンサンブル
(3)マウリツィオ・ロンゴーニ(Cl)
(4)マヌ・マイア(Cb)

録音:(1)(2)(5)2017年6月ミラノ、インディハブ
(3)(4)2017年3月21日ミラノ、ワールド・ミュージック・スタジオ
(6)2017年4月ウィーン
ゼノ・バルディはイタリア・ヴェローナ生まれの若手作曲家。グラーツ芸術大学とミラノ音 楽院を卒業。主にアコースティック楽器と色々な電気的なデバイスを掛け合わせた作品を 発表しています。 「ボンサイ」は電子音や楽器音を電気的に加工し幽玄な感じに始まりますが、やがてポップ なノイズ系電子音楽になって盛り上がっていく感じは日本人が感じる「盆栽」とはだいぶイメ ージが異なっていて面白い。「モレーネ」はサンプリングされたコントラバスの音が素朴なミ ニマル風音楽に変容していきます。他の作品も現実の楽器音とサンプリングや電子加工音 で不可思議な効果音的音楽が続いていきます。

GALLO
GALLO-1527(1CD)
オーボエとギターのための音楽
テレマン:パルティータ ト長調
バロン:オーボエ・ソナタ
ペルゴレージ:シチリアーナ
コステ:慰め Op.25
イベール:間奏曲
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番〜アリア
ドワーティ:6 つの民謡
ラファシャーノ:オスロの真夜中
 海の上のワルツ
 おそらく一日が
 ヴェネツィアの夕暮れ
マルケリーテ:アウロス
ピアソラ:カフェ
シルヴァーノ・スカンツィアーニ(Ob)
ドメニコ・ラファシャーノ(G)

録音:2018 年2 月
イタリアのオーボエ奏者、シルヴァーノ・スカンツィアーニによるギター伴奏によるオー ボエ作品集(編曲を含む)。スカンツィアーニはソリストとして幅広く活躍しているが、こと にクラウディオ・シモーネ率いるイ・ソリスティ・ヴェネティのオーボエ奏者として知られて います。明るい音色でよく歌うオーボエはどの時代の作品でも映えています。ドメニコ・ラファ シャーノは芸歴40 年のベテラン・ギター奏者。


オクタヴィア
OVCC-00143(1CD)
2018年9月26日発売
ロシア・チェロ作品集
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 作品19
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 作品40
グラズノフ:2つの小品 作品20
本堂誠(バリトンSax)
羽石道代(P)

録音:2018年6月25-26日 横浜・かながわアートホール
フランス・パリ国立高等音楽院で研鑽を積んだ実力派サクソフォン奏者の新星、サックス界のトップランナー「ブルーオーロラ サクソフォン・カルテット」のバリトン奏者としても活躍する本堂誠がバリトン・サクソフォンのさらなる可能性を追及し、自ら提唱する「BARITONISM ? バリトン主義? 」と題した注目のデビュー盤がここに完成しました。 本堂がそんな熱いメッセージを胸に選んだこだわりの収録曲は、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチの傑作チェロ・ソナタを中心としたロシアン・チェロの名作。華麗なピアノのパッセージに支えられ、これほどまでに豊かに音楽を奏でるバリトンサックスがあっただろうかと思われるほど、世界でも類を見ない意欲あふれるアルバムとなりました。 (オクタヴィア)

CPO
CPO-555116(1CD)
NX-B02
R・シュトラウス:室内楽曲集
ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.13
ピアノ三重奏曲 ニ長調 Op.AV53
ダニエル・ブリュメンタール(P)
ドーレン・ディングリンガー(Vn)
トニー・ニス(Va)
アレクサンドル・ヴァイ(Vc)

録音:2016年7月4-7日バイエルン放送 第2スタジオ
オペラや大規模な管弦楽作品で知られるR・シュトラウスですが、10代から20代にかけての初期の時代には 何曲かの室内楽作品を書いていました。このアルバムに収録されたピアノ三重奏曲は1878年、シュトラウス14歳の 作品で、ピアノ三重奏曲としては2番目にあたります。彼の父が敬愛していたモーツァルトやベートーヴェンをモデルにし た素直な作品ですが、第1楽章第2部での唐突に断ち切られるメロディなど、野心的な部分もかなり見られます。 1884年のピアノ四重奏曲はすでにこなれた作風を持ち、管弦楽法に長けたシュトラウスの作品であることがはっきり わかるでしょう。メロディの美しさよりも、各々の楽器から生まれる響きが大切にされており、若い作曲家の作曲技法 が遺憾なく発揮された作品です。

CPO
CPO-555148(1CD)
NX-B02
トイヴォ・クーラ(1883-1918):ヴァイオリンとピアノのための作品集
ソナタ Op.1 ホ短調
小品集 Op.3a
Ut min vag i varlden gar 世界の中で私の道を行く
Ela itke impeni nuori 泣き叫ぶ若者
ソナタ ヘ長調
小品集 Op.22
Pohjalainen tanssi ポホヨラの舞曲
ニーナ・カーモン(Vn)
オリヴァー・トリンドル(P)

録音:2017年3月2-5日ケルン ドイツ放送 室内楽ホール
フィンランドの知られざる作曲家トイヴォ・クーラの作品集。作曲家、指揮者として名声を獲得し始めたさなか、酒宴 の席で口論となり34歳の若さでこの世を去ってしまった悲劇の作曲家です。彼はシベリウスに作曲を学びましたが、 自身は管弦楽作品はあまり好まず、ピアノ曲や合奏曲、室内楽作品などに関心を向けていました。とりわけ、ヴァイオ リニストを目指していたせいもあり、作品の中でヴァイオリン曲が大きな比重を占めています。アルバムの中で中心とな るヴァイオリン・ソナタは1907年、24歳の作品ですが、すでに確立された作風を備えています。ニーナ・カーモンは以 前にも他のレーベルでクーラのソナタを録音するほど、彼の作品に心酔しているヴァイオリニスト。フィンランドの風景が 映し出された表情豊かな小品も聴きどころです。

SKARBO
DSK-4181(1CD)
ジャン・クラ(1879-1932):ピアノ五重奏曲*
弦楽四重奏曲『私のブルターニュへ』
シネ・カ・ノン四重奏団【サラ・シュナル(Vn1)、ヴィルジニー・トゥルバン(Vn2)、
キャスリーン・ドゥモンシ(Va)、クレール=リーズ・デメットル(Vc)】、
ジャン=ピエール・フェレ(P)*

録音:2018年4月28-30日/セクエンツァ・スタジオ(モントルイユ)
仏スカルボ・レーベルの社主にしてピアニスト、ジャン=ピエール・フェレ。知られざる作曲家の作品の蘇演に積極的なフェレですが、ライフワークの 一つとしているのがジャン・クラの作品の演奏、録音です。
ジャン・クラは、ラヴェルやドビュッシーと同時代を生きた近代フランス音楽の作曲家のひとり。生前は海軍士官としても活躍し、職務の合間を縫って 果敢に作曲活動を続けたことでも知られる作曲家でもあります。アンリ・デュパルクに師事したクラの作風は、ラヴェルやドビュッシーら印象派の響きを持 ちつつ、ロマン派の情緒を併せ持ったもの。流麗な旋律の中にほんのり香るメランコリックな響きが絶品です。
没後、長らく作品が忘れられていましたがフェレを中心とした演奏家により蘇演され評価を上げてきました。フェレはピアノ作品集(DSK 1153)、マリ =アニク・ニコラと共演したヴァイオリンとピアノのための作品全集(DSK 4128)などをリリースしております。
弦楽四重奏曲『私のブルターニュへ』は1909年クラがブレストで造船技師をしていた時代の作品。一方、1922年に出版されたピアノ五重奏曲はア ミラル・セネの司令官をしていた時代の作品。いずれも溌剌とした瑞々しさに満ちており、ショーソンの室内楽を思わせるこの上なく美しい旋律が魅力です。
パリとリヨンで学んだ2006年創設のシネ・カ・ノン四重奏団は、バロックから現代音楽、さらにはシャンソン、ワールドミュージックと幅広いレパート リーを演奏するアンサンブルです。 (Ki)

Profil
PH-18034(1CD)
シューベルト:八重奏曲ヘ長調D.803 ドレスデン八重奏団

録音:2017年4月16日/モーツァルテウム大ホール(ザルツブルク)
ドレスデン・シュターツカペレの首席奏者8名で結成されたドレスデン八重奏団。2015年に同オーケストラの香港公演でデビュー。もともと1854年 創立の「ドレスデン音楽家協会」は、シュターツカペレが室内楽をしなければならない規約があり、その伝統を復活させました。名手なだけでなく、伝統 の重厚なドイツ的解釈を味わえます。 (Ki)
Profil
PH-18011(1CD)
(1)ピアソラ:ブエノスアイレスの四季(ヴァイオリン、クラリネット、ピアノ版)
(2)同:オブリヴィオン(ヴァイオリン、クラリネット、ピアノ版)
(3)ベニヤミン・ヌス:ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのための2つの小品Op.13
(4)モーツァルト(サヤカ・シュムック編):フィガロの結婚〜恋とはどんなものかしら/ドン・ジョヴァンニ〜奥様お手をどうぞ(2本のクラリネットとバセットホルン)
(5)ドヴォルザーク(ヨアヒム・クレム編):スラヴ舞曲Op.46の1/Op.72の2
(6)シューマン:おとぎ話Op.132(全4曲)
アンサンブル・シュムック【サヤカ・シュムック(Cl)、ケン・シューマン(Vn)(1)(2)、ベヌヤミン・ヌス(P)(1)(2)(3)、マルヴィーナ・ソスノフスキ(ヴァイオリン(3)、ヴィオラ(6))、ティル・レンナー(Cl)(4)(5)、オリヴァー・クレンク( バセットホルン)(4) (5) 、カタリナ・ゼルハイム(P)(6) 】

録音:2018年2月13日、3月19日、20日/SWRスタジオ(カイザースラウテルン)
アンサンブル・シュムックは、日本風の名を持つクラリネット奏者サヤカ・シュムックにより 2009 年に結成されたトリオ・シュムックが拡大した団体。 ドイツを活動の中心とし、古典派からタンゴまで幅広いレパートリーを披露しています。高い技術を持つメンバーたちが楽しい曲をたくさん聴かせてく れます。 (Ki)

KLARTHE
KLA-063(1CD)
ボロディン:弦楽四重奏曲 第2番ニ長調(編曲:ギョーム・ベルソー)
ジャン=ドゥニ・ミシャ:ザ・ダーク・サイド(即興:ジャン=シャルル・リシャール)
アレクサンドロ・マルケアス:ヴォイス・オブ・ブラック・アース(4本のバリトン・サクソフォンのための)(ザイール四重奏団委嘱作品)
アレクシス・シエスラ:ラプソディッシュ(即興:サンドロ・コンパニョン)
クワチュオール・ザイール
ギョーム・ベルソー(ソプラノ・サクソフォン)
サンドロ・コンパニョン(アルト・サクソフォン)
フロラン・ルーマン(テノール・サクソフォン)
ヨアキム・シエスラ(バリトン・サクソフォン)

録音:2017年11月
2017年5月、第9回大阪国際室内楽コンクール第2部門(管楽アンサンブル部門)で優勝したクワチュオール・ザイールのデビューCD。当グルー プは2015年結成以来、フランスおよびフランス外の音楽祭に多数出演している実力派です。「Zahir(ザイール、ザーヒルとも)」はアラビア語で≪目に 見える、そこにある≫という意味を持ち、何か、あるいは誰か、ひとたび接触をもってしまうと、徐々に私達の思考を支配していくもののこと。まさに、こ のサックス四重奏団は、一度聴いたら虜になってしまう魅力に満ちています。
ボロディンの弦楽四重奏曲第2番は、結婚20年を記念して、彼の妻に捧げられた作品で、民族色が感じられる作品。単独でも演奏機会の多い第3 楽章の美しい旋律とそれを彩るアンサンブルは見事です。ミシャ作曲のザ・ダーク・サイドはユダヤ音楽、現代音楽、ロック、ジャズ等のエッセンスが盛 り込まれた、各奏者の能力が存分に発揮される聴きごたえある作品。マルケアスの「ヴォイス・オブ・ブラック・アース」は、楽器に息を通す(音を鳴ら さない)奏法で始まり、その後もサックスとは思えないような不思議な音色が多用された作品。シェスラの「ラプソディッシュ」は、ユニゾンの序奏で始 まり、メロベ(古代ギリシャ詩の朗吟)が現れ、その後もブルガリアやルーマニア、地中海調の音楽の旅へといざなわれます。多様なスタイルの音楽を巧 みに表現するテクニックをもつクワチュオール・ザイール、注目です! (Ki)

HUNGAROTON
HCD-32808(1CD)
ブラームス・プロジェクト〜ヴィオラ・ソナタと歌曲
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
アルトのための2つの歌 Op.91
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
ペーテル・バールショニ(Va)、
イルディコ・コムロージ(A)、
ペーテル・フランクル(P)

録音:2016年12月1-4日/フンガロトン・スタジオ
フンガロトン・レーベルの看板アーティストの一人、ヴィオラ奏者のペーテル・バールショニによるブラームス・プロジェクト。当アルバムはブラームス の晩年の傑作クラリネット・ソナタ(ブラームス自身によるヴィオラ版)とアルト、ヴィオラ、ピアノのための2つの歌を収録しました。 1891年に知り合ったクラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトの演奏を聴いたことに創作意欲がわき、クラリネットの作品を連続して書いた晩年 のブラームス。後期作品ならではの成熟の内容で聴き手の心に残る名作といえます。そしてアルトのための2つの歌。温かく安らぎに満ちた美しい旋律が 魅力の第1曲「秘めたるあこがれ」と深みあるヴィオラも印象的な第2曲「聖なる子守歌」は、ともにブラームスらしい旋律美で聴かせます。コムロー ジの歌唱にも注目です。 (Ki)

ALPHA
ALPHA-409(1CD)
ボッケリーニ:チェロ作品集2

チェロ・ソナタ ト長調 G.5
独奏チェロと通奏低音チェロによる演奏
チェロ・ソナタ ハ短調 G.2(第1稿)
チェロとフォルテピアノによる演奏
チェロ・ソナタ ヘ長調 G.1
チェロとチェンバロ、通奏低音チェロによる演奏
チェロ・ソナタ イ長調 G.13
独奏チェロと通奏低音チェロによる演奏
チェロ・ソナタ 変ロ長調 G.12
チェロとチェンバロ、通奏低音チェロによる演奏
レ・バッス・レユニ
【メンバー】
ブリュノ・コクセ(チェロ…「ボッケリーニ-ベル・カント:2004年シャルル・リシェ製」
エマニュエル・ジャック(通奏低音チェロ…1999年シャルル・リシェ製-オリジナル:ガスパーロ・ダ・サロ)
モード・グラットン(フォルテピアノ…2012年ヘラルト・タインマン製2種(木製ハンマー/皮革材巻ハンマー)-オリジナル:シュタイン
SONATA G.2, MECHANISM WITH
WOODEN HAMMERS,&
SONATA G.12, MECHANISM WITH
LEATHER-COVERED HAMMERS
ベルトラン・キュイエ(チェンバロ…2007年フィリップ・ウモー製:オリジナル:ヴェーター)

録音:2017年10月28日-11月2日
ヴァンヌ(フランス・ブルターニュ地方)
カルメル修道会礼拝堂
現代では、あの愛らしい「メヌエット」1曲のみが知られるボッケリーニ。しかし1805年5月28日に彼がこの世を去った直 後にはライプツィヒとパリのジャーナリストがそれぞれ「彼の楽器が奏でる比類なき音と表現力豊かなメロディで聴衆を魅 了することができる優れたチェリスト」「素晴らしいチェロ奏者であった彼は、並ぶ者のないほどの表現力豊かな歌心で 我々を魅了した」と賛辞を贈ったほどでした。ボッケリーニはもともとイタリアで生まれ、13歳でチェリストとしてデビュー。そ の後はウィーンの宮廷に勤めましたが、1769年、26歳の時にスペインに招かれドン・ルイス皇子付きの音楽家となり、 生涯を終えるまでマドリッドで過ごしています。寂しい晩年を送ったとされますが、前述の賛辞の通り、チェリストとしては 高い名声を保っていたことは間違いありません。数多く残された弦楽五重奏曲は、とりわけチェロが活躍することで知ら れますが、チェロ・ソナタも同様で、ヴァイオリンを思わせるほどの広い音域を駆使したチェロのメロディはボッケリーニでなけ れば書き得ないほどに美しく完成度の高いものです。コクセは、他の名手たちとともにミラノ音楽院が所蔵するノセダ・コ レクションの写本に基づいて5つのソナタを演奏しています。
ALPHA
ALPHA-417(1CD)
シューベルト:弦楽四重奏曲 第10番&第14番「死と乙女」 ヴァン・カイック四重奏団
【メンバー】
ニコラ・ヴァン・カイック(Vn1)
シルヴァン・ファーヴル=ビュル(Vn2)
エマニュエル・フランソワ(Va)
フランソワ・ロバン(Vc)

録音:2018年2月スイス、チューリヒ スイス放送協会
「作曲家にアプローチする時には、その作風の進化を理解するために、彼、または彼女の初期の作品に没頭するのが好 きです」と語るヴァン・カイック四重奏団のメンバーたち。そのアイデアは前作のモーツァルト・アルバムでも生かされていまし たが、今回はシューベルトをテーマに、一人の作曲家の成熟過程を探っています。収録されているのは、シューベルトが 16歳の時に書いたSQ第10番と、早すぎる晩年である27歳の作品「死と乙女」。親密な家のリビングで演 奏されたであろう幸せな第10番、苦難に満ちた暗さと悲痛さを持つ第14番。彼らの演奏は、全く違う雰囲気を持つ2 つの作品からシューベルトが辿った時間の経過を鮮やかに浮かび上がらせています。
ALPHA
ALPHA-424(1CD)
宇宙にインスパイアされた作品集
ァンサン・セガール:ベト・クラングBETH KLANG
キナン・アズメ:地に根ざした元素でIN THE ELEMENTS-GROUNDED
ケヴィン・セディッキ:瞑想/舞踏MEDITATION/DANSE
ガブリエル・シヴァク:カポエイラ組曲SUITE CAPOIERA
ヴァンサン・ペラニ:水田/美しき姫様SAWAH PADI/PUTRI CENING AYU
ハムザ・エル・ディン:水車ESCALAY
ヴォーチェ四重奏団
【メンバー】
セシル・ローバン(Vn)
サラ・ダヤン(Vn)
ギヨーム・ベッカー(Va)
リディア・シェリー(Vc)
ヴァンサン・セガール(芸術監督)
ヴァンサン・ペラニ(アコーディオン)
ケヴィン・セディキ(ザルブ=トンバク・・・足つきの太鼓)
キナン・アズメ(Cl)
クァトゥール・ヴォーチェは来日経験もあるSQで、古典派から近代作品を得意とするアンサンブル。この 「ITINERAIRE 旅程」と題されたアルバムでは、2006年にこの世を去ったハムザ・エル・ディンの「ESCALAY」を中心 にジャズ、ワールド・ミュージック、クラシック…ボーダーレスな音楽で描かれた「宇宙にインスパイアされた」作品を収録して います。時折聴こえるエスニックな楽器の響きにも心奪われます。 20世紀初頭、バルトークがハンガリーとルーマニアの村を巡って民謡を採取したように、あまり知られていない地域を探 検し、その地の作曲家たちに出会うことで新しい作品が生まれるという、クロノス・カルテットの活動にも似たアプローチ は、若きSQの可能性を限りなく広げることでしょう。

METIER
MSV-28531(1CD)
NX-B07
新しいオーボエのための新しい音楽集 第2集
エドワード・コーウィー(1943-):The Colours of Dark Light 暗い光の色(2013)
ポール・アーキボルト(1964-):Zechstein ゼヒシュタイン(2015)
サム・ハイドン(1968-):surface/tension(2012)
ドロシー・ケル(1965-):Clepsydra(2012)
クリストファー・フォックス(1955-):Unlocking the Grid(2015)
クリストファー・レドゲート(Ob、コールアングレ、ルポフォン)
コール四重奏団
スティーヴン・ロビングス(P)
ポール・アーキボルト(エレクトロニクス)

録音:2016年2月15.16日、2017年7月4日 、2012年8月2日 、2013年1月26日 、2017年7月14日
現代のオーボエ奏者の中で、最もアヴァンギャルドな活動をしているクリストファー・レドゲート。 このアルバムでは、彼が開発した「Howarth-Redgate Oboe」と「Lupophon(低音オーボエ)」を用い、より高度 なテクニックを駆使してイギリスの5人の作曲家たちの最新作を演奏しています。作曲家たちもレドゲートの要求に応 え、彼の新しい楽器のために、伝統的なオーボエでは演奏不可能とされるパッセージをふんだんに盛り込むだけでなく、 オーバーダビング、エレクトロニクスなど様々な技巧を凝らした実験的な作品を提供しています。


Sancho Panza Records
SPAN-001(1CD)
SPANLP-001(1LP)
12アンサンブル「復活」
ルトスワフスキ:葬送音楽
ジョン・ウールリッチ:目覚めるユリシーズ
ケイト・ウィットレイ:秋の歌
ブライス・デスナー:ルトスワフスキへの応答
12 アンサンブル
12アンサンブルは2012年創立の弦楽集団。ロンドンの若い12名の弦楽器奏者で構成され、急速に名声をあげています。彼らのほぼデビュー盤と なるこのディスクは、ルトスワフスキ初期の「葬送音楽」をメインに、現役3作曲家のこだわりの作品をフィルアップ。
イギリスのジョン・ウールリッチ(1954-)の「目覚めるユリシーズ」はヴィオラ独奏と弦楽のための作品で、モンテヴェルディの歌劇「ウリッセの帰郷」 のアリアに基づいています。女性作曲家ケイト・ウィットレイ(1989-)の「秋の歌」はヴェルレーヌの詩に霊感を受けたもので、舞い落ちる木の葉を弦楽 器が描写します。
興味深いのがアメリカのロックバンド「ザ・ナショナル」のリード・ギターを務めるブライス・デスナー(1976-)の「ルトスワフスキへの応答」。坂本 龍一とも共演したデスナーが、ルトスワフスキの「葬送音楽」へのオマージュを込めて2014年に作曲、12アンサンブルの貴重なレパートリーとなってい ます。

LIMEN Classic
CPLT069-C069(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調『クロイツェル』Op.47
ワーグナー:アルバムの綴りWWV94(ウィルへルミ編、ヴァイオリンとピアノ版)
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集より『夢』
ブラームス、ディートリヒ、シューマン:F.A.E.ソナタ(全4楽章)
ユリア・ベリンスカヤ(Vn)
ステファノ・リゴラッティ(P)

録音:2016 年/リメン・スタジオ
500セット限定生産、シリアルナンバー付き。商品には映像とオーディオが楽しめる無料アクセスコードが封入されています(使用できる環境が整うの は2018年末頃とのこと)。DVDは付属しません。
ウィルへルミ編の「アルバムの綴り」はヴァイオリンがかなり熱く歌います。ブラームス、ディートリヒ、シューマンの共作によるF.A.E.ソナタもしっか り全楽章収録。 (Ki)

BIS
BISSA-2375(1SACD)
シューベルト:ヴァイオリンとギターのためのソナタ集
アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D.574
ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ニ長調 D.384

編曲:(1)(2)ヤコブ・ケラーマン、(3)マッツ・バーリストレーム
※全てヴァイオリンとギターのための編曲版
デュオ・KeMi
[ダニエル・ミグダル(Vn)、ヤコブ・ケラーマン(G)]

録音:2016 年 10月/ロースンダ教会(スウェーデン)
ヴァイオリンのダニエル・ミグダル、ギターのヤコブ・ケラーマンの苗字の頭文字をとったスウェーデンで最も人気のデュオ・ KeMiがシューベルトの作品を収録しました。デュオ・KeMiは2006年結成。現在、母国を中心にドイツ、チェコ、フランス、オランダ、韓国、中国などの様々 な音楽祭にも出演の注目のアンサンブルです。ヴァイオリンとギターといえばパガニーニの作品が有名ですがここに聴くシューベルトもこの組み合わせなら ではの軽やかなアンサンブルを聴くことができます。シューベルトの室内楽作品の新たな魅力に気づかせられる見事な編曲版です! (Ki)



SUPRAPHON
SU-4038LP(2LP)
初回分封入特典付き
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第13番他
◆LP 1
(1)弦楽四重奏曲第13番ト長調 Op.106,B 192
[A面]第1楽章/第2楽章
[B面]第3楽章/第4楽章
■LP 2
(2)弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」
[A面]第1楽章/第2楽章
[B面]第3楽章/第4楽章

●初回出荷分封入特典(非売品サンプラーCD)
パヴェル・ハース四重奏団/レコーディングズ2006-2018(83’08”)
(1)ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第13番ト長調Op.106, B 192より第2楽章
(2)プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第1番ロ短調 Op.50より第2楽章
(3)ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」より第1楽章
(4)パヴェル・ハース:弦楽四重奏曲第2番Op.7「猿山より」より第4楽章(打楽器つき版)
(5)シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調Op.163より第2楽章
(6)スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」より第1楽章
(7)ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調Op.96, B 179「アメリカ」より第4楽章
(8)ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81,B.155より第2楽章
(9)ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲第3番変ホ長調 Op.97,B.180より第4楽章
パヴェル・ハースQ【ヴェロニカ・ヤルーシコヴァー(第1ヴァイオリン)、エヴァ・カロヴァー(第 2ヴァイオリン)、パヴェル・ニクル(Va)、ペテル・ヤルーシェク(Vc)】

録音:2010年6月3、6、29&30日/ルドルフィヌム(プラハ)
180g 重量盤
DMM cutting
ステレオ
プレス:独パラス社

●初回出荷分封入特典
パヴェル・ハースQ[ヴェロニカ・ヤルーシコヴァー(Vn1)、(3)(4)カテジナ・ゲムロトヴァー、(1)(2)(7)エヴァ・カロヴァー、(5)(6)(8)(9)マレク・ツヴィーベル(Vn2)、(1)-(7)(9)パヴェル・ニクル、(8)(9)ラディム・セドミドブスキー(Va)
ペテル・ヤルーシェク(Vc)]

(4)コリン・カリー(パーカッション)
(5)石坂団十郎(Vc)
(8)ボリス・ギルトブルク(P)
同団は2004年にフィレンツェでヴィットリオ・E・リムボッティ賞、翌年5月にはプラハの春の国際コンクールで優勝、さらにその翌月には世界三大弦 楽四重奏コンクールのひとつパオロ・ボルチアーニ・コンクールでも優勝と、圧倒的な実力で次代を担うアンサンブルとして当時大きな注目を集めました。 その後、スプラフォン・レーベルからリリースしてきたディスクは、そのどれもが演奏水準の高さに加えて豊かな表現力により数々の著名な賞を総なめにし てきました。その代表盤ともいえるのがこのアルバムです。
2010年6月にセッション収録された当録音は、かれらのルーツ、ドヴォルザークを取り上げています。「新世界交響曲」「チェロ協奏曲」と並ぶアメリ カ時代の最良の成果で、親しみ易いメロディから当ジャンル屈指の人気曲「アメリカ」と、ドヴォルザークのアメリカ帰還後に着手され、休養明けに完成 させた最高傑作の第13番が収録されています。いずれも敬愛するドヴォルザークへの深い共感を背景に熱い意気込みを強く感じさせる演奏で、同団が世 界的なSQとしての確固たる地位を築いた記念すべき名録音といえます。LPは各面20分以内の贅沢カッティング。プレスは独パラス社です。
初回出荷分には当録音の24 bit 192 kHzのHi-Resダウンロードができるバウチャー及びパヴェル・ハース四重奏団がスプラフォン・レーベルにこれ までに録音してきた7枚のアルバムから厳選9トラックを収録した非売品サンプラーCDを封入いたします。 (Ki)


SUPRAPHON
SU-4195LP(2LP)
初回分封入特典付き
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲、他
■LP 1
(1)ピアノ五重奏曲イ長調 Op.81,B.155
[A面]第1楽章/第2楽章
[B面]第3楽章/第4楽章
■LP 2 
(2)弦楽五重奏曲第3番変ホ長調 Op.97,B.180
[A面]第1楽章/第2楽章
[B面]第3楽章/第4楽章

●初回出荷分封入特典(非売品サンプラーCD)
パヴェル・ハース四重奏団/レコーディングズ2006-2018(83’08”)
(1)ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第13番ト長調Op.106, B 192より第2楽章
(2)プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第1番ロ短調 Op.50より第2楽章
(3)ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」より第1楽章
(4)パヴェル・ハース:弦楽四重奏曲第2番Op.7「猿山より」より第4楽章(打楽器つき版)
(5)シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調Op.163より第2楽章
(6)スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」より第1楽章
(7)ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」より第4楽章
(8)ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81,B.155より第2楽章
(9)ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲第3番変ホ長調 Op.97,B.180より第4楽章
パヴェル・ハース四重奏団【ヴェロニカ・ヤルーシコヴァー(Vn1)、マレク・ツヴィーベル(Vn2)、ラディム・セドミドブスキー(Va)、ペテル・ヤルーシェク(Vc)】
(1)ボリス・ギルトブルク(P)、
(2)パヴェル・ニクル(Va)

録音:(1)2017年6月26&27日、(2)2017年5月18&19日/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
180g 重量盤
DMM cutting
ステレオ
プレス:独パラス社

●初回出荷分封入特典
パヴェル・ハースQ[ヴェロニカ・ヤルーシコヴァー(Vn1)、(3)(4)カテジナ・ゲムロトヴァー、(1)(2)(7)エヴァ・カロヴァー、(5)(6)(8)(9)マレク・ツヴィーベル(Vn2)、(1)-(7)(9)パヴェル・ニクル、(8)(9)ラディム・セドミドブスキー(Va)
ペテル・ヤルーシェク(Vc)]
(4)コリン・カリー(パーカッション)
(5)石坂団十郎(Vc)
(8)ボリス・ギルトブルク(P)
当団はドヴォルザークの「アメリカ」を収録したディスク(SU 4038LP / SU 4038 / KKC 5170)が英グラモフォン・アワード2011のレコード・オブ・ ザ・イヤーを受賞するなど、リリースの度に数々の著名な賞を総なめにしてきた世界が注目するSQです。当アルバムではドヴォルザークのピアノ 五重奏曲と弦楽五重奏曲第3番を収録しました。
ドヴォルザークの名作のひとつに数えられるピアノ五重奏曲は、旋律美と地方色と楽器法の巧みさとに円熟したドヴォルザークの長所が発揮されていま す。この名作を2013年にエリザベート王妃国際音楽コンクールで第1位を獲得したピアニスト、ボリス・ギルトブルクと息の合った演奏を聴かせてくれます。 またカップリングの弦楽五重奏曲第3番では創設メンバーのひとりパヴェル・ニクルと共演。同団ならではの密なアンサンブルでドヴォルザークの豊かな 世界を表現しております。当LP、プレスは独パラス社です。
初回出荷分には当録音の24 bit 192 kHzのHi-Resダウンロードができるバウチャー及びパヴェル・ハース四重奏団がスプラフォン・レーベルにこれ までに録音してきた7枚のアルバムから厳選9トラックを収録した非売品サンプラーCDを封入いたします。 (Ki)

Forgotten Records
fr-1514A(1CDR)
ヨーク弦楽四重奏団
ヴィヴァルディ:「調和の霊感」〜協奏曲 イ短調 Op.3-8, RV.522 *
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲 イ長調 Op.32-6, G.206 *
パガニーニ:弦楽四重奏曲第7番ホ長調 M.S.314 bis #
ヨークSQ
[マックス・ポリコフ、サムエル・ワイス(Vn)
ウィリアム・ラッセル(Va) 
L.アーサー・ターキッシャー(Vc)]

録音:1949年頃
音源: Regent  MG 5051 *、 MG 5004 #

ALBANY
TROY-1731(1CD)
ルー・ハリソン:打楽器、Vn、Pの為の作品集
(1)ジョン・ケージ&ハリソン:二重音楽
(2)ハリソン:カンティクル第3 番
(3)ハリソン:打楽器伴奏のヴァイオリン協奏曲
(4)ハリソン(スタインバーグ編):様々な三重奏曲
(1)-(3)パーカッションUVU(打楽器アンサンブル)
(3)(4)ドナ・フェアバンクス(Vn)
(4)ドゥグ・スミス(打楽器)
(4)ヒラリー・デムスク(P)
20 世紀米国の独創的な作曲家、ルー・ハリソン(1917-2003)の打楽器、ヴァイオリ ン、ピアノの為の音楽を4 曲収録。ジョン・ケージと共作の二重音楽(1941 年)は、4 人 の打楽器奏者の第1、第3 パートをケイジが、第2、第4 パートをハリソンが書いています。 バリのガムランの影響が色濃い。カンティクル第 3 番(1940 年)は舞踊曲。やたらとオカ リナが活躍する。打楽器伴奏のヴァイオリン協奏曲(1940-1959)は、文字通りの作品 で、普通のヴァイオリン協奏曲とはだいぶ趣が異なって楽しい。様々な三重奏曲はだい ぶ後の1987 年の作。ハリソンの世界観が完成しています。 ドゥグ・スミスはユタ・ヴァリー大学で打楽器部門の准教授を務めています。ドナ・フェアバ ンクスはユタ・ヴァリー大学でヴァイオリンの教授を務めている同僚。
ALBANY
TROY-1727(1CD)
「誘惑」
(1)デル・アギラ:誘惑
(2)ヒナステラ:サンバ,悲しみ,子守歌,朝
(3)グラナドス:スペイン舞曲集(3 曲),愛の歌曲集
(5 曲)
(4)ガスタヴィーノ:シエスタ,この教会にはない…,働く人と貧しい人,一番高い薔薇の蕾に…,
(5)ガスタヴィーノ:ロシータ・イグレシアス
(6)トゥーリナ:スペイン風ソナタ

※(2)-(6)=ジャット編
ステファニー・ジャット(Fl)
トマス・カスドルフ(P)
(1)オルランド・ピメンテル(Cl)
(5)エレナ・アベンド(P)

録音:2016年5月23−25日 米国,ウィスコンシン州,マディソン
20世紀のスペインおよび南米の作曲家のフルート曲を収録。ミゲル・デル・アギラ(1957‐)はウ ルグアイ出身で現在は米国で活動。「誘惑」はフルート、クラリネット、ピアノの為の作品。この曲 と、本来はヴァイオリンとピアノの為のトゥーリナのスペイン風ソナタの他は、いずれも歌曲をジャ ットがフルート独奏曲に編曲したもの。当然だがいずれもスペイン色の濃い作品ばかりです。 ステファニー・ジャットは1990年から2017年まで米国ウィスコンシン州のウィスコンシン大学マディ ソン校のフルートの教授を務めていた。ソリストとしても活発に活動しています。

RICERCAR
RIC-341
(1CD+BOOK)
NX-D11
【未案内旧譜】
レ・サックス・ド・サックス
ジャン=パティスト・サンジュレー (1812-1875):協奏的二重奏曲 Op. 55
 ファンタジー・パストラーレ Op. 56
ジュール・ドゥメルスマン(1833-1866):セレナード Op. 33
ジャン=パティスト・サンジュレー(1812-1875):テナー・サクソフォン協奏曲 Op. 57
 演奏会用独奏曲第7番 Op. 93
 サクソフォン四重奏曲第1番 Op. 53
マニング・シャーウィン/ エリック・マシュウィッツ:バークリー・スクエアで歌う夜鳴きうぐいす(サクソフォン編)
ジョニー・グリーン (1908-1989):アウト・オブ・ノーフェア(サクソフォン編)
ジュローム・カーン(1885-1945):5月にしては暖かい - 君は我がすべて(サクソフォン編)
アレック・ワイルダー(1907-1980):月と砂(サクソフォン編)
フランク・ロソリーノ(1926-1978):ブルー・ダニエル(サクソフォン編)
ジョニー・マンデル(1925-):ア・タイム・フォー・ラヴ(サクソフォン編
レイ・ノーブル(1903-1978):ザ・タッチ・オブ・ユア・リップス(サクソフォン編)
フランク・レッサー(1910-1969):ガイズ&ドールズ(野郎どもと女たち) - 初めての恋(サクソフォン編)
ジェリー・ボック/ ラリー・ホロフセナー / ジョージ・デイヴィッド・ウェイス:トゥー・クロース・フォー・コンフォート(サクソフォン編)
ジューリー・スタイン / リース・スティーヴンス/ ボブ・メリル:ピープル(サクソフォン編)
リチャード・ロジャース(1902-1979):ハイアー・アンド・ハイアー - イット・ネヴァー・エンタード・マイ・マインド(サクソフォン編)
ミシェル・ルグラン(1932-):ロシュフォールの恋人たち - ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング(サクソフォン編)
ガーシュウィン :ガール・クレイジー - エンブレイサブル・ユー(室内アンサンブル編)
コール・ポーター:1940年のブロードウェイ・メロディ - あなたに夢中(室内アンサンブル編)
ハーマン・フップフェルド(1894-1951):エブリバディズ・ウェルカム - アズ・タイム・ゴーズ・バイ(室内アンサンブル編)
ハワード・ディーツ/アルトゥール・シュワルツ:リベンジ・ウィズ・ミュージック - あなたと夜と音楽と(室内アンサンブル編)
アーノルド・ジョンソン (1893-1975):マイ・オールド・フレイム(室内アンサンブル編)
ホーギー・カーマイケル(1899-1981):あなたのそばに(室内アンサンブル編)
ハロルド・アーレン (1905-1986):ホエン・ザサン・カムズ・アウト(室内アンサンブル編)
クリスチャン・ドブク(ソプラノSax)
スティーヴ・ホーベン(アルトSax)
グイ・ゴーサルズ(アルトSax)
グイ・ペンソン (P)、他

MSR
MS-1670(1CD)
トロンボーンとピアノのための音楽
カルロス・サルゼード(1885-1961):協奏的小品
ラフマニノフ:4 つの歌曲(メナード編)
ワーゲンザイル(1715-1777):トロンボーン協奏曲
ダニエラ・キャンディラリ(b.1979):バルカニカ
ピアソラ:(1921-1992):オブリビオン(忘却)
ブラームス:3 つの二重唱曲(レイノルズ編)
スティーヴン・メナード(Trb)
ヨーコ・ヤマダ(P)
(8)クリストファー・デイヴィス(バスTb)
(9)ブライアン・マグヌス(Vc)
(10)-(12)ティモシー・ヒギンズ(Tb)

録音:2017 年6 月シカゴ
スティーヴン・メナードはソリストとしてシカゴ響、ダラス響などと共演、アメリカのオーケス トラ、吹奏楽、管楽器界で指導的な立場にあるトロンボーン奏者。近年はアメリカの作曲家 の作品を中心に現代音楽の委嘱初演にも力を入れています。このディスクでは編曲物を含 め、時代も国籍も様々な作曲家の曲が集められ、トロンボーンの多様な側面を知ることがで きる。ピアソラ:の「オブリビオン」のメランコリックなカンタービレ、ブラームスの二重唱のため の歌曲集など、豊かなトロンボーンの朗々とした旋律を楽しめる一枚。トロンボーン学習 者、吹奏楽関係者にお薦め。

Diapason
DIAP-095(1CD)
ヤナーチェク:作品集

(1)シンフォニエッタ
(2)弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」
(3)ヴァイオリン・ソナタ
(4)草かげの小径にて(抜粋)
(1)カレル・アンチェル(指)、チェコ・PO
 録音:1961年
(2)スメタナSQ
 録音:1965年
(3)ヴヨゼフ・スーク(Vn)、ヤン・パネンカ(P)
 録音:1958年
(4)ヨゼフ・パレニチェク(P)
 録音:1943年
チェコ・フィル第2黄金期と称されるカレル・アンチェルの常任指揮者時代(1950〜1968年)を代表する名演の1つである「シンフォニエッタ」を収録。ディアパゾン誌の自主レーベルでお馴染みのフランスのマスタリング・スタジオ「Circe」のリマスタリングによる録音面にもご注目下さい。
※Diapasonレーベルのタイトルは初回限定生産のため、ご注文に対し十分な数量をご用意できない場合がございます。また、ライセンスに起因する突然の廃盤が発生する場合がございます。予めご了承下さい。
Diapason
DIAP-089(1CD)
スメタナ:作品集

(1)交響詩「モルダウ」
(2)ピアノ三重奏曲 Op.15
(3)チェコ舞曲第1集
(4)・弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」
(1)ヴァーツラフ・ターリヒ(指)チェコPO
 録音:1954年
(2ヨゼフ・スーク(Vn)、ヨゼフ・フッフロ(Vc)、ヤン・パネンカ(P)
 録音:1968年
(3)ルドルフ・フィルクスニー(P)
 録音:1957年
(4)ヴラフ四重奏団
 録音:1956年頃
ターリヒ&チェコ・フィル、スーク、フィルクスニーなど、20世紀を代表する チェコの音楽家たちによる演奏を集めた、オール・チェコ勢のスメタナ。「モル ダウ」から「弦楽四重奏曲第1番まで」をカバーしており、スメタナ入門として もお薦め。 ※Diapasonレーベルのタイトルは初回限定生産のため、ご注文に対し十分な数量 をご用意できない場合がございます。また、ライセンスに起因する突然の廃盤が 発生する場合がございます。予めご了承下さい。

LAWO Classics
LWC-1156(1CD)
シェティル・ヴォスレフ:室内楽作品集 Vol.5
ペルペトゥウム・トロンペトゥウム (2009)(トランペットとピアノのための)
オーボエ、ヴィオラと打楽器のための三重奏曲(1978)
トリオ V・C・P(Trio V.C.P. per Violino, Corno e Pianoforte)(ホルン三重奏曲)
室内劇(Kammerspill)(1995)(木管五重奏、弦楽五重奏、ピアノと打楽器のための)*
ヴォスレフ室内音楽プロジェクト〔ゲーリー・ピータソン(Tp)、アイナル・ロッティンゲン(P)、アイリーン・シャノン(Hrn)、スタイナル・ハンネヴォル(Ob)、リカルド・オドリオソーラ(ヴァイオリン、ヴィオラ)、ナタニエル・ヨンネヴォーグ(打楽器)〕
ヴォスレフ室内音楽プロジェクト*〔クローディア・コックス(Vn)、ドミートロー・コザル(Vn)、ヨハンネ・スコーンサル(Va)、ゲオルギー・イマノフ(Vc)、ペーテル・パロタイ(Cb)、オラヴ・エッゲ・ブランダール(P)、オーラ・ベルグ・リーセル(打楽器)、トーマス・ライヴェスタ(打楽器)、フリーダ・レーレング(Fl)、イサベル・ヴェラスコ(Ob)、エンドレ・リントネル・ヨルゲンセン(Cl、バスCl)、ホーヴァル・ロクティング・ラーシェン(Fg)、ローガン・アルント(Hrn)、リカルド・オドリオソーラ(指)



録音:2016年5月21日、6月18日−19日、6月26日、グンナル・セーヴィグ・ホール、グリーグ・アカデミー(ベルゲン、ノルウェー)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz
グリーグ・アカデミーで教える音楽家とベルゲン・フィルのメンバーたちが、ベルゲンの作曲家シェティル・ヴォスレフ Ketil Hvoslef の室内楽作品38曲を9枚のアルバムに録音するプロジェクトのシリーズ第5集。ピアノが「永遠のトランペット」のスイッチを入れる「ペルペトゥウム・トロンペトゥウム」。エルレン・オーゴール=ニルセンの『ペルペトゥウム・トロンペトゥウム』(LWM008)でも演奏された作品です。神秘的なアイスランドの旋律によるヴィオラのドローン(持続低音)がどことなく古代の雰囲気が醸す「オーボエ、ヴィオラと打楽器のための三重奏曲」。ブラームスやリゲティの「ヴァイオリン、ホルン、ピアノのための三重奏曲」に「挑戦する」「トリオ V・C・P」。1990年代、ベルゲンの警察署を取り巻いていたという無秩序状態を「シンフォニエッタ」の音楽に書いた、ヴォスレフのもっとも反抗的、非妥協的な作品のひとつ「室内劇」。

Hyperion
CDA-68221(2CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Op.64
弦楽四重奏曲第63番ハ長調 Op.64-1, Hob.III-65
弦楽四重奏曲第64番ロ短調 Op.64-2, Hob.III-68
弦楽四重奏曲第65番変ロ長調 Op.64-3, Hob.III-67
弦楽四重奏曲第66番ト長調 Op.64-4, Hob.III-66
弦楽四重奏曲第67番ニ長調 Op.64-5, Hob.III-63 「ひばり」
弦楽四重奏曲第68番変ホ長調 Op.64-6, Hob.III-64
ロンドン・ハイドンSQ〔キャサリン・マンソン(Vn)、マイケル・グレヴィチ(Vn)、ジョン・クロカット(Va)、ジョナサン・マンソン(Vc)〕

録音:2017年12月5日−10日、ポットン・ホール(サフォーク)
クラシカル・ボウ&ガット弦というピリオド・スタイルでの高度なアンサンブル、演奏に使用する楽譜のエディションにも徹底的にこだわり、ハイドンのスペシャリストとして高評価を確立してきたロンドン・ハイドンSQ。リリースのたびに堅実な評価を積み重ねてきたこのハイドン・シリーズ。第7集では、傑作「ひばり」を含む、作品64の6曲を収録。前作(CDA68160)の作品54&作品55の三作品合わせて、エステルハージ楽団のヴァイオリニスト、ヨハン・トストにちなんだ「トスト弦楽四重奏曲集」が揃います。
2006年以降アムステルダム・バロック・オーケストラのリーダーを務めるスコットランドの名手キャサリン・マンソンが率い、幾度かのメンバー交代を経ながらも徹底したスタイルを貫いてきたロンドン・ハイドンSQ。今回は、ヴィオラ奏者にジョン・クロカット(アムステルダム・バロック・オーケストラやOAE、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ等で活動)が加わった、2017年来日公演時と同じメンバーでの録音です。


MELODIYA
MEL-1002555(5CD)
NX-F01
ダヴィッド・オイストラフ・アニヴァーサリー・エディション/生誕110年記念
■DISC 1
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲
「偉大な芸術家の思い出に」 イ短調Op.50 ※
 第1楽章 Pezzo elegiaco. Moderato assai
ショーソン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲#※
サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ*
■DISC 2
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ短調 BWV1018
シューベルト:グランド・デュオ イ長調 D.574*
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調Op.13
■DISC 3 <初出音源>
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第40番 変ロ長調 K.454
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調Op.94bis
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 L.140
メシアン:ヴァイオリンとピアノのための主題と変奏
ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのマズルカ ホ短調Op.49
シベリウス:ノクターンOp.51-3(「ベルシャザール王の饗宴」より)
シューベルト(リスト&オイストラフによるヴァイオリンとピアノための編):「ウィーンの夜会」よりワルツ・カプリス
■DISC 4
ショスタコーヴィチ:アレクサンドル・ブロークの詩による7つの歌曲 Op.127
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.134*
オイストラフのスピーチ (1969年1月8日 作曲家組合事務局でショスタコーヴィチのヴァイオリン・ソナタについて)…ブックレットに英訳入り
■DISC 5
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲
ダヴィッド・オイストラフ(Vn)


■DISC 1
コンスタンチン・イグムノフ(P)
スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc)
アブラム・ディアコフ(P)
ベートーヴェンQ
レフ・シテインベルク(指)交響楽団
録音:1939年、1938年*、不明#
リマスタリング:M.Pilipov
※ チャイコフスキーの第2楽章と、ショーソンの第2楽章は、メロディア・レーベルのアーカイヴに現存しておりません。

■DISC 2
レフ・オボーリン(P)
録音:1960年、1959年*
リマスタリング:N.Radugina

■DISC 3
フリーダ・バウアー(P)
録音:1972年12月28日 モスクワ音楽院大ホール
サウンド・エンジニア:M.Pakhter
リマスタリング:N.Radugina

■DISC 4
ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(S)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
モイセイ・ヴァインベルク(P)
ドミトリ・ショスタコーヴィチ(P)*
録音:1967年10月28日 モスクワ音楽院小ホール(1-7)
1968年12月 ショスタコーヴィチ自宅*
サウンド・エンジニア:I.Veprintsev
リマスタリング:M.Pilipov

■DISC 5
キリル・コンドラシン(指)モスクワPOO
録音:1963年2月8日 モスクワ音楽院大ホール
サウンド・エンジニア:I.Veprintsev
リマスタリング:E.Barykina
ダヴィッド・オイストラフ(Vn)
2018年9月30日に生誕110年を迎えるダヴィッド・オイストラフ。ロシアが誇る「ヴァイオリンの王」の記念すべき年 に、メロディアから5枚組のセットが登場です。心臓に深刻な疾患を抱えながらもステージに立った1972年12月28 日の公演は、今回が初めてのリリースとなっています。1935年の第1回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで 第2位、1937年のウジェーヌ・イザイ・コンクールで優勝の座を射止め、国際的なヴァイオリニストとして広く認められた 1930年代後半のSP録音。オイストラフ60歳を祝して書かれたショスタコーヴィチのヴァイオリン・ソナタの、公式の初 演(1969年5月3日)より半年ほども前に作曲者の自宅で行われた非公式初演を収めた貴重な録音。他にも、ロ ストロポーヴィチ&ヴィシネフスカヤ夫妻、ヴァインベルクと共演したショスタコーヴィチ「ブロークの詩による7つの歌曲」の 初演や、コンドラシンとの協奏曲づくしの公演など、様々な巨匠たちと幅広いレパートリーを演奏してきた彼の天才的 な多様性を物語る、たいへん豪華な内容となっています。 (録音のステレオあるいはモノラルについては記載がございません。)

Audite
AU-97696(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集Vol.5
(1)ヴェンツェル・ミュラーの「プラハの姉妹」からリート〈私は仕立屋カカドゥ〉による変奏曲 ト長調 Op.121a
(2)ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO 38[Hess 49]
(3)ピアノ三重奏曲 変ロ長調 WoO 39[Hess 50]
(4)ピアノ,ヴァイオリン,チェロのための三重奏曲 ハ長調 Op.56
スイス・ピアノ・トリオ【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、アレクサンドル・ネウストロエフ(Vc)、マルティン・ルーカス・ストウブ(P)】、
(4)チューリッヒ室内O

録音:(1)-(3)2018年1月20-22日アッペンツェル(スイス)
(4)2017年10月10-11日ZKOハウス(チューリッヒ)
〈私は仕立屋カカドゥ〉による変奏曲はヴェンツェル・ミュラー(1767-1835)が1794年に作曲したジングシュピール風オペラ「プラハの姉妹」の なかでうたわれる1曲を主題にベートーヴェンが変奏曲にしたピアノ三重奏曲(第11番)。ピアノ、ヴァイオリン、チェロと徐々に楽器を増やしながら音 型変奏が展開され、技巧的なパッセージが随所に散りばめられております。
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO 38(第9番)は鍵盤と弦のための三重奏としては、ベートーヴェンではおそらく最初の作品に数えられます。小振りな 印象を与えるソナタながら若さあふれる作品です。ピアノ三重奏曲 変ロ長調 WoO 39(第8番)はソナタ形式による単一楽章の可愛らしい作品で、ボン のベートーヴェン・ハウスに所蔵されている自筆譜には「ウィーン1812年6月26日。私のちいさな友達、マクセ・ブレンターノに、ピアノを弾く励まし に」とベートーヴェン自らの手で記載されています。
そして、ついに録音したトリプル・コンチェルトでは丁々発止で繰り広げられる三人のソロが魅力的。指揮者を立てずにチューリッヒ室内Oと熱 い演奏を聴かせてくれます。名手スイス・ピアノ・トリオでベートーヴェンの作品を聴くことができるのは非常に喜ばしいことと言えましょう。
スイス・ピアノ・トリオはエドゥアルド・フランク(1817-1893)のピアノ三重奏曲集(AU 97690)、チャイコフスキーの「偉大な芸術家の思い出」(AU 92673)、クララ・シューマンのピアノ三重奏(AU 92549)、そしてベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲録音など、auditeレーベルの質の高い録音でリリー スを続けております。 (Ki)

EVIDENCE
EVCD-050(1CD)
ハープ・トリオ〜ロマンティック・ピース&トランスクリプションズ
シューベルト:バルカローレ(原曲:歌曲「水の上で歌う」D774)
 セレナーデ(原曲:セレナーデ(冬の旅)D957)
 ます(原曲:歌曲「ます」D550)
 Marguerite(原曲:糸をつむぐグレートヒェンD118)
メンデルスゾーン:プレリュード op.35*
無言歌集「アンダンテ・エスプレッシーヴォ」op.30-7*
ジョン・トマス:北の思い出(アリャビエフの「うぐいす」による)**
 2台のハープのためのグラン・デュオ**
ラフマニノフ:「ワルツ」(6手のための2つの小品)
 「ロマンス」(6手のための2つの小品)
アルベール・ザベル:・糸をつむぐグレートヒェン op.19(Marguerite au rouet)
グラズノフ:ワルツ op.43-7
マリエル・ノルドマン、アレクサンドラ・リュイソー、クララ・イザンベール(ハープ)
* マリエル・ノルドマンの独奏
** アレクサンドラ・リュイソー、クララ・イザンベールのデュオ

録音:2017年 9月
なんとも豪華なアルバムの登場です。ハープ3台によるアンサンブルです。世界的名手マリエル・ノルドマンを中心に、一番弟子のアレクサンドラ・リュ イソーとクララ・イザンベールという3名の名手による演奏で、シューベルトの有名歌曲のハープ3台用編曲から、ノルドマンのソロ、あるいはリュイソー とイザンベールのデュオも収録されています。 (Ki)

Hanssler
HC-18049(1CD)
ポーランド・ヴァイオリン小品集
スタトコフスキ:クラコヴィアクOp.7
 ドゥムカ/マズルカ ヘ長調Op.8の2
 オベレク/マズルカ イ短調Op.8の3
ムウィナルスキ:ポロネーズOp.4の1
 スラヴの子守歌/マズルカOp.7
パデレフスキ:メロディOp.16の2
ザジツキ:ロマンスOp.16
 マズルカOp.26
ザレンプスキ:子守歌Op.22
アンジェヨフスキ:ロマンス/ブルレスク
ピオトル・プラヴネル(Vn)、
ピオトル・サワイチク(P)

録音:2016年9月5 -6日/KMSドイツ放送(ケルン)
ポーランドのヴァイオリン小品といえば、ヴィエニャフスキやシマノフスキ作品が有名ですが、それ以外の美しく効果的な曲を集めたアルバム。ハリウッ ド映画音楽の大物ヴィクター・ヤングの作曲の師だったスタトコフスキ、大ピアニスト、アルトゥール・ルビンシュタインの義父で、ワルシャワ・フィル初 代首席指揮者のムウィナルスキ、ポーランド初代首相になった大ピアニストのパデレフスキなど多士済々。いずれもヴァイオリンの技巧を発揮した魅力的な ものばかりです。
ピオトル・プラヴネルは1974年生まれ、1991年の第10回ヴィエニャフスキ国際コンクール第1位の実力派。幅広いレパートリーを持ちますが、ポー ランドの知られざるヴァイオリン曲の発掘と普及に力を入れています。 (Ki)

APARTE
AP-187(1CD)
ヤーン・ラーツ(b.1932):カレイドスコーピック・エチュード(万華鏡的練習曲)op.97(世界初録音)
アルヴォ・ペルト(b.1935):モーツァルト-アダージョ(1992/ 2017年クラリネット用に編)
グレツキ(1933-2010):「ひばりの音楽」〜レチタティーヴォとアリオーゾop.53
パトリック・メッシーナ(Cl/ビュッフェ・クランポン‘ヴィンテージ’)
アンリ・ドマルケット(Vc1725年製ストラディヴァリウス‘le Vaslin’)
ファブリツィオ・キオヴェッタ(P/スタインウェイ)

録音:2017 年 12 月、イタリア
フランス国立Oの首席クラリネット奏者、メッシーナによる万華鏡のようなアルバムの登場。クラリネット、チェロ、ピアノという編成の3作品です。 ヤーン・ラーツの「カレイドスコーピック・エチュード」は世界初録音。ジャズ風な部分やライヒの初期のフェーズ・パターン的な部分、と思うと少しメロ ディックな部分ありと、様々な要素が次々と現れる作品です。ペルトの作品は、モーツァルトのピアノ・ソナタK.280のアダージョにインスパイアされて書 かれたもの。もとはピアノ三重奏曲の作品ですが、2017年、クラリネットとチェロ、ピアノ用に新たに編曲されました。モーツァルトのアダージョ楽章の 内的世界がこれでもかと拡大された、張り詰めた美しさ。この編成では世界初録音となります。グレツキの「ひばりの音楽」は終楽章でベートーヴェンの ピアノ協奏曲第4番冒頭の和音の動きを連想させる動きが様々に繰り返され、印象的です。
パトリック・メッシーナ(Cl)/フランス、ニース生まれ。ニューヨークのイースト&ウェスト国際アーティスト・コンテス、ヒューストン・イマ・ ホッグ・ナショナル・アーティスト・コンクールなど数々のコンクールで最優秀賞に輝き、1996年からはレヴァイン率いるメトロポリタン歌劇場O に定期的に出演。2003年からはフランス国立Oの首席クラリネット奏者を務めています。 (Ki)

Alba
ABCD-410(1CD)
『フィンランド・ヴァイオリン音楽』
ヘルヴィ・レイヴィスカ(1902-1982):ピアノ三重奏曲(1925)*
エルッキ・メラルティン(1875-1937):弦楽三重奏曲 Op.133 **
ヴァイノ・ライティオ(1891-1945):ヴァイオリンとピアノのための作品集 Op.18(1920/1923)
ミスミソウ(1943)(ヴァイオリンとピアノのための)
KAAAS トリオ *【アンネマリー・オーストレム(Vn)、ティーナ・カラコルピ(P)、ウッラ・ラムペラ(Vc)】
アッテ・キルペライネン(Va)**、
トマス・ヌニェス=ガルセス(Vc)**

録音:2017年1月14日-15日、28日-29日 セッポ・キマネン・ホール(カウニアイネン、フィンランド)
「1920年代のフィンランド、シベリウスの陰でどんなヴァイオリン音楽が作られていたか?」。シベリウス・アカデミーの博士課程で学んだヴァイオリニ スト、アンネマリー・オーストレム(1977-)のアルバム第2作では、当時主流だった音楽スタイルの作品が4曲、演奏されます。番号付き交響曲を3曲作った、 フィンランドで最初の女性交響曲作家ヘルヴィ・レイヴィスカ (1902-1982)のピアノ三重奏曲は、「アレグロ・コン・フォーコ」と「ラルゴ−アレグロ− ラルゴ」の2楽章で構成された、保守的な様式を基本にポリフォニーと半音階のスタイルも取り入れた後期ロマンティシズムの情熱的な音楽とみなされる 作品。シベリウス・アカデミーの図書館に保存されていた手稿譜を KAAAS トリオが発見し、第1稿と第2稿を組み合わせて演奏しています。彼女が作 曲を学んだエルッキ・メラルティン(1875-1937)は、交響曲6曲、管弦楽曲、ヴァイオリン協奏曲、室内楽曲、バレエ、オペラと多ジャンルの音楽を 後期ロマンティシズム、印象主義、表現主義と幅広いスタイルで作曲しました。弦楽三重奏曲は、ロマンティックなスタイルで書かれた4つの弦楽四重奏 曲の後、1920年代初期の作品と推測されています。「アンダンテ−アレグロ」「アンダンテ・フネーブル(葬送のアンダンテ)」「プレスト」「終曲−ヴィヴァー チェ」の4楽章で書かれ、明確な調性のあるスタイルからモダニストの要素まで取り入れた、めまぐるしく気分が変化する作品です。ヴァイノ・ライティオ (1891-1945)は、アーレ・メリカントとともに改革者として1920年代フィンランドの音楽シーンに登場しました。「ヴァイオリンとピアノのための作品 集」は、彼が表現主義的な管弦楽曲を主に手がけていた時期に作曲されたモダニズム的手法による多面的気分の音楽。「ミスミソウ」は、優しい雰囲気 を漂わせる小品です。 (Ki)
Alba
ABCD-415(1CD)
オウティ・タルキアイネン(1985-):室内楽のための音楽
3つの詩(2013)(弦楽四重奏のための)【幻/欲求/依存】
無言歌(2012)(クラリネットのための)
石が裂けるまで(2008)(ヴァイオリンのための)
ボードレールの歌(2009-13)(ソプラノとピアノのための)【アルバトロス/深淵/強迫観念】
汝の言葉、石に隠れ(2011)(チェロのための)
沈黙する森の中へ(2012)(ソプラノ、クラリネット、チェロとピアノのためのモノドラマ)
…そして彼らは歌い出す(2015)(アコーディオンのための)
カムス四重奏団【テルヒ・パルダニウス(Vn1)、ユッカ・ウンタマラ(Vn2)、ユッシ・トゥフカネン(Va)、ペトヤ・カイヌライネン(Vc)】
ラウリ・サッリネン(Cl)
マリア・プーサーリ(Vn)
トゥーリ・リンデベリ(S)
エミール・ホルムストレム(P)
マルクス・ホホティ(Vc)
ヴェリ・クヤラ(アコーディオン)

録音:2017年2月22日-24日 セッロサリ(エスポー)、5月9日 スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)
オウティ・タルキアイネン(1985-)は、フィンランドのもっとも新しい世代の作曲家のひとり。インスピレーションを与えつづけているというラップラン ドのロヴァニエミに生まれ、作曲をシベリウス・アカデミーのハメーンニエミとプーマラ、マイアミ大学のロン・ミラー、ギルドホール音楽演劇学校のマル コム・シンガーに学びました。「モダニスト陣営に片足、もう一方の足をジャズ陣営に置いた」活動を行い、ノルボッテン・ビッグバンドのコンポーザー・ イン・レジデンスを務めています。3つのオーケストラの委嘱で作曲した、サーミの詩による歌曲集「大地、春の娘」が現在の代表作とされています。『詩 を超えたところに』は、コンテンポラリー・ミュージック作曲家としての最初のポートレート・アルバムです。弦楽四重奏のための「3つの詩」は、ボードレー ルの詩に基づく「束の間の時を色彩に浸し満たした、視覚イメージを喚起させる三部作」。「声」の表現性を追求して作った「ボードレールの歌」。「石が 裂けるまで」は、シルッカ・トゥルッカの詩によるヴァイオリン・ソロのための「ある種のモダン哀歌」。同世代のクラリネット奏者ラウリ・サッリネン(1982-) が、ポートレート・アルバム『孤独の歌』でも演奏した「無言歌」。チェロのソロによる「汝の言葉、石に隠れ」。「沈黙する森の中へ」は、エーヴァ=リー サ・マンネルとシルッカ・トゥルッカの詩による「ビッグバンドとメゾソプラノのためのモノドラマ」の室内楽バージョン。「…そして彼らは歌い出す」は、「大地、春の娘」のエピローグを基にアコーディオンのために書かれた作品です。 (Ki)
Alba
ABCD-416(1CD)
『北国』
マシュー・ホイットール(1975-):北国(ホルンと弦楽のためのアルバム)*
ad puram annihilationem meam(2008)(混声合唱と打楽器のための儀式)**
The return of light(2015)(混声合唱と管弦楽のための)**
トンミ・ヒュッティネン(Hrn)*
フィンランドRSO *
イラリ・アンゲルヴォ(Vn)*
ヘルシンキ室内cho **/***
ユリア・ヘエーゲル(ソプラノ・ソロ)**
クロエ・デュフレーヌ(朗読)**
ジェームズ・カハネ(朗読)**
アンティ・スオランタ(打楽器)**
タピオラ・シンフォニエッタ
ニルス・シュヴェケンディーク(指)

録音:2016年8月22日、23日 ミュージックセンター(ヘルシンキ)(*)、2月14日 セッロサリ(エスポー)(**)、2015年10月31日 タピオラホール(エスポー、フィンランド)(***)
カナダ系フィンランドの作曲家マシュー・ホイットールの作品集。「北国」は、彼の友人、フィンランドRSOのホルン奏者を務めるトンミ・ヒュッ ティネン(1977-)の委嘱を受け、コンチェルタンテ・スタイルによる「ホルンと弦楽のためのアルバム」として作曲されました。ホイットールは、カナダ のピアニスト、グレン・グールドがラジオ放送のために制作した「孤独三部作」の『The Idea of the North』と、2007年秋のアイスランド旅行から得 た「北国」の地理的、情景的、心理的イメージをふくらませ、対照的な雰囲気の2つの部分から成る作品としています。抒情と神秘の気分を漂わせて始 まる第2部の終わり近く、アイスランド伝承の「船乗りの賛歌」の「ナチュラルホルン」が引用されています。「ad puram annihilationem meam(この うえなく純粋な自己消滅に)」は、中世から現代までのフランス音楽による復活祭プログラムのためヘルシンキ室内合唱団のニルス・シュヴェケンディーク の依頼で作曲されました。フランスのイエズス会司祭、ピエール・テイヤール・ド・シャルダン(1881-1955)の『Le messe sur le monde(世界の ミサ)』から採ったフランス語とラテン語のテクスト、グレゴリオ聖歌などキリスト教の典礼歌と、雅楽に影響された儀式の雰囲気を並置した音楽。日本の 能を模したダンスの振付をダンサーでもあるニナ・ヒュヴァリネンが担当して初演が行われました。「The return of light(光の戻り)」もヘルシンキ室内 合唱団の委嘱作です。タピオラ・シンフォニエッタとのコラボレーション10周年記念のため「光明」をテーマにとり、「北極の長い冬の夜が終わり最初に 現れる日の光」をイメージして作曲。声とオーケストラの楽器を対等に扱った「サウンドワールド」を作り上げています。 (Ki)

Coviello
COV-91808(2CD)
シューベルト:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.99 D898
ソナタ楽章 変ロ長調 D28
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 Op.100 D929
ノットゥルノ 変ホ長調 Op.148 D897
トリオ・ラファール
[マキ・ヴィーダーケアー(P)、ダニエル・メラー(Vn)、フルリン・クオンツ(Vc)]
トリオ・ラファールはスイスの若手ピアノ三重奏団。2014年大阪国際室内楽コンクール優勝をはじめ、2011年メルボルン国際室内楽コンクール優勝、 同年リヨン国際室内楽コンクールで2位になるなど、数々の賞を受賞しています。
シューベルトの残したピアノ三重奏のための作品全4曲を収録。「ソナタ楽章」は作曲家15歳のときの作品です。その他の作品は30代で書かれたとされ、 ピアノ・ソナタの最後の3曲などと同時期のもの。シューベルト晩年の深みのある旋律と和声に魅了されます。特に緩徐楽章の天国的美しさがたまらなく 感動的です。 (Ki)

Passacaille
PAS-1050(6CD)
オクサリス25周年記念ボックス6枚組

■CD1〜プレリュード〜
(1)ドビュッシー(ベンノ・ザックス編):牧神の午後への前奏曲(フルート,オーボエ,クラリネット,弦楽四重奏,ハルモニウム,ハープ,打楽器)
(2)ドラージュ:インドの4つの歌(メゾソプラノ,2フルート,オーボエ,2クラリネット,弦楽四重奏,ハープ)
(3)ツェムリンスキー:弦楽五重奏のための2楽章
(4)ツェムリンスキー(レインベルト・ド・レーウ&エルヴィン・シュタイン編):マーテルランク歌曲集 Op.13(バリトン,弦楽五重奏,フルート,ハルモニウム,ピアノ)
(5)レーガー:セレナード ニ長調 Op.77a(フルート,ヴァイオリン,ヴィオラ)
■CD2〜木管楽器〜
(1)モーツァルト:フルート四重奏曲 ニ長調 K.285
(2)リース:フルート四重奏曲 ハ短調 Op.145-1
(3)レーガー:クラリネット五重奏曲 イ長調 Op.146
■CD3〜世紀末〜
(1)ラヴェル:序奏とアレグロ(ハープ,弦楽四重奏,フルート,クラリネット)
(2)ドビュッシー:フルート,ヴィオラとハープのためのソナタ
(3)ジョンゲン:ピアノと木管五重奏のためのラプソディ Op.70
(4)ピエルネ:愛の国への旅(フルート,弦楽三重奏,ハープ)
(5)カプレ:エドガー・アラン・ポーによる幻想的物語(ハープ,弦楽四重奏)
■CD4〜マーラー〜
(1)マーラー(エルヴィン・シュタイン編):交響曲第4番(ソプラノ,弦楽五重奏,フルート,オーボエ,クラリネット,ピアノ,ハルモニウム,打楽器)
(2)ブゾーニ(エルヴィン・シュタイン編):悲しき子守歌(フルート,クラリネット,弦楽五重奏,ハルモニウム,ピアノ)
■CD5〜メイド・イン・ベルギー〜
(1)ヴィクトール・キーシン:蝶(弦楽五重奏,フルート,クラリネット,ハープ)
(2)リュック・ブレウェイズ:それでも地球は動く(弦楽五重奏,フルート,クラリネット,ハープ)
(3)ジョンゲン:歌曲集 Op.25,54,57,135より(ソプラノ,弦楽四重奏,ピアノ)
(4)ディック・フォン・ホルスト&コーエン・デ・カウター:ヒド・ヘゼレの詩による音楽(ソプラノ,弦楽四重奏,フルート,クラリネット)
■CD6〜別れ〜
(1)R.シュトラウス(ルドルフ・レオポルド編):メタモルフォーゼン(2ヴァイオリン,2ヴィオラ,2チェロ,コントラバス)
(2)マーラー(シェーンベルク&リーン編):大地の歌より「告別」(メゾソプラノ,弦楽五重奏,木管五重奏,ピアノ,ハルモニウム,打楽器)
オクサリス
ベルギーの室内アンサンブル「オクサリス」はブリュッセル音楽院の音楽家たちにより1993年に結成されました。2018年に25周年を迎える記念と してこれまでのレコーディングから選りすぐった6枚組のアルバムが発売されます。パッサカイユ・レーベルの音源を中心にワーナー、フーガ・リベラなど の音源も含まれています。
オクサリスは弦楽五重奏、フルート、クラリネット、ハープからなる8名をメイン・メンバーとしていますが、しばしば編成は拡張され、様々な人数のア ンサンブル作品を演奏します。レパートリーは古典から近現代まで幅広く、絶妙な編曲によって打ち出される色彩的なアンサンブルも特徴。また歌曲との 相性も抜群で、その演奏レベルの高さから国内外で大変すばらしい評価を得ています。
モーツァルトの四重奏、室内楽版マーラー、現代ベルギー、どんな作品もオクサリスが奏でると美しい統一性が感じられます。どこか儚げな、やさしく 夢見るようなサウンド。個々の奏者のあたたかな息遣いを感じられる良好な録音もありがたいです。 (Ki)

ARCANA
A-453(1CD)
バッハ:フラウト・トラヴェルソとチェンバロによるソナタ集
フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1030
ソナタ ト長調 BWV1019-フラウト・トラヴェルソとチェンバロによる演奏
(原曲:ヴァイオリン・ソナタ第6番ト長調)
ソナタ ホ短調 BWV526-フラウト・トラヴェルソとチェンバロによる演奏
(原曲:オルガン・ソナタ第2番ハ短調)
フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV1032
ラウラ・ポンテコルヴォ(フラウト・トラヴェルソ)
リナルド・アレッサンドリーニ(Cemb)

使用楽器:フラウト・トラヴェルソ...ビュッファルダン(1690頃〜1768)の息子(1720〜30年頃)モデルに基づくバーゼルのジョヴァンニ・タルディーノ2017年製作による再現楽器
チェンバロ...アントウェルペンのヨハン・ダニエル・デュルケン1745年製作モデルに基づくスホーンホーフェン(オランダ)のコルネリユス・ボム1984年製作による再現楽器
調律:a'=415 hz

録音:2017年11月17-20日
ローマ、ローマ教皇庁 宗教音楽研究
所会堂「サーラ・アカデミカ」
アレッサンドリーニが満を持して世に送り出す、バッハのフルート・ソナタ。パートナーは、アレッサンドリーニの楽団コンチェルト・イタリアーノの首席を20年務めるとい う、篤い信頼で結ばれたイタリア出身のフルート奏者ポンテコルヴォです。3曲あるフルートとチェンバロのためのソナタのうち、真作と見られている第1番と第3番 (不完全な第1楽章はアレッサンドリーニが補作)を中心に、編曲2作品をプラスしました。C.P.Eバッハにより「トリオ」と命名された「6つのオルガン・ソナタ」より第 2番は、調性をハ短調から長三度上げてホ短調とし、オルガンの右手をフルート、左手をチェンバロの右手、ペダルをチェンバロの左手へと置き換えて演奏されて います。またヴァイオリン・ソナタ第6番の編曲は、今回のアルバムのために彼ら自身で行われたものです。二人の深く丁重な歌いこみがたいへん印象的な演奏 で、低いチューニングもあいまって、作品の奥行きをじっくりと堪能できるアルバムに仕上がっています。使われているトラヴェルソ(バロック・フルート)は“ビュッファル ダンの子”として知られる18世紀の残存楽器のコピーで、これはバッハともゆかりが深いドレスデン宮廷楽団のフルート奏者P=G.ビュッファルダン(1690頃〜 1768)に由来する楽器と考えられているもの。その精巧な再現楽器によって、バッハ自身の生きた時代の響きに迫った企画となっています(原文解説では、 バッハとビュッファルダンの直接の知遇があった可能性も示唆されています)。

Paraty
PARATY-718232(2CD)
ショスタコーヴィチ:ピアノと弦楽器のための室内楽作品全集
ピアノ三重奏曲第1番ハ短調 op.8(1923)
ピアノ五重奏曲 op.57(1940)
ヴァイオリン・ソナタ op.134(1969)
チェロとピアノのための「モデラート」(出版:1986年)
チェロ・ソナタ op.40(1934)
ピアノ三重奏曲第2番op.67(1944)
ヴィオラ・ソナタ op.147(1975)
DSCH-ショスタコーヴィチ・アンサンブル
フィリペ・ピント=リベイロ(P)
コーリー・セロセック(ヴァイオリン/ 1728 年製ストラディヴァリウス「Milanollo」)
セリス・ジョーンズ(ヴァイオリン(メルヴィン・ゴルドスミス製)/op.57)
イザベル・カリシウス(ヴィオラ/ラウレンティウス・ストリオーニ(1780 年))
アドリアン・ブレンデル(Vc)

録音:2016 年12月
ショスタコーヴィチのピアノと弦のための室内楽作品全曲。作曲年代は1923年から、生涯最後の作品となった1975年のヴィオラ・ソナタまでと広い 範囲に渡ります。どの作品も、オイストラフに献呈されたり、ショスタコーヴィチの周りで起こった出来事(友人の死など)に影響を受けて書かれたりした もので、ショスタコーヴィチの人生が色濃く反映されており、彼の生涯を俯瞰することのできる企画といえます。
演奏するのはショスタコーヴィチ生誕100周年にあたる2006年にピアノのピント=リベイロ(スタインウェイ・アーティスト)によって結成された、リ スボンを本拠地とするアンサンブル。ショスタコーヴィチはもちろんのこと、バッハからグバイドゥーリナ、ポルトガルの作曲家によるものなどレパートリー は多岐に渡ります。ほかメンバーは、カナダ出身で数学と音楽で博士課程を修了、ベルリン・フィルとも共演しているコーリー・セロセック、ウェールズ出 身でヒースSQのメンバーでもあるセリス・ジョーンズ。アルバン・ベルクSQの最後のヴィオラ奏者を務め、指導者としても高く評価 されているイザベル・カリシウス。そしてアルフレート・ブレンデルの子息でもある世界的チェロ奏者、エイドリアン・ブレンデル。 (Ki)
Paraty
PARATY-517158(1CD)
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 op.120-1
ベルク:クラリネットとピアノのための4つの小品 op.5
ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 op.120-2
ジェローム・コント(Cl/ビュッフェ・クランポン、トスカ グリーンライン)
ドゥニ・パスカル(P)

録音:2016 年 5月
名クラリネット奏者、ジェローム・コントによるブラームスとベルクの登場。ジェローム・コントは、パルカル・モラゲスらに師事し、パリ、プラハ、ミュ ンヘン等数々の国際コンクールに入賞。25歳でアンサンブル・アンテルコンタンポランに加わり、ブーレーズの指揮でカーターのクラリネット協奏曲など を演奏。ウンスク・チンのクラリネット協奏曲の初演も手がけており、2018年5月にオペラシティで開催された「コンポージアム2018」では同曲日本 初演のために来日しています。ドゥニ・パスカルは1961年生まれのフランスのベテラン・ピアニスト。ピエール・サンカン、ジャック・ルヴィエ、レオン・ フライシャー門下で、2010年からはリヨン音楽院、2011年からはパリ音楽院で教鞭をとっています。清潔かつエスプリあふれる演奏が魅力。ベルクで の精巧な世界は見事です。
Paraty
PARATY-218168(1CD)
バッハ:『フーガのフルート』
チェンバロ協奏曲 ト長調 BWV 1058(ハ短調で演奏)
平均律クラヴィーア曲集第1巻よりプレリュード ロ短調 BWV 867(ニ短調で演奏)、フーガ 嬰ハ短調 BWV 849(ニ短調で演奏
オルガン協奏曲 イ短調 BWV 593(ニ短調で演奏)
2台のチェンバロのための協奏曲 ハ短調 BWV 1060(ヘ短調で演奏)
「これぞ聖なる十戒」BWV 678、「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV 659
オルガン協奏曲 ニ長調 BWV 972(ト長調で演奏)
コンソート・ブルイアミーニ(リコーダー・アンサンブル)(編曲もすべて)
〔ギョーム・ボーリウ、ヴィルギニ・ボッティ、エリス・フェリエール、フロリアン・ガザーニュ、アランザズ・ニエト・ヴィダウラザーガ〕

録音:2017年 7月
リコーダー・アンサンブルが繰り広げる驚異の世界!リコーダー5本で、バッハのチェンバロ協奏曲から平均律、2台のチェンバロのための協奏曲まで を演奏してしまうとは!編曲の妙に驚かされるとともに、バッハが「線」の作曲家である、ということにもあらためて気付かされる1枚です。コンソート・ ブルイアミーニは、リヨン音楽院出身の奏者たちによって結成されたアンサンブルです。

SILKROAD MUSIC
SRM-043SACD(1SACD)
「チェロのカントラル・ボイス」

(1)メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番 ニ長調 Op.58
(2)オッフェンバック:アンダンテ〜協奏的大二重奏曲 Op.34-1
(3)ポッパー:(1843-1913):レクイエム Op.66(3つのチェロとピアノ編)
(4)ポッパー:いつかの美しいあの日のように Op. 64-1
(5)ブルッフ:コル・ニドライ Op.47
(6)グランツ(1898-1964):無伴奏チェロのためのタル(ブローメンダール編)
(7)ブロッホ:祈り〜ユダヤ人の生活より
(8)ラヴェル:カディッシュ〜2つのヘブライの歌より第1番(チェロとピアノ編)
(9)ベン=ハイム(1897-1984):3つの無言歌集【@.アリオーソ/A.バラード/B.ユダヤのメロディ】
(10)グリック(1934-2002):祈りと踊り
コンラート・ブローメンダール(Vc)、
(1)(3)(4)(5)(7)(8)(9)(10)ヴァレリー・トライオン(P)、
(2)(3)アンドレス・ディアス(Vc)
、(3)アンドリュー・マルク(Vc)

録音:1994年5月/トロイ貯蓄銀行ホール(ニューヨーク)
かつて古楽、室内楽を中心に数々の名盤をリリースしたニューヨークのDorian Recordingsは2005年にバージニア州に 拠点を構えるSONO LUMINUSレーベルに買収されました。当ディスクはSONO LUMINUSレーベルからのライセンス盤で、香港のSILKROAD MUSICレーベルから発売したSACD Hybrid盤です。
1946年オランダ生まれのチェロ奏者コンラート・ブローメンダールはアムステルダム音楽院にてアンナー・ビルスマに師事。その後渡米し、ヤーノシュ・ シュタルケル、ウィリアム・プリムローズに室内楽を学びました。70年代よりカナダに拠点をうつしソリストとして活躍。80年代からは室内楽に傾倒し、 トロント・チェンバー・プレーヤーズ、トロント七重奏団、アマティSQらと共演。また、1986年にはヴァイオリンのジェラルド・カンタージアン、 ピアノのヴァレリー・トライオンとともにレンブラント・トリオを結成。カナダ、アメリカほかでツアーを大成功させ、Dorian Recordingsから5タイトル のアルバムをリリースしました。
「チェロのカントラル・ボイス」はメンデルスゾーンのチェロ・ソナタ第 2 番を主軸にブロッホ、グリック、グランツ、ポッパーなども収録しており、ブ ローメンダールが奏でるチェロの音色の美しさと雄弁な語り口が聴きものです。演奏の素晴らしさはもちろんのこと、優秀録音として評価の高いDorian Recordingsの名盤がSACDハイブリッド盤で聴けるのは非常に喜ばしいことです。 (Ki)

CPO
CPO-555198(1CD)
NX-B02
ゲーゼ:室内楽作品集 第4集
ピアノ三重奏のためのノヴェレッテ集 Op.29
弦楽四重奏曲 ヘ短調(1851)
弦楽五重奏曲 ヘ短調(1837)
アンサンブル・ミッドヴェスト

録音:2015年5月28-19日,24日、2016年1月11-13日、2015年12月15-16日
メンデルスゾーンに私淑し、彼の死後ゲヴァントハウスOの指揮者となったゲーゼ。しばらくはライプツィヒで活躍 するも、戦争のため母国デンマークに戻りコペンハーゲン音楽学校を設立。以降は作曲家、教育者としてデンマーク 音楽の発展に尽くしました。彼の作品はドイツ・ロマン派の流れを汲み、とりわけ室内楽はシューマンの影響が強く感 じられます。また、ゲーゼは「ノヴェレッテ集」のように自作を何度も改訂しましたが、1851年の弦楽四重奏曲だけは 一度も手を加えた形跡がなく、なぜ彼がこの作品だけは原型のまま残したのかは今でもわかりません。このアルバムで は、改訂される前のノヴェレッテ集のフィナーレも収録されており、ゲーゼの作品に対する強い思いも感じ取ることがで きます。演奏は第1集から変わらずアンサンブル・ミッドウェストが担当しています。

STEINWAY&SONS
STNS-30081(1CD)
NX-B07
ブラームス:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ 第1番ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ 第2番ヘ長調 Op.99
ブライアン・ソーントン(Vc)
スペンサー・マイヤー(P)

録音:2016年9月10-11日
オハイオ オバーリン、クロニック・ホール
現在、クリーブランドOのチェリストとして活躍する傍ら、指揮者としても活動を続けるブライアン・ソーント ン。現代音楽に強い関心を持ち、ジョン・アダムスなどの作品を好んで演奏していますが、このアルバムではブラーム スの2曲のチェロ・ソナタを取り上げ、深い感情を込めて聴かせています。伴奏は、ボルコムのラグ・アルバム (STNS30041)で高く評価されたスペンサー・マイヤーが担当。諧謔的なボルコムとは全く違う抒情的な演奏を繰 り広げています。

Chandos
CHAN-20122(2CD)
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集 Vol.1
弦楽四重奏曲第1番変ホ長調 Op.12
弦楽四重奏曲第6番ヘ短調 Op.80
弦楽四重奏曲第5番変ホ長調 Op.44-3
ドーリックSQ〔アレックス・
レディントン(第1ヴァイオリン)、ジョナサン・
ストーン(第2ヴァイオリン)、エレヌ・クレモン
(Va)、ジョン・マイヤーズコフ(Vc)〕

録音:2017年12月12日ー14日、ポットン・ホー
ル(サフォーク、イギリス)
チェコ出身、ドイツとフランスで活躍したアントワーヌ・ライシャ(1770ー1836)(チェコ語ではアントニーン・レイハ、ドイツ語ではアントン・ライヒャ)は、ベートーヴェンと同年の生まれであり生涯にわたっての友人でもあった作曲家。パリ音楽院では作曲科の教授としてリストやベルリオーズ、フランク、グノーらを教えています。
現代では木管五重奏のためのレパートリーの貢献で知られていますが、その作品の大部分は録音されていない多数のピアノ独奏作品であり、フランス国立図書館に所蔵されていたライシャの写本は近年になってようやく出版されはじめています。
第2巻では、若い作曲家や鍵盤楽器演奏家のために書かれた34の練習曲集のうち第1番〜第13番を収録。およそ100年前に完成したバッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」と同じように、多種多様なスタイルが取られたライシャの重要作の1つです。

H.M.F
HMM-902303(1CD)
ドビュッシー:最後の3つのソナタ集

(1)ヴァイオリン・ソナタ ト短調(1917)

(2)英雄の子守歌−ベルギー国王アルベール1世陛下とその兵士たちをたたえて(1914)
アルバムのページ(負傷者の服のための小品)(1915)

(3)フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ ヘ長調(1915)

(4)エレジー(1915)

(5)チェロ・ソナタ ニ短調(1915)

(6)燃える炭火に照らされた夕べ」(1917)
(1)イザベル・ファウスト(Vn/ストラディヴァリウス“スリーピング・ビューティ”)
アレクサンドル・メルニコフ(P)
(2)タンギ・ド・ヴィリアンクール(P)
(3)マガリ・モニエ(フルート/1880年、ルイ・ロット、製造番号2862/調整:ベルナール・デュプラ)
アントワーヌ・タメスティ(Va/ストラディヴァリウス「マーラー」、1672年製)
グザヴィエ・ド・メストレ(ハープ/エラール社製、19世紀末のルイ16世のスタイル/調整:レ・シエクル)
(4)タンギ・ド・ヴィリアンクール(P)
(5)ジャン=ギアン・ケラス(Vc) 
 ハヴィエル・ペリアネス(P)
(6)タンギ・ド・ヴィリアンクール(P)

録音:1-5, 9-13:2016年12月、2017年12月、2018年1-2月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
6-8:2017年6月、シテ・ド・ラ・ミュジーク、パリ
ハルモニアムンディがお送りするドビュッシー没後100周年記念シリーズ、「最後のソナタ集」と題し、ファウスト、ケラス、メルニコフ、メストレ、タメスティ らが参加しているという注目盤の登場です! ドビュッシーは晩年様々な楽器のための6つのソナタを作曲しようと考えていましたが、実際にはここに収録された3作を書き上げた翌年に亡くなってし まいます。この計画の最後となったのは、ヴァイオリン・ソナタでしたが、これはドビュッシーの文字通り最後の作品となりました。冒頭でメルニコフが奏で る繊細きわまりない和音から一気に世界に引き込まれます。ファウストの演奏は、独特のミステリアスでかわいたような空気を漂わせつつも、非常にきめこ まやかな表情づけで、一音一音、休符までも聴きの逃してはならぬ、と思わせられる演奏です。
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタについてドビュッシーは友人にあてた手紙の中で「これは私が作曲の仕方を今よりは多少知っていた頃の作品だ。 何年の前のドビュッシー、そう、‘夜想曲’ の頃のドビュッシーのようだ」と語っています。「ビリティスの歌」や「六つの古代墓碑銘」と、古のフランスのク ラヴサン音楽の典雅さが融合したようで、独特の魅力にあふれた本作を、最高のメンバーで聴けます。マガリ・モニエは2003年よりフランス放送フィルハー モニーOの首席フルート奏者を務め、2004年のミュンヘン国際音楽コンクールで優勝した名手。ハルモニア・ムンディでは初登場となります。彼女 が演奏しているルイ・ロット(ルイ・ロット/1855年に工房を立ち上げ1951年まで存在していたオールド・フルートの代表格)のフルートは、ジョゼフ・ ランパル(1895-1983)そしてその息子ジャン=ピエール・ランパル(1922-2002)らが演奏していたもの、また、ハープはレ・シエクルも用いている楽 器で、まさにドビュッシーの頃の音色で楽しむことができるという意味でも貴重な演奏となっております。
最後の3つのソナタの中では最初に完成したチェロ・ソナタ。ここではケラスと、スペインのペリアネスという顔合わせによる演奏でお聴き頂きます。作 品の世界に一歩踏み込んだ、繊細な色彩の描き分けが見事。より細やかな表情づけがなされており、絶妙な間合いの中にも「あそび」が感じられる演奏となっ ております。なお、ケラスは2008年にアレクサンドル・タローとドビュッシーのチェロ・ソナタを録音しておりますが、そちらはシャープさが際だった演奏で、 10年の時を経ての変化にも感じ入る演奏となっております。
ピアノ独奏作品もすべて晩年のもの。奏でるのはタンギ・ド・ヴィリアンクール。フランスでは若くして名手としてソロに室内楽にバリバリと活躍、リスト のような超絶技巧はもとより、古典から現代ものまで完璧に弾きこなすテクニックは圧巻です。 ドビュッシーの晩年の作品世界の多様性に、名手たちのきめこまかな演奏によってあらためて感じ入る1枚となっております。 (Ki)

Goodies
78CDR-3736(1CDR)
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番ト長調 K.423
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番変ロ長調 K.424
シモン・ゴールドベルク(Vn)
フレデリック・リドル(Va)(K.423)
パウル・ヒンデミット(Va)(K.424)

英PARLOPHONE R20576/7(K.423)
英COLUMBIA LX291/2(K.424)
1949年6月2日録音(K.423)
1931年1月21日(K.424)録音
シモン・ゴールドベルグ(1909-1993)はポーランド生まれのヴァイオリニスト。 ベルリンで名教授カール・フレッシュ(1873-1944)に師事し、1929年フルトヴェ ングラーに招かれてベルリン・フィルのコンサート・マスターに就任した。 1934年ドイツがナチス政権になった時、ベルリンフィルを退団しロンドンに移 住した。1942年ハンガリー出身の女流ピアニスト、リリー・クラウスと共にア ジアを演奏旅行中、インドネシアのジャワ島で日本軍に捕らえられ1945年まで 抑留生活をを強いられた。晩年日本人ピアニスト山根美代子さんと結婚、富山 県立山で暮らしていた。フレデリック・リドル(1912-)は英国のヴィオラ奏者。 ロンドンの王立アカデミーで学び、1932年ロンドンSOに所属。1938年に ロンドン・フィルハーモニー、1953年ロイヤル・フィルハーモニーの首席奏者 を務めた。パウル・ヒンデミットは1915年から1923年までフランク フルト市立劇場オ-ケストラの首席奏者として活躍、後にアマール・ヒンデミッ トSQのヴィオラ奏者として活躍した。1935年ナチス政権から活動停 止処分をを受け、1937年スイス経由でアメリカに亡命した。1946年アメリカ市 民権を得て指揮者、作曲家として活動を続けた。
Goodies
78CDR-3737(1CDR)
シューベルト:アルペジヨーネ・ソナタ. イ短調 D.821 エンリコ・マイナルディ(Vc)
ギド・A・ボルチアーニ(P)

独 GRAMMOPHON LVM72041/2
1950年10月8-9日録音
エンリコ・マイナルディ(1897-1976)はイタリア生まれのチェロ奏者。ミラノ音 楽院でチェロを、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で作曲を学んだ。後にベルリ ン高等音楽院でフーゴー・ベッカーに師事し、1933年からベッカーの後を継い でチェロ科の教授になった。この頃ヴァイオリンのクーレンカンプ、ピアノの エトヴィン・フィッシャーとトリオを結成し名声をあげた。この録音はSPレ コード末期にドイツグラモフォンが開発した78回転長時間収録レコードVG盤に 残されたもの。マイナルディはこのシリーズでバッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番(33CDR-3318)が出ています。またアルペジョーネ・ソナタはこのシリーズ でフォイアマン(78CDR-3161)、ヘルシャー&ナイ(78CDR-3653)とカサド(オーケ ストラ伴奏版)(78CDR-3511)が出ています。復刻には "音のエジソン" http://www.otono-edison.com/モノラル専用MC型カートリジ(3mil針)と KorgNutubeフォノ・イコライザーを使用した。

Alba
ABCD-409(1SACD)
『ホムンクルス(Homunculus)』
エサ=ペッカ・サロネン(1958-):ホムンクルス(2007)(弦楽四重奏のための)
ジェルジュ・リゲティ(1923-2006):弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」(1953-54 rev.1958)
ブリテン:弦楽四重奏曲第3番 Op.94(1975)
カムスSQ
【テルヒ・パルダニウス(Vn1)、ユッカ・ウンタマラ(Vn2)、ユッシ・トゥフカネン(Va)、ペトヤ・カイヌライネン(Vc)】

録音:2016年9月1日?4日、聖カタリナ教会(カルヤー、フィンランド)
シベリウス・アカデミーの学生たちが2002年に結成したSQ「カムス」のアルバム第3作。前作の『異なった声』(ABCD383)ではシベ リウスの「内なる声」とカイパイネンとティエンスーの四重奏曲を演奏、新作では、彼らが学んだブリテン=ピアーズ・プログラムで知った「海を強く志 向した」ブリテンの作品を中心に「海と人生」を考察したプログラムが組まれました。「遠い昔から、人生は海になぞらえられてきた。波浪、大嵐、潮の 流れが弱まって停止する憩流には、私たちに語りかけ説明する力がある。とりわけ、海に面した国々は常に畏怖の念を抱き、その身勝手な原理を愛し、魂 の伴侶とみなしてきた」。フィンランドのエサ=ペッカ・サロネン(1958?)は、近年作曲家としてより指揮者として名を挙げておりますが、作曲をラウタヴァー ラ、イタリアのドナテッリとカスティリョーニに学び、代表作のひとつに挙げられるアルト・サクソフォーン協奏曲(1980)や「L. A. Variations」(1996) など、40数曲の作品を発表してきました。この「ホムンクルス」は、ニューヨークのアイスリップ・アーツカウンシルなどの委嘱で作曲されました。錬金 術師が作り出す人造人間(ラテン語「小人」)の曲名が示唆するとおり「室内楽」という小さな型につめられた大きな音楽とみなされています。リゲティ の 弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」は、彼がハンガリーから亡命する前、バルトークの第3番と第4番の四重奏曲からインスピレーションを得て作曲 されたという単一楽章の作品です。ブリテンの弦楽四重奏曲第3番は、海を眺めながら死んだ芸術家を主人公とするオペラ「ヴェニスに死す」の2年後 に書かれた、最後の作品群の一作。ブリテンの私的遺言とも考えられ、オペラからの引用のある最後の第5楽章〈レチタティーヴォとパッサカリア〉には、 ヴェネツィアのニックネーム「La Serenissima(こよなく晴朗なところ)」のタイトルがつけられています。 (Ki)

Champs Hill Records
CHRUBI-145(1CD)
アルビオン・リフレクテッド
ブリッジ:弦楽四重奏のための3つの牧歌
ブリテン:弦楽四重奏のための3つのディヴェルティメント
フィブス:弦楽四重奏曲第1番(世界初録音)
ターネジ:トゥイステッド・ブルース・ウィズ・トゥイステッド・バラッド(世界初録音)
ピアッティSQ〔ナサニエル・アンダーソン=フランク(Vn)、マイケル・トレイナー(Vn)、永田哲海(Va)、ジェシー・アン・リチャードソン(Vc)〕
19世紀イタリアのチェリスト、カルロ・アルフレッド・ピアッティの名前を冠するピアッティSQは、2015年のウィグモア・ホール国際弦楽四重奏コンクールで入賞を果たし、勢いに乗る要注目のアンサンブルです。
新作の初演にも積極的に取り組んでおり、委嘱作品であるジョゼフ・フィブス(1974−)と、マーク=アンソニー・ターネジ(2008)の世界初録音となる弦楽四重奏曲を収録。
第1楽章と第3楽章がレッド・ツェッペリンの「Dazed And Confused」や「Stairway To Heaven」のテーマに基づいて作曲されたターネジの「トゥイステッド・ブルース・ウィズ・トゥイステッド・バラッド」は、2008年の作曲後、2010年にベルチャSQによって初演が行われた作品です。
Champs Hill Records
CHRUBI-141(1CD)
イ・ジユン〜神話
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
ヴィエニャフスキ:伝説 Op.17
バルトーク:ラプソディ第1番Sz.86
シマノフスキ:神話 Op.30
ラヴェル
:ツィガーヌ
イ・ジユン(Vn)、
ヘンリー・クレーマー(P)

録音:2017年7月25日−27日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
2015年のウィンザー祝祭国際弦楽コンクール、2016年のカール・ニールセン国際音楽コンクールで優勝を飾り、今年2018年にはバレンボイム率いるベルリン・シュターツカペレの第1コンサーマスターに選出されるなど、サクセスストーリーを歩み続ける韓国のヴァイオリニスト、イ・ジユンのソロ・デビュー・アルバム!
ウィンザー、カール・ニールセンの他にも、2013年のダヴィド・オイストラフ国際ヴァイオリン・コンクールでの優勝や、2014年のインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクール、2014年のエリザベート王妃国際音楽コンクールでも入賞など、輝かしい実績を誇るイ・ジユンが選んだプログラムは、シマノフスキの「神話」をメインとした20世紀の作品集。
Champs Hill Records
CHRUBI-142(1CD)
ゲッツ:ピアノ五重奏曲ハ短調 Op.16
ピアノ四重奏曲ホ長調 Op.6
プロ・アルテ・クヮルテット〔ケネス・シリト(Vn)、ロバート・スミッセン(Va)、スティーヴン・オートン(Vc)、ヘイミッシュ・ミルン(P)〕、ポール・マリオン(Cb)

録音:2003年12月1日−3日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
※ASV/CDDCA1157(廃盤)からの新装移行再発売
ドイツ、ベルリンで学んだ後、スイスへと渡り、同地で活躍を続けたドイツ・ロマン派の作曲家、ヘルマン・ゲッツ(1840−1876)のピアノを伴う室内楽作品集。
名手ヘイミッシュ・ミルンは、Hyperionのロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第52集のゲッツの「ピアノ協奏曲変ロ長調 Op.18」でもソリストを務めており、メンデルスゾーンやシューマンの流れを汲む秀作を高いクォリティで聴かせてくれます。

Gramola
GRAM-99142(1CD)
バッハ:フーガの技法(室内楽版) オーストリアン・アート・ギャング
【メンバー】
クラウス・ディックバウアー(サクソフォン、クラリネット)
ダニエル・オーマン(G)
ヴォルフガンク・ハイラー(Fg)
トーマス・ウォール(Vc)
ヴォルフラム・デルシュミット(Cb)

録音:2017年6月10-14日Lengau Studio, Marienkirchen,
Austria
もともと演奏するための楽器が指定されておらず、作品自体も完璧に書かれていながら、自由なアレンジも可能だというバッ ハの最晩年の傑作「フーガの技法」。作品が作られてから270年以上を経た現代でも、次々と新しいアレンジによる演奏が 生まれています。このアルバムで演奏しているのは、ユニークなアンサンブル名を持つ“オーストリアン・アート・ギャング。サクソ フォン、ギター、クラリネット、ファゴット、チェロ、コントラバスによるアンサンブルで、メンバーの多様な音楽性から生まれた演奏 は、時にはジャズ風のアレンジも加えられた魅力的なもの。スコアの限界を超えて、自由に、スリリングに駆け抜けるバッハは 実に新鮮です。
Gramola
GRAM-99098(2SACD)
NX-C03
退廃音楽の祭典

【SACD1】
エセル・スマイス(1858-1944):ヴァイオリンとホルン、オーケストラのための協奏曲(1926)
ヴィーチェスラヴァ・カプラロヴァ(1915-1940):ヴァイオリン、クラリネットとオーケストラのためのコンチェルティーノ Op.21(1939)

【SACD2】
ハルトマン(1905-1963):ヴァイオリンと弦楽合奏のための「葬送協奏曲」(1939/1959改訂)アノとオーケストラのための協奏曲H342(1953)
【SACD1】
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(Vn)
ミレーナ・ヴィオッティ(Hrn)
ラインハルト・ヴィーザー(Cl)
ドロン・サロモン(指)
ウィーン・コンツェルトフェラインO
【SACD2】
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(Vn)
ミヒャエル・コルスティック(P)
マルティン・ジークハルト(指)
イスラエル室内O
インゴルシュタット・グルジア室内O

録音;:2016年9月27-29日 Beethovensaal der Pfarre Hriligenstadt,Vienna…SACD1
2014年9月16日 Barocksaal,Schlossmuseum Linz,Upper Austria…SACD2:1-4
2015年9月28-29日 Kongresszentrum Bad Ischl,Upper Austr