湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


室内楽曲・新譜速報1


※発売済のアイテムも含めて、約3ヶ月間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。




アールアンフィニ
MECO-1074(1SACD)
税込定価
スーパーチェリスツ/ザ・スーパーチェリスツ
1. リベルタンゴ(A.ピアソラ/小林幸太郎 編)
2. G線上のアリア(バッハ/小林幸太郎 編)
3. ウィリアム・テル序曲(G.ロッシーニ/W.トーマス=ミフネ 編)
4. 白鳥(C.サン=サーンス/小林幸太郎 編)
5. チャルダーシュ(V.モンティ/小林幸太郎 編)
6. 舞踏会の美女(L.アンダーソン/小林幸太郎 編)
7. ラ・クンパルシータ(G.M.ロドリゲス/小林幸太郎 編)
8. 「カルメン」組曲第1番?前奏曲(G.ビゼー/小林幸太郎 編)
9. カルメン幻想曲(G.ビゼー/W.トーマス=ミフネ 編)
10. エレジー(古川展生/小林幸太郎 編)
11. 2年ぶりの春(西方正輝)
12. 鳥の歌(カタロニア民謡/P.カザルス?小林幸太郎 編)
スーパーチェリスツ【江口心一 、大宮理人、奥泉貴圭、小林幸太郎、佐山裕樹、中条誠一 、西方正輝、古川展生、森山涼介、山本大】

録音:2022年7月12日 & 13日
聴く者の耳、目、心、すべてを奪いにきたチェリストたち。奏者全員がそれを可能にする実力と魅力を持ちながら常に進化するアンサンブル、それこそが「スー パーチェリスツ」です。目を見張るほどの高度な技術を駆使しながらも、その難易度の高さを感じさせることなく、むしろその難しさすら楽しんで演奏する姿には 驚愕するでしょう。各アーティスト全員がソロ・チェリストとして活躍するからこその高次元のテクニック、深い音楽性、パッション溢れる熱いエネルギーを是非ご 堪能下さい。

CAvi music
85-53018(2CD)
ヴァルター・ブラウンフェルス:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第1番イ短調 Op.60
弦楽四重奏曲第2番ヘ短調 Op.61
弦楽四重奏曲第3番ホ短調 Op.67
弦楽五重奏曲 嬰へ短調 Op.63*
ミンゲQ、
イェンス=ペーター・マインツ(Vc)*

録音:2018年〜2021年、ドイツ放送カンマームジークザール(ドイツ、ケルン)
ドイツ・ケルンを本拠地とするミンゲ四重奏団が、同地で多くの音楽家を育成し、彼らの芸術に決定的な役割を果たした人物、ヴァルター・ブラウンフェルス(1882-1954)に敬意を表し、弦楽のために書かれたすべての室内楽作品を録音!
二つの大戦の間に活躍したブラウンフェルスは、作曲家、ピアニストとして広く尊敬を集めていましたが、1933年にはユダヤ系であることを理由に、芸術活動を完全に制限されてしまいます。ここに収録された4つの作品は1944年から1947年の間、つまり戦争末期と戦後間もない時期に書かれたもので、特に自身の歌劇「受胎告知」(ポール・クローデル原作)の主題に基づく第1番は、そうした悲惨な時代の出来事(彼の息子の一人は東部戦線で亡くなっています)と彼のゆるぎない信念を物語るものとなっています。

KLARTHE
KLA-141(1CD)
エリーズ・ベルトラン〜愛の手紙
エリーズ・ベルトラン
(1)変奏曲風にOp.7(2018)〜ピアノ
(2)ヴァイオリンとチェロのためのソナタOp.8(2018)
(3)典礼の印象Op.2(2016)〜フルートとピアノ
(4)モザイクOp.4(2016-7)〜フルートとクラリネット
(5)愛の手紙Op.10(2019-20)〜フルートと弦楽三重奏
(6)12の前奏曲Op.1(2015-6)〜ピアノ
ダナ・チョカルリエ(P)(1)、
カロリーヌ・デボンヌ(Fl)(3)-(5)、
イオネル・ストレバ(P)(3)、
エルミーヌ・オリオ(Vc)(2)(5)、
ジョー・クリストフ(Cl)(4)、
ポール・ジエンタラ(Va)(5)、
エリーズ・ベルトラン(Vnとピアノ)(2)(5)(6)

録音:2021年11月/サル・コロンヌ
エリーズ・ベルトランは2000年南仏トゥーロン生まれの女性作曲家。作曲のみならずヴァイオリン、ピアノも一級で女優ばりの容姿を持つことから、今後人気が 出そうな注目株です
5歳からピアノ、8歳からヴァイオリンを学び、11歳から独学で作曲も始めたという天才で、後にパリ音楽院で作曲をニコラ・バクリに、ヴァイオリンをロラン・ ドガレイユに師事、2019年のジネット・ヌヴー国際コンクールで2位の実力を示しています。
このアルバムはベルトラン10代の室内楽作品を集めています。Op.1の「12の前奏曲」では彼女のピアノ演奏を堪能できます。またヴァイオリンとチェロのた めのソナタと愛の手紙ではヴァイオリニストとして参加、才女ぶりを発揮しています。デュリュフレの「レクイエム」からの影響が明瞭なフルート曲「典礼の印象」は 重要なレパートリーになりそうな魅力作です。
KLARTHE
KLA-135(1CD)
エグザイル
(1)モアッティ:旅
(2)ブロッホ:バール・シェム(全3曲)
(3)ヴァンサン・ル・クアン:茨の森
(4)モアッティ:夢
(5)エサ=ペッカ・サロネン:学ばざる笑い
(6)モアッティ:涙
(7)同:夜明け
(8)同:ミヒャエルのためにクレズマー
(9)ジョアン・ファルジョ:あなたが愛する時
(10)リリー・ブーランジェ:ノクチュルヌ
(11)バイイ:ネオン
(12)ル・クアン:ナセル
(13)フィオナ・モンベ:ヴィ=ル・ヴォルテ
エル ザ・モアッティ(Vn 、声 、バロック・ヴァイオリン)
シュザンヌ・ベン・ザクン(P)(2)(9)(10)、
ヴァンサン・ル・クアン(Sax)(3)(12)、
ジュリア・マカレス(Va)(11)、
フィオナ・モンベ(Vn)(13)

録音:2021年9月2-6日/アトリエ「金の手」
エルザ・モアッティは1992年生まれのヴァイオリニスト。アルジェリア系ユダヤ人の父、フランス、ネイティヴ・アメリカの血を引く母という出自を持ち、パリ音 楽院でステファニー=マリー・ドゥガンとカトリーヌ・モンティエに師事。クラシックからジャズ、ワールドまで幅広いジャンルで活躍しています。
テーマはエグザイル(亡命、移民)。ユダヤへのこだわりも込めているようですが、ブロッホの名作「バール・シェム」から自作まで聴き応え満点。自作曲のいくつ かのタイトルがフィンランド語だったり、名指揮者サロネンの曲も入っているのは、モアッティがヘルシンキのシベリウス・アカデミーでも学んだことを示しています。
モアッティのヴァイオリンはツィゴイネルワイゼンやチャルダーシュ風の濃厚な感情に満ちていて聴く者の心を震わせます。

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0032(1CD)
ラフマニノフ・ストーリーズ
ラフマニノフ:チェロとピアノのための小品 Op.2
前奏曲集 Op.23より 第4曲 ニ長調
チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
12の歌 Op.21より 第7曲 ここはすばらしい場所
6つの歌 Op.38より 第3曲 ひなぎく / 第5曲 夢
ヴィオラ独奏のためのラフマニノフの主題によるカプリッチョ(前奏曲Op.23-5に基づく)
14の歌 Op.34より 第14曲 ヴォカリーズ
マティス・ロシャ(Va)
エルデム・ミシルリオグル(P)

録音:2021年3月26-29日/ベルギー
コロナとロックダウンが契機となって、ヴィオラ奏者のマティス・ロシャは自身のレパートリーを見つめ直し、ラフマニノフの音楽に行き着きました。チェロ作品や 歌曲を独自にヴィオラのために編曲し、ロシアのメロディに新たな色彩を与えています。
PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0033(1CD)
ボヘミアン・ラプソディ 〜ピアノ三重奏曲集
スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調『ドゥムキー』
オリヴァー・シュニーダー・トリオ 【アンドレアス・ヤンケ(Vn)、ベンヤミン・ニッフェネッガー(Vc)、オリヴァー・シュニーダー(P)】

録音:2020年5月23-24日/スイス
スメタナのピアノ三重奏曲とドヴォルザークの『ドゥムキー』、ふたつのボヘミア室内楽の名作を収録。アルバム・タイトルは「ボヘミアン・ラプソディ」。フレディ・ マーキュリーとの関連については、音楽学者エヴァ・ゲジーネ・バウアーがブックレットで詳しく説明しています。(独英仏のみで、日本語はつきません) (Ki)

ODRADEK RECORDS
ODRCD-374(1CD)
「コンテンポ・コントラスティ」
ピエール・サンドラン(1490-1561):「従軍して私の心が凝り固まったとき」
アトリ・ヘイミール・スヴェインソン(1938-2019):「ステファン・ホロドゥル・グリムソンの詩による4 つの断章」(2000)
フアン・デル・エンシーナ(1468-1529):「可憐な勇気」
ジャコブス・デ・ミラルテ(ca.1500?):「さぁ、食事にゆこう!」
スヴェイン・ルドヴィク・ビョルンソン(b.1962):「損失?」(1999)
トマス・モーリー(1557-1602):「Sleep Slum'bring Eyes」
ジョン・アンソニー・スペイト(b.1945):「今宵は長し」〜中世イギリスの詩による(2000)
アレグザンダー・スコット(ca.1520-1582/3):「Depairte, Depairte」〜ビザンティン写本より(ca.1545)
クレマン・ジャヌカン(1485-1558):「昔一人の娘が」
コントラスティ・アンサンブル【カミーラ・セーデルベルク(リコーダー)、マルタ・グドルン・ハルドルスドッティル(Vn, Gamba, Voice) 、オロフ・セセリャ・オスカルスドッティル(Gamba, Vc) 、スノーリ・オルン・スノーラソン(Lute, Guiter)、ステーフ・ヴァン・オーステルホウト(Perc)】

録音:2001年3月21日/2003年5月7日ヴィジスタザル教会,アイスランド
氷河と火山とオーロラの国アイスランドからユニークなアルバムが登場。アイスランドといえば歌姫ビョークの出身国であ り、以前よりポップ・ミュージック・シーンでこの国は注目されていましたが、クラシックの分野でも近年、個性的なアーティスト がたくさん輩出されています。2000年に結成されたグループ、コントラスティ・アンサンブルもそのひとつ。リコーダー、ヴァイ オリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴォーカル、打楽器による 5人組でヨーロッパの中世、ルネサンス音楽とアイスランドの現代音 楽を組み合わせたユニークなプログラミングで注目を集めています。遠い時を隔てた 2種類の音楽が出会う時、そこには不 思議な化学反応が生じ、どこにも存在しない異次元の世界へと聴き手を導きます。アイスランドの現代作曲家の作品は現代 曲といっても民族音楽のテイストを持ったどこかなつかしいもので中世ルネサンス音楽との相性も抜群。北方の茫漠とした荒 野、そこに咲く一凛の小さな花、吹き出す間欠泉とフィヨルド。ひんやりとしたアイスランドの自然が見えてきそうな一枚です。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-427(1CD)
「内なる旋風」
ジェームズ・レイ(b.1957):フルートとピアノのためのソナチネ(2007)
ダニエル・サンチェス・ベラスコ(b.1972):ダンス・プレリュード(2020)
ゴンサロ・カシエリェス・カンブロル(1931-2020):運命のワルツ(2014)
エリセンダ・ファブレガス(b.1955):フルート・ソナタ第1番(1995)
ホセ・エリソンド(b.1972):リモンチェッロ(2018)
パブロ・アギーレ(b.1961):フーガ(1997)
 距離(2002)
 耳をつんざくような情熱(1991)
マイク・マウアー(b.1958):フルート・ソナタ第3番(2003)
ロベルト・アルバレス(Fl)、
クセニーア・ヴォフミアニナ(P)

録音:2020年9月5、6日スー・トン音楽院レコーディング・スタジオ
ジャズ、ラテンのイディオムを持った20〜21 世紀のフルートとピアノのための作品を集め た一枚。フルートのロベルト・アルバレスはこれまでにカペラデス国際音楽コンクール、アン ヘル・ムニェス・トカ賞、シウタット・デ・マンレサ賞など国際的な賞を受賞し、現在シンガポ ールSOの団員の傍ら、ソロ奏者として活躍しています。ピアノのヴォフミアニナは18 歳 の時、シンガポールの南洋芸術学院でボリス・クラリェヴィッチに師事の後、英国王立音楽 院(ロンドン)で音楽学士号を取得、ウクライナのハリコフ国立教育大学で更に研鑽を積ん だ若手。このディスクが彼らのデビュー・アルバムとなります。作品はいずれも20 世紀後半から 21世紀に書かれたものだが、いわゆる現代音楽ではなく、ジャズ、ラテンの影響を受けも のからフランス印象派、新古典主義を思わせる美しく親しみやすいものばかり。フルート・フ ァンのみならず多くのクラシック・ファンにお薦め。
ODRADEK RECORDS
ODRCD-434(1CD)
ミケル・ウルキーサ(b.1988)作品集
「アイ・ナルト・ビー・クロード・オン・ザ・フロルト(2018) 〜ソプラノと室内アンサンブルのための
コントラプルマ(2016)〜ピアノのための
5つの小品(2012) 〜ヴァイオリン、チェロとピアノのための
「ヘビとはしご(セレナータ)」(2016) 〜ハープ、ピアノ、打楽器、ヴァイオリン、ヴィオとチェロのための
灯りが輝く(2015) 〜フルート、クラリネット、ピアノ、打楽器、ヴァイオ
リン、ヴィオラとチェロのための
ジンツィル(2012) 〜フルート、アコーディオン、ヴィオラ、ギター、チェレスタと打楽器のための
ランスタン・ドンネ(アンサンブル)
マリオン・タッソー(S)

録音:2021年7月5-8日国立音楽創作センター,アルフォールヴィル、フランス
ミケル・ウルキーサはスペイン、バスク地方出身の若手作曲家。パリ高等音楽学校でジュ ラール・ペッソンに学んだ後、2022年にジーメンス音楽財団の作曲賞を受賞。現在パリを 拠点に活動し、ヨーロッパのアンサンブルのために盛んに作品を発表しています。彼の作風 を一言で語るのは容易ではない。活動拠点がパリということから想像されるスペクトル楽派 からの影響はほぼ皆無。楽器の特殊奏法から醸し出される独自のユーモア、ノイズ、人を 喰ったようなアイロニカルな音の身振りにユニークな音楽観が感じられ、視覚なしの音だけ で聴くシアター・ピースといった趣き。オーストリアのオルガ・ノイヴィルトに継ぐ、新しいアイ ロニカル、ユーモア世代の作曲家の登場。

MSR
MS-1673(1CD)
「夜想曲とロマンス」〜ゲオルク・ゴルターマン(1824-1898):チェロとピアノのためのサロンのための小品集
夜想曲ロ短調Op.59-1
3つのサロンのための小品Op.92より2曲
3つの象徴的なロマンスOp.95
3つの言葉のないロマンスOp.90
3つの夜想曲Op.125/ほか全22曲
キャサリン・デッカー(Vc)
パク・ウンヒ(P)

録音:2019年8月30日-9月1日ウィスコンシン大学
ゲオルク・ゴルターマンは 19世紀初頭から世紀末まで活躍したハノーバー出身のドイツの 作曲家。世代としてはシューマンとブラームスの中間に当たる。チェリストとして音楽 家のキャリアを開始したが、後に作曲に専念するようになり、チェロ協奏曲や交響曲などを多 数発表した。作風は前述の通り、シューマンとブラームスの中間世代ということと関係あるの か、それとも中期ロマン派の様式というものが、そもそもこういうものなのか、ある時はシューマ ン、またある時はブラームスといった具合に、シューマンとブラームスを結ぶ過渡的な様相を呈 しており、なかなか興味深い。彼は自ら演奏するため多くのチェロとピアノのためのサロン向き の小品を残しており、このディスクにはいずれも流麗で美しい旋律の佳品が揃っています。
MSR
MS-1788(1CD)
「こどもの遊び」
ブラームス:5つの歌曲Op.49(1868)
シヒョン・オム(b.1999):「サーカス」組曲(2014/2020)
エドワード・ナイト(b.1961):「七日月」(2010)
ラヴェル:マ・メール・ロワ(1910)
グリエール:ゆりかごの歌(1909)
エンヘイク【キム・ウォンカク(Cl)、M.ブレント・ウィリアムズ(Vn) 、キャサリン・デッカー(Vc) 、パク・ウンヒ(P)】

録音:2021年8月3-7日
クラリネット、チェロ、ヴァイオリン、ピアノによる子供のための音楽集。オリジナル作品はシヒョ ン・オムの「サーカス組曲」とエドワード・ナイトの「七日月」で他は編曲作品。ブラームスは有名 な「ブラームスの子守歌」が含まれる歌曲集のアレンジ。ラヴェルの「マ・メール・ロワ」はなかな か秀逸なアレンジで、この編成のために作曲されたかのよう。グリエールの「ゆりかごの歌」は小 品ながら優美な旋律が魅力的。 エンヘイクのメンバー、チェロのデッカー(:とピアノのパクの2人による「ゴルターマン:チェロ作品 集(MS1673)」も今回発売になります。

ENSENBLE MODERN
EMCD-050(1CD)
「ポリグロット」〜現代のコントラバス作品集
(1)ヴィト・ジュライ(b.1979):「100頭の女性」(2017) 〜ソプラノとコントラバスのための
(2)オンドジェイ・アダーメク(b.1979):「チェンバー・ノイズ」(2010)〜チェロとコントラバスのための
(3)エリオット・カーター:フラグメント(2007
(4)ブライアン・ファーニホウ(b.1943):キリストの復活
(2017)〜コントラバスと弦楽四重奏のための
(5)レベッカ・ソーンダーズ(b.1967):激情(2009) 〜コントラバスとアンサンブルのための
(6)カイヤ・サーリアホ(b.1952):フォリア(1995) 〜コントラバスとエレクトロニクスのための
(7)ポール・カノン(b.1987):トランジション(2019)
(8)ベルンハルト・ガンダー(b.1969):「テイク・ファイヴ・フォー・スリー」(2019) 〜コントラバスと2人の打楽器奏者のための
ポール・カノン(Cb)
(1)リンナット・モリアー(S)
(2)エヴァ・ベッカー(Vc)
(4)アルディッティQ
(5)エンノ・ポッペ(指)
アンサンブル・モデルン
(6)フェリックス・デュレーアー(ライヴ・エレクトロニクス)
(8)ライナー・レーマー(Perc)&デイヴィッド・ハラー(Perc)

録音:録音:2017-2021年
アンサンブル・モデルンのコントラバス奏者ポール・カノンは生粋のドイツ人かと思 いきやアメリカ北西部出身。14歳でシアトル響の首席に抜擢される神童で、その後い くつかのオーケストラを経て2014年よりアンサンブル・モデルンのメンバーになった。 彼はコントラバスのための新作の拡充に努めており、このディスクに収められた作品 のほとんどが彼のために作曲された。ソロから声楽入り、ライヴ・エレクトロニクス入り、 弦楽四重奏、オーケストラとのコラボレーションなど様々な編成の作品が収められて おり、いずれもコントラバスの新たな可能性を感じさせる作品揃い。

オクタヴィア
OVCC-00165(1SACD)
税込定価
2022年8月24日発売
Song & Dance
作者不詳(高嶋圭子 編):ウプサラの歌曲集 より
 肉となりし御言葉
 私は黒髪の女
 彼女は聖母
 リウ・リウ・チウ、守り人
メンデルスゾ-ン(清水真弓 編):野外で歌う6つの歌曲 より
 緑の中で
 森への別れ
 ナイチンゲール(小夜啼鳥)
 狩の歌
ドビュッシー(レヴィン 編):3つのシャンソン-シャルル・ド・オルレアンの詩による
ラヴェル(清水真弓・土井詩織 編):3つのシャンソン
シャイト:4声のカンツォン「コルネット」
シベリウス:3つの合唱曲(6つの男声合唱曲、組曲「恋する者」より)
ベートーヴェン(今村康 編):オラトリオ「オリーブ山のキリスト」より第5曲「彼はここだ!」 (兵士と使徒の合唱)
ファリャ(清水真弓 編):7つのスペイン民謡より第5曲「ナナ」
ドヴォルザーク(ラービー編):スラブ舞曲第1番
レスピーギ(清水真弓 編):組曲「シバの女王ベルキス」より第3曲「戦いの踊り」
スパーク(清水真弓 編):イーナの歌
ウィーラン(清水真弓 編):「リバーダンス」より「キャスリーン伯爵夫人」
ヌス:詩織のブルース
クレスポ:3つのミロンガ
ブラウン(清水真弓 編):雨に唄えば
ミューズ・トロンボーン・カルテット【清水真弓(Tb)、土井詩織(Tb)、遠藤理奈(Tb)、児島瑞穂(バス・トロンボーン、ユーフォニアム)】
武田怜奈(パーカッション)

録音:2022年1月13-15日高崎芸術劇場
世界で活躍する女性トロンボーン奏者が集まり結成された「ミューズ・トロンボーン・カルテット」のデビュー アルバム。CDタイトルが表すとおり、時代も様々な古今東西の「歌」と「踊り」の音楽が集められました。 確かな技術と表現力を持つメンバーだからこそ成しえる躍動感と疾走感のある演奏です。トロンボーン四 重奏だけでなく、ユーフォニアムや打楽器が加わったバラエティ豊かな編曲も楽しみの一つ。 個性あふれるメンバーによる、色鮮やかなトロンボーン・アンサンブルの世界をご堪能ください。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCX-00101(1CD)
税込定価
2022年8月24日発売
追憶
V.アザラシヴィリ:追憶
 バレエ「ヘヴィスベリ」〜女たちの踊り/ガシャイレバ/ジジアが家を出るシーンと少女たちの踊り/ノスタルジー/ノクターン
M.ダヴィタシュヴィリ:ポエム *
A.マチャヴィリアニ:民族舞踊
 ドルリ *
民謡::バトネビ
 ヴァ・ギョルコ・マ 〜私を愛
していないの?
S.ツィンツァゼ:サチダオ
 メロディア/ モルミ
G.チュビニシヴィリ:ムハンバジ 〜あなたをどれだけ
心配しているかを知ったなら
相曽賢一朗(Vn)
ヴァレリア・モルゴフスカヤ(P)

録音:2022年1-2月、2014年5月*、アレグロ・レコーディングス
東方と西洋の中間に位置する、黒海に面した小さな国ジョージア(旧グルジア)からの小品 集。この土地で古くから培われた独特な伝統音楽様式は、ジョージアの作曲家によって受け継 がれています。このCDに収録されたヴァイオリンとピアノによる美しいメロディーは、私たち日本人 の心にも響くことでしょう。(オクタヴィア)

Goodies
78CDR-3879(1CDR)
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調作品25 ルドルフ・ゼルキン(P)
ブッシュSQメンバー【アドルフ・ブッシュ(Vn1)、フーゴー・ゴッテスマン(Va)、ヘルマン・ブッシュ(Vc)】

英 COLUMBIA LX 8685/89
1949年5月25日ロンドン、アビー・ロードEMI第3スタジオ録音
ブッシュSQのリーダー、アドルフ・ブッシュ(1891-1952)と、ブッ シュの娘婿でピアニストのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)が第2次世界大戦後 の1949年にロンドンのアビー・ロードで録音した一枚。ピアノ四重奏曲第2番 作品26は1932年に開設間もない同スタジオでHMVに録音されていた(78CDR-3790)。 この時のヴィオラ奏者はカール・ドクトルだった。 復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用 MC型カートリッジ、スピリッツ(4mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

Linn
CKD-697(1CD)
ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 第1番ニ長調 Op. 11
プッチーニ:菊
シュターツカペレ・ベルリンSQ【ヴォルフラム・ブランドル、クシシュトフ・スペチャル(Vn)、ユリア・デイネカ(Va)、クラウディウス・ポップ(Vc)】

録音:2020年1月10、12日 ピエール・ブーレーズ・ザール、ベルリン、ドイツ
2017年、シュターツカペレ・ベルリン(ベルリン国立歌劇場O)の弦楽セクションのリーダーたちが、 音楽監督ダニエル・バレンボイムの提言により結成したSQ。ヨーロッパの様々なホールで演 奏してきた彼らが初CDのために選曲したのは、彼らにとってたいへん身近であるオペラ作曲家たちによる 弦楽四重奏曲です。ヴェルディとプッチーニという、イタリア・オペラを代表する2人の巨匠が手掛けた珍し い室内楽と、各方面に名作を残したロシアの大作曲家による有名な「アンダンテ・カンタービレ」を含む作 品。そのオペラの数々に日常的に親しんでいる彼らならではの、大仰に歌い上げるではなく、メロディを大 切にした歌心に溢れる演奏をお楽しみいただけます。

TOCCATA
TOCC-0554(1CD)
NX-B03
デイヴィッド・マシューズ(1943-):弦楽四重奏曲全集 第5集
弦楽四重奏曲第14番Op. 145(2016-17)
弦楽四重奏曲第15番Op. 159(2021)
弦楽四重奏曲第13番Op. 136(2014-15)

●デイヴィッド・マシューズによる弦楽四重奏編曲集…()内は編曲年
エルガー:ため息(2018)
モーツァルト:メヌエット K. 355/576b(2014)
モーツァルト:ジーグ K. 574(2014)
ベートーヴェン:バガテル WoO56(2014)
グルーバー(1787-1863):きよしこの夜(2018)
シューマン:美しい五月に(2004)
マシューズ:マイケル・ティペットのためのカノン(1974)
マイケル・バークリー:のためのカノン(1998)
レベッカ・リー(S)
ジェス・ダンディ(C.A)
ジェームズ・ロビンソン(T)
ウィル・ドーズ(Br)
クロイツェルQ【ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)、ミハイロ・トランダフィロフスキ(Vn)、クリストン・ハリソン(Va)、ニール・ヘイド(Vc)】

録音:2017年11月24日
2022年1月24日
2018年11月27日
2021年5月27日
全て世界初録音
「ティペットとブリテンの後継者」と見做されるイギリスの現代作曲家、ディヴィッド・マシューズの弦楽四重奏曲全曲録音の第5集。ここでは2010年以降に 作曲された最新の3つの四重奏曲(第16番は作曲中)を中心に聴くことができます。第13番と第14番で聴かれる「鳥のさえずり」を模した音は彼の定番で あり、第15番のフーガはベートーヴェンの後期作品を思わせるとともに、英国民謡の影響も感じさせます。中でも第13番は彼の友人、ピーター・スカルソー プの死を悼んで作曲されたもの。4人の独唱者による声楽アンサンブルを伴う、ベルクの「抒情組曲」やヴォーン・ウィリアムズの「音楽へのセレナーデ」のような 作品です。この3作品は全てクロイツァー四重奏団のために書かれています。他には彼が弦楽四重奏版に編曲したエルガーやモーツァルトらの古典作品と、 敬愛する2人の作曲家に捧げたカノンが収録されています。

OMF
KCD-2097(1CD)
税込定価
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ニ長調 作品137第1番
イザイ(1858?1931):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 作品27第4番
武満徹:妖精の距離
パガニーニ(1782?1840):魔女の踊り 作品8
柳田茄那子(Vn)
居福健太郎(P)

録音:2021年9月13日-14日
ロンドンの英国王立音楽院と同大学院で学び、すでに数々の協奏曲やリサイタルで客席を魅了してきた柳田茄那子さんが、名ピアニスト 居福健太郎さんとともに、さらなる高みに羽ばたく。20世紀を代表するヴァイオリニスト、ハンガリー出身のジョルジュ・パウクのもとで磨きをか けた基礎的な メカニック、音楽的なテクニックが花開いたと評すべきか。日本音楽財団貸与の銘器ストラディヴァリウス Samazeuilh サマズィユの音色も、 シューベルトと時空を超えた小品を組み合わせた選曲も素敵だ。 曲の様式美を嫌味なく、無理なく紡ぐヴァイオリンで、音楽の句読点に意を払ったフレージングが心地よい。古典組曲の構成に想いを寄せ た鮮やかなイザイ、ドビュッシーの世界とも相愛の若き日の武満徹。いずれも聴かせる。彼女は、私が私がと主情を強く掲げた恣意(しい) 的なヴァイオリンを弾かない。曲の表面をなぞることでよしとしない。(奥田佳道)

ANALEKTA
AN2-9298(1CD)
『寄港地ブエノスアイレス』 〜ピアソラ作品集
オブリビオン(忘却) (ホセ・ブラガート編)
タンゴの歴史 (ドミートリー・ヴァレラス編)
ル・グラン・タンゴ
アディオス・ノニーノ
ブエノスアイレスの四季 (ホセ・ブラガート編)
ルイーズ・ベセット(P)
マルク・ジョキッチ(Vn)
クロエ・ドミンゲス(Vc)

録音:2021年12月9-11日 ドメーヌ・フォルジュ・コンサート・ホール、サンイレネ、ケベック、カナダ
多芸な音楽家であり、ピアノの魔術師と讃えられるカナダのピアニスト、ルイーズ・ベセット(バセット)。ヴィム・スタティウス・ミュラーのピアノ作品 を収めた「寄港地キュラソー」(AN29845)に続くシリーズ第2弾は、同国のヴァイオリニストとチェリストと共に、ピアソラの作品を集めた一枚で す。ベセットのピアノがアンサンブルを引っ張り、情熱溢れる演奏を聴かせています。

MARCO POLO
MAR-8.206006(6CD)
NX-F10

NYCX-10339(6CD)
国内盤仕様
税込定価
ヴィラ=ロボス:弦楽四重奏曲全集
【CD1】…8.223389
弦楽四重奏曲第1番(1915)
弦楽四重奏曲第8番(1944)
弦楽四重奏曲第13番(1951)
【CD2】…8.223390
弦楽四重奏曲第17番(1957)
弦楽四重奏曲第11番(1947)
弦楽四重奏曲第16番(1955)
【CD3】…8.223391
弦楽四重奏曲第4番(1917)
弦楽四重奏曲第14番(1953)
弦楽四重奏曲第6番(1938)
【CD4】…8.223392
弦楽四重奏曲第5番(1931)
弦楽四重奏曲第9番(1945)
弦楽四重奏曲第12番(1950)
【CD5】…8.223393
弦楽四重奏曲第3番(1916)
弦楽四重奏曲第15番(1954)
弦楽四重奏曲第10番(1946)
【CD6】…8.223394
弦楽四重奏曲第2番(1915)
弦楽四重奏曲第7番(1942)
ダニュビウスQ【ユディト・トート(Vn1)、アデール・ミクローシュ(Vn2)、ツェツィリア・ボドライ(Va)、イロナ・リブリ(Vc)】

録音:ハンガリー
【CD1】
1990年10月10-19日
【CD2】
1990年10月15-16日
1991年1月28-30日
1991年2月11-15日
【CD3】
1991年4月18-19日
1991年4月22-25日
1991年5月20-23日
【CD4】
1992年5月18-23日
【CD5】
1992年6月15-19日
1991年7月1-2日
【CD6】
1992年11月12-16日
税抜卸価格:\5,600(掛率70%) 好評の「交響曲全集」と「ピアノ作品全集」に続いて、ついに「弦楽四重奏曲全集」が発売!ヴィラ=ロボスは生涯に17曲もの弦楽四重奏曲を残してお り、腕利きのチェリストであった彼にとって弦楽四重奏を作曲することは、深い喜びを伴うものであったようだ。 ショーロスやブラジル風バッハ、あるいは交響曲と異なり、編成が固定されたこのジャンルにおいても、彼はグリッサンド、フラジオレットに左手ピッツィカートなど 技巧の限りを尽くして「新しいサウンド」を作り出そうとする。たとえば第3番、通称「ポップコーン」の第2楽章を耳にして驚かないものがいるだろうか!本全集 は、音楽愛好家のみならず弦楽奏者にとっても必聴のディスクとなるでしょう。 --日本ヴィラ=ロボス協会会長/指揮者:木許裕介
古典的な様式に則った作品から、大胆にブラジル民謡やタンゴを取り入れたもの、果ては無調に至るまで、自らの内からほとばしる音楽にふさわしい器を求 め続けたヴィラ=ロボス。その創造の軌跡が集約された弦楽四重奏曲全17曲がここにBOX化! ※国内仕様盤には指揮者で日本ヴィラ=ロボス協会会長の木許裕介氏による日本語解説が付属します。

MIRARE
MIR-584(1CD)
バッハ=アーベル・ソサエティ
J.C.バッハ:四重奏曲第2番ニ長調 WKO 194(6つの四重奏曲 op.8より)
 プレリュード ニ短調 WK205(バス・ヴィオールのための27の小品より)
四重奏曲 ト長調(WKO 227)
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):プレリュード(バス・ヴィオールのための27の小品より)
 ソナタ ハ短調(通奏低音とヴィオラ・ダ・ガンバのための10のソナタより)
 四重奏曲 ト長調
 2本のフルート、2つのヴァイオリンとチェロのためのソナタ op.3-1
ハイドン:スコットランド歌曲集より「メアリーの夢」「私はいとしい人を内緒で愛す」
ヨハン・ザミュエル・シュレーター(1753-1788):チェンバロ五重奏曲 ハ長調 op.1、ソナタ第6番(6つのソナタ op.6より)
レ・ゾンブル〔マルゴー・ブランシャール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、シルヴァン・サルトル(Fl)、フィオナ・マガウン(Ms)、テオティム・ラングロワ・ド・スワルテ(Vn )、ジュスタン・テイラー(Pフォルテ)、ハンナ・サルツェンシュタイン(Vc)〕

録音:2021年2月
1765年、ロンドンに居を構えたヨハン・クリスチャン・バッハは、友人のカール・フリードリヒ・ア-ベルとともに、英国初の予約制定期演奏会である「バッハ・ アーベル・コンサート」を設立しました。人気音楽家たちが出演し、時にはハイドンの作品をイギリスで初めて演奏するなど、当時の音楽シーンを先取りした豪華な 内容のサロンでした。ここでは、ジュスタン・テイラーやド・スワルテといった若手注目株の奏者たちも参加のアンサンブル”レ・ゾンブル”が、18世紀後半のロン ドンの催しの典雅な世界に聴き手をいざないます。 (Ki)

Forlane
FOR-16902(1CD)
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
フォーレ:悲歌 Op.24
 蝶々 Op.77/シシリエンヌ Op.78
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(Vcによる演奏)
ドミニク・ド・ヴィリアンクール(Vc)
アンヌ・ケフェレック(P)

録音:1988年6月サル・アディアール、パリ,60'56(旧UCD16585 の再発売)
旧UCD 16585の久しぶりの再発。ケフェレックとヴィリアンクールによるドビュッシー、 フォーレ、フランクという夢のような共演。ケフェレックの知性、感性ともに洗練されしかも 内なる情熱も感じさせるピアノと、ヴィリアンクールの詩的で精神世界の豊かなチェロが ピタリと合い、実にうまく噛み合っています。ドビュッシーのチェロ・ソナタでは、憂鬱な戯 れとでも言うべき不思議な世界が繰り広げられます。フォーレの悲歌が雄大にして繊細に 響き、シシリエンヌでは深い哀感が広がる。そして傑作フランクのヴァイオリン・ソナタが ヴィリアンクールのチェロで奏でられると、豊かな愉悦に満たされます。未聴ならばぜひ聞 くべき演奏です。

スロヴェニア放送
ZKP-117909(1CD)
ブラームス(1833-97):ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34
ショスタコーヴィチ(1906-75):ピアノ五重奏曲ト短調Op.57
カープ・アルテム・コレクティヴ【ミハ・ハース(P)、ラナ・トロトヴシェク(Vn) 、ミラディン・バタロヴィッチ(Vn) 、ネイク・ミコリッチ(Va)、ニコライ・サイコ(Vc)】

録音:2019年5月、リュブリャナ 68'47
新旧 2つのピアノ五重奏曲の傑作を収録。カープ・アルテム・コレクティヴは学生時代の 仲間で結成されたスロヴェニアの室内アンサンブル。それぞれソリストとして活動する一方 で定期的に集まりコンサートを開催しています。1stVn のラナ・トロトヴシェクはゲルギエフ指揮 のマリンスキー劇場Oとの共演でデビューして以来、ロンドン響、ロイヤル・フィルと も共演、タン・ドゥンの作品でもソリストを務めるなど国際的に活躍している実力派。」
スロヴェニア放送
ZKP-115820(1CD)
マティヤ・クレチッチ(b.1988)作品集
「ノー・ウォーク、ノー・トーク」(2018) 〜ヴァイオリンとチェロのための
「レニーの100周年のために」(2018) 〜フルート、オーボエ、イングリッシュ・ホルン、クラリネット、フレンチ・ホルン、ファゴット、ピアノのための
「前奏曲とエレジー」(2014-2015) 〜2つのヴァイオリンのための
「カット」(2017)〜混声合唱とアンサンブルのための
「肉屋の娘」(2016)〜無伴奏混声合唱のための
「秋の静けさ」(2010/2018)〜ドゥドゥクと弦楽のための
マティヤ・クレチッチ(Vn)
エマ・クレチッチ(Vc)
トーン・トムシッチ音楽院cho
ボシュチャン・ゴムバッチ(ドゥドゥク)
シモン・クレチッチ(指)
スロヴェニア放送弦楽オーケストラ ほか

録音:2019年
マティヤ・クレチッチはスロヴェニアの若手作曲家。クラーゲンフルト(オーストリア)の地域の 音楽学校でヴァイオリンと作曲を学び、現在は映画や演劇に楽曲を提供、またロック・バンドと も共演するボーダー・レスの作曲家、ヴァイオリニストとして活動しています。この作品集は彼のそ うした活動を反映してか、クラシックの編成でありながら軽妙、ポップで親しみ易い作品でまと められています。さしずめスロヴェニアのマイケル・トーク(アメリカのポスト・ミニマルの作曲家)とい ったところ。「レニーの 100周年のために」は言わずと知れたレナード・バーンスタインに捧げら れた作品で、そんなところに彼の音楽嗜好が窺い知れます。その反面、ドゥドゥク(二重リードによ るアルメニアの民族楽器で篳篥とサックスを合わせたような独自の音色を出す)と弦楽合奏のた めの「秋の静けさ」ではゆったりした音楽のなかにひなびたリリシズムを表現されています。
スロヴェニア放送
ZKP-117800(1CD)
「XYLOCORDA」〜マリンバとギターのための作品集」
ティレン・スラカン(b.1993):2つの像
ヴェンデリン・ビッツァン(b.1982):ヴァルデルスランドにて
ウロシュ・ロイコ(b.1954):ミクロルディイとペトラズミ
マチャズ・ヤルツ(b.1954):夢
ペーター・シャヴリ(b.1961):シロ・コルダ
エマヌエル・セジョルネ(b.1961):カリエンタ
ペトラ・ヴィドマール(マリンバ)
イジドル・エラゼム・グラフェナウアー(G)

録音2019年、2020年
CD の最後に収録されているエマヌエル・セジョルネ(フランスの作曲家でマリンバ協奏曲が 有名)以外はスロヴェニアの作曲家です。全てマリンバとギターというありそうでない編成のた めに書かれています。マリンバのペトラ・ヴィドマールはリュブリャナ音楽院で学んだ後、スロヴェ ニア放送響のティンパニー奏者の傍らソリストとしても活動しています。ギターのグラフェナウアー はリュブリャナ音楽院で学んだ後、ヴェニスのベネデット・マルチェロ音楽院、ザグレブ音楽院 で研鑽を積み、古典、ジャズ、フラメンコなど様々なジャンルを横断するギタリストとして活躍し ています。内容はいずれも民族音楽やポップスの影響が感じられる親しみ易いもの。

Kaleidos
KAL-63372(1CD)
ヴァルター・ヴァヒスムート〜音楽夜会とサロン音楽
Venezianisches Gondellied Op.90(1961)/慈悲 Op.37(1923)/即興曲 Op.87(1959)/夕暮れ Op.67(1949)/スペインの踊り Op.8(1906)/森のおとぎ話 Op.47(1935)/Verklungene Melodie Op.62(1942)/クレオパトラ Op.28(1918)/即興円舞曲 Op.44(1932)/ヴィジョン Op.89(1960)/アンダンテ・レリジオーソ Op.61(1941)
ユリア・パルシュ(Vn)、
コルネリア・ヴァイス(P)

録音:2016年2月(デトモルト)
東プロイセンに生まれたヴァルター・ヴァヒスムート(1882-1964)は、ドイツの作曲家兼ヴァイオリニストとして活躍しました。ヴァイオリンをヨーゼフ・ヨアヒムらに師事した彼は後期ロマン派の影響を受けています。また、19世紀から20世紀を生きたヴァヒスムートはロマン派から近代、近代から現代への転換期を肌で感じており、その激動の時代を生き抜いた音楽家の一連の作品をお楽しみいただけます。

Da Vinci Classics
C-00597(1CD)
ジョヴァンニ・ダミアーニ(1966-):室内楽作品集
トラムタ. リアッフィオーラ(2009/世界初録音)
目覚めの時の贈り物(2011)
それぞれが選択した弓(2018)
クアント・ヴィヴィ・スプレンディ(2004)
マッキナ(2017)/メランコリア・ジェネロサV(2016)
マルコ・サルヴァッジョ(Cl)、
フラヴィオ・ヴィルジ(G)、
ジョヴァンニ・ダミアーニ(P、ハープシコード、チェレスタ)
ゼフィール・アンサンブル、プロメテオ・アンサンブル

録音:2013年-2018年
アルド・クレメンティ、ノーノ、ブッソッティ、ラッヘンマンに作曲を師事し、1982年から本格的に作曲を開始したイタリアの作曲家ジョヴァンニ・ダミアーニが2004年から2018年の間に作曲した6曲の室内楽作品を収録。
ジョヴァンニ・ダミアーニは広大な現代芸術の世界において、予め用意された安易な音楽の枠に自分をはめ込むことをほとんど許さない作曲家であり、独自の作風を貫いています。
ゼフィール・アンサンブルやプロメテオ・アンサンブルといったトップレベルの解釈者によって、この作曲家のユニークで詩的な世界がよく捉えられています。
Da Vinci Classics
C-00590(1CD)
ジュゼッペ・ヴェルディの音楽に基づくオーボエのためのカプリース集
ジョヴァンニ・ダエッリ(1800-1860):リゴレット幻想曲/ラッファエーレ・パルマ(1815-1883):歌劇「仮面舞踏会」によるリメンブランツェ(思い出)/リコルダーノ・デ・ステファーニ(1839-1904):歌劇「アッティラ」のモチーフに基づくディヴェルティメント、歌劇「トロヴァトーレ」のモチーフに基づくファンタジア、歌劇「十字軍のロンバルディア人」のモチーフに基づくディヴェルティメント/ジュゼッペ・ガリボルディ(1833-1905):歌劇「椿姫」によるモザイコ(モザイク)
シルヴァーノ・スカンツィアーニ(Ob)、
マルコ・アルピ(P)

録音:2001年5月、サン・マルティーノ教会(クレモナ、イタリア)
19世紀の有名な作品をテーマとした時に思い浮かぶのはピアノ、フルート、ヴァイオリン、そしてオーボエ。
ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で木管楽器の室内楽科教授を務めるシルヴァーノ・スカンツィアーニはこのアルバムを、今日ほとんど顧みられることのないこの特別なレパートリーに捧げることに。
まず第一にヴェルディの旋律の横断性が、オーボエを含むほとんどすべての楽器に到達し適応することができたことを証明し確認し、第二に、19世紀におけるソロ楽器としてのオーボエの技術的、表現的可能性の真の探求としてプログラムを構成しています。
Da Vinci Classics
C-00592(1CD)
ビーチ:室内楽作品集
ヴァイオリンとピアノのためのロマンス Op.23/ヴァイオリンとピアノのためのソナタ Op.34/ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲 Op.150/ヴァイオリンとピアノのための3つの小品 Op.40(作曲者自身の編曲によるチェロ版)/夢に描く Op.15(作曲者自身の編曲によるチェロ版)
トリオ・オレロン〔ジュディス・シュタフ(Vn)、アルナウ・ロヴィラ・イ・バスコンプテ(Vc)、マルコ・サンナ(P)〕

録音:2022年1月、パラッツォ・チゴラ・マルティノーニ(ブレッシャ、イタリア)
アメリカにおいて初めて成功を収めたとされるコンポーザー=ピアニスト、エイミー・ビーチ(1867-1944)の室内楽作品集。
作曲において「色」との結びつきを重視していたというビーチの作品を奏でるのは2018年にケルンで結成されたトリオ・オレロン。
2022-23シーズンにはベルリン・フィルハーモニー、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、デュッセルドルフ・トーンハレ、ポツダム・ニコライザールなどへの出演が決まっています。
Orlando Records
OR-0039(1CD)
無言歌集
メンデルスゾーン(ハイフェッツ編):無言歌集 Op.19-1
ファニー・ヘンゼル:リート Op.8-3
カール・フィルチュ(1830-1845):無言歌
マリア・ニーダーベルガー(1949-):Santis Thoughts(2008)
ルート・デュレンマット
(1951-):Der Traum einer verlorenen Stadt(2016)
マリア・シマノフスカ:狩り
シャミナード:セレナーデ Op.29
ルート・デュレンマット:Vom Winde getragen(2016)
ジュディス・クラウド(1954-):子守歌(1996)
ピアソラ:タンティ・アンニ・プリマ
ヤン・ベラン(1959-):Strange Words the Wind Tossed(2016)
ヤン・クベリーク(1880-1040):メロディ
レネ・クーベリック(Vn)、
パトリツィオ・マッツォーラ(P)

録音:2010年2月&2018年11月(スイス)
音楽はすべての芸術の中心であり、言語や絵画表現を超越したものである
ロマン派の時代に発展したこの概念は、多くの作曲家にインスピレーションを与え、今日でもなお影響を与え続けています。伝説の名ヴァイオリニスト、ヤン・クベリーク(クーベリック、指揮者ラファエル・クーベリックの父)の孫であるレネ・クーベリックと、ルツェルンの音楽院で学んだスイスのピアニスト、パトリツィオ・マッツォーラが、「無言歌」というジャンルに分類される珠玉の音楽を紹介します。マッツォーラは女性音楽家の作曲活動や、音楽におけるジェンダーの議論を促進するプロジェクト「Femmusicale」を立ち上げており、このアルバムにもファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル、セシル・シャミナード、ルート・デュレンマットなど、女性作曲家の作品が数多く収録されています。

EM Records
EMRCD-076(1CD)
エクスプローリング・スピリット
ピーター・マックスウェル・デイヴィス(1934-2016):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
リチャード・パンチェフ(b.1959):ヨークシャー民謡による幻想曲 Op.102(Vnとチェロのための)、
 序奏とアレグロ第1番 Op.97-1(Vnとチェロのための)、
 序奏とアレグロ第2番 Op.97-2(2本のヴァイオリンのための)
アラン・ギブス(b.1932):ヴァイオリンとチェロのための「エニグマ二重奏曲」
ルパート・マーシャル=ラック(Vn)、
ジョゼフ・スプーナー(Vn、Vc)
近代・現代イギリスの知られざる作品や新作を続々と送り出しているthe English Music Festivalの自主レーベル「EM Records」が贈る、ヴァイオリンとチェロのための作品集。22の変奏曲からなるピーター・マックスウェル・デイヴィスのヴァイオリン・ソナタを皮切りに、現代イギリスの3人の作曲家の音楽を探求します。この録音セッションが始まる前日に亡くなったルパート・マーシャル=ラックの父親に捧げられています。

ORFEO
C-240221(1CD)
NX-B08
グリーグ・フォー・チェロ
グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調 Op. 36
ヴァイオリン・ソナタ 第3番ハ短調 Op. 45 No. 3*
間奏曲 イ短調 EG 115
希望にみちて Op. 26No. 3*
みなしご Op. 4No. 1*
私は希望を持って人生を生きる Op. 70No. 2*
母の墓のそばで Op. 69No. 3*
秘めた愛 Op. 39No. 2*

*=ダニエル・ミュラー=ショットによるチェロとピアノ編
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc)
ヘルベルト・シュフ(P)

録音:2020年8月27-29日バイエルン放送第2スタジオ、ミュンヘン(ドイツ)
2019年にドイツの権威ある音楽賞「Opus Klassik オーパス・クラシック」を受賞、ますます注目が高まるドイツのチェリスト、ダニエル・ミュラー=ショット。彼 の最新作はグリーグのチェロ・ソナタを含む作品集です。グリーグのチェロのためのソナタは、1883年、兄のために作曲したOp. 36のイ短調1曲が残されてい るのみ。そこでミュラー=ショットは編曲の腕を活かし、ヴァイオリン・ソナタ第3番をチェロのためにアレンジ。グリーグの息の長い旋律と、チェロの深い響きを存 分に生かした演奏を披露しています。そして後半ではやはりミュラー=ショットが編曲した5つの歌曲を収録。彼の繊細な感覚が活かされたこれらの歌曲は、 歌詞がなくとも思いが伝わる素晴らしい仕上がりとなっています。 歌曲集の前に置かれた短い「間奏曲」はチェロのためのオリジナル作品で短いながらも美しい作品。23歳の若いグリーグの情熱をミュラー=ショットは見事に 描きだしています。 ピアノ伴奏を務めるのは、OEHMSレーベルをはじめとした数多くのアルバムをリリースするベテラン、ヘルベルト・シュフ。ミュラー=ショットとは長年のデュオ・ パートナーであり、ここでも息のあった演奏を聴かせます。

Simax
PSC-1385(1CD)
源泉
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 Op.13(1867)
ビャルネ・ブルースタ(1895-1978):民話組曲(Eventyrsuite)(Vn・ソロのための)【1.自然とフルドラ(ファンタジア)2.ヴェスレフリック(アレグレット)3.子守歌(アンダンテ)4.トロルの水車場(アレグロ)】
カール・グスタフ・スパッレ・オールセン(1903-1984):ロムの6つの古い村の歌(1929 rev.1929/49)(マス・エーリック・オッデ(1991-)編)(Vnとアコーディオンのための)
ラッセ・トーレセン(1949-):YR Op.23(1991)(Vn・ソロのための)
サンデル・ティングスタ(Vn)
イングフリ・ブライエ・ニューフース(P)
マス・エーリク・オッデ(アコーディオン)

録音:2021年9月21日-25日 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
エドヴァルド・グリーグは、かつて、ライプツィヒでの留学を終え、コペンハーゲンで2年間を過ごした後、ローマに行きました。この旅を思いついたわけは、彼が、 「民俗音楽やナポリの歌が高められた」イタリアのオペラに接することで、芸術音楽が民俗音楽からどのように発展することができるのかを理解したいためだった、 と言われています。そしてグリーグは、ノルウェーで人々が代々伝えてきた音楽を芸術音楽に再生することにより、「ノルウェーのアイデンティティ」を示すことに力 を注ぎました。「民俗音楽は、誇りをもち、純粋で真正でなければならない。なぜならそれが、これからのノルウェーの音楽作りすべての基礎となるに違いないから だ」(エドヴァルド・グリーグ)
アークティック・フィルハーモニックのヴァイオリニスト、サンデル・ティングスタ Sander Tingstad(1991-)のアルバム『源泉』は、ノルウェーの民俗音楽 が作曲家の音楽と演奏家の演奏スタイルに与えたインスピレーションをさまざまな姿で示すというコンセプトで制作されました。
グリーグ Edvard Grieg の「ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調」は、彼がノルウェー固有の文化を構築することを真剣に考えていた時代、1867年の夏にク リスチャニア(現、オスロ)で作曲されました。彼の3曲の「ソナタ」のなかでもっとも「ノルウェー」の色彩が濃く、約10年後に彼が「民俗音楽と芸術音楽」を美 しく融合させることになる「第3番」への足がかりとなった作品とみなされています。
この曲で共演するピアニスト、イングフリ・ブライエ・ニューフース Ingrid Breie Nyhus(1978-)は、民俗音楽学者スヴェン・ニューフースの子に生ま れ、伝承の音楽に囲まれて育ちました。「フォークとピアニズムの間の解釈と演奏」をテーマにした論文で博士号を取得。グリーグの「スロッテル」(Simax PSC 1287)を父の校訂した「新ピアノ版」で録音して注目されました。「ヴァイオリン・ソナタ」のこの演奏では、ティングスタと彼女の「即興」の音楽によって第1楽 章から第2楽章への橋渡しが行われます。
スパッレ・オールセン Carl Gustav Sparre Olsen の「ロムの6つの古い村の歌」は、『ペール・ギュント』で知られるグーブランスダーレンのロムで出会っ た伝承の歌から選んだ6曲を素材にした作品です。ソロ・ピアノのために書かれ、ヴァイオリンとピアノ、ヴァイオリンと弦楽オーケストラの版も作られました。この アルバムでは、マス・エーリク・オッデ Mads Erik Odde(1991-)による「ヴァイオリンとアコーディオン」のための編曲が演奏されます。オッデは、ロム生まれ。 オスロのノルウェー国立音楽大学の民俗音楽修士号を取得、アルバム『Logne Slattar』で2021年のスペルマン賞(ノルウェー・グラミー賞)を受賞しています。
ビャルネ・ブルースタ Bjarne Brustad の「民話組曲」は、ヴァイオリンとヴィオラのプレーヤーでもあった彼のもっともよく知られた作品です。美女の姿をし た森の妖精フルドラ、ヴェスレフリック、トロルといったノルウェー民話のキャラクターをヴァイオリン・ソロの音楽に描いています。この作品とラッセ・トーレセン Lasse Thoresen の「ハルダンゲル・フィドルの曲に聞こえる」「YR」(名詞で「こぬか雨」形容詞で「群れた」)は、単に民俗音楽からインスピレーションを得 たクラシカル音楽というだけでなく、2つの異なる世界を融合させ、新しい表現形式を創りあげた作品です。 (Ki)

Alba
ABCD-516(1CD)
4つの衝動
ヨハン・クヴァンダール(1919-1999):ホルン四重奏曲 Op.73(1988)
アッツォ・アルミラ(1953-):4つのホルンのための小シリーズ(1987)
ダニエル・ヴァイセト・シェレスヴィーク(1985-):4つの衝動
マシュー・ホイットール(1975-):アンセム II(1975)
テリエ・ビョルン・レシュタード(フォース・ライン 編):レチタティーヴォとファンファーレ Op.130
エルッキ・メラルティン(ホルゲル・フランスマン編):4つのホルンのための小四重奏曲 Op.185(1936ed. 1990)
フォース・ライン・ホルン四重奏団【タニヤ・ニソネン(Hrn)、パウリーナ・コスケラ(Hrn)、マリア・ルフタネン(Hrn)、メルヴィ・フットゥネン(Hrn)】

録音:2020年 ヴァリストテレス・スタジオ(Varistoteles Studios)(ヘルシンキ、フィンランド)
フォース・ライン・ホルン四重奏団 は、2016年、フィンランドの「トップ」女性ホルン奏者4人が結成したアンサンブルです。トゥルク・フィルハーモニック管 弦楽団のホルン奏者タニヤ・ニソネン Tanja Nisonen。タンペレ・フィルハーモニックOのパウリーナ・コスケラ Pauliina Koskela。マルクス・マク スニーティやエサ・タパニに学びフィンランドRSOやフィンランド国立歌劇場などでエクストラとして参加するフリーランスのマリア・ルフタネン Maria Luhtanen。トゥルク・フィルハーモニックOのメンバー、メルヴィ・フットゥネン Mervi Huttunen。ノルウェーの作曲家ダニエル・シェレスヴィークの「4 つの衝撃(Fire Impulser)」から着想を得て、デビュー・アルバムのプログラムをすべて北欧の作品とすることが決まったと言います。
ノルウェーのヨハン・クヴァンダール Johan Kvandal は主にネオクラシカルなスタイルの作家として知られます。「ホルン四重奏曲」は「マエストーゾ、アダー ジョ・マ・ノン・トロッポ」「スケルツォ:アレグロ」「ラルゴ - アレグロ」の3楽章。ノルウェー・ホルン・クラブ Norsk Hornklubb の委嘱で作曲された作品です。 フィンランドのアッツォ・アルミラ Atso Almil の「遊び心」と「メロディ」が楽しい「アレグロ」「レント・インモービレ」「アレグレット」の「小シリーズ」。
シェレスヴィーク Daniel Weiseth Kjellesvik の「4つの衝動」は、作曲家としての彼の最初の作品です。「首をもたげる白鳥の動き」からインスピレーショ ンを得て作曲したという終曲が「ホルンの広いサウンドレンジと豊かな音色のレンジ」による4曲の作品に発展していきました。
フィンランド在住のカナダの作曲家マシュー・ホイットール Matthew Whittall の「アンセム II」は、ユニゾンのカノン。ノルウェーのテリエ・ビョルン・レシュター ド Terje Bjorn Lerstad の「レチタティーヴォとファンファーレ」は、女性プレーヤーのために書かれ、「夢見るような」オープニングから「ファンファーレ」に展 開していく作品です。
フィンランド後期ロマンティシズムのエルッキ・メラルティン Erkki Melartin が作曲した「アレグレット」「アンダンテ」「アレグロ」の「小四重奏曲」は、1936 年に作曲。翌年、メラルティンが亡くなる1週間前の2月7日、彼の誕生日を記念するラジオ放送で初演されました。フィンランドのホルン音楽の「父」と言われる ホルゲル・フランスマン Holger Fransman が編曲した、もっとも広く知られた版による演奏です。
クヴァンダールとレシュタードの曲は、これが初めての録音です。

H.M.F
HMX-2932100(5CD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集+三重協奏曲
[CD1]変ホ長調 op.1-1、ト長調op.1-2
[CD2]ハ短調 op.1-3、変ロ長調 op.11-1、変ホ長調op.44
[CD3]ニ長調op.70-1(「幽霊」)、 変ホ長調 op.70-2
[CD4]変ロ長調 op.97(「大公トリオ」)、ト長調 op.121a(「私は仕立て屋カカドゥ」の主題による10の変奏曲とロンド)、
変ホ長調 WoO 38、変ロ長調 WoO 39
[CD5]三重協奏曲 ハ長調 op.56
トリオ・ヴァンダラー〔ジャン=マルク・フィリップス=ヴァイジャベディアン(Vn、ペトルス・グアルネリウス(1748、ヴェネツィア))/ラファエル・ピドゥー(Vc、Goffredo Cappa(1680))/ヴァンサン・コック(P)〕
ケルン・ギュルツェニヒO、
ジェイムズ・コンロン(指)

録音:CD1-4/ 2010年12月、2011年9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
これ以上の演奏は望めないのでは、と思わされてしまうベートーヴェン。名トリオ、トリオ・ヴァンダラーによる結成25周年を迎えた頃に録音したピアノ三重奏全集の再登場盤[原盤:HMC-902100(国内仕様KKC-5635・レコード芸術特選)ともに廃盤]。まず何と言っても、ヴァンサン・コックのピアノの粒のそろったタッチ(特に初期作品)がひときわ輝きを放ちます。ベートーヴェン自身が素晴しいピアニストであったことを実感させる、素晴しく充実したピアノ・パートは圧巻です。魅惑の旋律とかけあいを展開するヴァイオリンとチェロも、全てが完璧に融合しています。それぞれの奏者の技量の高さが同じくらいにハイレヴェルで、音楽の方向も同じだからこそのこのアンサンブルは、他ではなかなか得られないものではないでしょうか。そして三重協奏曲は、LDC2781142(2001年発売)およびHMG502131で発売されていたもの(カップリングの「エグモントのための音楽」はこのボックスには含まれません)。三重協奏曲で魅せるトリオ・ヴァンダラーの極上の対話に注目したい名盤です。オーケストラは名門ケルン・ギュルツェニヒ管。コンロンの指揮のもと、かっちりとしたアンサンブルを展開しています。
18世紀の終り、ピアノ三重奏曲は、ピアノ・ソナタの延長線上にあるもの、いわばヴァイオリンやチェロが、ピアノの補強やアクセント的な役割を担うものとされ、弦楽四重奏よりも一段軽めなジャンルで、三楽章構成で、最終楽章は軽やかで優雅なロンドで書かれるのが常でした。ベートーヴェンはこの慣習に終止符を打つべくピアノ三重奏曲op.1を1795年、世に出しました。弦楽四重奏曲と同じように四楽章構成にし、終楽章をソナタ形式で書くことにより、音楽に深いドラマと交響曲のように雄大さを与えました。そして自身がピアニストとして舞台に招かれることを前提として作曲したため、とりわけこのop.1はピアノ・パートの充実が目立ちます。そんな野心に溢れた若きベートーヴェンのop.1に始まり、交響曲第3,5,6番などを書いた充実期(1810年前後)に生み出されたop.70など、ベートーヴェンが折に触れ作曲し続けたピアノ三重奏曲は、どの作品も、またどの作品の各パートも目を見張る充実ぶり。慣習の3楽章構成で、最終楽章がロンドの作品もありますが、どれもベートーヴェンの野心と情熱、才能と創意に満ちています。そんなピアノ三重奏の全曲を、トリオ・ヴァンダラーの素晴しい演奏で心行くまで堪能できる、贅沢なセットです。
トリオ・ヴァンダラーはパリ国立高等音楽院の卒業生三名によって1987年に結成されました。1999年にハルモニアムンディで録音をはじめ、これまでに発売されたCDはどれも極めて高く評価され、特にメンデルスゾーンのトリオ集(HMC901961)はニューヨーク・タイムズ紙でも決定盤として紹介されました。古典派、ロマン派から現代までの幅広いレパートリーを可能にするそれぞれのメンバーの技量の高さで、テレパシーともいわれる

ANIMAL MUSIC
ANI-105(1CD)
ブラームス(バボラーク、アスラマス編):弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.111【世界初録音】
グラズノフ:「牧歌」〜ホルンと弦楽四重奏のための
グラズノフ:セレナード第2番
シベリウス(バボラーク編):五重奏曲 ト短調「フィンランドのホルン」(原曲:弦楽三重奏曲)【世界初録音】
ラデク・バボラーク(Hrn)
バボラーク・アンサンブル【ミラン・アル=アシャブ(Vn)、マルティナ・バチョヴァー(Vn)、カレル・ウンテンミュラー(Va)、ハナ・バボラコヴァー(Vc)】

録音:2021年/ソノ・レコーズ、ノウゾフ(チェコ)
ホルン界の鬼才ラデク・バボラーク。コロナ禍においても来日を実現するなど日本でも絶大なる人気を博します。当アルバムでは「フレンチホルンと弦楽四重奏」 の作品をお届け。ブラームスの弦楽五重奏曲第2番をバボラークとアスラマスが編曲したホルン+弦楽四重奏版を中心に瑞々しい抒情と旋律にあふれたグラズノフ の「牧歌」「セレナード第2番」、そしてシベリウスの弦楽三重奏曲をバボラークが編曲・改編した五重奏曲「フィンランドのホルン」です。ロマン派の名作曲家の、 この上なき美しい旋律をバボラーク率いるメンバーが奏でます。 (Ki)

GENUIN
GEN-22769(1CD)
「雨の歌」〜ヴィオラ作品集
チャイコフスキー:涙が震える Op.6-4
ラフマ二ノフ:夜の神秘的な静けさ Op.4-3
ダウランド:もし私の嘆きが
ブリテン:ラクリメ〜ダウランドの歌曲の投影 Op.48
プロコフィエフ(ボリゾフスキー編):「ロメオとジュリエット」Op.64〜ジュリエットの死
ブラームス:余韻 Op.59-4
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78「雨の歌」 (ヴィオラ演奏)
カロリーヌイ・エレラ(Va)、
リリト・グリゴリヤン(P)

録音:2021年5月11-13日 ドイツ フランクフルト・アム・マイン
オリジナル、編曲交えたヴィオラ演奏。ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第 1番や、 チャイコフスキー、ラフマニノフらの歌曲などをヴィオラで演奏すると、重心が下がって 雰囲気がだいぶ変わる。プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」は、ロシアのベートー ヴェン四重奏団のヴィオラ奏者、ワジム・ボリソフスキーによる編曲。ヴィオラのオリジ ナル曲であるブリテンのラクリメも含め、ヴィオラの魅力がいっぱいです。 カロリーヌイ・エレラは、モスクワ生まれでベルリンを拠点に活動しているヴィオラ奏 者。モスクワ中央音楽学校、ベルリンのハンス・アイスラー音楽院を修了。2018年には ユーリ・バシュメット国際ヴィオラ・コンクールで第1位を獲得。タベア・ツィンマーマンの 高弟です。
GENUIN
GEN-22560(1CD)
ハイドン:フルート、ヴァイオリン、チェロのための6 つのディヴェルティメント(ピリオド楽器とモダン楽器による2種の演奏)
第1番ニ長調 Hob.IV:6
第2番ト長調 Hob.IV:7
第3番ハ長調 Hob.IV:8
第4番ト長調 Hob.IV:9
第5番イ長調 Hob.IV:10
第6番ニ長調 Hob.IV:11
アンナ・ジュトゥヌヒナ(フルート・トラヴェルソ,フルート)
スヴェトラーナ・ラマザノヴァ(バロックVn)、
フロリアン・シュトライヒ(バロックVc)
ヘイリー・バロック(Vn)、
ディミトリ・ゴルノフスキー(Vc)

録音:2021年8月 ドイツ フランクフルト・アム・マイン
ハイドンの6つのディヴェルティメントを、ピリオド楽器とモダン楽器の2 種の演奏で 収録した興味深い CD。フルートはどちらもアンナ・ジュトゥヌヒナの演奏。ジュトゥヌヒ ナはロシア北西部のアルハンゲリスクの生まれ。8 歳でフルートを学び始め、地元の音 楽院、サンクト・ペテルブルク音楽院で学んだ後、オランダのマーストリヒト音楽院で学 んだ。二つの演奏は、ピリオド演奏とモダン演奏で、音色やピッチの違いはもちろん、 楽器や音楽の在り方という点まで直に比べられるので興味深い。もちろんどちらの演 奏も極めて高水準だ。 ※87分の超長時間収録のCDです。プレイヤーによってはうまく再生されない場合が ありますのでご注意ください。
GENUIN
GEN-22784(1CD)
フランク:弦楽四重奏曲 ニ長調
ピアノ五重奏曲 ヘ短調
エリオットQ【マリャーナ・オジポヴァ(Vn)、アレクサンダー・ザックス(Vn)、ドミトリー・ハハリン(Va)、ミヒャエル・プロイス(Vc)】
ディミトリ・アブロギン(P)

録音:2021年9月7-10日 ドイツ カイザースラウテルン
エリオット四重奏団の3枚目のCD は、フランク。2014 年結成で、2019年のドイツ音楽コ ンクールで受賞したエリオット四重奏団がメキメキと実力を高めていることがよく分かる。弦楽 四重奏曲の冒頭のなんとも言えぬ豊かな香りからは、彼らが単に優秀なSQでは ないことがよく分かる。ディミトリ・アブロギンが加わったピアノ五重奏曲でも、過度に劇的に 演奏することなく、じっくりと作品の近代性とロマンティシズムを滲み出しています。 ディミトリ・アブロギンはロシア生まれのピアニスト。モスクワのグネーシン・アカデミーを修了 後、ドイツ、フランクフルト・アム・マインの音楽舞台芸術大学で学び、ここでフォルテピアノも 学んでいます。2018年、川口成彦が第2位となったことで日本でも話題になった第1 回ショパ ン国際ピリオド楽器コンクールで名誉賞を受賞。2021 年には国際ドイツ・ピアニスト賞を受 賞。詩的な表現に冴えを見せるピアニストです。
GENUIN
GEN-22790(1CD)
エミリー・マイヤー(1812-1883):ピアノ三重奏曲 ニ短調
ピアノ三重奏曲第3番変ホ長調
ピアノ三重奏曲 イ短調
ハノーファー・ピアノ三重奏団【カタリーナ・ゼルハイム(P) 、ウツィア・マジャール(Vn) 、ヨハネス・クレプス(Vc)】

録音:2021年11月22-23日 ドイツ ハノーファー
19世紀のドイツの作曲家、エミリー・マイヤー(1812-1883)のピアノ三重奏曲集。エミリー・ マイヤーは北ドイツ、フリートラントの生まれ。20 代末にシュテッティン(現在のポーランドの シュチェチン)に移り、バラードで有名な作曲家カール・レーヴェに学んだ。オ ペラを含む広い分野の作曲を精力的に行ったという点で、ドイツ音楽史上初の本格的女性 作曲家だったと言えるでしょう。そして彼女の作品は女性作曲家としてなどという括りがまった く不要な魅力的なものです。ここ数年、彼女の交響曲の録音が立て続けに発売されてい るが、このピアノ三重奏曲集もエミリー・マイヤーの素晴らしい才能を堪能するに打って付け のものだ。 ハノーファー・ピアノ三重奏団は、ベートーヴェンのピアノ四重奏曲集(GEN-19673)に続く2 枚目の CD。埋もれていたマイヤーのピアノ三重奏曲の素晴らしさに驚いて演奏会で取り上 げ、それがこの録音につながっているという。たしかに共感に溢れた素晴らしい演奏だ。ドイ ツ・ロマン派の室内楽曲が好きな人にはお勧め。 ※81分強の超長時間収録の CD です。プレイヤーによってはうまく再生されない場合があ りますのでご注意ください。
GENUIN
GEN-22559(1CD)
フルートとピアノのためのフランスの音楽
ボザ:アグレスティード Op.44
カプレ:夢想と小さなワルツ
鈴木理香:遠いかすかな記憶2
フォーレ:フルートとピアノのためのコンクール用小品
棚田文紀:こだまする森3
フォーレ:ソナタ第1番イ長調 Op. 13(原曲 ヴァイオリン・ソナタ)
古賀敦子(Fl)
棚田文紀(P)

録音:2021年7月7-9日 ドイツ ライプツィヒ
※日本語解説付き
GENUINの看板アーティスト、フルートの古賀敦子の新譜。今回は棚田文紀の伴奏 でフランスとフランス関連の音楽を収録しています。アンドレ・カプレの「夢想と小さなワル ツ」は19世紀末のフルートとピアノための作品でも特に美しい名曲。ウジェーヌ・ボザの アグレスティードは1942年作ながらロマンティシズムに満ち溢れています。ガブリレル・フ ォーレの2曲に加え、棚田と鈴木理香というパリで活動する二人の日本人の作曲家の 作品を含めているのが特徴。いずれの曲でも古賀のパリ仕込みのフルートの美しく華 やかな音色が映え、しかも日本的わびさびも生きています。 古賀敦子は福岡県福岡市の生まれ。パリ国立高等音楽院フルート科を第1位で卒業。 数々のコンクールで優勝、入賞を果たす。2001年からマクデブルク・フィルハーモニー SOに所属しています。棚田文紀は1961年、岡山県岡山市の生まれ。東京芸術大 学作曲家を卒業後、パリ国立高等音楽院を修了。パリを拠点に活躍しており、1991年 から同音楽院のフルート科のピアニスト、2014から室内楽教授を務めています。

MClassics
MYCL-00026(1CD)
税込定価
ボトムズ・アップ・ユーフォニアム・テューバ・カルテット
マルティーノ:ファンタジー
ヨーク
:PCカルテット「トラディショナル・ヴァリューズ」
ジェイコブ:4つの小品
フォーヴス:コズミック・ヴォヤージュ
ペイン:テューバ四重奏曲
ブラ:セレスティアル組曲
新井秀昇:小序曲
 祈りー東日本大震災被災者のためのー
 祭輪舞
スティーヴンス:パワー
スノーデン:テイク・ディス・ハンマー
新井秀昇(ユーフォニアム)
安東京平(ユーフォニアム)
次田心平(テューバ)
ピーター・リンク(テューバ)

録音:2021年12月20-22日 埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ)
超重量級最強カルテット“Bottoms Up”デビュー! オーケストラやソリストとして活躍する人気ローブラスプレイヤー4人が結 集したボトムズ・アップ・ユーフォニアム・テューバ・カルテットのデビューアル バムです。ソリストとして活躍著しいユーフォニアムの新井秀昇と安東 京平。オーケストラだけでなくソリスト、アンサンブルでも定評のある次田 心平とピーター・リンク。彼らの奏でる圧倒的なテクニックと重量級のサ ウンド!包み込むような柔らかい音色から突き動かすようなパワフルな ビート感など幅広い音楽に驚くことでしょう。また、新井のオリジナルの 曲も収録。圧巻の縦横無尽に展開変化する重低音。ユーフォニアム とテューバによる最強アンサンブルをお楽しみ下さい。

CPO
CPO-555276(1CD)
NX-B02
ハンス・ガル(1890-1987):ピアノ四重奏曲/組曲 他
四重奏曲 イ長調- 左手ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために(1926)…世界初録音
組曲 - ピアノのために(1922)
コンチェルティーノ- ピアノと弦楽オーケストラのために(1934)…世界初録音
即興曲 - ヴィオラとピアノのために(1940)
ゴットリープ・ヴァリッシュ(P)
アーロン四重奏団のメンバー【バルナ・コーボルル(Vn)、ゲオルク・ハーマン(Va)、クリストフ・パンティヨン(Vc)】

フランツ・リスト室内O
ハルトムート・ローデ(指,Va)

録音:2019年3月
2019年5月
2019年7月
オーストリア生まれの作曲家ハンス・ガルのピアノを伴う室内楽作品集。ブラームスを崇拝していたガルは、終 生後期ロマン派の作風を遵守し、常に旋律美に溢れた作品を書き続けていました。 このアルバムに収録されているのはガルが1922年から1940年の間に書いた作品で、うち2曲は世界初録 音。メインとなるのは、戦争で右手を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインのために書いたピアノ四重 奏でしょう。各々が際立つ性格を持つ4つの楽章で構成されたこの曲はまさにガルの真骨頂と呼べる作品で あり、ウィーン古典派の伝統を受け継いだ美しい旋律はとても耳なじみのよいものです。 同じく世界初録音となる、ピアノと弦楽オーケストラのための「コンチェルティーノ」も古典的様式を好んだガル の美質が表れた作品です。古典から近現代作品までを弾きこなすピアニスト、ゴットリープ・ヴァリッシュを中 心としたアンサンブルでお楽しみください。

Queen Elisabeth Competition
QEC-2022(4CD)
NX-E07
エリザベート王妃国際音楽コンクール2022〜チェロ部門
■DISC 1
(1)ルトスワフスキ: チェロ協奏曲
(2)イェルク・ヴィトマン(1973-):5Albumblatter (5つのアルバムの綴り)
(3)ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲 第1番変ホ長調 Op. 107
■DISC 2
(1)ハイドン:チェロ協奏曲 第2番ニ長調 Hob. VIIb:2(カデンツァ:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ)
(2)ハイドン:チェロ協奏曲 第1番ハ長調 Hob. VIIb:1(カデンツァ:ダヴィド・ゲリンガス - ブリテン)

(3)ボッケリーニ:ソナタ ハ短調 G. 2
(4)ボッケリーニ:ソナタ ト長調 G. 15
(5)イザイ:グラーヴェ 〜無伴奏チェロ・ソナタ ハ長調 Op. 28より
■DISC 3
(1)ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op. 40
(2)フランク:チェロ・ソナタ イ長調 FWV 8
(3)シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
■DISC 4
(1)リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
(2)ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調 Op. 65
(3)シュニトケ:チェロ・ソナタ 第1番Op.
129
(4)ダーン・ヤンセンス(1983-):Wie aus der Ferne (遠くから聞こえるよ
うに)
(5)ヒンデミット:幻想小品 Op. 8-2
(6)シューマン:幻想小曲集 Op. 73
■DISC 1
(1)チェ・ハヨン(Vc)(韓国) 第1位
(2)マルセル・ヨハネス・キッツ(エストニア) 第3位
(3)チェン・イバイ(Vc)(中国) 第2位
ブリュッセル・フィルハーモニック ステファヌ・ドゥネーヴ(指)
■DISC 2
(1)マルセル・ヨハネス・キッツ(Vc)
(2)ブライアン・チェン(カナダ) 第6位
ワロニー王立室内O
ヴァハン・マルディロシアン(指)
(3)オレクシー・シャドリン(Vc)(ウクライナ) 第4位
セバスチャン・コンベルティ(通奏低音Vc)
(4)ムン・テグク(Vc)(韓国) 入賞
カレル・ステイラーツ(通奏低音Vc)
(5)ユン・ソル(Vc)(韓国) 入賞
■DISC 3
(1)ペタル・ペイチッチ(Vc)(セルビア) 第5位
タチアーナ・チェルニチカ(P)
(2)ステファニー・ファン(Vc)(ベルギー) 入賞
ダーナ・プロトポペスク(P)
(3)エレミアス・フリードル(Vc)(オーストリア) 入賞
ビクトル・サンティアゴ・アスンシオン(P)
■DISC 4
(1)チェン・イバイ(Vc)
(2)チェ・ハヨン
タチアーナ・チェルニチカ(P)
(3)オレクシー・シャドリン(Vc)
ダーナ・プロトポペスク(P)
(4)ムン・テグク(Vc)
ノレーン・ポレーラ(P)
(5)チョン・ウチャン(Vc)(韓国) 入賞
(6)サムエル・ニーダーハウゼル(Vc)(スイス) 入賞
ホセ・ガリャルド(P)

録音:2022年5月9-21日 フラジェ、ブリュッセル
2022年5月30日-6月4日 ファイン・アーツ・センター、ブリュッセル
世界3大コンクールの1つとされ、ファイナリストは本選前の1週間隔離生活を送るなど、過酷な内容で知られる「エリザベート王妃国際音楽 コンクール」。ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、声楽と年によって内容が変わりますが、2022年はチェロ部門が開催されました。この優勝者チェ・ハ ヨンを始め、ファイナリスト全12人の演奏を収めた4枚組が登場。若きコンテスタントたちの熱演が生々しく記録されています。

MDG
MDG-90322466
(1SACD)
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」(ハーモニームジーク/トリオダンシュ版)
モーツァルト/ウルフ=グイド・シェーファー編)):
「ドン・ジョヴァンニ」(ハルモニームジーク/トリオ・ダンシュ版)KV527
演奏会用アリアより
「ああ、明したまえ、おお神よ」 KV178(コーラングレと弦楽三重奏)
「岸辺近く願いぬ」 KV368(オーボエと弦楽三重奏)
「幸せの影よ〜私はおまえを残して行く」KV255(コーラングレと弦楽三重奏)
オペラ「皇帝ティートの慈悲」KV621より
「私は行くが、君は平和に」
「夢に見し花嫁姿」
トリオ・ロゾ ー【レイチェル・フトスト(オーボエ、コーラングレ)、ウルフ=グイド・シェーファー(Cl)、マルテ・レファート(Fg)】
カトリン・ラブ ーズ(Vn)
タイア・リジィ(Va)
ファブリツィオ・シッラ(Vc)

録音:2021年12月17,18日、2022年1月8,9日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス
18世紀、モーツァルトのオペラは歌劇場だけでなく、家庭用、サロン用としてハルモニームジークとして管楽合奏でも親しまれました。再生機器のなかった時代、 多くの人が音楽に親しむ手段として人気を得ていました。リード木管楽器であるオーボエ、クラリネット、ファゴットによる三重奏トリオ・ダンシュの演奏団体として 活躍しているトリオ・ロゾーは、これまでに「コジ・ファン・トゥッテ」(MDG90321446)や「皇帝ティートの慈悲」(MDG90320956)といったモーツァルト の作品を演奏してきました。今回稀代のプレイボーイの華麗なる恋の遍歴と衝撃的な最期を描いた人気作「ドン・ジョヴァンニ」を録音しました。また加えてそれぞ れがソロとなり弦楽三重奏と演奏した演奏会用アリアも収録した興味深い内容です。

Kaleidos
KAL-63452(1CD)
スプリングタイム
ピアソラ(トリオ・コン・アバンドーノ編):ブエノスアイレスの四季
リシャール・ガリアーノ(b.1950)(ハンス=ギュンター・ケルツ編):クロードのタンゴ
ペーター・ルートヴィヒ(b.1951)(ヨアナ・ヴァルバノヴァ編):リスボア
伝承曲(トリオ・コン・アバンドーノ編):クレズマー組曲*
アウグスト・ネルク(1862-1928)(ボリス・ビョルン・バッガー編):ハンガリーのチャールダーシュ幻想曲 Op.229
ベートーヴェン(ブラック・オウルビック編):失われた小銭への怒り
バーンスタイン:クラリネット・ソナタ
スヴァンテ・ヘンリソン(b.1963):Off Pist
アンダーソン(オットー・エッケルマン編):タイプライター
トリオ・コン・アバンドーノ、
ヨアナ・ヴァルバノヴァ(パーカッション)*
才気煥発な才能を世に問う若手アーティストの録音を中心とする「エディション・ポートレイト」からのリリース。2006年にクラリネット、チェロ、アコーディオンというユニークな編成で結成されたトリオ・コン・アバンドーノ。特にピアソラの作品を重要視している彼女たちは今作でも「ブエノスアイレスの四季」をプログラムに取り上げています。またその他にもクラシック、タンゴ、クレズマーまで今回のアルバムでもバラエティに富んだ作品の数々で楽しませてくれています。
Kaleidos
KAL-63542(1CD)
ルール地方のフィールド〜ポエトリースラムとクラシック音楽の融合 〜
プッチーニ:弦楽四重奏曲「菊」 嬰ハ短調 より「エレジー」(室内オーケストラ版)
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第4番 ト長調 Hob.VII a / 4
ミヨー:弦楽四重奏曲第1番 Op.5(1912)(室内オーケストラ版)
シベリウス:弦楽オーケストラのための即興曲
フィリップ・マティアス・カウフマン(b.1970)編曲:Steigerlied(伝統的な鉱夫の歌)
ヤーソン・バーチュ(朗読)、
アンサンブル・ルール

録音:2020年10月(ヴッパータール)
1994年生まれのミュージシャンであり作家でもあるヤーソン・バーチュとアンサンブル・ルールの意欲的なコラボレーション。ポエトリースラム(詩の朗読)とクラシック音楽を融合させたこのアルバムは、産業で栄えたドイツのルール地方の変化の様子を、クラシック音楽の曲中または曲間に詩の朗読を挟むという新しいスタイルで表現しています。
2012年にルール地方で設立されたアンサンブル・ルールは、指揮者を置かないスタイルで演奏するプロの室内オーケストラで、その弦楽オーケストラは最高レベルの演奏を保っています。

Etcetra
KTC-1729(1CD)
ヴァイオリン、チェロとピアノのための作品集
ショーソン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.3
イザイ:悲劇的な詩(Vnとピアノのための) Op.12、
 瞑想曲(Vcとピアノのための) Op.16
ブルーノ・モンテイロ(Vn)、
ミゲル・ホーシャ(Vc)、
ジョアン・パウロ・サントス(P)
「ポルトガル最高のヴァイオリニストの一人」(リスボンの日刊紙"デイリー・プブリコ")、「今日のもっとも有名なポルトガルのミュージシャンの一人」(リスボンの週刊紙"ウィークリー・エクスプレッソ")、「艶のある黄金の音色」(アメリカの音楽誌"ファンファーレ")、「豊かなヴィブラートから生み出される輝く色彩」(イギリスの権威ある弦楽器専門誌"ストラッド")など、国際的なメディアで絶賛されてきたモンテイロが弾くヴァイオリンそしてチェロとピアノのための作品集。ショーソンの「ピアノ三重奏曲」はパリの国際音楽協会で初演され好評を得ました。師であるフランクの助言によって徹底的に精巧に作られた傑作です。

CALLIOPE
CAL-2188(1CD)
フランク&ショパン:チェロ・ソナタ集
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(Vcとピアノ版)
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 op.65
クセニヤ・ヤンコヴィチ(Vc)、
ジャクリーヌ・ブルジェ=モーヌリ(P)

録音:2020年10月、シャトー・ファロー(スイス、ローザンヌ)
ロシアとセルビアの音楽家の家庭に生まれ、9歳でベオグラードPOと共演、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ピエール・フルニエ、アンドレ・ナヴァラらに師事したチェロのクセニヤ・ヤンコヴィチと、ジュネーブ音楽院で学び、13歳のときにパリのシャンゼリゼ劇場でモーツァルトの協奏曲を弾いて鮮烈なデビューを飾ったピアノのジャクリーヌ・ブルジェ=モーヌリ、2人の名手がスイスの歴史あるマナーハウスで奏でたフランク&ショパン。周囲の山々やレマン湖の眺め、シャトー・ファローの建築や、録音会場となった部屋の持つ音楽的歴史が、彼女たちと作品とを強く結び付けてくれたといいます。ブルジェ=モーヌリは、パデレフスキからショパンにまで遡るポーランドの伝統的なピアノ奏法を受け継いだピアニスト、ジャン・ファシナに学んでいる点もポイントです。
CALLIOPE
CAL-22104(1CD)
ピッコロ万歳
ブラームス:ハンガリー舞曲集より(4曲)
テオバルト・ベーム:カプリッチョ Op.26-16
バンジャマン・ゴダール:ワルツ Op.116
クライスラー:愛の悲しみ
ヨアキム・アンデルセン:常動曲 Op.8
サン=サーンス:歌劇「アスカニオ」よりエール・ド・バレエ/フィリップ・ゴーベール:2つのエスキス
バッハ:フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV1031
グルック:精霊の踊り
モーツァルト
:フルート・ソナタ ハ長調 K.14
モーリス・ジョベール:巴里祭(A Paris dans chaque faubourg)
ジャン=ルイ・ボーマディエ(ピッコロ)、
ヴェロニク・ポルツ(P)

録音:2022年2月(フランス)
エンターテインメントでありながら、感動と喜びにあふれたピッコロのためのプログラム!ジョセフ・ランパルとジャン=ピエール・ランパルのランパル親子に師事し、フランス国立Oでは12年間に渡って首席ピッコロ奏者を務め、フランスにおけるピッコロの第一人者として活躍してきた名手、ジャン=ルイ・ボーマディエが奏でるクラシック名曲集。「ハンガリー舞曲」「愛の悲しみ」といった有名曲や、「精霊の踊り」のようなフルート名曲集でおなじみの作品、さらにベームやアンデルセン、ゴーベールといったフルート奏者にとってはお馴染みの作曲家の作品を、ピッコロで違和感なく披露しています。

Onyx
ONYX-4239(2CD)
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調
ピアノ三重奏曲第2番 ニ短調 Op.9(1906年改訂版)
2つのサロン風小品 Op.6(ロマンス、ハンガリー舞曲)
ヴァイオリンとピアノのためのロマンス
ゴパック(原曲:ムソルグスキー)
2つの小品 Op.2(前奏曲、東洋風舞曲)
チェロとピアノのためのロマンス(1890)
チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
パヴェル・ゴムツィアコフ(Vc)、
アンドレイ・コロベイニコフ(P)、
タチアーナ・サムイル(Vn)

録音:2020年12月&2021年1月、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院大ホール(ロシア)
ロシアの新世代を代表する名手が揃ったラフマニノフの室内楽作品集!デュメイ、ピリス、ゲルギエフがその才能を高く評価し、ピリスと共演したアルバム(ドイツ・グラモフォン)はグラミー賞にもノミネートされたパヴェル・ゴムツィアコフ(Vc)、2004年第3回スクリャービン国際コンクール優勝、2005年第2回ラフマニノフ国際コンクール第2位&聴衆賞受賞など、数々のコンクール受賞歴と海外公演歴を持つアンドレイ・コロベイニコフ(P)、そして2014年のソチ・オリンピック閉会式でソリストの大役を務めあげ、「伝統的なロシア・ヴァイオリンの系譜における最高傑作」と称されたタチアーナ・サムイル(Vn)。素晴らしい実力を有する3名が、母国の偉大な作曲家、若きラフマニノフが遺した室内楽作品の魅力に迫ります。

LAWO Classics
LWC-1242(1CD)
ラウドマウス・ビューティー〜バストロンボーンのための演奏会用小品集
1. ベンテ・ライクネス・トーシェン(b.1980):ラッシュ・ダークネス - グレアリング・ライト
2-4. エルンスト・ザクセ:トロンボーン協奏曲ヘ長調
5. アンリ・トマジ(1901-1971):生きるべきか死ぬべきか
6-8. トシュタイン・オーゴール=ニルセン(b.1964):エルダの娘たち
9. ヤン・サンドストレム(b.1954):ロッタへ捧ぐ歌
10. チャールズ・スモール(1927-2017):カンバセーション
11. アレクセイ・レベデフ(1924-1993):バストロンボーン協奏曲第1番
クレア・ファー(バストロンボーン)、
スヴェッレ・リーセ(トロンボーン/tr.7)、
ペッテル・ヴィンルート(トロンボーン/tr.10)、
シセル・ヴァルスタ(ハープ/tr.9)、
インゲル=リーセ・ウルスルード(オルガン/tr.2-4)、
シーグスタイン・フォルゲルー(P/tr.11)、
ノルウェー・トロンボーン・アンサンブル(tr.5)

録音:2021年5月28日、8月30日&9月6日、NRKラジオ・コンサート・ホール(オスロ、ノルウェー)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz
ノルウェー放送Oバストロンボーン奏者、クレア・ファーによる魅惑のリサイタル・プログラム。クレア・ファーは、ノルウェー国立音楽大学を卒業後、フリーランスの音楽家として、オスロPO、ノールショピングSOを長期にわたり歴任し、ノルウェーやヨーロッパの多くのオーケストラ、アンサンブルと共演。2013年からは、現在のノルウェー放送Oバストロンボーン奏者のポジションに就いています。
本アルバムでは、トロンボーン4大協奏曲のひとつに数えられるザクセの協奏曲から、柔らかく、愛情に満ちたメロディが描かれたサンドストレムの 「ロッタへ捧ぐ歌」、シェイクスピアのハムレットの独白からインスピレーションを得て作曲された、トマジの 「生きるべきか死ぬべきか」(トロンボーン四重奏ではあるが、バストロンボーンがソロ(生死の質問に答える)という役割を持つ珍しい作品)、このレコーディングのために委嘱されたノルウェーの現代作曲家、ベンテ・ライクネス・トーシェンの新作まで、様々な編成で奏でるバストロンボーンのための作品を集約。力強くも時には繊細なメロディ、色彩感と柔軟性に富んだ音色で、オーケストラを支える低音楽器とはまた一味違った、バストロンボーンのソロ楽器としての魅力を引き出しています。

fra bernardo
LWC-1240(1CD)
乱暴な優しさ/シュケリピ/ポラコ
ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(b.1963):乱暴な優しさ(弦楽四重奏とバンドネオンのための)〔筋肉質のタンゴ、
ゆっくりしたミロンガ、グルーヴィーなミロンガ(スケルツォ)〕
シュケリピ(P、チェロ、バリトンとバンドネオンのための、ヤン・エーリク・ヴォルの詩)〔世界の道、単語テスト(自己掘削)、
気をつけて、ポルノ詩、詩人と世界、文化週間、GNORE民謡*〕**
ポラコ(弦楽四重奏とバンドネオンのための)〔前奏曲(エネエルジーコ)、
時、ポルスカ(ファンデンのポルスダンス)、葬送のタンゴ(ショパンによる)
ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(バンドネオン)、
ディオティマ四重奏団〔ユン=ペン・チャオ(Vn)、コンスタンス・ロンザッティ(Vn)、フランク・シュヴァリエ(Va)、ピエール・モルレ(Vc)〕
GLO2020〔ベルント・オーラ・ヴォールングホーレン(バリトン、lurk*)、クリスチャン・イーレ・ハドラン(P)、オイヴィン・ギムセ(Vc)〕

録音:2020年8月3日-4日、マヌーリ・スタジオ(パリ)&2020年9月26日-27日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)**
ノルウェーのバンドネオン奏者で作曲家のペール・アルネ・グロルヴィーゲン(b.1963)の3つの作品。「Tango(タンゴ)」と「Angst(不安)」を組み合わせて「tangst」と彼が呼ぶ、バンドネオンの加わった室内楽のための音楽です。ド・ラクロの小説『危険な関係』からインスピレーションを得て「撞着語法(オクシモロン)」によるタイトルをつけた「Violent Tenderness(乱暴な優しさ)」と、アルゼンチン・タンゴのシンガー、ロベルト・ゴジェネチェのニックネームで「ポーランドの」を曲名にした「Polaco(ポラコ)」の2曲は、世界的に活動するフランスのディオティマ四重奏団との共演。
「Kykelipi(シュケリピ)」は、グロルヴィーゲンがハイスクールの時代に知り、「いかめしく真面目でロマンティックなものとばかり思っていた『詩』に対する見方から解き放ってくれた」と言うヤン・エーリク・ヴォルの1969年の詩集『Kykelipi』から採った詩に作曲したピアノ、チェロ、バリトンとバンドネオンのための歌曲集。終曲「GNORE民謡」では、長さ約2mの柳の棒の一端に靴をくくりつけて共鳴箱を叩いて演奏する「lurk」という珍しいリズム楽器(ノルウェーの音楽グループ「Vommol Spellmannslag」が開発)が用いられています。グロルヴィーゲンが2020年に結成、サーリアホ、シューベルト、ピアソラやバッハの作品を演奏してきた気鋭のアンサンブル 「GLO2020」による録音です。

TRPTK
TT-K0048(1CD)
ブラックバード・(レ)ヴォリューション
ウェーバー:協奏的大二重奏曲 Op.48
ベルク:クラリネットとピアノのための4つの小品 Op.5
パオロ・ゴリーニ:ブロークン・チェーン
ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
ボリス・ベゼマー:アイ・ラヴ・ユー
ジェラルド・ゴッツィ:ザ・アンダーウォーター・ライフ・オヴ・バス・クラリネット
デュオ・エバノ〔マルコ・ダネージ(Cl)、パオロ・ゴリーニ(P、キーボード)〕

録音:2019年11月
デュオ・エバノはジュゼッペ・ヴェルディ音楽院が主催した室内楽プロジェクトで出会ったイタリア人クラリネット奏者のマルコ・ダネージとパオロ・ゴリーニがアムステルダムで再会したことを機に結成されました。彼らのファースト・アルバムとなった今作では、特徴でもある古典作品だけでなく現代作品も積極的に取り上げており、ピアノだけでなくキーボードも用いて独自の音楽を表現しています。
TRPTK
TTK-0044(1CD)
ピート=ヤン・ファン・ロッスム:ピッコロとピアノのための俳句「Anemoon tot wolk」
アラン・セガール:最後のカクテル
バート・スパーン:ハロ(Halo)
ヤン・フリーント:ピッコロとピアノのためのソナタ
ネッド・マガウアン:Rickshaw Zip
イロンカ・コルソフ(ピッコロ)、
ラルフ・ファン・ラート(P)

録音:2019年8月
「ピッコロは新しい時代に入った」と語るイロンカ・コルソフ。彼女はピッコロを自律的なソロ楽器であると捉え、オランダでピッコロ・プロジェクトを設立しました。多くのオランダの作曲家の協力を得てレパートリーを拡げており、その中からピッコロとピアノの編成による作品を集めて収録しています。ピッコロという楽器の多様性と表現力の可能性を感じさせるイロンカ・コルソフの演奏にご注目ください。

Ars Produktion
ARS-38302(1SACD)
オーボエ、ファゴットとピアノのための室内楽曲集
フランセ:オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲(1994)
ダニエル・シュナイダー(b.1961):オーボエとファゴットのための組曲「シンフォニーク」(2019)
プーランク:オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲 Op.43(1926)
ヴィラ=ロボス:オーボエとファゴットのための二重奏曲 W 535(1957)
クリストフ・ハルトマン(Ob)、
マティアス・ラーチ(Fg)、
アンナ・キリチェンコ(P)

録音:2019年11月
20世紀から21世紀にかけて作曲されたオーボエ、ファゴットとピアノのための作品集。それぞれの作曲家の特徴を名手たちが見事に表現。まるで語り合っているかのような多彩な音楽が聴きどころです。
オーボエは、1992年からBPOの首席奏者であるクリストフ・ハルトマン。ソリストとしてだけでなく、アンサンブルでも活躍する彼は、このアルバムでも世界的に評価されている圧巻のパフォーマンスをみせています。
ファゴットのマティアス・ラーチは、2001年には「プラハの春」国際コンクールで1位、ARDミュンヘン国際音楽コンクールのファゴット部門でも2位を獲得。チューリッヒ・トーンハレOおよびルツェルン祝祭Oの首席奏者を務めている名手が変幻自在の表現力で聴かせます。
Ars Produktion
ARS-38346(1SACD)
マンドリンのハンブルク・ガイド
石橋敬三(b.1983):サザナミガゼル
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787)(フロリアン・クラウス・ルンプ編):アレグロ WKO 198
マーク・サマー(b.1951)(ルンプ編):Julie-O
ラファエレ・カラーチェ(1863-1934):前奏曲第16番 Op.152
クリス・アクアヴェッラ(b.1975):ジャーニー・トゥ・パザルジク
堀雅貴:Remembrance Op.12
ヴィクター・キオラフィデス(b.1961):Diferencias
堀雅貴:Remembrance2 Op.25
フロリアン・クラウス・ルンプ(b.1986):Irish Stew
石橋敬三:朝日 ハ ノボル
堀雅貴:Remembrance3 Op.26
ルンプ:子守唄
アルバート・ジョン・ウェイト(1866-1945)(ルンプ編):マイ・レディ・ジャズ
フロリアン・クラウス・ルンプ(マンドリン、バロック・マンドリン、オクターヴ・マンドリン、リュート・カンタービレ)

録音:2021年5月22日-26日(ハンブルク)
フロリアン・クラウス・ルンプは、7歳からマンドリンを始め、ケルンの音楽舞踊大学で学びました。このアルバムでは、様々な種類のマンドリンを駆使して、石橋敬三などの現代活躍しているアーティストの作品を中心に収録。マンドリンの素朴で明るい音色を活かした温かい音楽に溢れたアルバムに仕上がっています。
Ars Produktion
ARS-38339(1SACD)
音楽の真珠〜フルートとハープのための20世紀のオリジナル作品集
デジレ=エミール・アンゲルブレシュト:フルートとハープのためのソナタ Op.56(1919)
ローウェル・リーバーマン:ソナタ Op.56(1996)
アミ・マアヤニ:フルートとハープのためのアラベスク第2番(1973)
ネッド・ローレム:ブック・オヴ・アワーズ(1975)
ルトスワフスキ:フルートとハープのための3つのフラグメント(1953)
レ・コニヴァンス・ソノール〔オディル・ルノー(Fl)、
エロディ・レボー(Hp)〕

録音:2021年1月
2014年にオディル・ルノーとエロディ・レボーによって創設されたフルートとハープという珍しい組み合わせで生まれたデュオ、レ・コニヴァンス・ソノール。彼女たちは18世紀から現代曲まで幅広いレパートリーを持っており、このアルバムでは20世紀のオリジナル作品を、彼女たちならではの息の合った演奏で披露しています。

Guild
GMCD-7827(1CD)
スーザン・スペイン=ダンク&ルース・ギップス:ヴァイオリンとピアノのための作品集(世界初録音)
スーザン・スペイン=ダンク(1880-1962):ソナタ第3番 ハ短調(c1910)、
 ヴァイオリン・ソナタ ロ短調よりロマンス(1908)、
 レ・シルフィード(c1926-29)
ルース・ギップス(1921-1999):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ Op.42(1954)、
 ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ Op.27a(1943)、
 エヴォケイション Op.48(1956)
パトリック・ウェストネージ(Vn)
エリザベス・ダン(P)

録音:2021年8月-10月(イギリス)
2人のイギリス人女性作曲家による、ヴァイオリンとピアノのための作品集、世界初録音! イギリス南東部の海辺の町フォークストンの出身であったスーザン・スペイン=ダンク(1880-1962)は早くからヴァイオリンの才能を発揮し、21歳のときにギルドホール音楽院に入学、その後王立音楽院(RAM)で作曲とヴァイオリンを学びました。同世代の音楽家としては、ヨーク・ボーウェン、ベンジャミン・デイル、アーノルド・バックス、マイラ・ヘスなどの名を挙げることができます。これまでに録音されたもののなかでは、弦楽四重奏のための作品の人気が高いほか、オーケストラのための楽曲も数多く残しており、それらはプロムスでも取り上げられています。ルース・ギップス(1921-1999)もイギリス南海岸の海辺のリゾート地、ベクスヒル=オン=シーに生まれた作曲家で、彼女は16歳の時に王立音楽院に入学、後にダラム大学に移って、ゴードン・ジェイコブやレイフ・ヴォーン・ウィリアムズらに師事しました。彼女もオーケストラのための優れた作品を数多く残しており、Chandosレーベルからは交響曲第2番や第4番を収めたCD(CHAN20078)がリリースされています。ギップスは当時の女性に対する差別意識に大きな影響をうけた人物でもあり、その点でも重要視すべき作曲家だと言えるでしょう。

ALPHA
ALPHA560(1CD)
ブリッジ、ブリテン、ドビュッシー:チェロ・ソナタ集
ブリッジ:チェロ・ソナタ ニ短調 H. 125
ドビュッシー:チェロ・ソナタ L. 135
ヤナーチェク:おとぎ話
ブリテン:チェロ・ソナタ Op. 65
トルルス・モルク(Vc)
ホーヴァル・ギムセ(P)

録音:2021年6月 ソフィエンベルク教会、オスロ、ノルウェー
ノルウェー出身の名手トルルス・モルクが、20世紀に生まれた4つのチェロ作品を収録したアルバムをALPHAからリリース。第1次世界大戦中 に書かれたブリッジとドビュッシーのソナタは、戦争への絶望、抵抗、平和や美への希求など当時の世相と作曲家の心理状態が大きく反映し たもの。ブリッジに才能を見出されたというブリテンが1961年に書いたソナタは名手ロストロポーヴィチとの出会いから生まれており、彼に捧げ られています。ヤナーチェクが1910年に書いた3楽章の作品は「おとぎ話」と名付けられ、ヴァシリー・ジュコーフスキーの詩に基づいて作曲され たもの。モルクはこれらの作品に寄り添いうように歌い、大きな包容力で聴かせます。ピアノは長年共演を続けるホーヴァル・ギムセ。

ALPHA
ALPHA-871(1CD)
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調 (Pと八重奏版)ほか
1. フィリップ・グラス(リーズ・ボレル編):Invitation 〜映画『フォッグ・オブ・ウォー』 より
2. ダヴィッド・シャルマン(1980-):ゲタリー …世界初録音
3. サン=サーンス:水族館(ソロ・ピアノ版) 〜『動物の謝肉祭』 より
4. アルベルト・イグレシアス(1955-):O Night Divine 〜映画『O Night Divine』 より
5-7. ラヴェル(ルカ・アンリ編):ピアノ協奏曲 ト長調 (Pと八重奏版)
8. アルベルト・イグレシアス:Piano Bar y coro infantil (「 Salvador 」)〜映画『ペイン・アンド・グローリー』 より
9. ストラヴィンスキー:ロシアの踊り 〜『ペトルーシュカ』 より
10. ホセ・アントニオ・ドノスティア(1886-1956):悩み 〜『21のバスク風前奏曲』 より
11. アルベニス:海辺にて 〜『旅の思い出』 より
12. ラモー:未開人 〜『新クラヴサン組曲集』 より
13. サラサーテ:ピエールと子守歌 Op. 17
14. クープラン:バスク人 〜『クラヴサン曲集第2巻』 より
15. アルマン・アマール(1953-):ゲルシュタインのテーマ(Vnとピアノ版) 〜映画『ホロコースト-アドルフ・ヒトラーの洗礼-(Amen.)』 より
16. マックス・リヒター(ドミトリー・スミルノフ編):Andante/Reflection (End Title) 〜映画『戦場でワルツを』 より
17. イーグルス/ニコラ・ヴォルムス編曲:ホテル・カリフォルニア
18. ラ・ファム/ニコラ・ヴォルムス編:Sur la planche
オーレル・マルタン(P、芸術監督)
ドミトリー・スミルノフ(Vn)…5-7、13、15、16
アドリエン・ボワソー(Va)…5-7、16
カロリーヌ・シプニエフスキ(Vc)…5-7、16
セレスタン・ゲラン(Tp)…5-7
マチルド・カルデリーニ(Fl)…5-7
アモリ・ヴィデュヴィエ(Cl)…5-7
ニコラ・ラモト(打楽器)…5-7
ドミ・エモリーヌ(アコーディオン)…5-7
ヴィクトル・ジャコブ(指)…5-7

録音:2022年4月ラ・ファブリク・ド・オンド、サンペー=シュル=ニヴェール、フランス
パリ音楽院のほかクレモナやロンドンでも学んだピアニスト、オーレル・マルタンが、故郷であるフランス領バスクの港町ゲタリーに思いを馳せて 作ったアルバム。メインとなるのはバスク地方出身の大作曲家ラヴェルによるピアノ協奏曲で、ここではピアノと8人の奏者による小規模編成 にアレンジされた版を使用しており、気心の知れた友人たちと息の合った演奏を聴かせます。そのほかバスクや海の印象を元にした、あるいは 近い雰囲気を持つ有名無名の曲が集められた、たいへん美しいアルバム。ラストには、原曲の持つイメージを大胆にデフォルメして重いピアノ 曲に生まれ変わった「ホテル・カリフォルニア」と、フランスのバンド、ラ・フェムの曲をほぼそのままピアノに置き換え中間部にサン=サーンスの「水 族館」のフレーズを挿入した「Sur la planche(サーフボードの上で)」という、ロック作品を2曲収録しています。

Biddulph
BIDD-85017(1CD)
ミュージカル・アート四重奏団
米コロムビア録音集 - ハイドン&シューベルト

ハイドン:弦楽四重奏曲 ハ長調 Op. 54No. 2Hob.III:57
 弦楽四重奏曲 ニ長調 Op. 64No. 5「ひばり」*
シューベルト:弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op. 125No. 1D. 87**
 弦楽四重奏曲第11番ホ長調 Op. 125No. 2 D. 353〜III Menuetto#
 弦楽四重奏曲第13番 「ロザムンデ」 Op.29D. 804##
 きけきけひばり D. 889(コンラッド・ヘルド編)+
ミュージカル・アートQ【サッシャ・ヤコブセン(Vn1)、バーナード・オッコ(Vn2)、ポール・バーナード(Vn2)、ルイス・カウフマン(Va)、マリー・ルマート・ロサノフ(Vc)】

録音/原盤
1927年1月27日、4月7日 US Columbia 97320/22-D [set 69] (W 98326/27, W 98309/10& W 98328)
1927年4月21日 US Columbia 973*
1928年3月28日 British Columbia 6473/75(W 98488/92)**
1928年3月12日 US Columbia 67416-D [in set 86] (W98487)#
1928年1月9、11、12日 US Columbia 67413/16-D [set 86] (W98435/36, W98440/42& W98446/47)##
1928年4月11日 British Columbia 6475 (W 98517)+
ジュリアード音楽院の前身Instiute of Musical Artの教師と卒業生たちが1926年に結成したミュージカル・アート四重奏団(MAQ)。その米コロ ムビア録音を復刻・集成しました。MAQは、まだ室内楽の人気が高くなかった時代のアメリカで、ペロレ四重奏団(ヴィオラのリリアン・フックスが在籍)と 共に、アメリカ生まれの気鋭のSQとして注目され、MAQを聴いたグレゴール・ピアティゴルスキーは「今まで聞いたSQのベスト」 と称賛しました。 20年以上の活動歴がありながら録音が少なく、また冒頭に収められたハイドンの作品54-2はハイドンの弦楽四重奏曲の(抜粋ではなく全楽章を通 しての)世界初録音であったことから、これは貴重な復刻です。ハイドンとシューベルト、それぞれの「ひばり」にちなんだ曲を収めているのも目を引きま す。 創設者でリーダーのサッシャ・ヤコブセンは帝政ロシアの支配下にあったヘルシンキでユダヤ系の家族に生まれました。レオポルト・アウアーに学びました が、その後帝政ロシアの不安定化で国外へ逃れ、アメリカに渡り、そこで活躍します。ガーシュウィンが1921年に作曲した"Mischa, Yascha, Toscha, Sascha"のサッシャとはヤコブセンのことで、当CDのブックレット最終ページにはこの曲の歌詞が印刷されています(ちなみに、ミッシャはエルマ ン、ヤッシャはハイフェッツ、トッシャはザイデル)。 原盤解説書には弦楽器演奏の歴史に詳しいタリー・ポッター氏による充実した解説(英文12ページ)が掲載されています。

ES-DUR
ES-2086(1CD)
NX-B09
ホルンとピアノのための作品集
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op. 70- ホルンとピアノのために
グノー:6つのメロディ-ホルンとピアノのために
R・シュトラウス:ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 (ホルンと2台ピアノ版)
キルヒナー(1942-2020):トレ ポエミ-ホルンとピアノのために
アドリアン・ディアス・マルティネス(Hrn)
小田井郁子(P)
ウルリケ・パイヤー(P)

録音:2021年5月29、30日、6月5-7日
シューマンの言葉「始めに湧いた想いは、えてして最高で一番自然なものだ」をきっかけに、スペインのホルン奏者アドリアン・ディアス・マルティネスが作 品の「生まれたての姿」に迫ろうとしたアルバム。タイトルの「Manu Scriptum」は、ラテン語で「手書き」を意味します。 マルティネスは、デュッセルドルフとツヴィッカウのシューマン研究所の協力で「アダージョとアレグロ」の自筆譜(タイトルは「ロマンスとアレグロ」)を研究。上 に挙げたシューマン自身の言葉に反して加筆修正が多く書きこまれ、判読に苦労しましたが、当時のシューマンの考えや心境に触れる思いだったそう です。 グノーの「6つのメロディー」は自筆譜が見つからなかったものの、1839年に出版された初版楽譜を見つけることが出来たので、これを使用。リヒャルト・ シュトラウスの「ホルン協奏曲第2番」は、オーケストレーション前のピアノ伴奏による自筆譜が存在したことが判明しており、自筆譜そのものは所在不 明ながら、研究者や関係者の協力でそのコピーを見ることが出来ました。そこではピアノ・パートが3段、時に4段で書かれていたため、この録音では2 台ピアノで演奏しています。 最後に置かれたキルヒナーの作品は名ホルン奏者マリー=ルイーズ・ノイネッカーに捧げられた曲。ノイネッカーに師事した マルティネスは、この作品に込められた新しい響きや音色、演奏効果の追求を丹念に表現し、このアルバムを彼女に捧げています。 共演は1992年 からハンス・アイスラー音楽大学で伴奏者を務める小田井郁子。 ※ ブックレットにはアドリアン・ディアス・マルティネスによる解説の日本語訳が掲載されています。

DB Productions
DBCD-203(1CD)
Reflections リフレクションズ
コープランド:『アパラチアの春』
ガーシュウィン:「アイ・ガット・リズム」変奏曲(イアン・ファリントン編)*
 「ウタンミラからの眺望」によるリフレクション
スヴァンテ・ヘンリソン(1963-):コープランド:『アパラチアの春』(エンディングの異稿版)
ヴェステロース・シンフォニエッタ
サイモン・クロフォード=フィリップス(指,P)
リナ・ニーベリ(ヴォーカル)

録音:2021年6月7-11日
ストックホルムを拠点に活躍するイギリスの指揮者サイモン・クロフォード=フィリップスが指揮するさまざまな作品を集めた1枚。アルバムはコープランドの 『アパラチアの春』で幕を開け、ガーシュウインの「アイ・ガット・リズム」変奏曲が続きます。メインとなるのはスウェーデンの伝承曲「Visa fran Utanmyra ウタンミラからの眺望」の旋律を元に、7人の現代作曲家が書き上げた曲集で、各々5分未満の小品ですが、作曲家の個性が生かされ た聴きごたえのあるものとなっています。アルバムの最後には『アパラチアの春』の終曲の異稿版を収録。こちらも興味深い選曲になっています。 ヴェステロース・シンフォニエッタは1883年創設された、現在33人のメンバーからなるオーケストラ。定期コンサートや子供、若者向けのコンサートなどを 含めた幅広い活動で多くの聴衆を魅了しています。

Channel Classics
CC-72916(1SACD)
ムーネへのオマージュ 〜ラヴェル:ヴァイオリンのための作品集
(1)フォーレの名による子守歌
(2)ヴァイオリン・ソナタ ト長調
(3)ヴァイオリンとピアノ・リュテアルのための演奏会用狂詩曲『ツィガーヌ』
(4)ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
リナ・トゥール・ボネ(Vn)
マルコ・テストーリ((4)チェロ)
ピエール・ゴア((1)(2)ピアノ、(3)ピアノ・リュテアル)

[使用楽器]
ヴァイオリン:1724年Carlo Tononi製 / 弓:1915年Jules Fetique製
チェロ:2020年Renzo Mandelli製 / 弓:Louis Bazin製
ピアノ:1935年Hautrive社製
ピアノ・リュテアル:1910年プレイエル社製ピアノにリュテアルを取付けて演奏
録音:2022年3月4-7日/ベルギー、ブリュッセル、楽器博物館(MIM)
近年評価が著しく高まっているスペインのヴァイオリニスト、リナ・トゥール・ボネがラヴェルの作品集をリリース。フランスの名女流ヴァイオリニスト、エレーヌ・ ジュルダン=モランジュ(1892-1961)へのオマージュとなっており、これまで古楽中心のレパートリーで攻めてきたボネの新境地がうかがえる意欲作です。
エレーヌ・ジュルダン=モランジュはラヴェルから「Moune ムーネ」の愛称で呼ばれ厚い信頼をうけた人物で、『ヴァイオリンとチェロのためのソナタ』(1921) の初演を任され、『フォーレの名による子守歌』(1922)、『ヴァイオリン・ソナタ』(1923-27)も彼女のために書かれました。また技巧的な『ツィガーヌ』 (1924)の作曲にあたっても、パガニーニの『24の奇想曲』を参考にしつつ、ラヴェルは彼女からヴァイオリン書法への多くの助言をもらいます。
エレーヌは関節リウマチを患い、若くして演奏活動からリタイアせざるを得ませんでした。完成した『ツィガーヌ』も弾くことが出来ず、献呈・初演者はヨアヒ ムの血を引くハンガリーのヴァイオリニスト、イェリー・ダラーニとなりました。1927年の『ヴァイオリン・ソナタ』初演もやはり同じ理由でエネスコにその任 がまわります。しかしエレーヌの存在があったからこそ、これら一連のヴァイオリン作品が生まれたことを忘れてはなりません。
ラヴェル時代の弓とガット弦、歴史的ピアノを使用した演奏です。『ツィガーヌ』では作曲家自身が指定しているもののあまり聴く機会のない「ピアノ・リュテ アル」が登場。これはツィンバロンのような音色が出せるアタッチメントをピアノに取り付けたもので、ロマ音楽を表現したこの曲においてきわめて独特な効果が 発揮されます。ボネの活き活きとして緩急自在な表現もみごとで、エレーヌへの強い思いがアルバム全体を彩る音色と雰囲気にみずみずしい生命力を付加してい ます。

MIRARE
MIR-626(1CD)
モーツァルト:クラリネット作品集
(1)クラリネット協奏曲イ長調K.622
(2)クラリネット五重奏曲イ長調K.581
ラファエル・セヴェール(Cl)
ラルス・フォークト(指)パリ室内O(1)
モディリアーニSQ(2)

録音2021年10月6-8日フィラルモニ・ド・パリ(1)
2022年2月1-2日サル・コロンヌ(2)
フランスの若き天才クラリネット奏者セヴェール待望のモーツァルト。1994年生まれ、日本クラリネット協会主催ヤング・クラリネット・コンクールに12歳でグ ランプリ受賞、クラリネット界の未来を担う逸材と期待されています。
当アルバムは共演の豪華さも注目。協奏曲は名ピアニスト、ラルス・フォークトが指揮を務めるパリ室内O、五重奏曲はモディリアーニSQが花 を添えています。フランス風にオシャレで洗練された音楽作りながら、熱いエネルギーも感じさせ充実感たっぷり。要注目のクラリネット奏者です。

MDG
MDG-60322452(5CD)
グラズノフ:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲 第3番ト長調 作品26「スラヴ」
弦楽四重奏曲 第5番ニ短調 作品70
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 作品10
弦楽のためのエレジー 作品105
弦楽四重奏曲第4番イ短調 作品64
弦楽四重奏のための組曲 ハ長調 作品35
弦楽五重奏曲 イ長調 作品39
ミハイル・スターリング(Vc)
弦楽四重奏曲第6番変ロ長調作品106
5つのノヴェレッテ作品15
弦楽四重奏曲第1番ニ長調 作品1
弦楽四重奏曲第7番ハ長調 作品107『過ぎ去りし日々へのオマージュ』
ユトレヒトSQ

録音:2003年〜2011年
オランダの実力派カルテット、ユトレヒトSQが長年取り組んできたグラズノフの弦楽四重奏曲の録音が5枚組の全集として発売されます。グラズノフ は、7曲の弦楽四重奏曲を残していますが、作曲年は17才の天才作曲家として当時の聴衆を驚かせた第1番から、晩年ソ連からパリに移った時に書かれた第7番 までの長きにわたっており、グラズノフの創作スタイルの変遷が弦楽四重奏曲を通して感じ取ることができます。 (Ki)
MDG MDG-90322586(1SACD)
ヨハン・ウィルヘルム・ウィルムス:フルートのための室内楽作品集 Vol.2
ソナタ イ長調 作品33
トリオ ニ長調 作品6
ソナタ ニ長調 作品18‐1
ソナタ ト長調 作品18‐2
ヘレン・ダブリングハウス(Fl)
セバスティアン・ベラクダル(P)
ハンナ・ヴィンツェンス(Vc)
ベートーヴェンと同時代を生きた作曲家ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムスによるフルートとピアノのためのソナタ集第2集。 ヴィルムスは、ライン川中流部右岸のベルギッシェスラント地方の小さな村にに生まれ、父や兄からピアノと作曲の手ほどきを受け、フルートを独学で学びます。 1791年19歳のときにアムステルダムに渡り、そこでフルート奏者、ピアニスト、オルガニスト、そして興行師としても活躍。その後、アムステルダムの裕福な美術 収集家の娘と結婚し、彼も大きな恩恵を受けます。そして暇を見つけては、作曲をするという生活をしていましたが、それでも彼の作曲家としての評判は高く、ライ プツィヒのゲヴァントハウスでも演奏され、その演奏にはE.T.A.ホフマンも肯定的な批評を書いたとされています。ヴィルムスは、1815年オランダ王国が成立を きっかけに行われた、新たな国歌のコンテストを受け、見事に採用されます(1932年まで)。「外国人」であった彼の音楽が採用されたというのは、彼の才能がオ ランダで広く認められていたということでしょう。
第1集( MDG90321496)に続く本作は、フルートとピアノの作品に加え、チェロを含んだトリオ作品も収録されています。チェロは、1800年前後に使用さ れていたピアノの低音・高音の弱点を単に補うのではなく、音楽的な相乗効果を持って書かれている点で、ロマン派の先駆的な作品です。そして作品33のソナタ は、フルートの扱い方を熟知したヴィルムスらしい充実した内容。ヘレン・ダブリングハウスの凛々しく心地よい音色は一音一音説得力があり、さらにMDGのバラ ンスの取れた録音による立体的な録音は、当時オランダのサロンで愛された名曲に新たな息吹を吹き込みます。 (Ki)
MDG
MDG-30722552(1CD)
ヨアヒム・ラフ:室内楽作品集Vol.2
弦楽四重奏第5番ハ長調 作品138
弦楽四重奏第7番変ホ長調 作品192-2
ライプツィヒSQ【シュテファン・アルツベルガー(Vn)、ティルマン・ビューニング(Vn)、イーヴォ・バウアー(Va)、ペーター・ブルンス(Vc)】
スイス出身の中期ロマン派の作曲家ヨアヒム・ラフ。リストの助手としてオーケストレーションを務めるなど評価されます。後に独立し、生涯に交響曲11曲、弦楽 四重奏曲8曲、協奏曲など200曲以上の作品を残しています。しかし、ラフ自身は優れたピアニストであったにも関わらず公開演奏会はほとんど行わず、自己宣 伝は苦手で私生活はつつましいものでした。晩年はフランクフルトのホッホ音楽院の院長に就任し後進の指導にあたっていました。今回ラフの生誕200年を記念 して、第1集(MDG-30721872)に続き、ライプツィヒSQが世界初録音となる弦楽四重奏曲第5番と『美しき水車小屋の娘』(Schone Mullerin) と呼ばれている第7番を録音しました。

Coviello
COV-92205(1CD)
ザルツブルクのつながり
〜モーツァルト父子&ミヒャエル・ハイドン

レオポルト・モーツァルト:セレナータ ニ長調 Sign. V 1451(1762頃)
モーツァルト:チェンバロ、ヴァイオリンとチェロのためのソナタ ヘ長調 K.13(1764)
ミヒャエル・ハイドン:ディヴェルティメント ニ長調より アンダンティーノ (1764)
 ラルゲット Perger Nr. 34(1763頃)
レオポルト・モーツァルト:チェンバロ、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲 イ長調 LMV XI:3(1750頃)
 アルペンホルンを伴うシンフォニア・パストラーレ (1755頃)
ヘニング・ヴィークラーベ(トロンボーン、アルペンホルン、指)
カプリコルナス・アンサンブ ル・シュトゥットガルト

録音:2021年3月9-11日シュトゥットガルト、マルティン・ルター福音教会
モーツァルト父子と、フランツ・ヨーゼフの弟ミヒャエル・ハイドンは同時期にザルツブルクで活動していました。古典派初期にあたる当時の頃のザルツブルクで は遊び心のある気軽で優雅な音楽が流行しており、3人もその趣味にあった音楽を残しています。トロンボーンや羊飼いの角笛が独奏に用いられた楽曲もあり牧 歌的な雰囲気が漂います。 (Ki)

TOCCATA
TOCC-0497(1CD)
NX-B03
ドナルド・フランシス・トーヴィ(1875-1940): 室内楽作品集 第3集〜チェロ・ソナタ全集
ドナルド・フランシス・トーヴィ:2つのチェロのためのソナタ ト長調(1912)*
バッハ:前奏曲 ハ短調 BWV 999(D.F.トーヴィによるチェロとピアノ編)(1887)#…世界初録音
トーヴィ:無伴奏チェロ・ソナタ ニ長調 Op. 30(1912頃)
トーヴィ:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op. 4(1900)#
アリス・ニアリー(Vc)
ケイト・グールド(Vc)*
グレーテル・ダウズウェル(P)#

録音:2008年7月4-6日
イギリスの音楽学者・作曲家ドナルド・トーヴィ。オックスフォード大学でヒューバート・パリーに作曲を学び、若いうちから作曲に勤しみました。卒業後 はヴァイオリニストのヨアヒムと親しくなり、ピアニストとしてブラームスのピアノ五重奏を演奏するなど、一連の室内楽コンサートで活躍。また当時最も優 れた音楽評論家の一人として活躍すると同時に、バッハやベートーヴェンのピアノ作品の校訂者としても名を遺しています。トーヴィは、20世紀を代 表するチェリストの一人、パブロ・カザルスとも親交があり、その交流からはチェロのための協奏曲と、このアルバムに収録された2つのチェロのためのソナ タが生まれています。どの曲もブラームスを思わせる息の長い旋律を持つとともに、無伴奏チェロ・ソナタの終楽章における巨大なパッサカリアでは超絶 技巧も要求されます。世界初録音となるバッハの前奏曲ハ短調の編曲は、12歳のトーヴィの手になるもの。もともとのリュート曲に美しいチェロの旋 律が加えられています。
TOCCATA
TOCC-0654(1CD)
NX-B03
ヘンリエッテ・ボスマンス(1895-1952):初期の室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ(1918)…世界初録音
アリエッタ(1917)…ヴァイオリンとピアノ版での世界初録音
ピアノ三重奏曲(1921)…世界初録音
ソラレク・ピアノ三重奏団【マリーナ・ソラレク(Vn)、ミリアム・ロウバリー(Vc)、アンドルー・ボットリル(P)】

録音:2022年4月6、7日
アムステルダム生まれの女性作曲家ヘンリエット・ボスマンスの室内楽作品集。音楽一家に生まれ、母親か らピアノを学びピアニストとして活躍。ヨーロッパ各地で演奏会を行い、とりわけ自国のロイヤル・コンセルトヘ ボウOとは数多くの共演を果たしています。彼女は10代の終わりから作曲を始め、まずピアノ曲や 室内楽曲を書き、その後はオーケストレーションを学び、協奏曲などの編成の大きな作品も遺しています。 このアルバムには彼女の20代前半から半ばの作品が収録されており、ヴァイオリン・ソナタとピアノ三重奏曲 は世界初録音となります。この時期の彼女の作品は、フランス印象派やスペイン民謡、そして中東からの影 響が感じられる情熱が迸るもの。バッハやレーガーを思わせるヴァイオリン・ソナタも聴きどころです。

Musiques Suisses
NXMS-7006(1CD)
アルベルト・メシンガー(1897-1985):弦楽四重奏曲第3番/第5番 他
弦楽四重奏曲第3番ニ短調 Op. 8(1923)
弦楽四重奏曲第5番「Colloqui」 Op. 48(1940/1954改訂)
ハニー・ビュルギ夫人のための葬送音楽(1938頃)
ラズモフスキーQ【ドーラ・ブラチコヴァ(Vn1)、アンドレア・ザクセル(Vn2)、ゲルハルト・ミュラー・ブラチェ(Va)、アリーナ・クデレヴィチ(Vc)】

録音:2021年7月21-23日
世界初録音
バーゼルで生まれたアルベルト・メシンガーは幼い頃から音楽に興味を示すも、音楽を学ぶことを許されたのは20歳になってからでした。まずベルン音楽院で 音楽理論とピアノを学び、ライプツィヒ音楽院に留学。ここで作曲をパウル・グレーナーに学びました。その後はミュンヘンで研鑽を積みましたが、経済的理由 で中断。スイスに帰国後は、カフェハウスでピアニストとして数シーズンを過ごしながら、合唱曲、室内楽曲、管弦楽曲などを作曲。この時期の作品が後にス イスの音楽界で注目を浴びることとなります。1937年にはベルン音楽院でピアノと音楽理論を教えるようになりましたが、数年後には健康上の理由から職を 辞し、スイス南部ヴァレー州のザースフェーで趣味の山歩きを楽しみながら、フリーランスの作曲家としての人生を送りました。1953年にはバーゼル市の音楽 賞を受賞、音楽学者のハンス・エッシュから「近年におけるスイスの作曲家の中で最も多才で想像力に富んだ人物」と高く評価されています。作風はマック ス・レーガーやR・シュトラウスの影響を受けており、半音階的和声から無調、1956年頃からは12音も取り入れた音楽は独自の魅力を放っていま す。 このアルバムにはいずれも世界初録音となる3つの作品を収録。弦楽四重奏曲第3番は、まるでモーツァルトの第15番の弦楽四重奏を思わせる開始部で すが、すぐに現代的な和声が加わり、この曲が20世紀の作品であることに気付かされることでしょう。第5番は「Colloqui 対話」と題された6つの楽章で構 成され曲。彼が自信を喪失していた頃の作品ですが、仕上がりは素晴らしく、とりわけ1954年の改訂版は簡潔な形式と無駄のない音使いが特徴です。 「ハニー・ビュルギ夫人のための葬送音楽」は彼を支援していた人物で、この曲は彼女が生前にメシンガーに委嘱していたもの。パウル・クレー作品のコレク ターでもあった夫人の個性的な性格を音楽で表現しています。

Goodies
78CDR-3876(1CD)
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調作品44 リュセット・デカーヴ(P)
ブイヨンSQ
ガブリエル・ブイヨン(Vn1)
アルベール・ロカテッリ(Vn2)
アンリ・ブノワ(Va)
カミーユ・ドゥローベル(Vc)

仏 DISQUES GRAMOPHONE DB5138/41
1941年3月18日パリ、ペルーズ・スタジオ録音
ピアノのリュセット・デカーヴ(1906-1993)は幼少時からマルグリット・ロン (1874-1966)に師事し、パリ音楽院では1923年にイヴ・ナット(1890-1956)のクラ スで一等賞を得た。その後音楽院でロンやナットの助手になり1947年に教授に選 任され1976年に引退するまでその地位にあった。門下生にはラベック姉妹、ブル ーノ・リグット、パスカル・ロジェ等がいます。ブイヨン四重奏団はガブリエル ・ブイヨン(1896-1984)によって結成された。ヴィオラのアンリ・ブノワとチェ ロのカミーユ・ドゥローベルはカペー四重奏団のメンバーだった。デカーヴと ブイヨン四重奏団はこのシリーズでフランクのピアノ五重奏曲(78CDR-3713)が 出ています。(グッディーズ)
Goodies
78CDR-3877(1CD)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第33番変ホ長調 K.481 リュセット・デカーヴ(P)
アンドレ・アスラン(Vn)

仏 DISQUE GRAMOPHONE W1573/74
1941年3月17日パリ、ペルーズ・スタジオ録音
ピアノのリュセット・デカーヴ(1906-1993)は幼少時からマルグリット・ロン (1874-1966)に師事し、パリ音楽院では1923年にイヴ・ナット(1890-1956)のクラ スで一等賞を得た。その後音楽院でロンやナットの助手になり1947年に教授に選 任され1976年に引退するまでその地位にあった。門下生にはラベック姉妹、ブル ーノ・リグット、パスカル・ロジェ等がいます。アンドレ・アスラン(1895-1993 )はフランスのヴァイオリン奏者。パリ音楽院出身。(グッディーズ)

Salamandre
SALAM-001(2CD)
「プラハ、パリ、ニューヨーク」
〜マルティヌー室内楽作品集

(1)3つの抒情的メロドラマ
(2)クラリネットとピアノの為のソナティーヌ
(3)三重奏曲 H300(フルート、ヴィオラとピアノ)
(4)トランペットとピアノの為のソナティーヌ
(5)バレエ「調理場レビュー」(フランス語朗読付き)
(6)バレエ「調理場レビュー」(チェコ語朗読付き)
アンサンブル・カリオペ
(5)ヴァンサン・フィギュリ(朗読)
(6)ソーニャ・チェルヴェナー(朗
読)

録音:2013年 12月,2014年 2,7月 フランス パリ
(5)(6)=世界初録音
マルティヌーの室内楽作品を集めた CD2枚。目玉は「3 つの抒情的メロドラマ」。1913年、 マルティヌーがまだ23 歳頃の作品。3曲ともハープを多用し、幻夢的色彩を広げた名曲。これ が世界初録音との記載がある。クラリネットとピアノの為のソナティーヌとトランペットとピアノの ためのソナティーヌは人気曲。三重奏曲はオリジナルはフルート、チェロとピアノだが、フラン ス,米国のフルート奏者ルイ・モイーズ(マルセルの息子)が、妻ブランシュ・オネガーがヴィオ ラで演奏するためにマルティヌーから許可を得て置き換えたもの。「調理場レビュー」は 1927年に初演された、小アンサンブル伴奏による 1幕のバレエ。レビューは英語のここから採られ た組曲の方が知られているかもしれないが、バレエは10 曲あり、ジャズを取り入れたりしていて コンパクトながら楽しめる作品。ここにはフランス語朗読とチェコ語朗読の2 種収録しています。 ソーニャ・チェルヴェナーはチェコのメッゾソプラノ。1960 年代にバイロイト音楽祭でも活躍し たという大ベテランで、録音当時は 88歳くらいだったはず。女優としてまだ活躍しています。ヴ ァンサン・フィギュリはフランスの俳優、音楽家、詩人。

KLARTHE
KLA-062(2CD)
シントニア五重奏団によるドビュッシー
■CD1
ドビュッシー:星の夜
眠る森のお姫さま
嫌な天気だから「もう森へは行かない」の諸相
アンジェラスの鐘
葉ずえを渡る鐘の音
ミンストレル(Vnとピアノ版)*
パントマイム/スケルツォ
春が来た
荒れた寺にかかる月
蝶々/金色の魚
ロマンス/まぼろし
ヴァイオリン・ソナタ ト短調*
■CD2
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(ブノワ・メニュによるピアノ五重奏版)
艶なる宴第1集
もう家のない子供たちのクリスマス(メニュによるソプラノとピアノ五重奏版)
チェロ・ソナタ ニ短調
噴水(メニュによるソプラノとピアノ五重奏版)
マラルメの2つの詩
尊室傑:霧の中の一片【世界初録音】
マヤ・ビリャヌエヴァ(S)、
ロマン・ダヴィド(P)
シントニア五重奏団【ステファニー・モラリー(Vn)*、ティボー・ノアリ(Vn)、キャロライン・ドニン(Va)、パトリック・ランゴ(Vc)】

録音:2018年1月3-8日エスパラナード
ソプラノのマヤ・ビリャヌエヴァとピアニストのロマン・ダヴィド、そしてシントニア五重奏団によるドビュッシーのアルバム。ブノワ・メニュ編曲による「牧神の午 後への前奏曲」のピアノ五重奏版など、このアルバムのために編曲された編曲作品も収録。またエピローグとしてベトナム人作曲家尊室傑による「霧の中の一片」 の世界初録音も収録しております。 (Ki)

Pentatone
PTC-5186987(1CD)
「受難」
(1)ハイドン:序曲 ニ長調 Hob.Ia:4
(2)ハイドン:「ベレニーチェ、何しているの?」Hob.XXIVa:10
(3)ベートーヴェン:シェーナとアリア「いいえ、心配しないで」WoO.92a
(4)モーツァルト:シェーナ「もうよい、すべてわかった」とロンド「心配しないで、愛する人よ」K.490)
(5)ハイドン:交響曲第49番ヘ短調Hob.I:49「受難」
(6)ハイドン:アリア「独り、物思いながら」Hob.XXIVb:20
(7)ベートーヴェン:シェーナとアリア「おお、不実なる者よ」Op.65
クリスティー ナ・ランツハー マ ー(S)
ベルリン古楽アカデミー、
ベルンハルト・フォルク(音楽監督)

録音:2020年9月10-13日イエス・キリスト教会、ダーレム(ベルリン)
PENTATONEレーベルからも積極的なリリースが続いている名人集団ベルリン古楽アカデミー。「受難」と題した当アルバムは名ソプラノ歌手クリスティーナ・ ランツハーマーを迎えて愛と憧れと喪失を歌ったハイドン、ベートーヴェン、モーツァルトのシェーナとアリア、そしてハイドンの交響曲第49番「受難」を収録してお ります。ベートーヴェンのイタリア語のアリアを含む1800年前後の最も優れた声楽作品と、劇的で表現力豊かな「受難交響曲」を牧歌的な素朴さから豪快な怒り まで、さまざまな角度からお届けします。
ベルリン古楽アカデミーは「ヘンデル:6つの合奏協奏曲&12の合奏協奏曲」(PTC-5186271)、「ヘンデル:オラトリオ『メサイア』(1742年ダブリン版)」 (PTC-5186853)、「テレマン:歌劇『ミリヴァイス』」(PTC-5186842)、「ハイドン:歌劇『無人島』」(PTC-5186275)をリリース。一方、ランツハーマー は、「ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』」(PTC-5186880)のマルツェリーネ役など数多くの録音で高い評価を得ています。

Arte dellarco Japan
ADJ-067(1CD)
ハイドン:バリトン・トリオ集
(1)第101番ハ長調 Hob.XI:101
(2)第96番ロ短調 Hob.XI:96
(3)第125番ト長調 Hob.XI:125
ハイドン:バリトン・トリオ集
(4)第109番ハ長調 Hob.XI:109
(5)第87番イ短調 Hob.XI:87
(6)第97番ニ長調 Hob.XI:97「エスターハージ侯爵の命名祝日のために」
ライナー・ツィパーリング(Br)、
若松夏美(Va)、鈴木秀美(Vc)

録音:2018年3月13-15日六花亭 ふきのとうホール(札幌)
エスターハージ候ニコラウスが愛好していた楽器「バリトン」。ヴィオラ・ダ・ガンバに似た楽器で共鳴弦をネックの後ろ側ではじくことができるのが特徴です。 ハイドンはこの楽器を含むおびただしい作品を残しておりヴィオラ、チェロを伴うバリトン・トリオは1770年代半ばまでに、少なくても126曲を残しています。当 アルバムには6曲を収録しました。
こんにちではほとんど弾かれなくなった「バリトン」を名手ライナー・ツィパーリングが演奏。若松夏美、鈴木秀美という古楽界の名手たちとともにハイドンが想 定した楽器で演奏、録音した当アルバムは非常に喜ばしいことと言えます。ハイドンのミニチュア・ワールドをご堪能ください! (Ki)

LAWO Classics
LWC-1238(1CD)
リチェルカーレ
ヨハン・クヴァンダール(1919-1999):弦楽三重奏曲 Op.12
フィン・モッテンセン(1922-1983):三重奏曲 Op.3
エドヴァルド・フリフレート・ブレイン(1924-1976):三重奏曲 Op.15
ベッティル・パルマル・ヨハンセン(b.1954):リチェルカーレ(1996)(弦楽三重奏曲のための)
SSENS Trio(エッセンス・トリオ)〔ソルヴェ・シーゲルラン(Vn)、ヘンニンゲ・ランドース(Va)、エレン・マルグレーテ・フレショー(Vc)〕

録音:2020年5月12日-13日、12月11日&2021年3月10日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)
「SSENS Trio(エッセンス・トリオ)」は、グリーグ三重奏団のソルヴェ・シーゲルランとエレン・マルグレーテ・フレショー 、オスロPOのヘンニンゲ・ランドースの3人が2014年に結成。これまでにベートーヴェンの弦楽三重奏曲(LWC1122)とモーツァルトの「ディヴェルティメント変ホ長調」(LWC1170)のアルバムを LAWO Classics に録音していました。
アルバム第3作となる今回はノルウェーの作曲家による4つの作品を演奏しています。ヨハン・クヴァンダール(1919-1999)が、新しいヨーロッパ音楽の中で独自の音楽表現を探求した「弦楽三重奏曲」。続くフィン・モッテンセン(1922-1983)の「三重奏曲」は、「自身の声」をもつ3つの弦楽器がそれぞれの旋律をダイナミックに交流させる作品で、当時のノルウェーでもっとも新しい技法と様式の音楽を追求した彼の、最初の公の場でのコンサートで演奏された作品です。エドヴァルド・フリフレート・ブレイン(1924-1976)の「三重奏曲」は、モチーフとテーマをリズミカルに展開させた変奏曲のスタイルによる1楽章の作品。そして古いスタイルの「リチェルカーレ」から始まり、予定調和の調性に従わない「新たな道」が探られる、ベッティル・パルマル・ヨハンセン(b.1954)の「リチェルカーレ」。すべて20世紀に生み出された作品で、過去の2つのアルバムとはまた違ったトリオの表情を楽しむことができます。

Da Vinci Classics
C-00584(1CD)
カインズ・エヴォリューション〜ケージ、マルティエッロ&ウゴレッティ
ケージ:ファースト・コンストラクション、セカンド・コンストラクション、サード・コンストラクション
ダヴィデ・マルティエッロ:ここでは悪魔以上のものが恐れられ
パオロ・ウゴレッティ:トロピカル・アイリッシュ、エレクトリック・サクラ
イクオス・パーカッション〔ルカ・ヴァノーリ、ジャンマリア・ロマネンギ、ファビオ・ズリアーニ、ジョルジオ・カルヴォ、ニコロ・ジョヴァンニ・デムルタス〕

録音:録音年月日、録音場所記載無し
打楽器とその発展の大部分は、現代音楽の世界、ひいては20世紀一般と密接に結びついており、イタリアのアンサンブル、イクオス・パーカッションは打楽器のために多くのものを築き上げた3人の作曲家、ケージ、マルティエッロ、ウゴレッティの作品を取り上げます。
イクオス・パーカッションは2016年結成。イタリアを中心とするヨーロッパからオーストラリア、そしてアジアの韓国、中国など世界各地で活躍するアンサンブルです。

Hyperion
CDA-68364(1CD)
ハイドン 弦楽四重奏曲集 Op.42, 77& 103
弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.42
弦楽四重奏曲 ト長調 Op.77-1
弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.77-2
弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.103
タカーチSQ〔エドワード・ドゥシンベア(Vn1)、ハルミ・ローズ(Vn2)、リチャード・オニール(Va)、アンドラーシュ・フェイェール(Vc)〕

録音:2021年4月、ローン・ツリー・アーツ・センター(アメリカ、コロラド)
グラミー受賞ヴィオリスト、リチャード・オニールが参加した新体制によるタカーチSQのハイドン!1975年にブダペストのフランツ・リスト音楽院の学生であったガボル・タカーチ=ナジらによって結成され、1977年エヴィアン国際弦楽四重奏コンクールで一等賞と批評家賞を獲得し国際的な注目を浴び、ポーツマス、ボルドー、ブダペスト、ブラティスラヴァ等多くのコンクールで優勝してきた世界最高峰のSQのひとつ、タカーチSQ。2020年6月には、グラミー賞受賞(+3度のノミネート)で知られる世界的ヴィオリスト、リチャード・オニールが新たなメンバーとして加わり、新体制となりました。
Hyperionレーベル移籍後のハイドンの弦楽四重奏曲は、過去にOp.71(CDA-67793)とOp.74(CDA-67781)をリリースしていますが、新体制ではこれが初。本作は「ロプコヴィッツ四重奏曲」として知られるOp.77の2曲と、老ハイドンの衰えぬ創意を物語る晩年のOp.103(最後の弦楽四重奏曲、未完)、そして短いながらも豊かな内容を持つOp.42の4作品を収録しています。過去作のハイドンは弦楽器の専門誌『The Strad』で非常に高く評価されており、新体制でのアプローチにも期待が高まります。

CAvi music
85-53496(2CD)
モーツァルト:弦楽四重奏曲集 Vol.5
弦楽四重奏曲第11番 変ホ長調 K.171
弦楽四重奏曲第13番ニ短調 K.173
弦楽四重奏曲第15番ニ短調 K.421
弦楽四重奏曲第3番 ト長調 K.156
弦楽四重奏曲第5番ヘ長調 K.158
弦楽四重奏曲第10番 ハ長調 K.170
弦楽四重奏曲第16番変ホ長調 K.428
アルミーダSQ

録音:2019年1月、2020年1月&3月&12月、ベルリン(ドイツ)
アルミーダSQによるモーツァルトの弦楽四重奏曲集第5弾。「弦楽四重奏の父」であるハイドンのオペラにちなんで名付けられ2006年にベルリンで設立されたアルミーダSQは、2012年にARDミュンヘン国際音楽コンクールで1等賞と聴衆賞更に6つの賞を受賞しカルテットとしての華々しいキャリアをスタートさせました。2014年〜2016年にはBBCの「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれています。またVol.3(8553032)は、BBCミュージック・マガジンで「Instrumental Choice」に選ばれ高い評価を得ています。シリーズ当初から変わらない、作品への徹底的な探求心から生まれる細部へのこだわりが反映されたその演奏は、鮮烈な印象と感動を与えてくれるものになっています。
CAvi music
85-53028(1CD)
エコール・ド・パリのヴィオラ
マルティヌー:ヴィオラ・ソナタ H.335(1936)
アレクサンドル・チェレプニン:ヴァイオリン・ロマンス イ長調 WoO(1922)(ヴィオラとピアノ版)
ティボール・ハルシャーニ(1898-1954):ヴィオラ・ソナタ(1953/54)
タンスマン:ヴィオラとピアノのためのアラ・ポラッカ(1985)
A.チェレプニン:ヴァイオリンとピアノのためのエレジー Op.43(1927)(ヴィオラとピアノ版)
マルセル・ミハロヴィチ(1898-1985):ヴィオラ・ソナタ Op.47(1941)
ディアン・メイ(Va)、
オリヴァー・トリーンドル(P)

録音:2019年12月、2020年1月、バイエルン放送スタジオ2、ミュンヘン(ドイツ)
第一次世界大戦と十月革命をきっかけに無数の芸術家たちが東ヨーロッパからパリへと移住しました。特にロシア人が多く、父ニコライ・チェレプニンとともにパリへ亡命したアレクサンドル・チェレプニンもその一人でした。A.チェレプニンは常に新しい音楽を求めており、「ヴァイオリン・ロマンス」では後期ロマン派の影響が感じられますが、「ヴァイオリンとピアノのためのエレジー」ではより近代的な響きを持っています。このアルバムでは、A.チェレプニンの他にも各国からパリに集い「エコール・ド・パリ」を結成した作曲家たちのヴィオラ作品が収められています。
ヴィオラ奏者のディアン・メイは2018年にARDミュンヘン国際音楽コンクールでヴィオラ部門の最優秀賞と聴衆賞、並びにいくつかの特別賞を受賞し、国際的に注目を集めました。2019年の秋からミュンヘンPOの首席ヴィオラ奏者を務め、2022年10月からはBPOの首席ヴィオラ奏者に就任予定です。

Chandos
CHAN-20256(1CD)
ファニー&フェリックス・メンデルスゾーン:室内楽作品集
メンデルスゾーン:ピアノ六重奏曲 ニ長調 Op.post.110MWV Q 16
ファニー・メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.11H-U 465、
 ピアノ四重奏曲 変イ長調 H-U 55
カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ

録音:2021年11月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
カリスマ的なプログラミングと卓越した音楽性で聴衆を熱狂させている気鋭のアンサンブル、カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴが『アメリカの五重奏曲集』(CHAN20224)と『コールリッジ=テイラー:初期室内楽作品集』(CHAN20242)に続きリリースする最新盤は、メンデルスゾーン姉弟の室内楽作品集!近年優れた作曲家として、急速に再評価されつつあるファニー・メンデルスゾーン(1805-1847)の貴重な室内楽曲2作品と、弟のフェリックス・メンデルスゾーンが15歳の時にわずか14日ほどで書き上げ、生前は出版されることの無かったピアノ六重奏曲を組み合わせ、天才姉弟の早熟さと、密接に絡み合っていながら異なる両者の音世界、そしてアンサンブルのフレッシュな音楽性を同時にアピールする1枚です。

ファニーの「ピアノ四重奏曲 変イ長調」は17歳の時に書かれたもので、ソナタ形式に対する挑戦ともいえる、伝統とは異なる何かを成し遂げようとする意志が感じられる作品。一方「ピアノ三重奏曲 ニ短調」は1847年4月に初演されたファニー最期の年の作品ですが、こちらもフィナーレなど驚くほど冒険的に書かれており、彼女がこの後プロの作曲家としてどんな活躍を見せたか想像したくなる意欲作です。間違いなくもっと広く演奏されるべき作品だといえるでしょう。フェリックスの「ピアノ六重奏曲 ニ長調」は、ピアノ、ヴァイオリン、2本のヴィオラ、チェロ、コントラバスという珍しい編成のために書かれた作品で、華麗なピアノパートは姉弟が熱中したウェーバーの「ピアノと管弦楽のための小協奏曲(コンツェルトシュテュック)」の影響を受けています。
Chandos
CHAN-20247(1CD)
ブリッジ&ブリテン:ヴィオラ作品集
ブリッジ:チェロ・ソナタ ニ短調 H125(エレヌ・クレモンによるヴィオラとピアノ編)、
 小川にしなだれて柳が茂っている H173(ブリテンによるヴィオラとピアノ編)、
 3つの歌曲 H76(中声、ヴィオラとピアノのための)
ブリテン:エレジー(無伴奏ヴィオラのための)、
 ラクリメ〜ダウランドの歌曲の投影 Op.48(ヴィオラとピアノのための)
エレヌ・クレモン(Va)、
サラ・コノリー(Ms)、
アラスター・ビートソン(P)

録音:2021年12月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
かつてフランク・ブリッジとブリテンが使用していたヴィオラを演奏するエレヌ・クレモンは、英グラモフォン誌で『最も優れた若手SQの1つ』と絶賛されたイギリスのアンサンブル、ドーリックSQのヴィオリスト。彼女はこの楽器を初めて演奏したときから、ブリッジとその愛弟子ブリテン、2人の作曲家と、両者を結びつけるこの特別な楽器のための証となるアルバムを作りたいという野望をもっていました。ブリテンは、第二次世界大戦の勃発でアメリカへの船旅に出なければならなくなったとき、ブリッジから餞別としてヴィオラを贈られ、その後、2人は二度と会うことはなかったといいます。ブリッジとブリテンのヴィオラ作品を、彼らの愛と尊敬のシンボルであった楽器で録音し、彼らが耳にしたであろう音を作り出したい。彼女の野望は2021年の冬、サラ・コノリーとアラスター・ビートソンを迎えた豪華メンバーによるレコーディングで現実のものとなりました。

TRPTK
TTK-0036(1CD)
ショスタコーヴィチ&ラフマニノフ:チェロ・ソナタ集
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
アレクサンダー・ヴァレンベルク(Vc)、
ジュゼッペ・グァレーラ(P)

録音:2018年12月17日-19日、アイントホーフェン音楽堂(オランダ)
1998年生まれのオランダのチェリスト、アレクサンダー・ヴァレンベルクは、5歳からチェロを始め、8歳から18歳までアムステルダム音楽院でモニーク・バーテルスに師事しました。その後、バレンボイム・サイード・アカデミー、クローンベルク・アカデミーで研鑽を積み、2016年にチェロ・ビエンナーレ・コンクールで第1位を獲得、アントニオ・ヤニグロ国際チェロ・コンクールとブリテン国際チェロ・コンクールなどで第1位を獲得しており、ソリストや室内楽奏者としてオランダを中心に活躍しています。
彼のデビュー・アルバムとなる今作では、ヴァレンベルクの父親が生まれ育ったロシアの作曲家ショスタコーヴィチとラフマニノフが選ばれています。
TRPTK
TTK-0027(1CD)
ザ・コレクターズ
ヤン=ペーター・デ・グラーフ:聖クレメンスの鐘
ヤニス・キリヤキデス:ワンス・ゼア・ワズ
モーリッツ・エッゲルト:ザ・コレクターズ
ザムエル・ペンダーバイン:恥知らず
コンスタンティン・ナポロフ(パーカッション)、
エケ・シモンズ(P)

録音:2018年7月
パーカッションとピアノのための作品集。ファツィオリのグランドピアノの美しい響きと、パーカッションの様々な音色(電子楽器も含まれる)が楽しめる一枚です。ヤン=ペーター・デ・グラーフの「聖クレメンスの鐘」は、イギリスの童謡「オレンジとレモン」が動機となって作られており、ヤニス・キリヤキデスの「ワンス・ゼア・ワズ」も伝統的な童謡に基づいた作品となっています。
パーカッション奏者のコンスタンティン・ナポロフは、1987年にウクライナで生まれました。2009年にキーウでパーカッションと管弦楽の修士号を得て、国内外の12のコンクールで優勝しました。またウクライナ国立POの首席奏者も務めました。

MUSICAPHON
M-56956(1CD)
パウル・ユオン(1872-1940):ヴィオラを伴う室内楽作品集
ヴィオラ・ソナタ ニ長調 Op.15
ヴィオラ・ソナタ ニ長調 Op.82a
ロマンス Op.7
トリオ・ミニアチュール Op.18*
ロスヴィータ・キリアン(Va)、
白神典子(P)、ルパート・ヴァヒター(Cl)*

録音:2012年9月
白神典子参加!ドイツで活躍したスイス系ロシア人作曲家パウル・ユオン(1872-1940)のヴィオラを中心とした室内楽作品集!ロシアでアレンスキーやタネーエフに学び、ドイツではクララ・シューマンの異父弟バルギールに師事したユオンは、室内楽を中心に交響曲から歌劇まで、ほぼすべてのジャンルに作品を残しています。さらに理論家、教育者としても活躍し、フランスのフィリップ・ヤルナッハ、ギリシャのニコス・スカルコッタス、ブルガリアのパンチョ・ヴラディゲロフなどさまざまな国の若き才能を育てました。スイス人でもロシア人でもドイツ人でもない、またロマンチシストではなく、モダニストでもなく、フォークロリストでもない、そんなユオンの複雑で一筋縄ではいかない作風をお楽しみください。

MUSICAPHON
M-36965(1CDR)
ジャスト・ストリングス!〜 ギターとハープのための現代作品集
ディッター・マック:コーコン(2011)
イェルグ=ペーター・ミットマン:ラウラ・セレーナ(2008)
ティモ・ヨウコ・ヘルマン:ソナチネ(2010)
レネ・メンゼ:ソナタ(2009)
ファイト・エルトマン=アベーレ:夜の響き(2012)
コルト・マイエリング:ノウル(2012)
マクシミリアン・マンゴールド(G)、
ミリアム・シュレーダー(Hp)

録音:2014年6月
「いま芸術的に最も興味深いドイツ人ギタリストのひとり」(フォノ・フォルム誌)と評されるマクシミリアン・マンゴールドと、フランスの名手カトリーヌ・ミシェルに師事したドイツのハーピスト、ミリアム・シュレーダーによる、ギターとハープという珍しい編成のための現代作品集。収録作品はすべてこの2人のために作曲されたものです。(M56965からの再発売)
※当タイトルは、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

DUX
DUX-1808(1CD)
喜びのための音楽〜フランセ:オーボエを伴う室内楽作品集
オーボエ、クラリネットとファゴットのためのディヴェルティスマン
イングリッシュホルン、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲
フルート、オーボエ、クラリネット、バス・クラリネット、ファゴットとホルンのための六重奏曲
オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲
カロリナ・スタルマホフスカ(オーボエ、イングリッシュホルン)、マウゴジャタ・ヴァシュチョネク(Vn)、マリア・シェッティ(Va)、コンラッド・バルギエウ(Vc)、バルトシュ・パツァン(Cl)、トマシュ・ジムワ(バス・クラリネット)、クシシュトフ・フィエドゥキエヴィチ(Fg)、ダグマラ・ニェジェラ(P)、ルトスエアー五重奏団

録音:2017年4月14日、5月28日、2018年5月18日&2020年6月20日、ポーランド国立RSO室内ホール(ポーランド、カトヴィツェ)
本アルバムの主役といっても過言ではないカロリナ・スタルマホフスカは、ポーランドの古都カトヴィツェを本拠とし、ヨーロッパ全土で名演を繰り広げている東欧の名門、ポーランド国立RSOで首席&ソロ・オーボエ奏者を務める名手。また、ポーランド国立RSOのソリストで構成されたルトスエアー五重奏団のメンバーとしても活躍しています。彼女は、シマノフスキ音楽院でトマシュ・ミツカに師事し、2019年に博士号を取得。これまでに、ワルシャワで開催された第7回木管アンサンブル全国大会のリード・トリオ部門で第2位、第3位、ウッチで開催されたオーボエ&ファゴット奏者のための国際アカデミック・コンクールで2つの特別賞を受賞し、ソリストとしては、ポーランド国立RSO、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ジェロナ・グラPOと度々共演し、ポーランド国内外の音楽祭にも参加しています。アルバムのタイトルでもある「喜びのための音楽」に相応しく、三重奏から六重奏まで、多様な編成でフランセの優美な世界を奏でていきます。
DUX
DUX-1698(1CD)
21世紀の器楽アンサンブル作品集
マウリシオ・カーゲル:ラグタイム・アウス・ヴェステン(Pとパーカッション版)
フランコ・ドナトーニ:アルページュ
パヴェウ・シマンスキ:A.W.のためのバガテル
ブリジッタ・ミュンテンドルフ:シヴァーズ・オン・スピード
ピオトル・ぺシャト:イエス・キリストの生涯と受難
リカルド・エイツィリク:RE / WIND / RE / WRITE(FAST-BREAK VERSION)
スプウジェルニア・ムジチナ・コンテンポラリー・アンサンブル〔編成:フルート、クラリネット、サクソフォン、ファゴット、トランペット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、パーカッション、ピアノ〕

録音:2021年7月4日-7日(ポーランド)
クラクフを拠点とする現代音楽アンサンブル、スプウジェルニア・ムジチナ・コンテンポラリー・アンサンブルは、国際現代音楽音楽祭「ワルシャワの秋」をはじめ、サクラムプロファナム、オーディオアート、ELEMENTI、AXes、ムジカ・モダニナ・イン・ウッチ、ネオアルテ・イン・グダニスクなど、国内で最も重要な音楽イベントでも繰り返し取り上げられています。アンサンブルのレパートリーは、オリヴィエ・メシアン、ピエール・ブーレーズ、ルチアーノ・ベリオ、モートン・フェルドマン、フランコ・ドナトーニ、ジョージ・クラムなど、20世紀の最も偉大な人物の作品と、実験やマルチメディアを取り入れた若い世代の作品を組み合わせています。
DUX
DUX-1783(1CD)
カンヴァセーションズ〜近現代のクラリネット作品集
ヴァインベルク:クラリネットとピアノのためのソナタ Op.28
ペンデルツキ:クラリネットとピアノのための3つの小品
プロコフィエフ:フルート(Vn)とピアノのためのソナタ ニ長調 Op.94(クシシュトフ・グジボフスキによるクラリネット・トランスクリプション版)
ポール・パターソン(b.1947):クラリネットとピアノのためのカンヴァセーションズ Op.25
デュオ・カロス〔クシシュトフ・グジボフスキ(Cl)、フィル・リオティス(P)〕

録音:2021年5月27日-30日(ポーランド)
ポーランド出身の名手、クシシュトフ・グジボフスキが奏でる近現代アルバム。グジボフスキは、ドイツの伝説的クラリネット奏者、ザビーネ・マイヤーのマスター・スタディを優等で卒業し、ヴォルフガング・マイヤーとエドゥアルト・ブルンナーに室内楽を師事。定期的にヨーロッパ中の著名な音楽祭にも招待され、ソリストとして、ロンドン・ガラ・オーケストラ、ポーランド国立RSO、ポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥスOなどとの共演や、モーツァルト生誕225周年を記念して結成されたアマデウス・ウィンド・アンサンブル(メンバーは、LSOの奏者や著名なポーランドの楽器奏者、ソリストなど)のメンバーとして室内楽奏者としても国際的に活躍しています。

Tactus
TC-810204(1CD)
アントニオ・バッジーニ(1818-1897):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第2番 ニ短調 Op.75
弦楽四重奏曲第4番ト長調 Op.79
弦楽四重奏曲第5番 ハ短調 Op.80
バッジーニSQ〔ダニエラ・サンガッリ(Vn)、リーノ・メーニ(Vn)、マルタ・ピツィオ(Va)、ファウスト・ソルチ(Vc)〕

録音:2019年7月(クレモナ、イタリア)
イタリアの作曲家兼ヴァイオリニストであったアントニオ・バッジーニ(1818-1897)の弦楽四重奏曲集。前作(TC810202)から続く2巻目で今回で弦楽四重奏全曲が揃うことになります。バッジーニは、パガニーニに認められ当時最高のヴァイオリニストの一人でした。また、シューマンやメンデルスゾーンからもその才能を認められていました。作曲家としては特に室内楽の分野で成功し、ミラノ音楽院で教授となってからは、カタラーニやマスカーニ、そしてプッチーニを指導したことで知られています。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-425(1CD)
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
 幻想小曲集 Op.73
 民謡風の5つの小品 Op.102
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ D821
アドルフ・グティエレス・アレナス(Vc)
ホス・デ・ソラウン(P)

録音:2021年10月26-28日 スペイン ・バレンシア州 アリカンテ
※日本語解説付き
ミュンヘン生まれのスペイン人チェロ奏者、アドルフ・グティエレス・アレナスの ODRADEK への第2弾。第1弾のベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集(ODRCD 407)が大変素晴らしい 演奏で驚かされたが、このシューマンとシューベルトはさらに輪をかけて充実しています。 アレ ナスのチェロはまさにドイツとスペインの美点の融合で、細部をおろそかにしないキッチリした 音楽が下地にありつつ、そこから流麗な歌と体の底から突き上げるような情熱が加わってい る。有名なシューベルトのアルペジョーナ・ソナタでは、かなり動的に揺らしているにもかかわ らずそれがシューベルトらしい慎ましい佇まいを壊すことがない。シューマンではロマンティシ ズムがよりストレートで、とりわけ幻想小曲集の大きくうなる情感が素晴らしい。ホス・デ・ソラウ ンはスペインのピアニスト。バレンシア生まれだが、20 年以上米国で暮らして米国籍も持って います。2014 年にジョルジュ・エネスコ国際コンクールで第1 位を獲得。現在はマドリッド在住。

Challenge Classics
CC-72902(1CD)
くつろぎのモーツァルト
モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 K.296(マンハイム、1778)
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 K.423 (ザルツブルク、1783)
ピアノのための幻想曲 ニ短調 K.397(1782頃)
ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのための『ケーゲルシュタット・トリオ』 変ホ長調 K.498(アルタリア版、1788)
シギスヴァルト・クイケン(Vn)
サラ・クイケン(Va)
マリー・クイケン(フォルテピアノ)

録音:2021年11月23‐25日ベルギー、コルトレイク
ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノという身近な楽器のために書かれ、モーツァルト自身や彼の親族が演奏していたかもしれない音楽を、ぜいたくにもクイケン・ファ ミリーの演奏で聴くアルバム。くつろいだ雰囲気の演奏ですが、選曲は巧妙かつバラエティ豊かで、優しい音色と確かな知見が織りなす独特の魅力を持っています。 サラ・クイケンとマリー・クイケンはシギスヴァルトのご息女。
両楽器が完璧に平等に扱われ、極めて協奏的な対話が繰り広げられるヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲は、モーツァルトがそれぞれの楽器をいかに熟知してい たかを物語る逸品。ピアノのための『幻想曲』はモーツァルトにとって特別な調であるニ短調で書かれており、弦楽四重奏、ピアノ協奏曲、レクイエムでも見られる ような、深く暗く、しかしエネルギーにあふれた音楽が展開されます。『ケーゲルシュタット・トリオ』は、もともとクラリネット、ヴィオラ、ピアノのために書かれた曲 で、変ホ長調はフリーメイソンの象徴でもあります。このCDではクラリネットをヴァイオリンの音域に合わせて移し替えた版を使って演奏。編成としてはこちらの方 が一般的で、浸透しやすかったかもしれません。
フォルテピアノは1785年頃にヨハン・アンドレアス・シュタインが製作した楽器の忠実なコピーを使用。同時代のチェンバロと同等の大きさの楽器です。モーツァ ルトはこの楽器製作者の大親友でした。 (Ki)
Challenge Classics
CC-72906(1CD)
ダーク・ヴェルヴェット 〜音楽的自伝
イジドラ・ゼベリャン / ヴェリコ・ネナディチ:ヴァイオリンとピアノのための『ダーク・ヴェルヴェット』(2006/2021)
ティボール・ハルティヒ:無伴奏ヴァイオリンのための『モノローグ』*(1993)
カリオペ・ツパキ:無伴奏ヴァイオリンのための『イジドラのための歌』*(2020)
イジドラ・ゼベリャン:ヴァイオリン、女声とピアノのための歌『ああ、死よ、私の愛よ』*(2011)
ルドルフ・ブルーチ:無伴奏ヴァイオリンのための『グスラルスカ』*(1993)
アレクサンドラ・ヴレバロフ:ヴァイオリンとプリペアドピアノのための『ハルティヒ座』*(2021)
ティボール・ハルティヒ:ヴァイオリンとチェロのための『対話』*(1990)
ヴェリコ・ネナディチ:ヴァイオリンとピアノのための二連画『アリアとリフ』*(2022)
フアン・フェリペ・ワレル:無伴奏ヴァイオリンのための『小切手、塩、祭、月 』(1997)
フロリアン・マグヌス・マイヤー:無伴奏ヴァイオリンのための『エーリッヒ・ツァンの音楽』*(2022)
ユリア・ハルティヒ(Vn 、歌 )
ライネケ・ブロークハンス(P)
マヤ・ボグダノヴィッチ(Vc)

録音:2022年3月17-19日ヒルフェルスム、MCO
*世界初録音
ユーゴスラビアの音楽一家に生まれ、1994年からオランダに在住しているヴァイオリニスト・歌手のユリア・ハルティヒによるアルバム。自らのアイデンティティ を8人の作曲家による10曲で表現。自分のために書かれた音楽の数々を、あらゆる感情をのせて正直に歌い、演奏する、豊饒な表現力に打たれる1枚です。 (Ki)

MIRARE
MIR-572(1CD)
ドビュッシー、アーン、ストラヴィンスキー
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
レイナルド・アーン:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調
ストラヴィンスキー:協奏的二重奏曲
アイレン・プリッチン(Vn)
ルーカス・ゲニューシャス(P)

録音:2021年12月1-3日/サンクトペテルブルグ放送局
クルレンツィス率いるムジカ・エテルナ初来日時のコンサートマスターを務め話題となったアイレン・プリッチン。2019年の第16回チャイコフスキー国際コンクー ルのヴァイオリン部門4位でしたが、その前(2015年第15回)のピアノ部門第2位だったルーカス・ゲニューシャスと魅力的なアルバムを作りました。
ドビュッシー(1917)、アーン(1926)、ストラヴィンスキー(1932)のオリジナル曲を並べていますが、それぞれ1910年代、20年代、30年代のパリ文化移 りかわりを香らせつつ作曲者たち独自の美学を示しています。
大歓迎なのがレイナルド・アーンのソナタ。魅力的なメロディにあふれ近年録音も増えていますが、真打の登場となります。プリッチンは一目惚れで虜になったそ うで、彼に紹介されたゲニューシャスも「自分の人生の困難な時期を慰め癒してくれ、以来アーンはシューベルトと同等に彼の音楽的思考を支配する存在になった」 と絶賛しています。
両者の思いの強さにより、単に流麗でさわやかなだけでなく、ベルエポック文化への苦い郷愁や相方だった文豪プルーストとの親密な対話など複雑な思いが見 えて来て、この作品の新たな評価へつながる見事な演奏となりました。

KLARTHE
KLA-148(1CD)
ファンタジー
リリー・ブーランジェ:春の朝に
シューマン:幻想小曲集Op.73
リリー・ブーランジェ:夜想曲
ウジェニー・アレシアン:アルツァフ幻想曲
ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ幻想曲
クライスラー:ウィーン狂詩的小幻想曲
シェーンベルク:幻想曲Op.47
アンドレ・マテュー:欲望
同:ブラジル幻想曲
メシアン:幻想曲
サマズイユ:悲歌的幻想曲
ジャン=サミュエル・ベズ(Vn)、
ジャン=リュック・テリアン(P)

録音:2021年8月29-31日、9月1日/デルタ大ホール(ナミュール、ベルギー)
ブリュッセルを基盤に活躍するヴァイオリニスト、ジャン=サミュエル・ベズとカナダ・ケベック州出身のピアニスト、ジャン=リュック・テリアンによる意欲的なア ルバム。
テーマは「ファンタジー」。各地の風物を盛り込んだ幻想曲から、精神的な幻まで非現実の世界を描いています。凝った選曲のなかでも、「カナダのモーツァルト」 と称されながら39歳で歿した早熟の天才アンドレ・マテュー(1929-1968)の作品に注目。全く現代的でなく、美しいメロディに酔わされます。 (Ki)

CPO
CPO-555446(1CD)
NX-B02
シューベルト/ブルグミュラー:アルペジオーネのための作品集
シューベルト:アルペジオーネとフォルテピアノのためのソナタ イ短調 D821
無言歌 - アルペジオーネとフォルテピアノのためのシューベルト歌曲編曲集
朗読…詩 ウォルター・スコット:Hymne an die Jungfrau 乙女への賛歌- 詩集 『湖上の美人』より
アヴェ・マリア Op. 52No.6D 839
朗読…詩 ルートヴィヒ・レルシュタープ:Standchen セレナード
セレナード D 957
朗読…詩 ヴィルヘルム・ミュラー:Gute Nacht おやすみ
おやすみ Op.89, No.1D911
朗読…詩 マティアス・クラウディウス:Der Tod und das Madchen 死と乙女
死と乙女 Op.7No.3D 531
朗読…詩 ヴィルヘルム・ミュラー:Gefror’ne Thranen 凍った涙
凍った涙 Op.89No.3D 911
ブルグミュラー:3つの夜想曲 - アルペジオーネとギターのための
ロレンツ・ドゥフトシュミット(アルペジオーネ)
パウル・グルダ(ハンマークラヴィーア…1824年製コンラート・グラーフ)
ダヴィッド・ベルクミュラー (ギター…1814年製ヨハン・ゲオルク・シュタウファー、オリジナル)
クリス・ピヒラー(朗読)
ミヒャエル・ダングル(朗読)

録音:2020年12月15-18日
1820年代にウィーンのギター製造者ヨハン・ゲオルク・シュタウファー(1778?1853)により発明された、6弦の弦 楽器「アルペジオーネ」。ギターのような24のフレットを持ちながら、チェロの特性も備えており「ギター・チェロ」という 別名でも呼ばれ、発明から10年間ほどは高い人気を誇りましたが、やがて歴史の中に消えてしまいました。このア ルバムではヴィオラ・ダ・ガンバ奏者として知られるドゥフトシュミットがアルペジオーネの復元楽器を使い、名作「アル ペジオーネ・ソナタ」を演奏。共演がパウル・グルダで、楽器がアルペジオーネが発明されたのと同じ1824年製のグ ラーフのオリジナルという点も見逃せません。5つの歌曲ではその直前に歌詞の朗読を入れることで、歌の無いアル ペジオーネの演奏でも楽しめるようにしています。ピアノ 教則本の作曲家として知られるブルグミュラーの「3つの夜 想曲」はギターの伴奏で演奏。こちらもアルペジオーネの発案者であるシュタウファーのオリジナル楽器を使うという 徹底ぶりです。企画から演奏までこだわり抜いた一枚をお楽しみください。

MClassics
MYCL-00028(1CD)
税込定価
ニュー・ファゴット・レパートリー Vol.2〜素晴らしい友情
ドヴィエンヌ:四重奏曲 ト短調 作品73-3
スティーブンソン(1949-2021):ミニチュア・カルテット
ガーフィールド(1924-):四重奏曲(1950)
モーツァルト:ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長
調 K.292
フランセ:ファゴットと弦楽のためのディヴェルティスマン
尾詩音里(Vn)
叶澤尚子(Va)
アイリス・レゲヴ(Vc)
佐渡谷綾子(Cb)

録音:2021年12月26-29日 岐阜、クララザール(じゅうろく音楽堂)
現在名古屋フィルの首席ファゴット奏者として活躍するゲオルギ・シャシ コフのソロ・アルバム第2弾。今作では、名古屋フィルの仲間たちがサ ポートし、ファゴットを中心とした室内楽作品集となりました。日頃音楽 を共に作り上げているからこそ出来る、絶妙なアンサンブルと豊かな響 き。音の一つ一つから音楽をする喜びを感じ取ることが出来るでしょう。 クラシカルなスタイルのドヴィエンヌから現代的な響きのフランセ、また モーツァルトのオリジナルのチェロとのソナタなど、多面的にファゴットの彩 り豊かな音色が存分に収録されています。輪となって広がる音楽をぜ ひお聴き下さい。

YARLUNG RECORD
YR-89457(1CD)
NX-C05
アントニオ・リジー・アット・ザ・ブロード
1. ヒナステラ:パンペアーナ第2番 Op. 21
2. ホセ・ブラガート(1915-2017):グラシエラとブエノスアイレス
3. ヒナステラ:5つのアルゼンチン民謡 Op. 10- トリステ
4. ヒナステラ:5つのアルゼンチン民謡 Op. 10- サンバ
5. オスバルド・ゴリホフ(1960-):オマラモール
6. ピアソラ:オブリビオン
7. ヒナステラ:プネーニャ第2番「パウル・ザッハーへのオマージュ」 Op. 45
8. ピアソラ:天使のミロンガ(J. ブラガート編)
9. ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
10. ラロ・シフリン:パンパス
アントニオ・リジー(Vc)
ブライアン・ペッツォーネ(P)…1、3、4、6、8-10
パブロ・モッタ(Cb)…2、6、9
フィリップ・レヴィ(Vn)…8
キャピトル・アンサンブル…2、6、9

録音:2009年6月8-9日
※YR-27517からの品番移行
ヒナステラ、ピアソラ、ゴリホフなど、名作曲家たちがアルゼンチンの民族音楽の伝統からインスピレーションを 得たであろう作品を収録。ソロ楽器としてのチェロを強調し、魅力的な音色を存分にいかしたこれらの「アル ゼンチン・タンゴ」はどれも輝かしく躍動的なものばかりです。はるか彼方に感じられるアメリカ・インディアンたち の音楽と、クレオール(中南米やカリブ海生まれのスペイン人)たちの心の声を描き出した情熱的な演奏とし て2011年の発売時に高く評価されたチェリスト、アントニオ・リジーのアルバムの再発売。 レーベル15周年を記念し、Sonorus SHI18の技術を用いて、Agfa formula 468のアナログテープに記 録された全ての位相情報とコンテンツを引き出し、リマスターを施すことで更に鮮やかで3次元的な音像が作 り上げられています。

Solo Musica
SM-396(1CD)
NX-B03
幼き頃の印象〜エネスコ:作品集
五重奏曲 ニ長調 - ピアノ、2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための(1896)
オーバード - ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
遠くのセレナーデ - ヴァイオリン、チェロとピアノのための
オマージュ - フォーレの名による小品
幼き頃の印象 Op. 28
籠の中の鳥と鳩時計
ジル・アパップ(Vn)
アンサンブル・ラロ【アレクサンドル・シトコヴェツキー(Vn)、アンナ=リーサ・ベズロドニー(Vn=ゲスト)、ラズヴァン・ポポヴィチ(Va)、ユストゥス・グリム(Vc)、ダイアナ・ケトラー(P)】

録音:2019年6月20-21日、2021年9月27日
アンサンブル・ラロとヴァイオリニスト、ジル・アパップの新譜「Impressions d'enfance 幼き頃の印象」。アルバムにはルーマニアの作曲家、ジョル ジュ・エネスコの5作品が収録されています。 エネスコ若き日の憧れであったブラームスの影響が強く感じられる「ピアノ五重奏曲 ニ長調」は、1897年、16歳の時にパリで開催した初の自作演奏 会で演奏された作品です。ピアノと弦楽三重奏のための「オーバード」とピアノ三重奏曲「遠くのセレナーデ」は、エネスコが敬愛する師ガブリエル・フォー レから称賛された魅力的な作品。フォーレの名前を旋律の動機とした「オマージュ」にも詩的で夢幻的な雰囲気が漂っています。アルバムタイトルでも ある「幼き日の印象」はエネスコ晩年の傑作。彼が3歳の時に初めて街角のヴァイオリン弾きに出会ったときの記憶をはじめとして、時のかなたに霞み つつある幼少期の夢や印象を音で描こうとした作品。この曲でヴァイオリンを弾くジル・アパップはアルジェリア生まれのフランス人で、強靭なテクニックを 持ち、特にロマ音楽のホットな演奏で人気を博しています。 アンサンブル・ラロは、シューマンの「ダヴィド同盟」の中で相対する創造精神に均衡をもたらす力として描かれる「ラロ博士」にちなんだグループです。

Solo Musica
SM-364(1CD)
NX-B03
オルガンとヴァイオリンのための作品集
アンリ・マルトー:幻想曲 Op. 27- オルガンとヴァイオリンのための…世界初録音
レーガー:12の小品より Op. 59
 Nr.5トッカータ ニ短調
 Nr.6フーガ ニ長調
フィリップ・ヴォルフルム(1854-1919):ソナタ第2番ホ長調 Op.10よりII. Andante - Gemasigt und etwas feierlich
マルトー:前奏曲とパッサカリア Op.23-1
カール・ヘラー:幻想曲 Op. 49- ヴァイオリンとオルガンのための
エドガー・クラップ(Org)
インゴルフ・トゥルバン(Vn)

録音: 2020年11月9日-11日
オルガンとヴァイオリンの組み合わせによる作品を集めた1枚。アンリ・マルトーの「幻想曲」及び「前奏曲とパッサカ リア」は、バロック期の様式に倣って書かれており、これは作曲当時彼が住んでいたオーバーフランケンのリヒテンベ ルクで使われていたオルガンの温かい音色にインスパイアされたものです。他はレーガーとラインベルガーにオルガン を師事したヴォルフルム、バンベルクでオルガン奏者の父のもとに生まれたヘラーの作品を収録。荘厳なオルガンと 華やかなヴァイオリンの音色が溶け合う美しい響きをご堪能ください。 オルガニストのエドガー・クラップは1947年バンベルク生まれ。1971年、ミュンヘンARD音楽コンクールで第1位を 獲得し世界的な活躍をはじめるとともに、フランクフルト音楽大学でオルガンの指導にあたり、ザルツブルクのモー ツァルテウムで客員教授を務めた後、ミュンヘン音楽大学の教授に就任、2012年に引退するまでその職にあり ました。インゴルフ・トゥルバンはベルリン・フィル、ミュンヘン・フィルとの共演をはじめ、世界の主要なコンサートホー ルでソロ演奏を行うヴァイオリニスト。これまでほとんど演奏されたことのない作品を積極的に広めていることでも知 られています。

SOMM
SOMMCD-0653(1CD)
NX-B04
英国の室内楽作品集
クライヴ・ジェンキンス(1938-):オーボエのための3つの小品(オーボエと弦楽版)*
ジェラルド・フィンジ:エクローグ Op.10
ドン・シャーマン(1932-):雨のヴェニス*
アラン・リダウト(1934-1996):フルートと弦楽のためのコンチェルティーノ*
ウィリアム・ロイド・ウェバー(1914-1982):田舎の印象- フレンシャム・ポンド(水彩画)(ピーター・シグレリスによるクラリネットと弦楽版)*
ロナルド・ビンジ(1910-1979):The Watermill 水車
エライアス・パリシュ・アルヴァーズ(1808-1848):ハープと弦楽のためのコンチェルテイーノ - ロマンス*
セシリア・マクドウォール(1951-):Y Deryn Pur 聖なる鳥(クラリネットと弦楽編)*
シャーマン:17歳、もうすぐ18歳*
ジョーゼフ・ホロヴィッツ(1926-2022):クラリネットと弦楽のためのコンチェルタンテ*
ロビン・ミルフォード(1903-1959):ジョン・ピール氏逝去
ジェンキンス:ピアノと弦楽のためのコンチェルティーノ*
マーガレット・フィンガーハット(P)
ガブリエラ・ダッローリオ(Hp)
ピーター・シグレリス(Cl)
ジュディス・ホール(Fl)
マイケル・ストウ(Ob)
ピーター・フィッシャー(Vn・指揮)
ロンドン室内アンサンブル

録音:2020年9月9日、2009年12月1日、2015年12月6日
*…世界初録音
19世紀から21世紀にかけてのイギリス室内楽作品を集めたアルバム。イギリスを代表するソリストたちをゲストに迎え、フィンジの「エクローグ」を始めとした名 作が、2022年に創立25周年を迎えるロンドン室内アンサンブルにより演奏されています。またアルバムには、マーガレット・フィンガーハットに献呈されたクライ ヴ・ジェンキンスの「コンチェルティーノ」や、このリサイタルのためにジェンキンスが特別に編曲したオーボエのための3つの小品、最近世を去ったジョーゼフ・ホロ ヴィッツの「クラリネットと弦楽のためのコンチェルタンテ」、そして「オペラ座の怪人」などミュージカルでおなじみアンドルーと、チェリストのジュリアンの父で、オルガ ニストとしても名を馳せたウィリアム・ロイド・ウェバーの『祖国の印象』から「フレンシャム池」などの9曲の世界初録音が含まれています。 ロンドン室内アンサンブルは、1997年にヴァイオリニスト、ピーター・フィッシャーによって設立されたアンサンブル。ロンドンの主要オーケストラや室内楽団から 厳選された奏者で構成され、幅広く公演を行い高く評価されており、新作の演奏も積極的に行っています。

DIVINE ART
DDA-25235(1CD)
NX-B07
素晴らしきサー・ジョン〜ジョン・マンドゥエルを称えて
アダム・ゴーブ(1958-):Aria for Sir John サー・ジョンのためのアリア
ジョン・マンドゥエル(1928-2017):エレジー
 レチタティーヴォとアリア
 3つのルネサンスの歌
 Bell Birds from Nelson
 夜想曲とスケルツォ
 Tom’s Twinkle
マイケル・バークリー:(1948-):ダーク・ワルツ
ウィリアム・オルウィン(1905-1985):『無垢の歌』から5つの歌
リチャード・ストーカー(1938-2021):マグダラのマリアの改悛
ジョン・ターナー(リコーダー)
ヴィクトリアSQb
ベネディクト・ホランド(Vn)
キム・ベッカー(Va)
ジェニファー・ラングリッジ(Vc)
リンダ・メリック(Cl)
レイチェル・スピアーズ(S)
ピーター・ローソン(P)

録音:2021年6月24日、2021年7月13日、2021年10月22日
作曲家、BBCのプロデューサー、英国王立ノーザン音楽大学の初代校長、ヨーロッパ・オペラ・センターの創設者として活躍した、20世紀における英国音 楽界の中心的人物ジョン・マンドゥエル(1928-2017)。このアルバムは偉大な「サー・ジョン」へのオマージュとして、多岐にわたる世代の作曲家たちの作品 を紹介した「サー・ジョンのための歌」(DDA-25210)の続編です。 マンドゥエル自身の作品を中心に、彼と深い関わりを持つアダム・ゴーブ、マイケル・バークリー:、ウィリアム・オルウィン、リチャード・ストーカーの4人の作品を収 録。20世紀の室内楽と声楽曲を楽しめる見事な1枚になっています。レーベルおなじみのリコーダー奏者、ジョン・ターナーを筆頭に、マンチェスター周辺を拠 点に活躍する奏者たちの親密な演奏が聴きどころです。

KLARTHE
KLA-047(1CD)
「黙示録」
ヴィターリ(シャルリエ編):シャコンヌ
ピアソラ:ヴィオレタンゴ
ピアソラ:アヴェ・マリア
ピアソラ:メディ・タンゴ
ゾロタリョフ:ロンド・カプリチオーソ
ヴラソフ:グラグ
ヴォイテンコ:黙示録
シャラーエフ:冬
※ すべての 編曲:ジュリアン・ブ ークリエ & ディミトリ・ブ ークリエ
ジュリアン・ブークリエ(Vn)、
ディミトリ・ブークリエ(アコーディオン)

録音:2015年12月22&23日/ペルヌ=レ=フォンテーヌ県(フランス)
20世紀の名ヴァイオリニストがこぞって録音したヴィターリのシャコンヌ。オルガン伴奏で演奏されることはありますが、当アルバムではなんとアコーディオン伴 奏版!演奏はヴァイオリンのジュリアン・ブークリエ、アコーディオン、ディミトリ・ブークリエの兄弟デュオでお届けします。
2005年、デュオとして本格的に活動を開始した彼らはラジオ・フランス音楽祭、リール・ピアノ・フェスティバル、ランス音楽祭などに出演。グラスゴー、カス テルフィダルドなどの国際室内楽コンクールで上位入賞しています。
当アルバムは結成10周年を記念し、満を持して録音したデビュー盤。ヴァイオリンの名曲からアルゼンチンタンゴの熱気、雄大なロシア音楽まで、ブークリエ兄弟 の選曲は実に幅広く、このデュオの可能性を感じさせる内容となっています。 (Ki)
KLARTHE
KLA-041(1CD)
「ヒバロの音楽」〜火の鳥とその他編曲集
(1)シューマン:森の情景 Op.82より第7曲「予言の鳥」
(2)ラメゾン:ワカニ 1
(3)グリーグ:ペール・ギュント組曲第1番Op.46&第2番 Op.55より「朝」「オーセの死」「アニトラの踊り」「イングリッドの嘆き」「ペール・ギュントの帰郷」「ソルヴェイグの歌」
(4)ラメゾン:ワカニ 2
(5)ドビュッシー:夜想曲第2曲「祭」
(6)ラメゾン:ワカニ 3
(7)ストラヴィンスキー:「火の鳥」
(8)ラメゾン:ワカニ 4
(9)サティ:ジムノペディ第1番
(10)ベルリオーズ:『ファウストの劫罰』のアリア「燃える恋の思いに」
※すべての編曲:エティエンヌ・ラメゾン
アンサンブル・ゼリグ【(2)(4)(6)アンヌ=セシル・キュニオ(Fl)、(4)(6)エティエンヌ・ラメゾン(Cl)、(4)(6)(8)シルヴィア・レンツィ(Vc&ヴィオラ・ダ・ガンバ)、イリス・トロシアン(Hp)、ジェラルディー ヌ・ドゥトロンシー(P)、エリサ・ユマネス(Perc)、(10) イヴァン・モラー ヌ( テノー ル )】

録音:2015年9月1-5日/ヴァル=ド=マルヌ県(フランス)
アマゾン川上流のマラニョン川に住む少数民族「ヒバロ族」。干し首の風習で知られ、かつてはワカニ、アルタム、ムシアクという3つの根本的な霊魂の存在を信 じていました。当アルバムはアンサンブル・ゼリグのクラリネット奏者で作曲家のエティエンヌ・ラメゾンが、「鳥」「祭」などヒバロ族の暮らしを想起させるクラシッ ク編曲作品に加えて、ワカニ(死後も蒸気となって存続する、人間固有の霊)からインスピレーションを得て作曲した作品を収録しています。 (Ki)
KLARTHE
KLA-048(1CD)
「ご招待」

【ブラジル】
セザル・カマルゴ・マリアーノ:クリスタル
アントニオ・カルロス・ジョビン:お 馬 鹿さん
エルメート・パスコアル:ベベ
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第 5番
【キューバ】
イグナシオ・セルバンテス:いつも「はい」
セルバンテス:3つの衝撃
セルバンテス:ご招待
セルバンテス:素敵な娘
(9)エルネスタ・レクオーナ:仮装行列
【メキシコ】
ポンセ:何があっても
【アルゼンチン】
サウル・コセンティーノ:カヤオとサンタ
コセンティーノ:アストルの思い出に
コセンティーノ:トッカータ・ポルテーニャ
ピアソラ:タンゴの歴史より第2曲「カフェ 1930」
ピアソラ:ビジュージャ

【 ボ ーナストラック/ バイノーラル 3D サウンド】
マリアーノ:クリスタル
ポンセ:何があっても
レクオーナ:仮装行列
※すべての編曲:セバスチャン・オートマユー&マリエル・ガール
デュオ・インテルメッツォ【セバスチャン・オートマユー(バンドネオン)&マリエル・ガール(P)】

録音:2017年2月16-19日/ソネ(フランス)
ピアノとバンドネオンのカッコ良いサウンド!このアルバムに登場するラテンアメリカの作曲家たちは、自国の民謡を基に複雑かつ洗練された解釈で音楽を作り上 げています。当アルバムでは演奏の「デュオ・インテルメッツォ」がバンドネオンとピアノの二重奏版に編曲。このアレンジを通じてラテン・アメリカ音楽の魅力的な サウンドを際立たせています。ボーナストラックのバイノーラルの3Dサウンドで収録した3曲も聴き逃せません。 (Ki)

ORF
ORFCD-3248(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1 番変ホ長調Op.1/1
ハンス・ガル(1890-1987):古いウィーンのホイリゲの旋律による変奏曲Op.9
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1 番ロ長調Op.8
トリオ・ヴィジョン【エカテリーナ・フロローヴァ(Vn)/ペーター・ソモダーリ(Vc)/
ドロシー・カデム=ミサーク(P)】

録音:2020年7月31日、8月4日ウィーン、ORFラジオ文化ハウス大ホール
ドイツ、オーストリアの古典派からロマン派にかけてのピアノ三重奏曲を収録。ハンス・ ガルはあまり知られていないが、ユダヤ系のオーストリアの作曲家で後半生はイギリスで 活躍した。ブラームスの弟子に作曲を師事し、シェーンベルクより 15歳若いが、ウィーン の古典様式に沿った伝統的な作風で生涯、調性による作曲を続けた。このディスクでは 古いウィーン民謡の主題による作品を収録、古きよきウィーンの風情溢れる佳品。

TOCCATA
TOCC-0591(1CD)
NX-B03
ドン・バンクス(1923-1980):声楽と室内楽作品集
三重奏曲− ホルン、ヴァイオリンとピアノのために(1962)
5つの北国の民謡(1953)*
ロローグ、夜の小品と2人の奏者のためのブルース-クラリネットとピアノのために(1968)
3つの練習曲 -チェロとピアノのために(1954)
ソナチネ 嬰ハ短調 ? ピアノのために(1948)
ソナタ- ヴァイオリンとピアノのために(1953)
タイレイド- メゾ・ソプラノと室内アンサンブルのために(1968)*
ロバート・ジョンソン(Hrn)
オーレ・ベーン(Vn)
ジェニー・ダック=チョン(Ms)
フランチェスコ・チェラータ(Cl)
ジェフリー・ガートナー(Vc)
ロワン・フェミスター(Hp)
デイヴィッド・キム=ボイル(サイレン)
アリソン・プラット、ダリル・プラット、ジョシュア・ヒル(パーカッション)
ダニエル・ヘルスコヴィッチ(P)

録音:2020年9月21日、2020年9月24日、2020年11月5日
*=世界初録音
ドン・バンクス(本名:ドナルド・オスカー・バンクス)はオーストラリアの作曲家。若い頃にマティアス・セイバーに師事、ジャズに傾倒していた師の影響を受け、 自身もジャズに没頭。イギリスのジャズ・プレイヤー、タビー・ヘイズと親しく、彼のためにいくつかの曲を書いています。1950年代にはロンドン現代音楽セン ターで指揮者エドワード・クラークの秘書を務めたのち、1967年から68年までは新音楽振興協会(SPNM)の会長を務めるなど要職を歴任、また教育者と しても多くの後進を育てました。 このアルバムには彼の室内楽と声楽作品が収録されています。鋭いドラマ性と抒情性を湛えたホルン三重奏曲や、親しみやすい旋律を持つ「5つの北国の 民謡」などバンクスの多彩な作品を楽しめます。また「Tirade」はオーストラリアの詩人ピーター・ポーター(1929-2010)の詩を用いた1968年の作品。3人 の打楽器奏者が奏でる約30の楽器からなる巨大なパーカッションアンサンブルと、ハープ、ピアノによる音楽は、まるで即興演奏のようですが、実はすべての 音が楽譜に記されており、ここにメゾ・ソプラノのシュプレヒゲザング風の歌が絡み、ドラマティックな音楽を作り上げていきます。

TOCCATA
TOCC-0650(1CD)
NX-B03
エマヌエル・モール(1863-1931):ヴィオラのための作品集
前奏曲とフーガ P182? 弦楽四重奏のために(1917)
前奏曲 ホ長調Op.123-ヴィオラとピアノのために(1910?12)(ヘーゲマン編, 2021)
抒情小曲集Op.139-弦楽四重奏のために
ロマンス P202-ヴィオラとピアノのために(1895)
コンチェルトシュテュック 嬰ハ短調 P166- ヴィオラとピアノのために
コンチェルトシュテュック 嬰ハ短調 P167-ヴィオラとオーケストラのために(ベラルドによるオーケストレーション, 2020)
ディルク・ヘーゲマン(Va)
ダーヴィッド・バール(P)
ローゼンシュタインSQ【マイケル・スー、イ・ソウン(Vn)、ディルク・ヘーゲマン(Va)、マルクス・ティリアー(Vc)】
アニマ・ムジケCO
マーティアス・アンタル(指)

録音:2021年7月16-17日、2021年11月9-11日
世界初録音
後期ロマン派の作曲家エマヌエル・モールの作品集。ハンガリーに生まれ、ウィーンでブルックナーに師事、ピアニス トとしてアメリカやヨーロッパで演奏し、イギリス国籍を取得するもスイスに移住。亡くなるまでこの地で過ごしまし た。彼の作品は当時の演奏家たちが挙って演奏し、ベルリンのジムロック社、ミラノのリコルディ社など、主要な出 版社から総譜が出版されました。また晩年は楽器の発明家としても名を馳せ、手鍵盤を上下2段に重ねた「エマ ヌエル・モール式ピアノフォルテ」は、あのモーリス・ラヴェルも絶賛しました。しかし性格は気難しく、歯に衣着せぬ発 言のため多くの友人を失ったとも言われています。このアルバムには彼のヴィオラを用いた作品を収録。技巧的、 かつ抒情を湛えた複雑な音楽は、聴き手に深い満足感を与えることでしょう。

Biddulph
BIDD-85016(2CD)
NX-B10
オシー・レナルディ/レミントン録音集 - パガニーニ、他
パガニーニ:24のカプリース Op. 1よ第1番ー第12番(P伴奏版)*
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調**
パガニーニ:24のカプリース Op. 1より第13番ー第24番(P伴奏版)#
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調+
オシー・レナルディ(Vn)
ユージン・ヘルマー(P)*,#
ユージン・リスト(P)**.+

録音/原盤
1953年/Remington R-199-146(matrix RE-33-1158/59)*
1953年/Remington R-199-148(matrix RE-33-1156)**
1953年/Remington R-199-152(matrix RE-33-1170/71)#
1953年/Remington R-199-148(matrix RE-33-1157)+
名ヴァイオリニストの多くは、早くから名教師に才能を見出されて育てられ、同門の名手たちと一つの流派を成すかのように活躍するものですが、オ シー・レナルディはやや異なる環境で育ち、33歳の若さで早世しました。それゆえに彼の演奏スタイルや技巧はヴァイオリン・ファンにとって独特の魅力 を持ち、興味を惹くものとなっています。 レナルディは1920年4月26日にウィーンでオスカー・ライス Oskar Reissとして生まれました。近所の人が演奏するヴァイオリンに魅せられた5歳のオ スカー少年は両親を説得してヴァイオリンを手にし、以後8年にわたってほぼ独学で毎日5、6時間の練習を続けたそうです。 13歳の時にイタリアのメラーノで旅芸人の一座に加わり、ジャグラー、ダンサー、コメディアンらと共に舞台を務め、その時のマネージャーが考案したイタ リア風の名前オシー・レナルディをその後も名乗りました。 レナルディは1937年にアメリカに移り、翌年1月にはニューヨークでのデビュー・リサイタルがニューヨーク・タイムズで絶賛されます。1939年10月にカー ネギーホールでパガニーニの24のカプリース全曲(P伴奏版)を演奏した際には、同地のヴァイオリニストが多数駆けつけて大きな話題となりまし た。 1941年には米陸軍の軍楽隊に志願し、除隊までの間に500回近く演奏。終戦後は2年間勉強に専念した後にコンサートを再開。1953年に ニューヨークのルウィソーン・スタジアムでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏した時は7千人もの聴衆が集まりました。しかし同年12月3日に 自動車事故で死去。33歳の早過ぎる死でした。あいにく新聞がストライキをしていたため訃報が出ず、アメリカ音楽界が彼の死に気付くのが遅れたと 言われています。レナルディの愛器グヮルネリ・デル・ジェスは奇跡的に救い出され、今ではリチャード・トネッティが演奏しています。 レナルディのパガニーニは人気がありました。1940年にはRCAにカプリース全曲を録音、このCDに復刻されたレミントン盤は不慮の死を遂げる前に 行われていた再録音です(いずれもピアノ伴奏版)。 モノラル末期の録音だけにヴァイオリンの音に張りや艶が感じられ、また微妙な音色の変化も聞き取ることが出来る、良好な復刻となっています。

IBS CLASSICAL
IBS-32022(1CD)
ヘンデル:リコーダー・ソナタ全集
ソナタ ニ短調 HWV367a
ソナタ ヘ長調 HWV 369
ソナタ イ短調 HWV 362
ソナタ ハ長調 HWV 365
ソナタ 変ロ長調 HWV 377
前奏曲 ヘ短調 HWV 548(アーチリュート独奏編)
ソナタ ト短調 HWV 360
ダビド・アンティク(リコーダー&指揮)
メディテラニア・コンソート【イグナシ・ホルダ(チェンバロ、オルガン)、フアン・カルロス・デ・ムルデル(アーチリュート、バロックギター)、レオナルド・ルッケルト(Vc)】

録音:2019年10月25-27日
ヘンデルのリコーダー・ソナタは少なくとも4曲(HWV360、362、365、369)あり、他にもリコーダーのための作品 とされる曲が2曲(HWV367a、377)あります。どの曲もシンプルで美しいリコーダーの旋律と通奏低音の華やか な伴奏が特徴で、これらはヘンデルが仕えていたイギリス王室の人たちのために書かれたとされています。このアル バムではこれら6曲を演奏。アンティクは4種類のリコーダーを用い、旋律に即興的な装飾を施し魅力的な演奏を 披露しています。 ダビド・アンティクはムルシア音楽院でフルートとリコーダーを学び、在学中に数々の賞を受賞。卒業後には各地で 更に研鑽を積み、ユトレヒトやリヨンを中心とした音楽祭に出演、高く評価されています。50枚以上のアルバムを 発表し高く評価される他、コンテンポラリー・ダンスのバックを務め、またスペインを拠点に教育者としても活躍してい ます。

Forgotten Records
fr-1834(1CDR)
ヴラフSQ /ドビュッシー&ラヴェル
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調*
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調#
ヴラフSQ[ヨセフ・ヴラフ(Vn1)、ヴァーツラフ・スニーチル(Vn2)、ヨセフ・コジョウセク(Va)、ヴィクトル・モウチュカ(Vc)]

録音:1959年3月31日#、4月1日-3日#、6月15日-16日*、18日-20日* 、ステレオ
※音源:Supraphon DV 5569SUA 10083SUA ST 50063
Forgotten Records
fr-1838(1CDR)
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲集
ト長調 Op.9-1/ ハ短調 Op.9-3
バイロイト祝祭管弦楽三重奏団[マックス・カルキ(Vn)、エミール・ケシンガー(Va)、フリッツ・ゾンマー(Vc)]

録音:1956年12月6日
※音源:Telefunken BLE 14065

CAvi music
85-53154(1CD)
シューベルト&シュニトケ:弦楽四重奏曲集
シューベルト:弦楽四重奏曲 ハ短調 D810 「死と乙女」
シュニトケ
:弦楽四重奏曲第3番
アサセッロQ

録音:2009年4月、8月
アサセッロ四重奏団は、ロシア、ポーランド、スイス出身の四人が、学生時代に室内楽のクラスで出会いバーゼルで結成されました。彼らはその後ケルンでアルバン・ベルク四重奏団のマスタークラスに参加し、数々のコンクールで受賞歴があります。現代音楽にも積極的に取り組んでおり、シュニトケの作品では、持ち前のテクニックをいかんなく発揮しています。

Indesens
INDE-019(1CD)
サン=サーンス:管楽器を伴う室内楽作品集
サン=サーンス:バスーン(バソン)とピアノのためのソナタ Op.168/クラリネットとピアノのためのソナタ Op.167/オーボエとピアノのためのソナタ Op.166/ホルンとピアノのためのロマンス Op.36/トロンボーンとピアノのためのカヴァティーヌ Op.144/トランペット、弦楽五重奏とピアノのための七重奏曲変ホ長調 Op.65*
モーリス・ブルグ(Ob)、モーリス・アラール(バスーン)、モーリス・ギャベー(Cl)、ジャック・トゥーロン(Tb)、ジルベール・クルジエ(Hrn)、ロジェ・デル・モット(Tp)、アニー・ダルコ(P)、パスカルSQ*、ガストン・ロジェロ(Cb)*、ジャンヌ=マリー・ダルレ(P)*

録音:1957年&1976年(パリ、フランス)
新古典派時代のフランスを代表する最重要作曲家、サン=サーンスの管楽器を伴う室内楽作品集。サン=サーンスが長い生涯の最後の年に残した3つの管楽器のための傑作ソナタ(バスーン、クラリネット、オーボエ)を中心に、フランスの管楽器演奏の伝統を受け継ぐ名手達が大変薫り高い演奏を聞かせています。また、マルグリット・ロンに師事した名女流ピアニスト、アニー・ダルコによる万全のサポートで各作品の素晴らしさをより一層引き立たせています。
Indesens
INDE-023(2CD)
アネモス&Co〜トロンボーンのための作品集
【CD1】
サスキア・アーポン:トロンボーン四重奏曲第1番
ピアソラ:ミスマ・ペーナ
ブルックナー:キリストは我らのために
ジュール・ルフランソワ:ル・ヌメロ・ダヌメ(トロンボーン三重奏)*1
ブルジョワ:トロンボーン四重奏曲 Op.117より 第1楽章
ラウル・デ・バロス:ブラジルの歌
マイケル・デイヴィス:トロンボーン・インスティテュート・オヴ・テクノロジー(トロンボーン二重奏)*2
ジュール・コアン:アンダンティーノ
ヒダシュ:アルテーバ より 第1楽章(トロンボーン三重奏)*3
ラウル・デ・バロス:ナ・グローリア
【CD2】
(1)ワーグナー:歌劇 「ローエングリン」 より エルザの大聖堂への行進
(2)アーサー・プライヤー:スコットランドの釣鐘層(ソロ・トロンボーン&四重奏版)
(3)ダヴィド・レイエス:スリーピング・ウェーヴス
(4)アーバン:ヴェニスの謝肉祭
(5)ナイマン:フリューゲル・ホルンとピアノ
(6)サミュエル・テルノイ:P・コム・ピアソラ
(7)アルベール・コーバン:テウタテス, 神秘的幻想曲
(8)バイヴィル・リュック:Arobase
(9)アレン・チェイス:パッサカリア
(10)ジュール・ルフランソワ:オスティナート第5番
【CD1】
アネモス・トロンボーンQ〔トマ・レモンディエール(テナー)*2、ジュール・ルフランソワ(テナー)*1,*3、
ロバン・ランシャール(テナー*1&アルト*3)、ジョスカン・シュフォール(Bs)*1,*2,*3〕

【CD2】
(1)アネモス・トロンボーン四重奏団、ジェラール・エヴラール、二コラ・デヴワ、ダヴィッド・ケスメッケル(Tb)
(2)アネモス・トロンボーン四重奏団、クロード・ルマクル(ソロ・トロンボーン)
(3)アントワーヌ・アキスト(ビューグル)、ファビエンヌ・クルッツェン(P)
(4)トリオ・テュルビュランス〔クロエ・ギサルベルティ(P)、ダヴィッド・ギャリエ(コルネット)、アントワーヌ・ギャネイ(オフィクレイド)〕
(5)アントワーヌ・アキスト(ビューグル)、ファビエンヌ・クルッツェン(P)
(6)アネモス・トロンボーン四重奏団、ジャン・フィリップ・ナブレ(ソロ・トロンボーン)
(7)トリオ・テュルビュランス
(8)アネモス・トロンボーン四重奏団、アントワーヌ・アキスト(ビューグル)
(9)ステファーヌ・ラベリ(指)、アネモス・トロンボーン四重奏団、アンサンブル Koolysteryk(トロンボーン五重奏)、オーレリアン・オノレ(Tb)
(10)アネモス・トロンボーン四重奏団、キャロリン・ササル(ヴォイス)
フランス、リュエイユ=マルメゾン地方音楽院で、アラン・マンフラン(元パリ・トロンボーン四重奏団メンバー)のもとで研鑽を積んだ学生を中心に、2005年に結成されたアネモス・トロンボーン四重奏団。彼らのレパートリーは、バロックから、ジャズ、アルゼンチン・タンゴまで幅広いジャンルを網羅。トロンボーン四重奏のためのオリジナル作品は勿論のこと、知られざる作品やアレンジ作品の開拓にも力を注いでいます。
当レコーディングに於いても、その情熱に満ちた探求心を見事に2枚組のアルバムとして集約。1枚目は、ジャズ・トロンボーン奏者でもあるマイケル・デイヴィスの二重奏作品から、トロンボーンらしい美しいハーモニーを奏でるブルックナーまで、アネモスのメンバーによる色彩感溢れるサウンド作りを堪能。2枚目では、多くのゲストプレイヤーを迎え、ビューグルやオフィクレイドといった珍しい楽器を用いた作品から、トロンボーン十重奏で奏でる大編成作品まで充実の内容に仕上がっています。

DUX
DUX-1781(2CD)
クナピク&グレツキ:作品集
イントロダクション(ナレーション)
エウゲニウシュ・クナピク(b.1951):歌曲「When...」 〜 ソプラノと弦楽オーケストラのための
グレツキ:弦楽四重奏曲第3番「... songs are sung」 Op.67
クナピク:長い旅 - 4つの歌曲集〜ソプラノ、バリトンと弦楽オーケストラのための
グレツキ:弦楽四重奏曲第2番「幻想曲風に」 Op.78
シルヴィア・オルシンスカ(S)、
モニカ・センドロフスカ(S)、
トマシュ・ラク(Br)、
シレジア室内O、
マチェイ・トマシェヴィチ(指)、
スワヴォミル・ホラント(ナレーター)

録音:2020年11月15日-17日&12月17日-19日(カトヴィツェ)
2021年に生誕70周年を迎えた現代ポーランドの偉大な芸術家、エウゲニウシュ・クナピクが2020年に作曲した2つの新作を収録したアルバムが登場。声楽と弦楽オーケストラのための作品と、彼の師であるヘンリク・ミコワイ・グレツキの弦楽四重奏曲を組み合わせています。クナピクの新作を知る絶好の機会となるだけでなく、作曲スタイルの発展における師弟関係の直接的な影響を発見することができるアルバムです。
DUX
DUX-1765(1CD)
ポーランドのチェロ小品集
フェリクス・ノヴォヴィエイスキ(1877-1946):歌劇「バルト海の伝説」の主題による幻想曲 Op.28
アレクサンデル・ヴィエルホルスキ(1802-1821):主題と変奏
エマヌエル・カニア(1827-1887):ロマンス Op.9
イグナツィ・アントニ・メイエル(1830-1857):マズルカ Op.1
ヘルベルト・スパーリング&スタニスワフ・シュチェパノフスキ(1811-1877):欲望 - サロン風小品 Op.46
マウリツィ・カラソフスキ:夕暮れ Op.3
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):メロディー Op.3-1
ヴワディスワフ・ゼレンスキ(1837-1921):ロマンス Op.40
ハリーナ・クシジャノフスカ(1867-1937):エレジー Op.40
ヴワディスワフ・アロイス(1860-1917):演奏会用マズルカ Op.47
アンナ・ヴローベル(Vc)
マウゴジャタ・マルチク(P)

録音:2021年3月24日-29日(ポーランド)
全曲が世界初録音となるチェロとピアノのための小品集。ショパン音楽院でアンジェイ・ヴローベル氏のクラスを卒業したアンナ・ヴローベルは、新作の初演やポーランド放送アマデウス室内Oとの共演などで活躍。2014年からは、ショパン音楽大学(旧・ショパン音楽院)で指導も行っています。
DUX
DUX-1847(1CD)
ゴードン・ジェイコブ:ヴィオラ作品集
ヴィオラとピアノのためのソナチネ
クラリネットとヴィオラのための小組曲
クラリネット、ヴィオラとピアノのための三重奏曲
無伴奏ヴィオラのための変奏曲
ヴァイオリンとヴィオラのための「前奏曲、パッサカリアとフーガ」
ヤドヴィガ・スタネク(Va)、
ボリス・ビニエツキ(Cl)、
ボレスワフ・シャルキエヴィチ(Vn)
マグダレナ・スヴァトフスカ(P)

録音:2019年6月&10月、2020年11月(ポーランド、ブィドゴシュチュ)
スタンフォードやヴォーン・ウィリアムズに学んだ20世紀イギリスの作曲家、ゴードン・ジェイコブ(1895-1984)のヴィオラ作品集。「ウィリアム・バード組曲」が良く知られているジェイコブは、バロックや古典派の音楽を愛する保守的な作風の持ち主で、1948年に作曲された「前奏曲、パッサカリアとフーガ」にもモダン・バロックの雰囲気が漂っています。偉大なヴィオリスト、ライオネル・ターティスらの活躍によってヴィオラの存在感が高まった近現代イギリス。本作に収録された親しみやすくも個性的な5つの作品は、当時のイギリス音楽におけるヴィオラの型破りな存在感を示しています。ヴィオラ愛好家のみならず、すべての器楽ファンにとって注目に値する1枚です。
DUX
DUX-1835(1CD)
シューマン&ブラームス:室内楽作品集
シューマン:カノン形式の6つの練習曲 Op.56(ドビュッシーによる2台ピアノ編曲版)、
 アンダンテと変奏曲 変ホ長調 Op.46
ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
トマシュ・ダロフ(Hrn)、
ヴォイチェフ・フダラ(Vc) 、
アグニエシュカ・コピンスカ(P)、
ピオトル・コピンスキ(P)、
キンガ・トマシェフスカ(Vn)、
タデウシュ・トマシェフスキ(Hrn)

録音:2020年(ポーランド、カトヴィツェ)
チェロやホルンをフィーチャーしたドイツ・ロマン派の名作と、ドビュッシーが編曲した「カノン形式の6つの練習曲」を収録。シューマンとブラームス、2人の大作曲家の対照的な人柄が音楽にはどのように反映されているのか。ポーランドで学んだ気鋭の音楽家たちが解き明かします。
DUX
DUX-1755(1CD)
マテウシュ・リチェク:チェロ作品集
無伴奏チェロのための「隠された光」
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
チェロとエレクトロニクスのための「崩壊の兆し」
チェロ協奏曲 幻影
トマシュ・スクヴェレス(Vc)、
ユイ・イワタ=スクヴェレス(Vn)、
マテウシュ・リチェク(エレクトロニクス)、
ニュー・ミュージック・オーケストラ、
シモン・ビヴァレツ(指)

録音:2019年11月&2021年8月(ポーランド)
ポーランド有数の大学都市ヴロツワフの音楽アカデミーで学び博士号を取得、作曲家向けコンクールでの受賞歴も多数ある現代音楽の作曲家、マテウシュ・リチェク(1986-)のチェロ作品集。ソロ、デュオ、ライヴエレクトロニクスと様々な編成による作品がバランスよく収録されています。(ライヴ・エレクトロニクスでは作曲家自身が演奏に参加。)ほとんどの作品は、本作で演奏を担当する優れたチェリスト、トマシュ・スクヴェレスに捧げられています。
DUX
DUX-1745(1CD)
才能溢れるコンツキ兄弟〜ヴァイオリンとピアノのための作品集
カロル・コンツキ(1813-1867):マズルカ Op.29、
 大幻想曲 Op.27
アポリナリ・コンツキ(1824-1879):マズルカ様式によるサロン風の小品 Op.4、
 ドニゼッティの歌劇「ランメルムールのルチア」の主題による大幻想曲 Op.2、
 アリャビエフの歌曲「ナイチンゲール」によるパラフレーズ Op.22
スワヴォミラ・ヴィルガ(Vn)、
イザベラ・ヴィルガ(P)

録音:2021年7月(ポーランド)
19世紀ポーランドの有名な音楽一家、コンツキ家の長男カロル・コンツキ(1813-1867)と、末子のアポリナリ・コンツキ(1824-1879)による室内楽作品集。カロルのほかアントニ・コンツキ(1816-1899)とスタニスワフ・コンツキ(1820-1892)がピアニストとして活躍したのに対し、アポリナリはヴァイオリンで有名になり、その演奏はパガニーニからも称賛されています。特に「ランメルムールのルチア幻想曲」が人気を博しました。どの作品も初期ロマン派様式の佳品として、心地よく楽しむことができます。
DUX
DUX-1792(1CD)
バツェヴィチ:ピアノ五重奏曲集
グラジナ・バツェヴィチ:ピアノ五重奏曲第1番(1952)、
 ピアノ五重奏曲第2番(1965)
アレクサンデル・タンスマン:ピアノ五重奏のための5声の音楽(1955)
ユリア・コチュバン、
メッセージズ四重奏団

録音:2021年7月25日-27日(ウッチ、ポーランド)
ポーランド出身で新古典主義の影響を受けた作曲家二人のピアノ五重奏曲集。バツェヴィチ後期の作品となるピアノ五重奏曲は、たびたび登場する不協和音など激しい部分もありながらも、彼女の特徴であるエレガントさも持ち合わせています。タンスマンの「ピアノ五重奏のための5声の音楽」は、バロック音楽から影響を得ており、ポリフォニーとホモフォニーを巧みに組み合わせています。
DUX
DUX-1729(1CD)
マルチン・ブワジェヴィチ(1953-2021):ヴァイオリンとアコーディオンのためのソナタ「ナイト・フル・オヴ・シンズ」(2019)
ヴァイオリンとアコーディオンのための二重協奏曲(2015-2016)
カロリナ・ミコワイチク(Vn)、
イーヴォ・イェディネツキ(アコーディオン)、
ミロスワフ・ヤチェク・ブワシュチク(指)、
シレジア・フィルハーモニーSO

録音:2021年8月4日、2019年10月27日
ポーランドの作曲家マルチン・ブワジェヴィチによる2つの世界初録音作品。ヴァイオリンとアコーディオンというポーランドのデュオの緊密な協力によって生まれたこのアルバムは、作曲家の死後数か月でリリースされました。
マルチン・ブワジェヴィチは1953年にワルシャワで生まれ、カトリック神学アカデミーで哲学を学び、ワルシャワの音楽アカデミー(現在のショパン音楽アカデミー)でマリアン・ボルコフスキに作曲を師事しました。自身の作曲活動だけでなく、現代音楽の普及にも尽力し、国際ニュー・ミュージック・フォーラム・フェスティヴァルなどのディレクターも務め、200以上のコンサートを開催しました。
DUX
DUX-1822(1CD)
エルスネル、クログルスキ、ドブジンスキ
1-8. ユゼフ・エルスネル(1769-1854):六重奏曲 ニ長調
5-8. クログルスキ(1815-1842):八重奏曲 ニ短調 Op.6
9-12. ドブジンスキ (1807-1867):弦楽六重奏曲 変ホ長調 Op.39
ヤクブ・クシュリク(P,1-8)、
ゾフィア・ノイゲバウアー(フルート,1-8)、
アドリアン・ヤンダ(クラリネット,1-8)、
マリア・マホヴスカ(ファースト・ヴァイオリン,1-12)、
カミル・スタニチェク(セカンド・ヴァイオリン,5-12)、
マテウシュ・ドニェツ(ヴィオラ,1-12)、
マグダレーナ・ボヤノヴィチ(ファースト・チェロ,1-12)、
アガタ・ドブジャンスカ(セカンド・チェロ,9-12)、
トマシュ・ヤヌフタ(コントラバス,1-12)

録音:2021年9月3日-5日(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランドの作曲家ユゼフ・エルスネルとその弟子であるユゼフ・ウワディスワフ・クログルスキとイグナツィ・フェリクス・ドブジンスキによる室内楽作品集。ショパンの師として知られているエルスネルは、ヴァイオリニストや指揮者としても活躍した他、教育者として大変優れておりワルシャワ音楽院を設立するなどして、優秀な作曲家を育て上げました。彼らポーランド初期ロマン派の作曲家たちによる大変美しい作品の数々をご堪能ください。
2021年の第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで小林愛実と同位となる第4位(同大会でのポーランド人最高位)に入賞し話題を呼んでいる名手、ヤクブ・クシュリクの参加にも注目です。
DUX
DUX-1848(1CD)
アドリアン・ロバク(b.1979):リフレクションズ
ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードのための5つの小品/パルドシュ・ド・ヴィオルとハープシコードのための協奏曲/オルガンのためのトリオ・インスピレーション/コントラバスとオルガンのための「A la recherche d'un maitre」
アンナ・フィルルス(ヴィオラ・ダ・ガンバ、パルドシュ・ド・ヴィオル、コントラバス)

録音:2021年8月23日-26日、11月23日-24日、11月25日
1979年にポーランドのビトムに生まれたアドリアン・ロバクは、カトヴィツェの音楽アカデミーで学びました。その際音楽理論も学び、優れた研究成果を残したことにより文化大臣から奨学金も得ています。ロバクは管弦楽曲、合唱、電子音楽、映画音楽など幅広い作品を作曲しており、それらの作品はポーランド国立RSOなどによって、ポーランド国内の「ミコウフ音楽の日」やイタリアの音楽祭などで演奏されています。

Eudora
EUDSACD-2204
(1SACD)
シャドウズ
ファニー・メンデルスゾーン(1805-1847):ファンタジア ト短調
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ ニ長調 Op.58
クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22
グスタフ・イェナー(1865-1920):チェロ・ソナタ ニ長調
ロレンソ・メセゲル(Vc)、
マリオ・モーラ(P)

録音:2021年2月27日-3月1日、ミゲル・デリベス文化センター(スペイン、バリャドリッド)
スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様によるリリース。
フェリックス・メンデルスゾーンの姉、ファニー・メンデルスゾーンとクララ・シューマンの女性作曲家の作品と、ブラームスに唯一公式に師事したことで知られているドイツの作曲家グスタフ・イェナーの珍しい作品を高音質でお楽しみいただけます。
バルタザール=ノイマン・アンサンブル、バーミンガム市SOのメンバーとして活躍しているチェリストのロレンソ・メセゲル。彼は、マドリードの王立音楽院でイアゴバ・ファンロに、ザルツブルク・モーツァルテウム大学でエンリコ・ブロンツィに師事しました。その後ロンドンの王立音楽院でも研鑽を積みました。オーストラリアのリーツェン国際コンクール、ポルトグルアーロ国際音楽祭で最優秀賞を獲得し、その他にも数々のコンクールで受賞しています。12歳からソリストとして演奏している他、セイキロス四重奏団の創設メンバーとして室内楽の分野でも活躍しています。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

Tactus
TC-850006(1CD)
マルトゥッチ&カゼッラ&クレメンティ:三重奏曲集
マルトゥッチ:三重奏曲第1番 ハ長調 Op.59
カゼッラ:シチリアーナとブルレスカ Op.23b
クレメンティ
:三重奏曲 Op28-2
エスペロス・ピアノ・トリオ〔フィリッポ・ラマ(Vn)、ステファノ・グアリーノ(Vc)、リッカルド・ザドラ(P)

録音:2021年4月
イタリア生まれの三人の作曲家、マルトゥッチ、カゼッラ、クレメンティのピアノ三重奏曲を収録したこのアルバム。演奏はカメラータ・ザルツブルクやマントヴァ室内Oの首席チェロ奏者であるステファノ・グアリーノとソリストや室内楽奏者として国内外で活躍しているフィリッポ・ラマ、リッカルド・ザドラによるエスペロス・ピアノ・トリオ。彼らはイタリアの主要なコンサートホールで定期的に演奏活動を行っています。
Tactus
TC-950303(1CD)
ディエゴ・コンティ(b.1958):ヴァイオリンとパーカッションのための音楽
夢(二人のパーカッションのための)(2016)
Altrimondi(Vnとパーカッションのための)(2017)
Forme del tempo(二人のパーカッションのための)(2013)
ラウラ・マルツァドーリ(Vn)、
ラウラ・マンチーニ(パーカッション)、
ジャンニ・マエストルッチ(パーカッション)

録音:2021年4月
ヴァイオリニストとしてシャーンドル・ヴェーグに師事し、カメラータ・ザルツブルクなど多くのオーケストラで演奏活動も行ってきた作曲家ディエゴ・コンティ(b.1958)。ヴァイオリンと打楽器だけという非常にシンプルな編成による作品です。ヴァイオリンにはミラノ・スカラ座のコンサートミストレス、ラウラ・マルツァドーリ。圧巻の演奏を披露しています。

Da Vinci Classics
C-00565(1CD)
サクソフォン四重奏のためのマスターピース集
グラズノフ:サクソフォン四重奏曲変ロ長調 Op.109
フランセ:サクソフォン四重奏のための組曲
長生淳:サクソフォン四重奏曲
ヴァーグ・サクソフォンQ〔アンドレア・モッチ(ソプラノ・サクソフォン)、フランチェスコ・ロンツィオ(アルト・サクソフォン)、マッティア・クイリコ(テナー・サクソフォン)、サルヴァトーレ・カステッラーノ(バリトン・サクソフォン)〕

録音:2021年9月、ソンチーノ(イタリア)
現代的なもの、あるいは過去の偉大なレパートリーのトランスクリプションと結び付けられることが多いサクソフォン四重奏の世界とレパートリー。
イタリアのヴァーグ・サクソフォン四重奏団は、この編成のために書かれた最重要作品の1つであるグラズノフの「サクソフォン四重奏曲」と、その数十年後に書かれたフランス新古典主義のフランセの「組曲」で歴史の編成を表現し、さらにはトルヴェール・クヮルテット結成15周年を記念して作曲された長生淳の傑作「サクソフォン四重奏」を加えることにより、異なる時代、文化的背景を持つ3つの作品を通じて1世紀以上に渡るサクソフォン四重奏の歴史を描いています。
ヴァーグ・サクソフォン四重奏団は2018年にイタリアのザグレブで行われた第18回ワールド・サクソフォン・コングレスにイタリアを代表して出演し、新作初演を任されるなど近年活動を活発化させている期待のアンサンブルです。
Da Vinci Classics
C-00553(1CD)
ルーツ〜マグネシウムのドレスを着た少女たち
宮城道雄(チャルデッリ編):春の海
ラヴェル(チャルデッリ編):ステファヌ・マラルメの3つの歌
平野義久:エレジー
サン=サーンス(チャルデッリ編):澄み切った波紋の無い水面に
シアデッリ:イゴールU、
 イゴールの後、乱取り組曲
テアーニ:浮雲
チャルデッリ:プッチーニの音楽による「バタフライ・エフェクト」

ボーナストラック 〜 ザッパ(チャルデッリ編):ブレスト・リリーフ
アンナ・アステサーノ(Hp)、
ヴァレンティーナ・チャルデッリ(Cb)

録音:2021年10月、パラッツォ・チゴラ・マルティノニ(イタリア)
「ルーツ」の文字が非常に印象的なハープとコントラバスのデュオ・プログラムは、日本と西洋の音楽、芸術を織り交ぜたユニークなコンセプト。
宮城道雄の「春の歌」やアニメ「DEATH NOTE」、「HUNTER×HUNTER」などの音楽で有名な平野義久の「エレジー」さらには、イタリア人作曲家ステーファノ・テアーニが日本を題材とした「浮雲」など、様々な視点から日本に関連する作品を集めており、ラヴェルやサン=サーンス、チャルデッリの自作との組み合わせが折衷主義的なプログラムを創り上げています。
アンナ・アステサーノは2015年にルイジ・ケルビーニOの首席ハーピストのオーディションを突破、ヴァレンティーナ・チャルデッリは2020年7月にBBCミュージック・マガジン・ライジング・スターに選出された将来有望なアーティストたちです。
Da Vinci Classics
C-00554(1CD)
フルートとチェロのための18世紀のデュエット集
モーツァルト:二重奏曲変ロ長調 K.292/196c(原曲:ファゴット&チェロ)
ベートーヴェン:3つの二重奏曲 WoO.2(原曲:クラリネット&ファゴット)
フィアラ:デュオ・コンチェルタンテ第1番ヘ長調、デュオ・コンチェルタンテ第2番ハ長調
リタ・ダルカンジェロ(Fl)、
ロマン・ガリウー(Vc)

録音:2021年11月、アンドレアス教会(ベルリン、ドイツ)
18世紀におけるフルートとチェロのためのレパートリーはあまり多くなく、当時作曲されたオリジナル作品やトランスクリプションを組み合わせて構成されることが多いとされています。
イタリアの女流フルーティスト、リタ・ダルカンジェロと、第12回チャイコフスキー国際コンクールのチェロ部門で第5位に入賞したフランスのロマン・ガリウーのデュオが、モーツァルトとベートーヴェンのトランスクリプション、そしてあまり知られていないヨーゼフ・フィアラ(1748-1816)のオリジナル作品を通じてこの編成の魅力を伝えてくれています。
Da Vinci Classics
C-00580(1CD)
アブソリュートリー・エンニオ・モリコーネ Vol.1
ピアノのための「めぐり逢い」/フルートとピアノのための「古い階段の下で」/フルート、チェロとピアノのための「ガブリエルのオーボエ」/チェロとピアノのための「トルナトーレ組曲」/8本チェロのための「禁断」/ピアノのための「4つのカンツォーニ」/ピアノのための「さよなら、ピエル・パオロ・パゾリーニ」/フルートとピアノのための「ガラス人形たちの短い夜」/ピアノのための「インヴェンション、カノンとリチェルカーレ」/ピアノのための「デボラのテーマ」
ルカ・ピンチーニ(Vc)、
ギルダ・ブッタ(P)、
パオロ・ザンピーニ(Fl)

録音:2021年11月、アビー・ロッキ・スタジオ(ローマ、イタリア)
20世紀最高のメロディ・メーカーの1人であり、同時にイタリアを代表する映画音楽界の巨匠でもあったエンニオ・モリコーネ(1928-2020)。
世紀の巨匠がチェロ、フルート、そしてチェロのソロ、アンサンブルのために作曲、編曲した珠玉の名曲を集めたイタリアのレーベルならではのプロジェクトがスタート!
モリコーネがその晩年に仕事を共にした実力者たち、チェロのピンチーニ、ピアノのブッタ、フルートのザンピーニが20世紀後半から2000年代の初頭にかけて作曲された名作、名旋律をソロ、アンサンブルで奏でています。
3人の演奏は感動的で心のこもった作曲者への賛辞であると共に、器楽を通じてフレスコ画のようにモリコーネの音楽の描いています。
Da Vinci Classics
C-00583(1CD)
ピアソラ〜エル・アルマ
ピアソラ:ミケランジェロ70/天使のミロンガ/リベルタンゴ/鮫(エスクアロ)/ビジュージャ/忘却/アディオス・ノニーノ/ブエノスアイレスの夏/ブエノスアイレスの冬/五重奏のためのコンチェルト
スアレス・パスQ〔フェルナンド・スアレス・パス(Vn)、チェーザレ・キアッキアレッタ(バンドネオン)、マルコ・コラシオッポ(P)、エンリコ・ファゴーネ(Cb)〕

録音(ライヴ):2008年7月、ニコリーニ音楽院講堂(ピアチェンツァ、イタリア)
アルゼンチン・タンゴの巨匠アストル・ピアソラが絶大な信頼を寄せ、その音楽を支えたタンゴ界を代表する世界的ヴァイオリニスト、フェルナンド・スアレス・パス(1941-2020)。
惜しくも2020年にこの世を去ったアルゼンチンの天才ヴァイオリニストがイタリアに遺していた2008年の「ピアソラ・ライヴ」が登場!
ピアソラ自身から「鮫(エスクアロ)」を贈られるなど、その信頼関係の深さを物語るエピソードも数多いスアレス・パス。
イタリアのピアチェンツァで披露されたピアソラ・プログラムは、ピアソラ・ファン、アルゼンチン・タンゴ・ファン必聴であると同時に、スアレス・パスの偉大な存在感を示してくれています。

KLARTHE
KLA-035(1CD)
(1)ムソルグスキー(ダヴィッド・ワルター編):『展覧会の絵』
(2)ショスタコーヴィチ(ワルター編):『ジャズ組曲』より
「行進曲」「小さなポルカ」「ワルツ第2番」「ダンス第1番」「ダンス第2番」
モラゲス木管五重奏団【ミシェル・モラゲス(Fl)、ダヴィッド・ワルター(Ob)、パスカル・モラゲス(Cl)、ピエール・モラゲス(Hrn)、ジョルジオ・マンドレージ(Fg)】
イヴ ・アンリ(P)

録音:2015年5月8-10日/オーネー=スー=ボア(フランス)
モラゲス木管五重奏団が注目アルバムをリリース!当団は1980年パリで創設され、結成直後よりヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、日本など世界各地で演 奏会を行っております。当団がスヴャトスラフ・リヒテルと共演したベートーヴェンのピアノと管楽器のための五重奏曲は誉れ高き名盤として知られます。
メンバーのダヴィッド・ワルターの編曲により当団はレパートリーを拡大させ、様々な編成での演奏を可能にしてきました。この成果のひとつが当アルバムに収 録。ここではムソルグスキーの『展覧会の絵』とショスタコーヴィチの『ジャズ組曲』(抜粋)を木管五重奏+ピアノに編曲した版で演奏しております。
ピアノは名手イヴ・アンリを迎えております。パリ国立高等音楽院にて学んだアンリは13歳の誕生日にベルリン・フィルハーモニーにおいて、ベートーヴェンの ピアノ協奏曲第1番を演奏したという神童。その後アルド・チッコリーニに師事し、ロベール・カサドシュ、フランツ・リスト、シューマンなど世界の名だた る国際コンクールでの入賞歴を誇ります。
芸術性が極めて高い当団の演奏は絶品の一言。ラヴェルが編曲した『展覧会の絵』のオーケストレーションの色彩感に加えワルターがこの作品をより一層魅力的 なものに編曲しております。 (Ki)
KLARTHE
KLA-031(1CD)
「アルス・モデルナ」〜タンゴ・トラディショナル
(1)ペドロ・ラウレンス-ペドロ・マフィア:「見捨てられて」
(2)ペドロ・マフィア:「タコネアンド」
(3)フェリックス・リペスカー:「ロマンティカ」
(4)エドゥアルド・アローラス:「ラ・カチーラ」
(5)アニバル・トロイロ:「ラ・トランペーラ」
(6)アントニオ・ブリオーネ:「ラ・マレーバ」
(7)ヴィセンテ・ロメオ:「喜び」
(8)レオポルド・フェデリコ:「エルネスト・サバトさんへ」
(9)カトゥロ・カスティージョ:「シルバンド」
(10)アニバル・トロイロ:「ア・ラ・グァルディーア・ネウヴァ」
(11)アニバル・トロイロ:「下町のロマンス」
(12)フリアン・プラサ:「踊り手」
デュオ・フクイ=ジャル【福井宏記(G)&ルイス・ジャル(バンドネオン)】

録音:2015年5月/ストラスブール
タンゴといえばギターとバンドネオン!ギタリスト福井宏記とバンドネオン奏者ルイス・ジャルのデュオが伝説のタンゴ・コンポーザー達の作品を演奏します。ペド ロ・ラウレンス、ペドロ・マフィア、フェリックス・リペスカー、エドゥアルド・アローラス、アニバル・トロイロ、アントニオ・ブリオーネなどはアルゼンチン・タンゴ の名手として知られるコンポーザー達。情熱的な調べが聴き手を魅了します。 (Ki)
KLARTHE
KLA-032(1CD)
「反射」
(1)サン=サーンス:ファゴット・ソナタ イ長調 Op.168
(2)ケクラン:ファゴット・ソナタ Op.71
(3)フォーレ(ウーブラドゥ編):小品
(3)デュティユー:サラバンドと行列
(4)ケクラン:3つの小品 Op.34
(5)ジャンジャン:前奏曲とスケルツォ
ジュリアン・アルディ(Fg)、
シモン・ザウィ(P)

録音:2017年2月/サン=マルセル寺院(パリ)
サン=サーンス、ケクランのファゴット・ソナタを主軸とした20世紀前半に書かれたフランス人作曲家によるファゴットとピアノのための作品集。フォーレを除き 当アルバム収録の作曲家は、リード楽器のために数多く作曲しています。名手アルディが情感込めて演奏しております。 (Ki)
KLARTHE
KLA-037(1CD)
オーボエのためのフランス音楽
ボザ:田園幻想曲 Op.37
サンカン:オーボエとピアノのためのソナチネ
プーランク:オーボエ・ソナタ
デュティユー:オーボエ・ソナタ
デストネ:オーボエ、クラリネットとピアノのための三重奏曲ロ短調 Op.27*
エレーヌ・ドゥヴィルヌーヴ(Ob)、
村田理夏子(P)
ニコラ・バルディルー(Cl)*

録音:2016年4月14-16日/ムードン・スタジオ(フランス))
フランス放送POの首席オーボエ奏者エレーヌ・ドゥヴィルヌーヴがオール・フレンチ・プログラムのアルバムをリリースしました!ボザのき らめくハーモニーが美しい田園幻想曲、サンカンのソナチネ、プーランクとデュティユーの名作オーボエ・ソナタ、そしてエデュアール・デストネ(1850-1924) の三重奏曲(クラリネットは名手ニコラ・バルディルーが演奏)と、どの作品もオーボエの音色にあたたかさと明るさが感じられます。
ピアノの村田理夏子は東京藝術大学卒業後、ベルリン芸術大学に留学しパスカル・ドゥヴァイヨンに師事しました。これまでにマリア・カナルス国際コンクール入 賞(1997年)、ポルトー国際ピアノ・コンクールで第3位受賞(2000年)など数々の華々しいコンクール歴を誇ります。室内楽の名手としてドゥヴィルヌーヴと ともに躍動感に満ちた演奏を披露しております! (Ki)

CASCAVELLE
VEL-1670(1CD)
ショパン〜天使か悪魔か?
ショパン(セルヴェ編):夜想曲 Op.9-2
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
ピアソラ(ポロナーラ編):天使の三部作
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3
サン=サーンス(ミクルスカ編):死の舞踊 Op.40
デュオ・フォルテチェロ【アンナ・ミクルスカ(Vc)、フィリップ・アルジェンティ(P)】

録音:2021年5月11-15日 フランス ドゥー=セーヴル県サン=メクサン=レコール
チェロとピアノのデュオ、デュオ・フォルテチェロのおそらく国際的発売のCDデビュ ー。デュオ・フォルテチェロは2014年結成。1987年、ポーランドのクラクフ生まれのチ ェロ奏者、アンナ・ミクルスカと、1984年、スペインのカタルーニャ・ピレネー地方に生 まれたピアニスト、フィリップ・アルジェンティのコンビが相性が良く、瞬く間に評判が 広まった。このCDには、ミクルスカ自身が編曲したサン=サーンスの死の舞踊や、 ピアソラの天使の三部作など、意欲的な内容になっています。

MIRARE
MIR-604(1CD)
Ellipses〜円
ジョヴァンニ・ソッリマ(b.1962)/ボッケリーニ:ファンダンゴ
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番「アリア」〜チェロとギターのための編曲版
ヴィレム・デ・フェッシュ(1687-1761):シシリエンヌ(バロック・チェロとチェンバロ)
フォーレ:シシリエンヌ op.78(Vcとピアノ)
マリア・テレジア・フォン・パラディス(1759-1824):シシリエンヌ(Vcとピアノ版)
ヨハン・エルンスト・ガリアルド(1687-1747):シシリエンヌ(バロック・チェロとチェナロ)
マラン・マレ:スペインのフォリア(Vcとチェンバロ版、セルバン・ニキフォルによる)
ティエリー・エスケシュ:ラ・フォリア(無伴奏チェロのための)
ジュール・マットン(b.1988):Detail(細部)〜バロック・チェロとチェンバロのための(世界初録音)
コベーキン:ハヤルド(Vcとタンブーランのための)
アナスタシヤ・コベキナ(Vc/1698年製ストラディヴァリウス)
ヴァンサン・ボッカドーロ(P)エマニュエル・アラケリアン(Cemb)、ティヴォー・コヴァン(G)、トリスタン・ペレイラ(パーカッション)

録音:2021年5月3-6日
アナスタシヤ・コベキナ、注目盤の登場です!コベキナは1994年エカテリンブルクの音楽一家に生まれ、4歳でチェロをはじめ、モスクワ音楽院で学んだのち、 パリ音楽院、そしてフランクフルト音楽院でバロック・チェロを学んでいます。2019年6月には第16回チャイコフスキー国際コンクールで第3位に入賞するなど、 その実力と演奏に世界が魅了されている存在です。
18世紀、無伴奏チェロのために書かれた最初期の作品から現代までのチェロ作品を自在に組み合わせて、チェロの歴史を俯瞰するようなプログラムとなってい ます。現代の作曲家の作品は、バロック作品にインスパイアされて書かれたもの。超絶技巧を要求されるものが多いですが、コベキナは独特の存在感をたたえた音 色で、雰囲気たっぷりに奏でています。共演の楽器も、カスタネットが効果的に響いたり、実に豊かな世界。ドビュッシーのソナタは哀愁も感じさせつつ、美しい弱 音で聴かせます。コベキナの魅力にあふれた1枚、注目です! (Ki)
MIRARE
MIR-636(1CD)
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲 ト長調 Hob.XV:15(フルート、チェロとピアノ)
ピアノ三重奏曲 ヘ長調 Hob.XV:16(Vn、チェロとピアノ)
ピアノ三重奏曲 ニ長調 Hob.XV:16(フルート、チェロとピアノ)
ピアノ三重奏曲 ホ短調 Hob.XV:12(Vn、チェロとピアノ)
ジェローム・アンタイ(フォルテピアノ)、
マルク・アンタイ(Fl)
アレッサンドロ・モッチア(Vn)
アリクス・ヴェルジエ(Vc)

録音:2020年2月
なんとも豪華な顔ぶれによるハイドンのピアノ三重奏曲集の登場。ハイドンが1784年から1790年の間、エステルハージー公に仕えていた最後の頃の作品で、 ハイドンの筆が完全に熟していたことを感じさせる作品がならびます。ハイドンがちりばめた、ころころと自在に変化する表情のパッセージを、名手たちがこれ以上 なく典雅に響かせます。 (Ki)

BIS
BIS-2634(1CD)
ギティ・ラザズ(1986-):「ザ・ストレンジ・ハイウェイ(The Strange Highway)」〜チェロ八重奏のための(2011)
「デュオ(Duo)」〜ヴァイオリンとピアノのための(2007)
「レジェンド・オブ・サイ(Legend of Sigh)」〜チェロ、録音されたチェロと電子楽器のための(2015)
「スペルバウンド(Spellbound)」〜無伴奏ヴィオラのための(2020)
「ナルキッソスの変容(Metamorphosis of Narcissus)」〜室内オーケストラと電子楽器のための(2011)
(1)オール・アメリカン・チェロ・バンド【ジュリー・アルバース、ジェイク・ブラウン、デニス・ジョキッチ、ポール・ドワイヤー、ケン・オルセン、ディヴィッド・レクイロ、サイウン・ソルステインスドッティル、サリナ・チャン】
(2)フランチェスカ・デパスケール(Vn)、スコット・ケラー(P)
(3)インバ ル・セゲフ(Vc)
(4) カタリー ナ・カン・リットン(ヴィオラ )
(5)メトロポリス・アンサンブル 、アンドリュー・シア(指)

録音:(1)2010年11月11日アイ湾音楽堂、アムステルダム(ライヴ)、
(2)2021年1月28日オーバリン大学、オーバリン(セッション)、
(3)2021年2月20日&(4)2021年9月16日オクターヴェン・オーディオ、ニューヨーク(セッション)、
(5)2011年1月27日ル・ポワソン・ルージュ、ニューヨーク(ライヴ)
1986年生まれのイラン系アメリカ人女性作曲家ギティ・ラザズ。ジュリアード音楽院でジョン・コリリアーノ、サミュエル・アドラー、ロバート・ビーザーら著名 な作曲家に師事し、作曲の学士号と修士号を取得し卒業しました。2016/2017シーズンにはアートやサブカルチャーを牽引する場所として知られるニューヨー ク、ブルックリンのウィリアムズバーグ地区の小さなホール「ナショナル・ソーダスト」のコンポーザー・イン・レジデンスを務め注目されました。
師コリリアーノは「中東のルーツが西洋の感性と融合して、オリジナルかつ驚くべき音楽を生み出すユニークな作曲家」と激賞しております。当アルバムには5篇 を収録。電子楽器も交えた彼女の音楽はまさに唯一無二です。今後要注目の作曲家です! (Ki)

Hortus
HORTUS-144(1CD)
「アルティッシモ!」
(1)ベルリオーズ(ロイク・マリエ編):イタリアのハロルド(ヴィオラとオルガン版)
(2)マリエ:「ベルリオーズへのオマージュ」(即興演奏)
(3)マリエ:「アルティッシモ!」
(1)(3)カルステン・ドバース(Va)、
(1)(2)ロイク・マリエ(Org)

録音:2016年11月、2017年3月30日-4月1日/サン=ヴァンサン教会、ユリューニュ(フランス)
ヴィオラのカルステン・ドバースとオルガンのロイク・マリエのデュオによる演奏で、ベルリオーズの「イタリアのハロルド」を主軸に、マリエの即興演奏「ベルリオー ズへのオマージュ」、そしてヴィオラ独奏のための「アルティッシモ!」を収録しております。オルガンの多様な音色を生かし音色の魔術師ベルリオーズを色彩豊かに 演奏しております。同コンビの最新アルバム「アド・ペルペトゥアム・JSB・メモリアム」(HORTUS-204)も好評発売中です。 (Ki)

NoMadMusic
NMM-100(1CD)
変容〜室内楽のR・シュトラウス
もうひとりのティル・オイレンシュピーゲル(ハーゼンエール編)【五重奏】
「カプリッチョ」から弦楽六重奏曲
13管楽器のためのセレナードOp.7
変容(ルドルフ・レオポルト編)【七重奏】
ル・オフ

録音:2019年11、12月/フィラルモニ・ド・パリ
R・シュトラウスといえば、まず大編成のオーケストラ曲が連想され、人気も高いことは言うまでもありませんが、室内楽は一部を除きあまり顧みられて いない現状です。パリOメンバーによる室内楽グループ「ル・オフ」がその4作品を見事に披露。
歌劇「カプリッチョ」の序奏は登場人物フラマンが作曲したという設定の弦楽六重奏曲で、R・シュトラウスの貴重なオリジナル室内楽曲。晩年のシュトラ ウスならではの自然で透明な世界が満喫できます。また17歳の時の作「13管楽器のためのセレナード」は少年の作とは思えぬ才気に満ち、巨匠ハンス・フォン・ ビューローに認められた記念的作品。
フランツ・ハーゼンエールが五重奏に編曲した「もうひとりのティル・オイレンシュピーゲル」は腕利きが良く手掛けますが、ル・オフのアンサンブルは驚きの完 璧さ。またルドルフ・レオポルト編の七重奏版「変容」も聴きものです。 (Ki)

KLARTHE
KLA-029(1CD)
モーツァルト〜フリーメーソン思想
(1)アダージョ 変ロ長調 K.411
(2)いとしい光、麗しい光よ K.346
(3)いとしき人よ、たとえ遠くにいても K.438
(4)愛らしい2つの瞳が K.439
(5)数多い恋人たちの間にももう見られない K.549
(6)いまや恐ろしい時が来た K.436
(7)私は貧欲な運命を黙って悲しもう K.437
(8)ディヴェルティメント 変ロ長調 K.439b-1
(9)ディヴェルティメント 変ロ長調 K.439b-2
(10)ディヴェルティメント 変ロ長調 K.439b-3
(1)フローラン・エオー(Cl)、ニコラ・バルディルー(バセットホルン)
(2)-(7)マリー=ベネディクト・スケ(S)、カリーヌ・デエ(Ms)、ヴァンサン・パヴェージ(Bs)
ジャン=フランソワ・ヴェルディエ(Cl)、ジュリアン・シャボ(Cl)、アレクサンドル・シャボ(バセットホルン)

録音:2015年6月サン=マルセル寺院(パリ)
モーツァルトがクラリネット奏者アントン・シュタードラーのために書いた室内楽曲、歌曲に焦点を当てたアルバム。モーツァルトと同様シュタードラーはフリーメイ ソンに入会しており、モーツァルトと親しくなるきっかけになったと言われております。Klarthe Recordsが誇る名手が演奏しております。仏ディアパソン・ドー ル5受賞ディスク。 (Ki)

Solo Musica
SM-391(1CD)
NX-B0
アントン・エーベルル(1765-1807):弦楽四重奏曲集 Op. 13Nos. 1-3(1801)
弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op. 13No. 1
弦楽四重奏曲 ニ長調 Op. 13No. 2
弦楽四重奏曲 ト短調 Op. 13No. 3
カザルQ

録音:2021年10月12-15日バイエルン放送 第2スタジオ(ドイツ)
アルバム「ベートーヴェンの世界 1799-1851」(SM-283)の録音を進める際、モーツァルトの弟子であったアント ン・エーベルルの作品に出会ったというカザル四重奏団のメンバーたち。このアルバムではその作品を取り上げ、当 時ベートーヴェンを上回る評価を得るも、絶頂期に病によって不意に人生に幕を降ろしたエーベルルの真価を 探っていきます。この3曲の四重奏曲は1801年に書かれたもので、ウィーン古典派の様式に基づきながら、初期 ロマン派への移行を感じさせる革新的な作品です。 カザル四重奏団はグラミー賞に3度ノミネートされたほか、ECHO KLASSIK、DIAPASON d'Orをはじめとした 音楽誌で数々の賞を受賞した古典派作品を得意とするSQです。

TOCCATA
TOCC-0389(1CD)
NX-B0
パウル・ユオン(1872-1940):ヴィオラのための室内楽作品集
ヴィオラ・ソナタ ニ長調 Op. 15(1901出版)
ヴィオラ・ソナタ ヘ短調 Op. 82a(1924出版)
ロマンス Op. 7b- ヴィオラとピアノのために(1898)
シルエット 第2集 Op. 43- ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのために(1909 出版)…この版による世界初録音
トリオ・ミニアチュール集 Op. 18b - ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのために(1920 出版)
ベイジル・ヴェンドリエス(Va)
イーゴリ・ピカイゼン(Vn)
ウィリアム・デイヴィッド(P)

録音:2021年3月1-4日
1872年、スイス人の両親のもとにモスクワで生まれたパウル・ユオン。モスクワ音楽院では作曲と音楽理論をアン トン・アレンスキーおよびセルゲイ・タネーエフに師事し、その後ベルリンに留学。ヴォルデマール・バルギールのもとで 研鑽を積みました。同郷のラフマニノフから「ロシアのブラームス」と呼ばれるほど初期の作品からはドイツ・ロマン派 の影響が感じられますが、少しずつ複雑なリズムや旋法を用いた作風に移行、作品は難解になっていきます。 このアルバムにはヴィオラを伴う作品を収録。渋く深い音色を生かしたこれらの作品からは、確かにブラームス風の 響きも感じられますが、作曲年代に20年以上の隔たりがある2つのヴィオラ・ソナタからは、ユオンの作風の変遷 が窺えます。 ヴィオラを弾くヴェンドリエスはコロラドSOの首席奏者を務めたほか、1986年から1995年までオーロラ四 重奏団のメンバーとして、ニューヨーク、ロンドン、東京でリサイタルを行ったことがあるヴェテラン奏者。現在は教育 者として後進の指導に熱心にあたっています。
TOCCATA
TOCC-0548(1CD)
NX-B0
ヨゼフ・シェルプ(1894-1977):室内楽作品集 第2集
室内音楽 - フルート、ヴィオラとハープのために(1948)
ソナタ第3番? フルートとピアノのために(1971)
三重奏曲 - フルート、チェロとピアノのために(1961)
四重奏曲 - オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために(1953)
ステファヌ・レティ(Fl)
ニコラ・コック=バシリウ(Ob)
イザベル・モレッティ(Hp)
アレクサンダー・クナーク(Vn)
ジャン=エリック・スーシー(Va)
デニス・ジダーノフ(Vc)
ログリット・イシャイ(P)

録音:2019年10月22-25日
世界初録音
20世紀ドイツの知られざる作曲家の一人、ヨーゼフ・シェルプ。シェルプはもともと「リストの弟子」として活躍した才 能あるピアニストであり、フライブルク音楽院の教師としても活躍、第二次世界大戦中には作曲家としての名声 も勝ち得ていましたが、1942年に爆撃によってそれまで書いた作品のほとんどが消失してしまいました。しかし戦 後に不屈の精神で立ち直り、ヒンデミットを思わせる新古典的な作品や、バルトーク風の力強い曲を次々発表、 82歳で亡くなるまでその創作意欲が衰えることはなく、150近くの作品を書き上げています。今回収録された世 界初録音となる4つの室内楽曲は、作曲家の息子アルベルトが、未録音の父の作品を集め編集したもの。どの 曲からもフランス印象派の影響が感じられるとともに、シェルプの巧みな対位法が生かされており、作品からは自 由なエネルギーと楽しい雰囲気が溢れています。

ALPHA
ALPHA-861(1CD)
『CREATION』 〜ロッケンハウス室内楽音楽祭40周年記念

(1)ヘレナ・ヴィンケルマン(1974-):アトラス 〜チェロ、ティンパニと弦楽のための協奏曲 (2019)
(2)ソネット74(2020-21)
(3)マタン・ポラト(1982-):三重奏による断章 (2021)
(4)エリッキ=スヴェン・トゥール(1959-):メモ (2021)
(5)オッリ・ムストネン(1967-):インヴェンティオ (2021)
(6)PATKOP(パトリツィア・コパチンスカヤ)(1977-): ギリビッツィ(気ままな小品)
(7)マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ(1973-):賛歌 (2021)
(8)クルト・シュヴェルツィク(1935-):.ロッ
(9)エサ=ペッカ・サロネン(1958-):ロッケンハウスのための2つの断章(2021)
 典礼
(10)ペンタトニック・チェイン
(11)ラファエル・メルラン(1982-):チェロ協奏曲 (2016)
(12)ヨハネス・ユリウス・フィッシャー(1981-):スティル・ヒア (2021)
(13)レーラ・アウエルバッハ(1973-):DON’T PROLONG GOODBYES (別れは手短に) (2021)
(1)ニコラ・アルトシュテット(Vc)、ヨハネス・ユリウス・フィッシャー(打楽器)、ロッケンハウス・ストリングス、バルナバス・ケレメン(指)
(2)ジョルト・フェイェールヴァーリ(Cb)、イリヤ・グリンゴルツ(VnI),ヘレナ・ヴィンケルマン(VnII)、ペーテル・サボー(Vc)
(3)イリヤ・グリンゴルツ(Vn)、ニコラ・アルトシュテット(Vc)、ユリアン・洋・ヘーデンボルク(P)
(4)ミースン・ホン=コールマン(Vn)、ニコラ・アルトシュテット(Vc)、ヨーナス・アホネン(P)
(5)ニコラ・アルトシュテット(Vc)
(6)ヴィルデ・フラング(Vn)、ニコラ・アルトシュテット(Vc)
(7)イリヤ・グリンゴルツ(Vn)、ティモシー・リダウト(Va)、ニコラ・アルトシュテット(Vc)、ニコラス・リマー(P)、ヨハネス・ユリウス・フィッシャー(打楽器)
(8)イリヤ・グリンゴルツ(Vn)、ティモシー・リダウト(Va)、ニコラ・アルトシュテット(Vc)、ニコラス・リマー(P)
(9)タチアナ・グリンデンコ(Vn)、ニコラ・アルトシュテット(Vc)、クレメラータ・バルティカ
(10)ギドン・クレーメル(Vn)、ニコラ・アルトシュテット(Vc)、クレメラータ・バルティカ
(11)ラニコラ・アルトシュテット(Vc)、ロッケンハウス・ストリングス、ラファエル・メルラン(指)
(12)ニコラス・リマー(P)
(13)ニコラ・アルトシュテット(Vc)、ロッケンハウス・ストリングス

録音:2021年7月 ロッケンハウス教区教会
ギドン・クレーメルが中心となり、1981年にオーストリアのロッケンハウスで始められた室内楽音楽祭。40周年となる2021年はコロナ禍の中 ながら無事に開催され、ヘレナ・ヴィンケルマンとラファエル・メルランによるチェロ協奏曲2曲が現在の芸術監督ニコラ・アルトシュテットのソロで 初演されたほか、音楽祭に所縁のあるアーティストたちが多数の新作を寄せました。ヴィンケルマンの協奏曲が25分で「ソネット74」が9分ほ ど、メルランの協奏曲が15分ほどあるほかは、ほとんどが1分前後、長くて3分台という演奏時間の小品ばかり。エサ=ペッカ・サロネン、レー ラ・アウエルバッハ、エリッキ=スヴェン・トゥールなどの人気作曲家や、パトリツィア・コパチンスカヤ、オッリ・ムストネンといった気鋭の演奏家たち による作品が次々と現れ、まるで万華鏡のような面白さです。音楽祭の創立者クレーメルのほか、参加アーティストの豪華さもこの音楽祭な らでは。

オクタヴィア
OVCL-00785(1SACD)
税込定価
2022年6月22日発売
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ長調 作品12-1
ヴァイオリン・ソナタ 第3番変ホ長調 作品12-3
ヴァイオリン・ソナタ 第8番ト長調 作品30-3
伊藤 亮太郎(Vn)
清水 和音(P)

録音:2022年3月9-10日 東京・稲城iプラザ
NHKSOコンサートマスターとして活躍するヴァイオリニスト伊藤亮太郎と、ソリスト・室内楽 奏者としてトップの実力を誇るピアニスト清水和音がセッション録音で望む、ベートーヴェンのヴァイ オリン・ソナタ集の第2弾。 作品に真摯に向き合う熟練の音楽家2人の表現が呼応し、丁寧に誠実に紡がれる美しい旋 律とハーモニーが収められています。 名手の饗宴を、EXTON高音質録音でお楽しみください。(オクタヴィア)

ATMA
ACD2-2842(1CD)
神話
ヴォーン=ウィリアムズ:揚げひばり(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
ラヴェル:ソナチネ(原曲:ピアノ独奏)
ヤナーチェク:おとぎ話(原曲:チェロとピアノ)
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(原曲:オーケストラ)
シマノフスキ:神話(原曲:ヴァイオリンとピアノ)

※すべてアリアーヌ・ブリッソンによるフルートとピアノのための編曲
アリアーヌ・ブリッソン(Fl)
オリヴィエ・ユベール=ブシャール(P)

録音:2021年5月10-12日/ケベック、ドメーヌ・フォルジェ、コンサートホール
フルーティストのアリアーヌ・ブリッソンによるトランスクリプション・アルバム。基本的に自ら編曲を施していますが、『牧神の午後への前奏曲』についてはギュ スターヴ・サマズイユ版(Vnまたはフルートとピアノのための編)を参考にしているようです。どの曲もフルートの音色が楽曲の幻想性をより豊かにし ていて、新たな魅力に気づかされます。
ATMA
ACD2-2865(1CD)
変身
アレクサンドル・グロッグ(1979-):ラ・フォリアによる3つの変奏曲 *
フランソワ・ヴァリエール(1978-):二重の独白
マルヤン・モゼティヒ(1948-):感傷的変容
キャロライン・リゾッテ(1969-):クロース・フォー・クロワール
アレクサンドル・グロッグ:白鳥から白鳥に
サン=サーンス:『動物の謝肉祭』より 白鳥
ケリー=マリー・マーフィー(1964-):もしもカエルを見たならば
ジェントル・ジャイアント:Cogs in Cogs *
ヴァレリー・ミロト(Hp)
ステファン・テトロー(Vc)
ベルナール・リッシュ(ドラム)*

録音:2021年11月15-18日/ケベック、ドメーヌ・フォルジェ、コンサートホール
ハープとチェロによる現代音楽集です。ラ・フォリア変奏曲はコレッリを思わせる古典的音楽。と思って聴いていたら最後はドラムセットを交えて盛り上がると いう仕掛け。さまざまな現代的センスによる変身を繰り返し、美しいサン=サーンスの『白鳥』も束の間、プログレッシブ・ロックからの編曲である『Cogs in Cogs』で幕を閉じるという奇抜アルバム。 (Ki)

Global Culture Agency
GCAC-1048(1SACD)
シングルレイヤー
レオニード・コーガン/ライヴ・イン・パリ1977&1982

(1)〈ライヴ・イン・パリ1977〉
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番ニ短調 BWV1004より サラバンド(アンコール)

(2)〈ライヴ・イン・パリ1982〉
シューベルト:ヴァイオリン・ソナチネ 第3番 ト短調 D.408
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934
ブラームス:F.A.E.ソナタより スケルツォ ハ短調 WoO2
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番ニ短調 BWV1004より シャコンヌ
パガニーニ:カンタービレ ニ長調 Op.17
ファリャ(コハンスキー編):スペイン民謡組曲
プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』より 仮面(アンコール)
全て、レオニード・コーガン(Vn)

(1)エマニュエル・クリヴィヌ(指)、フランス放送ニューPO
(2)ニーナ・コーガン(P)

ライヴ録音:(1)1977年2月18日メゾン・ドゥ・ラ・ラジオ(ステレオ)
(2)1982年10月20日シャンゼリゼ劇場、パリ(ステレオ)

2022年新リマスター
初SACD化
pectrum SoundからCDでリリースされたものの廃盤となっているタイトルを、Global Culture AgencyがライセンスしてSACD化。フランス国立視聴 覚研究所(INA)所有のオリジナル音源(24bit/192kHz)から、国内で独自リマスターを施して商品化しています。
コーガンの貴重なパリ・ライヴ。まずは1977年、ベートーヴェンの協奏曲は温かみのあるふくよかなコーガンの独奏と、元ヴァイオリニストであった指揮者クリ ヴィヌらしいソリストに十分配慮した好サポートが、互いにみごとに高まり合う名演。アンコールも極上です。そして1982年、死の直前に娘ニーナのピアノ伴奏で 行われたリサイタルはさらに貴重な録音で、ブックレット所収の平林直哉氏による解説では「最晩年の澄み切った世界を思わせるような、心にしみいる演奏」とあ ります。無伴奏の『シャコンヌ』も忘れがたい感動の名演! (Ki)

DACAPO
MAR-6.220717(1SACD)
NX-B08
ホルンボー(1909-1996):弦楽四重奏曲集 第2集
弦楽四重奏曲第2番Op. 47(1949)
弦楽四重奏曲第14番Op. 125(1975)
クァルテット・セレーノ Op. 197posth.(1996)(弦楽四重奏曲第21番、ペア・ノアゴー編)
ナイチンゲールSQ

録音:2020年6月27-29日、12月19-22日
第1集(8.226212)がグラモフォン誌で高く評価された、ナイチンゲールSQによるヴァーフン・ホルン ボーの弦楽四重奏曲集。第2集には第2番、第14番、遺作となった「クァルテット・セレーノ」の3曲が収録されて います。 5楽章で構成された第2番は1949年の作品。それまでに10曲の弦楽四重奏曲を書いていたホルンボーは以前 の作品をすべて破棄し、1年半を費やして新たに第1番から第3番までを作曲したという力作です。1975年に作 曲された第14番は、第2番とはほぼ25年の隔たりがあり、その作風もかなり変化しています。6楽章がコンパクト にまとめられた幻想的な作品です。「クァルテット・セレーノ」はホルンボー未完の作品で、彼の弟子ペア・ノアゴー が補筆完成させました。 ナイチンゲールSQは2007年に結成されたコペンハーゲンを拠点とするアンサンブルです。

DACAPO
MAR-8.226127(1CD)
NX-B08
ニールス・ヴィゴ・ベンソン(1919-2000):木管五重奏曲集
木管五重奏のための変奏曲 Op. 21(1943)
ボプ・クィンテット Op. 80(1952)
木管五重奏曲第3番Op. 29(1944)
木管五重奏曲第4番Op. 59(1949)
木管五重奏曲第5番Op. 116(1958)*
カール・ニールセン・クィンテット

録音:2021年4月2-3、10-11、18日、5月9日
*以外=世界初録音
デンマーク現代音楽の象徴的存在として知られたニールス・ヴィゴ・ベンソン。1940年代より活動をはじめ、古典 派の形式を用いた独自の作風を開拓、1000作に近いユニークな作品を遺しています。 このアルバムには5曲の木管五重奏作品を収録。どの曲も親しみやすい旋律を持ち、ヴィルトゥオーゾ的な表現と 創意工夫に満ちた作品を楽しめます。 カール・ニールセン・クインテットは、2006年に結成されたデンマークのアンサンブル。各々のメンバーはアンサンブル でのキャリアと並行して、デンマークとスウェーデンのSOで活躍する名手たちです。

CEDILLE
CDR-90000211(1CD)
NX-B04
現代シカゴのトリオ集
ショーン・E・オペボロー(1981-):city beautiful…世界初録音
オーガスタ・リード・トーマス(1964-):...a circle around the sun...
シュラミト・ラン(1949-):Soliloquy
ミッシャ・ズプコ(1971-):Fanfare 80…世界初録音
ステイシー・ギャロップ(1969-):Sanctuary…世界初録音
リンカーン・トリオ【デジレ・ルフストラート(Vn)、デイヴィッド・カンリフ(Vc)、マルタ・アズナヴォーリアン(P)】

録音:2021年7月26-28日、2022年3月2-3日
アメリカの現代音楽界の中でも特に活況を呈しているのがシカゴ。このアルバムはシカゴを拠点とするリンカーン・ト リオが同地の現役作曲家5人の作品を演奏したもので、シカゴという街の音楽によるポートレートともいえるもので す。オペボローは"破壊的な美しさ""新鮮で新しく、大胆不敵"とワシントンポスト紙で絶賛された作曲家で、この 世界初録音となる「city beautiful」は3つの楽章を持ち、そのどれもがシカゴの特徴的な建築物を思い起こさ せます。リード・トーマスは"真のヴィルトゥオーゾ・コンポーザー"(ニューヨーカー誌)として、多くの賞を受賞した作曲 家。この「...a circle around the sun...太陽の周りの輪」はそれぞれの楽器に主役の座が与えられていま す。1991年にピューリッツァー賞を受賞したシュラミト・ランのSoliloquyは片思いを描いたという作品。彼女自身 の歌劇の音楽の断片が用いられています。ズプコもニューヨーク・タイムズ紙をはじめとする主要紙で賞賛され、米 国を代表するオーケストラや室内楽団に人気があります。この世界初録音となる祝祭的な「Fanfare 80」は、 楽器間のやりとりが見事な作品です。"シカゴで最も鋭い感性を持つ作曲家の一人"(シカゴ・トリビューン紙)と 評価されるギャロップの「Sanctuary」も世界初録音。Withoutでは亡き父の思い出を探す作曲者自身の姿 が、Withでは思い出の中で父と再会する喜びが描かれています。

MSR
MS-1800(6CD)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 +断章集
ハ長調 K.6(第1番)/ニ長調 K.7(第2番)/変ロ長調 K.8(第3番) /ト長調 K.9(第4番)/変ホ長調 K.26(第11番)/ト長調 K.27(第12番) /ハ長調 K.28(第13番)/ニ長調 K.29(第14番)/ヘ長調 K.30(第15番) /変ロ長調 K.31(第16番)/ハ長調 K.296(第24番)/ ト長調 K.301(第25番)/変ホ長調 K.302(第26番)/ ハ長調 K.303(第27番)/ホ短調 K.304(第28番)/ イ長調 K.305(第29番)/ニ長調 K.306(第30番)/ ヘ長調 K.376(第32番)/ヘ長調 K.377(第33番)/ 変ロ長調 K.378(第34番)/ト長調 K.379(第35番)/ 変ホ長調 K.380(第36番)/変ロ長調 K.454(第40番)/ 変ホ長調 K.481(第41番)/イ長調 K.526(第42番)/ ヘ長調 K.547(第43番)/ ソナタ断片 ト長調 K.Anh.47/ソナタ断片 イ長調 K.Anh.48/ ソナタ断片(アンダンテとアレグレット) K.404/ ソナタ断片(第37番) イ長調 K.402/ソナタ断片(アレグロ) 変ロ長調 K.372/ 幻想曲(ソナタ断章) ハ短調 K.396/ ソナタ断章(第38番)(アンダンテとアレグレット) ハ長調 K.403
アンドルー・スミス(Vn)、
ジョシュア・ピアース(P)

録音:2019年1月27日,2月12,13,24日,3 月19日,24日,4月14日,5月19日,6月16 日 米国 コネチカット州 フェアフィールド(ライヴ録音)
MSR がモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ全集を出した。しかも演奏、企画とも秀逸な もの。ヴァイオリンのアンドルー・スミスは英国出身で、英米を中心に活動しています。一 般的なヴァイオリンのレパートリーに加え、現代音楽を積極的に取り上げることでも知ら れています。ピアノのジョシュア・ピアースは MSR にかなりの録音をしており、その中には ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン(P協奏曲全集)、シューベルトなどから、ロ シアのピアノ協奏曲集、さらにはケージ作品集まで実に広範囲を手掛けるピアニスト。 そんな方向性の近い二人が生み出すモーツァルトのヴァイオリン・ソナタは、明快でサ ッパリとした感触のキリッとしたモーツァルト。加えてここには未完成作の録音がいろい ろ。断章ではあるもののいずれもモーツァルトならではの生き生きとした音楽なので、マ ニアには嬉しいもの。 この録音は米国、コネチカット州フェアフィールドの放送局WSHU の公開放送でのもの (会場は同放送局のザ・ストーン・ファミリー・アセンブリー・ホール)で、ジャケットにはラ イヴ・レコーディングとあるものの拍手はまったく入っていない。
MSR
MS-1780(1CD)
「天賦の才能」
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
ファリャ(マレシャル編):スペイン民謡組曲
バーバー:チェロ・ソナタ Op.6
チャイコフスキー:奇想曲集 Op.62
ミリアム・K.スミス(Vc)
ジェイコブ・ミラー(P)

録音:2020年9月 米国 オハイオ州 シンシナティ
米国の天才少女チェリスト、ミリアム・K.スミスの国際販売でのデビューCD。題名は ずばり「天賦の才能」。ミリアム・K.スミスは2006 年の生まれ。8歳でハイドンのチェロ協 奏曲第 1番を弾いて協奏曲デビューを果たす。以来米国各地で演奏活動を行ってい る。数年前に「着火 ignite」と題された CD を発表して好評を得た。この時のジャケット 写真はまだあどけない少女だったが、2020年録音のこの CD では既に大人の雰囲気 を醸し始め、それは演奏にも反映されています。瑞々しい音色と迷いのないボーイングは いかにも若々しい一方で、バーバーのチェロ・ソナタのような渋めの音楽での深みは到 底 10代半ばの少女の演奏とは思えない。ファリャのスペイン民謡組曲のような演奏効 果の高い曲でも彼女はむしろ抑え気味に弾いて内省的な美を追い求めています。もちろ んまだ成長途中で技術的な課題がないわけではないが、それでもスミスはこの時点で 非常に強い魅力を持ったチェリストであり、この CD を聞けば将来を期待しないわけに はいかないでしょう。ジェイコブ・スミスの伴奏もたいへん見事。
MSR
MS-1790(1CD)
「踊る夢」〜フランス近代&ピアソラ作品集
ドビュッシー(エスポジト&アキョル編):夢想
フォーレ(ウェブ編):子守歌
ドビュッシー(ノエル編):月の光
ピアソラ(エスポジト&アキョル編):夢/忘却/ミロンガ
フォーレ(モンロー&マスリ=フレッチャー編):夢の後に
ラヴェル(エスポジト&アキョル編):ハバネラ形式の小品
フォーレ(オウェンズ編):シシリエンヌ
ラヴェル(オウェンズ編):亡き王女のためのパヴァーヌ
ピアソラ(ヴェフマネン編):タンゴの歴史
ニコル・エスポジト(Fl)
チャータイ・アキョル(Hp)

録音:2021年8月 米国 アイオワ州 アイオワ・シティ
フルートとハープのデュオでフランス近代音楽を弾けば、それは優美さの極み。さら にピアソラが加わって、穏やかな午後に聞こうが、夜静かに聞こうが、極上の愉悦を味 わえるCD。 ニコル・エスポジトは米国のフルート奏者。彼女のフルートは音色が非常に美しいのだ が、ミヤザワフルートのMZ-1014金を使用しているとのこと。チャータイ・アキョルはトル コを代表するハープ奏者。1969年、バルケスィルの生まれ。アンカラ、ベルリンで学び、 マーラー室内Oなどで活躍した。
MSR
MS-1520(1CD)
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調Op.19
メアリー・コスタンツァ(Vc)
レイ・ピアポント(P)

録音:2016年3月16-18日米国 コネチカット州 レイクヴィル
米国のチェロ奏者、メアリー・コスタンツァの弾くブラームスとラフマニノフのソナタ。メアリー・ コスタンツァはニューヨーク州フェアポートの生まれ。カーティス音楽院を修了後、ロチェスター・ POなどで活動。現在はコネチカット州のグリニッチSOの副首席 奏者を務めています。軽めで柔らかい音色で温かく弾いています。伴奏のレイ・ピアポントはコネチ カット州のピアニスト。
MSR
MS-1701(1CD)
1919年のヴィオラ・ソナタ集
リロント:ヴィオラ・ソナタ Op.73
スラージュ:ヴィオラ・ソナタ Op.25
フート:ヴィオラ・ソナタ Op.78a
バントック:ヴィオラ・ソナタ ヘ長調〜第3 楽章
ヒラリー・ハーンドン(Va)
ウェイ=チャン・バーナデット・ロ(P)

録音:2020年8月13―15日 米国 テネシー州 ノックスビル
「1919」と題されたヴィオラ・ソナタ集。いずれの曲も1919 年に関わるものばかりです。 ジョゼフ・リロント Joseph Ryelandt(1870-1965) はベルギーの作曲家。日本ではジョセフ・ライ ラントやリエラント、さらにはベルギー人なのにドイツ語読みでヨーゼフ・リエラントなどと様々な カナ表記があるが、生地ブルッヘでの発音はジョゼフ・リロント。ヴィオラ・ソナタは 1919年に書 き上げられた。後期ロマン派的作風。 マルセル・スラージュ(1894-1970)はペルーのリマの生まれだが彼女が生まれて 5年ほどで一 家はフランスに引き上げる。ヴィオラ・ソナタは1919 年の作。ほんのりフランス風味の作風。 アーサー・フート(1853-1937)は米国、マサチューセッツ州セイラムの生まれ。ボストンを拠点に 活動した。ヴィオラ・ソナタは、1912年から1918 年に書かれたチェロ・ソナタから1919年に書き 改められたもの。ロマンティシズムの濃さと端正な作りが両立している隠れた佳作。 グランヴィル・バントック(1868―1946)はこの CD では最も有名な作曲家でしょう。英国、ロンドン の生まれ。ヴィオラ・ソナタは 1919年 7、8 月に書かれた。4つのヴィオラ・ソナタの中では最も 近代的な作風です。 ヒラリー・ハーンドンは米国を代表するヴィオラ奏者の一人。アメリカ・ヴィオラ協会の会長。埋も れたヴィオラ作品の発掘に力を入れ居ています。ウェイ=チャン・バーナデット・ロ(ロが本来の姓) は台湾出身のピアニスト。二人ともテネシー州を拠点に活動しています。
MSR
MS-1712(2CD)
サックス・スペクトラム 3」〜アルトおよびソプラノ・サキソフォンのための新しい音楽
グレン・ギリス(b.1956):逸脱
リチャード・ギリス(b.1955):永遠にとこれまでに
バーバラ・ヨーク(1949-2020):3つの奇妙な踊り
グレン・ギリス:敬意/漫画二重奏曲
デイヴィッド・キャプラン(1923-2015):格言
グレン・ギリス:組曲
グレン・ギリス&ジェイムズ・カニンガム(b.1954):ファンファーレ
 お忍び旅行/宇宙の組曲
ポール・スチャン:時の鐘
グレン・ギリス:嘆き/カプリッチョ
グレン・ギリス(アルトおよびソプラノSax)
ジェイムズ・カニンガム(ディジュリドゥ,ほら貝,打楽器)
ゲイリー・ゲーブル(歌)
ウェイン・ギースブレクト(エレクトロ=アコースティックス)
リチャード・ギリス(トランペット,フリューゲルホルン)
ボニー・ニコルソン(P)
サトラム・ラムゴトラ(タブラ,ドラムセット)

録音:2020-2021年 カナダ サスカチュワン州 サスカトゥーン
第1集(MS-1328)、第2集(MS-1524)に続くサックス・スペクトラムの第3 集。今回もサキソフ ォン奏者のグレン・ギリスが中心となって、ジャズ風、ポップス風、クラシック風の様々な作品を 演奏しています。ディジュリドゥはオーストラリアの先住民アボリジニが用いる管楽器。
MSR
MS-1729(1CD)
「熟慮」〜アリッサ・モリス:オーボエのための室内楽作品集
4つの個性(オーボエとピアノのための)
天気予報(オーボエと4つの打楽器奏者のための)
熟慮(無伴奏オーボエのための)
嵐の海の寓話(2つのオーボエとイングリッシュ・ホルンのための)
「27-72」(オーボエとピアノのための)
アリッサ・モリス(Ob)
アマンダ・アーリントン(P)
ヘザー・バクスター(Ob)
サラ・レンナー(イングリッシュ・ホルン)

録音:2020年2月10日,2021年3月6,13,24日,5月20,21日、米国 カンサス州立大学
米国のオーボエ奏者、作曲家のアリッサ・モリスの自作自演集。アリッサ・モリスは現在、カン ザス州のトピカSOの首席オーボエ奏者を務めています。「27-72」という奇妙な題は、引き 算ではなくて、米国テキサス州のベイラー大学で1972 年から2018年までオーボエを教えてい たドリス・デローチの在籍期間が彼女の27 歳から72歳だったことを示しています。
MSR
MS-1799(1CD)
ローレンス・ロウ(b.1956):ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヴァイオリン・ソナタ(2011)
アダージョとセルティック・ダンス(2017)*
…喪失を思い(2017)
悲歌(2020)*
エミリーに霊感を与えられ(2021)
オーブリー・スミス・ウッズ(Vn)
レックス・ウッズ(P)
アレグザンダー・ウッズ(Vn)

録音:2018年,2021年 米国 ユタ州 プロヴォ
ローレンス・ロウのヴァイオリンとピアノのための作品を集めたCD。ローレンス・ロウは1956 年 生まれの米国の作曲家、なのだが作曲を始めたのは何と2003 年のこと。それまでロウはホルン 奏者、ホルン教師として数十年活動してきた。40 代後半になってホルン・ソナタなどを書いたと ころが非常に好評を得て、作曲家に転身した。このCD に収録されている5曲はいずれも平明 で静けさを湛えた優しい音楽で、それでいて芸術性が高い。技術的には平易で凝ったことはし ていないにもかかわらず音楽が魅力的なのは、ロウの感性の良さゆえでしょう。なかなかの掘り出 し物です。 オーブリー・スミス・ウッズは米国のヴァイオリニスト。21 世紀の音楽を得意としています。

フォンテック
FOCD-9849(1CD)
税込定価
2022年6月8日発売
トランペット作品集/辻本憲一
ピーター・マックスウェル・デイヴィス:トランペット・ソナタ
シャルル・シェーヌ:トランペット協奏曲
ジョゼフ・トゥリン:4つの小品
ウラディーミル・ペスキン:トランペット協奏曲 第1番ハ短調
辻本憲一(Tp)
松下倫士(P)

録音:2017年11月24・27・28日 富士見市民文化会館 キラリふじみ
読売日本SOの首席トランペット奏者として活躍する辻本憲一。25 年にわたりオーケストラでキ ャリアを積み重ねてきた辻本が、ようやく満を持して世に問う初のソロ・アルバムです。 デビュー作に選ばれたのは、彼がそのキャリアの中でじっくりと温めてきた、真摯かつ硬派なプログ ラム。イギリス・フランス・アメリカ・旧ソ連の4 作曲家による、時代性もスタイルもバラエティに富 んだ作品群を通し、聴きごたえ満点の充実した演奏を繰り広げます。 活躍著しい作曲家 松下倫士による、楽曲への深い洞察と盤石のテクニックを備えたピアノを得て、辻 本の経験に裏打ちされた豊かな音楽性と高度な技術が、ここに見事に結実しています。 (フォンテック)

Challenge Classics
CC-72909(1CD)
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集 BWV1027-1029
ソナタ第1番ト長調 BWV1027
ソナタ第2番ニ長調 BWV1028
ソナタ第3番ト短調 BWV1029
『音楽の捧げもの』BWV1079より 3声のリチェルカーレ ハ短調
セルゲイ・イストミン(ヴィオラ・ダ・ガンバ:1655年スタイナー製)
ヴィヴィアナ・ソフロニツキー(フォルテピアノ:1749年ジルバーマン製、ポール・マクナルティによるコピー)

録音:2021年7月
こだわりの楽器選択で奏でるバッハのガンバ・ソナタ集。1655年にヤコブ・シュタイナーが製作したヴィオラ・ダ・ガンバと、1749年ジルバーマン製フォルテ ピアノのコピーを使用しています。ジルバーマンピアノはバッハの生前から存在しており、この偉大なピアノ製作家とバッハは交流もあったとされています。独特の 爽やかで魅力的なサウンドが癖になりそうな1枚。 (Ki)

CPO
CPO-555164(6CD)
NX-G11
ボッケリーニ:24の弦楽四重奏曲
【CD1】…999123
弦楽四重奏曲集 Op. 2No. 1-6
【CD2】…999202
弦楽四重奏曲集 Op. 32No. 4-6
【CD3】…999206
弦楽四重奏曲集 Op. 33No. 1-6
【CD4】…999205
弦楽四重奏曲集 Op. 39&Op. 41No. 1-2
【CD5】…999070(CD1)
弦楽四重奏曲集 Op. 58No. 1-3
【CD6】…999070(CD2)
弦楽四重奏曲集 Op. 58No. 4-6
ソナーレQ…CD1
ノモスQ…CD2
レヴォリューショナリー・ドローイング・ルーム…CD3-6

録音:1990年6月…CD1
Zentralsaal, Bamberg(ドイツ)
1994年6月14-16日…CD2
All Saints Church, Old Heathfield, East Sussex(UK)
1994年2、6月…CD3
1991年10月15日、1993年2月23,24日…CD4
1992年10月…CD5、6
チェロ奏者として活躍したボッケリーニにとって、18世紀に発展した弦楽四重奏曲というジャンルは重要な位置を 占めており、全部で90曲ほどの作品を残しました。ここではCPOに録音のある24曲をお求めやすい価格のBOX として再リリースいたします。 CD1に収録された作品2は最初期のもの。彼がイタリアを去る前に書かれた作品で、サンマルティーニなどの諸先 輩の影響が見える「よく歌う」作品です。CD2の作品32は1780年頃の作品。ウィーン、ロンドン、パリで出版され 人気を得ました。CD3の作品33はハイドンの「ロシア四重奏曲」と同じ年の作品。6曲すべてが2楽章形式で書 かれています。CD4の作品39と41は、ボッケリーニがプロシア国王に贈った作品。チェロ好きの国王を喜ばせたと いわれています。CD5と6は晩年の作品で、第2番の最終楽章には当時流行していた「きらきら星」の旋律が効 果的に使われています。

Paladino Music
PMR-0122(1CD)
ミヒャエル・マウトナー(1959-)&オットー・M・ツィカン(1935-2006):Das Unterosterreichische Liederbuch
ミヒャエル・マウトナー:Gegenstimme(Pとヴァイオリンのための18の変容)
オットー・M・ツィカン:Verborgene Erinnerungen(P、チェロ、ヴィブラフォンのための三重奏曲)
ハインリヒ・シフ(Vc)、
オットー・M・ツィカン(P)、
クルト・プリホダ(ヴィブラフォン)

録音:1975年、1995年5月、2020年9月
20世紀後半のオーストリアを代表する重要な作曲家の一人、オットー・M・ツィカン(1935-2006)と、同じくオーストリア出身で、モーツァルテウム音楽院でゲルハルト・ヴィンベルガーに学び、ルトスワフスキ、デュティユー、ヘンツェらのマスタークラスを修了した作曲家・指揮者、ミヒャエル・マウトナー(1959-)による室内楽作品集。打楽器奏者のクルト・プリホダとツィカン自身のピアノ、そして2016年に亡くなったチェリストのハインリヒ・シフが参加した三重奏曲「Verborgene Erinnerungen(秘められた記憶)」は、今回初リリースとなるORFアーカイブからの貴重な音源です。

Chandos
CHAN-20244(1CD)
ハイドン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.1
ハイドン:ピアノ三重奏曲第32番イ長調 Op.70-1(HOB.XV:18)(1794)、
ピアノ三重奏曲第38番ニ長調 Op.73-1(HOB.XV:24)(1795)、
ピアノ三重奏曲第40番嬰ヘ短調 Op.73-3(HOB.XV:26)(1795)、
ピアノ三重奏曲第23番変ホ長調 Op.42-3(HOB.XV:10)(1785)、
ピアノ三重奏曲第20番ニ長調 Op.40-2(HOB.XV:7)(1785)
ヨハネス・ユリウス・フィッシャー(b.1981):ワン・バー・ワンダー(HOB.XV:7の再構築)(2021)
トリオ・ガスパール

録音:2021年8月16日-18日、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
トリオ・ガスパールによるハイドンのピアノ三重奏曲全曲録音がスタートしました。ハイドンはその輝かしいキャリアの中で40曲以上ものピアノ三重奏曲を作曲しています。またそれだけ多くの作品が残っているにもかかわらず、それらの作品は各々が独自の特徴を持っており、魅力を持っています。このアルバムでは、それらの作品の中から中期または後期に作曲された作品を収録しています。また、興味深いのはハイドンのピアノ三重奏曲から触発された作品を、現代作曲家に依頼しており、パーカッション奏者兼作曲家のヨハネス・ユリウス・フィッシャーによる作品が世界初録音されています。ハイドンの作品と、現代の視点から見たハイドンの作品をぜひ聴き比べてみてください。
トリオ・ガスパールは、2010年にドイツ、ギリシャ、イギリス出身のメンバーで設立され、その新鮮な解釈とアプローチで称賛されており、ヴィグモアホールやベルリン・フィルハーモニーといった世界の主要なコンサート・ホールで定期的に演奏を行っています。彼らはワイマールで行われたヨーゼフ・ヨアヒム室内楽コンクール、ウィーンでのハイドン国際室内楽コンクールなどで優勝しており、その演奏会では創設当時からハイドンの作品を積極的に取り上げています。

Da Vinci Classics
C-00581(1CD)
アルモニー・デッラ・セラ〜インターナショナル・コンサート・シリーズ Vol.1
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調 K.581
ブラームス:弦楽五重奏曲第2番イ短調 Op.51-2
ファブリツィオ・メローニ(Cl)、
クヮルテット・レオナルド〔サラ・パスティーネ(Vn)、ファウスト・チガリーニ(Vn)、サルヴァトーレ・ボレッリ(Va)、ロレンツォ・コシ(Vc)〕

録音(ライヴ):2021年8月9日、サンタ・マリア・デッラ・ピアッツァ教会(アンコナ、イタリア)
イタリアのインターナショナル・コンサート・シリーズである「アルモニー・デッラ・セラ」とのコラボレーションによるレコーディング・プロジェクトの第1弾。
ミラノ・スカラ座Oで首席クラリネット奏者として活躍したファブリツィオ・メローニが、若きアンサンブル、クヮルテット・レオナルドのサポートを得てモーツァルトの作品群の中でもピークの1つである「クラリネット五重奏曲」で見事な演奏と解釈を披露してくれています。
Da Vinci Classics
C-00575(1CD)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ全集(ピリオド楽器による世界初録音)
ソナタ第1番ヘ長調(MWV.Q7)
ソナタ第2番ヘ短調(MWV.Q12)
ソナタ第3番ヘ長調(MWV.Q26)
ヴァレンティーナ・ニコライ(バロック・ヴァイオリン/製作者不詳1712年ヴェネツィア製)、
シモーネ・エル・オウフィル・ピエリーニ(フォルテピアノ/ヨハン・ハーゼルマン1800年製&コンラート・グラーフ1830年製)

録音:2021年2月、パラッツォ・アンニバルデスキ(モンテ・コンパトリ、イタリア)
ピリオド楽器の演奏、古楽奏法のスペシャリストであるヴァレンティーナ・ニコライとシモーネ・エル・オウフィル・ピエリーニのデュオが奏でる「ピリオド楽器」によるメンデルスゾーンのヴァイオリン・ソナタ集。
ウート・ウーギのユース・オーケストラでコンサート・ミストレスを務めた経歴を持つニコライのヴェネツィア製のバロック・ヴァイオリンと、ハーゼルマン(第1番)とグラーフ(第2番&第3番)のフォルテピアノを弾き分けるピエリーニのデュオが、並外れた美しさを持つメンデルスゾーンの1ページにまったく新しい光を当て、この編成のための19世紀初期に書かれた秀作3作品の洗練さのすべてを当時の響きで味わうことができます。
Da Vinci Classics
C-00574(1CD)
シューベルト〜ヴィオラとピアノのための作品集
春の想い D686B/笑いと涙 D.777/シルヴィアに寄す D.550/死と少女 D.531/糸を紡ぐグレートヒェン D.118/涙の讃歌 D.711/水の上で歌う D.774/おやすみ/風見の旗/セレナード D.957-4/ミニョンの歌/連祷 D.343/アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
デュオ・カラヴァッジョ〔トンマーゾ・ヴァレンティ(Va)、ジョイア・ジュスティ(P)

録音:2021年6月28日-29日、サン・ジョバンニ・バッティスタ教区教会(ルッカ、イタリア)
ヴィオラの甘く奥深き音色が奏でるシューベルトの「歌曲」と「アルペジョーネ・ソナタ」を収めた秀逸なプログラム。
2021年に結成されたイタリアのアンサンブル、デュオ・カラヴァッジョは、トンマーゾ・ヴァレンティのヴィオラがあらゆる瞬間を貫くシューベルトの音楽の叙情性を明確に描き出され、熟慮を重ねて選曲されたリートの数々が演奏とプログラムに花を添えています。

Albion Records
ALBCD-049(1CD)
ヴォーン・ウィリアムズ〜トゥルーロからのオルガン・トランスクリプションズ
富める人とラザロの5つのヴァリアント(デイヴィッド・ブリッグス編曲によるオルガン独奏版)
揚げひばり(デイヴィッド・ブリッグス編曲によるオルガン伴奏版)*
交響曲第5番ニ長調(デイヴィッド・ブリッグス編曲によるオルガン独奏版)
デイヴィッド・ブリッグス(Org)、
ルパート・マーシャル=ラック(Vn)*

録音:2021年8月11日-13日、トゥルーロ大聖堂(イギリス)
ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品、埋もれていた作品、未発表作品などを取り上げてきた、ヴォーン・ウィリアムズ協会の自主レーベル「アルビオン・レコーズ(AlbionRecords)」。このアルバムでは、ヴォーン・ウィリアムズの交響曲の中でも日本で演奏される機会が最も多い 「交響曲第5番」 をメインに、「富める人とラザロの5つのヴァリアント」 の2曲を貴重なオルガン編曲版で奏でます。また、民謡風の旋律を用いた美しい牧歌的雰囲気を持つ傑作の1つ 、 「揚げひばり」 をカップリングしています。「交響曲第5番」 は、1943年に完成。9つある交響曲の中でも最も温かみのある作品で、同時期に作曲が進められていたオペラ「天路歴程」の影響も受けています。また、シベリウスに献呈されたことでも有名です。
国際的なオルガン奏者として活躍するデイヴィッド・ブリッグスは、その音楽性、巧妙さで幅広い世代の聴衆を魅了。オーケストラ作品の編曲家としての一面を持つブリッグスは、ヴォーン・ウィリアムズ協会からの依頼で、本アルバムのためにこれらの曲を見事にオルガン版にまとめあげています。アルバムのタイトルにもある通り、イギリスのトゥルーロ大聖堂でレコーディングが行われ、教会という豊かな響きの空間と相まって、国内で最も優れた楽器の1つとして称される、「ウィリス神父オルガン」の勇

Orchid Classics
ORC-100198(1CD)
NX-B03
ラテン・アメリカの音楽集
ブローウェル(1939-):キューバの歌
ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌W122
グアスタビーノ(1912-2000):パンパマパ
ポンセ:3つのメキシコ民謡より
Por ti mi corazon
エグベルト・ジスモンチ(1947-):水とワイン*
ポンセ:エストレリータ(ジジ&J.ハイフェッツ編)*
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
ヴィラ=ロボス:ペケーニャ組曲- Melodia メロディア
 波のように
ポンセ:ソナタ ト短調 - チェロとピアノのために
ピアソラ:Oblivion オブリビオン
ジョン=ヘンリー・クロフォード(Vc)
ビクトル・サンティアゴ・アスンシオン(P)
ジジ(G)*

録音:2021年10月5-8日
アメリカ出身のチェリスト、ジョン=ヘンリー・クロフォード。前作「DIALOGO」(ORC100166)ではブラームス、リゲ ティ、ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタを披露しましたが、今作では趣向をがらりと変えたラテン・アメリカの音楽集 で魅力的な演奏を聴かせます。2019年の夏、第9回カルロス・プリエト国際チェロ・コンクールに出場するためにメ キシコへ赴いたクロフォード。コンクールでは首尾よく第1位を獲得し、公演のため何度もメキシコを行き来した彼 は、すっかりラテン・アメリカの音楽、文化、歴史に魅せられてしまいました。この「CORAZON=心」と題されたア ルバムでクロフォードはマヌエル・ポンセの「エストレリータ」をはじめ、ジスモンチの「水とワイン」、ピアソラの「ル・グラ ン・タンゴ」「オブリビオン」などよく耳にする曲をはじめ、メキシコのみならずブラジルやアルゼンチンの作品を紹介。こ の音楽は聴き手の心の琴線に触れ、ロマンスと情熱を呼び起こします。

Channel Classics
CCS-44022(1CD)
ニコロ・パガニーニ、アレッサンドロ・ロッラ: 弦楽器とファゴットのための室内楽作品集
パガニーニ:三重奏による6つのアレッサンドリーナ ホ短調 より 第1番*
 ヴァイオリンとファゴットのための協奏的二重奏曲 第1番
 三重奏による4つのワルツ ホ短調 より 第1番、第2番 *
 ヴァイオリンとファゴットのための協奏的二重奏曲 第3番
 メヌエット *
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):三重奏による小協奏曲
パガニーニ:ヴァイオリンとファゴットのための協奏的二重奏曲 第2番
 6つの英国風コントルダンス(変奏付) *

*=2つのヴァイオリンと低音のための謝肉祭のディヴェルティメント より
アンドレア・ブレッサン(Fg)
ジョヴァンニ・グッツォ(Vn)
ガブリエル・シェク(Vn)
ダナ・ゼムツォフ(Va)
パウ・コディーナ(Vc)

録音:2021年3月 ヴィラ・サン・フェルモ、ロニーゴ、イタリア
ジャズもこなすファゴット奏者、アンドレア・ブレッサンの妙技が光るパガニーニ。ヴァイオリンとの二重奏曲を中心に、2つのヴァイオリンとの三重 奏曲、同時代のロッラによるヴィオラとチェロとの三重奏曲を収録しています。人気ヴィオラ奏者ダナ・ゼムツォフも参加。

GENUIN
GEN-22786(1CD)
ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115*
トリオ・クロノス【アンドレアス・ランゲンブッフ(Cl) 、サイモン・デフナー(Vc)、ゴットリーブ・ヴァリッシュ(P)】
ホセ・マリア・ブルーメンシャイン(Vn)*
クリスティアン・スヴァイアラ(Vn)*
村上淳一郎(Va)*

録音:2017年4月1-18日、2019年12月22日ケルン、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール
ブラームスのクラリネットを中心とした傑作室内楽を収録。クラリネットのアンドレア ス・ランゲンブッフとチェロのサイモン・デフナーはともにケルンWDRSOのメンバ ー。ピアノのゴットリーブ・ヴァリッシュはソリストとしてシノーポリ、ネヴィル・マリナー、ユ ーディ・メニューインとも共演している俊英。クラリネット五重奏で共演しているヴィオラ の村上淳一郎はN響の首席でケルン放送響の首席も務めたこともある若手のホープ。 ブラームス晩年の傑作を今が旬の奏者たちが奏でる珠玉の一枚。
GENUIN
GEN-22745(1CD)
黒ミサ〜アサセッロ四重奏団
アルトゥール・ルリエ(1892-1966):弦楽四重奏曲第1 番(1915)
クリストフ・シュタウデ(b.1965):弦楽四重奏曲第1 番(1986)
スクリャービン:「黒ミサ(P・ソナタ第9番)」(G.ペッソンによる弦楽四重奏のための編曲版)
イワン・ヴィシネグラツキー(1893-1979):弦楽四重奏曲第 2番〜四分音によるOp.18(1930/31)
アサセッロQ【ロスティスラフ・コジェフニコフ(Vn)、バルバラ・シュトライル(Vn) 、ユスティナ・シュリワ(Va)、テーム・ミョハネン(Vc)】

録音:2021年7月7-9日 ドイツ ライプツィヒ
これは大変珍しい作品集。アルトゥール・ヴァンサン・ルリエはロシア未来派の作曲家 でシェーンベルクとは異なる独自の12音技法による作曲を試みたり、世界初の図形楽 譜による作品を発表したり、と時代を超越した前衛作曲家。ここに収められた弦楽四重 奏曲はまだそこまでの前衛性には到達していないもののスクリャービンの影響を受けつ つ自由な無調による濃厚なロマンティシズムの芳香を放つ傑作。スクリャービン自身は 弦楽四重奏曲を一切残していないが、ここでは彼のピアノ・ソナタ「黒ミサ」の弦楽四重 奏版を収録。最初から弦楽四重奏として作曲されたかのような自然な編曲で、この編曲 により、スクリャービンがシェーンベルクの浄夜やベルクの抒情組曲に近い世界を築い ていたことが分かる。ヴィシネグラツキーは微分音音楽の先駆者として知られるが、この 第2弦楽四重奏曲でも後期ロマン派、民族主義的、表現主義的な語法の中で微分音 が使われています。いずれも他では入手困難な作品なので現代音楽ファンは必携!!
GENUIN
GEN-22779(1CD)
ハインツ・ヴィンベック(1946-2019):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番「気まぐれな時代」(1979)
弦楽四重奏曲第2番「夜の時間」(1979)
弦楽四重奏曲第3番「狩の四重奏曲」(1984)
レオポルド・モーツァルトQ【ダーセ・サルミナ=フリツェン(Vn)、ジヴァ・チグレネツキ(Vn)、クリスティアン・デーリング(Va)、ヨハネス・グートフライシュ(Vc)】

録音:2021年3月30-31日、10月12日
ハインツ・ヴィンベックはドイツの作曲家で指揮者としても活躍した。この世代の作曲家としては 珍しく、大編成の標題付きの交響曲を5つも作曲した。ここに収められた3 つの弦楽四重奏曲は 彼の比較的初期の作品だが、後期ロマン派、調性音楽、新古典主義を折衷しつつ、リゲティなど の音群書法の影響も感じさせるユニークな作品。ドイツのダルムシュタット楽派を中心とした前衛 音楽とは一線を画した様式で独自の路線を歩んだ作曲家でもある。レオポルド・モーツァルト四 重奏団は 2005年にアウグスブルク・フィルハーモニーのメンバーにより結成された弦楽四重奏 団。クラシック、現代音楽からジャズまで演奏するマルチな才能を持ったアンサンブルです。
GENUIN
GEN-22785(1CD)
「マグマ」〜ドロテー・エーベルハルト(b.1952)作品集
(1)マグマ(2020)〜木管五重奏のための
(2)ユントス(2015/16)〜ヴァイオリンとバス・クラリネットのための
(3)エクストラヴァガンツァ(2018)〜フルートとピアノのための
(4)エオス(2015)〜フルートとクラリネットのための
(5)ネオン(2012)〜クラリネットとピアノのための
(6)キマタ(波)(2014/15)〜ヴァイオリン、ホルンとピアノのための
(1)モネ五重奏団(木管五重奏)
(3)(4)アニッサ・バニアーマド(Fl)
(3)(4)(5)アクセル・グレメルシュパッハー(P)
(2)(5)ゾルタン・コヴァーチ(Cl)
(2)カテリナ・レンドル(Vn)
(6)トリオ・トリコロール

録音:2021年6月フランクフルト・フェストブルク教会
作曲家エーベルハルトは当初ピアノとアコーディオン、サックスを学び、後にロンドン・トリニテ ィ・カレッジでクラリネットを、ゴールドスミス・カレッジで作曲を学んだ。イギリスで学んだせいか、ド イツ流の前衛音楽色は薄く、新古典主義的、あるいは新ロマン派的な傾向の比較的親しみ易い 音楽。「エクストラヴァガンツァ」はフランス6 人組を思わせる粋で繊細な音楽。

299 MUSIC
NIKU-9045(1CD)
税込定価
レーガー:クラリネット・ソナタ集
クラリネット・ソナタ第1番変イ長調 op.49-1
クラリネット・ソナタ第2番嬰ヘ短調 op.49-2
クラリネット・ソナタ第3番変ロ長調 op.107
伊藤 圭(Cl)/長尾洋史(P)

録音:2021年9月14-15日 小出郷文化会館「大ホール」
世にあるクラリネット・ソナタのなかでも異彩を放つレーガーの 3曲。独自の 美学で綴られた作品は深遠かつ叙情的であり聴く者の心を奪う。ソロや室内楽 でも活躍する NHK SO首席クラリネット奏者・伊藤圭と様々な分野で多 岐にわたる活動を展開するピアニスト・長尾洋史が確かな技術と精妙なアンサ ンブルでレーガーが作品にこめた美と芸術の原理を紐解く。

LE PALAIS DES DEGUSTATEURS
PDD-026(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 「春」Op.24
ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
ジェラール・プーレ(Vn)
ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(P)

録音:2019年5月15-17日/ヴォーヌ・ロマネ村、ドメーヌ・ロマネ・コンティのラ・ゴワイヨット
フランスの至宝ジェラール・プーレ。日本でも活躍する巨匠が長きに渡り共演を続けているジャン=クロード・ファンデン・エイデンと2019年5月に収録したベー トーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第3番、第5番「春」、第7番をおさめたアルバムをリリースします!
ジェラール・プーレは1938年生まれ。父ガストン・プーレはドビュッシーのヴァイオリン・ソナタを作曲者と世界初演したことでも知られる名ヴァ イオリニスト。父をはじめジノ・フランチェスカッティ、ユーディ・メニューイン、ナタン・ミルシテインなど、20世紀の錚々たるヴァイオリニストから薫陶を受け、 なかでもヘンリク・シェリングの愛弟子として知られます。
一方ジャン = クロード・ヴァンデン・エインデンは 1947年ベルギー生まれ。1964年に開かれたエリザベート王妃国際音楽コンクールで当時史上最年少で 3位入賞を果たし、その後ヨーロッパを中心に演奏活動を展開している名手。ソロだけでなく室内楽奏者として国際的に評価されており、プーレとは「フランク& マニャール:ヴァイオリン・ソナタ集」(PDD-002)、「シューマン:ヴァイオリン・ソナタ集」(PDD-011)での録音でも知られます。
80歳を過ぎた現在も非常に安定した技術と軽やかで明るい音色を奏でるプーレ。しなやかなボウイングと香り高い音色で唯一無二の演奏を展開し、20世 紀の名演奏家達から受け継いだ、誰も真似することのできない豊かな音楽を聴かせてくれます。 (Ki)

TYXart
TXA-22167(1CD)
エミール・ジャック=ダルクローズ(1865?1950):チェロとピアノのための作品集
3つの小品 Op.48
『見捨てられたリズム』
組曲 Op.9/3つの素描
ピ=チン・チェン (Vc)
ベルンハルト・パルツ(P)

録音:2021年6月/チューリッヒ、SRF放送スタジオ
エミール・ジャック=ダルクローズ(1865?1950)はスイスの作曲家。500曲を超える歌曲に加え、いくつかのオペラ、祝典音楽、カンタータ、室内楽、ピアノ曲、 教育用音楽などを残した多作家で、生前はとても人気がありましたが死後すぐに忘れ去られてしましました。ここに収録されたチェロ作品はこの作曲家の魅力の再 発見に一役買うにちがいない魅力を持っています。 (Ki)

H.M.F
HMM-902429(1CD)
シュタイアーとディールティエンス
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 op.102-1
11のバガテル op.119
チェロ・ソナタ第5番ニ長調 op.102-2(1815)
6つのバガテル op.126
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ/1827年ウィーン製コンラート・グラーフ・モデルのコピー(1996年クリストファー・クラーク製))
ロエル・ディールティエンス(Vc/マルテン・コルネリッセン、1994年(アントニオ・ストラディヴァリのコピー)
(弓/2003年ヘンク・コルネリッセン(ジョン・ドッドのコピー))

録音:2019年6月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
ハル モニアムンディで 進 行 中の、ベートーヴェン・イヤー・シリーズ。シュタイアーと、ディール ティエンスによる、チェロ・ソナタおよびバガテル(シュタイアー独 奏) という注目新譜の登場です!チェロのロエル・ディールティエンスは、アンサンブル・エクスプロラシオンの創設者にして、チャイコフスキー・コンクールやライプ ツィヒ・バッハ・コンクールなど世界的なコンクールの審査員を歴任するなど、バロックおよびモダンの権威です。シュタイアーも、フォルテピアノ、チェンバロ、 そして時にはモダンのピアノもその自身の音楽性で見事に響かせるいわずとしれた現代の巨匠。現代の巨匠。注目の顔合わせです。
作品102のチェロ・ソナタは両曲とも1815年にさほど間をあけずに作曲されました。この時期はベートーヴェンが後期作風を模索していた時期で、従来の ソナタという枠組みを破るような、幻想的で瞑想的な色合いが強いもの。ディールティエンスとシュタイアーは、ファンタジーに満ちたアンサンブルを展開してい ます。
バガテルOp.119は1820-22年にかけてまとめられた曲集。1曲1曲は短いですが、その中にこれだけ深い世界と、様々な表情が込められていたのかと 驚かされる演奏です。そして時にはシュタイアーらしいビックリのしかけもあり、期待を裏切りません。1曲ごとに聴き終えた後の充実感がものすごいです。そし てop.126は、1823-24年、第九やミサ・ソレムニスと同時期に書かれ、「(後期の)弦楽四重奏のスケッチ」などともいわれている、ベートーヴェンの後期の 傑作群のエッセンスのすべてが凝縮されたような曲集です。シュタイアーは、ロマン派をも予感させるようなファンタジーと歌に満ちた演奏でつむいでいます。
ベートーヴェンの中期から後期に差し掛かる時期の、「既存の様式」の呪縛からはばたこうとする重要な傑作が、名手ふたりによって、最高のかたちでよみがえ りました。 (Ki)

Coviello
COV-92208(1CD)
女性作曲家を探して 第1集〜ロマン派の女性作曲家
エミーリエ・マイヤー(1812-1883):フルート・ソナタ ニ長調(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
 夜想曲 Op.48
ラウラ・ネーツェル(1839-1927):タランテラ Op.33
 組曲 Op.33/ ユモレスク Op.37
 ロマンス Op.38/ ロマンス Op.40
 アンダンテ・レリジョーソ Op.48
 子守唄 Op.59/ ゴンドラの歌 Op.60
 子守唄 Op.69/ ハチドリ Op.72
ミリアム・テラーニ(Fl)
キャサリン・サラシン(P)

録音:2021年
ロマン派充実期の女性作曲家による作品集。フルートの新たなレパートリー開拓というテーマもあり、メインは「女性のベートーヴェン」とも呼ばれた作曲家エミー リエ・マイヤーのヴァイオリン・ソナタのフルート編曲版。とても自然なアレンジでフルートが美しく力強いメロディを歌います。その他の作品もフルートとピアノの もの。麗しい佳曲ばかりです。  (Ki)

Naive
V-7541(1CD)
カルロ・モンツァ(1735-1801):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 ハ長調 「対照的なライヴァルの恋人たち(Gli amanti rivali)」
弦楽四重奏曲 ニ長調 「オペラ・イン・ムジカ(opera in music)」
弦楽四重奏曲 ヘ長調 「火山のマグマ(la fucina di vulcano)」
弦楽四重奏曲 変ロ長調 「賭博者(il giuocatore)」
弦楽四重奏曲 ロ短調 「夜のディヴェルティメント(divertimento notturno)」
弦楽四重奏曲 変ホ長調「狩(la caccia)」
オペラ・イン・ムジカ
ファビオ・ビオンディ(Vn)
アンドレア・ロニョーニ(Vn)
ステファノ・マルコッキ(Va)
アレッサンドロ・アンドリアーニ(Vc)

録音:2019年7月26-28日、イタリア
ビオンディの新録音は、弦楽四重奏曲集。音楽史上はじめて4つの弦楽器のために作曲されたとされる作品です!作曲したのは、今ではほとんど知られていない ミラノ生まれの作曲家、カルロ・モンツァ(1735-1801)。モーツァルトが14歳でミラノに滞在したときにおそらく何等か接点があり、また、ストラヴィンスキー のプルチネルラのもとになった作品にはモンツァのものもあると考えられています。なぜビオンディがモンツァに着目したかというと、それはモーツァルトの研究が きっかけでした。モーツァルトは、14歳の時、イタリアの旅の中でミラノに滞在します。地元の音楽家や上流階級の人々に認められ、また紹介してもらうためにも、 当地の有力な音楽家のもとを訪れ、またその作品を研究していたはず。当時のミラノで特に有力な音楽家だったのが、ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティー ニ、ジョヴァンニ・バッティスタ・ランプニャーニ、そしてカルロ・モンツァの3名でした。ただしモンツァがモーツァルトにとって実際にどのような存在だったかは(友 好的だったか等)まだ定かではありません。ビオンディは、約10年前に、プライヴェート・コレクションの目録にこの作品があるのを発見、しかし見ることしか許さ れなかったそう。以降ずっと演奏してみたくて気になっていたそうですが、音楽学者の友人が近年、フランス国立図書館に1冊だけ所蔵されていたコピー譜を発見 したのです。はたしてその作品は、交響曲のリダクションなどではなく、純粋に弦楽四重奏のために書かれたものでした。どちらかというとオペラのような作風で、 決して単なる「古典派」弦楽四重奏にとどまらない魅力を放ちます。さらにこれらの作品は標題音楽となっており、1曲1曲の個性豊かな展開にも注目。演奏して いるのは、ビオンディと、ビオンディ率いるエウローパ・ガランテのメンバーたち。ビオンディとオペラなどでもとことん協働しているだけあって、見事に息のあっ た演奏を展開しています! (Ki)

MDG
MDG-34222682(2CD)
シューベルト:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲 第2番変ホ長調 D.929(50’08)
ピアノ三重奏曲 第1番変ロ長調 D.898(41’16)
ノットゥルノ 変ホ長調 D.897(8’40)
ピアノ三重奏曲 変ロ長調 D.28「ソナタ楽章」(10’24)
ウィーン・ピアノ・トリオ【ヴォルフガング・レディク(Vn)、マティアス・グレドラー(Vc)、シュテファン・メンドル (P)】
世界有数の室内楽アンサンブルとして長い歴史を誇るウィーン・ピアノ・トリオは、1988年にピアニストのシュテファン・メンドルによって結成されました。 2015年からはカリフォルニア出身のヴァイオリニスト、デイヴィッド・マッキャロル、さらに2018年にはチェロのクレメンス・ハーゲンが加入しています。 本盤は、ウィーン・ピアノ・トリオのMDGデビューとなった2002 年に発売されたシューベルトの2枚のアルバムをセット化してリリース。発売当初から評価高かっ た彼らの演奏が、全集として聴けるのは嬉しいかぎりです。 シューベルトのピアノ三重奏曲第1,2番ともに40分を超える長大な演奏時間を要する最晩年(1827年頃)の作品。「第1番」は、快活な第1楽章、チェロのロ マンティックな旋律が印象的な第2楽章。そして舞曲的な第3楽章、第4楽章はロンド・ソナタ形式で、シューベルトならではの大きなスケールを感じる内容です。「第 2番」は、主題のユニゾンで開始される第1楽章は、古典的なソナタ形式のスタイルを踏襲しながらも、和声や複雑な展開に新さと個性が感じられます。そして第3 楽章はウィーン風のワルツで書かれた美しい旋律が印象的。 そして同じく晩年に書かれたものの、10分に満たない小品「ノットゥルノ」。これはおそらくは同時期に作曲された第1番D.898の一部として書かれたものではな いかと言われていますが、現在は単独で演奏されること多いです。最後に「ソナタ楽章」だけの初期作品。これはシューベルトがサリエリに師事していた頃の作品と 言われています。
MDG
MDG-90322436(1SACD)
スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15(30’48)
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番ハ短調 Op.8(13'01)
 ピアノ三重奏曲 第2番ホ短調 Op.67(26'04)
トリオ・アルバ【リヴィア・セリン(Vn)、フィリップ・コンプロイ(Vc)、チェンチェン・チョウ(P)】

録音:2021年6月16-18日マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス
Audiomaxシリーズ。2009年に創設された若き情熱をもって結成されたトリオ・アルバ。団体名はイタリア語の「夜明け」とスウェーデン民謡の「日は沈みゆ く(Se Solen Sjunker)」から取られています。このスウェーデン民謡は、シューベルトのピアノ三重奏曲 第2番第2楽章にもインスピレーションを与えています。 スメタナが31歳の頃の作品で、4歳で亡くなった長女を思い書かれた作品ピアノ三重奏曲。起伏豊かな曲想のロマンティックな楽曲です。17歳ショスタコーヴィ チが当時恋をしていたタチヤーナ・グリヴェンコに献呈した第1番。そして親友であったイワン・ソレルチンスキーに献呈された第2番。 楽曲を深く読み込む深い知識と、また遊び心の兼ね備えたトリオ・アルバの演奏は聴くものに大きな感銘を与えます。

WERGO
WER-7402(1CD)
ヴォルフガング・リーム(1952-):チェロ作品集
弦楽三重奏曲第2番(1969)
グラート(1972) 〜チェロ独奏のための
彼方から(1993)〜チェロとピアノのための
デュオ・モノローグ(1986/88)〜ヴァイオリンとチェロのための*
弦楽三重奏曲 Op.9(1971)*
フリードリヒ・ガウヴェルキ(Vc)
アレクサンドラ・グレフィン=クライン(Vn)
アクセル・ポラス(Va)
フローリアン・ウーリヒ(P)

録音:2021年11月19-21日ケルン、ドイチュラントフンク、室内楽ホール
*=世界初録音
2022年3月13日に70歳の誕生日を迎えた現代音楽界の雄・ヴォルフガング・リームによるチェロ作品集。1歳年上のチェリストで、アンサンブル・モデル ンの首席奏者などとして活躍を重ねてきたフリードリヒ・ガウヴェルキによる演奏です。2人は1968年にエアランゲンで開かれた若い音楽家のためのコンクール で出会った旧知の仲。リーム作品を知り尽くした奏者による、極めてパーソナルなオマージュ演奏。世界初録音を含む内容です。

la musica
LMU-028(1CD)
イグアス
(1)ラミレス(ルーナ詩):矢の持ち主
(2)作者不詳17世紀:あわれみの聖母
(3)同:ああ、イエス・キリスト
(4)同:私の優しきイエス
(5)伝承曲:聖杯
(6)エグベルト・ジスモンチ:カラテ
(7)ヴィラ=ロボス(ルース・バジャダレス・コレア詩):ブラジル風バッハ第5番〜アリア
(8)ホルヘ・ファンデルモーレ:瀞場への祈り
(9)エドゥアルド・ファルー:ハンガデロの歌
(10)ジョビン:三月の雨
(11)レオポルド・ポロ・マルチ:水の夢
(12)ペドロ・ラウレンス(ホセ・マリア・コントゥルシ詩):わが愛のミロンガ
ラ・キメラ【バルバラ・クサ、ルアンダ・シケイラ(S)、ビア・クリーガー(歌)、ルイス・リゴウ(アンデス笛、歌)、ラウル・バルボーサ(アコーディオン)、エドゥアルド・エグエス(ギター、テオルボ、ビウエラ、指揮)】

録音:2020年2月26-29日/フラヴィンヌ城(ベルギー)
イグアスはスペイン語で「大いなる水」を意味する南米大陸を横切るラプラタ水系の大河。この河の流れに乗ってラテン・アメリカ諸国を音楽旅行。2001年結 成の古楽器団体ラ・キメラは当初ヴィオラ・ダ・ガンバ・コンソートでしたが、その音の特徴を残しつつもさまざまな楽器を加えてカラフルな世界を作り上げてい ます。メンバーも南米のみならずフランスやアフリカ、北欧まで多彩。
南米の古楽からヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ第5番」のアリアや民謡、ジョビンのボサノヴァ、ペドロ・ラウレンスのタンゴまで南米音楽の魅力を堪能さ せてくれます。 (Ki)

PRAGA DIGITALS
PRD-250422(1CD)
フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第14番変イ長調Op.105*
プラジャーク四重奏団、
フランソワ・デュモン(P)

録音:2022年2月マルティヌー・ホール、2021年9月/ドモヴィナ・スタジオ*
2018年社主逝去のため制作が中断されていたPragaレーベル久々の新譜登場となります。曲は彼ら十八番のドヴォルザークの弦楽四重奏曲、それも最後の 14番。枯淡の穏やかさに始まりますが、最後は活気ある舞曲に終わる充実作です。チェコ舞曲のリズムの巧さはさすがお国ものと申せましょう。
1985年生まれのフランソワ・デュモンをピアノに迎えたフランクも注目。重厚な中の独特な官能性をデュモンが見事に表現しています。 (Ki)

Da Vinci Classics
C-00567(1CD)
リース、ツェムリンスキー&ロータ〜クラリネット三重奏曲集
リース:ピアノ、クラリネットとチェロのための三重奏曲変ロ長調 Op.28
ツェムリンスキー:クラリネット三重奏曲ニ短調 Op.3
ロータ:クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲
トリオ・ハルモニア〔リヴィア・タンショーニ(Cl)、リヴィア・デ・ロマニス(Vc)、ミケーレ・トツェッティ(P/ベヒシュタイン・モデルB/1899年製)〕

録音:2021年7月-9月、インプロント・レコーズ(ロッカ・プリオーラ、イタリア)
イタリア、ローマの名門、サンタ・チェチーリア音楽院で学んだ3人の若き実力派たちが繰り出す「クラリネット三重奏曲集」は練りに練られたプログラムが秀逸。
近年、知名度の向上と共にその作品に大きな注目が集まっているベートーヴェンの愛弟子フェルディナンド・リースの「Op.28」にツェムリンスキー、ロータが連なり、19世紀前半から20世紀後半に至る「クラリネット三重奏」の変遷の歴史を描いています。
主役を担うリヴィア・タンショーニはサンタ・チェチーリア国立アカデミーOやヤクブ・フルシャなどとの共演を重ねてきた若手女流。イタリア国内の主要音楽祭への招聘も多く高い評価を受けています。
Da Vinci Classics
C-00570(1CD)
モーツァルト:ピアノ四重奏曲集
ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K.478
ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調 K.493
ピエロ・バルバレスキ(P)、
トリオ・ヘーゲル〔ダヴィド・スカローニ(Vn)、ダヴィデ・ブラーヴォ(Va)、アンドレア・マルコリーニ(Vc)〕

録音:2021年2月5日-7日、ヴィラ・ボッシ(ボーディオ・ロンナーゴ、イタリア)
18〜19世紀ドイツの哲学者ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルの名前をアンサンブル名に冠し、創立10周年を迎えたトリオ・ヘーゲルが取り組んだ入魂のモーツァルト2選。
ジモン・マイールの2つの協奏曲を録音するなど独墺系レパートリーの演奏にも定評があるピエロ・バルバレスキとの共演によるモーツァルトの室内楽プロジェクトはいずれも高い評価を受けています。
Da Vinci Classics
C-0056(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番&序曲集(Pとフルートを伴う室内楽編成版/全曲世界初録音)
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(イグナーツ・モシェレス編曲/ピアノ、フルートと弦楽五重奏版)
「アテネの廃墟」序曲(スティーヴン・フランシス・リンボルト編曲/ピアノ、フルート、ヴァイオリン&チェロ版)
バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲(ヨハン・ネポムク・フンメル編曲/ピアノ、フルート、ヴァイオリン&チェロ版)
「エグモント」序曲(イグナーツ・モシェレス編曲/ピアノ、フルート、ヴァイオリン&チェロ版)
ファブリツィオ・ダッテリ(P/スタインウェイ)、
フィリッポ・ロガイ(Fl)、
アルベルト・ボローニ(Vn)、
グローリア・メラーニ(Vn)、
アン・ロッケン(Va)、
フィリッポ・ブルキエッティ(Vc)
、ガブリエレ・ラッギアンティ(Cb)

録音:2019年12月、レコ―ディング・スタジオ・ノッツァーノ・カステッロ(ルッカ、イタリア)&2020年11月、ヴィラ・ベルテッリ(ルッカ、イタリア)&2021年8月、アウディトリウム・V.ダ・マッサ・カッラーラ(ルッカ、イタリア)
音楽史上に燦然と輝き続ける名作中の名作、ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第5番「皇帝」」を親交が深かったボヘミア生まれのユダヤ系音楽家イグナーツ・モシェレスが「ピアノ、フルートと弦楽五重奏」という編成のために編曲を施した「室内楽版の皇帝」を収録した大注目盤!
当時、ベートーヴェンとその作品は音楽芸術の完成形であり、その姿と音楽は崇高な芸術性のために運命と戦う芸術家の英雄というロマン派の理想を体現するものでもありました。
ヴィルトゥオーゾたちが自らの演奏のために編曲を施し、新たなバージョンを生み出すことが称賛されていた時代に、ベートーヴェンがその才能を認め自身の最後の手紙の宛先とし、当時屈指のヴィルトゥオーゾとしても知られていたモシェレスが創り上げたピアノ、フルートと弦楽五重奏による「皇帝」。
弦楽四重奏が高音と低音のパートを補強し、フルートの音色が多様性と高音域の力強さを、そしてコントラバスが低音域に豊かな深みを与えてくれています。
モシェレス版の「皇帝」そしてピアノとフルートを伴う3曲の「序曲」の室内楽編成版の録音に取組んだのは、イタリア、ペルージャ音楽院の教授を務める実力派ピアニスト、ファブリツィオ・ダッテリや、フィレンツェ五月音楽祭Oでも活躍したヴィオラのアン・ロッケン、イ・ソリスティ・ヴェネティの首席コントラバス奏者のガブリエレ・ラッギアンティなどの世界的名手たち。
モシェレスやリンボルト、フンメルが「室内楽編成」へと生まれ変わらせて新たな命を吹き込まれたベートーヴェンの傑作たち。そのアンサンブルとサウンドに要注目!

Goodies
78CDR-3870(1CDR)
モーツァルト:弦楽四重奏曲第23番ヘ長調 K.590 レナーSQ【イェノ・レナー(Vn1)、ヨーゼフ・スミロヴィッツ(Vn2)、シャーンドル・ロート(Va)、イムレ・ハルトマン(Vc)】

英 COLUMBIA LX808/10
1939年2月8日ロンドン録音
レナーSQはハンガリーのブダペスト音楽院出身の4人によって1918年に 結成された。4人は1884年生まれと1885年生まれの同年代です。1920年のウィー ンでデビューした。デビュー前の2年間は田舎の村で共同生活をして1日12時間の練 習を重ねたと伝えられます。1922年にロンドン・デビュー、同時にイギリスColumbia の専属アーティストになった。この録音は結成後20年が経った頃のもの。熟成した 演奏を披露しています。(グッディーズ)

Ars Produktion
ARS-38597(1CD)
ラヴ・ストーリーズ
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
ヨハンナ・ドーデラー(b.1969):ブレイク・オン・スルー(2015)*
ゴードン・ハミルトン(b.1982):ロメオとジュリエット・イン・サラエボ(2017)*
カプースチン:ブルレスク Op.97、エレジー Op.96、
 ニアリー・ワルツ Op.98
ピアソラ:アヴェ・マリア(コンスタンチン・マナーエフ&ダナエ・デルケン編チェロとピアノ版) 
コンスタンチン・マナーエフ(Vc)、
ダナエ・デルケン(P)

録音:2020年10月19日-21日(ベルリン)

*=世界初録音
ピアソラの2曲を中心として愛の物語をコンセプトにした作品集。チェロのコンスタンチン・マナーエフは1983年にロシアに生まれ、モスクワ音楽院の特別音楽学校で、その後バーゼル音楽院で学び数々の音楽コンクールで受賞しました。2014年には、ベルリン・カメラータの演奏会でベルリン・フィルハーモニーにデビューしています。
1991年生まれのダナエ・デルケンは、7歳でユーディ・メニューインに認められ、スイスの音楽誌クレッシェンドやドイツのコンチェルティ・マガジンなどで国際的な評価を積み重ねているドイツの実力派ピアニストです。
Ars Produktion
ARS-38345(1SACD)
ウィーンからハリウッドへ
クライスラー:弦楽四重奏曲 イ短調
コルンゴルト:弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.34、
 「から騒ぎ」からの3つの小品
ヘーゲルQ

録音:2021年10月26日-29日
ヘーゲル四重奏団のメンバーは、オーストラリア、アメリカ、カナダなどのヨーロッパ以外の出身者で構成されています。彼らは互いに自分たちが学ぶ音楽のルーツを求めてヨーロッパで出会い四重奏団を結成しました。このアルバムでは、彼らとは逆にヨーロッパから新世界アメリカへと旅立った二人の作曲家の作品を取り上げています。彼らは戦乱のため荒廃したヨーロッパから抜け出し、最終的にアメリカ国民となっています。ただコルンゴルトは映画音楽作曲家として大成功していた時でさえウィーンを恋しく思い、晩年新作を携えウィーンに戻りますが、受け入れられず失意のまま亡くなりました。しかし、ここで取り上げられている彼の作品は、美しい旋律に溢れていて、戦前ウィーンでの成功、その後のハリウッドでの成功を確かに感じさせてくれるものです。
Ars Produktion
ARS-38342(1SACD)
ブエノスアイレス・レゾナンス
オマール・マッサ:タンゴ・メディテーション第1番- イントロスペクション、ブエノスアイレス・リチュアル、ブエノスアイレス・レゾナンス、KAGELIANA、CANTO DEL PAYUN MATRU、タンゴ・レガシー
ピアソラ:タンガータ、ソレダード、
 エスクアロ、天使のミロンガ、
 ミケランジェロ70、オブリビオン、
 天使の死
ヒナステラ:優雅な乙女の踊り
(編曲:オマール・マッサ)
マッサ・トリオ〔オマール・マッサ(バンドネオン)、マルクス・ダウアート(Vn)、キム・バルビエ(P)

録音:2021年10月
アルゼンチン生まれのバンドネオン奏者兼作曲家であるオマール・マッサは、「ピアソラの非公式な後継者」と絶賛されアルゼンチンで最も優秀なバンドネオン奏者の一人と言われています。ピアソラ没後25年の際には、ピアソラ家よりアストル・ピアソラのバンドネオンを演奏することを許可され、その栄誉は未だに彼一人しか受けていません。ヴァイオリンのマルクス・ダウアートはマーラー室内Oの共同創設者の一人で、コンサートマスターとしても知られています。ピアノのキム・バルビエは、ソリストとして活躍する他、室内楽奏者としてベルリン・ピアノ・クァルテットのメンバーでもあります。三人の息の合った演奏でエレガントでありながらどこか哀愁の漂うタンゴの世界を作っていきます。

Glossa
GCD-922524(1CD)
ウィーンのムード〜18世紀後期のウィーン式コントラバスのための作品集
アントン・ツィンマーマン(1741-1781):協奏曲 ニ長調(コントラバス、2本のホルン、2本のヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音のための)
ヨハネス・シュペルガー(1750-1812):ソナタ ロ短調(コントラバスとチェロ「1790年」のための)
アンドレアス・リドル(1789年以前没)
フランツ・クサヴァー・ハンマー(1741-1817):ソナタ ヘ長調(オリジナルはニ長調)(ヴィオラ・ダ・ガンバ〔コントラバス〕と通奏低音のための)
カール・コハウト(1726-1784):協奏曲 ニ長調(コントラバス、2本のホルン、2本のヴァイオリン、通奏低音のための)
ハイドン:三重奏曲 ヘ長調 Hob. XI:121(オリジナルはイ長調)(バリトン〔コントラバス〕、ヴィオラ、通奏低音のための)
デイヴィッド・シンクレア(Cb)、
ライラ・シャイエーク(Vn)、
吉田爽子(Vn)、
マリアンナ・ドーティ(Va)、
ルーカス・ハンベルガー(Va)、
クリストフ・コワン(Vc)、
ヨナタン・ペシェク(Vc)、
アレクサンドル・ザネッタ(Hrn)、
シャンチ・リー(Hrn)、
ジョルジョ・パロヌッツィ(ハープシコード)

録音:2019年3月&4月、Adullam Stiftung礼拝堂(バーゼル、スイス)
古楽教育、古楽研究の総本山として知られるスイスの古楽専門音楽大学、バーゼル・スコラ・カントルム(SCB/スコラ・カントルム・バジリエンシス)。Glossaとバーゼル・スコラ・カントルムのコラボレーション企画 "Glossa SCB Series" の最新作では、古典派時代のウィーンで用いられた「ウィーン式コントラバス」が主役。ウィーン古典派が始まった頃、ウィーンやブラティスラヴァには優れたコントラバス奏者が何人もいて、この楽器のためのもっとも重要なソロ作品が書かれました。5本の弦にフレットが用いられた特殊な楽器を操るのは、SCBで歴史的コントラバスの講師を努め、世界でも数少ないウィーン式コントラバスの専門家であるカナダ人コントラバス奏者デイヴィッド・シンクレア。さらに、共演する古楽器アンサンブルには、ライラ・シャイエーク、クリストフ・コワン、吉田爽子、ヨナタン・ペシェク、ジョルジョ・パロヌッツィなど、古楽演奏の第一線で活躍する若手奏者たち(すべてSCBの教師と元生徒)が参加しており、音楽史的・学術的価値とともに、1つの芸術作品としても一級のアルバムとなることでしょう。

Stradivarius
STR-37215(1CD)
「コレスポンデンス」〜バッハ:チェロ・ソナタとベリオ&ブーレーズ
バッハ:チェロ・ソナタ第1 番ハ長調BWV1027
ベリオ:セクエンツァXIV(2002)〜無伴奏チェロのための
バッハ:チェロ・ソナタ第2番ニ長調BWV1028
ブーレーズ(1925-2016):「12のノタシオン」〜ピアノのための
バッハ:チェロ・ソナタ第3番ト短調BWV.1029
マルティナ・ルディッチ(Vc)、
ミケーレ・ガンバ(P)

録音:2021年ミラノ
バッハの本来はヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための 2つのソナタを間に挟みつ つ現代の独奏チェロの名曲ベリオのセクエンツァ XIV(コンクールで取り上げる演奏家も 多い)、ブーレーズ初期の傑作ピアノ独奏曲「12 のノタシオン」を配したユニークなアル バム。ベリオ作品では特殊奏法を含むチェロのあらゆる機能、可能性が追及されます。意 外にも民族的なリズムも現れ、前衛音楽だが親しみ易い作品。ブーレーズのノタシオン は12音技法で書かれた名作。バッハ、ベリオ、ブーレーズのカップリングからヨーロッパ 音楽史のこれまで見えなかった新たな側面が見えてくるか?チェロのマルティナ・ルデ ィッチはクロアチア出身。ヴェルディ音楽院で学び、アバド率いるマーラー・ユーゲント・ オーケストラに参加、現在はソロ、室内楽で活躍する才媛。ピアノのミケーレ・ガンバはミ ラノ出身。ルディッチと同じヴェルディ音楽院でピアノと作曲を学び現在は指揮者として の活動も始めている若き俊英。
ACCENT
ACC-24380(1CD)
ポケットモーツァルト〜ヴァイオリン二重奏編曲集
『魔笛』より
私は鳥刺し / 可愛い子よ、お入りなさい / 恋を知る男たちは(2つのヴァイオリンまたは2つのフルートのためのMozard氏による編曲 / B. Schott, Mainz 1794)

二重奏曲第5番イ短調
アレグロ・アジタート(P・ソナタ第8番 K310第1楽章) / プレスト・アッサイ(P・ソナタ第8番 K310第3楽章)(2つのヴァイオリンのための12の二重奏曲 Op.70/ Jean Andre, Offenbach 1800)

『フィガロの結婚』より
自分で自分がわからない / もう飛ぶまいぞこの蝶々 / 愛の神よ、安らぎを与えたまえ / 恋とはどんなものかしら(L. Hagenaar音楽倉庫 / Amsterdam, 1800)

二重奏曲第6番ニ長調
アレグロ・マエストーゾ(弦楽四重奏曲第21番 K575第1楽章) /アンダンティーノ・コン・ヴァリアツィオーニ(P・ソナタ第6番 K284第3楽章)
(2つのヴァイオリンのための12の二重奏曲 Op.70 / Jean Andre, Offenbach 1800)

『魔笛』より
復讐の炎は地獄のように我が心に燃え / 愛の喜びは露と消え / 愛しい人よ、もうお会いできないのでしょうか / 恋人か女房が(2つのヴァイオリンまたは2つのフルートのためのMozard氏による編曲 / B. Schott, Mainz 1794)

二重奏曲第3番
アンダンテ・グラツィオーソ(P・ソナタ第11番 K331第1楽章) / アレグロ・アラ・トゥルカ(P・ソナタ第11番 K331第3楽章)(モーツァルトによる2つのヴァイオリンのための3つの二重奏曲 / Pleyel, Paris 1899)
フロリアン・ドイター 、
モニカ・ワイズマン(Vn )

録音:2021年3月24‐26日/ドイツ、ヴァイセンブルン城
いつの時代も、ポケットに入るような手軽さで持ち歩ける音楽を人々は欲しています。現代では時と場所を選ばずどんな曲でも簡単に聴くことができますが、録 音というものがない時代はコンサートがなければ自分で演奏するしかありませんでした。そのためモーツァルトのオペラのような聴く機会の限られる人気作品は、 室内楽に編曲したものが大流行し、様々な編曲版がつくられ出版されました。このCDではヴァイオリン二重奏という最小限の編成に生まれ変わった版を紹介。ピ アノ・ソナタ等からの編曲もあります。単純な旋律に還元されたすっきりとした譜面ながらも、原曲の魅力を損なわない巧妙なアレンジが楽しいアルバム。当時の 人々がこれらを弾き、聴いて、オリジナルの響きを想像してわくわくしていたのだと思うと、この編曲版がとても愛らしく感じてくることでしょう。 (Ki)


SWR music
SWR-19114CD(4CD)
NX-D03
クリスチャン・フェラス〜SWR録音集 1953-72年
【CD1】
(1)ルベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調「クロイツェル」 Op. 47
(2)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
(3)ラヴェル:ツィガーヌ
【CD2】
(4)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」 Op. 24
(5)エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 Op. 25
(6)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 Op. 121
【CD3】
(7)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 (カデンツァ…クライスラー)
(8)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
【CD4】
(9)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(カデンツァ…クライスラー)
(10)ベルク:ヴァイオリン協奏曲
クリスチャン・フェラス(Vn)

(1)-(6)ピエール・バルビゼ(P)
(7)(8)(10)南ドイツRSO(シュトゥットガルトRSO)
(7)(8)ハンス・ミュラー=クライ(指)
(9)バーデンバーデン南西ドイツRSO
(9)ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
(10)ミヒャエル・ギーレン(指)

録音:1953年11月12日…CD1
1959年9月25日 …CD2
1954年3月22日…CD3:1-3
1957年3月28日 …CD3:4-6
1972年2月10日 …CD4:1-3
1970年11月27日(ライヴ) …CD4:4-5
CD1-3…モノラル
CD4…ステレオ
フランスを代表するヴァイオリニストの一人、クリスチャン・フェラス(1933-1982)。気品を湛えつつも音楽に没入し、時に激しい情熱のほとばしりが感 じられる演奏で聴衆を魅了、戦後フランスを代表するヴァイオリニストとして国際的に活躍しました。1961年と71年には来日公演も行いましたが、 1982年に悲劇的な死を遂げ、世界中のファンを悲しませました。フェラスは戦後のドイツでも人気が高く、各地の放送局が収録・放送した演奏が CD復刻されていますが、このセットはベルクを除く全曲がオリジナル・マスターからの初CD化。ヴァイオリン音楽のファンは注目のリリースです。
フェラスの父は、ジネット・ヌヴー、ローラ・ボベスコ、イヴリー・ギトリスらを教えたマルセル・シャイリー門下のヴァイオリニストで、その父の指導を受けたフェ ラスは早くから才能を発揮。8歳の年の1941年にニース音楽院に入学を認められると3年目にはヴァイオリンと室内楽で一等となり、1944年には更 なる高等教育のためにパリ音楽院を紹介され、ルネ・ベネデッティにヴァイオリンを、ジョゼフ・カルヴェに室内楽を師事。2年後の1946年には室内楽と ヴァイオリンで一等となり卒業。同年、13歳でラロのスペイン交響曲とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏してパリ・デビューを果たしました。 1947年にエネスコと出会って教えをうけるようになったフェラスは、後年「テクニック面では多くの人から学びましたが、音楽の解釈という点では、私はエ ネスクの弟子です」と語っています。1948年にはユーディ・メニューインが審査員長を務めるスヘーヴェニンヘン国際コンクールで優勝、翌年には、ロン =ティボー国際コンクール(当時の名称)で1位なしの第2位を受賞。この時にピアニスト、ピエール・バルビゼの演奏を聴いて感激したフェラスは、終生 続く名デュオを組むこととなります。1949年に若きジネット・ヌヴーが、53年にはジャック・ティボーが世を去ると、フェラスはフランス楽壇の期待を背負う 存在となり、またヘルベルト・フォン・カラヤンが録音に好んでフェラスを起用したことも手伝って名声は世界的なものとなりました。
この4枚組のBOXセットは、ヴァイオリンのレパートリーの中でもとりわけ重要な作品が収録されているのが嬉しいところ。 いずれも堂々たる演奏ですが、中で特筆すべきは、まずCD2のエネスコのソナタ第3番。後の1962年の録音よりも全体的にテンポは速めで、即興 的な高揚感が伝わります。フェラス&バルビゼ・デュオの絶頂期の記録です。 CD3では、チャイコフスキーの第1楽章におけるカデンツァでの即興的な音運びがフェラスの真骨頂。 CD4のブロムシュテットと共演したブラームスは当時から評判になっていたもので待望のCD化。ベルクの協奏曲は、フェラスがフランス初演を行って以 後、得意としていたレパートリーであり、ギーレンの分析的な指揮も見事です。
全て、オリジナルマスターテープより今回のリリースのために全て新たにマスタリングを行うことで、1950年代のモノラル録音でも鮮烈な音色が再現され ており、フェラス・サウンドが味わえます。

Goodies
78CDR-3870(1CDR)
モーツァルト:弦楽四重奏曲第23番ヘ長調 K.590 レナーSQ【イェノ・レナー(Vn1)、ヨーゼフ・スミロヴィッツ(Vn2)、シャーンドル・ロート(Va)、イムレ・ハルトマン(Vc)】

英 COLUMBIA LX808/10
1939年2月8日ロンドン録音
レナーSQはハンガリーのブダペスト音楽院出身の4人によって1918年に 結成された。4人は1884年生まれと1885年生まれの同年代です。1920年のウィー ンでデビューした。デビュー前の2年間は田舎の村で共同生活をして1日12時間の練 習を重ねたと伝えられます。1922年にロンドン・デビュー、同時にイギリスColumbia の専属アーティストになった。この録音は結成後20年が経った頃のもの。熟成した 演奏を披露しています。 復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型 カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。(グッディーズ)

CEDILLE
CDR-90000207(1CD)
NX-B04
クラリネットとピアノのための作品集
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調 Op. 120No. 1
 クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op. 120No. 2
ジェシー・モンゴメリー(1981-):Peace…世界初録音
ウェーバー:協奏的大二重奏曲 変ホ長調 Op. 48J. 204
アンソニー・マクギル(Cl)
グロリア・チェン(P)

録音:2020年10月31日-11月2日
ニューヨーク・フィルの首席クラリネット奏者、アンソニー・マクギルのソロ・アルバム。マクギルはニューヨーク・フィルの楽団上初のアフリカ系アメリカ人の首 席奏者で、その卓越した音楽性と顕著な活動によって2020年にはエイヴリー・フィッシャー賞を受賞しました。 伴奏を務めるグロリア・チェンは、マクギルとリンカーン・センター室内楽協会で頻繁に共演しているピアニストで、このアルバムは彼らの15年間にわたる 友情から生まれたものです。 収録曲はブラームスの2曲のクラリネット・ソナタとウェーバーの協奏的大二重奏曲を中心にしており、2人の奏者の卓越した技巧と、音のやりとりが楽 しめます。また、世界初録音となる「Peace in 2020」はシカゴSOのコンポーザー・イン・レジデンスを務めるジェシー・モンゴメリーの新作。新型 コロナ感染症のパンデミックによる混乱した世界に平和が訪れることを願って書かれた作品です。
CEDILLE
CDR-90000208(1CD)
NX-B04
オーボエとピアノのための作品集
ヒンデミット:オーボエ・ソナタ
パヴェル・ハース(1899-1944):オーボエ組曲 Op. 17
ウィリアム・ボルコム(1938-):オーバード(朝の歌)
ブリテン:テンポラル・ヴァリエーションズ
ジョゼ・シケイラ(1907-1985):オーボエとピアノのための3つの練習曲
クレメント・スラヴィツキー(1910-1999):オーボエとピアノのための組曲
アレックス・クライン(Ob)
フィリップ・ブッシュ(P)

録音:2021年7月12-18日
1964年ブラジル生まれ、長らくシカゴSOの首席奏者を務めたアレックス・クラインとピアニスト、フィリップ・ブッシュによる20世紀に活躍した作曲 家のオーボエ作品集。 アルバムに登場するチェコ、ドイツ、イギリス、アメリカ、ブラジルの作曲家たちは、いずれも当時の政治的混乱に巻き込まれ、祖国を追われ、また収容 所で亡くなるなど厳しい状況に置かれました。しかし彼らはみな、そのような状況の中で素晴らしい作品を遺しています。 ヒンデミットのオーボエとピアノのためのソナタは、スイスに亡命していた1938年の作品。パヴェル・ハースのオーボエとピアノのための組曲は、ナチスによ るチェコスロバキア占領のさなかの作品で、彼の師レオシュ・ヤナーチェクの伝統を感じさせます。ボルコムの「オーバード」は1980年代初頭の核戦争の 恐怖の中で書かれましたが、ほのかな希望が感じられます。ブリテンの「テンポラル・ヴァリエーションズ」は第二次世界大戦の前夜に書かれた作品で、 作曲者の反軍国主義を表現しています。シケイラの「オーボエとピアノのための3つの練習曲」は、彼がブラジルの軍事独裁政権から逃亡する直前に 書かれました。最後の「オーボエとピアノのための組曲」は当時共産主義政権であったチェコの当局によって音楽家としてのキャリアを断たれたスラヴィツ キーの作品です。
CEDILLE
CDR-90000209(1CD)
NX-B04
チェロとピアノのための作品集
コミダス・ヴァルタベド(1869-1935):
Chinar es, keranal mi
 Tsirani Tsar
 Garoun A…ピアノ・ソロ
 Al Ailux/Krunk
ハチャトゥリアン:イヴァンが歌う(A. ハッカライネンによるチェロとピアノ編)
 エレバン(Vcとピアノ編)
アルノ・ババジャニアン(1921-1983):エレジー…ピアノ・ソロ
 アリアと舞曲
アーヴェルト・テルテリャーン(1929-1994):チェロ・ソナタ
伝承曲:Sari Siroun Yar (S. クラジアンによるェロとピアノ編)
アレクサンドル・アルチュニアン(1920-2012):即興曲
ヴァシュ・シャラフィアン(1966-):Petrified Dance 石化した踊り
ピーター・ボイヤー(1970-):アララト山…世界初録音
アニ・アズナヴォーリアン(Vc)
マルタ・アズナヴォーリアン(P)

録音:2021年8月11-13日
アルメニア出身、シカゴで活躍するチェロ奏者アニ・アズナヴォーリアンとピアニスト、マルタ・アズナヴォーリアンが、故郷の作曲家の美しい作品を演奏し た1枚。 アルバムは、20世紀初頭に活躍したアルメニア正教会の司祭で作曲家・音楽学者のコミタスがアレンジした古代の民謡で始まり、ハチャトゥリアンの 故郷エレバンへの輝かしい頌歌へと続きます。次にハチャトゥリアンの次世代の作曲家、ババジャニアンとテルテリャーンの作品が置かれ、アルチュニア ン、シャラフィアンと現代の作品へとつながれていきます。シャラフィアンの「Petrified Dance」は戦闘で命を落としたアルメニアの戦士を思う作品。 最後の収録曲、世界初録音となる「アララト山」はこのデュオによる委嘱作。アララト山は旧約聖書のノアの箱舟が流れ着いた場所とされています が、古くはアルメニア人の住む場所で、トルコ領となった今もアルメニア人からは「霊峰」と崇められ、創造力の源泉となっています。
CEDILLE
CDR-90000210(1CD)
NX-B04
サード・コースト・パーカッション
ダニー・エルフマン(1953-):パーカッション・クァルテット
フィリップ・グラス(1937-):メタモルフォーシス I
ジン(1987-):Perspective
フルトロニクス&サード・コースト・パーカッション:Rubix
サード・コースト・パーカッション(アンサンブル)
フルトロニクス(フルート・デュオ)

録音:2020年10月26-29日、2021年5月17-21日、2022年1月14-15日
世界初録音
シカゴを拠点として活躍するグラミー賞を受賞した「サード・コースト・パーカッション」。BBCミュージックマガジンをはじめ、批評家からも絶賛されている アンサンブルです。今作には4人の作曲家の作品を収録。どれも世界初録音になります。 ダニー・エルフマンは4回アカデミー賞にノミネートされた映画音楽作曲家。『シザーハンズ』『バットマン』(第1作)『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』をは じめ100以上の映画音楽を担当する卓越した音楽家です。このパーカッション・カルテットは、4楽章の交響曲のような構成を持ち、インドネシアのガ ムランや、ショスタコーヴィチ作品を思わせるユニークな音響が用いられています。フィリップ・グラスの「メタモルフォーシス I」はサード・コースト・パーカッ ションのアレンジによるマリンバ、ビブラフォン、グロッケンシュピール、メロディカでの演奏。エレクトロニクス・ミュージシャン"Jlin ジン"の「Perspective」は もともと電子音楽として作られた作品を、サード・コースト・パーカッションがライヴで演奏できるヴァージョンに編曲。美しくも複雑な音楽を見事に演奏 しています。「Rubix」はニューヨークで活躍するフルート・デュオ"Flutronix"との即興的なコラボレーションです。

ALPHA
ALPHA-835(1CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第1集
チェロ・ソナタ 第1番ヘ長調 Op. 5-1
チェロ・ソナタ 第2番ト短調 Op. 5-2
チェロ・ソナタ 第3番イ長調 Op. 69*
ブリュノ・コクセ(Vc)
アントニオ・ストラディバリウス1726製作楽器(ロマン派様式に調整)によるシャルル・リシェ2019年製作の再現楽器
モード・グラットン(フォルテピアノ)
ウィーンのヨハン・アンドレアス・シュタイン18世紀後期製作楽器によるヘラルト・タインマン2012年製作の再現楽器
ジョン・ブロードウッド1822年製オリジナル楽器*

録音:2020年11月23-27日ヴィルファヴァール農園、リムーザン、フランス
チェロを中心に様々な中低弦古楽器を操り、最新研究成果を反映させた数々の企画盤で私たちを楽しませ続けているブリュノ・コクセが、 十代の頃からの夢だったというベートーヴェンのソナタを録音しました。フォルテピアノは、フィリップ・ヘレヴェッヘはじめ多くの古楽演奏家から篤 い信頼を集め、コクセ率いるアンサンブル、レ・バッス・レユニでも鍵盤を担当するモード・グラットン。使用されたフォルテピアノは、第1番と第2 番ではベートーヴェンが初めて手に入れたメーカーと考えられるシュタインの再現楽器、第3番では作曲家が最後まで所持していたとされる メーカー、ブロードウッドのオリジナルを使用。いずれも作曲年代にあわせた選択ということではないようですが、音色の違いを聴けるのは大き な楽しみです。活き活きとしたコクセのチェロに、多彩な表現で知られるグラットンのピアノが絡み、両者とも楽器の限界に挑むかのような振幅 の激しい表現を聴かせてくれるのが魅力で、第2番冒頭の強打と直後の弱音などでは、何ごとかと驚かされるほど。演奏に全く堅いところがな く、聴いていてどこかすっきりとした感覚を呼び起こすほどに自由で闊達、さらに古楽器ならではの個性的な響きがアクセントとなり、非常に気 持ちの良いアルバムに仕上がっています。たくさんの巨匠たちが残してきたこれら傑作の名盤の系譜に、新たに連なる一枚といっても過言では ないでしょう。

Cypres
CYP-8620(1CD)
オー・チェリ・イン・アメリカ
ガーシュウィン(セバスティアン・ワルニエ編):序曲 〜「ポーギーとベス」より
フローレンス・プライス(1887-1953)/コリンナ・ラルディン編曲:
アメリカにおけるエチオピアの影
ハロルド・ノーベン(1978-):American Wanders アメリカの放浪者たち
ヘンリーの場合
ポールの場合
レニーの場合
ファッド・リヴィングストン(ラルディン編曲): イマジネーション
レナード・バーンスタイン(ワルニエ編): ウエスト・サイド・ストーリー
デューク・エリントン(1899-1874)、ビリー・ストレイホーン(1915-1967)/ミシェル・エール編曲:デュークズ・マジック
オー・チェリ(Vc八重奏)

録音:2021年10月12-15日
モネ劇場サル・フィオッコ、ブリュッセル
ベルギー、フランスを中心にオーケストラや室内楽などで活躍するチェロ奏者8人が集まった「オー・チェリ」、4枚目のアルバム。ベルギーの作曲 家ハロルド・ノーベンのオリジナル作品のほか、ベルギー出身のジャズピアニスト、ミシェル・エールとメンバーによる編曲で、アフリカ系アメリカ人 女性初の作曲家フローレンス・プライスと、ガーシュウィン、バーンスタイン、そしてジャズの名曲を収録。ブリュッセル在住の日本人奏者、西村 志保さんを含むメンバーの、息の合った演奏と歌心が魅力的です。

Resonus
RES-10296(1CD)
NX-B05
アーネスト・モーラン(1894-1950):室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調(1923)
2つのヴァイオリンのためのソナタ(1930)*
チェロとピアノのための前奏曲(1943)
ピアノ三重奏曲 ニ長調(1920)
フィデリオ三重奏団【ダラ・モーガン(Vn)
ティム・ギル(Vc)
メアリー・ダレー(P)】
ニッキー・スウィーニー(Vn)*

録音:2021年5月1-2日
イギリスの作曲家アーネスト・モーランの室内楽作品集。アイルランドを愛し、ヴァレンティア島に2年間居住、その後の1934年頃から亡くなるまでケ ンメアで過ごし、この地を第2の故郷としました。このアルバムに収められた室内楽作品は、どれもアイルランドでの体験がメロディに影響を与えていると されています。初期のピアノ三重奏曲からはラヴェルの影響が感じられますが、全体にスケールが大きく、第2楽章ではチェロがアイルランド民謡風の 旋律を歌いあげます。「ヴァイオリン・ソナタ」ホ短調は彼の師ジョン・アイアランドを思わせる陰鬱な雰囲気を持ちながらも、ヴァイオリンの名人芸も発 揮された見事な作品です。1930年の「2つのヴァイオリンのためのソナタ」はこの当時としては珍しい編成による作品であり、彼のヴァイオリンに対する 愛が感じられます。1943年の「チェロとピアノのための前奏曲」は後に結婚することとなるチェリスト、ピアーズ・コートモアのために書かれた美しい曲で す。 アイルランドと強いつながりを持つフィデリオ三重奏団とヴァイオリニストのニッキー・スウィーニーの演奏で。

Biddulph
BIDD-85015(1CD)
ナタン・ミルシテイン AFRS録音集 他
1-4. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op. 2-2RV. 31(フェルディナント・ダヴィット編)
5-7. ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op. 100
8. マスネ:タイスの瞑想曲(マルタン・ピエール・マルシック編)
9. ラヴェル:ハバネラ形式の小品(ジョルジュ・カトリーヌ編)
10. ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリース イ短調 Op. 18-4
11. ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテッラ Op. 16
12. シューマン:夕べの歌
13. マスネ:タイスの瞑想曲(マルタン・ピエール・マルシック編)
14. リムスキー=コルサコフ:くま蜂の飛行
15. グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」よりメロディ(フリッツ・クライスラー編)
16. スーク:ブルレスカ
17. ラロ:ペイン交響曲 Op. 21より 第5楽章 ロンド
18. シューベルト:アヴェ・マリア D.839
19. シューベルト:歌曲集『白鳥の歌』より セレナード D.957
20. メンデルスゾーン:歌の翼に Op. 34-2
21. フォーレ:夢のあとに Op. 7-1
22. ポルディーニ:踊る人形(フリッツ・クライスラー編)
23. フォスター:故郷の人々
(Vnと管弦楽のための編曲:ルロイ・アンダーソン)・・・18-23
ナタン・ミルシテイン(Vn)

ヴァレンティン・パヴロフスキー(P)・・・1-11
アルトゥール・バルサム(P)・・・12-14
ジョーゼフ・カーン(P)・・・15-16
NBCSO、アーサー・フィードラー(指)・・・17
RCAビクターSO、アーサー・フィードラー指揮・・・・・・18-23

録音/原盤
1944年/AFRS ‘Basic Music library’・・・1-11
1944年5月/V Disc 251・・・・12-14
1949年6月26日/Voice of America “Great Artists” series 122・・・15-17
1950年1月17日&19日 ニューヨーク、マンハッタン・センター/RCA Victor 49-1280/82in set WDM 1404・・・18-23
20世紀を代表するヴァイオリストの一人ナタン・ミルシテインがAFRS(Armed Forces Radio Service)に行った全ての録音と、1944年から50年 のアメリカ録音を復刻した貴重盤。 ナタン・ミルシテインは1903年の大みそかにウクライナのオデーサ(オデッサ)に生まれました。母の勧めでヴァイオリンを始め、7歳でピョートル・ストリヤル スキーの門下となり(同門の後輩にダヴィッド・オイストラフ)、11歳でグラズノフのヴァイオリン協奏曲を作曲者の指揮で演奏。1916年にはサンクトペ テルブルク音楽院でレオポルト・アウアーに学び、特に同門のハイフェッツやザイデルらに刺激を受けたといいます。1921年にはキーウ(キエフ)でホロ ヴィッツと出会ってデュオを結成しましたが、1925年にロシアを出国すると二度と戻りませんでした。ウィーンでのミルシテインの演奏会にはシェーンベル ク、ベルク、ハルトマンらが詰めかけ、1926年にミルシテインに会ったイザイは「私に教えられることは何も無い」と言ったと伝えられます。1928年にはア メリカに移住し、1942年には市民権を取得しましたが、第二次世界大戦後はパリやロンドンにも拠点を持って活動を続けました。 トラック1から11はアメリカ軍が第2次大戦中に開設した放送サービスAFRS(Armed Forces Radio Service)のためにミルシテインが行った録音 のすべてで、ブラームスのソナタ第2番、ラヴェルのハバネラ形式の小品、ヴィエニャフスキのエチュード・カプリースは後にスタジオ録音することがなかった ので貴重です。他には同じくアメリカ軍の兵士向けに制作されたV Discの音源、ラジオ局Voice of America制作の音源、更に1950年にRCAに 行った録音を復刻。18-23のオーケストラ用編曲がルロイ・アンダーソンというのも注目です。
*当CDの音源はLPレコードから復刻しました。ブラームスのソナタ第2番については1943年11月の録音としている資料もありますが、レーベルに確 認したところ1944年録音との見解でした。

B RECORDS
LBM-041(2CD)
NX-D07
ブラームス室内楽作品全集 第10集〜ピアノ連弾作品集
シューマンの主題による変奏曲 変ホ長調 Op. 23
16のワルツ Op. 39
ワルツ集 「愛の歌」 Op. 52a
ワルツ集 「新・愛の歌」 Op. 65a
ハンガリー舞曲集 WoO 1
エリック・ル・サージュ(P)
テオ・フシュヌレ(P)

録音:2021年10月21、23日 La Courroie, Entraigues-sur-la-Sorgue(ライヴ)
ル・サージュを中心に、ブラームスの室内楽作品全てをライヴ録音するプロジェクトの最終巻。先に全集としてBOXで発売されましたが、未発 売だった第10集が分売で登場しました。元は混声四重唱と連弾のために書かれ、後に連弾だけで演奏出来るように改作された「愛の歌」 「新・愛の歌」、管弦楽編曲でも多くの人を魅了している「ハンガリー舞曲集」を中心に収録。プロジェクトを先導したル・サージュと、2018年 ジュネーヴ国際コンクールの覇者テオ・フシュヌレによる息の合ったデュオが、美しいメロディで知られるこれらの作品の魅力を十二分に引き出 しています。

MClassics
MYCL-00014(1CD)
税込定価
エタンセル Etincelle
スパーク:トロンボーン協奏曲
ストラヴィンスキー(D-B.ピエナール編):プルチネッラ組曲
アーバン:「ヴェニスの謝肉祭」による変奏曲
郡恭一郎(Tb)
神永睦子(P)

録音:2021年6月8-10日神奈川、相模湖交流センター ラックスマンホール
シエナ・ウインド・オーケストラなどで活躍するトロンボーン奏者、郡恭一 郎の最新アルバムです。スパークの大作「トロンボーン協奏曲」、トロン ボーンで奏でるストラヴィンスキー「プルチネッラ組曲」やトランペットで有 名な「ヴェニスの謝肉祭」を収録。かなりの高い技術を要求される難曲 に挑戦するという、意欲作です。郡恭一郎の心意気が伝わるような重 厚なサウンド。見事にサポートする神永睦子の美しいピアノも聴きもの です。

BIS
BISSA-2640
(3SACD)
ブリテン:弦楽四重奏のための音楽
(1)弦楽四重奏曲第2番ハ長調 Op.36
(2)3つのディヴェルティメント(1936)
(3)小組曲(1929)
(4)弦楽四重奏曲 ニ長調(1931/74)
(5)弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.25
(6)アラ・マルシア(1933)
(7)弦楽四重奏曲第3番Op.94
(8)シンプル・シンフォニー Op.4
(9)ラプソディ(1929)
(10)小弦楽四重奏曲(1930)
(11)幻想曲 ヘ短調(1932)
(12)弦楽四重奏曲 ヘ調(1928)
エンペラーQ【マーティン・バージェス(Vn1)、クレア・ヘイズ(Vn2)、フィオナ・ボンズ(Va)、ウィリアム・スコフィールド(Vc)】

録音:(1)-(4)2007年3月、(5)-(7)2005年5月、(8)-(12)2011年4月/ポットンホール、サフォーク州(イングランド)
エンペラー四重奏団によるブリテンの「弦楽四重奏のための音楽」がお買い得なセットになってリリースいたします。王立音楽カレッジで ジョン・アイアランド(1879-1962)に作曲を学んだブリテンは、新鮮で現代感覚にあふれた作品を残した20世紀イギリスの最大の作曲家です。
映画音楽、オペラ、合唱曲など各ジャンルを手がけましたが、作曲初期から晩年に至るまで作曲した室内楽曲もまたブリテンの音楽を語る上で必要不可欠な産物 です。弦楽四重奏曲は付番されている3篇のほかに1931年作曲1974年に改訂しスネイプ・モルティングズ、オールドバラ音楽祭で初演した作品など初期から 晩年までこの演奏形態に作品を残しました。
シンプル・シンフォニー Op.4はブリテン20歳のときに作曲され、弦楽オーケストラまたは弦楽四重奏のための4楽章から成る楽曲(T.「騒がしいブレー」 U.「陽気なピツィカート」V.「感傷的なサラバンド」W.「浮かれた終曲」です。15分ほどの作品ですがそれぞれに個性をもち、とりわけ第2曲「陽気なピツィカー ト」は非常に印象的です。また、小弦楽四重奏曲は16歳の時に作曲したとは思えぬほどの完成度で、親しみやすさを排した力作と言えましょう。
イギリスが誇るエンペラー四重奏団が生き生きとした躍動感と緻密なアンサンブルでブリテンの世界を魅力的に演奏しております。 (Ki)

H.M.F
HMM-902643(1CD)
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 op.65
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 op.19
ジャン=ギアン・ケラス(Vc/1696年製ジョフレド・カッパ)
アレクサンドル・メルニコフ(P/エラール [メルニコフ所有 ](ショパン)、スタインウェイ(ラフマニノフ))

録音:2020年9月8-11日、テルデックス・スタジオ、ベルリン
ケラスとメルニコフ、最高の組み合わせによるふたりが、ショパンとラフマニノフを録音しました!ケラスの高貴にして弱音までもが美しすぎるチェロ。そして メルニコフの透明かつ繊細なタッチが際立つピアノ。名手ふたりによる、ロマン派の名曲にまたあらたな名盤が誕生しました。
ジャン=ギアン・ケラス(Vc)とアレクサンドル・メルニコフ(P)という世界最高峰のふたりによる演奏のベートーヴェンのチェロとピアノの作品全集(KKC 5402およびHMC 902183)は、世界で絶賛され、2014年第52回「レコード・アカデミー賞」大賞銅賞・室内楽部門も受賞しています。このベートーヴェ ンから時を重ね、他の編成での共演もはさみながら、ますますそのアンサンブルの息の感度と精度に磨きがかかったところショパンのチェロ・ソナタは、 生前に出版された最後の作品。ラフマニノフのチェロ・ソナタは1901年、ラフマニノフ20代終わり、ピアノ協奏曲第2番を完成して取り組んだ作品。苦悩 に満ちた遺書のようなショパンと、ほとばしる抒情と輝きに満ちたラフマニノフの2作品ともロマン派の名作として人気ですが、このふたりの演奏で聴けるのは 格別の喜びがあります。ピアニストが書いたソナタでもあり、メルニコフは楽器をかえてそれぞれの作品の理想的な響きを実現しているも注目。
全編をとおしてケラスの音色が実に高貴。そして深い悲しみをたたえた音色、美しすぎる弱音。ケラスが常に深化を遂げていることが感じられます。メルニコ フはショパンの前奏からその音色で一気に聴き手を世界に引きこみます。ショパンではエラール、ラフマニノフではスタインウェイとピアノを変えて演奏。ラフマ ニノフでは、ロマンティシズムにおぼれることなく、繊細で透明感ある音色で怒涛のようなパッセージを展開しております。ショパンでもラフマニノフでも、チェ ロとピアノで完璧にバランスのとれた、そして息のあった対話が繰り広げられています。ショパンもラフマニノフも様々な名演が存在しますが、あらたな決定的 名盤の登場といえるでしょう。 (Ki)

FIRST HAND RECORDS
FHR-119(1CD)
ヴァイオリン・オデッセイ
グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):オベレク第1番(1949)*
モシェ・ゾルマン(1952-):放浪(1994)*
ジョゼフ・アクロン(1886-1943):子供の組曲 Op.57(c.1925)(ハイフェッツ編)**
ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):ヴァイオリン・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.43(1917)*
シルベストレ・レブエルタス(1899-1940):Afilador(1924)* / Tierra p’a las macetas(1924)*
アリ・オスマン(1958-2017):Afromood(2010)**/***
ガオ・ピン(1970-):Questioning the Mountains(2008)*
ガレス・ファー(1968-):Wakatipu(2009)
エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):ヴァイオリン・ソナタ第2番(1927)**
ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978):Summerland(1935)*
イタマール・ゾルマン(Vn)
イェヴァ・ヨコバヴィチューテ(P)*
クワン・イ(P)**
ジュリア・トンプソン(タンバリン)***

録音:2021年2月23-25日/ノースカロライナ州、デューク大学、ボールドウィン公会堂
コロナによる世界的なロックダウンを受けて、米国在住のヴァイオリニスト、イタマール・ゾルマンは新しいレパートリーの発掘に時間を費やしました。ニュージー ランドからアメリカへ、そしてスーダン、中国、ロシア、ポーランドと、幅広い地域の魅力的な作品を演奏。滅多に聴くことのできない文化の多様性を楽しめます。ク ロアチアの女性作曲家ドーラ・ペジャチェヴィチや、チェコの作曲家エルヴィン・シュルホフのソナタなどは聴き応えもかなりのもの。 (Ki)

Champs Hill Records
CHRCD-166(1CD)
2530★★
ザ・サクソフォン・クレイズ
ジャスティン・リング&フレッド・ハーガー(ルディ・ヴィードフ編):ハンガリー舞曲
ルディ・ヴィードフ&ドメニコ・サヴィーノ:Dans l’orient
シュルホフ:ホット=ソナタ
ヴィードフ:Waltz-Llewellyn、Valse Marilyn
ヴァイル(ジョナサン・ラドフォード&アシュリー・フリップ編):「三文オペラ」よりマック・ザ・ナイフ、楽しい人生のバラード、ポリーの歌、タンゴ・バラード、キャノン砲の歌
ショスタコーヴィチ(ラドフォード&フリップ編):「舞台管弦楽のための組曲」よりワルツ第2番
ガーシュウィン(長生淳編):ラプソディ・イン・ブルー
ジョナサン・ラドフォード(Sax)、
アシュリー・フリップ(P)

録音:2021年4月12-14日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
サクソフォン奏者のジョナサン・ラドフォードは、イギリスのチータム音楽学校で学び、その後パリ国立高等音楽院でクロード・ドゥラングルに師事し、王立音楽大学では博士号を取得しています。彼はコモンウェルス・ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤーやロイヤル・オーバー・シーズ・リーグでゴールド・メダルを獲得しています。クラシック作品をアレンジしたものから、現代曲まで幅広いレパートリーを持っており、デビュー・アルバムとなったこのアルバムでは、特に1920年代と30年代の作品を中心に収録しています。彼は「このアルバムが、狂騒の20年代の重要なアイコンに敬意を表すると同時に、ジャンルを超えたサックスの多様な性質を祝福することを願っています」と語っています。

Diapason
DIAP-146(2CD)
ベートーヴェン:室内楽作品集

(1)ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調 Op.97「大公」
(2)ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 Op.70-1「幽霊」
(3)弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
(4)弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
(1)オイストラフ・トリオ〔ダヴィッド・オイストラフ(Vn)、スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc)、レフ・オボーリン(P)〕
録音:1958年
(2ブッシュ=ゼルキン・トリオ〔アドルフ・ブッシュ(Vn)、ヘルマン・ブッシュ(Vc)、ルドルフ・ゼルキン(P)〕
録音:1951年
(3)ハリウッドSQ
録音:1958年
(4)ブダペストSQ
録音:1951年
フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン 〜 ディアパゾンが選んだ決定盤』。第146巻は、ベートーヴェンの室内楽作品集!
オイストラフ・トリオとブッシュ=ゼルキン・トリオによるピアノ三重奏曲の名曲「大公」と「幽霊」、ハリウッドSQとブダペストSQによるベートーヴェン後期四重奏曲。
往年の名トリオ、名四重奏団による格調高い至極の演奏が新たなマスタリングで鮮やかに蘇ります。

Signum Classics
SIGCD-712(1CD)
ベルク、ウェーベルン、シェーンベルク
ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3
ウェーベルン:弦楽四重奏のための 「Langsamer Satz」
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番Op.10
ヒースSQ、
キャロリン・サンプソン(S)

録音:2019年12月11日-13日、ストーラー・ホール(マンチェスター、イギリス)
2002年に結成されたイギリスの精鋭アンサンブル、ヒースSQのニュー・アルバムがSignum Classicsからリリース!
シェーンベルク、ベルク、ウェーベルンの新ウィーン楽派による弦楽四重奏のための作品で、20世紀初頭の並外れた音楽的発展の足跡を辿ります。第3&第4楽章でソプラノ独唱が参加するシェーンベルクの弦楽四重奏曲第2番では、バッハ・コレギウム・ジャパンやキングズ・コンソート、ガブリエリ・コンソートなどと共演しイギリス有数の古楽系ソプラノとして活躍するキャロリン・サンプソンが参加している点も大きなポイントです。
ヒースSQは2002年にロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで結成され、2008-2012のYCAT(ヤング・クラシカル・アーティスツ・トラスト)の代表に選ばれ、ボルレッティ=ブイトーニ財団の特別アンサンブル奨学金を受賞。2013年にはロイヤル・フィルハーモニー協会のヤング・アーティスト賞を受賞し、2016年にはマイケル・ティペットのアルバムでグラモフォン賞を受賞するなど、カリスマ的人気を誇り、ウィグモア・ホールとの長年のリレーションシップを継続しながら、英国各地とヨーロッパで活動を続けています。

Chandos
CHAN-20242(1CD)
サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875-1912):初期室内楽作品集
九重奏曲 へ短調 Op.2「グラドゥス・アド・パルナッスム」
ピアノ三重奏曲 ホ短調
ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.1
カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ

録音:2021年10月、ポットン・ホール(イギリス、サフォーク)
「きらびやかで、変幻自在な若い音楽家のアンサンブル」カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ!BBCラジオ3新世代アーティスト・スキームを通じて出会ったピアニストのトム・ポスターとヴァイオリニストのエレーナ・ユリオステによって結成され、カリスマ的なプログラミングと卓越した音楽性で聴衆を熱狂させている気鋭のアンサンブルの最新盤は、シエラレオネ系のイギリス人作曲家、サミュエル・コールリッジ=テイラー(1875-1912)の初期室内楽作品集!生前には出版されることの無かった貴重な3作品(すべて短調)を収録しています。
カンタータ「ハイアワサの婚礼の祝宴」で知名度を高め、アメリカへの演奏旅行では「アフリカのマーラー」と呼ばれるほどの成功を収めたサミュエル・コールリッジ=テイラー。本アルバムの収録曲は、すべてロンドンの王立音楽大学(RCM)在学中の1893年から94年にかけて作曲されたもので、生前には出版されることの無かった作品です。2000年代初頭になってようやくRCMのアーカイヴに残る資料から演奏用のエディションが作成されましたが、今回カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴは改めて手稿譜を調査し、それらのエディションに含まれていた多くの不正確な情報の修正を行いました。37歳の若さで亡くなったコールリッジ=テイラーの創造的才能がいかに早熟であったかを、気鋭のアンサンブルの演奏で味わうことができる貴重な1枚です。

NIFC
NIFCCD-136(1CD)
レッセル、シューマン、ショパン:室内楽作品集
フランティシェク・レッセル(c.1780-1838):大三重奏曲 変ホ長調 Op.4(P、クラリネットとホルンのための)(c.1806)
シューマン:幻想小曲集 Op.73(クラリネットとピアノのための)(1849)
ショパン:三重奏曲 ト短調 Op.8(ロレンツォ・コッポラ編/クラリネット、チェロとピアノのための)(1828 lub/or 1829)
アンサンブル・ディアローギ〔クリスティーナ・エスクラペス(ピリオド・ピアノ/ブッフホルツc.1825-26モデル&グラーフc.1819モデル)、ロレンツォ・コッポラ(Cl)、クリスティン・フォン・デア・ゴルツ(Vc)、バルト・アールベイト(Hrn)〕

録音:2020年8月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベル「NIFC」による『ショパンの時代の音楽』シリーズから、「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭2020」で行われた、アンサンブル・ディアローギのアルバムが登場です。アンサンブル・ディアローギは、創設者の一人であるフォルテピアノ奏者のクリスティーナ・エスクラペスと、フライブルク・バロック・オーケストラやラ・プティット・バンドなどの世界の主要なバロック・オーケストラと共演しているロレンツォ・コッポラ、1991年から2004年までフライブルク・バロック・オーケストラのメンバーであったクリスティン・フォン・デア・ゴルツ、そしてフライブルク・バロック・オーケストラの首席ホルン奏者のバルト・アールベイトといった凄腕揃いのアンサンブルです。2019年には一部メンバーは違いますが、来日公演も行っており非常に話題となりました。このアルバムでは、ハイドンに師事したポーランドの作曲家フランティシェク・レッセルと、シューマンとショパンの作品を、古楽アンサンブルとは思えないほど表情豊かに演奏しています。名手たちが集ったアンサンブル・ディアローギの圧巻の演奏をお楽しみください。

Prima Facie
PFCD-171(1CD)
ルース・ギップス:ピアノ&室内楽作品集
ルース・ギップス(1921-1999):チェロ・ソナタ Op.63*
妖精の靴屋*/主題と変奏 Op.57a
牛とロバ〜序奏と頌歌
Opalescence Op.72
無伴奏チェロのためのスケルツォとアダージョ Op.68*
コントラバス・ソナタ Op.81*
ジョゼフ・スプーナー(Vc)、
デイヴィッド・ヘイズ(Cb)、
ダンカン・ハニーボーン(P)

録音:2020年10月25日、2021年3月28日&7月27日(イギリス)
*世界初録音
20世紀のイギリスに生き、近年再び注目を集め始めている女流作曲家、ルース・ギップスの作品集。これまでにChandosレーベルなどからいくつかの録音を発売されていましたが、世界初録音を4曲含む新しいアルバムが彼女の生誕100周年を記念して録音されました。幼少期に書かれた最初の作品「妖精の靴屋」から最後の作品「コントラバス・ソナタ」まで収録しており、イギリス音楽史に確かな足跡を刻んできたルース・ギップスの世界を堪能することができます。

CALLIOPE
CAL-22101(1CD)
リスト、ラインベルガー、サン=サーンス
リスト:オルフェウス
ラインベルガー:組曲 Op.149
サン=サーンス:死の舞踏
ガブリエル・ベスティオン・ド・カンブーラ:ラインベルガー追悼のための変奏曲
アンリ=モリス・シュータ:瞑想
トリオ・オルフェウス〔フランシーヌ・トラシエ(Vn)、ステファン・ゼーダー(Vc)、ガブリエル・ベスティオン・ド・カンブーラ(Org)〕

録音:2021年11月2日&5日、聖パウル・聖ルイス教会(パリ、フランス)
パガニーニ国際コンクール入賞のフランシーヌ・トラシエや、ジャン=ルイ・フローレンツ国際オルガン・グランプリ第1位獲得のガブリエル・ベスティオン・ド・カンブーラ(カンブラス)らで結成された、ヴァイオリン、チェロ、オルガンという異色のトリオ。このアルバムでは、19世紀の作品から現代作曲家の作品まで幅広く収録しました。特にラインベルガーの作品は素晴らしく、オルガンがオーケストラのように厚く響く場面では、その和音に支えられヴァイオリンとチェロがソリストのように振舞うかと思えば、室内楽らしく三者が溶け合い美しいアンサンブルを奏でる場面も持ち合わせています。この組み合わせでしか成しえない極上の音楽をお楽しみください

MELO CLASSIC
MC-2048(2CD)
クリスティアン・フェラス/ドイツでのヴァイオリン・リサイタル1953-1965年

(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24
シューマン:ヴィオリン・ソナタ第2番ニ短調Op.121
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調Op.25
(2)ラヴェル:ツィガーヌ
(3)シューベルト:ピアノ・ソナタ第3番ト短調D408Op.137
(4)バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番Sz76
(5)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.23
(6)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番ト短調Op.96
クリスティアン・フェラス(Vn)
ピエール・バルビゼ(P)

(1)録音:1959年9月25日西ドイツエッティンゲンライヴ(モノラル)
(2)録音:1953年11月12日西ドイツシュトゥットガルト放送スタジオ(モノラル)
(3)録音:1954年5月5日西ドイツケルン放送スタジオ(モノラル)
(4)録音:1959年10月2日西ドイツハンブルク放送スタジオ(モノラル)
(5)録音:1960年4月31日西ドイツフランクフルト放送スタジオ(モノラル)
(6)録音:1965年3月19日西ドイツケルン放送スタジオ(モノラル)
MELOCLASSICご贔屓のクリスティアン・フェラス(1933-1982)のドイツでのヴァイオリン・ソナタを中心に収録。ピアノはもちろんピエール・バルビゼ(1922-1990)ベートーヴェンの3曲、シューマン、エネスコの3曲はいずれも商業録音も残したが、ここではよりのびのびしているように思われます。シューベルトとバルトークは商業録音はなかったのではないか。いずれにおいてもフェラスの自由で魅惑的なヴァイオリンを、バルビゼの懐深い伴奏がしっかり受け止めている名演だ。
MELO CLASSIC
MC-3016(1CD)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ/東ベルリンでのリサイタル1964年
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
ブリテン:チェロ・ソナタハ長調Op.65
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタニ短調Op.40
ポッパー:妖精の踊りニ長調Op.9
バッハ(シロティ編):アダージョトッカータ、アダージョとフーガハ長調BWV564から
ドビュッシー(ロンキーニ編):ミンストレル
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
アレクサンドル・デデュヒン(P)

録音:1964年3月4日東ドイツベルリンライヴ(モノラル)7911
今回のMELOCLASSICの発売の目玉。1964年3月4日、東ベルリンのマルクス=エンゲルス・アウディトリウムでのムスティスラフ・ロストロポーヴィチのリサイタルのライヴ録音。36歳のロストロポーヴィチは極めて充実しており、音そのものが気迫に漲っています。ブラームス、ブリテン、ショスタコーヴィチの各ソナタはもちろん絶品。十八番のポッパーの「妖精の踊り」はロストロポーヴィチにしてもとりわけ熱気に満ちた演奏。録音もモノラルながら明快良好で、ロストロポーヴィチ・ファン、チェロ・ファン、ぜひ聞くべき1枚だ。

Forgotten Records
fr-1830D(1CDR)
プラハSQ 〜ハイドン:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第35番ヘ短調 Op.20-5*、
弦楽四重奏曲第58番ハ長調 Op.54-2#
プラハSQ[[ブジェティスラフ・ノヴォトニー(Vn1)、カレル・プジビル(Vn2)、フベルト・シマーチェク(Va)、ズデニェク・コニーチェク(Vc]

録音:1959年4月10日-11日#、13日-14日#、1959年6月24日-26日*、すべてプラハ
※音源:Supraphon DV 5643
Forgotten Records
fr-1832(1CDR)
スメタナSQ 〜シューベルト:弦楽四重奏曲集
第14番ニ短調 D.810「死と乙女」*、
第12番ハ短 D.703「四重奏断章」#
スメタナSQ [イジー・ノヴァーク(Vn1)、リュボミール・コステツキー(Vn2)、ヤロスラフ・リベンスキー(Va)、アントニーン・コホウト(Vc)]

録音:1954年9月6日-11日*、1955年10月7日-9日#
※音源:Supraphon DV 6361LPV 308
Forgotten Records
fr-1833(1CDR)
ケラーSQ他〜モーツァルト
弦楽五重奏曲 ト短調 K.516*、
クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581#
ケラーSQ [エーリヒ・ケラー(Vn1)、ハインリヒ・ツィーエ(Vn2)、フランツ・シェッスル(Va)、マックス・ブラウン(Vc)]
エーリヒ・ジハーマン(Va2)*
アロイス・ハイネ(Cl)#

録音:1958年5月23日*、31日#、(ステレオ)
※音源:Le Club Francais du Disque CFD 167、MUSICISC RC 680

fra bernardo
FB-2122377(1CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 Vol.3
バッハ:組曲第6番ニ長調 BWV.1012
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調(Wf X/3)、
 チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調(Wf X/1)
ヨハン・フィリップ・バッハ(1752ー1846):スコットランドの旋律と変奏(世界初録音)
フランチェスコ・ガッリジョーニ(Vc)、
ロベルト・ロレジャン(ハープシコード

パドヴァのC.ポッリーニ音楽院で学んだあとバロック・チェロやヴィオラ・ダ・ガンバも専門的に学び、ヴェニス・バロック・オーケストラの創設メンバーとしてジュリアーノ・カルミニョーラらと多くの演奏・録音に参加してきたバロック・チェリスト、フランチェスコ・ガッリジョーニの弾くバッハ無伴奏チェロ組曲。
第3集では残った「組曲第6番」に、バッハ・ファミリーのチェロ・ソナタをカップリング!
「ビュッケブルクのバッハ」とも呼ばれた大バッハの下から2番目の息子、ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハの2つのチェロ・ソナタに、ザクセン=マイニンゲンの宮廷画家&オルガニストであったヨハン・フィリップ・バッハ(大バッハからすると、はとこの孫といった遠縁)の世界初録音となる「スコットランドの旋律と変奏」が収録されています。

Kaleidos
KAL-63182(1CD)
クラリネット、アコーディオン、チェロ
ペドロ・イトゥラルデ(b.1929):小さなチャールダーシュ
ピアソラ:チキリン・デ・バチン
ヘラルド・マトス・ロドリゲス(1897-1948):ラ・クンパルシータ
伝承曲:クレズマー組曲
ピアソラ:タンゴの歴史
ハチャトゥリアン:剣の舞
ジョン・ノーブル(b.1931):猫たち
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
ピアソラ:オブリビオン
ミヨー:ブラジレイラ
ピアソラ:タンティ・アンニ・プリマ
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
ギヨーム・コネソン(b.1970):ディスコ・トッカータ
ヘルムート・クアカーナック(b.1956):アルマンド・メレル
トリオ・コン・アバンドーノ

録音:2013年8月(デトモルト)
才気煥発な才能を世に問う若手アーティストの録音を中心とする「エディション・ポートレイト」からのリリース。
2006年に設立されたトリオ・コン・アバンドーノは、ピアソラの作品を演奏することを中心に活動しており、クラリネット、アコーディオン、チェロといった独特な編成となっています。Kaleidosレーベル2作目となるこのアルバムでは、ピアソラの「タンゴの歴史」をメインとして、ハンガリー音楽から生まれたチャールダーシュ、東欧系ユダヤの音楽をルーツに持つクレズマーなど、タンゴだけでなくあらゆるジャンルの音楽に挑戦しており、彼女たちの音色同様、カラフルな音楽を存分に収録しています。
Kaleidos
KAL-63092(1CD)
タンゴ・エト・ヌエボ
ピアソラ:ブエノスアイレスの春、ブエノスアイレスの秋、天使の死、ル・グラン・タンゴ
フランセ:主題と変奏
ゲオルク・カッツァー(b.1935):オクトパス
ベルント・ヘンシュケ(b.1948):ラプソディ、パ・ド・トロワ
トリオ・コン・アバンドーノ

録音:2008年6月30日-7月5日
2006年にクラリネット、アコーディオン、チェロという異色の組み合わせで結成されたトリオ・コン・アバンドーノ。彼女たちは特にピアソラの作品を自分たちの編成にアレンジして演奏することに力を入れており、このアルバムでもピアソラの代表作を中心に収録しています。また、トリオ・コン・アバンドーノのために作曲されたベルント・ヘンシュケによる「ラプソディ」と「パ・ド・トロワ」ではその特色ある編成を存分に活かして新しい色彩のアンサンブルを醸し出しています。
トリオ・コン・アバンドーノのデビューCDとなったこの「タンゴ・エト・ヌエボ」は、音楽と他の芸術との繋がりに注目したシリーズ「エディションK」からリリースされており、ジャケットやブックレットには、ドイツの画家&彫刻家Hans-Werner Berretzの作品が掲載されています。

Hyperion
CDA-68380(1CD)
リース(1784-1838):ピアノ三重奏曲&六重奏曲集
大六重奏曲 ハ長調 Op.100*
序奏とロシア舞曲 Op.113-1#
ピアノ三重奏曲 ハ短調 Op.143+
六重奏曲 ト短調 Op.142§
ナッシュ・アンサンブル〔サイモン・クロフォード=フィリップス(P)*+、ステファニー・ゴンリー(Vn)*+、ジョナサン・ストーン(Vn)*、ローレンス・パワー(Va)*、エイドリアン・ブレンデル(Vc)*#+、グレアム・ミッチェル(ダブルベース)*§、ベンジャミン・フリース(P)#§、ヒュー・ウェブ(Hp)§、リチャード・ホスフォード(Cl)§、ウルスラ・ルヴォー(バスーン)§、リチャード・ワトキンス(Hrn)§〕

録音::2021年5月10日-12日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
1964年創立、世界トップレベルの名手たちを擁し、ロンドンのウィグモア・ホールのレジデント・チェンバー・アンサンブルを務めるナッシュ・アンサンブル。多種多様な編成を駆使し、300超の世界初演を含む様々なスタイルの音楽を録音・演奏し、英国最高のアンサンブルの1つとして注目を集めてきました。Hyperionを中心にこれまで90タイトル以上のアルバムを録音し、イギリスのグラモフォン賞やBBCミュージック・マガジン賞にも度々ノミネートや受賞を果たしており、2021年にもジョン・ピッカードの作品集でグラモフォン賞の現代曲部門に輝いています。
本作では、ベートーヴェンの弟子、同僚、友人として知られてきたフェルディナント・リースの様々な編成の室内楽曲を取り上げました。生涯に渡って数多く書かれたリースの室内楽作品の中から、ピアノ三重奏曲(第4番)、ピアノと弦楽五重奏による「大六重奏曲」(第2楽章では「夏の名残のばら」で知られるアイルランドの旋律が使われる)、チェロとピアノのための「序奏とロシア舞曲」、そして当時流行していたピアノとハープのデュオ(もしくは2台ピアノ)にクラリネット、バスーン、ホルン、ダブルベース(もしくはヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)が伴奏するという珍しい編成の「六重奏曲」を収録。作曲家としての評価は未だ途上にありながらも、非常に魅力的な音楽を遺してきたリースの遺産を知る絶好の機会となるでしょう。
今回も、ステファニー・ゴンリー(vn)、ジョナサン・ストーン(vn)、ローレンス・パワー(va)、エイドリアン・ブレンデル(vc)、グレアム・ミッチェル(db)、サイモン・クロフォード=フィリップス(p)、リチャード・ワトキンス(hr)など、一流のソリストとしても活躍する名手たちが一堂に会し、その妙技を存分に発揮しています。

Paladino Music
PMR-0124(1CD)
ラートハウス:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ヴァイオリン・ソナタ第1番op.14(1925)
ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.27(1927)
ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.43(1937)
デディケイションとアレグロ Op.64(1949)
マテウシュ・ストシェレツキ(Vn)、
アンジェイ・シュロンザク(P)

録音:2020年11月、クシシュトフ・ペンデレツキ・コンサートホール(ポーランド、ラドム)
フランツ・シュレーカーの愛弟子の一人として知られるオーストリア=ハンガリー帝国出身の天才的な作曲家、カロル・ラートハウス(1895-1954)のヴァイオリンとピアノのための作品集。この編成での作品はわずか5曲しかないとされていますが、どの作品もラートハウスの芸術的遺産の中で非常に重要な部分を占めており、彼の多才ぶりを証明するものとなっています。長年にわたってラートハウスの音楽を研究しているマテウシュ・ストシェレツキとアンジェイ・シュロンザクのデュオが、これらの傑作を洞察に満ちた解釈で演奏しています。
Paladino Music
PMR-0050(1CD)
モーツァルト・(リ)インヴェンションズ
モーツァルト:歌劇「魔笛」K 620より「私は鳥刺し」、歌劇「魔笛」K 620より「なんと素晴らしい響き、二重奏曲 ト長調 K 423(フルートとチェロ版)、アレグロ ハ長調、「ロンドンのスケッチブック」よりK Anh.109b-1(K 15a)、メヌエット ト長調 K 1(1e)、メヌエット ヘ長調 K 2、アレグロ 変ロ長調 K 3、アンダンテ ヘ長調 K 6、メヌエット ニ長調 K 7、K 15HH、K 33b、二重奏曲 変ロ長調 K 424(フルートとチェロ版)、
モーツァルト
:歌劇「魔笛」K 620より「娘か可愛い女房が一人」、
モーツァルト
:歌劇「魔笛」K 620より「なんという魔法の強い響きか」
(全曲 エリック・ラム&マルティン・ルンメル編)
アンサンブル・パラディーノ〔エリック・ラム(Fl)、マルティン・ルンメル(Vc)〕

録音:2014年9月24日-25日
モーツァルトの楽曲をフルートとチェロの編成に編曲し、新たな魅力を再発見できるアンサンブル・パラディーノによる本アルバム。「パラディーノ(Paladino)」レーベルのオーナーとしても大活躍しているオーストリアの名チェリスト、マルティン・ルンメルも参加し、モーツァルトの楽曲を二人という小さな編成ながら、損なうことなくカラフルに描いています。

Forgotten Records
fr-1814(1CDR)
オネゲル、ミヨー:ヴィオラ・ソナタ、管楽作品集
オネゲル:ヴィオラ・ソナタ H.28(1920)*
ミヨー:ヴィオラ・ソナタ第2番Op.244(1944)*
組曲「ルネ王の暖炉」(1939) #
室内交響曲 より」[第1番Op.43「春」 /第2番 Op.49「パストラール」 /第3番Op.71「セレナード」 /第5番Op.75]+
クラース・ブーン(Va)*
コル・デ・フロート(P)*
オランダ管楽五重奏団[アドリアン・ボンセル(Fl)、サム・ジルフェルベルフ(Ob)、ヨス・ドント(Cl)、ケース・フェルスネイ(Hrn)、アントン・ドーメルニク(Fg)]#
ダリユス・ミヨー(指)ミュージカル・マスターピース室内O+

録音:1947年7月+ 、1952年7月11日-12日*、1953年#
Forgotten Records
fr-1816(1CDR)
ニューヨーク木管五重奏団
プーランク:六重奏曲(1931-39) *
ウォリングフォード・リーガー(1885-1961):ピアノと管楽管五重奏の為の協奏曲 Op.53(1953)*
フランセ:五重奏曲(1949)
タファネル:五重奏曲 ト短調(1876)
ニューヨーク木管五重奏団[S・バロン(Fl)、J・ロス(Ob)、D・グレイザー(Cl)、A・ワイスバーグ(Fg)、J・バロウズ(Hrn)]
フランク・グレイザー(P)*

録音:1960年* 、1961年、
※音源:Concert-Disc CS-221* CS-220、 EVEREST SDBR 3081* SDBR 3080


ARCANA
A-207(19CD)
NX-J01
ハイドン:弦楽四重奏曲全集(全58曲/編曲作品・真偽不明曲を除く)
【DISC 1】弦楽四重奏曲集 Op.9
(1)弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.9-4(Hob. III:22)
(2)弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.9-1(Hob. III:19)
(3)弦楽四重奏曲 ト長調 Op.9-3(Hob. III:21)
【DISC 2】弦楽四重奏曲集 Op.9(続き)
(1)弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.9-2(Hob. III:20)
(2)弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.9-5(Hob. III:23)
(3)弦楽四重奏曲 イ長調 Op.9-6(Hob. III:24)
【DISC 3】弦楽四重奏曲集 Op.17
(1)弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.17-2(Hob. III:26)
(2)弦楽四重奏曲 ホ長調 Op.17-1(Hob. III:25)
(3)弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.17-6(Hob. III:30)
【DISC 4】弦楽四重奏曲集 Op.17(続き)
(1)弦楽四重奏曲 ハ短調 Op.17-4(Hob. III:28)
(2)弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.17-3(Hob. III:27)
(3)弦楽四重奏曲 ト長調 Op.17-5(Hob. III:29)
【DISC 5】弦楽四重奏曲集 Op.20「太陽四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 ト短調 Op.20-3(Hob. III:33)
(2)弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.20-1(Hob. III:31)
(3)弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.20-2(Hob. III:32)
【DISC 6】弦楽四重奏曲集 Op.20「太陽四重奏曲集」(続き)
(1)弦楽四重奏曲 ヘ短調 Op.20-5(Hob. III:35)
(2)弦楽四重奏曲 イ長調 Op.20-6(Hob. III:36)
(3)弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.20-4(Hob. III:34)
【DISC 7】弦楽四重奏曲集 Op.33「ロシア四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 ト長調 Op.33-5(Hob. III:41)
(2)弦楽四重奏曲 変ホ長調「冗談」 Op.33-2 (Hob. III:38)
(3)弦楽四重奏曲 ロ短調 Op.33-1(Hob. III:37)
【DISC 8】弦楽四重奏曲集 Op.33「ロシア四重奏曲集」(続き)&スペイン四重奏曲
(1)弦楽四重奏曲 ハ長調「鳥」 Op.33-3(Hob. III:39)
(2)弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.33-6(Hob. III:42)
(3)弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.33-4(Hob. III:40)
(4)弦楽四重奏曲 ニ短調「スペイン四重奏曲」 Op.42(Hob. III:43)
【DISC 9】弦楽四重奏曲集 Op.50「プロシア四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.50-1(Hob. III:44)
(2)弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.50-2(Hob. III:45)
(3)弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.50-3(Hob. III:46)
【DISC 10】弦楽四重奏曲集 Op.50「プロシア四重奏曲集」(続き)
(1)弦楽四重奏曲 嬰ヘ短調 Op.50-4(Hob. III:47)
(2)弦楽四重奏曲 ヘ長調「夢」 Op.50-5(Hob. III:48)
(3)弦楽四重奏曲 ニ長調「蛙」 Op.50-6(Hob. III:49)
【DISC 11】弦楽四重奏曲集 Op.54「第1トスト四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 ト長調 Op.54-1(Hob. III:58)
(2)弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.54-2(Hob. III:57)
(3)弦楽四重奏曲 ホ長調 Op.54-3(Hob. III:59)
【DISC 12】弦楽四重奏曲集 Op.55「第2トスト四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 イ長調 Op.55-1(Hob. III:60)
(2)弦楽四重奏曲 ヘ短調「剃刀」Op.55-2(Hob. III:61)
(3)弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.55-3(Hob. III:62)
【DISC 13】弦楽四重奏曲集 Op.64「第3トスト四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 ニ長調「ひばり」 Op.64-5 (Hob. III:63)
(2)弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.64-6(Hob. III:64)
(3)弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.64-1(Hob. III:65)
【DISC 14】弦楽四重奏曲集 Op.64「第3トスト四重奏曲集」(続き)
(1)弦楽四重奏曲 ト長調 Op.64-4(Hob. III:66)
(2)弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.64-3(Hob. III:67)
(3)弦楽四重奏曲 ロ短調 Op.64-2(Hob. III:68)
【DISC 15】弦楽四重奏曲集 Op.71「第1アポニー四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.71-1(Hob. III:69)
(2)弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.71-2(Hob. III:70)
(3)弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.71-3(Hob. III:71)
【DISC 16】弦楽四重奏曲集 Op.74「第2アポニー四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.74-1(Hob. III:72)
(2)弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.74-2(Hob. III:73)
(3)弦楽四重奏曲 ト短調「騎士」 Op.74-3(Hob. III:74)
【DISC 17】弦楽四重奏曲集 Op.76「エルデーディ四重奏曲集」
(1)弦楽四重奏曲 ト長調 Op.76-1(Hob. III:75)
(2)弦楽四重奏曲 ニ短調「五度」 Op.76-2(Hob. III:76)
(3)弦楽四重奏曲 変ロ長調「太陽」 Op.76-4 (Hob. III:78)
【DISC 18】弦楽四重奏曲集 Op.76「エルデーディ四重奏曲集」(続き)
(1)弦楽四重奏曲 ハ長調「皇帝」 Op.76-3(Hob. III:77)
(2)弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.76-5(Hob. III:79)
(3)弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.76-6(Hob. III: 80)
【DISC 19】弦楽四重奏曲集Op.77「ロプコヴィツ四重奏曲集」&弦楽四重奏曲 Op.103
(1)弦楽四重奏曲 ト長調 Op.77-1(Hob. III:81)
(2)弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.77-2(Hob. III:82)
(3)弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.103(Hob. III:83) (未完)
フェシュテティーチQ(古楽器使用/a=421Hz)【イシュトヴァーン・ケルテース(Vn/ミラノの逸名職人 18世紀製作)、エリカ・ペテーフィ(Vn/ウィーンのマティアス・ティーア 1770年製作)、ペーテル・リゲティ(ヴィオラ/ボルツァーノのマティアス・アルバヌス 1651年製作)、レジェー・ペルトリニ(Vc/フランスの逸名職人 17世紀製作)】


【DISC 1】【DISC 2】
録音:1998年8月6-9日、20-22日 カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
【DISC 3】【DISC 4】
録音:1993年11月16-19日 1994年3月12-15日、カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
【DISC 5】【DISC 6】
録音:2005年9月29日-10月5日 ハンガリー国立フィルハーモニー・リハーサルホール、ブダペスト
【DISC 7】【DISC 8】
録音:2006年4月28日-5月3日 ハンガリ―国立フィルハーモニー・リハーサルホール、ブダペスト
【DISC 9】【DISC 10】
録音:1999年8月6-15日 カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
【DISC 11】【DISC 12】
録音:2001年10月19-26日 カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
【DISC 13】【DISC 14】
録音:2002年7月21-29日 カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
【DISC 15】【DISC 16】
録音:1994年11月27-30日、1995年4月27-30日カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
【DISC 17】【DISC 18】
録音:1996年4月8-12日、1997年5月1-3日 カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
【DISC 19】
録音:1997年8月28-31日、カーロイ・チェコニチ宮殿、ブダペスト
「交響曲の父」ハイドンは室内楽の作曲にも優れ、弦楽四重奏の理想形確立に大きな貢献をなしたため「弦楽四重奏曲の父」と しても知られています。四つの楽器を適切に組み合わせてゆく上でのノウハウが凝縮されたこれらの作品は定期的に6曲ないし3曲ずつ揃え て曲集として刊行され、作曲家存命中に全集が編纂されるほど高い人気を誇っただけでなく、後世にも繰り返し楽譜が再版され金字塔的 存在として愛され続けました。それだけに、19世紀以降の演奏習慣の変化によって作曲時の企図が見えづらくもなった面もあると考えられま すが、20世紀末から21世紀初頭にかけハイドンゆかりの国ハンガリーのフェシュテティーチ四重奏団が残したこの全曲録音は、オリジナル楽 器を用い、二つのヴァイオリンを対向配置にする当時の慣例を採用して刻まれ、作曲当時の作品像に迫った画期的録音として世界的に注 目されました。収録順も現在の作品整理番号に拘らず、初版時の曲順を出来る限り再現し、ハイドンの意図に沿おうという徹底ぶり(なお Op. 17のNo. 4と6、Op. 20のNo. 5と2など、収録時間の関係で必ずしも本来の意図通りにならなかったところもあり、演奏者としては悔 しい思いをしたようです)。単なる古楽器演奏の枠を超えた比類ない解釈の確かさに、直接音を重視し4人の奏者の深い音楽性をありあり と伝えるArcanaならではのエンジニアリングもあいまって、時代を越えて再訪すべき価値に満ちています。数年にわたるプレス切れから待望の カタログ復活。新たな聴き手にも自信を持ってお勧めできる名演中の名演です。

ALBANY
TROY-188(1CD)
南北アメリカのチェロ作品集
アンドレ・メーマリ:大きな湾II (2020) *
ジョージ・ウォーカー(1922-2018):チェロ・ソナタ(1957)
ダニエル・クロジャー:ノクチュルヌ(1997) *
カマルゴ・グアルニエリ(1907-93):チェロ・ソナタ第2番(1955)
バーバー:チェロ・ソナタOp.6(1932)
セサル・グエラ=ペイシェ(1914-93):3つの小品(1957)
グレゴリー・ソーアー(Vc)
ハイディ・ルイーズ・ウィリアムス(P)

録音:2021年5月24-27年フロリダ州立大学ルビー・ダイアモンド:・コンサート・ホール
*=世界初録音:
20〜21世紀の南北アメリカの作曲家によるチェロとピアノのための二重奏曲集。メー マリはブラジル出身。「大きな湾 II」はモダン・ジャズとロックの要素をクラシックに取り入 れた歯切れのよい快作。ウォーカーはアフリカ系アメリカ人としては先駆的なクラシック の作曲家。彼のチェロ・ソナタは20世紀前半の音楽の諸要素を取り入れつつ独自のリ リシズムを展開する。バーバーのソナタはアダージョの作曲家らしく抒情的な旋律が横 溢する秀作。グアルニエリはブラジルの作曲家で近年注目されています。ゲラ=ペイシェ もブラジル出身。彼の3つの小品はブラジルの民族音楽やポピュラー音楽の要素を取 り入れた親しみ易い音楽。
ALBANY
TROY-1881(1CD)
ブラームス(1833-97):ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調「雨の歌」Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.10
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
スケルツォ楽章ハ短調Wo02
リモール・トレン=インマーマン(Vn)
ハテム・ナディム(P)

録音:2017年12月アレグロ・レコーディング・スタジオ
リモール・トレン=インマーマンはロシア出身の若手ヴァイオリニスト。モスクワのグネーシ ン国立音楽院で学んだ後、イスラエルのエルサレム音楽アカデミーに留学、現在はアメリカ で活動、メータやデュトワなど巨匠たちと度々共演しています。しっとりした柔らかい音色が魅 力的で、このブラームスもたっぷりと歌い込んだ秀演。将来有望なヴァイオリニトの登場であ る。
ALBANY
TROY-1888(1CD)
「ヒプノシス」〜近現代のロマンティックなフルートとハープのための音楽
イベール:間奏曲
ハーマン・ベーフティンク(b.1953):「四季」
ベンジャミン・ゴダール(1849-1895):組曲よりアレグレット
イアン・クラーク(b.1964):「ヒプノシス」
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
ロンダ・ラーソン(b.1962):スウィート・シンプリシティ*
パスカル・プルースト(b.1959):前奏曲と舞曲
ジョセフ・ジョンゲン:ダンス・レント
ジョン・ラター(b.1945):ワルツ
フォーレ:シシリエンヌ
ハーマン・ベーフティンク:トワイライト
アラン・ホヴァネス:「アドニスの庭」
ジョン・マーソン(1932-2007):春の花
ドン・ベイリー(Fl)
ローラ・ローガン・ブランデンバーグ (Hp)
カーラ・ワイルドマン(バウロン) *

録音:2021年6月1-3日
19世紀後半から今世紀までのロマンティックで美しいフルートとハープのための作品を収 録。イベールの間奏曲はフルート奏者の間ではよく知られた甘美な小品。ドビュッシーのピアノ 曲「亜麻色の髪の乙女」はまるでこの編成のために書かれたような編曲で見事。合唱音楽で有 名なラターのワルツは粋な小品。多作家で知られたホヴァネスの「アドニスの庭」はフランス印象 派と神秘主義が融合した独特の雰囲気を持った佳品。

ALPHA
ALPHA-763(1CD)
ユダヤの祈りの音楽
ブロッホ:『ヘブライ組曲』より I. ラプソディ
ラヴェル:『2つのヘブライの歌』より I. カディッシュ
ジョン・ウィリアムズ(ジョアン・ファルジョ編): 『シンドラーのリスト』のテーマ
ブルッフ:『8つの小品』 Op. 83より V. ルーマニアの歌
伝承曲/ファルジョ編:モレニカ
ブロッホ:『ユダヤ人の生活から』(全曲)
ショスタコーヴィチ:『ユダヤの民族詩より』 Op. 79より IX. よい生活
ベーラ・コヴァーチ(1937-2021):ショレム・アレイヘム、ロヴ・ファイドマン!
ブルッフ:コル・ニドライ Op. 47
プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲 Op. 34
アンサンブル・コントラスト【アルノー・トレット(Va)、アントワーヌ・ピエルロ(Vc)、ジョアン・ファルジョ(P)】

カリーヌ・デエ(S)
ピエール・ジェニソン(Cl)
デボラ・ネムタヌ(Vn)
サラ・ネムタヌ(Vn)
ブロッホの作品を軸に、ユダヤの人々の祈りが込められたクラシックの室内楽作品を収めたアルバム。全体に、静かな祈りに動的な要素も加 わった、たいへん美しいアルバムです。唯一収められた映画音楽の「シンドラーのリスト」は、ヴィオラとチェロのみによる味わい深い編曲。
ALPHA
ALPHA-858(1CD)
『波と影』 〜弦楽九重奏によるドビュッシー:海 他
ドビュッシー:練習曲 第4番〜練習曲集 第1巻 より
 雪の上の足跡 〜前奏曲集 第1巻 より
 パスピエ 〜ベルガマスク組曲 より
 月の光 〜ベルガマスク組曲 より
ルナ・パール・ウールフ(1973-):コンタクト
ドビュッシー:海
※ドビュッシー作品の編曲は全てティボー・ベルタン=マギによる
コレクティフ9(4Vn、2Va、2Vc、1Cb)

録音:2021年9月13-15日 サン=オーギュスタン教会、ミラベル、ケベック、カナダ
マーラー作品の編曲を収めたアルバム(ALPHA-770)で大きな話題を集めたモントリオールの弦楽九重奏アンサンブル、コレクティフ9によるド ビュッシーほか。ドビュッシー作品の編曲は全て、コントラバスを担当するメンバーのベルタン=マギによります。「雪の上の足跡」の静謐な味わ い、コラールのフレーズが帯びる美しさなど、なるほどと思わせる上手い編曲で、ピアノとはまた一味違う色彩を帯びているのがなんとも魅力 的。また「月の光」の編曲は、冨田勲のモーグ・シンセサイザー版へのオマージュとなっています。アメリカの女性作曲家ルナ・パール・ウールフに よる「コンタクト」は、クジラの親子が水中で呼び合う声にインスパイアされた、コレクティフ9のためのオリジナル作品。

Capriccio
C-7430(12CD)
NX-E05
フランツ&カール(1826-1900)・ドップラー: フルートのための作品全集
【CD1】 フルートのための作品全集第1集
1. ハンガリーの主題による幻想曲 Op. 35(F&C)
2. ベートーヴェンの主題による幻想曲 Op. 46(F) *
3. アメリカの主題による二重奏曲 Op. 37(オリジナル版)(F) *
4. オーベールの歌劇「ポルティチの唖娘」によるポプリ(フルートとピアノ版)(F) *
5. 「最近のハンガリー音楽の真珠」より最も人気のあるチャールダッシュ第1巻(C) *
6. ウェーバーの歌劇「プレチオーザ」によるポプリ(F) *
7. マイアベーアの歌劇「ディノーラ」によるポプリ(F) *
8. ヴェルティの歌劇「リゴレット」の主題による協奏的二重奏曲(F&C) *
【CD2】フルートのための作品全集第2集
1. アンダンテとロンド Op. 25(F)
2. 羊飼いの旋律(C) *
3. F. A. ボワエルデューの歌劇「白衣の婦人」からのお気に入りの小品(F) *
4. 「最近のハンガリー音楽の真珠」より最も人気のあるチャールダッシュ第2巻(C) *
5. W. A. モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」によるポプリ(F) *
6. グノーの歌劇「ファウスト」によるポプリ(F) *
7. クラーマー=F. ドップラー:欲望*
8. プラハの思い出(1853年、2つのフルートと管弦楽版)(F&C) *
【CD3】フルートのための作品全集第3集
1. ハンガリーの主題による小二重奏曲 Op. 36(F)
2. W.A. モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」からのお気に入りの小品(フルートとピアノ版) (F) *
3. 「最近のハンガリー音楽の真珠」より最も人気のあるチャールダッシュ第3巻(C) *
4. アントニオ・ザマーラ=F. ドップラー:カシルダ幻想曲(F)
5. フロトウの歌劇「マルタ」によるポプリ(F) *
6. ドニゼッティの歌劇「連隊の娘」によるポプリ(F) *
7. J. S. バッハ=F. ドップラー:バッハの瞑想曲(バッハ-グノーの「アヴェ・マリア」に基づく) (F) *
8. バダジェフスカ=F. ドップラー:乙女の祈り Op. 4(F. ドップラーによるフルートとピアノ編) *
9. 愛の歌 Op. 20(フルートと管弦楽編) (F) *
【CD4】フルートのための作品全集第4集
1. シューベルトの歌劇「陰謀者たち」の主題による演奏会用パラフレーズ Op. 18(F)
2. ハンガリー田園幻想曲 Op. 26(F)
3. 夜想曲 Op. 17(F)
4. エロールの歌劇「ザンパ」による小品(F) *
5. 「最近のハンガリー音楽の真珠」より最も人気のあるチャールダッシュ第4巻(C) *
6. 歌劇「セビリアの理髪師」によるポプリ(F)
7. マイアベーアの歌劇「悪魔ロベール」による2つのポプリ 第1番(F) *
8. マイアベーアの歌劇「悪魔ロベール」による2つのポプリ 第2番(F) *
9. 華麗なるワルツ Op. 33(S. エスクーラによる2つのフルートと管弦楽編)(F&C) *
【CD5】フルートのための作品全集第5集
1. プラハの想い出 Op. 24(F&C)
2. A.ブラウンの歌曲”ひとりぼっち”による幻想曲 Op.41(F)
3. サロン風マズルカ Op. 16(F)
4. モーツァルトの「魔笛」からお気に入りの小品(F) *
5. 「ハープ三重奏」夜想曲(F) *
6. F. エルケルの歌劇「フニャディ・ラースロー」からのポプリ(C) *
7. ベッリーニの歌劇「ノルマ」からの二重奏曲(F) *
8. アンダンテ(F) *
9. 「ハンガリーのエア」による変奏曲(FもしくはC) *
10. F. ドップラー/ザマーラ:エルネスト2世の歌劇「カジルダ」の主題による幻想曲*
【CD6】フルートのための作品全集第6集
1. 華麗なるワルツ Op. 33(2つのフルートとピアノ版)(F&C)
2. 愛の歌 Op. 20(F)
3. 森の小鳥 Op. 21(フルートと4台のホルン版) (F)
4. C.M. ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」によるお気に入りの小品(フルートとピアノ版)(F) *
5. F. エルケルの歌劇「バーンク・バーン」によるポプリ (C) *
6. オーベールの歌劇「ポルティチの唖娘」によるポプリ(2つのフルート版)(F) *
7. モデラート(フルートとピアノ版) (F) *
8. ハンガリーの主題による幻想曲 Op. 35(2つのフルートと管弦楽版)(C) *
【CD7】フルートのための作品全集第7集
1. リゴレット幻想曲 Op. 38(F&C)
2. 大幻想曲 ヘ長調(F) *
3. W.A. モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」によるお気に入りの小品(F) *
4. マイアベーアの「アフリカの女」によるポプリ(F) *
5. エロールの「ザンパ」によるポプリ(F)
6. 牧歌(フルートとピアノ版)(C) *
7. ハンガリー田園幻想曲 Op. 26(A. クロッチュによるフルートと管弦楽編)
8. ヴァラキア地方の歌 Op. 10(J. ヘルメスベルガーによるフルートと管弦楽編)*
9. 夜想曲 Op. 19(R. ジャンクニッケルによるフルート、ホルン、ヴァイオリンと弦楽オーケストラ編)*
【CD8】フルートのための作品全集第8集
1. アデリーナ・パッティ夫人の思い出に〜ベッリーニ「夢遊病の女」の主題によるパラフレーズ Op.42(F)
2. 子守歌 Op.15(F)
3. 幻想曲「ヴァラキア地方の歌」 Op.10(F)
4. 牧歌「リジの思い出に」 Op.34(F)
5. F.ドップラーのハンガリー歌劇「イリカ」によるポプリ(C) *
6. ベッリーニ「ノルマ」によるお好みの小品(F) *
7. ボワエルデュー「白衣の婦人」による二重奏(F) *
8. ベートーヴェン「クロイツェル・ソナタ」 Op.47〜第2楽章の主題による幻想曲(F) *
9. ハンガリーの主題による独奏用の3つの変奏曲 Op.4(C) *
【CD9】フルートのための作品全集第9集
1. 祝祭劇「故郷」よりシュタイアーマルクの歌とチロルの歌 Op.39
(M.ワーヘマンスによる2本のフルートとピアノ編)(F) *
2. 夜想曲 Op.19(フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノ版)(F)
3. ハンガリーのモティーフによる小二重奏曲(フルート、ヴァイオリンとピアノ版)(F)
4. 前へ、速足(フルートとピアノ版) (F) *
5. ユングマン:ホームシック Op.117(F.ドップラーによるフルートとピアノ編) *
6. フランツ・ドップラー:黒人の歌(2本のフルートとピアノ編) *
7-13. ジェルジ・チャーサール:歌劇「クマニア人」〜7つの好きな歌(K.ドップラーによるフルートとピアノ編) *
14-16. 2本のフルートのための協奏曲 ニ短調(F)
【CD10】フルートのための作品全集第10集
1. アメリカの主題による小二重奏曲 Op.37(F)
2. ハンガリーのエアによる変奏曲〜フルートとピアノのための(C)
3-6. 2つのフルートとピアノのためのソナタ ハ長調 Op. 25(F)
7-14. ハンガリーの有名な聖歌と行進曲(フルートとピアノ版)(C)*
15-18. ヤコブ・シュミット=F. ドップラー: 2つのソナチネ Op.32(F) *
19. オペラ「フサールの2人」序曲(フルートとピアノ編)(F) *
20. ヴァイトマンストルスト風狩猟の音楽(4つの フルート編)(F) *
21. 牧歌「晩鐘」(4つのフルート編)(F) *
【CD11】フルートのための作品全集第11集
1. 「ハンガリーの羊飼いの歌」による幻想曲
(J.P. シュルツェ、S. エスクーラによる2つのフルートとピアノ編)(F&C)
2. ペストの思い出(S. エスクーラ、O. アコスタによる2つのフルート、ヴァイオリンとピアノ編)*
3. フランツ・ドップラーの歌劇「フサールの2人」よりアリア
(S. エスクーラによる声、2つのフルートとピアノ編)(F) *
4. チャールダーシュ Op.40(S. エスクーラによる2つのフルートとピアノ編)(F) *
5-32. ハンガリー民謡集 第1巻(フルートとピアノ版)(抜粋)(C)*
33. 牧歌「森の小鳥」 Op.21(フルートとハーモニウム版)(F) *
34. アルベルト・ユングマン:なつかしさ Op.96(F. ドップラーによるフルートとピアノ編) *
35. イザーク・シュトラウス:ポルカ「黒い森の時計」(F. ドップラーによるフルートとピアノ編)*
【CD12】フルートのための作品全集第12集
F.ドップラーに献呈された作品と彼自身の歌劇、および同時代に作曲された歌劇からの主題による作品集
1. エドムント・ジンガー(1830-1912)&ハンス・フォン・ビューロー(1830-1894):ドップラーの歌劇「イルカとフサール募兵」の主題による協奏的幻想曲〜フルートとピアノのために
2. アンタル・シポス(1839-1923):ドップラーの歌劇「ベニョフスキ」の主題による幻想曲 Op.26〜フルートとピアノのために
3. F.F.ヴェルトハイム(1814-1883):ドニゼッティの歌劇「ランメルモールのルチア」の主題による幻想曲〜フルートとピアノのために*
4. ジュリオ・ブリッチャルディ(1818-1881):巨匠ドニゼッティの歌劇「連隊の娘」による幻想曲 Op.27〜フルートとピアノのために*
5. スッペ:牧歌「初恋」〜フルートとピアノのために
6. カーロイ・パタチッチ(1795-1880):ドップラー-チャールダーシュ〜2本のフルート、ヴァイオリン、ヴィオラとコントラバスのために*
7-15. ジャン=デジレ・アルトー(1803-1881): 第1組曲より〜3本のフルートのために*

※曲名横のアルファベットは作曲者を示しています。
(F&C):フランツ&カール/(F):フランツ/(C):カール
【CD1】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1
ヤーノシュ・バーリント(Fl)…6
アンドレア・グリミネッリ(Fl)…8
ジョアン・エスピーナ(Vn)…3
アラン・ブランチ(P)…1-3
ミシェル・ワーヘマンス(P)…4、7
マルタ・グヤーシュ(P)…5
エルチェ市SO…8
レオナルド・マルティネス(指)…8

【CD2】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1
ヤーノシュ・バーリント(Fl)…2
カール=ハインツ・シュッツ(Fl)…5
クララ・ノヴァーコヴァー(Fl)…8
イングリット・ケルテシ(S)…2
アラン・ブランチ(P)…1
ミシェル・ワーヘマンス(P)…2、3
マルタ・グヤーシュ(P)…4
ジョン・スティール・リッター(P)…6
ローベルト・レーアバウマー(P)…7
エルチェ市SO…8
レオナルド・マルティネス(指)…8

【CD3】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1、6、7
クリスティーネ・イカール(Hp)…4
ナビ・カベスタニー(Vc)…7
アラン・ブランチ(P)…1
ミシェル・ワーヘマンス(P)…2、7
マルタ・グヤーシュ(P)…3
ジョン・スティール・リッター(P)…5
ペドロ・ホセ・ロドリゲス(P)…8
エルチェ市SO…9
レオナルド・マルティネス(指)…9

【CD4】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1
マッシモ・メルチェッリ(Fl)…6
ヴァルター・アウアー(Fl)…9
アラン・ブランチ(P)…1-3
ミシェル・ワーヘマンス(P)…4
マルタ・グヤーシュ(P)…5
ジョン・スティール・リッター(P)…7、8
エルチェ市SO…9
レオナルド・マルティネス(指)…9

【CD5】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1
ロバート・エイトケン(Fl)…7
クリスティーネ・イカール(Hp)…5
カテジーナ・エングリホヴァー(Hp)
ルイス・クラレット(Vc)…5
アラン・ブランチ(P)…1-3
ミシェル・ワーヘマンス(P)…4、8、9
ジョン・スティール・リッター(P)…6
バルセロナ歌劇場SO…10
グエラシム・ヴォロンコフ(指)…10

【CD6】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1
マクサンス・ラリュー(Fl)…6
ヤーノシュ・バーリント(Fl)…8
バルチノ・ホルン四重奏団…3
アラン・ブランチ(P)…1、2
ミシェル・ワーヘマンス(P)…4、7
フランチェスコ・ニコロージ(P)…5
エルチェ市SO…8
レオナルド・マルティネス(指)…8

【CD7】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1
フィリップ・ピエルロ(Fl)…5
ハビエル・ボネ(Hrn)…9
クリスティアン・キヴ(Vn)…9
アラン・ブランチ(P)…1
ミシェル・ワーヘマンス(P)…2-4、6
エルチェ市SO…7
レオナルド・マルティネス(指)…7
ムルシア州SO…8
ビルヒニア・マルティネス(指)…8
テラッサ48室内O…9

【CD8】
クラウディ・アリマニー(Fl)
工藤重典(Fl)…1
フィリップ・ベルノルド(Fl)…7
Artur Nogues(Hrn)…4
アラン・ブランチ(P)…1-3
ジョン・スティール・リッター(P)…4
ミシェル・ワーヘマンス(P)…5、6
マラガPO…8
クリスティアン・ポラック(指)…8
エルチェ市SO…9
レオナルド・マルティネス(指)…9

【CD9】
クラウディ・アリマニー(Fl)
ウカシュ・ドゥゴシュ(Fl)…1
ゲルゲイ・イッツェーシュ(Fl)…6
クレマン・デュフォー(Fl)…14-16
クリスティアン・キヴ(Vn)…2
Peter Kovats (Vn)…3
マグダレーナ・クリステア(Vc)…2
ミシェル・ワーヘマンス(P)…1、4-13
ジョン・スティール・リッター(P)…2
フランチェスコ・ニコロージ(P)…3
ペドロ・ホセ・ロドリゲス(P)…7-13
コルドバO…14-16
ホアン・ルイス・モラレダ(指)…14-16

【CD10】
クラウディ・アリマニー(Fl)
ジャン=ピエール・ランパル(Fl)…1
ポール・エドムンド=デイヴィス(Fl)
…3-6
イベリア・フルート三重奏団…20、21
ジョン・スティール・リッター(P)…1
ジョルト・バログ(P)…2-14
アストリッド・シュタインシャーデン(P)
…15-19

【CD11】
クラウディ・アリマニー(Fl)
ヤーノシュ・バーリント(Fl)…1、2、4
アレクサンドラ・ミレティチ(Fl)…3
クリスティアン・キヴ(Vn)…2
サラ・ブランチ(S)…3
ビセンス・プルネス(ハーモニウム)…33
エーヴァ・マダラース(P)…1
カティア・ミシェル(P)…2-4
ジョルト・バログ(P)…5-32、34
アルベルト・モラレダ(P)…35

【CD12】
クラウディ・アリマニー(Fl)
エドゥアルド・サンチェス(Fl)…7-15
マリアーノ・バス(Fl)…7-15
ラファエル・レオーネ(Fl)…6
アーツSQのメンバー…6
Dmitri Smyshlyaev (Cb)…6
ミシェル・ワーヘマンス(P)…1、3、5
ドニ・パスカル(P)…2
ペドロ・ホセ・ロドリゲス(P)…4

録音:2007-2020, Catalonia(スペイン)
*=世界初録音
数多くの技巧的なフルート作品で知られるハンガリー出身のドップラー兄弟。2人とも卓越したフルート奏者 であり、また兄は当時、オペラや舞台作品の作曲家として一世を風靡していました。彼らのフルート曲は、 兄弟がツアーで演奏するために書かれたものがほとんどで、それらは、同時代の歌劇のメロディから主題が取 られた華麗な変奏曲や、フルート協奏曲、二重奏曲であり、いずれもヨーロッパ中で大人気を誇った作品ば かりです。また当時活躍した音楽家たちとも親交があり、曲を献呈しあうなど相互に強い影響を及ぼしてい ます。 長年に渡ってドップラー作品の研究を続け、このプロジェクトを完成させたスペインのフルート奏者クラウディ・ アリマニーは、自身が全曲で演奏。またデュオ作品では工藤重典やヤーノシュ・バーリントが共演するほか、 マクサンス・ラリュー、ジャン=ピエール・ランパルら巨匠たちも登場、時にはヴァイオリンやハープ、オーケストラ とともに華麗な共演を繰り広げています。

OUR recordings
MAR-6.220679
(1SACD)
NX-B06
メシアン:世の終わりのための四重奏曲 クリスティーナ・オストラン(Vn)
ジョニー・テシエ(Cl)
ヘンリク・ダム・トムセン(Vc)
ペア・サロ(P)

録音:2020年6月6、7日
メシアンの最も有名な作品の一つ「世の終わりのための四重奏曲」は、第二次世界大戦中の1940年にドイツ軍の捕虜となったメシアンが収容所で 書いた作品。そこで出会った音楽家、チェリストのエティエンヌ・パスキエとクラリネット奏者アンリ・アコカ、ヴァイオリン奏者ジャン・ル・ブレール、そしてメシ アン自身のピアノのために書かれており、メシアンが愛する鳥の声や神への賛美が至るところに顕れる名作に仕上がっています。 デンマーク国立SO(DRRSO)のコンサートマスター、クリスティーナ・オストランと首席クラリネット奏者ジョニー・テシエ、同じく首席チェロ 奏者ヘンリク・ダム・トムセンの3人に加え、デンマークを拠点に活動するピアニスト、ペア・サロは、この曲をコンサートで何度も演奏しており、満を持して の録音となりました。DXD352.8kHz/32bitでの録音、マルチ・チャンネルを含むSACDでの発売です。

OEHMS
OC-493(1CD)
NX-B03
デュボワ、ダンディ、カプレ:作品集
テオドール・デュボワ(1837-1924):十重奏曲(1909)
ダンディ:歌と踊り Op. 50(1898)
アンドレ・カプレ(1878-1924):ペルシャ組曲(1900)
ポリフォニア・アンサンブル・ベルリン
【メンバー】
フラウケ・ロス(Fl)
ウパマ・ムッケンシュトゥルム(Fl)
マルティン・ケーゲル(Ob)
ラファエル・グロッシュ(Ob)
ベルンハルト・ヌッサー(Cl)
ガブリエーレ・ケーゲル(Cl)
イェルク・ペーターゼン(Fg)
ヘンドリク・シュット(Fg)
オーザン・ツァカル(Hrn)
マルクス・ブルガイヤー(Hrn)
ヨハネス・ヴァツェル(Vn)
マリア・ミュッケ(Vn)
ヘンリー・ピーパー(Va)
トーマス・レセラー(Vc)
ウルリヒ・シュナイダー(Cb)

録音:2020年11月30日-12月1日、14、15日
ベルリン・ドイツSOのメンバーによって結成された"ポリフォニア・アンサンブル・ベルリン"による近代フランスの 室内楽作品集。デュボワ、ダンディ、カプレ、この3人は同時代の作曲家たちの影に隠れ、あまり目立つことはあり ませんが、フランス音楽の発展において重要、かつ独自の役割を果たした人たちです。デュボワはパリ音楽院でトマ に指示、ローマ大賞を受賞後、マドレーヌ寺院の楽長に就任するとともに、パリ音楽院の教授として多くの後進を 育てました。宗教曲やバレエ作品を残しましたが、この弦楽五重奏と木管五重奏の組合せによる十重奏曲は後 期の作品で、厚みのある和声が特徴です。「フランスの山人の歌による交響曲」で知られるダンディの「歌と踊り」は フルート、オーボエ、クラリネット2本、ファゴット2本、ホルンの七重奏曲。フランクを思わせる歌部分と軽妙な曲調 が魅力的な踊りの部分からなる作品です。ドビュッシー作品のオーケストラ編曲で知られるカプレの「ペルシャ組曲」 はエキゾチックな旋律を粋に用いた管楽十重奏曲。管のみの軽やかな響きが魅力的です。

CPO
CPO-555312(1CD)
NX-B02
フェルディナンド・ヒラー(1811-1885):ピアノ四重奏曲第3番イ短調 Op. 133
ピアノ五重奏曲 ト長調 Op. 156
オリヴァー・トリンドル(P)
ミンゲットQ【ウルリヒ・イズフォルト(Vn1)、アンネッテ・ライジンガー(Vn2)、アロア・ゾリン(Va)、マティアス・ディーナー(Vc)】

録音:2010年1月30-31日、4月10,11日
ドイツのロマン派時代に活躍したフェルディナント・ヒラー。10歳から作曲をはじめ、ヨハン・ネポムク・フンメルに師 事、ピアニストとして才能を開花させるとともに作曲の腕を磨きました。以降、作曲家・指揮者としてヨーロッパ全 域で名を馳せましたが、死後は残念なことにその名声が忘れられ、作品の演奏機会も失われてしまいました。 このアルバムに収録された2つの作品、ピアノ四重奏曲第3番とピアノ五重奏曲はヒラーの円熟期である1860年 代から70年代に作曲されたもの。ピアノ四重奏曲第3番は、ピアノ・パートの華やかさが際立つ、シューマンの影 響を感じさせる劇的で創造力に富んだ作品。終楽章はイ長調に転じ輝かしく終わります。ピアノ五重奏曲はより 抒情的で、第1楽章の主題が最終楽章にも現れて統一感を持たせています。 初演時こそ高く評価されたものの、コンサート・レパートリーになることのなかったこれら不遇の作品を、ミンゲット四 重奏団とオリヴァー・トリンドルが見事な演奏で聴かせます。
CPO
CPO-555488(1CD)
NX-B02
ロンバルディーニ=ジルメン(1745-1818):6つの弦楽四重奏曲
弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op. 3-2
弦楽四重奏曲 ト短調 Op. 3-3
弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op. 3-5
弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op. 3-4
弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op. 3-1
弦楽四重奏曲 ホ長調 Op. 3-6
ロンバルディーニQ【エリザベート・ヴィースバウアー(Vn1)、グロリア・テルネス(Vn2)、ロシ・ハーベルル(Va)、チェチリア・ジポス(Vc)】

録音:2021年2月9-12日
イタリアの女性作曲家・ヴァイオリニスト、マッダレーナ・ロンバルディーニ=ジルメンの弦楽四重奏曲集。ヴェネ ツィアで貴族の家に生まれるも幼くして両親を亡くし、7歳でヴェネツィア女子孤児院に引き取られました。そ こで音楽教育を受けた彼女はヴァイオリン演奏の才能を見出され、ジュゼッペ・タルティーニに師事し研鑽を 積み ました。その後、ヴァイオリニストのルドヴィコ・ジルメンと結婚、夫婦で演奏旅行に出かけるなど、18世 紀にプ ロの音楽家として活躍した数少ない女性の一人として名を遺しています。「最初に弦楽四重奏曲を 作曲し た女性」とも言われる彼女の6つの四重奏曲はどれも2つの楽章で構成されており、豊かな情感が感 じられます。演奏は作曲家の名を冠した「ロンバルディーニ四重奏団」が担当、共感溢れる演奏を聴かせま す。

Sono Luminus
DSL-92254(1CD)
NX-B05
ルペルト・チャピ(1851-1909):弦楽四重奏曲第3番・第4番
弦楽四重奏曲第3番ニ長調
弦楽四重奏曲第4番ロ短調
ラテンアメリカQ

録音:2014年1月14-16日
スペインの作曲家チャピは主にサルスエラ(スペイン語によるスペイン風オペラ)作曲家として活躍しましたが、その長 いとは言えない生涯の晩年に弦楽四重奏曲を4曲作曲しています。第3番はニ長調を採りながら短調に傾斜した 激しく悲劇的な雰囲気の濃い作品。緩徐楽章を持たない第4番はロ短調ながら軽妙さや躍動感のある作品で す。 演奏する「ラテン・アメリカSQ」はその名の通り、ヴィラ=ロボスやチャベスなどの南米の音楽と、その基に なったスペインの音楽を得意とするアンサンブルです。メキシコ人の3兄弟を中心として1982年に結成、以降独自 のレパートリーを開拓、幾度もグラミー賞にノミネートされるほどの実力を持っています。
Sono Luminus
DSL-92255(1CD)
NX-B05
チェロとギターのための作品集
ドビュッシー:アラベスク 第1番 ホ長調
マリアーン・ブドシュ(1968-):A New York Minute…世界初録音
シューベルト:糸を紡ぐグレートヒェン Op. 2, D. 118
フローレンス・ベアトリス・プライス(1887-1953):寂れた庭園
ビヨンセ(1981-):プレイ・ユー・キャッチ・ミー
ロバート・ビーザー(1954-):「山の歌」より(Vcとギター編)
ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第6番 イ長調 G. 4
ジョン・レノン/ ポール・マッカートニー
ブラックバード
エリナー・リグビー
ポール・ブラントリー(1961-):エリゼの娘たち…世界初録音
C&J. グリーンウッド/E. オブライエン/P. J.セルウェリ/T. ヨーク:デイドリーミング
メシアン:世の終わりのための四重奏曲- 第5楽章 イエスの永遠性への賛歌
ボイド・ミーツ・ガール【ルペルト・ボイド(G)、ローラ・メトカーフ(Vc)】

録音:2021年4月19-22日
Boy meets Girl ボーイ・ミーツ・ガールにギタリストの名前(Boyd)を引っかけたデュオ、ボイド・ミーツ・ガール。二 人は結婚して一緒に暮らしており、スタジオも近くにあったことからパンデミックの間も新曲のリサーチ、アレンジ、リハー サルそして録音を続けることが出来ました。そうした中で生まれたのがこのアルバム。ドビュッシーの穏やかな美しさ、 ボッケリーニの楽しい躍動感といったクラシック作品のみならず、アパラチア地方に伝わったスコットランドやアイルランド 民謡の哀調を帯びた世界(トラック6-9)、更には二人が大ファンだというビートルズ(同12&13)、ビヨンセ(同 5)、レディオヘッド(同15)の曲も収めています。

VIRTUS CLASSICS
VTS-18(1CD)
税込定価
モダン・タイムズの妙巧
ジークフリート・カルク=エーレルト:ソナタ・アパッショナータ 嬰ヘ短調 作品140
ヒンデミット:8つの小品
ドホナーニ:パッサカリア 作品48-2
ヒンデミット:カノン風ソナチネ 作品31-3*
ジークフリート・カルク=エーレルト:30のカプリス 作品107
バッハ(瀬尾和紀編):チャッコーナ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番ニ短調WV 1004より)
瀬尾和紀(Fl)
パトリック・ガロワ(第2Fl)*

録音:2006年〜2010年、フィンランド、ユヴァスキュラ近郊
近年、ピアノ演奏やプロデューサーとして多彩な活動をする瀬尾和紀が、本来の 楽器であるフルート、それも無伴奏作品でその真価を問う1枚が登場。 選ばれた作品はカルク=エーレルトの「30のカプリス」を中心に、ドホナーニ、ヒンデ ミットの近代作曲家の小品と、瀬尾自身がアレンジしたバッハの無伴奏ヴァイ オリンのためのパルティータ第2番より「チャッコーナ」というもので、2本のフルートで 演奏されるヒンデミットの「カノン風ソナチネ」には、彼の師であるパトリック・ガロワが 参加。なんとも贅沢で聴きごたえのある1枚に仕上がっています。 カルク=エーレルトはドイツ後期ロマン派のオルガニスト兼作曲家。木管楽器のた めの作品も数多く、なかでも第一次世界大戦中、軍楽隊でライプツィヒ・ゲヴァント ハウスのフルーティスト、カール・バルトゥザット(Carl Bartu?at)と親交を持ったこと でフルートのための重要な作品を残しました。この「30のカプリス」は副題に"グラドゥ ス・アド・パルナッスム=パルナッソス山への階梯"と付けられており、芸術や学問の 聖地とされるパルナッソス山へ段階を踏んで登っていくように、高度な技術を磨いて いくための練習曲との意味合いを持つ曲集。フルートを愛する人ならば、ぜひ聴い ていただきたい重要な作品です。 最後に置かれたバッハのチャコーナでの緊張感に満ちた音楽も聴きどころ。

TYXart
TXA-21165(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調『クロイツェル』 Op.47
B.A.ツィンマーマン:ヴァイオリン・ソナタ(1950)
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ 変ホ長調 Op.120-2
デュオ・マイス・ユー 【ブルクハルト・マイス(Vn 、ヴィオラ )、ユー・ジヨン(P)】

録音:2021年
2016年の結成以来、ヴァイオリンとピアノ、そしてヴィオラとピアノのための作品に力を注いできたデュオ・マイス・ユー。ブルクハルト・マイスがヴァイオリン とヴィオラの両方を弾き分けるという珍しいデュオで、それぞれの楽器の名作を贅沢に収録。 (Ki)

Passacaille
PAS-1087(2CD)
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ソナタ(ソナチネ)第1番ニ長調 D384(Op.137-1)
ソナタ(ソナチネ)第3番ト短調 D408(Op.137-3)
幻想曲 ハ長調 D934(Op.posth.159)
華麗なるロンド ロ短調 D895(Op.70)
ソナタ イ長調『デュオ』 D574(Op.posth.162)
ソナタ(ソナチネ)第2番イ長調 D385(Op.137-2)
ナーマン・スルシン(Vn;Carlo Antonio Tononi, 1725)
ピート・クイケン(フォルテピアノ;Joseph Schantz, Vienna, c1828, restored by Edwin Beunk)

録音:2019年12月23-29日ブリュッセル、2020年3月11-12日ヘント
多作家シューベルト、ヴァイオリンとピアノのための作品はちょうどCD2枚分ということもあり、競合盤ひしめく人気ジャンルです。おそらくアマチュア音楽家に アピールするために「ソナチネ」と名付けられた3曲は、大胆な調性の扱いがモーツァルト讃的音楽に深みを与えた、初期作品にして完成度の高い作品。そして晩 年に書かれた『デュオ』や『幻想曲』は豊かな名人芸が特徴で、時にピアノがオーケストラのように響きます。
ピート・クイケンとナーマン・スルシンは、古楽器演奏者の立場から10年以上にわたりこれらの作品の研究を重ね、シューベルトの精神を正しく表現することに 心血を注ぎました。「シューベルトはあらゆる技巧のトリックを駆使し、常に形式を発明し、これ以上ないシンプルさから無限の多様性を引き出している」と語る彼 らの、説得力あふれる演奏をご堪能ください。 (Ki)

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0045(1CD)
アパッショナルト 〜情熱のヴィオラ
シューマン:おとぎの絵本 Op.133
ヴュータン:エレジー Op.30
ブリッジ:ヴィオラとピアノのための2つの小品
ファリャ:7つのスペイン民謡(マーク・サッバ編)
マーク・サッバ(Va)
イリアー ヌ・レイエズ(P)

録音:2021年
ヴィオラのレパートリーを探求するマーク・サッバによる、「ロマン派のヴィオラ音楽」をテーマにしたアルバムです。ヴィオラのくぐもった響きで歌われる、情熱を秘めた音楽たち。ファリャは自らの編曲版。
■マーク・サッバ
1988年、ニューヨーク生まれのヴィオラ奏者。3歳でヴァイオリンを始め11歳でヴィオラに転向。姉の弾くチェロにも魅了されたという。今井信子らに師事し、アムステルダム音楽院を優秀な成績で卒業。マンハッタン国際音楽コンクール1位等を受賞。ベルギー国立Oソリスト。ズービン・メータから激賞され、イスラエル・フィルハーモニックの客演首席ヴィオリストに招かれたことも。2011年にはスイスのヴェルビエ音楽祭でイヴリー・ギトリスと共演し、ギトリスに「ヴィオラのパガニーニ」と評された。2016年にベルギー人ピアニストのイリアーヌ・レイエズとデュオを結成、ヴィオラとピアノのためのレパートリーを果敢に探求しています。2017年よりベルギーのモンス王立音楽院ヴィオラ科教授を務める。 (Ki)

DIVINE ART
DDA-25226(1CD)
NX-B07
フィンジ/ブラームス:クラリネットとピアノのための作品集
ジェラルド・フィンジ:5つのバガテル
ブラームス:私の歌 Op. 106No. 4*
 間奏曲 ロ短調 Op. 119No. 1*
 間奏曲 イ長調 Op. 118No. 2*
 調べのように私を通り抜ける Op. 105No. 1*
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op. 120 No. 1
*=ジョン・レネハンによるクラリネットとピアノ編
ヘレン・ハーバーション(Cl)
ジョン・レネハン(P)

録音:2021年5月1-3日
英国のクラリネット奏者ヘレン・ハーバーションのアルバム。大怪我が元で作曲家に転向、自然からインスピレーショ ンを受けた作品を発表し高く評価されたハーバーションですが、近年演奏家として再起し、ピアニスト兼アレン ジャーのジョン・レネハンとコンビを組み多彩なレパートリーを披露しています。2021年に録音された前作「Found in Dreams」(DDA-25225)では、夢をテーマにした小品をレネハンとともに演奏、このなかにもフィンジとブラーム スの作品が含まれていましたが、このアルバムではこの時に一緒に録音されていたブラームスのクラリネット・ソナタ第 1番と歌曲、ピアノ曲のアレンジ版と、フィンジの「5つのバガテル」の全曲が収録されています。ハーバーションの豊か な音楽性が遺憾なく発揮された渾身の演奏をお聴きください。

Avie
AV-2493(1CD)
ブラームス:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38/7つの歌曲(ノーバート・ソルター&ダーヴィド・ゲリンガス編曲チェロとピアノ版)〔野の静寂 Op.86-2、歌の調べのように Op.105-1、サッフォー頌歌 Op.94-4、子守歌 Op.49-4、愛のまこと Op.3-1、愛の歌 Op.71-5、私の眠りはますます浅く Op.105-2〕/チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
アントニオ・メネセス(Vc)、
ジェラール・ヴィス(P)

録音:2021年6月28日-30日、SRFスタジオ(チューリッヒ)
1957年ブラジル出身、アントニオ・ヤニグロからチェロを学び、1977年ARDミュンヘン国際音楽コンクール、1982年チャイコフスキー国際コンクールで優勝に輝いたブラジルが誇る世界的チェリスト、アントニオ・メネセス。伝説的なボザール・トリオのメンバーとして活躍し、晩年のカラヤンに高く評価され「チェロの帝王」とも呼ばれたメネセスの65歳とチャイコフスキー・コンクール優勝40周年(そしてARDコンクール優勝45周年)を祝う記念碑的な新録音。
ブラームスの2つのチェロ・ソナタに、ノーバート・ソルターとダーヴィド・ゲリンガスが編曲した歌曲のチェロ・アレンジメンツを組み合わせた注目のプログラム! メネセスのブラームスと言えば、ムター、カラヤン&ベルリン・フィルと共演した二重協奏曲の名盤があるだけに、円熟のメネセスが繰り出す馥郁のブラームスにも大きな期待が掛かります。伴奏は、シューマン&シューベルト(AV2112)やメンデルスゾーン(AV2140)のアルバムでも共演してきた朋友ジェラール・ヴィス(ジェラルド・ワイス)です。

Ars Produktion
ARS-38135(1SACD)
ファンタジー
シューマン:おとぎの絵本 Op.113
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ Op.11-4
シューマン:幻想小曲集 Op.73
原麻理子(Va)、
有吉亮治(P)

録音:2012年11月
ヴィオラとピアノの日本人デュオによるアルバム。シューマン唯一のヴィオラ作品であるおとぎの絵本、クラリネットのために書かれた作品ながらしばしばヴィオラでも演奏される幻想小曲集、そしてヴィオラ奏者にとって重要な作品であるブラームスとヒンデミットのヴィオラ・ソナタを収録。
原麻理子(原ハーゼルシュタイナー麻理子)は桐朋女子高等学校音楽科を経て2007年に同大学を卒業。ジュネーヴ音楽院、ケルン音楽院でも研鑽を積み、今井信子、アントワン・タメスティ、スティーヴン・イッサーリスなどの名手に師事。2006年のヨハネス・ブラームス国際コンクールヴィオラ部門で第2位を獲得し、ウィーンを拠点にヨーロッパや日本でソリスト、室内楽奏者として活躍しています。
有吉亮治は東京藝術大学卒業、日本音楽コンクール第1位をはじめ国内外のコンクールで入賞しているピアニスト。東京シティ・フィルハーモニックO、東京SOなどと共演しているほか、世界各地で演奏活動を展開しています。

Eudora
EUDSACD-2201
(1SACD)
エレジー
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調 Op.50
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.67
トリオ・アリアーガ

録音:2020年8月17日ー19日、オーディトリオ・デ・サラゴサ モーツァルト・ホール(スペイン)
スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様シリーズ最新作。大切な人の死がもたらす深い悲しみが芸術的な創造性を刺激して生まれた、ロシアの2人の大作曲家によるピアノ・トリオを収録したアルバムです。「偉大な芸術家の思い出に」という通称でも知られるチャイコフスキーのピアノ三重奏曲は、自身の作品を献呈するなど非常に親しい関係にあったニコライ・ルビンシテインへの追悼音楽として作曲されたもの。荘重な空気に支配された長大で技巧的な作品です。一方ショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番は、ショスタコーヴィチの親友であり、助言者でもあった音楽学者・評論家のイワン・ソレルチンスキーへ捧げられた作品。ショスタコーヴィチは彼の訃報に言葉では言い表せないほどの悲しみに包まれたそうです。
この2つの悲痛な想いが込められた音楽を奏でるのはスペインの同世代を代表するピアノ・トリオとして知られるトリオ・アリアーガ。メンバーはそれぞれ数々のコンクールでの受賞歴や多くのCDのリリースなど、ソリストとして国際的な実績を誇っており、その極めてハイレベルな演奏はこれまでもグラモフォン誌やBBCミュージック・マガジン誌に高く評価されています。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。

PASCHENrecords
PR-220072(1CD)
「血しおしたたる」の旋律に基づく作品集 (似顔絵 Ebenbild)
ハンス・レーオ・ハスラー(1564-1612):マドリガルによるディミニューション 「わが心は千々に乱れ」
ヨハン・ゴットリープ・ヤーニチュ(1708-1763):四重奏曲 ト短調 「おお、血と涙にまみれた御頭よ」
バッハ:マタイ受難曲より「われを知り給え、わが守り手よ」
フレデリック・セプティムス・ケリー(1881-1916):弦楽三重奏曲 ロ短調よりロマンス
バッハ:マタイ受難曲より「おお、血と涙にまみれた御頭よ」/シャルル・ボクサ(1789-1856):四重奏曲 ニ短調
バッハ:マタイ受難曲より「いつしか私がこの世に別れを告げるとき」
テオ・フェルベイ(1959-2019):無限への4つのプレリュード(2013)
バッハ:クリスマス・オラトリオより「如何にしてわれは汝を迎えまつり」、フーガの技法 BWV1080より3つの主題による4声のフーガ

(曲間に 「わが心は千々に乱れ」の朗読あり)
ユーリ・ヴァレンティン(Ob)、
トリオ・ディロワーズ

録音:2020年7月
.S.バッハがマタイ受難曲の中に何度も転用したことで有名な「血しおしたたる(おお、血と涙にまみれた御頭よ)」の旋律に基づく作品を集め、オーボエと弦楽三重奏で演奏した意欲的なプログラム。アルバムはこの旋律の生みの親であるハスラーの「わが心は千々に乱れ」に始まり、有名なバッハのマタイ受難曲やクリスマス・オラトリオを取り上げながら、ボクサやフェルベイといった珍しい作品を紹介します。各トラックの間では「わが心は千々に乱れ」の朗読も行われるなど、CDによる総合芸術を目指した1枚です。演奏の質の高さも特筆されます。

Nimbus Alliance
NI-6427(1CDR)
ベル・イリュージョン〜オーガスタ・リード・トマス:作品集
(1)知識を創出し人類の生活を啓発せよ(72ベルのカリヨンのための)(2021)
(2) 言葉の翼に(ソプラノと弦楽四重奏のための)(2021)
(3)BEBOP RIDDLE(ソロ・マリンバのための)(2020)
(4)RING OUT WILD BELLS TO THE WILD SKY(ソロ・ソプラノ、合唱とオーケストラのための)(1999)
(5)ENCHANTED INVOCATION(ソロ・ヴィブラフォンと5アンティークシンバルのための)(2020)
(6) SONOROUS EARTH(世界中のベルとオーケストラのための)(2017)
(1)ジョーイ・ブリンク(カリヨン)、ジョセフ・ミン(カリヨン)、エミリー・キム(カリヨン)、ジョアン・フランシスコ・シダ(カリヨン)ほか
(2) クリスティーナ・バックラック(S)、ブライアン・ホン(Vn)、ベンジャミン・ベイカー(Vn)、ジョーダン・バク(Va)、アレクサンダー・ハーシュ(Vc)
(3)&(5)ジョン・コークヒル(パーカッション)
(4)ワシントン合唱芸術協会、カーメン・ペルトン(S)、ノーマン・スクリブナー(指)
(6) サード・コースト・パーカッション、シカゴ・フィルハーモニック、スコット・スペック(指)

録音:1、4、6はライヴ録音
1964年生まれのアメリカの作曲家オーガスタ・リード・トマスは、シカゴ大学の作曲部門で教鞭を執っています。彼女はアメリカ芸術文学アカデミーによって「アメリカ音楽で最も有名で広く愛されている人物の1人」と評されており、ロストロポーヴィチ、サロネン、ナッセンなどに支持され、特に1997年から2006年はシカゴ響のコンポーザー・イン・レジデンスとしてバレンボイムやブーレーズから信頼を得ていました。このアルバムでは、カリヨンを始めとする鐘を使用した楽曲を中心に荘厳で、エレガント、かつ叙情的な彼女の音楽を堪能することが出来ます。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

Paladino Music
PMR-0061(1CD)
オリジナル・クラシックス
ドメニコ・マラカルネ:主題と変奏
フランソワ=アドリアン・ボワエルデュー:ハープとピアノのための二重奏曲第4番 変ホ長調
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):アンダンティーノと変奏
ヨーゼフ・ヴェルフル(1773-1812):ハープとピアノのための大二重奏曲 変ロ長調 Op. 37
デュオ・プラセディス〔プラセディス・フーク=リュッティ(Hp)、プラセディス・ジェネヴィエーヴ・フーク(P)〕

録音:2014年8月
ハープとピアノのための貴重なレパートリーを次々と録音している親子アンサンブル、デュオ・プラセディス。本アルバムでは、18世紀から19世紀に活躍した作曲家の作品を集めており、「フランスのモーツァルト」といわれたフランソワ=アドリアン・ボワエルデューや、パガニーニの師として知られるアレッサンドロ・ロッラなどのハープとピアノのためのオリジナル作品を収録しています。
Paladino Music
PMR-0058(2CD)
シューベルト・(リ)インヴェンションズ
シューベルト:ギター、フルート、ヴィオラとチェロのためのノットゥルノ ニ長調 D Anhang U/2(原曲:ヴェンツェル・マティーカ)/アルペジョーネ・ソナタ ロ短調 D 821(Vcとギター版)/ハンガリーのメロディ(アンジェロ・ジラルディーノ&アルベルト・メシルカ編ギター版/世界初録音) D 817/ピアノ・ソナタ ト長調 D 894よりメヌエット(フランシスコ・タレガ編ギター版)/ソプラノとギターのための歌曲集(フランツ・フォン・シュレヒタのマニュスクリプトより/世界初録音)〔アルプスの狩人 D 588、水の上で歌うD 774、遥かな人へのあこがれ D 770、小川のほとりの若者 D 638、夜の曲 D 672、ロザムンデ D 797、羊飼いの嘆きの歌 D 121、あこがれ D 879、旅人の夜の歌T D 224、哀愁 D 772〕/ソプラノとギターのための歌曲集(ナポレオン・コスト&ティルマン・ホップシュトック編)〔死と少女 D 531、夜の歌 D 314〕/ギターのための歌曲集(ヨハン・カスパール・メルツ編)〔涙の讃歌 D 711、「冬の旅」より郵便馬車 D 911/13、「白鳥の歌」より愛のたより D 957/1、「白鳥の歌」よりセレナード D 957/4、「白鳥の歌」よりすみか D 957/5、「白鳥の歌」より漁師の娘 D 957/10 FP185〕
アンサンブル・パラディーノ〔アルベルト・メシルカ(G)、他〕

録音:2014年9月
ギターを中心としたシューベルト作品の編曲集。アルペジョーネ・ソナタのギター伴奏版や、「冬の旅」、「白鳥の歌」の抜粋をギターで演奏したものなど、シューベルトの名曲を普段とは違った角度で捉えることが出来、新たな発見が生まれる一枚となっています。
Paladino Music
PMR-0109(1CD)
ポッパー:チェロとピアノのための作品集 Vol.1
東洋風セレナーデ Op.18(1878)/小ロシアの歌による幻想曲 Op.43(1881)/スペイン舞曲 Op.54(1883-87)/ハンガリー狂詩曲 Op.68(1893)/スコットランド幻想曲 Op.71(1897)/ヴェネツィアの舟歌
マルティン・ルンメル(Vc)、
加藤麻理(P)

録音:2020年9月&2021年4月、ヴァインベルク城(オーストリア、ケーファーマルクト)
20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの高弟であり、Paladinoのオーナーとしても大活躍しているオーストリアの名チェリスト、マルティン・ルンメル。教育者としても活動しつつ、チェロのためのエチュードを多数出版・録音しており、チェロ学習者のみならず、一般のリスナーにもそれらの音楽的魅力を伝えています。特に史上最も優れたチェリストのひとりであったとされるダーヴィト・ポッパー(1943-1913)の作品の約20年に渡る録音は、世界中で称賛されています。
本作にはポッパーの代表作である「ハンガリー狂詩曲」をはじめ、スペイン、スコットランド、ヴェネツィアなど、世界各国の民族音楽の影響を受けた音楽が収録されています。ルンメルの高度なテクニックと暖かみのあるチェロの音色は、ポッパーの演奏と彼の音楽が19世紀末の聴衆に与えたのと変わらぬ効果を生み出しています。ポッパーのあまり知られていない作品(例えば魅力的な「スコットランド幻想曲」)にも、ポッパーの有名曲と同じような価値があることに気づかせてくれる1枚です。

Onyx
ONYX-4227(1CD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番&第16番
弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
エーネス・クヮルテット〔ジェームズ・エーネス(Vn1)、エイミー・シュワルツ・モレッティ(Vn2)、リチャード・オニール(Va)、エドワード・アーロン(Vc)〕
地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)など圧倒的評価を受け、2019年の第61回グラミー賞ではアーロン・ジェイ・カーニスのヴァイオリン協奏曲(ONYX-4189)で見事「最優秀器楽賞」を受賞したほか、2021年にはグラモフォン賞の「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」に輝いたカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。エーネスを始め、2020年からは名門タカーチSQの新メンバーにも加わった名ヴィオラ奏者リチャード(・ヨンジェ)・オニールや、バルトークの二重奏曲集(CHAN 10820)でエーネスとの見事なデュオを聴かせてくれたエイミー・シュワルツ・モレッティなどの名手が集い、「ドリーム・チーム」(米Strings誌)と評されるSQ、エーネス・クヮルテット。
2020年のベートーヴェン・イヤーに計画されていた録音プロジェクトはCOVID-19によって大きく変更を余儀なくされ、イギリスでのレコーディングは断念。代わりにアメリカでレコーディングを行い、イギリスの名レコーディング・プロデューサー、サイモン・キルン(これまで多くのレーベルで400超のレコーディングに携わり、エーネスの主要なアルバムも担当)がロンドンからリアルタイムでセッションをモニタリングするという現代のテクノロジーを活かしたレコーディングが実現しました。2週間のうちにOp.74以降の弦楽四重奏曲すべてを録音し、過去3巻のリリースでも数多の名盤に比肩しうる圧倒的な完成度の高さで話題を呼んだベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲録音プロジェクト。最終巻となる第4巻は、第12番、第13番と同時期の1825年に病を乗り越えて作曲された第15番と、死の数ヶ月前に完成されたベートーヴェン最後の名作、第16番。メンバーが「この2週間の濃密な期間に録音した4枚のCDは、いつまでも大切な宝物になるでしょう。」と語る特別なプロジェクトがついに完結します。

CAvi music
85-53483(1CD)
クララ&シューマン
クララ・シューマン:ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス Op.22
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.105、
 ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス Op.94、
 ヴァイオリンとピアノのための「F.A.E.ソナタ」
エルンスト(1814-1865):「夏の名残のばら」による変奏曲
ソフィー・ワン(Vn)
フロリアン・グレムザー(P)

録音:2019年3月、b-sharpスタジオ(ベルリン)
0歳でのバーデンバーデン音楽祭へのデビュー以来、国際的な注目を集める若手ヴァイオリニスト、ソフィー・ワンが、シューマンに傾倒するドイツ生まれのピアニスト、フロリアン・グレムザーとの共演で奏でるシューマン夫妻の作品集。ソフィー・ワンは1999年台湾出身。ライナー・クスマウル、イゴール・オジム、ボリス・クシュニールの下で学び、ハンス・アイスラー音楽大学にてニン・フェンに師事しました。台湾の主要なコンサートホールに登場しているほか、ドイツでも数々のオーケストラや音楽祭に定期的に招待されており、2016年にはラルス・フォークトが芸術監督を務めるシュパヌンゲン・ハイムバッハ室内音楽祭にもデビューするなど着実にその名声を高めています。
今回選曲されたのはシューマンがクララ・シューマンへのクリスマス・プレゼントとして贈った「3つのロマンス」、またそれをきっかけとして今度はクララ・シューマンがブラームスへのクリスマス・プレゼントとして贈ったといわれる「3つのロマンス」、クララ・シューマンがヨーゼフ・ヨアヒムと何度も演奏したシューマンの「ヴァイオリン・ソナタ第1番」、シューマンがアルベルト・ディートリヒ、ブラームスと共に作曲した「F.A.E.ソナタ」など、シューマン夫妻がデュッセルドルフに滞在していた1849年から1854年にかけて生まれたもの。夫妻がアルベルト・ディートリヒ、ブラームス、ヨーゼフ・ヨアヒムらの友人たちと絶えず交流しお互いを刺激し合っていた時期に作曲された、親密で充実した作品の数々です。

decurio
DEC-007(1CD)
スーク&ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲集
スーク:弦楽四重奏曲第2番Op.31
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第13番 Op.106
ベルリン・フィルハーモニーSQ〔ヘレナ・マドカ・ベルク(Vn)、ドリアン・チョージ(Vn)、パク・キョンミン(Va)、クリストフ・ヘーシュ(Vc)〕

録音:2020年1月(スーク)&2021年3月(ドヴォルザーク)、ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール(ドイツ)
ベルリン・フィルハーモニーSQ(Philharmonic String Quartet Berlin)は、ベルリンPOの若い世代の音楽家を代表する、国際的で多才、芸術的で情熱的なSQです(※1985年創立のPhilharmonia Quartet Berlinとは別団体)。2018年にヘレナ・マドカ・ベルク(Vn)、ドリアン・チョージ(Vn)、パク・キョンミン(Va)という3人の若いフィルハーモニー・メンバーが熱意を持って音楽を作りたいという想いから新しいアンサンブルを設立し、ソリストとして活躍するクリストフ・ヘーシュ(ベルリン・フィルのメンバーではないが、ベルリン・フィル・ストリング・アンサンブルなどにも参加しているチェリスト)とともに、新鮮な刺激と卓越した音質で聴衆に感動を与えることを目指して活動しています。
彼らのファースト・レコーディングとなるのは、ドヴォルザークとスークの対照的でありながら密接に関連する2つの弦楽四重奏曲(両曲とも、ボヘミア四重奏団としてスークが初演しています)。プラハ音楽院での師弟、義理の親子(スークはドヴォルザークの娘と結婚)といった深い関係にも関心を寄せながら2つの四重奏曲を深い視点で読み解き、ベルリン・フィル・アンサンブルの偉大な伝統のサウンドを背負って、豊かで重厚なハーモニーを描いています。
decurio
DEC-006(1CD)
ディメンションズ〜ペルト、グリーグ、シュニトケ
ペルト:フラトレス(Vcとピアノのための)
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番(スカナヴィ編チェロとピアノ版)
シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番
ぺルト:鏡の中の鏡(Vcとピアノのための)
●ボーナス・トラック
グリーグ:夢 Op.48-6(6つの歌より/スカナヴィ編チェロとピアノ版)
イヴァン・スカナヴィ(Vc)、
ディーナ・イヴァノヴァ(P)

録音:2021年1月27日-29日、フリードリヒ・エーベルト・ハレ(ドイツ)
ロシア出身の若きチェリストとピアニストによる二重奏、デュオ・スカナヴィ=イヴァノヴァによるファースト・アルバムは、チェロとピアノで演奏されるペルトの傑作「フラトレス」と「鏡の中の鏡」に、シュニトケのチェロ・ソナタ、自らチェロ版にアレンジしたグリーグのヴァイオリン・ソナタを組み合わせた意欲的なプログラム。
1996年生まれのイヴァン・スカナヴィと1994年生まれのディーナ・イヴァノヴァは、共にモスクワのチャイコフスキー音楽院で学んでいながら、初めて出会ったのはヴァイマールのフランツ・リスト音楽アカデミーで、その後2018年にデュオを結成。ヴォルフガング・エマニュエル・シュミット、グレゴリー・グルツマン、ラリッサ・コンドラチェワらの偉大なミュージシャンと共演し、ヴァイマールでフランク、ショスタコーヴィチのソナタによるリサイタルも成功させています。

Etcetra
KTC-1750(1CD)
ブランコ、ラヴェル、ヴィラ=ロボス:ヴァイオリン・ソナタ集
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調
ヴィラ=ロボス
:ヴァイオリン・ソナタ第2番「ファンタジア」
ブルーノ・モンテイロ(Vn)、
ジョアン・パウロ・サントス(P)
ポルトガル最高のヴァイオリニスト、ブルーノ・モンテイロとジョアン・パウロ・サントスの二人にとってこのアルバムに収録された三曲は何度となく演奏してきたなじみの曲。ところが、ルイス・デ・フレイタス・ブランコとヴィラ=ロボスの二曲は、一般的にあまり演奏される機会もなく、まだまだ認知されていない作品です。しかしながらその作品は、ポルトガルとブラジルの主要な作曲家二人の才能を反映している素晴らしい作品であり、この演奏でこれらの評価に貢献できることをブルーノ・モンテイロは望んでいます。

Tactus
TC-881602(1CD)
フランチェスコ・バリッラ・プラテッラ:室内楽作品集
プラテッラ(1880-1955):アンダンテ/さようなら/アニタの死 Op.11/Stati d'anima Op.27/軍歌 Op.34/Inno Associazione Lughese "Baracca"/勝利の賛美歌 Op.29/La Canzone di Baracca/Marcia Futurista/戦争 Op.32/La Canzone di Mabima/Arrivo di Automobili/ロマンツァ Op.24/La Strada Bianca/子守歌 Op.43/La Canta della Calciocianamide/Alla beata Vergine di Bagnolo/死/La ricreazione umanizzata del mondo
プラテッラ・アンサンブル

録音:2014年6月、2015年1月
マスカーニに師事したフランチェスコ・バリッラ・プラテッラ(1880-1955)は、20世紀初頭のイタリアで起こった芸術運動「未来派」に属する作曲家であり音楽学者でした。第一次世界大戦後には民俗音楽の研究に専念し、故郷ロマーニャ地方の音楽に関する重要な研究とコレクションを発表しています。

Kaleidos
KAL-63482(1CD)
ヒラー&ウルシュプルフ:チェロ・ソナタ集
フェルディナント・ヒラー(1811-1885):チェロ・ソナタ第2番イ短調 Op.172、
 セレナーデ第1番Op.109
アントン・ウルシュプルフ(1850-1907):チェロ・ソナタ ニ長調 Op.29
ヨアンナ・サフリン(Vc)、
ポール・リヴィニウス(P)

録音:2019年4月(フランクフルト)
共にフランクフルトで生まれた作曲家フェルディナント・ヒラーとアントン・ウルシュプルフのチェロ・ソナタ世界初録音です。ヒラーは、作曲家兼ピアニスト、そして指揮者としても活躍し、メンデルスゾーンの後任としてライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの指揮者も務めました。ロベルト、クララ・シューマンとも交流のあったヒラーの音楽は叙情的な旋律が美しくまさにドイツ・ロマン派といった情緒に溢れています。ウルシュプルフは、リストに薫陶を受け、ブラームスとも交流していました。生前は後期ロマン派を代表する作曲家として知られていましたが、残念ながらその作品が死後演奏される機会はなくなってしまいました。しかしその作品は、当時の評価が頷ける素晴らしいものです。
ポーランドのチェリスト、ヨアンナ・サフリンはウィーン・フィルのメンバーで設立されたウィーン チェロ・アンサンブル5+1のメンバーとしても活動しています。その懐の深い誠実な演奏は、聴衆に深い感動を与えてくれるでしょう。
Kaleidos
KAL-63312(1CD)
シューベルト&シューマン Vol.1
シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 Op.100(D 929)
シューマン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.63
モルゲンシュテルン・トリオ

録音:2014年9月
これまでに数々の賞に輝いているモルゲンシュテルン・トリオのKaleidosレーベル・デビュー・アルバムは、古典派からロマン派への架け橋になったシューベルトの作品と、ドイツ・ロマン派を代表する作曲家シューマンの作品。シューマンのピアノ三重奏曲第1番は現在でも人気曲のひとつで、ベートーヴェンの作品のように「夜から光へ」向かっていくような構造になっており、ニ短調からニ長調へと広がっていきます。シューベルトのピアノ三重奏曲第2番は、原典版が使用されており第4楽章が晩年のシューベルトらしく長大なものになっています。モルゲンシュテルン・トリオはそれらの作品を、持ち前の繊細な演奏で細かなニュアンスまで明瞭なバランスで聴かせてくれています。
Kaleidos
KAL-63582(1CD)
ヴィーヴァ・ポローニア!
オギンスキ(1765-1833):ポロネーズ「祖国への別れ」
ヴィエニャフスキ:クヤヴィアク
ショパン:3つのマズルカ Op.63
ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1867-1909):Mow do mnie jeszcze
シマノフスキ:マズルカ集 Op.50No.1-4
ロマン・スタトコフスキ(1859-1925):アラ・クラコヴィエンヌ
パデレフスキ:伝説 Op.16-1
シマノフスキ:前奏曲 Op.1-1
シモン・ラクス(1901-1983):Dyzio Marzyciel
シマノフスキ: Piesni Muezzina Szalonego
バツェヴィチ:Oberek
ヴィエニャフスキ:マズルカ「Dudziarz」
アニア・ヴェグリー(S)、
ロマン・オヘム(Vn)、
オスカル・イェジョル(P)

録音:2020年12月、センデザール(ブレーメン)
ポーランドの歴史は、波乱に満ちていて1795年に地図上からその存在がなくなり、1918年になって独立を取り戻すなど困難な時代が続きました。このアルバムではドイツとポーランドのアーティスト三人が、音楽でその歴史を紐解いていきます。ショパンを代表としてポーランドには優れた作曲家が多く、ポーランドの伝統音楽を巧みに取り入れた作品や、むしろ時代を先取りしたような現代に通じるような作品まで、激動の時代を生きた作曲家たちの音楽をご堪能ください。
Kaleidos
KAL-63572(1CD)
ピアソラ
ピアソラ:天使の死/タンゴの歴史/オブリビオン(忘却)/タンゴ・エチュード第4番/タンゴ・エチュード第6番/ブエノスアイレスの四季/ル・グラン・タンゴ/チキリン・デ・バチン
トリオ・コン・アバンドーノ
世界の音楽を紹介する「エディション・デル・ムンド」の新録音は、クラリネット、チェロ、アコーディオンのユニークなトリオで贈るピアソラ名曲アルバム。
2006年に設立されたトリオ・コン・アバンドーノは、クラリネット、チェロ、アコーディオンといった珍しい組み合わせのアンサンブルで、彼らにとってピアソラの存在とその音楽は特別なものでした。ピアソラの音楽はこれまでにも様々な編成によってアレンジされ演奏されてきましたが、トリオ・コン・アバンドーノの演奏は、クラリネット、チェロ、アコーディオンの3つの楽器でなじみのある、しかし全く新しいブレンドでピアソラの音楽を伝えてくれます。
Kaleidos
KAL-63562(1CD)
シューベルト&シューマン Vol.2
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 Op.99(D 898)
シューマン:ピアノ三重奏曲第2番 ヘ長調 Op.80
モルゲンシュテルン・トリオ

録音:2021年7月、ドイツ
これまでに様々な賞を獲得(ウィーン、メルボルン、ARD、KLRITA)し、カーネギーホールやウィーン楽友協会、そしてアムステルダム・コンセルトヘボウなど主要な舞台で演奏を行ってきたモルゲンシュテルン・トリオによる、Kaleidosレーベルでの「シューベルトとシューマン作品集」の第2弾。彼らの特徴でもあるニュアンスの精度の高さ、また全体的な解釈のバランスの良さが存分に活かされた上質の演奏となっています。

Stunt Records
STUCD-22032S(2CD)
完全数量限定盤
クラシック
I Think of You(原曲:ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番)
The Lamp is Low(原曲:ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」)
If You Are but a Dream(原曲:A・ルビンシテインのロマンス)
Theme from Swan Lake(原曲:チャイコフスキーの「白鳥の湖」)
My Reverie(原曲:ドビュッシーの「夢想」)
Yours is My Heart Alone(原曲:レハールのオペレッタ「微笑みの国」からのアリア)
Moon Love(原曲:チャイコフスキーの交響曲第5番)
Humoresque(原曲:ドヴォルザークの「ユーモレスク」)
Skymning(原曲:ショパンの「別れの曲」(練習曲 Op.10-3)
スコット・ハミルトン(ts)、ヤン・ラングレン(p)、ハンス・バッケンルート(b)、クリスチャン・レト(ds)

録音:2021年11月、ニレント・スタジオ(スウェーデン)

※ Stuntの最新コンピレーション盤(SU 9104-2)が封入された限定盤!
※コンピレーション盤がなくなり次第、通常盤での取り扱いとなります。
時代を超えたサウンド、非の打ち所の無いセンス、完璧な意思決定によりジャズ界の王道を歩み続けるアメリカの巨匠テナー、スコット・ハミルトンのStunt Records第6作目となる新録音!
「CLASSICS」と題された本作は、クラシック音楽の有名なテーマをジャズ・クァルテットに再構築した、創造的で愉悦のプログラム。ラフマニノフ、ラヴェル、ルビンシテイン、チャイコフスキー、ドビュッシー、レハール、ドヴォルザーク、ショパンなどの様々な名旋律を芳醇なジャズに昇華。軽やかでムーディーなスウィングを響かせてくれる強力リズム・セクションは、Stuntにおけるスコット・ハミルトンの前作、「デニッシュ・バラード&モア」(OSTUCD18102)でも素晴らしい共演を果たしてきた、ヤン・ラングレン(ヤン・ルンドグレーン)(p)、ハンス・バッケンルート(b)、クリスチャン・レト(ds)の北欧強力トリオです。スコット・ハミルトンの重厚濃密なテナーで編み上げる素敵なクラシカル・ナンバーにご期待ください!

Challenge Classics
CC-72888(1CD)
影より出でて 〜女性作曲家のチェロ作品集
クララ・シューマン:3つのロマンス
メル・ボニ:セレナーデ Op.46-1
リリ・ブーランジェ:悲しき夕べ
ヘンリエッテ・ボスマンス(1895-1952):印象(
ファニー・メンデルスゾーン:幻想曲 ト短調 / カプリッチョ 変イ長調
ルシア・スワルツ(Vc)
エレナ・マリノヴ ァ(P)

録音:2021年7月7-9日ハールレム、フィルハーモニー
Challenge Classicsレーベルとのコラボレーションが20周年を迎えたルシア・スワルツによる、5人の女性作曲家に焦点を当てたアルバムです。女性が作 曲家として生きていくことには大変な困難を伴う時代があって、名声を得ることもなかったが、それでも音楽史上に大きな功績を残した強い女性がいたのだ、とい うふうにをスワルツはコメントしています。
収録されているのは2人のドイツ人(ファニー・メンデルスゾーンとクララ・シューマン)と2人のフランス人(メル・ボニとリリ・ブーランジェ)、そしてオラン ダのヘンリエッテ・ボスマンス。ボスマンスはドイツ・ロマン派からフランス印象派に向かい、独自の作曲法を追求した作曲家です。 (Ki)
Challenge Classics
CC-72914(1CD)
ノルウェー物語
クリシュナ・ナガラジャ:弦楽四重奏のための「ストリンガー」(2020)
無伴奏ハルダンゲルヴァイオリンのための「ノルウェー組曲」(2019)*
クリシュナ・ナガラジャ(ハルダンゲルヴァイオリン)
Meta4(弦楽四重奏)

録音:2021年5月9-10日フィンランド、ヘルシンキ
2021年6月4-7・17・18・29・30日イタリア、メーダ*
ノルウェーの民族楽器ハルダンゲルヴァイオリン(ハーディングフェーレ)を奏でる作曲家、クリシュナ・ナガラジャの作品集。現代音楽ともワールドともクロスオー バーとも言い切れない独特の世界です。弦楽四重奏曲『ストリンガー』はノルウェーのフォークダンスである「スプリンガー」と「ストリング」を掛け合わせたタイト ルで、西洋音楽の結晶ともいうべき編成の音楽に異質な世界観が組み合わされます。また『ノルウェー組曲』ではハルダンゲルヴァイオリンの独奏によって民俗的 な語り口の糸が紡がれていき、いつしか恍惚とした、狂おしいほどの感情へと膨らんでいきます。 (Ki)

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0028(1CD)
歌う葦 〜2つのオーボエとコーラングレのための作品集
ベートーヴェン:『ドン・ジョヴァンニ』の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲 ハ長調 WoO.28
アントニン・ヴラニツキー(1761-1820):三重奏曲 ハ長調
ルドルフ・ガンツ(1877-1972):2つのピアノ小品 Op.31「小さなスフィンクス」「小さなエルフ」(2020年ホリガー編)
ベートーヴェン:三重奏曲 ハ長調 Op.87
ハインツ・ホリガー(1939-):小三重奏曲「En c(h)oeur - encore」(2020)
ハインツ・ホリガー(Ob)
アンドレア・ビショフ(Ob)
マリー=リーゼ・シュープバッハ(コーラングレ)

録音:2021年2月21-23日チューリッヒ、SRFスタジオ
現代クラシック界における巨匠の一人として、80歳を超えてもなおエネルギーと好奇心、音楽への欲求に満ちあふれた活動を展開しているスイスのオーボエ 奏者・指揮者・作曲家ハインツ・ホリガー(1939-)。その根幹部分と言えるオーボエ奏者としての今が刻まれた大注目アルバムです。2本のオーボエとコーラン グレという稀少なダブルリード三重奏作品を、この上なく見事な演奏で堪能いただけます。近年、指揮者としての名声が上がっているホリガーですが、やはりオー ボエの巧さも凄まじい!
ベートーヴェンがモーツァルトの主題を用いた変奏曲WoO.28は生涯をかけて完成させた変奏曲技法の神髄の一端を示す鮮やかな初期作品。また三重奏曲 Op.87はほとんど交響的な性格を帯びており、3つの均質な声部からシンフォニックな広がりが発現します。ベートーヴェンの友人であるブラニツキーのトリオ も、おおらかで独創的な形式と高い作曲技術が印象的な充実作。
ルドルフ・ガンツは1877年にチューリッヒで生まれ、1972年にシカゴで亡くなった音楽家。チェロを学び、ピアノの腕前はホロヴィッツやルービンシュタイ ンと比較されるほどで、ラヴェルの『夜のガスパール』の「スカルボ」や、ブゾーニの第2ソナチネの献呈者でもあります。ホリガー自らピアノ曲をオーボエ・ト リオに編曲して演奏。
ホリガー自作の「En c(h)oeur - encore」は、コーラングレ奏者のマリー=リーゼ・シュープバッハへの誕生日プレゼントとして書かれたもの。「一度でい いから、ハ長調で、半音階や四分音、複雑なリズムの無いものを書いてほしい」という彼女の願いから生まれた作品で、彼女の名前(Schupbach)からとった 音名SCHに基づく、3つの長調による多調で書かれています。タイトルも「En coeur(心で)/En choeur(コーラスで)/encore(アンコール)」と三重 の意味があり、短くもセンスあふれる爽やかな佳品。 (Ki)

Printemps des Arts de Monaco
PRI-036(1CD)
マウリシオ・カーゲル(1931-2008):アクースティカ(1968-1970) クレーフェルト、TAMシアター
テープ再生:マウリシオ・カーゲル

録音:2007年3月31日&4月1日/モンテカルロ春の芸術祭
2009年にZig-Zag Territoireレーベルから発売されたものの、わずかな流通量で廃盤となってしまったアルバムが移行再発売!前衛音楽最先端に生きた カーゲルの名作『アクースティカ』。たいへんマニアックな内容ですので心してお聴きください。
1931年のクリスマス・イブに生まれ、2008年9月18日に亡くなったカーゲル。この『アクースティカ』は、「音楽は沈黙から生まれ、沈黙へと還る」「音の 発し手が音楽(楽音)として意識して発していれば、それは音楽である」といった、音楽というものを定義しようとする試みに対する挑戦のような作品。カーゲルの 代表作とする人もいます。題名のとおり音響そのものを丸ごとデザインしたような世界で、あらゆるアコースティックな音が5人の奏者によって奏でられつつ、そ のバックではあらかじめ収録された電子音のテープが断続的に流れるという作品。楽器は実に様々で、鍵盤のように調律・整頓されたカスタネット、親指ピアノ、 さらには風船の口にトロンボーンのマウスピースをつけたものや、髪の毛をとかす櫛に薄い紙をあわせ、吹いたりこすったりして音を出す楽器、3ひねりくらいある 「楽器」が登場します。これらの奏法指定が書かれた200ものカードがあり、奏者たちはそれを選んで相互即興のように様々に演奏していきます。聴いていて、歯 に響く音や頭痛がしそうな音もありますが、それでも音の発信者は「音楽」として奏でているわけで、でも、これを音楽としてよいのか、と真剣に悩んでしまうよう な、「音楽とは何ぞや」という問題をあらためて考えさせられる、カーゲルから私たちへの永遠の挑戦状のような作品です。偶然性の音楽という要素を楽しむため、 このアルバムでは2種の演奏(芸術祭で公開された演奏と無観客での演奏)が収録されています。テープ再生で最晩年のカーゲルが参加しているのも貴重です。
50ページほどのブックレットには楽曲解説(仏英独)、譜面の一例、演奏時の写真をカラーで掲載しております。仏ディアパソン・ドール5受賞ディスク。 (Ki)

Hortus
HORTUS-204(1CD)
アド・ペルペトゥアム・JSB・メモ
(1)ヒンデミット:「葬送音楽」(ドバース&マリエによるヴィオラとオルガン編)
(2)バッハ:「キリストは死の縄目につながれたり」BWV625〜オルガン小曲集より
(3)ゴルカ・クエスタ:「死と生」〜ヴィオラとオルガンのための
(4)バッハ:「愛するイエスよ、わが願いを聞きたまえ」BWV649〜シュープラー・コラールより
(5)ロイク・マリエ:「そのとき、彼らの目が開かれた」〜ヴィオラとオルガンのための
(6)バッハ:「主なる神よ、いざ天のとびらを開きたまえ」BWV617〜オルガン小曲集より
(7)エディト・カナート・デ・チジ(1950-):「私は空を見た」〜ヴィオラとオルガンのための
(8)バッハ:「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」BWV604〜オルガン小曲集より
(9)ベルント・アロイス・ツィンマーマン:無伴奏ヴィオラ・ソナタ「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」
(10)マリエ:前作で扱った主題による即興演奏
(1)(3)(5)(7)(9)カルステン・ドバース(Va)、(1)-(8)(10)ロイク・マリエ(Org)

録音:2021年/オルガンパーク(アムステルダム)
使用楽器:(1)(5)(10)ザウアー・オルガン、(2)(6)(8)ユートピア・オルガン、(3)(4)(7)ヴェルシューレン・オルガン
ヴィオラ奏者カルステン・ドバースとオルガン奏者ロイク・マリエによるアルバム「アド・ペルペトゥアム・JSB・メモリアム」。ヒンデミットの「葬送音楽」(イギリ ス国王ジョージ5世の訃報を知ったヒンデミットがその追悼のために書いた4楽章構成の作品。最終楽章にコラール「汝の御座の前にわれは歩む」を引用していま す。)をオルガンと演奏したいというドバースがマリエに依頼したところから始まった録音計画。「葬送音楽」に現れるコラールからドバースとマリエはバッハ の作曲のコラールとそのコラールをもとに作曲されたオリジナル作品を並べるというアイディアが生まれ選曲しました。
当録音ではオルガンパークの3台のオルガンを弾き分けているのも注目。時代を超えた作品ながらヴィオラとオルガンの対話で生まれる唯一無二の世界を作り 出しております。 (Ki)
Hortus
HORTUS-168(1CD)
「フラウト・アッコンパニャート」
バッハ
(1)フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1034
(2)2本のフルートと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1039
(3)パルティータ第6番ホ短調 BWV830よりトッカータ
(4)フルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1038
(5)オブリガート・チェンバロとフルートのためのソナタ ロ短調 BWV1030
(1)(2)(4)(5)パトリック・ビュークルス(トラヴェルソ)
アンサンブル・カフェ・ミリ【(1) - (5)エリザベート・ジョワイエ(クラヴサン)、
(1)(2)(4)ロミーナ・リシュカ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
(4)ディルク・ヴァンダーレ(Vn)、(2)柴田俊幸(トラヴェルソ)】

録音:2017年10月14-16日ヘント芸術大学内ミリー・コンサートホール(ベルギー)
コレギウム・ヴォカーレ・ゲントの首席フルート奏者を務めているパトリック・ビュークルスがバッハのフルート(トラヴェルソ)と通奏低音のためのソナタを 録音しました。
繊細で深みがあり極めて技巧的なフルートのパートもあるソナタ ホ短調 BWV1034、ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番 ト長調 BWV1027と同一曲であ る2本のフルートのソナタ ト長調 BWV1039(注目のフルート奏者柴田俊幸も演奏!)、エリザベート・ジョワイエのクラヴサン独奏によるパルティータ第6番から トッカータ、ブランデンブルク協奏曲第3番の最終楽章を思わせるフルート、ヴァイオリンのソナタ ト長調 BWV1038、そして屈指の名作オブリガート・チェンバ ロとフルートのためのソナタ ロ短調 BWV1030を収録。名手ビュークルスが気心の知れたアンサンブル・カフェ・ミリのメンバーとともに温かい音色で奏で、聴 き手を“カフェ・ツィンマーマン”の世界に誘います。 (Ki)

Audite
AU-97798(1CD)
「起源」
トーマス・ブローメンカンプ(1955-):「7つのデザート・リズミクス」〜木管五重奏のための(2006)
マンフレート・トロヤーン(1949-):ソナタ第3番〜木管五重奏のための(1991 / 1995)
マクシミリアン・グート(1992-):「ンゴマ(NGOMA)」〜木管五重奏のための(2020)
リゲティ:「6つのバガテル」〜木管五重奏のための(1953)
アルンドス木管五重奏団【アンナ・シャハ(Fl)、志茂嘉彦(Ob)、クリスティーネ・シュテムラー(Cl)、リサ・ロジャー ス(Hrn)、メアレ有香(Fg)】

録音:2021年7月12-15日イムマヌエル教会、ヴッパータール(ドイツ)
ケルン音楽大学、ライン・ドイツオペラで学んだ新進気鋭の5人の演奏家により2013年結成されたアルンドス木管五重奏団。アントン・ガルシア・アブリル国 際室内楽コンクール(2014年)、カスティーリャ・イ・レオン国際室内楽コンクール(2015年)など数々の国際コンクールでの入賞歴を誇る当団が独auditeレー ベルよりついにデビュー・アルバム「起源(ORIGIN)」をリリースします!
当団はノルトラインヴェストファーレン州を本拠に活躍するドイツの木管五重奏団。躍動的かつ魅力的なアンサンブルで聴衆を虜にしてきました。その演奏は 「ウィットに満ちた表現能力、個々の完璧な演奏能力、そして官能的なプレゼンテーションが大きな一枚板となり、心に強く語りかけてくる。」(西ドイツアルゲマイ ネ新聞)など、演奏技術の高さはもちろんのこと豊かな表現力でも高く評価されています。
収録作品はジェルジ・リゲティ、トーマス・ブローメンカンプ(1955-)(数々の国際作曲コンクールに入賞しており、リゲティからもその才能 を高く評価されている作曲家)に加えて世界初録音となるマンフレート・トロヤーン(1949-)、マクシミリアン・グート(1992-)の4篇。リゲティ初期の作品「6 つのバガテル」にはバルカンの民族音楽が、グートの「ンゴマ」にはアフリカのトランス音楽が、そしてトロヤーンとブローメンカンプの作品にはフランスのモダニズ ムの精神が反映されており、20世紀から21世紀へ脈々と継承される生命力にあふれる音楽をフルート、オーボエ、クラリネット、ホルンそしてファゴットという木 管五重奏の演奏でご堪能いただけます。
これだけ多様な表情を見せる4人の作曲家の作品を当団は阿吽の呼吸で見事に演奏。アルバム・タイトル「ORIGIN」には“原点”としてのCDデビューだけで なく、歴史的な意義や遺産の“起源”や“発端”などの多角的な意味が込められています。 このジャンルの新たな魅力に気づかせてくれる名盤が生まれました!

Pentatone
PTC-5186873(1CD)
「私のパリ」
ドビュッシー:前奏曲〜『放蕩息子』より
ドビュッシー:月の光
フォーレ:夢のあとに
フォーレ:コンクール用小品
マスネ:タイスの瞑想曲
シャミナード:小協奏曲 ニ長調 Op.107
プーランク:フルート・ソナタ FP 164
パラディス:シチリアーノ
サン=サーンス:ロマンス ニ長調 Op.37〜フルートとピアノのための
リリ・ブーランジェ:夜想曲〜2つの小品より
モーツァルト:ソナタ ホ短調 K.304/300c
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
サティ:ジムノペディ第1番
ドビュッシー:メヌエット〜『小組曲』より
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
ビゼー(ダニエル・レーン編):カルメン組曲
アナ・デ・ラ・ヴェガ(Fl)、
パウル・リヴィニウス(P)

録音:2020年7月21-23日/パラス・リヒテナウ、ポツダム(ドイツ)
PENTATONEレーベルからリリースしたモーツァルトとミスリヴェチェクのフルート協奏曲集(PTC-5186723)で高い評価を得たフルート界の新星アナ・デ・ ラ・ヴェガ。その後、同レーベル第2弾でリリースしたハイドンとカール・シュターミッツの協奏曲集(PTC-5186823)では若手オーボエ奏者ラモン・ オルテガ・ケロとの共演でも優れた演奏を披露し、続く第3弾『バッハ・アンボタンド』(KKC-6355 / PTC-5186893)では「人間として、また作曲家として のバッハの新しい視点」で選曲したアルバムで一層注目を高めています。
PENTATONEレーベル期待の第4弾はドビュッシー、プーランク、サン=サーンス、ラヴェル、ビゼー、フォーレなどフランスのエスプリ漂う作品を集めたアルバ ム「私のパリ」!共演は優れた室内楽奏者として知られるピアニスト、パウル・リヴィニウスです。アナ・デ・ラ・ヴェガらしい軽やかで表情豊かな演奏はフランスの 作品にもマッチしており聴き手に幸福感を与えてくれます。
最後に収録された「カルメン組曲」はダニエル・レーン編曲版で演奏しています。レーンは1979年生まれ。ベルリンPOのコンサートマ スターだったエーリッヒ・レーンが祖父、バイエルンRSOのコンサートマスターだったアンドレアス・レーンが父という音楽一家に生まれたヴァイオリニスト・ 編曲家。編曲作品の演奏・録音にも力を入れていますが、この「カルメン組曲」はフランソワ・ボルヌ(1840-1920)、パブロ・デ・サラサーテ、 イェネー・フバイ(1858-1937)、ウラディミール・ホロヴィッツ(1903-1989)、フランツ・ワックスマンがそれぞれ編曲した同曲からの いわば“いいとこどり”の超絶技巧編曲。アナ・デ・ラ・ヴェガの卓越した演奏でフルートの華やかな音色をご堪能いただけます。
イギリス人とアルゼンチン人の両親の間にオーストラリアで生まれたアナ・デ・ラ・ヴェガはシドニー大学でマーガレット・クロフォードに師事。その後パリにてレ イモンド・ギオの最後の弟子として研鑽を積みました。現在、ヨーロッパを中心に精力的な演奏活動を展開しており、“傑出した才能”(ウィグモアホール)、“真の 芸術家”(カドガンホール)、“ファースト・クラス”(ベルリン・フィルハーモニー)など、各演奏会で絶賛されています。 (Ki)

APARTE
AP-273(3CD)
フォーレ:室内楽作品集U
ピアノ四重奏曲第1番ハ短調Op.15
セレナードOp.98〜チェロとピアノ
ピアノ四重奏曲第2番ト短調Op.45
(2)ピアノ五重奏曲第2番ハ短調Op.115
弦楽四重奏曲ホ短調Op.121
シモン・ザヌイ(P)(
ピエール・フシュヌレ(Vn)、ラファエル・メルラン(Vc)、マリー・シルム(Va)
ストラーダQ【ピエール・フシュヌレ、サラ・ネムタヌ(Vn)、リーズ・ベルトラン(Va)、フランソワ・サルク(Vc)】

録音:2021年3月17-26日/ジャン=ピエール・ミケル講堂(ヴァンセンヌ)
2018年5月にaparteレーベルから2枚組のフォーレ室内楽作品集をリリースしたピアノのシモン・ザウイやヴァイオリンのピエール・フシュヌレが待望の第2 弾に挑戦。
今回は3枚組で、ピアノ四重奏曲とピアノ五重奏曲各2篇をメインに、フォーレ最後の作品でもある弦楽四重奏曲という力作揃いなのが注目です。ピアノ四重奏 はフシュヌレのほか、チェロのラファエル・メルラン、ヴィオラのマリー・シルムと共演。ピアノ五重奏曲と弦楽四重奏曲はストラーダ四重奏団によりますが、ヴァイ オリンをフシュヌレとサラ・ネムタヌが担っているのに注目です。
意外にもピアノ五重奏曲2篇と弦楽四重奏曲、チェロ曲「セレナード」は20世紀の作品。ドビュッシーが印象主義作風を確立した以降の作もあり、新しい時代の 空気が流れていることも再認識させてくれます。 (Ki)
APARTE
AP-289(1CD)
レベッカ・クラーク:ヴィオラ作品集
(1)ヴィオラ・ソナタ (1919)
(2)モルフィウス(1917)
(3)古いイングランドの調べによるパッサカリア (1940-1)
(4)ヴィオラとチェロのための2つの小品(1916頃)
(5)アイルランドのメロディ〜ヴィオラとチェロのための(1918頃)
(6)ドゥムカ~ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノのための (1941)
(7)チャイニーズ・パズル (1921)
ヴァンシアーヌ・ベランジェ(Va)
ダナ・チョカルリエ(P)YAMAHA CFX使用
エレーヌ・コルレット(Vn)(6)、ディヴィッド・ローウェルス(Vc)(4)(5)(6)

録音:2021年7月6-9日/サン・ピエール寺院(パリ)
ヴァンシアーヌ・ベランジェは2003年から2008年までマンフレッド四重奏団のメンバーを務めた女性ヴィオラ奏者。ソロ、アンサンブルに限らずヴィオラの魅 力を普及させることに熱心で、このアルバムもこだわりを感じさせます。
レベッカ・クラークはイギリス出身の女性作曲家。自身ヴィオラ奏者としても活躍したため、ヴィオラ作品ことにソナタは近年幅広く演奏されて います。ここでは彼女の作曲したヴィオラ独奏曲を集めています。
注目はヴィオラとチェロの二重奏による「アイルランドのメロディ」。長く失われたとされていましたが、近年草稿が発見されここで世界初録音となりました。「さ らばククレイン」と「ロンドンデリーの歌」から成り、ヴィオラとチェロの魅力が存分に生かされています。ピアノをルーマニア出身の名手ダナ・チョカルリエが担っ ているのも豪華です。 (Ki)


オクタヴィア
OVCX-00092
(1SACD+DVD)
2022年4月20日発売
※DVDは初回限定パッケージ
上野通明 IN CONCERT(初回限定盤)
■CD
バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013(Vc版)
ヒンデミット:ピアノとチェロのための3つの小品 作品8より 第2曲『幻想小品』
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第2番ト短調 作品5-2
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
プーランク:チェロ・ソナタ FP.143
■DVD
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
●特典映像
※初回限定200枚 特典DVD付き
※初回完売後はCD(Hybrid Disc)のみのパッケージとなります。
上野通明 (Vc)、須関裕子 (P)

録音:2022年1月16-19日高崎芸術劇場
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多角的に紹介する、大友直人 が贈る高崎芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第5弾。 2021年10月、ジュネーブ国際音楽コンクール チェロ部門で日本人初の優勝を果たし、世 界の注目を集める上野通明。ダイナミックで、豊かな表現力が光る若きチェリストの初ソ ロCD+DVDがタイムリーに登場です、(オクタヴィア)
■上野 通明(Vc) Michiaki Ueno, violoncello
パラグアイに生まれ、幼少期をスペイン・バルセロナで過ごす。2009年、若い音楽家のためのチャイコフスキー国際 音楽コンクールに13歳で日本人初の優勝。翌2010年、ルーマニア国際音楽コンクール最年少第1位、ルーマニ ア大使館賞、ルーマニアラジオ文化局賞を併せて受賞。2014年、ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝。 2018年、ヴィトルト・ルトスワフスキ国際チェロコンクール第2位。2021年、ジュネーヴ国際音楽コンクールチェロ部 門日本人初の優勝、併せて3つの特別賞を受賞。これまでにソリストとしてワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽 団、ロシアSO、ジリナ室内O、読売日本SO、新日本フィルハーモニーSO、東京フィ ルハーモニーSO、東京SO等、国内外のオーケストラと多数共。テレビ朝日「題名のない音楽会」、 NHK BS「クラシック倶楽部」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」等に出演。岩谷時子音楽文化振興財団より Foundation for Youth、岩谷時子賞奨励賞、京都青山音楽賞新人賞受賞。故馬場省一、イニアキ・エチェ パレ、毛利伯郎、ピーター・ウィスペルウェイに師事。主にヨーロッパと日本で積極的に演奏活動を行い、更なる研 鑽を積む。 使用楽器は1758年製P.A.Testore(宗次コレクションより貸与)。
オクタヴィア
OVCL-00782
(1SACD)
税込定価
2022年4月20日発売
上野通明 IN CONCERT(通常盤)
バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013(Vc版)
ヒンデミット:ピアノとチェロのための3つの小品 作品8より 第2曲『幻想小品』
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第2番ト短調 作品5-2
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
プーランク:チェロ・ソナタ FP.143
上野通明 (Vc)、須関裕子 (P)

録音:2022年1月16-19日高崎芸術劇場
高崎芸術劇場「T-Shotシリーズ」第6弾 『上野通明 IN CONCERT Recorded at Takasaki City Theatre 2022』 は初回限定200枚、特典DVD付きとなっておりますが、 限定数量到達後は、CDのみ(DVD無し)のパッケージとして販売いたします。 本商品は、そのCDのみ(DVD無し)のパッケージとなります。

Goodies
78CDR-3865(1CDR)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調 作品97「大公」 アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
エマヌエル・フォイアマン(Vc)

米 RCA VICTOR 11-8482/86
1941年9月12日&13日ニューヨーク録音
「百万ドル・トリオ」と呼ばれたこのトリオの代表作。日米開戦の3カ月前にニュ ーヨークで録音された。ピアノのアルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1982) はポーランド出身。20世紀を代表するピアニストの一人。前半生をヨーロッパで、 後半生はアメリカで活躍した。演奏家キャリアは80年以上。ヴァイオリンのヤッ シャ・ハイフェッツ(1901-1987)は旧ロシア帝国のヴィリナ生まれ。 3歳でヴァ イオリンをはじめ、1910年にサンクトペテルブルク音楽院に入学し、名ヴァイオ リン教師レオポルド・アウアー(1845-1930)に師事した。第1次世界大戦(1914- 1918)中に一家でアメリカに渡り、1925年にアメリカの市民権を得た。その後大 ヴァイオリニストとして君臨した。チェロのエマヌエル・フォイアマン(1902- 1942)はウクライナのコロミア生まれ。ライプツィヒの音楽院で名教授ユリウス ・クリンゲル(1859-1933)に師事した。ナチスを逃れて一時スイスに居を構えた が1938年アメリカに移住した。フィラデルフィアのカーティス音楽院で教える一 方、上記の二人とのトリオで活躍したが、1942年に40歳の若さでニューヨークで 死去した。(グッディーズ)
Goodies
78CDR-3866(1CDR)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品108 パウル・コハンスキ(Vn)
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)

日VICTOR JD-41/3(英HMV DB17828/30と同一録音)
1932年6月15日ロンドン、小クイーンズ・ホール録音
パウル・コハンスキ(1887-1934)は 7歳の時ウクライナのオデッサで、レオポルド ・アウアー門下のエミル・ムウィナルスキに師事。1898年ムウィナルスキはワル シャワに行き、1901年ワルシャワ・フィルハーモニーを創設すると、14歳のコハン スキをコンサートマスターに任命した。その後コハンスキはワルシャワの上流階級 の支援をうけブリュッセルの王立音楽院に留学、4年後に首席で卒業した。ほどな くポーランド出身の大ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1982) と出会い、ロンドン、ニューヨークにデビュー、1924年から没年までジュリアード 音楽院で教鞭をとりながら演奏活動を続け、1934年に癌のため死去した。享年47歳。 原盤番号の末尾の卍印はEMIのアラン・ブラムレイン(1903-1942)が開発した新型 カッターを採用した録音の印で、程なく□印に変わった。(グッディーズ)

Dynamic
CDS-7938(1CD)
NX-B03
パガニーニ:弦楽とギターのための四重奏曲
ギター四重奏曲第15番イ短調 MS 42
ギター四重奏曲第14番イ長調 MS 41
ギター四重奏曲第7番ホ長調 MS 34
パガニーニ・アンサンブル・ウィーン【マリオ・ホッセン(Vn)、マルタ・ポトゥルスカ(Va)、リリアーナ・ケハヨヴァ(Vc)、アレクサンダー・スヴェーテ(G)】

録音:2020年7月12日、2021年2月18日
ヴァイオリンの超絶技巧の持ち主として知られたパガニーニ。実はギターの演奏にも秀でており、一時期はギターの ための作品も多く書いていました。そんなパガニーニのギター四重奏曲は15作が出版されており、これらをすべて 録音するというシリーズの第1集(CDS7912)も好評を博しています。この第2集には独創的なメロディが楽しめ る第7番、よりヴィルトゥオーゾ的で、ヴァイオリニストとしてのパガニーニの魅力が存分に発揮された第14番、ヴィオ ラの深く印象的な音色がまるでオペラのような表現力を醸し出す第15番の3曲を収録。第1集と同じくパガニー ニの研究家として知られる名手マリオ・ホッセンが設立したウィーンを拠点に活躍するアンサンブル"パガニーニ・アン サンブル・ウィーン"による演奏でお楽しみください。
Dynamic
CDS-7953(1CD)
NX-B03
ジャコモ・ゴティフレード・フェラーリ(1763-1842): ハープとピアノのための二重奏曲集
第1二重奏曲 Op. 13(1798頃)
第2二重奏曲 Op. 20(1802頃)
第3二重奏曲 Op. 27(1810頃) ? 2つのホルン伴奏つき
第4二重奏曲 Op. 32(1810頃) ? 2つのホルン伴奏つき
パオラ・ペルッチ(Hp)
Double-movement and eight-pedal harp by Erard(London, 1811/20ca.)
カルロ・マッツォーリ(フォルテピアノ)
Michael Weis (Prague, 1800ca.),restored by “Laboratorio di Restauro del Fortepiano” (Florence, 2015)
エルサ・ボネッティ(ナチュラルホルン)
ルカ・デルプリオーリ(ナチュラルホルン)
Jungwirth, after Courtois (1802)&Lausmann (19th century)

録音:2018年11月-2019年2月
※古楽器による世界初録音
ジャコモ・ゴティフレード・フェラーリはイタリアのロヴェレートで生まれ、ナポリで学んだ後、フランスで過ごすものの 革命から逃れロンドンに定住。1780年代後半のパリとロンドンの音楽界で高い評価を得た作曲家です。オ ペラ・声楽の分野での成功が目立ちましたが、2曲のピアノ協奏曲やピアノ・ソナタ、ヴァイオリンまたはフルー トを伴うソナタも数多く残しています。 このアルバムに収録されたピアノとハープのための4つの二重奏曲は、ハイドンやモーツァルトへの敬愛が感じら れる美しい旋律を持つ作品で、彼の作風の特徴が明確に示されています。スケルツォ楽章を欠く第2番以 外は、流麗なアレグロ楽章、表情豊かな緩徐楽章、快活なスケルツォ、躍動豊かなロンドと定型の4楽章 で構成されていますが、第3番と第4番にはホルンの伴奏が付くなど響きの変化も工夫されています。復元 楽器を含む18-19世紀の楽器による演奏は、作曲当時の雰囲気を伝えます。

Orchid Classics
ORC-100190(1CD)
NX-B03
バスーンの大平原
スクリャービン:練習曲 変ロ短調 Op. 8No. 11(グレゴール・ピアティゴルスキー編)
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 Op. 34より(ベルトラン・エノー編)
 前奏曲 第6番:Allegretto
 前奏曲 第13番:Moderato
 前奏曲 第14番:Adagio
 前奏曲 第15番:Allegretto
 前奏曲 第16番:Andantino
 前奏曲 第24番:Allegretto
リムスキー=コルサコフ:ばらに魅せられたナイチンゲール Op. 2No. 2
チャイコフスキー:夜想曲 ニ短調 Op. 19No. 4(オリジナルのチェロ・カデンツァ付き)(イヴァン・コスティアン編)
レーラ・アウエルバッハ(1973-):エア「I Walk Unseen」
グリンカ:エレジー「誘惑しないで」
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op. 19
ローラ・デスクール(Fg)
パロマ・クアイダー(P)

録音:2021年8月22-24日
2019年に開催された「第16回チャイコフスキー国際コンクール」木管楽器部門に第4位入賞、注目を集めたフランス出身のファゴット奏者、ローラ・デスクー ル。このアルバムでは、チェロのための作品やピアノ曲、声楽曲などさまざまな作品をファゴットで演奏、その優れた技巧と音楽性を披露しています。ラフマニノフ のチェロ・ソナタなど、収録作品のいくつかは、デスクール自身とピアニストのクアイダーが編曲することで、ファゴットの新しいレパートリーを開拓しました。
【ローラ・デスクール】 パリ国立高等音楽院で学んだ後、バーミンガムで開催された国際ダブルリード協会(IDRS)のヤングコンクールで優勝。以降数々のコンクールに入賞する とともに、19歳でパリOに入団、その才能が早くから知られていました。2017年からフランクフルト歌劇場Oのソロ・ファゴット奏者を務めるとと もに、ロイヤル・コンセルトヘボウ管やマーラー室内O、バンベルクSOなどと共演しています。 自身の楽器の可能性を追求するとともに、楽器の魅力を多くの人々に伝えたいと願う彼女は、最近、映像作家のピエール・デュゴウソンとともにファゴットを紹 介するビデオ・シリーズを立ち上げるなど、多彩な活動を行っています。

CD ACCORD
ACD-292(1CD)
NX-C01
ルトスエアー五重奏団
ポール・プロイサー(1974-):5[+1]- 管楽五重奏のための3つの小品(トランペットの即興とともに)(2018)
ニコレット・ブジンスカ(1989-):樫の冠- 管楽五重奏のために(2017)
ニコラ・コウォジェイチク(1986-):Ranwers ウィングオーヴァー
 バス・クラリネットと管楽五重奏のためのコンチェルタンテ(2019)
ネイト・ウーリー(Tp)
トマシュ・ジムワ(バス・クラリネット)
ルトスエアー五重奏団【ヤン・クシェショヴィエツ(Fl)、カロリナ・スタルマホフスカ(Ob)、マチェイ・ドボシュ(Cl)、アリツィア・キエルザルスカ(Fg)、マテウシュ・フェリンスキ(Hrn)】

録音:2019年12月17-18日、2021年6月30日
2017年にリリースされた「Canto for Winds」(ACD-234)で近現代の作品で見事なアンサンブルを披露した" ルトスエアー五重奏団"。今作はタイトルの5[+2]の通り、2人のゲスト: アメリカのジャズ・アメリカのジャズ・トラン ペッター、ネイト・ウーリーとバス・クラリネット奏者トマシュ・ジムラをゲストに迎え、実験的、かつ斬新な響きを追 求、何度でも聴きたくなるアルバムを作り上げました。 アルバムには、ミニマル風の音型を繰り返すアンサンブルをバックにトランペットが即興を奏でるプロイサーの「3つの 小品」、樫の木の枝が生い茂る様子をモチーフにした神秘的な雰囲気に満ちたブジンスカの「樫の冠」、航空、空 気力学、宇宙など"空気"に関する主題を扱ったコウォジェイチクの「ウィングオーヴァー」の3作品が収録されていま す。

MClassics
MYCL-00023(1CD)
税込定価
GARDEN WINDS〜岩瀬貴浩:作品集
1.Calling You/2. 彩風
3. Shine/4. 追憶の日々
5. 大切なあなたへ/6. ホワイト・ロマンス
7. もう一度笑顔/8. 星空の下で
9. 眠れぬ夜は/10. 午前5時の目醒め
11. 君を迎え、送る春/12. Friends
13. 帰り道/14. 大丈夫
GARDEN WINDS【山本直人(Ob)、岩瀬貴浩(P)】

録音:2021年9月15-16日 東京、稲城市iプラザ「DXD352.8kHz録音」
元名古屋フィルの首席オーボエ奏者、現在ソリストで活躍する山本直人と、 コンポーザーピアニストとして活躍する岩瀬貴浩のユニット「GARDEN WINDS」のデビューアルバムです。全曲岩瀬によるオリジナル作品。情感豊か なメロディが風となり、人々に優しくそよいでいきます。人の感性に訴えかけるよ うな美しいオーボエの音色。キラキラと星のように煌めくピアノの音粒。音楽が人 に寄り添い、励まし、時に慰める。心の隙間を暖かく満たしてくれる珠玉の曲 集です。

FUGA LIBERA
FUG-795(4CD)
NX-E07
生誕200年記念、フランク:室内楽作品全集


【DISC 1】
(1)ヴァイオリン、チェロとピアノのための大三重奏曲 ハ短調 (1834)
(2)ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための協奏的三重奏曲 第1番嬰へ短調 Op. 1-1(1843)
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための協奏的三重奏曲 第2番変ロ長調 Op. 1-2「サロンの三重奏曲」 (1843)

【DISC 2】
(1) ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための協奏的三重奏曲 第3番ロ短調 Op. 1-3(1843)
(2) ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための協奏的三重奏曲 第4番ロ短調 Op. 2(1843)
(3) ヴァイオリンとピアノ伴奏のためのアンダンテ・クイェトーゾ Op. 6(1844)
(4) 弦楽五重奏の伴奏付きピアノ独奏曲 ホ長調 Op. 10(1844頃)

【DISC 3】
(1) ピアノとヴァイオリンのための協奏的二重奏曲 第1番Op. 14(1844)
(2) 初見曲 (1877)
(3)ピアノ五重奏曲 ヘ短調 (1878)
(4)ヴァイオリン・ソナタ イ長調 (1886)

【DISC 4】
(1)メランコリー(ソルフェージュからの編) (1885頃)
(2)チェロ・ソナタ イ長調(ジュール・デルサールによるヴァイオリン・ソナタからの編) (1888)
(3)弦楽四重奏曲 (1890)
【DISC 1】
(1)エルネスト三重奏団【ナターシャ・ロケ・アルシーナ(P)、スタニスラス・ゴセ(Vn)、クレメン・ダミ(Vc)】
(2)フランク・ブラレイ(P)、アンナ・アガフィア・エグホルム(Vn)、アリ・エヴァン(Vc)
【DISC 2】
(1) フランク・ブラレイ(P)、アンナ・アガフィア・エグホルム(Vn)、アリ・エヴァン(Vc)
(2) アレクサンドル・チェノルキアン(P)、岡田修一(Vn)、ゲーリー・ホフマン(Vc)
(3) レオン・ブレフ(Vn)
ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(P)、4) サリ・カン・ゲウレク(P)、カルスキ四重奏団【カヤ・ノヴァク、ナタリア・コタルバ(Vn)、ディーデ・フェルプスト(Va)、ジュリア・コタルバ(Vc)、リップ・コルマン(Cb)】
【DISC 3】
(1) 岡田修一(Vn)、ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(P)
(2) アンナ・アガフィア・エグホルム(Vn)、ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(P)
(3)ジョナタン・フルネル(P)、オーギュスタン・デュメイ、岡田修一(Vn)、ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)、ゲーリー・ホフマン(Vc)
(4)ロレンツォ・ガット(Vn)、ジュリアン・リベール(P)
【DISC 4】
(1)アンナ・アガフィア・エグホルム(Vn)、ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(P)
(2)ステファニー・ファン(Vc)、ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(P)
(3)アドルノ四重奏団【エドアルド・ツォージ、リウ・ペッリチアリ(Vn)、ベネデッタ・ブッキ(Va)、 ステファノ・チェラート(Vc)】
録音:2019年4月-2022年1月 ベルギー
ベルギーを代表する作曲家セザール・フランクの生誕200年を記念し、その室内楽作品を全て収めた4枚組のアルバムが作曲家の母国の レーベルFuga Liberaから登場。エリザベート王妃音楽院(Queen Elisabeth Music Chapel)、ロマン派フランス音楽センター (Palazetto Bru Zane)との企画によるもので、音楽院で教鞭を執るアーティストを中心とした、オーギュスタン・デュメイ、岡田修一、フラン ク・ブラレイ、ジョナタン・フルネルなどの豪華な演奏陣が顔を揃えています。フランクが12歳になる直前に書き上げた単楽章のピアノ三重奏 曲に始まり、有名なヴァイオリン・ソナタ、ピアノ五重奏曲を経て最晩年の弦楽四重奏曲までを作曲年代順(Vc・ソナタは編曲年)に収 録。子供の頃から既にフランクらしさを垣間見せる早熟ぶりに驚かされつつ、オルガニストとして多忙だった時期の約30年の空白を経て、円 熟期へ向かってより深みを増していく過程を堪能することができます。

BRIDGE
BCD-9563(1CD)
スティーヴン・ジャッフェ(b.1954)の音楽Vol.4
(1)ライト・ダンス(室内協奏曲第2番)
(2)弦楽四重奏曲第2番「エオリアンとシルヴァン・フィギュア」
(3)4つの部分からなるソナタ
(1)ダ・カーポ室内プレイヤーズ
(2)ボロメオSQ
(3)デイヴィッド・ハーディ(Vc)
ランバート・オーキス(P)

録音:(1)2017年5月17日、(2)2012年9月23日、(3)2021年8月7日
スティーヴン・ジャッフェはノース・カロライナ在住のアメリカの作曲家。ジョージ・ロックバー グ、ジョージ・クラムに師事した。このアルバムは BRIDGE で 4 枚目となる彼の作品集。室内ア ンサンブル、弦楽四重奏、チェロ・ソナタが収められています。「ライト・ダンス」はミニマル・ミュー ジックと新ロマン主義、ジャズを折衷したスタイルで、その軽やかでポップな音楽はポスト・ミニ マルの作曲家マイケル・トーキーに相通じるものがある。弦楽四重奏曲第2 番は新古典主義を 思わせ、「4 つの部分からなるソナタ」は半音階主義で書かれた厳しい現代音楽。
BRIDGE
BCD-9566(2CD)
カール・コーン(b.1926):フルートのための作品集
(1)「遭遇」(1966)/(2)4 つのフルートのために(1989)/ (3)3 つの小品(1958)/(4)ロマンツァ(1972)/ (5)カンティレーナ(1982)/ (6)対話(2009)〜フルート、ピッコロ、ピアノのための/ (7)同義語(1974) /(8)船尾材(1993)/(9)モア(2005)〜4 つのフルートのための/(10)3 つのモア・ピース(2018)/ (11)コンコード(1986)/(12)ア・バー・フォー・スリー(2016)/ (13)カンティレーナ2012(2012)/ (14)独白(2007)〜Fl 独奏のための/(15)回想(2021)
レイチェル・ルディッチ(Fl)
(1)(8)(10)(15)カール・コーン(P)
(2)(9)ダニエル・レマー(Fl)、クリスティーン・タヴォラッチ(Fl)、サラ・ウェイス(Fl)
(3)(4)(7)(12)(13)ゲイル・ブランケンバーグ(P)
(5)マーク・ロブソン(Org)
(11)ジャック・サンダース(G)
(12)アンドリュー・マッキントッシュ(Vn)

録音:1996年((8)以外)、(8)2021年
カール・コーンはウィーン出身のアメリカの作曲家。戦渦を逃れて 13 歳で渡米し作曲をウォ ルター・ピストンに学んだ。パロマ・カレッジで 40 年以上教鞭を執り、その時の弟子にはフラン ク・ザッパも含まれます。このアルバムはフルートを中心とした彼の全生涯に渡る作品が収められ ています。1950〜60 年代の作品は同世代の他の多くの作曲家と同じく 12 音技法で書かれてい るが、その後は調性的、ロマン派的な要素が含まれた折衷的な作風に次第に変遷していって います。エリオット・カーター、レオン・カーシュナーと並ぶアメリカの保守派を代表する作曲家の 貴重な作品集。

CPO
CPO-777306(1CD)
NX-B02
リース:弦楽四重奏曲集 第4集
弦楽五重奏曲 ハ長調 Op. 37*
弦楽四重奏曲 イ短調 Op.150 No. 1
シュパンツィヒ・クァルテット【アントン・シュテック(Vn)、カティア・グリュットナー(Vn)、クリスティアン・ゴーセス(Va)、ヴェルナー・マツケ(Vc)、ラケル・マサデス(Va)*】

録音:2019年3月13-16日
フェルディナンド・リースの弦楽四重奏曲シリーズ第4弾。このアルバムには作曲家としてのリースの重要性を確認できる2作品が収録されています。 ベートーヴェンの弟子であるリースは、ピアノ曲だけではなく、生涯を通じて弦楽四重奏曲や五重奏曲の作曲に力を注いでいました。 1809年に書かれたハ長調の弦楽五重奏曲は、1790年代に「シュパンツィヒ・クァルテット」を創設したヴァイオリニスト、イグナーツ・シュパンツィヒに献 呈されたもので、ヴァイオリンをはじめとした各楽器の妙技が存分に楽しめる作品に仕上がっています。 また、1826年に書かれたイ短調の弦楽四重奏曲は、4/4拍子ではじまる第1楽章が、わずか4小節後に6/8拍子の短い動機で遮られるなど、かな りユニークな作風を持っています。この曲は、1827年、当時の音楽専門誌で「リースの作曲に慣れ親しみ、その中に特異なものを認めた者は誰で も、この作品に魅了され、稀に見る喜びを味わうでしょう。彼の作品はすべて高貴で壮大な性格を持ち、堅固です。」と絶賛されています。 演奏はベートーヴェンの友人でもあったシュパンツィヒの名を冠するシュパンツィヒ・クァルテット。当時の雰囲気を伝える典雅な演奏をお楽しみください。

Forgotten Records
fr-1767(1CDR)
スタニスラスSQ 〜ブラームス&ブロッホ
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番*
ブロッホ:ピアノ五重奏曲第1番Op.33 #
クリスティアン・イヴァルディ(P)
アレクシ・ギャルペリーヌ(Vn)*
ポール・フェントン(Va)*
ジャン・ド・スポングレ(Vc)*
スタニスラスSQ[ローラン・コッセ、ジー・リー(Vn)、ポール・フェントン(Va)、ジャン・ド・スポングレ(Vc)]#

録音:2004年4月19日* 、1994年12月19日#、ともにライヴ
Forgotten Records
fr-1773(1CD)
ヤナーチェク弦楽四重奏曲集
第1番ホ短調「クロイツェル・ソナタ」*
第2番「内緒の手紙」#
スメタナSQ [イジー・ノヴァーク(Vn1)、リュボミール・コステツキー(Vn2)、ヤロスラフ・リベンスキー(Va) アントニーン・コホウト(Vc)]

録音:1955年10月9日-10日#、20日-23日
※音源:Supraphon DV 5264 ALPV 298 SUA 10276
Forgotten Records
fr-1782(1CDR)
ヤナーチェクSQ
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「クロイツェル・ソナタ」*
弦楽四重奏曲第2番「内緒の手紙」#]
ヤロスラフ・クヴァピル(1892-1958):弦楽四重奏曲第4番+
ヤナーチェクSQ[イジー・トラーヴニチェク(Vn1) 、アドルフ・シーコラ(Vn2)、イジー・クラトフヴィル(Va)、カレル・クラフカ(Vc)]

録音:1956年3月5日-6日# 、1957年12月16日-17日+、18日-19日*
※音源:Supraphon DV 5431、LPV 452

KAIROS
0015114KAI(1CD)
クイ・ドン(1966-):ペインテッド・ライツ
カリフォルニアの海岸線 California Shoreline(ソプラノ、弦楽四重奏とプリペアド・ピアノための)(2017)/バラバラになった梯子 Scattered Ladder(2台のマリンバと4人の打楽器奏者のための)(2009)/一体性の中の差異 Differences within Oneness(弦楽四重奏のための)(2009)/ペインテッド・ライツ Painted Lights(混声合唱と児童合唱、2つの合唱のための)(2010)
アルディッティSQほか

録音:2014-2019年
バレエ、オーケストラ、室内楽、合唱、エレクトロアコースティック、映画音楽、マルチメディアアート、即興演奏など、多様なジャンルやスタイルで作曲を行う中国系アメリカ人作曲家クイ・ドン(1966-)の作品集。アメリカで書かれた彼女の作品には、前衛的な実験音楽、ジャズ、その他の民族音楽の影響がユニークに統合されていると同時に、西洋のクラシック音楽への深い敬意と、自身のルーツとの深い文化的つながりが保たれています。初めて聴いた際には「この音楽はすべて同じ人が作ったのか?」と考えてしまうようなアルバムですが、繰り返し聴くと一見バラバラな各作品の共通点に気づくことでしょう。
KAIROS
0015025KAI(1CD)
サミュエル・アンドレーエフ(b.1981):室内楽作品集
検証/ストッピング/5つの小品/パッセージ/ミュージック・ウィズ・ノー・エッジズ/ストラスブール四重奏曲
オリヴィエ・モーレル(指,パーカッション)、
大久保彩子(指,Fl)、ハナツミロワール

録音:2016年&2018年(ストラスブール)
パーカッショニストのオリヴィエ・モーレルとフルーティストの大久保彩子によって2010年に誕生したハナツミロワールは、主に室内楽を演奏するアンサンブルに加え、パフォーマー、クリエイターなども所属する芸術集団です。大久保彩子はストラスブール国立地方音楽院を最高位の成績で卒業した日本のフルート奏者で、このカナダの作曲家、サミュエル・アンドレーエフの録音には指揮とフルートの両方で参加しています。
KAIROS
0015091KAI(1CD)
ステファノ・スコダニビオ(1956-2012):弦楽四重奏曲集
Visas(1985/1987)/Lugares que pasan - a Adolfo Castanon(1999)/Altri Visas (2000)/Mas Lugares (su Madrigali di Monteverdi) - a Luciano Berio (2003)
アルディッティSQ

録音:2016年4月10日-14日、テアトロ・ラウロ・ロッシ(イタリア)
イタリア生まれの作曲家兼コントラバス奏者であるステファノ・スコダニビオによる弦楽四重奏曲集。コントラバス奏者としても優秀で数十の曲が彼のために作られるほどでしたが、その才能は作曲家としても活かされました。コントラバスに精通していた作曲家らしく、コントラバスの特色を最大限生かした作品を残しています。また弦楽器の作品も多数残しており、倍音を効果的に使い、新たな音楽を生み出しました。
KAIROS
0015066KAI(1CD)
マールトン・イッレーシュ(b.1975):水彩画とサイコグラム
クラリネットのための3枚の水彩画(2014)
アコーディオン、ピアノと弦楽三重奏のための3枚の水彩画(2016/2020)
サイコグラム T.ヴィオラのための“Jajgatos” (wailing) (2013/2016)
クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための3枚の水彩画(2017/2020)
サイコグラム U.クラリネットのための“Rettegos” (fearful)(2015)
小アンサンブルのための3枚の水彩画(2018/2020)
サイコグラム V.チェロのための“Durcaskodos” (sulking)(2019/2021)
アンサンブル・ルシェルシェ

録音:2020年11月23日-25日、2020年12月17日-18日、2021年7月23日(ドイツ)
マールトン・イッレーシュはハンガリー、ブダペスト生まれの作曲家兼ピアニストです。彼は1994年までハンガリーのジェールでピアノ、作曲そして打楽器を学んだ後、チューリッヒの音楽院と、バーゼル音楽院の研究所で学びました。2008年にはエルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞の作曲家賞を受賞しています。
アンサンブル・ルシェルシェは、1985年以降600以上の世界初演を行い特に現代音楽に注力してきました。今作でもピッチを固定することなく独自の方法で作曲されたイッレーシュの作品を、徹底的に鍛えられたその技術で具現化しています。

AUSTRIAN GRAMMOPHONE
AG-0026(1CD)
ブラームス&ヒンデミット:コントラバス・ソナタ集
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38(ヨーゼフ・ニーダーハンマーによるコントラバスとピアノ版)
ヒンデミット:コントラバス・ソナタ
ヨーゼフ・ギルゲンライナー(Cb)、
マティアス・ゲルストナー(P

録音:2021年2月(スイス、ヴィンタートゥール)
スイスのコントラバス奏者ヨーゼフ・ギルゲンライナーのデビュー・アルバム。ウィーンの名コントラバス奏者ヨーゼフ・ニーダーハンマーがブラームスのチェロ・ソナタ第1番を編曲したコントラバス・ソナタと、このジャンルでは比較的有名なヒンデミットのコントラバス・ソナタを収録しています。ブラームスのチェロ・ソナタは文字通り音域の変化によって深みを増しており、オーケストラの各楽器のベストをソナタの中で披露しようというヒンデミットの試みも、この2人の演奏によって見事に成功しています。コントラバスを愛する人だけでなく、ソロ楽器としてのコントラバスをまだよく知らない人も必聴の1枚です。

Chandos
CHAN-20174(1CD)
ヴァインベルク:弦楽四重奏曲集 Vol.2
ヴァインベルク:弦楽四重奏曲第1番Op.2/141(1937,rev.1985)/弦楽四重奏曲第7番 Op.59(1957)/弦楽四重奏曲第11番Op.89(1965-66)
アルカディアSQ〔アナ・トローク(Vn)、レスヴァン・ドゥミトル(Vn)、トライアン・ボアラ(Va)、ツォルト・トローク(Vc)〕

録音:2021年11月17日-19日、ポットン・ホール(サフォーク)
アルカディアSQによるヴァインベルクの弦楽四重奏曲全集の第2集が登場です。ヴァインベルクの四重奏曲を熱烈に支持しているアルカディアSQは「ヴァインベルクの音楽は、未知の闇に囲まれた光の輝きのようなものであり、その影を薄くすることが我々の目標になりました。」と語っており、前作の「弦楽四重奏曲集Vol.1」(CHAN-20158)はBBCラジオ3のレコード・レビューで「Record of the Week」に選ばれ、ICMA(国際クラシック音楽賞)2022の室内楽部門にノミネートしています。
第2集でも作曲時期の異なる三曲を選んで収録。1937年に書かれた第1番は、十代の頃に作曲されましたが、晩年に大幅に改訂され再出版されました。第7番は、ポーランドからロシアへの移住と1953年の投獄の経験を経てからの作品になります。第11番は、ちょうどヴァインベルクが最初のオペラを作曲している時期と重なっており、初演はボロディンSQによって行われ、この作品は彼の長女に捧げられています。
アルカディアSQは、2006年にルーマニアのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミーの生徒たちによって結成。2009年ハンブルク国際室内楽コンクール、2011年アルメレ国際室内楽コンクール、2012年ウィグモア・ホール・ロンドン国際弦楽四重奏コンクール、そして2014年の大阪国際室内楽コンクールで優勝し、同世代のもっともエキサイティングなSQのひとつとして活躍しています。
Chandos
CHAN-20167(1CD)
音楽の記憶
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調「悲しみの三重奏曲」(1892)
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 Op.8(1853-rev.1889)
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 M67(1914)
ニーヴ・トリオ〔アンナ・ウィリアムズ(Vn)、ミハイル・ヴェセロフ(Vc)、エリ・ナカムラ(P)〕

録音:2021年9月21日-23日、ポットン・ホール(サフォーク)
「寛大で心温まる、非常に魅力的な演奏」と「英BBCミュージック・マガジン」に評されるニーヴ・トリオは、その世代の最高のアンサンブルの一つです。2010年にアメリカ、ロシア、日本の若き才能が集い結成されたこのトリオは、ゲール語で「明るく」、「晴れやかな」といった意味の名前を持つ、"ニーヴ・トリオ(Neave Trio)"と名づけられました。Chandosレーベル4枚目のアルバムのテーマは「記憶」。ラフマニノフの最初期のピアノ三重奏曲は同じロシアの作曲家チャイコフスキーの「偉大な芸術家の思い出」から影響を受けています。ブラームスの初期のピアノ三重奏曲にはクララ・シューマンへの気持ち(片思い)が表れています。ラヴェル唯一のピアノ三重奏曲には第一次世界大戦への恐怖と不安がうかがえます。

それぞれの巨匠たちがピアノ三重奏曲という小さな編成の作品に描いた思いをニーヴ・トリオは見事に音楽として表現しています。

CAvi music
85-53492(1CD)
ヒンデミット、プーランク、バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ集
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ Op.11-1(1935)
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ(1942/43)
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番(1921)
エリアス・ダヴィッド・モンカド(Vn)、
ハンスヤコブ・ステームラー(P)

録音:2021年5月(ドイツ、ミュンヘン)
2021年のヴァルセージア国際音楽コンクール(Vn部門)とウラディーミル・スピヴァコフ国際ヴァイオリン・コンクールで第1位を受賞した期待の若きヴァイオリニスト、エリアス・ダヴィッド・モンカドのデビュー・アルバム!「アーティストとして、作曲家たちが全体主義体制や迫害、抵抗、亡命などの時事問題にどう対処したかを観察するのはとても興味深い」と語るモンカドは、「歴史の中で最もスリリングでドラスティックな時代」である20世紀に焦点を当て、デビュー盤としては少々ハードともいえるヒンデミット、プーランク、バルトークの3作品を取り上げ、見事な演奏・解釈を繰り広げています。

「プーランクのソナタには、隠された情熱、厳しい残忍性、圧倒的な苦痛が感じられます。ヒンデミットのソナタでは、物悲しさ、舞踏的、そして英雄的な要素が対比され、並置されています。バルトークの音色は信じられないほど精巧で、作品全体に苦悩のムードが漂っています」(エリアス・ダヴィッド・モンカド)
CAvi music
85-53283(1CD)
クラリネット五重奏曲集
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
バルドゥイン・ズルツァー:インヴェンション(2012)
マティアス・ショルン(Cl)、
ミネッティ四重奏団

録音:2012年6月、12月(オーストリア)
ウィーンを拠点にしているミネッティ四重奏団は、ウィーン国立音楽大学でアルバン・ベルク四重奏団のメンバーに師事しました。シューベルト国際音楽コンクールとハイドン国際室内楽コンクールで優勝した彼らは、ヨーロッパの主要なホールに定期的に出演しており、ファジル・サイやシャロン・カム、ウィーン・フィルやベルリン・フィルのメンバーとも共演しています。このアルバムでは、ウィーン・フィルの首席クラリネット奏者マティアス・ショルンを迎えてウィーンにゆかりのある作曲家たちの作品を取り上げています。
CAvi music
85-53278(1CD)
マウリシオ・カーゲル(1931-2008):ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番(1984/85)
ピアノ三重奏曲第2番(2001)
ピアノ三重奏曲第3番(2006/07)
トリオ・イマージュ

録音:2011年6月、シュパヌンゲン音楽祭(ドイツ)
2014年のECHO賞でその年の最優秀初演録音賞を受賞したトリオ・イマージュによるマウリシオ・カーゲルのピアノ三重奏曲集。アルゼンチンのブエノスアイレス出身のカーゲルは、曲中の奇抜な演出で知られており、指揮者に演奏中倒れることや、ティンパニ奏者には楽器に飛び込むことを指示した曲などで有名です。

CALLIOPE
CAL-2195(1CD)
3つの楽器のための四重奏曲集
ヘルマン・ベーレンス(1826-1880):社交四重奏曲第3番 Op.72
メンデルスゾーン:序曲「ルイ・ブラス」
フンメル
:春のセレナーデ Op.37
ベーレンス:社交四重奏曲第4番 Op.80
アントワーヌ・ムルラ(P)、
マリー・オリヴォン(P)、
エクトル・ブルガン(Vn)、
シリエル・ゴラン(Vc)

録音:2021年2月16日-19日(フランス)
「3つの楽器のための四重奏曲」とは、ピアノ1台4手連弾とヴァイオリン、チェロによる4人のアンサンブル(P三重奏の連弾版)のために書かれた作品。現在では非常に珍しい編成ですが、19世紀には非常に人気のあった編成です。世界初録音として行われたこのアルバムの傑作の数々を、素晴らしい室内アンサンブルでお楽しみください。

RUBICON
RCD-1078(1CD)
ドップラー兄弟&クーラウ:ロマン派の技巧的なフルート作品集
フランツ・ドップラー&カール・ドップラー:ハンガリーの主題による幻想曲
フランツ・ドップラー:アンダンテとロンド Op.25
フリードリヒ・クーラウ:2本のフルートとピアノのための三重奏曲 ト長調 Op.119
フランツ・ドップラー:ハンガリー田園幻想曲 Op.26
フランツ・ドップラー&カール・ドップラー:リゴレット幻想曲 Op.38
フランツ・ドップラー:アメリカの主題による二重奏曲 Op.37
ノエーミ・ジェーリ(Fl)、
ゲルゲイ・マダラシュ(Fl)、
アレクサンダー・ウルマン(P)
ゾルターン・コチシュにも称賛されたハンガリーを代表するフルート奏者ノエーミ・ジェーリ(1983-)と、同じくハンガリー出身、2019年からリエージュ・フィルの音楽監督を務めるなど、指揮者としての活躍中のゲルゲイ・マダラシュ(1984-)による、フランツ・ドップラーの生誕200年(2021年)を記念したフルート・アルバム!
フルートのための名作を数多く残しつつ、オペラやバレエなどの舞台音楽や、リストの「ハンガリー狂詩曲」のオーケストレーションなど、より大規模な作品においても才能を発揮したハンガリーの作曲家・フルート奏者、フランツ・ドップラーと、その弟でフルートのヴィルトゥオーソや指揮者、作曲家として活躍したカール・ドップラー(1825-1900)による、2本のフルートとピアノのための作品を中心に収録。加えて、ドップラー兄弟と同じくフルートのための名作を多数残しつつ、オペラや協奏曲、室内楽曲、ピアノ曲など多彩なジャンルで活躍したデンマークの作曲家フリードリヒ・クーラウ(1786-1832)の三重奏曲をカップリングしています。どちらも演奏効果に偏りがちなヴィルトゥオーゾの作品と異なり、楽器の特性を活かしつつ、音楽的にも充実しているのが特徴です。

FONE
SACD-219Analog
(1SACD)
ドビュッシー&ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調、ベルガマスク組曲より「月の光」(アレクサンドル・ローレンス(1881-1948)編)、前奏曲集より「ミンストレル」(作曲家自編)、前奏曲集より「亜麻色の髪の乙女」(アーサー・ハルトマン(1881-1956)編)、忘れられた小唄より「巷に雨のふるごとく」(アーサー・ハルトマン(1881-1956)編)
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ、2つのヘブライの歌より「カディッシュ」(ルシアン・ガルバン(1877-1959)編)、フォーレの名による子守歌、ハバネラ形式の小品、ツィガーヌ(演奏会用狂詩曲)
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、
ラウラ・マンツィーニ(P)

録音:2019年11月、カーサ・デラ・ムジカ 「サーラ・デル・エルメリーノ」(イタリア、ミラノ)
イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドが2019年11月にミラノで録音したドビュッシーとラヴェルの作品集。オーディオ・ファン向けに、新たに「アナログ・マスター盤」のSACDが登場。
先に発売されていた同内容収録の「SACD219」はデジタル・マスターからのSACD化でしたが、今回はより自然でリアルな音質を実現するために、アナログ・マスターからステレオDSDに変換されSACDが作られました。
FONE
SACD-218Analog
(1SACD)
サラサーテ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
マラゲーニャ Op.21-1/ハバネラ Op.21-2/アンダルシアのロマンス Op.22-1/ホタ・ナヴァーラ Op.22-2/プレイェーラ Op.23-1/サパテアード Op.23-2/スペイン舞曲 Op.26-1/スペイン舞曲 Op.26-2/アンダルシアのセレナード Op.28/アディオス・モンターニャス・ミアス Op.37/ホタ・アラゴネーサ Op.27/バスク奇想曲 Op.24/ナバーラ Op.33(2本のヴァイオリンのための)*
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、
ラウラ・ゴーナ(Vn)*、
ラウラ・マンツィーニ(P)

録音:2019年11月、カーサ・デラ・ムジカ 「サーラ・デル・エルメリーノ」(イタリア、ミラノ)
イタリアの偉大なヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドが2019年11月にミラノで録音したサラサーテ作品集。オーディオ・ファン向けに、新たに「アナログ・マスター盤」のSACDが登場。
先に発売されていた同内容収録の「SACD218」はデジタル・マスターからのSACD化でしたが、今回はより自然でリアルな音質を実現するために、アナログ・マスターからステレオDSDに変換されSACDが作られました。

Avie
AV-2512(1CD)
憧れ
バーバー:ノックスビル,1915年の夏
チャールズ・グリフス(1884-1920):フィオナ・マクラウドの3つの詩
アンドレ・プレヴィン(1929-2019):テノールとピアノのための4つの歌
ジョン・カンダー(b.1927):サリバン・バルーからの手紙
ヴァイル:ウォルト・ホイットマンの4つの歌
ジョン・マシュー・マイヤーズ(T)、
マイラ・ホアン(P)

録音:2020年11月15日&17日(ニューヨーク)
テノールのジョン・マシュー・マイヤーズの評価は今日、急速に高まっています。今作がデビュー・アルバムとなりますが、ちょうど同じ時期にメトロポリタン・オペラのハムレットに出演します。このアルバムでは、アメリカとアメリカ移民の作曲家の作品を中心にマイヤーズが美しく陽気な声を披露しており、あまりテノールでは歌われることのないバーバーの作品も歌っています。南北戦争の将校サリバン・バルーによる手紙を歌詞にしたジョン・カンダーの作品は感動的です。最後にはドイツの作曲家、クルト・ヴァイルの作品も収録されています。ジョン・マシュー・マイヤーズは、「このアルバムの各曲は、憧れ、分離、孤独、または距離だけでなく、親密さとつながりへの憧れの感覚もあります」と話しています。
テノールのジョン・マシュー・マイヤーズはカリフォルニア南部の出身で、マンハッタン音楽学校で学びました。ニューヨークフィル・ハーモニックやロサンゼルスPOなどとの共演をはじめとして、現代作品などにも起用されており近年その評価は高まっており、注目の若手テノール歌手です。
Avie
AV-2455(1CD)
シャイニング・ナイト
コレッリ(ポクソン編):ラ・フォリア*
バッハ(キャンベル編):G線上のアリア*
パガニーニ:カンタービレ*
ポンセ(ハイフェッツ編):エストレリータ(リトル・スター)#
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5番よりアリア*
デューク・エリントン(1899-1974)(デ・ローサ編):イン・マイ・ソリチュード*
ピアソラ(ヴァレラス編):タンゴの歴史*
ヒューゴ・ペレッティ(1916-1986)、ルイジ・クレアトーレ(1921-2015)、ジョージ・デヴィッド・ワイス(1921-2010)(ポクソン編):好きにならずにいられない*
ブローウェル(b.1939):Laude al Arbol Gigante(Laude to the Giant Sequoia Tree)*
モートン・ローリゼン(b.1943):Dirait-On#、シュア・オン・ディス・シャイニング・ナイト#
アン・アキコ・マイヤース(Vn)、
ジェイソン・ヴィーオ(G)*、
ファビオ・ビディーニ(P)#

録音:2021年11月4日-6日、ジッパー・ホール、コルバーン・スクール
自然、詩、愛をテーマにしたアン・アキコ・マイヤース、4年ぶりの新作が登場。タイトルにもなっている「シュア・オン・ディス・シャイニング・ナイト」の作曲者モートン・ローリゼンとのやりとりから始まったこのアルバムでは、コレッリやバッハなどのクラシック音楽は、グラミー賞受賞のギター奏者ジェイソン・ヴィーオとの共演による新たなアレンジにより、さらなる魅力を引き出しており、ヴィラ=ロボスやピアソラといったラテンの曲も収録しています。また、20世紀を象徴するデューク・エリントンの「イン・マイ・ソリチュード」や、ロックンロールのスター、プレスリーの歌声で知られる「好きにならずにいられない」はより親しみやすいアレンジに仕上がっています。コロナ禍の暗い時代に優しさと明るさをもたらすアン・アキコ・マイヤースからの贈り物ともいえるこのアルバムは、クラシック・ファンのみならず、全ての音楽ファンにお楽しみいただけます。
ドイツ系アメリカ人の父親と日本人の母親の間に生まれたアン・アキコ・マイヤースは、11歳でロサンジェルス・フィルと共演し以降世界中のトップ・オーケストラと共演。複数のアルバムが米ビルボードのクラシカル・チャートで第1位に輝き、2014年にはビルボードのもっとも売れているクラシック器楽奏者にも選ばれています。
Avie
AV-2492(1CD)
パラダイス・ファウンド〜ブルース・ウォロゾフ:チェロとピアノのための作品集
チェロ・ソナタ第1番「パラダイス・ファウンド」/チェロ・ソナタ第2番「惑星のためのレクイエム」/キルケ―/森(エイプリル・ゴーニックのための)
サラ・サンタンブロージョ(Vc)、
ブルース・ウォロゾフ(P)

録音:2021年7月22日-23日、オクターヴ・オーディオ、ニューヨーク(アメリカ)
アメリカの作曲家兼ピアニストのブルース・ウォロゾフによるチェロとピアノのための作品集です。彼の最初のチェロ・ソナタとなった「パラダイス・ファウンド」はコロナ禍の2020年に作曲されました。ウォロゾフは、この作品について「自分自身と将来の聴衆に、美しい世界はまだ残っていると伝えたかった」と話しています。チェロ・ソナタ第2番は「惑星のためのレクイエム」と題し、気候変動がテーマになっている、ソナタ形式のレクイエムになっています。ブルースとジャズの影響も受けているウォロゾフの作品を、グラミー賞受賞のチェリスト、サラ・サンタンブロージョが奏でます。
Avie
AV-2502(1CD)
イカロス〜エレーナ・ルーアー(b.1963):作品集
1. 弦楽四重奏曲第7番「千羽鶴」(2019)
2. クラリネットと弦楽四重奏のための「イカロス」(2018)
3. ピアノと弦楽四重奏のための「世界は回る」(2016)
4. 弦楽四重奏曲第8番のための組曲「昆虫の踊り」(2020)
デルガニSQ(1)、ボロメオSQ(2,3)、ジョン・マナシー(クラリネット、2)、ドナルド・ベルマン(P、3)、アルネイス四重奏団

録音:2019年9月3日-4日(3)、9月5日-6日(2)、2021年5月22日-23日(4)、WGBHボストン
2021年4月28日-29日、ワイルドイッシュ・シアター(アメリカ)
ウィリアム・ボルコムとヴィンセント・パーシケッティの門下生で、ジャズをオスカー・ピーターソンとエディ・ラスから学んだアメリカの女流作曲家、エレーナ・ルーアーによる、歴史と文学にまつわる作品集。弦楽四重奏曲第7番「千羽鶴」ではアメリカの収容所における日本人の強制収容、クラリネットと弦楽四重奏のための「イカロス」ではギリシャ神話をテーマにして作曲されています。これまでにもAvieレーベルで室内楽作品のアルバムをリリースしてきたエレーナ・ルーアー。様々なアーティストが集まった今作で改めて彼女の作品をお楽しみください。

Harp&Company
CD-505047(2CD)
コンコーネ・ルイージ(c.1800):ハープとバスーンのためのソナタ集
ソナタ第1番/ソナタ第2番/ソナタ第3番/ソナタ第4番/ソナタ第5番/ソナタ第6番
ラシェル・タリトマン(Hp)、
マヴロウデス・トロウルス(バスーン)
イスラエル、テルアビブ出身の世界的ハーピスト、ラシェル・タリトマンが設立した「ハープ音楽に特化」した世界でも珍しい自主レーベル、「ハープ・アンド・カンパニー(Harp & Company)」から、現在ではほとんど知られていないコンコーネ・ルイージのソナタ集が登場です。彼は19世紀前半にイタリアのトリノで生まれたと考えられています。彼はハープ奏者、作曲家そして教育者としてしられ、フランスのパリで活躍しました。この時代のハープやバスーンのオリジナルの楽譜はあまり残っていないため、貴重な作品といえるでしょう。

Urania Records
LDV-14087(2CD)
ベートーヴェン:フルートのための作品全集
フルート、ファゴットとピアノのための三重奏曲ト長調 WoO.37/フルートとピアノのためのソナタ変ロ長調 WoO Anh.4/フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード ニ長調 Op.25/主題と6つの変奏曲 Op.105/主題と10の変奏曲 Op.107/2本のフルートのためのアレグロ&メヌエット WoO.26
エンツォ・カロリ(Fl)、アンナ・マルティニョン(P)、ユ・ジュンフン(P)、カルロ・ラッザーリ(Vn)、ジャンカルロ・ディ・ヴァクリ(Va)、ロベルト・ジャッカーリャ(Fg)、ヴァルター・ザンピロン(Fl)

録音:2019年9月、マジスター・アレア・スタジオ(プレガンツィオール、イタリア)
作品番号で目録化されているか、されていないかに関わらず、楽聖ベートーヴェンがその生涯において作曲した「フルート」のための作品の全てを網羅した2枚組。
10代の頃、1786年に着手された「三重奏曲」など若かりし日の秀作から後期の作品までを収めており、「フルート」という視点からベートーヴェンの作曲技法、芸術を知ることの出来る魅力的なプログラムです。
エンツォ・カロリは、キジアーナ音楽院で名匠セヴェリーノ・ガッゼローニにフルートを学び、フェニーチェ歌劇場OやローマRAI国立SOのフルート奏者を歴任し、1970年代にはジュゼッペ・シノーポリと共にアンサンブルを結成するなどして活躍した現代のイタリアを代表する名フルーティストの1人。
フルート奏者としてだけでなく指揮者としても活躍し、パドヴァやヴィチェンツァの音楽院でフルートを指導するなど教育者としてもその名を知られています。

TRPTK
TTK-0084(1SACD)
南の色彩〜スペインとフランスのサクソフォン作品集
アルベニス:組曲 「スペイン」 Op.165より タンゴ
ポール・モーリス:プロヴァンスの風景
アルベニス
:「イベリア」第1巻より エボカシオン
ファリャ:7つのスペイン民謡より ムーア人の織物、アストゥリアス地方の歌、カンシオン、ナナ、ホタ、ポロ
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
ヴィラ=ロボス
:黒鳥の歌
フランセ:5つのエキゾチック・ダンス
ミヨー:「スカラムーシュ」 Op.165dより ブラジレイラ
クルト・ヴァイル:ユーカリ
フェムケ・エイルストラ(Sax)、
セリア・ガルシア=ガルシア(P)

録音:2021年6月24日-26日、ヴェストフェスト教会(スキーダム、オランダ)
スペインとフランスのカラフルなサウンドを高音質で!
フェムケ・エイルストラは、オランダの若手女流サクソフォン奏者で結成されたシレーネ・サクソフォン・クヮルテットの創設者であり、結成34年を誇るオランダの名門アンサンブル、アウレリア・サクソフォン・カルテットの2代目ソプラノ・サクソフォンを担当する、同世代でもっとも成功を収めたサクソフォン奏者の一人。ヨーロッパでもっとも若い女性教授の一人として、29歳の時からフローニンヘンのプリンス・クラウス音楽院で教鞭を執っており、2020年からはオランダのザルトボメルで開催されるエミー・ヴェルヘイ音楽祭の芸術監督に任命されています。
フェムケ・エイルストラとスペインにルーツを持つピアニスト、セリア・ガルシア=ガルシアは、ロイヤル・コンセルトヘボウOでショスタコーヴィチの「ジャズ組曲第2番」を演奏した際に出会い、すぐに「デュオ・エイルストラ・ガルシア」を結成。彼女たちによるファースト・アルバム「南の色彩(Colores del Sur)」は、スペインとフランスの(そしてブラジルへも楽しい寄り道をした)サクソフォン作品集。マルセル・ミュールへ捧げられたサクソフォンのための名作であるポール・モーリスの「プロヴァンスの風景」から、アルベニスやファリャの名曲からのアレンジ、南米や異国情緒をテーマにしたラヴェルやフランセの作品、パリへ留学したヴィラ=ロボスと、逆にブラジルに滞在し同地の音楽を吸収したミヨーの作品といった凝ったプログラミングが魅力。南ヨーロッパと南アメリカ、陽気さと哀愁が同居する独特のサウンドを、Trptkの高品質録音でお贈りします。
TRPTK
TTK-0001(1CD)
インヴィシブル・リンク〜シュニトケ、ヴァスクス、ペルト
シュニトケ:ソナタ第1番Op.129(Vcとピアノのための)
ペトリス・ヴァスクス:Gramata Cellam 「The Book」(無伴奏チェロのための)
ペルト
:フラトレス(Vcとピアノのための)
マヤ・フリードマン(Vc)、
ダニエル・コール(P)

録音:2015年1月、オランダ
ロシア・モスクワ出身の多才なチェロ奏者マヤ・フリードマン(1989-)による、ソビエト連邦の時代に書かれた3作品の見えない繋がりを探った1枚!このシンプルな構成のアルバムでは、彼女が「時代を超越した感覚と、究極の真実への衝動が込められている」と語るシュニトケ、ヴァスクス、ペルトらの作品の間に存在する見えない繋がりを、マヤ自身との関係を絡め探求しています。その考察は、単なる「同時代を生きた3者の関係性」にとどまらず、最も純粋で極端な感情と、永遠に続く時間の静寂そのものとの繋がりにまで及んでいます。演奏、コンセプト含め極めて芸術性の高いアルバムといえるでしょう。
チェロを弾き始めた幼少期から神童と呼ばれていたというマヤ・フリードマンは、その後ユーリ・バシュメット財団に引き抜かれ、様々なTV・ラジオ番組にも出演し活躍している多才なアーティストです。名教師として知られるドミトリー・フェルシュトマン(リザ・フェルシュトマンの父)に師事。彼女は2019年に音楽家垂涎のオランダ・クラシック・タレント・アワードを獲得しており、プロコフィエフの歌劇「火の天使」をピアニストのアルテム・ベログロフとともにチェロとピアノのために編曲したアルバム(TTK-0009)は、アメリカのStereophile誌で「ここ20年で聴いた最高の室内楽アルバム」と絶賛されました。
TRPTK
TTK-0071(1SACD)
イン・モトゥ
ニーノ・ロータ:九重奏曲
マルティヌー:九重奏曲
メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調 Op.90 MWV N16(九重奏版)
インターコンチネンタル・アンサンブル

録音:2021年5月17日-19日、ヴェストフェスト教会(スキーダム、オランダ)
インターコンチネンタル・アンサンブルは、4人の弦楽器奏者と5人の管楽器奏者からなるアンサンブルです。彼らは2012年にアムステルダムで結成され、メンバーは「Intercontinental(大陸間)」という名前の通り、メキシコ、スペイン、ポルトガル、チェコ、ルクセンブルグ、オランダと様々な国のアーティストが参加しており、九重奏のレパートリーを拡げるため、交響曲を九重奏に編曲して演奏する活動も行っています。今作ではメンデルスゾーンの交響曲第4番を取り上げており、通常のオーケストラで演奏する時とは違い、フレージングや個々のニュアンスがシビアに問われる九重奏版で、卓越したアンサンブル能力をみせています。その他のプログラムにはニーノ・ロータとマルティヌーの作品を選んでおり、コロナ禍の録音となりましたがあえて明るい曲調のものが収録されています。
TRPTK
TTK-0060(1SACD)
時代の精神
ストラヴィンスキー:「イタリア」組曲
リリ・ブーランジェ:哀しみの夜に
ナディア・ブーランジェ:チェロとピアノのための3つの小品
エネスコ:チェロ・ソナタ第2番 ハ長調 Op.26-2 
アナスタシア・フェルレヴァ(Vc)、
フランク・ファン・デ・ラール(P)

録音:2020年8月21日-24日、ヴェストフェスト教会(スキーダム、オランダ)
20世紀初めのパリ。ブーランジェ姉妹はその音楽の中心にいました。女性として初めてローマ大賞を受賞し、作曲家として認められたにも関わらず24歳の若さで亡くなってしまったリリ・ブーランジェ。その姉でコープランドやロイ・ハリスなどを育てた教育者として有名なナディア・ブーランジェ。このアルバムに収録されている「イタリア」組曲の原型となり、新古典主義音楽のはしりとなった「プルチネルラ」を作曲したストラヴィンスキー。そして彼らと同時期に活躍し、ルーマニアの民族音楽から影響を受けていたジョルジェ・エネスコ。パリで活躍した新古典主義音楽の作曲家に取り組んだこのアルバムでアナスタシア・フェルレヴァたちは、特にエネスコの作品に対して「かなりの年月の間、私たちはこの作品に集中的に取り組み、コンサートで頻繁に演奏し、毎回何か新しいものを発見しました」と述べています。
チェロのフェルレヴァは2018年ハンス・アイスラー音楽大学で修士号を取得しています。彼女の演奏は、確かな説得力があり、その情熱的で魅惑的な解釈と、最後の音まで有機的で鮮やかさと強さを持ったフレージングは高い評価を受けています。
TRPTK
TTK-0072(1SACD)
カント・インテルノ
ボッテジーニ:「ヴェニスの謝肉祭」による序奏と変奏曲、
 協奏的大ニ重奏曲
クーセヴィツキー:アンダンテ Op.1-1、
 小さなワルツ Op.1-2、悲しい歌 Op.2
 ユモレスク Op.4
シューマン:幻想小曲集 Op.73(コントラバスとピアノによる演奏)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ(コントラバスとピアノよる演奏)
ルイス・カブレラ(Cb)、
ユスティナ・マイ(P)、
シルヴィア・フアン(Vn)

録音:2020年11月〜2021年1月
ロンドンSOの首席コントラバス奏者を務めたリナト・イブラギモフ(アリーナ・イブラギモヴァの父)に師事し、大きな影響を受けたというスペインのコントラバス奏者、ルイス・カブレラ(1985-)のデビュー・アルバム。彼はヨーロッパの有名なオーケストラと数多く共演し、2006年からはオランダPOに在籍、首席コントラバスを務めています。彼が子供の頃から憧れていた音楽(それがコントラバスのために書かれたものかどうかは問わない)を集めたという本作には、ボッテジーニやクーセヴィツキーといった偉大なコントラバス奏者の作品だけでなく、シューマンやフランクの名作の編曲も含まれています。特にフランクのヴァイオリン・ソナタのコントラバス版は圧巻。

Centaur
CRC-3874(1CDR)
チェンバー・ミュージック・(リ)ディスカヴァリーズ
1. ヤン・ファン・ヒルセ:フルート、ヴィオラとヴァイオリンのための三重奏曲
2. ペトル・エベン:3つの静かな歌
3. レオ・スミット:フルート・ソナタ
4. ヴァインベルク:フルート、ヴィオラとピアノのための三重奏曲 Op.127
5. ボリス・ブラッハー:フルート・ソナタ
スザンヌ・スニゼク(Fl)、
キース・ハン(ヴィオラ、1)、
アーロン・シュウェーベル(Vn、1)、
ベンジャミン・バターフィールド(テノール、2)、
アレクサンドリア・リ(P、2,4)、
ユーミ・キム(P、3,5)、
ジョアンナ・フッド(ヴィオラ、4)

録音:2017年5月-6月(カナダ)
フルート奏者のスザンヌ・スニゼクは、現在カナダのビクトリア大学にて教鞭を執っています。彼女はミッドサウス・フルート・コンクール(USA)とUArtsコンチェルト・コンクールで1位、ニューヨーク・フルートクラブ・コンクールで2位を獲得しました。フリーランスのオーケストラ奏者または室内楽奏者として活動しています。
※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。
Centaur
CRC-3889(2CDR)
遠い旅〜クリストス・チツァロス:作品集
3つの前奏曲 〜 ピアノ独奏のための神話のトリプティク/ヴァイオリンとピアノのための序奏と踊り*/シースケープ/5つの夏の小品/オーボエ、B♭管クラリネットとピアノのための幻想曲**/抒情的バラード
クリストス・チツァロス(P)、
ジョン&ジョセフ・イレラ(Vn)*、
ジョン・ディー(Ob)**、
J.デイヴィッド・ハリス(Cl)**

録音:2019年5月、10月、11月&2020年1月、2月(アメリカ)
キプロス出身のコンポーザ・ピアニスト、クリストス・チツァロスは、13歳でアテネの国際コンクール、1992年にはピアノ教育学においての作曲コンクールで優勝を飾り、作曲家としても幅広く活動を展開しています。チツァロスの作風は、ギリシャとキプロスの神話に見られる地中海の風景と豊かなイメージに深く影響を受けており、本アルバムでは、自作自演のピアノ・ソロ、室内楽作品を取り上げています。
※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。
Urania Records
WS-121383(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1/チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69/チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1/チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2/ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカウベス」の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45/「魔笛」の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46/モーツァルトの歌劇「魔笛」の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲ヘ長調 Op.66
ピエール・フルニエ(Vc)、
フリードリヒ・グルダ(P)

録音:1959年
※STEREO/ADD
その生涯で3度、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集を録音したピエール・フルニエ。その中からウラニア・レコーズが選んだ演奏は、グルダとの共演による1959年の演奏。
その演奏の充実ぶりは、このグルダとの共演盤が3度のベートーヴェン全集の中で最も人気が高いと称されていることの証明と言えるでしょう。
Urania Records
WS-121380(2CD)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014
ソナタ第2番イ長調 BWV.1015
ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017
ソナタ第5番ヘ短調 BWV.1018
ソナタ第6番ト長調 BWV.1019
シュープラー・コラール集 BWV.645-650*
前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543**
パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006#
ヘンリク・シェリング(Vn)、
ヘルムート・ヴァルヒャ(ハープシコード&オルガン)

録音:1969年、1947年*、1962年**、1968年(ライヴ)#
シェリングとヴァルヒャ。20世紀を代表する2人の巨匠の共演によって生まれたバッハのヴァイオリン・ソナタ集の名演奏。
シェリングのヴァイオリンの素晴らしさはもちろん、大家ヴァルヒャの厳格とも言える演奏との融合は現在でも高く評価され続けています。

fra bernardo
FB-2211700(1CD)
バッハ:フルート・ソナタ&パルティータ
バッハ:フルート・ソナタ ホ短調 BWV 1034*/フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035*/無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV 1013*/フルート・ソナタ ロ短調 BWV1030*/ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV1051#
リンデ・ブルンマイア=トゥッツ(バロック・フルート)*、ラース・ウルリク・モルテンセン(Cemb)*、エドゥアルト・メルクス(バロック・ヴィオラ)#、エディト・シュタインバウアー(バロック・ヴィオラ)#、ニコラウス・アーノンクール(ヴィオール)#、グスタフ・レオンハルト(ヴィオール)#、フリーダ・クラウゼ=リチャウアー(バロック・チェロ)#、ブルーノ・ザイドルホーファー(Cemb)#、ヨゼフ・メルティン(指)#

録音:2005年1月11日-14日、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院ライブラリー*/1950年、カジーノ・バウムガルテン(ウィーン)#
リンデ・ブルンマイア=トゥッツは、インスブルックでリコーダーと医学を学び、バーゼルのスコラ・カントルムでハンス=マルティン・リンデに、ハーグ王立音楽院でバルトルト・クイケンにフルートを師事しました。彼女はソリストとして、古楽オーケストラと数多く共演しており、バッハ・コレギウム・ジャパン、フライブルク・バロックO、バルタザール=ノイマン・アンサンブル、ル・コンセール・デ・ナシオンそして18世紀オーケストラなどと演奏しています。このアルバムでも一流のオーケストラに招かれる実力を存分に発揮し、ラース・ウルリク・モルテンセンとの息の合ったバッハを聴かせてくれています。
古楽の分野において多大な功績を残したグスタフ・レオンハルト。彼の没後10周年を記念して非常に貴重な録音をエクストラトラックとして収録しています。戦後間もない1950年に「ブランデンブルク協奏曲第6番」を古楽器で世界で初めて録音した音源が登場です。メンバーも非常に豪華で古楽の第一人者ばかり。指揮はウィーンの古楽研究の先駆者のひとり、ヨゼフ・メルティン。その他にもメルティンの教え子のエドゥアルト・メルクスに、20世紀を代表する古楽器奏者で指揮者であるニコラウス・アーノンクール、そして、グスタフ・レオンハルトはチェンバロではなくヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)を演奏しています。その後来る古楽器ブームの先駆けとなる録音をぜひご堪能下さい。

Da Vinci Classics
C-00546(1CD)
クラリネットとピアノのための19世紀の幻想小曲集
シューマン:幻想小曲集 Op.73
ゲーゼ:幻想小曲集 Op.43
ライネッケ:幻想小曲集 Op.22
ヴィンディング:3つの幻想小曲集 Op.19
シューマン(ダル・サント&マラスカ編):幻想小曲集 Op.111
ルイージ・マラスカ(クラリネット/フリッツ・ヴーリッツァーC100)、ガブリエレ・ダル・サント(P/ボルガートL282)

録音:2021年7月、モンテ・マグレ教会(ヴィチェンツァ、イタリア)
シューマンの傑作であり現在もクラリネットの主要レパートリーとして愛され続けている「幻想小曲集 Op.73」。
この「19世紀の幻想曲集」では、シューマンの傑作を冒頭に据えつつ、デンマークのゲーゼとヴィンディング、ドイツのライネッケの「幻想小曲集」をカップリング。
そしてプログラムのラストを飾るのは、ピアノのために書かれたシューマンの"もう1つ"の「幻想小曲集 Op.111」のクラリネット&ピアノ編曲版という、徹底的に「幻想小曲集」にこだわった意欲作です!
ドイツ管のクラリネット、フリッツ・ヴーリッツァーC100を愛用するルイージ・マラスカは1993年にヴィチェンツァ音楽院を卒業したイタリアのプレーヤー。
1992年から2014年までヴィチェンツァのオリンピコ劇場のクラリネット奏者を務め、2001年にはアンサンブル・ミューザゲートを創設するなど、オーケストラプレーヤー、室内楽奏者、そしてソリストとして活躍してきました。
Da Vinci Classics
C-00549(1CD)
オペラティック・ソワレ〜ヴェルディ、プッチーニとマスカーニ以降のクラリネットとピアノのためのファンタジア集
ルイージ・バッシ(1833-1871):ヴェルディの歌劇「リゴレット」による演奏会用幻想曲
ドナート・ロヴレッリョ(1841-1907):ヴェルディの歌劇「椿姫」のモチーフによる幻想曲 Op.45
ジュゼッペ・レオネージ(1833-1901):ヴェルディの歌劇「運命の力」によるソロとロマンス
カルロ・デッラ・ジャコマ(1858-1929):マスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」による幻想曲 Op.83、
 プッチーニの歌劇「トスカ」による幻想曲 Op.171
エマヌエレ・サルヴァトーレ・アンザローネ(Cl)、
パオラ・ガブリエッラ・ミラッツォ(P/スタインウェイ)

録音:2021年10月-12月、スタジオ・ラ・ギ・ア・ラ・ムジカーレ(モディカ、イタリア)
ヴェルディやプッチーニ、マスカーニといった大作曲家たちが活躍し、オペラが隆盛を誇った19〜20世紀前半のイタリア。
このオペラが大ブームとなっていた時代において、これらの作曲家たちの作品を題材とした器楽、特にクラリネットのための「ファンタジア(幻想曲)」が誕生し、イタリアの器楽復興の一躍を担いました。
ヴェルディ、プッチーニ、マスカーニの音楽をベースとした幻想曲などの演奏会用作品を奏でるのは、名匠アントニー・ペイの門弟であるエマヌエレ・サルヴァトーレ・アンザローネ。
ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーではアレッサンドロ・カルボナーレにも学んでおり、ソリストとしてだけでなく、オルケストラ・メディテラネア・ディ・クラリネッティの首席奏者としてレコーディングを行っています。
Da Vinci Classics
C-00544(1CD)
コンティニュアム〜バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ全集(Vc&アコーディオン版)
ソナタ ト長調 BWV.1027、ソナタ ニ長調 BWV.1028、ソナタ ト短調 BWV.1029
モシェレス:バッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」による幻想曲第15番&第24番
デュオ・アランビック〔ニコロ・ニグレッリ(Vc)、マルゲリータ・ベルランダ(アコーディオン)〕

録音:2021年11月、ディジチューブ・スタジオ(マントヴァ、イタリア)
大バッハの3曲のヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ(BWV.1027〜1029)を「ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコード」ではなく、「チェロとアコーディオン」という異色のコンビで演奏したユニークなレコ―ディングが登場!
チェロとアコーディオンを組み合わせた結果として、2つの楽器の音色が見事に調和しアコーディオンの音色がより一層引き立っています。
バッハの時代にはまだアコーディオンは存在していませんでしたが、デュオ・アランビックは、ダイナミクス、アーティキュレーション、バランスの面においても歴史的な情報に基づいた演奏法を採用し、原曲の魅力を際立たせる演奏を目指しています。
このチャレンジングなバッハ・プログラムに取り組むデュオ・アランビックは、バロックからコンテンポラリーまでをレパートリーとするイタリアのアンサンブル。
2013年にイタリアのカステルフィダルドで開催された「ワールド・オヴ・アコーディオン」第1位、2018年のストレーザ国際音楽コンクール第2位の受賞歴を誇るなど非常に高い評価を受けています。

The Lost Recordings
(Fondamenta)
TLR-2203040(2CD)
未発表ベルリン・スタジオ・レコーディング
1. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV1004
2. フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8
3. ラヴェル:ツィガーヌ
4. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」
5. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
6. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006より 前奏曲
ヘンリク・シェリング(Vn)、
ギュンター・ルートヴィヒ(P、2,4)
マリヌス・フリプセ(P、3,5)

録音:1963年4月19日-20日(1,3)、1962年4月27日-29日(2)、1962年4月27日(4)、1963年4月19日(5)、ベルリン=ブランデンブルク放送第3ホール〔モノラル〕/1982年2月8日(ライブ)(6)、ベルリン=ブランデンブルク放送グラント・ホール〔ステレオ〕
フランスのレーベル "Fondamenta" が貴重音源を高音質に復刻するシリーズ「The Lost Recordings」が、レーベル名も「The Lost Recordings」へと変えて始動。今回は20世紀を代表するヴァイオリニスト、ヘンリク・シェリングの未発表ベルリン・スタジオ・レコーディングです。「The Lost Recordings」シリーズお馴染みの「Phoenix Mastering」(※)によって丁寧にリマスタリングされたその音源は、モノラルながら(6のみステレオ)鮮やかにシェリングの演奏を伝えてくれます。
ヘンリク・シェリングの代名詞ともいえるバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」を全曲録音した1955年盤と1967年盤のちょうど間の時期にあたる1962年から1963年の貴重な未発表音源をCD2枚にたっぷりと収録しました。この時期のシェリングはまさに全盛期といえる頃で、神々しいまでの美しさを携えたバッハ、ロマンティシズムと気品に溢れたフランク、端正でありながらも歌心も忘れないバランス感覚が研ぎ澄まされたベートーヴェン。どの曲をとっても20世紀の巨匠シェリングの妙技が味わえる、すべてのクラシック・ファンにおすすめの内容となっています。モノラルながらもそれを感じさせない迫力の演奏は圧巻です。
※「Phoenix Mastering(フェニックス・マスタリング)」とは、フランスのオーディオ・メーカー "Devialet(ドゥヴィアレ)"のテクノロジーを駆使して開発した、アナログ録音の正確な復刻を可能にする独自の復元プロセスです。

IDIS
VERMEER-40032(1CD)
ヴィットリオ・フェッレガーラ(1927-2011):室内楽作品集
冬の音楽(1983) 〜ヴァイオリン、チェロとピアノのための
秋の音楽(1986) 〜弦楽四重奏のためのマーラーへのオマージュ
早春(1988) 〜ピアノ五重奏のための
夏の夜(1994) 〜ピアノ五重奏のための子守唄(1980) 〜フルートとピアノのための
子守唄(1981) 〜クラリネットとピアノのための
ミューズの子(1985) 〜オーボエ独奏のための練習曲
アクローム・アンサンブル

録音:2021年12月/ミラノ、ノーヴェノーヴェ・スタジオ
ヴィットリオ・フェッレガーラ(1927-2011)はイタリアの作曲家。数学と物理学を学んだ後、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を卒業。1955、56年に ダルムシュタット現代音楽講習会に参加し、1960年から2004年までイタリア現代音楽協会の幹事を務めたほか、世界中の現代音楽祭に参加し、審査員や審査 員長を務めました。ヒンデミット的なポリフォニーと十二音技法を結合した50年代の手法に始まり、前衛時代の興亡とともに自らの語法を常に洗練させていった フェッレガーラ。このCDは1980年から1994年にかけて書かれた室内楽作品を集めたもので、20世紀を代表するイタリア人作曲家の創作の極意が伝わって くる貴重なアルバムです。 (Ki)

H.M.F
HMSA-0046(1SACD)
シングルレイヤー
日本独自企画
限定盤
税込定価
ドビュッシー:最後の3つのソナタ集
1-3. ヴァイオリン・ソナタ ト短調(1917) 
4. 英雄の子守歌-ベルギー国王アルベール1世陛下とその兵士たちをたたえて(1914) 
5.アルバムのページ(負傷者の服のための小品)(1915) 
6-8. フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ ヘ長調(1915) 
9. エレジー(1915) 
10-12. チェロ・ソナタ ニ短調(1915) 
13. 「燃える炭火に照らされた夕べ」 (1917)
1-3.イザベル・ファウスト(Vn/ストラディヴァリウス"スリーピング・ビューティ")
アレクサンドル・メルニコフ(P)
4-5.タンギ・ド・ヴィリアンクール(P)
6-8.マガリ・モニエ(フルート/1880年、ルイ・ロット、製造番号2862/調整:ベルナール・デュプラ)
アントワン・タメスティ(ヴィオラ/ストラディヴァリウス「マーラー」、1672年製)
グザヴィエ・ド・メストレ(ハープ/エラール社製、19世紀末のルイ16世のスタイル/調整:レ・シエクル)
9.タンギ・ド・ヴィリアンクール(P)
10-12.ジャン=ギアン・ケラス(Vc)
ハヴィエル・ペリアネス(P)
13.タンギ・ド・ヴィリアンクール(P)

録音:1-5, 9-13:2016年12月、2017年12月、2018年1-2月、テルデックス・スタジオ・ベルリン
6-8:2017年6月、シテ・ド・ラ・ミュジーク、パリ
現代最高のヴァイオリン奏者イザベル・ファウストが参加した、ハルモニア・ムンディ・レーベルのドビュッシー・イヤーの企画盤「最後の3つのソナタ集」(2018 年度第56回レコード・アカデミー賞銅賞・室内楽曲部門受賞)がSACDシングルレイヤーで登場。オーディオ評論家・角田郁雄氏の技術監修のもと、関口台スタジ オでリマスタリングを施した、日本独自企画・限定盤です。
ドビュッシーは晩年様々な楽器のためのソナタを6つ作曲しようと考えていましたが、実際にはここに収録された3作を書き上げた翌年に亡くなってしまいま す。文字通り最後の作品となったヴァイオリン・ソナタはファウストとメルニコフの演奏。他の晩年の作品も、綺羅星のごとく名を連ねた名手たちです。このたびの SACD化により、より一層豊かなサウンドでおたのしみいただけます。 ディスクは、ドビュッシーの文字通り最後の作品となったヴァイオリン・ソナタから始まります。冒頭でメルニコフが奏でる繊細きわまりない和音から一気に世界 に引き込まれます。ファウストの演奏は、独特のミステリアスでかわいたような空気を漂わせつつも、非常にきめこまやかな表情づけで、一音一音、休符までも聴 きの逃してはならぬ、と思わせられる演奏です。フルート、ヴィオラとハープのためのソナタについてドビュッシーは友人にあてた手紙の中で「これは私が作曲の仕 方を今よりは多少知っていた頃の作品だ。何年の前のドビュッシー、そう、『夜想曲』の頃のドビュッシーのようだ」と語っています。『ビリティスの歌』や『6つの古 代墓碑銘』と、古のフランスのクラヴサン音楽の典雅さが融合したようで、独特の魅力にあふれた本作を、最高のメンバーで聴けます。マガリ・モニエは2003年よ りフランス放送POの首席フルート奏者を務め、2004年のミュンヘン国際音楽コンクールで優勝した名手。ハルモニア・ムンディでは初登 場となります。彼女が演奏しているルイ・ロット(ルイ・ロット/1855年に工房を立ち上げ1951年まで存在していたオールド・フルートの代表格)のフルートは、 ジョゼフ・ランパル[1895-1983]そしてその息子ジャン=ピエール・ランパル[1922-2002]らが演奏していたもの、また、ハープはレ・シエクルも用いている楽器 で、まさにドビュッシーの頃の音色で楽しむことができるという意味でも貴重な演奏となっております。 最後の3つのソナタの中では最初に完成したチェロ・ソナタ。ここではケラスと、スペインのペリアネスという顔合わせによる演奏でお聴き頂きます。作品の世界に 一歩踏み込んだ、繊細な色彩の描き分けが見事。より細やかな表情づけがなされており、絶妙な間合いの中にも「あそび」が感じられる演奏となっております。な お、ケラスは2008年にアレクサンドル・タローとドビュッシーのチェロ・ソナタを録音しておりますが、そちらはシャープさが際だった演奏で、10年の時を経ての 変化にも感じ入る演奏となっております。 ピアノ独奏作品もすべて晩年のもの。奏でるのはタンギ・ド・ヴィリアンクール。フランスでは若くして名手としてソロに室内楽にバリバリと活躍、リストのような超 絶技巧はもとより、古典から現代ものまで完璧に弾きこなすテクニックは圧巻です。 ドビュッシーの晩年の作品世界の多様性に、名手たちのきめこまかな演奏によってあらためて感じ入る1枚となっております。 (Ki)
H.M.F
HMSA-0047(1SACD)
シングルレイヤー
日本独自企画
限定盤
税込定価
ウェーバー:ヴァイオリンのオブリガートつきのピアノのための6つの段階的ソナタ(アマチュアのために作曲、捧げられた)op.10
 第1番ヘ長調op.10-1
 第2番ト長調op.10-2
 第3番op.10-3 ト長調
 第4番変ホ長調op.10-4
 第5番イ長調op.10-5
 第6番ハ長調op.10-6
四重奏曲(Vn、ヴィオラ、チェロとピアノのための)変ロ長調 op.8
イザベル・ファウスト(Vn/1704年製ストラディヴァリス「スリーピング・ビューティ」)
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ'Lagrassa'(1815年ca.,エドウィン・ボインクのコレクションより))
ボリス・ファウスト(ヴィオラ/ガエターノ・ポラストリ)
ヴォルフガング・エマニュエル・シュミット(Vc/マッテオ・ゴフリラー)

録音:2011年6月、テルデックス・スタジオ(ベルリン)
イザベル・ファウストによる、ドイツ・ロマン主義の重要な作曲家、ウェーバーの作品集がSACDシングルレイヤーで登場。ハルモニア・ムンディ・レーベルよりハ イレゾ・マスターの提供を受け、関口台スタジオでリマスタリングを施した、日本独自企画・限定盤です。
ドイツにおけるロマン主義運動の重要な先駆者であり、多芸多才な楽長、明晰な批評家として、さらには華々しいピアニストとしても活躍したウェーバー。『魔弾 の射手』やピアノ曲が非常に有名ですが、室内楽はわずか9曲(完成されたもの)しかのこしていません。そのうち8曲は、ウェーバー自身、かなりの名手であった 楽器、ピアノを含む編成のものとなっています。イザベル・ファウストを中心とする豪華メンバーのこの録音では、ウェーバーの才能の輝きに満ちた室内楽作品が、 ファウストにしか奏でることのできないまばゆい音色に導かれ、いきいきと再現されています。メルニコフの溌剌とした気魄に満ちたフォルテピアノの音色も見 事。なお、四重奏曲で共演しているヴィオラのボリス・ファウストは、イザベルの兄。そしてチェリストも来日経験もある中堅シュミットということで、注目盤の登場 といえましょう。
6つのヴァイオリン・ソナタは、1810年の夏の終り頃、出版社のヨハン・アントン・アンドレの依頼を受けて作曲されたもので、家庭内で、いわゆるアマチュアの 人々が音楽演奏を楽しむための楽曲がならびます。ウェーバーはあまりこの仕事に乗り気ではなかったことが手紙などにも残されていますが、その内容は実に多 彩で、ウェーバーの才気に満ちたもの。カスタネットが打ち鳴らされるようなボレロ(第2番第1楽章のキャッラテーレ・エスパニョーロ)や、バラライカの音色を思 わせるエア・リュス(第3番第1楽章)など、多国籍の情緒が感じられ、また、魅力的なメロディー、そこかしこに、魔弾の射手のアリアを彷彿とさせる華やかなパッ セージも盛り込まれていて、「アマチュアのための」とされてはいますが、非常に充実した内容となっています。アンサンブルをたのしむことにも主眼がおかれた作 品だけあって、ファウストとメルニコフとの、丁々発止のやりとりにも注目です!
四重奏曲は、1809年9月、ウェーバーが22歳のときに完成された作品。なんといっても聴きどころは第2楽章。弦楽器の半音的な動きをみせるハーモニーに始 まる印象的な問いかけにピアノが応えたかと思うと突然の休止小節、そしてピチカートによるカデンツァが続く、というなんとも謎めいた出だしの楽章です。この 楽章だけ、1806年に完成、残りの楽章は後になって書かれたことがわかっています。ピアノの短い導入に始まり、瑞々しいロマンティックなメロディーのきらめき が美しい第1楽章、弦楽器の美しい音色が冴えわたる充実した第2楽章、エスプリの効いた短い第3楽章、そして、終楽章では、弦楽器3者のフーガ風なやりとりの 中、ピアノが縦横無尽に華麗にかけめぐります。
ファウストの、どこまでもまっすぐな音色で奏でられるウェーバーの書いた旋律美、メルニコフの才気と知性が冴えるピアノ・パート、そしてアンサンブルの妙。す べてがとびきりのクオリティのウェーバー作品集。珠玉の1枚の登場です。 (Ki)
H.M.F
HMSA-0048(1SACD)
シングルレイヤー
日本独自企画
限定盤
税込定価
シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 op.166, D803
5つのメヌエットと5つのドイツ舞曲 D89より〔原曲:弦楽四重奏曲/オスカー・ストランスノイによる八重奏編曲版〕 第3番 メヌエット,第5番メヌエット
イザベル・ファウスト(Vn/ストラディヴァリウス'スリーピング・ビューティ'(1704))
アンネ・カタリーナ・シュライバー(Vn/製作者不明、オランダ、1700年頃)
ダヌシャ・ヴァスキエヴィチ(ヴィオラ/製作者不明、ボヘミア、1860年頃)
クリスティン・フォン・デア・ゴルツ(Vc/製作者不明、ウィーン、1800年頃)
ジェームス・マンロ(コントラバス/G.パノルモ、ロンドン、1827)
ロレンツォ・コッポラ(クラリネット/11キー、B管、ウィーン、1820年頃モデル/6キー、C管、J.B.メルクライン・モ
デル/ともにアニエス・グエルーによるコピー(2010))
トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト(ホルン/Courtois neveu aine, Paris, 1802)
ハヴィエル・ザフラ(バスーン/W. Triebert, Paris, 1805)

録音:2017年7月5-7&9日、テルデックス・スタジオ・ベルリン
世界的ヴァイオリン奏者、イザベル・ファウストが参加したシューベルトの八重奏曲がSACDシングルレイヤーで登場。ハルモニア・ムンディ・レーベルからハイレ ゾ・マスターの提供を受け、キング関口台スタジオでリマスタリングを施した、日本独自企画・限定盤です。SACD化により、まるで演奏の現場に居合わせたよう な、豊かな空間の広がりも感じるようです。
クラリネット、ホルン、バスーン、弦楽四重奏、そしてコントラバス、という編成のシューベルトの八重奏曲。シューベルトの室内楽でもっとも編成が大きな作品 で、これまでにも多くの巨匠たちが録音をしてきましたが、イザベル・ファウストが、豪華共演者陣と、ピリオド楽器で録音しました!シューベルトの、音楽に生きる 喜びが込められているともいわれる「八重奏曲」。心打つ旋律、そしてシューベルトの楽器の采配の妙に感動する瞬間の連続のような作品です。そしてきわめつけ は絶美の第2楽章。各奏者の旋律の受け渡しなど、シューベルトの音楽の素晴らしさ、そして素晴らしい演奏者たちが「アンサンブル」することによって生じる化学 反応にあらためて感じ入るばかりです。シューベルトの音楽世界の旅において、これ以上の仲間はなかった、とファウストが語るメンバーによる八重奏曲。極上の 70分となっています。
弦楽奏者はすべてフライブルク・バロック・オーケストラやオーストラリア室内管のメンバー、そして管楽器もフライブルク・バロック・オーケストラでもおなじも のコッポラ(Cl)とズヴァールト(Hrn)、ザフラ(バスーン)といった、ピリオド楽器の最前線で活躍する奏者たち。彼らの奏でるピリオド楽器の、親密 な音色が、作品のもつ色彩感が鮮やかによみがえらせ、ひとつひとつのパッセージが活き活きと語り出しているようです。
シューベルトの八重奏曲は、1824年3月に作曲された、シューベルトの室内楽でもっとも編成の大きな作品。クラリネットを愛したフェルディナント伯のリクエ ストで作曲されました。伯爵は当時弁護士の家で行われていた音楽の夕べでしばしば演奏し、そこにシューベルトも出入りしていました。伯爵は、モーツァルトや ベートーヴェンの弦楽四重奏の優れた演奏者としても知られたヴァイオリン奏者、シュパンツィヒとも共演していました。ベートーヴェンの七重奏曲が当時大評判 となっていたので、それと同様の作品を、とシューベルトに依頼したといいます。シューベルトの死後20年以上経過した1853年に第4,5楽章を除いたかたちで一 度出版され、1875年に全曲出版されました。弦楽四重奏「ロザムンデ」や「死と乙女」と同じ時期に作曲され、直後には「美しき水車小屋の娘」も完成するなど、 非常に充実した時期の作品となっています。当時の交響曲や弦楽四重奏曲などのスタンダードであった4楽章構成でなく、ベートーヴェンの七重奏曲と同じ6楽章 の構成をとっており、これはディヴェルティメント、つまりはどちらかというと楽しみのためという色合いが強いものとなっています。天上の美しさの旋律に満ちた 作品です。
「5つのメヌエット」は演奏機会が少ない弦楽四重奏作品。この録音のために、2つのメヌエットを八重奏版に編曲して演奏しています。編曲をしたのはアルゼン チン系フランス人のオスカー・ストランスノイ、ファウストの友人でもあり、室内オペラやカンタータ、歌曲などの分野でも知られています。シューベルトが書いた宝 石のようなパッセージのひとつひとつを見事に八重奏用に編みなおし、この作品の魅力を私たちに気づかせてくれます。このたびのSACD化により、すべての楽器 の音色がよりなめらかに、より近く感じられるようです。

Challenge Classics
CC-72901(1CD)
『起源』
マルタン:アイルランド民謡による三重奏曲
ティグラン・マンスリアン(1939-):ヴァイオリン、チェロとピアノのための5つのバガテル
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調『ドゥムキー』 Op.90, B.166
デ ルタ・ピアノ・トリオ
[ ジェラルド・スプロンク(Vn )、アイリーン・エンズリン( チェロ)、ヴェラ・コー パ ー(P)]
録音:2021年8月23-25日/ヒルフェルスム、MCO-1スタジオ
2013年にオランダの音楽家で結成されたデルタ・ピアノ・トリオのChallenge Classicsレーベル・デビュー盤。3つの異なる時代の三重奏曲が収められて いますが、どれも民謡をベースにした楽曲という共通点があります。アルメニアの作曲家ティグラン・アンスリアンの『バガテル』を経て、ピアノ・トリオの名品『ドゥ ムキー』を聴くと何か世界がつながったような感覚に。

KLARTHE
KLA-069(1CD)
「英国など」
アーノルド:ディベルティメント Op.37(1952)〜フルート、オーボエとクラリネットのための
ブリテン:幻想曲 Op.2(1932)〜オーボエと弦楽三重奏のための
ヴォーン・ウィリアムズ:ピアノ五重奏曲 ハ短調(1903)
アーノルド:3つのシャンティ Op.4(1943)〜管楽五重奏のための
アンサンブル・テトラクティス【シュワ・ウー(Vn)、アンナ・シメレー(Vn)、ドミニク・ミトン(Va)、ジョルジュ・ドゥノワ(Vc)、バティスト・マソン(Cb)、アリス・ヴァンサン(Fl)、ファブリス・フェレ(Ob)、クリスチャン・ゲオルギー(Cl)、シルヴァン・ギヨン(Hrn)、ダミアン・ローズ(Fg)、シルヴィア・コーラー(P)】

録音:2018年7月
20世紀前半のイギリス音楽を集めた多彩で非常に機知に富んだ作品をアンサンブル・テトラクティスのメンバーが演奏。若きブリテンの眩い幻想曲、ヴォーン・ ウィリアムズの牧歌的な叙情性あふれるピアノ五重奏曲、アーノルドの光り輝く映画音楽など、実に楽しいアルバムです!

SUPRAPHON
SU-4306(1CD)
ブラームス:室内楽曲集
(1)ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34(1864)
(2)弦楽五重奏曲第2番ト長調 Op.111(1890)
(1)ボリス・ギルトブルク(P)、
(2)パヴェル・ニクル(Va)
パヴェル・ハースQ【ヴェロニカ・ヤルーシコヴァー(Vn1)、マレク・ツヴィーベル(Vn2)、ルオシャ・ファン(Va)、ペテル・ヤルーシェク(Vc)】

録音:(2)2021年11月6&7日、(1)2021年11月13&14日/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)
界が注目する実力派クァルテット、パヴェル・ハース四重奏団。スプラフォン・レーベル9枚目となる当ディスクはブラームス!ヴィオラ奏者ルオシャ・ファン を新メンバーとして迎えたはじめての録音です。
当団は英グラモフォン・アワード2011ではドヴォルザークの「アメリカ」を収録したディスク(KKC-5170 / SU-4038)がレコード・オブ・ザ・イヤーを受賞。 以後リリースしたスメタナの弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」&第2番(KKC-5668 / SU-4172)、ドヴォルザークのピアノ五重奏曲&弦楽五重奏曲第3 番(KKC-6100 / SU-4195)、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第2、7、8番(KKC-6101 / SU-4271)はレコード芸術誌「特選盤」をはじめ、英グラ モフォン、仏ディアパソンなど、著名な雑誌の賞を総なめにしてきた現代屈指のSQです。
当団初録音となるブラームスはピアノ五重奏曲と弦楽五重奏曲第2番を選曲しました。ピアノ五重奏曲は当編成の最高傑作。巨大でありながら精緻な構成、 若さみなぎる情熱などブラームス特有のやわらかさと諦観が流れています。2013年にエリザベート王妃国際音楽コンクールで第1位を獲得したピアニスト、ボ リス・ギルトブルクと息の合った演奏を聴かせてくれます。
カップリングの弦楽五重奏曲第2番では創設メンバーのひとりパヴェル・ニクルとの共演。この作品はもともと交響曲第5番で発想されたもので、晩年のブラー ムスとは思えないほど男性的な強さ、元気旺盛な情熱、そして新鮮な創意にあふれています。当団ならではの緊張感に満ちた丁々発止のやりとりが聴きものです! (Ki)

MDG
MDG-90322376
(1SACD)
ノーマン・オニール(1875-1934):室内楽作品集
ピアノ三重奏曲イ短調Op.7(1900)
コントラバスとピアノのための「ソリロクィー」(1926)
チェロとピアノのためのソナタ(1896)
ヴァイオリンとピアノのための組曲変ロ短調
アンサンブル・カラー
フローリアン・シュトライヒ(チェロ)
サラ・ヒラー(P/使用楽器:1901年製のスタインウェイ「Manfred Burki」)
ゲスト:ファビアン・リーザー(Vn)
ファティマ・アグ エロ・バ カス(Cb)
アイルランド系のイギリス人作曲家ノーマン・オニール。フランクフルトのホッホ音楽院でイヴァン・クノルに師事。その後は同音楽院で作曲を学び英語を話す仲 間で構成される「フランクフルト・グループ」に所属していました。今回録音に参加したアンサンブル・カラーのメンバーは、音楽院で教鞭を取り、その中で先人た ちの痕跡を探っているうちに、この度ノーマン・オニールの作品群に出会い録音することとなりました。 作品7のピアノ三重奏曲は、オニールがイギリス出身であることが顕著にわかる独創的な旋律が印象的。20世紀初頭の他の作曲家が行ったようにオニールの作品 にも和声表現の実験的な試みを行った痕も見られますが、ホッホ音楽院で学んだ、中央ヨーロッパの古典的技法と、オニールの故郷のイディオムを組み合わせ、彼 自身の調性言語を生み出しています。 アンサンブル・カラーは今後も20世紀初頭の知られざる作品を発掘することに意欲を示しています。

Pentatone
PTC-5186884(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
アリサ・ワイラースタイン(Vc)、
イノン・バルナタン(P)

録音:2020年10月コンラッド・プレビーズ舞台芸術センター(カリフォルニア)
チェロ界の女王ワイラースタインが厚い信頼を寄せるバルナタンとベートーヴェンのチェロ・ソナタを全曲録音しました!5つのチェロ・ソナタは、ベートーヴェ ンの作品のなかでも最も魅力的かつ叙情的な音楽であり、ベートーヴェンの芸術的成長をたどることができる作品です。
ベートーヴェンの友人グライヒェンシュタイン男爵献呈された第3番は、音楽史上初めてチェロとピアノが完全に対等な関係で書かれたいわばチェロ・ソナタ の分岐点といえる作品。以後のチェロ・ソナタにも大きな影響を与えた傑作です。現代最高峰の二人が奏でる注目の新録音です!
「イノン・バルナタンとは2008年に初共演し、素晴らしい音楽的パートナーシップを築いてきました。以来、チェロとピアノのためのデュオ作品のほぼすべて のレパートリーを世界中で演奏していく中で、私たちは親しい友人にもなりました。2020年私たちはベートーヴェン・イヤーにチェロ・ソナタ全曲を録音するこ とに決めました。コロナ禍の中、サンディエゴの美しいコンラッド・プレビーズ舞台芸術センターで、1週間にわたりベートーヴェンの音楽に没頭することができ ました。困難な時代に完成したこの録音ができたことに喜びを感じております。」(アリサ・ワイラースタイン)

La Dolce Volta
LDV-85(1CD)
シューベルト:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第13番イ短調 D804「ロザムンデ」
弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D810「死と乙女」
エルメスSQ【オメール・ブシェーズ(Vn1)、エリーゼ・リュウ(Vn2)、ユン=シン・ロウ・チャン(Va)、ヤン・ルヴィオノワ(Vc)】

録音:2020年7月15-18日
リヨン国立高等音楽院内で2008年に結成されたエルメスSQ。ラヴェル四重奏団をはじめ、イザイ、アルテミスなどの指導で研鑽を積みました。さら に、アルフレッド・ブレンデルにも影響を受け、今日も定期的に氏のもとで学んでいます。そんな彼らは、シューベルト演奏はブレンデルに多大なる影響を受けてい る、と語ります。ジュネーヴ国際コンクール優勝をはじめ、世界で輝かしい成績を収めているカルテットの、現時点での深みと、今後のさらやなる飛躍に大きく期待 させられる内容です。

Initiale
INL-11(1CD)
ブレヒトの詩の世界
ハンス・アイスラー:パルムシュトレム(1924)、Uber den Selbstmord(自殺について)(1939)、Anrede
an den Kran 'Karl'(クレーンを"カルル"と呼びかけることについて)(1929)、Vier Wiegenlieder fur Arbeitermutter (働く
母親のための4つの子守歌)、Spruch(格言)、Die Zuchthause Kantate(監獄カンタータ)、Lied einer deutschen Mutter
(ドイツの母の歌)、Die Ballade von der 218(パラグラフ218によるバラード)、Ballade von der Judenhure Marie
Sanders(ユダヤの娼婦マリー・ザンデルスのバラード)、Mutter Beimlein、Marie, weine nicht(マリーよ泣くな)
グラシアーヌ・フィンジ(b.1945):Histoires de Monsieur Keuner(クーナー氏の物語)
マリー・スーベストル(S)、
フィオナ・モンベ(指)、
マキシム・ジロー(Fl)、
ジョセフィーヌ・ブザンソン(クラリネット、バス・クラリネット)、
アントワーヌ・コンブルッツィ(Cl)、
ロザルタ・ルカ(Vn)、
クレマン・バトレル=ジュナン(Va)、
ゴーティエ・ブルタン(Vc)、
ロマン・ルヴォー(P)、
クレマン・ダルル(P)

録音:2020年1月13-17日
マリー・スーベストルはパリ音楽院で声楽を学んだ逸材。20世紀および21世紀の音楽を中心に演奏活動を行っています。とりわけアイスラーの作品には愛着 が強く、研究しています。アイスラーはシェ-ンベルクのもとで学びましたが、師とは訣別。労働運動や共産主義に系統し、詩人にして劇作家のベルトルト・ブレヒト (1898-1956)と政治的にも芸術的に友情を結びます。 1924年のパルムシュトレムは師に命じられて書き始めた「月につかれたピエロ」のような作品(パロディ)ですが、どこかにただようユーモアや気楽さは、すでに 師とは違うことを示しています。続く作品も、詩のタイトルだけを見ていると不安になるようですが、その楽曲は映画音楽のような雰囲気のものあり、たいへん聴 きやすいもので、アイスラーが師とは異なる道を歩んだことをあらためて感じる1枚です。さらに1作品、このディスクのために委嘱作曲された、現代フランス作 曲家(やはりアイスラーを敬愛している)グラシアヌ・フィンジによる作品も収録。こちらもシュプレヒシュティンメ的要素もある作品ですが、独特の魅力を放ちます。 アイスラーの魅力再発見の1枚です。 (Ki)

EVIDENCE
EVCD-086(1CD)
ラヴェルへの感化
(1)ラヴェル(エスプレ編):スペイン狂詩曲〜祭り
(2)ラヴェル(エスプレ編):夜のガスパール
(3)ラフマニノフ(クザン編):チェロ・ソナタOp.19〜第2楽章アレグロ・スケルツァンド
(4)ダニエル・アランゴ=プラダ:プリズム(2021)〜3台のプリペアード・マリンバのための
(5)ファリャ:はかなき人生〜スペイン舞曲第1番(エスプレ編)/スペイン舞曲第2番(クザン編)
(6)フォーレ(トリオSR9編):ゆりかごOp.23の1
トリオSR9【ポール・シャンガルニエ、ニコラ・クザン、アレクサンドル・エスプレ(マリンバ)】
カイリー・クリストマンソン(ヴォーカル)(6)、アストリグ・シラノシアン(Vc)(3)、シャニ・ディルカ(P)(1)

録音:2021年9月29日、10月27-31日/シテ・ド・ラ・ミュジーク
10年ほど前にリヨンで結成されたトリオSR9。これまでnaive レーベルからマリンバ・トリオによるバッハ集やバロック舞曲集をリリースしてきましたが、今回 はevidenceレーベルからラヴェルを中心とした作品に挑戦。
メインは3台のマリンバによる「夜のガスパール」。オリジナルはラヴェル作品中最難のピアノ曲ですが、無謀にもマリンバのみにしているのが聴きものです。
ラヴェルはフランスの作曲家ですが、スペインとロシアの音楽から影響を受けているとされます。ここではラフマニノフのチェロ・ソナタのアブない感覚の第2楽 章とファリャのフラメンコ風なスペイン舞曲をマリンバで見事に表現しています。さらにラヴェルの恩師フォーレの優しい子守歌も収録。
3台のマリンバのみならず、ラヴェルの「スペイン狂詩曲」の祭りにはフォルジュルネ音楽祭でお馴染みのスリランカ系の名手シャニ・ディルカ、ラフマニノフのソ ナタはアストリグ・シラノシアン、さらにフォーレではカナダのシンガーソングライター、カイリー・クリストマンソンという豪華ゲストが参加しているのも注目です。 (Ki)

DACAPO
MAR-6.220716
(1SACD)
NX-B06
カスパー・ロフェルト(1982-):室内楽作品集
1-2. Dichotomy ダイコトミー(2020) - アンサンブルのために
3. Entourage II (2013)- ヴァイオリン、ホルンとピアノのために
4. Forward! (2014/20改訂)- コントラバス、クラリネット、ハープ、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのために
5. Around (2015) ? チェロとピアノのために
6. Stay (2012) ? フルート、クラリネット、ヴァイオリンとチェロのために
renade pour Ionesco イヨネスコのための物語(2009/19改訂)- アンサンブルのために
7. I. Ouverture 序曲
8. II. Berceuse 子守歌
9. III. Intermezzo 間奏曲
10. IV. Conversation avec Louis et Gustav ルイとグスタフの会話
11. V. Intermezzo 間奏曲
12. VI. A Room With No Windows or Doors 窓もドアもない部屋
13. Cantando カンタンド(2007/19改訂) - アンサンブルのために
デンマーク・チェンバー・プレイヤーズ
【メンバー】
ステファン・トラン・ゴック(Vn)
クリスティアン・エレゴー(Vn)…4、6、7-13
ピオトル・ゼラズニ(Va)
トビアス・ラウトゥルプ(Vc)
スヴェン・メルビー(Fl)
ソム・ハウィー(Cl)
グンナー・エクホフ(Fg)
ヤコブ・ケイディング(Hrn)
メッテ・フランク(Hp)
ヤコブ・ヴェスト(P)
アンネ・マリー・グラナウ(指)…1、2
イアン・ライアン(指)…4、6-13

録音:2021年2月2-3、8-10日、9月24日
世界初録音
デンマークの作曲家カスパー・ロフェルトの作品集。ベント・セアンセンやペア・ノアゴーに師事、学生時代から才能 を嘱望されてきました。ロフェルトは過去作品やジャズ、タンゴなどさまざまな素材を自在に扱い、独自の音楽を作 り上げることで知られており、これまでにもアコーディオン奏者のビャーケ・モーエンセンとコラボしたアルバム (8.226564)などで、その作品が高く評価されています。 このアルバムでは彼の美学「Dichotomy=Dichotomy=二分法、両極端、矛盾などの意味」がタイトルに付 されており、楽章ごとの対比や、対照的、相容れないものを素材に選んだ様々な作品が並んでいます。また不条 理演劇作家として知られるルーマニアの劇作家、ウジェーヌ・イヨネスコからインスパイアされた「イヨネスコのための 物語」も異彩を放つ作品です。デンマーク・チェンバー・プレイヤーズの妙技でお楽しみください。

ALPHA
ALPHA-797(1CD)
アンタイル、フェルドマン、ケージ、ベートーヴェン作品集
フェルドマン(1926-1987):小品 〜ヴァイオリンとピアノのための (1950)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 Op. 30-2 (1802)
ジョン・ケージ:夜想曲 〜ヴァイオリンとピアノのための (1947)
アンタイル:ヴァイオリン・ソナタ 第1番(1923)
フェルドマン:エクステンション 1 〜ヴァイオリンとピアノのための (1951)
パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn)
ヨーナス・アホネン(P)

録音:2020年12月 ラジオ・スタジオ・チューリヒ、スイス
鬼才パトリツィア・コパチンスカヤがジョージ・アンタイルを取り巻く世界を描きあげたアルバム。「未来派ピアニスト」を自称していたアンタイルは ベートーヴェンを崇拝しており、リサイタルの際自らの作品の前に好んでその曲を演奏していたということで、ここにはベートーヴェンの個性が色 濃く出始めた時期のヴァイオリン・ソナタ第7番を収録。はじけるような個性的な解釈はコパチンスカヤならではです。アルバムの核となっている もう一つの作品は、アンタイル自身のヴァイオリン・ソナタ第1番。ヨーロッパに渡り、「狂乱の時代」のパリでピカソやストラヴィンスキーらと交流を 持った彼は、詩人エズラ・パウンドに恋人でヴァイオリニストのオルガ・ラッジを紹介され、彼女のためにこの作品を書きました。当時のパリの雰 囲気をよく反映した、サティやミヨーなどにも通じる洒脱で躍動感のある作品です。その後生まれ故郷のアメリカに戻って親交を深めたのが モートン・フェルドマンやジョン・ケージで、彼らによる実験性あふれる作品も収録しています。ここでコパチンスカヤと共演するのは、彼女が自 分の「ドッペルゲンガー」と呼ぶフィンランドのピアニスト、ヨーナス・アホネン。二人の息の合った切れ味鋭い演奏が、それぞれの曲の魅力を引き 立てています。
ALPHA
ALPHA-798(1CD)
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ほか
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op. 10 L. 85
 フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ L. 137
イヴ・バルメール(1978-):風に舞う断片
ドビュッシー(バルメール編):抒情的散文 L. 84
ジュリエット・ユレル(Fl)
エマニュエル・セイソン(Hp)
ジョディ・デヴォス(S)
ヴォーチェQ【サラ・ダヤン(Vn)、セシル・ローバン(Vn)、ギヨーム・ベッカー(Va)、リディア・シェリー(Vc)】

録音:2021年4月 ポワチエ・テアトル・オーディトリアム(TAP)、フランス
ヴォーチェ四重奏団が新たに取り組むプロジェクト、「POETIQUES DE L'INSTANT 瞬間の詩」。ドビュッシーとラヴェルが弦楽四重奏のた めに書いた名作を他の作品や新作と併せて並べ、一対の絵画のように関連付けたプログラムを構成しようとする企画の第1弾。ドビュッシー の名作弦楽四重奏曲では心地よい緊張感を湛えながら美しい演奏を聴かせ、名手ユレルとセイソンがヴィオラのベッカーと共に奏でるソナタ では、その先進性をよく捉えた刺激的な音楽が楽しめます。パリ高等音楽院の教授を務めるイヴ・バルメールによる、ベルギーのワロン地方の 詩人フィリップ・ジャコテの作品にインスパイアされた弦楽四重奏のための「風に舞う断片」は、ノイズを取り入れた激しい表現。これが一つの頂 点となり、ドビュッシーが自身の散文に曲をつけた歌曲をバルメールが弦楽四重奏とソプラノのために編曲した「抒情的散文」では、活躍目覚 ましいデヴォスが登場し、余韻が美しく後を引いて幕を閉じます。

Biddulph
BIDD-85013(1CD)
ダヴィッド・オイストラフ/メロディア稀少録音集
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
メトネル:ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ短調「エピカ」 Op. 57*
ザーラ・レヴィーナ(1906-1976):ヴァイオリン・ソナタ第1番(1928)#
アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(P)
ザーラ・レヴィーナ(P)

録音:全てモノラル
1947年10月1日、1959年 *、1948年 #
オデッサ(現ウクライナ)に生まれたダヴィッド・オイストラフ(1908-1974)が20世紀のヴァイオリニストたちの中でも抜きん出て巨大な存在であったこと は論を俟ちません。Biddulphは、オイストラフのメロディア録音の中から復刻盤が存在しない、または入手困難と思われるものをとりあげ、ここにCD 化します。 オイストラフは古典からロマン派にかけてのレパートリーに優れた演奏を聴かせましたが、バッハの無伴奏ヴァイオリン曲についてはソナタ第1番を一度 録音しただけ。バッハの音楽については「厳格過ぎても、気持ちを出し過ぎてもいけない」と語っており、この復刻は彼のアプローチを音で証言する貴 重なものです。 演奏時間45分を要する長大なメトネルのソナタ第3番では共演者にも注目。アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(1875-1961)は現モルドバのベッサ ラビアに生まれたピアニスト・作曲家で、モスクワ音楽院でジロティらに学び、ラフマニノフと親交を持ち、後にフェインベルク、ニコラーエワ、ベルマン、カ プースチンらを育てました。メトネルの高難度なピアノ・パートを受け持ち、オイストラフと対等にわたり合っています。この曲の記念碑的録音です。 ザーラ・レヴィーナ(1906-76)はクリミア生まれの作曲家・ピアニストで、オイストラフがオデッサにいた頃から交流があったといいます。ソナタ第1番は急 -緩-急の3楽章構成で15分あまりの作品。荘重な緩徐楽章とユーモラスで急速なテンポによるフィナーレが対照的です。 ブックレットにはTully Potter氏による8ページに及ぶオイストラフの評伝が掲載され、オイストラフの孫ヴァレリー・オイストラフ氏提供の貴重な写真が 掲載されています。

ATHENE
ATH-23212(1CD)
NX-B07
モーツァルト:6つのソナタ「パラティーヌ」K301-306
ソナタ第18番ト長調 K 301
ソナタ第19番変ホ長調 K 302
ソナタ第20番ハ長調 K 303
ソナタ第21番ホ短調 K 304
ソナタ第22番イ長調 K 305
ソナタ第23番ニ長調 K 306
ダニエル=ベン・ピエナール(P)
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)

録音:2019年7月25-27日
1777年10月末、パリへ赴く途中に立ち寄ったマンハイムでモーツァルトが書き始めたのは「クラヴィーア二重 奏曲」と呼ぶピアノとヴァイオリンのためのソナタでした。翌年までに6曲が完成、1778年11月に「作品1」と して出版され、パラティーヌ(プファルツ)選帝侯妃マリア・エリーザベト・アウグステに献呈されました。ニ長調 K306を除くと、どれも2楽章形式で書かれており、これは当時全盛を誇っていたヨハン・クリスティアン・バッハ 作品に倣ったものと考えられています。現代のヴァイオリン・ソナタとは違い、主役はピアノでヴァイオリンはどち らかというと伴奏役。しかし各々の楽器が紡ぎだす旋律は絶妙のバランスを持ち、有機的に結びついていま す。 演奏しているダニエル・ベン=ピエナールはバロックから初期ロマン派の作品を得意とするピアニスト。英国王 立音楽院の教授を務め、AVIEレーベルやLINNレーベルから多くのアルバムを発表するベテラン。名手ピー ター・シェパード・スケアヴェズが弾くヴァイオリンとともに見事な演奏を聴かせます。

Solo Musica
SM-390(1CD)
NX-B03
民衆音楽のインスピレーション
ファリャ:7つのスペイン民謡より(M.マルシャルによるチェロとピアノ編)
 No. 1. El pano moruno ムーア人の織物
 No. 5. Nana ナナ
 No. 6. Cancion 歌
 No. 7. Polo ポーロ
  No. 3. Asturiana アストゥーリアス地方の歌
  No. 4. Jota ホタ
ヤナーチェク:おとぎ話 JW VII/5
シューマン:民謡風の5つの小品 Op. 102
ヒナステラ:チェロ・ソナタ Op. 49
ダーヴィト・ポッパー:ハンガリー狂詩曲 Op. 68
エステレ・レヴァーツ(Vc)
アナイス・クレスタン(P)

録音:2021年4月5-9日
歌や舞踊で伝承されている民衆の音楽は、しばしば芸術音楽の素材となってきました。作曲家は芸術的な 普遍性を求めて民族性を薄める場合もあれば、異国情緒を表現するために民族音楽の要素を強調して 用いることもありました。近現代では民衆の音楽は、ナショナリズムの表現や、抑圧されている民族の自立・ 解放の意思表明として社会性を帯びることもあります。ヒナステラは異国で望郷の思いを募らせ、その表現と して母国の民族音楽の要素を用いたチェロ・ソナタを作曲しました。 フランスやドイツの音楽学校で学んだレヴァーツとクレスタンはヒナステラの母国アルゼンチンで行われていた音 楽祭で出会って意気投合。かねてから温めていたこの企画をパンデミックのさなかに実現させ、アルゼンチンに 加えてスペイン、チェコ、ドイツ、ハンガリーそれぞれの民族性を帯びた作品を歌いあげています。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-419(1CD)
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1 番Sz.75(1921)
ヴァイオリン・ソナタ第2 番Sz.76(1922)
ルーマニア民族舞曲 Sz.56 (1915 年ゾルタン・セーケイ編曲版)
フランツィスカ・ピーチ(Vn)
林田麻紀(P)

録音:2021年5月24-26日 スタジオ・オドラデク・ザ・スフィアース
ヴァイオリンのフランチィスカ・ピーチは旧東ドイツ出身。東ベルリンでヴェルナ ー・ショルツに師事後、いくつかの国内コンクールに入賞。西側に移住後はジュリ アードで学んだ。いくつかのオーケストラでコンサート・ミストレスを勤めた後、現在 は室内楽とソロ活動に専念しています。AUDEITE レーベルから多数のソロ・アルバ ムが発売になっています。ピアノの林田麻紀はフランスでベルナルト・リンガイセン、 ドイツでカール=ハインツ・カンマーリングに学び、現在フランチィスカ・ピーチとデ ュオを組んで精力的に活動しています。 彼女たちは攻撃的で激しいバルトークの 2 つのヴァイオリン・ソナタを繊細に時に 凄絶な美しさで演奏、神経質なまでに刻々と変化するフレーズ、リズムのニュアン ス、表情を見事に弾き切っています。同作品の新しいスタンダードといってよい録音 の登場。オドラデクの音質も優秀。

ODRADEK RECORDS
ODRCD-424(1CD)
「大西洋の海水」〜ガリシアの作曲家による管弦楽曲集
(1)フェルナンド・ブイド(b.1980):「パサクセス」(2016)
(2)ファン・ドゥラン(b.1960):「モンテアグド宮殿の入り口」(2014)
(3)オクタビオ・バスケス(b.1972):「生と死の未亡人」(2014)
(4)エドゥアルド・スートゥーリョ(b.1968):「仕事と夜明けの門(さらに他のユークロニア)」(2016)
ポール・ダニエル(指)
ガリシア王立フィルハーモニー
(1)ラケル・ロヘンディオ(S)、
(2)アルバ・バレイロ(Hrp)、
(3)クリスティーナ・パト(バグパイプ)

録音:2017年6月、2018年7月スペイン・ガリシア
ガリシアとはスペインの自治州のひとつでスペインの北西に位置し大西洋に面した場所。 巡礼と大聖堂で有名なサンチャゴ・デ・コンポステラはこの地にある。このディスクはこの土地 出身の様々な世代の作曲家によるヴァラエティに富んだ管弦楽曲を収録しています。同郷の 作家ゴンザロ・ヘルモの詩によるブイドの声楽曲「パサクセス」は起伏に富んだ抒情的な力 作。卓越した管弦楽法が聴き手を惹きつける。ドゥランの「モンテアグド宮殿の入り口」はハリ ウッドの映画音楽を思わせる(ジョン・ウィリアムスばりの管弦楽法が)華麗なハープ協奏曲。 バスケスの「生と死の未亡人」は珍しい一種のバグパイプ協奏曲で中世ルネサンス風の音楽 と現代音楽が激突する。スートゥーリョの「夜明けの仕事と門」は20 世紀の鬼才画家フランシ ス・ベーコンの絵からインスピレーションを受けて作曲されたという巨大な交響詩。管弦楽の 色彩と機能を存分に発揮させた渾身の力作。

ALBANY
TROY-1879(1CD)
「別れの曲」〜バーバラ・ホワイト尺八作品集
(1)「仏陀の微笑みon East 23rd」(2009)
(2)「木漏れ日の中の仏法僧」(2009)
(3)「知足・鈴慕」(2012)
(4)「悪魔の喉をかき切れ(鬼の首をとれ)」(2016)
(5)「隠れ家」(2017-8)
(6)「仏陀は竹の中で呼吸する」(2009)
(7)「別れの曲」(2016)
ライリー・リー(尺八)
(3)(4)(5)(7)バーバラ・ホワイト(Cl)
(7)チャールズ・マクドナルド(ドローン&ギター)

録音:(1)(5)2017年9月20日、(2)(3)(4)2019年7月8日以上プリンストン大学
(7)2017年9月6-8日ハリファックス
作曲者バーバラ・ホワイトの生年は公表されていないがブックレット記載の写真から中堅 以上の世代と思われます。彼女は日本の尺八に大変興味を持っており、このアルバムでは尺 八独奏および作曲者自らクラリネットを担当して尺八との二重奏、さらに尺八、クラリネット、 ギター、ドローンによるアンサンブルのための作品が収録。尺八奏者のライリー・リーは 1970 年に来日し二代目星田一山、二代目酒井竹保ほかに師事、日本人以外で初めて大 師範の免状を取得した。
ALBANY
TROY-1882(1CD)
「リトル・スペクタクル」〜クラリネット&バス・クラリネット二重奏作品集
アレックス・テンプル(b.1983):「こればかりは仕方がない」(2006,rev.2017)
ラスティ・バンクス(b.1974):「二枚貝」(2017)
サラ・ホリック(b.1984):「ディストリクト・グルーヴス」(2018)
コーリー・ダンビー(b.1991):「リトル・スペクタル」(2018,rev.2021)
メレディス・バターワース(b.1987):「少なくとも」(2017,rev.2020)
ジョン・ドラムヘラー(b.1957):「死角からの眺め」(2001,rev.2013)
ジェシカ・リンゼイ(b.1978):「野獣」(2020,rev.2021)
スペイシャル・フォーセス・デュオ【クリスティ・バンクス(Cl, バスCl)、ジェシカ・シンゼイ(Cl, バスCl)】

録音:2018年1月、6月、2021年5月
スペイシャル・フォーセス・デュオとは「宇宙のちから」二重奏団という意味。このアルバム には演奏者自作を含むアメリカの様々な世代の現代作曲家の作品を収録。純粋なクラリネ ット二重奏の他、コンピューター音響、ライヴ・エレクトロニクスやコンピューターの打ち込み リズム・セクション、シンセザイザーなどを加えた作品もあり、ヴァラエティに富んでいます。

スロヴェニア放送
ZKP-117626(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.12
ヴァイオリン・ソナタ第1 番ニ長調 Op.12-1
ヴァイオリン・ソナタ第2 番イ長調 Op.12-2
ヴァイオリン・ソナタ第3 番変ホ長調 Op.12-3
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
マリア・カニゲラール(P)

録音:2020 年8 月3,4 日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ録音)
スロヴェニアのヴァイオリニスト、ラナ・トロトヴシェクと、カタルーニャのピアニスト、マリア・カ ニゲラールによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の第1 集、Op.12 の3 曲、第1 番から第 3 番。トロトヴシェクの瑞々しく良く伸びる音色がベートーヴェン 20 代の作品にとても 映えています。しかも若きベートーヴェンの内面の情熱、次世代を切り開く意欲もバシバシ伝わ って来る。またこれら3 曲は比較的ピアノの比重が高く、マリア・カニゲラールがまた実に絶妙 で、とりわけ緩徐楽章が素晴らしい。
スロヴェニア放送
ZKP-117633(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5 番ヘ長調Op.24 「春」
ヴァイオリン・ソナタ第6 番イ長調Op.30-1
ヴァイオリン・ソナタ第8 番ト長調Op.30-3
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
マリア・カニゲラール(P)

録音:2020 年8 月3,4,6 日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ録音)
ラナ・トロトヴシェクとマリア・カニゲラールによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の 第 2 集。聞き慣れた名曲「春」も二人の手にかかると実に新鮮。力強いベートーヴェンでは表 に出てこない繊細な美感がすこぶる生きています。彼女たちは第6 番でさらに本領発揮、下手を するとあまり印象に残らないこの曲から柔らかい幸福感をたっぷり引き出しています。 ※バックインレイカードでの1 曲目の英文表示がヴァイオリン・ソナタ第1 番ニ長調 Op.12-1 と誤っています(スロヴェニア語表記では正しい表記)。
スロヴェニア放送
ZKP-117640(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4 番イ短調Op.23
ヴァイオリン・ソナタ第9 番イ長調Op.47「クロイツ
ェル」
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
マリア・カニゲラール(P)
録音:2020 年8 月3,4,6 日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ録音)
ラナ・トロトヴシェクとマリア・カニゲラールによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集 の第 3 集。比較的地味とされる短調作品の第 4 番が彼女たちの手にかかると情熱の迸る名 曲になります。そしてクロイツェル・ソナタの見事なこと。二人の女性奏者が全力で駆け抜けてい く素晴らしい熱演。ライヴ録音ということもあって、取りつかれたような集中力に引き込まれます。
スロヴェニア放送
ZKP-117657(1CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7 番 ハ短調 Op.30-2
ヴァイオリン・ソナタ第10 番ト長調 Op.96
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
マリア・カニゲラール(P)

録音:2020 年 8 月 6 日 スロヴェニア リュブリャナ(ライヴ録音)
スロヴェニアのヴァイオリニスト、ラナ・トロトヴシェクと、カタルーニャのピアニスト、マリア・カ ニゲラールによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の第 4 集。ベートーヴェンのヴァ イオリン・ソナタでも「クロイツェル」と「春」に次ぐ傑作、第 7 番ハ短調はほの暗く静かに情熱 が燃える素敵な演奏。ベートーヴェン 40 代の作品、第 10 番ではグッと落ち着きと深みを感 じさせる演奏で、後期のベートーヴェンを予感させる演奏を繰り広げています。
スロヴェニア放送
ZKP-116971(1CD)
「シルエット」〜ラリタ・スヴェテ・リサイタル
(1)トマーシュ・スヴェテ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
(2)バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2 番ニ短調 BWV.1004〜シャコンヌ
(3)トマーシュ・スヴェテ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2 番
(4)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3 番 ニ短調 「バラード」
(5)プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1 番ヘ短調 Op.80
ラリタ・スヴェテ(Vn)、
(5)エフゲニ・シナイスキ(P)

録音:2019 年 スロヴェニア リュブリャナ
スロヴェニア系のヴァイオリニスト、ラリタ・スヴェテのおそらく初の CD。ラリタ・スヴェテは 1996 年、ウィーンの生まれ。父はスロヴェニアの作曲家、トマーシュ・スヴェテ。4 歳からヴァ イオリンを学び、7 歳でデビュー。その後はオーストリアとスロヴェニアを拠点として欧米で活 躍しています。このCD は父の作品も含め無伴奏曲を並べ、メインにはプロコフィエフのヴァイ オリン・ソナタ第 1 番を据えるという意欲的な内容。若い瑞々しい音色だが、勢いで弾くよう なことはなく、柔らかい弓使いで潤いのある音楽を紡いでいます。(簡易収納紙ケース)

オクタヴィア
OVCX-00092
(1SACD+DVD)
2022年4月20日発売

※初回限定200枚・特典DVD付き
上野通明 IN CONCERT
【CD】
.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013 (Vc版)
ヒンデミット:ピアノとチェロのための3つの小品 作品8 より 第2曲『幻想小品』
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第2番ト短調 作品5-2
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
プーランク:チェロ・ソナタ FP.143
【DVD】 ※初回限定パッケージのみ
ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
上野 通明 (Vn)
須関 裕子 (P)

録音:2022年1月16-19日高崎芸術劇場
※初回完売後はCD(Hybrid Disc)のみのパッケージとなります。
リサイタル・録音・映像によって才能溢れる若手演奏家を多角的に紹介する、大友直人が贈る高 崎芸術劇場の「T-Shotシリーズ」第5弾。 2021年10月、ジュネーブ国際音楽コンクール チェロ部門で日本人初の優勝を果たし、世界の注 目を集める上野通明。ダイナミックで、豊かな表現力が光る若きチェリストの初ソロCD+DVDがタ イムリーに登場です。録音の様子はオーディオ誌でも取り上げられ、演奏・録音ともに高水準の 音楽をお楽しみください。        [発売元・(公財)高崎財団]

Coviello
COV-92117(1CD)
ロックダウン 〜打楽器アンサンブル作品集
マーティン・ヘネケ:前奏曲第1番
ネボイシャ・ヨハン・ジヴコヴィッチ:トリオ・フォー・ワン
フランク・ザッパ:ブラック・ページ #1(ステイホームVer.)
タン・ドゥン:祈りと祝福
フランク・ザッパ:ブラック・ページ #1、#2(コンサートVer.)
スコーピオンズ:ハリケーン (feat.ハーマン・ラレベル)
マーティン・ヘネケ:L.A.
パーカッション・アンダー・コンストラクション
ノンジャンルのパーカッション・アンサンブル集団「パーカッション・アンダー・コンストラクション」。彼らの記念すべき最初のレコーディングはコロナによるロッ クダウンで中断を余儀なくされました。しかし逆境を糧に創作は続けられ、エネルギーに満ちたアルバムが完成。アルバムの両端にはグループのメンバーであるマー ティン・ヘネケの作品が置かれています。最後の「L.A.」はシンセも採り入れた楽曲で、現代社会の不安感をあおるサウンド。
フランク・ザッパの「ブラック・ページ」は真っ黒になるほど音符が敷き詰められた楽譜からその名が来ているという作品。
クラシックのアルバムではまずお目にかかれないスコーピオンズの「ハリケーン」(Rock You Like a Hurricane)では、本家ドラマーのハーマン・ラレベルが ゲスト参加!マニア垂涎! (Ki)

Alba
ABCD-511(1CD)
ハッリ・ヴェスマン(1949-):室内楽作品集
ピアノ四重奏曲(1985)*
前奏曲とシシリエンヌ(Preludi ja Sicilienne)(1984)(P三重奏のための)
ピアノ三重奏曲第1番(1981)
ピアノ三重奏曲第2番「修辞学(Retorinen)」(1992)
ピアノ三重奏曲第3番(2000)
KAAAS三重奏団【アンネマリー・オーストレム(Vn )、ウッラ・ランペラ(Vc)、ティーナ・カラコルピ(P)】
ハンナ・パッカラ(Va)*

録音:2021年5月31日?6月6日 スネルマンホール(コッコラ、フィンランド)
KAAAS三重奏団(カーオス三重奏団)は、2011年に創設されたアンサンブル。ヴェゲリウス・チェンバー・ストリングズ芸術監督のアンネマリー・オーストレ ム Annemarie Astrom のヴァイオリン、オストロボスニア室内Oメンバーのウッラ・ランペラ Ulla Lampela のチェロ、『もっと別のフィンランドのヴァ イオリン作品集』(ABCD 507)を録音したティーナ・カラコルピ Tiina Karakorpi のピアノ。3人の苗字のアルファベットを並べ、フィンランド語の「混沌(カ オス)」を意味するグループ名がつけられました。ヴェッスマンの室内楽曲は、彼女たちが創設以来ずっと考えていたプロジェクトのひとつでした。 ハッリ・ヴェッスマン Harri Wessman(1949?)は、現代フィンランドで独自の道を歩む作曲家のひとり。「モダニストの語法に背を向け……ロマンティックな心 情と内面的なリリシズムに支えられた作品……」(キンモ・コルホネン)を書いてきました。1987年の「トランペット協奏曲」がもっともよく知られ、児童合唱の ための「雪の下の流れは力なく(Vesi Vasyy Lumen Alle)」などの合唱曲も親しまれています。60を超す数の彼の室内楽の作品から、このアルバムでは、ピ アノのついた5曲が演奏されます。 (Ki)

PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0037(1CD)
風の戯れ 〜木管楽器のための編曲集
フォーレ:3つの無言歌 Op.17
レイナルド・アーン:5つのメロデイ(クロリスに/極上の時/5月/ティンダリス/レナムール)
ドビュッシー:子供の領分
ラヴェル:古風なメヌエット
サティ:冷たい小品より 3つの歪んだ踊り
プーランク:村人たち
リーズ・イン・モーション

録音:2021年4月16-19日/チューリヒ、ZKOハウス
オーボエ、サックス、クラリネット、バスクラリネット、ファゴットというちょっぴりめずらしい編成による木管五重奏団「リーズ・イン・モーション」。バーゼル音楽 院で出会い2017年に結成された若いクインテットで、すべてリード楽器なため均質かつ自由な変化の利く音響が特徴です。メンバーはいずれもソリスト、室内楽 奏者、オーケストラ奏者として活躍する名手であり、五重奏団としての活動も音楽祭への参加など多岐にわたっています。
このアルバムはフランス音楽のアレンジ集となっており、潤いのある美しい旋律がこの編成にぴったり。とろけるような和声と伸びやかな歌に彩られたすてきな アルバムです。アーンの「クロリスに」はG線上のアリアを思わせる印象的なバスが涙を誘う逸品! (Ki)
PROSPERO CLASSICAL
PROSP-0016(1CD)
1824年 〜チェロとギターのための作品集
ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲 ニ長調
フンメル:チェロとピアノのためのソナタ イ長調 Op.104
ロンベルク(1767-1841):三重奏曲第1番ホ短調(Vc、ヴィオラ、コントラバス)
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調(Vcとギター版)
クリストフ・ダンゲル(Vc;Bernardus Stoss製、ウィーン、1815年)
エ ルス・ビ ー セマンス(フォル テピアノ)
カティヤ・ポラン(Va)
ステファン・プライヤー(Cb)
ステファン・シュミット(G)

録音:2019-2020年
ベートーヴェンの交響曲第9番初演を始め、多くの出来事があった「1824年」という年に光を当て、チェロに特別な役割を与えた4人の作曲家の素晴らしい音 楽を集めたアルバム。古楽器による質の高い演奏で当時の空気感がよみがえります。とても魅力的なギター伴奏版「アルペジョーネ」など、チェロを中心とした様々 な編成が楽しめる1枚。
クリストフ・ダンゲルは、バーゼル室内Oの首席奏者としてアントニーニ指揮のハイドン全集録音プロジェクトに参加しているほか、イル・ジャルディーノ・ アルモニコ、アニマ・エテルナ、シャンゼリゼOなどでも活躍する古楽器チェロの名手。Harmoniamundiレーベルから発売されているジャン=ギアン・ケ ラスが弾いたヴィヴァルディのチェロ・ソナタ集では通奏低音チェロを担当しています。 (Ki)

NoMadMusic
NMM-001(1CD)
フランスのヴァイオリン・ソナタ集
シュヴィヤール:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.8
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
ジェダルジュ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.12
ジャン=ジャック・カントロフ(Vn)、
アレクサンドル・カントロフ(P/YAMAHA CFX)

録音:2014年11月/フランス
今話題のピアニスト、アレクサンドル・カントロフが17歳のときに父ジャン=ジャック・カントロフと共演した3人の仏作曲家のヴァイオリン・ソナタ集!
ジャン=ジャック・カントロフは言わずと知れた名ヴァイオリニスト。数多の名録音がありますが、やはりフランスものは別格のすばらしさ。ここに収録したカミー ユ・シュヴィヤール(1859-1923)、ガブリエル・フォーレ、アンドレ・ジュダルジュ(1856-1926)という3人の作曲家が書いたソナタを 格調高く演奏します。シュヴィヤールとジュダルジュは録音自体が少ないだけに彼らが録音してくれたことは喜ばしい限り。息の合った父子共演をご堪能ください!
1997年生まれのアレクサンドルは父親譲りの音楽的才能の持ち主。16歳のときにはナントおよびワルシャワでのラ・フォルジュルネでシンフォニア・ヴァルソ ヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露。抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴衆を熱狂させました。そして、2019年に開催され た16回チャイコフスキー国際コンクールでフランス人としてはじめて優勝。本選ではチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番を演奏し、有名な第1番を上回る高度 なテクニックを要する難曲をコンクールの場で見事に披露したことでも話題となりました。BISレーベルからリリースが続いており、すべてのディスクで高い評価を 得ております。今後ますますの活躍が期待されております! (Ki)

Naive
V-7159(3CD)
デイオティマSQ
[CD1]
ステファノ・ジェルヴァゾーニ(b.1962):clamour--弦楽のための第3の四重奏曲
闇への6つの手紙(2つのニュース)six lettres a l’obscurite (und zwei nachrichten)
ストラーダ・ノン・プレサ strada non presa
[CD2]
ジェラール・ペソン(b.1958):吸ってー、とめて respirez ne respirez plus (弦楽四重奏曲第1番)
bitume (弦楽四重奏曲第2番)
サイドピース nebenstuck
farrago (弦楽四重奏曲第3番)
[CD3]
エンノ・ポッペ(b.1969):buch
zwolf(独奏チェロのための)
tier(弦楽四重奏のための)
freizeit(弦楽四重奏のための)
ディオティマSQ
パ スカル・モラゲス( クラリネット)

録音:[CD1]2017年11月、2018年7月/[CD2]2016年2月/[CD3]2016年12月
ッジノ効いた活動で注目を集めているディオティマSQ。同じく現代に生き、その中でも最先端をいく、ジェルヴァゾーニ、ペソン、ポッペという三名 の作曲家たちの作品を集めました。彼らはそれぞれ、弦楽四重奏という枠組みの中で、新しい書法を見事に打ち立てています。ジェルヴァゾーニ作品は熱狂と静寂 の効果を探求、ペソンは作品内でブラームスを引用(クラリネットのモラゲスが演奏)しつつも静寂と音の間を漂うような作品を書いています。そしてポッペの作品 は、永遠に変容し続ける細胞を念頭に置きながら、ユーモアにも満ちたものとなっております。
ディオティマSQ---1996年パリ国立高等音楽院の卒業生らによって結成。とりわけブーレーズやラッヘンマンと近しく仕事をしていた。トマス・アデ ス、細川俊夫、トリスタン・ミュライユや現代の多くの作曲家たちに新作を委嘱。現代の作品に活動の重きをおきつつも、ベートーヴェン、シューベルト、第二次ウィー ン楽派の作品にも積極的に取り組んでいます。若き作曲家とSQを招いてのディオティマ・アカデミーを開催するなど、その活動は多岐にわたっています。 (Ki)

KLARTHE
KLA-070(1CD)
「四季」
(1)ピアソラ:「ブエノスアイレスの春」
(2)トマジ:「春」
(3)ピアソラ:「ブエノスアイレスの夏」
(4)バーバー:「夏の音楽」
(5)ピアソラ:「ブエノスアイレスの秋」
(6)ヒグドン:「秋の音楽」
(7)ピアソラ:「ブエノスアイレスの冬」
(8)マクドウォール:「冬の音楽」
アキロン五重奏団【マリオン・ラランクール(Fl)、クレール・シリャーコプス(Ob)、ステファニー・コー(Cl)、マリアンヌ・ティルキャン(Hrn)、ギャエル・エベー(Fg)】

録音:2017年7月30日-8月2日ストラスブール
2006年ミュンヘン国際コンクールで優勝した女性5名によるフランスの木管五重奏団「アキロン五重奏団」。フルートのマリオン・ラランクールはフランソワ= グザヴィエ・ロト率いるレ・シエクルの首席奏者を務め、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」(KKC-5760 / HMM-905280)やドビュッシーの「牧神の午後への 前奏曲」(KKC-5998 / HMM-905291)のディスクでも演奏を披露している名手。また、バッハとライヒを組み合わせたソロ・アルバム(NMM-090)もリリー スしております。
当アルバム「四季」では気候変動の問題とクラシック音楽界における女性の地位向上など、現代の大きな社会問題を「四季」になぞらえ、演奏を通して問う内容 となっております。収録作品はピアソラの「ブエノスアイレスの四季」にトマジ、バーバー、ジェニファー・ヒグドン(1962-)、セシリア・マクドウォール(1951-) の四季にまつわる作品を収録。このようなテーマに対する意識を高め、また木管楽器への興味を持ってもらうことが当団の大きな目的であり願いです。アキロン五 重奏団は2020年に結成20周年を迎え、今後も積極的な活動が続いていきます! ※当アルバムは環境問題に配慮し再生紙が使用されております。またシュリンクはされておりません。なお、バーコード添付のため日本流通分は袋に入れた形で出 荷いたします。 (Ki)
KLARTHE
KLA-078(1CD)
「ホーム」〜20世紀のチューバ作品集
(1)ペンデレツキ:カプリッチョ〜チューバのための
(2)ピアソラ:『タンゴの歴史』より「I.売春宿 1900」「II.カフェ 1930」「III.ナイトクラブ 1960」(チューバとマリンバ編)
(3)ドゥーダ:ファンタジアII Op.29-2
(4)クレガル:チューバ協奏曲〜チューバ、ピアノとパーカッションのための
フローリアン・ヴィールゴシック(チューバ)
(2)マテュー・ドロー(マリンバ)、
(3)コリーヌ・ジャジェ(Hp)、
(4)マキ・ベルキン(P)、パトリック・メンデス(パーカッション)

録音:2018年7月ブザンソン地方音楽院、フランシュ=コンテ地域圏(フランス)
フランス管楽器の若手演奏家の紹介に力を注いでいるKlartheレーベルからチューバの達人フローリアン・ヴィールゴシックが登場!ヴィールゴシックは現在モ ンテカルロPOのソロ・チューバ奏者をつとめる傍らソロ活動でも注目される若手有望株です。
吹奏楽やオーケストラでは馴染みの楽器ながら独奏楽器としてのイメージがないチューバですが、この楽器魅力をもっとみんなに知ってもらいたいという思いか らこのアルバムを制作しました。
当アルバムではドイツ、ポーランド、アルゼンチン、フランスとさまざまな作曲家の作品を選び、ソロから室内楽までその魅力を凝縮した内容になっております。 ヴィールゴシックの類い稀な才能が光る注目の録音です! (Ki)
KLARTHE
KLA-006(1CD)
「アトラクション」
(1)エマニュエル・セジョルネ:アトラクション
(2)ジェラール・ガスティネル:デュオ・コンプライシス
(3)ジェラール・ペロタン:ヴィオリンバ
(4)ジャン=クロード・ジャンジャンブル:舞踏組曲
デュオ・コントラスト【エリック・ラクルー(Vn)、ダミアン・プチジャン(マリンバ)】

録音:2015年2月/スタジオ・セクスタン(マレコフ)
ァイオリンのエリック・ラクルーとマリンバのダミアン・プチジャンによる「デュオ・コントラスト」が現代作曲家に委嘱した4作を録音しました。ともにパリ国 立高等音楽院で学んだ二人。それぞれの活動の一方で音楽性が一致したことによりすぐにデュオを結成し、定期的に演奏活動を続けております。オリジナル曲が少 ないだけに編曲と新作委嘱に力を入れております。当アルバムでは彼らの委嘱作を披露しております。今後この二人がこのジャンルを盛り上げていくことは間違い ないでしょう! (Ki)
KLARTHE
KLA-009(1CD)
妄想の一瞥
(1)シューマン:ロマンス第1番Op.94の1(トマーシュ)
(2)同:ロマンス第2番Op.94の2(テレザ)
(3)同:ロマンス第3番Op.94の(サビナ)
(4)ショパン:前奏曲ホ短調Op.28の4(刹那)
(5)ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番Op.120の1〜第2楽章(星の上)
(6)ドヴォルザーク:母が教えたまいし歌(かくあらねばならぬか?)
(7)タレガ(ノールマン編):アルハンブラの思い出(一瞥)
(8)タイユフェール:ヴォカリーズ(同じ奇妙な幸福)
(9)ドヴォルザーク:母が教えたまいし歌(かくあるべし !)
フレデリク・バル(演者)、
ジャン=マルク・フォルツ(Cl)
アニャ・リンデル(Hp)

録音:2014年1月/ラ・ビュイッソンヌ(ペルヌ・レ・フォンテーヌ)
1968年のソ連の軍事侵攻時のプラハを舞台にしたミラン・クンデラの小説「存在の耐えられない軽さ」はカウフマン監督により映画化されて有名になりました。 このアルバムは同小説の9つの部分を女優フレデリク・ベルが演じ、クラリネットのジャン=マルク・フォルツとハープのアニャ・リンデルが彩を添えます。
映画でダニエル・デイ=ルイスが演じたトマーシュ、ジュリエット・ビノシュが演じたテレザ、レナ・オリンの演じたサビナをそれぞれシューマンの「3つのロマンス」 で描き、舞台となっているチェコのドヴォルザークの「母が教えたまいし歌」を、ベートーヴェンが弦楽四重奏曲第16番の終楽章に書いた「かくあらねばならぬか?」 「かくあるべし!」というモットーの具体化として用います。
フレデリク・ベルは甲高いアニメ声の持ち主で、声優としても活躍しています。ハープのアニャ・リンデルはストラスブール出身でマリエル・ノールマン門下。 2001年にコンサート鑑賞中、嵐のためにプラタナスの倒木が直撃し、下半身不随となりました。ハープに不可欠なペダル操作を独自の工夫で克服、見事な演奏を 披露してくれます。とりわけ恩師ノールマンのハープ独奏用編曲によるタレガの「アルハンブラの思い出」では美しい語り口に引き込まれます。
KLARTHE
KLA-136(1CD)
創造女性
マルグリット・カナル:ヴァイオリン・ソナタ
クララ・シューマン:3つのロマンスOp.22
メル・ボニ:ヴァイオリン・ソナタ嬰ヘ短調
エイミー・ビーチ:ロマンスOp.23
デュオ・アルマ【クララ・ダンシン(Vn)、アンナ・ジュバノヴァ(P)】

録音:2020年12月27-30日/パリ地方音楽院講堂
2012年のフォルジュルネ金沢で公演したフランスの実力派クララ・ダンシンとロシア出身のアンナ・ジュバノヴァ。両者が創作家としての女性(女性作曲家)の ヴァイオリン曲を集めたアルバム。
注目なのがマルグリット・カナル(1890-1978)のヴァイオリン・ソナタ。フランスで最初の指揮者となった女性で、日本を代表する歌手・古澤淑子の留学時 の師匠でもありました。彼女のソナタを聴くことができるのは存外の慶びと申せましょう。 (Ki)
KLARTHE
KLA-139(1CD)
内なる旅
(1)ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
(2)バッハ:4つのデュエットBWV802-805
(3)ファリャ(セドリック・グラネル編):6つのスペイン民謡
(4)ラヴェル(デュオ・セグル編):カディッシュ
(5)ガーシュウィン(ダヴィド・ブルサー編):エンブレイサブル・ユー/私の好きな人/霧の日
デュオ・セグル【ミカエル・セグル(Vn)、ニコラ・セグル(Vc)】、
ノエミ・ウェウスフェルド(ヴォーカル)(3)(4)(5)

録音:2000年11月23-26日/サル・モリエール(リヨン)
ヴァイオリンとチェロの二重奏で活躍する兄弟ミカエルとニコラによるデュオ・セグル。この編成による最も有名なラヴェルのソナタを中心に聴かせてくれます。 ★興味深いのはファリャの「スペイン民謡」、ラヴェルの「カディッシュ」、ガーシュウィンのソング・ブックをノエミ・ウェイスフェルドのヴォーカルと共演しているこ と。20世紀初頭風なジャケットを含め、古き良き時代の雰囲気たっぷりな幸せな時を楽しめます。 (Ki)

Hanssler
HC-21001(1CD)
ユーラシアン・ゴールド
(1)メトネル:ヴァイオリン・ソナタ第1番ロ短調Op.21
(2)同:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調Op.44
(3)カウツナー:金海綿(2017)
ヴィクトリア・エリーザベト・カウンツナー(Vn)、オレグ・ポリャンスキー(P)(1)(2)、
UKOREVV(ユニヴァーサル・コリアン・オーガニック・アンサンブル。ヴィクトリア&ヴィルトゥオージ)
【イ・スンヒ(奚琴)、キム・ヒョヨン(ピリ、笙簧)、ヴィクトリア・エリーザベト・カウンツナー(Vn)】(3)

録音:2021年秋/ベートーヴェンザール(ハノーファー・コンベンションセンター)
ドイツ・ヴァイオリン界期待のヴィクトリア・エリーザベト・カウンツナーはヘンスラー・レーベルからイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全集をリリースして注目 されましたが、近年はアジアとりわけ韓流に強い共感を寄せ、今回のアルバムはソウルの昌徳宮前に佇む姿をジャケットに用いるほどの惚れ込みようです。
アルバムのメインはメトネルのヴァイオリン・ソナタ2篇。カウンツナーは15年来これらを研究し各地で弾きましたが、とりわけソウルのメトネル協会の発足ガラ で披露されて韓国のファンの心を掴んだとされています。
カウンツナーは自作自演「金海綿」も聴きもの。2017年の作で、ヴァイオリンと奚琴、ピリ、笙簧など朝鮮半島の伝統楽器のアンサンブルで、暗い海の底で何百 年も生きる金色の海綿が最後は金の星になる様を描き、グレタ・トゥーンベリの気候危機へアジアとヨーロッパともに考えようという高邁な思想が込められている とのこと。韓国の伝統音楽からK-Popの要素まで含み、カウンツナーの韓流愛があふれています。
カウンツナーの用いる1735年製グヮルネリ・デル・ジュスの銘器は、かつてフェルディナンド・ダヴィドがメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を初演した時 の楽器で、深みある魅力的な音をたっぷり味わせてくれます。 (Ki)
Hanssler
HC-21051(1CD)
マリア・バッハ(1896-1978):(1)ピアノ五重奏曲 イ短調「ヴォルガ」 〜2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための(1927/28)
(2)チェロ・ソナタ ハ短調(1924)
(3)無伴奏チェロ組曲 ヘ短調(1922)
(1)(2)オリヴァー・トリンドル(P)、
(1)ニーナ・カーモン(Vn)、
(1)マリーナ・グローマン(Vn)、
(1)オイキュ・カンポラ(Va)、
(2)(3)アレクサンダー・ヒュルスホフ(Vc)

録音:(1)2021年7月6&7日、(2)2020年11月30日-12月1日、(3)2021年8月18日/
WDRフンクハウス、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ケルン、ドイツ)
オーストリアの作曲家マリア・バッハ。両親からピアノとヴァイオリンの手ほどきを受け音楽家を目指しウィーン音楽大学ではヨーゼフ・マルクスに作曲を師事。 1921年に作曲家としてデビューし生涯400以上の作品を残しました。そのほとんどが歌曲、合唱曲、ピアノ曲です。当アルバムではマリア・バッハの意欲作であ る室内楽を収録しております。
1930年から31年にかけてマリア・バッハはパリで過ごしグラズノフら著名な作曲家とのと出会いに恵まれました。また同時期、デュカスが彼女の作品を称賛 するなど、1930年代に入り評価されていきました。ピアノ五重奏曲「ヴォルガ」は彼女の出世作。華やかなピアノ・パートと美しい弦楽器の掛け合いが魅力で、ロ シアの演奏家からも多大な影響を受けたマリア・バッハの独自の世界が広がります。 (Ki)

CPO
CPO-555534(4CD)
NX-E05
ベルンハルト・モリーク(1801-1869):弦楽四重奏曲全集
【CD1】…777149
弦楽四重奏曲 第3番ヘ長調 Op. 18 No. 1
弦楽四重奏曲 第4番イ短調 Op. 18 No. 2
【CD2】…777276
弦楽四重奏曲 第5番変ホ長調 Op. 18 No. 3
弦楽四重奏曲 第6番ヘ短調 Op. 28
【CD3】…777336
弦楽四重奏曲 第1番ト長調 Op. 16
弦楽四重奏曲 第2番ハ短調 Op. 17
【CD4】…777632
弦楽四重奏曲 第7番変ロ長調 Op. 42
弦楽四重奏曲 第8番イ長調 Op. 44
マンハイムSQ

録音:2003年7月21、22日、2004年4月26、27日、2006年11月13-15日、2007年4月16-18日、2009年1月20-22日
ニュルンベルクでファゴット・ヴァイオリン奏者の父の下に生まれたベルンハルト・モリーク(モーリック)。6歳で公開演奏を行うなど神童ぶりを発揮。ルイ・ シュポアにヴァイオリンを師事し、23歳でシュトゥットガルト宮廷劇場の宮廷楽長兼コンサートマスターに就任。ヨーロッパの至る所でツアーを行い高い 名声を得ていました。またベーム式フルートの開発者であるテオバルト・ベームと親しく、彼のためにフルート協奏曲も書いています。 モリークはヴァイオリン作品を多く遺しており、なかでも8曲の弦楽四重奏曲は古典派とロマン派の端境期に位置する傑作として称えられており、イギリ ス滞在時に書かれた作品番号42と44の2曲はヴィクトリア女王を含むイギリスの聴衆たちを興奮の渦に巻き込んだといわれています。 古典派作品を得意とするマンハイムSQの演奏で全曲をお楽しみください。
CPO
CPO-555341(1CD)
NX-B02
マリア・バッハ(1896-1978):ピアノ五重奏曲/弦楽五重奏曲/チェロ・ソナタ
ピアノ五重奏曲「ヴォルガ」(1928)- 2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのために
弦楽五重奏曲(1936)- 2つのヴァイオリン、ヴィオラ、2つのチェロのために
チェロ・ソナタ(1924)
クリスティーネ・ブッシュ(Vn)-
エレーネ・メイパリアーニ(Vn)
クラウス・クリスタ(Va)
マティアス・ヨハンセン(Vc)
コンラディン・ブロトベク(第2チェロ)
塩地 亜希子(P)
タカイユキエ(P)

録音:2018年10月29日-11月1日、2020年7月8日
世界初録音
オーストリアのピアニスト・作曲家マリア・バッハ(エミーリエ・マリア・バロネス・フォン・バッハ)。父ロベルトはヴァイ オリンを嗜む弁護士で、彼女の母親エレノアはマーラーやブラームスの下で演奏経験もある優れた歌手とい う音楽一家で育った彼女は、幼い頃から音楽家を志し、5歳からピアノとヴァイオリンを学んでいます。1919 年、ウィーン音楽大学に入学。ヨーゼフ・マルクスに作曲を師事した彼女は1921年に作曲家としてデ ビュー。この時期にロシアの指揮者、作曲家のイヴァン・ボウニコフと知り合い、指揮法と管弦楽法を教わる とともに、ヨーロッパ中へ演奏旅行を行うなど良い関係を築きました。やがて1930年代には当時の新聞紙 上で素晴らしい評価を受けるなど本格的な作曲家として成功を収め、ウィーンの出版社ドブリンガーは彼 女の作品に興味を示し、ピアノ五重奏曲「ヴォルガ」を出版しています。 このアルバムには彼女の代表的な3つの作品を収録。驚異的なヴィルトゥオージティを持つピアノ・パートや 弦楽器の豊かな音色を駆使した作品はどれも聴き応えのあるものです。 1943年、評論家であり作曲家でもあるフリッツ・スコルツェニーは、ウィーンの新聞に「マリア・バッハの作品に は、エキゾチックさ、魅力的な旋律、詩的なインスピレーションなどのさまざまな要素が組み合わされている」 と書きましたが、これは彼女の音楽が生み出す魅力を的確に表現しています。

Gramola
GRAM--99251(2SACD)
NX-D03
ブラームス:ピアノ三重奏曲集
【SACD1】
ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op. 8(1890年改訂版)
ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op. 87
【SACD2】
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op. 101
クラリネット(Va)、チェロとピアノのための三重奏曲 イ短調 Op. 114
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー
(Vn…CD1、CD2:1-4/ヴィオラ…CD2:5-8)
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
リーリャ・ジルベルシュタイン(P)

録音:2021年2月24-26日、4月10-13日
1985年ザルツブルク生まれのトーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー。15歳の時にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のソリストとしてブリュッセルの パレ・デ・ボザールにデビューして大きな注目を集め、以降ヨーロッパや日本を含むアジアの主要なコンサートホールで演奏を重ねています。2004年に GRAM-olaレーベルと専属契約を結び、40作を超えるアルバムをリリース。ブラームスは2006年にヴァイオリン・ソナタ全曲を録音していますが、今作は チェロのダヴィド・ゲリンガスとピアノのリーリャ・ジルベルシュタイン、この2人の名手とともにクラリネット三重奏曲を含む、3つの三重奏曲を演奏していま す。1854年に書かれるも、その35年後に改訂された第1番、エネルギッシュなユニゾンで始まる第2番、円熟期に完成された第3番、どれもブラーム スらしい緻密に張り巡らされた対位法と、美しい旋律を持つ充実した作品で、ウルンベルガーたち3人の奏者は、高揚感を湛えながら旋律を紡いでい きます。最後に置かれたクラリネット三重奏曲は晩年の名作。ヴィオラで演奏することも可能であり、ここでイルンベルガーはヴァイオリンをヴィオラに持ち 替え、哀愁漂う旋律を美しく奏でています。

TOCCATA
TOCN-0012(1CD)
NX-B03
イヴァン、アレクサンドル、ニコライ・チェレプニンの室内楽作品集
アレクサンドル・チェレプニン
1. ロマンス WoO(1922) ? ヴァイオリンとピアノのために…世界初録音
2. エレジー Op. 43(1927) - ヴァイオリンとピアノのために…世界初録音
3. アラベスク Op.11 No. 5(1921) - ヴァイオリンとピアノのために…世界初録音
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op. 14(1921)
4. I. Allegro moderato
5. II. Larghetto
6. III. Vivace
ニコライ・チェレプニン(1873-1945):
7. 抒情詩曲 Op. 9(1900) ? ヴァイオリンとピアノのために
8-9. アンダンテとフィナーレ Op. posth(1943)- ヴァイオリンとピアノのために…世界初録音
イヴァン・チェレプニン(1943-1998):
10. Pensamiento 思考(1996) ? フルートとピアノのために
11. トランジションのカデンツァ(1963) - フルート、クラリネットとピアノのために…世界初録音
クァン・ユアン(Vn)…1-9
スー=エレン・ヘルシュマン=チェレプニン(Fl)…10-11
イアン・グライツァー(Cl)…11
デイヴィッド・ウィッテン(P)…1-10
ドナルド・バーマン(P)…11

録音:1997年2月9日(ライヴ) First and Second Church,マサチューセッツ(USA)…11
2002年1月3日 Emerson Studio, Arlington,マサチューセッツ(USA)…10
2019年4月17、18日 Recital Hall of The Performing Arts Center, Purchase College,
ニューヨーク州立大学(USA)…1、2、3、7、8-9
2021年7月27日 Concert Hall of Drew University,Madison, ニュージャージー(USA)…4-6
このアルバムでは、ロシアの音楽一家「チェレプニン家」の3世代にわたる作品を紹介しています。 ニコライ・チェレプニンはサンクトペテルブルク出身。法律家を志すも断念し音楽家に転向。サンクトペテルブルク音楽院にてニコライ・リムスキー=コルサコフに 師事し、指揮者として1909年から1914年にかけてセルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエ団に参加しました。1918年にジョージアにわたり、その後パリへ亡 命。フランス印象主義音楽の影響を受けた作品を残しています。彼の息子アレクサンドルもサンクトペテルブルク出身。ニコライから音楽を学ぶとともに、父が かかわっていたバレエ・リュスの関係者から多大な影響を受けました。家族とともに移住したパリではフランス6人組と親交を持ち、その後はロシアやアゼルバイ ジャン、ペルシャなどの民謡を採取、1930年代には日本を含むアジアを訪れ、若手作曲家の指導を行っています。そしてアレクサドルの三男であるイヴァン も幼い頃から母でピアニストのミン・チェレプニンからピアノのレッスンを受けるなど音楽に親しんできました。7歳の時に両親がデポール大学で教職を得たのに 伴いシカゴに移住、ハーバード大学でレオン・キルヒナーに師事、ヨーロッパではピエール・ブーレーズ、カールハインツ・シュトックハウゼンのレッスンを受け、 1972年にはハーバード大学、電子音楽スタジオのディレクターに就任、亡くなるまでこの職にありました。 この録音は、世界初録音を含む様々なスタイルの作品を収録。イヴァンの未亡人でフルート奏者のスー=エレン・ヘルシュマン=チェレプニンも亡き夫の作品 に参加、印象的な演奏を披露しています。

フォンテック
FOCD-2587(1CD)
2022年3月31日発売
現代日本の作曲家 第57集/たかの舞俐:作品集

(1)「Lilaea」(リラエア)2021

(2)「Schneekoenigin’s Arie」(雪の女王のアリア)2018

(3)「Remnants of Love」(愛の残骸)2017

(4)「Elegy」(エレジー) (2013-14 改訂2021)

(5)「Are you going with me?」(アー・ユー・ゴーイング・ウイズ・ミー?)1987

(6)「Corridors of Light」(光の通り道)2012

(7)「In a Different Way」(イン・ア・ディファレント・ウェイ) 2021

(8)「Adieu and Rebirth」(アデューと再生) (2014-15)
(1)松本寛子(Fl)
土橋庸人(G)
(2)坂本朱(Ms)
井出朋子(Fl)
藤村俊介(Vc)
(3)大坪純平、岡本和也(G)
(4)野口千代光、花田和加子(Vn)
(5)會田瑞樹(ヴィブラフォン )
中川俊郎(P)
(6)井手朋子(Fl)
(7)たかの舞俐 指揮 ヨシダダイキチ(シタール)
カネコテツヤ(パカーワジ)
鈴木舞(Vn)
笹沼樹(Vc)
丁仁愛(Fl)
松下洋(Sax)
會田瑞樹(打楽器)
(8)會田瑞樹(ヴィブラフォン)
中川俊郎(P)
日本の作曲家の創作活動の成果である作品の記録。これを系統的・持続的に行うことを目的に、1992 年から制作・販売を続 けるCDシリーズ「現代日本の作曲家」。第57集は、「クラッシック音楽でもない、アヴァンギャルドでもない、様々なジャン ルの音楽が境界を越えて一つの新しい世界になっている音楽」を掲げる作曲家 たかの舞俐の作品集成です。たかのは自らの音 楽創造について、こう述べています。 「まず、私の作曲理念の基本は、師リゲティとの学びの中にある。 それは、しっかりとした作曲技法(Handwerk)に基づいた自分自身のオリジナリティーのある作品を作曲することであり、 また、ジャンルを超えた様々な分野の音楽や芸術に対する探求心や興味を持って、自分自身の音の世界を常に豊かに広げていく ことです。 東京は、様々なジャンルの国際色豊かな音楽が多彩に混在している都市です。これらの音楽は、私の中に吸収され、濾過され ていき、互いに結び付いて、最終的には、独自の「音」の世界となって現れでていく。それは、クラッシック音楽でもない、ア ヴァンギャルドでもない、様々なジャンルの音楽が境界を越えて一つの新しい世界になっている音楽です。 また、私は近年、アコースティックの楽器だけでなく、Cubaseなどのエレクトロニクス・DTMやSuperColliderといった音響 プログラミング言語を使った音楽作品も多く手がけてきた。 現在、世界的なコロナ禍の中で、デジタル化はより幅広く、不可避なものになっており、デジタルやプログラミングの概念は、 次の世代の基盤になっていくものと考えています。しかし、いつの時代でも人々がその生涯の中で愛や憎しみ、悲しみ、癒し、寂 しさ、など様々な感情を体験することに変わりはない。未来の世代に向けた意識と共に、人間が持ち続ける普遍的な感情を表現 する音楽を創造していくことを目指しています。」 (フォンテック)

KLARTHE
KLA-013(1CD)
「光」
佐藤聰明:「光」
バリー・コッククロフト:メルボルン・ソナタ
ペルト:鏡の中の鏡
グレアム・フィトキン:ゲート
ロス・エドワーズ:ラフト・ソング・アット・サンライズ
バリンダー・セホン:グラデーション
メシアン:「イエスの永遠性への賛歌」〜世の終わりのための四重奏曲より第5楽章

※すべてサクソフォンとピアノによる演奏
ジェローム・ララン(Sax)、
ミヒャエル・エルツシャイド(P)

録音:2015年7月5-7日オルネー=スー=ボワ(フランス)
このアルバムはジェローム・ラランがサクソフォンのレパートリーを豊かにしたいという思いから選曲されたもので、「世界各地への音楽の旅と出会い」をテーマ に7曲が収録されております。
佐藤聰明の「光」はミニマルでスピリチュアルな音楽が特徴。フィトキンの「ゲート」はサクソフォンとピアノの2つの楽器が完璧に調和した注目作。ペルトの「鏡 の中の鏡」エドワーズの「ラフト・ソング・アット・サンライズ」は宇宙的な気配を感じさせるまるで間奏曲のよう。華麗なイメージのサクソフォンという楽器ですが、 ラランの演奏でまた新しい顔をのぞかせいます。 (Ki)
KLARTHE
KLA-071(1CD)
「旅日記 第1集」〜ベートーヴェン&クラ
(1)ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3
(2)ジャン・クラ:弦楽四重奏曲第1番「私のブルターニュへ」
ミディ=ミニュイQ【ファビエンヌ・タッコラ(Vn((1)1st、(2)2nd))、ジャック・ボヴァレ(Vn((2)1st、(1)2nd))、デルフィーヌ・アンヌ(Va)、クリストフ・ウダン(Vc)】

録音:2018年11月1&2日/ラ・セーヌ・ミュジカル(フランス)
ミディ=ミニュイ四重奏団がジャン・クラの作品を録音!クラはラヴェルやドビュッシーと同時代を生きた近代フランス音楽の作曲家のひとり。生前は海軍士官と して活躍しながら作曲活動を続けたことでも知られます。アンリ・デュパルクに師事したクラの作風は、ラヴェルやドビュッシーら印象派の響きを持ちつつ、ロマン 派の情緒を併せ持ったもの。流麗な旋律の中にほんのり香るメランコリックな響きが絶品です。弦楽四重奏曲第1番「私のブルターニュへ」は1909年クラがブレ ストで造船技師をしていた時代の作品。溌剌とした瑞々しさに満ちており、ショーソンの室内楽を思わせるこの上なく美しい旋律が魅力です。ベートーヴェンの弦楽 四重奏曲第3番とともにミディ=ミニュイ四重奏団が美しく奏でます。 (Ki)
KLARTHE
KLA-039(1CD)
アレクサンドル・ドワシー/フレンチ・アルバム
カプレ:秋の印象
ダンディ:コラール変奏曲
ジョージズ・スポルク:伝説
マスネ:タイスの瞑想曲
ドビュッシー:狂詩曲
シュミット:伝説 Op.66
ミヨー:スカラムーシュ Op.165b
フォーレ:ゆりかご Op.23-1
アレクサンドル・ドワシー(Sax)
クラウディーヌ・シモン(P)

録音:2015年10月/スタジオ・セクスタン(パリ)
サクソフォン奏者アレクサンドル・ドワシーがフレンチ・アルバムをリリース!ドワジーはアドルフ・サックス国際サクソフォン・コンクール(1998年)に弱冠18 歳で優勝、またミュンヘン国際音楽コンクール(2001年)のサクソフォン部門で第2位(最高位)を受賞している実力派。選曲は自身が最も大事にしてきたレパー トリーで構成しております。フランスのエスプリ漂う作品はどれも魅力的。タイスの瞑想曲をサクソフォン版ではヴァイオリンとは一味違う新鮮な響きが生まれてお ります。 (Ki)
KLARTHE
KLA-082(1CD)
「パルス」/ヴァンサン・ダヴィド:自作自演集
(1)ミラージュ/(2)エクラ・デコー
(3)シラージュ/(4)ニュエ・アルダント
(5)エクラ・デコー/(6)イン・パルス
ヴァンサン・ダヴィド((1)(3)(5)ソプラノ・サクソフォン、(2)(4)(6)アルト・サクソフォン)
(1) (6)セバスチャン・ヴィシャール(P)
(4)ジュリアン・ル・パープ(P)
(6)ニコラ・クロス(Cb)、(6)エリック・エシャンパル(ドラムス)

録音:(1)(2)(3)(5)(6)2017年7月10&11日、(4)2018年2月20日/フランス
多彩なサクソフォン奏者ヴァンサン・ダヴィドの自作自演集。時にリリカルに、また時にリズミカルなサクソフォンの魅力と可能性を最大限引き出したこのアルバ ムでは、ソロからドラム、コントラバス、ピアノとの四重奏を含む、多彩なプログラムで構成されております。 (Ki)
KLARTHE
KLA-051(1CD)
「スペインのため息」
アルベニス(ドーフレンヌ編):スペイン組曲第1集 Op. 47より「アストゥリアス(伝説)」「グラナダ(セレナータ)」「セビーリャ」「カディス」
ファリャ(ドーフレンヌ編):歌劇「はかなき人生」よりスペイン舞曲第1番&第2番
グラナドス(ドーフレンヌ編):スペイン舞曲集Op. 37より第2番「オリエンタル」
アルバレス(ドーフレンヌ編):「スペインのため息」
ヒメネス(ドーフレンヌ編):サルスエラ「ルイス ・アロンソの結婚」
ビゼー(モルヴァン編):カルメン組曲【「前奏曲」「ハバネラ」「アラゴネーズ」】
アルベニス(ヴィバール編):2つの性格的小品 Op.164より第2曲「タンゴ」
リバーテ(ドーフレンヌ編):アグエロ
サラサーテ(ドーフレンヌ編):スペイン舞曲集 Op.23から第6番「ザパテアード」
※以上、すべてサクソルン四重奏版
Opus 333【ジャン・ドーフレンヌ、ヴィアニー・ドプラン、コレンティン・モルヴァン、パトリック・ヴィバール(サクソルン)】

録音:2018年/フランス
管楽器の名演奏家を次々と紹介している仏Klartheレーベルからまたしても注目のアンサンブルが登場!サクソルン四重奏団「Opus 333」によるオール・ス ペイン・プログラムです!
サクソルン(saxhorn)とは19世紀中ごろベルギーの管楽器製作者アドルフ・サックスが考案した一連の金管楽器群の総称。チューバと似ていますがソプラニー ノからバスまで7種が存在し、円錐状の管を持ちサクソフォンと同様に音色の統一が図られているのが特徴です。この楽器に特化した「Opus 333」のアンサンブ ルは実に見事!スペインの名曲をメンバーが四重奏用に編曲しております。情熱のプログラムをお楽しみください! (Ki)
KLARTHE
KLA-024(1CD)
「マトリョーシカ」
チャイコフスキー(ドプラン編):バレエ音楽「眠りの森の美女」Op. 66より「序奏」
チャイコフスキー(ドプラン編):バレエ音楽「くるみ割り人形」Op. 71より「コーヒー(アラビアの踊り)」「トレパーク(ロシアの踊り)」
チャイコフスキー(ドプラン編):「松林で鳴いたのはかっこうではない」
ドヴォルザーク(ドーフレンヌ編):アメリカ組曲 ニ長調 Op.98, B.184
チャイコフスキー(ヴィバール編):「なぜ歓声は静まり返るのか?」「暇もなく、時もなく」
ムソルグスキー(ドプラン編):スケルツォ 変ロ長調
グリンカ(マクナマラ編):歌劇「ルスランとリュドミラ」Op.5より「序曲」
トマジ(ドプラン編):「生きるべきか死すべきか」*
※以上、すべてサクソルン四重奏版
Opus 333【ジャン・ドーフレンヌ、ヴィアニー・ドプラン、コレンティン・モルヴァン、パトリック・ヴィバール(サクソルン)】
フレデリック・ストーフル(語り)*

録音:2015年/フランス
ブラスバンドでおなじみの「サクソルン」。サクソルン(saxhorn)とは19世紀中ごろベルギーの管楽器製作者アドルフ・サックスが考案した一連の金管楽器群 の総称。チューバと似ていますがソプラニーノからバスまで7種が存在し、円錐状の管を持ちサクソフォンと同様に音色の統一が図られているのが特徴です。
気鋭の演奏者で構成されたサクソルン四重奏団「Opus 333」のデビュー・アルバム「マトリョーシカ」にはチャイコフスキー、ムソルグスキー、ドヴォルザーク、 グリンカの名作を収録。また最後にはサクソルンとの縁が深いフランスのレパートリーへのオマージュとしてアンリ・トマシの「生きるべきか死すべきか(Etre ou ne pas etre)」を演奏。ここではオリジナルのサクソルン四重奏に語りを加えております。他ではなかなか聴くことのできない、珍しいアンサンブルの妙技をご 堪能ください! (Ki)
KLARTHE
KLA-085(1CD)
「ビッグ・バン」
フェレール(ジョーンズ 編):レ・コル ニション〜ソウル・ボ サノヴァ
プラード:マンボマニア
ヘンデル:「私を泣かせてください」
アーレン:「虹の彼方に」
パウエル:「クラリナード」
キャロウェイ:「ベティの家出」
ベシェ:「小さな花」
グルック:メロ ディ
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」序曲
バーンスタイン:マンボ
モンティ(エオ編):チャールダッシュ
西部の踊り(伝承曲)
ヴィヴァルディ:「ラルゴ」
エネスコ:「チョカーリア」
ミザルー(伝承曲)
スマック:ゴーファー
ポール・サイモン/マイケル・ジャクソン:追憶の夜〜ビリー・メット・ジェイムズ
レッドベター:ブラック・ベティ
ブラウン:アイ・フィー ル・グッド
レ・ボン・ベック【フローラン・エオ(Ebクラリネット、Bbクラリネット、ミュージカル・ソー)、エリック・バレ(Bbクラリネット)、ローラン・ビエンヴェヌ(バセットホルン)、イヴ・ジャンヌ(バスクラリネット)、ブリュノ・デムイエール(ドラム、パーカッション)】

録音:2019年1月18日/ムードン・スタジオ(フランス
クラリネット四重奏とパーカッションによるアンサンブル「レ・ボン・ベック」。1996年に創設されたクラリネット音楽劇団でフランスを中心に世界各地で活躍。 2010年の来日公演も話題となりました。フランスの名門を卒業した気鋭の演奏家により結成された名人が「楽しさ」をモットーに唯一無二の演奏を展開します。 (Ki)

SUPRAPHON
SU-431(1CD)
「シランクス」
(1)バルトーク:民族舞曲 Sz.56 BB 68
(2)ドビュッシー:「月の光」
(3)ドビュッシー:「パスピエ」
(4)オネゲル:牝山羊の踊り
(5)カプレ:「夢」
(6)カプレ:「小さなワルツ」
(7)メシアン:「香りの天使」〜『栄光の御体』より
(8)メシアン:「栄光の御体の力と俊敏さ」〜『栄光の御体』より
(9)ポルムベスク(アルヴィンテ編):「ホラ・プラホヴァ」
(10)ポルムベスク(アルヴィンテ編):「Hora detrunchia?ilor」
(11)ヴァレーズ:「密度21.5」
(12)ドビュッシー:「夢想」
(13)ドビュッシー:「シランクス」
リーゼロッテ・ロキータ(パンフルート)、
エリシュカ・ノヴォトナー(P)

録音:(13)2003年6月、
(1)(3)(9)2020年11月、
(4)(7)(8)(11)2020年12月、
(2)(5)(6)(10)(12)2021年4月
チェコ放送第1スタジオ(オストラヴァ)
古代ギリシャの時代から存在が知られているパンフルート(パンパイプ)。その魅力を凝縮したアルバムの登場です!20世紀に入りルーマニアの民族音楽「ナイ」 をもとに管の本数を増やすなどの改良がなされ、現在広く演奏されるパンフルートが誕生しました。これによりダミアン・ルカ、ラドゥ・シミオン、ニコライ・ピルヴ、 ゲオルゲ・ザンフィル、シミオン・スタンチュらの名手が生まれ、この楽器の演奏を世界各地で行ってきました。
リーゼロッテ・ロキータはこの“ビッグ・ファイブ”のうち4人に師事し、ルーマニアを何度も訪れ、ナイ及びパンフルートの演奏技術を磨いてきた名手。このアル バムではパンフルートの可能性を広げる幅広いクラシック・レパートリーを演奏しており、オネゲル、カプレ、メシアンなど原曲がフルート・ピアノ・オルガンの作品 も演奏しております。また「望郷のバラード」でも有名なルーマニアの作曲家ポルムベスクの民族舞踊ホラの作品も収録していることも注目です。ロキータほどの 優れた音楽家がいれば、それぞれの作曲家は間違いなくパンフルートのための曲も書いただろうと思わせる名演を披露しております! (Ki)
SUPRAPHON
SU-4305(1CD)
シューマン:室内楽曲集
(1)ピアノ四重奏曲 ハ短調 WoO 32(1829)
(2)クラリネット、ヴィオラとピアノのための「おとぎ話」Op.132(1853)
(3)ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47(1842)
ドヴォルザーク・ピアノ四重奏団【スラーヴカ・ヴェルネルロヴァー=ペホチョヴァー(P)、シュチェパーン・プラジャーク(Vn)、ペトル・ヴェルネル(Va)、ヤン・ジェダーンスキー(Vc)】

録音:(1)2021年10月2&3日、(2)2021年10月5日、(3)2021年12月19&23日マルティヌー・ホール(プラハ)
ドヴォルザークのピアノ四重奏曲の録音(SU-4257)でも知られるドヴォルザーク・ピアノ四重奏団がオール・シューマン・プログラムのアルバムを発表しました。
天才シューマンが18歳の時に作曲したピアノ四重奏曲 ハ短調。ベートーヴェンやシューベルトを影響がみられるこの作品を当録音ではドラハイム補筆 版で演奏。若書きながら繊細な旋律とともに力強さを併せ持った魅力的な作品です。一方、1842年に書かれたピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47は、バッハ やベートーヴェンの影響を受けながらもシューマンの語法で書かれた傑作。そして、1853年の「おとぎ話」はシューマン晩年の名作でライン川に投身自殺を図る 前年に書かれたもの。10代から晩年まで様々な表情を見せる3篇をお楽しみいただけます。
ヨゼフ・ヴラフ、イヴァン・モラヴェッツ、ラン・シュカンパなどから薫陶をえたチェコ出身のメンバーで結成されたドヴォルザーク・ピアノ四重奏団がシューマン の奥深い世界を描き出します! (Ki)

Hanssler
HC-21059(1CD)
レーラ・アウエルバッハ:24の前奏曲
(1)24の前奏曲(Vnとピアノ)
(2)前奏曲第8番の追伸
(3)前奏曲第22番の追伸
(4)オソコルキ(断片)(全10曲)
アヴィタ・デュオ【カーチャ・メラー(Vn)、クセニヤ・ノーシコワ(P)】

録音:2021年6月13-17日/ボックスマン・ビル・コンサートホール(アイオワ・シティ)
ロシア出身のピアニストで、アウエルバッハ作品を積極的に演奏・録音しているクセニヤ・ノーシコワが、17歳の愛娘カーチャ・メラーとヴァオリンとピアノのた めの作品集に挑戦しました。
カーチャ・メラーは6歳でリタイタルを開き、12歳でオーケストラと共演した神童。15歳前後からアメリカ国内のコンクールに上位入賞し、ナショナル・ヤングアーチ スト基金の奨学生にもなっています。ロシア語も堪能でアウエルバッハともロシア語でコミュニケーションをとる才女でもあり、今後目を離せない新人と申せましょう。
レーラ・アウエルバッハは「24の前奏曲」という形態に強い興味を持ち、ピアノ独奏、ヴァオリンとピアノ、ヴィオラとピアノ、チェロとピアノの同名異作を生み出 しています。ヴァオリンとピアノのものは1999年の作で、ワジム・グルズマンに献呈されました。グルズマンの録音もBISレーベルにありますが、ここでは第8番 と22番の追伸が初録音されている点が注目。もうひとつの初録音が「オソコルキ」。「断片」を意味するロシア語で、ギドン・クレーメルの自伝からインスピレーショ ンを受けたもの。2004年にクレーメルとアウエルバッハが初演した重要作ながらCD録音は初めてとなります。ショスタコーヴィチ、シュニトケ直系のロシア音楽 の世界を味わえます。 (Ki)

CONTINUO Classics
CC777-743(1CD)
情熱〜クララ・シューマン、ブラームス、ヨアヒム
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120の1
 ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120の2
クララ・シューマン:3つのロマンス
ヨアヒム:ヘブライの旋律(全3曲)
 ロマンス
ピエール・レネール(Va)、
広瀬悦子(P)

録音:2021年3月/スタジオ・ゼクエンツァ
広瀬悦子Continuo Classic初登場。広瀬といえばフランス作品や、技巧的なロシア作品のイメージがありますが、ドイツ作品でも正確で格調高い演奏を聴か せます。今回は1966年生まれのフランスのベテラン・ヴィオラ奏者ピエール・レネールとの共演。レネールはカシュカシアン、バシュメトに師事し、パリ・バスティー ユOの奏者を務めています。これまでのディスクはパガニーニの「24のカプリス」全曲や、ヴュータンのヴィオラとピアノのための作品全集など技巧的作品 や珍品が中心でした。今回は珍しくドイツ作品、それもブラームス最晩年のソナタに挑戦しています。さらにクララ・シューマンの「3つのロマンス」、ヨアヒムのオリ ジナル作品「ヘブライの旋律」なども加え、作品・人間的に強い関係のあった3者を一堂に会しています。
ブラームスの2篇のヴィオラ・ソナタは1894-5年にクラリネット・ソナタとして書かれ、作曲者本人によりヴィオラ版が作られました。同じ曲ではありますが、 重音が可能なヴィオラゆえ和音奏法が現れる点でクラリネット版とは趣を異にしています。
レネールのヴィオラは深い音色が魅力。またたっぷりとした歌いまわしも見事で、ブラームスの緩徐楽章やクララおよびヨアヒム作品の旋律美に陶然とさせられ ます。
ブラームスもクララ・シューマンもピアニストだったため、ピアノ・パートが難しく書かれていますが、広瀬悦子は雄弁かつ華麗な演奏を披露。渋いはずの世界に 独特の色合いを添えています。 (Ki)

APARTE
AP-266(2CD)
シューベルト:最後の弦楽四重奏曲
弦楽四重奏曲第15番ト長調D887
弦楽四重奏曲第14番ニ短調D810「死と乙女」
アヴィヴQ

録音:2021年5月13-16、22-24日/ファロー城(ローザンヌ)
1997創設のイスラエルの団体アヴィヴ四重奏団がAparteレーベル登場。今回はシューベルトの最後の2篇の弦楽四重奏曲に挑戦。弦の国イスラエルだけに 豊かでつややかな音色、深い表現など見事な芸術を聴かせてくれます。 (Ki)

Profil
PH-22003(10CD)
ジャン・フルニエ名演集
■Disc1
ベートーヴェン
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12の1
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12の2
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12の3
(4)ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
■Disc 2
ベートーヴェン
(1)ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24「春」
(2)ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30の1
(3)ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30の2
■Disc 3
ベートーヴェン
(1)ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30の3
(2)ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47「クロイツェル」
(3)ヴァイオリン・ソナタ第10 番ト長調 Op.96
■Disc4 
モーツァルト
(1)ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216
(2)ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219「トルコ風」
(3)ピアノ三重奏曲第7番ト長調K.564
■Disc5
(1)モーツァルト:ピアノ三重奏曲第5番ホ長調K.542
(2)同(クライスラー編):「ハフナー・セレナード」 K.250〜ロンド
(3)クライスラー:フリーデマン・バッハのスタイルによるグラーヴェ
(4)同:コレッリの主題による変奏曲
(5)同:カルティエのスタイルによる「狩り」
(6)グルック(クライスラー編):「オルフェオとエウリディーチェ」〜メロディ
(7)クライスラー:フランクールのスタイルによるシチリアーナとリゴドン
(8)同:プニャーニのスタイルによるテンポ・ディ・メヌエット
(9)同:プニャーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ
(10)シューベルト(クライスラー編):「ロザムンデ」〜バレエ音楽第2番
(11)クライスラー:ウィーン奇想曲
(12)アルベニス(クライスラー編):タンゴOp.165の2
(13)ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲第1番
(14)クライスラー:クープランのスタイルによるルイ13世の歌とパヴァーヌ
(15)同:ポルポラのスタイルによるメヌエット
■Disc6 
(1)ストラヴィンスキー:イタリア組曲
(2)ブロッホ:ニーグン
(3)マルティノン:無伴奏ヴァイオリンのためのソナチネ
(4)スーク:4つの小品Op.17
■Disc7 
(1)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
(2)フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13
(3)同:ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調Op.108
■Disc8
(1)ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」
(2)ハイドン:ピアノ三重奏曲第28番ニ長調]X:16
(3)同:ピアノ三重奏曲第39番ト長調]X:25
■Disc9
(1)シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D898
(2)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
■Disc10 
(1)ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8
(2)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調Op.90「ドゥムキー」
(3)ハイドン:ピアノ三重奏曲第45番変ホ長調]X:29
ジャン・フルニエ(Vn)

■Disc1
ジネット・ドワイアン(P)
録音:1952年4-5月(1)(4)、1953年6月(2)(3)

■Disc 2
ジネット・ドワイアン(P)
録音:1953年6月(1)、1952年4-5月(2)、1954年3-4月(3)

■Disc 3 
ジネット・ドワイアン(P)
録音:1954年3-4月(1)(2)、1952年4-5月(3)

■Disc4 
ミラン・ホルヴァート(指)ウィーン国立歌劇場O(1)(2)、
パウル・バドゥラ=スコダ(P)、アントニオ・ヤニグロ(Vc)(3)
録音:1952年(1)(2)、1953年頃(3)

■Disc5
パウル・バドゥラ=スコダ(P)、
アントニオ・ヤニグロ(Vc)(1)、
アンドレ・コラー ル(P)(2) - (15)
録音:1953年頃(1)、1956年頃(2)-(15)

■Disc6 
アンドレ・コラー ル(P)(1) (2) (4)
録音:1956年1月

■Disc7 
ジネット・ドワイアン(P)
録音:1953年11月(1)、1952年4-5月(2)(3)

■Disc8
パウル・バドゥラ=スコダ(P)、
アントニオ・ヤニグロ(Vc)
録音:1952年(1)、1953年(2)(3)

■Disc9
パウル・バドゥラ=スコダ(P)(1)、
アントニオ・ヤニグロ(Vc)(1)(2)、
ヘルマン・シェルヘン(指)ウィーン国立歌劇場O(2)
録音:1952年10月(1)、1951年(2)

■Disc10 
パウル・バドゥラ=スコダ(P)、
アントニオ・ヤニグロ(Vc)
録音:1953年(1)、1954年(2)、1937年頃
ジャン・フルニエ(1911-2003)は往年のヴァオリニスト。名チェロ奏者ピエール・フルニエの実弟ですが、ヨーロッパでは兄と同じく巨匠として人気を誇りま した。
ジャン・フルニエの妻はピアニストのジネット・ドワイアンで、両者共演によるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集やフォーレ、ドビュッシーのソナタ、またピ アノのバドゥラ=スコダ、チェロのヤニグロによるピアノ三重奏による録音もありましたが、現在入手困難となっています。
それらをまとめ10枚組とした好企画が登場。さらにホルヴァートと共演したモーツァルトの協奏曲、シェルヘンと共演したブラームスの二重協奏曲も典雅極まり ない美演。またクライスラーの小品集も絶品ですが、作曲者存命中にこれだけ凝った選曲をしているのも興味津々。古き美しきフランス風ヴァイオリン芸術を堪能 できます。 (Ki)


Signum Classics
SIGCD-706(1CD)

PSIGCD-706(1CD)
国内盤仕様
税込定価
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ、ロンド、幻想曲
ソナタ イ長調 Op.posth.162, D.574
 幻想曲 ハ長調 Op.posth.159, D.934 ロンド ロ短調 Op.70, D.895
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)、アラスター・ビートソン(フォルテピアノ)

録音:2021年9月7日-9日、エリアル・スタジオ(ノース・ヨークシャー、イギリス)/プロデューサー:マシュー・バーリー
※国内盤:解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き/解説:アラスター・ビートソン(日本語訳:生塩 昭彦)
現代のもっとも偉大なヴァイオリニストの一人、ヴァイオリンの女王ヴィクトリア・ムローヴァが、2022年に創立25周年を迎える英国の老舗インディペンデント・レーベル「Signum Classics」へ移籍! 類稀な多才さと真摯な音楽性を備え、バロックや古典派からブラジル音楽、フュージョンや実験音楽を含む現代音楽まで、音楽の幅を拡げ続けてきたムローヴァ。記念すべきSignum第1弾は、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集(PONYX4221/英BBCミュージック・マガジン「Chamber Choice」選定)でも素晴しい録音を聴かせてくれたスコットランド出身のピアノ&フォルテピアノ奏者、そして室内楽奏者としても華々しい活動を続けているアラスター・ビートソン(アラスデア・ビートソン)との共演によるシューベルトです!
使用楽器は、バッハの一連の録音(ソナタ集〔OONYX4020〕、無伴奏ソナタ&パルティータ〔OONYX4040〕)で使用して話題を呼んだイタリアの銘器G.B.グァダニーニにガット弦とクラシカル・ボウという組み合わせ。フォルテピアノは、ポール・マクナルティが製作した1819年製グラーフのレプリカ。シューベルトではまだ珍しいヒストリカル楽器による演奏で、シューベルトの最後の10年間にわたる3つの作品を収録。幻想曲の恐ろしいまでのヴィルトゥオーゾ性を一貫した技巧と芸術性で克服したムローヴァの圧倒的パフォーマンスにご注目ください。ちなみに幻想曲 D.934はカティア・ラベックと共演したアルバム「リサイタル」(ONYX4015)ではストラディヴァリウスでの録音も残しているため、グァダニーニを手にしたムローヴァがどのように進化してきたのか興味深い聴き比べも楽しめます。

Orlando Records
OR-0052(1CD)
無伴奏クラリネット作品集2 Solitary CHAN-ges 2
ヘルベルト・ラウアーマン:…m…(2017)
ミヒャエル・アマン:Kassiber (2011)
森本恭正(Yuki Morimoto):Winterfries I (1997)
ウラディミール・パンチェフ:Spiele(4本のクラリネットと1人のクラリネット奏者のための) (1994)
チェ・キョンジュ:Pastorale (1997)
トーマス・ハイニッシュ:MUMMENSCHAN-Z(2021)
ヘルベルト・ラウアーマン:…m… (クラリネットと室内アンサンブルのための)(2017)*
ステファン・ノイバウアー(Cl) 、
ウィーン大学アンサンブル、
ルネ・シュタール(指)

録音:2021年1月〜6月、2018年12月*(オーストリア、ウィーン)
ウィーン・フィルの首席を務めたペーター・シュミードルや、名手ヨハン・ヒンドラーに師事したオーストリアのクラリネット奏者ステファン・ノイバウアー(1971-)による、無伴奏アルバム第2弾。第1弾(OR0006)と異なり、収録曲はすべてノイバウアーのために書かれたもので、日本人作曲家の森本恭正(Yuki Morimotoとして活動)以外はみな初登場の作曲家となります。ヘルベルト・ラウアーマンの「…m…」のみ室内アンサンブル伴奏バージョンも収録。

AUSTRIAN GRAMMOPHON
AG-0025(1CD)
シューマン・ゴーズ・タンゴ
シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102、
 アダージョとアレグロ Op.70、
 スペインの愛の歌 Op. 138(演奏者自編)
ホセ・ブラガート(1915-2017):ミロンタン、
 グラシエラとブエノスアイレス
ピアソラ:ブエノスアイレスの秋(ブラガード編)*
ロジャー・モレロ・ロス(Vc)、
アリカ・コヤマ・ミュラー(P)、
サラ・クバルシ(Vn)*

録音:2021年3月(ドイツ、クレーフェルト)
シューマンとタンゴ!スペイン・カタルーニャ出身のチェリスト、ロジャー・モレロ・ロスと、ドイツ・デュッセルドルフ出身のピアニスト、アリカ・コヤマ・ミュラーのユニークなデビュー・アルバム!シューマンの作品とタンゴの最高芸術であるブラガートやピアソラの作品が交互に演奏されるプログラムは、一見すると「相容れない」音楽の組み合わせに思えますが、スペインとドイツ出身の両名の編曲によるシューマンの「スペインの愛の歌」を組み込むことによって、アルバム全体を見事にまとめあげています。ブックレット冒頭には、シューマンが若い音楽家に向けた次の助言が引用されています。「すべての民謡を熱心に聴くように。民謡は最も美しい旋律の宝庫であり、さまざまな国の性格を覗くことができます。」

Centaur
CRC-3837(1CD)
2本のクラリネットとピアノのための作品集
チャールズ・カミレーリ(1931-2009):ディヴェルティメント第1番
イワン・ミュラー(1786-1854):協奏的二重奏曲変ホ長調 Op.23
カール・ベールマン(1810-1885):協奏的二重奏曲 Op.33
アドルフ・ルロイ(1827-1880)&ウジェーヌ・ジャンクール(1851-1901):ベッリーニの「夢遊病の女」による二重奏曲
フランク・アドリアン・ホルツカンプ(b.1966):ムジカ・マソニカ、オルフェオとエウリディーチェ
フランツ・チブルカ(1946-2016):s'Zwitscherl
ロルフ・ウェーバー(Cl)、
バーバラ・ハイルマイヤー(クラリネット、バス・クラリネット)、
カズエ・ツヅキ(P)

録音:2019年8月(オレゴン)
スイスとドイツ、日本という3つの国のアーティストの共演による、2本のクラリネットとピアノのためのロマンティックな作品集。クラリネット奏者のロルフ・ウェーバーとバーバラ・ハイルマイヤーは1990年代にミュンヘンで出会い、2015年に日本のピアニスト、カズエ・ツヅキを加えたトリオでドイツやアメリカで定期的に演奏しています。
Centaur
CRC-3829(1CD)
デイヴィッド・ローブ(b.1939):室内楽作品集
セツネ/5つの夢/霧/「Como la rosa en el guerto」による幻想曲/3人の冬の友人/組曲第4番/旧正月のサイクル/カノン
宮田耕八朗(尺八)、
坂田誠山(尺八)、坂井敏子(箏)、他

録音:1975年〜1998年
日本や中国をはじめとした民族楽器にも関心を持ち、様々な作品を発表しているアメリカの現代作曲家、デイヴィッド・ローブの作品集。2本の尺八のための「セツネ」、箏のための「霧」といった和楽器の作品から、チェロと琵琶のための作品「3人の冬の友人」や4本のオーボエのための「カノン」など、バラエティに富んだプログラムで楽しませてくれます。
Centaur
CRC-3873(1CD)
バーンスタイン、リムスキー=コルサコフ、エギルソン、ハトルグリームソン:木管五重奏曲集
バーンスタイン(トランスクリプション:ドン・ステュワート):キャンディード序曲
リムスキー=コルサコフ(編曲:ジョナサン・ラッセル):シェヘラザード
アルニ・エギルソン(b.1939):ブレア
ハブリジ・ハトルグリームソン(b.1941):インタルシア
チヌーク・ウインズ〔ノーマン・メンザレス(Fl)、ローレン・ブラッカービー(Ob)、キャメロン・ウィンロー(Cl)、マドレーヌ・フォルカーツ(Hrn)、ドリアン・アンティパ(Fg)〕

録音:2019年3月17日-21日、第1会衆派教会(グレートフォールズ、アメリカ)
モンタナ州のグレートフォールズSOのメンバーによって、1992年に結成された木管五重奏団「チヌーク・ウインズ」。当初は、フルート、オーボエ、ファゴットの首席奏者達による三重奏でしたが、ホルンとクラリネットを加え、五重奏の形式へ拡大。古典的な作品から、地元の作曲家をフィーチャーした作品、アレンジ作品など、幅広いジャンルをコンサートのプログラムに取り入れ、ハイクオリティでエネルギーに満ちた演奏を送り届けています。
本アルバムでは、オーケストラは勿論、吹奏楽でも人気の「キャンディード序曲」から始まり、リムスキー=コルサコフの交響組曲「シェヘラザード」では、各楽器の特性を十分に活かし、見事にその世界観を描いています。
Centaur
CRC-3851(1CD)
バッハ:フーガの技法
コラール前奏曲「汝の御前にわれは進まん」
ミュージシャンズ・オヴ・アストン・マグナ

録音:2018年7月21日(アメリカ、ライヴ録音)
アストン・マグナは、アメリカを拠点としている古楽アンサンブルのひとつです。30年近くダニエル・ステップナーが芸術監督を務めており、1589年から1850年代の作品を指揮してきました。アストン・マグナ以外の活動では、ボストン美術館トリオの創設メンバーであったり、18世紀オーケストラのアシスタント・コンサートマスターを6年間務めるなど古楽に精通したアーティストです。このアルバムでは、アストン・マグナのメンバーを率いてライヴならではのスリリングな演奏を聞かせています。
編成は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ハープシコード、フルート、オーボエ&オーボエ・ダ・カッチャ、ファゴット(すべて古楽器使用)。
Centaur
CRC-3682(1CD)
20世紀のトランペット作品集
ゲディケ:演奏会用練習曲 Op.49
ヒンデミット:ソナタ
ブロッホ:プロクラメーション
エネスコ:伝説
ラヴェル:ハバネラ形式の商品
オネゲル:イントラーダ
伝承曲:鳥の歌
ロデリック・マクドナルド(Tp)、
ミギョン・キム(P)

録音:2016年〜2017年頃、ジュリエット・J.ロッシュ・リサイタルホール(ニューヨーク、アメリカ)
250年を超える歴史を誇る由緒あるオーケストラであるライプツィヒ・ゲヴァントハウスOで、1989年から2005年まで首席トランペット奏者を務めた、名手ロデリック・マクドナルドが奏でる20世紀のトランペットのための名作品集。
マクドナルドは、1988年に当時の音楽監督であった名匠クルト・マズアより、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOを始め、ライプツィヒ・オペラ、聖トーマス教会の首席奏者の地位に任命され、奏者としてのキャリアを積み上げて来ました。彼のその素晴らしいサウンドは、日本フィルハーモニーSO、ヴィルトゥオージ・サクソニア 、バッハ・コレギウム・ミュンヘン、ライプツィヒ・バッハO、ライプツィヒ室内O、スーパー・ワールド・オーケストラ(東京)などとの共演により世界中で高い評価を得ています。2014年からは、奏者だけでなく指揮者としても活動の場を広げ、ニューイングランドSOの音楽監督を務めています。本アルバムは、名匠から厚い信頼を得てきた音楽性、テクニック、そして、その艶やかなサウンドを存分に堪能できる1枚と言えるでしょう。
Centaur
CRC-3847(1CD)
デイヴィッド・ポスト作品集
ヴァイオリン・ソナタ(2007)#
「バッハ=ブゾーニ」のコラール前奏曲による変奏曲とフーガ(2005)+
チェロ・ソナタ(2017)*
ピアノ・ソナタ(2015)$
アリッサ・ワン(Vn)#、
ルーティン・リ(P)#、
スティーヴン・ベック(P)+$
、サミュエル・マギル(Vc)*、
ベス・レヴィン(P)*
デイヴィッド・ポストはニューヨーク市に生まれ、シカゴ大学、ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチ、ブランダイス大学で学びました。臨床心理士の肩書も持つ彼は、ASCAP賞やニューイングランド・リード・トリオ作曲コンクールの最優秀賞などを受賞しています。このアルバムに収められた「「バッハ=ブゾーニ」のコラール前奏曲による変奏曲とフーガ」は著名なピアニストのシモーネ・ディナースタインに高く評価されました。
Centaur
CRC-3875(1CD)
フランスのフルート作品集
フォーレ:幻想曲 Op.79
シャミナード:コンチェルティーノ Op.107
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
サティ:グノシエンヌ第3番、ジムノペディ第1番
ボルヌ:カルメン幻想曲
マスネ:タイスの瞑想曲
ドビュッシー:とだえたセレナード
 亜麻色の髪の乙女、
 ミンストレル、月の光
プーランク:フルート・ソナタ
キャシー・カー(Fl)、
デナイン・ルブラン(P)

録音:2020年8月〜10月(ルイビル・アメリカ)
アメリカ・ケンタッキー州のルイビルOの首席フルート奏者でありルイビル大学の教授も務めるキャシー・カーが奏でるフランスの名曲集。プーランクのソナタやシャミナードのコンチェルティーノなどフルートのために書かれた作品の他、ピアノやヴァイオリンの名曲をフルート&ピアノ版で収録しています。
Centaur
CRC-3903(1CDR)
BOOTLEG〜バストロンボーンのための作品集
ブラッド・エドワーズ(b.1963):Latchn Duets - テナー&バストロンボーンのための*
マーティン・ヘーベル(b.1990):セレニティ ー バストロンボーン、チェロとピアノのための三重奏曲**
ケネス・フックス(b.1956):バストロンボーン協奏曲$
ウィリアム・ティモンズ(b.1985):ストレンジ・ウェイファーラー - バストロンボーンとルーピング・ステーションのための
ラス・ゾカイテス(バストロンボーン)、
ティモシー・アンダーソン(Tb)*、
ジーナ・ペッツォーリ(Vc)**、
ウィリアム・A.マーフィー(P)**、
アメリカ陸軍軍楽隊"パーシングズ・オウン"$、
アンドルー・エッシュ大佐(指)$

録音:2020年9月12日-13日、シンシナティ大学音楽学部(アメリカ)、2020年3月10日-13日、フォート・マイヤー陸軍基地(アメリカ)
ゾカイテスは、これまでにベルゲンPO、デイトン・フィルハーモニック、オランダSOとの共演や、アメリカン・ブラス・クインテットとの共演では、オランダ・ラジオ放送4へ出演。2014年と2018年に開催されたレッチェ・トロンボーン・フェスティヴァルでは、フェスティヴァル・コーディネーターを務め、ゾルタン・キス、キャロル・ジャービス、ランダル・ホーズ、シュテファン・シュルツなど、世界有数のトロンボーン奏者たちとも共演をしています。
本アルバムは、6年をかけて作曲家達と描いてきた、アパラチアの民謡や民謡の要素に基づいた作品を取り上げています。マーティン・ヘーベルの「セレニティ」では、バストロンボーンらしい美しく暖かい音色で、朗々とした旋律を見事に歌い上げ、ウィリアム・ティモンズの「ストレンジ・ウェイファーラー」では、ルーピング・ステーションを用いて、自身の音を重ねながらひとつの作品を描いていくなど、室内楽から大編成のバンドをバックにした協奏曲まで、バストロンボーンの魅力を凝縮した1枚に仕上がりました。
※当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。CentaurレーベルのCDをプレスしている製造工場、アメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガのWTSmedia社で製作されています。

Chandos
CHAN-20259(1CD)
アマルコルド・ドゥン・ダンゴ
ピアソラ:勝利(マルコ・アルボネッティ編)
カルロス・ガルデル(1890-1935):ポル・ウナ・カベサ(ダニエーレ・ディ・ボナヴェントゥーラ編)
ダニエーレ・ディ・ボナヴェントゥーラ(b.1966):サンクトゥス/アリエル・ラミレス(1921-2010):アルフォンシーナと海
アローヨ(1861-1919):エル・チョクロ(ボナヴェントゥーラ編)
ガルデル:閉ざされた瞳(ボナヴェントゥーラ編)
ピアソラ:ジャルダン・ドアフリク(アルボネッティ&ボナヴェントゥーラ編)
リシャール・ガリアーノ(b.1950):クロードのためのタンゴ(ガリアーノ&アルボネッティ編)
ボナヴェントゥーラ:コラーレ、タンゴ、グラドゥアーレ
ピアソラ:ブルーノとサラ(アルボネッティ&ボナヴェントゥーラ編)
ホルヘ・アンドレース・ボッソ(b.1966):タンゴーズ・ゲダンケ
マルコ・アルボネッティ(ソプラノ・サクソフォン)、ダニエーレ・ディ・ボナヴェントゥーラ(バンドネオン)、オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ

録音:2021年9月8日-10日、テアトロ・マシーニ(ファエンツァ、イタリア)
19世紀半ばに開発されたサクソフォンとバンドネオン。バンドネオンはドイツで宗教音楽を演奏するオルガンの代替品として使われていましたが、ドイツ人によってタンゴの中心地ブエノスアイレスに持ち込まれました。そしてタンゴ演奏の中心になっていきます。サクソフォンはベルギーで開発され、アメリカ大陸へと渡っていきます。情熱的なタンゴの世界を奏でるのに最適なサクソフォンの音色と即興性に長けたバンドネオンの共演をお楽しみください。
イタリアを代表するサクソフォン奏者のマルコ・アルボネッティは、ニューヨーク、カーネギー・ホール・デビューが高く評価され、世界中でソリスト&指導者として活動しています。特にピアソラの音楽へ熱い情熱を持ち続けており、博士論文の研究ではブエノス・アイレスに赴き、作曲家のオリジナルのスコアを調べ、ピアソラ夫人のラウラ・エスカラーダや詩人のオラシオ・フェレール、ミュージシャンのパブロ・シーグレルやホセ・ブラガートらにインタビューも行ってピアソラの音楽への理解を深め、前作ではピアソラ作品集(CHAN-20220)をリリースしています。今作では、そのピアソラ作品だけでなく、タンゴの巨匠たちの作品を数多くアレンジし、取り上げています。

CAvi music
85-53042(1CD)
メシアン:世の終わりのための四重奏曲 イブ・ハウスマン(Cl)、
アマティス・トリオ〔レア・ハウスマン(Vn)、
サミュエル・シェパード(Vc)、メンジー・ハン(P)〕

録音:2018年4月、SWRスタジオ、カイザースラウテルン(ドイツ)
クラリネット奏者のイブ・ハウスマンは、エヴァルト・コッホとメナヘム・プレスラーに師事し、ジェルジュ・クルターグの影響を強く受けています。20歳でライプツィヒRSOの首席クラリネット奏者、22歳でベルリン国立歌劇場の首席クラリネット奏者になりました。ソリストとして演奏する一方で、ジャズ・ピアニストのミヒャエル・ヴォルニーと共演するなど、様々なジャンルで活躍しています。
アマティス・トリオ(アマティス三重奏団)は、ドイツのヴァイオリニスト レア・ハウスマン、イギリスのチェリスト サミュエル・シェパード、オランダ/中国のピアニスト メンジー・ハンによって2014年にアムステルダムで結成。2016-2018のBBCの新世代アーティスト、2018/2019のECHO(ヨーロッパ・コンサート・ホール機構)のライジング・アーティストに選ばれ、2019年夏にはBBCプロムス・デビューも果たしています。2020年にはC'Aviレーベルからデビュー・アルバム(8553477)をリリースしています。
第二次世界大戦中オリヴィエ・メシアンがドイツ軍に捕らわれ捕虜となった際に作曲した「世の終わりのための四重奏曲」。曲想についてメシアンは『ヨハネの黙示録』に基づくものだと自ら語っており、天地創造の6日の後の7日目の安息日が延長し不変の平穏な8日目が訪れるということが由来となって、8楽章から成っています。

Ars Produktion
ARS-38330(1SACD)
第2幕〜九重奏のためのオペラ組曲集
プッチーニ:組曲「ラ・ボエーム」
R.シュトラウス:組曲「エレクトラ」
チャイコフスキー:組曲「エフゲニー・オネーギン」

※全てシュテファン・ポツマン編曲
アンサンブル・ミヌイ〔アンナ・マルゴウレツ(Vn)、ヘルムート・ロッソン(Vn)、ネイツ・ミコリッチ(Va)、ヴィルヘルム・プフレガール(Vc)、アンナ・グルヒマン(Cb)、ジークリンデ・グレシンガー(Fl)、シュテファン・ポツマン(Cl)、マーカス・ヘラー(Hrn)、クレメンス・ベーム(Fg)〕

録音:2021年1月、インマヌエル文化センター(ヴッパータール、ドイツ)
主にオーストリアのクラーゲンフルト市立劇場のケルンテンSOで活躍する「5人の弦楽器奏者+4人の管楽器奏者」の「九重奏」、アンサンブル・ミヌイがクリアなサウンドと絶妙の一体感で楽しませてくれる小編成によるオペラの世界!
2016年にケルンテンSOの団員を中心として結成された九重奏団であるアンサン