湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



SOMM
(イギリス)



※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
SOMMCD-010
NX-B04
モーツァルト:オペラ・アリア集
歌劇「魔笛」 K. 620 - 第1幕 アリア 「なんと美しい絵姿」
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 K. 527 - 第2幕 アリア 「私の大切な人を慰めてやって下さい」
歌劇「イドメネオ」K366-Vedrommi intorno l'ombra dolente
歌劇「イドメネオ」K366-Fuor del mar ho un mare in seno
歌劇「イドメネオ」K366-Torna la pace
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」K588-Un'aura amorosa
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」K588-Ah io veggio quell'anima bella
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」K588-Tradito, schernito
歌劇「後宮からの誘拐」K384-Hier soll ich dich denn sehen
歌劇「後宮からの誘拐」K384-O wie angstlich
歌劇「後宮からの誘拐」K384-Wenn der Freude Tranen fliessen
歌劇「後宮からの誘拐」K384-Ich baue ganz auf deine Starke
ジャスティン・ラヴェンダー(T)
ハワード・ウィリアムズ(指)
ボーンマス・シンフォニエッタ

録音:1997年7月/Christchurch Priory, Dorset, United Kingdom
ジャスティン・ラヴェンダー(1951-)のモーツァルト・アリア集。ロンドンで学び歌手としてデビュー。ブリテンの歌劇を歌って注目を浴び、甘く伸びやかな声を武器に世界中で活躍しました。最近はバッキンガムでオペラ・コミュニティの会社「Arcadian Opera」を設立、若手の育成に力を注いでいます。
SOMMCD-011
ウォーロック・クリスマス
ウォーロック(1894-1930):ベネディカムス・ドミノ
ア・コーニッシュ・キャロル/美しい乙女を見た
四月の露のように/私のかわいいぼうや/ほか
ルイス・ハルシー(指)
アレーグリ・シンガーズ

録音:1992年5月、ロンドン、ハムステッド、ユニヴァーシティ・カレッジ・スクール
SOMMCD-012
NX-B04
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 - 第6番 和波孝禧 (Vn)

録音 1997年7月/St. John's Church, Loughton, Essex, England, United Kingdom
全盲のヴァイオリニスト、和波孝禧によるイザイの無伴奏ソナタ Op.27の1997年の全曲録音。6曲全てがイザイと親交のあったヴァイオリニストに捧げられているという難曲を、和波は完璧な技巧で演奏しています。「American Record Guide」誌で推薦盤になりました。
SOMMCD-013
NX-B04
20世紀の管楽小品集
イベール:トリオのための5つの小品
ミヨー:パストラーレ Op. 147/
トマジ:田園のコンセール
プーランク:クラリネットとファゴットのためのソナタ FP 32
ミヨー:コレットによる組曲 Op.161
ヴィラ=ロボス:クラリネット,オーボエとファゴットのための三重奏曲
ロンドン・ウィンド・トリオ

録音:1991年
1970年に設立された“ロンドン・ウィンド・トリオ”が演奏する近代の管楽三重奏曲集。のどかな田園風景を思わせるイベールやトマジの組曲や、刺激的なヴィラ=ロボスの三重奏曲、プーランクの軽妙なソナタなど、どの作品も魅力的です。
SOMMCD-014
ジョージ・ダイソン:合唱作品集
都市をたたえて(混声合唱と管弦楽のための幻想曲)**
甘美なるテムズはゆるやかに流れる(Br、合唱と管弦楽のためのカンタータ)*、
春の花環(女声合唱とハープのための)+、
鍛冶屋たち(混声合唱、弦楽、2台のピアノ、ティンパニと打楽器のための)#、
音楽に(無伴奏混声合唱のための)
スティーヴン・ロバーツ(Br)*
オジアン・エリス(Hp)+
デイヴィッド・ネトル、リチャード・マークマン(P)#
デイヴィッド・ウィルコックス(指)
ロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージック室内cho
RPO*/**/#

録音:1985年4月トゥッティング・オール・セインツ教会、1987年7月ロンドン・ロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージック・コンサート・ホール
SOMMCD-015
パーシー・ターンブル(1902-1976):ピアノ作品集
7つの性格スケッチ/7つのミニチュア
モーツァルトの主題によるカプリッチョ/ソナティナ
舞曲集/幻想組曲/前奏曲集/3つの冬の小品
ピーター・ジェイコブズ(P)

録音:1999年7月27-28日ロンドン聖フィリップ教会
SOMMCD-016-2(2CD)
ケンペのブルックナー
ブルックナー:交響曲第8番
ルドルフ・ケンペ(指)
チューリヒ・トーンハレO
録音:1971年、チューリヒ・トーンハレ・スタジオ
原盤:Ex Libris
1973年にLPで発売された、ケンペ・ファンに人気の録音をCD化したもの。
SOMMCD-017
NX-B04
スウェイツ:ミュージカル「ライド!ライド」 キース・ミッチェル(歌)
キャスリーン・ハーヴェイ(歌)
デッラ・ジョーンズ (歌) 他
ペネロペ・スウェイツ(指)
ドヴ・ゴールドパーク(クラリネット、サクソフォン)

録音:1999年11月3-4日/All Saints Church, East Finchley London, United Kingdom
オーストラリア生まれの女性作曲家ペネロペ・スウェイト。ピアニストとしても知られるスウェイトはグレインジャー作品を始めとした多くの録音がありますが、ミュージカル作曲家としても知られ、この‘馬に乗って説教を行った’神学者ジョン・ウェスレーの生涯を描いた「ライド!ライド!」は彼女の代表作の一つです。
SOMMCD-018
NX-B04
20世紀の小品集 第2集
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
イザイ:冬の歌 Op.15
ストラヴィンスキー
:協奏的二重奏曲
シマノフスキ(1882-1938):歌劇「ロジェ王」-ロクサーナのアリア
シマノフスキ
:ポーランドの歌
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP119
デトレフ・ハーン(Vn)
サイモン・パーキン(P)

録音:1999年5月1-2日/Conway Hall, London, England, United Kingdom
ラヴェル、イザイ、シマノフスキなどの作品を含む「20世紀ヴァイオリンのための小品集 第2集」。第1集(SOMMCD-013)は管楽のための作品でしたが、今作はピアノとヴァイオリンの対話から生まれる清冽で親密な旋律を楽しめます。ロマン主義から印象派を経て、近現代へと変化する芸術を味わってください。
SOMMCD-019
NX-B04
ジェフリーズ(1927-):オルガン作品集
オッテン・ファンファーレとプロセッショナル/Canon Howard's Church Mice/幼子キリストのための歌/バーガーの歌/五月の朝の前奏曲/The Return of Canon Howard's Mice/バグパイプ吹き/マジェスティのキリスト/エントラーダ/ファンタジア/おお、わが心/フローリッシュ、アファメーション、メディテーションと6つの変奏曲/羊飼いの歌/カデル・イドリス
ミシェル・ブルシエ(Org)

録音:2000年1月3-5日
イギリス現代作曲家、ジェフリーズのオルガン作品集。1927年に牧師の息子として生まれ、少年合唱団で歌い、作曲家になりますが、1980年代にほとんどの自作を廃棄、以降は沈黙を守りました。抒情的な面と確固たる信念を兼ね備えた曲を一度聴けば、誰もが瞬時に魅了されることでしょう。フランスのオルガニスト、ミシェル・ブルシエの演奏です。
SOMMCD-020
NX-B04
ターンブル(1902-1976):声楽作品集
1.雪のなかのクロリス
2.In Fountain Court/3.少年の歌
4.私のベッドは小舟/5.ジュリアへ
6.水仙の花が顔をのぞかせだすと
7.Ejaculation to God/8.神へ
9.Piping Down the Valleys Wide
10.Cavalier/11.If Doughty Deeds
12.雨の日/13-14.月
15-16.リマインダー
17.Guess, Guess
18.私のモプサは小さい/19.花へ
20.シャワー/21.Cargoes
22.Where go the Boats
23.Take me to the North Countrie
24.You Spotted Snakes
25.There was a Simple Maiden
26.花へ
ロドリック・ウィリアムズ(Br)…1-3.6.8.10-11.15-18
ナンシー・アージェンタ(S)…4-5.7.9.12-14.19
ロビン・ボウマン(P)…1-19.21.23-26
ジョイフル・カンパニー・オブ・シンガーズ…20-26
アリステア・ヤング(P)…22
ピーター・ブロードベント(指)…20-26

録音:2000年6月22日.9月30日 St. Philip's Church, London, England, United Kingdom…1-19
2000年3月26日 Southlands College, London, England, United Kingdom…20-26
英国の作曲家ターンブルの作品集。ニューカッスルで生まれ、ジグムント・オッペンハイムからピアノを学びましたが、最初は音楽の道に進むことはなく、宝飾品のデザインを志しました。しかし、結局は作曲家となり、民謡風の合唱作品や繊細な管弦楽作品を数多く書き上げました。
SOMMCD-021
NX-B04
ソル:ギターのための練習曲集(A.セゴビア編)
12の練習曲 Op.6-第8番ハ長調
24の練習曲 Op.35-第13番ハ長調
12の練習曲 Op.6-第2番 イ長調
12の練習曲 Op.6-第1番ニ長調
24の練習曲 Op.35-第22番ロ短調
24の練習曲 Op.35-第17番 ニ長調
24の練習曲 Op.31-第21番ヘ長調
24の練習曲 Op.31-第16番ニ短調
24の練習曲 Op.31-第20番 イ短調
24の練習曲 Op.31-第19番イ長調
12の練習曲 Op.6-第3番ホ長調
12の練習曲 Op.6-第6番 イ長調
12の練習曲 Op.6-第9番ニ長調
12の練習曲 Op.6-第12番イ長調
24の練習曲 Op.35-第16番 ニ短調
12の練習曲 Op.29-第23番ト長調
12の練習曲 Op.6-第11番ホ長調
12の練習曲 Op.29-第22番 変ホ長調
12の練習曲 Op.29-第13番ロ長調
12の練習曲 Op.29-第17番ハ長調
12の練習曲 Op.29-第14番 ヘ長調
24の練習曲 Op.35-第9番イ長調
24の練習曲 Op.31「進歩的な練習曲」-第4番ロ短調
24の練習曲 Op.35-第24番ホ長調
24の練習曲 Op.35-第5番 ト長調
エロス・ロセッリ(G)

録音:2000年8月4-5.7日/Pieve in S. Giorgio di Valpolicella, Italy
エロス・ロセッリは数々のコンクールで優勝経験を持つイタリアのギタリスト。このアルバムではセゴビアが編曲したフェルナンド・ソルの作品を見事に演奏しています。ソルの音楽を通して、編曲者セゴビアの偉大さも感じさせる演奏です。
SOMMCD-022-2(2CD)
NX-C09
バッハ:クリスマスのためのオルガン作品集&チェンバロ作品集
[CD-1]*
前奏曲「もろびと声あげ」/カノン変奏曲 BWV.769
パストラーレ BWV.590/小品 BWV.572
「もろびと声あげ」による幻想曲
前奏曲「高き天より」 BWV.738
オルゲルビュヒライン〜クリスマスと新年のための前奏曲集BWV.603-615/協奏曲ト長調 BWV.571
「高き天より」によるフーガとフゲッタ BWV.700,701
[CD-2]+
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903、
3声のリチェルカーレ BWV.1079、
幻想曲とフーガ ハ短調 BWV.906(ニコラス・ジャクソンがフーガを補筆完成)、
幻想曲とフゲッタ ニ長調(ニコラス・ジャクソンが低音数字譜よりリアライズ)、
15の2声のインヴェンション BWV.772-786、
15の3声のシンフォニア BWV.787-801
ニコラス・ジャクソン(Org*、Cemb+)

録音:2000年10月1日*、2000年6月+
イギリスのオルガン奏者、作曲家ニ コラス・ジャクソン。1964年、自身が立ち上げたCOとともに、 バッハの4 つのチェンバロ協奏曲を録音。高く評価されるとともに、1971年か ら1974年までセント・ジェームズ教会、1974年から 1977年までセント・ローレンス教会、この2つのロンドンで最も有 名な教会のオルガニストを務めたほか、1987年にはス ペイン、カタルーニャで開催された「バッハ音楽祭」の監督に就任 するなど幅広い活動で知られています。このアルバムは 2000年、オックスフォードのニューカレッジで録音された一連のバ ッハ作品集。CD1はオルガン、CD2はチェンバロの多 彩な響きが楽しめます。
SOMMCD-023
NX-B04
ランバート/最後の録音集
ワルトトイフェル:女学生*/ポモーヌ +
 スケートをする人々*/海辺にて +
スッペ:「スペードの女王」序曲**、
 「ウィーンの朝、昼、晩」序曲**、
ウォルトン:バレエ「ファサード」組曲++、
シャブリエ(ランバート編):バラビル++
コンスタント・ランバート(指)
フィルハーモニアO

録音:1950年5月22日*、9月14日+、3月24日**、3月27日++、キングズウェイ・ホール
原盤:HMV(78回転SP)
イギリスの作曲家、指揮者コンスタ ント・ランバート(1905-1951)。数々のロマン派音楽の解釈が高く 評価されました が、ヴィック・ウェルズ・バレエ団の創設者の1人であったためか 、とりわけバレエ音楽を好んでいました。このアルバムは彼 の最後の録音となった1枚で、優雅なワルトトイフェルやスッペの 曲と、荘厳なウォルトンの「ファサード」が組み合わされて おり、最後にシャブリエが置かれた考え抜かれたプログラムが魅力 的です。
SOMMCD-024
NX-B04
シューマン:ピアノ作品集
幻想小曲集 Op.12/蝶々 Op.2
謝肉祭 Op.9
ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディス(P)

2000年10月24-25日/St. Philip's Church, London, United Kingdom
ギリシャ、テッサロニキ生まれのピアニスト、ラザリディス(1978-)が弾くシューマン。1978年生まれのラザリディスは4歳で作曲を始め、6歳の時には神童としてテレビやラジオ放送に出演し注目を浴び、以降世界中で活躍しています。シューベルトやリストの録音がありますが、この24歳の時に録音したシューマンは若々しい感性と高い技術力が融合した素晴らしい演奏です。
SOMMCD-025
ラヴェル:2台のピアノのための作品集
序奏とアレグロ(2台のピアノのための編曲版)
スペイン狂詩曲/鐘が鳴る中で/マ・メール・ロワ
「シェエラザード」序曲(2台のピアノ編曲版)
ヴァルダールの詩のための口絵*
ラ・ヴァルス(2台のピアノ編曲版)
ミカレフ=イナンガ・ピアノ・デュオ
[ジェニファー・ミカレフ、グレン・イナンガ(P)]、
クリスティアン・スターリング(P)*
録音:2001年7月10-11日サフォーク・ポットン・ホール
SOMMCD-026
NX-B04
ショパン/ラフマニノフ:チェロ・ソナタ集
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op..65
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
ジェイミー・ウォルトン(Vc)
チャールズ・オーウェン(P)

2001年12月18-19日/Netherhall House, London, United Kingdom
イギリスを中心に活躍、ブリテンのチェロ作品全曲録音で知られるチェリスト、ジェイミー・ウォルトンが演奏するショパンとラフマニノフのチェロ・ソナタ。2曲ともゆったりとした楽章の美しさが格別で、ショパンの第3楽章「Largo」の憂鬱な旋律、ラフマニノフの第3楽章のため息のようなフレーズ、このどちらもが深くまろやかな音色で奏でられています。
SOMMCD-027
NX-B04
アンセルメ、バレエ音楽を振る
ロッシーニ(レスピーギ編):バレエ「風変わりな店」*
ストラヴィンスキー:バレエ「ペトルーシュカ」(1911年版)抜粋+
エルネスト・アンセルメ(指)
LSO*、スイス・ロマンドO+

録音:1950年7月20-22日*、1949年11月29-30日ヴィトリア・ホール+
原盤:DECCA
スイス出身の名指揮者、エルネスト ・アンセルメ。録音技術に多大なる興味を抱いていた彼だけに、こ の2曲も素晴らし い音が捉えられています。「風変りな店」はDecca盤よりも1か月後 の録音。軽やかで粋な表現が魅力的です。ストラ ヴィンスキーは1949年の録音。こちらも驚くほど鮮明な音が広がり ます。
SOMMCD-028
NX-B04
ヤナーチェク:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ 「1905年10月1日、街頭にて」 JW VIII/19
草陰の小径にて 第1集
草陰の小径にて 第2集
霧の中で/思い出
チャールズ・オーウェン(P)

録音:2002年9月14-15日/Wathen Hall, St. Paul's School, London, United Kingdom
英国のピアニスト、チャールズ・オーウェンが演奏するヤナーチェクのピアノ作品集。各国の音楽祭に出演し、ソロだけでなく室内楽作品の演奏が多いオーウェン。繊細なピアニズムが高く評価されています。このアルバムでは、独自の感性を持つヤナーチェクの作品を情感豊かに弾きこなしています。
SOMMCD-029
NX-B04
チェロ・ソナタ集
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119
カバレフスキー:チェロ・ソナタ 変ロ長調 Op.71
ミャスコフスキー:チェロ・ソナタ 第2番イ短調 Op.81
ジェイミー・ウォルトン(Vc)
ダニエル・グリムウッド (P)

録音:2002年12月17-18日/Netherhall House, London, England, United Kingdom
近代ロシアの3つのチェロ・ソナタ集。作品はどれも名チェリスト、ロストロポーヴィチにインスパイアされて書かれており、チェロ・パートとピアノ・パートは密接な関係性を有しています。晩年のプロコフィエフが残した唯一のチェロ・ソナタの抒情性、躍動的な終楽章が魅力的なカバレフスキー、後期ロマン派風の美しさを持つミャスコフスキー。それぞれをウォルトンとグリムウッドが見事に演奏しています。
SOMMCD-030
NX-B04
ショスタコーヴィチ:ヴィオラとピアノのための作品集
チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40(V. クバツキーによるヴィオラとピアノ編)
組曲「馬あぶ」OP.97a(V.ボリソフスキによるヴィオラとピアノ編)
ヴィオラ・ソナタ Op.147
ラーシュ・アネルス・トムテル(Va)
ホーヴァル・ギムセ(P)

録音:2003年12月12-13日 Christ Church, Sutton, London, United Kingdom
元ボリショイ劇場の首席チェリストであったクバツキーの勧めによってショスタコーヴィチが作曲したチェロ・ソナタ。この曲を献呈されたクバツキーは作曲家の承認を得て、ヴィオラ版に改訂。このアルバムが世界初録音となります。ヴィオラ版の「馬あぶ」組曲も世界初録音です。
SOMMCD-031
NX-B04
イギリスのヴァイオリン・ソナタ集
グーセンス(1893-1962):ヴァイオリン・ソナタ 第1番ホ短調 Op.21
ハールストン(1876-1906):ヴァイオリン・ソナタ ニ長調
ターンブル(1902-1976):ヴァイオリン・ソナタ ホ短調
マデリーン・ミッチェル(Vn)
アンドリュー・ボール(P)

録音:2002年8月5-7日 St. Paul's School, London, United Kingdom
イギリス近代における3人の作曲家によるヴァイオリン・ソナタ集。指揮者としても知られるグーセンスの作品は力強く色彩感に溢れており、揺れ動く感情が見事に捉えられています。ハールストンのソナタは抒情的でうっとりするような美しさに満ちており、ターンブルのソナタはドビュッシーやラヴェルを思わせる印象派風の装いを纏っています。どの曲も聴きごたえたっぷりです。
SOMMCD-032
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ:ピアノ作品集
ダヴィデ王の舞曲集/これは柩車であった
アルト・ウィーン/航海者たち/ピエディグロッタ
マーク・ビリントン(P)

録音:2003年1月3-4日、バーミンガム、CBSOセンター
独奏としてはギター作品の方が知られている作曲家のピアノ曲を集めた注目盤です。
SOMMCD-033
エル・ウルティモ・タンゴ・プレイズ・アストル・ピアソラ
ピアソラ: リベルタンゴ/デカリッシモ(とてもデ・カロ風に)/プレルディオ(前奏曲)/ブラガティッシモ/ブエノスアイレス午前零時/ルンファルド/アディオス・ノニーノ/オブリビオン(忘却)/ブエノスアイレスの四季
エル・ウルティモ・タンゴ
「ニコラス・ブリクト(Fl)、マーク・オブライエン(サクソフォン)、エドゥアルド・バサーリョ(Vc)、フレッド・レサマ・トマス(P)、マーク・グッドチャイルド(Cb)]

録音:2003年1月21-22日バーミンガム・CBSOセンター
SOMMCD-034
ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928-):ピアノ作品集
序奏とアレグロ/主題と変奏/ソナタ/出現
8つの練習曲/ソナチネ
ニコラス・アンウィン(P)

録音:2002年6月21-22日サフォーク・ポットン・ホール
ダマーズはコルトーほかにピアノを、ビュセールに作曲師事したフランスのピアニスト・作曲家。このCDでは、フランスの伝統を継承する彼の作風と、名ピアニストならではの技巧性を楽しむことができます。アンウィンは1961年ケンブリッジ生まれ、20世紀スペインのピアノ音楽の優れた解釈者としても知られています。
SOMMCD-035
NX-B04
プーランク:ピアノ作品集
ナゼールの夜会 FP84
ナポリ FP40
メランコリー FP105
.3つのノヴェレッテ
即興曲集
チャールズ・オーウェン(P)

録音:2003年9月6-7日
イギリス、ケンブリッジ出身のピアニスト、チャールズ・オーウェン。王立音楽院ではイリーナ・ザリツカヤに師事し、後にイ ギリスを代表するピアニスト、イモージェン・クーパーのもとで研鑽を重ね、深い音楽性を養ったと語っています。このアル バムは2001年にリリースされた「ショパン/ラフマニノフ:チェロ・ソナタ」に続く1枚。ここでは20世紀初頭のパリで活躍し たプーランクの作品を演奏しています。プーランクが即興で友人たちを表現したという「ナゼールの夜会」や、洒落た15 の小曲で構成された「即興曲」などプーランク作品の中でも、ユニークな表情を持つ曲が選ばれた粋なアルバムです。
SOMMCD-036
NX-B04
サミュエル・ウェスリー(1766-1837):オルガン作品集
イギリス国歌による8つの変奏 変ロ長調/ヴォランタリー ニ長調/短く親しみやすいヴォランタリー/前奏曲、アリエッタとフーガ ハ短調/前奏曲とフーガ ト長調/「ルール・ブリタニア」の編曲と変奏曲/ヴォランタリー ト短調/ヴォランタリー変ロ長調/イギリス国歌による3つの変奏 ニ長調
ジェニファー・ベイト(Org)

録音:2003年7月24-25日ロンドン・バーモンジー・セント・ジェイムズ教会
使用楽器:1829年、ジェイムズ・ビショップ製(2002年、マーティン・ゲッツェ&ドモニク・グウィン復元)
ウェスリーはイギリスの音楽一家に生まれたオルガニスト・作曲家。ここ数十年での再評価がめざましく録音も増えてきていますが、メシアンのスペシャリストとして高名なベイトが歴史的楽器を弾いたこのCDは、イギリスを中心に話題を呼ぶことでしょう。
SOMMCD-037
NX-B04
ホーレンシュタイン/モントルー音楽祭ライヴ
R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」、
ブラームス:交響曲第2番
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)
チェコPO

録音:1966年モントルー音楽祭(ステレオ・ライヴ)
初出音源。1966年、モントルー音楽祭でライヴ 録音されたホーレンシュタインとチェコPOの演奏。ホーレン シュタインが得意としたブラームスでは、悠然たる演奏が繰り広げ られています。発売時には大きな話題となったアルバム です。
SOMMCD-038
ガーニー/ファーガソン:ピアノ作品集
アイヴォー・ガーニー(1890-1937):絶望
憧れ/夏の森の歌
海/夜想曲 ロ長調
夜想曲 変イ長調
前奏曲 第1番嬰ヘ長調
前奏曲 第2巻-第1番変ニ長調
5つの前奏曲 第2番イ短調
5つの前奏曲 第3番変ニ長調
前奏曲 第3巻-第1番ハ短調
前奏曲 第2巻-第2番ハ長調
前奏曲 第2巻-第3番嬰ヘ長調
前奏曲 第3巻-第2番嬰ヘ長調(未完)
5つの前奏曲 第5番ニ長調(第1稿)
5つの前奏曲 第5番ニ長調(第2稿)
ハワード・ファーガソン(1908-1999):ピアノ・ソナタ ヘ短調 Op.8
5つのバガテル Op.9
マーク・ベビントン(P)

録音:2004年4月15-16日バーミンガム・聖ポール教会
作曲家として、また詩人として活躍したアイヴァー・ガーニー、幼い頃から楽才に恵まれ、フィンジとともにヴォーン・ウィリ アムズから教えを受けたハワード・ファーガソン。あまり耳にすることのない2人のピアノ曲を併せた1枚。ガーニーは歌曲 の作曲家として知られますが、ピアノ曲でも抒情的な旋律を駆使した独自の世界を見せています。かたや、ファーガソ ンが遺した作品は生涯で19作と非常に少ないのですが、ピアノ・ソナタはマイラ・ヘスが愛奏したことで有名。力強く 沸き上がるような楽想に溢れた見事な作品です。イギリス音楽のオーソリティ、ペッビントンの共感に満ちた演奏で。
SOMMCD-039
NX-B04
ウェスレーと同時代の人々
チャールズ・ウェスレー(1757-1834):オルガン協奏曲 ト短調 Op.2-1
ヴォランタリー イ短調
サミュエル・ウェスレー(1766-1837):12のヴォランタリー Op.6より
スクラップ
メンデルスゾーン博士のためのフーガ ロ短調
ウィリアム・ラッセル(1777-1813):12のヴォランタリー(1812)-第4番 イ短調
トーマス・アッドウッド(1765-1838):葬送歌 ニ短調
サミュエル・セバスティアン・ウェスレー(1810-1876):室内オルガンのための3つの小品 第1巻より第3番コラール・ソングとフーガ
フレデリック・アーサー・ゴア・オシレー(1825-1889):前奏曲とフーガ ト短調
20-21.サミュエル・セバスティアン・ウェスレー:室内オルガンのための3つの小品 第2巻より第2番、第1番
ジェニファー・ベイト(Org)

録音:1998年2月5日
サミュエル・ウェスレーはモーツァルトと同時代に活躍したイングランドのオルガニスト・作曲家。父は賛美歌の作曲家で あり、兄チャールズも作曲家という音楽一家に生まれたウェスレーは幼い頃から音楽の才能を発揮、オルガンとヴァイ オリンを自在に弾きこなしたといわれています。このアルバムには、前述の兄チャールズの作品をはじめ、サミュエルと同 時代に活躍したイングランドの作曲家たちによるオルガン曲を収録、彼の息子サミュエル・セバスチャン・ウェスレーの作 品も併せ、この時期のイングランドのオルガン音楽の潮流を探る興味深い1枚に仕上がっています。
SOMMCD-040
モーツァルト弦楽四重奏曲集 Vol.1
第17番変ロ長調「狩り」K.458*
第19番ハ長調「不協和音」K.465*
アダージョとフーガ ハ短調 K.456+
コウルSQ
[ロジャー・コウル、フィリップ・ギャラウェイ(Vn)、グスタヴ・クラークソン(Va) ニコラス・ロバーツ(Vc)]

録音:2003年9月24-25日*、2004年7月1日+、バーミンガム・聖ポール教会
SOMMCD-041
スクリャービンピアノ作品集
左手のための前奏曲 Op.9-1
24の前奏曲 Op.11
ソナタ第2番(幻想ソナタ)Op.19/詩曲 Op.32-1
3つの小品 Op.52/ニュアンス Op.56-3
欲望 Op.57-1/ソナタ第6番 Op.62
詩曲「炎に向かって」
ダニエル・グリムウッド(P)

録音:2003年9月22-23日ロンドン SW13、セントポールズ・スクール、Wathen Hall
ダニエル・グリムウッドは1976年生まれの英国のピアニスト。1994年にはロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックでウラジーミル・オフチンニコフに師事しています。
SOMMCD-042
チェロとピアノのためのフランスとスペインの音楽
ラヴェル:2つのヘブライの歌 から カディッシュ
ハバネラ形式の小品
ファリャ:「はかない人生」から スペイン舞曲(モーリス・ジャンドロン編曲)
 7つのスペイン民謡 から 子守歌/アストゥリアーナ
 「恋は魔術師」から 火祭りの踊り(ピアティゴルスキー編)
フォーレ:エレジー Op.24/シシリエンヌ Op.78
 夢のあとに
グラナドス:スペイン舞曲集 から アンダルーサ(カザルス編)、
 「ゴイェスカス」間奏曲(カサド編)
 スペイン舞曲集 から オリエンタル
ドビュッシー:夢想(ロンキーニ編)
 巷に雨の降るごとく(同)
 美しい夕べ(ジェイミー・ウォルトン編)、
 ロマンス(グレチャニノフ編)、
ガスパール・カサド:幻想前奏曲
 サルダーナ(舞曲)/間奏曲とフィナーレの舞曲

ジェイミー・ウォルトン(Vc)
ダニエル・グリムウッド(P)

録音:2004年7月20-21日、ロンドン SW3、カドガン・

SOMMCD-043
マクダウェル(1861-1908):ピアノ作品集
組曲ホ短調 Op.10(1906)/炉端のお話 Op.61(1902)から-4,5
英雄ソナタ Op.59(1895)/演奏会用練習曲 Op.36(1889)

サンドラ・カーロック(P)
録音:2004年8月18-19日、ロンドン SW16、聖フィリップ教会

マクダウェルはニューヨークシティに生まれ、フランスとドイツで学びリストの後援を受けた作曲家。国際的に評価された最初のアメリカ人作曲家とされており、とくにアメリカの生活を題材としたピアノ曲で知られていますが、その作風はリストとグリーグの影響を強く受けているといわれています。サンドラ・カーロックはアメリカのピアニスト。マクダウェルの音楽に興味を持ち、その演奏を得意としているほか、クララ・シューマンの権威でもあります。
SOMMCD-044
ヘンデル:7つのトリオ・ソナタ Op.5

ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ
[レイチェル・ブラウン(Fl)、エイドリアン・バターフィールド、オリヴァー・ウェバー(Vn)、ピーター・コリヤー、カスリーン・シャーマン(Vc)、ローレンス・カミングズ(Cemb、Org)]

録音:2005年1月11-13日ロンドン・ウォルザムストー・聖メアリー教会

ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズは1999年に創設された英国のピリオド楽器アンサンブルです。
SOMMCD-045
ピアソラのタンゴ
ピアソラ(ホセ・ブラガート編):忘却/鮫
アディオス・ノニーノ/リベルタンゴ/ムムキ
ミロンガ ニ長調
「天使」組曲[天使への序奏,天使のミロンガ,天使の死,天使の復活,アヴェ・マリア]
ホセ・ブラガート(1915-):グラシエラとブエノスアイレス

エドゥアルド・バッサーリョ(Vc)
クリスティーナ・フィローソ(P)

録音:2004年1月27-28日

1961年ブエノスアイレス生まれのエドゥアルド・バッサーリョは、1989年以来バーミンガム市交響楽団の首席奏者を務めています。クリスティーナ・フィローソもブエノスアイレス生まれ。編曲者のホセ・ブラガートはアルゼンチンのチェリストで、ピアソラの親友でした。バッサーリョは「ブラガートはピアソラにとっては兄、つまり私にとっては伯父のような存在です」と語っています。
SOMMCD-046
NX-B04
R・シュトラウス/ラフマニノフ:ソナタ集
R・シュトラウス:ヴァイイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19(V.ボリソフスキーによるヴィオラとピアノ編)*
ラフマニノフ:ヴォカリーズ(V.ボリソフスキーによるヴィオラとピアノ編)*
ユーリ・ジスリン(Vn、Va*)
ゲオルゲ=エマヌエル・ラザリディス(P)

録音:2005年1月28-29日
1974年モスクワ生まれのヴァイオリニスト、ユーリ・ジスリン。1993年「BBC Radio 2」のヤング・アーティストに選ばれ、 ロンドンを拠点に活動しています。このアルバムではR・シュトラウスのソナタをヴァイオリンで演奏するだけでなく、ラ フマニノフのチェロ・ソナタをボリソフスキーがヴィオラ用に編曲した版を演奏。ヴァイオリン、ヴィオラ、どちらの楽器も自在に 操り、深い音楽を奏でています。
SOMMCD-047
エリザベス朝の詩による5世紀にわたるマドリガル、グリー&パートソング集
ジョン・ベネット(1575頃-1614):すべての被創造物は今
ジョン・ファーマー(1570頃-1601):一人のかわいい娘が
ジョン・ウィルビー(1574-1638):ご婦人よ私はバラを見ていると
トマス・ウィールクス(1576頃-1623):ロビン・フッドが
ジョン・ウィルビー:さようならかわいいアマリリス
ジョン・ファーマー:美しいフィリス
ジョン・ベネット:涙を流せ、わが目よ
リチャード・ジョン・サミュエル・スティーヴンス(1757-1837):まだらの蛇たちよ/疑え星は炎なのではないかと
ウィリアム・シールド(1748-1829):かわいそうなバーバラ
ウィリアム・ホーズリー(1774-1858):緩やかで爽やかな泉
伝承曲(コットン編):君が眼にて酒を汲めよ (セリアに)
シューベルト(コットン編):聞けひばり/シルヴィア
グノー(コットン編):私の恋人は私の心を持っている
ヴォーン・ウィリアムズ(コットン編):竪琴を持ったオルフェウスは
プーランク(コットン編):フランシー
ウォルトン(コットン編):緑の森の木の下で
リチャード・パンチェフ(1959-):エリザベス朝の5つの詩
クラークス・オヴ・クライストチャーチ

録音:2004年2月20-22日、セント・エドワーズ・スクールの礼拝堂
オックスフォード・クライストチャーチ聖歌隊員によって2001年に結成されたクラークス・オヴ・クライストチャーチのデビュー・アルバム。彼らはSOMMと専属契約しており、次のディスクはタリスの「聖歌集(カンツィオネス・サクレ)」とのことです。
SOMMCD-048
NX-B04
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番、
サロン小品集 Op.10
マーティン・カズン(P)
録音:2004年10月24-26日カナダ・バンフ・センター
スコットランド生まれのピアニスト 、マーティン・カズン。イギリス王立音楽院在学中の1998年にデビ ュー。いくつかの国際 コンクールで優勝し世界的な活躍をはじめました。1996年に公開さ れた映画『シャイン』では主人公ヘルフゴットの「手 の吹き替え」出演をして話題になったことでも知られています。 2004年に録音されたこのラフマニノフ作品集は彼のデ ビュー・アルバムであり、デイリーテレグラフ誌の“今週のクラシ ックCD”に選ばれるなど高い評価を受けています。ゲーテの 「ファウスト」に基づき構成されたという長大なソナタ第1番で冴 えわたる彼の驚異的なテクニックは、聴き手に強い印象 をもたらします。
SOMMCD-049
モーツァルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.2
ミラノ四重奏曲集〜第2番ニ長調 K.155/第3番ト長調 K.156/第4番ハ長調 K.157/第5番ヘ長調 K.158/第6番変ロ長調 K.159/第7番変ホ長調 K.160
コウルQ
[ロジャー・コウル、フィリップ・ギャラウェイ(Vn)、グスタヴ・クラークソン(Va)、ニコラス・ロバーツ(Vc)]

録音:2005年2月3-4日バームンガム・聖ポール教会
SOMMCD-050
メンデルスゾーン:オルガン作品全集 第1集
3つの前奏曲とフーガ Op. 37 第1番
オルガン・ソナタ ヘ短調 Op.65-1
前奏曲 ニ短調(断章)
コラール前奏曲 ホ短調 「主、汝まことの神よ」
フーガホ短調/フーガ ニ長調
フゲッタ イ長調/アンダンテと変奏 ニ長調
オルガンのための練習曲
アレグロ・アッサイ ハ長調(断章)
アレグロ・アッサイ ハ長調(J. ベイトによる補筆完成版)
ジェニファー・ベイト(Org)
ドイツの音楽学者、クリスティアン・マルティン・シュミットが1992年より研究を始めた「メンデルスゾーン校訂版」の楽譜を使用したオルガン作品全集の第1集。メインとなる「オルガン・ソナタ」の他、フーガなどの重要な作品を収録。断片のみが残存する「アレグロ・アッサイ」は演奏者ベイト自身による補筆完成版も聴くことができます。
SOMMCD-051
NX-B04
メンデルスゾーン:オルガン作品全集 第2集
オルガン・ソナタ 第2番ハ短調 Op.65-2
オルガン・ソナタ 二短調 Op.65-6
5つの小品-フーガ ト短調
3つの前奏曲とフーガ Op.37 - 第3番フーガ ニ短調
3つの前奏曲とフーガ Op.37 - 第1番フーガ ハ短調
コラール前奏曲 二短調「おお、血と涙にまみれた御頭よ」
コラール前奏曲 ニ短調「おお、血と涙にまみれた御頭よ」(J.ベイト補筆完成版)
オルガン・ソナタ ニ長調 Op.65-5-第3楽章 アレグロ
オルガン・ソナタ ヘ短調 Op.65-1-第2楽章 アダージョ/19.アンダンテ・モデラート・マエストーソ ハ長調
オルガン・ソナタ 変ロ長調 Op.65-4- 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
6つの前奏曲とフーガ Op.35-フーガ第6番変ロ長調
オルガン・ソナタ ヘ短調 Op.65-1 - 第3楽章 アンダンテ
ジェニファー・ベイト(Org)

録音:2003年11月9日 The Temple Church, Fleet Street, London, United Kingdom
2004年7月31日 St. Matthew's Church, Bayswater, London, United Kingdom
2004年8月6日 All Saint's Church, Margaret Street, London, United Kingdom
2004年9月28日 St. Stephen's Church, Bourmemouth, Dorset, United Kingdom
2004年9月29日 Wimborne Minster, Wimborne, Dorset, United Kingdom
2004年9月29日 All Saint's Church, Margaret Street, London, United Kingdom
2004年10月8日 St. John's Church, Upper Norwood, London, United Kingdom
ジェニファー・ベイトが演奏するメンデルスゾーンのオルガン作品全集第2集。イギリスの代表的な6台のオルガンを駆使し、メンデルスゾーンの魅力を伝えています。ベイト自身が補筆完成した「おお、血と涙にまみれた御頭よ」が聴きどころです。
SOMMCD-052
NX-B04
メンデルスゾーン:オルガン作品全集 第3集
3つの前奏曲とフーガ Op.37-第2番ト長調
オルガン・ソナタ イ長調 Op.65-3
フーガ 二短調
アンダンテ ニ長調
全能の神のみわざは大いなるかな
後奏曲 ニ長調
アンダンテ・コン・モート ト短調
フーガ ハ長調
前奏曲 二短調(断章)
アレグロ・ヴィヴァーチェ ヘ長調
アンダンテ ロ短調
コラール 変イ長調
アレグロ・モデラートとグラーヴェ ヘ短調
行進曲風アンダンテ 変ロ長調
ジェニファー・ベイト(Org)

録音:2003年11月10日 The Temple Church, Fleet Street, London, United Kingdom
2004年7月31日 St. Matthew's Church, Bayswater, London, United Kingdom
2004年8月7日 All Saints Church, Margaret Street, London, United Kingdom
2004年9月29日 Wimborne Minster, Wimborne, Dorset, United Kingdom
2004年9月29日 St. Stephen's Church, Bournemouth, London, United Kingdom
2004年10月9日 St. John's Church, Upper Norwood, London, United Kingdom
ジェニファー・ベイトが演奏するメンデルスゾーンのオルガン作品全集第3集。イギリスの代表的な6台のオルガンを駆使し、メンデルスゾーンの魅力を伝えています。2006年4月「Gramophone」誌のエディタース・チョイス受賞。
SOMMCD-053
NX-B04
メンデルスゾーン:オルガン作品全集 第4集
オルガン・ソナタ 変ロ長調 Op.65-4
アンダンテ・ソステヌート ヘ短調(フーガ ヘ短調の第2稿)
アンダンテ ニ長調
5つの小品-第1番フーガ 二短調
パッサカリア ハ短調
フゲッタ ニ長調
前奏曲 ハ短調
弦楽のための交響曲第12番の主題による幻想曲とフーガ ト短調
弦楽のための交響曲第12番の主題による幻想曲とフーガ ト短調(断章)
弦楽のための交響曲第12番の主題による幻想曲とフーガ ト短調(J.ペイトによる補筆完成版)
3つの小品-第2番 アレグレット ニ短調
オルガン・ソナタ イ長調 Op.65-3- 第1楽章 コン・モート・マエストーソ
アンダンテ・コン・モート イ長調
3つの前奏曲とフーガ Op. 37-第1番 フーガ ハ短調
コラール ニ長調
オルガン・ソナタ 第2番ハ短調 Op.65-2-第1楽章 Grave-Andante con moto
モデラート ハ長調
2つの小品-第1番 アンダンテ ニ長調(断章)
ジェニファー・ベイト(Org)

録音:2003年11月11日 The Temple Church, Fleet Street, London, England, United Kingdom
2004年7月31日 St. Matthew's Church, Bayswater, London, England, United Kingdom
2004年8月7日 All Saints Church, Margaret Street, London, England, United Kingdom
2004年9月27日 St. Stephen's Church, Bournemouth, Dorset, England, United Kingdom
2004年9月29日 Wimborne Minster, Wimborne, Dorset, England, United Kingdom
2004年10月8日 All Saints Church, Margaret Street, London, England, United Kingdom
ジェニファー・ベイトが演奏するメンデルスゾーンのオルガン作品全集第4集。イギリスの代表的な6台のオルガンを駆使し、メンデルスゾーンの魅力を伝えています。
SOMMCD-054
NX-B04
メンデルスゾーン:オルガン作品全集 第5集
3つの前奏曲とフーガ Op.37-第3番ニ短調
オルガン・ソナタ ニ長調 Op.65-5
フーガ ヘ短調
2台のオルガンのための2つのフーガ - 第2番ハ短調
トッカータ 二短調(断章)
トッカータ 二短調(J.ベイトによる補筆完成版)
3つの小品より
トリオ ヘ長調/アレグロ、コラールとフーガ 二短調
アンダンテ ヘ長調(オルガン・ソナタの第3楽章 Op. 65-4)
2つの小品 第2番変ホ長調
コラール ニ短調
アンダンテ・ソステヌート ニ長調
フーガ ニ短調
アレグロ・マエストーソ 変ロ長調(1845年版)
ジェニファー・ベイト(Org)
マーティン・ステイシー(Org)

録音:2003年11月12日 The Temple Church, Fleet Street, London, United Kingdom
2004年8月9日 All Saints Church, Margaret Street, London, United Kingdom
2004年9月28日 St. Stephen's Church, Bournemouth, Dorset, United Kingdom
2004年9月29日 場所不明
004年10月8日 St. John's Church, Upper Norwood, London, United Kingdom
ジェニファー・ベイトが演奏するメンデルスゾーンのオルガン作品全集第5集。このアルバムがシリーズの完結編となります。イギリスの代表的な6台のオルガンを駆使し、メンデルスゾーンの魅力を伝えています。2台のオルガンのための2つのフーガなど珍しい作品も含まれた30年に渡るベイトの研究が昇華された1枚です。
SOMMCD-055
ヘンデル・アット・ホーム
ヘンデル:フルート協奏曲ト短調+
ヘンデル(ジョン・ウォルシュ編、レイチェル・ブラウン(オーケストレーション*):「アルチーナ」〜序曲/Verdi prati*/エア(ミュゼッ
ト)*/Un momento/Tornami*、
オラトリオ「ソロモン」〜序曲/What tho' I trace*
 Beneth the vine*/Will the sun forget to streak*、
オラトリオ「セメレ」〜Myself I shall adore*
 O Sleep*/序曲の中のガヴォット
 No, no, I'll take no less
ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ
[レイチェル・ブラウン(Fl)、エイドリアン・バターフィールド、オリヴァー・ウェバー(Vn)、ペーター・コリヤー(Va)、カスリーン・シャーマン(Vc)、ローレンス・カミングス(Cemb)]

録音:2005年11月16-18日ロンドン・ウォルサムストー・聖メアリー教会
ヘンデルのオペラやオラトリオは当時おおいに人気を博し、その音楽を抜粋し室内演奏用に編成を縮小した楽譜の需要も激増しました。ヘンデルの作品の出版者であったジョン・ウォルシュは、当時のフルート演奏の流行に目をつけ、フルートのための作品をわずかしか書かなかったヘンデルの、数多くのアリアをフルート用に編曲し楽譜を出版しました。当アルバムでは、ピリオド楽器によるアッホオームな演奏が再現されています。+は作曲者不詳のオーボエ・ソナタとして伝わり、1993年にヘンデル作曲の「フルートまたはオーボエのためのソナタ」と確認された作品です。
SOMMCD-056
NX-B04
フランク・ブリッジ:ピアノ作品集 Vol.1
カプリッチョ第1番/3つのスケッチ/カプリッチョ第2番/アワー・グラス/マルセイユのヴィネット/ソナタ
マーク・ベビントン(P)
イギリス近代の作曲家ブリッジは、 同時代の作曲家たちのように自作に民謡の要素を取り入れることは せず、あくまでも 前衛主義を貫いたことで知られており、彼のピアノ曲も、どちらか というと気難しく難解な雰囲気を持っています。しかし、 2006年3月、セント・ジョン・スミス広場で開催された“イギリス のピアノ・ソナタ・シリーズ”のコンサートで、ベッビントンがブ リッジのソナタを演奏したところ、評論家たちに高く評価されたと ともに、難解とされたこの曲が聴衆にも親しみを持って迎 えられました。以降、ベッビントンはブリッジの作品を集中的に録 音。作品の普及に一役買っています。
SOMMCD-057
NX-B04
セヴァーンとソンム
ガーニー(1890-1937):1.お前の真夜中の寝床で
 最愛の人よ、私が死ぬ時
 エドワード、エドワード/海の夢
 フランダースにて/セヴァーンの牧草地
 ディニーの丘/ストラットン大尉のお気に入り
 赤いばら/静寂の歌/白い滝
 慰められることの愚かしさ/春の望み
 散歩の歌/明かりは消え
 ブラック・スティッチェル
 西の船乗りたち
ハウエルズ(1892-1983):夜の女神
サンダース(1933-2003):ビーコン 第1番On Painswick Beacon
 ビーコン 第3番Cotswold Choice
ウィルソン(1920-):空っぽのコテージ
 不運な若者のためのアンセム
 ヴェナブルス(1955-)/真夜中の哀歌 Op.6
 キス Op.15/フライング・クロックド
 復活祭の歌 Op.16
ロデリック・ウィリアムズ(Br)
スージー・アラン(P)

録音:2005年8月11-13日 Potton Hall, Suffolk, UK
イギリスの詩人、作曲家アイヴァー・ガーニーとその友人の歌曲を集めた1枚。アルバムタイトルは彼の詩から採られています。ガーニーはスタンフォードに師事、作曲家を志しましたが、詩作にも興味を示し。第一次世界大戦への従軍体験をもとにした「セヴァーンとソンム」などの詩集を書き上げました。戦争時の後遺症と戦いながら、作曲を続けましたが、結局精神を病んでしまい、47歳で非業の死を遂げました。一連の作品はどれも静かな曲想に彩られています。
SOMMCD-058
NX-B04
トゥチャプスキー(1928-2014):作品集
スターバト・マーテル(1989)
カンタータ「マリア・マグダレーナ」(1991)
パヴラ・アウニツカー (Ms)
ロマン・ヤナール (Br)
ウラディミール・ヴァーレク(指)
日向野菜生(S)…
ヤン・ステイエル(Org)
ミロスラフ・コシュラー(指)
プラハ混声cho
チェコRSO

録音:1999年3月31日、2003年10月5日
チェコの作曲家、トゥチャプスキー。モラヴィア男声合唱団のメンバーであり、オストラヴァ放送児童合唱団の指揮者としても活躍、1975年からは主として作曲家として数多くの合唱作品を中心とした作品を書き上げました。「スターバト・マーテル」は彼の最高傑作とされており、シマノフスキを思わせる神秘的な作風と瞑想的な雰囲気を持っています。
SOMMCD-059
NX-B04
ファリャ:歌劇「はかない人生」 ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S)
ロザリオ・ゴメス(Ms)
ジョセフィーナ・ピュチセク(Ms)
パブロ・シビル(T) 他
エルネスト・アルフテル(指)バルセロナSO

録音:1954年 Palacio de la Musica, Barcelona, Spain
ファリャの「はかない人生」の初録音として知られる1枚。主役サルードを歌うのは名歌手デ・ロス・アンヘロス。彼女の名声を確立した役として知られています。他の出演者も全てスペインの歌手たちであり、作曲家としても知られる指揮者アルフテルはファリャの直系の弟子という、まさに本場の演奏と言える1枚です。
SOMMCD-060(2CD)
NX-C09
ジュベール(1927-):室内&器楽作品集
弦楽四重奏曲 第2番Op.91
ランドスケープ
ピアノ三重奏曲 Op.113
「ジェーン・エア」の主題による抒情的幻想曲 Op.144
1楽章のピアノ・ソナタ第1番Op.24
ピアノ・ソナタ第2番 Op.71
ピアノ・ソナタ第3番Op.157
ブロドスキー四重奏団
パトリシア・ロザリオ(S)
ディヴィッド・チャロウィック(Vn)
アンナ・ジュベール(Vc)
マーク・ベッビントン(P)
ジョン・マッケイブ(P)


録音:2006年2月20日、2006年7月22-23日
イギリス国内で作曲家、大学講師として名声を高めたジュベール。SOMMレーベルではジュベールの作品のリリースに力を入れています。このアルバムは2007年3月の作曲家80歳の誕生日を祝して製作されたもの。ピアノ・ソロから弦楽四重奏曲、声楽曲まで幅広い作品を聴くことができます。彼の才能を高く評価したジョン・マッケイブや、現代作品を得意とするソプラノ、パトリシア・ロザリオ、SOMMレーベルでおなじみマーク・ベッビントンら、名手たちによる演奏です。
SOMMCD-061
NX-B04
ショパン:ピアノ協奏曲(B.コミネークによる弦楽四重奏とピアノ版)
ピアノ協奏曲 第1番ホ短調 Op.11
ピアノ協奏曲 第2番ヘ短調 Op.21
本間たまみ(P)
ヴィリニュスSQ

録音:2006年3月26-28日 National Philharmonic Hall, Vinius, Lithuania
コミネーク版使用による弦楽四重奏伴奏のショパンのピアノ協奏曲第1番&第2番。最近はコントラバスを加えた弦楽五重奏版で演奏されることが多く、シンプルな響きは耳に新鮮な風を送ります。ピアノを演奏する本間たまみはッロンドン王立音楽学校で学び、イギリスとリトアニアで活躍するピアニスト。
SOMMCD-062
NX-B04
マーク・ベッビントン:ピアノ・リサイタル
マルコム・アーノルド:ピアノ・ソナタ ロ短調
 2つの小品
 ウクライナ民謡による変奏曲 Op.9
コンスタント・ランバート:ピアノ・ソナタ
ランバート:エレジー
 3楽章のピアノ組曲
 哀歌調のブルース
マーク・ベッビントン(P)

録音:2005年8月23-24日/Symphony Hall, Birmingham, England, United Kingdom
1972年、イギリス生まれのピアニスト、マーク・ベッビントン。イタリアでアルド・チッコリーニに師事した彼は、現在「イギリスの近代ピアノ音楽」を積極的に演奏、録音。SOMMレーベルの看板ピアニストとして絶賛活躍中です。このアルバムでは、映画音楽で知られるアーノルド、バレエ音楽で知られるランバート、この2人のユニークな作品を演奏しています。中でもアーノルドの「ウクライナ民謡による変奏曲」が聴きものです。
SOMMCD-063
NX-B04
愛の声〜フィンジ他,歌曲集
アイヴァー・ガーニー(1890-1937):ウェンロックの断崖で*/パンとさくらんぼ/サリー・ガーデン
ジョン・アイアランド(1879-1962):
  災いおける友情,三羽のからす,格子
イアン・ヴェナブルズ(1955-):「愛の声」Op.22(4曲)
アイヴァー・ガーニー:ハナッカーの水車屋/雪/鷹とバックル
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):「Oh Fair to See」Op.13b(7曲)
イアン・ヴェナブルズ:Vitae summa brevis Op.3-3*/Flying crooked Op.28-1/深夜に Op.28-2/かば Op.33-6*
ジョン・アイアランド:満足の失われた土地
ネイサン・ヴェイル(T)
ポール・プラマー(P)

録音:2006年2月13-15日サフォーク・ポットン・ホール
*=世界初録音
SOMMCD-064
キャサリン・ガワーズ/ヴァイオリン名曲集
モンティ:チャルダーシュ
フォーレ(カザルス編):夢のあとに
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
ガーシュウィン(ハイフェッツ編):イット・エイント・ネセサリリー・ソー
ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しい夕暮れ
ブロッホ:ニーグン(即興曲)
ポンセ(ハイフェッツ編):エストレリータ
ヤッシャ・クレイン(?-1946):ジプシー・カーニヴァル
ヨセフ・スーク(1874-1935):バラード ニ長調 Op.3b
クライスラー:ジプシー女
ホイベルガー(クライスラー編):真夜中の鐘
アクロン(アウアー編):ヘブライのメロディー
フバイ:ヘイレ・カティ Op.32-4
アメリカ民謡(ソフィー・リード&パトリック・ガワーズ編):オランジ・ブラッサム・スペシャル
キャサリン・ガワーズ(Vn)
チャールズ・オーエン(P)

録音:2004年3月27、29-30日ロンドン・セントポール学校ウォセン・ホール
SOMMCD-065
ニコラス・モー(1935-):弦楽四重奏曲第3番、
ブリテン:弦楽四重奏曲第3番 Op.94/3つのディヴェルティメント(1936)
コウルSQ
[ロジャー・コウル、フィリップ・ギャラウェイ(Vn)、グスタヴ・クラークソン(Va)、ニコラス・ロバーツ(Vc)]

録音:2005年11月8-9日バーミンガム・聖ポール教会
SOMMCD-066
NX-B04
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲 第11番 ヘ長調 K413
ピアノ協奏曲 第12番 イ長調 K414
ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 K415
マーク・ベッビントン (P)
デイヴィッド・カーティス(指)
オーケストラ・オブ・ザ・スワン

録音:2006年3月12日/The Pitville Pump Room, Cheltenham, England, United Kingdom
小さな編成を生かして、小回りの利いたアンサンブルを聴かせる“オーケストラ・オブ・ザ・スワン”。このアルバムに収録されたモーツァルトの3曲のピアノ協奏曲を演奏するには文句なしのオーケストラです。なぜなら、時には弦楽四重奏で演奏されることもあるオーケストラ・パートには驚くほどの柔軟性が持たされており、ピアノを引き立てながらも存分な主張が必要だからです。ピアノのベッビントンも伸びやかな演奏を聴かせます。
SOMMCD-067
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタOp.40*
ブリテン:チェロ・ソナタOp.65*
無伴奏チェロ組曲第3番
カリーネ・ゲオルギアン(Vc)
ジェレミー・ヤング(P*)
モスクワ生まれ、1966年の第3回チャイコフスキー国際コンクール・チェロ部門優勝、1980年以来ロンドンに居を構えているカリーネ・ゲオルギアンが登場。彼女の師であるロストロポーヴィチに献呈されたブリテンの2曲と、お国ものショスタコーヴィチ。
SOMMCD-068
ヘンデル:ヴァイオリンと通奏低音のための作品全集
ソナタ イ長調 HWV361/ニ長調 HWV371
ト短調 HWV364/ニ短調 HWV367/ニ短調 HWV359
ト長調 HWV358
無伴奏ヴァイオリンのためのアレグロ ト長調 HWV407
幻想曲 HWV406
「勝利」からのソナティナ イ長調/他
エイドリアン・バターフィールド(Vn)
キャサリン・シャーマン(Vc)
ローレンス・カミングズ(Cemb)

録音:2007年5月1-3日、セント・メアリー教会(ロンドン)
バロック期を代表する大作曲家、ヘンデルのヴァイオリンと通奏低音のための作品全集。UK有数のヘンデリアンであるロンドン・ヘンデル・プレイヤーズの演奏で。
SOMMCD-069
NX-B04
エルガー:交響曲第1番変イ長調Op.55(ピアノ独奏版:カルク=エラート編曲)
ブッシュ:ピアノソナタ ロ短調Op.2(世界初録音)
マーク・ベッビントン(P)

録音:2006年8月21−22日、シンフォニー・ホール(バーミンガム)
エルガーの生誕150年記念盤。オルガン作品で知られるドイツの作曲家カルク=エーレルトが、イギリスの大作曲家エルガーの交響曲のピアノ・トランスクリプションを残していたとは少々意外。2台や4手連弾ではなくソロ版なので、ピアニストの力量が問われます。イギリスの作曲家ブッシュの*は世界初録音。
SOMMCD-070
管楽アンサンブルのためのベートーヴェンの音楽
フリードリヒ・シュタルケ編曲:「エグモント」序曲 *、
ゲオルク・シュミット編曲:交響曲第1番(+/#)
ヴェンツェル・セドラク編曲:「フィデリオ」序曲+/行進曲*、
ヨゼフ・トリーベンゼー編曲:ピアノと管楽のための五重奏曲〜アンダンテ・カンタービレ*、
不詳者編曲:ピアノ・ソナタ「悲愴」*
アルビオン・アンサンブル
[マイケル・コックス、ロバート・マナシー(Fl)、ジョージ・ケアード、ケイティー・クレモー(Ob)、アンジェラ・モルズベリー、デイヴィッド・フュースト(Cl)、ピーター・フランコム(Hrn*)、ピップ・イーストップ(Hrn+)、ピーター・リチャーズ(Hrn)、ギャレス・ニューマン、ヘレン・シモンズ(Fg)、ロビン・ケナード(Fg#) サイモン・エスティール(コントラFG)]
録音:2007年5月21、23-25日ロンドン・ハイゲート・聖マイケル教会
ベートーヴェンの管楽アンサンブルのための作品を、1976年に結成されたイギリスを代表するアンサンブルの1つ、アルビオン・アンサンブルが奏でる。メンバーにはHyperionからソロアルバムも出しているナチュラルホルン奏者、ピップ・イーストップも含まれています。
SOMMCD-071
NX-B04
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第5番*、
カンタータ「われらに平安を与えたまえ」+
ルネ・フリン(S+)
ロイ・ヘンダーソン(Br+)
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(指)
LPO*、BBC響&cho+

録音:1952年9月3日ロイヤル・アルバート・ホール(プロムナード・コンサート・ライ)*、1936年11月BBCスタジオ・放送初演+
イギリスを代表する作曲家ヴォーン・ウィリアムズによる自作自演の貴重な録音。交響曲第5番は初CD化録音。2008年英グラモフォン賞「歴史的録音(Historic Archive)部門」受賞ディスク。
SOMMCD-072
NX-B04
フィリップ・グラス:Another Look at Harmony Part 4
1.Opening Section: Choral plainchant in minims/2.Choral plainchant elaborated with quaver movement/3.Harmonic and rhythmic exploration, leading to -/4.Oscillating and repeated chords; then new melodic line added/5.Organ interlude on C pedal with gentle cross-rhythyms/6.Choral re-entry in repeated sequences with organ obligato/7.Final Section: Choir and organ with shifting harmonic roots
21世紀cho
クリストファー・バウワーズ=ブロードベント(Org)
ハワード・ウィリアムズ(指)

録音:2007年7月3-5日 Gray's Inn Chapel, London, United Kingdom
1970年代半ばに始まったフィリップ・グラス・プロジェクト。ミニマル・ミュージックという限られた枠の中で、より多くの色彩的調和を取り入れるための模索から生まれた作品は、美しい合唱と執拗なオルガンの音色を纏い、陶酔的な響きを生み出しています。
SOMMCD-073
ジョージ・ウェルドン・コンダクツ・エルガー
エルガー:演奏会用序曲「南国にて」(アラッショ)
海の絵Op.3#、エニグマ変奏曲*
グラディス・リプリー(A)#、
ジョージ・ウェルドン(指)LSO、
フィルハーモニアO *

録音:1954年、アビーロード・スタジオ1
1953年、ロンドン・キングズウェイ・ホール*
原盤:EMI(オリジナル・テープからのリマスター)
ジョージ・ウェルドン(1908-1963)はチチェスターに生まれ、マルコム・サージェントに師事した英国の指揮者。1944年にバーミンガム市交響楽団首席指揮者に就任し楽団の技量を高めましたが、1951年突然解雇され(直前に辞任したという説もあり)、この件に憤慨したジョン・バルビローリのはからいでハレ管弦楽団の副指揮者となりました。国際的知名度は高いとは言えませんが、英国ではいまだに人気があります。EMIに残した録音がかなりCDで復刻されています。ヘンデル(ハーティ版)の「水上の音楽」は、湧々堂として真っ先に挙げたい名盤がこのウェルドン指揮によるEMI録音なのですが、未だCD化されません。
SOMMCD-074
NX-B04
アイアランド:ピアノ作品集 第1集
ピアノ・ソナタ/デコレーションズ
ロンドンの小品集/バラード
ソナチネ
マーク・ベッビントン(P)

録音:録音:2007年8月8-9日/Symphony Hall, Birmingham, England, United Kingdom
英国の団体「John Ireland Trust」公認ピアニスト、ベッビントンによるアイアランドの作品全集。第1集ではピアノ・ソナタとソナチネを中心に、多彩な小品が収録されています。第1次世界大戦の暗い雰囲気を反映したピアノ・ソナタと重苦しい「バラード」、抒情的な「デコレーションズ」とロンドンの街角の風景を描いた楽しい「ロンドンの小品集」。表情豊かな作品が楽しめます。
SOMMCD-075
NX-B04
キャスリーン・フェリアー〜リサイタル
1-4.ブラームス:4つの厳粛な歌(M.サージェントによるコントラルトとオーケストラ編)
5-7.ショーソン(1855-1899):愛と海の詩 Op.19
8.マーラー:交響曲第3番ニ短調-第4楽章
「おお、人間よ」
9.マーラー:交響曲第3番ニ短調-第5楽章
「3人の天使が歌った」
キャスリーン・フェリアー(C.A)
マルコム・サージェント(指)BBC響…1-4
ジョン・バルビローリ(指)ハレO…5-7
エイドリアン・ボールト(指)BBC響…8.9
BBC女声cho…9

録音:1949年1月12日…1-4
1951年3月9日…5-7
1947年11月29日…8-9
1947年から1951年までに放送された3つのBBCの音源から編集されたキャスリー・フェリアーのアルバ ム。この時代の最も有名な英国の3人の指揮者がバックを務めた貴重な演奏です。ブラームスの「4つの 厳粛な歌」はサージェント自身がコントラルト用に編曲したもので、本来ならバスが歌うパートをフェリアー は難なく歌い上げています。ショーソンの「愛と海の詩」では美しい声と深い表現による名唱を披露し、得 意とするマーラーの交響曲第3番、第4楽章ではニーチェの詩「ツァラトゥストラ」の一節をしみじみと歌って います。
SOMMCD-076
NX-B04
1943年プロムス第一夜
ラジオ放送/イギリス国歌
デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
ラジオ放送
サン=サーンス:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.22
ヘンデル:歌劇「エイシスとガラテア」-第1幕 愛の神が彼女の目の中で戯れ
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」-第1楽章
ストリングフィールド:ア・ネグロ・パレード
チャイコフスキー:組曲 第3番 ト長調 Op.55-主題と変奏
モーラ・リンパニー(P)
ヘドル・ナッシュ(T)
ヘンリー・ウッド(指)LPO

録音:録音:1943年6月19日/Live recording, Royal Albert Hall, London, England, United Kingdom
1943年のプロムス初日に開催されたコンサートのライヴ録音。くつろいだ雰囲気の中、名曲が次々と演奏されます。残念ながらコンサートの記録は完全ではなく、いくつかの楽章や曲が欠損していますが、コンサート全体の雰囲気が損なわれることはありません。この夜のハイライトは、名手モーラ・リンパニーが演奏するサン=サーンスの「ピアノ協奏曲 第2番」の第1楽章と第3楽章。全曲でないのが本当に残念です。他には「運命」第1楽章やチャイコフスキーの組曲第3番などが演奏されています。
SOMMCD-078
ソプラノとギターのためのスペイン歌曲集
ジェラール:6つの歌
ロドリーゴ:3つのスペイン民謡
 3つのキャロル、羊飼いの愛の歌
 カナリア諸島のフォリア、
 ドゥランダルテの恋、アランフェス
 わが思い
ソル:12のセギディリャース
パトリシア・ロザリオ(S)、
クレイグ・オグデン

録音:2007年12月17−19日
インド、ボンベイ出身のソプラノ、パトリシア・ロザリオが歌うスペインの作曲家の歌曲集。ロンドンの名門ギルドホール音楽院で学び、2001年に大英帝国勲章を受勲、2002年にはアジア女性賞を受賞。バロックからコンテンポラリー、オペラから歌曲までと幅広いレパートリーを持つ彼女の歌声がスペインの歌曲を艶やかに歌います。
SOMMCD-079
フィリス・セリックに捧ぐ
クープラン:ル・パヴォロット・フロータント、
 シテール島の鐘
ラモー:優しい訴え
ダカン:かっこう
プーランク:パストラール、
 バレエ「牝鹿」〜アダージェット
イベール:小さな白ロバ
ドビュッシー:映像第1集〜水の反映
 前奏曲集第2巻〜花火
ラヴェル:クープランの墓〜前奏曲/リゴードン/トッカータ
ショパン:前奏曲Op.28-10、
 練習曲Op.10-5
ホッジ:ワルツ変イ長調、
 ガボットとミュゼット、
 変奏曲ト短調、トッカティーナ
ティペット:ピアノ・ソナタ第1番
フィリス・セリック(P)

録音:1941年&1942
95歳の天寿を全うしたイギリスの女流ピアニスト、フィリス・セリック(1911−2007)の追悼盤と言えるトリビュート・アルバム。セリック30代の妙技を、アーサー・リッジウェルのリマスターで。
SOMMCD-080
コンスタント・ランバート/バレエ音楽を振る
ウィリアム・ボイス(ランバート編):「われわれの展望」、
マイアベーア(ランバート編):「スケートをする人々」、
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」〜バレエ音楽、
チャイコフスキー:「眠れる森の美女」組曲Op.66a
コンスタント・ランバート(指)サドラーズ・ウェルズO

録音:1939-1940年
イギリスの作曲家で指揮者のコンスタント・ランバート(1905−1951)が指揮を振る、バレエ音楽作品集。「眠れる森の美女」と歌劇「ウィリアム・テル」はLPからの初CD化となっており、ランバートのファンには貴重なアルバムとなっています。
SOMMCD-081
エネスコ:ピアノ・ソナタ第3番ニ長調 Op.24-3
ヤナーチェク:草陰の小道を通って 第1集、
コダーイ
:7つの小品 Op.11
ニコラ・ミーチャム(P)

録音:2008年8月5-6、12日、ブラッドフォード・オン・エイヴォン(英国)、 ウィルトシャー音楽センター
19世紀後半から20世紀にかけて活躍したエネスコ、ヤナーチェク、コダーイ、東欧の3大作曲家のピアノ作品集。ピアニストは4歳でピアノを始め13歳でコンチェルト・デビューを果たしたイングランド出身のニコラ・ミーチャム。ロンドンの王立音楽院で学び、マクファレン賞など数多くの受賞歴を持つ彼女の演奏には感情が籠められており、このアルバムでもセンセーショナルな彼女の演奏が楽しめます。
SOMMCD-082
NX-B04
ブリッジ:ピアノ作品集 第2集
おとぎ話組曲/秋に
牧歌的小品 第3集
狂詩的練習曲/グラツィエッラ
劇的幻想曲/3つの小品
海の牧歌 第1番/.小品組曲
4つの性格的小品
マーク・ベッビントン(P)

録音:2007年1月4-5日 CBSO Centre, Berkley St, Birmingham, West Midlands B1 2LF, United Kingdom
フランク・ブリッジは20世紀イギリスで活躍した多くの作曲家の中では異質の存在として知られています。民謡的な要素はほとんど用いることなく、ヨーロッパの主流であった前衛的な作風を貫き、印象派的な和声を用いた作品を多く残しました。しかし、このアルバムで聴けるピアノ曲の中には「おとぎ話組曲」などの親しみやすい曲調のものもあり、彼の幅広い作風に触れることができます。
SOMMCD-083
ジュリオ・カッチーニとそのサークル
モンテヴェルディ:こうして少しずつ私は
カッチーニ:私の苦しみを哀れんでおくれ
この苦き涙/いとも甘いため息
ベレロフォンテ・カスタルディ(1580-1649):軽い指慣らし
カッチーニ:アモールよ私は去る
モンテヴェルディ:星に打ち明けたものだった
 もう戦いはやめてくれ
カッチーニ:もう戦いはやめてくれ
カプスベルガー(1580-1651):トッカータ集第1巻〜 トッカータ
モンテヴェルディ:この上なく不実な顔
カッチーニ:この上なく不実な顔
カプスベルガー:トッカータ第10番
カッチーニ:わが太陽を見ん/わが麗しのアマリッリ
モンテヴェルディ:つれないアマリッリ
ピーター・フィリップス(1560-1628):ジュリオ・ロマーノのアマリッリ
カッチーニ:星に打ち明けたものだった 幸せの小鳥
モンテヴェルディ:あのさえずる小鳥は
カッチーニ:されば死なねばならぬのか
 フィッリ空を見上げて/筆舌に尽くせぬ熱情
ラ・ヌオーヴァ・ムジカ
[エリザベス・ワイスバーグ(S)、イチェル・ロイド(Ms)、デイヴィッド・ベイツ(カウンターテナー、指揮)、サイモン・ウォール、ケヴィン・カイル(T)ジェイムズ・アーサー(バスバリトン)、リチャード・スウィーニー(キタローネ)、ジョゼフ・マクハーディ(Cemb)

録音:2007年1月8-10日、英国、ハートフォードシャー州グレートマンデン、聖ニコラス教会
幅広いレパートリーと卓越したテクニックで人々を魅了するバロック・アンサンブル「ラ・ヌオヴァ・ムジカ」。このアルバムは 2007年にカウンターテナー歌手のデヴィッド・ベイツによってアンサンブルが創設されてすぐに録音された1枚で、彼を含め た6人の歌手と、チェンバロ、キタローネ奏者という現在よりも小振りな編成から生み出される小回りの利いた音楽が楽し めます(カッチーニというと「アヴェ・マリア」を思い起こす人も多いでしょうが、あの曲は後世の作曲家の手によるもので す)。カッチーニと同世代の作曲家たち、モンテヴェルディやカスタルディ、カプスベルガー、フレスコバルディ、フィリップスの 作品も聴きものです。
SOMMCD-084
ヘンデル:6つのトリオ・ソナタOp.2
第1番ロ短調/第2番ト短調
第3番変ロ長調/第4番ヘ長調
第5番ト短調/第6番ト短調
ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ
〔レイチェル・ブラウン(フルート/リコーダー)、
エイドリアン・バターフィールド(Vn)、
オリヴァー・ウェバー(Vn)、
キャスリーン・シャーマン(Vc)、
ローレンス・カミングス(Cemb)〕

録音:2007年11月27日−29日、セント・マリー・教会でのライヴ
ロンドン・ヘンデルOの主要メンバーによって結成されたロンドン・ヘンデル・プレイヤーズの「6つのトリオ・ソナタOp.2」。ピリオド楽器によるその深い響きとテクニックはヘンデルを知り尽くしている彼らならではの演奏。
SOMMCD-085
ピーター・ケイティン・プレイズ・ショパン
ショパン:バラード第4番ヘ短調 Op.52
3つのマズルカ Op.59
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60、
幻想ポロネーズ Op.61
ピーター・ケイティン(P)

録音:1987年6月13-15日、ブリストル(英国)、セント・ジョージズ・ホール
原盤:Olympia
1930年ロンドン生まれの名ピアニスト、ピーター・ケイティン得意のショパンの録音が復活しました。
SOMMCD-086
ピアノ作品集
シューマン:アベッグ変奏曲Op.1
グリーグ:4つの小品Op.1
ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番Op.1
ベルク:ピアノ・ソナタOp.1
アラスデア・ビートソン(P)

録音:2008年5月5日−7日の録音。
ウィスペルウェイとも共演するビートソンのシューマンのピアノ作品集。2002年にイギリス王立音楽大学を一等賞&ゴールデン・ジュビリー賞を受賞して卒業後、アメリカのインディアナ大学でメナヘム・プレスラーにピアノを学んだ将来性豊かなスコットランドのピアニストです。
SOMMCD-087
ブリッジ:室内楽作品集
ピアノ五重奏曲*
弦楽四重奏のための3つのノヴェレッテ
2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏狂詩曲
2つのヴィオラのための哀歌
チェリー・ライプ
サー・ロジャー・ド・カヴァーリー(弦楽四重奏のための)
ブリッジSQ
〔コリン・トウィッグ(Vn)、
キャサリン・スコフィールド(Vn)、
マイケル・スコフィールド(Va)、
ルーシー・ウィルディング(Vc)〕、
マイケル・ドゥセク(P)

録音:2008年12月13日−15日、ロンドンでのライヴ
イギリスの作曲家「フランク・ブリッジ」の名を冠し、1999年にウィグモア・ホール・デビューを果たしたブリッジSQ。その名に相応しい説得力のある演奏が繰り広げられています。
SOMMCD-088
NX-B04
アイアランド:ピアノ作品集 第2集
サルニア-島の情景/.海の牧歌
ダウランド組曲(ピアノ版)
緑の道/暮れなずむ谷間
思い出のために
アンバーレイ・ワイルド・ブルックス
ヴィラネッラ
ラヴ・イズ・シックネス・フル・オブ・ウォウ(R. ヘルプスによるピアノ編)
マーク・ベッビントン(P)

録音:録音:2008年1月18-19日/CBSO Centre, Birmingham, England, United Kingdom
イアランドのピアノ作品全集の第2集は、作曲家が1930年代に移り住んだガーンジー(サルニア)島の風景を描写した「サルニア-島の情景」がメインです。3つの部分で構成された組曲はアイアランドの気分を丁寧に映しています。学生時代に作曲した「海の牧歌/」は満足の行く出来ではなかったため、ずっとしまわれていた作品。このアルバムが初の完全録音となったものです。
SOMMCD-089
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番 Op.14ピアノ・ソナタ第4番 Op.29/
「ロミオとジュリエット」からの10の小品 Op.75
トッカータ Op.11
ボビー・チェン(P)

録音:2008年5月28日−30日
メニューイン・スクールとロンドン王立音楽院でピアノを学んだマレーシア生まれのピアニスト、ボビー・チェンのプロコフィエフ。師であるヘイミッシュ・ミルン譲りのロシア音楽の解釈とテクニックが光ります。
SOMMCD-090(3CD)
NX-E05
バッハ:チェロ作品集
【CD1】
無伴奏チェロ組曲 第1番ト長調 BWV1007
無伴奏チェロ組曲 第2番ニ短調 BWV1008
無伴奏チェロ組曲 第6番ニ長調 BWV1012
【CD2】
無伴奏チェロ組曲 第3番ハ長調 BWV1009
無伴奏チェロ組曲 第4番変ホ長調 BWV1010
無伴奏チェロ組曲 第5番ハ短調 BWV1011
【CD3】*
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト長調 BWV1027(チェロとチェンバロ編)
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ニ長調 BWV1029(チェロとチェンバロ編)
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト短調 BWV1029(チェロとチェンバロ編)
カリーネ・ゲオルギアン(Vc)
ゲイリー・クーパー(Cemb)*

録音:St. Martin's Church, East Woodhay, Berskhire, Hampshire, England, United Kingdom
2007年5月、2008年1月*
ロシアのヴェテラン女性チェリスト、カリーネ・ゲオルギアンが弾くバッハの「無伴奏チェロ組曲」全曲。モスクワの音楽 一家に生まれた彼女は、モスクワ音楽院でロストロポーヴィチに学び、1966年、第3回チャイコフスキー国際コンクール で第1位を獲得、世界的なキャリアを開始しました。バッハの無伴奏は、コンサートで長年にわたり演奏を重ねている得 意なレパートリーですが、「演奏する毎にその崇高な美しさに驚いている」と語るほど彼女自身にとって大切な作品であ り、このアルバムでもひたむきな演奏を聴かせます。DISC3にはヴィオラ・ダ・ガンバのソナタ(チェロ編)を収録。無伴 奏とは違う親密な世界が広がります。

SOMMCD-093
NX-B04
エイドリアン・ボールトのシベリウス
交響詩「フィンランディア」Op.26
交響詩「タピオラ」Op.112
交響詩「大洋の女神(波の乙女)」Op.73
交響詩「夜の騎行と日の出」Op.55
交響詩「ポヒョラの娘」Op.49
テンペスト 組曲 第1番Op.109-2 前奏曲
エイドリアン・ボールト(指)LPO

録音:1956年
原盤:NixaのLP(16NCL16024)
デジタル・リマスタリング:トビー・ムーア
20世紀における偉大な指揮者の一人、エイドリアン・ボールト。1924年にバーミンガム市響の指揮者となり、引き続き BBCSOの初代首席指揮者に就任、1951年から1957年まではロンドン・POの首席 指揮者を務め、第二次世界大戦後に混乱をきたしていたオーケストラを見事に立て直した功績で知られています。こ のアルバムは1956年、ボールトがオーケストラと最後に録音したもの。シベリウスの名交響詩を壮大に演奏していま す。LP盤からの復刻。音質も良好です。

(Celeste Series)
SOMMCD-094
ウォルトン:ベルシャザールの饗宴
交響曲第1番変ロ短調*
エイドリアン・ボールト(指)
フィルハーモニック・プロムナードO(LPO)、
ロンドン・フィルハーモニーcho、
デニス・ノーブル(Br)

録音:1953年9月10日−14日(モノラル)、
1956年8月15-31日(ステレオ)*

原盤:Nixa NCL 16020*、Nixa NLP 904
近代イギリスの偉大なるパトロン、名匠エイドリアン・ボールトがロンドン・フィルを振ったウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」。壮麗壮大なサウンド創りに圧倒させられます。
SOMMCD-096
シベリウス:ピアノ五重奏曲ト短調*
弦楽四重奏曲ニ短調「親しい声」Op.56
コウルSQ[ロジャー・コウル、フィリップ・ギャラウェイ(Vn)、グスタヴ・クラークソン(Va) ニコラス・ロバーツ(Vc)]
マーティン・ロスコー(P)*

録音:2008年1月16-17日、6月18-19日、バーミンガム、聖ポール教会
SOMMCD-097
デイル:ピアノ・ソナタニ短調
ハールストーン:ピアノ・ソナタヘ短調(世界初録音)
マーク・ベビントン(P)

録音:2006年1月5日−6日
ボーウェンとバックスの同世代であり早熟の天才ベンジャミン・デイルの「ピアノ・ソナタ」と、世界初録音となるハールストーンの「ピアノ・ソナタ」をカップリング。デイルの「ピアノ・ソナタ」はハイペリオンからダニー・ドライヴァーのレコーディング(CDA-67827)がリリースされるなど、本格的な再評価の機運到来が期待されます。
SOMMCD-098
NX-B04
4手ピアノ作品集
ラフマニノフ:交響的舞曲 Op.45(2台ピアノ版)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」(4手ピアノ版)
マルコム・ウィルソン(P)
フィリップ・マーティン(P)

録音:2009年3月30-31日
ラフマニノフ最後の作品となった「交響的舞曲」は、1940年に作曲された際、まず2台ピアノ版が書かれて、ホロヴィッ ツとラフマニノフの共演で初演されました。その後、オーケストラ版が作成され、これはその翌年にオーマンディ指揮フィラ デルフィアOによって初演され大好評を博しています。かたや、ストラヴィンスキーの「春の祭典」は1913年に 初演され、当時大きな物議をかもした作品。その先鋭性は21世紀の今でも、全く衰えることがありません。この連弾 版は1912年に完成され、ストラヴィンスキーとドビュッシーが演奏したというもの。オーケストラで演奏するよりも小回り が利くため、作曲者が指定した速度表示に近づけることができるという利点もあります。どちらもオーケストラで演奏と は異なる緻密な響きをご堪能いただけます。

SOMMCD-0100
NX-B04
グラズノフ/リャードフ/アレンスキー:ピアノ作品集
グラズノフ:ピアノ・ソナタ 第1番 変ロ短調 Op.74
 ピアノ・ソナタ 第2番 ホ短調 Op.75
リャードフ:ポーランド民謡の主題による変奏曲 Op.51
アレンスキー:6つのカプリース Op.43
マーティン・カズン(P)

2009年1月11-12日/Philpsopher's Barm,Norfolk
2005年イタリアの「エットーレ・ポッツォーリ国際ピアノコンクール」で優勝、ウィグモア・ホールを始め世界中で演奏活動を行っているマーティン・カズン。2006年にラフマニノフのピアノ・ソナタを(SOMMCD-048)をリリースし、こちらは2枚目のアルバムになります。選ばれたのはロシアの作品集。美しいピアニシモと卓越した技術に支えられた完璧な演奏です。
SOMMCD-0102
NX-B04
とても甘い旋律
ベルリオーズ:オラトリオ「キリストの幼時」Op.25-若いイスマイル人の三重唱
ランベルガー:主の降誕 イ長調 Op. 126-グローリア
リスト:眠りから覚めた御子への讃歌 S19/R508
ゴダル:この子供を見よ
ブリテン:キャロルの祭典 Op.28より
ベルリオーズ:オラトリオ「キリストの幼時」Op.25-第3部 サイスへの到着
ラインベルガー:主の降誕 イ長調 Op. 126 - ベネディクトゥス
ゴダル:おやすみイエスよ
ベッラ:言葉は肉となり
ラインベルガー:6つの讃歌 Op. 118-第6番 みどり児ベツレヘムに生まれたまえり
ブリテン:乙女の歌うやさしい歌
ブリテン:キャロルの祭典 Op. 28-間奏曲
トスト:ボネ・ヘスレ
ヴォーン・ウィリアムズ:おお、わが心よ
ブリテン:キャロルの祭典 Op.28-As dew in Aprille
ガリヴァー・ラルストン(指)
ヒルデガルドcho

録音:2009年8月28-29日、10月21日/Church of St. Michael and All Angels, Summertown, Oxford, United Kingdom
イギリス、スロヴァキア、フランス、ドイツの「知られざる音楽」を集めた1枚。ベルリオーズ、リスト、ラインベルガーなどの合唱作品を、1991年に創設された英国の女声アンサンブル「ヒルデガルド合唱団」による美しいハーモニーで楽しめます。指揮者ラルストンはオックスフォード大学の教会音楽監督も務めるベテラン。18世紀から19世紀の合唱作品のオーソリティです。
SOMMCD-0101
NX-B04
ヴェナブルス( 1955-) :室内楽作品集
ピアノ五重奏曲 Op.27
3つの小品 Op.11
エレジー Op.2/独白 Op.26
詩曲 Op.29
マーク・ベッビントン(P)
コウル四重奏団
ロジャー・クール(Vn)
フィリップ・ギャラウェイ(Vn)
グレアム・J・ロイド(P)…
ニコラス・ロバーツ(Vc)
グスタフ・クラークソン(Va)

録音 2009年5月23-24日/Abbotsholme School, Staffordshire, England, United Kingdom
イアン・ヴェナブルスは現代イギリスにおける“最高の歌曲作曲家”の一人として評価されています。そのため室内楽作品は軽視されがちですが、ここで聴ける「ピアノ五重奏曲」は憂愁に満ちた導入で始まる聴き応えのある曲です。彼の作品はどれも調性から逸脱することなく、美しいメロディを湛えています。
SOMMCD-0103
NX-B04
ショパン:ピアノ作品集
ワルツ 第6番 変ニ長調「子犬のワルツ」Op.64-1
3つのエコセーズ
マズルカ第1番 嬰ヘ短調 Op. 6 No. 1
マズルカ第2番 嬰ハ短調 Op. 6 No. 2
マズルカ第3番 ホ長調 Op. 6 No. 3
マズルカ第4番 変ホ短調 Op. 6 No. 4
即興曲第1番 変イ長調 Op. 29
即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op. 36
即興曲第3番 変ト長調 Op. 51
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op. 66
夜想曲第7番 嬰ハ短調 Op. 27 No. 1
夜想曲第8番 変ニ長調 Op. 27 No. 2
マズルカ第10番 変ロ長調 Op. 17 No. 1
マズルカ第11番 ホ短調 Op. 17 No. 2
マズルカ第12番 変イ長調 Op. 17 No. 3
マズルカ第13番 イ短調 Op. 17 No. 4
幻想曲 ヘ短調 Op.49
レオン・マッコーリー(P)

録音:2010年7月14-15日/Camps Hill, Pulborough, West Sussex, United Kingdom
イギリスの名手レオン・マッコーリーのSOMMレーベルへの一連の録音の幕開けを飾る1枚。ショパン生誕200年を記念しての録音です。子犬のワルツを冒頭に置き、4曲の即興曲、マズルカ、夜想曲、珍しいエコセーズをバランス良く配置、最後は幻想曲で締めくくるという考え抜かれたプログラムをマッコーリーが繊細な音色で奏でています。
SOMMCD-0104
メンデルスゾーン:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第1番ホ長調Op.6
変奏曲変ホ長調Op.82
無言歌第3番イ長調Op.19-3
無言歌第5番嬰ヘ短調Op.19-5
無言歌第20番変ホ長調Op.53-2
無言歌第29番イ短調Op.62-5
無言歌第34番ハ長調Op.67-4
無言歌第18番変イ長調Op.38-6
幻想曲嬰ヘ短調Op.28
アラスデア・ビートソン(P)

録音:2010年7月12日−13日、チャンプス・ヒル(ウェスト・サセックス)
アラスデア・ビートソンは、2002年にイギリス王立音楽大学を一等賞&ゴールデン・ジュビリー賞を受賞して卒業し、アメリカのインディアナ大学ではメナヘム・プレスラーにピアノ学んだ新鋭ピアニスト。柔らかなタッチ、美しい弱音、巧みなデュナーミクが幻想的なメンデルスゾーンを響かせます。
SOMMCD-0105
シェイベル(セイバー):無伴奏合唱作品集
ユーゴスラビア民謡集、
3つのハンガリー民謡、
2つの戦士の歌、ミサ・ブレヴィス、
シルミオ、2つのマドリガル、
スリー・ナンセンス・ソングス、
3つの恵み、2つのポークチョップ
カーン:戦士たちの告別
ギブス:グローリア
コダーイ:われら生のただ中にありて
ハワード・ウィリアムズ(指)
21世紀Cho

録音:2011年10月
後半生はイギリスを活躍の場としたハンガリー生まれの作曲家シェイベル・マーチャーシュ(1905−1960)の無伴奏合唱作品集。ユーゴスラビアの民謡を採り入れた作品など、南スラヴやハンガリーの伝承音楽を題材とした合唱が代表作です。
SOMMCD-0107
ブリッジ:ピアノ作品集Vol.3
3つの詩曲/ヒドゥン・ファイアーズ
アラベスク/3つの小品
牧歌小品集第3巻
3つの即興曲(左手のための)
冬の牧歌/3つの抒情詩/献呈
子守歌/カンツォネッタ/ガーゴイル
マーク・ベビントン(P)

録音:2010年1月4日−5日、CBSOセンター(バーミンガム)
近代イギリスのピアノ作品の演奏、レコーディングをライフワークとしているピアニスト、マーク・ベビントンのフランク・ブリッジ第3巻。第1曲がフランス印象派的な作風、深い精神性を感じさせる左手のための「3つの即興曲」は、ブリッジのピアノ作品の中で特に秀作として名高い。
SOMMCD-0108
バーバー:ピアノ独奏作品集
3つのスケッチ/組曲「思い出」Op.28
間奏曲第1番/間奏曲第2番
遠足Op.20/ピアノ・ソナタOp.26
バラードOp.46
レオン・マッコーリー(P)

録音:2010年9月
19歳でリーズ国際ピアノ・コンクール第2位に輝き、ウィーンのベートーヴェン国際ピアノ・コンクールでは見事優勝を飾ったイギリスの名ピアニスト、レオン・マッコーリー。前作ショパン(SOMMCD-0103)以来となるソロ・レコーディングは、アメリカのサミュエル・バーバー(1910−1981)。ホロヴィッツという理解者に恵まれたバーバーのピアノ作品が持つ近代アメリカの抒情性を、マッコーリーのピアノが巧みに引きします。
SOMMCD-0109
NX-B04
マーラー:さすらう若人の歌(A.シェーンベルク編)
大地の歌(A.シェーンベルク、R.リーンによる室内楽版)
デイヴィッド・スタウト(Br)
エマ・カーティス(C.A)
ブレナン・ギロリー(T)
オーケストラ・オブ・ザ・スワン
ケネス・ウッズ(指)

録音 2010年11月19日/Townsend Hall, Shipston-on-Stour, Warwickshire, England, United Kingdom
シェーンベルクが創設した“私的演奏協会”では、同時代の作品を少人数のアンサンブルに編曲して演奏することが、しばしば行われていました。このマーラーの「大地の歌」と「さすらう若人の歌」はシェーンベルク自身が編曲を行い、原曲の持つ多彩な響きが無理なく小さな編成へと移し替えられています。ウッズが指揮する「オーケストラ・オブ・ザ・スワン」は編曲版の繊細な響きを生かしつつ、原曲に迫る雄弁な音楽を聴かせています。
SOMMCD-0112
ディーリアス:2台ピアノ編曲版管弦楽作品集Vol.1
ダンス・ラプソディ第1番(グレインジャー編)
春初めてのかっこうを聞いて(シュミット=ヴンストルフ編)
ブリッグの定期市(ヘゼルタイン編)
交響詩「人生と愛の詩」(ガーディナー&フェンビー編)
夏の歌(フェンビー編)
ラ・カリンダ(トリンブル編)
竹ノ内博明(P)、
イモン・キャラハン(P)

録音:2011年4月
ソム(Somm)のフレデリック・ディーリアス(1862−1934)の生誕150周年記念リリースは、管弦楽作品の"2台ピアノ編曲集"!イギリス在住の日本人ピアニスト、竹ノ内博明が弾くシリーズ第1集には、「ブリッグの定期市」や「夏の歌」などディーリアスの名曲の2台ピアノ版を収録。ディーリアン要注目!
SOMMCD-0113
ジュベア:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番変イ長調Op.1(世界初録音)
弦楽四重奏曲第2番Op.91*
弦楽四重奏曲第3番Op.112(世界初録音)
ブロドスキーSQ
〔ダニエル・ローランド(Vn)、
イアン・ベルトン(Vn)、
ポール・キャシディ(Va)、
ジャクリーン・トーマス(Vc)〕

録音:2011年6月25日−26日&2006年2月20日*
フランス人の父とオランダ人の母を持ち、南アフリカのケープタウンで生まれたイギリスの作曲家ジョン・ジュベア(1927−)。結成40周年を迎えたブロドスキーSQによる斬新かつ新鮮な和声法を特徴とするジュベアの弦楽四重奏曲集は、作曲者の生誕85周年記念リリースとなります。「第1番」と「第3番」は今回が世界初録音であり、「第2番」もブロドスキーSQによって行われた世界初録音の演奏を収録。
SOMMCD-0114
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集Vol.1
ピアノ三重奏曲第2番ト長調Op.1-2
アレグレットWoO.39
14の変奏曲変ホ長調Op.44
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1「幽霊」
グールド・ピアノ・トリオ
〔ルーシー・グールド(Vn)、
アリス・ニアリー(Vc)、
ベンジャミン・フリース(P)〕

録音:2011年10月5日、ブランドン・ヒル、セント・ジョージ教会(ブリストル)でのライヴ
ブラームス(Quartz)やドヴォルザーク(Champs Hill Records)の録音で名声を確立し、2011−12シーズンで結成20周年を迎えたイギリスのアンサンブル、グールド・ピアノ・トリオがソム(Somm)を舞台に、ベートーヴェンの「ピアノ三重奏曲集」のレコーディングを開始!
SOMMCD-0111
NX-B04
ブリス:ピアノ作品全集 第1集
幻想的ワルツ/トッカータ
間奏曲/習作/ピアノ・ソナタ
メイ=ゼー/ピアノのための組曲
ミニアチュア・スケルツォ
マーク・ベッビントン(P)

録音:2010年8月7日/Symphony Hall, Birmingham, England, United Kingdom
イギリス人の父親とアメリカ人の母親を持つアーサー・ブリス。スタンフォードに師事し、第一次世界大戦に従軍、復員後に作曲を始めました。このアルバムには、民謡風の主題を用いた「幻想的ワルツ」や、このアルバムが初録音となる「May-Zeeh」などの初期の作品と、1952年の「ピアノ・ソナタ」や1969年の「ミニアチュア・スケルツォ」などの晩年の作品を収録。ブリスの様々な作風を聴くことができます。
SOMMCD-0112
ディーリアス:2台ピアノ編曲版管弦楽作品集Vol.1
ダンス・ラプソディ第1番(グレインジャー編)
春初めてのかっこうを聞いて(シュミット=ヴンストルフ編)
ブリッグの定期市(ヘゼルタイン編)
交響詩「人生と愛の詩」(ガーディナー&フェンビー編)
夏の歌(フェンビー編)
ラ・カリンダ(トリンブル編)
竹ノ内博明(P)、
イモン・キャラハン(P)

録音:2011年4月
ソム(Somm)のフレデリック・ディーリアス(1862−1934)の生誕150周年記念リリースは、管弦楽作品の"2台ピアノ編曲集"!イギリス在住の日本人ピアニスト、竹ノ内博明が弾くシリーズ第1集には、「ブリッグの定期市」や「夏の歌」などディーリアスの名曲の2台ピアノ版を収録。ディーリアン要注目!
SOMMCD-0113
ジュベア:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番変イ長調Op.1(世界初録音)
弦楽四重奏曲第2番Op.91*
弦楽四重奏曲第3番Op.112(世界初録音)
ブロドスキーSQ
〔ダニエル・ローランド(Vn)、
イアン・ベルトン(Vn)、
ポール・キャシディ(Va)、
ジャクリーン・トーマス(Vc)〕

録音:2011年6月25日−26日&2006年2月20日*
フランス人の父とオランダ人の母を持ち、南アフリカのケープタウンで生まれたイギリスの作曲家ジョン・ジュベア(1927−)。結成40周年を迎えたブロドスキーSQによる斬新かつ新鮮な和声法を特徴とするジュベアの弦楽四重奏曲集は、作曲者の生誕85周年記念リリースとなります。「第1番」と「第3番」は今回が世界初録音であり、「第2番」もブロドスキーSQによって行われた世界初録音の演奏を収録。
SOMMCD-0114
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集Vol.1
ピアノ三重奏曲第2番ト長調Op.1-2
アレグレットWoO.39
14の変奏曲変ホ長調Op.44
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1「幽霊」
グールド・ピアノ・トリオ
〔ルーシー・グールド(Vn)、
アリス・ニアリー(Vc)、
ベンジャミン・フリース(P)〕

録音:2011年10月5日、ブランドン・ヒル、セント・ジョージ教会(ブリストル)でのライヴ
ブラームス(Quartz)やドヴォルザーク(Champs Hill Records)の録音で名声を確立し、2011−12シーズンで結成20周年を迎えたイギリスのアンサンブル、グールド・ピアノ・トリオがソム(Somm)を舞台に、ベートーヴェンの「ピアノ三重奏曲集」のレコーディングを開始!
SOMMCD-0115
アイアランド:ピアノ作品集Vol.4
引き船路/3つのパステル
夏の夕べ/独り言
春は待ってくれない/懐かしき日々
メリー・アンドリュー
子どものスケッチブックより
エピック・マーチ(ピアノ版)
牧歌/月々の心/誕生日の朝に
コロンビーヌ/エキノックス
バッハ:わが魂は主をあがめ BWV648(アイアランドによるピアノ編)
マーク・ベビントン(P)

録音:2011年1月3日&4日、バーミンガム・シンフォニー・ホール
近代ピアニストで知られるマーク・ベビントンのアイアランド第4集は、子供のスケッチ帳より「エピック・マーチ」が世界初録音。近代イギリスのピアノ作品のスペシャリスト、ベビントンの優しいタッチと歌心が、独特の浮遊感、世界観を感じさせてくれます。
SOMMCD-0116
ブラームス:ピアノ作品集
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
ワルツOp.39/6つの小品Op.118
レオン・マッコーリー(P)

録音:2011年1月10日&11日チャンプスヒル(ウェスト・サセックス)
1993年に19歳という若さでウィーンのベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで優勝を果たした名ピアニスト。気品あふれる丁寧なタッチ、独自のアゴーギクによって多彩な表情のブラームスを聴かせてくれます。
SOMMCD-0117
ロンドンの歴史的なミュージカル・ツアー
ゲイ(サザーランド編):ミー・アンド・マイ・ガール
コーツ:ナイツブリッジ行進曲
ファーノン:ウェストミンスター・ワルツ
ストット:ロットン通り
サリヴァン:「近衛騎兵隊」序曲
リチャードソン:ロンドン・ファンタジア
ラーナー&レーヴェ:「マイ・フェア・レディ」〜時間通りに教会へ
伝承曲(ヴォーン=ウィリアムズ編):グリーンスリーヴス
ジャーマン:歌劇「メリーー・イングランド」〜4つの踊り
アボット:ロンドン橋落ちた
ビンジ:エリザベート朝のセレナーデ
ヘンデル:「水上の音楽」〜前奏曲
クィルター:3つのイギリス舞曲
コルンゴルト:シーホーク(メイン・タイトル)
イアン・サザーランド(指)
フィルハーモニック・コンサート・オーケストラ
「ロンドンのミュージカル・ツアー」と題したこのアルバムはイアン・サザーランドとフィツハーモニック・コンサート・オーケストラが40年にわたって奏でてきたイギリスのライト・ミュージック集。ポール・アーデン=テイラーによるリマスタリング。
SOMMCD-0118
NX-B04
コープランド:組曲「静かな都会」
バーバー:ノックスヴィル-1915年の夏 Op.24
バーバー:キャプリコーン協奏曲 Op.21
コープランド:エミリー・ディキンソンによる8つの詩
ガーシュウィン:歌劇《ボーギーとベス》-サマータイム
エイプリル・フレデリック(S)
ディヴィッド・カーティス(指)
オーケストラ・オブ・ザ・スワン

録音 2011年5月29日 ライヴ/Civic Hall, Stratford-upon-Avon, England, United Kingdom
アメリカのソプラノ、エイプリル・フレデリックをフューチャーした作品集。彼女が歌うガーニーを聴いて感激したSOMMのマネージャーが、指揮者カーティスのコンサートに出演を推薦。これがデビュー・アルバムとなります。「静かな都会」で幕を開け「サマータイム」で終わるコンサートは極めて印象的です。
SOMMCD-0119
ディーリアス&アイアランド:パートソング集
ディーリアス:森を透かして、
 日光の歌, 春の訪れ、
 Her ute skal gildet staa、
 日の光に寄す、アヴェ・マリア、
 クレイグ・ドゥーにて、
 「夏の夜、水の上にて歌える」、
 城壁に夕陽は落ちて、真夏の歌、
 さすらい人の歌
アイアランド:ヘラクレイトス、
 もう泣かないで悲しみの泉よ、
 楽譜を変えようか、
 When May is in his prime、
 新たな王子,新たな教皇、
 囚われのアダムは横たわり、
 聖なる少年、新年のキャロル、
 トワイライト・キャロル、
 穏やかな西風が、笑いの歌、
 Spring, the sweet spring、
 キューピッド、子守歌、不死、丘
ポール・スパイサー(指)
バーミンガム音楽院室内Cho

録音:2011年7月4日−5日
印象主義的な作風という共通点を持つ近代イギリスの2人の作曲家。2012年で生誕150周年を迎えたフレデリック・ディーリアス(1862−1934)と、没後50周年を迎えたジョン・アイアランド(1879−1962)の「パートソング集」。フィンジ・シンガーズの指揮者として多くの名演を残してきたイギリス有数の合唱指揮者、ポール・スパイサーが振る英国音楽はやはり絶品。
SOMMCD-0120
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集Vol.2
ピアノ三重奏曲変ホ長調WoO.38
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.1-3
ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調Op.70-2
グールド・ピアノ・トリオ
〔ルーシー・グールド(Vn)、
アリス・ニアリー(Vc)、
ベンジャミン・フリース(P)〕

録音:2011年12月7日ライヴ
ヨーロッパ室内管のメンバーでもあるヴァイオリニスト、ルーシー・グールドを中心として20年以上の歴史を持つUKの室内楽団グールド・ピアノ・トリオ。現在取り組んでいるベートーヴェンの全集録音第2集には、初期の1791年作曲の「WoO.38」から1808年作曲の「Op.70-2」までの3作品を収録。中でも「WoO.38」でのベンジャミン・フリースの軽やかできらめくピアノが美しい。
SOMMCD-0121
モンポウ:セレクテッド・ワークス Vol.1〜ピアノ独奏作品集 Vol.1
歌と踊り/ペセブレ/内なる印象
ショパンの主題による変奏曲
クレリア・イルズン(P)

録音:2011年2月3−4日
ロンドンを拠点に活躍するブラジル出身のピアニスト、クレーリア・イルスン。彼女はリオ・デ・ジャネイロ音楽学校で学んだ のち、ネルソン・フレイエやジャック・クライン、スティーブン・コヴァセヴィッチらに師事、数多くのコンクール受賞歴を持つだけ でなく、南米作曲家の作品を中心に幅広いレパートリーを持つピアニストです。 このアルバムで彼女は「歌と踊り」から第1番〜第6番(残り7曲は第2集で演奏)と、「ペセブレ」、「内なる印象」、「ショ パンの主題による変奏曲」を含むモンポウの代表作を演奏、なかでも「内なる印象」では作品の持つ内省的な雰囲気を 入念に伝えています。
SOMMCD-0122
NX-B04
イベール:室内楽作品集
弦楽四重奏曲/遊戯
ギルラツァーナ/三重奏曲
アリア(ヴィオラとピアノ版)
カプリレーナ/間奏曲/スーヴェニア
ブリッジSQ 【コリン・トゥイッグ(Vn)/キャサリン・スコフィールド(Vn)/マイケル・スコフィールド(Va)/ルーシー・ワイルディング(Vc)】
マイケル・ドゥシェク(P)/ブリン・ルイス(ハープ)/リチャード・オールソップ(ハープ)
録音:録音:2011年9月6-7日/All Saints Church, Childs Hill, London, United Kingdom
「寄港地」や「ディヴェルティスマン」で知られるフランスの作曲家イベールは、初期の印象派風の作品から、新古典派風の軽妙な作品まで幅広い作風による曲を数多く残しました。このアルバムで聴くことができるのは、緻密な構成で書かれた弦楽四重奏曲と、エスプリ溢れる「ヴァイオリンとチェロ、ハープ三重奏曲」がメイン。他の小品もブリッジ四重奏団の味わい深い名演です。
SOMMCD-0123
NX-B04
イギリス歌劇の序曲集
1.ベネディクト(1804-1885):歌劇「キラーニーの百合」-序曲
バーネット:歌劇「山の妖精」-序曲
バルフェ(1808-1870):歌劇「ロシェルの包囲」-序曲
歌劇「ル・ピュイ・ダムール」-序曲
ローダー(1810-1865):歌劇「夜の踊り子」-序曲
ウォレス(1812-1865):歌劇「ルーライン」-序曲
歌劇「琥珀の魔女」-序曲
歌劇「愛の勝利」-序曲
マクファーレン(1813-1887):歌劇「負けるが勝ち」-序曲
トーマス(1850-1892):歌劇「ゴールデン・ウェブ」-序曲
リチャード・ボニング(指)
ヴィクトリア・オペラO

録音:2011年7月16-17日
ヴィクトリア・オペラOは「19世紀の知られざるイギリス・オペラ」の紹介に力を入れています。このアルバムに収 録されている作品もほとんどが世界初演という貴重な録音。数々の楽しい作品を楽しむことができます。ドイツで生ま れイギリス国籍を取得、フンメルとウェーバーを研究したというベネディクト卿の「キラーニーの百合」、1834年に初演さ れた「山の妖精」、いくつかの歌劇で知られ「イギリスのオーベール」の異名を取ったバルフェの2作品、同じく19世紀イ ギリスのオペラ界に君臨するウォレスの3作品、他、マクファーレン、トーマス、ローダーの各作品を、オーストラリアを代 表するオペラ指揮者リチャード・ボニングが華麗に演奏しています。
SOMMCD-0124
メイヤール:ピアノ作品集 Vol.1
イヌサフラン/フジ/マツヨイグサ水族館組曲/マリーゴールド
スペインの格子より/指人形組曲
しだれ柳/レールロード・リズム
シベリアの哀歌/スリー・コントラスト
風のハープ/浅い水/ロボット
フィリップ・マーティン(P)

録音:2012年1月3−4日
20世紀英国のコンポーザー=ピアニスト、ビリー・メイヤール(1902−1959)。ライト・ミュージックを多く手がけ、生涯で300を超えるピアノ独奏作品を残しています。木や花を題材にした作品が多く、タイトルに因んだ愛らしい小品たちをアイルランドのコンポーザー=ピアニスト、フィリップ・マーティンが軽快に奏でます。
SOMMCD-0125
歌の楽園〜キング:ピアノ作品集
歌の楽園
夕暮れのメロディー3つのミニチュア
マロー・リーチの6月の夜
マネー・スパイダー/ユーモレスク
月光の幻想/3つの印象
春の草原/バルコニーのピエロ
ビーサイド・ザ・レイク
雨の中のライラック/掌の陰
瞑想/夏のそよ風/夢見る柳
過ぎ去る雲/アネモネ/夕方
マーク・ベビントン(P)

録音:2012年1月5−6日
ディーリアス、バックス、ヴォーン・ウィリアムズなど、英国音楽の録音で多くの賞を獲得し、近代イギリス作品のスペシャリストとして名高いマーク・ベビントン。最新作でも英国出身の作曲家、レジナルド・キング(1904−1991)のピアノ作品集を手がけ、23の小品たちを表情豊かに彩ります。
SOMMCD-0126
ビバ・ブラームス Vol.1
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
ハンガリー舞曲集 WoO 1(ジェームス・バラレット編;世界初録音)
ジェームス・バラレット(Vc)
サイモン・キャラハン(P)

録音:2012年9月&2013年1月
自身が主催するウィッティントン国際室内楽コンクールでは、ブラームスの室内楽作品全曲をプログラムに組み込むなど、ブラームスの音楽に並々ならぬ愛情を寄せているイギリスのチェリスト、ジェームズ・バラレット。ピアニストのサイモン・キャラハンとのブラームス・プロジェクト「ビバ・ブラームス」Vol.1は、チェロ・ソナタ第1番と"チェロ版"のハンガリー舞曲集!バラレットとキャラハンの丁々発止の「ハンガリー舞曲」がエキサイティングで面白い!もちろん世界初録音!

SOMMCD-0127
シューベルト:即興曲 D.899,Op.90
即興曲 D.935,Op.142
17のレントラー D.366
コルデリア・ウィリアムス(P)

録音:2012年11月10日&11日
2006年のBBCヤングミュージシャンで優勝以来、華々しいキャリアをスタートさせたコルデリア・ウィリアムス。アクサン・プロヴァンス国際コンクールで優勝、ダドリー国際ピアノコンクール入賞経歴を持つウィリアムスが、待望のファースト・レコーディングに選んだのはシューベルトの即興曲全集。現在も英国のみならず、フランス、スイス、北京、アメリカなど世界各国で精力的に演奏活動を行っているウィリアムス。シューベルトの自由な旋律美を、瑞々しくも温厚な音色で奏でます。
SOMMCD-0128
スタンフォード:パートソング集
オン・タイム/ヘラクレイトス
トゥー・クロリス/コリュードン・アライズ!
ザ・スワロー/プライズド・ビー・ダイアナ
ライク・ディザート・ウッズ
トゥー・ヒズ・フロックス
オン・ア・ヒル・ゼアー・グロウス・ア・フラワー
青い鳥/シャル・ウィ・ゴー・ダンス?
ホェン・マリー・スルー・ザ・ガーデン・ウェント
ダイアフェニア/天国
ア・ラヴァーズ・ディティー
ゴッド・アンド・ザ・ユニヴァース
ピース、カム・アウェイ/葬送歌
アウト・イン・ザ・ウィンディー・ウェスト
ザ・ウィッチ/フェアウェイ・マイ・ジョイ!
電車/インクボトル/チーリン
マイ・ハート・イン・ザイン
バーミンガム音楽院室内Cho
ポール・スパイサー(ディレクター)

録音:2012年6月24日&25日
前作、ディーリアス&アイアランドのパートソング集で秀逸な歌声を披露した、バーミンガム音楽院室内合唱団&ポール・スパイサー。数多くの名演を残してきたイギリス有数の合唱指揮者が贈るハーモニーは、まさに絶品。
SOMMCD-0129
ディーリアス:2台ピアノ編曲版管弦楽作品集Vol.2
パリ−大都会の歌(ブーツ編)
おとぎ話(デイル編)
幻想舞曲(バートレット&ロバートソン編)
川の夏の夜(ヘーゼルタイン編)
高い丘の歌(グレインジャー編)
サイモン・キャラハン(P)
竹ノ内博明(P)

録音:2011年9月15日&16日
名手スティーヴン・ハフも称賛するサイモン・キャラハンとイギリス在住の日本人ピアニスト、竹ノ内博明が弾くフレデリック・ディーリアス(1862−1934)の「2台ピアノ編曲版管弦楽作品集」の第2巻。名曲「パリ−大都会の歌」やノルウェーの童謡にインスピレーションを受けた「おとぎ話」。オーケストラでは味わえないピアノならではの色彩感や新たな発見を、2台ピアノ版で聴くことが出来ます。
SOMMCD-0130
NX-B04
アルメニア、マケドニア、スペイン、バルカン半島、ペルシャのギター作品集
トローバ(1891-1982):性格的小品
ロドリーゴ(1901-1999):スペインの野辺を通って
グダノヴィチ(1955-):6つのバルカンの小品(抜粋)-第5番:Siroko/第6番:Sitni vez
伝承曲:Dareneh-Jaan - Aziz Joon (L. アフシャールによるギター編)
コラニアン(1960-):ノウバル・ノウバル
タディチ(1948-):Walk Dance
ウルリク・ノイマン(1918-1994):ラヴ・ワルツ
ボドロヴァ(1954-):ジプシー・バラード
コルデロ(1946-):2つのアフロアンティ
ラウロ(1917-1986):エル・ネグリート
ヴィラ=ロボス:演奏会用ワルツ第2番 Op.8
ロドリゲス(1897-1948):ラ・クンパルシータ
ビジョルド(1861-1919):エル・チョクロ
サビオ(1902-1977):セロエス
サビオ:バトゥカーダ(アフリカン・ダンス)
エレフテリア・コトツィア(G)

録音:2012年10月22日、2013年2月25-26日
ギリシャ出身の女性ギタリスト、エレフテリア・コトツィア。ジュリアン・ブリーム、アレクサンドル・ラゴヤ、ティモシー・ウォー カーらに学び、第6回ミラノ国際ギター・コンクールで最優秀賞を受賞、他にも数々の栄誉ある賞を獲得、ヨーロッパ からアメリカのコンサート・ホールでリサイタルを開催しています。彼女は多くの現代作曲家に「ギリシャのテイストを感じ させる」作品を依頼する他、エストニアの音楽にも深い共感を示しています。このアルバムでは“東欧のジプシーたち” にインスパイアされた作品を演奏、「ラ・クンパルシータ」「エル・チョクロ」などの良く知られた曲から、強烈なリズムに支 配されたブラジル、ベネズエラの作品など、魅惑的な旋律に彩られた数々の情熱的な小品を楽しめます。
SOMMCD-0131
ウォレス:歌曲集
野鳥の翼/オレンジの花*
優しい夜の風
森の楽しい野鳥観測*
ジプシーのメイド/アリス
白銀の湖の彼方**/野草
揺りかごの歌/恋は星
過ぎ去った春と夏/紅葉/他
サリー・シルヴァー(S)、
リチャード・ボニング(P)、
アンナ・ノークス(Fl)*、
イボンヌ・ハワード(Ms)**

録音:2011年3月24日−26日
アイルランドの作曲家、ウィリアム・ヴィンセント・ウォレス(1812-1865)の歌曲集。美しいメロディーの贈り物、ウォレスの歌曲を、名匠リチャード・ボニングのピアノ伴奏で、オペラ・サウス・アメリカ受賞のソプラノ、サリー・シルヴァーが繊細かつ表情豊かに歌い上げます。
SOMMCD-0132
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664
幻想曲ハ長調 D.760「さすらい人」
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
ゲオルゲ・エマヌエル・ラザリディス(P)
ギリシャのトップ・ピアニスト、ゲオルゲ・エマヌエル・ラザリディス(1978−)は、ロンドンの王立音楽大学でヨンティ・ソロモンの下で学び、コンポーザー=ピアニストとしてだけでなく、ギリシャのテッサロニキのコンサート・ホール「メガロン」の芸術監督、デメトリア国際音楽祭のプログラミングの責任者など、様々なシーンで活躍中。リン・レコーズ(Linn Records)からリリースされたリストのピアノ作品集(CKD 282)が、英ピアニスト誌で「10年間におけるトップ50」の1つに選出されるなど、イギリスを中心にその評価は非常に高い。
SOMMCD-0133
オルウィン&カーウィセン:ピアノ作品集
オルウィン:ファンタジー・ワルツ集
カーウィセン:ソナティナ(世界初録音)
オルウィン:ある芸術家のための葬儀(世界初録音)、
 自転車乗り(世界初録音)、
 ピアノのための小品(世界初録音)
 ソナタ・アッラ・トッカータ、
 空模様(世界初録音)
マーク・ベッビントン(P)

録音:2013年8月12日−13日
近代イギリスのピアノ音楽のスペシャリスト、マーク・ベッビントンが弾くウィリアム・オルウィン(1905−1985)とドリーン・カーウィセン(1922−2003)夫妻のピアノ作品集。
オルウィン(アルウィン)の代表作である「ファンタジー・ワルツ集」や世界初録音となる小品など、イギリス音楽ファンにおすすめしたい秀作が満載。カーウィセン(メアリー・オルウィン)のソナチナを加えるなど、ベッビントンのプログラミングも秀逸。
SOMMCD-0134
NX-B04
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
子供の情景 Op.15
交響的練習曲 Op.13
レオン・マッコーリー(P)

録音:2012年5月20日−21日
1993年に19歳の若さで、ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール第1位(ウィーン)、リーズ国際ピアノ・コンクール第2位(イギリス)に輝いたイギリスのピアニスト、レオン・マッコーリー。ショパンやバーバー、ブラームス、さらにはハンス・ガルなど、幅広いレパートリーを誇るマッコーリーの、アヴィー(Avie)盤(AV 0029)以来となるシューマンのピアノ作品集。「ウィーンの謝肉祭の道化」や「交響的練習曲」での好演はもちろんのこと、丁寧なタッチ、優しく気品に満ちた音色による「子供の情景」は、マッコーリーのセンスの高さを存分に聴かせてくれています。
SOMMCD-0135
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.3
ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調 Op.11 「街の歌」
カカドゥ変奏曲ト長調 Op.121a
ピアノ三重奏曲変ホ長調 Op.38(七重奏曲 Op.20 からの編曲版)
グールド・ピアノ・トリオ、
ロバート・プレーン(Cl)

録音:2012年2月29日のライヴ
ヨーロッパ室内管のメンバーでもあるヴァイオリニスト、ルーシー・グールドを中心として20年以上の歴史を持つUKの室内楽団グールド・ピアノ・トリオ。現在取り組んでいるベートーヴェンの全集録音第3集には、初期作品で他の作曲家の主題を引用したとされる第4番をはじめ、カカドゥ変奏曲、七重奏曲からのアレンジの3作品を収録。BBCウェールズSO、バーミンガム市SOの首席クラリネット奏者ロバート・プレーンの伸びやかなクラリネットの音色も美しい。
SOMMCD-0136
ラフマニノフ:練習曲集 「音の絵」 Op.33&Op.39 マーティン・カズン(P)
2005年のエットレ・ポッツォーリ国際ピアノ・コンクール(イタリア)の優勝以来、人気若手奏者として活躍するスコットランド出身のピアニスト、マーティン・カズンによるラフマニノフの「音の絵」。ラフマニノフの音の絵は、ここ数年カズンがレパートリーとして取り上げてきた曲だけに期待も大。
SOMMCD-0137
アイアランド:ソプラノとピアノのための歌曲集
大地の叫び
いとしい人よ、私が死んでも
母と子/2つの歌曲/3つの歌曲
聖なる炎/2つの歌曲
すべて、そして緩く/3羽のカラス
神聖な歌と世俗的な歌
トーマス・ハーディの詩による3つの歌曲
恋は悲しみ満ちた病
「末っ子ルッセル」による変奏曲
私は12頭の雄牛を持っている
エイプリル・フレドリック(S)、
マーク・ベビントン(P)

録音:2012年8月28日&29日
印象主義的な響きだけではなく、ロマン派、民族的な特色を採り入れ、独自の作風を確立し、優れた声楽曲を多数残したジョン・アイアランド(1879−1962)。2009年のキャスリーン・フェリアー賞にもノミネートされたイギリスのソプラノ、エイプリル・フレドリックのどこか切なさを感じさせる歌声、アイアランドのスペシャリスト、ベビントンのピアノのデュオが、近代イギリス、アイアランドの歌曲の魅力をじっくりと聴かせてくれます。

SOMMCD-0138
20世紀英国戴冠式のための行進曲集〜クラウン・インペリアル
スーザ:エドワード皇帝
サン=サーンス:戴冠式行進曲 Op.117(レットフォード編)
マッケンジー:戴冠式行進曲(マッケンジー=ローガン編)
P.ゴドフリー:戴冠式行進曲(C.ゴドフリー編)
エルガー:戴冠式行進曲 Op.65(ヒギンズ編)
ジャーマン:戴冠行進曲(D.ゴドフリー編)
エルガー:戴冠式行進曲 Op.66(ウィンターボトム編)
ウォルトン:クラウン・インペリアル(W.J.デュソイト編)、行進曲「宝玉と勺杖」(リチャードソン編)
バックス:戴冠式行進曲(ポレン編)
ブリス:ウェルカム・ザ・クイーン(W.J.デュソイト編)
ロンドン・シンフォニック・コンサートバンド、
トム・ヒギンズ(指)
エドワード7世、ジョージ5世とジョージ6世、さらに在位中のエリザベス2世、4人の国王の戴冠式で演奏された行進曲集。演奏は、新たに結成された英国吹奏楽団の、ロンドン・シンフォニック・コンサート・バンド(LSCB)。メンバーはイギリスの一流オーケストラ、コンサート・バンドや軍楽隊などの名プレイヤーたちが多数参加する注目の吹奏楽団です。
マーチ王、ジョン・フィリップ・スーザ(1854ー1932)だけでなく、エルガーやサン=サーンス、タイトルのクラウン・インペリアルのウォルトンなど、伝統ある行進曲をLSCBが吹奏楽の魅力をもて余す事無く表現しています。マーチ(行進曲)の素晴らしさを伝えてくれるこのタイトルは、吹奏楽関係者必聴です!!2013年7月20日ー21日の録音。レコード芸術2014年8月号欧米4カ国の音楽評論家による最新レポート「CRITICS' REPOPTS」掲載! (P.271)
SOMMCD-0139
NX-B04
ブラームス/シェーンベルク:作品集
シェーンベルク:浄められた夜 Op.4*
ブラームス:セレナード 第1番 ニ長調 Op.11(A.ブーステッドによる室内楽版)
ケネス・ウッズ(指)
オーケストラ・オブ・ザ・スワン
アンサンブル・エポメオ*

録音 2013年3月8日 The Parish Church of St. Peter and St. Paul, Dover, England, United Kingdom/2012年5月20日 Bushell Hall, Birckenhead School, Oxton, England, United Kingdom
ブラームスが25歳の時に作曲した2つの「セレナード」は彼の主要なオーケストラ作品の中の始めての作品です。溌剌とした美しさに溢れるこの曲を演奏するのは、“私的演奏協会”で演奏された曲を得意とする小編成のアンサンブル「オーケストラ・オブ・ザ・スワン」。ここでも見事な演奏を披露しています。シェーンベルクの「浄夜」はデーメルの詩を元にした後期ロマン派の雰囲気を湛えた名曲。ここでは弦楽六重奏版で演奏でれており、緊迫した美しさが漂います。
SOMMCD-0140
NX-B04
ハウエルズ:合唱作品集
雪の上を歩く/久しき昔
婚礼のための朝の歌
若きは喜び/わが前に
おお、救いのいけにえよ
ミサ・シネ・ノミネ「ドリア調のミサ曲」
祝福された聖母マリアへの4つのアンセム Op.9 めでたし女王
わが両目は美しい人に思い焦がれる
When first thine eies unveil 最初にあなたがしな/かったとき
死者へ/この日こそ
祝福された聖母マリアへの4つのアンセム Op.9 天の女王
.今こそ主よ、僕を去らせたまわん(ヌンク・ディミティス)
アンティフォナ
ポール・スパイサー(指)
バーミンガム音楽院室内cho

録音:2013年6月24-26日
イギリスのオルガニスト、作曲家ハウエルズの知られざる合唱作品集。若い頃はオルガンや管弦楽作品を書いていたハ ウエルズが、宗教音楽の分野に足を踏み入れたのは、1935年の息子の死がきっかけとされています。このアルバムに 収録されている一連の合唱曲は、ハウエルズが過去の作曲家、タリスやバードから強い影響を受けたことも示す、興味 深い作品群です。演奏しているのはオーディションを経て選考された24人の学生たちによるアンサンブル。近現代のイ ギリス合唱作品を得意としています。
SOMMCD-0141
ファン・ヴァッセナール:6つのコンチェルト・アルモニコ
第1番ト長調/第2番変ロ長調
第3番イ長調/第4番ト長調
第5番ヘ短調/第6番変ホ長調
イノヴェーション・チェンバー・アンサンブル、
リチャード・ジェンキンソン(芸術監督)

録音:2012年2月19日&20日
18世紀オランダの貴族であり、作曲家でもあったウニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナール(1692−1766)。
ペルゴレージの作品であると伝えられてきた「6つのコンチェルト・アルモニコ」は、アマチュア作曲家の作品という枠を超えたバロック時代のオランダの秀作です。バーミンガム市響の腕利きたちのアンサンブルの好演も充実。
SOMMCD-0142
メトネル:ピアノ・ソナタ集
回想のソナタ/ソナタ・ロマンティカ嵐のソナタ/牧歌
アレッサンドロ・タヴェルナ(P)

2013年11月9日−10日
1983年生まれのアレッサンドロ・タヴェルナは、ミネソタ国際ピアノ・コンクール第1位、ロンドン国際ピアノコンクール第2位、リーズ国際ピアノ・コンクールでのブロンズ・メダル獲得など、難関コンクールでの数々の受賞歴を誇るイタリア、ヴェネツィア出身のピアニスト。マゼール&ミュンヘン・フィルとの共演で、ウィーンのムジークフェライン・デビューを飾っており、イタリアの次代を担うピアニストとして大きな期待を集める実力派です。
SOMMCD-0143
ラフマニノフ:前奏曲全集
前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2 「鐘」
前奏曲集 Op.23/前奏曲集 Op.32
レオン・マッコーリー(P)

録音:2014年5月7日−8日
1993年に19歳という若さで第9回ベートーヴェン国際ピアノコンクールで優勝、第11回リーズ国際ピアノコンクールでは2位に入賞を果たしたイギリスの名ピアニスト、レオン・マッコーリー。ショパンやシューマン、バーバー、ブラームス、さらにはハンス・ガルなど、幅広いレパートリーを誇るマッコーリーが弾くラフマニノフの前奏曲全集。気品あふれる音色と丁寧なタッチ、多彩な表現のラフマニノフを聴かせてくれます。
SOMMCD-0144
NX-B04
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集 第4集
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1-1
アレグレット 変ホ長調 Hess48
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調「大公」Op.97
グールド・ピアノ・トリオ
【メンバー】
ルーシー・グールド(Vn)/アリス・ニアリー(Vc)
ベンジャミン・フリス(P)

録音:2012年5月23日 ライヴ
2011年から2012年にかけて、4回に渡って開催されたグールド・ピアノ・トリオによるベートーヴェン:ピアノ三重奏曲の 全曲コンサート。最後を飾る5月のライヴで演奏されたのは、第1番と小さなアレグレット、そして最高傑作の一つ「大 公」の組み合わせ。優れたピアニストであったベートーヴェンのテクニックが垣間見える見事なピアノ・パートをフリスが見事 に演奏。美しい弦との組み合わせが魅力的な作品を、彼らは最高の形で聴かせています。
SOMMCD-0145
NX-B04
弦楽オーケストラのための編曲集
エルガー:弦楽四重奏曲 ホ短調 Op.83(D.マシューズによる弦楽オーケストラ編)
アーノルド(1921-2006):弦楽のためのソナタ(弦楽四重奏曲 第2番による)(D.マシューズによる弦楽オーケストラ編)
シンプソン(1921-1997):弦楽四重奏曲 第3番-アレグロ・デチーソ(作曲家自身による弦楽オーケストラ版)
ベン・パーマー(指)
セント・ポールO

録音:2014年3月24-25日
イギリスの名門セント・ポールOが演奏する弦楽オーケストラ作品集。どれもオリジナルではなく、弦楽四重奏曲 からの編曲です。エルガーとアーノルドは現代作曲家デイヴィッド・マシューズの編曲、シンプソンの曲は作曲家自身が編 曲を行っています。エルガーの弦楽四重奏曲は1918年の作品。彼の妻アリスがこの曲の第2楽章を気に入っており、 彼女の葬儀でも演奏されました。マシューズはまず第2楽章をアレンジ、その後、全曲の編曲を完成させています。アー ノルドの四重奏曲は1975年の作。刻々と変化するテクスチャーが特徴的な曲で、アイルランド民謡を思わせる第2楽 章が印象的です。単一楽章のシンプソンの四重奏曲は、弦楽オーケストラに拡大されたことで一層力強さが加わりまし た。
SOMMCD-0146-2(2CD)
ニールセン:ピアノ作品集
祝典前奏曲 FS.24
大人と子供のためのピアノ音楽 Op.53,FS.148
交響的組曲 Op.8,FS.19
5つの小品 Op.3,FS.10
3つの小品 Op.59,FS.131
愉快なバガテル Op.11,FS.22
組曲 Op.45,FS.91
シャコンヌ Op.32,FS.79
劇音楽 「ハウバートとシーネ」 よりFS.57-5
主題と変奏 Op.40,FS.81
ジョン・マッケイブ(P)

録音:1973年&1974年
2015年2月13日に75歳でこの世を去った現代イギリス音楽界の大御所、ジョン・マッケイブ(1939−2015)が遺したニールセンのピアノ作品集。追悼盤としてリリースされる当タイトルでは、ジョン・マッケイブの若き日の演奏を聴くことが出来ます。
SOMMCD-0147
ロジャー・サシェヴェレル・クック:24の前奏曲 Op.33
24の前奏曲 Op.34
主題と変奏 Op.37(全曲世界初録音)
サイモン・キャラハン(P)

録音:2014年8月26日−27日、オールド・グラナリー・スタジオ(サフォーク)
ロンドン在住の日本人ヴァイオリニスト小町碧とのデュオでも活躍するイギリスの名ピアニスト、サイモン・キャラハン。竹ノ内博明とのコンビで録音したディーリアスの「2台ピアノ編曲版管弦楽作品集」など、数々のレア・レパートリーの発掘・演奏をしてきたキャラハンが新たに世に送り出すのは、20世紀イギリスの知られざる作曲家、ロジャー・サシェヴェレル・クック(1912−1972)。ほとんど楽譜も出版されなかったクックの作品に友人を通じて巡りあい、その素晴らしさに気づいたキャラハンは、資料集めや親族から話を伺うなど研究を重ね、このレコーディングが実現。もちろん、全曲世界初録音となります。
ラフマニノフと親交を持ち、アーノルド・バックスを尊敬していたクックの、美しく哀愁溢れるピアノ作品集。イギリス・音楽ファン、ピアノ・レア・レパートリー・ファン要注目の録音です!
SOMMCD-0148
ブリス:ピアノ作品全集 Vol.2
マスク/2つの間奏曲
ピアノのための組曲(世界初録音)
古き年は過ぎ去り/暴徒の小走り
三部作/ブリス(ワン・ステップ)
マーク・ベッビントン(P)

録音:2011年1月3日−4日、シンフォニー・ホール(バーミンガム)
代表作「色彩交響曲」や「チェック・メイト」で知られ、英国の王室楽長という栄えある地位にあったイギリスの大作曲家アーサー・ブリス(1891−1975)。アイアランドやブリッジ、バックス、デイル、ハールストーン、エルガー、ジェイコブ、ファーガソンなど数々の近代英国ピアノ音楽の録音を世に送り出してきたスペシャリスト、マーク・ベビントンが弾くピアノ作品全集の第2巻。
SOMMCD-0149
メイヤール:ピアノ作品集 Vol.2
インセクト・オディティーズ
ホワイト・ヘザー
ニンブル・フィンガード・ジェントルマン
モミの木の歌/ジャスミン
ザ・ビッグ・トップ・スウィート
ピアノレターズ(第2巻)
3つの日本の絵 Op.25
スリー・シンコペイテッド・ランブルズ
フィリップ・マーティン(P)

ンが軽快に奏でる。
録音:2014年6月24日−25日、エイドリアン・ボールト・ホール(バーミンガム音楽院)
ライト・ミュージックを多く手がけ、生涯で300を超えるピアノ独奏作品を残した20世紀英国のコンポーザー=ピアニスト、ビリー・メイヤール(1902−1959)のピアノ作品集第2巻。木や花を題材にした作品が多く、タイトルに因んだ愛らしい小品たちをアイルランドのコンポーザー=ピアニスト、フィリップ・マーティンが軽快に奏でます。
SOMMCD-0150
シューマン:ダヴィット同盟舞曲集 Op.6
幻想曲ハ長調 Op.17
主題と変奏 WoO.24
コーデリア・ウィリアムズ(P)

録音:2015年1月10日−11日、ターナー・シムズ・コンサートホール(サウザンプトン大学)
2006年のBBCヤング・ミュージシャン・ピアノ部門で優勝し、キャリアをスタートさせたコーデリア・ウィリアムズ。シューベルトの即興曲全集(SOMMCD 0127)に続くセカンド・アルバムは、シューマンのダヴィット同盟舞曲集。
SOMMCD-0151
NX-B04
マスネ:歌曲集
1.恋する女は夢中になる
2.あなたが私に話しかけようとしてくれたなら
3.内心からの歌-第2曲 ミニョンヌに
4.美しい瞳を愛す
5.リュイソーの歌
6.対話の夜想曲
7.4月の詩 Op.14-第8曲 さよなら
8.愛してる
9.アマランスの木の歌-第2番:森の小鳥
10.聖テレーズ
11.オラースとリディ
12.酔っ払いのコップ
13.すべて過ぎ去り
14.人のうわさ
15.アマランスの木の歌-第4番:リュイソーについて
16.出発
17.愛の歌-第6曲:おお!終わらないで、素敵な夜、
聖なる夜よ
18.時と愛
19.センティエの道
20.恋する女
21.閉じた眼
22.恍惚
23.永遠
24.マントゥーズ・シェリー
クリスティーネ・トッチ(Ms)…5.9.15.17.18
ニコ・ダーマニン(T)…6.11.15.18
スティーヴ・スワロー(Cb)…8
ガブリエラ・スワロー(Vc)…14.21
サリー・シルヴァー(S)…1-24
リチャード・ボニング(P)…1-24

録音:2014年4月14.15.16日
優れたオペラ指揮者として知られるリチャード・ボニングは、知られざるイギリス・オペラの復興や、フランス歌曲の録音に熱 心であり、ソプラノ歌手サリー・シルヴァーとは、自身がピアノ伴奏を務めたウォレスやパルフェなどイギリス近代作曲家の歌 曲をリリースしています。マスネの歌曲は2012年にGUILDレーベルからリリースしたアルバムに次ぐ2枚目の録音。どれも も洗練された旋律と洒落た雰囲気を持つ愛らしい曲です。収録された24曲のうち10曲はアンサンブル形式であり、メ ゾ・ソプラノのトッチとテノールのダーマニンが参加、美しいハーモニーを聴かせます。
SOMMCD-0152
バーバー:合唱作品集
リインカーネーションズ Op.16
イースター・コラール/神の威厳
柵を開け、おお死よ
「アントニーとクレオパトラ」より 2つの合唱
2つの合唱/修道士と猫/柳の下で
ストップウォッチと軍用地図
ヨブ記によるモテット/聖母マリア
月/この輝ける夜に
Ad Bibinem cum me Rogaret ad Cenam
ヘヴン・ヘイヴン/アニュス・デイ
バーミンガム音楽院室内Cho、
ポール・スパイサー(指)

録音:2014年6月26日−27日、エイドリアン・ボールト・ホール(バーミンガム音楽院)
イギリス合唱界の名指揮者で、フィンジ・シンガーズとのコンビで数多くの名唱を生み出してきたポール・スパイサーが振るサミュエル・バーバーの合唱作品集。アルバムを締めくくる「アニュス・デイ」は、美メロの代表曲として知られる「バーバーのアダージョ」(弦楽のためのアダージョ Op.11)から、合唱版へと編曲されたもの。
SOMMCD-0153
グラズノフ、シベリウス、ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲集
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.82
シベリウス:ヴァイオリンと管弦楽のための 「6つのユモレスク」
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53
エフィ・クリストドゥル(Vn)、
ジョン・カリュー(指)ボーンマスSO

録音:2014年8月5日−6日、ザ・ライトハウス(イギリス)
ギリシャ国立歌劇場のエデュケーション・プログラムやアテネ市SOのリーダーとして活躍するギリシャの女流ヴァイオリニスト、エフィ・クリストドゥルが弾く、ヴァイオリンと管弦楽のための作品集。高い技巧で、グラズノフ、ドヴォルザークの名曲を弾きこなしています。また、クリストドゥルはGuildレーベルから発売されていたアルバム(GMCD 7358)では、シベリウスの「6つのユモレスク」の「ピアノ伴奏版」を世界初録音しており、今回のアルバムでオリジナルの管弦楽伴奏版との聴き比べも楽しめます。
SOMMCD-0154
グリーグ:ピアノ作品集
スロッテル(ノルウェー農民の舞曲) Op.72
気分 Op.73
ジョン・マッケイブ(P)

録音:1978年11月13日、ロンドン
イギリスの作曲家でピアニストとしても知られたジョン・マッケイブ(1939-2015)。ハイドン演奏のスペシャリストであるとと もに、イギリス近現代作品を積極的に紹介した功績が讃えられています。あまり知られていませんが、実はマッケイブはグ リーグ作品を大変愛しており、生涯に渡ってグリーグを崇拝していました。とりわけ各地の民謡を集めた「スレッター」はマッ ケイブの愛奏曲であり、この刺激的な作品から多くノインスピレーションを得たと語っています。アルバムの録音は1978年 に行われましたが、オリジナル・テープの損傷が激しかったため、SOMM RECORDINGSのエンジニア、マーティン・ニコラ スとポール・アーデン・テイラーがテープを丁寧に修復、アナログの温かい響きはそのままに、明快なサウンドとして蘇ったとい うものです。
SOMMCD-0155
モンポウ:セレクテッド・ワークス Vol.2
歌と踊り/子どもの情景
ひそやかな音楽/3つの変奏曲
子守歌/モンジュックの橋
クレリア・イルズン(P)

録音:2014年8月28日−29日
ロンドンを拠点に活動しているブラジル生まれのピアニスト、クレリア・イルズンが弾くフェデリコ・モンポウ(1893−1987)第2弾。スペインの作曲家とブラジルのピアニストのエキゾチックなカラー、繊細でカラフルなピアノの音色が見事な調和を産み出しますす。
SOMMCD-0156
シューベルト:八重奏曲ヘ長調 D.803
クルーセル:クラリネットとファゴット,ホルンのための合奏協奏曲
エマ・ジョンソン(Cl)、
カルドゥッチSQ、
クリス・ウェスト(Cb)、
フィリップ・ギボン(Fg)、
マイケル・トンプソン(Hrn)

録音:2014年10月11日、ターナー・シムズ
イギリスのクラリネット界を代表する世界的名手、エマ・ジョンソンと仲間たちによる、シューベルト&クルーセルの熱狂的なライヴを収録。名曲であるシューベルトの八重奏曲はもちろん、クルーセルの合奏協奏曲(三重協奏曲)はクラリネット関係者必聴。
SOMMCD-0157
デイヴィッド・マシューズ:ピアノ五重奏曲 Op.92
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 Op.57
ヴィリアーズSQ、
マーティン・カズン(P)

録音:2015年1月20日&21日
イギリスの貴族の名を冠し、2011年に結成したヴィリアーズSQ。彼らは現在イギリスの室内楽で脚光を浴びており今後の活動にも注目が集まる。ピアノはラフマニノフの練習曲集「音の絵」(SOMMCD 0136)を演奏したスコットランド出身のピアニスト、マーティン・カズンが参加しているのポイント。
SOMMCD-0158
NX-B04
ブラームス:チェロ・ソナタ&4つの厳粛な歌
チェロ・ソナタ 第1番ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ 第2番ヘ長調 Op.99
4つの厳粛な歌 Op.121(A.ベイリー、D.B.シャフランによるチェロとピアノ編)
アレクサンダー・ベイリー(Vc)
ジョン・スウェイツ(P)

録音:2015年5月18-21日
1956年、イギリスのストックボートで生まれたアレクサンダー・ベイリー。ジャクリーヌ・デュ・プレの演奏に触れて感銘を受け た彼は12歳でチェロを始め、みるみる頭角を現しました。英国王立音楽院で学んだ後、ウィーン音楽大学でアンドレ・ナ ヴァラに師事し、幅広いレパートリーを持つチェリストとして世界中で活躍しています。 このアルバムは2016年、彼の60歳を記念してリリースされたもので、ベイリーは幼い頃に影響を受けたデュ・プレに敬意を 表し、彼女が愛したブラームスの2曲のソナタと、ベイリーとシャフランが編曲した「4つの厳粛な歌」を演奏しています。また このアルバムで使用されたピアノはブラームスの時代に作られた3種類の楽器で、Ronisch、Ehrbar、Streicher、それ ぞれが生み出す特徴ある19世紀の響きも聴きどころです。
SOMMCD-0159
NX-B04
イギリス近代合唱集
ヴォーン・ウィリアムズ: 航空機のヴィジョン
 天の父への祈り
 ミサ曲 ト短調
ホルスト:夕べの観察 Op.43-1
 Sing me the men, Op.43-2
ハウエルズ:心の家
ヴォーン・ウィリアムズ: 主よ、あなたはわれらの避難所である
ジョナサン・シェパード(Tp)
ポール・スパイサー (指)
バーミンガム音楽院室内cho

録音:2015年6月22-23日/St Alban the Martyr, Highgate, Birmingham, United Kingdom
バーミンガム音楽院室内合唱団は、厳しいオーディションによって選ばれた24人の学生たちによるアンサンブル。指揮者ポール・スペンサーの指導による、柔軟で感性豊かな演奏を繰り広げる彼ら、ここではホルストの名曲をはじめ、ヴォーン・ウィリアムズの「ミサ曲」などを美しく歌い上げています。
SOMMCD-0160
NX-B04
スタンフォード/ヨアヒム:弦楽四重奏曲集
スタンフォード(1852-1924):弦楽四重奏曲 第5番 変ロ長調 Op.104
ヨアヒム(1831-1907):3つの小品 Op.2-1 ロマンス
スタンフォード:弦楽四重奏曲 第8番 ホ短調 Op.167
クリシア・オソストヴィツ(Vn)
マーク・ベッビントン(P)
ダンテ四重奏団

録音:2015年12月7-8日/St. Nichols Parish Church Thames Ditton, United Kingdom
スタンフォードの弦楽四重奏曲は、意外なほどに録音がありません。アルバムに収録されている2曲の四重奏曲もほとんど録音されたことがなく、このダンテ四重奏団の演奏は本当に貴重です。第5番変ロ長調は1907年にこの世を去った友人ヨアヒムのために作曲されており、収録されているヨアヒムの「ロマンス」と深い関係のある作品です。第8番はスタンフォード晩年の作品で内省的な雰囲気が漂う美しい曲です。
SOMMCD-0161
NX-B04
クリスマス - チェルシーのキャロル集
1.グルーバー:きよしこの夜(D.キャッシュモアによる合唱編)
2.ガントレット(1805-1876):ダヴィデの村の厩の中に(D.ウィルコックスによる合唱編)
3.ヴォーン・ウィリアムズ:天から送られた真実
4.バッハ:甘き喜びのうちに BWV729(オルガン・ソロ)
5.ハウエルズ(1892-1983):汚れなきばら
6.バード:おお、大いなる神秘
7.ラター(1945-):おやすみ、イエスよ
8.ポット(1957-):今日キリストが生まれた
9.伝承曲:世の人忘れるな(D.ウィルコックスによる合唱編)
10.ウォーロック(1894-1930):主をほめたたえよ
11.ブラームス:11のコラール前奏曲 Op.122-8 一輪のばらが咲いて(オ
ルガン・ソロ)
12.ダーク(1888-1976):わびしき真冬に
13.伝承曲:ディンドン空高く(M.ウィルバーグによる合唱とオルガン編)
14.アダン(1803-1856):オー・ホーリー・ナイト
15.アイアランド(1879-1962):聖なる少年(オルガン・ソロ)
16.ヘッド(1900-1976):ベツレヘムへの小道
17.伝承曲:ああ、ベツレヘムよ(R.ヴォーン・ウィリアムズ、T.アームストロングによる合唱編)
18.アンダーソン(1908-1975):そりすべり(T.トロッターによるオルガン編)
19.ガードナー(1917-):明日は私が踊りましょう Op.75-2
20.バーリン(1888-1989):ホリデー・イン・ホワイト・クリスマス(J.クレメンツによる合唱編)
エロイーズ・アーヴィング(S)…2.14
ローズマリー・ガルトン(S)…6
ヘレン・アシュビー(S)…12
クララ・カンター(A)…6
ジョナサン・ビーティ(T)…6.12
エドワード・ヒューズ(T)…14
ジョージ・ハットン(T)…20
トーマス・ストッダード(Bs)…3
アンガス・マクフィー(Bs)…5
ジェイムズ・オーフォード(Org)…1.2.4.7.9.11-19
ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペルcho
ウィリアム・ヴァン(指)

録音:2016年4月2-3日
1682年にチャールズ2世によって創設されたチェルシー王立病院。イギリス軍を引退した兵士たちが老後の余生を過ご す施設として知られており、毎年5月には花の展覧会が行われ、またクリスマスには盛大なパーティが開催されます。ロイ ヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団は施設専属の合唱団であり、とりわけクリスマスの時期には特別な演奏会 を開催、施設で過ごす人々だけでなく、近隣住民も彼らの歌声を楽しむのが恒例行事となっています。おなじみのクリス マス・キャロルからイギリスの伝承曲、近現代の曲、バッハやブラームスの曲など盛りだくさんの感動的なプログラムをご一 緒にお楽しみください。
SOMMCD-0162
NX-B04
ハイドン:ピアノ・ソナタとピッコロ・ディヴェルティメント
ピアノ・ソナタ 第53番ホ短調 Hob.XVI:34
ピアノ・ソナタ 第60番ハ長調 Hob.XVI:50
ピアノ・ソナタ 第62番変ホ長調 Hob.XVI:52
ピアノ・ソナタ ヘ短調 「ピッコロ・ディヴェルティメント - 変奏曲」 Hob. XVII:6
レオン・マッコウリー(P)

録音:2016年5h月21-22日 St. Catherine's School, Bramley, Guildford, United Kingdom
1993年のウィーン国際ベートーヴェン・コンクールで第1位を獲得、イギリスで有数のピアニストとして認められているレオン・マッコーリー。このアルバムでは、ピアノ学習者にもおなじみの第53番を始め、単一楽章の「ピッコロ・ディヴェルティメント」を含むハイドンの4曲のソナタを熱演しています。
SOMMCD-0163
NX-B04
アメリカの偉大なソナタ集
コープランド:ピアノ・ソナタ
バーンスタイン
:ピアノ・ソナタ
ルー・ハリソン(1917-2003):ピアノ・ソナタ 第3番
 ラルゴ・オスティナート
アイヴズ:3ページのソナタ
 天国の鉄道
ネイサン・ウィリアムソン(P)

録音:2016年1月10-11日/The Menuhin Hall, United Kingdom
20世紀アメリカ作曲家によるソナタ集。この中には大いなる野心を抱いていた学生時代のバーンスタインのソナタも含まれます。実験的なアイヴズ、独特の音律を追求したハリソン、第2楽章がジャズ風に書かれたコープランド、違った個性を持つ4人の作品を、ウィリアムソンが緻密に弾きわけています。
SOMMCD-0164
NX-B04
ヴォーン・ウィリアムズ:ピアノ作品集
山間の湖/序奏とフーガ
愛するイエスよ、わが願いをききたまえ(原曲:バッハ)
トマス・タリスの主題による幻想曲(M. ジェイコブソンによる2台ピアノ編)
ギボンズの歌曲第13番による讃美歌前奏曲
「グリーンスリーヴス」による幻想曲(ピアノ・デュエット編)
小さなピアノ曲集/6つの小品
マーク・ベッビントン(P)
レベッカ・オモーティア(P)

録音:2016年3月30-31日/Adrian Boult Hall, Birmingham Conservatoire, United Kingdom
世界初録音となる「序奏とフーガ」を含むヴォーン・ウィリアムズのピアノ曲集。管弦楽版が知られる「タリスの主題による幻想曲」や「「グリーンスリーヴス」による幻想曲の2台ピアノ版と言った興味深い作品も収録されており、イギリス音楽を得意とするベッビントンの演奏によって、曲の味わいを存分に味わうことができます。
SOMMCD-0165
NX-B04
オルウィン(1905-1985):弦楽四重奏曲 第10番-第13番
弦楽四重奏曲 第10番「航海」
弦楽四重奏曲 第11番ロ短調
弦楽四重奏曲 第12番「ファンタジア」
弦楽四重奏曲 第13番
ティペットQ

録音:2016年3月2-3日
NAXOSレーベルからも多くのリリースがある、イギリスの名門「ティペット四重奏団」が演奏するオルウィンの4曲の弦楽 四重奏曲。21歳で王立音楽アカデミーにて作曲科の教授になるほどに早熟の才能を有していたオルウィン。わかりや すい作風で書かれた映画音楽や、不協和音を多用した前衛的な音楽を含め、およそ300曲ほどの幅広い作風に よる作品が残されています。弦楽四重奏曲は15歳の時に最初の作品を書き上げてから、1923年から1936年の 間に12曲を作曲、このアルバムには最後の4曲が収録されており、ここでもロマンティックな作風による第10番や第 12番から、新古典派風の第13番など、多彩な作風を知ることができます。
SOMMCD-0166
NX-B04
ジュベール(1927-2019):合唱作品集
1.その聖所にて神をほめたたえよ Op.52
2.おお主よ、全ての創造主 Op.7b
3.かくも麗しいバラはない Op.14
4-6.呪文
7.巡礼の歌 Op.169
8-10.3つの肖像画 Op.97
11.怖がらなくていいよ Op.179
12.ソネット Op.123
13.これが主の門 Op.164
14.秋の雨 Op.105
15-19.South of the Line Op.109
キャサリン・リギンス(S)…4-6
クロエ・ソルヴィッジ(S)…8-10.15-19
アレクシス・クーリング(S)…11.12
アニア・シプラ(S)…12
ロバート・ティルソン(T)…12
ティモシー・エンバーソン(T)…15-19
アンドリュー・ランダル(Br)…7.12
ニコラス・ウェアン(Org)…1.2
ドモンコス・チャベイ(P)…14
ポール・スパイサー(指)
バーミンガム音楽院室内cho

録音:2016年6月27日
2019年1月7日に91歳の生涯を閉じた南アフリカ、ケープタウン出身の作曲家ジョン・ジュベール。作曲家として活動す るかたわら、バーミンガムで教職につき後進を指導、多くの賞を受賞しました。このアルバムは2017年、彼の90歳の誕 生日を記念してリリースされた1枚で、彼が得意とした合唱曲が収録されています。音楽でコミュニケーションをはかりたい と語ったジュベールにとって、合唱作品は特別の存在であり、様々なテキストを用いて折々の心情を描いた作品はどれも 強い存在感を放っています。なかでも第二次ボーア戦の勃発を契機にトーマス・ハーディが書いた詩を用いた「South of the Line」は強い悲しみと怒りに満ちた曲。戦争に対する彼の思いが強く表れています。
SOMMCD-0167
NX-B04
エルガー再発見
1.エルガー:弦楽のエレジー Op.58
2.語り
3-4.エルガー:ソナチネ ト長調
5.エルガー:セレナード
6.エルガー:気まぐれな女 Op.17
7.エルガー:戴冠式行進曲 Op.65
8.ジャーマン:戴冠式行進曲と讃歌
9.エルガー:戴冠式頌歌 Op.44-導入部「王が戴冠したまわんことを」
10-11.エルガー:バイエルンの高地からの情景 Op.27より
12.エルガー:オラトリオ「ゲロンティアスの夢」Op.38-キリエ・エレイソン
13-14.エルガー:フリート川の周辺(抜粋)
15.エルガー:パンの笛
16.エルガー:海の絵 Op.37 第4曲「サンゴ礁のあるところ」
17-20.エルガー:ヴァイオリン協奏曲
21.エルガー:愛のあいさつ Op.12
エドワード・エルガー(指)BBC響…1
メイ・グラフトン(ナレーション)…2,(P)…3.4
アルフレード・カンポーリ(Vn)…5.6,(指)…5
アルフレード・カンポーリ・ソロンO…5
ハロルド・ペドラー(P)…6
ランドン・ロナルド(指)…7.8
LPO…7.8
インペリアル・バンドマン…9
シェフィールド大聖堂聖歌隊…10-12
リーズ大聖堂cho…10.11
ヘンリー・カワード(指)…12
フレッド・テイラー(Br)…13.14
フレデリック・オースティン(Br)…15
マルティ・オファーズ(C.A)…16
ジョン・バルビローリ(指)…16
ルバート・サモンズ(Vn)…17-21
ヘンリー・ウッド(指)…17-20
ジェラルド・ムーア(P)…21
1933年に世界初録音されたエルガー自身の指揮による「弦楽のためのエレジー」を含む貴重な録音集。この中にはエルガーの姪、メイ・グラフトンが演奏する「ソナチネ」(プライヴェート録音)や、長年に渡りエルガー作品を演奏していたアルバート・サモンズによる「ヴァイオリン協奏曲」など、数多くのエルガーにまつわるオリジナル録音が集められています。
SOMMCD-0168
NX-B04
ドビュッシー/ラヴェル:ピアノ作品集
ドビュッシー:映像 第1集/1.水に映る影/2.ラモー賛歌/3.動き/映像 第2集/4.葉ずえを渡る鐘/5.荒れた寺にかかる月/6.金色の魚/7.喜びの島
ラヴェル:夜のガスパール/8.オンディーヌ/9.絞首台/10.スカルボ/11.水の戯れ/12.ラ・ヴァルス(ピアノ独奏版)
アレッサンドロ・タヴェルナ(P)

録音:2016年1月16日 ライヴ Turner Sims Concert Hall, England, UK
2005年、リーズ国際ピアノ・コンクールに入賞し、一躍注目を集めたイタリアのピアニスト、アレッサンドロ・タヴェルナが演奏するドビュッシーとラヴェルの作品集。イギリスの批評家が「ミケランジェリの後継者」と称賛する彼の演奏は、詩的であり色彩的。このアルバムでも彼の煌めく音色と繊細な感性を堪能することができます。
SOMMCD-0169
NX-B04
ヴァイオリン・ソナタ集
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP119
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ短調 Op.75
ギヨーム・コンベ(Vn)
サンドラ・カーロック(P)

録音:2016年7月23-25日/Turner Sims, Southampton, UK
コメント ヴァイオリニスト、ギョーム・コンベとピアニスト、サンドラ・カーロックが演奏するフランス界隈の3つのヴァイオリン・ソナタ集。かっちりしたフランクと快活なプーランク、柔和なサン=サーンス、彼らはこの3曲の性格の違いをきっちりと弾き分けながら、ニュアンスある音楽を奏でています。
SOMMCD-0170
NX-B04
軍楽隊の芸術
エルガー:威風堂々第2番ト短調 Op. 39 (編曲:C. エヴァンス)
ビーチャム(1879-1961):行進曲
エルガー
:マタイ受難曲-2つのコラール(バッハ原曲)
 誇らしき感謝の言葉を持って(F. ウィンターボトムによる合唱と吹奏楽編)
オドネル(1887-1939):3つのユモレスク Op.28
ヴォーン・ウィリアムズ
:海の歌
 トッカータ・マルツィアーレ
エルガー
:セヴァーン組曲 Op.87(H.ゲールによる吹奏楽編)
 過ぎ去りしあまた誠の王女たち(T. ヒギンスによる吹奏楽編)
エルガー
:威風堂々 第5番ト短調 Op.39(T. ヒギンスによる吹奏楽編)
トム・ヒギンズ(指)
ロンドン・シンフォニック・コンサート・バンド
ジョイフル・カンパニー・オブ・シンガーズ…3.4.5.16

録音:2016年9月24-25日 St. John the Evangelist, Upper Norwood, London, England, UK
エルガーが編曲、または作曲したものを中心に、軍楽隊のための作品を集めた1枚。1920年11月11日にロンドンで開催される「ロンドンの世界大戦戦没者記念碑」演奏会のために、作品を依頼されたエルガーは「誇らしき感謝の言葉を持って」を作り上げました。しかし演奏会が短縮されたため作品は演奏されることなく忘れられてしまいました。このアルバムでは、このような作品の他、ヴォーン・ウィリアムズやビーチャムの行進曲など珍しい作品が目白押しです。
SOMMCD-0171
NX-B04
セレブリエール・コンダクツ・グラナドス
グラナドス:1.スペイン舞曲集 Op.37-5「アンダルーサ」(F.ファラーゴによる弦楽オーケストラ編)
スペイン舞曲集 Op.37-2「オリエンタル」(K.アベリングによる弦楽おオーケストラ編)
小さなロマンス H.67(弦楽オーケストラ編)
死の讃歌 H.67(弦楽オーケストラ編)
ゴイェスカス H.71-第1部 間奏曲(J.L.トゥリーナによる弦楽オーケストラ編)
タレガ(1852-1909):アルハンブラの思い出(K.クランツによる弦楽オーケストラ編)
タレガ:大ワルツ(V.イエラモによる弦楽オーケストラ編)
トルドラ(1895-1962):Vistas al Mar, Evocaciones Poeticas-夜想曲
マラツ(1872-1912):スペインの印象 - 第2曲 スペインのセレナータ(弦楽オーケストラ編)
チャピ(1851-1909):サルスエラ「憤る王様」-夜想曲
モレーラ(1865-1942):デソラシオ
モナステリオ(1836-1903):アンダンテ・レリジョーソ(弦楽オーケストラ編)
モナステリオ:アンダンティーノ・エスプレッシーヴォ(弦楽オーケストラ編)
アルベニス
:スペイン Op.165-第2曲 タンゴ(S.L. ルードブッシュによる弦楽オーケストラ編)
アルベニス
:マジョルカ島(舟歌) Op.202
グリニョン:レント・エスプレッシーヴォ
ホセ・セレブリエール(指)
コンセルト・マラーガ

録音:2016年8月 Iglesia San Juan Bautista, Nig?elas, Granada, Spain
グラナドスの生誕150周年を祝して製作された「弦楽のためのスペイン音楽集」。1996年に設立されたコンセルト・マラーガとセレブリエールによる演奏は、グラナドスだけでなく、彼の後継者たち、タレガやトルドラ、チャピなどの作品まで広くカバーし、スペインの活気ある雰囲気を伝えています。
SOMMCD-0172
NX-B04
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ピアノ作品集
ダビデ王の舞曲 Op.37
これは柩車であった Op.2
懐かしのウィーン Op.30
航行者 Op.13
ピエディグロッタ Op.32
マーク・ベッビントン(P)

録音:2003年1月3-4日/CBSO Centre, Birminghan, Alabama, United States
イギリスのピアニスト、マーク・ベッビントンによるカステルヌオーヴォ=テデスコのピアノ作品集。ギター作品の作曲家として知られるカステルヌオーヴォ=テデスコですが、実は素晴らしいピアニストとして活躍していました。ユダヤの血を引いているせいもあり、その作品には生地イタリアの明るい雰囲気と、ユダヤの伝統が魅力的に混在しています。
SOMMCD-0173
NX-B04
ャイコフスキー:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ ト長調 Op.37
6つの小品 Op.19-第4番夜想曲
つの小品 OP.10-第2番 ユモレスク ホ短調
6つの小品 Op.19-第3番 アルバムの綴り
ドゥムカ-ロシアの農村風景 Op.59
ピアノ・ソナタ 嬰ハ短調 Op.80
ニコラ・ミーチャム(P)

2012年1月30-31日,2月1日/St. George's Chruch, Bristol, UK
チャイコフスキーのピアノ・ソナタはとても美しく旋律的であるのに、実際の演奏会であまり演奏されることがありません。とりわけ学生時代に書かれたものの、作曲家の生前には出版されなかった嬰ハ短調のソナタは、ほとんど注目されることがありません。しかしチャイコフスキー自身はこの曲の第3楽章に手を加え、交響曲第1番の第3楽章に転用したりと、かなり気に入っていたようです。ミーチャムは2曲のソナタを中心に、チャイコフスキーの小品を丁寧に演奏しています。
SOMMCD-0174
NX-B04
大地と海からのこだま
ブリテン:組曲「休日の日記」Op.5
スティーヴンソン(1928-):ブリテンの主題によるピーター・グライムズ幻想曲
アイアランド(1879-1962):ロンドンの夜のバラッド
 海ヘの情熱(R. ウィリアムズによるピアノ編)
ウィリアムズ:海でのさよなら
レイトン(1929-1988):6つの練習曲「スタディ=ヴァリエーションズ」Op.56/15.ホルスト:トッカータ H153
ホルスト:クリスマスの朝 H165
 民謡断章 OP.46-2/19.ホルスト:夜想曲
 ジーグ
 ブルック・グリーン組曲(V.ラスカーによるピアノ編)…世界初録音
マリア・マーシャン(P)

録音:2017年2月11-12日 Turner Sims Concert Hall, Southampton, England, UK
あまり知られてはいないものの、独特な魅力を持つ英国のピアノ作品を集めた1枚。ブリテンの初期作品「休日の日記」、優れたバリトン歌手、ウィリアムズが作曲した「Goodwood by the Sea」、ケネス・レイトンの練習曲など興味深い作品が並びます。また、ホルストの一連の作品の中にはヴァリー・ラスカーがピアノ用に編曲した「ブルック・グリーン組曲」も含まれています。
SOMMCD-0175
NX-B04
イギリスのチェロ作品集
モーラン(1894-1950):チェロとピアノのための前奏曲
ブリテン
:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.65
ブリッジ(1879-1941):エレジー
べネット(1936-2012):チェロ・ソナタ
カトラー(1968-):2016 Was a Sad Year for Pop Music 2016年はポップ・ミュージックにとって悲しい年だった
マクミラン(1959-):チェロ・ソナタ 第2番
レイトン(1929-1988):エレジー Op.5
アレクサンダー・ベイリー(Vc)
ジョン・スウェイツ(P)

録音:2016年12月17-20日 Birmingham Conservatoire, England, UK
イギリスの作曲家たちによるチェロとピアノのための作品集。抒情的なモーランや傑作として知られるブリテンのソナタなどの定番作品から、チェリストのベイリーのために作曲されたベネットやカトラーのユニークな作品(2016年に亡くなった3人の偉大な音楽家、デヴィッド・ボウイ、プリンス、レナード・コーエンの楽曲からインスパイアされている)など、最新の作品が網羅されています。
SOMMCD-0176
NX-B04
名ピアノ・アンコール曲集
ドビュッシー:2つのアラベスク 第1番 ホ長調
シャブリエ:10の絵画風小品 - 第10曲 スケルツォ・ワルツ
アルベニス:スペインの歌 Op.232-4「コルドバ」
ガーシュウィン:レディ・ビー・グッド! - ザ・マン・アイ・ラヴ(ピアノ版)
 ガール・クレイジー - アイ・ガット・リズム(ピアノ版)
セヴラック:ポンパドゥール夫人へのスタンス
フィリップ・マーティン:2つのジャズ小品
フォーレ:夜想曲 第6番 変ニ長調 Op.63
グリーグ:抒情小品集 第3集 第1番「蝶々」
 抒情小品集 第3集 第6番「春に」
マーティン:ジュリアのための夜の小品
 ニューヨークの夜
サティ:3つのグノシェンヌ
タンスマン:オスティナート・リトミコ
ジョプリン:慰め
セルバンテス:6つのキューバ舞曲 - 第6番
ラフマニノフ:東洋のスケッチ
ゴドフスキー:トリアコンタメロン、3拍子による30の雰囲気と光景 第1番「タンジールの夜」
マーティン:ゾディアック
シューマン:森の情景 Op.82 第9番「別れ」
フィリップ・マーティン(P)

録音:2017年3月10-11日/Upton-on-Severn, UK
ダブリンのピアニスト、フィリップ・マーティン。彼のレパートリーは基本的に珍しい曲であり、不当に無視された作品の復興に力を注ぐことです。SOMMをはじめ、いくつかのレーベルに録音がありますが、やはりレアな作品を好んで演奏しています。しかし、このアルバムでは耳慣れた作品を楽しそうに演奏。リラックスした姿を見せています。作曲家としても知られるマーティン、ここでも自作を演奏することは忘れていません。
SOMMCD-0178
NX-B04
ピアノ・デュオ・リサイタル
ブゾーニ:対位法的幻想曲(2台ピアノ版)
サティ :梨の形をした3つの小品(4手ピアノ版)
ドビュッシー:カンマ
カゼッラ:プパッツェッティ Op. 27第 1-5曲
アンソニー・ヘルシェル・ヒル:夜想曲
プーランク:4手ピアノのためのソナタ FP 8/
カゼッラ:プパッツェッティ Op. 27-第1曲 マルチェッタ
ジュリアン・ジェイコブソン&マリコ・ブラウン(ピアノ・デュオ)

録音:2016年7月14-15日/Yehudi Menuhin School, London, U.K.
2011年に結成されたジュリアン・ジェイコブソンとマリコ・ブラウンによるピアノ・デュオ。彼等は演奏家であると同時に作曲家でもあり、常に新しい連弾曲のレパートリーを探求しています。このアルバムの中で注目したいのはドビュッシーの「カンマ」で、彼等自身の編曲による連弾版であり、コンサートでもしばしば演奏している重要なレパートリーになっています。ヒルの美しい夜想曲も初録音。ピアノ連弾の限界に挑むかのような演奏です。
SOMMCD-0179
NX-B04
ラッブラ(1901-1986):交響曲集
交響曲 第2番 Op.45
交響曲 第4番 Op.53*
エドマンド・ラッブラによる交響曲第4番の解説(抜粋)#
エイドリアン・ボールト(指)
エドマンド・ラッブラ(指)*
BBC響

録音:1954年10月8日、1942年8月14日*、1942年8月9日#
エドマンド・ラッブラ作品におけるBBC響の2つの歴史的録音集。交響曲第2番は1954年にボールトが指揮した演奏。交響曲第4番は1942年、作曲家自身の指揮による演奏と、どちらも貴重な記録です。アルバムの最後にはラッブラ自身による「第4番」の初演前解説の抜粋も置かれており、初演時に軍服を着て指揮棒を取ったというラップラの作品にかける思いの一端を知ることができます。
SOMMCD-0180
NX-B04
グルーポット・コネクション-イギリス近代合唱作品集
ウォーロック:フル・ハート
ロースソーン:4つの季節の歌
アイアランド:丘
バックス:私は少女を歌にする
 川に浮かぶように
ディーリアス:クレイグ・ドゥーにて
ラッチェンス:愛の詩/モーラン:春の歌
ウォルトン:生まれた音楽はどこに行く?
アイアランド:薄明の夜
ブッシュ:リデゥツェ
バックス:御子の御母よ、祈り給え
ロンディニアム
アンドリュー・グリフィス(指)

録音:2017年7月21-23日/All Hallows, Gospel Oak, London, England, UK
20世紀前半、イギリスのパブ「ジョージ」に集まった新進気鋭の作曲家たち。かのヘンリー・ウッドはこのパブに「血まみれのグルーポット」とニックネームを与えるほどに日夜激しい議論が交わされていました。このアルバムにはパブに集った作曲家たちの合唱曲が収録されており、この時代の持つ独特の雰囲気が見事に再現されています。
SOMMCD-0181(2CD)
NX-C09
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集と他の作品集 第1集
.ジョナサン・ダヴ:ルートヴィヒ・ゲーム…初録音
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ長調 Op.12-1
ピーター・アッシュ:メジャー・チェイス…初録音
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.12-2
エルスペス・ブルック:スゥープ…初録音
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 変ホ長調 Op.12-3
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第4番 イ長調 Op.23
ユディト・ビンガム:The Neglected Child 見棄てられた子…初録音
.ヒュー・ワトキンス:春…初録音
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調「春」Op.24
ジェレミー・スロウ:Mehlschobert…初録音
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 Op.30-3
クリシア・オソストヴィツ(Vn)
ダニエル・トング(P)

録音:2017年2月23日.5月29日.9月30日.12月17日/Cedars Hall, Wells, Somerset
この「ベートーヴェン・プラス・シリーズ」は10曲のヴァイオリン・ソナタと、最新の作品を合わせることで「現代におけるベートーヴェンの影響」を探るという試みがなされています。第1集には第1番から第5番までのソナタと、現代作曲家たちの興味深い作品が並べられており、オソストヴィツとトングはこれらを巧みに演奏しています。
SOMMCD-0182
NX-B04
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 第6番 ヘ短調 Op.80
弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.12
弦楽四重奏曲 第2番 イ長調 Op.13
ティペットSQ
【ジョン・ミルズ(Vn)/ジェレミー・アイザック(Vn)/リディア・ラウンズ=ノースコット(Va)/ボジダール・ヴコティク(Vc)】

録音:2017年3月20.24日,5月15日/ St. Paul’s Church, Southgate
NAXOSレーベルにも多くの録音を持つイギリスの名アンサンブル「ティペット四重奏団」のメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲集。アルバムには後期と初期の作品が収録されており、早熟の天才が円熟するまでの過程を辿ることができます。とりわけ第6番は真摯で重厚な音楽であり、ティペット四重奏団はメンデルスゾーンが意図した世界を存分に表現しています。
SOMMCD-0183
NX-B04
バントック再発見
バントック(1868-1946):五月の歌
サフィールの思い出/スコットランド風の小品
交響的序曲「サウル」/12のピアノ小
マリア・マーシャン(P)

録音:2017年11月25-26日Turner Sims, Southampton
バーミンガム市SO設立に寄与し、バーミンガム総合大学音楽科教授としても活躍したバントック。作曲家としてもたくさんの作品を残しましたが、その多くは忘れられてしまいました。しかし後期ロマン派風の重厚な音楽の中に、英国民謡のエッセンスを取り入れた彼の作品は、最近になって演奏機会が増え、その美しい響きが多くの聴き手の心をとらえています。このアルバムには1894年から1938年にかけて書かれたピアノ作品を23曲収録。どれもが世界初録音であり、作曲家としてのバントックの再評価に繋がる貴重な1枚です。
SOMMCD-0184
NX-B04
リチャード・ロドニー・ベネット(1936-2012):合唱作品集
1 wonder as I wander 私は彷徨いながら不思議に思う/Lullaby Baby 赤ちゃんの子守歌/ The Sorrows of Mary マリアの悲しみ/マドリガル集/Remember, O thou man 忘れるな、ああ人々よ/The Glory and the Dream 栄光と夢/This Day この日/ A Contemplation Upon Flowers 花の瞑想/マドリガル And can the physician「そして医者は」/Time 時/One Equal Music 一つの等しい音楽
ニコラス・モリス(Org)
ポール・スパイサー(指)
ロイヤル・バーミンガム・コンセルヴァトリー室内cho

録音:2017年6月26-28日 St. Alban the Martyr, Highgate, Birmingham
映画音楽の作曲家として知られるリチャード・ロドニー・ベネットは、多彩なジャンルにおける作品を残しています。ここでは彼がこの世を去る10か月前に書かれた「マドリガル」や、瞑想的なキャロルなど穏やかな曲から、華麗な「栄光と夢」まで15曲の合唱作品を収録。ブーレーズにも学んだことがある彼らしく、前衛的な作風を取り込んだユニークな作品はどれも聴きごたえたっぷりです。
SOMMCD-0185
NX-B04
スタンフォード:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲 第3番ニ短調 Op.64
弦楽四重奏曲 第4番ト短調 Op.99
弦楽四重奏曲 第7番ハ短調 Op.166
ダンテQ
【メンバー】
クリシア・オソストヴィッチ(Vn)
オスカー・パークス(Vn)
井上祐子(Va)
リチャード・ジェンキンソン(Vc)

録音:2017年6月22-23日、2018年5月8日
アイルランド生まれの作曲家スタンフォード。英国の合唱作品の発展に大きく寄与しただけでなく、7曲の交響曲や「ア イルランド狂詩曲」など、自国の民謡を取り入れた美しい作品を数多く残しています。しかし8曲の弦楽四重奏曲はあ まり演奏される機会がなく、そのほとんどはこれまでに録音されたこともありません。イギリスを中心に活躍する実力派アン サンブル"ダンテ四重奏団"はスタンフォードの全弦楽四重奏曲の録音に着手、第1集(SOMMCD-0160)でも見 事な演奏を披露しています。この第2集では第3番、第4番、第7番を演奏。古典的なイディオムの中に、ロマンティック な風情と郷愁が溢れる魅力的な作品が並びます。
SOMMCD-0186
NX-B04
ペルト&J.S.バッハ:ピアノ作品集
ペルト(1935-):アンナ・マリアのために(2006)
バッハ:2声のインヴェンション BWV772-786
 アリーナのために(1976)
 3声のインヴェンション(シンフォニア) BWV787-801
ペルト:アリヌシュカの癒しによる変奏曲(1977)
バッハ:前奏曲 ハ長調 BWV924
コーデリア・ウィリアムズ(P)

録音:2018年1月13-14日
バッハとアルヴォ・ペルト。250年の時を違えて生まれた2人の作品から共通項を見出すのは、イギリスの女性ピ アニスト、コーデリア・ウィリアムズです。「ティンティナブリ(鐘)様式」で知られるペルトは、限りなく切り詰めた音で構成 された静謐な作品を書くことで知られており、このアルバムの冒頭に置かれた「アンナ・マリアのために」はまるで小さな 子供のおけいこ用の練習曲を思わせるかわいらしい分散和音のみで書かれた作品。そのままバッハのインヴェンション やシンフォニアに移行しても全く違和感がありません。「アリーナのために」も同じように音の少ない静かな作品。「アリヌ シュカの癒しに基づく変奏曲」ではこだまのように音と音が対話を繰り広げます。最後はバッハの小さな前奏曲で締め くくられます。
SOMMCD-0187
NX-B04
イギリスの合唱作品集
アイアランド(1879-1962):至上の愛
パリー(1848-1918):イェルサレム
ゲスト(1916-1966):For the Fallen
エルガー:彼ら安息の地に
チャールズ.K.ハリス(1867-1930):おお、勇ましい心
パリー:告別の歌-第4曲「There is an old belief」
ホルスト:祖国よ、われは汝に誓う
スタンフォード:3つのラテン語のモテット Op.38-第1曲「Justorum animae 正しき人の魂は」
ホルスト:死への頌歌 Op.38
フォーレ:レクイエム Op.48(I.ファリントン編)
ヴェナブルス(1955-):レクイエム・エテルナム
ケイティ・ヒル(S)
リア・ジャクソン(S)
ギャレス・ブリンモア・ジョン(Br)
ジェームズ・オーフォード(Org)
ヒュー・ローランズ(Org)
チェルシー・ペンショナーズ(合唱団)…1.2.5.7
ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペルcho
ウィリアム・ヴァン(指)

録音:2018年1月13-14日
「思い出に」と題された美しいイギリスの合唱作品集。第一次世界大戦終結100周年と第二次世界大戦開始80 周年を記念し、戦いに敗れた人々に敬意を表して2018年に制作された1枚です。 「安息」「魂」などの言葉をキーワードに作曲年代として130年に及ぶ作品が収録されており、どの曲も慈愛溢れる演 奏で死者の心だけでなく、今を生きる人の心をも慰めてくれます。イギリスの合唱曲らしくオルガン伴奏が荘厳な雰囲 気をかもしだしており、まるで教会の中でそのまま聴いているような臨場感も素晴らしいアルバムです。
SOMMCD-0188
NX-B04
シューベルト:ピアノ作品集
3つのピアノのための小品 D946
5つの歌曲(F.リスト編)
 僕の挨拶を S558/1
 若い尼 S558/6
 君はわが憩い S558/3
 水の上で歌う S558/2
 さすらい人 S558/11
さすらい人幻想曲 ハ長調 D760
レオン・マッコウリー(P)

録音:2017年11月17.18日
イギリスの中堅ピアニスト、レオン・マッコウリー。1993年にベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得、同年、 リーズ国際ピアノ・コンクールでも第2位を獲得し世界的な活躍をしています。シューマンをはじめとしたロマン派作品を 中心に、バーバーのピアノ曲集など幅広いレパートリーを有していますが、このアルバムで彼が取り組んだのはシューベル トの作品集。「さすらい人幻想曲」と晩年のシューベルト作品の持つ仄暗い美しさを持つ「3つの小品」を中心に、リスト がピアノ独奏用に編曲した5曲の歌曲を添えたプログラムです。高い集中力でぐいぐい進める「さすらい人」での熱い表 現が魅力的です。
SOMMCD-0189
NX-B04
冬とクリスマスの歌集
1.伝承曲:Don oiche ud i mBeithil(S.ヴァンゴ編)…世界初録音
2.伝承曲:マリアはいばらの道を通って(P.ローソン編)…世界初録音
3.15世紀英国民謡:Nowell, tidings true there be come new
4.伝承曲:O Jesulein zart(V.ブルックナー編)
5.タヴナー:A Nativity
6.ウクライナ民謡:キャロル・オブ・ザ・ベル(E.ドルリー編)…世界初録音
7.ウェダーバム兄弟/ヴァンゴ:バルラロウ…世界初録音
8.ジョニ・ミッチェル:The River(J.クレメンツ編)
9.ラヴェル:子供と魔法-Toi, le coeur de la rose(C.ゴットヴァルド編)
10.13世紀:Angelus ad Virginem
11.作者不詳:Sancta Mater Graciae/Dou way Robin
12.作者不詳:Gaudete(S.ヴァンゴ編)…世界初録音
13.アイルランド民謡:The Darkest Midnight 夜明け前の真夜中(D.Muirithe編)
14.クィンノールト/ターネイ(1970-):The Waiting Sky…世界初録音
15.ノルウェイ民謡/クローン(1960-):幼子
16.伝承曲:In dulci Jubilo(M.クロトン編)
17.ドイツ民謡:Es ist ein Ros entsprungen(M.プレトニウス/S.テナント=フラワーズ編)…世界初録音
18.マクドナルド(1966-):When the Earth Stands Still
19.マクドナルド:フュージョン
パパゲーナ(ヴォーカル・アンサンブル)
エリザベス・ドルリー(S)
アビー・テンプル(S)
スッジー・ヴァンゴ(S)
スージー・プルキス(A)
サラ・テナント=フラワーズ(A)

録音:2018年4月14-15日Challow Park Studios, Wantage on April
AMAZON UKのデジタル・チャートで第1位を獲得したクリスマス・アルバム。ヴォーカル・アンサンブル「パパゲーナ」は 女声5人で結成されており、曲によっては各々のメンバー自身がユニークなアレンジを加えているため、ほとんどが世界 初録音となります。 賑やかな歌だけでなく、アイルランドやスコットランドの魅力的な子守歌や、ノルウェーやドイツ、時にはラヴェルの「子供 と魔法」からの曲など選曲はバラエティに富み、聴き手の耳をひきつけます。英国では“女声のヒリアード・アンサンブル” と称される「パパゲーナ」の美しいハーモニーを心行くまでお楽しみください。
SOMMCD-0190
NX-B04
ベートーヴェン、キュフナー、J・シュトラウス:室内楽作品集
1.ウェーバー(キュフナー編):序奏、主題と変奏曲
2-7.ベートーヴェン:七重奏曲 Op.20
8.J・シュトラウス:春の声(エマ・ジョンソン編)
9.J・シュトラウス:無窮動(エマ・ジョンソン編)
カルドゥッチSQ
【メンバー】
マシュー・デントン(Vn)…2-7/ミケーレ・フレミング(Vn)
エオイン・シュミット=マルティン(Va)…2-7/エマ・デントン(Vc)…2-7
エマ・ジョンソン(Cl)
クリス・ウェスト(Cb)…2-9/フィリップ・ギボン(Fg)…2-9
ピーター・フランコーム(Hrn)…2-9

録音:2017年10月7日
サザンプトン大学 ターナー・シムズ・ホール ライヴ
イギリスを代表する女性クラリネット奏者、エマ・ジョンソン。このアルバムは彼女が率いる仲間たちとカルドゥッチ弦楽四 重奏団による極めて親密なベートーヴェンを中心に、いくつかの楽しい作品が収録されています。ベートーヴェンの七重 奏曲は発表当時から大人気となりましたが、これまでにはなかった新鮮な楽器の組み合わせであり、奏者を集めるのも 困難であったため、のちにピアノ三重奏版など様々な形に編曲されました。貴族たちやアマチュア音楽家たちが仲間内 で楽しめるように、程よい難易度と明るい楽想を持っています。以前はウェーバーの作品と考えられていた「序奏、主題 と変奏曲」は現在キュフナーの作品と断定されていますが、その美しさは不変です。エマ自身が編曲した2曲のシュトラ ウス作品は、まさにアンコールにぴったりの遊び心が溢れています。
SOMMCD-0191
NX-B04
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 第1集
ピアノ・ソナタ 第6番ニ長調 K284
幻想曲 第3番ニ短調 K397
ピアノ・ソナタ 第17番変ロ長調 K570*
ピアノ・ソナタ 第2番ヘ長調 K280
ピーター・ドノホー(P・・・ベヒシュタイン D282)

録音:バーミンガム王立音楽院
2018年2月2-3日、2018年7月9日
イギリスのピアニスト、ピーター・ドノホーによる全6巻からなるモーツァルトのピアノ・ソナタ全集の第1集。ここでは2曲の初 期のソナタと、モーツァルト研究家アルフレート・アインシュタインが「晩年の傑作であり、モーツァルトのソナタの理想的な 形」と呼んだ第17番(ヴァイオリンのオブリガードが付けられた版も有名)を演奏。途中にニ短調の幻想曲を挟むという 構成になっています。ドノホーは真摯に曲を演奏、モーツァルトのメロディの美しさを存分に感じさせてくれます。
SOMMCD-0192
NX-B04
エリック・コーツ(1886-1957):歌曲集
1.8つの童謡 - 第3曲 Little Boy Blue
2.Sleepy Lagoon
3.I Pitch My Lonely Caravan at Night
4.Bird Songs at Eventide
5.The Scent of Lilac
6.The Fairy Tales of Ireland
The Mill o' Dreams 夢の水車
7.Back O'The Moon(前奏曲)
8.Dream O'Nights
9.The Man In The Moon
10.Bluebells
11.Dreams of London
12.Song of the Little Folk
13.Reuben Ranzo
14.Sea Rapture
15.Green Hills o'Somerset
16.Always As I Close My Eyes
17.Tell me where is Fancy Bred
4つの古いイギリスの歌
18.オルフェウスと彼のリュート
19.シルヴィアは誰
20.緑の木陰
21.好いた同士の彼氏と彼女
22.Our Little Home
23.I Heard you Singing
24.By the North Sea
25.At Daybreak
26.Stars and a Crescent Moon
27.Rise up and Reach the Stars
28.Homeward to You
キャスリン・ラッジ(Ms)
クリストファー・グリン(P)

録音:2018年4月5-6日
イギリスの作曲家、エリック・コーツ。彼の作品は「ライト・ミュージック」という“決して厳格ではなく、気軽に楽しめる”ジャン ルに属し、代表作「ダンバスターズ」や「4つの世紀」などの美しいメロディは多くの人に親しまれています。このアルバムは イギリスのメゾ・ソプラノ、キャスリン・ラッジが歌うコーツの歌曲集。アイルランド民謡を下敷きにしたいくつかの歌やオリジナ ル作品まで、どの曲もどこか懐かしい肌触りを持ち、聴き手の心を癒します。語りかけるようなラッジの歌唱が曲をひきた てます。
SOMMCD-0193
NX-B04
アーノルド・バックスとハリエット・コーエン
バックス(1883-1953):ピアノ・ソナタ 変ホ長調
 夜に(パッサカリア)
 4つの小品…世界初録音
ハリエット・コーエン(1895-1967):ヴォルガの日没
 放浪者
 ウィルナの古い教会
 タタール人
バックス:伝説
マーク・ベッビントン(P)

録音:2017年9月26&27日
近代イギリスの作曲家アーノルド・バックス。7曲の交響曲や、晦渋なピアノ曲で知られますが、何より彼の名を広めたの は、12歳年下の名ピアニスト、ハリエット・コーエンとの秘められた恋。道ならぬ恋に走った彼は、コーエンのために数多く の作品を書き、それに応える形でコーエンもいくつかの曲を作曲。このアルバムでは2人の親密な音楽による対話を聴く ことができます。バックスの「ソナタ変ホ長調」は後に交響曲第1番として完成する曲。オーケストラ版の豊穣な響きを思 わせる華麗な作品です。他には、妖艶な雰囲気を漂わせる「夜に」、様々な表情を持つ曲が並べられた「4つの小 品」、代表作の一つ「伝説」が収録されています。併せて、コーエンの作品ではムソルグスキーを思わせる「ロシアの印 象」が収録されており、ここでは彼女の技巧の高さをうかがい知ることができます。2人の芸術家の秘めたる思いが込めら れた1枚です。
SOMMCD-0194
NX-B04
オルウィン/カーウィゼン:弦楽四重奏曲集
ウィリアム・オルウィン(1905-1985):3つの冬の詩
ドリーン・カーウィゼン(1922-2003):弦楽四重奏曲 第1番
 弦楽四重奏曲 第2番
オルウィン:弦楽四重奏曲 第3番
ティペットQ【ジョン・ミルズ(Vn)、ジェレミー・アイザック(Vn)、リディア・ローンデス=ノースコット(Va)、ボジザール・ヴコティチ(Vc)】

録音:2018年5月10-11日
近代イギリスの2人の作曲家による弦楽四重奏作品。オルウィンはもともとフルート奏者として活躍したのち、作曲家と して活動。交響曲や管弦楽作品の他、70作以上の映画音楽の作曲家として知られています。優れた教育者でも あったオルウィンの教え子の一人がドリーン・カーウィゼン。やがて彼女はオルウィンの秘書となり、1975年には妻となりま す。彼女はドリーンという名前が好きではなく、普段はミドルネームである「メアリー」を用いていました。華やかでストーリー 性のあるオルウィン作品に比べ、近代的なカーウィゼン。2人の作風の違いにもご注目ください。
SOMMCD-0195
NX-B04
再生の歌
ジョナサン・ダヴ(1959-):The Passing of the Year 一年の通過
ジュディス・ワイアー(1954-):a blue true dream of sky 空の本当の青い夢
タリク・オレガン(1978-):Threshold of Night 夜の敷居
ウィル・トッド(1970-):再生の歌…世界初録音
セシリア・マクダウォール(1951-):Standing as I do before God
ヒュー・ワトキンス(1976-):The Phoenix and the Turtle 不死鳥とカメ
ロードリック・ウィリアムズ(1965-):Love bade me welcome 愛は私を歓迎する
ロードリック・ウィリアムズ:Everyone Sang 誰もが歌った…世界初録音
ベンジャミン・グッドソン(指)
バース・カメラータ
エリザベス・クラッグ(S)
ヒュー・ワトキンス(P)

録音:2018年7月1-2日
2017年に創立30周年を迎えた声楽アンサンブル「バース・カメラータ」。これを記念し、ジョナサン・ダヴやウィル・トッドな どイギリスで活躍する7人の作曲家たちに依頼したのがこのアルバムの収録曲です。複雑なハーモニーが楽しめる前衛 的な作品や、ジャズ風の洒落た作品、民謡風の親しみやすい作品など多彩な表情を持つ曲を、彼らは見事に演奏し ています。また、作曲家の中には、長年にわたりアンサンブルとコラボレーションを続けてきた作曲家でバリトン歌手のロー ドリック・ウィリアムズも含まれており、アンサンブルの広範囲な活躍を知ることができます。
SOMMCD-0196
NX-B04
COLOUR AND LIGHT
オルウィン(1905-1985):12の前奏曲集
ピーター・ディキンソン(1934-):パラフレーズ II…スタジオ世界初録音
ディーリアス:夜想曲(R.スレルフォール編)
 歌劇「赤毛のマルゴー」より前奏曲と二重唱(M.ラヴェル編)
エリザベス・ラッチェンス(1906-1983):The Ring of Bone 骨の環
アンソニー・ハーシェル・ヒル(1939-2016):リタニー…世界初録音
 トッカータ…世界初録音
ネイサン・ウィリアムソン(P)

録音:2018年5月30.31日
「アメリカの偉大なソナタ集」(SOMMCD0163)に続く、イギリスのピアニスト、ウィリアムソンのSOMM RECORDINGS への2枚目のアルバムは、20世紀イギリスのピアノ作品集。収録された作品はディーリアスからディキンソンまで極めて多 彩な性格を持つもの。冒頭のオルウィンの「12の前奏曲」から、調性のある古典的な作品と、モダンで前衛的な作品が 入り混じるユニークな雰囲気を持っています。ディーリアスの「赤毛のマルゴー」は1902年に書かれたものの、1983年ま で演奏されることのなかった1幕の歌劇。ラヴェルのピアノへの編曲は、繊細なハーモニーと色彩感を重視した近代的で 美しい仕上がりです。そのほか、珍しい作品が選ばれており、ウィリアムソンの確かな審美眼を感じさせるアルバムです。
SOMMCD-0197(2CD)
NX-C09
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集と現代の作品集 第2集
クルト・シュヴァーツィク(1935-):Unterwegs nach Heiligenstadt ハイリゲンシュタットへの道…世界初録音
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第6番 イ長調 Op.30-1
 ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調「クロイツェル」Op.47
マシュー・テイラー(1964-):Tarantella Furiosa タランテッラ・フリオーサ…世界初録音
フィリップ・アシュワース(1983-):エア…世界初録音
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 Op.30-2
デイヴィッド・マシューズ(1943-):ソナチネ Op.128…世界初録音
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第10番ト長調 Op.96
クリシア・オソストヴィッツ(Vn)
ダニエル・トン(P)

録音:2017年2月23-24日、5月29日、11月13-14日、12月18日
ベートーヴェンの10曲のヴァイオリン・ソナタと、10人の現代の作曲家たちによる“ベートーヴェンからインスパイアされた作 品”を併せた「BEETHOVEN PLUS」シリーズの第2集。ベートーヴェンの中期から後期に書かれた充実のソナタ4曲と、 現代作曲家たちの思い思いの作品が収録されています。 シュヴァーツィクの崇高な作品からは、彼がベートーヴェンに対する思いを感じることができるでしょう。他にはクロイツェル・ ソナタの最終楽章のアンコールの役割をなすテイラーの旋風のようなタランテッラ、抒情的なアシュワースのエア、ベートー ヴェン作品を徹底的に研究して仕上げたというマシューズのソナチネを収録。これらはどれほど時を経たとしても、ベートー ヴェン作品がその時代に与える影響の強さを知ることができる魅力的な作品です。
SOMMCD-0198
NX-B04
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 第2集
ピアノ・ソナタ 第7番ハ長調 K309
ピアノ・ソナタ 第9番ニ長調 K311
ピアノ・ソナタ 第8番イ短調 K310
ロンド イ短調 K511
ピーター・ドノホー(P)

録音:2019年3月3.4日
1953年生まれのピーター・ドノホー。イヴォンヌ・ロリオに師事し、1982年のチャイコフスキー国際コンクールに1位なしの 2位に入賞、世界的に注目を集めました。一時期バーミンガム市SOの打楽器奏者として在籍していたという異 色の経歴を持つ彼は、サイモン・ラトルとは数多く共演をするなど、イギリス屈指のピアニストとして活躍しています。幅広 いレパートリーを持つことで知られますが、2018年から取り組んでいるモーツァルトのピアノ・ソナタ集の録音は、彼の円熟 した音楽性と、味わい深い音色が楽しめるもので、第1集がリリースされた際にも「確実に次のアルバムが聴きたくなる演 奏」と評価されました。この第2集ではモーツルトがパリに旅行した1777年から1778年に書かれた作品を収録。母の死 の直後に書かれたイ短調に呼応するかのように、その10年後に書かれたロンド イ短調(父の死を経験する)が置かれた 印象的な選曲です。
SOMMCD-0199
NX-B04
ザ・ライプツィヒ・サークルVol.1〜ファニー、クララ、ロベルトとフェリックスによる室内楽
ファニー・メンデルスゾーン(1805-1847):
ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.11
メンデルスゾーン:無言歌 Op.109
シューマン:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 Op.63
クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22
ロンドン・ブリッジ三重奏団
【メンバー】
デヴィッド・アダム(Vn)
ダニエル・トング(P)
ケイト・グールド(Vc)

録音:2018年4月17日、2018年12月18日
メンデルスゾーン、シューマン。2人の傑出したロマン派の巨匠と、それぞれの姉、妻の作品を併せたユニークな1枚。 19世紀半ばのヨーロッパでは、女性作曲家の地位は確立されておらず、彼女たちの弟や夫と同等にみられることは 全く考えられませんでした。しかしクララは演奏家として夫ロベルトを助けながら、いくつかの作品を発表、またファニーも 結婚後に作曲を続け、作品を弟フェリックスの名前で出版するなど、音楽家としての活動を続けていたことが知られて おり、このアルバムに収録された様々な作品を聴けば、彼女たちがいかに優れた才能を持っていたかを改めて気づか せてくれることでしょう。

SOMMCD-200
ソングズ・アイ・ラヴ ジェニファー・ドリヴァーラ
ドニゼッティ、ロッシーニ、ベッリーニ、
サン=サーンス、ドリーヴ、ヴァイル、
カミレーリの作品、ギリシャのポピュラー・ソング
ジェニー・ドリヴァーラ(S)
ニナ・ウォーカー(P)
SOMMCD-201
ヤナーチェク:男声合唱曲集*、
わらべ歌+
アントニーン・トゥチャプスキー(指)*
モラヴィア教員cho*
ヤン・キューン(指)+
チェコ・フィルハーモニーO&cho+
アルフレート・ホレチェク(P)+
SOMMCD-202
ロシア民謡集
巻き毛の彼氏/暗い森で/道/一時間ごとに
鐘/ヴォルガを下って/ターニャ、かわいいターニャ
夕べの鐘/スシトカ/ほか
ゲンナジー・ドミトリアク(指)
モスクワ・カペラ・ソロイスツ・アンサンブル
SOMMCD-203
ハイドン:オラトリオ「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」 エレナ・エヴセーワ(S)
マルガリータ・マルーナ(Ms)
アルカディ・ミシェンキン(T)
ボリス・ベジコ(Bs)
アントニオ・デ・アルメイダ(指)
ロシア国立アカデミーcho
モスクワSO

録音:1995年1月27-28日モスクワ・モスフィルム・スタジオ
SOMMCD-205
アントニーン・トゥチャプスキー(1928-):合唱作品集
いけにえ/四旬節5つのモテット/讃歌集/7つの悲しみ
S・フォークス(Br)
ナイジェル・ペリン(指)
バース・カメラータ(合唱)
C・ハント(Org)
T・トゥラセク(Vn)
SOMMCD-206
ヒュー・スプラトリング(1949-):合唱作品集
聖霊のミサ/おお、救いのいけにえ
タントゥム・エルゴ/弦楽のためのシンフォニエッタ
ハープ・ソナタ/おお大いなる神秘/天国で
スーザン・ブロック(S)
ジョン・ハットン(Org)、
ジェフリー・ディバル(Hp)
ジョナサン・レナート(指)
イングリッシュ・ハーモニーcho
パルナッスス・ストリング・アンサンブル

録音:1988年5月15-17日、パディントン、マグダラの聖マリア教会
SOMMCD-207
ミュージック・トゥ・ヒア 合唱曲集
ラター:誕生日のマドリガル集
シアリング:ミュージック・トゥ・ヒア
リチャーズ:ブリテン一周
ヴォーン=ウィリアムズ、ピアサル、
バーンビー、サリヴァンの作品
ブライアン・ケイ(指)
チェルトナム・バッハcho
ハルモニークジーク木管五重奏団
A・ラング(Cb)
SOMMCD-208
音楽の木 ベティ・ルー(1930-):歌曲集
2つの庭/午前と午後
無邪気さと経験の童謡
ローズマリーの伝説
デンマークの女たちのハープ・ソング
ベーカリー/高貴な数字
ヒキガエルの赤ちゃんのための子守歌
This Enders night/私のぼうやジャック
子供の歌/すべての時計を止めよ
カトフェルさん/ザハリ・ゼド
重ね行くこの年月
万物は静まりかえり/庭を持つ人々は
ジョニーは戦争へ行った音楽の木
低地出身の若者/気取り屋ロビン
遠く/音楽の木
サラ・レナード(S)
ジェイムズ・ボーマン(C.T)
マーティン・ヒル(T)
アンドルー・ベル(P)

録音:1996年1月、3月、全聖人教会(ケント州、テュデレイ)
英国が生んだ名手達が歌い上げる近現代イギリスを代表する声楽作曲家の1人、ベティー・ロー(b.1930−)の歌曲集。
SOMMCD-209
家族の木 ベティ・ルー(1930-):子供のための作品集
3つの子供時代
ア・サイクル・オヴ・エレメンツ
猫の物語/4つのポンダー・ソング
一日中
3つのシェイクスピアの歌/家族の木
ロナルド・コープ(指)
ニョー・ロンドン児童cho
A・ウェルズ(P)
アンナ・ノークス、ジュリア・スタクホル(Fl)

録音:1996年10月5日、11月2日、ユニバーシティー・カレッジ・スクール(ロンドン、ハンプスティード)
創設者であるロナルド・コープ指揮のもと、ロンドンの児童合唱の澄んだ歌声が響き渡ります。
SOMMCD-210
ディーリアス:パートソング全集
初期のパートソング(5曲)
歌劇「イルメリン」からの合唱曲、イルメリン(ルービン編)
歌劇「村のロメオとジュリエット」〜結婚式の音楽
「アパラチア」〜合唱曲、
さすらい人の歌/真夏の歌
子供のための2つの歌、
夏の夜水の上で歌う、
子供のための2つの歌、
劇付随音楽「ハッサン」〜2つの合唱曲、
城壁に降り注ぐ光輝
ステファン・ドゥーズ(T)
マテュー・グリーノル(指)
エリジアン・シンガーズ・オヴ・ロンドン
アンドルー・ベル(P)

録音:1992年
1986年にマシュー・グリーンオールにより設立されたエリジアン・シンガーズ・オヴ・ロンドンの初期の録音。人間的な温かさ、手作りの味…そんな言葉がぴったりの素敵なCDです。完璧さを目指すあまり冷たい感触しか残らない合唱とは異なり、大切に紡ぎ出す彼らのハーモニーは、ディーリアス特有の淡い色彩、繊細な和声展開の妙を理想の形で引き出してくれます。後に「2つの水彩画」として弦楽合奏用にアレンジされた「夏の夜に水の上で歌う」の美しさは、例えようもありません。ソロを務める歌手も歌い込み過ぎず、節度を持って共感を滲ませています。  【湧々堂】
SOMMCD-211
ベツレヘムの奇跡〜クリスマス合唱曲集
飼葉桶の中で/クリスマスを待ちながら
サセックス・キャロル/高慢な11月
私たち少年は生まれた/エサイの根より/他
アンジェラ・ヘンケル(S)
スティーヴン・ヘンダーソン(Bs)
デニス・ダーロー、ルイス・ハルシー(指)
ハノーヴァー・スクエア・セント・ジョージcho
サイモン・ウィリアムズ(Org)

録音:1997年7月19−20日、セント・ジョージ教会(ロンドン、ハノーヴァー・スクエア)
ロンドン・ヘンデル・オーケストラ、同合唱団の設立者であるデニス・ダーロー。ハイぺリオンでもヘンデルの作品を多く手掛ける名匠がタクトを振ります。
SOMMCD-212
NX-B04
ブリテン:ノアの洪水 Op.59
キャロルの祭典 Op.28*
ベンジャミン・ラクソン(Br)
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Br)
キャサリン・ウィン=ロジャース(S)
ジェフリー・ダイボール(Hp)*
BBCコンサートOの首席奏者たち
フィンチリー児童cho*
ニコラス・ウィルクス(指)*

録音:1997年10月18-19日Haberdasher’s Aske’s Boy’s School, Elstree
1997年7月13日Church of All Saints,
London*
1957年に作曲されたブリテンの「ノアの洪水」は、旧約聖書の「ノアの箱舟」を基にした教会用の作品です。歌劇場で はなく、教会で一般の人々が演奏できるように、平易な技法が用いられているにもかかわらず、内容は深く、とりわけ純 粋な子供の声が物語を崇高なものにしています。このアルバムは作品の初演40年を記念した演奏会の模様が収録さ れています。
SOMMCD-213
NX-B04
イギリス歌曲の一世紀 第1集
ウォルトン:ファサードの3つの歌
ブリテン:鳥たち
 波立たない湖の魚
 この島国で Op.11
ティペット(1905-1998):連作歌曲集「心の平和」
レノックス・バークリー(1903-1989):W.H.オーデンによる5つの詩 Op.53
ベネット(1936-2012):マジョリー・フレミングの花輪
サラ・レナード(S)
マルコム・マルティノー(P)

録音:1994年12月21-23日St. George's Brandon Hill, Bristol, United Kingdom
20世紀の始めから連綿と書き連ねられてきた英国歌曲の数々。このシリーズではブリテンやウォルトンなど良く知られた 作曲家から、ほとんど無名の作曲家まで、多数の曲を採り上げ演奏しています。第1集ではブリテンを中心にウォルトン やティペットなど、主として20世紀前半の歌曲が選ばれており、その多くは民謡風の旋律を持つ素朴なものです。名伴 奏者マルコム・マルティノーのピアノも聴きどころです。
SOMMCD-214
イギリス歌曲の一世紀 Vol.2
パリー:私の心は歌う鳥たちのよう
 都市の窓から/乙女/アルミーダの庭
 おやすみなさい/ほか
ソマーヴェル:シュロプシャーの若者
 若い恋人は横になって眠っている
 夢の中で私のところに来て/ほか
スタンフォード:アイルランドの牧歌
 定期市/魂へ/カリコ・ドレス
サラ・レナード(S)、ポール・レナード(Br)
マルコム・マルティノ(P)

録音:1998年4月21-22日、ニュー・サウスゲート、セント・ポール教会
ウォルトン、ブリテン、ベネットなどを収録した第1巻に続くイギリス歌曲集第2巻は、サラ&ポールのレオナード・ブラザーズとマルティヌーのコンビで。英国歌曲の100年を辿るSOMMの好企画。
SOMMCD-215
トゥ・ミュージック 合唱曲集
ヴォルフ:6つの宗教的歌曲
 歌劇「マヌエル・ベネガス」から 春の合唱
ブルッフ:7つのパートソング Op.71
ブラームス:なにゆえ悩める者に光を与えたのか Op.74-1、秋に Op.104-5
シューベルト:踊り D.826/社交 D.609
 天使の合唱 D.440
シューマン:ジプシーの生活 Op.29-3
 夏の歌 Op.146-4
シェーンベルク:おお、かわいい人
ナイジェル・ペリン(指)
バース・カメラータ(合唱)

録音:1998年11月21-22日、ブリストル、ブランドン・ヒル、聖ジョージ教会
タリス・スコラーズとの共演を果たすなど高い評価を受けているバース・カメラ―タ。2016年で創立30周年を迎えるバース・カメラータのハーモニーで聴く、ドイツとオーストリアの合唱作品。
SOMMCD-216
バルトーク:合唱作品集
無伴奏2部・3部のための27の合唱曲 Sz.103(1935)*
混声合唱のための4つのスロヴァキア民謡 Sz.70(1917)+/#
無伴奏混声合唱のための4つのハンガリー民謡 Sz.93(1930)+
アウレル・ティライ(指)ペーチュ大学cho*
ペーチュ室内cho+
ユディト・モルヴァイ(P)#

録音:1998年11月、1999年1月コダーイ・コンサート・ホール
ハンガリーの大作曲家ベーラ・バルトークの合唱作品集。ペーチュ室内合唱団は1958年にアウレル・ティライによって創立された東欧が誇る合唱団の1つ。
SOMMCD-217
ジョン・ジェンキンズ(1592-1678):コンソート音楽
ファンタジア組曲第1番ト短調/組曲ニ短調
ファンタジアとエア イ短調/ファンタジア ニ短調
アリア イ長調/ファンタジア組曲第5番ハ長調
ディヴィジョン ト短調/3声のファンタジア ト短調
3声のファンタジア イ短調/ディヴィジョン イ長調
組曲ニ長調/ファンタジア組曲第7番ニ短調
アポロ・コンソート
[ウィリアム・トープ(Vn)、
イモジェン・セズ=スミス、
マーガレット・リチャーズ(ヴィオール)、
ローレンス・カミングス(Org)]

録音:1998年10月15-16日聖フィリップ教会
ザ・シックスティーンやハノーヴァー・バンドでも活躍するイギリスの名手4人によるピリオド・アンサンブルが奏でるジェンキンズのコンソート音楽集。
SOMMCD-218
ジェフリーズ:バリトンのための21の歌曲集
ジョン・ジェフリーズ(1927-):ぼくは父と一緒に耕しに行く
 ぼくの恋人は褐色の肌/狂人スウィーニー
 君にブローチをつくってあげよう/6匹のアナグマ、他
ジョナサン・ヴェイラ(Br)、
シェリー・カッツ(P)

録音:1998年5月24日、7月18−19日
イギリス、サネット島出身の作曲家ジョン・ジェフリーズ(1927−2010)のバリトンのための歌曲集。グリーグやグレインジャーを思わせるジェフリーズの情感豊かな歌曲は、20世紀イギリスの隠れた秀作です。
SOMMCD-219
ルトスワフスキ・アット・ザ・ギルドホール Vol.1
ルトスワフスキ:(1)GSMDのための前奏曲*
(2)チェロ協奏曲*
(3)交響曲第2番**
(4)ノヴェレッテ**
(5)ルイビルのためのファンファーレ**
ヴィトルト・ルトスワフスキ(指)*、
ヴォイチェフ・ミフニェフスキ(指)**
ルイーズ・ホプキンス(Vc)、
ギルドホールSO

録音:(1)1989年5月11ライヴ
(2)1989年5月11日ライヴ
(31997年1月16日
(4)1997年1月16日ライヴ
(5)1997年1月16日ライヴ
1997年にルトワフスキ追悼のために行なわれたコンサートのライヴと、1989年にバービカンで収録されたルトワフスキの自作自演をカップリング。ギルドホールSOの緊迫感に満ちたパフォーマンスはルトワフスキとの強い絆の証明。
SOMMCD-220
エドワード・エルガーの歌曲集
メアリー女王の歌、ロンデル、
秋の歌、夜明けの風、
詩人の人生、パンの笛、
夜明けに、川、
アラビアのセレナード、他
キャスリン・ウィン=ロジャース(Ms)、
ニール・マッキー(T)、
クリストファー・マルトマン(Br)、
マルコム・マルティヌー(P)

録音:1999年4月24−25日
キャスリン・ウィン=ロジャース、ニール・マッキー、クリストファー・マルトマンという今を輝くイギリスの名歌手たちが歌う素晴しきエルガー。名伴奏者マルコム・マルティヌーのピアノも相変わらず美しい。
SOMMCD-221
トゥチャプスキー:ヴァイオリン協奏曲*
ヴィオラ協奏曲+
ヴィテスラフ・クズニーク(Vn)*、
パヴェル・ペリナ(Va)+、
ペトル・ヴロンスキー(指)ヤナーチェクPO*
エリ・ヤッフェ(指)プラハSO+

録音:1999年3月28日*、2000年1月28日+
イギリス在住のチェコの作曲家アントニーン・トゥチャプスキー(b.1928)の協奏曲集。2つの協奏曲は、チェコの民族色を感じさせる佳作。東欧音楽ファンにオススメ。
SOMMCD-221
アントニーン・トゥチャプスキー(1928-):ヴァイオリン協奏曲*
ヴィオラ協奏曲+
ヴィーテスラフ・クズニーク(Vn)*
ペトル・ヴロンスキー(指)ヤナーチェクPO*
パヴェル・ペリナ(Va)+
エリ・ヤッフェ(指)プラハSO+

録音:1999年3月28日*、2000年1月28日+、スメタナ・ホール
SOMMCD-222
黄金河の王〜テノールと弦楽四重奏のための音楽
ロジャース:黄金河の王*
バックス:おお私の愛する女よ*
 わが両目は美しい人に思い焦がれる*
ルブラ:アモレッティ 第2集 Op.3
 2つの中世の歌 から アヴェ・マリア*
ヴォーン・ウィリアムズ:おおウィンコック・エッジよ
リチャード・エドガー=ウィルソン(T)
コウルSQ

*=世界初録音
SOMMCD-222
テノールと弦楽四重奏のための音楽
ロジャース:黄金の川の王様(世界初録音)
バックス:おお,私の愛する人よ(世界初録音)、
 わが両目は美しい人に思い焦がれる(世界初録音)
ラッブラ:アモレッティ第2集 Op.43(エドマンド・スペンサーによる5つのソネット)
2つの中世の歌(世界初録音)
ヴォーン・ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで*
リチャード・エドガー=ウィルソン(T)
コウルSQ、
ジェームス・リスニー(P)*

録音:1999年10月21−23日
ヴォーン・ウィリアムズ、ラッブラ、バックスなどイギリスの作曲家たちによるテノールと弦楽四重奏のための作品集。ヴィクトリア朝の評論家、作家のジョン・ラスキンの童話を題材としたサラ・ロジャース(1953−)の歌曲は世界初録音。
SOMMCD-223
フランツ・シューベルト〜ニュー・パースペクティヴ Vol.1〜テレーゼ・グローブ・ソングブック
テレーゼ・グローブ・ソングブック
糸を紡ぐグレートヒェン D.118
小川のほとりの若者 D.192
春に寄せて D.283
ただあこがれを知る者だけが D.310
君よ知るや南の国 D.321
ドロシー・ジャンセン(S)、
フランシス・グリアー(P)

録音:2000年9月23−24日
ソム(Somm)のシューベルト歌曲集第1巻。シューベルトの初恋の相手、テレーゼ・グローブのためのソングブックを歌うのは、ドロシー・ジャンセン。ケルン・オペラ・アカデミーからケルン歌劇場、バイエルン国立歌劇場へとステップアップを遂げた名ソプラノです。
SOMMCD-224
イギリス歌曲の1世紀 Vol.3
ガーニー:雪、私は乙女でなければならない、
 私は父と耕しに行く、
 いつか死が来るとき、
 オン・ザ・ダウン*、
 ゆりかごの歌、耕す者の歌、
 種まき*
ウォーロック:ロイスター・ドイスター*、
 考える、秋の夕暮*、
 テイク,オー・テイク・チューズ・リップス・アウェイ、
 ストラットン船長の空想*、
 リリーゲイ
クィルター:夢の谷、
 泉のアマリリス、沈黙の土地*、
 おお、五月の月*、古いキャロル アラドの愛の歌、秋の夕暮*、
 今真紅の花びらは眠る、愛の哲学
サラ・レオナード(S)、
ジョナサン・ヴェイラ(Br)*、
マルコム・マルティヌー(P)

録音:1999年11月15−16日
19世紀から20世紀のイギリスの作曲家による歌曲集の第3弾。サラ・レオナードはBBCシンガーズとエンディミオン・アンサンブルで活躍したイギリスのソプラノ。ガーニー、ワーロック、クィルターという英国歌曲の重要な作曲家が並びます。
SOMMCD-225
フランシス・グリア(1955-):劇的カンタータ「アラウンド・ザ・カーブ・オブ・ザ・ワールド」 パトリシア・ロザリオ(S1/移民の女)
アン・シュワンウィルムズ(S2/シャルロット・ゴドリー)
ダニエル・ノーマン(T/移民の男)
ポール・ウェラン(Br/ジョン・ゴドリー)
スティーヴン・ダーリントン(指)
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊
オックスフォード大学室内O

録音:2000年2月26日、オックスフォード、シェルドニアン劇場
2000年にカンタベリー協会からの委嘱によってニュージーランドへ向かうイギリス人移民の旅を題材として作曲されたフランシス・グリアー(1955−)のカンタータ。2000年2月26日、シェルドニアン・ホールでのライヴ・レコーディングとなるこの音源は、世界初録音時の貴重な録音。アンネ・シュヴァーネヴィルムスの参加もポイント。
SOMMCD-226
ヘンデル:特別な機会のための声楽作品集
フランス語のアリア集 HWV155[それを思わないで/もしそうでなくてもよいなら/小さな褐色の花/私に与えてくれたあなた/私たちの喜びは続きはしないだろう/あなははおもれることはできないだろう/いや私はもう耐えられない]
異なる言語による4つの歌 HWV deest
夢 HWV deest/美しいクローリ/喜びの希望を持ち HWV228-7
おお残酷で横暴なる愛よ!(ストレフォンの愛の悩み) HWV228-14
メヌエット ト長調 HWV530/メヌエット ト短調 HWV 543
風よコリンは誰に訴え(コリンの訴えへの答え) HWV 228-23
日は山の端に沈み(貧しい[失意の]羊飼い) HWV228-2
メヌエット ニ長調 HWV506/メヌエット イ長調 HWV A15-7
そうです私は愛しています(私は知らない) HWV228-24
シーリアの運命の矢のように(不幸な恋人たち) HWV228-1
おじは言う、どうかわかっておくれと(意気地なしのモッグ) HWV228-15
それは海の荒れたときのこと(憂鬱な妖精) HWV228-19
私は気ままな恋するわかものが好き HWV228-11
愛はあはない思いにすぎず HWV218/朝はすばらしく(狩りの歌) HWV226
雄々しく立て、勇気ある若者たちよ(ロンドン市義勇軍のために作られた歌曲) HWV228-18
行進曲ト長調 HWV418/奔流の反乱から(反乱抑圧の歌) HWV228-9
エマ・カークビー(S)
チャールズ・ダニエルズ(T)
ポール・ニコルソン(指、Cemb)
デイヴィッド・ミラー(アーチLute、テオルボ)
カスリーン・シャーマン(Vc)
エイドリアン・バタフィールド、ウィリアム・ソープ(Vn)
アンドルー・カーウッド、サイモン・デイヴィス(T)

録音:2000年1月13-14日、7月20日
ピリオド楽器使用。ヘンデルの珍しい声楽小品を集めたアルバム。古楽の名歌手カークビーとダニエルズが、定評のある透明な美声、端正な造形と技巧の正確さを聴かせます。
SOMMCD-227-8
(2CD)
ヘンデル:歌劇「シッラ」 ジェイムズ・ボーマン(C-T:シッラ)
サイモン・ベイカー(C-T:クラウディオ)
ジョアン・ラン(S:レピード)
レイチェル・ニコルズ(S:メテッラ)、
ナターシャ・マーシュ(S:フラヴィア)
エリザベス・クラッグ(S:チェリア)
クリストファー・ディクソン(バス:神)
デニス・ダーロー(指)ロンドン・ヘンデルO

録音:2000年4月11日、ロンドン、ロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージック、コンサート・ホール(ロンドン・ヘンデル・フェスティヴァルでのライヴ)
ピリオド楽器使用。ロンドン・ヘンデル・ソサイエティとの共同制作。このイタリア語オペラのロンドン初演ライヴ。
SOMMCD-229
ブリッジ:チェロとピアノのための作品全集
朝の歌/エレジー/子守歌/スケルツォ
セレナード/チェロ・ソナタ
3つの小品(ピアノ独奏)
マズルカ/瞑想/メロディー/春の歌
揺りかごの歌
ペネロープ・リネクス(Vc)
アレクサンダー・ウェルズ(P)
SOMMCD-230
コダーイ、エルガー:音楽の作り手
コダーイ:オード「音楽の作り手」+
交響詩「夏の夕べ」
エルガー:「音楽の作り手」 Op.69*/+
クリスティーナ・ウィルソン(Ms)*
ハワード・ウィリアムズ(指)
オックスフォード・オーケストラ・ダ・カメラ
オックスフォード・ダ・カメラcho+

録音:2001年5月24日、ロンドン、セント・ジョンズ・スミス・スクエア、ライヴ
「音楽の作り手」は両作品とも、ヴィクトリア朝時代の詩人A・W・E・オショーネシーの詩をテキストとして書かれたもので、コダーイのほうは彼の最晩年の作。冒頭にコダーイ夫人のスピーチが収録されています。
SOMMCD-231
デルメSQ40周年記念
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第14番変イ長調Op.105
弦楽四重奏曲第9番ニ短調Op.34
デルメSQ
デルメSQの結成40周年を記念して2001年10月1日−3日に録音されたドヴォルザークの「弦楽四重奏曲集」。40年という歳月の中で熟成した音色、アンサンブルに惹き込まれます。
SOMMCD-232
孤児とヴィルトゥオーゾ
ニコラ・ポルポラ
(1686-1768):教会音楽集
サルヴェ・レジナ ヘ長調
3声のシンフォニア第6番ロ長調
聖水曜日のエレミヤ哀歌
3声のシンフォニア第5番ホ短調
カペラ・テアティーナ
[ミケーレ・アンダロ(C-T)、セヴェリーノ・ヴィッラ(Org、ディレクター)、ルカ・ジャルディーニ、ラウラ・コロッラ(Vn)、ジャンニ・マラルディ(Va)、マルコ・テストーリ(Vc)、ドローレス・コストヤス(アーチLute、バロックG)

録音:2001年11月28日-12月2日、ボローニャ県トッシニャーノ、聖ジローラモ教会
ポルポラはナポリ楽派の作曲家で、イタリア各地のほか、ロンドン、ドレスデン、ウィーンなどでも活躍しました。当時のヨーロッパでは孤児養育院で音楽教育が施されることが多く、そこから声楽や器楽のヴィルトゥオーゾたちがたくさん輩出されましたが、アルバム・タイトルは、ポルポラも養育院での教育にかかわっていたことから付けられたようです。
SOMMCD-233
サリヴァン:室内楽&器楽作品集
弦楽四重奏曲/白昼夢第1番−6番*
牧歌*+/アレグロ・リゾルート*
ゆっくり、ゆっくりと*+/子守歌+
ロマンス/思い 第1番&2番+
たそがれ+/協奏的二重奏曲Op.2*+
ヨーマンスSQ、ジェイミー・ウォルトン(Vc)
マレイ・マクラクラン(P)

録音:2001年9月5日、2001年7月16日、17日
イギリスのオペレッタ界の大作曲家、アーサー・サリヴァン(1842−1900)の室内楽&器楽作品集。シグナム・クラシックス(Signum Classics)で活発な活動を展開するチェリスト、ジェイミー・ウォルトンも参加。
SOMMCD-234
ジョージ・ダイソン(1883-1964):「聖パウロのメリタへの旅」*
「クォ・ヴァディス」〜夜想曲+、「アジャンクール」#
ニール・マッキー(T*/+)
ヴァーノン・ハンドリー(指*/#)
ボーンマスSO&cho*/#
デイヴィッド・ウィルコックス(指)RPO+
ロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージック室内cho+
オジアン・エリス(Hp+)
ジャーン・ワッツ(Org+)

録音:2002年5月25-26日、プール・アーツ・センター*/#、1988年以前(原盤:Unicorn)+
英国王立音楽大学に学び、奨学金を得てイタリアとドイツに留学、教師として後進の指導に当たりながら作曲活動を 続けたジョージ・ダイソン。同世代の英国作曲家たちと同じく、抒情的な作風による数多くの壮麗な合唱作品を残した 人です。このアルバムには彼の代表作の一つ「聖パウロのメリタへの旅」と、シェイクスピアの“ヘンリー五世”に登場するエピ ソードを描いた「アジンコート(アジャンクールとも)」、長編叙事詩「クォ・ヴァディス」から美しい「夜想曲」の3曲を収録。 どれも勇壮で劇的、一度聴いたら忘れられないほどの魅力を備えています。
SOMMCD-235
テレマン:オーボエ・ソナタ集
オーボエ・ソナタ変ロ長調TWV.41:BV6
ト短調TWV.41:g6/ホ短調TWV.44:e6
イ短調TWV.41:a3/ト短調TWV.41:g10
オーボエ,オブリガート・チェンバロと通奏低音のためのソナタ変ホ長調*
サラ・フランシス(Ob)、
ジェーン・ドッド(Cemb)、
マーガレット・パウエル(Vc)、
ロバート・ジョーダン(Fg)、
ハワード・ビーチ(Cemb)*

録音:2002年4月16日−18日
BBC ウェールズOの首席オーボエ奏者とした活躍したイギリスの女流オーボエ奏者サラ・フランシス。ドイツ・バロック、テレマンのソナタは、ソリストに転身したフランシスの魅力が詰まった1枚。
SOMMCD-236
NX-B04
ドヴォルザーク:歌曲集「糸杉」*
弦楽四重奏のための「糸杉」+
ティモシー・ロビンソン(T)*、
グレアム・ジョンソン(P)*、デルメSQ+

録音:2004年1月14日&2002年10月3日
1873年、ドヴォルザークはアンナ・チェルマーコヴァーと結婚します。彼女は以前、彼が音楽教師を務めていた時の生 徒。その時はアンナとその姉、ヨゼフィーナもドヴォルザークにに師事していました。実はドヴォルザークは姉のヨゼフィーナに 恋心を抱いていたのですが、それはかなわずアンナを妻に迎えたのでした。そしてヨゼフィーナを忘れることができなかった 彼の満たされぬ思いから生まれたのが歌曲集「糸杉」でした。その後、20年以上を経て、ドヴォルザークは「糸杉」のうち 何曲かを弦楽四重奏曲に編曲。甘酸っぱい恋の思いはそのままに、品の良い美しい四重奏曲として仕上がっていま す。録音のあまり多くない「糸杉」では、ロビンソンの伸びやかな歌声が作品の魅力を存分に伝えています。
SOMMCD-237
NX-B04
サルサ・ヌエバ(新しいサルサ)
1.ロレンス(1961-):サルサ集 - ウースターシャー
2.エステベス(1916-1988):子どもの小品集 - 第2番アンセストロ 1
3.パチェコ(1962-):エレーナのために
4.ペリン:片手をポケットに
5.トロ:コンガバイト/6.レオン:トゥンバオ
7.フィンチ:トッカータ・モントゥーナ
8.レオン(1918-1991):ベンバの歌
9.ルヘレス:サル=シタ
10.グリビン(1967-):セルティック・オ・サルサ
11.プリチャード(1968-):裏庭の歌
12.エステベス:子どもの小品集 - 第2番アンセストロ 2
13.リウ:リゲティ氏のサルサ
14.オルティス(1964-):スイ=ムイ=キー
15.シフォンテス:クラーベ
16.イサーラ:コンクラーベ
17.モンポウ(193-1987):歌と踊り 第6番(ピアノ版)
18.チック・コリア(1941-):ラ・フィエスタ(E. リュウ、W. シフォンテスによるピアノと打楽器編)
19.パレデス(1959-):レコルタンド・ア・セリア
20.ウォーレン(1958-):私はふつう言わない
21.アルバレス(1956-):トリプル・コンクラーベ
22.グイド・ロペス=ガビラン:パン・コン・ティンバ
エレナ・リウ(P)…1-14.16-22
ウィルメル・シフォンテス(パーカッション)…1.5.9.15.18.22

録音:2004年8月17-21日/St. Philips, Norbury, London, United Kingdom
ピアニスト、エレナ・リウが弾く南米のサルサにインスパイアされた曲集。作品はどれも彼女がベネズエラ、イギリス、キューバ、メキシコ、カナダなどで活躍する作曲家に作品を依頼したもので、極めて陽気な曲から、ドビュッシーを思わせる表現的な曲、リウの自作「リゲティ氏のサルサ」まで興味深い作品が並べられています。
SOMMCD-238(2CD)
NX-C09
ヘンデル:オラトリオ「エステル」HWV50b ローズマリー・ジョシュア (S)/ジェイムズ・ボウマン (C.T)/スーザン・ビックリー(Ms)/クリストファー・パーヴス(Bs)/レベッカ・アウトラム(S)/アンドリュー・ケネディ(T)/セシリア・オスモンド(S)/アンガス・スミス(T)/クリストファー・ワトソン(T)
ローレンス・カミングス(指)
ロンドン・ヘンデルcho
ロンドン・ヘンデルO

録音:2002年4月23.25日 ライヴSt. George's Church, Hanover Square, London, United Kingdom
イギリスに滞在していたヘンデルの成功作の一つ、オラトリオの「エステル」。旧約聖書に登場する美女の名前で、有名なセルセ(クセルクセス1世)の王妃となった人です。ヘンデルらしい明快な音楽が魅力的です。ロンドン・ヘンデル・ソサエティとの共同制作。
SOMMCD-240(2CD)
NX-C09
ヘンデル:オラトリオ「ヨシュア」HWV64 キャスリーン・マンリー(S)/アレクサンドラ・ギブソン(Ms)/アラン・クレイトン(T)/ジョージ・ハンフリーズ(Bs)/リチャード・ロウントゥリー(T)
ローレンス・カミングス(指)
ロンドン・ヘンデルcho
ロンドン・ヘンデルO

録音:2008年3月13日 ライヴSt. George Church, Hanover Square, London W1, United Kingdom
ヘンデル没後250年を記念して開催された「第32回ロンドン・ヘンデル・フェスティヴァル」は、偉大な作曲家に敬意を表して、優れたプログラムを発表しました。このオラトリオ「ジョシュア」は音楽祭から生まれた4作目のアルバムであり、イギリスを代表する歌手たちが一堂に会した壮麗な演奏です。
SOMMCD-241
NX-B04
イギリスのピアノと管弦楽のための作品集
ファーガソン(1908-1999):ピアノ協奏曲 Op.12
フィンジ(1901-1956):エクローグ Op.10
オースティン(1872-1952):コンチェルティーノ ト短調(D.エリスによるピアノと管弦楽編)
ロースソーン(1905-1971):ピアノ協奏曲 第1番
マーク・ベッビントン(P)
ハワード・ウィリアムズ(指)
バーミンガム市立SO

録音:2008年9月28-29日/CBSO Centre, Birmingham, United Kingdom
イギリスの近代作曲家4人の作品を集めた1枚。人気の高いフィンジの「エクローグ」の他は、残念ながらほとんど耳にする機会がありませんが、どれも美しいメロディと豊かな情感を湛えた佳曲です。エゴン・ペトリの弟子ロースソーン、歌手としても活躍したオースティン、フィンジの学生仲間で親友であったファーガソン、3人の個性溢れる協奏曲をベッビントンのピアノで。
SOMMCD-242
バックス:ピアノとオーケストラのためのコンチェルティーノ(世界初録音)
アイアランド:ピアノ協奏曲、伝説
マーク・ベビントン(P)、
デイヴィッド・カーティス(指)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン

録音:2009年4月15日−16日
ソム(SOMM)の看板アーティストであり、知られざる近代イギリスのピアノ音楽に情熱を注ぎ続ける実力派ピアニスト、マーク・ベビントン(1972−)。バックス&アイアランドという英国音楽ファン要チェックの組み合わせでは、バックスが世界初録音。
SOMMCD-243
NX-B04
エルガー:艦隊の周辺で
アンセル(1874-1948):序曲「プリスマ・ホー」
エルガー
:フリート川の周辺
ジャーマン(1862-1936):大きな汽船(T. ヒギンズによるバリトンと管弦楽編)
アイアランド(1879-1962):ルパート・ブルックの詩による2つの歌(T. ヒギンズによるバリトンと管弦楽編)
エルガー
:弦楽のためのエレジー Op.58
ウッド(1882-1959):マン島序曲
ジャーマン:(T. ヒギンズによる管弦楽編)
アンセル(1874-1948):序曲「帆船」
ウッド:イングランドのエリザベス
ロドリック・ウィリアムズ(Br)
ダンカン・ロック(Br)
ローレンス・メイクル(Br)
ニコラス・レスター(Br)
トム・ヒギンズ(指)
ギルドフォード・フィルハーモニー室内O

録音:2009年5月9-10日/All Hallows Church, Gospel Oak, London, United Kingdom
エルガーの知られざる作品を含む、イギリス近代の劇場のための音楽集。中でも聴きものはエルガーの「The Fringes of the Fleet-艦隊の周辺で」。小説家キップリングが海軍での経験をエッセイにまとめた冊子から詩を用い、全て男声によって歌われる「威風堂々」を思わせる勇壮な曲です。他にもイングランドを賛美する作品が並べられています。
SOMMCD-244
NX-B04
クラリネット協奏曲集
コープランド:クラリネット協奏曲
フィンジ:ロマンス 変ホ長調 Op.11
 クラリネット協奏曲 ハ短調 Op.31
コープランド:バレエ組曲「アパラチアの春」
サラ・ウィリアムソン(Cl)
デイヴィッド・カーティス(指)
オーケストラ・オブ・ザ・スワン

録音:2009年10月15-16日 Townsend Hall, Shipston-on-Stour, Warwickshire, England, United
イギリスを中心に活躍する女性クラリネット奏者、サラ・ウィリアムソンが演奏する近代クラリネット名曲集。1947年、ベニー・グッドマンがコープランドに作曲を委嘱した「クラリネット協奏曲」。前衛的な技法とジャズの要素が融合されたユニークな作品です。フィンジの「クラリネット協奏曲」は、憂いを帯びた幻想的な雰囲気を持つ美しい曲。日本でも高い人気を誇っています。
SOMMCD-245
マーラー(シュタイン編&プラット校訂版):交響曲第4番ト長調(室内楽版)
ベルリオーズ(デイヴィッド・マシューズ編):歌曲集「夏の夜」(独唱&室内楽版/マシューズ編曲世界初録音)
デイヴィッド・カーティス(指)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン、
ヘザー・シップ(Ms)

録音:2009年3月25日、バーミンガム・タウン・ホール(イギリス)でのライヴ
バーミンガム・タウン・ホールのレジデント・チェンバー・オーケストラ、オーケストラ・オヴ・ザ・スワンの"室内楽編曲版"マーラー&ベルリオーズ!マーラーの「交響曲第4番」は、ウィーンの作曲家エルヴィン・シュタイン(1885−1958)のアレンジに、アメリカの若手指揮者アレクサンダー・プラットが校訂を加えたヴァージョンを使用。個々に高い力量が求められる室内楽編成から浮かび上がるマーラーは、シンプルな響きと一体感が美しい。
マシューズ編曲版のベルリオーズはこれが世界初録音!
SOMMCD-246
NX-B04
マサイアス:ピアノ協奏曲第1番他
マサイアス(1934-1992):ピアノ協奏曲 第1番 Op.2
 ピアノ協奏曲 第2番Op.13
ヴォーン・ウィリアムズ:幻想曲
マーク・ベッビントン(P)
ジョージ・ヴァス(指)アルスターO

録音:2011年5月15-16日 Ulster Hall, Ulster, Northern Ireland, United Kingdom
ウェールズの作曲家、マサイアスは3歳からピアノ、5歳から作曲を始め、神童の呼び名を欲しいままにしました。作曲家として活躍を始めてからは、オペラや合唱曲を数多く書きましたが、最も知られているのは、1981年の“ロイヤル・ウェディング”の際に演奏された讃美歌「あなたをほめたたえましょう」で、この曲は世界中のテレビで放送され、祝祭に華を添えました。このアルバムでは世界初録音となった彼の2曲のピアノ協奏曲と、同じく初録音のヴォーン・ウィリアムズの「幻想曲」を聴くことができます。
SOMMCD-247
エルガーの戦時の音楽
エルガー:ポローニヤOp.76
カリヨンOp.75/ソスピーリOp.70
砂漠の声Op.77/カリッシマ
ベルギーの旗Op.79/ローズマリー
深紅の扇Op.81/心を高くあげよOp.11
ジョン・ウィルソン(指)
BBCコンサート・オーケストラ、
スーザン・グリットン(S)、
サイモン・キャロー(ナレーター)

録音:2012年2月13日−15日
英国エルガー協会のサポートを得て製作されたジョン・ウィルソン&BBCコンサート・オーケストラの強力コンビによるエルガーの管弦楽作品集。
エルガーの精神、創作意欲に深刻な影響を与えた第1次世界大戦。この「エルガーの戦時の音楽」でも、戦火による精神面への影響が作風から読み取れます。ウィルソン&BBCコンサート・オーケストラのパフォーマンスも抜群。英国音楽、エルガーとの相性もバッチリ!
SOMMCD-248(2CD)
NX-C09
ジェミニアーニ(1687-1762):ソナタ集 Op. 1
ソナタ イ長調 Op.1-1
ソナタ 二短調 Op.1-2
ソナタ ホ短調 Op.1-3
ソナタ ニ長調 Op.1-4
アレグロ ニ長調(ソナタ ニ長調 Op.1-4による)/ソナタ 変ロ長調 Op.1-5
ソナタ ト短調 Op.1-6(チェンバロ版)
ソナタ ト短調 Op.1-6(2台のヴァイオリンと通奏低音版)
ソナタ ニ短調 Op.1-7(リコーダーと通奏低音版)
アレグロ ハ短調(ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op. 10-7による)
ソナタ ロ短調 Op.1-8
ソナタ ヘ長調 Op.1-9
ソナタ ヘ長調 Op.1-9(2台のヴァイオリンと通奏低音版)
ソナタ ホ長調 Op.1-10(フルートと通奏低音編)
ソナタ ホ長調 Op.1-10(2台のヴァイオリンと通奏低音版)
ソナタ イ短調 Op.1-11(2台のヴァイオリンと通奏低音版)
ソナタ ニ短調 Op.1-12
ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ 【メンバー】/レイチェル・ブラウン(リコーダー、フルート)/エイドリアン・バターフィールド(Vn)/オリヴァー・ウェッバー(Vn)/カスリーン・シャーマン(Vc)/ローレンス・カミングス(ハープシコード)

録音:2012年2月6-8日,13-14日/St. Mary's Church, Walthamstow, London, England, United Kingdom
ジェミニアーニ没後250年を記念して録音された2枚組。演奏するロンドン・ヘンデル・プレイヤーズは、名前の通り、数々のヘンデル作品の録音をリリースしているアンサンブルですが、メンバーそれぞれ個人でも活躍する(ヴァイオリンのバターフィールドとハープシコードのカミングスはルクレールのソナタ全曲をNAXOSからリリース)名手たちの集まり。ここではジェミニアーニのオリジナルだけでなく、巧みに編曲したヴァージョンも演奏し、作品の楽しさを完璧に伝えています。

SOMMCD-249
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ集 Vol.1
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.1
第2番ニ短調 Op.14
第3番イ短調 Op.28
第4番ハ短調 Op.29
第5番ハ長調 Op.38(初稿版)
ピーター・ドノホー(P)

録音:2012年4月3日&4日
イギリスのソム(Somm)からスタートするドノホーのレコーディング・プロジェクトは、自身も待ち望んできた「プロコフィエフのピアノ・ソナタ集」。ドノホーはEMI時代にもプロコフィエフを弾いており、その存在は数あるレパートリーの中でも特別。ロマン派の流れを汲む「第1番」から、亡命時代に書かれた「第5番」の初稿版までを、円熟味を増した解釈、端正にコントロールされた音色で語ります。
SOMMCD-250
トゥリーナ:交響的狂詩曲 Op.66
フランク:交響的変奏曲
ファリャ:スペインの庭の夜
グラナドス:マハと夜鳴きうぐいす
ドビュッシー:グラナダの夕べ
バッハ(ブゾーニ編):トッカータとフーガ.ニ短調 BWV.565
ヴァレリー・トライオン(P)
ケネス・ウッズ(指)ロイヤルPO

録音:2012年5月、2003年4月(グラナドス、ドビュッシー)、2000年2月(バッハ=ブゾーニ)
パリでジャック・フェヴリエに師事したイギリスのベテラン女流ピアニスト、ヴァレリー・トライオン。メンデルスゾーンの作品集(APR 5595)は、「これまでで最も素晴らしいメンデルスゾーン」(英 Classic FM Magazine 誌)と評価され、レコーディング活動にも精力的なトライオン。最新作となる本盤はスペインの作曲家を中心に構成されており、オーケストラのたゆたう旋律の中に放たれたトライオンのピアノが、洗練された美音と確固たる存在感を印象付けています。
AVIEでのハンス・ガル&シューマンで知名度を上げたアメリカ人指揮者、ケネス・ウッズとタッグを組み、叙情と民族色溢れる名作たちを奏でます。
SOMMCD-251(2CD)
NX-C09
チェロとピアノのための20世紀ソナタ集
フランク・ブリッジ:チェロ・ソナタ
ディーリアス:チェロ・ソナタ
アイアランド(1879-1962):チェロ・ソナタ ト短調
レベッカ・クラーク(1886-1979):ヴィオラ・ソナタ(チェロ編)
アイヴァー・キーズ(1919-1995):チェロ・ソナタ
ラッブラ(1901-1986):チェロ・ソナタ ト短調 Op.60
アレクサンダー・ベイリー(Vc)
ジョン・スウェイツ(P)

録音:2012年12月16-22日/Sendesaal Bremen, Germany
近代イギリスの知られざるチェロ・ソナタを収録した2枚組。最近注目を浴びている女性作曲家レベッカ・クラークと、アイヴァー・キーズ、それぞれのソナタは世界初録音です。収録された6曲のソナタはどれも作曲家の個性を映し出しており、聴きごたえがあります。アンドレ・ナヴァラに師事したアレクサンダー・ベイリーの演奏で。
SOMMCD-252
NX-B04
エルガー:ウスター州立ポウィック精神科養護施設のための舞曲集
1.メヌエット
2-3.アンダンテとアレグロ/ウスター州立ポウィック精神科養護施設のための舞曲集-4-8.Die junge Kokette カドリーユ 第1番-第5番
9.5つのポルカ 第1番 Maud
10-14.L'Assom[m]oir カドリーユ 第1番-第5番
15.5つのポルカ 第2番 Nelly
16-20.La Brunette カドリーユ 第1番-第5番
21.5つのポルカ 第3番 La Blonde
22-26.The Valentine カドリーユ第1番-第5番 27.二重奏曲/ウスター州立ポウィック精神科養護施設のための舞曲集-28-32.Paris カドリーユ 第1番-第5番
33.5つのポルカ 第4番 Helcia
34-38.A Singing Quadrille カドリーユ 第1番-第5番 39.フーガ ニ短調/ウスター州立ポウィック精神科養護施設のための舞曲集-40.5つのポルカ 第5番 Blumine
ヴィクトリア・ブラウン(Ob)…2.3.39
ソエ・バイヤーズ(Vn)…2.3.39
ルイス・ウィリアムズ(Va)…2.3
リチャード・ジェンキンソン(Vc)…2.3
ダンカン・ウィルソン(Tb)…27
ジョン・タッタースディル(Cb)…27
バリー・コレット(指)…1.4-26.28-38.40
イノヴェーション室内アンサンブル…1.4-26.28-38.40

録音:2013年7月30-31日/CBSO Centre, Birmingham, West Midlands, England, United Kingdom
1879年、21歳のエルガーはウスター州ポウィック村のバンドマスターに任命されました。この村にあった病院の医師は、ダンスが患者たちに与える良い治療効果を期待し、エルガーに様々な舞曲の作曲を依頼しました。6年間に渡り、毎週金曜日、エルガーはバンドを率いて病院を訪れ楽しい舞曲を演奏。良く知られた童謡や民謡を用いた音楽はスケッチのみが残存しており、このアルバムではアンドリュー・ライルの編集版が演奏されています。
SOMMCD-253
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番(改訂版)
R・シュトラウス:ブルレスケ.ニ短調
ドホナーニ:童謡の主題による変奏曲 Op.25
ヴァレリー・トライオン(P)、
ヤク・ファン・ステーン(指)ロイヤルPO

録音:2013年7月16日−17日
ヴァレリー・トライオンは、ジャック・フェヴリエにピアノを学び、ハンガリー政府からはフランツ・リスト勲章を贈られたイギリスのベテラン女流ピアニスト。ロシアのラフマニノフ、ドイツのR・シュトラウス、ハンガリーのドホナーニをカップリングしたコンチェルト集は、トライオンの80歳を記念したトリビュート・アルバムであり、そのレパートリーの広さ、ベテランならではの懐の深い演奏が魅力。
SOMMCD-254
NX-B04
ジェイコブ:ピアノ協奏曲第1番(世界初録音)
ウィリアムソン:ピアノ協奏曲第2番
カーウィセン:ピアノ協奏曲
マーク・ベッビントン(P)、
リチャード・ジェンキンソン(指)
イノヴェーション・チェンバー・アンサンブル

録音:2014年6月2日−3日、CBSOセンター(バーミンガム、イギリス)
従軍した第一次世界大戦から生還し、「ウィリアム・バード組曲」や「祝典のための音楽」、「トロンボーン協奏曲」など、現在では主に管楽器や吹奏楽作品の作曲家として知られるゴードン・ジェイコブ(1895−1984)。アーサー・ベンジャミン、ヘンリー・ウッド、クイーンズ・ホールOによって1927年に初演された「ピアノ協奏曲第1番」は、このベッビントン盤が世界初録音。特に第一楽章のエネルギッシュでダイナミックなテーマ、華麗なパッセージが聴き手を惹きつけてくれます。ジェイコブはもちろんのこと、ウィリアムソン、カーウィセンのピアノ協奏曲でも、近代英国ピアノ音楽のスペシャリスト、マーク・ベッビントンのピアノが冴え渡る!
SOMMCD-255
エルガー:ビニヨンの詩による作品集
英国精神 Op.80*
誇らしき感謝の言葉を持って#
カリヨン Op.75+
劇音楽「アーサー王」(パーマー校訂版)**
ジョン・ウィルソン(指)*/#/+、
フィルハーモニアO*/#、
ロンドン交響Cho*/#、
ジュディス・ハワース(S)*
、BBCコンサート・オーケストラ+、
サイモン・キャロー(ナレーター)+、
ベン・パーマー(指)**、
オーケストラ・オヴ・セント・ポールズ**

録音:2014年3月24日&4月23日−24日(イギリス)
エルガーの音楽とローレンス・ビニョンの詩のコレボレーションによる作品集は、ビニョンの詩による改訂版の「カリヨン」、ベン・パーマーの校訂による劇音楽「アーサー王」など、イギリス音楽&エルガー・ファンならば見逃せない魅力的なプログラム。ジョン・ウィルソン、サイモン・ハルジーなど、イギリスの名立たる指揮者たちの参加も心強い。企画、演奏ともハイレベルのエルガー・アルバムです!
SOMMCD-256
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ集Vol.2
ピアノ・ソナタ第9番ハ長調 Op.103
ピアノ・ソナタ第10番ホ短調 Op.137(断章)/
チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119*
ソナチネ第1番ホ短調 Op.54-1
ソナチネ第2番ト長調 Op.54-2
ピーター・ドノホー(P)、
ラファエル・ウォルフィッシュ(Vc)*

録音:2014年4月15日−16日、ターナー・シムズ・コンサート・ホール(サウサンプトン、イギリス)
旧ソ連(ロシア)のレジェンドたち、リヒテルに献呈された「ピアノ・ソナタ第9番」と、ロストロポーヴィチのために作曲された「チェロ・ソナタ」で、現在のイギリスの名手たち、ピーター・ドノホーとラファエル・ウォルフィッシュが圧巻の演奏を展開。EMI時代のプロコフィエフも高い評価を受けており、ドノホーにとってこのロシアの巨匠の音楽は、数あるレパートリーの中でも別格の存在。円熟味を増したドノホーのピアニズムが、プロコフィエフ晩年の世界を鮮明に浮かび上がらせます。
SOMMCD-257
パリー:イギリスの叙情詩集 Vol.1
1.1 マイ・トゥルー・ラヴ・ハス・マイ・ハート/1.2 グッド・ナイト/1.3 ホウエア・シャル・ザ・ラヴァー・レスト/1.4 ウィロー・ソング/2.1 オー・ミストレス・マイン/2.2 テイク, オー・テイク・ゾーズ・リップス・アウェイ/2.3 ノー・ロンガー・モーン・フォー・ミー/2.4 ブロウ, ブロウ・ゾウ・ウィンター・ウィンド/ 2.5 ホウェン・アイシクルズ・ハング・バイ・ザ・ウォール/3.1 トゥ・ルカスタ・オン・ゴーイング・トゥ・ザ・ウォーズ/3.3 トゥ・アルシア・フロム・プリズン/3.4 ホワイ・ソー・ペイル・アンド・ウォン/4.4 ウィープ・ユー・ノー・モア/3.6 オヴ・オール・ザ・トーメンツ/5.4 レイ・ア・ガーランド・オン・マイ・ハース/11.7 ホワイ¥アート・ゾウ・スロウ/7.1 オン・ア・タイム・ザ・アマラス・シルヴィ/7.2 フォロウ・ア・シャドウ/7.3 イー・リトル・バーズ・ザット・シット・アンド・シング/7.4 オー・ネヴァー・セイ・ザット・アイ・ワズ・フォールス・オヴ・ハート/7.5 ジュリア/10.6 ワン・サイレント・ナイト・オヴ・レイト/12.2 トゥ・ブロッサムズ/12.3 ロザライン/5.3 クラビド・エイジ・アンド・ユース/6.6 アンダー・ザ・グリーンウッド・ツリー/ソネット第32番、第29番、第87番、第18番、第30番
スーザン・グリットン(S)、
ジェイムス・ギルクリスト(T)、
ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
アンドルー・ウェスト(P)

録音:2015年4月13日−15日、ターナー・シムズ・コンサートホール(サウザンプトン大学)
イギリス歌曲ファン注目のリリース! スーザン・グリットン、ジェイムス・ギルクリスト、ロデイック・ウィリアムズという3人のカリスマ歌手が歌う、ヒューバート・パリーの歌曲集がスタート。全3巻にわたる「12セットのイギリス叙情詩集」を予定しており、完成すれば世界初の全集となる期待のプロジェクト。
SOMMCD-258
ドビュッシー、フォーレ、ラヴェル:ピアノと管弦楽のための作品集
ドビュッシー:ピアノと管弦楽のための幻想曲
 ピアノと管弦楽のためのバラード Op.19
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ヴァレリー・トライオン(P)、
ヤク・ファン・ステーン(指)
ロイヤルPO

録音:2014年9月7日−8日、ヘンリー・ウッド・ホール
ジャック・フェヴリエにピアノを学び、ハンガリー政府からはフランツ・リスト勲章を贈られたイギリスのベテラン女流ピアニスト、ヴァレリー・トライオン。「ラフマニノフ/R・シュトラウス/ドホナーニ」の協奏曲集(SOMMCD-253)と同じ指揮&オーケストラで、フランスのピアノ協奏的作品を披露。
SOMMCD-259
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ集Vol.3
ピアノ・ソナタ第6番イ長調 Op.82
ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83
ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調 Op.84
ピーター・ドノホー(P)

録音:2014年9月23日&24日、ターナー・シムズ・コンサート・ホール(サウサンプトン、イギリス)
第7回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で最高位を受賞したイギリスを代表する名手ピーター・ドノホー。サイモン・ラトルからの信頼も厚い名匠が取り組んだプロコフィエフの「ピアノ・ソナタ集」の第3巻には、ソナタ第6番から第8番の「戦争ソナタ集」を収録!
SOMMCD-260(2CD)
NX-C09
ガーシュウィン:作品集
ピアノ協奏曲 へ調
ラプソディ・イン・ブルー
「アイ・ガット・リズム」変奏曲
4度のノヴェレッテ/ルバート
前奏曲(断章)
メロディ 第17番「眠れない夜」
3つの前奏曲/メロディ 第17番「眠れない夜」(K.スウィフトによるピアノ編)
マーク・ベッビントン(P)
レオン・ボツスタイン(指)ロイヤルPO

録音:2015年10月2-3日 St John's, Smith Square, London, United Kingdom
マーク・ベッビントンが弾くガーシュウィンの作品集。メイン・アルバムでは世紀末音楽の研究家として知られるボツスタインが指揮するロイヤル・フィルハーモニー管をバックにオーケストラ伴奏の作品を、洗練された解釈で聴かせています。CD2ではソロのための作品を華麗に演奏。前奏曲(断章)など珍しい作品も含まれています。
SOMMCD-261(4CD)
NX-E06
エルガー・リマスター
【CD1】
チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
コケイン Op.40(ステレオ&モノラル)
「王国」より前奏曲(ステレオ&モノラル)
ローズマリー
3つの性格的小品 Op.10-1 マズルカ
五月の歌
抒情的なセレナード
子供の魔法の杖 組曲 第2番Op.2b-行進曲
クロフト
:神わがたすけぞ
【CD2】
チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85[別テイク…第2-4楽章/ステレオ録音…第2-4楽章/第4テイク…第2楽章 /第5テイク…第2楽章/モノラル録音…1-3楽章/.アコースティック・テイク…第1-第4楽章/プライヴェート録音…第3楽章(チェロとピアノ版)]
【CD3】
交響曲 第1番変イ長調 Op.55(別テイク版 モノラル)
交響曲 第2番変ホ長調 Op.63-第3楽章(モノラル)
ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 Op.61(別テイク版 モノラル)
エニグマ変奏曲 第5変奏-第7変奏(別テイク版 モノラル)
【CD4】
カンタータ『カラクタクス』-勝利の行進曲/森の国間奏曲(別テイク版 モノラル)*
夢の子供たち Op.43(別テイク版 モノラル)
ローズマリー(別テイク版 モノラル)
抒情的セレナード(別テイク版 モノラル)
セヴァーン川組曲-第2曲 トッカータ(別テイク版 モノラル)
3つの性格的小品 Op.10-1 マズルカ(別テイク版 モノラル)
子供の魔法の杖 第1組曲 Op.1a 抜粋(別テイク版 モノラル)
子供の魔法の杖 第2組曲 Op.1b 抜粋(別テイク版 モノラル)
バラッド『聖ジョージの旗』Op.33より(別テイク版 モノラル)
.国歌「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」(エルガー編)(別テイク版 モノラル)
エドワード・エルガー(指)
ローレンス・コリングウッド(指)*
新SO/BBC響/LSO

【チェロ協奏曲】
ベアトリス・ハリソン(Vc)
ピアノ版…ヴィクトリア王女(P)

【ヴァイオリン協奏曲】
ユーディ・メニューイン(Vn)

録音:1919年-1933年
1914年から1933年までにHMV(His Master’s Voice)社が録音したエルガーの演奏。この貴重な記録の中には、これまでにリリースされなかった音源も多く含まれています。エンジニア、ラニ・スパールはこれらの中からいくつかを選び出し、リマスターを施すことで、これらの録音に新しい命を与えました。1928年のチェロ協奏曲でのスタジオ・セッションや、珍しい小品など、資料としても優れた4枚組です。
SOMMCD-262(2CD)
NX-C09
スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集
.ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.6
ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ト短調「幻想ソナタ」 Op.19
ピアノ・ソナタ 第3番 嬰ヘ短調 Op.23
.ピアノ・ソナタ 第4番 嬰へ長調 Op.30
ピアノ・ソナタ 第5番 嬰へ長調 Op.53
ピアノ・ソナタ 第6番 ト長調 Op.62
ピアノ・ソナタ 第7番「白ミサ」Op.64
ピアノ・ソナタ 第8番 イ長調 Op.66
ピアノ・ソナタ 第9番「黒ミサ」Op.68
ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 Op.70
詩曲「炎に向かって」Op.72
ピーター・ドノホー(P)

録音 2014年9月23-24日/Turner Sims Concert Hall, Southampton, United Kingdom
1953年生まれのピーター・ドノホー渾身のスクリャービン、ピアノ・ソナタ全集。ショパンやシューマンといったロマン派の影響を強く受けた第1番のソナタから、白ミサ、黒ミサソナタを経て、詩曲「炎に向かって」までのスクリャービンの作風の変遷が余すことなく捉えられた名演です。
SOMMCD-263
NX-B04
ジュベール:歌劇「ジェーン・エア」 エイプリル・フレデリック(S)/デイヴィッド・スタウト(Br)/クレア・マッカルダン(Ms)/マーク・ミルホファー(T)/レスリー=ジェーン・ロジャーズ(S)/ジョゼフ・ボルガー(C.T) 他/ケネス・ウッズ(指)/イギリスSO

録音:2016年10月25日 ライヴ収録 Ruddock Performing Arts Centre, Birmingham, United Kingdom
ケープタウンで生まれ、ロンドンの王立音楽アカデミーで学び、イギリス国内で作曲家、大学講師として名声を高めたジュベール。SOMMレーベルではジュベールの作品のリリースに力を入れています。このオペラ「ジェーン・エア」はブロンテの同名小説に基づく作品。ヒロインの波乱万丈の人生を輝かしい音楽で描き絶賛された世界初演時のライヴ録音です。
SOMMCD-264
NX-B04
キャスリーン・フェリアー/Remembered
1.シューベルト:ミューズの息子 D764/2.シューベルト:さすらい人の夜の歌 II D768/3.ブラームス:日曜日 Op.47-3/4.ブラームス:ことづて Op.47-1/5.ブラームス:ナイチンゲール Op.97-1/6.ヴォルフ:メーリケ歌曲集 第15番「旅路にて」/7.マーラー:原光/8.シューベルト:笑いと涙 D777/9.シューベルト:ズライカ II D717/10.ブラームス:われらはさまよい歩いた Op.96-2/11.ブラームス:ことづて Op.47-1/12.ブラームス:湖上で Op.59-2/13.ブラームス:花たちはみな見つめる Op.96-3/14.ブラームス:狩人 Op.95-4/15.ブラームス:マゲローネのロマンス Op.33 第9曲「憩え、いとしい恋人」/16.シューベルト:ズライカ I D720/17.シューベルト:ロザムンデのロマンス「満月は丘の上に輝き」D797/18.シューベルト:憩いなき愛 D138/19.シューベルト:歌曲集「冬の旅」D911-第6曲「あふるる涙」/20.シューベルト:若い尼僧 D828/21.スタンフォード(1852-1924):美しいけれど無慈悲な乙女/22-24.ラップラ(1901-1986):3つの詩篇 Op.61/25.ジェイコブソン(1896-1976):雅歌/26.バリー:愛はバブル Op.152-3
キャスリーン・フェリアー(C.A)
フレデリック・ストーン(P)…1-7.12-25
ブルーノ・ワルター(P)…8-11.
ジェラルド・ムーア(P)…26

録音:1948年4月26日 BBC Maida Vale Studio V, London, UK…1.2/1949年8月12日 Concert Hall, Broadcasting House, London, UK…3-6/1950年9月28日…7/1951年3月9日 BBC Studio 1, 5 Queen Street, Edunburgh, UK…8-11/1952年2月4日 Concert Hall, Broadcasting House, London, UK…12-15/1952年9月29日 BBC Maida Vale Studio 2, London, UK…16-20/1948年2月16日 BBC Maida Vale Studio V, London, UK…21/1947年3月1日 BBC Maida Vale Studio V, London, UK…22-25
20世紀を代表する名歌手、キャスリーン・フェリアー。このアルバムにはBBC放送のアーカイヴ音源と、エンジニア、ケネス・リーチによって1930年代から50年代にかけて録音されたコレクションからの歌曲が収録されています。リーチが録音した音源は残念ながらDECCAの基準には合わなかったのですが、このアルバムではサウンド・エンジニアのテッド・ケンダルの手によって最上の響きが与えられています。
SOMMCD-265
NX-B04
アルベニス/ミニョーネ:ピアノ協奏
ミニョーネ(1897-1986):ピアノ協奏曲
アルベニス
:ピアノ協奏曲 第1番イ短調 「幻想的協奏曲」 Op.78
アルベニス:スペイン組曲 Op.7
 第1番:グラナダ/第5番:セビーリャ/ミニョーネ:街角のワルツ 第1番/ミニョーネ:街角のワルツ 第5番
クレーリア・イルスン(P)
ヤク・ファン・ステーン(指)
ロイヤルPO

録音:2016年11月21-22日 Blackheath Concert Hall, London, England, U.K.
南米とスペインで生まれた2曲のピアノ協奏曲を収録した1枚。1958年に作曲されたミニョーネの作品は独創性に満ちた色彩豊かな作品で、この録音では作曲家の未亡人が承認した改訂版のスコアが用いられています。演奏しているイルスンは子供の頃からミニョーネを知っており、彼の作品を最も理解しているピアニストの一人です。アルベニスの協奏曲も華麗なテクニックが光る名曲です。
SOMMCD-266(2CD)
NX-C09
ストラヴィンスキー:ピアノと管弦楽のための作品集
ペトルーシュカからの3楽章
4つの練習曲 Op.7
ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調
ピアノ・ソナタ(1924)
セレナード/ピアノ・ラグ/タンゴ
アノと管弦楽のための協奏曲
ムーヴメンツ/カプリッチョ
ピーター・ドノホー(P)
ディヴィッド・アサートン(指)
香港PO

録音 2016年9月14-16日、2017年1月24日/Turner Sims Concert Hall, Southampton, United Kingdom…CD1,CD2:1-6/1999年1月26-29日 Tsuen Wan Town Hall, Hong Kong…CD2:7-14/1995年7月4-6日 Tsuen Wan Town Hall, Hong Kong…CD2:15-17
イギリスの名ピアニスト、ピーター・ドノホーが挑むストラヴィンスキーのピアノ作品集。「ペトルーシュカからの三楽章」や「ピアノ協奏曲」をはじめ、1904年に作曲されたものの1973年まで発表されなかった「嬰ヘ短調ソナタ」などの珍しい作品も含まれています。ロマンティックな風情を湛えたこのソナタは、学生時代のストラヴィンスキーの姿を彷彿させます。ドノホーは全ての作品を丁寧に演奏、冴えわたる技巧を披露しています。
SOMMCD-267
NX-B04
エルガー/ハイドン:宗教的合唱曲集
エルガー:見よ、大いなる司祭を
 われら神であるあなたを讃えん Op.34-1
 ベネディクトゥス Op.34-2
 耳を傾けよ Op.64
 詩篇第48番「主は偉大なり」Op.67
 詩篇第29番「主に捧げよ」Op.74
 スペインのセレナード Op.23
 バイエルンの高地からの情景 Op.27
ハイドン:ミサ曲第12番 変ロ長調 「ハルモニー・ミサ」 Hob.XXII:14
バリー・ワーズワース(指)
ブライトン祝祭cho
BBCコンサート・オーケストラ

録音:2016年9月12-13日/Watford Colosseum, Watford, England, UK/トラック14のみ1949年ハイドン・ソサエティ(ベネディクトゥス トラック14のみ…ミュンヘン大聖堂O&choの歴史的演奏)による【MONO録音】
幼少期のエルガーに大きな影響を与えた合唱の世界。彼の妹は「私たちは合唱の喜びを味わいました」と家族の夕べの風景を回想しました。このアルバムでは1888年の「見よ、大いなる司祭を」から1910年代に書かれた詩篇まで、およそ25年に渡って書かれたエルガーの合唱作品を、ワーズワースが指揮するBBCコンサート・オーケストラとブライトン祝祭合唱団の素晴らしい演奏で楽しめます。また、アルバムには「見よ、大いなる司祭を」と同じテキストを持つハイドンのハルモニー・ミサ:ベネディクトゥスの1949年、ミュンヘン大聖堂合唱団の演奏も収録されています。
SOMMCD-268(2CD)
NX-C09
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、他
【CD1】
ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K466
ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K467
幻想曲 ハ短調 K396
【CD2】
ピアノ協奏曲 第10番-2台のための 変ホ長調 K365#
2台ピアノのためのソナタ ニ長調 K448
ピアノ協奏曲 第7番-3台のための ヘ長調 K242 *#
ヴァレリー・トライオン(P)
ピーター・ドノホー(P)#
ミシュカ・ラシュディー・モーメン(P)*
ボリス・ブロット(指)…CD2
ロイヤルPO

録音:2017年1月30-31日…CD1
2017年6月12-13日…CD2
イギリスの名手ヴァレリー・トライオンによるモーツァルトのピアノ協奏曲集。CD1には人気の高い第20番と第21番の協奏曲、CD2には2台、3台のピアノのための協奏曲とソナタが収録されています。こちらには、やはりベテランのピーター・ドノホーも参加、遊び心溢れる作品で見事なアンサンブルを披露しています。3台ピアノの協奏曲で演奏するラシュディ・モーメンは1992年生まれの期待の若手奏者です。
SOMMCD-269
NX-B04
グリーグ/ディーリアス:ピアノ協奏曲集
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
ディーリアス:ピアノ協奏曲 ハ短調(1907)
グリーグ:ピアノ協奏曲 第2番(スケッチ…R M.ウォーカーによるピアノと管弦楽版)
グリーグ:ピアノ協奏曲 第2番(スケッチ…R M.ウォーカーによるピアノ独奏版)
ディーリアス:3つのスケッチ*
 春一番のかっこうを聴いて(ピアノ・デュエット版)*
マーク・ベッビントン(P)
イレーネ・ロー(P)…10
ジャン・レイサム=ケーニック(指)
ロイヤルPO…1-4

録音:2017年8月1-2日 St John’s Smith Square…1-6
2017年10月22日 Wyastone Concert Hal*
グリーグは有名なイ短調のピアノ協奏曲の他に、ロ短調協奏曲の構想も抱いていました。しかしこちらは完成されることなく、150小節ほどの断片が残されているのみです。以前、ヘルゲ・エヴユが補筆、完成した版がGRAND PIANOレーベルからリリースされましたが、こちらのアルバムはマシュー・ウォーカーが「残された分のみ」を編集し、補筆した版を収録しています。また、同時収録されているディーリアスの協奏曲は、グリーグのイ短調協奏曲からインスパイアされた作品です。
SOMMCD-270
NX-B04
ヒューバート・パリー:イギリスの詩による歌曲集 第2集
1.When comes my Gwen 私のグェンが来るときに/2.And yet I love her till I die それでも私は死ぬまで彼女を愛する/3.Love is a bable 愛はバイブル/4.O World, O Life, O Time おお、世界、生活、時/5.When we two parted 別れた時/6.Gone were but the winter cold 寒い冬は去った/7.There be none of Beauty’s daughters 美人の娘はいない/8.Bright Star! 輝く星/9.Proud Maisie 誇らしげなメイシー/10.Marian マリアン/11. Dirge in Woods 悲歌は林に/12.If thous wouldst ease thine heart もしあなたの心を和ませるなら/13.What part of dread eternity 永遠の恐怖はどの部分?/14.Love and laughter 愛と微笑み/15.A Welsh Lullaby ウェールズの子守歌/16.Dream Pedlary 夢見るペードリー/17.Three Aspects 3つの側面/18.A Fairy Town 妖精の街/19.The Witches’ Wood 魔女の木/20.Whether I live 私が生きるかどうか/21.Armida’s Garden アルミダの庭/22.The Maiden 乙女/23.There あちら
サラ・フォックス(S)
ジェームズ・ギルクリスト(T)
ロデリック・ウィリアムズ(Br)
アンドリュー・ウェスト(P)

録音:2017年4月19-21日/Turner Sims, University of Southampton
2018年は、イギリスの作曲家ヒューバート・パリーの没後100年にあたります。このアルバムは彼の偉業を讃えた1枚です。第1集では、シェークスピアなど、エリザベス朝の詩人の詩が用いられていましたが、第2集で用いられているのはバイロンやウォルター・スコットなどのロマンティックなものが多く、パリーのメロディも詩に合わせて大胆、かつ雄弁になっています。歌手たちの感性溢れる歌唱も聴きものです。
SOMMCD-271(2CD)
NX-C09
エルガー:管弦楽伴奏歌曲集
【CD1】
連作歌曲集 Op.59
1.O soft was the song
2. Was it some golden star?
3.Twilight
4.The Wind at Dawn
5.The Pipes of Pan
6.トーチ Op.60-1
7.河 Op.60-2
8.弁解 Op.48
9.Follow the Colours
10.王の道(声楽と管弦楽版)
11-13.劇音楽「グラーニアとディアーミッド」Op.42
【CD2】
1.ダマスクローズが如く
2.羊飼いの歌 Op.16-1
3.Dry those fair, those crystal eyes
4.粉ひき(冬)
5.Muleteers' Song
6.As I laye a-thynkynge
7.メアリー女王の歌
8.トーチ Op.60-1
9.河 Op.60-2
10.夜明けに Op.41-1
11.語り、音楽 Op.41-2
【CD1】
ヘンク・ネヴェン(Bs)
ナタリー・デ・モントモリン(S)
バリー・コレット(P)
BBCコンサート・オーケストラ
バリー・ワーズワース(指)
録音:2017年3月21-23日 Watford Colosseum, Watford, UK

【CD2】
ナタリー・デ・モントモリン(S)
バリー・コレット(P)
録音:2016年11月27日 Turner Sims, Southampton, UK
このエルガーの2枚の歌曲集にはあまり耳にすることのない、しかしまさに英国の至宝とも言える美しい作品が詰まって います。CD1にはオーケストラ伴奏による歌曲の数々を収録、静かな郷愁に満たされたOp.59の連作歌曲集、「威 風堂々第4番」の旋律を用いた「王の道」、バリトンで歌われる勇壮な「Follow the Colours」などエルガーの愛国 精神が示された曲、古代アイルランドの神話の中の愛の物語を題材にした劇音楽「グラーニアとディアーミッド」などを 聴くことができます。CD2はピアノ伴奏による歌曲集。「河」や「トーチ」は管弦楽版との聴き比べも楽しめます。ソプラ ノのモントモリンの美しい声が耳に残ります。
SOMMCD-272
NX-B04
パリー(1848-1918):英語詩による歌曲集 第3集
My heart is like a singing bird 私の心は歌う小鳥のように
The Blackbird 黒鳥
If I might ride on puissant wing 私がポザッサンの翼に乗るのなら
A moment of farewell 告別の時
The sound of hidden music 隠された音楽の響き
Through the Ivory Gate 象牙の門を通って
Nightfall in Winter 冬の夜明け
8.Sleep 眠り
When the dew is falling 露が落ちるとき
Thine eyes still shined for me わが瞳は輝いていた
When lovers meet again 恋人に再び会ったとき
A Lover's garland 恋人たちの花輪
The Faithful Lover 真実の愛
A stray nymph of Dian ダイアンの飛び回る妖精
A girl to her glass
When the Sun's Great Orb 太陽の偉大なオーブ
One golden thread 金の糸
Whence 深淵
At the hour the long day ends 長い一日の終わりの時
Looking backward 過去を振り返る
She is my love beyond all thought 彼女はすべてを超えた私の愛
From a city window 街の窓から
The Spirit of the Spring 春の精霊
The child and the twilight 子供と夕暮れ
Grapes 葡萄
サラ・フォックス(S)
ロードリック・ウィリアムズ (Br)
アンドリュー・ウェスト(P)

録音:2016年4月8日,2017年4月19-21日Turner Sims, University of Southampton
合唱作品「イェルサレム」で知られる英国20世紀初頭の作曲家パリー。このアルバムは「英国抒情歌曲集」シリーズ の第3集であり、12巻で構成された歌曲集の追尾を飾るものです。どの曲もパリーが大切にしている詩が用いられて おり、その時の気分によって明るい曲、暗い曲と書き分けられています。同時代のドイツ、フランス歌曲とはまた違う郷 愁を含んだ繊細な曲調は、日本人の感性にも寄り添うことでしょう。流麗なピアノ・パートも聴きどころです。
SOMMCD-273
NX-B04
ドーラ・ブライト/ルース・ギップス:ピアノ協奏曲集
ドーラ・ブライト(1862-1951):ピアノ協奏曲 第1番イ短調…世界初録音
 ピアノとオーケストラのための変奏曲…世界初録音
ルース・ギップス(1921-1999):ピアノ協奏曲 ト短調 Op.34
 アンブラヴァリア Op.70…世界初録音
サマンサ・ウォード(P)
マレイ・マッラクラン(P)
チャールズ・ピープルズ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO

録音:2019年4月24-25日
イギリスの知られざる2人の女性作曲家、ドーラ・ブライトとルース・ギップスのピアノ協奏曲集。2人とも作 曲を始める以前はすばらしいピアニストであり、作品の出来栄えからも、彼女たちが高い音楽性と卓越し た技術の持ち主であることが理解できることでしょう。ブライトの協奏曲はリストとバーナード・ショーに絶賛 されたという作品。楽器の性能を知り尽くした彼女ならではのピアニズムを湛えた創造性豊かな協奏曲 です。変奏曲も巧みに構成されており、華麗で機知に富んだ音楽です。ブライトの60年ほど後に生まれ たギップスも天才少女として賞賛されましたが、経歴の途中に手に怪我をしてしまい、作曲家に転向しま した。5つの交響曲をはじめ、何曲かの協奏曲が知られています。華麗なオーケストラ・パートが魅力的 な協奏曲、「Ambarvalia=豊饒を願って畑を祓い清める古代ローマの祭」と題された小さなオーケスト ラ曲も豊かな楽想を持つのどかで魅力的な作品です。
SOMMCD-274(2CD)
NX-C09
スタンフォード:歌劇「旅の道連れ」 ジョン(ヨハンネス)…デイヴィッド・ホートン(T)
旅の道連れの男…ジュリアン・ヴァン・メレールツ(Br)
姫…ケイト・ヴァレンタイン(S)
王…ポールズ・プトニンシュ(Bs-Br)
魔物/無法者…イアン・ビードル(Br)
使者/無法者…フェリックス・ケンプ(Br)
二人の少女…タズミン・バーネット(S)、ルーシー・アーカート(S)
トビー・パーサー(指)
ニュー・サセックス・オペラO&cho

録音:2018年12月2日
イギリス、サフラン・ホール ライブ
世界初録音
ダブリンで生まれ英国で活躍した作曲家、スタンフォードの最後の傑作オペラ「旅の道連れ」世界初録音の登場で す。王立音楽大学の創設メンバーであり、生涯作曲科で教鞭を執ると同時に、ケンブリッジ大学でもホルストや ヴォーン・ウィリアムズを育て英国音楽界に貢献したスタンフォード。彼はオペラにも情熱を注ぎ、亡くなる直前まで 「イギリスに国立のオペラハウスを作るべき」と提唱し続け、自らもオペラの作曲を続けていました。若いころにドイツに 留学、ブラームスやワーグナーなどロマン派の影響を受けており、この「旅の道連れ」でようやく、自身の納得のいく オーケストレーションが完成したとされています。アンデルセンの童話を原作とし、ヘンリー・ニューボルトが書き上げた 素晴らしい台本を用いたこの作品、わらしべ長者のような展開と、姫の3つのなぞかけをモティーフにした摩訶不思 議な世界が描かれています。
SOMMCD-275
NX-B04
より深い青-色の言葉〜イギリス近現代作品集
ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
ケネス・ヘスケス(1968-):インスクリプション 〜 トランスフォーメーション…世界初録音
デュティユー(ヘスケス編):波のままに…世界初録音
ラヴェル:ツィガーヌ
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
ジャネット・スン(Vn)
サイモン・キャラハン(P)
ヤク・ファン・ステーン(指)
ブリテン・シンフォニア

録音:2018年12月1日、3日、4日 イギリス
本盤のタイトル「The Deeper the Blue」は、画家のカンディンスキーが1911年の論文「芸術における精神性」で書い た“青が深くなればなるほど人は無限の感覚に浸され、無垢なものを求め、超自然の世界に行き着く”という提言ですが、 ここでは“色彩”がどのように音楽を形作り、機能や感情面に影響するのかを探究、同時に、登場する作曲家たちの“師匠 と弟子”という関係性にも光を当てています。ヴォーン・ウィリアムズはパリで3カ月ほどラヴェルに師事していますが、二人とも 同じハンガリーの情熱的なヴァイオリニスト、イェリー・ダラーニに曲を献呈しました。1968年生まれのヘスケスは、デュティ ユーに師事。ここに収録された「波のままに」のヘスケスによる編曲版は、師匠から受け継いだ華やかな色彩感であふれて います。そしてデュティユーは若い頃にラヴェルから大きな影響を受けたと言います。また、ヘスケスの「Inscription ? Transformation」は2016年にジャネット・スンに捧げられ、今回彼女の演奏で世界初録音として収録されています。
SOMMCD-276
NX-B04
オスワルド/サン=サーンス/ネポムセーノ:ピアノ協奏曲集
エンリキ・オスワルド(1852-1931):ピアノ協奏曲 Op.10
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」 Op.103
ネポムセーノ(1864-1920):古風な組曲 Op.11
クレーリア・イルズン(P)
ヤク・ファン・ステーン(指)
ロイヤルPO

録音:2019年10月7-8日
ブラジル出身でロンドンを拠点に活躍するピアニスト、イルズンが演奏するブラジルとフランスの19世紀後半のロマン派ピ アノ協奏曲の新録音。バックを務めるのはロイヤル・フィル&ヤク・ファン・ステーンの定評あるコンビです。オスワルドはブラ ジルの外交官でもあり、サン=サーンスとは長い友情で結ばれ、一緒にサン=サーンスの2台ピアノ曲を公演で演奏する 仲でした。サン=サーンスの「エジプト風」より10年早く作曲されたオスワルドの協奏曲は、フォーレのようなロマン派風の タッチでありながら、特徴的なブラジルのリズムに支配されています。サン=サーンス自身が「ヌビア(エジプト南部アスワン あたりからスーダンにかけての地方の名称)のラブ・ソング」と呼んだ「エジプト風」は、複雑なピアノ語法と絶妙に軽いタッ チで書かれており、印象的なガムラン風の響きも登場します。ネポムセーノはヨーロッパで学んだブラジル人。グリーグの 「ホルベアの時代より」をモデルにした「古風な組曲」は、バロック様式とロマン派のスタイルが融合しています。
SOMMCD-279
NX-B04
グスターヴ・ホルスト:宗教的合唱作品集
1. Nunc Dimittis 今こそ主よ、僕を去らせたまわん
2. Gird on Thy Sword 汝の剣を身に着けよ
2つの詩篇
 詩篇第86篇
 詩篇第148篇
5. 4Hymns for Songs of Praise:
No. 2. In This World, the Isle of Dreams
6. Not Unto Us, O Lord*
7. Our Blest Redeemer
8. Short Festival Te Deum(I. ファリントンによる合唱とオルガン編)*
9. 3Hymns for The English Hymnal:
No. 2. From Glory to Glory Advancing
10. Man Born to Toil
11. Eternal Father
12. By Weary Stages the Old World Ages
13. Christ Hath a Garden
14. Ave Maria, Op. 9b
15. I Vow to Thee, My Country
16. 3Festival Choruses 3つの祝祭合唱曲 Op. 36a -No. 3. A Festival Chime(I. ファリントンによる合唱、チューブラー・ベルとオルガン編)*
17. All People That on Earth Do Dwell
18. 3Festival Choruses 3つの祝祭合唱曲 Op. 36a -No. 1. Let All Mortal Flesh Keep Silence(I. ファリントンによる合唱とオルガン編)*
19. 3Festival Choruses 3つの祝祭合唱曲 Op. 36a -No. 2. Turn Back, O Man (I. ファリントンによる合唱とオルガン編)*
ジョシュア・ライアン(Org)
リチャード・ホーン(チューブラー・ベル/バス・ベル)
ロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペルcho
ウィリアム・ヴァン(指)


録音:2021年7月21-22日
世界初録音…6、8、16、18、19
20世紀英国を代表する作曲家ホルスト合唱作品集。このアルバムは、現在知られている彼の宗教的合唱作品を全て集めたものであり、演奏はアンサン ブルに定評あるロイヤル・ホスピタル・チェルシー・チャペル合唱団が担っています。ホルストの作品では組曲『惑星』が知られますが、宗教音楽も多数手がけ ており、オリジナルからアレンジまで様々な作品を遺しています。ここで聴ける英国国教会の「夕べの祈り」のための「Nunc Dimittis 今こそ主よ、僕を去ら せたまわん」や、充実した内容を持つ「2つの詩篇と4つの祝祭合唱曲」では、ホルストが聖書や16世紀の音楽、バッハなどの作品から得たであろうイン スピレーションが感じられます。他には8声部からなる無伴奏女声合唱で歌われる「アヴェ・マリア」など官能的な響きを持つ作品も含まれています。更に 2020年に初演されたトラック6「Not Unto Us, O Lord」や、有名な「木星」の旋律を転用した「I Vow to Thee, My Country」、英国ホルスト協会 がイアン・ファリントンに編曲を依頼した4作品などが演奏されており、英国に脈々と受け継がれる合唱作品の伝統を感じることができる1枚です。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ
SOMMCD-281
NX-B04
ニムロッド・ボーレンシュタイン(1969-):ピアノ協奏曲/光と闇/シリム
ピアノ協奏曲 Op.91
光と闇 Op.80/シリム Op.94
クレリア・イルズン(P)
ロイヤルPO
ニムロッド・ボーレンシュタイン(指)
イ・ムジカンティ(アンサンブル)【タマーシュ・アンドラーシュ(Vn)、ロベルト・スミセン(Va)、アーシュラ・スミス(Vc)、レオン・ボッシュ(Cb)】

録音:2022年5月9-10日 ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン(UK)
2022年6月26-27日 メニューイン・ホール、ストーク・ダバノン(UK)
作曲家・指揮者、ニムロット・ボーレンシュタインのSOMM Recordingsレーベルへの初録音。 テルアヴィヴで生まれ、パリで初期の音楽教育を受けた後、1984年にシフ財団の奨学生となりロンドンに移住。 王立音楽大学で作曲とヴァイオリンを学び、作曲家、指揮者として活躍。彼の作品は数多くのオーケストラによっ て演奏されています。このアルバムにはピアノをフィーチャーした3つの作品を収録。ピアノ協奏曲はブラジル出身の ピアニスト、クレリア・イルズンのために書かれたラフマニノフを思わせる技巧的な作品。ボーレンシュタイン自身がタク トを執り熱演を披露します。2018年に初演された「光と闇」はシュテファン・ツヴァイクの著書「昨日の世界」の最 後の一節から採られたタイトルを持つピアノ五重奏曲。単一楽章で構成されたタイトル通りのメリハリある内容を持 つ作品です。「シリム」は子供のためのピアノ組曲。タイトルはヘブライ語の「詩」や「歌」の意味で、さまざまな雰囲 気を持つ18の小品で構成されています。

SOMMCD-0600
NX-B04
マスネ:歌曲集「あるバラの一生」 サリー・シルヴァー(S)
クリスティーネ・トッチ(Ms)
リチャード・ボニング(P)

録音:2017年4月4-7日
2018年に惜しまれつつ51歳の若さでこの世を去ったソプラノ歌手サリー・シルヴァーの最後の録音となったマスネの歌 曲集「あるバラの一生」。彼女にとってSOMMレーベルへの3作目の録音となったこのアルバムでは、前2作と同じく彼 女の良き理解者であるリチャード・ボニングが伴奏を務めており、ブックレットでは彼自身がシルヴァーへの弔辞も執筆 するなど、心のこもった仕上がりになっています。マスネは285曲の歌曲を残しましたが、華麗なオペラとは違い、まるで サロンで聴くような親密な風情と多彩な様式を持つものばかり。シルヴァーの夫、ジェレミー・シルヴァーのプロデュース によるアルバムは、マスネの知られざる一面を丁寧に描き出しています。
SOMMCD-0601
NX-B04
サヴィル・クラブの作曲家たち
ジュリアン・アンダーソン:ファンファーレ:SC-GH
パリー:プレリュード〜「ハンズ・アクロス・ザ・センチュリーズ
クィルター:「2つの印象」Op.19よりゴンドラにて
ハウエルズ:行列聖歌Op.19
フランシス・シャグラン:ルーマニア組曲
アーノルド:ウクライナ民謡による変奏曲
アーサー・ベンジャミン:スケルツィーノ
ウィリアム・オルウィン:ナイト・ソーツ
ヴァージル・トムソン:19のポートレイト 1981
〜ラウンド・アンド・ラウンド(ドミニク・ナボコフ)
〜シンギング・ア・ソング(クリストファー・コックス)
〜ワイド・アウェイク(ビル・カッツ)
ウォルトン:ポピュラー・ソング(〜「ファサード」、ロイ・ダグラス編)
ヘンリー・バルフォア・ガーディナー:羊飼いフェンネルの踊り
エルガー:スミュルナにて
セレナード ト長調
スタンフォード:4つのアイルランドの踊りOp.8(パーシー・グレインジャー編)
[リール/レプレコンの踊り]
アーノルド:サヴィル100周年記念ファンファーレ
アレクサンドル・カルペイエフ(P)
サム・ピアス(Tp)
ブラッドリー・ジョーンズ(Tp)

録音:2018年7月12日、2018年8月21-22日
1868年、当時の最も著名な作家や芸術家のグループたちによって設立されたロンドンの由緒ある“サヴィル・クラ ブ”。Sodalitas Convivium”(良き連帯と共生)をモットーに、ロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスターに属する地 区メイフェアの中心部にある素晴らしい18世紀の屋敷に集う紳士たちは、現代でも美味しい食事と会話を楽しみな がらブリッジやポーカーの腕を競っています。クラブのメンバーにはサー・アーサー・ブリスやウィリアム・ロイド=ウェッバー、 バーナード・ハーマンなどの作曲家や、詩人ラドヤード・キップリングにWBイェイツ、物理学者のアーネスト・ラザフォード にジョン・コックロフトなど17人のノーベル賞受賞者が名を連ねています。このアルバムは創立当時のメンバーを含む 11人の作曲家のピアノ曲を収録した1枚で、後期ロマン派からモダニズムへと向かう英国音楽の発展と歴史を目の 当たりにすることができます。演奏しているカルペイエフもサヴィル・クラブのメンバーです。
SOMMCD-0602
NX-B04
ハイドン:ピアノ・ソナタ集 第2集
ピアノ・ソナタ 第50番ニ長調 Hob.XVI:37
ピアノ・ソナタ 第54番ト長調 Hob.XVI:40
ピアノ・ソナタ 第19番ホ短調 Hob.XVI:47
ピアノ・ソナタ 第47番ロ短調 Hob.XVI:32
ピアノ・ソナタ 第58番ハ長調 Hob.XVI:48
ピアノ・ソナタ 第59番変ホ長調 Hob.XVI:49
レオン・マッコウリー(P)

録音:2018年11月17.18日
レオン・マッコウリーのハイドン・ピアノ集。第1集(SOMMCD0162)に続く今作第2集には、中期の作品 である第19番と、円熟期の5つのソナタが収録されており、ハイドンの多様性と先進性を存分に楽しむこ とができます。マッコウリーは作品を丹念に読み込み、ピアノ学習者にはおなじみの第50番のソナタでも、 要所要所に装飾を加えるなど、遊び心たっぷりの演奏を聴かせます。落ち着いた風情に終始する第54 番、情熱的な楽想を持つ第47番でのきらびやかな表現もさることながら、第58番、第59番でのベー トーヴェンを思わせる力強い作品も聴きものです。
SOMMCD-0603
NX-B04
様々な変奏曲集
クララ・シューマン:ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 Op.20
シューマン:クララ・ヴィークの主題による即興曲 Op.5 (1850年版)
ニコ・ミューリー:スモール・ヴァリエーションズ(2019)…世界初録音
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 Op.54
ヴィジェイ・アイヤー:ハルーシネーション・パーティ(2019)…世界初録音
ブラームス:シューマンの主題による変奏曲 Op.9
ミシュカ・ラシュディ・モメン(P)

録音:2019年3月2日、3日 イギリス
1992年ロンドン生まれの新世代ピアニスト、モメンのSOMM RESORDINGSへのソロ・デビュー・アルバム。モメンはロンド ンのギルドホール音楽院の卒業生で、リチャード・グードやアンドラーシュ・シフに師事。アルバム・タイトル「VARIATIONS」 は“変わるもの、変わらないものへの問いかけである”と考えるモメンが選んだ曲は、シューマン夫妻の作品を中心に、二人 を巡るメンデルスゾーン、ブラームスなどロマン派の作品から、モメン自身が2人の現代作曲家に委嘱し、2019年に完成し た作品までと多彩なもの。その中の1曲を書いたニコ・ミューリーは2018年にメトロポリタン歌劇場でオペラ「マーニー」が初 演され、日本でもライブ・ビューイングで話題になった作曲家。もう一人の作曲家アイヤーは、ニューヨークで活躍するジャ ズ・ピアニスト。現代作品とロマン派作品の融合が興味深い1枚です。
SOMMCD-0604
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フェルナンド・ソル(1778-1839):19世紀のギター音楽集
序奏と「マルボローは戦場に行った」の主題による変奏曲 Op.28
スペインのフォリアとミヌエット Op.15a
モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 Op.9
ギター独奏のための幻想曲 Op.58
6つのバガテル Op.43[第3番/第5番]
悲しみの幻想曲 ホ長調[序奏/葬送行進曲]
カプリッチョ ホ長調「静けさ」
24の練習曲「進歩的なレッスン」Op.31-第23番 ホ長調「宗教的な祈りの楽章」
ジャンルイジ・ジリオ(G)

録音:2019年1月3-5日 ナポリ
イタリア出身のギタリスト、ジャンルイジ・ジリオのSOMM Recordingsでのデビュー盤は、19世紀に活躍したフェル ナンド・ソルのギター作品集。カタルーニャ出身のソルは、高い演奏技術による優れたギター曲を多数書くことで、当 時は居酒屋で演奏されるような地位の低い楽器であったギターを、コンサート会場で演奏される楽器への格上げ に貢献し「ギターのベートーヴェン」と呼ばれていました。初期の傑作「モーツァルトの“魔笛”の主題による変奏曲」 でギター音楽の新しい表現の境地を開拓し、晩年の「悲しみの幻想曲」では、当時現れ始めたロマン派への傾倒 など、ソルの様々な側面が楽しめます。ジリオは、ナポリの音楽院を最高の成績で卒業した後、チマローザ音楽院 で20世紀音楽を学び、さらに建築も学んだ異色の知性派ギタリスト。バロックからロマン派、現代音楽までをレ パートリーとしています。使用楽器は、パリの高名なギター製作者、Rene Lacoteの1834年製。ソル自身も同じ 製作者のギターを弾いていたといい、哀愁に満ちた雰囲気のある19世紀のギターの音色をお楽しみ頂けます。
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ヴィルトゥオーゾ・ピアノ・トランスクリプション集
バッハ:パルティータ 第3番 ホ長調BWV1006より【前奏曲/ガヴォット/フーガ】(ラフマニノフ編)
リスト:モーツァルトの「ドン・ファン」の回想
シューベルト(リスト編):糸をつむぐグレートヒェン
 ます/魔王
リスト:ヴェルディの「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ
J・シュトラウス:宝のワルツドホナーニ編)
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(20秒間のフェイドアウトする拍手入り)
アレッサンドロ・タヴェルナ(P)

録音:2019年1月19日 ライヴ
放送や録音技術が開発される前の19世紀初頭から1920年頃までは、音楽を楽しむ手段としてはピアノを所有して練習 し、自宅のサロンで演奏するのが主流であり、ここから様々な音楽が広まって行きました。そのために、当時流行したオペラの 楽曲や、管弦楽曲、声楽曲などあらゆるジャンルの作品を、ラフマニノフやリストなど名だたる有名作曲家がピアノ版に編曲 を施しています。優れた作曲家の手にかかると、オリジナルの作品の良さが最大限に引き出されることが多く、現代の聴き手 にも楽曲の新たな魅力が発見できるかもしれません。このアルバムでは1983年、ヴェネツィア生まれのピアニスト、タヴェルナ が、バッハからガーシュウィンまでの幅広い年代の作曲家たちによる名曲のピアノ編曲版をとりあげています。タヴェルナはイモ ラ音楽院やサンタ・チェチーリア音楽院で学び、2005年のリーズ国際コンクールに入賞して注目され、イギリスの批評家に 「A.B.ミケランジェリの後継者」と称されているイタリアの名手です。
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ロシアン・ビジョンズ〜20世紀のチェロとピアノのための音楽
ストラヴィンスキー:イタリア組曲(チェロとピアノ版)
シュニトケ:ソナタ第1番
 ソナタ第2番 「ソナタ風」
ドーミトリー・スミルノフ(1948-):ティリエルOp.41c…世界初録音
シュニトケ:ムジカ・ノスタルジカ〜チェロとピアノのための(M.ロストロポーヴィチ編)
 イン・テンポ・ディ・メヌエット
ボジダル・ヴコティッチ(Vc)
アリッサ・フィルソヴァ(P)

録音: 2019年2月9日、10日
チェロのヴコティッチとピアノのフィルソヴァのSOMMRecordingsデビュー盤。20世紀ロシアの3人の巨匠作曲家のデュオを 取り上げるとともに、20世紀ロシアの偉大なチェロの3人の巨匠、ピアティゴルスキー、グートマン、ロストロポーヴィチへのトリ ビュートともなっています。モダンなテイストを持つシュニトケのソナタ第2番に対し、ロマンティックなリリシズムを湛えたソナタ第 1番や、ウィリアム・ブレイクにインスパイアされたスミルノフの「ティリエル」、新古典派寄りのストラヴィンスキーの組曲とシュニト ケのムジカ・ノスタルジカ。これら対照的な5つの作品は現代ロシア音楽の多様性を示しています。ヴコティッチはティペット弦 楽四重奏団の創設メンバー。ロストロポーヴィチの愛弟子、ステファン・ポポフにギルドホール音楽学校で学びました。フィルソ ヴァは2009年にBBCプロムスデビューを果たしたピアニスト。作曲家、指揮者としても活躍しており、ここで演奏している作 曲家スミルノフの愛娘でもあります。
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NX-B04
スタンフォード:弦楽四重奏曲集 第3集
弦楽四重奏曲 第1番
弦楽四重奏曲 第2番
弦楽四重奏曲 第6番…世界初録音
ダンテQ

録音:2019年3月5日、6日セント・ニコラス・パリッシュ教会、テムズ・ディットン
ダンテ四重奏団による「スタンフォード:弦楽四重奏曲全曲録音」の完結盤!第3弾となるこのアルバムには、ベートーヴェ ンやモーツァルトの暗示も見え隠れする初期の第1番、第2番と、世界初録音となる第6番が収録されています。合唱曲の 大家として知られるスタンフォードですが、弦楽四重奏曲の作曲に着手したのは1891年、彼が39歳の時と比較的遅めの 出発でした。その際、2曲を完成させた後、その後30年間で6曲を書き上げ、生涯に合計8曲の弦楽四重奏曲を残してい ます。今回初録音となる第6番は、1910年の作品で、豊かなコントラストと絶え間ないエネルギーの放出を見せるスタン フォード作品の中でも最も表情豊かな1曲です。今作も実力派アンサンブル、ダンテ四重奏団の演奏でお楽しみください。 2020年後半には弦楽五重奏曲第1番&2番の録音が予定されています。
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ヴォーカル・アンサンブル作品集
1. ドン・マクドナルド(1966-):Fire-Flowers: No. 1. Moonset 月の入り
2. ジョージア伝承曲:Shen khar venakhi (S.テナント=フラワーズ編)
3. フローリ・ジャゴダ(1926-):Hamisha asar (S.ヴァンゴ編)
4. チャイコフスキー:子供のための16の歌 Op.5 - 第5番伝説 (G.ウィーヴァー編) …初録音
5. ルーマニア伝承曲:Sub o salcie しだれ柳の下に (A.ウッズ編)
6. ケドロフ(1871-1940):主の祈り
7. カッシア(810-867):Ek rizis agathis 神の道より
8. ダッガン(1963-):O viridissima virga 最も優しい小枝
9. イングランド伝承曲:The Snow it Melts the Soonest 雪はすぐ溶ける (W.ブリュックナー編)
10. ホルスト:The swallow leaves her nest ツバメは巣立つ
11. ガンズ・アンド・ローゼズ:Sweet Child o' Mine (S.ヴァンゴ編) …初録音
12. A・スカルラッティ: 私の心よ、弱ってはならぬ
13. リビー・ラーセン(1950-):Jack's Valentine
14. ケルト伝承曲:Mouth Music (J.フォークナー&D.キーン編)
15. ジェトス・ブレーマー(1959-):Sigh No More, Ladies
16. デイヴィッド・ラング(1957-):I Lie (ヴォーカル・アンサンブル編)
17. ブルガリア伝承曲:Kakwa moma (U.クノルン編)
18. ジム・クレメンツ(1983-):The Woman's 'If'…初録音
19. ジェス・アロースミス(1977-):Changeling's Lullaby (ヴォーカル・アンサンブル編)
パパゲーナ(ヴォーカル・アンサンブル)

録音:2019年9月6-8日
前作のアルバム「The Darkest Midnight」(SOMMCD0189)が、イギリスのAMAZONでクラシック・チャートの トップを飾るという快挙を成し遂げた女声5人によるヴォーカル・アンサンブル「パパゲーナ」の第2作。“厳しい冬を照 らす暖かい光”をテーマに掲げ、選ばれた多種多様な音楽はどれも魅力的、かつ意味深いものばかり。伝承曲か らロックまで刺激的で興味をそそられる曲が並びます。彼女たちの美しくブレンドされた声の響きが楽しめます。
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新世界からの宝物
エイミー・ビーチ(1867-1944):ピアノ五重奏曲 嬰ヘ短調 Op.67
エンリキ・オスワルド(1852-1931):ピアノ五重奏曲 ハ長調 Op.18
マルノス・ノブレ(1939-):詩曲 21 Op.94 No.21…初録音
ビーチ:ロマンス Op.23
クレーリア・イルズン(P)
コウルQ【ロジャー・コウル(Vn)、フィリップ・ギャラウェイ(Vn)、ジョナサン・バリット(Va)、ニコラス・ロバーツ(Vc)】

録音:2019年4月8-9日
「Treasures from the New World 新世界からの宝物」と題された室内楽作品集。収録されているの はブラジルの作曲家オスワルドとノブレ、アメリカの作曲家ビーチの作品です。ヨーロッパからの移民を両親に持 ち、イタリアとブラジルで活躍したオスワルド、初期のころから十二音技法に興味を抱き、ヒナステラに師事した ノブレ、アメリカで初めて作曲家として成功した女性であるビーチ。3人とも新しい時代の音楽を開拓し、個性 的な作品を書きあげました。 このアルバムでは、ブラームスとシューマンの影響が感じられるビーチのロマンティックな五重奏曲、流麗かつ力 強いアンサンブルが楽しめるオスワルドの五重奏曲、この2曲をメインに置き、陰鬱ながらも情熱を秘めたノブレ の詩曲(世界初録音)と、愛らしいビーチのロマンスが添えられています。ブラジル出身のピアニストのクレーリ ア・イルズンと、コウル四重奏団の演奏で。
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イギリスのヴァイオリン・ソナタ集
ウォルトン:ヴァイオリン・ソナタ
オルウィン:ヴァイオリン・ソナチネ
ジェイコブ(1895-1984):ァイオリンとピアノのためのエレジー…初録音
 カプリース…初録音
 小さなダンサー…初録音
ケネス・レイトン(1929-1988):ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.4
アラン・ロースソーン(1905-1971):ピエロ - ヴァルス=カプリス
レノックス・バークリー(1903-1989):エレジー イ長調 Op.33 No.2
 トッカータ ホ短調 Op.33 No.3
クレア・ホウィック(Vn)
サイモン・キャラハン(P)

録音:2019年9月7-8日
20世紀に大好評を博したイギリスのヴァイオリン・ソナタを集めた1枚。メニューインから依頼されたウォルトンの ソナタをはじめ、均整のとれたオルウィンのソナタ、初録音となるジェイコブの3つの小品、映画「アンクル・サイラ ス」でも用いられたロースソーンのヴァルス=カプリス、若々しいレイトンのソナタ、巧妙に音が張り巡らされた バークリーのエレジーとトッカータ、この6人の作曲家の作品が演奏されています。演奏しているクレア・ホウィック はこのアルバムがSOMMへのデビュー。ピアノのサイモン・キャラハンと息の合った演奏を聴かせます。
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NX-B04
エセル・スマイス(1858-1944):歌曲とバラード集
4つの歌/歌とバラード Op.3
歌 Op.4/3つの歌
ルーシー・スティーヴンス(C.A)
バークリー・アンサンブル
オダリーネ・デ・ラ・マルティネス(指)
エリザベス・マーカス(P)

録音:2019年9月11-12日
19世紀後半から20世紀前半のイギリスで活躍した数少ない女性作曲家の一人、エセル・スマイス。作曲だけで はなく、女性解放運動にも力を尽くし、晩年には自伝や交友録を著すなど優れた活動をした人です。熱烈なブ ラームス信奉者であった彼女ですが、実際に作曲したのは歌曲や合唱曲が中心で、器楽のための作品はほとんど 残っていません。このアルバムには1886年から1913年の間に書かれたピアノとオーケストラの伴奏による17の声 楽曲を収録。Op.3の5曲はドイツ語のタイトルが付いていますが、歌詞は作曲者自身が英訳したもの。一方 Op.4の5曲はドイツ語の歌詞に作曲しています。1913年に作曲された「3つの歌」のうち、2つの曲にはイギリスの 社会主義活動家エセル・カーニー・ホールズワースの詩が用いられており、彼女の強い主張が感じられます。1908 年に作曲された「4つの歌」は室内楽伴奏による美しい作品。フランス風の音楽であり、ドビュッシーからも賞賛され ました。
SOMMCD-0612
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ペネロピ・スウェイツ(1944-):合唱曲と歌曲集
詩篇第24篇「The Earth is the Lord’s すべての地は主のもの」
詩篇第121篇「I will lift up mine eyes 目を上げて山々を仰ぐ」
詩篇第19篇 「The heavens tell out the glory of God 天は神の栄光を告げる」
詩篇第23篇「The Lord is my shepherd 主は私の羊飼い」
ミサ・ブレヴィス
Reverie 夢*
All the Days of Christmas クリスマスの全ての日々
Forestry 林業
5つのシェイクスピアの歌
Yaathum oore yaavarum kelir 誰もが何でも聞く
Walkabout ウォークアバウト
Kano カノ
Cold Winter's Night 冷たい冬の夜
A Carol of Christmas Morning クリスマスの朝のキャロル
Lead, Kindly Light みちびきゆかせたまえ
Saint Teresa's Bookmark 聖テレサのブックマーク
キャロリン・サンプソン(S)
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
ウィリアム・デイズリー(Br)
ルバート・ジェフコート(Org)
エクス・カセドラ(ヴォーカル・アンサンブル)
ペネロピ・スウェイツ(P)
ジェフリー・スキッドモア(指) 他

録音:2019年9月20-22日
*以外全て初録音
オーストラリア出身の作曲家・ピアニスト、ペネロピ・スウェイツ。パーシー・グレインジャーの解釈が高く評価されるとと もに、ミュージカルなどの彼女自身の作品も好評を持って迎えられています。この「五大陸より」と題されたアルバム では、19曲の初録音を含む合唱曲と歌曲を紹介しています。「ミサ・ブレヴィス」と4曲の詩篇、シェイクスピアの詩 を用いた曲、インドとアフリカの音楽に影響を受けた歌、南北アメリカの民謡を採り入れた歌、そしてオーストラリア 奥地の民謡に喚起された歌がバランスよく配置されています。これらを歌うのは古楽系の演奏でも知られるキャロリ ン・サンプソンとジェイムズ・ギルクリスト、ウィリアム・デイズリーの3人の歌手たち。スウェイツのピアノだけでなく、ギター からドラムやサックス、トランペットまでの多彩な楽器を伴奏に、エクス・カセドラとともに華麗な歌を披露します。
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NX-B04
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 第3集
ピアノ・ソナタ 第10番ハ長調 K.330
ジーグト長調「ライプツィヒ・ジーグ」K.574
ピアノ・ソナタ第18番ニ長調 K.576
アダージョ ロ短調 K.540
ピアノ・ソナタ第11番イ長調「トルコ行進曲付き」K.331
ピーター・ドノホー(P)

録音:2018年7月9-12日
イギリスの中堅ピアニスト、ピーター・ドノホーが弾くモーツァルトのソナタ集。第3集となるこのアルバムでは人気の高 い第11番「トルコ行進曲付き」と、第10番ハ長調、最後のソナタである第18番ニ長調の3曲を収録。同時収録 は1788年に書かれた「アダージョ ロ短調」と、あまり耳にすることのない小品「ジーグ ト長調」。ドノホーは各曲の 持つ雰囲気を弾き分け、明から暗までさまざまなモーツァルトの表情を描きだしています。中でも軽やかな「ジーグ」 と悲痛な「アダージョ」での対照的な雰囲気が聴きどころ。
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NX-B04
ウォルトン(1902-1983)とコンスタント・ランバート(1905-1951)の音楽
ランバート:白鍵のための3つの黒人の小品(2台ピアノのための)
ウォルトン:The Winds ザ・ウィンズ(風)
 Daphne ダフネ
 Tritons トリトンズ
ランバート:Four Poems by Li Po 李白による4つの詩
ウォルトン:Siseta for piano duet  2台ピアノのためのシエスタ
 Under the Greenwood Tree 緑の木陰で
 Beatriz’s Song ベアトリツの歌(クリストファー・パーマー編)
ランバート:Three Poems by Li Po 李白による3つの詩
ランバート:The Long-Departed Lover
ザ・ロング・デパーテッド・ラヴァ―
ウォルトン:ファサード組曲第1番(2台ピアノのための)(ランバート編)
ウォルトン:ファサード組曲第2番(2台ピアノのための)(ランバート編)
ジャイムズ・ギア(T)、
アンドリュー・ウェスト、
ローランド・ウッドリー(P)

録音:2019年8月29日-9月1日 Potton Hall, Suffolk
20世紀英国の作曲家、ウォルトンとランバートの30年に渡る友情と仕事でのパートナーシップを象徴する、2台ピアノの ための音楽とピアノ伴奏による歌曲を収録したアルバム。ウォルトンの曲の中でも有名な「ファサード」は女性詩人シト ウェルの詩が音楽にのせて朗読される作品ですが、ここではランバート編曲の2台ピアノのための組曲が、イギリスの知的 なピアニスト、ウエストとウッドリーの演奏で収録されています。コンスタント・ランバートはバレエ・リュスのディアギレフに見 初められ、「ロメオとジュリエット」を委嘱された他、ヴィック・バレエ団の創設者の一人としても活躍しました。収録曲の中 の『李白による歌曲』は、19世紀から20世紀初頭にかけてヨーロッパでは唐代の詩が流行しており、このランバートの作 品は、日本人の外交官だった小畑薫良が英訳した李白の詩に曲をつけた繊細な趣の歌曲です。その歌曲を歌ってい るのは、イギリスのテノールのギアで、作曲家ブリテンの研究なども行っています。ギアと彼の伴奏パートナーのウッドリーは この盤がSOMMレーベルからのデビュー盤となります。
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アーサー・サマヴェル(1863-1937):歌曲集
歌曲集『モード』
歌曲集『シュロプシャーの若者』
ロデリック・ウィリアムス(Br)
スージー・アラン(P)

録音:2019年7月22日、23日
“イギリスのシューマン”といわれたサマヴェル(1863-1937)による英国音楽の中でも重要な二つの連作歌曲を収録し たアルバム。サマヴェルはケンブリッジ大学で歴史を学ぶ間もスタンフォードに、その後パリ―に作曲で師事。サマヴェルの 音楽はリリシズムとハーモニーの絶妙な融合が特徴的で、ブラームスやシューマンのロマン派の影響もありつつ、師匠のパ リーやスタンフォードの曲への取り組みで花開いた、英語のイントネーションを活かして曲をつける英国歌曲の新しい流れ に呼応し、ここに収録されたテニスンやハウスマンの詩で連作歌曲を作りました。「モード」ではテニスンのほの暗いモノドラ マより13の詩が採用され、声とテクストとピアノの見事な掛け合いで雄弁に歌われます。「シュロプシャーの若者」は20 歳の若者の揺れ動く心情を描いた内容ですが、ヴオーン・ウィリアムズ、ガーニー、バターワースなどサマヴェル以外にも多 くの作曲家が曲をつけた人気の題材です。古きよきイングランドの息吹を伝えるかのように切々と歌うのは、王立歌劇 場やENOにも出演しているバリトンのウィリアムズ。ブックレットには、歌い手の視点から見たサマヴェルについての文章 (英語)を寄せています。
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★NX-B04
奇しき薔薇の聖母〜聖母マリアの音楽ポートレイト
ジョン・タヴナー:神の御母よ、我ここに立ち
ラドフォード(1485-1557):幸あれ、その御受胎は
ブルックナー:アヴェ・マリア
ダルビー(1942-2018):救いの聖母
イエイロ(1978-):セカンド・イヴ
ダイソン(1883-1964):マニフィカト ヘ長調
ブリテン:ローザ・ミスティカ (奇しき薔薇の聖母)〜A.M.D.G.(神のさらなる栄光のために)より
ハウエルズ(1892-1983):マニフィカト (チチェスター礼拝)
リュッティ(1949-):アヴェ・マリア*
ウィラン(1880-1968):私は鳩のように美しい彼女を見た
ビンガム(1952-):めでたし、この上なく聖なる乙女*
ヴィレット(1926-1998):聖母への賛美歌
クヴェルノ(1945-):アヴェ・マリス・ステッラ
マクダウエル (1951-):オブ・ア・ローズ*
カラム・アルジャー(Org)
イサベッラ・アボット(S)
イモジェン・ラッセル(S)
ロイヤル・バーミンガム音楽院室内cho


録音:2019年6月27日,28日
*=世界初録音
いつの時代も、聖母マリアの献身的な愛は永遠の魅力として人々の心を捉えてきました。このアルバムは、古くは1485 年生まれの荘厳なポリフォニーが特徴的なラドフォードの作品から、ドラマティックなブルックナー、ブリテン、そして現代の 作曲家の作品まで、様々な時代の聖母マリアをテーマとした合唱曲を集めています。20世紀イギリスを代表するタヴ ナーの「神の御母よ、我ここに立ち」は、レールモントフの詞による神秘的な癒しの雰囲気をもつ楽曲。他には聖母マリ アがキリストの母であることを神に感謝する内容の「マニフィカト」他、時代によって異なる表現方法で聖母を讃える全 14曲です。またアルバム・タイトルは、ブリテンの「奇しき薔薇の聖母」から採られています。演奏は、ロイヤル・バーミンガ ム音楽院の室内合唱団と、イギリスでも屈指の合唱指揮者スパイサー、そしてオルガンは、現在ウェストミンスター大聖 堂でオルガン研究をしているアルジャーです。
SOMMCD-0618
NX-B04
イアン・ヴェナブルス(1955-):レクイエム
ジョン・サンダーズ(1933-2003):献呈*
ジョン・ジュベール(1927-2019):永遠の神よ
アイヴァー・ガーニー(1890-1937):神は私を教え導く(I.ヴェナブルス編)
ヴェナブルス:高らかに神に歌う
キャスリーン・パーフェクト(A)
アーサー・ジョンソン(Boy-S)
チャールズ・ルカス(Boy-S)
アレックス・テイラー(Boy-S)
マシュー・クラーク(Br)
エイドリアン・パーティントン(指)
ジョナサン・ホープ(Org)グロスター大聖堂聖歌隊

録音:2019年11月12,13日 グロスター大聖堂
*以外=世界初録音
イギリスの合唱作曲家イアン・ヴェナブルス(1955-)のレクイエム。 彼は「これまでにも数多くのレクイエムが作曲されており、新たなレクイエムを創造することは気が重い挑戦でした。しか し合唱音楽の作曲家として言葉は私にとって常に重要なものであり、このテキストを音楽に乗せることに圧倒的な願 望も感じました。」と語り、その言葉通りの美しく感動的な作品を書き上げました。2018年の初演時に、エイドリア ン・パーティントンとオルガンのジョナサン・ホープ、ソリストたちと合唱団はこの作品を感動的に演奏、大好評を得て、 翌年2019年にこの録音が行われました。アルバムにはレクイエムの他、ヴェナブルス自身が編曲したガーニーの作品 を含む4曲が収録されています。
SOMMCD-0619
NX-B04
ライプツィヒ・サークル 第2集
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第1番ニ短調
Op.49
クララ・シューマン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.17
シューマン:ピアノ三重奏曲 第2番ヘ長調 Op.80
ロンドン・ブリッジ三重奏団【デヴィッド・アダムズ(Vn)、ダニエル・トン(P)、ケイト・グールド(Vc)】

録音:2018年9月25日 ライヴ
「ライプツィヒ・サークル」シリーズ第2作。19世紀半ばのライプツィヒ音楽界に強い影響を及ぼしたシューマン夫妻を取 り巻く作曲家たちの作品を集めたこのシリーズ、今作では夫妻の作品と、メンデルスゾーンの作品を聴くことができま す。1839年に作曲されたメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番は、これを聴いたシューマンが「ベートーヴェン以 来、最も偉大なピアノ三重奏曲だ」と讃えた作品。その8年後に作曲されたシューマンの第2番は、晩年に向かう彼 の精神の不安定さが全く感じられない明るく活発な曲です。第2楽章での3つの楽器の親密な対話は、シューマンら しい深い愛情と優しさに満ちています。クララ・シューマンのピアノ三重奏曲は、優れたピアニストであったクララらしい、 ピアノ・パートが充実した作品。独創的な旋律に彼女の才能が感じられます。第1集と同じく、ロンドン・ブリッジ三重 奏団による演奏です。 ライプツィヒ・サークル 第1集…SOMMCD0199
SOMMCD-0616
NX-B04
ハミルトン・ハーティ:歌曲集
1. Sea Wrack シーラック
2. Scythe Song 鎌の歌
3. My Lagan Love マイ・ラガン・ラヴ
4. The Blue Hills of Antrim アントリムの緑の丘
5. Arlequin and Columbine
アルルカンとコロンバイン(P独奏)
6. A Cradle Song ゆりかごの歌
7. The Song of Glen Dun グレン・ダンの歌
8. Mignonette ミニヨネット
9. By the Sea バイ・ザ・シー*
10. The Fiddler of Dooney*
ドゥーニーのヴァイオリン弾き
11. To the Gods of Harbour and Headland*
ハーバーとヘッドランドの神たちへ
12. The Lowlands of Halland ハランドの低地*
13. By the Bivouac’s Fitful Flame*
野営の気まぐれな炎の傍らで
14. Dreaming ドリーミング*
15. The Stranger’s Grave*
見知らぬ人の墓
16. Idyll 田園詩(P独奏)*
17. Poppies ポピー*
18. Flame in the Skies of Sunset*
夕暮れの空の炎
19. Lane o’ the Thrushes つぐみの小道*
20. A Lullaby 子守歌*
21. My Thoughts of You あなたへの想い*
22. Your Hand in Mine, Beloved*
愛する人よ、あなたの手が私の手の中に
23. At Easter 復活祭に*
24. Come, O Come, My Life’s Delight*
来たれ、来たれ、私の人生の喜びよ
25. Adieu, Sweet Amaryllis*
さようなら、愛しのアマリリス
キャスリン・ラッジ(Ms)
クリストファー・グリン(P)

録音:2018年4月9-10日
*=世界初録音
北アイルランド、アルスター地方出身のハーティは、もともとピアノ伴奏者として音楽活動を始めましたが、ハレO の指揮者に就任し大成功を収めました。作曲家としてはヘンデルの『水上の音楽』、『王宮の花火の音楽』の管弦楽 編曲や自作の「アイルランド交響曲」などで知られていますが、伴奏者として多くの歌手との共演で培ったセンスで、優 れた歌曲も多数生み出しました。ここに収録された23曲には、人気曲「アントリムの緑の丘」や「マイ・ラガン・ラヴ」の 他、ウォルト・ホイットマンやトマス・キャンピオン、ハーティ自身による詩に曲をつけた作品など彼のアイルランドの伝統への 想いが、情感豊かな表現力として活かされています。また、2曲のピアノ独奏曲を含むトラック5,11,16,21,25の5曲 は、英国音楽の研究者で本盤のライナーノーツも担当したジェレミー・ディブルが手稿譜からおこした新しいエディションで 聴くことができます。リヴァプール出身で、タイムズ紙に「クラシックのライジング・スター」と評されたメゾ・ソプラノのキャスリ ン・ラッジによる歌唱です。
SOMMCD-0620
NX-B04
ホフマイスターの魔法のフルート第1集
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):1-3. 四重奏曲 ハ短調 H. 5929〜フルート、2つのヴァイオリンとチェロのための
三重奏曲(ソナタ) 変ロ長調 Op.11 No. 2〜フルート、ヴァイオリンとチェロのための
二重奏曲 ト長調
フルート、ヴァイオリンのための
三重奏曲(ソナタ) ニ長調 Op.11 No. 3〜フルート、ヴァイオリンとチェロのための
フルート五重奏曲 変ホ長調 Op. 3〜フルート、ヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロのための
ボリス・ビジャク(Fl)
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
ピアッティQ【ナサニエル・アンダーソン=フランク(Vn)、マイケル・トレイナー(Vn,Va)、永田 哲海(Va)、ジェシー・アン・リチャードソン(Vc)】

録音:2019年12月2-3日
世界初録音
ドイツ・バロック期の作曲家ホフマイスターのフルートを伴う室内楽曲集。全てが世界初録音です。1780年代までは ウィーンで最も人気の高い作曲家であったホフマイスターですが、1785年に設立した出版社での事業が大成功を収 め、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらの作品を次々と世に送り出したことでも知られています。このアルバムに収録 された6作品は、どれもホフマイスターのバランスの良い作曲センスが反映されており、中でもハ短調の四重奏曲の作風 は、ベートーヴェンを思わせるほどにドラマティックです。ロンドンを拠点とするスロヴェニア出身のフルート奏者ビジャクと、 同じくスロヴェニア出身のトロトヴシェクを中心に、日本のヴィオラ奏者、永田哲海をメンバーとするピアッティ四重奏団が 緊密なアンサンブルを繰り広げます。
SOMMCD-0621
NX-B04
英国歌曲の100年 第1集
ホルスト:A Vigil of Pentecost ペンテコステの徹夜祷…世界初録音
 The Ballad of Hunting Knowe
狩猟のバラード…世界初録音
ハンバート・ウルフによる12の歌 Op.48より
 No. 1. Persephone ペルセポネ
 No. 4. A Little Music 小さな音楽
 No. 8. The Dream-City 夢見る都市
 No. 6. The Floral Bandit 花の盗人
 No. 12. Betelgeuse ベテルギウス
レベッカ・クラーク(1886-1979):June Twilight 6月の黄昏
 The Seal Man シールマン
 A Dream 夢/Eight O’Clock 8時
アイヴァー・ガーニー(1890-1937):Down by the Salley Gardens サリー・ガーデン
 Snow 雪/Lights Out 消灯
 Sleep 眠り
フランク・ブリッジ:4つの歌曲(1925)
ジェイムス・ギルクリスト(T)
ネイサン・ウィリアムソン(P)

録音:2020年1月2-3日
イギリスの名テノール、ギルクリストが歌う英国歌曲の100年史。第1集に収録されたのは、1800年代後半に 生まれたホルスト、クラーク、ガーニー、ブリッジ、この4人の作品です。ともすれば、他ジャンルの作品ばかりが知 られる作曲家たちですが、彼らはみなイギリスの伝統に則った素晴らしい歌曲を遺しています。ホルストの2作 品は世界初録音。クラークの少しだけ不気味な歌や、ガーニーの内省的な歌など聴きどころの多い1枚です。
SOMMCD-0622(2CD)
NX-C09
ジョージ・ダイソン(1883-1964):ピアノ曲全集
【CD1】

ピアノとオーケストラのためのコンチェルト・レッジエーロ(2台ピアノ編)…世界初録音*
The Open Window 開いた窓…世界初録音
Primrose Mount プリムローズ・マウント
Bach’s Birthday バッハの誕生日
Untitled Piano Piece 題名のないピアノ小品…世界初録音
Six Lyrics 6つの抒情…世界初録音
【CD2】
My Birthday 私の誕生日
12の易しい小品…世界初録音
前奏曲とバレエ
Epigrams エピグラム
Three Wartime Epigrams 3つの戦時のエピグラム
Four Twilight Preludes 4つの黄昏の前奏曲
サイモン・キャラガン(P)
クリオナ・シャナハン(P)*

録音:2020年1月17-18日
イギリスの作曲家ジョージ・ダイソン。英国王立音楽大学で学び“メンデルスゾーン遊学奨学金”を獲得。イタリアとド イツに留学し研鑽を積み、帰国後は教師として活躍。1937年に王立音楽大学学長に任命され英国音楽界の発 展に貢献した人です。この2枚組には、世界初録音を含むダイソンのピアノ作品を全曲収録。彼の7歳の時の作品 である「題名のないピアノ小品」からドビュッシー風の雰囲気を漂わせる「プリムローズ・マウント」、西部戦線での経験 を生かした「3つの戦時のエピグラム」など様々な作品を聴くことができます。ブックレット(英語)には、ダイソンの伝 記作家ポール・スパイサーの文章を掲載。作曲家の生涯が丹念に綴られています。
SOMMCD-0623
NX-B04
スタンフォード:弦楽五重奏曲と間奏曲集
弦楽五重奏曲第1番ヘ長調 Op.85
3つの間奏曲 Op.13(チェロとピアノ編)…世界初録音
弦楽五重奏曲第2番ハ短調 Op.86…世界初録音
ダンテQとエンデリオンQのメンバー
ダンテQ団員【クリシア・オソストヴィチ(Vn)、井上祐子(Va) 、リチャード・ジェンキンソン(Vc)】
エンデリオンQ団員【ラルフ・デ・スーザ(Vn)、ガーフィールド・ジャクソン(Va)】
ベンジャミン・フリス(P)

録音:2019年11月25-26日、2018年4月5日
ダンテ四重奏団による弦楽四重奏曲集が好評を博したスタンフォードの室内楽作品集。今作はダンテ四 重奏団のメンバーに、同じく実力派エンデリオン四重奏団のメンバーを加えて弦楽五重奏曲を収録した1 枚。1904年に初演されたブラームスを思わせる重厚な雰囲気を持つ2曲の五重奏曲は、ライプツィヒ、 ベルリンで学んだスタンフォードが師と仰いでいたヨーゼフ・ヨアヒムを念頭に置いて作曲した作品。第2楽 章ではアイルランド民謡が用いられるなどスタンフォードらしさも際立ちます。世界初録音となる第2番も、 60年前のヨアヒム初の英国訪問を記念したという曲。どちらも偉大なる師への尊敬の念が込められていま す。1880年に書かれた間奏曲は、もともとクラリネットとピアノのための作品ですが、ここでは作曲家自身 がチェロとピアノ用に編曲した版が使われています。ピアノを担当するのは名手ベンジャミン・フリスです。
SOMMCD-0624
NX-B04
ハイドン:ピアノ・ソナタ集 第3集
ソナタ 第34番ニ長調 Hob. XVI:33
ソナタ 第32番ト短調 Hob. XVI:44
ソナタ 第31番変イ長調 Hob. XVI:46
ソナタ 第38番ヘ長調 Hob. XVI:23
ソナタ 第55番変ロ長調 Hob. XVI:41
ソナタ 第56番ニ長調 Hob. XVI:42
レオン・マッコーリー(P)

録音:2019年11月23-24日
1993年、ウィーン国際ベートーヴェンピアノコンクールで優勝。同年リーズ国際ピアノコンクールで第2位を 獲得したイギリスのピアニスト、レオン・マッコーリーが取り組むハイドンのピアノ・ソナタ集。 第3集となるこのアルバムでは1767年から1784年にかけて作曲された6つのソナタが演奏されています。 今作でもマッコーリーは、旋律に自在な装飾を加えながら遊び心たっぷりの演奏を披露。とりわけ後期の2 つのソナタ、第55番と第56番での充実の演奏が聴きどころです。
SOMMCD-0625
NX-B04
ヴァイオリンとピアノの音楽
ディーリアス:ヴァイオリン・ソナタ ロ長調 Op.posth
シリル・スコット(1879-1970):Cherry Ripe 熟したさくらんぼ -クライスラーに
 ワルツ・カプリース(A.W.クレーマー編)…初録音
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
ラヴェル:ハバネラ形式の小品(J.ハイフェッツ編)
アイアランド(1879-1962):ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調
バックス(1883-1953):Mediterranean 地中海(J.ハイフェッツ編)
クレア・ホウィック(Vn)
サイモン・キャラハン(P)

録音:2019年10月24-25日
英国とフランスをつなぐ作品を書いた作曲家たちのヴァイオリン曲を集めた1枚。冒頭にはこのジャンルを代表する ディーリアスの作品が置かれています。20代後半、パリに留学した彼は滞在した8年の間に、この都市の空気と文 化を存分に堪能、認められることはなかったもののこの「ヴァイオリン・ソナタ ロ長調」を含む数多くの作品を書き上 げています。また、彼より年少のアイアランドのソナタは、エドワード調の優雅さとフランス印象派の作風を融合させ たものであり、ドビュッシーの最後のソナタは深い感情が表出された名作です。ここに、ラヴェルとドビュッシー作品か ら影響を受けたシリル・スコットの小品と、ハイフェッツのアレンジによるラヴェルの「ハバネラ形式の小品」、バックスの 「地中海」を併せ、ホウィックとキャラハンが各曲の共通項を探っていきます。
SOMMCD-0626
NX-B04
チェロ・ソナタ集
フランク:チェロ・ソナタ イ長調
ゴダール(1849-1895):チェロ・ソナタ ニ短調 Op.104
コリーヌ・モリス(Vc)
ペトル・リモノフ(P)

録音:2019年11月14-15日
1886年に作曲されたフランクとゴダール、2曲のソナタを収録したアルバム。どちらもベル・エポック(良き時代)の頃 に、フランス系の作曲家がドイツ、オーストリア系の作風に則って書いた作品です。とはいえ、ヴァイオリン・ソナタを原 曲とするフランクのソナタは良く知られていますが、ゴダールのソナタは録音も演奏機会もほとんどなく、貴重な1枚と なります。サロン風の音楽ばかりが知られるゴダールですが、ここではかっちりとした形式を持つ壮大な音楽が展開さ れています。チェロを演奏するコリーヌ・モリスは、ロストロポーヴィチとトゥルトリエに高く評価された奏者。肩の故障に より5年以上コンサートから遠ざかっていましたが、見事な復活を遂げています。ロシア系イギリス人ピアニスト・指揮 者、ペトル・リモノフは『Classical Music magazine誌』にて「無限の能力を備えた驚異的な音楽家」と評され た名手。二人の息を呑むようなアンサンブルをお聴きください。
SOMMCD-0627
NX-B04
スタンフォード:歌曲集
信仰の歌 Op.97(1907)…全曲の初録音
ロバート・ブリッジの詩による3つの歌 Op.43(1891)…初録音
「Shamus O'brien 探偵オブライエン」Op.61-4つの歌(1896)…デジタル初録音
Nonsense Rhymes ナンセンスな詩(遺作)
The Triumph of Love 愛の勝利 Op.82(1903)…初録音
Barkerolle(異稿版)
ロデリック・ウィリアムズ(Br)
ジェームズ・ウェイ(T)
アンドルー・ウェスト(P)

録音:2019年6月25-26日
アイルランド出身の作曲家、チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード。7曲の交響曲を含む数多くの作品を残し、19 世紀英国音楽発展の立役者と目されながらも、20世紀になると一部の合唱作品の他はほとんど忘れられてしま いました。このアルバムでは、名バリトンのロデリック・ウィリアムズと、2017年に開催された「第62回キャスリーン・フェ リアー賞」で第2位を獲得した若きテノールのジェームズ・ウェイの歌唱で、スタンフォードのさまざまな歌曲を収録。 中でも「ロバート・ブリッジの詩による3つの歌」と「愛の勝利」は世界初録音となります。他にはウォルト・ホイットマン の詩による「信仰の歌」、遺作となったエドワード・リアの詩によるユニークな曲調を持つ「ナンセンスな詩」など、どの 曲も英国詩人たちが紡ぐ美しい言葉が巧みにロマンティックな音楽へと織り込まれています。ピアノを担当するアン ドルー・ウェストも力強い演奏を聴かせます。
SOMMCD-0629
NX-B04
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第4集
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 K. 279
ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K. 283
メヌエット ニ長調 K. 355
アレグロ ト短調 K. 312
ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332
ピーター・ドノホー(P)

録音:2018年3月3-4日
イギリスのピアニスト、ピーター・ドノホーによる全6巻からなるモーツァルトのピアノ・ソナタ全集。この第4集には 1774年、18歳のモーツァルトの手による「6つのソナタ」から第1番と第5番、1784年に出版された第12番の3 曲を中心に収録。スカルラッティのソナタを思わせる軽快な第1番、ハイドンを思わせる明るい旋律が魅力的な 第5番、第3楽章での技巧的なパッセージが印象的な第12番と、モーツァルトの多彩な才能を存分に味わえま す。同時に収録されているのは、時々現れる半音階的進行が不思議な味わいをもたらすメヌエットK. 355と、 激しい楽想を持つアレグロK. 312の2曲です。
SOMMCD-0630
NX-B04
ファーガソン、クラーク、マコンキー、フィンジ、テイトの歌曲集
ハワード・ファーガソン(1908-1999):発見
レベッカ・クラーク(1886-1979):あざらしの男
 天国の布/桜の枝の杖
 子どもの喜び/子守歌
 タイガー、タイガー
エリザベス・マコンキー(1907-1994):父なる神への賛歌…世界初録音
輝くようなユリが育つのを見たことがある?
 彼の愛する人のための瞑想曲
ジェラルド・フィンジ:地球が朽ちるまで Op. 19
マコンキー:4つのシェイクスピアの歌
フィリス・テイト(1911-1987):ファルコン…世界初録音
 子守歌…世界初録音
 墓碑銘
ジェイムズ・ギア(T)
ロナルド・ウッドリー(P)

録音:2020年10月7-10日ポットン・ホール、サフォーク(UK)
数多くの優れた歌曲が生まれた20世紀のイギリス。このアルバムではフィンジの「地球が朽ちるまで」と、ファーガソンの「発見」、この2つの歌曲集を中 心に、クラーク、マコンキー、テイトのさまざまな歌曲を収録した1枚。世界初録音を含む全28曲の中には、英語の持つ響きの美しさを表現したファー ガソン作品から、メランコリックな風情を持つフィンジ、バルトークの民謡を思わせるテイトの「子守歌」、拷問を受けながらも神への賛美を続けた神父の 情熱を描いたマコンキーの「父なる神への賛歌」など多彩な歌曲が選ばれています。こで表現力豊かな歌唱を披露するのは、英国の歌手ジェイムズ・ ギア。バロック音楽から近代作品まで幅広い舞台で活躍する名手で、透明感のある美しい声が魅力です。
SOMMCD-0631
NX-B04
イアン・ファリントン(1977-):ガーシュウィンの歌曲編曲集
ガール・クレージー
 I got rhythm
 They all laughed
 The man I love
 Nice work if you can get it
ポーギーとベス
 Summertime
 They can’t take that away from me
オー・ケイ!
  Fidgety feet
 Love is here to stay
 I’ll build a stairway to Paradise
 Do it again
ポーギーとベス
 It ain’t necessarily so
オー・ケイ!
  Someone to watch over me
 I’ve got a crush on you
ガール・クレイジー
 But not for me
  Gershwinicity ガーシュウィニシティ
アール・デコ・トリオ【ピーター・スパーク(Cl)、カイル・ホーク(アルト・サクソフォン)(ソプラノ・サクソフォン】
イアン・ファリントン(P)

録音:2020年9月4-5日
世界初録音
作曲家、ピアニストとして活躍するイアン・ファリントン。2012年にはロンドン・オリンピックの開会式でローワン・アトキン ソンの「炎のランナー」によるコミック・パフォーマンスでピアノを演奏し、一躍注目を浴びました。また2020年にはBBC プロムスで、ベートーヴェンの9つの交響曲をスリル満点な7分間に凝縮した「ベートーヴェニアーナ」を披露。こちらも ロックダウン下のロンドンの聴衆たちを熱狂させました。現在「アール・デコ・トリオ」のメンバーとして活動する彼のこのア ルバムは、ガーシュウィンの名曲をアレンジした曲集。「アイ・ゴット・リズム」や「サマータイム」などの耳慣れた旋律が、 新鮮な雰囲気をまとって立ち現れます。トラック15の「ガーシュウィニシティ」はオリジナル作品で、ガーシュウィンの初期 のヒット曲から晩年までのさまざまな作品のメドレーです。クラリネット、サックスとピアノが織りなす美しく楽しい響きをご 堪能ください。
SOMMCD-0632
NX-B04
新世界からの宝物 第2集
エンリキ・オスワルド(1852-1931):ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 Op. 36
フランシスコ・ミニョーネ(1897-1986):ロマンス
レオポウド・ミゲス(1850-1902):ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op. 14
マルロス・ノブレ(1939-):詩曲 Op. 94 No. 1(Vnとピアノ版)
アレシャンドリ・レヴィ(1864-1892):タンゴ・ブラジレイロ(ソウザ・リマによるヴァイオリンとピアノ編)
アンソニー・フリント(Vn)
クレリア・イルズン(P)

録音:2019年6月15-16日
ポットン・ホール、サフォーク(UK)
近代南米の作曲家の秘曲を紹介するシリーズ「新世界からの宝物」。第1集(SOMMCD0609)ではビーチとオスワ ルドのピアノ五重奏が紹介されていましたが、第2集にはオスワルドをはじめとした5人のブラジル人作曲家のヴァイオリ ン・ソナタと小品集が収録されています。伸びやかな旋律が美しいオスワルドのソナタや、スペインとフランスで学んだミ ゲスの甘美な雰囲気を持つソナタ、ノブレのメロディアスな詩曲など、聴きごたえのある作品を楽しめます。またフランシ スコ・ミニョーレはピアニスト、イルズンの師でもあり親友でもある作曲家。この子守歌風の「ロマンス」は短いながらも味 わい深い1曲です。
SOMMCD-0633
NX-B04
鳥の歌〜ブラームス/シューマン/クララ・シューマン/ビーミッシュ: 歌曲集
ブラームス:ナイチンゲールに寄せて Op. 46 No. 4
 乙女の歌 OP. 107 No. 5
 乙女 Op. 95 No. 1
クララ・シューマン:あなたが美しさゆえに愛するのなら
ブラームス:乙女は語る OP. 107 No. 3
 サラマンダー OP. 107 No. 2
 ナイチンゲール OP. 97 No. 1
サリー・ビーミッシュ(1956-):ハーフェズによる4つの歌
 ナイチンゲール/クジャク/魚
 ヤツガシラ
ブラームス:甲斐なきセレナーデ OP. 84 No. 4
 サッフォー風の頌歌 OP. 94 No. 4
 永遠の愛について OP. 43 No. 1
シューマン:歌曲集『女の愛と生涯』
ロデリック・ウィリアムズ(Br)
アンドルー・ウェスト(P)

録音:2020年9月30日-10月1日
幾多のイギリス歌曲における名唱で知られるバリトン歌手、ロデリック・ウィリアムズ。彼が今回挑んだのは女声のために書かれた歌曲の数々です。アル バムではブラームスの歌曲を中心に、シューマンの「女の愛と生涯」やクララ・シューマンの愛らしい歌曲、イギリスの近代作曲家バーミッシュが14世紀 ペルシャの詩人ハーフェズの詩に付けた官能的な「4つの歌曲」が歌われています。ロデリック・ウィリアムズは、アルバムの序文で「以前、コンクールに出 場するために歌う予定のプログラムを提出したところ、ブラームスの『サッフォー風の頌歌』は女声のための曲であるため、却下された」と述べています。そ して当時は「歌詞の内容を理解していなかった」と嘆いたものの、近年になって「なぜ男性が歌ってはいけないのか」と疑問に思ったそう。今回の歌にお けるジェンダーの枠を外す試みは、他の男声歌手にとっても新たなレパートリーの開拓になることでしょう。
SOMMCD-0634
NX-B04
ドゥシェク/ショパン:ピアノ作品集
ヤン・ラディスラフ・ドゥシェク(1760-1812):ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op. 35 No. 1
 ピアノ・ソナタ第12番ト長調 Op. 35 No. 2
 ピアノ・ソナタ第13番ハ短調 Op. 35 No. 3
ショパン:夜想曲 嬰ヘ長調 Op. 15 No. 2
 バラード第1番ト短調 Op. 23
マイケル・ドゥセク(P…Steinway モデルD)

録音:2020年7月17-18日メニューイン・ホール、ストーク・ダバノン、サリー(UK)
英国を拠点に活躍するピアニスト、マイケル・ドゥセク。彼の名前はヴァイオリニスト、五嶋龍との共演で日本でも おなじみですが、実は苗字からもわかる通り、ボヘミア出身でイギリス・ピアノ楽派の基礎を築いたとされるヤン・ラ ディスラフ・ドゥシェクの子孫でもあります。ロマン派ピアノ音楽の先駆者とみなされるドゥシェクの作品は、シューマ ンやショパンにも影響を与えたとされており、このアルバムでは、ドゥシェクが1797年に作曲した3曲のソナタに、 ショパンの夜想曲とバラード第1番を組み合わせることで、ドゥシェクの革新性とロマン派との共通性を探るととも に、ドゥセクからの偉大な祖先へのオマージュとなっています。
SOMMCD-0635
NX-B04
マンハッタンからモンマルトルヘ - ピアノ・デュオによるガーシュウィンとバーンスタイン
レナード・バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」 - シンフォニック・ダンス(J. マストによる2台ピアノ編
1998)
ガーシュウィン:第2ラプソディ(J. ジェイコブソンによる4手ピアノ編 2014)…世界初録音
 パリのアメリカ人(J. ジェイコブソンによる4手ピアノ編 2016)…世界初録音
 ラプソディ・イン・ブルー(H. レヴァインによる4手ピアノ編 1943)
ジュリアン・ジェイコブソン(P)
マリコ・ブラウン(P)

録音:2020年8月26-28日メニューイン・ホール、ストーク・ダバノン、サリー(UK)
ジュリアン・ジェイコブソンとマリコ・ブラウン。2021年は2人のピアニストがデュオを結成してから10周年にあたります。 この記念アルバムに収録されているのはアメリカを代表する作曲家、バーンスタインとガーシュウィンの名作集。バーンスタインの「シンフォニック・ダンス」 は、ニューヨーク出身のピアニスト&作曲家ジョン・マストが1998年に2台ピアノ用に編曲したヴァージョンで演奏。時に超絶技巧を要求しつつエネル ギッシュなオーケストラの響きを余すことなく伝え、華麗な演奏効果を生んでいます。かたや、ガーシュウインの「第2ラプソディ」と「パリのアメリカ人」は ジェイコブソン自身による4手ピアノへのアレンジで、これが世界初録音となります。"狂乱の時代"と呼ばれる1920年代のパリの活気が描かれた名作 「パリのアメリカ人」と、ニューヨークの通りを彷徨う人物を描いた「第2ラプソディ」、どちらもピアノ・デュオを知り尽くしたジェイコブソンならではの新鮮かつ 親密なアレンジが施されています。そして「ラプソディ・イン・ブルー」は往年のジャズ・トランペッター、ヘンリー・レヴァインが1925年にアレンジし、ガーシュ ウイン自身も演奏したというヴァージョン。ここでも2人は作品の持ち味を最大に活かした見事な演奏を披露しています。
SOMMCD-0636
NX-B04
英国歌曲の100年 第2集
ウィリアム・オルウィン(1905-1985):歌曲集 A Leave - Taking 告別
アラン・ブッシュ(1900-1995)&アラン・ロースソーン(1905-1971):監獄の歌曲集
アラン・ロースソーン:ジョン・フレッチャーの詩による2つの歌曲
エリザベス・マコンキー(1907-1994):3つのドンネの歌…世界初録音
ドリーン・カーウィゼン(1922-2003):Serenade …世界初録音
Noon…世界初録音
 Echo (Seven Sweet Notes) …世界初録音
 The Ride-by-Nights…世界初録音
 Clear Had the Day Been…世界初録音
 Slow Spring…世界初録音
 Echo (Who Called?) …世界初録音
ジェイムス・ギルクリスト(T)
ネイサン・ウィリアムソン(P)

録音:2020年7月15-16日メニューイン・ホール、ストーク・ダバノン、サリー(UK)
第1集(SOMMCD0621)が高く評価されたジェイムス・ギルクリストとネイサン・ウィリアムソンによる「英国歌曲の100年」シリーズ。前作ではホルス ト、クラーク、ガーニー、ブリッジの作品が紹介されていましたが、今回の第2集には5人の作曲家の作品を収録。ほとんど耳にすることのない歌曲ばか りが選ばれています。ドイツ後期ロマン派の影響が感じられるオルウィンの「告別」、エリザベス朝時代の古風な雰囲気とユーモアが融合したロースソー ンの「ジョン・フレッチャーの詩による2つの歌曲」、ロースソーンとブッシュがドイツの社会主義の劇作家エルンスト・トラーの詩に付けた「監獄の歌曲集」 に続き、ウィリアムソンが"劇的な感覚が吹き込まれた野心的な曲"と評価する女性作曲家マコンキーの「「3つのドンネの歌」と、同じくウィリアムソンが 「真の想像力と表現力に富んだ珠玉の歌」と呼ぶオルウィンの妻カーウィゼンの7曲の歌。ギルクリストとウィリアムソンはそれぞれの歌曲が持つ魅力を 最大に引き出し、聴き手に届けます。アルバムのために書き下ろされたウィリアムソンの詳細な解説(英語のみ)も読み応えがあります。
SOMMCD-0637
NX-B04
ピアノ・デュオによるベートーヴェン:交響曲全集 第1集
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」(シャルヴェンカによるピアノ連弾編…世界初録音)
シューマン:カノン形式の6つの練習曲(ペダル・フリューゲルのための練習曲) Op. 56(ドビュッシーによる2台ピアノ編)
テッサ・アイス(P)
ベン・スクーマン(P)

録音:2020年8月24-25日
SOMM RECORDINGSレーベルの新企画は、全6巻が予定されているフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの編曲によるベートーヴェンの交響曲全 集。第1巻には、交響曲第3番「英雄」をメインに、あまり耳にすることのないシューマンの「カノン形式の6つの練習曲」が収録されています。編曲をし たシャルヴェンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家として知られています。兄弟はベルリンでツェル ニーの弟子であったテオドール・クラクにピアノを師事しており、この編曲にもベートーヴェン直系の弟子(ツェルニーはベートーヴェンに直接師事してい た)ならではの作品に対する敬愛が感じられる見事な編曲に仕上がっています。もう一つのシューマン作品は、ドビュッシーによる編曲で、原曲のペダ ルピアノ(ペダルフリューゲル=足鍵盤付きピアノ)のために書かれた、対位法をくまなく駆使した作品が、ドビュッシーによって過不足なく2台ピアノのため の作品に移し替えられています。 演奏しているのは南アフリカのケープタウン出身のピアニスト、テッサ・アイスと、同じく南アフリカ出身のペン・スクーマンによるピアノ・デュオ。2020年の ベートーヴェン生誕250周年記念として、シャルヴェンカ編曲による交響曲全9曲の録音を行うとともに、ロンドンを中心に各地でコンサートを行い好 評を得ています。
SOMMCD-0638
NX-B04
モザイク〜A4 ブラス・カルテット
ホセ・セレブリエール(1938-):Cuarteto 四重奏曲(J.ベイツ編)
レナード・バーンスタイン:歌劇「キャンディード」 - 序曲(D.トーマス編)
ジョナサン・ベイツ(1995-):トッカータ 2…世界初録音
ブルックナー:神が作り給いし場所 WAB 23(C.ロバートソン編)
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 BB 68(C.ロバートソン編)
ジョセフ・コスマ(1905-1969):枯れ葉(J.ベイツ編)…ジョナサン・スミス: ソロ
クリスチャン・オーヴァーヘッド(1989-):5つの小品…世界初録音
グレインジャー:岸辺のモリー(J.ベイツ編)
ダニエル・ホール(1996-):黒いダリア(J.ベイツ編) …世界初録音
佐藤 賢太郎(1981-):Tsuna‘ngari つながり(J.ベイツ編)
ブラムウェル・トーヴェイ(1953-):ストリート・ソング…世界初録音
エルガー:愛の挨拶 Op.12(J.ベイツ編)
A4 ブラス・クァルテット[ジェイミー・スミス(コルネット/フリューゲルホルン)
ジョナサン・ベイツ(テナーホルン)
マイク・カヴァナー(バリトンホルン)
クリス・ロバートソン(ユーフォニアム)]

録音:2019年7月27-28日
2013年、マンチェスターの王立ノーザン音楽大学で結成された「A4 ブラス・クァルテット」は、英国の名門ブラス・バンドの主要なプレイヤーで構成されたブラ ス・クァルテット。標準的な編成ではなくコルネット、テナーホルン、バリトンホルン、ユーフォニアムと、サクソルン族を中心とした楽器が用いられており、これらの 楽器から生まれるユニークなサウンドは、現代の金管楽器アンサンブルの多様性の見本となっています。収録作品のほとんどはメンバーによる編曲であり、ブ ラス・カルテットの機動性と可能性が存分に引き出されています。
SOMMCD-0639
NX-B04
Nightlight 常夜灯
モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K. 397
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調「幻想ソナタ」
リスト:コンソレーション 第1番 ホ長調 S.172
 コンソレーション 第2番ホ長調 S.172
シューベルト:ソナタ第19番ハ短調 D.958
トムキンズ(1572-1656):この混乱した時代のための寂しいパヴァーヌ
.ビル・エヴァンス(1929-1980):Peace Piece
シューマン:暁の歌 Op. 133
コーデリア・ウィリアムズ(P)

録音:2020年12月11-12日
これまで、SOMMレーベルで3枚のアルバムをリリースしたピアニスト、コーデリア・ウィリアムズ。今回のアルバムは、孤独と不安の中で眠れぬ夜を過ごす人に 寄り添う音楽をコンセプトに生まれました。ルネサンス期のトムキンスが作曲したメランコリックな「この混乱した時代のための寂しいパヴァーヌ」からビル・エヴァン スの「Peace Piece」までの多彩な曲を集めたものです。夢と悪夢の入り混じるモーツァルトの「幻想曲」、夜の海の凪と嵐を表現するという2つの楽章で構 成されたスクリャービンのソナタ第2番が続き、リストのコンソレーションで一息入れたあとには、漆黒の夜の闇の中を彷徨うようなスリリングな楽想を持つシュー ベルトのソナタ第19番が置かれています。そしてトムキンスとエヴァンスが続き、最後は朝の気配を感じさせるシューマンの暁の歌」で幕を閉じるという考え抜 かれた選曲には、夜の矛盾、混乱、恐怖と優しさ、そして光への憧れが端的に表現されており、「暗闇の中で孤独を感じる」多くの人に捧げられています。
SOMMCD-0640
NX-B04
マルコム・アーノルド-生誕100周年を祝して
ソリティア - サラバンド(アラン・プルトン編)…世界初録音
トラペーゼ - ロラのテーマ(アラン・プルトン編)…世界初録音
ヴァイオリン・ソナタ第1番Op. 15
4つのスコットランド舞曲 Op. 59…世界初録音
ヴァイオリンとピアノの為の5つの小品 Op. 84
ホブスンの婿選び(アラン・プルトン編)…世界初録音
ヴァイオリン・ソナタ第2番Op. 43
5つのイングランド舞曲(ポール・ハリス編)…世界初録音
友達のテーマ(アラン・プルトン編)…世界初録音
ドーヴァーの青い花』 - マドリガル(アラン・プルトン編)…世界初録音
ピーター・フィッシャー(Vn)
マーガレット・フィンガーハット(P)

録音:2020年11月21日、12月21日ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン(UK)
20世紀イギリスを代表する作曲家の一人、マルコム・アーノルド生誕100年を記念する1枚。 英国を中心に各方面で絶賛されるヴァイオリニスト、ピーター・フィッシャーとピアニスト、マーガレット・フィンガーハットはこのアルバムのために7曲の世界初録音 作品を演奏し、アーノルドのシリアスな面と親しみやすい面の双方を探りながら、ウィットに富んだ記憶に残る美しい旋律をじっくり聴かせます。 いくつかの作品は、英国「マルコム・アーノルド協会」の会長を務めるアラン・プルトンの手によってヴァイオリンとピアノ用に編曲されており、その中にはアーノルド 作品の中でも最も愛されている『ホブソンの婿選び』や『ドーヴァーの青い花』などの映画音楽も含まれています。また評論家ジョン・エイミスに敬意を表して作 曲された「友達のテーマ」の編曲は、アーノルド自身によって承認されたものです。1964年に作曲された「ヴァイオリンとピアノの為の5つの小品」はユーディ・ メニューインのために作曲されたもの。こちらは調性感も乏しく、謎めいた雰囲気を持つ小品です。ヨーロッパ風の響きを持つ英国舞曲や、2曲のシリアスな ヴァイオリン・ソナタなど、アーノルドの様々な作品を楽しめます。
SOMMCD-0641
NX-B04
ルース・ギップス(1921-1999):クラリネットを含む室内楽作品集
ラプソディ 変ホ長調 Op. 23
コリーヴレッカンのケルピー Op. 5
五重奏曲 Op. 16 - オーボエ、クラリネットと弦楽三重奏のために
前奏曲 - バス・クラリネットのために Op. 51
クラリネット・ソナタ Op. 45
ピーター・シグレリス(Cl)1
ガレス・ハルス(Ob)
ダンカン・ハニーボーン(P)
ティペットQ【ジョン・ミルズ(Vn)、ジェレミー・アイザック(Vn)、リディア・ラウンズ=ノースコット(Va)、ボジダル・ヴコティッチ(Vc)】

録音:2020年11月1-2日メニューイン・ホール、ストーク・ダバノン、サリー(UK)
世界初録音
20世紀イギリスを代表する女性作曲家の一人、ルース・ギップス生誕100年を記念する1枚。 このアルバムには、彼女の夫でクラリネット奏者であるロバート・ベイカーにインスパイアされた室内楽曲を5曲収録。全てが世界初録音となります。 幼少期は神童として名を広め、英国王立音楽大学ではゴードン・ジェイコブ(マルコム・アーノルドもジェイコブに師事)やレイフ・ヴォーン・ウィリアムズに師事 し、作曲、ピアノ、オーボエを学びました。学生時代にはブラームスのピアノ協奏曲第2番の演奏を行うだけではなく、難曲であるアーサー・ブリスのピアノ協奏 曲を女性として初めて演奏して高い賛辞を受けるなど、優れた演奏家としても才能を発揮しましたが、後に手の故障にて公の場での演奏は断念。以降、 女性としての偏見に屈することなく指揮者、作曲家としての活動しました。 アルバム収録曲の「コリーヴレッカンのケルピー」はスコットランドの伝説に基づいた初期の作品。悲劇的な物語をクラリネットとピアノで表現しています。ラプソ ディと五重奏曲は、ベイカーと結婚した頃の作品。 クラリネット・ソナタも夫であるベイカーの演奏を念頭に書かれたもの。その頃、彼はバス・クラリネットも習得しており「前奏曲」はこの楽器のために特別に作曲 されたようです。舞曲を思わせる親しみやすい旋律が発展していく聴きごたえのある小品です。
SOMMCD-0642
NX-B04
コルンゴルト:室内楽作品集
ピアノ五重奏曲 ホ長調 Op. 15
組曲『から騒ぎ』からの4つの小品 Op. 11
弦楽四重奏曲第2番変ホ長調 Op. 26*
ユーセビアスQ【ベアトリス・フィリップス(Vn)
ヴェネティア・ジョランズ(Vn)
ハンナ・ショー(Va)
ハンナ・スローン(Vc)】
アラスディア・ビートソン(P)

録音:2020年11月14-15日メニューイン・ホール、ストークダバノン(UK)
2018年12月19-20日ワーゼン・ホール、セント・ポールズ・スクール、ロンドン(UK)*
若くしてウィーンの楽壇で成功を収めるも、アメリカに亡命。ウィーンで培った作曲技法をハリウッドの映画音楽に持ち込むとともに、気に入った作品を 自身のヴァイオリン協奏曲に転用するなど、新な境地を開拓したコルンゴルトですが、彼の精神の根底は純音楽にありました。ここに収録された室内 楽作品は交響曲のような華麗な響きをまとってはおりませんが、簡潔に凝縮された音の中には彼の飾らぬ姿が現れています。1920年に書かれた「か ら騒ぎ」はシェイクスピア劇の為の音楽。「4つの小品」はコルンゴルト自身のヴァイオリンとピアノ版のアレンジが良く知られていますが、2012年に弦楽 四重奏版の自筆原稿が発見されました。しかし、何らかの理由により「庭園の場(間奏曲)」だけはアレンジされていませんでした。そこでこのアルバムに は世界初録音となるトム・ポスターの新アレンジを加えた4曲が紹介されています。ピアノ五重奏曲はその翌年の作品。同時期の歌劇「死の都」からの 影響も感じられる美しい音楽です。1933年の弦楽四重奏曲は、コルンゴルトのウィーンへの想いが強く表出された作品。沸き立つような冒頭の旋律 や、終楽章のワルツは良き時代への回想ともいえるものです。 演奏しているユーセビアス四重奏団は2016年に結成されたアンサンブル。シューマンが創出した架空の人物「オイゼビウス」から採られています。
SOMMCD-0643
NX-B04
ハイドン:ピアノ・ソナタ集 第4集
ソナタ第48番ハ長調 Hob.XVI:35
ソナタ(パルティータ) 第1番ト長調 Hob.XVI:8
ソナタ第35番変イ長調 Hob.XVI:43
ソナタ第49番嬰ハ短調 Hob.XVI:36
ソナタ第51番変ホ長調 Hob.XVI:38
ソナタ第30番ニ長調 Hob.XVI:19
レオン・マッコーリー(P)

録音:2020年12月18-19日メニューイン・ホール、ストーク・ダバノン、サリー(UK)
1993年にウィーンのベートーヴェン国際ピアノコンクールで優勝し、同年リーズ国際ピアノコンクールで第2位を獲 得したイギリスのピアニスト、レオン・マッコーリーが取り組むハイドンのピアノ・ソナタ集。これまでの第1集から第3集 は、どれも英国の音楽誌で高く評価されています。第4集では、ピアノ学習者が手掛けることの多い「第48番ハ長 調」と「第49番嬰ハ短調」を中心に1766年から1780年に作曲された6曲のソナタを演奏。第1番は平易に書か れた教育的要素を持った作品ですが、ディヴェルティメント風の楽しさも持ちあわせています。マッコーリーの演奏 は、ハイドン作品の楽魅力を存分に伝えています。
SOMMCD-0644
NX-B04
ロックダウン・ブルース
ピーター・ディキンスン(1934-):フリーダのブルース
マクダウェル:野ばらに寄す(森のスケッチ Op. 51- 1)
ディキンスン:青いばら
ランバート(1905-1951):悲しきブルース
ディキンスン:ロックダウン・ブルース
プーランク:夜想曲 ハ短調「Bal fantome 幻の舞踏会」 FP56
バーバー:カンツォネッタ(P.ディキンスン編)…世界初録音
バークリー:(1903-1989):アンダンテ(6つの前奏曲 Op. 23- 6)
ガーシュウィン:スリー・クォーター・ブルース(アイリッシュ・ワルツ)
プーランク:パストラーレ(ジャンヌの扇)
サティ:3つのグノシエンヌ
ガーシュウイン:誰がかまうものか
ユージン・グーセンス(1893-1962):死んでしまったお人形への哀歌(万華鏡 Op. 18より)
サティ:3つのジムノペディ
エドワード・ケネディ(デューク・エリントン)(1899-1974):12のメロディ(P.ディキンスン編)…世界初録音
ケージ:ある風景の中で
ピーター・ディキンスン(P)

録音:2021年4月16-17日ポットン・ホール、サフォーク(UK)
イギリスの作曲家・ピアニスト、ディキンスンの選曲によるピアノ小品集。新型コロナウイルス感染症の影響による ロックダウンで気分が沈みがちな人々の気持ちに寄り添うように企画されました。 サティやプーランクのメランコリックな作品をはじめ、ピアノを愛する人にはおなじみのマクダウェルの「野ばらに寄す」を 元にディキンソンが作曲した「青いばら」やグーセンスの「哀歌」などの憂いに満ちた曲が収録されています。とりわけ 注目したいのがデューク・エリントンの「12のメロディ」。ジャズとクラシックが融合した洗練された旋律が楽しめます。
SOMMCD-0645
NX-B04
ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821-1889):弦楽五重奏曲集
弦楽五重奏曲第2番ホ短調*
弦楽五重奏曲第1番「大五重奏曲」 ハ短調
弦楽五重奏曲第3番イ長調*
レオン・ボッシュ(Cb)
イ・ムジカンティ【タマーシュ・アンドラーシュ(Vn)、ベネディクト・ホランド(Vn)、ロベルト・スミセン(Va)、サラ=ジェーン・ブラッドリー(Va)、リチャード・ハーウッド(Vc)、アーシュラ・スミス(Vc)】

録音:2021年6月14-15日
*=世界初録音
イタリアの作曲家・指揮者ジョヴァンニ・ボッテジーニの生誕200年を記念したアルバム。幼い頃からヴァイオリ ンの演奏に秀でていましたが、ミラノ音楽院では、家庭の事情で奨学金を得られる楽器であったコントラバス を選択、1年後には優秀な成績で卒業したというボッテジーニ。卒業時に獲得した賞金で名器を購入し、 演奏活動に邁進。「コントラバスのパガニーニ」と呼ばれるまでになりました。このアルバムには世界初録音と なる2曲を含む、3つの弦楽五重奏曲を収録。この3曲は各々楽器編成が異なり、第2番ホ短調はボッケ リーニが好んだチェロが2台用いられた編成を取り、第3番はモーツァルトやメンデルスゾーン風のヴィオラ2台を 用いた編成、そしてメルカダンテに献呈された第1番ハ短調は、コントラバスが用いられたボッテジーニならでは の作品に仕上がっています。イ・ムジカンティと、このアルバムがSOMM RECORDINGSデビューとなるコント ラバスの名手レオン・ボッシュによる伸びやかな演奏で、歌心あふれる作品をお楽しみください。
SOMMCD-0646
NX-B04
英国歌曲の100年 第3集
ピーター・ディキンソン(1905-):W.H.オーデンの詩による4つの歌曲
マデリーン・ドリング(1923-1977):5つのベッチェマンの歌曲
ネイサン・ウィリアムソン(1978-):かつては人であった小さなもの…世界初録音
ジョン・ウールリッチ(1954-):照明のない郊外…世界初録音
ウィリアムソン:間奏曲…世界初録音
ジェフリー・プール(1949-):黒鳥の目…世界初録音
ジェイムス・ギルクリスト(T)
ネイサン・ウィリアムソン(P)

録音:2020年10月25-27日
メニューイン・ホール、ストーク・ダバノン、サリー(UK)
イギリスを代表するテノールの一人、ジェイムズ・ギルクリストとピアニスト、ネイサン・ウィリアムソンによる「英国歌曲の100年」の最終巻となる第3集の 登場。今作は1950年以降に書かれた作品に焦点が当てられています。今作に初めて登場するピアニストのウィリアムソン自身の連作歌曲を含む、 ウールリッチ、プールの4作品が世界初録音。なかでもブライアン・ヘイザーの詩によるウィリアムソンの「かつては人であった小さなもの」は、すでに遺灰と なってしまった登場人物の目を通して歌われる奇妙な歌で、ウィリアムソンがこのアルバムとギルクリストのために書いた特別な作品です。他にはドリン グのドラマティックな「ベッチェマンの歌」やディキンソンの「W.H.オーデンの詩による4つの歌曲」などを収録。詩と音楽の表現度の深さに驚かされる1枚 と言えそうです。
SOMMCD-0647
NX-B04
アフリカのピアニズム
アヨ・バンコール(1935-1976):エグン変奏曲 ト長調
ジョセフ・ハンソン・クワベナ・ンケティア(1921-2019): アフリカのピアニズム- 12の教育用小品より
クリスティアン・オニェジ(1967-):ウフィエ(イグボ・ダンス)
フレッド・オノブウェロスオケ(1960-):5つの万華鏡 - ピアノのために…世界初録音
ディヴィッド・アール(1951-):南アメリカの子供時代からの情景より
ナビル・ベナブデルジャリル(1972-):夜想曲第4番…世界初録音
 夜想曲第5番…世界初録音
 夜想曲第6番…世界初録音
 春を待つ…世界初録音
アキン・エウバ(1935-2020):3つのヨルバの無言歌
レベッカ・オモルディア(P)
アブデルカデル・サードウン(パーカッション)

録音:2021年8月30日-9月1日
メニューイン・ホール、ストーク・ダバノン、サリー(UK)
7人のアフリカの作曲家による素晴らしい音楽のコレクション。アメリカにおける「アフリカ系アメリカ人歴史月間」である2月にリリースされるこのアルバム は、ピアニスト、レベッカ・オモルディアのデビュー・アルバムでもあります。ヨーロッパの「ト長調」の音階にナイジェリアの音楽言語を巧みに融合したバン コールの「エグン変奏曲」をはじめ、アフリカでの子供時代の思い出を綴ったアールの「Princess Rainbow」、アフリカのパーカッション音楽のリズミカル なアクセントに影響を受けたンケティアの「アフリカのピアニズム」、先住民の歌を用いて素晴らしい効果をもたらしたエウバの「3つのヨルバの無言歌」、 その作品がデ・ニーロの映画でも使われたことのあるオノブウェロスオケの「5つの万華鏡」など、興味深い作品が並びます。パーカッションを交えた曲も 聴きどころ。 レベッカ・オモルディアは「アフリカのクラシック音楽のパイオニア」と称賛される、ルーマニアとナイジェリアの血を引くピアニスト。ロンドンにおけるアフリカ音 楽コンサート・シリーズの芸術監督を務めています。
SOMMCD-0648
NX-B04
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 第5集
ピアノ・ソナタ第15番ヘ長調 K 533+K 494
ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調 K 281
ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K 333
ピーター・ドノホー(P)

録音:2018年3月5-6日
イギリスのピアニスト、ピーター・ドノホーによる全6巻からなるモーツァルトのピアノ・ソナタ全集。この第5集には 異なる年代に書かれた3つのソナタが収録されています。第3番 変ロ長調 K281は1775年、18歳の作 品。装飾音が多用され、軽快な雰囲気を持ち、終楽章ではドノホー自身がカデンツァを付け加えています。 第13番変ロ長調 K333は1783年の作品。かつてはパリで作曲されたとされていましたが、最新の研究で はリンツで完成されたと考えられています。モーツァルトが尊敬していたヨハン・クリスティアン・バッハ作品の影 響が感じられる精緻で美しい作品です。第15番 ヘ長調 K533は1787年の作品。まず単独の作品として 第1楽章と第2楽章が出来上がりましたが、ここに2年前に書かれたアレグロ K494を付け加え、1曲のピア ノ・ソナタとして出版したものです。当時としては大胆な和声進行が用いられており、モーツァルトの創造性が 遺憾なく発揮された名作に仕上がっています。
SOMMCD-0649
NX-B04
イアン・キング(1962-2020):グロスター大聖堂のための音楽集
The Gloucester Service
1. Magnificat
2. Nunc dimittis
3. We beseech Thee, Almighty God 全能の神よ、我らは汝に乞う
(Collect for the Fifth Sunday of Lent)
4. O clap your hands ともに手を打ち鳴らせ
5. O God, who by the leading of a star 神よ、星の導きによって
(Collect for Epiphany)
6. Jubilate ジュビラーテ
The Gloucester Girls’ Service
7. Magnificat*
8. Nunc dimittis*
9. Almighty and everliving God 全能で永遠に生きる神
(Collect for Candlemas)
10. The Christmas Truce クリスマス休戦
11. God, who as at this time 神、この時のように
(Collect for Whitsunday)
The St. John Passion ヨハネ受難曲
12. After Jesus had spoken these words イエスがこの言葉を話された後
13. So the soldiers そこで兵士たちは
14. Then they took Jesus それから、彼らはイエスを連れて行った
15. Then Pilate took Jesus それから、ピラトはイエスを連れて行った
16. So they took Jesus そこで彼らはイエスを連れて行った
17. Meanwhile, standing near the cross 十字架の近くに立っていた
18. Since it was the day of the Preparation
その日は準備の日であったので
19. Almighty God, give us grace 全能の神よ、私たちに恵みをお与えください
(Collect for the First Sunday in Advent)
グロスター少女cho*
ジョナサン・ホープ(Org)
グロスター大聖堂聖歌隊
エイドリアン・パーティントン(指)

録音:2021年6月27-29日 グロスター大聖堂(UK)
世界初録音
1962年、イギリスのヘレフォードに生まれた作曲家イアン・キング。少年時代にはヘレフォード大聖堂の聖歌隊員として理想的な音楽教育を受ける とともに、当時大聖堂の音楽監督であったロイ・マッセーのオルガン教育に通いました。その後、オックスフォード大学で音楽を学び、セント・ピーターズ・ カレッジのオルガン奨学生になります。そして25年以上にわたりピアノ講師として活躍、また作曲家としては宗教合唱曲を中心に多彩な作品を遺し ました。 このアルバムには、キングによるグロスター大聖堂のための教会音楽を収録。2012年から2020年にかけて作曲した11の作品はどれもグロスター大 聖堂の荘厳な雰囲気の中で初演されたものです。キングはこのセッションが行われる直前に死去しましたが、この録音が行われることを大変喜んでい ました。2016年の「Three Choirs Festival」のためのマニフィカト、ヌンク・ディミティスや、キャロル・アン・ダフィーの詩に曲をつけた「The Christmas Truce」など心に染み入る素朴かつ美しい旋律が印象的です。
SOMMCD-0650
NX-B04
ピアノ・デュオによるベートーヴェン:交響曲全集 第2集
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」(X. シャルヴェンカによる4手ピアノ編)
シューマン:アンダンテと変奏 Op. 46(2台ピアノ版)
サン=サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲 Op. 35(2台ピアノ版)
テッサ・アイス(P)
ベン・スクーマン(P)

録音:2020年8月25日、2021年2月26日
第1集(SOMMCD0637)が好評を得たフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの編曲によるベートーヴェンの交響曲 全集。 編曲をしたシャルヴェンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家とし て知られています。兄弟はベルリンでツェルニーの弟子であったテオドール・クラクにピアノを師事しており、この編曲に もベートーヴェン直系の弟子(ツェルニーはベートーヴェンに直接師事していた)ならではの作品に対する敬愛が感じ られる見事な仕上がりを見せています。 この第2集には4手版の交響曲第5番の他、シューマンの「アンダンテと変奏」、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第18 番Op.31-3の第3楽章を用いたサン=サーンスの「ベートーヴェンの主題による変奏曲」が収録されています。
SOMMCD-0652
NX-B04
ヒルデガルト・ポートレート
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179): おお、光り輝く御母
イヴァン・ムーディ(1964-):おお、何と驚くべき予見が
ローラ・ムーディ(1978-):ヒルデガルト・ボートレートよりHumility*
ローラ・ムーディ:ヒルデガルト・ボートレートよりUniverse as Body*
ティム・リア・ヤング(1975-):3つの翼 ? パート1
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:おお、智慧の力よ
マーカス・デイヴィッドソン(1965-):音楽の調和
スティーヴィー・ウィシャート:Aseruz trium vocum*
ローラ・ムーディ:ヒルデガルト・ボートレートより Sermon*
ローラ・ムーディ:ヒルデガルト・ボートレートより Sing*
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:O mirum admirandum
ウイシャート:おお、きらめく星の光よ*
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:おお、測り知れないほど大きな教会よ
デイヴィッドソン:おお、果てしない教会よ*
ローラ・ムーディ:ヒルデガルト・ボートレートより Love*
ローラ・ムーディ:ヒルデガルト・ボートレートより O Woman*
エミリー・レヴィ(1980-):How Sweetly You Burn
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:かくて、いずこへ歩み行けども
ローラ・ムーディ:ヒルデガルト・ボートレート: The Living Light*
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:今や教会の母なる内が喜ばんことを*
ヴォイス・トリオ【エミリー・バーン(ヴォーカル)、ヴィクトリア・クーパー(S)、クレミー・フランクス(Ms)】

録音:2021年6月17-19日
*…世界初録音
12世紀に活躍した神学者、神秘主義者、作曲家であるヒルデガルト・フォン・ビンゲン。このアルバムは彼女が聖人に列せられてから10周年となるのを記念 して製作された1枚で、ヴォイス・トリオのデビュー作になります。 この「ヒルデガルト・ポートレート(ヒルデガルドの肖像)」はヴォイス・トリオと作曲家ローラ・ムーディとの親密な関係から生まれたもので、ムーディは遺されているヒ ルデガルトの手紙を7つのパートに分け「聖人、預言者、象徴というというよりも、生きて愛した女性」としてのヒルデガルトを描きだそうとしました。 他、マーカス・デイヴィッドソン、エミリー・レヴィ、ティム・リア・ヤングによるヒルデガルト作品からインスパイアされた曲を収録。ヴォイス・トリオの3人は各々のソロも 交えながら「ヒルデガルトの音楽が持つ旋律の魅力」を存分に引き出し、鮮烈、かつ気品のある音を聴かせます。 ヴォイス・トリオは2006年に結成されたアンサンブル。10代前半からオックスフォード少女合唱団で共に歌ってきた彼女たちは、スティーヴィー・ウィシャートが率 いるアンサンブルのメンバーとして英国、アメリカ、ヨーロッパでツアーを行い、グラモフォン誌では「解散したアノニマス4を継承するグループ」と称賛されました。
SOMMCD-0653
NX-B04
英国の室内楽作品集
クライヴ・ジェンキンス(1938-):オーボエのための3つの小品(オーボエと弦楽版)*
ジェラルド・フィンジ:エクローグ Op.10
ドン・シャーマン(1932-):雨のヴェニス*
アラン・リダウト(1934-1996):フルートと弦楽のためのコンチェルティーノ*
ウィリアム・ロイド・ウェバー(1914-1982):田舎の印象- フレンシャム・ポンド(水彩画)(ピーター・シグレリスによるクラリネットと弦楽版)*
ロナルド・ビンジ(1910-1979):The Watermill 水車
エライアス・パリシュ・アルヴァーズ(1808-1848):ハープと弦楽のためのコンチェルテイーノ - ロマンス*
セシリア・マクドウォール(1951-):Y Deryn Pur 聖なる鳥(クラリネットと弦楽編)*
シャーマン:17歳、もうすぐ18歳*
ジョーゼフ・ホロヴィッツ(1926-2022):クラリネットと弦楽のためのコンチェルタンテ*
ロビン・ミルフォード(1903-1959):ジョン・ピール氏逝去
ジェンキンス:ピアノと弦楽のためのコンチェルティーノ*
マーガレット・フィンガーハット(P)
ガブリエラ・ダッローリオ(Hp)
ピーター・シグレリス(Cl)
ジュディス・ホール(Fl)
マイケル・ストウ(Ob)
ピーター・フィッシャー(Vn・指揮)
ロンドン室内アンサンブル

録音:2020年9月9日、2009年12月1日、2015年12月6日
*…世界初録音
19世紀から21世紀にかけてのイギリス室内楽作品を集めたアルバム。イギリスを代表するソリストたちをゲストに迎え、フィンジの「エクローグ」を始めとした名 作が、2022年に創立25周年を迎えるロンドン室内アンサンブルにより演奏されています。またアルバムには、マーガレット・フィンガーハットに献呈されたクライ ヴ・ジェンキンスの「コンチェルティーノ」や、このリサイタルのためにジェンキンスが特別に編曲したオーボエのための3つの小品、最近世を去ったジョーゼフ・ホロ ヴィッツの「クラリネットと弦楽のためのコンチェルタンテ」、そして「オペラ座の怪人」などミュージカルでおなじみアンドルーと、チェリストのジュリアンの父で、オルガ ニストとしても名を馳せたウィリアム・ロイド・ウェバーの『祖国の印象』から「フレンシャム池」などの9曲の世界初録音が含まれています。 ロンドン室内アンサンブルは、1997年にヴァイオリニスト、ピーター・フィッシャーによって設立されたアンサンブル。ロンドンの主要オーケストラや室内楽団から 厳選された奏者で構成され、幅広く公演を行い高く評価されており、新作の演奏も積極的に行っています。
SOMMCD-0654
NX-B04
弦楽四重奏を伴うイギリス歌曲集
ピーター・ウォーロック(1894-1930):
1. Peterisms, Set 1ピーター主義 第1セット - No. 1. Chopcherry
2. Corpus Christi
3. The Fairest May
4. Mourne no Moe
5. Peterisms, Set 1ピーター主義 第1セット - No. 2. A Sad Song
6. My gostly fader
7. My Lady Is a Pretty One
8. My little sweet darling
9. Sleep
10. Sorrow's Lullaby
11. Saudades:Take, O take those lips away
バーバー
12. Dover Beach ドーヴァー・ビーチ Op. 3
13. 3つの歌 Op. 10- No. 2. Sleep now(R.ウィリアムズ編)*
14. 4つの歌 Op. 13- No. 3. Sure on this Shining Night(R.ウィリアムズ編)*
サリー・ビーミッシュ(1956-):Tree Carols 木のキャロル*
15. No. 1. The Miracle Tree
16. No. 2. The trees are troubled
17. No. 3. Vigil
18. No. 4. The tree is a changing sky…
19. No. 5. Bushes and Briars
ディーリアス
20. I-Brasil(R.ウィリアムズ編)*
21. ノルウェーの7つの歌 -No. 3Twilight Fancies(R.ウィリアムズ編)*
22. ノルウェーの7つの歌 -No. 4Young Venevil(R.ウィリアムズ編)*
ジェイムス・ギルクリスト(T)…1、3、7、10
ソフィー・ベヴァン(S)…2、5、8、10
ロデリック・ウィリアムズ(Br)…2、4、6、9、11-22
コウルQ

録音:2021年6月1-3日
*…世界初録音
英国を代表する声楽家、ジェイムズ・ギルクリストとロデリック・ウィリアムズ、ソフィー・ベヴァンが歌う歌曲集。これらはすべて弦楽四重奏と歌という組み合わせ が魅力です。 伴奏は1974年、英国王立音楽院の学生たちによって創立、以降イギリス作品を中心に活発に活動を続けるコウル四重奏団が担当しています。 ヴィオラ奏者でもあるビーミッシュの「木のキャロル」は初録音。ロデリック・ウィリアムズが弦楽四重奏の伴奏に編曲した5曲も初録音です。ディーリアスの親友で あったウォーロックの繊細な11曲、バーバーの「ドーヴァー・ビーチ」と共に、当代きっての英国歌曲の歌い手3人の歌唱、しっとりと落ち着いた弦の響きでお楽し みください。
SOMMCD-0658
NX-B04
ピアノ・トリオによるストラヴィンスキー、ラヴェル
イーゴリ・ストラヴィンスキー: 『プルチネッラ』組曲(R. バーチャル編)…世界初録音
リチャード・バーチャル(1984-):輪郭…世界初録音
キャロライン・ショウ(1982-):Gustave Le Gray
ギュスターヴ・ル・グレイ(A. イム編) …世界初録音
シェリル・フランシス=ホード(1980-):My Fleeting Angel わが儚い天使
ラヴェル:『ダフニスとクロエ』から情景(D. ノッツ編) …世界初録音
ミネルヴァ・ピアノ・トリオ【アニー・イム(P)、ミハウ・チヴィジェヴィチ(Vn)、リチャード・バーチャル(Vc)】

録音:2022年1月22-23日
2013年に結成されたミネルヴァ・ピアノ・トリオのデビュー・アルバム。「完璧な技術、高い成熟度、集中力、作品 への共感とエネルギーが感じられる」と高く評価される彼らは、このアルバムでストラヴィンスキーとラヴェルの代表 作と、3人の現代作曲家バーチャルとホード、ショウの作品を演奏、フランシス=ホード以外の作品は、どれも新 たなアレンジを施した世界初録音となります。
SOMMCD-0659
NX-B04
スティーヴン・ドッジソン(1924-2013):The Peasant Poet 農民詩人- 歌曲集 第1集
ジョン・クレアの4つの詩*
Mrs. Hen
Heaven-Haven
Five Eyes
The Monk and his Cat
Bush Ballads 茂みのバラード 第2集
8つの空想的な小品より
  No. 1. A Leaf in the River
  No. 2. Shrovetide Procession
Irishry アイリッシュリー
Tideways 潮汐
Inversnaid
Slow, Slow Fresh Fount
アイリッシュ・タイナン(S)
ケイティー・ブレイ(Ms)
ジェイムス・ギルクリスト(T)
ロデリック・ウィリアムズ(Br)
クリストファー・グリン(P)
マーク・エデン(G)
イアン・ウィルソン(リコーダー)

録音:2021年2月4-7日、9月6-8日
*以外=世界初録音
SOMM RECORDINGSは、2013年に89歳で亡くなった作曲家スティーヴン・ドッジソンの10周忌を記念して、その豊かで多彩な歌を収録した全3巻の 「歌のアルバム」のリリースを予定しています。第1巻の「農民詩人」では、ジェイムズ・ギルクリスト(T)、ロデリック・ウィリアムズ(Br)をはじめとした英 国を代表する4人の名歌手ヲフィーチャーし、ピアノやギターの伴奏による様々な歌曲を紹介。象徴主義の画家ジョン・アーサー・ドッジソンの息子で、ルイ ス・キャロルの遠縁にあたる作曲家の作品を存分に味わうことができます。アルバム・タイトルでもある「農民詩人」は農民労働者の息子であった詩人、ジョ ン・クレアの4つの詩からの1篇。悩める詩人の揺れ動く心情が描かれた美しい作品です。他の曲も時にはシンプルに、時には豊かなハーモニーを持つ多彩な もの。ほとんどの作品が世界初録音であり、英国における芸術歌曲の一端を知る有益な1枚です。
SOMMCD-0660
NX-B04
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 第6集
ピアノ・ソナタ 第16番ハ長調 K545
ピアノ・ソナタ 第4番変ホ長調 K282
幻想曲 ハ短調 K475
ピアノ・ソナタ 第14番ハ短調 K457
ピーター・ドノホー(P)

録音:2018年6月11-12日
イギリスのピアニスト、ピーター・ドノホーによるモーツァルトのピアノ・ソナタ全集の第6集。 シリーズの最終巻となるこのアルバムには、1788年に作曲され、モーツァルト自身が「初心者のためのソナタ」と記 したハ長調 K545と、初期の作品である第4番、そしてモーツァルトの全ピアノ・ソナタの中でも最も劇的な展開を 見せる第14番と、そのプロローグ的な役割を持つ「幻想曲 ハ短調」の4曲を収録。ドノホーはモーツァルトの多彩 な魅力を各曲から引き出しています。ドノホーのこれまでのアルバムは、BBCミュージックマガジンなどで高く評価さ れています。
SOMMCD-0661
NX-B04
音楽の花束
フレスコバルディ:音楽の花束(1635)よりオルガン・ミサ
ミサ曲第2番:In Festis duplicibus I (Cunctipotens Genitor Deus)
ミサ曲第1番:In Dominicis infra annum (Orbis factor)
ミサ曲第3番:In Festis Beatae Mariae Virginis I (Cum jubilo)
リチャード・レスター(Org)
グリーンウッド・コンソート(声楽アンサンブル)【イーデン・ビショップ(Br)、リアム・フリート(Br)、ジョシュア・トーマス=ノース(Br)、マーク・ベネット(バリトン&指揮)

録音:2022年7月29-30日
イギリスのチェンバロ・オルガン奏者で音楽学者リチャード・レスターは、スカルラッティのソナタ全集をはじめ80枚を超える録音があります。最近はフレスコバル ディの研究に取り組み、その独創性に焦点を当てた本も出版しました。このCDは彼がフレスコバルディの生誕440年と没後380年を記念してリリースするも の。選ばれた作品は「音楽の花束」です。 この作品は第1番「主日のミサ」、第2番「使徒のミサ」、第3番「聖母のミサ」からなり、それぞれの日にちなんだグレゴリオ聖歌の旋律に基づくミサ(キリエ) の部分と、前奏としてのトッカータ、後奏としてのトッカータ、カンツォーナ、カプリッチョ、リチェルカーレ等の鍵盤楽曲で構成されています。トッカータ等の部分に は即興性と名技が込められており、ローマのサン・ピエトロ大聖堂のオルガニストを務めていたフレスコバルディの腕前を彷彿させます。この録音ではキリエの部 分にバリトン歌手4人が参加しています。
SOMMCD-0664(2CD)
NX-C09
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ全集
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第1番 ロ短調 BWV1014
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第2番 イ長調 BWV1015
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第3番 ホ長調 BWV1016
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1023
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1021
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番 ハ短調 BWV1017
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第5番 ヘ短調 BWV1018
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第6番 ト長調 BWV1019
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第6番 ト長調 BWV101
エイドリアン・バターフィールド(Vn)
サイラス・ウォルストン(Cemb)

録音:2022年4月20-22日、28-29日
英国を拠点に活躍する古楽系ヴァイオリニスト、エイドリアン・バターフィールドと、NAXOSからリリースされているル クレールのヴァイオリン・ソナタ集でバターフィールドと息のあった共演を聴かせるチェンバロのサイラス・ウォルストンが 演奏するバッハのソナタ集。バッハ作品を得意とするバターフィールドならではの豊かな感性に支えられた演奏が楽 しめます。サイラス・ウォルストンはこのアルバムがSOMMレーベルへのデビューとなります。
SOMMCD-0666
NX-B04
ピアノ・デュオによるベートーヴェン:交響曲全集 第3集
交響曲第2番ニ長調 Op.36(X. シャルヴェンカによる4手ピアノ編)…世界初録音
交響曲第7番イ長調 Op.92(X. シャルヴェンカによる4手ピアノ編)
テッサ・アイス(P)
ベン・スクーマン(P)

録音:2021年2月27-28日
第1集(SOMMCD0637)、第2集(SOMMCD0650)がヨーロッパの音楽誌で高く評価されたフランツ・クサ ヴァー・シャルヴェンカの編曲によるベートーヴェンの交響曲全集。全6集が予定されており、この第3集には4手版 の交響曲第2番と交響曲第7番が収録されています。 耳の不調に苦しんだ時期に作曲されるも、明るい曲想を持つ第2番、心地よいリズムに貫かれた第7番、とベー トーヴェン作品の中でも楽天的な2曲をテッサ・アイスとベン・スクーマンが息のあったデュオで聴かせます。 編曲をしたシャルヴェンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家とし て知られています。兄弟はベルリンでツェルニーの弟子であったテオドール・クラクにピアノを師事しており、この編曲に もベートーヴェン直系の弟子(ツェルニーはベートーヴェンに直接師事していた)ならではの作品に対する敬愛が感じ られる見事な仕上がりを見せています。 演奏しているのは南アフリカのケープタウン出身のピアニスト、テッサ・アイスと、同じく南アフリカ出身のペン・スクーマ ンによるピアノ・デュオ。2020年にはベートーヴェン生誕250周年記念として、シャルヴェンカ編曲による交響曲全 9曲の録音を行うとともに、ロンドンを中心に各地でコンサートを行い好評を得ています。
SOMMCD-0667
NX-B04
ケネス・レイトン(1929-1988):合唱作品集
Laudes animantium, Op.61*
London Town*
Lord, When the Sense of Thy Sweet Grace*
3つのキャロル Op.25(1948)
Nativitie
A Hymn to the Trinity
レベッカ・リー(S)
ニナ・ベネット(S)
キアラ・ヘンドリック(Ms)
ニック・プリチャード(T)
フィンチリー児童cho
ロンディニウム(合唱)
アンドルー・グリフィス(指)

録音:2022年6月17-19日
20世紀イギリスの作曲家ケネス・レイトン。ヨークシャーで生まれ、地元のウェークフィールド大聖堂の聖歌隊で活 躍後、王立音楽院でピアノと声楽、オックスフォード音楽院で作曲を学び、教会音楽の分野で目覚ましい活動を 行った人です。彼の没後35年を記念して作られたこのアルバムには、5曲の世界初録音を含む合唱作品が収録 されています。メインは「Laudes animantium」で、ニ重合唱、ソリスト、児童合唱によるさまざまな動物を賛美 した魅力的な作品。他にはキャロルやパートソングなど、レイトンの得意分野の作品を聴くことができます。 演奏はアンドルー・グリフィスが2005年に設立した「ロンディニウム」。現代作品を得意とする室内合唱団で、ここで もレイトンの活気に満ちた作品を見事なアンサンブルで聴かせます。
SOMMCD-0668
NX-B04
ブリテン諸島の民謡集
1. She Moved Through the Fair
2. The Lark in the Clear Air
3. By the Short Cut to the Rosses
4. Si Bheag Si Mor
5. Give Me Your Hand
6. The Last Rose of Summer
7. Down by the Salley Gardens
8. Can Ye Sew Cushions
9. My Love Is Like A Red, Red Rose
10. Skye Boat Song
11. Ye Banks and Braes
12. The rowan tree
13. Dance te Thi Daddy
14. Blaydon Races
15. Blow the Wind Southerly
16. Sweet Polly Oliver
17. Oliver Cromwell
18. English Folk Song
19. Can yr Arad Goch
20. Myfanwy
21. The Foyy, Foggy Dew
22. Bugail Aberdyfi
23. My Little Welsh Home
24. Sospan Fach
25. Drink to Me Only
26. The Oak and the Ash
27. Song for Gwyn…世界初録音
ジャニス・ケリー(S)…10-12
イヴォンヌ・ハワード(Ms)…15-17
マリア・ヤグシュ(Ms)…25-27
エレイン・デルマー(ジャズ・シンガー)…18
ニッキー・スペンス(T)…7-9
ウェイン・エヴァンス(T) …21-22、24
マーク・リュウェリン・エヴァンス(Br)…19-20、23-24
カロライン・マコーズランド(歌/ギター)…1、3、6

フィオナ・ケリー(Fl)…2、4-5
ジーン・ケリー(Hp)…2、4-5
マイケル・ポロック(P)…19-24
ジョン・ウィルソン(P)…7-9、11-17、25、27


録音:2022年7月26日、8月3日、2022年9月13日
時代を超えて息づく英国とアイルランド民謡。このアルバムではよく知られる「The Last Rose of Summer 夏の なごりのバラ(庭の千草)」や「Down by the Salley Gardens サリー・ガーデン」などの名曲から、世界初録音と なる「Song for Gwyn」まで、ブリテン諸島4地域の民謡を27曲集めました。 ピアノ伴奏による英国の歌手たちのこなれた歌唱(トラック18にはジャズ・ヴォーカルの重鎮エレイン・デルマーも登 場)や、フルートとハープのデュオなど、さまざまな演奏で伝統的な民謡の旋律をお楽しみいただけます。

SOMMCD-0670
NX-B04
Stimme der Liebe 愛の声〜イアン・パートリッジの85歳を記念して
シューベルト:歌曲集

春に Op.101No.1/D882
初めての喪失 D226
それらがここにいたことは Op.59No.2/D775
孤独な男 Op.41/D800
夜咲きすみれ(花大根) D752
わが心に D860
囚われの歌人たち D712
月に寄せて Op.57No.3/D193
盲目の子 Op.101No.2/D833
ヴィルデマンの丘をこえて D884
わが揺りかごの前で D927
ただあなたのそばに Op.95No.2/D866
愛は裏切られ Op.23No.1/D751
恋人はそばに D162
アリンデ Op.81No.1/D904
彼女の絵姿 D957/漁師の娘 D957
夜と夢 D827/愛の声 D412
挨拶を送ろう Op.20No.1/D741
イアン・パートリッジ(T)
ジェニファー・パートリッジ(P)
イアン・パートリッジ(P)
アーネスト・ラッシュ(P)

1968-72年 BBC放送音源より初CD化
2023年6月12日に85歳の誕生日を迎えるイギリスの名テノール歌手イアン・パートリッジ。モンテヴェルディやエリザベス朝のリュート曲から、シェーンベルクとブ リテンなどまで幅広いレパートリーを持つパートリッジですが、このアルバムは彼が1968年から72年にかけてBBCラジオで歌った、彼が最も愛するというシューベ ルトの歌曲を20曲収録したものです。多くの曲の伴奏を務めるのは彼の妹ジェニファーで、二人は長らく共演し、多くのリサイタルと録音を行っています。アー ネスト・ラッシュも彼が信頼するピアニスト。またパートリッジ自らピアノを演奏して歌った3曲も収録されています。
SOMMCD-0671
NX-B07
プロコフィエフ:室内楽作品集
フルートとピアノのためのソナタ ニ長調 Op. 94
2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op. 56(ボリス・ビジャクによるフルートとヴァイオリン編)
『ロメオとジュリエット』組曲より(リディア・バイヒ&マティアス・フレッツベルガーによるヴァイオリンとピアノ編)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番ニ長調 Op. 94a
ラナ・トロトヴシェク(Vn)
ボリス・ビジャク(Fl)
マリア・カニグエラル(P)

録音:2021年4月24-25日、2022年4月9-10日
プロコフィエフの多彩な室内楽作品に焦点を当てるシリーズ『プロコフィエフ・マイルストーン』。 第1集には3つのソナタと組曲『ロメオとジュリエット』を収録。1943年に初演された「フルートとピアノのためのソナタ」は、のちにヴァイオリン・ソナタ第2番へと改 作された作品。ウィットに富んだ楽想が魅力で、現在ではフルート、ヴァイオリン、どちらのヴァージョンも愛奏されており、ここでは2つのヴァージョンが演奏され ています。「2つのヴァイオリンのためのソナタ」はボリス・ビジャクの手によるフルートとヴァイオリンのための編曲。組曲『ロメオとジュリエット』はとりわけヴァイオリン が活躍するようにアレンジされています。 ボリス・ビジャクはパリのエコールノルマル音楽院でピエール=イヴ・アルトーにフルートを師事。ホフマイスターの作品集(SOMMCD-0620)などの録音で高く評 価されています。スペイン出身のピアニスト、マリア・カニグエラルと、ルジェーロ・リッチに師事したスロヴェニアのヴァイオリニスト、ラナ・トロトヴシェクが共演。素晴 らしいアンサンブルを聴かせます。
SOMMCD-0673
NX-B04
スティーヴン・ドッジソン(1924-2013):歌曲集 第2集
The Distances Between *
Bagatelle-2バガテル 第2番- Serene but sad(原曲:Selevan’s threnody)
Bagatelle-3バガテル 第3番- Restless and searching
The Lamb 子羊*
Song for Eve イヴの歌*
Lachrymae ラクリメ*
Bagatelle-4バガテル 第4番 - Languid but visionary
Bagatelle-5バガテル 第5番 - Alert and mischievous
Bush Ballads ブッシュバラード*
The Sunflower ひまわり*
A Gypsy Prayer ジプシーの祈り*
Riley & CO ライリーと仲間たち*
エイリッシュ・タイナン(S)
ケイティー・ブレイ(Ms)
マーカス・ファーンズワース(Br)
クリストファー・グリン(P)
マーク・イーデン(G)
イアン・ウィルソン(リコーダー)

録音:2021年2月4-7日、9月6-8日
*…世界初録音
SOMM RECORDINGSは、2013年に89歳で亡くなった作曲家スティーヴン・ドッジソンの10周忌を記念して、その豊かで多彩な歌を収録した全 3巻の「歌のアルバム」に取り組んでいます。このアルバムは第2集。ドッジソンの音楽は古きよき英国歌曲を思わせるスタイルで、どれも非常に親しみ やすいものばかり。ユーモアあり、ウィットあり、哀愁あり、と楽しめます。今作ではピアノ独奏のバガテルも収録しています。
SOMMCD-0674
NX-B04
メトネル・イン・イングランド
ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ短調 「エピカ」 Op.57
ピアノ・ソナタ ト長調 「牧歌」 Op. 56
8つの歌曲 Op.61
ナターリア・ロメイコ(Vn)
アレクサンドル・カルペイエフ(P)
セオドア・プラット(Br)

録音:2022年3月15-17日
ロシア出身の作曲家メトネル。ピアニスト、作曲家としてモスクワで前途洋々の音楽人生を送ってい ましたが、1917年に勃発したロシア革命から逃れるため、ロシアを出国。一時はパリに住むもこの国の音楽 界の雰囲気になじめず、1936年にイギリスに移り、1951年、70歳で亡くなるまでロンドンに定住しました。 このアルバムには彼のロンドン時代の作品を3つ収録。最後のピアノ・ソナタとなった2楽章形式の「牧歌」、オ イストラフが愛奏したことで知られ、メトネルの弟への哀悼の意が込められたヴァイオリン・ソナタ第3番「エピ カ」。そして世界初録音を含む「8つの歌曲」は、メトネルが1927年頃から四半世紀近くにわたって書き上げ た100曲以上の歌曲から、作曲家の死後にまとめられたものです。彼が愛したプーシキン、レールモントフ、ア イヒェンドルフ、フョードル・チュッチェフらの詩を用いたこれらの歌は、繊細な和声と優雅な旋律でシューベルト の時代に通じるものを感じさせます。
SOMMCD-0675
NX-B04
CASCADE カスケード
ベートーヴェン:バガテル ハ長調 WoO56
プロコフィエフ:束の間の幻影 Op. 22
シューマン:森の情景 Op.82
ベートーヴェン:6つのバガテル Op.126
コーデリア・ウィリアムズ(P)

録音:2023年1月21-22日
2006年のBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー・コンクールのピアノ部門で第1位を獲得、世界的に 注目を浴びた英国出身のコーデリア・ウィリアムズ。これまでにSOMMレーベルからバッハ、シューベルト、 シューマンからペルトなどの作品を収録した4枚のアルバムを発表。海外の音楽誌で高く評価されました。 今回の「CASCADE=滝が落ちるように」と題されたアルバムでは、タイトル通り様々な小品が次々と現れる プログラム構成がユニーク。ベートーヴェンの「ちょっとしたもの」の意味を持つバガテル、万華鏡を見るかのよう なプロコフィエフ、森で出会う情景が描かれたシューマン。どこを聴いても楽しめます。
SOMMCD-0676
NX-B04
Handel at Home 第2集
1-4. 歌劇「リナルド」 HWV7より
 1. Overture 序曲(R.ブラウン編)
 2. Sinfonia and Cara sposa(R.ブラウン編)
 3. Il vostro maggio(R.ブラウン編)
 4. Lascia ch'io pianga(S.ウォルストンによるチェンバロ編)
5-7.5声のソナタ 変ロ長調 HWV288(A.バターフィールド編)
 5. I. Andante
 6. II.Adagio
 7. III. Allegro
8-10. オラトリオ『サムソン』 HWV57より
 8. Overture 序曲(J.ウォルシュ編)
 9. Total Eclipse(J.ウォルシュ&R.ブラウン編)
 10. Thus when the sun(J.ウォルシュ&R.ブラウン編)
11. 歌劇「ラダミスト」 HWV12- Ombra cara(G.ヘンデル編)
12-14. 歌劇「エジプトのジューリオ・チェーザレ」より
 12. Overture 序曲(A.バターフィールド編)
 13. Se pieta(R.ブラウン編)
 14. Da tempeste(R.ブラウン編)
15. 歌劇「ヘラクレスの選択」 HWV69- Yet can I hear that dulcet lay(R.ブラウン編)
ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ
レイチェル・ブラウン(フルート/リコーダー)…1-3、8-10、13-15
オリヴァー・ウェッバー(Vn)…1-3、6-7、12-13、15
レイチェル・バート(Va)…1-3、5-7、9-10、12
ギャビン・キッブル(Vc)…1-3、8-10、12-15
サイラス・ウォルストン(Cemb)…1-15
エイドリアン・バターフィールド(Vn)…5-7、9-10、12-15
ナオミ・バレル(Vn)…5-7
カリーナ・コスグレイヴ(Cb)…5-7

録音:2023年5月16-18日
ヘンデルの名を冠したアンサンブル「ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ」の新アルバム。 第1集(SOMMCD055)と同じく、録音の無い時代に、ヘンデル作品を家で楽しみたい・・・そんな希望を叶 えたであろう編曲集です。17世紀から18世紀にかけて活躍した出版業者ジョン・ウォルシュによる室内楽版 の編曲版に加え、メンバーのフルート奏者レイチェル・ブラウンらが新たに編曲を行った『サムソン』や「ラダミス ト」からのアリアや序曲を収録。「リナルド」の名アリア「泣かせてください」はウォルストンがアレンジしたチェンバ ロ独奏版でお楽しみいただけます。親しみやすく楽しい1枚です。
SOMMCD-0677
NX-B04
ピアノ・デュオによるベートーヴェン 交響曲全集 第4集
交響曲第1番ハ長調 Op.21(フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカによるピアノ・デュオ版…世界初録音)
 交響曲第6番「田園」 Op.68( フランツ・クサヴァー・シャルヴェンカによるピアノ・デュオ版…世界初録音)
ブゾーニ:モーツァルトの「ピアノ協奏曲第19番 K.459」のフィナーレによる協奏的小二重奏曲
テッサ・アイス(P)
ベン・スクーマン(P)

録音:2021年10月18-19日
全6集が予定されているフランツ・クサヴァー・シャルヴェンカの編曲による4手ピアノ版ベートーヴェンの交響曲 全集。今回の第4集で取り上げられているのは、交響曲第1番と第6番「田園」です。編曲をしたシャルヴェ ンカはポーランド系ドイツの作曲家。彼の兄ルートヴィヒ・フィリップ・シャルヴェンカも作曲家として知られていま す。シャルヴェンカ兄弟はツェルニーの弟子テオドール・クラクにピアノを師事しており、ここに聴く編曲にはツェル ニー直系のピアニズムや、その師ベートーヴェンへの敬意もうかがわれます。 アルバムの余白にはブゾーニによるモーツァルトのピアノ協奏曲を翻案した作品も収録。原曲に華やかな声 部を加えた華麗な編曲は聴きものです。 今作も南アフリカのケープタウン出身のピアニスト、テッサ・アイスと、同じく南アフリカ出身のペン・スクーマンに よるピアノ・デュオ。このシャルヴェンカ編曲による交響曲全9曲の録音を行うとともに、ロンドンを中心に各地 でコンサートを行い好評を得ています。
SOMMCD-0680
NX-B07
自然との繋がり - 自然界からインスパイアされたピアノ曲集
シンディング:春のささやき Op. 32No.3
リスト:巡礼の年第1年 - ワレンシュタットの湖で
チャイコフスキー:四季 Op.37a- ひばりの歌
バルトーク:ミクロコスモス - 蠅の物語より
ドビュッシー(1861-1918):版画 - 雨の庭
リスト:巡礼の年第1年 - 泉のほとりで
 巡礼の年第1年 ? 夕立
バルトーク:戸外にて - 夜の音楽
ドビュッシー:ベルガマスク組曲 -月の光
サン=サーンス:白鳥(ゴドフスキー編)
グリーグ:抒情小曲集 Op.43- 蝶々
 抒情小曲集 Op.43- 小鳥
ラヴェル:鏡 - 悲しげな鳥たち
リスト:巡礼の年第3年 - エステ荘の噴水
ラヴェル:水の戯れ
ラフマニノフ:リラの花 Op.21 No.5
ひなぎく Op.38No.3
チャイコフスキー:四季 Op.37a - 秋の歌
ドビュッシー:子供の領分 - 雪は踊っている
 喜びの島
グリーグ:抒情小曲集 Op.43- 春に寄す
レオン・マッコーリー(P)

録音:2023年4月15-16日
自然界からインスピレーションを得た様々なピアノ独奏曲を集めた1枚。 アルバムでは、シンディングの「春のささやき」からグリーグの「春に寄す」まで、ロマン派、印象派の9人の作曲家による作品を聴くことができます。 レオン・マッコーリーは、1993年ウィーン国際ベートーヴェンピアノコンクールで優勝し、同年リーズ国際ピアノ・コンクールでも第2位を獲得。現在まで世界中 で演奏しており、多くの聴衆を魅了する英国出身のピアニストです。これまでに、シューマン、ハイドン、バーバー作品の録音などで評価されており、このアルバ ムでも表現力豊かな演奏を繰り広げています。
SOMMCD-0681
NX-B07
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード:アイルランド歌曲集
クーシェンドール Op.118…世界初録音
A Fire of Turf Op.139
A Sheaf of Songs from Leinster Op.140
Blarney Ballads…世界初録音
Two Songs from Shamus O’Brien Op.61…世界初録音
シャロン・カーティ(Ms)
ベンジャミン・ラッセル(Br)
フィンギン・コリンズ(P)

録音:2023年1月27-28日
英国音楽を得意とするSOMMレーベルが力を注ぐスタンフォードのアルバム。今回は歌曲集の登場です。 北アイルランドの景勝地「クーシェンドール」をタイトルに持つ組曲をはじめ、世界初録音となる12曲が含まれたこのアルバムには、スタンフォードの母国である アイルランドの民謡の旋律や詩を用いた曲が収録されており、その郷愁に満ちた楽想からは、作曲家の様々な思いを感じ取ることができるでしょう。ブックレッ トにはスタンフォードの伝記作家ジェレミー・ディブルによる曲目解説(英語のみ)を収録。メゾ・ソプラノのシャロン・カーティとバリトンのベンジャミン・ラッセルの味 わい豊かな歌唱でお楽しみください。
SOMMCD-0682
NX-B07
ビゼー:劇音楽『アルルの女』 Op. 23(全曲)
アルルの女- Dramatiaed adaptation of Alphonse Daudet’s short story
アルフォンス・ドーデの短編小説によるドラマ(英語)*
ジャック・ヌールディン (Sax)
オルフェオン・ドノスティアラ(合唱)
トゥールーズ・キャピトル国立O
ミシェル・プラッソン(指)
ジョン・トランスキー(ナレーター)*

録音:1985年7月3-25日 トゥールーズ…1-11
EMI Classics/Warner Classics原盤
ビゼーの『アルルの女』はアルフォンス・ドーデの劇のために書いた27曲からなる付随音楽。ビゼーは、この南フランスの村アルルで繰り広げられる愛憎の物語 から強いインスピレーションを得て、短い期間で付随音楽全曲を書き上げました。初演は不評でしたが、現在では全曲から抜粋した2つの組曲が広く演奏さ れています。このアルバムはフランス音楽を得意とするミシェル・プラッソンが1985年にオリジナルの全曲を収録したもの。それまで知られていなかった作品の全 貌を明らかにしたと高く評価されている1枚です。また、当盤にはドーデの短編小説を新たに翻案し、ドキュメンタリー作家ジョン・トランスキーが朗読したトラッ クが追加されています。
SOMMCD-0683
NX-B07
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ - 誕生日の花束〜作曲家にまつわる歌曲集
1. ヴォーン・ウィリアムズ:The Splendour Falls 見事な滝
2. チャールズ・ウッド(1866-1926):Fortune and her Wheel
3. ヴォーン・ウィリアムズ:Linden Lea リンデン・リー
4. ラヴェル:Chanson ecossaise スコットランド風シャンソン
5. ブルッフ:O Saw Ye My Father?
6. レベッカ・クラーク:Down by the Salley Gardens サリー・ガーデン
7. グレース・ウィリアムズ(1906-1977):Jim Cro
8. ジョージ・バターワース(1885-1916):Roving in the Dew
9. ホルスト:Darest Thou Now O Soul
10. イーナ・ボイル(1889-1967):The Last Invocation
11. ガーニー(1890-1937):Reconciliation
12. ヴォーン・ウィリアムズ:A Clear Midnight 澄んだ真夜中
13. チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード:Joy, Shipmate, Joy!
14. ルース・ギップス(1921-1999):The Pulley プーリー
15. ヴォーン・ウィリアムズ:The Call 宿命
16. ヴォーン・ウィリアムズ:The Twilight People
17. ハウエルズ:The Sorrow of Love*
18. エリザベス・マコンキー(1907-1994):The Wind and the Rain 風と雨
19. パリー:Under the Greenwood Tree 緑の木陰で
20. マデリーン・ドリング(1923-1977):Take, O Take Those Lips Away さあ 持って行け この唇をどこ
へでも
21. ヴォーン・ウィリアムズ:When Icicles Hang by the Wall
22. フィンジ:Who is Silvia?
23. ヴォーン・ウィリアムズ:I Have Trod the Upward and the Downward Slope
24. ヴォーン・ウィリアムズ:Menelaus メネラーオス
25-29. サラ・カットリー(1995-):A Square and Candle-lighted Boat*
30. ロデリック・ウィリアムズ(1965-):The Shepherd*
ロデリック・ウィリアムズ(Br)
スージー・アラン(P)

録音:2023年10月29-30日
*…世界初録音
2022年に生誕150年を迎えた作曲家レイフ・ヴォーン・ウィリアムズを記念したアルバム。 収録されているのは、ヴォーン・ウィリアムズの曲をはじめ、彼の師であるスタンフォードやパリー、友人のホルスト、ガーニー、フィンジ、そして彼の弟子たちのギッ プスやマコンキーらによって、およそ1世紀にわたって書かれた歌曲で、これらはどれもシェイクスピアやテニソン、W.B.イェイツ、ウォルト・ホイットマンらの英国詩 人の詩が用いられており、英国歌曲の粋を集めたような1枚となっています。世界初録音の作品も含まれ、なかでも1995年生まれの作曲家サラ・カットリー の歌曲集は、ヴォーン・ウィリアムズと親戚関係にあった詩人のフランシス・コーンフォード(博物学者チャールズ・ダーウィンの孫娘でもある)の詩が用いられてい
SOMMCD-0685
NX-B07
ラファエル前派時代のチェロ作品集
イヴァン・クノル(1853-1916):K. クリムシュによる主題と変奏曲 Op.88(1888)*
フーゴ・ベッカー(1863-1941):愛の生活 Op.7(1894)*〜第5番Frage/第6番Antwort
15世紀のフランスの歌 - L’Amour de moy(R. クィルター編)(1917頃)*
リュリ:歌劇「アマディス」第2幕 - Bois epais(R. クィルター編)*
ロジャー・クィルター(1877-1953):ジュリアへ Op.8〜 第3番To Daisies ヒナギクに/6. 第5番Julia’s Hair ジュリアの髪*
 組曲「虹の終わる場所に」 - Slumber Song(1911/12編)
 ウィリアム・ブレイクの3つの歌 Op.20-第1番 Dream Valley 夢の谷(1917編)*
シリル・スコット(1879-1970):ヴェスペラーレ OP.40No.2(1904)(B. ハンブルク編)*
 子守歌 Op.57No.2(1908)(C.W.エヴァンス編)
 Pierrot amoureux(1912)*
 :Pastoral and Reel パストラールとリール(1926)
 Ballade バラード(1934)
グレインジャー
:青春の歓喜(1901)
 ヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」による変奏曲(1911)*
 サセックスの役者が歌うクリスマス・キャロル(1905)*
エイドリアン・ブラッドバリー(Vc)
アンドルー・ウェスト(P)

録音:2023年7月15,16日
*…世界初録音
19世紀イギリスで興った芸術運動「ラファエル前派」の時代に生まれ、20世紀前半に活躍した英国のチェリスト、ベアトリス・ハリスン (1892-1965)と彼女 を取り巻く作曲家たちへのオマージュ・アルバム。ディーリアス、エルガー作品を得意としたハリスンは、1924年5月19日、自宅の庭でナイチンゲールの歌と合 わせた演奏がBBCラジオによってライヴ放送され100万人以上のリスナーを魅了したことで広く知られるようになりました。その放送100年を記念して製作さ れたこのアルバムでは、ハリスンが学んだフーゴ・ベッカーの作品と、フランクフルトの教師イヴァン・クノルの作品、そしてクノルの元で学んだ"The Frankfurt Gang"と呼ばれる作曲家たちの作品を紹介しています。アルバムには世界初録音の10曲が含まれており、その中にはハリスンのお気に入りだったクィルター 編曲の「L'Amour de moy」など未出版作品や、彼女のアーカイヴに残されていた未発見の作品も含まれるほか、ハリスン生誕100年記念の演奏会で、 ジュリアン・ロイド・ウェバーが披露したスコットの「Pastoral and Reel」もされています。イングリッシュ・ナショナル・オペラ、ロンドン・シンフォニエッタ、ロンドン交 響楽団、ロイヤルPOなどと共演経験のあるチェリスト、エイドリアン・ブラッドバリーの演奏で。

SOMMBCHM-07
NX-B04
ビーチャム・コレクション- ビーチャム:組曲「オリジン・オブ・デザイン」
ビーチャム:組曲「オリジン・オブ・デザイン」(原曲:ヘンデル)*
ビーチャム:組曲「物乞う神々」(原曲:ヘンデル)(抜粋)*,#
ヘンデル:ピアノ協奏曲 イ長調(T.ビーチャムによるピアノと管弦楽編)**
ビーチャム:組曲「物乞う神々」(原曲:ヘンデル)(抜粋)##
ベティ・ビーチャム(P)
トーマス・ビーチャム(指)
ロイヤルPO

録音:1932年12月12日*
1938年11月9日&1937年10月12日*,#
1945年1月18-19日&10月3日**
1949年6月28日##
ヘンデルの作品をビーチャムが様々な形にアレンジした曲集。「オリジン・オブ・デザイン」は1932年に彼が創設したロンドンPOとの初の記念碑的録音です。「ピアノ協奏曲」は彼の妻ベティのための編曲。ロマン派作品のような音の用い方が魅力的です。
SOMMBCHM-08
NX-B04
ビーチャム・コレクション-ディーリアス:人生のミサ-前奏曲他
1.人生のミサ-第2部 前奏曲
2.アラベスク/3-10.日没の歌
11.秋/12.すみれ/13.I-Brasil
14.7つのノルウェーの歌-第4曲 やさしいヴェネヴィル
15.2つの歌-第2番 空は、屋根のはるか向こうで
16.すみれ
17.7つのノルウェーの歌-第3曲 夕暮れの声
18.7つのノルウェーの歌-第1曲 子守歌
19.5つのノルウェーの歌-第2番 ナイチンゲール
ロイ・ヘンダーソン(Br)
ドーラ・ラヴェット(S)他
トーマス・ビーチャム(指,P)
LPO
ロンドン・セレクトcho
BBC合唱団 他

録音:1934年10月…2.3-9
1938年2月11日…1.11-14
1946年11月30日…10
1929年…15-20 MONO
ビーチャムがこよなく愛したディーリアスの作品集。ディーリアスもビーチャムを敬愛しており、ビーチャムだけには自作の編曲を許可したことでも知られています。退廃的な雰囲気を湛えた「日没の歌」が絶品です。
SOMMBCHM-09
NX-B04
ビーチャム・コレクション/オペラ管弦楽曲
スメタナ:「売られた花嫁」序曲/ポルカ/道化師の踊り*
ヴェルディ:「マクベス」〜弱い光/夢遊病の大場面+
レズニチェク:「ドンナ・ディアナ」序曲#、
プッチーニ:「マノン・レスコー」第2幕間奏曲#、
モーツァルト:「皇帝ティトスの慈悲」序曲**、
チャイコフスキー:「エフネギー・オネーギン」〜ワルツ/ポロネーズ++、
ワーグナー:「タンホイザー」第3幕導入部##、
「ラインの黄金」〜ヴァルハラ城への神々の入場***
マルゲリータ・グランディ(S)+
ヴェラ・テリー(Ms)+
アーネスト・フランク(Bs)+
イーディス・ファーメッジ、
マーガレット・フィールド=ハイド(S)***
グレディス・ガーサイド(メソS)***
ナンシー・エヴァンス(A))***
パリー・ジョーンズ、
ジョージ・チッティ(T)***
パウル・シェフラー(Br)***
トマス・ビーチャム(指)
RPO*/+/##/***
LPO**/++、BBC響#

録音:19??年3月29日、11月11日*、1948年1月16日、1947年9月29日+、945年12
月13日#、1945年12月27日**、1945年10月24日k、11月4日++、1947年2月5、8日##、1947年9月22日**、
原盤:HMV/78回転盤
SOMMBCHM-10
NX-B04
ビーチャム・コレクション/ディーリアス2
ディーリアス:ブリッグの定期市*、
春初めてのカッコウを聞いて+、
歌劇「村のロメオとジュリエット」〜楽園への道#、
海流**、北国のスケッチ++、
夜明け前の歌++、舞踏狂詩曲第2番++
トマス・ビーチャム(指)交響楽団*
ロイヤル・フィルハーモニー協会O+/##
LPO**、LSO++

録音:1928年12月11日*/**、1929年7月10日*、1927年12月19日+/#、20日#、1945年10月16日++
原盤:Columbia、HMV
ビーチャムが得意とするディーリアスの作品集。「海流」で感動的なバリトン・ソロを担当するのは名手、デニス・ノーブル。この「海流」を含め、これまでに発表されなかった録音が5曲収録されています。他にも「春を告げるかっこうを聞いて」を始めとした名曲の数々をお楽しみください。
SOMMBCHM-11
NX-B04
ベートーヴェン:ミサソレミニス イゾベル・ベイリー(S)
メアリー・ジャード(C.A)
ヘドル・ナッシュ(T)
キース・ファルクナー(Br)
H・パーシー・リチャードソン(Org)
トーマス・ビーチャム(指)
リーズ音楽祭cho
LPO

録音:1937年10月5日 ライヴ/Leeds Town Hall, Columbia, United States
1937年、リーズ音楽祭で行われたライヴ録音。“ベートーヴェンの高揚感とビーチャムのインスピレーションが連動した素晴らしい演奏”と当時のGramophone magazineで絶賛された演奏です。ベイリーをはじめとしたソリスト、合唱団も美しい歌唱を聴かせています。
SOMMBCHM-12(2CD)
NX-C09
ビーチャム/村のロメオとジュリエット
ディーリアス:歌劇「村のロメオとジュリエット」*、
日没の歌+
フレデリック・シャープ(Br/マルティ)*
ルネ・ソームズ(T/サリ)*
ヴェラ・テリー(S/ヴレリ)*
ゴードン・クリントン(Br/暗闇のフィドル弾き)* ほか
オルガ・ハリー(S)+、
ロイ・ヘンダーソン(Br)+
トマス・ビーチャム(指)RPO*、
BBCシアターcho*、LPO+
ロンドン・セレクトcho+
録音:マイダ・ヴェール・スタジオ、1948年4月23-25日にBBC第3ラジオで放送*、1934年10月4日ライヴ+
原盤:BBC(アセテート盤)*、78回転SP盤+
「村のロミオとジュリエット」はスイスの田園情緒あふれる小さな町で起きた物語。美しく抒情的なメロディに満ちており、なかでも間奏曲「楽園への道」は単独でも演奏される人気曲です。1948年の録音。同時収録の「日没の歌」は1934年、リーズ音楽祭での録音で未発表音源です。
SOMMBCHM-13(2CD)
NX-C09
ビーチャムの「ホフマン物語」
オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」(英語版)
ロバート・ラウンスヴィル(T/ホフマン)
ドロシー・ボンド(S/オランピア)
マルゲリータ・グランディ(S/ジュディッタ)
アン・エイヤーズ(S/アントニア)
ブルース・ダーガヴァル(Bs-Br/コッペリウス、ダペルトゥット、ミラクル博士)
モニカ・シンクレア(Ms/ニクラウス)
グレアム・クリフォード(Br/スパランツァーニ、フランツ)
オーウェン・ブラニガン(Bs/シュレミル、クレスペル、ヘルマン)
マレー・ディッキー(T/コシュニル、ピティキナッチョ)
フィッシャー・モーガン(Bs/ルター)
ルネ・ソームズ(T/ナタニエル)
トマス・ビーチャム(指)RPO
サドラーズ・ウェルズcho

録音:1947年シェパートン・フィルム・スタジオ
原盤:映画のサウンドトラックLP(初回プレス分のインレイには78回転盤よりと誤表記)
1947年に録音されたビーチャムが指揮する「ホフマン物語」全曲録音。フランス・オペラを愛したビーチャムはこの作品にも強い愛着を抱いており、当時はビーチャムの演奏に合わせた映画も制作されたほどでした。
SOMMBCHM-14(2CD)
NX-C09
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」(ドイツ語歌唱) ヒルデ・コネツニ(S)/リヒャルト・タウバー(T)/フリッツ・クレン(Bs)/ハインリヒ・テスマー(T)/メアリー・ジャード(Ms)/アーノルド・マターズ(Bs)/マルコ・ロートミュラー(Br)/ザビーネ・カルテル(Ms)/ステラ・アンドレーヴァ(S)/ゲルハルト・ヒンツェ(ヴォーカル)/グレアム・クリフォード(Br)
トーマス・ビーチャム(指)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場cho
LPO

録音:1939年5月1日 ライヴ/Royal Opera House, Covent Garden, London
幅広いレパートリーを持つビーチャムは、イギリス作品だけでなく、ロシアや東欧の作品も数多く手がけました。このスメタナ「売られた花嫁」は当時の慣習に倣い、チェコ語ではなくドイツ語で歌われましたが、作品の雰囲気は的確に伝わります。コネツニ、タウバーなど歌手も強力です。名エンジニア、ゲイリー・ムーアによるSP盤からのディジタル・リマスター。
SOMMBCHM-15
NX-B04
ブゾーニ:ピアノ協奏曲 Op.39 ノエル・ミュートン=ウッド(P)
BBC男声cho
BBC響
トーマス・ビーチャム(指)

1948年1月/BBC in Studio No.1, London
演奏時間に1時間20分ほどかかる上、最終楽章には男声合唱が加わるという「型破り」なピアノ協奏曲。ピアノはオーケストラと完全に同化し、華やかさよりも晦渋さが目立ち、楽想も多岐に渡るため、演奏される機会があまり多くありません。こういう曲を好んで取り上げるところがビーチャムの特性でもあり、この演奏でも彼のユニークな解釈が光ります。
SOMMBCHM-16(2CD)
NX-C09
ハイドン:オラトリオ「四季」(英語歌唱) アレグザンダー・ヤング(T:祭司ザドク)
エルジー・モリスン(S:女王、ファラオの娘/農民の娘)
ロイス・マーシャル(S:ニコール、シバの女王)
トマス・ビーチャム(指)RPO
ビーチャム合唱協会

録音:1955年11月17-19、21-22、25日、12月15、17、22日、1956年1月1日、5月28日、 1956年5月16日
原盤:EMI
ベートーヴェンやブラームスはあまり好まなかったとされるビーチャムですが、ハイドンやヘンデルは大のお気に入り。とりわけ、何曲かの交響曲と「四季」は得意なレパートリーであり、大変充実した演奏を残しています。
SOMMBCHM-17(2CD)
NX-C09
ヘンデル:オラトリオ「ソロモン」HWV67(ビーチャム編) トーマス・ビーチャム(指)
ビーチャム・コーラル・ソサイエティ
ロイヤルPO

録音:1955年11月.12月,1956年1月、5月 MONO
イギリスの名指揮者ビーチャムは、幅広いレパートリーを持つことで知られていますが、とりわけヘンデル作品に力を入 れており、当時あまり演奏されることのなかったオラトリオや歌劇なども積極的に上演、作品の普及に力を尽くしまし た。この「ソロモン」もそんな作品の一つ。旧約聖書から題材を採った大作オラトリオですが、「シバの女王の到着」以 外の全曲が演奏されることは現代でもほとんどありません。しかしビーチャムは、曲の中に息づく豊かな生命力と美しさ を存分に引き出し、素晴らしい作品として全体をまとめ上げています。
SOMMBCHM-18
NX-B04
シベリウス:交響曲集
交響曲 第6番ニ短調 Op.104
交響曲第44番イ短調 Op.63*
トーマス・ビーチャム(指)
ロイヤルPO、BBC響*

録音:1954年9月15日 Royal Albert Hall, London, United Kingdom
1951年10月4日 The Criterion Theatre, London, United Kingdom*
1949年、ビーチャムが70歳の誕生日を迎えた時に、シベリウス自身が「私の作品について深い理解と、素晴らしい解釈を施していただいて感謝しております」と賛辞を述べたというほどに、ビーチャムはシベリウスの作品を大切にしていました。2005年に初めてリリースされたこの演奏からも、ビーチャムのシベリウス愛が感じられます。
BEECHAM-19
ビーチャム・コレクション/アーリー・デイズ
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲 、
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕前奏曲、
モーツァルト:交響曲第40番、
シューマン:ピアノ協奏曲*
モウラ・リンパニー(P*)
トマス・ビーチャム(指)RPO

録音:1946年11月10日ライヴ、モノラル、初出
初出。RPOと創設者であるビーチャムは、1946年9月15日のデビュー・コンサートからクリスマス前までになんと28回のコンサートと8回のレコーディングをこなしましたが、当盤に復刻されたのはそのうち15回目の演奏会の録音。ビーチャム十八番プログラムで、リンパニーとの共演もポイントです。使用原盤の劣化のため、一部音質が不安定になっております。あらかじめご了承ください。
BEECHAM-20
ビーチャム・コレクション/ワーグナー
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲*、
「ローエングリン」第1幕前奏曲+、
ヴェーゼンドンク歌曲集#、
「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死#、
キルステン・フラグスタート、ワーグナーを歌うことについて語る**
キルステン・フラグスタート(S(+/#))
トマス・ビーチャム(指(*/+/#))
RPO(*/#)、BBC響+

録音:1954年11月22日*、1953年11月25日(+、1953年12月21日#、1949年**
全曲初出音源です。
BEECHAM-21
ビーチャム・コレクション
ブラームス
:ハイドンの主題による変奏曲
バックス:交響詩「ファンドの園」
R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」*
トーマス・ビーチャム(指)ロイヤルPO
ジョン・ケネディ(Vc)、
フレデリック・リドル(Va)

録音:1949年3月30日BBCスタジオ、R.シュトラウスは1956年8月22日、エジンバラ・フェスティバル(アッシャー・ホール)ライブ*
ドイツ・ロマン派のブラームス、リヒャルト・シュトラウス、近代イギリスのアーノルド・バックスというビーチャムの幅広いレパートリーならではのプログラム。デジタル・リマスタリングはゲイリー・ムーアが担当。ビーチャム自身による曲目解説がブラームスの前とバックスの前に収録されています。
BEECHAM-21
ビーチャム・コレクション/ブラームス他
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲*
バックス:交響詩「ファンドの園」*
R・シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」+
トマス・ビーチャム(指)RPO

録音:1949年3月30日BBCスタジオ*、1958年8月22日(エジンバラ音楽祭)+
全曲初出音源です。*の前にはビーチャムによる曲の紹介が収録されています。
SOMMBCHM-22
NX-B04
ボッケリーニ:交響曲 ニ長調 Op.43 G521
モデスト・グレトリ:歌劇「ゼミールとアゾール」
リスト:ローレライ S273#
フランク:交響詩「呪われた狩人」**
エルガー:エニグマ変奏曲*
トーマス・ビーチャム(指)
ロイヤルPO
ロジーナ・ライスベック(S)#
アラン・シヴィル(Hrn)***

録音:1956年8月23日 Usher Hall, Edinburgh Festival, United Kingdom
1954年11月22日 St. Cecilla's Day Concert, Royal Festival Hall, London, United Kingdom#,**,*
このアルバムに収録されているのは、ビーチャムが得意としていたレパートリー。ボッフランクの「呪われた狩人」など珍しい作品も含まれています。中でも「エニグマ変奏曲」は特別な意味を持つ曲で、作曲者エルガーと強い信頼関係にあったビーチャムならではの熱演となっています。
BEECHAM-23
ビーチャム・コレクション
モーツァルト:交響曲第29番イ長調K.201
オルウィン:交響曲第3番(初演)
グリーグ:交響的舞曲*
トーマス・ビーチャム(指)
BBC響、ロイヤルPO*

録音:1956年10月10日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール&1955年12月、マイダ・ヴェール・スタジオ1(モノラル/ADD)
ビーチャムがBBCSOを振ったオルウィンの「交響曲第3番」は、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでの初演時の記録。オルウィンの交響曲第3番はこれが初演です。
SOMMBCHM-24
NX-B04
モーラン、ダンディ、バーナーズ作品集
モーラン:シンフォニエッタ
ダンディ:山の夏の日 Op.61*
バーナーズ(1883-1950):組曲「ネプチューンの勝利」(抜粋)#
トレヴァー・アンソニー(Bs)
トーマス・ビーチャム(指)
ロイヤルPO

録音:1947年4月26日、1951年10月6日* 、1946年11月10日#
今でこそ、イギリス近代作曲家の作品が広く聴かれるようになりましたが、この演奏が行われた時代には、まだモーランやバーナーズの作品はほとんど知られていませんでした。ビーチャムはモーランのシンフォニエッタを好み、たびたび演奏会で取り上げています。またビーチャムはダンディの作品も気に入っており「山の夏の日」は得意なレパートリーの一つです。
SOMMBCHM-25
NX-B04
リスト:ファウスト交響曲 アレクサンダー・ヤング (T)
トーマス・ビーチャム(指)
ビーチャム・コーラル・ソサイエティ
ロイヤルPO

録音:1956年11月14日 ライヴ/Royal Festival Hall, London, United Kingdom
1956年のライヴ。当時の優れたエンジニア、ゲイリー・ムーアによる録音は、会場の興奮を的確に伝えます。ビーチャムはこの曲を気に入っており、ライヴの1週間後に同じソリストと合唱団を伴いBBC響と再び演奏、そして更にはEMIへ録音するという熱の入れようでした。渾身の演奏です。
SOMMBCHM-26(3CD)
NX-E05
ベルリオーズ:歌劇「トロイ人」 デニス・ダウリング(Br)
マリサ・フェレル(S)
チャールズ・ガンボン(ヴォーカル)
ジャン・ジロードー(T)
コリン・カニンガム(S) 他
トーマス・ビーチcho
ロイヤルPO

録音:1947年6月3.6日,1947年7月2.4日
珍しい作品を好むビーチャムのレパートリーの中でも最も貴重、かつ長大な作品の一つであるベルリオーズの「トロイ 人」。ソリストをフランス系のキャストで固めた本格的な演奏(オーケストラと合唱はイギリス)は、演奏当時も大きな 話題を呼びました。録音は1947年で古めではありますが、歌とオーケストラの音色は鮮明です。第3幕のディドを讃 える壮大な合唱が聴きどころ。
SOMMBCHM-29
NX-B04
ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲
ディーリアス:幻想曲「夏の庭で」*
シューベルト
:交響曲第9番「ザ・グレート」#
トーマス・ビーチャム(指)ロイヤルPO

録音(全てライヴ):1956年12月9日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、1956年8月24日アッシャー・ホール*、1955年12月14日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール#
ビーチャムの幅広いレパートリーの中でも、とりわけ重要な位置にあるワーグナー、ディーリアス、シューベルトの録音集。実際のところ、ビーチャムによるワーグナー録音はそれほど多くありませんが、晩年のビーチャムは積極的にワーグナーを取り上げ、驚異的な演奏を行いました。ディーリアスとシューベルトはエジンバラ国際フェスティヴァルでの演奏。この音楽祭へ、ビーチャムが出演した最後のコンサートからの収録です。
SOMMBCHM-30(2CD)
NX-C09
グレトリ:歌劇「ゼミールとアゾール」(ビーチャム校訂&編曲版) ベルナール・ルフォール (Br)
ミシェル・アメル(T)
ミシェル・セネシャル(T)
ユゲット・ブーランジェ(S)
アーダ・マンディキアン(S)
クレア・ドゥシェノー(S)
トーマス・ビーチャム(指)
ボーンマスSO

録音:1955年5月16日/Royal Theatre, Bath, England, United Kingdom MONO
良く知られる「美女と野獣」のお話を基にしたオペラ・コメディ。幼い頃からフランス・オペラに格別の関心を抱いていたというビーチャム。とりわけグレトリとメユールの作品は数多くの未出版のスコアを所蔵したいたというほどの、筋金入りのマニアでした。この作品については、バレエ音楽をしばしば演奏し、1955年になって作品の一部を改変、ようやく全曲を上演し、この録音が実現しました。
19世紀のフランス音楽だけでなく、18世紀後半のフランス・オペラでも優れた演奏を残しているトーマス・ビーチャム。1955年5月16日のバース・ロイヤル・シアターで上演されたアンドレ・モデスト・グレトリ(1741−1813)の代表作「ゼミールとアゾール」は初CD化。グレトリやメユールのオペラの貴重な初稿版のスコアを所蔵していたビーチャム自身の手により校訂、編曲が行われた版を使用しています。

SOMMBCHM-31
NX-B04
ビーチャム・コレクション-ヘンデル/R. シュトラウス/J.S. バッハ/ラヴェル:管弦楽作品集
ヘンデル:合奏協奏曲 ニ短調 Op. 6, No. 10, HWV 328*
R・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 *
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調 BWV 1048
R・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
ラヴェル:スペイン狂詩曲
トーマス・ビーチャム(指)ロイヤルPO

録音:1955年1月20日 ライヴ*
1955年1月18日 ライヴ
Royal Festival Hall, London, England, United Kingdom MONO
ビーチャムとしては珍しいレパートリーが含まれているアルバム。ビーチャムと1930年代から親交を持っていた大指揮者フルトヴェングラーは、ビーチャムの招きで1955年1月にロイヤル・フェスティヴァル・ホールでの演奏会を予定していました。しかしその直前の1954年11月にフルトヴェングラーはこの世を去ってしまったため、ビーチャムが彼の演奏する予定だった曲目をロイヤルPOと演奏し、親友の思い出に捧げたのです。

SOMMBCHM-32
NX-B04
ビーチャム・コレクション〜サン・サーンス他
ベルリオーズ:序曲「海賊」Op. 21
グリーグ:古いノルウェーの歌と変奏 Op. 51(管弦楽版)*
ダンディ:魔法に掛けられた森 Op. 8**
サン=サーンス:交響曲第3番 「オルガン付き」#
トーマス・ビーチャム(指)
ロイヤルPO、BBC響#
トム・マッコール(P)*
ダグラス・ガムレイ(P)*
デニス・ヴォーン(Org)

録音:1951年3月7日 Royal Albert Hall, England, United Kingdom
1955年11月27日 Royal Festival Hall, England, United Kingdom*
1951年10月21日 Studio broadcast performance, BBC Maida Vale Studios, London, United Kingdom**
1954年10月20日 Royal Festival Hall, England, United Kingdom#
ビーチャムは1913年6月2日にサン=サーンスの前で「交響曲 第3番」を演奏するほど、フランス音楽にも愛着を抱いていました。彼は定期的にフランス音楽をコンサートで演奏し、その魅力を広く伝え、レパートリーの中にはベルリオーズの「海賊」序曲など珍しい作品も含まれています。


ARIADNE-5000(2CD)
NX-C09
バッハ:ミサ曲ロ短調BWV232*

◆ボーナス・トラック
バッハ:マタイ受難曲〜主よ憐れみたまえ(英語版)+、
カンタータ第11番 BWV11〜ああ留まりたまえ(英語版)#
シュザンヌ・ダンコ(S)
キャスリーン・フェリアー(A)
ピーター・ピアーズ(T)
ブルース・ボイス(Br)
ノーマン・ウォーカー(Bs)
ジョルジュ・エネスコ(指)
ボイド・ニールO、BBCcho
録音:1951年7月17日BBC放送局コンサートホール

◆ボーナス・トラック…キャスリーン・フェリアー(A))
マルコム・サージェント(指)新交響楽団+
レジナルド・ジャック(指)ジャックO#

録音:1946年2月6日+、1949年11月1日#キングズウェイ・ホール
原盤:DECCA
新シリーズ「アリアドネ」第1弾。キャスリーン・フェリアーに重点を置いたアルバムで、ジャケットも彼女の写真となっています。*はBBC Legend から発売されたCDと同一の演奏ですが、こちらはBBCの14インチ・オリジナル・トランスリプション・ディスクよりロジャー・ベアズリーが復刻したものです。+#はSP盤からの復刻。
ARIADNE-5001
NX-B04
グリーグ:歌曲集
1.ソルヴェイグのゆりかごの歌*
2.吟遊詩人 Op.25-1
3.白鳥 Op.25-3*
4.小句集 Op.25-3
5.睡蓮とともに Op.25-4
6.亡き人 Op.25-5
7.鳥の歌 Op.25-6
8.山の精にとらわれた人 Op.32
9.まぼろし Op.33-6
10.モンテ・ピンチョより Op.39-1
11.挨拶 Op.48-1
12.いつの日か、わが思いは Op.48-2
13.世のなりゆき Op.48-3
14.沈黙したナイチンゲール Op.48-4
15.青春時代に Op.48-5
16.夢 Op.48-6
17.ノルウェーへ(祖国に寄す) Op.58-2
18.王女 EG133
19.小さなヒルステン Op.60-1
20.母の悲歌 Op.60-2
21.水の上で待ちながら Op.60-3
22.鳥の嘆き Op.60-4
23.エロス Op.70-1
キャロル・ファーリー(S)
ホセ・セレブリエール(指)
LPO、フィルハーモニアO*

録音:1997年7月3.29日、11月28日、1998年1月24日Henry Wood Hall and St. Jude’s Church, London
アメリカのソプラノ歌手キャロル・ファーリーが歌うグリーグの歌曲集。メトロポリタン歌劇場で活躍し、現代作品を得意 とするファーリーは、指揮者セレブリエールの妻でもあり、2人は協力して現代作品の演奏を行っていることで知られま す。ここではセレブリエールが伴奏部を色彩豊かなオーケストラ版に編曲、息のあった演奏を繰り広げています。 1990年代に発売されていたアルバムの復刻盤。
ARIADNE-5002
NX-B03
バーンスタイン:ブロードウェイからハリウッドまで
歌劇「キャンディード」序曲
交響組曲「波止場」
バレエ「ファンシー・フリー」
交響舞曲「ウェスト・サイド・ストーリー」
ダンス・エピソード「オン・ザ・タウン」
イアイン・サザーランド(指)
ハノーヴァーPO

録音:1993年 ライヴNDR Radiophilharmonie, Hanover
SOMMレーベルは2018年のバーンスタイン生誕100年を記念し、1993年、ハノーヴァー・フィルハーモニーによるの ライヴ録音(未発表音源)をリリースします。このコンサートでは、「キャンディード」や「ウェスト・サイド・ストーリー」など ブロードウェイを魅了したバーンスタインの5つの名作から選ばれた曲が演奏されており、イアイン・サザーランドの指揮 は躍動的、かつ刺激的。作品の魅力を存分に引き出しています。イギリスの名プロデューサー、マシュー・ウォーカーに よる詳細な作品紹介(ブックレット…英語のみ)が付属しています。
ARIADNE-5003
NX-B04
セレブリエール〜ガーシュウィンを振る
パリのアメリカ人
3つの前奏曲(セレブリエールによる管弦楽編)…世界初録音
ヘ調のピアノ協奏曲
守歌(セレブリエールによる管弦楽編)…世界初録音
レオポルド・ゴドフスキー3世(P)
ホセ・セレブリエール(指)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO

録音:1998年7月30-31日ヘンリー・ウッド・ホール、グラスゴー
2018年、ガーシュウィンの生誕120周年を記念して再リリースされたアルバム。原盤は1998年に「Dinemec Classics」レーベルからリリースされたもので、ロンドンで行われたガーシュウィン生誕100年記念コンサートの後、グラス ゴーでの演奏が収録されています。一連の企画をたてたのはガーシュウィンの実の妹であるフランシズ・ガーシュウィン (1906-1999)。素晴らしい歌手であった彼女は夫のレオポルド・ゴドフスキーJr.(名ピアニスト、ゴドフスキーの息子) とともに活躍していましたが、このコンサートでは夫妻の息子でピアニストであるレオポルド・ゴドフスキー3世がソリストとし て登場。伯父であるガーシュウィンのピアノ協奏曲を堂々と演奏しています。また、フランシズはこの日の指揮者としてセ レブリエールをロンドンに招待、彼は自身が編曲した「3つの前奏曲」と「子守歌」を披露しました。
ARIADNE-5004
NX-B04
バッハを祝して〜キャスリーン・フェリア
1-13.マニフィカト BWV243-2…初出音源
14-23.カンタータ 第11番「神をそのもろもろの国にて頌めよ」
24-30.カンタータ 第67番「留めよ心に 主イエスを」
31.カンタータ 第147番より「主よ、人の望みの喜びよ」
13-31…英語歌唱
キャスリーン・フェリア(C.A)
ウィリアム・ハーバート
フーゴ・マイヤー=ヴェルフィング(T)
オットー・エーデルマン
ウィリアム・パーソンズ(Bs)
ウィーン国立歌劇場cho
ザ・カンタータ・シンガーズ
フォルクマール・アンドレーエ(指)VPO
レジナルド・ジャックス(指)ジャックスO

録音:1950年6月10日 ムジークフェラインザール ウィーン…1-12
1949年10月6日,11月1日 キングスウェイ・ホール ロンドン…13-23
1949年11月3日 キングスウェイ・ホール ロンドン…24-30
1949年10月8日 キングスウェイ・ホール ロンドン…31
イギリスが誇る名歌手キャスリーン・フェリアが歌うバッハの名唱集。マニフィカトは初出音源となります。これは1950年、 彼女が初めてウィーンを訪れた際に行われた国際バッハ・フェスティヴァルによる「バッハ没後200年」記念公演の録音 で、この時にはロ短調ミサ曲と、マタイ受難曲、そしてマニフィカトが演奏されました。フェリアにとってバッハは大切なレパー トリーでしたが、マニフィカトだけはあまり歌う機会がなく、この公演の前に一回だけ歌った(1949年7月、アムステルダム・ コンセルトヘボウにて)記録はあるものの、これ以降は二度と歌わなかったという演目でした。マタイ受難曲とミサ曲は、何 度かアルバムとしてリリースされものの、このマニフィカトだけはなぜか忘れられており、演奏から68年後にようやく録音が 発見され、今回のリリースとなりました。しみじみとした歌声がきわめて魅力的です。
ARIADNE-5005
NX-B04
アメリカからのエルガー 第1集
1-15.エニグマ変奏曲…初CD化
16-19.チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
20-25.交響的スタディ「ファルスタッフ」ハ短調 Op.68…初出正規音源
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)…1-15
NBC響…1-15
グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)…16-19
ジョン・バルビローリ(指)…16-19
アルトゥール・ロジンスキ(指)…20-25
ニューヨーク・フィルハーモニックSO…16-25

録音:1949年11月5日 ラジオ・シティ・スタジオ 8H、ニューヨーク…1-15
1940年11月10日 カーネギー・ホール、ニューヨーク…16-19
1943年10月10日 カーネギー・ホール、ニューヨーク…20-25
1905年、自作を指揮するために初めてアメリカを訪問したエルガー。以降、その翌年1906年と1907年、そして1911 年の合計4回アメリカを訪れています。彼の作品はアメリカでも人気を博し、とりわけ「威風堂々」はアメリカの高校、大学 の卒業式に欠かせない作品となりました。このアルバムには1940年代のアメリカで録音された3つの作品を収録。1949 年にトスカニーニとNBCSOが演奏した「エニグマ」変奏曲、ピアティゴルスキーの唯一の録音となった「チェロ協奏 曲」、ロジンスキの指揮による、イギリス国内ではなかなか認められることのなかった晩年の作品「ファルスタッフ」、どれもア メリカで着実に息づくエルガー人気を反映した熱演です。これらはどれもオーディオ・エンジニア、ラニ・スパーの入念なリマス タリングによって当時の音が鮮やかに蘇っています。
ARIADNE-5006
NX-B04
偉大なる映画音楽集
ジョン・ウィリアムズ:「スター・ウォーズ」
メイン・テーマ
レイラ姫のテーマ
エンド・タイトル
マックス・スタイナー:「風とともに去りぬ」-タラのテーマ
コルンゴルト:「ロビン・フットの冒険」-行進曲
ウォルトン:「ヘンリー五世」
-Charge ? Battle ? Chant d’Auvergne
突撃 − 戦闘 − オーヴェルニュの歌
ジョン・ウィリアムズ:「E.T.-The Extra-Terrestrial」-メイン・テーマ
コルンゴルト:「Escape Me Never」 逃げちゃ嫌よ-前奏曲
ロン・グッドウィン:「633 Squadron」 633爆撃隊-タイトル・ミュージック
フランシス・レイ(R.ジョーンズ編):「ある愛の詩」-愛のテーマ
ジェローム・モロス:「The Big Country」
大いなる西部-前奏曲
プロコフィエフ:「アレクサンドル・ネフスキー」-氷上の戦い
ジョン・ウィリアムズ(サザーランド編):「Close Encounters of the Third Kind 」
未知との遭遇-メイン・テーマ&シンフォニック・シーン
ハチャトゥリアン:「マイヤーリング うたかたの恋」-アダージョ-スカルタクスから
ウォルトン:「The First of the Few 」
迎撃戦闘機スピットファイア
スピットファイア前奏曲
スピットファイアフーガ
イアイン・サザーランド(指)
フィルハーモニック・プロムナードO

録音:1983年/1986年スタジオ&ライヴ・セッション
印象深い名画の音楽を収録した「偉大な名画の音楽コレクション」と題された1枚。1977年に大ヒットした「スター・ ウォーズ」をはじめ「E.T.」「未知との遭遇」、ハリウッドの全盛期を彩った「風と共に去りぬ」、ハリウッド映画音楽の礎を 作ったコルンゴルトの「ロビンフッドの冒険」「逃げちゃ嫌よ」。他にはイギリス映画音楽からも「ヘンリー五世」「迎撃戦 闘機スピットファイア」など盛りだくさん。初期の映画音楽作曲に携わったプロコフィエフやハチャトゥリアンの作品も網羅 し、イアン・サザーランドが指揮するフィルハーモニック・プロムナード・オーケストラの演奏でお届けします。
ARIADNE-5007
NX-B04
キャスリーン・フェリアー・イン・ニューヨーク
アルノルト・ミヒャエリスによるブルーノ・ワルターへのインタビュー 第一部*
マーラー:交響曲「大地の歌」
アルノルト・ミヒャエリスによるブルーノ・ワルターへのインタビュー 第二部*
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
われを忘れたもうことなかれ BWV505#
ああ、我が生涯の最後の時でなく BWV439#
御身が共にいるならば BWV508 (伝・G.H.シュテルツェル/バッハ)#
キャスリーン・フェリアー(C.A)
セット・スヴァンホルム(T)
ジョン・ニューマーク(P)
ブルーノ・ワルター(指)NYO

録音:全てライブ
1948年1月18日 カーネギーホール、ニューヨーク
1950年1月8日 タウンホール、ニューヨーク#
1956年 ワルターのハリウッドの自宅にて*
深く豊かな声をもつ英国出身の偉大なコントラルト、キャスリーン・フェリアーによるニューヨークでの歴史的録音集。1948 年、カーネギーホールでの唯一のライヴ録音となったワルター指揮によるマーラーの「大地の歌」と、1950年、同じくニューヨー クのタウンホールでのバッハの3つの歌曲のピアノ伴奏版が収録されています(フェリアーは、このバッハ録音から3年後、 病気のため41歳という若さで惜しまれつつこの世を去りました)。いずれも、70年以上大切に保管されていたSP盤からのリ マスター音源です。1940年代から60年代にかけて、カーネギーホール・レコーディング・カンパニーにより行われたライヴ収録 は、できる限り原盤に近い音質を保つため、余計なノイズを除去する作業などは行わず、ホールでの響きそのものを大切に する方針の自然なリマスターが採用されました。ブックレットにはフェリアーのコメントなどとともに、録音とリマスターについての詳 細が書かれています。またトラック1と8には、ワルターの大変貴重なインタビューも収録。
ARIADNE-5008
NX-B04
「アメリカからのエルガー」第2集
エルガー:序曲「コケイン」
弦楽のための「序奏とアレグロ」 Op.47#
ヴァイオリン協奏曲ロ短調Op.61*
ミッシャ・ミシャコフ、エドウィン・バッハマン(Vn)*
カールトン・クーリー(Va)*
フランク・ミラー(Vc)*
ユーディ・メニューイン(Vn)*
マルコム・サージェント(指)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指)#
NBC響

録音:1945年2月18日
1940年4月20日#
1945年2月25日*
歴史的公演の録音で好評を博した第1集(ARIADNE5005)に続く「アメリカからのエルガー」第2集。 1940年代前半に録音されたサージェント、トスカニーニやメニューインなど伝説の“エルガリアン”(エルガーの解釈者) たちとNBCSOとの貴重な音源の登場です。オーディオのレストレーションで多数の受賞歴を誇るエンジニア、ラ 二・スパーによるリマスタリングは、当時のパフォーマンスを鮮明によみがえらせています。本作のライナーノーツ(英語の み)も彼が執筆、録音当時の情景を知ることができます。1932年にエルガーのヴァイオリン協奏曲を録音して以来、 長きにわたり作曲家と交流のあったメニューインですが、この1945年の演奏は、当時のラジオ放送用に合わせてカットが 施された、短めの尺になっています。指揮を担当したサージェントの「コケイン」も聴きどころ。トスカニーニの音源は1940 年の公演での「序奏とアレグロ」で、ミシャコフ、クーリーにミラーという弦楽器の名手たちとの公演です。いずれもニュー ヨークのラジオシティ・スタジオでのライヴ録音です。
ARIADNE-5009
NX-B04
偉大なる映画音楽集 第2集
1. 『新スタートレック』(ジェリー・ゴールドスミス) メイン・タイトル
2. 『007は二度死ぬ』(ジョン・バリー/イアン・サザーランド編) メイン・タイトル
3. 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(ジョン・ウィリアムズ) メイン・タイトル
4. 『ミッション』(エンニオ・モリコーネ) ガブリエルのオーボエ
5. 『鷲は舞いおりた』(ラロ・シフリン/イアン・サザーランド編) メイン・タイトルと愛のテーマ
6. 『シー・ホーク』(エーリヒ・コルンゴルト) メイン・タイトル
7. 『地中海事件』(コール・ポーター/ジョン・ランチベリー編) タイトル・ミュージック
8. 『パリの恋人』(ジョージ・ガーシュウィン) 序曲
9. 『フィニアンの虹』(バートン・レーン) プレリュード(メイン・タイトル)
10. 『青きダニューヴの夢』(ロバート・シュトルツ/チャールズ・プレヴィン編) 行進曲
11. 『旅愁』(クルト・ワイル/イアン・サザーランド編) セプテンバー・ソング
12. 『ソウ・ロング・アット・ザ・フェア』(ベンジャミン・フランケル) キャリッジ・アンド・ペア
13. 『みじかくも美しく燃え』(W.A.モーツァルト) ピアノ協奏曲第21番ハ長調〜アンダンテ
14. 『リチャード三世』(ウィリアム・ウォルトン) プレリュード
15. 『ヘンリー五世』(ウォルトン)パッサカリア/ファルスタッフの死
16. 『ヘンリー五世』(ウォルトン)彼女の唇に触れて分かれなん
17. 『アラビアのロレンス』(モーリス・ジャール) メイン・テーマ
イアン・サザーランド(指)
フィルハーモニック・プロムナードO

録音:1988-89年 ライヴ録音
1994-95年 スタジオ録音
スコットランド生まれのアレンジャー兼指揮者イアン・サザーランド&フィルハーモニック・プロムナード管弦楽 団による、楽しい映画音楽集の第2集。美しくドラマティックなオーケストラ・サウンドが、聴き手をハリウッド の黄金時代へと誘います。映画音楽の分野でも有名なコルンゴルトや、クルト・ワイル、ガーシュウィンや ポーターから、ジョン・ウィリアムズにモーリス・ジャール、そしてモリコーネの作品までを網羅。『新スタートレッ ク』や『007は二度死ぬ』から、モーツァルトの「ピアノ協奏曲第21番」が印象的に使われた『みじかくも美 しく燃え』などの名画からセレクトされています。もちろんイギリスのレーベルらしく、シェイクスピアの『リチャー ド三世』と『ヘンリー五世』のウォルトン作曲のエキサイティングなテーマも収録。

ARIADNE-5010
NX-B04
キャスリーン・フェリアー〜20世紀英国歌曲の宝物
1. パリー(1848-1918):Love is a bable 愛は聖書
2. クィルター(1877-1953):Now sleeps the crimson petal深紅の花弁は眠りに就く
3. クィルター:To Daisies デイジー
4. クィルター:The Fair House of Joy 喜びの公正な家
5. ヴォーン・ウィリアムズ:Silent Noon 静かな午後
6. スタンフォード:The Fairy Lough 妖精の湖
7. スタンフォード:A Soft Day 穏やかな日
8. スタンフォード:La Belle Dame sans Merci 容赦ない美女
9. ブリッジ:Go not, happy day
幸せな日よ、去ることなかれ
10. ウォーロック(1894-1930):Sleep 眠り
11. ウォーロック:Pretty ring-time 呼び出し時間
12. ジェイコブソン(1896-1973):The Song of Songs ソロモンの雅歌
13-15. ラッブラ(1901-1986):3つの詩篇 Op.61
16-18. ワーズワース(1770-1850):3つの歌 Op.5
19-23. ファーガソン(1908-1999):Discovery 発見 Op.13
24. ブリテン:花の歌 Op.37
25-28. レノックス・バークリー(1903-1989):アビラの聖テレサの4つの詩 Op.27…初出音源
キャスリーン・フェリアー(C.A)
フレデリック・ストーン(P)…1,5-12,
フィリス・スパー(P)…2,3,4
アーネスト・ラッシュ(P)…13-23,
アンナ・ポラック(Ms)…24
EOGオーケストラ…24
レジナルド・グッドオール(指)…24
ロンドンSO…25-28
ヒューゴ・リグノルド(指)…25-28

録音:1952年6月5日 BBC recital…1,5-7,9-11
1951年12月 DECCA(1952年9月発売)…2,3
1951年12月 DECCA(1952年11月発売)…4
1948年2月16日 BBC recital…8
1947年11月3日 BBC recital…12
1953年1月12日 BBC recital…13-15,16-18,19-23
1946年10月11日 BBC broadcast…24
1952年4月7日 BBC broadcast…25-28
20世紀前半を代表するコントラルト歌手キャスリーン・フェリアー。41年という短い生涯の間に数々の名唱を遺し、これらの録音は現在でも広く愛 されています。このアルバムは、彼女が歌うあまり知られていない英国歌曲を収録。これらの中で、もっとも初期の録音は1946年に録音されたブリ テンの「ルクレシアの凌辱」の「花の歌」で、以降、1953年に彼女が亡くなる9か月前までの様々な時期の歌唱が収録されています。これらはどれ もDECCAとBBCのために録音された音源ですが、レノックス・バークリーの「アビラの聖テレサの4つの詩」はこれまでに発表されたことがありません。 アルバムに添えられたブックレット(英文)を執筆したのは、現在「キャスリーン・フェリアー賞」の管財人を務めるバリトン歌手、トーマス・アレン。作品 の解説とともにフェリアーの類まれなる才能とその歌唱に改めて光を当てています。

ARIADNE-5011(2CD)
NX-C09
セル&クリーヴランド管〜忘れられた録音集
■CD1
(1)バッハ:管弦楽組曲第3番
(2)スメタナ:交響詩「モルダウ」
(3)R・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」
(4)モーツァルト:交響曲第39番

■CD2
ブラームス:大学祝典序曲
 ハイドンの主題による変奏曲*
シューマン:交響曲第4番
ストラヴィンスキー:火の鳥(1919年版)
ジョージ・セル(指)
クリーヴランドO

録音:1954年12月24日…CD1(1)(2)(3)、以上モノラル
1955年10月19-21日…CD1(4)、CD2、以上ステレオ
オハイオ州クリーヴランド、メイソニック・オーディトリアム
*以外は初CD化
このCDには、ジョージ・セルとクリーヴランドOが1954年と55年にアメリカのBook-of-the-Month Clubのために行った録音が収められ ています。全収録曲のうち、ハイドンの主題による変奏曲を除くすべてが初CD化。録音時点で、セルがラインスドルフからクリーヴランド管を1946 年に引き継いで8年余り経っており、後にセル自身が「自分の音楽的理念を完璧に表現できる黄金の楽器」と語ったその関係が、すでに盤石の ものであったことがうかがわれます。 1954年のクリスマス・イヴに行われた録音はモノラルながら、伝説的ホルン奏者の一人マイロン・ブルームをフィーチャーしたR・シュトラウス の「ティル」や、セルにとって唯一の録音であるバッハ「管弦楽組曲第3番」が聞きものです。当時のアメリカでは、現代オーケストラの機能と編成を 活かしたゴージャスなサウンドによるバッハ演奏が主流だったようで、その中で厳格な古典主義者として知られたセルがどのようなバッハ解釈をして いたのか、セルのバッハはほとんど録音が無いだけに興味をそそられます。 1955年の録音は嬉しいことにかなり良好なステレオ。モーツァルトからストラヴィンスキーまで、セルが得意としたレパートリーで端正かつ引き締まっ た演奏を聴かせてくれます。ブックレット(英語)には、マスタリングを担当したラニ・スパールによる解説が13ページにわたって掲載されています。 尚、音源は状態良好なLPから採られています。
ARIADNE-5012
NX-B04
オーケストラ名曲集
シャルパンティエ:テ・デウム - 前奏曲
コールリッジ=テイラー:演奏会用小組曲 Op. 77 - ナネットの奇想曲
プロコフィエフ:バレエ音楽『ロメオとジュリエット』 - 若いジュリエット
マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』 - 間奏曲
ビゼー:組曲『アルルの女』 - メヌエット
グリーグ:抒情小曲集 - ノルウェー農民の行進曲
ディーリアス:春を告げるかっこうを聞いて
メンデルスゾーン:『真夏の夜の夢』 - スケルツォ
バッハ:羊は安らかに草を食み(W. ウォルトン編)
ファリャ:バレエ音楽『恋は魔術師』 - 火祭りの踊り
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『火の鳥』 - 子守歌
コープランド:『ロデオ』 - ホー・ダウン
プッチーニ:歌劇「修道女アンジェリカ」 - 間奏曲
グリーグ:抒情小曲集 - トロルドハウゲンの婚礼の日
ディーリアス:歌劇「村のロメオとジュリエット」 - 楽園への道
ハチャトゥリアン:『仮面舞踏会』 - ギャロップ
ドビュッシー:小組曲 - 小舟にて
ハチャトゥリアン:バレエ音楽『ガイーヌ』 - 剣の舞
チャイコフスキー:バレエ音楽『白鳥の湖』 - 情景
フィルハーモニック・コンサート・オーケストラ
イアン・サザーランド(指)

録音:1988年6月 BRスタジオ、ミュンヘン(ドイツ)
1992年12月 NDRスタジオ、ハノーファー(ドイツ)
1936年、グラスゴー出身の指揮者イアン・サザーランド。1966年からBBCスコティッシュ・ラジオ・オーケストラの 指揮者に就任、1972年にオーケストラが改変されるまで、軽音楽を中心とした演奏で幅広い人気を獲得しま した。その後はBBCコンサート・オーケストラにたびたび客演し、BBCラジオの「フライデー・ナイト・イズ・ミュージッ ク・ナイト」に定期的に出演するなど幅広いレパートリーで聴衆を魅了しました。1980年代にはBBCラジオ・オー ケストラに初の首席指揮者として就任し、1991年にオーケストラが解散するまで、バロック、クラシック、ロマン ティック、コンテンポラリーの作品に加え、ハリウッドやブロードウェイのミュージカルまで数多くの作品を演奏した功 績で知られています。 このアルバムには、1988年と1992年にフィルハーモニック・コンサート・オーケストラと行った録音が収録されてお り、3世紀にわたる16人の作曲家のさまざまな作品を聴くことができます。祝祭的なシャルパンティエの「テ・デウ ム」からの前奏曲や、あまり耳にすることのないコールリッジ=テイラーの「ナネットの奇想曲」、熱狂的なハチャトゥ リアンの「剣の舞」など、耳に楽しい名曲が次々と聞こえてくる楽しい1枚です。

ARIADNE-5013
NX-B04
ビーチャム・コンダクツ・シベリウス
シベリウス:交響曲第1番ホ短調 Op. 39
組曲『歴史的情景』 第2番Op. 66*〜II. 愛の歌/III. はね橋にて

■インタヴュー〜Playing for Beecham ビーチャムのために演奏すること#
ジョン・トランスキーとビーチャム時代のロイヤルPOの奏者、ジョン・アンダーウッド(Va)とレイモンド・オーヴンズ(Vn2)の会話
ロイヤルPO
トーマス・ビーチャム(指)

録音:1952年8月17日 アッシャー・ホール、エディンバラ(UK)
1947年4月17日 People's Palace Theatre、ロンドン(UK)*
2015年1月6日#
存在は知られていたものの、これまでに発売されていなかった1952年、ビーチャムのシベリウス:交響曲第1番のライヴ録音登場。全曲初出! SOMM RECORDINGSよりロイヤルPOの創立75周年を記念して貴重な音源がリリースされます。1946年にトーマス・ビーチャムが創 設したロイヤルPOはその年の9月15日にクロイドンで最初の演奏会を行い、すぐさま人気を博しました。収録されているのは、1952年 エディンバラ国際フェスティヴァルでビーチャムによって演奏されたシベリウス:交響曲第1番のライヴ録音です。ビーチャムはこの演奏に先立つ3か月前に、同じ作 品をセッション録音しましたが、このライヴはビーチャム伝記作者ジョン・ルーカスの言葉を借りると「ぞくぞくするようなパフォーマンス」と言えるものです。併せて収録 された1947年4月の「歴史的情景」も初出音源です。 最後に収録されたジョン・トランスキーによる30分に及ぶインタビューは、ビーチャムの下で演奏してきた2人の奏者が指揮者とオーケストラの思い出を語ったもの (英語)。当時のメンバーは、ホルンの首席を名手デニス・ブレインが務め、トランペットは19歳で首席奏者に任命されたリチャード「ボブ」ウォールトン。打楽器 奏者にはルイス・ポコック、他錚々たる管楽器奏者たちがビーチャムのために演奏していたという話は、演奏と同じく聴き手を興奮させます。 この録音は、音楽演奏リサーチ・センターの創設者であるジョン・トランスキーが1987年に作成、管理していたアーカイヴに含まれていたもので、SOMM RECORDINGSから発売されている「ビーチャム・コレクション・シリーズ」もこの中から選ばれた音源が用いられています。
ARIADNE-5014
NX-B04
ヘイル・カレドニア〜音楽によるスコットランド
伝承曲:黒い熊のあいさつ(I. サザーランド編)
ロバート・ドッカー(1918-1992):アビー・クレイグ(Scots Wha Hae)
アーネスト・トムリンソン(1924-2015): カンバーランド・スクエア
エリック・コーツ:グラームズのエリザベス
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」- スケルツォ
アーサー・ブレイク(1925-1994):テイク・ザ・ハイ・ロードのテーマ
ヘイミッシュ・マッカン(1868-1916):サザーランズ・ローのテーマ(I. サザーランド編)
ドッカー:妖精のダンス・リール
イアン・サザーランド(1936-):3つのスコットランドの城
アレクサンダー・マッケンジー(1847-1935):ベネディクトゥス
グランヴィル・バントック(1868-1946):キシュムルの厨房
アーノルド:4つのスコットランド舞曲
ロイ・ウィリアムソン(1936-1990):スコットランドの花(I. サザーランド編)
伝承曲:アメイジング・グレイス(I. サザーランド編)
イワン・ホワイト(1901-1960):悪魔のフィナーレ
グラスゴー市バグパイプ・バンド
グラスゴー市cho
ディヴィッド・ウォザースプーン(バグパイプ)
イアン・マクドナルド(バグパイプ)
グラスゴー市PO
イアン・サザーランド(指)

録音:1995年-96年(ライヴ)
1995〜96年にライヴ録音され、今回新しくリマスターされたイアン・サザーランドとグラスゴー市POによる「スコットランド」を礼賛 する音楽集。この快活なパフォーマンスには、グラスゴーを代表する2人のバグパイプ奏者をはじめ、グラスゴー市の合唱団やバグパイプ・バンドが集 結、この土地ならではの音楽を存分に聴かせます。収録曲は誰もが知っている「アメイジング・グレイス」やスコットランドの伝承曲、マルコム・アーノルド の「スコットランド舞曲」をはじめ、メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」のスケルツォから、スコットランドの人気テレビ・ドラマのテーマ曲まで 多岐にわたっており、スコットランドの音楽を知るための格好の入門アルバムにもなっています。
ARIADNE-5018(1CD)
NX-B04
ヴォーン・ウィリアムズ・ライヴ 第2集
勝利のための感謝祭(感謝の歌)
音楽へのセレナード*
仮面劇『ヨブ』#
エルシー・サダビー(S)
ヴァレンタイン・ダイヤル(ナレーター)
ジョージ・ソールベン=ボール(Org)
トーマス・コラム・スクール児童cho
イゾベル・ベイリー(S)*
アストラ・デズモンド(C.A)*
ベヴァリッジ・ホワイト(T)*
ハロルド・ウィリアムズ(Br)
BBC響&cho
ボストンSO#
エイドリアン・ボールト(指)

録音:全てライヴ
1945年5月13日 BBC broadcast(UK)
1946年9月29日 BBC broadcast(UK)*
1946年1月26日 Symphony Hall, Boston Massachusetts(USA)#
第1集(ARIADNE5016)に続く、ヴォーン・ウィリアムズの生誕150年を記念したアルバム。今作はエイドリアン・ボールトの指揮による3つの作品をクリアな 音で復刻しています。 冒頭の2作品は、1930年にボールトが創設し、1950年まで首席指揮者を務めたBBCSOによる演奏。「勝利のための感謝祭」はソプラノ・ソロ、ナ レーターとオルガン、オーケストラ、合唱の大編成による作品で、1945年の初演となったラジオ放送の録音です。「音楽へのセレナード」は1946年のBBC 第3番組(現ラジオ3)のオープニング・ナイトで演奏された作品で、『ヴェニスの商人』の第5幕第1場が題材となっています。こちらは1938年に作曲家の友 人で、名指揮者ヘンリー・ウッドへのオマージュとして書かれました。もともとは16人の歌手のための曲でしたが、ヴォーン・ウィリアムズ自身によりオーケストラと 4人のソリスト、合唱のためにアレンジ。この放送が当ヴァージョンの世界初演となりました。 『ヨブ』はボールトに献呈された劇音楽で、ボールトはこのボストンSOとの演奏の後、4回のスタジオ録音を行うほどのお気に入り作品でした。 今回の復刻も、これまでにも数々の名盤の復刻にあたった、英国を代表するリマスター・エンジニア、ラーニ・スパールが手掛けており、丁寧なリマスターによる ノイズの少ないリアルな音が蘇りました。なお、ブックレットにはヴォーン・ウィリアムズの評伝を執筆した英国の研究家サイモン・ヘファーによる解説(英語のみ) が掲載されています。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ
ARIADNE-5019(2CD)
NX-C09
ヴォーン・ウィリアムズ・ライヴ 第3集
【CD1】
1-9. 交響曲第2番「ロンドン交響曲」
10-17. 交響曲第5番

【CD2】
1-4. 交響曲第5
5-10. カンタータ「ドナ・ノビス・パーチェム」
LSO…CD1:1-9
LPO…CD1: 10-17、CD2:1-4
レニー・フリン(S)…CD2:5-10
ロイ・ヘンダーソン(Br)…CD2:5-10
BBC響&cho……CD2:5-10
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(指)

録音:全てライヴ
1946年7月31日…CD1:1-9
1943年7月31日…CD1:10-17
1952年9月3日…CD2:1-4
以上、BBCプロムス Royal Albert Hall,London(UK)
1936年11月 BBC Studios, England(UK)…CD2: 5-10
2022年、ヴォーン・ウィリアムズ生誕150年を記念したアルバムの第3集。今作はヴォーン・ウィリアムズ自身がタクトを執った4つの作品をクリアな音で復刻し ています。アルバムの1枚目には、1946年プロムスで演奏された「交響曲第2番」のLSOによる演奏と、1943年にロンドン・フィルハーモニー管 弦楽団が世界初演した際の「交響曲第5番」を収録。またCD2には同じくロンドン・フィルが1952年に演奏した「交響曲第5番」と、1936年に録音された BBCSO&合唱団との「ドナ・ノビス・パーチェム」が収録されています。 今回の復刻も、これまでのシリーズと同じく、英国を代表するリマスター・エンジニア、ラーニ・スパールが手掛けています。なお、ブックレットにはヴォーン・ウィリア ムズの評伝を執筆した英国の研究家サイモン・ヘファーによる解説(英語のみ)が掲載されており、ヴォーン・ウィリアムズと2番目の妻アーシュラ・ウッドの関 係など、これまであまり知られることのなかった興味深いテーマに光が当てられています。 ペア・ノアゴーとヨーン・ストルゴーズ
ARIADNE-5020(1CD)
NX-B04
ヴォーン・ウィリアムズ・ライヴ 第4集
(1)トマス・タリスの主題による幻想曲
(2)2台ピアノのための協奏曲 ハ長調(J. クーパー&R. ヴォーン・ウィリアムズ編)
(3)交響曲第8番ニ短調
アーサー・ホイットモア(P)
ジャック・ロウ(P)
ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO
(3)ジョン・バルビローリ(指)ハレO

録音(全てライヴ/MONO):
(1)1943年8月29日 Carnegie Hall、ニューヨーク(USA)
(2)1952年2月17日 Carnegie Hall、ニューヨーク(USA)
(3)1964年5月15日 Free Trade Hall、 マンチェスター(UK)
2022年、ヴォーン・ウィリアムズ生誕150年を記念したアルバムの第4集。第3集ではヴォーン・ウィリアムズの自作自演をご紹介しましたが、この第4集は ヴォーン・ウィリアムズ作品の熱心な支持者であったミトロプーロスが1942年にニューヨーク・フィルの弦楽セクションを指揮した「トマス・タリスの主題による幻 想曲」と、1952年に演奏した「2台ピアノのための協奏曲」を収録。熱気あふれる雰囲気が聴きどころです。後半には、1964年バルビローリがハレ管を指 揮した交響曲第8番を収録。この曲は1956年にバルビローリとハレ管によって初演されており、作品の見せ場を知り尽くしたバルビローリならではの充実した 演奏が楽しめます。 今回の復刻も、これまでに数々の名盤の復刻にあたった英国を代表するリマスター・エンジニア、ラーニ・スパールが手掛けており、丁寧なリマスターによるノイ ズの少ないリアルな音が蘇りました。なお、ブックレットにはヴォーン・ウィリアムズの評伝を執筆した英国の研究家サイモン・ヘファーによる解説(英語のみ) が掲載されています。
ARIADNE-5022(2CD)
NX-C09
マーラー演奏のパイオニアたち
【CD1】
1-2. マーラー:嘆きの歌
3. マーラー:アダージョ- 交響曲第10番より
4. レオポルド・ストコフスキーへのインタビュー(約23分)
【CD2】
1-4. マーラー:交響曲第4番ト長調
5. アルフレッド・フリーゼへのインタビュー(約18分)
ジョーン・サザーランド(S)…CD1:1-2
ノーマ・プロクター(C.A)…CD1:1-2
ピーター・ピアーズ(T)…CD1:1-2
ゴールドスミス・コーラル・ユニオン…CD1:1-2
テレサ・シュティッヒ=ランダル(S)…CD2:4
LSO…CD1:1-2、CD2:1-4
ワルター・ゲール(指)…CD1:1-2、CD2:1-4
BBC響…CD1:3
ヘルマン・シェルヘン(指)…CD1:3

録音:1956年5月13日(ライヴ) ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(UK)…CD1:1-2
1948年11月21日 BBCスタジオ(UK)…CD1:3
1960年2月9日 BBC Maida Vale Studios(UK)…CD2:1-4(全てMONO)

インタビュー
1970年4月8日…レオポルド・ストコフスキー(指揮者)
1962年8月16日…アルフレッド・フリーゼ(ティンパニ奏者)
冒頭の「嘆きの歌」は英国初演のライヴ録音。超絶的なコロラトゥーラで一世を風靡したジョーン・サザーランドや、イギリスを代表する名歌手の一人ピー ター・ピアーズのマーラー録音はきわめて稀少です。指揮のワルター・ゲールはシェーンベルク門下のドイツ系ユダヤ人で、ナチスを逃れてイギリスに渡り活動し ました。明晰な楽曲分析に基づく的確な指揮で評判があったようですが、彼のマーラーの録音もまた稀少。CD2にはゲール指揮による交響曲第4番が収め られています(マーラー生誕100年記念祭のライヴ)。第10番のアダージョはヘルマン・シェルヘンの指揮。レーベルによれば、いずれもリリースされるのは初との ことです。定評あるポール・ベイリーによるマスタリング。 これらに加えて、ストコフスキーとフリーゼのインタビューを収録しているのもポイント。ストコフスキーは1910年にマーラー指揮で行われた第8番「千人の交響 曲」初演時のリハーサルに立ち会っており、ニューヨーク・フィルのティンパニ奏者だったフリーゼは1909年にマーラーの指揮で演奏した経験があります。二人の 回想(共に英語)はマーラー自身の指揮に関する貴重な証言です。尚フリーゼのインタビューは文字起こしされてブックレットに掲載されています。
ARIADNE-5023
NX-B04
シューベルト:歌曲集『冬の旅』 ジョン・キャロル・ケース(Br)
レイモンド・カルクラフト(P)

録音:1973年5月9日
※初CD化
イギリスのバリトン歌手ジョン・キャロル・ケース(1923-2012)の生誕100年を記念したアルバム。 ソールズベリーで生まれ、ケンブリッジのキングス・カレッジの奨学金を獲得したケースは、優れたバリトン 歌手として1950年代半ばからさまざまな音楽祭に出演、合唱を伴う作品やフィンジをはじめとした英 国歌曲、サリヴァンのオペラなどを歌いました。とりわけクレンペラーが指揮したバッハの「マタイ受難 曲」での歌唱は現在でも高く評価されています。この『冬の旅』は1973年に録音されましたが、これまで 公開されることはありませんでした。今回、オスカー・トーレス、ポール・ベイリー、アンドルー・キーナーのマ スタリングによって、ケースの美声があますことなく再現されています。

ARIADNE-5025(2CD)
NX-D05
ブルックナー:交響曲ヘ短調、交響曲第1番他(ブルックナー・フロム・アーカイヴ第1巻)
アントン・ブルックナー
■CD1
(1)交響曲 ヘ短調 WAB99(1863)*
(2) 行進曲 ニ短調 WAB96(1862)**
(3) 管弦楽のための3つの小品(1862)**
(4) 詩篇112WAB35(1863)
■CD2
(1) 序曲 ト短調 WAB98(1863年改訂版)*
(2) 交響曲第1番ハ短調 WAB101(リンツ稿、ノーヴァク版)*
(3)弦楽四重奏曲 WAB111(1862)*
■CD1
(1)クルト・ヴェス(指) リンツ・ブルックナーO
(2)(3)ハンス・ヴァイスバッハ(指) ウィーンSO
(4) ヘンリー・スヴォボダ(指) ウィーンSO、ウィーン・アカデミー室内合唱団
■CD2
(1) ディーン・ディクソン(指) ケルンWDRSO
(2)オイゲン・ヨッフム(指) バイエルンRSO
(3)ケッケルト四重奏団

録音/音源
■CD1
(1)1974年6月11日/エアチェック
(2)(3)1944年5月9日/Family Records, SFLP-541
(4)1950年/Westminster LP, XWN18075
■CD2
(1)1959年/エアチェック
(2)1959年1月1日/エアチェック
(3)1951年5月9日/エアチェック
交響曲 へ短調のみステレオ
*初出、**初CD化
ブルックナー生誕200年記念!アメリカ・ブルックナー協会の協力を得て、ARIADNEレーベルの「ブルックナー・フロム・アーカイヴ」シリーズが始動。全6巻、 各2枚組で計12枚。レーベル情報によれば、11曲の交響曲を中心に初CD化を多数含む貴重な歴史的演奏が続々登場予定です。 ブルックナー・ファン にとって見逃せないシリーズとなることでしょう。 この企画はアメリカ・ブルックナー協会の事務局長ジョン・F・バーキーが保有する11,000種余りの録音から厳選した演奏をCD化するもの。CD化に際して はARIADNEレーベルの復刻で評価の高いラニ・スパールがマスタリングを担当し、アメリカ・ブルックナー協会の総裁で新アントン・ブルックナー全集の編集委 員でもあるベンジャミン・コーストヴェットが解説を寄稿します(英語のみ)。 第1巻は習作とされるへ短調の交響曲と第1番他を収録。へ短調交響曲はN響をはじめ日本での客演が多かったクルト・ヴェスによるステレオ録音というの が嬉しい驚きです。第1番の指揮はブルックナー指揮者の代名詞的存在オイゲン・ヨッフム。ヨッフムの同曲録音は2種類ありましたが、手兵バイエルン放送 響とのものはこれが初めてです。演奏・録音されることが稀な弦楽四重奏曲を演奏しているのは、ドイツで初めてベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集をDG に録音したケッケルト四重奏団。軽快で引き締まった古典派的な造形で、シューベルトの初期作品を思わせる爽やかな抒情が感じられます。ヴィブラートの 使い方などに時代を感じる演奏。 大半がテープを音源とするためか、いわゆる「板起こし」に比べるとサーフェス・ノイズが無い分S/Nが良好でありながら、長期保存されたテープにありがちな転 写は感じられません。弦の実体感や金管楽器の輝かしく力強い強奏など、全般的にかなり良好な音質。マスタリングの妙もさることながら、放送局の仕事に 長らく携わっていたバーキー氏がエアチェックのクオリティと保存状態に非常に気を使っていたことが推察され、今後のリリースへの期待が高まります。 ジャケット表紙は1854年にウィーンで撮影されたブルックナーの写真。
ARIADNE-5026(2CD)
NX-D05
フランツ・シュミット:交響曲第4番ハ長調(1933)*
オラトリオ『7つの封印の書』
ウィーンSO*
ルドルフ・モラルト(指)*
ヨハネ…ユリウス・パツァーク(T)
主の声…オットー・ヴィーナー(Bs)
四重唱…ハンニー・シュテフェク(S)/ ヘルタ・テッパー(A)/
エーリヒ・マイクート(T)/ フレデリック・ガスリー(Bs)
フランツ・イーレンベルガー(Org)
グラーツ大聖堂聖歌隊
ミュンヘンPO
アントン・リッペ(指)

録音:1954年9月7日 ウィーン・ムジークフェライン(オーストリア) MONO…*
1962年1月 シュテファニエンザール、グラーツ(オーストリア) STEREO
全て初CD化
プレスブルク(現在はスロヴァキアの首都ブラチスラヴァ)に生まれ、14歳の時に家族とともにウィーンに移り、ウィーン音楽アカデミーにて作曲をロベルト・フック スに、チェロをフェルディナント・ヘルメスベルガーに師事したフランツ・シュミット。卒業後はマーラー指揮のVPOのチェリストを務め たほどのチェロの腕前を誇っただけではなく、作曲家としても、独自の和声表現と対位法スキルを示し、1933年作曲の交響曲第4番はハンス・プフィッツナー に「ブルックナー作品よりも完璧に近い」と評されたほどの出来栄えを誇っています。 このアルバムには前述の交響曲第4番と1938年に完成されたオラトリオ『7つの封印の書』の歴史的録音を収録。 交響曲第4番が成功を収めた後、当時迫りくる世界情勢の悪化と自身の健康状態の悪化を鑑み、シュミットが自らの作曲活動の集大成として構想したの が新約聖書の『ヨハネの黙示録』を題材としたオラトリオ『7つの封印の書』です。こちらは大規模な管弦楽と独唱、混声合唱、オルガンを要する作品で 1938年に完成。ウィーン楽友協会創設125周年記念行事の一つとして、同年6月15日にウィーンで初演されました。アルバムに収録された1962年ライ ヴ録音は、ワルター指揮の「大地の歌」(1952)の情熱的な名唱で知られるユリウス・パツァークを筆頭に、ワーグナー歌手として名高いオットー・ヴィーナーを ソリストに迎え、聖職者としても知られるアントン・リッペが指揮を執り、劇的、かつ崇高な演奏を披露しています。交響曲第4番はウィーン国立歌劇場の首 席指揮者を務めたルドルフ・モラルトの指揮。 当CDは交響曲第4番がEpic LC3164、 『7つの封印の書』がAmadeo AVRS5004/05の復刻です。
ARIADNE-5027(2CD)
NX-D05
ブルックナー:交響曲ニ短調、第2番他

(1)ミサ曲第2番ホ短調 WAB27(1882)
(2)交響曲ニ短調 WAV100(1869/ヴェス版)*
(3)交響曲第2番ニ短調 WAB102(ハース版)*
(1) カール・フォルスター(指)BPO、聖ヘトヴィヒ大聖堂が
(2) エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指)
アムステルダム・コンセルトヘボウO
(3)ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指) ケルンRSO

録音:(1)1956年6月24日-7月1日 ベルリン、ヴィンターガルテン【Electrola E80010】、
(2)1955年3月13日 アムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ)・オランダ放送のエアチェック
(3)1962年4月 ケルン、西部ドイツ放送局(WDR)ゼンデザール・西部ドイツ放送のエアチェック
*=初出
アメリカ・ブルックナー協会の事務局長で、放送業界でも活躍したジョン・F・バーキーの11,000本にも上るエアチェック・テープから、選りすぐりの音源で交響 曲全集をCD化するブルックナー・フロム・アーカイヴ第2巻。このシリーズは同協会の総裁でブルックナー研究者のベンジャミン・コーストヴェットが監修と解説 執筆を担当していることも注目で、当巻には1868年から73年の間に書かれた2曲の交響曲に加えてミサ曲第2番を収めています。 ニ短調交響曲の演奏はエドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮のコンセルトヘボウ管。このコンビが第7番(1953年)、第8番(55年)、第9番(56年)と集中してブ ルックナーに取り組んでいた時期の演奏だけに出来栄えに期待されます。楽譜は1927年にウニヴェルザール出版社から出たブルックナー交響曲全集所収 のヨーゼフ・ヴェナンティウス・ヴェス(1863-1943)校訂版を使用。コーストヴェットによれば「ベイヌムらしい、キビキビとした演奏」とのこと。第2番はオイゲン・ ヨッフムの弟ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフムのケルン放送響。コーストヴェットはこの演奏について「とても優れた演奏。深い情感、輝かしい想像力、充実した響 きを持つ作品として第2番を聞かせてくれる」と評しています。冒頭に収められたミサ曲第2番の指揮者カール・フォルスターは哲学や神学を学んだ人で、 1934年から63年までベルリンの聖ヘトヴィヒ大聖堂の楽長を務めました。戦時中は演奏を禁じられるなどの苦労をしましたが、戦後はいち早く合唱団を復 活させ、1961年には招かれてローマ教皇のために演奏しました。CDにはソリストの名前がありませんが、初出LPによればアグネス・ギーベル、マルガ・ヘフゲ ン、ヨゼフ・トラクセル、ゴットロープ・フリックが歌っています。


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