湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Solo Musica
(ドイツ)


クラシックを中心とし、クロスオーヴァー、ジャズのアイテムも発売するドイツのレーベル。元BPO首席オーボエ奏者のシェレンベルガーが設立したレーベル、カンパネラ・ムジカの系列に属し、世界的チェリスト、ユリウス・ベルガーの録音もリリースしてリリースしています。


※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
MA-509
ドビュッシー、ブラームスに出会う
ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番(フルートとピアノ編)
ドビュッシー:シランクス
 牧神の午後への前奏曲(フルートとピアノ編)
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番(フルートとピアノ編)
マルティン・ゴンシェレク(Fl)
ステファン・マシューズ(P)

録音:2009年10月スタジオ・ヴァイサー・ラウシュ
「あなたは私に手紙を書き、私の家を2回訪問したフランス人ですか?この件は許しますが、今後はそんなことをしないでください」1887年のウィーンで、ブラームスは25歳のパリから来た青年ドビュッシーにこんな辛辣な挨拶をしたのだそうです。確かにこの2人の作曲家は根本的に違います。しかしそんな彼らの作品を並べて聞くことで(それもフルートで)何かその時代の持つ共通性が見えてはこないでしょうか?後期ロマン派へ、そして印象派へ。方向は違えど、新しい扉を開く2人の芸術家のエッセンスを堪能できそうな洒落た1枚です。フルートのゴンシェレクは2000年からアーティスト集団である「WeisserRausch」のメンバーとして室内楽演奏者としての高い評価を得ています。ピアノのマシューズも彼の良きパートナーとして活躍しています。ブラームスのクラリネット・ソナタをフルートで演奏するというのは、以前エマニュエル・パユもトライしていますが、このゴンシェレクもいい味だしています。

SM-101
オペラ・ファンタジー
フロロフ(1937-):ガーシュインの歌劇「ポーギーとベス」の主題による演奏会用幻想曲Op.19
ヴュータン:ヴェルディの歌劇「エルナーニ」の主題による華麗な幻想曲
カステルヌォーヴォ=テデスコ:フィガロ(ロッシーニの歌劇「セヴィリャの理髪師」より)
ドルドラ:オッフェンバックの歌劇「ホフマン物語」による幻想曲Op.73
バッツィーニ(1818-1897):ヴェルディの歌劇「椿姫」のモチーフによる幻想曲Op.50
ガーシュウィン:「ポーギーとベス」組曲(編曲:J.ハイフェッツ)
ナターシャ・コルサコヴァ(Vn)
キラ・ラトナー(P)

録音:2005年7月
ロシアとギリシャの血を弾く女性ヴァイオリニスト、コルサコワ。1973年の生まれということだから、録音当時32歳くらい。何とも妖艶で美しい音色を奏でる人です。祖父はモスクワRSOの元コンサートマスターで、5歳の彼女はその祖父から最初のヴァイオリンのレッスンを受けました。ちなみに彼女の父アンドレイもロシアの有名なヴァイオリニストです。様々なレーベルに録音がありますが、この1枚は近代の作曲家がオペラの名メロディをヴァイオリン用にアレンジしたもので、溢れ出るような歌心に目を見張るばかりです。
SM-102
ベアトリス・ベルトールド&ルイス・オルランディーニ:グラン・デュオ・コンチェルタンテ
カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):幻想曲Op.145
ハウ(1900-1967):幻想曲
モシュレス(1794-1870)&マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):協奏的大二重奏曲Op.20
イス・オルランディーニ(G)
ベアトリス・ベルトールド(P)

録音:2005年7月
ルネサンス時代から作品は書かれていたものの、どうしても主役とはなり得なかったギターという楽器。18世紀から19世紀前半にはボッケリーニ、パガニーニやジュリアーニらがギターのための音楽を精力的に書きましたが、やはり衰退の一途を辿ってしまいます。しかし20世紀に名ギタリスト、セゴビアが出現し、ようやくこの分野も見直され、今では多くの作曲家による名曲が数多く存在しているのです。このアルバムは、ピアノとギターのデュオ作品集で、2台の楽器の親密な対話をお聴きいただけます。ここで演奏しているピアニスト、ベルトールドは弱冠17歳でアンネリーゼ・ローテンベルガーに見出されたという人。ギターのオルランディーニは、サンティアゴで生まれ、1989年のミュンヘン国際音楽コンクールで優勝した名手です。
SM-105
ラストレッリ・チェロ四重奏団Vol.1
ストロク(ドラプキネ編):ラプソディ・タンゴ
ソコロフ:メロディ、
アンダーソン:シンコペーテッド・クロック
ピアソラ:忘却、
ドラプキネ:007
 ロシア風の合奏協奏曲、パガニッシモ
チャイコフスキー
:秋の歌、
バーンスタイン:《ウェストサイド・ストーリー》より、
ショスタコーヴィチ:ポルカ、
ボーマン:12番街のラグ、
ヴォロヴェス:"ムー・ムー"
ラストレッリ・チェロ四重奏団
〔キラ・クラフツォフ、
セルギオ・ドラブキネ、
ミシャ・デグチャレフ、
キラ・ティモフェイエフ〕
ラストレッリ・チェロ四重奏団は、18世紀に活躍したイタリア生まれのロシアの建築家、バルトロメオ・ラストレッリの名を冠するその名の通り"チェロのみ"のアンサンブル!ロシアのサンクトペテルブルクとベラルーシのポロツク出身の4人のチェリストによって、2002年にドイツのシュトゥットガルトで結成されたという経歴も編成同様どこかユニーク。チャイコフスキーやショスタコーヴィチ、ピアソラ、バーンスタイン、メンバーのドラブキネのアレンジによる007などバラエティ豊かなプログラムも魅力的です。これぞ低音楽器の醍醐味也!
SM-106
ピアソラ:タンゴ・センセーションズ
ブッチャーの死/セ・ラムール
ミケランジェロ/天使のミロンガ
フーガ/グレーラ/忘却
エスクアロ/来るべきもの
両親の小さな家/ロカ・ボヘミア
5つのタンゴ・センセーション
ロコへのバラード
カザルSQ
ミヒャエル・ツィスマン(バンドネオン)
ニナ・ヤンセン(Cl)

録音:2003年10,11月
1995年に結成されたカザルSQのピアソラです。カルミナSQ、アルバン・ベルクSQに師事し、2001年にはスイスの音楽祭「ボスウィルの夏」で大成功を収めています。2009年に初来日して話題となったことも記憶に新しいのですが、彼らはすでに世界で1000回以上も演奏会をこなし、世界中で高く評価されている実力派の団体です。レパートリーは幅広く、古典派の作品から、このピアソラのような編曲までなんでも弾きこなしてしまうのがさすがです。
SM-112
バース・オヴ・ザ・チェロ
ジョヴァンニ・バティスタ・デリ・アントーニ(1660−a.1696):リチェルカータOp.1(第1番〜第12番)、
ドメニコ・ガブリエリ(1651−1690):リチェルカータ第1番〜第7番
ユリウス・ベルガー(Vc)
※1566年製のアマティ

録音:2007年7月
「バース・オヴ・ザ・チェロ」は、「イン・クローチェ」(SM 120)ではラトヴィアの混声合唱団との共演という新たな境地を切り開いた世界的チェリスト、ユリウス・ベルガーによる17世紀イタリアの無伴奏チェロのための作品集。バッハの無伴奏チェロ組曲の先駆けとも言われるアントーニの"リチェルカータ"とガブリエリの作品を弾くベルガーのチェロは、なんと1566年製のアンドレア・アマティという歴史的銘器!フランスのカルロ9世に献呈されるために製作されたアマティの背面にはカルロ家の紋章が描かれるなど、芸術品としての歴史的価値も非常に高いもの。凄まじい集中力を感じさせるベルガーの演奏と、それに応えるアマティの共同作業は実に見事。クォリティの高い装丁と優秀録音もこのディスクへの意気込みの高さを証明しています。
SM-113
ソング&ダンス・オヴ・ライフ
バルトーク:44の二重奏曲Sz.98より
 ルーマニア民族舞曲Sz.56より
 ルーマニアのクリスマスの子供の歌Sz.57
リスト:4つの小品S.192
リゲティ:バラードと舞曲
マルティヌー:おとぎ話、他全56曲
ダイアナ・ケトラー(P)
ラツヴァン・ポポヴィチ(Va)
クリスティアン・ナズ(Va)
このアルバムに収録された全56曲は、まさに東独の風が吹き抜けるようです。ルーマニアのシヴィウが2007年の欧州文化首都に指定された事を記念し、ルーマニア、ドイツ、ハンガリー、スロヴァキア、ウクライナの民族色豊かな小品を集め制作されたもので、小さな曲と言えど、「いかにも」という雰囲気が漂った粋な1枚です。ピアノはロンドン・ロイヤル・アカデミーのピアノ教授であるダイアナ・ケトラーが担当、世界中でソロ活動をするポポヴィチ(この2人はアンサンブル・ラロを結成)、そして、シュトゥットガルト放送so.のメンバー、ナズが加わり、味わい深いアンサンブルを創り上げています。
SM-114
ハラルト・ゲンツマー(1909-2007):室内楽作品集
チェロ・ソナタ第2番(1976/77)
ピアノ・ソナタハ長調(1948)
ピアノと打楽器のための協奏曲(1975)
ユリウス・ベルガー(Vc)
マルガリータ・ヘーエンリーダー(P)
ペーター・ザードロ(Perc)
100歳を目前に2007年、惜しくもこの世を去った20世紀ドイツの長老作曲家ゲンツマーの追悼盤として制作。チェロとピアノ、打楽器のために書かれた3作品を収録しています。チェロはレーベルの看板チェリスト、ベルガー、ピアノは1981年ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得したヘーエンリーダー、打楽器はミュンヘン・フィルの首席ティンパニ奏者を務めた名手ザードロというスゴいメンバー。音楽もかなり刺激的。特にピアノと打楽器のための協奏曲は聴き物です。
SM-115
ローマ・アモール〜ハンガリーの伝統音楽(全18曲) カランドス・アンサンブル
ヴァイオリニストのベーショテンを中心に活躍するカランドル・アンサンブル。ヴァイオリン、ツィンバロン、ヴィオラ、クラリネット、コントラバスという編成で、どんな曲も完璧に仕上げています。彼らは世界中で、ハンガリーとルーマニアの民俗音楽を演奏。聴衆を熱狂させ続けています。このアルバム、どの曲もため息ものですが、ツィンバロン好きには特にオススメ。チャールダッシュ特有の「ゆっくり→速く」の形式を遵守した2曲目「赤いりんごの木に繋がれた私の馬」での素晴らしすぎるソロ、第1曲目の「ソリよ急げ」でのヴァイオリンとの二重奏などなど、激しくも悩ましい演奏が続出。まさに鳥肌立ちっぱなしの1枚です。
SM-118
ホートン(1941-):冬のささやき
ユーモア、光に満ちた、
とても静かな魔法のクリスマスの物語
ペーター・ホートン(ナレーター・ギター・シンセサイザー)
オーストリアのアーティスト、ペーター・ホートンは、アコースティック・ギターの名手であり、作曲、キーボード、ヴォーカル、電子楽器も自在に弾きこなす人。現在ハンブルク音楽大学で教鞭を取り、教育者としても知られています。このアルバムは、彼によるクリスマス物語。語りと音楽による全ての人への贈り物です。
SM-119
劇的な歌
ヴァスクス:ピアノ四重奏曲
ブラームス:ピアノ四重奏曲ハ短調Op.60
アンサンブル・ラロ
〔ダイアナ・ケトラー(P)、
アレクサンドル・シトコヴェツキー(Vn)、
ラズヴァン・ポポヴィッチ(Va)、
ベルンハルト・直樹・へーデンボルク(Vc)〕
2008年7月15日から19日にかけて神戸国際芸術祭への出演のために来日した「アンサンブル・ラロ」は、ロンドンの王立音楽で教授の任にある女流ピアニスト、ダイアナ・ケトラーや、ロンドン・フィルとの共演を果たしたアレクサンドル・シトコヴェツキーなどこれからの音楽シーンを担うであろう4人のアーティストたちによって結成されたピアノ四重奏団。アンサンブル・ラロの名前はシューマンの「ダヴィッド同盟」に登場するラロ博士をその名の由来としており、ヨーロッパの伝統と革新的なプログラムの融合をテーマとするアンサンブルの方向性と見事にリンクする。ヴァスクスとブラームスの対比という独創的なプログラミングはアンサンブル・ラロ、そしてソロ・ムジカならではのクォリティと言えます。
SM-120
イン・クローチェ
ニーステッド:合唱とチェロのための《スターバト・マーテル》
ベルトルド・フンメル
(1925−2002):無伴奏チェロのための《別れ》/
ペルト
:合唱のための《ヌンク・ディミッティス》
グバイドゥーリナ
:前奏曲第5番
バーバー:アニュス・デイ
カンチェリ
:無伴奏チェロのための《涙のあとに》
タヴナー:合唱とチェロのための《聖なるもの》
ユリウス・ベルガー(Vc)、
マリス・シルマイス(指)青年合唱団《Kamer...》
元ベルリン・フィル首席オーボエ奏者のシェレンベルガーが設立した“Campanella Musica(カンパネラ・ムジカ)”のご紹介。1枚のアルバムの中で“合唱”と“チェロ”を融合させたのが、この「イン・クローチェ」。バーバーの「弦楽のアダージョ」を原曲とする「アニュス・デイ」やペルトの「ヌンク・ディミッティス」での神々しいまでの歌声。ベルトルド・フンメルやグバイドゥーリナ、カンチェリの無伴奏作品でチェロが描く混沌。混声合唱とチェロという異色の組み合わせが深い精神世界を創造しています。マリス・シルマイスによって1990年に創設されたラトヴィアの混声合唱団、「Kamer...」が奏でるあまりにも美しいハーモニーは間違いなく一級品。1566年に製作されたアマティのチェロを弾き合唱との融合に臨むドイツのアウグスブルク出身の世界的チェリスト、ユリウス・ベルガー入魂の演奏も圧巻。
SM-123
シューマン&メンデルスゾーン:室内楽作品集
シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47
メンデルスゾーン:ピアノ六重奏曲ニ長調Op.110
 ピアノ協奏曲第2番〜第2楽章(編曲:I.ホフマン)
マルガリータ・ヘーエンリーダー(P)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウスSQ
[フランク=ミヒャエル・エルベン(第1Vn)、コンラート・ズスケ(第2Vn,Va)、オラフ・ハルマン(Va)、ユルンヤーコブ・ティム(Vc)、クリスチャン・オッケルト(Cb)]
ドイツのピアニスト、ヘーエンリーダーとゲヴァントハウスSQの華麗なる競演です。ヘーエンリーダーは1981年のブゾーニ国際ピアノ・コンクールで優勝し、世界中の指揮者、オーケストラと共演を重ねるドイツ屈指のピアニストです。このアルバムでは、シューマンとメンデルスゾーンにふさわしく、200年の歴史を持つゲヴァントハウス四重奏団を起用、実に瑞々しく、また堅固なハーモニーを聴かせます。シューマンのピアノ四重奏での流麗さ、あまり録音のない、メンデルスゾーンが16歳の時に書いた瑞々しいピアノ六重奏。言葉に尽くせないほどの究極の美演です。最後に置かれたメンデルスゾーンは、この盤が世界初録音となります。
SM-125
ロマンティック・ヴィルトゥオージティ
ペスキン(1906-1988):トランペット協奏曲第1番ハ短調
ブラント(1869-1923):2つの演奏会用小品第1番ヘ短調
Op.11
 2つの演奏会用小品第2番変ホ長調Op.12
コーズ(1870-1951):演奏会用幻想曲変ホ短調
ヘーネ(1860-1927):スラヴ幻想曲
ベーメ(1870-1938):ロシア舞曲Op.32
 トランペット協奏曲ホ短調Op.18
 タランテラ「ラ・ナポリテーヌ」Op.25
ジュリアーノ・ゾンマーハルダー(Tp)
ヘイコ・マティアス・フェルスター(指)
ヴェストファーレン・ノイエPO
1997年にチャイコフスキー音楽院が主催した国際トランペット・コンクールに参加し12歳のゾンマーハルダー。ロシアの伝説的奏者たち・・・ドクチツェルやマルゴーリン、ユソフらがその才能に着目、以降、着々と研鑽を重ね、2006年には19歳の若さで、ドイツの名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.のソロ・トランペット奏者に就任してしまったという天才です。彼が選んだこのプログラム、どれもトランペット奏者にはなくてはならないものであり、また、完璧に演奏することがどれほど難しいか、も広く知れ渡っている曲ばかりで構成されています。トラック9-11を除いては、管弦楽伴奏版は世界初録音です。
SM-126
弦楽四重奏の誕生
A・スカルラッティ:4声のためのソナタニ短調
サンマルティーニ:弦楽のためのシンフォニア.ト長調
モーツァルト:弦楽四重奏曲第1番ト長調K.80
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲ハ短調Op.2-1
ハイドン:弦楽四重奏曲第22番ニ短調Op.9-4
カザルSQ[ダリア・ザッパ(Vn)/レイチェル・シュペート(Vn)/マルクス・フレック(Va)/アンドレアス・フレック(Vc)]

録音:2009年2月
1995年に結成されたスイスのアンサンブル、カザルSQ。アルバン・ベルクSQ、カルミナ四重奏団から教えを受け、そのアンサンブルに磨きをかけています。既に1000回以上のコンサートや、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭に出演。その人気は高まるばかりです。2010年の6月に初来日を果たし、東京と名古屋でコンサートを開催。東京会場では途中で弦が切れるハプニングもあったものの、大喝采を浴びました。すでに、いくつかのCD録音がありますが、ここでの彼らは1650年頃のオーストリアで活躍した楽器職人ヤコブス・シュタイナー作のピリオド楽器を用い、素晴らしい響きに彩られた若々しく闊達な音楽を奏でています。名工による楽器の持つ特性を存分に生かした艶のある魅惑的な音色を存分に楽しめます。楽器好きにもたまらない1枚と言えるでしょう。録音も優秀。
SM-128
メンデルスゾーン:モテット集
詩篇第100番Op.69-2「主に向かいて歓呼の声をあげよ」
詩篇第2番「いかなれば諸々の民の立ち騒ぎ」Op.78-1
詩篇第43番「神よ、われを審き」Op.78-2
詩篇第22番「わが神、わが神、なぜ私を見捨てたのか」Op.78-3
深き苦しみの淵よりわれ汝を呼ぶOp.23-1
アヴェ・マリアOp.23-2
われら人生の半ばにありてOp.23-3
死んだ人たちは幸いであるOp.115-1
けれども巧みなOp.115-2
レスポンソリウムと讃歌「主よ、御身の聖なる座より顧みたまえ」Op.121
詩篇第91番「それ、主汝のためにみ使いたちに命じ」
ウォルフガング・アンテルベルガー(指)
ミュンヘン・ホーフカントライ

録音:2009年2月21-22日
メンデルスゾーンは、ご存知の通り、当時忘れられていたバッハの作品を蘇らせ、聴衆に再認識させた作曲家でもあります。そんな彼の宗教作品はバッハ、ヘンデル、パレストリーナなどの偉大な精神を受け継ぎながらも、新しいスタイルを確立した輝かしいものばかりです。晩年の大作「エリア」に至るまで、彼の書いた合唱作品は数多く、親しみやすさにおいても、美しさにおいても、もっともっと聴かれてもよいのではないでしょうか。ここで見事なハーモニーを披露しているのは、バイエルン国立歌劇場合唱団のメンバーたちによって2009年に結成された室内合唱団ミュンヘン・ホーフカントライ。あのケント・ナガノも最大級の賛辞を送る、様々な国籍の歌い手からなるアンサンブルです。

SM-130(2CD)
アンコール&モア
ポリアキン:ル・カナリ・コンツェルトポルカ
リスト:ラフォンのロマンス「舟乗り」による協奏的大二重奏曲
ヴェチェー:悲しいワルツ
バルトーク(セーケイ編):ルーマニア民族舞曲
フバイ:「チャルダッシュの情景」〜ヘイレ・カティOp.32-4
コダーイ:アダージョ
G・ブーランジェ:ピチカート・ワルツ
モンティ:チャルダッシュ
ムソルグスキー(ラフマニノフ編):ゴパック
ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲
ラフマニノフ(ハイフェッツ編):ひなぎく
ガーシュウィン(ハイフェッツ編):そんなことはどうでもいいさ
エルガー:気まぐれな女Op.17
ファリャ(コハニスキ編):スペイン民謡組曲
クライスラー:ウィーン小行進曲
サラサーテ:プライエラ
ヴィエニャフスキ:クヤヴィアク
ラヴェル:ハバネラ形式による小品
シチェドリン(ジガノフ編):アルベニス風に
ショスタコーヴィチ(ジガノフ編):前奏曲Op.34-13、前奏曲Op.34-17
フィオッコ(ベント編):アレグロ
ザジツキ:ロマンス
ハチャトゥリアン(ハイフェッツ編):剣の舞
フリーデマン・アイヒホルン(Vn)、
ペール・フィンデイセン(P)
ワイマール・リスト音楽院教授、ルートヴィヒ・シュポア国際ヴァイオリン・コンクールの芸術監督、弦楽部門責任者などの要職にあるドイツのヴァイオリン奏者、フリーデマン・アイヒホルンのアンコール・ピース集!ウィーン、ボヘミア、モラヴィア、フランス、スカンジナヴィア、ハンガリー、アメリカなど、欧米各国のバラエティ豊かなアンコール・ピースがギッシリ!聴いて楽しく、リサイタルの選曲用にも役立つアルバムです。
SM-131
ドガディン
チャイコフスキー:憂鬱なセレナード変ロ短調Op.26
 ワルツ・スケルツォOp.34
 メロディ変ホ長調Op.42-3
ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34-4
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op.80
ローゼンブラット:カルメン幻想曲
セルゲイ・ドガディン(Vn)
アレクサンダー・マースロフ(P)
アレクサンダー・ローゼンブラット(P)

録音:2008年3月22-24日
セルゲイ・ドガディンは1988年、ロシアのサンクトペテルブルグで音楽一家に生まれました。この録音当時はサンクトペテルブルグ音楽院の学生でしたが、すでに2005年のパガニーニ国際コンクール第1位、2002年のアンドレア・ポスタッチーニ国際ヴァイオリン・コンクール第1位、特別賞&グランプリなど様々な賞を獲得、大きな期待を担う若手演奏家の一人です。ここではチャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフと、1956年生まれの作曲家ローゼンブラットの作品を演奏しています。ローゼンブラットの「カルメン幻想曲」では作曲家自身が伴奏を担当、揺るぎなき解釈と目の覚めるような技巧でこの難曲を制圧しています。使用楽器はジャン・バプティスト・ヴィヨームです。
SM-135
クール・リズム
マトゥス(1934-):幻想曲「魔法の夢」
ミンツァー(1953-):リズム・オブ・ザ・アメリカ
クレール=オプスキュール・サクソフォン四重奏団
ハイコ=マティアス・フォルスター(指)
ウェストファリア・ニューPO

録音:2008年8月
クレア・オブスキュール(光と影)と言う名を持つサックス四重奏団のパワー漲る1枚です。彼らは定期的にベルリンで演奏会を開き、また多くの音楽コンクールでも賞を取るなど、その活動は広く注目されています。このアルバムに収録された2曲の極めて独創的な作品でも、その傑出した音楽性ははっきりわかることでしょう。噴出するエネルギーを感じさせる「魔法の夢」、ジャズの要素を孕みつつも、もっと原始的で根源的なオフビートの饗宴「リズム・オブ・ザ・アメリカ」。
SM-134
ライヴ・イン・コンサート
J・シュトラウス:《ジプシー男爵》序曲
ブラームス:ハンガリー舞曲第2番/17番/19番/21番
J・シュトラウス:《こうもり》序曲
レハール:金と銀
J・シュトラウス:ワルツ《オーストリアの村つばめ》
 ポルカ《浮気心》、シャンペン・ポルカ
メンデルスゾーン:《真夏の夜の夢》〜結婚行進曲
リオール・シャンバダール(指)ベルリンSO
1966年に旧西ドイツで創設されたベルリンSO(旧東ドイツのベルリンSO、現ベルリン・コンツェルトハウスOとは別団体)のニュー・イヤー・コンサート・プログラムのライヴ録音。1997年から首席指揮者を務めているイスラエルのマエストロ、リオール・シャンバダールとベルリン響は昨年2008年にも来日を果たし、日本全国で伝統のサウンドを響かせています。ベルリン響は2005年に突如としてベルリン市からの財政支援を打ち切られてしまい一度は解散となったものの、ベルリン市民を中心とした多くの支援によって約半年後に不死鳥の如く復活。この"ライヴ・イン・コンサート"からも音楽を演奏できる喜びがサウンドに乗って伝わってきます。
SM-137
トカレフ・プレイズ・ローゼンブラット
ローゼンブラット(1953-):作品集

ジプシー・ファンタジー(原曲:V.モンティ)
2つのロシアの主題によるコンチェルティーノ
ニコロ・パガニーニの主題による変奏曲
チェロ・ソナタ/ピアノ・ソナタ第3番
不思議の国のアリス(抜粋)
ワルツィング・ウィズ・ハルトマン(原曲:ムソルグスキー)
ニコライ・トカレフ(P)
アレクサンドル・ローゼンブラット(P)
モスフィルム・スタジオ・オーケストラ
グラフ・モーリャ(Vn)
アレクサンダー・ザゴリンスキー(Vc)
オレグ・シンキン(P)
日本でもおなじみ、若手実力派ピアニスト、トカレフが参加したローゼンブラット作品集です。1983年生まれのトカレフは、14歳(1997年)にして初来日。東京・紀尾井ホールでのコンサートで大絶賛され、その翌年にも再来日して日本の主要都市でコンサートを開いているという経歴の持ち主です。その後、更に研鑽を重ね、世界中で活躍、もちろん日本にも何度も来ていますし、昨年はメジャー・デビューも果たし、ますます目が離せない若手ピアニストの筆頭格です。昨年リリースされたアルバムでは、ドビュッシーやラヴェルを中心とした、案外繊細な曲目を披露していましたが、やはり彼の神髄は超絶技巧物。その上、このローゼンブラット作品は、彼が10代の頃から取り組んでいた、まさにライフワーク?とも言えるべきものです。このアルバムは、他にローゼンブラット本人の演奏や、ヴァイオリン作品なども収録。
SM-138
デュオ・ダコール:輝いていた世界
シューベルトの詩「私の祈り」の朗読
4手のためのピアノ・ソナタハ長調Op.140D812
ロンドイ長調「大ロンド」Op.107D.951
デュオ・ダコール(ピアノ・デュオ)
ドイツと台湾のピアニスト2人のよるピアノ・デュオ「デュオ・ダコール」のシューベルト作品集です。彼らは以前シューマンのピアノ五重奏の連弾版をOEHMSからリリース、そのリリシズム溢れる演奏で、多くの聴き手を魅了していますが、今回のシューベルトもまた格別の美しさで、タイトルの「輝かしい世界」そのままに、シューベルトの音楽の持つ深淵さと深い美しさ、そして底に秘めた暗黒の部分までをも見事に映し出した素晴らしい演奏を披露しています。冒頭の詩の朗読も味わい深いものです。
SM-139
インテンソ
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番ヘ短調「セリオー
ソ」Op.95a5-8
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロ
イツェル・ソナタ」a9
アマーン:弦楽四重奏曲第1番「GeborstenerSatz」
カザルSQ

録音:2008年10月、2010年5月
アルバム「弦楽四重奏の誕生」で、権威あるエコークラシック賞を獲得したカザルSQですが、今回の「インテンソ」では、かなり挑発的で挑戦的な演奏を披露しています。晩年のベートーヴェンの到達した孤高の世界、ベートーヴェンからトルストイを経て、ヤナーチェクで結実した悲惨かつ愛の物語「クロイツェル・ソナタ」、そして現代作曲家アマーンの「GeborstenerSatz(破裂する楽章)」。どの曲も恐ろしいまでの感情表出と強いエネルギーを持ち、聴き手の心を強く揺さぶります。完成された世界がここにあります。

SM-141
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22
ピアノ・ソナタ第24番嬰へ長調Op.78
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
ベンヤミン・エンゲーリ(P)

録音:2009年10月
スイスの若い世代の中でも卓越した才能を持つピアニスト、エンゲーリ。もちろん多くの国際コンクールで優勝し、ヨーロッパの多くの国で活躍、近年では室内楽にも積極的に取り組むという、まさにピアニストの模範のような活動をしています。そんな彼ですが、このアルバムをカナダで録音する際には半年間の「引退」をし、徹底的にベートーヴェンを勉強し直したそうです。なぜなら、ここに収録された3曲を演奏するためには最大の力を必要とすることに気が付いたためだということで、とりわけOp.106の「ハンマークラヴィーア」での恐ろしいまでの集中力は、確かに並大抵のものではありません。
SM-142
シャドウズ〜ラモン・オルテガ・ケロ
デュパール:6つのクラヴサン組曲-第6番ヘ短調(オーボエと通奏低音編)
ヴィヴァルディ:ソナタ第5番ト短調 RV28
ブラヴェ(1700-1768):フルート・ソナタ集第3集Op.3-第3番ホ短調(オーボエと通奏低音編)
ヴェラチーニ:リコーダー・ソナタト短調(1716)(オーボエと通奏低音編)
ブラヴェ:フルート・ソナタ集第3集Op.3-第2番ロ短調(オーボエと通奏低音編)
ヴィヴァルディ:オーボエ・ソナタハ短調 RV53
ラモン・オルテガ・ケロ(Ob)
ルイース・ビュッフベルガー(Vc)
ペーター・ケフラー(Cemb)
2008年3月からバイエルンRSOの首席オーボエ奏者として活躍しているラモン・オルテガ・ケロによるバロック作品集です。彼は1988年に生まれ、グラナダ音楽院で学び、12歳の時にアンダルシアのユースオーケストラで活躍、その後、バレンボイムに見出され、2007年ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝し、ソリスト、室内楽奏者として国際的に活動を始めます。このアルバムは彼における新境地の開拓であり、バロックの2つの大きな様式・・・フランスとイタリアの類似点と相違点を洗い出し、ユニークな視点から演奏するというものです。
SM-143B
弦楽四重奏の誕生 Vol.2
テレマン:6つの四重奏曲第4巻〜第5番 ト長調 ト長調 TWV 43: G5(弦楽四重奏編曲版)
ギユマン:フルート四重奏曲 ロ短調 Op.12-2(弦楽四重奏編曲版)
モーツァルト:弦楽四重奏曲第10番 ハ長調K.170
ハイドン:弦楽四重奏曲第60番 ト長調 Op.76-1, Hob.III: 75
カザルSQ

録音:2009年10月
※使用楽器:ヤーコプス・シュタイナー製作

SM-145
シューベルト:作品集
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 Op.100 D929
ピアノ・ソナタ第13番イ長調Op.120 D664
トリオ・オーパス100
[マリナ・ヤコヴレヴァ(Vn)、
クラウディス・ヘルマン(Vc)、
オリヴァー・シュニーダー(P)]
ロシア出身のヤコヴレヴァ、チューリヒ歌劇場で活躍するハーマン、そして既にモーツァルトの録音でそのセンスが実証済みのシュニーダー、この3人による最強トリオ「opus 100」による実に瑞々しい情感に溢れたシューベルト。
「ピアノ三重奏曲」は、3人の奏者それぞれが音楽的な主張を惜しげもなく披露しつつ美しく調和。大作であるにもかかわらず冗長さを感じる瞬間などなく、シューベルトの音楽が持つ繊細さと楽想の豊かさが余すところなく再現されています。第1楽章冒頭のユニゾンは堂々と輝かしく切り込むと同時に人懐っこさも滲ませて威圧的でない力感バランスが見事。全体にシュニーダーの発する音色美がトーンの核を成していますが、第2主題以降ではその魅力が早くも全開。展開部後半の弦の呼吸のしなやかさも必聴。展開部での晩年のシューベルト特有の転調の妙を確実に感じ取った感情表現も迫真で、あまりの音楽内容の豊富さに鳥肌が。第2楽章はまずヘルマンのチェロが絶品!ヴィブラートの使い分けの妙味が生き、孤独にさすらう心情をリアルに表現。しかしここで音色の調和には常に配慮が行き届き、続くピアノ、ヴァイオリンのフレーズも同じスタンスを共有して美しい流れを形成しています。第3楽章はスケルツォですが、何よりも内省的な佇まいを大切にしている点が魅力。終楽章はもはや室内楽を聴いているという現実を忘れさせるほど、全体を見通した大きな構成力が発揮され、徹底的に作品の懐の深さを表出しきっています。開始10分ほどからの山場は壮絶な緊張感に圧倒されますが、音色の濁りは皆無!11:35からの感情の起伏の激しさでも同様。同じフレーズが微妙に変化しながら延々と繰り返えされるこの楽章を、飽きさせるどころかこの先のニュアンスへの期待感が膨らむばかりです。
一方のピアノ・ソナタも只ならぬ名演!素晴らしい演奏であろうことは既出録音の出来栄えから予想はしていましたが、それ以上に感動的というこの現実をどう説明したらよいでしょう!第1楽章の最初の主題から唖然。こんな肩の力の抜けきった、目の前の大切な人にだけ歌って聞かせるようなタッチをが今まであったでしょうか?しかも音色はどこまでもまろやか。とにかくこの楽章だけでも魅力は尽きません。展開部でも打鍵のコントロールを緩めて音圧でスケール感を出す手法はとらず、まろやかなタッチのままで音楽を大きく膨らませるという妙技!意味深長になり過ぎることなく、アゴーギクも最少に抑えて悲哀をさらっと表出する第2楽章も、時を止めたくなるほどの素晴らしさ。終楽章はシュニーダーの天性のリズム感が冴え渡って生命感が横溢。特に展開部での転調ごとの音色変化への適応力は、やはり常人のセンスではありません!【湧々堂】
SM-146
チェロ・デュエロ
ハルヴォリセン(1864-1935):パッサカリアト短調(原曲:ヘンデルの組曲第7番ト短
調HWV432)
ハイドン:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲ニ長調Hob.VI:D1(チェロ・デュオ編)
ミューラー=ヴィーラント(1966-):2つのチェロのためのソナタ
バリエール(1707-1747):6つのソナタ第4集-2つのチェロのためのソナタ第4番ト長調
オッフェンバック:二重奏ホ長調Op.54
パガニーニ:ロッシーニの「モーゼ」による幻想曲
モリコーネ(1928-):映画「ウエスタン」より「ハルモニカ」(W.E.シュミット編曲)
イェンス・ペーター・マインツ(Vc)
ウォルフガング・エマヌエル・シュミット(Vc)

録音:2010年6月ベルリンジーメンス・ヴィラ
2011年は、この2人のチェリストによるデュオ「チェロ・デュエッロ」が結成20年を迎えます。DUELLOとは「決闘」の意味。確かに2台のチェロが華やかな響きの火花を散らす様は壮観です。マインツとシュミットは、ともにデヴィッド・ゲリンガスに学び、マスター・クラスでパガニーニの「モーゼ幻想曲」を演奏、チェロ・デュエッロが誕生したということです。彼らはロマンティックな作品から古典派の作品まで何でも演奏してしまいます。モリコーネの作品は、本来6台のチェロのために書かれた作品を編曲したもので、彼らは多重録音で求められる響きを極限まで再現しています。
SM-147
マルガリータ・ヘーエンリーダー
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
リスト:ピアノ・ソナタ.ロ短調
マルガリータ・ヘーエンリーダー(P)

録音:2010年7月26-27日ドイツフェルダフィンク
全くの偶然にも、ショパン、リストこの2人の巨匠の傑作はロ短調でした。しかし、その曲想は全く違います。理路整然として古典的な形式を重んじつつも、自らの心の声をくまなく盛り込んだショパンの曲に対して、おどろおどろしい響きから始まるリストのソナタはあくまでもデモーニッシュ。あのクララ・シューマンが「ただの騒音にすぎない」と切って捨てたほどの問題作。この対称的な2つの作品を、ドイツの名ピアニスト、ヘーエンリーダーは文句の付けようがないほどに明晰に演奏しています。ショパンの持つメランコリックさも、リストの持つ混沌も、全て青空の下で新鮮な空気を当てたかのような初々しさを感じさせてくれるのがスゴイです。

SM-148
ベートーヴェン:交響曲第7番
ロマンス第1番、第2番
ウルスラ・ショホ(Vn)
ハイコ=マティアス・フォルスター(指)
ノイエ・ヴェストファーレンPO

録音:2009年8月-9月レックリングハウゼンノイエ・ヴェストファーレンフィルハーモニー・スタジオ
1996年に北ルール川地域でレックリングハウゼンにあるヴェストファーレン交響楽団と、ゲルゼンキルヘン・フィルハーモニーOの2団体が合併して発足したノイエ・ヴェストファーレンフィルハーモニーは、ドルトムント近郊の都市に本拠地を置く、いかにもドイツ的な重厚な音色が魅力のオーケストラです。常任指揮者は、ハイコ・マティアス・フェルスター。彼の若々しい機動力は、このオーケストラの発展を増長し、世界的にもますます知名度が高くなっています。ここで聴けるベートーヴェン(1770-1827)の瑞々しいこと!彼らの共同活動の素晴らしさを物語る充実の演奏です。ロマンスで滴るような美音を聴かせるショッホは、以前から幾度も共演を重ねるヴァイオリニストで、彼女は2000年から2001年にかけて、ロイヤル・コンセルトヘボウのコンサートマスターをも務めた名手です。
妙な精神主義でも学究肌でもない、近年稀に見る瑞々しいベートーヴェン!とにかく音楽する楽しさに溢れかえっています。要所ごと内声の抉り出しも効いて響きは有機的。ちまちましたところが一切無く、しかも軽薄さもなし。特に第1楽章の充実ぶりには惹きつけられます。何と第2楽章コーダはクライバーと同じピチカート終止を採用!第3楽章では、そのC・クライバー以上とも言える向こう見ずなリズムの弾力で魅了。終楽章に至ってはもはや安全運転は二の次で、ひたすら感性の飛翔に任せた推進力を見せますが、ここでまた衝撃が!高弦と低弦が対話するシーン(3:38)で、低弦の第1音を明瞭に響かせるために、直前の高弦の最終音を最弱音に変更してしまうという珍解釈!その効果の程は聴いてのお楽しみ!なお、カップリングに「ロマンス」というのも変わっていますが、この演奏がなかなか味わい深いので、決してお聴き逃しなきように!【湧々堂】
SM-149
スクリャービン:24の前奏曲Op.11
ショパン:24の前奏曲Op.28
ナタリア・ニコライ(P)
録音:2010年3月15-16日
ライプツィヒゲヴァントハウス、メンデルスゾーンザールスクリャビンの「前奏曲」がショパンの影響を受けていることは、すでに多くの人に知られていますが、こうして並べて聴いてみると、やはり作曲家の個性が色濃く表れているものだと感心せざるを得ません。確かに、1つの曲集の中に24の小さな世界が内包されているのですから、それはもう、様々な表現がまさに「百花繚乱」。ロシアの若手女性ピアニスト、ナタリア・ニコライも感情的なアプローチと多彩な解釈で、ショパンとスクリャビン、2人の天才の描いた世界を絶妙に描き分けています。
SM-150
オルショイヤ・コルソラン:モザイク〜ヴァイオリン・リサイタル
マルク・ラヴリー(1903-1967):3つのユダヤの踊り
ブロッホ:アドボー
パールマン(1897-2000):ヘブライ組曲からラビたちの踊り
チェイジェス(1910-1985):チェイシッド
ブロッホ:バール・シェム〜ハシディズム教徒の生活の3つの情景
アブラハム・ゴルトファーデン(1840-1908)スラミス- 干しぶどうおよびアーモンド(ヴァイオリンとピアノ編)
ジョセフ・ボニーム(1891-1959):ヘブライの踊り
ラザール・サミンスキー(1882-1959):ヘブライ狂詩曲Op.3-2
イサイ・アレクサンドロヴィチ・ドブローウェン(1891-1953):ヘブライの旋律
ラヴェル:2つのヘブライの旋律-第1番カディッシュ(L. ガーバン編)
マーク・マルコヴィチ・ワルシャフスキー(1840-1907):暖炉にて
オルショイヤ・コルソラン(Vn)
ユディット・カルツェス(P)
ウィーンで活躍する女性ヴァイオリニスト、コルソランは、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭に出演したことで指揮者ショルティに見出され、世界的に脚光を浴びました。彼女はブダペストのフランツ・リスト音楽院で学び、ジュリアード音楽院では、パールマンとディレイに師事し、ウィーンSOなどいくつものオーケストラのコンサート・ミストレスを務めた人。ユダヤ音楽を精力的に紹介していることでも知られています。毎年100万人以上もの集客があるブダペストの「ユダヤ夏祭り」での実行委員を務めるなど、「頽廃音楽」の紹介にも力を注いでいます。
SM-151B
ヴァイオリンの誕生
ヴェストホフ(1656-1705):ヴァイオリンのための組曲 イ長調
ビーバー:「ロザリオのソナタ」〜パッサカリア.ト短調
ピゼンデル(1687-1755):ヴァイオリン・ソナタ イ短調
ジェミニアーニ:練習曲
マッティス(1670-1737):ファンタジア.イ短調
ギユマン(1705-1770):無伴奏ヴァイオリンのための楽しい曲集 Op.18より
ルスト(1739-1796):無伴奏ヴァイオリンのためのパルディータ.ニ短調
レベッカ・ハートマン(Vn)

使用楽器:アマティ、1669年製/ストラディヴァリウス、1675年製
SM-153B
セントラル・ヨーロッパ
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタD821
ドヴォルザーク:「ボヘミアの森」〜静かな森 Op.68-5
 ロンド.ト短調 Op.94
ヤナーチェク:おとぎ話 JW VII-5
 プレストJW VII-6
マルティヌー:スロヴァキア民謡による変奏曲 H378
バルトーク(A.ミタル編) :ルーマニア民族舞曲 BB68〔第1番−第6番〕(チェロ編曲版)
アダム・ミタル(Vc)
オリンピア・トーラン(P)
SM-154
未来・ニシモト・ノイベルト、バッハを弾く
パルティータ第6番ホ短調 BWV830
イタリア協奏曲ヘ長調 BWV971
フランス組曲第5番ト長調 BWV816
未来・ニシモト・ノイベルト(P)
未来・ニシモト・ノイベルトは、東京に生まれ、東京藝大音楽学部で学び、1993年渡独。ハノーファーで研鑽を積み、1998年バッハ国際コンクール3位(1位なし)など、様々なコンクールに入賞。ソリスト、室内楽、歌曲伴奏など幅広く活動している実力派ピアニストです。このアルバムに収録されたバッハ(1685-1750)の3つの作品は、彼の鍵盤作品のなかでもとりわけ人気の高いもので、奏者の力量がはっきりと試される何曲でもあります。彼女の演奏は、粒立ちの良い音で複雑な対位法を鮮やかに切り取り、美しいメロディを鮮明に浮かび上がらせるもの。バッハを知り尽くした人ならではの素晴らしい解釈と言えるでしょう。ブックレットには日本語解説が付いています。
SM-155
リルケ:ドゥイノの悲歌(抜粋)
第6の悲歌(音楽…ラフマニノフ)
第7の悲歌(音楽…グリーグ)
.第8の悲歌(音楽…ベートーヴェン)
第9の悲歌(音楽…フランソワ&イベール)
第10の悲歌(音楽…リスト、イベール、シューマン、ティールセン、クープラン)
ウルリヒ・ラインタラー(朗読)
シュテファン・マティアス・ダーデマン(P)

録音:2011年1月24-28日
1912年の冬、イタリアとスロベニアの国境近くの都市、ドゥイノのアドリア海に臨む城に滞在していた詩人リルケが、断崖を散歩中にインスピレーションを得たという「ドゥイノの悲歌」。完成までにはおよそ10年の歳月を必要とし、人間としての全ての感情、死、愛、生きること、苦悩など全てを格調高い言葉で歌い上げた10篇からなる詩集です。このアルバムは、その中の6〜10篇を、それぞれ相応しい音楽に載せて朗読したもので、例え言葉がわからずとも、リルケの到達した極限の思想を感じ取れる内容となっているところが見事です。

SM-156
トカレフ・プレイズ・リスト(初期の録音集)
リスト:1.超絶技巧練習曲集より第4番「マゼッパ」
 超絶技巧練習曲集より第10番
 超絶技巧練習曲集より第11番「夕べの調べ」
 メフィスト・ワルツ第1番
 「ドン・ジョヴァンニ」の回想*
 イゾルデの愛の死
ローゼンブラット(1956-):ピアノ・ソナタ第1番
ニコライ・トカレフ(P)
録音:1997-1998年、2000年*
現在活躍しているピアニストたちも、過去の名手たちも、そのほとんどは幼い頃から「神童」と呼ばれ、10代の始めからコンサート・ホールで演奏し、16歳〜17歳の頃には、すでにその顕著な才能が世界中で注目を浴びているのです。このニコライ・トカレフもそんな一人。父も祖父もピアニスト、母はチェリスト、祖母はヴァイオリニストという音楽一家に生まれた彼は、10代の前半から「リストのスペシャリスト」として知られ、ロシアのみならず、日本にも度々来日し、その腕前を披露していることで知られます。このアルバムでは、彼の初コンサート・ツアー(13〜14歳)の録音を中心に収録しました。まさに息を飲むような鮮烈な印象は、彼の将来を約束するにふさわしいものです。
SM-157D(2CD)
リスト:巡礼の年第1年&第2年
《CD1.巡礼の年第1年スイスS160/R10》
ウィリアム・テルの礼拝堂/ワレンシュタットの湖畔で/パストラール/泉のほとりで/夕立ち/オーベルマンの谷/牧歌/郷愁/ジュネーヴの鐘
《CD2.巡礼の年第2年イタリアS161/R10b》
婚礼/物思いに沈む人/サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ/ペトラルカのソネット第47番/ペトラルカのソネット第104番/ペトラルカのソネット第123番/ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲
フロリアン・クルムペック(P)

録音:2007年8月14-16日,2011年1月4-5日
19世紀を代表するピアニスト、作曲家フランツ・リスト。彼は若い頃は超絶技巧を駆使する名人として名を轟かせ、その作品も煌びやかなものが多かったのですが、年齢を重ねていくにつれて、少しずつ精神性の高いものを書くようになり、晩年は宗教的な作品を多く書き、また無調に近い印象主義的な作風へと変化していきます。この「巡礼の年」は彼が20代から60代まで断続的に作曲したものを集めたもので、旅の多かった彼の人生に沿うような、音によるエッセイ集とでも言えるのではないでしょうか?とはいうものの、このアルバムに収録された第1年と第2年は、まだまだ血気盛んな時期に書かれており、華やかな技法も思う存分駆使されています。ここでピアノを演奏しているクルムペックは、1978年ウィーン生まれ。2008年にウィーン楽友協会でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会でデビュー。高い評価を受けているピアニストです。
SM-158D(2CD)
もっとボレロを・・・
朗読T/ラヴェル:水の戯れ/朗読U
ガーシュウイン:ラプソディ・イン・ブルー(ピアノ編)
朗読V
ガーシュウイン:ラプソディ・イン・ブルー(ピアノ編)
朗読W/朗読X/ドビュッシー:バラード
朗読Y/ラヴェル:ボレロ
ペーター・フィッツ(朗読)
ヘンドリク・フィッツ(朗読)
シビル・ブリナー(P)
エイドリアン・リーパー(指)ロイヤルPO
20世紀フランスにおける最も重要な作家である、ジャン・エシュノーズによるモーリス・ラヴェルの評伝をベースにした音楽物語。若い頃は先進的過ぎる作風で音楽界に波乱を巻き起こしたラヴェルが、一時期は「フランス6人組」の人気に押されるなど精神的に低迷するも、1928年に渡米し、そこで人気と自信を回復。その後に次々と名作を発表し、62歳で亡くなるまでを、ラヴェル自身の音楽と、彼の後進であるガーシュウインの音楽に載せて朗読したものです。
SM-159B
ハラルト・ゲンツマー(1909-2007):作品集
フルート・ソナタ第3番
無伴奏フルート・ソナタ第3番
ピアノのための6つの小品
別れの幻想曲
エマニュエル・パユ(Fl)
マルガリータ・ヘーエンリーダー(P)

録音:2011年2月7日-9日
SM-160B
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 ハイコ=マティアス・フォルスター(指)
ヴェストファーレン新PO
SM-161E(3CD)
弦の誕生 SM-112「チェロの誕生」、SM-126「弦楽四重奏の誕生」、SM-151「ヴァイオリンの誕生」のセット
SM-162
コントラバスで弾くベートーヴェン作品集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5-1
チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69
チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2
※全てB.パラドジークによるコントラバス編
ボゾ・パラドジーク(Cb)
ハンスヤコプ・ステムラー(P)
ウルリヒ・ラーデマッハー(P)
マリア・ソフィアンスカ(P)

録音:2011年5月17日、2000年1月15日、2003年4月17-18日
1799年、当時最も有名なコントラバス奏者ドメニコ・ドラゴネッティが、ベートーヴェンの「チェロ・ソナタ第2番ト短調」を作曲家自身のピアノ伴奏で演奏したという記録が残っています。ドラゴネッティはベートーヴェンだけでなく、ハイドンとも親交があり、彼らにコントラバスをソロ楽器で使うように進言し、また、生涯をかけて弓を改良し、現在でも「ドラゴネッティ弓」としてその名前が残っているほどの名奏者でした。そんな逸話に感銘を受けた、現代の名コントラバス奏者パラドジークは、自分でもベートーヴェンの偉大なる作品に挑戦を試み、10年以上の年月をかけて、じっくりと練り上げ、5曲のソナタ全てをコントラバスで演奏するまでに至りました。ここでは奇数番号のソナタが収録されています。チェロ以上に深みのある音色は、魅力的であり、その重低音は間違いなく心と耳に残ります。
SM-164(2CD)
CASANOVA
<CD1>
第1章-DIE GEFANGENSCHAFT(監禁)ガブリエリ、カステッロ、ヴィヴァルディの作品と朗読
ジョヴァンニ・ガブリエリ:ソナタY/
 カンツォンXIIIa8
カステッロ:ソナタXV
<CD2>
第2章-DIE FLUCHT(逃亡)ガブリエリ、カステッロ、ヴィヴァルディの作品と朗読
ヴィヴァルディ:調和の霊感Op.3-9RV230
 調和の霊感Op.3-2RV578
ヴォルフラム・ベルガー(朗読)
マティアス・ヴァイレンマン(指)
チューリッヒ・バロックO
稀代の色事師、ジャコモ・カサノヴァの伝記とチューリッヒ・バロックOによる17世紀イタリア・バロック音楽の融合です。物語は、カサノヴァが1753年に宗教裁判所で有罪を宣告され、「鉛の監獄」Ipiombiに収監されたところから始まります。そして、第2部ではこの監獄から見事脱獄を果たし、パリに逃亡するまでを描いており、物語と同時に当時の音楽を聴くことで、生涯のほとんどを旅に費やしたカサノヴァと共に仮想旅行を楽しんでいただけます。SM136の再発商品(デジパック仕様)
SM-165
シャンソン-ヴィカリーズ
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ.ト短調Op.19
 ヴォカリーズ(チェロとピアノ編)
ヴィクトル・ススリン:気がふれた唄
ススリン:TonH(ロ音)
ヒョン=ジョン・ベルガー(Vc)
ジョゼ・ガラルド(P)

録音:2011年1月5-7日
ソウル生まれの女性チェリスト、ヒョン=ジョン・ベルガーによる「歌に満ちた」1枚です。彼女はトーマス・デメンガとユリウス・ベルガー(現在の夫君)に師事し、ハインリヒ・シフとデニス・ジグモンディのマスタークラスに出席しています。数多くの賞を受賞し、またザルツブルク・モーツァルテウム国際サマー・アカデミー賞にも輝いています。ソリストとしても輝かしい実績を誇り、もちろん室内楽の分野でも目覚ましい活躍をしていて、文字通り「アジアとヨーロッパの架け橋」としての役割を担っています。このアルバムは、ラフマニノフと、ウラル生まれの現代作曲家ススリンの作品を並べることで、奥深い音色の世界へと分け入ることに成功しています。とりわけススリンの洞察力に満ちた神秘的な音楽(2曲ともスコルダチューラ奏法…変則的調弦・・・を用いた)には斬新な響きが横溢しています。

SM-171
ユジョン・イ〜プロコフィエフを弾く
プロコフィエフ:チェロ協奏曲Op.125
「ロメオとジュリエット」第1組曲Op.64b<フォーク・ダンス/情景/マドリガル/メヌエット/仮面/ロメオとジュリエット/ティボルトの死>
ユジョン・イ(Vc)
フローリアン・クルムペック(指)
ロストック北ドイツPO

録音:2011年10月11-12日、2011年5月6-7日 ドイツロストック・オペラ・ハウス
韓国のみならず世界中で注目を浴びている若き女性チェリスト、ユジョン・イのプロコフィエフ。彼女の暖かい音色と驚異的な音楽性、そして大胆なパフォーマンスは全ての聴衆の心を鷲掴みすること間違いありません。9歳でチェロを始めた彼女ですが、瞬く間に才能を発揮し、通常なら15歳から入学を認められるパリ国立高等音楽を始め、ブリュッセル王立音楽院を経て、ジュリアード音楽院に留学し、ジュヌヴィエーヴ・ハステッド奨学金を授与されました。13歳で韓国デビューしてからは、世界中でリサイタルを行うなど活発に活動しています。このプロコフィエフの協奏曲は、1938年に初演された第1番の協奏曲を、名手ロストロポーヴィチの提言で1951年から1952年にかけて改訂したもの。もともと不評だった作品(演奏が難しすぎたと言われる)ものを作り替えたとはいえ、全く違う作品となり、またオーケストラ部分の色彩が豊かになるなど、大規模で堂々とした曲に仕上がっています。これを聴いてショスタコーヴィチもチェロ協奏曲の作曲を決意したと言われています。カップリングの「ロメオとジュリエット」も含め、指揮者のクルムベックの手腕も聴きどころです。
SM-173
“IlViaggio”-旅
リスト:ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
 悲しみのゴンドラ第2稿
ベルク:ピアノ・ソナタOp.1
モーツァルト:ピアノ・ソナタハ長調K330
ティグラン・マンスリアン:小品第1番/小品第2番/小品第3番
マリアンナ・シリンヤン(P)

録音:2011年6月26-28日デンマーク放送協会'Koncerthuset'
「旅」と題された美しいピアノ曲集。ピアニストのシリンヤンは2006年ミュンヘン国際音楽コンクールの入賞者であり、ソリスト、室内楽奏者として世界中で活躍しています。2009年にはデンマークの音楽批評家協会から年次賞、2010年には「デンマークのラジオP2アーティスト賞」を授与されるなど北欧でも評価が高い人です。このアルバムでは、リストとベルク、モーツァルトとアルメニアの作曲家マンスリアンの作品を演奏していて、各々の曲に対する彼女の思いがブックレットに付されており、中でもモーツァルトのソナタについては、彼女がホロヴィッツの実演に触れた際の強い印象が語られるなど、一歩踏み込んだ思い出が感じられます。
SM-174
Saxismtango
ディセポロ:YIRA YIRA
ピアソラ:BUENOS AIRES HORA CERO
 BALADA PARA UN LOCO
 MEDITANGO
エスポシト:MAQUILLAJE
ニシンマン:INSECTS & HUMANS TANGO
ピアソラ:MI LOCO BANDNEON
 TANGUERA
トロイロ/マンツィ:ROMANCE DE BARRIO
ブウスケス:SUENO DE BARRILETE
ピアソラ:JEANNE ET PAUL
 SOLEDAD
Saxismtango
<メンバー:マルセラ・アーロヨ(ヴォーカル)/マルセロ・ニシンマン(バンドネオン&作曲&編曲)/アンヘル・ハルシア・アルネス(ギター&編曲)/ハビエル・ベッツァート(P)/ハンネス・ギガル(Cb)/マハ・リサク・バッローソ(ソプラノ&アルト・サクソフォン)/ウィテク・コルナッキ(ソプラノ・サクソフォン&クラリネット)/ロルフ・ビューリ(テナー・サクソフォン&バス・クラリネット&編曲)>

録音:2010年5月17-18日、2011年5月9-11日スイスアルテ・キルヒェ・ボズウィル
このアルバムのタイトルは「詩的な情熱」であり、その言葉通りに熱い作品が収録されています。伝統的なタンゴを奏するバンドネオンに、ギターやピアノ、コントラバスなどの楽器の音色を加え、モダンな音楽へと再構築することで、また新しい魅力が花咲きます。ヴォーカルのマルセラ・アーロヨの表情豊かな歌が、また素晴らしいの一言です。
SM-175B
愛の歌〜ブラームス・ドヴォルザーク・スクの作品集
ブラームス:愛の歌=ワルツOp.52a(4手ピアノ)
 われらはさまよったOp96-2(ヴィオラとピアノ編)
 調べのように私を通り抜けるOp.105-1(ヴィオラとピアノ編)
ドヴォルザーク:スラブ舞曲第2集よりOp.72(4手ピアノ)
ヨーゼフ・スク(1875-1935):愛の歌Op.7-1
ドヴォルザーク:森の静けさOp.68-5(4手ピアノ)
 糸紡ぎOp.68-1(4手ピアノ)
ダイアナ・ケトラー(P)
コンスタンティン・リフシッツ(P)
アンドレイ・ビエロフ(Vn)
ラズヴァン・ポポヴィチ(Va)
このアルバムは3人の作曲家による「愛とその影響について」のモノローグ集です。親しい友人である4人の音楽家…ピアニストのケトラーとリフシッツ、ヴァイオリニストのビエロフ、ヴィオラのポポヴィチは、これらの音楽から親密でロマンティックな情景を紡ぎ出し、聴き手に心地よさと暖かい雰囲気を届けます。生涯独身を貫いたブラームスが創った「愛の歌」は、もともとは四重奏曲として書かれたものをピアノ連弾に編曲。選ばれた歌詞には、無骨さと真面目さ、そして多少の皮肉も込められていますが、この連弾版は歌詞がないだけあって、牧歌的な懐かしさと美しさが強調された親密な音楽となっています。ドヴォルザークの作品は、個人的な愛だけではなく、大いなる自然への賛美です。スクの作品はまさに恍惚と欲望に彩られていますが、やはり根底にあるのは自然への崇敬でしょう。
SM-176B
アリシア・スミエターナ〜ヴァイオリン・リサイタル集
アンドレ・プレヴィン(1929-):2つの小さなセレナーデ(I.パールマンのために)
グレン・グールド(1932-1982):ファゴットとピアノのためのソナタ(A.スミエターナによるヴァオリン編)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータニ短調BWV1004
アルヴォ・ペルト:鏡の中の鏡
アリシア・スミエターナ(Vn)

録音:2012年4月27日、2012年5月19日
1983年、ポーランドのクラクフに生まれたヴァイオリニスト、アリシア・スミエターナの「バッハから現代音楽」までの作品集です。イスラエルのコンクールで1位を獲り、またゲオルク・ショルティ財団から後援を受けるなど、将来を嘱望されている彼女が選んだのは、何とも意欲的な曲ばかり。異なる場所で書かれ、様々な作曲技法を有する4つの曲は、一見全く違う世界に属するように見えますが、彼女は、ここから見事に共通項を見つけ出し、作曲家たちのインスピレーションを露わにしています。その一つは間違うことなき「音への憧れと賛美」でしょうか。拡散と凝縮、そんな言葉も感じさせてくれる、多くの示唆に富んだ魅力的な1枚です。
SM-180B
親和力
フォルクマール・アンドレーエ(1879-1962):ピアノ三重奏曲 ヘ短調 Op.1
シューベルト:ピアノ三重奏曲Op.99-アンダンテ
ミシャ・ケーザー(1959-):ピアノ三重奏曲 第1 番
シューベルト:ピアノ三重奏曲 Op.100-アンダンテ・コン・モート
シューマン:4 つの二重奏曲 Op.34-2「恋する者のセレナード」(ピアノ三重奏版)
チョンヘ・リー(1964-1):ソノレッテン
シューマン:4つの二重奏曲 Op.78-3「君を思う」(ピアノ三重奏版)
アブソリュート三重奏団

録音:2011年11月-12月 スイス チューリヒ放送スタジオ
ドイツ語で「親和力」と題されたこの1 枚。一見、ばらばらに見える曲たちが独特の内的要因で結びつき、これらが集まることで美しい光を放っています。シューベルトとシューマンの親密な室内楽と、対照的な現代作品の響きの対比、また知られざる作曲家アンドレーエの、ドヴォルザークにも似た美しいメロディ(とりわけ第3 楽章の口ずさみたくなるような人懐っこさ)もたまりません。雄弁なピアノ、渋いチェロ、そして艶のあるヴァイオリンが溶け合う瞬間に何かが生まれます。
SM-184E(2SACD)
フランツ・クサヴァー・リヒター:弦楽四重奏曲集Op.5
弦楽四重奏曲ハ長調Op.5-1
弦楽四重奏曲ト短調Op5-5b
弦楽四重奏曲ニ長調Op.5-6
弦楽四重奏曲イ長調Op.5-3
弦楽四重奏曲変ホ長調Op.5-4
弦楽四重奏曲変ロ長調Op.5-2
弦楽四重奏曲ト長調Op.5-5
カザルSQ

録音:2012年9月28日-10月3日スイス,Ref.Kirche
この作品にまつわるエピソード…。これらは1757年、ヒルトブルクハウゼン公爵の宮殿近くで起きた悲劇的な物語です。ヴァイオリニストで作曲家、カール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフの回顧録によると、「その日、ある予感があり、その時に招待されていた馬そりへは乗らずに、宮廷で彼の兄弟たちと弦楽四重奏曲を弾くことを選択、そのそりは御者の無謀運転のせいで隣に座っていた青年が死んでしまった」というのです。最高級のタバコとコーヒーを楽しみながら、宮廷でディッタースドルフが演奏していたのが、このフランツ・クサヴァー・リヒター(1709-1789)のこの弦楽四重奏団であり、結果、彼らはリヒターを選んだことで、致命的な結末を回避できたのです。フランツ・クサヴァー・リヒターはマンハイムにおける対位法の大家であり、当時、最も優れた室内楽と交響曲の作曲家でありました。そんな奇跡すら起こすほどの魅力的な弦楽四重奏曲、これまで録音がなかったのが不思議なほどです。今回はSACDハイブリッドの高音質でお届けいたします。

SM-208
エヴァ・リント:Bijoux-宝石
マスネ:雨が降っていた
 愛してる/結婚式の日
フォーレ:ある僧院の廃墟でOp.2-1
 蝶と花Op.1-1/5月Op.1-2
 私たちの愛Op.23-2/この世ではOp.8-3
 愛の夢Op.5-2/捨てられた花Op.39-2
ドビュッシー:アリエルのロマンス
 カプリース/ロマンス/スペインの歌
星の夜
サティ:歌曲集「潜水人形」
 伊達男/シャンソン/悲歌/花
 帽子屋/ジュ・トゥ・ヴ
 天使/エンパイヤ劇場の歌姫
エヴァ・リント(S)、ジャン・ルメール(P)
インスブルックで生まれ、ウィーン大学で哲学を学びながら声楽の道を志したエヴァ・リント。彼女は19歳のときにウィーン国立歌劇場で「夜の女王」を歌いセンセーショナルなデビューを果たしました。その後、バーゼルで「ランメルモールのルチア」のルチア役を歌い、この2つの上演の成功をもとに、世界中の歌劇場で活躍を始めます。彼女の透き通った声と優しい歌い口は多くの人に愛されており、これまでも「春の声」などのウィーン音楽などで高い人気を博しています。このアルバムで彼女が歌うのはフランス歌曲の数々。彼女はフォーレ、ドビュッシー、サティ、そしてマスネという4人の作品に漂う繊細な感情を見事に歌い分けています。何といってもその美しい声は、まさにジャケット写真で彼女が身につけている「宝石」そのものです。なおこのアルバムの収益金の一部はホセ・カレーラスが主催する「ホセ・カレーラス国際白血病財団」へ寄付されます。
SM-210D(2CD)
SMLP-210G(2LP)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5-1
チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.5-2
チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69
チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102-1
チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2
デュオ・レオノーレ
<メンバー:マヤ・ウェーバー(Vc)/ペール・ルンドベリ(P)>

録音:2013年12月9-12日,2014年1月27-30日スイスRef.Kirche
果たして、ベートーヴェン(1770-1827)はチェロという楽器にどれほどの愛着を注いでいたのか、今となってはそれを知る由はありません。しかし、彼の残したたった5曲のチェロ・ソナタは「チェロの新約聖書」と呼ばれるほどに、現代のチェロ奏者たちにとっても大切なレパートリーとなっていることは間違いありません。彼のチェロ・ソナタは初期のOp.5の2曲と、中期の傑作Op.69の第3番、そして後期のOp.102の2曲と、作曲年代は全生涯に渡っていて、ベートーヴェンの作曲技法と精神の全てを俯瞰できる名作なのです。この2枚組は、チェロのマヤ・ウェーバーとピアノのペール・ルンドベリがアンサンブル「デュオ・レオノーレ」を結成し、渾身の演奏を聴かせます。ここではベートーヴェンの情熱を丁寧に映し込み、ベートーヴェンが心血を注いだ音による建築物を見事に再現しています。味わうほどに深みが増す素晴らしい演奏です。
SM-209
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988 アナスタシア・ヴォルチョコ(P)

録音 2013年1月30日 スイス,ハンス・フーバー・ホール
モスクワで生まれ、チャイコフスキー音楽院を経て、数々のコンクールで一等を受賞しているピアニスト、ヴォルチョコ。彼女はゲルギエフ、プレトニョフ、ヴェンツァーゴなど多くの指揮者たちからの信頼も厚く、ソロだけでなく協奏曲などでも素晴らしい演奏を披露しています。このバッハ(1685-1750)の「ゴルトベルク」は隅々まで考え抜かれたものであり、厳しい練習を重ね、最後にコンサートホールでここで聴くことができる「見事な花」を咲かせたというものです。バッハの楽譜には既に詳細な装飾が付けられていると主張する彼女ですが、実際の演奏の際は、それを考慮した上で更なる装飾を、あたかも即興的に付け加えているところも素晴らしいものです。徹底した集中力に支えられた荘厳なバッハは、孤高の光を放つものです。
SM-211
ヴィラ=ロボス:7つの音のシランダ舞曲
ジャン・フランセ:ファゴットと弦楽のためのディヴェルティスマン*
モーツァルト:ファゴット協奏曲変ロ長調K191
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲ハ長調RV472
エルガー:ロマンスOp.62(R.ロペスによるファゴットと弦楽オーケストラ版)#
ルイ・ロペス(Fg)
イングリッシュ室内O

録音:2012年4月16-17日、2012年6月24-25日

*…弦楽オーケストラ版世界初録音
#…ファゴットと弦楽オーケストラ版世界初録音
ファゴットで辿る音楽の旅。様々な時代の美しい曲を名手ルイ・ロペスが高らかに演奏します。ポルトガルで生まれたルイ・ロペスは18歳からファゴットを学び始めたという、比較的遅いスタートを切った人ですが、すぐさま才能を発揮し、権威あるエストリル国際コンクールで優勝したのを皮切りに、世界中のオーケストラと共演、またたくさんのミュージシャンとも共演するなど、注目を浴びています。このアルバムはイギリス室内Oとの共演で、2つの世界初録音ヴァージョンを含むなど、この楽器の好きな人にとってはたまらない選曲となっています。彼のレパートリーはとても広く、ヴィヴァルディなどのバロック作品から現代曲まで、またアルゼンチン・タンゴなどは自身がアレンジを施すなど、アレンジャーとしても素晴らしい能力を有しています。冒頭のヴィラ=ロボスの「シランダ舞曲」はもともとファゴットのための作品で、ヴィラ=ロボスらしい大胆な和声と、濃厚な伴奏が魅力的な作品。これを聞いただけでこの人のすごさがわかるというものです。小粋なフランセでの遊び心、モーツァルト、ヴィヴァルディでの端正な雰囲気、そして甘い甘いエルガー。これは確かに素晴らしいです。
SM-213
トリオ・クレメローク
テオドール・ラリエ(1837-1892):三重奏曲
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
プーランク:ピアノ,オーボエ,ファゴットのための三重奏曲
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調「悲しみの三重奏曲」
トリオ・クレメローク
<サヴカ・コニクシク(P)/ルイ・マルクェス(Ob)/フランツ・ユルゲン・デルザム(Fg)>

録音:2013年6月リスボンスタジオ・ナモウシェ
フランスの作曲家、指揮者、そしてパリ・オペラ座Oのオーボエ奏者でもあったラリエ。彼は得意としていたオーボエを中心としたいくつかの作品を残しましたが、それらはほとんど演奏される機会がありません。このトリオ・クレメロークのアルバムでは、そのラリエの古典的なスタイルを持つ端正な三重奏曲を中心に、ラヴェル、プーランク、ラフマニノフの作品を演奏しています。プーランクの作品はもともとこのピアノとオーボエ、ファゴットのために書かれたものですが、ラヴェルとラフマニノフは、新鮮な響きを楽しむことができるでしょう。
SM-214
独奏チェロのための組曲集
フーゴ・ベッカー(1864-1941):幻想小曲集「森の精の暮らしから」Op.14 <森のささやき-Allegro moderato/山の巨人のそばで-Moderato/人魚と森の悪魔-Andante-Allegro grazioso-Andantino-Allegro grazioso/無駄な憧れ-Adagio/嵐の中で-Furioso>
ユリウス・クレンゲル(1859-1933):組曲 ニ短調 Op.56 <前奏曲/シチリアーノ/ガヴォットI&U/サラバンド/インテルメッツォ・スケルツァンド/フーガ>
ポール・トルトゥリエ(1914-1990):組曲 ニ短調(1945 年版)<前奏曲/アルマンド/クーラント/サラバンド/ブーレ/ジグ>
マルクス・ワーグナー(Vc)

録音:2012年10月11日,2013年4月15日,8月2日ドイツ
古今東西の独奏チェロ作品の中でも、かなり珍しい3つの組曲が選ばれているこのアルバム。最初のフーゴ・ベッカーはストラスブールで生まれたチェリスト、音楽教師、作曲家ですが、彼については作品よりもチェリストとしての活動がより知られています。1914年から1921年まではアルトゥール・シュナーベルが率いるシュナーベル三重奏団のメンバーであったり、一時期はブゾーニ、イザイとともに三重奏団を結成していたこともありました。ユリウス・クレンゲルはライプツィヒ生まれのチェリスト。彼は長い間ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの首席チェリストを務めたことで知られています。ポール・トルトゥリエに関しては説明の必要もないほどに偉大なチェリストです。この3人が作曲したチェロのための作品は、やはり素晴らしく魅力的なもの。もちろん、時には20世紀的な音楽語法も聴かれますが、基本的にはロマンティックな音楽です。チェリスト、マルクス・ワーグナーはいくつかの国際コンクールを制覇、アウグスブルクのモーツァルト音楽院でチェロ科のクラスを持ち、現在はニュルンベルク音楽大学でも教えています。
SM-215
カトナ・ツインズ:ギター・デュオ
ピアソラ:タンゴ組曲
グラナドス:スペイン舞曲集-第2番「オリエンタル」
ファリャ:「はかなき人生」-スペイン舞曲
モーツァルト:セレナーデ第4番K439b
ピーター&ゾルターン・カトナ(G)

録音:1992年ブダペスト,ツァランド・UTCA
美青年ギター・デュオとして名を馳せているカトナ・デュオの、1992年に製作された「最初の記録」がこちらです。小さな教会で録音され、彼らの自主制作盤の形でコンサートなどで販売していたものです。“若さゆえの小さな瑕疵などもある”と本人たちは語っていますが、何より新鮮なエネルギーと純粋な探究心は、彼らにしてみても、原点に立ち返るために必要なものだというのです。録音した日は酷く寒く、彼らの指は凍えながらも、雪の日ならではの静けさが覆う会場は、まさに神の祝福であったということです。そんな熱のこもった素晴らしい演奏を。
SM-216B
ドゥーニャ・ラフロヴァ〜My Dusty Gramophone
ヴィエニャフスキ:ポロネーズ第1番ニ長調Op.4(ヴァイオリンとピアノ版)
チャイコフスキー:懐かしい土地の思い出Op.42-3メロディ
ラフマニノフ:2つの小品Op.6-1ロマンス
E.アルフテル(1905-1989):ソナチネ第2番「ジプシーの踊り」(J.ハイフェッツ編)
ドビュッシー:ベルガマスク組曲-月の光(A.ローレンス編)
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調WoO27-第2楽章間奏曲/7.ドリゴ(1846-1909):アルルカン-火花のワルツ(J.ハイフェッツ編)
ラフマニノフ:6つの歌Op.38-3ひなぎく(J.ハイフェッツ編)
パガニーニ:カンタービレ.ニ長調Op.17
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲Op.34-10(D.M.ツィガーノフ編)
ドビュッシー:美しき夕暮れ(J.ハイフェッツ編)
ガーシュウイン:ベス、おまえは俺のもの(J.ハイフェッツ編)
伝承曲:深い川(J.ハイフェッツ編)
アルベニス:スペインOp.165-第2楽章タンゴ(F.クライスラー編)/
ポンセ:エストレリータ(J.ハイフェッツ編)
サラサーテ
:ツィゴイネルワイゼンOp.20
ファリャ:7つのスペイン民謡第5番「子守歌」
ドゥーニャ・ラフロヴァ(Vn)
コンスタンチン・ラプシン(P)

録音:2014年6月19-20日ベルリンブリッツ城
このアルバムで素晴らしい演奏を聞かせるヴァイオリニスト、ラフロヴァは幼い頃から家族が所有していたLPレコードで聞くヴァイオリニスト、ジネット・ヌヴー、イダ・ヘンデル、そしてヤッシャ・ハイフェッツの演奏に魅了されたといい、これらが彼女にヴァイオリニストへの道を歩ませたといいます。その時代の録音は独特の味わいがあり、とりわけその音色には現在のCDとは全く違う響きがあると感じた彼女は、このアルバムでもその時代の音色を再現するために、可能な限りヴィンテージの機器を使用して、ポルタメントを多用した演奏も含めて、当時の音色に近づけたのだそうです。確かに出来上がったアルバムからはデジタル録音では得られないふくよかで優しい味わいが感じられます。この時代を知らない人にも懐かしい気持ちが届くことでしょう。
SM-217
ベルリン・カウンター・ポイント
フィリップ・グラス:弦楽四重奏曲第2番「カンパニー」
クリスチャン・ビーガイ:四重奏
ティモシー・ブリンコ:カルトグラフィ
リチャード・デブラ:ルクス・エテルナ
スティーヴ・ライヒ/オラフ・ミューレンハルト:ヴァーモント/ベルリン・カウンター・ポイント
clair-obscurサクソフォン四重奏団

録音:2013年10月13-15日ベルリン放送第3ホール
※世界初録音
一時期のような熱狂的な「ミニマル音楽への賛美」は、さすがに最近はあまり見かけませんが、その分、ミニマル音楽はもっと細分化され、抜け目なく日常生活の中に入り込んでいるような気がします。最近のベルリンでは、ラウンジで新しいスタイルのクラシック音楽を演奏することが流行していて(=YellowLounge)、この流れは日本でも静かなブームを呼んでいます。このアルバムは、YellowLoungeで高い人気を誇るclair-obscurサクソフォン四重奏団による、グラスやライヒをはじめとした、心地よいミニマル音楽の世界が収録されています。
SM-218B
クレール=オプスキュール・サクソフォン四重奏団:室内楽作品集
ガーシュウイン:ラプソディ・イン・ブルー(J.ファン・デア・リンデン編)
バッハ:イタリア協奏曲ヘ長調BWV971(栃尾克樹編)
ヴァイル:三文オペラより(J.ハール編)
ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):アンダンテとスケルツォ
マイヤーズ(1972-):ベックマン・イン・ニューヨーク
ピアソラ:リベルタンゴ
クレール=オプスキュール・サクソフォン四重奏団

録音:2003年10月17-19日ドイツベルリン,マリエンフェルデ
光と闇、天と地上、それらの相反する要素から取られたこのアンサンブルの名前「クレール=オプスキュール」。その名との通り、暖かく優しい表情と、強烈で怜悧な表情が入り混じったエキサイティングな演奏を聴かせるサクソフォン四重奏団です。様々なレパートリーに果敢に挑戦し、結果を出す彼らの演奏は、新しいものを求める聴衆にも喜んで迎えられるのではないでしょうか?ユーモラスな曲からシビアな曲まで、どれもがナイスです。
SM-219
メタモルフォシス〜アリツィア・シミェタナ:ヴァイオリン・リサイタル
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):合奏協奏曲ニ長調Op.6-4*
クライスラー:ヴィヴァルディの様式による協奏曲ハ長調
ヴィヴァルディ:トリオ・ソナタニ短調「フォリア」Op.1-12RV63
シュニトケ:古い様式による組曲(A.シミェタナによる室内アンサンブル編)<パストラーレ/バレ/メヌエット/フーガ/パントマイム>
ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調Op.3-8RV522*
アリツィア・シミェタナ(Vn)
ペッカ・クーシスト(Vn)*
エクストラ・サウンズ・アンサンブル

録音:2014年12月12.15.16日アルヴェニア・スタジオ
「変容」と題されたこのアルバムの概念は、ヴァイオリニスト、アリツィア・シミェタナによると、「ヒッチコックの映画」や「不思議の国のアリス」など、日常生活と隣り合わせにある“存在しない世界”への転換を意味するものであり、普段人の目に見えないものや聞こえないものを探索していくというものだそうです。バロック時代に盛んであった即興演奏や、フォリアにみられる変奏曲形式、もともとあったものを自分なりの世界に置き換えたクライスラーの作品、そしてバロックの様式を現代へと移し替えたシュニトケの名作(最近人気が高くなっています)など、一見取りとめのない選曲に見えますが、実は全て同じ質感を抱いているというものです。2台ヴァイオリンが用いられた曲では、名手ペッカ・クーシストが演奏に参加しています。
SM-220
ヴィクトリア・カウンツナー:ジャスミン・ライス-ヴァイオリン小品集
1-4.ダニエル・シュニーダー(1961-):4つの風<エウロス(東風)/ボレアス(北風)/ノトス(南風)/ゼフュロス(西風)>
5.クシシュトフ・メイエル(1943-):神秘的にOp.83
6.ヴィクトリア・カウンツナー(1982-):冬至
7.ヴィオレタ・ディネスク(1953-):マトラム
8-10.カウンツナー:3つの夜想曲<第1番:神秘的に/第2番:ジャズ風の夜想曲/第3番:理想>
11.J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調‐第5曲シャコンヌ
12.カウンツナー:ジャスミン・ライス
ヴィクトリア・カウンツナー(Vn)
ソリン・クレシウン(P)…5
ヴァイト・ヘルテンシュタイン(Va)…6
ロマン・サリュトフ(P)…8-10
チョイ・ウォンスン(P)…12

録音:2014 年11 月29 日 ドイツ ベルリン,Friedenskirche Charlottenburg…1-4, 2011 年2 月26 日 ドイツ ベルリン,Friedenskirche Charlottenburg…7, 2014 年12 月2 日 ドイツ ケルン,Klavierhaus Schoke…5, 2014 年11 月28 日 ドイツ ベルリン,Teldex-Studios…6, 2011 年2 月13 日 ドイツ ベルリン,Traumtonstudio…8-10, 2015 年2 月2 日 ドイツ バイエルン,Pfarrsaal Viechtach…11, 2014 年12 月18 日 韓国 ソウル,Yulhau…12
ジャスミン・ライスとは、香りが最高のタイ米のこと。このアルバムはここに「JAZZ」風味をあわせることで、更に香り高い雰囲気を醸し出しているのです。ヴァイオリニスト、カウンツナーの造ったこの1枚は、なんとも風味が豊かで夢幻的な音楽が詰まっています。冒頭のボーダーレスの音楽家ダニエル・シュニーダーの「4つの風」の絶妙なテイスト、続く3つの現代曲の印象の強さ、ジャズテイストを含む彼女自身の「3つの夜想曲」、思わず姿勢を正したくなるバッハのシャコンヌ、そして最後に置かれた、やはりカウンツナー自身の「ジャズミンライス」。見たことのない世界へ旅をしているような、幻想的なアルバムです。
SM-221D(2CD)
ポール・テイラー・オーケストラ〜アルプホルンと北欧の風
<CD1>
1.ティモ・アラコティラ(1959-):合奏協奏曲第1楽章「序曲」:ヴィヴァーチェ
2-4.カール・リュッティ(1949-):アルプホルンと弦楽のための協奏曲
5.インプロヴィゼーションI
6-7.カロリーナ・カンテリネン:カレリアのこだま(P.W.テイラー編)
8.アラコティラ:合奏協奏曲第3楽章「ポーランド風」:アレグロ
9.アラコティラ:合奏協奏曲第4楽章「ヴィアッジョ」
<CD2>
1.アラコティラ:合奏協奏曲第5楽章「フゲッタ」:プレスト
2-5.エリアーナ・ブルキ:組曲「世界旅行」(D.シュナイダー編)
6.サンナ・クルキ=スオニオ:ミン・スログ(P.W.テイラー編)
7.クルキ=スオニオ:タス・オン・ナイネン(P.W.テイラー編)
8.クルキ=スオニオ:ティナ・ヴィエリ(P.W.テイラー編)
9.インプロヴィゼーションII
10.アラコティア:スマッシュ(P.W.テイラー編)
11.伝承曲:ガギスベルクの歌
エリアーナ・ブルキ(アルプホルン)…CD1:2-5,CD2:2-5.9
カロリーナ・カンテリネン(S)…CD1:6-7,CD2:6-9
ポール・テイラーO
ポール・ウェグマン・テイラー(指)

録音:2014年11月11-13日スイスサール・ミュージック・アイランド・ライナウ
山岳地帯で用いられる長い管を持つアルプホルンの奏者エリアーナ・ブルキ。そしてラップランドのソプラノ、カロリーナ・カンテリネン。この2人の出会いによって生まれた魅惑的な音楽です。フィンランドを代表する作曲家、プロデューサー、ティモ・アラコティラの魅惑的な「合奏協奏曲」を中心に、ソリストたちの即興や、伝承曲など様々なジャンルの音楽が次々と奏され、聴き手を魅了します。なんだか楽しくなる2枚組です。
SM-223B
未来・ニシモト=ノイベルト:ピアノ・ソロ
バッハ:フランス組曲第2番ハ短調BWV813
ファニー・ヘンゼル・メンデルスゾーン:ピアノのための4つのリートOp.8
バッハ:フランス組曲第6番ホ長調BWV817
 フランス組曲第1番ニ短調BWV812
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲ニ短調Op.54
未来・ニシモト=ノイベルト(P)

録音:2013年7月17-19日ミュンヘンバイエルン放送第2スタジオ
未来・ニシモト・ノイベルトは、東京に生まれ、東京藝大音楽学部で学び、1993年渡独。ハノーファーで研鑽を積み、1998年J.S.バッハ国際コンクール3位(1位なし)など、様々なコンクールに入賞。ソリスト、室内楽、歌曲伴奏など幅広く活動している実力派ピアニストです。これまでにsolomusicaレーベルより2枚のバッハ作品をリリースしていますが、今作ではバッハの伝統を引き継ぐメンデルスゾーン姉弟の作品をカップリングすることで、新たな可能性を示しています。とりわけ姉ファニーの作品に漲るロマンティックな表情には、思わずはっとさせられることでしょう。今作でもブックレットには日本語解説が付いています。
SM-225B
マイ・フェイヴァリット・アリア〜マリア・ヴィドヴィチ:アリア集
モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」K384-第1幕:ああ、私の恋は幸福だった
ベッリーニ:歌劇「カプレーティとモンテッキ」-第1幕:こうして私は晴れの衣裳を着せられ
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」-第4幕:とうとうその時が来たわ...恋人よ、早くここへ
プッチーニ:歌劇「つばめ」-第1幕:ドレッタの美しい夢
ビゼー:歌劇「カルメン」-第3幕:ここが密輸人たちのいつもの隠れ家ね
モーツァルト:歌劇「魔笛」-第2幕:ああ、愛の喜びは露と消え
ドヴォルザーク:歌劇「ルサルカ」第1幕:月に寄せる歌
グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」-第4幕:ああ、なんという戦慄が
ベッリーニ:歌劇「清教徒」-第2幕:あなたの優しい声が
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」-第1幕:私の名はミミ
ヴェルディ:歌劇「椿姫」-第1幕不思議だわ...ああ、そはかの人か
マリア・ヴィドヴィッチ(S)
バーデン=バーデンPO
フランシスコ・アライサ(指)
1982年クロアチアに生まれたソプラノ歌手マリア・ヴィドヴィチ。彼女はウィーンの音楽大学で学び、ミレッラ・フレーニ、ユリア・ヴァラディらのマスタークラスに参加、2007年からはシュトゥットガルト音楽大学でフランシスコ・アライサに師事しています。これまでにドイツ、オーストリア、リヒテンシュタイン、スイス、クロアチア、イタリア、メキシコで歌い、またオペラでは「こうもり」のアデーレ、「ポッペアの戴冠」のドルーシア、「カルメン」でのフラスキータなど幅広い役をレパートリーにしています。またオペラだけでなく宗教曲やオラトリオも得意とし、ウィーン楽友協会では最年少でソロ・リサイタルを開催するなど多方面で期待されています。少し翳りのある艶やかな声が魅力です。
SM-226B
デュオ・アルニカンス
ドホナーニ(1877-1960):チェロ・ソナタ変ロ短調Op.8
ショパン:序奏と華麗なポロネーズハ長調Op.3
 ワルツ第3番イ短調(A.アルニカーネによるチェロとピアノ編)
 チェロ・ソナタト短調Op.65
デュオ・アルニカンス
フローリアン・アルニカンス(Vc)
アルタ・アルニカーネ(P)

録音:2014年12月21-23日チューリヒSRF2ラジオ・スタジオ
ドイツ出身のチェリスト、フローリアンとラトビア出身のアルタ、お互い「アルニカン」の苗字を持つ2人のデュオによるショパンとエルネー・ドホナーニの作品集です。ハンガリー民謡のリズムを根底に持つドホナーニのソナタ、ショパンの晩年の傑作であるソナタと、どちらの曲も熱く燃えるようなリズムと扇情的な表現が勝る見事な演奏で、とりわけショパンでは、これでもかと言えるほどの迫力を有しており、これまで多くの人がこの曲に対して抱いていたイメージが変わってしまうと思えるほどの感情の発露が見てとれます。珍しいドホナーニのソナタも、こんなに良い曲だったのかと目から鱗が落ちるのではないでしょうか。
SM-229
NX-B03
ロマン派の発見第1集〜アンリ・マルトー(1874-1934)/マックス・レーガー:作品集
1.マルトー:子守歌Op.2-1
2.マルトー:アンダンティーノイ短調Op.2-3
3.マルトー:シャコンヌOp.8
4.レーガー:2つの小品Op.79e‐1奇想曲ロ短調
5.レーガー:2つの小品Op.79e‐2小さなロマンスニ長調
6.レーガー:組曲イ短調Op.103a‐3アリア
7-14.マルトー:8つの歌Op.10
15-19.マルトー:パルティータOp.42-1
ハンス・カラフース(Vn)…1.2.7-14.
ギッティ・ピルナー(P)…1.2.4-6
ハリオルフ・シュリヒティヒ(Va)…3.15-19
関谷由美(P)…3
ライナー・ギンツェル(Vc)…4-6.7-14
ジュリー・カウフマン(S)…7-14.
イ・リ(Vn)…7-14
ユルゲン・ウェーバー(Va)…7-14
アンドレア・リーバークネヒト(Fl)…15-19

録音:2008年7月27日…1.2.6.7-14
2007年1月8日…3,2007年7月14日…4.5
2007年10月12日…15-19ドイツ、ミュンヘン
フランスの、音楽を愛する家庭に生まれたアンリ・マルトー。幼い頃からヴァイオリンを学び、10歳の時にはハンス・リヒ ターの指揮するウィーンPOと共演、公式デビューを果たした神童でした。14歳の時には同じくリ ヒターとの共演でロンドン・デビュー、その4年後にはパリ音楽院のプルミエ・プリを獲得、マスネから大絶賛されて作品 も献呈されます。多くの作曲家たちと交流を持ち、活発な演奏活動を行いながら、教育にも力を注ぎ、ヨーゼフ・ヨアヒムの 後継者として数多くの弟子を育てます。しかし第一次世界大戦が勃発、スイスとドイツの関係が悪化し、彼は逮捕、抑留され てしまい、結局は親しくしていた王族がいたスウェーデンに渡り、この地に帰化します。このシリーズでは、素晴らしい功績 を残したにも拘わらず、録音も作品の演奏もほとんどないというマルトーが少しずつ紹介されます。この第1集では彼の歌 曲と、ヴァイオリン曲、そしてなぜかレーガー作品が含まれています。これは、前述の通り、多くの作曲家と交流を持ってい たマルトーが、当時周囲から煙たがられていたというレーガーとも仲が良く、しばしば彼の作品を演奏、紹介していたという エピソードに基づくものです。ブックレットに掲載された、2人が仲良く写っている写真からも彼らのやりとりが聞こえてく るかのようです。興味深いシリーズの始動です。
SM-230B
モーツァルト:プロイセン王のための弦楽四重奏曲第1番-第3番
弦楽四重奏曲第21番ニ長調K575
弦楽四重奏曲第22番変ロ長調K589
弦楽四重奏曲第23番ヘ長調K590
ストラディヴァリSQ<ワン・シャオミン(Vn…Aurea1715年)/セバスティアン・ボーレン(Vn…King George1710年)/レシュ・アントニオ・ウスジンスキ(Va…Gibson1734年)/マーヤ・ウェーバー(Vc…Suggia1717)>

録音:2015年2月23-27日スイスセオン,Ref教会
1789年、30歳のモーツァルト(1759-1791)はリヒノフスキー侯爵とともにドイツ旅行をした際、ベルリン宮廷で御前演奏を行います。そこでプロイセン国王フリードリヒ・ヴィルヘルム2世から「弦楽四重奏曲6曲とピアノ・ソナタ6曲」を作曲するように依頼されますが、モーツァルトは1年間の間に結局3曲のみを書き上げ、その翌年世を去ってしまいます。作品は王に献呈されることなく出版されましたが、この3曲は「プロシャ王セット」と呼ばれ、現在でも変わらず愛聴されています。演奏している「ストラディヴァリ弦楽四重奏団」は、その名の通り、全てのメンバーがストラディヴァリの銘器を奏でるという稀有なアンサンブル。2007年のデビュー以来、スイス有数の弦楽四重奏団として名を馳せています。
SM-235B03
ヴィヴァルディ&ピアソラ:8つの四季
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調「春」Op.8-1RV269
ヴァイオリン協奏曲ト短調「夏」Op.8-2RV315
 ヴァイオリン協奏曲ヘ長調「秋」Op.8-3RV293
 ヴァイオリン協奏曲ヘ短調「冬」Op.8-4RV297
ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの四季(L.A.デシャトニコフによるヴァイオリンと弦楽編)<ブエノスアイレスの春/ブエノスアイレスの夏/ブエノスアイレスの秋/ブエノスアイレスの冬>
リフ・ミグダル(Vn)
ドイツ室内O

録音:2015年6月20-21日
ヴィヴァルディの「四季」とピアソラの「四季」を合わせて演奏するという試みといえば、1998年、ギドン・クレーメルが録音したアルバム「エイト・シーズンズ」(ここでは2人の作品の楽章を交互に演奏)がベスト・セラーを記録、折からのピアソラ・ブームを更に加速させた現象を思い起こす人も多いでしょう。以降、この組み合わせに挑戦する演奏家が数多く出現し、思い思いにこの2つの四季を奏でています。今回「8つの四季」を演奏するのは、ドイツ、ロストック出身の若手女性ヴァイオリニスト、リフ・ミグダル。彼女は11歳でロストック音楽・演劇大学で、ラインハルト・ゲーベルを指導したこともある名教師クリスティアーネ・フートキャップに師事、卒業後はザルツブルクのモーツァルテウムで修士課程を修了し、2015年に「パウル・ロツェック賞」を受賞した俊英で、すでにArsProduktionレーベルからデビュー・アルバムであるベートーヴェン、ドビュッシー、R.シュトラウスのソナタ集や、NAXOSレーベルからヴィエニャフスキ作品集(8.573404)をリリース、その才能を嘱望されています。また、2016年から2017年のシーズンは世界中のコンサート会場での演奏が予定されています。
SM-236B03
バッハ:インヴェンションとシンフォニアBWV772-801 トーマス・ラゴスニヒ(ハープシコード)

録音:2015年2月9-11日スイスマルターレン教会
バッハの「インヴェンションとシンフォニア」は調性順に演奏するのが慣例となっていますが、必ずしもそれを遵守する理由はありません。今回、最も魅力的と思える曲順を提示するのが、1961年ウィーン生まれの鍵盤奏者トーマス・ラゴスニヒ。8歳からハープシコードを学び始めたというラゴスニヒは、ベルン音楽院を経て、バーゼル・スコラ・カントルムで古楽の卒業証書を取得、古楽演奏家として世界的に活躍している奏者、研究家です。彼はこのアルバムで、同じ音を主音にする調性(例えばハ長調‐ハ短調)のインヴェンションとシンフォニアを2つ、もしくは4つのグループにまとめ、連続して演奏するという独特の試みがをしています。そのため一つのグループは、まるでバッハ時代の「組曲」のように聴き手の耳に届くことになり、強い統一感がもたらされるのです。
SM-238B03
リスト/ドビュッシー:ピアノ作品集
リスト:巡礼の年第2年「イタリア」第1番-婚礼
 巡礼の年第2年「イタリア」第2番-物思いにふける人
ドビュッシー:前奏曲第1集より<第1番:デルフォイの舞姫/第2番:帆/第3番:野を渡る風/第4番:音と香りは夕べの大気の中に漂う/第5番:アナカプリの丘/第6番:雪の上の足あと/第7番:西風の見たもの>
リスト:不運S208/R80
ドビュッシー:前奏曲第1集より<第8番:亜麻色の髪の乙女/第9番:さえぎられたセレナード/第10番:沈める寺/第11番:パックの踊り/第12番:吟遊詩人>
リスト:夜想曲「夢の中に」S207/R87
クリスティアン・エルニー(P)

録音:2016年2月3-5日スイスヴィンタートゥア,ハードスタジオ
若い演奏家にとって、デビューCDのリリースはそのキャリアにおいて決定的な第一歩となります。とは言え、すでに数多くの伝統的なレパートリーの録音で満たされている市場に於いて、若き新人の録音が強烈な印象を与えることは容易ではありません。ピアニスト、クリスティアン・エルニーはそのハンディを充分に踏まえた上で、自身が納得の行くレパートリーを選択し、印象的なアルバムを創り上げることに成功しました。ドビュッシーの「前奏曲」とリストのマイナーな作品を組み合わせたこの演奏、本来ならあまり共通項を感じられない2人の作品が、実に密接に結びつくことに気づかされます。クリスティアン・エルニーは1988年、スイス、ヴィンターで生まれ、多彩な音楽的背景を持ったピアニストです。6歳で高等音楽院に入学、ピアノ、合唱、ポップスを学び、幼い頃からスイスのみならずドイツ、アメリカでリサイタルを開催、2015年にはイル=ド=フランス国際コンクールで「シェーンベルク賞」を獲得、最近は合唱指揮者としても活躍しています。
SM-239
NX-B03
ジャネット・ペリー(S)〜ドイツとフランスの歌曲を歌う
モーツァルト:寂しい森の中でK308
 鳥よ、年ごとにK307
 すみれK476/夕べの想いK523
R・シュトラウス:歌曲集「おとめの花」Op.22TeV153〈
リスト:汝マールリングの鐘S328/R621
 それは素晴らしいことS314/R590
 おお、夢に来ませS282/R569b
フォーレ:愛の歌Op.27-1/月の光
 私たちの愛Op.23-2
デュパルク:旅への誘い/ため息
マイアベーア:アヘンツェルのアマリリス
デュパルク:フィデレ
ドビュッシー:アリエルのロマンス
 ロマンス/ピエロ/操り人形
フォーレ:棄てられた花Op.39-2
ジャネット・ペリー(S)
ジャン・ルメール(P)

録音日不明USヴァージニアリーズバーグ
1947年、アメリカのミネアポリスで、音楽家の両親の下に生まれたジャネット・ペリー。2歳の時のクリスマス・プレゼン トに「モーツァルト・ワンダーボーイ」という絵本をプレゼントされた彼女は、すぐさま主人公のモーツァルトとナンネルに 魅了されたと言います。そして成長するに従い、母親の伴奏で歌曲やアリアを歌い、ますますモーツァルトの音楽の素晴らし さに目覚めたペリーは、音楽を志し、ピアノ、ヴァイオリン、バレエ、演劇、歌のレッスンに励みました。11歳の時にセン トポールの市民オペラで「オズの魔法使い」の子役としてデビューした後、カーティス音楽院に入学、在学中からヨーロッパ の主要な歌劇場に出演し、スープレッド・ソプラノとして活躍しました。晩年のカラヤンとは、ベートーヴェンの「第9」や ブルックナーの「テ・デウム」モーツァルトの「ミサ曲ハ短調」で共演、クーベリックとも同じ「ミサ曲ハ短調」の映像収録 があります。古楽作品も得意ですが、何よりクライバーの「こうもり」映像版での艶やかなアデーレは彼女の最も素晴らしい 映像の一つです。このリサイタルは、長年共演を続けているジャン・ルメールの伴奏に乗って、彼女の滋味溢れる歌声で、愛 唱曲が次々と歌われます。
SM-241
NX-B03
RUSSIAN TREASURES
アントン・フェルディナンド・ティッツ(1742-1810):弦楽四重奏曲第3番イ短調(1800頃)
グラズノフ:5つのノヴェレッテOp.15(1881)
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.11(1871)
カザルSQ
[フェリックス・フロシュハンマー(第1Vn)
レイチェル・シュペート(第2Vn)
マルクス・フレック(Va)
アンドレアス・フレック(Vc)]

録音:2015年12月7-10日
ドイツに生まれ、1771年にサンクトペテルブルクに赴きエカテリーナ大帝の宮廷に使えた作曲家ティッツ。彼は当時のウィーンで流行していた弦楽四重奏曲の形式をロシアに紹介し、この国での伝統の礎を作った功績でも知られています。そのティッツの作品を冒頭に置き、グラズノフの「ノヴェレッテ」と、第2楽章に美しい「アンダンテ・カンタービレ」が含まれたチャイコフスキーの名曲「弦楽四重奏曲第1番」を組み合わせたこの1枚は、まさに“ロシア音楽の宝探し”。古典派の珍しい作品の紹介に力を注ぐカザル弦楽四重奏団ならではの興味深い選曲です。
SM--244
NX-B03
モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」より(管楽アンサンブル編)
1.序曲/2.第1幕:ここでようやくあなたに会えるのか/3.第1幕:このどこの馬の骨 とも分からん馬鹿野郎は/4.第1幕:おお何と激しく/5.第1幕:けれどあっとい う間に私の喜びは消え去り/6.第2幕:優しくておだて上手で/7.第2幕:わしは出 かけるが命じておくぞ/8.第2幕:それが早ければ早いほど私には好ましいのです /9.第2幕:何て幸せが何て喜びが/10.第2幕:さあ戦いだ!/11.第2幕:ビバ バッカスバッカス万歳/12.第2幕:あなたの胸にもたれて泣きたいのです!/13.第 2幕:ああ、ベルモンテ/14.第3幕:私はすっかり頼っているのだ/15.第3幕:おお! 何という勝利だ!/16.第3幕:何という運命だ!おおこの魂の苦しみよ!/17.第3 幕:私は決してあなたのお慈悲を忘れません
ラ・シンティッラ・デイ・フィアーティ〈メンバー:フィリップ・マーレンホルツ(Ob)/アストリッド・クネヒライン(Ob)/ロベルト・ピックアップ(Cl)/ハインリッヒ・メツェナー(Cl)/グレン・ボルリンク(Hrn)/ アンドレア・シリ(Hrn)/ウルス・デングラー(Fg)/ディーター・ランゲ(Cb)/ハンス・ペーター・アハネルガー(パーカッション)/ミヒャエル・グンテ ルン(パーカッション)/ドミニク・ヘルマン(パーカッション)/ラースロー・テメスケー ジ(パーカッション)〉

録音:2015年11月1-30日
モーツァルトのオペラ「後宮からの誘拐」は1782年5月に完成され、その年の7月にウィーンのブルク劇場で初演されま した。この初演は大成功を収めたことで、モーツァルトの名声がウィーンで確立され、同時に管楽アンサンブルのための「ハ ルモニームジーク」への編曲需要が高まりました。屋外、室内を問わず演奏できるこの形態は当時のウィーンで流行していた もので、オペラやバレエの新作が上演されると、すぐに作曲家本人、もしくは編曲家がこれらの名旋律を抜粋し、小編成のア ンサンブル用にアレンジしていました。モーツァルトも父への手紙で「ハルモニームジークへの編曲を準備した」と書いてい ますが、その楽譜は行方不明となっています。この編曲は1984年にオランダの音楽学者、バスティアン・ブロムハートが、 ドナウエッシンゲンのフュルステンベルク宮廷図書館のアーカイブから発見したスコアを編纂した譜面で、恐らくモーツァル ト自身が編曲した楽譜の写しであろうと推測され、18世紀当時の息吹をそのまま伝える響きが横溢しています。 演奏している「ラ・シンティッラ・デイ・フィアーティ」はチューリヒ歌劇場のメンバーで、“ラ・シンティッラ”とは、彼らがピリオド楽器を用いたアンサンブルを行う時に使う名称です。
SM-246(2CD)
NX-C03
イスラム・マナフォフ〜ショパンを弾く
バラード第1番ト短調Op.23
バラード第2番ヘ長調Op.38
バラード第3番変イ長調Op.47
バラード第4番ヘ短調Op.52
スケルツォ第1番ロ短調Op.20
スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
スケルツォ第3番ホ長調Op.54
夜想曲嬰ハ短調遺作
イスラム・マナフォフ(P)
アゼルバイジャンの首都バクーで生まれたピアニスト、イスラム・マナフォフは1977年からバクー音楽大学で学び、在学中 の1979年に"アゼルバイジャン・ヤング・ピアニスト・コンクール"で第1位を獲得、一躍注目を浴びました。17歳の時に はトビリシの人気指揮者ニヤジ・タジゼードの指揮でラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を演奏、アゼルバイジャン共和国 の「人民芸術家」として認定され、演奏、作曲活動と、バクー音楽大学の教授として活躍しています。このファースト・アル バムとなるショパンの作品集での彼の演奏は、普段誰もが思い浮かべる柔和なショパンの姿を覆すほどの、荒々しさが強調さ れた新鮮な解釈が魅力的です。
SM-247
NX-B03
フラヴィオ・モタッラ:愛の詩
1.カンツォネッタ
2.夢想家のための詩
3.インテルメッツォ
4.旅立ち
5.失われた愛の思い出
エレナ・モシュク(S)
ロイヤルPO
ジョン・スコット(指)

録音:ロンドンアビー・ロード・スタジオ
スイス、チューリヒで生まれ、ボリス・メルソンとグンハルト・マッテスに作 曲を学んだフラヴィオ・モタッラ。映画音楽の 大家、エルマー・バーンスタインの薫陶を受け、カリフォルニアで“モーション ピクチャーズ・テレビ用のスコアリング”を研 究し、現在、優れた「映画音楽作曲家」として活躍しています。彼はジャンル、 スタイル、そして予算を問わずあらゆる映画 音楽のアレンジやオーケストレーションを請負い、ラフマニノフを思わせる古典 的で重厚な響きの作品を書くかと思えば、エ レクトロニクスを駆使した前衛的な作品まで、ありとあらゆる「場面にあった」 音楽を創造する作曲家です。もちろん映画音 楽だけでなく、コンサートのための作品も数多く書き、これらはロイヤルPOや、 サンフランシスコ SOなどたくさんのオーケストラが演奏、人々を感動させています。このアルバム は、彼の「コンサート用」音楽を代表 する作品です。内容はフルオーケストラとソプラノのヴォカリーズの4曲と1曲の 間奏曲で構成されており、人生における さまざまな段階に起きる事象を、映画音楽の先人であるコルンゴルトを思わせる 叙情的でノスタルジックな響きで描いていき ます。ソプラノを担当するのは、日本でも人気の高いエレナ・モシュク。情熱的 な歌が胸に迫ります。
SM-248
NX-B03
ヴァスクス&ブラームス:ピアノ四重奏曲集
ヴァスクス:ピアノ四重奏
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25
エト・アーシス・ピアノ四重奏団〈メンバー:フリスティーナ・タネーヴァ(P)/ヴェリスラーヴァ・タネーヴァ(Vn)/アイニス・カスペラ・ヴィチュイウス(Va)/ディエゴ・ヘルナンデス・スアレス(Vc)〉

録音:2015年2月…1-6,2015年9月…7-10HfMザールブリュッケンコンサート・ホール
2005年に設立されたエト・アーシス・ピアノ四重奏団。スペインを中心に、数 々の国際コンクールで賞を獲得し、現在では ザールブリュッケンの音楽大学で室内楽を教えながら、世界中のコンサート・ホ ールで演奏会を行う注目のアンサンブルです。 このデビュー・アルバムではヴァスクスとブラームスを演奏。ブラームスでは、 しっとりとした音色を生かしながらこの曲を 滔々と歌い上げていきます。とりわけ第3楽章のしっとりとした美しさは、このア ンサンブルの方向性を物語っているかの ようです。ラトビアの現代作曲家ヴァスクスは、初期の頃は前衛的な作風でした が、この2001年に作曲された「ピアノ四重 奏曲」は民謡の旋律を用いた旋律的な作品で、ブラームスと並べて聴いてみても 全く違和感のない美しさを誇っています。 solomusicaレーベルにおけるヴァスクスのピアノ四重奏曲は、以前にアンサンブ ル・ラロの録音がありますが(SM-119)、 叙情的なアンサンブル・ラロ、力強いエト・アーシスと聞き比べも面白いもので す。
SM-249
NX-B03
マルティナ・フィリャク〜ピアノ・リサイタル
バッハ(リスト編):オルガンのための6つの前奏曲とフーガより第1番イ短調S462/R119
シューマン:ピアノ・ソナタ嬰ヘ短調Op.11
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.6
 左手のための2つの小品-第1番前奏曲嬰ハ短調
マルティナ・フィリャク(P)

録音2016年7月23-26日
2009年、クリーヴランド国際コンクールで第1位とベートーヴェン賞を獲得、また同年にはバルセロナで開催された第54回マリア・カナルス国際コンクールでも第1位を獲得。国際的な注目を浴びた女性ピアニスト、マルティナ・フィリャクのリサイタル・アルバムです。マリア・カナルス受賞記念としてNAXOSからリリースされたソレールのソナタ集は、完璧なテクニックで典雅な曲調のソナタを演奏していましたが、近作はロマン派の作品が中心の選曲であり、更に多彩な表現力が発揮されています。バッハ作品を忠実にピアノへ移し変えたリストの作品はもちろんのこと、情念が渦巻くようなスクリャービンの作品でのニュアンス溢れるタッチも聴き所のひとつです。
SM-250
NX-B03
エルネー・ドホナーニ:室内楽作品集
ピアノ五重奏曲第2番変ホ短調Op.26
六重奏曲ハ長調Op.37
アンサンブル・ラロ
〈メンバー:アレクサンダー・シトコヴェツキー(第1ヴァイオリン)/ダニエル・ローランド(第2ヴァイオリン)/ラズヴァン・ポポヴィチ(Va)/ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルク(Vc)/ダイアナ・ケトラー(P)/トルステン・ヨハンス(Cl)/オリヴィエ・ダルベレー(Hrn)〉
2004年に結成されたアンサンブル・ラロは、日本にも何度も来日し、数多くの ファンを獲得しているアンサンブルです。第 1ヴァイオリンを名手アレクサンドル・シトコヴェツキーが務め、東欧系の作品を 中心に数多くのレパートリーに真摯に取り 組むことで知られていますが、今作も近代ハンガリーを代表する作曲家エルネー ・ドホナーニ(指揮者クリストフ・フォン・ ドホナーニの父)の2作品を演奏、各々の作品には、メンバーと親しい奏者を加え 、より緊密な演奏を披露しています。
SM-251
NX-B03
トゥイレ/プーランク/フランセ:六重奏曲集
トゥイレ:六重奏曲変ロ長調Op.6
プーランク:六重奏曲FP100
フランセ:恋人たちのたそがれ
マルガリータ・ヘーエンリーダー(P)
シュターツカペレ・ドレスデンの管楽器奏者たち
[アンドレアス・キッスリング(Fl)
ベルント・ショーバー(Ob)
ヴォルフラム・グローセ(Cl)
ヨアヒム・ハンス(Fg)
ロベルト・ランクバイン(Hrn)]
アバド、マゼール、レヴァインなど錚々たる顔ぶれの指揮者たちをはじめ、最近ではキリル・ペトレンコとも共演し、ドイツを中心に目覚しい活躍をしている女性ピアニスト、マルガリータ・ヘーエンリーダー。彼女はシュターツカペレ・ドレスデンと定期的に共演をしており、このアルバムでも、シュターツカペレ・ドレスデンが誇る管楽器の名プレイヤーとともに演奏した3曲の近現代のピアノ六重奏が収録されています。珍しいレパートリーであるトゥイレをはじめ、軽妙洒脱なプーランク、フランセも良い味が出ています。
SM-253
NX-B03
フローリアン・クルムペック
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5
ベルク:ピアノ・ソナタOp.1
フローリアン・クルムペック(P)

録音:2016年6月25-26日
1978年ドイツ生まれのピアニスト、クルムペックのベルクとブラームスのピアノ・ソナタ集。最近は指揮者としても活躍しているクルムペック、作品を演奏する際は、テクニックだけでなく、曲の構造や歴史的背景にも関心を持っているといい、なかでも「ブラームスのソナタ第3番」と「ベルクのソナタ」はクルムペックにとって最も大切なレパートリーであるとのこと。「この2曲は対照的な性格を持ちながらも、似通った性格である」と主張する彼の信念が込められた見事な演奏が繰り広げられています。
SM-257
NX-B03
バッハ&フレンズ〜エステレ・レヴァーツ(チェロ)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007-前奏曲
ハインツ・ホリガー(1939-):COncErto?-チェロのための幻想的小品
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007-アルマンド
クサヴァー・ダイヤー(1972-):カントゥス II
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007-クーラント
パスカル・デュサパン(1955-):イマーゴ 2
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007-サラバンド
ペンデレツキ(1933-):チェロのための組曲-第1楽章 サラバンド
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007-メヌエット I-II
ユン・イサン(1917-1995):7つのエチュード - 第2番 レッジェーロ
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007-ジーグ
サーリアホ(1952-):7羽の蝶々-第7曲
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009-前奏曲
ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918-1970):ショート・スタディ-第1番
 2verschiedene Stricharten 2つの異なるボウイング
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009-アルマンド
ベリオ(1925-2003):言葉は消える
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009-クーラント
グバイドゥーリナ(1931-):10の前奏曲(スタディ)-第1番 スタッカート-レガート
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009-サラバンド
クルターク(1926-):チェロのためのサイン、ゲーム、メッセージ-az hit
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009-ブーレ I-II
ルトスワフスキ(1913-1994):ザッヒャー変奏曲
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009-ジーグ
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ-第2楽章 カプリッチョ
エステレ・レヴァーツ(Vc)

録音:2016年11月10-12日
1989年、スイス生まれのチェリスト、エステレ・レヴァーツ。マリア・クリーゲルに師事し、すでに数々のコンクールに入賞し国際的な キャリアを手にしています。彼女の初アルバムは、バッハの無伴奏チェロ組曲と、現代作曲家の作品を組み合わせた意欲的な内 容。バッハ作品の普遍性とチェロの無限の可能性を探るという好企画です。
SM-258
NX-B03
エルミタージュのイタリア・バロック音楽
ガルッピ:トリオ・ソナタ ト長調
 4声の協奏曲 第1番 ト短調
ジョルダーニ:フルート三重奏協 ハ長調 Op.12-5
ティッツ:3つの弦楽四重奏曲 第1番 ハ長調より
パイジェッロ:フルート四重奏曲 ト長調 Op.23-6
ガルッピ:フルート協奏曲 ニ長調
クレア・ゲネヴァイン(Fl)
ラ・チェトラ・コンソート(アンサンブル)

録音:2013年7月14-17日
ロシア、サンクトペテルブルクにある国立美術館「エルミタージュ」。18世紀にエカテリーナ2世がドイツから美術品を買い取り、自身専用の 展示室が建てられたのがコレクションの始まりです。最初は一般公開されていませんでしたが、1863年からは市民たちも観覧できるように なり、また十月革命以降は、貴族たちが所有していたコレクションも集められ、より規模が大きくなりました。また、エカテリーナ2世は美術 館だけでなく、劇場も併設し、ここでは夜ごと素晴らしいオペラや演奏会が上演されました。イタリアからもガルッピやジョルダーニら、著名な 音楽家たちがエカテリーナ大帝の宮殿に赴き、時には宮廷楽長として女王に仕え、イタリア様式の作品を数多く演奏しました。このアルバ ムでは、フルート奏者ゲネヴァインの研究結果をもとに、エルミタージュに鳴り響いたであろうイタリア・バロックの名曲を再現。当時の音楽 界の分布を知ることができる興味深いアルバムです。 Kapelle adullam in Basel, Switzerland
SM-259
NX-B03
ユーリ・クネッツ:管弦楽作品集
1.秋/2.ロマンス/3.妖精の湖
4.ワルツ/5.アルスター/6.行進曲
7.思考/8.レクイエム/9.P.S.追伸
10.勝利/11.エレジー/12.タイシア
13.ダンス/14.私の起源/15.自然
16.夜の都市/17.間奏曲/18.タイス
19.タンゴ・マッサンドラ/20.スケルツォ
ヤクプ・ハウファ(Vn)…19
ヴロツワフ・スコアO…1-9.18
シンフォニア・ヴァルソヴィア…10-17.19.20
ワルシャワ・フィルハーモニーcho…12.17
リー・ホールドリッジ(指)

録音:2014年11月
ユーリ・クネッツはロシアの現代作曲家&プロデューサー。このアルバムはアメリカの指揮者ホールドリッジとイギリスの録音プロデュー サー、アルダー、そしてクネッツ、3人のコラボレーションから生まれた交響的作品を収録した1枚。その音楽はクラシック、ジャズ、ポッ プスの要素を兼ね備えており、美しく抒情的な旋律はクネッツの内的エネルギーの反映です。
SM-262
NX-B03
アルタ・アルニカーネ〜ピアノ・リサイタル
ヤーセプス・ヴィートルス(1863-1948):3つの追憶 Op.43-1「海辺で」
ラヴェル:水の戯れ
アルヴィツ・ジリンスキス(1905-1993):小川のそばで
ヤニス・ケピティス:舟歌
ラヴェル:鏡-第3曲:海原の小舟
パウルス・タムビス(1936-):子供のための10の小品-第8曲「銀色の雨が降る」
リスト:巡礼の年 第1年「スイス」-第4曲「泉のほとりで」
ロムアルズ・イェルマクス(1931-):水彩画-第1曲「ペルセ川の滝」
ヴィートルス:2つの小品 Op41-2「波の歌」
ドビュッシー(1862-1918):映像 第1集-第1曲「水の反映」
ドビュッシー:映像 第2集-第3曲「金色の魚」
ベリオ:水のクラヴィア
グリーグ:抒情商品集 第7巻 Op.62-4「小川」
ドビュッシー:前奏曲 第1集 第10番「沈める寺」
リスト:シューベルトの12の歌 第2曲「水の上で歌う」S558/R243
ショパン:24の前奏曲 Op.28-15「雨だれ」
アルタ・アルニカーネ(P)

録音:2016年9月27-28日
「Aqua」。ラテン語を語源とする言葉で多くの場合“水”を意味しますが、“water”に比べると、その内容はもっと広い範囲を含みます。こ のアルバムには様々な「Aqua」…それは太陽の光を反映する海や、柔らかい雨、爽やかな滝の水しぶき、時には水中の魚のうろこの煌 めきまでが捉えられた、変幻自在で珍しい作品が収録されています。繊細な音からほとばしる響きまで、多彩な音色を紡ぎ出すのはアル タ・アルニカーネ。【デュオ・アルニカンス】としてリリースしたショパン/ドホナーニ:チェロ作品集(SM226)では情熱的なピアノを演奏していた 人ですが、今作ではまた違った魅力を振りまいています。
SM-263
NX-B03
アンリ・マルトー:歌曲集
8つの歌曲 Op.19c
8つの歌曲 Op.28#
5つの「葦の歌」Op.31*
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(Ms)
ガリーナ・ヴラチェヴァ(P)
D.フィッシャー=ディースカウ(Br)*
ギュンター・ヴァイセンボルン(P)*
フランツ・シュミットナー(Va)*

録音:2017年8月#、2017年4月19-21日、1956年10月2日*
世界初録音
フランス出身、スウェーデンに帰化したヴァイオリニスト、アンリ・マルトー。作曲家としても室内楽を中心に印象的な作品をいく つか残しています。作品の中で歌曲は比較的知られており、何人もの歌手たちによって彼の作品は歌い継がれています。 Op.19の歌曲は彼がドイツから追放され、スウェーデン国王の庇護のもと、スウェーデンで暮らしていた1915年から1917年 にかけて作曲された曲集。もともとは弦楽合奏の伴奏でしたが、ブルガリアの作曲家ヴラディグエロフがピアノ版に編曲してい ます。ブルターニュの自然風景、海、そして恋人の姿が描かれた美しい作品です。Op.28はドイツの詩人たちの詩が用いら れた、味わい深い風情を持つ歌曲集です。これらを歌うのは名歌手ヴェッセリーナ・カサロヴァ。オペラとはまた違う繊細な表 情で、これらの歌曲を丁寧に歌いあげます。ヴィオラを伴うOp.39「葦の歌」はフィッシャー=ディースカウによる1956年の歴 史的歌唱を収録。マルトーの魅力を再認識する1枚です。
SM-267
NX-B03
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ短調「バラード」Op.27-3
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
フィリップ A.ドラガノフ(Vn)

録音:2016年3月、2015年11月、2016年6月
ハンブルク生まれのヴァイオリニスト、指揮者ドラガノフによるバッハとイザイの作品集。このアルバムでは、バッハの作品をイタリア製の ピリオド楽器「Thomas Balestrieri」で演奏、イザイの作品をStefan-Peter Greinerが制作したモダン楽器で演奏し、音色と 響きの違いを聴きとってもらうという試みを行っています。
SM-268
NX-B03
ミシャ・グロイル(ホルン)
ベートーヴェン
:ホルン・ソナタ Op.17
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
イェルク・ヴィトマン:ホルンのためのエア
ブラームス:ホルン三重奏曲 Op.40
ミシャ・グロイル(Hrn)
フー・スンヨン(P)
アンドレアス・ヤンケ(Vn)

録音:2017年2月8-10日
1993年からチューリヒ・トーンハレOの首席ホルン奏者を務めるミシャ・グロイルのアルバム。音楽家の両親のもとで幼い頃から音 楽に親しみ、父親からピアノのレッスンを受けたというグロイルは、11歳の時にモーツァルトのホルン協奏曲を聴き、ホルン奏者の道を選び ました。幼い頃にはブラームスが住んでいたチューリヒの家を訪れ、一時期はブラームスがホルン三重奏を書いたバーデン=バーデンに住ん でいたりと、グロイルにとって、ブラームスの三重奏は格別親しみのある作品だと語っています。また彼は、シューマンの「アダージョとアレグロ」 はホルン奏者にとっては宝石であり、ベートーヴェンの作品はまるで親密な夫婦の対話であるとも。イェルク・ヴィトマンの独奏曲もグロイル にとっては未知なる発見に富んだ曲。どれも演奏する喜びに満ち溢れています。
SM-269
NX-B03
ブラームス:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.99
デュオ・レオノーレ
【メンバー】
マヤ・ウェーバー(Vc…ストラディヴァリ“Suggia”
ペア・ルンドベルイ(P)

録音:2016年12月
ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集(SM210)で揺るぎないアンサンブルを聴かせたデュオ・レオノーレによるブラームスの2曲の チェロ・ソナタ集。若きブラームスは自作のほとんどを破棄してしまったほどの完全主義者で、チェロ・ソナタも18歳前後に作曲 されたものは、1曲は完全に破棄、もう1曲は一部のみが残され、現在の第2番で素材として用いられるという経緯を辿って います。 この2曲のソナタは周到に準備が重ねられ、第1番は完成までに3年ほどかかり、第2番はその後21年もの年月を経た後に 書かれたという遅咲きの作品。それだけに細部にまで熟考が凝らされた大作であり、チェロ・パートだけでなくピアノ・パートにも 高度な技巧が求められています。デュオ・レオノーレのメンバーであるマヤ・ウェーバーとペア・ルンドベルイは20年以上に渡って 共演を重ねてきており、ここでも息のあった演奏を聴かせています。
SM-270(3CD)
NX-D05


SMLP-271(3LP)
NX-I07
バッハとケージ:コラール
【CD1】/【LP1】
ジョン・ケージ:ONE8より「高き天よりわれは来たれり」(M.ルターによる)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008
【CD2】/【LP2】
ケージ:ONE8よりより「いと高き御座にいます神を崇めまつらん」(M.ヴルピウスによる)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV1010
【CD3】/【LP3】
ケージ:ONE8より「おお、血と涙にまみれた御頭よ」(J.クリューガーによる)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012
インマヌエル・ユン・ベルガー(Boy-S)
ユリウス・ベルガー(Vc)

録音:2016年
チェロの演奏家なら一度は手掛けたいと願う「バッハ:無伴奏チェロ組曲」。そして多くのチェリストは、作品に自己の姿を反映 し、解釈を施すことで「独自のバッハ」を創り上げています。ドイツの名手ベルガーは、バッハ作品の前にジョン・ケージの作品を 置き、新しいバッハを模索します。ケージの音楽の中でもとりわけ瞑想的で、バッハ作品と類似点の多い「ONE8」から3曲を 選び、コラール部分を自身の息子インマヌエルに歌わせて、組曲への始まりとするというベルガーの試み、混沌としたケージの 響きの中から突如立ち上がる決然としたバッハのメロディは聴き手に強い印象をもたらし、新しい音楽を予感させるとともに、 魂の浄化も行おうとする崇高なものです。
SM-272
NX-B03
Violon2ello
ロンベルク(1767-1841):ソナタ ハ長調 Op.43-2
作者不詳:グラウンドへのグリーンスリーヴス(H=H.ギンツェル編)
クンマー(1797-1879):ボレロ OP.103-4
バッハ:アリア(H=H.ギンツェル編)
セバスチャン・リー(1805-1887):二重奏曲 ト短調 Op.60-6
ドッツァウアー(1783-1860):モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」「お手をどうぞ」による5つの変奏曲
ショパン:ワルツ 第3番 イ短調 Op.34-2(H=H.ギンツェル編)
ドビュッシー:組曲「子供の領分」より第6曲「ゴリウォーグのケークウォーク」(H=H.ギンツェル編)
ペーター・ミーク(1906-1990):「エピナルの印象」より第1番
ミーク:「エピナルの印象」より第4番
オッフェンバック:二重奏曲 Op.52-3
エルガー:愛のあいさつ Op.12(H=H.ギンツェル編)
ライナー・ギンツェル:ハイドンの楽しみ
ライナー・ギンツェル(Vc)
ハンス=ヘニング・ギンツェル(Vc)
ミュンヘン音楽大学の教授を務めるライナー・ギンツェル(父)と気鋭のチェリスト、作曲家ハンス=ヘニング・ギンツェル(息 子)という2人のチェリストによる息のあったデュオ曲集。19世紀の名チェリスト、リーやドッツァウアーなどの普段耳にすることの ないレアな作品が数多く収録された楽しい1枚です。息子ギンツェルによるピアノ曲からの編曲作品も魅力的。チェロの響き を存分に楽しめます。
SM-273
NX-B03
シューベルト:交響曲 第4番/第8番
交響曲 第4番 ハ短調 D417
交響曲 第8番 ロ短調「未完成」…M.ヴェンツァーゴによる補筆完成版
 第1楽章:Allegro moderato
 第2楽章:Allegro moderato
 第3楽章:Scherzo(M.ヴェンツァーゴによる完成版)
 第4楽章:キプロスの女王ロザムンデ D797−間奏曲 第1番(M.ヴェンツァーゴによる編曲)
ケヴィン・ジョン・エドゥセイ(指)
ミュンヘンSO

録音:2017年5月23-27日
ミュンヘンSOによるシューベルトの2つの交響曲のリリースは、これまでのエドゥセイとオーケストラの過去数年間における 共同作業の結果であり、また未来に向けての展望にも位置付けられるものです。現在、ミュンヘンには4つのオーケストラがあ り、どの楽団も音楽的伝統を守り、「街における響き」を大切にしていますが、1945年に創設されたミュンヘンSOは、 毎年100回を超えるコンサートを開催し、常に新しいレパートリーを模索、時には親しみやすい映画音楽なども録音するな ど、地域に密着したオーケストラにふさわし活動をしています。この録音では「未完成交響曲」を名指揮者ヴェンツァーゴが補 筆した「完成版」で演奏。シューベルトの一つの可能性を示す興味深い演奏が行われているとともに、エドゥセイの繊細な表 現も楽しめます。
SM-274
NX-B03
マーリス・ペーターゼン
【Himmel & Erde-天と地】
1.R.シューマン:天と地 Op.96-5
2.シューベルト:太陽への讃歌 D263
3.シューベルト:沈みゆく太陽に寄せて D457
4.ハンス・ゾマー:秋の夜 Op.35-1
5.シューベルト:母なる大地 D788
【Mensch & Natur-人間と自然】
6.シューベルト:自然の喜び D188
7.R.シューマン:小屋 Op.119-1
8.シューベルト:山々 D634
9.ブラームス:万歳 Op.6-4
10.R.シューマン:子供のための歌のアルバム-牛飼いの別れ
11.ブラームス:たそがれが降りてくる Op.59-1
【 Los & Erkenntnis-喪失と認識】
12.ゾマー:人生の歌 Op.35-3
13.ブラームス:流れは私のそばでざわめく Op.32-4
14.ブラームス:セレナード Op.70-3
15.ジーグルント・フォン・コッホ:失われた
16.R.シューマン:憧れ Op.51-1
17.ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集より 第2番「とまれ」
【Hoffnung & Sehnsucht-希望と憧れ】
18.シューベルト:湖のほとりで D746
19.C.シューマン:わが星
20.ブラームス:野の寂しさ
21.R.シューマン:月の夜 Op.39-5
22.ゾマー:思い出
マーリス・ペーターゼン(S)
ステファン・マティアス・ラーデマン(P)

録音:2017年7月
「Dimensions」とは、通常、長さや幅などの「寸法」の意味で使われますが、数学などの世界では「次元」の意味でも使わ れます。このアルバムでは「Dimensions」の言葉の中に私たちを取り巻く全てが内包されており、この第1部「世界」では自 然や人間の営み、感情の起伏などがロマン派の歌曲を使って描かれています。大地への愛おしさ、自然への憧れ、大切なも のを失う痛み、希望など様々な要素が散りばめられたこのアルバム、歌っているのは実力派ソプラノ、マーリス・ペーターゼン。 ベルクの《ルル》での個性的な歌唱で知られる彼女ですが、「リート」にも高い関心を持っており、ここでも極めて抒情的な歌 唱による確かな内面描写と表現力を伺わせます。
SM-275
NX-B03
イザイへのオマージュ
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調-第1曲:前奏曲
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.27-1
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調-第3曲:ガヴォットとロンド
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.27-2
エネスコ:幼き頃の印象 Op.28 第1曲「吟遊詩人」
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ短調「バラード」Op.27-3
クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース Op.6
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.27-4
 チェロ・ソナタ Op.28 第2楽章:Poco allegretto e grazioso*
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27-5
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」-カデンツァ(F.クライスラーによるヴァイオリン編)
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 Op.27-6
セルゲイ・マロフ(Vn、チェロ・ダ・スパッラ*)

録音:2017年2月17-19日
19世紀から20世紀にかけて、世界的指揮者、ヴァイオリニスト、教師として活躍したウジェーヌ・イザイ。彼が65歳の時に作 曲した「独奏ヴァイオリンのための6つのソナタ」はバッハの影響を強く受けつつも、イザイ自身における“ヴァイオリン音楽の 集大成”としての役割も持つ素晴らしい作品です。6つのソナタはそれぞれ彼と親交があったヴァイオリニストに捧げられてお り、パガニーニの狂詩曲を思わせる超絶技巧が駆使された、演奏困難な曲としても知られています。 ロシア生まれのヴァイオリニスト、マロフは6か国語を操るだけでなく、バロック、モダン両方のヴァイオリンとチェロ、ヴィオラを演奏 するスーパーミュージシャン。このアルバムでは、イザイの6つのソナタを軸に、バッハからエネスコ、クライスラーまでを関連付け、 ヴァイオリン音楽の壮大な潮流を表現しています。トラック17ではチェロ・ダ・スパッラの演奏も披露しています。
SM-277
NX-B03
ルーマニア狂詩曲
エネスコ:ルーマニア狂詩曲 Op.11-1 イ長調(T.ウォリーによるピアノ四重奏編)
バルトーク:ハンガリーの風景 BB103 第1番「トランシルヴァニアの夕べ」(ヴァイオリンとピアノ編)
エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ短調「ルーマニア民謡の特徴による」Op.25
バルトーク:2つのヴァイオリンのための二重奏曲 BB104(バルトークによる2つのヴィオラ編)
バルトーク:ルーマニア民謡舞曲 BB68(ヴァイオリンとピアノ編)
エネスコ:夜想曲「ヴィル・ダヴレー」
ジル・アパップ(Vn)
ダイアナ・ケトラー(P)
アンサンブル・ラロ
【メンバー】
アレクサンダー・シトコヴェツキー(Vn)
ラツヴァン・ポポヴィチ(Va)
クリスティアン・ナス(Va…客演)
ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルク(Vc)
ダイアナ・ケトラー(P)
最近、注目を浴びているチェリスト、ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルクが所属するアンサンブル・ラロ。日本でも積極的にコン サートを行い、アグレッシヴな演奏を聴かせることで知られています。今回取り上げるのは、とりわけ彼らが得意とする東欧の2 人の作曲家、エネスコとバルトーク。「ルーマニア狂詩曲」のタイトル通り、民族色豊かな作品が並びます。エネスコの「ルーマ ニア狂詩曲」はもともと管弦楽のために作曲されましたが、当アルバムでは現代作曲家トーマス・ウォリーがピアノ四重奏にア レンジした版を使用。小回りの利く軽妙な風情が原曲の魅力を引き立てています。
SM-278
NX-B03
Danza de la Vida 人生のダンス
ピアソラ:天使のイントロダクション(J.ブラガート編)
 天使のミロンガ(J.ブラガート編)
 天使の死(J.ブラガート編)
サティ:前奏曲(D.フューター編)
 ワルツ・バレ(D.フューター編)
 愛撫(D.フューター編)
 ピカデリー(D.フューター編)
ブラガート:グラシエラとブエノスアイレス
ピアソラ:Oblivion 忘却(J.ブラガート編)
サティ:3つの夜想曲
ピアソラ:アディオス・ノニーノ(J.ブラガート編)
サティ:憂うべき手本(D.フューター編)
ピアソラ:天使の復活(J.ブラガート編)
サティ:メドゥーサの罠(D.フューター編)
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
ユルク・アイヒェンベルガー(Vc)
カガワ・エリコ(P)

録音:2017年9月5-7日
イタリアで生まれ、幼い頃にブエノスアイレスに移住し、チェリスト、作曲家、編曲家として活躍したホセ・ブラガート。チェリス ト、ユルク・アイヒェンベルガーは2004年にルツェルン室内合唱団が南米ツアーを行った際にブラガートと知り合い、以来、親 しい友人関係を続けています。このアルバムではピアソラのタンゴをチェロ用に編曲を行い、また自作の「グラシエラとブエノスア イレス」もアイヒェンベルガーのために特別に作曲しました。そして、情熱的なタンゴに組み合わせているのが、全く対照的な雰 囲気を持つサティの作品集。こちらはピアノを弾いているカガワ・エリコの夫、ダニエル・フューターが2016年に編曲したもので、 サティの生誕150年を記念しています。残念なことにブラガートは録音直前にこの世を去ってしまったため、彼らはアルバムを ブラガートへの思い出に捧げています。
SM-279
NX-B03
ヴェルディのヒロインたち〜ヴェルディ:アリア集
歌劇「ドン・カルロ」第1幕より
 Non pianger, mia compagna 泣かないでください、わが友よ
歌劇「二人のフォスカリ」第1幕より
 No, mi lasciate… いえ、私を残して
 Tu al cui sguardo onnipossente その全能のまなざしに
 La clemenza?-O patrizi! Il voleste 潔白?-貴族たちよ、願え
歌劇「トロヴァトーレ」第4幕より
 Timor di me? 私の心配?
 D'amor sull'ali rosee vanne 恋の薔薇色の翼に乗って
 Miserere d'un alma gia vicina 憐れみ給え 死に行く者の魂を
 Tu vedrai che amore in terra ご存知でしょう この地上の愛のうちで
歌劇「シチリア島の夕べの祈り」第5幕より  Merce, dilette amiche ありがとう、愛する友よ
歌劇「アロルド」第2幕より
 Oh, cielo! Ove son io? ああ天国よ、どこにあるの?
 Ah, dagli scanni ああ、私に耳を傾けて
.Ah, dal sen di quella tomba ああ、墓から
歌劇「アッティラ」プロローグより
 Santo di patria indefinito amor
 Fammi ridar la spada - Da te questo or m'e concess
歌劇「マクベス」第2幕より Trionfai! 勝利
歌劇「椿姫」第1幕、第3幕より
 E' strano! E' strano! 不思議だわ
 Ah, fors' e lui ああ、きっと彼だったのよ
 Follie! Follie! 愚かな考え
 Sempre libera 私はいつも自由に
 Teneste la promessa あなたは約束を
 Addio, del passato さようなら、過去の楽しく美しい夢よ
レクイエムより
 Libera me, Domine
 Requiem aeternam
 Domine, de morte aeterna
エレナ・モシュク(S)
パウロ・フェレイラ(T)
イーヴォ・リパノヴィチ(指)
ザグレブPO

録音:2015年6月15-20日、9月14-17日
日本にもしばしば来日、素晴らしい歌を聴かせるエレナ・モシュク。デビュー当時はモーツァルトを得意とするコロラトゥーラ・ソプラノとして活躍していましたが、最 近はドラマティックな役柄をレパートリーに加え、活動の幅を広げつつあります。このアルバムはヴェルディのアリアと「レクイエム」のソプラノ・ソロを集めた1枚。モ シュクの歌唱は、愛と運命に翻弄されるヒロインとして明確な性格を与え、彼女たちが血の通った女であることを再認識させるほどに堂々とした風格を備えて ます。
SM-280(2CD)
NX-C07
ベートーヴェンの交響曲にインスパイアされたピアノのための幻想曲集
【CD1】
交響曲 第6番「田園」
1.第1楽章:Der Natur lauschen
2.第2楽章:≪Eine Nacht im Wald
3.第3楽章&第4楽章:Tanzwettbewerb auf dem Dorfplatz/Himmels Zorn/
Die verweinte Natur wird getrostet
交響曲 第3番「英雄」
4.第1楽章:Napoleon Bonaparte
5.第3楽章:Scherzo popolare
交響曲 第7番
6.第2楽章(第1楽章を含む):Variazioni con dolore/Bettelmanns Hochzeitstanz
交響曲 第5番「運命の交響曲」
7.第1楽章:Sein Wille soll geschehen
8.第2楽章:Die unsterbliche Geliebte
9.第3楽章:Wilder Tanz
10.第4楽章:Wiener Philharmoniker con Carlos e fuoco
【CD2】
交響曲 第4番
1.第1楽章:Eintritt und erste Begegnung
2.第2楽章:Therese, nicht Marie! (Zitat Carlos Kleiber)
3.第3楽章:Leichtfussige Neckereien
4.交響曲 第8番:Josephine-Antonie-Marie
交響曲 第9番
5.第1楽章:Ritt auf dem Sonnenstrahl, bereit zu brennen
6.第2楽章:Fugetta, ein Vivat! fur den Meister
7.第3楽章:Die Berliner Philharmoniker auf
der Waldbuhne und mitsingende Vogelchen
in der Dammerung
8.第4楽章:Im Elysium
ガリーナ・ヴラチェヴァ(P)

録音:2010年8月15-19日
ピアノ独奏用のベートーヴェンの交響曲と言えば、リストの編曲版が有名ですが、即興演奏のオーソリティとして知られ るヴラチェヴァのこのアルバムは全く違うコンセプトで作られています。どれもベートーヴェンの交響曲を聴いた後に即興 で演奏されており、ベートーヴェンのおなじみのメロディが次々と変化しながら、発展していく様子は「ベートーヴェンを 忘れないで」のタイトルにふさわしい爽快な驚きを聴き手に与えます。ベートーヴェンの新しい楽しみ方を提案する2枚 組です。
SM-281
NX-B03
ハンス・ゾマー(1837-1922):歌曲集
歌曲集「サフォーの歌」Op.6
ゴットフリート・ケラーの詩による7つの歌 Op.16
Desdemona デズデモーナ
アイヒェンドルフの詩による3つの歌
ゲーテの詩による3つの歌
5つの歌 Op.1-第1番:Stumme Liebe
コンスタンツェ・ヘラー(Ms)
ゲロルト・フーバー(P)

録音:2017年11月13-15日
ドイツの作曲家、ハンス・ゾマーの歌曲集。数多くの劇音楽や歌劇を書きましたが、作曲家として知られる前は「数学者」とし て注目され、1875年から1881年まではブラウンシュヴァイク大学で数学科の教授として後進の指導に当たっていたことでも 知られています。また著作権の確立にも尽力し、R・シュトラウスと同じく、ドイツ著作権協会「GEMA」の前身である 「AFMA」の創設者の一人に名を連ねています。ゾマーは生涯を通じて300曲ほどの歌曲を残しましたが、現在に至るまで ほとんど演奏されることがありません。しかし、初期の楽天的な作品から、晩年の哲学への深淵なアプローチに彩られた作品 まで、どの歌曲にもドイツ・リートの伝統が色濃く宿っています。演奏するヘラーは2006年にベルリン国立歌劇場でデビューし た中堅メゾ・ソプラノ。陰影ある美しい声が魅力的です。
SM-282
NX-B03
アンリ・マルトー:作品集 第3集
クラリネット五重奏曲 ハ短調 Op.13
弦楽四重奏曲 第2番ニ長調 Op.9
アンドレアス・シャプラス(Cl)
プレトリウスSQ
マルトーSQ

録音:2016年7月15.16日 、2017年10月17.18日
フランス出身、スウェーデンに帰化したヴァイオリニスト、作曲家アンリ・マルトーの室内楽作品第3集。ア ルバムの中心となるのは1906年に作曲された彼の代表作「クラリネット五重奏曲」。流麗で豊かなメロ ディを湛えたこの曲は、冒頭のクラリネットの独白が極めて印象的であり、のどかな第3楽章はモーツァルト を思わせます。演奏しているプレトリウスSQはバイエルン州立Oの奏者たちによるア ンサンブル。また、同じ年に書かれた弦楽四重奏曲第2番はハイドンの伝統に則った作品で洒脱さとドイ ツ的な堅固さを備えています。
SM-284(2CD)
NX-C07
ゲッツ&ブラームス:ピアノ協奏曲
ヘルマン・ゲッツ(1840-1876):ピアノ協奏曲 第2番変ロ長調 Op.18
ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番ニ短調 Op.15
アンドレア・カウテン(P)
アダム・メドヴェツキー(指)
サヴァリアSO

録音:2017年6月14-20日ハンガリー ソンバトヘイ,バルトーク・ホール
ハンガリーで生まれ、スイスのバーゼルで学んだピアニスト、アンドレア・カウテンの新録音。シューマンやリス トなどロマン派作品を得意としている彼女ですが、このアルバムでは「硬派」なブラームスの第1番の協奏 曲を演奏しています。カップリングはあまり耳にすることのないヘルマン・ゲッツのピアノ協奏曲。ゲッツはブ ラームスより少し後に生まれ、ハンス・フォン・ビューローに学んだ作曲家であり、この協奏曲はブラームスの 第2番と同じく変ロ長調で書かれていますが、ブラームスのような「ピアノを伴う交響曲」ではなく、華やか な技法が駆使されたピアノが目立つ作品です。
SM-283(5CD)
NX-G11
ベートーヴェンの世界 1799-1851
【CD1】ベートーヴェンの世界 1799年
アダルベルト・ギロヴェッツ(1763-1850):弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.47 No.3(1799)…世界初録音
ハイドン:弦楽四重奏曲 ト長調 Op.77 No.1 Hob. III:81(1799)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第1番 ヘ長調 Op.18 No.1(1798-1800)
【CD2】ベートーヴェンの世界 1806年
ボッケリーニ(1742-1805):弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.64 No.1 G.248(1804)
ペーター・ヘンゼル(1770-1831):弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.20 No.4(1808)…世界初録音
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第9番ハ長調 Op.59 No.1(1806)
【CD3】ベートーヴェンの世界 1826年
ドニゼッティ:弦楽四重奏曲 第17番 ニ長調(1825)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第16番ヘ長調 Op.135(1826)
シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調「死と乙女」op. posthum D 810(1824/26)
【CD4】ベートーヴェンの世界 1827/1842年
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第2番イ短調 Op.13(1827)
シューマン:弦楽四重奏曲 第3番 イ長調 Op.41 No.3
【CD5】ベートーヴェンの世界 1851年
ツェルニー(1791-1857):弦楽四重奏曲 第28番 変イ長調(1851)…世界初録音
カザルQ【フェリックス・フロッシュハマー(Vn1)、ラヘル・ロジーナ・シュペート(Vn2)、マルクス・フレック(Va)、アンドレアス・フレック(Vc)】

録音:2017年11月1-3日、2018年5月30日-6月1日、2019年1月4-6日、6月2-4日、8月26-29日
長い歴史の中に突然出現する真の天才は、彼らの活動領域だけではなく広い範囲に影響を及ぼすことが知られています。ケンブリッジ大学ではそ んな天才を100人選び出し、世界に与えた影響を研究しています。ベートーヴェンは第27位に選出されており、彼が活躍していた当時から、現代 に至るまで、その音楽が人々にどのような影響を与えていたかについても様々な研究がなされています。 このカザル四重奏団による5枚組は、ベートーヴェンの同時代、更には後世への影響という観点から5つの時点を取り上げ、彼の先人であるギロ ヴェッツやハイドン、ボッケリーニから、シューベルトやツェルニーら彼の次世代の作曲家たち、そしてシューベルトやメンデルスゾーン、シューマンといった ロマン派の作曲家たちの作品を並べることで、ベートーヴェンをとりまく音楽界の動向を探っていくというプロジェクト。世界初録音も含む興味深いア ルバムです。
SM-285
NX-B03
チェロとギターのためのソナタ集
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調(K.ラゴスニックによるチェロとギター編)
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ イ短調 Op.14-3 RV43(W.ハバールによるチェロとギター編)
ニャターリ(1906-1988):チェロとギターのためのソナタ
グラナドス:スペイン舞曲集 Op.37-第5番 アンダルーサ(K.ラゴスニックによるチェロとギター編)
イザベル・ゲーヴァイラー(Vc)
アルヤス・チヴィルン(G)

録音:2017年7月
2016年からデュオ活動を始めたチェロのゲーヴァライラーとギターのチヴィルン。2人は数多くのコンクールを制覇した名 手で、「チェロとギター」という珍しいコラボレーションを広く伝えています。実際にはチェロとギターのために書かれた作品 はほとんどありませんが、このアルバムに収録されたシューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」のように、ラゴスニックの編曲 版がデュオの定番作品となっているものもあり、多くの人がチェロとギターの組み合わせに魅せられていることに気づかさ れるでしょう。2つの楽器から生まれる親密で魅力的な響きをお楽しみください。
SM-286
NX-B03
声と楽器のための作品集
シュポア:6つの歌曲 Op.154
サン=サーンス:夕べのヴァイオリン
マスネ:エレジー
ヴェットシュタイン(1970-):美への讃歌
ブラームス:2つの歌曲 Op.91
シュポア:6つの歌曲 Op.154
サン=サーンス:夕べのヴァイオリン
マスネ:エレジー
ヴェットシュタイン(1970-):美への讃歌
ブラームス:2つの歌曲 Op.91
ソーニャ・ロイトワイラー(Ms)
ベンヤミン・エンゲリ(P)
アストリッド・ロイトワイラー(Vn)
ベンヤミン・ニッフェネッガー(Vc)
ハンナ・ヴァインマイスター(Va)
ルミナSQ

録音:2017年7月12日、2018年2月9-11日
「ピアノと歌」という組み合わせに更に他の楽器を加えることで深まる魅力を追求したアルバム。このアルバムのために 作曲されたヴェットシュタインの「美への讃歌」を始め、歌手と奏者たちが紡ぎ出す美しい響きを堪能できる1枚です。 シュポアの歌曲集は声とピアノ、クラリネットのために書かれていますが、クラリネットをヴァイオリンに置き換えることでまた 違った表情を見せています。ブラームスが試みたのは声とヴィオラの組み合わせ。渋い美しさが光る名作です。弦楽四 重奏と歌で奏でるドラマティックなレスピーギの「夕暮れ」、サン=サーンス、マスネのフランス歌曲、アイヴズ、マレク、ペ ティレクなどの近代作品も収録されています。
SM-288
NX-B03
デュオ・アルニカンス
エルガー:朝の歌 Op.15-2(チェロとピアノ版)
バッハ:わが片足すでに墓穴に入りぬ BWV156-シンフォニア(アリオーゾ)(S.フラン
コ編)
シューベルト:白鳥の歌 D957-セレナード(M.クリーゲル編)
マディンズ:組曲 第1番-アリア(チェロとピアノ版)
メンデルスゾーン:無言歌 Op.109(O.フランツ編)
ドヴォルザーク:わが母が教え給いし歌 Op.55-4(L.リムスキー編)
スーク:セレナード Op.3-2
マスネ:エレジー(O.マンドッツィ編)
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14(L.ローズ編)
カザルス:鳥の歌(F.アルニカンズ&D.ゲリンガス編)
ラヴェル:ハバネラ形式の小品(チェロとピアノ版)
ファリャ:スペイン民謡組曲(M.マレシャル編)
ピアソラ:アヴェ・マリア「タンティ・アンニ・プリマ」(D.ジョンストン編)
シベリウス:ロマンス Op.78-2(チェロとピアノ版)
ヴィートリス:10のラトヴィア民謡 Op.29より第4番「Aija, ?u?u, laca berni」
ケピティス:元気な男の子のための子守歌
シューマン:夜の歌 Op.85-12(K.Y.ダヴィドフ編)」」
ブラームス:子守歌 Op.49-4(O.マンドッツィ編)
エルガー:夜の歌 Op.15-1(チェロとピアノ版)
デュオ・アルニカンス
【メンバー】
フローリアン・アルニカンス(Vc)
アルタ・アルニカーネ(P)

録音:2017年10月18-20日
幼い子供にとって「子守歌」は大切な宝物。誕生前でも、音は赤ちゃんの発達に重要な役割を果たします。このアルバム は、チューリッヒの「新生児学会財団」の協力を得て、チェロとピアノで奏でる素敵な子守歌と、気持ちを穏やかにする優しい 曲を収録、赤ちゃんだけでなく、大人の心も癒す1枚になっています。チェロとピアノが織りなす美しい調べをお楽しみください。 デュオ・アルニカンスはチューリッヒを拠点とするアンサンブル。ドイツのチェリスト、フローリアン・アルニカンスとラトヴィアのピアニス ト、アルタ・アルニカーネの2人が親密な演奏を繰り広げます。
SM-289(2CD)
NX-B03
アイスラー/バルバラ:歌曲集
【CD1】
アイスラー(1898-1962):第二次大戦中のシュヴェイク(抜粋)
1.ケルヒの歌
2.アンナへの歌
3-9.7つの愛の歌
第二次大戦中のシュヴェイク(抜粋)
10.小さな風の歌
11.ハインリヒは彼の新婚者と寝た
12.理想と現実
13.昨日と明日の間の今日
14.道に散らばっているばら
15.子牛の行進
16.黒大根
17.私たちがヤロメルシュに移動したとき
18.丸い頭と尖った頭:もしもの歌
19-22.労働者の母親のための4つの子守歌 Op.33
23.ホレイショのモノローグ
第二次大戦中のシュヴェイク(抜粋)
24.ナチス兵士の妻の歌
25.プルツェミスルの砲撃者によるシュヴェイクの歌
26.ドイツ、あわれみたまえ
27-32.6つのヘルダーリン断章
33.私の知恵に無関心
第二次大戦中のシュヴェイク
34.牧師の説教
35.シュヴェイクの白鳥の歌
36.モルダウの歌
37.他の世界、彼女にはそれが必要
【CD2】
モニク・セール(1930-1997):1.Y aura du monde そこにいるだろう
2.Au coeur de la nuit 夜の中心に
3.Schones Alter (Le bel Age) 美しい時代
4.Au bois de Saint Amand
サン・アマンドの木に
5.De jolies putes vraiment
本当に美しい娼婦
6.A chaque fois 毎回
7.Ich liebe Dich kann ich nicht sagen
私はあなたを愛していると私は言うことができない
8.L'Aigle noir 黒い鷲
9.Nantes ナント
10.Remusat レムス
11.Quel joli temps (Septembre)
なんてステキな時(9月)
12.Perlimpimpim ペリンピムピム
13.Sag, wann kommst du zuruck?
言って、いつ帰ってくるの?
14.J'entends sonner les clairons 私は聞く
15.Die Sonne wird schwarz
(Le Soleil soir) 太陽の夜
16.Mein Kompliment (Chapeau bas)
わが賛辞
17.Le mal de vivre 生活の痛み
18.Schrecklich suss (Les Mignons)
かわいいもの
19.Gottingen ゲッティンゲン
20.Femme piano フェム・ピアノ
レア・クラウディア・コスト(Ms)
ダニエル・フューター(P)
ダニエル・プフィスター(Fl)…CD1:1-2.10-11.24-26.35-26
霧生貴之(Tp)…CD1:1-2.10-11.24-26.35-26
グルゲン・カコイアン(Cl)…CD1:1-2.10-11.24-26.35-26
ニーナ・ウッリ(Vn)…CD1:1-2.10-11.24-26.35-26
ヨーヨ・クンツ(Cb)…CD1:1-2.10-11.24-26.35-26

録音:2017年12月11-14日スイス チューリヒ,第1スタジオ
ユダヤ系の音楽家ハンス・アイスラーは第二次世界大戦時、ドイツを逃れハリウッドで活躍、終戦後はド イツに戻り独自の音楽を作りました。一時期は新ウィーン楽派の先鋒として活動していましたが、ベルトル ト・ブレヒトと共同作業を行うようになってからは、このアルバムに収録された「ハリウッド・ソング」のような ジャズ風の作品を好み、親しみやすく風刺の効いた作品を数多く手がけています。このアルバムにはアイ スラーの全ての歌曲が網羅されています。もう一人の作曲家であるセールは「バルバラ」の名前でお馴染 みの伝説のシャンソン歌手。2018年には映画「セーヌの黒いバラ」の公開も予定されており、彼女の歌 が話題になりそうです。洒落たアレンジによる数々の作品を聴くことができます。
SM-291
NX-B03
18世紀-19世紀のヴァイオリン協奏曲集
タルティーニ:ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ長調 D96
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Hob.VIIa:4
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
レベッカ・ハルトマン(Vn)
ラヴァルド・スコウ=ラーセン(指)
ザルツブルク・チェンバー・ソロイスツ

録音:2017年9月1-3日
バッハなどのバロック作品から、現代音楽まで幅広いレパートリーを持つヴァイオリニスト、レベッカ・ハルトマ ン。高い演奏技術を誇る彼女の使用楽器は1675年のストラディヴァリウスで、その美しい音色は、以前 リリースした「Birth of the Violin」(SM151)がECHOクラシック賞を獲得するなど高く評価されていま す。このアルバムではタルティーニ、ハイドン、メンデルスゾーン(あまり耳にする機会のないニ短調)の3曲 を演奏。バロック期からロマン派まで様式の違いを意識させる表現です。指揮を務めるラーセンはチェリビ ダッケに薫陶を受けた名手でありもともとはヴァイオリニスト。ザルツブルクのモーツァルト大学でヴァイオリン を教えていることもあり、ハルトマンとは以前から良い関係を築いています。
SM-293
NX-B03
メンデルスゾーン:弦楽四重奏&弦楽八重奏曲
弦楽四重奏曲 第1番変ホ長調 Op.12
弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20*
メレルQ
カスタリアンSQ*

録音:2019年2月13-16日
16歳の若きメンデルスゾーンの才能がほとばしるかのように明快な音楽が溢れ出る「弦楽八重奏曲」。2つの弦楽 四重奏団を要する「複SQ」のために書かれており、演奏家たちの緊密なコミュニケーションが必須とさ れる名作です。今回の録音は、2017年に開催された音楽祭「Zwischentone」でメレル四重奏団(2002年 結成)と、結成されたばかりのカスタリアンSQが出会ったことがきっかけで行われました。2つのアンサン ブルは音楽的親和性が高く「このコラボレーションはとてもやりがいがあった」とメレル四重奏団のメンバーが語ってい ます。また、メレル四重奏団のみの演奏による「弦楽四重奏曲第1番」では、更に親密なアンサンブルを聴かせま す。
SM-294
NX-B03
マーリス・ピーターゼン〜歌曲を歌う
プフィッツナー(1869-1949):誘惑 Op.7-4

【Nixen und nock 男女の人魚】
ハンス・ゾマー(1837-1922):ローレライ Op.13-1-Lore im Nachen
グリーグ:水連とともに Op.25-4(ドイツ語歌唱)
ヘルマン・ロイター(1900-1985):リカルダ・フーフの詩による9の歌曲-孤独な人魚
レーヴェ(1796−1869):3つのバラード Op.129-第2曲 人魚
シンディング(1856-1941):古い方法 Op.1-3 Ich furcht'nit Gespenster 私は亡霊を恐れない
ゲンツマー(1909-2007):歌曲集 GeWV 74-第3曲 Stimmen im Strom 嵐の中の声

【Elfen I 妖精たち I 】
レーガー:素朴な歌 Op.76-第15曲 月の夜
ブルーノ・ワルター(1876-1962):6つの歌-第6曲 妖精
メトネル(1880-1951):9つのゲーテの詩による歌曲 Op.6-第3曲 妖精の歌
ユリウス・ヴァイスマン(1879-1950):妖精 Op.43-4
ブラームス:6つのリート Op.85-第1曲 夏の夕べ

【Nordlichter 北極の光】
ニールセン:シェイクスピア記念祝典へのプロローグ FS 80-アリエルの歌
シンディング:5つの狂人の歌 Op.22-第3曲 5月の歌
ステンハンマル(1871-1927):4つのスウェーデンの歌 Op.16-第4番フリージア
キルピネン(1892-1959):高い山の冬 Op.99-第3曲 山の精神
カルダロウンス(1881-1946):城のような岩山

【Elfen II 妖精たち II 】
ヴォルフ:メーリケ詩集-第16曲 妖精の歌
フリードリヒ・グルダ(1930-2000):4つのアイヒェンドルフの歌-第2曲 妖精
レーヴェ:6つの歌 Op.9-第2曲 勝利
シュレーカー:8つの歌 Op.7-第4曲 おばけ
ヘルマン・ツンペ(1850-1903):5つの歌-第2曲 魂の歌
ツェムリンスキー:塔守の歌とその他の歌 Op.8-第2曲 昼はすべての苦しみを
マルリス・ペーターゼン(S)
カミロ・ラディッケ(P)

録音:2018年7月2-5日ブライバハ コンツェルトハウス、ドイツ
実力派ソプラノ歌手、マルリス・ペーターゼンが取り組むユニークな歌曲の世界。「Dimensionen」と題されたシリーズに は私たちを取り巻く全ての事項が内包されています。第1作のモティーフは“世界”(SM274)でしたが、第2作の今作 では「Anderswelt=異世界」がテーマ。選ばれた曲を見てわかるとおり、この世のものではない不可思議な者たちが 主人公です。いつの時代にも芸術家たちは、伝説の世界に住む人魚、妖精、目に見えぬ霊魂などを絵や音、詩で捉 えようと試みを重ねてきており、ペーターゼンは官能的な歌唱で彼らに命を吹き込んでいます。
SM-295
NX-B03
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ 第1番ト長調 Op.78
ヴァイオリン・ソナタ 第2番イ長調 Op.100
ヴァイオリン・ソナタ 第3番ニ短調 Op.108
スケルツォ ハ短調 WoO2(F.A.E.ソナタより)
エルミラ・ダルヴァロヴァ(Vn)
ツェン・チェン(P)

録音:2016年12月
ブラームスの3曲のヴァイオリン・ソナタは多くのヴァイオリン奏者たちが一度は演奏したいと願う記念碑的な存在です。 このアルバムでヴァイオリンを演奏しているのはエルミラ・ダルヴァロヴァ。4歳からヴァイオリンを始め、ジョーゼフ・ギンゴー ルド、ヘンリク・シェリングに教えを受け、メトロポリタン歌劇場Oのコンサート・ミストレスに就任。カルロス・クライ バーを始めとした大指揮者たちと共演を重ねた彼女は、グラミー賞にもノミネート経験があり、2011年に設立された 国際コンクール「グローバル・ミュージック・アワード」で2017年、2018年で金賞を獲得した名手です。これまでにゲー リー・カーとのボッテジーニや、フランコ・アルファーノの室内楽作品集、新しいところではブルネッティ:タンゴのアルバムな どで高い評価を受けており、現代音楽にも積極的に取り組んでいますが、今回はヴァイオリニストの原点に立ち返り、 ブラームスのソナタを真摯に演奏。豊かな経験と音楽性が反映された素晴らしい演奏を聴かせています。
SM-296
NX-B03
シューベルト:交響曲第5番&第6番 ケヴィン・ジョン・エドゥセイ(指)
ミュンヘンSO

録音:2018年5月28-31日
バイエルン音楽スタジオ、ドイツ ミュンヘン
シューベルトが活動の中期に作曲した2曲の交響曲。第5番は1816年、第6番は1818年に完成され、どちらもシュー ベルトの友人でヴァイオリニスト・指揮者のオットー・ハトヴィヒによって(指)初演されました。ティンパニを用いない小規 模な編成と、愛らしい曲想を持つ「交響曲第5番」は比較的演奏の機会に恵まれているのに比べ「交響曲第6番」は 晩年の名作「グレート」を思わせる充実した構成を持つ作品にもかかわらず、あまり耳にすることがありません。このアルバ ムでは作風の異なる2曲を並べ、シューベルトにおけるベートーヴェンの影響と、彼自身の作風の確立を知る機会を提 示しています。 1976年ドイツ生まれのエドゥセイは2015年からミュンヘンSOの首席指揮者を務めており、楽団の性能を飛躍 的に向上させたことで知られる注目の指揮者です。
SM-298(2CD)
NX-C07
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006 ミハイル・ポチェキン(Vn)

録音:2017年12月21日-2018年1月18日
TV and Radio House of「Culture」第1スタジオ
2009年、リトアニア、ヴィリニュスで開催された“ヤッシャ・ハイフェッツ国際ヴァイオリンコンクール”に入賞、一躍注目を浴 びたロシアのヴァイオリニスト、ミハイル・ポチェキン。世界各国のオーケストラと共演し、名指揮者たちからも熱い信頼を 寄せられている注目の奏者です。1990年生まれのポチェキンが、30歳になる前の一区切りとして挑戦したバッハの「無 伴奏ソナタとパルティータ」には、フレッシュな感性と熱い情熱が満ち溢れています。
SM-299
NX-B03
アンリ・マルトー:作品集第4集
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 Op.18(R.グリュナイスによる管弦楽編曲版)
セレナード Op.20-管楽のための
ニコラス・ケッケルト(Vn)
ラウル・グリュナイス(指)
ドイツ放送PO

録音:2017年11月27-30日、2018年1月28-29日
solo musicaが力を入れているアンリ・マルトーのシリーズ第4集。 20世紀初頭における最も重要なヴァイオリン教師、奏者であったマルトーですが、彼の作品はほとんど注目されることが ありません。しかし、晩年のマルトーが過ごしたドイツ、バイエルン州のリヒテンベルクにある「ハウス・マルトー」は、国際的 な音楽教育施設として一年を通じて様々な講習会が開催されるなど、音楽の拠点になっています。マルトーの作品の 研究も進んでおり、この一部が欠損していたヴァイオリン協奏曲も、指揮者グリュナイスの尽力で見事に再編成されまし た。アルバムでは同時期に作曲された管楽のためのセレナードも収録。マルトー作品の魅力を余すことなく伝えていま す。


SM-300
NX-B03
ハンブルクにちなんだ歌曲集
デッサウ(1894-1979):Tierverse 動物の詩-第1曲 ワシ
イルゼ・フロム=ミヒャエルス(1888-1989):4つの小さな不思議な歌 Op.96
メンデルスゾーン:6つの歌曲集 Op.19a-第4曲 Neue Liebe 新しい愛
ルタ・パイデレ(1977-):Auf stillem Meer 穏やかな海に
キルヒナー(1823-1903):10の歌曲 Op.1-第2曲 Fruhlingslied 春の歌
エルマー・ランプソン(1952-):クリスティアン・モルゲンシュテルンの詩による3つの歌
ファニー・ヘンゼル・メンデルスゾーン(1805-1847):6つの歌 Op.1-第3曲 なぜそんなにばらの花はあおざめている

ロルフ・リーバーマン(1910-1999):中国の歌集
 Mir tat die Helligkeit der Lampe weh ランプの明るさが私を傷つける
 Der Strom flos 流れる清流
 Wenn ich an deinem Munde hingesunken 私はあなたの口もとに沈む
 Die Libelle schwebt zitternd 震えるとんぼ
マーラー:Fruhlingsmorgen 春の朝
ペーター・ルジツカ(1948-):Nach dem Lichtverzicht 光が棄てられた後に
ゴルトシュミット(1903-1996):3つの歌曲 Op.24
ブラームス:4つの歌 Op.70 第2曲 Lerchengesang ヒバリの歌
ヴェルナー・ハーゲン(1944-):松尾芭蕉の12の俳句より第5番、第6番、第7番
デッサウ:Helle Nacht 明るい夜
リゲティ:Der Sommer 夏
デッサウ:動物の詩-第2曲 かかし
リニ・ゴング(S)
マリアーナ・ポポヴァ(P)

録音:2017年5月25-28日フリードリヒ=エーベルト=ハレ、ドイツ ハンブルク=ハールブルク
エルベ川の支流にあるハンブルクは、長い間音楽都市としてその名を誇っていました。18世紀にはテレマン、C.P.E.バッ ハが市の音楽監督を務め、ロマン派時代にはメンデルスゾーンやブラームスがこの地に生まれ、現在はNDRエルプフィル ハーモニーOが本拠地とするなど、現代でも話題の多い都市です。ハンブルクには小さな博物館がいくつもあり、 ブラームスやテレマン、メンデルスゾーンなどの資料が展示されています。このアルバムはハンブルクに関連した作曲家の 興味深い作品を集めて演奏したもの。ハンブルクで生まれた作曲家、ハンブルクで初演された作品などさまざまな曲が 選ばれており、演奏する2人もまたハンブルクを拠点に活躍するという、まさに「ハンブルク」尽くしのアルバムとなっていま す。
SM-302
NX-B03
At the Peak 山頂にて
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789):トランペット協奏曲 第1番変ホ長調
ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):トランペット協奏曲 第1番ハ長調
ルテル:トランペット協奏曲 第2番変ホ長調
レオポルト・モーツァルト(1719-1787):トランペット協奏曲 ニ長調
ルテル:トランペット協奏曲 第3番ニ長調
オットー・デル=シン:トランペット協奏曲 変ホ長調

※全てI.リヒターとH.J.ベティッヒによるピッコロ・トランペットとオルガン編
イマヌエル・リヒター(ピッコロTp)
ハンス・ユルク・ベティッヒ(Org)

録音:2018年2月22-24日、6月23.24日リヒェンタール教会、スイス
各地の教会では、しばしばトランペットとオルガンの組み合わせで音楽が演奏され、その強靭で荘厳な響きは、堅固な 教会の壁が震えるほどのインパクトをもたらします。このアルバムでは初期古典派の作曲家たちのトランペット協奏曲を オルガン伴奏で演奏することで、2つの楽器の親和性を示しています。イマヌエル・リヒターはバーゼルSOの首席ト ランペット奏者を務める傍ら、ソリスト、室内楽奏者としても活躍していますが、今回のアルバムではオルガニスト、ベ ティッヒとともに編曲から携わり、録音以前から頻繁に共演を重ね、作品への一体感を強めたということです。
SM-305
NX-B03
アルベナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカ(1965-):歌とピアノの為の歌曲集
Le piano ピアノ Op.152
Illusions 幻 Op.185
歌曲集「The Dark 暗闇」Op.138より
歌曲集「Love Songs 愛の歌」OP.149
C'est un chant et une priere 歌と祈り
Op.167
Silence 沈黙 Op.169
ヴェロニク・ノスバウム(S)
ロマン・ノスバウム(P)

録音:2018年10月
現在ルクセンブルクを拠点に活躍するブルガリア出身の女性作曲家アルベナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカ。数多くの 文化勲章を受章し、作品はヨーロッパを中心に演奏され高い評価を受けています。このアルバムにはヴェルレーヌや 自作の詩を用いた色とりどりの歌曲を収録。独特の下降音形と神秘的な雰囲気が特徴的なユニークな作風をお楽 しみください。難しい旋律を歌いこなすヴェロニク・ノスバウムはルクセンブルクのソプラノ歌手。幅広いレパートリーを持 ち、とりわけ現代作品を得意としています。ピアノを担当するロマン・ノスバウムはペトロヴィチ=ヴラチャンスカの良き理 解者であり、これまでにもピアノ作品集を録音するなど、作品の普及に努めています。
SM-307
NX-B03
チェロ・ソナタ集
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第5番ニ長調 Op.102-2
ブラームス:チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38
R・シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6
エステレ・レバス(Vc)
フランソワ・キリアン(P)

録音:2018年11月27-29日
ベートーヴェンの5曲のチェロ・ソナタは楽器の発展にも重要な役割を果たしました。なかでも1815年に作曲された第 5番のソナタは、ドイツ・ロマン派の系譜に連なる作曲家たちに強い影響を与えることになりました。このアルバムは、 ベートーヴェンと、ブラームス、R・シュトラウスの3人の作品を作曲年代を追いながら(FUGATO)味わうという 1枚です。ブラームスの第1番は1865年、シュトラウスの作品は1883年に作曲されていますが、この3曲のおよそ70 年を隔てる作曲年代の中、ドイツ音楽にはどのような変化がもたらされたのかに改めて気が付くことでしょう。 現在、最も室内楽に情熱を注いでいると語るレバスの雄弁な演奏でお楽しみください。
SM-310(2CD)
NX-C07
ヴァインベルク(1919-1996):無伴奏ヴィオラのためのソナタ 全曲
無伴奏ヴィオラ・ソナタ 第1番Op.107(1971)
無伴奏ヴィオラ・ソナタ 第2番Op.123(1978)
無伴奏ヴィオラ・ソナタ 第3番Op.135(1982)
無伴奏ヴィオラ・ソナタ 第4番Op.136(1983)
ヴャチェスラフ・ディナーシュタイン(Va)

録音:2015年9月…ソナタ 第1番
2017年3月…ソナタ 第2番
2016年4月…ソナタ 第3番
2017年3月…ソナタ 第4番
ミェチェスワフ・ヴァインベルクの100周年記念スペシャル・エディション。 ヴァインベルクの晩年に書かれた4曲の無伴奏ヴィオラ・ソナタは、あまりにも独特な世界を持つためか、これまでほとんど 演奏されることがありませんでした。しかしいくつかの演奏がリリースされ、また指揮者トーマス・ザンデルリンクが「この作品 こそがヴァインベルクの最高傑作」と評するなど、近年になってようやく人気を取り戻してきました。このヴャチェスラフ・ディ ナーシュタインによる深い洞察と卓越した解釈による演奏は、かのギドン・クレーメルを感動させたほどの名演であり、ヴィ オラの温かい音色に彩られたヴァインベルクの音楽を存分に楽しむことができます。ブックレットにはヴァインベルクの権威 であるデイヴィッド・ファニングによる解説と、今井信子ら識者によるエッセイ、貴重な歴史的写真(未発表もの含む)、 演奏者自身の解説(英語、ドイツ語)が掲載されています。
SM-310(2CD)
NX-C07
ヴァインベルク(1919-1996):無伴奏ヴィオラのためのソナタ 全曲
無伴奏ヴィオラ・ソナタ 第1番Op.107(1971)
無伴奏ヴィオラ・ソナタ 第2番Op.123(1978)
無伴奏ヴィオラ・ソナタ 第3番Op.135(1982)
無伴奏ヴィオラ・ソナタ 第4番Op.136(1983)
ヴャチェスラフ・ディナーシュタイン(Va)

録音:2015年9月…ソナタ 第1番
2017年3月…ソナタ 第2番
2016年4月…ソナタ 第3番
2017年3月…ソナタ 第4番
ミェチェスワフ・ヴァインベルクの100周年記念スペシャル・エディション。 ヴァインベルクの晩年に書かれた4曲の無伴奏ヴィオラ・ソナタは、あまりにも独特な世界を持つためか、これまでほとんど 演奏されることがありませんでした。しかしいくつかの演奏がリリースされ、また指揮者トーマス・ザンデルリンクが「この作品 こそがヴァインベルクの最高傑作」と評するなど、近年になってようやく人気を取り戻してきました。このヴャチェスラフ・ディ ナーシュタインによる深い洞察と卓越した解釈による演奏は、かのギドン・クレーメルを感動させたほどの名演であり、ヴィ オラの温かい音色に彩られたヴァインベルクの音楽を存分に楽しむことができます。ブックレットにはヴァインベルクの権威 であるデイヴィッド・ファニングによる解説と、今井信子ら識者によるエッセイ、貴重な歴史的写真(未発表もの含む)、 演奏者自身の解説(英語、ドイツ語)が掲載されています。
SM-312
NX-B03
クララ&ロベルト・シューマン:ピアノ作品集
クララ・シューマン:ピアノ・ソナタ ト短調
シューマン:蝶々 Op.2
クララ・シューマン:3つのロマンス Op.11
シューマン:ピアノ・ソナタ 第2番ト短調 Op.22
マルガリータ・ヘーエンリーダー(P)

録音:2019年1月16-18日
ドイツのピアニスト、ヘーエンリーダーが弾くシューマン夫妻のピアノ作品集。今回の録音にあたり、彼女が用いたの は、およそ1855年に製作されたエラールのフォルテ・ピアノの復元モデルで、ショパンが所有していた楽器とほぼ同じ モデルであり、典型的なフランスの優雅さを備えています。シューマン夫妻やショパンたちが耳にしていた音と親密な 雰囲気を現代に再現するために、演奏会場もその趣旨にふさわしいプライヴェート・サロンを探したという彼女、す みずみまで考え抜かれた詩的な演奏を披露しています。
M-313
NX-B03
ヨハネスX.シャヒトナー:ザンメルズーリウム〜ブラスと鍵盤のための音楽
1.I would prefer not to.-トロンボーンのためのモノローグ (2018)
2.Natur/Ton/Tanz-ナチュラル・トランペット、ナチュラル・ホルンとピアノのための
(2008)
Invenzione I: toccatina ? Intermezzo ?
Invenzione II: aria ? Intermezzo ? Invenzione III: minuetto ?
Intermezzo IV: musetta ? Invenzione V: a la susato
3.Pacifi co. Hymnus-4手ピアノのための (2014)
4.Etude uber das Gedicht ?Schtzngrmm“ von Ernst Jandl
-C管トランペットのための(2004)
5.sehn-sucht.ラプソディ 第1番-ピアノのための(2015)
6. FakturKlang.ラプソディ 第2番-ピアノのための(2018)
7.Jagarna pa Karinhall.ブルレスケ-テノール・ワグネルテューバのための(2010)
8-16.Sammelsurium Nr. 1ザンメルズーリウム 第1番
-4台のトランペットのための(2016/2017)
I.Vor'm Spiel:Con il bocchino
II.Invocazione:Tromba da tirarsi
III.Harlekinade:Tromba sopranina
IV.Meditazione:Chiarina aida
V.Fanfarig:Tromba cattolica
VI.Totentrompete:Tromba tedesca
VII.Silent twins:Tromba marinara
VIII.Arietta:Flicorno
IX.Stretta (Omaggio a Arban):Tromba piccola
ウーヴェ・シュローディ(Tb)…1
マシュー・ザドラー(ピッコロ・トランペット、トランペット 他)
…2.4.9.11.12.14-16
ルーカス・リューディッサー(ナチュラルホルン、ホルン)…2
ヘンリー・ボナミー(P)…2.3.6
ヨハネス X.シャヒトナー(P)…3
ローリアン・フォロニアー(P)…5
クリストフ・エス(テノール・ワグネルテューバ)…7
パウル・ヒューブナー(トランペット 他)…8.9.11.12.14-16
マシュー・ブラウン(トランペット、フリューゲルホルン 他)…9-11.13.15.16
ティロ・シュタインバウアー(トランペット、フリューゲルホルン)…9.11.15.16

録音:2018年1月13-16日
世界初録音
1985年、ドイツ生まれのヨハネス X.シャヒトナーはミュンヘンでヤン・ミュラー=ヴィーラント、ルディ・スプリング、そしてハン ス=ユルゲン・フォン・ボーゼから作曲を学び、指揮をブルーノ・ヴァイルに学んだ新進気鋭の若手作曲家兼指揮者。 彼のユニークな作品は、ユリア・フィッシャー、マティアス・ヘフス、ヤン・フィリップ・シュルツェ、サロメ・カンマー、指揮者のウ ルフ・シルマーなど世界的なソリストやアーティストに演奏された他、数多くの賞を受賞。また、ミュンヘン・ビエンナーレや、 レオポルト・モーツァルト・コンクール、クロンベルク・アカデミー音楽祭など世界中から作曲の委嘱を受けるなど、その才能 が注目されています。このアルバムにはシャヒトナーの最新作品を収録。管楽器とピアノを巧みに用いた音楽が展開され ています。
SM-315
NX-B03
クララ・シューマンと同時代の作曲家たち
ライネッケ(1824-1910):ピアノと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック 変ロ長調 Op.33
シューマン:主題と変奏 変ホ長調「天使の主題による変奏曲」 WoO24
クララ・シューマン:ロベルト・シューマンによる変奏曲Op.20
:ピアノ協奏曲イ短調 Op.7(弦楽合奏版)
アンドレア・カウテン(P)
ティーモ・ハントシュー(指)
プフォルツハイム南西ドイツ室内O

録音:2019年3月20日-23日、2019年5月3-5日
ハンガリー出身のアンドレア・カウテンは、スイスのバーゼル音楽院で学んだピアニスト。やわらかなタッチによる柔和な響き で、多数のCDをリリースしており、このアルバムでは、クララ・シューマンと彼女の同時代の作曲家たちに焦点を当てた作 品を演奏しています。まずライネッケはシューマンとリストも認めた優れたピアニストで、ライプツィヒでシューマンと出会い、 後にクララやリストと演奏会を開いて人気を博しました。ロベルトの「主題と変奏」は別名「天使の主題による変奏曲」、 又は「幽霊の主題による変奏曲」として知られ、1854年に作曲されたもの。続くクララの「ロベルト・シューマンの主題に よる変奏曲Op.20」は、クララが慣例通り、ロベルトが家族と過ごした最後の誕生日に捧げた曲。クララの「ピアノ協奏 曲」は、彼女が残した唯一のオーケストラ作品ですが、オーケストレーションでロベルトがかなりの部分を手伝ったと言わ れる二人の“愛の結晶”ともいえる作品。カウテンの選曲は、夫婦のライフ・ストーリーを象徴する作品をさりげなく並べ、 聴く人を深淵な愛と音楽の世界へ誘ってくれます。
SM-316
NX-B03
Dimensions 『ダイメンションズ』〜インナーワールド(パートIII)
カール・ヴァイグル:魂
R.シュトラウス:夜 Op.10-3
ブラームス:夢遊病者 Op.86-3
ヴォルフ:『アイヒェンドルフ歌曲集』〜第19番夜
ハンス・ゾマー:祝福された忘却 Op.9-2
シューベルト:夜と夢 D.827「内なる動き(ドイツの)」
レーガー:鍛冶屋の苦悩 Op.51-6
R.シュトラウス:憩え、わが魂 Op.27-1
ブラームス:死は冷たい夜 Op.96-1
ブラームス:夜鳴うぐいす Op.97-1
リスト:私に休息を S.317
ワーグナー:『ヴェーゼンドンク歌曲集』 WWV 91〜 第5番夢
フォーレ:夢のあとに Op.7-1
アーン:クロリスに
アーン:恋する乙女
デュパルク:悲しき歌 Op.2-4
フォーレ:私たちの愛 Op23-2「救済と帰還」
ヴォルフ:『メーリケ歌曲集』 ~ 第28番 祈り
レーガー:夜 Op.79c-1
リスト:高貴な愛 S.307
リヒャルト・レスラー:ラウテルン Op.18-3
R.シュトラウス:『4つの最後の歌』〜第3番 眠りにつくとき(グレゴール・ヒューブナー編曲ソプラノ、ヴァイオリンとピアノ版)
ロベルト・フェルステンタール:到着 Op.13-5
マリス・ペーターゼン(S)
シュテファン・マティアス・レーデマン(P)
グレゴール・ヒューブナー(Vn)
私達が自分たちの内面に目を向ける時、意識と無意識、両方の言葉と出会います。心の中の、ほの暗い空間は、 ヴィジョンや夢が溢れ、魂のワークショップであるかのようです。自分自身の内面の真実をつきとめる旅は、誰をも、混 乱と間違いの道を歩ませますが、最終的には、「人間の存在」が残り、それはすなわち、普遍的なエネルギーである 「愛」なのです。「Dimensions」シリーズの第3作目となる本作では、ウィーン国立歌劇場での個性的な「ルル」で有 名な、世界で活躍中の実力派ソプラノのマリス・ペーターゼンが、声楽伴奏の名手、シュテファン・マティアス・レーデマ ンのピアノと、特別ゲストに、東欧にルーツをもち、ニューヨークで活躍するヴァイオリンのグレゴール・ヒューブナーを迎 え、シューベルト、ブラームス、ヴォルフ、リスト、R.シュトラウスにワーグナーから、マックス・レーガー、ハンス・ゾマー、 フォーレ、デュパルク、アーンなど多岐にわたる作曲家の、インナーワールドへの音楽の旅に誘います。
SM-317
NX-B03
コンラート・シュタインマン(1951-):コロス
- ソフォクレス(紀元前425年頃)の悲劇「オイディプス」の合唱作品集

1. akousate 聞け
2. Laios ライオス、テーベのライオスによる神託
3. Ainigma アイニグマ、スフィンクスに乗る者
4. Oidipous Tyrannos - Parodos
オイディプス王- 観衆の合唱
5. -Stasimon α 歌 α
6. Ainigma etc アイニグマ 他
7. Oidipous - Stasimon β オイディプス-歌 β
8. - Exodos/Schlusschor エクオドス/終わりの合唱
9. Threnos 嘆き
10. Sparta スパルタ
11. epos エポス
11. epos エポス
12. ekleipsis 教会
13. Sappho β サッフォー β
14. Elena エレナ
15. Daphne ダフネ
16. alexis α アレクシス α
17. margaron マーガレット
18. Mater β 母 β
19. kymbala ケンバラ
20. Mona β モナ β
21. gaia 地球(アナクレオンのスタイルで)
アンサンブル・メルポメン【コンラート・シュタインマン(芸術監督&アウロス、ケンバラ、ロムボス)、アリアンナ・サバール(歌、バルビトス、リラ)、ジョヴァンニ・カンタリーニ(歌、キターラ、ロムボス)、マルティン・ローレンツ(セイストロン、ケンバラ、他)】

録音:2019年3月30日-4月1日
紀元前7世紀から5世紀のテキストより作られたコロス(合唱)のための音楽は、古代の音へのアプロー チから誕生しました。これは楽器製作者ポール・J・ライヒリンと、スイス生まれでバーゼルのスコラ・カントルム でリコーダーを学んだシュタインマンによる、20年以上に及ぶ集中的なコラボレーションの成果でもありま す。当時の楽器を復元するために、文献や、様々な博物館に収められている楽器や壺、花瓶画やレリー フを研究、また、古代ギリシャの音楽が当時はどのように響いたのかを、古代ギリシャ語の影響も考察した うえで、想像上の音楽を導き出しています。
SM-318
NX-B03
シューマン、カサド、フォーレ、ラフマニノフ作品集
カサド(1897-1966):スペイン古典様式によるチェロとピアノの為のソナタ
フォーレ:ロマンスOp69
 シシリエンヌOp. 78
シューマン:5つの民謡風の小品集Op. 102
ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op. 31-14
※全てミロスラフ・クリルによるチェロと弦楽オーケストラ編
デニス・セヴェリン(Vc)
ドリアン・カイルハック(指)
カメラータ・フランコニア

録音:2019年6月21−23日ドイツ、エアラルゲン ミュージック・インスティテュート
エコー賞やグラミー賞受賞者であるチェリストのセヴェリンは長い間、チェロと弦楽合奏の為のロマン派の音楽を録音し たいと考えていましたが、この分野のために書かれた曲はハイドンやC.P.E.バッハ、ボッケリーニなどバロックや古典派が多 く、理由は不明ですが、いくつかの例外を除いてロマン派の時代には、ほとんどチェロと弦楽合奏の為の作品は書かれ なくなっていました。17世紀から18世紀に花開いたこのジャンルは、100年後には廃れてしまっていたのです。本作は シューマンの作品を中心に据えて選曲されていますが、それはシューマンがロマン派を代表する作曲家であり、室内楽や 声楽においてもオーケストラ並みの豊穣さと複雑な音色を持つことにセヴェリンが着目したためです。シューマン唯一の チェロとピアノの為の5つの民謡風の小品集Op.102は、室内オーケストラと相性がよいと判断し、編曲を委嘱しまし た。シューマンの前にはチェロの大家カサドと美しい旋律のフォーレ、後にはラフマニノフのよく知られたヴォカリーズを配置 し、ロマンティックな雰囲気のアルバムに仕上がっています。セヴェリン自身もメンバーであるドイツ、エアランゲンのカメラー タ・フランコニアとの演奏です。
SM-323
NX-B03
レーガー:弦楽三重奏曲集
弦楽三重奏曲第2番ニ短調 Op.141b
弦楽三重奏曲第1番イ短調 Op.77b
イル・フリボンド(弦楽トリオ)【リアナ・モスカ(Vn)、ジャンニ・デ・ローザ(Va)、マルチェッロ・スカンデッリ(Vc)】

録音:2017年6月23-29日
2011年に結成されたトリオ、イル・フリボンドによるレーガーの弦楽三重奏曲集。古楽アンサンブルのイル・ジャルディー ノ・アルモノコやル・コンセール・デ・ナシオンとの共演も多く、バロックから20世紀前半までの多岐にわたる作品をレパート リーとしています。アンサンブル名の「Il Furibondo イル・フリボンド」は、イタリア語で“ワイルドな、怒れる熱血漢”といっ た意味を持ち、かつてタルティーニが大ヴァイオリニスト、ジェミニアーニの演奏について使った形容詞。その名の通り、斬 新で、卓越した解釈で結成後すぐに頭角を現し、ヨーロッパ中のラジオやコンサートホールで演奏を披露、高く評価され ています。
SM-324
NX-B03
主題と変奏-シューマン/ラフマニノフ/カプースチン:ピアノ作品集
シューマン:交響的練習曲Op.13
ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲Op.42
カプースチン(1937-):変奏曲 Op.41
アンナ・カヴァレロヴァ(P)

録音:2019年5月 エルサレム・ミュージック・センター
モスクワ音楽院卒業後、イスラエルで学んだロシア出身の知性派ピアニスト、アンナ・カヴァレロヴァのデビュー盤。彼女が 数年かけて取り組んできたという、シューマンとラフマニノフの2つのシリアスでドラマティックな変奏曲に、楽しげなカプース チンの変奏曲をカップリングし見事なコントラストを演出しています。タイトルの通り、まるで交響曲を思わせるスケールの 大きいシューマンの「交響的練習曲」、ラフマニノフの最後のピアノ独奏曲である、コレルリの「ラ・フォリア」の主題を用い た劇的な変奏曲。そして近年人気が高いカプースチンのジャズとクラシックを融合したような作風による変奏曲。これら の「変奏曲」をカヴァレロヴァは、自分たちの人生の変遷と重ね合わせてみながら、大切に弾き込んでいます。
SM-325
NX-B03
グルダ、プロコフィエフ、プーランク作品集
フリードリヒ・グルダ:コンチェルト・フォー・マイセルフ
プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調 Op.25
プーランク:2台のピアノと管弦楽のための協奏曲
ミッシャ・チュン(P)
ヤニク・ザロット(ドラム)
スタニスラフ・サンドロノフ(エレキ・ベース)
ユリア・ミロスラフスカヤ(P)
セルゲイ・シマコフ(指)
ジロー・アンサンブル室内O
2015年に結成されたジロー・アンサンブル室内Oは、五重奏から40人のメンバーを要する室内楽作品までを こなす、柔軟な編成で活動する新進アンサンブル。若い感性でバロックから現代作品までの幅広いレパートリーを開拓 し、あまり知られていない作品を世に広めることに重きをおいています。2017年にはショスタコーヴィチ、ヴァスクス、バウム 作品のCDをリリースし、高く評価されました。今回のアルバムには、楽団設立以来指揮を担当するロシア出身のセルゲ イ・シマコフに、前作でもソリストを務めたユリア・ミロスラフスカヤ(モスクワ音楽院、チューリッヒ芸術大学で学び、シェルバ コフに師事)とミッシャ・チュン(スイス・中国系の出身でガーシュウィンピアノ五重奏団のメンバー、ゲーム音楽コンサートな ど、ソリストとしても活躍)の二人のピアニストを迎えて、グルダの高揚感と遊び心に満ちた協奏曲や、プロコフィエフの交 響曲、プーランクの2台ピアノのための協奏曲を収録。新世代のスピリットが感じられる1枚です。
SM-326
NX-B03
カルロ・ドナート・コッソーニ(1623-1700):隠者の晩課 ノヴァンティクア・ベルン(ヴォーカル・アンサンブル)&ケッセルベルク・アンサンブル

録音:2019年3月31日&4月1日スイス、聖ペーター・チューリッヒ教会
15.Salve Regina サルヴェ・レジナ めでたし元后 17世紀イタリアのコモ湖近くのグラヴェドーナの音楽一家に生まれたコッソーニは、かつて自身が司祭を務めていたサン・ フェデーレで、オルガニスト兼作曲家として活躍し、54作以上の宗教曲をベネディクト会修道院に遺贈。これらは後に 図書館に収められました。ここで作品を演奏しているノヴァンティクア・ベルンは、1987年にベルンハルト・ファンマッターが 結成した声楽アンサンブルで、小規模アンサンブルによる洗練された合唱曲の上演に定評があります。アンサンブル名 「ノヴァンティクア」が示す通り、古楽と同時に20世紀と21世紀の音楽も得意としています。ケッセルベルク・アンサンブル は、2004年にラトヴィア出身の音楽家たちで結成。全員が名門バーゼル・スコラ・カントルムの卒業生です。彼らが奏 でる美しい響きをお楽しみください。
SM-327
NX-B03
Tea for Two Cellos/二人でチェロを・・・「お茶の音楽」
ファビアン・ミュラー(1964-):「お茶の音楽」
1.Rougui hongcha 肉桂紅茶
2.Zheng dongding oolong 正凍頂烏龍茶
3.Lao man e gushu
4.Oriental Beauty 東方美人
5.Bi luo chun 三峽碧螺春
6.Buddha's Hand Alishan 阿里山佛手烏龍茶
7.Mao er duo gushu pu er
8.Zhengcong muzha tie guanyin
9.Mengku yesheng hong cha
10.Bai mao hou 白毛猴
チェン・ピチン[簡碧青](Vc)
ファビアン・ミュラー(Vc)

録音:2019年3月
「お茶の香りと特徴を音楽に移し変えることはなんと素晴らしい挑戦なのだろう」と作曲家ファビアン・ミュラーは語り ます。西洋で「コーヒーの音楽」と言えばカフェでの沈黙を忌避するためのもの。コーヒーそのものを語る音楽というも のはあまり存在しておらず、ミュラーは「お茶そのものの味わい」を音楽にしてみたいと考え、中国茶でそれを実行し たのだそうです。生まれた10曲は、基本的に中国のお茶からインスピレーションを得たもので、それぞれのお茶の詳 しい説明は、チューリッヒの市街にある喫茶店の店主チュウ・メイリンから指導を受けたといいます。出来上がった音 楽は確かに香り豊かなお茶の雰囲気を湛えたものばかり。チェロのふくよかな響きとともに美味しいお茶のイメージが 香り立ちます。
SM-328
NX-B03
世捨て人
レーガー:レクイエムOp.144b
マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌
ツェムリンスキー:詩篇第23番
レーガー:「世捨て人」Op.144a
クリストフ・プレガルディエン(T)
カメラータ・ヴォカーレ・フライブルク
ヴィンフリート・トル(指)
バーセル室内O

録音:2016年9月28-29日 ライヴ
厳格な作風で知られるマックス・レーガーは、生涯で何度も「レクイエム」の作曲に挑みましたが、ようやく死の1 年前にフリードリヒ・ヘッベルの詩による「レクイエム」Op.144bを完成させ、人々の記憶に残る作品を作り上げ ました。このアルバムには、同時代のマーラーの「リュッケルトの詩による5つの歌」と、ツェムリンスキーの「詩篇第 23番」がカップリングされており、19世紀末の退廃的な雰囲気を存分に味わうことができます。 演奏は、世界中で演奏を行うと同時に地元バーゼルでも定期演奏会を開催するバーゼル室内管。独唱を担 当するクリストフ・プレガルディエンは、巧みな声のコントロールと正確なディクションで知られ、数多くの名指揮者 たちと共演する名手。カメラータ・ヴォカーレ・フライブルクは1977年に結成され、1988年よりヴィンフリート・トル が指揮者を務めています。
SM-329
NX-B03
ピッコロとの出会い
1. カヴィッキ(1957-):Chiaroscuro キアロスクーロ
2. クプファーマン(1926-2003):Short Shrift ショート・シュリフト
3. デュフートレル(1955-):Flammerole フラメロール
4. サントゥッチ(1963-):El Jardin de Amilamia アミラミアの庭
5-7. スコット(1967-):The Gift of Life ザ・ギフト・オヴ・ライフ
8. カヴィッキ:Three Moods 3つのムード
9-11.シェルシ(1905-1988):リュック・ディ・グック
12.カリエンド(1960-):Adagio and Toccata アダージョとトッカータ
パメラ・ステイヘル(ピッコロ)…1-12
ニコラ・マッツァンティ(ピッコロ)…12
サラ・リュマー(Fl)…1
イゴール・ロンガート(P)…1、3、8、12
ロバート・ピックアップ(Cl)…2
カレン・フォースター(Va)…4、
ジュリー・パロック(Hp)…4、
ポール・コーエン(Sax)…5-7
ハリー・ホワイト(Sax)…5-7
クリストファー・ブレロックス(Sax)…5-7
ティム・ルードマン(Sax)…5-7
クレモン・ノエル(Ob)…9-11

録音:2019年3月25日、5月21日、6月4日、10月5日
ピッコロ奏者のパメラ・ステイヘルが演奏を通して長年培ってきた音楽仲間との絆を収めた1枚。ピッコロは、フルートより も1オクターヴ高い、吹奏楽の最高音域を担当する楽器。もとはフランス宮廷で使われ出したと考えられており、典雅な 響きから、シャープな力強い音まで出すことができ、木製や金属製、樹脂製の楽器があります。ステイヘルはアメリカで 学び、ピッツバーグ響等と共演、その後スイスに拠点を移し、チューリッヒのトーンハレ管やルツェルンSO等と演奏 しています。同時にこのアルバムに登場する様々な音楽家と数々のセッションも行ってきました。もう一人のピッコロ奏者 のマッツァンティは、フィレンツエ五月音楽祭管のソロ・ピッコロ奏者です。また、フルートのルメールは、2005年神戸国際 フルート・コンクールで3位を獲得、スイス・ロマンド管の首席を務めています。ステイヘルの使用楽器はBurkart Piccolo Elite XXV、マッツァンティはKeefe Piccoloです。
SM-331
NX-B03
ヴァルター・グリンマー&3Gクァルテット
フィリップ・ラシーヌ(1958-):弦楽五重奏のためのアダージョ
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D. 956
ヴァルター・グリンマー(Vc)
3Gクァルテット【エギディウス・シュトライフ(Vn)/リサ・リーダー(Vn)、マリアーナ・ドウティ(Va)/セバスティアン・シンガー(Vc)】

録音:2020年6月1-3日
1965年にベルンでデビューしたチェリスト、ヴァルター・グリンマー。パウル・クレツキとシャルル・デュトワによってベ ルンSOの独奏チェロ奏者として起用されるとともに、ベルン音楽院の教職に就き後進の指導にあたりま した。1971年からはベルンSQのメンバーとして、ほぼ15年間にわたり数多くの四重奏のレパート リーを演奏、とりわけ同時代の作品を積極的に初演したことは、彼の音楽観に強い影響を与えています。こ のアルバムでは、友人の作曲家フィリップ・ラシーヌが彼のために作曲したアダージョと、シューベルトの弦楽五 重奏を演奏しています。共演は、2004年に作曲家クラウス・フーバーによって設立された"3Gクァルテット"。 現代作品を得意とし、グリンマーと共通する音楽観を持つアンサンブルです。
SM-332
NX-B03
シューベルト:ピアノ五重奏曲「鱒」
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲変ホ長調Op.20*
ヘンシェルSQ
ゲロルト・フーバー(P)
アレクサンドラ・ヘングステベック(Cb)
ディオジェネスSQ*
ドイツの正統派アンサンブル、ヘンシェルSQの25年にわたる活動を象徴する2つの作品を収録したアルバ ム。創設者であるミュンヘン出身のヘンシェル姉弟、そしてデンマーク王立アカデミー出身のチェリスト、バイヤー=カルツ ホイ。ここでは、彼らと親交の深いピアノのフーバーとコントラバスのヘングステベックを迎えて、シューベルトの「鱒」を演奏 しています。カップリングは16歳のメンデルスゾーンによる瑞々しく完成度の高い弦楽八重奏曲。ヘンシェル弦楽四重奏 団は、これまでにもこの八重奏曲をアマデウスSQや、日本の「澤クヮルテット」と演奏していますが、ここでは ミュンヘンを拠点とするディオジェネス四重奏団とのアンサンブル。2010年以来“若い音楽家を育てるプログラム”などで 共演を重ねており、息のあったアンサンブルを聴かせます。
SM-334
NX-B03
マルタ・フォン・カステルベルク(1892-1971):歌曲とモテット集
モテット:
1.Salve Regina サルヴェ・レジナ
2.O bone Jesu おお、よきイエスよ
3.Veni sanctificator 全能の永遠の天主よ、来たれ
4.De Profundis 深い淵から
5.Ave Maria アヴェ・マリア
世俗的歌曲:
6.Allas steilas ああ、悲しいかな
7.Canzun de Tgina トゥジナの歌
8.Trostung 慰め
9.Ich entblatterte dich 私はあなたを解放する
10.In der Dammerng 日暮れ時に
11.Du bist ein Schatten あなたは影となられた
12.O trube おお雲よ
13.Wilde Bine 野生の蜂
14.Alpen Enziane 高山のリンドウ
15.Wandern さすらい
宗教的歌曲:
16.Il signore di guardi 主は見ておられる
17.Salve Regina II サルヴェ・レジナII
18.Ave Maris Stelle アヴェ・マリス・ステラ
19.Anima Christi アニマ・クリスティ
20.Meditation 瞑想
21.Gebet I 祈りI
22.Gegen die Traurigkeit 悲しみについて
23.Gebet II 祈りII
24.Requiem レクイエム
ラリンクス・ヴォーカル・アンサンブル…1-5
ヤコブ・ピルグラム(指)
エステレ・ポスチオ(S)…7,9,11,23
スザンナ・ヘイバーフェルド(Ms)…10,12,14,18,21
レミー・ブルネンス(T)…6,8,13,15,17,19
エネアス・ヒュム(Br)…16,20,22,24
ユディット・ポルガール(P)…6-24

録音:2019年7月4,5,10,11日
スイスの女性作曲家、マルタ・フォン・カステルベルクの声楽作品集。カステルベルクは個人銀行家の父を持ち、幼い頃 からチューリッヒ音楽院のヴァイオリン教師エプネルに学び、その後ピアノ、作曲を独学で習得した才媛ですが、19世紀 の終わりに生まれた女性作曲家にとって、音楽家として認められること、とりわけ作曲家として人生を全うするのは至難 の業で、本人も自身の曲が人前で演奏されることはないだろうと悟っていたと言います。今回、彼女の作品をCDに収 録したいと立ち上がったのが、本CDのプロデューサーで歌手としても演奏に参加しているイギリス出身のメゾ・ソプラノ、ヘ イバーフェルド。カステルベルク財団の協力を得て録音が実現しました。アルバムには2005年に結成されたラリンクス・ ヴォーカル・アンサンブルによるモテットと、ソリストとピアノ伴奏による歌曲集が収録されており、カステルベルクが生涯取り 組んでいたクリエイティブな作曲活動が明らかにされます。
SM-335
NX-B03
シューベルト:「冬の旅」弦楽四重奏版(アンドレアス・ヘーリヒト編) ヴォイジャー四重奏団【
ニコ・クリスティアンス(Vn)、マリア・クレプス(Vn)、アンドレアス・ヘーリヒト(Va)、クラウス・ケンパー(Vc)】

録音:2019年3月29-31日
歌曲王シューベルトが残した約600曲の歌曲の中で、ストーリー性をもつ連作歌曲2作のうちの1つ「冬の旅」の弦楽四重 奏版の登場です。「若者の失恋とさすらい」が、幸福への渇望や畏れ、孤立感や虚無感という側面から描かれており、常に 危機感や緊張感が漂う「冬の旅」。曲中の繰り返しは、主人公のよろめきながら歩む、重く、果てしない旅の心象風景を表 すかのようで、このヘーリヒトによる弦楽四重奏版では、最初は歌がないことで物足りなさを覚えるかもしれませんが、その高 い芸術性に徐々に引き込まれることでしょう。また各曲は途切れることがなく、特別に作曲されたインテルメッツォが歌と歌の 間を橋のようにつなぐ役割を果たすと同時に、一種の距離感を演出しています。ヴォイジャー四重奏団は、2014年に、かつ ては有名クワルテットに在籍したり、バイエルン放送響のメンバーであった奏者により結成され、世界中の音楽祭や主要コン サートホールで好評を博しています。
M-336
NX-B03
チューリヒ中央図書館の音楽部より、フーバー/ゲッツ:ピアノ三重奏曲集
ハンス・フーバー(1852-1921):ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.20
ヘルマン・ゲッツ(1840-1876):ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.1
トリオ・フォンテーヌ

録音:2019年7月12-14日チューリヒ放送スタジオ
スイスのチューリッヒ中央図書館音楽部は1971年の設立。ヨーロッパ、特にスイスの過去200年分の手稿譜のみならず、 様々な資料や録音音源なども多く所蔵しており、ワーグナー作品に関する資料も多数保管するアカデミックで重要な組織 です。このアルバムはそのコレクションの中から、スイスで活躍した二人の作曲家によるピアノ三重奏曲を収録しています。ハ ンス・フーバーは、スイスで生まれライプツィヒ音楽院でライネッケに師事。バーゼル音楽院の楽長にまで上りつめ、ブラームス などと深い親交がありました。もう一人はドイツで生まれスイスに移住した作曲家でピアニストのヘルマン・ゲッツ。ピアノをベル リンでハンス・フォン・ビューローに師事。たくさんのピアノ曲とピアノを伴う室内楽を残しました。演奏しているトリオ・フォンテーヌ は2002年に結成されたピアノ三重奏団で、スイスを代表するカルミナ四重奏団のチェロ奏者ゲルナーに師事。才能を認め られ様々な財団から援助を受け、研鑽を積んだスイス所縁のアンサンブルです。
SM-337
NX-B03
ペトロヴィチ=ヴラチャンスカ(1965-):Bridges of Love
1.Surviving Bridges of Love 今も残る愛の橋
2.Island of Temptations 誘惑の島
3.Crystal Dreams クリスタルな夢
4.Mystery Dreams 謎の夢
5.Twinkling Dreams きらきら光る夢
6.River of Dreams 夢の川
Hidden Letters 秘密の文字
7.R like Remember リメンバーのR
8.O like Only オンリーのO
9.M like Me ミーのM
10.E like Eternally エターナリーのE
11.O like Obsession オブセッションのO
プラメナ・マンゴヴァ(P)

録音:2019年11月26-28日
ブルガリア出身、ルクセンブルクを拠点に活躍する女性作曲家、ペトロヴィチ=ヴラチャンスカのピアノ作品集。彼女はイ ンタビューで「ルクセンブルクのクラシック音楽は20世紀に始まったばかりでまだ歴史が浅いが、多様性を取り入れた文化 背景が強みです」と語っており、オペラや管弦楽作品、室内楽、声楽にピアノ曲など、600以上の作品を生み出してい ます。また、2007年のルクセンブルク文化年には、エレキ・ギターと器楽アンサンブルの作品を委嘱され、文化賞を受賞 しています。 少しミステリアスな雰囲気の標題がついた曲が並ぶこのアルバムでは、アヴァンギャルドでありながら、美しいメロディがちり ばめられ、エスプリに富んだ彼女の作風を楽しめます。演奏は、ペトロヴィチ=ヴラチャンスカの同胞で気の合う音楽仲 間であるピアニストのマンゴヴァが担当。マンゴヴァは2007年にエリザベート国際音楽コンクールで2位を獲得した実力 派で、シュターツカペレ・ベルリンやBBCフィルのほか、ロッテルダムやフランス放送フィルハーモニー管、ルクセンブルクや東 京でも演奏を行っています。
SM-338(2CD)
NX-C07
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集
チェロ・ソナタ第1番〜第5番
ヘンデル「ユダ・マカベウス」の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO 45
モーツァルト「魔笛」の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲 Op.66
モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO 46
ユリウス・ベルガー(Vc)
マルガリータ・ヘーエンリーダー(P)

録音:2018/2019年
ベートーヴェンのチェロのための全ての作品を、ユリウス・ベルガーとマルガリータ・ヘーエンリーダーとが演奏したアルバム。2人は最新の原典版スコアを 用いて作品を徹底的に研究。ベートーヴェンについてのカール・チェルニーやヴァイオリニストであり音楽学者でもあったルドルフ・コーリッシュ、作家ロマ ン・ロランや音楽評論家エレオノーレ・ビューニングなどの文献を読み議論を重ね、作品の本質を模索しました。頂点は見えてもそこに到達すること ができない芸術の道を二人は人生に例え、ベートーヴェン作品を研究・演奏を重ねることで共に成長することができると語っています。
SM-339
NX-B03
シューベルト:交響曲第3番ニ長調 D200
交響曲第7番ホ長調 D729(ブライアン・ニューボールト補筆完成版)
ケヴィン・ジョン・エドゥセイ(指)
ミュンヘンSO
2015年、ミュンヘンSOの首席指揮者に就任したケヴィン・ジョン・エドゥセイによるシューベルトの交 響曲シリーズ。“新しい地平線へ!”というフレーズがモットーのこのアルバムには、シューベルト18歳の作品 「交響曲第3番」と大半がスケッチのみの未完の作品「交響曲第7番」が収録されています。モーツァルト やハイドンの影響から脱し、自身の個性を確立させ始めた「交響曲第3番」、1821年頃に着手される も、なぜか完成されることなく放置されてしまった「交響曲第7番」(この録音ではイギリスのシューベルト研 究家、ブライアン・ニューボールトの補筆版を使用)。エドゥセイならではの瑞々しい感性を生かし、活力に 満ちた演奏で、シューベルトが目指した新しい地平線をくっきりと描き出しています。
SM-340
NX-B03
バラードと五重奏曲集
ファジル・サイ(1970-):3つのバラード Op.12(P五重奏編)
 Yuruyen Kosk 邸宅の移動 Op.72b(P五重奏編)
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
ファジル・サイ(P)
カザル【フェリックス・フロッシュハマー(Vn1)、ラヘル・ロジーナ・シュペート(Vn2)、マルクス・フレック(Va)、アンドレアス・フレック(Vc)】

録音:2019年11月6-9日
ピアニストとしての活動に加えて、近年は作曲家として人気沸騰中のファジル・サイ。このアルバムではサイ自身 がピアノを担当、カザル四重奏団とともに自身の作品とシューマンのピアノ五重奏曲を演奏しています。ピアノ 独奏曲を原曲とする「3つのバラード」は、それぞれがユニークなストーリーを持っており、詩人ナーズム・ヒクメット の詩からインスパイアされた「Nazim」、サイの娘の誕生を記念して書かれた「Kumru」、環境破壊で揺れる 故郷の「イダ山(カズ山)」に生息する動物たちに思いを馳せたという「Sevenlere dair」の3曲で構成され ています。同じくピアノ独奏曲を原曲とする「Yuruyen Kosk」はトルコの初代大統領を務めたムスタファ・ケマ ル・アタテュルクに寄せる物語。1929年にアタテュルクが別荘を建設しようとした際、もともと生えていたプラタナ スを切り倒すことなく、建設地を4メートル東へ移動したというエピソードを知り、サイはこれを作品に盛り込みま した。鳥の声や風の音などが色彩豊かに表現されたドラマティックな曲です。最後に置かれたシューマンは、サイ のレパートリーとしては珍しい曲ですが、カザル四重奏団とともに熱い演奏を披露しています。
SM-341
NX-B03
ショイブレ、ミーク、オネゲル、マルタン、シェックの歌曲集
ハンス・ショイブレ(1906-1988):7つの冬の歌 Op. 1…初録音
オネゲル:クローデルによる3つの詩
ペーター・ミーク(1906-1990):Erlebnis 経験
マルタン(1890-1974):ピエール・ド・ロンサールの献身
シェック(1886-1957):Dammrung senkte sich von oben たそがれは迫り
meines Kindes Tode わが子の死
Ergebung 降伏
Keine Rast 休むことなく
Vor der Ernte 収穫の前
Schifferliedchen 船乗りの小唄
Abschied 別れ
Die Einsame 孤独な人
Abendlied 夕べの歌
Nachklang こだま
ルカ・ベルナルド(T)
ハンス・アドルフセン(P)

録音:2019年8月22-24日
スイス出身の作曲家たちの知られざる歌曲を集めた1枚。選ばれたのはどれも各々の作曲家たちの初期作 品であり、なかでもショイブレの「7つの冬の歌」は、チューリヒ中央図書館に所蔵されていた、彼の弟エリックの 手による写譜を用いた世界初録音となるものです。他の作品もほとんど耳にする機会のない珍しいものばか り。歌っているのは、2019/20年のシーズンからチューリヒ歌劇場のインターナショナル・オペラ・スタジオのメン バーとなったばかりの若きテノール、ルカ・ベルナルド。伸びやかな声が持ち味です。
SM-342
NX-B03
シューベルト、ヴァインベルク、レヴィティン、ヒンデミット: コントラバス作品集
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821(コントラバスとピアノ編)
ヴァインベルク(1919-1996):無伴奏コントラバスのためのソナタ Op.108
ユーリ・レヴィティン(1912-1993):無伴奏コントラバスのためのソナタ OP. 58
ヒンデミット:コントラバスとピアノのためのソナタ
ペトル・ユーガ(Cb)
オリヴァー・トリンドル(P)

録音:2019年5月20-22日
楽器の大きさのためか、コントラバスは敏捷性に欠けると信じられがちですが、ルーマニアのコントラバス奏者ペトル・ユーガの演奏を聴くと、そんな先入 観は払拭されることでしょう。彼の手にかかると、この楽器はいともたやすく軽やかに旋律を歌い上げ、深く瞑想的な音色も響かせます。これにはもちろ ん卓越した技術が必要ですが、イウガはルーマニアで学んでいた時に、ユーディ・メニューインの目に留まり、スイスの国際メニューイン音楽アカデミーに 留学したという才能の持ち主。ここで研鑽を積んだ後、ベルン国立高等音楽院、パリ音楽院を経て、パリ室内O、ミュンヘン室内O のコントラバス奏者を務めた他、コンクールの入賞歴やオーケストラとの共演も数多く、室内楽奏者としても活躍しています。このアルバムでは、ヴァイン ベルクとレヴィティンの無伴奏ソナタの他に、名ピアニスト、オリヴァー・トリンドルとともにシューベルトの「アルペジオーネ・ソナタ」とヒンデミットのソナタを演 奏。楽器の魅力を存分に披露しています。
SM-343
NX-B03
バッハ:無伴奏チェロ組曲〜ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによる演奏
第1番 ト長調  BWV1007
第2番 ニ短調  BWV1008
第3番 ハ長調  BWV1009
第4番 変ホ長調 BWV1010
第5番 ハ短調  BWV1011
第6番 ニ長調  BWV1012
セルゲイ・マーロフ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)

録音:2018年
幼い頃からヴァイオリンを習い、モーツァルテウム音楽院で学び、ヴィオラも演奏するロシア出身のマーロフ。これまでにミュ ンヘン、ハイフェッツ、パガニーニなど多くの国際コンクールで優勝、もしくは上位入賞を果たしてきました。彼は大好きな バッハの無伴奏チェロ組曲を聴く度に、どんな名手による演奏でも不必要に重々しくなってしまうことに違和感を覚え、 ヴィオラで演奏する方が自由に技術を駆使できることに気づきました。そして2009年、偶然にヴィオロンチェロ・ダ・スパッ ラによる組曲第2番の動画と出会います。18世紀に使用されたこの楽器は、ヴィオラよりも大きく厚みもあり、首から肩 にストラップをかけて自然な姿勢で演奏でき、精緻なニュアンスを出せる、マーロフにとって理想の楽器でした。とりわけ組 曲第6番は、元々5弦のチェロのために作曲されたものであり、偉大なチェリストたちのように超絶技巧を駆使して4弦 チェロで演奏するのではなく、バッハはより自然な形でのびやかに演奏してほしかったのではないか、というのがマーロフの 持論です。また、運命の出会いとなった動画で演奏していたバディヤーロフは、マーロフが幼いころに楽器を調整しても らったことのある人であり、今回、早速バディヤーロフに楽器を作ってもらい、満を持してのアルバムが完成しました。全体 的に軽やかな演奏で、驚くことにCD1枚に全曲が収まっています。
SM-344
NX-B03
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番、第23番、第28番
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op. 10-3
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 「熱情」 Op. 57
ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op. 101
ジャン=ニコラ・ディアトキン(P)

録音:2020年7月6-9日
高名な医師一家に生まれ、6歳から音楽の勉強を始めたジャン=ニコラ・ディアトキン。1989年からクラウディ オ・アラウの弟子ルート・ネイエに師事、1994年にはナディア・ブーランジェの弟子、ナルシス・ボネから教えを受 け研鑽を積みました。最初は歌手の伴奏者として活動をはじめ、1999年頃からはソリストとしても活躍。作 品の本質を伝えるピアニストとして高く評価されています。このアルバムではベートーヴェンの3曲のソナタを演 奏。30年にわたる演奏経験と作品の探求から生まれた彼自身の解釈が反映されています。
SM-345
NX-B03
ジュネーヴへの旅
フランク・マルタン(1890-1974):チェロ協奏曲(1965-66)
 バラード(1949) - チェロと室内オーケストラのために
クサヴァー・ダイヤー(1972-):Lignes d’Est(2020) - チェロとオーケストラのために…世界初録音
エステレ・レヴァーツ(Vc)
ジュネーヴ室内O
アリー・ファン・ベーク(指)

録音:2020年7月9日-7月11日
ジュネーヴ室内Oがこれまでも熱心に取り上げてきた、ジュネーヴ出身の作曲家の作品集。今回は 2017年から2018年までオーケストラのアーティスト・イン・レジデンスを務めた女性チェリスト、エステレ・レヴァー ツとともに、フランク・マルタンのチェロ協奏曲とバラード、そしてクサヴァー・ダイヤーに依頼した新作「Lignes d’ Est」を演奏しています。レヴァーツはスイス出身、パリ国立高等音楽院でジェローム・ペルノーに、ケルン音楽舞 踊大学ではマリア・クリーゲルに師事、研鑽を積みました。これまでにバッハやベートーヴェン、ブラームス、リ ヒャルト・シュトラウスの録音で高く評価されています。
SM-350(4CD)
NX-F09
人間と歌
【CD1】  Dimensionen - Welt SM274
1. シューマン:天と地 Op.96-5
2. シューベルト:太陽への讃歌 D263
3. シューベルト:沈みゆく太陽に寄せて D457
4. ハンス・ゾマー:秋の夜 Op.35-1
5. シューベルト:母なる大地 D788
6. シューベルト:自然の喜び D188
7. シューマン:小屋 Op.119-1
8. シューベルト:山々 D634
9. ブラームス:万歳 Op.6-4
10. シューマン:子供のための歌のアルバム - 牛飼いの別れ
11. ブラームス:たそがれが降りてくる Op.59-1
12. ゾマー:人生の歌 Op.35-3
13. ブラームス:流れは私のそばでざわめく Op.32-4
14. ブラームス:セレナード Op.70-3
15. シグルド・フォン・コック:野の白鳥 - 多くの人々
16. シューマン:憧れ Op.51-1
17. ワーグナー:『ヴェーゼンドンク歌曲集』より 第2番とまれ
18. シューベルト:湖のほとりで D746
19. クララ・シューマン:わが星
20. ブラームス:野の寂しさ Op.86-2
21. シューマン:月の夜 Op.39-5
22. ゾマー:思い出

【CD2】  Dimensionen - Anders Welt SM294
1. フィッツナー:誘惑 Op.7-4
2. ハンス・ゾマー:ローレライ Op.13-1 - Lore im Nachen 小舟の伝承
3. グリーグ:睡蓮とともに Op.25-4(ドイツ語歌唱)
4. ヘルマン・ロイター:リカルダ・フーフの詩による9の歌曲 - 孤独な人魚
5. レーヴェ:3つのバラード Op.129-2 人魚
6. シンディング:古い方法 Op.1-3 Ich furcht'nit Gespenster
- 私は亡霊を恐れない
7. ゲンツマー:歌曲集 GeWV 74 - 第3曲 Stimmen im Strom
- 嵐の中の声
8. レーガー:素朴な歌 Op.76-15 月の夜
9. ブルーノ・ワルター:6つの歌 - 第6曲 妖精
10. メトネル 9つのゲーテの詩による歌曲 Op.6-3 妖精の歌
11. ヴァイスマン:妖精 Op.43-4
12. ブラームス:6つのリート Op.85-1 夏の夕べ
13. ニールセン:シェイクスピア記念祝典へのプロローグ FS 80 - アリエルの歌
14. シンディング:5つの狂人の歌 Op.22-3 5月の歌
15. ステンハンマル:4つのスウェーデンの歌 Op.16-4 フリージア
16. キルピネン:高い山の冬 Op.99-4 山の精神
17. カルダロウンス:城のような岩山
18. ヴォルフ:メーリケ詩集 - 第16曲 妖精の歌
19. フリードリヒ・グルダ:4つのアイヒェンドルフの歌 - 第2曲 妖精
20. レーヴェ:6つの歌 Op.9-2 勝利
21. シュレーカー:8つの歌 Op.7-4 おばけ
22. ヘルマン・ツンペ:5つの歌 - 第2曲 魂の歌
23. ツェムリンスキー:塔守の歌とその他の歌 Op.8-2 昼はすべての苦しみを

【CD3】 Dimensionen - Innen Welt  SM316
1. カール・ヴァイグル:5つの歌 Op.23 - 第4曲 魂(抜粋)
2. R・シュトラウス:夜 Op.10-3
3. ブラームス:夢遊病者 Op.86-3
4. ヴォルフ:『アイヒェンドルフ歌曲集』 - 第19番夜
5. ハンス・ゾマー:祝福された忘却 Op.9-2
6. シューベルト:夜と夢 D.827
7. レーガー:鍛冶屋の苦悩 Op.51-6
8. R・シュトラウス:憩え、わが魂 Op.27-1
9. ブラームス:死は冷たい夜 Op.96-1
10. ブラームス:夜鳴うぐいす Op.97-1
11. リスト:私に休息を S.317
12. ワーグナー:『ヴェーゼンドンク歌曲集』 より第5番夢
13. フォーレ:夢のあとに Op.7-1
14. アーン:クロリスに
15. アーン:恋する乙女
16. デュパルク:悲しき歌 Op.2-4
17. フォーレ:私たちの愛 Op23-2
18. ヴォルフ:『メーリケ歌曲集』 - 第28番 祈り
19. レーガー:夜 Op.79c-1
20. リスト:高貴な愛 S.307
21. リヒャルト・レスラー:浄化Op.18-3
22. R・シュトラウス:『4つの最後の歌』 - 第3番眠りにつくとき(グレゴール・ヒューブナーによるソプラノ、ヴァイオリンとピアノ編)
23. ロベルト・フェルステンタール:到着 Op.13-56

【CD4】 Dimensionen - Neue Welt  SM351
・・・DIGITALのみ(初CD化)
1. アイスラー:新しいドイツ民謡 - 第8曲 Die welt verandern wir
2. クラリク:buchlein der Unweisheit 無知の小さな本
3. モーツァルト:満足 K.473
4. ヴォルフ:6つの詩 - 第5曲 さすらい人の夜の歌
5. ハンス・ゾマー:信条
6. R・シュトラウス:5つの歌 Op. 48, TrV 202 第1曲 懐かしい面影
7. マーラー:美しさゆえに愛するのなら
8. シューベルト:夕べの歌(月がのぼり) D. 499 (G. ヒュープナー編)
マーリス・ペーターゼン(S)

【CD1】
シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)
録音:2017年7月 ブライバハ コンツェルトハウス、ドイツ

【CD2】
カミロ・ラディッケ(P)
録音:2018年7月2-5日 ブライバハ コンツェルトハウス、ドイツ

【CD3】
シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)
グレゴール・ヒュープナー(Vn)…22
録音:2019年7月15-20日 ブライバハ コンツェルトハウス、ドイツ

【CD4】
シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)
録音:2020年9月2-4日 リスト・センター、ライディング、オーストリア
「Dimensionen」とは、通常、長さや幅などの「寸法」の意味で使われるドイツ語ですが、数学などの世界で は「次元」の意味でも使われます。ドイツの実力派ソプラノ、マーリス・ペーターゼンはこの「Dimensionen」の 言葉の中に私たちを取り巻く全てを内包した4部作として表現。第1部「Welt 世界」では自然や人間の営 み、感情の起伏が歌われ、 第2部「Anders Welt 異世界」では、現世と異世界の境界である薄明の中に 現れる、この世のものならぬ存在が歌われます。第3部「Innen Welt 内なる世界」は夜の闇の中を飛翔す る魂が出遭う、夢・幻・憧れを歌います。そして初CD化となる第4部「Neue Welt 新世界」では現世へと回 帰し、この世のすべての存在との共生を歌います。このアルバムの最後には、彼女自身の詩の朗読に続く、自 由な編曲が施されたシューベルトの「夕べの歌」が置かれ、ペーターゼンが描き出した壮大な物語がそっと幕を 閉じます。
SM-352
NX-B03
ヴィヴァルディの四季とピアソラ作品
1. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 春 第1楽章
2. ピアソラ(1921-1992):天使のミロンガ
3. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 春 第2楽章
4. ピアソラ:天使の死
5. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 春 第3楽章
6. ピアソラ: 天使の復活
7. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 夏 第1楽章
8. ピアソラ:Oblivion オブリビオン
9. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 夏 第2楽章
10. ピアソラ:Fuga y Misterio フーガと神秘
11. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 夏 第3楽章
12. ピアソラ:Vuelvo al Sur 南へ帰ろう
13. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 秋 第1楽章
14. ピアソラ:Mi Exaltacion 高揚
15. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 秋 第2楽章
16. ピアソラ:Buenos Aires Hora Cero ブエノス・アイレス午前零時
17. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 秋 第3楽章
18. ピアソラ:Psicosis シコシス
19. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 冬 第1楽章
20. ピアソラ:Adios Nonino アディオス・ノニーノ
21. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 冬 第2楽章
22. ピアソラ:Milonga en re レのミロンガ
23. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲「四季」 - 冬 第3楽章
全てマリー=ルイーズ・ディングラー&クリストフ・ディングラーによる2台ヴァイオリン編
Twiolins(トゥワイオリンズ)【マリー=ルイーズ・ディングラー(Vn)、クリストフ・ディングラー(Vn)】

録音:2020年2月
ヴァイオリニスト、マリー=ルイーズ・ディングラーとクリストフ・ディングラーによるデュオ「Twiolins トゥワイオリンズ」。音楽一家で育った彼らは、7歳で ヴァイオリンを始め瞬く間に才能を現し、ソリストとして活躍するだけでなく、長年にわたり共演を重ねてきました。また2009年には室内楽の舞台に 新風を吹き込むことを目的とした「プログレッシヴ・クラシック音楽賞(PCMA)」を創設、この3年ごとに開催されるコンクールで、2台ヴァイオリン作品 のレパートリーを確実に増やしています。そんな2人がこのアルバムで取り組んだのは、ピアソラとヴィヴァルディを組み合わせるということでした。これま でにはギドン・クレーメルなどが「2つの四季」としてヴィヴァルディの「四季」とピアソラの「ブエノスアイレスの四季」を組み合わせた例がありますが、トゥ ワイオリンズはこれを更に発展させ、さまざまなピアソラ作品をヴィヴァルディの「四季」に組み込み、2台のヴァイオリンのみで演奏。聴き手に新鮮な 驚きをもたらすことに成功しています。
SM-353
NX-B03
チューリッヒとサンクトベテルブルクの弦楽のための室内楽曲集
ニコライ・アマニ(1872-1904):弦楽三重奏曲 Op. 1
ハンス・ショイブレ(1906-1988):弦楽四重奏曲 Op. 35
パウル・ミュラー=チューリッヒ(1898-1993):弦楽三重奏曲 Op. 46
プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタ Op. 56
トリオ・アマニ【マリナ・ヤコフレヴァ(Vn)、ミハイル・ヤコフレフ(Vn、(Va)、レフ・シフコフ(Vc)、ヴァハグン・アリスタケシャン(Va)】

録音:2019年11月4,7日
ヴァイオリニストのマリナ・ヤコフレヴァと彼女の兄弟ミハイル・ヤコフレフ、そしてチェリストのレフ・シフコフによって2017年に創設されたトリオ・アマニ。アンサンブルの名前は、 2018年に発見されチューリッヒで初演された三重奏曲の作曲家ニコライ・アマニから採られたものです。アマニはロシア出身の作曲家で、リムスキー=コルサコフとリャード フに作曲を師事し、ノスタルジックで美しい作品をいくつか書きあげ、豪商ミトロファン・ベリャーエフのサロンで評判をとりましたが、32歳の時に結核のため短い生涯を閉じ ています。ヤコフレヴァたちはアマニの作品を紹介するとともに、ロシアとスイス近代の一連の作品を演奏するプログラムを作り、デュオからピアノ五重奏まで柔軟に編成を変 え、様々な作品を演奏しています。
SM-354
NX-B03
ショパン:24の前奏曲 Op. 28
ムソルグスキー:展覧会の絵
アンドレア・カウテン(P)

録音:2020年7月17-19日、2016年10月11-15日
「プロムナード」と題されたショパンとムソルグスキーの作品集。様々な性格を持つ小品で構成された2つの曲 集を演奏するのはハンガリー系スイスのピアニスト、アンドレア・カウテン。彼女は色とりどりのショパンの前奏曲 と、ロシア風の重厚な雰囲気を持つムソルグスキー、それぞれの特長をいかしながら、2作品に共通する民 族性も探求しています。 カウテンは7歳からピアノを始め14歳の時にスイス青年音楽コンクールで一等賞を受賞しました。そして、 バーゼル音楽院を経てブダペストのリスト音楽院に入学。抑制の効いたロマンティックな演奏様式を身に着 けており、これまでにクララ・シューマンやブラームスのピアノ協奏曲の他、リストやシューマンの作品で高評価 を得ています。
SM-357
NX-B03
フランス6人組
オーリック:前奏曲(1919)
 レオン=ポール・ファルグによる3つの詩(1940)
ルイ・デュレ(1888-1979):無言歌 Op. 21(1920)
 果樹園 Op. 42(1932)
オネゲル:サラバンド H26(1920)
 倫理学の小講義 H148(1941)
サティ:第1メヌエット(1920)
 4つのささやかな歌曲(1920)
ミヨー:マズルカ(1914)
 コクトーの詩による3つの歌曲(1920)
プーランク:ワルツ ハ調(1919)
 燃える鏡(1938)
タイユフェール(1892-1983):牧歌、遊び心(1919)
 6つのフランスの歌(1929)
フランツィスカ・ハインツェン(S)
ベンジャミン・ミード(P)

録音:2020年7月
20世紀前半のフランスで活躍した作曲家たちの集団「フランス6人組」。サティを中心に『新青年』を結成した 若き作曲家たちの中から、詩人コクトーが選んだオーリック、デュレ、オネゲル、ミヨー、プーランク、タイユフェール の6人は、第一次世界大戦後のフランスにおいて、ドビュッシーの後継者として音楽界を主導する役割を担い ました。このアルバムでは6人の名前をアルファベット順に並べ、サティも加えた各々のピアノ曲と連作歌曲を収 録。彼らの美的アイデアと個性、そして生涯にわたる友情のつながりが垣間見えるユニークな1枚です。美しい 歌声を披露するのは、スイス出身、宗教曲を得意とするソプラノ歌手フランツィスカ・ハインツェン。長年共演を 務めるピアニスト、ベンジャミン・リードと息の合った演奏を聴かせます。
SM-362
NX-B03
バッハと彼に影響された作品集
ショスタコーヴィチ:前奏曲集 Op. 87より ハ長調
バッハ:われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ BWV 639
 ピアノ協奏曲 ニ短調 BWV 1052
 神の時こそいと良い時 BWV 106 - ソナティナ
 パストラーレ BWV590 - アリア
ピアソラ:アヴェ・マリア ハ長調
マルチェロ(1669-1747):オーボエ協奏曲 ニ短調
バッハ:主よ人の望みの喜びよ BWV147
※全てJ.ベルガーとA.プシュカレフによるチェロ・ピッコロ、ヴィブラフォンとマリンバ編
ユリウス・ベルガー(Vc・ピッコロ)
アンドレイ・プシュカレフ(ヴィブラフォン)
バベル・ベリアエフ(マリンバ)

録音:2020年6月28-29日、8月4-8日
バッハが影響を受けた作品、そしてバッハから影響を受けた作品を集め、チェリストのユリウス・ベルガーと、クレーメルとのコラボレーションで知られるパー カッション奏者アンドレイ・プシュカレフが新たな編曲を施したという興味深い作品集。タイトルの数字「60-90」は穏やかな心拍数を意味するもので、 これを聴くことで脈拍や鼓動を落ちつけて、自分自身と向き合う効果が期待されます。マルチェッロのオーボエ協奏曲は、バッハが鍵盤のための協奏 曲に編曲し、またBWV1052は自身のヴァイオリン協奏曲とされる作品をチェンバロのための協奏曲に編曲したもの。ショスタコーヴィチとピアソラ作品 はバッハの影響が強く、他のバッハ作品もしばしば様々な形の編曲題材となっています。今回はバッハがカンタータで好んで使用したチェロ・ピッコロを 主役とし、オーケストラ・パートはヴィブラフォンとマリンバで演奏。現代的な解釈も盛り込まれた見事な演奏をお楽しみください。
SM-365
NX-B03
シューマン:ピアノ作品集
ピアノのためのアレグロ ロ短調 Op. 8
4つの夜曲 Op. 23
幻想曲 Op. 17
フー・スンヨン(P)

録音:2020年12月14-17日
韓国出身のピアニスト、フー・スンヨン。16歳からヨーロッパで生活し研鑽を積んできた彼女は、現在スイスを拠点 に、アジアまでに至る幅広い地域で活動をしています。これまでにもモーツァルトとシューベルト、リストの録音で高く評 価されていますが、今作では、現在彼女が魅了されているというシューマンの作品を披露。彼女はこれら3つの作品 に共通する内に秘められた感性を細やかに捉えることで、シューマンの持つ独特な世界をあますことなく表現していま す。
SM-366
NX-B03
ピアソラとマッサのヌエボタンゴ協奏曲集
オマール・マッサ(1981-):バンドネオン協奏曲「ブエノスアイレス=ベルリン」
 ブエノスアイレス・レゾナンス…世界初録音
 ネグロ・リソ
 タンゴ・レガシー
ピアソラ:バンドネオン協奏曲「アコンカグア」
 Tangazo:Variations on Buenos Aires
タンガーソ: ブエノスアイレス変奏曲
オマール・マッサ(バンドネオン)
ベルリンSO
マーク・レイコック(指)

録音:2021年2月15-19日
ブエノスアイレス出身の作曲家・バンドネオン奏者のオマール・マッサ。2009年からベルリンで演奏活動を行っています。アルゼンチンのタンゴとクラシック 音楽の融合をはかる彼は音楽評論家たちから「アストル・ピアソラの後継者」とみなされています。 このアルバムでマッサは、2019年のベルリンとブエノスアイレス姉妹都市提携25周年を記念し、アルゼンチン大使館から委嘱されたバンドネオン協奏 曲「ブエノスアイレス=ベルリン」を含む4つの作品と、ピアソラがバンドネオンとオーケストラのために書いた大作二つを収録。ピアソラ の切り開いたシン フォニックなヌエボタンゴの伝統を20世紀から21世紀へと見事に繋くことに成功しています。
SM-367
NX-B03
ブラームス、フランク、クララ・シューマン、ロバノフ:作品集
クララ・シューマン:3つのロマンス Op. 22
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番ニ短調 Op. 108
ヴァシリー・ロバノフ(1947-):6つの断章によるソナタ Op. 56- ヴァイオリンとピアノのために…世界初録音
フランク:ヴァイオリン・ソナタ
エルミラ・ダルヴァローヴァ(Vn)
ヴァシリー・ロバノフ(P)

録音:2019年10月29-31日、2019年4月30日
2017年と2018年に国際コンクール"Global Music Awards"で金賞を獲得し、またグラミー賞にもノミネートされたヴァイオリニスト、エルミラ・ダル ヴァローヴァ。4歳からヴァイオリンを始めた彼女は、メトロポリタン歌劇場Oで史上初の女性コンサートマスターとなり、カルロス・クライバーなどの 大指揮者たちの元で演奏するなど華々しい活躍をしてきました。録音も数多く、NAXOSレーベルへのアルファーノ作品をはじめ、いくつかのレーベルよ り古典派からピアソラまで様々な作品をリリース、いずれも高い評価を得ています。共演するロバノフはロシア出身の大御所で、かつてはスヴャトスラフ・ リヒテルとピアノ・デュオを組んで活動しており、また作曲家としてシュニトケにも認められ、師事しました。これまでに2作のオペラをはじめ、宗教曲、管弦 楽曲、室内楽曲の分野で多くの作品を発表しています。このアルバムでは、そんな才能溢れる二人がロマン派を代表する名作を演奏。ロマンティック なクララ・シューマン、落ち着いた風情のブラームス、第1楽章から終楽章まで緊張感漲るフランクと、変幻自在な表現を繰り広げています。ロバノフの 「6つの断章によるソナタ」は名ヴァイオリニストのオレグ・カガンに捧げられており、性格の異なる小品が並ぶユニークな作品です。豊かな経験と音楽性 が反映された素晴らしい演奏をお楽しみください。
SM-358
NX-B10
ワーグナーとマーラー作品を弦楽四重奏で
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
※以上、アンドレアス・ヘーリヒトによる弦楽四重奏編
マーラー(編曲&構成:アンドレアス・ヘーリヒト):弦楽四重奏曲第1.0番
ヴォイジャーQ

録音:2020年12月12-13日ヴァーンフリート館、バイロイト(ドイツ)
ワーグナーは青年時代に弦楽四重奏曲を書きましたが、楽譜は散逸しており実際にその音を聴くことはできません。またマーラーも弦楽四重奏曲を書 いた記録はありますが、やはり楽譜が残っておらず、こちらも演奏は不可能です。"ワーグナーとマーラーの弦楽四重奏曲を聴いてみたい"そんな思いを 叶えたのがこの「愛の使者」と題されたアルバムです。ドイツの現代作曲家アンドレアス・ヘーリヒトが、それぞれの作品から愛のメッセージが込められた曲 を選び、見事な弦楽四重奏曲へとアレンジしました。 ワーグナーは、マティルデ・ヴェーゼンドンクを思いながら作曲したトリスタンとイゾルデの前奏曲と、ヴェーゼンドンク歌曲集の弦楽四重奏版、そして、 マーラーは、初期のピアノ四重奏曲を第1楽章とし、アルマにあてて書いた第5番のアダージェットを第2楽章、第10番を第3楽章、そして残された断 片を自由に組み合わせた曲を最終楽章に置いた「弦楽四重奏曲第1.0番」。どちらも魅力的な作品へと変貌を遂げています。演奏は、以前、同じ くアンドレアス・ヘーリヒトによる編曲版の「冬の旅」(SM335)をリリースしたヴォイジャー四重奏団。かつては有名クワルテットに在籍したり、バイエルン 放送響のメンバーであった奏者により2014年に結成されたアンサンブルです。
SM-373
NX-B03
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
シューマン:謝肉祭 Op. 9
ジャン=ニコラ・ディアトキン(P)

録音:2012年2月28-29日
ドイツ国内の高名な医師一家に生まれ、6歳から音楽の勉強を始めたジャン=ニコラ・ディアトキン。1989 年からクラウディオ・アラウの弟子ルート・ネイエに師事、1994年にはナディア・ブーランジェの弟子、ナルシ ス・ボネから教えを受け研鑽を積みました。最初は歌手の伴奏者として活動をはじめ、1999年頃からはソ リストとしても活躍。作品の本質を伝えるピアニストとして高く評価されています。このアルバムは2012年の 録音で、確かな技巧に支えられた悠々たる「ワルトシュタイン」と、それぞれの小曲の個性を際立たせた「謝 肉祭」を楽しめます。
SM-382
NX-B03
パガニーニ:24のカプリース Op. 1 セルゲイ・マーロフ(Vn…1-23,25/エレクトリック・Vn…24)

録音:2018年
バッハの「無伴奏チェロ組曲」をヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラで演奏し、軽やかな音色と優れた解釈で聴き 手を魅了したセルゲイ・マーロフ。今作は、彼が常に敬意を抱いているというパガニーニの代表作「24のカプリー ス」全曲です。これまでもパガニーニにまつわる作品を録音してきたマーロフですが、今回は難曲で知られるカプ リース全曲を披露するだけでなく、エレクトリック・ヴァイオリンを用いての即興演奏も加えることで、彼ならではのパ ガニーニ像を構築しています。


SMLP-186H(2LP)
エスカペイズ
ジョン・ウィリアムズ(1932-):エスカペイズ<クロージング・イン/リフレクションズ/JoyRide-奔放な行動>
ナイマン(1944-):蜜蜂が躍る場所
エシュパイ(1925-):サクソフォン協奏曲
ボブ・ミンツラー:リズム・オブ・アメリカズ
ヤン・シュルテ=ブネルト(Sax)
ノイエ・ヴェストファーレンフィルハーモニー
ハイコ=マティアス・フォルスター(指)
clair-obscurサクソフォン四重奏団…LP2:6-9

録音:2011年7月、2008年11月 ヴェストハーレン・イン・レックリングハウゼンノイエン・フィルハーモニー・スタジオ
1840年代、ベルギーの管楽器製作者アドルフ・サックスによって考案されたこの楽器は、現在ではクラシックのコンサートホールや歌劇場ではほとんど姿を見ることはなく、もっぱらジャズやポップス、ロックの分野で活躍しています。本来は吹奏楽の木管楽器と金管楽器との橋渡し目的で開発された楽器であり、もちろん吹奏楽やビッグバンドでは欠かすことのできない存在でもあります。このアルバムではハリウッド映画音楽の重鎮、ジョン・ウィリアムズの名作「エスカペイズ」と、マイケル・ナイマン、アンドレイ・エシュパイの2つの作品を、1976年ドイツ、クレフェルド生まれのヤン・シュルテ=ブネルトが華麗に演奏しています。バックを務めるのはこのレーベルおなじみのハイコ=マティアス・フォルスター。優雅さの中に緊迫感も溢れる納得の演奏です。2013年にCDが発売されたこの演奏。今回のLPには、clair-obscurサクソフォン四重奏団の演奏を新たに付け加え、「新装版」として発売となります。
SMLP-256(1LP)
NX-D11
Lounge Jewels
シャロン・ブラウナー:イディッシュ・エヴァーグリーンを歌う
1.Bay Mir Bistu Sheyn
2.Chassene Walz
3.S' Ken Nit Meglekh Zayn
4.Tango Apassionata
5.Kadish - Soldatn
6.Interlude
7.Beltz
9.Ikh Hob Dikh Tsufil Lib
10.Oyfn Pripetshik
11.Adon Olam
シャロン・ブラウナー(ヴォーカル)
シャロン・ブラウナー・バンド
シャロン・ブラウナーは1969年、当時の西ベルリンに生まれた女優&歌手であり、3歳から舞台、テレビで活躍。弱冠14歳で映画 「Blutiger Schnee」で主演を務め、その後30作品を超える映画に出演、のみならず脚本、監督も手掛けるという才能の持ち主で す。このアルバムは、彼女のルーツでもあるイディッシュ(ユダヤ)民謡をテーマとしたもので、彼女の両親&家族に捧げられています。セク シーかつリリカルなブラウナーのヴォーカルが心に響く興味深い1枚です。イディッシュとはいいつつもトラック2「Chassene Waltz」の原曲は イヴァノヴィチの「ドナウ川のさざなみ」であったり、トラック4は情熱的なタンゴであったりと、東西文化の融合を存分に感じます。
SMLP264(1LP)
NX-D11
アルプホルンとノルディック・ウィンズ
リュッティ:アルプホルンと弦楽のための協奏曲
伝承:古いグッギィスベルクの歌
アラコティラ:合奏協奏曲-第3楽章「Polska」
カロリーナ・カンテリネン:カレリアのこだま
伝承:ティナ・ヴィエリ
伝承:Min Skog
エリアーナ・ブルキ(アルプホルン)
カロリーナ・カンテリネン(S)
ポール・ウェグマン・テイラー(指)
ポール・テイラーO

録音:2014年11月11-13日
山岳地帯で用いられるアルプホルンの名手エリアーナ・ブルキと、ラップランドのソプラノ、カロリーナ・カンテリネン。この2人の出会いから生ま れた魅力的なアルバムです。2人を見出したのはサンフランシスコ出身の音楽家ポール(ウェグマン)・テイラー。優れた音楽家の両親と祖 父を持つ彼は、若いころからヴァイオリンとホルンを学び、世界中のオーケストラと合唱団を指導していましたが、1999年の夏に訪れたフィ ンランドでこの地の音楽に深い感銘を受け、とりわけカンテリネンの不思議な声に強く魅了されたといい、アルプホルンとソプラノのコラボレー ションを思い付いたのだそうです。このジャズとも民謡とも違うユニークな音をお楽しみください。
SMLP266(1LP)
NX-D11
ユーリ・クネッツ:管弦楽作品集
1.秋/2.ロマンス/3.妖精の湖
4.ワルツ/5.アルスター
6.タイス/7.行進曲
8.自然/9.エレジー
10.勝利/11.私の起源
12.ダンス/13.レクイエム
ヤクプ・ハウファ(Vn)
ヴロツワフ・スコアO
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ワルシャワ・フィルハーモニーcho
リー・ホールドリッジ(指)

録音:2014年11月
ユーリ・クネッツはロシアの現代作曲家&プロデューサー。このアルバムはアメリカの指揮者ホールドリッジとイギリスの録音プロデューサー、ア ルダー、そしてクネッツ、3人のコラボレーションから生まれた交響的作品を収録した1枚。その音楽はクラシック、ジャズ、ポップスの要素を 兼ね備えており、美しく抒情的な旋律はクネッツの内的エネルギーの反映です。

SMLP-321(1LP)
NX-D11
『リフレクション』〜ユーリ・クネーツ:交響的作品集
1.Memories メモリーズ
2.You あなた
3.Reflection リフレクション
4.Inspiration インスピレーション
5.Forest 森
6.Caprice カプリース
7.The Birth 誕生
リー・ホールドリッジ(指)
ミュンヘンSO

180g重量盤
ロシアの現代作曲家&プロデューサーであるユーリ・クネーツは、その作品の中で、クラシック、ジャズにポップスの要素 を組み合わせます。前作「dedication」と同じく、再び、アメリカの指揮者・アレンジャーであるリー・ホールドリッジと、 10回のグラミー賞受賞歴を誇る名レコード・プロデューサーのクリストファー・オールダーとタッグを組みアルバムを制作。 クネーツ自身もピアノで録音に参加しています。「私の音楽はとても叙情的なキャラクターを持っていると思います。な るべく自分自身の人生観や気分を伝えようとしているためです。それはつまり、哲学的な思想の反映であり、我々と いう存在を取り巻く自然などの小さな物語が我々の感情そのものに繋がっているということを示しています。」とクネーツ 自身が語るように、アルバムには、クネーツの母国の美しさ、月の光の魔法、冬景色、ノスタルジー、スピリチュアリティ など、インスピレーションを刺激される多彩なイメージが盛り込まれています。

SOB-01B
シューベルト:交響曲第3番&第5番 デニス・ラッセル・デイヴィス(指)
バーゼルSO

録音:2011年9月21日、2012年1月11-12日 シュタット・カジノ・ベーゼル・ムジクザール(ライブ)
SOB-02B
オネゲル:交響曲第1番ハ長調
交響曲第3番「典礼風」
デニス・ラッセル・デイヴィス(指)
バーゼルSO

録音:2011年3月2-3日
2012年1月18-19日 シュタット・カジノ・ベーゼル・ムジクザール(ライブ)
バーゼル響は、スイスのバーゼル市にあるオーケストラで、バーゼル劇場の座付きオーケストラでもあります。1997年に旧バーゼル響と、バーゼルRSOが合併し発足。2009年からはデニス・ラッセル・デイヴィスを首席指揮者に迎え、一層のレパートリーの拡充を図るとともに、完全なるアンサンブルとスタイリッシュな妙技を追求しています。1876年に設立された旧バーゼルSOは、1927年から1935年にはワインガルトナーが首席指揮者を務め、他にもホルスト・シュタイン、モーシェ・アツモン、アルミン・ジョルダンなど錚々たる顔ぶれの名指揮者たちによって育て上げられたオーケストラです。客演指揮者は数知れず、古くはブラームスやマーラー、フルトヴェングラー、最近ではブーレーズ、デュトワ、ゲルギエフなどが、この独自の味わいを持つオーケストラを演奏しています。最近では、ヴェンツァーゴによる斬新なブルックナーの録音もありますが、デニス・ラッセル・デイヴィスは、このオーケストラから更なる新しい響きを紡ぎだすことに成功したようです。まずは、シューベルトの交響曲とオネゲル(1892-1955)の交響曲という、対照的、かつ挑戦的なプログラムで腕試しと言ったところでしょうか。最近まで、リンツ・ブルックナーOとブルックナーの録音に勤しんでいたデニス・ラッセル・デイヴィス。すっきりとしたサウンドと、キレのよい解釈に一層磨きがかかっています。
SOB-05B
オネゲル:交響曲第2番
交響曲第4番「バーゼルの喜び」
デニス・ラッセル・デイヴィス(指)
バーゼルSO

録音:2013年8月26-29日スイスバーゼル,スタット=カジノ・ムジクザール
スイスの名門オーケストラと鬼才指揮者デニス・ラッセル・デイヴィスによる待望のオネゲル(1892-1955)交響曲の続編が登場です。前作では第1番と第3番という少々地味ながらも、堅実な曲を用意したデイヴィス。今作では満を持しての第2番と第4番のお披露目です。オネゲルの交響曲の中でもとりわけ人気の高い第2番は、弦5部のために書かれた編成の小さい曲。もともとは1936年の旧バーゼル室内O創立10周年の記念にと、創立者パウル・ザッハーがオネゲルに委嘱した曲でしたが、第二次世界大戦の勃発など世界的情勢の不安を受け、完成したのは1941年になってからでした。そんな時期に書かれた作品のせいか、全曲は暗いトーンに覆われていますが、最後に現れるトランペットのコラールがこの絶望的な雰囲気を振り払ってくれるかのように勇壮に響くのです。それに対し、第4番は明るく清明な響きを持ち、時にはスイスの民謡が聞こえてくるなど、幸福感に溢れた作品となっています。こちらもパウル・ザッハーの委嘱作で、こちらは同じく楽団の創立記念20周年のための作品です。デイヴィスの指揮の特徴である、見通しの良さはこれらの2曲にも存分に発揮されており、第2番でのメリハリと、第4番の透明感は、これらの曲の過去の演奏の中でも群を抜くものでしょう。
SOB-06B
ストラヴィンスキー:春の祭典-オーケストラ版&ピアノ4手版
春の祭典-オーケストラ版
春の祭典-ピアノ4手版
デニス・ラッセル・デイヴィス(指,P)
滑川真希(P)*
バーゼルSO

録音:2013年10月28-30日バーゼルカジノ
偉大なるストラヴィンスキー(1882-1971)の「春の祭典」。1913年にバレエ・リュスで初演され激しい賛否両論を巻き起こしたことでも知られます。この演奏はまずディヴィスの指揮するオーケストラで、この破壊的な曲を聴いていただき、その後に同じくデイヴィスと日本の現代音楽のスペシャリスト、滑川さんによる4手版をお楽しみいただくという趣向です。どんな形態で演奏されようとも、この曲の凄さは際立っています。
SOB-07B
シューベルト:交響曲第2番&第6番 デニス・ラッセル・ディヴィス(指)
バーゼルSO
バーゼルSOは、スイスのバーゼル市にあるオーケストラで、バーゼル劇場の座付きオーケストラでもあります。1997年に旧バーゼルSOと、バーゼルRSOが合併し発足。2009年からはデニス・ラッセル・デイヴィスを首席指揮者に迎え、一層のレパートリーの拡充を図るとともに、完全なるアンサンブルとスタイリッシュな妙技を追求しています。1876年に設立された旧バーゼルSOは、1927年から1935年にはワインガルトナーが首席指揮者を務め、他にもホルスト・シュタイン、モーシェ・アツモン、アルミン・ジョルダンなど錚々たる顔ぶれの名指揮者たちによって育て上げられたオーケストラです。客演指揮者は数知れず、古くはブラームスやマーラー、フルトヴェングラー、最近ではブーレーズ、デュトワ、ゲルギエフなどが、この独自の味わいを持つオーケストラを演奏しています。2009年から首席指揮者を務めるデニス・ラッセル・ディヴィスは、このオーケストラから新しい響きを引き出すことに成功、既にリリースされているシューベルトやオネゲル、ストラヴィンスキーなどでも驚くほど斬新な音楽を創り上げています。今回収録の第2番はシューベルトの初期の作品で、作曲は17歳のとき。しかし規模も大きくなかなか聴き応えのある曲です。一方6番は「小ハ長調」とも呼ばれる曲で、冒頭から荘厳な雰囲気を持つベートーヴェンからの影響が大きいとされる作品。どちらもディヴィスが念入りに演奏しています。
SOB-08B
シェイクスピアに触発されたベルリオーズの作品集
序曲「リア王」Op.4
劇的交響曲「ロメオとジュリエット」Op.17-愛の場面
音も人影もないキャピュレット家の庭-キャピュレット家の若者たちが、宴の間を出て、舞踏会の音楽を思い思いに口ずさみながら通り過ぎる
夢想とカプリスOp.8/クレオパトラの死
ユン・ソヨン(Vn)
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(Ms)
アイヴォー・ボルトン(指)バーゼルSO

録音:2014年8月25-28日スイスバーゼル,シュタッドカジノムジクザール
ベルリオーズ(1803-1869)自身が「私の人生はとても多くの興味深い内容を盛った小説である」と語り、また45歳のときには実際に「回想録」の執筆もはじめるなど、その生き方も音楽に負けず劣らず波乱万丈の一途を辿った人でした。この回想録は彼の死後、1870年に出版されましたが、これを読んだ読者たちは、ここに横溢する狂気に驚くと同時に、彼の天才についての思いを巡らせたのです。このアルバムは、ベルリオーズがシェイクスピア作品に触発された作品が主に収録されていますが、極度に歪曲、拡大された人物描写や壮大な音楽、濃厚な表情は、確かに他の作曲家たちの同傾向の作品に比べると、一味も二味も違うもの。ベルリオーズという人物の特異さが遺憾なく強調されていると言ってもよいでしょう。今回、これらの作品を演奏するのは、オペラでも活躍するアイヴォー・ボルトン。「クレオパトラの死」では名歌手カサロヴァを迎え、充実した演奏を聴かせます。また、ヴァイオリン協奏曲ともいえる「夢想とカプリス」は歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」から派生した作品で、こちらも興味深い音楽です。ユン・ソヨンの力強い演奏が魅力的です。
SOB-10E(2CD)
「火の鳥」〜オリジナル管弦楽版&2台ピアノ版
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」全曲(原典版)>
バレエ音楽「火の鳥」全曲(D.R.デイヴィスによる2台ピアノ編)*
デニス・ラッセル・デイヴィス(指)
バーゼルSO
デニス・ラッセル・デイヴィス(P)
滑川真希(P)

録音:2014年8月22-25日バーゼルシュタットカジノ、2015年8月12-14日リンツ劇場オーケストララウム*
2014年にリリースされた"春の祭典"(SOB06)に続き、ストラヴィンスキーの"火の鳥"を管弦楽版と2台ピアノ版との比較を楽しめる企画盤。今回も管弦楽版をD.R.デイヴィスが指揮するバーゼルSO、「2台ピアノ版」をD.R.デイヴィスと彼の妻、滑川真希が演奏しています。ストラヴィンスキーの3つのバレエ作品の中で、"火の鳥"は、他の2曲("春の祭典"、"ペトルーシュカ")と違い、作曲家による4手版が残されていません。そのため、D.R.デイヴィスは自分で4手版をアレンジするために、バーゼルのパウル・ザッハー財団に保管されているピアノ・ソロの譜面を参照、新たなヴァージョンを作り上げました。D.R.デイヴィスの斬新な解釈に基づく演奏はもちろんのこと、2つの版の聴き比べも非常に興味深いものとなっています。
SOB-11
NX-B03
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《ペトルーシュカ》

《管弦楽版(1911年原典版)》
《ピアノ4手連弾版》*
バーゼルSO
デニス・ラッセル・デイヴィス(指)
デニス・ラッセル・デイヴィス(P)*
滑川真希(P)*

録音:2015年8月25-27日
録音:2016年4月22-24日*
《ペトルーシュカ》はもともとはピアノ協奏曲として構想された作品であり、1911年にバレエ・リュスのためにバレエ音楽 に仕立て直した際も、ピアノの見せ場が多く取られていました。1914年にはアルトゥール・ルービンシュタインの依頼によ り《ペトルーシュカからの3楽章》が作られていますが、ストラヴィンスキー(1882-1971)は、オーケストラの総譜を作成 する際に平行して"4手ピアノ版"も作成していました。こちらは、リハーサル用、もしくは研究用として用いられていました が、最近はその技術的難易度の高さが愛されるようになり、しばしばコンサート・ホールでの演奏機会も増えてきました。 2014年にリリースされた《春の祭典》(SOB06)、2016年の《火の鳥》(SOB10)に続き、ストラヴィンスキーの《ペトルー シュカ》を管弦楽版と4手連弾版との比較で楽しめる好企画盤。今回も管弦楽版をD.R.ディヴィスが指揮するバーゼル交響 楽団、「4手連弾版」をD.R.ディヴィスと彼の妻、滑川真希が演奏しています。

8869-1960372B
It's A Good Day!
It's A Good Day!
Bla Bla Bla Cha Cha Cha
Roter Mohn/Mambo Bacan
Amado Mio/Libertango
Mambo Italiano/Moving On
Bel Ami/Hymne a l'amour
Fernsehapparat/Moon River
Amor Venme A Buscar
アンナ・マリア・カウフマン(S)

録音:2011年12月16-22日、2012年2月8-9日
アンナ・マリア・カウフマンは、カナダとドイツのオペラ&ミュージカル歌手です。1990年にA・ロイド・ウェバーのミュージカル「クリスティン」のドイツ・キャストと「オペラ座の怪人」で多くの聴衆を魅了しました。また名テノール、ペーター・ホフマンとの共演や、国際的な指揮者、オーケストラと共演、輝かしい経歴を築いています。このアルバムタイトル「It's A Good Day!」は、この言葉のあとに「For Singing A Song」と続き「今日は歌うのには良い日」という、まさに彼女の夢と心情を表わしたもので、聴き手にも幸せな気分を分け与えてくれることでしょう。
8884-3018462
ギター・フリークス
Bohemian Rhapsody/Day Tripper
Vivaldi Stormed/Come Together
Sweet Home Alabama/Mad World
Scarborough Guitars/Light My Fire
Meditation & Passacaglia/Butterfly
カトナ・ツインズ
このアルバムからは、よく知られたポップス、ロック、民俗音楽、クラシックなど様々なジャンルの曲が入り乱れて聞こえてきます。どの曲もハンガリーの双子ギタリスト、ピーターとゾルタンのデュオ「カトナ・ツインズ」がアレンジしたもので、原曲をうまく生かしながらも、独自の味付けが施された面白さを味わえます。彼らはこれまでもJ.S.バッハやアルベニス、ピアソラなどの作品集をリリースしていますが、このアルバムでは更に進化したギターの饗宴が繰り広げられています。これは目の覚めるような素晴らしい1枚です。
8884-3092602B
バッハ・イン・ロサンジェルス
バッハ:インヴェンションBWV772-786
無伴奏チェロ組曲第1番BWV1007
前奏曲第2番BWV847
無伴奏チェロ組曲第5番BWV1011-第4楽章サラバンド
ジャック・ボノ(エレクトリック・ベース)
ティエンシン・シンディー・ウー(Vn)
どんな楽器で奏しても、またどんな編曲を施しても、全く違和感を覚えさせないバッハの名曲たち。このアルバムは、世界に名だたるベーシスト、ジャック・ボノがバッハを意のままに操った稀有の名演です。インヴェンションは2声の旋律を解体、再構築し、信頼するヴァイオリニスト、シンディー・ウーとともに演奏したもの。ユニークな音色で新しいバッハの姿を見せてくれます。無伴奏チェロ組曲は、まさにチェロのための最高傑作に、新たなインスピレーションと可能性を与えたものであり、現代の楽器とバッハの音楽の親和性を強く感じさせてくれるものとして、印象付けられること間違いありません。
■ジャック・ボノ
フランス、パリの芸術家の家庭に生まれ、幼い頃からクラシックや他のジャンルの音楽に接していたベーシスト。ミュンヘンのジャズ・スクールで学び、ソロやツアーで活躍しています。クラシックにも造詣が深く、演奏にも様々なアイデアを盛り込み、常に新しい姿の音楽を届けています。
8884-3021572
ニュー・タンゴ・ソングブック
ピアソラ:「ブエノスアイレスのマリア」より<受胎告知のミロンガ/カリエーゴのミロンガ>
ハシント・チクラーナ/バラとツバメたち
誰かがタンゴに呼びかける
ポル・シエンプレ・グリス/操り人形
ラ・ビータ・ペケーナ/ワルツ風の詩
ア・ドン・ニカノール・パレーデス/ラ・ミスマ・ペーナ
マルセラ・アローヨ(ヴォーカル)
フリオ・アスカーノ(ギター)
マルセロ・ニシンマン(バンドネオン)
クラウディオ・スピーラー(パーカッション)

録音:2012年6月スイス,アイヒ,レークサイド・レコーディング・スタジオ
いまや「アルゼンチンタンゴ」と「アストル・ピアソラ」はほとんど同義語になりつつあります。ピアソラの音楽は永遠に不滅であり、20世紀の真の芸術作品と言っても過言ではありません。このアルバムでは、アルゼンチンのヴォーカリスト、マルセラ・アーロヨとギターのフリオ・アスカーノの息詰まる対話を聞くことができます。有名な「ブエノスアイレスのマリア」の曲をはじめとした全11曲。タンゴのリズムがもたらす喜び、官能的で温かみのある音、郷愁…様々が入り乱れるこの曲たちに耳を傾けていると、思わず不思議な感動に囚われること間違いありません。
8887-5071202B
マリアンナ・カタルディ:情熱の力〜ヴォーカル・リサイタル
ヘンリー・マンシーニ:ソーン・バーズ-メッジーのテーマ
フランシス・レイ:ある愛の詩
ヴァレリアーノ・キャラヴァッレ:欲望の力-私たちは幸せになれる
ニーノ・ロータ:ロメオとジュリエット-われらのとき
キャラヴァッレ:欲望の力:われを愛す
エンニオ・モリコーネ:ウエスタン-あなたの愛
カタルディ:愛のために死す
カタルディ:魂からの血
キャラヴァッレ:欲望の力-甘き狂気/10.ディ・カプア:あなたのくちづけ
ロータ:ゴッド・ファーザー-愛のテーマ
マリアンナ・カタルディ(ヴォーカル)
ブダペスト・スコアリングSO
ダニエル・ソモギ=トート(指)
イタリアのシンガーソングライター、マリアンナ・カタルディの印象的なアルバムです。4歳からライブを行い注目を浴びつつ、クラシック音楽の様式も学んだという彼女、基本的な技術を習得した上で、様々な様式(ポップ、ファンキー、ゴスペル、ジャズ、ソウル…etc)のスタイルで情熱的な歌を歌うことで知られています(イタリアでは「ポケモン」などのアニメ主題歌を歌っています)。多くのサウンドトラックも手がけるなど注目の彼女、このアルバムではトラック7の、ベートーヴェンの「月光ソナタ」をもとにした「愛のために死す」が聴き所でしょう。あのメロディがここまで情熱的に、そして切なく歌われるとは。注目のシンガーです。


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