湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Etcetera
(オランダ)



※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
KTC-1004
グリーグ:4手のためのピアノ作品集
4つのノルウェー舞曲集Op.35 (1881)
古いノルウェーのロマンスOp.51 (1891)
シェル・ベッケルン(キエル・ベッケルンド)、
ロバート・レヴィン(P)
KTC-1005
ア・リトル・コンソート・ミュージック
パーセル、ヴァイス、オトテールの作品
リトル・コンソート・アムステルダム
[ワルター・ファン・ハウヴェ(リコーダー)
ケース・ブッケ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
佐藤豊彦(リュート/テオルボ)]
KTC-1006
ヒンデミット:チェロ協奏曲 (1940) *
クラリネット協奏曲#
ティボル・デ・マヒュラ(Vc)*
ゲオルゲ・ピーターソン(Cl)#
キリル・コンドラシン(指)
アムステルダム・コルセルトヘボウO
KTC-1007
キャロライン・ワトキンソン(Ms)
ビゼー:4月の歌/セレナード
別れを告げるアラビアの女主人
ブラームス:まことの愛/娘の歌I/娘の歌II
乙女は語る/永遠の愛について
ドヴォルザーク:4つの歌Op.2
ベルク:4つの歌Op.2
アイヴズ:散歩/グランチェスター
トムが船出する/檻/余興
イギリス民謡:タイン川の水
キャロライン・ワトキンソン(Ms)
タン・クローネ(P)

録音:1982年11月2日、ウィグモア・ホール、ロンドン・ライヴ
KTC-1011
C.P.E.バッハ:6つのプロイセン・ソナタ Wq.48
[第1番 ヘ長調Wq.48-1,H.24
第2番 変ロ長調Wq.48-2,H.25
第3番 ホ長調Wq.48-3,H.26
第4番 ハ短調Wq.48-4,H.27
第5番 ハ長調Wq.48-5,H.28
第6番 イ長調Wq.48-6,H.29]
アンネケ・ウィッテンボッシュ(Cemb)

録音:1982年頃、ディジタル。使用楽器:ドゥルケン製楽器の、ケティル・オグサン制作によるコピー、1973年
KTC-1012
バルトーク:ピアノ作品集
15のハンガリー農民歌Sz.71
4つの哀歌Op.9a Sz.45
アレグロ・バルバロSz.49
14のピアノ小品(14のバガテル)Op.6 Sz.38
ロベルト・ハゴピアン(P)
KTC-1013
パーセル:歌曲集 アンドルー・ダルトン(C.T)
アンネケ・ウィッテンボッシュ(Cemb)
アウテンボッス(Cemb)
フリーク・ボルストラプ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
KTC-1014
ARIETTE DA CAMERA
ベッリーニ、ドニゼッティ、ロッシーニ:室内アリア集
アンヌ=マリー・ロッド(S)
ノエル・リー(P)
KTC-1015
サティ:ピアノ・デュオ作品全集
梨の形の3つの小曲
不愉快な概要/乗馬服を着て
パラード
組み合わされた3つの小品
風変わりな美女
ウィネケ・ヨルダンス、
レオ・ファン・ドゥセラール(P)
KTC-1016

ロマンティック・トランスクリプションズ
リスト:前奏曲とフーガ イ短調(原曲:バッハ BWV.543)
 君に捧ぐ(原曲:シューマン Op.25-1)
 私のいとしい人(原曲:ショパン Op.74-12)
 「ラ・カンパネッラ」
タウジヒ:バラード「幽霊船」Op.1c
バラキレフ:ひばり(原曲:グリンカ)
L・ゴドフスキー:ワルツ「芸術家の生活」(原曲:J.シュトラウス II)
リアン・デ・ワール(P)
KTC-1017
ブリテン:声楽アンサンブルのための作品
聖チェチーチア讃歌 Op.27
5つの花の歌 Op.47
神聖と世俗 Op.91
ウィールデン・トリオ=女の歌
いちじくの木
クインク・ヴォーカルEns.
KTC-1019
アメリカのピアノ作品集 Vol.1
コープランド:ピアノのための「宣言」
 Midday thoughts
ヴァージル・トムソン:センチメンタル・タンゴ第1番/第2番
 Senza espressione: Bennett Lerner
 Phillip Ramey Thinking
ポール・ボウルズ:ピアノのための6つの前奏曲
 ウアパンゴ第1番/El BejuCO
 Tierra Mojada / Orosi/La Cuelga
 ウアパンゴ第2番 (El Sol)
バーバー:ピアノのためのバラードOp.46
バーンスタイン:トゥーシュ
フィリップ・レイミー:ピアノ・ファンタジー
ベネット・ラーナー(P)
KTC-1021
夏の日のための音楽
ピエルネ:自由な変奏と終曲Op.51
ドビュッシー:ソナタ
ラヴェル(サルセード編):ソナチネ
ルーセル:サラバンドOp.30
オランダ・ハープ・アンサンブル
KTC-1022
ピーター・フィリップス:チェンバロ作品集
パヴァーナとガリアルダ・ドロローサ(1593)*
アマリッリ(1603)#/幻想曲 ト長調#
パヴァーナ(1580)*/幻想曲 ヘ長調(1582)*
パッサメッツォ・パヴァーナとガリアルダ(1592)#
アンネケ・ウィッテンボッシュ(Cemb)
KTC-1023
ピアソラ:タンゴとミロンガ
天使の死/天使のミロンガ
アルフレッド・ゴッビの肖像
コントラバヘアンド
ハシント・チクラーナ
ギターのための5つの小品
Milonga en ay menor
ブエノスアイレスの秋
ホルヘ・オライソン(G)
KTC-1024
ドヴィエンヌ(1759-1803):ファゴットと通奏低音のための6つのソナタOp.24
ハ長調/ト長調/ヘ長調
変ロ長調/ト短調/ハ長調
ジェシー・リード(Fg)
グレン・ウィルソン(Fp)
KTC-1025
ソル:ギター作品集
スコットランド民謡「美しきドゥーン川の岸辺よ」の主題による変奏曲 Op.40
モーツァルト「魔笛」からの6つのアリア Op.19
カプリス「静けさ」Op.50
ギターのためのソナタ第2番 ハ短調Op.25
レックス・アイセンハルト(G)
KTC-1026
ドビュッシー:歌曲集 Vol.1
星の輝く夜/西風/感傷的な風景
ロマンス/音楽
アリエルのロマンス
スペインの歌/まぼろし
パントマイム/月の光/ピエロ
2つのロマンス/3つの歌曲
華やかな宴第2集
アンヌ=マリー・ロッド(S)
ノエル・リー(P)
KTC-1028
R・シュトラウス:歌曲集
献呈Op.10/4つの歌Op.27
乙女の花Op.22/3つの歌Op.29
ロバータ・アレクサンダー(S)
タン・クローネ(P)
KTC-1029
イヴォンヌ・ケニー〜ウィグモア・ホール・ライヴ
シューベルト:春の確信D686/悲しみD.722
 ガニメートD.544
R・シュトラウス:5つの歌Op.48-2「私の心は迷う」
 5つの歌Op.41-1「子守歌」
 6つの歌Op.68-2「花束を編みたかった」
 Op.48-5「アモール」
プーランク:偽りの婚約(6曲)
ロドリーゴ:4つの愛のマドリガル
コープランド:古いアメリカの歌
イヴォンヌ・ケニー(S)
ローレンス・スクロバクス(P)
KTC-1030
ダウランド:リュート・ソング集
甘き恋よもういちど/さあ、おいで
わが恋人の涙/パイパーのパヴァン
恋人よ、しばし止まれ
嘆きの泉よ、もう泣かないで
暗闇にぼくは住みたい
羊飼いが木陰で/思いが叶わぬ時は
デンマーク王のガリアード
行け、水晶の涙
ダフネはあまり貞節ではなかった
ウィンター夫人のジャンプ
ホワイト夫人に事なし/ヴォー夫人のジグ
靴屋の女房/真実の愛よ教えてほしい
ご婦人向きの小間物はいかが
アンドルー・ダルトン(C.T)、
今村泰典(Lute)
オランダのエトセトラ(Etcetera)からリリースされている日本を代表するリュート奏者の1人、今村泰典の録音が再プレスされました!
KTC-1031
ウィリアム・バード:声楽作品集
4声のミサ/他
クインク・ヴォーカル・アンサンブル
KTC-1032
ドヴォルザーク:10の伝説曲Op.59 ウィネケ・ヨルダンス、
レオ・ファン・ドゥセラール(P)
KTC-1033
アレクサンドル・チェレプニン:ピアノ作品集
ロマンティックなソナチネ Op.4
5つの中国風演奏会練習曲 Op.52
4つのアラベスク Op.11
歌とリフレイン Op.66
39の取るに足らない小品集 [39 Opivochki]*〜6つの小品
ピアノのための8つの小品 Op.88
ベネット・ラーナー(P)
KTC-1034
ブローウェル:ギター作品集
3つの記録 [Tres apuntes]
舞踏礼讃/カンティクム/タラント
キューバ民謡による主題とエア
黒いデカメロン
ジャンゴ・ラインハルトの主題による変奏曲
ホルヘ・オライソン(G)
KTC-1035
モーツァルト:歌曲集 Vol.1
クローエにK.524/別れの歌K.519
さびしく暗い森でK.308
鳥よ,年毎にK.307/孤独にK.931
老婆K.517/すみれK.476
夕べの想いK.523/魔術師K.472
ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時K.520
夢の像K.630
詠唱「ああ、とき明かしたまえおお、神よ」K.178
詠唱「われ心に踊らんばかりの喜ぴを感じ」K.579
静けさはほほえみK.152
春のはじめにK.597
すみれK.473/ひめごとK.518
ロバータ・アレグザンダー(S)
グレン・ウィルソン(P)
KTC-1036
アメリカのピアノ作品集 Vol.2
ロイ・ハリス:ピアノのための「アメリカのバラード」
ポール・ボウルズ:舞曲
 2台のピアノのための「クロス=カントリー」
 ピアノのためのソナチネ
コープランド:3つのムード
マーク・ブリッツスタイン:変奏曲第2番
 パ・ド・ドゥ/四分の三拍子の舞曲
バーバー:愛の歌
コープランド:ソネット第2番
 Petit portrait ABE /感傷的なメロディ
フィリップ・レイミー:ピアノのためのカンツォーナ
ウィリアム・シューマン:ピアノのための5つの曲集「旅」
ベネット・ラーナー(P)
KTC-1037
バーンスタイン:歌曲集
私、音楽大嫌い!
美味しい料理法[フランス語歌唱版/英語歌唱版]
2つの愛の歌/So pretty
ピッコラ・セレナータ
シルエット/「ミサ曲」より(2曲)
ペンシルヴァニア大通り1600番
「キャンディード」より(2曲)
「ピーター・パン」より(4曲)
ロバータ・アレグザンダー(S)
タン・クローネ(P)
KTC-1038
リッチ&アルゲリッチ
フランク:ヴァイオリン・ソナタ*
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 二長調Op.94a*
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番
ニ短調Op.27-3
パガニーニ:「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による変奏曲 Op.9
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番〜ガヴォット/ロンド
ルッジェーロ・リッチ(Vn)
マルタ・アルゲリッチ(P)*

録音:1979年10月20日、カーネギー・ホール、ニューヨーク、ライヴ
オランダの老舗レーベル「Et'cetera(エトセトラ)」の初期の名盤の1つ、ルッジェーロ・リッチとマルタ・アルゲリッチが1979年にニューヨークのカーネギー・ホールで繰り広げた白熱のライヴ!
多くの名演が存在するフランクのヴァイオリン・ソナタのなかでも、決定盤の1つとして評価の高い熱演(楽章間にまで巻き起こる拍手からも会場の熱気が伝わります)でありながら、長らく廃盤・入手不可となっていた名盤が再生産されました!
KTC-1039
グリーグ:ギター・アンサンブルのための編曲集
「ペール・ギュント」組曲第1番/第2番
組曲「ホルベアの時代から」
2つの悲しき旋律Op.34
オランダ・ギター三重奏団
KTC-1040
ラヴェルによる管弦楽編曲作品集
ラヴェル:バレエ「マ・メール・ロワ」
ドビュッシー(ラヴェル編):サラバンド/舞曲
シューマン(ラヴェル編):「謝肉祭」より(3曲)
シャブリエ(ラヴェル編):華やかなメヌエット
ユリアン・レイノルズ(指)
ペル・ムジカ、
ヨーロッパ室内O
KTC-1041
ネリー・ミリチョイウ
デュパルク、グラナドス、レスピーギ、
プロック、プッチーニ、カタラーニ:歌曲集
ネリー・ミリチョイウ(S)
デイヴィッド・ハーパー(P)
KTC-1042
コルンゴルト:3つのピアノ・ソナタ集
第1番 ニ短調/第2番 ホ長調/第3番 ハ長調
マテイス・フェルスホール(P)
KTC-1043
コルンゴルト:室内楽作品集
弦楽六重奏曲Op.10*
ピアノ三重奏曲Op.1#
ベルリン弦楽六重奏団*
ゲーベル・トリオ#
KTC-1044
ツェムリンスキー他:歌曲集
ツェムリンスキー:メーテルリンクの詩による6つの歌Op.13〜第1曲/第2曲/第3曲/第5曲
シュレーカー:5つの歌 (1909) /5つの歌曲Op.4
ヨゼフ・マルクス(1882-1964):ハイゼの詩による7つのイタリア語の歌曲
 太陽の国
ドロシー・ドロウ(S)
マッシミリアーノ・ダメリーニ(P)

録音:1980年、ライヴ
KTC-1045
メノッティ:歌曲集、室内楽作品集
ソプラノ,ハープと弦楽四重奏のための「夜想曲」
ソプラノとピアノのための「 Canti della Lontananza 」
4つのイギリスの歌
ハープと弦楽四重奏のための「カンティレーナとスケルツォ」
カラン・アームストロング(S)
オメロ・フランセシュ(P)
ヘルガ・シュトルク(Hp)
アルフレート・ルッツ、
ミシャ・サレヴィチ(Vn)
シュテファン・ブラウマー(Va)
クラウス・クール(Vc)
KTC-1046
ブリテン:声とピアノのための作品集
誕生日のお祝いOp.92
子守歌のお守りOp.41
民謡編曲集
 The Ash Grove
 The Trees They Grow so High
 O Can ye Sew Cushions?
 The Last Rose of Summer
 The Minstrel Boy
 The Salley Gardens
 O Waly, Waly
 Come you not from Newcastle?
 Quand j'etais chez mon pere
イヴォンヌ・ケニー(S)
キャロライン・ワトキンソン(A)
タン・クローネ(P)
ヴォンヌ・ケニーとキャロリン・ワトキンソン、二人の大歌手が歌ったブリテンの歌曲集(オリジナル・リリースは1987年頃)も再生産されました。
KTC-1048
ドビュッシー:歌曲集 Vol.2
抒情的散文
ステファン・マラルメの3つの詩、他
アンヌ=マリー・ロッド(S)
ノエル・リー(P)
KTC-1049
ハープ伴奏によるケルティック・ソング集 レイチェル・アン・モーガン(Ms/Hp)
KTC-1050
プッチーニ:歌曲集と珍しい室内楽作品集 ロバータ・アレグザンダー(S)
タン・クローネ(P)
ラファエルSQ
KTC-1051
ウェーベルン、ベルク、シェーンベルク:歌曲集 ドロウ(S)
ヤンセン(P)
タン・クローネ(P)
KTC-1053
フランコ・ドナトーニ(1927-2000):室内楽作品集
SPIRI(10の楽器のための;1977)
FILI(フルートとピアノのための;1981)
DE PRES(声と5つの楽器のための;1978)*
ETWAS RUHIGER IM AUSDRUCK
(5つの楽器のための;1967)
REFRAIN(8つの楽器のための:1986)
ドロシー・ドロウ(S)
エド・スパンヤード(指)
ニュー・アンサンブル
KTC-1054
ラヴェル:4手のピアノ作品集
スペイン狂詩曲
マ・メール・ロワ
ファンファーレ/ボレロ*
デゥセラー&ヨルダンス(P)

*=世界初録音
KTC-1055
バーバー:歌曲全集 ロバータ・アレグザンダー(S)
タン・クローネ(P)
KTC-1056
アマリッリ麗し
カッチーニ:恋人達よ、聞いておくれ/ODI, EUTERPE
愛の神よ、何を待つのか/SE RIDETE GIOIOSE
アマリッリ麗し
ピッキ:トッカータ*/バッロ・アラ・ポラッカ*
モンテヴェルディ:サルヴェ、オ・レジナ
フレスコバルディ:DOVE, DOVE, SIGNOR
 トッカータ第1番*/DONNA, SIAM
 カンツォーナ第5番*
 DI LICORI UN GUARDO
 カンツォーナ第4番*
 TROPPO SOTTO DUE
 トッカータ第11番*
 パルティータ・ソプラ*
 そうやって私を蔑むのか
ストラーチェ:パッサメッツォ*
マックス・ファン・エグモント(Br)
クリス・ファー(Cemb)
KTC-1057
カステルヌォーヴォ=テデスコ:ウェル=テンパード・ギター デュオ・バテンド(G)
KTC-1059
プロコフィエフ:チェロ作品集
チェロ・ソナタOp.110
バラードOp.15/アダージョOp.97
行進曲Op.65/ワルツOp.118
チェロ組曲Op.21
ドミトリ・フェルシュトマン(Vc)
ロナウド・ブラウティガム(P)
KTC-1060
ロベルト・ゲルハルト:歌曲集 ベニタ・ヴァレンテ(S)
タン・クローネ(P)
KTC-1061
1937年パリ万国博覧会〜17人の作曲家のピアノ小品集 ベネット・ラーナー(P)
KTC-1062
コープランド:ピアノ変奏曲
ピアノ・ソナタ/ファンタジー
ダヴィッド・ライヴリー(P)

録音:1980年
KTC-1063
イギリスの歌曲集
ディーリアス:秘めたる愛、鳥の物語、
 夜うぐいす、The Homeward Way、
 ヴェネヴィル、夕べの声/
アイヴァー・ガーニー
(1890−1937):広々とした野原、
 セバーン川の牧草地、春の願い、
 歌手たち、墓碑、慰められる愚行、
 パンとさくらんぼ、すべての月夜、
 サリー・ガーデンを下って、雪、
 天国の布、Brown is my Love
イアン・パートリッジ(T)、
ジェニファー・パートリッジ(P)

録音:1980年
入手困難状態が続いていたパートリッジによるディーリアス&ガーニー作品集が復活の再発売!イギリスの重鎮が歌う数々の歌曲は現在も全く色褪せません。
KTC-1064
パーセル、ヘンデル、グルック:オペラ・アリア集 ワトキンソン(Ms)
アムステルダム・バッハ・ソロイスツ
KTC-1067
ゴドフスキー:ヴァイオリンとピアノのための印象 シュナイダー(Vn)
ガーベン(P)
KTC-1069
ヴィヴァルディ:6つのカンタータ集
カンタータ「魂と心の狩りに」RV.670
カンタータ「不実な心」RV.674
カンタータ「天に紅の光立ち」RV.667
カンタータ「懐かしき森、友なる牧場」RV.671
カンタータ「涙と嘆き」RV.676
カンタータ「このような見知らぬ小道へ」RV.677
デレク・リー・レイギン(C.T)
ヴィオラ・デ・ホーフ(Vc)*
クリス・ファー(Cemb)#

録音:1988年頃
KTC-1070
ブライアン・ファニーホウ(1943-):室内楽作品集
La Chute D'icare(1988)
Superscriptio(1981)
Intermedio alla CiacCOna(1986)
Etudes Transcendantales(1982-85)
ニュー・アンサンブル

録音:1988年10月-1989年3月
KTC-1072
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調Op.25
マーラー:ピアノ四重奏曲断章 イ短調(1876)
フィリアーズ・ピアノ四重奏団
[イアン・ブラウン(P)
モーリーン・スミス(Vn)
サイモン・ローランド=ジョーンズ(Va)
アレクザンダー・ベイリー(Vc)]

録音:1988年10月27日&28日、ロンドン。
KTC-1073
フランス6人組のフルート音楽
ミヨー:ブラジルの郷愁
タイユフェール:フルート・ソナタ第2番
プーランク:フルート・ソナタ
オネゲル:ロマンス
ミヨー:ソナチネOp.76
オネゲル:牝山羊の踊り
ルイ・デュレ:ソナチネ
プーランク:愛の小径
オーリック:ムーラン・ルージュの唄
ランソム・ウィルソン(Fl)
クリストファー・オレイリー(P)
KTC-1074
ラッブラ、ブリテン、グラバート、レントゲン:オーボエ・ソナタ集 ペーター・ブレー(Ob)
パウル・コーメン(P)
KTC-1076
カール・タウジヒ:ワーグナー作品の
トランスクリプションとパラフレーズ集

ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」による3つのパラフレーズ[愛の情景/水夫の歌/羊飼いの歌]
ワーグナー「ワルキューレ」からの2つのトランスクリプション(1863)〜ジーグムントの愛の歌/ワルキューレの騎行
ワーグナー「皇帝行進曲」のトランスクリプション(1871)
デニス・ヘニッヒ(P)

録音:1989年6月、シドニー・タウン・ホール、シドニー、オーストラリア
KTC-1077
レーガー:ピアノ三重奏曲集
ヴァイオリン,ヴィオラとピアノのための三重奏曲 ロ短調Op.2*
ヴァイオリン,チェロとピアノのための三重奏曲 ホ短調Op.102*
ベルリン・ゲーベル・トリオ
[ハンス・マイレ(Vn*,#)
野田 裕美子(Va)*
ルネ・フォレスト(Vc;#)
ホルスト・ゲーベル(P*,#)]

録音:1989年6月、TMAスタジオ、ベルリン
KTC-1079
アイヴズ:コンコード・ソナタ
エマーソン・トランスクリプション
ドンナ・コールマン(P)
KTC-1080
ヘンデル:ハープ伴奏による宗教的アリア集 ラッヘル・アン・モーガン(Ms)
エドヴァルド・ヴィッツェンブルフ(Hp)
KTC-1081
ハイドン:ヴァイオリンとヴィオラのための6つのソナタ カズオ・オクムラ(Vn)
ハンス・ドゥソスヴァ(Va)
KTC-1082
フォーレ:夜想曲全集(全13曲) ダヴィッド・ライブリー(P)
KTC-1083
テレマン:オーボエ・ソナタ集 ペーター・ブレー(Ob)
ハンス・ドゥソスヴァ(Va)、他
KTC-1085
マリンバ協奏曲集
ホヴァネス:日本の木版画による幻想曲Op.211*
ペーター・クラツォフ(1945-):マリンバと弦楽オーケストラのための協奏曲(1985)#
フランク・ヌイツ(1954-):ウッドノーツ(1987)+
ロバート・ヴァン・サイス(マリンバ)
コルマン・ピアース(指)ダブリンRTESO*
エンリーケ・ガルシア=アセンシオ(指)クレアモント弦楽O#
フランク・ヌイツ(指)コレギウム・インストゥルメンターレ・ブリュゲンス+
KTC-1086
タウジヒ:新・ウィーンの夜会(ヨハン・シュトラウスIIによるワルツ=カプリス)
[第1番(ワルツ「蛾」Op.157による)
第2番(ワルツ「人はただ一度生きる」Op.167による)
第3番(ワルツ「Wahlstimmen」Op.250による)(以上第1組曲)
第4番 ホ長調/第5番 イ長調(以上第2組曲)]
シューベルトの4手ピアノ作品の3つの演奏会用編曲集
[フランス風主題によるディヴェルティスマン ホ短調D.823
4つのポロネーズD.599
軍隊行進曲第1番 ニ長調D.733-1 Op.51-1]
デニス・ヘニッヒ(P)

録音:1990年1月22日&23日、シドニー音楽院フェアブリュッヘン・ホール
KTC-1087
バスーンのためのフランス・バロック・ミニアチュア集 レアド(Fg)
KTC-1090
シマノフスキ:歌曲集 ドロウ(S)
ヤンセン(P)
KTC-1091
フィニシー:イギリスのカントリー・チューン フィニシー(P)
KTC-1092
ブリテン:作編曲による歌曲
パーセル(ブリテン編):アレルヤ
 バラよりも甘く/女王の哀歌
ブリテン:歌曲集「ティト・フォー・タト」(1969)
パーセル(ブリテン編):3つの神聖な聖歌(1947)
ブリテン:合唱曲集「金曜日の午後」Op.7(1933-1935) 〜第8曲「魚釣の歌」/第5曲「新年のキャロル」
ブリテン編:3つのイギリス民謡
[ There's none to soothe / Little Sir William /O Waly Waly]
デレク・リー・レイギン(C.T)
ジュリアス・ドレイク(P)

録音:1987年7月26日、ウィグモア・ホール、ロンドン、ライヴ。
KTC-1093
アンタイル:弦楽四重奏曲集 モンドリアーンSQ
KTC-1095
ファリャ:スペインの庭の夜
エルネスト・アルフテル(1905-1989):ポルトガル狂詩曲
ロベルト・ジェラルド(1896-1970):アレグリーアス
ギレルモ・ゴンザレス(P)
ビクトル・パブロ・
ペレス(指)
テネリフェSO

録音:1989年9月、ラグナ大学、テネリフェ島、スペイン
KTC-1097
テオ・ルーヴェンディ(1930-):作品集
5つの楽器のための「ヴィーナスとアドニス」(1981) *
ピアノ独奏のための「 STRIDES 」(1976)
女声と7つの楽器のための「6つのトルコ民謡集」(1977)
フルートとピアノのための音楽(1979)/
メゾソプラノと8つの楽器のための「歌劇『 NAIMA 』からの2つの歌」(1986)#
7つの楽器のための「 BACK BAY BICINIUM 」(1986)
エド・スパンヤード(指)
ニュー・アンサンブル
[Fl、Cl、マンドリン、2G、Hp、2P、Perc、ダラブッカ、2Vn、Va、Cb、S、Ms]

録音:1990年
KTC-1101
ヴィラ=ロボス:ヴァイオリン・ソナタ集
ソナタ・ファンタジア第1番
花の組曲
ソナタ・ファンタジア第2番
アフリカ舞曲
ヴァイオリンソナタ第3番
ユエ・ヤオ(Vn)
アルフレッド・ヘラー(P)
KTC-1102
ミュージック・オヴ・マイ・ハート〜ケルティック・ハープ弾き語りによるイギリス民謡集 Vol.2
エリスケイの愛の歌/メガンの娘/私の行く先は/夏とはいったい何かしら/わが愛は紅いばらのように/おおみそか/羊のための囲いのある谷/空高くひばりは舞う/ある朝はやく/とねりこの林/はたおり歌/ダニー・ボーイ/飛んでゆくのか、くろつぐみ/スペインの女/海辺にて/影とともに踊れ/小麦を見守って/ラメントとホーンパイプ/ペンデリンの娘/蛍の光
レイチェル・アン・モーガン(Ms、ケルティック・ハープ)

録音:1990年8月、アムステルダム
※KTC-1102の新装再発売
澄んだ歌声とたおやかなケルティック・ハープの伴奏で紡ぐイギリス民謡集。入手困難となっていたEt'cetera初期の名盤、レイチェル・アン・モーガンが弾き語る「ミュージック・オヴ・マイ・ハート」が、装いを新たに登場!名曲「ダニー・ボーイ」や、クリスマス・キャロル「ひいらぎかざろう」の旋律としても知られるウェールズ民謡「おおみそか」、ロバート・バーンズが収集し詩を付けたスコットランド民謡「蛍の光」など、 イギリス各地の美しい調べを歌います。
KTC-1103
武満徹:ピアノ作品全集
雨の樹素描
閉じた眼
フォー・アウェイ
リタニー
ピアノ・ディスタンス
遮られない休息
「Corona」と「Crossing」(同時ライヴ演奏)
ロジャー・ウッドワード(P)

※日本語解説付き
KTC-1105
デール:ヴィオラとピアノのための作品集 ローランド=ジョーンズ(Va)
インメルマン(P)
KTC-1108
マルクス:歌曲集 ダイナ・ブライアント(S)
ダニエル・ブルメンタール(P)
KTC-1110
ラウロ:ベネズエラ・ワルツ集/ギター作品集 バルビ(G)
KTC-1111
サン=サーンス:チェロ・ソナタ第1番&第2番
ロマンスOp.51*/白鳥
アレグロ・アパッショナートOp.48
ロウリ・ブレイク(Vc)
カロリーネ・パーマー(P)

*=世界初録音
KTC-1112
ブロッホ:ヴィオラとピアノのための作品集 ロウランド=ジョーンズ(Va)
インメルマン(P)
KTC-1113
カンドフ:水晶十二宮 ファン・シーセ(マリンバ)
ヴォデニチャロフ(P)
KTC-1114
ナルバエス:デルフィンの曲集(抜粋) アイセンハルト(ビウエラ)
KTC-1115
エベン:ファウスト/ブクステフーデに捧ぐ イェッセン(Org)
KTC-1116
ヘラー:ひとり散歩 ブルメンタール(P)
KTC-1117
フリードマン:ピアノ作品とトランスクリプション集 フロウンジャン(P)
KTC-1118
グラズノフ:ピアノ・ソナタ第1番 変ロ短調Op.74
ピアノ・ソナタ第2番 ホ短調Op.75
3つの練習曲Op.31
演奏会用大ワルツ 変ホ長調Op.41
マッシミリアーノ・ダメリーニ(P)

録音:1991年7月4日&5日、ローマ
KTC-1119
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.75
ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.76
ヴァイオリンとピアノのためのラプソディ第1番Op.86
ゲオルグ・メンヒ(Vn)
マッシミリアーノ・ダメリーニ(P)

録音:1991年7月2日&3日、ローマ。使用楽器:グァルネリ・デ・ジュス、1739年製(Vn)/スタインウェイ、モデルD(P)
KTC-1120
ルービンシュタイン:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ第1番&第2番
ゲルト・フォン・ビユーロウ(Vc)
ホセ・リベラ(P)
KTC-1123
ヴィラ=ロボス:ピアノ作品集 Vol.1 アルフレッド・ヘラー(P)
KTC-1124
シュニトケ:ピアノ四重奏曲
弦楽四重奏第3番
モンドリアーンSQ
KTC-1125
ヴァイオリンと管弦楽のためのフランス音楽 フィリッペ・グラファン(Vn)
ユーディ・メニューイン(指)ロイヤルPO
KTC-1126
スクリャービン:後期ピアノ作品集
2つの舞曲Op.73
5つの前奏曲Op.74
詩曲「焔に向かって」Op.72
ピアノ・ソナタ第10番
2つの詩曲Op.71/2つの詩曲Op.69
2つの前奏曲Op.67
2つの詩曲Op.63
夜想曲Op.61
ピアノ・ソナタ第6番Op.62
3つの練習曲Op.65
ロジャー・ウッドワード(P)
KTC-1127
ゲールマール:ディアゴナル・フライング/他 ロジャー・ウッドワード(P)
KTC-1128
ジョン・アイアランド(1879-1962):歌曲集
丘を越えての歌(1913)/Bed in Summer(1912-3)
歌曲集「母と子」(1918)/聖マリーの鐘(1918)
春の悲哀(1918)
If there were dreams to sell (1918)
私は20頭の雄牛を飼っている(1918)
3羽のカラス(1920頃)
愛しい人よ、私が死んだ時には(1924)
What art thou thinking of? (1924)
トーマス・ハーディの詩による3つの歌(1925)
サンタ・キアーラ(1925)/愛と友情(1926)
信頼(1928)/During music (1928)
いつかは別れる時が来るとしたら(1929)
宗教と世俗の歌(1929-31)(6曲)
レイチェル・アン・モーガン(Ms)
タン・クローネ(P)

録音:1991年12月、小マリア教会、ユトレヒト
KTC-1129
バルトーク:ラプソディ第2番Sz.89*
ピアノ・ソナタSz.80#
無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz.117+
ゲオルグ・メンヒ(Vn)*,+
マッシミリアーノ・ダメリーニ(P)*,#

録音:1991年7月3日*/1991年10月28日&29日#/1991年12月2日〜3日+、以上ローマ。使用楽器:グァルネリ・デ・ジュス、1739年製(Vn)/スタインウェイ、モデルD(P)
KTC-1130
バートウィッスル:管楽器と打楽器のための音楽 ネーデルランド・ウィンド
パーカッション・グループ・ザ・ハーグ
KTC-1131
アントン・ルビンシュテイン(1829-1894):
弦楽四重奏曲集 (Op.17/1850-52)

[第1番 ト長調/第2番 ハ短調]
コペンハーゲン・ロイヤルSQ

録音:1992年2月、デンマーク
KTC-1133
カール・タウジヒ:リストの交響詩のトランスクリプション集
交響詩「前奏曲」/交響詩「ハムレット」
交響詩「オルフェウス」/交響詩「タッソー」
デニス・ヘニング(P)

録音:1991年4月14日&16日
KTC-1134
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ピアノ作品集 ブルメンタール(P)
KTC-1135
ホルンとピアノのためのフランス音楽 バリー・タックウェル(Hrn)
ダニエル・ブルメンタール(P)
KTC-1137
ケージ:トロンボーンのための音楽 フルカーソン(Tb)
KTC-1138
モーツァルト、ベーム:フルート・ソナタ集 ウィルソン(Fl)
サザーランド(P)
KTC-1139
ヴィラ=ロボス:歌曲集 Vol.1
打ち明け話(1908)*/細密画(1907-16;6曲)*
モディーニャとカンサン第1巻(1933-43;7曲)*
古風なサンバ(1950)*
18世紀の詩による歌(1953)*/ VIRA (1926)*
水晶の歌(1950)#/ SETE VEZES (1958)#
EPIGRAMMAS IRONICAS E SENTIMENTAIS
[Vol.1 (1921;4曲)#/Vol.2 (1923;4曲)#]
ファナドの庭(1955)
DUAS PAISAGENS (1946;2曲)#
モディーニャとカンサン第2巻(1943;6曲)#
マーク・ヘラー(T)*
キャロライン・シモーネ(S)#
アルフレッド・ヘラー(P)

録音:1992年3月
KTC-1140
ウォルトン&ランバート:歌曲集 ケニー(S)
マルティノ(P)
KTC-1141
クロンマー:木管合奏のためのパルティータ集 トリーベンゼー・ウインドEns.

KTC-1142
スタンチンスキー:ピアノ作品集
カノン形式による前奏曲集
[インヴェンションにおける2声のカノン ハ長調 (1913)
3声のカノン ト長調 (1913)
4声のカノン ヘ長調 (1913-14)
拡大する2声のカノン変ホ短調(1913-14)
カノン ロ短調(1908)]
5つの前奏曲集 (1907)
ピアノ・ソナタ第2番 ト長調(1912) *
12のスケッチ Op.1 (1911) *
ニコライ・フェフィロフ(P)

録音:1992年2月、モスクワ音楽院コンサート・ホール
ゴルノスタエーワ門下の技巧派ピアニスト、フェフィロフによる強烈な没入で表現意欲の限りを尽くした素晴らしい演奏。これを聴けば、ロシア・ピアニズムを愛するファンのみならず、スタンチンスキーの豊かな音楽祭に開眼すること必至!
アレクセイ・ヴラジミロヴィチ・スタンチンスキー(1888-1914)は、ロシア出身の夭逝作曲家1908年の父親の死後に精神病にかかり、26歳のとき川の中で遺体で発見されるという悲惨な最期を遂げました(自殺かどうかは不明)。
「カノン形式の前奏曲」は、第4曲でスクリャービンの影響が、終曲はプロコフィエフに通じるものを感じさせますが、古典的な和声進行を基調としたカッチリとした作品。
「5つの前奏曲」(1907)は、まだ10代の頃の作品ですが、これが心に食い入る逸品!ここでもスクリャービンを思わせる不安定な色彩が全体を覆い、その中でもメロディの美しさが息づいている第3曲〜第5曲の孤独の空気感は忘れられません。
「ソナタ第2番」は、全体でも15分にも満たない短い曲ですが、スタンチンスキーの最高傑作とも評される作品。第1楽章はメロディアスで微かな明るさを宿した二重フーガ。第2楽章は強烈な打鍵が縦横無尽に駆け巡る11拍子のソナタ形式。ちなみに、ブルーメンタールによるMARCO POLO盤も出ていましたが、なぜか最後の和音が楽譜に書かれたト長調ではなくト短調で締めくくられていました。【湧々堂】
KTC-1143
マリンバのための現代日本音楽
三木稔:マリンバの時(1968)
武満徹:雨の樹(1981)*
末吉保雄:マリンバのための「ミラージュ」(1971)
武満徹:フルートとマリンバのための「海へ」(1980)#
新実徳英:For Marimba I (1975)
ロバート・ヴァン・サイス(マリンバ)
ランサム・ウィルソン(Fl;#)
アルーレス・トリオ(Perc)
[エマニュエル・セジュルネ(ヴィヴラフォン;*)
ミゲル・ベルナット(マリンバ;*)]

録音:1991年9月、ベルギー
KTC-1144

ヴィラ=ロボス:木管楽器のための作品集 ヴィラ=ロボス・ソサイエティ・ニューヨーク団員
KTC-1145
バーバー:情景とオーケストラ伴奏歌曲集 ロバータ・アレグザンダー(S)
エド・デ・ワールト(指)
ネーデルランド放送PO
KTC-1146
デンヒ:フルート作品全集 チスレット(Fl)
KTC-1147
アイヴズ:ピアノ・ソナタ第1番/練習曲集 コールマン(P)
KTC-1149
バクリ:コンチェルタンテ作品集 プリン(指)ジョルジュ・エネスコPO
KTC-1150
カステルヌォーヴォ=テデスコ:モーゼズ・イブン・エルザのディヴァン ロバータ・アレグザンダー(S)
ホーヘフェーン(G)
KTC-1151
シルヴェストロフ(1937-):弦楽四重奏のための作品集
小弦楽四重奏曲(1961)
弦楽四重奏曲第1番(1974)
弦楽四重奏曲第2番(1988)
ヴァイオリン独奏のための「後奏曲」(1981)
リシェンコSQ

録音:1992年8月、キエフ、ウクライナ
KTC-1152
アハメド・エシャド(1940-):水の循環(フルートとピアノのための/1985-93) ピエール=イヴ・アルトー(Fl)
エマニュエル・ストロッセル(P)

録音:1993年1月15日&16日、パリ国立高等音楽院
KTC-1153
フォーレ:チェロのための音楽 ロウリ・ブレイク(Vc)
カロリーヌ・パルメー(P)
KTC-1154
ヴィラ=ロボス:ギター・デュオのためのトランスクリプション集 ケネディ=ファン・グルプ・ギター・デュオ
KTC-1156
ファン・デルデン:管弦楽作品集 ベルナルド・ハイティク(指)
オイゲン・ヨッフム(指)
ジョージ・セル(指)
コンセルトヘボウO
KTC-1157
デジレ=エミール・アンゲルブレシュト(1880-1965):ピアノ作品集
4手のための36の小品集「子供部屋」(1907-1932)*
ピアノ独奏のための7つの「牧歌」(1949)#
ダニエル・ブルメンタール(P*,#)
ロベルト・グロスロット(P)*

録音:1992年8月*/1992年11月#
KTC-1159
ヴィラ=ロボス:ピアノ作品集 Vol.2
ブラジルの詩、
シランダス(ブラジル民族舞曲集).
ヘラー(P)
KTC-1160
サン=サーンス:歌曲集 ロッド(S)
リー(P)
KTC-1161
モソロフ:2つの夜想曲
ピアノ・ソナタ第2番
ピアノ・ソナタ第5番
リシチェンコ(P)
KTC-1164
チャイコフスキー:初期ピアノ作品集
主題と変奏イ短調
ピアノ・ソナタ嬰ハ短調 Op. 80
2つの小品Op.1
ハープサルの思い出Op.2
ボイェフ(P)
KTC-1165
ヴィラ=ロボス:歌曲集 Vol.2
ブラジル風の民謡とリオのカーニヴァル(1912-32;10曲)
ブラジル風バッハ第5番(ソプラノ、チェロとピアノのための編曲;アルフレッド・ヘラー編)
3つの土着の詩(1926)
アマゾンの森林からの4つの歌(1958-59)
ロバータ・アレグザンダー(S)
アルフレッド・ヘラー(P)
ダイアン・チャプリン(Vc)

録音:1993年4月
KTC-1166
ブリテン:チェロのための作品集
チェロとピアノのためのソナタ ハ長調Op.65 *
無伴奏チェロ組曲第1番Op.72
アレクザンダー・ベイリー(Vc)
イアン・ブラウン(P)*
KTC-1168
マニュエル・ロザンタール(1904-2003):ピアノ作品集
8つのバガテル
Valse des Pecheurs a la Ligne
6つのカプリース
セレナード
職人仕事[ Les Petits Metiers ]
ダニエル・ブルメンタール(P)

録音:1993年4月13日-15日
KTC-1169
アイヴズ:弦楽四重奏のための作品集 モンドリアーンSQ
オルデンブルフ(P)
KTC-1170
ウストヴォリスカヤ:室内楽作品集 バートン・ワークショップ
KTC-1171
ラフマニノフ:弦楽四重奏のための音楽とロマンス集
弦楽四重奏曲第1番(未完;1889)
10のロマンス(原曲:ピアノ伴奏ニキタ・シュヴェトソフ編曲による弦楽四重奏伴奏版)*
[花はしぼんだ (1893)
わが窓辺にOp.26-10 (1906)
兵士の妻Op.8-4 (1893)
ライラック Op.21-5 (1902)
小さな島 Op.14-2 (1896)
愛する人よ、さあ行こう Op.26-5 (1906)
たそがれ Op.21-3 (1902)
私はあなたを待っている Op.14-1 (1894)
夜は悲しい Op.26-12 (1906)
私のために歌わないで Op.4-4 (1893)]
弦楽四重奏曲第2番(未完;1896)
スヴェトラーナ・スマチョワ(S)*
モーツ=アルトSQ
[ヴィクトル・ヴィトマン、
ワレンチン・シュヴァロフ(Vn)
エドワルド・ガヴリレンコフ(Va)
ニキタ・シュヴェトソフ(Vc)]

録音:1993年
KTC-1172
グリーグ:ピアノ作品集
4つの小品Op.1/ユモレスク集Op.6
伝承によるノルウェー民謡Op.66(全19曲)
ピアノ・ソナタ ホ短調Op.7
ボヤン・ヴォデニチャロフ(P)

録音:1993年4月12日-15日
KTC-1173
バスケス:ギター・アンサンブルのための作品集 アッシエーメ・チタリスティコ・イタリアーノ
KTC-1174
バルトロッティ:ギター作品集 エイセンハルト(バロックG)
KTC-1175
フルカーソン:フォース・フィールズ&スペース フルカーソン(Tb)
KTC-1176
ガーシュウィン:ピアノ・トランスクリプション集 Vol.1 ルイス=グリフィス(P)
KTC-1177
ブラームス:クラリネット・ソナタ
クラリネット三重奏曲
エフゲニー・ペトロフ(Cl)
アレクサンダー・ザゴリンスキー(Vc)他
KTC-1178
メンデルスゾーン:チェロとピアノのための作品集
チェロ・ソナタ第1番/第2番
協奏的変奏曲
セルゲイ・スジロフスキー(Vc)
ユーリー・リシチェンコ(P)
KTC-1179
デニソフ:チェロとピアノのための作品集 ザゴリンスキー(Vc)
シミトフ(P)/他
KTC-1180
ブゾーニ:チェロとピアノのための作品集 ブレイク(Vc)
パーマー(P)
KTC-1181
アルビノーニ:カンタータ集 Vol.1
ソプラノのための6つのカンタータ(Op.6から)
バルバラ・シュリック(S)/他
KTC-1182
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番
弦楽四重奏曲第9番/2つの小品
エレオノーラSQ
KTC-1183
ヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984):ピアノ作品集
ギリシャの島々からの8つの舞曲
ソナチナ第1番/ソナチナ第2番
ソナチナ第3番/子供のための小品
ドデカネス諸島より Vol.1
マシュー・クーミス(P)
KTC-1184
ローレム:フルート作品集 スミス(Fl)/他
KTC-1185
テイク・ミー・トゥー・ザ・ワールド〜ソンドハイム:歌曲集 ヘラー(T)
A.ヘラー(P)/他
KTC-1187
バーデン・パウエル:ギター音楽集 アンドリアッチョ(G)
KTC-1188
イヴァン・ハンドシキン(1747-1804):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集
[第1番 ト短調/第2番 変ホ長調/第3番 ニ長調]
無伴奏ヴァイオリンのための感傷的なアリア.ニ短調
アレクサンデル・チェルノフ(Vn)

録音:1994年2月、グネーシン音楽大学コンサート・ホール、モスクワ
KTC-1189
クーラウ:フルート作品集 レーテル(Fl)
リー(P)
KTC-1190
ウィズ・ユー〜ブロードウェイ・ソング集 ロバータ・アレグザンダー(S)
トリーストラム(P)
KTC-1191
1920-1930年代にパリで書かれた管楽作品集
イベール:チェロと管楽のための協奏曲
ミヨー:室内交響曲第5番Op.75
マルティヌー:チェロ,ピアノ,パーカッションと管楽のための協奏曲
チェレプニン:管楽,ケトルドラム,シロフォンのためのソナチネ/他
ジャン・ド・クロース(Vc)
ワイエリンク(指)
オランダ・ウインド・プレイヤーズ
KTC-1192
20世紀イギリスの男声(A/T/B)合唱曲集 ザ・ジェントルメン・オヴ・セント・ジョンス
KTC-1193
スイスの作曲家によるフルート音楽
レスゲン=シャンピオン:フルート・ソナタ
マルタン:バラード
ローター・ケンプター:カプリッチョOp.32
アルフォンス・ロイ:ディヴェルティメント
ケルターボルン:セブン=ミニット・プレイ
ジュリアン・フランソワ・ツビンデン:ファンタジーOp.22
アルベルト・メシンガー:ソナチネ
オネゲル:ロマンス
モーリス・ヒュッヘン(Fl)
マリーネ・ブール(P)
KTC-1194
ユオン:ヴァイオリン・ソナタ集 ヴォロンコヴァ(Vn)
デュブール(P)
KTC-1195
ランベール:エール・ド・クール〜「甘美なよろこび」/他 今村泰典(Lute)(指)
フォンス・ムジケ
KTC-1198
ネーデルランドのマドリガルとシャンソン集 佐藤豊彦(Lute)
エギディウス・クワルテット
KTC-1199
王のギター〜ギター音楽の3世紀 レクス・アイゼンハルト
(ビウエラ、バロック・ギター、
ロマンティック・ギター)
KTC-1200
アルフレッド・ヘラー:偉大な詩人たちの詩による歌曲集 M.ヘラー(T)
A.ヘラー(P)
KTC-1201
カンプラ:モテット集
天の主をほめたたえよ
おお、もっとも恵み深きイエスよ
花々で満ちよ
私は主をよろこぶでしょう/他、全11曲
フィリッパ・ハイド(S)/他
テレーザ・コードル(指)
カンツォーナ(器楽アンサンブル)
KTC-1202
ボノンチーニ:トリオ・ソナタ第2番ト短調
カンタータ《Misero pastorello》
二重唱《Si fugga si sprezzi》
トリオ・ソナタ第9番ト短調
カンタータ《オリンピアの嘆き》
二重唱《Luci Barbare》
今村泰典(テオルボ&ディレクター)、
フォンス・ムジケ
KTC-1203
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:オルド・ヴィルトゥトゥム(美徳の祭礼) フィールズ&タブ(指)
KTC-1204
アルビノーニ:カンタータ集 Vol.2
カンタータOp.4 より(6曲)
カルダーラ:カンタータ第5番/カンタータ第6番
デレク・リー・レイギン(C.T)
ロデリック・ショウ(Cemb)
ニコラス・セロ(Vc)
KTC-1205
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ/他 アビー・デ・クヴァント(Fl)
ヤンセン(P)
KTC-1206
ファーニホウ:ソロ・ワークス エリジオン
KTC-1207
ゴルターマン:ベッリーニの思い出/他 ア・マン、
ア・ウーマン・アンド・ダブル・ベース
KTC-1208(2CD)
母が教えてくれた歌〜ラフマニノフ/他 作・編曲の歌曲 ロバータ・アレクサンダー(S)
KTC-1209
タンスマン(1897-1986):チェロとピアノのための作品集
パルティータ(1995)/2つの小品(1931)
幻想曲(1936)/チェロ・ソナタ(1930)
易しい4つの小品
アレクセイ・ザゴリンスキー(Vc)
アレクセイ・シミトフ(P)
KTC-1210
フロム・ファンファーレ・トゥ・カンティレーナ〜19世紀のホルン音楽 パウル・ファン・ゼルム(Hrn)
KTC-1212
ジョン・ダウランド、エドムンド・ルブラ他:ハープ作品集 レイチェル・アン・モーガン(Ms/ハープ)
KTC-1213
アドヴェントとクリスマスの音楽〜ジャン・ムートン:御母より生まれし/他 ヘンリーズ・エイト
KTC-1214
ラ・リュー:ミサ・クム・ユクンディアーテ
他、
クレメンス・ノン・パパ、オケゲム、
ヴィラールト、ジョスカン・デ・デプレの作品
ヘンリーズ・エイト
KTC-1215
ジェズアルド:マドリガーレ集 グロスミス/クラリタス
KTC-1216
ヴィラ=ロボス:自作自演
ヴィラ=ロボス:花の組曲 (1916-1918)
アフリカの舞曲 (1914-1916)
アルフレッド・ヘラー:ハッピー・バースデー(ヴィラ=ロボスの様式を祝して−71年間における71の手法)
ヴィラ=ロボス:ショーロ第7番 (1924)
少年の凧 (1932)
皇帝ジョーンズ (ユージン・オニールの劇による)(1956)
アルフレッド・ヘラー(P)
ヴィラ=ロボス(指)
シンフォニー・オヴ・ジ・エアー
KTC-1218
誠実なアモール〜フェリペ2世宮廷のフランドル作曲家たち
フィリップ・ロジェ、ジョルジュ・ド・ラ・エル、
ヘラルド・ファン・トゥルンホート、
ピエール・ド・マンシクール、ニコラ・パヤンの作品
エヒディウス・クワルテット
KTC-1219
マレイン・シモンス(1982-):ヴァイオリン協奏曲第1番「おもちゃの動物たち」
弦楽四重奏曲第2番/カプリッチョ
マレイン・シモンス(Vn)
イェルン・ヴェイエリンク(指)
オランダ・ウィンド・プレイヤーズ
モンドリアンSQ
KTC-1220
ヴィラ=ロボス:ピアノ作品集Vol.3
ブラジルの子供の謝肉祭
単純な様式による印象(全3曲)
フランセットとピア
オリオンの3つの星
ショパンへのオマージュ
野生の詩
アルフレッド・ヘラー(P)
KTC-1221
ディナイアー:廃墟に逃げ場所をみつけて/他 オルザマー&ディナイアー(指)
バートン・ワークショップ
KTC-1223
コープランド:2台ピアノのための作品集
ビリー・ザ・キッド/キューバ舞曲
シェイカー教徒の歌による変奏曲
若い男の踊り/「ロデオ」から2つの楽章
エル・サロン・メヒコ
マルセロ・ブラトケ(P)
マルセラ・ロジェーリ(P)
KTC-1224
ヨハン・ヤーコブ・ヴァルター(1650頃-1717):独奏ヴァイオリンと通奏低音のためのスケルツォ
ヨハン・パウル・フォン・ヴェストホフ(1656-1705):独奏ヴァイオリンのための組曲
パヴロ・ベズノシュク(Vn)
ポーラ・シャトヌフ(テオルボ)
リチャード・タンニクリフ(Vg)
ティモシー・ロバーツ(Cemb、Org)
KTC-1225
マレンツィオ:ミサとモテット集
ミサ・スーペル・イニクォス・オディオ・アブイ/他
ジェイムス・グロスミス(指)
クラリタス
KTC-1227
クリスティアン・ウォルフ(1934-):トロンボーンのための作品集
ルース/練習曲第17番
土牢のような暗闇/テューバの歌
1人か2人、もしくは3人のために/&ペギー
ジェイムズ・ファルカーソン(Tb)
バートン・ワークショップ
KTC-1228
ウィーン・コーネン(1953-):ピアノ作品集 マレイケ・ヴァン・ダユン(P)
KTC-1229
現代パーカッション作品集
テオ・ルヴィンディ:ティンボ
ジョン・ケージ:セカンド・コンストラクション
デイヴィッド・リトル:ディジタル・シグナルズ
ヤン・ブス:ノクターナル・アクティヴィティーズ
ホセプ・ビセント:クール・エイジ
アムステルダム・パーカッション・グループ
KTC-1231
ジョン・フィールドとショパン
JOHN FIELD
1] Nocturne in B flat major

FREDERIC CHOPIN
2] Polonaise in B flat minor,Op.posthumous

JOHN FIELD
3] Romance in E flat major

FREDERIC CHOPIN
4] Nocturne in E flat majorOp.9-2

JOHN FIELD
5] Nocturne in C minor

FREDERIC CHOPIN
6] Nocturne in C minor,Op.posthumous

JOHN FIELD
7] Largo in C minor
8] Preludio in C minor

FREDERIC CHOPIN
9] Fugue in A minor,Op.posthumous

JOHN FIELD
10] Nocturne in E minor

FREDERIC CHOPIN
11] Lento COn gran espressione in C sharp minor,Op.posthumous
12] Waltz in F sharp minor,Op.posthumous

JOHN FIELD
13] Waltz in E major, ‘Sehnsuchts Walzer’
14] Waltz in A major

FREDERIC CHOPIN
15] Waltz in A minor,Op.posthumous
16] Watlz in A minorOp.34-2
17] Waltz in E minor,Op.posthumous
ヘルゲ・アントーニ(P)
KTC-1232
ダニエル・パーセル(1663-1717):組曲「危機に冒される美徳」
カンタータ「銀色のテムズ川流れる岸辺にて」
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
交響的歌曲「無邪気さとはまったく悩みがないのものか?」
ダフネが初めて自分の羊飼いを見たとき
カンタータ「美しきダフネ」
「モルフェウス、優しき神よ」
イヴリン・タブ(S)
スプレッツァトゥーラ
KTC-1234
ヨー・スポルク(1953-):室内楽作品集 エレナ・デニソワ(Vn)
グリゴリー・アルミアン(Vc)
アレクセイ・コルニエンコ(P)
グスタフ・マーラー・アンサンブルのメンバー
KTC-1235
ヘイドン・モリス他の作品とウェールズ地方の伝承音楽
ヘイドン・モリス(1891-1965)、
W.S.グウィン・ウィリアムス(1896-1982)、
ディリス・エルウィン=エドワーズ(1918-)、
エドワード・ジョーンズ(1752-1824)の作品と
ウェールズ地方の伝承音楽
レイチェル・アン・モーガン(Ms)
ジェレイント・ロバーツ(T)
KTC-1236
ミハイル・コロンタイ(1952-):パルティータ・テスタメント(ヴァイオリン独奏のための) Op.30(1993)
バッハ:パルティータ ニ短調 BWV.1004
エレーナ・デニソワ(Vc)
KTC-1239
コルネリウス・カニス(1506-1561)&ニコラス・パイエン(1512-1559):神聖ローマ皇帝カール5世のための作品集 マリア=ルス・アルバレス(S)
エギディウスSQ
KTC-1240
中南米のギター音楽
アウグスティン・バリオス=マンゴレ(1855-1944;パラグアイ):ワルツ Op.8-4/フリア・フロリダ−舟歌/サンバの調べ
マヌエル・マリア・ポンセ(1882−1948;メキシコ):
わたの心を君に(3つのメキシコ民謡 から)
エストレリータ/あなたの生活にご注意/メキシコのスケルツィーノ
レオ・ブローウェル(1939-;キューバ):11月のある日/性格的舞曲/
ゆりかごの歌(3つのキューバ民謡 から)
足踏み踊り/魅惑の瞳
アントニオ・ラウロ(1917-1986;ベネズエラ):ベネズエラのワルツ第3番/第4番
エドワード・ファル(1923-;アルゼンチン):ビダリータ(アルゼンチン民謡の編曲?)/ビリャンシーコ
ホルヘ・ゴメス・クレスポ(1900-;アルゼンチン):北から
フリアン・アゲーレ(1868-1924;アルゼンチン):トリステ第5番「コルドバ」
ジョアン・ギマレス(1883-1947;ブラジル):グラウナ/ブラジレリーニョ/プレト・デ・ブランコ(白と黒で)
ベンジャミン・バンシュ(G)
KTC-1241
ヴィラ・ロボスと友人たち ベンジャミン・バンシュ(G)
KTC-1242
20世紀ポルトガルの弦楽四重奏曲集
アントニオ・ピンショ・ヴァルガス(1951-):モノディア(レクイエム風)
ジョアン・ペドロ・オリヴィエラ(1959-):巡礼
アレクサンドル・デルガド(1965-):四重奏曲
ルイス・ティノコ(1969-):四重奏曲
エウジェニオ・マヌエル・ロドリゲス(1961-):マタ・ハリ
アルディッティQ
KTC-1243
ブラームス、フンメル、ショパン:チェロとピアノのための作品集 ヴィルセン(Vc)
アヴェンハウス(P)
KTC-1244
トランペットと弦楽のためのアリアとカンタータ
〜スカルラッティ/他
ヴィルツ(S)vbバッシュ(Tp)
KTC-1246
ロシアン・コネクション
R=コルサコフ:木管とピアノのための五重奏、他
ヘクサゴン・アンサンブル
KTC-1247
クラリネットとピアノのための音楽
ウェーバー、ストラヴィンスキー、
プーランク、ドビュッシーの作品
ヴラド・ヴェヴェルベルフ(Cl)
Yasuko Takahashi (P)
KTC-1248
ジェイムズ・ウィットボーン:声楽作品集
心に王冠/汝に栄光を/神の子のミサ
オヴ・ワン・ザット・イズ・ソウ・ファー
今日/結婚式においで/あなたに神のご加護を
これは私の戒律/謎に包まれた愛
ロバート・ティアー(T)
ジョン・ハール(Sax)
ティモシー・ブラウン(指)
ケンブリッジ・クレア・カレッジcho
KTC-1249
セレナード〜無言歌
フェステルナウ(1792-1852):幻想曲
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」からの情景
フランシス・ボーン(1840-1920):「カルメン」の主題による華麗な幻想曲
ヘンク・バディング(1907-1987):フルートとハープのための「カヴァティーナ」
クーラウ(1786-1832):変奏曲、夏の最後の薔薇 Op.105
ヨハン・メイナルディス・コーネン(1825-1899):ラ・セレナータ
シュポア:モーツァルト「魔笛」の主題によるソナタ・コンチェルタンテ
アビー・デ・クァント(Fl)
長澤真澄(Hp)
KTC-1250
ブラームス:ハンガリー舞曲集
(ピアノ四手連弾のための;全21曲)
スティーヴン&スティン・コラクニー(P)
KTC-1251
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 Op.97「大公」/
ピアノ三重奏曲第5番 変ホ長調 Op.70-「幽霊」
トレンドリン・トリオ
[ヤン・フェルメーレン(Fp)
ピーター・デシュピーゲラーレ(Vn)
カレル・ステイラーツ(Vc)]

録音:1999年7月
KTC-1252
チェロ八重奏のための作品集
テリー・ライリー:アダムのためのレクイエム
エディソン・デニソフ:賛歌
フランコ・ドナトーニ:ラメII
アルヴォ・ペルト:フラトレス
テオ・ルーヴェンディ:2つの地中海の踊り
エリアス・アリスクレン(指)
コンフント・イベリコ・チェロ八重奏団
KTC-1253
チェロとピアノのための作品集
ベートーヴェン:「魔笛」の主題による12の変奏曲 ヘ長調Op.66
マルティヌー:スラヴの主題による変奏曲
ベートーヴェン:ヘンデルのオラトリオ「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO.45
ヒンデミット:古いイギリスの童謡「求婚に出かけた蛙」による変奏曲
ベートーヴェン:「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 WoO.46
マルティヌー:ロッシーニの主題による変奏曲
クヴィリーネ・フィアセン(Vc)
シルケ・アヴェンハウス(P)
KTC-1254
ロンサールと低地地方の作曲家たち
マルク=アントニー・ムーレ、
オルランドゥス・ラッスス、
ジャン・デ・カストロ、
フランソワ・レニャールト、
ヤコブ・アルカデルト、
ヤン・スウェーリンク、他、16世紀の歌曲
エギディウス・クァルテット
マリア=ルス・アルバレス(S)
KTC-1255
ヴィオラとピアノのためのオランダの音楽
アンドリーセン(1892-1981):一楽章のソナティネ/ソナタ
ボスマンス(1895-1952):静かな夜
レントヘン(1855-1932):ソナタ ハ短調
ボスマンス:アリエッタ
ゲーザ・フリト(1904-1989):ソナティネOp.25
フランシエン・シャトボルン(Vn)
ジャネット・ククック(P)
KTC-1256(2CD)
シューベルト(フランセン編):「美しき水車屋の娘」D.795(2つのギターとバリトンのための版)
アルペジオーネ・ソナタ D.821(2つのギターのための版)
マールテン・コニンクスベルハー(Br)
オルガ・フランセン、
エステル・ステーンベルへン(G)
KTC-1257
M・ハイドン:宗教合唱曲集
聖レオポルトのミサ(ドイツ語荘厳ミサ曲「ここに皇帝陛下は横たわり」)
2つのホルンと弦楽のためのノットゥルノ(ディヴェルティメント)ヘ長調
無辜嬰児殉教者の祝日のための晩祷
マリー=ノエル・デ・カラタイ(S)
ペトラ・ファン・テンデロー(S)
レイチェル・ファブリー(Ms)
ギ・ペンソン(Org)
フロリアン・ヘイェリク(指)
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ、
カペラ・コンシンテ
KTC-1258
チェロ八重奏で聴くフィリップ・グラス
フィリップ・グラス(1937-):シンフォニー・フォー・エイ
交響曲第3番〜第3楽章
「カンパニー」弦楽四重奏曲第2番〜第1楽章&第2楽章
「ミシマ」弦楽四重奏曲第3番〜第3楽章
「ファサード」/「シークレット・エージェント」
「アクナーテン」
エリアス・アリスクレン(指)
セロ・オクテート・コンフント・イベリコ
KTC-1259
フレンチ・コネクション
カプレ(1879-1925):フルート,オーボエ,ファゴットとピアノのための五重奏曲
ルーセル(1869-1937):フルート,オーボエ,ファゴット,ホルンとピアノのためのディヴェルティスマン
ドビュッシー(アリー・ボエ編):6つの古代墓碑(フルート、ハープとピアノのための)
ジョゼフ・ジョンゲン:フルート,オーボエ,クラリネット,ファゴット,ホルンとピアノのための狂詩曲 Op.70
ヘクサゴン・アンサンブル

KTC-1260
ローベルト・フランツ(1815-1892):歌曲集
春と愛Op.3-3/他(全32曲)
イヴ・セーレンス(T)
ヤン・フェルミューレン(P)
KTC-1262
アルメニアのピアノ三重奏曲集
ババジャニアン(1921-1983):ピアノ三重奏曲(1952)
マンスリアン(1939-):ピアノ三重奏のための5つのバガテル(1939)
チェボダリアン(1918-1998):ピアノ三重奏曲(1945)
ハキニアン(1926-1991):ピアノ三重奏曲(1964)
レヴォン・チリンギリアン(Vn)
ヴヴアーネ・スパノー(Vc)
アンドレ・デ・グローテ(P)
KTC-1263
啓蒙時代からロマン派までのハープ音楽
ナデルマン(1781-1835):ジャン・ジャック・ルソーの歌によるファンタジアと変奏曲
シュポア(1784-1859):幻想曲 ハ長調Op.35
モーツァルト(ニコラ・ボクサ&エトムント・シュエッカ編):「魔笛」のアリア
ボクサ:モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」の主題による変奏曲
モーツァルト(ニコラ・ボクサ&エトムント・シュエッカー編):「フィガロの結婚」のアリア
ソフィア・コッリ(1775-1847):ソナタ第3番 ハ短調Op.2
ラモー:鳥のさえずり
ペルセッティ(1704-1766):ソナタ第6番 ハ短調
バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調BWV.971
長澤真澄(シングル&ダブル・アクションHp)
KTC-1265
ハイドン(ザロモン編):交響曲集(室内楽版) Vol.1
交響曲第101番 ニ長調「時計」Hob.I-101
交響曲第99番 変ホ長調 Hob.I-99
交響曲第104番 ニ長調「ロンドン」Hob.I-104
アルコ・バレーノ・アンサンブル
[ペーター・フェルホーエン(Fl-tr)
ディルク・リーヴェンス、
マーリーン・イディアス(Vn)
カート・デ・クック(Va)
ステファン・クレイネスト(Vc)
ギー・ペンソン(Fp)]
KTC-1266
「動物の謝肉祭」とその続編?
サン=サーンス:組曲「動物の謝肉祭」
マルク・マティス(1956-):らくだのキャラバン
ヤン・ハイレブルック(1956-):死んだ成金の葬列
フリッツ・チェリス(1929-):子鹿の哀歌
ペトラ・フェルモーテ(1968-):竜の子供
ローランド・コリン(1938-):エレファンタジア
ボードウイン・ブッキンクス(1945-):うさぎ
イヴ・ボンデュ(1966-):カメレオン
ルシアン・ポスマン(1952-):くじゃく
アルコ・バレーノ・アンサンブル
KTC-1268
21世紀のスピリチュアルなスペイン音楽
クリストバル・アルフテル(1930- ):アテンディーテ Attendite(2003)
ホセ・マリア・サンチェス=ベルドゥ(1968- ):不在の構造 Arquitectras de la ausencia(2003)
ルイス・デ・パブロ(1930- ):エレイソン Eleison(2003)
エリアス・アリツクーレン(指)
チェロ・オクテット・コンフント・イベリコ
KTC-1270
グランド・デザート〜ドゥシェクの世界
ドゥシェク(1760-1812):ハープとフォルテピアノのための二重奏曲 変ホ長調Op.38
フォルテピアノのためのソナタ 嬰ヘ短調Op.61
ハープとフォルテピアノのための小デュエット第2番 ヘ長調
ハープのためのソナタ第1番 変ホ長調Op.34
ハープとフォルテピアノのためのデュオ・コンチェルタンテ 変ロ長調Op.69-1
長澤真澄
(ナデルマン・シングル・アクションHp)
リチャード・エガー(Fp)
KTC-1271
若き日のカンタン〜
ジャン=バティスト・カンタン(1685-1750):
トリオ・ソナタ集

トリオ・ソナタ第8巻〜第1−3番
同第4巻〜第1−3番
アンサンブル・カンタン・ル・ジュヌ
[ジャン=クリストフ・ラマック、
アニュス・ラマック(Vn)
キャロル・カリヴ(Vc)
フランシス・ドペリン(Cemb)]
KTC-1272
シェーンベルク:浄夜 Op.4
室内交響曲第1番 Op.9/同第2番 Op.38b
プロメテウス・アンサンブル
KTC-1273
ディック・ヴァン・デル・ハルスト:カラ・ミア エレス・ヴァン・レーテム&
カテレイヌ・ヴァン・レーテム(声)
KTC-1274
トマ・クレキヨン(1505/15-1557):シャンソン集 エギディアス・
クァルテット&コンソート
KTC-1275
チェロとピアノのための作品集
ヤナーチェク:おとぎ話
R.シュトラウス:ソナタ へ長調 Op.6
コダーイ:ソナタ Op.4
ウェーベルン:2つの小品
キリーヌ・フィールセン(Vc)
シルケ・アフェンハウス(P)
フィールセンは1994年第10回チャイコフスキー国際コンクールでオランダ人初の入賞を果たし、2000年のルツェルン音楽祭ではメータ&ウィーン・フィルと共演を行うなど、目覚しい活躍を見せているオランダ出身の女流チェロ奏者。
KTC-1276
ワグネリアン・ソング
エミール・マテュー(1844-1932):魔王
シルヴェン・デュピュイス(1856-1931):悲歌
ワーグナー:すべては束の間の幻
アドルフ・ビアラン(1871-1916):白い月他(全20曲)
パトリック・デルクール(Br)
ダイアン・アンデルセン(P)
ワーグナー自身を含むワグネリアンによるバリトンのための作品を集めたアルバム。
KTC-1278
ヴィヴァルディ:協奏曲集
フルート協奏曲 ト短調「夜」Op.10-2 RV.439
弦楽と通奏低音のための協奏曲 ホ短調 RV.134
同ト長調「田園風」RV.151
フルート協奏曲 ニ長調「ごしきひわ」Op.10-3 RV.428
弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ長調 RV.117
同ト短調 RV.157
ピッコロ,弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ長調 RV.443
アルコ・バレーノ
アルコ・バレーノはベルギー・フレミッシュ・コンセルヴァトワールの学生たちによって1993年に結成された室内アンサンブル。多数のレパートリーを携えてヨーロッパ、アメリカを中心としたコンサートやラジオへの出演、レコーディングなどで活躍中。
KTC-1281
テレマン:12の幻想曲
ソナタ.ニ長調(原曲:ソロ・ヴィオラダ・ガンバのための)
ヴィヴィアン・スパノーヘ(Vc)
テレマンの名作2曲をベルギーの女流チェロ奏者スパノーヘが演奏。スパノーヘは1999年にドイツで行われた国際チェロ・フェスティヴァルにゲスト・ソリストとして招かれるなどヨーロッパ、アメリカを中心に活躍中。
KTC-1282
クラリネット・マスタークラス Vol.1
アンリ・ラボー(1873-1949):ソロ・ド・コンクール Op.10〜アレグロ
ニルス・ヴィルヘルム・ガーデ(1817-1890):幻想小曲集 Op.43
マルコム・アーノルド:クラリネットとピアノのためのソナチナ Op.29
レナード・バーンスタイン:クラネット・ソナタ
シューマン:幻想小曲集 Op.73
ピエルネ:カンツォネッタ Op.19
プーランク:クラリネット・ソナタ
ワルター・ブイケンス(Cl)
ヤン・グルイトヒュイゼン(P)

録音:1997年
KTC-1283
クルターグへのオマージュ
クルターグ(1926-):1台または2台ののピアノのための「遊び」第4&8巻 から
バッハ(クルターグ編):コラール「人はみな死すべきさだめ」
 カンタータ第106番「神の時こそいと良き時」
 コラール前奏曲「おお罪なき神の小羊よ」
 コラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」
シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D.940
アン・ブラン・エ・ノワール
[インゲ・スピネット、
ヤン・ミヒールス(P)]
KTC-1284
トロンボーン
エリック・エワイゼン(1954-):バストロンボーンのためのコンチェルティーノ
デイヴィット・ポパー(1843-1913):レクィエム
ドメニコ・ガブリエーリ(1651-1690):リチェルカーレ
ジョルジュ・ドルリュー(1925-1992):マドリガル
ジョゼフ・ヨンゲン(1873-1953):アリアとポロネーズ
ゲオルギ・スヴィリードフ(1915-1998):ロマンス
ヴィンセント・パーシケッティ(1915-1978):
6つトロンボーンとヴィオラ、
チェロのためのセレナード第6番
コーエン・カプティン(1976-):インターリュード・ロンターノ
ハンス・ハセボス(1956-):グルー
ニュー・トロンボーン・コレクティヴ
ニュー・トロンボーン・コレクティヴはコンセルトヘボウ管首席トロンボーン奏者のヨルゲン・ファン・ライエン、ロッテルダム・フィルのレムコ・デ・ジェイガー、オランダ放送フィルの若きバス・トロンボーン奏者ブラント・アッテマらオランダの若手実力派トロンボーン奏者9人によって結成されたトロンボーン・アンサンブル。全員がロッテルダム音楽院出身という気心知れたメンバーだからこそ奏でることの出来る絶妙のハーモニー、洗練されたテクニックを駆使してソロ作品からアンサンブルまでを幅広く収録。間違い無く今後のトロンボーン界の中心となるであろう若き実力者たちの演奏に要注目!
KTC-1285
オーベール:歌劇「ポルティシの唖娘」(抜粋)(ファブリツィオ・フランシア編) アンヤ・ファン・エンゲランド(S)
アレクセイ・グリゴレフ(T)
ワルター・プロースト(指)
フランダースCO.

録音:2005年2月、ベルギー、ライヴ
《ポルティシの唖娘》は19世紀フランスで歌劇、オペラコミックの作曲家として活躍したオーベールの代表作。オーベールはケルビーニの下で作曲を学び19世紀のフランス・オペラに大きな影響を残しました。
KTC-1287
聖職者と美食家
クレメンス・ノン・パパ:Si mors dissolvit
Cancion Francesca/
Godt es mijn licht/ Luvons beau jeu
ヤコブス・ファート(1529-1567):コンティヌオ・ラクリマス
トマ・クレキヨン(1490頃-1557頃):Dedens tournay他(全26曲)
カピーリャ・フラメンカ
ラ・カッチャ
ヤン・ファン・アウトリーヴェ(Lute)
ヨリス・ヴェルディン(Org)
クレメンス・ノン・パパは、ルネサンス時代フランドル楽派の作曲家であったということ以外、その生い立ちは詳しく知られていない作曲家。本名をジャック・クレマンといい、ゴンベールの前任者として神聖ローマ帝国宮廷楽長をとつめていたとされています。
KTC-1288
シューベルト:パートソング集
小さい村 D.641/祝いの日 D.763
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 D.385
セレナード D.920
あこがれ D.656/夜の明かり D.892
夜の曲 D.672/月の光 D.875
さすらい人の夜の歌 II D.768
墓と月 D.893/墓掘人の歌 D.38
交際上手 D.609/愛 D.983a/踊り D.826
エギディウス四重唱団
ミヒール・テン・ハウテ・デ・ランゲ(T)
ヨハネッテ・ゾマー(S)
イゴール・ロウクハッツェ(Vn)
アーサー・ショーンデルワールト(Fp)
エギディウス・クヮルテットは1995年にトン・コープマン率いるアムステルダム・バロック合唱団のメンバー4人によって結成されたオランダの男声合唱グループ。ソプラノが必要となる作品ではチャンネル・クラシックスでお馴染みの名手ヨハネッテ・ゾマーが加わり、魅力的な歌声を聴かせてくれてます。
KTC-1290
マルタン:チェロ協奏曲
オーボエとハープのための3つの踊り
チェロと小管弦楽のためのバラード
弦楽のためのパッサカリア(原曲:オルガン)
キリーヌ・フィールセン(Vc)
ヘンク・スウィンネン(Ob)
カーステン・ショルテン(Hp)
ケネス・モンゴメリー(指)
オランダ放送CO.
チェロのキリーヌ・フィールセンは1994年第10回チャイコフスキー国際コンクールでオランダ人初の入賞を果たした1972年生まれの女流演奏家。ゲルギエフ&マリンスキー歌劇場管、メータ&ウィーン・フィル、フルネ&キ響など大物との共演も重ねています。
KTC-1291
フランク・ヌイツ(1957-):2台のピアノのための「ラスタパスタ」
ピアノ・ソナタ第3番/同第2番
大宅さおり、
ベンジャミン・ファン・エッサー(P)
KTC-1292(3CD)
ベネルクス三国のコンチェルタート音楽
ヘルマン・ホランダース(ca.1600-ca.1650):Parnassus Ecclesiasticus / Jubilus filiorum Dei
ヒルデ・ファン・ルイベーク、
カロリーヌ・スパニャールト、
マリオン・ストライク(S)
ウィルフレード・レーネマン(A)
パウル・ファン・デン・ベント、
ヤン・ファン・エルザッカー(T)
ミヒエル・メイヤー、
バス・ラムセラー(Bs)
ダヴィド・ファン・オーイェン(テオルボ)
ルート・フイブレグツ(Org)(指)
ブラバント・ムジク・コレギー
KTC-1293
バッハ・ファミリーとその友人たち
バッハ:ソナタ 変ホ長調BWV.1031/ソナタ ト短調BWV.1020
クリストフ・シャフラート(1709-1763):二重奏曲 変ロ長調
C.P.E.バッハ:ソナタ ト長調Wq.139 H.563
カール・フリードリヒ・アーベル(1723-1787):ソナタ第1番 ハ長調
J.C.バッハ:ソナタ第6番 変ロ長調
アルフレード・ベルナルディーニ(バロックOb)
長澤真澄(Hp)
1961年ローマ出身のベルナルディーニは、オランダのハーグ王立音楽院のディプロマなどでバロック・オーボエと古楽を学んだヨーロッパ屈指のバロック・オーボエ奏者。ベルナルディーニはアムステルダム・バロック管弦楽団、イングリッシュ・コンソート、フライブルク・バロックオーケストラなど世界的に有名なバロックオーケストラで活躍し、1989年にはパオロ&アルベルト・グラッツィと共にアンサンブル・ゼフィロを創設するなど、古楽界に欠かせないアーティストとしてその存在感を存分に発揮しています。ハープ、アイリッシュ・ハープ、シングル・アクション・ハープなどを弾きこなし、日本のハープ界をリードする長澤真澄がマラ・ガラッシ直伝のシングル・アクション・ハープで共演!ベルナルディーニと長澤真澄のデュオによる潤いに満ちた艶やかな音色は、まさに究極美。 
KTC-1294
レパートリー
アントニオ・ラウロ(1917-1986):セイス・ポル・デレーチョ
ローラン・ディアンス(1955-):リブラ・ソナティネ
アストル・ピアソラ:タンゴ組曲
デ・ラ・マーサ(1903-1982):ハバネラ
レオ・ブローウェル(1957-):性格的舞曲
ヴィラ=ロボス:前奏曲第1番−第5番
エステル・ステーンベルヘン(G)
エリック・カルマス(エレキ・ベース、フレットレス・ベース)
エンリケ・フィルピ(カホン、ドラム、打楽器)
エリック・ファールゾン・モレル(フラメンコ・ギター)
ロエル・カルテル(ウドゥ&打楽器)
KTC-1295
ジャーマン・コネクション
ルートヴィヒ・テュイレ(1861-1907):六重奏曲Op.6
アウグスト・クルークハルト(1847-1902):五重奏曲Op.79
カール・ライネッケ(1824-1910):三重奏曲Op.274
ヘクサゴン・アンサンブル
現在も重要なレパートリーとして、数多くのコンサートやレコーディングで取り上げられている19世紀ドイツの作曲家たちによる木管アンサンブルのためのレパートリー集。これまでにもエトセトラから数タイトルのディスクをリリースしているヘクサゴン・アンサンブルは、ピアノと5人の木管奏者で1991年に結成されたオランダのアンサンブル。 
KTC-1296
ピッコロとピアノのための作品集
ゲイリー・ショッカー(1959-):ソナタ
マイク・モーワー(1958-):ソナタ
オーリック:スケルツォ
ミヨー:音楽練習
プーランク:ヴィラネル
ヤン・フールブルック(1956-):Kay El'lem
レイモン・ギヨー(1930-):Onivatto
マルク・マッシス(1956-):エコーズ
ペーター・フェルホーエン(ピッコロ)
ステファン・デ・シェッペル(P)
収録曲にはフランス6人組(ミヨー、プーランク、オーリック)、アメリカのショッカー、ロンドンのジャズ・シーンを主戦場とするマウアー、パリ・オペラ座管フルート奏者のギヨーといった多彩な名前が並んでいます。ピッコロとピアノのために作曲されたオリジナル作品が収録されているというまさにピッコロづくし!ペーター・フェルホーエンはロイヤル・フランダース管の主席ピッコロ奏者を務めるベルギーの誇るピッコロの達人。古楽器アンサンブル「アルコ・バレーノ」のメンバーとしても活動。
KTC-1297(2CD)
レントヘン&ブラームス:ヴィオラ、ピアノとメゾソプラノのための作品
ユリウス・レントヘン(1855-1932):ヴィオラ・ソナタ集[イ短調/変イ長調/ハ短調]
抒情歌曲集*
[ Der Schaf / Stille /In der Vaterstadt I & II / Mitleid ]
ブラームス:2つの歌曲Op.91*
フランシエン・シャトボルン(Va)
ジャネット・ククック(P)
マルグリート・ファン・ライゼン(Ms)*
エトセトラ(Etcetera)よりオランダの作曲家による世界初録音集(KTC 1255)のリリースを行っているユルゲン・クスマウル門下のヴィオラ奏者、フランシエン・シャットボーン。ディスクTではオランダの音楽一族レントヘン一家のユリウス・レントヘンのヴィオラ・ソナタを、ディスクUではエリザベート王妃国際音楽コンクールでの入賞経験を持つファン・ライゼンを迎えてのレントヘンとブラームスのトリオを収録。 
KTC-1298
スカルラッティ一家のポリフォニー音楽
D・スカルラッティ:4声のミサ/マニフィカト
フランチェスコ・スカルラッティ(1666-1741以降):神よわれを憐れみたまえ
A・スカルラッティ:サルヴェ・レジナ Op.2-10
フロリアン・ヘイエリック(指)
エクス・テンポレ
イタリアのバロック時代の代表的作曲家を次々と生み出したスカルラッティ一族のポリフォニー音楽集。大家ドメニコとその父であるアレッサンドロ、アレッサンドロの弟フランチェスコの作品を収録。ベルギー出身のバロック音楽のスペシャリストであるフロリアン・ヘイリックによって1989年に結成されたエクス・テンポレは、1600年代から1900年代までの様々な作品をプログラムとして取り上げている混声合唱団。中でも17世紀〜18世紀のモテットやカンタータ、オラトリオの演奏には特に定評があります。
KTC-1299
ブリュッセルとパリの交響的オルガン作品集
フランク:英雄的小品
ポール・ジルソン(1865-1942):フランドルの歌による前奏曲
ヨゼフ・ヨンゲン:Le bon chival
ワレリー・オーベルティン(1970-):ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
ルイ・ヴィエルヌ:オルガン交響曲第4番
エルス・ビーセマンス(Org)
ビーセマンスは、2004年武蔵野市国際オルガンコンクールの入賞歴を持つ1978年アントワープ出身の女流オルガン奏者。 
KTC-1300
ヘールキン・デ・ホント(16世紀):ポートレート
ミサ・チェチリアム・カンターテ・ピィ
ベネディクト・ドミヌス
D'ung parfond/A vous me rends
Mon Petit Cueur
Langueur d'amour/Contre raison
Je me reprens/Helas malheur
Oncques ne sceu
エヒディウス・クワルテット
オルトレモンターノ
1500年から1547年の間にデルフト、ブルージュ、シェルトゲンボッシュの教会で聖歌隊の歌い手として活動していたとされているギールキン・デ・ホントの男声のためのミサ、モテットとシャンソンを集めた作品集。アムステル・バロック合唱団の4人の歌手によって1995に結成され、クレキヨンやシューベルトの作品集の好演で評価を上げている男声ヴォーカル・アンサンブルのエギディウス・クヮルテット。今回のリリースは結成10周年を記念して制作されたアニヴァーサーリー・アルバムでもあります。 
KTC-1302
フィオッコ:聖週間のためのエレミヤ哀歌集
ルソン・ド・テネブル〜[聖木曜日の第1の哀歌/聖木曜日の第2の哀歌/聖金曜日の第1の哀歌/聖金曜日の第2の哀歌/聖金曜日の第3の哀歌]
グレータ・ド・レイゲル(S)
ヤン・ヴァン・デル・クラッベン(Br)
トマ・リュクス(指)
グループ・C
[トマ・リュクス、
エレナ・アンドレーエフ(Vc)
マニュエル・ド・グランジュ(アーチリュート/テオルボ)
アラン・ド・レイケル(Fg)
ゲリー・カンビエ(ヴィオローネ)
エワルド・ドメイエル(Org)]

録音:2003年9月
18世紀前半のベルギーにおける最大の作曲家であるフィオッコの声楽と室内楽による「哀歌」集。17世紀〜18世紀音楽の作品の演奏を目的として1997年に結成された「グループC」は、コレギウム・ヴォカーレやラ・プティット・バンドなどのメンバーによって構成されているハイレベルのバロック・アンサンブル。ソリストを務めるレゲーフェとクラッベンは、クイケンやヘレヴェッへ、コープマン、フェルトホーフェンといった名匠たちとの共演経験も数多く、17世紀〜18世紀音楽のスペシャリストとしても高名なベルギーのアーティスト。
KTC-1303(2CD)
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲集
第1番 変ロ長調 Op.21 B.51
第2番 ト短調 Op.26 B.56
第3番 ヘ短調 Op.65 B.130
第4番 ホ短調 Op.90 B.166「ドゥムキー」
ドゥムキー・トリオ
1988年の結成以来これまでに6つの賞を受賞歴を持つなど内外で高い評価を受けるなど、フランスで最も知られるアンサンブルの1つであるドゥムキー・トリオ。アンサンブルの名前にもなっているドヴォルザークの名作「ドゥムキー」を含む、ピアノ三重奏曲全4作品でスラヴの民族色を存分に楽しませてくれます。 
KTC-1304
トランペットと管弦楽のための作品集
ウィリアム・シェラー(1946-):トランペット協奏曲
ガリアーノ(1950-):トランペット、アコーディオンと管弦楽のための「3つの舞曲」
ミシェル・コロンビエ(1939-2004):トランペットと管弦楽のための「夜と孤独」
ティエリー・カンス(Tp)
リシャール・ガリアーノ(アコーディオン)
ミシェル・プラッソン(指)リヨン国立O
22歳という若さでパリ・オペラ座管に入団するなどフランスを代表するトランペット奏者として活躍し続けるティエリー・カンスのコンチェルト・アルバムが登場!3作品は何れも作曲者のスタイルを反映した親しみやすい作風を持っており、プラッソン&リヨン国立管のサポートも秀逸。ガリアーノのアコーディオンもカンスのトランペットと抜群の掛け合いを聴かせてくれるなど聴きどころ満載!ちなみにこのアルバムは2004年に他界したミシェル・コロンビエに捧げられています。
KTC-1307(2CD)
アンドリーセ(1892−1981):ヨハン・クーナウの主題による幻想曲とフーガ(録音:2005年5月2日)**、
交響曲第3番(録音:1968年9月4)、
クープランの主題による変奏曲(録音:1965年1月13日)*、
交響曲第1番(録音:1947年5月23日##、リチェルカーレ(録音:2005年5月7日#)、
交響曲第2番(録音:1969年1月23日*、
交響的エチュード(録音:1962年9月17日、
交響曲第4番(録音:1982年5月13日)
ジャン・フルネ(指)、
ウィレム・ファン・オッテルロー(指)*、
エド・デ・ワールト(指)#、
ヤープ・ファン・ズヴェーデン(指)**、
アルベール・ファン・ラールト(指)##、
オランダ放送PO
ヘンドリク・アンドリーセンは、オランダの音楽一家アンドリーセン一族最大の音楽家として歴史にその名を残している人物であり、神秘的で簡潔な音楽の作曲を行ったことにより、オランダ・カトリックの教会音楽を刷新したことで知られています。アンドリーセンの管弦楽曲の中でも「ヨハン・クーナウの主題による幻想曲とフーガ」は、オランダのオーケストラの重要レパートリーとして数多くの演奏が行われています。この作品集最大の魅力はなんといっても豪華絢爛の指揮者陣!
KTC-1309
ロビン・デ・ラーフ(1968-):管弦楽作品集
大管弦楽のための「ウニーソノ(Unisono)」(2004)
ピアノ協奏曲*
管弦楽のための協奏曲
エド・スパニャールド(指)
ジョージ・ベンジャミン(指)
ロイヤル・コンセルトへボウO
ラルフ・ファン・ラート(P)*
ペーテル・エートヴェシュ(指)ラジオ室内O*
アムステルダム音楽院を優秀な成績で卒業し、ブーレーズにも一目置かれるロビン・デ・ラーフは、新ウィーン楽派の音楽、中でもアルバン・ベルクの作品を特に好み、バルトークとストラヴィンスキーの作曲技法の研究を行い自らの作曲活動に取り込むなど、斬新で意欲的な作品を世に送り出している現代オランダの作曲家。「大管弦楽のための《ウニーソノ(Unisono)》」はコンセルトへボウ管の委嘱によって2004年に作曲、初演が行われた作品。一方「管弦楽のための協奏曲」はハーグ・レジデンティ管の委嘱により作曲が行われた作品で、ファゴットによる冒頭部分がストラヴィンスキーの「春の祭典」へのオマージュとなっており、タイトルはもちろんバルトークを意識して付けられたもの。デ・ラーフの作品はトロンボーンなどの低音楽器群や打楽器を効果的に用いているのが特徴の1つであり、この部分もバルトークやストラヴィンスキーの影響を受けている部分と言えるでしょう。今回リリースとなる作品集では、大作曲家の作品を演奏する際のコンセルトボウ管とは一味違った機動力と、徹底したアプローチによる現代作品の解釈を体感することが出来ます。  
KTC-1310
シャルパンティエ:死者のためのミサ
死者のためのモテット/深き淵より
主を恐れる者は幸いなり
四旬節のための瞑想 から
めでたし女王/オラトリオ「聖ペテロの否認」
ミシェル・ラプレニー(指)
サント修道院聖歌隊
アンサンブル・レ・ムニュ・プレジール
ルネサンス時代やバロック時代の合唱作品のスペシャリストとして世界でも指折りに数えられる名匠ラプレニーと、29人の歌い手たちによって構成されているサント修道院聖歌隊によるシャルパンティエの宗教作品集。荘厳で尚且つ見事なまでの美しさと、深く研究された解釈を感じてくれる演奏は見事。 ※「Lira d'Arco/LA 006-2(未入荷)」からのレーベル移行発売盤となります。)
KTC-1311
ハインリッヒ・シャイデマン(c.1595−1663):チェンバロのための作品集
前奏曲ニ短調
3つの変奏(Betrubet ist zu dieser Frist)
バレエと変奏曲ヘ長調
アルマンドとクーラント ト長調
Omnia quae fecisiti
2つの変奏(O Gott wir danken deiner Gut)
涙のパヴーヌ
Mio cor, se vera sei salamandra
イギリス風のマスカラードと変奏
マスカラード ハ長調
フランス風アルマンド ニ短調
バレエと変奏曲ニ短調
ファンタジア ト長調/アルマンド ニ短調
クーラントと変奏曲二短調
前奏曲とカンツォン 二短調
パヴァーヌ ヘ長調
ガリアルドと変奏曲二短調(全曲世界初録音)
ピーター・ダークセン(Cemb)
チェンバロやオルガンなど鍵盤楽器奏者としての実力はもちろんのこと音楽学者としても非常に高名なダークセンは、現存する資料に基づき研究を重ねバッハの「ヨハネ受難曲」1724年初演版を完成させるなど、その名は全世界に響き渡っている。また1742年頃初稿版のバッハ「フーガの技法」(KTC 1348)やシャイデマンに関する著作など、その研究成果の功績は計り知れません。
スヴェーリンクの高弟であり北ドイツ・オルガン楽派の創始者の1人でもあるドイツの音楽家ハインリッヒ・シャイデマンは、17世紀のオルガン作品の重要な作曲家に数えられています。
1996年にユトレヒトでセバスティアン・ヌネスによって製作された名工ヨハネス・ルッカース1638のレプリカによって奏でられるシャイデマンのチェンバロ作品は全曲世界初録音。ダークセンの学術的アプローチと、17世紀ドイツ音楽の融合が新たな作品象を浮かび上がらせます。
KTC-1312
テレマン:トリオ・ソナタ集
トリオ・ソナタ変ロ長調TWV42:B4
イ短調TWV42:a4/ト長調TWV42:G6
ヘ長調TWV42:F3/へ短調TWV:f2、
ソナタ イ短調TWV42:a6、
協奏曲イ短調TWV43:a3
ラ・プリマヴェーラ
オランダで音楽を学んだ様々な国々の演奏家たちによって1996年に結成されたピリオド楽器アンサンブル「ラ・プリマヴェーラ」。主役級の活躍を見せるリコーダーのクレメンス・コンテは、ユトレヒト音楽院のディプロマを修了。アンサンブルの活動だけでなく、各国のバロック・オーケストラへソリストとして招聘されています。
KTC-1313
ハイドン:バリトン三重奏曲集
バリトン三重奏曲イ長調Hob.XI-71
同イ短調Hob.XI-87/同ニ長調Hob.XI-97
同ニ長調Hob.XI-27/同ニ長調Hob.XI-106
オランダ・バリトン・トリオ
バリトンはバリトンでも声楽の「バリトン」ではなく金管楽器の「バリトン」でもない、ヴィオラ・ダ・ガンバに通じる部分と独特の形状を持った古楽器の「バリトン」が主役という古楽ファン要チェックのタイトルが登場。エステルハージ侯のために三重奏曲だけでも120曲を超える「バリトン」のための作品を作曲するなど、この楽器を語る上で欠かすことが出来ない人物。19世紀以降は衰退をたどり現在では演奏される機会は決して多くないだけに、古楽器の「バリトン」の音色を堪能できる新たな録音は歓迎されることでしょう。オランダ・バリトン・トリオは、バリトンを担当するフレーク・ボルストラップを中心としてヴィオラのエレーナ・ファン・トンヘレン、チェロのヤン・インシンゲルの3人の弦楽器奏者で結成されたアンサンブル。この録音では、オランダ・ハイドン財団の創立10周年を記念したコンサートのためにハールレムの楽器製作会社エドゥアルト・ファン・トンヘレンによって製作された「バリトン」を使用しています。
KTC-1314(2CD)
ヒエロニムス・ローウェリン・ファン・ワーテルフリートのソングブック エギディウス・クァルテット&コンソート
KTC-1315
ワイル&プフィッツナー&バーバー:チェロ・ソナタ集
ワイル:チェロ・ソナタ
プフィッツナー:チェロ・ソナタ嬰へ短調Op.1
バーバー:チェロ・ソナタOp.6
キリーヌ・フィールセン(Vc)、
ジルケ・アーヴェンハウス(P)

録音:2006年6月6日−8日
キリーヌ・フィールセンは、チャイコフスキー国際コンクールでオランダ人初の入賞者となり、1715年製のヨゼフ・グァルネリ・フィリウス・アンドレアのチェロと共に、バッハから近現代作品までの幅広いレパートリーを奏でてきた女流チェリスト。ブゾーニに弟子入りした20歳のワイルの「チェロ・ソナタ」をはじめ、プフィッツナー、バーバーの作品もキャリアの初期に作曲された若かりし日の秀作。
KTC-1317(3CD)
シメオン・テン・ホルト:カント・オスティナート ヘラルド・バウハウス、
ジーン・カール、
セース・ファン・ゼーラント、
アリエル・フェルネーデ(P)

録音:1988年1月10日
KTC-1318
スヴェーリンク:合唱作品集Vol.1
詩篇150番〜永遠なる者がたたえられるように
詩篇33番〜主に従うものよ、目覚めなさい
詩篇53番〜神を知らぬ者は心のなかで言って信じる
今日キリストがお生まれになった
テ・デウム
詩篇148番〜天に住むあなたがたすべての人々*
東方から博士たちが来た*
主の祈り*/深き淵より+
神に向かって+/喜べ、喜躍れ+
今こそ私の食事をととのえ+
ピーター・フィリップス(指)、
トン・コープマン(指)*、
ウィリアム・クリスティ(指)+、
オランダ室内cho、
ベルナルト・ヴィンセミウス(Org)、
ヤープ・テル・リンデン(バス・ヴィオール)、
ヒルデガルト・ペール(バス・ヴィオール)、
ヴァルトラウト・グムス(バス・ヴィオール)、
マールテン・ファン・デル・ハイデン(ヴィオローネ)、
ヤン・クラインブシンク(Org)、
シュテファン・スタッブス(Lute)、
ジョナサン・ルビン(Lute)、
アンヌ・マリー・ラスラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ヴィンセント・デ・コルト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

録音:1986年〜1987年
ピーター・フィリップス、トン・コープマン、ウィリアム・クリスティ・・・。オランダのレーベル、エトセトラの新シリーズ「スヴェーリンクの合唱作品集」が、宗教音楽の世界的権威として知られるこの3人の巨匠たちとオランダ室内合唱団の共演という衝撃の内容でスタートする!16世紀末から17世紀初頭におけるネーデルランド楽派最大の作曲家スヴェーリンクが、その生涯に残した作品のほとんどは声楽作品。詩篇に基づく宗教的なポリフォニー作品、ジュネーヴ詩篇歌集の旋律を定旋律として用いた作品など、卓越した技法によって優れた宗教作品が数多く作曲されました。スヴェーリンクの宗教作品を歌うのはヨーロッパを代表する世界最高峰の室内合唱団「オランダ室内合唱団」。3人の指揮者たちがオランダ室内合唱団から見事なハーモニーを引き出しており、響き渡るスヴェーリンクの世界は至高の域に達しています。
KTC-1319
スヴェーリンク:合唱作品集第2集
詩篇122番《わたしは喜びました》
詩篇42番《鹿が音を立てるのを聞くように》
人よあなたのためにわたしが耐えていることを見てください
詩篇43番《わたしに変わって争ってください》
わたしに語る者は皆
主よ、御もとに身を寄せ
わたしについてきたい者は
貧しい人は幸いである
詩篇108番《神よ、わたしの心は確かです》
詩篇23番《神はその大きな力のもとでわたしを養います》
詩篇137番《バビロンの流れのほとりに座り》
新しい歌を主に向って歌え
詩篇110番《全能者はわたしの主人に》
天の元后よ、喜べ
詩篇99番《さていまこそ》
ヤン・ブッケ(指)、
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)、
ピーター・フィリップス(指)、
オランダ室内cho

録音:1998年
第1集では、ピーター・フィリップス、トン・コープマン、ウィリアム・クリスティといった宗教音楽の世界的権威たちが指揮を振ったスヴェーリンクの合唱作品集の第2弾。第1集でもタクトを振るったタリス・スコラーズのディレクター、ピーター・フィリップス、言わずと知れた巨匠フィリップ・ヘレヴェッヘ、レオンハルトの門下生でカペラ・アムステルダムの創設者ヤン・ブッケがタクトを執るなど、前作にも増して豪華な指揮者陣が実現!
詩篇に基づく宗教的なポリフォニー作品、ジュネーヴ詩篇歌集の旋律を定旋律として用いた作品などを生み出した16世紀末から17世紀初頭におけるネーデルランド楽派最大の作曲家スヴェーリンクは、宗教作品やオルガン作品に特に優れた作品を遺しています。
KTC-1320
スヴェーリンク:合唱作品集第3集
主よわれは御身を愛し奉る
詩篇109番
Tanto tempore vobiscum sum
詩篇77番
Che giova posseder cittadi e regni
Yeux qui guidez mon ame
Dolcissimo ben mio
おお 主イエス・キリストよ/詩篇114番
主を畏るることは
我が青春はすでに過ぎ去り
Qual vive Salamandra
パウル・ファン・ネーヴェル(指)
オランダ室内cho、
ウィレム・ブレマー(コルネット&バス・ダルシアン)、
レネ・ファン・ラーケン(テナー・ショーム&テナー・ダルシアン)、
ハリー・リース(アルト・サックバット)、
ヴィム・ベク(テナー&バス・サックバット)

録音:1989年&1990年
ピーター・フィリップス、トン・コープマン、ウィリアム・クリスティ、フィリップ・ヘレヴェッヘなど、古楽界の権威たちが指揮を振り話題を呼んだオランダ室内choのスヴェーリンク・シリーズ。第3集で名門オランダ室内choを指揮しているのは、ベルギーの古楽演奏団体ウエルガス・アンサンブルの創設者としても高名なパウル・ファン・ネーヴェル。ネーヴェルの指揮者としてだけでなく、音楽学者としての視点からのアプローチによってスヴェーリンクの音楽からさらに豊かな響きを生み出されている。サックバットやダルシアン、ショームといった古楽器のサウンドと合唱のハーモニーの融合も見事です。
KTC-1321
ユップ・フランセンス(1955−):管弦楽と合唱のための作品集
ローリング・ロッテルダム(世界初録音)
天体のハーモニー(第1部)*/**
マニフィカト(世界初録音)*/***
ゲルト・アルブレヒト(指)、
トヌ・カリユステ(指)*、オランダ放送PO、
オランダ室内cho**、
エルマ・ファン・デン・ドール(S)***、
オランダ放送cho***

録音:1997年〜1999年
1955年オランダのフローニンゲン出身の作曲家、ユップ・フランセンスのポートレート・アルバム。ハーグ王立音楽院ではルイ・アンドリーセンに作曲を師事するなど、現代音楽の手法にとらわれない自由な作風が評価を高めています。読売日響の前常任指揮者で日本でもお馴染みのアルブレヒト、合唱界の名匠カリユステなど豪華なアーティスト陣もこのシリーズの魅力。
KTC-1323
ハイドン(ペーター・ザロモン編曲):交響曲第98番変ロ長調
第100番ト長調《軍隊》/第94番ト長調《驚愕》
アルコ・バレーノ・アンサンブル
「ザロモン・セット」と呼ばれるハイドンの交響曲を、作曲の依頼者であるザロモン自身が編曲を施して誕生した室内楽版。ピリオド楽器のアンサンブル「アルコ・バレーノ・アンサンブル」は、交響曲第100番、第99番、第104番をリリースしており、今回がシリーズ2タイトル目。 
KTC-1324
ヴィヴァルディ:ファゴットのための協奏曲とカンタータ
ファゴット協奏曲イ短調RV.497
協奏曲ニ長調RV.92
ファゴット協奏曲ニ短調RV.481
カンタータ《このような見知らぬ小道へ》RV.677
ファゴット協奏曲ホ短調RV.484
協奏曲ト短調《夜》RV.104
フランス・ロバート・ベルクホウト(バロックFg)、
クリント・ファン・デル・リンデ(A)、
ピーター・ダークセン(ディレクター&Cemb)、
ラ・スアーヴェ・メロディア
「ファゴットのための協奏曲」だけでなく、編成にファゴットを必要とする「協奏曲」、通奏低音としてファゴットが加わる「カンタータ」など、とことん「ファゴット」という楽器にこだわったヴィヴァルディの作品集。フランス・ロバート・ベルクホウトは、オランダのバロック・ファゴット奏者。ベルクホウトは、これまでにオランダ室内管、コンセルトヘボウ管、アムステルダム・バッハ・ソロイスツ、コンバッティメント・コンソート・アムステルダムなどで活躍。またレオンハルト・コンソートやラ・プティット・バンド、18世紀オーケストラにも招聘されている百戦錬磨のベテラン奏者です。
KTC-1326
ヨハン・ワーヘナール(1862−1941):管弦楽作品集
幻想曲《夏の生活》Op.21
シンフォニエッタOp.32
序曲《哲学者的な王子たち》
交響詩《Elverhoi》Op.48
《フェドーラ》Op.41より
オーボエと管弦楽のための《ラルゲット》Op.40
ジャニー・ゾマー(S)、
イングリット・ニッセン(Ob)、
エリ・クラス(指)オランダRSO
ロマン派時代のオランダの音楽家ヨハン・ワーヘナール。ドイツではヘルツォーゲンベルクから直接作曲の指導を受けたワーヘナールの作品からは、ブラームスやベルリオーズ、R・シュトラウス、チャイコフスキーのスタイルや管弦楽法からの影響が感じられまする。ワーヘナールは、1919年に就任したハーグ王立音楽院の院長として教育活動にも尽力するなどオランダの音楽史にその名を刻んでいます。
KTC-1328(2CD)
ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843−1900):受難曲Op.93 イヴァン・グーセンス(T)、
ヤン・ファン・デル・クラベン(Br)、
フリーチャー・アントーニ(S)、
リーヴェ・メールテンス(A)、
ヤン・ファン・エルサッカー(T)、
ディルク・スネリングス(Bs)、
ヨリス・フェルダン(ハーモニウム&Org)、
フローリアン・ヘイエリック(指)
エクス・テンポレO&cho
再評価の気運が高まるドイツ・ロマン派の作曲家ヘルツォーゲンベルク。ブラームスの弟子でもあり親友でもあったピアノ奏者エリーザベトと結婚したことが、ヘルツォーゲンベルクとブラームスの交流を深めるきっかけとなったことは有名なエピソード。今回リリースとなる「受難曲」を含めたヘルツォーゲンベルクの晩年の教会音楽には、バッハやシュッツといった時代の作風の影響が如実に表れています。ベルギー出身のバロック音楽のスペシャリスト、フロリアン・ヘイリックによって1989年に結成されたエクス・テンポレは、1600年代から1900年代までの様々な作品をプログラムとして取り上げている管弦楽団&合唱団。既にリリースされているテレマン、ミヒャエル・ハイドン、スカルラッティ・ファミリーの録音はいずれも注目を浴びています。
KTC-1329
ユリウス・レントヘン(1855−1932):チェロ協奏曲全集
チェロ協奏曲第1番/同第2番/同第3番*
アルトゥーロ・ムルザバル(Vc)、
ポール・ワトキンス(指)オランダ放送室内PO、
ヘンリク・シェーファー(指)オランダRSO*

録音:2004年12月&2006年6月
19世紀後半から20世紀前半にかけてオランダで隆盛を誇った音楽一族「レントヘン家」最大の実力者ユリウス・レントヘン。ブラームスやグリーグとも親交を深め、ライネッケやリストから作曲を学んだレントヘン。後期ロマン派の作曲家として、アムステルダム音楽院の院長として多くの作品の作曲や後進の育成を行った音楽家です。レントヘンは生誕150年を迎えた2005年を機会にその作品の再評価が急速に進んでおり、ロマンティシズムにあふれた作品に注目が集まっています。ソリストのアルトゥーロ・ムルザバルは、現在オランダ放送フィル&オランダ放送室内フィルの主席奏者を務めるスペイン出身の名手。
KTC-1330(2CD)
シューベルト:フォルテピアノのための作品集Vol.1
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958
2つのスケルツォD.593
ピアノ・ソナタ第15番ハ長調D.840《レリーク》
第20番イ長調D.959/第4番イ短調D.537
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
KTC-1331(2CD)
シューベルト:フォルテピアノのための作品集 Vol.2
4つの即興曲 D.899/4つの即興曲 D.935
ソナタ第18番 ト長調 D.894「幻想」
ソナタ第7番 変ホ長調 D.568
ヤン・フェルミューレン(Fp)

録音:2007年4月
KTC-1332
シューベルト:フォルテピアノのための作品集Vol.3
ピアノ・ソナタ第16番イ短調D.845,Op.42
同第3番ホ長調D.459
同第21番変ロ長調D.960
同第9番ロ長調D.575,Op.147
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)

録音:2007年7月〜8月
19世紀初頭にウィーンで最も高い評価を受けたナネッテ・シュトライヒャーによって1826年に製作されたシリアルナンバー(2090番)入りの銘器を使用したシューベルト・シリーズの第3集。ベルギー鍵盤界の重鎮ヤン・フェルミューレンは、ヴィーラント・クイケンなど祖国を同じとする大物アーティストたちとの関係も深い。ソナタ第16番の冒頭部分からベテランらしい味わい深い演奏が展開されます。
KTC-1333(2CD)
シューベルト:フォルテピアノのための作品集Vol.4
楽興の時D.780、3つの小品D.946、
ピアノ・ソナタ第13番D.664/第14番D.784、
16のドイツ舞曲と2つのエコセーズD.783、
ワルツ ト長調(アルバムブラット)D.844
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
リリースを重ねるごとに評価を高めているフォルテピアノによるヤン・フェルミューレンのシューベルト第4弾。クイケンやドンブレヒトたちと切磋琢磨してきたベルギー楽壇の重鎮フェルミューレンのベテランらしい大きなスケールと、ぬくもりのあるサウンドによるシューベルトは絶品。19世紀初頭のウィーンで最も高い評価を受けたナネッテ・シュトライヒャーが1826年に製作したシリアルナンバー(2090番)入りの銘器も美しい響きです。
KTC-1334(2CD)
シューベルト:フォルテピアノの為の作品集Vol.5
幻想曲ハ長調D.760「さすらい人」
12のドイツ舞曲D.790
ピアノ・ソナタ第6番ホ短調D.566
36のオリジナル舞曲D.365
ピアノ・ソナタ第1番ホ長調D.157
アンダンテ ハ長調D.29
アダージョ ト長調D.178
メヌエット イ長調D.334/メヌエット ホ長調D.335
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)

録音:2008年12月&2009年4月
ヴィーラント・クイケンからの信頼も厚いフェルミューレンが、19世紀ウィーンの名工ナネッテ・シュトライヒャーの手により1826年に製作されたフォルテピアノで弾くシューベルトは、とても柔らかくとても優しい。シューベルトを愛する名手の両手とシューベルト存命当時の銘器が、作曲者の意図した作品の姿や音色を現代に甦らせてくれます。
KTC-1335
シューベルト:フォルテピアノのための作品集Vol.6
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850
ハンガリーのメロディ ロ短調D.817
アダージョ ホ長調D.612
行進曲ホ長調D.606
アレグレット ハ短調D.915
ディアベリのワルツによる変奏曲ハ短調D.718
ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲イ短調D.576
ピアノ・ソナタ第5番変イ長調D.557
17のレントラーD.366
ピアノ・ソナタ第2番ハ長調D.279
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ/ナネッテ・シュトライヒャー1826)

録音:録音:2009年12月&2010年1月、レマンス音楽院室内楽ホール(ルーヴェン/ベルギー)
クイケンやドンブレヒトとの共演も多いベルギーの鍵盤奏者ヤン・フェルミューレンが、名工の誉れが高いウィーンの女流楽器製作者、ナネッテ・シュトライヒャーの1826年製フォルテピアノ(シリアルナンバー2090)で弾くシューベルト作品集第6巻。英インターナショナル・レコード・レビュー誌で「ヒストリカル、またはモダン・ピアノの(シューベルトの)演奏でこれ以上のものは聴いたことがない。」と称賛されたフェルミューレンのシューベルト。ナネッテ・ストライヒャーのフォルテピアノから響くぬくもりのある音色、フェルミューレンの飾らないストレートなアプローチが生み出す音楽は、フォルテピアノによるシューベルト演奏の理想形の1つと言っても過言ではないでしょう。

KTC-1336(12CD)
シューベルト:フォルテピアノのための作品集
ソナタ第19番ハ短調D.958
2つのスケルツォD.593
ソナタ第15番ハ長調D.840「レリーク」
ソナタ第20番イ長調D.959
ソナタ第4番イ短調D.537
4つの即興曲D.899
4つの即興曲D.935
ソナタ第18番ト長調D.894「幻想」
ソナタ第7番変ホ長調D.568
ソナタ第16番イ短調D.845
ソナタ第3番ホ長調D.459
ソナタ第21番変ロ長調D.960
ソナタ第9番ロ長調D.575
楽興の時D.780/3つの小品D.946
ソナタ第13番イ長調D.664
ソナタ第14番イ短調D.784
16のドイツ舞曲と2つのエコセーズD.783
ワルツ ト長調(アルバムブラット)D.844
幻想曲ハ長調D.760「さすらい人」
12のドイツ舞曲D.790
ソナタ第6番ホ短調D.566
36のオリジナル舞曲D.365
ソナタ第1番ホ長調D.157
アンダンテ ハ長調D.29
アダージョ ト長調D.178
メヌエット イ長調D.334
メヌエット ホ長調D.335
ソナタ第17番ニ長調D.850
ハンガリーのメロディ ロ短調D.817
アダージョ ホ長調D.612
行進曲ホ長調D.606
アレグレット ハ短調D.915
ディアベリのワルツによる変奏曲ハ短調D.718
ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲イ短調D.576
ソナタ第5番変イ長調D.557
17のレントラーD.366
ソナタ第2番ハ長調D.279
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)

録音:2006年7月−2010年1月、ベルギー
クイケンやドンブレヒトとの共演も多いベルギーの鍵盤奏者ヤン・フェルミューレンが、名工の誉れが高いウィーンの女流楽器製作者、ナネッテ・シュトライヒャーの1826年製フォルテピアノ(シリアルナンバー2090)で弾くシューベルトの作品集。これまで、CD12枚全6巻で発売されていた人気シリーズが、全トラックにデジタル・リマスターを施され、BOXセットになって登場!そのぬくもりある音色、多彩な表現力がリリースを重ねるごとに評価を高めてきたフェルミューレンのシューベルトです!
KTC-1337
アンドレア・ファルコニエリ(1586−1656):甘いため息〜器楽と声楽のための作品集(全24曲) ラ・プリマヴェーラ
アンドレア・ファルコニエリは、ナポリで生まれ幼少の頃からパルマ公によって育てられた17世紀イタリアの作曲家、リュート奏者。ファルコニエリは、パルマ、フィレンツェの宮廷音楽家として活躍し、ナポリの楽長にまで上り詰めたと言われている。 その作品の中でも特に歌曲を数多く作曲したと伝えられていますが、現存している作品は非常に少なくここに収録された音源はファルコニエリの声楽作品のスタイルを知るための重要な手がかりとなることでしょう。 ラ・プリマヴェーラはオランダ、フランス、ドイツ、ブラジルなどで生まれ、オランダで音楽を学んだ声楽家、ピリオド楽器の演奏家たちによって1996年に結成されたアンサンブル。ヨーロッパ各地の音楽祭への出演などを中心に活発な活躍を見せておりさらなる飛躍が期待されています。
KTC-1338
ライネッケ(1824−1910):フルート・ソナタ ホ短調Op.167《水の精》
ゆりかごから墓場までOp.202
カルロス・ブルネール(Fl)、
ヤン・ミヒエルス(P)
出版された楽曲だけでも300曲を超えるなど、非常に多くの作品を作曲したライネッケ。フルートのレパートリーとして最重要ランクに位置づけられている「水の精」と長大な演奏時間を要する「ゆりかごから墓場まで」をカップリングしたフルート奏者&関係者必携の1枚。 カルロス・ブルネールは、1981年よりベルギー王立モネ歌劇場管弦楽団の首席フルート奏者を務める世界トップクラスのプレーヤー。ヤン・ミヒエルスが弾くピアノは1875年製のスタインウェイというこだわりの逸品。
KTC-1339
ロッテルダムの弦楽四重奏曲
クラース・デ・フリース(1944-):弦楽四重奏曲第1番
バルト・デ・ケンプ(1959-2005):シャコンヌ
オスカー・ファン・ディレーン(1958-):弦楽四重奏曲
アストリド・クロイセルブリンク(1972-):弦楽四重奏曲
エドワード・トップ(1972-):弦楽四重奏曲
ハンス・コールメース(1959-):ローゼン
ドゥーレンSQ
アサ・オルソン(S)
ウィルベルト・グローテンブア(Perc)
KTC-1340
シャルル・レヴェンス(1689−1764):死者のためのミサ曲第1番/同第2番 ミシェル・ラプレニー(指)
サジタリウス、アンサンブル・ヴォーカル・アルページ
マルセイユに生まれ、聖ピエール大聖堂の音楽監督などを務めた18世紀フランスの音楽家シャルル・レヴェンスのミサ曲を収録したタイトル。1986年に結成されたサジタリウスは声楽とオルガン、通奏低音を加えたヴォーカル・アンサンブル。ラプレニーとのコンビで数々の名演奏を残しています。LA 008-3(Lira d'Arco)からの移行再発売。
KTC-1341
フランソワ・ジョセフ・ナーデルマン(1781−1835):7つのソナチネ
2つの幻想的練習曲
長澤真澄(Hp)
新たに長澤真澄が取り上げたのは、フランスの音楽家、出版社、ハープの製作者として世界に名を轟かせたナーデルマン一族の中でも最も有名なフランソワ・ジョセフ・ナーデルマン。王室礼拝堂のハープ奏者、パリ音楽院の初代ハープ教授、国王付きの主席ハープ奏者などを歴任したナーデルマンの「7つのソナチネ」は、現在でも重要なレパートリーとされています。ここで用いられている2台のシングル・アクション・ハープはどちらもナーデルマン一族によって1793年と1815年に製作された銘器。今回も聴きどころ満載!
KTC-1342
フランチェスコ・パスクアーレ・リッチ(1732−1817):6つのシンフォニアOp.2(世界初録音) ヤン・ウィレム・デ・フリエンド(指)
オランダ放送CO

録音:2002年1月
イタリアの中流階級の家庭に生まれコモ大聖堂の楽長などを務めたリッチは、ハーグやアムステルダムで自らの作品の出版を行うなどオランダに縁の深いイタリア人作曲家。モダン楽器とピリオド奏法を組み合わて演奏を行うコンバッティメント・コンソート・アムステルダムで音楽監督フリエンドが、オランダ放送室内管(現オランダ放送室内フィル)を巧みにコントロールしており洗練された録音に仕上げています全曲世界初録音。
KTC-1343
預言者エレミアの哀歌
アレクサンダー・アグリコラ(1446−1506):エレミアの哀歌
クリストバル・デ・モラレス
(1500?−1553?):わが魂は疲れたり
ヤコブ・アルカデルト(1505?−1567?):エレミアの哀歌
ラッスス
:エレミアの哀歌
エギディウス・クヮルテット、
バス・ラムセラール(Bs-Br)、
グレゴリアーナ
ルネサンス時代の「エレミアの哀歌」をテーマとしたエギディウス・クヮルテットの歌う宗教声楽作品集。フランドル楽派のアグリコラ、アルカデルト、ラッススの「エレミアの哀歌」、そしてスペインのモラレスが書いた「哀歌」など洗練された美しきポリフォニーが男声のハーモニーによって厳かに響きます。エギディウス・クヮルテットは1995年にトン・コープマン率いるアムステルダム・バロック合唱団のメンバー4人によって結成されたオランダの男声ヴォーカル・アンサンブル。これまでにクレキヨンやシューベルトの録音を発表しており、とても4人とは思えない豊かなハーモニーと広いレパートリーは注目を集めています。
KTC-1344
テオ・ファーベイ(1959-):作品集
フラクタル交響曲
ピアノ協奏曲/クラリネット協奏曲
エティエンヌ・シーベンス(指)
ハーグ・レジデンティO
エレン・コーヴァー(P)
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)
オランダ放送PO
スシェフ・ドウエス(Cl)
マルクス・ステンツ(指)ロッテルダムPO

録音:2005年-2006年、コンセルトヘボウ、アムステルダム、ライヴ
KTC-1346
1500年頃のボヘミア地方における聖歌とポリフォニー
めでたし聖母/めでたしイエス
スコラ・グレゴリアーナ・プラジェンシス、
カペラ・フラメンカ、
バルバラ・マリア・ウィリィ(Org)
チェコのフラデク・クラロフにある東ボヘミア博物館に保管されている「フラヌスの写本」、「スペシャルニクの写本」という未出版の2つの写本に基づいて1500年頃にボヘミア地方で演奏されていた音楽を再現。作曲者不詳の聖歌からジョスカン、オブレヒト、ギスラン=ヴェルボネなどの作品が歌われている。中世、ルネサンスのスペシャリスト、カピラ・フラメンカとチェコの聖歌隊が織り成す神秘的なハーモニーを醸し出します。
KTC-1347
ペーテル=ヤン・ワーヘマンス(1952-):管弦楽作品集
交響曲第7番/都市と天使
ハンス・レーンダース(指)
ミヒャ・ハメル(指)オランダ放送PO

KTC-1348
バッハ:フーガの技法BWV.1080(1742年頃初稿版/世界初録音) ピーター・ディルクセン(Cemb)
これこそが真の姿なのか! ? 世に問う「フーガの技法」1742年初稿版が登場! ! バッハの死後に出版された「フーガ技法」は、最終フーガが未完成となっているなど名作であるが故に様々な憶測を呼び研究が重ねられるなど謎の多い作品としての一面も併せ持ちますが、今回収録が行われた「フーガの技法」は、オランダのチェンバロ奏者であり音楽学者でもあるピーター・ディルクセンが提唱した『バッハの自筆譜に書かれた最初の12曲が「フーガの技法」初稿版の真の姿である』という仮説を自らの手で録音という形に具現化したもの。このディルクセンの仮説に基づいた「フーガの技法」(1742頃頃初稿版)は、日本でも2003年に鈴木雅明氏によってコンサートで取り上げられるなど世界的に注目を集めています。
KTC-1351
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタOp.147
ラムゼイ・ナスル:冬のソナタ〜ショスタコーヴィチへの追憶
ラムゼイ・ナスル(朗読)、
スザンヌ・ファン・エルス(Va)、
ラインベルト・デ・レーウ(P)
ハーグ・レジデンティ管やシェーンベルク・アンサンブル、ニュー・シンフォニエッタ・アムステルダムのヴィオラ奏者を務めてきたオランダの女流ヴィオラ奏者ファン・エルスのショスタコーヴィチ。ファン・エルスの奏でるダークな音色が作品の持つ暗く深い雰囲気とマッチしており、表現力も見事。スタンダードの1つとして食い込む可能性は十分にある。
カップリングにはオランダの俳優ラムゼイ・ナスルが朗読する「冬のソナタ」を収録。第2楽章で狂気とも言える凄まじいヒートアップを聞かせてくれる「冬のソナタ」は、ショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタの影響を受けて書かれた約30分の朗読である。ちなみに韓国の某ドラマとは無関係なのでご注意を。(A5サイズの特殊ディジパック仕様となります。)
KTC-1352
クラス・トルステンソン(1951-):作品集
打楽器独奏と大編成アンサンブルのための「自画像」
間奏曲とエピローグ*
ペッピ・ウィアズマ(Perc)
ハンス・レーンダース(指)
ASKOアンサンブル
シャルロット・リーディック(S)*
アラン・ギルバート(指)*
ロイヤル・ストックホルムPO*
KTC-1353
デレク・ブルジョワ(1941−):オステオブラスト(骨芽細胞)
マルティン・パディング
(1956−):And Trees Would Sing
J・P・スヴェーリンク(1562−1621):わが青春は過ぎ去り(フェルヘルスト編)ルート・ファン・イーテン
(1973−):パノラマ
エリック・エワイゼン
(1954−):デュエット・フォー・アワー・タイム
ヤコブ・テル・フェルトハウス
(1953−):来たれイエスよ
エンリケ・クレスポ
(1941−):ワッツ・ニュー
マーク・ナイチンゲール(1967−):ターニング・バック・ザ・クロック
ニュー・トロンボーン・コレクティヴ
オランダ発!驚異のスーパー・トロンボーン・アンサンブルのリリース第3弾。前作から約2年ぶりのリリースとなった今回の新作「ニュー(New)」には、声楽やオルガンのソロを加えた意欲的な作品など新たに作曲や編曲が行われた新作8曲を収録。特にブルジョワの「オステオブラスト」での圧倒的なスケールの演奏からは新時代の到来を確実に実感させてくれます。トロンボーン界の中心としての地位を確立したオランダの若き精鋭たちのハーモニーに要注目!
KTC-1354
コレクティヴ
L・クープラン(ニッケル編):3つの舞曲
サスキア・アポン:トロンボーン四重奏曲第1番
D・ブルジョワ:スケルツォ・フューネブル
ドビュッシー
(レヴィン編):3つのシャンソン
ハンス・コールメース:トロッター
E・クレスポ:ブルックナー・エチュード
R・V・イーテン:インナー・スペース
ハイドン(デリセ編):バリトン三重奏曲ト長調Hob.XI-123〜アダージョとメヌエット
イリャ・レインハウト:ウェアー・ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ゴー・トゥデイ
J・P・スヴェーリンク
(メルヴィク編):詩篇111番
ニュー・トロンボーン・コレクティヴ
以前はオランダの「Q-Disc」からリリースされていたニュー・トロンボーン・コレクティヴのデビュー・アルバム「コレクティヴ」がエトセトラから移行発売に!定番中の定番であるドビュッシーや、ブルックナーの荘厳な響きを思わせるクレスポのブルックナー・エチュードなど重要レパートリーを数多く収録した強力盤。
KTC-1355(3CD)
ニュー・トロンボーン・コレクティヴ ニュー・トロンボーン・コレクティヴ
コレクティヴ(KTC 1354)、トロンボーン(KTC 1284)、そして新譜のニュー(KTC 1353)の3タイトルをまとめたグッド・プライスのボックス・セットも同時に登場。ニュー・トロンボーン・コレクティヴはコンセルトヘボウ管首席トロンボーン奏者のヨルゲン・ファン・ライエン、ロッテルダム・フィルのレムコ・デ・ジェイガー、オランダ放送フィルの若きバス・トロンボーン奏者ブラント・アッテマらロッテルダム音楽院出身の若手実力派トロンボーン奏者9人によって結成されたトロンボーン・アンサンブル。
KTC-1356
ヨハネス・シェンク(1660−c.1720):12のトリオ・ソナタOp.3(世界初録音) ラ・スアーヴェ・メロディア
17世紀のオランダに生まれたドイツの音楽家ヨハネス・シェンクの世界初録音となるトリオ・ソナタ集。ヴィオラ・ダ・ガンバの達人だったシェンクは、1696年にプファルツ選帝侯ヨハン・ヴィルヘルム1世の宮廷奏者に選出されるなどその実力を認められていました。 1998年に結成されたピリオド楽器による四重奏団「ラ・スアーヴェ・メロディア」は、同年に開催されたファン・ヴァアッセナール国際古楽室内楽コンクールで見事に優勝。ベネルクス地方を中心に評価急上昇中のアンサンブルです。
KTC-1357
クラース・テン・ホルト(1960-):作品集
ボヴァリーの歌/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
クラロン・マクファーデン(S)
ミヒエル・ワイドナー(ツィンバロン)
モンドリアンSQ
ヨアン・ベルクヘメール(Vn)
KTC-1358
18世紀ラテン・アメリカのヴィリャンシーコ
フアン・デ・アラウホ(1646−1712):Avecillas sonoras
ドメニコ・ツィポリ(1688−1726):Verso 14, 15
セバスチャン・ドゥロン
(1660−1716):Duerme Rosa y descansa
サンティアゴ・デ・ムルシア
(1682−1740):Los imposibles
作曲者不詳
(17世紀ペルー):Entre dos alamos verdes、Yo se que no he de ganar
マヌエル・コレア
(?−1653):Dime Pedro
トマス・デ・トレヨン・ヴェラスコ(1644−1728):De esta Rosa tan bella
ドメニコ・ツィポリ
:Quitasol
ロケ・ジャチント・チャヴァリア(1688−1719):Con tan tierno llanto
マヌエル・ホセ・デ・キーロス(?−1765):Jesus, Jesus, Jesus, y lo que sube
サンティアゴ・デ・ムルシア:Al verde retamar
フアン・ヒダルゴ(1614−1685):Disfrazado de pastor
アントニオ・デ・サラザール(1615−1715):Tarara, qui yo soy Anton
アントニオ・ドゥラン・デ・ラ・モタ(1672−1736):Pasitico arroyuelos
サンティアゴ・デ・ムルシア:Cumbee
ペドロ・ヒメネス(fl.1646−1668):Cavallero de armas blancas
アントニオ・ドゥラン・デ・ラ・モタ
:Gemid con el llanto
マヌエル・メサ・カリーソ(18世紀後期):Oigan, escuchen atiendan
アドリアン・ロドリゲス・ファン・デル・スプール(指)、
マリス・パヴォン(S)、
セニア・マイヤー(Ms)、ムジカ・テンプラーナ
今ヨーロッパで話題沸騰中!オランダ発!ラテン・アメリカのバロック音楽演奏の精鋭集団が登場!「村人の歌」という意味を持ち中世の舞踊歌を起源とする「ヴィリャンシーコ」は、16世紀の後半から宗教的な意味合いが重要視されはじめると祝祭日の礼拝などに用いられるようになるなどスペインやラテン・アメリカで盛ん用いられた音楽。ハイペリオンから3枚のディスクがリリースされている「ラテン・アメリカのバロック音楽」シリーズや、チャンネル・クラシックスの「ボリヴィアのバロック」シリーズなどによってその音楽の実態に接する機会が増えてきているラテン・アメリカのバロック音楽。ファン・デル・スプール&ムジカ・テンプラーナによる「ヴィリャンシーコ」をテーマとしたこの作品集には、アラウホやツィポリ、デ・ムルシアなどラテン・アメリカの大物作曲家たちの作品が収められており、「ヴィリャンシーコ」が当時のラテン・アメリカに深く浸透していたという史実が窺い知れます。
アルゼンチンのブエノス・アイレスに生まれ、現在はオランダを拠点としているアドリアン・ロドリゲス・ファン・デル・スプール。
ブエノスアイレス時代から古楽アンサンブルを率いて活発な音楽活動を展開していたファン・デル・スプールによって2001年に結成されたのが、ラテン・アメリカのバロック音楽の精鋭集団ムジカ・テンプラーナです。
ボリヴィアやグァテラマの国立図書館に所蔵されていた楽譜や、南米各地で発見された手稿譜から当時の音楽を再現させるファン・デル・スプール&ムジカ・テンプラーナ。古楽&バロック・ファン要注目コンビの登場です。
KTC-1359(2CD)
レオン・オルテル(1905−1985):管弦楽作品集&室内楽作品集
エヴォケイション/交響曲第3番*
同第4番+/エチュード・カプリース
歌曲集Op.33/ソナチネ第5番
歌曲集Op.54/奇想曲/歌曲集Op.26
ソナチネ第6番/形式的な練習曲へのオマージュ
アンク・ラインダース(S)、
ルート・ファン・デル・メール(Bs-Br)、
ジョアン・ベルクヘメール(Vn)、
コール・デ・グロート(P)、
セップ・グローテンフイス(P)、
ジャック・ヘンドリクス(P)、
ルドルフ・ヤンセン(P)、
レオン・オルテル(P)、
ジャン・フルネ(指)+、
アントン・ケルシェス(指)、
ウィレム・ファン・オッテルロー(指)*、
オランダ放送PO、アムステルダムPO
レオン・オルテルは、多調や無調という時代の流行とは違う独自の作風の確立に挑んだ20世紀オランダの作曲家、ピアニスト。またハーグ音楽院ではピアノ科教授、アムステルダム音楽院では作曲家教授を務めるなど教育者としても後進の育成にも携わってきたことも知られています。このオルテルの作品集には1965年から1996年にかけて収録された様々な音源が収められており、フルネやオッテルローなど、歴史に名を刻む往年の巨匠たちの貴重な録音に出会うことができます。
KTC-1361
吟遊詩人と修道女
デ・ボルネーユ:Reis Glorios
ビンゲン:アヴェ・ジェネロサ
デ・ディア
:嫌なことでも歌わなければ
ビンゲン:おお、光り輝く御母
作曲者不詳
(14世紀頃イタリア):トリスタンの哀歌
ビンゲン:おお青々とした小枝よ
ベンタドルン:ひばりがはばたく時に
作曲者不詳(15世紀頃イギリス):Bryd One Brere、
 Edi be thu heven-queene
ダウランド:君よまだ帰らないでくれ、わが恋人の涙
ラニエー:Like hermit poor
ヒューム:死/キング:The Given Heart
ダウランド:憂鬱なガリアード
ジョンソン
:Have you seen but a white lily grow?
エヴェリン・タブ(S)、
マイケル・フィールズ(Hp、Lute、テオルボ)、
デイヴィッド・ハッチャー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
中世、ルネサンスの時代に吟遊詩人によって奏でられた「世俗曲」、修道女によって聖母マリアのために歌われた「聖歌」という両極に位置する音楽を集めたアルバム。ビンゲンやダウランドから作曲者不詳の作品を歌うのは、エマ・カークビーと並ぶ世界的バロック歌手エヴェリン・タブ。フィールズの奏でる中世ハープやルネサンス・リュート、テオルボ、ハッチャーの弾くヴィオラ・ダ・ガンバが、タブの情緒に満ちた歌声と、作品それぞれが持つ儚き香りを引き出しています。
KTC-1362
東方からの香り
グリンカ:夜想曲《別れ》ヘ短調
ドゥセック:3つのソナチネより
クラムフォルツ
:ソナタ
カルドン:「ああ、ママに言うわ」による変奏曲
フィールド:夜想曲変ホ長調
シュポア:メユールの「わたしはまだ青春」による変奏曲
クラムフォルツ
:アダージョ
ヴァルラモフ:メロディ
カルドン:ソナタ ヘ短調
グリンカ:夜想曲変ホ長調
長澤真澄(Hp)
長澤真澄、エトセトラ第5弾!オランダのマーストリヒト音楽院への留学と成功、グロッサ(Glossa)の録音でお馴染みの世界的奏者マラ・ガラッシへの師事を経て、現在はオランダを中心に活動を展開している日本を代表する女流ハーピスト長澤真澄。オランダのエトセトラ(Etcetera)からリリースされている長澤真澄のシングルアクション・ハープのシリーズ“Soirees du Gout”の5作目となる今作のテーマは、「東ヨーロッパ」。18世紀後半から19世紀にかけてロシアで活躍したグリンカやシュポアといった知名度の高い作曲家から、クラムフォルツ、ヴァルラモフなど珍しい作曲家の作品を長澤真澄が操るシングルアクション・ハープの演奏で知ることが出来ます。楽器は、1820年頃にロンドンで製作されたエラールのシングルアクション・ハープ。
KTC-1363
レパートリー・ニュー!
グネンク:黒海の踊り第1番
マイヤーリンク:スリップ・ビトウィーン・マイ・リップス
スナヘール
:ザパトラカ
ファン・ヘール
:キロメーターズ
パソス:タンゴ・タングス、ラ・サラバンダ
カルマス:リフレクション・オン・ビューティ
ブロム
:ラテン・4・エスター
ドバル:テクラド・マーフィル
ヴァレ
:モリノスT〜W
スナヘール
:エル・ポステ
エステル・ステーンベルヘン(G)、
エリック・カルマス(エレキ・ベース)、
エンリケ・フィルピ(Perc)、
クラウス・トフト(Perc)、
オーネ・ファン・ヘール(Perc)、
テオドール・ミルコフ(マリンバ)
"ギター版シューベルト"(KTC-1256)、"レパートリー"(KTC-1294)でのユニークな編成によるグッド・パフォーマンスがお見事だったオランダの女流ギター奏者エステル・ステーンベルヘンのリリース第3弾。前作"レパートリー"の続編となるこの"ニュー!"では、トルコ、オランダ、アルゼンチン、ウルグアイ、キューバなど現在も活躍中のアーティストたちの新曲が満載!アコースティック・ギターのみの曲から、エレキ・ギターや打楽器が加わる曲までスタイルも様々。ギター関係者の新たなレパートリー選曲に一役買いそうなアルバムです。
KTC-1364
ハールレム、ミュラー・オルガンのための新しい音楽
ウィム・デ・ルイテル(1943-):トリフィド
ピート・ケー(1927-):オルガン(ピーテル・サーンレダムへのオマージュ)
ハンス・コックス(1930-):夕闇に鳴く鶫
ハンス・アッセルベルフス(1953-2007):12zeven5
ロデリック・デ・マン(1941-):Crosscurrents
ヨス・ファン・デル・コーイ(Org)
KTC-1365
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集
ソナタ第4番ホ短調BWV.528a(ダークセンによる再構築版)
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番ト長調BWV.1027
同第2番ニ長調BWV.1028/同第3番ト短調BWV.1029
ソナタ ニ短調BWV.964
コラール「いざ来たれ異教徒の救い主よ」によるトリオ(ダークセンによる再構築版)
カッサンドラ・ルックハルト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ピーター・ダークセン(Cemb)、
アルフレッド・ベルナルディーニ(Ob &オーボエ・ダモーレ)
不朽の名作ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番〜第3番はもちろんのこと、「BWV.528a」と「BWV.660a」の2作品では音楽学者ダークセンが研究を重ね再構築を行った新版を用いているというところも非常に興味深い。またチェンバロ奏者としてのピーター・ダークセンの演奏を味わえる「ソナタ ニ短調BWV.964」の収録も嬉し限り。
KTC-1366
フォーレ&プーランク歌曲集
フォーレ:歌曲集《幻想の水平線》、
 歌曲集《ある1日の詩》
プーランク:歌曲集《ある日ある夜》、
 歌曲集《村人たちの歌》、歌曲集《冷気と火》
フォーレ:歌曲集《幻影》Op.113
トーマス・オリーマンス(Br)、
マルコム・マルティヌー(P)
20世紀フランスの大バリトン歌手ジェラール・スゼイの後継者と目され、ヨーロッパで旋風を巻き起こしているオランダのバリトン奏者トーマス・オリーマンス(1977−)のソロ・アルバム!
オランダのアムステルダム音楽院で研鑽を積んだオリーマンスは、2005年にシュレーカーの歌劇「烙印を押された人々」でザルツブルク音楽祭にデビュー。
ジュネーブ歌劇場、スコティッシュ・オペラ、ネーデルランド・オペラ、フランダース歌劇場などに次々とデビューを果たすなど、欧米のオペラハウスから引く手あまたの存在です。
KTC-1367
シメオン・テン・ホルト(1923-):カント・オスティナート [Canto Ostinato](2台ピアノのための版) ポロ・デ・ハース、
ケース・ヴィーリンガ(P)

録音:1996年5月17日-18日、マリア・ミノーレ教会
KTC-1368
ヴォックス・ネールランディカVol.1
チコーニア:グローリア
デュファイ:めでたし天の后、救い主のうるわしき母
ジョスカン:御身ただひとり奇蹟をなす者、オケゲムの死を悼む挽歌
オブレヒト:サルヴェ・レジナ
ラ・リュー:おお、救いの生贄
ウィラールト:天にまします我らが父よ
ノン・パパ:キャロル・マグナス・エラス
デ・ローレ:私に安らぎを
ヴァールラント:楽しく歌いましょう
デ・ケルレ:スシピアント・ドミネ
ラッスス:神に向かいて歓呼せよ、
lo ti voria、何ゆえに悲しみたるか
スホイト:Voi bramate ben mio
スヴェーリンク:詩篇第90番、ラウダーテ・ドミヌム
パウル・ファン・ネーヴェル(指)オランダ室内cho

録音:1996年6月〜7月
※NM Classicsレーベルからの移行新装再発売。
オランダの作曲家シリーズ(Dutch Composers)に加わるのは、オランダのハルモニア社から1995年に出版された合唱曲集"ヴォックス・ネールランディカ(Vox Neerlandica)"に収録されているルネサンス時代の合唱作品集。デュファイ、ジョスカン、オブレヒト、ラッススなどフランドル楽派の大家たちや、ルネサンスからバロックへの橋渡し的役割を担ったスヴェーリンクの作品を歌うのは名門オランダ室内合唱団。オランダの合唱団が織り成す洗練されたハーモニーによって、オランダの合唱芸術の歴史が紐解かれます。
KTC-1369
ドゥセック:ピアノと管弦楽のための協奏曲集
ピアノ協奏曲ニ長調/同ハ長調
同変ホ長調(全曲世界初録音)
カレル・コシャレク(P)、プラハCO
モーツァルトの友人、ヴァーゲンザイルの弟子として知られ、作曲家、鍵盤奏者、教育者として成功を収めた18世紀チェコの音楽家フランツ・クサヴァー・ドゥセック(フランティシェク・クサヴェル・デュシェック)。作曲家としてのドゥセックは、37曲の交響曲や9曲の協奏曲、20曲の弦楽四重奏曲、49曲の木管楽器のためのパルティータなど器楽のための作品を数多く作曲するなど、18世紀チェコの器楽音楽の発展に大きな足跡を残しています。ドゥセックのピアノ協奏曲を弾くのは、実績十分の同郷のピアニスト、カレル・コシャレク。後期バロックから古典派初期にかけて誕生したドゥセックのピアノ協奏曲を収めた貴重な録音の登場です。
KTC-1371
バディングス:管弦楽作品集
シンフォニック・スケルツォ、
チェロ協奏曲第2番*、交響曲第2番
ミヒャエル・ミュラー(Vc)*、
ヘンリク・シェーファー(指)オランダRSO、
オランダ放送室内フィルハーモニック*
ヘンク・バディングス(1907−1987)は、インドネシアのジャワ島バンドゥン生まれのオランダ人作曲家。ロッテルダム音楽院、アムステルダム音楽院、ハーグ王立音楽院などで教壇に立ち、オランダの音楽教育界に絶大な影響を遺したバディングス。対位法を好んだバディングスの交響曲第2番は名匠ベイヌムに献呈された作品です。
KTC-1372
ブリタニア〜フルート、弦楽とチェンバロのための室内楽作品集
ラッター:フルート,弦楽とチェンバロのための《古風な組曲》
ブリッジ:アイルランドの旋律
ハワード・ブレイク
(1938−):フルート五重奏曲
ジェイコブ:フルート,弦楽とチェンバロのための《4つのファンシーズ》
アラン・ステファンソン(1949−):ピッコロ,弦楽とチェンバロのためのコンチェルティーノ
ペーター・フェアホイエン(Fl&ピッコロ)、
アルコ・バレーノ・アンサンブル
ピッコロのためのオリジナル作品のみを集めた"ピッコロ・チューン"やヴィヴァルディ、ハイドンのユニークなアルバムをエトセトラ(Etcetera)からリリースしているアルコ・バレーノ・アンサンブルの最新作。この"ブリタニア"では、アンサンブルのメンバーであり、ヘレヴェッヘとのコンビでお馴染みのロイヤル・フランダース・フィルで首席ピッコロ奏者として活躍するベルギーの名手ペーター・フェアホイエンが主役。合唱の神様ラッター、吹奏楽作品で知られるジェイコブなどの珍しいフルート作品を楽しめるイギリス・プログラム。この1枚で近現代イギリスのフルート作品の醍醐味が味わえます。
KTC-1373
ケティング:交響曲第4番*
弦楽オーケストラのための「春」+/交響曲第3番**
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)*、
オットー・ケティング(指)**、
オランダ放送フィルハーモニックO*/**、
ティエリー・フィッシャー(指)+、
オランダ放送室内PO+
作曲家の父を持つケティングは、父から作曲を学びながらハーグ王立音楽院でトランペットを専攻。その後、7年間にわたりハーグ・レジデンティOのトランペット奏者を務めたというのだからその実力は相当なもの。作曲家として専念ミュンヘンではハルトマンから作曲法を学び、大規模な管弦楽作品を続々と発表しています。「交響曲第4番」での激しくリズムを刻むブラス・セクションはストラヴィンスキーの「春の祭典」を彷彿とさせます。
KTC-1374
ブリティッシュ・コネクション
パウアー:五重奏曲ヘ長調Op.44
ホルスト:木管五重奏曲変イ長調Op.14
ジェイコブ:七重奏曲
ヘクサゴン・アンサンブル
「ドイツ」(KTC-1295)、「ロシア」(KTC-1246)、「フランス」(KTC-1259)など国別にテーマを定めた木管楽器とピアノによる室内楽作品集が、優れた演奏とユニークなレパートリーで好評を博しているヘクサゴン・アンサンブルが次に選んだ"国"は「イギリス」!「イギリス」で選ばれたのは、ホルスト、ジェイコブというお馴染みの名前にパウアーを加えた3作品。有名作品から稀少作品までを幅広く取り上げるヘクサゴン・アンサンブルは、ピアノの存在がレパートリーの幅を広げる大きな役割を担っています。
KTC-1375
ライヴ・イン・カタルーニャ
ボウ:ヒローナ・アイマーダ
カステルス:エルス・デゴタルス
サロ:ラ・フェスタ・デ・サント・マルティリア
サデラ:メルセ
プイグフェレール:セレターナ
メルカデル:コンキシタ・エンシセラ
ビラデサウ:バルセロナ'92
デルペク:ガビーナ
ウマロ:オンクル・イ・ネボト
セラ:サバデル
ハバート:ルーラネンカ
サロ:エル・ブルエル・デ・パルス
セラド:エン・グイ・デ・サント・セブリア/他
コブラ・ラ・プリンシパル・アムステルダム
KTC-1376
20世紀ヨーロッパのフルート作品集
シュールホフ:フルート・ソナタ
カプレ:即興曲集/
デュカス
:牧神のはるかな嘆き
ロバノウ
:フルート・ソナタOp.38
マデルナ
:Honeyreves
カスティリオーニ
:Musica Vneukokvhaja
ボウマン
:エコー
ヘクスター
:アルト・フルートのための《三日月》
コース・フェルフール(Fl)、
ヤン・ファン・デル・メール(P)
コース・フェルフールは、ハーグ・レジデンティ管の首席フルート奏者として活躍し、アムステルダムの名門スヴェーリンク音楽院では教授として後進の育成に携わってきたオランダのベテラン・フルート奏者。ピアノのファン・デル・メールとは50年以上にわたってデュオを組み続けてきており、お互いを知り尽くしたそのコンビネーションは絶妙という他は無いほど。
KTC-1377
ヌイツ:ピアノのための3つのソナタ
ソナタ第4番(Adde parum parvo)
ソナタ第5番(Blue ray-Ry's blues)
ソナタ第6番(Outlaw's exit)
エリザ・メディニラ(P)、マルク・マッソン(P)、ベンジャミン・ファン・エッサー(P)
古典的な手法とポスト・モダンの作風を使い分けるベルギーの作曲家フランク・ヌイツ(1957−)。ここでは作曲、改訂が重ねられて完成したヌイツの6曲のピアノ・ソナタの中から後半の3作品を収録。純粋なクラシックでもなく、コンテンポラリーでもない、どこか神秘的な雰囲気を感じさせるピアノ作品です。
KTC-1378
ヴィスマン:七重奏曲
ニュー・ヘヴン*
ソブルス・オキシジェン
ピーター・ダイクストラ(指)ジェンツ*、
シェーンベルク・クヮルテット、
ヘット・トリオ、バーバラ・ハンニガン(S)#、
エド・スパニャールト(指揮)#、
リンブルフSO#
バート・ヴィスマン(1962−)はアムステルダムのスヴェーリンク音楽院でダーン・マネケとヘールト・ファン・クーレンに作曲を学んだ現代オランダのリーディング・コンポーザーの1人。ダイクストラ&ジェンツ、シェーンベルク・クヮルテットなどトップ・クラスのアーティスト陣の録音参加がその存在の大きさを窺わせます。ジェンツの歌声だけでも聴く価値アリ!
KTC-1379
ハイドン:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第81番ト長調Op.77-1,Hob.III-81
同第82番ヘ長調Op.77-2,Hob.III-82
同第83番ニ短調Op.103,Hob.III-83
エディングSQ
ロプロコヴィツ伯爵に捧げられた3作品を弾くエディングSQは、ベルギー王立歌劇場管のヴィオラ奏者として活躍したパウル・デ・クラーク、シャンゼリゼ管のソロ・チェロ奏者のアヘート・ツヴァイストラを中心にして2007年に結成されたピリオド楽器使用によるベルギーの弦楽四重奏団。ヘレヴェッヘのガイドとサポートを受け、ベルギーのマースメヘレン文化センターのアンサンブル・イン・レジデンスでもあるエディングSQのハイドンの響きは豊潤で優しい。
KTC-1380(10CD)
フランドル楽派の巨匠たち〜15世紀&16世紀のポリフォニー
◆CD1〜アドリアン・ヴィラールトとイタリア
ヴィラールト:めでたし乙女、エルサレムよ主をほめたたえよ、苦しみが私をさいなみ、Vecchie Letrose、Quante Volte Diss'io、他、
CD2〜フィリップ・ロジエとスペイン
《フェリペU世のミサ》より キリエ、アニュス・デイ、天の元后, 喜び給え、我が心, 安からず、Amour et la beaute、Leal amour、主をほめたたえよ、他、
◆CD3〜オルランド・デ・ラッスス
ラッスス:第8旋法のマニフィカト、主に対し、すべての快楽の、歌は悲しみも涙も、いつか私はあなたをこの手に迎える、寒くて暗い夜、修道女のような人でした、恐れとおののきが、最後の時に、玉座に座したもう神よ、他、
◆CD4〜16世紀フランドルの歌曲と舞曲
スザート:《ラ・ドンナ》パヴァーヌとガリアルド、《Mille Ducas》パヴァーヌ、ガリアルドとロンド、バス・ダンスとリプライズ、作曲者不詳:Druck en verdriet 、Wie sach oit、ラ・リュー:Mijn hert altijt heeft、他、
◆CD5〜フィリップ・デ・モンテとハプスブルク家
デ・モンテ:おお、優しく甘きものよ、ベネディクトゥス・デウス、Fu preda d'empio Nume、Assai fervida Amante、Clamavi de tribulatione mea、ドミニ・エスト・テラ、ファート:サルヴェ・レジナ、ライトン:カンツォーナ、他、
CD6〜ニコラ・ゴンベールと皇帝カール5世
ゴンベール:アレルヤ、主の霊は全地を満たす、トリステ・デパール、Plaisir n'ay plus、われはわが目を御身に対し上げ奉りぬ、天の后、喜びたまえ、御身いとうるわし、クレキヨン:突然天より風音が、来たれよ創り主なる聖霊よ、はかない喜びのために、ノン・パパ:聖霊降臨祭の夕食礼拝、Hortens-Lutens-Hortens、Forbons、他、
◆CD7〜イザーク、オブレヒト、ド・ラ・リュー
オブレヒト:サルヴェ・レジナ、聖母マリア、パルセ・ドミネ、イザーク:神の御名のもとに、In meinem Sinn、Alla battaglia、ラ・リュー:Il viendra le jour desire、Autant en emporte le vent、今はただ死を待つばかり、他、
◆CD8〜ジョスカン・デ・プレ
ジョスカン:苦しみが私をさいなみ、世の中のあまたの悲しみ、Fortune destrange plummaige、ジョスカンのファンタジー、いと聡明なる乙女、主よ, 御身の怒りにて、ああ, マリオンが、愛さずにはいられない、私を救っておくれ、私はもの思いに沈んだ、金がないのは何よりつらい、わが愛よさらば(リュートによる演奏)、わが愛よさらば(合唱による演奏)、すべての人の心は乱れ、A l'eure、われらを解き放ちたまえ、御身の定めは驚くべきものなり、
◆CD9〜ヨハンネス・オケゲムとフランス
コンペール:マニフィカト、Gaude prole regia 、Vous me faites morir、オケゲム:めでたし つぐない主の御母、私の口は笑う、可愛いカミュゼット、クレド、ディヴィティス:めでたし女王、他、
◆CD10〜ギョーム・デュファイとブルゴーニュ
デュファイ:聖霊よ来たりたまえ、 めでたしトスカナ人の花、このフィレンツェの町は、美しい人が塔の下に、いと高きところには神に栄光、仇なす嫉妬よ、さあ、友だちよ、目を覚まそうよ、バンショワ:われに注ぎたまえ、他、
エリク・ファン・ネーヴェル(指)
カペラ・サンクティ・ミヒャエリス、
クレンデ・コンソート
ベルギーのレーベル "Eufoda" からリリースされていた古楽ファン注目の好企画シリーズ "フランドルのポリフォニー" がボックス・セットとなって新装登場!15世紀〜16世紀のフランドル地方で隆盛を誇ったフランドル楽派。この"フランドル楽派の巨匠たち"には、ジョスカン、ラ・リュー、オケゲム、イザーク、ゴンベール、デ・モンテ、オブレヒト、ヴィラールトなど、ルネサンス時代を代表する大作曲家が次々と登場したフランドル楽派のポリフォニー音楽がテーマ別にまとめられており、当時のフランドル地方で生まれた"音楽"を網羅できる貴重なボックス・セットとして仕上がっています。また、かつてフランドル楽派と共にネーデルランド楽派を形成していたブルゴーニュ楽派からも、デュファイやバンショワらの作品が収められるなど、高い充実度を誇ります。
KTC-1381(4CD)
シェーンベルク・クヮルテット〜オランダの伝説
ケティング:弦楽四重奏曲
ラマン:悲歌と死の舞踏
ボブ・ツィンマーマン:弦楽四重奏曲
フェルメーレン:弦楽三重奏曲、弦楽四重奏曲
ファン・フライメン:弦楽五重奏曲、弦楽六重奏曲
エッシャー:弦楽三重奏曲
デ・ラーフ:エンネアス・ドメイン
ペイペル:弦楽四重奏曲第1番へ短調、同第2番、同第3番、同第4番、同第5番(未完成)
シェーンベルク・クヮルテット、ハンス・ボウデンベルク(Vc)、ハリー・スパルナーイ(Cl)、今井信子(Va)、ヤン・エリク・ファン・レグテレン・アルテナ(Va)、ミシェル・ミュラー(Vc)、ヘット・トリオ

録音:1984年〜2008年
1976年に結成され2006年で創立30周年を迎えたオランダの名門Qシェーンベルク・クヮルテット。シャンドスからリリースされている新ウィーン楽派の録音がいずれも世界的評価を受けています。この「オランダの伝説(The Duch Legacy)」には、ケティングやエッシャー、ペイペルなど、オランダの現代作曲家たちの弦楽作品を多数収録。オランダ近現代音楽への造詣の深さも群を抜いています。
KTC-1382(5CD)
シェーンベルク・クヮルテット〜レトロスペクティヴ・エディション
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調Op.10、
ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
デュティユー:弦楽四重奏のための「夜はかくの如し」
ショーソン:弦楽四重奏曲ハ長調Op.35(ダンディ補完)
 ピアノ,ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲Op.21
レーガー:弦楽四重奏曲第5番嬰へ短調Op.121、
 クラリネット五重奏曲イ長調Op.146
モーツァルト:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
バルトーク:弦楽四重奏曲第6番
ウェーベルン:3つの小品、弦楽三重奏のための楽章
シュールホフ:弦楽六重奏曲、5つの小品、
 弦楽四重奏曲第1番、同第2番
シェーンベルク・クヮルテット、フレデリック・マインダース(P)、ライナー・クスマウル(Vn)、ピエール・ワウデンベルフ(クラリネット)、ハンス・ワウデンベルフ(Vc)、ヤン・エリク・ファン・レグテレン・アルテナ(Va)、タコ・コーイスト(Vc)、スーザン・ナルッキ(S)

録音:1987年〜2009年
シェーンベルク・クヮルテットのセット・リリース第2弾「レトロスペクティヴ・エディション」には、ドビュッシーやラヴェル、ショーソンなどのフランスモノ、ドイツのレーガー、ブラームスなど一味違ったレパートリーを収録。アンサンブルの代名詞でもある新ウィーン楽派や近現代作品だけでなく、ロマン派やフランス印象派の演奏も見事。
KTC-1385
フリエント:合唱作品集
エントレ・エル・オリボ・イ・オンブレ、
ドゥ-ディヒ-ディル、クワイアブック・パートT
クラース・ストック(指)オランダ室内cho
ピアニスト、オルガニスト、クラリネット奏者、そしてオランダの大編成コンテンポラリー・アンサンブル"ASKOアンサンブル"の創設者であり、初代指揮者を務めたヤン・フリエント(1938−)の合唱作品集。独特の語法、響きを持ったフリエントの合唱作品を歌う名門オランダ合唱団の表現力の高さは超一級。
KTC-1387
ヴォクス・ネールランディカU
フェアファルスト:霧は我々を覆う
レントヘン:貴族の合唱
ディーペンブロック:海へ、秋の歌
ワーヘナール:昇天される主への讃歌
フェアヘイ:サルヴェ・レジナ
アンドリーセン:おわします方は
フォールモーレン:旅人の夜の歌
ニーラント:子守歌
バディングス:歌え, 友よ, 歌え、フィニガンズ・ウェイク
ストラーテヒール:マルジョレーヌの仲間たち
トゥーボッシュ:いま歓迎せよ
デ・クラーク:主の祈り
ヘラッツ:天なる父よ
アンドリーセン:ソネット第43番
デ・レーウ:祈り
フォールン:魂が聴くなら
マネケ:詩篇第121番
ウーヴェ・グロノスタイ(指)オランダ室内cho

録音:1996年6月&7月
※NM 92065からの移行再発売。
レントヘンやディーペンブロック、ワーヘナール、アンドリーセンなど、オランダの近現代を代表する作曲家たちの合唱作品集"ヴォクス・ネールランディカ(オランダの声)"の第2集。ウーヴェ・グロノスタイとオランダ室内合唱団という素晴らしい演奏家に恵まれた作品たちが、美しく、そして高らかに響きます。
KTC-1389
ヘルマヌス:微分音による室内楽作品
ルナパーク
トゥールヌ・ディスク・アンティク
ハルシネイションズ/ミクロフォビア
ピッカデリー・サーカス
ハンマーフェスト/ステイガーズ
オーガニック・ムーヴメンツ
ウォルドルフ=アストリア
カレファックス・リード五重奏団、
ダネルSQ、ラインベルト・デ・レーウ(指)
ASKO|シェーンベルク

録音:2004年−2010年
アムステルダム出身のコンポーザー=サクソフォニストで微分音の使い手、サンダー・ヘルマヌス(1972−)の室内楽作品集。レーウ&ASKO|シェーンベルクがその作品を取り上げるなど、ヘルマヌスのヨーロッパでの評価はかなりのもの。
KTC-1390
バッハのための大聖堂
ブゾーニ:ヨハン・セバスティアン・バッハによる幻想曲
バッハ:前奏曲とフーガ変ロ長調BWV.890
バッハ(ブゾーニ編):コラール「アダムの堕落によってみな朽ちぬ」BWV.637
バッハ:前奏曲とフーガ イ短調BWV.889
バッハ(ブゾーニ編):コラール「いざ喜べ、尊きキリストのともがらよ」BWV.734
バッハ:前奏曲とフーガ ハ短調BWV.847
バッハ(ブゾーニ編):コラール「汝のうちに喜びあり」BWV.615
バッハ:前奏曲とフーガ ロ短調BWV.869
バッハ(ブゾーニ編):コラール「アダムの罪によりてすべては失われぬ」BWV.705
ブゾーニ:対位法的幻想曲
ヤン・ミヒエルス(P/スタインウェイ1875)
クルターク、バッハ、シューベルトを結び付けるなど、ユニークなコンセプトのピアノ作品集を発表しているベルギーの名ピアニスト、ヤン・ミヒエルスの新しいアイディアは、バッハ、ブゾーニとバルトーク!ブゾーニのアレンジによるコラール前奏曲、バルトーク校訂版の平均律クラヴィーア曲集など、バッハとブゾーニ、バッハとバルトークという2つの関係をピアノで巧みに表現した好企画。ちなみにミヒエルスが弾いているピアノは、クリス・マーネ・コレクション、1875年製のスタインウェイ。ピアノの音色にも注目です。
KTC-1392
18世紀のチェンバロ二重奏曲集
シャフラート:二重奏曲イ短調
ル・ルー:組曲第1番ニ短調
バッハ:コントラプンクトゥス13
クープラン:2台のクラヴサンのためのアルマンド、
 選り抜きのミュゼット、
 居酒屋のミュゼット
C・P・E・バッハ:4つの小二重奏曲Wq.115
J・C・バッハ:2台のチェンバロのためのソナタ ト長調
ソレール:協奏曲第3番ト長調
ヤン・デフリーヘル(Cemb)、
ギー・ペンソン(Cemb)
クープランからバッハ一族、ソレールなど、18世紀のヨーロッパで作曲された2台のチェンバロのための協奏曲集。古楽大国ベルギーの鍵盤奏者、デフリーヘルとペンソンのデュオがゴージャスで高貴なチェンバロの"饗宴"をたっぷりと楽しませてくれます。
KTC-1395
ミヨー:「4つの顔」Op.238より T、U
イザイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.28(ヴィオラ版)
ミヨー:ヴィオラ協奏曲第1番Op.108*
ヒンデミット:無伴奏ヴィオラ・ソナタOp.25-1
ミヨー:「4つの顔」Op.238より V、W
スザンヌ・ファン・エルス(Va)、
ヘラルド・バウハウス(P)、
ラインベルト・デ・レーウ(指)*、
シェーンベルク・アンサンブル*
ソリストのスザンヌ・ファン・エルスは、シンフォニエッタ・アムステルダムの創設メンバーであり、近現代音楽の達人集団シェーンベルク・アンサンブルで活躍したオランダの女流ヴィオラ奏者。これまでに数多くの近現代作品を制してきたファン・エルスの研ぎ澄まされたサウンドと表現力の高さは見事。
KTC-1396
ベートーヴェン:4手連弾のための作品全集
交響曲第4番変ロ長調Op.60(ワッツ編)
エグモント序曲(ワッツ編
ワルトシュタイン伯爵の主題による8つの変奏曲ハ長調WoO.67
ソナタ.ニ長調Op.6
ゲーテの「君を思う」による6つの変奏曲ニ長調WoO.74
ヴィネケ・ヨルダンス(フォルテピアノ)、
レオ・ファン・ドゥセラール(フォルテピアノ)
アムステルダム音楽院で研鑽を積み、1977年から活動をスタートさせたヴィネケ・ヨルダンスとレオ・ファン・ドゥセラールのピアノ・デュオ。オランダ室内合唱団、オランダ・バッハ協会、アニマ・エテルナ、コンセルトヘボウ管から招かれるなど、特に活動拠点とするオランダで高く評価されています。イギリスのヴィオラ奏者ウィリアム・ワッツのアレンジ(1817年&1816年)による「交響曲第4番」と「エグモント序曲」を加えた"全集"、そしてウィーンのラグラッサ1815年製の"フォルテピアノ"が一味違った新鮮なベートーヴェンを聴かせてくれます。
KTC-1398
シメオン・テン・ホルト(1923-):カント・オスティナート(ハープ版) アッシア・クネゴ(Hp)

録音:2007年6月25日
KTC-1399
スパイラル・オヴ・ライト〜弦楽とマリンバのためのポルトガル音楽
ティノコ:エンズ・ミート
オリベイラ:エスピラル・デ・ルス
ペーニャ:パースペクティヴ
アルメイダ:ドゥルス・デリリアム
ラファエル:枝振り
カルネイロ:ラントマン
ローサ:カント・サーキュラー
アルディッティSQ、
ペドロ・カルネイロ(マリンバ)
結成以来、長きに渡りコンテンポラリー・フィールドに君臨し続ける超絶集団アルディッティSQ。"マリンバ+弦楽四重奏"、しかもポルトガルの現代作品という特殊な編成、レパートリーを徹底的に追求できるのは、現代作品と向き合い続けてきたアルディッティSQだからこそ。マリンバ・ソロのペドロ・カルネイロは、これまでに100作品以上の初演を任されてきたこちらもコンテンポラリーの鉄人です。

KTC-1400(2CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988
カノン風変奏曲「高き天よりわれは来たれり」BWV.769*
ピーター・ダークセン(Cemb&Org*)
オランダ・バッハ協会、コンバッティメント・コンソート・アムステルダム、ラ・スアーヴェ・メロディアのチェンバロ奏者、世界的な音楽学者、あのオランダ・バッハ協会の「ヨハネ受難曲」の編集、校訂を担当するなど、バッハ研究家として数多くの実績を残してきたダークセン。チェンバロ、オルガンと違う楽器による演奏であるにもかかわらず、「ゴルトベルク変奏曲」の終曲"アリア・ダ・カーポ"から「カノン風変奏曲」の第1曲"8度のカノン"へと受け渡される音楽の自然な流れを耳にすると、まるでこの2つの作品は本来1つの作品として作曲されたのでないかと思えるほどです。
KTC-1401
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581
弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421
ニコラ・ボウド(バセット・クラリネット)、
エディングSQ
2007年に結成されたピリオド楽器によるベルギーのアンサンブル、エディングSQとオーストラリア出身の女流奏者ニコラ・ボウドのコンビによるモーツァルト。師であるエリック・ホープリッチから授けられた妙技と、歴史的研究が重ねられ2008年に新たに製作されたバセット・クラリネットのサウンドがキラリと光ります。
KTC-1402
ツパキ:ルカ受難曲(世界初録音) マルセル・ビークマン(T)、
イオアニス・アルヴァニティス(ビザンチン・シンガー)、
ラネーン・ハンア(イースタン・シンガー)、
エギディウス・クヮルテットのメンバー、
イオアニス・アルヴァニティス・ビザンチン合唱団のメンバー、
ハリス・ラブラキス(ネイ)、
ネヴァ・エズゲン(ケメンチェ)、
バッセム・アルコウリ(カヌーン)、
エド・スパニャールド(指ニェーウ・アンサンブル

※録音(ライヴ):2008年6月5日、アムステルダム
※再生産による旧譜新装再発売
ギリシャのピレウス生まれの女流作曲家カリオペ・ツパキ(1963−)の世界初録音となる「ルカ受難曲」は、ビザンチン聖歌、グレゴリオ聖歌の旋律、トルコの民族楽器ネイ、ケメンチェ、アラブの民族楽器カヌーンを採り入れるなど、西洋と東洋のスタイルを融合させたエキゾチックで全く新しい「受難曲」。ツパキの「ルカ受難曲」は、2008年6月にアムステルダムで開催されたオランダ・フェスティヴァルで演奏され、その独特の作風が大喝采を浴びています。伝統的な西洋音楽の「受難曲」とは違った不思議な世界が広がります。
KTC-1403(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV.1007−1012(全曲) ロエル・ディールティエンス(Vc)

録音:2009年4月7日−9日、アミューズ(アントワープ)
「無伴奏チェロ組曲」の楽譜を1から見つめ直し正攻法のアプローチでありながらも、ダイナミクス、フレージング、テンポなど、全ての面にこれまでの経験に基づいた独自の解釈を採り入れたディールティエンスのバッハ。エトセトラ・レーベルも大プッシュするベルギーの名手の秀演です。
KTC-1404
モーツァルト&ペトリーニ:初期ソナタ集
モーツァルト:ソナタ第11番変ホ長調K.26、
 ソナタ第12番ト長調K.27、
 ソナタ第13番ハ長調K.28
ペトリーニ:ソナタ第3番ハ短調Op.3
モーツァルト:ソナタ第14番ニ長調K.29、
ソナタ第15番ヘ長調K.30、
 ソナタ第16番変ロ長調K.31
ペトリーニ:ソナタ第6番変ロ長調Op.3
長澤真澄(シングルアクションハープ/J-M・ウォルターズ1785年製)、
寺神戸亮(バロックVn/ジョヴァンニ・グランチーノ1690年製)

録音:2009年5月、ローン改革派教会(オランダ)
神童の音楽が持つ計り知れぬ魅力と、長澤真澄と寺神戸亮の息の合った素晴らしい演奏は、この「ハーグ・ソナタ」が本当は"ハープ"と"ヴァイオリン"のために書かれた作品なのではないかと感じさせてくれるほど。また、モーツァルトと同世代のイタリア系ドイツ人音楽家、フランチェスコ・ペトリーニ(1744−1819)のヴァイオリン伴奏付き「ハープ・ソナタ」が、ハープという楽器の存在感の大きさを物語ります。
KTC-1405
フレハール:管弦楽作品集
ピアノ協奏曲/エア・オヴ・ソラース*
デッド・アズ・ディスコ
ラルフ・ファン・ラート(P)、
オットー・タウスク(指)
パスカル・ロフェ(指)*、
オランダ放送室内フィルハーモニック

録音:2007年&2009年
ヒエル・フレハールは、1974年アムステルダム生まれの若手世代の作曲家。ヒルヴァーサム音楽院ではジャズ・アレンジ、作曲を学んでおり、ジャズ、ブルーグラス、ポップスの要素をミックスした「ピアノ協奏曲」や、ハンドクラップ、ディスコ・ビートがエキサイティング「デッド・アズ・ディスコ」など、その作風はフリーダム!
KTC-1406
パディング:3つのコンチェルト
8つの金属の弦
ハーモニウム協奏曲第1番/白い鷲
マルティン・シッケンク(マンドリン)、
ディルク・ライメス(ハーモニウム)、
ヘレーン・フルスト(Vn)、
エティエンヌ・シーベンス(指)
ASKO|シェーンベルク
録音:2009年11月
ハーグ王立音楽院ではルイ・アンドリーセンから作曲法を授けられた現代オランダのリーディング・コンポーザーの1人、マルティン・パディング(1956−)の協奏曲集。マンドリンやハーモニウムをソロ楽器として用いるなど、師匠譲りの独創的な発想が至る所で発揮されています。
KTC-1407
オランダ・コネクション
スミット:ピアノと木管五重奏のための「六重奏曲」
ペイペル:ピアノと木管五重奏のための「六重奏曲」
エッシャー:無伴奏フルート・ソナタOp.16
スヴェーリンク:木管五重奏のための民謡「わが青春はすでに過ぎ去り」による変奏曲
シャティン:ピアノと木管五重奏のための「オケゲム変奏曲」
ヘクサゴン・アンサンブル
オランダの主要オーケストラのメンバーたちによって1991年に結成された"木管五重奏+ピアノ"の六重奏団、ヘクサゴン・アンサンブルの作品発掘の旅は、ロシア、ドイツ、フランス、イギリスを巡り母国オランダに帰還!フルート奏者のヴァウト・ファン・デン・ベルグによって整備された4000曲(!)にも及ぶレパートリーの中からは、20世紀のペイペルやエッシャー、北ドイツ・オルガン楽派の巨星スヴェーリンクなどの音楽が選ばれており、オランダ室内楽の歴史探求をハイレベルの演奏で楽しめます。
KTC-1409(2CD)
ハスラー:宗教音楽&世俗音楽集
詩篇とキリスト教聖歌/聖歌集
宗教曲集/新ドイツ歌曲の楽しい園
マドリガーレとカンツォネッタの手法による新しいドイツ語の歌
マドリガーレ/カンツォネッタ
エリク・ファン・ネーヴェル(指)クレンデ
プレトリウスと並ぶルネサンス期ドイツの大作曲家であり、ヴェネツィアで学んだガブリエリのコンチェルタント様式をドイツに最初にもたらしたハンス・レオ・ハスラーの本格的な作品集。
きらびやかなサックバット、合奏と合唱の交歓は"ドイツ版ガブリエリ"。
KTC-1410(2CD)
ライデンのクワイアブックからの音楽Vol.1
クレキヨン:思い出したまえ、救い主よ
アッペンツェラーのベネディクトゥス:お大いなる神秘
クレキヨン:主よ顧みたまえ
デ・モンテ:御告げの祈り
クレキヨン:アヴェ・サルトゥス・イアヌア
クリーフ:わが罪を思い出したまうな
デ・モンテ:キリストはよみがえりたまえり
ホランダー:われは命の糧なり
クレキヨン:あなたはしもべ
リシャフォール:人々は何を語りたるか
ゴンベール:ミサ曲「主を畏れたるすべての者は幸いなり」(ミサ・ベアティ・オムネス)
作曲者不詳:ミサ曲「聖なるマリアよ」(ミサ・サンクタ・マリア)
エギディウス・クヮルテット&カレッジ

録音:2010年1月18日−23日、ラウレンティウス教会(オランダ)
※ブックタイプ仕様(ブックレット/フルカラー58ページ)
16世紀、ライデンの聖ピーター教会での"時課の祈り"のために編集されたと伝えられるクワイアブック。第1巻は主に2つのパートに分けられており、クレキヨン、デ・モンテ、リシャフォールなどの"モテット"と、フランドル楽派の巨匠ゴンベールや同時代の作曲者不詳の崇高な"ミサ曲"を収録。歴史に埋もれたままとなっていた16世紀のポリフォニーが、エギディウス・クヮルテットのハーモニーを通じてクワイアブックから現代へと解き放たれる――。全6巻のリリースが予定されている「ライデンのクワイアブックからの音楽」で演奏の中核を担うエギディウス・クヮルテットは、トン・コープマンが率いるアムステルダム・バロック合唱団のメンバー4人によって結成された男声ヴォーカル・アンサンブル。
知られざるルネサンス時代のレパートリーに取り組む姿勢、4人とは思えない厚く豊かなハーモニーで、ベネルクス地方を代表するヴォーカル・アンサンブルとしての地位を確立しています。
KTC-1411(2CD)
ライデンのクワイアブックからの音楽Vol.2
作曲者不詳:我に来たれ(5声)
ホランダー:イン・ノミネ(4声)
クレメンス・ノン・パパ:主よ、いざわれらに(4声) / 憩いなきわが心(4声)
バストン:安息日を過ぎて(5声)/ 日曜の朝早く(5声)
クレメンス・ノン・パパ:マリア・マグダレーナ(5声) / 急ぎ行きたまえ(5声)
作曲者不詳:大いなる地震が起こり(5声) / エラト・アウテム・ファティ(3声) / プレ・ティモーレ・アウテム・エユス(5声)
作曲者不詳:過ぎ越しのいけにえに(6声) / キリストがいた墓を(6声)
ルピ: 主は我らが避け所(5声) / ノッシェ・エニム・テ(5声)
クレメンス・ノン・パパ:エルサレムよ、立ち上がれ(5声) / レヴァ・イン・キルクイトゥ(5声)
モンテ:おお、エリザベツ(4声) / クム・プエリス・ケルタヴィスティ(4声) / アッペンツェラーのベネディクトゥス:めでたし、海の星(4声)
ヴェルドロ:聖なるマリア、聖なる乙女(6声)
リシャフォール:われは在りて在るもの(5声) / わが主を奪い去り(5声)
作曲者不詳:光と日なるキリスト〔f.270〕(4声)
作曲者不詳:よき牧者よ(4声)
作曲者不詳:マリア・マーテル・ドミニ(4声)
クレメンス・ノン・パパ:第4旋法によるマニフィカト(4声)
作曲者不詳:第4旋法によるヌンク・ディミッティス(4声)
作曲者不詳:光と日なるキリスト〔f.274〕(4声)
モンテ:黄金の光で(4声)
作曲者不詳:預言者らの群れが(4声) / クウェム・セネクス・ユーストゥス(4声)
クレメンス・ノン・パパ:第6旋法によるマニフィカト(4声)
作曲者不詳:光と日なるキリスト〔f.276〕(4声)
作曲者不詳:パンジェ・リングァ(4声) / タントゥム・エルゴ(4声)
クレメンス・ノン・パパ:第8旋法によるマニフィカト(4声)
作曲者不詳:光と日なるキリスト〔f.328〕(4声)
エギディウス・クヮルテット&カレッジ

録音:2011年2月16日−24日、ラウレンティウス教会(オランダ)
オランダ、ライデン(レイデン)の聖ピーター教会で"時課の踊り"のために編集されたと伝わる6冊の「ライデンのクワイアブック」。16世紀から数世紀という時を経て蘇る「ライデンのクワイアブックからの音楽」の第2巻は世界初録音となる"マニフィカト集"。クレメンス・ノン・パパ、ジャン・リシャフォール、ヨアヒムス・デ・モンテ、そして作曲者不詳のオランダで眠り続けてきたポリフォニーが天へと響く ――。アムステルダム・バロック合唱団のメンバーたちによって結成されたエギディウス・クヮルテットのハーモニーは前作以上に美しい。
KTC-1412(2CD)
ライデンのクワイアブックからの音楽Vol.3〜レクイエム
クレメンス・ノン・パパ(c.1510-1555/6):主よ, 御身はわれをためしたまいぬ、我が幸福はこの家と共に在り、そしてアンナは/
ヨハネス・ルピ(c.1506−1539):神の聖なる御母は高められたもう
ピエール・ムリュ(c.1484−c.1550):汝はわが心を奪いぬ
ヒエロニムス・ヴィンデルス(1525/26−?):マニフィカト
作曲者不詳:天の女王
ヨハネス・ルピ:海の星(ステラ・マリス)
クレメンス・ノン・パパ:アドヴェニト・イグニス
コルネリウス・カニス(ca.1500/10−1561):ミサ曲「羊飼いたちは互いに語り」
作曲者不詳:死者のためのミサ曲(レクイエム)
ジョスカン・デ・プレ(1450−1521):われに答えよ
エギディウス・クヮルテット&カレッジ

録音:2012年1月&2月、マインスヘーレンラント(オランダ)&ベルリン(ドイツ)
クレメンス・ノン・パパ、ピエール・ムリュ、コルネリウス・カニス、ヨハネス・ルピ、ヒエロニムス・ヴィンデルス、そしてジョスカン・デ・プレ。隆盛を誇ったフランドル楽派の作曲家たちの音楽の中でも、"作曲者不詳"というベールをまとった「死者のためのミサ曲」は異彩を放っています。アムステルダム・バロック合唱団のメンバー4人によって結成されたエギディウス・クヮルテットが歌う「ライデンのクワイアブック」からは、その音楽と共
KTC-1413(2CD)
ライデンのクワイアブックからの音楽Vol.4
クレキヨン:我れは天に対して罪を犯せり
ルピ:来れ、私の選んだ者よ
クレキヨン:おお、幸いなる幼時
クレメンス・ノン・パパ:主のみ使い、羊飼いたち
リシャフォール:より良き生活のうちに
ヴェルドロ:苦難の中から主に叫び
ルピ:新しい粉のかたまりのままでいるために
ヨンケルス:心を騒がせるな
クレメンス・ノン・パパ:すべての人よ、わたしと共に喜べ
パヤン:いと聡明なる乙女
デ・ローレ:この乙女は誰か
フラミングス:主よ、平和を与えたまえ
バルビオン:めでたし、誉れある十字架
クレメンス・ノン・パパ:私の聖者よ
イーセンベルト:弟子たちは言った
ヴェルドロ:弱き私たちを
クレメンス・ノン・パパ:我れは天に対して罪を犯せり
フラミングス:主にして日なるキリストよ
エギディウス・クヮルテット&コレッジ

録音:2013年1月29日−2月2日
オランダ、ライデンの聖ピーター教会での"時課の祈り"のために編慕されたと伝わる6冊の重厚な写本「ライデンのクワイアブック」。オランダの図書館やアーカイヴで発見された6冊の写本に収められた音楽を現代に蘇らせるプロジェクトの第4弾(CODEX D)には、クレメンス・ノン・パパやクレキヨン、リシャフォールなどフランドル楽派の大家や、イタリアで活躍したマドリガーレの創始者的存在フィリップ・ヴェルドロの教会音楽が並ぶ。4冊目の写本「CODEX D」から、ライデンの聖ピーター教会で歌われた聖なる祈りの音楽が解き放たれます。
KTC-1414(2CD)
ライデンのクワイアブックからの音楽 Vol.5
ベネディクトゥス・アッペンツェラー/ヨハネス・フラミングス/クラウディウス・ポトレトゥス/ジャン・レリティエ /ジャン・リシャフォール/ミヒール・スメーカーズ/ジャコタン/クレメンス・ノン・パパ/アドリアン・ヴィラールト/ヨアキム・デ・モンテ/トーマス・クレキヨン/ハインリヒ・イザーク/ニコル・デ・セリエ・ド・エスダンの作品
エギディウス・クヮルテット&カレッジ

録音:2014年1月28日−2月7日、ラウレンティウス教会(オランダ)
オランダ、ライデンの聖ピーター教会での"時課の祈り"のために編慕されたと伝わる6冊の重厚な写本「ライデンのクワイアブック」。オランダの図書館やアーカイヴで発見された6冊の写本に収められた音楽を現代に蘇らせるプロジェクトの第5弾(CODEX E)も、クレメンス・ノン・パパやクレキヨン、リシャフォールなどフランドル楽派の大家の教会音楽が並ぶ。フルカラーで写真や図版、楽譜などを掲載したブックタイプのパッケージも豪華。
KTC-1415(2CD)
ライデンのクワイアブックからの音楽 Vol.6
ヨハネス・フラミングス:主は彼らを養いたまえり(チバーヴィト・エオス)、肉において十字架に付けられ、われに注ぎたまえ、告白の祈り、入祭唱
ルプス・ヘリンク:ミサ・ペッカータ・メア
ピエール・ド・マンシクール:ミサ・ニシ・ドミヌス
フランシスクス・メルゴート・デ・ノバ・ポルトゥ:レジナ・チェリ
クローダン・ド・セルミジ:ミサ・フィロメナ、使徒の書簡、昇階唱、福音書、奉献唱、密唱(作曲者不詳の応唱付き)、叙唱(作曲者不詳の応唱付き)、カノン/コンセクレーション、主の祈り(作曲者不詳の応唱付き)、聖体拝礼唱(応唱:フラミングス:肉において十字架に付けられ)、聖体拝領後の祈り
ヨアキム・デ・モンテ:賛歌 「光なり日なるキリスト」
エギディウス・クヮルテット&カレッジ

録音:2015年1月23日−31日、ラウレンティウス教会(オランダ)
オランダ、ライデンの聖ピーター教会での"時課の祈り"のために編慕されたと伝わる6冊の重厚な写本「ライデンのクワイアブック」。オランダの図書館やアーカイヴで発見された6冊の写本に収められた貴重な音楽を現代に蘇らせる偉大なプロジェクト、第6弾(CODEX F)でついに完結! フランス・ルネサンスの作曲家、クローダン・ド・セルミジ(c.1490−1562)のミサ・フィロメナを中心に、ルプス・ヘリンク(c.1494−1541)のミサ・ペッカータ・メア(ミサ曲 「わが罪を」)、ピエール・ド・マンシクール(c.1510−1564)のミサ・ニシ・ドミヌスや、ヨハネス・フラミングス(fl.1565−1573)の作品を収録。
トン・コープマン率いるアムステルダム・バロック合唱団のメンバー4人によって結成された男声ヴォーカル・アンサンブル、エギディウス・クヮルテットのメンバーを中心に、9名の女声、5名の男声が加わった"エギディウス・クヮルテット&カレッジ"が、16世紀から伝わる敬虔な祈りを歌い上げる。第1巻から続く、フルカラーで写真や図版、楽譜などを掲載した豪華ブックタイプのパッケージも見事。音楽史に残る偉大なコレクションが、ここに誕生しました。
KTC-1417
ヴィーデフェルト:歌曲&室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ/南アフリカの歌
2つのヴァイオリンのためのソナタ
ウォルト・ホイットマンの詩による歌
ユリア・ブロンクホルスト(S)、
トン・ハルトシューカー(P)、
内藤淳子(Vn)、他

録音:2010年1月
第2次世界大戦後のオランダで非前衛的な作風を守り抜いた作曲家ヴォルフガング・ヴィーデフェルト(1910−1985)。プーランクやメシアン、ヒンデミットの音楽の精神を受け継いだという「ヴァイオリン・ソナタ」では、コンセルトヘボウ管で活躍する日本人奏者の内藤淳子が登場。
KTC-1418
音楽の諧謔と哀歌
ホルボーン:アルマンド、クーラント
ロビンソン:パッサメッツォ・ガリアルダ
ヒューム:音楽の諧謔〜エアー集第1部より
シンプソン:ムジカ・ブリタニカ
ファン・エイク:ダフネによる変奏曲
 ダウランドの「いにしえの涙」による変奏曲
ダウランド:ウィルビー卿ご帰館
 マスクとダンス(4曲)
シンプソン:トレブル,ヴィオール,バス・ヴィオールと鍵盤楽器のためのディヴィジョンV&U
パーセル:シャコンヌ ヘ長調
ブロウ:ソナタ第3番ト長調
マテイス:ディヴィジョンズ
コルベッタ:ソナタ風変奏的スケルツォ、
 王宮のギター
パーセル:パッサカリア
ラール・デュ・ボワ
ラール・デュ・ボワは、2004年に6人の若き古楽器奏者たちによって結成された中世、ルネサンス&バロック音楽を専門とするドイツのピリオド・アンサンブル。リュート、リコーダー、ヴィオラ・ラ・ダ・ガンバの六重奏という編成に合わせた選曲とアレンジ、洗練された演奏は、2006年のファン・ヴァッセナール古楽コンクール特別賞、2007年のゲッティンゲン古楽コンクール第1位、ジェノヴァ国際古楽コンクール第2位、2009年のブルージュ国際古楽コンクール第2位&聴衆賞に輝くなど、ヨーロッパの古楽シーンに新たな風を吹き込む存在として注目を集めています。
KTC-1419
ガーシュウィン:パリのアメリカ人
ノヴェレット・イン・フォース
「ポーギーとベス」より
セカンド・ラプソディ
ドロシー・ルイス=グリフィス(P)

録音年代不詳
アメリカからフランスへと渡り、パリ音楽院、パリ・エコール・ノルマルでピアノを学び、ジュネーヴ国際音楽コンクール入賞の実績を持つアメリカの女流ピアニスト、ドロシー・ルイス=グリフィスのガーシュウィン・アルバム。
KTC-1420
シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」
森にてD.834/春にD.882
ヴィルデマンの丘でD.884
ブルックにてD.853/鳩の便りD.965a
トーマス・オリーマンス(Br)、
マルコム・マルティヌー(P)

録音:2010年3月15日−17日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの秘蔵っ子であり、フランスの名バリトン歌手ジェラール・スゼーの再来と謳われるオランダの大器トーマス・オリーマンス。
ザルツブルク音楽祭やコヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウスへのデビューを果たし、ブリュッヘン&18世紀オーケストラのバッハ「ヨハネ受難曲」(GCD 921113)ではイエスを歌ったオリーマンスが選んぶドイツ・リートは、恩師フィッシャー=ディースカウの十八番でもあるシューベルトの「白鳥の歌」。
あふれる気品と揺るぎない存在感、全てを包み込むような包容力のある歌声によるオリーマンスの「白鳥の歌」が、バリトン新世代の先陣を切る!
KTC-1422
ボニ:ピアノ作品集
舟歌変ホ長調Op.71
傷つけられた大聖堂Op.107
小雨Op.102/無言歌Op.56
バラードOp.27/田園詩Op.12
演奏会用練習曲Op.136
こだまOp.89/ナルシスOp.90
マリオネットOp.42/前奏曲Op.51
クレオパトラの夢Op.180-1
メリザンドOp.34/デズデモーナOp.101
サロメOp.100/オフェーリアOp.165
ドロローサOp.138/即興曲Op.1
遠くの鐘Op.121
ヴェールレ・ペーテルス(P)、
ヤン・フェルミューレン(P)

録音:2010年7月
メル・ボニ(1858−1937/本名:メラニー・ボニ)は、フランクとギローから音楽を学び豊かな才能を開花させるものの、若き娘の恋愛を許さなかった両親によってパリ音楽院を退学させられてしまうなど、運命に翻弄されたフランスの女流作曲家。後期ロマン派、印象派の作風を持つメル・ボニの音楽は近年再評価が進んでいます。
KTC-1423
ジョン・ダニエル:アン・グリーン夫人のための歌曲集 ガーデン・オヴ・エロクァンス、
エヴェリン・タブ(S)、ディノ・リュティ(T)、
ダン・ドゥンケルブルム(T)、
アレクサンドラ・ポーリン(テノール・ヴィオール)、
ミハウ・ゴンコ(バス・リュート)

録音:2010年11月、スイス
その生涯に関する記録は少ないものの、トムキンズからはダウランドと並ぶ音楽家として称賛されていたイギリスの王室音楽家ジョン・ダニエル(1564−1626)。ダニエルの代表作「アン・グリーン夫人のための歌曲集」でプロデューサーを務めているのは、古楽界の名匠アントニー・ルーリー!ルーリーの秘蔵っ子でガーデン・オヴ・エロクァンスのヴォーカル、キャスリン・ハウントの清純な歌声に感動。
KTC-1424(11CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集
第9番変ホ長調K.271「ジュノム」/第14番変ホ長調K.449/第11番ヘ長調K.413/第15番変ロ長調K.450/第19番ヘ長調K.459/第25番ハ長調K.503/第26番ニ長調K.537「戴冠式」/ロンド イ長調K.386/第12番イ長調K.414/第13番ハ長調K.415/第21番ハ長調K.467/第5番ニ長調K.175/第10番変ホ長調K.365*/第7番ヘ長調K.242「ロドロン」*/+/第22番変ホ長調K.482/第24番ハ短調K.491/ロンド ニ長調K.382/第6番変ロ長調K.238/第20番ニ短調K.466/第23番イ長調K.488/第8番ハ長調K.246「リュッツォウ」/第16番ニ長調K.451/第17番ト長調K.453/第18番変ロ長調K.456/第27番変ロ長調K.595/第1番ヘ長調K.37/第2番変ロ長調K.39/第3番ニ長調K.40/第4番ト長調K.41/協奏曲ニ長調K.107-1/協奏曲ト長調K.107-2/協奏曲変ホ長調K.107-3
ヴィヴィアナ・ソフロニツキー(フォルテピアノ)、
タデウシュ・カロラク(指)
ムジケ・アンティケ・コレギウム・ヴァルソヴィエンセ、
リンダ・ニコルソン(フォルテピアノ)*、
マリオ・アシュナウアー(フォルテピアノ)+


録音:2005年−2006年、ワルシャワ(ポーランド)
2010年12月の来日公演では3種類のフォルテピアノを弾き分けるという素晴らしい"コンサート"と"レクチャー"を聴かせてくれた"名手"ヴィヴィアナ・ソフロニツキーと"名工"ポール・マクナルティ。2005年から2006年にかけてポーランドのワルシャワでレコーディングが行われたソフロニツキーとマクナルティの共同作業、モーツァルトのピアノ協奏曲全集がエトセトラ(Et'cetera)から新装リリース!"現代の名工"ポール・マクナルティが製作したフォルテピアノは、モーツァルトも愛した"18世紀〜19世紀の名工"アントン・ヴァルターのレプリカ・モデル。父から受け継いだロシア・ピアニズムのDNA、ポーランド初のピリオド・オーケストラ、マクナルティ製作の銘器の共演が、神童モーツァルトが思い描いた"響き"を再現します。
KTC-1425
デファーレ:作品全集
ソナタOp.2/グラーヴェとポイニャント
フーガ・リベラ/歌曲集Op.1/ソナタ ホ長調
前奏曲とフーガ/ノートルダムの鐘
ハンス・リッケリンク(P)、
インゲ・スピネッテ(P)、
イグナス・ミヒエルス(Org)、
ヒルデ・コッペ(S)
ヴェルナー・ファン・メヘレン(Br)

録音:2009年−2011年、ベルギー
フランツ・リストの弟子、アルテュール・デ・グレーフの師事し将来を期待されながらも、若くして第1次世界大戦で命を落としたベルギーの音楽家アンドレ・デファーレ(1890−1914)の作品全集。早世が惜しまれるデファーレの短い生涯の中で作曲された7つの作品は、メロディックな旋律、どこかフランス的な響きが印象的。夭折の音楽家デファーレの貴重な作品集です。
KTC-1426(3CD)
スヴェーリンク:合唱作品集
■Vol.1
詩篇150番〜永遠なる者がたたえられるように/詩篇33番〜主に従うものよ、目覚めなさい/詩篇53番〜神を知らぬ者は心のなかで言って信じる/今日キリストがお生まれになった/テ・デウム/詩篇148番〜天に住むあなたがたすべての人々*/東方から博士たちが来た*/主の祈り*/深き淵より+/神に向かって+/喜べ、喜躍れ+/今こそ私の食事をととのえ+

■Vol.2
詩篇122番「わたしは喜びました」/詩篇42番「鹿が音を立てるのを聞くように」/人よあなたのためにわたしが耐えていることを見てください/詩篇43番「わたしに変わって争ってください」/わたしに語る者は皆/主よ、御もとに身を寄せ/わたしについてきたい者は/貧しい人は幸いである/詩篇108番「神よ、わたしの心は確かです」/詩篇23番「神はその大きな力のもとでわたしを養います」/詩篇137番「バビロンの流れのほとりに座り」/新しい歌を主に向って歌え/詩篇110番「全能者はわたしの主人に」/天の元后よ、喜べ/詩篇99番「さていまこそ」

■Vol.3
主よ、われは御身を愛し奉る/詩篇109番/Tanto tempore vobiscum sum/詩篇77番/Che giova posseder cittadi e regni/Yeux qui guidez mon ame/Dolcissimo ben mio/おお 主イエス・キリストよ/詩篇114番/主を畏るることは/我が青春はすでに過ぎ去り/Qual vive Salamandra
Vol.1
ピーター・フィリップス(指)
トン・コープマン(指)*、
ウィリアム・クリスティ(指)+、
オランダ室内cho、
ベルナルト・ヴィンセミウス(Org)、
ヤープ・テル・リンデン(バス・ヴィオール)、
ヒルデガルト・ペール(バス・ヴィオール)、
ヴァルトラウト・グムス(バス・ヴィオール)、
マールテン・ファン・デル・ハイデン(ヴィオローネ)、
ヤン・クラインブシンク(Org)、
シュテファン・スタッブス(Lute)、
ジョナサン・ルビン(Lute)、
アンヌ・マリー・ラスラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ヴィンセント・デ・コルト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

Vol.2
ヤン・ブッケ(指)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
ピーター・フィリップス(指)オランダ室内cho

Vol.3
パウル・ファン・ネーヴェル(指)
オランダ室内cho、
ウィレム・ブレマー(コルネット&バス・ダルシアン)、
レネ・ファン・ラーケン(テナー・ショーム&テナー・ダルシアン)、
ハリー・リース(アルト・サックバット)、
ヴィム・ベク(テナー&バス・サックバット)

録音:1986年−1990年、オランダ
合唱、古楽の巨匠たち、ピーター・フィリップス、フィリップ・ヘレヴェッヘ、トン・コープマン、ウィリアム・クリスティ、ヤン・ブッケ、パウル・ファン・ネーヴェルがオランダ室内合唱団を振ったスヴェーリンクの合唱作品集がボックス・セットで新装登場!世界最高峰のハーモニーと解釈でネーデルラント楽派の巨星スヴェーリンクの合唱作品をじっくりと。
KTC-1427(2CD)
サティ:ユスピュ〜3幕のキリスト教的バレエのための
天国の英雄的な門のための前奏曲
ばら十字教団の鐘/星たちの息子
ゴシック舞曲
ラインベルト・デ・レーウ(P)

録音:2010年11月22日−23日
現代音楽のスペシャリストであり、70年代と90年代にかけて個性的かつ画期的なエリック・サティのピアノ作品集を録音しているラインベルト・デ・レーウ。オランダで収録された2010年の新録音では、ラインベルト・デ・レーウが、モダン・ミュージックのアンチ・ヒーロー、サティの音楽のさらなる深層へ。無機的な響きが支配する「ユスピュ」の奥底に佇む感情が、デ・レーウのピアノで浮かび上がります。
KTC-1428
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集Vol.2
協奏曲ト短調RV.531
協奏曲変ロ長調RV.501「夜」
協奏曲イ短調RV.498/協奏曲ト短調RV.106
協奏曲ハ短調RV.480/協奏曲ト長調RV.545
協奏曲ト短調RV.496/ラルゲット ニ短調
フランス・ロベルト・ベルクホウト(Fg)、
ピーター・ダークセン(Cemb&指)
ラ・スアーヴェ・メロディア

録音:2010年9月&2011年1月
フランス・ロベルト・ベルクホウトは、18世紀オーケストラやレオンハルト・コンソート、ラ・プティット・バンドなど、世界一流のピリオド・オーケストラで活躍してきた古楽系ファゴット奏者。1685年頃に製作されたファゴットのレプリカ・モデルを自由自在に操るベルクホウト、音楽学者としても高名なピーター・ダークセンの時代考証や楽曲研究に基づくヴィヴァルディは、演奏、解釈共に高水準です!
KTC-1429(2CD)
ヴィヴァルディ&ケージ〜8つの季節
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
ケージ:4つのパートのための弦楽四重奏曲(バロック・オーケストラ版)
ロドルフォ・リヒター(Vn)
バロック・オーケストラ「ビーロック」

録音:2011年2月、ベルギー
ヴィヴァルディの「四季」の曲間に、ビーロックの創設者でありチェンバリスト、フランク・アグステリッベがアレンジを施したケージの「弦楽四重奏曲」を組み込み"8つの季節"を表現するビーロック。イタリア・バロックとアメリカのコンテンポラリー。ベルギー古楽界の精鋭たちが、未知なる世界を創り出します。

KTC-1430
ハープとホルンのための二重奏曲集
デュヴェルノワ&ナーデルマン:夜想曲第3番ハ短調
ナーデルマン:幻想曲Op.64-1
 幻想曲Op.64-2、幻想曲と変奏曲
 幻想曲Op.64-3
長澤真澄&ファン・デァ・ズヴァールト:幻想曲《ドゥ・ア・ドゥ》
デュヴェルノワ:夜想曲第2番変ホ長調
トゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールト(ナチュラルHrn)
長澤真澄(シングルアクション・ハープ)

録音:2011年2月、ローン改革派教会(オランダ)
ブリュッヘンの18世紀オーケストラ、ヘンゲルブロックのフライブルク・バロック・オーケストラで首席奏者を務めるナチュラルホルンの世界的名手トゥーニス・ファン・デァ・ズヴァールト。古楽王国オランダを活動拠点とする日本が誇るバロック・ハーピスト、長澤真澄とのデュオは、啓蒙時代からロマン派時代への移り変わりの中で生まれたハープとホルンのためのデュエット集!その音色でナポレオン・ボナパルトを魅了した名ホルニスト、フレデリク・デュヴェルノワ(1765−1838)と、王室礼拝堂のハーピスト、パリ音楽院の初代ハープ科教授として高名なフランソワ・ジョセフ・ナーデルマン(1781−1835)の"デュオ"が、ズヴァールトと長澤真澄の高貴なサウンド、気品あふれるアンサンブルで現代に鳴り響きます。
KTC-1431
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ.イ短調D.821
ピアノ五重奏曲イ長調D.667,Op.114「ます」
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ/ナネッテ・シュトライヒャー1826年製)、
クリスティーネ・ブッシュ(Vn)、
フランス・スプリンゲル(Vc)、
パウル・デ・クレルク(Va)、
ヤン・バイスシャールト(Cb)

録音:2010年12月&2011年4月
ヤン・フェルミューレンが、19世紀ウィーンの女流ピアノ製作者ナネッテ・シュトライヒャーの(1826年製)フォルテピアノを弾いた「シューベルトのピアノ独奏作品全集」の続編となる「アルペジョーネ・ソナタ」&「ます」!「アルペジョーネ・ソナタ」ではスプリンゲルのピッコロ・チェロ、「ます」ではフェルミューレンのフォルテピアノ(シュトライヒャー)が、シューベルト晩年のウィーンの香りを届けてくれます。
KTC-1432
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番ニ短調Op.28
ラヴェル:ソナチネ/鏡
ハンネス・ミンナール(P)

録音:2011年6月
ハンネス・ミンナール(1984−)は、2010年のエリザベート王妃国際音楽コンクールのピアノ部門では、コジュヒン、ボジャノフに次ぐ第3位に輝き、ユトレヒト国際室内楽音楽祭ではジャニーヌ・ヤンセンやミッシャ・マイスキーと共演を果たすなど、オランダの次世代の名ピアニスト候補として期待されている逸材。潤いと色彩感のある音色に彩られたラヴェルは、高音域の煌めく響き、美しく華麗なフレーズも印象的。今後の飛躍が楽しみなピアニストの登場です。
KTC-1433
グバイドゥーリナ:7つの言葉
イン・クローチェ/カデンツァ
われ死者の復活を待ち望む
イニャキ・アルベルティ(クラシカル・アコーディオン)、
アシエル・ポロ(Vc)、
ホセ・ラモン・エンシナル(指)バスク国立O

録音:2010年8月
2011年10月で80歳を迎えたタタールスタン共和国出身の大作曲家、ソフィア・グバイドゥーリナのアコーディオン作品集。バスクのアコーディオン奏者イニャキ・アルベルティ(1973−)を筆頭とするスペインのチームが、凄まじい集中力と緊迫感を感じさせる神懸った演奏を展開。
KTC-1434
ルイエ一族のソナタ、組曲、協奏曲集
ジャック・ルイエ:ソナタ ロ短調
ジャン・バティスト・ルイエ:ソナタ.イ短調Op.1-1
ジョン・ルイエ:ソナタ ト短調Op.1-3、
組曲第3番ハ短調
ジャック・ルイエ:協奏曲ニ長調、
 協奏曲変ホ長調
ジョン・ルイエ:ダンス・チューン
デフリーガー:ルイエ氏の旋律によるリフレクション
ル・グー・オーセンティクス

録音:2010年10月−11月
18世紀のベルギーで栄えた音楽一家"ルイエ一族"のトラヴェルソ、リコーダーを伴う室内楽作品集。ルイエ一族には同名の"ジャン・バティスト・ルイエ"が2人おり、ジャック・ルイエの兄(1680−1730)を"ジョン・ルイエ"、"ロンドンのルイエ"と呼び、ベルギー、フランスで活躍した従兄弟のジャン・バティストを"ヘントのルイエ"と呼ぶなど、家系図は複雑(?)。ルイエ一族はリコーダーやトラヴェルソの扱いに長けており、流麗な旋律を持つ作品は、ロンドンやアムステルダムなど欧州各地で高い評判を誇った秀作が多いです。

KTC-1435
(8CD+DVD-PAL)
アルフォンス・ディーペンブロック〜アニヴァーサリー・エディション

●管弦楽作品
(1)演奏会用組曲「マルシアス
(2)序曲「鳥」
(3)交響組曲「エレクトラ」
(4)ヴァイオリンと管弦楽のための賛歌

●交響的歌曲
(1)夜
(2)夜の賛歌(第1番)
(3)夜の賛歌(第2番)
(4)大いなる沈黙のうちに

●管弦楽伴奏付き歌曲
(1)私は向こうへ旅をする、糸を紡ぐ女の歌、夕べ
(2)猫たち、瞑想、プシ
(3)夕べの歌、私は1人で座り、彼女は休み横たわり
(4)この甘き音楽を聞き、月の光
(5)わずかな者しか知らぬ愛の神秘を

●ソリスト、合唱と管弦楽のための作品集
(1)レイザンゲン
(2)レンブラント賛歌
(3)テ・デウム
(4)「祝日のミサ」より(管弦楽版)
●歌曲集Vol.1
(1)あきらめ、漁師、夕べ
(2)ミニョン、トゥーレの王
(4)むかし年とった王様がおり
(5)糸を紡ぐ女の歌
(6)カン・イッヒ・イム・ブーゼン
(7)アーヴォンドシャーマー
(8)愛の嘆き
(9)名声
(10)夕べ

●歌曲集Vol.2
(1)瞑想、猫
(2)旅への誘い、夜が明けてくるので、呪文
(3)ひそやか
(4)子守歌
(5)月の光
(6)聖母への祈り、輝かしい日、月光
(7)5月の夜
(8)夕暮れの歌、彼女は休み横たわり
(9)マンドリン、陽の光が

●無伴奏合唱作品
(1)夜明け
(2)天の都、エルサレム
(3)似たもの同士、旅人の夜の歌
(4)湖上にて、秋の歌
(5)ふくろう、大きな犬と小さな
(6)住民たちの合唱
(7)チバロン
(8)スターバト・マーテル
(9)輝かしき御母は佇みたもう(10)見よ、義しき人が死に行く様を〔
(11)キリストは蘇り〔

●祝日のミサ
●管弦楽作品
(1)ハンス・フォンク(指)ハーグ・レジデンティO
(2)リッカルド・シャイー(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO
(3)ハンス・フォンク(指)ハーグPO
(4)エミー・ヴェルヘイ(Vn)、ハンス・フォンク(指)ハーグPO/
●交響的歌曲
(1)ジャネット・ベイカー(S)、ベルナルド・ハイティンク(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO
(2)アーリン・オジェー(S)、リッカルド・シャイー(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO
(3)リンダ・フィニー(Ms)、ハンス・フォンク(指)ハーグPO
(4)ロベルト・ホル(Bs)、ハンス・フォンク(指)ハーグPO
●管弦楽伴奏付き歌曲
(1)アネッテ・デ・ラ・ビーエ(S)、マウリス・ファン・デン・ベルク(指)オランダ放送O
(2)ルナール・クリュイセン(Br)、ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指)オランダ放送PO
(3)ルイ・デヴォス(T)、ベネディクト・ジルバーマン(指)プロムナードO
(4)レネー・デフレテーウ(S)、マウリス・ファン・デン・ベルク(指)オランダ放送O
(5)クリストフ・ウンベルト(T)、ハンス・フォンク(指)ハーグPO
●ソリスト、合唱と管弦楽のための作品集
(1)エド・スパニャールト(指)オランダRSO&cho
(2)エヴァ=マリア・ウェストブロック(S)、エド・スパニャールト(指)オランダRSO&cho
(3)エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO、トーンクンストCho
(4)ベルナルド・ハイティンク(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO、オランダ放送Cho、トーンクンストCho、アポロCho
●歌曲集Vol.1
(1)クリストフ・プレガルディエン(T)、ロドルフ・ヤンセン(P)
(2)ヤルド・ファン・ネス(Ms)、ロドルフ・ヤンセン(P)
(3)クリスタ・ファイラー(Ms)、ロドルフ・ヤンセン(P)
(4)ロベルト・ホル(Bs)、ロドルフ・ヤンセン(P)
(5)クラロン・マクファデン(S)、レオ・ファン・ドゥセラール(P)
(6)ヤルド・ファン・ネス(Ms)、ロドルフ・ヤンセン(P)
(7)ダヴィド・クイケン(P)
(8)ヤルド・ファン・ネス(Ms)、ロドルフ・ヤンセン(P)
(9)ヤルド・ファン・ネス(Ms)、ロドルフ・ヤンセン(P)
(10)ロベルタ・アレクサンデル(S)、ロドルフ・ヤンセン(P)

●歌曲集Vol.2
(1)ロベルト・ホル(Bs)、ロドルフ・ヤンセン(P)
(2)クリスタ・ファイラー(Ms)、ロドルフ・ヤンセン(P)
(3)ヤルド・ファン・ネス(Ms)、ロドルフ・ヤンセン(P)
(4)エリー・アメリンク(S)、リーテ・ファン・デル・メール(Vc)、ダルトン・バルドウィン(P)
(5)ロベルタ・アレクサンデル(S)、ロドルフ・ヤンセン(P)/マンドリン、陽の光が〔クラロン・マクファデン(S)、レオ・ファン・ドゥセラール(P)
(6)クリストフ・プレガルディエン(T)、ロドルフ・ヤンセン(P)
(7)5ヤルド・ファン・ネス(Ms)、ロドルフ・ヤンセン(P)
(8)夕クリストフ・プレガルディエン(T)、ロドルフ・ヤンセン(P)
(9)クラロン・マクファデン(S)、レオ・ファン・ドゥセラール(P)
●無伴奏合唱作品
(1)夜ハルトムート・ヘンヒェン(指)オランダ室内Cho
(2)ウーヴェ・グロノスタイ(指)オランダ室内Cho
(3)ハルトムート・ヘンヒェン(指)オランダ室内Cho
(4)ウーヴェ・グロノスタイ(指)オランダ室内Cho
(5)クインク・ヴォーカル・アンサンブル
(6)住エド・スパニャールト(指)オランダ放送Cho
(7)セルソ・アントゥネス(指)オランダ放送Cho
(8)クラース・ストック(指)オランダ室内Cho
(9)ステーン・リンドホルム(指)オランダ放送Cho
(10)セルソ・アントゥネス(指)オランダ放送Cho
(11)マルク・フェルステーグ(指)ヴォーカル・アンサンブル・マルカント
●祝日のミサ
デニス・イルマス(T)、レオ・ファン・ドゥセラール(Org)、シグヴァルズ・クラヴァ(指)オランダ放送Cho
19世紀後期〜20世紀前半のオランダ、ベネルクス地方を代表する大作曲家であり文学者、アルフォンス・ディーペンブロック(1862−1921)の生誕150周年記念となる作品集BOX。印象主義、半音階技法、さらにはルネサンスのポリフォニーを自身の作曲技法に採り入れたディーペンブロックの功績は、特に母国オランダで非常に高い。ベイヌム、シャイー、ハイティンク、フォンクといった大指揮者たちがその作品を取り上げているのが、何よりの証拠と言えるだろう。アニヴァーサリー・イヤーに相応しい充実の内容です!
KTC-1436
古典派の音楽〜ドゥシークVol.2/ハープとピアノのための二重奏曲集
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク:ハープとピアノのためのデュオ・コンチェルタント.ヘ長調Op.73
 ハープとピアノのためのデュエッティーノ
 ハープとピアノのための二重奏曲ヘ長調Op.26
 ハープとピアノのためのデュオ・コンチェルタント変ホ長調Op.72
ソフィア・ジュスティーナ・コッリ=ドゥシーク:ハープとピアノのための序奏とワルツ
長澤真澄(シングル・アクション・ハープ)
リチャード・エガー(P)

録音:2011年11月、ヴァールゼ教会(アムステルダム)
※使用楽器:F.J.ナーデルマン(パリ)1815年頃製作(ハープ)、ジョン・ブロードウッド(ロンドン)1804年頃製作
日本が誇るハープの世界的名手、長澤真澄がシングル・アクション・ハープで贈るヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(1760−1812)のハープとピアノのための音楽。ハープ独奏作品を集めた「Vol.1」(KTC 1439)に続く第2集では、イギリスの名鍵盤奏者リチャード・エガーとのデュオが実現!
ロシアのエカテリーナ2世、フランスのマリー・アントワネットにその才覚を愛されながらも、陰謀、革命によりイギリスへと逃れ、その後はジャン=バティスト・クルムフォルツの妻との駆け落ち、ソフィア・ジュスティーナ・コッリとの再婚、義父と共同設立した楽譜出版社の倒産、ドイツへの逃亡、晩年の凋落など、まるでドラマのような人生を送ったドゥシーク。イギリスのピアノ製作者ジョン・ブロードウッドと親交を結び「英国式アクション」の発展に関わり、コンサートではピアノを横向きに置くスタイルを確立など、ドゥシークが音楽史に刻んだ功績も非常に大きい。
KTC-1437
イェツ:スケール「マーラーのトンボー」
弦楽四重奏曲第3番*
メメ(2つのヴィオラと管弦楽のための)+
モニュメント・トゥ・ア・ユニヴァーサル・マリッジ#
エド・スパニャールト(指)
ロイヤル・コンセルトヘボウO、
ドゥーレンSQ*/#、今井信子(Va)+、
スザンネ・ファン・エルス(Va)+、
オットー・タウスク(指)+、
オランダ放送室内フィルハーモニーO+、
ラース・ヴォウタース・ファン・デン・オウデンヴェイエル(Cl)#、
マイケ・セクヘウス(S)#、
カーリン・ストローボス(Ms)#

録音:2007年−2011年
ヴィレム・イェツ(1959−)は、ハンス・コックスとトリスタン・ケウリスに作曲を学び、現在はアムステルダム音楽院で作曲の指導も行う現代オランダの作曲家。スパニャールト&ロイヤル・コンセルトヘボウ管、今井信子など、豪華な演奏家陣がズラリと並びます。
KTC-1438
サン=サーンス:ピアノ三重奏曲第1番ヘ長調
レーヴェンディ:アッカームジーク
ラヴェル:ピアノ三重奏曲
ファン・ヴァールレ・トリオ
〔ハンネス・ミンナール(P)、
マリア・ミルシテイン(Vn)、
ギデオン・デン・ヘルダー(Vc)〕

録音:2011年8月19日−21日
ボザール・トリオの伝説的ピアニスト、メナヘム・プレスラーの薫陶を受けたオランダ&ロシアの若きピアノ三重奏、ファン・ヴァールレ・トリオのデビュー・タイトル。サン=サーンスとラヴェル、現代オランダのテオ・レーヴェンディ(1930−)の音楽では、ピアノのミンナールの鋭い感性が、色彩豊かでエレガントな空間構築をリードしています。
KTC-1439(2CD)
古典派の音楽〜ドゥシークVol.1
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク:ソナタ第2番変ロ長調Op.34、
 6つのソナチネ、
 イギリスのバラッド《真夜中に》による変奏曲、
 アンダンテとロンド
ソフィア・ジュスティーナ・ドゥシーク=コッリ:3つのソナタ(スコットランドのアリアとエールによるアダージョとロンドOp.2, Book 1より)、
 3つのソナタ(スコットランドのアリアとエールによるアダージョとロンドOp.2, Book 2より)、
 シチリアのアリア、
 ドゥシーク夫人のために作曲された協奏曲(ハープ・ソロ版)
長澤真澄(シングル・アクション・ハープ)

録音:2011年10月、ヴァールゼ教会(アムステルダム)
※使用楽器:F.J.ナーデルマン(パリ)1815年頃製作
ピリオド・ハープの世界的名手マラ・ガラッシの愛弟子で、日本を代表するハーピスト、長澤真澄の新シリーズ「古典派時代の音楽」がスタート!
シリーズの幕開けとなる「Vol.1」は、没後200周年を迎えたボヘミア古典派の大作曲家ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(ドゥセック/1760−1812)と妻のソフィア・ジュスティーナ・ドゥシーク=コッリ(1775−1831)の音楽!ロシアのエカチェリーナ2世、フランスのマリー・アントワネットに重用されながらも、陰謀とフランス革命のために両国に留まれなかったドゥシーク。
ロンドンで出会い結ばれた妻のコッリとも不仲が続き、義父との共同設立会社が倒産すると、家族を捨てて今度はドイツへと逃亡するなど、音楽的才能に恵まれながらも、その人生は波乱万丈のドラマに満ちています。
KTC-1440
ブックタイプ仕様
バッハ:宗教音楽集Vol.1〜イエスよ、わが喜び
前奏曲ホ短調BWV.548
カンタータ第64番「見よ、父のわれらに賜いし愛の」BWV.64
ファンタジア「イエスよ、わが喜び」BWV.713
モテット第3番「イエスよ、わが喜び」BWV.227
カンタータ第81番「イエスは眠り給う、わが望みはいずこに」BWV.81
フーガ.ホ短調BWV.548
ジェズアルド・コンソート・アムステルダム、
ムジカ・アンフィオン

録音:2011年9月28日−30日、バッハ教会(アルンシュタット/ドイツ)
※ブックタイプ仕様、84ページのフルカラー・ブックレット付き
"ジェズアルド・コンソート・アムステルダム"と"ムジカ・アンフィオン"。古楽大国オランダを代表する2つのアンサンブルの共演によるプロジェクト「バッハ・コンテクスチュアル」第1弾は、バッハの「イエスよ、わが喜び」がテーマ。ソプラノのアマリリス・ディールティエンス、バスのハリー・ファン・デル・カンプなど、ジェズアルド・コンソート・アムステルダムのメンバーたちの存在感のある歌声、ピーター=ヤン・ベルダーが牽引するムジカ・アンフィオンのクリアなサウンドとハイレベルのアンサンブル。ドイツ、アルンシュタットのバッハ教会で誕生した"バッハの宗教音楽集"は、現在のオランダ古楽界から生まれた1つの完成形と言っても過言ではないでしょう。
KTC-1441
シューマン:チェロとピアノのための作品集
おとぎの絵本Op.113
民謡風の5つの小品Op.102
幻想小曲集Op.73/3つのロマンスOp.94
アダージョとアレグロOp.70
フランス・スプリンゲル(Vc/トマソ・バレストリエリ1752年製)、
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ/ヨハン・ネポムク・トレンドリン1835年頃製)

録音:2011年9月9日−10日
1978年の第6回チャイコフスキー国際コンクールで第4位に入賞した経歴を持つベルギーの女流チェリスト、フランス・スプリンゲルと、同じくベルギーの古楽系鍵盤奏者ヤン・フェルミューレンのデュオによるシューマン。"クレモナ"のトマソ・バレストリエリが1752年に製作したチェロと、"ドレスデン"のヨハン・ネポムク・トレンドリンが1835年頃に製作したフォルテピアノ。幻想的で抒情性豊かなシューマンの音楽が、樹のぬくもりのように優しく柔らかく響きます。
KTC-1442
(ブック仕様)
バッハ:宗教音楽集Vol.2〜バッハとルター
バッハ:トッカータ.ニ短調BWV.538「ドリア調」、
 カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」BWV.80、
 コラール「これぞ聖なる十戒」BWV.678
ヨハン・クリストフ・バッハ:モテット「わが心に気をつけて、そしてそこへ目を向けよ」
バッハ:コラール「キリストは死のとりことなられても」BWV.718、
 カンタータ第4番「キリストは死の縄目につながれたり」BWV.4、
 フーガ.ニ短調BWV.538
ジェズアルド・コンソート・アムステルダム
ムジカ・アンフィオン

録音:2012年6月20日−23日、聖ゲオルク教会(グラウハウ/ドイツ)


※ブックタイプ仕様、92ページのフルカラー・ブックレット
ハリー・ファン・デル・カンプのジェズアルド・コンソート・アムステルダムと、18世紀オーケストラのコンサートマスター、レミー・ボーデを擁するピリオド・オーケストラ、ムジカ・アンフィオンという古楽大国オランダが誇る2つの古楽演奏団体の共演による「バッハ・コンテクスチュアル」プロジェクトの第2弾!「イエスよ、わが喜び」をテーマとした前作(KTC-1440)に続く第2巻のキーワードは、「ヨハン・セバスティアン・バッハ」と「マルティン・ルター」。

KTC-1450(5CD)
ラフマニノフ:ピアノ独奏作品全集
■DISC1
 練習曲集「音の絵」Op.33、
 練習曲集「音の絵」Op.39
■DISC2
 ピアノ・ソナタ第1番ニ短調Op.28、
 ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36、
 ヴォカリーズ嬰ハ短調Op.34-12(コチシュ&イズマン編)、
 オリエンタル・スケッチ変ロ長調、
 幻想的小品ト短調、
 リムスキー=コルサコフ(ラフマニノフ編):熊蜂の飛行
■DISC3
 前奏曲集Op.23、前奏曲集Op.32
■DISC4
 幻想的小品集Op.3、
 コレルリの主題による変奏曲Op.42、
 サロン小品集Op.10
■DISC5
 前奏曲ニ短調、
 ショパンの主題による変奏曲Op.22、
 前奏曲ヘ長調、楽興の時Op.16
ハンナ・シベエワ(DISC1)
マリアナ・イズマン(DISC2)
ニーノ・グヴェダッゼ(DISC3)
ピーター=イェレ・デ・ブール(DISC4)
トーマス・ベイヤー(DISC5)

録音:2010年8月(DISC2&4)&2011年7月(DISC5)&2012年2月(DISC1&3)
ヨーロッパで眩い輝きを放つ5人のヴィルトゥオーゾ・ピアニストたち。オランダのピーター=イェレ・デ・ブール(1978−)、トーマス・ベイヤー(1988−)、グルジアのニーノ・グヴェタッゼ(1981−)、モルドバのマリアナ・イズマン(1979−)、ベラルーシのハンナ・シベエワ(1979−)のピアニズムが完成させたラフマニノフの「ピアノ独奏作品全集」!10月に来日を果たしたグヴェタッゼなど、「ラフマニノフ」という大きなテーマで光る5人のピアニストたちの確かな技術と音楽性、そして個性にご注目下さい!
KTC-1456(2CD)
ヴィレム・イェツ:歌劇 「ホテル・ドゥ・ペキン」 ミハエル・シェンヴァント(指)
オランダ放送室内PO
オランダ放送Cho

録音:2012年1月28日、アムステルダム・コンセルへボウ
現代オランダの作曲家ヴィレム・イェツ(1959)が作曲、Friso Haverkampが脚本を担当し、オランダ、エンスヘーデの歌劇場のこけら落しのために委嘱された英語オペラ。
KTC-1467
シメオン・テン・ホルトへのオマージュ
メオン・テン・ホルト:バガテル(第1番〜第17番、第19番〜第20番)
シメオン・テン・ホルト(P)

録音:1978年
オランダ音楽界の大作曲家であり、世界を代表するミニマリストとして日本でも絶大な支持を得ているシメオン・テン・ホルト(1923−2012)。2012年に死去したシメオン・テン・ホルトへ捧げるオマージュ・アルバムは、シメオン・テン・ホルト自身が"最初の重要作品である"と語り、1978年に自宅のスタジオで録音がされたバガテル集。シメオン・テン・ホルト独自の手法で書かれたミニマム・ミュージックは、音の構築からリズムと旋律を導いた美しく叙情的な演奏。48Pのブックレットにはシメオン・テン・ホルト自身が語った音楽への思いや、彼と親交のあったアーティストからのメッセージが掲載されており、フルカラーの豪華仕様となっています。
KTC-1488
(CD+140page Book)
バッハ・イン・コンテクスト/バッハ:宗教音楽集Vol.4〜主の祈り
バッハ:前奏曲ハ長調BWV.545
カンタータ第101番「われらより取り去りたまえ、主よ」BWV.101
コラール「天にましますわれらの父よ」BWV.682
モテット第2番「御霊はわれらが弱きを助け給う」BWV.226
コラール「天にましますわれらの父よ」BWV.737
カンタータ第102番「主よ、汝の目は信ずる者を見守り給う」BWV.102
フーガ ハ長調BWV.545
ジェズアルド・コンソート・アムステルダム、
ムジカ・アンフィオン

2013年9月14日−17日
ハリー・ファン・デル・カンプやチャールズ・ダニエルズを擁するオランダが世界に誇る古楽系ヴォーカル・アンサンブル、ジェズアルド・コンソート・アムステルダムと、
18世紀オーケストラのレミー・ボーデ、山縣さゆり、トラヴェルソのウィルベルト・ハーツェルツェットなど名手たちが参加する同じくオランダの古楽アンサンブル、ムジカ・アンフィオン。両者の共演による「バッハ・イン・コンテクスト」シリーズの第4巻は、「主の祈り(Vater unser)」をテーマとしたバッハの、カンタータ、モテットとオルガン作品によるプログラム。オランダ古楽界を代表する器楽と声楽のアンサンブルの共演。その荘厳なる演奏はもちろんのこと、140ページ及ぶフルカラーのブックは、バッハ研究の文献としての資料価値も非常に高い。
KTC-1495(2CD)
シューベルト:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 Op.99,D.898
ノットゥルノ変ホ長調 Op.148,D.897「アダージョ」
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 Op.100,D.929
ピアノ三重奏曲変ロ長調 D.28 「ソナタ楽章」(1812)
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ/ヨハン・ネポムク・トレンドリン、1835年頃製、ライプツィヒ)、クリスティーネ・ブッシュ(Vn/製作者不詳、18世紀イタリア)、
フランス・スプリンゲル(Vc/トマソ・バレストリエリ1752年製)

録音:2012年9月12日−15日
ベルギー出身の現代有数のフォルテピアノ奏者、ヤン・フェルミューレン。幅広いレパートリーを誇り、殊にシューベルト作品集の録音は(英)インターナショナル・レコード・レビュー誌で「ヒストリカル、またはモダン・ピアノの演奏でこれ以上のものは聴いたことがない。」と称賛され、シューベルトの理想的な解釈者として国内外で高評価を得ています。今回は、ナネッテ・シュトライヒャー(1826年製)に代わり、1835年頃製のヨハン・ネポムク・トレンドリンのフォルテピアノを使用し、ブッシュ、スプリンゲルと共に味わい深い音色を余すことなく披露しています。

KTC-1469
(10CD+DVD)
ユーリ・エゴロフ〜ア・ライフ・イン・ミュージック

(1)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
(2)シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」
(3)シューベルト:ヴァイオリン・ソナタOp.162, D.574、
  ヴァイオリン・ソナチネ第3番ト短調 D.408
(4)ショパン:ピアノ協奏曲第2番
(5)バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番
(6)ブラームス:ピアノ五重奏曲ヘ短調
(7)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
(8)ベートーヴェン:合唱幻想曲ハ短調 Op.80
(9)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
(10)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第3番
(11)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
(12)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
(13)ショパン:12の練習曲 Op.10、
  12の練習曲 Op.25
(14)シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番D.958
(15)シューベルト:楽興の時 D.780

■DVD(PAL)
シューマン:謝肉祭 Op.9
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調*
リスト:ラ・カンパネラ*
全て、ユーリ・エゴロフ(P)

(1)エミー・ヴェルヘイ(Vn)
 録音:1979年3月17日
(2)オルランドSQ
 録音:1987年11月27日
(3)エミー・ヴェルヘイ(Vn)
 録音:1977年8月22日
(4)デイヴィッド・ジンマン(指)ユトレヒトSO
 録音:1982年9月26日
(5)バエミー・ヴェルヘイ(Vn)
 録音:1982年2月4日
(6)オルランドSQ
 録音:1977年8月
(7)ハンス・フォンク(指)アムステルダムPO
 録音:1978年1月19日
(8)ヴィレム・ファン・オッテルロー(指)
 オランダ放送PO、オランダ放送Cho
 録音:1978年3月10日
(9)ヴィレム・ファン・オッテルロー(指)
 オランダ放送PO
 録音:1978年3月10日
(10)ロベルト・ベンツィ(指)オランダ放送PO
 録音:1974年11月2日
(11)ロエロフ・ヴァン・ドリーステン(指)
 アムステルダムPO
 録音:1981年8月25日
(12)アダム・ゲートハウス(指)オランダ・ユースSO
 録音:1986年1月3日
(13)録音:1979年12月
(14)録音:1984年9月22日
(15)録音:1987年11月27日 全てステレオ

■DVD
録音:1984年9月22日、年月日不詳*
“ロシアン・ピアニズムの枠を超えた驚異的感性の昇華型!”
これは、全てのピアノ・ファン必携のセット!ユーリ・エゴロフ(1954−1988)は、旧ソ連のカザン(現タタールスタン共和国の首都)生まれ。モスクワ音楽院でヤコフ・ザークに師事し、1974年のチャイコフスキー国際ピアノ・コンクールで第3位、1975年のエリザベート王妃国際音楽コンクールでも第3位入賞を果たし将来を嘱望されながらも、エイズのため1988年に33歳という若さでこの世を去りました。このセットは、亡命先のオランダに遺されていた1970年代から死の前年までのエゴロフのピアニズムをぎっしり収録。EMIへの一連の録音以外では、“Channel Classics ”の「エゴロフ・レガシー」(全4枚)がなんといっても重要な録音でしたが、、その一部がここに加えられている点も嬉しい限りです。
エゴロフのピアニズムは、いわゆる「ロシアン・ピアニズム」の範疇には収まりきらない、鋭敏で繊細な感性に基づく奥深いニュアンスの連続!自身の直感力をベースにして、それぞれの作品が持つ「美の本質」にこれほど肉薄し、知的に凝縮させるピアニストは、古今を通じても極めて稀でしょう。したがって、演奏に出来不出来の差がほとんど存在しないので、ここでの収録曲も全てが名演なのですが、以下では“超”の付く名演に絞ってご紹介…のつもりでしたが、結局ほとんど書かざるを得なくなりました。
●ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
エミー・ヴェルヘイは、1949年オランダ生まれのヴァイオリニスト。相当熱のこもった演奏で、エゴロフ共々、作品の内面へ食い入るような集中力で一貫。第2楽章では、平和な空気感のうちに、ロマンの香りをふんだんに放射。
シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」
死のわずか半年前のライヴ。オルランドQのしなやかなアンサンブルに完全に溶け合うエゴロフのピアノに、死の影など全く存在しません。第1楽章展開部のさりげなく呟くようなタッチの妙は、まさにエゴロフの鋭敏な感性の賜物。第2楽章は、第一音からタッチの彩りが夢のよう。第3楽章は、四重奏とピアノの融合の理想型。通常は、ピアノの縦割りのリズムがどうしても際立ちがちですが、節度を持ちつつ、音楽全体を根底から湧き立たせる役割を確実に果たしています。第4楽章冒頭は不思議な切なさが漂い、それだけでも心に染みますが、そこへエゴロフのピアノが加わると更に幻想味が倍加!
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタOp.162
この作品に馴染みがない方も、これを聴けばその魅力の虜になること必定!シューベルトは、エゴロフにとって最も大切な作曲家の一人。ヴェルヘイのヴァイオリンは音色的な魅力に加え、楽想の意味合いを確実に汲みとって音化し尽くしており、実に素晴らしいものですが、エゴロフの尋常ではない共感力が、全体のニュアンスを決定づけていると言っても過言ではありません。終楽章の第2主題など、弾きながら涙しているのではないでしょうか?
●ショパン:ピアノ協奏曲第2番
第1楽章で出だしは、通常よりむしろ淡白に思えるくらい、アゴーギクを最小限に抑え、これ見よがしのリリシズムの押し付けを回避。極めて洗練されたスタイルを見せますが、いわゆるクールに澄ました演奏ではなく、その音の全ては涙で滲んでいます。そして信じ難い第2楽章!この演奏によってこの楽章の本当の美しさと大きさが初めて明らかになった!と叫ばずにはいられません。リパッティにはこの曲の録音は存在しませんが、その渇きを補って余りある世紀の名演です。
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
一貫して憧れの風情を浮かべ、独特の余韻を残す名演奏。ガッチリとた構成感を全面に出すのではなく、あくまでも詩情を大切にしたそのスタイルが最大に生きたのが、白眉の第2楽章!この陶酔的な美しさには言葉を失い、時間が止まったような異次元へ聴き手を誘います。打って変わって終楽章は、憑かれたような切迫した推進力を見せます。単にサラサラと流すだけではない、優しさと緊張を兼ね備えたその流れに感動必至!なお、ここの録音は、左右チャンネルが逆転しており、代理店に調査を依頼中です。
●ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
エゴロフのピアニズムには、ロシアン・ピアニズム特有の結晶度の高い打鍵の魅力が十分に生きているものの、土臭さはすっきりと浄化されています。ここでも、クリスタルなタッチの魅力と心の底からリリカルに歌うセンスが際立ち、強烈にフォルティッシモも、決して暴力的になりません。音量のパワーで圧倒せずとも、音に強靭な芯があるので、十分に迫力あるタッチとして伝わり、鮮烈な印象をもたらします。有名な18変奏は、比類なき温かさ!
●ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
エゴロフのタッチは、純度が命!ここでもブラームスにつきまとう雑味は一切なく、共感の眼差しで育んだ透徹タッチが横溢し、音楽を生まれたてのように瑞々しく、伸びやかに再現。有り余る想像力と表現力は決して表面化させずに音楽の中に完全に注入しきっているので、その解釈の妙味が説明調にならず、高い求心力で聴き手を最後まで繋ぎ止めるのです。第1楽章の熱いコーダで、ここまで高潔なタッチを貫徹している例は稀。終楽章でのタッチの隈取の克明さも驚異的。ベートーヴェンの第3協奏曲終楽章で見せた、前のめりになる寸前の推進力はここでも発揮。ヘヴィーな演奏を装う素振りは一切無いにもかからわず、音楽的な情報量と手応えはまさに重量級!曲が進みに連れてその威力は増すばかりで、最後はあまりの内容量の多さに窒息しそうなほど。こんなに鳥肌が立ったのは、カーゾン&セル以来です!オケの充実ぶりも特筆もの。
●ショパン:練習曲集Op.10&Op.25
Op.10のみ1980年のライヴが「エゴロフ・レガシー」に収録されていましたが、この全24曲はそのわずか1ヶ前の録音(板起こしと思われます)。各曲のニュアンスは当然良く似ていますが、スタジオ録音のため、そのニュアンスは更にはっきりと刻印されています。「練習曲」の概念を超えて、内省的で詩的なものを目指し、それ以外の要素は不純物の要素は一切排除。特にかつてないほどの悲しげな表情を浮かべるOp.10-2、その余韻を残しつつ少しだけ作り笑顔を浮かべたような「別れの曲」の2曲がセットで胸に迫るのは特筆もの。Op.25-1のフレージングのしなやかで流麗なこと!孤独のどん底で静かに身を焦がすOp.25-7は、全曲を通じて白眉!
●シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番、楽興の時
この1枚だけはは、全ての雑事を完全に終えて、無心でお聴き下さい!「エゴロフ・レガシー」(「殿堂入り」レヴューはこちら)と全く同じカップリンですが、ソナタはその2年後の録音、「楽興の時」は全く同じ録音で、エゴロフの生涯最後のリサイタル・ライヴ!この2曲は、このボックスの最高峰の名演というだけでなく、史上最も感動的な演奏と言えましょう。髪を振り乱すような苦悩ではなく、繊細な感性故に一人思い悩むシューベルトの心情と完全に一体化した信じ難いほど奥深いニュアンスの連続です。ソナタ第1楽章は決然としたタッチで切り出しますが、その質感は鋭利ではなく常に涙が融合。第2楽章は、純粋とか繊細といった形容で済みません!これこそ音楽の美しさの極地で、涙なしで聴けません!きません!
「楽興の時」録音時、エゴロフは迫り来る死を十分覚悟していたそうですが、演奏に精神的な弱さなど微塵も流れず、むしろ清々しい心持ちでひたむきに楽想を紡ぐ姿勢に涙を禁じえません。繊細さを装っただけの演奏との違いを、これをど痛感させる演奏もありません。特に第2曲は、ソナタの第2楽章同様、言葉が出ません…。この後に4曲を続けて聴くには、相当気持ちを振り絞らなければなりませんが、出てくる音と言ったら…。これを的確に言い表す言葉などこの世に存在するとは思えません!【湧々堂】

※DVDはPAL方式のため、PAL方式対応のプレーヤーでのみ視聴可能です。予めご了承下さい。

KTC-1473(2CD)
ペーテル・ブノワ:盛儀ミサ*
レクイエム#
ドナルド・ジョージ(T)*、
アレクサンダー・ラハバリ(指)*、
BRTNフィルハーモニーO&cho*
ヘルマン・ロールストラーテ(指)#、
BRTN合唱団#、
コルトレイクcho#、BRTN室内O#
19世紀フランドル音楽の発展に貢献したベルギーの作曲家、ペーテル・ブノワ(1834−1901)。代表的な宗教的作品のうち、盛儀ミサ(ミサ・ソレムニス)とレクイエムの2作がセットになって登場。
BRTNフィル(現ブリュッセル・フィル)と、同じベルギー放送系列の室内オーケストラ、合唱団による演奏。
KTC-1474
ハイドン:弦楽四重奏曲第79番ニ長調 Op.76-5, Hob.III-79 「ラルゴ」
シューベルト:弦楽四重奏曲第13番イ短調 D.804, Op.29-1 「ロザムンデ」
サラゴンSQ

録音:2012年3月5日−6日、ドイツ
世界初録音を含むヨゼフ・マルティン・クラウスの弦楽四重奏曲集で話題となったサラゴンSQ。Et'ceteraレーベル初登場のアルバムでは、王道のハイドンとシューベルトの名四重奏曲を披露。Et'ceteraでは、ヤン・フェルミューレンとシューベルトの「ます」やピアノ三重奏曲等で共演してきたヴァイオリニスト、クリスティーネ・ブッシュが第1ヴァイオリンを勤め、18世紀のレパートリーを専門とするクヮルテット。ピリオド楽器と優れた解釈を駆使し、ハイドンとシューベルトの名作を奏でます。
KTC-1475
シュルホフ、ダンディ、ブリッジ:弦楽六重奏曲集
シュルホフ:六重奏曲
ダンディ:六重奏曲 Op.92
ブリッジ:六重奏曲変ホ長調
パルナッスス・アカデミー

録音:2012年9月28日−30日、マースメヘレン
パルナッスス・アカデミーは、シュトゥットガルト州立歌劇場管のチェリストを務め、トリオ・パルナッススの創設メンバーとしても長いキャリアと実績を誇るチェリスト、ミヒャエル・グロスが2005年に創設したアンサンブル。ベテランから若手まで幅広い奏者で構成されており、今回の六重奏曲集では、ロータス・カルテットのメンバーでもある、小林幸子(Vn)、山碕智子(Va)、齋藤千尋(Vc)らが参加しています。
KTC-1477
バッハ:鍵盤楽器のための協奏曲集
協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052
協奏曲第2番ホ長調 BWV.1053
協奏曲第4番イ長調 BWV.1055
協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056
ゲイリー・クーパー(チェンバロ、フォルテピアノ、指揮)、
バロック・オーケストラ 「ビーロック」

録音(ライヴ):2009年12月14日−16日&2010年2月16日、AMUZ(アントワープ、ベルギー)
近年は様々なピリオド・オーケストラを指揮し、数々の古楽音楽祭にも出演しているクーパーの新たなアルバムは、2005年に創設されたベルギーの新しいバロック・オーケストラ、ビーロック(B'ROCK)との共演による、バッハの協奏曲ライヴ・レコーディング。当代随一の実力を備えた鍵盤奏者ゲイリー・クーパーは、楽器の演奏はもちろん、楽譜や版の精査はもちろん、カデンツァや楽器の選択にもこだわり、BWV.1052〜1055の3曲はチェンバロ、BWV.1056ではフォルテピアノを演奏。レイチェル・ポッジャーの後任としてパラディアン・アンサンブルのメンバーに加わった実力者、ロドルフォ・リヒターがコンサート・マスターを務めるビーロックの精緻なアンサンブルも素敵です。

KTC-1483
私的演奏協会の音楽 Vol.1
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ブゾーニ:悲歌的子守歌 Op. 42(すべてアンサンブル編曲版)
ヘンク・グイタルト(指)
グルッポ・モンテベロ

録音:2011年10月29日−30日、ロールストン・リサイタル・ホール(ミュージック&サウンド・ビルディング/カナダ
シェーンベルクが立ち上げた団体「私的演奏協会」のための音楽を取り上げていくという、興味深いシリーズが登場。演奏は、シェーンベルク・アンサンブルを創設し、シェーンベルク・クヮルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加したヘンク・グイタルトと、グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」。交響曲や管弦楽曲などを室内楽編成に編曲し演奏していた私的演奏協会。ここでも、ブルックナーの交響曲第7番や、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」など、名管弦楽作品のアンサンブル・アレンジを収録。シェーンベルクを始め新ウィーン楽派のスペシャリストであるヘンク・グイタルトが、約1世紀前に行われたウィーンの演奏会を現代に再現します。
KTC-1484
私的演奏協会の音楽 Vol.2
シェーンベルク:月に憑かれたピエロ Op.21、
 管弦楽のための5つの小品 Op.16(グライズル編室内管弦楽版)、
 室内管弦楽のための3つの小品 Op.Posth.、
 映画の1場面への伴奏音楽 Op.34(シェルホルン&グイタルト編室内管弦楽版)
ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品 Op.6(ウェーベルン編室内管弦楽版)
ヘンク・グイタルト(指)
グルッポ・モンテベロ

録音:2012年10月13日−14日&12月1日−2日、ロールストン・リサイタル・ホール(ミュージック&サウンド・ビルディング/カナダ)
交響曲や管弦楽曲などを室内楽編成に編曲し演奏していた私的演奏協会。ブルックナーの交響曲第7番や、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」などの"アンサンブル版"で話題を呼んだ第1弾(KTC 1483)に続くのは、室内オーケストラ版による、シェーンベルク、ウェーベルンの管弦楽作品集。新ウィーン楽派のスペシャリストであるヘンク・グイタルトが、約1世紀前に行われたウィーンの演奏会を現代に再現します。
KTC-1485
私的演奏協会の音楽 Vol.3
ツェムリンスキー:モーリス・メーテルリンクの詩による6つの歌曲 Op.13(中声と室内オーケストラのためのバージョン 第1番&第6番編曲:ラインベルト・デ・レーウ、第2番&第5番編曲:エルヴィン・シュタイン、第3番&第4番編曲:レナード・スタイン/改訂&チェレスタ追加の再編曲:ヘンク・グイタルト)
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より 前奏曲と愛の死(室内オーケストラのためのバージョン 編曲:ラインベルト・デ・レーウ/改訂:ヘンク・グイタルト)
ベルク:絵葉書に綴られたペーター・アルテンベルクの詩による5つの管弦楽伴奏付き歌曲 Op.4(室内オーケストラのためのバージョン 編曲:ディーデリク・ワーナヘール改訂&パーカッション追加の再編曲:ヘンク・グイタルト)
シェーンベルク:6つの管弦楽伴奏付き歌曲 Op.8(声楽と室内オーケストラのためのバージョン 第1番編曲:ハンス・アイスラー、第2番&第5番編曲:エルヴィン・シュタイン、第3番編曲:レナード・スタイン、第4番&第6番編曲:クラウス・ジモン/改訂&再編曲:ヘンク・グイタルト)
ナン・ヒューズ(Ms)、
アクセル・エヴェレールト(T)、
ヘンク・グイタルト(指)グルッポ・モンテベロ

録音:2012年12月1日−2日、カナダ&2015年8月29日、オランダ
交響曲や管弦楽曲などを室内楽編成に編曲し演奏していたシェーンベルクの「私的演奏協会」。シェーンベルクの仲間や弟子たちがアレンジした様々な室内楽バージョンを取り上げていくという興味深い企画で話題を呼んだシリーズ、第3弾では室内オーケストラ伴奏版へと編曲されたツェムリンスキーやベルク、シェーンベルクのオーケストラル・ソングを収録。
シェーンベルク・アンサンブルを創設し、シェーンベルク・クヮルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加した新ウィーン楽派のスペシャリスト、ヘンク・グイタルトが指揮と全体の改訂&再編曲(revised and rearranged)を担当。グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」と共に、20世紀ウィーンの演奏会を現代に再現します。
シェーンベルクの「6つの歌曲」の演奏(2015年ライヴ録音)には、今年6月の来日公演も好評を博したシューマン・クァルテットのメンバー、シューマン3兄弟とリサ・ランダルも参加。
KTC-1486
モーツァルト:フルート四重奏曲集
フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285
フルート四重奏曲第2番ト長調 K.285a
フルート四重奏曲第3番ハ長調 K.285b(Anh.171)
フルート四重奏曲第4番イ長調 K.298
アルコ・バレーノ・アンサンブル
〔ペーター・フェルホーエン(Fl)、
ダーク・リーヴェンス(Vn)、
カート・デ・コック(Va)、
ステファン・クライネスト(Vc)〕

録音(ライヴ):2002年8月9日&15日、ブルッヘ(ベルギー)
アルコ・バレーノ・アンサンブルは、フランダース音楽院の生徒達によって結成され、小編成の室内楽から室内オーケストラまで様々な編成で活躍するアンサンブル。アルコ・バレーノ・アンサンブルの中心メンバーの一人でもあり、ロイヤル・フランダース・フィルの首席ピッコロ奏者を務める、ペーター・フェルホーエンをソリストに据えてのモーツァルト。
KTC-1487
(1CD+BOOK)
バッハ:宗教音楽集Vol.3〜恐るるなかれ、われ汝とあり
前奏曲ト長調 BWV.568
カンタータ第93番「ただ神の摂理にまかす者」BWV.93
モテット第4番「恐るるなかれ、われ汝とあり」BWV.228
カンタータ第153番「見たまえ、御神、いかにわが敵ども」BWV.153
コラール「ただ神の摂理にまかす者」BWV.647
カンタータ第88番「見よ、われは多くの漁る者を遣わし」BWV.88
パッサカリア ハ短調 BWV.582
ジェズアルド・コンソート・アムステルダム、
ムジカ・アンフィオン

録音:2013年6月9日−12日、ワールセ教会(アムステルダム、オランダ)
※ブックタイプ仕様、124ページのフルカラー・ブックレット
ハリー・ファン・デル・カンプが率いるヴォーカル・アンサンブル「ジェズアルド・コンソート・アムステルダム」と、18世紀オーケストラのコンサートマスター、レミー・ボーデ、同じく18世紀オーケストラのヴァイオリン奏者、山縣さゆり、オランダの名チェンバリスト、ピーター=ヤン・ベルダーを擁するピリオド・オーケストラ「ムジカ・アンフィオン」の共演による「バッハ・イン・コンテクスト(バッハ・コンテクスチュアル)」プロジェクト。オランダを代表する2つの古楽演奏団体の共演によるバッハ・プロジェクト第3巻は、「恐るるなかれ、われ汝とあり(Furchte dich nicht)」をテーマとしたバッハのカンタータ、モテット、オルガン作品で構成される典礼のためのプログラム。ソプラノのドロテー・ミールズやチャールズ・ダニエルズ、テリー・ヴァイ、ハリー・ファン・デル・カンプなど超一流の古楽系歌手たちが、名手揃いのムジカ・アンフィオンとのコンビで、荘厳であり、そして至福のバッハの世界を創造します。
KTC-1489
BOOK仕様
バッハ:宗教音楽集Vol.5〜神の時こそいと良き時
トリオ・ソナタ第1番変ホ長調 BWV.525
カンタータ第106番 「神の時は最上の時なり」 BWV.106
モテット第5番 「来たれ、イエス、来たれ」 BWV.229
コラール 「おお愛する魂よ、汝を飾れ」 BWV.654
カンタータ第125番 「平和と歓喜のうちにわれはゆかん」 BWV.125
ジェズアルド・コンソート・アムステルダム、ムジカ・アンフィオン

録音:2014年9月7日、23日&24日、ワールセ教会
(アムステルダム、オランダ)
※ブックタイプ仕様、132ページのフルカラー・ブックレット
ハリー・ファン・デル・カンプが率いるヴォーカル・アンサンブル「ジェズアルド・コンソート・アムステルダム」と、18世紀オーケストラのコンサートマスター、レミー・ボーデ、同じく18世紀オーケストラのヴァイオリン奏者、山縣さゆり、オランダの名チェンバリスト、ピーター=ヤン・ベルダーを擁するピリオド・オーケストラ「ムジカ・アンフィオン」の共演による「バッハ・イン・コンテクスト(バッハ・コンテクスチュアル)」プロジェクト。
オランダを代表する2つの古楽演奏団体の共演によるバッハ・プロジェクト第5巻は、「哀悼行事(Actus Tragicus)」の通称でも知られるバッハの人気カンタータ「神の時こそいと良き時(Gottes Zeit ist die allerbeste Zeit)」がテーマ。
チャールズ・ダニエルズ、テリー・ヴァイ、ハリー・ファン・デル・カンプなど超一流の古楽系歌手たちが、名手揃いのムジカ・アンフィオンとのコンビで、荘厳であり、そして至福のバッハの世界を創造します。
KTC-1496(3CD)
ベートーヴェン:チェロとフォルテピアノのための作品全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカウベス」の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45
モーツァルトの歌劇「魔笛」の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲ヘ長調 Op.66
モーツァルトの歌劇「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 WoO.46
ホルン・ソナタ.ヘ長調 Op.17
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
フランス・スプリンゲル(Vc)

録音:2012年8月&12月
シューベルトの名演が記憶に新しいフォルテピアノのヴィルトゥオーソ、ヤン・フェルミューレンと、チャイコフスキー国際コンクール第4位入賞の実績を持つ女流チェリスト、フランス・スプリンゲル。
2010年よりデュオを組み、シューマン(KTC-1441)でも美しい演奏を披露してくれたフェルミューレンとスプリンゲルの「ベートーヴェン全集」。
1830年頃にライプツィヒで製作されたヨハン・ネポムク・トレンドリンのフォルテピアノ、1752年頃にマントヴァで製作されたトマソ・バレストリエリのチェロの響き、2人の名手の豊かな音楽性が、楽聖の傑作の奥深さを描きます。
KTC-1497
パリ!
ストラヴィンスキー:バレエ音楽 「ペトルーシュカ」
ドビュッシー:小組曲 L.65
ラヴェル:スペイン狂詩曲
スホルテス&ヤンセンス
〔レスタリ・スホルテス(P)、
グウィリム・ヤンセンス(P)〕

録音:録音:2013年6月24日−25日、オランダ
2003年に結成、2009年にはカーネギー・ホールへのデビューも果たした若きオランダのピアノ・デュオ、スホルテス&ヤンセンス。デビュー・アルバムでも、ラヴェルやドビュッシーを弾いたスホルテス&ヤンセンスが、色彩感溢れる華麗な音色で、20世紀前半にパリで活躍したラヴェル、ドビュッシー、そしてストラヴィンスキーのピアノ・デュオ作品を弾きます。
KTC-1498
白と黒で
ラフマニノフ:4手連弾のための 「6つの小品」 Op.11
ドビュッシー:2台ピアノのための 「白と黒で」
ラヴェル:2台ピアノのための 「ラ・ヴァルス」
スホルテス&ヤンセンス〔レスタリ・スホルテス(P)、グウィリム・ヤンセンス(P)〕

録音:2010年9月10日―11日、オランダ
2003年に結成、2009年にはカーネギー・ホールへのデビューも果たした若きオランダのピアノ・デュオ、スホルテス&ヤンセンス。
ラフマニノフ、ドビュッシー、ラヴェルを弾いたデビュー・アルバム「白と黒で」が、Et'ceteraから登場。ドビュッシーやラヴェルの美しい名曲を、美麗な音色とエネルギッシュなパフォーマンスで魅せる期待のピアノ・デュオです!
KTC-1499
ストリートマン:管弦楽作品と管弦楽編曲作品集
ストリートマン:サクソフォンと室内オーケストラのための交響的瞑想
シマノフスキ:ヴァイオリンとピアノのための3つの神話 Op.30(ストリートマン編曲管弦楽伴奏版)
ストリートマン:ア・カペラ混声合唱のための「Immortellen」
エドゥアルド・トルドラ:ソプラノとピアノのための6つのカスティーリャの歌(ストリートマン編曲管弦楽伴奏版)
アルノ・ボーンカンプ(Sax)、
ヴァレンティン・サック(Vn)、
ティエリー・フィッシャー(指)
イェジー・マクシミウク(指)
オランダ放送室内O、
ヤン・ストゥーレン(指)オランダRSO、
フランス・ミュラー(指)オランダ放送室内Cho
20世紀オランダのピアニスト、作曲家ウィレム・ストリートマン(1918−2001)の管弦楽作品と、ストリートマンによりオーケストレーションがほどこされた作品を集めたアルバム。管弦楽伴奏版となったシマノフスキの「神話」など注目のアレンジが収録されており、須川展也との共演など日本でも人気の高いオランダのサクソフォン奏者、アルノ・ボーンカンプやティエリー・フィッシャー、イェジー・マクシミウクなど演奏陣も豪華。

KTC-1500
ワーグナー:トランスクリプションズ・フォー・ピアノ
リスト編:「タンホイザー」〜レチタティーヴォとロマンス S.444
ストラダル編:「パルジファル」〜転換の音楽
ベンデル編:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜「ヴァルターの優勝の歌」による即興曲
ブゾーニ:「神々の黄昏」〜ジークフリートの葬送行進曲
コチシュ編:「トリスタンとイゾルデ」〜序曲
リスト編:「トリスタンとイゾルデ」〜イゾルデの愛の死
カミエル・ブームスマ(P)

録音:2013年9月19日−21日、オランダ
1990年アムステルダム生まれの若きオランダのピアニスト、カミエル・ブームスマ。このワーグナーのトランスクリプション集は、2013年のワーグナー・アニバーサーリー・イヤーにワーグナー奨学金財団より奨学金を得、同年録音されたデビュー・アルバム。リスト、ブゾーニ、コチシュなど、名ピアニスト達の編曲によって、ワーグナーの名曲がピアニスティックに蘇ります。
KTC-1501
シューベルト:4手連弾のための作品集 Vol.1
デュオ イ短調 D.947 「人生の嵐」
ハンガリー風ディヴェルティスマン.ト短調 D.818
3つの軍隊行進曲 D.733
ドイツ舞曲と2つのレントラー D.618
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)、ヴェールレ・ペーテルス(フォルテピアノ)

録音:2014年7月、ウィッレブリンゲン(ベルギー)
※使用楽器:Trondlin (ライプツィヒ1825−1830)
クイケンやドンブレヒトとの共演も多いベルギーの鍵盤奏者ヤン・フェルミューレン。ナネッテ・シュトライヒャー製のフォルテピアノを使用し、全6巻CD12枚組にわたるシューベルトのピアノ作品集を完成させたフェルミューレンの次なるプロジェクトは、4手連弾の作品集が登場!連弾パートナーを務めるのは、メル・ボニのピアノ作品集でフェルミューレンと共演した、ヴェールレ・ペーテルス。フォルテピアノの名手が弾くシューベルトは、フォルテピアノの豊かな音色で聴く「軍隊行進曲」も絶品。続編にも期待のかかる注目のシリーズがスタートです。
KTC-1502
シューベルト:4手連弾のための作品集 Vol.2
フランスのモティーフによるディヴェルティメント.ホ短調 D.823
ロンド.イ長調 D.951
序奏,創作主題と変奏 変ロ長調 D.603(968A)
幻想曲ヘ短調 D.940
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)、
ヴェールレ・ペーテルス(フォルテピアノ)

録音:2015年7月、ウィッレブリンゲン(ベルギー)
クイケンやドンブレヒトとの共演も多いベルギーの鍵盤奏者ヤン・フェルミューレン。ナネッテ・シュトライヒャー製のフォルテピアノを使用し、全6巻CD12枚組にわたるシューベルトのピアノ作品集を完成させたフェルミューレンが新たにスタートしたプロジェクト、4手連弾作品集の第2弾。楽器は1825年〜1830年頃ライプツィヒで製作されたTrondlin製の銘器を使い、フォルテピアノの深い音色でシューベルトの豊かな芸術を描いていく。
KTC-1503
シューベルト:4手連弾のための作品集 Vol.3
ソナタ.ハ長調 「グランド・デュオ」 D.812
6つのポロネーズ D.824
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)、
ヴェールレ・ペーテルス(フォルテピアノ)

使用楽器:Trondlin (ライプツィヒ1825−1830)
クイケンやドンブレヒトとの共演も多いベルギーの鍵盤奏者ヤン・フェルミューレン。ナネッテ・シュトライヒャー製のフォルテピアノを使用し、全6巻CD12枚組にわたるシューベルトのピアノ作品集を完成させたフェルミューレンが新たにスタートしたプロジェクト、4手連弾作品集の第3弾は、4手ピアノ用のソナタ「グランド・デュオ(大二重奏曲)」と、恐らくサロン用に書かれたであろう華やかなポロネーズ集を収録。
KTC-1504
シューベルト:4手連弾のための作品集 Vol.4
8つの変奏曲変イ長調 D.813
2つの性格的な行進曲 D.886
4つのポロネーズ D.599
3つの英雄的行進曲 D.602
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)、
ヴェールレ・ペーテルス(フォルテピアノ)

録音:2016年12月、ベルギー
使用楽器:Trondlin (ライプツィヒ1825−1830)
クイケンやドンブレヒトとの共演も多いベルギーの鍵盤奏者ヤン・フェルミューレン。ナネッテ・シュトライヒャー製のフォルテピアノを使用し、全6巻CD12枚組にわたるシューベルトのピアノ作品集を完成させたフェルミューレンが新たにスタートしたプロジェクトは、弟子でもあるヴェールレ・ペーテルスとともに進行する4手連弾作品集。第4弾では、行進曲やポロネーズなど、シューベルトの華麗で勇壮的な作品が、当時のフォルテピアノの響きで蘇る。
KTC-1505
シューベルト:4手連弾のための作品集 Vol.5
6つの大行進曲とトリオ D.819
ロンド ニ長調 D.608
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)、
ヴェールレ・ペーテルス(フォルテピアノ)
使用楽器:Trondlin (ライプツィヒ1825−1830)

録音:2017年7月、ベルギー
クイケンやドンブレヒトとの共演も多いベルギーの鍵盤奏者ヤン・フェルミューレン。ナネッテ・シュトライヒャー製のフォルテピアノを使用し、全6巻CD12枚組にわたるシューベルトのピアノ作品集(KTC-1336)を完成させたフェルミューレンが次に取り組んでいるプロジェクト、弟子でもあるヴェールレ・ペーテルスとともに進行する4手連弾作品集。第5弾は、華麗で勇壮な「6つの大行進曲」を収録。1825年〜1830年頃にライプツィヒで制作されたフォルテピアノの純朴な音色で、シューベルトが構築した連弾作品の豊かな綾が蘇ります。

KTC-1508
アリヤロワ・プレイズ・ショパン
ワルツ イ短調 Op.34-2/ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/ワルツ 変イ長調 Op.69-1/ワルツ ロ短調 Op.69-2
子守歌 変ニ長調 Op.57
マズルカ 嬰ハ短調 Op.6-2/マズルカ イ短調 Op.7-2/マズルカ 嬰ハ短調 Op.30-4/マズルカ ト短調 Op.67-2/マズルカ イ短調 Op.67-4/マズルカイ短調 Op.68-2/ マズルカ ヘ短調 Op.68-4/やオス局 変ロ短調 Op.9-1
夜想曲 嬰ヘ短調 Op.48-2/夜想曲 ヘ短調 Op.55-1/夜想曲 ホ短調 Op.72-1/夜想曲 嬰ハ短調 Op.posth.
ナルギズ・アリヤロワ(P)

録音:2013年8月7日、オランダ
ナルギズ・アリヤロワは、第11回ピエトロ・アルジェント国際コンクールで第2位を獲得し、アゼルバイジャンの名誉アーティストを宣言された、アゼルバイジャンのピアニスト。アゼルバイジャン音楽アカデミーで培った濃密な音色で、ショパンのワルツ、マズルカ、子守歌、ノクターンを弾きます。
KTC-1509
カトリックとユグノーのフランスの詩篇集
ル・ジュヌ:詩篇第69篇
グディメル:詩篇第54篇
モーデュイ:詩篇第150篇
レストカール:詩篇第33篇/他
サジタリウス、
ミシェル・ラプレニー(指)

録音:1998年11月、フランス
ラプレニーが1986年に結成したフランスの名合唱団サジタリウスが歌う、16世紀フランスの作曲家達による詩篇集。
アンリ4世によって発布された「ナントの勅令」により信仰の自由を認められ、カトリックとユグノー(フランスの改革派教会)が同居し、相互に影響を与えた教会音楽を探求します。
KTC-1510
META(M)ORPHEUS〜フレスコバルディ:アリエ・ムジカーリ第2巻とオルガン即興 カントルクス、
フランク・アグステリッベ(指)
モーリス・クレマン(Org)

録音:2014年8月6日−7日&8日、ベルギー
フレスコバルディの「アリエ・ムジカーリ第1巻」とジョン・ケージを組み合わせた衝撃のプログラム(KTC-1448)でデビューしたルクセンブルクのヴォーカル・アンサンブル、カントルクス(CantoLX)。第2弾では「アリエ・ムジカーリ第2巻」と、ルクセンブルクを代表するオルガニスト、モーリス・クレマンによるオルガン・インプロヴィゼーション(即興)を組み合わせたプログラム。
タイトルの「META(M)ORPHEUS」は、あらゆる人物に変身して夢の中に現れるというギリシャ神話の夢の神「モルフェウス(Morpheus)」から、音楽の神「オルフェウスOrpheus)」へ変身(metamorphose)するという意味でしょう。古典的なオルガン演奏よりも即興演奏のスペシャリストとして知られ、欧米の数多くの音楽祭に出演しているモーリス・クレマンの華麗な即興に挟まれ、フレスコバルディの音楽が更なる輝きを放ちます。
KTC-1511(7CD)
シューベルト:4手連弾のための作品全集
デュオ イ短調 D.947 「人生の嵐」
ハンガリー風ディヴェルティスマン ト短調 D.818
3つの軍隊行進曲 D.733
ドイツ舞曲と2つのレントラー D.618
フランスのモティーフによるディヴェルティメント ホ短調 D.823
ロンド イ長調 D.951
序奏、創作主題と変奏 変ロ長調 D.603(968A)/幻想曲ヘ短調 D.940
ソナタ ハ長調 「グランド・デュオ」 D.812
6つのポロネーズ D.824
8つの変奏曲変イ長調 D.813
2つの性格的な行進曲 D.886
4つのポロネーズ D.599
3つの英雄的行進曲 D.602
6つの大行進曲とトリオ D.819
ロンド ニ長調 D.608
エロルドの歌劇「マリー」の主題による変奏曲ハ長調 D.908
大ソナタ変ロ長調 D.617
英雄的大行進曲 D.885
フーガ ホ短調 D.952
大葬送行進曲ハ短調 D.859
アレグロ・モデラートとアンダンテ D.968
序曲ヘ長調 D.675
フランスの歌による8つの変奏曲ホ短調 D.624
4つのレントラー D.814
行進曲ト長調「子供の行進曲」 D.928
幻想曲ト長調 D.1/幻想曲ハ短調 D.9
幻想曲ハ短調 D.48/序曲ト短調 D.668
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)、
ヴェールレ・ペーテルス(フォルテピアノ)
使用楽器:J.N.Trondlin (ライプツィヒ1825−1830)

録音:2014年〜2019年
ヴィーラント・クイケンやパウル・ドンブレヒトなど世界的古楽奏者らと共演してきたベルギーの古楽系鍵盤奏者ヤン・フェルミューレン。ナネッテ・シュトライヒャー製のフォルテピアノを使用し、2010年に全6巻CD12枚組で完成させたシューベルトのピアノ独奏作品集(KTC-1336/BOXのリリースは2014年)は、英インターナショナル・レコード・レヴュー、英アーリー・ミュージック・レヴュー、ベルギーのクレッシェンド誌などの各メディアで絶賛され、2010年のフランドル地域での「ミュージシャン・オヴ・ザ・イヤー」にも選ばれるなど、シューベルト演奏の権威として高い名声を得てきました。
そんなフェルミューレンが、「独奏」の次にスタートした「4手連弾」によるシューベルト・プロジェクトも全7巻が揃い、7枚組の豪華全集BOXとして登場。1825年〜1830年頃にJ.N.トレンドリンによって制作されたフォルテピアノを使用し、弟子でもあるピアニスト、ヴェールレ・ペーテルスと共にタッチ、タイミング、感情、解釈が理想的に統一された最高峰の連弾を披露。
シューベルトの独奏ピアノ作品集BOX(KTC-1336)に並び立つ、「フォルテピアノによるシューベルト演奏」の代表的録音となる「4手連弾作品集」がここに完成します。
KTC-1512
エネスコ:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ第2番 Op.26-2
夜想曲とサルタレッロ
チェロ・ソナタ第1番 Op.26-1
ヴィヴィアーヌ・スパノゲ(Vc)、
アンドレ・デ・グローテ(P)
ブリュッセル王立音楽院で教鞭を執り、堀米ゆず子との共演でも知られるベルギーの女流チェリスト、ヴィヴィアーヌ・スパノゲが弾くジョルジュ・エネスコ。
キャリアの初期から共に活動をしているピアニスト、アンドレ・デ・グローテとのチェロ・ソナタ集がEt'ceteraから復刻。
KTC-1514
プロコフィエフ、マルティヌー、ルーセル、ベネット、バーバー:フルート・ソナタ集
プロコフィエフ:フルート・ソナタ Op.94
マルティヌー:フルート・ソナタ H306
ルーセル:笛吹き達 Op.27
リチャード・ロドニー・ベネット:サマー・ミュージック
バーバー:カンツォーネ Op.38a
エディト・ファン・ダイク(Fl)、
ヘレネ・ルイテン(P)

録音:2015年1月、AMUZ(アントワープ)
ロイヤル・フランダース・フィルの首席フルート奏者、エディト・ファン・ダイクのフルート・ソナタ集。母親でもあるヘレネ・ルイテンとは26年以上デュオを組んでおり、親子ならではの息のあった演奏で、名作プロコフィエフのフルート・ソナタから、リチャード・ロドニー・ベネットやサミュエル・バーバーまで、20世紀の優れたフルート作品を聴かせてくれます。
KTC-1515
クリスマス・ツリー
リスト:クリスマス・ツリー S.186
バルトーク:ルーマニアのクリスマスの子供の歌
クラム:クリスマスのための小組曲
テレーゼ・マレングロー(P)

録音:2014年9月28日−30日、サン・マルセル寺院(パリ)
ブリュッセル王立音楽院を首席で卒業し、19世紀から20世紀への変わり目の時代の音楽を中心に活動するベルギーのピアニスト、テレーゼ・マレングロー。リストの「クリスマス・ツリー」を中心に、ベーラ・バルトーク、ジョージ・クラムなど、クリスマスをテーマとしたピアノ作品を組み合わせたプログラム。
KTC-1516(4CD)
レオ・スミット:作品全集
室内楽作品〜クラリネット三重奏曲
独奏ピアノのための組曲
フルート・ソナタ/フルート五重奏曲
独奏ピアノのための2つのオマージュ
ソプラノ,アルトとピアノのための「死」 〜シャルル・ボードレールによる
弦楽四重奏曲(未完)
木管五重奏曲
4手連弾のためのディヴェルティメント
フルート三重奏曲
オーボエとチェロのための組曲
アルトとピアノのための「ラヴェルによる小前奏曲」
女声合唱のための「花嫁」
4手連弾のための12の小品
De vertraagde film/ヴィオラ協奏曲
チェロ・コンチェルティーノ
フルート・ソナタ・コンチェルタンテ
交響曲ハ長調
シルエット/ハープ・コンチェルティーノ
フォルレーヌとロンドー/Schemselnihar
ピアノ協奏曲
フィリップ・アントルモン(指)
ルーカス・ヴィス(指)
エト・スパンヤールト(指)
オランダ室内O、オランダPO、他

録音:1999年、2000年
オランダ、アムステルダム生まれ、パリへ渡りラヴェルやストラヴィンスキーに影響を受けたという作曲家、レオ・スミット(1900ー1943)。ナチス・ドイツによって強制収容所に入れられ、若くして殺害されたスミットの知られざる才能を網羅した、貴重な作品集。
KTC-1517(2CD)
ヘンデル:オラトリオ 「エジプトのイスラエル人」 HWV.54、
オルガン協奏曲第13番ヘ長調HWV.295
「かっこうと夜うぐいす」〜ラルゲット
ロイ・グッドマン(指)
オランダ室内Cho
ル・コンセール・ロラン、ジュリア・ドイル(S)、
マリア・ヴァルドマ(S)、
デイヴィッド・オールソップ(C.T)
ジェイムス・ギルクリスト(T)、
ロデリック・ウィリアムズ(Bs)、
ピーター・ハーヴェイ(Bs)

録音(ライヴ):2014年9月19日、フェルデン大聖堂(ドイツ)
ヘンデルのオラトリオのなかで、もっとも魅惑的な作品の1つ「エジプトのイスラエル人」のライヴ・レコーディングが登場。ソリストには、ジェイムス・ギルクリスト、ピーター・ハーヴェイといったベテランから、ジュリア・ドイル、デイヴィッド・オールソップなど若手のイギリスの歌手を起用。イギリス、オランダ、フランスの才能が結集、フランスからドイツにかけて回り、大成功を収めたツアーの記録です。

KTC-1518(2CD)
テレマン:ヨハネ受難曲 TWV 5:30(1745) コレギウム・インストゥルメンターレ・ブリュージェンス、
カペラ・プリュージェンシス、
パトリック・ペイレ(指)
キャサリン・ボット(S)、サラ・コノリー(Ms)、
レジナウド・ピニェイロ(T)、
ヤン・ファンデルクラベン(Br)、
フィリップ・デフランク(T)
生前にはバッハやヘンデルを凌ぐ名声を誇ったドイツの大作曲家、ゲオルク・フィリップ・テレマンの「ヨハネ受難曲」。多作家であったテレマンは、ヨハネ、マタイ、マルコ、ルカなどの受難曲を46曲作曲し、「ヨハネ受難曲」だけでも11曲書いているが、このTWV 5:30は1745年に作曲された6曲目の「ヨハネ受難曲」。数多くのテレマン録音を残すベルギーの小編成オーケストラ、コレギウム・インストゥルメンターレ・ブリュージェンスによる「ヨハネ受難曲」は、イギリスの名歌手、キャサリン・ボットやサラ・コノリーを迎えた名録音がEt'ceteraより登場します。
KTC-1519(5CD)
ペトラス・アラミレの足跡〜オケゲム、ジョスカン・デ・プレ、ラ・リュー、ヴィラールト、イザーク、ムトン、アグリコラの作品 ラウデンテス・コンソート、
ヘンリーズ・エイト、
エギディウス・クヮルテット、
オランダ室内Cho
クレンデ・コンソート、
カペラ・サンクティ・ミヒャエリス、
カピーリャ・フラメンカ

録音:1995年−2011年
多くの貴重で壮麗な写本を遺したことで知られる15世紀〜16世紀フランドルの写譜者ペトラス・アラミレ(ピエール・アラミール)の写譜による作品集。
エリク・ファン・ネーヴェル率いるクレンデ・コンソートを始め、カペラ・サンクティ・ミヒャエリス、ラウデンテス・コンソート、ヘンリーズ・エイトなどフランドル音楽の名手たちによる演奏クオリティも一級品。

KTC-1520(2CD)
ユーリ・エゴロフ 〜 秋の歌
(1)チャイコフスキー:主題と変奏ヘ長調 Op.19-6、
 四季〜10月「秋の歌」
(2)ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガ.ト長調 Op.87
(3)リスト:パガニーニの主題による大練習曲 S.141〜ラ・カンパネッラ
(4)バルトーク:ピアノのための組曲 Op.14
(5)ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
(6)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番イ短調 Op.28
(7)スカルラッティ:ソナタ.ニ短調 K.9、
 ソナタ.ニ短調 K.32、ソナタ.ロ短調 K.87、
 ソナタ.ト長調 K.125、ソナタ.ト長調 K.159、
 ソナタ.イ長調 K.322、ソナタ.ロ長調 K.380、
 ソナタ.ヘ長調 K.518
(8)ラヴェル:鏡
(9)チャイコフスキー:四季〜10月「秋の歌」
ユーリ・エゴロフ(P)

録音:(1)1974年11月3日、
(2)1974年11月3日
(3)1974年11月3日、
(4)1981年5月25日
(5)1983年4月22日、
(6)1983年5月6日
(7)198510月25日、
(8)1987年3月28日
(9)1987年4月24日
エゴロフがVARA、TROSなどのオランダの放送局に残した貴重な音源の第2弾。モスクワ音楽院ではヤコフ・ザークにピアノを師事し、1974年のチャイコフスキー国際ピアノ・コンクールで第3位、翌年の1975年のエリザベート王妃国際音楽コンクールでも第3位入賞を果たすなど、将来を嘱望されながらも、エイズのため1988年に33歳という若さでこの世を去ったエゴロフ。亡命先のオランダに遺されていた1970年代から死の前年となる1987年にかけてのエゴロフのピアニズム、そしてその人生の記録がここに蘇ります。
KTC-1523
ラモー:コンセールによるクラヴサン曲集
コンセール第2番、コンセール第4番、
コンセール第5番、コンセール第1番、
コンセール第3番
ベルノレ編:シャコンヌ(歌劇 「優雅なインドの国々」より)
コーネル・ベルノレ(Cemb)、
アンサンブル・アポセオシス

録音:2015年7月22日−22日、AMUZ(ベルギー)
ベルギー・ヤング・ミュージシャン・オヴ・ジ・イヤー2014に選ばれた若きチェンバリスト、コーネル・ベルノレ。ベルノレ率いるピリオド・アンサンブル"アポセオシス"は、2011年に後期バロックの四重奏団として設立され、現在では17世紀〜20世紀まで幅広いレパートリーに拡大。編成も、ベルノレのピアノやチェンバロを主体とした小編成のアンサンブルから、バロック・オーケストラ、大編成のシンフォニー・オーケストラまで様々な形で活動しています。
アポセオシスとしての最初のオフィシャルCDは、ジャン=フィリップ・ラモーの円熟期の傑作の1つ、「コンセールによるクラヴサン曲集」。ベルノレのチェンバロ(クラヴサン)を中心に、ヴィオラ・ダ・ガンバ、バロック・ヴァイオリン、トラヴェルソの華やかな旋律が絡みあいます。
KTC-1524
メル・ボニの音楽
陽気な春/讃えよう愛しい君を*#
スケルツォ#/3つのメロディー*
フルート・ソナタ 嬰ハ短調#
聖母マリアのクリスマス*#
小川の側で/言わずにおいて*
穏やかな諫め*/恋の歌*
アンダンテとアレグロ#
トリオ・アルエット
〔マリア・フールト・ヘッケ(Ms)*、エレーヌ・ミシエルセン(Fl)#、シルヴィア・ウェッセルス(P)〕
パリ音楽院ではドビュッシーやピエルネらと同時期に学んだフランスの女流作家&作曲家、メラニー・ボニ(1858−1937)の作品集。当時のフランスでは女性差別が根強く、中性的な名前「メル・ボニ(Mel Bonis)」名義で発表された歌曲や室内楽曲を、長年メル・ボニのフルート作品を取り上げてきたエレーヌ・ミシエルセンを始めとする女流アーティストたちによるアンサンブル、トリオ・アルエットが演奏します。
KTC-1525
ロビン・デ・ラーフ:作品集
ラージ・アンサンブルのための 「秋に寂しい人」
フルート協奏曲
サクソフォン,ホルン,パーカッション,ピアノと弦楽のための 「メグミ組曲」
マリエケ・フランセン(Fl)、
アリエ・ファン・ベーク(指)
ドーレン・アンサンブル、他

録音:2013年、2014年、2015年
Et'ceteraのダッチ・コンポーザー・シリーズ。ロッテルダム音楽院の作曲科の教授を務めたロビン・デ・ラーフ(b.1968)による作品集。「メグミ組曲」は、ミリアム・ファン フェイレン監督による、北朝鮮拉致被害者横田めぐみさんを描いたドキュメンタリー映画「Megumi」からの音楽。
KTC-1526
モンテヴェルディ:クリスマス礼拝の晩祷
G・ガブリエリ:今日キリストは生まれたまいぬ
モンテヴェルディ:主は言われた、主をほめまつる、幸いなるかな、ほめたたえよ, しもべ達よ、いと高きところには神に栄光あれ、主を褒め称えよ
G・ガブリエリ:カンツォーナ第3番
モンテヴェルディ:すべての者の救い主なるキリストよ
コッツォラーニ:いと高き所に栄光が神にあるように
モンテヴェルディ:マニフィカト
エリク・ファン・ネーヴェル(指)
クレンデ

録音:2003年、オランダ
ベルギー古楽界の名匠エリク・ファン・ネーヴェルと手兵クレンデが描く、モンテヴェルディの楽曲を中心としたクリスマスの夕べの祈りの作品集。
KTC-1527
アメリカの歌曲集〜アージェント、ガーシュウィン、バーバー、バーンスタイン
アージェント:6つのエリザベス朝の歌
ガーシュウィン:3つの前奏曲
バーバー:わが心は後悔に苦しむ、
 世捨てへのあこがれ、
 修道女はヴェールをかぶる、
 ヌヴォレッタ、この輝ける夜に
バーンスタイン:5つの子供の歌 「私は音楽が嫌い」
アンヌ・カンビエ(S)、井上麻衣子(P)

録音:2013年7月&2014年8月、ベルギー
ベルギーを代表するソプラノの1人、アンヌ・カンビエが歌うアメリカ歌曲集。ムジカ・アンティクヮ・ケルンやラ・プティット・バンド、イル・フォンダメント、AAMなど、古楽器アンサンブルとの共演が多いカンビエだが、自身のキャリアの原点となるアージェントやバーバーも見事な表現で歌っており、子供が「私は音楽が大嫌い!」と叫ぶコミカルなバーンスタインの歌曲も、高いセンスとユーモアが活かされています。「3つの前奏曲」はジャジーなリズムやブルージーなメロディが使われたガーシュウィンの名ピアノ曲で、トリオ・ミストラルのメンバーでもあるベルギー在住のピアニスト、井上麻衣子のピアノがフィーチャーされています。
KTC-1528
モーツァルト:クラリネット三重奏&四重奏曲集
クラリネット三重奏曲変ホ長調 K.498 「ケーゲルシュタット・トリオ」
クラリネット四重奏曲 K.317d
クラリネット四重奏曲 K.374f
クラリネット五重奏曲断章 K.appendix 91(516c)
ルーラント・ヘンドリックス・アンサンブル

録音:2015年9月6日−9日、デ・シンヘル(ベルギー)
ベルギー国立Oの首席奏者や、ベルギーが世界に誇る木管アンサンブル"イ・ソリスティ・デル・ヴェント"のメンバーなどを務める名手、ルーラント・ヘンドリックスによるモーツァルトのクラリネット室内楽作品集。「ケーゲルシュタット・トリオ」として知られる名三重奏曲の他、ヴァイオリン・ソナタから編曲された2つのクラリネット四重奏曲(K.317dとK.374f)、アレグロ楽章のみが残されたクラリネット五重奏曲(K.516c)を、ベルギーの名手による艶やかなクラリネットで。
KTC-1529
楽園の鳥〜鳥にまつわる合唱作品集
ラヴェル:楽園の3羽の美しい鳥
ジョナサン・ハーヴェイ:6月の歌(世界初録音)
ベルク:ナイチンゲール
フローラン・シュミット:ナイチンゲールの死
フィンジ:ナイチンゲール
メンデルスゾーン:森の小鳥
ヴォーン・ウィリアムズ:きじばと
シューマン:月夜
デイヴィッド・コックス:カラス(世界初録音)
ラインベルガー:夕べの平安
スタンフォード:青い鳥
フンパーディンク:春の憧れ
ヒンデミット:白鳥
アイヴァー・R・デイヴィス:レイヴンの祈り(世界初録音)
ブラームス:森の夜
スティーヴン・ウィルキンソン:澄み渡る空のひばり
バルト・ファン・レイン(指)
オクトパス室内Cho

録音:2015年2月14日−22日、エルゼンフェルド・チャペル(アントワープ)
バルト・ファン・レインは、ベルギーの新世代を代表する指揮者として、オランダ室内合唱団、フランダース放送合唱団、ライプツィヒMDR合唱団、デンマーク放送合唱団、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、BBCシンガーズ、ベルリン放送合唱団など世界トップ・クラスの合唱団に招かれています。ファン・レインが創設したオクトパス室内合唱団による、様々な「鳥」にまつわる作品ばかりを集めたユニークなアルバム。グレース・ダヴィッドソンやクレア・ウィルキンソン、マーカス・ファーンズワースなど、ソリスト陣も充実。



KTC-1530(10CD)
第二次世界大戦中に禁じられた音楽


CD1〜ヘンリエッテ・ボスマンス(1895−1952)
(1)フルートと室内オーケストラのためのコンツェルトシュトゥック
(2)ピアノとオーケストラのための詩曲
(3)ピアノとオーケストラのためのコンチェルティーノ
(4)チェロとピアノのための「静かな夜に」
(5)チェロ・ソナタ

CD2〜レックス・ヴァン・デルデン(1919−1988)
(1)弦楽オーケストラのための協奏曲
(2)小協奏曲
(3)ムジカ・シンフォニカ Op.93
(4)シンフォニア第3番 Op.45
(5)ヴァイオリン・ソナタ Op.82

CD3〜ヤン・ファン・ヒルセ(1881−1944)
(1)演奏会用序曲ハ短調
(2)九重奏曲
(3)弦楽四重奏曲(1922年,未完成)
(4)三重奏曲

CD4(2009年録音)〜ディック・カッテンブルク(1919−1944)
(1)アレグロ・モデラート
(2)フルートとピアノのための小品
(3エスカペイド
(4)パレスチナの歌曲
(5)コンポジションズ

CD5〜イグナーツェ・リリエン(1897−1964)
(1)モダン・タイムズ・ソナタ
(2)ディヴェルティメン
(3ヴェロニカ,ミーツカゼルネ,ハーベスト,瞑想的な4つの歌,怠惰な

CD6〜レオ・スミット(1900−1943)
(1)チェロ協奏曲
(2)シェムセルニハール
(3)ヴィオラ協奏曲
(4)三重奏曲

CD7(2009年録音)〜 ロジー・ヴェルトハイム(1888−1949)
(1)チェロとピアノのためのソナチネ
(2)ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
(3)弦楽四重奏曲
(4)フルートとピアノのための「3つの小品」
(5)「ランスロット」のための3つの前奏曲
(6)3つのシャンソン
(7)2つの歌曲
(8)オランダの詩による4つの歌

■CD8
(1)ニコ・リヒター(1915−1945):2つの小品
(2)フルート,ヴィオラとギターのための三重奏曲
(3)弦楽四重奏曲
(4)フルート,ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード
(5)ピアノのためのソナチネ
(6)マリウス・フロートハイス(1914−2001):オルフェのトンボーのための
(7)室内ソナタ Op.42
(8)朝の歌
(9)室内ソナタ Op.17
(10)フルート協奏曲 Op.19

■CD9
(1)セム・ドレスデン(1881−1957):舞踏の閃光
(2)ヴィルヘルム・レティヒ(1892−1988):ヘブライのバラード第1巻
(3)レオ・コック(1893−1992):古い9つの旋律

■CD10
(1)ミシャ・ヒレスム(1920−1944):前奏曲
(2)シム・ゴッケス(1897−1943):4つの詩編
(3)ダニエル・ベリンファンテ(1893−1945):ピアノ・ソナタ第3番
(4)テオ・スミト・シビンガ(1899−1958):3つの映像
(6)マールテン・スパンヤールト(1892−1942):3つの歌曲
(7)ボブ・ハンフ(1894−1944):小組曲
(8)マルヨ・タル(1915−2006):5つの歌曲〕
CD1
(1)ジャック・ゾーン(Fl)、ヤク・ファン・ステーン(指)オランダ放送CO/1995年録音
(2)ドミトリー・フェルシュトマン(Vc)、エド・スパニャールト(指)オランダ放送CO/1993年録音
(3)ロナルド・ブラウティハム(P)、エド・スパニャールト(指)オランダ放送CO/1993年録音
(4)ドリス・ホッホシャイト(Vc)、フランス・ファン・ルート(P)/2000年録音
(5ドリス・ホッホシャイト(Vc)、フランス・ファン・ルート(P)/2000年録音
CD2
(1)オイゲン・ヨッフム(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO/1968年録音
(2)オイゲン・ヨッフム(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO/1964年録音
(3)ベルナルド・ハイティンク(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO/1969年録音
(4)ジョージ・セル(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO/1968年録音
(5)イザベル・ファン・クーレン(Vn)、ロナルド・ブラウティハム(P)/1994年録音
CD3
(1)ヤク・ファン・ステーン(指)オランダ放送CO/1998年録音
(2)ヴィオッタ・アンサンブル、エボニー・クヮルテット/1996年録音
(3)ヴィオッタ・アンサンブル、エボニー・クヮルテット/1996年録音
(4)ヴィオッタ・アンサンブル、エボニー・クヮルテット/1996年録音
CD4
(1)アスディス・ヴァルディマルスドッティル(Va)、マルセル・ヴォルムス(P)
(2)エレオノーラ・パメイエル(Fl)、マルセル・ヴォルムス(P)
(3ウルズラ・ショッホ(Vn)、エミ・オオイ・レズニック(Vn)
(4)イレーネ・マエッセン(S)、マルセル・ヴォルムス(P)
(5)マルセル・ヴォルムス(P)、ロデヴィーク・クロメリン(P)、マリーケ・ファン・デル・ヴェン(タップダンス)
CD5
(1)フランス・ファン・ルート(P)、マリーケ・ファン・コーテン(Vn)/1995年録音
(2)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、フランス・ファン・ルート(P)/2002年録音
(3アンヤ・ファン・ヴィーク(Ms)、フランス・ファン・ルート(P)/1986年録音
CD6
(1)ピーター・ウィスペルウェイ(Vc)、エド・スパニャールト(指)オランダ放送CO/1993年録音
(2)エド・スパニャールト(指)オランダPO/1999年録音
(3)ダニエル・ライスキン(Va)、フィリップ・アントルモン(指)オランダCO/2000年録音
(4)イヴァー・ベリックス(Cl)、エディト・ファン・モエルガステル(Va)、フランス・ファン・ルート(P)/1999年録音
CD7
(1)ドリス・ホッホシャイト(Vc)、フランス・ファン・ルート(P)
(2)ウルズラ・ショッホ(Vn)、マルセル・ヴォルムス(P)
(3)ユトレヒトSQ
(4)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、マルセル・ヴォルムス(P)
(5)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、マルセル・ヴォルムス(P)、アスディス・ヴァルディマルスドッティル(Va)、マイケル・スターリング(Vc)
(6)イレーネ・マエッセン(S)、エレオノーレ・パメイエル(Fl)、マリア・ボン(P)
(7)イレーネ・マエッセン(S)、マルセル・ヴォルムス(P)
(8)イレーネ・マエッセン(S)、マルセル・ヴォルムス(P)
■CD8
(1)マリーケ・ファン・コーテン(Vn)、フランス・ファン・ルート(P)〕、ヘト・リク〔ヘンク・ネヴェン(Br)、フランス・ファン・ルート(P)〕
(2)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、エディト・ファン・モエルガステル(Va)、マルティン・カーイ(G)
(3)マリーケ・ファン・コーテン(Vn)、ジャコビエン・ロズモンド(Vn)、エディト・ファン・モエルガステル(Va)、ドリス・ホッホシャイト(Vc)
(4)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、ジャコビエン・ロズモンド(Vn)、エディト・ファン・モエルガステル(Va)
(5)フランス・ファン・ルート(P)/2003年録音
(6)エリカ・ヴァールデンブルク(Hp)
(7)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、エリカ・ヴァールデンブルク(Hp)/2008年録音
(8)エレオノーレ・パメイエル(Fl)
(9)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、フランス・ファン・ルート(P)/2005年録音
(10)レイモンド・デルノイエ(Fl)、マーク・スーストロ(指)ブラバント・オーケストラ/1996年録音
■CD9
(1)ラファエル・クーベリック(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO/1954年録音
(2)ミハル・シャミール(S)、ヴァグ・パピアン(P)/2006年録音
(3)マルセル・ヴォルムス(P)、イレーネ・マエッセン(S)/2011年録音
■CD10
(1)マリアンネ・ボーア(P)/2012年録音
(2)オランダ室内Cho、クラース・ストック(指)/2011年録音
(3)マルセル・ヴォルムス/2005年録音
(4)エレオノーレ・パメイエル(Fl)、エリカ・ヴァールデンブルク(Hp)/2008年録音
(6)ヴィルケ・テ・ブルーメンストローテ(Ms)、フランス・ファン・ルート(P)/2006年録音
(7)ジャコビエン・ロズモンド(Vn)、マリア・ボン(P)/2005年録音
(8)マルヨ・タル(ヴォーカル&ピアノ/1960年録音
爆撃によるロッテルダムの壊滅、王家と政府のイギリスへの亡命、ナチス・ドイツによる占領など、大きな打撃を受けたオランダ。第二次世界大戦に翻弄され、この未曽有の戦争下で演奏を禁じられた19人のオランダの作曲家たちの音楽をまとめたボックス・セット。レオ・スミットやディック・カッテンブルクなどこの大戦によって命を落とした作曲家や、難を逃れ生き延びた作曲家たちが遺した音楽。
ヨッフム(CD2)やハイティンク(CD2)、セル(CD2)、ウィスペルウェイ(CD6)、ライスキン(CD6)、クーベリック(CD9)など、巨匠、名手たちの録音も含まれたこの作品集には、オランダの音楽はもちろんのこと、大戦下における20世紀前半オランダの歴史が凝縮されています。
KTC-1531
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ ハ長調 Op.48
ラファエル・ダエーヌ:2本のヴァイオリンと弦楽オーケストラのためのシーン 「Waar Coenraets is Turner」
ニン・カム(Vn)、
ブルージュ・ヘットCO

録音:2014年6月3日−5日、ベルギー
2001年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで2位、フランダース放送聴衆賞に輝いたシンガポール生まれの才女、ニン・カムが音楽監督を務めるブルージュ・ヘットCOによる、チャイコフスキーの名曲と、ベルギーの作曲家、ラファエル・ダエーヌ(b.1943)の作品の組み合わせ。
KTC-1532
パスクィーニ:組曲と変奏曲 リディア・マリア・ブランク(Cemb)

録音:2009年4月&2013年12月
イタリア鍵盤音楽史において、ジローラモ・フレスコバルディからドメニコ・スカルラッティの間を埋める重要な作曲家、ベルナルド・パスクィーニ(1637−1710)のチェンバロ作品集。
リディア・マリア・ブランクは、Stellamarisレーベルでは、「ジョヴァンニ・マリア・トラバーチのチェンバロ作品集(SM 201001)」や、「ゲトヴァイヒ・ライブラリーに所存されている未出版の写本からのパルティータ集(SM 201401)」といった意欲的な録音を残している女流チェンバリスト。
KTC-1533
ユップ・フランセンス:ピアノ作品集
2台ピアノのための 「ザ・ギフト・オヴ・ソング」
ピアノのための 「ウィンター・チャイルド」
ラルフ・ファン・ラート(P)

録音:2015年8月3日ー4日、アムステルダム
オランダの作曲家ユップ・フランセンスは、1955年フローニンゲン生まれ、ハーグ王立音楽院ではルイ・アンドリーセンに作曲を師事し、2015年にはオランダの文化賞"Het Gouden Viooltje"(ゴールデン・ヴァイオリン賞)を受賞。現代音楽の手法にとらわれない自由な作風が評価を高めており、ヤコブ・クライツベルクやルーカス・フォス、ゲルト・アルブレヒト、ワシリー・ペトレンコなどにもその作品を取り上げられています。
2台ピアノのための「ザ・ギフト・オヴ・ソング(歌の贈り物)」は、フランセンスのもっとも特徴的な作品の一つで、約50分に渡るミニマル・ピアノの大作。近現代音楽演奏の名手ラルフ・ファン・ラートが、ピアノ1とピアノ2両方を演奏し、雄大で幻想的な世界を見事に表現しています。
KTC-1534
シューベルト:歌曲集 「冬の旅」 D.911 ヤスパー・シュウェップ(Br)、
福田理子(フォルテピアノ)

録音:2014年10月、スタジオ・エドウィン・ベウンク(オランダ)
オランダの主要な合唱団のメンバーとして活躍し、オランダ室内合唱団の芸術コーディネーターも務めるバリトン歌手、ヤスパー・シュウェップが歌う「冬の旅」。伴奏は、オーボエ奏者からフォルテピアノ奏者へと転向した日本人ピアニスト、福田理子が弾くコンラート・グラーフ1830年製のフォルテピアノによるもの。
KTC-1535
ヴィオラ・ソナタ集
ヴュータン:ヴィオラ・ソナタ Op.36
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ Op.11-4
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ Op.147
デュオ・アギネコ〔サンダー・ヘールツ(Va)、高橋康子(P)〕

録音:2011年12月28日−30日、ベルギー
ロイヤル・フランダース・フィルの首席ヴィオリスト、サンダー・ヘールツと、デンマークのソリスト協会 "Solistforeningen" のメンバーにも名を連ねる日本人ピアニスト、高橋康子によって2011年に結成された「デュオ・アギネコ」。
フランクのヴァイオリン・ソナタの「ヴィオラ版」などを収録した「イザイへのトリビュート(KTC-1536)」で話題を呼んだ注目のデュオが贈るのは、アンリ・ヴュータン、パウル・ヒンデミット、そしてドミトリ・ショスタコーヴィチといったヴィオラの重要レパートリーとなるソナタ集。
KTC-1536
イザイへのトリビュート
イザイ:こどもの夢
ショパン(イザイ編):バラード第1番 Op.23
リスト:忘れられたロマンス
イザイ:悲しい詩 Op.12
ヴュータン:3つの小品 Op.40〜第1番ロマンス
フランク:ヴァイオリン・ソナタ(ウジェーヌ・イザイへのソナタ)
デュオ・アヒネコ〔サンデル・ヘールツ(Va)、ヤスコ・タカハシ(P)〕

録音:2015年8月24日−28日、デ・シンヘル(ベルギー)
ロイヤル・フランダース・フィルの首席ヴィオリスト、サンデル・ヘールツと、日本人ピアニスト、ヤスコ・タカハシによって2011年に結成されたデュオ。イザイの作品や、イザイ編曲のショパン、そしてイザイに献呈されたフランクの偉大なるヴァイオリン・ソナタを"ヴィオラ"で聴くという好企画盤。ヴィオラとピアノへのアレンジはすべてデュオ・アヒネコ自身によるもので、ヘールツの官能的な音色、ヤスコ・タカハシの色彩的なピアノで、イザイとイザイ
KTC-1537
ポイント・カウンター・ポイント〜バルトーク、フルマー、バッハ:無伴奏ヴァイオリン作品集
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
デイヴィッド・フルマー:サイレンズ
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
サラ・カプースチン(Vn)

録音:2016年春、オランダ
アメリカ、ミルウォーキー出身、ドイツのマルクノイキルヒェン国際器楽コンクールで優勝し、南米アメリカからヨーロッパ、アジア、オーストラリアで活躍するヴァイオリニスト、サラ・カプースチン。 注目のデビュー・アルバムは、大バッハとバルトーク、2つの偉大な無伴奏ヴァイオリン作品に、アメリカの若き作曲家デイヴィッド・フルマーがサラ・カプースチンのために書いた新作を収録した、無伴奏ヴァイオリンのための作品集。
KTC-1538
モラレス:7つのエレミアの哀歌 ユートピア〔グリート・デ・ジェーテル(S
バート・ユーヴィン(C.T)、
アドリアーン・デ・コスター(T)、
リーヴェン・テルモント(Br)、
バート・ファンデウェーゲ(Bs)、
ヤン・ファン・エルザッカー(T)〕

録音:2016年2月
16世紀のスペインにおいて、教会音楽、宗教的ポリフォニーの作曲家として国際的な名詞絵を得た最初の作曲家であるクリストバル・デ・モラレス(1500−1553)。モラレスの7曲の「エレミアの哀歌」を歌うユートピアは、ヘレヴェッヘやフェルトホーフェン、ドブレヒトなどの古楽界の名匠たちと共演を重ねてきた5人の歌手たちによって2015年に結成されたベルギーの新しいア・カペラ・グループ。古楽大国ベルギーで誕生した実力派グループの名刺代わりとなる秀演。
KTC-1541
カプースチン:ピアノ作品集
カプースチン:ソナタ第1番(ソナタ・ファンタジー) 作品39、
 ピアノのためのスケルツォ 作品95、
 装身具のような2つのエチュード 作品122
シューマン(リスト編):献呈
ショパン:ノクターン 作品9 第2番 変ホ長調、
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
近藤由貴(P)

録音:2016年6月、パワー・サウンド・スタジオ(アムステルダム)
パリと日本で活躍するピアニスト、近藤由貴のソロ・アルバムが、オランダのエトセトラ(Et'cetera)から登場! 近藤由貴が特に得意とするカプースチンの音楽を中心に、シューマン、ショパンのロマン派の名曲を収録。
■近藤由貴 <プロフィール>
東京藝術大学音楽学部卒業。パリ市立音楽院を審査員満場一致の一等賞で卒業後、パリ・スコラ・カントルム音楽院にて審査員満場一致の称賛付という最高成績でコンサート・ディプロムを取得。テレサ・リャクーナ国際(仏)、ピアナーレ国際(独)、ブレスト国際(仏)、スクリャービン国際(仏)、日本モーツァルト、東京芸術センターの各コンクールにおいて第1位を受賞。その他、国内外のコンクールにおいて数々の入賞を重ね、日本芸術センター年間最優秀ピアニスト賞を2度受賞。
KTC-1542
モーツァルト&ハイドン:歌曲集
モーツァルト:魔術師、すみれ、鳥たちよ毎年、暗い森の中で、ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時、私の胸は喜びに高鳴る、警告、下層階級の満足、偽りの世、夕べの感じ、クローエに寄す、静けさはほほ笑みに、おいで愛しのツィターよ
ハイドン:真実、心地好い苦しみ、おお美しい声よ、見抜く目、彼女は決して愛について話さない、人魚の歌、魂の歌
アンヌ・カンビエ(S)、
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
ベルギーのフィリップ王の結婚式でその歌声を披露するなど、同国を代表するソプラノの1人として国際的な名声を得ているアンヌ・カンビエ。
モーツァルト&ハイドンの歌曲集では、同じくベルギーの名鍵盤奏者、ヤン・フェルミューレンと共演。カンビエの歌声と、クリス・マーネ製作のフォルテピアノ(アントン・ヴァルター1795年製のレプリカ)の音色のブレンドが美しい。
KTC-1543
モシュコフスキ、ミヨー、マルティヌー:2本のヴァイオリンとピアノのための作品集
モシュコフスキ:2本のヴァイオリンとピアノのための組曲ト短調 Op.71
ミヨー:2本のヴァイオリンとピアノのためのソナタ Op.15
マルティヌー:2本のヴァイオリンとピアノのためのソナティナ H.198
トリオ・コッシュ〔フィリップ・コッシュ(Vn)、ロランス・コッシュ(Vn)、ジャン=フィリップ・コッシュ(P)〕
アルテュール・グリュミオーの高弟で、トリオ・グリュミオーやブリュッセルSQのメンバー、ルクセンブルク・フィルのリーダー、リエージュ王立音楽院の教授などを務める名ヴァイオリニスト、フィリップ・コッシュが率いるトリオ・コッシュは、娘のロランス・コッシュ、息子のジャン=フィリップ・コッシュによるファミリー・トリオ。「2本のヴァイオリンとピアノ」という珍しい編成のレパートリーの素晴らしさを世に広めるため活動しており、E'ceteraから発売されるファースト・アルバムは、モーリツ・モシュコフスキ、ダリウス・ミヨー、ボフスラフ・マルティヌーという"3つのM"による作品集。
KTC-1544
フィオッコ:哀歌集
ジョゼフ=エクトル・フィオッコ:聖水曜日の第1の哀歌イ短調(1733)、聖木曜日の第2のルソン ハ短調(1733)
ピエトロ・アントニオ・フィオッコ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ ハ長調(ca.1698)
J-H.フィオッコ:聖水曜日の第2のルソン ホ短調(1733)、聖木曜日の第1の哀歌ト短調(1733)
P.A.フィオッコ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ ト短調(ca.1710)
J-H.フィオッコ:聖金曜日のための第2のルソン変ロ長調(1733)
アン・メルテンス(S)、
ヴィーラント・クイケン(バロックVc)、
リヒテ・ファン・デル・メール(バロックVc)、
クリス・フェルヘルスト(オルガン、チェンバロ)、
ペーター・ファン・ヘイゲン(リコーダー)

録音:2001年8月、ベルギー
イル・フォンダメントやムジカ・アンティクヮ・ケルンなどと共演してきたソプラノ、アン・メルテンスが歌うジョゼフ=エクトル・フィオッコのエレミアの哀歌集は、通奏低音にはヴィーラント・クイケンも参加。間に演奏されるジョゼフ=エクトルの父親であるピエトロ・アントニオ・フィオッコのリコーダー・ソナタも美しい。
KTC-1545
モノローグ
シューベルト:さすらい人 D.489
バーバー:隠者の歌 Op.29より
イベール:ドン・キホーテの歌より
ロイター:エンペドクレスの3つのモノローグ
シューベルト:竪琴弾きの歌 Op.12より
ラヴェル:ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ
アイヴズ:パラケルサスより、
 ミラージュ、ウォルト・ホイットマン
シューベルト:墓掘り人の郷愁 D.842
フローリアン・ユスト(Br)、
ヤン=パウル・フリーピンク(P)

録音:2015年12月、オランダ
少年時代にはドレスデン聖十字架合唱団の少年聖歌隊員として歌い、アムステルダムとメッスの音楽院で学んだバリトン歌手、フローリアン・ユスト。「モノローグ(独白)」と題された歌曲集では、シューベルトを中心に、ドイツ語、フランス語、英語の歌詞を見事に歌っています。
KTC-1546
タイムラプス
ピアソラ:ブエノスアイレスの春、ブエノスアイレスの夏
ヤン・ヘンドリク・ファン・ダメ:アンリ・デュティユーの思い出による夏のソナタ
ピアソラ:ブエノスアイレスの秋
Erik Desimpelaere:Til minne om Kjaerlighet
ピアソラ:ブエノスアイレスの冬
Benjamien Lycke:嵐の後に
ヤン・ファン・ランデゲム:Ling Yow Chee Chee Chee
クゴーニ・トリオ
2010年にベルギーで結成された、ピアノ、ヴァイオリン、サックスというユニークな編成による三重奏団、クゴーニ・トリオのデビュー・アルバム。
現代のベルギーの作曲家が書いたクゴーニ・トリオの委嘱作に、ピアソラの名曲を収録。エネルギッシュなパフォーマンス、新しいレパートリーのための情熱を湛えた若きアンサンブルです。
KTC-1547(2CD)
エロルド:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番ホ長調
ピアノ協奏曲第2番変ホ長調
ピアノ協奏曲第3番イ長調
ピアノ協奏曲第4番ホ短調
アンジェリーヌ・ポンドペイエ(P)、
コンラート・ファン・アルフェン(指)
ケルン放送O

録音:2010年8月&9月、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ドイツ)
1813年の「ローマ大賞」の受賞者であり、「ザンパ」などの傑作オペラを世に送り出したフランス・ロマン派の作曲家ルイ=フェルディナン・エロルド(1791−1833)。1811年からローマ大賞を受賞する1813年にかけて作曲され、パリの国立図書館に筆写譜が保管されていた4曲のピアノ協奏曲は、古典派、ロマン派の作風が同居する知られざる19世紀フランスの秀作です。ソリストは、フランス音楽を得意とする名女流ピアニスト、アンジェリーヌ・ポンドペイエ。フローラン・シュミットやレイナルド・アーンのピアノ作品が高評価を受けています。
KTC-1548
J.C.バッハ:結婚カンタータ
バッハ:チェンバロ協奏曲 BWV.1057、
 哀悼行事 BWV.106
クーナウ:Bone Jesu, care Jesu, ne me tu desere
バート・ネサン(指)バッハプラス
ブルージュ・シント・ギリス教会の首席オルガンニストやブリュッセル音楽院のチェンバリストを務める、1980年生まれのベルギーの若き指揮者&古楽系鍵盤楽器奏者のバート・ネサン。バッハと同世代の作曲家によるカンタータを演奏するという新鮮なアプローチのため、2010年に設立したピリオド・オーケストラ、バッハプラスによる演奏で、大バッハと息子ヨハン・クリストフ・バッハのカンタータを聴かせてくれます。
KTC-1549
ルイス・デ・メーステル:ピアノ作品集
ピアノのためのソナチネ
サクソフォンとピアノのための 「イル・プルー」
3つの夜想曲/小変奏曲
サクソフォンとピアノのための 「ディス・イズ・ラヴ」
MIMES
ティナ・フックス(P)、
クリストフ・デッカース(Sax)

録音:2016年7月7日−8日、ベルギー
現代ベルギーの作曲家、ルイス・デ・メーステル(1904−1987)の作品集。ティナ・フックスはヘントの王立音楽院でディプロマを取得し、アントワープやイギリス、ドイツで現代音楽を学び、現在はルイス・デ・メーステルやモートン・フェルドマン、クルト・シュヴァーエンなどの忘れられた現代の作曲家を専門に研究・演奏しているピアニスト。
KTC-1550
フレンチ・エレガンス 〜 フランスのクラリネット作品集
サン=サーンス:クラリネット・ソナタ.Op.167
ショーソン:アンダンテとアレグロ
ウィドール:序奏とロンド Op.72
ドビュッシー:第1狂詩曲、小品
ゴーベール:幻想曲
プーランク:クラリネット・ソナタ
ルーラント・ヘンドリックス(Cl)
リーブレヒト・ファンベッケフォールト(P)

録音:2016年5月31日−6月2日、ベルギー
ベルギー国立Oの首席奏者や、ベルギーが世界に誇る木管アンサンブル"イ・ソリスティ・デル・ヴェント"のメンバーなどを務める名手、ルーラント・ヘンドリックス。2014年に設立された"ルーラント・ヘンドリックス・アンサンブル"のメンバーでもあり、エリザベート王妃国際音楽コンクールで入賞歴を持つベルギーの新鋭ピアニスト、リーブレヒト・ファンベッケフォールトとのデュオ。サン=サーンスやプーランクのソナタ、ドビュッシーの第1狂詩曲などの重要レパートリーを含む、フランスのクラリネット作品集が登場。ヘンドリックスの艷やかなクラリネットの音色とエレガンスでヒロイックなフランス作品の相性も抜群!
KTC-1551
知られざるロマン派のピアノ音楽 Vol.1〜ペーテル・ブノワ
ブノワ:テイルズ・アンド・バラッズ Op.34
ヨゼフ・デ・ベーンハウアー(P)

録音:1983年(ベルギー)
オランダのEt'ceteraより、新たなピアノ・シリーズがスタート! 知られざるロマン派のピアノ音楽を取り上げていく、ピアノ・ファン注目のシリーズ。記念すべき第1弾は、19世紀フランドル音楽の発展に貢献したベルギーの作曲家、ペーテル・ブノワ(1834−1901)。テイルズ・アンド・バラッズ(Tales and Ballads)は、それぞれVertelsel(Tale)とBalladeに分かれた5つの組曲からなる曲集。これまで、Phaedraの「イン・フランダース・フィールズ」シリーズなど、多数のフランドル音楽を手がけてきたスペシャリスト、ヨゼフ・デ・ベーンハウアーが、ベルギーの忘れられたピアノ作品を現代に蘇らせます。
KTC-1553
知られざるロマン派のピアノ音楽 Vol.3〜クリスティアン・シンディング :ピアノ作品集
春のささやき Op.32-3/民謡風に Op.32-4
セレナーデ Op.33-4
15のカプリス Op.44より(1、2、5、8、12、13、9)
変奏曲 Op.94(運命)
ヘルゲ・アントーニ(P)
シンディング生誕の100年後、1956年スウェーデンに生まれたベテラン・ピアニスト、ヘルゲ・アントーニが残したシンディングの名盤。代表作「春のささやき」はもちろん、「春のささやき」以外の知られざるピアノ作品の収録にも注目。スウェーデン人として初めてブリティッシュ・カウンシルのフェローシップを受けた名手が、北欧の詩人・シンディングのロマンティックな抒情を見事に表しています。
KTC-1654
オリジンズ〜過去から描かれた作品集
シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102(チェロとピアノのための)
チェン・イー(陳怡/b.1953):メモリー(独奏チェロのための)
ファリャ
:7つのスペイン民謡(チェロとギターのための/編曲:トム, エリアス)
ファント・デ・カンテル(b.1969):ゲルブランディの歌(メゾ・ソプラノとチェロのための)
タン・ドゥン(譚盾/b.1957):ピーパ(琵琶)と弦楽四重奏のための協奏曲〔グーチェン(古筝)・バージョン〕
ジュリア・トム(Vc)、
ミルサ・アダミ(P)、
イザール・エリアス(G)、
カリン・ストゥロボス(Ms)、
マレイン・メインデルス(Vn)、
アンナ・デ・フェイ=メストダフ(Vn)、
小熊佐絵子(Va)、
チャンユエン・ジャオ(グーチェン)
ソリストや室内楽奏者(アムステルダム・アンサンブル等)としても活動するジュリア・トムのコンセプト・アルバム「Origins」は、様々な民謡、民俗音楽をテーマとして、シューマン、ファリャ、そして中国のチェン・イー(陳怡)、タン・ドゥン(譚盾)、オランダのファント・デ・カンテルといった現代の作曲家の作品を組み合わせています。ファリャの「7つのスペイン民謡」は、チェロとギターのためのアレンジ版。また、タン・ドゥンの琵琶協奏曲は、リュート型の民族楽器「ピーパ(琵琶/Pipa)」ではなく、ツィター型の楽器「グーチェン(Guzheng/古筝)」を使用したバージョン。日本人ヴィオリストの小熊佐絵子を始めとする、共演する弦楽四重奏のメンバーもすべてRCOの仲間たちです。
KTC-1561(2CD)
レオ・サママ:室内楽作品集
オランダで Op.56
クラリネット五重奏曲 Op.51
六重奏曲 Op.55/大四重奏曲 Op.79
I Fear Not Wave Nor Wind! Op.86
3つのバガテル Op.85
葬送音楽第2番 Op.69
ダニエル・クヮルテット(Op.56)、
ヴァレリウス・アンサンブル(Op.51&Op.55)、
アルカディア・クヮルテット(Op.79)、
デュドック・クヮルテット(Op.86)、
ヤスパー・シュヴェップ(バリトン/Op.86)、
ナイリ・クヮルテット(Op.85)、
マタンギ・クヮルテット(Op.69)、
ノール・カマーベーク(フルート/Op.69)

録音:2000年〜2016年
レオ・サママ(1951−)は、ロイヤル・コンセルトヘボウ管やハーグ・レジデンティ管、オランダ室内合唱団のアーティスティック・マネージャーなどの要職を歴任したオランダの作曲家。1998年から2015年にかけて作曲された7曲の室内楽作品を収録。
KTC-1562
レーガー:ピアノ五重奏曲 Op.64
チェロ・ソナタ第4番 Op.116
コーリャ・レッシング(P)、
ミヒャエル・グロス(Vc)、
パルナッスス・アカデミー
パルナッスス・アカデミーは、シュトゥットガルト州立歌劇場管のチェリストを務め、トリオ・パルナッススの創設メンバーとしても長いキャリアと実績を誇るチェリスト、ミヒャエル・グロスが2005年に創設したアンサンブル。 シュルホフ、ダンディ、ブリッジの弦楽六重奏曲集を収録したKTC1475に続く新録音は、マックス・レーガーの没後100周年記念盤。初期の作品のなかでもっとも偉大な作品の1つであるピアノ五重奏曲と、最後のチェロ・ソナタ「第4番」を、アニヴァーサリーに捧げます。
KTC-1563
ストラーテヒール:喜びのための音楽
ラプソディア・エレジアカ
喜びのための音楽/アコーディオン協奏曲
六重奏曲/古い旋法によるパルティータ
ベルナルト・ハイティンク(指)
ジャン・フルネ(指)
フランダース放送O、
ポール・ユペール(指)
ヘンク・スプルイト(指)
オランダ放送室内O、ヘクサゴン・アンサンブル
ヘルマン・ストラーテヒール(1912−1988)は、ユトレヒト音楽院、ロッテルダム音楽院、ユトレヒト大学の教授、ユトレヒトの聖カトリーヌ大聖堂のオルガニスト、オランダ・マドリガル合唱団の指揮者などを務めたオランダの作曲家、指揮者、オルガニスト、音楽教師。様々なスタイルで400以上の作品を残しているストラーテヒールの管弦楽、室内楽のための作品集。指揮者にはベルナルト・ハイティンクやジャン・フルネらの巨匠も名を連ねています。
KTC-1564
シベリウス:5つの小品 Op.81
ソナチネ Op.80/5つの田園舞曲 Op.106
4つの小品 Op.78
カルロス・ダマス(Vn)
アンナ・トマシク(P)

録音:2015年10月10日&2016年1月8日
パリ音楽院でジャクリーン・ルフェーヴルとイヴリー・ギトリスの下でで学んだポルトガルのヴァイオリニスト、カルロス・ダマス。繊細かつ優雅な音色でシベリウスのヴァイオリンとピアノのための作品を奏でます。
KTC-1565
アリヤロワ・プレイズ・ハイドン、モーツァルト&ベートーヴェン
ハイドン:ピアノ・ソナタ ヘ長調 Hob.XVI:23
モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397、
 ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.280
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 「悲愴」
ナルギズ・アリヤロワ(P)

録音:2016年4月、オランダ
第11回ピエトロ・アルジェント国際コンクールで第2位を獲得し、アゼルバイジャンの名誉アーティストを宣言された、アゼルバイジャンのピアニスト、ナルギズ・アリヤロワ。
2017年からはニューヨークへと拠点を移し更にインターナショナルな活動を広げるアリヤロワのサード・アルバムでは、古典派の重要レパートリー、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンのピアノ・ソナタを収録。
KTC-1566
アゼルバイジャンのピアノ作品集
ジョヴダト・ハジエフ:バラード
カラ・カラーエフ:バレエ音楽「7人の美女」より 最も美しい美女、ワルツ
アリフ・メリコフ:3つの前奏曲
アゼル・ルザイエフ:リフセクション
アクシン・アリザデー:サーガ、悲しいワルツ
フランギス・アリザデー:ピアノのための音楽
ヴァギフ・ムスタファザデ:行進曲
ファラディ・カラーエフ:ムッシュ・ビー・ライン − エキセントリック
イスマイル・ハジベヨフ:ヴァトーの精神によるスケッチ
ジャヴァンシール・グリエフ:ムガームの旋法によるインターリュードを伴う7つの小品
ファイク・スジャディノフ:バラード・アバウト・ザ・マザーランド
ナルギズ・アリヤロワ(P)

録音:2016年4月、アムステルダム
第11回ピエトロ・アルジェント国際コンクールで第2位を獲得し、アゼルバイジャンの名誉アーティストを宣言された、アゼルバイジャンのピアニスト、ナルギズ・アリヤロワ第2弾は、アゼルバイジャン気鋭の作曲家たちによるピアノ作品集。レア・ピアノ作品愛好家や新たなレパートリー開拓を求める方にもオススメ。
KTC-1567(2CD)
ヤン・ファン・デ・プッテ:バンボレオモス・ノ・ムンド
ウーマ・ソー・ディヴィーナ・リーニャ
アッディアメント
バンボレオモス・ノ・ムンド/インソニア
バーバラ・ハンニガン(S)、
バルバラ・コゼイ(Ms)、
ケレン・モツェリ(S)、
キャサリン・デイン(S)、
ラインベルト・デ・レーウ(指)
アスコ・シェーンベルク・アンサンブル、
カペラ・アムステルダム

録音:2007年12月&2016年3月、オランダ
現代オランダでもっとも独創的な作曲家の一人、ヤン・ファン・デ・プッテ(b.1959)。マーラー、ドビュッシー、ウェーベルン、そしてインドネシアや日本の伝統音楽などからも影響を受けており、オランダで活躍する日本人ピアニスト向井山朋子のために、歌舞伎を題材にした「ピアノ協奏曲 「鏡獅子」」なども作曲しています。Et'ceteraのダッチ・コンポーザー・シリーズから発売されるデ・プッテの作品集は、近現代作品を得意とする名ソプラノ、バーバラ・ハンニガンを始め、オランダの現代音楽アンサンブル、アスコ/シェーンベルク(Asko/Schonberg)、カペラ・アムステルダムといった有力アーティストたちが参加。
KTC-1568
ジョアン・ローレンソ・レベーロ:詩篇、
マニフィカト、哀歌集
クレンデ、
エリク・ファン・ネーヴェル(指)
ベルギー古楽界の名匠エリク・ファン・ネーヴェルと手兵クレンデによる、ポルトガル初期バロックの音楽。 音楽家としても知られるポルトガル王ジョアン4世に賞賛・庇護されたジョアン・ローレンソ・レベーロ(1610−1661)の宗教作品は、当時の西洋音楽の伝統と革新を物語る貴重な資料でもある。
KTC-1569
ハイドン(フリースヴァイク編):弦楽四重奏曲第31番 Op.20-1
レオ・サママ:シレーネ
ガーシュウィン(フリースヴァイク編):パリのアメリカ人
シレーネ・サクソフォーン・クヮルテット〔フェムケ・イルストラ(S)、フェムケ・スティケティー(A)、アネリース・フリースヴァイク(T))、アウクリーン・クラインペニング(Br))〕


録音:2016年5月23日−24日(オランダ)
オランダの若手女流サクソフォーン奏者で結成されたシレーネ・サクソフォーン・クヮルテット。ソプラノ・サクソフォーンのフェムケ・イルストラは、結成34年を誇るオランダの名門アンサンブル、アウレリア・サクソフォーン・カルテットの2代目ソプラノ・サクソフォーンを担当しています。当タイトルではハイドンの「弦楽四重奏曲」とガーシュウィンの「パリのアメリカ人」をテナー・サクソフォーンのアネリース・フリースヴァイクが編曲を行っています。オランダの作曲家、レオ・サママ(1951−)がシレーネ・サクソフォーン・クヮルテットの為に書き下ろした「シレーネ」の収録もポイント。特に「パリのアメリカ人」でのアンサンブル力の高さとハーモニーの美しさは必聴!
KTC-1570
プーランク:オーボエ・ソナタ
ラヴェル:ツィガーヌ
シューマン:3つのロマンス
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
ドヴォルザーク:ユーモレスク
オーリック:スケルツォ
ミヨー:音楽練習
プーランク:ヴィラネル
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ペーター・フェルホーエン(ピッコロ)
ステファン・デ・シェパー(P)

録音:2016年3月4日&4月29日
ペーター・フェルホーエンはロイヤル・フランダース管の首席ピッコロ奏者を務める、ベルギーが誇るピッコロの名手。フランス6人組のプーランクとミヨー、シューマンの「3つのロマンス」やラフマニノフの「ヴォカリーズ」など有名作品のピッコロ・アレンジをフェルホーエンが見事に演奏。フルート関係者、ピッコロ・ファン必聴必見!
KTC-1571
スペシャルニク写本〜1500年頃プラハのポリフォニー カペラ・マリアーナ、
ヴォイチェフ・セメラート(芸術監督)
2008年に結成されたチェコのヴォーカル・アンサンブル、カペラ・マリアーナが歌うのは、1500年頃のチェコのポリフォニーを現代に伝えるスペシャルニク写本(Codex Specialnik)の音楽。 多くの作曲者不詳の作品に加え、バルトロメウス・フランク、ハインリヒ・イザーク、ヨハネス・トゥーローらの作品を収録し、殆どが世界初録音。
KTC-1572(2CD)
メイド・イン・サンクトペテルブルグ
ムソルグスキー:展覧会の絵(弦楽五重奏&木管五重奏版)
グリンカ:七重奏曲 変ホ長調
プロコフィエフ:オーボエ五重奏曲 Op.39
グラズノフ:レヴリ・オリエンタル
デ・ベゼティング・スペールト
オランダ、ロッテルダムをベースとする室内楽団、「デ・ベゼティング・スペールト(De Bezetting Speelt)」は、コントラバス入りの弦楽五重奏と木管五重奏を組み合わせた10名からなるアンサンブル。2人から10人までの様々な編成をレパートリーとしており、特に独自にアレンジされた十重奏を特徴としています。
ファースト・アルバムの「メイド・イン・サンクトペテルブルグ」では、ロシアの4つの室内楽を収録。中でも注目はオーボエ奏者のアレクサンダー・ファン・エールデヴァイクによって弦楽五重奏&木管五重奏版に編曲された、ソルグスキーの「展覧会の絵」です!
KTC-1573
リターン
カミール・ケルジェ:Aller-retour
ショーソン:7つの歌より 第7曲
ドビュッシー:リラ
デュパルク:恍惚
フォーレ:トスカナのセレナード
サン=サーンス:ギターとマンドリン
グラナドス:カンシオネス・アマトリアスより 第5曲 「秘めたその想いを」
ロドリーゴ:12のスペインの歌より 第2曲、第9曲、第10曲
ファリャ:大波
オブラドルス:スペイン古典歌曲集第2巻
ピアソラ:オブリビオン
ヴィラ=ロボス:サンバ・クラシコ
グレベール:わたしに誓って
レクオーナ:El dulcero
ルイス・リベラ:セレナータ 変イ長調
ラファエル・ソラーノ:愛のために
デュオ・ローザ〔ステファニー・オルテガ(S)、
レナ・コルメイエール(P)〕

録音:2016年6月、ルクセンブルク
ブリュッセル王立音楽院で学んだステファニー・オルテガ(S)、レナ・コルメイエール(P)の二人で結成した「デュオ・ローザ」のファースト・アルバム。ルクセンブルクの作曲家カミール・ケルジェへの委嘱作から始まり、フランス、スペインからラテン・アメリカへと渡り、ドミニカ共和国(ステファニーの故郷)の作曲家ラファエル・ソラーノの作品で締めくくる音楽の旅。
KTC-1576
ニコラ・ベルニエ:ヘカトの3つの顔〜フランス語のカンタータと室内楽 リースロ・ドゥ・ウィルド(S)、
コルネール・ベルノレ(指)
アポセオシス

録音:2016年12月20日−23日、ベルギー
ベルギー・ヤング・ミュージシャン・オヴ・ジ・イヤー2014に選ばれた若きチェンバリスト、コルネール・ベルノレと、ベルノレ率いるピリオド・アンサンブル"アポセオシス"。シャルパンティエの後任としてサント=シャペルの楽長を務めたフランスの音楽家ニコラ・ベルニエのカンタータを、ベルギーのソプラノ、リースロ・ドゥ・ウィルドが歌う。
KTC-1577
ルター〜音楽の崇高な芸術
ルター:深き困窮より, われ汝に呼ばわる、
 天にまします我らの父よ、
 キリストは死の縄目につながれたり
ジョスカン・デ・プレ:苦しみが私をさいなみ、
 深き淵より、
 悲しみと愁いにあふれるけれど、
 主の祈り、過ぎ越しのいけにえに
ゼンフル:深き淵より
ホーヨウル:主の祈り
作曲者不詳:我らに平安を与えたまえ
ラッスス:過ぎ越しのいけにえに
プレトリウス:過ぎ越しのいけにえに
ユートピア、
アンサンブル・インアルト

録音:2017年7月、シント・パウルス教会(アントワープ)
ヘレヴェッヘやフェルトホーフェン、ドブレヒトなどの古楽界の名匠たちと共演を重ねてきた5人の歌手たちによって2015年に結成されたベルギーの新しいア・カペラ・グループ、「ユートピア」のセカンド・アルバム。2017年、宗教改革500周年の年に録音されたマルティン・ルターの宗教音楽とジョスカン・デ・プレなど同時代の作品を収録。共演は、ベルギーのコルネット奏者ランベール・コルソンが率いるピリオド・アンサンブル「インアルト」。
KTC-1578
シュッツ:葬送の音楽&バッハ:「平安と歓喜もてわれはいま」
シュッツ:葬送の音楽
ブクステフーデ:前奏曲ト短調 BuxWV.149、カンタータ「平安と歓喜もてわれはゆく」
ゲオルク・ベーム:天にまします我らの父よ
ヨハン・ヴァルター(1661−1733)
バッハ:カンタータ第125番「平安と歓喜もてわれはいま」 BWV.125
バート・ネサン(指)バッハプラス

録音:2017年6月26日−29日、ベルギー
ブルージュの聖ギリス教会の首席オルガンニストやブリュッセル音楽院のチェンバリストを務める、1980年生まれのベルギーの若き指揮者&古楽系鍵盤楽器奏者のバート・ネサン。バッハと他の作曲家によるカンタータを組み合わせて演奏するという新鮮なアプローチのため、ベルギーのソプラノ、エリザベート・ヘルマンスとバート・ネサンが2010年に設立したピリオド・オーケストラ、バッハプラス。
J.C.バッハの結婚カンタータとバッハの作品を組み合わせた前作(KTC-1548)に続くバッハプラスのレコーディング第2弾は、ハインリヒ・シュッツの「葬送の音楽(ムジカーリッシェ・エクセークヴィエン)」とJ.Sバッハのカンタータをカップリング。ベルギーの様々な音楽祭に出演し、バッハへの深い解釈と高いパフォーマンスが国内外で注目を浴びているベルギーの新しき古楽旋風にご注目あれ!
KTC-1579
ナポレオン・コスト:25の練習曲 Op.38 クラウディオ・ジュリアーニ(G)
※使用ギター:Antonio Marin Montero, Granada, 1995

録音:2015年夏、イタリア
パリでフェルナンド・ソルに学んだ19世紀フランスのギタリスト、ナポレ・コスト(1805−1883)の代表的な練習曲集。演奏は、スカルラッティやチマローザのギター編曲でも知られるローマのギタリスト、クラウディオ・ジュリアーニ。
KTC-1581
ロレンツォ・ヴェクバッヒャー:チェンバロ四重奏曲集
四重奏曲第6番ニ長調/四重奏曲第7番ト長調/四重奏曲第3番ハ長調/四重奏曲第1番ヘ長調/四重奏曲第2番イ長調/四重奏曲第4番変ロ長調/四重奏曲第5番変ホ長調
コルネール・ベルノレ(Cemb)、
アポセオシス

録音:2016年9月3日ー6日ベルギー
ベルギー・ヤング・ミュージシャン・オヴ・ジ・イヤー2014に選ばれた若きチェンバリスト、コルネール・ベルノレと、ベルノレ率いるピリオド・アンサンブル"アポセオシス"のセカンド・アルバムは、ベルギーの図書館に眠っていた知られざるチェンバロ四重奏曲集。
ロレンツォ・ヴェクバッヒャー(18世紀後半)は、アントワープ王立音楽院の図書館に370ページ以上にわたる手稿譜が保存されているものの、経歴の殆どが謎に包まれている作曲家(プロイセン宮廷の楽長とされる資料もあるが、他の歴史的な資料からは確認できていない。また、一部のパート譜を除いて他の場所から作品が発見されていない)。研究者でもあるコルネール・ベルノレがこの手稿譜を研究・解析し、このアルバムを録音。アントワープ王立音楽院の研究プロジェクトとして、CDと楽譜(Musikproduktion Hoflich)が発売されます。
KTC-1582
ヴァイオリンとピアノのための作品集
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(1838)
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94bis
ニン・カム(Vn)、
リーブレヒト・ファンベッケフォールト(P)
2001年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで第2位を受賞し、ヨーロッパ、北米、アジアの各地で演奏する、シンガポール生まれのヴァイオリニスト、ニン・カムのEt'cetera第2弾。同じくエリザベート王妃国際音楽コンクールの入賞者であるベルギーの若きピアニスト、リーブレヒト・ファンベッケフォールトを伴奏者に迎えた、メンデルスゾーン、ストラヴィンスキー、プロコフィエフのヴァイオリンとピアノのための作品集。
KTC-1583
900マイル〜フルートとピアノのための作品集
ウィドール:組曲 Op.34
ロバート・ムチンスキー:ソナタ Op.14
テオバルト・ベーム:大ポロネーズ Op.16
ピート・スウェルツ:エチュード・レスポワール(ピアノ・ソロ)
ローランド・コリン:無伴奏フルートのための5つのバガテル
ヤン・ハイルブルック:フルートとエレクトロニクスのための 「O Ouro e um Metal」
ショパン:ロッシーニの主題による変奏曲
ナタリア・ヤルゾンベク(Fl)、
ピーター=ヤン・フェルハイエン(P)
ポーランドのフルート奏者ナタリア・ヤルゾンベクとベルギーのピアニスト、ピーター=ヤン・フェルハイエンによるフルート・アルバムは、ショパンから現代ベルギーの作曲家まで、ポーランドとフランドルの約900マイルをつなぐ音楽の旅。
KTC-1584
フランダースの室内楽作品集
エリク・デシンペライア:ノルウェー民謡組曲(弦楽アンサンブル)
エディ・デスナイデル:エピタフィウム(チェロと弦楽アンサンブル)
ディーデリック・グロリュー:パルティータ第1番(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノ)
エリク・デシンペライア:Magehom(2本のピッコロとピアノ)
ハンス・カフメイエル:11の顔文字(Emoticons)(ヴァイオリンとピアノ)
マルク・マティス:エクレクティック・ダンス(ピッコロ/フルート/アルト・フルートとピアノ)
アルコ・バレーノ・アンサンブル

録音:2016年、ベルギー
アルコ・バレーノ・アンサンブルは、フランダース音楽院の生徒達によって結成され、小編成の室内楽から室内オーケストラまで様々な編成で活躍するアンサンブル。ロイヤル・フランダース・フィルの首席ピッコロ奏者を務めるペーター・フェルホーエンなどの名手たちが演奏する、フランダース地方の現代の作曲家による室内楽作品集。
KTC-1585
(CD + Book)
フランシス・プーランクとポール・エリュアールの世界
プーランク:歌曲集 「ある日ある夜」
歌曲集 「燃える鏡」
夜想曲第7番変ロ長調
ポール・エリュアールの5つの詩
夜想曲第4番ハ短調
手は心の意のまま/磁器の歌
彼女の優しい小さな顔
しかし死ぬための/夜想曲第8番ト長調
歌曲集 「冷気と火」
夜想曲第1番ハ長調
歌曲集 「画家の仕事」
ヤスパー・シュヴェッペ(Br)、
アルテュール・スホーンデルヴルト(P)

※ブックサイズ:約23cm×23cm
919年頃パリの芸術サークルで出会い交友を深めた音楽家フランシス・プーランクと詩人ポール・エリュアール。詩、音楽、絵画が魅力的な影響を与えあった二人の友情を、ヤスパー・シュヴェッペの歌と豪華プックで読み解きます。 CDには、オランダ室内合唱団の芸術コーディネーターも務めるバリトン歌手ヤスパー・シュヴェッペが歌う、エリュアールの詩によるプーランクの歌曲を収録。124ページのハードカバー・ブックには、ラドバウド大学のヨーロッパ文学者Maaike Koffeman博士、アムステルダム大学の現代美術史家Tessel M. Bauduin博士、作曲家&詩人のMicha Hamelによる解説と多くのカラー写真を含む資料、歌詞を掲載(オランダ語、フランス語、英語)。
KTC-1586
ルイージ・ロッシ:聖週間のためのオラトリオ
サラモーネ・ロッシ:シンフォニア・グラーヴェ
ダリオ・カステッロ:4声のソナタ第15番(シンフォニア)
ルッツァスコ・ルッツァスキ:トッカータ
ジローラモ・フレスコバルディ:トッカータ第4番
ジョヴァンニ・ピッキ:トッカータ
カントルクス、
フランク・アグステリッベ(指)
サン=マルク礼拝堂アンサンブル
フレスコバルディの「アリエ・ムジカーリ第1巻」とジョン・ケージを組み合わせた衝撃のプログラム(KTC 1448)でデビューしたルクセンブルクのヴォーカル・アンサンブル、カントルクス(CantoLX)。2017年4月には、第1回たかまつ国際古楽祭へのメイン・ゲストとして来日公演も予定している注目の声楽アンサンブル第3弾は、イタリア初期バロックの作曲家、ルイージ・ロッシ(1597−1653)が書いた、「オラトリオ」と名付けられた最初期の作品。
☆YouTubeにて演奏風景をご覧になれます!
KTC-1587
ジュ・ア・ラ・フランセズ〜フランスのチェロ作品集
ヴィエルヌ:チェロ・ソナタ
ウィドール:3つの小品 Op.21
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
エスケシュ:夜想曲
アルマンス・クエロ(Vc)、
ジョゼフ・バーンバウム(P)

録音:2016年7月、フランス
共にパリ音楽院で学んだ若き有望なアーティスト、チェロのアルマンス・クエロとピアノのジョゼフ・バーンバウム。1871年に設立された「国民音楽協会」、1909年に設立された「独立音楽協会」などの影響により、19世紀後半から20世紀前半にかけて豊かに発展したフランスのチェロとピアノのためのレパートリーを、若き才能が優美に溌溂に描きます。
KTC-1588
ウェーバー:クラリネットのための作品集
クラリネット五重奏曲 変ロ長調 Op.34 「大五重奏曲」、
協奏的大二重奏曲 Op.48、
歌劇「シルヴァーナ」の主題による変奏曲 Op.33
ハインリヒ・ベールマン:アダージョ 変ニ長調
ルーラント・ヘンドリックス・アンサンブル〔ルーラント・ヘンドリックス(Cl)、アレクセイ・モシュコフ(Vn)、アン・シモアンス(Vn)、サンダー・ヘールツ(Va)、アントニー・グレーガー(Vc)、リーブレヒト・ファンベッケフォールト(P)〕


録音:2017年9月9日−10日&11月4日−5日、ベルギー
ルーラント・ヘンドリックスは、ベルギー国立Oの首席奏者や、ベルギーが世界に誇る木管アンサンブル"イ・ソリスティ・デル・ヴェント"のメンバーを務め、オランダのマーストリヒト音楽院ほか世界各地で教鞭を取り、日本でのマスタークラスも度々行われているクラリネットの名手。ヘンドリックスが2015年に設立したアンサンブルには、ベルギー国立Oのコンサートマスターであるアレクセイ・モシュコフや、ロイヤル・フランダース・フィルの首席ヴィオラ奏者サンダー・ヘールツなどの名手が参加しています。
高度な技術が要求されるウェーバーのクラリネット作品を、ベルギーの名手による華麗なる演奏でお届けします。ウェーバーがクラリネット五重奏曲や2つのクラリネット協奏曲を彼のために書いたという当時のヴィルトゥオーゾ、ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンの人気小ピース、「アダージョ」の収録も嬉しいポイント。
KTC-1589
ジェフスキー:「不屈の民」変奏曲 ダーン・ファンドヴァール(P)

録音:2016年10月18日ー19日、ブルッヘ・コンセルトヘボウ(ブルージュ・コンサートホール/ベルギー)
現代アメリカのコンポーザー=ピアニスト、フレデリック・ジェフスキー(b.1938)の代表作、「「不屈の民」変奏曲」の新たな録音がEt'ceteraから登場!「不屈の民」変奏曲は、チリの作曲家セルヒオ・オルテガの革命家「団結した民衆は決して敗れることはない」に基づく36の変奏曲で、ジャズや即興、現代音楽などの手法も用いながら様々な変奏が繰り広げられ、一時間余りを要する大作。この20世紀ピアノ音楽の中でも屈指の難曲とされる「不屈の民」変奏曲に挑むのは、20世紀と21世紀のアメリカのピアノ音楽を中心に、現代音楽、実験音楽のスペシャリストとして活躍するベルギーのピアニスト、ダーン・ファンドヴァール。2017年には、ジェフスキーの「Songs of Insurrection」の世界初演も果たしているファンドヴァール。マルク=アンドレ・アムランや高橋悠治の録音に続く、新たな「不屈の民」名盤となるか!? 現代ピアノ・ファン、超絶作品ファン要注目!
KTC-1590(2CD)
パウル・ヘルマン:第二次世界大戦中に禁止された音楽
ヴァイオリンとチェロのための大二重奏曲
弦楽三重奏曲(1921)
ピアノ三重奏曲(1924)
チェロ協奏曲(1925)/歌曲集
ピアノのための4つのエピソード(1934)
ピアノのためのアレグロ(1920)
ピアノのためのトッカータ(1936)
ピアノのための組曲(1924)
ブルクハルト・マイス(Vn)、
ボグダン・ジアヌ(Vc)、
ハンナ・ストライボス(Va)、
アンドレイ・バンチ(P)、
クライヴ・グリーンスミス(Vc)、
ベス・ナム(P)、イレーネ・メッセン(S)

録音:2016年
パウル(パル)・ヘルマン(1902−1944)は、ブダペストでユダヤの家系に生まれ、反ユダヤ主義から逃れるためにヨーロッパ各地を巡りながら、チェリスト&作曲家として功績を残しました。
「現代最高のチェロ奏者の一人」(ベルリン)、「ハンガリーのカザルス」(オランダ)、「超一流のチェリスト」(ロンドン)など、特に演奏家として高い評価を得ていたパウル・ヘルマンですが、バルトークやコダーイに学んだ作曲家としての才能にも注目が集まっています。
KTC-1591
フランシスコ・ミニョーネ:無伴奏ファゴットのための16のワルツ フランス・ベルクハウト(Fg)
フランス・(ロベルト・)ベルクハウトは、オランダ室内管、コンセルトヘボウ管、アムステルダム・バロック・ソロイスツ、コンバッティメント・コンソート・アムステルダムなどで活躍、バロック・ファゴットやドゥルツィアン奏者としては18世紀オーケストラやレオンハルト・コンソート、ラ・プティット・バンド、アニマ・エテルナなどにも参加してきたオランダのベテラン・ファゴット奏者。ピーター・ダークセンとのヴィヴァルディ協奏曲集(Vol.1:KTC-1324/Vol.2:KTC-1428)でも素晴らしい音色を聴かせてくれたオランダの名手が、高い技巧を要求されるミニョーネのブラジル風ワルツを、哀愁たっぷりに奏でます。
KTC-1592
シューベルト:連作歌曲集 「冬の旅」 ココ・コレクティーフ

録音:2017年5月、オランダ
女声5人+ピアニスト(兼アレンジャー)の6人という革新的な編成のアンサンブル、ココ・コレクティーフによるシューベルトの名歌曲集「冬の旅」が登場!
ココ・コレクティーフは、5人の歌手がハーグ王立音楽院で教師のモーリス・ランメルツ・ファン・ビューレンと出会い結成。ブラームスからピアソラ、ジョン・ケージまで幅広いレパートリーをこの編成で歌い、アムステルダムのコンセルトヘボウやオランダのラジオ4、TV番組などに定期的に出演しています。
KTC-1593
ロビン・デ・ラーフ:ヴァイオリン協奏曲*
交響曲第1番 「タングルウッド物語」
タスミン・リトル(Vn)*、
ヤープ・ファン・ズヴェーデン(指)
マルクス・ステンツ(指/交響曲第3楽章)
オランダ放送PO
Et'ceteraのダッチ・コンポーザー・シリーズから、タスミン・リトルとヤープ・ファン・ズヴェーデンが登場!数々の知られざるレパートリー、とりわけ協奏曲録音で高い評価を得るタスミン・リトルが弾くのは、現代オランダのリーディング・コンポーザーの1人、ロビン・デ・ラーフ(b.1968)のヴァイオリン協奏曲。デ・ラーフはロッテルダム音楽院作曲科の教授を務め、2000年にはタングルウッド音楽センター(タングルウッド音楽祭の講習会)のシニア・コンポジション・フェローに招聘され、それをきっかけに、ボストンSOとのパートナーシップを始めとする北米での活躍を拡げています。
ハーグ・レジデンティ管、オランダ放送フィル、ダラス響、ロイヤル・フランダース・フィル、ホンコン・フィルなどの首席指揮者、音楽監督等を歴任し、2018年シーズンからはニューヨーク・フィルへの音楽監督就任が決まっているオランダの名匠、ヤープ・ファン・ズヴェーデンの指揮にも注目!
KTC-1596(2CD)
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集(全曲)
ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014/ソナタ第2番イ長調 BWV.1015/ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016/ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017/ソナタ第5番ヘ短調 BWV.1018/ソナタ第6番ト長調 BWV.1019/カンタービレ、マ・ウン・ポコ・アダージョ(ソナタ第6番緩徐楽章の初稿版)
グイード・デ・ネーヴェ(バロックVn)
フランク・アグステリッベ(Cemb)

録音:2016年7月25日ー28日、アントワープ(ベルギー)
使用楽器:Baroque violin by Hendrik Willems, Ghent 1692, Baroque bow by Rudiger Pfau, 2009, Harpsichord after Grimaldi by Jan Boon, Mechelen 1995
ともにアントワープ王立音楽院の教授をつとめるベルギー古楽界の名手、グイード・デ・ネーヴェとフランク・アグステリッベによるバッハ。このバッハ演奏は、アントワープ音楽院からも協賛を受けるプロジェクトの一環でもあり、ネーヴェとアグステリッベがルソーやディドロ、マッテゾンといった18世紀の音楽理論家たちの記述を読み解き、ドイツ・バロックの本質へ近づこうと取り組んだもの。フランク・アグステリッベは、2017年4月には、ルクセンブルクの声楽アンサンブル "カントルクス"の指揮者として、たかまつ国際古楽祭にも出演しています。
KTC-1597
J.A.ファーバー:聖母被昇天のミサ
ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲イ短調 RV.431
テラ・ノヴァ・コレクティーフ、
ヴラド・ウェーフェルベルヒ(指、Cl)、
ブノワ・ローラン(オーボエ、リコーダー)
アントワープ大聖堂の音楽家、テノール歌手として活動したドイツ生まれの作曲家、聖職者、ヨハン・アダム・ファーバー(ca.1692−1759)の現存する数少ない作品、「聖母被昇天のミサ(マリアは天に昇らされたまいぬ)」。アントワープのヴレースハウス博物館に手稿譜が展示されているこの作品は、クラリネットのために書かれた最初期の音楽を含んでおり、クラリネット・レパートリーの発展における謎の一つともなっています。ピリオド楽器による世界初録音。
テラ・ノヴァ・コレクティーフは、イ・ソリスティ・デル・ヴェントやシャン・ダクションのメンバーでもあるクラリネット奏者、ヴラド・ウェーフェルベルヒを芸術監督として2012年に結成されたベルギーのピリオド・アンサンブル。ヴィヴァルディのオーボエ協奏曲でソロを務めるブノワ・ローランは、ブリュッセル王立音楽院でバロック・オーボエを教え、コンチェルト・ケルン、アニマ・エテルナ、ビーロック(B'Rock)などのオーボエ奏者として活躍しています。
KTC-1598
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 Op.22
弦楽四重奏曲断章変ロ長調
ルスクヮルテット〔クセーニャ・ガマリス(Vn)、アンナ・ヤンチシナ(Vn)、クセニア・ズーレヴァ(Va)、ピョートル・カレトニコフ)〕

録音:2017年4月27日−29日、ベルギー
ルスクヮルテット(RUSQUARTET)は、2001年にモスクワ音楽院付属中央音楽学校で結成されたロシアのSQ。メンバー全員がモスクワ音楽院へと進学し、ボロディン・クヮルテットの元メンバーとして知られる名ヴィオリスト、ドミトリー・シェバーリンの生徒となりました。2006年には、ショスタコーヴィチの生誕100周年を記念したドイツ(ラインスベルク)のコンクールで第1位を受賞した他、バンフ国際弦楽四重奏コンクール(カナダ)、ショスタコーヴィチ国際弦楽四重奏コンクール(ロシア)、トロンプ国際音楽コンクール(オランダ)などで入賞してきた実力派です。
モスクワ音楽院で培った技術、音楽性ともに高い水準を誇るルスクヮルテット。シェバーリンが育てた将来有望なSQが弾く"お国もの"、チャイコフスキーにご期待ください!
KTC-1599
ウィルヘルム・ベルガー:ピアノ独奏作品集
ピアノ・ソナタ Op.76
独自のテーマによるピアノのための変奏とフーガ Op.91(全曲世界初録音)
猿渡光子(P)

録音:2017年7月11日−13日、デ・ドゥーレン(ロッテルダム、オランダ)
※日本語解説付き
スヴェーリンク音楽院で名匠ヴィレム・ブロンズに師事し、現在はオランダをベースに、ソロ、室内楽(ウリエル・アンサブルのメンバー、他)のピアニストとして活動する猿渡光子。レコード芸術で「特選盤」に選ばれた「シューマン(PKTC-1539)」に続くEt'cetera第2弾は、ドイツ後期ロマン派のコンポーザー=ピアニスト、ウィルヘルム・ベルガー(1861−1911)のピアノ作品集。
■ウィルヘルム・ベルガーはマイニンゲン宮廷楽団の常任指揮者を務め、管弦楽曲、ピアノ曲、そして声楽曲など100曲以上の作品を生み出し、それらがほとんどすべて出版されました。また、ベルガーのピアノ作品は高い技術が要求されることから、ベルガー自身が素晴らしいピアノ・テクニックの持ち主であったことを証明しています。対位法を完璧に使いこなし、バッハ、ベートーヴェン、シューマン、ブラームスという伝統の流れをそのまま受け継ぐベルガーのエレガントな「ピアノ・ソナタ」と創造性溢れる「変奏曲」を、猿渡光子の優れた解釈で贈ります。

KTC-1600
セピア&アマランス
ピエルネ:愛の国への旅(フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ&ハープ)
レオ・シュミット:三重奏曲(フルート、ヴィオラ&ハープ)
グーセンス:組曲 Op.6(フルート、ヴァイオリン&ハープ)
ジョンゲン:三重奏のための2つの小品 Op.80(フルート、チェロ&ハープ)
ピエルネ:自由な変奏と終曲 Op.51(フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ&ハープ)
アンサンブル・ルマカ

録音:2017年7月4日−6日、オランダ
アンサンブル・ルマカ(Ensemble Lumaka)は、アムステルダムを本拠とするオランダでもっとも活発な室内アンサンブルのひとつ。フルート、ハープ、弦楽三重奏の5名からなり、メンバーはロイヤル・コンセルトヘボウ管やロイヤル・フランダース・フィル(現アントワープSO)、現代音楽アンサンブルの"インソムニオ"で活躍する名手によって構成されています。Et'ceteraから発売されるアンサンブル・ルマカのサード・アルバムは、「セピア&アマランス」がテーマ。フランスのピエルネ、オランダのレオ・シュミット、イギリスのグーセンス、ベルギーのジョンゲンの様々な作品から、「Sepia=ノスタルジー、憂鬱、記憶」と「Amaranth=情熱、喜び、エネルギー」といった対照的な魅力を描き出します。
KTC-1601
メイド・イン・ベルギー〜ベルギーの新しい合唱音楽
ルディ・タス:アヴェ・マリア
クサヴィエ・デプレ:おお、聖霊の火よ
シュテファン・ラシェット:主の祈り
リュック・デュピュイ:スターバト・マーテル
アラン・チャールトン:エヴァーラスティング・ヴォイシズ
マールテン・ファン・インヘルヘム:ハムステッド・ヒース
ローランド・コリン:シック・ローズ
クルト・ビッケンバーグ:愛を語ってはならない
ピート・スウェルツ:戦争
ヤン・ムイヤールト:イン・ドゥイン
伝承曲(ジャン=マリー・レン編):野生の夜鳴きうぐいす
伝承曲(トビー・ウォードマン編):Li p’tit banc
ルディ・タス:あなたに伝えたい
ギィ=フィリップ・ルイパルツ:Chanson des Eclopes
アラン・チャールトン:Il flotte une musique eteinte
ブリュッセル室内cho
ヘレン・カッサーノ(指)

録音:2017年3月&6月、ベルギー
2007年にブリュッセル王立音楽院のメンバーによって結成されたブリュッセル室内合唱団。様々なスタイル、様々な言語で書かれた現代ベルギーの合唱作品を歌います。半数以上は世界初録音の曲で、新たな合唱レパートリー発掘にもオススメ。68ページのブックレットに全曲の歌詞(原語、英語、フランス語、オランダ語)掲載。
KTC-1602
ソロモンの雅歌
『ソロモンの雅歌による5声のモテット集(ローマ、1584)』より ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ、ジャン・レリティエ、ジャケ・ド・マントヴァ、ニコラ・ゴンベール、ジョスカン・デ・プレの音楽
カペラ・マリアーナ、
ヴォイチェフ・セメラート(芸術監督)

録音:2017年8月16日−18日、フランス
カペラ・マリアーナは、コレギウム・マリアヌムのメンバーとして活動したヴォイチェフ・セメラートが2008年に結成した、チェコでは珍しいルネサンスのポリフォニー音楽に特化したヴォーカル・アンサンブル。Et'ceteraからのリリース第2弾は、旧約聖書の「ソロモンの雅歌」をテキストとし、1584年ローマで出版された「5声のモテット集」からの音楽。
KTC-1603
ヴァンハル:クラリネット、オーボエ、ファゴットのための協奏曲集
ファゴット協奏曲ハ長調
クラリネット協奏曲ハ長調
オーボエ協奏曲ヘ長調
2本のファゴットのための協奏曲ヘ長調
リュック・ルブリ(Fg)、
フランソワ・バティスト(Fg)、
ミシェル・ルティエク(Cl)、
ピート・ファン・ボックスタル(Ob)、
ハンス・ロトマン(指)プロイセン室内O
モーツァルトと同世代のウィーンで活躍したボヘミア出身の作曲家、ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739−1816)の木管楽器協奏曲集。モーツァルトやハイドン、ディッタースドルフらと共に弦楽四重奏を演奏したとも伝わるヴァンハルの貴重な録音が蘇る。
KTC-1604
ヤナーチェク&シューベルト:弦楽四重奏曲集
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番 「内緒の手紙」
シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調 D.887, Op.Posth.161
タウルスSQ

録音:2017年6月
2012年に結成したベルギーのアンサンブル、タウルスSQのファースト・アルバム。「Horizon funebre」と名付けられたCDプロジェクトは、1828年に没したシューベルトと1928年に没したヤナーチェク、ちょうど1世紀の間を隔てた両作曲家のそれぞれ最後の弦楽四重奏曲を収録。
KTC-1605
アンリ=ジャック・ド・クルス:モテット集 ッティーナ・パーン(S)、
ジュリアン・ポッジャー(T)、
ピーター・ハーヴェイ(Bs)、
パトリック・ペイレ(指)
カペラ・ブルジェンシス、
コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ
ブリュッセル宮廷の楽長を務めた18世紀ベルギーの作曲家、ヴァイオリニスト、アンリ=ジャック・ド・クルス(1705−1786)のモテット集。ド・クルスは宮廷礼拝堂楽長として教会と宮廷で演奏し、教会音楽と室内楽曲の両方を作曲しており、4つの「弦楽と通奏低音付きのモテット」に、弦楽のためのソナタも収録。ジュリアン・ポッジャーやピーター・ハーヴェイといった名歌手たちの参加もポイント。
KTC-1606
ピアノ三重奏曲集
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調 Op.15
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲ホ短調 Op.67
アンサンブル・アレンスキー
女性奏者3名による三重奏団アンサンブル・アレンスキー(元アレンスキー・トリオ)は、アントン・アレンスキーの三重奏曲を演奏するために結成され、コンサートが好評を得たことから永続的なアンサンブルとして活動を開始。アルテミスSQに教わり、2017年にはベルギーの若手アンサンブルのためのコンクール「スーパーノヴァ」で受賞した期待の新星。
1855年に作曲されたスメタナのピアノ三重奏曲と1944年に作曲されたショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲。約1世紀を隔てながらも、悲しみ、怒り、哀悼の念など共通した感情を内包する作品を収録。
KTC-1607
スペインのピアノ音楽〜グラナドス、モンポウ
グラナドス:ゴイェスカス(恋する若者たち)
モンポウ:ショパンの主題による変奏曲
ソフィア・メリキヤン(P)

録音:2017年春
スペイン、リナレスのマリサ・モンティエル国際ピアノ・コンクールやイビサ国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得したアルメニアのピアニスト、ソフィア・メリキヤンのスパニッシュ・アルバム。マドリードのプラド美術館を頻繁に訪れ、フランシスコ・デ・ゴヤの絵画から多くの刺激的な発見をしたというメリキヤン。ゴヤの絵画に影響を受けたというグラナドスの「ゴイェスカス」を、深い表現で描きます。
KTC-1608
カプリッチョ〜弦楽四重奏の宝石
トゥリーナ:闘牛士の祈り Op.34
A.スカルラッティ:4声のソナタ(合奏協奏曲第3番)
ルクー:モルト・アダージョ・センプレ・カンターテ・ドロローゾ
メンデルスゾーン:カプリッチョ第3番ホ短調 Op.81
プッチーニ:クリザンテーミ(菊)
シュルホフ:弦楽四重奏のための5つの小品
エンアコードSQ

録音:2016年7月11日−15日、オランダ
1998年に設立されたオランダの女流クヮルテット。「弦楽四重奏のレパートリーは、発見と探検の絶え間ない航海」と語る彼女らが、素晴らしい作品でありながらあまり演奏されていない、未知なる宝石のような弦楽四重奏のレパートリーを集めて披露するアルバム。シュルホフ、ルクー、プッチーニ、トゥリーナらによる多様で多彩な作品は、きっと新しい素敵な発見となることでしょう。
KTC-1609
フアン・デ・ナバス:歌曲集
リュリ:チャコーナ
ナバス:規則のバラ、それはあなたの悲しみですか?/おお羊飼い/誰が盲目を恐れるべきか、これが暴君のハープ
作曲者不詳(スペイン):アマブル
ナバス:ああ私は幸せ, そして不幸/森よさらば
サンス:パバナ ニ長調
ナバス:翼ある雪の白鳥
サンス:パサカレス ホ長調
ピエール・ビュケ:組曲第2番
ナバス:おお愛よ、花, 2羽のナイチンゲールを聞く
ムジカ・フィクタ〔ハイロ・セラーノ(テノール、パーカッション)、
カルロス・セラーノ(リコーダー)、
フリアン・ナバーロ(バロック・ギター、ハラナ)〕

録音:2016年1月7日−13日、コロンビア
ムジカ・フィクタは、テノール(&パーカッション)、リコーダー、バロック・ギター(&ハラナ)を中心メンバーとし、ラテン・アメリカとスペインの古楽を専門とするアンサンブル。コロンビアをベースに、南米全土から欧米諸国、シンガポール、トルコなどで演奏しています。1669年にマドリード王立礼拝堂のハープ奏者となったフアン・デ・ナバス(1632−1687)のアート・ソング(多くが世界初録音)と同時代の器楽曲(ビュケのリコーダー組曲は世界初録音)を収録。
KTC-1610
オスカー・ヴァン・ヘメル:室内楽作品集
クラリネット五重奏曲
ピアノ4手連弾のための舞曲
オーボエ,ヴァイオリン,ヴィオラとチェロのための 「コンメディア・デッラルテについて」
ピアノ四重奏曲
アラン・R.ケイ(Cl)、
ルスクヮルテット(P)、
キャサリン・ダウリング(P)、
クラーク・ショイフェレ(P)、
ジェームス・オースティン・スミス(Vn)、
マレーヴィチ・ピアノ四重奏団、他

録音:2016年8月&2017年8月、オランダ
Et'ceteraのダッチ・コンポーザー・シリーズ。ベルギーのアントワープで生まれたオランダの作曲家、オスカー・ヴァン・ヘメル(1892−1981)の室内楽作品集。アウフスト・デ・ブックやローデヴェイク・モルテルマンスに作曲を学び、1940年〜1970年の間には、オランダでもっとも演奏されたオランダの作曲家の一人です。
KTC-1611
パッサージョ〜エイナウディ:ピアノ作品集
プリマヴェーラ/秘密の言葉/ふたつの川/もう一つの人生/奇妙な日々/エレジー・フォー・ジ・アーティック/パッサージョ/波/飛/こんな素敵な夜に/パスワード/ネフェリ/光、溢れる日々/ある朝/今夜
ミヒャエル・ファン・クリュッカー(P)

録音:2017年5月、オランダ
ケルン・ピアノ・デュオの活動でも知られるドイツのピアニスト、ミヒャエル・ファン・クリュッカーは、忘れられた古典派〜ロマン派のピアノ作品の復興から、ピリオド楽器(フォルテピアノ)での演奏、偉大な哲学者フリードリヒ・ニーチェのピアノ作品を取り上げるなど多彩に活動し、多くのアルバムも録音しています。
新たにスタートするレコーディング・プロジェクトは、クリュッカーの音楽活動の重要な部分を占めていたミニマル・ミュージックのシリーズ。第1弾ではルチアーノ・ベリオに師事したイタリアのコンポーザー=ピアニスト、ルドヴィコ・エイナウディのピアノ作品集を録音。映画「最強のふたり」の音楽をはじめ、数々の映画音楽、CM音楽、サウンドトラックも手がけ、2017年4月の来日公演も記憶に新しい現代イタリアの巨匠エイナウディの美しく幻想的な音楽を、熟練のピアニズムで贈ります。ミニマル・ミュージック第2弾はアルヴォ・ペルト、第3弾はフィリップ・グラスの音楽を予定。
KTC-1616
タンゴ・センセーションズ
ピアソラ:アディオス・ノニーノ、
 ファイヴ・タンゴ・センセーションズ
ジェラルド・ヘレス・レ・カム:フガーダ・インティマ、エスペハーダ
アレハンドロ・シュワルツ:アルキミア
ピアソラ:オブリビオン(忘却)、フガータ
コレクティフ・アルシス(サクソフォン・アンサンブル)、
ダニエル・グリュセル(バンドネオン)

録音:2017年9月9日−10日&11月4日−5日、ベルギー
ブリュッセルとモンスの王立音楽院で学んだクラシカル・アコーディオン&バンドネオン奏者、ダニエル・グリュセルの新たなタンゴ革命! 多彩なジャンルをレパートリーとし変幻自在の編成で活動するベルギーのサクソフォン・アンサンブル「コレクティフ・アルシス(Collectif Arsys)」とコラボレーション!
タンゴの革命児、アストル・ピアソラの名ナンバー「アディオス・ノニーノ」や「オブリビオン」に、クロノス・クァルテットのために作曲された晩年の五重奏「ファイヴ・タンゴ・センセーションズ」の"バンドネオンとサクソフォン版"。そして、現代のタンゴ作家ジェラルド・ヘレス・レ・カム(b.1963)とアレハンドロ・シュワルツ(b.1969)の作品を収録。卓越した技術のミュージシャンたちによるサクソフォンとバンドネオンの豊かな表現で、タンゴの新たな地平を切り開きます。
KTC-1617
バロック以前のシャンソンと世俗的ポリフォニー
クレマン・ジャヌカン、ジル・バンショワ、オルランド・ド・ラッスス、ロジェ・パティエ&バリント・バクファルク、ギヨーム・ド・マショー、クロード・グディメル、ニコラ・ゴンベール&エンリケス・デ・バルデラーバノ、ピエール・アテニャン&ホプキンソン・スミス、ヨハネス・オケゲム、アドリアン・ル・ロワ、ピエール・サンドラン、クローダン・ド・セルミジ&アドリアン・プティ・コクリコ、ガルニエ、作曲者不詳(ブルゴーニュ楽派)の作品
ラタス・デル・ビエホ・ムンド

録音:2017年5月16日−18日、ベルギー
ラタス・デル・ビエホ・ムンド(The Rats of the Old World/旧世界のネズミ)は、アンサンブル・グランドラヴォアのメンバーとしても録音に参加しているベルギーのリューティスト、フロリス・デ・リッカーが創設したアンサンブル。ノルウェー、リトアニア、ドイツ、ベルギー、スペイン、オーストリアの多国籍アーティストたちが集まり、中世とルネサンスのシャンソン、モテット、マドリガルを探訪する声楽と器楽(リュート、プサルタリー、シターン、etc)によるアンサンブル。
バンショワやラッスス、マショー、ゴンベール、オケゲムら14世紀〜16世紀のシャンソン、世俗的ポリフォニー、声楽曲からアレンジされたリュート音楽など多彩なレパートリーを紹介します。
KTC-1618
東欧のヴァイオリン・ソナタ集
ババジャニアン:ヴァイオリン・ソナタ
アクロン:ヘブライの旋律 Op.33
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
シマノフスキ:神話 Op.30より アレトゥーザの泉
バルトーク(セーケイ編):ルーマニア民俗舞曲集
バッハ:アリオーソ
デュオ・スロイス〔水本桂(P)、エリック・スロイス(Vn)〕

録音:2017年3月2日&4日、ベルギー
本とヨーロッパで広く活動し、ベルギーのブリュッセル王立音楽院でアシスタント・プロフェッサーを務めるピアニスト、水本桂(Katsura Mizumoto)と、フランダースSOで長年副コンサートマスターとミュージカル・アドヴァイザーを担い、ブリュッセル王立音楽院ではフィリップ・グラファンのアシスタントを務めるベルギーの名ヴァイオリニスト、エリック・スロイスとの夫婦デュオ。
アルメニアのアルノ・ババジャニアン、ポーランドのカロル・シマノフスキとジョゼフ・アクロン、チェコのレオシュ・ヤナーチェク、ハンガリーのベーラ・バルトークといった、東ヨーロッパ方面の作曲家によるヴァイオリンとピアノの為の作品集を濃密に描きます。
KTC-1621
18世紀フランスの作曲者不詳のオルガン組曲集 リュク・ポネ(Org)

録音:2013年&2014年、ベルギー
パリのサント・ジュヌヴィエーヴ図書館に所蔵されている手稿譜(Manuscript -2372)からの18世紀フランスのオルガン作品集。作曲者不詳の様々な作曲家による貴重な42のオルガン作品を、ベルギーのレメンス研究所(現:ルーヴェン大学芸術カレッジ)でオルガン教授を務めたリュク・ポネが演奏します。世界初録音。
KTC-1623
ミケランジェロのマドリガル
バルトロメオ・トロンボンチーノ、 ヨアン・アンブロジオ・ダルツァ、ミケーレ・ペセンティ、マルコ・ダッラクイラ、マルケット・カーラ、フランチェスコ・ダ・ミラノ、作曲者不詳の作品
ケイト・マコボイ(S)、
ロベール・ムニエ(Lute)

録音:2016年&2017年、イギリス
オーストラリアの古楽系ソプラノ、ケイト・マコボイがロベール・ムニエの伴奏で贈る、1500年前後、ミケランジェロの時代のイタリアのリュート歌曲集。ローマ教皇庁や宮廷から商人や庶民の間まで広く愛されながらも、宗教作品と違い詳細な楽譜での伝搬が少ないために、現代では歌われることが少なくなってしまっている世俗作品を蘇らせるという好企画。ルネサンスの偉人、ミケランジェロ(ミケランジェロ・ブオナローティ)の詩によるトロンボンチーノの作品「Come haro donque ardire」も収録。
KTC-1629
ヤナーチェク&シューベルト:弦楽四重奏曲集 Vol.2
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810 「死と乙女」
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番 「クロイツェル・ソナタ」
タウルスSQ

録音:2018年1月、ベルギー
2012年に結成されたベルギーのアンサンブル、タウルスSQのセカンド・アルバム。「Horizon funebre(葬送の地平線)」と名付けられたCDプロジェクトは、1828年に没したシューベルトと1928年に没したヤナーチェク、ちょうど1世紀の間を隔てた両作曲家の弦楽四重奏曲を収めており、第1弾(KTC 1604)では「ヤナーチェクの第2番 「内緒の手紙」」と「シューベルトの第15番」を、そしてこの第2弾では「ヤナーチェクの第1番 「クロイツェル・ソナタ」」と「シューベルトの第14番 「死と乙女」」という傑作をカップリ
KTC-1645
私的演奏協会の音楽 Vol.5
マーラー:さすらう若人の歌*(シェーンベルク:編曲/室内アンサンブル版)
大地の歌**(ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)
ルートヴィヒ・ミッテルハンマー(Br)*、
マルセル・ライヤンス(T)**、
ヴィレム・デ・フリース(Br)**、
ヘンク・グイタルト(指)
グルッポ・モンテベロ

録音:2017年8月18日−19日(さすらう若人の歌)&2018年8月18日−19日(大地の歌)、ケルクラーデ(オランダ)
シェーンベルク:が1918年に設立し、交響曲や管弦楽曲などを室内楽編成に編曲し演奏していた「私的演奏協会」。『私的演奏協会の音楽』は、シェーンベルク:・アンサンブルを創設し、シェーンベルク:・クヮルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加した新ウィーン楽派のスペシャリスト、ヘンク・グイタルトと、グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」によって、シェーンベルク:の仲間や弟子たちがアレンジした様々な室内楽バージョンを取り上げ、「私的演奏協会」の音楽を現代に再現するという人気シリーズです。
第5弾では、私的演奏協会の総裁であるシェーンベルク:によって室内アンサンブル版へとアレンジされた「さすらう若人の歌」と、シェーンベルク:の精神を現代へと受け継いだヘンク・グイタルトのアレンジによる「大地の歌」。マーラーの2つの偉大な管弦楽伴奏付き歌曲が、十数名の繊細なアンサンブルによって演奏されています。
KTC-1647
私的演奏協会の音楽 Vol.6
レーガー:アイヒェンドルフの詩による「ロマンティックな組曲」Op.125(シェーンベルク&ルドルフ・コーリッシュ編曲/室内アンサンブル版)
ウェーベルン:パッサカリア Op.1(ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)、
 リルケの詩による2つの歌 Op.8*、
 4つの歌 Op.13*
ツェムリンスキー:詩篇第23篇 Op.14(ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)
ヘンク・グイタルト(指)、
グルッポ・モンテベロ、
アンナ・ルツィア・リヒター(S)*
シェーンベルクが1918年に設立し、自身と同時代の作曲家の交響曲や管弦楽曲などを室内楽編成に編曲し演奏していた「私的演奏協会」。その演奏会は、最終的には計113回も開かれたということです。『私的演奏協会の音楽』は、シェーンベルク・アンサンブルを創設し、シェーンベルク・クヮルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加した新ウィーン楽派のスペシャリスト、ヘンク・グイタルトと、グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」によって、シェーンベルクの仲間や弟子たちがアレンジした様々な室内楽バージョンを取り上げ、「私的演奏協会」の音楽を現代に再現するという人気シリーズです。
第6弾となる今回は、「私的演奏協会」の設立者であるシェーンベルクが編曲した、レーガーの「ロマンティックな組曲」はもちろんのこと、新ウィーン学派を得意とするヘンク・グイタルトとグルッポ・モンテベロの編曲によるウェーベルンも収録され充実の内容です!グルッポ・モンテベロの巧みなアンサンブルをご堪能ください!
KTC-1648(2CD)
アンリ・ジョゼフ・ド・クロース〜クラリネット・ダモーレの復活
アンリ・ジョゼフ・ド・クロース(1756-1842):交響曲第1番変ホ長調、
 ファゴット協奏曲ハ長調、
 交響曲第2番ニ長調
作曲者不詳:2本のクラリネット・ダモーレのためのコンチェルタンテ ト長調
アンリ・ジョゼフ・ド・クロース:2本のクラリネット・ダモーレのためのパルティア(全曲世界初録音)
テラ・ノヴァ・コレクティーフ、
ヴラド・ウェーフェルベルヒ(指,クラリネット・ダモーレ)

録音:2018年10月30日−11月2日&2019年3月13日−15日、ベルギー
テラ・ノヴァ・コレクティーフは、イ・ソリスティ・デル・ヴェントやシャン・ダクションのメンバーでもあるクラリネット奏者、ヴラド・ウェーフェルベルヒを芸術監督として2012年に結成されたベルギーのピリオド・アンサンブル。歴史的クラリネットと現代のバス・クラリネットのスペシャリストであり、アントワープの王立音楽院でバス・クラリネットを教えるウェーフェルベルヒが、現在のコンサート・シーンでは完全に姿を消してしまった幻の楽器「クラリネット・ダモーレ(愛のクラリネット)」の音色を現代に再現するという、古楽系管楽器関係者注目の好企画。アンリ・ジョゼフ・ド・クロース(1756−1842)は、ドイツ、レーゲンスブルク宮廷の楽長を務めたベルギーのヴァイオリニスト。ブリュッセル宮廷の楽長を務めたアンリ=ジャック・ド・クロース(アンリ=ジャック・ド・クルス/1705−1786)は父親です。ウェーフェルベルヒは2019年2月に行われた「たかまつ国際古楽祭」に出演し、アンリ・ジョゼフ・ド・クロースの作品を含め、クラリネット・ダモーレの音色を本邦初公開しています。
KTC-1656
タブラ・ラーサ〜ギター四重奏のための名曲アレンジ集
モーツァルト:アレグロ・コン・スピーリト(2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448/375aより)
スクリャービン:即興曲 変ロ短調 Op.12-2
ドビュッシー:版画
バッハ:フーガ − ヴィヴァーチェ(2台のチェンバロのための協奏曲ハ長調 BWV.1061より)
ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
ラフマニノフ:前奏曲 ニ長調 Op.23-4、前奏曲 ト短調 Op.23-5
ビゼー
:カルメン組曲
モーツァルト:トルコ行進曲(ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331/300iより)
フォー・エイセス・ギター四重奏団
フォー・エイセス・ギター四重奏団は、2017年のオッソラ室内楽コンクール(イタリア)で第1位を受賞したベルギーのギター四重奏団。スタイルにとらわれないユニークな活動で人気を集めており、今回のニュー・アルバム「タブラ・ラーサ」(白紙やまっさらな状態を意味する言葉)でも、バッハからモーツァルト、ショパン、ビゼーなどまばゆいばかりの名曲をギター四重奏に編曲。単にギターに置き換えるだけでなく、リズムやスタイルも自由にアレンジし、時には口笛も飛び出す「トルコ行進曲」など楽しさ満点のプログラムです。
KTC-1659
エッセンス・バイ・クゴーニ・トリオ
ピート・ジョゼフ・スウェルツ(b.1960):レトゥロ(2019)
ヴィム・ヘンドリクス(b.1962):聖なる場U〜神の谷(2019)
イェルン・ドゥー(b.1968):プレアー(2019)
ピーテル・シュールマンス(b.1970):エスケイプ・ヴェロシティ(2018)
マティアス・コッペンス(b.1988):三重奏曲 Op.20(2018)
クゴーニ・トリオ
2010年にベルギーで結成された、ピアノ、ヴァイオリン、サックスというユニークな編成による三重奏団、クゴーニ・トリオのセカンド・アルバム。
現代のベルギーを代表する5人の作曲家がこの珍しい編成のために書き、クゴーニ・トリオへと捧げられた作品集。
KTC-1661
ヘンデル:水上の音楽(サクソフォン四重奏版)
「水上の音楽」 組曲第1番ヘ長調 HWV.348/「水上の音楽」 組曲第2番ニ長調 HWV.349/「水上の音楽」 組曲第3番ト長調 HWV.350(アウケリーン・クラインペニング編)
シレーネ・サクソフォン・クヮルテット〔フェムケ・エイルストラ(S)、フェムケ・ステケテー(A)、アンネリース・フリースヴェイク(T))、アウケリーン・クラインペニング(Br)〕

録音:2019年5月18日&20日、オランダ
オランダの若手女流サクソフォーン奏者で結成されたシレーネ・サクソフォン・クヮルテット。ソプラノ・サクソフォンのフェムケ・エイルストラは、結成34年を誇るオランダの名門アンサンブル、アウレリア・サクソフォン・カルテットの2代目ソプラノ・サクソフォンを担当しています。ハイドンの「弦楽四重奏曲」とガーシュウィンの「パリのアメリカ人」のサクソフォン四重奏版を収録したデビュー・アルバム(KTC-1569)に続き、ヘンデルの傑作「水上の音楽」のサクソフォン四重奏版がリリース!
前作ではテナー・サクソフォンのアンネリース・フリースヴェイクが編曲していましたが、今作ではバリトン・サクソフォンのアウケリーン・クラインペニングがアレンジを担当。組曲第1番から第3番までの「水上の音楽」全曲に、オランダの現代女流作曲家(兼サクソフォン奏者、ヴィジュアル・アーティスト)、セリア・スヴァルト(b.1994)による「Underwater(ヘンデルの音楽からインスピレーションを得たサクソフォン即興のためのサウンドスケープ)」を挟み、まったく新しいアプローチによる「水上の音楽」をお届けします。
KTC-1662
アラン・チャールトン(1970−2018):作品集
ザ・クラウド(ソプラノとピアノのための歌曲集)
ザ・スノー・インザ・ストリート(混声合唱のための)
歓べ、歓べ、キリストは生まれた(混声合唱のための)
チェロとギターのための組曲
ファンタジー(ボーナス・トラック)
エイプリル・フレドリク(S)、
ウィリアム・ヴァン(P)、
ブリュッセル室内cho、
エデンウッド・デュオ、
アラン・チャールトン(エレクトリック・ピアノ/ボーナス・トラック)

録音:2011年、2017年、2018年
1970年ロンドン生まれ、多くの作曲賞を受賞しながらも、2018年に癌によってその短すぎる生涯を終えた作曲家、アラン・チャールトン(1970−2018)の作品集。
KTC-1664(7CD)
ピーテル・ブリューゲルの時代の音楽
CD1「聖書のテーマ」〜フィリップ・デ・モンテ、オルランドゥス・ラッスス、アドリアン・ヴィラールト、ヤコブス・クレメンス・ノン・パパ、他/CD2「王宮からの音楽」〜ニコラ・ゴンベール、トマ・クレキヨン、ジョスカン・デ・プレ、ルイス・デ・ナルバエス、フィリップ・ロジエ、他/CD3「死と無常」〜コルネリウス・カニス、フィリップ・デ・モンテ、ピエール・ド・マンシクール、ジャケス・デ・ヴェルト、チプリアーノ・デ・ローレ、他/CD4「愛とお祝いへの頌歌」〜ニコラ・ゴンベール、ピエール・ムル、ジャン・ド・カストロ、オルランドゥス・ラッスス、アンドレアス・ペフェルナーヘ(ペヴェルナージュ)、他/CD5「悪徳の美徳」〜イヴォ・デ・ヴェント、アルノルト・フォン・ブルック、ハインリヒ・イザーク、ヘールキン・デ・ホント、ヨハネス・ルピ、他/CD6「低地帯諸国の宗教対立」〜カスパル・オトマイルク、ヨハネス・エッカルト、バルドゥイン・ホーヨウル、パスカル・ド・レストカール、ギヨーム・シャティヨン・ド・ラ・トゥール、他/CD7「踊りと歌」〜ピエール・ファレーズ、ティールマン・スザート、イエロニムス・ヴィンデルス、アレクサンドル・アグリコラ、ルドヴィクス・エピスコピウス、他
ブリスク・リコーダーQ、カメラータ・トライェクティナ、カペラ・マリアーナ、カペラ・サンクティ・ミカエリス、カピラ・フラメンカ、クレンド、クレンド・コンソート、エギディウス・コンソート、エギディウス・アンサンブル、エギディウス・クヮルテット&カレッジ、ヘンリーズ・エイト、ウエルガス・アンサンブル、インアルト、ラ・カッチャ、オランダ室内cho、オルトレモンターノ、ラタス・デル・ビエホ・ムンド、サジタリウス、ユートピア、他
オランダの老舗レーベル「Et'cetera(エトセトラ)」から、2019年に没後450周年を迎える16世紀オランダ(当時ブラバント公国)の偉大な画家、ピーテル・ブリューゲル(父)(1525−1569)のアニヴァーサリーBOXセットが登場。
ブリューゲルが活動した16世紀のフランドル地方を舞台に、当時の主要な作曲家からあまり知られていない作曲家までを様々なテーマでプログラムした全7枚組BOXという、Et'ceteraならではの豪華企画です。参加アーティストも、オランダ、ベルギーを中心とする名門古楽アンサンブル、古楽グループがその名を連ねています。
ジャケット写真は、ピーテル・ブリューゲルの代表作の1つ「穀物の収穫(1565)」。
KTC-1668
マイティ・メタモルフォージス〜21世紀のピッコロとフルートのレパートリー
ゲイリー・ショッカー(b.1959):ショート・アテンション・スパンズ(ピッコロ、フルートとピアノのための)(2017)
マット・スミス(b.1984):ピッコロ・ソナタ第4番(2014)
コープランド:二重奏曲(フルートとピアノのための)(1967-1971)
ショッカー:ピッコロ・ソナタ第3番(2017)
シア・マスグレイヴ(b.1928):ピッコロ・プレイ(1989)
ペーター・フェルホーエン(ピッコロ)、
アルド・バールテン(Fl)、
ステファン・デ・シェパー(P)

録音:2019年3月15日&6月21日、ベルギー
アントワープSO(元ロイヤル・フランダースO)の主席ピッコロ奏者を務めるベルギーの名手、ペーター・フェルホーエン。フルート奏者としても高名なアメリカの作曲家ゲイリー・ショッカーや、同じくフルート奏者として活躍するイギリスの若き作曲家マット・スミスらの新作を録音した、21世紀のピッコロとフルートのためのレパートリーを開拓するプログラム。20世紀の作品としてはコープランドの二重奏曲とコープランドに学んだスコットランドの女流作曲家シア・マスグレイヴの作品を収録。
KTC-1669
ア・タッチ・オヴ・ベートーヴェン
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 「ヴァルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
ピアノ・ソナタ第23番 「熱情」
カティア・フェークマンス=チェシュコフスキ(P)
ブリュッセル、パリ、ハーグで研鑽を積んだあと、ラザール・ベルマンの元でも5年間専門的に研究を重ねながら数々の国際コンクールで多くの一等賞を受賞してきたベルギーの名ピアニスト、カティア・フェークマンス(=チェシュコフスキ)が弾くベートーヴェンのピアノ・ソナタ集。現在はコンサート・ピアニストとしてヨーロッパ全土の有名なコンサート・ホールで演奏する傍ら、ブリュッセル王立音楽院、マーストリヒト音楽院の教授としても長いキャリアを積み、ヨーロッパ中でのマスタークラス、国際コンクールの審査員などを務めてきたフェークマンスによる充実の「熱情」と「ヴァルトシュタイン」です。
KTC-1684
ベルギーのトランペット音楽
ジョンゲン:コンチェルティーノ Op.41
エリク・デシンペラーレ(b.1990):バラード
テオ・シャルリエ(1868-1944):ソロ・ド・コンクール
フェルナンド・デ・ポッペ(1933-1998):協奏的幻想曲
テオ・シャルリエ:ソロ・ド・コンクール2
ポール・ジルソン(1865-1942):演奏会用小品
フロール・ペーテルス(1903-1986):トランペット・ソナタ 変ロ長調 Op.51
エリアス・ギステリンク(1935-2005):バラード・フォー・モニク(エリク・デシンペラーレ編)
ハイディ・ミンテン(b.1963):マラガからの夢
ルーラント・ヘンケンス(Tp)、
エリク・デシンペラーレ(P)
ルーラント・ヘンケンスは、2016年にドイツで開催された有名な「エオルス国際管楽器コンクール」でトランペット部門の優勝者となり、現在はノルウェーの国立オペラ&バレエ劇場のソロ・トランペット奏者を務めながらオーケストラ奏者、室内楽奏者、ソリストとして高い評価を得ているベルギーの名トランぺッターです。ノルウェーのスタヴァンゲルSOや国立オペラ&バレエのアシスタント・コンダクターを務めるなど指揮者としても才覚を発揮し始めているヘンケンスが、ジョンゲンからエリク・デシンペラーレの自作自演まで、母国ベルギーの魅惑的なトランペット・レパートリーを集めた、ベルギーのトランペット・アルバム。
エリク・デシンペラーレは、ブリュッセル王立音楽院でピート・クイケンにピアノを学び、アムステルダム音楽院でエト・スパンヤールとルーカス・フィスに指揮を学んだピアニスト、指揮者、作曲家。交響曲、音楽劇、吹奏楽、室内楽、ソロなど様々なアンサンブルのための音楽を作曲し、ベルギーの王立交響吹奏楽団"Vooruit Harelbeke"の首席指揮者、そして2020年からはコルトレイク音楽院のディレクターも務めています。
KTC-1691
ヴィジョンズ〜弦楽四重奏の宝石
パーセル:弦楽の為のチャコニー ト短調 Z.730
プロコフィエフ:束の間の幻影より 〔V:Molto giocoso、VI:Con eleganza〕*
マッダレーナ・ラウラ・ロンバルディーニ=ジルメン(1745-1818):弦楽四重奏曲第2番変ロ長調
プロコフィエフ:束の間の幻影より 〔VIII:Commodo、IX:Allegro tranquillo〕*
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第7番 Op.81(未完成)
プロコフィエフ:束の間の幻影より 〔X:Ridicolosamente〕*
ルクー:弦楽四重奏の為の瞑想曲
プロコフィエフ:束の間の幻影より 〔XIV:Feroce、XV:Inquieto〕
エリザベス・マコンキー(1907-1994):弦楽四重奏曲第3番
プロコフィエフ:束の間の幻影より 〔XVI:Dolente、XVII:Poetico〕
(*=セルゲイ・サムソノフ編曲/弦楽四重奏版)
エンアコードSQ
エンアコードSQは、1998年に設立されケルン音楽大学でベルクSQのメンバーに学んだオランダの女流クヮルテット。「弦楽四重奏のレパートリーは、発見と探検の絶え間ない航海」と語る彼女らが、素晴らしい作品でありながらあまり演奏されていない、未知なる宝石のような弦楽四重奏のレパートリーを集めて披露するプロジェクト。シュルホフ、ルクー、プッチーニ、トゥリーナらの作品を収録した「カプリッチョ」(KTC-1608)に続く新たな宝石箱は、弦楽四重奏版へとアレンジされたプロコフィエフの「束の間の幻影」をはさみながら、パーセルの荘厳な宮廷音楽、ロンバルディーニの優雅な古典的世界、ルクーの高揚した情熱、マコンキーの実存的畏怖、メンデルスゾーンの抑制されたロマンティシズムなど、スタイル、雰囲気、芸術的意図が大きく異なる作品を集めた意欲的なプログラムです。

KTC-1706
QUARANT(AIN)E〜ブリッジ、シャミナード、サン=サーンス、レスピーギ
ブリッジ:チェロ・ソナタ
  Voor de pianiste Lineke Lever(Wiel Kustersの詩)
シャミナード:初めての手紙、愛の虜、悲しい歌、愛の言葉
サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート Op.43
 Zimurrak(Erika Lagoma Pombarの詩)
レスピーギ:アダージョと変奏
オイアナ・アリスティサバル・プーガ(Vc)、
リネケ・レファー(P)
オイアナ・アリスティサバル・プーガは、1981年スペインのバスク地方生まれ、オランダのユトレヒト音楽院とロッテルダム音楽院で研鑽を積み、チェロ・オクテット・アムステルダムのメンバーとして10年間活動したチェリスト。オランダのマーストリヒト生まれで同い年となるリネケ・レファーと贈る、ブリッジ、サン=サーンス、レスピーギのチェロ作品、シャミナードの歌曲からの編曲作品を組み合わせた秀逸なプログラム。アルバム・タイトルの「QUARANT(AIN)E」は、今年40歳になる二人と40を意味するフランス語のQUARANTE、そしてQUARANTEを語源として現在は検疫の意味を持つQUARANTAINEが掛けられているとのことです。
KTC-1709
フォー・ナウ&フォーエヴァー〜テナー・サクソフォンのための音楽
ベルナルト・ファン・ブールデン:フォー・ナウ・アンド・フォーエヴァー(2014)(テナー・サクソフォン独奏のための)
ザ・ロード・バック(2000)(テナー・サクソフォンとイングリッシュ・ホルンのための)
エミル・フロビル:カント・ペンシエローソ Op.97(1976)(テナー・サクソフォンとピアノのための)
ミクローシュ・マロシュ:Zopf(2015)(テナー・サクソフォンとアルト・サクソフォンのための)
ファリフ・ヤノフ=ヤノフスキー:ダイアローグ(プロ・エ・コントラ)(2015)(テナー・サクソフォンとピアノのための)
レオ・サママ:カプリッチョU Op.88(2016)(テナー・サクソフォンとピアノのための)
アンドレアス・ファン・ズーレン:Halvdager(半日) Op.96(2015)(テナー・サクソフォンとピアノのための)
ジャン=バティスト・サンジュレー:アダージョとロンド Op.63(1859)(テナー・サクソフォンとピアノのための)、サボイの思い出 Op.73(1860)(テナー・サクソフォンとピアノのための) (※サンジュレーを除く全曲世界初録音)
アンドレアス・ファン・ズーレン(テナー・サクソフォン)、
マルティーン・マース(P)、
スザンヌ・ファン・ズーレン=ルッカー(イングリッシュ・ホルン)、
エリオット・ライリー(アルト・サクソフォン)
ジャズ・シーンでは花形でありながら、クラシック・シーンではあまり表に出ることの少ないテナー・サクソフォンをフィーチャーした興味深いアルバム。
アンドレアス・ファン・ズーレンはオランダのブラバンツ音楽院で学んだ、オランダ/モラヴィア系のサクソフォン奏者。140を超える「バス・サクソフォンのための作品」が彼のために書かれており、バス・サックスの第一人者としても知られています。また、2021年にはアドルフ・サックスのオリジナル楽器の音色を調査する博士論文を完成させるなど、サクソフォンの歴史や歴史的な楽器にも造詣が深く、このアルバムではサンジュレーの2曲でアドルフ・サックスのサクソフォン(1861年製)とエラールのグランド・ピアノ(1843年製)が使われています。21世紀に書かれた作品(フロビルとサンジュレーを除く全曲)は、ファン・ズーレンへ献呈された作品です。
KTC-1711
エリク・ファン・ネーヴェル:アポン・ザ・チャント
Tota pulchra es
Alma redemptoris mater
Ave Maria
Salve Regina
Regina coeli
Ave maris stella
Gaudeamus
Veni sancte spiritus
Ubi caritas et amor
Rorate coeli
Hodie Christus natus est
Resurrexi
Victimae paschali laudes
Missa de Angelis
Missa de Requiem
クレンデ、
エリク・ファン・ネーヴェル(指揮
ベルギー古楽界の名匠エリク・ファン・ネーヴェルと、ネーヴェルが率いる声楽を中心とした古楽アンサンブル、クレンデ。これまでも16世紀〜18世紀の宗教作品を世に送り出してきた彼らが今回挑戦したのは、エリク・ファン・ネーヴェルが自ら編曲した、混声によるグレゴリオ聖歌集。本来単旋律のユニゾンで歌われるグレゴリオ聖歌の旋律とリズムを忠実に再現しながらも、新たな一面を見出しています。
KTC-1713
夢のあと 〜ヴァイオリンとピアノの為の作品集
フォーレ:夢のあと
ヴィエニャフスキ:カプリッチョ・ワルツOp.7
エルガー:愛の挨拶 Op.12
ブラームス:スケルツォ WO2
チャイコフスキー:感傷的なワルツ
パガニーニ:カンタービレ MS 109
ラヴェル:フォーレの名による子守歌
シモネッティ:マドリガル
パガニーニ
:カンタービレとワルツ Op.19
ファリャ(クライスラー編):歌劇「はかなき人生」よりスペイン舞曲
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
トセリ:嘆きのセレナーデ
パラディス:シチリアーノ
サラサーテ:マラゲーニャ Op.21-14
ショスタコーヴィチ:組曲「馬あぶ」よりロマンス
カルロス・ダマス(Vn)、
アンナ・トマシク(P)
1973年生まれ、ポルトガルを代表するヴァイオリニストの一人、カルロス・ダマスは、パリ音楽院でジャクリーン・ルフェーヴルとイヴリー・ギトリスの下で学び、英グラモフォン誌と英ストラッド誌からは、「フリッツ・クライスラーの作品の最高の解釈者の一人」と評価されました。今回のアルバムでも、クライスラーの編曲したファリャのスペイン舞曲を取り上げています。また、その他の収録曲も、ロマンティックな作品を中心にしており、まさにカルロス・ダマスの魅力をたっぷりと堪能出来る内容となっています。
KTC-1716
ニコラ・シェドヴィル(1705-1782):フォンテンブローの即興 ジャン=ピエール・ファン・ヘース(ミュゼット)、
ピーテリャン・ファン・ケルクホーフェン(ミュゼット)
ヴェルサイユ宮廷で活躍した18世紀の作曲家、オーボエ&ミュゼット(バグパイプ)奏者であり、ミュゼット製作家としても大きな貢献を果たしたニコラ・シェドヴィル(1705-1782)が書いた、2つのミュゼットのための作品集「フォンテンブローの即興(Les Impromptus de Fontainebleau)」。 演奏は、60年代からベルギーの伝統的な音楽の復元、ミュゼット(バグパイプ)の復元や演奏技術の革新(バグパイプの2つ目のサムホールの発明等)などを行ってきたスペシャリスト、ジャン=ピエール・ファン・ヘースと、レメンス音楽院(現LUCA School of Arts)でファン・ヘースに学んだベルギーのミュゼット奏者、ピーテリャン・ファン・ケルクホーフェン(古楽アンサンブル「Bourdon Collectief」やフォーク・バンド「WOR」の共同創設メンバー)による師弟デュオです。
KTC-1719(2CD)
ユップ・フランセンス(b.1955):ピアノ作品集
CD1〜ピアノ協奏曲 「ジャーニー・アンダー・ブリリアント・スカイズ(輝かしい空の下の旅)」(2020年版)*
CD2 〜 3つの練習曲(2019)、オールド・ソングズ, ニュー・ソングズ(1988)
ラルフ・ファン・ラート(P)、
オットー・タウスク(指)*、
ヘルダーラント&オーファーアイセル・フィオン・オーケストラ*
オランダの作曲家ユップ・フランセンスは、1955年フローニンゲン生まれ、ハーグ王立音楽院ではルイ・アンドリーセンに作曲を師事し、2015年にはオランダの文化賞「Het Gouden Viooltje(ゴールデン・ヴァイオリン賞)」を受賞。現代音楽の手法にとらわれない自由な作風が評価を高めており、ヤコブ・クライツベルクやルーカス・フォス、ゲルト・アルブレヒト、ワシリー・ペトレンコなどにもその作品を取り上げられています。
アダムス、ジェフスキ、ダヴナーなど多くの現代ピアノ作品を録音してきた名手ラウラ・ファン・ラートは、Et'ceteraレーベルではバート・スパーン、ロビン・デ・ラーフなどの現代オランダの作曲家も精力的に取り上げており、ユップ・フランセンスのアルバムは『ザ・ギフト・オブ・ソング』と『ウィンター・チャイルド』を収録したKTC1533以来2枚目となります。
KTC-1721(2CD)
レーマンス(1741−1771):6つの交響曲
交響曲第9番ト長調/交響曲第4番ハ長調/交響曲第3番へホ長調/交響曲第12番ニ長調/交響曲第7番ヘ長調/交響曲第11番ハ長調/交響曲第6番変ロ長調
ヴラド・ウェーフェルベルヒ(指)、
テラ・ノヴァ・コレクティーフ
ベルギーの音楽一家に生まれ、当時の多くの芸術家や音楽家と同じように、ブルージュからパリへと渡り活動したエベール・レーマンス(1741−1771)の交響曲集。レーマンスは、フランソワ=ジョセフ・ゴセックとともに初期のフランスの交響曲スタイルの発展に重要な役割を果たし、少なくとも14曲の交響曲を作曲しています。
テラ・ノヴァ・コレクティーフは、イ・ソリスティ・デル・ヴェントやシャン・ダクションのメンバーでもあるクラリネット奏者、ヴラド・ウェーフェルベルヒを芸術監督として2012年に結成されたベルギーのピリオド・アンサンブル。18世紀〜19世紀の知られざるベルギーの音楽を続々と発掘・録音しています。
KTC-1723
バッハのピアノ、ジルバーマン1749
バッハ:パルティータ第5番ト長調 BWV.829
デュエット第1番ホ短調 BWV.802
フーガの技法より コントラプンクトゥス8 BWV.1080/8
イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971
パルティータ第1番変ロ長調 BWV.825
トビー・セルメウス(フォルテピアノ)

録音:2020年8月5日-6日、アンデルレヒト音楽アカデミー・コンサート・ホール(ベルギー)
※使用楽器:カースティン・シュヴァルツ2013年製フォルテピアノ(ジルバーマン1749年製モデルのレプリカ)
バッハの鍵盤作品といえば、オルガンかハープシコードのために書かれた作品が大半ですが、後年のバッハは当時開発されたばかりのピアノ(フォルテピアノ)も演奏していました。このアルバムは、プロイセン王フリードリヒ2世の前で即興演奏した際に使用したなど、バッハとの縁も深いゴットフリート・ジルバーマン(1683-1753)が製作した1749年製のフォルテピアノ(カースティン・シュヴァルツによるコピー)でバッハの1730年代〜1740年代の作品を演奏しています。
ニュルンベルク国立美術館に遺されている1749年製ジルバーマン・ピアノは、ポツダムの新宮殿に遺されるフリードリヒ2世が所有していた楽器(こちらは日付や署名が残されていない)とほぼ同一のもので、ドイツの楽器製作者&研究家カースティン・シュヴァルツがこれらの楽器を元に、ジルバーマン1749のレプリカを製作。ニュルンベルクの楽器はクルミ、ポツダムの楽器はオーク(楢)が使われており、シュヴァルツはオークを自らのレプリカの素材に選びました。
彼女のウェブサイトには、楽器の詳細や画像、膨大な研究成果等も掲載しています。
ジルバーマン・モデルのフォルテピアノでバッハの音楽を見事に再現するトビー・セルメウスは、ベルギーのブリュッセル在住、しばしば彼自身が所有するプレイエル(1854)とエラール(1899)を使用してソリストや室内楽奏者として活動し、ハープシコードや歴史的なピアノのレパートリーを演奏、研究、探求しているピアノ&ハープシコード奏者。バッハが晩年に弾いたであろうジルバーマン・ピアノの響きを、ヒストリカル・ピアノのスペシャリストによる充実のパフォーマンスでどうぞ。
KTC-1724
ライト・ブルー〜21世紀のギターとチェロの為の作品集
ナタン・コロスコ(b.1975):エピソディクス(2021)*
ニコラ・ムニエ(b.1991):ギターとチェロの為のセレナーデ(2020)*
ジョルジョ・ミルト(b.1972):ライト・ブルー(2017)
アスゲイル・アーレーエン(b.1972):ストリングス・オヴ・サイレンス(2012)
マティアス・デュプレシー(b.1972):ギターとチェロの為の4つの夢のソナタ(2019)
アルマン・コック(b.1941):カンティクム・マリス(2019)*
エデンウッド・デュオ〔カトリーヌ・ストルイス(G)、ヴァウテル・フェルクルイセ(Vc)〕

*=世界初録音
1950年代以降に書かれたギターとチェロの為のレパートリーを広めるために2016年に結成されたエデンウッド・デュオの1枚。彼らは結成以来ベルギー国内外で演奏活動を行っており、2017年11月にはパリで開催されたレオポルド・ベラン国際音楽コンクールで第2位を受賞しました。今作では現在も現役で活躍している作曲家たちによって2012年以降に書かれた新しい音楽が集められており、彼らのために作曲された3つの作品の世界初録音も含まれています。
KTC-1727
乾かしなさい、その目を
リュリ:Mister Baptist of France his Ground
パーセル:乾かしなさい、その目を
ウィリアム・クロフト(1678−1727):シャコンヌ イ短調
ゴットフリート・フィンガー(c.1655−1730):グラウンド イ短調
ジョン・ブロウ(1649−1708):Dr. Blow’s Chacone in Faut、ヘンリー・パーセル氏の死を悼む頌歌
パーセル:戻れ,愚かなミューズよ、With him he brings the partner of his throne
ジェレマイア・クラーク(c.1674−1707):組曲ト短調
パーセル:Charon the peaceful shade invites、グラウンド ト短調、歌え,歌え,お前たちドルイド僧
レ・グーゾータンティク、
ヤン・デフリーハー
ベルギーのリコーダー、ハープシコード、通奏低音奏者であり、コンサート・プレゼンター、作曲家として活動するヤン・デフリーハー。デフリーハーがリーダーを務めるレ・グーゾータンティク(Les Gouts-Authentiques)は、ルネサンス、バロック、古典派時代の音楽スタイルである「本物の味(authentic tastes)」を、カラフルで活気のある方法で聴衆に紹介することを目的とした古楽アンサンブル。今回のアルバムでは得意とするパーセルを中心に17世紀の小品を披露しています。
KTC-1728
ヴェルレーヌのメロディー
ドビュッシー:海はさらに美しく、角笛の音は、生け垣の列、マンドリン
フォーレ:5つのヴェネツィアの歌、月の光
ドビュッシー:月の光(ベルガマスク組曲より)
レイナルド・アーン:灰色の歌
フォーレ
:よき歌(Pと弦楽四重奏版)
ウェルナー・ファン・メヘレン(Bs-Br)、
フロレスタン・バタイユ(P)、
デジャンSQ
エリザベート王妃国際コンクールを始めとする多くの国際コンクールで入賞し、2017年にバイロイト音楽祭デビュー、2021年にもバイロイト音楽祭に出演(『ニュルンベルクのマイスタージンガー』のコートナー役)する予定のベルギーのバス・バリトン、ウェルナー・ファン・メヘレンが、フランスでもっとも広く愛される詩人の1人であり、ドビュッシー、フォーレ、アーンらにも豊かなインスピレーションを与えてきたポール・ヴェルレーヌの詩によるフランスの歌曲を歌う。
フォーレの「よき歌(La Bonne Chanson)」は、ピアノと弦楽四重奏ヴァージョンで収録。
KTC-1730
リエラント&カラント:ピアノ三重奏曲集
ジョゼフ・カラーツ(1838−1901):ピアノ三重奏曲 Op.16
ヨーゼフ・リエラント(1870−1965):ピアノ三重奏曲第1番Op.57、
 ピアノ三重奏曲第2番Op.131、
 三重奏でカノン Op.70
リエラント・トリオ〔イェルン・デ・ビーア(Vn)、ピーター=ヤン・デ・スメット(Vc)、ピーター=ヤン・フェルホーエン(フォルテピアノ)〕
アルコ・バレーノの若い才能を発掘するプログラムの一環として、2009年に創設されたトリオ・テレパティコ。そのトリオ・テレパティコを前身として、2019年にピーター=ヤン・デ・スメットを迎え創設されたリエラント・トリオが奏でる、ベルギー後期ロマン派の知られざる作曲家、ヨーゼフ・リエラントと、19世紀ベルギーのアントウェルペンでオルガニスト、カリヨン奏者、作曲家として活躍したジョゼフ・カラーツのピアノ三重奏曲集。
彼らは、ブルージュ市立音楽院で研鑽を積み2013年に卒業。これまでにフランダース地方、オランダ、ドイツを中心にコンサートを行い、リエラント・トリオとしては、2021年6月にパリで開催されたレオポルド・ベラン国際音楽コンクールで最優秀賞を受賞しています。特にベルギーの音楽家による作品を多く取り上げてきたリエラント・トリオが、後期ロマン派の知られざる作品を現代に伝えます。
KTC-1732
テラン・ヴァーグ〜ダウランド、ブレル、バルバラ、他:歌曲集
ダウランド:彼女は許してくれるだろうか?
ジョン・ダニエル(1564-c.1626):リュートが喜ぶごとく
ダウランド:流れよ, わが涙
ジャック・ブレル(1929-1978):行かないで
フランチェスカ・カッチーニ(1587-c.1640):私を独りにしておいて
ダウランド:暗闇に住まわせておくれ
バルバラ(1930-1997):いつ帰ってくるの?
バルバラ・ストロッツィ(1619-1677):眠っている愛の神よ
ベレロフォンテ・カスタルディ(1580-1649):我流のアルペッジャータ
ブレル:懐かしき恋人の歌
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー(1580-1651):わがアヴリッラよ
ダウランド:さようなら, 残酷なひと、おいで, もう一度、愛しい人が泣くのを見ました
ブレル:泣く友を見る(涙)
ダウランド:今こそ, おお今こそお別れせねばならぬ
バルバラ:ゲッティンゲン
トマス・キャンピオン(1567-1620):夜の糸杉のカーテンが広がって
コルドネ〔アンナ・ニュイッテン(Ms)、トマス・ラングロワ(リュート&テオルボ)〕
ダウランドの音楽への共通の興味をきっかけに、ベルギーのヘント王立音楽院のリハーサル室で生まれたというメゾ・ソプラノとリュート&テオルボのデュオ、コルドネのアルバム。意気投合した2人は一緒にイギリスへ渡り、名ソプラノ、エマ・カークビーらの下でダウランドの音楽について学びました。今回のアルバムでは彼らの中心であるダウランドの音楽はもちろん、ダウランドと同時代の他の作曲家による作品に加え、20世紀のシャンソンも盛り込むという非常な意欲的なプログラムが組まれましたが、これらの作品は音楽的、テキスト的、テーマ的な類似性のおかげで見事に調和し、完璧にまとまった1枚に仕上がっています。
KTC-1736
ピッコロ・ソナタ集
ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナチネ Op.100
サン=サーンス:バスーン・ソナタ Op.168
プーランク
:オーボエ・ソナタ/ヨーゼフ・リエラント(1870-1965):オーボエ・ソナチネ Op.28
フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):アイルランド民謡「夏の名残のばら」による変奏曲 Op.105
ペーター・フェルホーエン(ピッコロ)、
ステファン・デ・シェパー(P)
アントワープSO(元ロイヤル・フランダースO)の主席ピッコロ奏者を務めるベルギーの名手、ペーター・フェルホーエンが、ドヴォルザーク、サン=サーンス、プーランクらによるヴァイオリン、バスーン、オーボエのためのソナタ(ソナチネ)をピッコロ・ソナタとして演奏したという、ピッコロ愛好家やフルート関係者要チェックのアルバム。著名な作曲家の作品だけでなく、ベルギー後期ロマン派の知られざる作曲家、ヨーゼフ・リエラント(1870−1965)の作品をセレクトしている点もフェルホーエンとEt'ceteraレーベルならではのポイント。フルートとピアノのために書かれたクーラウの「夏の名残のばら(庭の千草)」変奏曲のピッコロ版にも注目です。
KTC-1737
プレ・リュード〜ドビュッシー、プーランク、フランクによるヴァイオリン・ソナタのニュー・テイク
キアラ・ヴァネイジェム:ドビュッシーへのプレリュード
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 L.148
ノエ・ジルロー:2つの間へのプレリュード
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP119
アントワーヌ・ブラン:3つの予兆(フランクのソナタへのプレリュード)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ニコラ・デュポン(Vn)、
オルガ・キルピチェワ(P)
ベルギーのヴァイオリニスト、ニコラ・デュポンは、堀米ゆず子(ブリュッセル王立音楽院)、ロドニー・フレンド(ロンドン王立音楽アカデミー)、イタマール・ゴラン(パリ音楽院)らに師事し、クゴーニ・トリオ、マリブラン四重奏団、アーバン・ピアノ四重奏団、アルヘンタ・トリオ、デュオ・アンダルーサなどのメンバーとして8枚のアルバムを録音し、ベルギー、オランダ、イタリア、スイス、イギリスのラジオ、テレビに出演しています。ブリュッセルでは堀米ゆず子のアシスタントも務めるニコラ・デュポンが、2013年からフランスで活動するロシアのピアニスト、オルガ・キルピチェワと贈る、ドビュッシー、ルクー、フランクのヴァイオリン・ソナタ集。3つのソナタの前に、それぞれの作品への前奏曲として作られた現代作品が挿入されています。
KTC-1738
ロム・デザルメ〜ヨハン・デュイック:作品集
ヨハン・デュイック(b.1954):L'Homme Desarme Op.39(合唱とクラリネットの為の)
Cant espiritual Op.34(バリトン、合唱、クラリネットとチェロの為の)
Les neiges d’antan Op.40(Vn、チェロとピアノの為の)
Laudes organi Op.27(オルガンの為の)
フランダース放送cho、
アマリルカ、ピーター・トーマス(Org)、エディ・ファンオーストハイゼ(Cl)、ジュゼップ=ラモン・オリベ(Br)、セリア・クルース・ソラレス(Vc)、ハンス・メムリンク・トリオ〔ディルク・リッペンス(Vn)、ヤン・ファン・ケルスト(Vc)、ヨハン・デュイック(P、指揮)〕
フランダース放送合唱団、ASMF、ワールド・ユース・クワイア、ヘント・マドリガル合唱団の指揮者を務めてきたベルギーの合唱指揮者兼作曲家、ヨハン・デュイックの作品集。本アルバムでは、合唱指揮に加え、ピアニストとしてのデュイックの一面にも触れることができます。
KTC-1739
ピアソラ&ベン・ファース:バンドネオン五重奏曲集
ピアソラ:ラ・カモーラ、コラール、悪魔のタンゴ、悪魔のロマンス
ベン・ファース:エル・トロ・カリエンテ
トリウンファル・クインテット
アントワープ音楽院で5人の若く情熱的なミュージシャンたちによって結成されたベルギーのバンドネオン五重奏団(バンドネオン、ヴァイオリン、ピアノ、ギター、コントラバス)、トリウンファル・クインテット。ピアソラの名曲「勝利(Triunfal)」から名前がとられており、ピアソラのあまり知られていない名曲や、ベルギーの作曲家によるタンゴ作品などを演奏しています。
「エル・トロ・カリエンテ」は、ベルギーのジャズ・フォーク・タンゴ・バンド「オルケストラ・タンゲディア」のコントラバス奏者ベン・ファースが自身のバンドのために作曲したナンバーで、各楽器の華麗なソロがフィーチャーされながら熱狂的な合奏による音の渦で締めくくられる、ベルギー発の哀愁溢れるタンゴです。
KTC-1740
ドイツ・バロックのソナタ集
ヨハン・ダーヴィト・ハイニヒェン(1683−1729):オーボエとバスーンの為の2声のソナタ ハ短調
クリスティアン・ゴットフリート・クラウゼ(1719−1770):オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音の為のトリオ・ソナタ ニ短調
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688−1758):2本のオーボエ、バスーンと通奏低音の為のソナタ ト短調
クリストフ・シャフラート(1709−1763):オーボエと通奏低音の為のソナタ ニ短調
ハイニヒェン:ヴァイオリン、オーボエと通奏低音の為のトリオ・ソナタ ニ短調
カール・ルートヴィヒ・マテス(1751−...):オーボエと通奏低音の為のソナタ 変ホ長調
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ツァッホウ(1663−1712):オーボエ、バスーンと通奏低音の為のトリオ・ソナタ ヘ長調
ハイニヒェン:2本のオーボエ、バスーンと通奏低音の為のトリオ・ソナタ 変ロ長調
C.P.E.バッハ(1714−1788):オーボエと通奏低音の為のソナタ ト短調
エリック・スペレール(Ob)、
ルイス・バウマン(第2オーボエ)、
グラツィアーノ・モレット(バスーン)、
ヨアンナ・フシュチャ(Vn)、
フランク・アグステリッベ(ハープシコード)、
オリヴィエ・ローブ(Vc)
18世紀ドイツの作曲家たちによるソナタ集。エリック・スペレールは1971年フランス生まれのオーボエ奏者で、1991年にリヨン国立高等学院でオーボエ科の一等賞と特別賞を受賞。同年にはパリのUFAM国際コンクールで第1位を獲得しています。名オーボエ奏者モーリス・ブルグにも学び、モンテカルロPOを経て1997年にアントワープSO入団、首席奏者に就任。ヨーロッパをはじめ日本を含むアジア、南米など世界各地でソリストとして活躍する他、マスタークラスなども開催しています。今回のアルバムでは主要な作品だけでなく18世紀ドイツのあまり知られていない作曲家にも焦点を当て、ドイツ・バロックの作品の素晴らしさを再認識させてくれます。スぺレールは録音にあたり、現代の楽器で当時の演奏スタイルを再現する方法を探り、装飾やアーティキュレーションなどを緻密に研究し、表現力を高めました。
KTC-1741
古典の再訪
ヴィクトル・ヘルビート(b.1980):トロイカ
ケクラン:ジーン・ハーロウの墓碑銘 Op.164
ベンジャミン・リッケ(b.1989):パンケーキ
ショスタコーヴィチ:5つの小品
ニムロッド・ボレンスタイン(b.1969):子守歌
パウル・ステーグマンス(b.1957):発明
ヴァルト・デ・フレーシュハウウェル(b.1980):Warakun
ピーテル・シュールマンス(b.1970):A Tribute To Ferran
ティム・ミューレマン(b.1993):Tres
ヤン・デキャット(1914-1995):ハバネラ
クリスティーナ・アラケリアン(b.1994):2つの小品
ピアソラ:オブリビオン
ヤン・ファン・ランドヘム(b.1954):ミュゼット
ジータ・ブルザイテ:エレジー
クゴーニ・トリオ
2010年に設立された、クゴーニ・トリオは、ヴァイオリン、ピアノ、サクソフォンという珍しい編成で、ベルギーを中心にヨーロッパ各地でコンサートを開いています。今作ではクラシックの編曲物だけでなく、同時代の多くの作曲家から彼らのために作られ捧げられた作品を収録しています。
KTC-1742
プリマヴェーラ・アモローサ
モンテヴェルディ:かくも甘い苦悩が
作者不詳::それは愛
ディエゴ・オルティス(1510-1576):リチェルカーダ第1番
セバスティアン・デュロン(1660-1716):コラソン
ヴィターリ:Cappritio sopra otto figure
モンテヴェルディ:呪わしいその姿
ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス(1600-1679):スターバト・マーテル 〜 聖母マリアの嘆き
ヨハネス・ヒエロニムス・カプスベルガー(1580-1651):眠れやわが子
ヴィターリ:Passagalli per la lettera E
ヴィンチェンツォ・カレスターニ(1589-1617):私の涙に獣たちも
ジュリオ・カッチーニ:アマリッリ
カプスベルガー
:トッカータ・アルペッジャータ
フアン・イダルゴ(1614-1685):Peynandose estava un olmo
ホセ・マリン(1619-1699):No se yo como es
オルティス:リチェルカーダ第2番
アンリ・ド・バイイ(?-1637):私の名は狂気 〜 ラ・フォリア
ラ・プリマヴェーラ
オランダで音楽を学んだ様々な国々の演奏家たちによって1995年に結成されたピリオド楽器アンサンブル「ラ・プリマヴェーラ」。アンサンブル名の「La Primavera(春)」は、ルネサンス後期からバロックへの移行期に起こった「音楽の春」から取られています。
2020年には結成25周年を迎え、後期ルネサンスと17世紀バロック様式の多彩なレパートリーで再発見を行ってきた功績を讃える様々なプロジェクトやコンサートを企画していましたが、COVID-19のパンデミックによりすべてが中止となり、その代わりにこの新しいアルバムのレコーディングが行われました。25年間の音楽制作により培ってきたミュージシャンと聴衆との深い愛情が込められ、とりわけ最近10年間において優勢となってきたイタリアとスペインの17世紀バロック作品のレパートリーを中心にプログラムされています。
KTC-1744
星への飛行
スクリャービン:4つの小品 Op.51、練習曲嬰ハ短調 Op.2-1、練習曲嬰ハ短調 Op.42-5、幻想曲ロ短調 Op.28、ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調 Op.30
ボリス・パステルナーク(1890-1960):2つの前奏曲
メトネル:おとぎ話 Op.26-1、おとぎ話 Op.8-1、おとぎ話 Op.20-1、おとぎ話 Op.26-3、おとぎ話 Op.14-2
スクリャービン:詩曲「焔に向かって」 Op.72
アナスタシア・サフォノワ(P)
12歳の時にモスクワ・ジュニア・シンフォニー・オーケストラとのメンデルスゾーンの協奏曲のソリストとしてキャリアをスタートし、グネーシン音楽アカデミーとオランダのハーグ王立音楽院を卒業。現在はオランダを中心に各地で活躍を見せるロシア出身のピアニスト、アナスタシア・サフォノワが、母国の大作曲家、スクリャービンが2022年に迎える生誕150年を祝して録音したソロ・アルバム。少年期にスクリャービンにピアノを学んでおり、のちにノーベル文学賞を受賞したロシアの詩人、ボリス・パステルナークの作品が収録されている点にも注目です。
KTC-1746
目覚め
スクリャービン(アレクサンドル・クレイン編):練習曲 Op2-1 ハ短調
スーク:ピアノ三重奏曲 Op.2 ハ短調
シューベルト:ピアノ三重奏曲 D.897 変ホ長調
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 Op.49 ニ短調
トリオ・アリエス〔アリス・ファン・ルーベン(Vn)、パウル・ヘイマン(Vc)、ヴァウテル・ファルフェケンス(P)〕
トリオ・アリエスは。ベルギーの若いミュージシャンによって設立されました。彼らはそれぞれ、ルーベンはベルリン芸術大学、ヘイマンはチューリッヒ芸術大学、そしてファルフェケンスはロンドンの王立音楽院でソリストとして、また室内楽奏者として学びました。レパートリーも古典だけでなく、現代音楽まで幅広く持っています。2020年2月には、ブリュッセルで行われたラジオ・クララが主催した室内楽コンクール「スーパーノヴァ(Supernova)」にて優勝、さらにCDレコーディング特別賞を受賞しました。彼らは2018/19シーズンから活動しており、ブリュッセルを中心として、サマーコンサートや王宮での春のコンサートなど、精力的に活動しています。
KTC-1748
パリ〜狂乱の1920年代
ミヨー:屋根の上の牡牛 Op. 58*
プーランク:「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョ FP 155*
オネゲル:夏の牧歌 H.31*
ポンセ:ギターとハープシコードの為のソナタ
マルタン:時の光彩のパヴァーヌ*
ヴィラ=ロボス:「ブラジル民謡組曲」より「ショリーニョ」
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカからの3楽章」より「ロシアの踊り」*
ラヴェル:亡き王女の為のパヴァーヌ M.19*
サティ:グノシエンヌ第1番
ミヨー:スカラムーシュ Op.165b*
マルティヌー:「調理場のレビュー」より「チャールストン」H.161*
*デュオ・アデントロ編曲
デュオ・アデントロ〔サスキア・ファン・ヘルゼーレ(P)、マールテン・ファンデンベムデン(G)〕
ブリュッセル王立音楽院で結成され、2018年5月に行われたトゥエンツ・ギター・フェスティヴァルでのギター付き室内楽の為のコンペティションで優勝を果たしたギターとピアノの二重奏、デュオ・アデントロのセカンド・アルバム。この編成での新たな可能性を見出した前作(KTC1637)同様、名曲のアレンジを中心とした構成。今作は狂乱の時代と呼ばれた1920年代のパリやその周辺に縁のある作曲家たちの作品を集めており、そのほとんどは彼ら自身による編曲で演奏されています。
KTC-1750
ブランコ、ラヴェル、ヴィラ=ロボス:ヴァイオリン・ソナタ集
ルイス・デ・フレイタス・ブランコ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調
ヴィラ=ロボス
:ヴァイオリン・ソナタ第2番「ファンタジア」
ブルーノ・モンテイロ(Vn)、
ジョアン・パウロ・サントス(P)
ポルトガル最高のヴァイオリニスト、ブルーノ・モンテイロとジョアン・パウロ・サントスの二人にとってこのアルバムに収録された三曲は何度となく演奏してきたなじみの曲。ところが、ルイス・デ・フレイタス・ブランコとヴィラ=ロボスの二曲は、一般的にあまり演奏される機会もなく、まだまだ認知されていない作品です。しかしながらその作品は、ポルトガルとブラジルの主要な作曲家二人の才能を反映している素晴らしい作品であり、この演奏でこれらの評価に貢献できることをブルーノ・モンテイロは望んでいます。
KTC-1751
エベール・レーマンス(1741-1771):6つの四重奏曲 Op.3(フルートまたはオーボエ、バスーン、ヴァイオリンとチェロの為の)
四重奏曲第1番/四重奏曲第2番/四重奏曲第3番/四重奏曲第4番/四重奏曲第5番/四重奏曲第6番
テラ・ノヴァ・コレクティーフ
ベルギー生まれの作曲家、エベール・レーマンスが書いた四重奏曲集。18世紀前半のヨーロッパではパリが経済発展の中心都市であり、フランドル地方からパリへ移住する芸術家や職人が後を絶ちませんでした。レーマンスも同様にブルージュの音楽家庭からパリへ移り住んで活動し、初期のフランスの交響曲スタイルの発展に重要な役割を果たしました。
テラ・ノヴァ・コレクティーフは、イ・ソリスティ・デル・ヴェントやシャン・ダクションのメンバーでもあるクラリネット奏者、ヴラド・ウェーフェルベルヒを芸術監督として2012年に結成されたベルギーのピリオド・アンサンブル。ベルギーの知られざる作曲家の作品を世に紹介することに力を注いており、同レーベルにエベール・レーマンスの交響曲集(KTC1721)も録音しています。
KTC-1754
エルフェリヒ:2台ピアノのための作品集
イェルン・エルフェリヒ(b.1965):クララ、バイク、ダンス、スノーフレーク、DELFIA MUSICA、スィート・フレーズ、オリジン・アンノウン、FRAGMENTED HAPPINESS、81EMOTIONAL COMBINATIONS、帰郷
イェルン・エルフェリヒ(P)、
イヴァン・パヴロフ(P)
イェルン・エルフェリヒは、オランダのデルフトの作曲家兼音楽家です。最初は打楽器奏者としてロッテルダム音楽院で学び、卒業後ジャズ=ロックバンド、「ザ・エルフェリヒ・フォー」を結成し、全ての曲を作曲していました。2010年頃に彼は2台ピアノだとポリリズムが効果的に聞こえることに気づき、ブルガリアのピアニスト、イヴァン・パヴロフとデュオを結成し、このアルバムを収録しました。彼は極力無駄を省き織り交ぜられたリズムの中でシンプルな音型を繰り返すことで本質に迫ろうとします。このアルバムには彼の40年以上のキャリアで培われた経験が詰め込まれています。
KTC-1755
1560年〜1660年アントワープのハープシコードとヴァージナルのための音楽
作者不詳:Brande champanje
セルミジ:Dont vient cela*#
カベソン:Duuiensela
作者不詳:フランスのガリアルド、ラ・ノネットのアルマンド
クレキヨン:陽気な羊飼いが*#
カベソン:Un gai bergeir
ピーター・フィリップス:ドロローサのパヴァーヌ、ドロローサのガリアルダ
ラッスス&作者不詳:ある日スザンヌは*
作者不詳:ダフネ
ジョン・ブル:王の狩り
スウェーリンク:スペインのパヴァーヌ#
作者不詳:Wt de diepte o Heere*、Galliarde quy passe
ジョン・ブル:オランダの舞曲
ラッスス:Bonjour mon coeur*
ピーター・フィリップス:Bon Jour mo cueur di Orlando
ダウランド:流れよ, わが涙#*
スウェーリンク:涙のパヴァーヌ
フローベルガー:パルティータ第5番ハ長調 FbWV.605
ミシェル・ランベール:Ma bergere est tendre et fidele*
シャンボニエール:シャコンヌ ヘ長調
作者不詳:Pavane dan Vers
マリオ・セラッチャ(ハープシコード、ヴァージナル、オッタヴィーノ)、
リーゼロット・デ・ヴィルデ(S)*、
ジュスタン・グレ(Lute)#

※使用鍵盤楽器詳細
・ Virginal (muselar, 6 foot), collection Korneel Bernolet, by Walter Maene (1976) after Joannes Couchet (Antwerp, 1650), Museum Vleeshuis | Sound of the City, Antwerp
・ Ottavino (child virginal), collection Korneel Bernolet, by Walter Maene (2018) after Andreas Ruckers (Antwerp, c.1626), Museum Vleeshuis | Sound of the City, Antwerp
・ Virginal (spinet virginal, 4? foot), collection Christophe Bursens, by Matthias Griewisch (2014) after Joannes Ruckers (Antwerp, 1629), MIM, Brussels
・ Harpsichord (1 keyboard), collection Museum Vleeshuis | Sound of the City, by Jean-Pierre Hemmeryckx (2018), after Andreas Ruckers (Antwerp, 1644), Museum Vleeshuis | Sound of the City
・ Harpsichord (2 keyboards), collection Mario Sarrechia, by Titus Crijnen (2017) after Joannes Ruckers (Antwerp, 1624 and later ravalements), Musee Unterlinden, Colmar
ルッカース・ファミリーが多くの銘器を創り出し、「ハープシコードの都市」となった17世紀中ごろのアントワープを舞台にしたハープシコード&ヴァージナル作品集。当時のスペイン領ネーデルラントの宮廷歌手として活動したポルトガル人歌手フランシスカ・ドゥアルテ(1595-1640)は、ドゥアルテ家が所有する多くのルッカース=クーシェ・ハープシコードやヴァージナルを演奏しており、リューティストであった父ガスパールや歌手であった妹レオノーラと一緒に頻繁に共演していました。
このアルバムは、クイケンのラ・プティット・バンドで定期的に演奏&録音してきた古楽系鍵盤楽器奏者マリオ・セラッチャが様々な貴重な楽器を使い分け、ドゥアルテ家のために編纂された古いマニュスクリプトからの作品も含め、当時のドゥアルテ家で行われたであろう私的なコンサートを再現するという意欲的なプログラムを収録しています。
KTC-1756
シューマン:8つのノヴェレッテ Op.21
子供の情景 Op.15
マルコ・マントヴァーニ(P)
シューマンが1838年の同じ月に作曲した2つのピアノ作品を収録。ノヴェレッテ第5番には元々子供の情景に使うことを想定して書かれたフレーズが一部含まれているなど、両作品は密接な関わりを持っています。1992年イタリア・マントヴァ生まれのピアニスト、マルコ・マントヴァーニは、地元マントヴァとフィレンツェで学び、ソリストやエグモント室内楽団の創設メンバーとして活躍。最も愛する作曲家と語るシューマンのアルバムでデビューします。
KTC-1759
ア・テンション
カレル・フイヴェールツ(1923-1993):Zum Wassermann(14人のミュージシャンのための)(1984)
フレデリク・ネイリンク(b.1985):Gestalt VIII(準ソリストのヴィオラを含む混合アンサンブルのための)(2014)
フィリップ・ロス(b.1966):El agua y la muerte(小アンサンブルとヴォイスのための)(2014…)
リュック・ブレウェイズ
(1959-2015):Fetes a tensions:(les) eaux marchent(20人のミュージシャンのための)(2012)
スペクトラ、他
室内アンサンブルであるスペクトラは、現代音楽を中心に演奏しています。特にベルギーの作曲家の作品を多く取り上げ、また劇作家や作家など多方面の分野と協力しながら活動しています。このアルバムでもカレル・フイヴェールツやリュック・ブレウェイズといったベルギーの現代作曲家の作品を取り上げています。
KTC-1760
ウィスパーズ・オヴ・テイルズ
ファリャ(M.グランジャニー編):歌劇「はかなき人生」よりスペイン舞曲第1番
マルセル・トゥルニエ:映像,組曲第4番
グリンカ、バラキレフ(モレッティ編):ザ・ラーク
バンジャマン・アタイール:暗闇よりU
アルベルト・ツァーベル:グノーの「ファウスト」をモチーフとしたファンタジー
フリッツ・セリス:メルヒテムのアウグスト・デ・ブックへの賛歌
アンリエット・ルニエ:幻想的バラード
アルフォンス・アッセルマン:鬼火
フェリックス・ゴドフロワ:シルフの踊り
マルティネ・ヴァウテルス(Hp)
ハープ奏者のマルティネ・ヴァウテルスは、ベルギーに生まれ5歳の時からハープを勉強し始めました。彼女はアントワープ王立音楽院などで学び、ミュンヘンPOのオーケストラ・アカデミーにも参加しました。彼女は国際コンクールで多数受賞しており、マルティーヌ・ジェリオ国際ハープコンクールでは第1位を獲得しています。
KTC-1761
ブルグミュラー:練習曲集
やさしく段階的な25の練習曲 Op.100
性格的な18の練習曲 Op.109
ヴェールレ・ペーテルス(P)
ツェルニーやクラーマー、そしてポッツォリなどピアノ初心者が用いる練習曲はたくさんありますが、ブルグミュラーの作品ほど優れた練習曲はなかなかありません。作品100及び作品109を練習することでピアノの技術をほぼすべてカバー出来るものであり、さらに音楽的にも優れたものです。
ヴェールレ・ペーテルスはルーヴェンのルカ芸術学校でヤン・フェルミューレンに師事しました。この師弟の二人はEt'ceteraレーベルからシューベルトの4手連弾のための作品集を7作リリースするなど、ピアノ・デュオとしても活動しています。
KTC-1762
バッハ:ピアノ作品集
小前奏曲集より〔ハ長調 BWV.933、ハ短調 BWV.934、ニ長調 BWV.935、ニ長調 BWV.936、ホ長調 BWV.937、ホ短調BWV.938、ハ長調 BWV.924、ニ短調 BWV.926、ヘ長調 BWV.927、ト短調 BWV.930、ヘ長調BWV.928、ニ長調 BWV.925、ハ長調 BWV.939、ニ短調BWV.940、、ホ短調 BWV.941、イ短調 BWV.942、ハ長調 BWV.943、ハ短調BWV.999、ト短調 BWV.929〕/アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳より〔メヌエット ヘ長調 BWV Anh.113、メヌエット ト長調 BWV Anh.114、メヌエット ト短調 BWV Anh.115、メヌエット ト長調 BWV Anh.116、メヌエット 変ロ長調 BWV Anh.118、ポロネーズ ト短調 BWV Anh.119、ホ短調 BWV.512、メヌエット イ短調 BWV Anh.120、メヌエット ハ短調 BWV Anh.121、マーチ ニ長調 BWV Anh.122、ポロネーズ ト短調 BWV Anh.123、マーチ ト長調 BWV Anh.124、ポロネーズ ト短調 BWV Anh.125、アリア「私はしばしばパイプによいタバコを詰めて」BWV.515、ベーム氏のメヌエット ト長調、ミュゼット ニ長調 BWV Anh.126、変ホ長調 127、ニ長調 BWV. Anh.128、ポロネーズ ト長調 BWV Anh.130、平均律クラヴィーア曲集第1巻より 前奏曲ハ長調 BWV.846-1、ヘ長調 BWV Anh.131、メヌエット ニ短調 BWV Anh.132〕/2声のインヴェンションより〔第1番ハ長調 BWV.772、第2番ハ短調 BWV.773、第3番ニ長調 BWV.774、第4番ニ短調 BWV.775、第6番ホ長調 BWV.777、第8番ヘ長調 BWV.779、第9番ヘ短調 BWV.780、第13番イ短調 BWV.784、第14番変ロ長調 BWV.785〕/ミュゼット ニ長調 BWV Anh.126
ヤン・フェルミューレン(P)
ヴィーラント・クイケンやパウル・ドンブレヒトなど世界的古楽奏者らと共演してきたベルギーの古楽系鍵盤奏者ヤン・フェルミューレン。12枚組におよぶ「シューベルトのピアノ独奏作品集」(KTC1336)や、ヴェールレ・ペーテルスとともに7枚組の「シューベルトの4手連弾作品全集」(KTC1511)などを完成させたフェルミューレンが、良いピアニストになるための道を歩む上で欠かせない存在というバッハの作品を録音。「小前奏曲集」と「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳」から数曲を取り上げ、メロディー、ハーモニー、リズムを論理的で首尾一貫した物語に融合させるバッハの創意工夫に満ちた世界を描いています。
KTC-1765
私の愛の歌
ベルリオーズ:夏の夜
トーマス・イェンネフェルト(b.1954):7つの愛の歌
マーラー:さすらう若人の歌
ヘレナ・ファン・ヘール(Ms)、
ナオミ・タムラ(P)
スウェーデンとオランダをルーツに持つメゾ・ソプラノ、ヘレナ・ファン・ヘールによる愛にまつわる歌曲集。彼女はバッハから現代曲まで幅広いレパートリーを持っており、これまでに18世紀オーケストラやネーデルラント室内O、フランス・ブリュッヘンやペーテル・エトヴェシュなどと共演しています。このアルバムで収録されているトーマス・イェンネフェルトとは伴奏のナオミ・タムラと共に収録前に接する機会があり、曲の解釈がより洗練されたものになったと言います。
KTC-1766(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲) カレル・ステイラーツ(Vc)
カレル・ステイラーツは、ブリュッセル王立音楽院でカルロ・シュミッツに師事し、その後ケルン音楽大学でマリア・クリーゲルに師事しました。また、ヨーロッパ・ユースOのメンバーとなり、クラウディオ・アバド、レナード・バーンスタイン、アンタル・ドラティといった錚々たる指揮者たちと共演する機会を得ました。1990年にはテヌート・コンクール(ベルギー)で優勝しています。長年アントワープSOやベートーヴェン・アカデミーの首席チェロ奏者を務めており、2008年からはブリュッセルPOの首席チェロ奏者を務めています。2006年にはトリオ・フェニックスを設立し、国内外のフェスティヴァルに参加しています。オーケストラや室内楽での豊富な経験を活かしてチェロ奏者のバイブルであるバッハの「無伴奏チェロ組曲」に挑みます。
KTC-1769
ディルク・ブロッセ:弦楽のための作品集
3つの感傷的なワルツ(弦楽オーケストラとハープのための)
Black, White & In Between(Vnと弦楽オーケストラのための)#
無名戦士へ(弦楽オーケストラとハープのための)
アイ・ラヴ・ユー(ソプラノと弦楽オーケストラのための)+
タンゴ・タウト・コート(弦楽オーケストラのための)
エレジー(Vcと弦楽のための)*
歓喜の歌(弦楽オーケストラのために再構成)§
ヤング・ベルジャン・ストリングス、
ディルク・ファン・デ・モールテル(指)、
ロレンツォ・ガット(Vn)#、
アナ・ナケ(S)+、
マリー・ハリンク(Vc)*、
フランク・デブライネ(Sax)§
ベルギーの作曲家ディルク・ブロッセは、管弦楽から室内楽、歌曲、映画音楽や吹奏楽など幅広く作曲しています。また、指揮者としても著名でフィラデルフィア室内Oの音楽監督を務める他、ヘント映画祭の音楽監督としても活動しています。さらに地元であるヘントの王立音楽院で作曲と指揮を教えています。指揮者のディルク・ファン・デ・モールテルはベルギー国立Oの第1ヴァイオリンのメンバーです。クラシック音楽だけでなく、ワールドミュージックやジャズの分野でも活躍しています。
KTC-1772
ハンドシキン:無伴奏ヴァイオリンのための3つのソナタ Op.3
イヴァン・ハンドシキン(1747-1804):無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 Op.3-1/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 変ホ長調 Op.3-2/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ニ長調 Op.3-3
アレクサンドラ・クフィアトコフスカ(ヒストリカル・ヴァイオリン)
イヴァン・ハンドシキン(1747-1804)は、ウクライナのコサック出身のヴァイオリン奏者兼作曲家でした。幼い頃は伝統楽器であるクドークやバラライカとともにヴァイオリンを弾いていました。その後彼の才能を評価したイタリアの音楽家たちの薫陶を受け、みるみるその才能を開花させていきました。そして宮廷楽団の楽長を務めたほか芸術アカデミーの教師も務めました。その作風はロシアの伝統音楽に基づいています。
アレクサンドラ・クフィアトコフスカは、オランダを拠点にしているポーランドのヴァイオリニストです。彼女はハーグ王立音楽院にてバロック・ヴァイオリンを学びました。ハーグ王立音楽院の学生と18世紀オーケストラの合同演奏会の時には、ソリストに選ばれました。またモダン・ヴァイオリンの奏者としてはブラームス国際コンクールのソロ・ヴァイオリン部門においてセミ・ファイナリストに選ばれました。
KTC-1773
ベルギーの超絶技巧による無伴奏チェロ作品集
ディルク・ブロッセ:チェロとテープのためのアフリカン・ループ
ローラント・コリン:無伴奏チェロ曲
アンドレ・ラポルト:C-isme
ルシアン・ポスマン:カラー・アンド・サイレンス
ルディ・タス:Solendo
ピート・スウェルツ:ラ・フォリア
リュック・ファン・ホーフェ:In modo perpetuo
イザイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.28
ヘルヴィヒ・コリン(Vc)
ベルギーの現代作曲家たちとイザイの無伴奏チェロ作品を集めた意欲的なこのアルバムは、ベルギー王立フランドル科学芸術アカデミーの創立250年を記念して企画されました。イザイの無伴奏曲と言えばヴァイオリン・ソナタが有名ですが、チェロ・ソナタも作曲しています。演奏するには難解な作品なためあまり耳にする機会はありませんが、このアルバムを制作するにあたりヘルヴィヒ・コリン自身がぜひにと収録されました。チェロという楽器を題材にイザイから続くベルギー音楽の今を感じられる一枚となっています。

KTC-1900
シャンティー写本Vol.1
ソラージュ:S'aincy estoit
作曲者不詳:Un crible
フィリポクトゥス・デ・カゼルタ
(?):Medee fu、
 Je ne puis avoir plaisir
ガリオ:Se vos ne voles
マッテオ・ダ・ペルージャ(?):De quanqu'on peut
フランシスクス・アンドリュ
:De Narcissus
ジャコブ・ド・サンレーシュ:Je me merveil
テトラクティス
〔ジル・フェルドマン(S)、カルロス・メナ(カウンターテナー)、マルタ・グラツィオリーノ(アルパ)、シルヴィア・テカルディ(ヴィエール)、ケース・ブッケ(ヴィエール&リコーダー&ディレクター)〕
名ソプラノ歌手ジル・フェルドマンと天才リコーダー奏者ケース・ブッケ夫妻のレーベル"オリーヴ・ミュージック(Olive Music"の流れをそのまま受け継ぐエトセトラ(Et'cetera)との共同製作シリーズがスタート。フェルドマン&ブッケ夫妻のアンサンブル、テトラクティスが新たに発掘するのは、フランスのコンデ美術館に所蔵されている中世14世紀の曲集"シャンティー写本"からの音楽。"シャンティー写本"にはソラージュなど、ほとんどがフランスの音楽家(と思われる)による作品が収録されており、ジル・フェルドマンの宝石のように輝く歌声、神秘的なメンの歌声がベールに包まれた中世のポリフォニーを伝えてくれます。
KTC-1901
甘美な涙〜カッチーニとディンディア
作曲者不詳:ダル・カプリッチョ・デット
カッチーニ:ひねもす涙して
ディンディア:ひねもす涙して
カプスベルガー:前奏曲
カッチーニ:アマリリ麗し
ディンディア:つれないアマリッリ
カスタルディ:カプリッチョ・デット
カッチーニ:麗しき真紅のバラよ
トラバーチ:4声のトッカータ第1番
カッチーニ:甘いため息、
 星に対して彼は打ち明けた
ディンディア:オリンピアの嘆き/他
ジル・フェルドマン(S)、
カール=エルンスト・シュレーダー(キタローネ)、
マラ・ガラッシ(アルパ)

録音:2001年5月3日〜6日
※Stradivariusレーベルからの移行新装再発売。
アメリカ生まれの古楽唱法の達人ジル・フェルドマンが歌うカッチーニとディンディアでは、キタローネのカール=エルンスト・シュレーダー、ハープのマラ・ガラッシといった古楽界の名手たちとの共演が実現。"Etcetera(Olive Music)"レーベルからの復刻となった「甘美な涙」は2003年に急逝したシュレーダーに捧げられています。
KTC-1903
デュファイ:シャンソン集
よい日、よい月、よい年、そして何かよいこと/ああ、どうしたらよいのか?/私は心をこめ、思いをこらして/私の心はいつも私を思いにふけさせる/ああ、死なんばかりの悲しみ/あでびとは、塔のほとりに/あの気高い顔/ああ、いとしい人よ/私の心は殉教者のように痛む/新年の日/燃えるような眼差しが、恋人よ/さらばラノワのよき酒/まこと隠れもない貴公子の名を讃え
テトラクティス〔ジル・フェルドマン(S)、ケース・ブッケ(ヴィエール&フルート)、マリア・クリスティーナ・クリアリー(ハープ)、ヤーネ・アクトマン(ヴィエール)〕
ジル・フェルドマンとケース・ブッケ夫妻の古楽アンサンブル"テトラクティス"が奏でるデュファイのシャンソン集も絶品。ジル・フェルドマンの持ち味が活きるプログラム。「OM 005」からの移行再発売。
KTC-1904(4CD)
ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12-1
第2番イ長調Op.12-2
第3番変ホ長調Op.12-3
第4番イ短調Op.23/第5番ヘ長調Op.24「春」
第6番イ長調Op.30-1/第7番ハ短調Op.30-2
第8番ト長調Op.30-3
第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
第10番ト長調Op.96
ジャネット・クッククック(P)、
サラ・カプスティン(Vn)

録音:2009年9月&10月
1981年生まれのサラ・カプスティンは、名門ジュリアード音楽院ではロバート・マンにヴァイオリンを学び、現在は17世紀イタリアの名工ジョバンニ・バティスタ・ロジェリ1690年頃製作のヴァイオリンを手にオルフェウス室内管などで活躍するアメリカの才女。オランダ・ピアノQの創設者として広く活躍するピアニスト、ジャネット・クッククックとのベートーヴェンでは、17世紀末にイタリアのブレッシアで創られた貴重なヴァイオリンの強い主張が聴こえます。
KTC-1905
シャンティー写本Vol.2
作曲者不詳(13世紀):Toute Clarte
サンレーシュ:Fuions de ci
ヴァイヤン:Dame document
ソラージュ:En l'amoureux vergier
マショー:De petit po
グイード:Or voit tout
グリマス:Se Zephirus
フランシスコ師:Phiton, phiton
ソラージュ:Tres gentil cuer
テトラクティス、ケース・ブッケ(リコーダー&音楽監督)

録音:2010年1月&5月
オランダの世界的リコーダー奏者ケース・ブッケが主宰する古楽アンサンブル、テトラクティスの「シャンティー写本」からの音楽第2集。アルス・ノヴァを発展、複雑化したアルス・スブティリオル様式の音楽を収めている「シャンティー写本」。ハンガリーのソプラノ、ジュジィ・トートの古楽唱法とテトラクティスのアンサンブルが広げる中世フランス音楽の幽玄なる音世界。
KTC-1906
ディヴィジョン・ヴィオリスト〜バトラー:ヴィオール作品集
グラウンド上のディヴィジョン.ニ長調
グラウンド上のディヴィジョン.ト長調「カリーノ・カストゥラメ」
グラウンド上のディヴィジョン.ホ短調
グラウンド上のディヴィジョン.イ短調
前奏曲とソナタ.ホ短調
グラウンド上のディヴィジョン.ハ長調
グラウンド上のディヴィジョン.ニ短調
グラウンド上のディヴィジョン.ヘ長調
グラウンド上のディヴィジョン.イ短調
前奏曲とディヴィジョン.イ短調「スペインのパヴァーヌ」
ロベルト・ジーニ(バス・ヴィオール)、
マルコ・アンジレラ(バス・ヴィオール)、
サラ・ディエチ(チェンバロ&オルガン)、
エレーナ・スポッティ(Hp)

録音:2009年5月21日−24日
イタリア古楽界の名匠ロベルト・ジーニが、17世紀イギリスの作曲家、ヴィオール奏者ヘンリー・バトラー(−1652)の音楽をバス・ヴィオールで弾く!イングランド王ではなく、カトリックのスペイン王フェリペ4世の礼拝堂にヴィオール奏者として仕えたバトラーは、その優れた作曲技法によって"グラウンドに基づくディヴィジョンの作曲家"として称賛された音楽家る。ロベルト・ジーニのヴィオールによって次々と変奏してゆくバトラーの旋律。17世紀と現代の名手のヴィオールの才がここにリンクします。
KTC-1907
ヨハン・クリストフ・バッハ:アリア・ヴァリアタ変ホ長調(pro dormente Camillo)
哀歌ホ短調(Ach, dass ich Wassers gnug hatte)
アリア・ヴァリアタ.イ短調
哀歌ホ短調(Wie bist du denn, o Gott, in Zorn auf mich entbrant)
サラバンダ・ヴァリアタ.ト長調
マリオ・マルティノリ(Cemb&指)
イル・コンチェルト・デッレ・ヴィオーレ、
イングリット・アレクサンドレ(A)、
サルヴォ・ヴィターレ(Bs)、
アナイス・チェン(Vn)

録音:2011年5月19日−20日&6月14日、イタリア
中央ドイツでハインリヒ・シュッツ(1585−1672)とヨハン・セバスチャン・バッハ(1685−1750)の間の時代に活躍し、バッハ以前のバッハ一族で最も才能に恵まれていたと評される大音楽家ヨハン・クリストフ・バッハ(1642−1703)。
その評価とは相反するかのように次世代の大バッハの功績に隠れてしまったJ.C.バッハの音楽を、ケース・ブッケやロベルト・ジーニ、マリオ・マルティノリといった古楽界の名奏者たちが丁寧に奏でます。
KTC-1908
SPRAY
ニコラ・エヴァンゲリスティ:リフレクサス2
アンドレア・サルト:コーラル
ケース・ブッケ:スザンナの夢
ファウスト・ロミテッリ:シースケイプ
アーロン・アインボンド:ジャスト・ライク・スターティング・オーヴァー/他
プライム・リコーダー・アンサンブル、
アントニオ・ポリターノ(指)

録音:2008年〜2011年
ケース・ブッケとともに現代曲のリコーダー・デュオを組んでいるイタリアのリコーダー奏者アントニオ・ポリターノと、彼が創設したリコーダー・アンサンブルによる現代のリコーダー作品集。プライム・リコーダー・アンサンブルのメンバー8人に加え、田中せい子をはじめとする12名のゲスト・アーティストも参加。44ページのカラー・ブックレットには各作曲者&曲ごとの詳細な解説も収録(英語、イタリア語、フランス語)。
KTC-1910
ヨハネス・へーア・ソング・ブック〜ザンクト・ガレンの写本 テトラクティス
〔ジュジ・トート(S)、バティスト・ロマン(ルネサンス・ヴァイオリン)、シルヴィア・テカルディ(ヴィオラ・ダルコ)、ケース・ブッケ(ヴィオラ&フルート)〕

録音:2012年10月28日−30日
16世紀スイスの音楽文化における重要人物の1人、ヨハネス・ヘーア(c.1489−1553)。特に写本の編慕者として重要な役割を担ったヘーアのザンクト・ガレンの写本(462)には、パリで学んでいた時代に流行した音楽やアグリコラ、イザークの作品など、様々な作品が収められています。
リコーダーの名手ケース・ブッケが牽引するテトラクティスのソプラノはハンガリーの名花ジュジ・トート。ヘレヴェッヘの信頼も厚いソプラノの歌声が、ザンクト・ガレンで編慕された16世紀の音楽文化を教えてくれます。
KTC-1911
オックスフォードの写本からの歌曲集 テトラクティス
〔ジュジ・トート(S)、カルロス・メナ(カウンターテナー)、カースティ・ホワットリー(アルパ)、バティスト・ロマン(ヴィエール)、シルヴィア・テカルディ(ヴィエール)、ケース・ブッケ(ヴィオラ&フルート)〕

録音:2012年10月23日−26日
イギリス、オックスフォードのボドリアン図書館に所蔵されている写本「オックスフォード・マニュスクリプト」(MS Canon. Pat. Lat. 213)からの歌曲集。
ハンガリーのソプラノ、ジュジ・トート、スペインのカウンターテナー、カルロス・メナが、15世紀前半のバラードとロンドーを歌います。
KTC-1912
ジェンキンズ:2本のバス・ヴィオールのための音楽
2本のヴィオールとオルガンのためのエアとディヴィジョン RC.45
2本のヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ.ニ長調
2本のヴィオールとオルガンのためのエアとディヴィジョン RC.46
組曲ト長調
2本のヴィオールとオルガンのためのエアとディヴィジョン RC.38
組曲イ長調
2本のヴィオールとオルガンのためのエアとディヴィジョン RC.37
組曲ニ長調
2本のヴィオールとオルガンのためのエアとディヴィジョン RC.63
2本のヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ.ト長調
2本のヴィオールとオルガンのためのエアとディヴィジョン RC.44
ヴィーラント・クイケン(バス・ヴィオール)
ロベルト・ジーニ(バス・ヴィオール)、
マリオ・マルティノリ(Cemb、Org)

録音:2011年10月7日−9日、サン・ピエトロ寺院(アレッツォ/イタリア)
クイケン兄弟の長男ヴィーラント・クイケンとイタリアの巨匠ロベルト・ジーニ。2人の世界的ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)奏者が共演したジェンキンズの作品集。
王政復古の時代を生き抜いたイギリスの作曲家ジョン・ジェンキンズ(1592−1678)は、バードらの作り上げた音楽の基礎を発展させる形で現存するだけでも800曲以上の器楽作品を残しています。特にヴィオールのための作品は傑作揃いで、このアルバムでは2本のバス・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)のためのソナタや組曲、エア集が集められています。
KTC-1913
バッハ:ソナタ&パルティータ
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV.1034
フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV.1030
無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV.1013
ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ハ短調 BWV.1017
クラウディア・ゲラウアー(リコーダー)、
マグダレーナ・マレク(Cemb)、
山本徹(Vc)

録音:2013年6月27日−30日、アレッツォ(イタリア)
Olive Musicは名リコーダー奏者ケース・ブッケが創設したレーベルで、現在はレーベル・ロゴを残しながらEt'ceteraレーベルから発売されるようになったが、レコーディング・プロデューサーは引き続きケース・ブッケが務めており、優れた演奏や凝ったプログラミング、美麗なディジパックなどそのクオリティの高さは健在。
ケース・ブッケらに学び、ドイツ、スイスなど複数のコンクールで受賞しているリコーダー奏者、クラウディア・ゲラウアーによるバッハ・アルバムは、フルート・ソナタと無伴奏フルート・パルティータ、そしてヴァイオリン・ソナタからのリコーダー・トランスクリプション。艶やかな音色と心地よい発音で、香り高い極上のバッハを聴かせてくれます。
KTC-1914
「彗星についての講話」
カステッロ:ソナタ第9番
パレストリーナ:王はわれを酒倉に連れゆき
ピッチ:カンツォン第12番
ベッデッカー:ヴァイオリン・ソナタ
カプスベルガー:カンツォン第1番
ヴィラールト:シャンソン 「あなたに喜びを与えよう」
ストラデッラ:ヴァイオリン・ソナタ第11番
チェーザレ:カンツォン 「ラ・フェニーチェ」
ヴィラールト:シャンソン 「ラ・ローズ」
フレスコバルディ:トッカータ第1番
デ・セルマ:カンツォン・ア・ドイ・バッシ
パレストリーナ:モテット 「わが愛する者よ、汝すべて美し」
ピッチ:カンツォン第11番
アンサンブル・ダイモニオン

録音:2013年9月6日、アレッツォ
アンサンブル・ダイモニオンは、スイスのヴァイオリン奏者アナイス・チェン、スペインのチェンバロ&オルガン奏者マリア・ゴンザレスによって創設された古楽器アンサンブル。透明感溢れるコルネットや艶やかなバロック・ヴァイオリンで聴く、16世紀〜17世紀のカンツォン、シャンソン&モテット集。タイトルの「彗星についての講話(Disorsi delle Comete)」はガリレオ・ガリレイの論文によるもの。
KTC-1915
ウェル=テンパード・スカルラッティ
D・スカルラッティ:ソナタ.ニ長調 K.535
ソナタ.ト短調 K.426/ソナタ.ハ長調 K.407
ソナタ.ヘ短調 K.555/ソナタ.変ロ長調 K.472
ソナタ.嬰ハ短調 K.246/ソナタ.嬰ヘ長調 K.319
ソナタ.ロ短調 K.87/ソナタ.ホ長調 K.531
ソナタ.イ短調 K.532/ソナタ.嬰ヘ短調 K.67
ソナタ.ロ長調 K.262/ソナタ.ホ短調 K.203
ソナタ.イ長調 K.65/アリア ニ短調 K.32
ソナタ.ト長調 K.455/ソナタ.ハ短調 K.226
ソナタ.ヘ長調 K.554/ソナタ.変ロ短調 K.131/ソナタ.変ホ長調 K.253
マリオ・マルティノリ(Cemb)

録音:2011年6月15日−17日、アレッツォ/使用楽器:キース・ヒル2004年製、パスカル・タスカン1769年製のヒストリカル・チェバロのコピー(エジンバラ大学コレクション/レイモンド・ラッセル・コレクション)
ウェンディ・カルロスのアルバム「ウェル=テンパード・シンセサイザー」に影響され、付けられたタイトルが「ウェル=テンパード・スカルラッティ」。その名の通り、バッハの平均律クラヴィーア曲集を意識したものであり、555曲に及ぶドメニコ・スカルラッティのソナタから、すべて調性の異なるソナタ20曲を配置。
KTC-1916
スクアルチャルーピ写本からの作品
ジョヴァンニ・ダ・カッシャ
ロレンツォ・ダ・フィレンツェ
ヴィンチェンツォ・ダ・リミニ
バルトリーノ・ダ・パドヴァ
アンドレアス・デ・フロレンティア、他の作品
テトラクティス〔ジル・フェルドマン(S)、ケース・ブッケ(Fl、ヴィエラ)、マリア・クリアリー(ハープ)、シルヴィア・テカルディ(ヴィエラ)〕

録音:2005年5月4日−7日、イタリア
オランダの世界的リコーダー奏者ケース・ブッケが主宰する古楽アンサンブル、テトラクティス。15世紀フィレンツェで編纂された「スクアルチャルーピ写本」からの音楽を、ジル・フェルドマンが歌います。
KTC-1917
シャンティー写本Vol.3 テトラクティス

録音:2014年3月9日−12日&2015年5月26日−27日、6月10日、イタリア
オランダの世界的リコーダー奏者ケース・ブッケが主宰する古楽アンサンブル、テトラクティスによる「シャンティー写本」からの音楽第3集。アルス・ノヴァを発展、複雑化したアルス・スブティリオル様式の音楽を収めている「シャンティー写本」。ハンガリーのソプラノ、ジュジィ・トートの古楽唱法とテトラクティスのアンサンブルが広げる中世フランス音楽は、今作も演奏&音質ともにハイクオリティ。
KTC-1918
マッテオ・ダ・ペルージャ:シャンソン集 テトラクティス
オランダの世界的リコーダー奏者ケース・ブッケが主宰する古楽アンサンブル、テトラクティスが贈る、中世イタリアで活躍した作曲家、マッテオ・ダ・ペルージャ(fl. 1400−1416)のシャンソン集。モデナのエステンセ大学図書館の手稿譜(Ms. Modena Biblioteca Estense Universitaria a .M.5.24)、パンチャティーキ写本(Codex Panciatichi, Firenze Fn 26)からの音楽。
KTC-1919
ジョン・ジェンキンズ&ウィリアム・ローズ
ジェンキンズ:幻想的組曲イ短調
ローズ:幻想的組曲ハ短調
ジェンキンズ:幻想的組曲ニ長調 「ニューアークの戦い」
ジョン・コプラリオ:2本のバス・ヴィオールとオルガンのための幻想曲
ローズ:幻想的組曲ハ長調
コプラリオ:幻想曲
ジェンキンズ:幻想的組曲ト短調
テオレマ

録音:2015年7月29日ー31日、イタリア
イタリア古楽界の名匠ロベルト・ジーニが2015年に新たに創設したアンサンブル、テオレマ(Theorema)の新録音が、オランダのEt'cetera(Olive Music)から登場!ウィリアム・バードらの作り上げた音楽の基礎を発展させる形で、17世紀イギリスで活躍したジョン・ジェンキンズ(1592−1678)と、ジェンキンズがもっとも尊敬する友人であったウィリアム・ローズ(1602ー1645)。二人の作曲家が書いた、「2本のヴァイオリンと2本のヴィオール、オルガンのための幻想的組曲(Fantasia-Suite)」で、イギリス・ルネサンスの麗しき器楽音楽が蘇ります。
KTC-1921
クロスロード
テロ・ラヌ:イントロダクション・アンド・ダンス(2007)
ウィルマ・ピストリアス:クロスロード(2019)、クロスロードU
カルロ・ディアス:リユース・ミュージックT(2017)
ウィルマ・ピストリアス:クロスロードV、クロスロードW
ティモ・キティラ:オッズ・アンド・エンズ(2017)
ウィルマ・ピストリアス:クロスロードX、クロスロードY
カルロ・ディアス:リユース・ミュージックU
ウィルマ・ピストリアス:クロスロードZ、クロスロード[
エートゥ・レフトネン:ワームホール(2017)
パヴェウ・ムィキェティン:ラ・ストラーダ(1991)
アグリー・パグ〔ユホ・ミーリラ(リコーダー、エレクトリック・ギター、ライヴ・エレクトロニクス)、ミロン・アンドレス(ヴィオール、ビウエラ)、ウェズリー・シェン(Cemb)〕
アグリー・パグはアムステルダムを中心に活動しているトリオで、2014年に現代音楽を演奏することを目的に結成されました。彼らは古楽器を用いて、現代作曲家の作品を演奏することによって、今までにない時代を超えた新しい音作りを行うことを可能にしました。過去と現代の音楽の融合をお楽しみ下さい。
KTC-1922
金鉱〜バッハ・ファミリー、ゴルトベルク、テレマン
バッハ:リコーダーとハープシコードのためのソナタ ヘ長調(原曲:ヴァイオリンとハープシコードのための) BWV.1016
C.P.E.バッハ:フルートとハープシコードのためのソナタ ニ長調
バッハ:リコーダーとハープシコードのためのソナタ第3番 ニ短調(原曲:オルガンのための) BWV.527
J.G.ゴルトベルク:リコーダーとハープシコードのためのソナタ 変ホ長調(原曲:2本のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調) DurG13(BWV.1037)
テレマン:クラヴサンのための36のファンタジーより 〜 ファンタジー第1番ニ長調 (ファンタジー TWV33:34とTWV33:14からの編)、ファンタジー第2番 ト短調(ファンタジー TWV33:8とTWV33:14からの編)
W.F.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BR-WFB B17
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988より アリア(リコーダーと通奏低音のための編)
ザ・シアター・オヴ・ジ・イヤーズ〔カーステン・エッケルト(リコーダー)、アレクサンドラ・コレネワ(ハープシコード)〕
ウィーン国立音楽大学のリコーダー科教授を務め、古楽と現代音楽のもっとも多彩で需要の高いリコーダー奏者の一人として活動するカーステン・エッケルト。古楽の新しい発見、希少性、好奇心からなる魅力的なプログラムを追求してきたエッケルトのアンサンブル「ザ・シアター・オヴ・ジ・イヤーズ(The Theatre of The Ears/耳の劇場)」の新録音。プログラムによって編成や共演者もまったく異なるアンサンブルですが、本アルバムでは、アルセナーレ・ソノーロやラ・ヴォーチェ・ストゥルメンターレのメンバーを務めるロシアのハープシコード&ピアノ奏者、アレクサンドラ・コレネワどのデュオで、大バッハと息子のカール・フィリップ・エマヌエル・バッハとヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ、「ゴルトベルク変奏曲」との関係でも知られるヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク、そしてテレマンの音楽を、多彩なアレンジ&トランスクリプションによるリコーダーとハープシコードのための作品として披露します。

KTC-2001
ケージ:プリペアード・ピアノのためのソナタとインタールード ジェラード・フレミー(P)
KTC-2006-1
ブリテン:チェロ・ソナタ
無伴奏チェロ組曲第1番
アレクサンダー・ベイリー(Vc)
イアン・ブラウン(P)
KTC-2006-2
ブリテン:無伴奏チェロ組曲第2番&第3番 アレクサンダー・ベイリー(Vc)
KTC-2008
ウェーベルン:歌曲集
Der Siebente Ringによる5つの歌曲Op.3
シュテファン・ゲオルゲによる5つの歌曲Op.4
ヒルデガルト・ヨーネの詩による3つの歌Op.25
4つの歌曲Op.12
ヒルデガルト・ヨーネの詩集による3つの歌Op.23
ヒルデガルト・ヨーネの詩による3つの歌Op.25、他
ドロシー・ドロウ(S)
ロドルフ・ヤンセン(P)
KTC-2015(2CD)
フェルドマン:トライアディック・メモリーズ/他 ロジャー・ウッドワード(P)
KTC-2017(2CD)
タンスマン:弦楽四重奏のための作品全集
弦楽四重奏曲第2番(1922)/弦楽四重奏曲第3番(1925)
弦楽四重奏曲第4番(1935)
弦楽四重奏曲第5番(1940)
トリプティーク(1930)/弦楽四重奏曲第6番(1944
弦楽四重奏曲第7番(1947)/
弦楽四重奏曲第8番(1956)
シレジアンSQ

録音:1991年5月&12月、フィルハーモニック・ホール、ビドゴシュチ、ポーランド
KTC-2020(2CD)
J.C.F.バッハ:フルート・ソナタ全集
ソナタ第1番〜第6番
フルートとハープシコードの為のソナタ.変ホ長調
フルートとハープシコードの為のソナタ.ヘ長調
マルク・アンドレ・フルネル(Fl)
クリスティアン・ナンブール(Cemb)
KTC-2021(2CD)
アレクサンドル・タンスマン(1897-1986):
ピアノ・ソナタ全集

ピアノのためのソナチネ
[第1番(1923)/第2番(1930)/第3番(1933)]/
ピアノ・ソナタ
[第1番(1925)/第2番(1929)/第3番(1932)/
第4番(1941)/第5番(1954)]/
変奏組曲(1954)
ダニエル・ブルメンタール(P)

録音:1992年7月、バイエルン放送第3スタジオ
KTC-2023(2CD)
チェルニー:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第1番
美しいウィーンのワルツによる変奏曲Op.12
ピアノ・ソナタ第2番
ピアノ・ソナタ第3番
ピアノ・ソナタ第4番
ファンタジーとロマンス変奏曲Op.37
ダニエル・ブルメンタール(P)
KTC-2025(2CD)
スヴェーリンク:カンツィオネス・サクレ ティモシー・ブラウン(指)
ケンブリッジ・クレア・カレッジ聖歌隊
KTC-2026(2CD)
ブロードストック(1952-):交響曲全集
[良き天使の涙〜光と闇を通る旅]
(輝く光に向かって/闇夜の星/火炎からの声/良き天使の涙から生まれた/暗がり)
アンドルー・ホイーラー(指)
クラスノヤルスク・アカデミックSO
KTC-2027(2CD)
アルビノーニ:カンタータ集Op.4(全曲) バルバラ・シュリック(S)
デレク・リー・レイギン(C.T)
ロデリック・ショー(Cemb)
ニコラス・セロ(Vc)
KTC-2501(2CD)
バッハ:リュートのための作品集
リュート組曲ホ長調BWV.1006a
組曲ハ短調BWV.997
前奏曲ハ短調BWV.999
フーガ ト短調BWV.1000
前奏曲,フーガとアレグロ変ホ長調BWV.998
組曲ホ短調BWV.996
組曲ト短調BWV.995
今村泰典(バロックLute)


※再プレス
KTC-2503(2CD)
W.F.バッハ:オルガン作品集
オルガンのためフーガF.31
7つのコラール前奏曲F.38
3声のフーガF.32、他
レオ・ヴァン・ドゥセラー(Org)
KTC-2504(2CD)
テレマン:リコーダーと通奏低音のための12のソナタ ミーセン(リコーダー)
アスペレン(Org)/他
KTC-2505(2CD)
ヘンデル:オルガン音楽集
協奏曲ヘ長調
音楽時計のための小品
フーガ ホ長調
協奏曲第3番〜6番
レオ・ヴァン・ドゥセラー(Org)
KTC-2506(2CD)
ドゥヴィエンヌ:オーボエ・ソナタ集 Ops.70&71 ペーター・ブレー(Ob)
ロデリック・ショウ(P)

※世界初録音
KTC-2507(2CD)
エリオット・カーター(1908-):弦楽四重奏曲集
[第1番/第2番/第3番/第4番/エレジー]
アルディッティSQ
30年以上の歴史を誇る名門、アルディッティ弦楽四重奏団による既発2タイトル(KTC 1065/KTC 1066)をセット化し再発売。 
KTC-2508(2CD)
アイヴズ:歌曲集
母が教えてくれた歌/ゆっくりしたマーチ
夢/思い出/子守歌
セントラル・パークのロマンス
スラッギング・ア・ヴァンパイア
春の歌/おりかご/秋
われらの祖先が愛したもの
トムが船出する/ダウン・イースト
静けさ/メイプル・リーヴズ
病気の鷲のように/オン・ザ・カウンター/
予言者/夕べ/不朽
ストックブリッジのフートニック河/他(全54曲)
ロバータ・アレグザンダー(S)
タン・クローネ(P)
リエン・デ・レーデ(ピッコロ)
以前、同レーベルから分売(KTC 1020、1068)されていたものをセット化。ハイティンク、アーノンクール、レヴァイン、メータなど名匠たちとの共演を行っているアメリカのソプラノ奏者アレグザンダーが歌うアイヴズ。
KTC-2509(2CD)
ディミトリ・フェルシュトマン〜25年間のライヴ録音集
シューマン:チェロ協奏曲
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
ミヨー:チェロ協奏曲第1番
ミャスコフスキー:チェロ協奏曲 Op.66
プロコフィエフ:協奏交響曲 Op.125
ディミトリー・フェルシュトマン(Vc)
レフ・マルキズ、フィリップ・エリス、
ハンス・フォンク、
ジャン・ポール・ペニン、
ケント・ナガノ(指)
オランダ放送CO、オランダ放送PO
オランダ放送SO
ソヴィエト出身のチェロ奏者フェルシュトマンが1986年から2001年の25年の間に行った録音を集めた協奏曲集。 
KTC-3002(3CD)
ケージ:黄道の地図/ピアノ・コンサー/他 バートン・ワークショップ

KTC-4000
ヴィヴァルディ:ピエタ院のための協奏曲集
協奏曲ニ短調 RV.535(2つのオーボエ,弦楽と通奏低音)
協奏曲ト短調 「夜」 RV.439(トラヴェルソ,オーボエ,ヴァイオリン,ファゴットと通奏低音 Op.10-2)
協奏曲ニ長調 「ごしきひわ」 RV.428(トラヴェルソ,オーボエ,ヴァイオリン,ファゴットと通奏低音 Op.10-3)
協奏曲ヘ長調 RV.433 「海の嵐」(リコーダー,弦楽と通奏低音 Op.10-1)
協奏曲ハ短調 RV.441(リコーダー,弦楽と通奏低音)
協奏曲イ短調 RV.445(フラウティーノ,弦楽と通奏低音)
イル・ガルデリーノ
オーボエ奏者マルセル・ポンセールの呼びかけで、アムステルダム・バロック・オーケストラ、ラ・プティット・バンド、シャペル・ロワイヤル&コレギウム・ヴォカーレ、BCJといった一流団体に参加する奏者たちによって結成されたピリオド・アンサンブル、イル・ガルデリーノ。
嬉しい復刻となったテレマンの協奏曲集(KTC-4004)に続き、ヴィヴァルディの協奏曲集(仏choc du Monde de la Musiqueを受賞した名盤)もEt'ceteraから復活。ソリストは、マルセル・ポンセール(ob)、ヤン・デ・ヴィネ(fl)、ルート・ファン・キレヘム(rec)などが参加。
KTC-4001
管楽のためのセレナード
ドヴォルザーク:管楽セレナード ニ短調Op.44
フロール・アルパールツ(1876-1954):アヴォントムジーク*
R・シュトラウス:組曲 変ロ長調Op.4
エティエンヌ・ジーベンス(指)
イヴォ・ハデルマン(指)*
イ・ソリスティ・デル・ヴェント
KTC-4002
フレミッシュ・コネクション IV
ペーテル・ベノワ(1834-1901):「シャルロット・コルデー」〜[序曲/間奏曲的ワルツ]/物語
モルテルマンス(1868-1952):福音派の二枚折りの絵
ロデウィーク・デ・フォークト(1887-1977):交響詩「追放へ」/高い光へ向かって
アルテュール・ミュールマン(1894-1966):エヴェイションズ
ジェフ・ファン・ホーフ(1886-1959):祝典への交響的前奏曲
ガストン・フェレマンス(1907-1964):前奏曲とフーガ
ヤン・レイサム=ケーニヒ(指)
フランダース放送O
KTC-4003
フレデリク・デフレーゼ(1929-):22のワルツ リュク・デヴォス(P)
KTC-4004
テレマン:管楽器のための協奏曲集
リコーダー,トラヴェルソ,弦楽と通奏低音のための協奏曲 TWV 52e:1
トラヴェルソ,ヴァイオリン,弦楽と通奏低音のための協奏曲 TWV 52e:3
リコーダー,ヴィオラ・ダ・ガンバ,弦楽と通奏低音のための協奏曲 TWV 52a:1
トラヴェルソ,弦楽と通奏低音のための協奏曲 TWV 51F:1
3本のオーボエ,3本のヴァイオリンと通奏低音のための七重奏曲 TWV 44:43
イル・ガルデリーノ

録音:2003年9月12日−14日
オーボエ奏者マルセル・ポンセールの呼びかけで、アムステルダム・バロック・オーケストラ、ラ・プティット・バンド、シャペル・ロワイヤル&コレギウム・ヴォカーレ、BCJといった一流団体に参加する奏者たちによって結成されたピリオド・アンサンブル、イル・ガルデリーノの名盤がEt'ceteraから登場。ポンセールのほか寺神戸亮(vn)、ヤン・デ・ヴィネ(fl)、シャレフ・アド=エル(hpd)、ルネ・シファー(vc)の中心メンバーに加えて、北里孝浩(ob)、秋葉美果(vn)、戸倉政信(va)など日本の古楽奏者も多数参加。古楽ファン待望の復活です!
KTC-4005
サー・アントニーのための音楽
ヤコブ・ルニャール(1540頃-1599)、
フィリップ・デ・モンテ(1521-1603)、
カレル・ルイトン(1557頃-1620)、
オーランド・ギボンズ(1593-1625)、
ウィリアム・バード(1543-1623)、
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643)、
ピーター・フィリップス(1560-1628)、
ジョン・ブル(1562頃-1628)、
トマス・トムキンズ(1572-1656)、他の作品
エリク・ファン・ネーヴェル(指)
クレンデ
KTC-4006
バルトークの日記から
バルトーク:舞踏組曲/4つのダイアローグ
 ミクロコスモス第142番「ハエの日記から」
 9つのピアノ小品集 から/小組曲
フレスコバルディ:トッカータ
パーセル:2つの前奏曲
バッハ:ソナタ第6番 BWV.530他(全14曲)
ヤン・ミヒールス(P)
KTC-4007
聖母の御子
作曲者不詳(1225頃):Miri it is(エスタンピー)
ゴティエ・ドゥ・コワンシ(1177/8-1236):Ja Pour Yver
作曲者不詳(12世紀):Natali regis glorie
作曲者不詳(14世紀):母なるマリアよ
作曲者不詳(15世紀):めでたし、贖い主の御母
デュファイ:新年の日
ジョスカン・デ・プレ:おお、驚くべき御業
フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1521):ファンタジア
他(全18曲)
ユルゲン・デ・ブルイン(指)
ゼフィーロ・トルナ
ゼフィーロ・トルナはリヨン、ハーグ、ブリュッセル、ルーベンで学んだ演奏家たちによって1996年より活動を始めた声楽と古楽器によるアンサンブル。クリスマス・シーズンのための古楽作品を収録。
KTC-4009
ペドロ・ルイモンテ(1565-1627):聖週間の哀歌集*
ジョン・ブル:ファンタジア 第1旋法
ヨリス・ヴェルディン(Org)
バルト・ファンデヴェーヘ(指)
ラ・ヒスパノフラメンカ(cho)
聖週間の哀歌集は16世紀〜17世紀初頭のスペインで活躍したサラゴサ出身の作曲家ペドロ・リモンテの貴重な合唱作品。ラ・ヒスパノフラメンカは16世紀、17世紀のポリフォニー音楽を得意とするマドリッドの合唱グループ。
KTC-4010
ハイドン:ピアノ三重奏曲集 Op.75 Hob.XV:27-29
ムツィオ・クレメンティ(1752-1832):ソナタニ長調 Op.27-2
トリオ・ガラテア
ギリシャ神話に登場するガラテアをその名に冠するヴァイオリンと、チェロ、ピアノ・フォルテによるアンサンブル“トリオ・ガラテア”による演奏。
KTC-4011
女神の祈り〜オーストリアのマルガリータのコレクション(1480-1530)
作曲者不詳:Triste suis de vostre langheur
ピエール・ド・ラ・リュー(1452頃-1518):A vous non autre servir habandone
Pour ung jamais ung regret me demeure
フランシスコ・デ・ラ・ト―レ(1483-1504頃活動):Alta
アレクサンダー・アグリーコラ(1445/6?-1505):Si dedero
ヤコブ・オブレヒト:Si sumpsero
ジョスカン・デ・プレ:もはや悲しみもなく、他(全15曲)
ミヒャル・ゴンドコ&コリーナ・マルティ(ディレクター)
ラ・モッラ
KTC-4012
1650年代フランドル地方におけるイタリアの室内楽作品集
タルクイニオ・メルラ(1594/5-1665):チャッコーナ
マウリツィオ・カッツァーティ(1616-1678):拍手せよ/ラ・ブルガリーナ/アヴェ・マリス・ステラ
ダリオ・カステッロ(1620頃-1630頃活動):ソナタ第1,8番
ガスパロ・カサティ(1610頃-1641):O Bone Lesu他(全19曲)
コンスタンツェ・バッケス(S)
モーレ・マイオルム
中世ヨーロッパで隆盛を誇っていたフランドル楽派。その土壌となっていたフランドル地方で演奏されていたイタリアの作曲家による室内楽作品を集めた作品集。バックスは、ヘルマン・マックスやルネ・ヤーコブス、ロバート・キングらとも共演を行っているソプラノ。 
KTC-4013
フレミッシュ・コネクション V〜アルトゥール・デ・グレーフ(1862-1940):管弦楽作品集
管弦楽のための「ユモレスク」(第2稿)
ソプラノと管弦楽のための「5つの愛の歌」
ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調
アルトゥール・ピツァーロ(P)
シャルロット・リーダイク(S)
ヤニック・ネゼ=セガン(指)
フランダース放送SO
アルトゥール・デ・グレーフは、ピアノをリスト、サン=サーンスの下で学び、作曲家、ピアニストとして19世紀〜20世紀ベルギーで活躍した音楽家。デ・グレーフの作品はロマン派の要素を色濃く持っており、鮮やかなオーケストレーションに加えて民族色も感じさせてくれます。ピアノ協奏曲第2番ではLinnで大活躍中のピアニスト、ピツァーロが切れ味の鋭い熱演を聴かせます。 
KTC-4015
モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397*
ピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲付き」*
ピアノ・ソナタ第16番 変ロ長調 K.570+
幻想曲 ニ短調 K.397+/アダージョ ロ短調 K.540*
トム・ベギン(Fp)
モーツァルトがザルツブルクと決別しウィーンに定住した直後から演奏、作曲に愛用していたとして知られているアントン・ワルター製のフォルテピアノ。ここで使用されているフォルテピアノは、“アントン・ワルター1782年製”のフォルテピアノをベルギーのクリス・マーネが2005年に製作したというレプリカです。復元楽器、レプリカによるオリジナル演奏のスペシャリストであると同時に、カリフォルニア大学、マギル大学(助教授)で研究を続けるトム・ベギンは、2000年から開始していたプロジェクトのリサーチの結果、1780年を境にモーツァルトが使用していたフォルテピアノにもメカニックの変化があったのではないかという考えにたどり着きます。そこでトム・ベギンとレプリカの製作者であるクリス・マーネはウィーン式と呼ばれる「プレルメハ―ニク」(ニー・レバー)と、後に現在のピアノに使用されているアクションへと発展する「シュトースメハニーク」(ハンド・ストップ)を作品によって使い分けて録音を行うという世界初の試みを実現させたのです!特に両方のアクションを用いた2種類の演奏が収録されている「幻想曲ニ短調K.397」を聞き比べていただければその音色の違いを実感いただけることでしょう。またクリス・マーネによって行われたチューニングはなんと驚きのa=430!!(当ディスクには演奏に起因する音が収録されているトラックがございます。ご了承下さい。)
KTC-4016
ローベルト・シューマンへのオマージュ
シューマン:おとぎの絵本Op.113
 3つのロマンス
 管弦楽なしの協奏曲 ヘ短調Op.14
 おとぎ話Op.132
クルターク(1926-):R.シューマンへのオマージュ
ヤン・ミヒエルス(P)
ベンジャミン・ディールティエンス(Cl)
トニー・ニィス(Va)
ピアノを担当するのはEufodaへ多くの録音を行い、近現代の作品を得意としているベルギーのアーティスト、ヤン・ミヒエルス。Eufodaへの録音でもハイドンの《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》の楽章間にクルタークの作品を散りばめるという仰天の試みを聴かせてくれるなど、大胆な姿勢は健在。室内楽奏者としてエトヴェシュの下で演奏活動を続けるなど、特に20世紀からコンテンポラリー作品の演奏を得意とするクラリネットのディルティエンス。フランクフルト放送響の客演ソロ・ヴィオラ奏者を務めるトニー・ニィスとのトリオによるシューマンとクルタークの演奏。まさに対照的とも言える両者の音楽の対比は、興味を抱かずにはいられない不思議な魅力を醸し出しています。 
KTC-4018
ペドロ・リモンテ(1565−1627):レクイエム
セバスティアン・アギレラ・ダ・エレディア(1561?−1627):ティエント、
 オブラード、
 Discurso sobre Los Saeculorum、
 オブラ、Registo baixo
ヨリス・ヴェルディン(Org)
バルト・ファンデウェーゲ(指)
ラ・ヒスパノフラメンカ
16世紀〜17世紀初頭のスペインで活躍したサラゴサ出身の作曲家ペドロ・リモンテのレクイエムと、同じく16世紀スペインのウエスカ大聖堂のオルガニストを務めていたエレディアのオルガン作品を収録。ラ・ヒスパノフラメンカは16世紀、17世紀のポリフォニー音楽を得意とするマドリッドの合唱グループ。初のリリースとなった前作でもリモンテの聖週間の哀歌集を素晴らしい歌声で聴かせてくれました。全曲世界初録音。
KTC-4019
恋愛の音楽
作曲者不詳:ダフネ
ジョン・ダウランド(1563−1626):パヴァン
ガレアッツォ・サッバティーニ
(1597−1662):Congregavit Dominus aquas
ニコラス・ケンピス(c.1600−1676):シンフォニア
ウィリアム・ローズ(1602−1645):Up Ladies up
マシュー・ロック(c.1621−1677):Lucinda wink or veil those eyes
ジョン・ジェンキンス
(1592−1678):Newark Siege、ガリアルド/他 全22曲
アングハラッド・グラファイド・ジョーンズ(S)、マーク・レヴィ(指)コンコーディア
イギリスの貴族キャヴェンディッシュ一族の初代ニューカッスル公爵、ウィリアム・キャヴェンディッシュのアントワープ時代(1648−1660)と同時代の作品を集めた作品集。演奏は古楽器演奏に大きな定評のあるイギリスのバロック・アンサンブル「コンコーディア」。ポッジャーとのデュオで大活躍中の鍵盤奏者ゲイリー・クーパーの参加も大きな魅力!
KTC-4020
M・ハイドン:四旬節ミサMH553
シンフォニア変ホ長調MH240
アヴェ・レジナMH140
ディヴェルティメント イ長調MH299
レスポンソリウムMH639
エクス・テンポレ、
アカデミア・パラティナ、マルコリーニSQ
2006年が没後200年となるなど、近年急速に再評価の気運が高まっているミヒャエル・ハイドン。今回のアルバムに収録された声楽、器楽のための作品からもミヒャエル・ハイドンの豊かな才能を感じ取ることが出来ます。特に17世紀〜18世紀の作品を得意とする混声合唱団エクス・テンポレの厳粛で澄んだ歌声が印象的
KTC-4021
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
リンダラハ/舞曲/交響詩《海》
6つの古代の墓碑銘/白と黒で
インゲ・スピネット(P)、ヤン・ミヒエルス(P)
「アン・ブラン・エ・ノワール(白と黒で)」のコンビ名で「…幻想曲風に…〜クルターグへのオマージュ」(KTC 1283)をリリースしているベルギーのピアニスト、インゲ・スピネットとヤン・ミヒエルスのデュオによるドビュッシー。
使用されたピアノは、クリス・マーネ・コレクションの1878年ニューヨーク製のスタインウェイ。19世紀に製作された銘器の特別な音色でドビュッシーの音楽に酔いしれることのできるピアノ・デュオ・アルバムです。
KTC-4022
ランベール・ド・セーヴ(1549−1614):来なさい喜び歌おう、深き淵より、
 Et ecce terrae motus、Quod nova nupta、
 知恵、アヴェ・ステラ・マトゥティナ、
 アヴェ・マリア、
 ミサ曲《主は王となられる》
ジョヴァンニ・プリウリ(1575−1626):8声のカンツォン、
 8声のソナタ、6声のカンツォン
ガブリエリ(1554/7−1612):第10旋法によるカンツォン
ウィム・ベク(指)
アンサンブル・オルトレモンタノ、
カピラ・フラメン
リエージュで生を受け、ウィーンのインペリアル・チャペルでは当時有数の作曲家だったフィリップ・デ・モンテの弟子となったランベール・ド・セーヴの宗教作品集。
最終的には16世紀オーストリア帝国の宮廷音楽監督にまで上り詰めたとされるド・セーヴ。最重要作品と評されるミサ曲「主は王となられる」に加えて同時期に活躍したプリウリとガブリエリのカンツォンとソナタも併録しており、声楽と器楽両方の神々しいハーモニーが響きます。ベルギーの中世&古楽の音楽を歌わせたら並ぶもののいない「カピラ・フラメンカ」と、サクバット&コルネットを主体としたピリオド・アンサンブル「オルトレモンタノ」の相性もすこぶる良好。
KTC-4023
ピエ・カンツィオーネス〜中世フィンランドの賛歌(22曲) ゼフィーロ・トルナ、
アントワープ大聖堂聖歌隊
1582年にグライフスヴァルトで出版が行われた「ピエ・カンツィオーネス」は16世紀フィンランドで編纂された聖歌集。ここでは70曲を超える聖歌を収めた「ピエ・カンツィオーナス」から22曲を収録。声楽と古楽器による演奏が大半を占めており、民族的な要素が色濃く窺えます。1996年に結成されたゼフィーロ・トルナは、声楽、リコーダー、中世リュート&バロック・ギター、ヴィオラ・ダ・ガンバ、打楽器で編成されており、ユルガス・アンサンブル、コレギウム・ヴォカーレなど、古楽ファンにお馴染みのアンサンブルに参加し腕を磨いた若手奏者が中心を担っています。
KTC-4024
フレミッシュ・コネクションZ〜アウグスト・デ・ブーク(1865−1937):管弦楽作品集
ダホメニアン狂詩曲/ヴァイオリン協奏曲
夜想曲/納屋で/
交響的組曲《ラインの小さな王》
2つのフランドル地方の民謡による幻想曲
ニン・カム(Vn)、
マルク・スーストロ(指)フランダース放送O
フランダース地方の作曲家による管弦楽作品を中心に紹介を行ってきたエトセトラ(Etcetera)のシリーズ、「フレミッシュ・コレクション」の第7集。1865年5月9日にベルギーのメルヒテムで生まれたデ・ブークはブリュッセル王立音楽院で音楽を学び、ポール・ジルソンから作曲を学んだベルギー国民楽派の作曲家。ドラマティックな作風を持つデ・ブークの作品は、近代のオーケストラ作品や吹奏楽ファンにおすすめ。
KTC-4025
フレミッシュ・コネクション[フロール・アルパールツ(1876−1954):管弦楽作品集
奇想曲/交響詩《パリートゥル》
ヴァイオリンと管弦楽のための《ロマンス》
夏の牧歌/組曲《ジェームズ・アンソール》
グイード・デ・ネーヴェ(Vn)、
ミシェル・タバシュニク(指)
フランダース放送O
「フレミッシュ・コネクション」の第8集で取り上げられたのは、ベルギー国民楽派のペーテル・ブノワの弟子であり、ブノワ財団の芸術監督やベルギー・ロイヤル・アカデミーのメンバーにも名を連ねたフロール・アルパールツ。アルパールツの代表作である「パリートゥル」など、その存在と作品はもっと広く知られるべき価値あり。また指揮者は、ブーレーズの弟子であり、話題に事欠かないミシェル・タバシュニクというところもコアなファンの興味を惹くところだろう。
KTC-4025
フレミッシュ・コネクション VIII〜フロール・アルパールツ(1876-1954):管弦楽作品集
奇想曲/交響詩「パリートゥル」
ヴァイオリンと管弦楽のための「ロマンス」
夏の牧歌/組曲「ジェイムズ・アンソール」
グイード・デ・ネーヴェ(Vn)
ミシェル・タバシュニク(指)
フランダース放送O
KTC-4026
ビンゲン:デンデルモンデの写本より ドース・マル
〔カテリーン・ファン・ラエザム(Vo)、バルト・コーエン(リコーダー)、ライアム・フェネリー(フィドル)〕
ベルギーのフランドル地方、デンデルモンデにある聖ピータース&ポール寺院で発見された"写本"に収められていた世界最古の女流作曲家と伝わるヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098−1179)の作品8曲を収録。パウル・ファン・ネーヴェル率いるウェルガス・アンサンブルのメンバーで結成されたドース・マルは、このビンゲンの作品集がデビュー録音となる古楽演奏団体。ファン・ラエザムの神秘的で愁いを帯びた歌声が、ベルギーで眠っていたビンゲンの音楽を呼び起こします。
KTC-4027
テレマン:管弦楽組曲集
組曲ト長調TWV.55:G2《風変り》
同ト短調TWV.55:g1《ミュゼット》
同変ホ長調TWV.55Es:3《リラ》
バロック・オーケストラ《バ・ロック》
ベルギーのフランドル地方、オースト=フランデレン州の州都ヘントを本拠地として2005年に結成された新しいバロック・オーケストラによる溌剌としたテレマンの組曲集。17世紀〜18世紀の音楽を主なレパートリーとしており、既にリチャード・エガー、スキップ・センペ、ゲイリー・クーパー、フィリップ・ジャルスキーなど一流奏者たちと共演を次々とこなすなど知名度急上昇中!
KTC-4028
ルネサンス期ヴェネツィアの音楽
ブレッシ:デディケイティオ
ヴィラールト:ダルチ・パドラム
テルツィ:カンツォン
A・ガブリエリ
:サッシ・パラエ
メールロ:グラティオサ、
 レオノーラ
パドヴァーノ:ベネデッタ・エル・グレガリア/他
ゼフィーロ・トルナ
モンテヴェルディが自らの世俗歌曲の歌詞にも用いた詩人ペトラルカの詩「ゼフィーロ・トルナ/春の西風がもどり」をアンサンブル名に冠するフランドル地方の声楽と器楽による古楽アンサンブル。「人魚伝説」を題材とした録音(EUFODA 1343)や「ピエ・カンツォーネス〜中世フィンランドの賛歌」(KTC-4023)など、素晴らしい構成力と音楽的内容を持った録音を打ち出してきた若きアンサンブルの最新作は16世紀ヴェネツィアの音楽の宝石。中世地中海の音楽がそよ風のごとく吹き込みます。
KTC-4030
オルフェオの歌
ラージ:O che felice giorno
ブルネッリ:アリア・ソプラ・ラ・ベルガマスカ
ランディ:ラブリ・ソアーヴィ
ナニーノ:オルフェオ・カンタンド
ディンディア:ス、ス・プレンディ・ラ・チェトラ
カステッロ:ソナタ第2番/
ロッシ:アモール・センティ
メールラ:チャコンナ
ガリアーノ:Care amorose piaghe
ディンディア:Che veggio
フォンターナ:ソナタ第2番
フェラーリ:この世から消え去りたい
カペッロ:Che faro dolce mia vita
イル・トリンフォ・デル・テンポ、クレール・ルフィリアートル(S)、ヤン・ファン・エルザッカー(T)
ギリシャ神話、オルフェウスとエウリディーチェの物語。数え切れないほどの音楽家たちを魅了してきたこの悲劇のストーリーからインスピレーションを受けて作曲された17世紀初期の作品集。ベルギーの古楽アンサンブル、イル・トリンフォ・デル・テンポの器楽演奏とソプラノのルフィリアートル、テノールのエルザッカーの歌声がオルフェウスの喜び、嘆き、悲しみなどの揺れ動く感情を巧みに描いています。
KTC-4031
ベネルクス地方のイタリア音楽
作曲者不詳(18世紀):詩篇「エルサレムよ主を讃めたたえよ」
作曲者不詳(18世紀):詩篇「われ主に感謝せん」
作曲者不詳(18世紀):モテット
マンチーニ:ミサ・セプティマス
クレール・ルフィリアートル(S)、
マルニクス・デ・カット(A)、
エリク・ファン・ネーヴェル(指)クレンデ
15〜16世紀のフランドル地方で生まれたポリフォニー音楽を網羅した「フランドル楽派の巨匠たち」(KTC-1380)での名演が印象強いエリク・ファン・ネーヴェルとクレンデ。ここではアントワープとブリュッセルの中間に位置するベルギーの都市、メヘレンの聖ロンバウツ教会で発見された1700年代のイタリア音楽を取り上げる。4作品とも世界初録音となる貴重な音源。ベルギーで眠っていたイタリアの教会音楽がエリク・ファン・ネーヴェル&クレンデの手によって宝石のように輝きます。
KTC-4032
ピーターセン:作品集(1683)
第1番ニ長調、第7番ト長調、第5番ト短調、第2番イ短調、第4番ニ長調、第10番ホ長調
ステーンウィック:トリカビリー
作曲者不詳:アマリリス、ダフネ
バロック・オーケストラ「ビーロック」

録音:2009年4月27日−29日
ダヴィッド・ピーターセンは、17世紀後期にアムステルダムで活躍したということ以外は経歴が謎に包まれている作曲家兼ヴァイオリニスト。ヴァイオリンのためにヴィルトゥオージティックなレア・レパートリーを発掘してきたベルギー、ヘントのバロック・オーケストラ"ビーロック"のヴァイオリストは、ロドルフォ・リヒター!重鎮モニカ・ハジェットの弟子であり、あのポッジャーの後任としてパラディアン・アンサンブルのメンバーに迎えられえた天才のヴァイオリンが冴える!
KTC-4033
シューマン:合唱作品集
4つの二重合唱曲Op.141
ロマンスとバラードOp.67
6つの歌Op.33〜夢見る湖、吟遊詩人、はすの花
4つの歌Op.59〜ボーデン湖、おやすみ
ロマンス第1集Op.69〜タンバリンを鳴らして、修道女
スペインのリーダーシュピールOp.74〜インテルメッツォ、夜に、裏切られたのだ、私は愛されている
ボー・ホルテン(指)
フランダース放送Cho
インゲ・スピネット(P)、
カレン・ルメール(S)、ヒルデ・ヴェンケン(S)、サーキ・ラマン(A)、イヴァン・グーセンス(T)、
フィリップ・スーヴァジィ(Br)

録音:2009年10月&2010年6月
1937年に結成されたベルギー、フランダース地方の室内合唱団、フランダース放送合唱団が歌うロベルト・シューマン(1810−1856)の合唱作品集。室内合唱が歌うシューマンの合唱作品では、室内楽やピアノ、交響曲とは違ったドイツ・ロマン派の巨匠の姿に接することが出来ます。
KTC-4034
イザイ:弦楽のための室内楽作品集
弦楽五重奏曲ロ短調
弦楽四重奏曲「ロンドン」(ジャック・イザイ編)
アンダンテ ロ短調
弦楽四重奏のための「パガニーニ変奏曲」(ジャック・イザイ編)
クリプトスSQ

録音:2009年1月25日−27日、ブリュッセル(ベルギー)
ブリュッセル王立音楽院の卒業生たちが2002年に結成したアンサンブル、クリプトスSQが近代ベルギーの大音楽家ウジェーヌ・イザイ(1858−1931)の室内楽作品の深層へと聴き手を誘います。ウジェーヌ・イザイの孫、ジャック・イザイの手で弦楽五重奏版へと編曲された2作品では、祖父と孫の音楽的才能の共演も興味深いところです。
KTC-4036
マルデレ:シンフォニア集
シンフォニア ト短調Op.4-1
シンフォニア ニ長調Op.5-1
シンフォニア イ長調(ヴィオラ・オブリガータ)
4声のシンフォニア ヘ長調
フィリップ・ブラル(指)エンシェント室内O

録音:2000年10月
※ベルギーKlara(MMP 012)からの移行再発売。
ロートリンゲン公カールに重用されたブリュッセルの音楽家ピエール・ファン・マルデレ(1729−1768)のシンフォニア集。18世紀イタリア様式とウィーン古典派の架け橋となったマルデレの音楽の中でもシンフォニア集の完成度は群を抜いている。エンシェント室内管のリーダーはもちろん鬼才ベズノシウク!
KTC-4037
リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124
ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125
ピアノ・ソナタ ロ短調S.178
リーブレヒト・ファンベッケフォールト(P)
エンリケ・マッツォーラ(指)ブリュッセルPO

録音:2011年4月27日−29日&6月11日−12日、ベルギー
リーブレヒト・ファンベッケフォールトは、ヤン・ミヒエルス、メナヘム・プレスラー、ラッセル・シャーマン、エリソ・ヴィルサラーゼといった名ピアニストたちからピアノを学び、2007年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで入賞を果たした1984年生まれのベルギーの新鋭ピアニスト。リストを弾ききる確かなテクニックと表現力が今後の飛躍を予感させます
KTC-4038(2CD)
イギリスのリュート歌曲とコンソート・ミュージック
作曲者不詳:泣きますか、あるいは歌いますか
ロック:パヴァーヌ
モーリー:ティルジスとミラ
バートレット:あらゆる鳥の中で
ピルキントン:おやすみ、愛しい妖精たち
ローズ:ゆるやかに流れよ、銀色の川
ジョンソン:とめどない涙と
ヒューム:タバコ/伝承曲:蝶々
ダウランド:時間は静止して/他
ゼフィーロ・トルナ

録音:2011年9月
詩人ペトラルカの詩「西風がもどり」をアンサンブル名に冠するフランドル地方の声楽と器楽による古楽アンサンブル、ゼフィーロ・トルナの結成15周年記念リリースは、イギリスのリュート歌曲集。
ソプラノのセシル・ケンペナースがユーモアたっぷりの歌声を披露してくれるバートレットの「あらゆる鳥の中で」が出色の出来。ゼフィーロ・トルナの録音のハイライトを集めたボーナス・ディスク付き。
KTC-4042
12×12〜音楽による黄道十二星座
シュトックハウゼン:黄道十二宮/
14世紀:アルス・ノヴァ&アルス・スブティリオル
カピラ・フラメンカ、コレクティーフ

録音:2010年10月
シュトックハウゼンの大作「黄道十二宮」と14世紀の「アルス・ノヴァ」、「アルス・スブティリオル」をコラボレーションさせた音楽による"黄道十二星座"のストーリー。時代も作風も全く異なる2つのテーマが、カピラ・フラメンカとコレクティーフの演奏で「黄道十二宮」の音楽として融和します。
KTC-5250(1SACD)
ブラームス:ハンガリー舞曲集
(ピアノ四手連弾のための;全21曲)
スティーヴン&スティン・コラクニー(P)
KTC-5251(1SACD)
ハイドン:チェロ協奏曲第1番 Hob.VIIb-1
チェロ協奏曲第2番 Hob.VIIb-2
交響曲第60番ハ長調「うかつ者」Hob.I-60
キリーヌ・フィールセン(Vc)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
コンバッティメント・
コンソート・アムステルダム
1994年第10回チャイコフスキー国際コンクールでオランダ人初の入賞を果たし、2000年のルツェルン音楽祭ではメータ&ウィーン・フィルと共演を行うなど目覚しい活躍を見せている女流チェロ奏者フィールセンのハイドン。コンバッティメント・コンソート・アムステルダムは、1982年に1600年から1800年の間の作品の発掘を目的として結成されたバロック・アンサンブル。
KTC-5252(1SACD)
ロベルト&クララ・シューマン〜オーボエのための作品集
シューマン:3つのロマンス、
 民謡風の5つの小品Op.102より、
 幻想小曲集Op.73、
 アダージョとアレグロ イ短調Op.70、
 夕べの歌Op.85-12
C・シューマン:3つのロマンスOp.22
ヨリス・ファン・デン・ハウヴェ(Ob&オーボエ・ダモーレ)、
ジャン=クロード・ファンデン・エインデン(P)
ベルリン・フィルのカラヤン・アカデミー在籍時代には、カラヤン、アバドなど名立たる巨匠たちの下で研鑽を積んだ、ベルギーのオーボエ界を代表する名手ハウヴェ。ベルギーに帰国後は新ベルギー室内管やベートーヴェン・アカデミー、イ・フィアミンギのオーボエ奏者を歴任し、現在はフランダース放送管(旧BRTNフィル)のソロ・オーボエ奏者を務める同国きっての実力派奏者。甘く艶やか、そして美しい音色で奏でられるシューマン夫妻の珠玉の小品の数々は、絶品。
KTC-5261(1SACD)
モーツァルト:クラリネット協奏曲 K.622
クラリネット五重奏曲
ワルター・ブイケンス(Cl)
アンサンブル・ワルター・ブイケンス
ディルク・フェルミューレン
リマ・ラ・ムジカ

録音:2003年
KTC-5500(2SACD)
ワーグナー:楽劇《ラインの黄金》 アルベルト・ドーメン(Bs)、
ヘールト・スミッツ(Bs)、
マルティン・ホムリヒ(T)、
クリス・メリット(T)、
ハルトムート・ヘンヒェン(指)オランダPO、他

録音:2005年9月ライヴ
ネザーランド・オペラで上演されたヘンヒェン&オランダ・フィルによる「ニーベルングの指輪」。ライヴ録音の熱気と臨場感がスピーカー越しにビシビシと伝わってきます。
KTC-5501(4SACD)
ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》 ジョン・ケイズ(T)、クルト・リドル(Bs)、
アルベルト・ドーメン(Bs)、
シャルロッテ・マルジョーノ(S)、
ハルトムート・ヘンヒェン(指)オランダPO、他

録音:2005年9月ライヴ
1999年にアムステルダムで上演された「ニーベルングの指輪」がDVDでリリースされ大絶賛を博したヘンヒェン&オランダ・フィル。エトセトラからSACD Hybridでリリースされるのは2005年にネザーランド・オペラで上演された「リング」を収録したライヴ盤。DVDとは違いオーケストラがオランダ・フィルで統一されているのもポイント。
KTC-5502(3SACD)
ワーグナー:楽劇《ジークフリート》 スティウ・フォウ・アナセン(T)、
アルベルト・ドーメン(Bs)、
グレアム・クラーク(T)、
ギュンター・フォン・カンネン(Br)、
ハルトムート・ヘンヒェン(指)オランダPO、他

録音:2004年8月&9月、2005年9月
KTC-5503(4SCSD)
ワーグナー:楽劇《神々の黄昏》 スティウ・フォウ・アナセン(T)、
ロベルト・ボルク(Br)、
ギュンター・フォン・カンネン(Bs)、
クルト・リドル(Bs)、
ハルトムート・ヘンヒェン(指)オランダPO、他

録音:2005年9月ライヴ
ヘンヒェン&オランダ・フィルによる「ニーベルングの指輪」もこれで完結。ディジパックによる重厚なパッケージも演奏と比例した見事な出来となっています。

KTC-5504(13SACD)
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指輪」 ハルトムート・ヘンヒェン(指)オランダPO、
アルベルト・ドーメン(ヴォータン/バリトン)、ドリス・ゾッフェル(フリッカ/メゾ・ソプラノ)、シャルロッテ・マルジョーノ(ジークリンデ/ソプラノ)、ジョン・ケイズ(ジークムント/テノール)、リンダ・ワトソン(ブリュンヒルデ/ソプラノ)、スティウ・フォウ・アナセン(ジークフリート/テノール)、ギュンター・フォン・カンネン(アルベリヒ/バス)、グレアム・クラーク(ミーメ/テノール)、ミカエラ・シュスター(メゾ・ソプラノ/ヴァルトラウテ)、ロベルト・ボルク(バリトン/グンター)、クルト・リドル(バス/ハーゲン)、他

録音:2005年9月、ネーデルラント・オペラ(アムステルダム音楽劇場)でのライヴ
世界トップクラスのワーグナー歌手たちを揃え上演されたワーグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」。新ワーグナー全集のスコアを使用し、世界初のSACDハイブリッド・マルチチャンネルによる全曲録音となったヘンヒェン&オランダ・フィルの秀演が、ボックス・セット&スペシャル・プライスで新登場!
※当タイトルは初回限定生産となる可能性がございます。

KTC-9004(4CD)
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ集、協奏曲集/ヴィヴァルディ&ケージ:8つの季節
CD1
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ集〜チェロ・ソナタ第5番ホ短調RV.40/同第1番変ロ長調RV.47/同第3番イ短調RV.43/同第6番変ロ長調RV.46/同第7番イ短調RV.44)
CD2
ファゴット協奏曲集〜協奏曲ト短調RV.531/協奏曲変ロ長調RV.501「夜」/協奏曲イ短調RV.498/協奏曲ト短調RV.106/協奏曲ハ短調RV.480/協奏曲ト長調RV.545/協奏曲ト短調RV.496/ラルゲット ニ短調
CD3-4
ヴィヴァルディ&ケージ:8つの季節〜ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
ケージ:4つのパートのための弦楽四重奏曲(バロック・オーケストラ版)
ロエル・ディールティエンス(Vc/CD1)、
アンサンブル・エクスプロラション(CD1)、
フランス・ロベルト・ベルクホウト(Fg/CD2)、
ピーター・ダークセン(Cemb&指/CD2)、
ラ・スアーヴェ・メロディア(CD2)、
ロドルフォ・リヒター(Vn)、
バロック・オーケストラ「ビーロック」

録音:2009年7月(CD1)、2010年9月&2011年1月(CD2)、2011年2月(CD3-4)
バッハの無伴奏チェロ組曲の名盤(KTC-1403)も残し、ブリュッヘン、ヘレヴェッヘ、デ・レーウ、ポンスたちからの信頼も厚いベルギーの名チェリスト、ロエル・ディールティエンスが、自らが創設したアンサンブル・エクスプロラションと共演したヴィヴァルディのチェロ・ソナタ集。
18世紀オーケストラやレオンハルト・コンソート、ラ・プティット・バンドなど、世界一流のピリオド・オーケストラで活躍してきた古楽系ファゴット奏者、フランス・ロベルト・ベルクホウトが吹くファゴット協奏曲集。音楽学者としても高名なピーター・ダークセンの時代考証や楽曲研究もポイント。モニカ・ハジェットに学び、レイチェル・ポッジャーの後任としてパラディアン・アンサンブル(現パラディアンズ)の第1ヴァイオリンを引き継いだ名手、ロドルフォ・リヒター。ヴィヴァルディの「四季」とジョン・ケージのオーケストラ版「4つのパートのための弦楽四重奏曲」を組みわせて構成した「8つの季節(8 Seasons)」。

KTC-9005(3CD)
テレマン:トリオ・ソナタ、無伴奏ファンタジア、協奏曲集
■CD1:無伴奏チェロのための12のファンタジア(原曲:無伴奏ヴァイオリンのための/編曲:グリュツバッハ)
ソナタ ニ長調(原曲:無伴奏ヴィオラダ・ガンバのための/編曲:スパノゲ)
■CD2:トリオ・ソナタ集
トリオ・ソナタ変ロ長調 TWV42:B4(リコーダー,チェンバロと通奏低音)
トリオ・ソナタ イ短調 TWV42:a4(ヴァイオリン,リコーダーと通奏低音)
トリオ・ソナタ ト長調 TWV42:G6(ヴィオラ・ダ・ガンバ,チェンバロと通奏低音)
トリオ・ソナタ イ短調 TWV42:a6(リコーダー,オーボエと通奏低音)
、トリオ・ソナタ ヘ長調 TWV42:F3(ヴィオラ・ダ・ガンバ,リコーダーと通奏低音)
トリオ・ソナタ へ短調TWV:f2(リコーダー,ヴァイオリンと通奏低音)
協奏曲イ短調TWV43:a3(リコーダー,オーボエ,ヴァイオリンと通奏低音)
■CD3 管楽器のための協奏曲集〜協奏曲 TWV 52:e1(リコーダー,トラヴェルソ,弦楽と通奏低音)
協奏曲 TWV 52:e3(トラヴェルソ,ヴァイオリン,弦楽と通奏低音)
協奏曲 TWV 52:a1(リコーダー,ヴィオラ・ダ・ガンバ,弦楽と通奏低音)
協奏曲 TWV 51:f1(トラヴェルソ,弦楽と通奏低音)
七重奏曲 TWV 44:43(3本のオーボエ,3本のヴァイオリンと通奏低音のための)
ヴィヴィアーヌ・スパノゲ(Vc/CD1)、
ラ・プリマヴェーラ(CD2)、
イル・ガルデリーノ[マルセル・ポンセール(ob)、ペーター・ファン・ヘイヘン(rec)、寺神戸亮(vn)、ヤン・デ・ヴィネ(fl)、シャレフ・アド=エル(cemb)、ルネ・シファー(vc)他](CD3)

録音:2005年4月(CD1)、2005年11月(CD2)、2003年9月(CD3)
Et'cetera創立35周年とテレマン没後250周年を記念したスペシャルBOX!堀米ゆず子との共演でも知られるベルギーの女流チェリスト、ヴィヴィアーヌ・スパノゲが弾く、「無伴奏"チェロ"のためのファンタジア」(ヴァイオリン版からのトランスクリプション)。オランダのピリオド楽器アンサンブル "ラ・プリマヴェーラ"による「トリオ・ソナタ集」。そして、マルセル・ポンセール(ob)やペーター・ファン・ヘイヘン(rec)、寺神戸亮(vn)、ヤン・デ・ヴィネ(fl)ら一流古楽奏者たちが参加する "イル・ガルデリーノ" による協奏曲集です。

KTD-6008(2CD)
ライフ・パス
カルティエ:ヴィブラフォンのための24の映像 「フォーカス」
マリンバのための20の子どもの歌 「イメージ」
バルト・カルティエ(ヴィブラフォン、マリンバ)

録音:2016年8月16日−18日
リュッセル王立音楽院でクラシックとジャズの鍵盤楽器を教えるベルギーの名パーカッショニスト、バルト・カルティエの自作自演アルバムが、Et'cetera Nowから登場!
バルト・カルティエは、クラシックとジャズを中心に、現代音楽、ポップス、テレビ、ラジオなど幅広いジャンルで活躍、ヴィブラフォンとマリンバの名手であり、ジャズをテーマとした作曲コンテストにも二度入賞するなど、作曲家としても知られています。カルティエが90年代に書いたマリンバのための「イメージ」と、それから25年後に書いたヴィブラフォンのための「フォーカス」は、楽譜や書籍も出版され、鍵盤打楽器のレパートリー拡大にも寄与してきました。

OM-002
トレチェント〜14世紀のイタリア音楽
マショー:恋人よ,私の心を連れ去って、私が嘆いてもしかたがない、恋人よ,目を向けないで、落胆し苦しんで/ボローニャ:木陰に花を見る時/フロレンティア:神の裁き、慈悲は期待できない、逃げろ,ジャンニ,酒飲みよ/フィレンツェ:ドンナ・ラルトルイ・ミラル(器楽)/ペルージャ:おお,お慈悲を、気になどしない、プラス・リース・デス・リース/作者不詳:トロット(器楽)/チコーニア:慈悲を,さもなければを死を、あなたの愛の炎を、泉のほとり
ジル・フェルドマン(S)、
ケース・ブッケ(リコーダー&フィドル)
中世ルネサンス、バロックのスペシャリストとして高名なソプラノ歌手ジル・フェルドマンと天才リコーダー奏者ケース・ブッケ夫妻の創設したレーベル「オリーヴ・ミュージック(Olive Music)」がエトセトラ(Et'cetera)から新装登場!この「トレチェント」はオリーヴ・ミュージックの代表作。ソプラノと笛のみ、ほかに一切の伴奏なしで歌われる中世の歌が心地よい。「OM 002」からの移行再発売。
※このディスクは「KTC 1902」として新装されていますが、代理店ではこれまで通り日本語曲目表記オビ付き仕様の「OM 002」として提供されます。


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