品番 |
内容 |
演奏者 |
4260085-530014
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モーツァルト(R.ショットスタット編):「コジ・ファン・トゥッテ」〜"それではデスピネッタ"
ロッシーニ(I.ミュラー編):「セビリアの理髪師」〜ロジーナのカヴァティーナ"ある声が今しがた"
ベートーヴェン:「ドン・ジョヴァンニ」の"お手をどうぞの主題による変奏曲"WoO28
ヴェルディ(L.バッシ/ A.ジャンピエリ編):「リゴレット」の主題によるコンサート用ファンタジア
モーツァルト(R.ショットスタット編):「ドン・ジョヴァンニ」より3
つのアリア"
ウェーバー:「ジルヴァーナ」の主題による協奏的変奏曲Op.33
ドップラー(R.ショットスタット編):リゴレット幻想曲Op.38 |
トリオ・ディ・クラローネ
[ザビーネ・マイヤー、
ウォルフガング・マイヤー、
ライナー・ヴェーレ]
カレ・ランダル(P)
録音:2005年1月 |
ウォルフガング・マイヤーの超絶技巧、元ハノーヴァー放響のソロ・クラリネット奏者でもあったライナー・ヴェーレの確かな音楽性。そして、ふくよかで艶やかな音色、活力溢れる演奏で聴衆を圧倒するザビーネ・マイヤー。この最強のクラリネット・トリオから紡ぎだされる音楽は実に雄弁!オペラの魅力的な編曲作品を中心とした聴き応えのあるアルバムに仕上がっています。 (Ki) |
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4260085-530021
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バッハ:カンタータ集
主よ裁きたもうなBWV105、
汝らわが名において祈りしことなしBWV87、
侯妃よあとひとすじの光をBWV198
復活祭オラトリオBWV249、
いさかいは起これリBWV19、
わが命なるキリストBWV95、
わが心に憂い多かりきBWV21、
農民カンタータ「おいらは新しい領主をいただいた」BWV211、
喜びて舞いあがれBWV36、
われは善き羊飼なりBWV85、
シンフォニア.ニ長調BWV1045 より |
クリストフ・ゲンツ (T) 、
ライプツィヒ新バッハ合奏団
録音:2004年9月パウル・ゲルハルト教会 |
ドイツを代表する男声歌手クリストフ・ゲンツ。彼は、端正で奥行きのある声を持ち、楽曲への理解が深くガーディナーやヘレヴェッヘを始めとする指揮者の宗教作品などで重要な位置を築いています。このアルバムではライプツィヒ新バッハ合奏団の好サポートの中、伸びやかに歌い上げています。 (Ki) |
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4260085-530045
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バッハ(シトコヴェツキー編):ゴルトベルク変奏曲(弦楽三重奏版) |
ゴルトベルク・トリオ・ボン〔ヴェレーナ・シェーネヴェーク(Vn)、ヘラルド・シェーネヴェーク(Va)、クリスチャン・ブルナート(Vc)〕
録音:2004年3月(ドイツ) |
既に人気作として定着しているシトコヴェツキのゴルドベルク変奏曲。そのドミトリ・シトコヴェツキ編曲の弦楽三重奏版に触発されて1995
年に結成されたゴルドベルク・トリオが新たな世界へと導きます。シトコヴェツキのゴルドベルク変奏曲はクラヴィーア演奏とは異なった音域でアンサンブルの面白みを出した作品。まろやかな響き、意欲的なゴルドベルク・トリオによる演奏は、創造性豊かな音楽を聴かせてくれています。 (Ki) |
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4260085-530052
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シューベルト:ヴァイオリン作品集
ヴァイオリンとピアノの為のソナチネ第2番
イ短調 D.385
ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D.574
ヴァイオリンとピアノの為の幻想曲 ハ長調 D.934 |
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、
ジルケ・アヴェンハウス(P) |
現代のスーパー・カルテット、「アルカント・カルテット」の第1ヴァイオリンのアンティエ・ヴァイトハース。名手揃いのカルテットのなかでも、その実力は群を抜いて素晴らしいヴァイトハース。力強い音楽と豊かな音色は、思わず耳を奪われる演奏です。アンティエ・ヴァイトハース・プロフィール:ベルリン生まれ。ベルリン国立音楽大学でヴェルナー・ショルツに師事。91
年ハノーファー国際等3つのコンクールで優勝。現代ドイツを代表する女流ヴァイオリニストで、ベルリン・ドイツ響、ドレスデン国立歌劇場管、ボストン響、BBC響、ザンテルリンク、メッツマッハー、アシュケナージ等と共演。ベルリン国立音楽大学教授。 (Ki) |
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4260085-530069(2CD)
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バッハ:ヨハネ受難曲BWV245 |
フォルカー・ヘンプフリング(指)
ケルナー・カントライ
ヨハン・クリスチャン・バッハアカデミー
エヴァ・マリア・レオナルディ(S)
ルース・サンドホフ(A)
ゲルト・テュルク(T)
ペーター・ブレヒビュラー(Bs)
クラウス・メルテンス(Bs) |
85-53007
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ボーン・トゥ・プレイ〜ガーシュウィン
パキート・デリベラ(ダニエル・フレイバーグ編):ブラジリアン・ファンタジーよりCorcovado、Doce
di coco、Um a zero
ガーシュウィン:セカンド・ラプソディ
パキート・デリベラ:象と道化師
ガーシュウィン:「ストライク・アップ・ザ・バンド」序曲、
「ガール・クレイジー」序曲、
「オブ・ジー・アイ・シング」序曲、
ラプソディ・イン・ブルー |
ウェイン・マーシャル(指,P)&ケルン放送O、
パキート・デリベラ(Cl)、
アンディ・マイルズ(Sax)、
オマール・ロドリゲス・カルボ (Cb)、
ローランド・ヴィラロン(パーカッション)、
ダニエル・フレイバーグ(P)
録音:2015−2019年、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ドイツ、ケルン) |
2014年からケルン放送Oの首席指揮者を務め、2020年で契約終了となるイギリスの指揮者、ウェイン・マーシャル。十八番のガーシュウィンをメインとしたケルン放送Oとの6年間の記録がリリース!ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」、「セカンド・ラプソディ」ではマーシャル自身がピアノを担当、カルロス・ジョビンの名曲「コルコバード」などのアレンジをベースとしたパキート・デリベラの「ブラジリアン・ファンタジー」では、サックスやクラリネットの名プレイヤーであるデリベラ自身がクラリネットで参加するなど、聴きどころたっぷりの1枚です。 |
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85-53008
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デュビュニョン、タファネル、ホルスト、フランセ:木管五重奏曲集
リシャール・デュビュニョン(1968-):フラングレ組曲
タファネル:五重奏曲
ホルスト:五重奏曲
フランセ:五重奏曲第1番 |
モネ五重奏団
録音:2018年11月&2019年7月、SWRスタジオ
(ドイツ、カイザースラウテルン) |
それぞれが著名オーケストラの首席奏者を務める、実力派の若手5人からなるモネ五重奏団が、管楽器アンサンブルの復権に尽力した作曲家、ポール・タファネルに捧げる1枚!
フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットというカラフルな組み合わせは、18世紀の宮廷では人気の編成でしたが、フランス革命とそれに伴う貴族の衰退を経て、徐々に忘却の彼方へと沈んでいってしまいました。19世紀後半に、フランスのフルート奏者で作曲家のタファネルは、過去の音楽を復活させることを目的に木管室内楽協会を設立。本アルバムではタファネルの五重奏曲を中心に、高難度のフランセ(当時フランス国立Oの5人の木管奏者が練習のために数か月「監禁」されたといいます)や、抒情的な美しさが際立つホルストの作品など、多彩な五重奏曲を集め、その復権を祝います。 |
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4260085-530090
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ベートーヴェン、クライン、パーセル:弦楽三重奏のための作品集
パーセル:3声のファンタジア(1680)
ギデオン・クライン:弦楽三重奏曲(1944)
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲 ト長調 Op.9-1 |
ゴルトベルク・トリオ・ボン〔ヴェレーナ・シェーネヴェーク(Vn)、ヘラルド・シェーネヴェーク(Va)、クリスチャン・ブルナート(Vc)〕
録音:2004年3月(ドイツ) |
ファンタジアはパーセルの中でも重要な位置にあたる作品で、ファンタジアは英国伝統の対位法的合奏音楽。ゴルドベルク・トリオのファンタジー豊かな発想が、伝統の形式をより一層引き立たせています。ギデオン・クラインはチェコスロヴァキアのユダヤ系作曲家。1941年にテレジン強制収容所に送致されました。そこは所内の芸術活動が推奨された数少ない収容所の一つでもあり、この時期に《弦楽三重奏曲》を作曲しています。幅広いレパートリーを常に演奏しているゴルドベルク・トリオならではの選曲です。またベートーヴェンの弦楽三重奏は素朴な親しみやすさが魅力の作品。ゴルドベルク・トリオのすっきりした美しさは、際立っています。 (Ki) |
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4260085-530106
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ブルッフ:クラリネット, ヴィオラとピアノのための小品より
Op.83-1,2,4,5,6,7
シューマン:3 つのロマンスOp.94 、
おとぎ話 Op.132、
練習曲(6 つのカノン風小品)Op.56、
幻想小曲集Op.73 |
トリオ・ディ・クラローネ
[ザビーネ・マイヤー、ウォルフガング・マイヤー、ライナー・ヴェーレ]、
カレ・ランダル(P) |
クラリネットの新しい音楽を提示し続けている、ザビーネ・マイヤーが率いるトリオ・ディ・クラローネのAVI
レーベルからの2 枚目のアルバム。今回は、ブルッフとシューマンといったロマン派の作品を取り上げています。ブルッフの隠れた名曲「8
つの小品」は、思わず感傷的になってしまう悲痛なメロディーが印象に残ります。ヴァイオリン協奏曲だけではない!と思わせるブルッフの魅力が溢れる演奏です。またシューマンのクラリネット三重奏曲「おとぎ話」や「幻想小曲集」など珠玉のクラリネット作品を収録。クラリネットの魅力をとことん掘り下げた濃い内容です。 (Ki) |
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4260085-530113
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ブルーノ・シュナイダー〜ホルン作品集
サン=サーンス:ロマンス Op.36
ジャン・フランセ:ディメルティメント
シャブリエ:ラルゲット
デュカス:ホルンとピアノの為のヴィラネル(田園詩)
サン=サーンス:ロマンス Op.67
プーランク:エレジー
ジェーン・ヴィネリ(1913-1974):ソナタ Op.7 |
ブルーノ・シュナイダー(Hrn)
エリック・ル・サージュ(P)
録音:2004年11月 |
元スイスロマンド首席ホルン奏者、現在フライブルク音楽大学教授で教鞭をとるブルーノ・シュナイダー。日本のホルン奏者も数多く彼に師事しています。ザビーネ・マイヤー管楽アンサンブルに参加、2003年のルツェルン音楽祭ではアバドと共演するなどソロ、室内楽ともに活躍しています。また共演のエリック・ル・サージュもサロン・ド・プロヴァンス音楽祭を主催し室内楽でも積極的に活動を行っています。ホルンの独奏曲として代表的な「デュカスのヴィラネル」と「プーランクのエレジー」など重要なレパートリーを収録。またデュカスに師事していたベルギー出身の「ヴィネリのソナタ」ヤ、チェロでも演奏される機会の多いサン=サーンスのロマンス2
作品を収録しています。ホルン好きは必聴のアルバムです。 (Ki) |
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4260085-530120
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リスト:ピアノ・ソナタロ短調、
リスト(レオ・ヴェイネル編):ソナタ ロ短調(オーケストラ編曲版)*世界初録音 |
オルガ・コズローヴァ(P)、
ニコラス・パスケ(指)
ワイマール・フランツ・リスト音楽大学O*
録音:2007年7月17日、2006年10月22日(第3回リスト・フェスティヴァル/ワイマール)(ライヴ) |
リストの難曲中の難曲、ピアノ・ソナタロ短調がオーケストラ曲に変貌を遂げました。リストのソナタは独創的な構成とリスト特有の高い技巧性が特徴の大作。この作品をハンガリーの作曲家レオ・ヴェイネルにより編曲されたオーケストラ・ヴァージョンの世界初録音が収められています。レオ・ヴェイネルはそれほど多くの作品は残しておりませんが、指導者としてショルティ、クルタークなど数々の優秀な弟子を輩出しています。このオーケストラ編曲は、1956年リスト没後70周年を記念し、またヴァイネル自身が70歳を迎えたこともあり作曲されました。演奏はワイマールで開催されているリスト・フェスティヴァルでのライヴ。フランツ・リストの後押しで1872年に設立されたワイマール・フランツ・リスト音楽大学のオーケストラによる演奏です。また、2006年にフランツ・リスト国際ピアノコンクールで優勝したロシアの若手ピアニスト、オルガ・コズローヴァのピアノ・ソナタ演奏も収録されています。 (Ki) |
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4260085-530137
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アドベント音楽〜キリストの降誕を待ち望む/歌と言葉でそれを伝えよう
ヒッレルード:久しく待ちにし、
シュッツ:おお愛する神よ、
ブラームス:おお救い主よ、天を切り開け、
ギュンター・ラファエル:マリアは茨の森を通って行った、
ウォルターズ:マリアは茨の森を通って行った、
レーガー:戸を高く上げよ、
モービー:おお大いなる神秘
アンドレ・J・トーマス:アフリカン・ノエル 全20曲 |
ヒッレルード/シュッツ/ブラームス/
レーガー/ウォルターズ/モービー/他
フォルカー・ヘンプフリング(指)ケルナー・カントライ
アレクサンドラ・ユット(S)
イヴェタ・シェルハース(S)
マイカ・ヴィーヒェルト(S)
録音:2003年12月7日聖パンタレオン教会(ケルン) |
4260085-530144
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管楽アンサンブルのための作品集
R.シュトラウス:13管楽器のためのセレナード Op.7
ソナティナ第2番変ホ長調「楽しい仕事場」
ドヴォルザーク:管楽セレナード Op.44 |
ザビーネ・マイヤー管楽アンサンブル
録音:2003年12月( シュトラウス)、1994年4月(
ドヴォルザーク) |
通常は8人程度で構成されているザビーネ・マイヤー管楽アンサンブルを16人に拡大し、管楽器のための真に興味深い3作品を収録した1枚。R.シュトラウスの「13管楽器のためのセレナード」は彼がまだ学生だった頃の、ドヴォルザークのOp.44とほぼ同時代の作品であり、両者の聴き比べも楽しむことができます。一方「楽しい仕事場」の題で知られる「ソナチネ第2番」(「管楽器のための交響曲」として出版)は晩年に書かれた30分を超える大作。ザビーネ・マイヤーをはじめ、
アルブレヒト・マイヤー、ダーク・イェンセン、ブルーノ・シュナイダーなど、メンバーはみな世界的に有名な演奏家であり、3曲とも素晴らしいクォリティの仕上がりです。 |
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4260085-530151(3CD)
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2005年ルール・ピアノフェスティヴァルVol.9
(CD1)チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」(2台ピアノ版)、リムスキー・コルサコフ( クルサノフ編):「シェエラザード幻想曲〜
9 つのパラフレーズ」、シューベルト( リスト編):歌曲集「白鳥の歌」、クライスラー( ラフマニノフ編):愛の喜び、愛の悲しみ、ガーシュウィン( アール・ワイルド編):「7 つの超絶技巧練習曲集」
(CD2)ワーグナー:ニーベルングの指環より(ピアノ編曲版)〜『ジークフリート』〜森のささやき、「神々の黄昏」〜ジークフリートの葬送行進曲、『ワルキューレ』〜ワルキューレの騎行、R・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(2台ピアノ編曲版)、
交響詩「ドン・ファン」(2 台ピアノ編曲版)、「ばらの騎士」(2台ピアノ編曲版)
(CD3)ボーナス-CD
ヨハネス・マリア・スタウド:ピアノのための音楽(世界初演)、 マルコ・ストロッパ:アフ・トンガリキ(世界初演)、 ヨーク・ヘラー:モノグラム〜 14 の性格の小品(世界初演) |
(CD1)A&J. パラトーレ(P)、
ニコライ・トカレフ(P)、
イリーナ・プリシンスカヤ(P)、
キリル・ゲルシテイン(P)、
(CD2) ニコライ・トカレフ(P)、
A.& J. パラトーレ(P)、
(CD3)アンナ・ヴァヴィック(P)、
タマラ・ステファノヴィッチ(P)
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85-53016
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リフレクティング・ベートーヴェン
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 「悲愴」 Op.13、ピアノ・ソナタ第16番ト長調
Op.31-1、ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2
「テンペスト」
マイク・ガーソン(1945-):悲愴変奏曲
アンリ・プスール(1929-2009):Coups de Des en Echos
レアンダー・ルプレヒト(1999-):ソナタ ニ短調(第2版) |
ヘルベルト・シュフ(P)
録音:2020年2月、バイエルン放送スタジオ2
(ドイツ、ミュンヘン) |
斬新な発想のコンサート・プログラムとCD録音で注目を集めるピアニスト、ヘルベルト・シュフのベートーヴェン・アニヴァーサリー!
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第16番、第17番「テンペスト」を組み合わせ、それぞれに3つの現代作品(うち1つはポップス調)を添えた、シュフならではのユニークなプログラム!ベートーヴェンというと音楽の革新者というイメージが一般的ですが、シュフの見方は少し変わっていて、音楽史の分岐点においても平易でシンプルな作品を書くことができたベートーヴェンの姿に感動する、と述べています。3つの現代作品は意識的、無意識的に関わらず世紀を超えてベートーヴェンの作品と繋がりを持つものが選ばれており、特にマイク・ガーソン(デヴィッド・ボウイの長年の友人でかつてバンドのキーボードを担当)による「悲愴変奏曲」が大変美しい佳曲。悲愴ソナタの緩徐楽章の主題に基づくポップス調の即興といった趣で、ベートーヴェンの旋律のシンプルな美しさが際立っています。 |
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85-53017
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ア・ジャーニー・フォー・トゥー
クセナキス:ディプリ・ジーア
コダーイチェロとヴァイオリンのためのデュオ Op.7
オネゲル:ヴァイオリンとチェロのためのソナチネ H.80
スカルコッタス:ヴァイオリンとチェロのためのデュオ |
ヨニアン・イリアス・カデシャ(Vn)、
ヴァシュティ・ハンター(Vc)
録音:2019年、ドイツ放送カンマームジークザール(ドイツ、ケルン) |
2010年の秋にハノーファーの音楽大学で出会い結成された「トリオ・ガスパール」のメンバーによる、初のデュオ・アルバム!
ギリシャとアルバニアにルーツを持ち、サルヴァトーレ・アッカルドやアンティエ・ヴァイトハースに学んだ才能豊かなヴァイオリニスト、ヨニアン・イリアス・カデシャと、ベルリンを拠点にソリスト、室内楽奏者として多方面で活躍するロンドン出身のチェリスト、ヴァシュティ・ハンターがリスナーをヨーロッパをめぐる旅へと案内します。プログラムは民族音楽の喜びと活力を讃える作品が中心となっており、カデシャの生まれ故郷であるギリシャのクセナキスで始まり、ハンガリーのコダーイ、スイス・フランスのオネゲルを経由し、最後は再びギリシャ、滅多に演奏されないスカルコッタスのデュオで締めくくられます。 |
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4260085-530199(2CD)
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2004年ルール・ピアノフェスティヴァルVol.10
モーツァルト:『魔笛』全曲
(ツェムリンスキー編曲4手ピアノ版) |
滑川真希、
デニス=ラッセル・デイヴィス(P)
録音:2004年7月24〜26日 |
85-53021
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詩人の恋〜ベートーヴェン、メンデルスゾーン、シューマン
ベートーヴェン:歌曲集「遥かなる恋人に寄す」 Op.98
メンデルスゾーン:挨拶 Op.19-5、
秋の歌 Op.84-2、葦の歌 Op.71-4、
月 Op.86-5、旅の歌 Op.34-6、
歌の翼にのせて Op.34-2、
ヴェネツィアの舟歌 Op.57-5、
さすらいの歌 Op.57-6、夜の歌 Op.71-6
シューマン:歌曲集「詩人の恋」 Op.48 |
パトリック・グラール(T)、
ダニエル・ハイデ(P)
録音:2020年3月、ヴァイマル(ドイツ) |
バッハがカントル(音楽監督)を務めた聖トーマス教会合唱団出身で、2016年にライプツィヒ国際ヨハン・セバスティアン・バッハ・コンクールで1等賞を獲得したライプツィヒ出身のテノール、パトリック・グラールのファースト・ソロ・アルバム。「詩人の恋(Dichterliebe)」をタイトルに、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、シューマンが描いた切ない恋、葛藤や憧れの歌を歌います。 |
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4260085-530236(5CD)
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2004-2005年ルール・ピアノフェスティヴァルVol.11
(CD1)
ラヴェル:ラ・ヴァルス、ドビュッシー:版画〜塔/雨の庭、シューベルト:創作主題による8つの変奏曲D813、ピアノ・ソナタ
第21番、シューマン:アラベスクOp.18
(CD2)
シューマン:アレグロOp.8、シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番、シェーンベルク:5 つのピアノ曲Op.23、ラヴェル:鏡
(CD3)
バッハ(ブゾーニ編):前奏曲とフーガ BWV 532、バッハ(ジロティ編):平均律クラヴィーア曲集第1巻〜第10番、バッハ(ラフマニノフ編):無伴奏ヴァイオリンパルティータ
第3番〜前奏曲/ガヴォット/ジーグ、ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
(CD4)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番、シューベルト:即興曲Op.90、ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲、幻想的小曲集〜メロディ
ホ長調、ショパン:大円舞曲 変イ長調Op.42
(CD5)ボーナス-CD
バッハ:イタリア風のアリアと変奏 イ短調、モーツァルト:デュポールのメヌエットの主題による9 つの変奏曲
ニ長調、ラフマニノフ:練習曲「音の絵」Op.33&39 より、リゲティ:ピアノ練習曲第1 集、第2 集、第3 集より |
(CD1)
ホワン・チューファン(P)、
ベンジャミン・ホックマン(P)、
クロード・フランク(P)
(CD2)
ティム・ホートン(P)、
(CD3)
ニコライ・トカレフ(P)
(CD4)
キリル・ゲルシテイン(P)、
(CD5)
タマラ・ステファノヴィッチ(P) |
85-53024
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バッハ&ショパン
バッハ:2声のインヴェンション BWV.772-786
ショパン:24の前奏曲 Op.28 |
ディーナ・ウゴルスカヤ(P)
※使用楽器:ベヒシュタイン D-280
録音:2004年3月、デトモルト(ドイツ) |
ロシアの名ピアニスト、アナトール・ウゴルスキの娘であり、自身も国際的なコンサート・ピアニストとして活動したディーナ・ウゴルスカヤ。2016年からはウィーン国立音楽演劇大学のピアノ科教授を務めながらも、癌との闘病の末、2019年9月に46歳の若さでこの世を去りました。
この「バッハ&ショパン」アルバムは、2008年にVenus
Musicからリリースされ、しばらく廃盤となっていた稀少盤。
バッハのインヴェンションは、残念ながら未だ単なる練習曲と見なされていますが、特に2声のインヴェンションは信じられないほど洗練された豊富なアイディアのおかげで、ウゴルスカヤのことを子どものころからずっと魅了していたといいます。そして対照的に、音楽性と技術の両面で、ピアノ音楽でもっとも挑戦的な曲集の1つであるショパンのプレリュード。その深い感受性と冷静なパフォーマンスから、「ピアノの哲学者(philosopher
at the piano)」と呼ばれたウゴルスカヤが、バッハの率直さとショパンの複雑さを見事に対比させた名盤の1つです。 |
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85-53025
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インサイド・エロイカ
ゴードン・ウィリアムソン(b.1974):クーヴェルチュール(世界初録音)
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55 「英雄」(フェルディナント・リース編曲/ピアノ四重奏版)
ゴードン・ウィリアムソン:アンコール(世界初録音) |
フレックス・アンサンブル〔杉村香奈(Vn)、アンナ・シュルツ(Va)、マルタ・バイスマ(Vc)、ヨハネス・ニース(P)〕
録音:2020年2月、ベルリン・イエス・キリスト教会(ドイツ) |
ハノーファー在住のヴァイオリニスト杉村香奈が参加するドイツのピアノ四重奏団「フレックス・アンサンブル」のサード・アルバム。
ベートーヴェンの生誕250周年記念盤として、交響曲第3番「英雄」のピアノ四重奏版という興味深いプログラムを録音。編曲は、ベートーヴェンの弟子であり友人でもあったピアニスト、フェルディナント・リース。これまであまり演奏機会に恵まれなかったこのピアノ四重奏版「英雄」を、カナダ出身ハノーファー在住の作曲家ゴードン・ウィリアムソン(b.1974)への委嘱作品(ベートーヴェンにインスパイアされた現代的作品)で挟んで構成しています。ベートーヴェン・ファンも、アレンジ作品愛好家も注目! |
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85-53026
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オール・アラウンド・バッハ
バッハ:ピアノ独奏のための協奏曲ロ短調 BWV.979(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲ニ短調
RV.813)、
イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971、コラール前奏曲集
BV B27より 第9番「汝にこそ喜びあり」 BWV.615(ブゾーニ編)、
幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542 / S.463(リスト編)、
コラール前奏曲集 BV B27より 第4番「いまぞ喜べ、汝らキリストのともがらよ」
BWV.734
リスト:B-A-C-Hの名による幻想曲とフーガ S.529-2
バッハ:コラール前奏曲集 BV B27より 第10番「われらの救い主なるイエス・キリスト」
BWV.665
フランク:前奏曲, フーガと変奏曲(アーシャ・ファテーエワ&ステパン・シモニアン編曲/サクソフォンとピアノ版)*
バッハ:カンタータ「神の時こそいと良き時」 BWV.106より
ソナティナ(クルターク編曲/ピアノ4手版)* |
ステパン・シモニアン(P)、
アーシャ・ファテーエワ(サクソフォン、ピアノ)*
録音:2020年5月&6月、ハンブルク(ドイツ) |
2010年に、世界でもっとも古く権威ある大会の1つであるライプツィヒ国際ヨハン・セバスティアン・バッハ・コンクールで銀メダルを受賞し、「彼の世代でもっとも偉大なバッハの解釈者の1人」として賞賛されたステパン・シモニアンの新たなバッハ・アルバム。バッハがヴィヴァルディの作品からアレンジした鍵盤楽器独奏のための協奏曲から、ブゾーニやリストが編曲したバッハなど様々なバッハにまつわる作品をモダン・ピアノの独奏で。フランクの「前奏曲、フーガと変奏曲」は自ら編曲したサクソフォンとピアノ版で収録。 |
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4260085-530298(3CD)
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シューベルト・チクルス/ルール・ピアノフェスティヴァルVol.12
シューベルト:美しき水車屋の娘、
冬の旅、白鳥の歌 |
ベンハルト・ベルヒトルト(T)、
イリーナ・プリシンスカヤ(P) |
4260085-530229
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モーツァルト:弦楽四重奏曲集
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第15番ニ短調 KV.421 (KV.417b)
弦楽四重奏曲 第14番ト長調 KV.387
弦楽四重奏曲 第19番ハ長調 KV.465「不協和音」 |
カルミナQ団 〔マティーアス・エンデルレ(Vn)、スザンヌ・フランク(Vn)、ウェンディ・チャンプニー(Va)、シュテファン・ゲルナー(Vc)〕
録音:2005年10月、チューリッヒ室内Oホール(スイス、チューリッヒ) |
洗練された演奏技術と音楽性の高さで世界的に絶賛を受けるカルミナ四重奏団、初のモーツァルト録音はC'Aviレーベルからのリリース!古今の弦楽四重奏曲の傑作であるハイドン・セットから3曲を取り上げ、メロディアスでありながら人間の感情のあらゆる側面に触れることができるモーツァルト作品の真髄を、みずみずしく精緻なアンサンブルで表現しています。 |
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85-53027
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シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ Op.137(第1番、第2番、第3番)
華麗なロンド ロ短調 Op.70 D.895 |
ミハエラ・マルティン(Vn)
エレーナ・バシュキロワ(P)
録音:2019年3月(ドイツ、ベルリン) |
チャイコフスキー国際コンクール第2位の実績を持つルーマニア出身のヴァイオリニスト、ミハエラ・マルティンと、ロシアの高名なピアニスト&教師であったドミトリー・バシキーロフの娘としてモスクワに生まれ、モスクワ音楽院で父親に師事したエレーナ・バシュキロワによる、シューベルトのソナチネ集。シューベルト自身は自筆譜にソナタと記入していますが、シューベルトの死後、アントン・ディアベリが出版の際につけた「ソナチネ」のタイトルが定着しています。おそらくは家庭での演奏を想定して書かれたソナチネに対し、「華麗なロンド」はコンサートホール用の作品で、シューベルトにしては意外なほどのきらびやかなユーモアが含まれています。
「シューベルトの音楽は、私の想像の中ではいつも馬車の旅を連想させます。外では、風景が流れています。街、山、川、湖、村。馬車は時にスピードを落とし、再びスピードを上げますが、私はいつも旅をしているような感覚を持っています。徒歩でもなく、馬でもなく、車輪のついた馬車で。」(エレーナ・バシュキロワ) |
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85-53030
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メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲集
弦楽五重奏曲第1番 イ長調 Op.18(1826)、
ボーナス・トラック:第1番 第3楽章 初稿版、弦楽五重奏曲第2番変ロ長調
Op.87、
ボーナス・トラック:第2番第4楽章のユリウス・リーツによる校訂版 |
バルトルディ弦楽五重奏団
録音:2019年3月、SWRロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン(ドイツ) |
自分たちの冠名でもある、メンデルスゾーンの作品を録音する際にバルトルディ弦楽五重奏団の面々は、メンデルスゾーンの楽譜通りを原則にし、カットすることなく、また繰り返しもすべて再現することに決めて収録したという今作。そして改作の多かったメンデルスゾーンの譜面も本人のサインが入っているか、もしくは正式に出版されたかどうかをもとに演奏する譜面を決めたということです。第2番の第4楽章は、なじみのある人も多いユリウス・リーツの校訂版も併せて収録されています。 |
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85-53031
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ギター&フォルテピアノ
ロッシーニ:歌劇「エドゥアルドとクリスティーナ」序曲(カルッリ編)
カルッリ:グラン・デュオ ニ長調 Op.70
フンメル:ポプリ Op.53
歌劇「セビリアの理髪師」序曲(カルッリ編)
ベートーヴェン/カルッリ:モーツァルトの歌劇「魔笛」の主題による変奏曲
Op.169
ボッケリーニ:序奏とファンダンゴ(ジュリアン・ブリームと演奏者による編)* |
シェイラ・アーノルド(フォルテピアノ/ノイペルトによるL.デュルケンのレプリカ)、アレクサンダー=セルゲイ・ラミレス(ロマンティック・ギター/B.クレッセによるJ.G.シュタウファーのレプリカ)、フリーデリケ・フォン・クロージク(カスタネット)*
録音:2012年3月、シュタットハレ(ドイツ、マイナーツハーゲン) |
ギターとフォルテピアノのための編曲やオリジナル作品を最も多く残した作曲家のひとり、フェルディナンド・カルッリの作品を中心に、18世紀末から19世紀初頭に書かれたロマンティック・ギター(ビーダーマイヤー・ギター)とフォルテピアノのための作品を、当時の楽器のレプリカで演奏した理想的な1枚。現代の楽器ではギターとピアノの音量バランスが悪く、これらの作品をニュアンス豊かに演奏することはできないといいます。「魔笛変奏曲」はベートーヴェンのOp.66をベースに、カルッリがギターにふさわしい変奏を付け加えたもの。フンメルの「ポプリ」は師であるモーツァルトの主題、スポンティーニの主題、そしてロシア民謡がメドレーで演奏されます。ボッケリーニの「序奏とファンダンゴ」はジュリアン・ブリームが編曲したチェンバロ&ギター版を、フォルテピアノとギター、そして原曲の指示通りカスタネットで演奏したものです。 |
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85-53032(2CD)
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モーツァルト:弦楽四重奏曲集 Vol.3
第14番ト長調 K.387、第23番ヘ長調 K.590、第2番
ニ長調 K.155、第8番ヘ長調 K.168、第12番 変ロ長調
K.172、第21番ニ長調 K.575 |
アルミーダQ
録音:2020年1月&4月、バイエルン放送スタジオ2(ドイツ、ミュンヘン) |
「弦楽四重奏の父」であるハイドンのオペラにちなんで名付けられ、2006年にベルリンで設立されたアルミーダ四重奏団。彼らはこれまでの聴き慣れた習慣に疑問を投げかけようと、まるで作曲家が自分の肩越しに見ているかのように、モーツァルトの作品を徹底的に吟味し、探求しています。ヘンレ社と音楽学者のヴォルフ=ディーター・ザイフェルトとのコラボレーションにより、彼らはモーツァルトの弦楽四重奏曲の原典にあたることで、これまで見落とされていた細部を発見し、パッセージを刺激的な、新たな方法で解釈することができるようになったのです。
アルミーダ四重奏団は2012年にミュンヘンの国際ARDコンクールで1等賞と聴衆賞、更に6つの賞を受賞し、カルテットとしての華々しいキャリアをスタートさせました。2014年〜2016年にはBBCの「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれています。 |
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85-53034
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プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番〜 第8番
ピアノ・ソナタ第6番イ長調 Op.82
ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83
ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調 Op.84 |
セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン(P)
録音:2020年5月、センデザール・ブレーメン(ドイツ) |
2003年のエリザベート王妃国際音楽コンクールのピアノ部門で優勝の栄誉に輝いたドイツのデュッセルドルフ出身の実力派ピアニスト、セヴェリン・フォン・エッカードシュタインのプロコフィエフ!エッカードシュタインはそのほかにもアルトゥール・シュナーベル国際ピアノコンクール、ブゾーニ国際ピアノ・コンクール、ミュンヘン国際音楽コンクール、リーズ国際ピアノ・コンクールなど、難関として知られるコンクールで次々と入賞を果たしています。
「プロコフィエフのピアノ作品は、その見事なまとまりと生命力の中に、人間の感情が聴き手に忍び寄るさまざまな驚きの瞬間が緻密に織り込まれており、それによって印象的な真摯さと深い内なる感情が明らかにされています。それはポスト・ロマン派的な感情のエピソードによって構成されたのとは全く異なる、荒涼とした暴力的な絶望の瞬間です。」
(セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン) |
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4260085-530335(10CD)
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1997-2004年ルール・ピアノフェスティヴァルVol.1-8
[CD1]1997年音楽祭の記録
(1)シマノフスカ:ポロネーズ舞曲ロ短調/シューベルト:ワルツ
ロ短調 Op.18
(2)リスト:「ウィーンの夜会」S.427 よりヴァルス・カプリ−ス第6番、セレナー
デ、魔王(すべてシューベルト原曲のトランスクリプション)
(3)リスト:巡礼の年「イタリア」よりペトラルカのソネット第47、104番
(4)フォーレ:舟歌第3 番 変ト長調 Op.42 /ショパン:バラード第1&
2番
(5)ドビュッシー:映像第2集「葉ずえを渡る鐘」「荒れた寺にかかる月」「金色の魚」
[CD2]1998年音楽祭の記録
(1)バッハ:フーガの技法よりコントラプンクトゥスIV、IX
(2)モーツァルト:アダージョ ロ短調 K.540
(3)チェルニー:美しいウィーンのワルツによる
変奏曲 Op.12、タウジヒ:新ウィーンの夜会
(4)シューマン:森の情景Op.82より「森の入口」、「茂みのなかで獲物を待ち伏せる狩人」
(5)リスト:バラード第2番、ラフマニノフ:前奏曲ト長調Op.32-5、ショパン:幻想即興曲、華麗なるワルツ変イ長調Op.42
(6)ショパン:ノクターン嬰へ短調Op.48-2、練習曲Op.10-7
& 8 & 12番
[CD3] 1999年音楽祭の記録
(1)シューベルト:3 つのピアノ曲D.946 第2番変ホ長調
(2)ショパン:ワルツ変イ長調Op.34-1、スケルツォ第1番
(3)シューマン:幻想的小曲Op.111-2 変イ長調
(4)リスト:ハンガリー狂詩曲第2番J・ シュトラウス:アンネン・ポルカ
(5)スチュワート・グッドイヤー:ピアノ・ソナタ第1番
(6)リスト:2 つの演奏会用練習曲第2番〜小人の踊り
(7)ショパン:練習曲 Op.25-6
(8)ショパン:練習曲 Op.25-9
[CD4] 2000年の音楽祭の記録
(1) D. スカルラッティ:ソナタ ヘ短調 K.466、ソナタ
変ロ長調 K.551
(2)ハイドン:ソナタ ハ長調 Hob. ]Y:50、ベートーヴェン:エロイカ変奏曲、ドビュッシー:前奏曲第10番「カノープ」
(3)ビゼー:組曲「子供の遊び」〜ギャロップ《舞踏会》Op.22-12
(4)ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調 Op.32-12、ブラームス:ワルツ
変イ長調Op.39-15、ウェーバー:「舞踏への勧誘」Op.65
(5)ウォルフガング・ダウナー:南回帰線
[CD5] 2001年の音楽祭の記録
(1)ベートーヴェン:幻想曲 ロ長調 Op.77
(2)メンデルスゾーン:無言歌集Op.67-2 嬰ヘ短調、Op.85-4
ニ長調
(3)ブラームス:ラプソディ ロ短調 Op.79-1
(4)ブラームス:愛の歌 (18 曲のワルツ)4
手ピアノのための Op.52
(5)リスト:ハンガリー狂詩曲第6 番 変ロ長調、スクリャービン:前奏曲No.1,9,3,12,15、バルトーク:舞踏組曲
Sz77
(6)エルネスト・レクオーナ:キューバ舞曲、アンダルシア舞曲
[CD6] 2002年の音楽祭の記録
(1)バーバー:夜想曲 ロ長調 Op.33、ラモー:クラヴサン曲集〜プレリュード、ガヴォット
(2)クレメンティ:ソナタ第5 番 嬰ヘ短調 Op.25
(3)ベートーヴェン:ソナタ第5 番 ハ短調 Op.10-1
(4)シューベルト:3 つの小品 第1 番D.946
(5)メンデルスゾーン:厳格な変奏曲Op.54
(6)リスト:スペイン狂詩曲
(7)ジョン・ケージ:One2(1-4 台のピアノのための)
[CD7] 2003 年の音楽祭の記録
(1)バッハ:イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
(2)レーガー:レピソード集 第1 番ニ長調、第3
番ハ長調 Op.115
(3)ショパン:夜想曲 ロ長調 Op.9-3、華麗なるポロネーズ
Op.22、ラフマニノフ:練習曲集 「音の絵」Op.39-9
(4)シューマン:ロマンス 嬰ヘ長調 Op.28-2
(5)ショパン:24 の前奏曲 第1、2、16 番 Op.28
(6)プロコフィエフ:ソナタ第3 番、《ロメオとジュリエット》からの10
の小品〜モンタギュー家とキャピュレット家、グリンカ=バラキレフ編:ひばり
(7)エミール・フォン・ザウアー:音楽時計
(8)シューマン= リスト/歌曲集「ミルテの花」より
第1曲 『献呈』
[CD8] 2004年の音楽祭の記録
(1)ハイドン:ソナタ 変イ長調 Hob. ]Y:43
(2)モーツァルト:ソナタ第8 番KV311
(3)ハイドン:ソナタ 変イ長調 ]Y:46
(4)モーツァルト:ソナタ第14 番
(5)ハイドン:『神よ守りたまえ』による変奏曲
Hob. V:77
(6)デイブ・ブルーベック: キャスティリアン・ブルース
[CD9] 2005年の音楽祭の記録
(1)ベアート・フラー:3 つのピアノ小品集
(2)ベアート・フラー:雪には声がない
(3)オルガ・ノイヴィルト:マーシャス
(4)ヨハネス・マリア・シュタウト:ベヴェーグンゲン
(運動)
(5)ウィルヘルム・キルマイヤー:こちら側にもあちら側にも〜此方と彼方の物語
(6)ペルト:都市への賛歌(2台ピアノのための)
[CD10]ボーナスCD 2002-2004年の音楽祭の記録
(1)シューマン:クライスレリアーナ
(2)リスト:レーベルトとシュタルクの大ピアノ学校のためのアヴェ・マリア、巡礼の年報(第3年)〜エステ荘の噴水、「シモン・ボッカネグラ」の回想、クルターク:8つのピアノ小品集Op.3 |
CD1
(1)エルズビエタ・ヴィエドネル・ザヨツ(1978
〜)、
(2)ベルント・グレムザー、
(3)マルクス・グロー、
(4)マルク=アンドレ・アムラン、
(5)マリス・ゴトーニ(1979〜、ラルフ・ゴトーニの息子)
CD2
(1)ジャンルカ・カシオーリ、
(2)ハイドゥルン・ホルトマン、
(3)フランソワ・ジョエル・ティオリエ、
(4)デルフィン・バーディン、
(5)ボリス・ブロッホ、
(6)イーゴル・チェトゥーエフ
CD3
(1)マルク・ラフォーレ、
(2)ミヒャエル・ポンティ、
(3)クレール=マリ・ル・ゲ、
(4)エデュアルド&ヨハネス・クトロヴァッツ、
(5)スチュワート・グッドイヤー、
(6)フェルッチョ・ブゾーニ(ピアノロール/アンピコ・ロールNo.51364)、
(7)ローゼンタール(ピアノロール/アンピコ・ロールNo.62961)、
(8)ミーシャ・レヴィツキー(ピアノロール/アンピコ・ロールNo.57702)
CD4
(1)フィリッポ・ガンバ、
(2)セドリック ティベルギアン、
(3)タール&グロートホイゼン(Pデュオ)、
(4)マティアス・キルシュネライト、
(5)ウォルフガング・ダウナー
CD5
(1)ゴットリープ・ヴァリッシュ、
(2)ニコライ・ルガンスキー、
(3)ジャスミンカ・スタンチュール、
(4)ブリジット・エンゲラー& ボリス・ベレゾフスキー、
(5)アレッシオ・バックス、
(6)クリスティーナ・ペルラーゴ
CD6
(1)ツィモン・バルト、(2)ドレル・ゴラン、
(3)ジョナサン・ジラード、
(4)ニコラウス・ラフゼン、
(5)トーマス・ドゥイス、
(6)マルティン・ヘルムヘン、マーガレット・レン・タン
CD7
(1)デニス・プロシャイエフ、
(2)マルクス・ベッカー、
(3)ウラジミール・ハーリン、
(4)ネダ・ナヴェー、
(5)アンナ・クラフチェンコ、
(6)アレクサンダー・ギンディン、
(7)オレグ・マルシェフ、(8)アンナ・クラフチェンコ
CD8の演奏者
(1)タマラ・ステファノヴィッチ、
(2)ペテル・ジェーシャ、
(3)アンナ・ヴァヴィック、(4)コーラ・イルセン、
(5)アレクサンダー・ロンクイッヒ
(6)エドワード・クトロヴァッツ&ヨハネス・クトロヴァッツ
CD9の演奏者
(1)マルクス・ヒンターハウザー、
(2)クリストファー・ヒンターフーバー、
(3)トーマス・ラルヒャー、
(4)タマラ・ステファノヴィッチ、
(5)ツィモン・バルト、
(6)エドワード・クトロヴァッツ&ヨハネス・クトロヴァッツ
CD10
(1)ツィモン バルト(P)、(2)ペテル・ジェーシャ(P) |
85-53035
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盗まれた音楽(P三重奏編曲集)
ドビュッシー(リノス・ピアノ三重奏団編):牧神の午後への前奏曲(P三重奏版)
デュカス(リノス・ピアノ三重奏団編):魔法使いの弟子(P三重奏版)
シェーンベルク(エドゥアルト・シュトイアーマン編):浄められた夜
Op.4 (P三重奏版)
ラヴェル(リノス・ピアノ三重奏団編):ラ・ヴァルス(P三重奏版) |
リノス・ピアノ三重奏団
録音:2021年1月、バイエルン放送スタジオ2、ミュンヘン(ドイツ) |
3人で5つの国籍を含む多様なバックボーンのメンバーによって2007年に結成されたリノス・ピアノ三重奏団は、2015年のメルボルン国際室内楽コンクールで最優秀賞と聴衆賞に輝きました。今作ではすべて管弦楽曲をピアノ三重奏に編曲したものを収録しています。とても三人で弾いているとは思えない迫力で聞くものに感動を与えます。特に「魔法使いの弟子」では情景が浮かぶかのような表情豊かな演奏をみせてくれており、小編成ならではの表現の自由度の高い音楽に仕上がっています。 |
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85-53036
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リゲティ:ピアノのための練習曲 第1巻〜第3巻(全18曲)
第1巻〔無秩序、開放弦、妨げられた打鍵、ファンファーレ、虹、ワルシャワの秋〕/第2巻〔悲しい鳩、金属、眩暈、魔法使いの弟子、不安定なままに、組み合わせ模様、悪魔の階段、無限の円柱〕/第3巻〔白の上の白、イリーナのために、息切れ、カノン〕 |
キャシー・クリエ(P)
録音:2020年10月&12月(ルクセンブルク) |
2015/2016シーズンのECHO(ヨーロッパ・コンサート・ホール協会)ライジングスターに選出されたルクセンブルク出身のキャシー・クリエは、ラモー、シューベルト、ラヴェル、ベルクの作品や、ドイツの現代作曲家ヴォルフガング・リームが彼女のために作曲した作品など、古典と現代を組み合わせたプログラムで高い評価を得ている気鋭のピアニスト。C'Aviレーベルからの最新盤は、ジェルジュ・リゲティが17年以上の歳月をかけて作曲した、全18曲からなる
「ピアノのための練習曲」。20世紀で最も重要なピアノ・エチュードといっても過言ではない、リゲティの驚異的なまでに豊かなインスピレーションによって生み出された傑作です。 |
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85-53037
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失われた時間〜ファゴット・ソナタ集
サン=サーンス:ファゴット・ソナタ ト長調 Op.168(1921)
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 L.140(1916/17)(ファゴット版)
ブーランジェ:チェロ・ソナタ(1914)(ファゴット版
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8(1886)(ファゴット版) |
テオ・プラト(ファゴット、編)、
アリス・アレクサンダー・ブレッテンベルク(P)
録音:2019年12月、南西ドイツ放送(SWR)スタジオ(ドイツ) |
若手演奏家の登竜門の中でも最難関として有名なARDミュンヘン国際音楽コンクールの2019年のファゴット部門で第3位に輝いた1994年生まれのテオ・プラト。2018年にザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送POの首席ファゴット奏者に任命され、ドイツ・カンマーフィルや、ケルンWDRSOなどの客演首席奏者としても活躍、2019年には名門hrSO(フランクフルトRSO)の首席奏者に就任しています。
今回のフレンチ・アルバムでは、サン=サーンスのオリジナル曲以外は、すべて奏者自身の編曲になっています。印象派と後期ロマン派の作曲家の作品の中に、ファゴット用の曲が極端に少ないことに気づいたそうです。それを補うように編曲がなされましたが、どの曲も違和感がないほど雄弁にそして表現豊かにファゴットが歌っています。その演奏技術は圧巻、この楽器の新たな一面を伝えてくれる一枚です。 |
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85-53039
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PREMICES〜ドビュッシー、シェーンベルク、シュトラウス、リーム:歌曲集
ドビュッシー:忘れられたアリエッタ L.60 〜 6つの歌
リーム:3つのヘルダーリンの詩
R.シュトラウス:4つの歌 Op.22
シェーンベルク:4つの歌 Op.2
ドビュッシー:美しい夕暮れ L.84、
月の光 L.86、死後のなまめかしさ L.50、
ロマンス L.56、まぼろし L.57 |
シェヴァ・テオヴァル(S)、
ダニエル・ハイデ(P)
録音:2020年1月、SWRスタジオ(ドイツ) |
ブリュッセルでブルース・ミュージシャンの娘として生まれ、10代の頃に既にフランスのアートソングに恋をしていたというソプラノ歌手、シェヴァ・テオヴァルが歌うドビュッシーを中心とした歌曲集。
シェヴァ・テオヴァルは18歳で渡独し、ケルン音楽舞踊大学、その後ロンドンの王立音楽アカデミーで歌曲の多くのレパートリーを習得し、23歳のときには、エリザベート王妃国際コンクールで史上最年少の入賞者にもなりました。 |
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85-53041
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R.シュトラウス:歌曲集
献呈Op.10-1、見つけたものOp.56-1、出会いWoO.72、ひそやかな誘いOp.27-3、バラのリボンOp.36-1、目覚めたバラWoO.66、幸せがいっぱいOp.37-1、赤いバラWoO.76、したしき幻影Op.48-1、夜にOp.10-3、セレナードOp.17-2、たそがれの夢Op.29-1、明日の朝Op.27-4、ダリアOp.10-4、もの言わぬものたちOp.10-6、ツェツィーリエOp.27-2、ぼくの頭を君の黒髪で覆いOp.19-2、森の幸せOp.49-1、冬の霊感Op.48-4、万霊節Op.10-8、わが魂よ,憩えOp.27-1、解き放たれた心Op.34-4 |
サラ・ヴェゲナー(S)、
ゲッツ・ペイヤー(P)
録音:2020年11月 |
サラ・ヴェゲナーは古典から現代音楽まで幅広いレパートリーを誇るソプラノ歌手です。これまでにケント・ナガノやキリル・ペトレンコなどとたびたび共演をし、高い評価を受けています。これまでにもC'Aviからゲッツ・ペイヤーとCDをリリースしており今回も息の合った演奏で、パワフルでありながら、色彩豊かな歌声を披露しています。 |
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85-53042
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メシアン:世の終わりのための四重奏曲 |
イブ・ハウスマン(Cl)、
アマティス・トリオ〔レア・ハウスマン(Vn)、
サミュエル・シェパード(Vc)、メンジー・ハン(P)〕
録音:2018年4月、SWRスタジオ、カイザースラウテルン(ドイツ) |
クラリネット奏者のイブ・ハウスマンは、エヴァルト・コッホとメナヘム・プレスラーに師事し、ジェルジュ・クルターグの影響を強く受けています。20歳でライプツィヒRSOの首席クラリネット奏者、22歳でベルリン国立歌劇場の首席クラリネット奏者になりました。ソリストとして演奏する一方で、ジャズ・ピアニストのミヒャエル・ヴォルニーと共演するなど、様々なジャンルで活躍しています。
アマティス・トリオ(アマティス三重奏団)は、ドイツのヴァイオリニスト
レア・ハウスマン、イギリスのチェリスト サミュエル・シェパード、オランダ/中国のピアニスト
メンジー・ハンによって2014年にアムステルダムで結成。2016-2018のBBCの新世代アーティスト、2018/2019のECHO(ヨーロッパ・コンサート・ホール機構)のライジング・アーティストに選ばれ、2019年夏にはBBCプロムス・デビューも果たしています。2020年にはC'Aviレーベルからデビュー・アルバム(8553477)をリリースしています。
第二次世界大戦中オリヴィエ・メシアンがドイツ軍に捕らわれ捕虜となった際に作曲した「世の終わりのための四重奏曲」。曲想についてメシアンは『ヨハネの黙示録』に基づくものだと自ら語っており、天地創造の6日の後の7日目の安息日が延長し不変の平穏な8日目が訪れるということが由来となって、8楽章から成っています。 |
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85-53043
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モーツァルト:ピアノと木管五重奏の為の編曲集
歌劇「劇場支配人」序曲 K.486(木管五重奏版)*、
ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453(Pと木管五重奏版)*、
交響曲第26番変ホ長調 K.184(木管五重奏版)*、
ピアノと管楽の為の五重奏曲 変ホ長調 K.452
*=ウルフ=グイド・シェーファー編曲 |
マルクス・ベッカー(P)
、マーロット木管五重奏団[ステファニー・ヴィンカー(Fl)、シビル・マーニ(Hrn)、クリスティアン・ヴェッツェル(Ob)、フォルカー・テスマン(Fg)、ウルフ=グイド・シェーファー(Cl)]
録音:2021年3月、4月(ドイツ) |
前作(8553110)では「ベートーヴェンのピアノ協奏曲"第0番"」のアレンジで話題を呼んだ、マルクス・ベッカーとマーロット木管五重奏団による新録音。モーツァルトの交響曲と序曲を木管五重奏版に、ピアノ協奏曲をピアノと木管五重奏版に編曲するという、非常に興味を掻き立てられるアレンジ集。元々無駄のないモーツァルトの音楽が、マーロット木管五重奏団のクラリネット奏者であり様々な木管アンサンブルへのアレンジ作品でも知られるウルフ=グイド・シェーファーによる見事な編曲で、また違った魅力を引き出されています。華麗なモーツァルトのサウンドが、より気品あふれるエレガントな音楽として演奏され、とはいえ華美になりすぎずにモーツァルトの音楽の本質を伝えているのは、マーロット木管五重奏団の鋭い洞察力と確かな技術によるものだといえましょう。
ピアノはドイツ音楽の鬼才、マルクス・ベッカー。数々のレーベルからリリースされているそのCDは、ドイツの「ECHO
Klassik賞」や「ドイツ批評家賞」、英グラモフォン誌の「Editor's
Choice」などを受賞し、高い評価を得ています。特にレーガー作品が有名ですが、今回のモーツァルトでもその実力をいかんなく発揮し、マーロット木管五重奏団と見事なアンサンブルを聴かせています。
マーロット木管五重奏団は1986年に設立されて以来、世界をリードする室内アンサンブルのひとつとして活動を続けています。フルートのステファニー・ヴィンカーは、2014年までライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの首席奏者として活躍した他、その他のメンバーもオーケストラ奏者としての活動、そして現在では教育者としても活躍しています。 |
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4260085-530441
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シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.92 |
ラルス・フォークト(P)
クリスティアン・テツラフ(Vn)
ターニャ・テルラフ(Vc) |
シュパヌンゲン音楽祭2005 ライヴ・シリーズ 3
タイトル一挙発売!ラルス・フォークトが芸術監督を務めるシュパヌンゲン音楽祭は、毎年ケルン近郊のハイムバッハで行われ、室内楽をこよなく愛する人々によって開催される質の高い音楽祭です。 |
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4260085-530458
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モーツァルト:室内楽曲集
(1)弦楽五重奏曲第3番ハ長調 K.515
(2)ホルン五重奏曲変ホ長調 K.407
(3)フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K.285
オーボエ四重奏曲ヘ長調 K.370 |
(1)クリスティアン・テツラフ(Vn)
プリヤ・ミッチェル(Vn)
ハンナ・ヴァインマイスター(Va)
ステファン・フェーラント(Va)
ユリアン・ステッケル(Vc)
(2)シュテファン・ドール(Hrn)
フローリアン・ドンダラー(Vn)
クシストフ・ホジェルスキー(Va)
ステファン・フェーラント(Va)
ユリアン・ステッケル(Vc)
(3)フランソワ・ルルー(Ob)
プリヤ・ミッチェル(Vn)
シストフ・ホジェルスキー(Va)
ユリアン・ステッケル(Vc)
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4260085-530465
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モーツァルト:「フィガロの結婚」(弦楽四重奏版=編曲者不詳:1799年) |
マルコリーニ四重奏団(ピリオド楽器)
〔イエルク・ブッシュハウス(Vn) 、マルクス・ホフマン(Vn)、シュテファン・シュミット(Va)、マルティン・フリッツ(Vc)〕
録音:2006年5月、メルク修道院コロマニザール(オーストリア) |
古楽オケとして世界的に名高いコンチェルト・ケルンのメンバーによるカルテット、マルコリーニ四重奏団による「フィガロ
の結婚」弦楽四重奏版。「フィガロの結婚」の中の誰もが知っている序曲やアリアを弦楽四重奏にアレンジされた作品です。マル
コリーニ四重奏団の自由な発想で聴いて楽しめるオペラを実現しています。 (Ki) |
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4260085-530472
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レーガー:クラリネット五重奏曲イ長調Op.146
モーツァルト:クラリネット五重奏イ長調 |
ヴァルフガング・マイヤー(Cl)、カルミナQ
録音:2006 年6 月 |
1984 年スイス、チューリッヒにて結成され、現在の室内楽界を牽引する正統派カルテットとして活躍を続けているカルミナ四重奏団と、ヴォルフガング・マイヤーによるモーツァルトの名作クラリネット五重奏曲。音楽への集中力、息の合ったアンサンブル、柔和な音色、自然で自由な流れ。充実した演奏を聴かせてくれます。 (Ki) |
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4260085-530489
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ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5
クララ・シューマン:ロマンス 変ロ短調
ブラームス:4つの小品 Op.119 |
シェイラ・アーノルド(P)
録音:2004年9月27-30日 |
このアルバムは、ブラームスとクララ・シューマンの関係を2
人の作品を通して描き出しています。クララ・シューマンの「ロマンス」は、ブラームスに贈った作品。この作品の主題はブラームスのピアノ・ソナタ第3
番の第4楽章からとられています。静かで切ない旋律から始まるこの曲は、力強く、スケールの大きいブラームスのソナタと聴き比べると優しく繊細さに溢れています。ブラームスの4つの小品は、3つの間奏曲と狂詩曲からなる作品です。クララはこの作品を「灰色の真珠のように貴重な曲」と語っているほど苦悩と憂いに満ちた曲です。シェイラ・アーノルドは南インドのティルチラパリで生まれドイツ育ち。世界で最も人気のあるピアノ指導者の一人カール=ハインツ・ケマーリングやハイジ・ケーラーに師事。第12
回 スペイン“ホセ・イトゥルビ”国際ピアノコンクール入賞などドイツを中心に活躍しているピアニスト。 (Ki) |
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4260085-530496(2CD)
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ブラームス:室内楽曲集
(1)アノ五重奏曲ヘ短調 作品34
(2)弦楽六重奏曲第2番ト長調Op.36* |
(1)ラルス・フォークト(P)
クリスティアン・テツラフ(Vn)
ヴェロニカ・エバール(Vn)
ハンナ・ヴァインマイスター(Va)
ユリアン・ステッケル(Vc)
(2)イザベル・ファウスト(Vn)
クリスティアン・テツラフ(Vn)
ステファン・フェーラント(Va)
ハンナ・ヴァインマイスター(Va)
グスタフ・リヴィニウス(Vc)
ユリアン・ステッケル(Vc) |
4260085-530526
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人々の異言、天使たちの異言
メンデルスゾーン(フィリップ・ニコライ編):「栄光の賛歌が歌われますように」、
ズデニェク・ルカーシュ:混声のためのレクイエム〜サンクトゥス、
H.ディストラー:宗教合唱曲集〜目覚めよと我等に呼ばわる物見等の声、
エリック・ウィテカー:ルクス・アルムクエ、
クヌート・ニューステット:私はあなたたちに平和を残し、全15曲 |
フォルカー・ヘンプフリング(指)ケルナー・カントライ |
4260085-530533(6CD)
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2006-2007年ルール・ピアノフェスティヴァルVol.15
CD1
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」、ショパン:ロンドOp.1、リスト:バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」とロ短調ミサ曲の「十字架につけられ」に通奏低音による変奏曲、ショスタコーヴィッチ:24の前奏曲Op.34、ベートーヴェン:ロンド・ア・カプリッチョ「なくした小銭への怒り」Op.129、ベートーヴェン:サリエリ「ファルスタッフ」アリア「まさにその通り」の主題による10
の変奏曲WoO.73、ショパン:ポロネーズ嬰ト短調、2つのポロネーズOP.26-1、ラフマニノフ:前奏曲第5&7番
CD2
ヘルムート・ラッヘンマン:シューベルトの主題による5
つの変奏、シューベルト:即興曲第1番&3番、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」、シューマン:ユモレスクOp.20
CD3
バッハ:パルティータBWV828、ブーレーズ:12
のノタシオン(ピアノのための)、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番
CD4
モーツァルト( ロバート・レヴィン編):レクチャーT、U
CD5
ヘンツェ:「2台ピアノのための侵略ピアニスチカ」、「夜のセレナーデ」、「ルーシー・エスコット」変奏曲(1963)、「若いピアニストのための6つの小品」〜子供のためのオペラ〈ポッリチーノ〉より(1980)、「トッカータ・ミスティカ」(1994)、「トリスタン」(2003)、「ピアノ、ヴァイオリンとチェロのためのソナタ」(1948/1963)、「アダージョ、アダージョ」(1993)
CD6
ショパン:幻想ポロネーズOp.61、ドン・ジョヴァンニの「お手をどうぞ」の主題による変奏曲Op.2、スケルツォ第2番、華麗なる大円舞曲Op.18、ラフマニノフ:メロディOp3-3、ユモレスクOp.10-5、舟歌Op10-3、前奏曲Op.32-5、前奏曲Op.32-12
1、練習曲集「音の絵」Op.33-6、バッハ(ラフマニノフ編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番(プレリュード、ガヴォット、ジグ) |
CD1
ドミトリ・バシキーロフ(P)、
デヴィッド・カド−シュ(P)
CD2
ヘルベルト・シュフ(P)
CD3
ダヴィド・フレイ(P)
CD4
ロバート・レヴィン(P)
CD5
ジークフリート・モーゼル(P)、
クリスチャン・シャモレル(P)、
ゴットフリート・シュナイダー(Vn)、
セバスチャン・ヘス(Vn)
CD6
ウラディミール・ハーリン(P) |
4260085-530595
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ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1、2、3 番、スケルツォWoO.2 |
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、
ジルケ・アヴェンハウス(P)
録音:2006年12月 |
アンティエ・ヴァイトハースとジルケ・アヴェンハウスによるシューベル作品集(4260085530052)に続くアルバム。ブラームスの音楽
を愛してやまないこの2 人。非常に雄弁で歌心に満ちた演奏で、ブラームスの旋律美を深く温かく弾きあげています。自身の歌曲「雨の
歌」の旋律を主題にした第1 番の第3 楽章。2
人の熱いブラームスへの思いが感動的な演奏を生んでいます。また第2
番の第1 楽章は湧き 上がる美しい旋律を、優しく包み込むようにヴァイトハースが奏でると、アヴェンハウスがきゅっと引き締まったピアノで音楽の流れを
作り、詩情豊かでありながらも、あくまでも自然な演奏を聴かせてくれています。決して技巧に頼ることなく心で演奏されたブラームス
に心を撃たれる1 枚です。 (Ki) |
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4260085-530601
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ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲
ニ短調 RV 565、
ヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲ハ長調
RV561、
4つのヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調 RV553、
2本のヴァイオリンのための協奏曲イ短調 RV522、
チェロ協奏曲 ト長調 RV413、
4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲RV580、
弦楽のための協奏曲ト短調 RV156 |
ベルリン・バロック・ゾリステン
【ライナー・クスマウル(Vn、音楽監督)、
リューディガー・リーバーマン(Vn)、
町田琴和(Vn)、
ベルンハルト・フォルック(Vn)、
ゼバスティアン・ヘーシュ(Vn)、
ライマー・オルロフスキー(Vn)、
クリストフ・シュトロイリ(Vn)、
ゾルタン・アルマジ(Vn)、
ターニャ・クリスト(Va)、
ヴァルター・キュッスナー(Va)、
エルンスト・マルティン・シュミット(Va)
ゲオルク・ファウスト(Vc)、
クリスティン・フォン・デル・ゲッツ(Vc)
クラウス・シュトール(Cb)
ラファエル・アルパーマン(Cemb)
ビョルン・コレル(アーチリュート)】
録音:2007年1〜2月 イエス・キリスト教会(ベルリン) |
1995年ベルリン・フィルの首席弦楽器奏者たちによって結成された弦楽アンサンブル、ベルリン・バロック・ゾリステン。1993年から
1998年までベルリン・フィルの首席コンサートマスターを務めた、リーダーのライナー・クスマウルなど、ベルリン・フィル最強のソリ
スト陣が鮮やかな演奏を披露します。彼らは愛用の名器にガット弦を張り、バロック弓を駆使して独自の観点でアプローチしています。メ
リハリの利いた演奏で、個々の表現力の高さ、完成されたアンサンブルに魅了されます。
また録音会場はベルリン・フィルの旧録音会場でいくつもの名演を生んだイエス・キリスト教会で行われ、伝統の響きを堪能できます。 |
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4260085-530618(2CD)
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シューマンとドイツ・ロマン派文学〜音楽と語り
シューマン:アベック変奏曲Op.1、
ダヴィッド同盟舞曲集Op.6、
謝肉祭Op.9/幻想小曲集Op.12、
交響的練習曲Op.13/子供の情景Op.15、
クライスレリアーナOp.16、
ソナタ ト短調Op.22、
ウィーンの謝肉祭の道化Op.26、
子どものためのアルバムOp.68、
森の情景Op.82
ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ、
ノヴァリス、ロベルト・シューマン、
E.T.A.ホフマン、ジャン・ポール、
ヴィルヘルム・ハインリヒ・ヴァッケンローダー、
ルートヴィヒ・ティーク、以上の詩 |
シェイラ・アーノルド(P)
ベルント・ハーン(語り) |
4260085-530649(2CD)
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2006年ルール・ピアノフェスティヴァルVol.13
モーツァルト(フンメル編):ピアノ協奏曲第25番、24番、
シューベルト:楽興の時Op94*、
ラヴェル:鏡*、
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番* |
セフェリン・フォン・エッカルトシュタイン(P)、
アンドレア・リーバークネヒト(Fl)、
アンドレイ・ビエロフ(Vn)、
ニコラス・アルシュターツ(Vc)
録音:2006 8月2日、2006年9月3-5 日 |
エッカルトシュタインは1978 年デュッセルドルフ生まれ、2003年のエリーザベト王妃国際コンクールの優勝者。フンメル編曲室内楽版は、各楽器の響きを重点に置いた非常にバランスのとれたアンサンブルに、エッカルトシュタインのスタイリッシュな音楽性がプラスされた鮮やかな演奏です。エッカルトシュタインは2
枚目の独奏曲でも鋭敏な演奏を披露しています。 (Ki) |
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4260085-530670(3CD)
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ルール・ピアノ・フェスティヴァル・エディションVol.14
CD1 モーツァルト作品集
(1)4手のためのピアノ・ソナタ ハ短調KV.19d
(2)グルックの「メッカの巡礼」の「愚かな民が思うには」による10つの変奏曲
ト長調KV455
(3)サルティの<仔羊のように> による8
つの変奏曲 イ長調KV460
(4)クラリネット三重奏曲変ホ長調 KV498 「ケーゲルシュタット・トリオ」
(5)ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」(フンメル編曲)
CD2 変奏曲集
(6)ベートーヴェン: 32の変奏曲 ハ短調 WoO
80
(7)シューマン:アベック変奏曲
(8)メンデルスゾーン:厳格なる変奏曲ニ短調
(9)フランク:前奏曲,フーガと変奏曲Op.18
(10)ラフマニノフ:ショパンの主題による変奏曲
Op.22
(11)ローゼンブラット:パガニーニの主題による変奏曲
CD3 現代ピアノ作品集
(12)ハリソン・バートウィッスル:チェロとピアノのため
(13)J・ハービソン:ソナタ第2番
(14)タチアナ・コマロヴァ:主題と7 つの変奏曲
(15)クシシトフ・メイエル:自動ピアノのための作品〜サン=スーシの思い出(世界初演)、シュテッフェン
(16)シュライエルマッヒャー:2つの自動ピアノのための作品(世界初演)
(17)ヴォルフガング・リーム:トンボー第5 番
(18)エリオット・カータ:断続、ダウランド(W.
バード編):涙のパヴァーヌ |
(1)ジークフリート・マウザー(P)、
クリスチャン・シャモレル(P)[ 2006年7月23日]
(2)ジュゼッペ・アンダローロ(P)[ 2006年5月26日]
(3)キム・ソンウク(P)[2006年5月26日]
(4エレーナ・バシュキロワ(P)、
マティアス・グランダー(Cl)、
フェリクス・シュヴァルツ(Va)[2006年6月3日]
(5)セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン(P)、
アンドレア・リーバークネヒト(Fl)、
アンドレィ・ビーロウ(Vn)、
ニコラス アルシュターツ(Vc)[2006年8月2日]
(6)ジュゼッペ・アーノルド(P)[ 2006年5月26日]
(7)ヘルベルト・シュフ(P)[2006年5月27日]
(8)ロバート・レヴィン(P)[2006年7月27日]
(9)フジュゼッペ・アーノルド(P)[2006年5 月26日]
(10)ウラジミール・フレストフ(P)[2006年8月17日]
(11)ニコライ・トカレフ(P)[ 2006年7月15日][
(12)ティル・フェルナー(P)、
エイドリアン・ブレンデル(Vc)[ 2006年8月9日]
(13)ロバート・レヴィン(P)[ 2006年7月27日]
(14)ラルス・フォークト(P)[2006年8月15日]
(15)(16)ユルゲン・ホッカー(P)[2006年6月5日]
(17)ベルンハルト・ヴァンバッハ(P)[2006年6月8日]
(18)ピーター・ゼルキン(P)[2006年5月25日] |
4260085-530717(5CD)
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モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
第25ト長調K301、26番変ホ長調K302、27番ハ長調K303、28番ホ短調K304、29番イ長調K305、第41番変ホ長調K481、24番ハ長調K296、30番ニ長調K306、第35番ト長調K379、変奏曲K359、34番変ロ長調K378、変奏曲K360、第36番変ホ長調K380、40番変ロ長調K454、42番イ長調K526、第37番イ長調K402、38番ハ短調K403、43番ヘ長調K547、32番ヘ長調K376、33番ヘ長調
K377 |
スザンネ・ラーベンシュラーク(Vn)、
ハテム・ナディム(P) |
スザンネ・ラーベンシュラークはヴェルディ弦楽四重奏団を設立後、アマデウスQ、メロスQ、ショスタコーヴィッチQ、に学び、
2001年からエジプト出身のピアニスト、ハテム・ナディムとデュオを組み積極的に活動をしています。ソロ活動とヴェルディ弦楽
四重奏団の双方でマスタークラスを開設し、マンマイムの音楽学校で教鞭をとり後進の指導にも力を入れています。 |
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85-53077
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シューベルト:ノットゥルノ 変ホ長調 D897
【朗読】インゲボルク・バッハマン:Erklar’
mir Liebe
【朗読】ライナー・マリア・リルケ:Die Liebenden
/
【朗読】ライナー・マリア・リルケ:Liebes-Lied
ショパン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.8 第1楽章
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:Fortissimo
【朗読】ゴットフリート・ベン:Liebe
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:Die
Liebe
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:Ouverture
【朗読】ゴットフリート・ベン:Noch einmal
ショパン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.8 第2、第3楽章
【朗読】ゴットフリート・ベン:Auf deine Lider
senk’ ich Schlummer
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:Mein
Tanzlied
【朗読】ゴットフリート・ベン:Rosen
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:Als
ich Tristan kennen lernte
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:An
den Gralprinzen
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:An
den Prinzen Tristan
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:An
den Ritter aus Gold
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:An
Tristan
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:Abschied
【朗読】ゴットフリート・ベン:Madonna
【朗読】ゴットフリート・ベン:Bitte wo -
【朗読】エルゼ・ラスカー=シューラー:Was
hat die Lieb mit der Saison zu tun
ショパン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.8 第4楽章
【朗読】ウィリアム・シェイクスピア:Sonett
23
【朗読】ウィリアム・シェイクスピア:Sonett
43
【朗読】ウィリアム・シェイクスピア:Sonett
56
【朗読】ベルトルト・ブレヒト:Die Liebenden |
カタリナ・タールバッハ(朗読)
ファイニンガ ー・トリオ
録音:2016年 |
ベルリン・フィルのメンバーであるクリストフ・シュトロイリ(Vn)とダヴィッド・リニカー(Vc)、そしてスイスのピアニスト、アドリアン・オーティカーによって2015年に結成されたファイニンガー・トリオ。彼らが演奏する鮮烈なシューベルト&ショパンに、ドイツの名女優カタリーナ・タールバッハが朗読する24の詩を組み合わせた、音楽と言葉によるコンセプチュアルな1枚です。「愛と死」をテーマに、シューベルトの「ノットゥルノ」やショパンの「ピアノ三重奏曲」の雰囲気と合う作品として、インゲボルク・バッハマン、ライナー・マリア・リルケ、エルゼ・ラスカー=シューラー、ゴットフリート・ベン、ウィリアム・シェイクスピア、ベルトルト・ブレヒトらの詩が選ばれました。アルバムのタイトルはワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の2重唱から取られています。
ファイニンガー・トリオは、バウハウスとの関わりでも知られる画家・デザイナーのライオネル・ファイニンガー(1871-1956)に対する深い共感から名付けられたピアノ三重奏団。彼らの表現力の豊かさ、ニュアンスと音色の幅広さは音楽評論家からも高く評価されています。彼らはシーズンごとに特定のテーマにプログラムを集中させており、C'aviレーベルにドビュッシーとラヴェル(8553317)や、スーク、ドヴォルザーク、スメタナ(8553293)のピアノ三重奏曲を録音しています。 |
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85-53078
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バッハ&エンケ:無伴奏チェロ作品集
バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV.1010
トルステン・エンケ(b.1966):無伴奏チェロとテープのための 「クラックス(オン・シン・アイス)」(2018)
バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV.1011
エンケ:無伴奏チェロとテープのための 「クラウズ(アイス・ミラー)」(2018)
バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV.1012 |
ターニャ・テツラフ(Vc)
録音:2018年8月、ブレーメン(ドイツ)/使用楽器:ジョヴァンニ・バティスタ・グァダニーニ1776 |
名ヴァイオリニスト、クリスティアン・テツラフの妹であり、共にドイツを代表する弦楽器奏者として世界的に活躍するチェリスト、ターニャ・テツラフ。
ターニャ・テツラフが取り組んだチェロのバイブル、バッハの無伴奏チェロ組曲のレコーディングは、第4番〜第6番の後半3曲に加え、それぞれの曲間にドイツのチェリスト、作曲家、指揮者として多彩に活動するトルステン・エンケ(b.1966)がターニャ・テツラフに捧げた作品「Cracks」と「Clouds」を配置。これはアイス・スケートからインスピレーションを得て、無伴奏チェロとテープのために書かれた作品で、バッハとはまったく異なるサウンドの世界を見せながら、バッハの作品も違った印象を受けるように3つの組曲が結び付けられています。 |
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85-53079
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イギリスの偉大な弦楽六重奏曲集
ブリッジ:弦楽六重奏曲変ホ長調 H.107
ホルスト:弦楽六重奏曲のためのスケルツォ H.23
ホルブルック:弦楽六重奏曲ニ長調 Op.43 「ヘンリー・ヴォーン」 |
ケルン弦楽六重奏団
録音:2018年3月−4月、WDRクラウス・フォン・ビスマルク・ホール(ケルン)
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室内楽やソリストとして幅広い経験を持つ様々な国の弦楽器奏者達によって結成され、20年超にわたる活動歴を誇るケルン弦楽六重奏団。室内楽の中でもニッチな編成である弦楽六重奏曲で、グレート・ブリテン(イギリス)をテーマにグレート(偉大)な弦楽六重奏曲を録音するという意欲的なアルバム。 |
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4260085-530823(2CD)
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シベリウス:メランコリーOp.21、
グリーグ:チェロ・ソナタ、
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ Op.19 |
ターニャ・テツラフ(Vc)、
ニッラ・シュスマン(P)
録音:2005年 |
クリスチャン・テツラフの妹ターニャ・テツラフとノルウェー人の若手ピアニスト、グニッラ・シュスマンによるチェロ・ソナタ集。
比較的初期の作品の一つシベリウスのメランコリーは、チ
フスのため早逝した末娘を悼み作曲され、深い悲しみと行き場のない感情が入り混じった作品です。ターニャ・テツラフが心の葛藤を
上手く描き出し、悲哀感たっぷりに演奏しています。またグリーグ唯一のチェロのための作品ソナタは北欧の独特の空気感を盛り込ん
だ美しい作品。艶やかな音色が曲にぴったりとフィットしています。2
枚目のラフマニノフもチェロの大曲ですが、余裕のあるたっぷ
りとした音でラフマニノフ節を聴かせています。 (Ki) |
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85-53084
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ヤナーチェク:ピアノ作品集
霧の中で/草かげの小径にて 第1集
ないしょのスケッチ/思い出 JW VIII/32 |
オレーナ・クシュプラー(P)
録音:2020年3月、イエス・キリスト教会(ベルリン=ダーレム |
歌手であるゾルヤーナ・クシュプラーとの双子デュオとしても活動する、ウクライナ生まれのドイツ人ピアニスト、オレーナ・クシュプラー。彼女が若いころから魅了されてきたという、ボヘミアの巨匠レオシュ・ヤナーチェクの音楽。超絶技巧の為の超絶技巧というものはヤナーチェクのアプローチにはなく、詩的で自伝的な、美しくも物悲しいピアノ小品の数々を深遠な表現で紡いでいます。 |
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4260085-530854(2CD)
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2007年ルール・ピアノフェスティヴァル・エディションVol.16
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」(ツェムリンスキー編曲ピアノ4
手版)
〜序曲、第1幕第1曲(二重唱)ようやく二人きりになったね、第2曲(アリア)もしあなたと一緒になれて、第3曲(四重唱)何という不思議な気持ちでしょう、第4
曲(アリア)やはりお金がなければ、第5曲(三重唱)それは結構だ、第6曲行進曲、第7曲(アリアと合唱)うむ!何とよい機会だ!、第8曲(二重唱)さあ急ぐのだ!第9曲(レチタティーヴォとアリア)非道の者よ!どこへ急いで行くのか?、第10曲(フィナーレ)ああ何という嬉しさ、第10
曲(フィナーレ)うまく行きましたか?、第2幕第11曲(導入曲とアリア)神よ!ここは何という暗さだ!、第12曲(メロドラマと二重唱)地下のあなぐらの何と寒いことよ*、第13曲(三重唱)お前たちの報酬は、第14曲(四重唱)あいつは死ぬのだ!、第15
曲(二重唱)ああえもいわれぬ喜び!、第16
曲(フィナーレ)この日に祝福あれ!、第16曲(フィナーレ)王様の恵み深き思し召しにより、第16曲(フィナーレ)おお神様何と言う瞬間でしょう、第16曲(フィナーレ)やさしき妻を持つものは |
滑川真希、デニス=ラッセル・デイヴィス(P)、
ワルトラウト・マイヤー (レオノーレ)、
クルト・モル(ロッコ)
録音:2007年4月 |
「魔笛」(4260085553019)に続く滑川真希&デニス=ラッセル・デイヴィスのデュオによる「フィデリオ」の4手版。息の合った4手の紡ぎ出す多彩な演奏が際立つ一枚。ツェムリンスキーは1902年4月に完成したこの「フィデリオ」の4
手ピアノ版を始めとして、 1902年夏に「魔笛」、ニコライの「ウィンザーの陽気な女房たち」、ロルツィングの「ロシア皇帝と船大工」、そしてハイドンやメンデ
ルスゾーンのオラトリオ、シューマンの「ペリと楽園」までもピアノ4
手に編曲。これらの編曲は気軽にオペラの名旋律を楽しむこと
が出来ます。滑川真希&デニス=ラッセル・デイヴィスのデュオは2003年に結成、リンツで開催されている世界最大の電子芸術祭「ア
ルス・エレクトロニカ」に参加し大成功を収め、デュオの続行を決心。その後ルールを始め多くのフェスティヴァルに参加し注目を集
めています。また世界的な劇場で喝采を浴びてきたワルトラウト・マイヤーとクルト・モルが舞台さながらの語りを披露しています。 (Ki) |
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4260085-530885(9CD)
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2007年ルール・ピアノフェスティヴァルVol.19
◆CD1
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第3番、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番、ドビュッシー:前奏曲集〜オンディーヌ/月の光が降り注ぐテラス/西風の見たもの、ストラヴィンスキー(グイド・アゴスティ編):バレエ組曲「火の鳥」、ドビュッシー:ゴリウォークのケークウォーク、ガーシュウィン(E・ワイルド編):君を抱いて
◆CD2
ドビュッシー:ベルガマスク組曲、ショパン:ピアノ・ソナタ第2番、 シューマン:ピアノ・ソナタ第1番、モーツァルト:ピアノ・ソナタ第2番〜アダージョ、ショパン:練習曲Op.10-8
◆CD3
メンデルスゾーン:無言歌集第1巻〜Op.19「1甘い思い出」、第5巻〜Op.62「15月のそよ風」、第7巻〜Op.85-4「悲歌」、第6巻〜Op.67-4「紡ぎ歌」、ユーディー・ワイナー:5 Toward The Center、ラヴェル:夜のガスパール、ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2 番変ロ短調 Op.36
◆CD4
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番「熱情」*、、リスト:パガニーニによる大練習曲、シューマン:3つのロマンス〜第2番嬰ヘ長調Op.28
◆CD5
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番、ベートーヴェン:3 つの選帝候ソナタWoO.47-3
ドビュッシー:映像第1集、リスト:タランテラ、ファリャ:火の踊り(アンコール)
◆CD6
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2、幻想曲変ロ長調Op.77、リスト:「さまよえるオランダ人」の紡ぎ歌(ワーグナー原曲)*、プロコフィエフ:4つの小品Op.32*、ピアノ・ソナタ第8番#
◆CD7〜アーウィン・ゲージ(P)とマスタークラスにて
シューマン:12の詩Op.35〜第1,2,5,7,10,12番/ミヒャエル・ナジ(Bs)、ジュリアン・ルーフ(P)
シェーンベルク:2つのバラード〜Op.12-2
シュレーカー:Uberwunden、Das feurige Mannlein、8 つの歌〜Spuk
Op.7-4、
「はるかな響き」〜Die gluhende Krone/以上ドミニク・ヴェルナー(Bs)、シモン・ビュッヒャー(P)
デュパルク:ギャロップ*
リスト:歌曲集〜テュールの王様*、私の歌には毒がある*、3人のジプシー*/以上エヴァ・フォーゲル(Ms)、マティアス・ヴィーク(P)
マルタン:イェーダーマンの6つの独白〜1,2,4,5,6番/リヒャルト・バークハード(Bs)、エドワード・ラシュトン(P)
シューベルト:歌曲「流れ」D.693、あふれる愛D.854、夜と夢D.827/キャロリーヌ・メルツァー(S)、アーウィン・ゲージ(P)
◆CD8
グウィリム・シムコック:Way Back Home、ジョー・ヘンダーソン:Isotope、グウィリム・シムコック:Conundrum/And then she was gone、スティーヴィー・ワンダー:Summer Soft、ロバート・メリン&ガイ・ウッド:My one and only love、アーヴィング・バーリン:How deep is the ocean、ドン・レイ&ジーン・デ・ポール:You don’t know what love is
◆CD9
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9番Op.14-1、ペーター・ルジツカ:“Parergon” Sechs
Skizzen zu “Holderin” fur Klavier( ルール・ピアノ委嘱作品)、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番、ショパン:夜想曲第8番、ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2 番 |
◆CD1
フランチェスコ・ピアモンテージ(P)
録音:2007年7月7日(ライヴ)
◆CD2
ベン・J・キム(P)
録音:2007年7月7日(ライヴ)
◆CD3
ヤ=フェイ・チャン(P)
録音:2007 年5 月13 日(ライヴ)
◆CD4
アリス=紗良・オット(P)
録音: 2007年5月30日*、2007 年7月19-20
日
◆CD5
ミラニャ・ライッチ(P)
録音:2007年6月13 日(ライヴ)
◆CD6
ダビッド・カドゥッシュ(P)
録音:2005年12月13日、2007年6月1日*、2006年11月9日#
◆CD7
録音: 2007年5月19日、2007年5月18日* (ライヴ)
◆CD8
グウィリム・シムコック(Jazz)
録音:2007 年6 月28 日(ライヴ)
◆CD9
クリストファー・テイントン(P)
録音:2007年7月1日(ライヴ) |
4260085-530984
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シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番、
3つの小品 D.946 |
ラルス・フォークト(P)
録音:2006年10月、2007年11月、ケルン(ドイツ) |
ラルス・フォークトはこれまでEMI専属演奏家として録音してきましたが、彼が信頼するアンドレアス・フォン・イムホフ氏が主催するCAvi-music
レーベルへ移籍し、今後録音活動を行います。第1弾はシューベルト。1音1音丁寧に歌い上げた感情豊かな演奏で、じわじわと心に染み入る感動的な音楽を聴かせてくれます。名演も名録音も多くある作品ですが、フォークトの演奏は一聴の価値あり! (Ki) |
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4260085-530991
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シューベルト:室内楽作品集
ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 D898 Op.99
しぼめる花の主題による序奏と変奏曲 D802 Op.160 |
ラルス・フォークト(P)、
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、
ターニャ・テツラフ(Vc)、
キアーラ・トネッリ(Fl)、
ジルケ・アヴェンハウス(P)
録音:2005年6月9日、2006年6月9日、シュパヌンゲン音楽祭(ドイツ) |
ラルス・フォークト主催のシュパヌンゲン音楽祭ライブ録音。ラルス・フォークト、アンティエ・ヴァイトハース、ターニャ・テツラフの三人によるピアノ三重奏曲第1番は、それぞれの奏者がさすがの表現力で作品の本質に迫っていくかのような充実の演奏を展開しており、聞き逃せない一枚となっています。 |
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4260085-531004(14CD)
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シュパヌンゲン音楽祭10 年の歩み(1999年-2006年ライヴ録音集)
(1)1999年ライヴ・レコーディング
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 Op.81
タチアナ・コマロヴァ:トリオ
ストラヴィンスキー:兵士の物語(抜粋)*
(2)1999年ライヴ・レコーディング
シェーンベルク:浄められた夜 Op.4(六重奏版)
メシアン:世の終わりのための四重奏曲
(3)2000年ライヴ・レコーディング
ハイドン:ピアノ三重奏曲 ト長調 Hob. XV/15
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
(4)2000年、ライヴ・レコーディング
ブラームス:ピアノ三重奏曲 Op.8
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 Op.87
(5) 2001年ライヴ・レコーディング
ハイドン: ピアノ三重奏曲 ハ長調 Hob.XV/27
モーツァルト:ファゴットとチェロのためのソナタ
変ロ長調 KV292
ディヴェルティメント 変ホ長調 KV563
(6)2001年ライヴ・レコーディング
ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ Op.11
No.6/10楽器のためのソナタ(断章)(1917)
ベルク:アダージョ
プーランク:トリオ
プロコフィエフ:五重奏曲 ト長調 Op.39
(7)1999年&2001年、ライヴ・レコーディング
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25/ピアノ四重奏曲第3番
ハ短調 Op.60
(8)2000年&2001年、ライヴ・レコーディング
モーツァルト:ピアノと管楽のための五重奏曲
変ホ長調 KV452/
フルート四重奏曲第1番 KV285/弦楽五重奏曲第4番
ト短調 KV516
(9)2000年&2002年ライヴ・レコーディング
ドヴォルザーク:ピアノトリオ第3番 ヘ短調
Op.65
ショスタコーヴィチ: ピアノトリオ第2番 ホ短調
Op.67
(10) 2003年ライヴ・レコーディング
サン=サンーンス:動物の謝肉祭/幻想曲 Op.124
J.フランセ:ディヴェルティメント
マルセル・ソラージュ:オーボエ、フルートとハープのための「レジェンド」
ロジェ・ブトリ:ファゴットとピアノのための「インターフェアレンス」
ミヨー:スカラムーシュ
(11)2003年、ライヴ・レコーディング
ブラームス:ピアノ四重奏曲第2番 イ長調 Op.26/ピアノ三重奏曲第2番
Op.87
(12)2003年&2004年、ライヴ・レコーディング
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番 ト短調
K478/ピアノ三重奏曲 変ホ長調 K502
ベルク/ハイメ・ミューラー編:ソナタ
シェーンベルク:室内交響曲 Op.9*
(13)2004年ライヴ・レコーディング
ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
Op.100
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出のために」Op.50
(14)ボーナスCD/2006年、ライヴ・レコーディング
ブレット・ディーン:リコレクションズ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番[ラルス・フォークト(P)]
ピーター・マクスウェル・デイヴィス:狂王のための8つの歌 |
(1)ラルス・フォークト(P)
クリスティアン・テツラフ(Vn)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
キム・カシュカシアン(Va)
ボリス・ペルガメンシコフ(Vc)
ニコライ・シュナイダー(Vc)
ペーター・リーゲルバウアー(Cb)*
マイケル・コリンズ(Cl)*
ダグ・イェンセン(Fg)*
イェルーン・ベルワールツ(Tp)*
デイヴィッド・パーサー(Tb)*
ステファン・ラップ(G)*
ダニエル・ハーディング(指)*
(2)イザベル・ファン・クーレン(Vn)
マイケル・コリンズ(Cl)
アルバン・ゲルハルト(Vc)
ラルス・フォークト(P)
(3)クリスティアン・テツラフ(Vn)
イザベル・ファウスト(Vn)
タチアナ・マスレンコ(Va)
ボリス・ペルガメンシコフ(Vc)
グスタフ・リヴィニウス(Vc)]
(4)ラルス・フォークト(P)
イザベル・ファウスト(Vn)
ディームート・ポッペン(Va)
ターニャ・テツラフ(Vc)]
(5)ラルス・フォークト(P)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
アルバン・ゲルハルト(Vc)
ダグ・イェンセン(Fg)
ターニャ・テツラフ(Vc)
クリスティアン・テツラフ(Vn)
タベア・ツィンマーマン(Va)
(6)クリスティアン・テツラフ(Vn)
コルネリア・ブランドカンプ(Fl)
ディームート・シュナイダー(Cl)
イブ・ハウスマン(Cl)
ヨッヘン・ウベローデ(Hrn)
ダグ・イェンセン(Fg)
ユリア・フィッシャー(Vn)
ダニエル・ホープ(Vn)
タチアナ・マスレンコ(Va)
アルバン・ゲルハルト(Vc)
ロルフ・ヤンセン(Cb)
クリスティアン・ウィッツェル(Ob)
アンドレアス・バッハ(P)
タベア・ツィンマーマン(Va)
(7)ラルス・フォークト(P)
ユリア・フィッシャー(Vn)
タチアナ・マスレンコ(Va)
グスタフ・リヴィニウス(Vc)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
キム・カシュカシアン(Va)
ボリス・ペルガメンシコフ(Vc)
(8)ラルス・フォークト(P)
ウルリヒ・ケーニヒ(Ob)
ディームート・シュナイダー(Cl)
ヨッヘン・ウベローデ(Hr)
ダニエル・ジェミソン(Fg)
コルネリア・ブランドカンプ(Fl)
タチアナ・マスレンコ(Va)
グスタフ・リヴィニウス(Vc)
クリスティアン・テツラフ(Vn)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ボリス・ペルガメンシコフ(Vc)
(9)ラルス・フォークト(P)
クリスティアン・テツラフ(Vn)
ボリス・ペルガメンシコフ(Vc)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
(10)ダグ・イェンセン(Fg)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
アネッテ・ベア・ケーニッヒ(Vn)
ステファン・フェーラント(Va)
グスタフ・リヴィニウス(Vc)
ペーター・リーゲルバウアー(Cb)
ウルリヒ・ケーニヒ(Ob)
アンドレア・リーバークネヒト(Fl)
ヤナ・ボウシュコヴァー(Hp)
ミハエラ・ウルスレアサ(P)
ラルス・フォークト(P)
(11)ラルス・フォークト(P)
クリスティアン・テツラフ(Vn)
ヘルムート・ローデ(Va)
ハインリヒ・シフ(Vc)
イザベル・ファウスト(Vn)
ステファン・フェーラント(Va)
グスタフ・リヴィニウス(Vc)
(12)ラルス・フォークト(P)
イザベル・ファウスト(Vn)
ステファン・フェーラント(Va)
ナタリー・クライン(Vc)
クリスティアン・テツラフ(Vn)*
イメ・ミューラー(Vn)*
ハンナ・ワインマイスター(Vn)
グスタフ・リヴィニウス(Vc)
アルバン・ゲルハルト(Vc)
コルネリア・ブランドカンプ(Fl)*
吉井瑞穂(Ob)*
クリスティアン・ウィッツェル(Ob)*
ディームート・シュナイダー(Cl)*
シャロン・カム(Cl)*
トーマス・アダムスキー(Cl)*
シュテファン・シュヴァィゲルト(Fg)*
ローラー・クラウス(Fg)*
マリー・ルイーゼ・ノイネッカー(Hrn)*
河原泰則(Cb)*
ダニエル・ハーディング(指)*
(13)アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ラルス・フォークト(P)
クラウディオ・ボルケス(Vc) |
この音楽祭は10 年目を迎え、主催者であるラルス・フォークトをはじめとする大物アーティストによる特別な室内楽コンサートが多く行われています。年々親密さを増すシュパヌンゲンの仲間たちの演奏はここでしか聴くことのできない特別なもの。ここに収められているものは1999
年から2006 年までのライヴ音源で、今をときめく若手指揮者のダニエル・ハーディングのストラヴィンスキー「『兵士の物語』、シェーンベルク:室内交響曲を収録。その他の出演陣もクリスチャン・テツラフ、イザベル・ファウスト、ユリア・フィッシャーなどなど超豪華メンバーが揃っています。 (Ki) |
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85-53102
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シュパヌンゲン音楽祭2018〜グリエール、ショスタコーヴィチ、アーン
(1)グリエール:弦楽八重奏曲ニ長調 Op.5
(2)レイナルド・アーン:ピアノ五重奏曲嬰ヘ短調
(3)ショスタコーヴィチ:弦楽八重奏のための2つの小品 Op.11 |
(1)ビョル・カン(Vn)、ユラ・リー(Vn)、ゲルガナ・ゲルゴヴァ(Vn)、フロリアン・ドンダラー(Vn)、ハンナ・ヴァインマイスター(Va)、ティモシー・リダウト(Va)、ターニャ・テツラフ(Vc)、アルバン・ゲルハルト(Vc)/録音:2018年6月19日
(2)アルトゥール・ピサロ(P)、アンナ・レシュニャク(Vn)、エリーザベト・クッフェラート(Vn)、ユラ・リー(Va)、グスタフ・リヴィニウス(Vc)/録音:2018年6月24日
(3)フロリアン・ドンダラー(Vn)、ビョル・カン(Vn)、ユラ・リー(Vn)、ゲルガナ・ゲルゴヴァ(Vn)、タチアナ・マスレンコ(Va)、ハンナ・ヴァインマイスター(Va)、アルバン・ゲルハルト(Vc)、ターニャ・テツラフ(Vc)/録音:2018年6月19日 |
C'Avi-musicの定番シリーズの一つであるシュパヌンゲン音楽祭のライヴ録音シリーズ。
ドイツの名ピアニスト、ラルス・フォークトが芸術監督を務めるシュパヌンゲン音楽祭は、ドイツ西部のハイムバッハで毎年6月に行われる室内楽フェスティヴァルで、テツラフ兄妹やアンティエ・ヴァイトハースなど豪華アーティストの参加で人気を博しています。
2018年のライヴ・レコーディングより、ロシアとフランスの後期ロマン派室内楽作品、グリエールとショスタコーヴィチの弦楽八重奏曲とレイナルド・アーンのピアノ五重奏曲を収録。テツラフ・カルテットのメンバーであるターニャ・テツラフ、エリーザベト・クッフェラート、ハンナ・ヴァインマイスターの他、2019年の来日で話題を呼んだ若手ヴィオリスト、ティモシー・リダウトや、アルバン・ゲルハルト、アルトゥーロ・ピサロなどの豪華ミュージシャンたちが名を連ねています。 |
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85-53101
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シュパヌンゲン音楽祭2018〜チャイコフスキー&ボロディン
(1)ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調
(2)チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調 Op.22 |
(1)ビョル・カン(Vn)、アンナ・レシュニャク(Vn)、バーバラ・ブントロック(Va)、ユリアン・ステッケル(Vc)/録音:2018年6月24日
(2)アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、ビョル・カン(Vn)、ティモシー・リダウト(Va)、ターニャ・テツラフ(Vc)/録音:2018年6月18日 |
C'Avi-musicの定番シリーズの一つであるシュパヌンゲン音楽祭のライヴ録音シリーズ。
ドイツの名ピアニスト、ラルス・フォークトが芸術監督を務めるシュパヌンゲン音楽祭は、ドイツ西部のハイムバッハで毎年6月に行われる室内楽フェスティヴァルで、テツラフ兄妹やアンティエ・ヴァイトハースなど豪華アーティストの参加で人気を博しています。
2018年のライヴ・レコーディングより、チャイコフスキーとアレクサンドル・ボロディン、それぞれの「弦楽四重奏曲第2番」を収録。
チャイコフスキーのロマンティックで濃密な弦楽四重奏曲第2番では、アルカント・カルテットの第1ヴァイオリニストも務めるドイツの名女流ヴァイオリニスト、アンティエ・ヴァイトハースがターニャ・テツラフやティモシー・リダウトと共演し、充実のアンサンブルを聴かせています。 |
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85-53103
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シューベルト:冬の旅 |
マルクス・シェーファー(Ob)、
トビアス・コッホ(フォルテピアノ)
使用楽器:Eastern Germany around 1830
録音:2018年2月、ヴァイマール城(ドイツ) |
ハノーファー音楽大学の教授を務めたドイツのリリック・テノール、マルクス・シェーファーが歌うシューベルトの「冬の旅」。前作「白鳥の歌」(8553206)に引き続き、ドイツの名ピリオド・ピアノ奏者、トビアス・コッホとの共演です。クイケンやアーノンクールとも共演があり、アーノンクール(指)2000年録音の「マタイ受難曲」でもその美声を披露しています。 |
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85-53104
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アルカン:独奏ピアノのための協奏曲
アルカン:エスキス Op.63より 第1曲「幻影」、第2曲「スタッカティッシモ」、第48曲「夢の中で」/トッカーティーナ
Op.75/エスキス Op.63より 第31曲「四重奏の出だし」、第43曲「ノットゥルニーノ
− 恋に落ちて」/練習曲「野蛮に」/エスキス
Op.63より 第26曲「小エール」、第11曲「ため息」、第12曲「小舟歌」/独奏ピアノのための協奏曲(短調による12の練習曲集
Op.39より 第8番〜第10番) |
シャハイェフ・ノスラーティ(P)
録音:2018年11月、イエス・キリスト教会(ベルリン) |
1989年ドイツのボーフム生まれのピアニスト、シャハイェフ・ノスラーティは、ライプツィヒの国際バッハ・コンクール2014で第2位を受賞し、2つのバッハ・アルバムをリリースするなど、若きバッハ弾きとして注目を浴びていました。そんなノスラーティが幼いころから魅了されていたという作曲家、シャルル=ヴァランタン・アルカンのアルバムが、C'Avi-musicから登場。
ショパンやリストに匹敵するヴィルトゥオーゾとして活躍し、歴史上で最も偉大なコンポーザー=ピアニストの1人として位置づけられているロマン派のフランス人音楽家アルカン。特にこのアルバムのメインとなる「独奏ピアノのための協奏曲」は「短調による12の練習曲集」の8曲目から10曲目までの3曲で構成されており、第1楽章だけで約30分、全曲でなんと約50分の演奏時間と超絶技巧を要する規格外のスケールを持った作品。題名のとおり、まるでオーケストラをバックにしたピアノ協奏曲のような、華麗で劇的でロマンティックな音楽を1台のピアノだけで表現するアルカンの代表作の1つです。
バッハの音楽の熱心な探求とは別に幼いころからアルカンの作曲様式も学び、マルク=アンドレ・アムランが弾いたアルカンの演奏にも大きなインスピレーションを得たというノスラーティが、豊かで複雑なアルカンの真髄に迫ります。 |
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85-53105(2CD)
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ライヴ・イン・ベルリン
ハイドン:ピアノ三重奏曲第44番ホ長調 Hob.XV:28
ベルント・アロイス・ツィンマーマン:ピアノ三重奏とスピーカーのためのバレエ音楽
「プレザンス」
シューベルト:ピアノ三重奏曲変ホ長調 Op.100, D.929 |
トリオ・ガスパール
録音(ライヴ):2018年5月、ピエール・ブーレーズ・ザール(ベルリン) |
ドイツ、ギリシャ、イギリス出身の奏者により2010年に結成され、柔軟で斬新な独自の取り組みが評価されてきたピアノ三重奏団、トリオ・ガスパール。ハイドンとシューベルトのお馴染みのレパートリーに、B.A.ツィンマーマン(1918−1970)のレア・レパートリーを組み合わせた意欲作。ツィンマーマンの生誕100年となる2018年にベルリンで行われたライヴで、曲ごとの拍手や歓声も独立したトラックに収録されています。 |
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85-53106
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水彩画〜アーン&ドビュッシー:弦楽四重奏曲集
レイナルド・アーン:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調
ドビュッシー:忘れられた小唄 L.60(Joan Bachs編曲 ソプラノと弦楽四重奏版)*
弦楽四重奏曲ト短調 L.85(Op.10) |
ノガ・カルテット、
ショバーン・スタッグ(S)*
録音:2016年6月、2018年7月、2019年2月、ベルリン |
ノガ・カルテット(ノガ四重奏団)は、フランスとイスラエルのミュージシャンによって2009年にベルリンで結成された気鋭のアンサンブル。アルテミス・カルテットとアルバン・ベルクSQに学び、プレミオ・パオロ・ボルチアーニ弦楽四重奏国際コンクール、バンフ国際弦楽四重奏コンクール、大阪国際室内楽コンクール、メルボルン国際室内楽コンクールなどで優秀な成績を収め、ベルリン・フィルやベルリン・ドイツSOなどと共演しています。
アーンとドビュッシーの弦楽四重奏曲に、ドビュッシーの「忘れられた小唄(忘れられたアリエッタ)」の弦楽四重奏伴奏版(編曲はノガ・カルテットのチェロ奏者Joan
Bachs)をカップリングし、水彩画のような淡く美しい色彩のアルバムを作りました。 |
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85-53107(2CD)
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シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番&楽興の時
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
3つのピアノ曲 D.946
楽興の時 Op.94, D.780 |
ディーナ・ウゴルスカヤ(P)
録音:2018年8月(P・ソナタ第21番、楽興の時)&2019年1月(3つのピアノ曲)、バイエルン放送(ミュンヘン) |
ロシアの名ピアニスト、アナトール・ウゴルスキの娘であり、自身も国際的なコンサート・ピアニストとして活動したディーナ・ウゴルスカヤ。2016年からはウィーン国立音楽演劇大学のピアノ科教授を務めながらも、癌との闘病の末、2019年9月に46歳の若さでこの世を去りました。
ドイツのC'Avi-musicとは10年間に渡る充実のコラボレーションを築き、バイエルン放送との共同制作で数々の優れた録音を遺してきたウゴルスカヤの最期のソロ録音は、晩年の傑作ピアノ・ソナタ「第21番」や「楽興の時」を収録した2枚組シューベルト・アルバム。
その深い感受性や冷静なパフォーマンスから、「ピアノの哲学者(philosopher
at the piano)」として称賛されたウゴルスカヤの濃密なるシューベルトにご注目ください。 |
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85-53108
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ベートーヴェン:ピアノ三重奏のための作品集Vol.1
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 Op70-1 「幽霊」
三重協奏曲ハ長調 Op.56(フリードリヒ・エドゥアルト・ヴィルジング編曲/ピアノ三重奏版) |
ベートーヴェン・トリオ・ボン〔ジンサン・リー(P)、ミハイル・オヴルツキ(Vn)、グレゴリー・アルミャン(Vc)〕
録音:2018年11月、ドイツ放送室内楽ホール(ケルン) |
85-53109
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TWO〜無伴奏ヴァイオリンとヴィオラのための現代作品集
ベルント・アロイス・ツィンマーマン(1918−1970):無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ(1951)、
無伴奏ヴィオラのためのソナタ 「....an den
Gesang eines Engels」(1955)
トルステン・エンケ(b.1966):無伴奏ヴァイオリンのための 「アウトライン」(2017)(世界初録音)、
無伴奏ヴィオラのための 「インナー・ヴォイス」(2015)
ヨハネス・X・シャヒトナー(b.1985):無伴奏ヴァイオリンのための 「エピタフ」(2007)、
無伴奏ヴィオラのためのエピローグ 「パテイア」(2015/17)(世界初録音)
ペーテル・エトヴェシュ(b.1944):無伴奏ヴァイオリンのための 「パラ・パロマ」(2015)
2本のヴィオラのための 「不協和音」(2018)(世界初録音) |
エリーザベト・クッフェラート(ヴァイオリン&ヴィオラ)
録音:2018年7月、ブレーメン(ドイツ) |
クリスティアン・テツラフ率いるテツラフ・カルテットのヴァイオリン奏者を務めるドイツのヴァイオリニスト兼ヴィオリスト、エリーザベト・クッフェラート。バンベルクSOのコンサートミストレスを務めた後、現在はハノーファー音楽大学で教鞭を執るクッフェラートの新録音は、ファースト・ソロCD「Libero,
fragile」に引き続き、無伴奏ヴァイオリンと無伴奏ヴィオラのための作品集。
B.A.ツィンマーマン、エンケ、シャヒトナー、エトヴェシュ、4人の現代の作曲家がヴァイオリンとヴィオラのためにそれぞれ書いた8つの作品。ヴァイオリンとヴィオラを器用に持ち替え、インスピレーション豊かな音楽を披露しています。「アウトライン」、「パテイア」、「不協和音」の3曲は、クッフェラートのために特別に書かれた作品で、このアルバムが世界初録音。2本のヴィオラのための「不協和音」は多重録音により両パートともクッフェラートが弾いています。 |
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85-53110
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ベートーヴェン〜ピアノ&ウィンズ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲変ホ長調 WoO.4*(復元:ハワード・シェリー
ピアノと木管五重奏のための編曲:ウルフ=グイド・シェーファー)
笛時計のための4つの小品(木管五重奏のための編曲:ウルフ=グイド・シェーファー)
ピアノ、オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための五重奏曲変ホ長調
Op.16* |
マルクス・ベッカー(P)*、
マーロット木管五重奏団
録音:2019年6月、ドイツ放送室内楽ホール(ケルン) |
マックス・レーガーのピアノ作品全曲録音という偉業を成し遂げたことでその名を轟かせたドイツの鬼神マルクス・ベッカーと、1986年に結成され、これまで4つの室内楽コンクールで1等賞に輝いてきたアンサンブル、マーロット木管五重奏団が贈るベートーヴェンの生誕250周年記念アルバム。
ベートーヴェンが「ピアノと木管楽器」という、当時では珍しい(現在でも弦楽アンサンブルに比べると作品に恵まれていない)編成のために書いたオリジナル作品、「五重奏曲変ホ長調
Op.16」を中心にしたプログラム。注目は、13歳の若きベートーヴェンが書いた「第0番」とも呼ばれるピアノ協奏曲。このアルバムでは、ピアニストのハワード・シェリーによるオーケストラ・パートの復元版から、マーロット木管五重奏団のクラリネット奏者でもあり、様々な木管アンサンブルへのアレンジ作品でも知られるウルフ=グイド・シェーファーが木管五重奏の伴奏による室内協奏曲へと華麗なアレンジを行ったバージョンを収録。一流オーケストラのソロ奏者や著名な音楽院で教授を務める名手たちの演奏で、管楽器の分野でも革新的な作品を生み出してきた楽聖ベートーヴェンの偉才を改めて感じさせてくれることでしょう。 |
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85-53111
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ベートーヴェン:ピアノ三重奏のための作品集Vol.2
ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調 Op70-2
交響曲第2番ニ長調 Op.36(ベートーヴェン編曲/ピアノ三重奏版) |
ベートーヴェン・トリオ・ボン〔ジンサン・リー(P)、ミハイル・オヴルツキ(Vn)、グレゴリー・アルミャン(Vc)〕
録音:2019年2月、ドイツ放送室内楽ホール(ケルン) |
ゲオルギー・スヴィリードフやアレクサンドル・アリャビエフを含むロシアのレア・レパートリーとオーケストラ作品からの「ピアノ三重奏アレンジ」の録音・演奏でその実力を知らしめて来たドイツ気鋭のピアノ三重奏団、ベートーヴェン・トリオ・ボン(BTB)。
BTBが名前に掲げるベートーヴェンのアニヴァーサリー・アルバムは、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲と管弦楽作品からのピアノ三重奏アレンジを1曲ずつ組み合わせて対比させるという、こだわりのプログラムで贈る全3巻のシリーズ。
第1巻は「幽霊三重奏曲」と「三重協奏曲」からのアレンジ(19世紀ドイツの作曲家、フリードリヒ・エドゥアルト・ヴィルジング〔1809−1893〕による編)。第2巻は隠れた名作「ピアノ三重奏曲第6番」とベートーヴェン自身の編曲による「交響曲第2番」の組み合わせ。三重奏になっても原曲のエネルギーを失わずに、爽やかにドライヴする見事なアレンジとBTBの明瞭な演奏は聴き物です。 |
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85-53112
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モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第11番ヘ長調 K.413
ピアノ協奏曲第12番イ長調 K.414
ピアノ協奏曲第13番ハ長調 |
アレクサンダー・シンプ(P)、
バイエルン室内PO
録音:2019年6月、イスマニング(ドイツ) |
アレクサンダー・シンプは1981年ゲッティンゲン生まれ、2008年ドイツ音楽コンクール、2009年ウィーン国際ベートーヴェン・コンクール、2011年クリーブランド国際ピアノ・コンクール(ドイツ人初)で次々と優勝し国際的な舞台で活躍しながら、ハノーファー音楽大学でピアノを教えている次世代の注目ピアニストの一人。1990年に若手ミュージシャン達によって結成され、古楽からジャズまで多彩に活動してきたバイエルンの室内オーケストラとともに、ブリュートナー・ピアノのふくよかな音色で真摯に紡ぐモーツァルトのピアノ協奏曲集。カデンツァはすべてアレクサンダー・シンプ自身の作です。 |
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85-53113
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ドヴォルザーク:詩的な音画
詩的な音画 Op.85〜夜の道/たわむれ/古城にて/春の歌/農夫のバラード/悲しい思い出/フリアント/妖精の踊り/セレナード/バッカナール/おしゃべり/英雄の墓にて/聖なる山にて |
エレーナ・バシュキロワ(P)
録音:2019年9月、ベルリン・イエス・キリスト教会(ドイツ) |
ロシアの高名なピアニスト&教師であったドミトリー・バシキーロフの娘としてモスクワに生まれ、モスクワ音楽院で父親に師事したエレーナ・バシュキロワ。ギドン・クレーメルのパートナーともなり、その後1988年にはダニエル・バレンボイムと結婚。息子のミヒャエル・バレンボイムもプロのヴァイオリニストとして活動しています。バシュキロワは、1998年にエルサレム国際室内楽音楽祭を設立し、イスラエルやユダヤの文化振興にも寄与しています。2018年にはルール・ピアノ・フェスティヴァル・アウォードを受賞。イスラエルのネゲヴ・ベン・グリオン大学から名誉博士号を授与。
ドヴォルザークが「今回は音楽家であるだけでなく詩人でもある」と書いたという詩的で物語性に富んだ13の性格的小品集
「詩的な音画」 Op.85。新しい作品を探していたバシュキロワが、シューマンやブラームスなどロマン派の偉大な巨匠の陰に隠れていたドヴォルザークの豊かで魅惑的な作品を再発見し、録音に臨みました。 |
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85-53114
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ベートーヴェン:ピアノ三重奏のための作品集Vol.3
ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調 Op.11 「街の歌」
交響曲第6番ヘ長調 Op.68 「田園」(クリスティアン・ゴットリープ・ベルケ(1796−1875)編曲/ピアノ三重奏版) |
ベートーヴェン・トリオ・ボン〔ジンサン・リー(P)、ミハイル・オヴルツキ(Vn)、グリゴリー・アルミャン(Vc)〕
録音:2019年4月、ドイツ放送室内楽ホール(ケルン) |
BTBが名前に掲げるベートーヴェンのアニヴァーサリー・アルバムは、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲のためのオリジナル作品と、管弦楽作品からのピアノ三重奏アレンジを1曲ずつ組み合わせて対比させるという、こだわりのプログラムで贈る全3巻のシリーズ。最終巻となる第3巻は、ベートーヴェンの名曲ピアノ・トリオ、「街の歌」と交響曲第6番「田園」の組み合わせ。
当時オーケストラ作品の室内楽版は日常的に作られており、「田園」も(当初はその革新性ゆえにあまり評価されなかったにもかかわらず、)初演から数十年の間に、弦楽六重奏、ピアノ2手、4手、8手、フルート四重奏などのアレンジ版が登場しています。最初にピアノ三重奏版を書いたのは、ブラームスの友人でもあったというフルートの名手(ゲヴァントハウスOのメンバー)、クリスティアン・ゴットリープ・ベルケ(1796−1875)です。 |
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4260085-531158(3CD)
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2007年ルール・ピアノフェスティヴァルVol.17
CD1:
ベートーヴェン:(1)ピアノ・ソナタ第4番、(2)パウル・ウラニツキーのバレエ「森の娘」のロシア舞踊による12の変奏曲WoO.71、(3)ピアノ・ソナタ第10番、(4)ピアノ・ソナタ第25番、(5)バガテルOp.119〜第3番ニ長調/第6番ト長調/第7番ハ長調/第10番イ長調/第11番変ロ長調、Op.126〜第6番変ホ長調
CD2:
(1)ハイドン:ピアノ・ソナタ変ホ長調 Hob.XVI:49
(2)シューマン:3つの幻想小曲集 Op.111
(3)ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp22
(4)メトネル:「忘れられた調べ」第1集〜回想ソナタ Op.38-1
(5)カセッラ:スカルラッティアーナOp.45(2台ピアノのための編曲)
CD3:
(1)チェン・イ(1953-):2台のピアノのための組曲「チャイナ・ウエスト」(世界初演)
(2)ヤン・ミューラー=ヴィーラント(1966-):ピアノのための6つの変奏「黒から白への離脱」(世界初演)
(3)サーリアホ(1952-):前奏曲(世界初演)、バラード(ドイツ初演)
(4)ウィルヘルム・キルマイヤー(1927-):エードゥアルト・メーリケの詩による歌曲集
(5)リーム(1952-):ゲーテ歌曲集(世界初演) |
CD1…(1)(2)アレクサンダー・ロンクィッヒ(P)(
3)イリーナ・ザッハレンコヴァ(P)
(4)(5)タマラ・ステファノヴィッチ(P)
CD2…(1)タマラ・ステファノヴィッチ(P)
(2)ベン・キム(P)、
(3)キム・ソンウク(P)、
(4)オルガ・シェプス(P)、
(5)ヤアラ・タール&アンドレアス・グロートホイゼン(P)
CD3…(1)滑川真希&デニス=ラッセル・デイヴィス(P)
(2)タマラ・ステファノヴィッチ(P)
(3)ローランド・ペンティネン(P)
(4)(5)クリストフ・プレガルディエン(T)
ジークフリート・モーゼル(P)
録音:2007年 |
4260085-531196(2CD)
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2007年ルール・ピアノフェスティヴァルVol.18
CD1:ベートーヴェン:序曲「コリオラン」、
合唱幻想曲*、
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」**
CD2:グルック:精霊の踊り、
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番#、
R・シュトラウス:「サロメ」〜7つのヴェールの踊り、
リスト:死の舞踏# |
CD1…ヘルベルト・シュッフ(P)*、アレクサンダー・ロンクィッヒ(P)**、ジョナサン・ダーリントン(指)デュイスブルクPO、ドルトムント・コンツェルトハウス・コールアカデミー交響cho
CD2…スティーブン・スローン(指)ボーフムSO、マルク=アンドレ・アムラン(P)#
録音:2007年5月〜6月(ライヴ) |
1979年ルーマニア生まれ、現在ドイツに移住し活躍しているピアニスト、ヘルベルト・シュッフと地元デュイスブルク・フィルハーモニカーによる演奏のベートーヴェンの合唱幻想曲。弱冠16歳でアントニオ・カーサグランデ・ピアノコンクール第1位を獲得し、卓越した技巧と並々ならぬ表現力で各地の音楽祭などに出演しているアレクサンダー・ロンクィッヒによる「ハンマークラヴィーア」。2枚目は言わずと知れたヴィルトゥオーゾピアニスト、マルク=アンドレ・アムランによるサン=サーンスのピアノ協奏曲第5番とリストの死の舞踏。アムランの華麗な妙技が炸裂しています。 (Ki) |
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4260085-531226
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プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番/第2番
、「三つのオレンジの恋」〜行進曲(ハイフェッツ編)、
「ロミオとジュリエット」〜仮面(ハイフェッツ編)、
「シンデレラ」〜ワルツ(フィヒテンゴルツ編) |
エリック・シューマン(Vn)
ヘンリ・シーグフリードソン(P) |
エリック・シューマンは1982年生まれ、母は日本人でピアニスト、父はデュッセルドルフ・オペラハウスのヴァイオリン奏者という音楽一家で育った新進気鋭のヴァイオリン奏者。4歳よりデュッセルドルフの鈴木メソード、その後、父より手ほどきを受け、9歳よりロシアの大家、ザハール・ブロン教授の下で学ぶ。11歳で全ドイツ学生音楽コンクールにて最年少、最高点で優勝。その後もロシア、ポーランド、ギリシャの国際コンクールで優勝、ロン=ティボー国際コンクール入賞、スイス・シオンの国際ヴァイオリン・コンクールで第2位と輝かしい受賞歴を持っています。12歳でステージ・デビューを飾った時には「天才少年」と評され多くの聴衆を魅了しました。その後も世界を舞台に活躍、日本でも度々コンサートを行い高く評価されています。またクリストフ・エッシェンバッハが音楽監督を務めるシュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭にソリストとして招かれ大絶賛を受け、以後クリストフ・エッシェンバッハとも度々共演、彼の音楽は現代的なさらりとした演奏ではなく、特筆すべき美音と圧倒的な集中力で、若さだけではない真の実力を感じさせるヴァイオリニストです。 (Ki) |
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4260085-531233
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サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.75
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13 |
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ジルケ・アヴェンハウス(P)
録音:2007年 ケルン |
シューベルト(4260085530052)、ブラームス(4260085530595)のソナタ・アルバムで、その実力を披露したアンティエ・ヴァイトハース。ジャン=ギアン・ケラス率いる実力派カルテット、アルカント四重奏団のメンバーでもあり、現代ドイツを代表する女流ヴァイオリスニトの一人。今回はフランス・ヴァイオリン・ソナタ集と題し、世界のヴァイオリニスト達が愛好するサン=サーンス、ラヴェル、フォーレを取り上げます。堂々たる姿勢と充実した音楽性で聴かせる秀演です。 |
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4260085-531257
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マーラー:大地の歌(オリジナル・ピアノ版) |
ベルンハルト・ベルヒトルド(T)
ヘルミーネ・ハーゼルベック(Ms)
マークス・フォルツェルナー(P)
録音:2008年7&9月 グランドホテル文化センター トープラッハ(イタリア) |
マーラーは大地の歌のオケ版とピアノ版を残しています。ピアノ版はオケ版の編曲ではなく、ほぼ同時に作曲を進められ、詩や各楽章の表題に異なる箇所があり、独立した作品として構想されています。ピアノ版はマーラーの死後に演奏、出版され、1989年に日本でサヴァリッシュのピアノ演奏により初演。オケ版との比較によりマーラーの作曲意図を感じ取ることができ、そのことによってオケ版の改訂も出版されているほど、ピアノ版の功績は大きいものです。歌曲の性格が強くなるピアノ版ですが、すでにカツァリスなどの録音からも分かるようにオケと指揮者の役割を担わなくてはならないピアノ・パートが重要であります。ピアニストでもあり文化史から哲学を専門にするジャーナリストでもあるマークス・フォルツェルナーの分析的演奏、マーラーの構想の推移や意図を反映できる音楽性と技術を充分に備えています。歌手は両者ともオーストリア出身のテノール、ベルヒトルドとメゾ・ソプラノ、ハーゼルベック。マーラーの生きた時代のオーストリアの作品を度々演奏している2人の説得力のある歌唱にも注目です。マーラーの素晴らしいメロディー・ラインと情感を美しく歌い上げています。この演奏は、マーラーが「大地の歌」を作曲した小屋が残っている南チロルのトープラッハで2008年に行われたグスタフ・マーラー音楽祭での演奏です。 (Ki) |
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4260085-531271
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シューマン:ピアノ五重奏曲Op.44
エルガー:ピアノ五重奏曲Op.84 |
ラルス・フォークト(P)、
ラドスラフ・シュルツ(Vn)、
タチアナ・マスレンコ(Va)、
クリスチャン・テツラフ(Vn)、
グスタフ・リヴィニウス(Vc)、
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)*、
クラウディオ・ボホルケス(Vc)*
録音:2007年 シュパヌンゲン音楽祭(ライヴ)。 |
シュパヌンゲン音楽祭2007から2タイトル同時発売。ケルン近郊の丘陵地帯にあるハイムバッハで開催される、ラルス・フォークトの主宰する室内楽音楽祭、シュパヌンゲン音楽祭。体系的に室内楽が体験できることで毎年話題を呼ぶこの音楽祭でこれまでに、クリスティアン・テツラフ、トルルス・モルク、ターニャ・テツラフ、ハインリヒ・シフ、ザビーネ・マイヤー、ユリア・フィッシャー、ダニエル・ホープ、キム・カシュカシアン、ダニエル・ハーディングをはじめ、多数のアーティストが出演しています。今回発売される2タイトルは昨年の音楽祭からの演奏。 (Ki) |
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4260085-531288
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(1)ヒンデミット:クラリネット四重奏曲
(2)ドビュッシー:クラリネットとピアノのためのラプソディー第1番
(3)マンフレート・トロヤーン:クラリネットとピアノのための舞曲
(4)プーランク:2本のクラリネットのためのソナタ
(5)プーランク:クラリネットとピアノのためのソナタ |
(1)(2)(3)(4)(5)シャロン・カム(Cl)
(1)(2)(5)ラルス・フォークト(P)
(1)アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
グスタフ・ リヴィニウス(Vc)
(3)ポール・リヴィニウス(P)
(4)ディームト・シュナイダー(Cl)
録音:2007年 シュパヌンゲン音楽祭(ライヴ) |
C'Avi-musicの定番シリーズのひとつであるシュパヌンゲン音楽祭のライヴ録音シリーズ。
ドイツの名ピアニスト、ラルス・フォークトが芸術監督を務めるシュパヌンゲン音楽祭は、ドイツ西部のハイムバッハで毎年6月に行われる室内楽フェスティヴァルで、テツラフ兄妹やアンティエ・ヴァイトハースなど豪華アーティストの参加で人気を博しています。
このアルバムでは、2005年から2007年のプログラムより名手シャロン・カムの演奏でクラリネットの室内楽曲をたっぷりと楽しめます。 |
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4260085-531295(6CD)
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ルール・ピアノフェスティヴァル・エディションVol.22
◆CD1
バッハ:幻想曲とフーガBWV542
シューマン:交響的練習曲 Op.13、
アベック変奏曲Op.1
リスト:忘れられたワルツ第1番、
メフィスト・ワルツ第1番
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
◆CD2
バッハ:イギリス組曲BWV807
シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番イ短調D.537
シェーンベルク:3つのピアノ曲Op.11
ブラームス:幻想曲集Op.116
◆CD3
シューベルト:4つの即興曲D899
ピアノ・ソナタ第19番D958、
ピアノ・ソナタ第20番D959
◆CD4
モーツァルト:ロンド K485
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番Op.13「悲愴」
リスト:ヴェネツィアとナポリ
シューベルト:3つの小品 D946
リスト:スペイン狂詩曲
◆CD5
シューマン:ユーモレスクOp.20
スカルラッティ:5つのソナタ
ドビュッシー:ピアノのために
フランク:前奏曲,コラールとフーガ
◆CD6
スカルラッティ:5つのソナタ
モーツァルト:ラルゲットとアレグロ(2台ピアノのための)*
シューマン:カノン形式による3つの練習曲(2台ピアノのための)Op.56*
リスト:ハンガリー狂詩曲Op.15**
ドビュッシー:2つのノクターン(2台ピアノのための)# |
CD1:マウリシオ・バリーナ(P)
※アルゲリッチの秘蔵っ子
CD2:サリーム・アブード・アシュカール(P)
※メータ、バレンボイムに見出されたイスラエルの新星
CD3:ラン・ジア(P)
CD4:モナ=飛鳥・オット(P)
CD5:河村尚子(P)
CD6:セルゲイ・カスパロフ(P)
アレクセイ・リュビーモフ&セルゲイ・カスパロフ(P)*
アレクセイ・ゾーエフ(P)**
アレクセイ・リュビーモフ&アレクセイ・ゾーエフ(P)# |
4260085-531363
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シューベルト(リスト編)愛の使いD.957-1
さすらい人D.489、いらだちD.795-7
セレナードD.889
糸を紡ぐグレートヒェンD.118
セレナードD.957-4、水の上で歌うD.774
君こそわが憩いD.776
メンデルスゾーン:無言歌集〜
第3巻Op.38-3ホ長調「詩人の竪琴」、
第5巻Op.62-3ホ短調「葬送行進曲」、
第3巻Op.38-5イ短調「情熱」、
第5巻Op.62-6イ長調「春の歌」、
第6巻Op.67-4ハ長調「紡ぎ歌」、
第6巻Op.67-2嬰ヘ短調「失われた幻影」
第4巻Op.53-3ト短調「胸さわぎ」
第5巻Op.62-1ト長調「5月のそよ風」 |
シルケ・アヴェンハウス(P)
録音:2008年12月、2009年3月 バイエルン・スタジオ(ミュンヘン) |
生誕200年を迎えたメンデルスゾーン。シルケ・アヴェンハウスは彼女独自の視点で、この記念の年を祝っています。メンデルスゾーンの代表作の一つ「無言歌集」。「言葉のない歌」であるこの曲集とリスト編曲のシューベルト歌曲集に、描写的音楽や抒情的表現、テンポ、楽想など多くの共通点を見出し、交互に配置することにより、そのコンセプトを強めています。シルケ・アヴェンハウスの力強い表現と流麗な音楽が、個々の曲の美しさを際立たせています。 (Ki) |
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4260085-531370
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D.スカルラッティ:ソナタ.ト短調K.31、ソナタ.ト長調K.124
ハイドン:アンダンテと変奏曲ト短調Hob.XVII:6
ショパン:夜想曲第9番ロ長調 Op.32-1、夜想曲変イ長調Op.32-2、舟歌、
アレクサンダー・ミュレンバッハ:ナイト・ミュージック、デュディーユ:ピアノ・ソナタ |
キャシー・クリエ(P)
録音:2007年10月 |
才能あふれる美形ピアニスト、キャシー・クリエは1985年ルクセンブルク生まれ。5歳から音楽学校でピアノを学び、1999年からはケルン音楽大学で名教師パーヴェル・ギリロフのもと研鑽を積む。その後ヨーロッパを中心に活動し、ロバート・レヴィンから声をかけられルール・ピアノ・フェスティヴァルに出演、またルクセンブルク室内管弦楽団、ルクセンブルグ・フィルハーモニー管弦楽団のソリストとして演奏し高い評価を得ています。 (Ki) |
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4260085-531387
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メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ.ヘ長調(1838)*初稿
ヴァイオリン・ソナタ.ニ短調 アダージョ-アレグロ・モルト(1825年頃)*フラグメント(断章)
ヴァイオリン・ソナタ.ヘ短調Op.4(1825)、ヴァイオリン・ソナタ.ヘ長調(1820) |
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、
ジルケ・アヴェンハウス(P)
録音:2008年9月ドイツ放送室内楽ホール、ケルン |
メンデルスゾーン生誕200年にあたる今年は、メンデルスゾーンの遺産を発掘、発見、再認識する興味深いアルバムが数多く出てくるでしょう。このCDもその一つ。2009年ベーレンライターから出版されたばかりのヴァイオリン・ソナタ ヘ長調初稿版とニ短調のソナタのフラグメントの世界初録音を含むメンデルスゾーンのヴァイオリン・ソナタ全曲を収録。メンデルスゾーンが11歳の時の作品であるヘ長調のソナタ(1838年)は、現在一般的に使われているメニューイン校訂版ではなく、メンデルスゾーン研究の第一人者星野宏美氏が校訂に携わり新たに出版されたベーレンライター版を使用。またニ短調のソナタのフラグメントを収録。3曲あるソナタとは別に、メンデルスゾーンによる自筆譜の断片が残されていました。それは未完に終わっていますが、明るい旋律、創意に満ち、大胆な転調を伴った曲で貴重な作品です。アンティエ・ヴァイトハースの伸びやかな表現とジルケ・アヴェンハウスの繊細な音楽が作品にさらなる説得力を与えます。 (Ki) |
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4260085-531394
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メンデルスゾーン:チェロとピアノのための作品全集
チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 Op.45
チェロとピアノのための協奏的変奏曲ニ長調Op.17
無言歌集チェロとピアノのための無言歌 ニ長調 Op.109
アルバムの綴り
チェロ・ソナタ第2番ニ長調Op.58 |
ユリアン・シュテッケル(Vc)
パウル・リヴィニウス(P)
録音:2008年10月 |
メンデルスゾーン生誕200年記念を祝してCAviレーベルがチェロとピアノのための作品全集をリリース。メンデルスゾーンのチェロ作品は、他の作品に比べると演奏機会は多くはないですが、シューマンが賞賛した1番、創作の絶頂期であり豊かな音楽性を持つ2番、生気に満ち、輝くばかりの美しさに溢れた「協奏的変奏曲」、麗しい旋律線がゆるやかに流れる「無言歌」などメンデルスゾーンのメロディアスな音楽がチェロの特性にぴったりと合った美しい曲ばかり。演奏はユリアン・シュテッケルとパウル・リヴィニウス。シュテッケルは1982年生まれ。ドイツだけではなく国際的にも中心に注目されている若手チェリストの一人です。国際カザルスコンクール、ロストロポーヴィッチ・チェロ国際コンクールなど数々の国際コンクールで賞を獲得。ソリストとして世界的オーケストラと共演する他、シュパヌンゲン音楽祭など室内楽シーンでも活躍中です。パウル・リヴィニウスは3兄弟で結成されたトリオ・リヴィニウスで活動し、室内楽でも定評のあるピアニスト。 (Ki) |
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4260085-531400
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ファニー・ヘンゼル=メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲変ホ長調
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.13*、
第1番変ホ長調 Op.12 |
アサセッロSQ
録音:2007年2月*、2008年9月 改革教会ブルーメンシュタイン、スイス |
2000年バーゼルで学んでいた4人がアサセッロQを結成。その後2003年にはアルバン・ベルクQのもとで研鑽を積み、新メンバー、チェロのアンドレアス・ミュラーを迎えスイスで行われた室内楽コンクールで1位を獲得。着実にキャリアを積み、世界各地で行われるコンサートでも高い評価を得ています。ここではメンデルスゾーンと姉ファニー・ヘンゼル=メンデルスゾーンの作品を収録した生誕200年記念アルバムでCAviレーベルから登場です。 (Ki) |
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4260085-531417
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メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番Op.49、
ピアノ三重奏曲第2番Op.66 |
トリオ・ジャン・パウル【エックハルト・ハイリガース(P)、ウルフ・シュナイダー(Vn)、マルティン・レール(Vc)】
録音:2009年1月 |
ヨーロッパ屈指の三重奏団トリオ・ジャン・パウル。1991年設立、1993年第1回大阪国際室内楽コンクール、1995年メルボルン室内楽コンクールで優勝。その後世界各国でコンサートや録音を重ね、大ベテラン・トリオとして活躍しています。トリオ名ジャン・パウルは、シューマンへの親近感だけではなく、「詩的な音楽」の追求、作品の神髄を追求する結成当初からの信条を表しています。彼らのCAviレーベル第1弾アルバムは、今年生誕200年を迎えたメンデルスゾーンの2つあるピアノ・トリオを収録。洞察力に溢れた彼らならではの高水準の演奏を聴かせてくれます。 (Ki) |
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4260085-531424
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フランツ・クロンマー(1759〜1831):弦楽四重奏曲集
ニ短調Op.74-3*、イ短調Op.103-3*、ヘ長調Op.19-2 |
マルコリーニQ
[イエルク・ブッシュハウス(Vn)、マルクス・ホフマン(Vn)、シュテファン・シュミット(Va)、マルティン・フリッツ(Vc)]
(ピリオド楽器使用)
録音:2008年10月
*=世界初録音 |
2009年が生誕250周年にあたるフランツ・クロンマーは、ボヘミア生まれ。ウィーンで活躍し、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトと同時代の作曲家です。当時高い支持を得ていたクロンマーは数多くの作品を残しています。古典派らしい親しみやすく明瞭な音楽ではありますが、美しく愛らしく終始する音楽がクロンマーの特徴です。モーツァルト/『フィガロの結婚』弦楽四重奏版 (4260085530465)でもその鋭い演奏で楽しませてくれたマルコリーニ四重奏団。ドイツ・ケルンを本拠地とする古楽器オーケストラ、コンチェルト・ケルンのメンバーによるカルテットです。 (Ki) |
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4260085-531431
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ヘンデル:「アルチーナ」アリア&組曲
序曲、愛しい人よどんなに私が貴方を愛したか話してあげなさい(アルチーナ)、組曲、
でも足枷をはめられ戻ってきた時には(アルチーナ)、シンフォニア(第3幕)、
ああ私の心よ!(アルチーナ)、組曲、ああ!ルッジェーロひどい(アルチーナ)、
蒼白い亡霊よ(アルチーナ)、組曲、私はもとのままよ(アルチーナ)、組曲、
私には涙が残されている(アルチーナ)、組曲、私の苦しみを信じて(モルガーナ) |
クリスティーネ・シェーファー(S)、
ベルリン・バロック・ゾリステン、
ライナー・クスマウル(Vn、音楽監督)
録音:2008年10月イエス・キリスト教会(ベルリン) |
知性と気品のソプラノ、クリスティーネ・シェーファーは、ドロットニングホルム宮廷劇場の夏の音楽祭で「アルチーナ」の素晴らしいタイトルロールを歌い、バロック向きの歌手ではないという疑念を払拭しました。今回はベルリンの古楽演奏界をリードするベルリン・バロック・ゾリステンと共に、この新録音を作り上げました。ベルンハルト・フォルクは、このプロジェクトに入る前に入念にスコアを研究。そして挑んだ録音は非常に新鮮で刺激的なものであったと、リーダーのライナー・クスマウルは語っています。組曲でもアリア同様多様な楽曲が演奏されますが、なんと言ってもこのCDの聴き所はシェーファーの熱唱でしょう。鋭い視点で描き出すアルチーナ像。アルチーナの官能と愛の苦しみを強烈に聴かせます。ここに収録されている6つのアリアには人間の感情のすべてが表現されています。アルチーナは、愛した男たちを獣に変えてしまう魔女。恋にうかされて惑わされて、激しく憎しみ、沈思にふけり、脅迫的な怒りを見事表しています。またアルチーナの妹のモルガーナのアリア「私の苦しみを信じて」。モルガーナがオロンテに許しを乞い歌うアリアも含まれています。ヘンデル・イヤーを飾るにふさわしい1枚。 (Ki) |
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4260085-531448
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ヨセフ・タル:ヴィオラ作品集
ヴィオラのための組曲(1940)
ヴィオラのためのパースペクティヴ(1996)
ヴィオラ・ソナタ(1960)
ヴィオラとピアノのための二重奏曲(1965) |
ハルトムート・ローデ(Va)
クリスチャン・セイバート(P)*
録音:2014年3月 |
イスラエルの作曲家ヨセフ・タル(1910-2008)はドイツでヒンデミットに学んだ経歴を持ち、イスラエルにおける芸術音楽の第一人者とも目されてい
ます。 (Ki) |
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85-53145
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バッハ:ゴルドベルク変奏曲 BWV 988 |
ステパン・シモニアン(P)
録音:2017年5月、NDR ロルフ・リーバーマン・スタジオ(ドイツ、ハンブルク) |
デビュー盤となるバッハのトッカータ集が高い評価を受けたモスクワ出身のピアニスト、ステパン・シモニアンによる「ゴルトベルク変奏曲」。「私自身の経験では、この作品に触れるたびに実家に帰ったような気分になる」と語るシモニアンは、慣れ親しんだ家への見慣れた道であっても毎回同じではないように、良く知る作品を新たなイメージとともに演奏し、聴き手に安心感と新鮮味を与えています。偉大な作品(彼は「生涯をかけた旅」と表現しています)に向き合う喜びがひしひしと伝わってくるかのような演奏です。 |
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4260085-531462
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ハイドン兄弟のホルン協奏曲集
ミヒャエル・ハイドン(?):ホルン協奏曲 ニ長調 MH 53 (Hob. VIIb:4?)
ミヒャエル・ハイドン:ホルンとトロンボーンのための協奏曲 ニ長調(セレナータMH
86より)
ミヒャエル・ハイドン:ホルン小協奏曲 ニ長調 MH 134
ヨーゼフ・ハイドン:コルノ・ダ・カッチャ協奏曲 ニ長調 Hob.
VIId:3 |
プシェミスル・ヴォイタ(Hrn)
ファブリス・ミリシェー(Tb)
マルティン・ペトラーク(指)
ハイドン・アンサンブル・プラハ
録音:2017年7月 |
ヨーゼフ・ハイドンと5つ下の弟ミヒャエル・ハイドン。ヨーゼフは1761年にエステルハージ侯の副楽長となり、ミヒャエルは1763年にザルツブル
ク大司教の宮廷楽長となり、それぞれオーケストラの腕前を大いに発揮できるさまざまな協奏曲を作曲します。彼らの作品は紛失され、あるいは偽作とみ
なされ、一体いくつホルン協奏曲を書いたのかも確実なことは分かりません。しかしここに残された作品は間違いなく魅力的なものと言って良いでしょう。
ミュンヘン国際コンクール優勝の経歴を持つプシェミスル・ヴォイタのテクニックにも注目。 (Ki) |
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4260085-531479(2CD)
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モーツァルト:大ミサハ短調K.427、
レクイエムK.626 |
ガブリエーレ・ヒールダイス(S)
アリソン・ブラウナー(Ms)
マークス・ウルマン(T)
マルクス・フォルペルト(Br)
フォルカー・ヘンプフリング(指)ケルナー・カントライ
インゲボルク・シェラー(指)ヨハン・クリスチャン・バッハアカデミー
録音:2006年3月25日リンブルク大聖堂 |
4260085-531509(3CD)
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ルール・ピアノフェスティヴァル・エディション
Vol.20
シューベルト:ピアノを伴う作品集
(1)幻想曲 ハ長調Op.15 D.760「さすらい人幻想曲」
(2)ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調D.840「レリーク」
(3)ピアノ・ソナタ第18番 ト長調D.897
Op.78
(4)即興曲集Op.90 D.899〜第1番 ハ短調
(5)ヴァイオリンとピアノの為のソナチネ
イ短調Op.137-2
D.385
(6)ハンガリー風ディヴェルティメント
ト短調Op.54
D.818
3つの軍隊行進曲Op.51 D.733
現代の室内作品集
(7)モートン・フェルドマン(1926-1987):ピアノ独奏の為の「 Palais de
Mari 」
イェンス・ヨネライト(1968-):ピアノ独奏の為の「 In der Hohe /
Aloft 」*
ヤン・ミュラー=ヴィーラント(1966-):ピアノ三重奏曲第3番「 Se solen
sjunker 」
マティアス・ピンチャー(1971-):声とピアノの為の「 Un despertar
(Octavio Paz) 」 |
(1)ボリス・ブロック(P)
(2)マルクス・ベッカー(P)
(3エレーナ・バシュキーロワ(P)
(4)アンドレアス・シュタイアー(Fp)
(5)ミヒャエル・バレンボイム(Vn)、エレーナ・バシュキーロワ(P)
(6)デニス・ラッセル・デイヴィス、滑川マキ(P)
(7)ジークフリート・マウザー(P/コンセプト)、トーマス・バウアー(Br)、ゴットフリート・シュナイダー(Vn)、セバスティアン・ヘス(Vc)
録音:2008年、ライヴ |
2008年のルール・ピアノ・フェスティヴァルでのライヴ録音。シューベルトのピアノのための作品集と現代の室内楽作品を収録した3枚組。フォルテピアノの名手アンドレアス・シュタイアーによるシューベルトの即興曲、ダニエル・バレンボイムの息子のミヒャエル・バレンボイムが母エレーナ・バシュキロワとシューベルトのヴァイオリンとピアノのためのソナチネで共演しています。 (Ki) |
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4260085-531547
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シューベルト:弦楽四重奏曲ニ短調D.810「死と乙女」
シュニトケ:弦楽四重奏曲第3番* |
アサセッロSQ
録音:2009年8月第2ラジオ・スタジオ、ワルシャワ、2009年4月フィルハーモニー・ホール、ロシア* (ライヴ) |
アサセッロ弦楽四重奏団はバーゼルで共に学んでいた学生4人が2000年に結成。数々国際コンクールで優勝している期待のカルテットです。既にCAviレーベルからはメンデルスゾーン(4260085531400)をリリースしており、安定したアンサンブルを聴かせてくれました。第2弾アルバムはシューベルト「死と乙女」とシュニトケ。ワルシャワでスタジオ録音された「死と乙女」は、第2楽章にシューベルトの同名の歌曲の旋律用いた形式美、旋律美が合わさったドイツ・ロマン派の傑作。アサセッロ弦楽四重奏団は作品の悲劇性を見事に表現した鬼気迫る演奏。また、ロシアでライヴ録音されたシュニトケの弦楽四重奏曲第3番。この作品でシュニトケはベートーヴェンの悲愴ソナタと大フーガの主題を動機として用いています。 (Ki) |
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4260085-531554
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ナチスによって27歳で処刑されたピアニスト
カールロベルト・クライテン/歴史的録音集
(1)ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲、間奏曲変イ長調Op.76-3
(2)トーマス・ブローメンカンプ(1955-):カールロベルト・クライテンの思い出に*
(3)ショパン:前奏曲変ロ長調Op.28-21、前奏曲変ロ短調Op.28-16
(4)ロベルト・フォルカルト(1896-1953):タイトル不明
(5)オトマール・シェック(1886-1957):トッカータOp.29-2
(6)ロベルト・フォルカルト:ピアノ・ソナタ嬰ヘ短調Op.2、「月は静かに」によるパラフレーズ
(7)オスカー・ゴットリープ・ブラー(1934-):川沿いの私の町(1987)*
(8)テオ・クライテン(1887-1960):ソナチネ ホ長調
(9)フィリップ・ロジャック(1994-):音〜火〜遺灰(カールロベルト・クライテンへのオマージュ)**
(10)J・シュトラウス:美しき青きドナウ(テオ・クライテン編)
(11)ショパン:ノクターン 遺作
(12)クリスティアン・バナシク(1963-):ピアノとラウドスピーカーのためのベゲーグヌング(出会い)8〜レント(カールロベルト・クライテン生誕100周年記念に)**
(13)ショパン:前奏曲変ロ長調Op.28-21、前奏曲変ロ短調Op.28-16
(14)ラヴェル:クープランの墓より「トッカータ」
ショパン:前奏曲変ロ短調Op.28-16 |
カールロベルト・クライテン(P)
トビアス・コッホ(P)*
ウド・ファルクナー(P)**
(1)録音:1934年11月
(2)録音:2016年7月16日ステレオ
(3)録音:1934年10月
(4)録音:1937/38年
(5)録音:1935年10月21日
(6)録音:1937/38年
(7)録音:20161年7月16日
(8)録音:1934年9月25日
(9)録音:2016年7月16日ステレオw
(10)録音:1938年6月16日
(11)録音:1934年10月
(12)録音:2016年7月16日ステレオ
(13)録音:1935年10月
(14)録音:1933年 |
カールロベルト・クライテン(1916-1943)は、ピアニストとして将来を嘱望されていたが、1943年にナチスの支配下にあったドイツ政府を批判し、
27歳の若さで処刑されました。2016年はクライテン生誕100周年の記念の年であったため、歴史の研究に熱心なドイツのピアニスト、トビアス・コッ
ホによりこのアルバムが企画され、クライテンの未発表音源、そしてクライテンに捧げられた現代の作曲家の作品を新たに録音し収録したアルバムが制作
されました。クライテンの音源はドイツのThorofonレーベルに残されていたテープを使用、新たに録音されたものは、彼の生誕100周年を記念して故
郷デュッセルドルフで行われたコンサートからのもの。
カールロベルト・クライテンは1916年6月26日にボンに生まれ、その後デュッセルドルフで育ちました。彼のコンサート・デビューは10歳の時、17
歳でウィーン国際ピアノ・コンクール第2位、ベルリンのメンデルスゾーン・コンクール優勝と立て続けにコンクールの顔となり、一躍若手ピアニストとし
て注目を集めることになります。そしてケルン、ウィーンで学んだ後、1937〜40年までベルリンでクラウディオ・アラウのもとで研鑽を積みました。コンサー
トの出演依頼も多く、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とは2度共演しています。彼のレパートリーは古典・ロマン派、そしてプロコフィエフ、ストラ
ヴィンスキーを得意としていました。 刑務所にいた数カ月間、彼は希望を捨てることなく、木の板に鍵盤を書きその上で練習をしていたと言います。1943年8月には家族に宛こんな手紙を
書いています。「外に、もう一度、暖かく美しい天気のもとへ」。クライテンは1943年12月7日、ベルリンのプレッツェンゼー監獄で処刑されました。
師アラウは彼の死に大きなショックを受け、死後40年経った後にも、最高の弟子のひとりであったと評しています。トビアス・コッホはクライテンの演奏
についてこのように語っています。「彼の演奏は決して名人芸ではなく、いつもそこに音楽があり、作曲家の意図を明確にする稀有な才能を持っていた。」 (Ki) |
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4260085-531585
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シマノフスキ弦楽四重奏団プロジェクトVol.1
シマノフスキ):夜想曲とタランテラOp.28(1915)/(M.スコリク編)
ラヴェル:弦楽四重奏曲
シモン・ラクス(1901-1983):弦楽四重奏曲第3番「ポーランド民謡の主題による」(1945) |
シマノフスキSQ
録音:2008年7月 |
母国の作曲家シマノフスキの名を冠した1995年に結成されたポーランドのカルテット、シマノフスキ弦楽四重奏団。このアルバムは、1900年代初期に音楽の中心都市であったパリ、ウィーンとモスクワの3つの都市を中心に、シマノフスキが影響を受けた作曲家らを取り上げて3枚のCDに収めるプロジェクトです。シマノフスキは1914年からこれらの都市を含めるヨーロッパ旅行に出かけており、第1弾はシマノフスキがポーランドのザコパネの次に愛した都市でもあるパリ。シマノフスキの「夜想曲とタランテラ」は第一次世界大戦が勃発し、ヨーロッパ旅行を中断しウクライナに戻り作曲活動に没頭していた時期に書かれた作品。ここではM.スコリクによる弦楽四重奏編曲版での演奏です。また近年シマノフスキ弦楽四重奏団が母国の作曲家として積極的に演奏しているシモン・ラクス。ラクスはワルシャワ生まれのユダヤ人で、第二次大戦中は、アウシュヴィッツに収容。解放後その後の人生をパリで過ごしています。様々なポーランド民謡を主題とした弦楽四重奏曲第3番を収録しています。 (Ki) |
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4260085-531592
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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第2番ト長調Op.18-2
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番ハ短調D.703「四重奏断章」
シマノフスキ:弦楽四重奏曲第1番ハ長調Op.37
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章 |
シマノフスキQ
録音:2009年7月、2010年1月、シュトゥットガルト |
母国の作曲家シマノフスキの名を冠した1995年に結成されたポーランドのカルテット、シマノフスキ四重奏団。このアルバムは、1900年代初期に音楽の中心都市であったパリ、ウィーンとモスクワの3つの都市を中心に、シマノフスキが影響を受けた作曲家らを取り上げて3枚のCDに収めるプロジェクトです。シマノフスキは1914年からこれらの都市を含めるヨーロッパ旅行に出かけており、第1弾はパリ(4260085531585)、そして今回第2弾はウィーンです。シマノフスキは1911年〜1913年の間ウィーンに滞在しR.シュトラウス、フランツ・シュレーカーと会い、ユニバーサル・エディションと出版契約を交わしています。このアルバムには伝統的なウィーン音楽と20世紀初頭までの流れを感じるベートーヴェン、シューベルト、ウェーベルン、そしてシマノフスキの4人の作曲家の作品を収録。シマノフスキに最初の弦楽四重奏曲を作曲させたウィーン古典主義から世紀末ウィーンへ時代が動く雰囲気を感じ取ることができます。 (Ki) |
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4260085-531608
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シマノフスキ:弦楽四重奏曲第2番OP.56
プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第 2 番 OP.92
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第 1 番 OP.11
ミロスラフ・スコリク:メロディ.イ短調 |
シマノフスキQ
[アンドレイ・ビエロフ(Vn)、グジェゴシュ・コトフ(Vn)、ウラディーミル・ミキャトゥカ(Va)、マルチン・シェニヤフスキ(Vc)]
録音:2012年4月シュトゥットガルト、SWRカンマームジークスタジオ |
母国の作曲家シマノフスキ(1882-1937)の名を冠した1995年に結成されたポーランドのカルテット、シマノフスキ四重奏団。このアルバムは、
1900年代初期に音楽の中心都市であったパリ、ウィーンとモスクワの3つの都市を中心に、シマノフスキが影響を受けた作曲家らを取り上げて3枚のC
Dに収めるプロジェクトの最後「モスクワ」です。
今回収録されているシマノフスキの弦楽四重奏曲第2番は、フィラデルフィア音楽財団のコンクール参加作品として作曲されました。しかしバルトークと
カゼッラが入賞し、シマノフスキが落選しています。この頃祖国ポーランドの戦況は激しくなり、そういった背景もありポーランドへの愛国心が色濃くあら
われた作風となっています。またアルバムの最後に収録されているは、ウクライナ出身のミロスラフ・スコリクの「メロディ」。彼も歴史に翻弄された作曲
家のひとり。スコリクのなかで最も有名なのがこの「メロディ」。ウラディミール・デニセンコ監督の映画「高き峠」(1982)のために作曲されました。劇
中ではフルートとピアノで演奏されていますが、ヴァイオリンに編曲された際は、ウクライナで大人気となった曲。ここでは弦楽四重奏版で演奏されており、
哀しくも美しい旋律が聴く者の涙腺を刺激する感動的な演奏です。 (Ki) |
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4260085-531615
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ピアノ四重奏によるラヴェル、フォーレ、シャンソン
ラヴェル:マ・メール・ロワ(サカベ・シンタロウ編曲、ピアノ四重奏版)
「シャンソン・プロジェクト」
ヨハネス・ショールホーン:plus blanche(クロード・ル・ジュヌの作品に基づく)
セバスティアン・コールホーフェン:Au Suivant(ジャック・ブレルの作品に基づく)
ゴードン・ウィリアムソン:Chanson Ruee
ジェラール・ペソン:Rentrez soupirs(M.A.シャルパンティエの作品に基づく)
コンスタンティノス・ラプティス:Fambee Montalbanaise(ギュス・ヴィズールの作品に基づく)
フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調 Op.15 |
フレックス・アンサンブル
[エンドリ・ニニ(P)、杉村香奈(Vn)、アンナ・スルツ=カパラ(Va)、マルタ・ビルスマ(Vc)]
録音:2018年3月 |
ピアノ四重奏で奏でるフランス音楽。後期ロマン派の伝統を受け継ぎ書かれたフォーレのカルテットはそのまま演奏していますが、他はひとひねりふたひねりあ
るプログラム。ピアノ連弾と管弦楽で残されているラヴェルの『マ・メール・ロワ』のピアノ四重奏編曲版に、フランスのシャンソンを集めて複数の作曲家が現代
的アレンジを施した『シャンソン・プロジェクト』。ラヴェルは原曲の魅力そのままに楽器を移し替えたアレンジですが、シャンソンはかなり前衛的書法によっていて、
完全な現代音楽として再創造されています。 (Ki) |
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4260085-531622
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(1)モーツァルト:アダージョとフーガ第3番ヘ長調K404a
(J.S.バッハ:平均律クラビーア曲集第2巻第13番BWV882より編曲)
(2)バッハ:フランス組曲第5番BWV816
(3)モーツァルト:アダージョとフーガ第1番ニ短調K404a
(J.S.バッハ:平均律クラビーア曲集第1巻第8番BWV853より編曲)
(4)モーツァルト:グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調K617a
(5)バッハ:コラール「尊き御神の統べしらすままにまつろい」(ハリソン・バードウィッスル編曲)
(6)C.P.E.バッハ:二重奏曲ハ長調Wq142
(7)バッハ:コラール「イエス私の確信」(ハリソン・バードウィッスル編曲)
(8)モーツァルト:アダージョ ヘ長調K410
(9)モーツァルト:アダージョとフーガ第4番ニ短調K404a
(J.S.バッハ:オルガンのためのトリオ・ソナタ第3番BWV527/アダージョ編曲、
フーガの技法〜コントラプンクトゥスBWV1080/フーガ編曲)
(10)バッハ:フランス組曲第2、3番
(11)モーツァルト:アダージョとフーガ第6番ヘ短調K404a(W.F.バッハ:フーガ第8番より編曲) |
トリオ・ディ・クラローネ
ザビーネ・マイヤー(バセットホルン(1)(2)(3)(4)(5)(7)(8)(9)(10)(11))(Cl(6))
ウォルフガング・マイヤー(バセットホルン(1)(3)(4)(5)(7)(8)(9)(10)(11))(Cl(2)(6))
ライナー・ヴィーレ(バスCl(1)(3)(7)(9)(10)(11))(Cl(2)(5))(バセットホルン(4)(8))
録音:2009年3月/ドイツ |
世界的なクラリネット奏者、ザビーネ・マイヤーが率いる、クラリネット3本の絶妙のアンサンブル、トリオ・ディ・クラローネ。CAviから発売された3本のクラリネットによるオペラ作品集(4260085530014)、シューマン、ブルッフ作品集(4260085530106)の2枚のアルバムでは、クラリネットの可能性を極限まで追求した完成度の高いアンサンブルを聴かせてくれました。今回彼らが取り組むのはバッハの音楽とモーツァルトの関わりをテーマに選びました。バッハとモーツァルトの関係については様々な考察があり、研究されています。モーツァルトとの関係が深かったヴァン・スヴィーテン男爵は膨大なバロック音楽の楽譜のコレクションを持ち、その中にはJ.S.バッハに作品も多く含まれていました。ヴァン・スヴィーテン男爵は毎週日曜日「音楽協会」を開き、そこにモーツァルトも招待されていました。そこで演奏される音楽にモーツァルトは影響を受けたと考えられます。モーツァルトは父レオポルドに興味深い手紙を送っています。「僕は毎週日曜日12時にヴァン・スヴィーテン男爵の所へ行きます。そこではヘンデルとバッハ以外は演奏されることはありません。僕はバッハのフーガを集めているところです。セバスチャンだけではなくエマニュエルやフリーデマンの作品も集めています。……(1782年4月10日付)」楽譜収集の真意はさだかではありませんが、バッハの作品への強い関心をもち、特にJ.S.バッハのフーガを模倣したと言われています。トリオ・ディ・クラローネの演奏は、モーツァルトがバッハの作品をどのように感じ影響を受けたかを明らかにし、それらの痕跡を新しく提示。まさにモーツァルトの耳でバッハの音楽を聴くような体験ができる1枚です。 (Ki) |
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4260085-531639
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メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲変ホ長調Op.20
エネスコ:弦楽八重奏曲Op.7*
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クリスチャン・テツラフ(Vn)
イザベル・ファウスト(Vn)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
リサ・バティアシュヴィリ(Vn)
レイチェル・ロバーツ(Va)
オリ・カム(Va)
ターニャ・テツラフ(Vc)
キリーヌ・フィールセン(Vc)
クリスチャン・テツラフ(Vn)*
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)*
イザベル・ファウスト(Vn)*
キャサリン・ゴワーズ(Vn)*
アントワン・タメスティ(Va)*
レイチェル・ロバーツ(Va)*
グスタフ・リヴィニウス(Vc)*
キリーヌ・フィールセン(Vc)*
録音:2008年6月11日(ライヴ)、2008年6月12日(ライヴ)* |
4260085-531646
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ドヴォルザーク:管楽セレナードニ短調Op.44
弦楽四重奏曲第13番ト長調Op.106* |
フランソワ・ルルー(Ob)
バーバラ・シュテーゲマン(Ob)
シャロン・カム(Cl)
ディームート・シュナイダー(Cl)
シュテファン・シュヴァイゲルト(Fg)
ダーク・イェンセン(Fg)
マリー・ルイーズ・ノイネッカー(Hrn)
シビル・マニ(Hrn)、オザン・チカル(Hrn)
ターニャ・テツラフ(Vc)、青江宏明(Cb)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)*、
クリスチャン・テツラフ(Vn)*、
スタフ・リヴィニウス(Vc)*
録音:2008年6月9日(ライヴ)、2008年6月13日(ライヴ)* |
シュパヌンゲン音楽祭2008。ピアニスト、ラルス・フォークトが主宰する音楽祭。ドイツ西部のハイムバッハにある100年前に建てられたユーゲントスティルの美しい水力発電所で行われる高水準の音楽祭。1998年からスタートしたこの室内楽フェスティヴァルは非常に人気が高く、ヨーロッパ中から室内楽をこよなく愛する人々や通の音楽愛好家が集まり、出演者もクリスチャン・テツラフをはじめイザベル・ファウスト、ライナー・ツィパーリングなどそうそうたる顔ぶれ。質の高い演奏を聴かせてくれます。演奏者たちは回を重ねるごとに親密度が増し、名人たちが奏でる音楽に存分に浸ることができます。 (Ki) |
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4260085-531653
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バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタト短調BWV1029*
音楽の捧げもの〜トリオ・ソナタ**
ヴァイオリンソナタヘ短調BWV1018# |
レイチェル・ロバーツ(Va)
アントワン・タメスティ(Va)
ライナー・ツィパーリング(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
キリーヌ・フィールセン(Vc)
青江宏明(Cb)、ラルス・フォークト(P)
ライナー・ツィパーリング(ヴィオラ・ダ・ガンバ)*
キリル・ゲルシテイン(Cemb)*
アンジェラ・ファーキンス(Fl)**、
ミュリエル・カントレッギ(Vn)**、
ターニャ・テツラフ(Vc)**、
ジルケ・アーヴェンハウス(Cemb)**
クリスチャン・テツラフ(Vn)#、ラルス・フォークト(P)#
録音:2008年6月10日(ライヴ)、2008年6月10日(ライヴ)*、2008年6月15日(ライヴ)**、2008年6月15日(ライヴ)# |
シュパヌンゲン音楽祭2008。ピアニスト、ラルス・フォークトが主宰する音楽祭。ドイツ西部のハイムバッハにある100年前に建てられたユーゲントスティルの美しい水力発電所で行われる高水準の音楽祭。1998年からスタートしたこの室内楽フェスティヴァルは非常に人気が高く、ヨーロッパ中から室内楽をこよなく愛する人々や通の音楽愛好家が集まり、出演者もクリスチャン・テツラフをはじめイザベル・ファウスト、ライナー・ツィパーリングなどそうそうたる顔ぶれ。質の高い演奏を聴かせてくれます。演奏者たちは回を重ねるごとに親密度が増し、名人たちが奏でる音楽に存分に浸ることができます。 (Ki) |
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85-53171
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恋人たち〜R.シュトラウス、モーツァルト、シューベルト:歌曲集
R・シュトラウス:目覚めたバラ AV66、あなたは私の心の王冠
Op.21-2、ときめく心 Op.29-2、私は漂う Op.48-2、ひそかな歌
Op.39-1、父が言いました Op.36-3、満ち足りた幸福
Op.37-1
モーツァルト:夕べの想い K.523、自由の歌 K.506、満足
K.473、警告(殿方はいつもつまみ食いしたがる)K.433、すみれ
K.476、別れの歌 K.519
シューベルト:ルイーゼの答え D.319、ズライカ I D.720、ナイチンゲールに
D.497、若い尼僧 D.828、変容 D.59、フィオリオの歌
D.857-2、ズライカ II D.717、愛のためのすべて
D.241 |
カタリーナ・コンラーディ(S)、
ダニエル・ハイデ(P)
録音:2020年7月、マルクス・ジティクス・ホール(オーストリア、ホーエネムス) |
1988年キルギスのビシュケク生まれ、2016年に有名なドイツ音楽コンクール(Deutscher
Musikwettbewerb)賞を受賞したソプラノ、カタリーナ・コンラーディによる珠玉のリート集。彼女は2018/19シーズンの初めから、ハンブルク州立歌劇場のアンサンブルの一員として、リリック・ソプラノの主要な役をカバーしています。アルバムは『Liebende』と題され、ドイツ・リートの中心的なレパートリーであり世界中の歌手にとって極めて重要な、モーツァルト、シューベルト、R・シュトラウスの作品から、恋や愛にまつわる楽曲が選ばれています。彼女の美しく伸びやかな歌声とリートの芸術性を堪能できる素晴らしい1枚です。 |
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85-53172(3CD)
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ルール・ピアノ・フェスティヴァル Vol.40 〜
ライヴ・レコーディングス2021
(1)スクリャービン:24の前奏曲 Op.11
(2)ラフマニノフ:前奏曲 Op.23より(第6番、第5番、第3番、第4番)、コレッリの主題による変奏曲
Op.47
(3)ラフマニノフ:リラの花 Op.21-5、ムソルグスキーの『ソローチンツィの定期市』より
ホパーク
リャードフ:舟歌 Op.44、オルゴール Op.32
(4)クララ・シューマン:シューマンの主題による変奏曲 Op.20
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
(5)・キット・アームストロング(b.1992):ピアノ三重奏曲
「fast zu ernst」(アルフレート・ブレンデルの90歳の誕生日のためにルール・ピアノ・フェスティヴァルから委嘱/世界初録音)
CD 3〜ジャズライン
(6)ア・ブー:プレリュード、インプロヴィゼーション1、ボッサ
ト長調
カプースチン:夜明け Op.26
ア・ブー:バラード ホ長調
フランク・チャーチル:いつか王子様が
ア・ブー:インプロヴィゼーション2、アリア、インプロヴィゼーション3
中村健吾:ララバイ
ファッツ・ウォーラー:浮気はやめた
キース・ジャレット:ペイント・マイ・ハート・レッド |
(1)エヴァ・ゲヴォルギヤン(P)
(2)ロマン・ボリソフ(P)
(3)パラヴィ・マヒダラ(P)
(4)パラヴィ・マヒダラ(P)
(5)キット・アームストロング(P)、アンドレイ・ビエロフ(Vn)、エイドリアン・ブレンデル(Vc)
(6)ア・ブー(P)
録音(ライヴ):2021年9月-10月 |
ドイツ、ルール地方各地で毎年行われているドイツ最大級の音楽祭の一つ、ルール・ピアノ・フェスティヴァル。アルゲリッチやラン・ラン、ツィメルマン、キーシン等超豪華ピアニストが世界中から集まる他、有望な若き逸材が多数参加することでも知られています。
C'Avi-musicがリリースしてきたライヴ録音シリーズ第40弾には、2021年10月に行われた第18回ショパン国際ピアノ・コンクールでもファイナリストとなり、17歳とは思えない程の高い安定感と深い音楽性で話題となったロシア/アルメニアの才女、エヴァ・ゲヴォルギヤン(ルール・ピアノ・フェスティヴァル2020のスカラーシップ保持者)が参加!
その他、2002年生まれのロマン・ボリソフ(ロシア)、1988年生まれのパラヴィ・マヒダラ(インド/アメリカ)など若きタレントたちのライヴを収録。また、作曲家としても活動するキット・アームストロング(1992年アメリカ生まれ)は、アルフレート・ブレンデルの90歳を記念して書いた自作のピアノ三重奏曲を息子エイドリアン・ブレンデルらとの共演で演奏。さらにCD3には、1999年北京生まれのジャズ・ピアニスト、ア・ブー(A
Bu/ルール・ピアノ・フェスティヴァル2019のスカラーシップ保持者)が、自作と即興、そしてジャズ・スタンダード・ナンバーやジャズ・テイストなクラシカル作品であるカプースチンなど組み合わせた素敵なジャジー・プログラムを披露します。 |
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4260085-531738
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イギリスのヴィオラ音楽
ヨーク・ボーエン:ヴィオラ・ソナタ第1番ハ短調Op.18
ベンジャミン・デイル:幻想曲
フランク・ブリッジ:6つの小品 |
ゲルノート・アドリオン(Va)
稲川友希(P)
録音:2013年10月 |
イギリスはライオネル・ターティスがいたことで、彼に弾いてもらうべく作曲家たちが魅力的なオリジナル作品を残しました。ヨーク・ボーエン(1884-1961)はピアノの名手として、「イギリスのラフマニノフ」と称されるピアノ曲がたくさんありますが、オーケストラでヴィオラを弾いていといわれ、この楽
器の機能を熟知していました。「ヴィオラ・ソナタ第1番」は美しいメロディにも事欠かない隠れた名作ですが、あまりに難曲なため知られていません。フ
ランク・ブリッジはブリテンの作曲の師として知られますが、自身ヴィオラ奏者で、ブリテンに作曲だけでなくヴィオラの趣味も植えつけたといわれます。
いずれもイギリス的なメロディにあふれ、BGMにも最適です。
ゲルノート・アドリオンはドイツのヴィオラ奏者。1996年以来ベルリン放送響の副首席奏者を務めています。ピアノの稲川友希は桐朋学園で学んだ後、
ドイツを拠点に活躍する新鋭です。 (Ki) |
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4260085-531745(6CD)
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ルール・ピアノフェスティヴァル・エディションVol.25
(1)シューマン:幻想曲ハ長調Op.17
シューベルト:「さすらい人」幻想曲ハ長調Op.15/D.760
モーツァルト:ロンド イ短調K.511
メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ ホ長調Op.14
(2)ストラヴィンスキー:ピアノ・ラグ・ミュージック、ラグタイム
バッハ:パルティータ第3番 イ短調BWV827
ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XW:1
フレスコバルディ:トッカータ第9、8番
ストラヴィンスキー:タンゴ、「ペトルーシュカ」からの3楽章
シュリメ:メロディー、グラウンドベース
ブクステフーデ:前奏曲 ト短調 BuxWV153
(3)シューマン:謝肉祭Op.9
スクリャービン:練習曲Op.2-1、2つの前奏曲Op.27-1&2
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op.82
ワーグナー(リスト編):「さまよえるオランダ人」より「紡ぎ歌」
ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
(4)バッハ:パルティータ第4番ニ長調BWV828
ベートーヴェン:11のバガテルOp.119
メンデルスゾーン:無言歌集ハ長調Op.67-4「紡ぎ歌」、前奏曲とフーガ ヘ短調Op.35-5
シューマン:アラベスクOp.18、フモレスケOp.20、森の情景より「予言の鳥」
(5)ラヴェル:ソナチネ嬰ヘ短調、鏡
ブラームス:3つの間奏曲Op.117、ハンガリー舞曲WoO.1
アルベニス(ゴドフスキー編):タンゴ
リスト:半音階的大ギャロップ
(6)ハイドン:ソナタ変ホ長調Hob.XW:49
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28、第28番イ長調Op.101
リスト:演奏会用練習曲第2番「軽やかさ」
シューベルト:即興曲第2番変イ長調Op.142/D.932 |
(1)オルガ・シェプス(P)
(2)フランチェスコ・トリスターノ・シュリメ(P)
(3)コンスタンティン・シャムライ(P)
(4)加野瑞夏(P)
(5)ジュエ・ワン(P)
(6)クレメンス・ベルク(P)
録音:2009年ライヴ |
このアルバムは2009年にルール・ピアノ・フェスティヴァルに参加した注目のピアニストたちのソロ・リサイタル音源を集めたもの。ロシア出身で現在ドイツを拠点にしているオルガ・シェプス。日本でも注目されつつあるルクセンブルクの気鋭ピアニスト、フランチェスコ・トリスターノ・シュリメ。2008年シドニー国際ピアノ・コンクール優勝のロシアの俊英コンスタンティン・シャムライ。2008年ロベルト・シューマン国際音楽コンクール1位の期待の日本人ピアニスト加野瑞夏。スペインのパロマ・オシアコンクール1位に輝いた中国のジュエ・ワン。この音楽祭ではホーヘンリンブルク城で演奏し聴衆を沸かせたドイツのクレメンス・ベルク。将来が期待される若手の生き生きとした演奏を楽しむことのできるセットです。 (Ki) |
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4260085-531813
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ヴィオラとピアノのための作品集
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1、
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
シューマン:おとぎの絵本Op.113 |
レイチェル・ロバーツ(Va)
ラルス・フォークト(P)
録音:2010年5月カンマームジークザール、ケルン |
室内楽を中心に活動している女性ヴィオラ奏者レイチェル・ロバーツとドイツの中堅ピアニスト、ラルス・フォークトによるブラームスのソナタ。ブラームス最後の室内楽作品である作品120のソナタ。クラリネット・ソナタとして作曲され、ブラームス自身によってヴィオラ・ソナタへ編曲されています。ブラームス最晩年の作品ですが、晩年の作風にみられるような重厚さよりも、軽快で無邪気な音楽で親しみやすい作品です。第1番は憂いを感じつつも、牧歌的な明るさを持つ曲。一方第2番は、愛らしい旋律で始まり、激しく活動的な主題を持つ第2楽章を経て、精巧で抒情漂わせる変奏曲で終わる効果的な曲。カップリングはシューマン晩年の作品「おとぎの絵本」。4つの小品からなり、哀愁に満ちたシューマンらしい曲です。シュパヌンゲン音楽祭などで度々共演しているレイチェル・ロバーツとラルス・フォークトのぴったりと合った音楽性が、ヴィオラ特有の重厚感ある渋さ際立つ音色だけではなく、ヴィオラの表現の幅広さを引き出し、新たなヴィオラの魅力に気付かせてくれる内容に仕上がっています。 (Ki) |
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4260085-531820
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ヤナーチェク、ベートーヴェン&シューマン:ピアノ作品集
ヤナーチェク:霧の中で
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17 |
エリック・シュナイダー(P)
録音:2007年9月ベルリン |
マティアス・ゲルネなどの伴奏者として名高いエリック・シュナイダーのソロ・アルバム。今回収録された作品は、人生の岐路に立たされた不安な心情を綴ったヤナーチェク晩年の傑作「霧の中で」。ベートーヴェン最後期のピアノ・ソナタ第31番。情熱とロマンに満ち溢れたシューマン初期の作品「幻想曲」。エリック・シュナイダーの演奏は作品の奥深くに潜む精神性に共感し音楽を描いています。特にヤナーチェクの「霧の中で」は孤独と絶望を痛いほどよく表現した秀演。 (Ki) |
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4260085-531837
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ショパン:24の前奏曲
バラード第1番、バラード第4番 |
シェイラ・アーノルド(P:1839年エラール製フォルテピアノ)
録音:2009年8月 |
インド生まれドイツ育ちの若手ピアニスト、シェイラ・アーノルドによるショパン・アルバム。ケルン放送WDRが所有している1839年のエラール製のフォルテピアノを使った録音。24の前奏曲が作曲された当時に製造されたフォルテピアノです。みずみずしい響き、音の色彩感、ショパンの音楽の細部に至る繊細なニュアンスが見事に表現された1枚です。 (Ki) |
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4260085-531844
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ヘンデル:鍵盤楽器のための組曲第1集
組曲第2番ヘ長調HWV427、
組曲第6番嬰ヘ短調HWV431、
組曲第3番ニ短調HWV428、
組曲第4番ホ短調HWV429、
組曲第5番ホ長調HWV430 |
ディーナ・ウゴルスカヤ(P)
録音:2009年7月 |
アナトール・ウゴルスキの愛娘ディーナ・ウゴルスカヤによるヘンデルの組曲。ヘンデルの鍵盤楽曲の名曲が揃った組曲第1集より第2-6番を収録。「調子のよい鍛冶屋」が特に有名ですが、その他の作品もヘンデルの遊び心に満ちた親しみやすい旋律と、煌めきに溢れた魅力的な作品ばかり。音楽の喜びを感じる生き生きとしたディーナ・ウゴルスカヤの演奏に引き込まれます。 (Ki) |
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4260085-531851
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バッハ:フーガの技法BWV.1080
第1コントラプンクトゥス
第2コントラプンクトゥス
第3コントラプンクトゥス
第4コントラプンクトゥス
8度のカノン
第5コントラプンクトゥス
第6コントラプンクトゥス〜フランス様式の4声のフーガ
第7コントラプンクトゥス〜拡大と縮小の4声のフーガ
10度のカノン〜3度のコントラプンクトゥス
第8コントラプンクトゥス〜3声のフーガ
第9コントラプンクトゥス〜12度の4声のフーガ
第10コントラプンクトゥス〜10度の4声のフーガ
第11コントラプンクトゥス
12度のカノン〜5度のコントラプンクトゥス
第12コントラプンクトゥス〜4声の鏡像のフーガ正立形
第12コントラプンクトゥス〜4声の鏡像のフーガ倒立形
第13コントラプンクトゥス〜3声の鏡像のフーガ正立形
第13コントラプンクトゥス〜3声の鏡像のフーガ倒立形
拡大と縮小のカノン
3つのテーマのフーガ |
クリスティアン・リーガー(Cemb)
録音:2008年9月ドイツ放送カンマームジークザール
※使用楽器:クリスティアン・ツェル(ハンブルク1728年)複製/ディヴィット・サザーランド(ミシガン1990年) |
フーガの技法は演奏解釈、音楽性について問われる難曲。複雑で難解、人間業を超越したこの巨大な音楽作品は謎多き芸術としてそびえ立っています。そして、この壮大なバッハの芸術に果敢に挑む演奏者は次々と現れ、数々の名盤を残しています。クリスティアン・リーガーは、こうした演奏に一石を投じるアルバムをリリースしました。クリスティアン・リーガーはライナーノーツで次のように語っています。「人々が試行錯誤し行った宗教的解釈、冷静な客観性、論争、学術的見地、感情的表現。発表されて2世紀以上経過した記念碑的作品にこれ以上手を加えることは全く意味をなしません。ハープシコードで演奏されるべきか、第14コントラプンクトゥスの完成させる事など、この計り知れない芸術作品を前にしては、編み物の隙間を埋めるような作業です。知識や教養は解釈の助けになりますし、拡大カノンについて理解していれば息つく暇もない程の驚きとともに最終部を向かえることになりますし、もし知らないならば理解する方法はただ一つ精神を集中させることです。それがこの作品への入り口であり、通訳者=演奏者としての私の役割であります。」クリスティアン・リーガーは南ドイツの大物女流ピアニスト、マリア・ベルクマンにピアノを師事、後にスコラ・カントルムでオルガンをジャン・クロード・ツェンダー、チェンバロをアンドレアス・シュタイアーに師事。1994年からムジカ・アンティクヮ・ケルンのメンバーとして活動し、また数々の古楽アンサンブルに参加。2008年にはエッセンとベルリンでバッハ鍵盤作品全曲演奏会を行う。2010年には、ベルリン古楽アカデミーの日本ツアーに参加。 (Ki) |
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4260085-531868(3CD)
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ルール・ピアノ・フェスティヴァル・エディションVol.23
CD1:メンデルスゾーン
ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25*
華麗なカプリッチョ#
2台のピアノのための協奏曲*#
CD2:ヘンデル
組曲 第1巻 より 第7番 ト短調 HWV.432
組曲 ニ短調 HWV448(パスカル・デュブレイユ編)
組曲第3番ニ短調HWV428*
CD3:現代作品
ヴァソス・ニコラウ(1971-): Once upon a time…(2009)、5つのエチュード(2007/2008)
ルディ・スプリング(1972-):ドイツ伝承曲Faces of the New Moon/
Neumondgesichte (2008/2009)*
ヴィルヘルム・キルマイヤー(1927-):ヘルダーリン・ソング・サイクル第3番# |
CD1
チャン・ヤ=フェイ(P)*
ロバート レヴィン(P)#
スティーヴン・スローアン(指)ボーチェムSO
録音:2009年6月26日(ライヴ)
CD2
パスカル・デュブレイユ(Cemb)
レオン・ベルベン(Cemb)*
録音:2009年6月3日(ライヴ)、2009年7月13日(ライヴ)*
CD3
タマラ・ステファノヴィッチ(P)
サロメ・カンマー(Vo)*、ルディ・スプリング(P)*
マルクス・シェーファー(T)#、ジークフリート・マウザー(P)#
録音:2009年10月20日、2009年6月25日(ライヴ)*、2009年6月7日(ライヴ)# |
毎年行われているルール・ピアノ・フェスティヴァルの記念碑的公演をピックアップした3
枚組のアルバム。 昨年生誕200 年を迎えたメンデルスゾーン、音楽祭初となるハープシコードによる演奏会ではヘンデルを、そして音楽祭の為に委嘱された若手音楽家たちの
作品によるコンテポラリー・コンサートなど多彩な音楽祭を一気に愉しむことのできるBOX
です。 (Ki) |
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4260085-531905(4CD)
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ルール・ピアノフェスティヴァル・エディションVol.24
ハイドン:オラトリオ「四季」、
「天地創造」*
(共にツェムリンスキー編曲4手ピアノ版) |
滑川真希、デニス=ラッセル・デイヴィス(P)
録音:2009年4月4&5日、6月12-14日* |
滑川真希、デニス=ラッセル・デイヴィスの二人によるモーツァルト「魔笛」(4260085530199)、ベートーヴェン「フィデリオ」(4260085530854)に続くツェムリンスキー編曲による4手ピアノ版シリーズ。今回はなんと世界初録音となるハイドンの「四季」と「天地創造」です。この作品はお馴染ルール・ピアノ・フェスティヴァルで演奏し大成功をおさめ、音楽祭のプロデューサーの熱烈な要請により、スタジオ録音されました。ツェムリンスキーは歌手、合唱、オーケストラそれぞれのパートを忠実に、より緻密なピアノ4手に仕上げています。色彩豊かな音、豊かな歌心に満ちた長大なデュオ作品を、滑川真希、デニス=ラッセル・デイヴィスの「手」によって鮮やかに、そして一気に聴かせてくれます。 (Ki) |
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4260085-531950(2CD)
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スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集
ソナタ第1番ヘ短調Op.6、
ソナタ第4番嬰ヘ長調Op.30、ソナタ第6番Op.62、
ソナタ第9番Op.68、ソナタ第10番Op.70
ソナタ第2番「幻想ソナタ」嬰ト短調Op.19、
ソナタ第5番Op.53、ソナタ第7番「白ミサ」Op.64、
ソナタ第8番Op.66、ソナタ第3番嬰ヘ短調Op.23 |
アナトール・ウゴルスキ(P)
録音:2007年11月、2008年10月、2009年5月、7月バイエルン・スタジオ、ミュンヘン |
ロシアの鬼才、アナトール・ウゴルスキの久々の新譜は、スクリャービンのピアノ・ソナタ全曲。3年かけて録音され、ウゴルスキのスクリャービンに対する思いが結実したアルバムです。ウゴルスキは1942年シベリア生まれ。現代音楽の積極的な演奏活動により、当局から活動を制限され、1990年ベルリンへ亡命。一時難民キャンプで生活するも、その才能が見出され50歳という遅咲きで1992年ドイツ・グラモフォンと契約。デビュー後ウゴルスキは自在なテンポ設定、自由な表現力を持つ独特の演奏スタイルで注目されました。近年ウゴルスキはコンサートや録音を控え教育に専念し、現在はデトモルト音大教授を務めています。表舞台から遠ざかっていたウゴルスキを再び引き戻したのはスクリャービンでした。ウゴルスキにとってスクリャービンは特別な作曲家。ピアノ・ソナタは一部録音がありますが、このアルバムは2007年から2009年にかけて全曲録音され、ウゴルスキの音楽観がたっぷりと盛り込まれた演奏です。第1番では第1楽章の甘い主題を非常に濃厚に歌い、第4楽章の葬送行進曲は悲痛さが重くのしかかるよう、極めて静かに丁寧に作り上げています。またテンポも非常に特徴的で、第10番のソナタは、ホロヴィッツは12分弱で演奏していますが、ウゴルスキはなんと16分。スクリャービンの鬼気迫る神秘性に没入した演奏を聴かせてくれます。 (Ki) |
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4260085-531998
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19&20世紀ラテン・アメリカ・ピアノ作品集
レクオーナ:スペイン組曲「アンダルシア」
ゴットシャルク:サバンナOp.3、
バナナの木Op.5、バンジョーOp.15
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲
ピアノ・ソナタ第1番Op.22 |
クラウディア・シェレンベルガー(P)
録音:2009年10月 |
19&20世紀ラテン・アメリカ・ピアノ作品集。クラウディア・シェレンベルガーの初ソロ・アルバム。キューバを代表する作曲家、ピアニストであるレクオーナ。スペイン組曲「アンダルシア」は6つのスペイン風の曲からなる作品。レクオーナは「キューバのガーシュウィン」と言われ、親しみやすい旋律とスペイン的な音楽で演奏効果抜群。「クレオールのショパン」とよばれたゴットシャルクは民俗的要素が濃い作品を数々作曲。ブエノスアイレス生まれのヒナステラ。哀愁漂う艶のある旋律、激しいリズム、躍動感あるラテン特有のテンポ、強烈な印象を残す「アルゼンチン舞曲」。クラウディア・シェレンベルガーの情熱溢れる演奏でバリバリ聴かせてくれます。彼女はソロ活動と室内楽活動を世界中で行っており、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、フランクフルト・フェスティヴァルなどに登場。2007年にはチェリストのガブリエル・リプキンとアメリカ・ツアーを行い、成功をおさめています。また現在マインツ音楽大学でピアノを教えています。 (Ki) |
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4260085-532001
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ヘンデル:劇的カンタータ「アポロとダフネ」HWV122、
組曲 変ロ長調HWV352、
組曲ト長調HWV353(「変容したダフネ」よりHWV4)、
合奏協奏曲イ短調Op.6-4HWV322 |
ミルシニ・マルガリティ(S)
ニコライ・ボルチェフ(B)
ベルンハルト・フォーク(指)ヘンデル祝祭O
録音:2009年9月パウル・ゲルハルト教会(ライプツィヒ) |
ヘンデルの知られざる名作ソプラノとバス用の劇的カンタータ「アポロとダフネ」。ソリスト2人を要する、1幕のオペラと同様の様式で、品がある落ち着いた音楽と美しいアリアはヘンデルの魅力が満載の作品です。「アポロとダフネ」は、キューピッドの悪戯で、愛の矢をアポロに、愛を拒む矢をダフネに放ちます。アポロは夢中になってダフネを追いかけ、ダフネはどこまでも逃げ続けます。遂にアポロに追いつかれたダフネは父、河の神に助けを求め、月桂樹に姿を変え、嘆き悲しむアポロはアリアを歌います。そしてアポロは生涯、月桂樹の葉を自分のシンボルとします。カンタータへの序曲として「ダフネ組曲変ロ長調HWV352」を、そしてダフネが最初のアリアは始まる前に「ダフネ組曲ト長調HWV353」を、ダフネのテーマとして収録しています。ギリシャのラリッサ出身のソプラノ、ミルシニ・マルガリティの清らかな歌声とベラルーシ生まれの若手バリトン歌手ニコライ・ボルチェフのしっかりとした安定した歌唱を聴かせてくれます。 (Ki) |
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4260085-532018
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ドヴォルザーク&スーク:ヴァイオリン作品集
ドヴォルザーク:カプリッチョ.ハ長調B81
スーク:4つの小品Op.17
ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナタ.イ長調
スーク:バラーダOp.3/b
ドヴォルザーク:ソナチネ.ト長調Op.100 |
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ジルケ・アーヴェンハウス(P)
録音:2010年2月、ケルン |
今をときめく四重奏団アルカント・カルテットの第1ヴァイオリンを務めるアンティエ・ヴァイトハースと室内楽のキャリアが豊富なピアニスト、ジルケ・アーヴェンハウスによるドヴォルザークとスークのヴァイオリン作品集。ボヘミアの民族色が鮮やかに彩られている演奏です。ドヴォルザークのカプリッチョは元々管弦楽版として作曲されましたが、現在は消失し現存するのはピアノ伴奏版のみ。ボヘミア民族色の豊かな華麗な作品です。また息子と娘のために作曲したソナチネは、ドヴォルザークらしい親しみやすい東欧風のメロディーが印象的。ソナタは重厚さ独特の色彩感が漂う秀作。スークのヴァイオリン作品は気品溢れる豊かな音楽が特徴。湧き上がる美しい旋律をヴァイトハースが真摯に語りかけ、アーヴェンハウスが香り豊かなピアノで好サポートしています。 (Ki) |
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4260085-532025
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シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調Op.56「親愛なる声」
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第1番 Op.7 |
テツラフQ
[クリスティアン・テツラフ(Vn)、エリーザベト・クッフェラート(Vn)、ハンナ・ヴァインマイスター(Va)、ターニャ・テツラフ(Vc)]
録音:2009年11&12月 |
クリスティアン・テツラフ率いるテツラフ・カルテット。クリスティアンと妹のターニャが1994年スイス、サンクトガレンで行われた室内楽音楽祭でヴィオラのヴァインマイスターとヴァイオリンのクッフェラートと出会い結成されました。1996年のコンサート・デビュー後、世界的な音楽祭に招かれ活躍し、その実力の高さは実証済み。今回リリースされるCAviデビュー・アルバムは、シベリウスとシェーンベルク。シベリウスは弦楽四重奏曲としては珍しく「親愛なる声」と標題が付いた作品。「親愛なる声」を表現するヴァイオリンとチェロの対話など文字通り親密で優しく美しく歌い上げるアンサンブルは絶妙です。シベリウスの音楽の美しさと力強さをバランスよく表現した演奏。シェーンベルクの弦楽四重奏曲第1番は、まだ調性に基づき作曲され、単一楽章で書かれています。テツラフ・カルテットの技巧的な冴えと凝縮されたアンサンブルは必聴です。 (Ki) |
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85-53204
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シューマン&R.シュトラウス:メロドラマ集
2つのバラード Op.122〔荒野の少年のバラード
Op.122-1、亡命者 Op.122-2〕
R.シュトラウス:メロドラマ 「イノック・アーデン」 Op.38 |
イザベル・フォークト(朗読)、
ラルス・フォークト(P)
録音(ライヴ):2018年6月17日、ハイムバッハ(ドイツ)(シューマン)
2020年6月27日、ベルリン(ドイツ)(R.シュトラウス) |
1970年ドイツ生まれ、1990年のリーズ国際ピアノ・コンクールで第2位に入賞し、シュパヌンゲン音楽祭の主催者としても活躍するドイツの名ピアニスト、ラルス・フォークト。
ラルス・フォークトが、演劇やナレーションの世界でプロフェッショナルに活動する娘のイザベル・フォークトと共演し、シューマンとR.シュトラウスのメロドラマ(P伴奏付きの朗読)集を演奏したライヴ(シュパヌンゲン音楽祭2018&2020)の録音がリリース。2020年のシュパヌンゲン音楽祭は、COVID-19パンデミックのため無観客の「ゴースト・フェスティヴァル」として開催されています。
イザベル・フォークトは2002年ベルリン生まれ、4歳の頃から演劇と朗読に携わり、2013年からベルリンのゴールドニー演劇学校に通い、現在はそこで教えています。ドイツで数多くの劇場公演に参加し、SkyとAmazon
Primeが製作したテレビ・シリーズにも出演。また、ドイチュラント・ラジオのラジオ番組にはナレーターとして出演しています。父親の影響など音楽的背景から、朗読と音楽とのメロドラマ・プログラムにも特別な関心を持っており、ラルス・フォークトによるエモーショナルなピアノに乗せて、シリアスな雰囲気の多いこれらのメロドラマを表情豊かに朗読しています。音楽が単なるBGMではなく、テキストと結びついて相互作用で影響を与え合うメロドラマの不思議で魅力的な世界をご堪能ください。 |
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85-53205
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モーツァルト:弦楽四重奏曲集 Vol.4
弦楽四重奏曲第4番ハ長調 K157、
弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調、
弦楽四重奏曲第7番変ホ長調 K160、
弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 K465 「不協和音」 |
アルミーダSQ
録音:2020年3月&2021年3月、ベルリン(ドイツ) |
「弦楽四重奏の父」であるハイドンの歌劇にちなんで名付けられ2006年にベルリンで設立されたアルミーダSQ。
アルミーダSQは2012年にミュンヘンの国際ARDコンクールで1等賞と聴衆賞更に6つの賞を受賞しカルテットとしての華々しいキャリアをスタートさせました。2014年〜2016年にはBBCの「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれています。また前作のVol.3(8553032)は、BBCミュージック・マガジンで「Instrumental
Choice」に選ばれ高い評価を得ています。その続編となる今作でもモーツァルトの作品を徹底的に吟味し探求する姿勢は全く変わっていません。彼らが弾くとモーツァルトの作品はより新鮮さと刺激に溢れた物になり、これらの作品の新たな魅力を伝えてくれる演奏になっています。 |
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85-53206
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シューベルト:白鳥の歌
白鳥の歌 D.744/冬の夕べ D.938/星 D.939/川の上で
D.943*/秋 D.945/歌曲集 「白鳥の歌」 D.957/鳩の便り
D.965A |
マルクス・シェーファー(T)、
トビアス・コッホ(フォルテピアノ)、
ステファン・カッテ(ナチュラルHrn)*
録音:2017年2月、ヴァイマール城 |
ハノーファー音楽大学の教授を務めたドイツのリリック・テノール、マルクス・シェーファーが歌うシューベルトの「白鳥の歌」。前作「美しき水車小屋の娘」(533336)に引き続き、ドイツの名ピリオド・ピアノ奏者、トビアス・コッホとの共演です。 |
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4260085-532070
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シュパヌンゲン音楽祭〜室内楽曲集
(1)ドヴォルザーク:弦楽六重奏曲 イ長調 Op.48
(2)シューマン:クラリネットとピアノのための幻想小曲集
Op.73
(3)シューマン:チェロとピアノのための5つの民謡風の小品集
Op.102
(4)シューマン(アリベルト・ライマン編):幻想小曲集 Op.73
(5)アリベルト・ライマン:クラリネットのためのソロ |
(1)クリスティアン・テツラフ、
フロリアン・ドンデレール(Vn)
イザベル・ファン・クーレン(Va)、
レイチェル・ロバーツ(Va)
グスタフ・リヴィニウス、
クヴェリーヌ・フィエルセン(Vc)
(2)イェルク・ヴィトマン(Cl)
ラルス・フォークト(P)]
(3)グスタフ・リヴィニウス(Vc)
スティーヴン・オズボーン(P)
(4)イェルク・ヴィトマン(Cl)
アンドレア・リーバークネヒト(Fl)
ヤナ・ボウシュコヴァー(Hp)
タチアナ・マスレンコ、
ハンナ・ヴァインマイスター(Va)
(5)イェルク・ヴィトマン(Cl)
録音:2009年6月23日-25日、ライヴ |
4260085-532094(2CD)
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シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D.803
イェルク・ヴィトマン:八重奏曲* |
イェルク・ヴィトマン(Cl)
ダグ・イェンゼン(Fg)
ジビレ・マーニ(Hrn)
河原泰則(Cb)
イザベル・ファン・クーレン、ヴェロニカ・エーベルレ(Vn)
カロリーネ・ヴィトマン(Vn)*、
フロリアン・ドンデレール(Vn)*
レイチェル・ロバーツ(Va)*
ターニャ・テツラフ(Vc)*
ハンナ・ヴァインマイスター(Va)*
グスタフ・リヴィニウス(Vc)*
録音:2009年6月23日、ライヴ |
85-53214
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イン・サーチ・オヴ 〜4手または2台のピアノの為の作品集
ドヴォルザーク:スラブ舞曲 Op.72-1 ロ長調
ブラームス:ハンガリー舞曲 WoO 1-2 ニ短調
ハンガリー舞曲 WoO 1-11 ニ短調
ドヴォルザーク:スラブ舞曲 Op.72-2 ホ短調
ブラームス:ハンガリー舞曲 WoO 1-4 ヘ短調
ドヴォルザーク:スラブ舞曲 Op.72-5 変ロ短調
ブラームス:ハンガリー舞曲 WoO1-6 嬰ニ長調、
ハンガリー舞曲 WoO 1-1 ト短調
ドヴォルザーク:スラブ舞曲 Op.72-7 ハ長調
チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」 Op.71a(ニコラス・エコノム編曲による2台ピアノ版)
オウスハン・バルジ:4手ピアノの為の「螺旋」(世界初録音 |
ギュルル・エンサリ(P)、
ヘルベルト・シュフ(P)
録音:2021年3月-4月、シュトゥットガルト南西ドイツ放送局放送スタジオ(ドイツ) |
トルコに生まれたギュルル・エンサリと、ルーマニアに生まれたヘルベルト・シュフによる夫婦ピアノ・デュオ。二人の生まれた国やルーツに違いはありますが、お互いの子供時代の思い出に共通点を見出すことが出来ました。その共通点が今回のアルバムのプログラム構成のきっかけとなりました。ハンガリーの隣国ルーマニアで育ったシュフは、直接ハンガリーとのつながりはないものの、幼少期より身近に感じていたといい、自宅で流れていたのもハンガリーの音楽でした。一方イスタンブールで育ったエンサリは、西洋音楽の影響を幼い頃から受けており、自宅ではブラームス、ドヴォルザーク、チャイコフスキーなどの音楽に囲まれて育ちました。そのような二人の思い出を、コロナ禍にじっくりと練られて録音された今作。最後にエンサリのルーツであるトルコの作曲家オウスハン・バルジから二人に捧げられた作品を含めて、夫婦デュオならではの息の合った演奏を聞かせてくれています。 |
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4260085-532155
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ブラームス:シューマンの主題による変奏曲集Op.9
シューマン:子供の情景Op.15
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.2* |
シェイラ・アーノルド(P)
録音:2008年10月*、2010年5月 |
このアルバムに収録されている3つの作品はすべてクララ・シューマンに捧げられています。ブラームスの2作品は変奏曲を得意としたブラームスらしい高度な技術と、心憎いインスピレーションが盛り込まれた曲。子供の情景はシューマンの巧みな表現力と描写力が注入された名作。前作ブラームス&クララ・シューマン(4260085530489)同様シューマン、クララ、ブラームス3人のそれぞれに素晴らしい才能と芸術的三角関係を絶妙に封じ込めた1枚。シェイラ・アーノルドはインドのティルッチラーッパッリで生まれ、ドイツで育ちのピアニスト。シェイラ・アーノルド。モーツァルトコンクールやクララ・ハスキルコンクールのような国際コンクールでの高い成績をおさめ、ヴィースバーデンのモーツァルト協会からの「モーツァルト賞」などによって、演奏会をアメリカやアジア、ヨーロッパなど多くの国際的に著名な音楽祭から招待され、また著名なオーケストラと共演しています。またフォルテピアノ演奏も行い、幅広い音楽性に注目が集まっています。2006年からケルン音楽大学の教授に就任。 (Ki) |
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4260085-532162
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モーツァルト:クラリネット五重奏曲変ロ長調KVAnh.91(=516c)よりアレグロ(フランツ・バイヤー補筆完成)
ウェーバー:クラリネット五重奏曲変ロ長調 Op.34
モーツァルト:クラリネット五重奏曲変ロ長調KVAnh.91(=516c)よりアレグロ(ロバート・D・レヴィン補筆完成)
アーサー・ブリス:クラリネット五重奏曲イ長調 Op.50 |
ヴォルフガング・マイヤー(Cl)
アイスラーSQ
録音:2010年3月 |
クラリネットの名手ヴォルフガング・マイヤーと若手カルテット、アイスラー弦楽四重奏団によるクラリネット五重奏曲集。モーツァルトはクラリネット五重奏曲イ長調K581が名高い名作として残っていますが、このCDでは断片として残されたクラリネット五重奏曲変ロ長調KVAnh.91(=516c)をフランツ・バイヤーとロバート・D・レヴィンの2人がそれぞれに補筆完成させたアレグロを収録しています。クラリネットの特色生かし、穏やかな旋律がモーツァルト特有の気品と優美さに包まれます。ウェーバーではマイヤーの軽やかで機知に富んだ奏法で心惹かれる演奏となっています。イギリスの作曲家アーサー・ブリスの作曲したクラリネット五重奏もカップリングされています。技巧的というよりも、感情表現が胸を打つ作品で、1916年のソンムの戦いで、戦火に敗れた実弟のオマージュとして作曲されました。アイスラー弦楽四重奏団はハンス・アイスラー音楽大学で共に学んだ4人で2006年に結成されました。またカルテットの名前は20世紀前半に活躍した作曲家ハンス・アイスラーからとったもの。今最も注目を集めている四重奏団のアルカント・カルテットやアルテミス・カルテットから大きな影響を受け、2007年には小澤征爾からスイス国際音楽アカデミーへ直々に招待されました。将来有望な若手カルテットの登場です。 (Ki) |
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4260085-532179
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シューマン:暁の歌Op.133、
フゲッタ形式の7つのピアノ小品Op.126、
クライスレリアーナOp.16、
主題と変奏.変ホ長調(最後の楽想による幻覚の変奏曲)Anh.F39 |
ディーナ・ウゴルスカヤ(P)
録音:2010年4月 |
ディーナ・ウゴルスカヤのCAviレーベル2作目のアルバムは、シューマンの後期の作品(Op.133、Op.126、Anh.F39)と若き日のシューマンの情熱がたぎる作品クライスレリアーナを収録。「暁の歌」は5曲からなる曲集。ウゴルスカヤは奥深い陰影に満ちた演奏を聴かせます。また「フゲッタ形式の7つのピアノ小品」は内省的な美しさに満ち、「クライスレリアーナ」ではシューマンの内的な感情を音楽との対話によって、想像力豊かに自由奔放に作品を表現しています。最後に収録されているのは、病床にあったシューマンが夢の中でシューベルトとメンデルスゾーンの亡霊が歌ったという旋律に基づいて作曲された「主題と変奏(最後の楽想による幻覚の変奏曲)」。これは1854年2月に作曲され、そのすぐ10日後にライン河に投身自殺を図り、当時シューマンの精神状態は混乱期にありました。美しい旋律が絡み合い次第に陰影が濃くなり、物哀しさを漂わせた作品です。 |
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4260085-532186(3CD)
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ルール・ピアノフェスティヴァル・エディションVol.26
CD1【シューマン】
(1)シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集Op.6
(2)森の情景Op.82
(3)交響的練習曲Op.13
森の情景Op.82より予言の鳥
バッハの名による6つのフーガOp.60
予感(アンコール)
CD2【ショパン】
(4)ロンドハ長調(2台ピアノのための)
4手のための変奏曲ニ長調
(5)ポロネーズ第7番「幻想」
(6)スケルツォ第1番ロ短調Op.20
スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
スケルツォ第4番ホ長調Op.54
CD3【現代ピアノ作品集】
(7)ジョージ・ベンジャミン(1960-):トゥ・オア・フォー(ピアノ2手のための)
(8)トゥ・オア・フォー(ピアノ4手のための)
(9)ルーク・ベッドフォード(1978-):ギブ・ヒズ・ハット(ピアノ2手のための)
(10)ギブ・ヒズ・ハット(ピアノ4手のための)
(11)マルコ・ストロッパ(1959-):ル・マントー・ファントム(ピアノ2手のための)
(12)ル・マントー・ファントム(ピアノ4手のための)
(13)オーラヴ・リアルヴィック(1982-):アンバランシズ(ピアノ2手のための)
(14)アンバランシズ(ピアノ4手のための)
(15)ヨーク・ヘラー(1944-):ソロ・プレイ(ピアノ2手のための)
(16)ソロ・プレイ(ピアノ4手のための)
(17)ヴァソス・ニコラウ(1971-):アストロノーツ(ピアノ2手のための)
(18)シーン(ピアノ4手のための) |
(1)アダム・ラムール(P)
録音:2010年5月16日
(2)エリック・シュナイダー(P)
録音:2010年5月17日
(3)ソフィー・マユコ・フェッター(P)
録音:2010年6月17日
(4)滑川真希、デニス=ラッセル・デイヴィス(P)
録音:2010年6月16日
(5)ジー・チェン(P)
録音:2010年5月26日
(6)アベール・テベニヒン(P)
録音:2010年5月14日
(7)ロレンツォ・スレ(P)
(8)ロレンツォ・スレ&タマラ・ステファノヴィッチ(P)
(9)ファビアン・ミュラー(P)
(10)ファビアン・ミュラー&タマラ・ステファノヴィッチ(P)
(11)ピエール・ロラン・エマール(P)
(12)ピエール・ロラン・エマール&タマラ・ステファノヴィッチ(P)
(13)ファビアン・ミュラー(P)
(14)ピエール・ロラン・エマール&タマラ・ステファノヴィッチ(P)
(15)タマラ・ステファノヴィッチ(P)
(16)タマラ・ステファノヴィッチ&ピエール・ロラン・エマール(P)
(17)タマラ・ステファノヴィッチ(P)
(18)ロレンツォ・スレ&ピエール・ロラン・エマール(P)
以上、録音:2010年7月12日 |
ドイツ,ルール地方にある工業地域で毎年行われるピアノ・フェスティヴァルのライヴ・レコーディング・シリーズ第26弾。22年目を迎えた2010年は、生誕200年であったシューマンとショパン、そして現代の作曲家に委嘱した意欲的なプログラムの3枚組。シューマン&ショパンのプログラムでは、滑川真希とデニス=ラッセル・デイヴィスによるお馴染のコンビはもちろん、2009年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝者として注目を集めているアダム・ラムール、リート伴奏者として歌手から絶大な信頼を得るエリック・シュナイダー。そしてドイツ人の父と日本人の母を持つ、札幌生まれのドイツ育ちの若手ピアニスト、ソフィー・マユコ・フェッターが登場。昨年新発見されたシューマンの「予感」を演奏しています。現代プログラムでは、現代音楽のスペシャリスト、ピエール・ロラン・エマールを筆頭に現代音楽を代表する作曲家のソロと4手によるピアノ作品が収録されています。 (Ki) |
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4260085-532223
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メンデルスゾーン:初期歌曲集
鎌鎌で刈る音が鳴り、穂が落ちる
君を想う/ 泣きながら私は夜を見る
愛と沈黙/ 酔いの 静けさ、緑の屋根
期待/ 挨拶/ 民謡
Und uber dich wohl streut der Wind
Abschied, Es wehen die Wolken
進め、休みなく/ ズライカ
アヴェ・マリア!優しい聖母様よ!
休め、戦士たちよ、戦いは終わった
艶/ 捨てられた女/ 乞食
Tanzt dem schonen Mai entgegen
Durch Fichten Am Hugel
Sanft wehn im Hausch der Abendluft
友の歌 / 舟歌/ 記憶/ 岸で
子守歌/ ある日/ Faunenklage
泡立つ水が、流れ落ち
Vier trube Moden sind entflohn
夜うぐいす/ 気を付けろ!
Es rauscht der Wald, es springt der Quell
騎士の歌/ 静かな眠り |
ルート・ツィーザク(S)
カーステン・スス(T)
ゲロルト・フーバー(P)
録音:2010年10月 |
可憐な歌声で聴衆を魅了するソプラノ歌手ルート・ツィーザクとドイツを中心にオペラ舞台で活躍するテノール歌手カーステン・スス、そして数々の歌曲の伴奏を務めるピアニスト、ゲロルト・フーバーの3人によるメンデルスゾーンの初期歌曲集。彼らはメンデルスゾーンにゆかりのあるライプツィヒ・ゲヴァントハウスから再発見されたメンデルスゾーンの歌曲を取り上げてみないかという誘いを受け、この企画が実現しました。ルート・ツィーザクの透明で気品溢れる歌唱は、メンデルスゾーンの端正で美しい歌曲にぴったり合っていて、流麗な旋律が浮き立つように描き出されます。 (Ki) |
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4260085-532230
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コルンゴルト:チェロ協奏曲ハ長調Op.37
ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ(ソロモン)」*
ゴルトシュミット:チェロ協奏曲Op.23# |
ユリアン・ステッケル(Vc)
ダニエル・ライスキン(指)
ライン州立PO
録音:2009年10月、2009年11月*、2009年6月# ライン・モーゼル・ホール |
20世紀の3人の作曲家コルンゴルト、ブロッホ、ゴルトシュミットのチェロ協奏曲集。20世紀の傑作コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲の1年後に作曲されたチェロ協奏曲は、女流ピアニストを巡るチェリストと作曲家の三角関係を描いた映画「愛憎の曲」のために作曲された作品。モダンなハーモニーや洗練された響きの曲で、チェロのソロが緻密に濃厚に表現されています。ブロッホのチェロと管弦楽のための狂詩曲ヘブライ狂詩曲「シェロモ」。「シェロモ」とは旧約聖書におけるソロモン王のことで、独奏チェロがソロモン王として曲が進行していきます。ブロッホのユダヤの世界観に根差した音楽性を壮絶な情念を表出させた演奏で聴かせます。ユダヤ系ドイツ人であったゴルトシュミットは、ナチスの台頭により活動の場を奪われイギリスに亡命しますが、その後も活躍の場には恵まれず、再び注目を浴びたのは亡命後50年以上過ぎてからの事でした。このチェロ協奏曲はBBCに勤務していた頃の作品。イギリスのチェリスト、ウィリアム・プリースによって1954年に初演されています。この主題はブロッホの「シェロモ」の冒頭に似ていますが、中心となるモティーフはバッハ無伴奏チェロ組曲のアルマンドを思わせ、チェロ独特の深みと渋みを味わう事のできる作品です。チェロのユリアン・ステッケルは1982年生まれ。ウルリッヒ・フォス、グスタフ・リビニウス、ボリス・ペルガメンシコフ、アンティエ・ヴァイトハースらに学び、2010年ミュンヘン国際コンクールで優勝した、今最も実力のある若手チェリストの一人。 (Ki) |
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4260085-532247
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チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第3番変ホ短調Op.30
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲ホ短調第2番Op.6 |
クリスティアン・テツラフ(Vn)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
タチアナ・マスレンコ(Va)
グスタフ・リヴィニウス(Vc)
ラルス・フォーク(P)
ターニャ・テツラフ(Vc)
録音:2010年6月8日ライヴ シュパヌンゲン音楽祭 |
ドイツはケルン近郊の丘陵地帯の街ハイムバッハで毎夏開かれているシュパヌンゲン音楽祭。2010年の音楽祭はベートーヴェンとロシアの作曲家たちに焦点を当てたプログラムでした。チャイコフスキーの番号付きの弦楽四重奏曲3つのうち、最も室内楽的魅力が感じされる第3番。冒頭のチェロの悲痛な旋律が印象的なショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番。友人であった作家のソレルティンスキー氏の死を悼んで作曲されました。音楽祭常連のメンバーたちによる説得力のある演奏は聴衆を惹きつけ、この音楽祭ならではの一体感と強い感情の起伏を感じさせる演奏です。 |
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4260085-532254
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バッハ:フーガの技法〜コントラプンクトゥス(弦楽四重奏版)
ベートーヴェン:弦楽四重奏第15番イ短調Op.132
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5/1 |
クリスティアン・テツラフ(Vn)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
レイチェル・ロバーツ(Va)
タチアナ・マスレンコ(Va)
グスタフ・リヴィニウス(Vc)
ラルス・フォーク(P)
ターニャ・テツラフ(Vc)
アーロン・ピルサン(P)
録音:2010年6月13日ライヴ シュパヌンゲン音楽祭 |
ドイツはケルン近郊の丘陵地帯の街ハイムバッハで毎夏開かれているシュパヌンゲン音楽祭。音楽祭のメインプログラムであるベートーヴェン。シンプルかつ立体的な編成である弦楽四重奏によるフーガの技法(コントラプンクトゥス.)も収録。精緻なアンサンブルと個々のパートの絶妙なバランスにより、理想的な対位法音楽に到達しています。エネルギーに満ちた音楽で後期の多楽章構成の作品ベートーヴェン:弦楽四重奏第15番。感情を抑え、気品と透明感に溢れた演奏は、作品の真髄をじっくりとあぶり出していくよう。またチェロ・ソナタでピアノを演奏する若干16歳のオーストリア出身のピアニスト、アーロン・ピルサンにも注目。シュパヌンゲン音楽祭には2度目の出演。その音楽的才能を主宰者ラルス・フォークトが惚れ込み再度オファーしたそうです。ラルス・フォークトの手腕を発揮した毎年意欲的なプログラムと、確かな実力を持った音楽家が集まり、刺激的な演奏を繰り広げるシュパヌンゲン音楽祭。室内楽の最先端をいく彼らの今後の活動にも注目です。 (Ki) |
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4260085-532261
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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 op.95(アンティエ・ヴァイトハース&ケーティ・シュトイリによる弦楽オーケストラ編曲版)
ヴァイオリン・ソナタ 第9番「クロイツェル」op.47(リチャード・トニェッティによるヴァイオリン・ソロと弦楽オーケウソトラ伴奏編曲版) |
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
カメラータ・ベルン
録音:2012年 4月 |
ヴァイトハース率いるカメラータ・ベルンによる注目ベートーヴェン作品編曲版の登場。
アルカント・カルテットのファースト・ヴァイオリンを務めるヴァイトハース。現在、1962年に設立された伝統ある弦楽アンサンブルグループ、カメラータ・
ベルンの芸術監督も務めています。彼女が今回取り組んだのは、ベートーヴェンの傑作2曲の弦楽オーケストラ版化。うち1曲は彼女自身も編曲に携わっ
ており、なみなみならぬ気概を感じます。
編曲というと、19世紀にはオーケストラ作品など規模の大きなもののピアノ連弾編曲版などが、作品の普及に一役かったものでしたが、今回の編曲は
その逆となる室内楽作品の編成を拡大させたもの。クロイツェルに関して、ヴァイトハースは「この作品は非常にオーケストラ的」と語っており、たしかにまっ
たく違和感なく仕上がっています。さらに、ピアノとヴァイオリンという組み合わせももちろん素晴らしいのですが、どうしても生じてしまう調和しきれない
音色の違いもこうすることによってすべて解消され、ベートーヴェンが描いた音の世界を存分に味わうことができるように感じられましょう。第2楽章の心
にしみるハーモニー、終楽章のぴちぴちとした感じは弦楽アンサンブルならでは。ヴァイトハースの素晴らしいヴァイオリン・ソロとあいまって、弦の魅力たっ
ぷりの作品に仕上がっています。
弦楽四重奏曲第11番は、いわずと知れた後期弦楽四重奏の傑作のひとつ。極度に凝縮された世界をより多様な音色で解きほぐして展開することにより、
この作品の緻密な声部間のやりとりなどがよりわかりやすくなり、作品理解をより深めることができるような編曲になっています。
単なる編曲ものを超えた、ベートーヴェンの偉大性とメンバーのうまさをあらためて実感できる興味深い1枚です。 (Ki) |
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4260085-532278
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ベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ集
第30番ホ長調 op.109、
第31番変イ長調 op.110、
第32番ハ短調 op.111 |
アンティ・シーララ(P)
録音:2011年 6月 |
これまでに何度か来日もある若手実力派、シーララによるベートーヴェンの後期ソナタ集。清冽な音色と明晰な音楽運びで、後期のこれらの大作を、
見通しのよい音楽で見事に聴かせます。シーララは、1979年、ヘルシンキの音楽一家に生まれました。7歳でオーケストラと共演し、10歳の時、第
10回ウィーン・ベートーヴェン国際コンクールで最年少第1位に輝いただけでなく、その時に弾いたハンマークラヴィア・ソナタは驚異的名演として絶賛
されました。2009/2010シーズンは、「ベルリン・フィルハーモニック・ピアノ・リサイタル・シリーズ」のアーティストの1人(全部でわずか4人のシリーズ。
同じ時の他出演者は、エマール、ラン・ラン、ヘルムヒェン)に選ばれ、ブラームスとシェーンベルクのプログラムを演奏しました。幼いころからすでにベー
トーヴェンを得意としていたシーララによる、暖かさと明晰な解釈による演奏を堪能できる1枚です。 (Ki) |
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4260085-532285
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ドヴォルザーク:詩的な音画 op.85,B.161(全13曲) |
クラウディア・シェレンベルガー(P)
録音:2011年9月 |
ドイツを中心に世界的に活躍しているピアニスト、クラウディア・シェレンベルガーによるドヴォルザークの「詩的な音画」。管弦楽版でも知られてお
りますが、原曲はピアノ版。全13曲から成る小品集で、どこか東欧情緒を感じさせるロマンティックな旋律の数々が美しい名作です。モラヴィア出身
の母を持つシェレンベルガーにとって、ドヴォルザークの響きはことさら造詣深いもの。18&19世紀ラテン・アメリカ音楽を収録した初のソロ・アルバム
(4260085531998)で聴かせてくれた情熱あふれる鮮烈な演奏とはまた一味違う、繊細かつ流麗なタッチで魅せてくれます。
世界各国の音楽祭に出演し、リサイタルなども積極的に行うなどますます活動の幅を広げているシェレンベルガー。プラハのドヴォルザーク・シンフォニー・
オーケストラと幾度もドイツ・ツアーを行った他、2007年にはチェリストのG.リプキンとアメリカ・ツアーを行い、成功を収めています。 |
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4260085-532292
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モダン・タイムズ〜歌曲集
シュレーカー(1878-1934):情熱的な小男
どのように愛はあなたのもとにやってきたのか
ハンス・ガル(1890-1987):5つの歌曲Op.33
ゴルトシュミット(1903-1996):クリスティアン・モルゲンシュテルンの詩による2つの歌曲Op.27
アイスラー(1898-1962):クリスティアン・モルゲンシュテルンの詩による「絞首台の歌」、
6つのバラードよりOp.18
コルンゴルト:道化の歌Op.29
ツェムリンスキー:12の歌曲よりOp.27
ウィルヘルム・グロス(1894-1939):大道芸のバラードOp.31 |
クリスティアン・イムラー(Br)
ヘルムート・ドイチュ(P)
録音:2011年1月 |
第一次世界大戦前後に活躍したオーストリア-ドイツの作曲による歌曲集。シュレーカー、ゴルトシュミット、ツェムリンスキーなどナチスの迫害の影に埋もれてしまった作曲家の作品を、バッハ・コレギウム・ジャパンにも度々登場する伸びのあるバリトン歌手クリスティアン・イムラーと名手ヘルムート・ドイチュの伴奏の演奏で録音。クリスティアン・イムラーのメロディアスの歌唱は哀愁帯びた美に引き込まれ、また伴奏の名手ヘルムート・ドイチュの歌曲への深い理解からくる絶妙な至芸も聴きどころです。 (Ki) |
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4260085-532308
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フランス・チェロ・ソナタ集
プーランク:チェロ・ソナタ
フォーレ:蝶々Op.77、
シシリエンヌOp.78、夢のあとに
ドビュッシー:チェロ・ソナタ.ニ短調
ナディア・ブーランジェ:チェロ・ソナタ
サン=サーンス:チェロ・ソナタ第1番ハ短調Op.32 |
ユリアン・ステッケル(Vc)
パウル・リヴィニウス(P)
録音:2011年2月ケルン |
20世紀のチェロ協奏曲集(4260085-532230)で情熱的な演奏を聴かせたユリアン・ステッケル。今回は20世紀のフランスのチェロ・ソナタを収録。プーランクのチェロ・ソナタでは独自のシニカルなセンスと抒情性を持つ作品を、ステッケルの透明な音色とリヴィニウスの輝かしいピアノで軽快に聴かせてくれます。魅惑的な雰囲気が心地よいドビュッシーのソナタでは、張りのある音色で美しく歌い、気まぐれにピアノに絡みつく様が印象的。そして優美に語らうチェロが絶妙なフォーレの小品がアルバムを優しく包み込みます。また教育者としても名高いナディア・ブーランジェ女史のチェロ・ソナタや華麗なサン=サーンス:チェロ・ソナタなどフランス・チェロ作品の美点を十分に組み込んだ1枚です。(Ki) |
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85-53232(2CD)
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バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV.846‐869 |
ルカ・グリエルミ(ハープシコード/クリスティアン・ツェル製オリジナル、
1737年ハンブルク)
録音:2017年5月、バルセロナ音楽博物館(スペイン) |
指揮者、作曲家としての活動に加え、歴史的鍵盤楽器のエキスパートとして多彩な活躍を見せるルカ・グリエルミが弾く、バッハの平均律クラヴィーア曲集!グリエルミはハープシコードをトン・コープマンやパトリツィア・マリサルディに師事し、ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレでのオルガンなど、アンサンブルのメンバーとしても活躍しています。今回のレコーディングにあたり、楽器はバルセロナ音楽博物館に所蔵されているクリスティアン・ツェル製作のオリジナル・ハープシコード(1737年ハンブルク)を使用。グスタフ・レオンハルトがツェルの楽器を愛していたことから、本アルバムは彼の思い出に捧げられています。バッハの傑作全24曲が美しく明瞭な響きで紡がれてゆくさまを、じっくりとお楽しみください。 |
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85-53233(2CD)
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バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻 BWV.870-893 |
ルカ・グリエルミ(フォルテピアノ/ケアスティン・シュバルツ複製ゴットフリート・ジルバーマン1749年モデル)
録音:2017年5月、モンテ・カルメロ聖母教会(イタリア) |
1977年トリノ生まれの指揮者、作曲家、そして鍵盤楽器奏者と多才な音楽家であるルカ・グリエルミによるバッハの「平均律クラヴィーア曲集
第2巻」です。グリエルミはハープシコードをトン・コープマンやパトリツィア・マリサルディに師事し、ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレでのオルガンなど、アンサンブルのメンバーとしても活躍しています。また、ジョルディ・サヴァールとの関係も深く20年に渡り共演を繰り返しています。「第1巻」(8553232)のレコーディング時には、バルセロナ音楽博物館に所蔵されているクリスティアン・ツェル製作のオリジナル・ハープシコード(1737年ハンブルク)を使用していましたが、今回はニュルンベルクのドイツ国立博物館に所蔵されている1749年ゴットフリート・ジルバーマン製作のフォルテピアノをケアスティン・シュバルツが複製した楽器が使用されました。バッハも使用したジルバーマンのフォルテピアノの音色でお楽しみください。 |
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4260085-532346
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メゾ・ソプラノ、ヴィオラとピアノのための歌曲〜ハムレット・エコーズ
チャールズ・マーティン・レフラー(1861-1935):無邪気な歌、
夕暮れの諧調、4つの詩Op.5
リスト:ヴィオラとピアノのための「忘れられたロマンス」S.132、
女の涙
ブラームス:2つの歌Op.91
ショスタコーヴィチ:ブロークの詩による7つの歌Op.127より「オフィーリアの歌」
クリスティアン・ヨースト(1963-):ハムレット・エコーズ
ブリッジ:3つの歌 |
ステラ・ドゥフェクシス(Ms)
ポーリーヌ・ザクセ(Va)
ダニエル・ハイデ(P)
録音:2011年4月、ベルリン |
メゾ・ソプラノ、ヴィオラとピアノのための歌曲集。コミッシュオーパー専属歌手で数々のオペラにも出演しているギリシャ系ドイツ人のメゾ・ソプラノ、ステラ・ドゥフェクシス。アイスラー・カルテットのヴィオラ奏者ポーリーヌ・ザクセ、ザクセと度々共演しているピアニストのダニエル・ハイデによる演奏。アルバムのタイトルにもなっているクリスティアン・ヨーストの「ハムレット・エコーズ」は、2009年ベルリンで初演されたシェークスピアの悲劇「ハムレット」を題材としたオペラからの作品。そしてピアノと歌にヴィオラを伴った豊かな歌謡性を備えたブラームスらしい作品「2つの歌」。ドイツ人の両親を持ちフランス音楽に大きな影響を受け、その後アメリカで活動した作曲家チャールズ・マーティン・レフラーの歌曲。瑞々しい色彩感が魅力の作品で豊かな歌唱力を持つドゥフェクシスが典雅に歌い上げています。ドゥフェクシスの表情豊かな歌唱と室内楽演奏にも長けたポーリーヌ・ザクセ、歌曲伴奏も数多く務めるダニエル・ハイデの抜群のバランス感覚で、潤いに満ちた演奏を披露しています。(Ki) |
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4260085-532353
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ショスタコーヴィチ:交響曲第4番 |
ダニエル・ライスキン(指)
ライン州立PO&マインツ州立POの合同オケ
録音:2009年3月19日フェニックスホール、マインツ(ライヴ)、
2009年3月20日ライン・モーゼル・ホール、コブレンツ(ライヴ) |
ダニエル・ライスキンは1970年サンクトペテルブルク生まれ。2005年からライン州立フィルハーモニーの首席指揮者に就任。またアルトゥール・ルービンシュタイン・POの首席指揮者、ヴロツワフ・フィルの常任指揮者、ウラル・フィルの首席客演指揮者、ミッケリ・シティ・オーケストラ常任指揮者なども歴任。新世代を代表する指揮者として着目されています。
このショスタコーヴィチは既に巨匠の風格と安定感に溢れた素晴らしい演奏で、ライヴとは思えぬ緊張感の持続、アンサンブルの密度の高さにも驚かされます。悲痛な叫びを大音響だけに頼るのではなく、音楽的なニュアンスとして結実した独特の凄みを持つ音に転換してから放出する手腕は並の才能ではありません。一つ一つブロックを積み重ねるように音の厚みを緻密に配分するセンスにもご注目を!【湧々堂】 |
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4260085-532360(2CD)
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シューベルト:ピアノ三重奏曲集
ソナタ楽章変ロ長調D28
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D898
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D929*
三重奏曲「ノットゥルノ」変ホ長調D897* |
トリオ・ジャン・パウル
【エックハルト・ハイリガース(P)
ウルフ・シュナイダー(Vn)
マルティン・レール(Vc)】
録音:2011年1月、2011年6月* ケルンWDRクラウス・フォン・ビスマルクホール |
ヨーロッパ屈指の三重奏団トリオ・ジャン・パウルのCAviレーベル第2弾は、シューベルトのピアノ三重奏曲集!シューベルト最初期の作品である「ソナタ楽章」と、晩年期の傑作といわれる3作品が収録されています。軽やかで若々しい活気にあふれた「ソナタ楽章」の後に晩年の作品を聴くと、シューベルトの円熟した音楽の魅力がより際立って感じられましょう。第1番と第2番はどちらも長大な作品ですが、重々しくも流麗な旋律、寂しくも抒情的な美しさにじっくりと浸ることが出来ます。トリオ・ジャン・パウルは1991年に設立されて以来、世界各国で活躍しているベテラントリオ。1993年の第1回大阪国際室内楽コンクール、1995年のメルボルン室内楽コンクールで優勝した実力派です。詩的音楽への追求に意欲的なアンサンブル団体で、今回も重厚なハーモニーと深みのある演奏を聴かせてくれます。来 |
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85-53239
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ジョージ・アンタイル:ヴァイオリン作品全集
第1集
ヴァイオリン・ソナタ 第1番〜第4番 |
アレッサンドロ・ファジュオーリ(Vn)
アレッシア・トッファニン(P)
※使用楽器:エウジェニオ・デガーニ(1880年製)&
ヤマハ CF グランドピアノ
録音:2016年8月&2017年9月、Teatro O.P.S.A.(イタリア、パドヴァ) |
「バレエ・メカニック」 や 「飛行機ソナタ」、
「野蛮なソナタ」 などの前衛的な作風で知られるアメリカの作曲家、ジョージ・アンタイル(1900-1959)のヴァイオリン作品全集第1巻。第1巻に収められた4つのヴァイオリン・ソナタは、アンタイルがバルトーク、オーンスタイン、ストラヴィンスキーなどの影響を受け前衛的な音楽を書いていた時期と、40代になってある程度保守的な音楽を書くようになった時期の両方にまたがっています。4曲ともアイディアに満ちた刺激的な作品ばかりですが、第1番におけるパーカッシブな要素、第2番に現れたダダイズム・キュビスム、第3番に見られる初期ストラヴィンスキー風の、新古典主義的な傾向、第4番におけるプロコフィエフやショスタコーヴィチからの影響と、各曲にはアンタイルの作風の変化がしっかり刻まれており、その変遷を知る上でも大変興味深い1枚となっています。
アレッサンドロ・ファジュオーリは、ヴェネツィアのベネデット・マルチェッロ音楽院で学び、後にエンツォ・ポルタに師事して20世紀のヴァイオリンのレパートリーを学んだヴァイオリニスト。ヴェネチア・ビエンナーレで「後期ノーノの演奏法」をテーマに奨学金を得た後、さらに近現代音楽の研究を進め、2014年からは母校で現代弦楽四重奏のレパートリーに関するマスタークラスを開催しています。ピアニストのアレッシア・トッファニンとは、これまでにラヴェル、ドビュッシー、サティ、ミヨー、ストラヴィンスキー、メシアンなどの録音を行っています。 |
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4260085-532452
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シューベルト:アルペジョーネ・ソナタD821
ブリテン:ラクリメ - ダウランドの歌曲の投影 Op.48
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタOp.147 |
レイチェル・ロバーツ(Va)
ラルス・フォークト(P)
録音:2013年6、7月ケルン |
室内楽を中心に活動している女性ヴィオラ奏者レイチェル・ロバーツとドイツの中堅ピアニスト、ラルス・フォークトによるヴィオラ作品集。
アルペジョーネ・ソナタはシューベルトが27歳のときに、アルペジョーネ(6弦の弦楽器)のために作曲した作品。現在は、チェロやヴィオラ、コントラ
バスで演奏されることが多いですが、本来のアルペジョーネは小型のチェロのような本体をもち弓で演奏し、ギターの特徴も併せ持っている楽器です。シュー
ベルトらしい哀愁あふれる美しい旋律はシューベルトの最後のピアノソナタやカルテットに双肩するくらいの傑作。レイチェル・ロバーツの明るく澄んだ音
色と安定した技巧で充実した演奏を聴かせてくれます。続いてブリテンの「クリメ
- ダウランドの歌曲の投影 」。ブリテンはヴィオラの名手でもありヴィオ
ラのための作品をいくつか書いています。本作はジョン・ダウランドの歌曲「もし、僕の嘆きが」に基づく変奏曲で、レイチェル・ロバーツの透明感溢れ
る音と知的な表現、そしてフォークトの包容力あるピアノが聴くものを無心にさせてくれる演奏です。ショスタコーヴィチ最後の作品であるヴィオラ・ソナ
タ。確かな技術と豊かな表現力をもつフォークトの好サポートを得て、レイチェル・ロバーツは想像力に富み生き生きとしたパワフルな演奏を聴かせます。
そして時折みせる静謐さが音楽に深みを与えています。 (Ki) |
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85-53272
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コダーイ:チェロ作品集
チェロとピアノのためのソナティナ、
無伴奏チェロ・ソナタ Op.8、
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 Op.7 |
ユリアン・ステッケル(Vc)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、
パウル・リヴィニウス(P)
※使用楽器:チェロ…アンドレア・グァルネリ(1685年製)、ヴァイオリン…
シュテファン=ペーター・グライナー(2001年製)
録音:2017年9月&2018年1月、deutschlandfunk
kammermusiksaal(ドイツ、ケルン) |
ミュンヘン国際音楽コンクール優勝の経歴を持つ1982年生まれのドイツのチェリスト、ユリアン・ステッケルが満を持して挑むコダーイの
「無伴奏チェロ・ソナタ」!バルトークによって「他に類を見ないもの」と評されたコダーイの「無伴奏チェロ・ソナタ」は、低いほうの2つの弦を半音下げて調律するスコラダトゥーラの技法が用いられているほか、パーカッシブなピチカートや重音奏法、駒に限りなく近い位置で演奏するスル・ポンティチェロなど、さまざまな超絶技巧がちりばめられた難曲として知られています。演奏者はチェロからありとあらゆる音色を引き出すことが求められますが、ステッケルは優れた洞察力と申し分のないテクニックでその要求に応え、作品から真の美しさを引き出しています。名手ヴァイトハースとの二重奏や、リヴィニウスとのソナティナ(チェロ・ソナタOp.4の第3楽章として書かれたドビュッシー風の名品)も聴き逃せない名演奏です。 |
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4260085-532797(2CD)
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モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(1890年改訂版) |
マティアス・ショルン(Cl)
ニコラス・ミルトン(指)
インフィアテルSO
録音:2012年8月31日、9月1日、リート・イム・クライス、オーストリア、ライヴ |
4260085-532407(3CD)
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ルール・ピアノフェスティヴァル・エディションVol.27
■CD1【リスト】
(1)ヘクサメロン(タールベルク、ピクシス、ヘルツ、チェルニー、ショパンと共作)
ペトラルカのソネット第123番
(2)葬送〜詩的で宗教的な調べ
ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
(3)軽やかさ〜3つの演奏会用練習曲
(4)孤独のなかの神の祝福〜詩的で宗教的な調べ/タランテラ
■CD2【リストのアンサンブル作品】
(1)ピアノ・ソナタ ロ短調(サン=サーンス編による2台のピアノ版)
(2)オーベルマンの谷(リスト編によるピアノ三重奏版)
(3)尼僧院の僧房/悲歌
悲しみのゴンドラ
(4)祈り(レールモントフ詞)
漁師の娘(コロニーニ詞)
喜びに満ち、悲しみに満ち(ゲーテ詞)
3人のジプシー(レーナウ詞)
■CD3【新作。すべて世界初演】
(1)キット・アームストロング:光陰矢のごとし
(2)オラヴ・レルヴィク:アフォリズム1.0
アフォリズム1.1
ヴァソス・ニコラウ:子守歌/小さな星
トランシルヴァニア
(3)ディーター・シュネーベル:h-Mollソナタ |
■CD1
(1)イゴール・レヴェット(P)
録音:2011年9月1、2日
(2)ベニヤミン・モーザー(P)
録音:2011年5月25日
(3)ボリス・ギルツブルク(P)
録音:2011年6月25日
(4)デニス・コジューヒン(P)
録音:2011年6月25日
■CD2
(1)アンソニー&ジョゼフ・パラトア(ピアノ・デュオ)
録音:2011年5月20日
(2)キット・アームストロング(P)、
アンドレイ・ベロフ(Vn)、
アドリアン・ブレンデル(Vc)
録音:2011年6月19日
(3)マリオ・ブルネロ(Vc)、
アンドレア・ルケシーニ(P)
録音:2011年5月23日
(4)マリーナ・プルデンスカヤ(Ms)、
イリーナ・プリシンスカヤ(P)
録音:2011年6月2日
■CD3
キット・アームストロング(P)、
アンドレイ・ベロフ(Vn)、
アドリアン・ブレンデル(Vc)
録音:2011年6月19日
(2)タマーラ・ステファノヴィチ(P)
録音:2011年5月30日
(3)ジークフリート・マウザー(P)
録音:2011年5月22日 |
ピアノ音楽マニアが毎年心待ちにしているシリーズ最新巻の登場です。ドイツ、ルール地方で毎年行われるピアノフェスティヴァルのライヴ第27弾。
2011年は生誕200年だったピアノの神様リストに捧げ、マニアックな作品と興味深い新作が披露されています。いずれもワクワクするものばりですが、「ピ
アノソナタ ロ短調」をサン=サーンスが2台のピアノ用に編曲したものが貴重。この難曲をさらに複雑化し、両奏者の丁々発止な掛け合いの面白さにも満
ちた神業的編曲。2台のピアノの効果を熟知したサン=サーンスならではの魔術が駆使され、物凄く興奮させられます。アメリカの腕ききパラトア兄弟がラ
イヴならではの熱気に迫力に満ちた演奏を聴かせてくれます。
また浜松国際ピアノアカデミー2004年優勝者のイゴール・レヴェット(イーゴリ・レーヴェト)や2007年にニューヨークで行われたヤング・コンサー
ト・アーチスト国際コンクール優勝のベニヤミン・モーザーの最新演奏も嬉しい限り。また、1992年生まれの台湾系イギリスの天才青年キット・アーム
ストロングの演奏を聴くことができるのも特筆。7歳にしてカリフォルニア・チャップマン大学に最年少で奨学金入学、数学を専攻したという驚きの頭脳。
ピアノの腕前も、かのアルフレッド・ブレンデルに「私が会った最高の才能」と言わしめた凄さ。リスト作品のみならず、ブレンデル80歳の誕生日プレゼ
ントとして作曲した自作も披露。さらにこのフェスティヴァルは、未来の子供たちのために前衛手法の子供用作品の委嘱と出版も行っています。今回はノルウェーのレルヴィクとキプロス
のニコラウの曲をステファノヴィチが美しく奏でています。加えて御年81歳だったドイツの長老作曲家ディーター・シュネーベルの新作ソナタも聴きもの。
フェスティヴァルの委嘱作で、マウザーに捧げられていますが、シュネーベルにとって初のピアノ大曲というのも興味津々。ピアノの内部奏法をはじめとす
る特殊奏法を駆使しつつ、リスト、ショパンの第3番、ベルクらのロ短調で書かれたピアノソナタをコラージュ風に挿入した一大奇作となっています。 (Ki) |
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4260085-532445
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モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン伴奏のクラヴィア・ソナタop.2〜第2番ハ長調K296
ヴァイオリン伴奏のクラヴサンまたはフォルテピアノのためのソナタop.1
第1番ト長調K30
第3番ハ長調K303
第6番ニ長調K306 |
ジョルジオ・タバッコ(P)、
フランチェスコ・ドラツィオ(Vn)
【使用楽器:ポール・マクナルティ2007年製ヴァルターモデル(1805年)、1711年製グァルネリ】 |
これまでにJ.S.バッハやヘンデル、ハイドンなどのソナタなど、多くの録音を共にしてきたジョルジオ・タバッコとフランチェスコ・ドラツィオ。名コンビがお送りするCAviレーベル第1弾は、ヴァイオリンとフォルテピアノのためのソナタ集です。マンハイムで活躍していた時代に作曲された作品を中心に、全体的に軽やかで明るい雰囲気に満ちた作品の数々を収録しました。フォルテピアノとヴァイオリンとの軽やかな掛け合いが美しく、タバッコとドラツィオの息の合ったアンサンブルに魅せられます。1805年製ヴァルターをモデルにしたピアノフォルテと、クレモナ1711年製グァリネリによって生み出される、柔らかくも芯の通った音色のハーモニーにも注目です!来 |
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4260085-532469
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モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K622、
クラリネット五重奏曲イ長調K581 |
マティアス・ショルン(Cl)
ニコラス・ミルトン(指)
ンフィアテルSO
ミネッティQ
録音:2012年8月31&9月1日、オーストリア、リート・イム・クライス、コンツェルトハレ、ライヴ(K622)、
2012年6月、7月、ホーフブルクカペルレ・ウィーン(K581) |
ウィーン・POの首席クラリネット奏者マティアス・ショルンによるモーツァルト。彼は2011年グスターヴォ・ドゥダメル指揮ウィー
ン・フィルでソロ・デビューを果たした、新時代の奏者です。ドイツの新聞では「ザビーネ・マイヤー以来の最もエキサイティングな新人」、ワシントン・
ポスト紙では「輝かしいテクニックの持ち主」と評され注目を集めています。
このアルバムは、既発の2つのアルバムから選曲した内容。俊英ニコラス・ミルトン指揮による若手で構成されているインフィアテル・シンフォニー・
オーケストラとのクラリネット協奏曲では、明瞭なコントラストで奏でるアンサンブルとの絶妙なバランスは、さすが世界一のオケで鍛え上げているショ
ルンの音楽的魅力が満載です。さらにミネッティ四重奏団との五重奏曲は、溌剌とした音楽性と美しいハーモニーで作品をまとめ上げています。 (Ki) |
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4260085-532476
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トルステン・エンケ(1966-):A Portrait
(1)アンサンブルのための前奏曲(2012)
(2)ワーグナー≪ニーベルングの指輪≫の主題による幻想曲(2013)
(3)14人の演奏家のためのオマージュ(2014)
(4)室内オーケストラのための「素敵な女の子」(2011)
(5)ヴァイオリン、ヴィオラとオーケストラのためのエコーズ(2016)
(6)大オーケストラのためのNyx(2011)
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(1)ラウマ・スクリデ(P)、ステファン・ラップ(パーカッション)、シャロン・カム(Cl)、イサヒ・ラントナー(バスCl)、クリスティアン・テツラフ(Vn)、フオルカー・ヤコブセン(Va)、グスタフ・リヴィニウス(Vc)、エディクソン・ルイス(Cb)、トルステン・エンケ(指)
世界初録音:2012年6月9日シュパヌンゲン音楽祭(ライヴ)
(2)ハノーファー北ドイツ放送PO、エイヴィン・グルベルグ=イェンセン(指)
世界初録音:2013年10月20日ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー・大ホール(ライヴ)
(3)ムジカ・アッソルータ、トルステン・エンケ(指)
世界初録音:2014年3月21日ゼンデザール・ブレーメン(ライヴ)
(4)ムジカ・アッソルータ、トルステン・エンケ(指)
録音:2015年1月16日ゼンデザール・ブレーメン(ライヴ)
(5)イザベル・ファウスト(Vn)、ボリス・ファウスト(Va)、ムジカ・アッソルータ、トルステン・エンケ(指)
世界初録音:2016年9月12日ゼンデザール・ブレーメン(ライヴ)
(6)ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン、パーヴォ・ヤルヴィ(指)
世界初録音:2011年12月17日ディー・グロッケ・ブレーメン・コンサートハウス(ライヴ) |
作曲家、指揮者、チェリストと多彩な音楽的才能をもつトルステン・エンケ。2005年パブロ・カザルス音楽祭コンクール作曲部門で発表された「弦楽四重奏
曲第1番」で優勝。「退屈しない限り音楽にタブーはありません」と語るように、トルステン・エンケの音楽は新しいひらめきに満ちています。またハノーファーで
ムジカ・アッソルータという若手音楽家を集めたアンサンブルを結成。定期的にコンサートを行い新しい作品が次々と生まれています。
この10年間でエンケは、器楽曲、室内楽、声楽、合唱、オーエケストラ、オペラと様々なジャンルの音楽を作り上げています。このアルバムはエンケのそうした幅
広いレパートリーを示すような内容となっています。さらには、パーヴォ・ヤルヴィ、イザベル・ファウスト、クリスティアン・テツラフ、シャロン・カムなど現代の名
手たちが演奏に参加し、エンケの注目度の高さがうかがえます。 (Ki) |
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4260085-532483
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クルークハルト:弦楽四重奏曲ヘ長調op.42
ピアノ五重奏曲 ト短調op.43 |
ケルン・プレイエルQ(ピリオド楽器使用)
トビアス・コッホ(Fp)
録音:2010年、ヨハネス教会(ケルン) |
2004年にケルンで結成された注目のピリオド楽器演奏団体、ケルン・プレイエル四重奏団が、クルークハルトの弦楽四重奏曲とピアノ五重奏曲を収録
した新譜をリリース!現在では殆ど演奏される機会に恵まれない不遇の作曲家クルークハルトですが、19世紀ドイツものをレパートリーの中心とするケル
ン・プレイエル四重奏団にとっては十八番ともいうべきプログラム!ドイツ古典派とロマン派の響きを併せ持つ隠れた名曲を、彼らの極上の演奏で知るこ
とができるのは、本アルバム最大の魅力といえるかもしれません。ピアノ五重奏ではフォルテピアノの名手トビアス・コッホを迎え、ピリオド楽器ならでは
の暖かみのある極上のアンサンブルを堪能できる1枚に仕上がっています。
アウグスト・クルークハルト(1847-1902)は19世紀後半のドイツに活躍した作曲家。生前は指揮者としての活躍が際立ち、ヴァイマールの宮廷
劇場の音楽を務めながらリストやワーグナーと親交を深めるなど、当時のドイツ音楽界の第一線に身を置き続けた音楽家でもあります。弦楽四重奏曲
op.42は彼が最初に作曲した四重奏作品。当時最高峰の名門として活躍していたヨアヒム弦楽四重奏団の演奏会で披露され、大成功を収めました。その
後クルークハルトはこの団体へ敬意を表し、ピアノ五重奏曲op.43を献呈しています。2曲とも、超絶技巧的なパッセージで圧倒するというよりも、旋律
の美しさや重厚なハーモニーに包み込まれるような魅力を持った作品。メンデルスゾーンの劇音楽を思わせる軽やかかつ鮮やかな表現、シューベルトの後
期作品やブラームスを思わせる重々しくも流麗な旋律、シューマンの歌曲のような叙情性…どこか素朴でありながらも味わい深いメロディの数々が絶品の
希少盤です。 (Ki) |
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4260085-532490
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ラフマニノフとクライスラー
ラフマニノフ:楽興の時 op.16
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 op.36
クライスラー(ラフマニノフ編):愛の悲しみ
愛の喜び |
エフゲニア・ルビノヴァ(P)
録音:2004年、ドッビアーコ(イタリア) |
類まれなテクニックとパワフルな表現力を兼ね備えた演奏で『次代のアルゲリッチ』とも謳われる新進気鋭の若手ピアニスト、エフゲニア・ルビノヴァ
によるピアノ小品集。ルビノヴァといえば、可憐な外見からは想像も出来ないほどのダイナミックかつエネルギッシュな表現力が何よりの魅力。力強い低音
の響きが印象的な彼女の演奏は、重々しくも流麗な響きに満ち溢れています。本CDにはラフマニノフ、クライスラーの情感あふれる作品の数々が収録さ
れており、ルビノヴァの真骨頂とも言える情感あふれる演奏をたっぷりと堪能できます!
2002年にリーズ国際コンクールで第2位に輝き、若手世代を代表するピアニストとして世界的な注目を集めているルビノヴァ。2007年にはシャンバダー
ル率いるベルリン交響楽団と共に来日し、高い評価を受けました。近年は室内楽の分野でアルブレヒト・マイヤーやガブリエル・シュワーベといった世界
的な名手らと共に活動しており、今後のますますの注目が期待されるアーティストといえましょう! (Ki) |
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4260085-532506
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シューベルト:幻想曲ハ長調「さすらい人幻想曲」 op.15
D.760
即興曲集 op.posth.142 D.935
即興曲集 op.90 D.899 |
ヴィヴィアナ・ソフロニツキー(フォルテピアノ)
録音:2010年7月、ティボール・ヴァルガ・スタジオ(シオン、スイス)
【使用楽器:1819年製コンラート・グラーフモデル(ポール・マクナルティによる復元)】 |
20世紀ソ連の巨匠ヴラディーミル・ソフロニツキーの愛娘にして世界的クラヴィーア奏者であるヴィヴィアナ・ソフロニツキーによるシューベルトのピア
ノ作品集。数々のピリオド楽器を弾きこなすヴィヴィアナですが、今回は楽器職人ポール・マクナルティによって復元された1819年製のコンラート・グラー
フのレプリカを使用!ベートーヴェンやショパン、シューマンら多くの音楽家たちが愛した名器です。素朴かつ軽やかな音色が織りなす上品な響きはフォル
テピアノならではといえましょう。2010年の来日公演でも話題となったピリオド楽器の響きを再び堪能することができます。ヴィヴィアナの演奏は全体的
に過剰な表現を抑えた清廉な演奏。重厚感のあるフォルテの響きや透明感のある高音の美しさにはどこか亡き巨匠ヴラディーミルの響きも想い起こされま
す。現在、ロシア・ピアニズムの継承者として世界的に活躍しているヴィヴィアナ。今後さらなる活躍必至のアーティストによる注目の新譜です。 (Ki) |
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4260085-532568
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ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィア」
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 op.111 |
ディーナ・ウゴルスカヤ(P)
録音:2011年9月、ミュンヘン |
アナトール・ウゴルスキの愛娘にしてドイツが誇る世界的ピアニスト、ディーナ・ウゴルスカヤがベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタ2曲を収録した新
譜をリリース!鮮烈な演奏で好評を博したシューマン後期のピアノ作品集(4260085-532179)に続き、今回もウゴルスカヤの持ち味とも言える柔軟で
活き活きとした演奏を存分に聴かせてくれます。技術的にも音楽的にも極限的な難曲として知られる「ハンマークラヴィア・ソナタ」に挑戦している点で、
彼女の自信がうかがえます。ベートーヴェン最後のピアノ・ソナタである第32番は、父ウゴルスキも27分に及ぶ長大な第2楽章で話題となった名演を
残しておりますが、娘ウゴルスカヤはそれとはまた異なる、過度な表現を控えたすっきりとした演奏で魅せてくれます。父であり師であるウゴルスキの血を
垣間見せつつも、独自の伸びやかな演奏に聴き入る名盤です。 (Ki) |
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4260085-532575
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ドビュッシー、ケージ、武満のピアノ作品
(1)ドビュッシー:映像 第1集(全3曲)
(2)武満徹:ピアノ・ディスタンス
(3)ドビュッシー:前奏曲集 第2巻より 第4曲「妖精たちはあでやかな踊り子」
(4)ケージ:『ソナタとインターリュード』より ソナタ8、2、6、7、5
(5)武満徹:『遮られない休息』より 第2曲「静かに、残酷な響きで」
(6)ドビュッシー:前奏曲集 第1巻より 第1曲「デルフィの舞姫」、第2曲「帆」、第3曲「野を渡る風」
(7)武満徹:『遮られない休息』より 第1曲「ゆっくりと悲しげに、語りかけるように」
(8)ドビュッシー:前奏曲集 第1巻より 第7曲「西風の見たもの」
(9)ドビュッシー:前奏曲集 第2巻より 第10曲「カノープ」
(10)武満徹:『遮られない休息』より 第3曲「愛の歌」
(11)ケージ:『ソナタとインターリュード』より 第3インターリュード
(12)ドビュッシー:前奏曲集 第2巻より 第12曲「花火」 |
シェイラ・アーノルド(P)
録音:(1)2008年10月、
(2)(3)(5)(6) (7)(8)(9)(10)(12) 2017年9月、
(4)(11)2018年1月 |
ビュッシー、ケージ、武満のピアノ作品で構成したアルバム。自由な和声を用い新しい音楽の時代を築いたドビュッシーと、音楽そのものの在り方に
一石を投じたケージ。武満はこの2人の作曲家それぞれから影響を受けた作曲家でもあり、関連性のあるプログラミングと言えます。シェイラ・アーノル
ドは南インド生まれ、ドイツ育ちのピアニスト。この3人の作曲家を組み合わせただけあって、カラっとした硬質の響きで統一され、過度にロマンに走る
こともなく、とは言えほんのりと歌を感じる好演となっています。プリペアド・ピアノを使ったケージ作品が爽やかでポップ。 (Ki) |
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4260085-532582
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ベートーヴェン(M.G.フィッシャー編):交響曲第6番「田園」(弦楽六重奏版)
A.ヴァレンテ(*1959):シックス・トゥー・ミッドナイト(1999/2000) |
ケルン六重奏団
録音:2003年、ドイチュランドフンク室内楽ホール(ケルン) |
ベートーヴェン・ファンの方必見の新譜!ケルン六重奏団が、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」の弦楽六重奏版を収録した注目のアルバムをリリー
スしました。他の弦楽編成版と同じく、M.G.フィッシャーの弦楽六重奏版もまた演奏・収録の機会に恵まれない作品なだけに、ファン必聴のアルバムです!
弦楽器のふくよかなハーモニーに加えて、木管楽器の美しいソロも印象的な「田園」。フィッシャーの六重奏版では、1stヴァイオリンがフルートやオー
ボエ、2ndヴァイオリンがクラリネット、ヴィオラとチェロがホルンやファゴットのパートを担当し、小さなオーケストラ・ハーモニーを作り上げています。
原曲に比べて規模が小さくなってしまうのは否めませんが、原曲以上に各パートの旋律の魅力や、掛け合いの魅力がクリアに聞こえてくるのも確かです。ヴィ
オラとチェロが2人ずついるため、他の四重奏版や五重奏版などに比べて、中低音域の響きが非常にしっかりとしているのも印象的!ケルン六重奏団の表
現力も素晴らしく、多彩な音色と卓越したアンサンブルでオーケストラに劣らぬ厚いハーモニーを聴かせてくれます。弦楽六重奏のはずが、どこからかオー
ボエやホルンの音色が聞こえてくるような気もして、不思議な聴き心地に満たされましょう。原曲と聴き比べるもよし、オーケストラ・スコア片手に楽しむ
もよし。この機会にぜひ聴いて頂きたい注目盤です!
また、本アルバムにはブラジルの現代音楽家ヴァレンテ(*1959)の作品も同時収録。シックス・トゥー・ミッドナイトは6つの短い小曲からなる作品で、
断続的な音の連続と、それらを繋ぐように響き続けるフラジオレットやグリッサンドのフラットな音の対比が印象的です。弦楽器の多彩な響きを堪能できる
とともに、幅広いレパートリーを持つケルン四重奏団の実力にも唸るアルバムといえましょう。 (Ki) |
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4260085-532599
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ハイドン他:室内楽作品集
(1)ハイドン:ピアノ三重奏曲第34番変ロ長調 Hob. XV:20
(2)ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲
(3)シューベルト:弦楽四重奏曲第14番 イ短調「死と乙女」 |
(1)ヴェロニカ・エーベルレ(Vn)、
マリー=エリザベート・ヘッカー(Vc)
、マーティン・ヘルムヘン(P)
(2)ターニャ・テツラフ(Vc)、
アロイス・ポッシュ(Cb)
(3)アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、
クリスティアン・テツラフ(Vn)
、レイチェル・ロバーツ(Va)、
ターニャ・テツラフ(Vc)
録音: 2011年6月6日((1))、7日((3))、10日((2))、シュパヌンゲン音楽祭ライブ録音 |
ドイツのハイムバッハで毎夏行われるシュパヌンゲン音楽祭ライブ録音をリリースするC
Aviレーベルの好評シリーズに、2011年のライブ演奏が登場!
2011年の音楽祭はピアノ・アンサンブルに焦点を当て、ハイドンからヤナーチェクにいたる多彩な室内楽作品を中心とするプログラム。本アルバムでは
シューベルトの「死と乙女」をはじめ、室内楽ジャンルに広く知られる名作が収録されています。ドイツの精鋭たちが生み出す全体的に爽やかで気品あふ
れるハーモニーが美しく、洗練されたアンサンブルに聴き入ります。
毎年出演者の豪華さも話題のシュパヌンゲン音楽祭。本アルバムもドイツが誇る世界的名手らの豪華共演が大きな魅力です。ハイドンのピアノ三重奏曲
を演奏するエーベルレとヘルムヘンはチェリストの石坂団十郎と共に2012年4月の来日公演で同曲を披露し、好評を博したばかり。今回チェロを担当
しているマリー=エリザベート・ヘッカーは、2005年のロストロポーヴィチ・コンクールで史上初となる第1位と特別賞2つの同時受賞で話題となった
注目の若手。2012年6月には初の来日ツアーも予定しており、注目必至です。2010年音楽祭ライブ録音(4260085-532254)に引き続き、テツラフ
兄弟、ヴァイトハ−ス、ロバーツは今回も卓越したアンサンブルで魅せてくれます。激しくも気品さを失わない圧巻の「死と乙女」は必聴です! (Ki) |
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4260085-532605
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珠玉のトリオ集
(1)スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調 op.15
(2)ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調
(3)ワトキンス:クラリネット,ヴィオラ,ピアノのためのトリオ(2011)*世界初録音 |
(1)アンティエ・ヴァイトハース(Vn)、
マリー=エリザベート・ヘッカー(Vc)、
ヒュー・ワトキンス(P)
(2)フローリアン・ドンダラー(Vn)、
ターニャ・テツラフ(Vc)、
ラルス・フォークト(P)
(3)セバスティアン・マンツ(Cl)
、フローリアン・ドンダラー(Vn)、
ヒュー・ワトキンス(P)
録音:2011年6月10日((3))、11日((1))、12日((2))、シュパヌンゲン音楽祭ライブ録音(ハイムバッハ、ドイツ) |
C Aviレーベルからリリースされているシュパヌンゲン音楽祭ライブ・シリーズ、待望の最新盤!第1弾(4260085-532599)に引き続き、今回も豪
華名手陣による卓越したアンサンブルを堪能できます。シュパヌンゲン音楽祭はドイツのケルン近郊の町ハイムバッハで毎夏に催されている室内楽音楽祭
で、2011年はピアノに焦点を当てた多彩なプログラムが好評を博しました。本アルバムで注目なのは、この音楽祭の委嘱作品で、初演されたヒュー・ワ
トキンス(1976*)のトリオ。このライブ音源が世界初録音となります!20世紀半ばまで活躍したウェールズの詩人ディラン・トマスの詩にあてた作品で、
細かな音符が複雑に絡み合って生み出される繊細かつ抒情的な音のうねりが美しい作品。ワトキンス自身がピアノを担当している他、難関ミュンヘン国際
音楽コンクールで40年ぶりの第1位に輝いた注目の若手セバスティアン・マンツがクラリネットを演奏しています。また、本アルバムにはスメタナとラヴェ
ルのピアノ三重奏曲も収録。スメタナのピアノ三重奏曲では、ヴァイトハースが奏でる慟哭のような冒頭のヴァイオリン・ソロに冒頭からぐっと惹きこまれ
ます。2012年6月に来日を控えるヘッカーのチェロも必聴です。一方、ラヴェルでは繊細かつ流麗なアンサンブルにうっとり。音楽祭の主宰者でもあるフォー
クトをはじめ、名手たちによる洗練された掛け合いに聴き入ります。 (Ki) |
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4260085-532612
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(1)シュポア:大九重奏曲ヘ長調 op.31
(2)イベール:2つの間奏曲(フルート,ヴィオラ,ハープのための
(3)ヤナーチェク:六重奏曲「青春」
(4)J.ヴィトマン(1973*):ヴィオラとチェロのための11の二重奏曲 |
アンドレア・リーバークネヒト((1)(2)(3)Fl、(1)Picc)、
フランソワ・ルルー((1)(3)Ob)、
セバスティアン・マンツ((1)Cl、(3)B-Cl)、
シャーリー・ブリル((3)Cl)、
マリー=ルイーズ・ノイネッカー((1)(3)Hrn)、
ダーグ・イェンセン((1)(3)Fg)、
リザ・バティアシュヴィリ((1)Vn)、
クリスティアン・テツラフ((4)Vn)、
レイチェル・ロバーツ((1)Va)、
フローリアン・ドンダラー((2)Va)、
ジュリアン・アルプ((1)Vc)、
マリー=エリザベート・ヘッカー((3)(4)Vc)、アロイス・ポッシュ((1)Cb)、
ヤナ・ボウシュコヴァー((2)Hp)
録音:2011年6月、シュパヌンゲン音楽祭ライブ録音(ハイムバッハ、ドイツ) |
C Aviレーベルの好評シリーズ、シュパヌンゲン音楽祭ライブ・シリーズ最新盤!第1弾(4260085-532599)、第2弾(4260085-532605)に引き続き、
第3弾となる今回は室内楽曲に焦点を当てたアルバムです。18世紀から21世紀まで幅広い時代の作品を収録した多彩なプログラムだけでなく、音楽祭
ならではとも言える豪華演奏陣による見事なアンサンブルもこのアルバムの大きな魅力。古典派の響きを残しつつもロマンティックな旋律が美しいシュポー
アの大九重奏曲、ハープとフルートの煌びやかな響きとヴィオラの艶やかなハーモニーが絶品なイベールの間奏曲、技巧的な疾走する旋律と抒情的でゆる
やかな旋律の対比が愉しいヤナーチェクの「青春」……曲調は違えど、いずれの作品も小編成アンサンブルならではのソリスト達の妙技の掛け合いを堪
能できます。そして、今注目のヴィトマンの「ヴィオラとチェロのための24の二重奏曲」第2巻。ドイツが誇る名手テツラフと期待の若手実力派ヘッカー
の二人が織りなす超絶技巧炸裂の掛け合いは圧巻です! (Ki) |
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4260085-532629
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アーヴェンハウスに/ピアノ小品集
ワーグナー:M.W.夫人のアルバムのためのソナタ変イ長調
イゾルデの愛の死(リスト編)
リスト:ロッシーニの主題による7つの華麗な変奏曲
ウィーンの夜会(シューベルトによる ワルツ・カプリス
水夫(「音楽の夜会」より)
リヒャルト・ワーグナー―ヴェネツィア
悲しみのゴンドラ(初版)
ダンテを読んで―ソナタ風幻想曲(「 巡礼の年報第2年イタリア」より)
ロッシーニ:「老いのいたずら」より
わが妻への甘え/憂鬱なワルツ |
ジルケ・アーヴェンハウス(P)
録音:2011年、スタジオ2(ミュンヘン) |
近年、アルカント・カルテットの1stヴァイオリニスト、A.ヴァイトハースとの共演でも注目を集めているドイツの名手、ジルケ・アーヴェンハウスが待
望のピアノ・ソロ最新盤をリリース!T.ツィンマーマン、I.ファウスト、J.ヴィドマンほか多くの世界的名手から信頼厚く、伴奏者としても世界的に活躍して
いる彼女ですが、本アルバムではソリスト、アーヴェンハウスとして独自の表現世界を存分に披露してくれています。収録されているのは、ワーグナー、ロッ
シーニ、リストという得意の19世紀プログラム。ロッシーニの声楽曲集を改編した「音楽の夜会」や、シューベルトのワルツの編曲集である「ウィーンの
夜会」といったリスト編曲作品も多く収録されています。ワーグナーのピアノ作品の中ではやや収録される機会の少ない、「M.W.夫人のアルバムのための
ソナタ」が入っていることにも注目されましょう。M.W.夫人とは、ワーグナーのパトロンであったマティルダ・ヴェーゼンドンク夫人のこと。彼女との激し
い恋愛関係から生まれたといわれる『トリスタンとイゾルデ』の濃厚なロマンティシズムを思わせるかのごとき甘美な旋律にあふれた名曲です。過度な粘り
気を控えたアーヴェンハウスの演奏は、曲全体の大きな流れを損なわない流麗な音の運びが耳に心地よく、作品そのものが持つロマンティックな響きがス
トレートに感じられるよう。力強くも軽やかなタッチで、流麗に魅せてくれます。 (Ki) |
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4260085-532636
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ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調op.120-2
ライネッケ:序奏とアレグロ・アッパショナートop.256
ドレーゼケ:クラリネット・ソナタ.変ロ長調op.38 |
キリアン・へロルド(Cl)、
アミール・カッツ(P)
録音:2011年9月、ゼンデザール・ブレーメン |
バーデンバーデン&フライブルクSWR交響楽団の首席クラリネット奏者を務めるドイツの中堅、キリアン・へロルドによるクラリネット・ソナタ集。ブラー
ムスをはじめとする、19世紀後半に作曲されたクラリネット・ソナタを中心としたドイツ・プログラムです。カルル・ライネッケ(1824-1910)とフェリクス・
ドレーゼケ(1835-1913)のクラリネット・ソナタは、いずれもブラームスが最晩年に作曲した「クラリネット・ソナタ第2番」と時期を同じくして作曲
されたもの。2人とも現代では中々収録される機会に恵まれぬ作曲家たちですが、今回収録されたソナタはクラリネットとピアノのための作品を語るに欠か
せない名曲といえましょう。いずれもブラームスの作品を思わせるロマンティックな旋律が美しく、クラリネットの憂愁な響きとピアノの澄んだ音色とのハー
モニーは絶品。へロルドの演奏は、明るい曲調の中にもどこか翳りを含むような深い表現が素晴らしく、曲調との相性も抜群。高音域においてもなおふく
よかな音色に魅せられます。ピアノ伴奏を担当するのはドイツの中堅、アミール・カッツ。へロルドの明瞭なタンギングに負けず劣らずの溌剌とした演奏で、
堅実ながらも流麗なアンサンブルを組み上げています。クラリネット・ファン必携の注目盤です!
★キリアン・へロルドは、2004年に23歳という若さでドイツ・カンマー・フィルハーモニー・ブレーメンの首席クラリネットに大抜擢された実力派。
2007年にはドイツ・カンマー・フィルハーモニー・ブレーメン管楽ゾリステンのメンバーとして来日し、注目を集めました。2011年からはバーデンバー
デン&フライブルクSWR交響楽団の首席クラリネット奏者として新たな活躍を見せているヘロルド。今後の活躍にも期待されます! (Ki) |
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4260085-532643
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ハイドン:弦楽四重奏曲第63番ニ長調「ひばり」op.64-5
/ Hob III:63
ブラームス:弦楽四重奏曲第2番イ短調op.51-2 |
デンマークSQ
録音:2012年3月、スタジオ2(ミュンヘン) |
「デンマーク青年弦楽四重奏団」の名でも知られるデンマーク弦楽四重奏団は、2002年夏のコペンハーゲン音楽祭にてデビューしたアンサンブル団体。
記念すべき結成10周年を迎えた2012年、C Aviレーベルより待望の最新盤がリリースされる運びとなりました!今回収録したのは、ハイドンとブラーム
スの弦楽四重奏曲。ベートーヴェンからペルトまでいたる幅広いレパートリーを持つ当団ですが、意外にも古典派とロマン派の作品を収録するのは本アル
バムが初めて。ハイドンでは軽やかかつ溌剌とした演奏で爽やかに聴かせる一方、後半のブラームスでは劇的かつ鮮烈な演奏で圧倒してくれます。ハイド
ンの「ひばり」では、1stヴァイオリンを務めるオーランドの瑞々しいソロが聴き所。「ひばり」という愛称の由来ともなった第1楽章冒頭の有名な旋律は
もちろんのこと、第4楽章で見せる怒涛の掛け合いも見事です。ブラームスの弦楽四重奏曲第2番は、対位法的に書かれた堅固なアンサンブルと、シュー
ベルトを思わせる流麗な旋律との兼ね合いが素晴らしい名曲。デンマーク弦楽四重奏団の演奏は厭なべたつきを控えた音運びで、アクセントの表現も鮮や
か。エネルギッシュな勢いにあふれる瑞々しい演奏スタイルはそのままに、より円熟したアンサンブルで魅せてくれます。結成当時はデンマークの若手演奏
家たちによる新進気鋭の団体として注目を集めていたデンマーク弦楽四重奏団も、今や室内楽界の中堅を担う実力派。今後のさらなる飛躍に期待したい、
注目のアンサンブル団体です。 (Ki) |
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4260085-532650
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シュパヌンゲン音楽祭2013
(1)ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番Op.90「ドゥムキー」
(2)ドヴォルザーク:弦楽四重奏のための「糸杉」
【1.あなたに寄せる私の愛は2.死は多くの人々の胸に3.やさしい瞳が注がれるとき11.自然はまどろみと夢の中に12.お前は、なぜ私の歌が激しいのか尋ねる】
(3)ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8 |
(1)ラルス・フォークト(P)
クリスチャン・テツラフ(Vn)
ターニャ・テツラフ(Vc)
(2)アリッサ・マルグリス(Vn)
ビョル・カン(Vn)
タチアナ・マスレンコ(Va)
グスタフ・リヴィニウス(Vc)
(3)アーロン・ピルサン(P)
アリッサ・マルグリス(Vn)
マリー=エリザベート・へッカー(Vc)
録音:2013年6月5日(ショスタコーヴィチ)、6月7日(ドヴォルザーク)
ドイツ、ハイムバッハ、RWE水力発電プラント |
ピアニストのラルス・フォークトが主催するシュパヌンゲン音楽祭も2014年に17周年を迎え、毎年発売されるディスクの数も相当数揃ってきました。
今回発売されるのは、2013年に行われたシュパヌンゲン音楽祭のライヴからドヴォルザークの「ドゥムキー」そしてショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲
第1番。
メロディーメーカーとして知られるドヴォルザークの才能が最も表現された作品の一つ、ピアノ三重奏曲第4番「ドゥムキー」。ドヴォルザークと親しく、
あのチェロ協奏曲を献呈したチェリスト、ハヌシュ・ヴィハーンに刺激を受けて作曲され、初演の際にもドヴォルザークと共にヴィハーンが演奏しています。
冒頭のチェロとピアノではじまる抒情的な旋律は、名手ヴィハーンあってのこの作品一番の聴きどころといっても良い、美しくメランコリックなメロディーです。
フォークト、テツラフ兄妹の手に汗握る迫真の演奏で聴かせてくれます。
同じくドヴォルザークの歌曲集のなかの12曲を弦楽四重奏用に編曲した弦楽四重奏のための「糸杉」から6曲、そしてクリミアで病気療中に作曲され、
当時恋をしていたタチヤーナ・グリヴェンコに捧げられたショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第1番。単一楽章でアンダンテとアレグロが交互に演奏され、
若きショスタコーヴィチの情熱が感じられるロマンティックな作品です。
演奏は、敏な演奏を聴かせる若手ヴァイオリン奏者アリッサ・マルグリス、ザルツブルク出身の韓国人ヴァイオリン奏者ビョル・カン、ロストロポーヴィ
チ・コンクールの優勝者マリー=エリザベート・へッカー、2014/2015シーズンのライジングスターとしても注目されているピアニスト、アーロン・ピル
サンなどの新時代の星と、フォークト、テツラフ、マスレンコ、リヴィニスといった中堅の実力派奏者たちが織りなす、絶妙なアンサンブルを楽しめるのも、
この音楽祭の特徴の一つです。 |
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4260085-532667
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メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.13
ベルク:抒情組曲 |
テツラフ・カルテット
【クリスティアン・テツラフ(第1Vn)
ターニャ・テツラフ(Vc)
ハンナ・ヴァインマイスター(Va)
エリーザベト・クッフェラート(第2Vn)】
録音:2013年3月ゼンデザール、ブレーメン |
世界的ソリストとして活動しているヴァイオリン奏者のクリスティアン・テツラフ率いるテツラフ・カルテット。1994年に結成され今年で20周年。
元バンベルクSOのコンミス、エリーザベト・クッフェラート。チューリヒ歌劇場管弦楽団の首席、ハンナ・ヴァインマイスター。ドイツ・カンマーフィ
ルのチェリスト、ターニャ・テツラフと、それぞれ単独で多忙な演奏家生活を送っており、揃って演奏する機会は限られていますが、その質の高い音楽
で数々の音楽祭からの出演依頼がたえません。
このアルバムは、CAviレーベルからは 2作目。若きメンデルスゾーンの傑作弦楽四重奏曲第2番。天才メンデルスゾーンの確かな構築力と甘濃厚な
ロマンティシズムが表現された秀演。ベルクの全6楽章からなる十二音技法を用いた大曲、抒情組曲。愛人であったハンナ・フックス=ロベッティン
夫人との関係がテーマ。テツラフ・カルテットの4人は情熱と官能を見事に描き出しています。 (Ki) |
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4260085-532674
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ショパン:ピアノ作品集
バラード第1番ト短調Op.23
夜想曲第1番変ロ短調Op.9-1
夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
スケルツォ第1番ロ短調Op.20
夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1
夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35
夜想曲 ハ短調KK IVb8 Op.posth
夜想曲 嬰ハ短調(遺作) |
ラルス・フォークト(P)
録音:2013年3月ケルン |
ラルス・フォークトは、近年ヨーロッパでの活躍は目覚しく、フォークトが主宰する室内楽音楽祭「シュパヌンゲン音楽祭」も2014年で17年目を迎え、
現在のドイツ音楽界を牽引する音楽家の一人です。彼はモーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、ブラームス、シューベルトなどを主なレパートリーとして
いましたが、今回ショパンを録音しました。これまで彼の核となるレパートリーではなかったショパンに挑戦したことになります。フォークトは今回のショパン・
アルバムにあたってこのように述べています「私はバッハ同様にショパンの作品を公の場で長い間演奏していませんでした。しかしノクターン(遺作)は、これ
までにアンコールで度々演奏してきましたし、私はいくぶん距離を置いてはいたもののショパンの音楽を愛していました。誰かが、私の人生を総括する作品は何
かと尋ねたら、私はこの作品を選ぶでしょう。シンプルな旋律線に、喜び、憂鬱、情熱といった深い要素があり、それに心を打たれます。ショパンは独力でピ
アノの技術に革命をもたらし、鍵盤楽器の表現力を大きく広げました。私には、ショパンの繊細で美しいメロディーは、他のどの作曲家よりモーツァルトを想像
させます。モーツァルトの音楽は “泣き笑い”
と評されることがありますが、ショパンにも同じような要素があると思います。こういった事に改めて気づき、私
は シ ョ パ ン を 録 音 し て み た く な
っ た の で す 。」 フォークトのタッチは陰影に富んでおり、ショパン独特の詩的で繊細なピアニズムに適しており、作品の叙情性をあますところなく表現しています。 (Ki) |
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4260085-532698
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シューマン:謝肉祭op.9
6つの間奏曲op.4
リスト:ピアノ・ソナタ.ロ短調 |
ソフィー・パチーニ(P) |
かのアルゲリッチが「まさに若い頃の自分を思い出すよう!」と絶賛したことで、世界から一躍注目を集めたドイツの麗しき新星ソフィー・パチーニが、
C Aviレーベルから待望の最新盤をリリースしました!ピアノ協奏曲はこれまでにもいくつかリリースしてきたパチーニですが、独奏曲を収録したものとして
はこのCDが記念すべき1stアルバムとなります!注目必至の収録内容は、シューマン&リストというプログラム。リストのピアノ・ソナタロ短調は2012
年3月の来日リサイタルでも演奏され、絶賛を浴びたばかりなだけに期待も高まりましょう!アルゲリッチからもお墨付きの演奏技術は文句なしの素晴らし
さですが、やや大柄な体から繰り出される力強い表現力と、構成力に優れた理知的な演奏もパチーニの大きな魅力。早咲きの才能と内に秘めた可能性の
大きさは確かにアルゲリッチの若き頃を思い出すようですが、その演奏スタイルはむしろ落ち着きのある正統派寄りといえるかもしれません。とはいえ、パ
チーニは未だ21歳(2012年現在)。今はまだ大粒の原石ともいえる彼女が、これからどのように磨き抜かれていくのか…今後の活動からも目が離せない、
注目必至のアーティストといえましょう! ソフィー・パチーニは1991年、ミュンヘン生まれのピアニスト。わずか10歳でザルツブルクのモーツァルテウム音楽院に入学を認められ、ケマーリン
クに師事した早熟の若手実力派です。2000年よりソリストとして活動を開始し、2004年には最も才ある音楽家に贈られるレオポルト・モーツァルト賞を
獲得しました。その後も数々の賞に輝いたことに加え、2010年にマルタ・アルゲリッチから称賛されたことで更なる注目を集めます。2011年にはルガー
ノでのアルゲリッチ音楽祭にも出演。2012年3月に武蔵野でソロ・リサイタルを開催。同年4月には東京フィルハーモニー交響楽団の定期公演でシュー
マンのピアノ協奏曲を演奏し、日本においても高い注目を浴びる屈指の若手実力派です。 (Ki) |
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4260085-532704
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ブラームス:チェロ・ソナタ集
第2番 ヘ長調 op.99/第1番 ホ短調 op.38 |
ターニャ・テツラフ(Vc/1776年グァダニーニ)
グニッラ・シュッスマン(P)
録音:2011年 5月 |
室内楽の分野でも活躍著しいターニャ・テツラフ(クリスチャン・テツラフの妹)と、ノルウェー出身でターニャとも2000年以降デュオを組んでいるシュッ
スマンによるブラームスのチェロ・ソナタの登場。約5年前にはラフマニノフ、グリーグらのチェロ・ソナタでも素晴しい演奏を聴かせてくれたペアだけに
期待が高まります。
ブラームスのチェロ・ソナタは、原題がピアノとチェロのためのソナタとなっているほどに、ピアノが重要な役割を果たす作品。第2番は交響曲4曲を書
き上げたあとの作品なので実に内容が濃いですが、冒頭から二人の並々ならぬ気迫と集中に、一気にブラームスの世界へと引き込まれます。また、第1番
第2楽章でひかるセンス、終楽章のフーガでの絡み合いの美しさなど、二人のアンサンブルの妙を心行くまでたのしみたい1枚です。 (Ki) |
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4260085-532711
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イン・リズム〜クラリネット作品集
ガーシュウィン:3つの前奏曲(Cl&Pf編曲版/ジェームズ・コーン編)
アレック・テンプルトン:ポケット・サイズ・ソナタ第1番(Cl&Pf)
コープランド:クラリネット協奏曲(Cl&Pf編曲版/作曲者編)
ライヒ:ニューヨーク・カウンターポイント(Cl&テープのための)
バーンスタイン:クラリネット・ソナタ(Cl&Pf)
ヴィラ=ロボス:アルマ・ブラジレイラよりコロス第5番(ピアノ・ソロ)
ピアソラ:レヴィラード(Cl&Pf)
ミヨー:スカラムーシュOp.165d(Cl&Pf) |
デュオ・リウル
【セバスティアン・マンツ(Cl)、マルティン・クレット(P)】
録音:2012年7&8月ドイツ放送カンマームジーク・ザール(ケルン) |
セバスティアン・マンツは2008年にミュンヘン国際音楽コンクール・クラリネット部門で一位を獲得、同年に「デュオ・リウル」としてドイツ音楽コンクー
ルでクラリネットとピアノ部門で優勝するなど、世界が注目する若手実力派クラリネット奏者です。
このアルバムはアメリカ大陸の作曲家たちのクラシックとジャズを融合させた作品を収録しています。マンツはビッグバンドで演奏した経験があり、ジャズ
の響きを身につけており、ジャズの要素を多く含んだアメリカの作曲家たちの作品を自由自在に演奏してみせます。
アルバムの構想は、ドイツ縦断列車の旅の途中、「コープランドのクラリネット協奏曲のピアノ版を演奏したい!」とマンツが思い付いた事がきっかけでした。
これはジャズ・クラリネット奏者のベニー・グッドマンのために作曲された作品です。クラリネットの哀愁ある響きが、古き良きアメリカを思い起こさせ、ジャ
ズの書法の中にもコープランドならでは色彩感が見事な曲。2分半の長大なカデンツァで披露されるマンツの饒舌なクラリネットは必聴です。ガーシュウィ
ンの3つの前奏曲はピアノ原曲ですが、様々な楽器のために編曲されている人気の作品。ここでは1928年生まれのアメリカの作曲家ジェームズ・コーン
によるクラリネット編曲版で収録され、ジャズとブルースの要素を持ち、繰り返されるリフが効果的に用いられた自由度の高い作品です。テンプルトンはイ
ギリス出身で26歳の時にアメリカに渡り活躍した盲目のピアニスト兼作曲家。彼の代表作ポケット・サイズ・ソナタは、ジャズ風クラシックのお洒落な作
品で、アルバムタイトルにもなっている第3楽章の「イン・リズム」は、メロディーラインが美しく、マンツの情感豊かな音色がうっとりと聴かせます。ミ
ニマル・ミュージックの旗手ライヒのニューヨーク・カウンターポイント。10本のクラリネットとソロ・クラリネットのための作品で、ここでは事前に録音
されたテープを使って収録しています。アメリカの偉大な指揮者であり作曲家のバーンスタン。カーティス音楽院を卒業したばかりの若き日の巨匠のクラリ
ネット・ソナタは、シンコペーションを多用したジャズの影響を受けています。ヴィラ=ロボスのアルマ・ブラジレイラは「ブラジルの魂」というタイトル通り、
ヴィラ=ロボスらしい哀愁溢れる作品。タンゴを軸にクラシック、ジャズを融合させた「ヌエヴォ・タンゴ」という新しいスタイルを生み出したピアソラの
レヴィラード。フランスの作曲家ミヨーはブラジルに滞在したことがあり、その影響を受けて作曲されたとされるスカラムーシュの第3曲「ブラジルの女」は、
強烈なサンバ風のリズムが印象的な曲。マンツとクレットの生き生きとした演奏が、陽気なラテン音楽の魅力を引き出しています。 |
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4260085-532728
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コダーイ:作品集
(1)チェロとピアノのためのソナティナ Op.4
(2)無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
(3)ヴァイオリンとチェロのためのデュオ Op.7 |
ユリアン・ステッケル(Vc)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn(3))
パウル・リヴィニウス(P)
録音:(1)(2)2017年9月、(3)2018年1月 |
2010年ミュンヘン国際音楽コンクール優勝の経歴を持つユリアン・ステッケルは1982年生まれのドイツのチェロ奏者。室内楽・協奏曲と若くして既に多く
の録音をリリースしている彼が、ついに難曲の無伴奏をはじめとしたコダーイ作品に挑みます。無伴奏での強烈にみなぎる力感と息を呑む技巧の応酬は聴いてほ
れぼれとしてしまいます。また他の作品での共演者との息の合った表現も聴きもので、心地よい緊張感に貫かれています。 (Ki) |
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4260085-532735(3CD)
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ルール・ピアノ・フェスティヴァル2012年ライブ集
■CD1;フランスの作品
(1)ラヴェル:水の戯れ/ソナチネ
(2)ラヴェル:ラ・ヴァルス
(3)ラヴェル:鏡(全曲)
(5)ドビュッシー:ベルガマスク組曲(全曲)
前奏曲集第2巻〜花火
■CD2;アメリカの作品
(1)ガーシュウィン:3つの前奏曲
ワイルド:7つのヴィルトゥオーソ・エチュード(全曲)
(2)ガーシュウィン:ソング・ブック〜フー・ケアズ?/ノーバディ・バッドユー/ドゥーイット・アゲイン/スワンダフル/
スウィート・アンド・ラウダウン/スワニー
(3)ガーシュウィン:パリのアメリカ人/創作主題による変奏曲「アイ・ガット・リズム」/私の彼氏(いずれもガーシュウィンン・ピアノ・カルテットによる4台のピアノのための編曲版)
■CD3;現代作品
(1)ケージ:ソナタとインタリュード〜第2のソナタ
ピアノのための音楽
グラス:モダン・ラヴ・ワルツ
(2)Y・ヘラー:「ドッペルシュピール」〜ソロ・プレイ/デュオ・プレイ
(3)フィギュラ・リトミカ
(4)「ドッペルシュピール」〜モニュメント/パターンズ/オスティナート |
■CD1
(1)フアン・ペレス・フロリスタン(P)/録音:2012年5月9日ライブ
(2)ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(P)/録音:2012年5月23日ライブ
(3)チェン・チャン(P)/2012年6月9日ライブ
(5)ベルトラン・シャマユ(P)/録音:2012年6月6日ライブ
■CD2
(1)チャン・ヤ=フェイ(P)/録音:2012年5月7日
(2)エヴァ・フォーゲル(Ms)、ロバート・レヴィン(P)/録音:2012年5月7日
(3)ガーシュウィン・ピアノ・カルテット/録音:2012年5月16日
■CD3
(1)シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(P)/録音:2012年5月29日ライブ
(2)タマラ・ステファノヴィッチ(P)、ピエール・ロラン・エマール(P)/録音:2012年6月12日
(3)ファビアン・ミュラー(P)、タマラ・ステファノヴィッチ(P)
(4)ロレンツォ・サウレス(P)、タマラ・ステファノヴィッチ(P)/録音:2012年7月1日、WDRフンクハウス(ケルン) |
ドイツのルール地方で行われるルール・ピアノ・フェスティヴァルのライブ・レコーディング・シリーズから、ファン待望の第29弾がリリースされました!
2012年のテーマは、フランス&アメリカ!フランスからはラヴェルとドビュッシー、アメリカからは2012年に没後75年の節目を迎えたガーシュウィ
ンが大々的に取り上げられたプログラムとなっています。特に注目されるのは、原曲に加えて多くの編曲作品を含んだガーシュインのプログラム内容でしょう。
「7つのヴィルトゥオーソ・エチュード」は、2010年に亡くなった往年の名手アール・ワイルドが、ガーシュインの歌曲をピアノ独奏用に編曲したもの。「ラ
イザ」、「アイ・ガット・リズム」、「私の彼氏」をはじめとする7つの名作がアレンジされています。ガーシュインの即興的な魅力をより強く感じられる編
曲となっており、鍵盤を縦横無尽に駆け回る超絶技巧の連続は圧巻です!また、音楽祭に引っ張りだこのガーシュイン・ピアノ・カルテットが自ら編曲した
ピアニスト4人による「パリのアメリカ人」、「アイ・ガット・リズム」も聴きどころ。響きの厚みはオーケストラ・サウンドに敵わぬものの、軽妙洒脱なピ
アノのアンサンブルが魅力的です。ちなみに、「パリのアメリカ人」で印象的な車のクラクションは原曲通りで、その異彩感もとびきりです。
毎年、現代作品をプログラムに入れていることでも知られるルール・ピアノ・フェスティヴァル。2012年はジョン・ケージの生誕100年と、グラスの
生誕75周年ということで両者の作品が取り上げられています。ケージ作品への造詣深い名手シュテッフェン・シュライエルマッヒャーが演奏しているとこ
ろにも注目されます。ヘラー(*1944)の「ドッペルシュピール」は、このフェスティヴァルのための委嘱作品。非常に高度な演奏技術を求めるヘラーの
作風からすると驚くほどシンプルな作品で、音楽祭では3曲が発表されました。本アルバムではフェスティヴァル後に追加された3曲を後日録音し、“ボー
ナス・トラック” として収録!音楽祭のときには聴けなかった、全6曲からなる「ドッペルシュピール」を聴くことができます。ライブでは現代音楽界に活
躍する往年の名手ピエール・ロラン・エマールと、彼の愛弟子の若手実力派タマラ・ステファノヴィッチが共演。フランス・プログラムの方では、ジャン=
フレデリック・ヌーブルジェやベルトラン・シャマユといったラ・フォル・ジュルネでもお馴染みの名手たちも登場し、音楽祭ならではの豪華共演にも注目
されるアルバムとなっています。 (Ki) |
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4260085-532773
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ロシア・ピアノ三重奏曲集
アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.32
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調「悲しみの三重奏」
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8
カプースチン:ピアノ三重奏曲Op.126 |
ベートーヴェン・トリオ・ボン
【濱倫子(P) ミ
ハイル・オヴルツキ(Vn)
グレゴリー・アルミャン(Vc)】
録音:2012年 5月 |
ドイツで活躍する日本人のピアニスト濱 倫子、モスクワ出身でベートーヴェン・オーケストラ・ボンの首席を務めるヴァイオリンのミハイル・オヴルツ
キとチェロのグレゴリー・アルミャンによるベートーヴェン・トリオ・ボン。2005年の結成以来高い評価を得ており、ヨーロッパ各地で行われているコン
サートは成功を収めています。 このアルバムにはロシア系の作曲家たちによるピアノ三重奏曲を録音しています。アレンスキーのピアノ三重奏曲第1番は、濃厚なロマンティシズムが漂う、
隠れた名曲。ラフマニノフ初期の作品「悲しみの三重奏」曲集、ここに収められているのは音楽院時代の習作でラフマニノフの死後出版された第1番です。
ショスタコーヴィチ17歳の時、病気療養中に作曲し、当時恋をしていたタチヤーナ・グリヴェンコに献呈されたピアノ三重奏曲第1番。単一楽章の作品
で美しい中間部、感動的なフィナーレなど若きショスタコーヴィチの情熱が感じられます。ジャズの要素を取り入れた独創的な作風のカプースチン。技巧
的なピアノ曲を多数作曲していますが、このピアノ三重奏曲も独特な響きとリズムでカプースチンの魅力に引き込まれます。
自由で華やかな音楽性の濱、抜群のテクニックで聴かせるオヴルツキ、優れた構築力で作品をまとめ上げるアルミャン。ベートーヴェン・トリオ・ボンは
お互いの感性が呼応しあい、それぞれの魅力を上手く引き出しています。 (Ki)
【ベートーヴェン・トリオ・ボン】
ドイツの名門オーケストラ、ベートーヴェン・オーケストラ・ボン第1コンサートマスターのミハイル・オヴルツキ、同楽団首席チェリストのグレゴリー・アルミャ
ン、A.ウゴルスキの薫陶を受けたドイツ在住のピアニスト、濱倫子により2005年に結成。それぞれソロ活動も活発に行う傍ら、トリオとしては名前の由
来であるベートーヴェン作品の他にも、この編成のレパートリーを積極的に取り上げ、ヨーロッパ内外で活動を続けている。 |
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4260085-532780
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マウリシオ・カーゲル(1931-2008):ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番(1984/85)
ピアノ三重奏曲第2番(2001)
ピアノ三重奏曲第3番(2006/07) |
トリオ・イマージュ
【ゲルガナ・ゴルゴヴァ(Vn)
トーマス・カウフマン(Vc)
パウリン・ネチェフ(P)】
録音:2011年11月、2012年 4月、ベルリン |
アルゼンチンのブエノスアイレス出身の作曲家、マウリツィオ・カーゲル。20代でドイツに渡り、ケルンの放送局でラジオドラマなどの音楽を担当し、
独特作風で人気の高かった作曲です。このアルバムは、1984年から2007年にかけて作曲されたエキセントリックなピアノ・トリオ3曲を収録。演奏は
若手トリオのトリオ・イマージュ。幼馴染であったヴァイオリンのゲルガナ・ゴルゴヴァとピアノのパウリン・ネチェフの2人に、2008年からチェロのトー
マス・カウフマンが加わりヨーロッパを中心に活動しています。
カーゲルの作品を録音するにあたって彼らはこのように述べています。「このようなスリリングな音楽を演奏、録音することは私たちにとって音楽的にも技
術的にも大きな挑戦でした。しかし、この録音を終え私たちは音楽をより深く理解することができたし、演奏者と聴衆との密接な関係も勉強することがで
き た 。」大胆な作品に意欲的に取り組む、注目の若手アンサンブルの登場です。 (Ki) |
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4260085-532827
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パルティメンティ〜通奏低音のための即興集
バッハ:幻想曲とフーガ.変ロ長調BWV907、ニ長調BWV908
フランチェスコ・ドゥランテ:パルティメント変ロ長調
ベルナルド・パスクィーニ:パルティメント.ホ短調
ジョヴァンニ・アルベルト・リストーリ:ソナタ.ト短調、
練習曲ト長調、変ホ長調、
ソナタ.ト短調
A.スカルラッティ:パルティメンティ ニ長調、ト長調
ヨハン・マッテゾン:中級者のための22の小品嬰ヘ長調、
中級者のための17の小品イ長調、
中級者のための19の小品嬰ヘ短調 |
クリスティアン・リーガー(Cemb)
録音:2001年2月ケルン、WDR、センデザール |
チェンバロ奏者クリスティアン・リーガーによる、バッハ、A.スカルラッティなどの通奏低音のための作品集。バッハと同時代のイタリアの作曲家ドゥランテ、
17世紀後半のローマにおける重要な作曲家としての再評価が高まっているパスクィーニ、ボローニャ生まれで後にザクセン宮廷副楽長とて活躍したリストー
リ、ヘンデルの親友で様々な逸話が残っているドイツ後期バロックの作曲家、音楽理論、外交官であったマッテゾンらの作品が収録されています。
クリスティアン・リーガーは、「通奏低音の奏者はソリストではありません。バロック期の通奏低音奏者については未開なことが多く、他の演奏者とは異な
る点が多々あります。数字のみで書かれた楽譜を解読するには演奏者自身に絶えずゼロから音楽を生み出すことを要求されます。」と語っています。クリス
ティアン・リーガーの類い稀なる演奏技術から生まれる、音楽を十分に堪能することができる1枚です。 (Ki) |
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85-53283
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クラリネット五重奏曲集
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
バルドゥイン・ズルツァー:インヴェンション(2012) |
マティアス・ショルン(Cl)、
ミネッティ四重奏団
録音:2012年6月、12月(オーストリア) |
ウィーンを拠点にしているミネッティ四重奏団は、ウィーン国立音楽大学でアルバン・ベルク四重奏団のメンバーに師事しました。シューベルト国際音楽コンクールとハイドン国際室内楽コンクールで優勝した彼らは、ヨーロッパの主要なホールに定期的に出演しており、ファジル・サイやシャロン・カム、ウィーン・フィルやベルリン・フィルのメンバーとも共演しています。このアルバムでは、ウィーン・フィルの首席クラリネット奏者マティアス・ショルンを迎えてウィーンにゆかりのある作曲家たちの作品を取り上げています。 |
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4260085-532841(4CD)
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ルール・ピアノ・フェスティヴァル・エディションVol.30〜2012年録音集
■CD1
シューベルト:さすらい人幻想曲
ドビュッシー:子供の領分
ファリャ:ファンタジア・ベティカ
バルトーク:ピアノ・ソナタSz.80
リスト:ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」〜イゾルデの愛の死S447
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集第3番「ガチョウの踊り」
■CD2
ブラームス:4つのバラードOp.10
ドビュッシー:前奏曲第1巻〜第4曲「夕べの大気に漂う音と香り」第7曲「西風の見たもの」
第8曲「亜麻色の髪の乙女」、第2巻〜第12曲「花火」
ショパン:練習曲Op.10、マズルカOp.67-4、華麗なる大円舞曲
■CD3
バッハ:フランス風序曲BWV831
ベートーヴェン:6つのバガテルOp.126
ゴドフスキー:J.シュトラウス「こうもり」の主題による交響的変容
ドビュッシー:ベルガマスク組曲〜「月の光」、レントより遅く
■CD4
リスト:巡礼の年「第2年イタリア」より「ダンテを読んで−ソナタ風幻想曲」
メシアン:4つのリズム・エチュード〜「火の鳥 第1&2」
ドビュッシー:12の練習曲〜「半音階のために」「装飾音のために」
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ドビュッシー:前奏曲第2巻〜第8曲「水の精」 |
■CD1
フアン・ペレス・フロリスタン(P)
録音:2012 年5月9日アルテ・ロンホール、ライヴ
■CD2
アレクセイ・ゴルラッチ(P)
録音:2012年6月9日HCC ドルトムント、アンフィ-ザール、ライヴ
■CD3
チェン・チャン(P)
録音:2012年6月9日HCC ドルトムント、アンフィ-ザール、ライヴ
■CD4
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(P)
録音:2012年5月23日メールス、カンマームジークザール、ライヴ |
ドイツの、ライン、ルール川周辺の都市で行われるルール・ピアノ・フェスティヴァル。エッセン、ドルトムントのコンサートホールをメインに世界中からピアニストが集結し、ソロ・リサイタルはもちろんのこと、デュオ、コンチェルト、ジャズまであらゆるピアノ作品を演奏する、ピアノ・ファンは必聴の音楽祭です。CAvi-musicからリリースされている本シリーズは今回で第30集となり、2012年の音楽祭での4人のピアニストによるリサイタルを収録したセットとなります。 (Ki)
【フアン・ペレス・フロリスタン】
1993年セビリア生まれ。あのエリザベート・レオンスカヤに見出された若きスペインのピアニスト。今回の出演がルール・ピアノ・フェスティヴァルのデビューとなります。ロマン派の作品から、彼の本領を発揮するスペインものまで、鮮やかに弾きこなしています。ルールの地元紙は、「決してテクニックだけに頼ることがない、彼の小さな手は、聴衆を感動に包みこんだ」と評しています。
【アレクセイ・ゴルラッチ】
1988年ウクライナ生まれ。ハノーファー音楽大学にてカール・ハインツ・ケマーリンクに師事。2006年浜松国際ピアノコンクール、第60回ARD国際音楽コンクール(ミュンヘン)ピアノ部門で優勝を果たすなど、数々のコンクール受賞歴がある、将来有望な若手ピアニストです。彼も今回の出演がルール・ピアノ・フェスティヴァルのデビューとなり、ドルトムントで行われた演奏会は完売になる程の人気を博しました。ブラームス、ドビュッシー、ショパンの作品を大胆な表現と美しい音色で聴かせてくれます。
【チェン・チャン】2011年クララ・ハスキル国際コンクールで中国人として初めて優勝した逸材。デビューとなった今回のルール・ピアノ・フェスティヴァルでは、ゴドフスキーの「こうもりの主題による交響的変容」を弾き聴衆を沸かせました。
【ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ】
1986年生まれ。2010/11年シーズンにはヨーロッパ・コンサート協会から“ライジング・スター”の栄誉を与えられ、日本でもラ・フォル・ジュルネ音楽祭に毎年出演し、その高い音楽性で日本のファンの心を掴んでいます。また世界の有名オーケストラ、指揮者との共演も数多く、2013年11月にはパーヴォ・ヤルヴィ率いるパリ管とリストのピアノ協奏曲第2番を演奏する予定です。2012年のルール・ピアノ・フェスティヴァルのハイライトともなった彼の演奏会は、完売。ラヴェルの「高雅で感傷的なワルツ」では、音楽の立体的な奥行きと、繊細で美しい音色が素晴らしい演奏を聴かせてくれています。 |
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4260085-532896
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モーツァルト:ピアノ三重奏曲
第4番ハ長調K.548、第2番変ロ長調K.502、第1番ト長調K.496 |
ジョルジオ・タバッコ(フォルテピアノ)/ポール・マクナルティ2007年製アントン・ワルター・モデル(1805年)
オリヴィア・チェントゥリオーニ(Vn)/ アエギディウス・クロッツ
1764 年製
マルコ・チェッカート(Vc)/ジュセッペ・スガルビ1850年製
録音:2013 年 5 月サンタ・クローチェ・オラトリオ教会、アカデミア・モンティス・レガリス、モンドヴィ、イタリア |
モーツァルトの作品群の中で、晩年に集中的に作曲されたピアノ三重奏曲。洗練された音楽とシンプルな楽器編成にも関わらず、音楽の深さを感じさせ
るモーツァルトのピアノ三重奏曲は、3人の演奏者の妙技が光る作品となっています。演奏はCAvi
musicでモーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集(4260085
532445)を録音したフォルテピアノ奏者のジョルジオ・タバッコと数々の古楽アンサンブルで活躍するヴァイオリンのオリヴィア・チェントゥリオーニとチェ
ロのマルコ・チェッカート。ピリオド楽器の軽妙な響きと相反して、自由闊達なチェロとヴァイオリン、そして主役のピアノが大胆に演奏する快演を披露し
ています。 (Ki) |
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4260085-532902(2CD)
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ヤナーチェク:ピアノ作品集
草陰の小径にて「第1集」「第2集」,
エイ、ダナイ!
2つのモラヴィア舞曲,
ズデンカ変奏曲
ピアノ・ソナタ変ホ短調「1905年10月1日の街角で」
霧の中で、小品(1877-1927)
思い出
カミラ・ステッスロヴァのためのアルバム
モラヴィアの民謡集 |
キャシー・クリエ(P)
録音:2013年2月3月、ルクセンブルク・フィルハーモニー |
ルクセンブルクのピアニスト、キャシー・クリエによるヤナーチェクのピアノ作品集。
2007年にCAvi MUSICからデビューし(4260085531370)、優れた音楽性と豊かな将来性を感じさせるピアニストとして称賛されました。第2弾と
なる本アルバムは、現チェコ東部のモラヴィア出身のヤナーチェクのピアノ作品です。故郷モラヴィアの想い出を描いた「草陰の小径にて」など、母国の
民族音音楽の研究から独自の音楽語法を生み出し、民謡や踊りなどをモチーフにした、民族色豊かな作品が数多く含まれています。
キャシー・クリエは、ヤナーチェクのピアノ作品を主なレパートリーとして演奏しており、抒情的で色彩豊かな響きに惹かれていると語っています。彼女の
演奏は決して民族色を前面に出したものではありませんが、彼女の持つ煌びやかな音色で叙情性を鮮やかに表現し、まるで彩どり豊かなパレットで絵を描
いているかのような演奏です。 (Ki) |
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4260085-532933
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スーク:ピアノ三重奏曲ハ短調Op.2
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲ト短調第2番Op.26
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15 |
ファイニンガー・トリオ〔アドリアン・オーティカー(P)、クリストフ・シュトロイリ(Vn)、ダヴィッド・リニカー(Vc)〕
録音:2006年-2012年(ドイツ) |
スーク、ドヴォルザーク、スメタナの19世紀チェコを代表する作曲家のピアノ三重奏曲を収録したアルバム。
演奏はドイツの造形学校「バウハウス」の設立者の一人現代画家ライオネル・ファイニンガーから名前を取ったファイニンガー・トリオ。メンバーは、ベルリン・
フィルの現役ヴァイオリン奏者クリストフ・シュトロイリ、ベルリン・フィル
12 人のチェリストにも入っているダヴィッド・リニカー、スイス人ピアニストで
室内楽の経験も豊富で、ベルリン・フィルのメンバーとも度々共演しているアドリアン・オーティカーです。彼らはブラームスやドヴォルザークといったロマ
ン派の作品を中心に演奏活動を行うと同時に、アイヴス、ツェムリンスキー、コルンゴルドらの作品も積極的に取り上げています。今回のアルバムでは、チェ
コに偉大なヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークへ捧げる意味を含めて、チェコのピアノ三重奏曲の傑作を録音しました。
ここに収録されているスーク、ドヴォルザーク、スメタナの作品は、作曲家の比較的若い時期に書かれたドイツ・ロマン派の影響が色濃く感じられる力作。
3人の名手による見事なアンサンブルで聴かせてくれます。 (Ki) |
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4260085-532940
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クララ・シューマン&シューベルト
(1)クララシューマン:ピアノ三重奏曲ト短調Op.17
シューベルト:弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」*
弦楽三重奏曲第1番変ホ長調D471# |
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ターニャ・テツラフ(Vc)
グニラ・スッスマン(P)
クリスティアン・テツラフ(Vn)*
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)*
レイチェル・ロバーツ(Va)*
ターニャ・テツラフ(Vc)*
(3)ゲルガナ・ゲルゴヴァ(Vn)#
フオルカー・ヤコブセン(Va)#
アルバン・ゲルハルト(Vc)#
録音:2012年6月、シュパヌンゲン音楽祭ライヴ |
C Avi」レーベルの好評シリーズ、シュパヌンゲン音楽祭ライヴ・シリーズ。毎回出演陣が豪華なことでも注目されています。このアルバムにはお馴
染のアンティエ・ヴァイトハース、テツラフ兄弟らが参加したクララ・シューマンとシューベルトの作品。叙情的な旋律をたっぷり歌い上げるクララ・シュー
マン「ピアノ三重奏曲ト短調」。ヴァイオリンの美しい旋律、2本の弦とピアノが、絶妙に溶け合う演奏は冒頭から惹きこまれます。そしてシューベルトの
晩年に作曲された弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」。美しいシンプルのメロディーに溢れた、ロマンティックな作品。シューベルトらしい名旋律を名手
たちが、至極の演奏を披露しています。 (Ki) |
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4260085-532957
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イブラギモヴァのドビュッシー他
(1)リリ・ブーランジェ:ピアノ三重奏曲のための2つの小品
(2)ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 L140
(3)ナディア・ブーランジェ:チェロとピアノのための3つの小品
(4)ドビュッシー:チェロとピアノのためのスケルツォ.ニ長調L27
(5)ヒンデミット:ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのトリオ第2番(1933) |
(1)ワンチェン・リ(Vn)
ターニャ・テツラフ(Vc)
グニラ・スッスマン(P)
(2)アリーナ・イブラギモヴァ(Vn)
ラルス・フォークト(P)
(3)(4)グスタフ・リヴィニウス(Vc)
アンナ・リタ・ヒタチ(P)
(5)クリスティアン・テツラフ(Vn)
フオルカー・ヤコブセン(Va)
バーソロミュー・ラフォレット(Vc)
録音:2012年6月、シュパヌンゲン音楽祭ライヴ |
「C Avi」レーベルの好評シリーズ、シュパヌンゲン音楽祭ライヴ・シリーズ。毎回出演陣が豪華なことでも注目されています。このアルバムには、今
最も輝いているヴァイオリニストの一人アリーナ・イブラギモヴァが参加しています。色彩的なドビュッシーのヴァイオリン・ソナタをラルス・フォークトと
共に演奏しています。イブラギモヴァの研ぎ澄まされた感性とフォークトの美音が、ドビュッシーならではの幻想的で情緒的な音楽を見事に表現しています。
またその他に、夭折のフランスの天才女性作曲家リリ・ブーランジェとその姉のナディア・ブーランジェ、そしてヒンデミットの作品など、多彩なプログラ
ムが収録されています。 (Ki) |
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4260085-532964
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モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467*
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K595 |
ラルス・フォークト(P)
フランクフルト(S)
パーヴォ・ヤルヴィ(指)
フランクフルトRSO
録音:2007年10月、2008年10月* アルテ・オーパー
フランクフルト |
ドイツの中堅ピアニスト、ラルス・フォークトと今最も勢いのある指揮者パーヴォ・ヤルヴィ率いるフランクフルト放響とのモーツァルトのピアノ協奏曲。
フォークトは歴史的背景を踏まえた新鮮な解釈と堅固なテクニックで高い評価を受けています。
第21番は、モーツァルトのピアノ協奏曲の中でも人気の高い作品で、第20番が完成したわずか一カ月後に、自らが演奏するコンサートのためにこの曲
を仕上げました。ハ長調の清廉な雰囲気で、得も言われぬ美しい旋律が印象的。短期間で仕上げたと思えぬほどの完成度の高さが見事なまでに表出され
ています。モーツァルトは 21 番の自作のカデンツァを書いておらず、ソリストの個性が出るのも聴きどころ。ここではフォークト自身によるカデンツァで演
奏されています。フォークトはこのカデンツァについて「モーツァルトの傑作と比較すると、私の作曲はあきらかに劣ってしまうので、なるべく主観的にな
らないように注意しました」と言っていますが、主張しすぎない程度に細やかに感情の起伏を盛り込んだフォークトらしい自由自在なカデンツァを披露して
います。 第27番は、モーツァルトが亡くなる年に書かれた最後のピアノ協奏曲。天国的な美しさと、自らの死期を悟ったかのような、穏やかで哀しいメロディー
の傑作です。フォークトは、もの悲しさを内に秘め、明るく振舞うようなモーツァルトの「泣き笑い」の真髄を見せるような、心を震わす演奏を聴かせて
くれます。また第3楽章の主題は歌曲「春への憧れ」に用いており、音楽学者アインシュタインは「最後の春を自覚したモーツァルトの締念の明朗さ」と
評しています。 フォークトは、この音楽史上の2つの傑作に込められた情熱は、直接心に訴えかけるものであり、モーツァルトの音楽と対峙することによって、自身の音
楽性をより深めることが出来たと語っています。 (Ki) |
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4260085-532971
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マティアス・ショルン/コンテンポラリーを弾く〜クラリネット・ソロ作品集
ヤッコ・リーヒマキ(1974-):Tango CluBb
フリードリヒ・チェルハ(1926-):クラリネット・ソロのためのラプソディ
イングマール・アルデレッテ・アコスタ(1969-):南風
ゲオルク・ブラインシュミット(1973-):往路/復路
パウル・エンゲル(1949-):ジークフリート永遠なれ
ラファエル・トラウトワイン(1984-):準備はできたかい?
リヒャルト・デュンサー(1959-):ソリチューズ
バルドゥイン・ズルツァー(1932-):クラリネット・ソロのためのカンツォネッタ
トーマス・ガンシュ(1975-):クラリ・ナイス・ガイ
アタナ シア・ツァノウ( 19 7 1 - ):長い間
レオナード・エロード(1977-):かっこうの卵〜クラリネット ・ソロのためのカデンツァ |
マティアス・ショルン(Cl)
録音:2013年5月ウィーン王宮礼拝堂 |
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席クラリネット奏者マティアス・ショルン。2011年グスターヴォ・ドゥダメル指揮ウィーン・フィルでソロ・デ
ビューを果たした、新時代の奏者です。ドイツの新聞では、「ザビーネ・マイヤー以来の最もエキサイティングな新人」、ワシントン・ポスト紙では、「輝か
しいテクニックの持ち主」と評され注目を集めています。
このアルバムは、現代の作曲家たちがマティス・ショルンのために作曲した11作品を収めています。オーストリアの巨匠現代作曲家フリードリヒ・チェルハ、
バルドゥイン・ズルツァー、パウル・エンゲル、リヒャルト・デュンサー、そして世界の音楽シーンで活躍する若手作曲家アタナシア・ツァノウ、イングマール・
アルデレッテ・アコスタがショルンのために書き下ろした新作。そしてジャズ・トランペット奏者のトーマス・ガンシュ、フィンランドのタンゴ・ピアノ奏者のヤッ
コ・リーヒマキ、そしてウィーンの世界的なベーシスト、ゲオルク・ブラインシュミットらがショルンの才能に惚れ込み曲を提供。また、ウィーン放送響の
コントラバス奏者レオナード・エロード、オーストリアのマルチ・タレント、ラファエル・トラウトワインの作品も収録されています。 (Ki) |
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4260085-532988
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バルトーク:弦楽四重奏曲第4番
クルターク:弦楽四重奏曲Op.1
リゲティ:弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」 |
アルミーダ・カルテット
【マルティン・フンダ(Vn)
ヨハンナ・シュテムラー(Vn)
テレサ・シュヴァム(Va)
ペーター=フィリップ・シュテムラー(Vc)】
録音:2013年4月ベルリン、放送ビル、ホール3 |
ドイツの若手弦楽四重奏団アルミーダ・カルテット。2006年共にアルテミス・カルテットの下で学んだ4人によって結成。第61回ミュンヘン(ARD)
国際音楽コンクールで優勝。2011年には第66回ジュネーブ国際コンクールでリゲティの弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」を演奏し、聴衆賞を獲得した、
注目の若手カルテットです。カルテット名は、弦楽四重奏の父ハイドンの最も成功したオペラの一つ「アルミーダ」から付けられました。
プログラムはいずれもハンガリーの作曲家の作品。ハイドン、ベートーヴェンと並ぶ弦楽四重奏曲集の傑作バルトークの弦楽四重奏曲第4番は強烈なリ
ズムが印象的な民族色豊かな作品。そして、コンクークでも評判の高かったリゲティは、4つの核となる音が様々に変容して姿を現す8つの楽章からなる
作品。クルタークは、彼の尊敬していたバッハの対位法的な構成が垣間見られる曲。デビュー・アルバムとしては大変意欲的な内容で彼らの今後に期待
の持てる、挑戦的な演奏を聴かせてくれます。 (Ki) |
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4260085-532995
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ベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ集
第27番ホ短調Op.90、
第28番イ長調Op.101、
第30番ホ長調Op.109、
第31番変イ長調Op.110 |
ディーナ・ウゴルスカヤ(P) |
奇才アナトール・ウゴルスキの愛娘にして才気溢れるピアニストとして注目されているディーナ・ウゴルスカヤのベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタ集
第2弾! 前回は(4260085532568)「ハンマークラヴィア・ソナタ」と第32番を収録し知的かつ柔軟性に富んだ音楽を聴かせてくれました。今回も理性と感情
が混在する後期ピアノ・ソナタ群を見事に表現しています。公私ともに深いスランプに陥っていた時期に書かれた第27番、そして中期と後期との間に書かれた第28番は、孤高の世界へ向かうベートーヴェンの心境が静かに表現されています。そして最晩年の深淵なる世界が広がる第30&31番。特有の
美しい旋律がウゴルスカヤの繊細なタッチで天上的な音楽を描き出します。 (Ki) |
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