湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



NORTHERN FLOWERS
(ロシア)



指揮者のエドゥアルド・セロフを中心としたラインナップ。B・チャイコフスキーやティシチェンコの作品集などの珍しい作品集やタネーエフの弦楽四重奏曲全集などロシアの室内楽も充実しています。


1枚あたり(税抜¥2200)


品番 曲目 演奏者
NF/PM-A9901
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ集」第1〜第5番 エドゥアルト・セロフ(指)
サンクト・ペテルブルグCO
NF/PM-A9902
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタop.134、
4つの前奏曲(ピアノのための24の前奏曲op. 34から編曲)、
シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ第2番「ソナタ風」
リディア・コヴァレンコ(Vn)、
ユーリ・セロフ(P)
NF/PM-A9903
グラズノフ、ニコライ・ソコロフ、リャードフ、リムスキー=コルサコフ、ボロディン他(共作):金曜日 リムスキー=コルサコフSQ
NF/PM-A9904
モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調K. 364、
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲変ロ長調K. 424
ヴィクトル・リベルマン(Vn)、
ユーリ・クラマロフ(Va)、
エドゥアルト・セロフ(指)
サンクト・ペテルブルグCO
NF/PM-A9905
ショスタコーヴィチ:劇場のための音楽
ハムレットop. 32a(抜粋)、
人間喜劇op. 37a(抜粋)、/リア王op. 58a(抜粋)
ニーナ・ロマノヴァ(Ms)、
エドゥアルト・セロフ(指)
サンクト・ペテルブルグCO
NF/PM-A9906
ムソルグスキー(ラヴェル編):展覧会の絵、
禿山のヨハネ祭の夜、
歌劇「ホヴァーンシチナ」〜モスクワ川の夜明け/ペルシアの娘たちの踊り/ゴリツィン公の行列、
歌劇「ソロチンスクの定期市」〜序奏/ゴパーク
エドゥアルト・セロフ(指)
ヴォルゴグラード・フィルハーモニックO
NF/PM-A9907
セルゲイ・バネヴィチ、ドミートリ・スミルノフ:合唱作品集
バネヴィチ:動物たちと子供たちに幸いあれ/ジョセフィーヌのための歌/スミルノフ:受胎告知/われらは汝をたたえ歌う/無伴奏児童合唱のための3つの歌他
スタニスラフ・グリプコフ、
イーゴリ・グリプコフ(指)
サンクト・ペテルブルグ放送児童cho、
リュドミラ・ラルコ(P)他
NF/PM-A9908
シュニトケ:「ピアノと弦楽のための作品集第1集」
ヴァイオリン・ソナタ第2番「ソナタ風」、
祝賀ロンド、ピアノ五重奏曲
リディア・コヴァレンコ(Vn)、
ユーリ・セロフ(P)、
アレクセイ・バエフ(Vn)、
アレクセイ・ポポフ(Va)、
キリル・ティモフェーエフ(Vc)
NF/PM-A9909
フランソワーズ・ショヴォ:弦楽オーケストラのための「藍色の交響曲」、
チェロとピアノのための悲歌、
ハープと弦楽四重奏のための五重奏曲、
オルガン,弦楽オーケストラとケトルドラムのための「白い交響曲」
ユーリ・セロフ(P、指揮)、
イリナ・モロキナ(Vc)、
イリナ・カルプス(Hp)、
オルガ・ミンキナ(Org)、
リムスキー=コルサコフSQ、
サンクト・ペテルブルグCO
NF/PM-A9911
チャイコフスキー:弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」
シェーンベルク
:弦楽六重奏曲「浄められた夜」(弦楽オーケストラ版)
イリア・イオフ(指)ディヴェルティスマン
NF/PM-A9913
ブラームス:ピアノ五重奏曲へ短調、
ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲ト短調
サンクト・ペテルブルグ室内ソロイスツ
NF/PM-A9914
「リーゼのための子守歌」 ベートーヴェン:エリーゼのために、
ショパン:夜想曲嬰ハ短調遺作、
グリーグ
:ソルヴェーグの歌、
ドビュッシー:前奏曲集から亜麻色の髪の乙女、
メンデルスゾーン
:ヴェネツィアの舟歌op. 30-6、
シューマン
:「子供の情景」から、
ブラームス(ユーリ・セロフ編曲):子守歌op. 49-4他
ユーリ・セロフ(P)
NF/PM-A9915
シューマン:歌曲集「詩人の恋」、歌曲集op. 39 ゼゲル・ファンデルステーネ(T)、
レヴェンテ・ケンデ(P)
NF/PM-A9917
ハイドン:弦楽四重奏曲ト短調op. 74-3 Hob. III-74「騎手」、
プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第1番ロ短調op. 50、
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ短調
ネフスキーSQ
NF/PM-A9918
ボリス・チャイコフスキー(1925-96):作品集
室内交響曲、
ソプラノ,チェンバロと弦楽オーケストラのためのカンタータ「十二宮」/室内管弦楽のための4つの前奏曲、
クラリネットと室内管弦楽のための協奏曲
マルガリータ・ミロシュニコヴァ(S)、
グリゴーリ・コルチマル(Cemb)、
アディル・フョードロフ(Cl)、
エドゥアルト・セロフ(指)
サンクト・ペテルブルグCO
NF/PM-A9919
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 ゼゲル・ファンデルステーネ(T)、
レヴェンテ・ケンデ(P)
NF/PM-A9921(2CD)
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタop. 134、
ピアノのための24の前奏曲/同(ヴァイオリンとピアノ用編曲)/ヴィオラ・ソナタop. 147
ミハイル・ベズヴェルフニ(Vn, Va)、
ティムール・セルゲイェニャ(P)
NF/PM-A9923
「ロシア民謡の合唱用編曲」
ムソルグスキー:おやじの戸口/自由よ私の自由、
リャードフ:外の牧草地で/川に、私の川に、
チェスノコフ:川を下って、
ストラヴィンスキー:4つのロシア農民の歌、
ショスタコーヴィチ:あわれな小さな娘他
ボリス・アバリャン(指)
レジェ・アルティス(室内合唱団)
NF/PM-A9924
ユーリ・アレクサンドロヴィチ・ファリク(1936-):チェロと管弦楽のための「情熱の協奏曲」、
管弦楽のための協奏曲第2番
ナターリャ・グートマン(Vc)、
アレクサンドル・ドミトリエフ(指)
サンクト・ペテルブルグ・フィルハーモニックO
NF/PM-A9925
グラズノフ:「歌曲全集」
プーシキンの詩による2つの歌op. 27、
6つの歌op. 59、6つの歌op. 60、
付随音楽「仮面舞踏会」〜「ニーナの歌」Op.102、
5つの歌op. 4他
ヴィクトリア・エフトディエヴァ(S)、
リュドミラ・シキルティル(MS)、
ミハイル・ルコニン(Br)、ユーリ・セロフ(P)
NF/PM-A9926
中世ロシアの声楽作品:(ビザンティン聖歌、ブルガリア聖歌、他)
ドミートリ・スミルノフ(1952-):女声,サクソフォンと混声合唱のための合唱フレスコ画集「悲しみのの聖母マリアの歓喜」
リュドミラ・シキルティル(MS)、
ボリス・アバリャン(指)
レジェ・アルティス(室内合唱団)、
アンドレイ・ボリシャノフ(Sax)
NF/PM-A9927
「我らは愛で汝を賛美する−中世ロシアの声楽作品選集、聖母マリアへの聖歌集」 ボリス・アバリャン(指)
レジェ・アルティス(室内合唱団)
NF/PM-A9928
スヴィリドフ:セルゲイ・エセーニンの言葉による声楽詩「飛び去るロシア」、
ボリス・チャイコフスキー:ザボロツキーによる歌曲集「最後の春」
リュドミラ・シキルティル(Ms)、
ユーリ・セロフ(P)、
ナターリャ・セチカリョーヴァ(Fl)、
アディル・フョードロフ(Cl)
NF/PM-A9929
シューベルト:歌曲集「美しい水車小屋の娘」 ゼゲル・ファンデルステーネ(T)、
レヴェンテ・ケンデ(P)
NF/PM-A9930
 
グリンカ:ポルカ/ドニゼッティの「愛の妙薬」による即興的ガロップ/ロシアの主題によるカプリッチョ/ダルゴムイシスキー:スラヴ風タランテラ、
ムソルグスキー
:4手のためのピアノ・ソナタ、
ボロディン:アレグレット/タランテラ、
グリンカ(リスト編曲):「ルスランとリュドミラ」からチェルノモールの行進他
アレクサンドル・サンドレル(P)、
ピョートル・ラウル(P)
NF/PM-A9931(2CD)
ボリス・ティシチェンコ(1939-):バレエ「ヤロスラヴナ」op. 58、
交響曲第3番*
アレクサンドル・ドミトリエフ(指)
レニングラード歌劇場SO&cho、
イーゴリ・ブラシコフ(指)キーロフ劇場CO*
NF/PM-A9933
タネーエフ:弦楽四重奏曲第1番変ロ長調/第4番イ短調 タネーエフSQ
NF/PM-A9934
タネーエフ「弦楽四重奏曲第5番イ長調/第7番変ホ長調 タネーエフSQ
NF/PM-A9935
タネーエフ:弦楽四重奏曲第3番ニ短調/第8番ハ長調 タネーエフSQ
NF/PM-A9936
タネーエフ:弦楽四重奏曲第6番変ロ長調/第9番イ長調 タネーエフSQ
NF/PM-A9937
タネーエフ:弦楽四重奏曲第2番ハ長調 タネーエフSQ
NF/PM-A9938
ジョゼ・ヴィアンナ・ダ・モッタ(1868-1948):祖国への交響曲/序曲「ドナ・イネス・デ・カストロ」 マリオ・マテウス(指)
サンクト・ペテルブルグPO
NF/PM-A9939
ムソルグスキー:展覧会の絵、
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調op. 3-2
 ハ短調op. 23-7/ト長調op. 32-5
 ニ短調op. 23-3/ト短調op. 23-5
 変ホ長調op. 23-6/変ロ長調op. 23-2
セルゲイ・シェプキン(P)
NF/PM-A9940
グラズノフ:オルガン曲全集
前奏曲とフーガニ長調op. 93、
前奏曲とフーガニ短調op. 98、
前奏曲とフーガニ短調op. 62、
幻想曲とフーガト短調op. 110
ヴェラ・ズヴェギンツェヴァ(Org)
NF/PM-A9942
ボリス・ティシチェンコ:交響曲第1番Op.20(1961)、
封鎖の記録交響曲Op.92(The Blockade Chronicle Symphony)*
エドゥアルト・セロフ(指)、
アンドレイ・チスチャコフ(指)*、
レニングラードPO

録音:1970年4月、1985年4月*
NF/PMA-9944(2CD)
タネーエフ:弦楽五重奏曲Op.14/Op.16
ピアノ五重奏曲
タネーエフQ、
タマラ・フィードラー(P)、
ユーリ・クラマロフ(Va)、
ベニャミン・モロゾフ(Vc)
NF/PM-A9947
ボリス・ティシチェンコ:交響曲第6番(ムラヴィンスキーの思い出に〜ソプラノ、アルトと管弦楽のための)Op.105(1988) ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)
ソヴィエト文化省SO、
ヴァレンティナ・ユズヴェンコ(S)、
エレナ・ルビン(A)

NF/PMA-9951
ミャスコフスキー:弦楽四重奏曲全集第2集
弦楽四重奏曲第4番ヘ短調op. 33-4、
弦楽四重奏曲第5番ホ短調op.47、
弦楽四重奏曲第6番ト短調op.49
タネーエフQ

録音:1982-83年
RUSSIAN DISCから発売されていた全集からの単売。タネーエフSQのミャスコフスキー:弦楽四重奏曲全集第4番は1909年に完成していたものですが、1937年にベートーヴェン弦楽四重奏団から演奏の申し出がありリハーサルまで行われたものの、その後改訂されたものです。第5番は4番の改訂後1938年から39年に久しぶりに作られた作品で、シェバーリンに捧げられました。第6番は翌年の1940年に完成し、作曲を始めて30年目に交響曲第21番とともに新しい境地を開いた作品です。第5・第6ともやはりベートーヴェン四重奏団によって初演されています。
NF/PMA-9952
ミャスコフスキー:弦楽四重奏曲全集第3集
弦楽四重奏曲第7番ヘ短調op.55、
弦楽四重奏曲第8番嬰ヘ短調op.59
タネーエフQ

録音:1982年-1984年
第7番は交響曲第23番と平行して書かれ1941年に完成しました。コーカサスの雄大な自然に触発された作品です。ミャスコフスキーの弦楽四重奏曲では第7番にして初めての長調作品です。第8番は1942年にトビリシで完成し、悲劇的な1楽章、瞑想的な2楽章、フィナーレはアレグロ・ドラマティコの3楽章形式です。
NF/PMA-9953
ミャスコフスキー:弦楽四重奏曲全集第4集
弦楽四重奏曲第9番ニ短調op.62、
弦楽四重奏曲第10番ヘ短調op.67-1、
弦楽四重奏曲第11番変ホ長調op.67-2「思い出」
タネーエフQ

録音:1981年-84年
第9番はベートーヴェン四重奏団創立20周年のために書かれ、趣を変えて力強く荘厳なフィナーレで締められる3楽章の作品です。第10番は1907年の書かれた弦楽四重奏曲を元に作られた作品で、「古いノートから」とも呼ばれています。第11番も1906〜1907年に書かれたピアノ作品を元に作曲されました。
NF/PMA-9954
ミャスコフスキー:弦楽四重奏曲全集第5集
弦楽四重奏曲第12番ト長調Op.77、
弦楽四重奏曲第13番イ短調Op.86
タネーエフQ

録音:1981-82年AAD
今回が完結編となるミャスコフスキー弦楽四重奏曲の第5集。この全集は以前RUSSIANDISCから発売されていた名盤です。2曲ともミャスコフスキー晩年の作品で、この頃に作曲された他の作品同様、比較的分かりやすいのが特徴です。特に第13番第4楽章はエネルギッシュでリズム、テンポのバランスが良く演奏されています。
NF/PMA-9957
ボリス・チャイコフスキー(1925-96):歴史的録音集
ロシア民謡の主題による幻想曲、
弦楽オーケストラの為のシンフォニエッタ#、
イギリスの主題による奇想曲**、スラヴ狂詩曲*
アレクサンドル・ガウク(指)モスクワRSO、
サムイル・サモスード(指)モスクワPO*

録音:1952年、1955年#、1954年**、1957年*
最近さかんに録音が行われるようになったボリス・チャイコフスキーをロシアの大物ガウクの演奏で聴ける歴史的録音です。ボリス・チャイコフスキーはショスタコーヴィチに師事していたこともあり、その影響が随所に見受けられます。現代音楽とは全く無縁とも言える作風です。
NF/PMA-9958(2CD)
タネーエフ:三重奏曲全集
ヴァイオリン,ヴィオラとチェロのための三重奏曲ニ長調(1880)、
2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲ニ長調Op.21(1907)、
ピアノ三重奏曲ニ長調Op.22(1908)、
ピアノ三重奏曲変ホ長調Op.31(1910-1911)
タネーエフSQ、タマラ・フィドラー(P)

録音:1969/1978年
タネーエフ四重奏団による弦楽四重奏曲全集、五重奏曲全集に続きタネーエフ:弦楽三重奏曲全集です。タネーエフ弦楽四重奏団のメンバーが入れ替わり立ち替わりパートを担当したトリオ全集。チャイコフスキー的な抒情が横溢する名品ぞろい。
NF/PMA-9961
ティシチェンコ(b.1939):ダンテ交響曲第1番「生きているなかで」、
ダンテ交響曲第2番「望みを捨てよ、ここに入る者たちよ」*
ユーリ・コチネフ(指)、
ニコライ・アレクセーエフ(指)*、
サンクト・ペテルスブルクPO

録音:1998年、2001年*
ショスタコーヴィチ、ウストヴォルスカヤの弟子ティシチェンコは多数の管弦楽曲、室内楽を作曲。2008年にはダンテ交響曲第3番(FUGA LIBERAレーベル)が発売になりました。師のショスタコーヴィチに映画音楽的な派手さを加えたようなこの作品は、哲学的な構想を持つものの、オーケストラの効果を存分に発揮した極上のエンターテイメントに仕上がっています。
NF/PM-A9962
タネーエフ:ピアノ四重奏曲Op.20(1906)、
ヴァイオリン・ソナタ(1911)*
エリソ・ヴィルサラーゼ(P)、
ウラディミール・オヴチャレク(Vn)、
ウラディミール・ストピチェフ(Va)、
ヨシフ・レヴィンソン(Vc)、
ウラディミール・オヴチャレク(Vn)*、
タマラ・フィドラー(P)*

録音:1987年、1980年*
チャイコフスキーの愛弟子タネーエフの室内楽はブラームスと見紛うばかりの憂いに溢れた重厚な音楽で、実際「ロシアのブラームス」と呼ばれることもあったらしいですが、本人はブラームスのことを嫌っていたそうです。おそらく近親憎悪にも似た特殊な愛情の形だったのでしょう。師匠チャイコフスキーよりはるかにドイツ的だが、弟子のラフマニノフを思わせる歌謡性もあります(ラフマニノフがタネーエフの影響を受けたと言った方が正しいだろう)。
NF/PM-A9964(2CD)
ボリス・チャイコフスキー:弦楽四重奏曲全集
第1番(1954)、第2番(1961)、
第3番(1967)、第4番(1972)、
第5番(1974)、第6番(1976)
イリヤ・イオフ(Vn)、
エレナ・ラスコヴァ(Vn)、
リディア・コヴァレンコ(Va)、
アレクセイ・マサルスキー(Vc)

録音:2008年4月
ボリス・チャイコフスキーの、ほぼ20年に渡って書かれた弦楽四重奏で創作の変遷をたどります。第1番ではまだ叙情的小品といった趣きだったものが、7年後に書かれた第2番ではバルトークを思わせる激しい不協和音の音楽となり、第4番で他で類を見ない独自の様式を確立、以後、ショスタコーヴィチからシュニトケにつながる多様式音楽を築きました。第6番では再びロマン的要素が復活しています。
NF/PM-A9966
戦時の音楽1941-1945 Vol.1
ミャスコフスキー:交響曲第22番「交響的バラード」(1941)、
交響曲第23番(1941)
アレクサンドル・ティトフ(指)サンクト・ペテルブルクSO

録音:2008年6月、DDD
文字通り、第2次大戦中に書かれたソビエトの管弦楽曲を集めたシリーズ。交響曲第22番は40分に及ぶ単一楽章の大作でロシア国民楽派風の素朴な旋律がワーグナー、後期ロマン派風にドラマティックに展開する。第23番は直接、戦時を思わせる音楽ではないですが、親しみやすい旋律が随所に溢れており、悠々としたロシアの大地を感じさせる大作。
NF/PM-A9969
ティシチェンコ:ダンテ交響曲第4番「煉獄」(2003) ヴラディーミル・ヴェルビツキー(指)サンクト・ペテルブルクPO、サンクト・ペテルブルク・ユース室内cho

録音:2004年3月27日初演ライヴ、DDD
ダンテの神曲に関わりのある2003年に書かれたばかりの新作。今回一緒に紹介した第2チェロ・ソナタ、第7ソナタと比べると著しい作風の変化が見られる。調性的な美しい作品で後期ロマン派からショスタコーヴィチの後期交響曲の雰囲気を持つ傑作。唸り喚くブラス、波のように押し寄せる弦楽の響き、ドッカンドッカンと打ち鳴らされる打楽器群。いまどき演奏時間50分からなる合唱つきの大作交響曲を書く作曲家がいたとは!シュニトケ亡き後、もっとも重要なシンフォニストがティシチェンコでです。
NF/PM-A9970
戦時の音楽1941-1945 Vol.2
ウラディミル・シチェルバチョフ(1889-1952):交響曲第5番(1940-1950)、
「たばこ船長」組曲(1942)
アレクサンドル・ティトフ(指)サンクト・ペテルブルクSO

録音:2008年9月、DDD
シチェルバチョフは1889年ワルシャワに生まれ、1952年レニングラードに没した作曲家。レニングラード音楽院で指導もしており、ムラヴィンスキーの作曲の師としても知られます。第5番は「ロシア人」という副題がつくこともあり、ショスタコーヴィチの第5交響曲を思わせる「勧善懲悪」「必ず最後に愛は勝つ」的なソビエト交響楽の王道を行くケッサク。が、前半からシンバルはバシャバシャ鳴るわ、タムタムはぐわんぐわん鳴るわ、半鐘は鳴るわ(これはウソ)、火消しは飛んで来るわ(そんなわけがない)、やたら派手でやかましい。終楽章は戦争に勝利し社会主義の永遠の正当性を確信したのかなんなのか、とことん能天気な楽想が続きます。「たばこ船長」はミュージカル・ショーための音楽でロシア情緒たっぷりの旋律が朗々と歌われます。
NF/PM-A9971
戦時の音楽1941-1945 Vol.3
ミャスコフスキー:交響曲第24番(1943),
交響曲第25番(1945-1946)
アレクサンドル・ティトフ(指)サンクト・ペテルブルクSO

録音:2008年6月、DDD
ミャスコフスキーの脂の乗り切った後期交響曲が2つ。いずれも3楽章からなるが、こぶりなフォルムのなかに多くの要素が詰め込まれドラマティックな興奮に包まれている。ティトフ(指)サンクト・ペテルブルクSOが好演。

NF/PM-A9972
戦時の音楽1941-1945 Vol.4
ガヴリール・ポポフ(1904-1972):交響曲第3番《英雄的》(1939-1946)〜大編成の弦楽オーケストラのための
交響的アリア(1945)〜チェロと弦楽のための
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルクSO
ドミトリー・フリチョフ(Vc)

録音:2008年12月DDD
大胆な交響曲第1番が一部ファンに人気のポポフ。交響曲第3番はCD初登場。ポポフは初期にはシェーンベルクなど新ウィーン楽派の影響を受けていたものの、ショスタコーヴィチと同じようにソビエト当局の批判の対象となったため、その後、方向を転向、明朗な形式と民族性を持った音楽を手がけるようになりました。交響曲第3番は「英雄的」という、ベートーヴェンを意識させるような大胆な標題がつけられていますが、ロシア民謡を思わせる歌謡性とロマン的で濃厚な和声を持った骨太な音楽。ショスタコーヴィチの斬新なハーモニーと攻撃性を持つ一方でグラズノフやチャイコフスキーを思わせるまでの甘くとろけるような抒情を見せるなど、近代ロシア音楽のさまざまなエッセンスを全て含んでいます。独走チェロと弦楽のための交響的アリアはロシアの冬を思わせる沈鬱な弦楽合奏にのせられて歌われるチェロの朗々とした旋律は鳥肌もの。これぞロシアの浪花節、嘆き節。泣けます!
NF/PM-A9973
戦時の音楽1941-1945 Vol.5
モイセイ・ワインベルク(1919-1996):交響曲第1番Op.10(1942)
チェロ協奏曲Op.43(1945-1948)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルクSO
ドミトリー・フリチョフ(Vc)

録音:2008年12月DDD
ポーランド系ロシア人ワインベルクはCPOやCHANDOS、BISなどから作品がまとまった形で紹介され日本でも徐々にファンが増えている作曲家。ショスタコーヴィチと親交が深く、またショスタコーヴィチからの影響が非常に濃厚。この交響曲第1番はショスタコの第5番の影響が明らかに感じられて面白いです。スネア・ドラムのたんたか・たんたん、というリズムはショスタコのトレード・マークのはずだが、随所にそれが聴こえて笑えます。ショスタコ・マニアは必聴です。4楽章からなる大作チェロ協奏曲もショスタコの同名作品を思わせますが、独奏チェロによって奏されるロシア民謡に起源を持つと思われる野太い旋律は、この人独自のものであろう、暗い河の流れのように幾様にもうねり、くねり、うめくメロディに、思わず涙せずにはいられません。
NF/PM-A9974
ボリス・ティシチェンコ(1939-):ダンテ交響曲第3番《地獄》(2001)
ダンテ交響曲第5番《楽園》(2005)
ニコライ・アレクセーエフ(指)
サンクト・ペテルブルクPO

録音:2009年2月21日ライヴ DDD
待望のティシチェンコ:ダンテ交響曲の完結編。既発売は第1番「生きているなかで」&第2番「望みを捨てよ、ここに入る者たちよ」(以上NF/PM-A9961)、第4番「煉獄」(NF/PM-A9969)。すでにレコード芸術誌やネット上で話題となっているティシチェンコ。これらは21世紀に入ってからの作品ながらその骨太の音楽はロシアそのもの。ポスト・ショスタコーヴィチどころか、ショスタコーヴィチが長生きしたら、こんな作品を書いたのでは?というほどショスタコ・ファン必聴の傑作。大オーケストラの機能を存分に使い、天国と地獄の間を縦横無尽に往き来するティシチェンコはシュニトケ亡き後、最も注目されるロシアの作曲家でしょう。弦楽の悠々とした響き、ブラス・セクションの大時代的なバリバリとした派手なオーケストレーションなどたまりません!
NF/PM-A9975
戦時の音楽1941-1945 Vol.6
レフ・クニッペル(1898-1974):ヴァイオリン協奏曲第1番(1943)
交響曲第8番(1942)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルクSO
ミハイル・フリチョフ(Vc)

録音:2009年4月DDD
クニッペルはチフリス(現グルジアの首都トビリシ)出身。ほとんどロシア民謡と化している「ポーリシュカ・ポーレ」(元々は交響曲第4番「コムソモール戦士の詩」の一部)の作者として知られています。父親は工事技師で、チャイコフスキーの交響曲第6番を聴いて衝撃を受け、作曲を志したという。ヴァイオリン協奏曲第1番はワーグナーや後期ロマン派とプロコフィエフらのロシアの民族性を折衷したような美しい作品。交響曲第8番はハリウッド映画のオープニングを思わせるような派手な始まりで思わず赤面してしまうほどロマンティックな音楽。他のソビエトの作曲家と明らかに違うところは、同時代のショスタコーヴィチの影響は全くなく、むしろ後期ロマン派、特にコルンゴルトを思わせる。コルンゴルトとラフマニノフを足して2で割ったような曲、と言ったら聴かずにはいられなくなるのではないでしょうか!?実に美しい音楽です。
NF/PM-A9976
戦時の音楽1941-1945 Vol.7
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番Op.70(1945)
劇場用音楽「ロシアの川」Op.66(1944)
声楽交響組曲「レニングラード生まれ」(劇場用音楽「祖国」Op.63より)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルクSO
スモルニー聖堂室内cho

録音:2008年6月DDD
真打ちショスタコーヴィチの登場。戦争交響曲シリーズの最後となる交響曲第9番に、カップリングとして非常に珍しい劇場用の2作品を収録。戦勝を記念して書かれた軽妙な交響曲第9番は当局の批判の的となった作品。そして、これだけではすまないのがこのシリーズ。ふたつの劇場用作品は一般受けを意識した作品ですが、さすがショスタコーヴィチは職人中の職人だけあって、どんなスタイルの音楽でも書けました。それがまたショスタコーヴィチ以外の誰のでもない音楽になっているのです。
NF/PM-A9977
戦時の音楽1941-1945 Vol.8
ガヴリール・ポポフ(1904-1972):交響曲第2番「母国」Op.39(1943)
映画「転機」への音楽Op.44(1945)
交響的ポスター「赤軍運動」(1941)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルクSO
スモルニー聖堂室内男声cho

録音:2008年、2009年DDD
第4集(交響曲第3番、他)に続いて再びポポフ。ポポフは全部で6曲の交響曲を書いています。モダニズム全快の第1番から一転した社会主義リアリズム的な交響曲第2番「母国」を収録。第1楽章の弦楽による悠々とした音楽に続き、第2楽章はペトルーシュカを思わせる軽快で楽しい音楽。第3楽章は再び悠々とした音楽となり終楽章は勝利の大クライマックスへと続きます。映画「転機」は戦争映画。「赤軍運動」はいかにも戦時中の勇ましい行進曲。
NF/PM-A9978
戦時の音楽1941-1945 Vol.9
アレクサンドル・モソロフ:交響曲ホ長調(1944)
チェロ協奏曲第2番(1937-1945)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルクSO
)ドミトリー・イェレミン(Vc)

録音:2009年
交響的エピソード「鉄工場」で知られるロシア・アヴァンギャルドのモソロフ。彼は初期に前衛的な作風で一世を風靡したものの、ほどなくしてソビエト当局に睨まれ転向を余儀なくされます。それでもなお反抗を続けたモソロフはついに運河建設の強制労働に送り込まれますが、師匠のグリエール、ミヤスコフスキーの尽力により作曲活動に辛うじて復帰。これらの作品はその復帰後の作品ですが、ロシア民謡を素材とした骨太でドラマティックな音楽で、強制労働で著しく健康を害したとはとても思えないほどエネルギッシュ。チェロ協奏曲第2番のエレジーと題された第一楽章の冒頭から悲劇的なオーケストラの前奏に導かれてチェロのすすり泣くソロはモソロフの人生への恨み辛みか絶望か?第二楽章は「森の歌」にも似た平易で楽しげな旋律があふれ、終楽章では華やかな勝利への大行進。交響曲の重々しく荘厳な出だしは鳥肌もの。全四楽章あるうちの最初の三つの楽章がラルゴというのも変わっていますが、悲劇の大波がこれでもか、これでもかとばかりに寄せては返し、聴き手の忍耐ももはや限界かというときになって終楽章のパワー全開の大爆発が到来。戦時中の戦意高揚、愛国心発露の創作を、という当局の思惑があったとしても、これは傑作といえましょう。終盤はブラスがバリバリ、打楽器がドンジャカ、アドレナリン大放出の大団円。クライマックスではショスタコーヴィチの第7番を思わせるところもあって楽しめます。
NF/PM-A9987
チュルリョーニス(1875-1911):弦楽四重奏のための作品全集
弦楽四重奏曲ハ短調(1902)
主題と変奏ロ短調(1896)
2つのカノン(1902)/2つのフーガ(1902)
ヴィリニュスSQ

録音:2008年ヴィリニュス
DDD、48:56
ミカロユス・チュルリョーニス(1875-1911)はリトアニアの国民的英雄と目される画家・作曲家で、特に絵画では他に類を見ないほど独創的な作品を数多く残しカンディンスキーにも影響を与えています。作曲ではリトアニア民謡に材を採りながら、ほの暗く幻想的な作品を残しています。これまで主にピアノ作品がよく知られていましたが、ここに数少ない弦楽四重奏曲がリリースされました。どの作品も祈りのような憂いを帯びた旋律にあふれています。
NF/PMA-9988
戦時の音楽1941-1945 Vol.12
オレスト・イェヴラホフ(1912-1973):交響曲第1番Op.14(1944-1946)
《夜警》〜劇的バラードOp.12(1942-1944)*
交響楽のための協奏組曲Op.8(1941-1942)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルグSO
オレシア・ペトロワ(Ms)*

録音:2009年
オレスト・アレクサンドロヴィチ・イェヴラホフ(1912-1973)はワルシャワ出身でレニングラード音楽院でリャザノフに師事した。この時の同級生にはスヴィリドフがいました。ショスタコーヴィチには師事こそしなかったが親しく付き合い、その親交はイェブラコフの音楽に大きく影響を与えています。聴き応え充分の交響曲第1番、メゾ・ソプラノ独唱のための《夜警》の悠然とした威厳、プロコフィエフを思わせるユーモラスな交響楽のための演奏会用組曲と聴き所満載。

NF/PMA-9990-92(3CD)
ティシチェンコ(1939-2010):弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第1番Op.8(1957)*
弦楽四重奏曲第2番Op.13(1959)
弦楽四重奏曲第6番Op.148(2008)
弦楽四重奏曲第3番Op.47(1970)*
弦楽四重奏曲第5番OP.90(1984)
弦楽四重奏曲第4番Op.77(1980)#
タネーエフQ*、
イリヤ・イオフ(Vn)、エレナ・ラスコワ(Vn)、
リディア・コヴァレンコ(Va)、
アレクセイ・マサルスキ(Vc)、
トヴェリ・フィルハーモニーSQ#

録音:1976年*、2010年、1982年#
ADD、DDD
2010年に亡くなったボリス・イヴァノーヴィチ・ティシチェンコはレニングラード音楽院でショスタコーヴィチとウストヴォルスカヤに学び重厚な作品を数多く生み出しました。当Northern Flowersではティシチェンコの作品を交響曲、協奏曲、管弦楽曲、器楽曲と次々にリリースしてきましたが、今回は最晩年の第6番を含む弦楽四重奏曲全集。やはり作曲家にとって弦楽四重奏曲は作曲のアイデアを試す実験室であると同時に最後に到達すべきパルナッソスなのでしょう。国民学派を思わせる民謡的な要素から後期ロマン派、無調までを縦横無尽と言おうか、自由自在に折衷する手法はシュニトケのポリスタイリズムを先取りしているとも言えます。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲が好きな人にお勧め。
NF/PM-A9994
戦時の音楽1941-1945 Vol.14
レオニード・アレクセーヴィチ・ポロヴィンキン(1894-1946):交響曲第9番(1944)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルグSO

録音:2010年9月、DDD
ポロヴィンキンは西シベリアのタボルスクの鉄道員の家に生まれ、10才の時、一家でモスクワに移住、20才でモスクワ音楽院に入学してグリエールらに作曲を学びました。世代的にはショスタコーヴィチより一回り年上になります。交響曲第9番は1929年から1944年にかけて実に15年という長きに渡って作曲された大作。全曲時間およそ50分のうち第1楽章だけで20分もかかることからも作曲家の「第9」にかける意気込みが感じられます。悲しげで静かな序奏に続きロシアの大地を彷彿とさせる逞しい民謡風の第1主題が提示され、やがてショスタコーヴィチばりのスネア・ドラムの「たか・たん・たん・たん」も入って盛り上がります。機知にとんだスケルツォ、ロシアの荒野の夕暮れを思わせるアンダンテ、そして力強いフィナーレといった、ソヴィエト交響楽の典型的な作品でロシア・ソヴィエト音楽ファンの期待を裏切りません。
NF/PM-A9995
戦時の音楽1941-1945 Vol.15
ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲(1945)
ロシア風スケルツォ(1944)
ダンス・コンチェルタント(1942)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルグSO

録音:2010年11月、DDD
1914年の第1次世界大戦以降ストラヴィンスキーはパリに居を構え、1939年にはナチスを嫌ってアメリカへ亡命したため、故国ロシアとは縁遠くなってしまったストラヴィンスキーがアメリカで戦時中に書いた作品集。3楽章の交響曲は戦時中のニュース映画を見て霊感を受けて作曲されたとされる、新古典主義期最後の作品。複調、ジャズの影響が聴き取れる傑作でニューヨークで初演。ロシア風スケルツォはロシアの祭りを描いたゴキゲンで精妙な小品でティトフ指揮サンクト・ペテルスブルクSOは文字通りゴキゲンな演奏を繰り広げています。
NF/PM-A9996
ガヴリイル・ポポフ(1904-72):室内交響曲(七重奏曲)Op.2(1926-1927)
交響曲第1番Op.7(1928-1935)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルグSO

録音:2009年10月、DDD
体制のなかにあってショスタコーヴィチとともに先鋭的な表現を貫いたポポフの初期の傑作2曲をカップリング!ポポフは全6曲の交響曲を書いていますが、ティトフの指揮で、「戦時の音楽シリーズ」として第2番(NF/PM-A9977)、第3番(NF/PM-A9972)が発売済みです。
レニングラード音楽院でニコラーエフ、シテインベルク、ウラディーミル・シチェルバチョフらに師事したポポフは初期より無調、12音技法の作品を発表しセンセーショナルを巻き起こした。やがてショスタコーヴィチ同様、当局に睨まれることとなり、作風の転向を余儀なくされましたが、ここに収められた2曲は作曲者20代のもっとも先鋭的な時代の作品。室内交響曲は新古典主義期のストラヴィンスキーを思わせ、交響曲第1番は無調を含む同時代の様々な技法が詰め込まれた才気あふれるアグレッシヴな大作。
NF/PM-A9998
戦時の音楽1941-1945 Vol.16
レオニード・ポロヴィンキン(1894-1946):交響曲第7番(1942)
英雄的序曲(1942)
映画《陽気な種族》(1944)(自然への賛歌、霧と太陽、雷雨、蜂の踊り、霧、宮殿、蜂の戦い)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルグSO

録音:2010年11月、DDD
第14集に続きポロヴィンキンの作品集。戦時中に書かれた交響曲第7番というと直ちにショスタコーヴィチのそれを思い出しますが、予想に反してポロヴィンキンの第7番は初期チャイコフスキーの交響曲を思わせる歌謡性に富んだ素朴な旋律と師匠グリエールの影響を感じさせる華麗な管弦楽法が融合したチャーミングな交響曲。英雄的序曲は疎開先のタシケントで書かれたロシア民謡に基づく骨太な作品。映画《陽気な種族》からの音楽は蜂の生態を描いた自然科学ドキュメンタリー映画のためのサウンド・トラック。
NF/PMA-9999
チュルリョーニス:管弦楽曲全集
交響詩「森の中で」(1901)
交響詩「海」(1907)
カンタータ「デ・プロフンディス(深淵より)」
ユオザス・ドマルカス(指)
リトアニア国立SO、カウナス国立cho

録音:200年3月リトアニア国立フィルハーモニー・ホール
チュルリョーニスは絵画、作曲の両方で一流の仕事を残した芸術史上稀な芸術家ですが、その絵画の神話的、幻想的、超現実的な世界は一度見たら忘れられないほど強烈な個性を持ち、カンディンスキーに大きな影響を与えたと言われます。また、かのオリヴィエ・メシアンもその宗教的な崇高さ、エクスタシーに霊感を受けたと語っています。晩年は精神の病のため不遇であったと伝えられます。
さて作曲家としてのチュルリョーニスはショパンの影響を感じさせるおびただしいピアノ曲を残しており弊社取り扱いのピアノ作品全集(CELESTIAL HARMONIES19923)でその全容を知ることが出来ます。また弦楽四重奏曲のための作品全集も先般当レーベルから発売になっております(NF/PMA9987)。
彼が残した管弦楽曲は少ないのですが、ワーグナー、R.シュトラウスの影響を感じさせる華麗なオーケストレーションとハーモニー、壮大さは作品数の多寡など忘れさせてしまいます。このアルバムも全集といいながらたったの3曲。かつてマルコ・ポーロ・レーベルでやはりチュルリョーニス作品集を録音したリトアニアの巨匠ユオザス・ドマルカスが手兵リトアニア国立SOを率いて満を持しての再録音です。
NF/PMA-99100
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):交響曲第7番(1994)
(ソナタ/フォックストロット/変奏曲/ワルツ/ロンド)
エドワルド・セロフ(指)
サンクト・ペテルブルクPO

録音:1997年3月ライヴ
ボリス・イワノヴィッチ・ティシチェンコはレニングラード音楽院でウストヴォルスカヤとショスタコーヴィチに師事し、特にショスタコーヴィチの影響を色濃く受けている。交響曲第7番は後期ショスタコーヴィチの哲学的、内省的、沈思黙考の楽章があるかと思えばシュニトケも真っ青のポリスタイリズム(ぐちゃぐちゃに歪んだ狂気のジャズ等)ありとハジケきった怪作。これほどの名曲がなぜもっと日本で演奏されないのか不思議なほどの傑作。
※このCDは1997年録音ながら、ヒス・ノイズやワウ・フラッターが激しく録音状態がよくありません。
NF/PMA-99101
1941-1945戦時の音楽Vol.17〜戦時の歌曲集(全14曲)
カチューシャ(ブランテル)
最前線の森にて(ブランテル)
夜鳴きうぐいす(ソロヴョフ=セドイ)
砲兵の行進曲(フレンニコフ)
スモール・ライト(ブランテル)
モスクワ警護の歌(モクロウソフ)
わが愛(ブランテル)
おお、これらの道(ノヴィコフ)
チャンスのワルツ(フラドキン)
防空壕にて(リストフ)
聖なる石(モクロウソフ)
ちいさなアコーディオン(ソロヴョフ=セドイ)
暗い夜(ボゴスロフスキー)
ベルリンへの道(フラドキン)
アレクサンドル・ティトフ(指)
サンクト・ペテルブルクSO、
スモルニー聖堂cho
ボリス・ピンハソヴィチ(Br)、
ミハイル・ルコニン(Br)、
ボリス・ステパノフ(T)、
オルガ・コンディナ(S)
ヴィタリ・プサリョフ(Br)、
セルゲイ・ムラヴョフ(T)

録音:2008-2010年
戦時中にソヴィエト国内で盛んに流行した歌曲をオーケストラ伴奏で聴くアルバム。大衆歌曲作曲家の第一人者ソロヴョフ=セドイから作曲家同盟議長フレンニコフまで興味深いラインナップ。、有名な「カチューシャ」から戦意高揚のための勇ましい歌、銃後を守る母や妻が戦地の息子、夫を思う切ない歌など様々。日本の戦時の歌と言えば軍歌だが、ソヴィエト・ロシアの戦時の歌がいかに音楽的、詩的素養にあふれ、豊かであったかということを思い知らされます。敵ながらあっぱれな一枚。独唱陣もオペラ的で聴き応え充分。
NF/PM-A99113(2CD)
リャードフ:ピアノ作品全集 Vol. 3 & 4
[CD 1: Vol. 3]
グリンカの主題による変奏曲 Op.35
3つの前奏曲 Op.36
練習曲ヘ長調 Op.37/マズルカ ヘ長調 Op.38
4つの前奏曲 Op.39
練習曲と3つの前奏曲 Op.40
2つのフーガ Op.41/2つの前奏曲とマズルカ Op.42
舟歌 嬰ヘ長調 Op.44/4つの前奏曲 Op.46
練習曲とカンツォネッタ Op.48
「CD 2: Vol. 4]
ポーランド民謡の主題による変奏曲変イ長調 Op.51
3つのバレエ用小品 Op.52
3つのバガテル Op.53/3つの小品 Op.57
4つの小品 Op.64
A・K・リャードフによるカノン
ロシア民謡の主題による変奏曲
ヤリーロの日
ムソルグスキー的・ダルゴムイシスキー的・キュイ的音階
By Lord Boredomston/牧夫
炎の詩人ヴラディーミル・ベルスキーに
B-la-f の主題によるフゲッタ
ヴラディーミル・スターソフに
カントゥス・フィルムス(定旋律)による12のカノン
La-Do-Fa の主題によるフゲッタ
サラバンド/コーラスまたはスケルツォ
行列/前奏曲−牧歌/蚊の踊り(ロシアの歌)
前奏曲ヘ長調
リストのオラトリオへの序奏
オリガ・ソロヴィヨーヴァ[オルガ・ソロヴィエヴァ](P)

録音:2012-2015年
ロシア五人組の強い影響を受け、プロコフィエフ、ミャスコフスキーらを輩出した作曲家リャードフはたいへん優れたピアニストでもあり、ピアノ曲は彼の主要な作曲分野のひとつでした。オリガ・ソロヴィヨーヴァはモスクワに生まれグネーシン音楽アカデミーで学んだロシアのピアニスト。
NF/PM-A99115
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):ピアノ作品全集 Vol.3
ピアノ・ソナタ第6番 Op.64
ピアノ・ソナタ第7番(ピアノと鐘の為の)Op.85*
ボリス・ティシチェンコ(P)
アレクサンドル・ミハイロフ(鐘*)
没後に人気が急上昇し、特にピアノ作品に注目が集まっているティシチェンコ(チーシチェンコ)。当盤では2曲とも彼自身の演奏であるところがポイントです。
NF/PM-A99116
ヴァディム・サルマノフ(1912-1978):オラトリオ詩曲「十二使徒」(アレクサンドル・ブロークの詩による、合唱とオーケストラのための;1957)(*)
ヴァイオリンと室内オーケストラのための組曲「大都市の夜」(1969)(+)
レニングラート国立カペラcho(*)
レニングラードポ(*)
ヴラディスラフ・チェルヌシェンコ(指(*))
ラーザリ・ゴズマン(Vn、指(+))
レニングラードCO(+)

録音:1988年(*)/1970年(+) 
原盤:Melodiya
ヴァディム・サルマノフはレニングラードに生まれた20世紀ソヴィエトを代表する作曲家の一人。ソヴィエト連邦作曲家同盟議長を務めました。交響曲以外が注目される機会はきわめて少なく、当盤に収録の2曲はともに初CD化となります。
NF/PM-A99117(2CD)
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):交響曲第4番 Op.61(1974)
力の交響曲 [Sinfonia di forza]/怒りの交響曲 [Sinfonia di rabbia]
悲しみの交響曲 [Sinfonia di tristezza]/残酷の交響曲 [Sinfonia di crudelta]
復活と優しさの交響曲 [Sinfonia di risorgimento e tenerezza]
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指、朗読)
レニングラードPO


録音:1978年11月17日、ライヴ、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード、ロシア、ソヴィエト
イタリア語のタイトルを持つ5つの小交響曲から成る、収録時間約95分という長大な交響曲。初CD化。
NF/PM-A99119
ユーリー・ファリク(1936-2009):シンフォニエッタ(管弦楽の為の;1984)*
ヴァイオリン協奏曲(1971)+
悲歌風音楽
(イーゴリ・ストラヴィンスキーの為の葬送曲、管弦楽の為の;1975)#
管弦楽の為の協奏曲第1番(1971)#
サンクトペテルブルク・カメラータ室内O*
サウリス・ソンデツキス(指)*
ヴィクトル・リーベルマン(Vn)+
レニングラード室内O+
エドヴァルト・セーロフ(指)+
レニングラードPO#
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)#
ユーリー・ファリクはオデッサ(ウクライナ)に生まれたロシアの作曲家・指揮者。レニングラード音楽院でボリス・アラポフ(1905-1992)に作曲を師事。サンクトペテルブルク音楽院教授を務めました。
NF/PM-A99120
ボリス・アラポフ(1905-1992):ヴァイオリン協奏曲(1964)*
ヴァイオリン,ピアノと打楽器の為の協奏曲(1973)+
ミハイル・ヴァイマン(Vn)
レニングラードPO*
アルヴィド・ヤンソンス(指)*
グリゴリー・ソコロフ(P)+
ニコライ・モスカレンコ(打楽器+)
レニングラード室内O+
アレクサンドル・ドミトリエフ(指)+
ボリス・アラポフはロシアのサンクトペテルブルクに生まれた作曲家。ピアニストを志望しマリア・ユーディナ(1899-1970)に師事しましたが手の呼称で断念。作曲に転向しレニングラード音楽院でヴラディーミル・シチェルバコフ(1889-1952)に師事しました。レニングラード音楽院教授を務め上記のユーリー・ファリクらを輩出しました。当盤はミハイル・ヴァイマン(1926-1977)、アルヴィド・ヤンソンス(1914-1984)、グリゴリー・ソコロフ(1950-)の録音としても貴重と言えるでしょう。

NF-09018
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1・3・5番 エリアーネ・ロドリゲス(P)、
エドゥアルト・セロフ(指)
サンクト・ペテルブルグPO
NF-09019
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2・4番 エリアーネ・ロドリゲス(P)、
エドゥアルト・セロフ(指)
サンクト・ペテルブルグPO


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