湧々堂HOME 新譜速報:交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Urania Records
(イタリア)



1998年にコモ湖近郊で創設されたイタリアのインディペンデント・レーベル「ウラニア・レコーズ(Urania Records)」。設立以降、ヒストリカル録音の復刻、発売に取り組んできた同レーベルは、2010年に現在のオーナーであるノエミ・マンゾーニに社主が交代して以降、新録音(LDV-規格)と、60年代のステレオ録音の中心とした歴史的音源の復刻(WS規格)の2つのシリーズを展開しています。



※「単価=¥0」と表示されるアイテムは廃盤です。

※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
LDV-14065(2CD)
ドニゼッティ:弦楽四重奏曲集 Vol.1
弦楽四重奏曲第15番ヘ長調(1821)
弦楽四重奏曲第4番ニ長調(1818)
弦楽四重奏曲第8番変ロ長調(1819)
弦楽四重奏曲第13番イ長調(1821)
弦楽四重奏曲第5番ホ短調(1818)
弦楽四重奏曲第14番ニ長調(1821)
ミーチャSQ〔ジョルジアーナ・ストラッツーロ(Vn)、パスクアーレ・アレグレッティ・グラヴィーナ(Vn)、カルミネ・カニアーニ(Va)、ヴェロニカ・ファブリ・ヴァレンツエラ(Vc)〕、バルタザール・ズニガ(アーティスティック・プロデューサー)

録音:2019年11月&2020年6月、ポッレナ・トロッキア(イタリア)
「ランメルモールのルチア」や「愛の妙薬」など数々の優れたオペラを世に送り出した19世紀前半のイタリアにおける最高峰のオペラ作曲家の1人、ドニゼッティの「器楽、室内楽作曲家」としての一面にフォーカスした好企画の第1弾。
この弦楽四重奏曲集第1巻には共通の形式的特徴に基づいて作曲されいるものの、独自の特徴も持つ1818年から1821年にかけて作曲された6作品を収録。
演奏は2008年に結成されたミーチャSQ。2016年のヤコポ・ナポリ国際コンクールなどで第1位を獲得するなどイタリア内外で存在感を高めています。
LDV-14066
ヨハン・カール・ビショフ(1747-a.1800):6つのチェロ・ソナタ集(世界初録音)
ソナタ第1番ハ長調/ソナタ第2番ニ長調
ソナタ第3番変ホ長調/ソナタ第4番ハ長調
ソナタ第5番ホ長調/ソナタ第6番ヘ長調
クラウディオ・ロンコ(Vc)
、エマヌエラ・ヴォッツア(Vc)

録音:2020年7月、カーサ・ドリーゴ・グランド・サロン(トレヴィーゾ、イタリア)
没後2世紀以上もの間、音楽史の世界では「ハルモニチェロ(harmonicello)」という神秘的かつ独自の楽器を発明した弦楽器職人として知られてきたドイツの音楽家ヨハン・カール・ビショフですが、今回の「6つのチェロ・ソナタ集」の全曲録音の登場により、作曲家として、またヴィルトゥオーゾ・チェリストとして、より完璧で魅力的な人物であったということが広く知られる機会を得ることになりました。
その作風は古典派音楽の伝統に根ざしながらも、ドイツ・ロマン派音楽の崇高な冒険を先取りするような、特別なスタイルを持ち味としています。
クラウディオ・ロンゴは、1980年にクレマンシック・コンソート(クレメンチッチ・コンソート)のソロ・チェロ奏者に就任し、アンサンブル415やエスペリオンXXでも活躍。さらには、セビリア古楽音楽祭をはじめとするヨーロッパの著名な古楽音楽祭から定期的に招聘されるなど、現在のイタリア古楽界における重鎮の1人。
現在は2001年に出会ったボローニャのアンサンブDSGとルサン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレで首席チェロ奏者を務めていたエマヌエラ・ヴォッツアと夫婦デュオを組み、コンサートやレコーディングに精力的に取り組んでいます。
LDV-14067
ヴィヴァルディ:協奏曲とソプラノのためのアリア集
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.208「ムガール大帝」
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.234「不安」
リュート協奏曲ニ長調 RV.93
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ長調 RV.392
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲ニ短調 RV.394
オラトリオ「勝利のユディタ」RV.644より
歌劇「ユスティヌス」RV.717より
トゥリア・ペデルソリ(S)、
ダヴィデ・ベロシオ(Vn)、
マウロ・リギーニ(ヴィオラ・ダモーレ)、
マッシモ・マルケーゼ(Lute)、
イ・ソリスティ・アンブロジアーニ

録音:2020年7月8日-10日、ブスト・アルシツィオ(イタリア)
ヴィヴァルディの器楽独奏を伴う協奏曲とソプラノのためのアリア集というイタリアのレーベルならではのコレクション。
イタリアのピリオド・アンサンブル、イ・ソリスティ・アンブロジアーニの創設者ダヴィデ・ベロシオ、イタリア青年Oを経てモディ四重奏団の創設したマウロ・リギーニ、タクトゥス(Tactus)などでもお馴染みの名リューティスト、マッシモ・マルケーゼ、そしてルネサンスとバロックのレパートリーを得意とする麗しき古楽系ソプラノ、トゥリア・ペデルソリの4人のソリストたちが躍動しています。
LDV-14069
ボローニャの聖なる礼拝
ベネデット・ドネッリ:牧歌
ジャコモ・アントニオ・ペルティ:大いなる秘跡
ジュゼッペ・マリア・カレッティ:ミゼレーレ
イグナツィオ・フォンタナ:聖金曜日の哀歌
アントニオ・マッツォーニ:聖なる安息日の予言
ヨンメッリ:昇階唱
フェルナンド・ベルトーニ:キリエ、グローリア、クレド
ピエトロ・ジュゼッペ・ガエターノ・ボーニ:ソナタ
ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ:サンクトゥス、トッカータ第1番&第3番、アニュス・デイ
グレゴリオ聖歌
サン・ピエトロ・アンサンブル〔アリーチェ・フラッカリ(S)、アンジェラ・トロイロ(A)、パオロ・ダヴォリオ(T)、ジャコモ・コントロ(Br)、フランチェスコ・リギーニ(Org)、シルヴィア・デ・ロッソ(ヴィオローネ)、アントニオ・デ・ルイージ(テオルボ&バロック・ギター)〕、スコラ・グレゴリアーナ(アントニオ・ビテッラ(ヴォーカル)、ダヴィデ・カロッロ(ヴォーカル)、アントニオ・ロレンツォーニ(ヴォーカル)、ガスパーレ・ヴァッリ(ヴォーカル)〕

録音:2020年8月-9月、サン・ジョヴァンニ・バッティスタ教区(ボローニャ、イタリア)
クリスマス」から「聖霊降臨祭」、「聖週間」を経て、ボローニャで最も重要な祝日である「守護聖人ペトロニオの祝日」までの音楽による、18世紀の完璧な「ボローニャ・スタイル」による荘厳なミサを再現し、ボローニャの主な聖なる行事を音楽で旅するというプログラム。
LDV-14070
ドメニコ・シルヴィオ・パッショネイ(1682-1761):チェロと通奏低音の為のソナタ集 Op.1より
ソナタ第5番変ロ長調
ソナタ第6番ニ長調
ソナタ第10番ハ長調
ソナタ第3番ニ短調
ソナタ第7番ニ長調
ソナタ第1番ヘ長調
ソナタ第8番ハ長調
ソナタ第12番イ長調
アンサンブル・イル・コンティヌオ〔ジョエーレ・グスベルティ(Vc)、クラウディオ・フリジェリオ(Vc)、マリヤ・ヨヴァノヴィチ(ハープシコード)〕
※使用楽器:チェロ(クリスティアン・グイデッティ2009年製&ヴァルター・バルビエロの弓)、チェロ(カルロ・アントニオ・テストーレ1751年製&ピエトロ・カヴァラッツィの弓)、ハープシコード(A.コルツァーニ1997年製作、G.B.ジュスティ1681年製のレプリカ/ピッチ=415Hz)

録音:2020年7月3日-5日、聖フランチェスコ教会(クレモナ、イタリア)
ドメニコ・シルヴィオ・パッショネイは、ローマ教皇インノケンティウス13世の下においてスイス、ルツェルンで教皇使節に任命され、名誉ある大司教にも選ばれたカトリックの枢機卿。1712年のユトレヒト講和会議には教皇聖座の公式代表として参加したとされています。
1718年にアムステルダムの楽譜出版社エティエンヌ・ロジェから出版されたこの「チェロと通奏低音の為のソナタ集」は、パッショネイが娯楽という崇高な目的のために考案し、その音楽家としての天才性が発揮された貴重な作品。
チェリストのジョエーレ・グスベルティによって2008年に結成されたクレモナのアンサンブル、アンサンブル・イル・コンティヌオは、パッショネイの12曲の中で、作曲者が思い描いていたであろうヴィジョンを達成していると思われる特に質の高い8曲を選びレコーディング。チェロのレパートリーの拡大、そして偉大なる枢機卿の音楽家として側面の紹介に貢献しています。
LDV-14071
アレッサンドロ・スカルラッティ:マニフィカト
ドメニコ・スカルラッティ:テ・デウム
アレッサンドロ・スカルラッティ:サルヴェ・レジナ、
 5声のマニフィカト
ハウエルズ:8声のレクイエム
カルロッタ・コロンボ(S)、
ミルコ・グァダニーニ(T&指)、
インテンデ・ヴォーチ・アンサンブル

録音:2021年1月7日-16日、ベルナーテ・ティチーノ(ミラノ、イタリア)
ロック時代のイタリアを代表する巨匠A・スカルラッティへのオマージュ・アルバムでは、傑作「5声のマニフィカト」と「サルヴェ・レジナ」に加えて息子ドメニコの「テ・デウム」が演奏されます。
続いて配置されたハウエルの「レクイエム」とは、ルネサンス音楽と20世紀のポリフォニーの組み合わせを表現し、常に刺激的で魅力的な過去と現在の対話を強調しています。
演奏はテノールのミルコ・グァダニーニによって結成されたイタリアの合唱団インテンデ・ヴォーチ・アンサンブル。17〜18世紀のア・カペラ音楽をメイン・レパートリーとしており、2018年からはミラノのサン・マウリツィオ教会でのモンテヴェルディのマドリガーレ全曲演奏会に参加するなど精力的に活動しています。
アンサンブル・アウローラなどでも活躍するテオルボのガブリエレ・パロンバの参加もポイントです。
LDV-14074
バルトーク:ピアノ作品集
組曲「戸外にて」BB.89, Sz.81
4つの哀歌 BB.58, Op.9a
組曲 BB.70, Op.14
10の易しい小品 BB.51
14のバガテル BB.50, Op.6
フランチェスコ・パスクアロット(P/スタインウェイ)

録音:2020年10月2日-3日、ピアノ&フォルテ(ペルージャ、イタリア)
技術的な複雑さに加えて、民族音楽やリスト、ドビュッシー、クープランの装飾などの影響を強く受け、非常に多様な音楽表現を持ったバルトークのピアノ作品集。
その多彩な作風から「千の顔を持つ男」とも定義することが出来るバルトークの作品を弾くのは、イタリアのピアニスト、フランチェスコ・パスクアロット。
ミラノ音楽院で研鑽を積んだ後、スピルト・ジェンティル音楽祭を創設して芸術監督に就任。名匠ブルーノ・カニーノからも絶賛された有望株です。
LDV-14073
テレマン:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバの為の12のファンタジア TWV 40:26-37(Vc独奏版/ディートマル・ベルガー編) ディートマル・ベルガー(Vc)

録音:2021年1月3日-6日、ベルギッシュ・グラートバッハ(ドイツ)
1735年頃に作曲され、楽譜が出版されていたことは知られていながら、楽譜が消失してしまい謎に包まれていたものの、2015年の春に発見された「ヴィオラ・ダ・ガンバの為の12のファンタジア」。
ヴァイオリン、フルート(・トラヴェルソ)、チェンバロの為の傑作群と同じく、急成長するハンブルクのアマチュア市場に耳を傾けたテレマンが書き上げた「ヴィオラ・ダ・ガンバの為の」12のファンタジアの「チェロ編曲版」が登場!
「ヴィオラ・ダ・ガンバ」のために書かれたテレマンのファンタジアを敢えてチェロで演奏するという、意欲と野心があふれるプロジェクトに取り組んだのは、ドイツのチェリスト、ディートマル・ベルガー。
アーヘン音楽大学とデュッセルドルフ音楽大学で研鑽を積んだ後、ライプツィヒ音楽大学では、セバスティアン・パンクからヴィオラ・ダ・ガンバの奏法を学び、チェロとガンバ、モダンとピリオドの両方を駆使するようになったベルガーは、1993年から2000年までドレスデンのザクセン州立歌劇場のメンバーとして活躍し、現在はケルンを拠点としてチェロ奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者として活発な活動を展開しています。
ライプツィヒのフリードリヒ・ホフマイスター音楽出版社やベルクハイムのドール音楽出版社で編集者、作曲者としても活動しているベルガーが、テレマンの楽譜を隅々まで研究して編曲を施した「チェロ版」の「ヴィオラ・ダ・ガンバの為の12のファンタジア」。
LDV-14075
フランチェスコ・ザッパ(1717-1803):ヴァイオリンとチェロの為の「6つの二重奏曲集」
二重奏曲第1番変ロ長調
二重奏曲第2番ハ長調
二重奏曲第3番ニ長調
二重奏曲第4番ヘ長調
二重奏曲第5番ト長調
二重奏曲第6番変ホ長調
アッラ・マニエラ・イタリアーナ・アンサンブル〔ジャコモ・コレッティ(Vn)、アンナ・カンポリーニ(Vc)〕

録音:2020年8月31日-9月2日、ヴィラ・メッツァバルバ(ボルガレッロ、イタリア)
フランク・ザッパがカリフォルニア大学バークレー校の図書館その室内楽作品を偶然発見し、1984年にシンクラヴィア独奏でレコーディングを行ったことにより、その名を知られることになった18世紀イタリアの作曲家フランチェスコ・ザッパ。
その生涯についてはほとんど知られていないものの、ミラノで生まれ、後半生はオランダのハーグで活躍したと伝えられています。
パリで出版された「6つの二重奏曲集」は、パーラー(サロン)での会話をヴァイオリンとチェロで表現したかのような作品であり、イタリア的なメロディアスさを作風の特徴とするザッパが、一流の作曲家であったことを証明しています。
LDV-14076(2CD)
フランチェスコ・アントニオ・ウリオ(1650-after 1719):聖母マリアの夕べの祈り(世界初録音)
フェリーチェ・アントニオ・アルコナーティ(1610-post 1679):シンフォニア ニ長調
フランチェスコ・マリア・ズッカーリ(1697-1782):救い主のうるわしき御母
フランチェスコ・マリア・フェリ(17〜18世紀):この乙女
フランチェスコ・アントニオ・カレガーリ(1656-1742):シンフォニア イ長調
ジョヴァンニ・フェラーリ(18世紀):サルヴェ・レジナ
クレモナ・バロックO(ピリオド楽器使用)、ジョヴァンニ・バッティスタ・コルンブロ(指)、ヴォーチ・ヴィリリ・ディ・クレモナ、ソフィア・ペッツィ(S)、マルチェラ・ディ・ガルボ(S)、カミッラ・ビラガ(A)、ダヴィデ・ロッコ(Bs)

録音:2021年3月&4月、オラトリオ・S.フィリッポ(ジェノヴァ、イタリア)
この知られざる「聖母マリアの為の夕べの祈り」の作曲者であるフランチェスコ・アントニオ・ウリオは、フランシスコ会の修道士でもあったイタリア、ミラノ出身のバロック時代の作曲家。
スポレート大聖堂、ローマのサンティ・アポストリ教会、ヴェネツィアのサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂、ミラノのサン・フランチェスコ・ディ・パオラ聖堂の合唱指揮者を歴任し、またヘンデルが自らの作品にウリオの音楽を引用したことでもその名を歴史に残しています。
1697年にボローニャで出版された「コンチェルタート様式による詩篇集 Op.2」の中に収録されている「夕べの祈り(ヴェスプロ)」は、ルネサンス時代のポリフォニーやモダリティ、バロック時代の和声、調性が共存し、コンチェルタート様式に則って作曲された作品。ウリオの作曲家としての卓越した手腕が発揮された知られざる秀作です。
演奏は2002年に結成されたイタリアのピリオド・オーケストラ、クレモナ・バロックO。イタリア内外でバロック音楽、ピリオド奏法を専門的に学んだ演奏家たちによって構成され、ヨーロッパ各地で活躍しています。
LDV-14077
ヴェンセスラウス・ジョゼフ・スプルニ(a.1700-1754):2本のチェロの為の6つのソナタ集 Op.4(世界初録音)
ソナタ第1番変ロ長調
ソナタ第2番ヘ長調
ソナタ第3番ハ長調
ソナタ第4番ト長調
ソナタ第5番ヘ長調
ソナタ第6番イ長調
クラウディオ・ロンコ(Vc/ピリオド楽器使用) 、
エマヌエラ・ヴォッツア(Vc/ピリオド楽器使用)

録音:2020年11月、カーサ・ドリーゴ・グランド・サロン(トレヴィーゾ、イタリア)
18世紀前半にパリのカリニャン公爵に仕えていた経歴を持つ作曲家であると同時にチェロのヴィルトゥオーゾでもあったヴェンセスラウス・ジョゼフ・スプルニ。
ボヘミア地方の生まれであると考えられているスプルニは交響曲やハーディ・ガーディやバグパイプなどの民族的楽器の為の協奏曲やブルレスケ、室内ソナタ集など、様々なスタイルの作品を遺しています。
1748年にロンドンで出版された「数名の著名な作曲家による曲集」に、この世界初録音となる「6つのソナタ集 Op.4」から「第2番」が収録されていることからも、スプルニが18世紀前半のヨーロッパにおいて名声を得ていたことが分かります。
クラウディオ・ロンゴは、1980年にクレマンシック・コンソート(クレメンチッチ・コンソート)のソロ・チェロ奏者に就任し、アンサンブル415やエスペリオンXXでも活躍。さらには、セビリア古楽音楽祭をはじめとするヨーロッパの著名な古楽音楽祭から定期的に招聘されるなど、現在のイタリア古楽界における重鎮の1人。
現在は2001年に出会ったボローニャのアンサンブDSGとルサン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレで首席チェロ奏者を務めていたエマヌエラ・ヴォッツアと夫婦デュオを組み、コンサートやレコーディングに精力的に取り組んでいます。
LDV-14078
クララ・シューマン:初期ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ ト短調/4つのポロネーズ Op.1/3つのロマンス Op.11/音楽の夜会 Op.6/ウィーンの夜会 Op.9
アンジェラ・ティリーノ(P/YAMAHA CFX)

録音:2021年4月、グリファ・エ・フィリ・ピアノフォルティ(ミラノ、イタリア)
クララ・ヴィークの時代の「4つのポロネーズ Op.1」から、シューマンとの新婚時代、クララ・シューマンとなってから書かれた「ピアノ・ソナタ ト短調」までで構成されたその作曲活動の初期を代表する作品の数々。
ヴィルトゥオージティ的なピアニズム、ショパンの影響、ウィーンの伝統へのオマージュなど、クララ・シューマンの芸術性の成長を辿ることが出来るユニークなプログラムに仕上がっています。
クララ・シューマンの初期作品をYAMAHA CFXのピアノで奏でるのはイタリアの女流ピアニスト、アンジェラ・ティリーノ。
フィレンツェのルイジ・ケルビーニ音楽院で研鑽を積んだのち、ナディア・ティリーノとナダン・ピアノ・デュオを結成。ヘルツォーゲンベルクの4手連弾作品集でレコーディング・デビューを飾り、今回、満を持してのソロ・レコーディング・デビューとなる才媛です。
LDV-14079
C.P.E.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードの為のソナタ集(ヴィオラ版)
ソナタ ト短調 Wq.88(1759)/ソナタ ハ長調 Wq.136(1745)/ソナタ ニ長調 Wq.137(1746)
ルカ・ラッザリーニ(Va)、
ニコラ・レニエロ(ハープシコード

録音:2021年1月、カステルゴンベルト(ヴィチェンツァ、イタリア)
カール・フィリップ・エマニュエル・バッハが、そのベルリン時代に作曲した才気煥発の「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ」の3曲を、「ヴィオラ・ダ・ガンバ」ではなく「ヴィオラ」で奏でた注目作!
フリードリヒ大王の宮廷で働いていたC.P.E.バッハによってこの3曲が生み出された18世紀中期から後期にかけて、ヨーロッパの大半の国々でヴィオラ・ダ・ガンバが使用されなくなっていったこともあり、これらの作品を演奏する際にヴィオラ・ダ・ブラッチョを使用することを認めている資料も遺されています。
この18世紀後半に行われたであろう「ヴィオラ・ダ・ブラッチョ」での演奏を再現するため、C.P.E.バッハのソナタ3作品に取り組んだのは、イタリアのヴァイオリン&ヴィオラ奏者ルカ・ラッザリーニ。
ジョヴァンニ・グリエルモとジョヴァンニ・ペトレッラにヴァイオリンとヴィオラと学んだ後、ロンドンの王立音楽院へ留学。
ヴィチェンツァとヴェローナでバロック・ヴァイオリンをファビオ・ミッサッジャ、バロック・ヴィオラをステファノ・マルコッキに師事し、現在はピリオド楽器アンサンブルのイル・トラッティメント・アルモニコのリーダーとしてイタリアの古楽シーンで活躍しています。
使用楽器はマッシミリアーノ・ダッラ・コスタが2020年に製作したアントニオ・ストラディヴァリ1748年製のレプリカ。
「ヴィオラ・ダ・ブラッチョ」で演奏されたであろう、C.P.E.バッハのバロック時代と古典派時代を繋ぐ秀作を豊潤なヴィオラ音色で ――。
LDV-14080
フォルトゥナート・ケッレリ(1690-1757):6つのシンフォニア集
シンフォニア第1番ニ長調
シンフォニア第2番ハ長調
シンフォニア第3番変ロ長調
シンフォニア第4番イ長調
シンフォニア第5番ニ長調
シンフォニア第6番変ロ長調
ブリュッセル交響曲変ロ長調
ブリュッセル交響曲イ長調〜ポロネーズ
アタランタ・フーギエンスO
ヴァンニ・モレット(指)
イタリア、ロンバルディア州の18世紀の交響曲レパートリーを収集し、その研究、演奏、普及を促進することを目的としている「Archivio della Sinfonia Milanese」との共同製作シリーズの第2弾は、18世紀イタリアの作曲家フォルトゥナート・ケッレリのシンフォニア集! イタリア時代は主に歌劇を作曲していたケッレリはフィレンツェ、バルセロナ、ヴェネツィアで活動した後にスウェーデンやドイツへと渡り、これらの地で「シンフォニア」を作曲したと伝わっています。 スウェーデン古典主義の誕生に大きく寄与したケッレリは「偉大な模倣者」とも呼ばれており、この「6つのシンフォニア(新しい交響曲)」は1730〜40年代のヨーロッパで流行した新しい様式を研究した作品であると同時に、独自のロンバルディア様式(ミラノ・スタイル)で書かれた作品でもあります。
ピリオド楽器使用の弦楽オーケストラ、アタランタ・フーギエンスOを率いるのはヴァンニ・モレット。イル・ジャルディーノ・アルモニコのコントラバス奏者を務めた経歴を持つのと同時に、バロック音楽の研究、さらには現代音楽やジャズにも精通するマルチな才能の持ち主です。
LDV-14081(3CD)
イギリスにおけるチェロの黄金時代1760-1810
シプルティーニ(ca.1730-1790):ソナタ第2番ヘ長調 Op.7、ソナタ第3番イ長調
スティーヴン・パクストン(1734-1787):ソナタ第4番ハ長調 Op.1、ソナタ第5番イ長調
ワルター・クラゲット(1741-1798):ソナタ第6番ニ長調
ジャコッベ・バセヴィ(1680-1783):ディヴェルティメント第1番ト短調 Op.4、ディヴェルティメント第6番ニ長調
ジェームズ・チェルヴェット(1748-1837):ソナタ第2番ト長調、ソナタ第4番ニ短調、ソナタ第5番ニ長調
ヨハン・ゲオルク・クリストフ・シェトキー(1737-1824):ソナタ第1番ニ長調
ジョゼフ・ライナグル(1762-1825):ソナタ第1番ト長調、ソナタ第2番ハ長調
ヒュー・ライナグル(1758 or 59-1785):ソロ第2番ニ長調
ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ(1724-1808):ソナタ第5番ト短調、二重奏曲第3番ト長調
ジェームズ・フック(1746-1827):ソナタ第2番ヘ長調
カルロ・フランチェスコ・キアブラーノ(1723?-1785?):ソナタ第2番イ短調
ジャン=マリー・ラウル(1766-1850):ソナタ第2番ニ長調
ロバート・リンドレー(1776-1855):ソロ第4番ニ長調、ソロ第3番ト長調、ソロ ハ長調
クラウディオ・ロンコ(Vc)、
エマヌエラ・ヴォッツア(Vc)
※ピリオド楽器使用

録音:2016年5月&2017年7月、イタリア
18世紀中期頃にイタリアのヴィルトゥオーゾたちによってロンドンに持ち込まれたチェロの芸術は、貴族や新興のブルジョワ階級の熱意によって、イングランドとスコットランドで華やかなシーズンを迎えることになりました。
このイタリアの名手たちに続くように、イギリスにおいてクロスデイルやリンドレー、ジョゼフとヒューのライナグルといった国民的なチェリストたちが登場し、「チェロの黄金時代」を迎えることになります。
今回のロンコ&ヴォッツァのレコ―ディングによる「イギリスにおけるチェロの黄金時代1760-1810」では、ヨーロッパ各国の名手たちがイギリス国民に捧げたチェロ作品を、図書館の棚に放置されたままの知られざる作品とともに、幅広く、かつ重要な側面から紹介してくれています。
クラウディオ・ロンコは、1980年にクレマンシック・コンソート(クレメンチッチ・コンソート)のソロ・チェロ奏者に就任し、アンサンブル415やエスペリオンXXでも活躍。さらには、セビリア古楽音楽祭をはじめとするヨーロッパの著名な古楽音楽祭から定期的に招聘されるなど、現在のイタリア古楽界における重鎮の1人。
現在は2001年に出会ったボローニャのアンサンブDSGとルサン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレで首席チェロ奏者を務めていたエマヌエラ・ヴォッツアと夫婦デュオを組み、コンサートやレコーディングに精力的に取り組んでいます。
LDV14082
ブラームス:ピアノ作品集
4つのバラード Op.10
シューマンの主題による変奏曲 Anh.III-6/2つのサラバンド WoO.5
3つの間奏曲 Op.117
4つのピアノ小品 Op.119
アレッサンドロ・メルカンド(P/YAMAHA CFIII)

録音:2021年10月28日-30日、アトリエ・ラッザリーノ&カヴィリア(アックイ・テルメ、イタリア)
トリノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院からパリのエコール・ノルマル音楽院へと渡り、アルド・チッコリーニやドミニク・メルレの下でも学び、2009年にはモーツァルテウム音楽大学国際サマーアカデミーへ招聘された実績を持つイタリアのピアニスト、アレッサンドロ・メルカンドがブラームスに捧げるプログラム。
メルカンドはブラームスの魂に深く根ざしている憂鬱な優しさとロマンティシズムを表現するために、1850年代と90年代の2つの時期に作曲された5作品を年代順に配置。
ブラームスの作風の変遷と成熟度と共に、その人生を思慮深い演奏で表現しています。
LDV-14083

PLDV-14083
日本語訳解説付国内盤
税込定価
チック・コリア(1941-2021):ピアノ作品集
子供の歌(1983)
ピアノ・ファンタジー(1978)
ピアノ・ミュージック(1976-1985)
ロベルト・フランカ(P/スタインウェイ&サンズ D-274)

録音:2021年5月、グリファ&サンズ・スタジオ・レコーディング(ミラノ、イタリア)
2021年2月9日に急逝したジャズ界のレジェンド、チック・コリア(アルマンド・アンソニー・コリア)。
チック・コリアの訃報に接した際、偶然にも20曲で構成される「子供の歌」に取組み、その勉強を終えようとしていたイタリアのピアニスト、ロベルト・フランカはこのジャズ界の偉大な巨匠へのトリビュートとして、クラシックの作曲家としての一面を収めたアルバムを創ることを決心します。
ロベルト・フランカは1970年代中期から80年代中期の約10年の間に作曲された3つの作品を通じて、その存在がジャズやインプロと深く結びつきすぎているが故に、これまで注目される機会が少なかった「クラシック音楽の作曲家としてのチック・コリア」の再評価の機運を高めてくれる重要なピアノ作品集を完成させました。
チック・コリアの「クラシック」と言えば、グルダ、アーノンクールとのモーツァルトのレコーディングが真っ先に思い浮かびますが、「作曲家チック・コリア」にスポットライトをあてた録音や企画は決して多くないだけに、この偉大なミュージシャンへのトリビュート・アルバムとして注目を集めることでしょう!
今回の作品がデビューアルバムとなるロベルト・フランカはクロアチア系イタリア人のピアニスト。イモラ国際ピアノ・アカデミーではピアノをボリス・ペトルシャンスキーに、作曲をマルコ・ディ・バリに師事。ガヴリーロフ、ロルティ、コチシュといった世界的ピアニストたちの指導を受けながらキャリアを積み上げている実力派です。
LDV-14084
ドゥランテ:チェンバロのための作品集
チェンバロ独奏のためのトッカータ集
チェンバロのためのソナタ「四季」(1747年以降)
チェンバロのためのソナタ(1746年以降)
マリア・ルイーザ・バルダッサーリ(Cemb)

録音:2021年7月12日-15日、ファエンツァ(ラヴェンナ、イタリア)
音楽家でもあると同時に高名な教師でもあり、数多くの優れた宗教音楽を生み出し、「ドゥランティスティ(durantisti)」と呼ばれる自身の流派を打ち立てたとも伝わるフランチェスコ・ドゥランテ。
ここでは、ヨンメッリ、パイジェッロ、ペルゴレージ、ピッチンニ、ヴィンチといった後の大作曲家たちを指導した名教師であり宗教音楽家としてのドゥランテの姿ではなく、器楽作品の作曲家としての姿にスポットライトをあてています。
ナポリのサン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院の図書館に所蔵されている筆写譜を用いた「トッカータ集」、リスボンのポルトガル国立図書館に所蔵されている貴重な楽譜を使用した「チェンバロのためのソナタ「四季」」など、知られざるドゥランテの魅力と功績に接することが出来るアルバムです。
LDV-14085
ヴィラ=ロボス:ピアノ作品集
ブラジル風バッハ第4番W.264
ショーロス第5番「ブラジルの魂」W.207
ニューヨーク・スカイライン・メロディ W.407/トリストローザ W.034
苦悩のワルツ W.316
ブラジルの密林への郷愁 W.226
イベリカラベ W.078
ブラジルの詩 W.374
カマルゴ・グアルニエリ
ミリアム・マリア・ディ・パスクアーレ・バウマン(P)

録音年月日不詳(デジタル録音/DDD)
ブラジルと言えばサッカー、コーヒー、カーニバル、アマゾン、オオハシ、オウムなど様々なものが連想されますが、その魅力はそれだけではありません。
それはまだまだヨーロッパを含む世界各地でほとんど知られていない音楽の世界であると言えるでしょう。
このアルバムは、19世紀半ばから20世紀半ばにかけて活躍したブラジルの作曲家の再発見と普及を目的としたピアノ・プロジェクトの一部です。
ブラジルの音楽遺産の特性を強調し、その知名度を高めるために選ばれた最初の作曲家は、同国の偉大なる音楽家エイトル・ヴィラ=ロボス!
近年、作品の録音、紹介がさらに活発になり、評価が高まるヴィラ=ロボスのピアノ音楽の世界を、イタリア音楽、ルネサンス時代からバロック時代の音楽を得意とするイタリアの女流鍵盤奏者ミリアム・バウマンが描きます。
LDV-14086
ダンテの詩を題材とした音楽
ドニゼッティ:ウゴリーノ伯爵、真の愛
ロッシーニ:フランチェスカ・ダ・リミニ
マルケッティ:ラ・プラ
ピンスティ:べアトリーチェ
モルラッキ:私のため息を聞きに来て、ダンテのウゴリーノ
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ソネット第4番 Op.41、セラ Op.23
ミルコ・パラッツィ(Bs)、
マルコ・スコラストラ(P/ベヒシュタイン1884年製)

録音:2021年6月7日-9日、チステルナ・ディ・ラティーナ(イタリア)
イタリア、フィレンツェ出身の13〜14世紀の詩人ダンテ(ダンテ・アリギエーリ)が遺した「神曲」に代表される叙事詩や、詩文集「新生」のテキストや登場人物を題材として作曲された音楽を集めた作品集。
ミルコ・パラッツィの歌声が、ダンテのテキストがその後の音楽家たちに与えた影響の大きさ、そしてその存在感を改めて知らせてくれています。
ミルコ・パラッツィは、ミラノ・スカラ座、コヴェントガーデン王立歌劇場、リセウ大劇場、ワシントン・オペラ、コンセルトヘボウ、サントリーホールなど、世界中のオペラハウスやコンサートホールでその歌声を響かせてきたイタリアのバス。
レコーディングも数多く、2019年にはインターナショナル・オペラ・アウォードも授与されているイタリアの名歌手です。1884年製のベヒシュタインの音色とのブレンド具合も楽しみなポイントです。
LDV-14087(2CD)
ベートーヴェン:フルートのための作品全集
フルート、ファゴットとピアノのための三重奏曲ト長調 WoO.37/フルートとピアノのためのソナタ変ロ長調 WoO Anh.4/フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード ニ長調 Op.25/主題と6つの変奏曲 Op.105/主題と10の変奏曲 Op.107/2本のフルートのためのアレグロ&メヌエット WoO.26
エンツォ・カロリ(Fl)、アンナ・マルティニョン(P)、ユ・ジュンフン(P)、カルロ・ラッザーリ(Vn)、ジャンカルロ・ディ・ヴァクリ(Va)、ロベルト・ジャッカーリャ(Fg)、ヴァルター・ザンピロン(Fl)

録音:2019年9月、マジスター・アレア・スタジオ(プレガンツィオール、イタリア)
作品番号で目録化されているか、されていないかに関わらず、楽聖ベートーヴェンがその生涯において作曲した「フルート」のための作品の全てを網羅した2枚組。
10代の頃、1786年に着手された「三重奏曲」など若かりし日の秀作から後期の作品までを収めており、「フルート」という視点からベートーヴェンの作曲技法、芸術を知ることの出来る魅力的なプログラムです。
エンツォ・カロリは、キジアーナ音楽院で名匠セヴェリーノ・ガッゼローニにフルートを学び、フェニーチェ歌劇場OやローマRAI国立SOのフルート奏者を歴任し、1970年代にはジュゼッペ・シノーポリと共にアンサンブルを結成するなどして活躍した現代のイタリアを代表する名フルーティストの1人。
フルート奏者としてだけでなく指揮者としても活躍し、パドヴァやヴィチェンツァの音楽院でフルートを指導するなど教育者としてもその名を知られています。
LDV-14088
ディートリヒ・シュテフケン:ヴィオラ・ダ・ガンバのための組曲&ディヴィジョンズ
ディートリヒ・シュテフケン(17世紀初期-1673-74):組曲二短調*、
 ガンバ独奏のためのディヴィジョンズ**、
 組曲ニ長調#、組曲ニ長調*
ディートリヒ・シュテフケン、ジャン・メルキュール&作者不詳:サラバンド**
ディートマー・ベルガー:ディートリヒ・シュテフケンに捧ぐ*
ディートマー・ベルガー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
※使用楽器:バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ(Jose Luis Espana. M.:2007年製)*、アルト・ヴィオラ・ダ・ガンバ(不詳)**、トレブル・ヴィオラ・ダ・ガンバ(不詳:1980年頃製)#

録音:2020年1月3日-6日、ストリングス・サウンズ・ミュージック・プロダクション・スタジオ(ベルギッシュ・グラートバッハ、ドイツ)
ガンバ奏者、作曲家としてヨーロッパ各地で活躍した、ディートリヒ・シュテフケンのヴィオラ・ダ・ガンバのための作品集。
ドイツのチェリスト、ディートマー・ベルガーは、アーヘン音楽大学とデュッセルドルフ音楽大学で研鑽を積んだ後、ライプツィヒ音楽大学では、セバスティアン・パンクからヴィオラ・ダ・ガンバの奏法を学び、チェロとガンバ、モダンとピリオドの両方を駆使するようになりました。1993年から2000年までドレスデンのザクセン州立歌劇場のメンバーとして活躍し、現在はケルンを拠点としてチェロ奏者、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者として活発な活動を展開しています。ベルガーは、ライプツィヒのフリードリヒ・ホフマイスター音楽出版社やベルクハイムのドール音楽出版社で編集者、作曲者としても活動しており、本アルバムでは、3種類のガンバを見事に弾き分け、未だ謎の多いシュテフケンの作品の魅力を伝えています。
LDV-14089
アーリー・ロマンティック・チェロ
プレイエル(1757-1831):6つのチェロ・ソナタより第2番 変ホ長調、第6番ハ短調、第5番変ホ長調
フランソワ・クピス・ドゥ・レヌサール(1732-1808):3つのチェロ二重奏曲より、第2番 ハ長調 Op.5
ドメニコ・ランツェッティ(ca.1730-1774):チェロ・ソナタ 変ロ長調
ジャン・バルタザール・トリックリール(1750-1813):6つのチェロ・ソナタより第1番 ハ長調、第3番変ロ長調
クラウディオ・ロンコ(Vc)、
エマヌエラ・ヴォッツア(Vc)
※ピリオド楽器使用
18世紀、古典派の時代にこのアルバムに収録されている作曲家たちはチェロという楽器を用いて斬新な作品を残しました。ピアノ製作者としても有名なプレイエルの他三人の作曲家はチェリストとしても活躍しており、現在ではあまり演奏される機会はありませんが、時代を先取りしたロマン派のような革新的な作品を残していました。
クラウディオ・ロンコは、1980年にクレマンシック・コンソート(クレメンチッチ・コンソート)のソロ・チェロ奏者に就任し、アンサンブル415やエスペリオンXXでも活躍。さらには、セビリア古楽音楽祭をはじめとするヨーロッパの著名な古楽音楽祭から定期的に招聘されるなど、現在のイタリア古楽界における重鎮の1人。
現在は2001年に出会ったボローニャのアンサンブDSGとルサン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレで首席チェロ奏者を務めていたエマヌエラ・ヴォッツアと夫婦デュオを組み、コンサートやレコーディングに精力的に取り組んでいます。
LDV-14096(2CD)
エンリコ・カルーソ:9つの歌曲集&34の委嘱作品集
Adrables Tourments/No!Nun Di Ca So Stato I(世界初録音)/Fenesta Abbandunata(世界初録音)/Dreams of Long Ago/Canzona a Dispietto(世界初録音)/Tiempo Antico/Per Sempre Liberta/Liberty Forever(世界初録音)/Campane a Sera/Serenata/34の委嘱作品
マーク・ミルホーファー(T)、
マルコ・スコラストラ(P)
イタリアが生んだ名テノール、エンリコ・カルーソは、約60作品のオペラと約500曲もの歌曲をレパートリーとし、豊かな声量と声域の広さで当時の最も著名なスター歌手として活躍しました。
本アルバムでは、2023年で生誕150周年を迎えるカルーソの作曲家としての一面に焦点を当て、カルーソによる9つの歌曲と、アントニオ・ピー二=コルシ(ヴェルディの 「ファルスタッフ」 や、プッチーニの 「ラ・ボエーム」 の初演に参加したバリトン歌手)、フランチェスコ・パオロ・トスティ(イタリアの作曲家、声楽教師)など、34人のオペラ歌手や作曲家によって献呈された作品を収録しています。四半世紀にわたり主要な国際オペラハウスで活躍してきたイギリスのテノール歌手、マーク・ミルホーファーが偉大なイタリア人テノールへその歌声を捧げます。
LDV-14097
オラツィオ・アルバーニのリュート・ブック
作曲者不詳:トッカータ、フォリア、コレンテ、ガリアルダ、鳥の歌、ファンタジア、Se mai amor[Villanella]、ヴォルタ、フランスの歌、バレット
ロレンツィーノ・トラチェッティ(c.1550-1598):Preludium overo Tochata、ファンタジア、ガリアルダ
ヴィンチェンツォ・ピンティ(1542-1608):Romanesca del Sig.r CAV-aliere、ガリアルダ
アンドレア・ダミアーニ(Lute)

※全曲世界初録音
イタリアはウルビーノにあるアルバーニ図書館が所蔵するオラツィオ・アルバーニ(1576-1653)のコレクションから、16世紀のローマで最も有名なルテニストであったロレンツィーノ・トラチェッティ、ヴィンチェンツォ・ピンティの作品と、作曲者が判明していない埋もれていた作品を組み合わせて収録した1枚。ローマ時代のポリフォニーの伝統とバロック音楽の様式が交わるわずかな瞬間をとらえています。全曲世界初録音。
LDV-14098
J.P.デュポール:チェロ・ソナタ集
:6つのチェロとヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.1(1766)より、ソナタ第3番ハ長調、ソナタ第4番 ニ長調/6つのチェロ・ソナタ Op.2(1767/70)より、ソナタ第1番 ニ長調、ソナタ第3番ヘ短調/6つのチェロと通奏低音のためのソナタ Op.3(1773)より、ソナタ第1番ニ長調、ソナタ第3番ニ短調/6つのチェロ・ソナタ Op.4(1789)より、ソナタ第2番ホ短調、ソナタ第3番 ハ長調
クラウディオ・ロンコ(Vc)、
エマヌエラ・ヴォッツア(Vc)ピリオド楽器使用
フランス・チェロ派の創始者マルタン・ベルトーの弟子であり、近代チェロ派の創始者といわれるジャン=ルイ・デュポールの兄でもあったジャン=ピエール・デュポール(1741-1818)。当時大変なヴィルトゥオーゾであったデュポールはベルリンに渡り、宮廷の音楽監督を務めました。その際、モーツァルトやベートーヴェンといった作曲家たちとの交流もあったと伝えられています。
クラウディオ・ロンコは、1980年にクレマンシック・コンソート(クレメンチッチ・コンソート)のソロ・チェロ奏者に就任し、アンサンブル415やエスペリオンXXでも活躍。さらには、セビリア古楽音楽祭をはじめとするヨーロッパの著名な古楽音楽祭から定期的に招聘されるなど、現在のイタリア古楽界における重鎮の1人。
現在は2001年に出会ったボローニャのアンサンブDSGとルサン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレで首席チェロ奏者を務めていたエマヌエラ・ヴォッツアと夫婦デュオを組み、コンサートやレコーディングに精力的に取り組んでいます。
LDV-14099
カール・ヴァイグル:弦楽四重奏曲集
カール・ヴァイグル(1881-1949):ヴィオラ・ダモーレを伴う弦楽四重奏曲第2番ホ長調(世界初録音)
弦楽四重奏曲第4番ニ短調(世界初録音)
アルトと弦楽四重奏のための3つの歌
メゾ・ソプラノと弦楽四重奏のための3つの歌(ドイツ語による世界初録音)
アンサンブル・マーク・ロスコ〔カルロ・ラザリ(Vn)、ジャーダ・ヴィゼンティン(Vn)、べンジャミン・バーンスタイン(ヴィオラ、ヴィオラ・ダモーレ)、マリアンナ・シナグラ(Vc)〕、アルバヌ・カレール(Ms)
オーストリア後期ロマン派の作曲家、カール・ヴァイグルが残した世界初録音を含む弦楽四重奏曲集が、イタリアのインディペンデント・レーベル【ウラニア・レコーズ(Urania Records)】から登場。上流階級出身のヴァイグルは、ツェムリンスキーから作曲の手解きを受け、ウィーン音楽院ではロベルト・フックスの下で作曲を学びました。シェーンベルクとも親交が深く、マーラーの作風を受け継ぎ生涯ロマン派風の曲調を貫きました。
アンサンブル・マーク・ロスコは、2011年、イタリア北東部の優れた弦楽器奏者たちにより結成され、メンバーは、室内楽、ソロ、オーケストラ、教育の各分野で、さまざまなプロフェッショナルな経験を共有し、聴衆が聴く機会の少ない素晴らしいレパートリーを広めています。カルロ・ラザリ、ベンジャミン・バーンスタイン、マリアンナ・シナグラは、イタリアSQとトリエステ三重奏団の下で研鑽を積み、世界各地での演奏活動の他、いくつかのメジャーレーベルでの録音も残しています。彼らはイタリアの主要オーケストラ(ミラノ・スカラ座、ヴェネツィア・フェニーチェ劇場、アレーナ・ディ・ヴェローナ、トリエステ・ヴェルディ歌劇場、アルトゥーロ・トスカニーニ・PO)で首席奏者を務め、海外ではイスラエル・フィル、サンパウロ州Oなどでソリストとして活躍。イタリアの各音楽院では、後進の指導にも力を注いでいます。

LDV-14100
フバイ:ヴァイオリン・ソナタ集
イェネー・フバイ(1858-1937):ロマンティックなソナタ Op.22
夜想曲 Op.42(初稿版による世界初録音)
夜想曲 Op.73(初稿版による世界初録音)
ロマンス Op.24(初稿版による世界初録音)
花の一生 Op.30より1. 芽生え(世界初録音)
スケルツォ Op.80
アレッサンドロ・クレリチ(Vn)、
キアラ・サルキーニ(P)
リストに支持され、ブラームスに賞賛され、ヴュータンの友人であったイェネー・フバイは、当時ヨーロッパで有名だったハンガリーのヴァイオリニスト兼作曲家です。現在では、音楽学の分野で徐々に再発見され、コンサートやレコーディングで成果を上げている芸術家の一人でもあります。本アルバムでは、中欧のエレガントなテイストとハンガリーの要素を融合させたヴァイオリンとピアノのための作品を集約しています。
LDV-14108(2CD)
シプルティーニ:チェロ・ソナタ集 Op.6&7
エマニュエル・シプルティーニ(c.1730-1790):チェロと通奏低音のための6つのソロ(ソナタ) Op.4
チェロと通奏低音のための6つのソロ(ソナタ) Op.7
クラウディオ・ロンコ(Vc)、
エマヌエラ・ヴォッツア(Vc)
※ピリオド楽器使用
エマニュエル・シプルティーニは、モーツァルトの父レオポルトが才能を認めるほどのチェリストであり作曲家でした。1750年頃にオランダで演奏会を行った記録が残っていますが、数年後にはロンドンに移り住んでおり、そこでコンサートでの演奏やチェロの教師として活躍し、またワインの商人でもありました。彼は4冊のチェロ・ソナタを残しており、それらはモーツァルトに影響を与えたと考えられています。
クラウディオ・ロンコは、1980年にクレマンシック・コンソート(クレメンチッチ・コンソート)のソロ・チェロ奏者に就任し、アンサンブル415やエスペリオンXXでも活躍。さらには、セビリア古楽音楽祭をはじめとするヨーロッパの著名な古楽音楽祭から定期的に招聘されるなど、現在のイタリア古楽界における重鎮の1人です。本アルバムでもボローニャのアンサンブDSGとルサン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレで首席チェロ奏者を務めていたエマヌエラ・ヴォッツアとの夫婦デュオによる録音で、シプルティーニのチェロ・ソナタ集の録音は、前作のソナタ集(LDV-14094)に収められた作品3&5と合わせて完結となります。
LDV-14101
ストリング・クァルテット・トランスクリプションズ
ジミ・ヘンドリックス(スティーヴン・マッキー編):ファイアー、フォクシー・レディ、Manic depression、アー・ユー・エクスペリエンスト?、レッド・ハウス、恋はワイルド・シング
ジャニス・ジョプリン(マッキー編):心のカケラ
ジョン・レノン&ポール・マッカートニー(ジャック・ロング編):ペイパーバック・ライター、トゥモロー・ネバー・ノウズ、ホエン・アイム・シックスティ・フォー、ハード・デイズ・ナイト
ルカ・サンタニエロ(ファースト・ヴァイオリン)、ファビオ・ラヴァージ(セカンド・ヴァイオリン)、アドリアーナ・タタル(Va)、ガブリエレ・ザネッティ(Vc)
クラシック音楽と他の音楽(ロック、ポップス、ジャズ、ラグタイムなど)との境界線は20世紀から21世紀にかけて曖昧になってきました。このアルバムではいわゆるクラシック音楽の弦楽四重奏の編成で、アメリカやイギリスのロックを演奏しています。アメリカの伝説的なギタリスト、ジミ・ヘンドリックスやロック・シンガーであるジャニス・ジョプリン、そしてイギリスのロック・バンド、ビートルズの作品をまた違った側面からお楽しみいただけます。
LDV-14102
デュオ〜20世紀のトランペット&ピアノ
エネスコ:伝説/ヒンデミット:ソナタ
フランセ:ソナチネ/オネゲル:イントラーダ
トマジ:トリプティーク
ボザ
(1905-1990):カプリース Op.47
バーンスタイン:ライフィのためのロンド
サミー・ネスティコ(1924-2021):トランペットのポートレート
ホーギー・カーマイケル(1899-1981):あなたのそばに(アントン・ジュリオ・プリオロ編)(ボーナストラック)
アンドレア・ルッキ(Tp)、
ソフィア・アディノルフィ(P)
サンタ・チェチーリア国立音楽院Oの首席奏者アンドレア・ルッキによる、20世紀におけるトランペットとピアノのための作品集。この編成による作品は、なぜか19世紀にはほとんど作られておらず、デュオどころか室内楽の形式ですらほとんど作曲されていません。20世紀の作曲家たちの作品から、この謎を探っていきます。
LDV-14103(2CD)
ランゼッティ:チェロ・ソナタ Op.5&6
サルヴァトーレ・ランゼッティ:ソナタ Op.5-1イ短調/ソナタ Op.5-2変ロ長調/ソナタ Op.5-3ニ長調/ソナタ Op.5-4ト長調/ソナタ Op.5-5ハ長調/ソナタ Op.5-6/ソナタ Op.6-1 ト長調/ソナタ Op.6-2イ短調/ソナタ Op.6-3 ヘ長調/ソナタ Op.6-4ハ長調/ソナタ Op.6-5 ニ長調/ソナタ Op.6-6ホ短調
クラウディオ・ロンコ(Vc)、
エマヌエラ・ヴォッツア(Vc)
ピリオド楽器使用
サルヴァトーレ・ランゼッティ(c.1710-c.1780)は、チェロ奏者として活躍しました。名手として活躍したランゼッティはいくつかの新しい技巧を完成させるなどチェロの演奏技術の発展に貢献しました。
クラウディオ・ロンコは、1980年にクレマンシック・コンソート(クレメンチッチ・コンソート)のソロ・チェロ奏者に就任し、アンサンブル415やエスペリオンXXでも活躍。さらには、セビリア古楽音楽祭をはじめとするヨーロッパの著名な古楽音楽祭から定期的に招聘されるなど、現在のイタリア古楽界における重鎮の1人。
現在は2001年に出会ったボローニャのアンサンブDSGとルサン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレで首席チェロ奏者を務めていたエマヌエラ・ヴォッツアと夫婦デュオを組み、コンサートやレコーディングに精力的に取り組んでいます。
LDV-14104
フランス革命後のミラノの交響曲集
ボニファツィオ・アジオーリ(1769-1832):交響曲へ短調、
 交響曲ト長調「Azione teatrale campestre」
ジュゼッペ・ガッツァニーガ(1743-1818):交響曲ニ長調
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):交響曲ニ長調 BI.533、交響曲ホ短調 BI.537
ジュゼッペ・ニコリーニ(1762-1842):交響曲変ロ長調
ステファノ・パヴェージ(1779-1850):交響曲変ロ長調
アタランタ・フーギエンスO、
ヴァンニ・モレット(指)

※全曲世界初録音
フランス占領時代のイタリア北西部、ロンバルディア州の交響曲を代表する作品を集めたアルバム。5人の作曲家は皆イタリアに生まれ、フランス革命前後の激動の時代の中で活動しました。18世紀末から19世紀初頭のミラノの劇場や教会、音楽祭などで奏でられた音楽をイメージさせる内容となっています。
DV-14105
パヴォーナ:オルガンと宗教音楽
ピエトロ・アレッサンドロ・パヴォーナ(1728-1786):ソナタ ニ長調、ソナタ ト長調*、ソナタ ハ長調*、モテット「QUANDO VENIT E TORRENTE」*、パストラーレ ニ長調、ソナタ ハ長調*、ソナタ ヘ長調*、ソナタ 変ロ長調*、ソナタ ヘ長調*、シンフォニア ハ長調*
【ボーナストラック】レナート・ミアーニ(b.1965):トッカータ(B・マリアエ・ヴィルギニスに敬意を表して)
アルベルト・ガスパルド(Org)、
クリスティーナ・モスカ(S)、
クラウディオ・ラード(Vn)、
マウロ・スピナッツェ(Vn)、
マウロ・ザヴァーニョ(ヴィオローネ)

*世界初録音
18世紀の作曲家、ピエトロ・アレッサンドロ・パヴォーナのソナタは何世紀にも渡り、今日まで手稿が残されてきました。このアルバムにはそのソナタが収録され、ほとんどが世界初録音となっています。パヴォーナのソナタはヴェネツィアの巨匠たちが愛したスカルラッティのような単旋律と二部構成からなる古いスタイルと、当時すでにオーストリアを中心に流行していた二主題の新しいソナタ形式の間で揺れ動き、多様性を感じさせます。
LDV-14106
パスクィーニ:ハープシコード作品集
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):トッカータ第8番
フォリアによるパルティータ
リチェルカーレ ニ長調 「ソ、レ」
フランチアのための変奏曲
フランス風カンツォン へ短調 「ファ、レ」
ミローネのためのタスタータ(ナポリ、98年7月)
アルマンド/コレンテ/パッサカリア
パストラーレ/サルタレッロによるパルティータ/タスタータ第4番 「フランチアのために」
アルトラ-アルマンド/コレンテ/ジーガ
ファンタジア ホ短調 「ラ、ミ」
タスタータ(1708年12月4日) /ソナタ
アンドレア・ケッツィ(ハープシコード)
イタリア・バロックの作曲家、ベルナルド・パスクィーニは、初期バロックのフレスコバルディと、後期バロックのドメニコ・ツィポーリの間の時代に活躍し、鍵盤作品を多く残しています。
イタリア、パルマ出身のハープシコード奏者アンドレア・ケッツィは、イタリア全土でソリストとして活動しています。また数多くの音楽祭にも出演し、さまざまな声楽アンサンブルや器楽アンサンブルとも共演しています。
LDV-14107
カルダーラ:グローリア
アントニオ・カルダーラ:グローリア*
レスピーギ:主の降誕への賛歌
インテンド・ヴォーチ・アンサンブル、
カノーヴァ室内O、
ミルコ・グァダニーニ(指)、ほか

*世界初録音
イタリア・バロックの作曲家、アントニオ・カルダーラは、オペラと宗教曲において重要な人物としてその名を残しています。このアルバムに収録された「グローリア」は世界初録音となっています。
カルダーラとともに収録されたのは、およそ2世紀後に生まれたイタリアを代表する作曲家、レスピーギ。レスピーギはイタリア・バロック音楽の研究に熱心な一面も持っており、この2人の作曲家の楽曲が並べられることで、バロックと20世紀の結びつきを再確認できる一枚となっています。
LDV-14109
ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ:深き淵より〜詩篇&ミサ曲 アンサンブル・ムジカーレ・サン・ピエトロ、ほか
イタリアの前古典派音楽の作曲家で、音楽理論家、神父として活躍し、ヨハン・クリスティアン・バッハやモーツァルトといった高名な作曲家に影響を与えたことでも知られているジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ。
本アルバムでは、国際音楽博物館のライブラリーとボローニャのサン・ピエトロ大聖堂の教区大司教座アーカイブから、カトリックの典礼年で最も感動的な典礼のひとつである死者の儀式を再構築。4声と弦楽器で満たされたバリトン独唱のための「深き淵より(De Profundis)」は、マルティーニの作曲家としての類まれな能力を表しています。
LDV-14110
五重奏曲集
レグレンツィ:ソナタ Op.8-12“La Marinona”、ソナタ Op.8-11“La Fugazza”
ムッファト:SONATA PRIMA DA ARMONICO TRIBUTO IN RE MAGGIORE
アルビノーニ:ソナタ Op.2-6ト短調、ソナタ Op.2-3ハ長調
テレマン:ソナタ Op.2-6ト短調
イル・トラッティニメント・アルモニコ
弦楽五重奏曲は16世紀から17世紀にかけて最も発展した時期がありましたが、その後次第に廃れていきました。当時の編成は2つのヴァイオリン、アルトとテノールのヴィオラ・ダ・ブラッチョ、チェロ、通奏低音というものが一般的でした。このアルバムでは当時の編成を再現して演奏しています。

WS-121380(2CD)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014
ソナタ第2番イ長調 BWV.1015
ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017
ソナタ第5番ヘ短調 BWV.1018
ソナタ第6番ト長調 BWV.1019
シュープラー・コラール集 BWV.645-650*
前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543**
パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006#
ヘンリク・シェリング(Vn)、
ヘルムート・ヴァルヒャ(ハープシコード&オルガン)

録音:1969年、1947年*、1962年**、1968年(ライヴ)#
シェリングとヴァルヒャ。20世紀を代表する2人の巨匠の共演によって生まれたバッハのヴァイオリン・ソナタ集の名演奏。
シェリングのヴァイオリンの素晴らしさはもちろん、大家ヴァルヒャの厳格とも言える演奏との融合は現在でも高く評価され続けています。
WS-121383(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1/チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69/チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1/チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2/ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカウベス」の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45/「魔笛」の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46/モーツァルトの歌劇「魔笛」の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲ヘ長調 Op.66
ピエール・フルニエ(Vc)、
フリードリヒ・グルダ(P)

録音:1959年
※STEREO/ADD
その生涯で3度、ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集を録音したピエール・フルニエ。その中からウラニア・レコーズが選んだ演奏は、グルダとの共演による1959年の演奏。
その演奏の充実ぶりは、このグルダとの共演盤が3度のベートーヴェン全集の中で最も人気が高いと称されていることの証明と言えるでしょう。
WS-121384(2CD)
シャブリエ&ドビュッシー:ピアノ作品集
シャブリエ:ハバネラ、
 気まぐれなブーレ、楽しい行進曲
 絵画的な10の小品、バラビル、
 アルバムの綴り、朝の歌、
 即興曲、田園のロンド、カプリース、
 バレエの調べ
ドビュッシー:前奏曲集第1巻、前奏曲集第2巻
マルセル・メイエ(P)

録音:1955年-1957年
※MONO-STEREO/ADD
マルグリット・ロン、アルフレッド・コルトーから教えを受けたフレンチ・ピアニズムの継承者であり、20世紀前半のフランスを代表する女流ピアニスト、マルセル・メイエ。
「フランス6人組」と親交を深め、その作品の初演を手懸けてきたメイエ。本盤に収録されているシャブリエとドビュッシーもメイエの持ち味を存分に堪能できる名演です。
WS-121386(2CD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲集(全6曲) イ・ムジチ合奏団、
エーリヒ・ペンツェル(Hrn)、ゲルト・ハウケ(Hrn)、ハインツ・ホリガー(Ob)、モーリス・ブルグ(Ob)、ハンス・クル(Ob)、カール・ヴァイス(Fg)、モーリス・アンドレ(Tp)、セヴェリーノ・ガッゼローニ(Fl)、マクサンス・ラリュー(Fl)、フランス・ブリュッヘン(Fl)、ジャネット・ファン・ビンゲルデン(Fl)、ヤーノシュ・ショルツ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、マリア・テレサ・ガラッティ(ハープシコード)

録音:1963年
※STEREO/ADD
イタリア古楽界の至宝、イ・ムジチ合奏団がPHILIPSに録音したバッハのブランデンブルク協奏曲全曲録音が、ウラニア・レコーズから復刻。
イ・ムジチの演奏の素晴らしさはもちろんのこと、モーリス・アンドレやハインツ・ホリガー、モーリス・ブルグ、そしてフランス・ブリュッヘンに代表される共演者陣の豪華さに改めて圧倒されます。
WS-121387(2CD)
リヒテル〜モーツァルト:ピアノ協奏曲集
(1)ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271「ジュノム」
(2)ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
(3)ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
スヴャトスラフ・リヒテル(P)、

(1)フランス国立放送O、ロリン・マゼール(指)
録音:1966年7月3日
(2)ソヴィエト国立SO、カルル・エリアスベルク(指)
録音:1950年
(3)イギリス室内O、ブリテン
録音:1967年6月13日&1965年6月16日
※STEREO録音/ADD
※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
リヒテルが1950年から67年にかけて録音を行ったモーツァルトのピアノ協奏曲4曲を収録。
「第9番「ジュノム」」ではマゼールとフランス国立放送O、「第20番」ではエリアスベルクとソヴィエト国立SO、「第22番」と「第27番」ではブリテンとイギリス室内Oとの共演であり、フランス、ロシア(旧ソ連)、イギリスそれぞれのオーケストラとのコンビを楽しめるという興味深い組み合わせとなっています。
WS-121288(2CD)
グレの歌&グラゴル・ミサ

(1)シェーンベルク:グレの歌

(2)ヤナーチェク:グラゴル・ミサ
(1)ヘルベルト・シャハトシュナイダー(T/ワルデマール)、インゲ・ボルク(S/トーヴェ)、ヘルタ・テッパー(Ms/山鳩)、キート・エンゲン(Br/農夫)、ローレンツ・フェーエンベルガー(T/道化師のクラウス)、ハンス・ヘルベルト・フィードラー(語り)、バイエルン放送cho、バイエルンRSO、ラファエル・クーベリック(指)
録音:1965年3月、ミュンヘン(ドイツ)

(2)イヴリン・リアー(S)、ヒルデ・レッスル=マイダン(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、フランツ・クラス(Bs)、バイエルン放送cho、バイエルンRSO、ラファエル・クーベリック(指)
録音:1964年、ミュンヘン(ドイツ)

※STEREO録音/ADD
※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
ラファエル・クーベリックが1961年に就任したバイエルンRSOを率いて録音したシェーンベルクとヤナーチェクの「声楽付き」の大作をカップリング!
特にシェーンベルク初期の大作「グレの歌」は当時では録音が非常に珍しかったこともあり、レコーディングを行ったドイツ・グラモフォンのクーベリック、バイエルンRSOへの期待度の高さの表れであったと言えるでしょう。
「グレの歌」、「グラゴル・ミサ」の両作品とも指揮者、オーケストラのコンビネーションはもちろんのころ、超一流の歌手陣の歌声も特筆ものです。
WS-121391(2CD)
チャイコフスキー:後期交響曲集
交響曲第4番ヘ短調 Op.36
交響曲第5番ホ短調 Op.64
交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」
幻想序曲「ロメオとジュリエット」*
ラファエル・クーベリック(指)VPO

録音:1960年&1955年*
※STEREO録音/ADD
※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
1961年にバイエルンRSOの首席指揮者に就任する1年前、ラファエル・クーベリックが1960年にウィーンPOを指揮して録音を行ったチャイコフスキーの後期交響曲集。
ウィーン・フィルの壮大かつ豪快とも言えるチャイコフスキーは、ウィーンの名門との貴重な録音の1つ、そして後のクーベリックのバイエルンでの黄金時代を暗示しているかのような堂々たる演奏として高く評価され続けています。
WS-121394(2CD)
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」 エットーレ・バスティアニーニ(Br/リゴレット)、アルフレード・クラウス(T/マントヴァ公)、レナータ・スコット(S/ジルダ)、フィオレンツァ・コッソット(メゾ・ソプラノ/マッダレーナ)、イヴォ・ヴィンコ(バス/スパラフチーレ)、シルヴィオ・マイオニカ(バス/モンテローネ伯爵)、エンツォ・グァグニ(T/マッテオ・ボルサ)、クララ・フォティ(メゾ・ソプラノ/チェプラーノ伯爵夫人)、ジュゼッペ・モレーシ(Br/チェプラーノ伯爵)、ヴィルグリオ・カルボナーリ(Br/マルッロ)、
フィレンツェ五月祭O&cho、
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指)

録音:1960年
※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
CD初期の時代にはイタリアのリコルディ社から発売されていたガヴァッツェーニが指揮する「リゴレット」は、名バリトン、エットーレ・バスティアニーニがタイトルロールを演じ、レナータ・スコットやアルフレード・クラウスといった世界的歌手たちが名を連ねた同曲屈指の名盤の1つ。
バスティアニーニのヴェルディ・バリトンとしての面目躍如たる1960年の録音が、ウラニア・レコーズのデジタル・リマスタリングで蘇りました。
WS-121395(2CD)
モーツァルト:歌劇「魔笛」(英語歌唱版) ブライアン・サリヴァン(タミーノ/テノール)、ルシーン・アマーラ(パミーナ/ソプラノ)、ロバータ・ピーターズ(夜の女王/ソプラノ)、ジェローム・ハインズ(ザラストロ/バス)、セオドア・アプマン(パパゲーノ/バリトン)、ローレル・ハーリー(パパゲーナ/ソプラノ)、ポール・フランク(モノスタトス/テノール)、ジョージ・ロンドン(弁者/バス)、ハイディ・クロール(侍女T/ソプラノ)、マドレーヌ・チェンバース(侍女U/ソプラノ)、サンドラ・ウォルフィールド(侍女V/ソプラノ)、メトロポリタン歌劇場O&cho、ブルーノ・ワルター(指)

録音(ライヴ録音、モノラル):1956年3月3日、メトロポリタン歌劇場(ニューヨーク、アメリカ)
※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
1958年から1961年にかけて、歴史的に重要なステレオ録音を次々と行ってきたブルーノ・ワルター(1876-1962)は、1962年に2つの歌劇「魔笛」と「フィデリオ」を録音する計画を持っていましたが、残念なことに同年の2月17日に他界してしまいました。
しかしながら、ワルターは1956年にニューヨークのメトロポリタン歌劇場で「魔笛」の伝説的な演奏を(指)録音しており、その名演は現在でも非常に高く評価され続けています。
ちなみにワルターはアメリカの人々に「魔笛」の内容、魅力をすぐに理解してもらうために、モーツァルトの最後の傑作の演奏に臨むにあたり「英語歌唱版」を選んでいます。
今回、ウラニア・レコーズ(Urania Records)はこの「魔笛」の非常に状態の良いマスターを入手することに成功したこともあり、ワルター、そしてモーツァルトの「魔笛」のディスコグラフィーの充実に貢献するため復刻を最小限に留めた新たなリマスタリングによるディスクをリリースすることを決断しました。
ウラニア・レコーズは今回の復刻盤について、「ワルターの指揮するオーケストラのサウンドと名歌手たちの歌声の臨場感を完璧に再現した素晴らしい品質に仕上がっている」と述べています。
WS-121396(2CD)
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調 Op.68
交響曲第2番ニ長調 Op.73
交響曲第3番ヘ長調 Op.90
交響曲第4番ホ短調 Op.98
ラファエル・クーベリック(指)VPO

録音:1957年9月23日-24日(第1番)、1957年3月4日-8日(第2番)、1957年9月24日-25日(第3番)、1957年3月24日-25日(第4番)
※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
1962年にバイエルンRSOの首席指揮者に就任したラファエル・クーベリックは録音活動の活躍の場をドイツ・グラモフォンに移すことになりますが、それ以前の決して長いとは言えない1950年代のデッカ時代にレコーディングが行われ、クーベリックの数ある録音の中でも代表的名演の1つに数えらえるウィーン・フィルとのブラームスの交響曲全集!
1950年のザルツブルク音楽祭でウィーン・フィル・デビューを果たし、その後も同オーケストラと良好な関係を保ち続けたクーベリックの50年代、デッカ時代の頂点の1つとも言えるブラームス全集が、ウラニア・レコーズの新たなリマスタリングを施されてその輝きを増しています。

WS-121397(2CD)
シャルル・ミュンシュ・イン・コンサート
(1)ハイドン:交響曲第100番「軍隊」
(2)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
(3)シベリウス:交響詩「エン・サガ」
シャルル・ミュンシュ(指)ボストンSO、
タングルウッド音楽祭cho*
ヒルデ・ギューデン(S)*、
ドナルド・グラム(Br)*

録音:(1)(ライヴ):1959年10月9日
(2)(ライヴ):1960年1月31日
(3)(ライヴ):1965年7月30日
(4)(ライヴ):1958年7月19日
全てステレオ
20世紀を代表する伝説的な指揮者の1人であるシャルル・ミュンシュは、ピエール・モントゥーと並んで、この時代のフランスにおいて最も偉大な指揮者であると同時に、ナチスに抵抗したフランス人の英雄でもあり、レジオン・ドヌール勲章を授与されたことも有名です。 オネゲル、ロジェ=デュカス、ロパルツ、ルーセル、シュミットなどの作品の初演を手懸けたフランスでの長い活動を経て、ミュンシュは1946年に渡米。 アメリカの市民権を得て、1949年にボストンSOの常任指揮者に就任し、RCAへ交響曲を中心に数多くの演奏を録音しました。 今回発売となる2枚のCDに収められた演奏は、いずれもミュンシュのアメリカでのキャリアにおける重要なドキュメントであり、新たにデジタル・リマスタリングを施されての復刻は大いに歓迎されることでしょう。音質面の向上にも要注目です!
WS-121398(2CD)
ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」 エットーレ・バスティアニーニ(バリトン/フィガロ)、ジュリエッタ・シミオナート(メゾ・ソプラノ/ロジーナ)、フェルナンド・コレナ(バス/バルトロ)、アルヴィニオ・ミシャーノ(テノール/アルマヴィーヴァ伯爵)、チェーザレ・シエピ(バス/バジリオ)、リーナ・カヴァッラーリ(メゾ・ソプラノ/ベルタ)、アルトゥーロ・ラ・ポルタ(バリトン/フィオレッロ)、ジュゼッペ・ザンピエーリ(士官/バス)、アルベルト・エレーデ(指)、フィレンツェ五月音楽祭O&cho

録音:1956年
※STEREO/ADD
※リマスタリング:ノエミ・マンゾーニ&ウラニア・レコーズ
オペラ指揮者として活躍したイタリア出身の指揮者、アルベルト・エレーデは、ミラノのヴェルディ音楽院を経て、スイスのバーゼルでワインガルトナーに師事。 その後、フリッツ・ブッシュの下でアシスタントを務め、1935年にトリノで ワーグナーの「ニーベルングの指環」を指揮してデビュー。オペラ指揮者として成功を収めました。グラインドボーン音楽祭やザルツブルク音楽祭などに出演し、1945年からはトリノRSOの指揮者や、ライン・ドイツ・オペラの音楽監督などを歴任。1968年には、トスカニーニ以来のイタリア人指揮者として、ワーグナーの「ローエングリン」を指揮しています。
本アルバムは、エレーデが得意とした数あるイタリア・オペラの録音から、50年代にDECCAに録音した、ロッシーニの名作「セビリアの理髪師」がウラニア・レコーズから復刻。新たにデジタル・リマスタリングが施され、当時の名匠の作品へのサウンド作り、解釈がより鮮明に伝わる1枚に仕上がりました。
WS-121399(2CD)
ヴェルディ:歌劇「マクベス」 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(マクベス/バリトン)、エレナ・スリオティス(マクベス夫人/ソプラノ)、ニコライ・ギャウロフ(バンコー/バス)、ルチアーノ・パヴァロッティ(マクダフ/テノール)、リッカルド・カシネッリ(マルコム/テノール)、ヘレン・ローレンス(マクベス夫人の侍女/ソプラノ)、レイモンド・マイヤーズ(医師/バス)、アンブロジアン・オペラcho、ワンズワース少年cho、ランベルト・ガルデッリ(指)、LPO

録音:1970年、ロンドン/STEREO/ADD
Deccaによって1970年に制作されたヴェルディの「マクベス」をウラニア・レコーズが復刻しました。このアルバムは、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウのマクベスを始めとして、歌手陣の豪華さは目を見張るものがあります。Deccaが誇る伝説の名ソプラノ、エレナ・スリオティスのマクベス夫人に加え、若き日のルチアーノ・パヴァロッティやニコライ・ギャウロフといった当時全盛期を迎える二人の美声も冴えわたっています。また、指揮はイタリア・オペラ、その中でも特にヴェルディの演奏で知られたランベルト・ガルデッリが務め、当時のDeccaの熱の入れようが窺えるキャスティングとなっています。


WS-121407(2CD)
アシュケナージ・プレイズ・ピアノ・コンチェルト・ライヴ

(1)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
(2)ショパン:ピアノ協奏協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
(3)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
(4)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.16
ウラディーミル・アシュケナージ(P)

(1)ベルゲンPO、カルステン・アンデルセン(指)
(2)レニングラード・アカデミーSO、アルヴィド・ヤンソンス(指)
(3)ロサンゼルスPO、ウィリアム・スタインバーグ(指)
(4)ソビエト国立SO、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)

録音:1970年、ベルゲン(グリーグ)、1960年2月21日、レニングラード(ショパン)、1968年7月、ロサンゼルス(ラフマニノフ)、1961年、モスクワ(プロコフィエフ)/STEREO/ADD
1998年にコモ湖近郊で創設されたイタリアのインディペンデント・レーベル【ウラニア・レコーズ(Urania Records)】の歴史的音源の復刻シリーズ(WS規格)より、ウラディーミル・アシュケナージが登場!
本アルバムは、得意のロシアものやショパンをカップリング。ラフマニノフはロサンゼルスで演奏された非常に珍しい録音です。レコーディングが行われた当時は、ジョン・オグドンと優勝を分け合ったチャイコフスキー国際コンクールや、指揮者としての活動も取り組み始めるなど、国際的な名声を確立した時期でもあり、円熟味溢れる演奏とはひと味違う巨匠の若き日の作品への解釈をお楽しみいただけます。
WS-121408(2CD)
ミルシテイン・プレイズ・ヴァイオリン・コンチェルト

(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61

(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77

(3)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64

(5)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35

(6)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26
ナタン・ミルシテイン(Vn)
(1) ピッツバーグSO
  ウィリアム・スタインバーグ(指)
  録音:1955年1月10日(モノラル)
(2)フィルハーモニアO
  アナトール・フィストゥラーリ(指)
  録音:1960年6月23日-24日(ステレオ)
(3)フィルハーモニアO
  レオン・バージン(指)
  録音:1959年10月1日-3日(ステレオ)
(5)ピッツバーグSO
  ウィリアム・スタインバーグ(指)
  録音:1959年4月6日(ステレオ)
(6)フィルハーモニアO
  レオン・バージン(指)
  録音:1959年10月1日-3日(ステレオ)

STEREO/MONAURAL(ベートーヴェンのみ)/ADD
1998年にコモ湖近郊で創設され今年創立25周年を迎えたイタリアのインディペンデント・レーベル【ウラニア・レコーズ(Urania Records)】の歴史的音源の復刻シリーズ(WS規格)より、名ヴァイオリニスト、ナタン・ミルシテインの協奏曲集が登場!
ウクライナ(当時はロシア)・オデッサ出身のユダヤ系であるナタン・ミルシテインは、ハイフェッツなどと並び20世紀を代表するヴァイオリニストの一人として数多くの名録音を後世に遺してくれました。ここに収録されるのは一部ではミルシテインの絶頂期ともいわれている1950年代後半から60年にかけてEMIなどにレコーディングした協奏曲集。これは2016年にも一度当レーベルから復刻されたもののわずか数ヶ月で完売し廃盤となっていましたので、パッケージングも新たにした今回の再発売は待望のニュースと言えるでしょう。ミルシテインの美音に酔いしれる“5大ヴァイオリン協奏曲”とでも呼ぶべき珠玉の名曲集を、ウラニア・レコーズの高品質な復刻で余すところなくお楽しみください。
WS-121409(2CD)
マーラー:交響曲第1番&第2番
マーラー:交響曲第1番 「巨人」
交響曲第2番ハ短調「復活」*
ヘルマン・シェルヘン(指)、
LPO、VPO&cho*、
ミミ・ケルツェ(S)*、
ルクレティア・ウェスト(A)*

録音:1954年、9月(第1番)、1958年10日-12日、ウィーン(第2番)
ヘルマン・シェルヘンは、ミトロプーロスやワルター、そしてクレンペラーなどと共に、マーラーの作品を継続的に指揮していた音楽家の一人でした。シェルヘンのレパートリーはとても幅広く、バッハから同時期の作曲家であるクセナキスまで指揮を行い、その作品を世界に広めていきました。ここで収録されているマーラーもその一端であり、元々十年以上前にウラニア・レコーズから復刻された音源で、その美しさから当時の批評家から高い評価を受けました。マーラーを語る際に必ず名を出されるシェルヘン。そのシェルヘンの実演がウラニア・レコーズから再び、待望の復刻です。
WS-121410(2CD)
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
交響曲第6番 イ短調「悲劇的」
エーリヒ・ラインスドルフ(指)ボストンSO

レコーディング・プロデュース:1963年(第5番)、1966年(第6番)、ボストン(ステレオ、ADD)
オーストリア出身の指揮者エーリヒ・ラインスドルフによるマーラーの「交響曲第5番」と「第6番」がウラニア・レコーズから復刻。録音された1960年代は、マーラーの生誕100年ということもあり、ゲオルク・ショルティやレナード・バーンスタインがデッカとCBSに、そしてラインスドルフはRCAに次々とマーラーの作品を録音するという時代でした。ラインスドルフは1963年からボストンSOの音楽監督を務めており、ここに収められているのはそのボストン響との録音となります。ラインスドルフによって遺されたこの「第5番」と「第6番」は年月を経ても色褪せることのない美しい演奏となっています。
WS-121411(2CD)
ワーグナー:管弦楽作品集

(1)歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
(2)歌劇「タンホイザー」序曲
(3)歌劇「ローエングリン」第1幕奏曲
(4)歌劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲、愛の死
(5)歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
(6)楽劇「ワルキューレ」〜ルキューレの騎行
(7)楽劇「ワルキューレ」〜ヴォータンの別れと魔の炎の音楽
(8)楽劇「神々の黄昏」〜ジークフリートのラインへの旅、ジークフリートの葬送行進曲
(9)楽劇「神々の黄昏」閉幕シーン
(10)舞台神聖祝典劇「パルジファル」第1幕奏曲
(11)舞台神聖祝典劇「パルジファル」閉幕シーン
ハンス:クナッパーツブッシュ(指)

(1)VPO/録音:1953年5月
(2)ミュンヘンPO/録音:1962年11月
(3)ミュンヘンPO/録音:1962年11月
(4)VPO、ビルギット・ニルソン(S)/録音:1959年9月
(5)NDR響/録音:1963年3月
(6)VPO/録音:1953年5月
(7)VPO、ジョージ・ロンドン(Bs-Br)
(8)VPO/録音:1956年6月
(9)NDR響、クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)/録音:1963年3月
(10)ミュンヘンPO/録音:1962年11月
(11)バイロイト祝祭O、ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T)/録音:1951年8月
数々のワーグナーの名演を遺したことで知られるハンス・クナッパーツブッシュの「ワーグナー:管弦楽作品集」がウラニア・レコーズから復刻。今なお語り草になっている名演の数々ですが、クナッパーツブッシュはひとつのレーベルにまとめてその録音を遺すことがなかったため現在では入手困難な音源なども多数存在することになってしまいました。このアルバムではデッカとウエストミンスターのアーカイヴからベストと思われる選曲を行い、モノラル録音とステレオ録音の音源を集めています。歴史的録音の復刻に定評のあるウラニア・レコーズの音質にぜひご期待ください。
2013年頃にリリースされていたWS121189からの新装再発売で、当時収録されていなかった「タンホイザー序曲」が追加収録されています。
WS-121412(2CD)
ドヴォルザーク:交響曲
(1)交響曲第7番ニ短調 Op.70
(2)交響曲第8番ト長調 Op.88
(3)交響曲第9番「新世界より」
(4)スケルツォ・カプリチオーソ Op.66
(5)伝説 Op.59より第4番、第6番、第7番
ジョン・バルビローリ(指)ハレO

(1)録音:1957年8月8日、マンチェスター
(2)録音:1957年6月、マンチェスター
(3)録音:1959年4月、マンチェスター
(4)録音:1958年9月、マンチェスター
(5)録音:1958年9月、マンチェスター
名演と名高いジョン・バルビローリとハレOのドヴォルザーク後期交響曲集をウラニア・レコーズから復刻。初期のステレオ録音で収録されたこの録音は、バルビローリらしい闊達な演奏で定評があります。特に第9番「新世界より」はバルビローリの情熱的な演奏が活かされており、現在でも名演の一つとして数えられています。また第8番では抒情的な美しい演奏を展開しており、理想的なドヴォルザークの演奏の一つと言えるでしょう。歴史的録音の復刻に定評のあるウラニア・レコーズの音質にぜひご期待ください。
WS-121414(2CD)
マーラー:交響曲第3番ニ短調*
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」(抜粋)
エーリヒ・ラインスドルフ(指)ボストンSO
シャーリー・ヴァーレット(Ms)*、
ニューイングランド音楽院cho*、
ボストン少年cho*

録音:1966年10月(ボストン)*&1965年1月8日(ボストン、ライヴ録音)
※STEREO ADD
ステレオ録音技術の普及後、バーンスタイン、ショルティと並んでいち早くマーラーの交響曲録音に取り組んだ指揮者の一人であるオーストリア出身のエーリヒ・ラインスドルフ。交響曲第5番と第6番を復刻したディスク(WS-121410)に続いて、近年入手が難しくなっていた第3番の音源がウラニア・レコーズより復刻されます。ミュンシュの下で黄金期を築いたボストンSOをミュンシュから引き継ぎ、音楽監督を務めていた時期である1966年の録音。さらに1965年のボストンでのライヴ・レコーディングから、ラインスドルフが大得意としていたワーグナーの作品より「神々の黄昏」(抜粋版)がカップリングされているのも嬉しいポイントです。
WS-121415(2CD)
チャイコフスキー:交響曲第1番&第6番ほか
チャイコフスキー:交響曲第1番1「冬の日の幻想」
交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」
スラヴ行進曲 Op.31/序曲「1812年」
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23*
ニコライ・ゴロワノフ(指)、
モスクワRSO、エミール・ギレリス(P)*

録音:1944年(スラヴ行進曲)、1946年(P協奏曲)、1947年(交響曲)、1948年(序曲)
※MONO ADD
個性的かつ大胆な解釈と強烈な演奏で知られる20世紀前半のソ連の大指揮者、ニコライ・ゴロワノフのチャイコフスキー作品集がウラニア・レコーズより復刻。音楽監督を務めていたモスクワRSOとの1940年代の録音をCD2枚組に収録しています。ゴロワノフ節炸裂の悲愴交響曲や序曲「1812年」など聴きどころ満載。またピアノ協奏曲第1番は30歳頃のエミール・ギレリスと共演した1946年録音が復刻されています。
WS-121417(2CD)
ザ・オリジナル・マエストロ
(1)グローフェ:グランド・キャニオン組曲
(2)デュカス:魔法使いの弟子
(3)サン=サーンス:死の舞踏
(4)チャイコフスキー:序曲「1812年」
(5)コープランド:エル・サロン・メヒコ
(6)スメタナ:モルダウ
(7)ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
(8)J・シュトラウス:美しき青きドナウ
(9)チャイコフスキー:「白鳥の湖」より3つの踊り
(10)ウェーバー:舞踏への勧誘
(11)スッペ:「軽騎兵」序曲
(12)オッフェンバック:「地獄のオルフェ」序曲
(13)シベリウス:フィンランディア
レナード・バーンスタイン(指)NYO

録音:(1)1959年6月23日、(2)1965年11月16日、(3)1967年1月3日、(4)1962年10月21日、(5)1961年5月20日、(6)1964年11月23日、(7)1960年10月24日、(8)1969年11月6日、(9)1969年12月8日、(10)1965年10月12日、(11)1967年1月10日、(12)1967年3月21日、(13)1965年2月16日
2023年ブラッドリー・クーパー監督『マエストロ:その音楽と愛』が公開され再び注目を浴びた20世紀を代表する指揮者のひとり、レナード・バーンスタイン。彼の60年代の録音を中心にウラニア・レコーズが復刻したこのアルバムには、バーンスタインの魅力がたっぷりと詰まっています。プログラムもクラシック初心者から楽しめる有名曲ばかりを集め、それぞれの作品から情熱的な音楽を引き出すマエストロ・バーンスタインの指揮者としての姿が記録されています。


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