湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



PROSPERO CLASSICAL
(スイス)


ソニーやEMIで長年エグゼクティブ・プロデューサーを務めたマーティン・コーン氏と、デザイナーでありソーシャルメディアの専門家でもあるクリスティーネ・シュバイツァー氏によって2019年に設立されたスイスのレーベル。レーベル名はシェイクスピアの『テンペスト』の登場人物、プロスペローから。


※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
PROSP-001
ドレイエル(ca.1680-ca.1740):リコーダー・ソナタ集
ソナタ第1番ト短調(アルト・リコーダー)
ソナタ第2番ハ長調(ソプラノ・リコーダー)
ソナタ第3番ト長調(アルト・リコーダー)
ソナタ第4番ニ短調(ソプラノ・リコーダー)
ソナタ第5番ト短調(ソプラノ・リコーダー)
ソナタ第6番イ短調(ソプラノ・リコーダー)
ソナタ ハ長調(アルト・リコーダー)
ソナタ イ短調(アルト・リコーダー)
イサーク・マクドゥーミ(リコーダー)
セバスティアン・バウシュ(Cemb)
インド出身のスイス人リコーダー奏者による、ドメニコ・マリア・ドレイエルのソナタ集。ドレイエルは1725年頃に作曲された2つのリコーダー・ソナタと6つのオー ボエ・ソナタのみが現存する知られざる作曲家です。オーボエ・ソナタも音域に合わせたリコーダーで演奏。 (Ki)
PROSP-0001(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) BWV1007-1012
第1番ト長調 BWV1007
第2番ニ短調 BWV1008
第3番ハ長調 BWV1009
マヤ・ウェーバー(Vc)
使用楽器:ストラディヴァリス Bonamy Dobree-Suggia(1717年製)

録音:2019年6月27-28日、7月1、2、8、9日/スイス
ストラディヴァリウス・カルテットのメンバーとしても活躍しているマヤ・ウェーバー。彼女の楽器はストラディヴァリが残したチェロの中で最高峰のものと される1717年製「ボナミィ・ドブレー・スッジア」。この楽器の貸与期間は1999年から2019年までの20年間と決まっていて、その最後の年に録音されたの がこのアルバムです。チェリストにとっての聖典であるバッハの無伴奏全曲を、愛奏してきた名器との別れを思いながら演奏。その風情は格別のものがあります。
スイスのチェリスト、マヤ・ウェーバーは音楽一家に生まれ4歳でチェロをはじめ、ケルン音大ではフランツ・ヘルマーソンに師事、またアルバン・ベルク四重 奏団に室内楽を習いました。1995年にアマール・カルテットのメンバーとしてプロの道に進んで以降、室内楽、ソロともに方々で活躍を続けています。 (Ki)
PROSP-0002
SPHERES
ガーシュウィン:パリのアメリカ人(S. Schroter編)
ロータ:クラリネット、チェロとピアノの為の三重奏曲
トマス・デメンガ(1954-):サマー・ブリーズII
シモン・ヘッゲンドルン(1982-):シエーナ
シーン・ヒッキー(1970-):ティーアガルテン
ダニエル・シュナイダー(1961-):8月金曜日の夜
トリオ・エクリプス[ライオネル・アンドレイ(Cl)、ベネデック・ホーヴァース(P)、セバスティアン・ブラウン(Vc)]

録音:2019年10月7-10日
スイスの名門・バーゼル音楽院で出会った3人の奏者で結成されたグループによるアルバムです。クラリネット、チェロ、ピアノという編成をとり、近現代の作 品を若い感性で刺激的に演奏。各地の音楽祭やコンクールで注目を集めている若手アンサンブルの実力をお聴きください。 自由で生き生きしたアンサンブルを繰り広げながら、音楽のしっかりした構成感を決して損なわないガーシュウィン。美しくも甘くならずピリッとした寂寞 感が漂う緩徐楽章が素晴らしいロータ。続く現代作品もジャズやポップスの語法を取り入れたタイプの音楽で、同じ路線をとりながら様々なメロディや音響 効果を楽しくかつ明晰に表現しています。演奏技術の高さに感服。 (Ki)
PROSP-0003
ヴェネツィアのゴンドリエ 〜ヴェネツィアを巡る音楽の旅
タルティーニ:Aria del Tasso
【Benvenuto a Venezia】
ヴィヴァルディ:室内協奏曲 ト短調 RV107 第3楽章
ドメニコ・チェルッティ:Il passaggio notturno in gondoletta
【Vaporetto, Linea Uno】
作曲者不詳:Si la gondola / Dal cuor che tanto
【Osteria Al Squero】
ピエトロ・アウレッタ:Sono i Zerbini
作曲者不詳:Cento vezzi
【Vaporetto, Linea Due】
作曲者不詳:Tarantella
ヨハン・ジモン・マイール:La biondina in gondoletta
作曲者不詳:Chi no ga la borsa grossa
【La Pescheria】
作曲者不詳:Me nato un caso / Tu non dovevi【Campo Santa Maria Formosa】
作曲者不詳:Per mi aver Catina
ヴィヴァルディ:室内協奏曲 ト短調 RV105 第3楽章
【Malinconia】
カンプラ;Tant de valeur
作曲者不詳:Dolce xe quel musetto / Un' anguileta fresca
【Il lato oscuro del Carnevale】
作曲者不詳:Xe qua el fiorer putazze
ドメニコ・チェルッティ:Il gondoliere veneziano
【Il Molo】
ヴィヴァルディ:室内協奏曲 ニ長調『五色ひわ』 RV90 第2楽章
作曲者不詳:Ciel sereno
ホルガー・ファルク(Br)
ヌオーヴォ・アスペット(古楽器アンサンブル)
メルズーガ(電子音響 【】内のトラック)

録音:2018年8月14-17日、11月19-21日
「ヌオーヴォ・アスペット」は弦や管のみならず、サルテリオやハープ、種々の打楽器を取り入れた異国情緒あふれる響きの古楽器アンサンブル。非常にすっき りと、現代的なポップスのように演奏しているのもまた特徴的です。ホルガー・ファルクが歌う歌曲も、古い歌というより今なお街中で響いているような音楽に 聴こえます。また、数曲おきに電子音響制作グループ「メルズーガ」によるトラックが挟まれています。これは電子音ではなく、実際の街の喧騒、遠くで鳴ってい る音楽、鐘の音、人の話し声などの生活音を録音し作ったもので、まるでゴンドラに乗ってヴェネツィアの街をゆったりと旅していくような感覚にさせてくれま す。現代の音響技術と古い楽器、人々の生活と芸術が一体となって、耳を楽しませるアルバムです。 (Ki)
PROSP-0004
LUFT 〜サクソフォンとバンドネオンの為の作品集
カルロス・ガルデル(1890-1887) & マルセル・ラッテス(1886-1943): Cuando tu non estas
マルセロ・ニシンマン(1970-):Hombre Tango
ブクステフーデ(c.1637-1707):Danket dem Herrn
ファン・カルロス・コビアン(1888-1942):Mareados
ペドロ・ダッタ(1887-1934):Aeroplano
ピアソラ(1921-1992):Bordel 1900
マルセロ・ニシンマン:Argentinos en Europa
バルバラ(1930-1997):Nantes
ピアソラ:Escualo
カベソン(1510-1566):Tiento del sexto tono
ピアソラ:Jeanne y Paul
マヤ・リサク・バローゾ(サクソフォン、編)
マルセロ・ニシンマン(バンドネオン、作編)

録音:2019年2月4-6日
サクソフォンとバンドネオンのデュオ・アルバムです。バンドネオンは教会音楽においてオルガンの代用品として使用されていた楽器でもあります。古楽の編 曲からピアソラのヌエーヴォ・タンゴ、演奏者自身の作品まで変化に富んだプログラムとなっており、クラシック・タンゴの歴史と発展を追うことができます。 (Ki)
PROSP-0005
ウェンディ・ウォーターマンの肖像
D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.9 / イ長調 K.208 / ハ長調 K.159
モーツァルト:幻想曲 ニ短調K.397
ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 Op.6-2 / イ短調 Op.7-2 / ロ短調 Op.33-1
ブラームス:間奏曲 ロ短調 Op.119-1 / 変ロ短調 Op.117-2 / ハ長調 Op.119-3
シューベルト:ハンガリー風メロディ ロ短調 D.817、即興曲 変ト長調 D.899、3つのピアノ曲 D.946〜アレグレット 変ホ長調
ショパン:ワルツ 変イ長調 Op.69-1 / 嬰ハ短調 Op.64-2
シューベルト:楽興の時 D.780〜第3番ヘ短調
ウェンディ・ウォーターマン(P)
録音:2019年
アメリカのピアニスト、ウェンディ・ウォーターマンは1955年デビューの長いキャリアを持つピアニスト。彼女がずっと愛してきたレパートリーを自ら選んで レコーディングしたのがこのアルバムです。親しみやすい小品から、成熟した音楽が美しく溢れてきます。 (Ki)
PROSP-0012(2CD)
スポットライト・オン・ジョン・ウィリアムズ
[CD1]
『11人のカウボーイ』序曲
『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』エンドロール
『ジュラシック・パーク』メインテーマ
『フック』The Flight to Neverland
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』The Chamber of Secrets
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』Fawkes the Phoenix
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』Witches, Wands and Wizards
『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』The Duel
『スーパーマン』Superman March
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』管弦楽組曲
(March of the Resistance / Rey's Theme / Scherzo for X-Wings / The Jedi Steps and Finale)
[CD2]
『JFK』テーマ
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』Escapades(Closing In / Reflections / Joy Ride)〜アルトサックスと管弦楽のための
『7月4日に生まれて』メインテーマ
『ターミナル』Viktor’s Tale 〜クラリネット独奏と管弦楽のために
『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』オープニングクレジット
『ハリー・ポッターと賢者の石』Nimbus 2000
ポール・メイエ(Cl)他
ケヴィン・グリフィス(指)
シティライトSO

録音:2020年9月22-30日
映画音楽の王様と言っても過言ではないジョン・ウィリアムズ。アカデミー賞やグラミー賞を多数受賞しているこの巨匠を讃えるべくリリースされる2枚組アル バムです。『ジュラシック・パーク』『ハリー・ポッター』『スター・ウォーズ』など誰もが知っている人気作品のテーマが映画音楽を専門とするシティライト交響楽 団によって演奏されており、CD2ではクラリネット奏者のポール・メイエやトランペット奏者のラインホルト・フリードリヒなどの名手もソロで参加しています。 (Ki)
PROSP-0013
ピュア・バッハ 〜アコーディオンで奏でるバッハ
平均律クラヴィーア曲集第1巻より 第2番ハ短調BWV847
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
フランス組曲第2番ハ短調 BWV813
フランス組曲第5番ト長調 BWV816
パルティータ第1番変ロ長調 BWV825
ヴィヴィアヌ・シャッソ(アコーディオン)
これまでにモーツァルトやハイドンをアコーディオンで奏でてきたヴィヴィアヌ・シャッソが、バッハの音楽を演奏。平均律やイタリア協奏曲、組曲といった鍵盤音 楽に新しい息吹を与えます。
PROSP-0018
ヘルマン・レーヴィと同時代の歌曲集
ヘルマン・レーヴィ(1839-1900):6つの歌曲 Op.2 / 来たれ死よ / 3つのゲーテ歌曲
ブラームス:黄昏は天から下り Op.59-1
シューマン:夕べの浜で Op.45-3 / 君の顔 Op.127-2 / 兵士 Op.40-3
ブラームス:谷の底に WoO 33-6 / お前の青い瞳 Op.59-8 / 我らは彷徨った Op.96-2 / 教会の墓地にて Op.105-4
ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):古いおとぎの森 Op.69-1 / ナイチンゲール Op.91-3 / 鳥たちの別れの歌 Op.91-6
デュパルク:法悦 / ロズモンドの館 / フィディレ / 波と鐘
ルネ・パーラー(Bs-Br)
エドワード・ラシュトン(P)

録音:2020年/ドイツ、ハウスバーンフリート
オペラ指揮者として活躍しワーグナーを崇拝、『パルジファル』の初演者としても名を残すヘルマン・レーヴィ(1839-1900)が書いた歌曲を収録。ブラーム スやシューマンら同時代の作曲家の作品とあわせて構成されたアルバムです。
録音場所はワーグナーが住んでいたハウスバーンフリート。伴奏にはワーグナーが1876年にスタインウェイからプレゼントされたオリジナルのグランドピアノが 使われています。 (Ki)
PROSP-0019
トンボー 〜バロック時代の追悼音楽
W.F.バッハ:幻想曲 ニ短調 WFB A 105
ローラン・ド・サン=リュック:プロイセン女王のトンボー ハ短調
エヌモン・ゴーティエ:メッサンジョーのトンボー ニ短調
ゲオルク・ゲベル:マダムJのトンボー ハ短調
ヴィゼー:老ガロ師のトンボー アルマンド イ短調
作者不詳(1730頃):前奏曲 変ホ長調
作者不詳(1730頃)::トンボー/嘆き/アダージョ
ヨハン・ゲオルク・ヴァイヒェンベルガー:ヨーゼフ皇帝のトンボー ハ短調
ヴァイス:ロジー伯爵のトンボー ロ短調
フランソワ・デュフォー:ブランロシェ氏のトンボー ト短調
ジェルメーヌ・ピネル:イングランド王の死に寄せるトンボー
ドゥニ・ゴーティエ:ランクロ氏のトンボー イ短調
フローベルガー:ブランクロシェ氏の死に寄せてパリで書かれたトンボー ハ短調
ミヒャエル・デュッカー(Lute)

録音:2020年
フランス・バロックで流行した「トンボー」は愛すべき人物との別れを偲ぶ音楽。ただし必ずしも悲しい音楽でなければならない、という訳ではなく、長調の曲あ り、快速なものがあればゆったりしたものもあったりと、様々な音楽語法が用いられているのが特徴です。古楽アンサンブル「ヌオーヴォ・アスペット」のリーダー としても活躍するリュート奏者、ミヒャエル・デュッカーによる巧みな演奏は、喪に服したバロックの作曲家たちが無尽蔵の創意と独創性を発揮したことをおおいに 示してくれます。

PROSP-0020(2CD)
アーノンクール〜チューリッヒ告別演奏会2011
モーツァルト:セレナード第10番『グラン・パルティータ』
ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』
(ボーナストラック)
『運命』第2・3楽章リハーサル風景
ニコラウス・アーノンクール(指)
フィルハーモニア・チューリッヒ(チューリッヒ歌劇場O)

ライヴ録音:2011年11月25‐27日/チューリッヒ、トーンハレ
2021年アーノンクール没後5年記念リリース。収録されているのは1970年代からオペラやコンサートを演奏し続けてきたチューリッヒ歌劇場での最後の コンサート。モーツァルトの『グラン・パルティータ』とベートーヴェンの『運命』という手加減無し王道ど真ん中のプログラムでアーノンクールらしくオーケスト ラと観客に別れを告げた、伝説的な公演が美しいパッケージで商品化されました。ハードカバーの解説書には初公開の写真も多数掲載。またボーナス・トラック として『運命』のリハーサル風景が収録されています。
1974 年にアーノンクールをチューリッヒに招いたのは歌劇場監督のクラウス・ヘルムート・ドレーゼ氏で、この2011年のコンサートは同年に他界したドレー ゼ氏の追悼コンサートでしたが、結果的にアーノンクールと歌劇場オーケストラとの最後のコンサートにもなり、会場は特別な雰囲気に包まれました。そして残 された演奏は永遠の闘士アーノンクールの面目躍如、ヒリヒリした緊張感と色褪せない鮮烈さを持ち、常に覇気にあふれた、まさにアーノンクール・サウンドそ のもの。翌日の『Neue Zurcher Zeitung』紙には「激烈な別れ」と書かれ、ある評論家は1895年にブラームスがこけら落としを振って以来、トーンハレ における「最も狂ったベートーヴェンの第5番の演奏」とさえ評しました。涙の別れとは一線を画した、歴史上まれに見る大いに刺激的な告別演奏会をぜひとも ご堪能下さい。 (Ki)
PROSP-0021
セルゲイ・タニン デビュー・アルバム
ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.1
シューベルト(リスト編):「12の歌曲」より 挨拶を贈ろう S.558-1/「12の歌曲」より
糸を紡ぐグレートヒェンS.558-8/「白鳥の歌」より 住処 S.560-3/「12の歌曲」より
セレナード S.558-9/「白鳥の歌」より 影法師 S.560-12/「白鳥の歌」より 鳩の便り
S.560-13
プロコフィエフ:10の小品 Op.10
セルゲイ・タニン(P)

録音:2021年
1995年シベリア生まれで5歳からピアノを始め、11歳で早くもチャイコフスキー音楽院の大ホールでモスクワSOと共演、2018年にゲザ・アンダ国際 ピアノコンクールで第3位と聴衆賞を獲得した若きピアニスト、セルゲイ・タニンのデビュー・アルバムです。ブラームスのソナタ、リスト編曲のシューベルト、プロコ フィエフの小品という選曲からは、彼が高い技術と深い歌謡性の両立を武器にしていることがうかがえます。 (Ki)
PROSP-0024
シュリ・プリュドムの詩による歌曲集
フォーレ:ゆりかご Les berceaux
デュボワ:水辺にて Au bord de l’eau
アーン:水の上で Sur l’eau
エネスコ:ギャロップ Le gallop
マシュー・ロワ(1980-):はだかの世界 Le monde a nu *
アーン:ナイス Nais
デュボワ:天の川 La voie lactee
デュボワ:子供らしさ Enfantillage
マシュー・ロワ:森の静寂と夜 Silence et nuit des bois *
ヴィドール:春の祈り Priere au printemps
フランク:壊れた花瓶 Le vase brise
マシュー・ロワ:鍾乳石 Les stalactites *
ヴィドール:壊れた花瓶 Le vase brise
デュボワ:アルバムについて Sur un album
マシュー・ロワ:天の川 La voie lactee *
デュボワ:遅すぎる Trop tard
マシュー・ロワ:愛の衰退 Declin d’amour *
ヴィエルヌ:くさり Les chaines
デュボワ:永続するもの Ce qui dure
デュパルク:ため息 Soupir
フォーレ:水のほとりで Au bord de l’eau
エネスコ:ため息 Soupir
ヴィエルヌ:ギャロップ Le gallop
マリー=ピエール・ロワ(S)
ジュス ティーヌ・エコウ(P)

録音:2020年12月
*=世界初録音
第1回ノーベル文学賞を受賞、その賞金を文学の発展につぎ込んだフランスの詩人シュリ・プリュドム(1839-1907)の詩が用いられた歌曲を集めたアルバ ムです。彼の詩はフォーレ、エネスコ、ヴィエルヌなど多くの音楽家にインスピレーションを与え、素晴らしい作品を生み出してきました。19世紀末以降のフランス 歌曲のスタイルの幅広さを示す、洗練された芸術が味わえます。
PROSP-0026
フリッツ・ブルン(1878-1959):初期室内楽作品集
(1)弦楽四重奏曲第1番変ホ長調(1900)*
(2)ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調
(1)マヌエルSQ
(2)ステファン・マイアー(Vn)、アレクサンダー・ルーフ(P)

*=世界初録音
リッツ・ブルン(1878-1959)は30年以上にわたってベルン市立Oの首席指揮者を務めた人物。彼の作曲した管弦楽作品は近年再評価され、ロマ ン派最後のシンフォニストとも呼ばれています。このアルバムでは珍しい初期の室内楽作品を収録。弦楽四重奏は世界初録音、ヴァイオリン・ソナタもこれまで短縮 版しかなく完全な形では聴けなかったという貴重な録音です。 (Ki)
PROSP-0027
孤独を離れて 〜無伴奏ヴィオラ作品集
ビーバー:パッサカリア ト短調C.105
バッハ:シャコンヌ ニ短調 BWV1004
ハラール・ハウゴー:Peder Gyes(デンマーク民謡)
伝承曲:Dronningens Contillion(デンマーク民謡)
伝承曲:Rumlekvadrillen(デンマーク民謡)
伝承曲:Vor der Alphutte. Zwei Zauerli. (スイス民謡)
ノルディ・アルダー:ポルカ「Nicht ganz allein!」(スイス民謡)
伝承曲:Schottisch(スイス民謡)
ホフマイスター:練習曲第5番 ト長調『変奏曲』
伝承曲:A Frunzei. Doina(ルーマニア民謡)
ペンデレツキ::ダンス(2011)
ウングレアーヌ:Cantec de Dor / Brau. Doina(ルーマニア民謡)(1995)
アルミン・シブラー:小協奏曲 Op.9
ウルスラ・サーンテイン(ヴィオラ;ストラディヴァリウス「Gibson」、1734年)

録音:2020年9月8日・12月3日、2021年3月12日・4月9日
チューリッヒ・トーンハレOのヴィオラ奏者、ウルスラ・サーンテインによるヴィオラ・ソロのためのアルバム。バッハ、ペンデレツキ、民族音楽、現代スイス の作曲家シブラーなど多彩な響きが一挺のヴィオラから次々と紡ぎ出されていきます。一見すると古典的な調和から離れた世界のようですが、実際にはそれぞれ の音楽に明らかな対照性とともに強いつながりをも発見することができるでしょう。1734年製ストラディヴァリウス「ギブソン」での演奏。 (Ki)
PROSP-0029
ピアソラ100
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ / 天使のミロンガ / ロコへのバラード / フーガと神秘 / タングアーノ / 忘却 / リベルタンゴ / レのミロンガ
カレル・クラーエンホフ:当惑
ピアソラ:アディオス・ノニーノ / アヴェ・マリア
ル ーデンス・トゥルク&フレンズ
ヴュルテンベルク室内O

録音:2021年
ピアソラ生誕100周年記念盤。ヴァイオリンとピアノのデュオから、独奏楽器と管弦楽のための編曲まで、ピアソラの作品を幅広く網羅したアルバムです。ヴァイ オリニストのルーデンス・トゥルクにとって重要な作品は、1982年にパリで書かれた『ル・グラン・タンゴ』。元々はチェロとピアノのための曲ですが、ここではヴァ イオリン、チェロ、ピアノのための編曲で聴くことができます。演奏にも参加しているオランダの有名なアコーディオン奏者、カレル・クラーエンホフの作品も1曲 収録。
PROSP-0031
ブリテン:声楽と管弦楽のための作品集
(1)テノールと管弦楽のための『狩をする私たちの先祖』 Op.8
(2)ソプラノと管弦楽のための4つのフランス歌曲
(3)テノールと管弦楽のための交響組曲『グロリアーナ』 Op.53a
クリスティーナ・ランツハマー(ソプラノ(2))
マーク・パドモア(テノール(1))
アラスデア・ケント(テノール(3)「リュートの歌」)
アイヴァー・ボルトン(指)
バーゼルSO

録音:(1)(3)2020年8月10-14日、(2)2020年8月17・18日/ドルナッハ、ゲーテアヌム
2016/17年シーズンの初めからバーゼルSOの首席指揮者を務めているアイヴァー・ボルトン。彼は常に祖国イギリスの音楽に特別な親近感を抱いてお り、ブリテンの割とマイナーな作品を取り上げた当盤はボルトンのやりたかったことが詰まったアルバムと言えます。パドモアら声楽陣の活躍も聴き 逃せません。
『狩をする私たちの先祖』は23歳、『4つのフランス歌曲』は僅か14歳で作曲された天才的な作品。また1953年にエリザベス二世の戴冠式のために書かれ たオペラ『グロリアーナ』からの組曲も収録しています。 (Ki)
PROSP-0032
ラフマニノフ・ストーリーズ
ラフマニノフ:チェロとピアノのための小品 Op.2
前奏曲集 Op.23より 第4曲 ニ長調
チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
12の歌 Op.21より 第7曲 ここはすばらしい場所
6つの歌 Op.38より 第3曲 ひなぎく / 第5曲 夢
ヴィオラ独奏のためのラフマニノフの主題によるカプリッチョ(前奏曲Op.23-5に基づく)
14の歌 Op.34より 第14曲 ヴォカリーズ
マティス・ロシャ(Va)
エルデム・ミシルリオグル(P)

録音:2021年3月26-29日/ベルギー
コロナとロックダウンが契機となって、ヴィオラ奏者のマティス・ロシャは自身のレパートリーを見つめ直し、ラフマニノフの音楽に行き着きました。チェロ作品や 歌曲を独自にヴィオラのために編曲し、ロシアのメロディに新たな色彩を与えています。
PROSP-0033
ボヘミアン・ラプソディ 〜ピアノ三重奏曲集
スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.15
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調『ドゥムキー』
オリヴァー・シュニーダー・トリオ 【アンドレアス・ヤンケ(Vn)、ベンヤミン・ニッフェネッガー(Vc)、オリヴァー・シュニーダー(P)】

録音:2020年5月23-24日/スイス
スメタナのピアノ三重奏曲とドヴォルザークの『ドゥムキー』、ふたつのボヘミア室内楽の名作を収録。アルバム・タイトルは「ボヘミアン・ラプソディ」。フレディ・ マーキュリーとの関連については、音楽学者エヴァ・ゲジーネ・バウアーがブックレットで詳しく説明しています。(独英仏のみで、日本語はつきません) (Ki)
PROSP-0034
境界を越えて
フレスコバルディ(レスピーギ編):パッサカリア
フレスコバルディ:カンツォーナ第1番
リゲティ:フレスコバルディへのオマージュ
フローベルガー:リチェルカーレ ニ短調 FbWV411 / カプリッチョ FbWV508
フレスコバルディ:カプリッチョ・パストラーレ
ゲオルク・ベーム:コラール「ああ、いかにはかなく空しき」
ペルト:アリヌーシュカの癒しに基づく変奏曲
バッハ:コラール 「来たれ、異教徒の救い主よ」 BWV659
パッヘルベル:チャコーナ へ短調 T.206
マルチェッロ(バッハ編):オーボエ協奏曲 ニ短調より アダージョ
バッハ:キリストは死の縄目につながれたり BWV695
バッハ(ブラームス編):シャコンヌ ニ短調 BWV1004
アレクサンドラ・ソストマン(P)

録音:2021年
巧みなプログラミングでバロックと現代を繋ぐピアノ・アルバム。鍵盤音楽の始まりと現代との鮮やかな交錯に耳を奪われます。生死を思う、はかない美しさに 満ちたサウンドが魅力的。
「バロックから現代へ、音楽から宗教へ、世俗から神へ。このアルバムの中で私は境界を越えることができます。だからこそ、バッハが最初の妻マリア・バルバラ・ バッハを偲んで書いた『シャコンヌ』のように、生と死、復活、悟り、そして追憶をテーマにしているのです」(アレクサンドラ・ソストマン)
PROSP-0043
スイスのピアノ音楽
オネゲル:トッカータと変奏曲 H.8
 7つの短い小品 H.25
 3つの小品 H.23
マルタン:フラメンコのリズムによる幻想曲
 8つの前奏曲
ジェレミー・コニュス(P)

録音:2021年6月25-27日スイス、チューリヒ・ブルーネンホフ・SRFスタジオ
若きスイス人ピアニスト、ジェレミー・コニュスは音楽家としてのアイデンティティをスイスの音楽に求め、必ずしも多くは採り上げられてこなかったその音楽にど んどん魅せられていきました。そしてデビュー・アルバムとして発表されたのが当盤です
フランス生まれのオネゲルは両親がスイス人で、フランス・スイスの二重国籍を持っていました。一方、マルタンはスイスで生まれたフランス系スイス人。両者のピ アノ作品を並べてこれほど共感たっぷりに奏でるアルバムは稀少です。乾いた響きと憂いのある和声の絶妙な交錯、心地よい技巧など、聴かれないのがもったい ない良曲ばかり。 (Ki)
[ダリア・パルホメンコ]
ルーマニア出身のロシア人若手ピアニスト。フィエーゾレ音楽院でエリソ・ヴィルサラーゼに師事したのち、ハンブルク音楽大学でステパン・シモニアンに師事。 2018年に世界的に有名なジョルジュ・エネスコ・ピアノ・コンクールで1位を獲得。他にも2019年仙台ピアノコンクールで第3位および聴衆賞を獲得するなど 数々の受賞歴を持つ。世界有数のコンサートホールで演奏し、多くの指揮者やオーケストラと共演しています。
PROSP-0045
アパッショナルト 〜情熱のヴィオラ
シューマン:おとぎの絵本 Op.133
ヴュータン:エレジー Op.30
ブリッジ:ヴィオラとピアノのための2つの小品
ファリャ:7つのスペイン民謡(マーク・サッバ編)
マーク・サッバ(Va)
イリア ー ヌ・レイエズ(P)

録音:2021年
ヴィオラのレパートリーを探求するマーク・サッバによる、「ロマン派のヴィオラ音楽」をテーマにしたアルバムです。ヴィオラのくぐもった響きで歌われる、情熱を秘めた音楽たち。ファリャは自らの編曲版。
■マーク・サッバ
1988年、ニューヨーク生まれのヴィオラ奏者。3歳でヴァイオリンを始め11歳でヴィオラに転向。姉の弾くチェロにも魅了されたという。今井信子らに師事し、アムステルダム音楽院を優秀な成績で卒業。マンハッタン国際音楽コンクール1位等を受賞。ベルギー国立Oソリスト。ズービン・メータから激賞され、イスラエル・フィルハーモニックの客演首席ヴィオリストに招かれたことも。2011年にはスイスのヴェルビエ音楽祭でイヴリー・ギトリスと共演し、ギトリスに「ヴィオラのパガニーニ」と評された。2016年にベルギー人ピアニストのイリアーヌ・レイエズとデュオを結成、ヴィオラとピアノのためのレパートリーを果敢に探求しています。2017年よりベルギーのモンス王立音楽院ヴィオラ科教授を務める。 (Ki)
PROSP-0046(2CD)
詩人の恋 〜チェロとギターのための編曲による歌曲集
[CD1](音楽のみ)
シューマン:詩人の恋 Op.48
ミカエラ・カトラニス(1985-):愛と死について
シューマン:リーダークライス Op.39より第7曲 古城にて

[CD2](音楽+詩の朗読)
シューマン:詩人の恋 Op.48
ミカエラ・カトラニス(1985-):愛と死について
シューマン:リーダークライス Op.39より第7曲 古城にて
スザンヌ・シャンベラン(Vc)
Jerzy Chwastyk(G)
ハンス・ツィッシュラー(朗読)
シューマンの『詩人の恋』をチェロとギターのための異色のアレンジで聴くアルバム。2枚組になっており、CD2にはCD1と同じ演奏が1曲ごとに詩の朗読トラッ クを挟みながら進んでいく構成になっています。 (Ki)
PROSP-0047
ドヴォルザーク:4手連弾のためのスラヴ舞曲集
スラヴ舞曲集 Op.46
スラヴ舞曲集 Op.72
アドリエンネ・ソーシュ&イーヴォ・ハーグ(P・デュオ)
使用楽器:Bosendorfer 280VC

録音:2021年11月22-24日/チューリッヒ・スタジオ
4手作品の名作とされるドヴォルザークのスラヴ舞曲。ブラームスの「ハンガリー舞曲」がヒットしたため出版社がドヴォルザークに書かせたもので、母国の中で の人気作曲家だったドヴォルザークが国際的にブレイクしたきっかけとなった作品でもあります。スイスのピアノ・デュオがベーゼンドルファーで演奏。技術的に非 常に難しい作品ながら、音楽的な高揚を大いに感じさせる魅力的な演奏となっています。
PROSP-0048
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63
ミャスコフスキー:交響曲第25番変ニ長調 Op.69
プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』 Op.64より 仮面
ダーヴィト・ネベル(Vn)
ダニエル・ユペール(指)
ベルギッシュSO

録音:2021年8月/ケルン
ダニエル・ユペールは有望なドイツの指揮者で、ベルギッシュSOの20119/2020シーズンの音楽監督を務めました。世評も高く、同オケの水準がかなり 高まったと認識されています。その成果があらわれた録音の登場です。
ダーヴィト・ネベルはチューリヒ生まれのヴァイオリニスト。クリスチャン・ヤルヴィとの共演でSONYから協奏曲アルバムが発売されています。
「仮面」はこの演奏のために特別にアレンジされたヴァイオリンとオーケストラのための版を使用。 (Ki)
PROSP-0050
フィエスタとシエスタ〜スペイン、アルゼンチン、ブラジルのピアノ作品集
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲 Op.2(老いた牛飼いの踊り / 優雅な乙女の踊り / さすらうガウチョの踊り)
カルロス・グアスタビーノ:ラ・シエスタ
 美しき故郷/小さな踊り
トゥリーナ:幻想的詩曲 Op.98
 マドリード放送
ヴィラ=ロボス:ブラジルの子供の謝肉祭
マリアン・ローゼンフェルド(P)

録音:2001年11月/スイス、アーラウ、ザールバウ
スイス人ピアニスト、マリアン・ローゼンフェルドによる、スペインとラテンアメリカの作品を集めたアルバム。トゥリーナ、ヴィラ=ロボスなど、知られざる魅力的 な作品が目白押しです。
ローゼンフェルドはルツェルンの音楽家の家庭に生まれ、13歳でチューリッヒ音楽大学に入学し、14歳でトーンハレにデビューと、若い頃から神童ぶりを発揮し た名手。情熱的で個性的な演奏に魅了されます。 (Ki)
ROSP-0051
光点 〜トルコのピアノ作品とシューベルトの最後のソナタ
ブラク・チェビ(1985-):光点 〜ピアノのための4つの幻想曲
アフメト・アドナン・サイグン(1907-1991):アクサク・リズムによる12の前奏曲 Op.45より 第9番プレスト / 第10番ラルゴ / 第11番アレグロ / 第12番ヴィーヴォ
イルハン・バラン(1934-2016):3つのバガテル
ネジル・カズム・アクセス(1908-1999):5つのトルコのピアノ小品より 第3番エレジー/ 第4番夏の思い出 / 第5番 村
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960
ブラク・チェビ(P)

録音:2021年11月7-11日/ノイマルクト、ライトシュターデル
音楽家系に生まれニュルンベルク音楽院で学んだドイツ系トルコ人のピアニスト、ブラク・チェビによるアルバム。とくに祖国の作品にこだわったわけではなく、 好みの曲を選んでいったらこのプログラムになったのこと。トルコの作品を、自作とシューベルトのソナタで挟んだ構成が異彩を放っているように感じますが、意外 とひとつの流れに溶け込んでおり、チェビの音楽観が垣間見えるようです。 (Ki)
PROSP-0052(2CD)
故郷の歌、500年
[CD1]
1ハインリヒ・イザーク(ca.1450-1517):インスブルックよさようなら
2「人にはどれほどの家が必要か?」ジャン・アメリー*
3ミシャ・スポリアンスキー(1898-1985):人には家がなくてはならない
4ブラームス:ドイツ民謡集 WoO 33より 谷底で
5リヒャルト・トルンク(1879-1968):都市
6「友へ」テオドール・シュトルム
7シューベルト:魔王 D328
8ドヴォルザーク(アンドレ・フィッシャー編):家路
9「郷愁、とは何?」マーシャ・カレコ
10ハンス・ナウミルカート(1919-1994):私たちの家
11民謡:クルプファルツの狩人
12「丘の上から見下ろす私の世界」ベッティーナ・フォン・アルニム*
13クルシェネク(1900-1991):オーストリア・アルプスからの旅日記 Op.62より 雨天
14ダニエル・ベーレ(1974-):家とは鍵のあるところ
15シューベルト:海の静けさ
16「家の祝福」著者不明*
17ブラームス:荒野の上を
18伝承曲:鳥が飛んできて
19「孤独」フリードリヒ・ニーチェ*
20ワーグナー:聖杯伝説(彼方の国に)
[CD2]
21クルシェネク:オーストリア・アルプスからの旅日記 Op.62より モティーフ
22「モットー」フリードリヒ・ヘルダーリン*
23アイスラー:故郷
24アイスラー:逃避行
25ウィリー・エンゲル=ベルガー(1890-1946)、ウィル・マイゼル(1897-1967):新しい春
26ヘルマン・レオポルディ(1888-1959):ブーヘンヴァルトの歌
27カルロ・ジグムンド・タウベ(1897-1944):ユダヤの子
28「浮浪」マックス・ヘルマン=ナイセ*
29ヴェルナー・アイスブレンナー(1908-1981):難民の歌
30マーラー:この世の暮らし
31シューベルト:さすらい人の夜の歌
32「旅の途中」李白/リヒャルト・デーメル*
33スウェーデン民謡:朝露に濡れた山の中で
34クルシェネク:オーストリア・アルプスからの旅日記 Op.62より 上へ下へ
35ゲオルク・クライスラー(1922-2011):ウィーン人のいないウィーン
36「異国にて」フランツ・グリルパルツァー*
37ヨハネス・オルディング(1981-):故郷
38ヴェルナー・ボッホマン(1900-1993):故郷、あなたの星
39テオ・マッケベン(1897-1953):そして私たちの上には空が

※14・20を除き、アレクサンダー・クランペによるホルン四重奏とテノールのための編曲
ダニール・ベーレ(T)
ジャーマン・ホルンサウンド(ホルン四重奏)
クリストフ・エス、セバスティアン・ショール、ステファン・ショットシュテット、ティモ・シュタイニンガー
マリオ・アドルフ(朗読*)

録音:2021年1月9-13日、2022年4月4日
2017年に知り合ったテノール歌手ダニエル・ベーレとホルン四重奏団ジャーマン・ホルンサウンドによるアルバムです。彼らは「家」から派生し「故郷・母国」 といった意味を持つドイツ特有の言葉〈Heimat〉をテーマとして曲を集め、自分たちの編成に合わせてアレンジするというプロジェクトを行い、最終的にあらゆる 時代とジャンルの歌を50曲集めました。そこからCD2枚分選曲し、実演でも共演した著名な俳優マリオ・アドルフの朗読を絡めて構成。家や故郷、自身のルーツ について考えさせる労作に仕上がっています。 (Ki)
PROSP-0055
エネスコ:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ 嬰へ短調 Op.24-1
ピアノ組曲第2番ニ長調 Op.10
ピアノ・ソナタ ニ長調 Op.24-3
ダリア・パルホメンコ(P)

録音:2021年3月1-3日/ハンブルク、NDR、ロルフ・リーバーマン スタジオ
2018年のジョルジュ・エネスコ・ピアノ・コンクールで優勝したピアニスト、ダリア・パルホメンコが奏でるエネスコのピアノ曲。エネスコはロマン派からモダニ ズムへと進む20世紀音楽界の重要作曲家の一人であり、当時の高い世評を考えると、現在の評価はあまり良いものではない感があります。パルホメンコはそんな イメージを払拭するべく、音楽への熱い共感とともに楽譜を深く読みこんで、曲の持つ美しさを最大限引き出す演奏をしてくれます。 (Ki)
[ダリア・パルホメンコ]
ルーマニア出身のロシア人若手ピアニスト。フィエーゾレ音楽院でエリソ・ヴィルサラーゼに師事したのち、ハンブルク音楽大学でステパン・シモニアンに師事。 2018年に世界的に有名なジョルジュ・エネスコ・ピアノ・コンクールで1位を獲得。他にも2019年仙台ピアノコンクールで第3位および聴衆賞を獲得するなど 数々の受賞歴を持つ。世界有数のコンサートホールで演奏し、多くの指揮者やオーケストラと共演しています。
PROSP-0056
チャイコフスキー:ピアノ曲集
ピアノのための18の小品 Op.72
夜想曲 嬰ハ短調 Op.19-4
ヌーロン・ムクミ(P)

録音:2022年5月/ベルリン、テルデックス・スタジオ
チャイコフスキーが弟に『18の小品』Op.72の完成を報告した手紙は、過度な誇張や虚飾のない、控えめなものでした。これは曲の内容と近いものがあります。 一見シンプルな小品集と思わせておいて、踏み込んで深く接するほどに、この曲集が詩的な輝きと旋律美、そしてきわめて多様なムードに満ちていることに気づか されるのです。ドイツ系ウズベク人のピアニスト、ヌーロン・ムクミの演奏がその魅力をしっかりと伝えてくれます。 (Ki)
[ヌーロン・ムクミ]
1996年、ウズベキスタンのタシケント生まれ。6歳でピアノを始め、8歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を弾き振りするという神童ぶり。フランクフルトと チューリッヒで学び、現在は世界各地でソリストとして活躍しています。
PROSP-0059
スイスのクリスマス
アルベルト・ベッカー(1834?1899):Joseph, lieber Joseph
カール・リュッティ(1949-):O nata lux de lumine
シャイト:(1587?1654):Puer natus in Bethlehem
ギオン・アントニ・デルングス(1935?2012):Tut ils fideivels
ジュリア・シュヴァルツ(1963-):Das Christkind im Wald
ゴットフリート・ヴォルタース(1910?1989):Maria durch ein Dornwald ging
ピーター・アッペンツェラー(1955-):Maria va tras un god spinus
ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843?1900):Meine Seele erhebt den Herrn
アンドレ・サラ(1899?1968):Que j’aime ce divin Enfant
カルロ・ボラー(1896?1952):Dormi bel bambin
マスクス・フリッカー(1943-):Advent
メンデルスゾーン(1809?1847):聖夜 Op.79-1
ピーター・アッペンツェラー:Neues Quempas-Lied I
ピーター・アッペンツェラー:Neues Quempas-Lied II
アンドレ・デュクレ(1945-):La Marche des Rois
ロバート・ルーカス・ピアサル(1795?1856):In dulci jubilo
マルクス・フリッカー(1943-):Liislig fallt de Schnee
ブルクハルト・キンツラー(1963-):Still, still, still
ツェザール・ブレスゲン(1913?1988)/マルクス・シュミードル(1971-)編)):O du stille Zeit
マルコ・アマード(指)
シュヴァイツァー・ヴォーカルコンソート

録音:2022年7月4-6日/チューリッヒ放送スタジオ
1988年生まれで指揮とオルガン、経済学を学び、合唱指揮者として活躍しているスイスの指揮者マルコ・アマードと、彼が2018年に設立した合唱団「シュヴァ イツァー・ヴォーカルコンソート」によるクリスマスアルバム。 (Ki)



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