湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Cobra Records
(オランダ)




※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
COBRA-0003
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲イ短調Op.13
シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調Op.56《親愛なる声》
ユトレヒトSQ
ユトレヒト弦楽四重奏団は、ハイドンからアヴァンギャルドまでの幅広いレパートリーを誇るオランダを代表する弦楽四重奏団のひとつ。
COBRA-0004
ブリテン:弦楽四重奏曲へ長調(1928)
ラプソディー(1929)
弦楽四重奏曲ニ長調(1931)
行進曲風に(1933)
3つのディヴェルティメント(1936)
ユトレヒトSQ
ブリテンが15才の時に作曲を行った弦楽四重奏曲へ長調などを収録。オランダの実力派クヮルテットの演奏で若き日のブリテンの作風を窺うことのできる興味深いタイトル。
COBRA-0005
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲へ短調Op.65
ピアノ三重奏曲ホ短調「ドゥムキー」
アムステルダム・ストリオーニ・トリオ
COBRA-0007
モーツァルト:オーボエ四重奏曲ヘ長調、
弦楽四重奏曲第1番
弦楽五重奏曲第2番ハ短調(オースタンリク編曲によるオーボエ,2本のヴァイオリン,ヴィオラ,チェロ版)
パウリン・オーステンリーク(Ob)
ユトレヒトSQ
トレヒト弦楽四重奏団はオランダを代表する弦楽四重奏の一つで、ハイドンからアヴァン・ギャルドまで2世紀以上に渡るレパートリーを持ち、新たな作品の発見、演奏にも力を入れている。1996年にはオランダ、ベアトリクス女王の元の御前で演奏。オーボエのオーステンリークは、ハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席オーボエ奏者。

COBRA-0008
シューマン:ピアノ四重奏曲、
ピアノ三重奏曲、
ペダル・ピアノのためのスケッチ、
森の情景〜「別れ」
今井信子(Va)
アムステルダム・ストリオーニ・トリオ
ジュリアード&グールド以来の説得力!今井信子参加の四重奏曲!
アムステルダム・ストリオーニ・トリオは1995年創設のアンサンブル。アンサンブル名の《ストリオーニ》は、ヴァイオリンのヴォウター・フォッセンの使用するクレモナの名器、ローレンティウス・ストリオーニ(1794年製)が由来。マーク・フォッセンの使用するチェロもミラノ製ジョヴァンニ・グランチーノ(1700年製)という名器。レパートリーもハイドン、モーツァルトからショスタコーヴィチ、コンテンポラリーと多岐に渡り、これまでにエマーソン四重奏団、アイザック・スターン、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチらとの共演も重ねています。まず、四重奏が鳴り出した途端に、一気に引き付けられます。なんという可憐な風情、アンサンブルの美しい均質感!まさに同じ呼吸を共有し尽くさなければ得られない安定しきったアンサンブルが、聴き手の心にしっかりと根を下ろしてくれるのです。ピアのとのバランスも、これ以上望めないほど完璧。第1楽章コーダの見事な切り上げ方には、思わず拍手を送りたくなります。急速な第2楽章も、表情の取りこぼしが全くなく、ニュアンス横溢!第3楽章は、シューマンが書いた最も美しい曲と断言したくなるほど夢想が広がり、ただもう頭を垂れて聴き入るばかり。名演の誉れ高いジュリアード盤のような先鋭的な雰囲気ではなく、聴き手を内面から癒してくれる愛のアンサンブルを体感してください。ほかのピアノソロ作品は、ピアノ三重奏による演奏で、これまた惚れ惚れする美しさ!録音も優秀。【湧々堂】
COBRA-0013
ユリウス・レントヘン(1855−1932):室内楽作品集第1巻
弦楽四重奏曲ハ長調
弦楽四重奏曲ト短調《空想》
ソプラノとピアノのための《中国の歌》Op.66
パルカニーSQ、
ユリア・ブロンクホルスト(S)、
ハンス・アイザッカー(P)
オランダの音楽家の一族レントヘン家で最も著名なユリウス・レントヘン。グリーグとの親交を持ち、初期の作品には北欧の影響が、後期の作品ではレーガー、ドビュッシーなどの影響が見られることも作品の特徴。
COBRA-0014
メシアン:世の終わりのための四重奏曲
ヒンデミット:クラリネット,ヴァイオリン,チェロとピアノのための四重奏曲
フィリップ・グラファン(Vn)、
チャールズ・ナイディック(Cl)、
パスカル・ドゥヴァイヨン(P)、
コーリン・カー(Vc)
ラファン、ナイディック、ドゥヴァイヨン、コーリン・カーといった世界的アーティストたちのアンサンブルによる20世紀の室内楽作品集。メシアン&ヒンデミットとなると少々難解なイメージもありますが、名手4人が紡ぐアンサンブルはぐいぐいと聴き手を引き込んで行く圧倒的な演奏を聴かせてくれます。
COBRA-0015(2CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番、
第13番、第31番、ピアノ協奏曲第1番、
第3番
ジェレミー・メニューイン(P&指)
、シンフォニア・ヴァルソヴィア
1984年のヤング・コンサート・アーティスツ・ピアノ・コンペティションで優勝を飾り、ベルリン・フィル、ロイヤル・フィル、フランス国立管やイスラエル・フィルなどといった一流オーケストラとの共演を重ねるピアニスト、ジェレミー・メニューイン。父はあのユーディ・メニューイン。1音1音を丁寧に奏でるスタイルと、非常に豊かな響きを聴かせるスタインウェイの音色が印象的な好演奏。
COBRA-0016
ユリウス・レントヘン(1855−1932):室内楽作品集第2巻
ピアノ四重奏曲ト長
木管五重奏のための《セレナーデ》
バリトン,ピアノと木管奏者のための《カロン》
バリトン,ピアノと木管奏者のための《ヴィジョン》
フルート,オーボエとバスーンのための《三重奏曲》
パルカニーSQ、
ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデン(P)
エウテルペ木管五重奏団、
ピエール・マック(Br)、
ハンス・アイザッカー(P)、
パウリン・オースタンリク(Ob)、
バーバラ・デレウ(Fl)、
ブラム・ファン・サンベーク(Fg)
オランダの音楽家の一族、「レントヘン家」で最も著名なユリウス・レントヘンの生誕150年を記念してスタートした記念シリーズの第2集。木管楽器のための作品を中心に収録。 
COBRA-0017
ユリウス・レントヘン(1855−1932):管弦楽作品集
交響曲イ短調
ビットナル・シンフォニー
交響曲ハ短調
ハンス・レンダース(指)
北ネーデルランドO
2つのオーケストラの合併によって1989年誕生した北ネーデルランド管が演奏を担当。 
COBRA-0019
ボッケリーニ:スターバト・マーテル*
ペルト:スターバト・マーテル#
モーナ・ユルスルー(S)*、
フィリップ・グラファン(Vn)*/#、堀米ゆず子(Vn)*、
ロジャー・チェイス(Va)*/#、
ユルン・ルーリング(Vc)*/#、
エイミー・ノリントン(Vc)*、
タニー・ウィレムスタイン(S)#、
エルスベス・ヘリットセン(A)#、
アレックス・フェルミューレン(T)#

録音:2005年9月23日のライヴ
時代も国も作風も違うボッケリーニとペルトの「スターバト・マーテル」がその特徴でもある「ソリスト+弦楽器による室内楽」という編成でリンクする。サン=ナゼールの音楽祭"コンソナンス2005"で上演されたボッケリーニでは、ブリュッヘン&18世紀オーケストラの名演、モーツァルトのレクイエム(東京芸術劇場ライヴ/GCD 921105)でソプラノ・パートを歌ったノルウェーの名花モーナ・ユルスルーが祈りの歌声を響かせます。また弦楽器のメンバーにも、フランスのヴィルトゥオーゾ、フィリップ・グラファンや日本の堀米ゆず子、英国ヴィオラ界の重鎮ロジャー・チェイスなど世界各国の一流奏者たちが揃います。
COBRA-0020
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ長調Op.50
ブロッホ:3つの夜想曲
オシリス三重奏団

録音:2007年2月6日〜8日
1988年に結成されたオランダを本拠地とするオシリス三重奏団。ハーグ王立音楽院で共に学んだピアノのエレン・コーヴァーとチェロのラリッサ・グレーネフェルトに加えて、新たに2005年からはロイヤル・コンセルトへボウ管のコンサートマスターであるヴェスコ・エシュケナジーがメンバーに参加。2007年6月にオランダのフリースランドで開催された音楽祭では15のコンサートが完売するなど、現在のオランダで特に勢いのあるアンサンブルです。チャイコフスキーとブロッホの両作品でもまろやかで包み込むようなサウンドを生み出しており、各楽器のバランスや表現の統一感も素晴らしい。
COBRA-0023
チェロが歌うロシア歌曲
グリンカ:すばらしい時を覚えている、ひばり、
 血は熱い思いにわきたち、故なく私を誘うな、疑い
チャイコフスキー:騒がしい舞踏会で、
 ただ憧れを知る者だけが、セレナード、
 恐ろしい瞬間、早春のことだった、
 夜は明けるだろうか、なぜ?、
 もう忘れられて、またもとのように私はひとり
ラフマニノフ:神秘の夜のしじまに、
 歌わないでおくれ美しい人よ、何とすばらしい所、
 孤独、哀しき夜、私は悲しみのために恋をした、
 ライラック、春の洪水
ディミトリ・フェルシュトマン(Vc)、
ミラ・バスラウスカヤ(P)
ディミトリ・フェルシュトマンは、モスクワ音楽院ではナターリャ・グートマンに師事し、1967年にはグリンカSQを創設した1945年生まれのロシア人チェリスト。現在はソリスト、アムステルダム音楽院の教授としてオランダで活躍するロシアの名チェリストが、祖国への畏敬の念を込めてチェロでロシア歌曲を歌います。ロシア人だからこそ表現できる"歌心"に感嘆。ブックタイプ仕様。
COBRA-0024
ロシアン・ジェネレーション1
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番ニ長調Op.11
プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第1番ロ短調Op.50
G・プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第1番
ロイスダールSQ
1996年に結成されたロイスダール弦楽四重奏曲は、オランダ史上最高の風景画家と称されるヤーコプ・ファン・ロイスダール(1628/9−1682)の名を冠するオランダの弦楽四重奏団。チャイコフスキー、プロコフィエフの名作と並び収録されたガブリエル・プロコフィエフ(1975−)の音楽が、若き弦楽四重奏団の存在感とリンクします。
COBRA-0025
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲集
第4番ホ短調Op.90《ドゥムキー》
同第3番ヘ短調Op.65
オシリス三重奏団
〔エレン・コーヴァー(P)、
ヴェスコ・エシュケナジー(Vn)、
ラリッサ・グレーネフェルト(Vc)〕
1988年の結成以来数多くのオランダの音楽賞に輝き、2005年からはアムステルダム・コンセルトヘボウOのコンサートマスター、ヴェスコ・エシュケナジーをヴァイオリン奏者に向かえさらにグレードアップを遂げたオシリス三重奏団。ドヴォルザークの名作「ドゥムキー」では、エシュケナジーのヴァイオリンが時に優しく、時に物悲しく表情を変えながら訴えかけてくる。コーヴァーのピアノが発するほどよい主張、グレーネフェルトの豊かな低音がエシュケナジーの存在感とブレンドすることにより絶妙のアンサンブルが生まれています。
COBRA-0030
アンドリーセン:チェロ・ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ
ヴァイオリンとチェロの為の「3つのインヴェンション」
ピアノ,ヴァイオリンとチェロと「三重奏曲」
アムステルダム・ブリッジ・アンサンブル
ルイ・アンドリーセンの父親であり、20世紀オランダ楽壇の牽引者の1人として名を遺しているヘンドリク・アンドリーセン(1892−1981)の室内楽作品集。20世紀のイギリスで異彩を放ったフランク・ブリッジの名を冠したアムステルダム・ブリッジ・アンサンブルは、アムステルダム・シンフォニエッタ、シェーンベルク・アンサンブルの主力メンバー、ローゼモンド(vn)とホッホシャイト(vc)、ピアニストのファン・ルートによって2005年に結成されたオランダの新しい室内楽団。
COBRA-0031
ロシアン・ジェネレーション2
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第2番へ長調Op.22
プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.92
G・プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番
ロイスダールSQ
チャイコフスキーとプロコフィエフ、そしてプロコフィエフの孫ガブリエル・プロコフィエフ(1975−)の"弦楽四重奏曲"を取り上げた"ロシアン・ジェネレーション"の第2弾には、それぞれの作曲家の弦楽四重奏曲"第2番"を収録。第1集(COBRA-0024)に収録されている弦楽四重奏曲"第1番"から、3人の作曲家の作品がストレートに次のステップへと進む構成力は演奏に負けず劣らずお見事!
COBRA-0032
ファースト・ステップス
ブルックナー:ロンド ハ短調
ブリテン:弦楽四重奏曲ヘ長調
プッチーニ:弦楽四重奏曲ニ長調
グリーグ:フーガ ヘ短調
ラフマニノフ:弦楽四重奏曲第1番
ウェーベルン:弦楽四重奏の為の緩除楽章
シェーンベルク:プレスト ハ長調
ロイスダールSQ
ハーグ王立音楽院の卒業生たちで1996年に結成されたロイスダールSQが、7人の巨匠たちの知られざる1面を教えてくれます。
COBRA-0033
ロシアン・ジェネレーションズVol.3
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第3番変ホ短調Op.30
セルゲイ・プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調Op.56
ガブリエル・プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第3番
ロイスダールSQ

録音:2010年10月の録音。
1996年にハーグ王立音楽院の卒業生たちで結成された1996年に結成されたロイスダール弦楽四重奏曲は、オランダ史上最高の風景画家と称されるヤーコプ・ファン・ロイスダール(1628/9-1682)の名を冠するオランダのSQ。チャイコフスキーと祖父プロコフィエフ(セルゲイ)、そして孫プロコフィエフ(ガブリエル)の「弦楽四重奏曲」で知るロシア音楽のジェネレーション・ギャップ。演奏、企画ともハイレベルのシリーズです。
COBRA-0035
キロガSQ〜ステイトメンツ
ハイドン:弦楽四重奏曲第32番ハ長調Op.20-2
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章、弦楽四重奏のための5つの楽章Op.5
ソッリマ:ソネットとロンドー(世界初録音)
キロガSQ

録音:2010年12月
キロガSQは、ガリシア地方の大ヴァイオリニスト、マヌエル・キロガ(1892−1961)の名を冠するスペインのアンサンブル。2007年にはスペイン国営放送の文化賞を授与されるなど、新世代のSQとしてその活動、演奏に寄せられる期待は大きい。18世紀製作のグランチーノ・ランドルフィ、1682年製作のニコラ・アマティのヴァイオリンの音色と存在感、ハイドン、ウェーベルン、ソッリマを組み合わせた独創的なプログラムは特筆もの。今後が楽しみなアンサンブルです。
COBRA-0037
レヴォリューションズ〜弦楽四重奏曲集
シェーンベルク:弦楽四重奏曲ニ長調
ウェーベルン:弦楽四重奏のためのロンド
ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3
ウェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9
バッハ:マタイ受難曲〜コラール 「汝の行くべき道と」
キロガSQ

録音:2012年12月12日−14日、ウェストフェスト90教会(スキーダム、オランダ)
ガリシア地方の大ヴァイオリニスト、マヌエル・キロガ(1892−1961)の名を冠するスペインのクヮルテット、キロガSQ(Cuarteto Quiroga)。2007年にスペイン国営放送の文化賞を授与された新世代アンサンブルが弾く、シェーンベルク、ヴェーベルン、ベルクによる「新ウィーン楽派」の弦楽四重奏曲集が登場。前作「ステイトメンツ(COBRA 0035)」でも聴かせてくれたヴェーベルンから更に踏み込んだ、「革命(Revolution)」と「進化(Evolution)」の新ウィーン楽派作品集。18世紀製作のグランチーノ・ランドルフィ、1682年製作のニコラ・アマティのヴァイオリンの音色と存在感も健在。
COBRA-0036
18世紀のトルヒーリョの歌と舞曲
トナーダ・ラ・ブルヒータ/カチュア・アル・ナシミエント "ニーニョ・イル・ミホール"/トナーダ・ラ・ラータ/トナーダ・エル・コンゴ/カチュア・ラ・デスペジーダ/バイレ・デル・チーモ/バイレ・デ・ダンサンテス/トナーダ・ラ・セローサ/トナディーリャ・エル・パロモ/カチュア・アル・ナシミエント "デノス・レセシア"/他
アドリアン・ロドリゲス・ファン・デル・スプール(指)
ムジカ・テンプラーナ

録音:2012年7月4日−6日、クーペル教会(レンスワウデ/オランダ)
2008年に発売された前作「18世紀ラテン・アメリカのヴィリャンシーコ(KTC 1358)」がヨーロッパで話題沸騰となり、同年11月には来日公演も実現。「南米バロック!」と題した公演で日本でも大きな話題を呼んだアドリアン・ロドリゲス・ファン・デル・スプールの続編。スペインの司祭マルチネス・コンパニョンによって編纂された、18世紀ペルーの都市「トルヒーリョ」で歌われた歌と舞曲集。スペインの植民地としてヨーロッパから伝わったバロック音楽と先住民の音とリズムとの刺激的なブレンドが楽しめます。

COBRA-0038
バッハ・インスピレーションズ
バッハ(リスト編):前奏曲とフーガ.イ短調 BWV.543
バッハ(ブゾーニ編):コラール 「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」 BWV.645
 コラール 「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」 BWV.659
 コラール 「いざ喜べ、尊きキリストのともがらよ」 BWV.734
フランク:前奏曲, コラールとフーガ M.21
バッハ(ラフマニノフ編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ短調 BWV.1006より
バッハ(バウアー編):カンタータ第127番 「主イエス・キリスト、真の人にして神よ」 BWV.127
バッハ(ヴォーン・ウィリアムズ編):コラール 「ああ、われらと共に留まりたまえ、主イエス・キリストよ」 BWV.253
 コラール前奏曲 「ああ、われらと共に留まりたまえ、主イエス・キリストよ」 BWV.649
リスト:BACHの主題による幻想曲とフーガ S.529(第2版)
グレインジャー:陽気な鐘の音 after BWV.208
ハンネス・ミンナール(P)

録音:2013年6月25日−27日、Westvest90(スキーダム/オランダ)
2008年のジュネーヴ国際音楽コンクール第2位、そして2010年のエリザベート王妃国際音楽コンクールのピアノ部門では、コジュヒン、ボジャノフに次ぐ第3位に輝き、ユトレヒト国際室内楽音楽祭ではジャニーヌ・ヤンセンやミッシャ・マイスキーと共演を果たすなど、オランダの次世代の名ピアニスト候補として期待されている逸材、ハンネス・ミンナール。前作の「ラフマニノフ&ラヴェル(KTC 1432)」では色彩感のある音色と美しく華麗なフレーズで好評を博し、「オランダのグラミー賞」とも呼ばれるエジソン賞を受賞。オランダのCobra Recordsから発売される待望のセカンド・アルバムは、ブゾーニ、リスト、ラフマニノフ、ヴォーン・ウィリアムズ、そしてハロルド・バウアーによるピアノ・トランスクリプション、そしてリスト、フランク、グレインジャーによるバッハ・オマージュ作品によって組み立てられた「バッハ・インスピレーションズ」。
リストの「BACHの主題による幻想曲とフーガ」は言うまでもなく、フランクの「前奏曲、コラールとフーガ」は主題や旋律にバッハの影響が見られ、グレインジャーの「陽気な鐘の音(Blithe Bells)」は誰も知っている名メロディー「羊は安らかに草をはみBWV.208」を元にした作品。1984年生まれの若きピアニストだが、華美なバッハ演奏に走ることなく、大バッハの優れたフーガや旋律をしっとりと陰影鮮やかに描いています。
※YouTubeでプロモーション動画をご覧いただけます!
COBRA-0039
ディアロゴ〜プロコフィエフ&ブリテン:チェロ・ソナタ集
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ.ハ長調 Op.119
ルトスワフスキ:グラーヴェ(チェロとピアノのための変容)
ブリテン:チェロ・ソナタ.ハ長調 Op.65
ヨーリス・ヴァン・デン・ベルヒ(Vc)、
マルティン・ウィラーズ(P)

録音:2013年6月12日−14日、Westvest90(スキーダム/オランダ)
2006年のオランダ国立・チェロ・コンクールで優勝したヨーリス・ヴァン・デン・ベルヒと、マルティン・ウィラーズの溌溂としたオランダの二人組。2008年のヨハネス・ブラームス国際コンクール室内楽部門で第3位を受賞している同コンビのデビュー・レコーディングは、「ディアロゴ(DIALOGO)」と題された、プロコフィエフとブリテンのチェロ・ソナタ集(タイトルはブリテンのソナタ第1楽章より)。この2つのソナタは、言わずと知れた偉大なるチェリスト、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチのために作曲されており、ロストロポーヴィチの誇った高い技術と無限の情熱を、ヨーリス・ヴァン・デン・ベルヒが雄弁に歌います。チェロは、オランダ国立楽器財団から貸与されたジョヴァンニ・グランチーノ1703。
COBRA-0040
コンチェルト・パルランド
ドヴァリョーナス:悲歌的小品 「湖畔にて」
シチェドリン:ヴァイオリン,トランペットと弦楽のための 「コンチェルト・パルランド」*
プロコフィエフ:5つのメロディー Op.35bis(管弦楽伴奏版)
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 Op.35(カデンツァ:イザイ)
フィリップ・グラファン(Vn)、
マーティン・ハレル(Tp)*、
ミハイル・アグレスト(指)BBC響*、
ロベルタス・シャーヴェニカス(指)リトアニア国立PO

録音:2008年2月22日、BBCメイダ・ヴェール・スタジオ1*、2012年4月2日、リトアニア国立フィルハーモニー・ホール
16歳でパリ音楽院を卒業したフランスの天才ヴァイオリニスト、フィリップ・グラファン! これまでも、Hyperion、Avie、Onyxなどで様々なレア・レパートリーを開拓・披露してきたグラファンがCOBRA-Recordsで魅せてくれるのは、ロディオン・シチェドリンによるグラファン委嘱作「コンチェルト・パルランド」のイギリス初演ライヴ(世界初録音)。プロコフィエフの5つのメロディーはピアノ伴奏ではなく、管弦楽伴奏による世界初録音(オーケストレーションはプロコフィエフとシチェドリン)。そして注目は、名曲「チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲」のイザイによるカデンツァ世界初録音! ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストでもあったウジェーヌ・イザイのカデンツァは、元々が超絶技巧のオンパレードであるチャイコフスキーのカデンツァを更なる超絶カデンツァへと姿を変えています。
Hyperionのロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズのスタートを飾った「サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲全集」や、Avieに録音し大きな話題となった「エルガー:ヴァイオリン協奏曲(初稿版)」など、グラファンの誇る偉大なコンチェルト・レパートリーに新たに加わるチャイコフスキーとシチェドリン。グラファンのレア・レパートリー探求に注ぐ止めどない情熱と、それを実現する驚異的なテクニックを体感する。
COBRA-0041
マルッティネン:ヴァイオリン協奏曲 Op.13, MV.63
ピアノ協奏曲第1番 Op.154, MV.65
チェロと管弦楽のための幻想曲 Op.154, MV.84(世界初録音)*
フィリップ・グラファン(Vn)、
ラルフ・ファン・ラート(P)、
マルコ・ユロネン(Vc)、
アリ・ラシライネン(指)トゥルクPO
ハンヌ・リントゥ(指)タンペレPO

録音:2012年9月13日−15日タンペレ・ホール*
2013年5月27日−29日コンサート・ホール・トゥルク
「チャイコフスキー&シチェドリン(COBRA-0040)」に続く、フィリップ・グラファンのレア・コンチェルトは、20世紀フィンランドの作曲家、タウノ・マルッティネン(1912−2008)のヴァイオリン、ピアノ、チェロの協奏的作品を収録。ピアノのラルフ・ファン・ラート、チェロのマルク・ユロネンも、それぞれ近現代の作品に造詣の深い名手で、フィンランドのリーディング・オーケストラ、トゥルク・フィル、タンペレ・フィルとともに、フィンランドの芸術を、見事に奏でています。
COBRA-0042
ミチャンス:サクソフォン作品集
サクソフォン四重奏曲第1番、第2番
サックスのための音楽
アプレ・ミニュイ/プラナ
トロワ・ヴィジョン・タントリック
シリウス・サクソフォン四重奏団、他

録音:2013年11月18日、20日ー21日
アルゼンチン、ブエノスアイレス出身のオランダの作曲家カルロス・ミチャンス(1950−)のサクソフォン作品集。ソロ作品から四重奏曲を、2008年に結成されたオランダ人作曲家の作品を多数レパートリーに持つ、シリウス・サクソフォン四重奏団(SSQ)が演奏。収録曲の「トロワ・ヴィジョン・タントリック」は、世界初録音。
※このCDはエンハンスト仕様になっており、収録トラックの全13曲+αのレコーディングの模様やインタヴューのビデオ・ファイルも収録されています。
COBRA-0043
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
シューマン:ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲ハ長調 Op.131、
 ヴァイオリン協奏曲イ短調
フィリップ・グラファン(Vn)、
トゥオマス・ロウシ(指)
パドヴァ・ヴェネトO

録音:2013年12月2日−4日、パドヴァ
16歳でパリ音楽院を卒業したフランスの天才ヴァイオリニスト、フィリップ・グラファン! これまでも、Hyperion、Avie、Onyxなどで様々なレア・レパートリーを開拓・披露してきたグラファン。Cobra Recordsでは、シチェドリンの「コンチェルト・パルランド」や、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲(イザイ版カデンツァ)を収録した前作(COBRA 0040)でも注目を浴びたが、今回はなんと自作のカデンツァを伴ったメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調を収録!Hyperionのロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズのスタートを飾った「サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲全集」や、Avieに録音し大きな話題となった「エルガー:ヴァイオリン協奏曲(初稿版)」など、グラファンの誇る偉大なコンチェルト・レパートリーにメンデルスゾーンの超名曲が新たに加わります!
COBRA-0045
大戦の音
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.80
マリア・ミルシテイン(Vn)、
ハンナ・シバイエヴァ(P)

録音:2014年9月
1860年製のジャン・バティスト・ビョームのヴァイオリンを奏でるマリア・ミルシテインは、1985年モスクワ生まれの女流ヴァイオリニスト。幼少期からロシア、フランス、イギリス、オランダを渡り歩いてきたミルシテイン。ソリスト、室内楽奏者としての経験も豊富であり、現在はアムステルダム音楽院で教鞭を執っています。
COBRA-0047
春の夢
シューベルト:すみれ D.786
デ・ラングJr:とうひの樹がひっそりとたたずんでいる Op.26-5
グリーグ:ノルウェーのあらわな山に Op.59-2、
 早咲きの桜草もて Op.26-4
メンデルスゾーン:はつすみれ Op.19-2
ヴォルフ:4月の黄色い蝶
フォーレ:冬は終わった Op.61-9
シューベルト:春に D.882
グリーグ:春のにわか雨 Op.49-6
デ・ラングJr:春の夜 Op.84-3
メンデルスゾーン:春の歌 Op.47-3
ヴォルフ:春に、春だ
フォーレ:歌う妖精 OP.26-2
ニーンケ・オーステンレイク(S)、
ローラ・デ・ラング(P)

録音:2014年11月19日−21日、オランダ
オランダのソプラノ、ニーンケ・オーステンレイクが歌うのは、シューベルト、グリーグ、メンデルスゾーン、フォーレ、ヴォルフなど様々な作曲家の「春」をテーマにした歌曲集。ローラ・デ・ラングは、オランダの作曲家サミュエル・デ・ラングJr.の血筋を引くピアニスト。オーステンレイクの柔らかな歌声からは、爽やかな春の香りが漂ってきます。
COBRA-0048
ブラームス:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番ハ短調 Op.51-1
弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.51-2
ドイツ民謡集〜第8曲 「静かな夜に」 WoO.34-8
キロガSQ

録音:2014年12月17日−19日、オランダ
ガリシア地方の大ヴァイオリニスト、マヌエル・キロガ(1892−1961)の名を冠するスペインのクヮルテット、キロガSQ(Cuarteto Quiroga)。大胆かつ独創的なアプローチで国際的な評価を得、2007年にスペイン国営放送の文化賞を授与された新世代アンサンブルのレコーディング第3弾は、ブラームスの弦楽四重奏曲集! ボーナス・トラックとして、ブラームスが編曲したドイツ民謡「静かな夜に」の弦楽四重奏版を収録。
COBRA-0049
モーツァルトの歌劇からのハルモニームジーク
モーツァルト(ザルトリウス編ハルモニームジーク版):歌劇 「フィガロの結婚」
歌劇 「皇帝ティートの慈悲」(世界初録音)
歌劇 「ドン・ジョヴァンニ」(世界初録音)
ウィンズ・アンリミテッド

録音:2015年6月3日−5日、オランダ
クラリネット奏者ヒェン・ハレヴィによって2009年に設立された古楽器による管楽六重奏団、ウィンズ・アンリミテッド。ゲオルク・カスパー・ザルトリウス(1754−1809)によってハルモニームジーク(管楽アンサンブル)版へと編曲されたモーツァルトのもっとも愛されるオペラたち。「皇帝ティートの慈悲」と「ドン・ジョヴァンニ」は世界初録音。

COBRA-0050
パダム・シングス・バッハ
バッハ(グスタボ・トルヒーリョ編):室内合唱とバロック・アンサンブルのための「ゴルトベルク変奏曲」
パダム、コレギウム・デルフト、
マリア・ファン・ニューケルケン(指)

録音:2015年10月、ワールセ教会(アムステルダム、オランダ)
「ゴルトベルク変奏曲」を16声の混声合唱と小編成の古楽器アンサンブル(弦楽四重奏、リコーダー、オーボエ、オーボエ・ダモーレ、バスーン)での演奏のために編曲したグスタボ・トルヒーリョ(1972−)はスペイン出身の音楽家。
テネリフェ島のサンタ・クルス・デ・テネリフェ音楽院でクラリネットを学んだ後にオランダへと渡り、スヴェーリンク音楽院とロッテルダム音楽院で作曲を専攻。現在はアムステルダム音楽院とロッテルダム音楽院の作曲科で教鞭を執っています。
1998年に創設されたオランダの室内合唱団パダム(PA'dam)が立ち上げたプロジェクトであり、その代名詞でもある合唱版「ゴルトベルク変奏曲」が、大きな反響を巻き起こすことでしょう!
COBRA-0052
レディース・オンリー〜シューベルト:愛と哀しみの歌曲集
糸を紡ぐグレートヒェン D.126
グレートヒェンの祈り D.564
クラウディーネのアリエッタ D.239
コルマの嘆き D.217
イフィゲーニア D.573/ズライカT D.720
ズライカU D.717/すみれ D.786
ロマンス D.797(ロザムンデより)
エレンの歌T D.837/エレンの歌U D.838
エレンの歌V(アヴェ・マリア) D.839
若い尼 D.828/アン・ライルの歌 D.830
デルフィーネ D.857
ニーンケ・オーステンレイク(S)、
マリアンヌ・ボーア(P)

録音:2015年11月24日−26日、オランダ
オランダのソプラノ、ニーンケ・オーステンレイクが歌うシューベルト歌曲集は、「アヴェ・マリア」を含む、女性の様々な感情を描いた作品集。オーステンレイクはテキストの理解を深めるため、シューベルト研究でも知られるイギリスの哲学者ロジャー・スクルートンとコンタクトを取るなど研究を重ねています。
COBRA-0053
スプリアーニ:チェロ作品集
チェロ・シンフォニア/カンタータ 「Il mio cor che sta in catene」(世界初録音)
トッカータ第7番
トッカータ第7番とディミニューション
トッカータ第12番
トッカータ第10番とディミニューション
カンタータ 「Chi m’invola da te, mio bel tesoro?」(世界初録音)
トッカータ第5番
トッカータ第5番とディミニューション
トッカータ第9番とディミニューション
トッカータ第11番とディミニューション
カンタータ 「Bella, se un di potessi」(世界初録音)
チェロ・ソナタ(世界初録音)
ギジェルモ・トゥリーナ(バロックVc])、
エウヘニア・ボイクス(S)、
松岡友子(Cemb)

録音:2016年2月9日−11日、オランダ
イタリア出身、スペインとイタリアで活躍した知られざる作曲家、フランチェスコ・スプリアーニ(1678−1753)。音楽史上初めてチェロの教則本を書いたとされるスプリアーニがスペインで書いた教則本「Principles to learn to play the cello」からのトッカータ集(12曲中6曲)と、シンフォニアとソナタを1曲ずつ、そしていずれも世界初録音となるカンタータ3曲を収録。スペインのバロック・チェリスト、ギジェルモ・トゥリーナが手稿譜を求めて自らロンドンやナポリの図書館を巡り、ついに実現した貴重な録音です。チェンバロを務めるのは、スペイン在住の日本人チェンバリスト、松岡友子。
COBRA-0054
ロカテッリ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第2番ハ短調 Op.3-2
ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.3-1
ヴァイオリン協奏曲第4番ホ長調 Op.3-4
リサ・ヤコブス(Vn)、
ザ・ストリング・ソロイスツ

録音:2016年3月21日−22日&29日、オランダ
17歳でリッカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウOとの共演でデビューし、以来オランダ内外で活躍するヴァイオリニスト、リサ・ヤコブスがオランダのCobra Recordsから登場!
2005年リトアニアのヤッシャ・ハイフェッツ国際ヴァイオリン・コンクールで最高位を受賞した若きヴィルトゥオーゾがCobra Recordsでのレコーディング第1弾に選んだのは、イタリアに生まれオランダで半生を過ごした作曲家、ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ(1695−1764)のヴァイオリン協奏曲集。「ヴァイオリンの芸術(技法)」との表題で出版されたロカテッリの代表作「12の協奏曲集 Op.3」からの3曲を、2015年にアムステルダムで結成された弦楽アンサンブル「ザ・ストリング・ソロイスツ」と共に奏でます。使用楽器は、1683年製のルッジェーリ・ヴァイオリン。
☆YouTubeにて、2014年のライヴ映像(Op.3-1)がご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=C4Nm1FXuAN4
COBRA-0056
アーリー・トランスクリプションズ
マルチェッロ(バッハ編):協奏曲ニ短調 BWV.974
ヘンデル(リスト編):サラバンドとシャコンヌ(歌劇 「アルミーラ」より)
バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番より)
モーツァルト(リスト,ハワード編):「フィガロの結婚」と「ドン・ジョヴァンニ」の主題による幻想曲
マリアム・バツァシュヴィリ(P)

録音:2016年4月11日−13日、オランダ
2014年の第10回フランツ・リスト国際ピアノ・コンクールで第1位(女性としては史上初!)を獲得したジョージア(グルジア)出身のピアニスト、マリアム・バツァシュヴィリがCobra Recordsからデビュー!バッハ=ブゾーニの「シャコンヌ」のを始めとした、マルチェッロ、ヘンデル、バッハ、モーツァルトの作品からのピアノ・トランスクリプション集。1993年生まれの若き才能ほとばしる、流麗なるトランスクリプションです。ピアノ・アレンジ・ファンには特にオススメ!
COBRA-0073
デュポール兄弟のパリ・ソナタ集
ジャン=ピエール・デュポール(1741−1818):ソナタ Op.1-1、ソナタ Op.2-4、ソナタ Op.2-5
ジャン=ルイ・デュポール(1749−1819):ソナタ Op.2-1、ソナタ Op.2-2、ソナタ Op.2-3
ギジェルモ・トゥリーナ(Vc)、
マヌエル・ミンギリョン(アーチリュート、ギター)

録音:2019年10月24日−26日、オランダ
※全曲世界初録音
フランチェスコ・スプリアーニ(COBRA 0053)や、ジャコモ・ファッコ(COBRA 0063)などの知られざるバロック・チェロの画期的な録音で注目を浴びてきたスペインのバロック・チェリスト、ギジェルモ・トゥリーナ。
ともに卓越したチェリストであり、チェロの演奏技術に革命をもたらした18世紀フランスの音楽家、ジャン=ピエールとジャン=ルイのデュポール兄弟。パリのコンセール・スピリチュエルでデビュー直後に成功し、それぞれ別々にイギリスとドイツで大きな成功を収めたあと、ドイツのプロイセン宮廷の音楽監督とチェロ奏者としてその名を歴史に刻みました。ベートーヴェンのチェロ・ソナタ第1番&第2番やハイドンとモーツァルトのプロシア(プロシャ王)四重奏曲集なども彼ら兄弟のために作曲されたと言われています。
デュポール兄弟のチェロ・ソナタ集は彼らの青年期にパリで出版されたもので、実際にコンセール・スピリチュエルで演奏されていたであろう作品です。音楽史上「チェロとピアノ」という編成のために書かれた作品は前出のベートーヴェンのチェロ・ソナタが最初であり、デュポール兄弟のソナタは当時のサウンドとスタイルを再現すべく、撥弦楽器(アーチリュートとギター)で伴奏されています。
COBRA-0075
テレマン:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア TWV.40:26-37(ホドリゲス編曲/ギター版)
ファンタジア第1番TWV.40:26/ファンタジア第2番 TWV.40:27/ファンタジア第3番TWV.40:28/ファンタジア第4番 TWV.40:29/ファンタジア第5番TWV.40:30/ファンタジア第6番 TWV.40:31/ファンタジア第7番TWV.40:32/ファンタジア第8番 TWV.40:33/ファンタジア第9番TWV.40:34/ファンタジア第10番 TWV.40:35/ファンタジア第11番TWV.40:36/ファンタジア第12番 TWV.40:37
サンドロ・ホドリゲス(G)

録音:2019年8月&12月、オランダ
サンドロ・ホドリゲスは、1996年ポルトガル生まれ、ポルトガル、スペイン、オランダでギターを学び、Nuno Peixoto、Bernardo Perez、Alberto Caraccioloらの作品を初演してきた若き注目ギタリスト。
ギターだけでなく古楽系の撥弦楽器も学んだホドリゲスが目を付けたのは、テレマンのヴィオラ・ダ・ガンバのための12のファンタジア。1735年頃に作曲され、楽譜が出版されていたことは知られていたものの楽譜が消失しており、2015年に約280年という歳月を経て発見されて話題を呼んだテレマンの大いなる遺産の1つで、再発見後にはパオロ・パンドルフォ、リチャード・ブースビーなどの名ガンビスト達が録音しています。
ホドリゲスはこの「ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア」のいくつかをギターで試してみたところ、ヴィオラ・ダ・ガンバとギターの類似点からギターにも非常に適していることがわかり、全曲のギター・トランスクリプションを実現させました。
COBRA-0076(2CD)
すると光があった〜ハイドン&モーツァルト:ハ長調の弦楽四重奏曲集
CD1〜ハイドン:弦楽四重奏曲第39番 ハ長調 Op.33-3, Hob.III:39 「鳥」
モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 K.465 「不協和音」
CD2〜ハイドン:弦楽四重奏曲第72番 ハ長調 Op.74-1, Hob.III:72
モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番 ハ長調 K.515*
キロガSQ、
ヴェロニカ・ハーゲン(Va)*

録音:2020年2月(五重奏曲)&2020年10月(四重奏曲)、オランダ
ガリシア地方の大ヴァイオリニスト、マヌエル・キロガ(1892-1961)の名を冠し、2007年にはスペイン国営放送の文化賞を授与されたスペインのアンサンブル、キロガSQ。旧約聖書の天地創造の場面からの引用「UND ES WARD LICHT! すると光があった」をタイトルにした最新盤は、ハイドンとモーツァルトのハ長調作品ばかりを集め、音楽史上最も魅力的な時代のひとつである「啓蒙主義の時代」を描き出した2枚組アルバム。ハ長調はハイドンが自身のオラトリオで天地創造の瞬間(UND ES WARD LICHT!)を描くために選んだ調でもあります。理性や思考から発せられると同時に、感情に直接語りかける芸術でもある「弦楽四重奏」は、言語のもつ構造的な力と、詩の創造性、自由さを完璧に組み合わせた、普遍的で民主化された音楽であり、啓蒙主義の時代を象徴する新しいジャンルでした。アルバムの最後に置かれたモーツァルトの弦楽五重奏曲では、ハーゲンSQのヴィオラ奏者、ヴェロニカ・ハーゲンが第1ヴィオラとして参加しています。
COBRA-0081
イントロスペクト〜テル・ホルスト:弦楽四重奏曲集
マールテン・テル・ホルスト(b.1987):弦楽四重奏曲第1番ホ短調(2017-2000)
弦楽四重奏曲第2番変ロ長調(2017-2020)
弦楽四重奏のための子守歌(2018-2020)
ヘリコンSQ〔ステラ・ザーケ(Vn)、マリーケ・コステルス(Vn)、ロータス・デ・フリース(Va)、レナーテ・アペルロー(Vc)

録音:2020年8月24日−26日&2021年1月12日−13日、Koepelkerk(レンスワウデ、オランダ)
1987年オランダ生まれの作曲家、マールテン・テル・ホルストと、2015年に結成されたオランダの新生クァルテット、ヘリコンSQ。オランダのCobra Recordsからリリースされる「Introspect」は、彼ら双方にとってデビューCDとなるアルバムです。テル・ホルストは4歳でヴァイオリンを始め、15歳で作曲を開始。その後1年間アムステルダム音楽院で作曲を学ぶも、ソフトウェア開発というまったく異なった分野に進み、2017年に30歳にして再び音楽を書きたいという衝動を感じました。このアルバムに収録された2つの弦楽四重奏曲は、どちらも2017年に最初の音符が書かれ、2020年春のロックダウン中に最後の音符が書き上げられました。時代を超越したメロディックな言語によって、愛、疑い、戦い、希望を巡る個人的な旅が描かれています。
ヘリコンSQはラトヴィアとオランダの女流奏者たちによって結成され、現代のレパートリーを中心に、気候変動をテーマとしたプログラムなど独自の活動を展開。メンバーはクレメラータ・バルティカやオランダ放送POを始めとする様々なオーケストラやアンサンブルのメンバーにも所属し、2020年には、オランダの才能あるミュージシャンを助成しているケルシェス財団から奨学金を授与されています。
COBRA-0082
VOX〜ヴァイオリンとアコーディオン、ヴォイスのための作品集
ストラヴィンスキー:タンゴ
ヴィレム・イェツ:ポートレイト(2020)
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
イヴァン・フィッシャー:子守歌(2005)
ストラヴィンスキー:ロシアの歌
サティ:永遠のタンゴ
ラヴェル:カディッシュ
ルネ・サムソン:Salaam we-ja’al bient(2001)
エフレム・ポドガイツ:アヴェ・マリア(2005)
ヘラルト・ベルヨン:進化(2020)
ゴルカ・エルモサ:Anantango(2003)
デュオ・ローゼモンド&ベッケルス〔ヤコビアン・ローゼモンド(Vn、ヴォイス)、ルネ・ベッケルス(アコーディオン)〕

録音:2021年4月7日−9日、オランダ
2017年、ヴァイオリニストのヤコビアン・ローゼモンドとアコーディオン奏者のルネ・ベッケルスによって結成された「デュオ・ローゼモンド&ベッケルス」による、ヴォカリーズ(VOX=ラテン語で声)にインスピレーションを受けた極めてユニークなプログラム!
ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、ラヴェル、サティといったおよそ100年前の偉大な巨匠たちの作品と、オランダ人作曲家のヴィレム・イェツとヘラルト・ベルヨン(二人の作品はデュオ・ローゼモンド&ベッケルスのために作曲されたもの)、ユダヤ人作曲家のルネ・サムソン(オランダ)、イヴァン・フィッシャー(ハンガリー)、エフレム・ポドガイツ(ロシア)らによるヴァイオリンとアコーディオン、声楽のための新しい作品を組み合わせ、これらの楽器のあらゆる可能性を追求したコラージュ・アルバムが誕生しました。例えばアコーディオンはオルガンのようにも聞こえ、ヴァイオリンと組み合わせることで、深い静寂の感覚を呼び起こすことができます。これらはラフマニノフのノスタルジックなロマンティシズムや、タンゴやユダヤ人の歌などの民族音楽と強いコントラストをなしており、さらに時折、歌や朗読のテキストを加えることで、デュオのカラーパレットとプログラムの表現力を広げています。
COBRA-0083
セレブレーティング・ウィメン!
ミリアム・ハイド(1913-2005):弦楽三重奏曲(1932)
エミー・フレンセル・ウェゲナー(1901-1973):弦楽三重奏の為の組曲(1925)
エセル・スマイス(1858-1944):弦楽三重奏曲 ニ長調 Op.6(c.1884)
アイリーン・ブリットン・スミス(1907-1999):フーガ ト短調(1938)
ハーグ弦楽三重奏団

録音:2021年4月14日-16日
ハーグ弦楽三重奏団による4人の女性作曲家に焦点を当てた今アルバム。今でこそ女性作曲家の作品の演奏機会は増えてきましたが、19世紀から20世紀前半までは演奏機会はおろか作曲家になることすら女性には困難な時代でした。そんな時代を生きた女性作曲家が残した作品に陽の目をあてるような企画をハーグ弦楽三重奏団は立ち上げました。
このアルバムのメイン・プログラムとなるエセル・スマイスは、幼い頃から作曲家になることを夢みましたが、軍人であった厳格な父から猛烈な反対にあいます。それでもライプツィヒやウィーンで作曲を学びその技法を磨いていきました。このアルバムに収められている「弦楽三重奏曲」は、ライプツィヒ時代に作曲されたものですが、おそらくその当時女性によって作曲された唯一の大規模な弦楽三重奏曲と思われます。その他にもオーストラリアのハイド、オランダのヴェゲナーの作品などまだまだ知られていない女性作曲家たちの遺産に目を向けられる貴重なアルバムに仕上がっています。
COBRA-0086
エッセンシャルズ!〜 ロマン派のホルンのための独奏作品集
F.ヨーゼフ・シュトラウス:シューベルトの 「あこがれのワルツ」 による幻想曲 Op.2
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
ベートーヴェン:ホルン・ソナタ へ長調 Op.17
R.シュトラウス:序奏,主題と変奏 変ホ長調 AV52
サン=サーンス:ロマンス ホ長調 Op.67
ロッシーニ:前奏曲,主題と変奏
エルヴェ・ジュラン(Hrn)、
ジルケ・アヴェンハウス(P)
※使用楽器:エンゲルベルト・シュミット
・フルダブル F/B♭with A stopping valve(ベートーヴェン&F.ヨーゼフ・シュトラウス)
・フルトリプル F/B♭/high E♭(その他の作品)

録音:2022年7月26日-29日、ライデン音楽堂(オランダ)
これまでに25枚ものアルバムをリリースしてきたジュランが新たに挑んだのは、バルブ機構の発展により、それまでは表現の難しかった細やかなパッセージの向上、音楽的表現力の幅が飛躍的に広がりを見せ始めた19世紀ロマン派の名作品集。ホルンの名手として広く知られたジョヴァンニ・プントのために書かれたベートーヴェンの 「ソナタ」 から、バルブ付きホルンの利点を取り上げた初期の独奏作品とされるシューマンの 「アダージョとアレグロ」、協奏曲、交響詩、オペラを通じてホルンの魅力を数多く見出したR.シュトラウスまで、現代へと通ずる傑作の数々をホルン界を牽引する名手の優れたテクニックと豊かな音楽性で描きます。
COBRA-0087(2CD)
レフト・ハンド・レガシー〜パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれた室内楽作品集 Vol.1
アーネスト・ウォーカー(1870-1949):独創主題による変奏曲(1933)〜左手ピアノ、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための*
ヨーゼフ・ラーボア(1842-1924):ソナタ第3番 ホ長調(1916)〜左手ピアノとヴァイオリンのための*
ハンス・ガル(1890-1987):四重奏曲 イ長調(1926)〜左手ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
フランツ・シュミット(1874-1939):五重奏曲 イ長調(1938)〜左手ピアノ、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
フォルケ・ナウタ(P)、
ラース・ヴァウタース・ファン・デン・アウデンヴァイェル(Cl)、
プリズマ弦楽三重奏団

録音:2022年9月(オランダ、ザーンダム
*世界初録音
2曲の世界初録音を含む、パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれた室内楽作品集!パウル・ヴィトゲンシュタイン(1887-1961)は第一次世界大戦で右腕を失い、その後ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」をはじめ、多くの作曲家に左手だけで演奏可能な作品を委嘱したピアニストとして有名です。『レフト・ハンド・レガシー』と題されたこのプロジェクトでは、オランダの一流の奏者たちが協力し、1920年代から30年代にかけてヴィトゲンシュタインが初演して以来ほとんど演奏されることのなかった秘曲に光を当ててゆきます。さらには、ヴィトゲンシュタインの苦悩と葛藤、そして芸術における勝利の物語を伝えることを目的としています。左手ピアニストのフォルケ・ナウタは世界中に散逸してしまったヴィトゲンシュタインの蔵書を探し出し、それらにヴィトゲンシュタインが書き込んだ多数の注釈が残っていることを突き止めました。Vol.1では後期ロマン派の語法で作曲された4人の作曲家の作品が収録されています。アーネスト・ウォーカーの変奏曲とヨーゼフ・ラーボアのソナタは世界初録音です。
COBRA-0088
音楽的集中の技法〜ハイドン、ベートーヴェン、バルトーク、クルターグ:弦楽四重奏曲集
ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ短調 Op.42Hob.III:43
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番へ短調 「セリオーソ」 Op.95
バルトーク:弦楽四重奏曲 第3番Sz.85
クルターグ:秘密(ラースロー・ドブサイ追悼のための葬送音楽)
キロガSQ

録音:2022年12月(オランダ)
キロガSQ結成20周年記念盤!スペイン・ガリシア地方の大ヴァイオリニスト、マヌエル・キロガ(1892-1961)の名を冠し2003年に結成され、2007年にはスペイン国営放送の文化賞を授与された新世代のアンサンブル、キロガSQ。結成20周年を記念した本作(8thアルバム)では、弦楽四重奏というジャンルをその起源から現代に至るまで彼らならではのユニークな視点で表現します。
ハイドン、ベートーヴェン、バルトークという弦楽四重奏の歴史において最も重要かつ歴史的に影響力のある3人の作曲家の作品に加え、現代を生きる偉大な作曲家のひとりであるジェルジ・クルターグの近年の名作「Secreta」を世界初録音で収録。音楽表現の核を探し求め、音をそれ以上分割することのできない粒子、つまり原子(アトモス)にまで圧縮することを望んだこれらの作曲家たちが、いかにして最も印象的な音楽的成果を生み出したかを明らかにします。
COBRA-0089
トレヴァー・グラール:オヴ・エンシェント・デイズ(世界初録音)
トレヴァー・グラール(b.1984):「オヴ・エンシェント・デイズ」 -1. プレリュード:イン・ザ・ビギニング(ウンダ・マリス)
2. 第1夜:コラールと変奏曲T(バッハ:パルティータ 「ようこそ、慈悲あつきイエス」 BWV768)
3. 第1日:フィラメント
4. 第2夜:変奏曲U, V&W(バッハ:パルティータ 「ようこそ、慈悲あつきイエス」 BWV768)
5. 第2日:エコー・スフィア
6. 第3夜:変奏曲X, Y&Z(バッハ:パルティータ 「ようこそ、慈悲あつきイエス」 BWV768)
7. 第3日:カリタムニオン・ロゼウム(原始藻類)の多作の物語
8. 第4夜:変奏曲[&\(バッハ:パルティータ 「ようこそ、慈悲あつきイエス」 BWV768)/9. 第4日:星の渦
10. 第5夜:変奏曲](バッハ:パルティータ 「ようこそ、慈悲あつきイエス」 BWV768)
11. 第5日:森の奥深く...
12. 第6夜:変奏曲XI(バッハ:パルティータ 「ようこそ、慈悲あつきイエス」 BWV768)
13. 第6日:この人を見よ
トレヴァー・グラール(ハイパーオルガン/tr.1, 3,5,7,9,11,13)
フランチェスカ・アヨッサ(ウトパ・バロック・オルガン、メカニカル・コンソール/tr.2, 4,6,8,9,10,11,12)

録音:2023年1月6日-8日、オルゲルパーク(アムステルダム、オランダ)
カナダ系オランダ人作曲家、オルガン奏者のトレヴァー・グラールによる、世界初録音となるハイパーオルガンのための大作 「オヴ・エンシェント・デイズ」 。この作品は、2018年にアムステルダムの「オルゲルパーク」に完成したウトパ(ユートピア)・バロック・オルガンのために作曲されました。
「ハイパーオルガン」という用語は、楽器と演奏メカニズムの複雑かつ柔軟な相互リンクを表します。本作で用いられたオルガンは、通常のコンソールに加え、完全にデジタルで操作するように切り替えられるようになっているため、音色を通常よりも複雑に組み合わせることが可能になっています。バロック期の音を忠実に再現した音色と、現代のテクノロジーの見事な融合によりオルガンの新たな可能性を見い出しています。
COBRA-0090
デュオ〜チェロとピアノのための作品集
マルティヌー:チェロ・ソナタ第1番H.277(1939)
プーランク:チェロ・ソナタ(1948)
ヒンデミット:チェロとピアノのための3つの小品 Op.8(1917)
ヌアラ・マッケンナ(Vc)、
ロベルト・クーレック(P)

録音:2023年3月13日-16日、WestVest90(スキーダム、オランダ)
コダーイ、リゲティ、ブリテンの偉大な無伴奏チェロ作品を披露したファースト・アルバム「ソロ」(COBRA0078)がいきなりディアパゾン・ドールに選出されるという鮮烈なデビューを飾ったドイツ=アイルランドの新星チェリスト、ヌアラ・マッケンナ(b.1993)が待望のセカンド・アルバムをリリース!前作「ソロ」に対して今作はアメリカ出身の名伴奏者、ロベルト・クーレックを迎えての「デュオ」。選んだのは二度にわたって世界大戦が勃発した不穏で激動の時代にマルティヌー、プーランク、ヒンデミットによって書かれた美しい3つの名作。ソロとはまた違ったアプローチで彼女のさらなる才能の豊かさを証明しています。
ヌアラ・マッケンナはリューベックの音楽院で学んだ後、フライブルク音楽大学でジャン=ギアン・ケラスに、バーゼル音楽院でイヴァン・モニゲッティに師事し、シュトゥットガルト音楽院ではコンラディン・ブロトベク教授のクラスでソリスト・プログラムに在籍。2019年からはパーヴォ・ヤルヴィ率いるドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン(ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー)のソロ・チェリスト(首席チェリスト)として活躍しています。
COBRA-0092
ラ・ギタロマニ
フランチェスコ・モリーノ(1768-1847):大序曲 Op.17*、
 大ソナタ Op.51*
フィリッポ・グラニャーニ(1768-1820):幻想曲 Op.5*
フェルディナンド・カルッリ(1770-1841):ソロ第3番 Op.76*
ウェンツェル・トマス・マティーカ(1773-1830):大ソナタ第1番より第1楽章、
 ソナタ Op.23より第1楽章、
 大ソナタ第2番より第1楽章
イザール・エリアス(G)

録音:2023年9月4日-6日、ルーテル教会(ハールレム、オランダ)
※使用楽器:C. Guadagnini,1812/J. G. Stauffer, ca.1820/B. Enzensperger, ca.1834
これまで10枚以上のアルバムをリリースし、2011年にギタリストとして初めてオランダ音楽賞を受賞するなど現在のギター界で突出した実力と人気を誇る、1977年アムステルダム生まれのイザール・エリアス。
「ラ・ギタロマニー(ギター狂)」と題した今作はギターという楽器が浸透し始めもてはやされた19世紀初頭に現れ、サロンの聴衆にそれまで聴いたことのない全く新しいサウンドを提供しギターという楽器の地位向上に大きな役割を果たしたモリーノ、グラニャーニ、カルッリ、マティーカといったギターの名手たちが作曲した作品の創造的な精神を追求。イザール・エリアスは今回のレコーディングでこれらの作品の誕生と同時代の19世紀初頭に製作された3本のギターを弾き分けており、弦はすべてガット弦が用いられています。
COBRA-0093
レフト・ハンド・レガシー〜パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれた室内楽作品集 Vol.2
フランツ・シュミット(1874-1939):五重奏曲 変ロ長調(1932)(左手ピアノ、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための)
ヨーゼフ・ラーボア(1842-1924):三重奏曲第2番 ト短調(1919)(クラリネット、ヴィオラと左手ピアノのための)
フォルケ・ナウタ(P)、
ラース・ヴァウタース・ファン・デン・アウデンヴァイェル(Cl)、
プリズマ弦楽三重奏団
パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれた室内楽作品集の第2弾!パウル・ヴィトゲンシュタイン(1887-1961)は第一次世界大戦で右腕を失い、その後ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲」をはじめ、多くの作曲家に左手だけで演奏可能な作品を委嘱したピアニストとして有名です。『レフト・ハンド・レガシー』と題されたこのプロジェクトでは、オランダの一流の奏者たちが協力し、1920年代から30年代にかけてヴィトゲンシュタインが初演して以来ほとんど演奏されることのなかった秘曲に光を当ててゆきます。さらには、ヴィトゲンシュタインの苦悩と葛藤、そして芸術における勝利の物語を伝えることを目的としています。ジストニアの影響のために左手ピアニストとしてキャリアを続けていたフォルケ・ナウタは、オーストリアやイギリスなどの世界中に散逸してしまったヴィトゲンシュタインの蔵書を探し出し、それらにヴィトゲンシュタインが書き込んだ多数の注釈が残っていることを突き止め、第2弾ではより内向的な作品に取り組みました。そしてこのアルバムは2023年の夏に急逝したフォルケ・ナウタの最後の録音となりました。


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