湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Challenge Classics

(オランダ)



※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
CC-72002(2CD)
パウル・ユオン:ピアノ三重奏のための作品集
三重奏曲 Op.17
トリオ=カプリス三重奏曲 Op.39
三重奏曲 Op.60/リタニア Op.70
伝説 Op.83/組曲 Op.89
アルテンベルク・トリオ・ウィーン
[クラウス=クリスティアン・シュスター(P)、アミラム・ガンツ(Vn)、マルティン・ホルンシュタイン(Vc)]

録音:1996年7月、クンストハウス・ミュルツシュラーク
ユオン(1872-1940)はロシアに生まれたドイツの作曲家で、「ロシアのブラームス」とも称されました。
CC-72003
アイヴズ:ピアノ三重奏曲(1911)
コープランド:ピアノ三重奏曲(1929)
バーンスタイン:ピアノ三重奏曲(1937)
アルテンベルク・トリオ・ウィーン

録音:1997年12月10日-12日、ウィーン、カジノ・ツェーゲルリッツ
CC-72004
アストル・ピアソラ〜タンゴ・ヌエーボ
ピアソラ:鮫(アンドレ・アレンズ編)/
アディオス・ノニーノ(ヨハン・ファン・デル・リンデン編)/
カリエンテ(アンドレ・アレンズ編) 
グスタボ・トケル:天国にいるアストル(グスタボ・トケル&ヴィレム・ファン・メルヴェイク編)
ピアソラ:コントラバヘアンド(アンドレ・アレンズ編)
ブエノスアイレスの四季(グスタボ・トケル&フアン・パブロ・ドバル編)
悪魔をやっつけろ(フアン・パブロ・ドバル編)
フォー、フォー・タンゴ/天使のミロンガ/
コントラバヒッシモ/ミケランケジェロ'70/
フーガと神秘(以上ヨハン・ファン・デル・リンデン編)
フーガの変奏曲(フアン・パブロ・ドバル編)
オーレリア・サクソフォンQ
[ヨハン・ファン・デル・ リンデン(S-Sax)、アンドレ・アレンズ(A-Sax)、アルノ・ボルンカンプ (T-Sax)、ヴィレム・ファン・ メルヴェイク(Br-Sax)]
グスタボ・トケル(バンドネオン)、
フアン・パブロ・ドバル(P)

録音:1994年6月26日、アムステルダム、ザ・ローデ・フット、ライヴ
CC-72005
アメリカのサクソフォン音楽
ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー(ヨハン・ファン・デル・リンデン編)
バーバー:弦楽のためのアダージョ(ヨハン・ファン・デル・リンデン編)
ジョン・ケージ:Four5、
エリオット・カーター:カノン組曲(アルト・サクソフォンの四重奏のための)、
マイケル・トーキー(1960-):July
ペリー・ゴールドステイン(1952-):Blow!(1993)*
デイヴィッド・ドラム(1961-):カム・トゥルー(1993)
マスター・ポップ・ブラスター(1992)+
オーレリア・サクソフォンQ
[ヨハン・ファン・デル・リンデン(S-Sax)、アンドレ・アレンズ(A-Sax)、アルノ・ボルンカンプ(T-Sax)、ヴィレム・ファン・メルヴェイク(Br-Sax)]
デイヴィッド・ドラム(Vo;+)
録音:1997年6月29日、アムステルダム、ザ・ローデ・フット、ライヴ
CC-72006
悪魔のラグ〜ザ・サクソフォン・イン・12・ピーシズ
ジュール・ドメルスマン(1833-1866):オリジナル主題による幻想曲
ビゼー:「アルルの女」〜間奏曲 
ムソルグスキー:「展覧会の絵」〜古城(アルノ・ボルンカンプ編) 
ラヴェル:ハバネラ形式の小品(J.Viard 編) 
ジャン・フランセ:5つの異国風舞曲 ユジェーヌ・ボザ:アリア 
ジョリヴェ:幻想即興曲 
ルディ・ヴィードゥフト(1893-1940):虚栄のワルツ 
ガーシュウィン:3つの前奏曲(ガリーナ・シャポシニコワ編) 
ラフマニノフ:ヴォカリーズ(エリック・フィニー編) 
ペドロ・イトゥラルデ(1929-):小さなチャルダ
ジャン・マティティア(1952-):悪魔のラグ
アルノ・ボルンカンプ(Sax)
イヴォ・ヤンセン(P)
録音:1995年2月27日〜28日&3月1日、エイントホーフェン、フリッツ・フィリップス音楽センター
CC-72007
ピーター・スカルソープ:弦楽四重奏曲第11番「ジャリブ・ドリーミング」(1990)
リトル・セレナード(1968/1977)
弦楽四重奏曲第14番「アイランド・ドリーミング」(1996)*
ノーランジーより(1994)
弦楽四重奏曲第8番(1969)
マラノア・ララバイ(1996)*
ブロドスキーSQ
アンネ・ソフィ・フォン・オッター(Ms;*)
録音:1999年11月、ロンドン、オール・セインツ教会
CC-72008
レスピーギ:弦楽四重奏曲ニ長調
日没(1918)*、
ドリア旋法の弦楽四重奏曲(1924)
ブロドスキーSQ
アンネ・ソフィ・フォン・オッター(Ms;*)
録音:1999年11月、2000年2、4月ロンドン、オール・セインツ教会
CC-72009(3CD)
「作品18」 プロジェクト
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1/第2番ト長調 Op.18-2/第3番ニ長調 Op.18-3/第4番ハ短調 Op.18-4/第5番イ長調 Op.18-5/第6番変ロ長調 Op.18-6
ハビエル・アルバレス(1956-):メトロ・ナティヴィタス
Tunde Jegede(1972-):弦楽四重奏曲第2番
田中カレン(1961-):ベートーヴェンの墓にて
サリー・ビーミッシュ(1956-):オーパス・カリフォルニア
ディミトリー・スミルノフ(1952-):舞踏への勧誘
エレナ・フィルソワ(1950-):弦楽四重奏曲第10番
ブロドスキーSQ
CC-72010
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 ローベルト・ホル(B-Br)
ナウム・グルベルト(P)

録音:1995年3月23日、4月29日〜30日、5月1日、ハールレム、ルター福音教会
CC-72011
ブラームス:歌曲集
わが妃よそなたはなんと Op.32-9
風もそよがぬ和やかな大気 Op.57-8
森のしじまに Op.85-6、雨の歌 Op.59-3
郷愁III Op.67-9
歌の調べのように何かがよぎり Op.105-1
君の青い目 Op.59-8
傷ついた私の心 Op.59-7
霜が降りて Op.106-3、郷愁I Op.63-7
すぐ来てね Op.97-5、余韻 Op.59-4
湖上で Op.59-2
たそがれは天より下り来て Op.59-1
秋の気配 Op.48-7、夕立 Op.70-4
たそがれ Op.49-5
夜ふけて、私は不意に飛び起き Op.32-1
荒れ野を越えて Op.86-4、湖上で Op.106-2
ねこやなぎ Op.107-4
ローベルト・ホル(B-Br)
ルドルフ・ヤンセン(P)

録音:1997年1月2日〜4日、ハールレム、ルター福音教会
CC-72012
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番/4番 ニコライ・ルガンスキー(P)
アイヴァン・シュピラー(指)ロシア国立SO

録音:1995年5月27日〜29日、10月24日〜26日、モスクワ
CC-72013
モーツァルト:アリア集
どうしてあなたが忘れられるだろうか・・・心配しなくともよいのです、愛する人よ K.505
あなたを愛している人の望みどおり K.577
歌劇「皇帝ティトゥスの仁慈」 K.621〜  私は行くが君は平和に
歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」 K.588〜  許してください恋人よ/いとしい人よ、もし私の苦しみが K.6deest
歌劇「皇帝ティトゥスの仁慈」 K.621〜夢に見し花嫁姿/心配しなくともよいのです、愛する人よ K.490
シャルロット・マルジョーノ(S)
アムステルダム・バッハ・ソロイスツ
録音:2000年4月3日〜5日、ハールレム、メノナイト教会
CC-72014
アコーディオンによるフランス・バロック音楽
ラモー:エジプトの女/村人/鳥のさえずり/ロンドー形式のミュゼット/タンブラン/ミューズたちの対話/未開人/ロンドー形式のジグ/歓喜/雌鶏
F・クープラン:牧歌/クープラン/タンブラン/葦/恋のナイチンゲール/小さな風車/修道女モニク
ダカン:ロンドー形式のミュゼット/ロンドー形式のリゴドン/つばめ/楽しげに/ロンドー形式のタンブラン/かっこう
御喜美江(アコーディオン)
録音:1991年12月28日&29日、ドイツ、ホンラート、福音教会
CC-72015
知られざるヘンデル
ヘンデル:2つのフラウト・トラヴェルソ,2つのオーボエ,ファゴット,2つのヴァイオリン,弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト長調 HWV.339
2つのフラウト・トラヴェルソ,2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 ト短調 HWV.404
ヴァイオリン,2つのオーボエと通奏低音のための協奏曲 変ロ長調 HWV.288
フラウト・トラヴェルソ,弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト短調 HWV.287
2つのフラウト・トラヴェルソ、2つのヴァイオリンと通奏低音のためのシンフォニア 変ロ長調 HWV.339
フラウト・トラヴェルソ,ヴァイオリン,チェロと通奏低音のための4声の協奏曲
2つのフラウト・トラヴェルソ,ファゴット,弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト短調 HWV.390b
イェト・ヴェンツ(Fl-tr)(指)
マリオン・モーネン(Fl-tr)、アントン・ステック、クリストフ・マイヤー(Vn)、マニカ・ニーレン、アンネッテ・スペール(Ob)、ジェーン・ゴワー(Fg)、ヨプ・テル・ハール(Vc)、マルチェロ・ブッシ(Cemb)、ムジカ・アド・レーヌム

録音:1997年3月23-26日、オランダ、ユトレヒト、マリア・ミノル
※ピリオド楽器使用
CC-72017
ダウランド:ラクリメ、または7つの涙
ダウランド:ラクリメ、または7つの涙(5声)
シャイデマン(1595頃-1663):パヴァーナ・ラクリメ(涙のパヴァーヌ)
ヨハン・ショープ(1590頃-1667):パヴァーナ・ラクリメ(涙のパヴァーヌ) 
ダウランド:常にダウランド、常に悲しみ
ホルボーン:メランコリーの印象(5声のパヴァーヌ)
カルロ・ファリーナ(1600頃-1640):パヴァーヌ イ短調(4声;ドレスデン、1627) 
シャイト:パヴァーヌ イ短調(4声;ハンブルク、1621) 
ダウランド:パヴァーヌ ハ長調(4声;シンプソン版;ハンブルク、1621)
ムジカ・アンティクァ・ケルン
[フロリアン・ドイター(Vn)、ラインハルト・ゲーベル(Vn/Va)、ヴォルフガング・フォン・ケッシンガー、フォルカー・メラー(Va)、マルクス・メレンベック(Vc)、クリスティアン・ リーガー(Cemb)

録音:1998年5月15日〜17日
CC-72018
バッハ:オルガン作品全集 Vol.1
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV545
コラール変奏曲「おお、御身正しくて善なる神よ」 BWV767
ソナタ ニ短調 BWV527
前奏曲とフーガ ト長調 BWV541
協奏曲ニ短調 BWV596(ヴィヴァルディの Op.3-11 RV506による)
前奏曲とフーガ ロ短調 BWV544
ジャック・ファン・オールトメルセン(Org)
録音:1994年9月28日〜30日、アムステルダム、フランス改革派教会
※楽器:1734年、クリスティアン・ミュラー製
CC-72019
オーボエ/オーボエ・ダモーレ協奏曲集
バッハ:オーボエ・ダモーレ,弦楽と通奏低音のための協奏曲 イ長調 BWV1055a
ヨハン・クリストフ・バッハ:オーボエ協奏曲ヘ長調
C.P.E.バッハ:オーボエ.弦楽とチェンバロのための協奏曲 変ホ長調 Wq165
パウリーヌ・オーステンリュク(Ob、Obダモーレ)
ヤープ・テル・リンデン(指)
ニュー・シンフォニエッタ・ アムステルダム
録音:1999年2月17日〜9日、ハールレム、メノナイト教会
CC-72020(2CD)
A・サルトリオ:歌劇「オルフェーオ」(1672)

エレン・ハージス(S:オルフェオ)
スージー・ルブラン(S:エウリディーチェ)
アン・ヘレンバーグ(S:アリステオ)
アン・グリム(S:アウトノーエ)
ローリー・レヴィオル(S:テティーデ)
ペトラ・ノスカイオヴァー(Ms:オリッロ)オロフ・リリア(T:エリンダ、エルコレ)
ロドリーゴ・デル・ポソ(T:アキーレ)
ジョセプ・カブレ(Br:キローネ、バッコ)
ハリー・ファン・デル・カンプ(Bs :エスクラピオ、プルート)
スティーヴン・スタブス(指)
テアトロ・リリコ

録音:1998年8月31日、9月1日、ユトレヒト古楽祭

サルトリオは1660−70年代のヴェネツィアにおける主要なオペラ作曲家の一人です。
CC-72021
イタリアのチェロ協奏曲集
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1700頃-1763):チェロ協奏曲 ハ長調/チェロ協奏曲 ハ短調 
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):チェロ協奏曲 イ短調
ヴィヴァルディ:2つのチェロのための協奏曲 ト短調 RV.531
ジュゼッペ・ヤッキーニ(1667-1727):チェロ協奏曲 ヘ長調 Op.4-9
レオナルド・レーオ(1694-1744):チェロ協奏曲 ニ短調
ルシア・スヴァルツ(Vc)
スティーヴン・スタブズ(指)テアトロ・リリコ
CC-72022
フランスのピアノ三重奏曲集
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ長調
フォーレ:ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.120
マルタン:アイルランド民謡による三重奏曲
アルテンベルク・トリオ・ウィーン
CC-72023(2CD)
ブラームス:ピアノ三重奏曲全集
第1番 ロ長調Op.8(1854年版)
第2番 ハ長調Op.87
第3番 ハ短調Op.101
第1番 ロ長調Op.8(1889年版)
アルテンベルク・トリオ・ウィーン

録音:1999年7月、オーストリア、クンストハウス・ミュルツツーシュラーク
CC-72024
サクソフォンQによるD.スカルラッティ作品
D・スカルラッティ:ソナタ ハ長調 K.159*/ソナタ イ長調 K.181+/
ソナタ ト短調 K.30#/
ソナタ ホ長調 K.380+/
ソナタ ニ長調 K.430**/
ソナタ ト短調 K.450*/
ソナタ ニ長調 K.52+/
ソナタ ニ短調 K.516**/
ソナタ ニ短調 K.517**/
ソナタ ヘ短調 K.519+/
ソナタ ロ短調 K.87**/
ソナタ ニ長調 K.96+/
アリア「心を慰め、希望を持て」(+/++)/
サルヴェ・レジーナ(+/++)
オーレリア・サクソフォンQ
ヴィルケ・テ・ブルンメルストルテ(Ms;++)

ヴィレム・ファン・メルヴィク編*
ヨハン・ファン・デル・リンデン編+
ハンス・ファン・デル・ヘイデ編#
アルノ・ボルンカンプ編**

録音:1998年10月19-22日、1999年2月2日、オランダ、ハールレム、メノナイト教会
CC-72025
サクソフォンとピアノのための編曲作品集
ブラームス(ジョルジュ・グールデ編):ソナタ 変ホ長調Op.120-2(原曲:クラリネット・ソナタ第2番)*
シューマン(アルノ・ボルンカンプ編):アダージョとアレグロ変イ長調Op.70(原曲:ホルンとピアノのための)+
フランク:ソナタ イ長調(原曲:ヴァイオリン・ソナタ)*
シューマン:3つのロマンスOp.94(原曲:オーボエとピアノのための)*
アルノ・ボルンカンプ(A-Sax:*、T-Sax;+)イーヴォ・ヤンセン(P)

録音:1998年4月1日〜4日、オランダ、デフェンテル、メノナイト・レモンストランツェ教会
CC-72026
友人サークルの中のシューベルト〜シューベルト:歌曲集
速やかな時の流れ D.515/
宝掘りの願い D.761/
友に D.654/至福の世界 D.743/
白鳥の歌 D.744/流れ D.565/
郷愁 D.851/丘へ登る若者 D.702/
墓堀り人の郷愁 D.842/
盲目の少年 D.833/別れ D.475/
孤独 D.620/別れ D.578
ローベルト・ホル(B-Br)
ルドルフ・ヤンセン(P)

録音:1997年12月30日、1998年1月2-3日、オランダ、ハールレム、ルター派福音教会
CC-72027
ヴィヴァルディ:ソプラノ独唱のためのモテット集
おお天にても地にても清きものRV631
サルヴェ・レジーナ RV617
しもべらよ主をほめたたえよRV601
あなたがたの光輝は山々を越えて RV634
スージー・ルブラン(S)
スティーヴン・スタブズ(指)テアトロ・リリコ

録音:1998年3月31日、4月1日-3日、9月15日&16日、オランダ、ハールレム、メノナイト教会
CC-72028
悲しき天使〜ショパン・リサイタル
幻想曲ヘ短調Op.49、
バラード第4番、ワルツOp.64-2、
スケルツォ第4番、英雄ポロネーズ、
マズルカ Op.50-1,2,3
夜想曲Op.27-2/Op.62-2
ニコライ・ルガンスキー(P)

録音:1996年11月28-30日、アムステルダム、メノナイト教会
※旧オランダVanguardからの移行盤
CC-72030(2CD)
バッハ:フルート・ソナタ全集
第1番 ロ短調 BWV1030〜第6番 ホ長調 BWV1035
イ短調 BWV1013/ト短調 BWV1020
トリオ・ソナタ ト長調 BWV1038
トリオ・ソナタ ト長調 BWV1039
パルティータ(BWV29、BWV1006より;  クルスベルヘン編)
ジェド・ウェンツ(Fr-tr)
クリスティアーネ・ヴァイツ(Cemb)
CC-72031
イタリアのフルート協奏曲集
ヴィヴァルディ:フラウト・トラヴェルソ.弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ長調 RV.783
ジョヴァンニ・バッティスタ・フェランディーニ(1710-1791):フラウト・トラヴェルソ.弦楽と通奏低音のための協奏曲 ホ短調
アルビノーニ:フラウト・トラヴェルソ.2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲ト長調
ガルッピ:2つのフラウト・トラヴェルソ.弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ短調
タルティーニ:フラウト・トラヴェルソ.弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト長調
ジョルダーニ(1730-1806):フラウト・トラヴェルソ.弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ長調Op.3
イェト・ヴェンツ(Fl-tr)
ムジカ・アド・レーヌム

録音:1996年11月12-15日、オランダ、デルフト、カトリック旧教会
CC-72032
ドレスデンのソナタ集
ピエトロ・アンドレア・ツィアーニ(1616-1684):ソナタ第11番ト短調
ヨハン・ヴィルヘルム・フルヒハイム(1640-1682):ソナタ変ホ長調/イ長調/ニ長調
ピエトロ・アンドレア・ツィアーニ:ソナタ第12番ニ短調
クレメンス・ティーメ(1631-1668):ソナタ ホ短調/ソナタ ニ短調
ヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741):ロンド(7声)
ムジカ・アンティクァ・ケルン
[フロリアン・ドイター(Vn/ヴィオレッタ)
ラインハルト・ゲーベル(Vn/Va)
イザベル・シャウ(Vn)
ヴォルフガング・フォン・ケッシンガー、
フォルカー・メラー(Va)
マルクス・メレンベック(Vc)
クリスティアン・リーガー(Cemb/Org)
ライナー・ヨハンセン(Fg)
ミヒャエル・デュッカー(テオルボ)]
録音:1999年2月25日〜27日、ケルン=ツォルシュトック、メランヒトン教会
CC-72033
バッハ:オルガン作品全集Vol.2
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV 531
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト長調 BWV 1027(オルガン編曲版)
キリストは死の絆につかせたもう BWV 695
アラ・ブレーヴェ ニ長調 BWV 589
われ心よりこがれ望む BWV 727
われを憐れみたまえ、おお主なる神よ BWV 721
協奏曲 ニ短調 BWV 974(原曲:マルチェッロ「オーボエ協奏曲」)
前奏曲 イ短調 BWV 569
カンツォーナ ニ短調 BWV 588
フーガ ト長調 BWV 576
主イエス・キリスト、われを顧みたまえ BWV 709
トッカータとフーガ 二短調 BWV 538「ドリア旋法」
ジャック・ファン・オールトメルセン(Org)

前出:オランダ Vanguard VC-99102
CC-72034
バッハ:カンタータからのソプラノとオーボエのためのアリア集
カンタータ第84番、第32番、第1番、第21番、第75番、第93番、第144番、第74番、第127番、第105番、第31番 から、
クリスマス・オラトリオ BWV248 から
ニーンク・オステンリュク(S)
パウリーヌ・オーステンリュク(Ob/Obダモーレ/Ehr)
レミー・ボード、フランク・ポルマン(Vn)
ヴィム・テン・ハーフェ(Va)
ルシア・スヴァルツ(Vc)
ローベルト・フラネンブルグ(Cb)
シーベ・ヘンストラ(Org、Cemb)
マルグリート・ストク(エコー)
パウル・レーンホーツ、
カレル・ファン・ステーンホーフェン(リコーダー)

録音:1998年6月29日-30日、7月1日、デフェンター、レモンストランツェ・メノナイト教会
CC-72035
なんと甘美な調和〜モンテヴェルディ&モア
アントニオ・アルキレイ(1550頃-1612)/エミリオ・デ・カヴァリエーリ(1550頃-1602):調和のアリア
モンテヴェルディ:その美しい輝く瞳を巡らせただけで/かぐわしき唇よなんという甘美さで*
マウリツィオ・カッツァーティ(1620頃-1677):Hor ch'ascoso nel'onde il Dio del lume
ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス(1600頃-1679):Accenti queruli 
アントニオ・ベルターリ(1605-1669):イングランド女王の嘆き 
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626頃-1690):「ラ・チェトラ」〜ソナタ第7番(4声) 
モンテヴェルディ:西風が帰り
ジョヴァンニ・ヴァレンティ(1582/3-1649):主よわれ汝に望む
モンテヴェルディ:わが心に抱く傷/アリアンナの嘆き
アントニオ・リガッティ(1615-1649):主が家を建てたまわずば
エリン・ヘドリー(ディレクター)
ティラミ・ス
[ミロシュ・ヴァレント、ペテル・スピシュキー(Vn)、ケレン・ブルース、ユライ・コヴァーチュ(Gamba)、エリン・ヘドリー(Gamba/リローネ)、ローリー・レヴィオル(S)、ハリー・ファン・デル・カンプ(Bs)、アレクサンダー・ヴァイマン(Cemb/Org)、エリザベス・ケニー(キタローネ/G)、ルーシー・カロラン(Cemb;*)、エリジオ・キンテイロ(キタローネ;*)、ダイアン・ムーア(Vn;*)]

録音:1998年11月、イギリス、ケンブリッジ
CC-72037
シューベルト:ピアノ三重奏曲変ホ長調 Op.100 D.929(オリジナル無短縮版)*
ピアノ.ヴァイオリンとチェロのためのアダージョ変ホ長調 Op.posth.148 D.897
アルテンベルク・トリオ・ウィーン

録音:1995年、ザルツブルク、モーツァルテウム、ライヴ
※世界初録音*
CC-72039
ロシア作曲家の四世代〜サクソフォン四重奏のため
グラズノフ:サクソフォン四重奏曲 Op.109(1932) 
ショスタコーヴィチ(ヨハン・ファン・デア・リンデン編): アダージョ(エレジー;歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」Op.29 から)、
アレグレット(ポルカ;バレエ「黄金時代」Op.22 から)
デニソフ:ピアノとサクソフォン四重奏のための五重奏曲(1991)* 
ドミトリー・スミルノフ(1948-):幻想曲(1978)
オーレリア・サクソフォンQ
イヴォ・ヤンセン(P)

録音:1994年3月10-12日、オランダ、ズウォレ、オデオン劇場(*以外)/1994年3月12-13日、ユトレヒト、小マリア教会*
CC-72040
ウィーンの音楽 Vol.1
ツェムリンスキー:弦楽四重奏曲第1番イ長調 Op.4
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
シェーンベルク:弦楽四重奏曲ニ長調
ブロドスキーSQ
CC-72042
シューベルト:歌曲集
春の小川のほとりにてD.361
すみれ D.786、巡礼の歌 D.789
死の音楽 D.758、吟遊詩人 D.209
若者と死 D.545、
母のための挽歌 D.616
アテュス D.585、
怒れるディアナに D.707
音楽に寄す D.547
ローベルト・ホル(B-Br)
ルドルフ・ヤンセン(P)
録音:1998年11月10-12日、ハールレム、ルター福音教会
CC-72043
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調 K.459
ニコライ・ルガンスキー(P)
レフ・マルキズ(指)オランダ放送CO
録音:1998年8月28日-30日、ヒルフェルスム、オランダ放送音楽センター
CC-72044
ヴィヴァルディ:アラ・ルスティカ〜協奏曲集
弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト長調「アラ・ルスティカ」 
チェロ.弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト短調
フルート.弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ長調「ごしきひわ」 
リコーダー.弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ短調
2つのフルート.弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ長調
ヴァイオリン.弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト短調
フルート.ヴァイオリン.チェロと通奏低音のための協奏曲 ニ長調
フルート,2つヴァイオリン,チェロと通奏低音のための協奏曲 ト短調
イェト・ヴェンツ(指)ムジカ・アド・レーヌム
録音:1992年
CC-72047
バッハ:オルガン作品全集 Vol.3
前奏曲とフーガ ハ短調 BWV546
ソナタ変ホ長調 BWV525
幻想曲(協奏曲)ト長調 BWV571
6つのシュープラー・コラール BWV645-650
前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532
ジャック・ファン・オールトメルセン(Org)

録音:1997年9月8日&9日、ノルウェー、トロンハイム、ニダロス
CC-72048
フランスの交響的オルガン音楽
フランク:3つの小品(1878)〜幻想曲(牧歌)
サン=サーンス:前奏曲とフーガ ロ長調 Op.99-2
ヴィドール:交響曲第5番 Op.42 〜3つの楽章
アラン:クレマン・ジャヌカンの主題による変奏曲
デュプレ:前奏曲とフーガ ヘ短調 Op.7-2/哀歌 Op.24
世界は救世主を待ち望み Op.23
ジャック・ファン・オールトメルセン(Org)

録音:1997年7月1日、スウェーデン、イェーテボリ大学音楽学部
CC-72049
シューマン:オーボエとピアノのための作品集
5つの民謡風の小品 Op.102(原曲:チェロとピアノのための)
アダージョとアレグロ Op.70(原曲:ホルンとピアノのための)
夕べの歌(原曲:ピアノ4手連弾のための)
アルバムの綴り(原曲:ピアノのための)
幻想的小品集(原曲:クラリネットとピアノのための)
パウリーヌ・オーステンリュク(Cl)
イーヴォ・ヤンセン(P)
CC-72051
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ集
変ロ長調 RV.47/変ロ長調 RV.45
イ短調 RV.43/ホ短調 RV.40
変ロ長調 RV.46/ヘ長調 RV.41
ルシア・スワルツ(Vc)
シーベ・ヘンストラ(Cemb)
リヒテ・ファン・デル・メール(Vc)
スティーヴン・スタブス(G、リュート)
ロバート・フラネンバーグ(ヴィオローネ)
録音:1997年1月16日〜18日、オランダ、レンスヴォーデ、オランダ改革派教会
CC-72052
ウィーンの音楽 Vol.2
コルンゴルト:弦楽四重奏曲第2番変ホ長調 Op.26
クライスラー:弦楽四重奏曲イ短調
ブロドスキーSQ
CC-72053(2CD)
シューマン:ピアノ三重奏曲全集
第1番ニ短調 Op.63/第2番ヘ長調 Op.80/第3番ト短調 Op.110
幻想的小曲集 Op.88
ペダル・ピアノのための練習曲集(カノン形式の6つの小品)Op.56(テオドア・キルヒナー編;ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための版)*
アルテンベルク・トリオ・ウィーン

録音:1995年4月2日〜5日、1995年5月11日〜14日、1997年1月19日、クンストハウス・ミュルツシュラーク
※*世界初録音
CC-72055
アモール・ローマ〜ローマのカンタータ集(1640頃)
ルイジ・ロッシ(1597頃-1653):心はどちらの矢に恩がある? 
カルロ・カプローリ(1615/20-1692/95):葉の繁った緑の森 
オラツィオ・ミーキ(1594頃-1641):「希望を持って」と恋人は言う 
ルイジ・ロッシ:私は乙女
作曲者不詳:私が狂っているとしても 
カプスベルガー(1580頃-1651頃):前奏曲
カリッシミ:泣けそよ風よ泣け 
カルロ・エウスタキオ(?-?):小川は波で 
ルイジ・ロッシ:パッサカリア/もっとも美しい美女/傷ついた騎士 
カルロ・エウスタキオ:小川は波で 
カルロ・カプローリ:美しさにおごり高ぶって 
ヴィルジリオ・マッツォッキ(1597-1640):激怒大胆なる闘士は 
ルイジ・ロッシ:私の心は衰えて
スージー・ルブラン(S)
トラジコメディア[スティーヴン・スタブズ(キタローネ)、エリン・ヘドリー(ガンバ、リローネ)、ポール・オデット(アーチリュート、G)、アレクサンダー・ワイマン(Cemb)]

録音:1997年1月22日〜24日、ハールレム、メノナイト教会
CC-72057
ラフマニノフ:絵画的練習曲集Op.33(1911)
絵画的練習曲集Op.39(1917)
ニコライ・ルガンスキー(P)

録音:1992年6月、モスクワ音楽院大ホール
※オランダVanguardからの移行
CC-72059
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ(1697-1773):ドレスデンとベルリンの協奏曲集
2つのフルート,2つのオーボエ,ファゴット,ヴァイオリン,弦楽と通奏低音のための10声の協奏曲 ト長調
フルート,弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ長調
フルート,2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 ホ短調
イェト・ヴェンツ(指)ムジカ・アド・レーヌム

録音:1992年
CC-72061
バッハ:オルガン作品集 Vol.4
トッカータ ニ短調 BWV.565
トリオ ニ短調 BWV.583
われらみな唯一の神を信ず BWV.740
協奏曲 ヘ長調 BWV.978
幻想曲 ハ短調 BWV.562
今ぞ喜べ愛するキリスト者の仲間たち BWV.734
われいずこに逃れ行かん BWV.694
前奏曲とフーガ ホ短調 BWV.533
「ああ罪人なるわれ何をなすべきか」による変奏曲 BWV.770
オルガン小品 BWV.572
ヤン・ファン・オールトメルセン(Org)
※使用楽器:カンペン、ボーフェン教会のヒンツ・オルガン
CC-72062
サン=サーンス:オーボエ・ソナタOp.116、
ディユーユ:オーボエ・ソナタ、
プーランク
:オーボエ・ソナタ、
マルセル・ミハロヴィチ
(1898-1985):ソナティナOp.13、
篠原眞
(1931-):オブセッション[Obsession]
パウリーネ・オーステンレイク(Ob)、
イーヴォ・ヤンセン(P)

録音:1995年2月22-24日、オランダ、アイントホーフェン、フリッツ・フィリップスザール
※蘭Vanguard Classics 99080(1996年初出)からの移行再発売。
CC-72064
フランス・リュートの黄金時代[ニ短調の作品]
ド・ローネイ:シャコンヌ、またはカスカード
ドニ・ゴーティエ(1603-1672):前奏曲
エヌモン・ゴーティエ(1575-1651):ジーグ/アルマンド
ドニ・ゴーティエ:クーラント/サラバンド
エヌモン・ゴーティエ:ラ・ポスト、ジーグ/カナリア[ハ長調の作品]
作曲者不詳:デュビュの前奏曲(1680頃)
ジャック・ガロ(1600頃-1690頃):アルマンド
ヤン・アントニーン・ロジー(1650頃-1721):ロンド
ジャック・ガロ:村の婚礼[ニ長調の作品]
ドニ・ゴーティエ:前奏曲/アルマンド
アエウカンジェロ・コレッリ(1653-1713):ソナタOp.2a-10〜イタリア風クーラント
エヌモン・ゴーティエ:ジーグ
エサイアス・ロイスナー(1636-1679):パッサカリア
ロベール・ド・ヴィゼー(1650頃-1725):老ガロのトンボー
ヤン・アントニーン・ロジー:組曲ヘ長調
スティーヴン・スタブス(Lute)
録音:1998年10月26-28日
CC-72065
ボッケリーニ:チェロ・ソナタ集
チェロと通奏低音のためのソナタ第3番 ト長調 G.5
第1番 イ長調 G.13/第4番 変ホ長調 G.10/第2番 ハ長調 G.6
ルシア・スヴァルツ(Vc)
スティーヴン・スタブス(バロックG/8テオルボ)
リヒテ・ファン・デル・メール(Vc;通奏低音)

録音:1999年6月28、30日、7月1日、ハーレルム、メノナイト教会
CC-72066
バッハ・アフター・バッハ
グノー:バッハの前奏曲第1番による瞑想曲*
サン=サーンス:チェロとピアノのための組曲 Op.16
モシェレス:バッハの「平均律クラヴィーア曲集」からの2つの前奏曲、チェロ声部付き(BWV.860/BWV.869)
バッハ(ブゾーニ編):半音階的幻想曲とフーガ BWV.903
ブゾーニ:チェロとピアノのための小組曲 Op.23
ルシア・スワルツ(Vc)
レオ・ファン・ドゥセラール(P)
ニーク・ファン・デル・メイ(ハルモニウム:*)
CC-72070
バッハ・アフター・バッハ2バッハ(レーガー編):ピアノ4手連弾のための作品集
ブランデンブルク協奏曲第2番
管弦楽組曲第3番ニ長調
トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
レンデンブルク協奏曲第6番
ヴィネケ・ヨルダンス、
レオ・ファン・ドゥセラール(P)

録音:1998年6月15日-17日、オランダ、ハールレム、メノナイト教会
CC-72071
ファン・クーレン/ショスタコーヴィチ
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ Op.134
ヴィオラ・ソナタ Op.147
イサベル・ファン・クーレン(Vn/Va)
ロナルト・ブラウティハム(P)

録音:1992年3月23-24日、ユトレヒト、マリア小教会
蘭Vanguardからの移行
CC-72073
ネリー・ミリチョウ〜 ライヴ・アット・ザ・コンセルトヘボウ
ロッシーニ:「タンクレディ」第2幕〜情景「Di rnia vita infelice」/カヴァティーナ「No, che il morir non」*
「アルミーダ」第3幕〜フィナーレ「Dove son io ?」+
ボーイト:「メフィストーフェレ」第3幕 から#
ドニゼッティ:「アンナ・ボレーナ」第2幕〜フィナーレ「Chi puo vederla - Piangete voi? -Al dolce guidami」**
ネリー・ミリチョウ(S)
ピエロ・ヴィスコンティ、
ロベルト・スカンディウッツィ、
グレゴリー・クンデ、
ジェイムズ・ドゥーイング、
マーク・グランヴィル、
ヘレーネ・シュナイダーマン、
フェリーチェ・ロマーニ(共演歌手)
ケネス・モンゴメリー、
クラウディオ・シモーネ、
セルジュ・コミッショーナ(指)
オランダ放送CO オランダ放送PO
オランダ放送cho. オランダ男声cho.
録音:1987年*、1988年+、1985年#、1989年**、アムステルダム、コンセルトヘボウ、ライヴ
CC-72076
ベルリンのバッハ〜フリードリヒ2世のために作曲されたフルート音楽
バッハ:音楽の捧げもの〜トリオ・ソナタ
ヨハン・ゴトリープ・ヤーニチュ(1708-1763):2つのフルート、ヴィオラと通奏低音のための四重奏曲 ニ長調
カール・ハインリヒ・グラウン(1704-1759):2つのフルートと通奏低音のためのソナタ ニ長調
C・P・E・バッハ:フルート.ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ハ長調 W.149
イェト・ヴェンツ(指)
ムジカ・アド・レーヌム
録音:1995年
CC-72070A
バッハによるバッハ Vol.2(レーガーによるピアノ・デュオ編曲集)
ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調WV1047
管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068
トッカータとフーガ ニ短調BWV565
ブランデンブルク協奏曲第5番変ロ長調BWV1051
ウィネケ・ヨルダンス&レオ・ファン・ドゥセラール(ピアノ・デュオ)

録音:1998年6月15-17日/ドープスヘズインデ教会(ハーレム、オランダ)
1990年代末のリイシューですが、レーガー・イヤー(没後100年)にふさわしいアルバム。 レーガーは大バッハの多くの作品を様々な形態に編曲していますが、ブランデンブルク協奏曲と管弦楽組曲は全曲ピアノ4手連弾があります。いずれも 原曲に忠実ながら、バッハ特有のポリフォニックな綾を4つの手に振り分けているため、演奏が極めて難しいものとなっています。しかしレーガーの書い た通りに再現できれば、驚愕の効果を発揮するように書かれています。レーガーはバッハの精神を忠実に受け継いでいるため、バッハ本人がピアノ4手編 曲をしたらこうなっていただろうと思わせる見事さです。 ここではブランデンブルク協奏曲の第2番と6番、さらに人気作管弦楽組曲第3番がとりあげられています。管弦楽組曲第3番の「アリア」の編曲は オシャレで凛とした気品に満ちた魅力作。 さらに嬉しいのは、オルガンの名曲中の名曲「トッカータとフーガ」の連弾版も収録されていること。ピアノ独奏編曲には出せないオルガン的な壮麗さ に言葉を失います。 レオ・ファン・ドゥセラールはベルリン高等音楽大学のオルガン科教授を務めるベテラン。ウィネケ・ヨルダンスとともにアムステルダムのスウェーリン ク音楽院を1981年に卒業の際にピアノ・デュオを演奏して以来のパートナー。オルガンの響きを知り尽くした演奏家ならではの説得力です。 (Ki)
CC-72080
バッハ:オルガン作品集 Vol.5
トッカータ ハ長調 BWV.564
フーガ ト短調 BWV.578
協奏曲 ト長調 BWV.592
ただ神の摂理に任す者 BWV.690
ただ神の摂理に任すもの BWV.691
幻想曲とフーガ ハ短調 BWV.537
「恵み深きイエスをたたえよ」による変奏曲 BWV.768
ヤン・ファン・オールトメルセン(Org)
※使用楽器:アルクマール、聖ラウレンス教会のオルガン
CC-72092
プフィッツナー:ピアノ三重奏曲ヘ長調 Op.8
シェーンベルク(エドゥアルト・シュトイアマン編):浄夜(ピアノ三重奏版)
アルテンベルク・トリオ・ウィーン
CC-72093
ショスタコーヴィチ:二重弦楽四重奏(弦楽八重奏)のための2つの小品 Op.11*
ピアノ五重奏曲ト短調 Op.57+
2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品(レヴォン・アトフミアン編)#
ブロドスキーSQ
[アンドルー・ヘヴロン、イアン・ベルトン(Vn)、ポール・キャシディー(Va)、ジャクリーン・トマス(Vc)]
ジャクリーン・シェイヴ(Vn;*)、
ロイ・シーカー(Vn;*)、
ジェーン・アトキンズ(Va;*)、
アレクサンダー・ベイリー(Vc;*)、
クリスティアン・ブラックショー(P;+/#)
CC-72094
R・シュトラウス:ホルン協奏曲第1番*
「カプリッチョ」〜月の間奏曲+
ホルン協奏曲第2番+
シューマン:4つのホルンと管弦楽のための小協奏曲 Op.86(*/#)
マルティン・ファン・デ・メルヴェ(Hrn)、
ヨス・ブールマン(Hrn;#)
ヴェンディー・レリフェルト(Hrn#)
ニコ・ファン・フリート(Hrn;#)
ハンス・フォンク(指)*
ジャナンドレア・ノセダ(指)+
ロッテルダムPO

録音:1999年6月9日、9月8日、10月8日、ロッテルダム、コンセルトヘボウ・デ・ドゥレン、大ホール
CC-72096
バッハ:オルガン作品全集6
前奏曲とフーガ イ短調 BWV543
いざ来たれ異教徒の救い主よ BWV659
いざ来たれ異教徒の救い主よ BWV660
いざ来たれ異教徒の救い主よ BWV661
ソナタ ハ長調 BWV529
「来たれ、聖霊よ」による幻想曲 BWV651
来たれ聖霊よ BWV652
パッサカリア ハ短調 BWV582
ジャック・ファン・オールトメルセン(Org)

録音:2001年5月2-4日、アムステルダム、フランス改革派教会
※楽器:1734年、クリスティアン・ミュラー製
SACC-72097(1SACD)
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲全集
第1番 ニ短調 Op.49/第2番 ハ短調 Op.66
アルテンベルク・トリオ・ウィーン [クラウス=クリスティアン・ シュスター(P) アミラム・グランツ(Vn) マルティン・ホルンシュタイン(Vc)]

録音:2002年6月、デン・ボス、音楽センター
CC-72098(2CD)
レスピーギ、スカルソープ:弦楽四重奏のための作品集
レスピーギ:弦楽四重奏曲ニ長調(1907)
日没(1918)*
ドリア旋法の弦楽四重奏曲(1924)
スカルソープ(1929-):弦楽四重奏曲第11番「ジャリブ・ドリーミング」(1990)
リトル・セレナード(1968/1977)
弦楽四重奏曲第14番「アイランド・ドリーミング」(1996)*
ノーランジーより(1994)
弦楽四重奏曲第8番(1969)
マラノア・ララバイ(1996)*
ブロドスキーSQ
アンネ・ソフィ・フォン・オッター(Ms;*)
録音:1999年11月、2000年2、4月、ロンドン、オール・セインツ教会
CC-72099
ブリテン:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第2番 ハ長調Op.36
弦楽四重奏曲第3番Op.94
ブロドスキーSQ
録音:2001年12月10日〜12日、イギリス、スネイプ、スネイプ・モルティングズ・コンサート・ホール
CC-72100
イタリア古典歌曲集
A・スカルラッティ:すみれ
作曲者不詳[伝ヴィンチェンゾ・チャンピ]:ニーナ 
アントニオ・ロッティ(1667頃-1740):美しい唇よ、お前は言ったのだ 
ルイ・ニデルメイエール(1802-1861):憐れみたまえ主よ 
A・スカルラッティ:フロリンドが誠実なら
カッチーニ:うるわしのアマリッリ
マルチェッロ:わがすばらしき炎は
ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン(いとしの人よ)
ドゥランテ:愛に満ちた乙女よ 
アレッサンドロ・パリゾッティ(1835-1913):あなたが私を愛してくれるなら
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):なんとむごきなさりようか
ヤコポ・ペーリ(1561-1633):私の歌に喜べ
D・スカルラッティ:恋人のいとしい瞳 
カルダーラ:陽の光が 
作曲者不詳[伝サルヴァトール・ローザ]:そばにいることは 
A・スカルラッティ:わたしを傷つけるのをやめるか
カリッシミ:勝利だわが心よ
マルジョーノ・クィンテット
[シャルロット・マルジョーノ(S)、マレイン・メインダース、スサンヌ・ヤスパース(Vn)、ヘルト・ヤン・ヤスパース(Va)、イケ・フィエルソン(Vc)]
録音:2002年7月3日〜6日、デルフト、カトリック旧教会
CC-72101
シューベルト:ピアノ三重奏曲変ホ長調 Op.100 D.929
ピアノ三重奏のためのアダージョ(ノットゥルノ)Op.posth.148 D.897
アルテンベルク・トリオ・ウィーン
録音:1995年3月23日、ザルツブルク、モーツァルテウム、ライヴ
CC-72102
プフィッツナー:チェロ・ソナタ 嬰ヘ長調 Op.1*
レーガー:チェロ・ソナタ第4番 イ短調 Op.116+
マルティン・ホルンシュタイン(Vc)
クラウス=クリスティアン・シュスター(P)
録音:1994年12月+/1999年7月*
CC-72103
シュッツからブクステフーデに至るドイツ音楽
フランツ・トゥンダー(1614-1667):われに与えたまえ主よ 
シャイト:イントラーダ・エティオピカによるカンツォン
ザムエル・フリードリヒ・カプリコルヌス(1628-1665):おお甘美なる愛、おおイエス
メルヒオール・フランク(1597頃-1639):わが妹愛する花嫁
シュッツ:幸福の森 
フランツ・トゥンダー:バビロンの流れのほとりで
マティアス・ベックマン(1619-1674):町はなんと静まりかえっていることか
ュメルツァー(1620頃-1680):フェルディナント3世の死に寄せる哀歌
シャイト:おお空気崇高なる元素よ
ヨハン・アドルフ・アーレ(1625-1673):主よ汝のしもべを安息のうちに旅立たせたまえ
ブクステフーデ:愛する人よ、わが魂は語る
エリン・ヘドリー(ディレクター)
ティラミ・ス[ミロシュ・ヴァレント、ペテル・スピシュキー(Vn)、ケレン・ブルース、ユライ・コヴァーチュ(Gamba)、エリン・ヘドリー(Gamba/リローネ)、ローリー・レヴィオル(S)、ハリー・ファン・デル・カンプ(Bs)、アレクサンダー・ヴァイマン(Cemb/Org)]

録音:2000年7月15日〜19日、ロンドン、ハイゲイト、セント・マイケル教会新録音
CC-72104
ピアノ四手連弾のためのフランス音楽
ミヨー:屋根の上の牛(作曲者編)
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(ジャン・ジュマン編)
歌劇「子供と魔法」より(ルシアン・ガルバン編)[アマガエルとトンボとスズメガの踊り(アメリカ風ワルツ)/5時のフォックストロット]
イベール:「物語」〜白い小さなロバ(作曲者編)
サン=サーンス:動物の謝肉祭 Op.posth.(ルシアン・ガルバン編)
レオ・ファン・ドゥセラール(P)、
ヴィネケ・ヨルダンス(P)

録音:2001年11月20-21日、スフラフェンデール、ブロームリネ・スタジオ
CC-72106
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11
ブリテン:3つのディヴェルティメント(1936)
弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.25
ブロドスキーSQ
録音:2001年5月10日〜11日、11月15日、12月10日〜12日、サフォーク州サクスムンドハム、スネイプ・モルティング・コンサート・ホール
CC-72108
バッハ:オルガン作品集 Vol.7
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547
協奏曲 ハ長調 BWV.595(原曲:ヴァイマール=ザクセン公ヨハン・エルンスト)
甘き喜びのうちに BWV.729
パストラーレ ヘ長調 BWV.590
マニフィカトによるフーガ BWV.733
おお人よ汝の罪の大いなるを嘆け BWV.622
前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV.552
ジャック・ファン・オールトメルセン(Org)
録音:2002年7月1日&2日、ドイツ、グラウホフ、聖ゲオルク参事会聖堂
※使用楽器:1737年、クリストフ・トロイトマン製
CC-72109
ハイドン:6つ独創的カンツォネッタ第1集(1794)、同第2集(1795)から、他  [霊の歌 Hob.XXVIa:41
見抜く目 Hob.XXVIa:35(II)/
彼女はけっして自分の愛を語らなかった Hob.XXVIa:34(II)/
共感 Hob.XXVIa:33(II)/
水夫の歌 Hob.XXVIa:31(II)/
回想 Hob.XXVIa:26(I)/
人魚の歌 Hob.XXVIa:25(I)/
誠実 Hob.XXVIa:30(I)/
心地よい苦痛 Hob.XXVIa:29(I)/
さすらい人 Hob.XXVIa:32(II)/
牧歌 Hob.XXVIa:27(I)/
おお美しい声よ Hob.XXVIa:42]
カンタータ「ナクソスのアリアンナ」 Hob.XXVIb:2
エリーザベト・フォン・マグヌス(Ms)
ヤコブ・ボガールト(P)
SACC-72111(1SACD)
サン=サーンス:ピアノ三重奏曲集
第1番 へ長調 Op.18、第2番 変ホ長調 Op.92
アルテンベルク・トリオ・ウィーン
CC-72115
ヴィヴァルディ:アムステルダム協奏曲
10の楽器のための合奏協奏曲 RV562a「アムステルダム協奏曲」
「オリンピアーデ」 RV725〜シンフォニア
二重合奏協奏曲変ロ長調 RV583
シンフォニア.ロ短調 RV169「聖墓に」
協奏曲ニ長調 RV208「グロッソ・モグル」
ゴーダン・ニコリッチ(Vn)
ヤン・ヴィレム・デ・フリーント(指)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
CC-72116
D・スカルラッティ:ソナタ集
ホ短調 K.394*/ハ長調 K.513*/
ロ長調 K.262*/ニ短調 K.213*/
変ロ長調 K.545*/ハ短調 K.84+/
ヘ長調 K.85+/ニ短調 K.64+/
イ長調 K.268#/嬰ヘ長調 K.318+/
ト長調 K.314#/ハ短調 K.56+/
ハ長調 K.308+/ニ長調 K.490#/
ニ長調 K.491#/ニ長調 K.492#
セルジョ・チョメーイ(Cemb;*/#、Fp;+)

録音:2000年2月28日、ヴィッキオ+/2001年2月2-3日、モンテヴァルキ(*/#)
※使用楽器:1769年パスカル・タスカン製をモデルにトニー・シネリー複製*/1726年バルトロメオ・クリストフォリ製をモデルにカールスティン・シュヴァルツ複製+/ 1710年頃ミヒャエル・ミートケ製をモデルにトニー・シネリー複製#
CC-72117
フルートとピアノによるフォーレ歌曲集
フォーレ:巡り逢いOp.21-1
私たちの愛Op.23-2
墓地にてOp.51-2/蝶と花Op.1-1
君なくてOp.5-3/月の光Op.46-2
捨てられた花Op.39-2/
揺りかごOp.23-1
やるせない夢心地Op.58-5
秋の歌Op.5-1/歌う妖精Op.27-2
夢のあとにOp.7-1/いつの日もOp.21-2
秘めやかにOp.58-2/
夕べOp.83-2/マンドリンOp.58-1
さらばOp.21-3/牢獄Op.83-1
讃歌Op.7-2
マリーケ・シュネーマン(Fl)
マリエッタ・ペトコヴァ(P)

録音:2001年9月14日&15日、2002年2月8日、オランダ、フェーネンダール、ストゥディオ・ファン・スフッペン
CC-72118
パガニーニ:ヴァイオリンとギターのためのソナタ集
18のチェントーネ・ディ・ソナタ/大ソナタ
アミラン・ガンス(Vn)
マリア・イサベル・シーヴェルス(G)
ガンツはアルテンベルク・トリオのメンバーで、ストラスブール・フィルの首席コンサート・マスターを務めたこともある。シーヴェルスは現在、ザルツブルク・モーツァルテウムのギター科長の任にある。
CC-72120(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「復活」(1708) ナンシー・アージェンタ(S;天使)
マリア・クリスティーナ・キール(S;マッダレーナ)
マリヤナ・ミヤノヴィチ(Ms;クレオフェ)
マルセル・レイヤンス(T;聖ヨハネ)
クラウス・メルテンス(B;悪魔)
ヤン・ヴィレム・デ・フリーント(指)
コンバッティメント・ コンソート・アムステルダム
録音:2001年4月26日、オランダ、エンスヘーデ、音楽センター、ライヴ
イタリア修行時代のヘンデルが書き上げ、ローマで初演した最初のオラトリオ(イタリア語)。独唱者によって劇的に進められる音楽からは、若き天才の気概を感じ取ることができます。コンバッティメント・コンソートはピリオド楽器奏法を徹底的にモダーン楽器に適用してバロックから古典派にかけての音楽を演奏するユニークなオーケストラ。歌姫アージェンタ、キールほか、歌唱陣も充実しています。
SACC-72121(1SACD)
モーツァルト:レクイエム KV 626(ジュスマイヤー版に基づく弦楽四重奏編曲版) クイケンSQ〔シギスヴァルト・クイケン(Vn)、フランソワ・フェルナンデス(Vn)、マルレーン・ティールス(Va)、ヴィーラント・クイケン(Vc)〕

録音:2003年1月4-6日
ベストセラーでありながら、長らく入手困難だった名盤、クイケン四重奏団によるモーツァルトのレクイエムが復活します!声楽パートも含め、すべてを 弦楽四重奏に編曲したこのモーツァルトのレクイエムは、いわばレクイエムの ‘スケルトン(骨格)’ 版。モーツァルトの最高傑作を違った角度から味わう ことのできる演奏として非常に人気が高いものです。クイケン四重奏団の熱く密なアンサンブルが、作品の真骨頂を存分に聴かせてくれます。
リヒテンタールは1780年プレスブルク(現在のブラチスラヴァ)生まれ。職業は医師ですが、熱心なアマチュア音楽家でもありました。1810年以降 亡くなる1853年までミラノに住み、スカラ座のために書いた7つのバレエ音楽を含め50ほどの作品を遺しています。ミラノではモーツァルトの作品は熱 狂をもって受け入れられており、リヒテンタールはそのスペシャリストの一人として、弦楽四重奏曲などを編曲して発表していました。さらに後宮からの誘 拐をイタリア語に訳したり、イドメネオの稽古ピアノパートを作ったりもしていました。そんなリヒテンタールがモーツァルトのレクイエムを弦楽四重奏に編 曲したのです。クイケンによると、このリヒテンタール編曲の元になっているのはジュスマイヤー版。リヒテンタールはこの版をモーツァルトの長男カール・トー マス・モーツァルト経由で入手したと考えられます。「ジュスマイヤーには心からの敬意を表さなくてはなりません。彼のおかげで、モーツァルトのレクイエ ムは完全なかたちで保存(達成)され、私たちを感動させてくれます」とはクイケンの言葉。リヒテンタールの編曲にほんの少しだけ演奏上の理由などで 手を加えたのがこの盤に収められたもの。歌詞もなく、四人の演奏家だけによって紡ぎあげられるレクイエムの世界、圧巻です! (Ki)
CC-72122
グルック:トリオ・ソナタ集(1746) ラインハルト・ゲーベル(指)
ムジカ・アンティクァ・ケルン
CC-72126(2CD)
TWO TO TANGO〜サクソフォン四重奏によるタンゴ オーレリア・サクソフォンQ
グスタボ・トケル(バンドネオン)
フアン・パブロ・ドバル(P)
※オランダETCETERA、VANGUARDレーベルからの移行再発売
CC-72130
ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):室内交響曲 Op.110a(原曲:弦楽四重奏曲第8番(1960))
室内交響曲 Op.118a(原曲:弦楽四重奏曲第10番(1964))
レフ・マルキス(指)
アムステルダム・シンフォニエッタ
レフ・マルキズはモスクワに生まれ、収録作品の編曲者バルシャイが1955年に創設したモスクワ室内管弦楽団の初代コンサートマスター兼ソリストとして活躍後、1981年オランダに移住、アムステルダム・シンフォニエッタ(当時の名称はアムステルダム・ニュー・シンフォニエッタ)の初代指揮者に就任しました。
CC-72131
バッハ:オルガン名曲集 ジャック・ファン・オールトメルセン(Org)
※全曲録音シリーズ Vol.1〜5からの編集
SACC-72132(1SACD)
ビーバー:4声のアリア、6声のソナタ、
バレット「求婚者」、
セレナータ「夜の見張りの歌」、
食卓の音楽(パルティータ第3番イ短調)
6声のバレット、
バッターリア「行進曲風ソナタ」、
楽しいソナタ
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
CC-72134
ロカテッリ:劇場風序曲 Op.4-4(1735)
協奏曲 Op.7-6「アリアン/ナの嘆き」(1741)/
協奏曲 Op.4-9(1735)/
劇場風序曲 Op.4-5(1735)/
5声の協奏曲(合奏協奏曲)Op.1-8(1721)/
オルガンのためのメヌエット(1732)*/
劇場風序曲 Op.4-2(1735)
マーガレット・フォートレス(Vn)
トン・コープマン(Org;*)(指)
アムステルダム・バロックO
イタリア・バロックの最後を飾る作曲家で名ヴァイオリニストであったロカテッリは、1729年にオランダのアムステルダムを永住の地と定めました。アルバム・タイトルは、ロカテッリがオランダ政府に自作品の印刷・出版・販売の許可を申請する際に「ピエトロ・ロカテッリ、アムステルダム在住のイタリア人音楽家」と記入したことから付けられたものです。J・S・バッハのカンタータ全集の録音を完了したコープマン&アムステルダム・バロック管弦楽団による久々の器楽曲録音です。
CC-72135
驚くべき秘蹟〜さまざまな時代のクリスマス音楽
ヤコブス・ガルス(1550-1591):驚くべき秘蹟(1586)
セバスティアン・アルフォンソ:三人の王が共に
作曲者不詳:Vincti Presepio - Stelle Presagio(1320頃)
ヘロニモ・ルカ(1630年頃活動):Este Nino que es sol del aurora(1630頃)
ペーター・コルネリウス:Drei Kon'ge wandern aus Morgenland
作曲者不詳:Senores el qu'es nascido(16世紀、ウプサラの歌集から)
ジャキェス・デ・ヴェルト(1535-1596):ラマから声が
作曲者不詳:今日みどりごが生まれた(1390)
ヤコブス・クレメンス・ノン・パパ:東方より
ハロルド・ダーク(1888-1976):In the bleak mid-winter
フランシスコ・ロサーダ(1615頃-1667):A Penas nace este Nino
バートラン・ルアード=セルビー(1853-1918):ラマから声が
作曲者不詳:Balaam de quo vaticinans(1320)、
Quae stella sole pulchrior
パウル・ファン・ネーヴェル(指)
オランダ室内cho
バルト・クン(リコーダー)
アン・ファン・レーテン(ルネサンスVn)
ソフィー・ワティヨン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ベアトリス・デルピエール(ショーム、ドゥルツィアン)
ベルギーを代表する古楽指揮者がオランダを代表する合唱団を指揮。クリスマス・アルバムというよりは合唱ファン必聴、古楽ファン要注目のCDと申せましょう。
CC-72137
グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調 op.27
ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン(1888-1974):弦楽四重奏曲 op.35
ユリウス・レントヘン(1855-1932):弦楽小四重奏曲 イ短調
マタンギSQ
マタンギ弦楽四重奏団は、1999 年にデン・ハーグとロッテルダムの音楽院の学生によって結成されたカルテット。オランダの室内楽シーンでめきめ きと頭角をあらわし、その親しみやすいアンサンブルで人気を博しています。2002年、オランダの室内楽で名誉ある「Kersjes can de Groenekan」 賞を受賞、2008 年ヨーゼフ・ヨアヒム国際室内楽コンクールで第 3位に入賞。クラシックからジャズに至るまで、幅広いレパートリーで活躍しています。 マタンギとは、インドにおける、語り、音楽、書の女神。 (Ki)
CCDVD-72141(DVD)
バッハ:マルコ受難曲(ピカンダー台本;1731)
※トン・コープマン復原版
デボラ・ヨーク(S)
ベルンハルト・ランダウアー(CT)ク
リストフ・プレガルディエン、ポール・アグニュー(T)
ペーター・コーイ、クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho

収録:2000年3月30日、ミラノ、サン・シンプリチアーノ教会、ライヴ
仕様:NTSC, Aspect: 16/9,
PCM, Stereo: 5.1 Dolby Digital
Nederlands, English, Deutsch, Francais
「マルコ受難曲」は1731年にライプツィヒで初演された作品ですが、楽譜の紛失のため現在に伝わっていません。バッハが他の作品から転用したという記録のある数曲をもとに、これまでも復原が試みられていましたが、コープマンはみずからの版を作成して演奏に臨んでいます。
CC-72142(13CD)
オッテルロー&ハーグ・レジデンティO集成

[CD 1]
ベルリオーズ:幻想交響曲
ウェーバー(ベルリオーズ編):舞踏への勧誘
ワヘナール:「じゃじゃ馬ならし」序曲/「シラノ・ド・ベルジュラック」序曲

[CD 2]
レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ/ロマンティック組曲
ディーペンブロック(1862-1921):ソフォクレスの悲劇「エレクトラ」への音楽

[CD 3]
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
「ダフニスとクロエ」第1&第2組曲*
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」

[CD 4]
ハイドン:交響曲第45番/第55番/第92番
シューマン:「マンフレッド」序曲

[CD 5]
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
 「ロザムンデ」〜間奏曲第3番/バレエ音楽第2番

[CD 6]
マーラー:歌曲集「亡き子をしのぶ歌」+
 交響曲第4番# 
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲(**)

[CD 7]
ブルックナー:交響曲4番「ロマンティック」、序曲ト短調

[CD 8]
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ 
ファリャ:「三角帽子」から 3つの舞曲
モートン・グールド:インタープレイ「アメリカン・コンサーテット」(++)/スピリチュアルズ
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番(##)

[CD 9]
レオン・オルテル(1905-1985):交響曲第2番「小交響曲」
セム・ドレスデン(1881-1957):舞踏の閃光
ヘンドリク・アンドリーセン(1892-1981):クーナウの主題による変奏曲とフーガ/リチェルカーレ 
ヘンク・バディングス(1907-1987):交響曲第3番

[CD 10]
グリーグ:4つのノルウェー舞曲
ベートーヴェン:バレエ「プロメテウスの創造物」

[CD 11]
ベートーヴェン:交響曲第8番。「献堂式」序曲
ブラームス:交響曲第1番

[CD 12]
ブラームス:悲劇的序曲
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」(***)

[CD 13]
ベートーヴェン:交響曲第4番
チャイコフスキー:交響曲第4番
ウィレム・ファン・オッテルロー(指)
ハーグ・レジデンティO
オランダ室内cho*
ヘルマン・スヘイ(Br;+/***)
テレーザ・シュティヒ=ランダル(S;#)
アビー・サイモン(P;**)
コル・デ・グロート(P;++)
アレクサンドル・ウニンスキー(P;##))
エルナ・スポーレンベルグ(S;***)
マリア・フォン・イロスファイ(A;***)
フランス・フローンス(T;***)
アムステルダム・トンクンストcho(***)
録音・原盤:1950-1960年、PHILIPS/1962年、DGG
ウィレム・ファン・オッテルロー(1907-1978)は1949年から1973年までの長きにわたってハーグ・レジデンティ管弦楽団(ハーグ・フィル)の指揮を務めた、20世紀のオランダを代表する指揮者の一人で、作曲家でもありました。指揮者としては独裁型でもショーマン型でもなかった彼は音楽至上主義者であり、真のオーケストラ・トレーナーでした。このボックス・セットには、オッテルローがハーグ・レジデンティ管弦弦楽団を指揮して1950年から1960年にかけてPHILIPSに録音した125作品のうち38作品と、1962年DGGに録音したハイドンの3つの交響曲が収録されています。ウィレム・ファン・オッテルロー財団ほか3財団の尽力により発売に至ったもので、100ページにわたるブックレットは資料的にも貴重です。
CCDVD-72143(DVD-PAL)
ヘンデル:歌劇「アグリッピーナ」 [アグリッピーナ]アンネマリー・クレーマー(S)、
[ポッペア]レナーテ・アレンズ(S)、
[ネローネ]マイケル・ハート=デイヴィス(T)、
[オットーネ]キリイン・デ・ラング(Br)
[クラウディス]ピョートル・ミシンスキ(Bs)、
[ナルキッソス]クリント・ファン・デア・リンデ(A)ほか
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
SACC-72145(1SACD)
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調KV581
ホルン五重奏曲変ホ長調KV407
オーボエ四重奏曲ヘ長調KV370
ロレンツォ・コッポラ(Cl)、
ピエール・イヴ・マデュフ(Hrn)
パトリック・ボージロー(Ob)、
クイケンQ

録音:2003年5月17,18日
モーツァルトの「弦楽四重奏版レクイエム」(CC 72121)に続くクイケン弦楽四重奏団のチャレンジ・クラシックス第2弾は、気鋭のピリオド管楽器奏者を迎えたモーツァルトの五重奏&四重奏曲集です。
CC-72146(2CD)
バロック・オルガン音楽
バッハ:前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547/
バビロンの川のほとりで BWV.653/
主イエス・キリストよわれらを顧みたまえ BWV.655/
いざもろびと神に感謝せよ BWV.657/
われ神より去らじ BWV.658/
パストラーレ ヘ長調 BWV.590/
目覚めよと呼ぶ声あり BWV.645/
われいずこに逃れ行かん BWV.646/
ただ神の摂理に任す者 BWV.647/
わが魂は主をたたえる BWV.648/
ああわがもとにとどまれ主イエス・キリストよBWV.649/
イエスよ今天より降りたのもうや BWV.650/
パッサカリア ハ短調 BWV.582[クリスマスのための音楽]
前奏曲 ト長調 BWV.541 
シャイト:甘き喜びのうちに 
バッハ:甘き喜びのうちに BWV.751/BWV.608 
ブクステフーデ:甘き喜びのうちに BuxWV197 
バッハ:オルガン曲(幻想曲)BWV.572 
シャイト:高き天よりわれは来たれり 
パッヘルベル:高き天よりわれは来たれり 
カウフマン(1679-1735):高き天よりわれは来たれり
バッハ:高き天よりわれは来たれり BWV.738
バッハ:協奏曲ニ短調 BWV.596(原曲;ヴィヴァルディ:Op.3-11)
バルバトル(1727-1799):フランスのノエル「ヨセフは幸せな結婚をした」による変奏曲
シャイト:みどり児ベツレヘムに生まれたもう
ブクステフーデ:みどり児ベツレヘムに生まれたもう BuxWV217 
ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748):みどり児ベツレヘムに生まれたもう
ヴァレンティン・ラートゲーバー(1682-1750):パストラーレ I-8
シャイト:御身はたたえられよイエス・キリスト
バッハ:御身はたたえられよイエス・キリストBWV.697/BWV.722/BWV.604
フーガ ト短調 BWV.541
ペール・フィドチョフ・ボンサクセン(Org)
録音:ノルウェー、トロンハイム、ニダロス大聖堂使用楽器:1738-1739年、ベルリンのヨアヒム・ヴァーグナー製
ノルウェー、トロンハイム大聖堂の教会音楽監督・聖歌隊指揮者・オルガニストを務めるボンサクセン(1946年生まれ-)が、最近復元された歴史的オルガンを演奏しています。
CC-72148(2CD)
フーガ・イン・C・オヴ・ドッグ
バッハ(ウィレム・ファン・メルヴュク編):フーガの技法
ペリー・ゴールドスタイン(1952-):Lessons of the Master
ペーター・ファン・オンナ(1966-):Imbroglian Fugue
ディミトリー・ニコラウ(1946-):Fugue in C of Dog
フース・ヤンセン(1951-):De Meesterfout
デイヴィッド・ローランド(1939-):Dream Fugue(2004)
テオドール・ブルカリ(1975-):Ensemobile II
ウェイナント・ヴァン・クラフェレン(1975-):Inventie over Bach's
ルート・ファン・エーテン(1973-):Punctus Einz
シェーン・ファージ(1964-):Stretto Fugue
エリック・ステム(1973-):Windows II
アブ・サンドブリンク:(1953-):Als, een, scha, duw, heen(2002)
フアン・パブロ・ドバル(1964-):La Fugasita
ダヴィド・ドラム(1961-):Fugue State
カタジナ・グロヴィツカ(1977-):Contre Bruit
ジョーイ・ロウケンス(1982-):Fading Fugue
オーレリア・サクソフォン・クァルテット
[ヨハン・ファン・デル・リンデン(S-Sax)、ニールス・ベイル(A-Sax)、アルノ・ボルンカンプ(T-Sax)、ヴィレム・ファン・メルヴュク (Br-Sax)]
1枚目にバッハの「フーガの技法」を、2枚目に各国の作曲家に委嘱した15のフーガ的作品(もちろん世界初録音)を収録したユニークなアルバムです。
CC-72149(2CD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲全集
第1番 へ長調 BWV.1046*/
第2番 へ長調 BWV.1047*/
第3番 ト長調 BWV.1048+/
第4番 ト長調 BWV.1049#/
第5番 ニ長調 BWV.1050*/
第6番 変ロ長調 BWV.1051+
ヤン・ウィレム・デ・フリーント(指)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム

録音:1995年10月*、1996年2月+、同年3月#、アムステルダム、フランス改革派教会
1982年創設、「モダーン楽器のピリオド奏法」の元祖的存在であるコンバッティメント・コンソートによる「ブランデンブルク協奏曲」。第2番と第4番のリコーダーはマリオン・フェアブリュッヘン、そして第5番のフルートはジャック・ズーンが担当しています。聴き通してみれば、すでに10年も前から、ピリオドとモダーンの間の垣根は超えられていたのだと感慨もひとしおです。サクサクと刻む弦、切れ味のいいホルン、楽器と奏法のメリットだけが幸福に結合した名演と言えるでしょう。
CC-72152
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 クラウス・メルテンス(Br)
ティニ・マト(Fp)
トン・コープマン指揮「J・S・バッハ:カンタータ全集」でバス・パートのほとんどすべてを歌っている名歌手メルテンスによるシューベルトの名作が登場。プロデューサーはコープマン、伴奏は彼の夫人マトが務めています。
CC-72153
バッハ:オルガン作品集8
幻想曲 ト短調 BWV542.1/
いと高きにある神にのみ栄光あれ BWV662/BWV663/BWV664(トリオ)
前奏曲とフーガ イ長調 BWV536/
協奏曲 イ短調 BWV593 原曲:ヴィヴァルディ Op.3-6)/
トッカータとフーガ へ長調 BWV593
ジャック・ファン・オールトメルセン(Org)
録音:オランダ、ハールレム、聖バフォ教会
※使用楽器:1738年、クリスティアン・ミュラー製
CC-72154
イゴール・ロマ〜ピアノのためのロマン派作品集
アルカン:すべての短調による12の練習曲 Op.39〜イソップの饗宴 ホ短調(NO12)
サルタレッロ Op.23(イゴール・ロマ編曲)
リスト:「巡礼の年第2年」への追加「ヴェネツィアとナポリ」
 超絶技巧練習曲集〜夕べの調べ(NO11)
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」Op.75
イゴール・ロマ(P)
録音:2001年6月13-14日、オランダ、ティルブルフ、Het Cenakel
CC-72155(2CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集
ヴァイオリン協奏曲第1番〜第5番
アダージョ ホ長調 K.261
ロンド ハ長調 K.373
ヨハネス・レールタウアー(Vn)(指)
ラ・ボレア・アムステルダム
録音:2005年11月、2006年1月、アムステルダム、ワロン教会
知る人ぞ知るオランダのピリオド・ヴァイオリン奏者ヨハネス・レールタウアー(1959年生まれ)。ウィーンとプラハでヨセフ・スクに師事しましたが、やがてピリオド・パフォーマンスに転向し、アムステルダム・バロック管弦楽団の次席コンサートマスター(1988-1991)、アニマ・アテルナのコンサートマスター(1991-1998)、オランダ・バッハ協会管弦楽団のコンサートマスター(1991-)を務め、1990年には自らラ・ボレア・アムステルダムを創設、ヴァイオリニストとしてだけでなく指揮者としても活躍しています。当録音では山縣さゆりがコンサートミストレスを務めています。
CC-72156
ヴァイオレント・ヴィオラ
コダーイ:アダージョ*
ヒンデミット:5部のソナタ Op.25-1
ブリテン:ラクリメ Op.48(ダウランドの歌曲「私の嘆きで人の心を動かせるものなら」の投影*
バッハ:無伴奏ソナタ第1番 BWV.1001〜アダージョ#
ラヴェル:カディッシュ*#
ストラヴィンスキー:ロシアの歌*#
ダウランド(マイケル・スミス編):噴きこぼれよわが涙+/私の嘆きで人の心を動かせるものなら+
エスター・アピトゥレイ:ピツィカート+
不詳(フィン・メリッケ編):ソング・フロム・ジョージア(ヴィオラ・トリオのための)+ 
ヴュータン:悲歌 Op.30*
エスター・アピトゥレイ(Va)
タナカ・リエ(P;*)
アムステルダム・ヴィオラ・クァルテット+ [エスター・アピトゥレイ、ロヒャー・ファン・デル・タク、ミーケ・ホニング、エルンスト・グラッペルハウス(Va)]

録音:2004年1月、ローン、国教会系オランダ改革派教会
衝撃的なタイトルを付けられたヴィオラ・アルバム。(#)の原曲はヴァイオリンのために書かれたもの。エスター・アピトゥレイはアムステルダムのスウェーリンク音楽院でミッシャ・ゲレルに、ベルリン音楽大学でブルーノ・ジュランナに師事するかたわら、ライト・ミュージックの歌手およびサクソフォン奏者として活躍していたという異色の才媛。1990年からヴィオラ奏者としてのソロ活動を開始し、2000年にはアムステダム・ヴィオラ・クァルテット(旧称Alt Tijd Quartet)を結成、オーケストラでは陽の当たりにくいヴィオラに注目を集めるため、ユニークなレパートリーの開拓と魅力的なパファーマンスの展開に力を注いでいます。
CC-72157(2CD)
ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス クィンク・ヴォーカル・アンサンブル
[マリエット・カースシーター、マリエッテ・ウルデリク(S)、マルレーネ・ゴルトステイン、カリン・ファン・デル・プル(A)、ハリー・ファン・ベルネ、マッテュス・ホーヘンデュク(T)、ケース・ヤン・デ・コニング、ウィアルト・ウィトホルト(Bs)]
レオ・ファン・ドゥセラール(P;*)
ウィーネケ・ヨルダンス(P;+)
ディルク・ルイメンス (ハルモニウム;#)

録音:2004年10月11-15日、ハールレム、メノナイト教会
※楽器:1858年、プレイエル製*/1869年、プレイエル製+/1878年、Victor Mustel製#
すでに20年以上にわたって活躍を続けているオランダの五重唱団クィンクが、3人のゲスト・メンバーを迎え1パート1人編成で歌い上げたロッシーニの宗教大作。
CC-72158
チェコの遺産 II
スメタナ:ピアノ三重奏曲 ト短調Op.15
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 変ロ長調 Op.21
デヴィフ・トリオ
[ハンナ・デヴィフ(P)、サラ・オーツ(Vn)、ヤスパー・ハフェラール(Vc)]
録音:2005年6月26-27日、9月9-10、12日、フェーネンダール、ストゥディオ・ファン・スフッペン
2003年結成、ハンガリー出身のデヴィフ、南アフリカ共和国出身のオーツ、オランダ出身のハフェラールという国際色豊かなトリオによるチェコ・レパートリー。
SACC-72160(1SACD)
バッハ:モテット集
来たれ、イエスよ、来たれBWV229
イエス、わが喜びBWV227
聖霊はわれらの弱きを助けたもうBWV226
恐れるな、われ汝とともにありBWV228
主に向かいて新しき歌を歌えBWV225
シギスヴァルト・クイケン(指&Vn)、
ラ・プティット・バンド
インゲ・ファン・デ・ケルクホーフェ、
マリー・クイケン(S)、
ペトラ・ノスカイオヴァー、
パトリツィア・ハルト(A)、
シュテファン=アレクサンダー・ランクル、
イェンス・ヴェーバー(T)、
ヤン・ファン・デル・クラッベン、
シュテファン・シュレッケンベルガー(Bs)

録音:2003年12月22-23日、アカデミー・ホール、シント=トライデン、ベルギー
CC-72161
ある聖人の宝〜17世紀の音楽
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(1638頃活躍):カンツォーネ「それは軍神マルスか」
スウェーリンク:それは軍神マルスか 
フィリップ・フリードリヒ・ブーフナー(1614-1669):ソナタ IX 
ジョヴァンニ・アントニオ・ベルトーリ(1598-1645以後):第7ソナタ 
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ(1589?-1630?):第1ソナタ 
ヨハン・ミヒャエル・ニコライ(1629-1685):ソナタ ニ長調 
ジョヴァンニ・パオロ・チーマ(1570頃-1622頃):なんと美しい 
ジョヴァンニ・マルティーノ・チェーザレ(1590頃-1667):ソナタ「ラ・アウグスターナ」
ヨハン・ローゼンミュラー(1616-1694):第3ソナタ 
フィリップ・フリードリヒ・ベデッカー(1615-1683):ソナタ「ラ・モニカ」 
ジュアン・バウティスタ・ジョセ・カバニーリェス(1644-1712):ガリャルダス I
チプリアーノ・デ・ローレ(1515-1565)/ ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ(1550頃-1597頃):天使が羊飼いたちに
ジョヴァンニ・マルティーノ・チェーザレ(1590頃-1667):ソナタ「ラ・ヒエロニマ」 
マルコ・アントニオ・フェッロ(?-1662):第5ソナタ
パレストリーナ/フランチェスコ・ロニョーニ(1585頃-1624頃):あなたは美しい、わが愛する人よ 
コルネリウス・ティスマンスゾーン・パドブルエ(1592頃-1670):シンフォニア・ヌピタス[Synphonia Nupitas](パヴァーヌとガイヤルド)
ヘルマン・ホランダース(1600頃-1650):Recipe me/
Transfige, dulcissime Jesu
チェチーリア・コンサート
[フィオナ・ラッセル(コルネット[ツィンク]、コルネット・ミュート)、アダム・ウールフ(A-Tb、T-Tb)、ウォーター・フェルスフーレン(ドゥルツィアン)、カトリン・コック(Cemb、Org)]
録音:2005年11月28-30日、ユトレヒト、ペテロ教会
チェチーリア・コンサートは2001年に若いピリオド楽器奏者によって結成された、比較的珍しい楽器編成をとるアンサンブル。その編成に適した、17世紀の様々なスタイルによる作品を集めたアルバムです。
CC-72162
ジャック・ファン・オールトメルセン〜聖バーフォ教会ライヴ
バッハ:前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532/
われら皆唯一の神を信ず BWV740
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ イ長調 Op.65-3 
デュプレ:前奏曲とフーガ へ短調 Op.7-2
ジャック・ファン・オールトメルセン(1950-):5つの小コラール前奏曲 から 罪は許される,詩篇77,詩篇72
モーツァルト(ジャック・ファン・オールトメルセン編):音楽時計のための小品(自動オルガンのための幻想曲)K.608
ジャック・ファン・オールトメルセン(Org)

録音:1997年7月1日、オランダ、ハールレム、聖バーフォ教会使用楽器:1738年、クリスティアーン・ミュラー製
CC-72163
メリー・クリスマス!〜アンダーソン他
バーリン:ホワイト・クリスマス
フランス伝承歌:神の御子生まれたもう
ブラームス:子守歌
デイヴィス、オノラッティ&シメオン:リトル・ドラマー・ボーイ
De Corte:Kerst door het hele jaar
ファリャ:子守歌
伝承歌:世の人忘るな
メル・トーメ:クリスマス・ソング
フランス伝承歌:マリアの愛のためにノエルを
レイク、シャール、スティルマン&グレアム:アイ・ビリーヴ
伝承歌:マリアに御子が生まれた[Mary had a baby]
伝承歌:まぶねのイエス[御子は飼葉桶の中に]
フランス伝承歌:厩の中に[子牛と灰色のろばの間に]
プレトリウス:エサイの根より[Es ist ein Ros entsprungen]
ディクス:御使い歌いて
スタイン&カーン:レット・イット・スノー!
オランダ伝承歌:Maria die zoude naar Bethlehem gaan
伝承歌:クリスマスおめでとう
伝承歌:ジングル・ベル
ミランダ・ファン・クラリンヘン(S)、
マタンギSQ
[マリア=パウラ・マヨール、ダニエル・トリコ・メナチョ(Vn)、カルステン・クレイエル(Va)、ネンデル・ツィルケル(Vc)]
CC-72164
マタンギ・クァルテット〜プルミエール
シューベルト:弦楽四重奏曲 ハ短調「四重奏断章」
ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.20-4
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲「アメリカ」
マタンギSQ
[マリア=パウラ・マヨール、ダニエル・トリコ・メナチョ(Vn)、カルステン・クレイエル(Va)、ネンデル・ツィルケル(Vc) ]
CC-72165
Viola Voila
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ*
ドリゴ(ハイフェッツ編):火花のワルツ*
ヴュータン:カプリッチョ
ジョン・ケージ:夢(+/*)
ストラヴィンスキー:悲歌
エスター・アピトゥレイ:水治療師(+/#) 
フォーレ:子守歌 Op.16*
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ*
エスター・アピトゥレイ(Va)、
タナカ・リエ(P;*)、
アムステルダム・ヴィオラQ+[エスター・アピトゥレイ、ロヒャー・ファン・デル・タク、ミーケ・ホニング、エルンスト・グラッペルハウス(Va)]
エリク・カルメス(エレクトリック・ベース;#)ハンス・ダヘレト(Tp;#)
録音:2006年、オランダ、ローン、国教会系オランダ改革派教会
「ヴァイオレント・ヴィオラ」(CC 72156)でCDデビューしたアピトゥレイのセカンド・アルバム。タイトルは「ヴィオラである」というような意味でしょうか。エスター・アピトゥレイはアムステルダムのスウェーリンク音楽院でミッシャ・ゲレルに、ベルリン音楽大学でブルーノ・ジュランナに師事するかたわら、ライト・ミュージックの歌手およびサクソフォン奏者として活躍していたという異色の才媛。1990年からヴィオラ奏者としてのソロ活動を開始し、2000年にはアムステダム・ヴィオラ・クァルテット(旧称Alt Tijd Quartet)を結成、オーケストラでは陽の当たりにくいヴィオラに注目を集めるため、ユニークなレパートリーの開拓と魅力的なパファーマンスの展開に力を注いでいます。
CC-72166
オランダのハルモニウム音楽の世紀
アンドリーセン(1939-):Rememberinb that Sarabande... 
コル・クリント(1890-1944):ハルモニウムのための組曲 Op.29(1922)〜スケルツィーノ(NO3)、ヴァイオリンとオルガン またはハルモニウムのためのモダーン二重奏曲集(1917)〜苦痛 Op.12+
ヤン・ファン・ヌエネン(1880-1970):オルガンまたはハルモニウムのための 6つの作品 Op.19(1935)〜前奏曲/間奏曲/即興/メロディー
アルフォンス・ディーペンブロック(1862-1921):アヴェ・マリア*
ヘンリ・ザグヴェイン(1878-1954):かなり行儀よく
ロジー・ヴェルトヘイム(1888-1949):歌(1929)(*/+) 
マルテイン・パッディング(1956-):Cow Music(2000)〜パッディングのカントリー・ダンス第1番/人の声/パッディングのカントリー・ダンス第2番
アンドリース・ファン・ロッセム(1957-):肺と舌(1988)
ヒール・メイエリング(1954-):4000の冬(2003)*〜わが子はどこにアダムは生まれた
フース・ヤンセン(1951-):Harm(2000)
ロデリク・デ・マン(1941-):神の機械[Machina ex Deo](2002)
ディルク・ライメス(ハルモニウム)
フランシーヌ・ファン・デル・ヘイデン(S;*)
レミー・バウデット(Vn;+)

録音:2004年9月18日、2006年6月28日、旧レデンプトリスチン修道院礼拝堂
ハルモニウム(英語ではリードオルガン)は、足踏み式ふいごから手鍵盤によって選ばれたリードに風を送り込んで発音させる楽器。1810年に発明され、パイプオルガンに代わる楽器として隆盛しましたが、20世紀に入ってピアノが量産されるとともに衰退していきました。
CC-72168(2CD)
マリエッタ・ペトコヴァ〜ラフマニノフ
ピアノ・ソナタ第2番*
前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2+
10の前奏曲 Op.23+
13の前奏曲 Op.32+
マリエッタ・ペトコヴァ(P)

録音:2005年4月20日、ロッテルダム、ライヴ*/2002年5月28日、ローザンヌ、ライヴ+
マリエッタ・ペトコヴァはブルガリアのルーセに生まれ、ソフィア音楽アカデミーでリリ・アタナソヴァとギーナ・タヴァコヴァ、ウィーン音楽演劇大学でパウル・バドゥラ=スコダ、アムステルダムのスウェーリンク音楽院でヤン・ウェインに師事、さらにジョルジ・シェベク(セボック)に教えを受けました。
CC-72170
アルゼンチンの情熱
ピアソラ(エリアス・アリスクレン&パブロ・エスカンデ編):3つのミロンガ*
ヒナステラ(エリアス・アリスクレン編):パンペアーナ第2番
ヒナステラ(エリアス・アリスクレン&パブロ・エスカンデ編):アルゼンチン民謡集*[チャカレーラ/悲しみ/サンバ/
 アローロ/ガト/忘却の木の歌]
バレエ組曲「エスタンシア」
カルロス・グァスタビーノ(1912-2000)/同編):民謡集*
 [兄弟/渇きの底/サンペドロの人/
 チャパナイのぶどう畑/鳩の誤解/
 二人兄弟のミロンガ]
エレナ・グラヘーラ(Ms;*)
エリアス・アリスクレン(指)
コンフント・イベリコ・チェロ八重奏団
イベリア・チェロ八重奏団
CC-72171
ファン・クーレン/グリーグ、エルガー他
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
エルガー:ため息 Op.70
シベリウス:ユモレスクOp.87-2/Op.89 Nos.2, 4
エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.82
イザベル・ファン・クーレン(Vn)
ロナルド・ブラウティハム(P)
録音:2007年2月8日-10日、ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオ
CC-72174
リザ・フェルシュトマン
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
シューベルト:ピアノとヴァイオリンのための幻想曲 ハ長調 Op.posth.159 D.934
挨拶を送ろう Op.20-1 D.741
リザ・フェルシュトマン(Vn)
イノン・バルタナン(P)
録音:2006年9月13-15日、ニューヨーク、サニー・パーチェイス・カレッジ

リザ・フェルシュトマンはロシア人音楽家の娘としてオランダに生まれ、5歳でヴァイオリンの勉強を開始、イヴリー・ギトリス、イーゴリ・オイストラフ、アーロン・ロザンドのマスタークラスを受講して注目され、1988年よりアムステルダム音楽院でヘルマン・クレッバースに師事、さらに合衆国フィラデルフィアのカーティス音楽学校でイダ・カヴァフィアンに、ロンドンでデイヴィッド・タケノに師事しました。彼女は2007年にはオランダのデルフト音楽祭の芸術監督をイザベル・ファン・クーレンから引き継ぐことになっています。イノン・バルタナンはイスラエル出身、ロンドンの王立音楽アカデミーで学び現在はニューヨークを本拠に活動しています。
CC-72175
バッハ:オルガン作品集Vol.9
前奏曲とフーガハ短調BWV549、
クリスマスの歌によるカノン風変奏曲「高き天よりわれ来たれり」BWV769、
フーガ.ハ短調BWV575、
ソナタト長調BWV560、
われは御身の御座の前に進む−われら悩みの極みにありてBWV668、
前奏曲とフーガBWV548
ジャック・ファン・オールトメルセン(Org)

録音:アムステルダム、フランス改革派教会
CC-72176
スペシャル・アレンジメンツ
ピアソラ(ホセ・ブラガート編):天使の死
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 ヘ長調
ショスタコーヴィチ:アダージョとアレグレット
ドヴォルザーク(クライスラー編):我が母の教え給いし歌 Op.55-4
ハイドン:弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.2-3
ルイス・ヒアネオ:「クレオールの曲集」〜ケチュア族の哀歌
シューベルト:楽興の時 Op.94-3
フランシスクスSQ
[ダイアナ・モリス、パメラ・クービク(Vn)
フランク・ブラッケー(Va) 
セバスティアン・ファン・エック(Vc)]

録音:2006年7月3-4日、オランダ、ヒルフェルスム、MCOスタジオ
原曲から弦楽四重奏曲のために編曲された作品を集めたアルバム。編曲者名表記のない楽曲は作曲者自身、または出版者の意思による不詳編曲者の手になるものです。
CC-72178
タンゴ・ロマンス
ピアソラ(ホセ・ブラガート編):ブエノスアイレスの四季
 忘却、ル・グラン・タンゴ
ホセ・ブラガート(1915-):ミロンタン
ピアソラ(ホセ・ブラガート編):革命家/天使の死
デヴィフ・トリオ
[ハンナ・デヴィフ(P)、サラ・オーツ(Vn)、ヤスパー・ハフェラール(Vc)]

録音:2007年2月19-21日、ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオ
CC-72179
ブクステフーデ&Co.
ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725):ソナタ ヘ長調 〜 シャコンヌ
マティアス・ヴェックマン(1619頃-1674):ソナタ第9番
ディートリヒ・ベッカー(1623-1671):3声のソナタ
ブクステフーデ(1637-1707):ソナタ ニ長調 BuxWV267
マティアス・ヴェックマン:ソナタ第6番 ディートリヒ・ベッカー:2声のソナタ 
ヨハン・タイレ(1646-1724):4声のソナタ
ブクステフーデ:宮廷風アリア BuxWV247/ソナタ第4番 Op.2 BuxWV262
マティアス・ヴェックマン:ソナタ[第8番/第5番]
チェチーチア・コンソート
[フィオナ・ラッセル(コルネット[ツィンク]、コルネッティーノ)、アダム・ウールフ(テナーTb)、ウォーター・フェルスフーレン(ドゥルツィアン)、キャスリン・コック(Cemb/Org)、アナベル・フェルディナンド(Vn)]

録音:2006年11月10日-11日、13日、オランダ、メインスヘーレンラント、ラウレンティウス教会
トン・コープマンによる全作品録音で注目が集まっている中期ドイツ・バロックの大作曲家ブクステフーデと、その周辺の音楽家たちの作品で構成されたアルバム。ブクステフーデがリューベックの聖マリア教会で主宰した演奏会「アーベントムジーク」の気分を味わえそうです。
CC-72180
指揮者オッテルローの作品と編曲
オッテルロー:シンフォニエッタ(三重木管合奏と4つのホルンのための;1943)*
弦楽合奏のための組曲(1938?)*
イントラーダ(金管楽器と打楽器のための;1958)+
セレナード(12人の金管楽器奏者、ハープ、ピアノ、チェレスタと打楽器のための;1944)+
シューベルト(オッテルロー編):幻想曲 ヘ短調 Op.103 D.940(管弦楽版[原曲:ピアノ四手連弾];1952)#
ミヒャ・ハメル(指)(*/+)
ティエリー・フィッシャー(指)#
オランダ放送室内O
録音:1999年3月15日、オランダ、ナイメーヘン、De Vereeniging * /2000年4月6日、オランダ、ユトレヒト、フレーデンブルグ音楽センター+/1999年4月20日、オランダ、ヒルフェルスム、MCOスタジオ#
2007年が生誕100年となるオランダの名指揮者オッテルローは、生涯にわずか12曲ほどですが作品を残しています。
CC-72181(1SACD)
クイケン・ファミリー2世代によるベートーヴェン
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番 ハ長調「ラズモフスキー第3番」Op.59-3
弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.29*
ヴェロニカ・クイケン(第1Vn)、
シギスヴァルト・クイケン(第2Vn)、
サラ・クイケン(第1Va)、
マルレーン・ティールス(第2Va;*)、
ヴィーラント・クイケン(Vc)
録音:2006年9月16-20日、ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオ
ヴェロニカはヴィーラントの、サラはシギスヴァルトの娘さんで、マルレーン・ティールスはシギスヴァルトの奥様です。「Kuijken Quartet」のような表記が無いのですが、もしや、「Kuijken Two Generations」がグループ名?
CC-72188(2CD)
バッハ:ラテン語の教会音楽 Vol.1
ミサ ヘ長調 BWV233
ミサ ト短調 BWV235
マニフィカト ニ長調 BWV243*
ミサ イ長調 BWV234
カンタータ第191番「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV191
ミサ ト長調 BWV236
ミサ ロ短調 BWV232〜サンクトゥス ニ長調*
ヨハネッテ・ゾマー、
リサ・ラーション、
デボラ・ヨーク、
カロリーネ・スタム、
エリーザベト・フォン・マグヌス(S)、
ボグナ・バルトシュ(A)、
イェルク・デュルミュラー、
ポール・アグニュー、
ゲルト・テュルク(T)、
クラウス・メルテンス(Bs)、
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤ですが、(*)はチャレンジ・クラシックからは初出となるエラート・レーベル音源です。
CC-72189
コープマン〜モーツァルト父子
レオポルト・モーツァルト):ディヴェルティメント「農夫の婚礼」
モーツァルト:ガリマティアス・ムジクム K.32 〜 フーガ
フランスの歌「ああ、お母さん、聞いて」による12の変奏曲(「きらきら星」変奏曲) ハ長調 K.265(フォルテピアノ独奏)
交響曲第1番 変ホ長調 K.16
伝レオポルト・モーツァルト:カッサシオン ト長調「おもちゃの交響曲」*
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO
ティニ・マト(Fp)
CC-72190
ゴティエ・デピナール:思い出
ゴティエ・デピナール(1205/1230-1272):Aymans fins et verrais[至純の恋人は]*/Quand je voi l'erbe menue
不詳:「フォーヴェル物語」〜シャンソン(ロンド)*
ゴティエ・デピナール:Desconfortez et de joie parti [心は屈し、喜びは去り]/Puis qu'il m'estuet de ma dolour*
コラン・ミュゼ(13世紀):Trop volontiers chanteroie
ゴティエ・デピナール:Aymans fins et verrais/Outrecuidiers et ma fole pensee 
不詳:「フォーヴェル物語」〜エスタンピー*
ジャック・ド・シソワン(13世紀中盤):シャンソン*
ゴティエ・デピナール:Par son dolz comandemant[その優しい命(めい)により]/Commencement de douce saison bele[甘やかな季節の初め]*
ジュアンノ・ド・レスキュレル(?-1304):エスタンピー*
ゴティエ・デピナール:Amours et bone volontez[愛と良い望みは]/Quand je voi l'erbe menue 
ゴティエ・ド・コワンシ(1177-1236):シャンソン*
アレクサンドル・ダニレフスキ(指)
アンサンブル・シンタグマ[太刀川昭(CT)、アンネミーケ・カントール(Ms)、ベルンハルト・シュティルツ(リコーダー)、アンナ・ダニレフスキ(リコーダー/ボウド・フィドル) 、マルクス・ヴェッシェ(中世リュート)、ブノワ・スタシアチック、ペン・シャオボ(Perc)、ソフィア・ダニレフスキ(トロンバ・マリーナ)、パスカル・ヴァン・コッペノル(オルガネット)、アレクサンドル・ダニレフスキ(中世リュート/ギターン/ボウド・フィドル)、エミリア・ダニレフスキ (ナレーター)]
フランスのトルヴェール、ゴティエ・デピナールの作品を中心に構成されたアルバム。(*)は器楽演奏。シンタグマは1995年に創設されたアンサンブルです。
CC-72192
アグネス・ヤーマ(1911-1993):音楽作品全集
アグネス・ヤーマ:ピアノ・ソナタ(1942)、3つの歌曲(1953)*、
 ヴァイオリンとピアノのための組曲(1952)+、
 Vocatio(メゾソプラノ,クラリネットとピアノのための;1971)#、
 チェロ・ソナタ(1957頃)**、
ソーシャ・シトロエン:母に捧げる歌[Song for Ma](1997)++
マルセル・ウォルムス(P)、
イレーネ・マーセン(S)*、
ウルズラ・ショッホ(Vn)+、
ヘレナ・ラスケル(A/Ms)#、
イファール・ベリクス(Cl)#、
ダニエル・エッセル(Vc)**、
ソーシャ・シトロエン(歌)++

録音:2008年2月13-14日、ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオ
オーストリアに生まれ(父はスロヴェニア人の画家、母はオランダ貴族出身)、オランダでピアニストとして活躍したアグネス・ヤーマの全音楽作品を収録。彼女の娘でジャズ・シンガーのソーシャ・シトロエンが解説も執筆しています。
CC-72193(2CD)
啓蒙思想の時代の交響曲集
ハッセ(1699-1783):交響曲ニ長調(1760)(*)
ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1702-1771):交響曲変ホ長調(*)
C・P・E・バッハ:交響曲ロ長調
W・F・バッハ:交響曲ニ長調 Falck 64(1746-1764)
C・P・E・バッハ:交響曲変ホ長調
ハイドン:交響曲第39番ト短調(1770以前)
モーツァルト:交響曲第29番イ長調 K.201(1774)
モダーンタイムズ_1800

録音:2007年9月28日-10月2日、オーストリア、 コングレス&メッセ・インスブルック内ザール・インスブルック
絶対王制時代のヨーロッパに啓蒙思想が広まり、今や「疾風怒濤」が始まらんとする時期のドイツ、オースリアで書かれた交響曲集。モダーンタイムズ_1800はピリオド楽器を用いた時代考証的なクラシック音楽の演奏と、モダーン楽器を用いた現代音楽の演奏の双方に習熟した新世代の演奏家たちから成る室内オーケストラで、創設は2003年、本拠地はオーストリアのチロル。
CC-72194
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
第1番 ト長調 Op.78/第2番 イ長調 Op.100/第3番 ニ短調 Op.108
モダーンタイムズ_1800
[イリヤ・コロル(Vn)、ナターリャ・グリゴリエワ(Fp)]

録音:2006年5月、ウィーン、ベートーヴェンザール使用楽器:1999年、カイ・フォン・スティーテンクロン(Vn)/1870年、シュトライヒャー製(Fp)
モダーンタイムズ_1800は、2003年にイリヤ・コロルとユリア・モレッティ(オーボエ奏者)によって創設された、ピリオド楽器を用いた時代考証的なクラシック音楽の演奏とモダーン楽器を用いた現代音楽の演奏の双方に習熟した新世代の演奏家たちから成る室内オーケストラ。本拠地はオーストリアのチロルで、編成がデュオにまで縮小してもこの団体名を名乗るようです。イリヤ・コロルはウクライナのキエフに生まれモスクワ音楽アカデミーで学び、1997年オーストリアに移住し2001年には市民権を獲得、ムジカ・アンティクァ・ケルン、バッハ・アンサンブル(ジョシュア・リフキン主宰)、アルス・アンティクァ・アウストリア、クレマンシック・コンソート等のメンバーとして多数の録音に参加しています。ナターリャ・グリゴリエワは1974年モスクワに生まれモスクワ音楽院で学び、2000年にウィーンに移住しオーストリア市民権を獲得、モダーンタイムズ_1800の創設メンバーの一人となりました。
CC-72195
レチェントのイタリア音楽
不詳(14世紀):Che Ti Zovar Nasconder
エジディウス・ダ・フランチア(14世紀後半):Alta Serena Luce、不詳:Aquila Altera
バルトリーノ・ダ・パドヴァ(1365頃-1405):Per Un Verde Boschetto
ドナート・ダ・フィレンツェ(14世紀後半):Senti Tu D'amor / Faccia Chi De' Se'l Po'/Benche Partito Da Te / Amor, Tu Solo 'L Sai
不詳:Quando l'Oselli Canta
ドン・パオロ・ダ・フィレンツェ(1355頃-1436頃):Che L-aggi'i' Fatto
ギラルデッロ・ダ・フィレンツェ(1320-25頃-1362/1363):La Bella e La Veccosa Carbiola
不詳:Pescando In Aqua Dolce、
バルトリーノ・ダ・パドヴァ
:Qual Lege Move
エジディウス・ダ・フランチア:Mille Mercede Amor、
ドン・パオロ・ダ・フィレンツェ:Chi Vuol Veder
不詳:O Crudel Donna / Che Ti Zova Nasconder
アレクサンドル・ダニレフスキ(指)
アンサンブル・シンタグマ、入澤真美(S)、
太刀川昭(C.T)、
ベルンハルト・シュティルツ(リコーダー)、
ブノワ・スタシャスチク(Perc)、
ソフィア・ダニレフスキ(トロンバ・マリーナ)、
アレクサンドル・ダニレフスキ(中世Lute、colichon、フィドル、チェッカー
[クラヴィコード]、ポルタティーフOrg )

録音:2007年7月5-7日、フランス、ビッチュ、聖オーギュスタン礼拝堂
トレチェントとは「1300年代」すなわち14世紀のこと。アルバム・タイトルの「Stylems(Styleme)」はビザンチン絵画史の用語で、芸術作品におけるスタイルの借用を意味するようです。シンタグマはフランスのメス[Metz]に本拠を置くアンサンブルですが、今回はヴォーカリストが二人とも日本人である点にご注目を。
CC-72196
オンスロウ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.16(1819)
第1番ヘ長調/第2番ハ短調/第3番イ長調
モダーンタイムズ_1800
[イリヤ・コロル(Vn)、
ナターリャ・グリゴリエワ(フォルテピアノ)]

録音:2007年10月5-7日、ウィーン、ハイリゲンシュタット、ベートーヴェンザール
CC-72197(DVD)
シュロモ・ミンツのパガニーニ
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.6
シュロモ・ミンツ(Vn)
ヨエル・レヴィ(指)
マーストリヒト・リンブルグ
※使用楽器:1743年、クレモナ、ジュセッペ・グァルネーリ“デル・ジェズー "製、「イル・カンノーネ(カノーネ; Il Cannone )」
パガニーニが愛奏し、その豪快な鳴りっぷりから「大砲(Il Cannone)」と名付けたヴァイオリン製作史上最高の名器の一つを、当代最高のパガニーニ弾きの一人であるシュロモ・ミンツ(1957-)が激奏!
CC-72198
ベートーヴェン:劇付随音楽「エグモント」*、
ウェリントンの勝利
コーラ・ブルグラーフ(Ms)*、
ウィム・T・スヒッペルス(語り)*、
ヤン・ウィレム・デ・フリーント(指)
オーステンO

録音:2007年9月10-12、15-16日、オランダ、エンスヘーデ音楽センター、ライヴ
CC-72200(67CD)
トン・コープマン〜バッハ:カンタータ全集 Vol.1-22完全セット 独唱者
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
※全22巻67枚をセット化
CC-72201(3CD)
バッハ:カンタータ全集1
第21番「わが心には憂い多かりき」BWV.21
第131番「深き淵より主よわれは汝を呼ぶ」BWV.131
第21番「わが心には憂い多かりき」BWV.21への追加曲
第106番「神の時は最上の時なり」BWV.106
第196番「主はわれらを思いたもう」BWV.196
第71番「神はわが王」BWV.71
第150番「主よわれは汝を求む」BWV.150
第31番「天は笑い、地は歓呼す」BWV.31
第185番「永遠の愛の慈悲深き心よ」BWV.185
第4番「キリストは死の絆につきたまえり」BWV.4
第4番「キリストは死の絆につきたまえり」BWV.4への追加曲
バルバラ・シュリック(S)
カイ・ヴェッセル(CT)
ギー・ド・メイ(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
録音:1994年11月23日-12月3日、アムステルダム、フランス改革派教会
CC-72202(3CD)
バッハ:カンタータ全集2
第12番「泣き嘆き悲しみおののき」BWV.12
第18番「天より雨と雪が降るごとく」BWV.18
第61番「いざ来たれ異教徒の救い主よ」 BWV.61
第18番「天より雨と雪が降るごとく」BWV.18への追加曲
第172番「鳴り響け汝らの歌声」BWV.172
第132番「道を備えよ」BWV.132
第182番「天の王よよくぞ来ませり」BWV.182
第182番「天の王よよくぞ来ませり」BWV.182への追加曲
第152番「信仰の道を歩め」BWV.152
第199番「わが心は血にまみれ」BWV.199
第203番「不実な愛」クオドリベット BWV.524
バルバラ・シュリック(S)
カイ・ヴェッセル(CT)
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
録音:1995年5月、アムステルダム、フランス改革派教会
CC-72203(3CD)
バッハ:カンタータ全集3
第63番「キリスト者よこの日を銘記せよ」BWV.63
第162番「ああわれは見る婚礼に赴く今」BWV.162
第155番「わが神よいかに久しく」 BWV.155
第63番「キリスト者よこの日を銘記せよ」BWV.63への追加曲
第162番「ああわれは見る婚礼に赴く今」BWV.162への追加曲
第22番「イエスは十二使徒を引き寄せたまえり」BWV.22
第23番「汝まことの神にしてダヴィデの子」BWV.23
第163番「神はたた万人のためにのみ」BWV.163
第165番「おお聖霊と洗礼」BWV.16
第54番「いざ罪に抗すべし」BWV.54
第161番「来たれ汝甘き死よ」BWV.161
第208番「わが楽しみは元気な狩りのみ」BWV.208
バルバラ・シュリック、
カロリーネ・スタム、ルース・ホルトン、
エルス・ボンヘルス(S)、
エリーザベト・フォン・マグヌス(SII、A)、
アンドレアス・ショル(CT)、
ポール・アグニュー(T)、
クラウス・メルテンス(Bs)、
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho

録音:1995年9月、アムステルダム、フランス改革派教会
CC-72204(3CD)
バッハ:カンタータ全集4
第198番「侯妃よさらに一条の光を」BWV.198
第215番「恵まれしザクセンよ汝の幸をたたえよ」BWV.215
第211番「そっと黙っておしゃべりなさるな」(コーヒー・カンタータ)BWV.211
第214番「太鼓よ轟けラッパよ響け」BWV.214
第209番「悲しみを知らぬ者」BWV.209
第204番「われ心満ちたれり」(満足について)BWV.204
第201番「速く速く渦巻く風よ」(フェブスとパンの争い)BWV.201
リサ・ラーション、
エルス・ボンヘルス、アンネ・グリム、
キャロライン・スタム(S)
エリーザベト・フォン・マグヌス(A
)ペーター・デ・グロート(CT)
ポール・アグニュー、
ジェレミー・オヴェンデン(T)
クラウス・メルテンス、
ドナルド・ベントヴェルセン(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
※Warner/Eratoからの移行再発売
CC-72205(4CD)
バッハ:カンタータ全集5
第207a番「いざ晴れやかなラッパの鳴り渡る響きを」BWV.207a
第202番「今ぞ去れ悲しみの影よ」(結婚カンタータ)BWV.202
第206番「忍び寄れ戯るる波よ」BWV.206
第210番「おお優しき日待ち望みし時」(結婚カンタータ)BWV.210
第212番「おいらは新しい領主様をいただいた」(農民カンタータ)BWV.212
第205番「墓を裂け破れ打ち砕け」(満足せるエーオルス)BWV.205
第213番「われらに任せて見張りをさせよ」(岐路のヘラクレス)BWV.213
リサ・ラーション、シビラ・ルーベンス、
アンネ・グリム、
エルス・ボンヘルス(S)
エリーザベト・フォン・マグヌス(A)
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
※Warner/Eratoからの移行再発売
CC-72206(3CD)
バッハ:カンタータ全集6
第76番「天は神の栄光を語る」BWV.76
第75番「貧しき者は饗せられん」BWV.75
第190番「主に向かいて新しい歌を歌え」BWV.190
第179番「心せよ汝の敬神偽りならざるや」BWV.179
第59番「われを愛する者はわが言葉を守らん」BWV.59
第69番「わが魂よ主をほめたたえよ」BWV.69
第50番「今ぞ救いと力は来たれり」BWV.50
第186番「ああ魂よ汝憤ることなかれ」BWV.186
第104番「汝イスラエルの羊飼いよ聞け」BWV.104
第69番「わが魂よ主をほめたたえよ」BWV.69a
第50番「今ぞ救いと力は来たれり」BWV.50(未完)
ルート・ツィーザク(S)
エリーザベト・フォン・マグヌス(A)
ポール・アグニュー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
※Warner/Eratoからの移行再発売
CC-72207(3CD)
バッハ:カンタータ全集7
第25番「わが体健やかならず」BWV.25
第95番「わが命なるキリスト」BWV.95
第144番「汝の物を取りて去り行け」BWV.144
第67番「イエス・キリストを記憶にとどめよ」BWV.67
第24番「飾りなき心ぞ」BWV.24
第136番「神よ、われを調べ、わが心を知りたまえ」BWV.136
第184番「待ち望みたる喜びの光ぞ」BWV.184
第105番「主よ裁きたもうな」BWV.105
第148番「主に向かいてその御名の栄光をたたえよ」BWV.148
第147番「心と口を行いと命もて」BWV.147
第181番「軽薄なる心を持つ者は」BWV.181
第173番「高められし血と肉と」BWV.173
リサ・ラーション(S)
ボグナ・バルトシュ、
エリーザベト・フォン・マグヌス(A)
ゲルト・テュルク(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
※Warner/Eratoからの移行再発売
CC-72208(3CD)
バッハ:カンタータ全集8
第65番「彼らみなサバより来たらん」BWV.65
第89番「エフライムよわれ汝をいかにせん」BWV.89
第60番「おお永遠よ汝恐ろしき言葉」BWV.60
第83番「新しい契約の喜びの時」BWV.83
第40番「その時神の御子は現れたり」BWV.40
第46番「心して見よ苦しみあるやを」BWV.46
第64番「見よ、かなる愛を父はわれらに示されたるか」BWV.64
第167番「人々よ神の愛をたたえよ」BWV.167
第109番「われは信ず愛する主よ不信仰なるわれを救いたまえ」BWV.109
第81番「イエス眠りたまえばわれ何に頼るべき」BWV.81
第77番「汝の主なるイエスを愛すべし」BWV.77
第90番「恐ろしき終末汝に近づけり」BWV.90
ドロテア・レシュマン(S)
エリーザベト・フォン・マグヌス、
ボグナ・バルトシュ(A)
イェルク・デュルミュラー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
※Warner/Eratoからの移行再発売
CC-72209(3CD)
バッハ:カンタータ全集9
第48番「われは幸薄き者、誰かわれを救わん」BWV.48
第154番「わが最愛のイエスは失われり」BWV.154
第138番「何ゆえに悲しむや、わが心よ」BWV.138
第173番a「レオポルト殿下」BWV.173a
第37番「信じて洗礼を受けし者は」BWV.37
第153番「愛する神よみそなわせわが敵のいかにあるやを」BWV.153
第166番「汝いずくにか行くや」BWV.166
第86番「まことにまことに、われ汝らに告ぐ」BWV.86
第70番「目覚め祈り常に備えよ」BWV.70
第66番「喜べ汝らの心」BWV.66
第194番「こよなき望みなる祝賀の宴」BWV.194
シビラ・ルーベンス、
リサ・ラーション(S)
ベルンハルト・ランダウアー(CT)
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
※Warner/Eratoからの移行再発売
CC-72210(3CD)
バッハ:カンタータ全集10
第119番「エルサレムよ主をたたえよ」BWV.119
第134番「イエスの存在を知りし者は」BWV.134
第44番「彼らは汝らを追放せん」BWV.44
第73番「主よ御身の御心のままにわれはあらん」BWV.73
第20番「おお永遠よ汝恐ろしい言葉」BWV.20
第2番「ああ神よ天より見たまえ」BWV.2
第101番「主まことの神よわれらから取り去りたまえ」BWV.101
第180番「汝を飾れおお愛する魂よ」BWV.180
第130番「主なる神よわれらはみな御身をたたえる」BWV.130
第134番a「時は日と年を作りて」BWV.134a
カロリーヌ・スタム(S)
マイケル・チャンス(CT)
ポール・アグニュー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
※Warner/Eratoからの移行再発売
CC-72211(3CD)
バッハ:カンタータ全集11
第127番「まことの人にして神なる主イエス・キリスト」BWV.127
第5番「われいずこに逃れ行かん」BWV.5
第94番「われ何ぞ世を思い患わん」BWV.94
第41番「イエスよ今ぞたたえられよ」BWV.41
第7番「われらの主キリストヨルダン川に来たれり」BWV.7
第139番「自らの神に拠れる者は幸いなり」BWV.139
第115番「わが心よ備えをなせ」BWV.115
第113番「至高の善なる主イエス・キリスト」BWV.113
第10番「わが魂は主をたたえる」BWV.10
シビラ・ルーベンス(S)
アネッテ・マルケルト(A
)クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
※Warner/Eratoからの移行再発売
CC-72212(3CD)
バッハ:カンタータ全集12
第135番「ああ主よ哀れな罪人なるわれを」BWV.135
第124番「われはわがイエスを捨てず」BWV.124
第121番「われらキリストをたたえまつる」BWV.121
第111番「わが神の欲したもうこと、つねに起こらん」BWV.111
第99番「神の御業は善きかな」BWV.99
第78番「わが魂なるイエスよ」BWV.78
第114番「ああ愛するキリスト者よ、心安んぜよ」BWV.114
第91番「御身はたたえられよイエス・キリストよ」BWV.91
第107番「汝何を悲しまんとするや」BWV.107
第116番「御身平和の王主イエス・キリストよ」BWV.116
第8番「愛する神よわれいつの日に死すや」BWV.8
リサ・ラーション、
シビッラ・ルーベンス(S)
アンネッテ・マルケルト(A)
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
録音:2000年3月、アムステルダム、フランス改革派教会
※Warner/Eratoからの移行盤
CC-72213(3CD)
バッハ:カンタータ全集13〜ライプツィヒ時代の教会カンタータ1724-1725,III)
第1番「暁の星はいと麗しきかな」BWV.1
第62番「いざ来たれ異教徒の救い主よ」BWV.62
第96番「主キリスト神の独り子」BWV.96
第38番「深き苦しみの淵よりわれは汝に向いて叫ぶ」BWV.38
第93番「ただ愛する神の摂理に任せ」BWV.93
第33番「汝たた独りに主イエス・キリストよ」BWV.33
第133番「われは汝の内にありて嬉し」BWV.133
第122番「新たに生まれしみどり子」BWV.122
第92番「われは神の御心に」BWV.92
デボラ・ヨーク(S)
フランツィスカ・ゴットヴァルト(A)
ポール・アグニュー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
CC-72214(3CD)
バッハ:カンタータ全集14
第68番「かくのごとく神は世を愛したまえり」BWV.68
第6番「わがもとにとどまれはや夕べなれば」BWV.6
第74番「われを愛する者はわが言葉を守らん」BWV.74 第126番
「主よわれらに汝の言葉を守らせたまえ」BWV.126 第26番
「ああいかにはかなくいかにむなしき」BWV.26
第125番「安らぎと喜びもてわれは逝く」BWV.125
第178番「主なる神われらとともにあらずば」BWV.178
協奏楽章 ニ長調 BWV.1045 
第103番「汝ら嘆き叫ばん」BWV.103
第42番「されど同じ安息日の夕べに」BWV.42
第123番「愛するイマヌエル信仰厚き者の将軍よ」BWV.123
デボラ・ヨーク、
アンネッテ・マルケルト、
リサ・ラーション(S)
ボグナ・バルトシュ、
フランツィスカ・ゴットヴァルト(A)
イェルク・デュルミュラー、
クリストフ・プレガルディエン、
ポール・アグニュー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
CC-72215(3CD)
バッハ:カンタータ全集15
第110番「われらの口を笑いにて満たすべし」BWV.110(sp/bb/pa/km)
第146番「われらあまたの苦難を経て神の御国に入らん」BWV.146(sr/bb/jg/km)
第28番「ありがたや今ぞ年は終りゆく」BWV.28(dy/bb/jg/km)
第168番「償いをなせ!そは恐ろしき言葉」BWV.168(jz/bb/cp/km)
第175番「彼は羊らの名を呼びたもう」BWV.175(bb/cp/km)
第87番「汝らわが名において祈りしことなし」BWV.87(bb/jd/km)
第3番「ああ神よ心の痛手いかに多く」BWV.3(sp/bb/pa/km)
第176番「そは反抗し絶望せしものなり」BWV.176(jz/bb/km)
第108番「われ世を去るは汝らのためなり」BWV.108(bb/jd/km)
第85番「われは良き羊飼いなり」BWV.85(dy/bb/jd/km)
第128番「ただキリストの昇天のみによりて」BWV.128(bb/jd/km)
第183番「彼らは汝らを追放せん」BWV.183(dy/bb/jd/km)
デボラ・ヨーク(S;dy)
サンドリーヌ・ピオ(S;sp)
ヨハネッテ・ゾマー(S:jz)
シビラ・ルーベンス(S;sr)
ボグナ・バルトシュ(A;bb)
イェルク・デュルミュラー(T;jd)
クリストフ・プレガルディエン(T;cp)
ポール・アグニュー(T;pa)
ジェイムズ・ギルクリスト(T;jg)
クラウス・メルテンス(B;km)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho

録音:2001年3月6-16日、2001年11月26日-12月3日、2002年2月26日-3月7日、アムステルダム、フランス改革派教会
CC-72216(3CD)
バッハ:カンタータ全集16
第82番「われは満ち足れり」BWV.82 第27番「わが終わりの近きを誰ぞ知らん」BWV.27
第16番「主なる神よわれら汝をたたえん」BWV.16
第170番「喜ばしい安息好ましい魂の歓喜」BWV.170
第102番「主よ汝の目は信ずる者を見守りたもう」BWV.102
第79番「主なる神は太陽にして楯なり」BWV.79
第49番「われ希望を持ちて歩み求めん」BWV.49
第43番「歓呼のうちに神は昇天したもう」BWV.43
第39番「飢えたる者に汝のパンを分け与えよ」BWV.39
サンドリーヌ・ピオ、
ヨハネッテ・ゾマー、
シビラ・ルーベンス(S)
ボグナ・バルトシュ、
アンネッテ・マルケルト(A)
ジェイムズ・ギルクリスト、
ポール・アグニュー、
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
CC-72217(3CD)
バッハ:カンタータ全集17
第169番「神のみにぞわが心を捧げん」BWV.169(bb/**)
第32番「最愛のイエスわが願い」BWV.32(jz/km/*)
第58番「ああ神よ心の痛手いかに多く」BWV.58(jz/km/*)
第84番「われはわが幸いに心満ち足れり」BWV.84(sp/*)
第19番「いさかいは起これり」BWV.19(sp/jd/km/*)
第13番「わがため息わが涙は」BWV.13(sp/bb/ps/km/*)
第56番「われ喜びて十字架を担わん」BWV.56(km/*)
第35番「心も魂も乱れはて」BWV.35(ns/**)
第17番「感謝を捧げる者われをたたえん」BWV.17(sp/bb/cp/km/*)
第57番「その人は幸いなり」BWV.57(sr/km/*)
サンドリーヌ・ピオ(S;sp)
ヨハネッテ・ゾマー(S;jz)
シビラ・ルーベンス(S;sr)
ボグナ・バルトシュ(A;bb)
ナタリー・シュトゥッツマン(A;ns)
ポール・アグニュー(T;pa)
イェルク・デュルミュラー(T;jd)
クリストフ・プレガルディエン(T;cp)
クラウス・メルテンス(B;km)
トン・コープマン(Org独奏;**)(指)
アムステルダム・バロックO
アムステルダム・バロックcho*
録音:2001年6月、2001年11月、2002年2月-3月、2002年10-11月、2003年2月、2003年10月、アムステルダム、フランス改革派教会。
CC-72218(3CD)
バッハ:カンタータ全集18
第55番「われは貧しき者われは罪の僕」BWV55
第47番「みずから高ぶる者はいやしめらるべし」BWV47
第157番「われを祝福せずば汝を放さず」BWV157
第45番「人よ汝に善きこと告げられたり」BWV45第52番「偽りの世よわれ汝に頼らず」BWV52
第187番「すべてのものは汝を待ち望む」BWV187
第151番「甘き慰めわがイエスは来ませり」BWV151
第98番「神の御業は善きかな」BWV98
第137番「力強き栄光の王なる主をたたえよ」BWV137
第164番「汝らみずからをキリスト者と名付けし者」BWV164
第36番「喜びて舞い上がれ」BWV36
ヨハネッテ・ゾマー、
サンドリーヌ・ピオ、
シビラ・ルーベンス(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
クリストフ・プレガルディエン、
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho

録音:2001-2003年、アムステルダム、フランス改革派教会
CC-72219(3CD)
バッハ:カンタータ全集19
第129番「わが神なる主はたたえられん」BWV.129
159番「汝ら見よ、われらはエルサレムに上る」BWV.159
第174番「われ心より至高なるものを愛す」BWV.174
第72番「すべてただ神の御心のままに」BWV.72
第171番「神よ、御身の名のごとく、御身の栄光もあり」BWV.171
第50番「今ぞ救いと力は来たれり」BWV.50
第145番「われは生きて汝を楽しません、わが心よ」BWV.145
第188番「われはかたき信仰を持つ」BWV.188
第88番「見よ、われ多くの漁師をつかわさんと主は言いたもう」BWV.88
第117番「至高の善に讃美と栄光あれ」BWV.117
第193番「シオンに至る汝らの門」BWV.193
ヨハネッテ・ゾマー、
サンドリーヌ・ピオ、
マーリース・ペータース、
シビッラ・ルーベンス、
キャロライン・スタム(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
マイケル・チャンス(CT)
クリストフ・プレガルディエン、
ジェイムズ・ギルクリスト、
ポール・アグニュー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
CC-72220(3CD)
バッハ:カンタータ全集20
第120番a「主なる神万物の支配者」BWV.120a
第156番「片足は墓穴にありてわれは立つ」BWV.156
ヴィルヘルム・エルンスト公の誕生日のための頌歌「すべては神とともにあり、神なきものは無し」BWV.1127
第149番「人は喜びもて勝利の歌を歌う」BWV.149
第14番「神もしわれらとともになかりせば」BWV.14
第29番「神よわれら御身に感謝す」BWV.29
第192番「いざ諸人神に感謝せよ」BWV.192
第120番「神よ人は御身をひそかにたたえる」BWV.120
第11番「御国にまします神をたたえよ」BWV.11
第9番「救い主はわれらに来たれり」BWV.9
第112番「主はわが信頼すべき羊飼いなり」BWV.112
サンドリーヌ・ピオ、
ヨハネッテ・ゾマー、
リサ・ラーション(S)
ボグナ・バルトシュ、
ナタリー・ストゥッツマン(A)
ジェイムズ・ギルクリスト、
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
BWV1127は新発見作品で、先頃ガーディナー盤が発売されましたが、リサ・ラーションの独唱で当全集に収められたことは歓迎すべきでしょう。
CC-72221(3CD)
バッハ:カンタータ全集21
第100番「神の御業は善きかな」BWV100
第200番「われは彼の名を告げん」BWV200
第177番「われ御身を呼ぶ、主イエス・キリストよ」BWV177
第195番「正しき者に光を」BWV195
第140番「目覚めよ、と呼ぶ声あり」BWV140
第34番「おお永遠の光愛の源」BWV34
第143番「主をほめたたえよ、わが魂よ」BWV143
第158番「平安が汝とともにあれ」BWV158
第197番「神はわれらの確信なり」BWV197
第97番「わがすべての行いに」BWV97
第118番「おおイエス・キリストわが命の光」BWV118
第191番「いと高き所には神に栄光あれ」BWV191
サンドリーヌ・ピオ、
ヨハネッテ・ゾマー、
カロリーヌ・スタム(S)
ボグナ・バルトシュ、
アンネッテ・マルケルト(A)
ジェイムズ・ギルクリスト、
ポール・アグニュー、
クリストフ・プレガルディエン、
イェルク・デュルミュラー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
CC-72222(3CD)
バッハ:カンタータ全集22
バッハ:第80番「われらの神は堅き砦」BWV80ミサ ト長調 BWV236
第30番「喜べ救われし群れよ」BWV30
ミサ へ長調 BWV233
ミサ イ長調 BWV234
第30番a「楽しきヴィーデラウ」BWV30a
ミサ ト長調 BWV235
W・F・バッハ:「喜べすべての民よ」F103
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
当シリーズ最終巻。BWV30aは BWV30から書き換えられた世俗カンタータ。4つのミサは「ミサ・ブレヴィス」とも呼ばれる、キリエとグローリアの2章から成る作品で、1723年から1726年に書かれたカンタータを素材に1730年代後半に書かれました。カンタータ全集と銘打ちながら、ここまで収録してくれるとは実にありがたいことです。さらに、J・S・バッハの没後に長男のフリーデマンが BWV80からの2章を編曲した作品も収録しています。
CC-72230(3CD)
バッハ:クリスマス・カンタータ集
第133番「われは汝の内にありて嬉し」BWV.133
第91番「イエス・キリストよ汝はたたえられよ」BWV.91*
第63番「キリスト者よこの日を銘記せよ」BWV.63
第40番「そのとき神の御子は現れたり」BWV.40*
第122番「新たに生まれしみどり子」BWV.122
第191番「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV.191*
第64番「見よいかなる愛を父はわれらに示されたか」BWV.64
第121番「われらキリストをたたえまつる」BWV.121
第152番「信仰の道を歩め」BWV.152 第41番「イエスよ今ぞたたえられん」BWV.41
第190番「主に向かって新しい歌を歌え」BWV.190
第65番「彼らみなサバより来たらん」BWV.65
ルース・ホルトン、
ドロテア・レシュマン、
シビラ・ルーベンス、
バルバラ・シュリック、デボラ・ヨーク、
ルート・ツィーザク(S)
ボグナ・バルトシュ、
エリーザベト・フォン・マグヌス、
アンネッテ・マルケルト(A)
カイ・ヴェッセル(CT)
ポール・アグニュー、
イェルク・デュルミュラー、
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バッハO&cho
CC-72231(2CD)
バッハ:復活祭のためのカンタータ集
第182番「天の王よ、よくぞ来ませリ」BWV.182
第4番「キリストは死の絆につかせたまえり」BWV.4
第31番「天は笑い地は歓呼す」BWV.31
第6番「わがもとにとどまれ、はや夕べとなれば」BWV.6
第66番「喜べ、汝らの心」BWV.66
第158番「平安汝とともにあれ」BWV.158
第134番「イエスの存在を知りし者は」BWV.134
第145番「立てわが心よ主の日なり」BWV.145
独唱者
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
※既発売録音からの編集盤
CC-72234
クリスマス・キャロル集
ダカン:スイスのノエル(ノエル XII)/Quand Jesus naquit a Noel(ノエル X)/Adam fut un pauvre homme(ノエル VI)
ジョン・ブル:御子がわれらに生まれたもう(キャロル)
スウェーリンク:御子がわれらに生まれたもう
ダンドリュー:サントーニュのノエル/ノエル・ポワトヴァン/Si c'est pour oter la vie /Adam fut un pauvre homme 
ドメニコ・ジポーリ(1680-1726):パストラーレ
パブロ・ブルーナ(1611-1679):聖母の連祷によるティエント
ブクステフーデ:暁の星のいと美しきかな BuxWV223今ぞ来たれ、異教徒の救い主よ BuxWV211甘き喜びのうちに[諸人声あげ]BuxWV197
ニコラス・ルベク(1631-1702):Une Vierge Pucelle / A la venue de Noel /Noel pour l'amour de Maria
バッハ:パストラーレ BWV590/甘き喜びのうちに[諸人声あげ]BWV729
トン・コープマン(Org)
録音:2006年4月30日-5月1日、ベルギー、ハリンヘ、聖マルティヌス教会。使用楽器:1778年、ファン・ペーテゲム製
J・S・バッハの全カンタータに引き続きブクステフーデの全作品と、重厚な仕事を続けているコープマンからの思いがけないクリスマス・プレゼント。彼のオルガン・ソロ録音としても久々ではないでしょうか。
CC-72240(2CD)
ブクステフーデ:作品全集1
アリア「ラ・カプリッチョーザ」による32の変奏曲 BuxWV250
組曲[ハ長調 BuxWV230/へ長調 BuxWV238/ニ短調 BuxWV233]
クラント・サンプル イ短調 BuxWV245/
組曲 ホ短調 BuxWV235/
アリアと12の変奏曲「宮廷風に」BuxWV247/
組曲[ハ長調 BuxWV228/ト短調 BuxWV242/ハ長調 BuxWV226/イ長調 BuxWV243/ニ短調 BuxWV234/ニ長調 BuxWV232/ニ短調(ed. E.Roger,1710)/ハ長調 BuxWV231]
前奏曲 ト短調 BuxWV163
トン・コープマン(Cemb)
録音:2005年10月、オランダ、ブニク、国教会系改革派教会
※使用楽器:ウィレム・クルーベルヘン製(フレミッシュ、モデル:リュッケルス)/同製(イタリアン、モデル:ジュスティ)
J・S・バッハのカンタータ全集を発売を完了したコープマンが、若きバッハを心酔させた北ドイツの大作曲家ブクステフーデの全作品録音を開始。完成すればもちろん前人未踏の快挙となります。記念すべき第1巻はチェンバロ作品集。コープマンにとっての久々のソロ録音という意味でも注目すべきアルバムです。
CC-72241(2CD)
ブクステフーデ:声楽作品集 1
オラトリオ「最後の審判」(「目覚めよ!戦いの備えをなせ」)BuxWV Anh.3
カロリーネ・スタム、
オルランダ・ヴェレス・イシドロ、
ヨハネッテ・ゾマー(S)
ロビン・ブレイズ(CT)
アンドレアス・カラシアク(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
録音:2005年9月、アムウステルダム、フランス改革派教会
CC-72242
ブクステフーデ:オルガン作品集1
前奏曲 嬰ヘ短調 BuxWV146
甘き喜びのうちに BuxWV197
前奏曲 ト長調 BuxWV162
ああ主よ哀れな罪人なるわれを BuxWV178
前奏曲 ホ長調 BuxWV141
いざわが魂よ主をほめたたえよ BuxWV213
シャコンヌ ホ短調 BuxWV160
今ぞ喜べ汝ら愛するキリストの輩よ BuxWV210
前奏曲 ニ長調 BuxWV139
われ神より離れじ BuxWV220
カンツォネッタ ホ短調 BuxWV169
トッカータ へ長調 BuxWV156
トン・コープマン(Org)

録音:ドイツ、アルテンブルッフ、聖ニコライ教会
※使用楽器:1498年、The Coci製;1728年、クラプマイヤー改修
CC-72243
ブクステフーデ:オルガン作品集2
トッカータ へ長調 BuxWV157
われらの神は堅き砦 BuxWV184
フーガ ハ長調 BuxWV174
暁の星のいと美しきかなBuxWV223
いざ来たれ異教徒の救い主よ BuxWV211
ベツレヘムにみどり児うまれ BuxWV217
パッサカリア ニ短調 BuxWV16
われらの主キリストヨルダン川に来たれり BuxWV180
ああ、神にして主なる者よ BuxWV177
トッカータ ト長調 BuxWV164
カンツォーナ ト長調 BuxWV170
主に感謝せよ BuxWV181
かくも喜びに満てるこの日 BuxWV182
カンツォネッタ BuxWV173
フーガ ト長調 BuxWV175
御身はほむべきかな、イエス・キリストよ BuxWV188
前奏曲 ト短調(手鍵盤で[manualiter])BuxWV163
トン・コープマン(Org)

録音:ドイツ、リュディングヴォルト、聖ヤコビ教会
※使用楽器:1599年、ヴィルデ製;1682年、シュニットガー改修
CC-72244(2CD)
ブクステフーデ:カンタータ、コンチェルト&種々の声楽小品
われは主をほめたたえる BuxWV113
天使に来たれと命じたまえ BuxWV10
甘き喜びのうちに BuxWV52
全地、神に向かいて歓呼せよ BuxWV64
夜毎求めても BuxWV50/
平和の、イエス・キリストよ BuxWV20
今日は楽しくやろう BuxWV124
マニフィカト BuxWVAnh.1
いかに新し、喜ばしきかな BuxWV110
今ぞ喜、愛するキリスト者たちよ BuxWV51
栄光と誉れを主に帰せよ BuxWV2
お、楽しい、すばらしい日 BuxWV120
三つの麗しきことあり BuxWV19
ミサ・ブレヴィス BuxWV114
愛する、わが魂は言う BuxWV70
拡大二重カノン BuxWV123
主に向かいて新しき歌を歌え BuxWV12
われらを主のもとへ行かせたまえ BuxWV81
われらの主なる神 BuxWV40
これぞ神の御子の勝利の日 BuxWV43
ベッティーナ・パーン、
ヨハネッテ・ゾマー(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
パトリック・ファン・フテム、
ダニエル・テイラー(男性A)
イェルク・デュルミュラー、
アンドレアス・カラシアク(T)
ドナルド・ベントヴェルセン、
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
CC-72245(2CD)
ブクステフーデ作品全集 VI〜チェンバロ作品集 2
アリア ハ長調 BuxWV246
組曲ホ短調 BuxWV236
アリア イ短調 BuxWV249
組曲ヘ長調 BuxWV239
同イ短調 BuxWV deest
カンツォーナ ニ短調 BuxWV168
組曲イ短調 BuxWV244/同ハ長調 BuxWV227
トッカータ ト長調 BuxWV165
アリア「ロフィリス」ニ短調 BuxWV248
組曲ト長調 BuxWV240/同ホ短調 BuxWV237
カンツォーナ ハ長調 BuxWV166
クラント ニ短調 BuxWV Anhang 6
組曲ト短調 BuxWV241/同ハ長調 BuxWV229
トン・コープマン(Cemb、ヴァージナル)

録音:2007年3月、アムステルダム、フランス改革派教会
※使用楽器:ウィレム・クルスベルヘン製 (フレミッシュ、モデル:リュッケルス)、(フレミッシュ・ヴァージナル、モデル:リュッケルス)、(イタリアン、モデル:B・ステファニーニ)
CC-72246(2CD)
ブクステフーデ作品全集 VII〜アリア、コンチェルトとカンタータ集
どんなものも私たちを引き離すことはできない BuxWV77
イエスよわが生命の源 Bux62
さあ、万物の神をほめたたえよ Bux79
シオンよ救い主を賛美せよ Bux68
私はこの世を去って Bux47
いざ弦を合わせよう Bux116
正義の城門を開け Bux7
心から私はあなたを愛するおお主よ Bux41
わが心は喜ぶ Bux72
喜びに響く Bux119A
楽人よ、太鼓を叩け Bux122
ひとつのことを主に願い Bux24
わが意識よ束縛を逃れよ Bux25
イエスよあなたはまことに素晴らしき人 Bux63
喜びに響く Bux119B
何を行うにせよすべてを Bux4
ミリアム・マイヤー、ベッティーナ・パーン、
ヨハネッテ・ゾマー(S)、
ボグナ・バルトシュ(A)、
パトリック・ファン・フテム、
フーゴ・ナーセンス(男性A)、
イェルク・デュルミュラー、
アンドレアス・カラシアク(T)、
ドナルド・ベントフェルセン、
クラウス・メルテンス(Bs)、
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho

録音:2006年3月、2007年1、5、9月、アムステルダム、フランス改革派教会
CC-72247
ブクステフーデ:作品全集 VIII(オルガン作品集 Vol.3)
前奏曲ト短調 BuxWV149/わが愛する神に BuxWV179
カンツォネッタ イ短調 BuxWV225/前奏曲ニ短調 BuxWV140
主よ御身の御言葉のもとにわれらをとどまらせたまえ BuxWV185
シャコンヌ ハ短調 BuxWV159/前奏曲ト短調 BuxWV148
愚かなる者の口は語る BuxWV187/フーガ変ロ長調 BuxWV176
前奏曲ヘ長調 BuxWV145/アダムの堕落によりすべては朽ちぬ BuxWV183
いざわが魂よ主をほめよ BuxWV214/215/213
前奏曲ハ長調 BuxWV137/主イエス・キリストよわれはよく知る BuxWV193
来たれ聖霊主なる神よ BuxWV200
トン・コープマン(Org)

録音:2007年10月、ドイツ、ハンブルク、聖ヤコビ教会
※使用楽器:1693年、アルプ・シュニットガー製(1993年復元
CC-72248
ブクステフーデ:作品全集 IX(オルガン作品集 Vol.4)
前奏曲ハ長調 BuxWV138/来たれ聖霊よ主なる神よ BuxWV199
カンツォネッタ ト長調 BuxWV172
こぞって神をたたえよキリストの輩よ BuxWV202
われら御身に感謝す、主イエス・キリストよ BuxWV224
前奏曲ト長調 BuxWV147
われは御身に向いて呼ばわる主イエス・キリストよ BuxWV196
カンツォネッタ ト長調 BuxWV171
天にましますわれらの父よ BuxWV219
マニフィカト第1旋法 BuxWV203
前奏曲ヘ長調 BuxWV144
いざわが魂よ主をたたえよ BuxWV212
わがもとに来たりて語りたまえ、神の御子よ BuxWV201
カンツォネッタ ハ長調 BuxWV167
今ぞわれらに救いは来たれり BuxWV186
イエス・キリストわれらの救い主 BuxWV198
父なる神はわれらとともに住まわれる BuxWV190
われらより取り去りたまえ、主よ BuxWV207
御身はたたえられよイエス・キリストよ BuxWV189
トン・コープマン(Org)

録音:2007年10月、ドイツ、バゼドウ村の教会
※使用楽器:1683年、ザムエル・ゲルケ、ハインリヒ・ヘルプスト製(1983年復元)
CC-72248
ブクステフーデ:オルガン作品集4
前奏曲ハ長調 BuxWV138、
来たれ聖霊よ主なる神よ BuxWV199、
カンツォネッタ ト長調 BuxWV172、
こぞって神をたたえよキリストの輩よ BuxWV202、
われら御身に感謝す主イエス・キリストよ BuxWV224、
前奏曲ト長調 BuxWV147、
われは御身に向いて呼ばわる主イエス・キリストよ BuxWV196、
カンツォネッタ ト長調 BuxWV171、
天にましますわれらの父よ BuxWV219、
マニフィカト第1旋法 BuxWV203、
前奏曲ヘ長調 BuxWV144、
いざわが魂よ主をたたえよ BuxWV212、
わがもとに来たりて語りたまえ神の御子よ BuxWV201、
カンツォネッタ ハ長調 BuxWV167、
今ぞわれらに救いは来たれりBuxWV186、
イエス・キリストわれらの救い主BuxWV198、
父なる神はわれらとともに住まわれる BuxWV190、
われらより取り去りたまえ主よ BuxWV207、
御身はたたえられよイエス・キリストよ BuxWV189
トン・コープマン(Org)

録音:2007年10月、ドイツ、バゼドウ村の教会
※使用楽器:1683年、ザムエル・ゲルケ、ハインリヒ・ヘルプスト製(1983年復元)
CC-72251
ブクステフーデ:室内楽作品集vol.1
2つのヴァイオリン,ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ.ハ長調Bux WV266
ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ.イ短調Bux WV272
ヴィオラ・ダ・ガンバ,ヴィオローネと通奏低音のためのソナタニ長調Bux WV267
ヴァイオリン,ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ(組曲付)変ロ長調Bux WV273
ヴァイオリン,ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ.ニ短調Bux WVAnh.5
2つのヴァイオリン,ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタト長調Bux WV271/ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタニ長調Bux WV268
2つのヴァイオリン,ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ.ヘ長調Bux WV269
トン・コープマン(Cemb、Org)
アムステルダム・バロックOのメンバー

CC-72253
ブクステフーデ:オペラ・オムニア]TX―声楽作品集5
1. Je hoher du bist BuxWV 55
2. Herr, wenn ich nur dich habe (II) BuxWV 39
3. Ich bin die Auferstehung und das Leben BuxWV 44
4. Herr, wenn ich nur dich hab (I) BuxWV 38
5. Bedenke Mensch das Ende BuxWV 9
6. Ich bin eine Blume zu Saron BuxWV 45
7. Jesu, komm, mein Trost und Lachen BuxWV 58
8. Jesu, dulcis memoria II ? Ciacona - BuxWV 57
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO
ミリアム・マイヤー、
シリ・カロリーネ・ソーンヒル、
ベッティーナ・パーン、
ドロシー・ウォールゲムート(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
イェルク・デュルミュラー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
ブクステフーデは、当時の様々なタイプの声楽音楽のトレンドを作るのに、主要な役割を担った作曲家でした。オルガン奏者・作曲家・指揮者としてキャリア、そしてイタリア音楽についても造詣が深く、同時代のレパートリーについての豊富な知識を有していたために、ブクステフーデは、北ドイツのカンタータの歴史に、最も独創的で、最も意義深い貢献をしました。本シリーズではそうした17世紀後期の非常に魅力的な声楽作品であり、且つシュッツと大バッハの間をつなぐルター派教会音楽のひとつの頂点を形作った作品群に光を当てますが、特に当盤では「知られざるブクステフーデ」の一面に肉薄し、様々な時期に作曲された多彩な個性を持つ作品を収録。コレクションに貴重な1枚が加わります。
CC-72254
ブクステフーデ:オペラ・オムニアXV /室内楽作品集3(トリオ・ソナタ作品2)
VII. Suonate a due Violino & Violadagamba, con Cembalo
Opera secunda Hamburg 1696
[1] Sonata in B flat op.2-1 BuxWV 259
[2] Sonata in D op.2-2 BuxWV 260
[3] Sonata in g op.2- 3 BuxWV 261
[4] Sonata in c op.2- 4 BuxWV 262
[5] Sonata in A op.2- 5 BuxWV 263
[6] Sonata in E op.2- 6 BuxWV 264
[7] Sonata in F op.2- 7 BuxWV 265
トン・コープマン(Cemb&Org)
キャスリーン・マンソン(Vn)
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マイク・フェントロス(Lute)
ブクステフーデ・オペラ・オムニアの録音も、順調に完成に近づいています。チェンバロとオルガンの作品集は完結しており、本CDが室内楽作品の最後の盤となります(膨大な声楽作品群がまだ残っていますが)。さて、ブクステフーデのトリオ・ソナタは特別なレパートリーです。技術的にも音楽的にも厄介な要求が多いため、ほとんど録音されることはありませんでした。スティルス・ファンタスティクス、前例のない創作性、秀逸な旋律線、即興等挙げればきりがなく、ブクステフーデは、再度偉大なる巨匠であることを証明しました。コレッリの影響がしばしば聴かれるものの、音楽には間違いなくブクステフーデの個性が刻印されています。これらのソナタを録音するということは、大変な偉業です。
1690年代、ブクステフーデは一群の14の器楽による室内楽ソナタを7つずつ2組にし、2年間で出版しました。これにより、ブクステフーデは、17世紀中旬以降イタリアに端を発するトリオ・ソナタという、新しく流行となったレパートリーに大きく貢献しました。当時ヴェネツィアの作曲家レグレンツィの提唱した新しいタイプの器楽音楽がアルプスの北側の地域を席巻していましたが、ブクステフーデが長年オルガニストを務めたリューベックも例外ではなく、ブクステフーデは、早速レグレンツィの出版譜を入手し、早くもこうした同時代のイタリア様式を自身の教会用協奏曲やカンタータの器楽部分に採用しました。しかしながら、実際に器楽による室内楽に目を向けたのは、後年になってからでした。
それぞれのソナタは、各部分とのつながりに対して異なる対処をしており、同じパターンを示すものは1つもありません。全般に、早い部分は多声的な労作を施したものやフーガ構造が多く、一方、緩除部分は和声や表現的な特徴が強調されています。各部分は間断なくつながっている場合もあれば、フェルマータや縦線で区切られている場合もあります。フレーズの最後でヴァイオリンが重音奏法を利用するのも、このソナタ全体の超絶技巧的な設計合っています。作曲家が辿った思考は、いわゆる「スティルス・ファンタスティクス」に基づいており、17世紀後半の北ドイツにおける鍵盤楽器や独奏楽器を伴うアンサンブルで好まれた手法です。ヨハン・マッテゾンによると、「この様式は考えうる最も自由で制限のない作曲・歌唱・演奏方法である。言葉も旋律も何一つ縛るものはなく、和声のみに基づいて一つのアイディアを思いつけば、それに基づいて次のアイディアが生まれる。従って、歌手も演奏かもその技術を存分に披露することができるのだ。」
CC-72255
ブクステフーデ:オペラ・オムニア]XT/声楽作品集6
「われらがイエスの四肢」
Membra Jesu Nostri
I. Ad Pedes / II. Ad genua
III. Ad manus / IV. Ad latus
V. Ad pectus / VI. Ad cor / VII. Ad faciem
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
ブクステフーデの声楽作品は、17世紀後半における最も素晴らしい作品群に位置し、シュッツから大バッハに至るルター派教会音楽の最盛期を形成しています。本CDは、一連のブクステフーデ・オペラ・オムニア・シリーズのうち、声楽作品を収録した第6作です。ブクステフーデは、当時の様々なタイプの声楽音楽の潮流を作る重要な役割を果たしました。特に、オルガニスト、作曲家、指揮者としての経験、そしてイタリアの音楽を含む同時代の作品に関する膨大な知識により、ブクステフーデは、北ドイツの初期の“カンタータ”に対し、最も独創的で且つ重要な貢献をしました。
この7つの部分からなるカンタータ「われらがイエスの四肢」が作曲されたのは、リューベックのオルガニストだったブクステフーデとストックホルムのオルガニストであり宮廷楽長だったグスタフ・デューベンとの友情に端を発しています。バルト海をまたに二人がいつ、どのように友情を育んだかは未だ解明されていません。ブクステフーデの10才年上であったデューベンは、17-18世紀に活躍したドイツ系スウェーデン人の音楽一家の一人でした。…
この作品の手稿譜にはラテン語で書かれた表紙があり、「友人であるグスタフ・デューベン」に献呈されています。手稿譜には1680年と記載されており、二人の友情を証明する最初の資料で、この友情は1690年デューベンの死去まで、少なくとも10年は続きました。ブクステフーデのその他の作品の手稿譜の多くが(主に声楽作品)がデューベンの豊富なコレクションに所蔵されており(現在では、ウップサラ大学図書館所蔵)、友情のもう一つの証明になっています。…
確たる証拠はないながら、この作品は、おそらくデューベンがストックホルムで演奏するために、友人であるブクステフーデに作曲を委嘱したのではないでしょうか。リューベックで演奏したかどうかも不明ですが、ブクステフーデが指揮をしていた聖マリア教会での「夕べの音楽」シリーズはおそらく格好の機会だったでしょう。ブクステフーデの手稿譜には、全編ラテン語でMembra Jesu Nostri Patientis Sanctissimi(われらがイエスの最も聖なる四肢)と書かれています。複数のセクションから成る宗教作品ですが、典礼で使用する性格はなく、中世の神秘主義の叙情詩に基づいています。
この作品は、ブクステフーデの中でも大傑作のひとつといわれています。トン・コープマン曰く、ここでまた新たなる「知られざるブクステフーデ」の一面を披露しています。
CC-72256
ブクステフーデ:声楽作品集vol.7〜コラール集
[CD1]Bux WV6,3,96,69,76,90,21,31,42
[CD2]Bux WV78,92,48,49,61,102,14,107,18
トン・コープマン(org,指)、
アマリリス・ディールティエンス、
ゲルリンデ・ゼーマン、ド
ロテー・ヴォールゲムート(S)、
マールテン・エンゲルティエス(A)
ティルマン・リチディ(T)、
クラウス・メルテンス(Bs)、
アムステルダム・バロックO
CC-72257
ブクステフーデ:声楽作品集vol.8〜コラール集
[CD1]Bux WV101,82,32,99,67,73,98,121(カノンとジーグ)
[CD2]Bux WV74,36,100,87,109,97,93,34
ベッティナ・パーン(S)、
ドロテー・ヴォルゲムート(S)、
ミリアム・フォイエルジンガー(S)、
マールテン・エンゲルティエス(A)、
ティルマン・リクディ(T)、
クラウス・メルテンス(Bs)、
トン・コープマン(指)、
アムステルダム・バロックO&Cho
CC-72258
ブクステフーデ:作品全集VOL.19〜声楽作品集vol.9
われは何ぞ世を思い煩わん BuxWV 104
めでたし、イエスよ BuxWV 94
Welt, packe dich BuxWV 106
この世で我を悲しませるもの BuxWV 105
パンジェ・リングァ(舌もて語らしめよ)BuxWV 91
人々よ来れ、民人よ急げ BuxWV 1
恐れることはない BuxWV 30
私はこの世を去ってBuxWV46
神よ、我が内に清き心をつくりたまえ BuxWV95
おお甘美なイエスよ BuxWV 83
ミリアム・フェイエルジンガー、ドロテー・ヴォールゲミュート、ベッティナ・パーン、アマリリス・ディールティエンス(S)
マールテン・エンゲルティエス(A)
ティルマン・エンゲルティエス(A)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho

録音:2012年12月、2013年6月
2005年から始まったトン・コープマンによるブクステフーデ作品全集録音プロジェクトがいよいよ完結しました。最終巻となるVOl.19は、声楽作品集。 若き日のバッハに多大な影響を与えたブクステフーデ。その声楽作品は、バッハの教会カンタータとは違って、礼拝の目的のために書かれたものばか りではありませんでした。あるものは教会で演奏される夕べの音楽として、またあるものは聖書の内容の精神世界をふくらませた音楽として、その歌詞も、 聖句から、中世の詩、教会聖歌、ドイツ語・ラテン語の当時新しく書き下ろされた詩など様々な素材からとられました。この最終巻でも、クリスマスを予 期させるBuxWV 30や、個人のイエスへの愛情を重要視した当時の個人主義を反映したBuxWV94や105など、様々なタイプの楽曲が収録されています。 1994〜2004年にかけてトン・コープマンはバッハの現存するカンタータ全曲録音という偉業を成し遂げましたが、2005年から録音をはじめたこのブ クステフーデ・プロジェクトもついに完結。心して手にしたい1枚です。 (Ki)
CC-72259(2CD)
ブクステフーデ:作品全集VOL.20〜声楽作品集vol.10
[CD1]コラール/「我は神の御心のままに」Bux WV 103、アリア「汝命の君、主イエス・キリスト」Bux WV22、アリア「い
かにおいしきことかな」Bux WV108、アリア(世俗)「いざ、弦を」Bux WV 115、アリア「おお、光よ、祝福されし三位一体」
Bux WV 89、アリア「今ぞ喜べ、汝ら信仰厚きものたちよ」Bux WV 80、コンチェルト「主は我と共にありせば」Bux WV
15、コンチェルト「主は言われた」Bux WV 17、アリア「異邦人の光よ、汝は来たりて」Bux WV 66、アリア「おお楽し
き時よ」Bux WV85 [CD2] アリア「おお、いと甘美なる我がイエスよ」Bux WV 88、コンチェルト「見よ今ぞ祝福されし神を」
Bux WV 23、コラール楽曲「イエスは我が喜び」Bux WV 60、アリア「おお楽しき時よ」Bux WV 84、アリア「花をちり
ばめて」Bux WV 118、アリア「偽りの世はうわべを飾り」Bux WV 28、アリア(世俗)「ああ、汝は自らの誇りを信じて」
Bux WV 117、二重唱「我が友はいずこに」Bux WV 111、カンタータ「主よ汝を信ず」Bux WV 35
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
コープマンが2005年から続けてきたブクステフーデ作品全集の完結編。 「ディートリヒ・ブクステフーデ自身、そして、美しく、幅広く、輝かしい作品たちに大いなる感謝をささげる。彼がかつての偉大なる巨匠であり、現在 も巨匠であるということがあまねく認識されることを祈って。」(トン・コープマン)
CC-72260
C.P.E.バッハ(1714-1788):6つのオルガン・ソナタ
オルガン・ソナタ.イ短調 Wq 70-4
オルガン・ソナタ.ヘ長調 Wq 70-3
オルガン・ソナタ.ト短調 Wq 70-6
オルガン・ソナタ.ニ長調 Wq 70-5
オルガン・ソナタ.変ロ長調 Wq 70-2
オルガン・ソナタ.ニ短調 Wq 69
トン・コープマン(Org/1755年Peter Mingendt製、ベルリン)
2014年アニヴァーサリー作曲家の一人、「ベルリンのバッハ」ことC.P.E.バッハ。たくさんの作品を残していますが、オルガンのための作品は決して多くあ りません。また、現存している鍵盤作品も、実際にそれぞれがどの鍵盤楽器のために書かれたか、また、当時実際にどの楽器で演奏されたか、不明なも のも少なくありません。ここに収録された作品も、実際には6曲だったのか、それとも5曲だったのか、さえ不明なまま。実際、この6作品のうち自筆 譜が残っているのは1作品のみで、プロイセンのアンナ・アマーリア姫が所蔵していたコレクションによるものです。ここでコープマンが録音に用いたオル ガンも、彼女の所有になるもので、1755年ベルリンに建造されたもの。2段鍵盤と1列のペダルを備え、音域も当時としては非常に広いものでした。コー プマンが、C.P.E.バッハの創意に満ちた作品を縦横無尽に奏でます。 (Ki)


CC-72261(30CD+1DVD)
限定生産
ブクステフーデ:作品全集ボックス

オルガン作品全曲(6CD)
■CC-72242ブクステフーデ:オルガン作品集vol.1
前奏曲とフーガ嬰ヘ短調Bux WV146/「甘き喜びのうちに」Bux WV197/前奏曲とフーガト長調Bux WV162/「ああ主よ、あわれなる罪人のわれを」Bux WV178/前奏曲とフーガホ長調Bux WV141/「今ぞわが魂よ主をたたえよ」Bux WV213/シャコンヌホ短調Bux WV160/「今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ」Bux WV210/前奏曲とフーガニ長調Bux WV139/「われ神より去らじ」Bux WV220/カンツォネッタホ短調Bux WV169/トッカータヘ長調Bux WV156
■CC-72243ブクステフーデ:オルガン作品集vol.2
トッカータヘ長調Bux WV157/「われらが神は堅き砦」Bux WV184/フーガハ長調Bux WV174/「暁の星のいと美しきかな」Bux WV223/「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」Bux WV211/「みどり児ベツレヘムに生まれたまえり」Bux WV217/パッサカリアニ短調Bux WV161/「われらの主キリスト、ヨルダン川に来り」Bux WV180/「ああ神よそして主よ」Bux WV177/トッカータト長調Bux WV164/カンツォーナト長調Bux WV170/「主に感謝せよ」Bux WV181/「かくも喜びに満てる日」Bux WV182/カンツォネッタト短調Bux WV173/フーガト長調Bux WV175/「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」Bux WV188/前奏曲とフーガト短調Bux WV163
■CC-72247ブクステフーデ:オルガン作品集vol.3
前奏曲ト短調Bux WV149/わが愛する神にBux WV179/カンツォネッタイ長調Bux WV225/前奏曲ニ短調Bux WV140/主よ、御身の御言葉のもとにわれらをとどまらせたまえBux WV185/シャコンヌハ短調Bux WV159/前奏曲ト短調Bux WV148/愚かなる者の口は語るBux WV187/フーガ変ロ長調Bux WV176/前奏曲ヘ長調Bux WV145/アダムの堕落によりすべては朽ちぬBux WV183/いざ、わが魂よ、主をほめよBux WV214、215、213/前奏曲ハ長調Bux WV137/主イエス・キリストよ、われはよく知るBux WV193/来たれ、聖霊、主なる神よBux WV200
■CC-72248ブクステフーデ:オルガン作品集vol.4
前奏曲ハ長調Bux WV138/コラール前奏曲「来たれ、聖霊よ、主なる神よ」Bux WV199/カンツォネッタト長調Bux WV172/こぞりて神をたたえよ、キリスト者よBux WV202/われら汝に感謝す、主イエス・キリストよBux WV224/前奏曲ト長調Bux WV147/われは御身に向いて呼ばわる、主イエス・キリストよBux WV196/カンツォネッタト長調Bux WV171/天にまするわれらの父よBux WV219/マニフィカト第1旋法Bux WV203/前奏曲ヘ長調Bux WV144/いざ、わが魂よ、主をたたえよBux WV212/わがもとに来たりて語りたまえ、神の御子よBux WV201/カンツォネッタハ長調Bux WV167/今ぞわれらに救いは来たれりBux WV186/イエス・キリスト、われらの救い主Bux WV198/父なる神はわれらとともに住まわれるBux WV190/われらより取り去りたまえ、主よBux WV207/御身はたたえられよ、イエス・キリストよBux WV189
■CC-72249ブクステフーデ:オルガン作品集vol.5
[CD1]前奏曲とフーガホ短調Bux WV142/今ぞわれら聖霊に願いたてまつるBux WV209/神よ、あなたをたたえますBux WV218/前奏曲ハ長調Bux WV136/神もしこの時われらと共になかりせばBux WV222/トッカータニ短調Bux WV155/われ神より去らじBux WV221/前奏曲イ長調Bux WV151/前奏曲イ短調Bux WV152/神のひとり子なる主キリストBux WV191/前奏曲イ短調Bux WV158/第1旋法のマニフィカトBux WV204/第9旋法のマニフィカトニ短調Bux WV205/前奏曲ト長調Bux WV150
[CD2]前奏曲とフーガイ短調Bux WV153/われ汝に感謝す、いとしき主よBux WV194/神のひとり子なる主キリストBux WV192/前奏曲ホ短調Bux WV143/人よ、汝幸いに生きんとせばBux WV206/いまぞわれら聖霊に願うBux WV208,ニコラウス・ブルーンズ(1665-1697):前奏曲とフーガ第1番ホ短調/前奏曲とフーガ第2番ホ短調/「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」/前奏曲ト長調
チェンバロ作品全曲(4CD)
■CC-72240ブクステフーデ:チェンバロ作品集vol.1
アリア「ラ・カプリッチョーザ」による32の変奏曲ト長調Bux WV250/組曲ハ長調Bux WV230/組曲へ長調Bux WV238/組曲ニ短調「アモール」Bux WV233/クラント・サンプルによる8つの変奏曲イ短調Bux WV245/組曲ホ短調Bux WV235[CD2]アリアと12の変奏曲「宮廷風に」ハ長調Bux WV247/組曲ハ長調Bux WV228/組曲ト短調Bux WV242/組曲ハ長調Bux WV226/組曲イ長調Bux WV243/組曲ニ短調Bux WV234/ニ長調Bux WV232/組曲ニ短調Bux WV234a/組曲ハ長調Bux WV231/前奏曲とフーガト短調Bux WV163
■CC-72245ブクステフーデ:チェンバロ作品集vol.2
[CD1]アリアと10の変奏ハ長調Bux WV246/組曲ホ短調Bux WV236/アリアと3つの変奏イ短調Bux WV249/組曲ヘ長調Bux WV239/組曲イ長調Bux WVdeest/カンツォーナニ短調Bux WV168/組曲イ短調Bux WV244/組曲ハ長調Bux WV227/トッカータト長調Bux WV165[CD2]アリアと3つの変奏ニ短調「ロフィリス」Bux WV248/組曲ト長調Bux WV240/組曲ホ短調Bux WV237/カンツォーナハ長調Bux WV166/クーラントニ短調Bux WVAnh.6/組曲ト短調Bux WV241/組曲ハ長調Bux WV229
室内楽作品全曲(3CD)
■CC-72251ブクステフーデ:室内楽作品集vol.1
2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ.ハ長調Bux WV266/ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ.イ短調Bux WV272/ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネと通奏低音のためのソナタニ長調Bux WV267(*)/ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ(組曲付)変ロ長調Bux WV273/ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ.ニ短調Bux WVAnh.5/2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタト長調Bux WV271/ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタニ長調Bux WV268/2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ.ヘ長調Bux WV269
■CC-72252ブクステフーデ:室内楽作品集vol.2
7つのソナタ集op.1/1-7(Bux WV252-258)
■CC-72254ブクステフーデ:室内楽作品集vol.3
ブクステフーデ:トリオ・ソナタ集op.2/第1番変ロ長調Bux WV259、第2番ニ長調Bux WV260、第3番ト短調Bux WV261、第4番ハ短調Bux WV262、第5番イ長調Bux WV263、第6番ホ長調Bux WV264、第7番ヘ長調Bux WV265
声楽作品全曲(17CD)
■CC-72241ブクステフーデ:声楽作品集vol.1
オラトリオ「最後の審判」Bux WV3
■CC-72244ブクステフーデ:声楽作品集vol.2
[CD1]「私はあらゆる時に主をほめたたえる」Bux WV113/「来たれと天使に告げて言え」Bux WV10/「甘き喜びのうちに」Bux WV52/「主に向って歓呼せよ」Bux WV64/「夜、我はふしどにて求めぬ」Bux WV50/「汝平和の君、主イエス・キリスト」Bux WV20/「今日は楽しくやろう」Bux WV124/マニフィカトBux WVAnh.1/「私の心はどんなに晴れ、喜ぶだろう」Bux WV110[CD2]「愛するキリスト者よ、今ぞ喜べ」Bux WV51/「栄光と誉れを主に帰せよ」Bux WV2/「おお楽しき日、素晴らしき日」Bux WV120/「3つの麗しきことあり」Bux WV19/ミサ・ブレヴィスBux WV114/「愛する人よ、わが魂は語る」Bux WV70/拡大二重カノンBux WV123/「カンターテ・ドミノ(主にむかいて新しき歌をうたえ)」Bux WV12/「我らを主のもとへ行かせたまえ」Bux WV81/「主は我らの神」Bux WV40/「今日、神の子は勝利なさった」Bux WV43
■CC-72246ブクステフーデ:声楽作品集vol.3
[CD1]何ものも私たちと神の愛を引き離すことはできないBux WV77/イエスよ、わが人生の命
Bux 62/いざ、わが魂よ、主をたたえよBux 79/シオンよ、救い主を讃美せよBux 68/私はこの世を去ってBux WV47/いざ、弦を合わせようBux WV116/正義の城門を開けBux WV7/おお主よ、心からわれ汝を愛すBux WV41
[CD2]私の心は喜びにあふれるBux WV72/喜びに響くBux 119A/楽人よ、太鼓を叩けBux WV122/ひとつのことを主に願いBux WV24/わが意識よ、束縛を逃れよBux WV25/イエスよ、あなたはまことに素晴らしき人Bux WV63/喜びに響くBux 119B/汝らが言葉と行いで示すすべてをBux WV4
■CC-72250ブクステフーデ:声楽作品集vol.4
[CD1]神は喜び叫ぶ声と共に昇りBux WV33/イエスの甘き思い出Bux WV56/歓呼せよ、大地!天に響け!Bux WV26/わが魂よ、主をほめたたえよBux WV71/おお神よ、我らは汝の恵みに感謝するBux WV86/我らのイエスに向かいて歌えBux WV11/主よ、われらに何時の言葉を守らせたまえBux WV27/イエスよ、我を聴き給えBux WV8/人は歓びもて勝利の歌をうたうBux WVAnh.2[CD2]手をたたいて喜べBux WV29/我いずこにか逃れゆくべきBux WV112/そは適いしかなBux WV54/げに神はかくまで世を愛しBux WV5/主よ、われ汝に望むBux WV53/主よ、汝は今僕を見捨て給えりBux WV37/イエスは我が喜びBux WV59/新たに生まれしみどり児Bux WV13
■CC-72253ブクステフーデ:声楽作品集vol.5
偉くなればなるほどBux WV55/主よ、我汝だけをもち得るならBux WV39/私は蘇りであるBux WV44/主よ、あなたさえこの世にあればBux WV38/人よ、終末を思えBux WV9/われはシャロンの花Bux WV45/イエス、我が慰めと笑いよ来れBux WV58/イエスの甘き思い出Bux WV57
■CC-72255ブクステフーデ:声楽作品集vol.6
ブクステフーデ:カンタータ「われらがイエスの四肢」
■CC-72256ブクステフーデ:声楽作品集vol.7
コラール集/
[CD1]Bux WV6,3,96,69,76,90,21,31,42
[CD2]Bux WV78,92,48,49,61,102,14,107,18
■CC-72257ブクステフーデ:声楽作品集vol.8
コラール集/
[CD1]Bux WV101,82,32,99,67,73,98,121(カノンとジーグ)
[CD2]Bux WV74,36,100,87,109,97,93,34
■CC-72258ブクステフーデ:声楽作品集vol.9
われは何ぞ世を思い煩わんBux WV104,めでたし、イエスよBux WV94,Welt,packedichBux WV106,この世で我を悲しませるものBux WV105,パンジェ・リングァ(舌もて語らしめよ)Bux WV91,人々よ来れ、民人よ急げBux WV1,恐れることはないBux WV30,私はこの世を去ってBux WV46,神よ、我が内に清き心をつくりたまえBux WV95,おお甘美なイエスよBux WV83
■CC-72259ブクステフーデ:声楽作品集vol.10
[CD1]コラール/「我は神の御心のままに」Bux WV103、アリア「汝命の君、主イエス・キリスト」Bux WV22、アリア「いかにおいしきことかな」Bux WV108、アリア(世俗)「いざ、弦を」Bux WV115、アリア「おお、光よ、祝福されし三位一体」Bux WV89、アリア「今ぞ喜べ、汝ら信仰厚きものたちよ」Bux WV80、コンチェルト「主は我と共にありせば」Bux WV15、コンチェルト「主は言われた」Bux WV17、アリア「異邦人の光よ、汝は来たりて」Bux WV66、アリア「おお楽しき時よ」Bux WV85
[CD2]アリア「おお、いと甘美なる我がイエスよ」Bux WV88、コンチェルト「見よ今ぞ祝福されし神を」Bux WV23、コラール楽曲「イエスは我が喜び」Bux WV60、アリア「おお楽しき時よ」Bux WV84、アリア「花をちりばめて」Bux WV118、アリア「偽りの世はうわべを飾り」Bux WV28、アリア(世俗)「ああ、汝は自らの誇りを信じて」Bux WV117、二重唱「我が友はいずこに」Bux WV111、カンタータ「主よ汝を信ず」Bux WV35
■特別DVD〜トン・コープマンへのインタビュー
(NTSC,リージョンフリー,73',言語:オランダ語/字幕:英語)
■CC-72242ブクステフーデ:オルガン作品集vol.1
トン・コープマン(Org)

■CC-72243ブクステフーデ:オルガン作品集vol.2
トン・コープマン(Org) 

■CC-72247ブクステフーデ:オルガン作品集vol.3
トン・コープマン(Org)
録音:2007年10月
使用楽器:1599Wilde/1682シュニットガー、リューディンヴォルト

■CC-72248ブクステフーデ:オルガン作品集vol.4
トン・コープマン(Org)
録音:2007年10月、ドイツ、バゼドウ村の教会,
使用楽器:1683年、ザムエル・ゲルケ、ハインリヒ・ヘルプスト製(1983年復元)

■CC-72249ブクステフーデ:オルガン作品集vol.5
トン・コープマン(Org)

■CC-72240ブクステフーデ:チェンバロ作品集vol.1
トン・コープマン(Cemb)
録音:2005年10月、国教会系改革派教会、ブニク、オランダ
使用楽器:ウィレム・クルーベルヘン製(リュッカース・モデルおよびジュスティ・モデル)

■CC-72245ブクステフーデ:チェンバロ作品集vol.2
トン・コープマン(Cemb、ヴァージナル)
録音:2007年3月、フランス改革派教会、アムステルダム

■CC-72251ブクステフーデ:室内楽作品集vol.1
トン・コープマン(Cemb、Org)
アムステルダム・バロックOのメンバー

■CC-72252ブクステフーデ:室内楽作品集vol.2
トン・コープマン(Cemb、Org)
アムステルダム・バロックOのメンバー

■CC-72254ブクステフーデ:室内楽作品集vol.3
トン・コープマン(Org)、キャサリン・マンソン(Vn)、パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、マイク・フェントロスゥ
録音:2010年12月、2011年10月

■CC-72241ブクステフーデ:声楽作品集vol.1
ヨハネッテ・ゾマー(S)/ロビン・ブレイズ(C-T)/アンドレアス・カラシアク(T)/クラウス・メルテンス(B),トン・コープマン(指揮)、アムステルダム・バロックO&Cho
録音:2005年9月、フランス改革派教会、アムステルダム

■CC-72244ブクステフーデ:声楽作品集vol.2
ベッティナ・パーン(S)、ヨハネッテ・ゾマー(S)、ボグナ・バルトシュ(A)、パトリック・ファン・フーテム(C-T)、ダニエル・テイラー(C-T)、アンドレアス・カラシアク(T)、イェルク・デュルミュラー(T)、クラウス・メルテンス(Bs)、マーガレット・フォートレス(Vn)、ジョナサン・マンソン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、トン・コープマン(指)アムステルダム・バロックO&Cho

■CC-72246ブクステフーデ:声楽作品集vol.3
ミリアム・マイヤー、ベッティーナ・パーン、ヨハネッテ・ゾマー(S),ボグナ・バルトシュ(A),パトリック・ファン・フテム(A),フーゴ・ナーセンス(A),イェルク・デュルミュラー、アンドレアス・カラシアク(T),ドナルド・ベントフェルセン、クラウス・メルテンス(Bs),
トン・コープマン(指)アムステルダム・バロックO&Cho
録音:2006年3月、2007年1、5、9月、フランス改革派教会、アムステルダム

■CC-72250ブクステフーデ:声楽作品集vol.4
ミリアム・マイヤー(S)、ベッティナ・パーン(S)、ヨハネッテ・ゾマー(S)、ジーリ・トルンヒル(S)、ボグナ・バルトシュ(A)、パトリック・ファン・フテム(A)、イェルク・デュルミュラー(T)、アンドレアス・カラシアク(T)、クラウス・メルテンス(Bs)、アムステルダム・バロックCho、アムステルダム・バロックO、トン・コープマン(指)

■CC-72253ブクステフーデ:声楽作品集vol.5
ミリアム・マイヤー,ジーリ・カロリーネ・トルンヒル,ベッティナ・パーン,ドロテー・ヴォールゲムート(S),ボグナ・バルトシュ(A),イェルク・デュルミュラー(T),クラウス・メルテンス(Bs),トン・コープマン(指,Org)、アムステルダム・バロックO

■CC-72255ブクステフーデ:声楽作品集vol.6
アムステルダム・バロックCho、アムステルダム・バロックO、トン・コープマン(指)
録音:2011年

■CC-72256ブクステフーデ:声楽作品集vol.7
トン・コープマン(org,指)、アマリリス・ディールティエンス、ゲルリンデ・ゼーマン、ドロテー・ヴォールゲムート(S)、マールテン・エンゲルティエス(A)/ティルマン・リチディ(T)、クラウス・メルテンス(Bs)、アムステルダム・バロックO

■CC-72257ブクステフーデ:声楽作品集vol.8
ベッティナ・パーン(S)、ドロテー・ヴォルゲムート(S)、ミリアム・フォイエルジンガー(S)、マールテン・エンゲルティエス(A)、ティルマン・リクディ(T)、クラウス・メルテンス(Bs)、トン・コープマン(指揮)、アムステルダム・バロックO&Cho

■CC-72258ブクステフーデ:声楽作品集vol.9
ミリアム・フェイエルジンガー、ドロテー・ヴォールゲミュート、ベッティナ・パーン、アマリリス・ディールティエンス(S) マールテン・エンゲルティエス(A)、ティルマン・エンゲルティエス(A)、クラウス・メルテンス(Bs) トン・コープマン(指)アムステルダム・バロックO&Cho
録音:2012年12月、2013年6月

■CC-72259ブクステフーデ:声楽作品集vol.10
アマリリス・ディールティエンス(S)、ミリアム・フォイエルジンガー(S)、フェレーナ・グロッパー(S)、ベッティナ・パーン(S)、ゲルリンデ・ゼーマン(S)、ドロテー・ヴォールゲムート(S)、マールテン・エンゲルティエス(A)、ティルマン・リチディ(T)、ヨスト・ファン・デア・リンデン(T)、クラウス・メルテンス(Bs) 
録音:2012年&2013年


■特別DVD〜トン・コープマンへのインタビュー(NTSC,リージョンフリー,73',言語:オランダ語/字幕:英語)

◆DVD
NTSC/リージョンフリー
67分
言語:オランダ語
字幕:英語・仏語
内容はインタビューやドキュメンタリーなど
世界初の、ブクステフーデの作品全集ボックスの登場。J.S.バッハ以前のドイツ・バロック音楽の最重要作曲家、ブクステフーデの作品すべてを網羅。 演奏を手掛けているのは、バロック演奏の重鎮、トン・コープマン。これまでチャレンジ・クラシックからリリースされてきたブクステフーデの録音がボッ クスで登場です。使用楽器はすべてピリオド楽器、声楽も古楽研究に基づいたもの。どの盤も、世界で高く評価されたものばかりです。貴重なボック スです。 (Ki)
CC-72263
ボーイ・ソプラノによるバッハ
シュメッリ歌曲集より
われここ汝の飼葉桶の側に立ち BWV 469
すべての善きものの泉 BWV 445
汝に、ヤハウェよ、われ向かいて歌わん BWV 452(バッハ作)
わがイエスのみがわが生命 BWV 490
イエス、わが信仰の誉れ BWV 472
雄々しかれ、わが弱き心よ BWV 454
われ汝のうちにて喜べり BWV 465
われらをイエスとともに引き行け BWV 481
おのが平安に帰り BWV 460
祝福を受けたまえ、優しきイエスよ BWV 499
さほど悲しくはなし BWV 489
忠実な魂の祝福された持ち場 BWV 442
イエスよ、わが心の喜び BWV 473
御身がともにあるならば BWV 508

その他の作品
バッハ:天にまします我らの父よ BWV 683(クラヴィーア練習曲集第3巻より)
 パストラーレ ヘ長調 BWV 590
 尊き御神の統べしらすままにまつろい BWV 691
ブクステフーデ:フーガ ハ長調 BuxWV 174
D. スカルラッティ:ソナタ ト長調 K 328
ブクステフーデ:パルティータ ホ短調 BuxWV 179
ロカテッリ:メヌエットと変奏(フルートソナタop.2-10 より)
コンスタンティン・エマヌエル(Boy-S)
トン・コープマン(Org)

録音:2014年9月
CC-72264
名器ヒルデブラント・オルガン
ブクステフーデ:トッカータ.ヘ長調 BuxWV157
パッヘルベル:シャコンヌ.ニ短調
スウェーリンク:幻想曲ニ短調「ひとりご生まれぬ」
ヴァルター:アルビノーニによる協奏曲 ヘ長調
「主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ」
ホミリウス:「Mein Gott das Herze bring' ich dir」 HoWV VIII.25
 「O grosser Gott, du reines Wesen」 HoWV VIII.13
バッハ:前奏曲とフーガ.ハ短調 BWV549
 「天にいますわれらの父よ」BWV682
 カンツォーナ.ニ短調 BWV588
 「神のみわざこそ ことごと善けれ」BWV deest
 パッサカリア.ハ短調 BWV582
トン・コープマン(Org;1726年制ヒルデブラント・オルガン)

録音:2015年9月/レンゲフェルト・プロテスタント教会、エルツゲビルゲ(ドイツ)
巨匠コープマンの2015年9月の最新録音は名器ヒルデブラントのオルガンを使用してバッハ、ブクステフーデ、パッヘルベル、スウェーリンク、ヴァルター、 ホミリウスのオルガン作品を収録しました。オルガンビルダーのツァハリアス・ヒルデブラント(1688-1757)は名オルガンビルダーであるゴットフリート・ ジルバーマンの愛弟子で、J.S.バッハとも親交がありました。当時のオルガン音楽を支えた重要なオルガンビルダーの一人で、師匠ジルバーマンのように 壮麗なオルガンの装いにくらべて地味ながらも音色は崇高で豊かなストップが最大の魅力です。バッハもヒルデブラントのオルガンを愛奏し、ドイツ、ナウ ムブルクの聖ヴェンツェル教会の名器をはじめ、いまも現役で使用されております。エルツゲビルゲのプロテスタント教会のオルガンも当時の響きを残した 名器のひとつです。巨匠コープマンによりオルガン音楽の絶頂期の名作を堪能することができます。 (Ki)
CC-72265
ヘンデル:カンタータ集
カンタータ「お前は誠実か、お前は貞節か」HWV 171a(世界初録音)
カンタータ「黙って、おお黙って」HWV 196
カンタータ「愛の戦から逃れよ」HWV 102a
カンタータ「フィッリが夢で想うこと:甘いまどろみの中で」HWV 134
カンタータ「甘く喜ばしいそよ風よ」HWV 84
カンタータ「穹窿のごとく天はおおい」 HWV 98
トン・コープマン(指)
イェザベル・アリアス・フェルナンデス(S)
クラウス・メルテンス(Bs)
アムステルダム・バロックO

録音:2016年
トン・コープマン&アムステルダム・バロック管弦楽団の最新録音の登場。コープマンの膨大なレパートリーでは初録音となる、ヘンデルのイタリア語の カンタータ集です。最近発見された、ヘンデルのカンタータ「お前は誠実か、お前は貞節か」HWV 171の異版、HWV171aの世界初録音を含む注目 盤です。 2015年、ヘンデルのカンタータ「お前は誠実か、お前は貞節か」HWV171の異版(171a)が発見されました。なんとコープマンが所有していた様々 な自筆譜資料の中から見つかったということです。このカンタータは報われぬ恋を嘆く作品で、ヘンデルは、ソプラノのために作曲しました。知られている HWV 171の版ではアンサンブルを担う楽器は二つのヴァイオリンと通奏低音のみですが、この新発見のHWV 171aの稿では、オーボエも存在してい ます。逆に、HWV 171の冒頭に存在している導入的なソナタ(器楽)楽章は、HWV 171aには存在していません。HWV171は1707年の5月に完 成されていますが、このHWV 171aの版は1706年の後半に、おそらくはヴェネツィアかローマで書かれたと考えられます。イタリア時代にヘンデルが 作曲したのに資料が現存していないものが、今の時代になって発見されるのは非常に珍しいこと。さらに、コープマンが、ヘンデルのイタリア語カンタータ を録音するのはこれが初めて。いろいろな意味で大注目の新譜の登場です! (Ki)
CC-72266
レオポルト・モーツァルト:農民の婚礼
モーツァルト:ガリマティアス・ムジクムK.32〜フーガ
 きらきら星変奏曲 K.265
 交響曲第1番変ホ長調 K.16
レオポルト・モーツァルト:カッサシオン ト長調(おもちゃの交響曲)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO
ティニ・マトー(フォルテピアノ)

録音:2006年12月
コープマンの名盤がジャケットを変えて再発売されます。モーツァルト父子のかわいらしい作品を並べたアルバムで、コープマンの面目躍如たる洒落た粋 な演奏が耳に心地よく、何とも素敵な幸福感が広がります。
ハーディ・ガーディやバグパイプも登場する楽しい『農民の婚礼』と管弦楽混合の室内楽編成で書かれた『ガリマティアス・ムジクム』は聴く機会が少 なく貴重な録音。『おもちゃの交響曲』として知られる楽章を含む父モーツァルトのカッサシオンは、おもちゃ楽器の鳴り物がたくさんで思わず笑顔になっ てしまうユーモアあふれた演奏です。爽やかで瑞々しい息子モーツァルト9歳のときの作品『交響曲第1番』やコープマン夫人のティニ・マトーがフォル テピアノで美しく奏でる『きらきら星変奏曲』も収録しています。 ※再発売に伴い、同内容の旧盤(CC-72189)は廃盤とさせて頂きます。
CC-72267
コープマン〜クリスマス・アルバム
1. Wij komen tezamen
2. Veni, veni Emmanuel
3. Kind’ren zwijgt zo moogdi horen
4. Valasus
5. O doe die Rose van Jericho
6. Op enen kerstnacht
7. Sinfonia (uit Weihnachtsoratorium van J.S. Bach)
8. Maria die zoude naar Bethlehem gaan
9. Sint Jozef ging al treuren
10. Nu zijt wellekome
11. Laet ons met verheughen springhen
12. In ‘t stalleke van Bethlehem
13. Gloria in excelsis Deo
14. Hoe leit dit kindeke
15. Ik kniel aan uwe kribbe neer
16. Er is een roos ontsprongen
17. O herders, laat uw bokken en schapen
18. Er is een kindeke geboren op aard
19. In dulci jubilo
20. ‘t Is geboren het Godd’lijk kind
21. Klein, klein Jezuke
22. Kling klokje klingelingeling
23. Stille nacht
24. Midden in de winternacht
25. A la berline postiljon!
26. Kerstverhaal verteld door Dieuwertje Blok
ニウ・ヴォカール・アムステルダム
アムステルダム・バロックO
トン・コープマン(編曲、指)
ニウ・ヴォカール・アムステルダムは2005年設立。4歳以上のすべての子供や若者が参加できる声楽トレーニングのための機関で、約350人が在籍 しています。このアルバムではその生徒たちがクリスマス音楽の合唱を披露。児童合唱とはいえ非常に精度の高い歌唱です。編曲と指揮は何と古楽界の 重鎮トン・コープマン。手兵のアムステルダム・バロック管弦楽団を率いた色とりどりな編成も楽しく、おおいに美しい演奏を聴かせてくれます。 (Ki)

CC-72280
バッハ:コーヒー・カンタータ「そっと黙っておしゃべりなさるな」BWV211*
農民カンタータ「おいらは新しい領主様をいただいた」BWV212+
カンタータ「不実な愛」BWV203#
アンネ・グリム(S;*)
ポール・アグニュー(T;*)
エルス・ボンゲルス(S;+)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO

録音:1996年1月*、1996年9、10月+、1995年5月#、アムステルダム、フランス改革派教会
CC-72281
バッハ:聖母マリアの祝日のためのカンタータ集
第1番「暁の星はいと麗しきかな」BWV1
第125番「安らぎと喜びもてわれは逝く」BWV125
第161番「来たれ、汝甘き死よ」BWV161
デボラ・ヨーク(S)
ボグナ・バルトシュ、
リーザベト・フォン・マグヌス(A)
ポール・アグニュー、
イェルク・デュルミュラー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
※「バッハ:カンタータ全集」からの編集盤
CC-72282
バッハ:アルトとテノールのための独唱カンタータ集
第170番「喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜」BWV170
第169番「神のみにぞわが心を捧げん」BWV169
第54番「いざ、罪に抗すべし」BWV54
第55番「われは貧しき者、われは罪の僕」BWV55
第200番「われは彼の名を告げん」BWV200
ボグナ・バルトシュ(A)
アンドレアス・ショル(男性A)
クリストフ・プレガルディエン(T)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
※「バッハ:カンタータ全集」からの編集盤
CC-72283
バッハ:バスのための独唱カンタータ集
第82番「われは満ち足れり」BWV82 
56番「われ喜びて十字架を担わん」BWV56
第158番「平安が汝とともにあれ」BWV158 「不実な愛」BWV203
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
※「バッハ:カンタータ全集」からの編集盤
CC-72284
バッハ:結婚カンタータ集
第195番「正しき者に光を」BWV195
第196番「主はわれらを思ったもう」
BWV196
第197番「神はわれらの確信なり」BWV197
第202番「今ぞ去れ、悲しみの影よ」BWV202
ヨハネッテ・ゾマー、
サンドリーヌ・ピオ、
バルバラ・シュリック、リサ・ラーション(S)
ボグナ・バルトシュ、
アンネッテ・マルケルト(A)
ジェイムズ・ギルクリスト、
ギー・ド・メイ(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
※「バッハ:カンタータ全集」からの編集盤
CC-72285
バッハ:昇天の祝日のためのカンタータ集
第11番「御国にまします神をたたえよ」(昇天祭オラトリオ)WV11、
第43番「神は歓呼のうちに昇天したもう」BWV43、
第128番「ただキリストの昇天のみにより」BWV128、
第37番「信じて洗礼を受けし者は」BWV37
サンドリーヌ・ピオ、ヨハネッテ・ゾマー、
シビッラ・ルーベンス(S)、
ボグナ・バルトシュ(A)、
ベルンハルト・ランダウアー(男性A)、
ジェイムズ・ギルクリスト、
クリストフ・プレガルディエン、
イェルク・デュルミュラー(T)、
クラウス・メルテンス(Bs)、
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。
CC-72286
バッハ:葬送カンタータ集
第198番「侯妃よ、さらに一条の光を」BWV198、
第131番「深き淵より、主よ、われは汝を呼ぶ」BWV131
リサ・ラーション(S)、
エリーザベト・フォン・マグヌス(A)、
ポール・アグニュー、ギー・ド・メイ(T)、
クラウス・メルテンス(Bs)、
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。
CC-72287
バッハ:市参事会員選挙カンタータ集
第119番「エルサレムよ、主をたたえよ」BWV119
第120番「神よ人は御身をひそかにたたえる」BWV120
第69番「わが魂よ主をほめたたえよ」BWV69
独唱者、
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。
CC-72288
バッハ:対話カンタータ集 Vol.1
第49番「われ希望を持ちて歩み求めん」BWV49、
第60番「おお永遠よ汝恐ろしき言葉」BWV60、
第140番「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV140、
第59番「われを愛する者は、わが言葉を守らん」BWV59
シビッラ・ルーベンス、
サンドリーヌ・ピオ、ルート・ツィーザク(S)、
ボグナ・バルトシュ(A)、
イェルク・デュルミュラー、
ジェイムズ・ギルクリスト(T)、
クラウス・メルテンス(Bs)、
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。
CC-72289
バッハ:哀悼行事
第106番「神の時は最上の時なり」BWV106、
第21番「わが心には憂い多かりき」BWV21
バルバラ・シュリック(S)、
カイ・ヴェッセル(男性A)、
ギー・ド・メイ(T)、クラウス・メルテンス(Bs)、
トン・コープマン(指)ア
ムステルダム・バロックO&cho
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。
CC-72290
バッハ:聖霊降臨祭カンタータ集
第172番「鳴り響け、汝らの歌声」BWV172*
第68番「かくのごとく神は世を愛したまえり」BWV68+
第174番「われ心より至高なるものを愛す」BWV174
第175番「彼は羊らの名を呼びたもう」BWV175
バルバラ・シュリック(S)*、
デボラ・ヨーク(S)+、
カイ・ヴェッセル(男性A)*、
ボグナ・バルトシュ(A)#、
クリストフ・プレガルディエン(T(*/#))、
クラウス・メルテンス(Bs)、
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。
CC-72291
ヴェンツェル・ルートヴィヒ・エドラー・フォン・ラードルト(1667-1716):ウィーンのリュート協奏曲集
「いとも貞節で奥ゆかしく、喜ばしきときも、悲しきときもユーモアを忘れぬ伴侶」(1701、ウィーン)〜協奏曲ホ短調(移調して演奏)
アリア ハ長調/トッカータ ヘ長調
協奏曲ヘ長調/協奏曲ト長調
シンフォニア ト短調/協奏曲ハ短調
フーベルト・ホフマン、
スヴェン・シュヴァンベルガー、
クラウス・ケープ(Lute)、
グナール・レツボール(指)
アルス・アンティクァ・オーストリア、
グナール・レツボール、
ピロスカ・バトリ(Vn)、
クレール・ポッティンガー=シュミット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ヤン・クリゴフスキー(ヴィオローネ)

録音:イタリア、トレ・コッリ教会
フォン・ラードルトは古いオーストリア貴族の家系に生まれたアマチュアのリュート奏者・作曲家。「いとも貞節で奥ゆかしく、…ユーモアを忘れぬ伴侶」は彼の唯一の出版曲集で、そのタイトルはリュートを差していると考えられ、8つのリュート協奏曲(組曲形式のコンチェルト)の他、リュートと他の楽器のアンサンブルのための作品を収録しています。この録音はメイン・リューティストを務めるフーベルト・ホフマンの数年に渡る散逸譜収集と楽曲復元への奮闘努力によって実現したもので、音楽史研究の点においても非常に有意義なプロジェクトと言えるものです。
グナール・レツボール率いるアルス・アンティクァ・オーストリアはチャレンジ・クラシックス初登場。録音エンジニアはシンフォニア・レーベルで彼らを見出したロベルト・メーオが担当しています。
CC-72292(1SACD)
シューベルト:歌曲集「美しい水車屋の娘」 クリストフ・プレガルディエン(T)、
ミヒャエル・ゲース(P)

録音:2007年10月6-8日、ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオ
CC-72293
エルガー&グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集
エルガー:ヴァイオリン・ソナタ、
 セレナード(シゲティ編)、
 さようなら(同編)、
グリーグ
:歌曲集「心の歌」Op.5〜茶色の二つの瞳/海の永遠の動きをあなたは知らない、
 ヴァイオリン・ソナタ第3番
チャーリー・シーム(Vn)、
アンドレイ・コロベイニコフ(P)

録音:2007年6月15-16日、イギリス、サフォーク州ダンウィッチ、ポットン・ホール
1986年ロンドン生まれのチャーリー・シームはシュロモ・ミンツの秘蔵っ子ヴァイオリニスト。アンドレイ・コロベイニコフも同じく1986年、モスクワ近郊生まれのピアニスト。
CC-72295
マリオン・フォン・ティルツァー:キルワーニ再訪
David & Batsheva
Batsheva's Song / Inner Bells
Tante Lotte
Kisagotami Ouverture
Kirvani Revisited
Touched by an Angel
Color of Pommegranate
Wild Duck
マリオン・フォン・ティルツァー(P)、
リアト・アルカン=ヘイマン(S)、
ラニ・ヘイマン(Cl)、
ジュリアン・ショーヴァン、
イェルン・ファン・デル・ウェル(Vn)、
ヨースト・ケイゼル(Va)、
サンネ・ファン・デル・ホルスト(Vc)、
レンネケ・ファン・スターレン(インディアン・ヴァイオリン)、
ヘイコ・デイケル(タブラ)

録音:2007年6月22-23日、ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオ
オーストリア生まれの作曲家マリオン・フォン・ティルツァーに影響を与えたインドのラーガ「キルワーニ」をタイトルに掲げたアルバム。
CC-72296
バッハ:新年カンタータ集
第171番「神よ、御身の名のごとく、御身の栄光もあり」BWV171*
第41番「イエスよ、今ぞたたえられん」BWV41+
第28番「ありがたや、今ぞ年は終りゆく」BWV28
第16番「主なる神よ、われら汝をたたえん」BWV16**
サンドリーヌ・ピオ(S)*、
シビッラ・ルーベンス(S)+、
デボラ・ヨーク(S)#、
ボグナ・バルトシュ(A(*/#/**))、
アンネッテ・マルケルト(A)+、
クリストフ・プレガルディエン(T(*/+))、
イェルク・デュルミュラー(T)#、
ポール・アグニュー(T)**、
クラウス・メルテンス(Bs)、
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
「J・S・バッハ:カンタータ全集」からの編集盤。
CC-72302(1SACD)
シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」、
ザイデルの詩による歌曲(7曲)
クリストフ・プレガルディエン(T)、
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)
CC-72305
愛のシャンソン
ミシェル・マーニュ(1930-1984):Cent mille Chansons(*)
ルイ・ド・ケクス・デルヴロワ(1675頃-1760):エール
ジャン・フェラ(1930-):故郷の山[La montagne](*)
マラン・マレ(1656-1728):ギター(ヴィオール曲集第3巻 から)
ルイ・グリェルミ(1916-1991):ばら色の人生[La vie en rose](*)
エミール・ステルン:リラの季節[Un jour, un enfant](*)
ルイ・ド・ケクス・デルヴロワ:La Montguichet
ユベール・ジロー(1920-):パリの空の下[Sous le ciel de Paris](*)
マラン・マレ:冗談
ミシェル・ルグラン(1932-):風のささやき[Les Moulins de mon coeur](*)
バッハ:主よ人の望みの喜びよ
ジャック・ブレル(1929-1978):行かないで[Ne me quitte pas](*)
フォルクレ(1671-1745):シャコンヌ「ラ・ビュイソン」(組曲第2番ト長調)
ロラン・ヴァンサン:Pour un flirt(*)
ラルフ・ルソー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
マタンギSQ(*)、
ヘイン・ファン・デ・ヘイン(Cb(*))

録音:2008年2月7-8日、ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオ
ヤープ・テル・リンデンに師事したヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ラルフ・ルソーがモダーン弦楽器奏者とともにシャンソンの名曲を演奏したユニークなアルバム。バロック作品は彼のソロ演奏です。
CC-72306
クインク・ヴォーカル・アンサンブルで聴くクリスマス
Gloria in cielo e pace in terra / O Jesu dolce
Nino Dios d'amor herido / Pastores, si nos quereis
Oyd, oyd, una cosa divina / Virgen sancta
A un nino llorando / A Virgin most pure
Ding Dong! merrily on high / It came upon a midnight clear
King Jesus hath a garden / God rest ye merry, gentlemen
Past three a clock / A Venezuelan Christmas Carol
O kerstnacht, schooner dan de dagen
Laat ons met harten reine
O herders, laat uw bokken en schapen
Het komet een schip geladen
O little town of Bethlehem / Away in a manger
Celebrate this Holy One / Follow that star
The Christmas song / Have yourself a merry little Christmas
クインク・ヴォーカル・アンサンブル
[マリオン・ストレイク、マリエッテ・ウルデリク(S)、エルスベート・ヘリトセン(A)、ハリー・ファン・ベルネ(T)、ケース・ヤン・デ・コニング(Bs) ]

録音:2008年6月23-25日、オランダ、メインスヘーレンラント、N.H.教会
CC-72307
1900年前後のヴァイオリン・ソナタ
R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 Op.18、
ニーノ・ロータ
:ヴァイオリン・ソナタ、
レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調
イザベル・ファン・クーレン(Vn)、
ロナルド・ブラウティハム(P)

録音:2008年3月25-27日、モル(ベルギー)、ギャラクシー・スタジオ
オランダの名手、イザベル・ファン・クーレン(1966年生まれ)とロナルド・ブラウティハム(1954年生まれ)による新録音です。
CC-72309
バッハ:音楽の捧げ物 BWV1079 トン・コープマン(Cemb)、
アムステルダム・バロック管メンバー、
ウィルベルト・ハーゼルゼット(フラウト・トラヴェルソ)、
キャサリン・マンソン、
ダヴィド・ラヴィノヴィチ(Vn)、
ジェーン・ロジャース(Va)、
ジョナサン・マンソン(Vc)、
クリスティーネ・シュティヒャー(ヴィオローネ)、
ティニ・マト(Cemb)

録音:2008年7月、アムステルダム、フランス改革派教会
ブクステフーデ全曲録音に邁進中のコープマンにとっては久々となるバッハの器楽作品の録音が登場。
CC-72310
ポーランドのピアノ三重奏曲
アルトゥル・マラフスキ(1904-1957):ピアノ三重奏曲嬰ハ短調(1953)
クシシュトフ・メイエル(1943-):ピアノ三重奏曲 Op.50(1980)
アルテンベルク・トリオ・ウィーン
[クラウス=クリスティアン・シュスター(P)、アミラム・ガンツ(Vn)、アレクサンダー・ゲーベルト(Vc) ]

録音:2005年、ウィーン、ORF放送局、ラジオ文化館大ホール
CC-72311(2SACD)
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り ゲルリンデ・ゼーマン、
マリー・クイケン、
アレッサンドロ・カルミニャーニ、
ジャン・フランソワ・ロンバール、
ファビオ・フルナリ、
フルヴィオ・ベッティーニ、
マルコ・スカヴァッツァ、パオロ・コスタ、
ヴァルテル・テストリン(声楽ソリスト)、
シギスヴァルト・クイケン(指)ラ・プティト・バンド
CC-72313
ニコラウス・ファン・クルフト(1778-1818):ファゴットとピアノのためのソナタ集
ピアノとファゴットのオブリガートのためのソナタ ヘ長調(1807)、
ピアノとファゴットのオブリガートのための大ソナタ変ロ長調 Op.34(1818)
ワウター・フェルスフーレン(Fg)*、
キャスリン・コック(フォルテピアノ)+

録音:2008年5月14-16日、オランダ、メインスヘーレンラント、ラウレンティウス教会※使用楽器:1810年頃、Cuvillier a St.Omer、10 keys* 2007年、ユトレヒトにてGerard Tuinman製 (モデル:1805年頃、Walter und Sohn製、5 1/2オクターヴ)+
国務大臣の息子としてウィーンに生まれたニコラウス・ファン・クルフトはアルブレヒツベルガーに作曲を師事しましたが、ウィーン大学で哲学と法学を学び文官として宮廷と政府に仕えました。彼は39歳という若さで亡くなり、伝記作家はそれを、夜寝る間を惜しんで作曲に没頭したことによる過労死だったとしています。収録作品はいずれも世界初録音。
ワウター・フェルスフーレンは王立ハーグ音楽院でドンナ・アグレルに師事、アムステルダム・バロック管弦楽団の首席を務めるファゴット奏者。合衆国ニューヨークに生まれたキャスリン・コックは王立ハーグ音楽院でトン・コープマンとティニ・マトの夫妻にチェンバロを、バルト・ファン・オールトにフォルテピアノを師事。
CC-72314
バッハ:オルガンのためのトリオ・ソナタ BWV525-530(リコーダーとオルガン、チェンバロのための版) レイネ=マリー・フェルハーヘン(リコーダー)、
ティニ・マト(Org 、Cemb)

録音:2008年5月、アムステルダム、フランス改革派教会
オルガンのためのトリオ・ソナタが元は室内楽作品であったと推測、リコーダーと鍵盤楽器の組み合わせに置き換える試み。プロデューサーはトン・コープマン。
CC-72316(2SACD)
バッハ:ミサ.ロ短調 BWV232 ゲルリンデ・ゼーマン、
エリーザベト・ヘルマンス(S)、
パトリツィア・ハルト(S/A)、
ペトラ・ノスカイオヴァー(A)、
ベルンハルト・フンツィカー、
クリストフ・ゲンツ(T)、
マルクス・ニーダーマイヤー、
ヤン・ファン・デル・クラッベン(Bs)、
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティト・バンド
モンテヴェルディの「聖母マリアの晩課(聖母マリアの夕べの祈り)」に続く、シギスヴァルト・クイケンによる声楽大作。声楽1パート1人、最少編成の器楽、チェロでなくヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ、コントラバスでなくヴィオローネを用いるという徹底したこだわりに期待が高まります。コンサートマスターを務めた衝撃のレオンハルト盤から約四半世紀、シギスヴァルトが達した一つの結論を世に問う録音といえるのではないでしょうか。
CC-72320
バタリャ〜スペインのオルガン音楽集
アントニオ・コッレア・ブラガ:第6旋法によるバターリャ
パブロ・ブルーナ:聖母マリアのリタニアによるティエント
アントニオ・カレイラ:4声のカンサン・グロサーダ
フアン・カバニリェス:第2旋法によるティエント、
 イタリア風コレンテ
作曲者不詳:有名なバターリャ
マヌエル・ロドリゲス・コエリョ:ある日シュザンヌが
フアン・カバニリェ:Obra de 8 tom de dous tiples
カルロス・デ・セイシャス:ソナタ ハ長調
フアン・カバニリェス:Ligaduras de 3tono-para la elevacion
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ:この世全てに遍く、第1旋法によるコンソナンシアス
ルイス・クティンホ:第1旋法による作品
ペドロ・デ・アラウホ:有名なバターリャ
トン・コープマン(Org)
CC-72323
ハイドン:リュート三重奏曲ヘ長調
カール・コハウト(1726-1784):ディヴェルティメント 変ロ長調、
 コントラバス協奏曲 ニ長調、
  リュート協奏曲 変ロ長調、
 シンフォニア.ヘ短調
アルス・アンティカ・オーストリア、
グナール・レツボール(指、Vn)
フーベルト・ホフマン(Lute)
ヤン・クリゴフスキ(Cb)
レツボール率いるアルス・アンティカ・オーストリアによる、ハイドンと、コハウトの作品集。コハウトはウィーン生まれ。スヴィーテン伯爵のもとでヴァ イオリン奏者としても活躍していましたが、リュート奏者として特にその名を知られていました。コントラバスのための協奏曲を書いたことでも歴史に名 を残しています。レツボール率いる面々が優しい作品を楽しく響かせています。 (Ki)
CC-72324(2SACD)
生と死の狭間で
バッハ:「甘き死よ、来たれ」BWV478
マーラー:「原光」(交響曲第2番より)
シューベルト:「白鳥の歌」op23-3(D744)
シューマン:「愛と喜びよ、消え去れ」op35-2
シューベルト:「消滅」(D807)
モーツァルト:「夕べの想い」
ブラームス:「野の寂寥」
ブラームス:「夜更けて私は起き上がり」
レーヴェ:「エドヴァルト」
ウェーバー:「魔弾の射手」よりマックスのレチタティーボとアリア
ヴォルフ:「それを思え、おお魂よ」
シューベルト:「若者と死」D545
 「死と乙女」D531
ヴォルフ:「アナクレオンの墓」
 「セレナード」(アイヒェンドルフ)
メンデルスゾーン:「新しい恋」
レーヴェ:「魔王」/ヴォルフ:「いつの日か、わが想いは」
チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」〜レンスキーのアリア
シューベルト:「兵士の予感」
マーラー:「死んだ鼓手」
 「私はこの世に忘れられて」
クリストフ・プレガルディエン(T)
ミヒャエル・ゲース(P) 

録音:2008年
CC-72326
ワーグナー(ヘンク・デ・フリーヘル編):「マイスタージンガー〜オーケストラル・トリビュート」
〔1. Vorspiel/ 2. Versammlung der Meistersinger/ 3. Gesang der Lehrbuben/ 4. Sachsens Monolog/ 5. Vorspiel III/ 6. Taufspruch/ 7. Zuge der Zunfte/ 8. Tanz der Lehrbuben/ 9. Aufzug der Meistersinger/ 10. Walther's Preislied/ 11.Schlussgesang
ワーグナー(ヘンク・デ・フリーヘル編):2つの悲劇的間奏曲WWV.25*〜第1番ニ長調/第2番ハ短調
エド・デ・ワールト(指)
オットー・タウスク(指)*
オランダ放送PO

録音:2009年3&4月
CC-72331(2CD)
フランスのサクソフォン(オーレリア・サクソフォン・クァルテット25周年記念アルバム)
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調、
ラヴェル
:弦楽四重奏曲ヘ長調、
ルーセル:弦楽四重奏曲ニ長調 Op.45、
ボザ:アンダンテとスケルツォ
デザンクロ(1912-1971):サクソフォンのための四重奏曲
フランセ:サクソフォンのための小四重奏曲
ジャン・リヴィエ(1896-1987):グラーヴェとプレスト
フローラン・シュミット:サクソフォンのための四重奏曲 Op.102
ピエルネ:民謡風ロンドによる序奏と変奏曲
オーレリア・サクソフォン・クァルテット
[ヨハン・ファン・デル・リンデン(ソプラノSax)、
アンドレ・アレンズ(アルトSax)、
アルノ・ボルンカンプ(テナーSax)、
ウィレム・ファン・メルウィク(バリトンンSax)

録音:1990年5月、10月、ハールレム(オランダ)
※Etceteraから発売された2枚のCDのレーベル移行組み合わせ再発売。
CC-72338(3CD)
ワーグナー/オーケストラル・アドヴェンチャー(ヘンク・デ・フリーハー編曲)
[CD1]The Ring, the Orchestral Adventure
ニーベルングの指環より
1.序奏 2.ラインの黄金 3.ニーベルハイム 4.ヴァルハル 5.ヴァルキューレ 6.魔の炎の音楽 7.森のささやき 8.ジークフリートの英雄的行為 9.ブリュンヒルデの目ざめ 10.ジークフリートとブリュンヒルデ 11.ジークフリートのラインへの旅 12.ジークフリートの死 13.葬送 14.ブリュンヒルデの自己犠牲
[CD2]Tristan & Isolde, an orchestral passion
トリスタンとイゾルデより
1.前奏曲 2.イゾルデの愛の欲求 3.夜の歌 4.前奏曲と嘆きの調べ 5.Tristan's Vision 6.別れ 7.イゾルデの愛の死
[CD3]Parsifal, an orchestral quest
パルジファルより
1.序奏 2.パルジファル 3.聖杯守護の騎士T 4.花の乙女たち 5.聖金曜日の音楽 6.聖杯守護の騎士U 7.後奏
エド・デ・ワールト(指)
オランダ放送PO

録音:1992年4月(CD1)、1994年5月(CD3)、1995年4月(CD2)
屈指のワーグナー指揮者、エド・デ・ワールト指揮、ヘンク・デ・フリーハー編曲によるワーグナーの「指環」「トリスタンとイゾルデ」「パルジファル」 3作品の管弦楽編曲集。ワーグナーの世界にどっぷり浸かれる3枚組として話題になりました。 (Ki)
CC-72343
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲集
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6
ロッシーニ:歌劇「マティルデ・ディ・シャブラン」序曲
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調Op.7
ルドルフ・コールマン(Vn)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)、
ネザーランドSO
CC-72345(1SACD)
ハイドン:ディヴェルティメント集
8声のディヴェルティメント第7番ト長調Hob.
X:12,五重奏曲第2番ニ長調HobX:10
8声のディヴェルティメント第2番ト長調Hob.X:5,
8声のディヴェルティメント第5番ニ長調Hob.X:1
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
CC-72346(1SACD)
民話:ジャコウソウの春
ブラームス:子供民謡〜no. 13 Marienwu Urmchen
 ドイツ民謡〜no. 6 Da unten im Tale
ベートーヴェン:アイルランドの歌 WoO 153〜no. 6 Sad and luckless
 アイルランドの歌 WoO 152〜no. 1 The return to Ulster
 アイルランドの歌 WoO 152よりno. 11 Thou Emblem of Faith
 アイルランドの歌 WoO 152よりno. 8 Come draw we round
マーラー 少年の魔法の角笛〜no. 4 この歌を作ったのは誰/no.10 高き知性をたたえて
ブリテン:The Plough Boy/O Waly, Waly/The bonny Earl o’ Moray
 Il est quelqu’un sur terre/Quand j’etais chez mon pere
レスピーギ:from Quattro liriche: Antica poesia popolare armena
 No, non e morto il figlio tuo/La mamma e? come il pane caldo
 Io sono il madre
バルトーク:20 のハンガリー民謡よりno. 2 Regi keserves
 8つのハンガリー民謡よりno. 3 Aszszonyok, aszszonyok
 8つのハンガリー民謡よりno. 2 Istenem, istenem
 8つのハンガリー民謡よりno. 5 Ha kimegyek arr’ a magos tetore
シベリウス:Den forsta kyssen op. 37 no. 1 (5つの歌より) (2:00)
 Sav, sav, susa op. 36 no. 4 (6つの歌より) (2:27)
 Flickan kom ifran sin a?lsklings mote op. 37 no. 5
 (5つの歌より)
Jan Vogel:Ketelbinkie
コラ・ブルグラーフ(Ms)
サイモン・レッパー(P)
リザ・フェルシュトマン(Vn)
Floris Mijnders(Vc)
コラ・ブルグラーフがチャレンジ・クラシックス初のアルバムをリリースします。彼女は2009/2010 ECHOライジング・スター賞、2004年デン・ボッシュ国際声楽コンクール第二位を受賞し、オペラ出演をザルツブルク音楽祭やロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス、サンフランシスコ・オペラ等で果たす実力派です。
 歌曲のリサイタルは少々特別な空間です。少しの音もたてずに動かず椅子に腰掛けていなければならないという、クラシック音楽の生真面目な雰囲気のためかもしれません。曲間の拍手が許されない場合もあります。しかしメゾ・ソプラノ歌手のコラ・ブルグラーフは、音楽は人々の身近にあり、心に直接ふれるものであるべきだと感じています。そのために彼女は、民謡または民謡を題材とした音楽を取り上げようと考えました。民謡には切なる思いが込められており、ほっとする感覚を与えてくれます。どの地域由来の民謡であれ、曲調やテーマは誰にでもわかりやすく、その土地に無縁な人々の心にも訴えるのです。心の寄りそう場所こそが故郷なのです。コラ・ブルグラーフと彼女の共演者たちが私たちを共有したかったのは、直接心に訴えるもの、そしてクラシック音楽の因習から逃れること。それこそが音楽の純粋性なのです!



CC-72350(67CD)
バッハ:カンタータ全集
■Vol.1/CC72201(3CD)
・第21番『わが心には憂い多かりき』BWV21
・第131番『深き淵より、主よ、われは汝を呼ぶ』BWV131
・第21番『わが心には憂い多かりき』BWV21への追加曲
・第106番『神の時は最上の時なり』BWV106
・第196番『主はわれらを思いたもう』BWV196
・第71番『神はわが王』BWV71
・第150番『主よ、われは汝を求む』BWV150
・第31番『天は笑い、地は歓呼す』BWV31
・第185番『永遠の愛の慈悲深き心よ』BWV185
・第4番『キリストは死の絆につきたまえり』BWV4
・第4番『キリストは死の絆につきたまえり』BWV4への追加曲
■Vol.2/CC72202(3CD)
・第12番『泣き、嘆き、悲しみ、おののき』BWV12
・第18番『天より雨と雪が降るごとく』BWV18
・第61番『いざ来たれ、異教徒の救い主よ』BWV61
・第18番『天より雨と雪が降るごとく』BWV18への追加曲
・第172番『鳴り響け、汝らの歌声』BWV172
・第132番『道を備えよ』BWV132
・第182番『天の王よ、よくぞ来ませり』BWV182
・第182番『天の王よ、よくぞ来ませり』BWV182への追加曲
・第152番『信仰の道を歩め』BWV152
・第199番『わが心は血にまみれ』BWV199
・第203番『不実な愛』BWV203
・クオドリベットBWV524
■Vol.3/CC72203(3CD)
・第63番『キリスト者よ、この日を銘記せよ』BWV63
・第162番『ああ、われは見る、婚礼に赴く今』BWV162
・第155番『わが神よ、いかに久しく』BWV155
・第63番『キリスト者よ、この日を銘記せよ』BWV63への追加曲
・第162番『ああ、われは見る、婚礼に赴く今』BWV162への追加曲
・第22番『イエスは十二使徒を引き寄せたまえり』BWV22
・第23番『汝まことの神にしてダヴィデの子』BWV23
・第163番『神はたた万人のためにのみ』BWV163
・第165番『おお、聖霊と洗礼』BWV165
・第54番『いざ、罪に抗すべし』BWV54
・第161番『来たれ、汝甘き死よ』BWV161
・第208番『わが楽しみは、元気な狩りのみ』BWV208
■Vol.4/CC72204(3CD)
・第198番『侯妃よ、さらに一条の光を』BWV198
・第215番『恵まれしザクセンよ、汝の幸をたたえよ』BWV215
・第211番『そっと黙って、おしゃべりなさるな』(コーヒー・カンタータ)BWV211
・第214番『太鼓よ轟け、ラッパよ響け』BWV214
・第209番『悲しみを知らぬ者』BWV209
・第204番『われ心満ちたれり』(満足について)BWV204
・第201番『速く、速く、渦巻く風よ』(フェブスとパンの争い)BWV201
■Vol.5/CC72205(4CD)
・第207番a『いざ、晴れやかなラッパの鳴り渡る響きを』BWV207a
・第202番『今ぞ去れ、悲しみの影よ』(結婚カンタータ)BWV202
・第206番『忍び寄れ、戯るる波よ』BWV206
・第210番『おお、優しき日、待ち望みし時』(結婚カンタータ)BWV210
・第212番『おいらは新しい領主様をいただいた』(農民カンタータ)BWV212
・第205番『墓を裂け、破れ、打ち砕け』(満足せるエーオルス)BWV205
・第213番『われらに任せて見張りをさせよ』(岐路のヘラクレス)BWV213
■Vol.6/CC72206(3CD)
・第76番『天は神の栄光を語る』BWV76
・第75番『貧しき者は饗せられん』BWV75
・第190番『主に向かいて新しい歌を歌え』BWV190
・第179番『心せよ、汝の敬神偽りならざるや』BWV179
・第59番『われを愛する者は、わが言葉を守らん』BWV59
・第69番『わが魂よ、主をほめたたえよ』BWV69
・第50番『今ぞ救いと力は来たれり』BWV50
・第186番『ああ、魂よ、汝憤ることなかれ』BWV186
・第104番『汝イスラエルの羊飼いよ、聞け』BWV104
・第69番a『わが魂よ、主をほめたたえよ』BWV69a
・第50番『今ぞ救いと力は来たれり』BWV50(未完)
■Vol.7/CC72207(3CD)
・第25番『わが体健やかならず』BWV25
・第95番『わが命なるキリスト』BWV95
・第144番『汝の物を取りて去り行け』BWV144
・第67番『イエス・キリストを記憶にとどめよ』BWV67
・第24番『飾りなき心ぞ』BWV24
・第136番『神よ、われを調べ、わが心を知りたまえ』BWV136
・第184番『待ち望みたる喜びの光ぞ』BWV184
・第105番『主よ、裁きたもうな』BWV105
・第148番『主に向かいてその御名の栄光をたたえよ』BWV148
・第147番『心と口を行いと命もて』BWV147
・第181番『軽薄なる心を持つ者は』BWV181
・第173番『高められし血と肉と』BWV173
■Vol.8/CC72208(3CD)
・第65番『彼らみなサバより来たらん』BWV65
・第89番『エフライムよ、われ汝をいかにせん』BWV89
・第60番『おお、永遠よ、汝恐ろしき言葉』BWV60
・第83番『新しい契約の喜びの時』BWV83
・第40番『その時神の御子は現れたり』BWV40
・第46番『心して見よ、苦しみあるやを』BWV46
・第64番『見よ、いかなる愛を父はわれらに示されたるか』BWV64
・第167番『人々よ、神の愛をたたえよ』BWV167
・第109番『われは信ず、愛する主よ、不信仰なるわれを救いたまえ』BWV109
・第81番『イエス眠りたまえば、われ何に頼るべき』BWV81
・第77番『汝の主なるイエスを愛すべし』BWV77
・第90番『恐ろしき終末、汝に近づけり』BWV90
■Vol.9/CC72209(3CD)
・第48番『われは幸薄き者、誰かわれを救わん』BWV48
・第154番『わが最愛のイエスは失われり』BWV154
・第138番『何ゆえに悲しむや、わが心よ』BWV138
・第173番a『レオポルト殿下』BWV173a
・第37番『信じて洗礼を受けし者は』BWV37
・第153番『愛する神よ、みそなわせ、わが敵のいかにあるやを』BWV153
・第166番『汝いずくにか行くや』BWV166
・第86番『まことに、まことに、われ汝らに告ぐ』BWV86
・第70番『目覚め、祈り、常に備えよ』BWV70
・第66番『喜べ、汝らの心』BWV66
・第194番『こよなき望みなる祝賀の宴』BWV194
■Vol.10/CC72210(3CD)
・第119番『エルサレムよ、主をたたえよ』BWV119
・第134番『イエスの存在を知りし者は』BWV134
・第44番『彼らは汝らを追放せん』BWV44
・第73番『主よ、御身の御心のままに、われはあらん』BWV73
・第20番『おお、永遠よ、汝恐ろしい言葉』BWV20
・第2番『ああ、神よ、天より見たまえ』BWV2
・第101番『主、まことの神よ、われらから取り去りたまえ』BWV101
・第180番『汝を飾れ、おお、愛する魂よ』BWV180
・第130番『主なる神よ、われらはみな御身をたたえる』BWV130
・第134番a『時は日と年を作りて』BWV134a
■Vol.11/CC72211(3CD)
・第127番『まことの人にして神なる、主イエス・キリスト』BWV127
・第5番『われいずこに逃れ行かん』BWV5
・第94番『われ何ぞ世を思い患わん』BWV94
・第41番『イエスよ、今ぞたたえられよ』BWV41
・第7番『われらの主キリスト、ヨルダン川に来たれり』BWV7
・第139番『自らの神に拠れる者は幸いなり』BWV139
・第115番『わが心よ、備えをなせ』BWV115
・第113番『至高の善なる、主イエス・キリスト』BWV113
・第10番『わが魂は主をたたえる』BWV10
■Vol.12/CC72212(3CD)
・第135番『ああ主よ、哀れな罪人なるわれを』BWV135
・第124番『われはわがイエスを捨てず』BWV124
・第121番『われらキリストをたたえまつる』BWV121
・第111番『わが神の欲したもうこと、つねに起こらん』BWV111
・第99番『神の御業は善きかな』BWV99
・第78番『わが魂なるイエスよ』BWV78
・第114番『ああ、愛するキリスト者よ、心安んぜよ』BWV114
・第91番『御身はたたえられよ、イエス・キリストよ』BWV91
・第107番『汝何を悲しまんとするや』BWV107
・第116番『御身平和の王、主イエス・キリストよ』BWV116
・第8番『愛する神よ、われいつの日に死すや』BWV8
■Vol.13/CC72213(3CD)
・第1番『暁の星はいと麗しきかな』BWV1
・第62番『いざ来たれ、異教徒の救い主よ』BWV62
・第96番『主キリスト、神の独り子』BWV96
・第38番『深き苦しみの淵よりわれは汝に向いて叫ぶ』BWV38
・第93番『ただ愛する神の摂理に任せ』BWV93
・第33番『汝たた独りに、主イエス・キリストよ』BWV33
・第133番『われは汝の内にありて嬉し』BWV133
・第122番『新たに生まれしみどり子』BWV122
・第92番『われは神の御心に』BWV92
■Vol.14/CC72214(3CD)
・第68番『かくのごとく神は世を愛したまえり』BWV68
・第6番『わがもとにとどまれ、はや夕べなれば』BWV6
・第74番『われを愛する者は、わが言葉を守らん』BWV74
・第126番『主よ、われらに汝の言葉を守らせたまえ』BWV126
・第26番『ああ、いかにはかなく、いかにむなしき』BWV26
・第125番『安らぎと喜びもてわれは逝く』BWV125
・第178番『主なる神、われらとともにあらずば』BWV.178
・協奏楽章ニ長調BWV1045
・第103番『汝ら嘆き叫ばん』BWV103
・第42番『されど同じ安息日の夕べに』BWV42
・第123番『愛するイマヌエル、信仰厚き者の将軍よ』BWV123
■Vol.15/CC72215(3CD)
・第110番『われらの口を笑いにて満たすべし』BWV110
・第146番『われらあまたの苦難を経て神の御国に入らん』BWV146
・第28番『ありがたや、今ぞ年は終りゆく』BWV28
・第168番『償いをなせ!そは恐ろしき言葉』BWV168
・第175番『彼は羊らの名を呼びたもう』BWV175
・第87番『汝らわが名において祈りしことなし』BWV87
・第3番『ああ、神よ、心の痛手いかに多く』BWV3
・第176番『そは反抗し絶望せしものなり』BWV176
・第108番『われ世を去るは汝らのためなり』BWV108
・第85番『われは良き羊飼いなり』BWV85
・第128番『ただキリストの昇天のみによりて』BWV128
・第183番『彼らは汝らを追放せん』BWV183
■Vol.16/CC72216(3CD)
・第82番『われは満ち足れり』BWV82
・第27番『わが終わりの近きを誰ぞ知らん』BWV27
・第16番『主なる神よ、われら汝をたたえん』BWV16
・第170番『喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜』BWV170
・第102番『主よ、汝の目は信ずる者を見守りたもう』BWV102
・第79番『主なる神は太陽にして楯なり』BWV79
・第49番『われ希望を持ちて歩み求めん』BWV49
・第43番『歓呼のうちに神は昇天したもう』BWV43
・第39番『飢えたる者に汝のパンを分け与えよ』BWV39
■Vol.17/CC72217(3CD)
・第169番『神のみにぞわが心を捧げん』BWV169
・第32番『最愛のイエス、わが願い』BWV32
・第58番『ああ、神よ、心の痛手いかに多く』BWV58
・第84番『われはわが幸いに心満ち足れり』BWV84
・第19番『いさかいは起これり』BWV19
・第13番『わがため息、わが涙は』BWV13
・第56番『われ喜びて十字架を担わん』BWV56
・第35番『心も魂も乱れはて』BWV35
・第17番『感謝を捧げる者、われをたたえん』BWV17
・第57番『その人は幸いなり』BWV57
■Vol.18/CC72218(3CD)
・第55番『われは貧しき者、われは罪の僕』BWV55
・第47番『みずから高ぶる者は、いやしめらるべし』BWV47
・第157番『われを祝福せずば、汝を放さず』BWV157
・第45番『人よ、汝に善きこと告げられたり』BWV45
・第52番『偽りの世よ、われ汝に頼らず』BWV52
・第187番『すべてのものは汝を待ち望む』BWV187
・第151番『甘き慰め、わがイエスは来ませり』BWV151
・第98番『神の御業は善きかな』BWV98
・第137番『力強き栄光の王なる主をたたえよ』BWV137
・第164番『汝ら、みずからをキリスト者と名付けし者』BWV164
・第36番『喜びて舞い上がれ』BWV36
■Vol.19/CC72219(3CD)
・第129番『わが神なる主はたたえられん』BWV129
・第159番『汝ら見よ、われらはエルサレムに上る』BWV159
・第174番『われ心より至高なるものを愛す』BWV174
・第72番『すべてただ神の御心のままに』BWV72
・第171番『神よ、御身の名のごとく、御身の栄光もあり』BWV171
・第50番『今ぞ救いと力は来たれり』BWV50
・第145番『われは生きて汝を楽しません、わが心よ』BWV145
・第188番『われはかたき信仰を持つ』BWV188
・第88番『見よ、われ多くの漁師をつかわさんと主は言いたもう』BWV88
・第117番『至高の善に讃美と栄光あれ』BWV117
・第193番『シオンに至る汝らの門』BWV193
■Vol.20/CC72220(3CD)
・第120番a『主なる神、万物の支配者』BWV120a
・第156番『片足は墓穴にありてわれは立つ』BWV156
・『すべては神とともにあり、神なきものは無し』BWV1127
・第149番『人は喜びもて勝利の歌を歌う』BWV149
・第14番『神もしわれらとともになかりせば』BWV14
・第29番『神よ、われら御身に感謝す』BWV29
・第192番『いざ諸人、神に感謝せよ』BWV192
・第120番『神よ、人は御身をひそかにたたえる』BWV120
・第11番『御国にまします神をたたえよ』BWV11(昇天祭オラトリオ)
・第9番『救い主はわれらに来たれり』BWV9
・第112番『主はわが信頼すべき羊飼いなり』BWV112
■Vol.21/CC72221(3CD)
・第100番『神の御業は善きかな』BWV100
・第200番『われは彼の名を告げん』BWV200
・第177番『われ御身を呼ぶ、主イエス・キリストよ』BWV177
・第195番『正しき者に光を』BWV195
・第140番『目覚めよ、と呼ぶ声あり』BWV140
・第34番『おお、永遠の光、愛の源』BWV34
・第143番『主をほめたたえよ、わが魂よ』BWV143
・第158番『平安が汝とともにあれ』BWV158
・第197番『神はわれらの確信なり』BWV197
・第97番『わがすべての行いに』BWV97
・第118番『おお、イエス・キリスト、わが命の光』BWV118
・第191番『いと高き所には神に栄光あれ』BWV191
■Vol.22/CC72222(3CD)
・第80番『われらの神は堅き砦』BWV80
・ミサ ト長調BWV236
・第30番『喜べ、救われし群れよ』BWV30
・ミサ へ長調BWV233
・ミサ イ長調BWV234
・第30番a『楽しきヴィーデラウ』BWV30a
・ミサ ト長調BWV235
・ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784)『喜べ、すべての民よ』F103
■Vol.1/CC72201(3CD)
 バーバラ・シュリック(S)
 カイ・ヴェッセル(C.T)
 ギー・ド・メイ(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
 録音:1994年11月23日-12月3日、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.2/CC72202(3CD)
 バーバラ・シュリック(S)
 カイ・ヴェッセル(C.T)
 クリストフ・プレガルディエン(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho
 録音:1995年5月、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.3/CC72203(3CD)
 バーバラ・シュリック(S)
 カロリーネ・スタム(S)
 ルース・ホルトン(S)
 エルス・ボンヘルス(S)
 エリーザベト・フォン・マグヌス(SII、A)
 アンドレアス・ショル(C.T)
 ポール・アグニュー(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho
 録音:1995年9月、アムステルダム、フランス改革派教会
■Vol.4/CC72204(3CD)
 リサ・ラーション(S)
 エルス・ボンヘルス(S)
 アンネ・グリム(S)
 キャロライン・スタム(S)
 エリーザベト・フォン・マグヌス(A)
 ペーター・デ・グロート(C.T)
 ポール・アグニュー、
 ジェレミー・オヴェンデン(T)
 クラウス・メルテンス、
 ドナルド・ベントヴェルセン(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho
 録音:1996年1月、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.5/CC72205(4CD)
 リサ・ラーション(S)
 シビッラ・ルーベンス(S)
 アンネ・グリム(S)
 エルス・ボンヘルス(S)
 エリーザベト・フォン・マグヌス(A)
 クリストフ・プレガルディエン(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho
 録音:1996年9月、11月、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.6/CC72206(3CD)
 ルート・ツィーザク(S)
 エリーザベト・フォン・マグヌス(A)
 ポール・アグニュー(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho


■Vol.7/CC72207(3CD)
 リサ・ラーション(S)
 ボグナ・バルトシュ(A)
 エリーザベト・フォン・マグヌス(A)
 ゲルト・テュルク(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho


■Vol.8/CC72208(3CD)
 ドロテア・レシュマン(S)
 エリーザベト・フォン・マグヌス(A)
 ボグナ・バルトシュ(A)
 イェルク・デュルミュラー(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho


■Vol.9/CC72209(3CD)
 シビッラ・ルーベンス(S)
 リサ・ラーション(S)
 ベルンハルト・ランダウアー(C.T)
 クリストフ・プレガルディエン(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho
■Vol.10/CC72210(3CD)
 カロリーヌ・スタム(S)
 マイケル・チャンス(C.T)
 ポール・アグニュー(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho
■Vol.11/CC72211(3CD)
 シビッラ・ルーベンス(S)
 アネッテ・マルケルト(A)
 クリストフ・プレガルディエン(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho


■Vol.12/CC72212(3CD)
 リサ・ラーション(S)
 シビッラ・ルーベンス(S)
 アンネッテ・マルケルト(A)
 クリストフ・プレガルディエン(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho
 録音:2000年3月、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.13/CC72213(3CD)
 デボラ・ヨーク(S)
 フランツィスカ・ゴットヴァルト(A)
 ポール・アグニュー(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho
 録音:2000年11月25日-12月2日、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.14/CC72214(3CD)
 デボラ・ヨーク(S)
 アンネッテ・マルケルト(S)
 リサ・ラーション(S)
 ボグナ・バルトシュ(A)
 フランツィスカ・ゴットヴァルト(A)
 イェルク・デュルミュラー(T)
 クリストフ・プレガルディエン(T)
 ポール・アグニュー(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
 録音:2000年2月28日-3月6日、12月2-9日、2001年3月5-16日、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.15/CC72215(3CD)
 デボラ・ヨーク(S)
 サンドリーヌ・ピオー(S)
 ヨハネッテ・ゾマー(S)
 シビッラ・ルーベンス(S)
 ボグナ・バルトシュ(A)
 イェルク・デュルミュラー(T)
 クリストフ・プレガルディエン(T)
 ポール・アグニュー(T)
 ジェイムズ・ギルクリスト(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho
 録音:2001年3月6-16日、2001年11月26日-12月3日、2002年2月26日-3月7日、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.16/CC72216(3CD)
 サンドリーヌ・ピオー(S)
 ヨハネッテ・ゾマー(S)
 シビッラ・ルーベンス(S)
 ボグナ・バルトシュ(A)
 アンネッテ・マルケルト(A)
 ジェイムズ・ギルクリスト(T)
 ポール・アグニュー(T)
 クリストフ・プレガルディエン(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho


■Vol.17/CC72217(3CD)
 サンドリーヌ・ピオー(S)
 ヨハネッテ・ゾマー(S)
 シビッラ・ルーベンス(S)
 ボグナ・バルトシュ(A)
 ナタリー・シュトゥッツマン(A)
 ポール・アグニュー(T)
 イェルク・デュルミュラー(T)
 クリストフ・プレガルディエン(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指、Org) 
 アムステルダム・バロックO&cho
 録音:2001年6月、2001年11月、2002年2月-3月、2002年10-11月、 2003年2月、2003年10月、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.18/CC72218(3CD)
 ヨハネッテ・ゾマー(S)
 サンドリーヌ・ピオー(S)
 シビッラ・ルーベンス(S)
 ボグナ・バルトシュ(A)
 クリストフ・プレガルディエン
 ジェイムズ・ギルクリスト(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho
 録音:2001-2003年、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.19/CC72219(3CD)
 ヨハネッテ・ゾマー(S)
 サンドリーヌ・ピオー(S)
 マリウス・ペータース(S)
 シビッラ・ルーベンス(S)
 キャロライン・スタム(S)
 ボグナ・バルトシュ(A)
 マイケル・チャンス(C.T)
 クリストフ・プレガルディエン(T)
 ジェイムズ・ギルクリスト(T)
 ポール・アグニュー(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho


■Vol.20/CC72220(3CD)
 サンドリーヌ・ピオー(S)
 ヨハネッテ・ゾマー(S)
 リサ・ラーション(S)
 ボグナ・バルトシュ(A)
 ナタリー・ストゥッツマン(A)
 ジェイムズ・ギルクリスト(T)
 クリストフ・プレガルディエン(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho


■Vol.21/CC72221(3CD)
 サンドリーヌ・ピオー(S)
 ヨハネッテ・ゾマー(S)
 カロリーヌ・スタム(S)
 ボグナ・バルトシュ(A)
 アンネッテ・マルケルト(A)
 ジェイムズ・ギルクリスト(T)
 ポール・アグニュー(T)
 クリストフ・プレガルディエン(T)
 イェルク・デュルミュラー(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho


■Vol.22/CC72222(3CD)
 サンドリーヌ・ピオー(S)
 ヨハネッテ・ゾマー(S)
 ボグナ・バルトシュ(A)
 ナタリー・シュトゥッツマン(A)
 イェルク・デュルミュラー(T)
 ジェイムズ・ギルクリスト(T)
 クリストフ・プレガルディエン(T)
 クラウス・メルテンス(Bs)
 トン・コープマン(指)
 アムステルダム・バロックO&cho


録音:1994-2005 年
トン・コープマン70歳を記念して、コープマンによる偉業、J.S.バッハ:カンタータ全集(教会カンタータ+世俗カンタータ)、全67枚CDのボック スが再発売のはこびとなりました。  コープマンは1944年生まれ。オルガンおよびチェンバロをグスタフ・レオンハルト、シモン・C・ヤンセンに師事。1979年にアムステルダム・バロック・ オーケストラを設立、1992年にはアムステルダム・バロック合唱団を立ち上げます。数々の弟子を輩出しており、2013年に教会カンタータ全曲録音を 成し遂げた鈴木雅明氏も、コープマンにチェンバロとオルガンを学びました。 1994年にERATOレーベルからスタートしたこのバッハのカンタータ録音プロジェクトは、チャレンジ・クラシックスへと受け継がれ、2005年までとい う年月をかけて、全曲録音が完成しました。2014年にライプツィヒ・バッハ・メダルを受賞しており、ますます注目の存在、コープマン。その偉業に、 そしてバッハの音楽の素晴らしさに、あらためて敬意を表したくなるボックスです。 (ボックスサイズ:18cm x 13.5cm x 13cm) (Ki)
CC-72354
ショパン:ピアノ作品集
即興曲第1番変イ長調Op.29,
即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36,
即興曲第3番変ト長調Op.51,
幻想即興曲嬰ハ短調Op.66,
舟歌嬰へ長調Op.60,
ポロネーズ第7番「幻想」
ピアノ・ソナタ第3番変ロ短調Op.58
アレクセイ・ヴォロディン(P)
CC-72355(1SACD)
マーラー:交響曲第1番「巨人」(1893年・ハンブルク稿/「花の章」付き5楽章版) ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ネザーランドSO

録音:2009年
CC-72357(3SACD)
バッハ:マタイ受難曲BWV.244 ゲルリンデ・サーマン(ソプラノ1),
マリー・クイケン(ソプラノ2),
ペトラ・ノスカイオヴァ(アルト1),
パトリツィア・ハルト(アルト2),
クリストフ・ゲンツ(テノール1:福音史家)
ベルンハルト・フンツィカー(テノール2)
ヤン・ファン・デル・クラッベン(バス1:イエス),
マルクス・ニーダーマイア(バス2),
エミリエ・デ・フォフト(リピエーノ、下女、ピラトの妻),
オリヴィエ・ベルテン(ペテロ、ピラト、祭司長2),
ニコラス・アクテン(ユダ、大祭司カヤバ、祭司長1),
ラ・プティット・バンド,
シギスヴァルト・クイケン(指)

録音:2009年4月5-9日(セッション)
CC-72360
ハイドン:・交響曲第97番ハ長調Hob.I:97
交響曲第98番変ロ長調Hob.I:98
トン・コープマン(指&Cemb)
アムステルダム・バロックO
CC-72361(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第4番Op.60、
交響曲第6番ヘ長調「田園」
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ネザーランドSO

録音:2008年、2009年
CC-72362(2SACD)
ベートーヴェン:・弦楽四重奏曲集
[CD1]弦楽四重奏曲第7番ヘ長調Op.59-1「ラズモフスキー第1番」、
 弦楽四重奏曲第8番ホ短調Op.59-2「ラズモフスキー第2番
[CD2]弦楽四重奏曲第9番ハ長調Op.59-3「ラズモフスキー第3番」
 弦楽五重奏曲ハ長調Op.29
Q四重奏団
[ヴェロニカ・クイケン(Vn1)
シギスヴァルト・クイケン(Vn2)、
サラ・クイケン(ヴィオラ)、
ヴィーラント・クイケン(Vc)]
マルレーン・ティエルス(Va:Op.29)

録音:[CD1]2006年9月16-20日(CC72181と同内容),
[CD2]2006年9月16-20日
CC-72363(1SACD)
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタニ長調K.448
ピアノ連弾ソナタヘ長調K.497
ピアノ連弾ソナタハ長調K.521
マリー・クイケン(ピアノフォルテ)&ヴェロニカ・クイケン(ピアノフォルテ)
※使用楽器:1788年ヨハン・アンドレアス・シュタイン・モデル(クロード・ケレコム製作) 

録音:2009年12月14/16日
CC-72364(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第1番op21、
交響曲第5番ハ短調op67「運命」
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)、
ネザーランドSO

録音:2010年
CC-72373
ピアノ・トリオが奏でる珠玉の“オペラ・センツァ・パロール”
ルサルカ」より“月に寄せる歌”
「椿姫」より“過ぎし日よ、さようなら”
「カルメン」より“ハバネラ”、“おまえが投げたこの花は”、
“ダイヤに,スペード…”
「愛の妙薬」より“人知れぬ涙”
「トスカ」より“星は光ぬ”
「利口な女狐の物語」より愛の二重唱
「マノン・レスコー」より“一人寂しく捨てられて”
「ウェルテル」より“春風よ、なぜわれを目覚ますのか”
「トゥーランドット」より“氷のようなあなた様も”
「サムソンとデリラ」より“あなたの声に心は開く”
「ラ・ボエーム」より“冷たいこの手”
「蝶々夫人」より“ある晴れた日”
「ばらの騎士」より“夢なのでしょう。 本当ではないのでしょうか”
オシリス・トリオ
エレン・コルヴァー(P)
ペーター・ブラント(Vn)
ラリッサ・フレーネフェルト(Vc)
「もし歌い手が自分の担当する音符を仲間の楽器奏者に託したら、有名なオペラ・アリアはどうなると思いますか?オペラというのは物語や動作、そして恋人たちの情熱や敵対するものたちの復讐など人間の激しい感情が進める演劇でありドラマです。ヴァイオリンはチェロに愛を語れますか?ピアノは弦楽器群に復讐するでしょうか?しかし、ここで、偉大な作曲家たちが永遠に不滅である所以があるのです。彼らが作った旋律や和声そしてリズムが、台本と言う具体的な事実が言葉によっては惨めにも表現できないたびに、台本を超越し、人間存在という根本的テーマの持つ抽象性を言葉によるドラマに与えるのです。そして、我々聴衆は決して満足することもありません。我々はこれらの旋律をすべて、何度でも何度でも聴きたいのです。これらの旋律を通じて、不幸な結末のオペラの登場人物が体験していることを追体験するのです。我々は情熱的な愛を一緒に感じ、死の恐怖の前に身震いをするのです。たいていの場合、我々はオペラが言葉として何を歌っているのかほとんど知りません。そして、非常に奇妙なことですが、我々はこうした歌詞の言葉をほとんど、あるいはまったく理解することなく満足するのです。それらの歌詞がただの下手な韻律であろうと、最高の文学的クオリティを誇る詩であろうと、お構い無しです。何故か?音楽が物語を全て語っているのです!」(ライナーノートより)
オランダを中心に内外で高い評価を獲得するオシリス・トリオによる珠玉のオペラ・アリアのピアノ・トリオ編曲集(ボブ・ジマーマンによる編曲)です。
CC-72378(1SACD)
ヴォルフ:イタリアの歌の本(イタリア歌曲集、全46曲) クリストフ・プレガルディエン(T)、
ユリア・クロイター(S)、
ヒルコ・ドゥムノ(P)
CC-72381
ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741):3声のパルティータ集
パルティータ K.319
パルティータ K.320
パルティータ K.321
パルティータ K.322 (第1ヴァイオリン:イリア・コロル)
パルティータ K.323
パルティータ E.64 (第1ヴァイオリン:イリア・コロル)
パルティータ K.326 (第1ヴァイオリン:イリア・コロル)
パルティータ K.331
アルス・アンティクア・オーストリア
(芸術監督:グナール・レツボール)
*古楽器による演奏
これまでも、前作「ムートン」では音楽史の謎に果敢に挑戦し、又、ヴィヴィアーニを取り上げたCDでカンヌ・クラシカル・アワード2002を受賞するなど、音楽史上忘れ去られた重要な作品群を発掘し、アンサンブル・フュア・ノイエ・バロックムジークを旗印にするアルス・アンティクア・オーストリア。古楽器による演奏にこだわり、質の高い録音を数多く残しています。今回、彼らが取り上げたのは17-18世紀オーストリアのバロック音楽の重鎮であるヨハン・ヨーゼフ・フックス。音楽史上重要な対位法教書である「グラドゥス・アド・パルナッスム(パルナッスム(芸術の山)への階段)」を著し、J.S.バッハ、ベートーヴェンなど後世の音楽家に少なからず影響を与えた人物です。 「フックスの作品では、どんなに複雑な対位法書式による旋律であっても、それだけで珠玉の輝きを放っています。より単純な音形の旋律の多くは、どれも崇高な趣をたたえた美しいものばかりで、和声が施されてなくても、深い感動を聴く者に与えます。いわゆるお決まりのフレーズというものはなく、旋律はひとつひとつ新鮮な魅力をもって創作されており、一人の巨匠による比類なき創造力から湧き出ているかのようです。」(レツボール)

CC-72383(7CD)
オッテルロー/ザ・オリジナル・レコーディング
スメタナ:「売られた花嫁」序曲/ポルカ/フリアント/喜劇役者の踊り*
フランク:交響詩「アイオリスの人々」#
 交響曲ニ短調#
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」+
 「フィデリオ」序曲*
シューベルト:交響曲 第5番*
ブラームス:大学祝典序曲*
ブルックナー:交響曲第7番+
<Disc4>
ワーグナー:ジークフリート牧歌**
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン」*
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番*
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番*
フランク:プシュケ*
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」+
 ピアノ協奏曲 第3番+
ベートーヴェン:トルコ行進曲*
 ロマンス 第1番/第2番*
シューベルト:ロザムンデ序曲*
ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲*
ウェーバー:交響曲第2番ハ長調*
マイアベーア:戴冠式行進曲*
ウェーバー:魔弾の射手 序曲*
グリーグ:2つの悲しい旋律*
プロコフィエフ:行進曲Op.33 bis*
ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指)
ハーグO*
ロイヤル・コンセルトヘボウO#
ウィーンSO+、*BPO**
コル・デ・フロート(P)
テオ・オロフ(Vn)、
ヘルマン・クレバース(Vn)

録音:1951-1966年(一部モノラル)
ウィレム・ヴァン・オッテルロー(1907-1978)はオランダを代表する巨匠的指揮者であり、ハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席指揮者を長きにわたってつとめ、メルボルン交響楽団、シドニー交響楽団などの首席指揮者を歴任。数多くの名盤といわれる録音も残しています。今回は、オッテルローがDGGやフィリップスなどに録音したLP音源にデジタル・リマスタリングを施し、CDとしては初出となります。決して独裁的でもショー・マン的でもなかった巨匠にとって、最も重要だったのは常に「音楽」そのものでした。オッテルローのあらゆる作品に対する徹底した知識、さらにほとんどの大規模な作品を暗譜で指揮をしていたことはまさに伝説として有名ですが、それ以上に、オッテルローはオーケストラにとっての真の指導者でした。本新譜は、ハーグ管との録音から構成した前作(チャレンジ)よりもっと幅広い視野で、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管など、オッテルローが指揮・録音を行った超一流のオーケストラとの貴重な音源を収録しています。
CC-72384(1SACD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ロマンス第1番ト長調/第2番へ長調
リザ・フェルシュトマン(Vn)、
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ネザーランドSO

CC-72389(1SACD)
ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲集
オーボエ協奏曲 イ短調 RV 463、
オーボエ協奏曲 ハ長調 RV 450、
オーボエ協奏曲 イ短調 RV 461、
弦楽のための協奏曲 ニ短調 RV 127、
オーボエ協奏曲 ヘ長調 RV 457、
オーボエ協奏曲 ニ短調 op.8-9 RV 454、
オーボエ協奏曲 ヘ長調 RV 455
パウリーネ・オーステンレイク(Ob)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ネザーランドSO
ハーグ・レジデンツで首席オーボエ奏者を務めるオランダの女性オーボエ奏者、オーステンレイクと、鬼才フリエンドによるヴィヴァルディ。ヴィヴァルディが勤めていた慈善院付属音楽院には、ペレグリーナという少女がいました。彼女はオーボエが大変にうまく、ヴィヴァルディが書いたオーボエのための作品のいくつかは彼女が演奏した、とされています。現代音楽シーンからオーケストラまで幅広く活躍しているオーステンレイクが、ヴィヴァルディの鮮やかな世界を見事に響かせています。 (Ki)
CC-72390
ハイドン:オルガン協奏曲ハ長調Hob.XVIII:1、
オルガンとヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調Hob.XVIII:6、
オルガン協奏曲ニ長調Hob.XVIII:2
トン・コープマン(Org&指)、
アムステルダム・バロックO、
キャスリーン・マンソン(Vn)
CC-72394B(2SACD)
バッハ:クリスマス・オラトリオ シギルヴァルト・クイケン(指、VnT)
イム・スンヘ(S)
ペトラ・ノスカイオヴァ(Ms)
ステファン・シェルペ(T)
ヤン・ファン・デア・クラッベン(Br)

ラ・プティット・バンド
[イン・キム(VnT)、サラ・クイケン(VnU、エコー(第4部第4曲)、バーバラ・コンラート(VnU)、マルレーン・ティアース(Va) ロナン・ケルノア(バス・ド・ヴィオロン) 赤津真言(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)、アンネ・プストラウク(トラヴェルソT)、シーン・ヒュイブレヒツ(トラヴェルトU)、ヴィンチアーネ・ボードゥイン(Ob、オーボエ・ダモーレ、オーボエ・ダ・カッチャ/1,2,3,5,6部)、オフェール・フレンケル(Ob、オーボエ・ダモーレ、オーボエ・ダ・カッチャ/2,5部)、カタルチナ・ソコロフスカ(オーボエ、オーボエ・ダモーレ/2,3,4,6部)、マシュー・ルー(Ob、オーボエ・ダモーレ/1,2,4部)、ライナー・ヨハンセン(Fg)、ジャン=フランソワ・マドゥフ(HrnT、トランペットT)、ピエール=イヴ・マドゥフ(HrnU、トランペットU)、 グラハム・ニコルソン(トランペットV)
コーエン・プレティンク(ティンパニ)、ベンヤミン・アラール(Org)]

録音:2013年12月11,13-17日/プレディクヘーレン教会ルーヴェン(ベルギー)
ついにクイケンがクリスマス・オラトリオを録音しました!声、楽器とも、各パート一人の演奏です。 クイケンは、バッハによる明確な「チェロ」という指定がない限り(そしてその指定が明確なことは稀)、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを用いますが、 このクリスマス・オラトリオの録音でも、スパッラを採用。また、通奏低音群であるバス・ド・ヴィオロンも、ほとんどチェロのような楽器ですが、実際に はチェロより少し大きめのサイズのもので、響きも実際違います。こうしたこだわりも、各パート一人だと、各声部がよりくっきりと響くことにより、それ ぞれの音色を感じ取ることができます。 声楽パートも各声部一人で演奏することにより、テキストがより明確に、ダイレクトに響いてくるよう。規模の大きな管弦楽で聴く、祝祭感の強い演奏も よいものですが、ここで聴くような、各パート一人による演奏を聴くと、各パートの音色やテキストはもちろんのこと、クリスマスの神聖さ、クリスマスの 喜ばしさ、といったひとつひとつの要素すべてが、より濃さを増して伝わってきます。チャレンジ・クラシックスならではの優秀録音も魅力。 なお、この録音をもって、クイケンは、バッハのオラトリオを全曲録音したことになります。 (Ki)

CC-72948

メアッリ(1624-ca.1687):ヴァイオリンのための教会ソナタと室内ソナタ Op.3&4(インスブルック、1660年)
ラ・チェスタ Op.3-2
ラ・メラーナ Op.3-3
ラ・クレメンテ Op.3-5
ラ・ステッラ Op.4-5
ラ・モネッラ・ロマネスカ Op.4-3
ラ・サッバティーナ Op.3-6
ラ・ヴィヴィアーナ Op.4-2
ラ・ビアンクッチャ Op.4-4
ラ・カステッラ Op.3-4
ラ・ベルナベア Op.4-1
ラ・ステッラ Op.3-1
ラ・ヴィンチョリーナ Op.4-6
エヴァ・サラディン(Vn)
ジョナ サン・ペシェク(Vc)
ヴェラ・シュニーダー(Hp)
ヨハネス・ケラー(オルガン、チェンバロ)

録音:2022年9月27-30日/スイス、聖パンタレオン教会
スイスのバーゼルを拠点に活動するバロック・ヴァイオリン奏者、エヴァ・サラディンによるChallenge Classicsデビュー盤。17世紀に栄えた豊かなヴァイオ リン音楽の世界から、あまり取り上げられないパンドルフィ・メアッリのソナタを選んで演奏しています。
パンドルフィ・メアッリは、ヴァイオリン音楽を開花させたイタリアのカステッロやマリーニと、その後にヴァイオリン音楽の頂点を築いたオーストリアのビーバーや シュメルツァーとをつなぐ作曲家として重要な人物。ここに収録されたソナタは1660年に出版されたもので、幅広い性格と雰囲気を持った多種多様な音楽です。 (Ki)
CC-72500(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第7番
交響曲第8番
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ネザーランドSO(ヘット・オーステン管弦楽団)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド&ネザーランドSO(ヘット・オーステン管弦楽団)によるベートーヴェン全集最新盤は「リズムの神化」「舞踏の聖化」と称される交響曲第7番と、7番と同時に初演され、作曲家もこよなく愛したという第8番のカップリングです。アカデミックなアプローチと高い芸術性との絶妙のバランスを保った演奏解釈で、ヨーロッパを中心にセンセーショナルな成功をおさめているデ・フリエンド。そして現在、最も親密な活動をしている手兵、ネザーランドSOとの蜜月コンビネーションは、ベートーヴェンが中期から後期へと向かう二つの交響曲の真髄に迫る演奏で、全集第3弾となる当盤を含め、国際的に高い評価を受けているシリーズです!
CC-72501
ヴォーン・ウィリアムズ:合唱作品集
ヴォーン・ウィリアムズ:Come away, death (来たれ、死よ)、
Ring out your bells (リング・アウト・ユア・ベルズ)、
Love is a sickness(恋は病), Rest(休息)、
The unquiet grave(アンクワイエット・グレイブ),
Heart’s Music(心の音楽), Linden Lea(リンデン・リー),
Fain would I change that note(楽譜を変えようか)、
Alister Mc.Alpines Lament(アリスター・マッカルパインの哀歌)、Silence and music (沈黙と音楽)
フィンジ:Three short Eligies 3つの短いエレジー
Seven poems of Robert Bridgesブリッジズによる7つの詩
クインク・ボーカル・アンサンブル
ヨーロッパを拠点として世界規模で活動するクインク・ボーカル・アンサンブルは、世界のアカペラ合唱団のトップ・クラスに君臨するアンサンブルです。そのレパートリーは多岐にわたり、ルネッサンス・バロック期の作品はもとより、ロマン派、印象派そして近現代に至る幅広い作品群を演奏しています。ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)がパーセル以来のイギリス音楽史上、重要な作曲家の一人であることは疑問の余地もありません。エルガーの登場により、イギリス音楽が見直され、もてはやされる中、ヴォーン・ウィリアムズもその主要な人物であり、この作曲家がイギリスの民族音楽をこよなく愛し、研究したことから、ブラームスやドビュッシー、シェーンベルク、ストラヴィンスキーといった同時代のヨーロッパの作曲家たちが「新機軸」を志向したのに対し、ヴォーン・ウィリアムズはイギリス音楽文化の本質に忠実であり続けようとしました。ヴォーン・ウィリアムズの真骨頂は新しく且つ他と異なる音楽語法を作り上げることよりもむしろ、なじみ深い周知の要素を新しい方法で用いることにあり、その好奇心、明晰な頭脳、音楽への献身、そしてエネルギーによって、英国音楽史上確固たる軌跡を刻み付けました。宗教作品と共にその合唱作品も広く愛されている作曲家です。
ヴォーン・ウィリアムズの作品と組み合わせるのは、この作曲家の友人であり、彼を敬愛してやまなかったジェラルド・フィンジ(1901-1956)。ヴォーン・ウィリアムズ、エルガー、パリーを含むイギリス人作曲家の多大な影響を受ける一方、その誰よりも「言葉」の扱いに長けていました。ヴォーン・ウィリアムズがより規模の大きな交響的作品を得意とした一方、フィンジはより歌曲の作曲家といえましょう。本ディスクは、クインクの代表作であるCDの再発売です。イギリスを代表する作曲家による合唱作品を優れたボーカル・アンサンブルによる演奏で存分に味わえる一枚です。
CC-72505
クラリネット・ソナタ集
ブラームス:2つのクラリネット・ソナタOp.120
ラインベルガー:クラリネット・ソナタ Op.105a
ラース・ヴォウタース・ヴァン・デン・オウデンヴェイエル(Cl)
ハンス・エイサッカース(P)
CC-72506(2CD)

CC-72506(2SACD)
バッハ:ソプラノとオーボエのためのアリア集
“Ich bin vergnugt mit meinem Glucke”
カンタータ第84番「われ足れり わが幸に」
“Ich esse mit Freuden mein weniges Brot”
カンタータ第84番「われ足れり わが幸に」
“Liebster Jesu, Mein Verlangen”
カンタータ第32番「最愛のイエスは、私の願望」
“Flost, mein Heiland”
クリスマス・オラトリオBWV 248
“Erfullet, ihr himmlischen, gottlichen Flammen”*
カンタータ第1番「あしたに輝く たえなる星よ」
“Seufzer, Tranen, Kummer, Not”
カンタータ第21番「われは 憂いに沈みぬ」
“Ich nehme mein Leiden mit Freuden auf mich”*
カンタータ第75番「貧しき者は 食し」
“Ich will auf den Herren schaun”
カンタータ第93番「ただ主によりたのみ」
“Genugsamkeit ist ein Schatz in diesem Leben”*
カンタータ第144番「汝のものをとりて去りゆけ」
“Komm, komm, mein Herze steht dir offen”*
カンタータ第74番「われを愛する者は、わが言葉を守らん」
“Die Seele ruht in Jesu Handen”**
カンタータ第127番「魂はイエスの御手に憩うなり」
“Wie zittern und wanken”
カンタータ第105番「主よ、汝の下僕の審きにかかずらいたもうなかれ」 
“Letzte Stunde, Brich herein”
カンタータ第31番「天は笑い 、地は歓呼す」
バッハ:オーボエ・ダ・モーレ協奏曲イ長調(BWV1055に基づく復元)
J.C.バッハ:オーボエ協奏曲
C.P.E.バッハ:オーボエ協奏曲変ホ長調Wq165
パウリーネ・オーステンレイク
(オーボエ、オーボエ・ダ・モーレ、イングリッシュ・ホルン)
ニエンケ・オーステンレイク(S)
ヤープ・テル・リンデン(指)
アムステルダム・シンフォニエッタ
パウリーネ・オーステンレイクは、現在ハーグ・レジデンティ管のソロ・オーボエ奏者であり、フェルナンド・ジレ国際コンクール優勝の他数々の国際・国内コンクール受賞歴を誇る実力派。本2枚組アルバムでは、1枚目で姉妹であるニエンケ(S)と大バッハのカンタータからソプラノとオーボエのためのアリアを集め、2枚目では大バッハとともに二人の息子たちによるオーボエ協奏曲を集めた意欲的な内容になっています。大バッハを中心に、バッハ親子の音楽の魅力を充分に抉るオーステンレイクの「情熱」はすさまじいばかり。パウリーネは「演奏するたびに新しい」とその力を存分に表現したCDです。 (本アルバムは再発売です)

CC-72508
ラヴェル:鏡
シューマン:クライスレリアーナOp.16
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番Op.53
アレクセイ・ヴォロディン(P)
ロシアの若手俊英ピアニスト、アレクセイ・ヴォロディン。ショパン作品集に続くチャレンジ・クラシックスでの新譜は、シューマン、ラヴェル、そしてスクリャービンによる一枚です。2003年ゲザ・アンダ国際ピアノ・コンクールにおいて優勝し、ピアニストとしての国際的キャリアをスタート。その後はゲルギエフ、シャイー、マゼール、ジンマン、チョン・ミョンフンなどの巨匠やロンドン響、ニューヨーク・フィル、スイス・ロマンド管、モスクワ・チャイコフスキー響、ロシア国立管、ウィーン響、チューリヒ・トーンハレ管など世界に名だたるオーケストラと定期的に共演。ロシアの若手ピアニストとして鮮烈な存在感を放っていますアレクセイ・ヴォロディンは、「穏やかなるヴィルトゥオーゾ」と言われます。まるで矛盾するようですが、その意味するところは、「超絶技巧をひけらかすことは、その流儀ではなく、技術的な華やかさはそのままに、ただし、音楽の感覚や温度感、作曲家との真のつながり、そしてその音楽が重要」なのです。ヴォロディンは、本当の意味での「音楽的な才能」であり、世界が認めるピアニストです。本盤では、シューマン、ラヴェル、スクリャービンと、ピアニストの表現力や力量が大いに試される作品群を取り上げています。
CC-72509(1SACD)
ホセ・デ・ネブラ:教会カンタータ集
“Que contrario, Senor” Cantada al Santisimo
“Alienta fervorosa” Cantada al Santisimo
Sonata en mi menor
“Llegad, llegad, creyentes” Cantada al Santisimo
アイ・アイレ・エスパニョール
エドゥアルド・ロペス・バンゾ(指、Cemb)
マリア・エスパダ(S)
スペイン・バロックの巨匠、ホセ・デ・ネブラの教会カンタータ集スペイン発、アーリー・ミュージックの世界的アンサンブル、バンゾ指揮アイ・アイレ・エスパニョールのチャレンジ・クラシック第1弾!ホセ・デ・ネブラ(1702-1768)は、スペインの音楽一家に生まれ、バロック期のスペインを代表する重要な作曲家の一人です。特に、スペイン・オペラやサルスエラの父として、その礎を築いたことが大きな業績だと言われています。若くしてその才能を認められたホセ・デ・ネブラは、家系の中でも最も成功した音楽家とされ、作風は、「スペイン的な雰囲気を持ちつつ、イタリア風」であり、「まさにイタリア様式がヨーロッパの宮廷を席巻していた時代を象徴するものだったのです」。本CDは遠く南米で発見されたネブラの4つの教会カンタータを収録しています。スペイン発、アーリー・ミュージックを専門とするアンサンブル、アイ・アイレ・エスパニョールは、1988年、優れた指揮者であり、指導者であり、古楽エキスパートのエドゥアルド・バンゾによって設立。「真正」のスペイン・バロック音楽の演奏と普及を目的として、ベルリン・コンチェルトハウス、ウィーン楽友協会、ウィーン・コンチェルトハウス、パリ・シャンゼリゼ劇場、アムステルダム・コンセルトヘボウ、バルセロナ・バラウ・デ・ラ・ムジカ他、スペイン、ドイツ、北米、ベルギーなど世界中で活躍しています。ソリストのマリア・エスパダは、同じくスペイン出身のソプラノ歌手で、ブリュッヘン、ロペス・コボス、デ・ブルゴスなどと共演し、世界の名だたる古楽アンサンブルとの共演も重ねています。スペイン・バロック音楽の真髄に迫る、生き生きとした息吹と気概にあふれた一枚です。
CC-72512(1SACD)
サティ:ピアノ曲集
(真昼の)朝のたそがれ(「古い金貨と古い鎧」より)
グノシェンヌ第5番
ゆがんだ踊り(「冷たい小品」より)
グノシェンヌ第1番
きびしいいましめ、家で一人(「犬のためのぶよぶよした本当のプレリュード」より)
ゆがんだ踊り
ランプについて(「自動記述法」より)
グノシェンヌ第4番
ゆがんだ踊り
ジムノペディ第1番
鎧の踊り(ギリシャ時代)(「古い金貨と古い鎧」より)

<ボーナス・トラック>
ゲース:ナイチンゲール
(ハンス・クリスチャン・アンデルセンにちなんで)
ミヒャエル・ゲース(P)
ドイツ出身のピアニスト、ミヒャエル・ゲースはクリストフ・プレガルディエンの相棒である伴奏者として広く知られており、ピアニストとしてもハンブルク・スタインウェイ・コンクール優勝他数々のコンクール入賞暦を誇る俊英です。ジャズや作曲にも造詣の深いゲースのソロCDは、エリック・サティの作品をフューチャーしました。 「音楽が自然に生み出される時、そこには精神が存在するものです。これこそが『即興音楽』です。私はそんな『即興音楽』ができるようになるために、エリック・サティの音楽を勉強してきました。即興演奏に密接な連関性をもたせ、かつ個性を投影することで、本質を見抜く力を身につけ、発展の可能性を見出せるようになりました。サティの音楽をよく考察し、サティの音楽がもつ法則性を応用しました。毎日、サティの音楽の、いわば『占星図』を解読したのです。この作品の中には、作品の思想に沿って、これ以外にどんな展開の可能性があるだろうか。サティはサティで道筋を辿っていたのです。「ゆがんだ踊り」では、サティは同じ作品を3回作曲しました。どうやら、何度書いても納得するフレーズにはたどり着けなかったようです。ちなみに、私もそうして何度も試みるのです。」(ゲース)
CC-72515
古楽器によるホルン・ソナタ集
クルフト:ホルン・ソナタ.ホ長調
ベートーヴェン:ホルン・ソナタ.ヘ長調Op.17
ハイドン:ラルゴ(弦楽四重奏曲第59番『騎士』より)
ライデスドルフ(ベロンチ編):ソナタ.変ホ調Op.164
アンネケ・スコット(ナチュラルHrn)
キャスリーン・クック(Fp)
「19世紀に作曲されたホルンとフォルテピアノのための秀作集です。有名なアンネケ・スコット(ナチュラル・ホルン)による華やかな音色と優れた超絶技巧、そしてデュオ・パートナーであるキャスリーン・クック(フォルテピアノ)による洗練された、バランス感覚と美的感覚に優れた伴奏。この二人の音楽性が溶け合って、この録音に特別な輝きを与えています。これほどまでに完璧な録音はあったでしょうか!」(チャレンジ・クラシックス)
このディスクに収められたのは、19世紀の作曲家たちによるホルンとフォルテピアノのための作品群です。クルフトは夭逝の作曲家で、その短い生涯に驚くべき数の作品を残しました。当時の主力音楽雑誌であるAllegemaine Musikalische Zeitung においても「勤勉且つ精力的な作曲家」と称賛されています。そしてベートーヴェンが、ずば抜けたホルンの名手だったジョヴァンニ・プントのために書いたホルン・ソナタ。出版社(ライデスドルフ・ウント・バウワー)でその名が知られるライデスドルフもまた、多産な作曲家でした。このライデスドルフと、やはりホルンの名手と伝えられるベロンチとの連名によるソナタは、ホルン、ピアノ双方のパートを超絶技巧が華やかに彩っています。最後のラルゴは、ハイドンの弦楽四重奏曲「騎士」に由来しますが、この素晴らしい編曲版を誰が手がけたのかは不明です。
CC-72517(2CD)
ベルリオーズ:ファウストの劫罰 シャルロッテ・マルジョーノ(S)、
ヴィンソン・コール(T)
トーマス・クヴァストホフ(Br)、
ヤコ・フイペン(Bs)、
ベルナルト・ハイティンク(指)、
オランダ放送PO、オランダ放送Cho

録音:1999年、ライヴ

CC-72518(1SACD)
シューマン(M.M. Reisenberger編):春の旅 Op.45-2、
森の入り口(「森の情景」より)Op.82(器楽)、
異郷で(「リーダークライス」より)Op.39-8、
森の語らい(「リーダークライス」より)Op.39-3、
月の夜(「リーダークライス」より)Op.39-5、
孤独な花(「森の情景」より)Op.82(器楽)、
歌による慰め Op.142、
森の辺への憧れOp.35-5、
さすらいOp.35-7、
宿屋(「森の情景」より)Op.82(器楽)、
愛は輝きわたるOp.127-3、
君の顔Op.127-2、
君の頬を寄せてOp.127-2、
僕の馬車はゆっくりと行くOp.142-4、
別れ(「森の情景」より)Op.82(器楽)、
キルマイヤー(作曲家による編曲):「ヘルダーリン歌曲集II」からの4つの歌
In lieblicher Blaue / Der Mensch / Wie Wolken / Griechenland
マーラー(シェーンベルク編):「さすらう若人の歌」
彼女の婚礼の日は/朝の野原を歩けば/燃えるような短剣をもって/彼女の青い目が
クリストフ・プレガルディエン(T)
アンサンブル・コントラステ
世界のトップ・テノールであるプレガルディエン。これまでの録音はいずれもヨーロッパを中心にレコード・アワードを受賞する他、世界規模での高い評価を得ています。最新盤では、頻繁に共演を重ねて音楽的ケミストリーは間違いないアンサンブル・コントラステとの1枚。シューマン、マーラーそしてドイツの作曲家キルマイヤーによる歌曲の小編成アンサンブル編曲です。 編曲による新しい光をあて、人気のある歌曲群の魅力の地平がさらに広がります。それが、名テノール、プレガルディエンの美声と優れたアンサンブルによるクオリティの高い演奏によるのだから、まさにクラシックファン必聴の1枚です。* * *  アンサンブル・コントラステは1990年ドイツ・ニュルンベルクで結成。妥協なく作りこまれたプログラムと優れた演奏解釈でヨーロッパを席巻。ザルツブルク音楽祭やシュレスヴィヒ・ホルスタイン音楽祭等ヨーロッパの著名な音楽祭への出演の他、ベルリン映画祭やミュンヘン映画祭等での出演も多く(新作のサイレント・ムービーの伴奏等で定評)、その多彩な活動が窺い知れます。プレガルディエンとは縁も深く、定期的に共演し、その演奏会等は毎回大きな話題となっています。
CC-72519
(4SACD+DVD)
ワーグナー:舞台神聖祝祭劇「パルジファル」(演奏会形式) ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)
オランダ放送PO
オランダ放送cho
ラトヴィア国立cho(男声)
アンフォルタス:フォルク・シュトルックマン(Bs-Br)
ティトゥレル:アンテ・イェルクニカ(Bs)
グルネマンツ:ロベルト・ホル(Bs)
パルジファル:クラウス・フロリアン・フォークト(T)
クリングゾル:クリスター・セント・ヒル(Br)
クンドリ:カタリナ・ダレイマン他
伝説のライヴ盤「パルジファル」いよいよ登場!「パルジファルという作品は、1882年の初演当時、ヨーロッパ中に大きな衝撃を与えました。それまでに、すでにヨーロッパの聴衆はワーグナーというバイロイトの巨匠が行った新機軸にいささか慣れてしまっていました。『トリスタンとイゾルデ』で用いられた半音階と不協和音はすでに一般的な技法となっており、『指輪』で用いられた指導動機(ライトモチーフ)による展開技法は、既存の構成要素に代わるものとしてその存在を確立していました。しかし、『パルジファル』という作品で、70歳を迎えようとしていたワーグナーは、再度聴衆の度肝を抜いたのです。ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンもこの大傑作に対峙し、印象的かつ独創的な演奏で、聴衆を大いに沸かしています。そう、パルジファルが、再び、一人の巨匠の手に委ねられたのです。」(チャレンジ・クラシックス)
EXTONでもおなじみのオランダの鬼才、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンの最新盤がチャレンジ・クラシックスから登場です。現在、オランダ放送フィルの他、ダラス響、ロイヤル・フランダース管の音楽監督を務め、ヨーロッパでの2つのポジションが満了する2012年以降は、よりアメリカでの活動に専念する予定。すでにフィラデルフィア、ロサンゼルス、セントルイス等のビッグ・オーケストラとの客演を重ね、シカゴ響との共演も予定されています。オランダ放送フィルとのワーグナー・プロジェクトは、これまでもオランダ国内外で大絶賛を博しています。今回は実力派ソリスト陣を擁して2010年12月に行われた演奏会形式による公演からのライヴ盤です!見逃せないセット(全幕版4枚組+ハイライトから構成されるボーナスDVD)です。
CC-72520
シューマン:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.63
ピアノ三重奏曲ト短調Op.110
ヴォーチェス・インティメ
リッカルド・チェケッティ(フォルテピアノ)
ルイジ・デ・フィリッピ(Vn)
サンドロ・メオ(Vc)
イタリア発で活躍する古楽器ピアノ・トリオ、ヴォーチェス・インティメ。これまでワーナーから話題盤をリリースしてきた実力派アンサンブルが、極上の古楽アンサンブルによる優秀盤を多数リリースしているチャレンジ・クラシックス・レーベルからいよいよデビューです!!チャレンジでの第1弾は、シューマンのピアノ・トリオです。「…シューマンの三重奏曲をオリジナル楽器で演奏しようと思ったのは、私たちのサウンドを、シューマンが実際に過ごしていた音楽環境でのサウンド、彼が知っていて、愛したサウンドにより近づけるためでした。そのサウンドは彼の人生を満たし、思いつめた彼を狂気にまで至らしめました。19世紀中旬のフォルテピアノ(1847年J.B.シュトライヒャー)、ガット弦でマウントしたヴァイオリン(1648年A.マリアーニ)、チェロ(18世紀後半のC.ベルゴンツィのレプリカ)、そして3つの楽器のシンプルで完璧なまでのバランスによって、我々はこの素晴らしい楽曲を照らし出す光を取り戻すことができました。…」(演奏者によるCDライナーノートより抜粋)
 ヴォーチェス・インティメ ― イタリアを代表する古楽アンサンブル。ウィグモア・ホール、カーネギー・ホール、ハンブルクのムジークハレ他、世界の名門ホールでの演奏を重ねています。彼らのモットーは、あらゆる楽曲にオリジナルが持つ明晰性を取り戻すこと、サウンドとフレージングの妙を通じて、作曲家のオリジナルの意図を明らかにし、作品の背景にある歴史に光を当てることであり、常にそれは成功しているのです。
CC-72524
チェロとピアノのための作品集
モシェレス:対位法的旋律による練習曲Op.137a 〜前奏曲第2番/前奏曲第5番/前奏曲第9番/前奏曲第10番/前奏曲第1番
ベートーヴェン(チェルニー編):ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」(チェロとピアノのための版)
ヒンデミット:チェロ・ソナタ Op.11 No.3
イェレナ・オチッチ(Vc)
フェデリコ・ロヴァート(P)
CC-72527
シリル・スコット&ヴォーン=ウィリアムズ:歌曲集
シリル・スコット: Song of London, op. 52, no. 1 (R.M. Watson)
Blackbird’s Song, op. 52, no. 3 (R.M. Watson)
Sundown (D. Grenside)
To-Morrow (Chr. Rossetti)
Water-Lilies (P.J. O’Reilly)
Time O’Day (O. Macnaghten)
Ballad of Fair Helen of Kirkconnel, op. 8 (Scottish Folksong)
Picnic, op. 46, no. 2 (H.A. Giles)
An Eastern Lament, op. 62, no. 3 (H.A. Giles)
A Song of Wine, op. 46, no. 3 (H.A. Giles)
Prelude, op. 57, no.1 (R.M. Watson)
Have Ye Seen Him Pass By? (G. Whitworth)
The Huckster (E. Thomas)
ヴォーン・ウィリアムズ:Five Mystical Songs (Easter (G. Herbert))
Five Mystical Songs (Love bade me welcome (G. Herbert))
Songs of Travel (The Vagabond)
Songs of Travel (Let beauty awake)
Songs of Travel (The Roadside Fire)
Songs of Travel (Youth and Love)
Songs of Travel (In Dreams)
Songs of Travel (The infinite shining heavens)
Songs of Travel (Whither must I wander)
Songs of Travel (Bright is the ring of words)
Songs of Travel (I have trod the upward and the downward slope)
ロッベルト・ミューゼ(Br)
ミッシャ・ヴァン・ウェルス(P)
誰もが知っている有名な作品とともに、このコンビは、いつも知られざる作品、忘れられた作品そして禁じられた歌曲で、再発見し現在演奏する意義があると思われる作品を見つけるために、飽くなき探求を続けています。 この探求のおかげで、80曲に及ぶシリル・スコットの歌曲を収集しました。これらは不当にも現代の誰にも知られることなかったのです。 このCDでは、その一部を収録。世界初録音を含め、今まで光が届かなかった秀作を世に問います。 (Ki)
CC-72528(1SACD)
18世紀フランダース・チェンバロ作品集
Josse Boutmy:Sixieme Suite from: Troisieme Livre de Pieces de Clavecin
ANONYMUS:
Deel eener verzameling v muziekstukken voor clavecimbel piano of orgel Dieudonne Raick:
Suite V from: Six Suites de Clavecin Premier OEuvre
ANONYMUS: Deel eener verzameling
F.I. De Boeck: Suitte Pour le Clavecin ou L’Orgue Opera Prima
F.I. De Boeck:
Six Suittes Pour le Clavi-Cembalo ou l’Orgue Opera Seconda
Ferdinand Staes:
Sonata II from: Trois Sonates pour le Clavecin ou Forte Piano
avec accompagnement d’un Violon OEuvre IV
Charles -Joseph Van Helmont:
Pieces de clavecin OEuvre Premier (La Lisette Rondeau Tendrement)
ANONYMUS: Deel eener verzameling
Natalis Vander Borcht: Six Suites pour le Clavecin OEuvre Deuxieme
エワルド・ドメイエール(Cemb)
古楽大国ベルギーを拠点に活躍するエワルド・ドメイエールは、ラ・プティット・バンド及びイル・ファンダメントのメンバーであり、クイケン一家やドムブレヒトといった古楽の大家との共演が多いチェンバロの俊英です。アントワープ王立音楽院において、ジョス・ファン・インマゼールに師事。現在は、その後任として同音楽院のチェンバロの教授に就任しています。 これまで古楽の名門レーベルACCENTに録音を残していますが、本盤によってチャレンジ・クラシックス・デビューとなります。 18世紀フランダースのチェンバロ作品といえば、フィオッコが代表格として存在しますが、ドメイエールは、それ以外にも豊富な作品群があることを本盤を通じて披露してくれます。 この分野のエキスパートであり、研究発表なども行っているドメイエールならではの徹底した研究に基づいた一枚です!
CC-72530(1SACD)
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53*
ガーシュウィン:パリのアメリカ人
リザ・フェルシュトマン(Vn) *
マリオ・ヴェンツァーゴ(指)ネザーランドPO
オランダを活動の拠点として、高い人気と実力を誇る若手ヴァイオリニスト、リザ・フェルシュトマン。前作のJ.S.バッハ&イザイ無伴奏作品集とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲とロマンスはいずれも高い評価を得ています。最新盤では、ドヴォルザークの協奏曲を、じわじわと注目されている指揮者マリオ・ヴェンツァーゴ指揮ネザーランド・フィルと共演します。カップリングとして、同コンビによる「パリのアメリカ人」を収録。実力派ぞろいのアーティストによる幅広い音楽性をお楽しみいただけます。リザ・フェルシュトマンは、2006年オランダの音楽家にとって最高の栄誉ともされる「オランダ音楽賞」を受賞、オランダの主要オーケストラ全てとの共演を重ね、海外のオーケストラからの招聘も多く、レナード・スラトキン、レフ・マルキス、ローレンス・レネス、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン、フランス・ブリュッヘン、エド・スパンヤール、ティエリー・フィッシャー、メンディ・ロダン、クリストフ・フォン・ドホナーニ、シュロモ・ミンツなどの指揮者と共演。情熱と知性を併せ持ったその演奏は国際的な注目を集めており、自身で室内楽音楽祭を主催するなど、活動も多岐にわたる才能です。マリオ・ヴェンツァーゴは、スイス出身の指揮者。グラーツ歌劇場、バーゼル響、エーテボリ響、インディアナポリス響等の音楽監督を歴任した実力派です。
CC-72531
J.C.シーファーデッカー:コンチェルト集
コンチェルト第13番ハ短調
コンチェルト第8番ヘ長調
コンチェルト第5番ニ短調
コンチェルト第10番ト長調
コンチェルト第1番イ短調
コンチェルト第6番ニ長調
エルビポリス・バロック・オーケストラ・ハンブルク
ドイツ発、バロック・アンサンブルによるチャレンジ・クラシックス・デビュー盤。歴史に埋もれた作曲家の発掘 ― ブクステフーデの弟子であり後継者である J.C.シーファーデッカーによるコンチェルト集。 ブレーメン、ハンブルクそしてベルリン出身の音楽家を中心に構成されるバロック・アンサンブルは、ドイツ及びヨーロッパを中心に活動し、その驚異的な「上手さ」と新感覚とが世界中で話題となっている注目のアンサンブルです。そのエルビポリスがチャレンジ・クラシックス・デビュー。第一弾は、ブクステフーデの弟子であり、後継者であり、歴史の中に埋もれた作曲家シーファーデッカーに光を当てます。 シーファーデッカー(1679-1732)は、ドイツのオルガン奏者・作曲家。ブクステフーデの弟子であり、師の死後はその後を継いでリューベックの聖マリア教会のオルガニストに就任した人物です。彼の作品はほとんど知られておらず、聖マリア教会でブクステフーデの前任者であるF.トゥンダーから連綿と守られてきた一連の公開演奏会(夕べの音楽)を守り続けました。 チャレンジ・クラシックス第1弾に相応しい意欲的な一枚です。
CC-72531
ヨハン・クリスティアン・シーファーデッカー(1679-1732):協奏曲集
協奏曲第13番 ハ短調、第8番 ヘ長調、
第5番 ニ短調、第10番 ト長調、
第1番 イ短調、第6番 ニ長調
ハンブルク・エルビポリス・バロックOのメンバー

録音:2011年 4月
ハンブルク・オペラのチェンバロ奏者として活躍、そしてブクステフーデの後任として教会のオルガン奏者を務めたドイツの作曲家、ヨハン・クリスティ アン・シーファーデッカーの作品集。
CC-72532(2CD)
ベートーヴェン:交響曲第2番
交響曲第3番「英雄」
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ネザーランドSO(ヘット・オーステン管弦楽団)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド&ネザーランド交響楽団(ヘット・オーステン管弦楽団)によるベートーヴェン全集最新盤は、「英雄」と第2番のカップリングによるハイブリッド盤2枚組です。 アカデミックなアプローチと高い芸術性との絶妙のバランスを保った演奏解釈で、ヨーロッパを中心にセンセーショナルな成功をおさめているデ・フリエンド。そして現在、最も親密な活動をしている手兵、ネザーランド交響楽団との蜜月コンビネーションは、ベートーヴェンの交響曲の中でも最も人気が高い「英雄」と第2番とを全集第4弾として取り上げ、世に問います。
CC-72533(1SACD)
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ネザーランドSO(ヘット・オーステンO)
アンマリー・クレメール(S)
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(A)
マルセル・レイヤン(T)
ゲールト・スミッツ(Br)
コンセンサス・ヴォーカリス(合唱)
「いつもそのような素振りを見せるわけではなかったが、ベートーヴェンの理想が“人類の平等”であったことは間違いない。だからこそ、シラーの詩が若きベートーヴェンに強く訴えたのである。いずれにしても、自身が没頭し、且つ強い一体感を感じるような理想を持つ人は、実際の日々の生活においては、そのような理想に近づけないものである。ベートーヴェンが自身のために、そして人類のために大いなる理想を抱き、彼自身の人生においては、そうした理想を完結できなかったという事実には、非常に人間的なものを感じる。しかし、ベートーヴェンは自身の作品においてその理想を生かし、音楽に爆発的な革命をもたらした。そのように無骨な人物の作品の中で、神々しい光がこんなにもはっきりと見て取れるとは、なんと感動的なことであろう。ベートーヴェンは常に人を魅了し続ける。ベートーヴェンを崇拝する人も、賞賛する人も、批判的な人も、好きでない人も、仲間であろうが敵であろうが、ベートーヴェンが音楽史上に果たした大きな役割を否定する人はいまい。今日、ベートーヴェンの交響曲を―とりわけ、『第九』を―聴いて、それが傑作であると認める以外、何ができようか。デ・フリエンドは、交響曲全曲を録音し終えた今、ベートーヴェンを完成したとは思っていない。この指揮者はこれらの交響曲について思索し、楽譜を分析し、その時代の特徴をはっきりと見据えようとしている。それは、継続し、深化し続ける道のりなのだ。…」(ライナーノートより)

CC-72534
バッハ:いざ来たれ異教徒の救い主よ BWV659
ラゴ:Ciudades
ブラームス:交響曲第3番〜第3楽章
ナイマン:弦楽四重奏曲第2番〜3つの楽章
モーツァルト:アダージョとフーガK.546
バーバー:弦楽のためのアダージョ
スウェーリンク:半音階的幻想曲
リヴィエール:グラーヴェとプレスト
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ナイマン:"8 sketches in Hunan Accents"〜3つの楽章
アムステル・サクソフォン四重奏団
「…コンセプトはシンプルです。演奏会の後、いつも何人かのお客様が我々に話しかけに来て、あの作品の録音はないのか、この作品の録音はないのか、と尋ねられるのです。我々は数年来この質問を何度も受けてきたので、我々とそしてお客様が気に入っている作品をすべて一つのアルバムに詰め込んでしまおうと。それ以外に収録曲を結びつけているのは、いずれも、我々のために、又は我々自身が編曲や作曲した作品です。唯一の例外がリヴィエールによる作品です。これは非常に一般的なサクソフォン四重奏曲なのですが、この作品に強い関連性を感じたので、同じく『我々のもの』とすることにしました。
『アムステル・トラック』第1弾をリリースする前は、それほど強力なアイディアではないと思っていましたが、それは間違いでした。それは最もアムステル・クァルテットらしい、よくできたものとなったのです。個人的な趣味や演奏してきた作品との感情的なかかわりというコンセプトが、結果として、どんな机上のコンセプトよりも強力なものとなったのです。ですから、今回のアムステル・トラック第2弾も、ファンの皆様の期待にお応えできればと願っています。このCDは、我々の結成15周年を記念するものでもあります。」(ライナーノートより)
CC-72535
ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調
トリオ・モンドリアン
高名なボルレッティ-ブイトーニ財団の奨学生として国際的なキャリアを着実に構築している優秀な若手音楽家によるトリオ・モンドリアン。その名声は急速に発展しています。当CDでは、このトリオの持つ重厚且つ豊かな表現力と深い音楽性が充分に披露されています。トリオ・モンドリアン曰く、“音楽の喜びを維持する鍵となるのは、 私たち3人が音楽家として、人として、そして友人として分かち合っている絆なのです。…”3人の絆はまさにトリオとしての一体感であり、それは非常に強いものです。このCDではその完璧な成果を聴くことができます!
■トリオ・モンドリアン
ピアニストのオハッド・ベン=アリー、ヴァイオリン奏者ダニエル・バード、そしてチェロ奏者ヒラ・カルニは、卓越したサウンドによる個性的な音楽のタペストリーを作り上げており、そのサウンドは、音楽を奏でる際の3人の優れた感性、成熟した理解、そして豊かな経験を反映している。 2007年にイタリア、トリエステで行われた名門国際室内楽コンクールで優勝し、それ以外にも数々の国際的な音楽コンクールにおいて入賞暦を誇る。イタリアの著名な音楽家であり作曲家であるマルチェロ・アバドは、「トリオ・モンドリアン」というタイトルの新曲を同トリオに献呈した。 トリオ・モンドリアンは、イスラエル及びヨーロッパで定期的な演奏活動を行っており、ブラームスとドヴォルザークの作品を収録した第1弾の録音がリリース。2009年高名なボルレッティ-ブイトーニ財団のフェローシップの受賞者のうちの一団体に選ばれた。
CC-72538
リシャルト・ラインフォス:NYコンチェルト(グランド・セントラル・ダンス)
NYコンチェルト(公園でのセントラル・ダンス)
マンハッタン・スクエア・ダンス(タイムズ・スクエア・ダンス)
マンハッタン・スクエア・ダンス(ワシントン・スクエア・ダンス)
マンハッタン・スクエア・ダンス(ユニオン・スクエア・ダンス)
セルソ・アントゥネス(指)
オランダ放送室内PO
オランダ放送PO
ジョン・スナイデルス(P)
二度にわたるMatthijs Vermeulen作曲賞を始めとし、数々の賞を受賞しているオランダの作曲家リシャルト・ラインフォスの作品です。彼はロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団や、パリのアンサンブル・アンテルコンタンポラン、ホーランド・フェスティバルといった名高い団体からの委嘱を受け、その作品はBBC交響楽団やブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団などのオーケストラにも演奏されています。セルソ・アントゥネスは多才なるブラジルの指揮者で、2008年よりオランダ放送合唱団の首席指揮者を務めるほか、ベルギーの室内楽団と数々の世界初演を行っています。
1964年生まれの作曲家リシャルト・ラインフォスは、ベートーヴェン、ヤナーチェク、シベリウスといった過去の巨匠たちの音楽をこよなく愛しています。しかし、ロマン派の作曲家たちの音楽語法とラインフォスの語法には大きな違いがあります。ライフォス自身は次のように語っています。「伝統的な作曲家の場合は、彼の頭の中にある音楽を楽譜の上に書き写します。しかし私の頭の中には何もありません。しかし曲を書きたいという欲求はあるのです。ある特定の条件をそろえ、何が起こっているのかが見えたときに沸き起こる、そういう音楽に私は興味を抱いています」
ラインフォスによる作品のタイトル(たいてい都市や場所を示すことが多い)が物語っているように、彼の音楽語法はさほど抽象的なものではありません。しかし彼は、非音楽的な素材や、チェスのゲーム盤や魔方陣といった数学的な素材から音を引き出しています。また一本の声部の線の上に再現なく声部を重ねていく手法も用います。この厳格な「非人間的」語法がむしろ彼の作品を、オランダ的なる表現をも越えた、官能的な世界へと導いているのです。
「作曲のアイディアが小さければ小さいほど、それは強固なものになっていく」と述べたのはモートン・フェルドマンですが、ラインフォスはこの言葉をモットーとしています。ラインフォスの一つ一つの作品は聴き手に新しい音世界を開かせるので、彼を一つの箱に押し込めて考えることはできません。長大な小説を編むかのように、彼は精密に作品を作り上げていきます。大半の作品はシリーズのように互いに関連し合っています。彼は独奏器楽曲や、小編成の室内楽のほか、交響曲や室内オーケストラの作品にも取り組んでいます。
CC-72539(1SACD)
シャリュモーの音楽〜グラウプナー作品集
クリストフ・グラウプナー:2本のシャリュモーと弦楽,チェンバロのための協奏曲ハ長調 GWV303
オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ.ト短調GWV709
3本のシャリュモーと弦楽器,チェンバロのための序曲.ヘ長調 GWV449
チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ ト短調 GWV711
2本のホルン,ティンパニ,2本のシャリュモー,ファゴット,弦楽器,チェンバロのための序曲へ長調 GWV452
グナール・レツボール(Vn,指)
アルス・アンティクア・オーストリア
ピリオド楽器による鮮やかな表現力で、古楽界にその存在力を見せつけるアルス・アンティクア・オーストリア。2002年にはヴィヴィアーニのCDでカンヌ・クラシカル・アワードを受賞した彼らによるニューアルバムが登場です。今回注目すべきは、シャリュモーという楽器です。シャリュモーはニュルンベルクの楽器製造者でありクラリネットの発案者でもあるヨハン・クリストフ・デンナー(1655-1707)によって、17世紀の終わりに開発されたと言われています。バロック時代や前古典派の作曲家たちが協奏曲や組曲、アリアや室内楽のために頻繁に用いたほど、構造的にも音響的にも重宝する楽器でした。シャリュモーはクラリネットの前身ではありますが、18世紀には両者が共存していました。後期バロック時代になるとより大きく力強い音が出るバロック・クラリネットの人気が高まり、シャリュモーは次第に音楽シーンから姿を消すこととなりました。  クリストフ・グラウプナーという人物は、シャリュモー音楽におけるもっとも重要な作曲家と見なされています。彼は限られた音域しかもたないこの楽器を巧みに用い、世俗音楽にも宗教音楽にも使用しました。  ところが、J.S.バッハやJ.J.フックスと同時代人でありながら、グラウプナーの名が世に広く知れ渡ることはありませんでした。彼の雇い主であるエルンスト・ルートヴィヒ伯爵がダルムシュタットの宮廷楽長の座に彼を留まらせたためです。彼は生涯ウィーンを訪れることもありませんでした。ルートヴィヒ伯爵は、1723年にグラウプナーが一生ダルムシュタットに留まることができようにと、給与を上げていきました。そのため、当時の彼は宮廷指揮者として相当な高給取りとなっており、カントルの座を打診してきたライプツィヒにも移住することはありませんでした。37年もの間ダルムシュタットの宮廷に仕えたのち、グラウプナーは1760年には視力を失っており、死を迎えるまでの6年間はもはやオーケストラを指揮する
CC-72540
ジェイムス・マクミラン作品集Vol.1
深く,目がくらむほどの暗闇〜独奏ヴァイオリンとアンサンブル,テープのための(2001-02)
(ロナの上の瞑想)〜弦楽オーケストラと打楽器のための(1996)
ヴェニ,ヴェニ,エマニュエル〜打楽器とオーケストラのための協奏曲(1992)
ジェイムス・マクミラン(指/作曲)
コリン・カリー(打楽器)
ゴルダン・リコリック(Vn)
オランダ放送室内PO
ジェイムス・マクミランの作品集第一弾の登場です!スコットランド出身のマクミランは、現在もっとも成功している作曲家の一人であり、指揮者としても国際的に活躍中です。彼は今年、英国オーケストラ協会から贈られる栄誉あるABO賞 を受賞しました。この賞は、英国においてオーケストラ文化に多大なる貢献を果たした人物や団体に毎年贈られるものです。彼の音楽語法は、スコットランドの伝統、カトリック信仰、社会的視点、そしてケルトの民族音楽との密接なつながりによる影響を色濃く示しています。
このディスクに収められた打楽器協奏曲「ヴェニ、ヴェニ、エマニュエル」は彼の主要作品であり、400回以上も再演が重ねられています。打楽器ソロを務めるのはコリン・カリー。ライヒからラウトヴァーラの作品まで10年以上にわたって現代作品に取り組み、世界中の主要オーケストラの共演を果たしてきました。  ジェイムス・マクミランの音楽をひとつの基準から聴き、理解することはできないでしょう。彼の音楽は純粋に音楽的な内容を持つと同時に、社会的・神学的な問題の探求でもあります。この特性は、1992年にエヴェリン・グレニー(スコットランド出身の打楽器奏者)のために作曲された打楽器協奏曲「ヴェニ・エマニュエル」にも顕著に見受けられます。  曲は単一楽章ですが、8つの短いセクションに分かれ、期待や祝福といった雰囲気に変化します。また全体の音楽的素材は、15世紀のフランスの待降節の讃歌「ヴェニ・ヴェニ・エマニュエル(久しく待ちにし主よ とく来たりて)」に由来しています。旋律の全体像は、曲の終結部にのみ登場し、そのため待降節のメッセージの「啓示」が徐々に姿を現すかのようです。最初のセクションに付けられた「入祭唱」、二つの「続唱」(セクション4と6)、そして「コラール」(セクション7)といった標題によって、典礼的な脈絡がはっきりと浮かび上がる作品です。
CC-72541(1SACD)
オケゲム:レクイエム
ド・ラ・リュー:レクイエム
カペラ・プラテンシス
ストラトン・ブル(音楽監督)
「チャレンジ・クラシックスからのリリース第三弾となる当盤で、カペラ・プラテンシスは『死者のためのミサ曲』の原点を紐解きます。ヨハネス・オケゲムとピエール・ド・ラ・リューによるレクイエムはまさに理想的なカップリング。なぜなら、この2つの作品はフランドル楽派の優れた作曲家たちによる最初の、ポリフォニー書法によるレクイエムだからです。ラ・リューは、自身より年長の作曲家であるオケゲムからインスピレーションを受けているのは明らかで、厳格ながら、豊かな音響をもたらすオケゲムのスタイルを反映しています。両作品とも、同時代において賞賛の的であり、オケゲムは『この上なく優れた完璧性』、そしてラ・リューは『史上最も和声的な音楽』と評されました。この二人の作曲家は、あまりに深遠であるためにそれまでグレゴリア聖歌による純度をあえて逸脱する作曲家がほとんどいなかった『死者のためのミサ曲』の文言に対して、これまでにない豊かなインスピレーションを持って新たな音楽の境地を切り開いたのは明らかです。この2つのレクイエムをカップリングすることで、カペラ・プラテンシスは西洋音楽史の偉大なる伝統の一つの端緒というだけでなく、人生をともに旅してきた仲間の死を悼む慰めの言葉をこれほど深く音楽へと変換した二つの作品を耳にする機会を提案しています。」
オランダを拠点とする声楽アンサンブル、カペラ・プランテンシスは、ジョスカン・デ・プレなど15-16世紀のポリフォニー作曲家の作品を特に専門にしており、精巧な知識と、学術的な研究に基づいた独創的な解釈とに裏打ちされた演奏は、欧米を中心に高い評価を得ています。
CC-72543(1SACD)
メンデルスゾーン:交響曲全集 VOL.1
交響曲第2番 変ロ長調「賛歌」op.52
ユディト・ファン・ヴァンロイ、
マッハテルト・バウマンス(S)
パトリック・ヘンケンス(T)
コンセンサス・ヴォカリス
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ネザーランドSO

録音:2012年
第2交響曲は1840年6月、活版印刷術の発明者グーテンベルク400年記念祭のために作曲されたもので、行事の一環としてバッハゆかりのトーマ ス教会で初演されました。3楽章のシンフォニア(交響曲)と、続く9曲のカンタータ部分から成る、演奏時間約70分の、メンデルスゾーンの才と、神々 しいような輝かしさに満ちた大曲です。 冒頭に現れる勝利的な主題が高らかに奏でられ、3楽章の活き活きとした交響曲部分が始まり、その後、合唱 を中心としたカンタータ部分へと続きます。カンタータ部の第7曲コラールの冒頭、八声部無伴奏合唱で演奏されるルター派のコラールは非常に印象的で (バッハもこのコラールを用いてカンタータBWV 9、192を書いています)、管弦楽が加わってますます世界は広がっていきます。終曲は大規模な合唱フー ガで、冒頭に現れる勝利的な主題が高らかに奏でられるなか、感動的なフィナーレを迎えます。
フリエンドは、この作品の演奏に際し、メンデルスゾーンの友人であり、ゲヴァントハウスのコンサートマスターでもあったダーフィトの運指やボウイング を参考にしています。ベートーヴェンの「第九」におとらぬ魅力を持つ作品、とフリエンドも主張するメンデルスゾーンの「賛歌」。フリエンドの緻密な指揮が、 圧巻のフィナーレを盛り上げます。 (Ki)
CC-72544
「ワインと音楽」〜15-16世紀ニュルンベルク起源の歌曲&舞踏
■Die Kaiserburg:The Emperor’s Castle
[1] Anonymous:Fanfare
[2] Robert Morton (1440-1478):L’Homme arme a 4
[3] Arnold von Bruck (1490-1554):Fortitudo Dei regnantis a 6
[4] Anonymous:Basse Danse Aliot Nouvelle
■Die Hauptkirchen:The Principal Churches
[5] Anonymous (Text:Conrad Celtis 1459-1508):Hymnus in vitam S. Sebaldi a 3
[6] Salomone Rossi (1570-1630):Kaddish a 5
[7] Konrad Paumann (1410-1473):Benedicite Almechtiger Gott 6
[8] Josquin Desprez (1450-1521):Ave Maria a 6
■Das Fest:The Feast
[9] Bruder Hess:Tanz/Nachtanz a 5
[10] Guillaume Dufay (1397-1474):Se la face ay pale a 3 und a 4
[11] Konrad Paumann:Se la phase pale 10
[12] Anonymous (15th century):Ich spring an diesem Ringe 11
[13] Gregorianisch / Josquin Desprez:Salve Regina prima pars 12
[14] Arnold von Bruck:So trinken wir alle a 5
[15] Anonymous/Improvisation:Passamezzo
■Humanismus:Humanism
[16] Adrian Willaert (1490-1562):Dulces exuviae
[17] Paul Hofhaimer (1459-1537):Exegi monumentum aere perennius
[18] Ludwig Senfl (1486-1542):Fortuna - nasci, pati, mori
[19] Adrian Willaert:Vecchie Letrose
ドミニク・ヴィス(A)
カタリナ・ボイムル(ショーム、ダルシアン、指)
カペラ・デ・ラ・トーレ
「5百年前に、ニュルンベルクという都市のイメージや重要性について長々と意義を唱えようとする者は誰もいなかっただろう。この都市は、膨大な数の貿易ルートの交差点であり、皇帝が居を構え、ドイツ・ヒューマニズムの萌芽を蓄えていた。そのような当時のヨーロッパの中心たるニュルンベルクをめぐる音楽の旅、それが、ドミニク・ヴィスとカペラ・デ・ラ・トーレがこのCDで辿ろうとする冒険に他ならない。この素晴らしい音楽家たちは、我々聴く者を1500年前後の一つの『華やかなる時代』― 自由な帝国都市の全盛期と常に考えられている時代 ― に誘ってくれる。旅は、ニュルンベルクの象徴であるニュルンベルク城(帝国の城)から案内を始めるのがよいだろう。実際に中世前期の遺跡であるこの城は、三十年戦争まで軍事目的で使用されていたが、おそらく、当時『ロム・アルメ(武装した人)』の旋律 ― 近世の最も有名な旋律の一つ ― を口ずさめる傭兵はかなりの数にのぼったであろう。このCDでは、ロバート・モートンによる最古の版と言われている形で収録されている。…同時に、ニュルンベルク城は、1571年まで神聖ローマ帝国の皇帝全員が『Noris(ニュルンベルクの都市とその統治についての比喩的な名前)』での行程で立ち寄る際に邸宅としていた。ポーランドの国王ジギスムンド1世を讃える儀式用のモテットでニュルンベルクにおいて出版されたFortitudo Dei regnantisは、この機会のために作曲された。音楽の旅は、城から降りて広々とした市場に着き、さらに先へと、ヴィスとカペラ・デ・ラ・トーレは聴き手の手を取り、誘う。
カペラ・デ・ラ・トーレのアンサンブルは、当時のニュルンベルクの都市にいた音楽隊の編成とほぼ正確に一致している。ショーム、ボンバルド、通奏低音に、トロンボーンとコルネットで増強している。…」  カペラ・デ・ラ・トーレは歴史的な演奏を実践する専門集団として定評のある団体で、近年共演することの多いドミニク・ヴィスと取り組んだ意欲的な企画です!!!
CC-72545(2SACD)
バッハ:ヨハネ受難曲BWV245 ラ・プティット・バンド、
シギスヴァルト・クイケン(指、Vn、ガンバ、ヴィオラ・ダモーレ)
[ソリスト]
ゲルリンデ・ゼーマン(S)、
ペトラ・ノスカイノヴァ(A)、
クリストフ・ゲンツ(T、福音史家)、
イェンス・ハーマン(Bs、イエス・キリスト)
[合唱]
マリー・クイケン(S)、
パトリツィア・ハルト(A)、
クヌート・ショッホ(T)、
ヴァルテル・テストリン(Bs)

録音:2011年4月17-20日
CC-72546
ハイドン(ホセ・ペリス・ラカーサ編):十字架上のキリストの7つの最後の言葉(弦楽四重奏と声楽による編曲版) スザンネ・ケリング(Ms)
ヘンシェルSQ

録音:2012年1月
アマデウス弦楽四重奏団、アルバン・ベルク弦楽四重奏団、ラサール弦楽四重奏団等このジャンルの史上燦然と輝く音楽家たちからの薫陶を受け、この若いメンバーによる弦楽四重奏団は、国際的な最高水準まで到達しました。数々の国際コンクールでの入賞歴に加え、1996年には大阪国際室内楽コンクール優勝。日本においても縁の深いクァルテットです。
「この『十字架上のキリストの7つの最後の言葉』は、スペインの王室付作曲家であるホセ・ペリスが弦楽四重奏と声楽のために編曲したいわば新しいハイドン・スタイルによる版です。ヘンシェル弦楽四重奏団が、名誉なことに大司教ベネディクト16世の聖名祝日のお祝いで演奏するためにバチカンに招待された際、ホセ・ペリスによるこの版を紹介する機会はここしかないと彼らは決めました。この時、声楽パートを演奏するためにバチカンが招待したのは、ドイツ人のメゾ・ソプラノ歌手スザンネ・ケリングでした。
ホセ・ペリス・ラカーサ(1924-)は、スペインの作曲家で、同国の国家遺産の音楽部門の査定人であり、マドリッド王宮の教会のオルガン奏者。パリでナディア・ブーランジェとダリウス・ミヨーに師事し、ミュンヘンでのカール・オルフによる作曲のマスタークラスで研鑽を積みました。
ホセ・ペリス・ラカーサは、ハイドンの「7つの最後の言葉」の新しい版を手掛け、初めて、その主声部をメゾ・ソプラノのソロに担わせました。ハイドンの原曲である弦楽四重奏版は、18世紀末にカディスの教会参事がサンタ・クエバ教会の聖金曜日のお祝いのために委嘱したもので、ハイドンの最も人気のある作品の一つとなりました。
マドリッドでのホセ・ペリス版の世界初演は、ヘンシェル四重奏団が、スペイン王室所蔵のストラディヴァリウスの名器コレクションを使用して行い、2008年聖週間の王室で熱狂的に受け入れられました。」
CC-72547
ダリオ・カステッロと仲間たち〜17世紀ヴェネツィアの管弦楽のためのソナタ集
1.Girolamo Frescobaldi; Chromatic Recercada from Fiori
Musicali
2.Dario Castello; Sonata Decimaterza ? 4 libro 2
3.Giovanni Antonio Bertoli; Sonata fagotto VIII per fagotto solo
4.Dario Castello; Sonata Sesta ? 2 libro 1
5.Dario Castello; Sonata Decimaquinta ? 4 libro 2
6.Dario Castello; Sonata Ottava ? 2 libro 1
7.Dario Castello; Sonata Duodecima ? 3 libro 2
8.Biagio Marini; Sonata Ottava per 2 Fagotti o Tromboni
9.Dario Castello; Sonata Undecima ? 3 libro 1
10.Giuseppe Scarani; Sonata Decimaterza ? 3
11.Dario Castello; Sonata Quarta ? 2 libro 1
12.Giovanni Picchi; Sonata ? 2
13.Biagio Marini; Sonata Nona per 2 Fagotti o Tromboni
14.Dario Castello; Sonata Decimaquarta ? 4 libro 2
チェチーリア・コンサート
【キャスリーン・クック(ハープシコード&オルガン)/ビャッテ・アイケ(ヴァイオリン)
ウーター・ヘルシューレン(ドゥルツィアン)/アイラ・マリア・レティプ(ヴァイオリン)
アダム・ウールフ(アルト&テノールトロンボーン)/ジェイミー・サヴァン(コルネット)】
17世紀の器楽や声楽曲を専門に国際的な活躍を広げるチェチーリア・コンサート。このCD「カステッロと仲間たち」で、チェチーリア・コンサートのメンバーは、室内楽の草分け的な作品にフレッシュでダイナミックなアプローチを行いました。古楽器によるしなやかな表現力と高度な技巧によって、新たなレパートリーを切り開いています。
 このCDに作品が収録されている作曲家・音楽家たちは、ヴェネツィアのサン・マルコ寺院のバシリカ聖堂に雇われていた人々で、歌手としても器楽奏者としても活動していました。その一人が17世紀の前半に活躍したダリオ・カステッロです。彼の生涯や作品についての情報は現在ほとんど残されておらず、楽譜の表紙に書かれている内容から、サン・マルコ寺院の音楽家であり、吹奏楽アンサンブルのリーダーであったということだけがわかっています。カステッロは29曲に及ぶソナタを2集に分けて、それぞれ1621年と1629年にヴェネツィアで出版しています。カステッロのソナタは多様なテンポと劇的な情緒の変化に富んでおり、当時のモダンな作曲スタイルが反映されています。また、どの楽器にもヴィルトゥオーゾ的なパッセージが散りばめられています。楽譜は何度も再版が重ねられており、アントワープなどでも出版されています。それは彼の作品がもたらす人気と絶え間ない影響力を示しています。
 カステッロ作品の他、ジュゼッペ・スカラーニ(1628-1642年頃活躍)、ビアージョ・マリーニ(1594-1663)、ジョヴァンニ・アントニオ・ベルトーリ(1639-1645年頃活躍)、ジョヴァンニ・ピッキ(1600-25年頃活躍)、ジローラモ・フレスコヴァルディ(1583-1643)の作品が本CDに収録されています。
CC-72548(2SACD)
ヘンデル:合奏協奏曲集Op.6より
第1番 ト長調/第8番 ハ短調
第6番 ト短調/第10番 ニ短調
第5番 ニ長調/第11番 イ長調
エドゥアルド・ロペス・バンゾ(指&ハープシコード)
アル・アイレ・エスパニョール
エドゥアルド・ロペス・バンゾ率いる、声楽と器楽による古楽アンサンブル「アル・アイレ・エスパニョール」による、ヘンデルの傑作「合奏協奏曲集」。2004年にはスペイン国立音楽賞を受賞した彼らが、ヘンデルの濃密かつ軽やかな器楽曲の世界を体現しています。全12曲の中から、第1、5、6、8、10、11番の抜粋版です。
「ヘンデルが生きていた時代には、既存のメロディーを自分のものに作り変えて使用するのはよく行われることでした。ヘンデルの合奏協奏曲集には、真新しく作曲された素材が驚くほどふんだんに盛り込まれているのと同時に、既存のものの借用も多く認められます。それらは豊かな叙情と感傷に裏打ちされた音楽の記憶であり、音楽の秘史なのです。新しいものと、借りてきたものの併存??ヘンデルの他の器楽曲には現れなかった特性が、この合奏協奏曲集にみられます。
 “オペラ的”な合奏協奏曲第8番は、気難しさと愛らしさを併せ持つハ短調という調性で書かれています。曲集の中でもっともドラマティックな作品であると同時に、もっとも興味深い構成をしています。冒頭の楽章はアルマンドの主要モチーフに基づいていますが、このモチーフはヨハン・マッテゾンのクラヴサン小品集(コレルリの協奏曲と同年の1714年にロンドンにて出版)からの借用です。また、1730年代に交流があったゴットリープ・ムファットによる《音楽作品集》からも、ヘンデルはいくつかのアイディアを導き出し、オーケストラ的で優れた楽章へと盛り込みました。
 同時代のイギリスの作曲家ウィリアム・ボイスは、「彼(ヘンデル)は他人の小石を集めては磨き上げてダイアモンドにしてしまう」と述べています。ヘンデルがこの曲集やその他の作品でも行っている借用を考えてみると、このボイスの言葉は核心をついていると言えるでしょう。
本ディスクにおけるアル・アイレ・エスパニョールの演奏は、音楽の純然たる美しさに気付かせてくれます。ヘンデルの手にかかれば、新しいものであれ借りてきたものであれ、音楽はいつでも金の輝きを帯びるのです。壮大な演奏をお楽しみいただける録音です!」

CC-72549(2SACD)
ブルックナー:交響曲第8番 ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)
オランダ放送PO
元オランダ放送フィルの首席指揮者で、現在ダラス交響楽団の首席指揮者であるヤープ・ヴァン・スヴェーデン。彼はアメリカの出版社 Musical America より「2012年最優秀指揮者賞」を贈られたばかり。また、チャレンジ・クラシックよりリリースされたワーグナーの《パルジファル》は、Edison Klassiek賞にノミネートされています。ブルックナーはヴァン・ズヴェーデンがもっとも得意とする作曲家です。彼とオランダ放送フィルは、現在ブルックナーの交響曲全集の録音に取り組んでおり、オクタヴィアとチャレンジ・レコードからすでに第2、4、5、7、9番をリリースし高く評価されています。ここに第8番の登場です!  この録音でヴァン・ズヴェーデンとオランダ放送フィルは、冒頭の楽章にミステリアスなオーラをまとわせました。まるで二つの主要主題が、遠隔調へと転調する前に、はっきりと正体を現すかのようです。この楽章は古典的な手法で堅固に組み立てられており、次第に暗から明へと変化します。続く第二楽章のスケルツォは分厚い織物を織って行くかのよう。第3楽章のアダージョは、錯綜した弦楽器のテクスチュアとコラールのような副主題により冥界の記念碑的建築物へと到達し、フィナーレで繰り返される下行音階は、テクスチュアと色彩の万華鏡となります。ブルックナーによる金管楽器の書法は、マーラーのそれと等しく活気がありますが、ブルックナーの洗練された音の世界では、技巧が官能的な欲求を凌駕しており、まさにこの作品の優れた金管パートがそれを示しています。

CC-72550(6SACD)
ベートーヴェン:交響曲全集
Disc 1 交響曲第4番&第6番「田園」
Disc 2 交響曲第1番&第5番「運命」
Disc 3 交響曲第7番&第8番
Disc 4 交響曲第2番
Disc 5 交響曲第3番「英雄」
Disc 6 交響曲第9番「合唱」
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ネザーランドSO(ヘット・オーステンO)
アンマリー・クレメール(S)
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(A)
マルセル・レイヤン(T)
ゲールト・スミッツ(Br)
コンセンサス・ヴォーカリス(合唱)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド&ネザーランド交響楽団(ヘット・オーステン管弦楽団)は2008年にベートーヴェン全集の録音を開始。欧州を中心としたヤン・ヴィレム・デ・フリエンドの指揮者としての名声の高まりとともに、驚くべき音楽的集中をもってここに全集ボックスを完成させました。音楽学者としてもその名を知られるデ・フリエンドは、ベートーヴェンの時代に関する膨大な知識と研究をこの全集に惜しみなく注ぎ、特に本全集第2弾(交響曲第1番&第5番『運命』)と第3弾(第7番&第8番)は、ICMAの重要な審査メンバーでもある国際的なクラシック音楽雑誌ピチカートにおいて、最上級の評価を獲得。「史上最高のベートーヴェン録音の一つ」「世界的なレベルで、ヤン・ヴィレム・デ・フリエンドはその斬新な音楽観の指揮者としてますます注目すべき存在である」等、絶賛されています。
CC-72550(6SACD)
ベートーヴェン:交響曲全集 アンマリー・クレメール(S)、
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(A)、
マルセル・レイヤン(T)、
ゲールト・スミッツ(Br)、
コンセンサス・ヴォーカリス(合唱)
ネザーランドSO、
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)

録音:2008-2010年
刺激満載の、フリエンド指揮のベートーヴェン交響曲全曲ボックス。

CC-72551(1SACD)
ブルックナー:交響曲第3番 ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)
オランダ放送PO
世界的に活躍し、ダラス交響楽団の首席指揮者であるヤープ・ヴァン・ズヴェーデンは、真のブルックナー指揮者と言われています。彼は「ベスト指揮者2012」を受賞し、アメリカの出版社からは「ミュージカル・アメリカ」賞も授与されています。チャレンジ・クラシックスからはリヒャルト・ワーグナーの楽劇「パルジファル」もリリースし、エディソン・クラシック賞を受賞しました。 ズヴェーデンはオランダ放送フィルとともに、ブルックナー交響曲全集に取り組んでいます。これまでに交響曲第2,4,5,7,8,9番をオクタヴィア・レコードおよびチャレンジ・クラシックスよりリリースし、高い評価を獲得しています。そしていよいよ第3番が登場です! ブルックナーの作品により、ヴァン・ズヴェーデンの本領が発揮されています。現在、ブルックナーの音楽に対する深い理解は、おそらくヴァン・ズヴェーデンの右に出る指揮者はいないでしょう。
CC-72552(1SACD)
ブルックナー:交響曲第6番 ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)
オランダ放送PO
ブルックナーの交響曲第6番は、20世紀のコンサートのレパートリーでは、さほど取り上げられる 機会が多くありませんでした。しかし昨今では急激に人気を集めています。  ブルックナー自身は、この第6番を「もっとも大胆な作品」であると認めています。それはこの曲 のもつ勢い、勇敢で強烈な性格の中に見出すことができるでしょう。  ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンは「ミュージカル・アメリカ・ベスト指揮者2012」を受賞したことで知 られ、今日世界的に活躍中の指揮者です。  彼が指揮したオランダ放送合唱団とソリストたちは、オペラ部門において「エジソン・クラシック 2012」を受賞しています。

CC-72553B(2SACD)
シューマン:交響曲集
交響曲第1番「春」
交響曲第2番 ハ長調 op.61
バッハの名による6つのフーガ op.60-6(1845)(ヘンク・デ・フリーヘルによるオーケストラ編曲版、2007年)
交響曲第3番「ライン」[31:26]
交響曲第4番 ニ短調 op.120
交響曲 ト短調(ツヴィッカウ交響曲)
ミカエル・ショーンヴァント(指)
オランダ放送室内PO

録音:2012年4月16-20日(1, 4番)、2012年6月5-9日(2, 3番)、2012年8月(フーガ、ツヴィッカウ交響曲)
シューマンの交響曲全集。第4番は1841年の初稿を採用。初稿の第2楽章の編成で、シューマンは当初ギターを伴奏楽器として導入しようとしてい ました(シューマンはすぐにこれをとりやめましたが)。また、現在一般に演奏される改訂版とはテンポ指示が明らかに違うものもあり、そうした違いを感 じながら聴くのも楽しみのひとつかもしれません。シューマンの生地ツヴィッカウの名も冠せられたト短調交響曲は、1832年、シューマンの20代前半の作。 法律の勉強をやめ、音楽に専念、ヴィルトゥオーゾ・ピアニストを志すも手の故障で断念。バッハ、ハイドン、モーツァルト、そしてベートーヴェンの作品 を具に研究し、ピアノでの作曲を始めた後、初めて書いたオーケストラ作品です。シューマンの才能はそこかしこに認められるものの、まだ不十分な部分 もあり、自身もそれを認識していたのか、1833年にツヴィッカウで何度か演奏される機会はあったものの、最終的には未完となっている交響曲です。若 きシューマンの息吹を感じる演奏です。さらに、シューマン唯一のオルガン作品「バッハの名による6つのフーガ」のオーケストラ編曲版も含む興味深い プログラムです。編曲を手がけたのは、ヘンク・デ・フリーヘル。ワーグナーのリングをオーケストラに編曲した「オーケストラル・アドヴェンチャー」で も一躍話題となった、打楽器奏者でもあるフリーヘル。シューマンの二重フーガをどのように料理したか、注目です。
ショーンヴァントは1953年コペンハーゲン生まれ。ベルリン交響楽団(首席指揮者/1992-1998)、モネ劇場(首席客演指揮者/1984-87)、デンマー ク国立放送交響楽団(首席客演指揮者/1987-2000)、ロイヤル・フランダース・フィルでも首席客演指揮者を務め、現在はシュトゥットガルト州立劇 場の首席客演指揮者を務めています。デンマーク王立歌劇場で上演したワーグナーの『指環』、通称「コペンハーゲン・リング」(2006年)でも話題となり、 他にもとりわけオペラ・シーンで活躍する一方、ベルリン・フィル、ウィーン・フィルをはじめ、LSOとはブレンデルとのベートーヴェン:ピアノ協奏曲シリー ズを手がけるなど、世界で幅広く活躍しています。 (Ki)
CC-72554
ジェームス・マクミラン:マニフィカト ジェームス・マクミラン(指)
ネザーランド放送室内SO
今日もっとも成功している作曲家にして、国際的に活躍する指揮者でもあるジェームス・マクミラン。彼の音楽語法はスコットランドの伝統、カトリック信仰、社会的道義心、およびケルトの民族音楽と強い結びつきを持っています。これらがみな彼の中で、極東やスカンジナヴィア、東ヨーロッパの音楽からの影響と融合しているのです。  マクミランはスコットランド室内オーケストラのアフィリエイト・コンポーザー(1990-2000)、フィルハーモニア管の「今日の音楽」シリーズの芸術監督(1992-2002)、BBCフィルの作曲家/指揮者(2000-2009)を歴任しています。ボルティモア響、ロッテルダム・フィル、ミュンヘン・フィル、トロント響をはじめとして、数々のオーケストラを指揮してきました。2012年には英国オーケストラ協会から栄誉あるABO賞を授与されています。
CC-72556(1SACD)
ブルックナー:交響曲第1番 ハ短調(ノヴァーク校訂による、1866年リンツ稿) ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)
オランダ放送PO

録音:2012年6月14日、2013年6月10-13日
ズヴェーデン率いるオランダ放送フィル、ブルックナー最新盤の登場。ブルックナーの交響曲第1番は、1865年1月に着手、1866年4月14日に完 成されました。1868年に自身の指揮によりリンツで初演、その後1877年、1884年にいくらかの改訂を施し、1891年、ウィーン初演を手がけたいと いうハンス・リヒターのために、いわゆるウィーン稿と呼ばれる稿を完成させます。この CD では、リンツ稿が選択されています。ウィーン稿よりもやや荒 削りな部分があり、冒険心旺盛に響きますが、非常に緻密に織りあげられたポリフォニーなど、ブルックナーの交響曲の特徴が既に見られるこのリンツ稿 の人気は近年高まっているといえます。ズヴェーデンは、要素のひとつひとつを丁寧に響かせながら、ブルックナー・サウンドを見事に再現しています。
ズヴェーデンは1960年オランダ生まれ。1979年、最年少でロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスターを務めた(1995年まで) 経験ももつ指揮者。95年から指揮活動を始め、ネザーランド交響楽団、ハーグ・レジデンツ、ロイヤル・フランダース・フィルなどの音楽監督を歴任。 2005年から2011年までオランダ放送フィル、およびオランダ放送室内フィルの芸術監督を務め、現在はオランダ放送フィルの名誉首席指揮者に就任し ています。ほかにも、アメリカの名門ダラス交響楽団の音楽監督、およびアメリカの優れたオーケストラの客演指揮者などで活躍しています。 (Ki)
CC-72559
音楽に寄せて〜シューベルト名歌曲集
ミューズの子/連祷/水の上で歌う
バラのリボン/孤独に身を委ねる者は
涙と共にパンを食べたことのない者は
戸口に忍び寄り/魔王/音楽に寄せて
リュートに寄せて/プロメテウス
野ばら/春への想い/鱒
君はわが憩い/.セレナーデ
死と乙女/羊飼いの嘆きの歌
笑いと涙/メムノン/憩いなき恋
クラウス・メルテンス(Bs-Br)
ティニ・マトー(フォルテピアノ)
バス・バリトン歌手のクラウス・メルテンスとフォルテピアノ奏者のティニ・マトーによるシューベルトの名歌曲集です。「魔王」「音楽に寄せて」「プロメテウス」「鱒」「君はわが憩い」ほか数々の名曲をセレクト。私たちがよく知り深く愛し続けてきた歌曲に新しい光が注がれています。これらの歌曲が時代を超えて愛されているのは、普遍的な感情やテーマを扱っているから。わたしたちの日常や世代にも語りかけてくるのです。メルテンスとマトーという二人の一流音楽家の演奏により、なおも活き活きと輝きを放っています。
 マトーが演奏するのは、1810年頃のマティアス・ミュラー製のフォルテピアノ。彼女は優れたハープシコード、フォルテピアノ奏者です。夫トン・コープマンの数々のレコーディングをプロデュースし、世界を舞台に夫婦で共演を行っています。メルテンスはルツェルン音楽祭やBBCプロムスをはじめとする数多くの音楽祭、ヨーロッパのテレビやラジオで活躍。歌曲において高い評価を得ています。古楽演奏にも力を入れ、トン・コープマンとバッハのカンタータ全集を録音しています。
 シューベルトにとって歌曲とは、詩人と作曲家という二人の書き手によって生み出される芸術作品でした。詩人の名前や歌のタイトルが明記されていない手稿譜は、シューベルトの歌曲の場合ほとんど見受けられません(スケッチや習作は除く)。シューベルトの生涯は、詩との密接な関係を示しています。彼は詩人たちと強い友情を育み、詩の朗読会(週に何度も開かれることがあった)を通じて最新の文学に親しみ、詩について議論していました。それゆえに、歌曲ほどシューベルトの心を強くとらえた音楽ジャンルは、彼の生涯を通じて他にないと考えられます。歌曲の三つの基本的なパラメーターは、言葉、旋律、伴奏です。それらは原則として同等に扱われます。言葉は歌の土台・内容・形式を生み、旋律はそれを歌へと変え、伴奏は解釈を添えるのです。シューベルトは二人の詩人の詩に歌曲を書き続けました。シラーとゲーテです。前者はシューベルトが若い頃から、後者は1814年の秋に「ファウスト」を読んで以来のこと。この美しいCDには、シラーとゲーテ、その他の詩によるシューベルト歌曲が収められています!
CC-72560(2CD)
バッハ:ハープシコードとヴァイオリンのための6つのソナタBWV1014-1019
ソナタ第1番変ロ短調BWV1014
ソナタ第2番イ長調BWV1015
ソナタ第3番ホ長調BWV1016
ソナタ第4番ハ短調BWV1017
ソナタ第5番ヘ短調BWV1018
ソナタ第6番ト長調BWV1019
補遺:6つのソナタの旧版からの2つの楽章(Cantabile, ma un poco Adagio)
補遺:6つのソナタの旧版からの2つの楽章(Adagio)
キャサリン・マンソン(Vn)
トン・コープマン(Cemb)
キャサリン・マンソンはソリスト、伝統あるロンドン・ハイドン弦楽四重奏団の第一ヴァイオリン奏者、そしてアムステルダム・バロック・オーケストラのコンサートマスターとして多彩なキャリアを積んでいるヴァイオリニストです。トン・コープマンはバッハのカンタータシリーズで2008年BBC音楽賞を受賞、またハイドンのオルガンCDやブクステフーデの「オペラ・オムニア XII」で2011年スーパー・ソニック賞を受賞しています。 このCDでは、二人の最高クラスのミュージシャンが対等に語らうように演奏し、魅力を発揮しています。その自然な親密さがリスナーをすぐさま音楽の世界へと導いてくれます。
CC-72562
ブラームス、ワーグナー、シェーンベルクらのピアノ作品集
ブラームス:7つの幻想曲 op.116
ワーグナー:黒鳥館への到着
リスト:暗い雲 S199
ラッヘンマン:ゆりかごの音楽
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第10番 op.70
シェーンベルク:組曲 op.25
マルティン・チバ(P)
国際的な演奏活動を行い、またラジオやテレビ番組に数多く出演中のマルティン・チバによる意欲的なプログラミングの作品集です。このプログラムには102年間(1861年から1963年)の間に作曲されたピアノ曲が含まれています。ロマン主義からモダニズムまでの旅は、不穏および平安の瞬間に満ち、歌うようなパッセージや断片的な構造、抑制のきかない恍惚、大胆な音楽的実験、そして「深みのある熱」(スクリャービン)の間を漂います。
これらの作品はどれも非常に異っているようで、実は思いもよらない関係で結ばれ、とらえがたい連結によって一体となっているのです。聴き手はそれらの音楽的な連鎖を味わうことになるでしょう。作品は全体の中の一部分として、または個々の独立した作品として聴かれるかもしれません。曲順や、曲の並びに見られる変化は意図的に設定されています。
「過去を意識しながら、時と共に移り行くこと。伝統と進歩とを、互いに対立させるものとしてとらえるのでなく、相互に関係させること。レパートリーを拡張させる創造的可能性を見出し、メインストリームに代わる新しい別の流れをを提示するために、慣例にとらわれないプログラミングを考えること。それが、今日に生きるピアニストである私に課せられたチャレンジなのです」(マルティン・チバ)

CC-72565
(2SACD)
R・シュトラウス:「エレクトラ」 マルク・アルブレヒト(指)
ネザーラーンドSO
アムステルダム・トーンクンストCho
クリナムネストラ:ミヒャエラ・シュースター
エレクトラ:エヴェリン・ヘルリツィウス
クリソテミス:カミラ・ニュールンド
エギスト:ユベール・ドランボワ
オレスト:ゲルト・グロチョフスキー
オレストの養育者:タイル・ファヴェイツ

録音:2011年ライヴ
豪華ブックレット付
ネーデルランド・オペラがチャレンジ・クラシックより初リリースです!芸術監督ピエール・オーディのもと、ネーデルランド・オペラはヨーロッパの優れて進歩的なオペラ・カンパニーの一つに成長を遂げてきました。この「エレクトラ」は、ネーデルランド・オペラで成功をおさめてきた演出家ウィリー・デッカーが4度目のプロダクションとして発表したもの。新首席指揮者のマルク・アルブレヒトはワーグナーやリヒャルト・シュトラウス、および彼らと同時代の作曲家による作品の優れた解釈で注目を集めています。フーゴ・フォン・ホーフマンスタール台本による「エレクトラ」は1909年1月25日にドレスデン宮廷家劇場で初演されましたが、このCDの演奏は2011年11月にアムステルダム音楽劇場で上演されたものです。
「エレクトラは人のいない無人地帯に暮らしている。そのため、彼女はゆるぎない決断力をもってその地を治めている。そこでのみ、彼女は矛盾という自分の本質を正当化できるのである。彼女は他の誰でもない。彼女はここに住んでいるが、実際には死んでいる。彼女は若くあるというのに、家族のもとへ足を踏み入れることはしない。自己と外の世界との関係性において、あらゆる物事や人に対して、いつ・どこででも、彼女は矛盾の権化として存在している。その矛盾は最初の場面から用意されている。彼女が絶えず暮らしている場所だ。実際の場所ではない。もっと言うなら、場所なのではない。無人地帯なのである」(ウィリー・デッカー)
CC-72567(3CD)
ヴァインベルク:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ヴァイオリン・ソナタ第5番Op.53
ヴァイオリン・ソナタ第4番Op.39
モルダヴィア狂詩曲Op.47の3
ヴァイオリン・ソナタ第3番Op.37
ソナチネOp.46
ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.15
ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.2
ヴァイオリン・ソナタ第6番Op.136
3つの小品(1934-5)
リナス・ロス(Vn)、
ホセ・ガジャルド(P)

録音:2012年
ヴァインベルクのピアノ伴奏付ヴァイオリン曲をすべて集めた好企画。注目はポーランド時代の1934-5年、彼が15-6歳の「3つの小品」で、もちろ ん世界初録音。ショスタコーヴィチやソヴィエト音楽の影響を受ける前の、彼の素顔を垣間見れます。
ヴァインベルクのヴァイオリン・ソナタは、第2番がオイストラフ、第4番がコーガンに、「ソナチネ」と「モルダヴィア狂詩曲」は朋友の作曲家ボリス・チャ イコフスキーに捧げられています。「モルダヴィア狂詩曲」はSP時代にオイストラフの独奏、ヴァインベルク自身のピアノ伴奏による超絶的な録音がありま したが、リナス・ロスの新録音も凄まじい効果をあげています。また、珍品なのが「ヴァイオリン・ソナタ第6番」。この作品に付けられているOp.136は、 もともと「無伴奏ヴィオラ・ソナタ第4番」で、ダブり付番されていますが、内容は全く異なります。作品表にないものなので貴重で、これも世界初録音。
作風は情念に満ちた部分と、精力的なアレグロが特徴。父が劇場のヴァイオリン奏者だったことと、自身もオイストラフやコーガンら名手と親しかったこ ともあり、非常に技巧的で効果的に書かれています。リナス・ロスは熱いなかにもクールな客観性で作品を見つめています。この水準で全集が出たことは、 まことに喜ばしいと申せましょう。
リナス・ロスは1977年ドイツのラーベンスブルク生まれ、埋もれた作品発掘にも力を入れ、このアルバムではヴァインベルクのヴァイオリン曲再評価 に多大な尽力をしました。 (Ki)
CC-72570
(3SACD)
ヘンデル:合奏協奏曲 作品 6
合奏協奏曲 op. 6 no. 1 ト長調 HWV 319
合奏協奏曲op. 6 no. 2 へ長調 HWV 320
合奏協奏曲 op. 6 no. 3 ホ短調 HWV 321
合奏協奏曲op. 6 no. 4 イ短調 HWV 322
合奏協奏曲op. 6 no. 5 ニ長調 HWV323
合奏協奏曲 op. 6 no. 6 ト短調 HWV 324
合奏協奏曲 op. 6 no. 7 変ロ長調 HWV 325
合奏協奏曲op. 6 no. 8 ハ短調 HWV 326
合奏協奏曲 op. 6 no. 9 ヘ長調 HWV 327
合奏協奏曲 op. 6 no. 10 ニ短調 HWV 328
合奏協奏曲op. 6 no. 11 イ長調 HWV 329
合奏協奏曲 op. 6 no. 12 ロ短調 HWV 330
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
ヘンデルが残した12曲の合奏協奏曲は全61楽章にも及び、創造性豊かな構造と、幅広い多様性をもったスタイルを提示しています。驚くほど様々な音楽的表現に溢れる合奏協奏曲はユニークな作品ですが、中でもこのディスクに収められている作品6は、バッハのブランデンブルク協奏曲と並び、バロック時代の器楽音楽の金字塔といえる傑作です。  コンバッティメント・コンソート・アムステルダムは過去30年にわたり、国内外で確固たる評価を築き上げてきたアンサンブル・グループで、上質でエネルギッシュな演奏で知られています。室内アンサンブルから室内オーケストラまで、オラトリオからオペラまで、様々な編成で幅広いレパートリーを持ち、世界でもっとも成功しているバロックアンサンブルのひとつです。  国際的にその名を轟かせる指揮者・ヴァイオリニストのヤン・ヴィレム・デ・フリエンドがコンバッティメント・コンソート・アムステルダム の芸術監督です。彼は2006年よりネザーランド交響楽団の首席指揮者・芸術監督も務めています。  彼らは1600年から1830年頃の音楽に焦点をあて、1982年の設立以来、世界各国での精力的な演奏活動に加え、多くのCD、DVDをリリースし、テレビ番組にも出演しています。
CC-72572(1SACD)
ブラームス:クラリネットと弦楽五重奏のためのソナタ へ短調Op.120-1
シューマン:クラリネットと弦楽五重奏のための幻想小曲集Op.73
ブラームス:クラリネットと弦楽五重奏のためのソナタ 変ホ長調Op.120-2
(全て、編曲:ゲールト・ファン・クーレン)
アルノ・ピータース&ロイヤル・コンセルトヘボウのメンバーたち
【アルノ・ピータース(Cl)
マリーン・アスバーグ(Vn)
ニンケ・ファン・リジン(Vn)
ケイコ・イワタ(Vn)
エディット・ファン・モエルガステル(Va)
ユーディット・ワイゼンビーク(Va)
ベネディクト・エンツラー(Vc)
ロブ・ディルクセン(Cb)】
ゲールト・ファン・クーレンのアレンジによる、シューマンとブラームスの3つのアレンジ作品です。このうちの2曲は、クラリネッティストのアルノ・ピータースが特別に依頼したものです。  この録音のために集まったロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーたちが、素晴らしいアンサンブルを聴かせます。クラリネッティストのピータースは、その音色のクオリティー、完璧なピッチやタイミングの演奏技術により高い評価を得ています。ヴァイオリニストのマリーン・アスバーグとニンケ・ファン・リジンは、互いに第1ヴァイオリンパートを競うように見事な演奏を繰り広げています。卓越した技術を誇るケイコ・イワタもまた、第二ヴァイオリンの非常に難易度の高いパートを見事に弾きこなしています。エディット・ファン・モエルガステルのヴィオラは中音域に豊かな彩りを与え、ユーディット・ワイゼンビークの第二ヴィオラと互いに補い合って美しい音色を響かせます。チェロのベネディクト・エンツラーは、力強さと郷愁、そして熱情とが程よく混ざった音色で奏で、コントラバスのロブ・ディルクセンが響かせる活力と優雅さ、そして芯の強い低音が、二つのソナタに奥深さを与えています。
 「編曲に対する関心が、今日再び高まりを見せています。古楽演奏の実践に見られるような歴史的な解釈による改作のみならず、現代的な編曲もなされるようになってきました。このCDにおける私のアレンジは、原曲のピアノパートのみを編曲したもので、クラリネットの楽譜には何も変えていません。できるかぎり原曲に近い形にしたいと考えました。ピアノパートに関しても、ピアノならではの和音や解決の仕方などをいくつか変えたほかは、原曲のままにしてあります。  シューマンやブラームスが、これらの作品を捧げた演奏家たちに刺激されたように、私自身もこの編曲に取り組む中で、特定の演奏家たちのことが頭にあり、彼らの素晴らしい音楽性が私の熱意を駆り立ててくれました。ヘ短調のソナタの編曲は、クラリネッティストのヘイン・ヴィーディジュクの依頼に応えて書かれたものですが、変ホ長調のソナタおよび幻想小曲集は、同じくクラリネッティストのアルノ・ピータースの希望により編曲したものです。」( ゲールト・ファン・クーレン)
CC-72574(2CD)
バッハ:6つのパルティータ BWV825-830
パルティータ第1番 BWV825
パルティータ第2番 BWV826
パルティータ第6番 BWV830
パルティータ第3番 BWV827
パルティータ第4番 BWV828
パルティータ第5番 BWV829
トン・コープマン(Cemb)
バロック音楽とバッハの専門家として、国際的に名高いトン・コープマンによる演奏です。コープマンと彼の率いるアムステルダム・バロック・オーケストラは、国際的なコンサート活動を盛んに行っています。コープマンは指揮者としてばかりでなく、オルガン奏者・チェンバロ奏者としても活躍の幅を広げています。J.S.バッハとブクステフーデに関して、彼は音楽学的知識を深めており、ブクステフーデのオペラや声楽作品、バッハのカンタータシリーズにおいて、ECHOクラシック賞やBBC音楽賞などを受賞しています。また2010年には、バッハのマタイ受難曲の売り上げが1万枚を突破し、ゴールデン・レコード賞を受賞。同年、ハイドンのオルガン協奏曲とロンドン交響曲の2枚のアルバムをリリースし、高く評価されています。 バッハの傑作である「6つのパルティータ」を録音することは、コープマンの長年の願いであり、ここに待望のリリースが叶いました! 録音は、美しい音響で信頼の厚いアムステルダムのワロン教会で行われました。
CC-72578
アレクサンドル・ラスカトフ:「祈りと賛美」 ヒリヤード・アンサンブル
 David James (C.T)
 Rogers Covey-Crump (T)
 Steven Harrold (T)
 Gordon Janes (Br)
クリストフ・マラトカ(指)ネザーランドCO
ヒリヤード・アンサンブルは世界でもっとも優れた室内合唱グループです。ネザーランド室内Oは、アムステルダムのコンセルトヘボウを拠点とし、同ホールでは年間平均25回のコンサートを行っています。  男声四重唱とベルのための「祈り」は1998年の作品です。ヒリヤード・アンサンブルのために書かれたこの作品は、東方正教会の典礼文の5つのテクストに基づいています。「Obikhod」(2002-03)も、ロシア正教会のテキストを用い、同じくヒリヤード・アンサンブルのために作曲されました。この作品には弦楽オーケストラの伴奏が付いています。  作曲者のアレクサンドル・ラスカトフは1953年モスクワ生まれ。モスクワ音楽院で学び、1982年に大学院を終了。ドイツに渡り、1990年代からはフランスで活動しています。彼の音楽はしばしば言葉では記述し難いものがありますが、いつも繊細な響きと美しい色彩感、そして沈黙、あるいは沈黙に近い何かを湛えています。音楽学者ウラディミール・バルスキーによれば、「アレクサンドル・ラスカトフの創造的なる作品のはじめに、言葉ありき」とのこと。彼の音楽の本質を付くひと言かもしれません。

CC-72579
(1SACD)
ベートーヴェン:三重協奏曲
ピアノ三重奏曲Op.97「大公」
ストリーニ・トリオ
[Wouter Vossen(Vn)
Marc Vossen(Vc)
Bart van de Roer(P)]

ネザーランド響
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ストリーニ・トリオは、オランダの室内楽アンサンブルの代表的なグループへと成長を遂げました。カーネギー・ホール(ウェイル・リサイタルホール)、コンセルトヘボウ、ウィグモア・ホール、および数々のヨーロッパの音楽祭の舞台に立っています。メンバーは年に一度オランダのアイントホーフェンで開催されるストリーニ・フェスティバルの音楽監督です。 古楽器による「三重奏曲」と「大公トリオ」の優れたアルバムがここに誕生しました。ネザーランド響とヤン・ヴィレム・デ・フリエンドは、彼らのベートーヴェンの「交響曲全集」(CC-72550)に加え、このアルバムでも彼らのユニークな解釈を披露しています。フリエンドの活動は目覚ましく、交響曲指揮者として頭角を現し、重要な存在となりました。ネザーランド響の録音は高く評価され、国内外で演奏ツアーを行っています。

CC-72580
プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調Op.94bis
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op.80
5つのメロディー作品35a
イザベル・ファン・クーレン(Vn)
ロナルド・ブラウティガム(P)
1984年にBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー優勝以来、活躍中のイザベル・ファン・クーレン。彼女はヴァイオリンだけでなく、ヴィオラも演奏し、室内オーケストラの指揮も行う多彩なミュージシャンです。2012年秋より、スイスのルツェルン藝術大学で、この3つの分野で行進の指導にあたっています。  ロナルド・ブラウティガムは、オランダでもっとも尊敬を集めるピアニストの一人。2011年よりバーゼル音楽院の教授を務めています。オランダ音楽賞を受賞。また、アンドリュー・パロット指揮ノールショピング交響楽団と共演したベートーヴェンピアノ協奏曲集のCDは2010年MIDEMクラシック賞のベスト・コンチェルトに選ばれました。  ファン・クーレンとブラウティガムは22年間デュオを組んできました。この全集はヨーロッパ中でテレビ放映された演奏です。二人の引き起こす化学反応の素晴らしさは、演奏を聴いた瞬間におわかりになるでしょう。  プロコフィエフのヴァイオリンとピアノのための作品は、ここに収めらた3つの作品にに限られています。しかも、そのうちの二つはプロコフィエフ自身による編曲作品です。ソナタ第2番は、もともとはフルートとピアノのために書かれた作品で、5つのメロディは、ソプラノ歌手ニーナ・コシェッツのために1920年に書かれた歌曲です。また、この二つのソナタの作品番号とタイトルはこれまで誤解されてきました。1943年、第二次世界大戦の混乱の最中、プロコフィエフはフルートとピアノのためにソナタ第2番ニ長調作品94を作曲し、これは1943年12月7日に、フルーティスとのニコライ・チャルコフスキーとスヴャトスラフ・リヒテルによって初演されました。それを聴いたヴァイオリニストのダヴィッド・オイストラフがプロコフィエフに、この曲をヴァイオリンとピアノ用に編曲するように熱心に勧めたのでした。  ピアノパートはまったく変えられておらず、フルートパートのみがオイストラフとの共同作業によって編曲されました。このヴァイオリン版の初演は、1944年6月17日。第一楽章は、繰り返される優しく牧歌的で、変化に富んだリズムのパッセージに支配されており、勇敢な曲想です。この個性的な素材は、同年に作曲されたプロコフィエフの交響曲第5番を彷彿とさせます。
CC-72581
ルドヴィコ・エイナウディ:ナイトブック ハンナ・デヴィッチ(P)
元デヴィッチ・トリオのピアニスト、ハンナ・デヴィッチが待望のソロ活動を展開。ピアノ教師でもあるハンナは、自分の生徒たちのために曲を探していたところ、ルドヴィコ・エイナウディの音楽と出会ったのでした。彼女自ら演奏してみると、しっくりとはまる手袋のようにフィットしたのだとか! 彼女の音楽解釈はとてもダイナミックで多層的。エイナウディの作品がさらに輝きます。  ルドヴィコ・エイナウディはフランス映画「最強の二人」(2011)の音楽担当などでよく知られている作曲家ですが、テレビシリーズや数々の映画などでも彼の作品は世界中で使われています。彼の音楽が、広い層の聴衆を魅惑しているのです。  ハンナ・デヴィッチは独奏によって表現力を見事に示しました。このCDが彼女の国内外でのコンサート活動を後押しすることになるでしょう。 (Ki)

CC-72583(3SACD)
カール・アマデウス・ハルトマン(1905-1963):交響曲第1-8番(全曲)

(1)交響曲第1番「レクイエムの試み」

(2)交響曲第2番「アダージョ」

(3)交響曲第3番

(4)交響曲第4番

(5)交響曲第5番「協奏交響曲」

(6)交響曲第6番

(7)交響曲第7番

(8)交響曲第8番
(1)マルクス・シュテンツ(指)オランダ放送PO、キスマラ・ペッサーティ(A)
/録音:2012年12月22日ロイヤル・コンセルトヘボウにてのライヴ
(2)ジェームズ・ガフィガン(指)オランダ放送PO/録音:2013年1月26日、ロイヤル・コンセルトヘボウにてのライヴ
(3ジェームズ・ガフィガン(指)オランダ放送PO/録音:2012年9月22日、ロイヤル・コンセルトヘボウにてのライヴ
(4)マルクス・シュテンツ(指)オランダ放送PO/録音:2012年11月12-14日、ファン・デ・オンレープ・ヒルヴェルスム音楽センター、スタジオ5にてのセッション録音
(5)ミカエル・ショーンヴァント(指)オランダ放送PO/録音:2012年9月22日、ロイヤル・コンセルトヘボウにてのライヴ
(6)クリストフ・ポッペン(指)オランダ放送PO/録音:2013年5月11日、ロイヤル・コンセルトヘボウにてのライヴ
(7)オスモ・ヴァンスカ(指)オランダ放送PO/録音:2013年1月12日、ロイヤル・コンセルトヘボウにてのライヴ
(8)インゴ・メッツマッハー(指)オランダ放送PO/録音:2013年3月30日、ロイヤル・コンセルトヘボウにてのライヴ
ハルトマン没後50年を記念してリリースされた交響曲集。ヴァンスカ、メッツマッハーら豪華指揮者が顔を揃えます。20世紀の最重要ドイツ作曲家、 ハルトマンの交響曲を一挙に聴ける貴重な3枚組といえるでしょう。 ハルトマン作品の特徴のひとつが、音楽史上の様々に対照的な様式的要素やテクニックを、継ぎ目のわからないかたちで1つにまとめていること。さらに、 ある一つのメロディが、すべての交響曲に隠されています。そのメロディとはユダヤの歌「Elijahu hanavi」、ユダヤの人々が救済を求めた預言者エリヤに まつわる歌。この救済への望みの気持ちがハルトマンの音楽の核心にあるといえます。どれも深刻な作品ながら、濃密な表情と効果的な音響効果に満ち た作品となっており、SACD HYBRIDの高音質で音質もたのしめる充実の3枚組です (Ki)
CC-72584(1SACD)
プロコフィエフ:交響曲第3番ハ短調Op.44
交響曲第4番ハ長調Op.47(原典版)
ジェイムズ・ガフィガン(指)
オランダ放送PO

録音:2013年11月5-6日、2014年5月6-8日 MCOスタジオ5(ヒルフェルスム)
ツェルン交響楽団の首席指揮者を務めるかたわら、世界中のオーケストラに客演して注目されるアメリカの若手ジェイムズ・ ガフィガンが、プロコフィエフの交響曲に挑戦しました。プロコフィエフの交響曲第3番は1928年の作で、歌劇「炎の天使」の素材が用いられています。プロコフィエフの魅力が最もあふれるアヴァンギャル ド時代のもので、さながら今日のパンクロックのような過激さと生命力に満ちています。2年後の交響曲第4番は、ストラヴィンスキーの「詩篇交響曲」、ルー セルの交響曲第4番、ヒンデミットの「弦楽と金管のための協奏音楽」とともにボストン交響楽団50周年記念として委嘱された作品。バレエ音楽「放蕩息子」 の素材が用いられていますが、交響曲第3番のような過激さが大分薄れてシンプルな印象を受けますが、当時「プロコフィエフ調」を期待していた聴衆をがっ かりさせたといいます。そのためソ連帰国後の1947年に大改訂を施し、25分のものを40分の大作にしてOp.112という番号を与えました。今日演奏 されるのは改訂版が多いですが、オリジナル版はモーツァルトを思わす煌めきと簡潔さで、はるかに新鮮と言えます。
ガフィガンの演奏でまず驚かされるのは、はつらつとしたリズム感。プロコフィエフの音楽に最も必要なもので、作品をより魅力的に見せてくれます。本 物ののプロコフィエフ指揮者の出現で、他の作品も非常に待ち遠しい限り。
ジェイムズ・ガフィガンは1979年生まれ。2004年のショルティ国際指揮コンクールで優勝したのを皮切りに、世界の名だたるオーケストラと演奏。 2011年には「ボエーム」でウィーン国立歌劇場デビュー、その後も「ドン・ジョヴァンニ」で再登場、さらにグラインドボーンでも指揮するなど、オペラ でも世界にその名を着実に広めています。 (Ki)

CC-72587
ラフマニノフ:ピアノ作品集
コレルリの主題による変奏曲Op.42
前奏曲集Op. 10〜第4番 ニ長調/第5番ト短調/第12番嬰ト短調
前奏曲集Op. 32〜第10番変ロ短調
前奏曲嬰ハ短調Op.3-2
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調
「音の絵」Op.33〜第3番ハ短調
「音の絵」Op.39〜第1番ハ短調/第3番嬰へ短調/第5番変ホ短調
アレクセイ・ヴォロディン(P)
熟達した演奏技術により、著しい活躍ぶりのロシアのピアニスト、アレクセイ・ヴォロディンが、当レーベル3枚目のCDをリリースします。彼がもっとも愛する作曲家ラフマニノフの作品に取り組みました!ヴォロディンは、2003年にチューリッヒで行われた第9回ゲーザ・アンダ国際ピアノ・コンクール優勝のほか、数々の国際コンクールの受賞歴があります。ロンドン響、ニューヨーク・フィル、スイス・ロマンド管、モスクワ・チャイコフスキー響など、世界屈指のオーケストラとの共演を重ね、アムステルダムのコンセルトヘボウや東京のサントリーホール、ウィーンやニューヨークの名だたるホールでの演奏会を展開してきました。
CC-72588(Bluray)
CC-72595(DVD)
シューベルト:冬の旅 クリストフ・プレガルディエン(T)
ミヒャエル・ゲース(P)
チャレンジ・クラシックスが手掛けた、初のオーディオ&フィルム&ドキュメンタリー作品が収 録されています。音楽の革新的な体験をお楽しみください!  演奏家がレコーディングをおこなっているスタジオに、文字通り「居合わせる」かのような体験が待ち受けて います。クローズアップされた映像により、演奏家たちの表情、情熱、緊張感がよりダイレクトに、そして個人 的な感覚をもって実感できることでしょう。コンサートでは味分えない体験です。  「冬の旅」と「第三の道」の演奏、プレガルディエンとゲースへのインタビュー、そして録音スタジオでのレ コーディング・プロセスという舞台裏の様子が収録されています。  クリストフ・プレガルディエンは世界的に著名なテノール歌手。あらゆるメジャーレーベルから200枚にも及 ぶ録音で知られています。  ミヒャエル・ゲースは、ピアニスト、作曲家、即興演奏家、そしてプレガルディエンとの共演者としてその名を 轟かせています。  チャレンジ・クラシックスよりリリースされた二人の前作は、ルクセンブルク・ピッツィカート誌のスーパーソ ニック賞を始めとするいくつもの賞に輝きました。  シューベルトの「冬の旅」は、クラシック音楽の中でももっともよく知られた歌曲集の一つで、その美しさ、悲 しさ、深みから多くの演奏家たちが繰り返し取り上げている作品です。まさに人生そのものを歌い上げるよう な作品。歌手たちは少なからず自分の人生観を曲に託して歌うのではないでしょうか。テノールのクリストフ・ プレガルディエンとピアニストのミヒャエル・ゲースは、この曲集に彼ら独自のヴィジョンをもって演奏していま す。二人の解釈が相まって、第三の深みある解釈に辿り着いた「冬の旅」をお楽しみいただけます。  なお、この製品にはブルーレイ版(ボーナスCD付き)とSACD ハイブリッド版(冊子付き)があります。
CC-72591(2SACD)
シュレーカー:歌劇「宝探し」 マルク・アルブレヒト(指)オランダPO
オランダ・オペラCho(ネザーランド・オペラCho)、
ティル・ファヴイツ(王)、
アラスデール・エリオット、
アンドレ・モシュ(ヘロルド)ほか
CC-72596(1SACD)
シューベルト:冬の旅 クリストフ・プレガルディエン(T)
ミヒャエル・ゲース(P)
シューベルトの広く知られた歌曲集「冬の旅」を収録した豪華SACDハイブリッド版です。付録の冊子には歌 詞とその英語翻訳が含まれています。クリストフ・プレガルディエンは世界的に著名なテノール歌手。あらゆ るメジャーレーベルから200枚にも及ぶ録音で知られています。ミヒャエル・ゲースは、ピアニスト、作曲家、 即興演奏家、そしてプレガルディエンとの共演者としてその名を轟かせています。  チャレンジ・クラシックスよりリリースされた二人の前作は、ルクセンブルク・ピッツィカート誌のスーパーソ ニック賞を始めとするいくつもの賞に輝きました。  この録音のオーディオ&フィルム&ドキュメンタリー作品はブルーレイとDVDでも同時発売。 映像にはプレガルディエンとゲースへのインタビュー、そして録音スタジオでのレコーディング・プロセスとい う舞台裏の様子が収録されています。  シューベルトの「冬の旅」は、クラシック音楽の中でももっともよく知られた歌曲集の一つで、その美しさ、悲 しさ、深みから多くの演奏家たちが繰り返し取り上げている作品です。まさに人生そのものを歌い上げるよう な作品。歌手たちは少なからず自分の人生観を曲に託して歌うのではないでしょうか。テノールのクリストフ・ プレガルディエンとピアニストのミヒャエル・ゲースは、この曲集に彼ら独自のヴィジョンをもって演奏していま す。二人の解釈が相まって、第三の深みある解釈に辿り着いた「冬の旅」をお楽しみいただけます。
CC-72928
レッジェレッツァ 〜リスト:ピアノ作品集
即興円舞曲 S213
パガニーニ大練習曲 S141
幻影 S155
3つの演奏会用練習曲 S144
超絶技巧練習曲 S139〜第12曲「雪嵐」
シューベルトからの編曲による12の歌 S558より 第3曲「君こそわが憩い」
ヤン・ヤン・チャイ(P)

録音:2022年7月19-21日/ヒルフェルスム、MCO1
1998年生まれの若きピアニスト、ヤン・ヤン・チャイによるデビュー盤。彼女はオランダを拠点に活動する中国系オランダ人で、2019年5月にアムステルダ ム音楽院ピアノ科の学士号を最高の成績で取得しました。
技巧的な名人芸と繊細な色彩、哲学的な洞察力を持ち備えた演奏で、リストの作品をあざやかに弾きこなしています。 (Ki)
CC-72929
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロの為のソナタ集 第2集
第4番ハ短調 BWV1017
第5番へ短調 BWV1018
第6番ト長調 BWV1019
BWV1019初期稿より4つの楽章
コレンテ(チェンバロ独奏) / テンポ・ディ・ガヴォッタ / アダージョ / アダージョ・エ・カンタービレ
寺神戸亮(Vn;1690年ミラノ、ジョヴァンニ・グランチーノ製)
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ;ユトレヒト、ウィレム・クルスベルヘン製、クーシェ・モデルに基づくフランドル様式2弾鍵盤)

録音:2022年8月15-18日/イタリア、ノマーリオ
バロック・ヴァイオリンの名手・寺神戸亮によるバッハのヴァイオリン・ソナタ集、後半3曲を収録した第2集が登場。 これで1996年以来の全曲再録音が完成しました。第1集と同じくボニッツォーニのチェンバロとの共演です。
全6曲からなるバッハのヴァイオリン・ソナタは無伴奏ヴァイオリンや無伴奏チェロの作品と同じく、バッハが注意深 く練り上げ組み上げた画期的な曲集です。これらを重要なレパートリーとして演奏してきた寺神戸(Vc組曲はスパッ ラでの録音がある)、時間をかけてバッハと対峙し深めてきた熟練の解釈がここに結実しています。それは音楽に敬意 を払い謙虚な姿勢で臨んだもので、奇抜さのまったくない高貴な演奏。力強くも澄み切ったあたたかな音色で、「バッ ハは私たちの人生の喜び」と語る寺神戸の心境がまっすぐに伝わってくる内容となっています。
ファビオ・ボニッツォーニはコープマンに学んだイタリアのオルガン、チェンバロ奏者。名だたる古楽オーケストラと 共演するほか、自らのアンサンブル「ラ・リゾナンツァ」を結成し活躍中。同レーベルからはバッハのチェンバロ協奏 曲(第1集:CC-72773/第2集:CC-72800)をリリースしています。
「これらのソナタはまるで長いハイキングのよう。険しい山道を歩くには集中力が必要で、疲労や痛み、困難や危 険を覚悟せねばなりません。しかし同時に、思いがけない和声、大胆な対位法、メランコリックなメロディといった美 しい景色に出会うことができます。地質学者や植物学者でなくても山の美しさに感動できるように、音楽の美しさもま た、万人に開かれています。」(ファビオ・ボニッツォーニ) (Ki)
CC-72930
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
 チェロとピアノのための2つの小品 Op.2
 『悲しみの三重奏曲』第1番
マキシム・シャリジン(1985-):チェロとピアノのための『トリスティッシマ』
エッラ・ファン・ポウケ(Vc)
カスパー・フォス(P)
ニーク・バール(Vn)

録音:2022年8月26-28日/ヒルフェルスム、MCO1
ラフマニノフ生誕150周年企画。チェロに着目した室内楽作品を収録しています。チェリストのエッラ・ファン・ポウケは同レーベルからシューマンの協奏曲 (CC-72871)を過去にリリースしており、「今後が楽しみなソリスト」とグラモフォン誌でも好評価でした。
カップリングにはウクライナ出身の作曲家マキシム・シャリジンがポウケに捧げた作品を収録しています。
CC-72933(1SACD)
ヤコブ・オブレヒト(1457/59-1505):ミサ曲『優しきマリア』
作者不詳:優しきマリア
プファビンシュヴァンツ(fl.1481-1499):優しきマリア
ヤコブ・オブレヒト:ミサ曲『優しきマリア』
ルートヴィヒ・ゼンフル(ca.1490-1543):優しきマリア
作者不詳:優しきマリア
ストラットン・ブル(指)
カペラ・プラテンシス

録音:2022年9月9-12日/オランダ、フースデン
これまでオケゲムやデ・プレ、ヒエロニムス・ボスにちなんだ合唱曲を精力的にリリースし、古楽ア・カペラの分野で気を吐いてきたカペラ・プラテンシスが、ル ネサンス・ポリフォニーの最高峰として知られるオブレヒトのミサ曲『Maria zart(優しきマリア)』に満を持して挑みました。
演奏に1時間近くかかるオブレヒトの『優しきマリア』は当時としては破格の大曲で、もっとも野心的な作品のひとつとみなされています。ルネサンス時代の複 雑な記譜法が用いられ、体系的に理解し現代によみがえらせることは至難。既にある録音もそれぞれ違いがあります。入念な研究と準備期間、そしてパンデミック を経て、2022年にやっとセッション録音が行われた当録音。最高水準の演奏で聴く対位法芸術の傑作をお楽しみください。 (Ki)
CC-72935
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K491(カデンツァ:ベン・キム)
ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K503(カデンツァ:ユージン・イストミン / ベン・キム)
ベン・キム(P;Steinway D584307)
コンセルトヘボウ室内O

録音:2022年3月21-24日
ベン・キムによるモーツァルトの協奏曲集第2弾。第17番・第23番を収録した第1弾(CC-72816)に続き、今作では第24番と第25番を収録しています。 どちらも1786年にウィーンで作曲された規模の大きな作品で、悲劇的なハ短調と明朗なハ長調という、対照的な性格を持っています。ベン・キムは軽やかなタッ チでモーツァルトを奏で、作曲家特有のよろこびとかなしみの両面性をふわりと香らせます。 (Ki)
CC-72936(1SACD)
クピードー〜ハイドン、ジュリアーニとウィーンの愛の歌
ハイドン:Cupido (Gottlieb Leon) / Die zu spate Ankunft der Mutter (Ch.F. Weise)
ヨーゼフ・アントン・ステファン(1726-1797):Dein suses Bild (Friedrich Gottlieb Klopstock)
カール・フリーベルト(1736-1816):Warnung an die Madchen (in Ramlers Blumenlese)
ハイドン:She never told her love (Shakespeare) / Eine sehr gewohnliche Geschichte (Ch.F. Weise) / Trost unglucklicher Liebe
ジュリアーニ:Romance
ハイドン:Der erste Kuss (J.G. Jacobi)
コジェルフ(1747-1818):Vogelstellerlied (Moritz August von Thummel)
ジュリアーニ:Mon coeur soupire
ヨハン・ホルツァー(1753-1818):Zwei Augen (Alois Blumauer)
ステファン:Das Madchen am Ufer (Joh. Gottfried Herder)
ヨハン・ホルツァー:Kupido (Gottlieb Leon)
カール・フリーベルト:Das ungetreue Madchen (Graf v. Schlieben o. Putbus)
コジェルフ:An die kleine Schone (Gotthold Ephraim Lessing)
ヨハン・ホルツァー:Liebeslied (Gottlieb Leon)
マルティン・ルプレリト(1758-1800):Romanze
ホフマイスター:Der Entschluss
マルクス・ミーセンベルガー(T)
エーリヒ・トラクスラー(フォルテピアノ)
クリスティアン・ハイメル(G)

録音:2022年9月15-17日/オーストリア、ザンクト・マリエン、聖ミカエル教会
これまでほとんど録音のない歌曲も取り上げた貴重な内容。テノール歌手のマルクス・ミーセンベルガーが、フォルテピアノとギターの古楽器専門家とともに、 ウィーンの愛の歌を演奏しています。
ヨハン・ゲオルク・グレーバーの手によるグランドピアノ(1815年インスブルック)と、ヨハン・ゲオルク・シュタウファー製のギター(1850年、作者不詳のウィー ン・ギターに基づく)を使用。 (Ki)
CC-72950(1SACD)
Solo 〜サクソフォン独奏によるバッハ作品集
(1)ソナタ[アダージョ(BWV1001/1)―アレグロ(BWV1003/4)―ラルゴ(BWV1005/3)―
アレグロ・アッサイ(BWV1005/4)―グラーヴェ(BWV1003/1)―プレスト(BWV1001/4)]
(2)半音階的幻想曲 BWV903
(3)幻想曲 BWV922
(4)プレリュードとアレグロ BWV998より
(5)パルティータ BWV1013
ラーフ・ヘッケマ(サクソフォン、編)

使用楽器:
(1)Yanagisawa soprano saxophone (1992), mouthpiece Vandoren S27
(2)Buffet-Crampon Prestige alto saxophone (1984), vintage mouthpiece, refaced by Raaf Hekkema
(3)Yanagisawa soprano saxophone (1992), mouthpiece Vandoren S27
(4)Buescher straight alto saxophone (1927), mouthpiece by Buescher
(5)Buescher curved soprano saxophone (1924), mouthpiece by Buescher
録音:2022年10月25-27日/オランダ、アーネム
これまでもバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータや無伴奏チェロ組曲を自身で編曲しサックスで演奏してきた名手ラーフ・ヘッケマが、新たなバッハ・アル バムを発表。2020年から21年にかけてのパンデミックの憂鬱は、しだいに内省的な芸術へと目を向けさせ、バッハをより心地よく聴かせるためのプロジェクト を生むことになりました。最終的には、穏やかな気持ちで多くの時間を使い、製作に取り組むことができたといいます。
3曲ある無伴奏ヴァイオリン・ソナタは任意の楽章を抜粋し、1曲のソナタに再構成。サクソフォンの魅力を活かした独奏曲に仕立て上げられました。初期の鍵盤 曲『半音階的幻想曲』や『幻想曲』ではほとばしる熱気を失うことのないように効果的な編曲が試みられています。ヘッケマも敬う古楽界の巨匠、トン・コープマ ンに助言を乞い、練り上げたアレンジだそう。一方、同じ管楽器であるフルート独奏のために書かれたBWV1013は、とても素直な編曲で、曲本来の歌がそのま ま提示されます。 (Ki)
CC-72931
レオポルト・ホフマン(1738-1793):6つのディヴェルティメント Op.1
ヴィオラ、チェロ、ヴィオローネのための3つのディヴェルティメント
 第1番イ長調
 第2番変ロ長調
 第3番イ長調
ヴァイオリン、チェロ、ヴィオローネのための3つのディヴェルティメント
 第4番変ホ長調
 第5番ニ長調
 第6番ヘ長調
ムジカ・エレジェンティア[マッテオ・チッキッティ(ヴィオローネ、指揮)、パオラ・ネルヴィ(Vn、ヴィオラ)、アントニオ・コロッチャ(Vc)]

録音:2022年8月/イタリア、サッレ
※全曲世界初録音
レオポルト・ホフマンはゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイルの弟子であり、オーストリア皇室の音楽教師やシュテファン大聖堂の楽長を務めた人物。鍵盤奏者 として有名でしたが、弦楽のための室内楽の作曲にも力を入れました。初録音となるディヴェルティメント Op.1は、2種の編成による6曲の三重奏曲集。おおむ ね古典派のすっきりした響きを用いたディヴェルティメントですが、ところどころバロックのトリオ・ソナタ的な音響が出てきたりと手が込んでいます。楽章構成も 2楽章のものから5楽章のものまで幅広く様々。
マッテオ・チッキッティ率いるムジカ・エレジェンティアは、ヴァーゲンザイルの同編成のソナタ集も世界初録音しています(CC-72896)。18世紀の知られざ る音楽の紹介者として注目です。 (Ki)
CC-72937
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第24番『テレーゼ』
バッハ:フランス組曲第5番ト長調 BWV816
ブラームス:7つの幻想曲 Op.116
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
ゲオルグ・キュルディアン(P)

録音:2021年10月13-15日/ドイツ、マリーエンミュンスター文化財団、第3修道院
ゲオルグ・キュルディアンは1994年ラトビアのリガ生まれ。同国のペトリス・ヴァスクスにもピアノと作曲の手ほどきを受けています。2013年ラフマニノフ国 際ピアノコンクール第3位、2014年第19回ヨハン・セバスチャン・バッハ国際コンクール第3位&聴衆賞などの受賞歴を持ち、2016年からはドイツ、エッセン のフォルクヴァング芸術大学で河村尚子に学んでいます。
ベートーヴェンのソナタから、ユーモラスな自由さを持つ第24番と、叙情・荒々しさ・絶望・和解という4つの異なる表現に直面させられる第31番を収録。バッ ハ作品のなかでも快活で楽天的な響きを持つ「フランス組曲第5番」と、小さな形式に感情を凝縮したブラームスの「作品116」が、この2曲のソナタに挟まれて います。ドイツ語圏でしばしば「3大B」と呼ばれる作曲家たちはキュルディアンにとっても非常に近い存在ということで、各曲とも非常に練られた演奏。意外とこ ういったアルバムで勝負する演奏家も少ないのではないでしょうか。
明るくよどみない流暢なタッチでペダリングも絶妙、まずその高い技術に驚かされます。しかしそれだけではなく、バッハでは思い切った抑揚をつけて歌ったり、 ブラームスでは響きを濁らすことなく自在な緩急で音楽を揺り動かしたりと、聴いていてはっとする箇所の多い演奏です。ベートーヴェン31番の嘆きの歌とフー ガでは、音をきちんと鳴らし、自然な流れを崩さず、かつ精神的な高まりもあるという、まっとうでみごとな世界を造り上げています。 (Ki)
CC-72962(3CD)
バッハ:マタイ受難曲 BWV244 ゲルリンデ・ゼーマン(ソプラノ1)
マリー・クイケン(ソプラノ2)
ペトラ・ノスカイオヴァ(アルト1)
パトリツィア・ハルト(アルト2)
クリストフ・ゲンツ(テノール1、福音史家)
ベルンハルト・フンツィカー(テノール2)
ヤン・ファン・デル・クラッベン(バス1、イエス)
マルクス・ニーダーマイア(バス2)
エミリエ・デ・フォフト(リピエーノ、下女、ピラトの妻)
オリヴィエ・ベルテン(ペテロ、ピラト、祭司長2)
ニコラス・アクテン(ユダ、大祭司カヤバ、祭司長1)
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
ラ・プティット・バンド

録音:2009年4月5-9日/ベルギー、ルーヴェン、プレディクヘーレン教会
盤として知られるシギスヴァルト・クイケン&ラ・プティット・バンドによる2009年録音の『マタイ』が再発売。ソリストが合唱パートもこなし、オケは少人数 に切り詰められ、研ぎ澄まし磨き上げられた演奏です。少年合唱をソプラノに置き換えるなど発表当時は賛否両論な面もありました。しかしすべては、作品を堅苦 しいアカデミズムに陥らせるのではなく、真に生きたものとして響かせんとする姿勢からきているのであり、だからこそ今もなお鮮烈な名演として評価され残り続 けているのでしょう。『マタイ』録音史に輝く名盤です。 ※2019年発売のハイブリッド盤(CC72821)は廃盤になっております。 (Ki)

CC-76608(2SACD)
バッハ:クリスマス・オラトリオ ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
カペラ・アムステルダム
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム、
マリン・ハルテリウス(S)、
クリスティーナ・ハンマーシュトレーム(A)、
イェルク・デュルミュラー(T)、
デトレフ・ロス(Bs)

録音:2006年9,10月
CC-76613(2CD)
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
ジュゼッペ・マレット、
フルヴィオ・ベッティーニ、
マルコ・スカヴァッツァ、
パオロ・コスタ、ヴァルター・テストリン
CC-72616
アルヴォ・ペルト:スターバト・マーテル
イヴァン・ムーディ(b.1964):シメロン
フイヴェールツ弦楽三重奏団、
スージー・トート(S)、
バルナバス・ヘギ(C-T)、
オリヴィエ・ベルテン(T)

録音:2013年7, 10月
フイヴェールツ弦楽三重奏団は20世紀以降の作品に力を注いでいるアンサンブル。今回彼らが取り上げたのは、天上から降り注ぐ光のような美しい音 世界が魅力のペルト、そして彼らのために書かれたイヴァン・ムーディの「シメオン」。ムーディも正教会の音楽に強い影響を受けた作曲家です。美しい 世界を堪能できる1枚。 (Ki)

CC-72619
(Bluray&DVD)
ワーグナー:舞台神聖祝典劇『パルジファル』 ペトラ・ラング(ソプラノ:クンドリ)
クリストファー・ヴェントリス(テノール:パルジファル)
ファルク・シュトルックマン(バスバリトン:グルネマンツ)
ミハイル・ペトレンコ(バス:ティトゥレル/クリングゾル)
アレハンドロ・マルコ=ブールメスター(バリトン:アンフォルタス)
イヴァン・フィッシャー(指)
ロイヤル・コンセルトヘボウO
ネーデルラント・オペラcho
演出:ピエール・オーディ

収録:2012年6月/ネーデルラント歌劇場(ライヴ)
BD50 & DVD9:
dual layer discs、NTSC
1920×1080i、16:9
Stereo PCM
Surround 5.1 PCM、字幕:英
2012年にイヴァン・フィッシャーがロイヤル・コンセルトヘボウ管を率いてネーデルラント・オペラにデビューした『パルジファル』の映像がBlu-ray とDVDのセットで登場。演出はネーデルラント・オペラの芸術監督として活躍するピエール・オーディ。同歌劇場で手掛けたメシアンの『アッシジの聖フ ランチェスコ』などで名を知られています。また今作では現代アートのスーパースター、彫刻家のアニッシュ・カプーアが内装を担当。ワーグナー最晩年 の神聖な音楽劇を美しく幻想的な舞台とともに堪能できます。もちろん演奏も素晴らしく、ソリストにはヴェントリス、ラングら経験豊富なワーグナー歌手 を迎え、鉄壁の布陣で臨んでいます。 (Ki)
CC-72625
バッハ作品の管弦楽編曲集
序曲 イ短調 BWV 822 (J. ヤコビによるフルートと弦楽編)
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ニ長調 BWV 1006 (J. ヤコビによるチェンバロと弦楽編)
協奏曲 ト長調 BWV Anh. 125 (伝J.S. バッハ)(J. ヤコビによる弦楽編)
序曲 ヘ長調 BWV 820 (J. ヤコビによるオーボエ作品集と弦楽編)
管弦楽組曲第2番 イ短調 BWV 1067 (W. ブライクによる復元版)
ファンタジア ト長調 BWV 571 (J. ヤコビによる弦楽編)
ユルゲン・グロス(指)
ハンブルク・エルビポリス・バロック・オーケストラ

CC-72627(1SACD)
ブリテン:ヴァイオリン協奏曲Op.15
ヴァインベルク:ヴァイオリン協奏曲Op.67
リナス・ロス(Vn)、
ミケル・キュトソン(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:2013 年 8月26-29日/イエス・キリスト教会
ヴァインベルクのヴァイオリン協奏曲は1959年に作曲され、レオニード・コーガンに捧げられました。コーガンとロジェストヴェ ンスキーによる素晴らしいライヴ録音が残されていますが、最新録音による待望の新録音の登場。冒頭からヴァインベルク節全開で、エネルギッシュなア レグロが聴く者の心を鷲づかみにします。リナス・ロスの技巧も聴きもので、驚愕の巧さ。曖昧さの全くない楷書風演奏を披露してくれます。録音の良さ も特筆で、コーガン盤では良く聞こえなかったオーケストレーションの妙も味わえます。
ブリテンの協奏曲は第2次世界大戦中に作曲されたもので、最近ではヴェンゲーロフやヤンセンも録音するなど、ディスクも増えつつあります。ホラー 映画のサントラのような不気味さとヴァイオリンの美しさが味わえる不思議作品。ロスの辛口な演奏が新鮮です。
リナス・ロスは1977年ドイツのラーベンスブルク生まれ。2006年EMIよりCDデビュー。以後同世代のヴァイオリン奏者の中でも、歴史に埋もれ た作曲家作品や名作を演奏する活動で特に注目を集める存在。ヴァインベルクのヴァイオリン・ソナタ集は特に重要な録音で、これにより世界が彼に注目 するようになります。ザハール・ブロンやアッカルドらに師事し、アンネ=ゾフィー・ムター財団のスカラーシップを受けてもいます。2012年からはアウ グスブルクの大学の「レオポルト・モーツァルト・センター」で教授を務めています。様々なオーケストラと共演しているほか、室内楽活動も活発に行っ ています。1703年製のストラヴディヴァリ「Dancla」を演奏しています。 (Ki)
CC-72630
Nordic Atmospheres
シベリウス:弦楽オーケストラのためのロマンス ハ長調 op.42
ペトリス・ヴァスクス:弦楽オーケストラのための悲しみの音楽
グリーク:2つの悲しき旋律 op.34
ニールセン:弦楽オーケストラのための組曲 op.1
ロムアルズ・カルソンス:クラリネットと室内オーケストラのための協奏曲
ラルス=エーリク・ラーション:田園的組曲〜ロマンス op.19
シンフォニエッタ・リガ、
クラウス・エフランド(指)
エジルス・セファーズ(Cl)

録音:2013年5月
フィンランド、ノルウェー、デンマーク、ラトヴィア、そしてスウェーデンの作曲家による作品を、シンフォニエッタ・リガの演奏で。これらの国々には、音楽的、 文化的伝統の強い関連性があることを感じる内容に仕上がっています。 (Ki)
CC-72631
Piffarissimo〜コンスタンツ公会議1414-1418の器楽音楽 カペッラ・デ・ラ・トッレ、
カタリーナ・ボイムル(ショームと指)

録音:2013 年7月
コンスタンツ公会議は、当時の教会において教皇が3人もいる事態(シスマ)を終結させるためにドイツ南部のコンスタンツで開かれた史上重要な会議。 様々な国から、当時としては破格の50,000人が参加したとされています。町では様々な言語が飛び交い、礼拝などの儀式などで歌われる音楽も様々な 地方のものが飛び交っているような、国際色豊かなものになっていました。ここに収められた器楽曲も、そんな時期から伝わる音楽で、当時の熱気と雑踏 を思わせる音楽です。カペッラ・デ・ラ・トッレは、中世からルネッサンスの音楽を演奏する団体。ショーム、ドゥルシアン、サックバット、コルネットを 中心に構成されています。Piffari(Town Pipers=町の楽師たち)といった意味から派生したタイトルが示すように、古の管楽器ショーム(チャルメラの ような音色)やサックバットなどの魅惑の音色が堪能できる1枚です。 (Ki)
CC-72632(1SACD)
ジョスカン・デプレ:めでたし、海の星よ(Missa Ave maris stella)
ギョーム・デュファイ:聖歌集
カペッラ・デ・プラテンシス、
ストラットン・ブル(リーダー)

録音:2013 年11月
ルネッサンス音楽家の中で最も演奏され、録音され、研究されているジョスカン・デプレが書いたマリアの祝日のために書いたミサ曲と、デプレの先駆 者ギョーム・デュファイの聖歌集。鮮烈な男性声楽アンサンブルに魅了される1枚です。 (Ki)
CC-72633
ラヴェル:クープランの墓
ロバート・ズイダム:歌われなかったラブ・ソング
クラース・デ・ヴリース:俳句
アイナー・トリフィ・アイナーション:野望の機械
スクリャービン:前奏曲op.33(全4曲)
テオ・ヴァーベイ:無限へのプレリュード
リスト:十字架への道より第4曲
シュトルツ四重奏団(オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという組み合わせの四重奏団のために書かれた作品のほか、ラヴェルとシベリウスのピアノ曲を編曲した興味 深いプログラムです。 (Ki)

CC-72634
ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲 op.120 ピーター・オース(P)

録音:2011年
ピーター・オースは、この録音について次のように述べています。「このレコーディングが実現した裏には色々なストーリーがありますが、まずは、私が 1978年からルドルフ・ゼルキン先生のもとで学ぶことができたという比類なき幸運からお話しするべきでしょう。ベートーヴェンの「ディアベッリ変奏曲」 は先生の重要レパートリーのひとつでした。私は先生とこの作品について意見をかわすことができました。先生のこの作品の演奏に接し、先生の考えに接 することで生まれた種は、20 年かかってようやく根を張ったように思います。」 ピーター・オース 1979年ドイツのナウムブルク国際ピアノコンクールで優勝。ルドルフ・ゼルキンの招きでマールボロ音楽祭に参加、その後ゼルキンのもとでさらに研鑽を 積む。チェリビダッケとの邂逅も彼の音楽活動に大きな影響を与えている。現在、デトモルト音楽大学にてピアノと室内楽の教授を務めている。 (Ki)
CC-72635(1SACD)
ビーバー:パッサカリア「守護天使」C.105
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz. 117
ベリオ:セクエンツァ[〜ヴァイオリンのための
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
リザ・フェルシュトマン(Vn)

録音:2013年7月15, 16日、10月27, 28日、2014年2月14日
オランダの人気ヴァイオリニスト、リザ・フェルシュトマン。リサイタルでも度々取り上げている自身の勝負プログラムでの登場です。1曲目のビーバーのパッ サカリアの繰り返されるリズムによって、聴き手は集中の世界へと誘われます。次なるバルトークもベリオも、高い集中で精巧に音楽づくりがされています が、聴き手に緊張を強いるタイプの演奏ではなく、むしろやさしくバルトークやベリオの世界へと誘われていくよう。バッハのシャコンヌも、独特の推進感 とリズムの感覚に、思わず引き込まれてしまう1枚です。 【リザ・フェルシュトマン(ヴァイオリン)】 1979年、ロシアの音楽一家の家庭に生まれる。2006年、オランダで最も権威あるオランダ音楽賞を受賞。ユニークなプログラムと、聴き手にダイレ クトに語りかける独特の演奏スタイルで人気を博している。家族ぐるみで親しかったヒルシュホーンに幼いころから影響を受ける。ヘルマン・クレッバース (F.P.ツィンマーマンらの師匠)のもとで研鑽を積む。世界の名だたるオーケストラと共演しているほか、今井信子やエンリコ・パーチェらと、室内楽で の共演も重ねている。 (Ki)

CC-72636(2CD)
マーラー:交響曲第9番二長調 ミカエ ル・ショーンヴァント(指)
デンマーク国立RSO

録音:2012年1月5日
デンマーク王立歌劇場で上演したワーグナーの『指環』、通称「コペンハーゲン・リング」でも話題となったデンマークの指揮者、ミカエル・ショーンヴァ ントによるマーラー。 (Ki)
CC-72637(2SACD)
ハルトマン:歌劇「シンプリチウス・シンプリチシムス〜青年時代の三つの情景」(1957年改訂版 マルクス・シュテンツ(指)
オランダ放送PO、オランダ放送Cho
シンプリチウス・シンプリチシムス:アーネ・バンゼ(S) 
隠者:ヴィル・ハルトマン(T)
知事:ペーター・マルシュ(T)
傭兵: アシュリー・ホランド(Br)
農民:クリストフ・クロレック(Bs)
大尉ミヒャエル・エーデル(Bs) 
語り:ハリー・ペーテルス

録音:2012 年11月24日/コンセルトヘボウ(アムステルダム)・ライヴ(オランダ初演)
20世紀ドイツの重要作曲家、ハルトマンのオペラ「シンプリチウス・シンプリチシムス」、オランダ初演の貴重な公演のライヴ録音の登場。「シンプリチウス・ シンプリチシムス」とは主人公の、無垢な少年の名前。彼を中心に、いかにしてドイツ30年戦争で800万人もの命が失われたか、という内容の壮絶なオペラ。 1669年に発表されたハンス・ヤーコプ・クリストッフェル・フォン・グリンメルシャウゼンの小説「Der abenteuerliche Simplicissimus」に基づいています。 ハルトマンは、このオペラを1934-37にかけて作曲しました(指揮者シェルヘンが、オペラを作曲するよう提案したといいます)。30年戦争を題材にして はいますが、このオペラがナチのことを暗喩したものであることは明らかです。その後、内容があまりに刺激的過ぎるとして1957年に、多少救いのある内 容に改訂され、タイトルも「シンプリチウス・シンプリチシムス〜青年時代の三つの情景」とあらためられました。録音機会の少ない重要作品の、歓迎す べき新録音の登場(約30年ぶり)となります。演奏者も20世紀作品に熱心に取り組む陣営。名匠シュテンツのもと、壮絶な世界が繰り広げられています。 [オペラの内容 ] 時は17世紀、ドイツ三十年戦争(1618-1648)。1618年には1200万人いたドイツの人口は、終戦の1648年には400万人に激減した。生き残っ た者の中には、無垢で、善悪の区別もつかないような羊飼いの少年も生き残った一人。その名はシンプリチウス・シンプリチシムス。 あらすじ〜シンプリチウスの父である農夫が、農民という階級の重要性について説いている。人々は農民を見下すが、生きていくためには、食べ物を生み 出す農民は必要不可欠だ。彼はシンプリチウスに、羊の群れの世話をきちんとして、危険な狼が来たら笛を吹くように申しつける。シンプリチウスは狼を 見たことがないので、農夫は狼がいかに恐ろしい動物か、を語る。シンプリチウスは農夫に言われたことを復唱する。そして、恐ろしいのは狼だけではな く、人を殺し物を壊すよう兵隊に命じた皇帝もおそろしい動物である、と考える。ある日、シンプリチウスは美しい木で眠る夢を見るが、誰かがその木に登っ てきて、木をいためつけて眠りを妨げてくる。それはどうも狼のように見えた。傭兵がやってきて歌っている声でシンプリチウスは目を覚ます。敵意に満ち たこの傭兵は、夢で見た狼ではないかとシンプリチウスは考えるが、この傭兵はシンプリチウスに彼の家への道をたずねる。シンプリチウスは傭兵を家へ と連れていくと、この傭兵はシンプリチウスの両親を殺し、家を焼き払い、略奪行為をする。800万人の命はこのようにして奪われた。 (Ki)
CC-72638
マクミラン:自作自演集3 〜ソリストを伴う室内オーケストラのための作品集
マクミラン:アイルシェアより(From Ayrshire)、
Tuireadh、Kiss on Wood、
…as others see us…
ジェイムズ・マクミラン(指)
ネザーランド放送室内PO
リナス・ロス(Vn)、
ユリウス・ベルガー(Vc)

録音:2012年 6月
作曲家マクミランの自作自演、チャレンジ・クラシックス・レーベル第3弾。ニコラ・ベネデッティのために書かれた「アイルシェアより」を、ヴァイン ベルク作品の演奏でもおなじみのリナス・ロスの演奏で。「Tuireadh」はメランコリーに支配された作品。「Kiss on Wood」のWoodは、十字架の木 を意味します。冒頭から深刻な和音で始まる作品。「…as others see us…」は、ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵のヘンリー8世やワーズワース、 T.S.エリオットらの肖像画に着想を得た作品。それぞれの人物のキャラクターの描き分けが興味深い室内オーケウストラ作品に仕上がっています。 (Ki)
CC-72639(1SACD)
ベルリオーズ:叙情的情景「エルミニ」
囚われの女 op.12、
クレオパトラの死
リサ・ラーション(S)
アントネッロ・マナコルダ(指)
アーネムPO

録音:2013年6月
ベルリオーズのオーケストラ伴奏の声楽作品集。「エルミニ」は、『幻想交響曲』でもおなじみの旋律が冒頭に聴こえる作品。リサ・ラーションはガーディ ナーとの共演も多い古楽でも活躍している歌手ですが、その鈴を転がすような声は絶品。今回のベルリオーズでも、表情たっぷりにその魅力を遺憾なく発 揮しています。 (Ki)

CC-72641(1SACD)
メンデルスゾーン(1809-1847):交響曲全集 VOL.2
交響曲第1番 ハ短調 op.11
交響曲第3番イ短調「スコットランド」*
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ネザーランドSO

録音:2012年12月3-6日〕、2013年11月18-20日*
フリエンド指揮、ネザーランド交響楽団によるメンデルスゾーンの第2弾。フリエンドは楽器の採用や楽譜にいつもこだわりを持っていますが、今回もス コットランドでナチュラル・ホルンを採用するなど、興味深い点がいっぱいの内容となっています。
第1番交響曲は、メンデルスゾーンが15歳の時に書かれたもの。あまり演奏されることがありませんが、フリエンドは、その理由について、「ひとりの 少年があまりにも素晴しい功績を成し遂げても、大人はなかなかそれを受け入れることができない」からではないかと語りますが、たしかに15歳とは思 えない、しかしみずみずしい筆致はやはり青年を思わせます。
スコットランドが書き始められたのは1829年でしたが、すぐにいったん中止、完成したのは10年後でした。この理由について、フリエンドは、当時 の楽器や音楽の変化があまりにも激しいスピードで進行したからではないか、と語ります。実際、演奏では、ナチュラル・ホルン(スコットランドでは非 常に重要な役割を果たす)を用い、トランペットはピストンの備わったものを用いるなど、熟慮の末の楽器選びをしています。
フリエンドは、古楽アンサンブル「コンバッティメント・コンソート」の芸術監督(1982-2013)として、当時あまり知られていなかった作曲家による オペラ作品などの復興でも人気を馳せました。このネザーランド交響楽団では2006年から首席指揮者、音楽監督を務めています。ネザーランド交響楽団は、 オーケストラとしての活動のほか、メンバー達によるいくつかのアンサンブル団体も結成されており、ネザーランド交響楽団バロック・アカデミーなど、古 楽演奏にも熱心なメンバーが数多く存在しています。古楽活動も長かったフリエンドの綿密な楽譜研究と楽器採用に関しての検討にも機敏に反応しており、 オランダの音楽シーンの牽引役として活躍しています。 (Ki)
CC-72642(2CD)
CCDVD-72233(2DVD)
バッハ:マタイ受難曲 イェルク・デュルミュラー(T:福音史家)
エッケハルト・アーベレ(B-Br:イエス)
コルネリア・ザムエリス(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
ポール・アグニュー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho
ブレダ・サクラメント教会少年cho

収録:2005年3月22-23日、オランダ、アメルスフォールト、聖ヨリス教会、ライヴ

DVD規格:Dolby Digital/16:9/ドイツ語歌唱、英語・ドイツ語・フランス語・オランダ語・ イタリア語・スペイン語・日本語字幕付き/収録時間:68分54秒+94分00秒
2005年の受難週にユトレヒト近郊の町アメルスフォールトで行われた演奏会より収録。ライヴならではの推進力のある演奏。 DVD付録として、バッハ研究者であるクリストフ・ヴォルフ、マルティン・ペツォルト、ペーター・ヴォルニーとコープマンの会話(ドイツ語)が収められています。

CC-72644
R・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」(第1稿)
ヴァレーズ(1883-1965):アメリカ
インゴ・メッツマッハー(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:2007年9月9-10日、ベルリン・フィルハーモニー(ドイツ)
メッツマッハー率いるベルリン・ドイツ響による「英雄の生涯」の登場。録音も演奏機会も比較的少ない、消え入るように終わる第1稿を採用しています。 カップリングは、同じ20世紀初頭に書かれたヴァレーズの「アメリカ」。こちらも、こだわり派のメッツマッハーらしく、142名を要する初版を採用しています。 後にカットされた、警笛や蒸気船の笛、さらにカラスの鳴き声まで入った「アメリカ」、注目です!
1910年、ヴァレーズは、ベルリンでR.シュトラウスに会い、彼に教えを受けています(ヴァレーズがドイツにいた時に書いた作品は遺されていません)。 ヴァレーズが「アメリカ」を書いたのは1918から1922年にかけてのことで、この作品は、現在我々が知っている彼の作品としては初期にあたるもの。 単楽章の交響詩ともいえる作品で、楽音から、サイレンによるノイズまで、幅広い「音」が用いられているのが特徴。ニューヨークの街の喧騒を思うとともに、 R.シュトラウスの交響詩のような音づくりも感じることのできる興味深い演奏です。
1957年、ドイツのハノーファーに生まれたメッツマッハーは、とりわけ現代音楽に強い情熱を注ぎ、革新的なプログラミングで注目を集める存在。 2007年秋から2010年夏までベルリン・ドイツ交響楽団の音楽監督を務めました。この2007年の録音は、メッツマッハーとオーケストラの熱きエネル ギーに満ちた力演となっています。 (Ki)
CC-72645(1SACD)
ファザー&サン〜クリストフ&ジュリアン・プレガルディエン
フリードリヒ・シルヒャー(1789-1860):「Frisch gesungen」***、「Annchen con Tharau」***、「O wie herbe ist
das Scheiden」***、「ローレライ」***
シューベルト:「魔王 D328」*、「旅人の夜の歌 D768」***、「夜 D983-4」***、「夕映えに D799」*、「漁師の恋の幸
せ D933」**、「水の上で歌う D774」*、「小人 D771」*、「海の静けさ D216」*、「言い返し D865」*、「光と恋 D352」
***、「夜と夢 D827」*
ヘルマン・ツィルヒャー(1881-1949):2声とふたつのハーモニカのための5つのデュエット集 ハ長調 op.109
ブラームス(ツィルヒャー編による2声のための編曲歌曲):「太陽はもう輝かない」、「静かな夜に」、「許しておくれ、
美しいお嬢さん」、「あの下の谷では」
シューマン:夜の歌 op.96-1*
作曲者不詳(ドイツ民謡):お星様いくつ?***
セザール・ブレスゲン(1913-1988):おお汝静かな時よ***
*=ジュリアン・プレガルディエン編曲による2声とピアノのためのヴァージョン
**=ミヒャエル・ゲース編曲による2声とピアノのためのヴァージョン
***=ジュリアン・プレガルディエンとミヒャエル・ゲース両名による2声とピアノのためのヴァージョン

クリストフ・プレガルディエン(T)
ジュリアン・プレガルディエン(T)
ミヒャエル・ゲース(P)

録音:2014年3月21-24日/ハーレム、ルター福音教会
1956年生まれ、知性派テノールとして幅広いレパートリーで世界を魅了、2002年にはレコード・アカデミー賞を受賞したクリストフ・プレガルディエン。来日公演も多く、日本にも熱烈なファンがいます。彼の新譜は、「ファザー&サン」(父と子)と題し、息子ジュリアン・プレガルディエンと共演したディスク。みずみずしくも抑えの効いた二人の声、そしてゲースの理想的なピアノで名曲が聴ける注目盤です。声質は似ていますが、やはり父の方がより深みのある声。「魔王」ではまさに息子役をジュリアン、魔王をクリストフが歌っていて、歌曲の世界がリアルに再現されています。 (Ki)
CC-72647(1SACD)
CC-72647
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956 クイケン四重奏団〔ヴェロニカ・クイケン(1st Vn)、シギスヴァルト・クイケン(2nd Vn)、
サラ・クイケン(Vla)、ヴィーラント・クイケン(2nd Vc)〕
ミシェル・ブーランジェ(1st Vc)
録音:2013 年2月3-7日
シギスヴァルト&ヴィーラント・クイケン兄弟、そしてその子供たち、また、ゲストのミシェル・ブーランジェという5名によるシューベルトの弦楽五重奏曲 の登場。なんと、モダン楽器での演奏です。クイケン・ファミリーはもちろん、ゲスト・チェロ奏者のミシェル・ブーランジェもピリオド楽器を中心に活躍し ておりますが、シューベルトの音楽の強烈な力と深さが、クイケンたちにモダン楽器を手に取らせたということです。「聴き手の方々はこの録音に、‘ピリオド的’ な傾向をご期待されたり、お探しになったりなさらぬよう」とはシギスヴァルトの言葉。また、演奏を深めてゆくにつれ、「血縁のある者同士でこのようなア ンサンブルを組めるということは天からの贈り物だとあらためて感じ、さらに、楽器は楽器であり、それ以上のものではない、ということも感じた」、とも述べ ています。シューベルトの弦楽五重奏曲の素晴らしさをあらためてかみしめることのできる1枚です。 (Ki)

CC-72648(1SACD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ集(無伴奏独奏サックス版/ラーフ・ヘッケマ編)
パルティータ第2番 BWV 1004
【ソプラノ・サックス:Yanagisawa Elimona (1993年頃)/マウスピース:Vandoren S27/リード:Legere Signature 3,5】
パルティータ第3番 BWV 1006
【アルト・サックス(ビュッフェ・クランポン・プレスティジ(1984年頃))/
マウスピース:ヴィンテージ・ビュシャー(1920年頃)/リード:Legere Signature 3,5】
パルティータ第1番 BWV 1002
【ソプラノ・サックス:Yanagisawa Elimona (1993年頃)】
ラーフ・ヘッケマ(編曲、sax)

録音:2014 年 5月19,20,22日
サックスの名手、ラーフ・ヘッケマによる、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ集、サックス独奏版の登場です!2006年、Mdgからパガニー ニの24のカプリース集(サックス版)をリリースして世界を驚かせたヘッケマ。当盤でも、編曲、そしてもちろん演奏しているとなれば、これは見逃せません! もともとバッハへの思いは強く、練習の際にもバッハ作品を取り上げていたというヘッケマですが、長年活動を続けているカレファックス・リード・クインテッ トでも、バッハの「フーガの技法」や「ゴルトベルク変奏曲」などを演奏し、ますますバッハの世界に魅了されたといいます。2012年頃から本格的に準 備を始め、このたび、満を持しての無伴奏ヴァイオリン・パルティータの編曲録音の登場となりました。音楽の自然な運びはもはやサックスやヴァイオリン といった楽器を超越した、別世界の次元のよう。シャコンヌの立体感には驚くばかりです。管楽器ファン、バッハ・ファン、シャコンヌのファン、すべての 方に聴いていただきたい1枚です! (Ki)

CC-72649
ワーグナー:交響曲&管弦楽作品集
交響曲 ハ長調
「トリスタンとイゾルデ」〜 「夜の歌」.「イゾルデの愛の死」(ヘンク・デ・フリーハー編)*
ジークフリート牧歌#
エド・デ・ワールト(指)
オランダ放送PO

録音:2010年6月8, 10日、2013年4月16日*、2010年6月10日#

ファン・デ・オンレープ音楽センター、スタジオ5(すべてセッション録音)
最高のワーグナー指揮者の一人、エド・デ・ワールトの最新盤。録音機会の少ない交響曲ハ長調が収録されているのも注目です。ワーグナーの交響曲 ハ長調は1832年の夏、約6週間にわたって書かれたもので、ワーグナー唯一の完成された交響曲で、ベートーヴェンの影響も色濃く見られる若書きな がら、随所に後の劇音楽を思わせる様々な効果に満ちた力作。エド・デ・ワールトがそれぞれの素材を巧みに響かせ、若きワーグナーの力に満ちた作品 を見事にまとめています。「トリスタンとイゾルデ」からの抜粋の管弦楽編曲は、作曲家でオランダ放送フィルの打楽器奏者でもあるヘンク・デ・フリーハー 編曲によるもの。彼は、CC 72338でワーグナー作品を管弦楽に編曲した「オーケストラル・アドヴェンチャー」の編曲も手掛けています。今回もどのよ うなアレンジの技量を効かせているか、注目です。ワーグナーの妻、コジマへのプレゼントであるジークフリート牧歌も、優しさと愛情に満ちた演奏となっ ています。k (Ki)


CC-72650(4SACD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 イザベル・ファン・クーレン(Vn)
ハンネス・ミンナール(P)

録音:2014年8月30日-9月5日
オランダを代表するヴァイオリン奏者の一人、クーレンによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタが全曲で登場。クーレンのやわらかでしなやか な音楽と、ミンナールの響きのスケールの大きな音楽が見事に絡み合っています。「春」のソナタなど、何度も聞いたことのある名曲でも、作品の魅力 をあらためて感じさせてくれる演奏となっています。 (Ki)
CC-72654(1SACD)
ショスタコーヴィチ:交響曲第14番「死者の歌」 ガル・ジェイムズ(S)、
トーマス・オリーマンス(Br)
ゴルダン・ニコリッチ(指)オランダCO

録音:2013年1月18、19日/tlJコンセルトヘボウ(アムステルダム)
LSOのコンサートマスターとしてカリスマ的存在感を示していたニコリッチ。イブラギモヴァの師としても知られる名ヴァイオリ ニストの彼が、2004年以来音楽監督を務めるオランダ室内管弦楽団とショスタコーヴィチの交響曲第14番「死者の歌」に挑戦。
まず驚かされるのはテンポの遅さ。ことにゆっくりとした第1、4、9、10楽章は既存のどの演奏よりも遅く、全体のテーマになっている「死」のイメー ジを重く伝えてきます。
独唱を務めるイスラエルのソプラノ、ガル・ジェイムズはペトレンコのnaxos盤にも出演していますが、こちらはその4カ月前の録音。今日の若手でこ の作品を最も完璧にこなせる歌手で、ローレライの乙女から第6楽章の険のあるマダムまで見事に演じています。 1968年生まれのニコリッチが45歳の2013年の演奏となりますが、この曲を1969年にルドルフ・バルシャイが世界初演したのも45歳。この不思 議な数字の一致と、弦楽と打楽器の編成によるオーケストレーションを、名弦楽器奏者でもある両者が弦の秘技を駆使して絶妙に紡ぎ出しています。
SACDハイブリッド盤による高音質録音も注目。ジェイムズとオリーマンスの生々しい息遣い、息詰まる程の緊張感など金縛りにあうような55分を体 験できます。 (Ki)
CC-72655A(2CD)
ブリテン:弦楽四重奏曲集(全集)
3つのディヴェルティメント〔1. マーチ 2. ワルツ ブルレスク〕
弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 op.25
弦楽四重奏曲第2番 ハ長調 op.36
弦楽四重奏曲第3番 op.94
ブロドスキーSQ

録音:2001年5月10-11日/12月10-12日
ギリスの名門、ブロドスキー弦楽四重奏団が2001年に録音したブリテンの弦楽四重奏曲がセットで登場。ブロドスキー弦楽四重奏団は1972年に 設立。シューベルト、ベートーヴェン、チャイコフスキー、シェーンベルク、ツェムリンスキー、バルトークらの弦楽四重奏曲全曲も録音をしている世界最 高峰の団体のひとつ。(チェロ以外は)立って演奏するスタイル、イッセイ・ミヤケの衣装の着用、さらにビョークやエルヴィス・コステロなどとのコラボなど、 柔軟なスタイルによる活動で常に注目を集めています。このブリテンは結成30年を目前にした時期に録音したお国ものというだけあって、抜群の集中と 高い完成度を誇った名録音となっております。 (Ki)
CC-72656(1SACD)
EXTEMPORE(即興の)〜シークレット・キー・マスターズ
ミヒャエル・ゲース:ExtemporeT
マリオン・フォン・ティルツァー:星をかぞえて
フランス・エールハルト:チキン・ダンス
マリオン・フォン・ティルツァー:アポロ14
ミヒャエル・ゲース:ExtemporeU
フランス・エールハルト:フローティング・ストリーム
マリオン・フォン・ティルツァー:失望にまつわるバラード
ミヒャエル・ゲース:ExtemporeV
フランス・エールハルト:イン・ミー・ミリアム
マリオン・フォン・ティルツァー:恋にまつわる小さなお話
フランス・エールハルト:物事の仕切り直し
ミヒャエル・ゲース:ExtemporeW
フランス・エールハルト:秋の朝
マリオン・フォン・ティルツァー:隣人の喜び
ミヒャエル・ゲース、フランス・エールハルト、マリオン・フォン・ティルツァー(P)

録音:2014 年 3月
チャレンジやジグ=ザグ・テリトワールのプロデューサーなども務めるクラシック界屈指のプロデューサー、ファン・デア・ヴォルフの呼びかけに集まっ た三人のピアニストによる即興演奏。プレガルディエンとの共演でもおなじみのミヒャエル・ゲースによる即興は静謐の不思議な世界。ゲースだけでなく、 作曲家、そしてジャズ=ポップのピアニストとしても活躍するマリオン・フォン・ティルツァー、演劇などジャンルを問わずに舞台で活躍するフランス・エー ルハルトという3人の演奏が収録された、魅力の1枚です。 (Ki)
CC-72658(1SACD)
メンデルスゾーン:交響曲全集VOL.3
交響曲第4番 イ長調 「イタリア」
交響曲第5番 ニ短調 「宗教改革」*
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ネザーランドSO

録音:2013年4月8-11日、2014年2月3-5日*
鬼才フリエンドのメンデルスゾーン交響曲全曲シリーズの完結編。「イタリア」と「宗教改革」という、コントラストが際立ったプログラムです。この2曲は、 メンデルスゾーン自身は気に入っておらず、彼の死後、特に人気のあったイギリスで出版されました。第4番として出版された「イタリア」は1833年の 作、第5番として出版された「宗教改革」は1830の作となっています。自身ヴァイオリン奏者でもあり、古楽奏法も追及したフリエンド。弦楽器のはつ らつとした表情が決め手となる「イタリア」は、まさに絶妙なバランスで音楽が進みます。「宗教改革」は宗教改革300周年を記念して、1830年に書か れたもの。厳粛な雰囲気に満ちた作品ですが、フリエンドはこちらもメリハリの効いた演奏を展開しております。 (Ki)
CC-72659(1SACD)
マーラー:交響曲第4番 ト長調
『子供の不思議な角笛』〜この世の暮らし/無駄な努力/高い知性への讃美
リサ・ラーション(S)
アントネッロ・マナコルダ(指)
アーネムPO(ヘルダーラント響)

録音:2014年6月17-20日
指揮者のアントネッロ・マナコルダはマーラー・チェンバー・オーケストラの創立メンバーの一人で、8年間にわたりコンサートマスターを務めた元ヴァ イオリン奏者。アバドをはじめ様々な指揮者のもとで、マーラーの音楽をまさに究めた存在といえるでしょう。カンマーアカデミー・ポツダムとのシューベルト・ ツィクルスも話題となっていましたが、このたび、マーラー作品を指揮しました。非常に推進力に満ちた演奏で、新時代のマーラーといえるでしょう。ソプ ラノに迎えたのは、ガーディナーとの共演も多い、バロックを中心に活躍するリサ・ラーション。彼女のマーラー演奏という点でも注目ですが、期待に違わず、 透き通った声はマーラーの4番の世界にぴったり。子供の魔法の角笛でも、すがすがしい歌声を響かせています。 (Ki)
CC-72657(1SACD)
半クラシックの声楽作品
ヘヴン・ギレスピー (1888-1975)&セイムール・シモンズ(1896-1949)&リチャード・ホワイティング(1891-1938):Breezin’ along with the breeze
コープランド:感傷的なメロディ
ブリテン:キャバレー・ソング/Tell me the Truth about Love、Funeral Blues、Johnny、Calypso
クルト・ワイル(1900-1950):小さな三文音楽組曲より〔序曲、Moritat von Mackie Messer、 Seerauber Jenny、Zuhalterballade、Finale〕
ヴァンサン・スコット(1906-1975):ラ・プティット・トンキーノイズ
ワイル:ユーカリ
ガーシュウィン:パリのアメリカ人より
ワイル:スラバヤ・ジョニー(ハッピー・エンドより)
コラ・ブルグラーフ(Ms)、
カレファックス(5人のリード管楽アンサンブル)

録音:2013 年11月7-9日
オランダで活躍するメゾ・ソプラノ、コラ・ブルグラーフと、リード管楽器5名のアンサンブルによる、半ポピュラー、半クラシック歌曲集。ワイル、ブ リテンら、クラシックでありポピュラーでもある音楽を集めました。編曲もリード管楽器アンサンブルという編成で、親しみやすい音色の1枚となっています。 (Ki)
CC-72661(2SACD)
バッハ:マタイ受難曲(メンデルスゾーン(1841年)編版) ヤン・ヴィレム・フリエンド(指)
ネザーランドSO
コンセンサス・ヴォーカリスツ
イェルク・デュルミュラー(T)、マルコス・フィンク(Bs)、ユディト・ファン・ヴァンロイ(S)、
ヘレナ・ラスカー(A)、マールテン・コニングスベルガー(Br)、エルスケ・テ・リンデルト(S)、
シャンタル・ニーシン、ミヌ・トゥイプ(A)他
アリーン・ファン・ギーッセル

録音:2014年4月4日、Muziekcentrum Enschede(ライヴ)
オランダの鬼才、フリエンドによるマタイ受難曲の登場。フリエンドは、楽譜や版などにもこだわりを見せるヴァイオリニストでもあり、古楽団体「コンバッ ティメント・コンソート」芸術監督としての活動でも知られています。ネザーランド交響楽団とも、やはり楽譜からこだわりぬいたベートーヴェン交響曲全 曲を録音するなど、積極的な活躍が光る指揮者です。
メンデルスゾーンは、15歳の誕生日に、マタイ受難曲のスコアをプレゼントされました。すでにマタイ受難曲を合唱メンバーとして演奏したこともあっ たメンデルスゾーンは、当時入手しやすい楽器にいくつかのパートを変更し、1829年の上演にこぎつけました。1829年3月11日、当時二十歳のメン デルスゾーンは、ベルリンのジングアカデミーで、歴史的にも名高いマタイ受難曲の蘇演を指揮しました。この演奏会には900名ほどが列席し、1829 年には3月に早くも再演されています。この後マタイ受難曲は何度もドイツで演奏されるようになり、1841年には、楽長として、マタイ受難曲が初演さ れたライプツィヒのトーマス教会で、この作品を指揮しました。この際にも、バッハのオリジナルのスコアに、1829年の上演時ほどではありませんでした が、当時すでに入手しづらくなっていた楽器(オーボエ・ダ・カッチャ、オーボエ・ダモーレ、ガンバ、リュートなど)のパートなどに、いくつかの改変を 施しています。
このたびの録音は、この、メンデルスゾーンの1841年の稿に基づくもの。全体を通して非常に流れるような、ロマン色濃厚の注目演奏となっています。 (Ki)
CC-72662(2CD)
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集
[CD1]
ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 op.49(1840)
ピアノ三重奏曲 第2番 ハ短調 op.66(1846)
[CD2]
ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 op.49(初版、1839)※世界発録音
ファン・ベーレ・トリオ
〔ハンネス・ミンナール(P)
マリア・ミルシテイン(Vn)、
ギデオン・デン・ヘルデール(Vc)〕

録音:2014年5月5-7日、7月4-5日
なんともみずみずしいメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲集の登場。2004年に結成され、受賞多数の注目株、ファン・ベーレ・トリオによる演奏で す。フレッシュでみずみずしい演奏であることはもちろんですが、ポイントは、第1番の初版が世界発録音されていること。第1番は、1839年秋にメ ンデルスゾーンのピアノ、友人フェルディナント・ダーフィトのヴァイオリンで初演されました。1840年に一度出版されたものの、出版後も色々手を加え、 もう一度出版されました。現在はこのいわば第2版が演奏されるのが通常ですが、今回の録音では、初版を世界初録音しています。現在一般に演奏 されている第2版と比較して聴ける、興味深い録音といえるでしょう。作風により深みが増した第2番も熱を帯びた名演です。 (Ki)
CC-72663
ヘンデル:トリオ・ソナタ集op.5(全曲)
ソナタ第1番 イ長調 op.5-1 HWV396、第2番 ニ長調 op.5-2 HWV397、第3番 ホ短調 op.5-3 HWV398、第4番 ト長調 op.5-4 HWV399、第5番 ト短調 op.5-5 HWV400、第6番 ヘ長調 op.5-6 HWV401、第7番 変ロ長調 op.5-7 HWV 402
アル・アイレ・エスパニョール
〔アレクシス・アグアド(Vn1)、
ケパ・アルテケ・デ・ラ・フエンテ(Vn2)、
ジェイムス・ブッシュ(Vc)、
フランシスコ・アグイロ・マタス(ヴィオローネ)、
フアン・カルロス・デ・ムルデル(アーチリュート)〕
エドゥアルド・ロペス・バンソ(チェンバロ)

録音:2014年8月18-23日
全部で7曲のソナタから成るop.5は、どれも個性豊かで、言葉のないオペラのよう。これより前に書かれたop.2はコレッリの教会ソナタ(緩−急― 緩−急の4楽章)を踏襲したかたちでしたが、このop.5はすべて5楽章からなり、いくつかは6楽章までの構成となっていて、どれも最後の楽章は舞曲 となっており、実際にはソナタというより組曲と呼ぶべきもの。素材はどれもすべてヘンデルの既存の作品からとられていますが、その調理の仕方にヘンデ ルの知性とセンスをあらためて感じるソナタ集です。アル・アイレ・エスパニョールの面々が展開するアンサンブルはみずみずしく流麗。バンソのチェンバ ロのセンスが全体を見事に引き締めています。 (Ki)
CC-72664
ルイ14世のためのターフェルムジーク
ド・ラランド(1657-1726):王宮のためのサンフォニー(王の晩餐のためのサンフォニー)
1.第1カプリス、ヴィレ=コトレのカプリス
2. 第1組曲/3. 第3組曲
4. 第5組曲
5. グラン・ピエス〜王がしばしばご所望されたファンタジー、またはカプリス
6. 第3カプリス
ユルゲン・グロス(Vn)
エルビポリス・バロックオーケストラ

録音:2013年12月12-15日
ド・ラランドによる「食卓のための音楽(ターフェルムジーク)」。ルイ14世の宮廷で鳴り響いた食卓を彩る音楽の再構築版。ピリオド楽器での演奏です。
ルイ14世は、正式な食卓(grand couvert)、そこまで格式張らない食卓(petit couvert)など様々なスタイルの食事をしましたが、まったく正式で ない食卓(tres petit couvert)であっても少なくとも3つのメイン・ディッシュ、そしてその他にも様々な料理が並べられたといいます。この食事はいわ ばパフォーマンス。食事に招かれるのはもちろん、この王の食事風景を「見る」のを許されることは非常に名誉なことであり、時には王から話しかけられ るなんてこともあれば観衆は天にも上る気持ちになったと言います。この食事の最中に演奏されたのがここに収録された音楽。ド・ラランドは、この食事 のための音楽として、10つの組曲を作曲しましたが、現在は簡略化されたスコアのみが現存しています。しかしながら、当時の演奏慣習から、これらの 作品は、5つのパートのオーケストラで演奏されたのではないか、といった調査と推測に基づいて演奏されたのがこのディスクに収められたもの。貴重な 復元演奏の登場です! (Ki)
CC-72665(3CD)
プレガルディエン/シューベルト録音集成
[CD1]歌曲集『美しい水車屋の娘』D.795 Op.25
[CD2]秋 D.945 / 歌曲集『白鳥の歌』D.957 / 鳩の便り D.965A / 憧れ D.879 / 窓辺に D.878 / ただあなたのそばに D.866 / 月に寄せるさすらい人の歌 D.870 / 弔いの鐘 D.871 / 野外で D.880
[CD3]歌曲集『冬の旅』D.911 Op.89
[CD1・3]ミヒャエル・ゲース(P)
[CD2]アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)
クリストフ・プレガルディエン(T)

録音:[CD1]2007年10月6-8日、[CD2]2008年6月27-30日、[CD3]2012年9月2-5日
21世紀において最も重要なリート歌手の一人であり、度重なる来日公演でお馴染みの人気歌手プレガルディエンによる、シューベルトのアルバム3タイトルをま とめたお買い得セットです。『美しい水車小屋の娘』『白鳥の歌』『冬の旅』と、どれもが発売時大きな話題となり絶賛されたもので、今やこれらの歌曲集の定番で ありリファレンス・ディスクとなっている名盤。相棒となるピアノも名コンビのゲース、古楽の鬼才シュタイアー、それぞれ申し分ない伴奏を聴かせており、プレガル ディエンの名唱をひときわ輝かせています。
CC-72666
C.P.E.バッハ:作品集〜感覚と繊細さ
ソナタ第5番 ヘ長調 Wq 55:5
ファンタジア第2番 ハ長調 Wq 59:6
ソナタ第3番 ヘ短調 Wq 57:6
ファンタジア第1番 ヘ長調 Wq 59:5
ソナタ第2番 ニ短調 Wq 57:4
ロンド第2番 ト長調 Wq 57:3
ソナタ第1番 ホ短調 Wq 59:1
リッカルド・チェッケッティ(フォルテピ アノ)

録音:2014年5月
C.P.E.バッハは、彼が活躍していた当時、父バッハよりも有名で、バッハは「C.P.E.バッハの父親」としての認識のほうが強かったといわれ るほど。そんなC.P.E.は、膨大な数の鍵盤作品を遺していますが、その中でも創意にあふれた作品を選りすぐった1枚の登場。18世紀作品から現代も のまで、楽器をとわず弾きこなすイタリアの実力派、チェッケッティが、鮮烈なハーモニーを強調するように聴かせます。 (Ki)
CC-72668
C.P.E. バッハ:作品集
■CD1
6つのオルガン・ソナタ集
ソナタ イ短調 Wq70-4、ヘ長調 Wq.70-3、ト短調 Wq.70-6、
ニ長調 Wq.70-5、変ロ長調 Wq.70-2、ニ短調 Wq.69
■CD2
・ファンタジア 嬰ヘ短調 H300, Wq67
・ロンド ト長調 H271, Wq57/3
・スペインのフォリアに基づく12 の変奏曲 H263, Wq118/9
・ファンタジア ハ長調 H284, Wq59/6
・ロンド ホ長調 H265, Wq57/1
・ファンタジア 変ロ長調 H289, Wq61/3
・ソナタ ヘ短調 H173, Wq57/6
・ロンド ニ長調 H261, Wq56/3
■CD1
トン・コープマン(Org/ Amalia, ベルリン)

■CD2
ティニ・マトー(ハンマーフリューゲル〔アントン・ヴァルター製〕)

録音:2014年1月
トン・コープマンとティニ・マトー夫妻による、C.P.E.バッハ作品集。[CD1] のコープマンが演奏するオルガン・ソナタ集は、以前にリリースされたもの。 [CD2] はティニ・マトーによる新録音です。ティニ・マトーはアムステルダム生まれ。アムステルダムのスヴェーリンク音楽院でトン・コープマンに師事しました。コープマンの妻でもあり、共演を多く重ねています。このディスクでは、C.P.E.バッハのファンタジアを中心としたプログラムを披露。これらの作品は、すべてC.P.E.バッハ本人が「専門家と愛好者のための」作品として出版したものから選ばれています。ソナタ以外はすべて晩年の10年の間に書かれたものですが、ひらめきと新しさに満ちています。  (Ki)
CC-72669(1SACD)
テレマン:序曲&オーボエ協奏曲集
序曲(組曲)「昔と今の諸国民」TWV55:G4
オーボエ協奏曲 ハ短調 TWV51:c2
序曲(組曲)「ラ・ガイヤルド」TWV55:D13
オーボエ協奏曲 ハ短調 TWV51:c1
フォルカー(民族)序曲(組曲)TWV55:B5
エーヴァルト・デメイエル(指)
バッハ・コンセントゥス
ヴァンシアーヌ・ボードウィン(Ob)

録音:2013 年 9月29,30日&10月1日
テレマンの序曲(組曲)とオーボエ協奏曲という、テレマンの魅力を味わうにうってつけのプログラム(組曲なのに「序曲」と称されるのは、組曲がフ ランス風序曲を持つ場合など、組曲全体のことを「序曲」と呼ぶことがあるため)。様々な国のスタイルを幅広く研究したテレマンの真骨頂が発揮された「フォ ルカー序曲(組曲)」は、トルコ、スイス、ポルトガルなど、様々な地域を思わせる楽曲が連なる楽しい組曲です。他にもやはり様々な舞曲のスタイルが 巧みに取り込まれた組曲がずらり。オーボエ協奏曲では、クイケンのカンタータ・シリーズなどでも演奏していた名手ボードウィンの美しい音色に心奪わ れます。デメイエル率いるバッハ・コンセントゥス、CHALLENGE CLASSICS初登場盤となります。 (Ki)
CC-72670(1SACD)
「詩的な日記帳」〜シューベルト:歌曲集
ブルックの丘にてD853、愛らしい星D861
森で D834、真夜中にD862、生気D883、
春にD882、わが心にD860、
1817年1月に(私はすべての安らぎを奪われて)D876、
ヴィルデマン山地を越えてD884、
それら(美と愛)がここにいたことはD775、
老年の歌D778、君こそわが憩いD776、
森でD708、夜と夢D827、漁夫の歌D881
墓掘人の郷愁D842、冬の夕べD938
クリストフ・プレガルディエン(T)
ジュリアス・ドレイク(P)

録音:2015年2月18-21日/ベルギー
956年生まれ、知性派テノールとして幅広いレパートリーで世界を魅了、2002年にはレコード・アカデミー賞を受賞したク リストフ・プレガルディエン。Challenge Classicsレーベルより「冬の旅」(CC 72596)、「白鳥の歌」(CC 72302)などシューベルトの歌曲集を継続 的にリリースしておりますが、このディスクではシュルツェの詩による9作、およびその他の詩人たちの詩による歌曲を収録いたしました。歌曲の伴奏者と しても名高いジュリアス・ドレイクの好演も光ります。 (Ki)
CC-72671(1SACD)
ジェイムス・マクミラン(b.1959):ルカ受難曲 オランダ放送室内フィルハーモニック
オランダ放送Cho
ナショナル・ユースCho
マルクス・シュテンツ(指)
ペーター・ディッケ(Org)

録音:2014年3月15日(ライヴ録音)
スコットランド出身の作曲家、マクミランによる受難曲第2弾は、ルカ受難曲。声楽をとりわけ得意としているマクミランの真骨頂が発揮された作品に 仕上がっています。エヴァンゲリストの役割は4名の混声合唱。オーケストラの規模は、フルート、クラリネット各1本で、トロンボーンやチューバ、ティ ンパニを含む打楽器は含まれていません。その代わりに、オルガンが重要な役割を果たします。ヘンデルのオラトリオを彷彿とさせる器楽パートの割り振 りとなっています。各部分の終わりに、オーケストラが沈思のためにとる長い休止が印象的です。 (Ki)
CC-72672(1SACD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73「皇帝」
ハンネス・ミンナール(P)
ネザーランドSO(オルケストラ・ファン・ヘット・オーステン)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)

録音:2014年5月26-28日
オランダの鬼才フリエンドによる、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲シリーズ開始!ピアニストは、オランダの新星、ハンネス・ミンナール。ファン・ベー レ・トリオのピアニストを務め、また、ファン・クーレンとのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全曲の録音でもそのスケールの大きな音楽で世界を魅 了しました。第1弾は、第4番&5番。鬼才と新星の、火花の散るセッションのような協奏曲を楽しめる1枚です。 (Ki)
CC-72675
クララ・シューマン:ピアノ三重奏曲 ト短調 op.17
ロベルト・シューマン:ピアノ三重奏曲第2番 ヘ長調 op.80、幻想小曲集 op.88
ヴォーチェス・インティメ〔リッカルド・チェッケッティ(P)、ルイージ・デ・フィリッピ(Vn)、サンドロ・メオ(Vc)〕

録音:2014年11月25-27日
ヴォーチェス・インティメによるシューマンのピアノ三重奏曲集第2弾(完結編)。クララ&ロベルト・シューマン夫妻にとって、音楽は、呼吸をするの と同じくらいに近しく重要なものでした。そんな彼ら夫妻のサロンを再現するような1枚。第1弾はピリオド楽器での演奏でしたが、当盤では彼らはモダ ン楽器を採用しています。濃密なロマンが漂います。 (Ki)
CC-72676(1SACD)
ビーバー:祭壇または宮廷用ソナタ集
ソナタ第1番〜8声/ソナタ第2番〜6声
ソナタ第3番〜6声/ソナタ第4番〜5声
ソナタ第5番〜6声/ソナタ第6番〜5声
ソナタ第7番〜5声/ソナタ第8番〜5声
ソナタ第9番〜5声/ソナタ第10番〜5声
ソナタ第11番〜5声/ソナタ第12番〜8声
グナール・レツボール(指)
アルス・アンティクァ・オーストリア

録音:2014年10月31日-11月3日
17世紀後半の最重要作曲家の一人、ビーバーの作品集。バロック初期のソナタの中でもとくに重要な位置を占める作品世界を、レツボールが見事に 再現しています。ビーバーのこの「祭壇または宮廷用ソナタ集」は題名が示すとおり、宗教・世俗の両方で演奏可能な作品です。1676、1680、1682 年に出版されたポリフォニックな器楽作品集の中から選ばれた曲がならびます。第二次世界大戦でオリジナル資料は焼失、現在では、第2ヴァイオリンと 第1ヴィオラ、第3,4のヴィオラのパート譜が遺されるのみとなっています。しかしながら幸運にも、1900年頃に、当時は遺されていたオリジナル譜を もとに作成された楽譜が遺されており、この1900年の楽譜と部分的に残っているオリジナル譜を見比べると、その精確さは比類なきものと認識されてい ます。
ビーバーが活躍した当時のオーストリアでは、イタリア、フランス、スペイン、さらにはハンガリーやアルプスに伝わる民族音楽など広い範囲の様々な文 化が行き交っていました。ヴェネツィアを思わせる作風のものから、アルプスの山々にこだまするファンファーレを思わせる作風のもの、さらにドイツの民 謡を盛り込んだものなど、色とりどりの作品が並びます。それぞれの作品で編成が異なっており、トランペットを含むもの(ときに1本、ときに2本)や、 弦楽器のみで構成されるものなど様々。どんな編成の作品も、ビーバーの才が光る仕上がりとなっています。 (Ki)
CC-72677(1SACD)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ.ヘ長調 MWV Q26
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 op.121
シモーネ・ラムスマ(Vn/ストラディヴァリウス”Mlynarski”(1718年)
ロベルト・クーレック(P)

録音:2015年3月30,31&4月1日
オランダの俊英ヴァイオリン奏者、シモーネ・ラムスマによるヴァイオリン・ソナタ集。メンデルスゾーンのヴァイオリン・ソナタや、ヤナーチェクの珍し いヴァイオリンのための作品「ヴァイオリン・ソナタ」を収録した興味深いプログラムでの登場です。メンデルスゾーンの1838年の作のヴァイオリン・ソ ナタは4作品のみ残されている中の1曲。情熱と緻密さをあわせもつ秀作。ヤナーチェクの作品はきわめて民族色の濃厚な熱い作品ですが、ラムスマの 濃密な音色はヤナーチェクにぴったり。シューマンのヴァイオリン・ソナタも、室内楽ピアニストとして様々なアーティストから篤い信頼を寄せられているクー レックとの緻密なアンサンブルが光る演奏を展開しています。ラムスマは若い世代ながら(1985年生まれ)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、クリーヴラ ンド、シカゴ響など世界の名だたるオーケストラとこれまでに共演しています。5歳でヴァイオリンをはじめ、11歳でイギリスに移り、メニューイン音楽院 で学んだ逸材です。 (Ki)
CC-72678(1SACD)
ゲオルク・ムッファト(1653-1704):「音楽の花束」第1巻
1. Fasciculus(束)1:「Eusebia」
2. Fasciculus(束)2:「Sperantis gaubia」
3. Fasciculus(束)3:「Gratitudo」
4. Fasciculus(束)4:「Impatientia」
(Florilegium Primum)
5. Fasciculus(束)5:「Sollicitudo」
6. Fasciculus(束)6:「Blanditiae」
7. Fasciculus(束)7:「Constantia」
アンサンブル・ザルツブルク・バロック

録音:2015年4月
バロックの作曲家ゲオルク・ムッファトは、サヴォイア公国(現フランスのムジェーヴ)に生まれました。リュリに師事し、オルガン奏者を務め、ザルツ ブルク大司教の宮廷にも仕えています。理路整然として情報量の多い演奏指示でも高名な2つの曲集「Florilegium Primum」(1695年)と「Florilegium Secundum」(1698年)(Florilegium=花束、の意)でも知られる存在。このディスクには1695年に出版された第1巻が収められています。1663 年から69年まで、ムッファトはフランスに住み、ヴァイオリン、オルガン、作曲(リュリに師事)などフランスの音楽スタイルをたっぷりと学んだ時期の集 大成的作品といえます。7つの舞曲(トータル50の楽章の舞曲から構成される)が一つの花束を形作っています。アンサンブル・ザルツブルク・バロックは、 6名から構成されるアンサンブルで、様々な古楽シーンで活躍するほか、マリンバとのコラボレーションなど、興味深いプロジェクトも手掛けています。 (Ki)
CC-72679
テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲
(第1番 変ロ長調 TWV40-14/第2番 ト長調 TWV40-15/第3番 ヘ短調 TWV40-16/第4番 に長調 TWV40-17/第5番 イ長調 TWV40-18/第6番 ホ短調 TWV40-19/第7番 変ホ長調 TWV40-20/第8番 ホ長調 TWV40-21/第9番 ロ短調 TWV40-22/第10番 ニ長調 TWV40-23/第11番 ヘ長調 TWV40-24/第12番 イ短調 TWV40-25)
ルイージ・デ・フィリッピ(Vn)

録音:2015年1月2-4日/フスカルド(イタリア)
ヴォーチェス・インティメのヴァイオリン奏者としても活躍しているルイージ・デ・フィリッピがテレマンの12の幻想曲を収録しました。後期バロック時 代を代表する作曲家、ゲオルク・フィリップ・テレマンによる12の幻想曲は、1735年に作曲されバロック期の無伴奏独奏作品の中でも重要なレパートリー でテレマンならではの洗練された優美な旋律が魅力の作品。ヴァイオリンの多彩な表現と対位法を駆使した名曲です。名手フィリッピによる卓越した演奏 をお楽しみ下さい。 (Ki)
CC-72680(1SACD)
戦時下の慰め
ハルトマン:葬送協奏曲 (1939)
ヴァインベルク:ヴァイオリン小協奏曲Op.42 (1948)
 モルダヴィア狂詩曲Op.47の3 (1948)*
ショスタコーヴィチ:未完のヴァイオリン・ソナタ (1945)*
リナス・ロス(Vn)、
ルーベン・ガザリヤン(指)
ヴュルテンベルクCO、
ホセ・ガジャルド(P)*

録音:2015年1月22-24日/オッフェナウ文化催事会館「ザリーネ」(ドイツ)
2012年に出版されたショスタコーヴィチの未完のヴァイオリン・ソナタがついに世界初録音されました。1945年、 交響曲第7番「レニングラード」とほぼ同時期に作曲され、第1楽章の225小節が残されていますが、まだ主題提示部だけで、もし全体が完成してい たら、「レニングラード」交響曲ばりの大曲になっていたといわれます。かつてシュニトケが補筆完成を依頼されたものの、あまりに特異な構成ゆえ断念し たといわれます。ショスタコーヴィチ・ファンが聴きたくてたまらなかった作品でしたが、ついに日の目を見ました。内容的には「レニングラード」交響曲 よりも交響曲第10番に近いどす黒い闇に満ち、興味津々です。
オーケストラ伴奏の2篇も注目。ハルトマンの作品は「反ファシズム」とも呼ばれ、絶望感が全篇に漂います。反面ヴァインベルクの小協奏曲は陽性で エネルギーに満ち、ハルトマンと対照的に人生肯定な内容となっています。さらに嬉しいのが「モルダヴィア狂詩曲」。これはヴァイオリンとオーケストラ のための技巧的で鮮やかな民族色に彩られた作品で、さながらヴァインベルク版「ツィゴイネルワイゼン」。かつてオイストラフの独奏、作曲者自身のピア ノ伴奏による古い録音がありましたが、最新録音は大歓迎。
リナス・ロスは1977年ドイツのラーベンスブルク生まれ。2006年EMIよりCDデビュー。以後同世代のヴァイオリン奏者の中でも、歴史に埋もれ た作曲家や珍品の演奏で注目を集めています。ヴァインベルクのヴァイオリン・ソナタ全集は特に重要で、これにより世界的に注目されました。ザハール・ ブロンやアッカルドに師事し、2012年からはアウグスブルクの大学の「レオポルト・モーツァルト・センター」で教授を務めています。1703年製のスト ラヴディヴァリ「Dancla」を使用。 (Ki)

CC-72681(1SACD)
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.77
グバイドゥーリナ:ヴァイオリン協奏曲『今この時の中で』*
シモーネ・ラムスマ(Vn)
ジェイムズ・ガフィガン(指)
ラインベルト・デ・レーウ(指)*
オランダ放送PO

録音:2016年5月12、14日ヒルフェルスム(スタジオ録音)
2011年10月22日ロイヤル・コンセルトヘボウ(ライヴ録音)*
使用楽器:ストラディヴァリウス“Mlynarski”(1718)
ストラディヴァリウス“ex Chanot-Chardon”(1718)*
1985年オランダ生まれのヴァイオリニスト、シモーネ・ラムスマによるCHALLENGE CLASSICSレーベル第2弾となるアルバム。ラムスマのヴァイ オリン演奏の特徴は音程の確かさから来る音の輝きと、大きな弓使いからなる伸び伸びとした節回し。第1弾のメンデルスゾーン他のソナタ集(CC-72677) でも美しく濃厚かつ力強い演奏を聴かせてくれました。ショスタコーヴィチとグバイドゥーリナというロシアの大作コンチェルトに挑んだ今作は、彼女の魅 力がさらに引き出された注目盤です。
「夜想曲(緩)」、「スケルツォ(急)」、「パッサカリア(緩)」、「ブルレスケ(急)」の4楽章からなるショスタコーヴィチの1番は、あらゆる表現力と構 成力が問われる難曲。急速楽章の純粋なテクニックや冴えた諧謔味に加え、「夜想曲」での息の長い旋律を美しく歌いこなし、そして聴き続ける能力、「パッ サカリア」での張りつめた緊張感のなか心の底から音を繰り出さんとする強い精神力も求められます。ラムスマは高速で畳み掛けるときも祈りを込めて一 音に集中するときも、崩れることなく美音が決まっていて爽快とすら言える快演を披露しています。
グバイドゥーリナの『今この時の中で』はアンネ=ゾフィー・ムターのために書かれた単一楽章の協奏曲で、2007年にムターが初演しました。ソリス トは始めから終わりまで、約35分間ほとんど休みなく弾き続けなければならず、技術的にも高度です。深刻な響きもありますが、天国的な美しさへの憧 れを感じさせる壮大な世界観を持った作品で、ソリストの持ち味、個性が大いに発揮されます。 (Ki)

CC-72682(3CD)
バッハ&近現代のチェロ作品
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007
グバイドゥーリナ:無伴奏チェロのための10の前奏曲より第3番「コン・ソルディーノ・センツァ・ソルディーノ」
バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV 1008
クルターグ:メッセージ=コンソレーション
バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV 1009
ペンデレツキ:Per Slava
バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV 1010
ブリテン:テーマ「ザッハー」
バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 ト短調 BWV 1011
シュニトケ:チェロ独奏のための「音の手紙」
バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV 1012
エレクトリック・チェロによる即興演奏〜「Constant」「Distant」
マイケ・ラーデマーケルス(Vc)

録音:2013年9月、2014年7月
マイケ・ラーデマーケルスはオランダ出身。ハンガリーのチェリスト、ジェルジ・シッフェルにチェロの手ほどきを受けたあと、16歳で参加したアンドレ・ ナヴァラのマスタークラスでナヴァラに認められ、ウィーンでそのままナヴァラの晩年の2年間師事しました。そのアメリカでシュタルケルの薫陶を受け、 オランダに戻り、室内楽などを中心に活動を展開しています。
ここで彼女はバッハの無伴奏チェロ組曲と近・現代の作品を交互に録音。ペンデレツキのPer SlavaはB・A・C・Hのモティーフに基づいて作曲され ており、この3枚組のディスクに収められた一連の作品をまとめるセンターピンのような役割を果たします。クルタークの作品は高いCの音で終わり、第 3番への自然な導入となっており、また、ブリテンの作品は続いて演奏される第5番の暗闇の世界を暗示するものとなっているなど、すべての楽曲が見事 に関連付けられたプログラムとなっています。 (Ki)
CC-72683(1SACD)
Dance!
バルトーク:ルーマニア民族舞曲 op.7
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集op.46より第1番 ハ長調、
 ユモレスク 変ト長調op.101-7
コダーイ:アダージョ、
 3つのハンガリー舞曲
ブロッホ:Adobah
ブラームス:ハンガリー舞曲より第6番、7番、1番
ピアソラ:タンゴの歴史(カフェ1930 ナイトクラブ1960)
ラディスラフ・クプコヴィック(b.1936):思い出
セシル・ヒュイネン(Vn)
マリーケ・グローテンユイス(アコーディオン)

録音:2015年5,6月
ムステルダムフィルハーモニーオーケストラのコンミスを務めるヒュイネンと、オランダを代表するアコーディオン奏者グローテンユイスによる舞曲のア ルバムの登場。バルトークなど、ヴァイオリンだけでなくアコーディオンが加わることによって、迫力が200%増となっております。 (Ki)
CC-72684
スクリャービン:24の前奏曲 op.11(全曲)
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番 ニ短調 op.28
ピーター・オース(P)

録音:2014年3月
ピーター・オースはアメリカ出身、1978年からルドルフ・ゼルキンのもとで学んだというピアニストです。このCDに収録されているスクリャービンの プレリュードに関して、ジーナ・バッカウアーの実演を6歳の時にカーネギーホールで聴き、自分はピアニストになる、と決意したというオース。幼いころ から温め続けたスクリャービンの前奏曲、ゆるぎない解釈で弾き切っています。 (Ki)
CC-72685(2SACD)
ロビン・デ・ラーフ(b.1968):歌劇「Waiting for Miss Monroe」(世界初録音) マリリン・モンロー:ラウラ・アイキン(ソプラノ)
フォックス:デール・デューシング、パウラ:ヘレナ・ラスカー、ホワイティ:デイヴィッド・DQ・リー、
イヴ:マリア・コワン、クラーク・ゲーブル:アラン・クロンブ、ジョー・ディマジオ:トム・ランドル、
ジャック(JFK):ジョン・テシエ、ボブ(RFK):ダニエル・ベルヒャー
ノーマ・ジーン:ヘンドリーケ・ファン・ケルクホーフェ
スティーヴン・スローン(指)
ネーデルラント・チェンバー・オーケストラ
ネーデルラント・オペラCho

録音:2012年6月7,15,16日(ライヴ録音)
1950年代をまさに風靡した伝説の女優、マリリン・モンロー。彼女は自身の心の奥底にあるものを、精神科医に話すよりもむしろテープに吹き込むこ とを好んだといいます。それらのテープは未発表のまま。この事実にインスパイアされたのがオランダの作曲家、ロビン・デ・ラーフ。3幕構成、約90 分のこの作品(ハリウッド映画のスタンダードなサイズとほぼ同じといえる)を通じて、観客はモンローの最期の日々の目撃者となります。伝記的というよ りも、実在の人物や事実を通して、彼女の孤独や恐れなどがあぶりだされます。徐々に年齢を重ねてもなおプロデューサー達から同じことを要求され、ど んどん伸びてくる若手からひしひしと感じさせられるプレッシャーに耐えなければならなくなった彼女は36歳でこの世を去りますが、そんな彼女の最期の 日々が描かれたオペラです。モンロー役には気鋭の人気ソプラノ、ラウラ・アイキンを配しています。 (Ki)
CC-72686(3SACD)
R.シュトラウス:歌劇「アラベラ」 アラベラ:ジャクリン・ワーグナー(S)
ズデンカ:アグネータ・アイヒェンホルツ(S)
マンドリーカ:ジェームス・ルターフォルド(Br)
マッテオ:ヴィル・ハルトマン(T)
フィアカーミリ:スザンネ・エルマルク(S)
ヴィルトナー伯爵:アルフレート・ライター(Br)
アデライーデ:シャルロッテ・マルギオーノ(Ms)
エレメール伯爵:マルセル・レイヤンス(T)
ドミニク伯爵:ロジャー・スミーツ(T)
ラルモール伯爵:トーマス・ディア(Bs)
女占い師:ウルスラ・ヘッセ・フォン・デン・シュタイネン(S)
マルク・アルブレヒト(指)
ネーデルラントPO
ネーデルラント・オペラCho

録音:2014年4月23,25,27日(ライヴ)
200 ページブックレット
(ドイツ語歌唱)
オランダが世界に誇る名歌劇場、ネーデルラント・オペラの2014年「アラベラ」のライヴ録音の登場。マルク・アルブレヒトの指揮、今まさに現役バ リバリの歌手として世界で活躍している歌い手でキャストを固めた強力盤です。アルブレヒトの指揮ぶりはいつもながらオーケストラが気持ちよく鳴り響き、 R.シュトラウスの魅惑の管弦楽の世界をたっぷりと味わえます。もちろん歌い手のリードも申し分なし。19世紀後半の貴族社会を溢れるような美しい旋 律で描いた「アラベラ」の世界を存分に堪能できます! 物語は、破産寸前の退役軍人ヴァルトナー伯爵の娘姉妹、アラベラとズデンカ(男として育てられた)、そして資産家の甥にしてアラベラに一目ぼれした マンドリーカと、アラベラに思いを寄せ続けているマッテオの4人をめぐる恋のもよう。魅惑の管弦楽はもちろん、第1幕のアラベラのアリアや第3幕の アラベラとマンドリーカの二重唱など、聴きどころ満載のオペラです。アラベラ役のジャクリン・ワーグナーは、アメリカで学んだソプラノ。ウィーン、ニュー ヨーク、デュッセルドルフ、ベルリンなど世界の歌劇場で、フィガロの結婚の伯爵夫人やドン・ジョヴァンニのドンナ・アンナや、椿姫のヴィオレッタなど、様々 なレパートリーで活躍しています。マンドリーカ役のジェームス・ルターフォルドは、シアトルでのワーグナー国際コンクールで優勝した後、様々なワーグナー のオペラおよびヴェルディ作品で活躍しているバリトン。この録音でも実にすばらしいマンドリーカの声を聴かせています。マルク・アルブレヒトは 1964 年生まれのドイツの指揮者。2008年から11年までストラスブール・フィルの音楽監督を務め、現在はネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団の音 楽監督を務めています。日本のオーケストラでも客演を重ねている指揮者です。 (Ki)
CC-72687
アンナ・ルチア・リヒター
ブリテン: 民謡編曲 第1集「イギリスの歌」〜「高くのびる木」「とねりこの林」「サリーの園
 民謡編曲 第4集「アイルランドの歌」〜「甘美なこだま」「夏の名残りのばら」「彷徨いながら不思議に思う」
シューマン:リーダークライス(歌曲集)Op.39〜「異郷で」「間奏曲」「森のささやき」「静けさ」「月の夜」「美しい異郷」 「城にて」「異郷で」「悲哀」「たそがれ」「森で」「春の夜」
ブラームス:ドイツ民謡集 第2集〜「静かな夜に」「谷の底では」
 49のドイツ民謡集 第6集〜「私は愛らしくかわいい乙女を知っている」
 リヒターとゲースによる即興:「夜に」「占い棒」「古い庭園」「夜のさすらい人」
アンナ・ルチア・リヒター(S)
ミヒャエル・ゲース(P)

録音:2015年2月23-26日/SWR南西ドイツ放送スタジオ(シュトゥットガルト)
麗しきソプラノ歌手アンナ・ルチア・リヒターがシューマン、ブラームス、ブリテンを歌い上げます、アンナ・ルチア・リヒターは、9歳から母より声楽 の手ほどきを受け、ケルン大聖堂少女聖歌隊の隊員となりました。その後バーゼルでクルト・ヴィトマー教授に師事、その後ケルンで研鑽をつみました。 主な受賞歴としては、2008年ベルリン全国声楽コンクール年少部門第2位、2011年キッシンゲンの夏音楽祭ルイトポルト賞、2012年ツヴィッカウで 行われた国際ロベルト・シューマン・コンクール優勝などがあげられます。2015年10月ベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン交響楽団の来日公演では、 マーラーの交響曲第4番のソリストで登場し話題となりました。今回収録したシューマン、ブラームス、ブリテンはリヒターの得意とする歌曲で、透き通 るような美しい歌唱を聴かせてくれます。歌曲の伴奏者としても名高いミヒャエル・ゲースの伴奏も魅力的です。 (Ki)

CC-72688(1SACD)
ヴァインベルク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.82/第2番Op.95/第3番Op.126
ショスタコーヴィチ(グリックマン編):3つの幻想的舞曲
リナス・ロス(Vn)
ホセ・ガジャルド(P)

録音:2015年4月29日-5月2日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
ヴァインベルクのヴァイオリン曲のうち、協奏作品とピアノ伴奏付のものをすべて録音したリナス・ロス。その彼が3篇ある無 伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲に挑戦。 ヴァインベルクの無伴奏ヴァイオリン・ソナタは1964年以降の作で、ソ連体制がブレジネフに変わりスターリン治下のような暗黒時代ではなくなった ものの、この3篇は厳しい緊張感と怒りの表現に満ちています。その間にショスタコーヴィチ初期のピアノ曲「3つの幻想的舞曲」のハリー・グリックマ ンによるヴァイオリンとピアノのための編曲を 1 曲ずつ挟み心を休ませてくれます。
第2番は1967年の作で、7つの部分から成りますが、技術的にとてつもなく難しく、バルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ以上のものを要求され ます。第3番は1979年の作で、ヴァイオリン一本による単一楽章ながら、演奏時間が 27分もかかるという奇作。
リナス・ロスは1977年ドイツのラーベンスブルク生まれ、埋もれた作品発掘にも力を入れ、このアルバムはヴァインベルクのヴァイオリン曲中技術的 にも内容的にも難しいもので、ロスにしか実現できない世界を築き上げています。 (Ki)
CC-72689(1SACD)
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調Op.129
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35(オリジナル版)
リナス・ロス(Vn)
トーマス・ザンデルリンク(指)LSO

録音:2016年5月2-4日/LSO聖ルカ(ロンドン)
ヴァインベルクの全ヴァイオリン作品や、ショスタコーヴィチの未完のヴァイオリン・ソナタの録音で注目されるリナス・ロスがまた も刺激的なアルバムをリリース。ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第2番は名作第1番に比べると圧倒的に演奏される機会が少なく、大歓迎の新 録音。ダヴィド・オイストラフのために作曲され、ショスタコーヴィチ後期の作品のなかでも近代色が強く興味津々です。 さらに興味津々なのがチャイコフスキーの名作ヴァイオリン協奏曲のオリジナル版。この作品はレオポルト・アウアーから「演奏不能」として献呈を拒 否され、チャイコフスキー本人も含めてカットや修正が行われたため、本当のオリジナルがどのような形なのかわからない状態と言うことができます。ここ では最初の形に戻しての世界初録音。第2楽章が終始弱音器の指定があったり、フレージングが違ったりと興味津々です。 リナス・ロスは1977年ドイツのラーベンスブルク生まれ。2006年EMIよりCDデビュー。以後同世代のヴァイオリン奏者の中でも、歴史に埋もれ た作曲家や珍品の演奏で注目を集めています。ザハール・ブロンやアッカルドに師事し、2012年からはアウグスブルクの大学の「レオポルト・モーツァ ルト・センター」で教授を務めています。1703年製のストラヴディヴァリ「Dancla」を使用。
CC-72690(1SACD)
マイケ・ラーデマーケルス
グラナドス(ラーデマーケルス編):スペイン舞曲第5番「アンダルーサ」
ファリャ:スペイン民謡組曲
アブリル(ラーデマーケルス編曲):「愛ゆえでもなく悲しみゆえでもなく」
カサド:無伴奏チェロ組曲
グアスタヴィーノ:バラと柳
ホアキン・ニン:スペイン組曲
ピアソラ:グラン・タンゴ
ヒナステラ(フルニエ編曲):悲歌
マイケ・ラーデマーケルス(Vc)
マタイス・フェルスホール(P)

録音:2015 年11月24-26日/メヘレン
麗しのチェリスト、マイケ・ラーデマーケルスがファリャ、グラナドス、ピアソラなどの情熱的な作品に挑みました。ラーデマー ケルスはオランダ出身。ハンガリーのチェリスト、ジェルジ・シッフェルにチェロの手ほどきを受けたあと、16歳で参加したアンドレ・ナヴァラのマスター クラスで認められ、ウィーンでそのままナヴァラの晩年の2年間師事しました。その後、アメリカでシュタルケルの薫陶を受け、オランダに戻り、室内楽 などを中心に活動を展開しています。CHALLENGE CLASSICSからリリースしたバッハ、グバイドゥーリナ、クルターグの無伴奏作品を組み合わせたア ルバム(CC 72682)でも独創的な世界を披露しておりますが、ラーデマーケルスの魅力である情熱的で濃厚な歌い回しはこのアルバムでも堪能すること ができます。 (Ki)
CC-72692(1SACD)
ブラームス:セレナード第1番 ニ長調 op.11
ハイドンの主題による変奏曲
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ハーグ・フィルハーモニック(レジデンティー管)

録音:2015年8月26&27日、9月12日、2016年1月23日/ハーグ
CHALLENGE CLASSICSレーベルの看板アーティストの一人、指揮者のヤン・ヴィレム・デ・フリエンド。楽器の採用や楽 譜にいつもこだわりを持つフリエンドは、これまでにネザーランドSOとベートーヴェン、メンデルスゾーン、マーラーなどのレパートリーを独自の解 釈で演奏してきました。期待の新譜はハーグ・フィルハーモニック(レジデンティーO)との共演でブラームス・シリーズが始動。第1弾はセレナー ド第1番とハイドンの主題による変奏曲が収録されました。ブラームスもフリエンドならではの力強さと洞察力で作品の新たな魅力を引き出した演奏となっ ております。第2弾はドイツ・レクイエムを予定しております。 (Ki)
CC-72693
ヴィレム・イェツ(1959-):交響曲第1番(2012)[世界初録音]
リコーダー協奏曲(2014)[世界初録音]*
オランダ放送PO
エド・デ・ワールト(指)、
カーリン・ストローボス(Ms)
マルクス・シュテンツ(指)*、
エリック・ボスグラーフ(リコーダー)*

録音:2013年4月13日、2014年12月20日* コンセルトヘボウ(アムステルダム)
959年生まれのオランダの作曲家、ヴィレム・イェツの管弦楽作品の世界初演。 「生命の循環」をテーマに書かれた「交響曲第1番」は、冒頭楽章と終楽章にゲーテの詩「限りなき」「聖なる憧憬」をテキストとしたメゾ・ソプラノ が入ります。輪廻を取り上げたゲーテの詩の内容と、歌に始まり歌に終わる全体構造の「循環」が結びつき、人間存在を大きなスケールで謳いあげる大 曲です。表現主義や後期ロマン派の音楽を彷彿とさせる感情豊かな音使いに、過去の音楽にはない音色の探求が加わったイェツの音楽は、普遍的なテー マを雄弁さと説得力を持って聴く人に伝えます。中でも2楽章の打楽器の一撃は圧巻です。 既に10曲を超える協奏曲を発表しているヴィレム・イェツがソロ楽器として使用したのはなんとリコーダーです。限られた音量と音域の、しかし不思議 な魅力を持ったこの楽器の音色に、イェツは「無垢で壊れやすい純粋さ、傷つきやすい子供の魂」を感じたといいます。自身の子供時代を幸福なもので はなかったと振り返るイェツがリコーダーの音に聴き取った儚く脆い子供の純粋さに胸が締め付けられるような曲です。 耳を澄ませば作曲者の「生の声」が聴こえてくるような、体温が感じられるような、そんな作品集です。 (Ki)
CC-72695(1SACD)
ピアソラ作品集
Bando
ブエノスアイレスの秋 Otono Porteno
ル・グラン・タンゴ Le Grand Tango (arr. Christian Gerber)
Soledad(孤独)
現実との3分間 Tres Minutos con la Realidad
キチョ Kicho
ブエノスアイレスの春 Primavera Portena
アディオス・ノニーノ Adios Nonino
ある街へのタンゴ Tango para una Ciudad
イザベル・ファン・クーレン(Vn)&アンサンブル・イザベル・ファン・クーレン

録音:2015年5月18-20日
オランダが誇るヴァイオリン奏者、イザベル・ファン・クーレンによるタンゴ・アルバムの第2弾の登場。イザベル・ファン・クーレン・アンサンブルは 2011年に設立され、ピアソラのタンゴを最高水準で演奏する活動を中心に据えている団体。2013年にリリースしたピアソラ作品集[CC 72602(1Blu-ray + 1CD)およびCC 72609(DVD)]は世界で絶賛されました。 (Ki)
CC-72696
アルヴォ・ペルト(イヴァン・ムーディ編):Kusskuss, kallike(エストニアの子守歌)
クリスマスの子守歌
フーイファールツ・トリオ
ズーシ・トート、バルナバス・ヘジ、
オリヴィエ・ベルテン

録音:2015年8月8日
ペルトの合唱作品を弦楽三重奏+3人の歌手のための編成に仕立てたCDの登場。ペルトの静謐で透明な世界がより一層際立った演奏となっています。 レコーディングにあたってはペルトも立ち会いのもと行われ、万全の仕上がりとなっています。ユーイファールツ・トリオは、1997年に結成、20-21世 紀のレパートリーに注力しています。フーイファールツとは1923-1993に生きたオランダの作曲家、ヨーロッパの音楽シーンの転換点に重要な位置にい たカレル・フーイファールツの名からきています。 (Ki)
CC-72697(1SACD)
モーツァルト:セレナード第10番 変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361/370a(シュヴェンケ編曲)
歌劇「魔笛」 K.620より「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」(夜の女王のアリア)(ロシナック―デメイエル編曲)
ヴァンシアーヌ・ボードウィン(Ob)
アネリース・ドゥコック(Vn)
秋葉美佳(Va)、
ロナン・ケルノア(Vc)、
エーヴァルト・デメイエル(フォルテピアノ)

録音:2015年7月6-9日/シント=トロイデン(ベルギー)
このディスクには、ラ・プティットバンドのメンバーとして活躍する演奏者を中心に構成された五重奏アンサンブル(オーボエ、ヴァ イオリン、ヴィオラ、チェロ、フォルテピアノ)によるモーツァルトの「グラン・パルティータ」と「夜の女王のアリア」が収録されております。 ★奏者の数が13人から5人へとコンパクトにしたこの「グラン・パルティータ」。編曲はモーツァルトの友人クラリネット奏者アントン・シュタードラーの そのまた友人で、C.P.E.バッハのあとハンブルクのカントルを務めたクリスティアン・シュヴェンケ(1767-1822)です。編成が小さくなることでの “物 足りなさ” は決してなく、むしろアンサンブルがより明確となり軽やかさが引き立ちます。ボーナストラックとして収録された「夜の女王のアリア」は、モー ツァルトと同時代人のロシナックがオーボエと弦楽四重奏版に編曲したものをデメイエルが当編成にアレンジしました。オーボエのボードウィンが実に見事 にアリアを歌い上げます。 (Ki)
CC-72698
Duels〜決闘
リスト:ピアノ・ソナタ.ロ短調
シューマン:クライスレリアーナ op.16
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第7番〜アレグレット
シモン・グライヒー(P)

録音:2015年9月2-4日
バノンとメキシコの血を引くシモン・グライヒーは現在29歳、ヨーロッパに住んでいます。ブローニュ音楽院などで学んだあと、パリ・コンセルヴァトワー ルにて、ミシェル・ベロフに師事しました。リストとシューマンの大曲2作に、リストが編曲したベートーヴェンの交響曲第7番からアレグレット、という 興味深いプログラムでの登場です。 (Ki)

CC-72700(1SACD)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」(全曲)
イラーネク:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
グナール・レツボール(Vn、指)
アルス・アンティクヮ・オーストリア

録音:2016年4月21-24日
オーストリアのバロック・ヴァイオリン奏者、レツボールによるヴィヴァルディの「四季」が登場。レツボールはムジカ・アンティクヮ・ケルンやクレマンシッ ク・コンソートのメンバーとして活躍し、1995年に自らのアンサンブル、アルス・アンティクヮ・オーストリアを結成。古楽ファンに絶大な人気を誇るヴァ イオリニストです。 「春」は速すぎないテンポ設定でじっくりと練り上げた演奏。通奏低音には柔らかな音のオルガンを用い、きびきびしただけの「春」とは違った作りこ んだサウンドが印象的です。「夏」終楽章は一転、手加減なしの高速で弦が軋み火花散る熱演!「冬」2楽章のヴァイオリン独奏も緩急自在で美しいです。 カップリングはヴィヴァルディの弟子でチェコの作曲家、フランティシェク・イラーネク(1698-1778)のヴァイオリン協奏曲。師の後期作品に近い作風で、 熱気と独特な暗さを備えたカッコいい1曲です。 (Ki)
CC72701
キリストの最後の言葉
ハイドン(シモーネ・ミュラー編曲):十字架上のキリストの最後の7つの言葉(抜粋)(ソナタ第1番「ラルゴ」、ソナタ第3番「カンタービレ」、第6番「ラルゴ」)
レーガー(ヨハネス・プファイファー編曲):8つの宗教的歌曲 Op. 138より第3曲「夜の歌」
ウェーベルン(アルノ・ボーンカンプ編曲):弦楽四重奏のための緩徐楽章
シベリウス(ヨハネス・プファイファー編曲):弦楽四重奏曲 ニ短調「親愛なる声」Op.56より第3楽章
ショスタコーヴィチ(ヨハネス・プファイファー編曲):弦楽四重奏曲第7番 嬰ヘ短調 Op.108より第3楽章
エボナイト・サクソフォンQ
クラロン・マクファーデン(S)

録音:2015年1月24日、2015年4月15&16日/オランダ
2011年にアムステルダム音楽院の学生メンバーによって創設された実力派のサクソフォンの四重奏団、エボナイト・サクソフォン・カルテットによる注 目の録音は「キリストの最後の言葉」と題され、ソプラノ歌手、クラロン・マクファーデンを迎えたハイドンの十字架上のキリストの最後の7つの言葉か らの抜粋を主軸にレーガー、ヴェーベルン、シベリウス、ショスタコーヴィチの作品(メンバーによる編曲版)を収録しました。サクソフォンによる演奏で、 ハイドンの新しい世界が広がります。

CC-72702(11SACD)
ブルックナー:交響曲第1-9番

(1)第1番(リンツ版、1866年)
(2)第2番(第2版、1877年)
(3)第3番(第2版、1878年)
(4)第4番(第2版、1878/80年)
(5)第5番(原典版、1876年)
(6)第6番(原典版、1953年)
(7)第7番(原典版、1883年)
(8)第8番(第2版、1892年)
(9)第9番(原典版、1896年)
ヤープ・ファン・デア・ズヴェーデン(指)
オランダ放送PO

録音:(1)2013年6月10-13日[第1,2,4楽章]、2012年6月[第3楽章]、
(2)録音:2007年9月18-21日、(3)2011年12月21-23日
(4)2006年4月4-7日
(5)2007年6月25-28日
(6)2012年6月11-14日
(7)2006年6月7-9日
(8)第2011年8月25-29日
(9)2006年6月5-6日
MCOスタジオ5、ヒルヴェルスム、オランダ
ズヴェーデンは1960年オランダ生まれ。1979年、最年少でロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスターを務めた(1995年まで) 経験ももつ指揮者。95年から指揮活動を始め、ネザーランド交響楽団、ハーグ・レジデンツ、ロイヤル・フランダース・フィルなどの音楽監督を歴任。 2005年から2011年までオランダ放送フィル、およびオランダ放送室内フィルの芸術監督を務め、その後はオランダ放送フィルの名誉首席指揮者も 務めました。ほかにも、アメリカの名門ダラス交響楽団の音楽監督、およびアメリカの優れたオーケストラの客演指揮者などで活躍しています。そして 2018/19シーズからニューヨーク・フィルの音楽監督に就任が決まっており、これからの活動にもますます期待が寄せられているところです。 1曲1曲の稿の選択から実際のサウンドまで、ズヴェーデンの徹底した音楽づくりをあらためて堪能できる貴重なボックスセットです。 (デジパックのボックスを開くと、ディスクが1枚ずつスリーブケースに収められている仕様のセットとなります) (Ki)
CC-72705LP(1LP)
初LP化
限定プレス
モーツァルト(ペーター・リヒテンタール編曲):レクイエム K.626(弦楽四重奏版)
Side A(26’18”)
【イントロイトゥス: レクイエム/キリエ/ディエス・イレ/トゥーバ・ミルム/レクス・トレメンデ/レコルダーレ/コンフターティス/ラクリモーザ】
Side B(22’09”)
【ドミネ・イエズ/ホスティアス/サンクトゥス/ベネディクトゥス/アニュス・デイ/コンムニオ: ルクス・エテルナ】
クイケンQ【シギスヴァルト・クイケン(第1Vn)、フランソワ・フェルナンデス(第2Vn)、マルレーン・ティールス(Va)、ヴィーラント・クイケン(Vc)】

録音:2003年1月4-6日/シント=トロイデン
180g重量盤
限定プレス
48’35”
声楽パートも含め、すべてを弦楽四重奏に編曲したこのモーツァルトのレクイエムは、いわばレクイエムの “スケルトン(骨格)” 版。モーツァルトの最 高傑作を違った角度から味わうことのできる演奏として非常に人気が高いものです。クイケン四重奏団の熱く密なアンサンブルが、作品の真骨頂を存分に 聴かせてくれます。リヒテンタールは1780年プレスブルク(現在のブラチスラヴァ)生まれ。職業は医師ですが、熱心なアマチュア音楽家でもありました。1810年以降 亡くなる1853年までミラノに住み、スカラ座のために書いた7つのバレエ音楽を含め50ほどの作品を遺しています。ミラノではモーツァルトの作品は熱 狂をもって受け入れられており、リヒテンタールはそのスペシャリストの一人として、弦楽四重奏曲などを編曲して発表していました。さらに後宮からの誘 拐をイタリア語に訳したり、イドメネオの稽古ピアノパートを作ったりもしていました。そんなリヒテンタールがモーツァルトのレクイエムを弦楽四重奏に編 曲したのです。クイケンによると、このリヒテンタール編曲の元になっているのはジュスマイヤー版。リヒテンタールはこの版をモーツァルトの長男カール・トー マス・モーツァルト経由で入手したと考えられます。「ジュスマイヤーには心からの敬意を表さなくてはなりません。彼のおかげで、モーツァルトのレクイエ ムは完全なかたちで保存(達成)され、私たちを感動させてくれます」とはクイケンの言葉。リヒテンタールの編曲にほんの少しだけ演奏上の理由などで 手を加えたのがこの盤に収められたもの。歌詞もなく、四人の演奏家だけによって紡ぎあげられるレクイエムの世界、圧巻です。 (Ki)
CC-72707(1SACD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.2-3
ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
アンジェラ・ブラウンリッジ(P)

録音:2015年10月7&8日/ウエストフェスト教会(スキーダム)
ソロモン、ラフマニノフ、チェルカスキー、ボレットなどを彷彿とさせるイギリスを代表するピアニスト、アンジェラ・ブラウン リッジがCHALLENGE CLASSICSレーベルよりベートーヴェンをリリースします。収録作品は初期・中期・後期からそれぞれ1曲ずつ、第3番 ハ長調、 第23番「熱情」、第30番 ホ長調が収録されました。 神童ピアニストとしてデビューし10代にしてイギリス国内外で活躍したブラウンリッジは天性の才能で幅広いレパートリーを弾きこなし録音も高い評価 を得てきました。ここに聴くベートーヴェンは円熟の極みとも言える内容で、独特なタッチと語り口で独自のベートーヴェンを披露しております。 (Ki)
CC-72709(1SACD)
ユリウス・レントヘン(1855-1932):歌曲集
(1)Amoreuse Liedekens Op.29 より
第7番 Diepe ghepeys en swaer versuchten
第9番 Een costerken op sijn clocken clanc
第10番 Ick truer en ick ben van minnen also sieck
第11番 Janne moeie, al claer!
(2)Galgenlieder より
第14番 Das Knie
第12番 Die Mitternachtsmaus
第9番 Die Trichter
第15番 Das Huhn
(3)Chinesische Lieder Op.66 より
第1番 Die Einsame
第7番 Liebestrunken
第3番 Der Pavillon aus Porzellan
第8番 Die Geheimnisvolle Flote
第14番 Die drei Prinzessinen
第13番 Abend auf dem Flussno
第17番 Traurige Fruhlingsnacht
(4)3 Nietzsche Lieder
Vereinsamt
Der Einsamste
Das trunkene Lied
(5)Prometheus Op.99
(6)Palmstrom より
第1番 Palmstrom
第4番 Entwurf zu einem Trauerspiel
第5番 Die Zeit
第13番 Der Leu
第12番 Der Salm
(7)Charon, a Modern Greek ballad
ロッベルト・ミューゼ(Br)
ミッシャ・ヴァン・ウェルス(P)

録音: 2015年10月27-29日、11月17-19日/オランダ、スキーダム
ドイツに生まれ、オランダで活躍、後年オランダに帰化した作曲家レントヘン。ヴァイオリニストの父(ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管のコンマス) とピアニストの母に神童として育てられ、ライネッケ、リスト、ブラームス、グリーグらと親交を結び、後期ロマン派的作風を中心に据え、生涯にわたり 600以上もの作品を残しました。 レントヘンは若いころからピアニストとしても活躍し、シューマンやシューベルトを得意とした名バリトン歌手、ユリウス・シュトックハウゼン(1826-1906)や、その後継者ヨハネス・メスハールト(1857-1921)と親しくなります。ここに収録された声楽作品はその経験が生かされた完成度の高いもの。 ともにオランダ生まれ名コンビ、ミューゼとウェルスが録音の少ないレントヘンの歌曲に光を当てます。 (1)は中世オランダの詩を用いた歌。(3)はマーラーの「大地の歌」で有名なハンス・ベートゲの詩を用いた中国の歌。全体を通してロマン派ドイツ・リー トの系譜を感じさせる音楽が並びます。ゲーテの「プロメテウス」による(6)はピアノも激しく、音楽が大きなうねりを見せる8分近い大曲です。 (Ki)
CC-72710(1SACD)
ピエール・ド・ラ・リュー(c.1452-1518):Missa Cum jocunditate カペッラ・プラテンシス
ストラットン・ブ ル(リーダ ー )
ヴィム・ディーペンホルスト(オルガン)

録音:2015年11月23-25日/ベルギー、フランク・ヴァレット教会
ポリフォニー音楽の傑作といえるラ・リューのミサ曲を収録しています。演奏はチャレンジ・クラシックスからジョスカン・デ・プレ、オケゲムなどのル ネサンス音楽をリリースしている男声アンサンブル、カペッラ・プラテンシス。経験豊かで研ぎ澄まされた様式美あふれる歌唱が名作に光を当てます。グ レゴリオ聖歌やオルガンの即興も交えながら全曲を構成し、雰囲気を高めています。 2016年はオランダの画家ヒエロニムス・ボス(1450-1516)の没後500年記念として、世界で話題が広がっています。このアルバムもまた彼へのオマー ジュとして発売されます。ボスとラ・リューは生没年も近く、共にオランダ南部のスヘルトーヘンボスに住んでいたこともあり、ボスがこのミサ曲から絵を 描くインスピレーションを得たこともあるのではないかという想像も出来ます。 (Ki)
CC-72712(1SACD)
シューベルト:4つの即興曲集Op.90 D899
ピアノ・ソナタ第18番 ト長調「幻想」Op.78 D.894
シェイラ・アーノルド(P)

録音:2013年5月/マイナーツハーゲン・シュタットハレ(ドイツ)
南インド出身のピアニスト、シェイラ・アーノルドが弾くシューベルト。 シューベルト晩年の作品である「4つの即興曲D899 作品90」は、自由な形式と色彩的な変化が美しく、シューマンがソナタのようだと評した「4つの 即興曲集D935作品142」と対照的な個性があります。シェイラ・アーノルドは、自然な流れをいかした柔らかいタッチでバランスのとれた演奏を聴かせ ます。 続いては、シューマンが「形式と精神においてもっとも完全な作品」と評した傑作ピアノ・ソナタ 第18番「幻想」。シェイラ・アーノルドの粒立ちの美し い音色が、軽やかなニュアンスを生み出し瑞々しい音楽を作り上げています。 (Ki)
CC-72713
グレツキ:ジェネシス第1番 Op.19-1
コルンドルフ:弦楽三重奏のための〜アルフレート・シュニトケを讃えて(1986)
フーイファールツ・トリオ

録音:2013年4月9-11日、2015年7月/リンデンザール(マルククレーベルク、ドイツ)
オランダを代表する弦楽トリオ、フーイファールツ・トリオによる最新録音はグレツキとコルンドルフの作品を収録しました。ポーランドの作曲家、ヘンリク・ グレツキはカトヴェツェ高等音楽学校でシマノフスキの弟子ブルスラフ・サベルスキに学んだのちパリでメシアンに師事しました。1962年に作曲されたジェ ネシス第1番は音列技法を中心とした新しい響きを追求した刺激的な作品です。一方、コルンドルフは1965年より1970年までモスクワ音楽院で学ん だ作曲家で、ここに収録されたシュニトケを讃えて作曲された弦楽三重奏をはじめ、数多くの作品があります。指揮者のアレクサンドル・ラザレフはコルン ドルフの作品を高く評価し、録音も数多くしております。
フーイファールツ・トリオは、1997年に結成、20-21世紀のレパートリーに注力しています。フーイファールツとは1923-1993に生きたオランダの 作曲家、ヨーロッパの音楽シーンの転換点に重要な位置にいたカレル・フーイファールツの名からきています。 (Ki)
CC-72714(1SACD)
プロコフィエフ:交響曲第6番変ホ短調Op.111
交響曲第7番「青春」*
ジェイムズ・ガフィガン(指)
オランダ放送PO

録音:2015年6月8-10日、2012年10月29-31日 /MCOスタジオ5(ヒルフェルスム)
ルツェルン交響楽団の首席指揮者を務めるかたわら、世界中のオーケストラに客演して注目されるアメリカの若手ジェイムズ・ ガフィガン。CHALLENGE CLASSICSレーベルからのプロコフィエフ第2弾は交響曲第6&7番です。
交響曲第6番 変ホ短調Op.111は3つの楽章(第1楽章−アレグロ・モデラート、第2楽章−ラルゴ、第3楽章−ヴィヴァーチェ)からなります。 第2楽章は哀愁に満ちたロシア的な旋律を使用しているのに対し、フィナーレはまるでハイドンを想わせる快速調の作品です。交響曲第7番 嬰ハ短調 Op.131はプロコフィエフ自身「青春交響曲」と呼び、甘美な旋律とともにスタイルや書法も簡明な作品です。 ガフィガンの演奏でまず驚かされるのは、溌剌としたリズム感です。プロコフィエフの音楽に最も必要なもので、作品をより魅力的に見せてくれます。 本物のプロコフィエフ指揮者の出現と言えましょう。交響曲第3&4番(原典版)を収録したディスク(CC 72584)とあわせてお楽しみください。 (Ki)
CC-72716LP(2LP)
初LP化
限定プレス
シューベルト:冬の旅(全曲)
LP 1 Side A(17’08”)
【おやすみ/風見の旗/凍った涙/氷結/菩提樹】
LP 1 Side B(19’36”)
【溢れる涙/川の上で/回想/鬼火/休息/春の夢】
LP 2 Side A(17’59”)
【孤独/郵便馬車/霜おく頭/烏/最後の希望/村にて/嵐の朝/まぼろし】
LP 2 Side B(16’44”)
【道しるべ/宿屋/勇気/三つの太陽/辻音楽師】
クリストフ・プレガルディエン(T)
ミヒャエル・ゲース(P)

録音:2012年9月/ギャラクシー・スタジオ、モル(ベルギー)
70’43”
名唱クリストフ・プレガルディエンが2012年にミヒャエル・ゲースと録音したシューベルトの「冬の旅」がLPで登場。一面20分以内におさめた贅沢なカッ ティングです、2012年に行った16年ぶりの再録音(一度目はアンドレアス・シュタイアーとの共演)は、米グラミー賞のクラシック独唱部門に唯一のリート作品と してノミネートされた注目盤でプレガルディエンの代表盤となりました。2014年2月の来日公演ではこの「冬の旅」はじめシューベルト歌曲の精髄を披 露し絶賛を浴びました。プレガルディエン円熟のシューベルトをご堪能ください。 (Ki)
CC-72726(1SACD)
エスター・アピトゥレイ/バッハ
バッハ:アダージョ〜無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調BWV1001より
プレリュード〜無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010より
サラバンド〜無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010より
プレリュード〜無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012より
アンダンテ〜無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調BWV1003より
サラバンド〜無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009より
サラバンド〜無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調BWV1004より
ジーグ〜無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調BWV1004より
サラバンド〜無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011より
シャコンヌ〜無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調BWV1004より
エスター・アピトゥレイ(Va)

録音:2015年11月23-30日/聖バーソロミュー教会、カタルーニャ州(スペイン)
アムステルダム出身のヴィオラ奏者エスター・アピトゥレイ。CHALLENGE CLASSICSレーベル第3弾はカタルーニャ 州の聖バーソロミュー教会にて収録したバッハの無伴奏作品です。アピトゥレイは12歳でヴァイオリンを始めるもすぐにヴィオラに転向し、地元 アムステルダムのスウェーリンク音楽院にてミッシャ・ゲラーに師事。その後ベルリンにてブルーノ・ジュランナのもと研鑽を積みました。今回収 録した10曲はヴィオラの音域および音色を考慮しその10曲がまるでひとつの作品のようにまとめ上げております。ヴァイオリンのように優美に、 またチェロのように朗々と奏でるアピトゥレイの表現力の豊かさに脱帽。ことに終曲のシャコンヌは研ぎ澄まされた集中力で締めくくります。ヴィ オラ・ファンならずとも注目の新譜と言えましょう! (Ki)
CC-72727(1SACD)
ドビュッシー:前奏曲集(全2巻)
喜びの島
アンジェラ・ブラウンリッジ(P)

録音:2016年8月30日-9月1日
12歳で天才的ピアニストとしてウィグモアホール・デビューを飾って以来、イギリス国内外で活躍するアンジェラ・ブラウンリッジ。ニューヨーク・タイムズ 紙上で「世界最高のピアニストのひとり」と絶賛されるなど国際的評価も非常に高いピアニストです。CHALLENGE CLASSICSからはベートーヴェンのソ ナタ集(CC-72707)とショパンの作品集(CC-72728)をリリースしており、今作のドビュッシーが第3弾となります。 2巻からなる『前奏曲集』は明るく色彩豊かで親しみやすいメロディもありつつ、ドビュッシーならではの自由な旋法や和声が散りばめられた創意に溢れた 作品。ブラウンリッジの明解で迷いのない演奏はSACDハイブリッドの優秀録音も相まって、目の醒めるような効果を上げています。『喜びの島』のキラキラし た音響にもほれぼれします。
CC-72730
シュルホフ:ピアノと小管弦楽のための協奏曲 Op.43 WV 66
組曲第3番(左手のための)
ジャズの舞踏組曲 Op.74 WV 98
皮肉(4手のための組曲) Op.34 WV 55*
ダフード・サリム(P)
ナデージュダ・フィリッポーヴァ(P)*
アンドリュー・グラムス(指)
アムステルダム音楽院SO

録音:2015年
1990年生まれ、ジャズ・ミュージシャンである父親のAbdu Salimに4歳よりピアノの手ほどきを受け、ジャズとクラシックを学んできたダフード・サ リム(名前はスタンダード・ジャズの曲名からとられたと思われる「Daahoud」)。自身もジャズ・クインテットで活動するなどマルチな才能を発揮しています。 エルヴィン・シュルホフ(1894-1942)はジャズとクラシックの語法を組み合わせた作品を残しており、ピアノも堪能。まさにこのピアニストにうってつ けの作曲家と言えます。ガッチリ堅固に書き込まれた譜面からジャズの響きが出てくる「ジャズの舞踏組曲」など、独特のピアニズムが大いに楽しめます。 (Ki)
CC-72731
(1SACD+DVD)
フォーレ:ピアノ作品集
夜想曲第1番 変ホ短調 Op.33-1
舟歌第3番 変ト長調 Op.42
主題と変奏 嬰ハ短調 Op.73
夜想曲第7番 嬰ハ短調 Op.74
即興曲第5番 嬰へ短調 Op.102
9つの前奏曲 Op.103
舟歌第12番 変ホ長調 Op.106bis
夜想曲第13番 Op.119
3つのロマンス より第3番 Op.17-3
ハンネス・ミンナール(P)

録音:2016年1月26-28日(CD)、DVD収録:2016年1月29日
リージョン:All
CD:76’30’’
DVD:74’57’’
瑞々しい夜想曲や舟歌、多様な書法が駆使された「9つの前奏曲」、傑作の誉れ高い「主題と変奏」などを収録。1984年オランダ生まれの俊英ピアニスト、 ハンネス・ミンナールが奏でるフォーレ作品集です。繊細で流れるような和声進行が特徴的なフォーレの音楽の魅力を余すことなく伝えてくれます。CDと 同内容の楽曲を収めたボーナスDVD付。ハンネス・ミンナールは同じCHALLENGE CLASSICSレーベルより、ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド指揮、ネザーランド交響楽団とのベートーヴェン: ピアノ協奏曲全曲(分売。CC-72672, CC-72712)も発売しております。 (Ki)
CC-72733(1SACD)
プロ・コントラ!
フランセ:ディヴェルティスマン〜ファゴットと弦楽四重奏のための
シュルホフ:低音のナイチンゲール〜無伴奏コントラファゴットのための
モーツァルト:ファゴットとチェロのためのソナタK.292
クロンマー:ファゴット四重奏曲Op.46の1
ケース・オルトゥイス:コンチェルティーノ
シモン・ヴァン・ホーレン(コントラFg)、シルヴィア・ファン、ミレリース・モーガン・ベルデシア(Vn)、フレデリク・ボイツ、マルティナ・フォルニ(Va)、ホノリーネ・シェーファー(Vc)、ピエール=エムアニュエル・ド・メートル(Cb)

録音:2015年9月3-6日/ギャラクシー・スタジオ(ベルギー、モル)
珍しいコントラファゴットのアルバム。シモン・ヴァン・ホーレンは、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団でコントラファゴッ ト奏者を務めるかたわら、ソリスト、室内楽でも活躍しています。 1985年ベルギー生まれ。8歳からファゴットを始め、ハーグ王立音楽院とデュッセルドルフなどでクラウス・トゥーネマン、ダーグ・イェンセン、シュテファ ン・シュヴァイゲルト、セルジオ・アッツィリーニ、マリオン・ラインハルトなど錚々たる名手に師事。 無伴奏からチェロとの二重奏、ファゴットと弦楽のための四重奏や五重奏までさまざまなアンサンブルでコントラファゴットの機能と魅力を披露。いずれ もオリジナル作品で魅力満点。「退廃音楽」のシュルホフは無伴奏のソナタを作り、あえて「ナイチンゲール」と名付けています。またモーツァルトやクロマー の古典派作品ではドスの利いた歌を繰り広げます。アルバム・タイトルの「プロ・コントラ」はプロのコントラファゴット奏者ということと、「賛否」を意 味する「プロとコントラ」を掛け、コントラファゴットの概念を覆しています。 (Ki)
CC-72734
ノルベルト・フォン・ハンネンハイム(1898-1945):ヴィオラとピアノのための作品集
作品第1番 第1・2楽章
作品第3番 第3楽章
作品第4番 第1・2楽章
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲
ヴィオラとピアノのための組曲
ヴィオラとピアノのためのソナタ
アイーダ=カルメン・ソアネア(Va)
イー ゴリ・カメンツ(P)
エイドリアン・ピンツァル(Vn)

録音:2010年6月/ベルリン、シーメンスヴィラ
アイーダ=カルメン・ソアネアはルーマニアの声楽家の家庭に生まれたヴィオラ奏者。カシュカシアンに学び、ソリストとして名だたるオーケストラ・演 奏家と共演するほか、デリアン四重奏団、グスタフ・マーラー・ユーゲント管、ルツェルン祝祭管のメンバーとしても活躍。このアルバムでは「ピアノの巨 人」と称されるロシアのピアニスト、カメンツと力強くも息の合ったアンサンブルを聴かせます。ハンネンハイムはシェーンベルク(1874-1951)の弟子。12音技法や、より自由な独自の音列による無調音楽も書いており、20世紀前半としては現 代的な響きです。とは言え前衛ということもなく、ここに収録されたヴィオラ作品ではハ長調の和音を使ったりもし、舞曲調の複合拍子からはバルトーク の面影も感じられます。積極的に自らの望む響きを開拓した、知られざる作曲家の音楽をお楽しみください。 (Ki)
CC-72737(1SACD)
パーセル:歌劇「ディドとエネアス」
ジョン・エクルズ&ゴットフリート・フィンガー:「ヴィーナスとマルスの恋」
ラファエッラ・ミラネージ(ディド)
リヒャルト・ヘルム(エネアス)
ス テ ファ ニ ー・トゥル ー( ベ リンダ )
イアソン・マルマラス(魔法使い)
ミケラ・アンテヌッチ(第1の魔女&水夫)
アンナ・ベッシ(第2の魔女&聖霊)
ファビオ・ボニッツォーニ(指)
ラ・リゾナンツァ
コーロ・コスタンツォ・ポルタ

録音:2016年2月25日
ボニッツォーニはハーグ王立音楽院でコープマンに学んだイタリアのオルガン・チェンバロ奏者。アムステルダム・バロック・オーケストラ、ル・コンセール・ デ・ナシオン、エウローパ・ガランテなど名だたる古楽オーケストラと共演するほか、自らのアンサンブル「ラ・リゾナンツァ」を結成、スペインのGLOSSAレー ベルから多くのディスクを発表しています。今作はCHALLENGE CLASSICSへのデビュー・アルバムであり、今後も当レーベルから声楽作品をリリース していく予定とのこと。 半音階進行のバスをもつ悲しみにあふれた名アリア「ディドの嘆き」で有名なオペラ「ディドとエネアス」。「このオペラには愛、憎しみ、死、夢、絶望 など、人生において経験するすべてのものが含まれていて、セルバンテスの『ドン・キホーテ』のようだ」とボニッツォーニは言っています。イギリス・バロッ クを代表するパーセルの傑作を、素晴らしい演奏でお楽しみください。 (Ki)
CC-72738(1SACD)
ブラームス:ドイツ・レクイエム ハーグ・レジデンティO
ロッテルダム交響cho
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
レナーテ・アーレンス(S)
トーマス・オリーマンス(Br)

録音:2016年1月21-24日
シューマンの死、そして母の死をきっかけに書き進められたブラームスの「ドイツ・レクイエム」はソプラノとバリトンの独唱と合唱、管弦楽による全7 曲の大規模な作品で、特にフーガを用いた壮大な展開が魅力的です。CHALLENGE CLASSICSレーベルから多くのリリースを行っている指揮者フリエ ンドが満を持してこの大曲に挑みました。生命力に満ちたエネルギッシュな演奏でありながら細部まで正確に作りこまれており、この先この曲を語る上で 無視することのできない快演となっています。 (Ki)
CC-72752(1SACD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第11番ヘ長調 K.413/387a
ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415/387b*
ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414/385p*
(すべて作曲家編曲による室内楽版)
マリー・クイケン(フォルテピアノ)
ヴェロニカ・クイケン(フォルテピアノ)*
【ラ・プティット・バンド】シギスヴァルト・クイケン(第1Vn)、サラ・クイケン(第2Vn)、マーレーン・ティアース(Va)、エリーズ・クリスティアンス(Cb)

使用ピアノ:クロード・ケルコム1978年製作による、アンドレアス・シュタイン製フォルテピアノ(ca.1785)のレプリカ

録音:2016年5月15-17日
1782年に書かれ、モーツァルト自身がソロを弾いたとされる3曲のピアノ協奏曲。管弦楽伴奏による通常版の他、作曲家本人が編曲した弦楽四重奏 伴奏による室内楽版が残されています。クイケンはこの弦楽四重奏伴奏版を用い、かつチェロ・パートをコントラバスに変更して演奏。もともと室内楽の ために書かれたピアノ三重奏、ピアノ四重奏のような作品ではチェロは独立した楽句も多く奏でますが、この作品でチェロ・パートとして書かれた音符は、 オーケストラ書法からの置き換えゆえに本質的にバス声部であり、ピアノの左手とユニゾンで重なることも多いため、コントラバスで演奏した方が良い効果 を生むという考えによっています。 フォルテピアノを奏でるマリー・クイケンとヴェロニカ・クイケン、及び第2ヴァイオリンを務めるサラ・クイケンはシギスヴァルトの娘で、マリーはソプ ラノ歌手としても活躍しています。またヴィオラのマーレーン・ティアースはシギスヴァルトの奥さん。古楽器ピアノの繊細で愛らしい響きもさることながら、 クイケン・ファミリーの自然で美しいアンサンブルがおおいに魅力的。少しメンバーは違いますがクイケン四重奏団のモーツァルト演奏が好きな方にも勿論 お勧めできる1 枚です。 (Ki)
CC-72711
アンソニー・ピッツ(1696-):Missa Unitatis 〜キリエ、グローリア
プーランク:Ave verum
ジャン・ムートン(1459?-1522):Nesciens mater
伝承曲:Den signade dag
ニコ・マーリー(1981-):Spiral Mass
伝承曲(S.ローゼンバーグ編):Hemlig stod jag
アンソニー・ピッツ:Missa Unitatis 〜クレド
ニコ・マーリー:Spiral Mass
ヴェルディ:Laudi alla vergine Maria
アンソニー・ピッツ:Missa Unitatis 〜サンクトゥス
エリクス・エセンヴァルズ(1977-):Spring, the Sweet Spring
クレメンス・ノン・パパ:Ego flos campi
アンソニー・ピッツ:Missa Unitatis 〜アニュス・デイ
カペッラ・プラテンシス、他

録音:2011年2月12日、2015年1月5日、2016年4月22日、5月6-8日/オランダ
無伴奏混声合唱の美にあふれた1枚。イギリスの現代作曲家アンソニー・ピッツの「Missa Unitatis」をメインに古楽と現代の合唱曲を間に散りばめ 構成したアルバムです。ピッツの作品は2016年にヒエロニムス・ボス没後500年記念演奏会で披露されたもので、出だしは古風にグレゴリオ聖歌調で すが一気に声部を増やし合唱の可能性を見せつけます。古楽の分野で好評を得てきたカペッラ・プラテンシスが期待を裏切らない美しい歌唱を聴かせつつ、 さらに未開の地へ進んでいくような刺激的なアルバムです。 (Ki)
CC-72728(1SACD)
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
バラード第1番ト短調 Op.23
バラード第2番ヘ長調 Op.38
バラード第3番変イ長調 Op.47
バラード第4番ヘ短調 Op.52
幻想曲ヘ短調 Op.49
アンジェラ・ブラウンリッジ(P)

録音:2016年8月30日〜9月1日/オランダ、スキーダム
12歳で天才的ピアニストとしてウィグモアホール・デビューを飾って以来、イギリス国内外で活躍するアンジェラ・ブラウンリッジ。ニューヨーク・タ イムズ紙上で「世界最高のピアニストのひとり」と絶賛されるなど国際的評価も非常に高いピアニストです。今回発売となるショパン・アルバムは、ベートー ヴェンのソナタ集(CC-72707)に続くChallenge Classicsレーベル第2弾。葬送行進曲を持つ傑作ピアノ・ソナタ第2番に、こちらも人気の4つの バラード、幻想曲を収録。どれも見事な技巧と硬質のタッチにうならされる、胸のすくような快演。SACDハイブリッドでさらに楽しめます。 (Ki)
CC-72732(1SACD)
プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調 Op.25
交響曲第5番変ロ長調 Op.100*
ジェイムズ・ガフィガン(指)
オランダ放送PO

録音:2015年6月8-11日、2014年6月10-14日*/ヒルフェルスム、MCOスタジオ5
ジェイムズ・ガフィガンは1979年ニューヨーク生まれ。サンフランシスコ響の准指揮者、クリーヴランド管のアシスタントを務めるなどしてアメリカの 一流オケに関わり、2004年のショルティ国際指揮コンクールで優勝。現在ルツェルン交響楽団の首席指揮者を務めながら、世界中のオーケストラを指揮 している逸材です。若い世代ならではの巧みなリズムの扱いが特徴で、プロコフィエフのアヴァンギャルドな作風にも非常にマッチした演奏を聴かせてくれ ます。
CC-72736
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.19
ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63
ルドルフ・ケールマン(Vn)
ダグラス・ボイド(指)

ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
録音:2016年4月6〜9日/スイス、ヴィンタートゥール(ライヴ)
1959年オランダ生まれのヴァイオリニスト、ルドルフ・ケールマンは1978年から81年にかけてハイフェッツに教えを受けており、ハイフェッツ最後 の弟子のひとりとも言われています。1996年から99年までロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスターを務めた名手であり、その後も国 際的な活躍を続け、現在はチューリッヒ芸術大学で後進の指導にもあたっています。Challenge Classicsレーベルからはパガニーニのヴァイオリン協奏曲 (CC-72343)を既にリリースしており、今回のプロコフィエフが2枚目となります。第1番はニ長調というベートーヴェン、ブラームスから連なるヴァイオリン協奏曲ならではの明るく輝かしい調性を持ちつつも、夢のように幻想的な和 声が展開される個性的な作品。第2楽章スケルツォでの技巧的な独奏の小気味よさもさることながら、両端楽章の美しい抒情性と浮遊感は絶品でたまら ないものがあります。ケールマンのソロは作品の繊細かつ色彩的な表情をとらえた素晴らしいもの。 第2番は冒頭の独白のメロディからじっくりと祈るような真摯な演奏です。ケールマンの師ハイフェッツにも名盤があるので聴き比べるのも面 白いでしょう。 (Ki)
CC-72739
(1SACD)
シューベルト:交響曲全集第1集
交響曲第2番ニ長調 D125
交響曲第4番ハ短調『悲劇的』 D417
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ハーグ・レジデンティO

録音:2017年8月30日-9月1日/ハーグ
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンドは2015年からハーグ・レジデンティOの首席指揮者を務めています。両者の良好な関係が生む注目のシューベ ルト全集録音シリーズがスタート。第1弾は2番と4番。フリエンドは曲の軽やかさを損なわないリズム感を持ちながら、モダン・オケの重厚な響きも 厭わず、大きなスケールの演奏を展開。シューベルトの天才的なメロディ・センスと和声語法の魅力が十二分に楽しめるディスクです。録音の良さも相まっ て、弦楽器群のふくよかで柔らかい音色が心地よく耳を満たします。 (Ki)
CC-72740(1SACD)
フィッシャー:パルティータ集
ニ短調/ハ長調/ハ短調
フーベルト・ホフマン(Lute)

録音:2015年11月24・25日
18世紀初頭にリュート奏者として活躍したフェルディナンド・フィッシャー(1652-1725)による、知られざるリュート作品集です。レツボール率い る名手揃いの古楽アンサンブル「アルス・アンティクァ・オーストリア」のリュート奏者、フーベルト・ホフマンがクレムスミュンスター修道院を訪れた時 に発見した音楽で、その内容は彼に大きな衝撃を与え、録音に及びました。曲の魅力はもちろん演奏が非常に素晴らしく、ガヴォットやメヌエットといっ た舞曲での浮き立つリズムが見事。また迫真のシャコンヌやパッサカリアも必聴。特にハ短調組曲の中にあるパッサカリアは15分近い大曲で、ビーバー のロザリオ・ソナタを彷彿とさせる霊感に満ちた音楽となっています。未知の名作を聴く喜びにあふれた、古楽ファン注目の1枚です。 (Ki)
CC-72741(32SACD)
R.シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』 ピーター・ローズ(Bs)
カミラ・ナイルンド(S)
ハンナ・エリザベス・ミュラー(S)
マーティン・ガントナー(Bs-Br)
ポーラ・ムリヒー(Ms)
マルク・アルブレヒト(指)
ネーデルラントPO
ネーデルラント・オペラcho

録音:2015年9月16、19、24、27日/ネーデルラント歌劇場(ライヴ)
ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団と首席指揮者マルク・アルブレヒトのコンビによる『ばらの騎士』、2015年ネーデルラント歌劇場でのライヴが SACDハイブリッドで登場。歌手陣もR.シュトラウスのスペシャリストたちで揃え、充実の演奏を繰り広げています。アルブレヒトの指揮は音楽を美しくきめ 細やかにコントロールしていて、CD3枚分の長さをものともせず一気に聴かせてくれます。オーケストラも素晴らしく、イメージ豊かな木管や花のあるヴァイ オリンが物語を盛り上げ、大きな推進力を持ってクライマックスへと進んでいきます。 (Ki)
CC-72742(1SACD)
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
第44番 ヘ長調 Hob. XVI:29(1774)
第39番 ニ長調 Hob. XVI:24(1773)
第40番 変ホ長調 Hob. XVI:25(1773)
第41番 イ長調 Hob. XVI:26(1773)
第46番 ホ長調 Hob. XVI:31(1776)
第47番 ロ短調 Hob. XVI:32(1776)
エイナフ・ヤルデン(P)

録音:2015年12月3-5日/ウエストフェスト教会、スキーダム(オランダ)
確かなテクニックと豊かな歌心が魅力のピアニスト、エイナフ・ヤルデン。CHALLENGE CLASSICSレーベルからリリースさ れた前作ベートーヴェン・アルバム(CC 72599)に続く第2弾はハイドンのピアノ・ソナタを収録しました。2009年ベートーヴェン国際コンクール第 3位入賞、2006年ミネソタ国際ピアノ-e-コンクール優勝など輝かしいコンクール歴を誇るヤルデンは、ソロ・リサイタルに加え、イスラエル・フィル、 ベルリン放響、ミネソタ響など欧米を中心としてオーケストラとの共演している注目のピアニストです。ごまかしのきかない難しさと恐ろしさがあるハイドン ですが、ヤルデンの的確な解釈が光る好演です。 (Ki)
CC-72745(1SACD)
ブラームス:ホルン三重奏曲 Op.40
シューマン:アダージョとアレグロ Op.70
シューベルト:流れの上で D.943
ピルス:ソナタ形式による3つの小品
ロブ・ファン・デ・ラール(Hrn)
トーマス・ベイヤー(P)
マシュー・ファン・ベーレン(Vn)
カリン・ストローボス(Ms)

録音:2016年6月4、5、11、12日/ベルギー、モル、ギャラクシー・スタジオ
ロブ・ファン・デ・ラールはヘルマン・ユーリセンやヴォルフガング・ヴラダーに学んだ1987年オランダ生まれのホルン奏者。アーネム・フィル首席、 ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団首席の他、ロイヤル・コンセルトヘボウやロッテルダム・フィル、ヨーロッパ室内管、ソウル・フィルなど多くのオー ケストラで客演首席として演奏、ハイティンク、ヤンソンス、アーノンクールらとの共演経験を持ち、ソリストとしても活躍しています。その若き才能が鮮 やかに刻まれた、ホルンの魅力たっぷりのソロ・デビュー・アルバムが登場しました。 シューベルトの『流れの上で』は珍しいホルンのオブリガート付き歌曲。歌とは別のメロディをホルンが終始吹き続け、大変美しい効果を上げます。歌 曲ながら10分近い大曲で、ホルン奏者にとっても腕の見せ所と言える1曲です。 カール・ピルス(1902-1979)はブラス奏者には有名な作曲家で、各管楽器のコンチェルトやブラス・アンサンブルの作品を書いています。作風は師 であるフランツ・シュミットを思わせるもの。R.シュトラウスにも近いロマン派音楽です。 (Ki)
CC-72746
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」(全曲)
4声のソナタ 変ホ長調「聖墓にて」 RV.130
弦楽のための協奏曲 ト短調 RV.157
弦楽のための協奏曲 変ロ長調「コンカ」 RV.163
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(Vn)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム

録音:1990年2月19-21日、6月4日
今では指揮者として有名なズヴェーデン。彼は1979年に若干19歳でアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサート・マスターに就任、以 後1995年までそのポストを務め上げたヴァイオリンの名手でもあります。このディスクは古楽奏法を取り入れたモダン楽器によるアンサンブル、コンバッ ティメント・コンソート・アムステルダムとの共演で、1990年録音の再発売。針のように細く尖ったソロが印象的な、切れ味鋭い「四季」を聴かせています。 ズヴェーデンが古楽演奏にも長けていたことが分かる貴重なディスクです。 カップリングはソロを持たない弦楽作品3曲。優しく柔らかなフーガを持つRV.130、半音階下降のバスによるシャコンヌを持つRV.157、ほら貝を思 わせるユーモラスな「コンカ」 RV.163を収録しています。 (Ki)
CC-72747
ロビン・デ・ラーフ:チェロ協奏曲
『Entangled Tales』*
交響曲第3番『Illumination...Eclipse』#
マリエン・ヴァン・スターレン(Vc)
ヤニック・ネゼ=セガン(指)ロッテルダムPO
ネーメ・ヤルヴィ(指)ハーグ・レジデンティO*
アントネッロ・マナコルダ(指)アーネムPO(ヘルダーラント響)#

録音:2013年5月16、17日デ・ドゥーレン 大ホール(初演ライヴ)
2008年11月29日ハーグ、アントン・フィリップス・ホール(ライヴ)*
2015年4月23日ナイメーヘン、テ・ヴェレーニギン(初演ライヴ)#
すべて世界初録音
オランダを代表する管弦楽作曲家、ロビン・デ・ラーフ(1968-)による近作3題。いずれも精緻にして大胆なオーケストレーションを武器に、大い に盛り上がる痛快な音楽が展開されます。チェロ協奏曲、交響曲第3番はそれぞれ世界初演のライヴ録音であるのもポイント。ネゼ=セガンを始め指揮 者陣の充実ぶりにも注目です。
チェロ協奏曲は音楽を先へ先へと切り開くように先導していく力強いチェロ独奏が格好良い作品。金管やピアノを含む打楽器が活躍する熱量の高さも魅 力です。
『Entangled Tales(もつれた物語)』はボストン響のために書かれ、後に交響曲第1番の第2楽章になりました。小さな細胞が層を成し繰り返され、 印象派や表現主義の時代を思わせる華麗な楽器法も交えながら多角的に変奏されていきます。
交響曲第3番はアーネム・フィルの創立125周年記念作品として書かれました。『Illumination...Eclipse(イルミネーション...日食)』というタイトルで「光 と闇」をテーマにしていますが、それぞれの「状態」を対置するのではなく、刻一刻と変化する「運動」として描いており、生き生きとしたダイナミズムを持っ た作品です。高音のみの繊細な絡み合いに始まり、次第に重心が低くなり壮大な音響に移行していく流れが印象的です。 (Ki)
CC-72748(1SACD)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調*
弦楽八重奏曲変ホ長調 Op.20*
リザ・フェルシュトマン(Vn)
キース・ベイクルス(指)アーネムPO*
イタマール・ゾルマン(Vn)、
エリナ・ヴァハラ、コリーナ・ベルチャ(Vn)
クシシュトフ・ホジェルスキー(Va)、
マルク・デモン(Va)
セバスティアン・クリンガー(Vc)、
アントワーヌ・ルデルラン(Vc)

録音:2016年6月13、14日コンセルトヘボウ・デ・フェリーニヒング(スタジオ録音)
2016年7月28日マンデレザール(ライヴ録音)*
1979年オランダ生まれのリザ・フェルシュトマンはステージ上での情熱的なパフォーマンスや興味深いプログラミングで人気を博す女流ヴァイオリニ スト。2006年にはオランダで最も権威ある『オランダ音楽賞』を受賞しています。既に数々のCDをリリースしている彼女が、ここへ来て超名曲である メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲に挑みました。 フェルシュトマンのヴァイオリンは非常にニュアンス豊かな語り口で、かつ良い意味で脱力した軽やかさを兼ね備えています。メンデルスゾーンの協奏曲 に対しても無理に構えることなく自分の方法論で自然に取り組んでおり、手際良くすいすいと進みながらも繊細な魅力を大いに炸裂させる独特の巧さが光っ ています。カップリングの弦楽八重奏曲はベルチャ四重奏団のメンバーらと組んだライヴ演奏で、名手たちの切れ味鋭いアンサンブルに耳を奪われます。 (Ki)
CC-72749(2CD)
クライスラー:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
プニャーニの様式によるテンポ・ディ・メヌエット
マルティーニの様式によるアンダンティーノ
ディッタースドルフの様式によるスケルツォ
ジプシー奇想曲/オーカッサンとニコレット
ボッケリーニの様式によるアレグレット
マルティーニの様式によるプレギェーラ(祈り)
中国の太鼓 Op.3
ポルポラの様式によるアレグレット
クープランの様式による才たけた貴婦人
フランクールの様式によるシチリアーノとリゴードン
ウィーン奇想曲 Op.2/ウィーン小行進曲
ポルポラの様式によるメヌエット
ロマンティックな子守歌 Op.9
ジプシーの女/美しきロスマリン
エピソード/愛の悲しみ
愛の喜び
ウィーン風狂想的幻想曲
クープランの様式によるルイ13世のシャンソン とパヴァーヌ
A Song/カルティエの様式によるシャセ(狩り)
ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
マラゲーニャ/ロマンス
カヴァティーナ/羊飼いのマドリガル
道化役者/おもちゃの兵隊の行進曲
クープランの様式によるプロヴァンス風オーバード(朝の歌)
シンコペーション
W.F.バッハの様式によるグラーヴェ
プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
キース・フルスマン(Vn)
マリアン・ボルト(P)

録音:2015年春
20世紀の偉大なヴァイオリニストとして知られるクライスラーの、編曲作品を除くオリジナル作品をすべて収録した2枚組。全集というのは意外に珍 しく貴重です。「〜の様式による」という楽曲は、クライスラーがもともと「自分が発掘したその作曲家の新発見の作品」ということで世に出していました が、それは話題作りのためで実はクライスラー自らの作曲であった、ということが後年判明し重ねて話題になりました。様々な作曲家の作風を使い分ける センスと作曲の技量、楽器の熟知に加え、サービス精神まで伝わってくる面白い作品群です。そしてもちろん「愛の喜び」「愛の悲しみ」「美しきロスマリン」 などの有名曲も収録。クライスラーの芸術を存分に堪能できます。1986年から2008年までロッテルダム・フィルのコンサートマスターを務めたヴァイオ リニスト、フルスマンによる手堅く良好な演奏でどうぞ。 (Ki)
CC-72751
バッハ:パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825
メンデルスゾーン:無言歌集より 変ロ短調『安らぎもなく』 Op.30-2、変ロ長調『巡礼の歌』Op.67-3、ニ長調『小川』 Op.30-5
バッハ:アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳〜第5番メヌエット、第7番メヌエット、第22番ミュゼット、第18番マーチ、第19番ポロネーズ
メンデルスゾーン:6つの歌曲より 『新しい恋』 Op.19a-4、『夜の歌』 Op.71-6
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻〜第4番 嬰ハ短調 BWV849
メンデルスゾーン:無言歌集より イ長調『子供の小品』 Op.102-5
ミヒャエル・ゲース(P)

録音:11月16-18日/シュトゥットガルト、SWR室内楽スタジオ
ッハとメンデルスゾーンが一緒にピアノを弾き合ったら何が起こるだろうか?そんなイメージが込められた、ミヒャエル・ゲース技ありのピアノ・アルバム。 バッハの作品ではピリオド奏法も意識しつつ、ピアノの豊かな響きを大いに生かした演奏を行っています。即興的なスケールや装飾音も取り入れつつ、緩 やかなテンポでやわらかく奏でたり、エッジの効いたアクセントを混ぜ込んだり、とグランドピアノの魅力たっぷり。またパルティータ第1番の冒頭にはプレ リューディウムの変奏のような「イントロダクション」と名付けた即興風トラックがあります。 メンデルスゾーンの曲も鮮やかに奏でられていて、気持ちの良い1枚です。
CC-72754(1SACD)
ロルフ・マルティンソン(1956-):Garden of Devotion Op. 97(ソプラノと弦楽オーケストラ)
A.S. in Memoriam Op. 50a(弦楽オーケストラ)
To the Shadow of Reality Op. 96(ソプラノと弦楽四重奏)
Landscape Op. 84(ヴァイオリン独奏)
Kalliope Op. 66(弦楽オーケストラ)
リサ・ラーション(S)
ゴルダン・ニコリッチ(指)
オランダ室内O

録音:2018年6月20-23日
スウェーデンを代表する作曲家のひとりであるマルティンソンによる作品集です。作曲家からの信頼が厚いソプラノ、リサ・ラーションが歌う2作を中心に、声と弦楽器の作品で構成。ロマンティックな調性感と細かく織り込んだ弦楽の響きが織りなすサウンドが美しいです。「A.S. in Memoriam」はアルノルト・シェー ンベルクへのオマージュ。また「Landscape」はムンクの絵画『Strand(1904)』にインスピレーションを受けた作品です。
CC-72756(1SACD)
ショパン:夜想曲第1番 変ロ短調 Op.9-1、
 即興曲第3番 変ト長調 Op.51、
 夜想曲第17番 ロ長調Op.62-1、
 夜想曲第13番 ハ短調 Op.48-1
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960
カミエル・ブームスマ(P)

録音:2017年5月23・24日/オランダ、ウエストヴェスト教会
シューベルトが亡くなった1828年、ショパンの音楽家としてのキャリアはまだ始まったばかりで、ポーランド外にはまず知られていませんでした。古典派か ら出発し独自の天国的な時間感覚による音楽を書いたシューベルトと、自身のピアニズムを活かしたロマン的な音楽を深めていったショパン。異なる作風で はありますがどちらも美しく均整のとれたメロディに溢れています。ブームスマは旋律を美しく歌うことでBBCミュージック・マガジンでも絶賛された若手ピ アニスト。また曲の持つ物語性を大切にした演奏でも定評があります。長大なシューベルトの21番では物思いに深く沈みながらも、まるで心地よい旅にでも 出ているかのような感覚を与えてくれます。 (Ki)
CC-72757(1SACD)
ドビュッシー:海
ラヴェル:マ・メール・ロワ*
アントネッロ・マナコルダ(指)
アーネムPO

録音:2017年6月27-29日、2013年8月27・29日*/オランダ、アーネム
ドビュッシーの『海』は「海の夜明けから真昼まで」「波の戯れ」「風と海の対話」の3楽章からなる音楽で、『管弦楽のための3つの交響的素描』と 題されています。直感的に、まるで絵画のように海を描いており、「交響曲」や「交響詩」といった伝統的な表現を避けています。音楽は印象を与える以 上のことはしない、そんな作曲家のメッセージが込められているようです。いっぽうラヴェルの『マ・メール・ロワ』はマザーグースに基づく物語性のある 音楽。子どものための4手ピアノ曲として書かれた作品を自ら管弦楽に編曲したもので、すでにある楽想を管弦楽のパレットで精緻に描き直している点で もドビュッシーとは対照的な筆致がうかがえます。 指揮のアントネッロ・マナコルダはマーラー・チェンバー・オーケストラの創立メンバーの一人で、8年間にわたりコンサートマスターを務めた元ヴァイ オリン奏者。現在は指揮者として活躍中。アーネム・フィルとはマーラーの交響曲第4番(CC-72659)などをCHALLENGE CLASSICSからリリース しています。 (Ki)
CC-72758(1SACD)
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 K.493
ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 K.478
クイケン・ピアノ四重奏団
[ヴェロニカ・クイケン(フォルテピアノ)、シギスヴァルト・クイケン(Vn)、サラ・クイケン(Va))、ミシェル・ブーランジェ(Vc)]

録音:2016年9月5-7日/ベルギー、ペータース教会
クイケン3兄弟のひとりとして知られるシギスヴァルト・クイケンとその娘ヴェロニカ&サラ、そしてクイケン・ファミリーとシューベルトの弦楽五重奏 曲で共演したブーランジェによるカルテットが奏でる極上のモーツァルト!クイケン・ファミリーは少し前にモーツァルトのピアノ協奏曲の室内楽版(CC-72752)を録音したばかり。オリジナルの室内楽作品を収録したこのディスクも要注目。もちろんピアノも弦も古楽器を使用。かそけき音の美しさと、アン サンブルの巧さからくる表現の深まりは他の追随を許しません。
1785年と1786年に書かれた2つのピアノ四重奏曲。もともと3曲からなるセットを予定していたものの、第1番の音楽的内容の厳しさに出版社が 難色を示したこともあり結局2曲しか作曲されず、その後この編成の曲が書かれることはありませんでした。時代の流行よりも自身の音楽を優先させた作 品であり、一聴すればその完成度の高さがうかがえる名作と言えます。モーツァルト宿命の調性「ト短調」で決然と始まる第1楽章、優美にゆったりと語 り合う第2楽章、長調に転じ愉悦のロンドを繰り広げる第3楽章からなる第1番が特におすすめです。 (Ki)
CC-72759(1SACD)
ルペルト・イグナーツ・マイヤー:宗教曲集(1681)からの詩篇集
1. Laudate pueri Dominum (詩篇112/113)
2. Confitebor tibi Domine (詩篇110/111)
3. Beati omnes (詩篇127/128)
4. Nisi Dominus (詩篇126/127)
5. Venite gentes (聖歌)
グナール・レツボール(Vn、Va、指)
アルス・アンティクヮ・アウストリア

録音:2017 年 11月26-28 日/オーストリア、聖フローリアン
録音されるだけでも珍しい作品を古楽界の巨匠レツボールが演奏した注目のディスク。ルペルト・イグナーツ・マイヤー(1646-1712)による宗教曲 集です。彼は1683年から死ぬまでミュンヘンで活動し、ドイツにおけるプロテスタント音楽の改革者のひとりとみなされていました。その音楽にはイタリ アの協奏曲様式が巧みに組み合わされています。ここに収録されている楽曲は小規模な弦と通奏低音に独唱が加わる編成で、演奏は当時の教会の慣習に 従い男声のみによる歌唱。曲によってはボーイソプラノも登場します。ヴァイオリンのオブリガートが技巧的なソロをとることもあり、レツボールの魅力が 最大限に発揮されています。 (Ki)
CC-72760
17世紀の器楽曲集
モンテヴェルディ:Sinfonia - Altri Canti d’Amor
マリーニ:Sonata prima sopra “Fuggi dolente core”
ストロッツィ:L’Eraclito Amoroso
ウッチェリーニ:Aria Decima Terza sopra “Questa bella sirena”
レオノール・デ・レーラ:Diminuzioni sopra il “Lamento d’Apollo”
メルーラ:Chiacona a 3 col Basso
ロニョーニ:“Ancor che col partire” per la viola bastarda
カヴァッリ:Canzon a 3
ウッチェリーニ:Sonata nona Op.5
カヴァッリ:Lucidissima Face
ウッチェリーニ:Aria Quarta sopra la Ciaccona a 3
レオノール・デ・レーラ(指、バロックVn)
レストロ・ドルフェー オ

録音:2016年9月13-16日/スペイン、セカドゥラ、聖ヨハネ教会
古楽演奏のスペシャリストたちにより結成された若きバロック・アンサンブル「レストロ・ドルフェーオ」の劇的デビュー作品。個々の高い演奏能力と音楽的 な合奏能力を併せ持つ気鋭のアンサンブルです。 17世紀の器楽作品でまとめたこのアルバムは静と動、光と闇といったバロック的な対比の美学を思わせる、絶え間ない雰囲気の変化を伴う考え抜かれた 構成。最後にウッチェリーニのチャッコーナが天国的に鳴り響いたときの開放感はたまりません。
当時北イタリアで用いられていたピッチ(A=466)を採用。現代の一般的なピッチよりさらに高いピッチであることも興味深いポイントです。楽器編成も ヴァイオリンやチェンバロに加えガンバ、コルネット、テオルボなど多彩で楽しめます。ブックレットには使用楽器リストもきちんと載っています。 (Ki)
CC-72762
ロビン・デ・ラーフ:作品集
(1)交響曲第2番『相反する世界』〜サックス四重奏と管弦楽のための
(2)交響曲第1番『タングルウッド物語』〜大管弦楽のための
(3)交響曲第4番『聞こえないメロディ』〜ソプラノと管弦楽のための
(1)エミリオ・ポマーリコ(指)
ラッシャー・サクソフォン四重奏団、
オランダ放送室内フィルハーモニー
(2)アリー・ヴァン・ビーク(指)
ドーレン・アンサンブル、
ピカルディO
(3)アントネッロ・マナコルダ(指)
フィア・ブルゴス(S)
アーネムPO
オランダを代表する管弦楽作曲家、ロビン・デ・ラーフ(1968-)による交響曲集。彼は現時点で4曲の交響曲を書いており、第3番は既に発売され ています(品番:CC-72747)。残りの3曲をすべて収録したこのディスクも見逃せません。どれも古典的な交響曲に敬意を払いつつ新しい語法を模索 した作品で、管弦楽の力強いサウンドが頼もしい快作です。サックスやソプラノの協奏的な扱いも聴きものです。 (Ki)
CC-72763(3SACD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
[CD1]
第2番変ロ長調 Op.19
第1番ハ長調 Op.15
[CD2]
第3番ハ短調 Op.37
[CD3]
第4番ト長調 Op.58
第5番変ホ長調『皇帝』 Op.73
ハンネス・ミンナール(P)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ネザーランドSO

録音:[CD1]2015年2月2-4日 [CD2]2016年9月23、27日 [CD3]2014年5月26-28日
1984年生まれ、エリザベート王妃国際音楽コンクール第3位など数多くの国際コンクールの入賞歴を誇るオランダの俊 英ピアニスト、ミンナールによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集です。「第2・第1」「第5」はそれぞれ既にリリースされている音源。第3番はこのセッ トで初登場となる音源であり、第2楽章での静謐極まりないピアノが必聴です。神経の行き届いたタッチと落ち着き払ったテンポ感には風格すら感じられ、 明るく澄みきった響きも実に好印象。フリエンドのバックも申し分なく、目の覚めるような素晴らしいベートーヴェンがお聴き頂けます。 (Ki)
CC-72764
「Kinship」
J.S.バッハ:前奏曲 ハ短調 BWV999
ラインケン:ソナタ ト長調
J.S.バッハ:カプリッチョ 変ロ長調『最愛の兄の旅立ちに寄せて』 BWV992、平均律クラヴィーア曲集第2巻より ト長調BWV884
W.F.バッハ/J.S.バッハ:前奏曲 ハ長調BWV924a(W.F.バッハのためのクラヴィーア小曲集より)*
W.F.バッハ:幻想曲イ短調 F.23、ポロネーズ ホ短調*
C.P.E.バッハ:ヴュルテンベルク・ソナタ第1番 イ短調 H.30 Wq49*
ミューテル:ソナタ第1番 ヘ長調*
シグ ルン・ステファン( クラヴィコード )
使用楽器:Clavichord after Johann Heinrich Silbermann, Strasbourg, 1775, built by Sander Ruys, A=415 Hz、
Clavichord after Christian Gottfried Friederici, Gera, October 1765, built by Martin Kather, A=392 Hz*

録音:2017年1月3-6日/ドイツ、ライン・ルール、Campneuf-Studios
J.S.バッハと息子たち、またJ.S.バッハに大きな影響を与えた作曲家ラインケン、そしてJ.S.バッハの最後の弟子ミューテルの鍵盤作品を集めて構成 したアルバムです。演奏にクラヴィコードを使用しているのが特徴で、強弱の付けられる楽器のため『最愛の兄の旅立ちに寄せて』のフーガなど立体的に いきいきと奏でられています。また息子たちやミューテルの新時代を思わせる音楽の斬新さもより際立っており、とりわけミューテルのソナタ第2楽章の不 気味な半音階はクラヴィコードならではの効果が炸裂していてドキッとさせられます。ミューテルは録音が少ないものの曲にハズレなしと言われる作曲家で あり、この盤も古楽ファンにとって要チェックの1枚です。 鍵盤楽器の中でも特に繊細で、微妙なタッチが深遠なニュアンスを生み出す扱いの難しい楽器クラヴィコード。この楽器が近年のお気に入りだというシ グルン・ステファンによる心のこもった演奏でお聴きください。シグルン・ステファンはJ.S.バッハと同じアイゼナハ生まれで、ロバート・ヒルやボブ・ファ ン・アスペレンといった名手にチェンバロを学びました。
CC-72765(1SACD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏全集 第1集
第1番 変ホ長調 Op.1-1
第3番 ハ短調 Op.1-3
第4番 変ロ長調『街の歌』 Op.11
ファン・ベーレ・トリオ
[ハンネス・ミンナール(P)、マリア・ミルシテイン(Vn)、ギデオン・デン・ヘルデール(Vc)]

録音:2017年6月1-4、8-9日/オランダ、ヒルフェルスム
ファン・ベーレ・トリオによるベートーヴェンのピアノ三重奏全集録音プロジェクトの第1弾。このトリオを率いるミンナールは1984年生まれで、エ リザベート王妃国際音楽コンクール第3位など数多くの国際コンクールの入賞歴を誇るオランダの俊英ピアニスト。ミンナールは既にCHALLENGE CLASSICSからベートーヴェンのピアノ協奏曲全集(CC-72763)をリリース済みで評価も大変上々。ファン・ベーレ・トリオとしてもメンデルスゾーン のピアノ三重奏曲集(CC-72662)がリリースされています。今後も期待大。 ウィーンでハイドンに学んでいた若きベートーヴェンが「作品番号1」を付けて世に問うたのは3曲のピアノ三重奏曲でした。師匠のハイドンが得意と したジャンルなので、師を称えて、という見方もできますが、野心的な音使いが随所に現れ、最後の3曲目は重苦しくベートーヴェン的なハ短調で締めく くるあたり、作曲家の個性があふれ出ています。このCDには第1番と第3番を収録。また当時流行していたオペラ・アリアから旋律を拝借した第4番『街 の歌』も収録しており、こちらはさらに進化した楽聖の音楽が聴けます。 (Ki)
CC-72766(1SACD)
天使と悪魔〜ピアソラ作品集
1. Allegro tangabile
2. La Camorra I
3. Romance del diab
4. Vayamos al diablo
5. Tango del diablo
6. Poema valseado
7. Fuga y misterio
8. Introduccion al angel
9. Milonga del angel
10. Muerte del angel
11. Resurreccion del angel
イザベル・ファン・クーレン・アンサンブル
メンバー:イザベル・ファン・クーレン(Vn)
クリスティアン・ゲルバー(バンドネオン)
ウルリケ・ペイヤー(P)
リュディガー・ルートヴィヒ(Cb)
CC-72660、CC-72695に続く、イザベル・ファン・クーレン・アンサンブルのピアソラ・アルバム第3作目。2011年設立の団体で、ピアソラのタ ンゴを演奏させたら右に出るものなし。天使(Angel)と悪魔(Diablo)が混在する世界をお楽しみください。SACDハイブリッド盤での発売です。 (Ki)
CC-72768(1SACD)
ショパン:24の前奏曲Op.28(全曲)、練習曲 変ホ短調 Op.10-6、
ワルツ第9番 変イ長調 Op.69-1、
ワルツ第2番 イ短調 Op.34-2、
ワルツ第10番 ロ短調 Op.69-2、
スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
ニーノ・グヴェタッゼ(P)

録音:2017年6月12-14日/オランダ、フリッツ・フィリップス・ムジークヘボウ
「ゴースト」
トビリシ生まれで現在アムステルダムを拠点に活躍するピアニスト、ニーノ・グヴェタッゼのCHALLENGE CLASSICSレーベル・デビュー盤。彼女は2010 年にボルレッティ・ブイトーニ財団アワードを受賞しています。
アルバムのメインとなるショパンの前奏曲集は、深みのある音とルバートを効かせたピアニズムが印象的。『雨だれ』ではたっぷりとテンポを揺らし、味わい のある「隙間」を作っています。アルバム後半、カップリングの練習曲やワルツになると一層幻想的で妖しげな世界が広がり、最後のスケルツォ2番では仄暗い 情熱が炸裂。アルバム・タイトルに掲げた「ゴースト」とこの構成、演奏、ジャケット・デザインなどからして、ショパンの霊魂を蘇らせたかのような、何やら恐ろ しげな感覚にさせられる1枚です。 (Ki)
CC-72769(2SACD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 BWV1007-1012(サクソフォン版) ラーフ・ヘッケマ(Sax)

録音:2017年10月11-15日
バッハの無伴奏チェロ組曲全曲、サクソフォン版!しかも6曲それぞれを別々のサクソフォンで演奏。ソプラノ、テナー、アルトの他、C管サックスも登 場します。ラーフ・ヘッケマは過去にバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータのサックス版(CC-72648)をリリースし管楽器ファンの度肝を抜いた、 オランダの誇る超絶名手。今作も凄まじい完成度です。個々の楽曲の持ち味を生かすべく使用楽器を選び、マウスピースにもこだわり、調性は逆に原曲 そのままではなく移調することにより楽器のパフォーマンスを最大化。重音をアルペジオでカバー、単旋律に秘められたポリフォニーを鮮やかに具現化し、 音楽的なルバートで曲に立体感を与えます。単なる編曲ではない、芸術的な高みに到達した新しいバッハの無伴奏作品と言える内容です。 (Ki)
CC-72770
ジャン=リュック・ダルベレイ:Ori
ケクラン:4つの小品
ステファン・ワース:Lunules electriques
ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
オリヴィエ・ダ ル ベ レイ(Hrn)
ノエル=アンネ・ダルベレイ(Vn,Va)
ベンジャミン・エンゲリ(P)

録音:2017 年 5月22-24 日/チューリヒ放送スタジオ
ブラームスのホルン三重奏曲と、それ以降の時代のホルン作品を並べたアルバム。ホルン奏者のオリヴィエ・ダルベレイは1974年生まれ。音楽一家 に育ち、チェロも学んでいました。このCDで共演しているノエル=アンネは妹。さらに1曲目の『Ori』は父親ジャン=リュックが我が子たちのために 2007年に書いた二重奏曲です。オリオンの星々を描いた作品で、まばゆい技巧がはじけるなかなかに難度の高そうな1曲。
深みのある音色で魅せるホルン奏者オリヴィエ・ダルベレイは、プレガルディエンと共演したCD(CC-72771)も既に発売しており、今作が2枚目の アルバムとなります。 (Ki)
CC-72771
プレガルディエンがホルンとうたう
ブリテン:ザ・ハート・オブ・マター
フランツ・ラハナー:人魚
コンラディン・クロイツァー:水車
フランツ・ラハナー:3つの歌曲 Op.30より第1番 秋
コンラディン・クロイツァー:セレナーデ
カール・コスマリー:憧れ、漁師の娘
ヘンリー・ヒューゴ・ピアソン:狩人の別れ
シューベルト:流れの上で D943
クリストフ・プレガルディエン(T)
オリヴィエ・ダルベレイ(Hrn)
ミヒャエル・ゲース(P)

録音:2016年11月2・4・5日/スイス、ブルーメンシュタイン教会
名歌手プレガルディエンがとっても珍しいレパートリーを録音しました。ホルンとピアノを伴う歌曲を集めた面白いアルバムです。ブリテンの『ザ・ハート・オ ブ・マター』は同編成で書かれた感動的な作品『カンティクル第3番「なおも雨は降る」(1940の爆撃に)』を中心として、その前後にファンファーレや歌や語り を並べ小さな舞台作品のように構成した音楽です。また、シューベルトの『流れの上で』はこのトリオ編成の中でおそらく一番有名な名作。歌と別のメロディ をホルンが終始吹き続け大変美しい効果を上げます。ホルン奏者にとっても腕の見せ所と言えます。そのほかシューベルトの親友であったラハナーなどの作 品も創意に溢れており、ホルンの温かなキャラクターとプレガルディエンの美しい歌声が溶け合う極上のサウンドをお楽しみ頂けます。 (Ki)
CC-72772
マイケ・ラーデマーカース:『季節』
〈春〉
(1)Devozione 献身
(2)Seduzione 誘惑
〈夏〉
(3)Destino 運命
(4)Rituale 儀式
〈秋〉
(5)Nostalgia 郷愁
(6)Rivoltoso 逆徒
〈冬〉
(7)Contemplativo 瞑想
(8)Epilogo エピローグ
マイケ・ラーデマーカース(エレクトリック・チェロ)

録音:2017年9月22-24日
マイケ・ラーデマーカースはウィリアム・プリース、アンドレ・ナヴァラ、ヤーノシュ・シュタルケルといった名手にも手ほどきを受けたことのあるオラン ダのチェリスト。バッハからクルタークまで幅広いレパートリーを持ち世界で活躍している名手です。このアルバムはエレクトリック・チェロを用いた自作 自演アルバムという、クラシックの演奏家には珍しいもの。エフェクト・ペダルを使用し多彩なサウンドを鳴らすことの出来るこの楽器だからこその作品で あり、ループするパッセージを土台に即興的なメロディが重ねられていきます。奏者自身が新たな世界を切り開いていくような音楽で、古楽の通奏低音奏 者やジャズ・ミュージシャンへの挑戦状であるかのように、力強い即興性に満ちています。曲は四季を題材にしており、本人曰くヴィヴァルディやビンゲン、 セファルディからインスピレーションを受けたそうです。詩的なタイトルが並んでいるのも想像力を刺激します。 (Ki)
CC-72773(1SACD)
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集Vol.1
第1番ニ短調 BWV1052
第2番ホ長調 BWV1053
第4番イ長調 BWV1055
第5番ヘ短調 BWV1056
ファビオ・ボニッツォーニ(Cemb)
ラ・リゾナンツァ

録音:2017年8月9-12日/イタリア、サン・ドナート教会
これは面白い企画がスタートしました。ボニッツォーニとラ・リゾナンツァによるJ.S.バッハのチェンバロ協奏曲、第1弾!全集になる予定とのことでい やが上にも期待が高まります。ボニッツォーニはハーグ王立音楽院でコープマンに学んだイタリアのオルガン・チェンバロ奏者。アムステルダム・バロック・ オーケストラ、ル・コンセール・デ・ナシオン、エウローパ・ガランテなど名だたる古楽オーケストラと共演するほか、自らのアンサンブル「ラ・リゾナンツァ」 を結成し、古楽界で大いに活躍中の名手です。
弦楽は1パート1人。メンバーはソリスト級の腕前で、チェンバロとの丁々発止のアンサンブルが聴きものです。そしてボニッツォーニのソロがやはり巧 い。軽妙な語り口や洒脱な装飾音はコープマン仕込みか。そこへ想像力にあふれた深い表現がプラスされ、明快さと濃密さが同居しています。霊感に満ち た鬼気迫るBWV1052、絶妙な力の抜け具合が気持ち良いBWV1055など、新たなバッハの名演が聴ける喜び!SACDハイブリッド盤での発売です。 (Ki)
CC-72774(3CD)
カヴァッリ:歌劇『イペルメストラ』 エレーナ・モンティ(ソプラノ:イペルメストラ) エマヌエラ・ガッリ(メゾソプラノ:リンチェオ)
ガエル・ル・ロワ(ソプラノ:エリザ)
マーセル・ビークマン(テノール:ベレニーチェ)
セルジオ・フォレスティ(バス:ダナオ)
マーク・タッカー(テノール:アルバンテ)
マイク・フェントロス(指)
ラ・スフェラ・アルモニオーサ

録音:2006年8月24日/ユトレヒト(ライヴ)
世界初録音。2006年にユトレヒトで行われた上演のライヴ録音です。未知の作品をまるで今生まれたかのように生き生きと演奏するグループ「ラ・スフェラ・ アルモニオーサ」が放つ、貴重な注目盤。リーダーのマイク・フェントロスはもともとリュート、ギター奏者であり、佐藤豊彦、ナイジェル・ノース、ホセ・ミゲル・ モレーノに学んだ古楽界の逸材。古楽の粋を知り尽くした絶妙な呼吸で奏でられるカヴァッリの大作オペラ、ぜひお試しください。 (Ki)
CC-72775
エルンスト・フォン・ドホナーニ:ピアノ作品集
ハンガリア牧歌 Op.32a
組曲形式によるユーモレスク Op.17
ハンガリーのクリスマス・ソングによるパストラーレ
ヴァレンティナ・トート(P)

録音:2018年4月11-14日/スキーダム
1992年オランダ、レーワルデン生まれのピアニスト、ヴァレンティナ・トートによるアルバム。ハンガリーの音楽家というとバルトークやコダーイが有 名ですが、彼らと比肩するハンガリー・ロマン派の音楽家がエルンスト・フォン・ドホナーニです。ドホナーニはハンガリーの旋律を用いつつ、ブラームス の延長線上のような語法で作曲しました。ゆったりとした曲では美しく抒情的なメロディが印象的。また速い曲では技巧的でメカニカルな書法もあり、ピ アノならではの爽快さにも魅せられる作品です。 (Ki)
CC-72776(1SACD)
シューマン:3つの幻想小曲集 Op.111
幻想曲 ハ長調 Op.17
森の情景 Op.82
エイナフ・ヤルデン(P)

録音:2017年11月24-27日
シューマンのピアノ作品3曲を収録しています。クララのために書かれた情熱的な『幻想曲』とシリアスな性格を持つ『幻想小曲集』、そしてロマン的 な幻想性がたちのぼる『森の情景』。それぞれのファンタジーの在りようを聴き比べるのも面白いプログラムです。 2009年ベートーヴェン国際コンクール第3位入賞などの経歴を持つイスラエルのピアニスト、エイナフ・ヤルデンはこれまでに「ベートーヴェン&ス トラヴィンスキー(CC-72599)」と「ハイドン(CC-72742)」の2タイトルを発表しており、今作がCHALLENGE CLASSICSからの第3弾アルバ ムとなります。 (Ki)
CC-72778(1SACD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集 第2集
ピアノ三重奏曲第2番ト長調 Op.1-2
交響曲第2番ニ長調 Op.36(ピアノ三重奏編曲版)
アレグレット 変ホ長調 Hess 48
ファン・ベーレ・トリオ
[ハンネス・ミンナール(P)、マリア・ミルシテイン(Vn)、ギデオン・デン・ヘルデール(Vc)]

録音:2017年7月1〜4、8、9日/オランダ、ヒルフェルスム
ファン・ベーレ・トリオによるベートーヴェンのピアノ三重奏全集録音プロジェクトの第2弾。このトリオを率いるミンナールは1984年生まれで、エリ ザベート王妃国際音楽コンクール第3位など数多くの国際コンクールの入賞歴を誇るオランダの俊英ピアニストで、同レーベルよりベートーヴェンのピア ノ協奏曲全集(CC-72763)もリリースしています。
交響曲第2番のピアノ三重奏曲版は一度は聴きたい面白い作品。弟子のリースが編曲したものにベートーヴェン自身が手を加え書き上げられたとされて います。当時一般家庭では交響曲の実演に接する機会があまり無かったため、このような編曲の需要が高くありました。シンプルで軽やかな響きがこの曲 のもうひとつの魅力を伝えています。 「アレグレット」は1790年代初めに書かれた作品とされており、作品1の三重奏曲(1795年出版)と近い時期のもの。短いもののユーモラスで軽 やかな曲想が楽しい 1 曲です。 (Ki)
CC-72780
ジャズ歌手と弦楽四重奏のハイレベルな共演
レオ・フェレ(1916-1993):Paris canaille
ミアルカ・ラパルセリエ(1912-1956)&ジャン・リシュピン(1849-1926):Mon coeur est un violon
ジョルジュ・ブラッサンス(1921-1981):Je me suis fait tout petit
ジャック・ブレル(1929-1978):Les vieux
シャルル・トレネ(1913-2001):Debit de l’eau, debit de lait
ジャック・ブレル&ジェラール・ジュアネスト(1933-2018):La chanson des vieux amants
シャルロッテ・ハーセン(1987-):Qui protege les marins?
ジャック・ブレル:Isabelle
シャルル・アズナヴール(1924-)& ジャック・プラント(1929-1986):La boheme
フィリップ・サルド(1948-)&ジャンヌ・モロー(1928-2017):L’ adolescente
クロード・ヌガロ(1929-2004)&ジャック・ダタン(1920-1973):Le jazz et la java
ジャック・ブレル:Orly
ミシェル・ルグラン(1932-):Les moulins de mon coeur
カフェ・ド・シャンソン feat. シャルロット・ハーセン

録音:2018年5月18-20日/ベルギー
1987年アムステルダム生まれのシャルロット・ハーセンはベルギーのフランス語圏で育ち、アムステルダム芸術大学でジャズを学んだ歌手。ネーデル ラント・POのメンバーによる弦楽四重奏との共演で20世紀フランスの歌を歌います。弦のアレンジが凝っていて、自在に伸縮する 歌声にも完璧にマッチ。完成度の高いアルバムです。 (Ki)
CC-72781(1SACD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集 第3集
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調『幽霊』 Op.70-1
ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調 Op.70-2
変奏曲 変ホ長調 Op.44(ピアノ三重奏曲第10番)
ファン・ベーレ・トリオ[ ハンネス・ミンナール(P)、マリア・ミルシテイン(Vn)、ギデオン・デン・ヘルデール(Vc)]

録音:2017年9月9日(Op.44)、2018年1月25-27日(Op.70)/オランダ、ヒルフェルスム
1984年生まれで、エリザベート王妃国際音楽コンクール第3位など数多くの国際コンクールの入賞歴を誇るオランダの俊英ピアニスト、ミンナールが率いる ファン・ベーレ・トリオによるベートーヴェンのピアノ三重奏全集録音プロジェクトの第3弾。同主短調で書かれた第2楽章の雰囲気から『幽霊』というニックネー ムを持つ第5番と、同時期に書かれた第6番、また第10番と呼ばれることもあるOp.44を収録。前者の2曲は中期の充実作で聴き応えあり。後者のOp.44 は変奏曲になっており、創作主題によるものと言われていましたが、今ではディッタースドルフのテーマと判明しています。 (Ki)
CC-72782(1SACD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.4
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調『大公』 Op.97
アレグレット 変ロ長調 WoO 39
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO 38
カカドゥ変奏曲 Op.121a
ファン・ベーレ・トリオ
[ハンネス・ミンナール(P)、マリア・ミルシテイン(Vn)、ギデオン・デン・ヘルデール(Vc)]

録音:2018年6月26日〜7月1日、2019年7月6・7日
1984年生まれで、エリザベート王妃国際音楽コンクール第3位など数多くの国際コンクールの入賞歴を誇るオランダの俊英ピアニスト、ミンナールが率いるファ ン・ベーレ・トリオによるベートーヴェンのピアノ三重奏全集録音プロジェクトの第4弾。名作『大公トリオ』を収録、聴きごたえのある巻となっております。最 初期の作品であるWoO 38はピアノが音楽の骨格を作り弦は補助的な役回りで、『大公』の3人の演奏者が一体となった雄弁さと比べると面白いものがあります。 『カカドゥ変奏曲』もベートーヴェン得意の変奏技法がいかんなく発揮された名品です。
CC-72783(1SACD)
白鳥が近づいてくる時に奏されるシンフォニー
パーセル:『預言者、またはダイオクリージャンの物語』 Z.627
『インドの女王』 Z.630
『アーサー王』 Z.628
『妖精の女王』 Z.629より
ヨハネッテ・ゾマー(S)
マイク・フェントロス(指)
ラ・スフェラ・アルモニオーサ

録音:2017年12月6日
1992年設立のオランダの古楽アンサンブル、ラ・スフェラ・アルモニオーサ。CHALLENGE CLASSICSレーベルからは初のリリースとなります。古 楽ソプラノの名手、ゾマーをゲストに迎え、いくつかのパーセルの歌劇からアリアと器楽曲を抜粋しプログラミングしたアルバムです。透明感のある響きと 表現の幅広さが印象的。アルバムタイトルの「白鳥が近づいてくる時に奏されるシンフォニー」は『妖精の女王』の中の1曲です。 (Ki)
CC-72784(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲) ルシア・スワルツ(Vc)

録音:2017-2018年/オランダ
無伴奏チェロ組曲」は6曲すべてが異なる調性で書かれています。ハ長調、ト長調といったチェロで弾きやすい調性もあれば、変ホ長調のように技 術的に難しい調性も登場します。そのため第5番は変則調弦が取り入れられ、第6番では5弦のヴィオロンチェロ・ピッコロが使用されました。バッハ がそこまでしたのは、調性ごとの性格を描き分け、喜び、悲しみ、華麗さ、素朴さ、陽気さ、憂鬱…といったあらゆる人間の感情を表現しようと試みたか らと考えられます。
ルシア・スワルツはアンナ・ビルスマに師事したチェリスト。過去にヴィヴァルディやボッケリーニを収録した3枚組アルバムを発表しています(CC-72516)。35年のキャリアを持ち、モダン・チェロとピリオド・チェロ、両方を弾きこなしてきた彼女の満を持してのバッハ録音。第1番から第4番はバロッ ク・チェロ、第5番ではバス・ド・ヴィオロン、第6番ではヴィオロンチェロ・ピッコロを使用して演奏しています。 (Ki)
CC-72785
シューマン:リーダークライス Op.24
グリーグ:6つの歌曲 Op.48、
 君を愛す Op.5-3
シベリウス:セレナード JS167、夢 Op.13-5、3月の雪の上のダイヤモンド Op.36-6、はじめての口づけ Op.37-1、それは夢だったのか? Op.37-4、逢引から帰ってきた少女 Op.37-5、夜に Op.38-3
ベルク:4つの歌 Op.2、私の両眼を閉じてください(第1作)
ラウル・ステファニ(Br)
ゲロルト・フーバー(P)

録音:2018年3月10-14日/オランダ、スキーダム
それぞれの作曲家が比較的初期に書いた歌曲を取り上げており、夢みるような音楽が並んでいます。ベルクの「私の両眼を閉じてください」はハ長 調の第1曲と、後年に12音技法を用いて書いた第2曲があり、前者を収録しています。
今作でCDデビューとなるラウル・ステファニは1992年生まれのオランダのバリトン。ハンプソン、ルートヴィヒ、アメリングといった名歌手のマスター クラスに参加、すでに新進気鋭の歌手として名を上げています。若き才能をじっくりとお聴きください。 (Ki)
CC-72786(1SACD)
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調 L140
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7
ケネス・ヘスケス(1968-):Inscrizione (derivata) - A Lie to the Dying
レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 P110
マイケル・フォイル(Vn)
マクシム・シュトシュラ(P)

録音:2018 年 4月18-20日/オランダ、スキーダム
成長目覚ましい若手デュオによる、考え抜かれたこだわりのプログラム。ドビュッシーとヤナーチェク、ふたりの作曲家の晩年の傑作ソナタに、若きレス ピーギが書いたソナタを組み合わせています。これらはすべて第1次世界大戦時代のもので、それぞれがまったく別の書法でありながら、通底する戦争へ の抵抗が感じ取れます。死にかけた人間を描いたケネス・ヘスケスの作品がアルバム全体をよりメッセージ性のあるものにしています。 (Ki)
CC-72787
ロマン派の歌曲とピアノ編曲集
シューベルト:「ます」 Op.32 D.530
リスト:6つのシューベルト歌曲集 S.563より 「ます」(第1稿)*
シューベルト:白鳥の歌 D.957より 第1曲「愛の使い」
ゴドフスキー:「愛の使い」独奏用編曲*
メンデルスゾーン:6つの歌曲 Op.34より 第2曲「歌の翼に」
リスト:メンデルスゾーン歌曲集 S.547より 第1曲「歌の翼に」*
シューマン:リーダークライス Op.39より 第12曲「春の夜」
クララ・シューマン:30のロベルト・シューマン歌曲集より 第28曲「春の夜」*
 6つの歌曲 Op.23より 第3曲「ひそやかな語らい」
リスト:クララ&ロベルト・シューマン歌曲集 S.569より 第10曲「ひそやかな語らい」*
 「ラインの美しい流れの」(第2稿) S.272
 歌の本 第1巻 S.531より 第2番「ラインの美しい流れの」*
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集 WWV91より 「夢」
アウグスト・ストラダル:「夢」独奏用編曲*
ヴォルフ:アナクレオンの墓
ブルーノ・ヒンゼ=ラインホルト:ヴォルフの歌曲による10のピアノ小品より 第6曲「アナクレオンの墓」による牧歌*
R.シュトラウス:5つの歌曲 Op.48より 第1曲「懐かしの幻影」
ギーゼキング:「懐かしの幻影」による自由な編曲*
キルヒナー:10の歌曲 Op.1より 第4曲「春の歌」
 自作歌曲による10のピアノ小品 Op.19より第10番「春の歌」*
ブラームス:8つの歌曲 Op.59より 第5曲「アグネス」
キルヒナー:「アグネス」独奏用編曲*
ブラームス:5つのロマンスと歌曲 Op.84より 第4曲「甲斐なきセレナーデ」
エドゥアルド・シュット:「甲斐なきセレナーデ」によるパラフレーズ*
ブラームス:5つの歌曲 Op.49より 第4曲「子守歌」
ジェラルド・ムーア:「子守歌」独奏用編曲*
クリストフ・プレガルディエン(T)
シプリアン・カツァリス(P)

録音:2018年5月4-8日/パリ、サン=マルセル福音教会
*はピアノ独奏
クラシック界のビッグ・アーティストが大変ユニークなアルバムを発表しました!単純明快にして新鮮、ピアノ伴奏歌曲とそのピアノ独奏編曲を徹底して 交互に並べるという構成。生半可な演奏家では出来ませんがプレガルディエンとカツァリスなら申し分なし。選曲もこだわりぬいて、歌だけでも十分にロ マン派の名曲集と言える内容。おなじみからこんな人までという編曲者ごとのピアニズムの変化にも注目。カツァリスが原曲の伴奏とトランスクリプション どちらも弾いているからか、思った以上に統一感ある流れの中でどんどん面白く聴き進められます。
2人の初共演は2015年の6月7日、ハンブルクでの「冬の旅」。そのときカツァリスがプレガルディエンの歌に惚れ込み、CD録音の話を持ちかけま した。では何を録音するのか?歌曲愛好家はピアノを聴かず、ピアノ好きは歌を聴かない…ならば2つの領域を一緒にまとめてしまおう!というやりとりが ありこのCDのコンセプトが決まりました。プレガルディエンもすぐさま乗り気になったそうです。 (Ki)
CC-72788(1SACD)
シューマン:詩人の恋 Op.48
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集 WWV91
シューマン:レーナウの6つの詩とレクイエム Op.90
クリストフ・プレガルディエン(T)
ミヒャエル・ゲース(P))
当代きっての名テノールの一人、クリストフ・プレガルディエンによるシューマンとワーグナーの歌曲集。あたたかで柔らかな、落ち着いた雰囲気のなかで歌わ れる珠玉の名品です。『レーナウの6つの詩とレクイエム』はニコラウス・レーナウの詩による6曲の後にレクイエムが続く独特な構成。シューマンがこの歌を作 曲しているときレーナウは精神を患い病院に入っていましたが、実際に亡くなったのは作品完成直後というエピソードが知られています。このレクイエムは死者へ の畏敬の念や強い悲しみというものでなく、とても安らかな音楽となっていて実に感動的です。 (Ki)
CC-72791
シューベルト:即興曲 Op.90 D899 より第1番
楽興の時 Op.94 D780 (全曲)
即興曲 Op.142 D935 より第2番
感傷的なワルツ Op.50 D779 より抜粋(13曲)
即興曲 Op.90 D899 より第3番
デュオ・モラト・フェーゴ
[ラウル・モラト、クリスティアン・フェーゴ]
録音:2018 年 2 月10-14 日/ドイツ
2014年に結成されたクラシック・ギター二重奏、デュオ・モラト・フェーゴのデビュー・アルバムです。シューベルトのピアノ作品を自ら編曲して演奏。 ギターのオリジナル曲ではないかと思ってしまうレベルの自然さで、シューベルトを得意とするピアニスト、エリザーベト・レオンスカヤも彼らの演奏を聴 いて絶賛しました。 (Ki)
CC-72792
ゲオルギー・カトゥアール (1861-1926):室内楽作品集
弦楽五重奏曲 Op. 4a *
弦楽四重奏のためのアンダンテ *
ピアノ三重奏曲 Op.14
2つの詩曲 Op. 34
カトゥアール・アンサンブル

録音:2015年
*=世界初録音
フランス系ロシア人の作曲家カトゥアールは今では忘れ去られた存在ですが、モスクワ音楽院の教授となりミャスコフスキーやカバレフスキーの師として も活躍した人物です。初期の作品である弦楽五重奏曲や「アンダンテ」はフォーレを思わせる美しい音楽。一方晩年の作品である「詩曲」はロシア革命、内戦、 家族との別離といった経験が音楽に影を落とし、暗い独白となって聴く者の心をつかみます。 (Ki)
CC-72793
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ウォルトン:ヴィオラ協奏曲*
ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり#
イザベル・ファン・クーレン(Vn、Va*)
アンドリュー・マンゼ(指)
ケリ・リン・ウィルソン(指)
アンドリュー・リットン(指)
北ドイツRSO

録音:2018年3月5-9日、2015年3月12-13日*、2015年1月26日#/ハノーファー(ライヴ)
パリ時代のプロコフィエフが作曲し1923年に初演されたヴァイオリン協奏曲第1番に、この曲をモデルとして書かれ良く似た構造を持ち、ヒンデミットの独 奏で1929年に初演されたウォルトンのヴィオラ協奏曲をカップリング。この2曲はどちらも緩-急-緩の3楽章構成で書かれています。オランダの名女流奏者 イザベル・ファン・クーレンがヴァイオリンとヴィオラを使い分けどちらも弾いているのが特徴。もう1曲、ヴォーン・ウィリアムズの名品『揚げひばり』も収録 されています。オーケストラは名門・北ドイツ放送響で統一されており、3人の指揮者の個性の聴き比べも面白い1枚です。マンゼのプロコフィエフというのも 興味深い組み合わせと言えましょう。
CC-72794
サルヴァトーレ・ランツェッティ(1710-1780):チェロと通奏低音のためのソナタ集 Op.1 〜Vol.1
第9 番イ短調/第1 番ト長調
第6 番変ロ長調/第5 番イ短調
第2 番イ長調/第11 番ヘ長調
アグニェシュカ・オシャンツァ(Vc)
マリア・ミシャルツ(通奏低音Vc)
ガブリエレ・パロンバ(テオルボ)
ファビオ・ボニッツォーニ(Cemb)

録音:2019年1月7-9日/イタリア
ナポリで生まれチェロと作曲を学び、パリやロンドンにも渡り活躍したランツェッティ。作品1 として出版された12 曲のチェロ・ソナタは、この楽器のために 書かれた革新的な作品として伝えられる重要なものです。重音やポジション、親指の位置、ボウイングなど様々な技術的試みを行いながら、イタリア趣味とフラ ンス趣味を組み合わせた創造力豊かな音楽を紡いでゆく、多様性にあふれた曲集。当盤は第1 集と題され、半分の6 曲が収録されています。ポーランドのチェ リスト、アグニェシュカ・オシャンツァによる演奏で、通奏低音もボニッツォーニなど豪華な布陣となっています。 (Ki)
CC-72795
グルートゥーズ写本(1400年頃)からの声楽・器楽曲集
Wach auff mein hort der lewcht dort her / Min hertz in hohen frouden / Dijn troost allein / Mocht ich dein wegeren / Dijn troost allein / Ich bin pey ir sy wais nit darumb / So wie bi lieve in rusten leit / Des klaffers neyden / So wie bi lieve in rusten leit / Allmachtig got herr Jhesu Christ / Der winter will hin weichen / Scinc her den wijn / Scinc her den wijn / Ein vrouleen edel von nature / Binnen in mir hertzen cas / Frow myn willen nym vergut / Egidius waer bestu bleven / Was ich begynne / O, cranc onseker broosch engine / Wiplich figur/ Bekenne myn klag / Wel up elc sin die vruecht begaert
アヴァンチュール

録音:2018年6月30日〜7月2日
リコーダー3人と男声歌手1人からなるアンサンブル「アヴァンチュール」は中世音楽を専門としています。このディスクでは15世紀にベルギーのルイ・ド・グルー トゥーズが所有していた写本をもとに、アレンジも施しながら演奏したディスク。ポリフォニックな重唱曲をリコーダーと声に振り分け演奏しています。声楽作品 を楽器で演奏することは当時もあったと考えられ、自然かつ飽きの来ない生き生きとしたアンサンブルが聴けます。 (Ki)
CC-72797
ヘンデル:トリオ・ソナタ集 Op.2
第1番ロ短調 HWV386
第2番ト短調 HWV387
第3番変ロ長調 HWV388
第4番ヘ長調 HWV389
第5番ト短調 HWV390
第6番ト短調 HWV391
エドゥアルド・ロペス・バンソ(指,Cemb)
アル・アイレ・エスパニョール

録音:2018年11月6-9日/マドリード、聖セバスチャン教会
ヘンデルによるオーパス番号のついたトリオ・ソナタ集はOp.2とOp.5のふたつ。前者が緩-急-緩-急の伝統的な教会ソナタ様式で書かれているの に対し、後者は同じヘンデルの合奏協奏曲にも見られるような舞曲を伴う多楽章の組曲風形式をとり、聴き比べると作風の変遷が見て取れます。レオン ハルトに師事したスペインのチェンバロ奏者エドゥアルド・ロペス・バンソが1988年に創設した古楽器アンサンブル「アル・アイレ・エスパニョール」は 既にヘンデルのOp.5をリリースしており(CC-72663)、このたびその続編とも言えるOp.2全曲がリリースとなりました。演奏スタイルは前作同様くっ きりとした語り口で、軽やかにして力強さもある安定した好演。3声が対等に絡み合うフーガ楽章での充実したアンサンブルは、高い演奏効果を持つヘン デルの音楽書法の魅力を余すことなく伝えてくれます。 (Ki)
CC-72799
(1)ニールセン:ヴァイオリン協奏曲 Op.33
(2)ハルヴォルセン:ヴァイオリンと管弦楽のためのアンダンテ・レリジオーソ
(3)スヴェンセン:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス Op.26
リサ・ヤコブス(Vn)
ミハイル・アグレスト(指)
ブレーメンPO

録音:(1)2018年11月11・12日、(2)(3)2018年11月14日/ブレーメン、ディー・グロッケ(ライヴ)
2007年の時に初めてニールセンの協奏曲に出逢い、最初の音から圧倒されたというリサ・ヤコブスが北欧の作品でまとめたアルバムをリリースします。並べ て聴いてみると北欧ロマン派の語法が確かにあり、ハルヴォルセン、スヴェンセンの美しい楽曲からはグリーグの影響も強く感じます。しかしニールセンの協奏曲 はある意味独特な音楽で、ネオ・バロック的なところがあったり、挑戦的な書法も見られたりと先の読めない展開を見せます。曲に魅せられ、音楽の旨味をしっ かりと自分の中に落とし込んだリサ・ヤコブスによる迫真の演奏でお聴きください。
リサ・ヤコブスは17歳でシャイー指揮ロイヤルコンセルトヘボウと共演、デビューを果たしたオランダのヴァイオリニスト。チャレンジ・クラシックスからは過 去にイザイとフランクの作品集(CC-72624)をリリースしています。 (Ki)

CC-72800(1SACD)
バッハ:チェンバロ協奏曲集 Vol.2
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV1050
チェンバロ協奏曲第6番ヘ長調 BWV1057
チェンバロ協奏曲第3番ニ長調 BWV1054
フルート,ヴァイオリンとチェンバロのための三重協奏曲 イ短調 BWV1044
ファビオ・ボニッツォーニ(Cemb)
ラ・リゾナンツァ

録音:2018年9月21-25日/イタリア、サン・ドナート教会
名手ボニッツォーニのバッハ協奏曲集、第2弾が登場です!前作に続き1台用協奏曲を片付けるかと思いきや、この選曲で来たかと嬉しい誤算。まずこのシリー ズでブランデンブルク5番が聴けるとは。長大なカデンツァはもちろん、フルート・ヴァイオリンとの掛け合いも美麗で聴きものです。同じ編成による、短調の暗 く重い情念がほとばしる三重協奏曲との対比も面白い。さらにブランデンブルク4番からの編曲であるBWV1057を一緒に収録、豪華なプログラムとなりました。 充実の複協奏曲に圧倒されますが、ヴァイオリン協奏曲第2番からの編曲であるBWV1054も入っているのでボニッツォーニ単独のソロも十二分に味わえます。 バックは1パート1人で固め、フーガ楽章を始めとにかく生命力にあふれた演奏。ボニッツォーニの絶妙な間の取り方、テンポの崩し方にも注目!
ボニッツォーニはハーグ王立音楽院でコープマンに学んだイタリアのオルガン、チェンバロ奏者。アムステルダム・バロック・オーケストラ、ル・コンセール・デ・ ナシオン、エウローパ・ガランテなど名だたる古楽オーケストラと共演するほか、自らのアンサンブル「ラ・リゾナンツァ」を結成し、古楽界で大いに活躍中の名 手です。SACDハイブリッドによる注目のバッハ・シリーズ。第1集(CC-72773)も合わせてお楽しみください。 (Ki)
CC-72801(1SACD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集 Vol.5
(1)三重協奏曲 ハ長調 Op.56
(2)ピアノ三重奏曲第8番変ホ長調 Op.38(七重奏曲 変ホ長調 Op.20からの編)
ファン・ベーレ・トリオ[ハンネス・ミンナール(P)、マリア・ミルシテイン(Vn)、ギデオン・デン・ヘルデール(Vc)]
(1)ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)、
ハーグ・レジデンティO

録音:(1)2019年11月26-27日、(2)2019年11月30日、12月1日
1984年生まれで、エリザベート王妃国際音楽コンクール第3位など数多くの国際コンクールの入賞歴を誇るオランダの俊英ピアニスト、ミンナールが率い るファン・ベーレ・トリオによるベートーヴェンのピアノ三重奏全集録音プロジェクトの第5弾。今作で完結となります。
三重協奏曲をこのシリーズで聴けるとは驚き。しかし編成的にも内容的にもピアノ三重奏を拡大した音楽なので、ピアノ三重奏曲のすべてを自家薬籠中のレ パートリーとした彼らの演奏には説得力があります。第8番は管楽器のための七重奏曲Op.20からの編曲であり、ディヴェルティメント的な要素が楽しい作品。編曲とは思えない生き生きとした語り口が印象的 です。 (Ki)
CC-72802(1SACD)
ューベルト:交響曲全集第2集
交響曲第1 番ニ長調 D82*
交響曲第3 番ニ長調 D200
交響曲第8番ロ短調『 未完成』 D759
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ハーグ・レジデンティO

録音:2016年6月21-23日*、2018年6月5-8日/ハーグ
2015 年からハーグ・レジデンティOの首席指揮者を務めているヤン・ヴィレム・デ・フリエンドによるシューベルト全集録音シリーズ第2 弾。初期の 爽やかなニ長調交響曲2 曲に、シューベルトの強烈な個性が刻印された『未完成』をカップリングしています。第2・第4 番を収録した第1 集(CC-72739) と合わせてお楽しみ下さい。
第1 番、第3 番は若々しい溌剌とした音運びがまぶしく、また熱気もある快演です。作風の異なる『未完成』はぐっと落ち着いたテンポ感で、弦のトレモロ の刻みまで1 音1 音すべてに意識を向けた深みのある演奏となっています。SACD ハイブリッドで音質も上等。 (Ki)
CC-72803(1SACD)
シューベルト:交響曲全集第4集
交響曲第5番変ロ長調 D.485
交響曲第6番ハ長調 D.589
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ハーグ・レジデンティO

録音:2022年1月18-21日/ハーグ、コンサートホール・アマーレ
2015年からハーグ・レジデンティOの首席指揮者を務めているヤン・ヴィレム・デ・フリエンドによるシューベルト全集録音シリーズ第4弾。完結編と して、第5番と第6番を収録。SACDハイブリッドで音質優秀。
第5番はクラリネット、トランペット、ティンパニが省かれた編成による、軽やかな作品。フリエンドはしなやかな響きながらも過度に走ったりせず、モダン・オケ らしいふっくらとした音楽を聴かせます。第6番は当時大人気だったロッシーニの様式を採り入れたと作品と言われ、終楽章はいくつかの情景が連鎖していくオペ ラのワンシーンのような音楽。ここでもフリエンドは柔らかくも充実した響きで、旋律を優美に奏でています。 (Ki)

CC-72804
マリー・フランソワ〜デビュー
クレメンティ:ソナタ 嬰へ短調 Op.25-5
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番ニ短調 Op.14
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲 Op.2
カプースチン:変奏曲 Op.41
マリー・フランソワ(P)

録音:2018年2月7-9日/ベルギー
ベルギーの若きピアニスト、マリー・フランソワのCHALLENGE CLASSICSデビュー盤です。かっちりとした古典のクレメンティに始まり、王道のピ アニズムを聴かせるショパン、アバンギャルドなスピード感のプロコフィエフ、独特な熱気を持ったヒナステラ、ジャズとクラシックが一体となったカプース チン、と個性的な選曲で古典派から近現代まで揃えたプログラムになっています。明るく軽やかな若々しい響きでありながら、じっくりと弾き込んだのであ ろう完成度の高い演奏。テクニックと感性のバランスが良く、それぞれの曲の魅力を大いに伝えてくれます。 (Ki)
CC-72805
ラダメス・ニャターリ:古風な組曲より アリア / Flor da noite / Poema / Canhoto* / Negaceando* / ヴァイオリン・ソナタ /Violino / Perfumosa* / Uma rosa para o Pixinguinha / Maneirando* / Pretenciosa*
ヴィラ=ロボス:Improviso No.7 / O canto do cisne negro
ルイス・ハベーロ(P)
フロール・ブラーム(Vn)
*=ピアノ独奏

録音:2018年5月22・23日/スキーダム
ラダメス・ニャターリはブラジルの音楽家。リオ・デ・ジャネイロの国立放送Oの指揮者として、作編曲家としてポピュラーとクラシック双方の分野で活 躍しました。このアルバムは彼のヴァイオリンとピアノのための作品を網羅した初のディスク。ブラジルのクラシック音楽を得意とする演奏家による秀演です。 (Ki)
CC-72806(2SACD)
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248 シギスヴァルト・クイケン(指,VnT)
イム・スンヘ(S)
ペトラ・ノスカイオヴァ(Ms)
ステファン・シェルペ(T)
ヤン・ファン・デア・クラッベン(Br)
【 ラ・プ ティット・バンド 】
イン・キム(ヴァイオリンT)
サラ・クイケン(ヴァイオリンU、エコー(第 4 部第 4 曲)
バーバラ・コンラート(ヴァイオリンU)
マルレーン・ティアース(Va)
ロナン・ケルノア(バス・ド・ヴィオロン)
赤津真言(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)
アンネ・プストラウク(トラヴェルソT)
シーン・ヒュイブレヒツ(トラヴェルソU)
ヴィンチアーネ・ボードゥイン(オーボエ、オーボエ・ダモーレ、オーボエ・ダ・カッチャ/ 1,2,3,5,6 部)
オフェール・フレンケル(オーボエ、オーボエ・ダモーレ、オーボエ・ダ・カッチャ/2,5部)
カタルチナ・ソコロフスカ(オーボエ、オーボエ・ダモーレ/2,3,4,6部)
マシュー・ルー(オーボエ、オーボエ・ダモーレ/1,2,4部)
ライナ ー・ヨハンセン ( ファゴット)
ジャン=フランソワ・マドゥフ(ホルンT、トランペットT)
ピエ ー ル=イヴ・マドゥフ ( ホルンU、トラン ペットU)
グラハム・ニコルソン(トランペットV)
コーエン・プレティンク(ティンパニ)
ベンヤミン・アラール(Org)

録音:2013年12月11, 13-17日/プレディクヘーレン教会ルーヴェン(ベルギー)
しばらく廃盤となっていたクイケンのクリスマス・オラトリオ(CC-72394)が廉価になってお求めやすく再発売!クイケンの名盤を再び流通出来ること となりました。もちろんSACDハイブリッドの音質もそのままです。
声、楽器とも、各パート一人の演奏です。クイケンは、バッハによる明確な「チェロ」という指定がない限り(そしてその指定が明確なことは稀)、ヴィ オロンチェロ・ダ・スパッラを用いますが、このクリスマス・オラトリオの録音でも、スパッラを採用。また、通奏低音群であるバス・ド・ヴィオロンも、 ほとんどチェロのような楽器ですが、実際にはチェロより少し大きめのサイズのもので、響きも実際違います。こうしたこだわりも、各パート一人だと、各 声部がよりくっきりと響くことにより、それぞれの音色を感じ取ることができます。声楽パートも各声部一人で演奏することにより、テキストがより明確に、 ダイレクトに響いてくるよう。規模の大きな管弦楽で聴く、祝祭感の強い演奏もよいものですが、ここで聴くような、各パート一人による演奏を聴くと、各パー トの音色やテキストはもちろんのこと、クリスマスの神聖さ、クリスマスの喜ばしさ、といったひとつひとつの要素すべてが、より濃さを増して伝わってきます。 チャレンジ・クラシックスならではの優秀録音も魅力。 (Ki)
CC-72807
2つのヴァイオリンのためのソナタ集
プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタ Op.56
グレツキ:2つのヴァイオリンのためのソナタ Op.10
イザイ:2つのヴァイオリンのためのソナタ
マリア・ミルシテイン(Vn)
マシュー・ファン・ベーレン(Vn)

録音:2018年12月18-21日/ベルギー、モル、ギャラクシースタジオ
数は少ないながらも、バロックから現代に至るまで様々な作曲家によってヴァイオリンの二重奏作品は書かれてきました。その中から「名作」を選び取り1 枚のCDを作ろうとしたのがこのアルバムです。プロコフィエフ、グレツキ、イザイ、三者三様の作風でありながら、どれもがヴァイオリン・デュオでしか作りえな い音楽的興奮を味わえる作品となっていて聴きごたえある仕上がりです。 (Ki)
CC-72808
ロビン・デ・ラーフ(1968-):ソプラノ、バリトン、2台のハープ独奏、混声合唱と管弦楽のためのオラトリオ『アトランティス』 〜ピエール・ブーレーズの追憶に マリソル・モンタルヴォ(S)
マーク・ストーン(Br)
マルクス・シュテンツ(指)
オランダ放送PO
オランダ放送cho

録音:2016年9月23日(ライヴ)
ランダの現代作曲家ロビン・デ・ラーフによる大作オラトリオ。現代音楽の解釈でも高い評価を受けている名匠シュテンツの見事な指揮。2016年9月 23日に行われた世界初演のライヴを収録しています。 (Ki)
CC-72810
シューベルト&リスト
リスト:巡礼の年 第1年スイスより 「泉のほとりで」
シューベルト:即興曲 ハ短調 D.899-1
シューベルト:即興曲 変ト長調 D.899-3
シューベルト:「糸をつむぐグレートヒェン」D.118
リスト:巡礼の年 第1年スイスより 「オーベルマンの谷」
リスト:愛の夢 第3番
リスト:超絶技巧練習曲より 「雪あらし」
カミエ ル
カミエ ル・ブ ームスマ(P)

録音:2019年5月1・2日
詩的であり心の奥深くに沈みゆくような表現力の深さが求められるリストとシューベルトの作品に、若きピアニスト、ブームスマが挑みます。捉えどころ のない音楽の本質を目指して果敢にアプローチした好演が聴けます。彼はショパンとシューベルトを組み合わせたアルバム(CC-72756)も発表しており、 シューベルトに強い共感を持っているピアニストと言えます。 (Ki)
CC-72811
再発見 〜バガテルと小品集
ゲルハルト・ハム(1835-1904):6つのリート形式のピアノ小品『発見』 Op.18より 第1〜3番、バガテル集 Op.12より 第3番カプリッチョ
カレル・ハム(1876-1937):『子供のためのスケッチ』より Een Regendag
ゲルハルト・ハム:バガテル集 Op.12より 第2番スケルツォ、6つのリート形式のピアノ小品『発見』 Op.18より 第4番
カレル・ハム:ロマンス
ゲルハルト・ハム:バガテル集 Op.12より 第1・4番
ゲルハルト・ハム:6つのリート形式のピアノ小品『発見』 Op.18より 第5〜6番
カレル・ハム:『子供のためのスケッチ』より Angelus /Jong Leren!
ゲルハルト・ハム:バガテル集 Op.12より 第5番
カレル・ハム:『子供のためのスケッチ』より 't Schemeruurtje
ゲルハルト・ハム:ピアノのための性格的小品 Op.15より Etude
カミエル・ブームスマ(P)

録音:2021年3月23・24日/ベルギー、モーターミュージック・スタジオ
シューマンの音世界を彷彿とさせる後期ロマン派の知られざる名品を世界初録音。ドイツ系オランダ人作曲家ゲルハルト・ハムによる、詩的で内省的でロマン ティックな小品集です。息子のカレル・ハムの楽曲も収録しています。
ピアニストのブームスマがこの作曲家を知ったのは自身のリサイタルの後に子孫カール・ハム氏から直接楽譜をもらったときで、持ち帰って弾いてみるとその繊 細な美しさに大層驚いたそう。そのときの感動がそのまま伝わってくるような、丁寧で美しい演奏が収められています。 (Ki)
CC-72815
弦楽四重奏伴奏で聴くシャンソン
作曲者不詳:Si tu n’etais pas la
ジャック・ブレル:Il neige sur Liege
マーク・ヘイラル/アンリ・コンテ:Le Noel de la rue
バルバラ:Gottingen
ジャック・ブレル/ジェラール・ジュアネスト:Ne me quitte pas
アン・シルヴェストル:Maumariee
シャルル・トレネ/ジョニー・ヘス:Le petit Noel
マルセル・ムールージ/クリスティアン・ベルガー:Tu te moques
ジャンゴ・ラインハルト/ジャック・ラルー:Nuages
シャルロット・ハーセン:L’enfant
シャルル・トレネ/レオ・ショーリャック:Que reste-t-il de nos amours?
シャルロット・ハーセン:Une melodie
ハロルド・アーレン/シャルロット・ハーセン:Dans un reve
ロベール・デスノス/Jジョゼフ・コズマ:La fourmi
カフェ・ド・シャンソン feat. シャルロット・ハーセン

録音:2019年5月3-5日
カフェ・ド・シャンソンによるCHALLENGE CLASSICSレーベル2枚目のアルバムです。シャルロット・ハーセンは1987年アムステルダム生まれ、 ベルギーのフランス語圏で育ち、アムステルダム芸術大学でジャズを学んだ歌手です。弦楽四重奏を伴奏に歌われるシャンソンの数々がお楽しみいただけ ます。 (Ki)
CC-72816
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453
ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
ベ ン・キム(P)
コンセルトヘボウ室内O

録音:2019年6月3-6日/オランダ、MCO Studio 1
ベン・キムは、現代ピアノを用いて古楽器ピアノの質感や語り口を表現することにずっと興味を持っていたと言います。歌い上げるのではなく語るように 音を発し、時に打楽器的なスタッカートを採り入れるなどして、モーツァルトのシンプルで天才的な楽譜から、美しく透明な演奏を生み出しています。ロ イヤル・コンセルトヘボウOのメンバーからなる1987年創設のグループ、コンセルトヘボウ室内Oとのアンサンブルも親密なもの。新鮮な 喜びにあふれたモーツァルトです。 (Ki)
CC-72819
「ヴィジョンズ」シリル・スコット:ピアノ曲集
子守唄/ポエム
ロータスランド Op.47-1
セキレイ Op.71-3/スフィンクス Op.63
間奏曲 Op.67-3/サマーランド Op.54
2つのピエロ小品 Op.35
コロンバイン Op.47-2
3つの小さなワルツ Op.58
ジャングルの朝の歌/大草原の上
ニ ーノ・グヴェタッゼ(P)

録音:2019年4月29・30日、5月1日
優優しく美しく、瞑想的な雰囲気に満ちたピアノ作品集です。シリル・スコットは20世紀初頭のイギリスで活躍した作曲家であり、同時代を生きたイギリ スの作曲家・指揮者のユージン・グーセンスは彼を「近代英国音楽の父」と評しています。ドビュッシーに近い作風で耳に心地よく、洒落たユーモアと気 の利いた書法がスパイスとなった秘曲ぞろい。知られざる名品に出会う喜びにあふれた1枚です。 ニーノ・グヴェタッゼはトビリシ生まれでアムステルダムを拠点に活躍するピアニスト。ショパンのアルバム(CC-72768)を2017年に発表しており、 今作がチャレンジ・クラシックス2 枚目のアルバムとなります。 (Ki)
CC-72820
「復活」 〜ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
ピアノ協奏曲 ニ長調 Op.61a
ニーノ・グヴェタッゼ(P)
バンジャマン・レヴィ(指)
フィオンO

録音:2021年6月15-18日オランダ、エンスヘデ音楽センター
ニーノ・グヴェタッゼはトビリシ生まれでアムステルダムを拠点に活躍するピアニストです。これまでショパン(CC-72768)、シリル・スコット(CC-72819)、 シューマン(CC-72855)と独奏曲をリリースしてきましたが、今作はベートーヴェンの協奏曲を収録。鮮やかな音色で華麗に弾き切っています。アルバムのテー マは復活、再生、再出発。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番とヴァイオリン協奏曲は同時期に筆が進められた作品です。これらの音楽はいちど世に忘れられてしまいますが、メンデルス ゾーンの指揮によってピアノ協奏曲第4番が1836年に、ヴァイオリン協奏曲が1844年に演奏されて以来、名曲と見做されるようになりました。ヴァイオリン協 奏曲は名手ヨアヒムの功績も有名です。
ヴァイオリン協奏曲は初演を聴いたクレメンティの勧めで、ピアノ編曲版(Op.61a)が作られました。第1楽章のカデンツァにティンパニが入るなどピアノ版な らではの面白さがあります。 (Ki)
CC-72821(3SACD)
バッハ:マタイ受難曲 BWV244 ゲルリンデ・サーマン(ソプラノ1)
マリー・クイケン(ソプラノ2)
ペトラ・ノスカイオヴァ(アルト1) 
パトリツィア・ハルト(アルト2)
クリストフ・ゲンツ(テノール1:福音史家)
ベルンハルト・フンツィカー(テノール2)
ヤン・ファン・デル・クラッベン(バス1:イエス)
マルクス・ニーダーマイア(バス2)
エミリエ・デ・フォフト(リピエーノ、下女、ピラトの妻)
オリヴィエ・ベルテン(ペテロ、ピラト、祭司長2)
ニコラス・アクテン(ユダ、大祭司カヤバ、祭司長1)
ラ・プティット・バンド
シギスヴァルト・クイケン(指)

録音:2009年4月5-9日
2010年にリリースされた各パート1人の「OVPP(One Voice Per Part)」によるクイケンの名盤『マタイ』が再発売されます。流通が滞っておりましたが、 これでまた安定供給となります。なお今までの品番(CC-72357)は廃盤となりますのでご注意ください。
声楽陣の気高く澄んだ歌声にラ・プティット・バンドの精鋭たちのしなやかで美しい器楽サウンドが絡まり、見事な音響が作られています。低弦にヴィオラ・ダ・ ガンバとバス・ヴィオールを用いたサウンドも印象的。OVPPの『マタイ』としては、2002年に録音されたマクリーシュ盤や、2007年録音のダニーデン・コンソー ト盤が有名ですが、このクイケン盤は、同じくピリオド様式&OVPPとは言え、より繊細で曲線的な美しさが際立っているのがポイント。聴きなれた少年合唱が 一人のソプラノに置き換えられるなど、OVPPならではの大胆な手法には賛否もいろいろあるのでしょうが、この清澄な美しさはやはり魅力的です。環境の問題 もあり、録音にはかなり苦労したということですが、それだけ入念に仕上げられたセッション録音ということで、サウンド面でのクオリティの高さには素晴らしい ものがあります。 (Ki)
CC-72822
ニコライ・アファナシエフ(1820-1893):二重弦楽四重奏曲 ニ長調『ノヴォセリエ・ハウスウォーミング』
ショスタコーヴィチ:弦楽八重奏のための2つの小品 Op.11
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20
ROctet

録音:2019年7月/オランダ
オランダ放送POのメンバーで2016年に設立されたROctetによるアルバムです。聴きなじみのないニコライ・アファナシエフ の作品は1886年にサンクトペテルブルクで初演されました。ふたつのSQが対位法的に絡む手の込んだ書法で、民謡風の親しみやすい旋律を 持ちながら複雑で立体的な音響となっています。演奏者のテクニックは相当なもので、オクテットの名作メンデルスゾーンも目の覚めるような鮮烈さで弾き 切っています。 (Ki)
CC-72823
(1)ブクステフーデ:私は蘇りである BuxWV44 【CC72253より】
(2)バッハ:マタイ受難曲 BWV244より レチタティーヴォ “Am Abend, da es kuhle war” / アリア “Mache dich, mein Herze,
rein” 【CC72232より】
(3)バッハ:フーガの技法 BWV1080より コントラプンクトゥス9
(4)バッハ:アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳より ジョヴァンニーニのアリア「汝の心を我に捧げなば」BWV518
(5)ヘンデル:カンタータ「愛の戦から逃れよ」HWV102a 【CC72265より】
(6)バッハ(シュテルツェル):アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳より 「あなたがそばにいるなら」BWV508
(7)バッハ:シェメッリ歌曲集より 「汝に、ヤハウェよ、われ向かいて歌わん」BWV452 / 「すべての善きものの泉」BWV445
(8)C.P.E.バッハ:“Freude, du Lust der Gotter und Menschen” Wq.202a
(9)モーツァルト:フーガ ハ短調 K426
(10)モーツァルト:「すみれ」K476 / 「夕べの想い」K523
(11)ハイドン:「精霊の歌」Hob.XXVLa:41
(8)C.P.E.バッハ:“Freude, du Lust der Gotter und Menschen” Wq.202a
(9)モーツァルト:フーガ ハ短調 K426
(10)モーツァルト:「すみれ」K476 / 「夕べの想い」K523
(11)ハイドン:「精霊の歌」Hob.XXVLa:41
(1)クラウス・メルテンス(Bs)、トン・コープマン&アムステルダム・バロックO
(2)クラウス・メルテンス(Bs)、トン・コープマン&アムステルダム・バロックO
(3)トン・コープマン&ティニ・マトー(Cemb)
(4)クラウス・メルテンス(Bs)、トン・コープマン(Cemb)
(5)クラウス・メルテンス(Bs)、ヴェルナー・マツケ(Vc)、トン・コープマン(Cemb)
(6)クラウス・メルテンス(Bs)、トン・コープマン(Org)
(7)クラウス・メルテンス(Bs)、トン・コープマン(オルガン、チェンバロ)
(8)クラウス・メルテンス(Bs)、ティニ・マトー(フォルテピアノ)
(9)トン・コープマン&ティニ・マトー(Cemb)
(10)クラウス・メルテンス(Bs)、ティニ・マトー(フォルテピアノ)
(11)クラウス・メルテンス(Bs)、ティニ・マトー(フォルテピアノ)
(8)クラウス・メルテンス(Bs)、ティニ・マトー(フォルテピアノ)
(9)トン・コープマン&ティニ・マトー(Cemb)
(10)クラウス・メルテンス(Bs)、ティニ・マトー(フォルテピアノ)
(11)クラウス・メルテンス(Bs)、ティニ・マトー(フォルテピアノ)

録音:2019年2月(既出音源を除く)
※【 】内は既出音源の品番
2019年はトン・コープマン生誕75周年。手兵のアムステルダム・バロック・オーケストラが創立40周年、コープマン夫人のティニ・マトー生誕70周年。コー プマンが録音したバッハのカンタータ全集に参加しているバス歌手、クラウス・メルテンスも生誕70周年。ちなみにメルテンスは2019年、ライプツィヒ市から バッハ・メダルを贈られました。
3人の偉大な音楽家が奏でる2019年録音に、以前の録音から最も優れたものを選んで組み合わせたアルバムです。コープマンが歌・フォルテピアノ・チェン バロのためにアレンジしたハイドンのスコットランド歌曲集なんてものも収録されています。お互いの信頼関係に裏打ちされた、素朴にして親密な味わいが光るあ たたかな名演集となっています。 (Ki)
CC-72824(1SACD)
Love!
プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』より(D.グリュネス編)
ストラヴィンスキー:ロシアの歌(ストラヴィンスキー&サミュエル・ドゥシュキン編)、
 タンゴ(サミュエル・ドゥシュキン編)
バッハ/グノー:アヴェ・マリア
ドヴォルザーク:『我が母の教えたまいし歌』 Op.55-4(クライスラー編)
ジョージ・ガーシュウィン:サマータイム
ジェローム・カーン&オスカー・ハマースタイン2世:All the things you are, are mine
ジョージ&アイラ・ガーシュウィン:The man I love
コール・ポーター:So in love
ヨハン・パウル・フォン・ウェストホーフ:Imitazione delle Campane
Chiel Meijering:Candybox(Chiel Meijering編)
ロジェ・ファン・オッテルロー:『ルトガー・ハウアー
 危険な愛』組曲(Marijn van Prooijen編)
エルガー:愛のあいさつ Op.12
ヒュイネン&ホップマン[ セシル・ヒュイネン(Vn)、マリーケ・ホップマン( アコーディオン )]
エヴァ= マリア・ウェストブロック(S)

録音:2019年6月16・22・23日
「愛」をテーマとして近現代を中心にジャンルも自由に選曲。ヴァイオリンとアコーディオンという珍しい編成と大胆なアレンジが楽しいです。舞曲をテーマと した1stアルバム(CC-72683)に続く、チャレンジ・クラシックスから2枚目のアルバム。


CC-72826(67CD)
バッハ:カンタータ全集
■Vol.1/CC72201(3CD)
・第21番『わが心には憂い多かりき』BWV21
・第131番『深き淵より、主よ、われは汝を呼ぶ』BWV131
・第21番『わが心には憂い多かりき』BWV21への追加曲
・第106番『神の時は最上の時なり』BWV106
・第196番『主はわれらを思いたもう』BWV196
・第71番『神はわが王』BWV71
・第150番『主よ、われは汝を求む』BWV150
・第31番『天は笑い、地は歓呼す』BWV31
・第185番『永遠の愛の慈悲深き心よ』BWV185
・第4番『キリストは死の絆につきたまえり』BWV4
・第4番『キリストは死の絆につきたまえり』BWV4への追加曲
■Vol.2/CC72202(3CD)
・第12番『泣き、嘆き、悲しみ、おののき』BWV12
・第18番『天より雨と雪が降るごとく』BWV18
・第61番『いざ来たれ、異教徒の救い主よ』BWV61
・第18番『天より雨と雪が降るごとく』BWV18への追加曲
・第172番『鳴り響け、汝らの歌声』BWV172
・第132番『道を備えよ』BWV132
・第182番『天の王よ、よくぞ来ませり』BWV182
・第182番『天の王よ、よくぞ来ませり』BWV182への追加曲
・第152番『信仰の道を歩め』BWV152
・第199番『わが心は血にまみれ』BWV199
・第203番『不実な愛』BWV203
・クオドリベットBWV524
■Vol.3/CC72203(3CD)
・第63番『キリスト者よ、この日を銘記せよ』BWV63
・第162番『ああ、われは見る、婚礼に赴く今』BWV162
・第155番『わが神よ、いかに久しく』BWV155
・第63番『キリスト者よ、この日を銘記せよ』BWV63への追加曲
・第162番『ああ、われは見る、婚礼に赴く今』BWV162への追加曲
・第22番『イエスは十二使徒を引き寄せたまえり』BWV22
・第23番『汝まことの神にしてダヴィデの子』BWV23
・第163番『神はたた万人のためにのみ』BWV163
・第165番『おお、聖霊と洗礼』BWV165
・第54番『いざ、罪に抗すべし』BWV54
・第161番『来たれ、汝甘き死よ』BWV161
・第208番『わが楽しみは、元気な狩りのみ』BWV208
■Vol.4/CC72204(3CD)
・第198番『侯妃よ、さらに一条の光を』BWV198
・第215番『恵まれしザクセンよ、汝の幸をたたえよ』BWV215
・第211番『そっと黙って、おしゃべりなさるな』(コーヒー・カンタータ)BWV211
・第214番『太鼓よ轟け、ラッパよ響け』BWV214
・第209番『悲しみを知らぬ者』BWV209
・第204番『われ心満ちたれり』(満足について)BWV204
・第201番『速く、速く、渦巻く風よ』(フェブスとパンの争い)BWV201
■Vol.5/CC72205(4CD)
・第207番a『いざ、晴れやかなラッパの鳴り渡る響きを』BWV207a
・第202番『今ぞ去れ、悲しみの影よ』(結婚カンタータ)BWV202
・第206番『忍び寄れ、戯るる波よ』BWV206
・第210番『おお、優しき日、待ち望みし時』(結婚カンタータ)BWV210
・第212番『おいらは新しい領主様をいただいた』(農民カンタータ)BWV212
・第205番『墓を裂け、破れ、打ち砕け』(満足せるエーオルス)BWV205
・第213番『われらに任せて見張りをさせよ』(岐路のヘラクレス)BWV213
■Vol.6/CC72206(3CD)
・第76番『天は神の栄光を語る』BWV76
・第75番『貧しき者は饗せられん』BWV75
・第190番『主に向かいて新しい歌を歌え』BWV190
・第179番『心せよ、汝の敬神偽りならざるや』BWV179
・第59番『われを愛する者は、わが言葉を守らん』BWV59
・第69番『わが魂よ、主をほめたたえよ』BWV69
・第50番『今ぞ救いと力は来たれり』BWV50
・第186番『ああ、魂よ、汝憤ることなかれ』BWV186
・第104番『汝イスラエルの羊飼いよ、聞け』BWV104
・第69番a『わが魂よ、主をほめたたえよ』BWV69a
・第50番『今ぞ救いと力は来たれり』BWV50(未完)
■Vol.7/CC72207(3CD)
・第25番『わが体健やかならず』BWV25
・第95番『わが命なるキリスト』BWV95
・第144番『汝の物を取りて去り行け』BWV144
・第67番『イエス・キリストを記憶にとどめよ』BWV67
・第24番『飾りなき心ぞ』BWV24
・第136番『神よ、われを調べ、わが心を知りたまえ』BWV136
・第184番『待ち望みたる喜びの光ぞ』BWV184
・第105番『主よ、裁きたもうな』BWV105
・第148番『主に向かいてその御名の栄光をたたえよ』BWV148
・第147番『心と口を行いと命もて』BWV147
・第181番『軽薄なる心を持つ者は』BWV181
・第173番『高められし血と肉と』BWV173
■Vol.8/CC72208(3CD)
・第65番『彼らみなサバより来たらん』BWV65
・第89番『エフライムよ、われ汝をいかにせん』BWV89
・第60番『おお、永遠よ、汝恐ろしき言葉』BWV60
・第83番『新しい契約の喜びの時』BWV83
・第40番『その時神の御子は現れたり』BWV40
・第46番『心して見よ、苦しみあるやを』BWV46
・第64番『見よ、いかなる愛を父はわれらに示されたるか』BWV64
・第167番『人々よ、神の愛をたたえよ』BWV167
・第109番『われは信ず、愛する主よ、不信仰なるわれを救いたまえ』BWV109
・第81番『イエス眠りたまえば、われ何に頼るべき』BWV81
・第77番『汝の主なるイエスを愛すべし』BWV77
・第90番『恐ろしき終末、汝に近づけり』BWV90
■Vol.9/CC72209(3CD)
・第48番『われは幸薄き者、誰かわれを救わん』BWV48
・第154番『わが最愛のイエスは失われり』BWV154
・第138番『何ゆえに悲しむや、わが心よ』BWV138
・第173番a『レオポルト殿下』BWV173a
・第37番『信じて洗礼を受けし者は』BWV37
・第153番『愛する神よ、みそなわせ、わが敵のいかにあるやを』BWV153
・第166番『汝いずくにか行くや』BWV166
・第86番『まことに、まことに、われ汝らに告ぐ』BWV86
・第70番『目覚め、祈り、常に備えよ』BWV70
・第66番『喜べ、汝らの心』BWV66
・第194番『こよなき望みなる祝賀の宴』BWV194
■Vol.10/CC72210(3CD)
・第119番『エルサレムよ、主をたたえよ』BWV119
・第134番『イエスの存在を知りし者は』BWV134
・第44番『彼らは汝らを追放せん』BWV44
・第73番『主よ、御身の御心のままに、われはあらん』BWV73
・第20番『おお、永遠よ、汝恐ろしい言葉』BWV20
・第2番『ああ、神よ、天より見たまえ』BWV2
・第101番『主、まことの神よ、われらから取り去りたまえ』BWV101
・第180番『汝を飾れ、おお、愛する魂よ』BWV180
・第130番『主なる神よ、われらはみな御身をたたえる』BWV130
・第134番a『時は日と年を作りて』BWV134a
■Vol.11/CC72211(3CD)
・第127番『まことの人にして神なる、主イエス・キリスト』BWV127
・第5番『われいずこに逃れ行かん』BWV5
・第94番『われ何ぞ世を思い患わん』BWV94
・第41番『イエスよ、今ぞたたえられよ』BWV41
・第7番『われらの主キリスト、ヨルダン川に来たれり』BWV7
・第139番『自らの神に拠れる者は幸いなり』BWV139
・第115番『わが心よ、備えをなせ』BWV115
・第113番『至高の善なる、主イエス・キリスト』BWV113
・第10番『わが魂は主をたたえる』BWV10
■Vol.12/CC72212(3CD)
・第135番『ああ主よ、哀れな罪人なるわれを』BWV135
・第124番『われはわがイエスを捨てず』BWV124
・第121番『われらキリストをたたえまつる』BWV121
・第111番『わが神の欲したもうこと、つねに起こらん』BWV111
・第99番『神の御業は善きかな』BWV99
・第78番『わが魂なるイエスよ』BWV78
・第114番『ああ、愛するキリスト者よ、心安んぜよ』BWV114
・第91番『御身はたたえられよ、イエス・キリストよ』BWV91
・第107番『汝何を悲しまんとするや』BWV107
・第116番『御身平和の王、主イエス・キリストよ』BWV116
・第8番『愛する神よ、われいつの日に死すや』BWV8
■Vol.13/CC72213(3CD)
・第1番『暁の星はいと麗しきかな』BWV1
・第62番『いざ来たれ、異教徒の救い主よ』BWV62
・第96番『主キリスト、神の独り子』BWV96
・第38番『深き苦しみの淵よりわれは汝に向いて叫ぶ』BWV38
・第93番『ただ愛する神の摂理に任せ』BWV93
・第33番『汝たた独りに、主イエス・キリストよ』BWV33
・第133番『われは汝の内にありて嬉し』BWV133
・第122番『新たに生まれしみどり子』BWV122
・第92番『われは神の御心に』BWV92
■Vol.14/CC72214(3CD)
・第68番『かくのごとく神は世を愛したまえり』BWV68
・第6番『わがもとにとどまれ、はや夕べなれば』BWV6
・第74番『われを愛する者は、わが言葉を守らん』BWV74
・第126番『主よ、われらに汝の言葉を守らせたまえ』BWV126
・第26番『ああ、いかにはかなく、いかにむなしき』BWV26
・第125番『安らぎと喜びもてわれは逝く』BWV125
・第178番『主なる神、われらとともにあらずば』BWV.178
・協奏楽章ニ長調BWV1045
・第103番『汝ら嘆き叫ばん』BWV103
・第42番『されど同じ安息日の夕べに』BWV42
・第123番『愛するイマヌエル、信仰厚き者の将軍よ』BWV123
■Vol.15/CC72215(3CD)
・第110番『われらの口を笑いにて満たすべし』BWV110
・第146番『われらあまたの苦難を経て神の御国に入らん』BWV146
・第28番『ありがたや、今ぞ年は終りゆく』BWV28
・第168番『償いをなせ!そは恐ろしき言葉』BWV168
・第175番『彼は羊らの名を呼びたもう』BWV175
・第87番『汝らわが名において祈りしことなし』BWV87
・第3番『ああ、神よ、心の痛手いかに多く』BWV3
・第176番『そは反抗し絶望せしものなり』BWV176
・第108番『われ世を去るは汝らのためなり』BWV108
・第85番『われは良き羊飼いなり』BWV85
・第128番『ただキリストの昇天のみによりて』BWV128
・第183番『彼らは汝らを追放せん』BWV183
■Vol.16/CC72216(3CD)
・第82番『われは満ち足れり』BWV82
・第27番『わが終わりの近きを誰ぞ知らん』BWV27
・第16番『主なる神よ、われら汝をたたえん』BWV16
・第170番『喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜』BWV170
・第102番『主よ、汝の目は信ずる者を見守りたもう』BWV102
・第79番『主なる神は太陽にして楯なり』BWV79
・第49番『われ希望を持ちて歩み求めん』BWV49
・第43番『歓呼のうちに神は昇天したもう』BWV43
・第39番『飢えたる者に汝のパンを分け与えよ』BWV39
■Vol.17/CC72217(3CD)
・第169番『神のみにぞわが心を捧げん』BWV169
・第32番『最愛のイエス、わが願い』BWV32
・第58番『ああ、神よ、心の痛手いかに多く』BWV58
・第84番『われはわが幸いに心満ち足れり』BWV84
・第19番『いさかいは起これり』BWV19
・第13番『わがため息、わが涙は』BWV13
・第56番『われ喜びて十字架を担わん』BWV56
・第35番『心も魂も乱れはて』BWV35
・第17番『感謝を捧げる者、われをたたえん』BWV17
・第57番『その人は幸いなり』BWV57
■Vol.18/CC72218(3CD)
・第55番『われは貧しき者、われは罪の僕』BWV55
・第47番『みずから高ぶる者は、いやしめらるべし』BWV47
・第157番『われを祝福せずば、汝を放さず』BWV157
・第45番『人よ、汝に善きこと告げられたり』BWV45
・第52番『偽りの世よ、われ汝に頼らず』BWV52
・第187番『すべてのものは汝を待ち望む』BWV187
・第151番『甘き慰め、わがイエスは来ませり』BWV151
・第98番『神の御業は善きかな』BWV98
・第137番『力強き栄光の王なる主をたたえよ』BWV137
・第164番『汝ら、みずからをキリスト者と名付けし者』BWV164
・第36番『喜びて舞い上がれ』BWV36
■Vol.19/CC72219(3CD)
・第129番『わが神なる主はたたえられん』BWV129
・第159番『汝ら見よ、われらはエルサレムに上る』BWV159
・第174番『われ心より至高なるものを愛す』BWV174
・第72番『すべてただ神の御心のままに』BWV72
・第171番『神よ、御身の名のごとく、御身の栄光もあり』BWV171
・第50番『今ぞ救いと力は来たれり』BWV50
・第145番『われは生きて汝を楽しません、わが心よ』BWV145
・第188番『われはかたき信仰を持つ』BWV188
・第88番『見よ、われ多くの漁師をつかわさんと主は言いたもう』BWV88
・第117番『至高の善に讃美と栄光あれ』BWV117
・第193番『シオンに至る汝らの門』BWV193
■Vol.20/CC72220(3CD)
・第120番a『主なる神、万物の支配者』BWV120a
・第156番『片足は墓穴にありてわれは立つ』BWV156
・『すべては神とともにあり、神なきものは無し』BWV1127
・第149番『人は喜びもて勝利の歌を歌う』BWV149
・第14番『神もしわれらとともになかりせば』BWV14
・第29番『神よ、われら御身に感謝す』BWV29
・第192番『いざ諸人、神に感謝せよ』BWV192
・第120番『神よ、人は御身をひそかにたたえる』BWV120
・第11番『御国にまします神をたたえよ』BWV11(昇天祭オラトリオ)
・第9番『救い主はわれらに来たれり』BWV9
・第112番『主はわが信頼すべき羊飼いなり』BWV112
■Vol.21/CC72221(3CD)
・第100番『神の御業は善きかな』BWV100
・第200番『われは彼の名を告げん』BWV200
・第177番『われ御身を呼ぶ、主イエス・キリストよ』BWV177
・第195番『正しき者に光を』BWV195
・第140番『目覚めよ、と呼ぶ声あり』BWV140
・第34番『おお、永遠の光、愛の源』BWV34
・第143番『主をほめたたえよ、わが魂よ』BWV143
・第158番『平安が汝とともにあれ』BWV158
・第197番『神はわれらの確信なり』BWV197
・第97番『わがすべての行いに』BWV97
・第118番『おお、イエス・キリスト、わが命の光』BWV118
・第191番『いと高き所には神に栄光あれ』BWV191
■Vol.22/CC72222(3CD)
・第80番『われらの神は堅き砦』BWV80
・ミサト長調BWV236
・第30番『喜べ、救われし群れよ』BWV30
・ミサへ長調BWV233
・ミサイ長調BWV234
・第30番a『楽しきヴィーデラウ』BWV30a
・ミサト長調BWV235
・ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784)『喜べ、すべての民よ』F103
全て、トン・コープマン(指)アムステルダム・バロックO&cho



■Vol.1/CC72201(3CD)
バーバラ・シュリック(S)
カイ・ヴェッセル(C.T)
ギー・ド・メイ(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
録音:1994年11月23日-12月3日、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.2/CC72202(3CD)
バーバラ・シュリック(S)
カイ・ヴェッセル(C.T)
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
録音:1995年5月、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.3/CC72203(3CD)
バーバラ・シュリック(S)
カロリーネ・スタム(S)
ルース・ホルトン(S)
エルス・ボンヘルス(S)
エリーザベト・フォン・マグヌス(ソプラノII、アルト)
アンドレアス・ショル(C.T)
ポール・アグニュー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
録音:1995年9月、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.4/CC72204(3CD)
リサ・ラーション(S)
エルス・ボンヘルス(S)
アンネ・グリム(S)
キャロライン・スタム(S)
エリーザベト・フォン・マグヌス(A)
ペーター・デ・グロート(C.T)
ポール・アグニュー、ジェレミー・オヴェンデン(T)
クラウス・メルテンス、ドナルド・ベントヴェルセン(Bs)


■Vol.5/CC72205(4CD)
リサ・ラーション(S)
シビッラ・ルーベンス(S)
アンネ・グリム(S)
エルス・ボンヘルス(S)
エリーザベト・フォン・マグヌス(A)
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
録音:1996年9月、11月、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.6/CC72206(3CD)
ルート・ツィーザク(S)
エリーザベト・フォン・マグヌス(A)
ポール・アグニュー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)


■Vol.7/CC72207(3CD)
リサ・ラーション(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
エリーザベト・フォン・マグヌス(A)
ゲルト・テュルク(T)
クラウス・メルテンス(Bs)


■Vol.8/CC72208(3CD)
ドロテア・レシュマン(S)
エリーザベト・フォン・マグヌス(A)
ボグナ・バルトシュ(A)
イェルク・デュルミュラー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)


■Vol.9/CC72209(3CD)
シビッラ・ルーベンス(S)
リサ・ラーション(S)
ベルンハルト・ランダウアー(C.T)
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)

■Vol.10/CC72210(3CD)
カロリーヌ・スタム(S)
マイケル・チャンス(C.T)
ポール・アグニュー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)


■Vol.11/CC72211(3CD)
シビッラ・ルーベンス(S)
アネッテ・マルケルト(A)
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)


■Vol.12/CC72212(3CD)
リサ・ラーション(S)
シビッラ・ルーベンス(S)
アンネッテ・マルケルト(A)
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
録音:2000年3月、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.13/CC72213(3CD)
デボラ・ヨーク(S)
フランツィスカ・ゴットヴァルト(A)
ポール・アグニュー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
録音:2000年11月25日-12月2日、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.14/CC72214(3CD)
デボラ・ヨーク(S)
アンネッテ・マルケルト(S)
リサ・ラーション(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
フランツィスカ・ゴットヴァルト(A)
イェルク・デュルミュラー(T)
クリストフ・プレガルディエン(T)
ポール・アグニュー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
録音:2000年2月28日-3月6日、12月2-9日、2001年3月5-16日、
アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.15/CC72215(3CD)
デボラ・ヨーク(S)
サンドリーヌ・ピオー(S)
ヨハネッテ・ゾマー(S)
シビッラ・ルーベンス(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
イェルク・デュルミュラー(T)
クリストフ・プレガルディエン(T)
ポール・アグニュー(T)
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
録音:2001年3月6-16日、2001年11月26日-12月3日、2002年2月26日-3月7日、
アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.16/CC72216(3CD)
サンドリーヌ・ピオー(S)
ヨハネッテ・ゾマー(S)
シビッラ・ルーベンス(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
アンネッテ・マルケルト(A)
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
ポール・アグニュー(T)
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)


■Vol.17/CC72217(3CD)
サンドリーヌ・ピオー(S)
ヨハネッテ・ゾマー(S)
シビッラ・ルーベンス(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
ナタリー・シュトゥッツマン(A)
ポール・アグニュー(T)
イェルク・デュルミュラー(T)
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン((指)オルガン) 
アムステルダム・バロックO&cho
録音:2001年6月、2001年11月、2002年2月-3月、2002年10-11月、
2003年2月、2003年10月、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.18/CC72218(3CD)
ヨハネッテ・ゾマー(S)
サンドリーヌ・ピオー(S)
シビッラ・ルーベンス(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
クリストフ・プレガルディエン
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
録音:2001-2003年、アムステルダム、フランス改革派教会


■Vol.19/CC72219(3CD)
ヨハネッテ・ゾマー(S)
サンドリーヌ・ピオー(S)
マリウス・ペータース(S)
シビッラ・ルーベンス(S)
キャロライン・スタム(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
マイケル・チャンス(C.T)
クリストフ・プレガルディエン(T)
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
ポール・アグニュー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)


■Vol.20/CC72220(3CD)
サンドリーヌ・ピオー(S)
ヨハネッテ・ゾマー(S)
リサ・ラーション(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
ナタリー・ストゥッツマン(A)
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)


■Vol.21/CC72221(3CD)
サンドリーヌ・ピオー(S)
ヨハネッテ・ゾマー(S)
カロリーヌ・スタム(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
アンネッテ・マルケルト(A)
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
ポール・アグニュー(T)
クリストフ・プレガルディエン(T)
イェルク・デュルミュラー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)


■Vol.22/CC72222(3CD)
サンドリーヌ・ピオー(S)
ヨハネッテ・ゾマー(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
ナタリー・シュトゥッツマン(A)
イェルク・デュルミュラー(T)
ジェイムズ・ギルクリスト(T)
クリストフ・プレガルディエン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)



録音:1994〜2005年
トン・コープマン70歳を記念して2014年に発売された『J.S. バッハ:カンタータ全集』67枚CDボックス(CC-72350)が品番とデザインを変更 して再発売されます。今なお古楽界の最前線で活躍するコープマンの偉業というべき名録音。とにかく素晴らしい演奏が詰まっています。 コープマンは1944 年生まれ。オルガンおよびチェンバロをグスタフ・レオンハルト、シモン・C・ヤンセンに師事。1979 年にアムステルダム・バロック・オー ケストラを設立、1992 年にはアムステルダム・バロック合唱団を立ち上げます。数々の弟子を輩出しており、2013 年に教会カンタータ全曲録音を成し 遂げた鈴木雅明氏も、コープマンにチェンバロとオルガンを学びました。1994 年にERATO レーベルからスタートしたこのバッハのカンタータ録音プロジェ クトは、チャレンジ・クラシックスへと受け継がれ、2005 年までという年月をかけて、全曲録音が完成しました。



CC-72827
(30CD+1DVD)
ブクステフーデ:作品全集
【オルガン作品全曲(6CD)】
■CC72242:『ブクステフーデ:オルガン作品集vol.1』
・前奏曲とフーガ嬰ヘ短調BuxWV146
・「甘き喜びのうちに」BuxWV197
・前奏曲とフーガト長調BuxWV162
・「ああ主よ、あわれなる罪人のわれを」BuxWV178
・前奏曲とフーガホ長調BuxWV141
・「今ぞわが魂よ主をたたえよ」BuxWV213
・シャコンヌホ短調BuxWV160
・「今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ」BuxWV210
・前奏曲とフーガニ長調BuxWV139
・「われ神より去らじ」BuxWV220
・カンツォネッタホ短調BuxWV169
・トッカータヘ長調BuxWV156
■CC72243:『ブクステフーデ:オルガン作品集vol.2』
・トッカータヘ長調BuxWV157
・「われらが神は堅き砦」BuxWV184
・フーガハ長調BuxWV174
・「暁の星のいと美しきかな」BuxWV223
・「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BuxWV211
・「みどり児ベツレヘムに生まれたまえり」BuxWV217
・パッサカリアニ短調BuxWV161
・「われらの主キリスト、ヨルダン川に来り」BuxWV180
・「ああ神よそして主よ」BuxWV177
・トッカータト長調BuxWV164
・カンツォーナト長調BuxWV170
・「主に感謝せよ」BuxWV181
・「かくも喜びに満てる日」BuxWV182
・カンツォネッタト短調BuxWV173
・フーガト長調BuxWV175
・「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」BuxWV188
・前奏曲とフーガト短調BuxWV163
■CC72247:『ブクステフーデ:オルガン作品集vol.3』
・前奏曲ト短調BuxWV149
・わが愛する神にBuxWV179
・カンツォネッタイ長調BuxWV225
・前奏曲ニ短調BuxWV140
・主よ、御身の御言葉のもとにわれらをとどまらせたまえBuxWV185
・シャコンヌハ短調BuxWV159
・前奏曲ト短調BuxWV148
・愚かなる者の口は語るBuxWV187
・フーガ変ロ長調BuxWV176
・前奏曲ヘ長調BuxWV145
・アダムの堕落によりすべては朽ちぬBuxWV183
・いざ、わが魂よ、主をほめよBuxWV214、215、213
・前奏曲ハ長調BuxWV137
・主イエス・キリストよ、われはよく知るBuxWV193
・来たれ、聖霊、主なる神よBuxWV200
■CC72248:『ブクステフーデ:オルガン作品集vol.4』
・前奏曲ハ長調BuxWV138
・コラール前奏曲「来たれ、聖霊よ、主なる神よ」BuxWV199
・カンツォネッタト長調BuxWV172
・こぞりて神をたたえよ、キリスト者よBuxWV202
・われら汝に感謝す、主イエス・キリストよBuxWV224
・前奏曲ト長調BuxWV147
・われは御身に向いて呼ばわる、主イエス・キリストよBuxWV196
・カンツォネッタト長調BuxWV171
・天にまするわれらの父よBuxWV219
・マニフィカト第1旋法BuxWV203
・前奏曲ヘ長調BuxWV144
・いざ、わが魂よ、主をたたえよBuxWV212
・わがもとに来たりて語りたまえ、神の御子よBuxWV201
・カンツォネッタハ長調BuxWV167
・今ぞわれらに救いは来たれりBuxWV186
・イエス・キリスト、われらの救い主BuxWV198
・父なる神はわれらとともに住まわれるBuxWV190
・われらより取り去りたまえ、主よBuxWV207
・御身はたたえられよ、イエス・キリストよBuxWV189
■CC72249:『ブクステフーデ:オルガン作品集vol.5』(2CD)
Disc1
・前奏曲とフーガホ短調BuxWV142
・今ぞわれら聖霊に願いたてまつるBuxWV209
・神よ、あなたをたたえますBuxWV218
・前奏曲ハ長調BuxWV136
・神もしこの時われらと共になかりせばBuxWV222
・トッカータニ短調BuxWV155
・われ神より去らじBuxWV221
・前奏曲イ長調BuxWV151
・前奏曲イ短調BuxWV152
・神のひとり子なる主キリストBuxWV191
・前奏曲イ短調BuxWV158
・第1旋法のマニフィカトBuxWV204
・第9旋法のマニフィカトニ短調BuxWV205
・前奏曲ト長調BuxWV150
Disc2
・前奏曲とフーガイ短調BuxWV153
・われ汝に感謝す、いとしき主よBuxWV194
・神のひとり子なる主キリストBuxWV192
・前奏曲ホ短調BuxWV143
・人よ、汝幸いに生きんとせばBuxWV206
・いまぞわれら聖霊に願うBuxWV208
ニコラウス・ブルーンズ[1665-1697]:
・前奏曲とフーガ第1番ホ短調
・前奏曲とフーガ第2番ホ短調
・「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」
・前奏曲ト長調
【チェンバロ作品全曲(4CD)】
■CC72240:『ブクステフーデ:チェンバロ作品集vol.1』(2CD)
Disc1
・アリア「ラ・カプリッチョーザ」による32の変奏曲ト長調BuxWV250
・組曲ハ長調BuxWV230
・組曲へ長調BuxWV238
・組曲ニ短調「アモール」BuxWV233
・クラント・サンプルによる8つの変奏曲イ短調BuxWV245
・組曲ホ短調BuxWV235
Disc2
・アリアと12の変奏曲「宮廷風に」ハ長調BuxWV247
・組曲ハ長調BuxWV228
・組曲ト短調BuxWV242
・組曲ハ長調BuxWV226
・組曲イ長調BuxWV243
・組曲ニ短調BuxWV234
・組曲ニ長調BuxWV232
・組曲ニ短調BuxWV234a
・組曲ハ長調BuxWV231
・前奏曲とフーガト短調BuxWV163
■CC72245:『ブクステフーデ:チェンバロ作品集vol.2』(2CD)
Disc1
・アリアと10の変奏ハ長調BuxWV246
・組曲ホ短調BuxWV236
・アリアと3つの変奏イ短調BuxWV249
・組曲ヘ長調BuxWV239
・組曲イ長調BuxWVdeest
・カンツォーナニ短調BuxWV168
・組曲イ短調BuxWV244
・組曲ハ長調BuxWV227
・トッカータト長調BuxWV165
Disc2
・アリアと3つの変奏ニ短調「ロフィリス」BuxWV248
・組曲ト長調BuxWV240
・組曲ホ短調BuxWV237
・カンツォーナハ長調BuxWV166
・クーラントニ短調BuxWVAnh.6
・組曲ト短調BuxWV241
・組曲ハ長調BuxWV229
【室内楽作品全曲(3CD)】
■CC72251:『ブクステフーデ:室内楽作品集vol.1』
・2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタハ長調BuxWV266
・ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタイ短調BuxWV272
・ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネと通奏低音のためのソナタニ長調BuxWV267(*)
・ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ(組曲付)変ロ長調BuxWV273
・ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタニ短調BuxWVAnh.5
・2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタト長調BuxWV271
・ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタニ長調BuxWV268
・2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタヘ長調BuxWV269
■CC72252:『ブクステフーデ:室内楽作品集vol.2』
・7つのソナタ集op.1/1-7(BuxWV252-258)
■CC72254:『ブクステフーデ:室内楽作品集vol.3』
・トリオ・ソナタ集op.2
第1番変ロ長調BuxWV259
第2番ニ長調BuxWV260
第3番ト短調BuxWV261
第4番ハ短調BuxWV262
第5番イ長調BuxWV263
第6番ホ長調BuxWV264
第7番ヘ長調BuxWV265
【声楽作品全曲(17CD)】
■CC72241:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.1』
・オラトリオ「最後の審判」BuxWV3
■CC72244:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.2』(2CD)
Disc1
・「私はあらゆる時に主をほめたたえる」BuxWV113
・「来たれと天使に告げて言え」BuxWV10
・「甘き喜びのうちに」BuxWV52
・「主に向って歓呼せよ」BuxWV64
・「夜、我はふしどにて求めぬ」BuxWV50
・「汝平和の君、主イエス・キリスト」BuxWV20
・「今日は楽しくやろう」BuxWV124
・マニフィカトBuxWVAnh.1
・「私の心はどんなに晴れ、喜ぶだろう」BuxWV110
Disc2
・「愛するキリスト者よ、今ぞ喜べ」BuxWV51
・「栄光と誉れを主に帰せよ」BuxWV2
・「おお楽しき日、素晴らしき日」BuxWV120
・「3つの麗しきことあり」BuxWV19
・ミサ・ブレヴィスBuxWV114
・「愛する人よ、わが魂は語る」BuxWV70
・拡大二重カノンBuxWV123
・「カンターテ・ドミノ(主にむかいて新しき歌をうたえ)」BuxWV12
・「我らを主のもとへ行かせたまえ」BuxWV81
・「主は我らの神」BuxWV40
・「今日、神の子は勝利なさった」BuxWV43
■CC72246:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.3』(2CD)
Disc1
・何ものも私たちと神の愛を引き離すことはできないBuxWV77
・イエスよ、わが人生の命Bux62
・いざ、わが魂よ、主をたたえよBux79
・シオンよ、救い主を讃美せよBux68
・私はこの世を去ってBuxWV47
・いざ、弦を合わせようBuxWV116
・正義の城門を開けBuxWV7
・おお主よ、心からわれ汝を愛すBuxWV41
Disc2
・私の心は喜びにあふれるBuxWV72
・喜びに響くBux119A
・楽人よ、太鼓を叩けBuxWV122
・ひとつのことを主に願いBuxWV24
・わが意識よ、束縛を逃れよBuxWV25
・イエスよ、あなたはまことに素晴らしき人BuxWV63
・喜びに響くBux119B
・汝らが言葉と行いで示すすべてをBuxWV4改革派教会、アムステルダム
■CC72250:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.4』(2CD)
Disc1
・神は喜び叫ぶ声と共に昇りBuxWV33
・イエスの甘き思い出BuxWV56
・歓呼せよ、大地! 天に響け!BuxWV26
・わが魂よ、主をほめたたえよBuxWV71
・おお神よ、我らは汝の恵みに感謝するBuxWV86
・我らのイエスに向かいて歌えBuxWV11
・主よ、われらに何時の言葉を守らせたまえBuxWV27
・イエスよ、我を聴き給えBuxWV8
・人は歓びもて勝利の歌をうたうBuxWVAnh.2
Disc2
・手をたたいて喜べBuxWV29
・我いずこにか逃れゆくべきBuxWV112
・そは適いしかなBuxWV54
・げに神はかくまで世を愛しBuxWV5
・主よ、われ汝に望むBuxWV53
・主よ、汝は今僕を見捨て給えりBuxWV37
・イエスは我が喜びBuxWV59
・新たに生まれしみどり児BuxWV13
■CC72253:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.5』
・偉くなればなるほどBuxWV55
・主よ、我汝だけをもち得るならBuxWV39
・私は蘇りであるBuxWV44
・主よ、あなたさえこの世にあればBuxWV38
・人よ、終末を思えBuxWV9
・われはシャロンの花BuxWV45
・イエス、我が慰めと笑いよ来れBuxWV58
・イエスの甘き思い出BuxWV57
■CC72255:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.6』
・カンタータ「われらがイエスの四肢」
■CC72256:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.7』(2CD)
・コラール集
Disc1:BuxWV6、3、96、69、76、90、21、31、42
Disc2:BuxWV78、92、48、49、61、102、14、107、18
■CC72257:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.8』(2CD)
・コラール集
Disc1:BuxWV101、82、32、99、67、73、98、121(カノンとジーグ)
Disc2:BuxWV74、36、100、87、109、97、93、34
■CC72258:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.9』
・われは何ぞ世を思い煩わんBuxWV104
・めでたし、イエスよBuxWV94
・Welt、packedichBuxWV106
・この世で我を悲しませるものBuxWV105
・パンジェ・リングァ(舌もて語らしめよ)BuxWV91
・人々よ来れ、民人よ急げBuxWV1
・恐れることはないBuxWV30
・私はこの世を去ってBuxWV46
・神よ、我が内に清き心をつくりたまえBuxWV95
・おお甘美なイエスよBuxWV83
■CC72259:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.10』(2CD)
Disc1
・コラール「我は神の御心のままに」BuxWV103
・アリア「汝命の君、主イエス・キリスト」BuxWV22
・アリア「いかにおいしきことかな」BuxWV108
・アリア(世俗)「いざ、弦を」BuxWV115
・アリア「おお、光よ、祝福されし三位一体」BuxWV89
・アリア「今ぞ喜べ、汝ら信仰厚きものたちよ」BuxWV80
・コンチェルト「主は我と共にありせば」BuxWV15
・コンチェルト「主は言われた」BuxWV17
・アリア「異邦人の光よ、汝は来たりて」BuxWV66
・アリア「おお楽しき時よ」BuxWV85
Disc2
・アリア「おお、いと甘美なる我がイエスよ」BuxWV88
・コンチェルト「見よ今ぞ祝福されし神を」BuxWV23
・コラール楽曲「イエスは我が喜び」BuxWV60
・アリア「おお楽しき時よ」BuxWV84
・アリア「花をちりばめて」BuxWV118
・アリア「偽りの世はうわべを飾り」BuxWV28
・アリア(世俗)「ああ、汝は自らの誇りを信じて」BuxWV117
・二重唱「我が友はいずこに」BuxWV111
・カンタータ「主よ汝を信ず」BuxWV35

【特別DVD】
トン・コープマンへのインタビュー、ドキュメンタリー
全て、トン・コープマン(指,Org,Cemb)
アムステルダム・バロックO&cho

録音:2005〜2013年


■CC72247:『ブクステフーデ:オルガン作品集vol.3』
録音:2007年10月
使用楽器:1599Wilde/1682 シュニットガー、リューディンヴォルト

■CC72248:『ブクステフーデ:オルガン作品集vol.4』
録音:2007年10月、ドイツ、バゼドウ村の教会
使用楽器:1683年、ザムエル・ゲルケ、ハインリヒ・ヘルプスト製(1983年復元)


【チェンバロ作品全曲(4CD)】
■CC72240:『ブクステフーデ:チェンバロ作品集vol.1』(2CD)
トン・コープマン(Cemb)
録音:2005年10月、国教会系改革派教会、ブニク、オランダ
使用楽器:ウィレム・クルーベルヘン製(リュッカース・モデルおよびジュスティ・モデル)


■CC72245:『ブクステフーデ:チェンバロ作品集vol.2』(2CD)
録音:2007年3月、フランス改革派教会、アムステルダム


■CC72254:『ブクステフーデ:室内楽作品集vol.3』
キャサリン・マンソン(Vn)
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マイク・フェントロス(Lute)
録音:2010年12月、2011年10月


【声楽作品全曲(17CD)】
■CC72241:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.1』
ヨハネッテ・ゾマー(S)
ロビン・ブレイズ(C.T)
アンドレアス・カラシアク(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
録音:2005年9月、フランス改革派教会、アムステルダム


■CC72244:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.2』(2CD)
ベッティナ・パーン(S)
ヨハネッテ・ゾマー(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
パトリック・ファン・フーテム(C.T)
ダニエル・テイラー(C.T)
アンドレアス・カラシアク(T)
イェルク・デュルミュラー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
マーガレット・フォートレス(Vn)
ジョナサン・マンソン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)


■CC72246:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.3』(2CD)
ミリアム・マイヤー(S)
ベッティーナ・パーン(S)
ヨハネッテ・ゾマー(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
パトリック・ファン・フテム(C.T)
フーゴ・ナーセンス(C.T)
イェルク・デュルミュラー(T)
アンドレアス・カラシアク(T)
ドナルド・ベントフェルセン(Bs)
クラウス・メルテンス(Bs)
録音:2006年3月、2007年1、5、9月、フランス改革派教会、アムステルダム


■CC72250:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.4』(2CD)
ミリアム・マイヤー(S)
ベッティナ・パーン(S)
ヨハネッテ・ゾマー(S)
ジーリ・トルンヒル(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
パトリック・ファン・フテム(C.T)
イェルク・デュルミュラー(T)
アンドレアス・カラシアク(T)
クラウス・メルテンス(Bs)


■CC72253:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.5』
ミリアム・マイヤー(S)
ジーリ・カロリーネ・トルンヒル(S)
ベッティナ・パーン(S)
ドロテー・ヴォールゲムート(S)
ボグナ・バルトシュ(A)
イェルク・デュルミュラー(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
録音:2011年


■CC72256:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.7』(2CD)
アマリリス・ディールティエンス(S)
ゲルリンデ・ゼーマン(S)
ドロテー・ヴォールゲムート(S)
マールテン・エンゲルティエス(A)
ティルマン・リチディ(T)
クラウス・メルテンス(Bs)


■CC72257:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.8』(2CD)
ベッティナ・パーン(S)
ドロテー・ヴォルゲムート(S)
ミリアム・フォイエルジンガー(S)
マールテン・エンゲルティエス(A)
ティルマン・リクディ(T)
クラウス・メルテンス(Bs)


■CC72258:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.9』
ミリアム・フェイエルジンガー(S)
ドロテー・ヴォールゲミュート(S)
ベッティナ・パーン(S)
アマリリス・ディールティエンス(S)
マールテン・エンゲルティエス(A)
ティルマン・エンゲルティエス(A)
クラウス・メルテンス(Bs)
録音:2012年12月、2013年6月
■CC72259:『ブクステフーデ:声楽作品集vol.10』(2CD)
アマリリス・ディールティエンス(S)
ミリアム・フォイエルジンガー(S)
フェレーナ・グロッパー(S)
ベッティナ・パーン(S)
ゲルリンデ・ゼーマン(S)
ドロテー・ヴォールゲムート(S)
マールテン・エンゲルティエス(A)
ティルマン・リチディ(T)
ヨスト・ファン・デア・リンデン(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
録音:2012年&2013年


【特別DVD】
NTSC、RegionAll、67分、オランダ語(字幕:英語、フランス語)
2014年に世界初のブクステフーデ作品全集として発売されたボックス(CC-72261)が品番とデザインを変更して再発売されます。今なお古楽界の 最前線で活躍するコープマンの偉業というべき名録音。とにかく素晴らしい演奏が詰まっています。 バッハ以前のドイツ・バロック音楽の最重要作曲家、ブクステフーデの作品すべてを網羅。演奏を手掛けているのはバロック演奏の重鎮トン・コー プマン。チャレンジ・クラシックから単発で丁寧に録音、リリースを重ねてきた音源です。使用楽器はすべてピリオド楽器、声楽も古楽研究に基づいたもの。 どの盤も、世界で高く評価されたものばかりでたいへん貴重なボックスです。 (Ki)
CC-72828(1SACD)
ルペルト・イグナーツ・マイヤー(1646-1712):宗教曲集(1681)からのアンティフォナ集
1. In terras descendam
2. Ave Regina coelorum
3. Salve Regina
4. Alma Redemptoris mater
5. Regina coeli laetare
グナール・レツボール(Vn、指)
アルス・アンティクヮ・アウストリア
「宗教曲集からの詩篇集」(CC-72759)に続く、レツボールによる貴重なマイヤー作品録音です。アンティフォナは「交唱」とも訳される古くから伝わる聖 歌の伝統的な歌い方で、2郡に分かれ呼び交わしを行うもの。マイヤーによる収録曲はほぼ聖母マリアについての内容で、美しく敬虔な音楽となっています。歌 手陣と器楽陣が交わり合い織りなす立体的なサウンドのなか、レツボールのヴァイオリンや華やかなトランペットの掛け合いなども登場。変化に富んだ響きが楽 しめます。 (Ki)
CC-72829
ウィレム・デ・フェッシュ(1687-1761):合奏協奏曲&ヴァイオリン協奏曲集
合奏協奏曲 ニ長調 Op.10-4
合奏協奏曲 ハ長調 Op.3-1
合奏協奏曲 ホ短調 Op.3-5
ヴァイオリン協奏曲 ハ短調 Op.5-5
合奏協奏曲 イ短調
合奏協奏曲 ハ長調 Op.10-3
合奏協奏曲 ヘ長調 Op.10-5
リーデウェイ・ヴァン・デル・ヴォールト(Vn)
マイク・フェントロス(指)
ラ・スフェラ・アルモニオーサ

録音:2019年11月17日/オランダ、アルクマール
ウィレム・デ・フェッシュ(1687-1761)はオランダのアルクマール生まれの作曲家。1708年にアムステルダムの劇場オーケストラのヴァイオリニストに 任命され、劇場公演のために多く作曲しました。ヘンデルやヴィヴァルディを思わせる作風を持ち、完成度の高さに驚かされます。パーセル(CC-72783)、カヴァッリ(CC-72774)に続くラ・スフェラ・アルモニオーサ3枚目のアルバムです。 (Ki)
CC-72830
ペトリス・ヴァスクス(1946-):作品集
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番『遠き光』(1996/7)
(2)ヴァイオリンと弦楽のための瞑想曲『孤独な天使』(1999, rev. 2006)
(3)平地の風景(2002)
(4)我らに平和を与え給え(1996)
ダニエル・ローランド((1)(2)(3)Vn)
トーマス・キャロル((2)指)
マヤ・ボグダノヴィッチ((3)Vc)
コンセンサス・ヴォーカリス((3)(4)合唱)
ベンジャミン・グッドソン((3)(4)指揮)
シュティフト祝祭O

録音:2019年8月24日/オランダ、オルデンザール
1946 年ラトヴィア生まれの作曲家ヴァスクスはクレーメルが取り上げたこともあって、割合認知度が高い現代作曲家。モーダルな音で構成された音楽は 暗く儚く美しい響きに満たされた、とってもメロディアスなもの。しかしピリッとした緊張感もあり、崇高な精神性を感じさせる側面を持っています。親しみや すく、かつ深く楽しめることが出来る独特な作風と言えるでしょう。この CD は作曲家本人の立会いの下リハーサルと録音が行われたもので、ヴァイオリン協 奏曲を中心に合唱つきの作品も収録。ヴァスクスの魅力を味わうのに最適のディスクです。 (Ki)
CC-72831(1SACD)
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 Op.25(シェーンベルク編)
大学祝典序曲 Op.80
クラウディオ・ヴァンデッリ(指)
ウルトPO

録音:2019年6月1・2日
2017年創立の若いオーケストラ、ウルトPOは2020年1月より、1967年ミラノ生まれの指揮者クラウディオ・ヴァンデッリを首 席指揮者に迎えます。その就任に先駆けて録音した当コンビ初のアルバムがこちら。管弦楽技法の妙を尽くしたシェーンベルク:編のピアノ四重奏ではオーケストラ の持ち味が十二分に発揮されています。SACDマルチチャンネルでの収録もうれしい1枚です。 (Ki)
CC-72832(1SACD)
ヘンデル&モーツァルト:アリアと序曲集
モーツァルト:Al destin che la minaccia(『ポントの王ミトリダーテ』 K.87 (K.74a))
ヘンデル(モーツァルト編):『エイシスとガラテア』序曲 K.566 - Wie lieblich ist der Boten Schritt(『メサイア』 K.572)
モーツァルト:Quando avran fine omai - Padre, germani, addio! - Ecco, Idamante, ahime 『イドメネオ』 K.366
ヘンデル:Da tempeste il legno infranto(『ジュリアス・シーザー』 HWV17) - O had I Jubal’s Lyre(『ヨシュア』HWV64)
ヘンデル(モーツァルト編):O fuhltest du die Qualen - Wie’s Taubchen klagt um den Gemahl(『エイシスとガラテア』序曲 K.566)
モーツァルト:アリア『大いなる魂と高貴な心』 K.578
ヘンデル(モーツァルト編):『アレクサンダーの饗宴』序曲 K.591
モーツァルト:Crudele? Troppo mi spiace... - Non mi dir(『ドン・ジョヴァンニ』 K.527)
ヘンデル:M’adora l’idol mio(『テゼオ HWV 9)
モーツァルト:Ach, ich fuhl’s(『魔笛』 K.620)
ヘンデル:Secondate, oh giusti dei(『シッラ』 HWV 10) - Amarti si vorrei(『テゼオ HWV 9)
モーツァルト:Or sai chi l’onore (『ドン・ジョヴァンニ』 K.527)
マリ・エリクスモーン(S)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
スタヴァンゲルSO

録音:2020年8月10-13日ノルウェー、スタヴァンゲル・コンセルサス
ノルウェーのソプラノ歌手マリ・エリクスモーンによる初のソロ・アルバム。まろやかで繊細で美しい歌唱が素晴らしく、フリエンドのバックも充実の響き。 モーツァルトは『メサイア』をはじめヘンデルの作品をいくつか編曲することによってバロック書法を学び、その面白さにはまって晩年は対位法的な楽曲を好んで書 くようになります。このアルバムはスッキリと力強いヘンデルのオリジナル、木管楽器が鮮やかに活躍するヘンデルのモーツァルト編曲版、オペラ的な表現の幅がぐっ と広がったモーツァルトのオリジナルを組み合わせた手の込んだプログラムになっており、モーツァルトのバロック受容に思いを馳せることができるのも魅力です。 (Ki)
CC-72833
パ・ド・ドゥ
シベリウス:水滴
ペンデレツキ:シャコンヌ 〜ヨハネ・パウロ2世の追憶に*
ヴァスクス: 霊魂の城*
ドビュッシー(クレイグ・ホワイト編):前奏曲集第1集より 第9曲「遮られたセレナード」*
ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ『クロード・ドビュッシーの追憶に』
ジョヴァンニ・ソッリマ(1962-):祖国地球*
マルセロ・ニシンマン(1970-):死の夢*
ピアソラ:3つのタンゴ(S.V.P. / Tzigane tango / Preparense)
ダニエル・ローランド(Vn)
マヤ・ボグダノヴィッチ(Vc)

録音:2019年9月26-28日/イギリス、サフォーク、ポットンホール
*=世界初録音
ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲を集めたアルバムです。世界初録音が多く、演奏しているダニエル・ローランドとマヤ・ボグダノヴィッチのために書 かれた作品も収録しています。名品ラヴェルのソナタを中心に据え、近現代に書かれた様々な楽曲を収録。『水滴』はピッツィカートのみによるシベリウス10 歳ころの作品。『霊魂の城』はアビラの聖テレサの神秘的な著作をもとにした作品で、『祖国地球』は社会学者エドガール・モランの著作が題材。多彩なプログ ラムが楽しめます。 (Ki)
CC-72835
よこしまな心
トーマス・ピゴール(1956-)/ベネディクト・アイヒホルン(1962-):Sex
シューベルト:野ばら Op.3-3 D.257
モーツァルト:すみれ K.476
ヴァイル:セックスの虜のバラード
モーツァルト:魔法使い K.472
シェーンベルク:「ブレットルリーダー」より 欲のない愛人
ヴォルフ:少女の初恋の歌
ヴォルフ:老婦人の忠告
ボルコム:「キャバレー・ソング」より 歯磨きタイム
シェーンベルク:「架空庭園の書」より 美しきベッド Op.15-10
ベルク:「7つの初期の歌」より 夜泣き鶯
シューマン:蓮の花 Op.25-7
ブラームス:「49のドイツ民謡集」より ねえママ、欲しいものがあるの WoO33-33
パーセル:男は女のために作られ Z.605-3
パーセル:薔薇の花より甘く Z.585-1
ジェイク・ヘギー:「ナチュラル・セレクション」より アニマル・パッション
シューベルト:若き尼層 D.828
シェーンベルク:警告 Op.3-3
ドビュッシー:ビリティスの3つの歌 L.97
アイスラー:7つ愛の歌
オリヴィア・フェアミューレン(Ms)
ジャン・フィリップ・シュルツェ(P)

録音:2019年9月18-20日/ドイツ放送、カンマームジークザール
欲望や性、権力、暴力といった領域は正面から語られることの少ないものですが、人々の歴史を形作ってきた要素であり、音楽や芸術とも不可分のものと 言えるでしょう。「並はずれた豊かな声色」「絶妙の気だるい甘さ」と称賛されるメゾソプラノ、オリヴィア・フェアミューレンが意欲的なアルバムを発表します。 パーセルからジェイク・ヘギーまで、「その手の」歌を集め慎重にプログラミング。音楽の持つ力の多様さに驚かされます。 (Ki)

CC-72840(2LP)
完全限定生産
リナス・ロス/ショスタコーヴィチ&チャイコフスキー
[LP1]
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番
(A面:第1・2楽章、B面:第3楽章)
[LP2]
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(オリジナル版)
(A面:第1・2楽章、B面:第3楽章)
リナス・ロス(Vn;1703年製ストラヴディヴァリ「Dancla」)
トマス・ザンデルリンク(指)
ロンドンSO

録音:2016年5月2-4日/ロンドン、LSOセント・ルークス
180g重量盤
シリアルナンバー付き
CD、SACDで高品質な録音をリリースしてきたChallenge Classicsが、シリアルナンバー付き限定生産のLPをリリースします。音源として選ばれた のはSACDハイブリッド(CC-72689)で発売されている、「演奏不能」と言われたオリジナル版のチャイコフスキーを収録した貴重盤でもあるリナス・ ロスのヴァイオリン協奏曲集。当レーベルのベストセラーのひとつです。LP化はレーベルのエンジニアで、アナログ時代からの長いキャリアを持つEric Stom氏が手掛けました。最高品質のデジタルマスターを用いて圧縮することなくLPに刻むことで、アナログテープとはまた違った素晴らしい音響効果を 生む製品が出来る、と彼は語っています。プレスはオランダのRecord Industry社、カッティングにはノイマンVMS70が使われています。最新のデジタ ル録音から作られた注目のアナログ盤。オーディオ・ファンにもお勧めです。 (Ki)
CC-72841(1SACD)
ワルツさまざま
シューベルト:5つのワルツ(嬰ハ短調 D.365-27 / ロ長調 D.365-22 / 変イ長調 D.365-10 / 変イ長調 D.365-13 / 変イ長調 D.365-12)
シューベルト(リスト編):ワルツ・カプリス『ウィーンの夜会』 S.427-6
リスト:メフィスト・ワルツ第1番『村の居酒屋での踊り』 S.514
ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ 変ロ長調『ウィーンの子供たち』
アドルフ・シュルツ=エヴラー:ヨハン・シュトラウス2世『美しき青きドナウ』の主題によるアラベスク
リゲティ:『ムジカ・リチェルカータ』より「ワルツのテンポで」
バルトーク:14のバガテルより「ワルツ」 Sz.38-14
ドビュッシー:ワルツ『レントより遅く』
ラヴェル:舞踏詩『ラ・ヴァルス』
ドラ・デリイスカ(P)

録音:2019年10月4-6日/オーストリア、L. Bosendorfer Klavierfabrik
シンプルで穏やかな3拍子のダンスであるワルツで統一しながら、複雑な様相を持ったプログラミングで聴かせる技ありの一枚。前半は普通のワルツ集 といった趣ですが、その流れは超絶技巧の秘曲、シュルツ=エヴラーの〈『美しき青きドナウ』の主題によるアラベスク〉に収斂され一つのクライマックス を築きます。演奏至難の水飛沫のアラベスクでもって遥か高みへと昇華させられるワルツ。そしてリゲティ、バルトーク、ドビュッシーがそれぞれに異質な 香りを持ち込み、最後はワルツの終焉を告げる退廃的な『ラ・ヴァルス』で締めくくるという構成が実にドラマティックです。 ドラ・デリイスカは1980年ブルガリア生まれ。イタリア、ウィーンで学びシュテファン・ヴラダーらに師事しました。 (Ki)
CC-72842
バッハ:フーガの技法 BWV1080(ベルリン自筆譜版)
[1] コントラプンクトゥスI(基本形による単純フーガ)
[2] コントラプンクトゥスIII(反行形による単純フーガ)
[3] コントラプンクトゥスII(基本形による単純フーガ)
[4] コントラプンクトゥスV(反行形を伴うフーガ)
[5]コントラプンクトゥスIX(12度対位法による対主題と基本形によるフーガ)
[6] コントラプンクトゥスX(10度対位法による2つの対主題と反行形によるフーガ)
[7] コントラプンクトゥスVI(反行、縮小を伴うフランス様式によるフーガ)
[8] コントラプンクトゥスVII(反行、拡大と縮小を伴うフーガ)
[9] 8度のカノン
[10] コントラプンクトゥスVIII(3声の3つの主題によるフーガ)
[11] コントラプンクトゥスXI(4声の4つの主題によるフーガ)
[12] 反行と拡大によるカノン
[13] コントラプンクトゥスXIIa(4声の鏡像フーガ・正立)
[14] コントラプンクトゥスXIIb(4声の鏡像フーガ・倒立)
[15] コントラプンクトゥスXIIIb(3声の反行形を伴う鏡像フーガ・正立)
[16] コントラプンクトゥスXIIIa(3声の反行形を伴う鏡像フーガ・倒立)
[17] 3つの主題によるフーガ(未完)
アッカデミア・ストゥルメンターレ・イタリアーナ
[ロゼッラ・クローチェ(Vn)、アルベルト・ラージ((指)トレブル・ヴィオール)、クラウディア・パセット(テノール・ヴィオール)、パオロ・ビオルディ(バス・ヴィオール)、ミケーレ・ツェオーリ(ヴィオローネ)、ルカ・グリエルミ(Org)]

録音:2019年9月10-13日/イタリア、ヴェローナ、ナザレス教会
バッハの『フーガの技法』は対位法芸術の最高峰であり、バッハ書法の究極とも言うべき作品です。しかし演奏にあたっては、鍵盤楽器で弾けるように 書かれていながら楽器指定がなく、また曲順をどうするか、未完フーガを含めるか否かという問題がつきまとう謎に満ちた作品でもあります。楽譜は出版 譜の他にいわゆる「ベルリン自筆譜」(Mus. ms. Bach P 200)が残されていて、曲数や曲順、譜面の各所に違いがあります。このアルバムでは自筆譜 を採用し、「完成した作品」として演奏することが試みられています。
自筆譜の曲順と曲種を読み解くと、バッハがそこに「数の象徴」を盛り込んでいたことが分かりました。BACHをアルファベット順に数字に変換すると 2-1-3-8となり、バッハはその合計数14を象徴的に作品に潜り込ませていたことが知られています。自筆譜の『フーガの技法』は基本となるフーガがま ず2曲、次に半終止(ラ、Aの音!)で終わるフーガが1曲、そして反行形や対主題を伴うフーガが3曲、最後に複雑さを極めていく8曲というように 構成されています。8曲のセクションは2-1-2-1-2と細分化でき、拡大・縮小を伴うフーガ、カノン、多重フーガ、カノン、鏡像フーガ(正立+倒立で 1曲とする)と書法が発展していきます。
バッハは曲集のタイトルを「Die Kunst der Fuga」としました。フーガの綴りだけイタリア語になっています。これは上記の方法で数字に直したとき 158になり、「Johann Sebastian Bach」もまた158になる、という数遊び。1+5+8=14(BACH)、というのもバッハは気に入っていたようです。
このアルバムではアンサンブルでの演奏が採用されています。スコアの音域に即した楽器が選択され、各種ヴィオールが美しく響き、机上の空論的な楽 曲と思われがちな『フーガの技法』から驚くほど音楽的な対話が生まれています。オルガンは通奏低音として入ったり時にソロで弾いたりとアレンジも面 白く考え抜かれていて、最後に未完フーガを添えているのも嬉しいところです。アッカデミア・ストゥルメンターレ・イタリアーナはこれまでStradivarius やDIVOXに録音があり、今作がChallenge Classicsでの初作品。リーダーのアルベルト・ラージはサヴァールに学んだヴィオール奏者です。 (Ki)
CC-72843
ディミニューションの芸術
レオノール・デ・レーラ*:パレストリーナの「私は園へ下って」によるパッセジャート
フランチェスコ・ロニョーニ:ヴィオラ・バスタルダのための「草原と丘」
ビアジョ・マリーニ:独奏ヴァイオリンと任意のバスのための「ロマネスカ」
レオノール・デ・レーラ*:パレストリーナの「麗しきかな、わが愛しきものよ」
レオノール・デ・レーラ*:サンチェスの「簒奪者にて暴君」によるディミニューション
マルコ・ウッチェリーニ:「私のペドリーナ」による2つのヴァイオリンのためのアリア第14番
ジローラモ・ダッラ・カーザ:ヴィオラ・バスタルダのための「プティ・ジャケ」
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー:フォリア
マルコ・ウッチェリーニ:「ラ・ベルガマスカ」によるアリア第5番
ロドニー・プラダ*:ヴィオラ・バスタルダのためのチプリアーノの「愛をうたおう」
ハビエル・ヌニェス*:アルカデルトの「おおわたしの幸福な目よ」
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデ:ソプラノとバスの二重奏のためのパッセジャート「草原と丘」
サラモーネ・ロッシ:アリア・フランチェーゼによるソナタ第5番
ジローラモ・ダッラ・カーザ:小さな花
レオノール・デ・レーラ*:ガルガノのタランテラによるディミニューション

*は演奏メンバーの作品
レオノール・デ・レーラ(Vn、指)
レストロ・ドルフェオ

録音:2019年10月24-27日/イタリア、ヴィッラ・サン・フェルモ
「ディミニューション」とはルネサンスからバロックにかけての即興的な装飾法で、音符を細かくして変奏していくものです。核となる旋律をもとにどのよう に変奏していくかという教本も残されており、即興で気の利いたディミニューションを付けることは演奏家にとって重要な技術でもありました。このアルバム には別の作曲家の声楽曲などにディミニューションを施したものが集められ、耳でその技法の何たるかを聴くことが出来ます。同時代に残されたものの他、 演奏者がみずから手がけた作品も収録。ちなみにヴィオラ・バスタルダはヴィオールの一種で、即興演奏を得意とした楽器です。 (Ki)
CC-72845(1SACD)
C.P.E.バッハ&モーツァルト:変奏曲集
C.P.E.バッハ:「アリオーソ」による9の変奏曲 ハ長調 Wq.118/10
モーツァルト:「美しいフランソワーズ」による12の変奏曲 変ホ長調 K.353/300f
C.P.E.バッハ:「スペインのフォリア」による12の変奏曲 ニ短調 Wq.118/9
モーツァルト:「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲 ハ長調 K.265/300e(きらきら星変奏曲)
エヴァルト・デメイエル(Cemb)

録音:2019年3月7-8日
インマゼールに学び、クイケンのラ・プティットバンドなどに参加しているベルギーのチェンバロ奏者、デメイエルによるソロ・アルバム。C.P.E.バッハとモー ツァルトの変奏曲を組み合わせたプログラムで、収録されているのはどれも1777年から1782年の間に書かれた作品です。モーツァルトはC.P.E.バッハから 大きな影響を受けつつも独自の作風を展開した作曲家でもあるので、同時期に書かれたこれらの変奏曲を聴き比べるのは大変興味深いものがあります。「き らきら星変奏曲」が名手のチェンバロで聴けるのもありがたい。 (Ki)
CC-72847(5CD)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏のための作品全集
[CD1]
ピアノ三重奏曲 第1番変ホ長調 Op.1-1
ピアノ三重奏曲 第3番ハ短調 Op.1-3
ピアノ三重奏曲 第4番変ロ長調『街の歌』 Op.11
[CD2]
ピアノ三重奏曲第2番ト長調 Op.1-2
交響曲第2番ニ長調 Op.36(ピアノ三重奏編曲版)
アレグレット 変ホ長調 Hess 48
[CD3]
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調『幽霊』 Op.70-1
ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調 Op.70-2
変奏曲 変ホ長調 Op.44(ピアノ三重奏曲第10番)
[CD4]
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調『大公』 Op.97
アレグレット 変ロ長調 WoO 39
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 WoO 38
カカドゥ変奏曲 Op.121a
[CD5]
ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための三重協奏曲 ハ長調 Op.56
ピアノ三重奏曲第8番変ホ長調 Op.38(七重奏曲 変ホ長調 Op.20からの編)
ファン・ベーレ・トリオ[ハンネス・ミンナール(P)、マリア・ミルシテイン(Vn)、ギデオン・デン・ヘルデール(Vc)]

録音:[CD1]2017年6月1-4・8-9日
[CD2]2017年7月1-4・8-9日
[CD3]2017年7月9日(Op.44)、2018年6月25-27日
[CD4]2018年6月26日-7月1日、2019年7月6・7日(Op.97)
[CD5]2019年11月26-27日(Op.56)、2019年11月30日・12月1日(Op.38)
録音場所:オランダ、ヒルフェルスム、MCOスタジオ1
ベートーヴェン生誕250年記念リリース!若き名手たちによる注目トリオが成し遂げたピアノ三重奏全集録音が早くもボックス・セットで登場します。ベー トーヴェンが名刺代わりの〈作品1〉とした3曲から『大公』のニックネームで知られるこのジャンル随一の傑作まで続いていく番号付き7曲はもちろん、 交響曲や七重奏曲の編曲版、変奏曲、その他ピアノ・トリオ編成の作品を抜け目なく集めた全集です。ピアノ・トリオを独奏者とした三重協奏曲もしっかり収録。 当レーベルの名録音技師Bert van der Wolf氏による音作りも素晴らしく、くっきりしていながら品のある、たいへん美しい音で録られています。新時代の 名全集として必携のボックスと言えるでしょう。
リーダー格のミンナールは1984年生まれで、エリザベート王妃国際音楽コンクール第3位など数多くの国際コンクールの入賞歴を誇るオランダの俊英ピ アニスト。アンサンブルをしっかりとまとめ上げながらも、軽やかでサロン的な作品とベートーヴェンが自らの芸術を突き詰めた重厚な作品との弾き分けが巧 みで、音楽の持ち味が十分に生かされています。
「解放感があり陽気で遊び心にあふれた演奏がまったく爽快。聴く者に寄り添い、とても個人的なものとして響いてくる本物の室内楽がここにある」(グラ モフォン誌
CC 72848
モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ ニ長調 K.448/375a
シューベルト:4手ピアノのための幻想曲 ヘ短調 D.940

[ボーナストラック]
バッハ(クルターク編):『古き年は過ぎ去りぬ』 BWV614、『いざ来たれ、異教徒の救い主よ』 BWV599
ピアノデュオ・スホルテス&ヤンセンス[レスタリ・スホルテス、グウィリム・ヤンセンス]

録音:2020年9月19・20日/ヒルフェルスム、オムループ音楽センター、スタジオ1
レスタリ・スホルテス(1984-)とグウィリム・ヤンセンス(1985-)によるデュオ・アルバム。ふたりがモーツァルトの2台ソナタを初めて演奏したのは18歳 と19歳のときで、そこから17年経ちついに録音に踏み切ることが出来たそうです。ソリストの自由さとヴィルトゥオジティ、室内楽奏者の耳とアンサンブル、そし てSOの音色のパレットとニュアンスのある繊細さを持つことを目標とするデュオの佳演。 (Ki)
CC-72849(2CD)
ヴィレム・イェツ(1959-):歌劇『肖像』 ジェフリー・パターソン(指)
アムステルダム・シンフォニエッタ
オランダ国立オペラ

録音:2020年3月12日/アムステルダム市立劇場
オランダを代表する現代作曲家ヴィレム・イェツ、交響曲を収録したCD(CC-72693)に次いでチャレンジ・クラシックス2枚目のアルバムが登場。歌劇 『肖像(Ritratto)』は、20世紀初頭のイタリアで最も裕福な女性であり、多くの偉大な芸術家のミューズであったルイーザ・カザーティの伝説に焦点を当 てたオペラ。ロマン派オペラのように濃密に歌い上げる書法もみられ、壮大なオーケストラと力強い歌声が白熱したドラマを奏でます。
CC-72850
ブラームス:ピアノ作品集
8つの小品 Op.76
2つのラプソディ Op.79
ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5
ピーター・オース(P)

録音:2019年9月9-11日
1979年にドイツのナウムブルク国際ピアノコンクールで優勝。ルドルフ・ゼルキンの招きでマールボロ音楽祭に参加、その後ゼルキンのもとでさらに研 鑽を積み、チェリビダッケとの邂逅も自身の音楽活動に大きな影響を与えたピーター・オース。スクリャービン&ラフマニノフ(CC-72684)、ベートーヴェン (CC-72634)に続くChallenge Classics3枚目のアルバムはブラームス。若い時分の大作で高い完成度を誇る最後のピアノ・ソナタに、成熟期の名作Op.76 とOp.79をカップリング。形式と音楽性のバランス、表現力豊かなタッチ、コントロールされた緊張感と有機的なフレージングで高い評価を得るオースがブ ラームスの音楽をじっくりと聴かせてくれます。
CC-72853(1SACD)
Nox 〜夜〜
シューマン:4つの夜曲 Op.23
ロベルト・ズイダム(1964-):Nox(夜)
ラヴェル:夜のガスパール
ヤナーチェク:『草陰の小径』より 第7曲「おやすみ!」
ハンネス・ミンナール(P)

録音:2020年6月22-24日
シューマンに始まり、ラヴェル、そしてオランダの現代作曲家ロベルト・ズイダムに至るまで、3世紀にわたる「夜」を描くプログラ ム。ハンネス・ミンナールはフォーレ・リサイタル(CC-72731)、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集(CC-72763)、ベートーヴェンのピアノ・トリオ全集 (CC-72847)で注目を集める気鋭ピアニスト。今やチャレンジ・クラシックスの看板アーティストです。 (Ki)
CC-72854
モーツァルト(ペーター・リヒテンタール編):レクイエム KV 626(ジュスマイヤー版に基づく弦楽四重奏編曲版) クイケンSQ〔シギスヴァルト・クイケン(Vn)、フランソワ・フェルナンデス(Vn)、マルレーン・ティールス(Va)、ヴィーラント・クイケン(Vc)〕

録音:2003年1月4-6日
ベストセラーを記録したクイケン四重奏団によるモーツァルトのレクイエムが復活。声楽パートも含め、すべてを弦楽四重奏に編曲したこのモーツァルトのレクイエ ムは、いわばレクイエムの‘スケルトン(骨格)' 版。モーツァルトの最高傑作を違った角度から味わうことのできる演奏として非常に人気が高いものです。クイケン 四重奏団の熱く密なアンサンブルが、作品の真骨頂を存分に聴かせてくれます。
リヒテンタールは1780年プレスブルク(現在のブラチスラヴァ)生まれ。職業は医師ですが、熱心なアマチュア音楽家でもありました。1810年以降亡くなる 1853年までミラノに住み、スカラ座のために書いた7つのバレエ音楽を含め50ほどの作品を遺しています。ミラノではモーツァルトの作品は熱狂をもって受け 入れられており、リヒテンタールはそのスペシャリストの一人として、弦楽四重奏曲などを編曲して発表していました。さらに『後宮からの誘拐』をイタリア語に訳し たり、『イドメネオ』の稽古ピアノパートを作ったりもしていました。そんなリヒテンタールがモーツァルトのレクイエムを弦楽四重奏に編曲したのです。クイケンによ ると、このリヒテンタール編曲の元になっているのはジュスマイヤー版。リヒテンタールはこの版をモーツァルトの長男カール・トーマス・モーツァルト経由で入手し たと考えられます。「ジュスマイヤーには心からの敬意を表さなくてはなりません。彼のおかげで、モーツァルトのレクイエムは完全なかたちで保存(達成)され、私 たちを感動させてくれます」とはクイケンの言葉。リヒテンタールの編曲にほんの少しだけ演奏上の理由などで手を加えたのがこの盤に収められたもの。歌詞もな く、四人の演奏家だけによって紡ぎあげられるレクイエムの世界、圧巻です! (Ki)
CC-72855
寂寞 〜シューマン:ピアノ作品集
アラベスク Op.18
子供の情景 Op.15
クライスレリアーナ Op.16
森の情景 Op.82より 第7曲「予言の鳥」
3つのロマンス Op.28より 第2曲 嬰へ長調
ニ ーノ・グヴェタッゼ(P)

録音:2020年5月28-30日/アムステルダム、コンセルトヘボウ、リサイタル・ホール
ニーノ・グヴェタッゼはトビリシ生まれでアムステルダムを拠点に活躍するピアニストです。ショパン(CC-72768)、シリル・スコット(CC-72819)に 続くチャレンジ・クラシックス 3 枚目のアルバムはシューマン。1838 年から 39 年にかけて書かれた 3 つの作品を軸として構成されています。それぞれ異な る雰囲気を持った作品でありながら、どれもが作曲家個人の自伝的な側面を持った、非常にドラマチックな音楽と言えます。グヴェタッゼの演奏は柔らかな 優しさを持ったもので、シューマンの繊細な和声を丁寧に扱いながら、音楽に秘められた言葉を解きほぐしていきます。 (Ki)

CC-72856(9CD)
ベートーヴェン:交響曲&協奏曲全集

[CD1]
交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第6番ヘ長調『田園』 Op.68
[CD2]
交響曲第1番ハ長調 Op.21
交響曲第5番ハ短調『運命』 Op.67
[CD3]
交響曲第7番イ長調 Op.92
交響曲第8番ヘ長調 Op.93
[CD4]
交響曲第2番ニ長調 Op.36
交響曲第3番変ホ長調『英雄』 Op.55
[CD5]
交響曲第9番ニ短調『合唱』
[CD6]
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15

[CD7]
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
三重協奏曲 ハ長調 Op.56*
[CD8]
ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調『皇帝』 Op.73
[CD9]
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ロマンス第1番ト長調 Op.40
ロマンス第2番ヘ長調 Op.50
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ネザーランドSO

[CD5]
アンマリー・クレメール(S)、ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(A)、マルセル・レイヤン(T)、ゲールト・スミッツ(Br)、コンセンサス・ヴォーカリス(合唱)
[CD6]
ハンネス・ミンナール(P)
[CD7]
ハンネス・ミンナール(P)
ストリオーニ三重奏団*
[CD8]
ハンネス・ミンナール(P)
[CD9]
リザ・フェルシュトマン(Vn)

録音:[CD1] 2009年6月30日-7月3日(第4番)、2008年6月23-26日(第6番)
[CD2] 2009年6月29-30日(第1番)、2010年2月8-10日(第5番)
[CD3] 2010年6月29-30日(第7番)、2008年6月25-26日(第8番)
[CD4] 2009年5月18-20日(第3番)、2010年9月7-8日(第2番)
[CD5] 2011年7月12-14・18日
[CD6] 2015年2月2-4日
[CD7] 2016年9月23・27日(第3番)、2012年7月2-3日(三重協奏曲)
[CD8] 2014年5月26-28日
[CD9] 2010年2月10-12日(協奏曲)、2010年6月30日(ロマンス)
録音場所:オランダ、エンスヘデ音楽センター
ベートーヴェン生誕250年記念リリース!フリエンド指揮による交響曲と協奏曲の録音を網羅したお買い得セット。オーケストラは2006年から2017年 までフリエンドが首席指揮者を務めたネザーランドSO。すべて当レーベルの名録音技師Bert van der Wolf氏がサウンド・エンジニアを務めた録音 でもあり、演奏・音質共に一本筋の通った説得力ある仕上がりとなっています。 フリエンドはコンバッティメント・コンソート・アムステルダムとも演奏を重ねており、古楽系の演奏法に長けています。ゆえに颯爽としたテンポ感、思い切っ た斬り込み具合が痛快。その個性がモダン楽器を使用したネザーランドSO特有のふくよかな響きと絶妙なマッチングを見せ、温かみのある風合いを持 ちながらも強い表現意欲に満ち満ちているという、稀有な演奏を生み出しています。奇をてらうことなく真正面からベートーヴェンのスコアに立ち向かってい く姿勢も好感が持て、『英雄』のような充実した作品ではその音楽の濃密さ、重みが十分に感じられるでしょう。各所に現れる美しい管楽器のカンタービレ も聴きものです。
ピアノ協奏曲はピアノ三重奏全曲録音でも名を上げたミンナールの独奏で、カデンツァはすべてベートーヴェンのものを使用。ヴァイオリン協奏曲はこちら もレーベルの看板アーティストであるフェルシュトマンによる独奏で、カデンツァはベートーヴェンがピアノ協奏曲用に編曲(Op.61a)した際に書いたカデン ツァをシュナイダーハンがヴァイオリン用に書き直した、ティンパニ付きの珍しいものです。ロマンスもしっかり収録しています。
CC-72858
父と子 〜クリストフ&ジュリアン・プレガルディエン
フリードリヒ・シルヒャー(1789-1860):「Frisch gesungen」***、「Annchen con Tharau」***、「O wie herbe ist das
Scheiden」***、「ローレライ」***
シューベルト:「魔王 D328」*、「旅人の夜の歌 D768」**、「輪舞のために D983-3」***、「夜 D983-4」***、「夕映えに D799」
*、「漁師の恋の幸せ D933」**、「水の上で歌う D774」*、「小人 D771」*、「海の静けさ D216」*、「言い返し D865」*、「光と恋
D352」***、「夜と夢 D827」* 
ヘルマン・ツィルヒャー(1881-1949):2声とふたつのハーモニカのための5つのデュエット集 ハ長調 op.109 
ブラームス(ツィルヒャー編による2声のための編曲歌曲):「太陽はもう輝かない」、「静かな夜に」、「許しておくれ、美しい
お嬢さん」、「あの下の谷では」
シューマン:夜の歌 op.96-1*
作曲者不詳(ドイツ民謡):お星様いくつ?***
セザール・ブレスゲン(1913-1988):おお汝静かな時よ***

*=ジュリアン・プレガルディエン編曲による2声とピアノのためのヴァージョン
**=ミヒャエル・ゲース編曲による2声とピアノのためのヴァージョン
***=ジュリアン・プレガルディエンとミヒャエル・ゲース両名による2声とピアノのためのヴァージョン
クリストフ・プレガルディエン(T)
ジュリアン・プレガルディエン(テノール) ミヒャエル・ゲース(ピアノ)

録音:2014年3月21-24日/ハーレム、ルター福音教会

※CC-72645からの移行発売。旧品番は廃盤となります。
1956 年生まれ、知性派テノールとして幅広いレパートリーで世界を魅了、2002 年にはレコード・アカデミー賞を受賞したクリストフ・プレガルディエン。 来日公演も多く、日本にも熱烈なファンがいます。彼の新譜は、「ファザー&サン」(父と子)と題し、息子ジュリアン・プレガルディエンと共演したディスク。 みずみずしくも抑えの効いた二人の声、そしてゲースの理想的なピアノで名曲が聴ける注目盤です。声質は似ていますが、やはり父の方がより深みのある声。「魔 王」ではまさに息子役をジュリアン、魔王をクリストフが歌っていて、歌曲の世界がリアルに再現されています。 (Ki)
CC-72859(2SACD)
.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988

■ボーナスディスク
ダーン・マンネケ(1938-):バッハを思う 〜何と儚く、何と空しく A.D.2020
バッハ:アリア(ゴルトベルク変奏曲 BWV988より)
ハンネス・ミンナール( ピアノ)

録音:2020年8月3-6日/アムステルダム、デ・ヴァルシェ教会
チャレンジ・クラシックス・レーベルの看板ピアニストとしてリリースを続ける名手ミンナールが名作『ゴルトベルク』を録音しました。透明度の高い響きとすっき りしたフレージングに加え、素朴にしてじっくりとした歌心。現代におけるひとつの回答のようなアプローチが展開されています。遅いテンポで奏でる第25変奏で も豊かな旋律性の持続があり、全体を貫く雰囲気が美しく統一されています。
ボーナスディスクに収録されたオランダの作曲家マンネケの『バッハを思う』は、ミンナールの『ゴルトベルク』の演奏会のために書かれた作品で、コンサートで は第15変奏と第16変奏の間に演奏されました。単独で演奏することもでき、また最後にバッハのアリアをつけても良い、とされている幻想的な小品です。
CC-72860
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 第1集
ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
ソナタ第2番イ長調 Op.12-2
ソナタ第4番イ短調 Op.23
ソナタ第5番ヘ長調 『春』 Op.24
マイケル・フォイル(Vn)
マクシム・シュトシュラ(P)

録音:2020年7月7-9日/ベルギー
2012年結成のフォイル・シュトシュラ・デュオによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集録音シリーズ第1弾。彼らは2015年にヨーロッパ・ベートー ヴェン・ピアノ協会の二重奏コンクールとサリエリ・ジネッティ国際室内楽コンクールで優勝しています。またヴァイオリンのマイケル・フォイルは、2016年 オランダ・ヴァイオリン・コンクールでも優勝。正確無比な音の運びと輝きのある音色が持ち味です。第1次世界大戦時代のヴァイオリン・ソナタを録音したディスク(CC-72786)も過去にリリースしています。 (Ki)
CC-72861
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 第2集
ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
マイケル・フォイル(Vn)
マクシム・シュトシュラ(P)

録音:2020年7月9-11日
2012年結成のフォイル・シュトシュラ・デュオによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集録音シリーズ第2弾。聴覚を失いゆく絶望をものともせず充実 した傑作を量産する中期の入り口となるOp.30の3曲を中心とした選曲です。
彼らは2015年にヨーロッパ・ベートーヴェン・ピアノ協会の二重奏コンクールとサリエリ・ジネッティ国際室内楽コンクールで優勝。またヴァイオリンのマイケル・ フォイルは2016年オランダ・ヴァイオリン・コンクール優勝。正確無比な音の運びと輝きのある音色が持ち味です。 (Ki)
CC-72862
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 第3集
ソナタ第9番イ長調 『クロイツェル』 Op.47
ソナタ第10番ト長調 Op.96
マイケル・フォイル(Vn)
マクシム・シュトシュラ(P)

録音:2020年7月13-14日ベルギー
第1集(第1・2・4・5番/CC-72860)、第2集(第3・8・6・7番/CC-72861)に続くベートーヴェンのソナタ全集完結編。ふたりの奏者が白熱した 協奏を繰り広げる第9番と、真に内省的な対話を織り成していく第10番。ヴァイオリン・ソナタというジャンルにかつてない広がりを与えた、ベートーヴェン最後 の2曲を収録しています。
2012年結成、2015年にヨーロッパ・ベートーヴェン・ピアノ協会の二重奏コンクールとサリエリ・ジネッティ国際室内楽コンクールで優勝を飾った「フォイル・ シュトシュラ・デュオ」による演奏。ヴァイオリンのマイケル・フォイルは2016年オランダ・ヴァイオリン・コンクールでも優勝している名手です。 (Ki)
CC-72863(1SACD)
シューベルト:交響曲全集第3集
交響曲第9番ハ長調『グレイト』 D.944
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ハーグ・レジデンティO

録音:2019年11月28-29日/ハーグ
2015年からハーグ・レジデンティOの首席指揮者を務めているヤン・ヴィレム・デ・フリエンドによるシューベルト全集録音シリーズ第3弾。大曲『グ レイト』の登場です。『未完成』までのシューベルトの世界とは異なった、スケール大きな曲想、巨人の如き足取り、天国的な長さで無二の魅力を持つ名作。 前作までの古典的な均整美を備えた作品では清らかな響きを聴かせてきたフリエンド、今作ではその見通しのよさに加え迫力ある力強さが加わり、聴き応え のある演奏を展開しています。SACDハイブリッドで音質も優秀。 (Ki)
CC-72864(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006 ボブ・ファン・デル・アント(Vn)

録音:2019年6月7-8日、9月12-13日ヒルフェルスム、オムループ音楽センター
オランダのヴァイオリニスト、ボブ・ファン・デル・アントによるバッハの無伴奏。彼は10歳でオランダ・ユース・ストリング・オーケストラと共演し、2005年にア ムステルダムのコンセルトヘボウ大ホールでデビューしました。今回のレコーディングに使用した楽器は長年愛用しているヴァイオリンで、ジャン=バティスト・ヴィヨー ムが1828年に製作したもの。ストラディヴァリウスをモデルにしており、18世紀の楽器の典型的なサウンドを持っています。ガット弦とバロック弓を用いた、透明感 のある細やかな演奏です。 (Ki)
CC-72865
ロベルト&クララ・シューマン:愛の春
シューマン:『愛の春』より12の詩(Ruckert) Op.37(1841)
[1] Der Himmel hat eine Trane geweint
[2] Er ist gekommen*
[3] O Ihr Herren*
[4] Liebst du um Schonheit*
[5] Ich hab’ in mich gesogen
[6] Liebste, was kann denn uns scheiden?**
[7] Schon ist das Fest des Lenzes**
[8] Flugel! Flugel! um zu fliegen
[9] Rose, Meer und Sonne
[10] O Sonn’, o Meer, o Rose
[11] Warum willst du andere fragen*
[12] So wahr die Sonne scheinet**
(2・4・11 はクララ・シューマン作曲)
5つのリート Op.40(1840)
[13] Marzveilchen(Andersen)
[14] Muttertraum(Andersen)
[15] Der Soldat(Andersen)
[16] Der Spielmann(Andersen)
[17] Verratene Liebe(Chamisso
クララ・シュー マン:6つの歌曲 Op.13(1844)
[18] Ich stand in dunklen Traumen(Heine)
[19] Sie liebten sich beide(Heine)
[20] Die Liebe sas als Nachtigall(Geibel)
[21] Der Mond kommt still gegangen(Geibel)
[22] Ich hab’ in deinem Auge(Ruckert)
[23] Die stille Lotosblume(Geibel)
シューマン:[24] 4つの二重唱曲 Op.78(1849)第1曲 Tanzlied(Ruckert)**
[25] 4つの二重唱曲 Op.78(1849)第2曲 Er und Sie(Kerner)**
[26] スペインの歌 Op.74 第4曲(1849)第4曲 In der Nacht(Geibel)**
[27] 4つの二重唱曲 Op.34(1840)第3曲 Unterm Fenster(Burns)**
ラウル・ステファニ(Br)
マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ*)
ゲロルト・フーバー(P)

無印:ステファニ
*:コジェナー
**:デュエット

録音:2021年4月26-30日/ベルリン、アンドレアス教会
シューマンとクララ・シューマンの、声楽曲による音楽的対話を描いたアルバム。近年活躍の場を広げている注目株、1992年生まれのオランダのバ リトン、ラウル・ステファニによる2枚目のアルバムです。伴奏は歌曲を得意とするゲロルト・フーバー。ステファニ自身も多く共演し、シューマン、グリーグ他を歌っ たデビュー盤(CC-72785)でも伴奏を務めたピアニストです。また、マグダレーナ・コジェナーが参加しているのも見逃せません。独唱と二重唱、男声と女声、 それぞれの魅力がひきたつ内容です。
CC-72866
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロの為のソナタ集 第1集
第1番ロ短調 BWV1014
第2番イ長調 BWV1015
第3番ホ長調 BWV1016
寺神戸亮(Vn;Andrea Guarneri 1665 Cremona)
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ;Willem Kroesbergen, Utrecht, after Couchet)

録音:2020年10月12-14日/イタリア、ノマーリオ
バロック・ヴァイオリンの名手・寺神戸亮がChallenge Classicsレーベル初登場。1996年以来の再録音となるバッハのヴァイオリン・ソナタをリリースします! 今作は第1集として、第1〜3番を収録。ハーグ王立音楽院の同僚として知り合い、2019年に初共演したチェンバロ奏者ボニッツォーニとの共演。「私たちは共通 の音楽言語を持ち、同じように音楽にアプローチすることが出来る」と寺神戸は語っており、楽器間の対位法的掛合いが鍵となるこのソナタはまさに二人にうって つけと言えましょう。
全6曲からなるバッハのヴァイオリン・ソナタは無伴奏ヴァイオリンや無伴奏チェロの作品と同じく、バッハが注意深く練り上げ組み上げた画期的な曲集です。こ れらを重要なレパートリーとして演奏してきた寺神戸(Vc組曲はスパッラでの録音がある)、時間をかけてバッハと対峙し深めてきた熟練の解釈がここに結実し ています。それは音楽に敬意を払い謙虚な姿勢で臨んだもので、奇抜さのまったくない高貴な演奏。力強くも澄み切ったあたたかな音色で、「バッハは私たちの人 生の喜び」と語る寺神戸の心境がまっすぐに伝わってくる内容となっています。
ファビオ・ボニッツォーニはコープマンに学んだイタリアのオルガン、チェンバロ奏者。名だたる古楽オーケストラと共演するほか、自らのアンサンブル「ラ・リゾ ナンツァ」を結成し活躍中。同レーベルからはバッハのチェンバロ協奏曲(第1集:CC-72773/第2集:CC-72800)をリリースしています。
ブックレット解説は寺神戸本人によるもの。国内仕様盤(KKC-6466)は日本語訳付きです。
CC-72867
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集(ギター二重奏の為の編曲版)
ソナタ第10番ト長調(原曲:ハ長調) K330
ソナタ第5番ハ長調(原曲:ト長調) K283
ソナタ第4番ト長調(原曲:変ホ長調) K282
ソナタ第11番ニ長調(原曲:イ長調) K331
デュオ・モラト・フェーゴ[ラウル・モラト、クリスティアン・フェーゴ]
使用楽器:9弦ロマンティック・ギター

録音:2020年10月5-8日
2014年に結成されたギター二重奏、デュオ・モラト・フェーゴによる、好評を博したシューベルトのディスク(CC-72791)に続くアルバム第2弾。モーツァ ルトのピアノ・ソナタをアレンジして演奏しています。これらの曲はギターの響きと相性がよく、モーツァルトの楽譜にある細かな音符の連なりや、当時のフォルテ ピアノがもたらしたであろう色彩と繊細な残響といった特徴が、その魅力を落とすことなく見事に響いてきます。 (Ki)

CC-72869
CCLP-72868(1LP)
限定生産盤
コルンゴルト:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第2番Op.26
弦楽四重奏曲第3番Op.34
アルマSQ

録音:2021年3月13日(ダイレクト・レコーディング)
2014年結成のアルマSQが、コルンゴルトのカルテットに一発録りの「ダイレクト・レコーディング」で挑んだアルバムです。一切の編集をせず製品 化されており、1回限りのスリルあふれる生々しい演奏が収録されています。
弦楽四重奏曲第2番(1933 年)は無調の世界に染まらなかったコルンゴルトならではのロマン派的音楽で、ヨハン・シュトラウス2 世やリヒャルト・シュト ラウスと響き合うようなウィーン音楽のイメージに満ちています。いっぽう弦楽四重奏曲第3番(1945年)は彼が映画音楽で使用したテーマを素材に用いたも ので、作曲家自身が鬱状態の時期に書かれたこともあり、よりダークな雰囲気を持っています。
CDとLPで同時発売。LPは限定生産となります。
CC-72870
ラダメス・ニャターリ(1906-1988):ピアノ作品集
連続する運動/ピンギーニャにバラの花を/ブラジル狂詩曲/昼下がりの詩*/ずる賢いショーロ/うぬぼれ/前奏曲『蝉』『風景』『柔らか』*/ピアノ・ソナタ第2番*/ショーロ練習曲*/ブラジルのリズムによる練習曲*/トアーダ『スミレフウキンチョウ』
ルイス・ハベーロ(P)

録音:2021年3月15-17日/メヘレン、MotorMusic
*世界初録音
ラダメス・ニャターリ(ハダメス・ジナタリとも)はブラジルの作曲家。クラシック、民族音楽、ポピュラーを融合した独自の作風でマニアックな人気があります。 どれもアヴァンギャルドな響きのカッコいい楽曲で、珍しいピアノ曲を聴きたい方にはぜひおすすめ。しっかりとしたクラシックの下地にボサノバ、サンバ、ショーロ といったブラジルの強烈なキャラクターを付加。濃厚に歌う曲から、打鍵まばゆい技巧的作品まで、とことんユニークな作品群です。
ルイス・ハベーロはブラジルのピアニストで、祖国の音楽とクラシックをどちらも学んだ、作曲家と同じ感覚の持ち主。モスクワのチャイコフスキー音楽院、オラン ダのロッテルダム音楽院で学び現在はオランダ在住。クラシカルなレパートリーを弾きこなしつつも、やはりとうぜんラダメス・ニャターリの音楽に深い共感を持っ ており、世界初演や録音に力を注ぎ、過去にはヴァイオリンとピアノの作品集(CC-72805)もリリースしています。 (Ki)
CC-72871
シューマン:チェロ作品全集
(1)アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
(2)幻想曲集 Op.73
(3)民謡風の5つの小品 Op.102
(4)チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
エッラ・ファン・ポウケ(Vc)
ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデン(P(1)(2)(3))
ギュンター・ノイホルト(指揮(4))
フィオンO((4))

録音:(1)-(3)2021年6月11-13日、(4)2021年1月26-29日
チェリストのエッラ・ファン・ポウケは1994年アムステルダム生まれ。2015年イサン・ユン国際コンクール第1位などの受賞歴を誇る逸材です。もともと管 楽器の為の作品であるなどして他の楽器で演奏されることも多い室内楽と、高い音楽性が求められる協奏曲、チェロの響きを通して描かれるシューマンの世界 をお楽しみください。
ヘルダーラント州とオーバーアイセル州のオーケストラであるフィオンO(Phion, Orchestra of Gelderland & Overijssel)は、オランダで長い歴 史を持つ2つのオーケストラ、アーネム・フィル(Gelders Orkest, 1889-)とオランダSO(Orkest van het Oosten, 1933-)が2019年に合併 して誕生したオーケストラです。 (Ki)
CC-72874
ヴィレム・イェツ(1959-):レクイエム ケリー・ゴッド(S)
アンドレアス・ヴォルフ(Bs-Br)
オランダ放送cho
ジェイムズ・ガフィガン(指)
オランダ放送PO

録音:2017年3月11日/ロイヤル・コンセルトヘボウ
これまで管弦楽作品集(CC-72693)とオペラ(CC-72849)が世に出ているオランダの作曲家ヴィレム・イェツ、リリース第3弾は器楽と声楽の総決算ともいうべき『レクイエム』です。イェツは「死はそれで終わりではなく、別の段階への移行である」と考え、来世への音楽の旅という形で美しく厳粛な弔いと慰めを表現しています。そのために必要なのは実験的な書法ではなく心へ訴えかける旋律であり、「私の書いた最もメロディアスな作品となった」と自ら語っています。
音楽は前半の激しさと後半の静けさの対比が鋭く、振り幅の大きな表現力を持ち、短調寄りのほの暗い響きで描かれているのが印象的。ソリストは2人、オーケストラは二管編成を基本に、ソプラノ・リコーダー、ハープ、オルガン、グロッケンシュピール、ビブラフォン、シロフォンと多彩な楽器が盛り込まれているのも注目です。 (Ki)
CC-72875
恋は盲目〜ジュゼッペ・マリア・ボスキのためのオペラ・アリア集
ヘンデル:Sibilar gli angui d’Aletto (リナルド)
ヨハン・ダヴィド・ハイニヒェン (1683-1729):Servi, il bagno chiudete... / Vostre imagini (フラヴィオ・クリスポ)
ジョヴァンニ・ボノンチーニ (1670-1747):Timor e speme (グリセルダ)
アントニオ・ロッティ (1667-1740):Del minacciar del vento (テオファーネ) / Eterni Dei (寛大な勝者)
アッティリオ・アリオスティ (1666-1729):Quella calma che a noi viene (コリオラーノ)
アントニオ・マリア・ボノンチーニ (1677-1726):Torna Demetrio al figlio... / Rimbomba la tromba (テーベの奪還)
ジョヴァンニ・ボノンチーニ:Cieco amor (エテアルコ)
ニコラ・ポルポラ (1686-1768):Ah, perfida! Conosco che vuoi... / Va’ dal furor portata (エツィオ)
ヘンデル:Ove son? Che m’avvenne?... / Gelido in ogni vena (シロエ)
アッティリオ・アリオスティ:Su fieri guerrieri (ヴェスパシアーノ)
アントニオ・ロッティ:Bella non piangere (ポリドーロ)
ジュゼッペ・マリア・オルランディーニ (1676-1760):So ben che nel tuo petto (アルサーチェ)
ヘンデル:“Sulla riva del Tebro in men d’un’ora”... / Volate piu dei venti (ムツィオ・シェヴォラ)
アンドレア・ステファノ・フィオレ (1686-1732):Mira l’onda furibonda (エジプトの王セソストリ)
アントニオ・カルダーラ (1670-1736):Guerrieri invitti... / Al suon delle Trombe (寛大な敵)
セルジョ・フォレスティ(Br)
アンドレア・ブッカレッラ(指)
アプコルディス・アンサンブル

録音:2018年10月8-12日/バーゼル、サクレクール・カトリック教会
現代を代表するバロック・バリトンの一人、セルジオ・フォレスティによるCHALLENGE CLASSICSレーベル初のソロ・アルバム。ヘンデルやボノンチーニの 時代にロンドンで大人気を誇った有名なバリトンで、1703年から1729年までに83以上のオペラに出演した記録の残っているジュゼッペ・マリア・ボスキのた めに書かれたアリアの数々を収録しています。ファリネッリなどの伝説的カストラートをはじめ当時の人気歌手に肩をならべる大活躍を見せたボスキの実力がうか がえる充実の楽曲が並び、知られざる作品も多く聴くことができます。バリトンならではの強烈にドラマティックな迫力がたまりません。
バックを務めるアプコルディス・アンサンブルはドイツ・ハルモニア・ムンディに録音のある気鋭の団体で、フォレスティの力強く濃厚な歌を見事に支えて盛り上 げます。リュートやギターのオブリガート的な使用やザクザクと和声を刻み付けるチェンバロも効果的。歌のエネルギーを存分に活かしきった速すぎないテンポ設定 もたいへん好印象で、これぞ「聴きごたえ」という重量級の愉悦がたらふく味わえます。 (Ki)
CC-72876
フランツ・ヨゼフ・アウマン(1728-1797):聖フローリアン修道院の室内楽
パルティア ト長調 (Vn2、ヴィオラ2、ヴィオローネ)
カッサティオ ニ長調 (Vn2、フラウテッロ、ヴィオラ、チェロ)
カッサティオ ハ長調 (Vn2、ヴィオラ2、通奏低音)
Die Hex (テキスト:マウルス・リンデマイヤー)
ディヴェルティメント 変ロ長調 (Vn2、ヴィオラ2、ヴィオローネ)
パルティア ハ長調 (Vn2、ヴィオラ2、クラリーノ2、通奏低音、ティンパニ)
グナール・レツボール(Vn、指)
アルス・アンティクヮ・アウストリア

録音:2021年5月5-8日/聖フローリアン修道院
知られざるバロック音楽を積極的に紹介するレツボール、今回も注目作です。フランツ・ヨーゼフ・アウマンは1728年にオーストリアのトライスマウアーに生ま れ、ウィーンで音楽を学び、当時の重要な音楽家たちと出会いました。1753年に聖フローリアンに移り、数年後に司祭となり1797年に亡くなるまで修道院に仕 えます。残された作品は決して多くなく室内楽は特に貴重。機会音楽として書かれた高度な娯楽作品であり、2本ずつ対になったヴァイオリンとヴィオラが生き生 きと対等な会話を繰り広げたり、勇壮かつ神聖な雰囲気をトランペット(クラリーノ)とティンパニが盛り上げたり、輝かしいリコーダー(フラウテッロ)が協奏的に 活躍したり、楽器の使い方も革新的にして自由。ハイドンを思わせる愉悦にあふれています。ときおり使われる民族音楽的な節回しも音楽に深みを与えています。 オーストリアの方言を用いた戯曲を多く書いたマウルス・リンデマイヤーによるテキストの声楽作品もユーモラス。後年、ブルックナーも注目したというアウマンの 音楽が鮮やかに蘇ります。
CC-72877(1SACD)
ヒエロニムス・ボスの合唱曲集 第1集
聖歌/作者不詳::Introitus Salve sancta parens
ピエール・ド・ラ・リュー(c.1452-1518):Missa Cum jocunditateより Kyrie, Gloria
聖歌:Graduale - Benedicta et venerabilis es / Alleluia - Ave Maria
オルガン即興/作者不詳:Sequentia - Verbum bonum et suave
ピエール・ド・ラ・リュー:Missa Cum jocunditateより Credo
オルガン即興:O salutaris hostia
作者不詳::Offertorium motet - Sub tuum presidium
聖歌:Prefatio
ピエール・ド・ラ・リュー作者不詳:Missa Cum jocunditateより Sanctus with Elevation motet - O salutaris hostia
オルガン即興:Pater noster
ピエール・ド・ラ・リュー:Missa Cum jocunditateより Agnus Dei
聖歌:Communio - Beata viscera
オルガン即興:Cum jocunditate
ピエール・ド・ラ・リュー:Motet - Gaude Virgo
カペッラ・プラテンシス

録音:2015年11月23-25日
ポリフォニー音楽の傑作といえるラ・リューのミサ曲を収録しています。演奏はチャレンジ・クラシックスからジョスカン・デ・プレ、オケゲムなどのルネサンス音 楽をリリースしている男声アンサンブル、カペッラ・プラテンシス。経験豊かで研ぎ澄まされた様式美あふれる歌唱が名作に光を当てます。グレゴリオ聖歌やオルガ ンの即興も交えながら全曲を構成し、雰囲気を高めています。
2016年はオランダの画家ヒエロニムス・ボス(1450-1516)の没後500年記念として、世界で話題が広がっています。このアルバムもまた彼へのオマージュ として発売されます。ボスとラ・リューは生没年も近く、共にオランダ南部のスヘルトーヘンボスに住んでいたこともあり、ボスがこのミサ曲から絵を描くインスピ レーションを得たこともあるのではないかという想像も出来ます。 ※CC-72710からう移行再発売。CC-72710は廃盤となります。 (Ki)
CC-72878(1SACD)
ヒエロニムス・ボスの合唱曲集 第2集
ジャン・ムートン(1459-1522):Motet Tua est potentia
聖歌:Introitus Protexisti me
ジャン・ムートン:Missa Tua est potentiaより Kyrie, Gloria
聖歌:Alleluia Clamaverunt iusti / Alleluia Dominus in Synai / Sequentia Verbum Dei Deo natum
ジャン・ムートン:Missa Tua est potentiaより Credo / Offertorium motet Salva nos Domine
聖歌/作者不詳::Prefatio
ジャン・ムートン作者不詳::Missa Tua est potentiaより Sanctus with Elevation motet - O salutaris hostia
聖歌:Pater noster
ジャン・ムートン:Missa Tua est potentiaより Agnus Dei
聖歌:Communio Ego sum vitis
ジャン・ムートン:Motet Da pacem Domine
カペッラ・プラテンシス

録音:2020年8月19・20・22・23日
15〜16世紀のポリフォニーを得意とするヴォーカル・アンサンブル「カペッラ・プラテンシス」が、オランダの画家ヒエロニムス・ボス(1450-1516)の没後 500年記念として2016年に始めたシリーズの第2集。同時期に作曲されたムートンのミサを中心に、聖歌などを絡めて構成されています。楽譜を吟味し原典に 忠実な演奏を行う彼らは批評家や音楽雑誌等からも高い評価を受けており、このアルバムも隙のない歌唱が見事。 (Ki)
CC-72879(1SACD)
ヒエロニムス・ボスの合唱曲集 第3集
ニコラス・シャンピオン(c.1475-1533):ミサ「聖マリア・マグダレナ」
聖歌:Introitus Gaudeamus omnes / Sequentia Laus tibi Christe / Prefatio / Pater noster / Communio Diffusa est gratia / Invitatorium Deus in adiutorium /Antiphon Mundi fastum abdicavit Ps. 112 Laudate pueri /
Antiphon Quando Martha satagebat Ps. 109 Dixit Dominus / Hymnus Sydus solare / Antiphon Fidelis sermo - Magnificat
カペッラ・プラテンシス

録音:2021年11月6-9日
15〜16世紀のポリフォニーを得意とするヴォーカル・アンサンブル「カペッラ・プラテンシス」が、オランダの画家ヒエロニムス・ボス(1450-1516)の没後 500年記念として2016年に始めたシリーズの第3集。同時代のシャンピオンのミサ曲に、聖歌を絡めて構成されています。 (Ki)
CC-72880(1SACD)
白鳥の宴 〜ヒエロニムス・ボスの合唱曲集 第4集
アントワーヌ・ブリュメル(c.1460-c.1512):Sicut lilium inter spinas
聖歌:Ave Maria
聖歌/Tim Braithwaite編)):Ave Maria
クレメンス・ノン・パパ(?)(c.1510-c.1555):Ave Maria
ロイゼ・コンペール(c.1440/45-1518):Le grant desir d’aymer m’y tient
ベネディクトゥス・アッペンツェラー(c.1480-1558):Missa Benedicti (Ick had een boelken uutvercoren) 〜Kyrie, Gloria
ティールマン・スザート(c.1510/15-1570):Myns liefkens bruyn ooghen
イエロニムス・ヴィンデルス(fl.1510-1550):Missa Myns liefkens bruyn ooghen ? Sanctus
ロイゼ・コンペール:Dictes moy toutes voz pensees
マットイス・ピペラーレ(c.1450-c.1515)/ピエール・ド・ラ=リュー(c.1452-1518):Een vroulic wesen (instrumental)
ベネディクトゥス・アッペンツェラー:Missa Benedicti (Ick had een boelken uutvercoren) 〜Agnus Dei
作者不詳/Marc Busnel編)):Ick had een boelken uutvercoren / Oeverloos
クレメンス・ノン・パパ:Ave Maria
カペッラ・プラテンシス
ソッラッツォ・アンサンブル

録音:2023年3月6-9日
15〜16世紀のポリフォニーを得意とするヴォーカル・アンサンブル「カペッラ・プラテンシス」が、オランダの画家ヒエロニムス・ボス(1450-1516)の没 後500年記念として2016年に始めたシリーズの第4集。聖母マリア兄弟会の開催した「白鳥の宴」で演奏されていたような音楽を集めるというコンセプトのア ルバムです。 (Ki)
CC-72884
夕べの祈り
エリック・フロイマンス(1963-)&マーティン・フォンズ(1967-):夕べの祈り(2011)
エリック・フロイマンス:Lex(2011) マーティン・フォンズ編
マーティン・フォンズ:海岸通り(2008)
エリック・フロイマンス:レクイエム(2000) マーティン・フォンズ編/Your Majesty(2010) ベルナルド・ハンネキン編
エリック・フロイマンス(Tp)
ジュリアン・ヘンペル(指)
オランダSO
ハンス・ブルーマンス(P)
ジェロエン・ヴァーダグ(ダブルベース)
ディルク=ピーター・ケルシュ(ドラム)

録音:2012年9月11-14日
著名なジャズトランペット奏者であるエリック・フロイマンスがクラシックのオーケストラと共演したユニークなアルバムです。自作の協奏曲『Evensong(夕べの 祈り)』をはじめ、優雅で独創的なトランペットの妙技が炸裂。確かな技術と音楽性を武器に、様々なスタイルを華麗に吹きこなします。 (Ki)
CC-72886
マルセロ・ニシンマン(1970-):オンブレ・タンゴ
ピアソラ:天使のミロンガ
マルセロ・ニシンマン:なぜ立ち上がる
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ(ニシンマン編)
 エクスタシス
マルセロ・ニシンマン:ダニエルのタンゴ 〜ダニエルに捧ぐ
ピアソラ:悪魔のロマンス セ・フィニ(ニシンマン編)
 オブリビオン(ニシンマン編)
 キチョ/アディオス・ノニーノ(ニシンマン編)
 ヴィオレンタンゴ
ダニエル・ローランド(Vn)
マルセロ・ニシンマン(バンドネオン)、他

録音:2021年3月28-30日
マルセロ・ニシンマンはピアソラの弟子で、リハーサルの舞台裏で幼少期を過ごしたという人物。ヴァイオリンのダニエル・ローランドは2009年にニシンマンの 演奏するピアソラをはじめて直に聴き、その素晴らしさに深い感銘をうけたと言います。ピアソラから現代まで続くタンゴの情熱と、伝統にとらわれない革新性を 同時に聴くアルバムです。 (Ki)
CC-72887
暗闇よ、ご機嫌よう〜モンテヴェルディからビリー・アイリッシュまで、死に捧ぐオード
モンテヴェルディ:私を死なせて(アリアンナの嘆き)
ビリー・アイリッシュ(2001-)、フィニアス・オコネル(1997-):私が行く前に聞いて
シューベルト:死と乙女 Op.7-3 D.531
ニック・ケイヴ(1957-):ミルヘイヴンの呪い
シューベルト:若者と死 D.545
ジョージ・クラム(1929-):サンティアゴの月の踊り
ランディ・ニューマン(1943-):戦前のドイツでは*
ベルンハルト・ラング(1957-):烏
デンジャー・ダン(1983-):殺人へのオード
アイヴズ:チャーリー・ラトレッジ
アンドリュー・リッパ(1964-):死はすぐそこの角まで** (アダムス・ファミリーより)
ケージ:18の春のすてきな未亡人
シューマン:夜の歌 Op.96-1
リーム(1952-):マリーナ・ツヴェターエワの2つの詩
マーラー:原光(「子供の不思議な角笛」より)
R.シュトラウス:解き放たれて Op.39-4
デュパルク:恍惚
ベルク:4つの歌曲 Op.2
ヤン・フェルミューレン(1923-1985):死ねば草の下に臥せ
コルンゴルト:別れの歌 Op.14より 死の歌 / 私の憧れを理解することはできない / 月、おまえは再び昇る
オリヴィア・フェアミューレン(Ms)
ヤン・フィリップ・シュルツェ(P、電子オルガン CX3)
アンドレ・フーヴェルマン(トランペット*)
ヤン・フィリップ・シュルツェ、ハンナ・マイヤー、モエト・ヤブロンスキー、フレイヤ・ミュラー、ヨハネス・シュワルツ(ヴォーカル**)

録音:2021年
メゾソプラノ歌手、オリヴィア・フェアミューレンによる、「愛」を突き詰めた1枚目のCD(品番:CC-72835)に続くChallenge Classicsレーベル2枚目 のアルバム。今回は「死」をとことん突き詰めた内容で、様々な世紀、スタイル、ジャンルの楽曲をこれまでになかったほど幅広くプログラミング。非常にスリリング な流れで構成され、死が「生き生きと」迫ってきます。
あらゆる作曲家は、いつも革新的なアプローチで「死」を表現してきました。半音階や濁った響きを多用したり、ときには豊饒で華麗な和声をあえて使ったり。や がて調性は崩壊し、ケージはさらに一歩進んで、閉じたピアノの蓋の上で音符を叩くようにピアニストに指示します。それらが表現する死のイメージは実に多様であ り、憂鬱、絶望、憧れ、欲望、さらに安らぎや希望、光すらも含まれています。表情豊かな歌声が、聴き手の想像力を大いに刺激します。 (Ki)
CC-72888
影より出でて 〜女性作曲家のチェロ作品集
クララ・シューマン:3つのロマンス
メル・ボニ:セレナーデ Op.46-1
リリ・ブーランジェ:悲しき夕べ
ヘンリエッテ・ボスマンス(1895-1952):印象(
ファニー・メンデルスゾーン:幻想曲 ト短調 / カプリッチョ 変イ長調
ルシア・スワルツ(Vc)
エレナ・マリノヴ ァ(P)

録音:2021年7月7-9日ハールレム、フィルハーモニー
Challenge Classicsレーベルとのコラボレーションが20周年を迎えたルシア・スワルツによる、5人の女性作曲家に焦点を当てたアルバムです。女性が作 曲家として生きていくことには大変な困難を伴う時代があって、名声を得ることもなかったが、それでも音楽史上に大きな功績を残した強い女性がいたのだ、とい うふうにをスワルツはコメントしています。
収録されているのは2人のドイツ人(ファニー・メンデルスゾーンとクララ・シューマン)と2人のフランス人(メル・ボニとリリ・ブーランジェ)、そしてオラン ダのヘンリエッテ・ボスマンス。ボスマンスはドイツ・ロマン派からフランス印象派に向かい、独自の作曲法を追求した作曲家です。 (Ki)
CC-72890(3CD)
ブクステフーデ:室内楽全集
[CD1]
2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BuxWV266
ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ イ短調 BuxWV272
ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネと通奏低音のためのソナタ ニ長調 BuxWV267
ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ(組曲付)変ロ長調 BuxWV273
ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ニ短調 BuxWV Anh.5
2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ト長調 BuxWV271
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ニ長調 BuxWV268
2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ヘ長調 BuxWV269
[CD2]
7つのトリオ・ソナタ Op.1 BuxWV252-258
[CD3]
7つのトリオ・ソナタ Op.2 BuxWV259-265
[CD1]キャサリン・マンソン、ダヴィド・ラヴィノヴィチ(Vn)
ジョナサン・マンソン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
トン・コープマン(チェンバロ、オルガン)
マ イク・フェントロ ス( リュート )
クリスティーネ・スティッチャー(ヴィオローネ)
[CD2・3]トン・コープマン(チェンバロ、オルガン)
キャサリン・マンソン(Vn)
パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マ イク・フェントロ ス( リュート )

録音:[CD1]2010年2月、[CD2]2010年5月、[CD3]2010年12月、2011年8月
バッハ以前のドイツ・バロック音楽の最重要作曲家、ブクステフーデの作品すべてを網羅したボックス・セット(CC-72827)からの分売。演奏を手掛けて いるのはバロック演奏の重鎮トン・コープマンと、主兵アムステルダム・バロック・オーケストラのメンバーたちです。細やかな筆致で充実した展開を見せるブクス テフーデの室内楽、名手たちの雄弁極まりない演奏でじっくりとお楽しみください。 (Ki)
CC-72892

KKC-6500
日本語解説付国内盤
税込定価
グラーフ・ピアノのレプリカによるシューベルト
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
3つのピアノ曲 D.946ト
伊藤綾子(フォルテピアノ)
[使用楽器:2000年クリストファー・クラーク製。1826年コンラート・グラーフ製造番号995番のレプリカ]

録音:2019年10月28-30日ベルギー、シントトロイデン、アカデミーザール
名だたる作曲家がその響きに魅了され、当時最高のフォルテピアノ製作者と謳われたウィーンの名工、コンラート・グラーフ(1782-1851)の手による1826年製フォルテピアノのレプリカを使用したシューベルトの作品集。非常に良い状態で残っているオリジナルの楽器と、フランス政府から人間国宝の称号を与えられているクリストファー・クラーク(1947-)による精巧なレプリカは、ともにアントワープのフレースハウス楽器博物館に保管されています。フォルテピアノ奏者の伊藤綾子はアントワープ王立音楽院学生時にこれらの楽器を弾く機会を得、その素晴らしさに「いつかCD録音したい」と夢を膨らませました。
そして実現した念願のCD録音はChallenge Classicsレーベルへのデビュー盤でもあります。楽器の持つ繊細さと力強さを余すことなく引き出した演奏がウィーンで生きた作曲家シューベルトの音楽とみごとに呼応、かつてないほど新しい光に満ちた世界が広がります。楽器は4本のペダル(サステインペダル、ウナコルダ、モデラート、ファゴット)を備えており、特にモデラート・ペダルは夢見るような柔らかな音色を生み、ここぞというところで素晴らしい効果を発揮します。
「中音域は人間の声を反映し、低音は地獄からの響きを思い起こさせ、高音は天国から降り注いでくるようです。モデラート・ペダルは、柔らかく、夢を見るような音色を響かせ、私たちを別世界へと導きます。」「シューベルトのピアノ作品は、ウィーンのフォルテピアノと強い関連性があることを示しています。その楽器で、シューベルトの歌うようなメロディーと大胆な転調を自然に表現できるのです。その響きはテンポを決定し、独特の音色を描き、明確なアーティキュレーションを要求し、鋭敏で表現力のあるスフォルツァンドを生み出すのです。」(伊藤綾子)
CC-72893
音景
エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.82
フローレンス・プライス(1888-1953):廃園
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調
メンデルスゾーン:無言歌 Op.62より 第1曲「5月のそよ風」(クライスラー編)
ロビン・デ・ラーフ(1968-):ヴァイオリン・ソナタ第2番『北大西洋の光』(カーネギーホール・バージョン)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:海のささやき(ハイフェッツ編)
トスカ・オプダム(Vn )
アレクサンダー・ウルマン(P)

録音:2021年6月18-20日オランダ、アムステルダムザール、RCOハウス
オランダ人ヴァイオリニスト、トスカ・オプダムによる「サウンドスケープ(音景)」と題されたアルバム。「ある風景を呼び覚ます音楽」というのがテーマで、収録 された作品は2曲ずつソナタと描写的な音楽とが対となっており、関連した視覚的なイメージを想起させます。
CC-72894
ベネデット・マルチェッロ:バスのためのカンタータ集
「聞け、恋人よ Udite, amanti」 SF A356
レチタティーヴォ:Udite amanti
アリア:Pena piu cruda e ria
レチタティーヴォ:Credei che il mio sincero
アリア:Si disciolga quell’empia catena
「多くの悲しみの中で Che io viva in tante pene」 SF A55
レチタティーヴォ:Che io viva in tante pene
アリア:Basta dir
レチタティーヴォ:E ver che, accesa d’amoroso foco
アリア:Se a far pago
「どれほど私に同情を Quanta pieta mi fate」 SF A278
レチタティーヴォ:Quanta pieta mi fate
アリア:Privo allor delle ruggiade
レチタティーヴォ:Ma quanto, o dio! di voi
アリア:Piangete al pianto mio
「はるかな希望 Lungi, speranze」 SF A182
レチタティーヴォ:Lungi, speranze
アリア:Nel mio cor
レチタティーヴォ:Giuro, giuro quell’empia
アリア:Sento gia nel mezzo al mio core
「人並外れた運命を Poiche fato inumano」 SF A252
レチタティーヴォ:Poiche fato inumano
アリア:Luci belle
レチタティーヴォ:Questa che mi divide
アリア:Come scoglio che l’onda disprezza
セルジオ・フォレスティ(Br)
アンサンブル・ドゥエ・ヴェンティ

録音:2020年9月21日〜10月1日/イタリア
18世紀初頭のイタリアで栄えた室内カンタータは、レチタティーヴォとアリア数曲からなる比較的短い音楽です。声と通奏低音というシンプルな編成で書かれ、 貴族のプライベートな場で演奏されました。ヴェネツィアの作曲家ベネデット・マルチェッロ(1686-1737)はこのジャンルで最も多くの作品を残した作曲家の一 人で、1710年から1720年にかけて約300曲のカンタータを作曲。そのうち20曲以上がバスのためのカンタータです。詩と音楽の完璧な調和が目指されたこ れらの作品はロッシーニ、ビゼー、ヴェルディ、ショパンなどの後世の偉大な作曲家にも影響を与えたとされ、特にヴェルディはマルチェッロのレチタティーヴォを高 く評価しました。素晴らしい声楽書法と色鮮やかな和声感に支えられて歌われる、拒絶、悲しみ、嫉妬、希望、嘆きといった複雑な感情。真に人間的なものを感じる 1枚です。 (Ki)
CC-72895(1SACD)
ハイティンク〜コンセルトヘボウにおける最後のコンサート
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
ベルナルト・ハイティンク(指)
オランダ放送PO

ライヴ録音:2019年6月15日/オランダ、コンセルトヘボウ
2019年に引退を表明したハイティンクが生まれ故郷アムステルダムのコンセルトヘボウで最後に指揮した演奏会のライヴ録音です。オーケストラはキャリア 最初期の1955年から関りを持ち、1957年から首席指揮者を務めたオランダ放送PO。そして最後に選んだ曲目は自身の重要なレパー トリーとして生涯何度も取り上げてきたブルックナーの第7番。同年のベルリン・フィルやウィーン・フィルとの最後の演奏会でも披露したプログラムであること から、ハイティンクが特別な想いを込めてこの曲を選んだことが分かります。澄み切った解釈で清らかに流れる音響は滋味豊かにして瑞々しくもあり、長大な時 間を一息でつなぐ雄大さは音楽の中で深呼吸したくなるような心地よさ。またオランダ放送フィルの整っていながらも柔らかさ、温かさを含ませた独特の音色は ブルックナーとの相性も実に良く絶品。故郷オランダとのかけがえのない感動的な名演奏が記録されています。マルチチャンネル付SACDハイブリッドでの発 売も嬉しい、オーケストラ・ファンすべてに捧げたいアルバムです。 (Ki)
CC-72896
ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル(1715-1777):ヴァイオリン、チェロ、ヴィオローネのための6つのソナタ
第1番ヘ長調 Allegro 3:58 / Andante 3:13 / Allegro 1:53
第2番ト長調 Allegro 3:33 / Andante 3:21 / Menuet 2:03
第3番ニ長調 Moderato 3:58 / Andante 4:45 / Tempo di Menuet 1:54
第4番ハ長調 Allegro moderato 3:55 / Andante 3:57 / Tempo di Menuet 2:11
第5番ニ短調 Allegro 3:28 / Andante 4:36 / Allegro 1:17
第6番変ロ長調 Allegro 2:48 / Larghetto 3:39 / Allegro molto 2:11
ムジカ・エレジェンティア[マッテオ・チッキッティ(ヴィオローネ、音楽監督)、パオラ・ネルヴィ(Vn)、
アントニオ・コロッチャ(Vc)]

録音:2020年8月イタリア、サッレ、サルヴァトーレ協会
世界初録音、ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル(1715-1777)のソナタを収録しています。ヘンデルとバッハ、ハイドンとモーツァルトの間を埋める精 妙なディヴェルティメントで、「前古典派」「ギャラント様式」に分類される作風。通奏低音のない独立した3弦楽器のための最初期の室内楽で、シンプルにして洗 練された、音による対話が繰り広げられます。自由な旋律ときっちりした形式感のバランスが生み出す調和が絶品。ヴァイオリンとチェロが対等に掛け合い、ヴィオ ローネがそれらを支えるアンサンブルとしての音色も面白いです。
Challengeレーベル・デビューとなるムジカ・エレジェンティアの演奏は、まさに会話しているようで、知的な議論を聴くかのよう。今後も知られざる音楽を積 極的に紹介するリリースを予定しています。 (Ki)
CC-72897
バッハ:カンタータ名作集 第1集
カンタータ第4番『キリストは死の縄目につながれたり』 BWV4
カンタータ第71番『神はいにしえよりわが王なり』 BWV71
カンタータ第131番『主よ、深き淵よりわれ汝を呼ぶ』 BWV131
カンタータ第106番『神の時こそいと良き時』 BWV106
バーバラ・シュリック(S)
カイ・ヴェッセル(A)
ギ・ド・メイ(T)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指)
アムステルダム・バロックO&cho

録音:1994年12月
ERATOレーベルでスタートし、チャレンジ・クラシックスで完結した記念碑的な名盤コープマンのカンタータ全集録音から、名作を抜粋したシリーズの第1弾。 年代順にリリースされる予定で、今作に収録された4曲は1707年と1708年にミュールハウゼンで作曲されたカンタータ。20代前半の若きバッハによる意欲 作をお聴きください。
バッハ初期の教会カンタータには17世紀の伝統が色濃く残っています。ドイツの先達ブクステフーデやパッヘルベル、そしてイタリアやフランスからの影響も明 らか。また非常に幅広い楽器を実験的かつ複雑に扱い、洗練された多声的な音響効果を楽しんでいるのも初期の特徴です。 (Ki)

CC-72901
『起源』
マルタン:アイルランド民謡による三重奏曲
ティグラン・マンスリアン(1939-):ヴァイオリン、チェロとピアノのための5つのバガテル
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番ホ短調『ドゥムキー』 Op.90, B.166
デ ルタ・ピアノ・トリオ
[ ジェラルド・スプロンク(Vn )、アイリーン・エンズリン( チェロ)、ヴェラ・コー パ ー(P)]
録音:2021年8月23-25日/ヒルフェルスム、MCO-1スタジオ
2013年にオランダの音楽家で結成されたデルタ・ピアノ・トリオのChallenge Classicsレーベル・デビュー盤。3つの異なる時代の三重奏曲が収められて いますが、どれも民謡をベースにした楽曲という共通点があります。アルメニアの作曲家ティグラン・アンスリアンの『バガテル』を経て、ピアノ・トリオの名品『ドゥ ムキー』を聴くと何か世界がつながったような感覚に。
CC-72902
くつろぎのモーツァルト
モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 K.296(マンハイム、1778)
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 K.423 (ザルツブルク、1783)
ピアノのための幻想曲 ニ短調 K.397(1782頃)
ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのための『ケーゲルシュタット・トリオ』 変ホ長調 K.498(アルタリア版、1788)
シギスヴァルト・クイケン(Vn)
サラ・クイケン(Va)
マリー・クイケン(フォルテピアノ)

録音:2021年11月23‐25日ベルギー、コルトレイク
ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノという身近な楽器のために書かれ、モーツァルト自身や彼の親族が演奏していたかもしれない音楽を、ぜいたくにもクイケン・ファ ミリーの演奏で聴くアルバム。くつろいだ雰囲気の演奏ですが、選曲は巧妙かつバラエティ豊かで、優しい音色と確かな知見が織りなす独特の魅力を持っています。 サラ・クイケンとマリー・クイケンはシギスヴァルトのご息女。
両楽器が完璧に平等に扱われ、極めて協奏的な対話が繰り広げられるヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲は、モーツァルトがそれぞれの楽器をいかに熟知してい たかを物語る逸品。ピアノのための『幻想曲』はモーツァルトにとって特別な調であるニ短調で書かれており、弦楽四重奏、ピアノ協奏曲、レクイエムでも見られる ような、深く暗く、しかしエネルギーにあふれた音楽が展開されます。『ケーゲルシュタット・トリオ』は、もともとクラリネット、ヴィオラ、ピアノのために書かれた曲 で、変ホ長調はフリーメイソンの象徴でもあります。このCDではクラリネットをヴァイオリンの音域に合わせて移し替えた版を使って演奏。編成としてはこちらの方 が一般的で、浸透しやすかったかもしれません。
フォルテピアノは1785年頃にヨハン・アンドレアス・シュタインが製作した楽器の忠実なコピーを使用。同時代のチェンバロと同等の大きさの楽器です。モーツァ ルトはこの楽器製作者の大親友でした。 (Ki)
CC-72903
トーマスカントルの対話
テレマン:管弦楽組曲 イ短調 TWV55:a2
グラウプナー:リコーダー協奏曲 ヘ長調 GWV323
バッハ:リコーダー協奏曲 ニ長調 BWV1053R (BWV169:1、169:5、49:1に基づく)
ファッシュ:リコーダー協奏曲 ヘ長調 FaWV L:F6
トーマス・トゥリースハイン(リコーダ ー )
カウンターポイントX L

録音:2021年8月9-12日アムステルダム、ワロン教会
ライプツィヒのトーマス・カントル、ヨハン・クーナウが1722年に死去すると、テレマン、ファッシュ、グラウプナー、バッハがその後任に名乗りを上げます。 結果、3人の作曲家がそれぞれの事情で身を引き、第4候補のバッハが最終的に選ばれました。
この 4 人の作曲家によるリコーダーとオーケストラのための作品を集めて、音楽を競わせ、或いは対話するように並べて、架空のオーディションを描いたのがこ のアルバム。リコーダー奏者トゥリースハイン自身が、テレマンの名作・イ短調の管弦楽組曲をぜひ採り上げたいと思ったことから辿り着いたアイデアであり、リコー ダーの技巧もさることながらそれぞれの音楽のユニークさを聴き比べ味わえる興味深い内容となっています。 (Ki)
CC-72904(1SACD)
バロック時代のホルン協奏曲集
クリストフ・フェルスター(1693-1745):ホルン協奏曲 変ホ長調(オリジナル:嬰ニ長調)
作者不詳(グラウン?):ホルン協奏曲 変ホ長調(オリジナル:ホ長調)
カール・ハインリヒ・グラウン(1704-1759):トリオ・ソナタ 変ホ長調(オリジナル:ニ長調)
 トリオ・ソナタ ニ長調(オリジナル:協奏曲ニ長調)
作者不詳:ホルン協奏曲 変ホ長調(オリジナル:嬰ニ長調)
クヴァンツ(1697-1773):ホルン協奏曲 変ホ長調(オリジナル:嬰ニ長調)
フレデリック・フランセン(Hrn)
オランダ放送POのメンバー

録音:2021年6月3-5日オランダ、ヒルフェルスム、MCO-5スタジオ
スウェーデンのルンド大学図書館にあるコレクション「Wenster」には、旅行中のホルン奏者が書き写したとされる18世紀半ばのドレスデンゆかりの貴重な 18の作品が収められています。その中から6曲を抜粋して収録したのが当アルバム。とても珍しいバロック時代のホルン協奏曲集です。
フレデリック・フランセン(1977年生まれ)はオランダ放送POのホルン奏者で、ソリストとしても活躍しています。歴史的奏法にも強く、 モダン楽器を用いながら見事な演奏を聴かせてくれます。
CC-72905
ラモー:『コンセールによるクラヴサン曲集』
第1コンセール ハ短調 〈クリカン/リヴリ/ヴェジネ〉
第2コンセール ト長調 〈ラボルド/ブコン/挑発/メヌエット〉
第3コンセール イ長調 〈ラ・ポプリニエール/内気/タンブーラン〉
第4コンセール 変ロ長調 〈パントマイム/おしゃべり/ラモー〉
第5コンセール ニ短調 〈フォルクレ/キュピ/マレ〉
アッカデミア・ストゥルメンターレ・イタリアーナ [ パトリツィア・マリサルディ( チェン バロ)、ロゼッラ・クローチェ(Vn )、ルイージ・ルーポ(Fl)、アルベルト・ラージ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)]

録音:2021年9月13-16日イタリア、ヴェローナ、ナザレ教会
鍵盤独奏の名品『新しいクラヴサン曲集』(1726/27)から15年、ラモーは鍵盤楽器を含む室内楽の新たな可能性に挑みます。そして生まれたのが2つの 旋律楽器と鍵盤楽器のための『コンセールによるクラヴサン曲集』(1741)。バッハのオブリガート・チェンバロ付きソナタを思わせる、チェンバロに独立し た役割が与えられた作品です。通奏低音の殻を破ったチェンバロが常に音楽をリードし、そこに綾なすように 2 つの楽器が絡まり美しいアンサンブルが繰り広げ られるという構図で、旋律楽器はヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバ。それぞれフルートと第 2ヴァイオリンに置き換えても良いと指示されています。1つのコンセー ルの中で同主調の長調と短調を行ったり来たりする自由さや、各楽章に付された地名・性格・人名による不思議な標題も特徴的。ラモーの室内楽作品はとても 珍しく、以降は『プラテー』(1745)をはじめ劇音楽を創作の要として、残りの人生を歩んでいきます。
アルベルト・ラージ率いるアッカデミア・ストゥルメンターレ・イタリアーナは、ラモーの指示した楽器を自由に組み合わせて演奏しています。フルートとヴァイ オリンをユニゾンで重ねたり、同じ楽章で旋律を分け合ったり、ヴィオールがパートを離れてチェンバロの左手のバスの補強に回ったり、様々な手を駆使して豊 かな色彩効果を演出。全員がチェンバロと協奏的に対峙し、対話を繰り広げ、充実の響きを作り上げます。ここで流れているのはチェンバロの独壇場でも、バッ ハのように均質に構築されたトリオでもなく、さらなる自由を求めて形を変えながら飛翔する大合奏の音楽。サヴァール仕込みのラージのガンバも実に雄弁で引 き込まれます。前作の『ベルリン自筆譜版・フーガの技法』(KKC-6275/CC-72842)に続く、アルベルト・ラージ注目のアルバムです。 (Ki)
CC-72906
ダーク・ヴェルヴェット 〜音楽的自伝
イジドラ・ゼベリャン / ヴェリコ・ネナディチ:ヴァイオリンとピアノのための『ダーク・ヴェルヴェット』(2006/2021)
ティボール・ハルティヒ:無伴奏ヴァイオリンのための『モノローグ』*(1993)
カリオペ・ツパキ:無伴奏ヴァイオリンのための『イジドラのための歌』*(2020)
イジドラ・ゼベリャン:ヴァイオリン、女声とピアノのための歌『ああ、死よ、私の愛よ』*(2011)
ルドルフ・ブルーチ:無伴奏ヴァイオリンのための『グスラルスカ』*(1993)
アレクサンドラ・ヴレバロフ:ヴァイオリンとプリペアドピアノのための『ハルティヒ座』*(2021)
ティボール・ハルティヒ:ヴァイオリンとチェロのための『対話』*(1990)
ヴェリコ・ネナディチ:ヴァイオリンとピアノのための二連画『アリアとリフ』*(2022)
フアン・フェリペ・ワレル:無伴奏ヴァイオリンのための『小切手、塩、祭、月 』(1997)
フロリアン・マグヌス・マイヤー:無伴奏ヴァイオリンのための『エーリッヒ・ツァンの音楽』*(2022)
ユリア・ハルティヒ(Vn 、歌 )
ライネケ・ブロークハンス(P)
マヤ・ボグダノヴィッチ(Vc)

録音:2022年3月17-19日ヒルフェルスム、MCO
*世界初録音
ユーゴスラビアの音楽一家に生まれ、1994年からオランダに在住しているヴァイオリニスト・歌手のユリア・ハルティヒによるアルバム。自らのアイデンティティ を8人の作曲家による10曲で表現。自分のために書かれた音楽の数々を、あらゆる感情をのせて正直に歌い、演奏する、豊饒な表現力に打たれる1枚です。 (Ki)
CC-72907(1SACD)
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87(全曲) ハンネス・ミンナール(P;スタインウェイD、No.584307)

録音:2021年12月22‐24日(CD1)、2022年3月1-3日(CD2)/ヒルフェルスム、MCO
当作品は24の調性を網羅して書かれ、音楽的にもバッハの『平均律』を意識していることは明らか。多重フーガや拡大・縮小、ストレッタ、対旋律といった対位 法を縦横に駆使した一見バッハのパロディのような世界ですが、ショスタコーヴィチ独自の個性もふんだんに盛り込まれており、調性の限界までゆく不協和音、5 拍子、ヴァイオリン協奏曲を想起させるパッサカリアなどこの作曲家ならではのイマジネーションがそこかしこで炸裂した、無二の愉しみを持つ曲集です。
ミンナールは『ゴルトベルク変奏曲』(CC-72859)でディアパソン・ドールを獲得しておりバッハ的な語り口が実に巧く、かつ現代的な感性にもあふれている ので、この選曲はとても魅力的。しなやかで正確なタッチを基本とし、音楽から自然な美しさを引き出しつつ、声部の入り混じるフーガでは生き生きと主題を歌い 分けています。静謐な楽曲でのかそけきひびきも絶妙で、SACDの効果が存分に味わえます。
CC-72908
告げ口心臓 〜ヴィレム・イェツ(1959-):作品集
(1)永遠の死 Mors aeterna
(2)ヴァイオリン協奏曲第2番『二連板の肖像』 Diptych portrait
(3)告げ口心臓 The Tell-Tale Heart
(1)ジェイムズ・ガフィガン(指)
(2)タスミン・リトル(Vn)、ラインベルト・デ・レーウ(指)
(3)ユリアーネ・バンゼ(S)、
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指)
オランダ放送PO

録音:(1)2015年11月14日、(2)2010年5月22日、(3)2018年4月14日
1959年生まれのオランダの作曲家、ヴィレム・イェツによる管弦楽作品集。交響曲第1番(CC-72693)、オペラ『リトラット』(CC-72849)、『レクイエム』 (CC-72874)に続く管弦楽物のリリースです。ロマン派の響きを思わせるきれいな和声と、オーケストラの効果的な鳴らしっぷりが魅力。タスミン・リトル、ユリ ア―ネ・バンゼの活躍にも注目です。
『永遠の死』は暗がりのなかで静寂を探求し、時に激しく炸裂しながら、来世の予感をはらみつつ進行していく純器楽のためのレクイエム。
ヴァイオリン協奏曲『二連板の肖像』では、ソリストとオーケストラが対話をするのでなく対立。これは引き裂かれた一人の人間の肖像であり、内面がばらばらに 分裂した苦しみを描いています。最後に果たして救いはあるのか。
エドガー・アラン・ポーの物語に基づく『告げ口心臓』は、バルトークの『青ひげ公の城』を補完する目的で書かれたもう1つの恐怖物語。死と安らぎ、内的な 独白で綴られる劇音楽です。 (Ki)
CC-72909
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集 BWV1027-1029
ソナタ第1番ト長調 BWV1027
ソナタ第2番ニ長調 BWV1028
ソナタ第3番ト短調 BWV1029
『音楽の捧げもの』BWV1079より 3声のリチェルカーレ ハ短調
セルゲイ・イストミン(ヴィオラ・ダ・ガンバ:1655年スタイナー製)
ヴィヴィアナ・ソフロニツキー(フォルテピアノ:1749年ジルバーマン製、ポール・マクナルティによるコピー)

録音:2021年7月
こだわりの楽器選択で奏でるバッハのガンバ・ソナタ集。1655年にヤコブ・シュタイナーが製作したヴィオラ・ダ・ガンバと、1749年ジルバーマン製フォルテ ピアノのコピーを使用しています。ジルバーマンピアノはバッハの生前から存在しており、この偉大なピアノ製作家とバッハは交流もあったとされています。独特の 爽やかで魅力的なサウンドが癖になりそうな1枚。 (Ki)
CC-72911
ピーテル・ヘレンダール(1721-1799):6つの合奏協奏曲 Op.3
第1番ト短調
第2番ニ短調
第3番ヘ長調
第4番変ホ長調
第5番ニ長調
第6番ヘ長調
リーデウェイ・ヴァン・デル・ヴォールト(コンサートマスター)
マイク・フェントロス(指)
ラ・スフェラ・アルモニオーサ

録音:2021年10月7日/ロッテルダム、聖ローレンス教会(ライヴ)
作曲家ピーテル・ヘレンダールは1721年ロッテルダム生まれ。1740年頃パドヴァでタルティーニにヴァイオリンと作曲を学び、アムステルダムに滞在したの ち1751年にロンドンへ渡り、1762年から亡くなる1799年までケンブリッジで過ごしました。
18世紀ロンドンにおける音楽の流行はコレッリを頂点とするイタリア音楽で、ジェミニアーニやヘンデルの合奏協奏曲がこの地で「当たった」のはコレッリの様 式を受け継いだ作品であったから。そしてヘレンダールもまた、先人に倣って合奏協奏曲を発表します。
1758年にウォルシュ社から出版された「6つのグランド・コンチェルト 作品3(Concerto Grosso=合奏協奏曲を英語で表記している)」は現存するヘレン ダール唯一のオーケストラ作品。編成は弦楽合奏のみで、コンチェルティーノは先人の作品のように3人ではなく、ヴァイオリン2・ヴィオラ・チェロの4人で構成 されています。序曲ありフーガあり舞曲あり、偉大な先人の名作に負けず劣らずの充実作となっており、短調作品の真に迫る強烈さなど、予想以上のおもしろさを 魅せつけてくれる曲集です。知られざる作品を素晴らしく生き生きとしたライヴ演奏で聴かせるラ・スフェラ・アルモニオーサの腕前にも感服。 (Ki)
CC-72912
静寂から静寂まで
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ 遺作 イ短調(マシェレル編フルート版)
プーランク:フルート・ソナタ FP164
ピエルネ:フルート・ソナタ Op.36
マルタン:フルートとピアノのためのバラード
ヘレナ・マシェレル(Fl)
ヴェロニカ・クイケン(P)

録音:2021年2月2-5日/スイス、ベルムント、ラ・プレリー文化センター
バーゼルSOソリストやヴェルビエ祝祭Oメンバーを務め、他にも数々のオーケストラと共演しているスイスのフルート奏者、ヘレナ・マシェレルによ る1900年前後の美しいフルート作品集です。プーランク、ピエルネ、マルタンの楽曲はどれもフルートの魅力を大いに引き出した名品。ラヴェルのヴァイオリン・ ソナタの編曲版も楽器の音色にぴったりで違和感なく聴き惚れてしまいます。ピアノ伴奏はシギスヴァルト・クイケンの息女ヴェロニカ。モダンピアノによる録音は 珍しいですが、フルートと溶け合うように、美しく共演しています。
「録音とはいわば〈凍結〉されたものですが、私たちは音楽の〈生々しさ〉〈息づかい〉を引き出したいと願っています。作曲というのは子供と同じで、作曲家も また作品を支配するのではなく、世に送り出すだけで、作品自体が、独立して生きているのですから。」(ヴェロニカ・クイケン)
CC-72913
ランバッハ修道院の室内楽〜アマンダス・イヴァンシズ(1727-1758):作品集
ディヴェルティメント ハ長調(Vn、ヴィオラ、チェロ)
シンフォニア イ長調(Vn2、バス)
シンフォニア ト長調(Vn2,ホルン2、ヴィオラ、バス)
コンチェルティーノ 変ホ長調 (Vn、ヴィオラ、バス)
3声のソナタ 変ロ長調(Vn、ヴィオラ、バス)
4楽器のためのシンフォニア ニ長調(Vn2、ヴィオラ、バス)
アルス・アンティクヮ・アウストリア
グナール・レツボール(Vn、指)
ニーナ・ポーン(Vn)
マルクス・ミーゼンベルガー(Va)
ヤン・クリゴフスキー(8フィート・ヴィオロー ネ)
ミハエル・ゼルナー(Hrn)
アダルベルト・ハイツィンガー(Hrn)

録音:2022年3月10-12日/ランバッハ、ベネディクト修道院
1767年から何度かモーツァルト父子が訪れ、『ランバッハ交響曲』と呼ばれることになる楽譜を残していったランバッハ修道院。その少し前にこの地で活躍し、 31年という短い生涯にもかかわらず300以上の作品を残したのがアマンダス・イヴァンシズです。ホルンと弦楽のために書かれた、交響曲の前身のような楽曲 を収録。どれもバロックより古典派に向いた音楽で充実した書法をもっています。若き日のモーツァルトの耳にも入ったかもしれない音楽。知られざる音楽を次々 と発掘して我々にもたらしてくれるレツボール&アルス・アンティクヮ・アウストリア、今作も注目です。 (Ki)
CC-72914
ノルウェー物語
クリシュナ・ナガラジャ:弦楽四重奏のための「ストリンガー」(2020)
無伴奏ハルダンゲルヴァイオリンのための「ノルウェー組曲」(2019)*
クリシュナ・ナガラジャ(ハルダンゲルヴァイオリン)
Meta4(弦楽四重奏)

録音:2021年5月9-10日フィンランド、ヘルシンキ
2021年6月4-7・17・18・29・30日イタリア、メーダ*
ノルウェーの民族楽器ハルダンゲルヴァイオリン(ハーディングフェーレ)を奏でる作曲家、クリシュナ・ナガラジャの作品集。現代音楽ともワールドともクロスオー バーとも言い切れない独特の世界です。弦楽四重奏曲『ストリンガー』はノルウェーのフォークダンスである「スプリンガー」と「ストリング」を掛け合わせたタイト ルで、西洋音楽の結晶ともいうべき編成の音楽に異質な世界観が組み合わされます。また『ノルウェー組曲』ではハルダンゲルヴァイオリンの独奏によって民俗的 な語り口の糸が紡がれていき、いつしか恍惚とした、狂おしいほどの感情へと膨らんでいきます。 (Ki)
CC-72915(1SACD)
ヨハネス・マティアス・シュペルガー(1750-1812):コントラバス協奏曲集
協奏曲第2番ニ長調(1778)
協奏曲第3番変ロ長調(1778)*
協奏曲第4番ヘ長調(1779)*
ヤン・クリゴフスキー(Cb)[使用楽器]第2番:アントン・ポッシュ製、1736年、ウィーン
第3番:ヨハン・ヤコブス・エルトル製、1789年、プレスブルグ
第4番:制作者不明、1810年頃、ウィーン
コレギウム・ヴァルトベルク430

録音:2021年10月29-31日/スロバキア、ブラスチヴァ宮殿、鏡の間
*=世界初録音
作曲家であり、18世紀を代表するコントラバス奏者でもあったヨハン・マティアス・シュペルガーによるコントラバス協奏曲集。彼は18曲ほどのコントラバス協 奏曲を書いたとされ、その中から初期の第2〜4番が収録されています。これらの作品は、シュペルガーがコントラバス奏者としてプレスブルグのハンガリー大司教 ヨーゼフ・グラーフ・フォン・バティヤーニ公爵の宮廷楽団に雇われていた時代に生まれたもの。コントラバスを当時としてはまったく新しい方法で扱っており、広 い音域とカンタービレな旋律はまるでハイドンのチェロ協奏曲を彷彿とさせます。今まで忘れ去られていたのが不思議なくらい素晴らしい音楽です。
オーケストラは弦楽のほかオーボエ、ホルン、ティンパニ、トランペットなども使われ勇壮な響き。第4番ではダルシマーも登場します。かつ中間楽章では弦楽の みの伴奏でソロの歌を際立たせたりと手の込んだ書法です。
このアルバムの録音は、シュペルガーがこれらの協奏曲を初めて演奏したのと同じホール、ブラティスラヴァ宮殿の「鏡の間」で行われました。初演時の驚きがよ みがえる快演! (Ki)
CC-72917(9CD)
ラ・プティット・バンド50周年記念ボックス〜バッハ:宗教作品集成


[CD1-3]マタイ受難曲 BWV244
[CD4-5]ヨハネ受難曲 BWV245
[CD6-7]クリスマス・オラトリオ BWV248
[CD8-9]ミサ曲 ロ短調 BWV232
[CD1-3]ゲルリンデ・ゼーマン(ソプラノ1)、マリー・クイケン(ソプラノ2)、ペトラ・ノスカイオヴァ(アルト1)、パトリツィア・ハルト(アルト2)、クリストフ・ゲンツ(テノール1、福音史家)、ベルンハルト・フンツィカー(テノール2)、ヤン・ファン・デル・クラッベン(バス1、イエス)、マルクス・ニーダーマイア(バス2)、エミリエ・デ・フォフト(リピエーノ、下女、ピラトの妻)、オリヴィエ・ベルテン(ペテロ、ピラト、祭司長2)、ニコラス・アクテン(ユダ、大祭司カヤバ、祭司長1)

[CD4-5]ゲルリンデ・ゼーマン(S)、ペトラ・ノスカイオヴァ(A)、クリストフ・ゲンツ(テノール、福音史家)、イェンス・ハーマン(バス、イエス)

[CD6-7]イム・スンヘ(S)、ペトラ・ノスカイオヴァ(A)、ステファン・シェルペ(T)、ヤン・ファン・デア・クラッベン(Bs)

[CD8-9]ゲルリンデ・ゼーマン、エリーザベト・ヘルマンス(S)、パトリツィア・ハルト(ソプラノアルト)、ペトラ・ノスカイオヴァ(A)、ベルンハルト・フンツィカー、クリストフ・ゲンツ(T)、マルクス・ニーダーマイヤー、ヤン・ファン・デル・クラッベン(Bs)

シギスヴァルト・クイケン(指)、ラ・プティット・バンド

録音:[CD1-3]2009年4月5-9日ベルギー、ルーヴェン、プレディクヘーレン教会
[CD4-5]2011年4月17‐20日ベルギー、シントトロイデン、アカデミーザール
[CD6-7]2013年12月11、13-17日ベルギー、ルーヴェン、プレディクヘーレン教会
[CD8-9]2008年3月16-19日スペイン、エル・エスコリアル修道院
古楽界に計り知れない影響と恩恵をもたらしたラ・プティット・バンド。2022年には創立50周年を迎え、指揮者シギスヴァルト・クイケンと共にその存在感は ますます偉大なものとなっています。Challenge Classicsレーベルへの数々の録音の中から、特に素晴らしい成果であるバッハの『マタイ』『ヨハネ』『ロ 短調ミサ』『クリスマス・オラトリオ』をひとまとめにした記念ボックスが登場。単体では入手が難しくなってきたものもあり、嬉しいセット化です。少人数のアンサ ンブルと研ぎ澄まされた解釈が作り出す硝子のように透明でありながらも音楽の持つ力をまざまざと魅せつけてくれる演奏は、いつ聴いても美しく、どれほど月 日が流れても鮮烈。発売当時からずっと高評価を保っている屈指の名演をたっぷりとお楽しみください。
『マタイ』『ヨハネ』『クリスマス・オラトリオ』では、近年ソリストとしても人気うなぎのぼりの名手バンジャマン・アラールがオルガンを弾いています。
「音楽家は常にアマチュアであり続けなければならない。それでこそ聴き手も楽しみを共有できるのだから」(シギスヴァルト・クイケン)
CC-72918
リチェルカーレとカンツォーネ
ディエゴ・オルティス(ca.1510-1576):『変奏論』(1553)よりリチェルカーレ第1〜4番(第2巻)
トビアス・ヒューム(ca.1569-1645):『エア集 第1巻』(1605)よりガリアード / 愛のアルメイン / 玩具 / 陽気な会議 / アルメインの精神 / 奥方のアルメイン
ベンジャミン・ヘリー(1680-1690頃活躍):『ヴィオリスト大全』*(1699)より詩篇100・詩篇92 / メヌエット / ゆったりしたエア / ブーレ
アンジェロ・ミケーレ・ベルタロッティ(ca.1665-1747):『定旋律と装飾を迅速に習得するための易しい手引き』*(1698)よりコントラルトのためのリチェルカーレ第1〜10番 / ソプラノのためのリチェルカーレ第1・3・4・6〜11番
マッテオ・チッキッティ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ムジカ・エレジェンティア

録音:2021年8月イタリア、サンタ・マリーア・インバーロ、聖母マリア教会
*世界初録音
ヴィオラ・ダ・ガンバ独奏の誕生から終焉までを描くアルバム。ルネサンスに花開いたこの楽器は、チェロに取って代わられたというより、独自の文学を楽しみ
続けたと言った方が良いかもしれません。しばしば教訓的、芸術的価値を持つレパートリーがあり、控えめながら音楽を深いところまで掘り下げたような世界が広
がっています。教本的な曲集がそれ自身で音楽的にも完結しているという、不思議な魅力の音楽が収録されています。厳かで瞑想的な雰囲気がたまりません。 (Ki)
CC-72920
帰還
ラフマニノフ:『悲しみの三重奏曲』第2番Op.9(1907年版)
前奏曲 ロ短調 Op.32-10〜Th.Beijer編、ピアノ三重奏版(1988)
トリオ258[レスタリ・スホルテス(P)、エドゥアルド・パレデス・クレスポ(Vn )、レ オナ ルド・ベ セリング(Vc)]

録音:2022年8月4・5日ヒルフェルスム、MCO、第1スタジオ
2015年にアムステルダムのカイゼルスグラハト258にあるリハーサル室で結成された三重奏団「トリオ258」による演奏。
ラフマニノフが彼の作品の良き理解者であるピアニスト、ベンノ・モイセイヴィチにロ短調前奏曲について尋ねたところ、モイセイヴィチは「一言では言い表せな い。この作品は旅だ。旅して、〈帰って〉くる…」と答えました。その言葉をヒントに、「return=帰還」をテーマとした内容に仕立てられています。
美しくメランコリックなテーマが50分にわたる音楽の後に回帰する『悲しみの三重奏曲』第2番と、ロ短調前奏曲のピアノ・トリオのための編曲版を収録。そこ にパンデミックによって2年間音楽から隔離されていた音楽家が、本来の世界へと帰還するイメージが重ねられています。2023年のラフマニノフ生誕150年と いう節目も意識したアルバム。 (Ki)
CC-72921
フォーレ:ピアノ作品集
夜想曲第1番変ホ短調 Op.33-1
舟歌第3番変ト長調 Op.42
主題と変奏 嬰ハ短調 Op.73
夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.74
即興曲第5番嬰へ短調 Op.102
9つの前奏曲 Op.103
舟歌第12番変ホ長調 Op.106bis
夜想曲第13盤 ロ短調 Op.119
3つの無言歌 Op.17〜第3番変イ長調
ハンネス・ミンナール(P)

録音:2016年1月26-28日/オランダ、スキーダム、ウェストヴェスト90

※既発売の【CC-72731】(SACD Hybrid+DVD)は廃盤となります。
瑞々しい夜想曲や舟歌、多様な書法が駆使された「9つの前奏曲」、傑作の誉れ高い「主題と変奏」などを収録。1984年オランダ生まれの俊英ピアニスト、ハ ンネス・ミンナールが奏でるフォーレ作品集です。繊細で流れるような和声進行が特徴的なフォーレの音楽の魅力を余すことなく伝えてくれます。 (Ki)
CC-72923
ヘンデル:チェンバロのための組曲集
組曲第3番ニ短調 HWV428
組曲第2番ヘ長調 HWV427
組曲第8番へ短調 HWV433
組曲第5番ホ長調 HWV430
組曲第7番ト短調 HWV432
トン・コープマン(Cemb)
[使用楽器:ヴィレム・クルスベルヘン製作のリュッカースのレプリカ(コープマン所有)]

録音:2022年3月オランダ、バッセム、コープマンの家
オランダ古楽界を牽引する現役の巨匠コープマン(1944-)がヘンデルの組曲を録音しました。自宅でお気に入りの自前楽器を弾いてのレコーディングで、リ ラックスした気分でヘンデルの音楽と戯れるコープマンが目に浮かぶような演奏です。厳しい曲想の作品でも難解さを解きほぐし空間に開放していくような独特の 味わいがあり、コープマンにしか成し得ない演奏が楽しめる1枚。付点リズムの処理など楽譜の読みにもこだわりが感じられます。
若い頃から優れたオルガン、チェンバロ奏者として名を知られ、ドイツ、イタリア、イギリスと渡りながら作曲家としても大成していったヘンデル。1720年11月 にロンドンで出版された『チェンバロ組曲集』全8曲はバッハの鍵盤曲に対抗できる完成度を誇り、現在では通称「8大組曲」と呼ばれています。この名作から5 曲を抜粋。『調子の良い鍛冶屋』で知られる変奏曲を含む第5番も収録されています。
「私はバッハを多く演奏・録音してきたが、ヘンデルの音楽の素晴らしさを軽視することはない。彼の曲は壮大で、感情に満ちあふれ、演奏効果も高い。このチェ ンバロ組曲の中のいくつかはときどきコンサートで演奏しているが、今なら録音するのも良い機会だと思った。CD1枚分、私が曲を選んだ。自宅で録音できたの も特別な経験だった」(トン・コープマン)
第7番、CDラストのトラックは、きわめてシンプルな作りながら奏者の人生が投影されてしまうような無二の魅力(あるいは怖さ)を持つ「パッサカリア」。コー プマンの自然体の演奏を聴くと、彼の音楽人生そのものが音となり綴られていくのが感じられるでしょう。 (Ki)
CC-72924
黄金の冠
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):オラトリオ『ネポムクの聖ヨハネの殉教』
Agitato da piu venti / Cura che di timor ti nutri e cresci… / L’aureo serto e il ricco manto
オラトリオ『ゲデオーネ』
part II:Sinfonia / O Figlio, o Gedeone… / O beato, fortunato
セレナータ『アンジェリカ』
Oh strani agli occhi nostri… / Folle chi sa sperar
オラトリオ『ダヴィドとベルサベア』
M’hai sprezzato
歌 劇『アグリッピーナ』
Insomma il far l’amore… / Vuole il musico la donna
歌 劇『 ポーロ』
Del rivale all’aita… / E ver che all’amo intorno
セレナータ『デジャニラ、イオーレ、エルコーレ』
Overture of the serenata / Idre, arpie, draghi e leoni / Ho gia la mente ingombra… / Ombre oscure
セルジョ・フォレスティ(Br)
アンドレア・ブッカレッラ(指)
アブコルディス・アンサンブル

録音:2021年11月29日〜12月2日/スイス、ランドガストフ・リーエン
こだわりのプログラムで古楽を聴かせるバリトン歌手、セルジョ・フォレスティによるChallenge Classics3枚目のアルバム。今回はナポリの偉大な作曲家ニ コラ・ポルポラに着目。さまざまな雰囲気と性格のアリアを収録しており、ポルポラの音楽世界を飽きることなくたっぷりと楽しめます。力強いバリトンの歌声に ブッカレッラ率いるオーケストラが痛快に呼応。 (Ki)
CC-72926
変奏の技法〜スウェーリンク(1562-1621):世俗作品集
大公の舞踏会 SwVW 319
フィリッピのパヴァーヌ SwVW 329
わが青春の日は既に過ぎ SwVW 324
緑の菩提樹の下で SwVW 325
私はライン川を渡る SwVW 322
スペインのパヴァーヌ SwVW 327
そうでなくては SwVW 330
もしも運命の女神に愛されるなら SwVW 320
マルスの神 SwVW 321
涙のパヴァーヌ SwVW 328
愚かなシモン SwVW 323
アルマンド・グラティエ SwVW 318
ファビオ・アントニオ・ファルコーネ(Cemb)

録音:2021年10月25-28日/スイス、ヌーシャテル美術・歴史博物館
オランダ古楽の巨匠作曲家スウェーリンクの、世俗的な歌と踊りによる変奏曲集。宗教作品とは異なる軽妙な筆致で書かれ、時にユーモラスな一面さえ垣間見え る、めっぽう楽しい作品群です。ほとんどの楽曲は人生の最後の20年間に書かれたとされており、成熟したスタイルで完成度高く作られているのも注目すべきポ イントです。
演奏しているファルコーネは、ルネサンスと初期バロック専門の古楽奏者。通奏低音奏者として自らのアンサンブルも立ち上げ器楽・声楽両方のレパートリーを 探求しており、ここに収録されたスウェーリンク作品を弾く土壌がしっかりとある、おあつらえの奏者と言えるでしょう。楽器はヌーシャテル美術・歴史博物館所蔵 のルッカース・チェンバロ(1632/1745年製)を使用しています。 (Ki)
CC-72927(2CD)
フランツ・シュレーカー(1878-1934):歌劇『宝探し』(ウィーン、1915/1918) ティル・ファヴェイツ(王)
マヌエラ・ウール(エルス)
レイモンド・ヴェリ(エリス)
グラハム・クラーク(道化)
マルク・アルブレヒト(指)
オランダPO
オランダ国立オペラcho

録音:2012年9月30日、10月12・15・19日/アムステルダム・ミュージックシアター(ライヴ)
オランダ国立オペラの2012年ライヴ、再発盤です。第一次世界大戦中、より良い未来を願って書かれたオペラ『宝探し』。発表当時の評判は非常に高く、大きな人気を誇りました。調性を否定するのではなくその システムを拡張する可能性を模索したシュレーカー、その響きはとても美しく、人々の耳に受け入れられたのがうなずけます。 (Ki)
CC-72932
コルンゴルト:弦楽四重奏曲第1番イ長調 Op.16
ピアノ五重奏曲 ホ長調 Op.15*
アルマSQ
セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン(P)*

録音:2022年10月22・23・29・30日/ ヒルフェルスム、MCOスタジオ
第2・3番を収録した第1集(CC-72869)に続く、アルマSQによるコルンゴルトの弦楽四重奏曲全集(全3曲)の第2集。残りの第1番にピアノ 五重奏曲をカップリングしています。両曲とも1920年代、作曲家20代半ばに書かれた作品で、無垢なまでの美しさに少しの危うさを混ぜたような後期ロマン薫 る豊饒な音楽。
アルマSQは2014年結成。コルンゴルトの楽曲はコロナ禍でメンバーが集まって合わせるのも困難な時期に開拓していった新しいレパートリーです。 新しいものに集中し力をそそぎ深めていったのがわかる、とても聴き応えのある演奏です。ピアノのエッカードシュタインもメトネル、スクリャービン、ワーグナー、 シューベルト、シューマンといったロマン派・近代を得意とする演奏家なので五重奏曲も非常に完成度の高い録音になっています。 (Ki)
CC-72934
ラスト・エピファニー
ブラームス:ドイツ民謡集 WoO33
All mein Gedanken, No.30/ Mein Madel hat einen Rosenmund, No.25/ Feinsliebchen, No.12 / Jungfraulein, soll ich mit Euch gehen, No.11/ Die Sonne scheint nicht mehr, No.5 / Erlaube mir, feins Madchen, No.2/ Sagt mir, o schonste Schaf’rin mein, No.1/ Es steht ein Lind’, No.41/ Gar lieblich hat sich gesellet, No.3/ Sonntag, Op.47-3/ Wach auf, Mein’ Herzensschone, No.16/ Es wohnet ein Fiedler zu Frankfurt am Main, No.36/ In stiller Nacht, No.42/ Ach Gott, wie weh tut scheiden, No.17/ Soll sich der Mond nicht heller scheinen, No.35/ Da unten im Tale, No.6
ノルベルト・グランズベルグ(1910-2001):追憶 〜ホロコースト歌曲集
Im Gefangnis / Abschied / Fur Ule / Alter Baum / Nachtgedanken / Der Ofen von Lublin / Versprich mir eins / Die letzte Epiphanie / Lied zur guten Nacht / Greta / An die Volker der Erde
シューベルト:夕星 D.806
ティロ・ダールマン(Bs-Br)
ヒダイエット・ヨナス・ジェディカー(P)

録音:2022年5月2-5日
蒔いた種を、見守ることもなく…」シューベルトの『夕星』で終わるこの歌曲アルバムには、19世紀を生きたブラームスと、20世紀を生きたグランツベルクに よる、これ以上ないほど対照的な楽曲が並んでいます。グランツベルクはナチの台頭を受けてドイツからフランスに渡り、エディト・ピアフの歌を多く書くなどして 活躍した作曲家です。
音楽の無邪気さ、喜びを体現したブラームスの『ドイツ民謡集』に、ホロコーストを知る作曲家グランツベルクによる『追憶 〜ホロコースト歌曲集』をカップリン グ。後者はたいへん美しい響きを持っているのにただただ痛ましいだけで、1世紀を隔てての文化の断絶が強烈に迫ってきます。音楽の傑作とは何なのか、考えさ せられる1枚。 (Ki)
CC-72953
グレゴリー・フリード(1915-2012):ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ディヴェルティメント Op.45-1(1969)
アンダンティーノ
ソナチネ Op.32(1956)
自然の暦 Op.17-2(1948)[Spring is Arriving / The Little Bird / Spouts / Autumn / The Rivulet / Sunset / A Sparkling
Drop / Bunny / The Wasps Feel Cold / Fox Hunting]
ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.27(1952)
ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.51(1968)
ヴァイオリン・ソナタ第3番Op.57(1968)
イザベル・ファン・クーレン(Vn)
オリヴァー・トリンドル(P)

録音:2020年9月3-6日/ケルン、ドイツ放送カンマームジークザール
ほとんど知られていないロシアの作曲家、グレゴリー・フリード(1915-2012)のヴァイオリンとピアノのための作品を網羅したアルバムです。フリードはペト ログラード生まれで、リチンスキー、シェバリーンに作曲を師事。社会主義リアリズムに則った作風に始まり、後年は12音技法などの現代的な書法も取り入れまし た。いかにもロシア的な、明るい和声を持ちつつもひねった不協和を採り入れた語法が特徴的。ソナタ第3番では一気に沈静化した暗く不気味な世界も見せます。
「15年ほど前にフリードの室内楽と管弦楽のスコアに始めて出会い、強い興味を持ちました。ヴァイオリンとピアノのための作品からは、作曲家の様式的発展を 辿ることができます。初期作品はショスタコーヴィチの、後期作品はデニソフ、グバイドゥーリナ、シュニトケの語感に近いものがあります。〈暗い〉〈思索的な〉〈皮 肉めいた〉〈秋日のような〉といったイメージが浮かんできます。」(オリヴァー・トリンドル)
「2019年の夏、集まったフリードのヴァイオリンとピアノのための作品の楽譜を前に、オリヴィエと読み合わせのセッションをし、その音楽のあまりの強さに何 度も涙しました。いずれも繊細で深い悲しみをもった、作曲家の真の心が込められた作品です。」(イザベル・ファン・クーレン) (Ki)
CC-72956
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27(全6曲) ソルヴェイグ・ステインソルスドッティル(Vn)

録音:2022年10月3-5日スイス、ヴィンタートゥール、聖ミカエル教会
ソルヴェイグ・ステインソルスドッティルはアイスランド出身。3歳でヴァイオリンを始め、レイキャビク音楽大学、ベルリン芸術大学、チューリッヒ芸術大学で学び、 2013年にチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲でアイスランドSOと共演しソロ・デビュー。ヨーロッパ各地で様々なオーケストラと共演し、リサイタルや室 内楽の公演も行っています。
彼女の記念すべきデビュー盤となる今作は、難曲・イザイの無伴奏。若き奏者がヴァイオリン芸術の限界に果敢に挑みます。
CC-72938
ダウランド:『ラクリメ、或いは7つの涙』(1604)
古い涙
ジョン・スーチ卿のガイヤルド
新たな古い涙
デンマーク王のガイヤルド
ため息の涙
エセックス伯のガイヤルド
哀しみの涙
ジャイルズ・ホビー氏のガイヤルド
偽りの涙
トマス・コリアー氏のガイヤルド
愛の涙
ニコラス・グリフィス氏のガイヤルド
真実の涙
ディゴリー・パイパー船長のガイヤルド
ダウランドはいつも哀しむ
ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルマンド
ヘンリー・アンプトン卿のガイヤルド
ヘンリー・ノエル氏のガイヤルド
ジョン・ラングトン氏のパヴァーヌ
バクトン氏のガイヤルド
ニコルズ夫人のガイヤルド
ジャドラン・ダンカム(Lute)
アル ベルト・ラージ(トレブ ル・ヴィオー ル )
アッカデミア・ストゥルメンターレ・イタリアーナ

録音:2023年1月19-22日/イタリア、ヴェローナ、ナザレ教会
ヴィオールをメインに自在な編成で活動するイタリアの名アンサンブル「アッカデミア・ストゥルメンターレ・イタリアーナ」。バッハの『フーガの技法』(CC-72842 / KKC-6275)、ラモーの『コンセール集』(CC-72905 / KKC-6507)に続くChallengeレーベル第3弾はダウランドの名品『ラクリメ』! ドイツでもフランスでも常に「お国もの」の固定観念を超えた正攻法にしてハイレベルな古楽演奏を聴かせてきた彼ら、今作も注目必至の完成度です。
ダウランドは1598年から1606年まで、デンマーク王クリスチャン4世の宮廷リュート奏者を務めました。『ラクリメ、或いは7つの涙』は1603年から 1年間ロンドンに滞在したときに出版され、クリスチャン4世の妹アンネに捧げられています。編成はヴィオール5パートとリュートという類を見ない珍しいもので、 ダウランドの出版作品の中で唯一のヴィオール合奏曲でもあります。
スコアは各パートが向きを変えて印刷されていて、テーブル中央に置いた1冊の楽譜を6人の奏者がぐるりと囲んで演奏できるようになっています。これに より楽器の並び方が決まり、奏者間のコミュニケーションにも形が生まれてくるのが面白いところです。
流動的にたゆたうヴィオール合奏と装飾的で瞬発力のあるリュートが織り成す対話は、永遠をおもわせる美しさを持ちながらも、ときに刺激的で斬新。ラージ 率いる盤石のヴィオール群と若き名手ジャドラン・ダンカムのまばゆい閃きに満ちたリュートが、この名作をより深く、より哀しく、よりあたたかく、現代に解き 放ちます。 (Ki)
CC-72939
メッセンジャー〜シルヴェストロフ:作品集
ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-):メッセンジャー(1996) [p]
ポスト・スクリプトゥム(1990) [p/v]
3つの小品(子守歌-舟歌-子守歌)(2005) [p/v]
ピアノ・ソナタ第2番(1975) [p]
JSBへのオマージュ(2009) [p/v]
エピタフィウム(1999) [p/c]
5つの小品(エレジー-セレナーデ-間奏曲-舟歌-夜想曲)(2004) [p/v]
ダニエル・ローランド(Vn v )
ボリス・フェドロフ(P p )
マヤ・ボグダノヴィチ(Vc c)

録音:2022年7月30日、8月30・31日アムステルダム
1937年キエフ生まれ、前衛音楽を書いていた時期を経て、調性の響きを用いた作風にシフトし広く認知されるようになったシルヴェストロフ。無駄を削ぎ落し たシンプルな書法ながらも、一癖ある筆致が独特な美しさを生み出す小編成の楽曲を収録しています。淡い記憶の中から取り出した一瞬の響きを静寂な空間には りつけ固定し、光の角度が変わっていくのをただ眺めているような音楽は、優しいなぐさめと郷愁に満ちたもので、神秘的ですらあります。
「私は新しい音楽を書いているのではない。私の音楽は過去の音楽への応唱であり、反響なのだ」「たとえ文字通り歌うことができないとしても、音楽とはやは り歌である」(ヴァレンティン・シルヴェストロフ)
CC-72940
ロシアのチェロ・ソナタ集
カバレフスキー:チェロ・ソナタ Op.71
プロコフィエフ:チェロ・コンチェルティーノ Op.132より 第2楽章アンダンテ
シェバリーン(1902-1963):チェロ・ソナタ Op.51-3*世界初録音
マリーナ・タラソヴァ(Vc)
イヴァン・ソコロフ(P)

録音:2022年7月6日、8月10・11・18日/モスクワ、ヴィクトル・ポポフ・アカデミー・オブ・コラール・アーツ・スタジオ
プラハ、フィレンツェ、パリの国際コンクールに優勝し、長年にわたりロシアを代表するチェリストの一人である、マリーナ・タラソヴァによるロシア作品集。収録 された3曲は、すべてロストロポーヴィチに献呈されたものです。シェバリーンのソナタは世界初録音。
「カバレフスキーのソナタは20世紀のチェロ・レパートリーの中で最高の作品の一つであり、その哲学的で瞑想的な深さは比類がない。プロコフィエフのコンチェ ルティーノは、抒情性とロシアの土壌という、彼の中の稀な組み合わせの最も美しい例です。シェバリーンのソナタでは、古いモスクワのイメージ、教会の鐘の音、 水夫の踊りなどを体感することができます。」(マリーナ・タラソヴァ) (Ki)
CC-72942
『オルフェウスの降下』 〜ロビン・デ・ラーフ(1968-):作品集
(1)ピアノ協奏曲第2番『キルクルス』(2021-2022)
(2)室内管弦楽のための『オルフェウスの降下』(2002-2003)
(3)ヴァイオリン協奏曲第2番『北大西洋の光』(2002-2003)
(1)ラルフ・ファン・ラート(P)、マティアス・ピンチャー(指)、ネーデルラント放送PO
(2)ローレンス・レネス(指)、ネーデルラント放送PO
(3)トスカ・オプダム(Vn)、マルク・アルブレヒト(指)、ネーデルラントPO
録音:(1)2022年6月10日/アムステルダム、ヴェスターガスファブリーク
(2)2020年11月21日アムステルダム、コンセルトヘボウ、
(3)2019年5月20日アムステルダム、コンセルトヘボウ"
Challengeレーベルが力を入れて紹介しているオランダ現代音楽を代表する作曲家、デ・ラーフの管弦楽作品集。循環する時間をテーマとしたピアノ協奏曲『キ ルクルス(円)』、決して戻ってくることのない下降を描いた『オルフェウスの降下』、まばゆい光と水の煌めきに焦点を当てたヴァイオリン協奏曲『北大西洋の光』 を収録しています。どれも複雑・精巧でありながら、耳馴染みの良いサウンドを持っています。大編成のオーケストラをたっぷり鳴らし、華麗なソロも聴かせる、抜 群の聴き応え。 (Ki)
CC-72943(1SACD)
Unico ウニコ 〜18世紀初頭オランダのリコーダー・ソナタ集
ジャン=バティスト・ルイエ・ド・ガン(1688-ca.1720):ソナタ第3番ト長調(フルートと通奏低音のための12のソナタ Op.1より)
シブランドゥス・ファン・ノールト(1659-1705):フルートと通奏低音のためソナタ第1番 ヘ長調(『イタリア趣味の混合』より)
ウィレム・デ・フェッシュ(1687-1761):ソナタ第3番ト長調(12のソナタ Op.8より)
シブランドゥス・ファン・ノールト(1659-1705):チェンバロ独奏のためのソナタ第4番 イ短調(『イタリア趣味の混合』より)
ウニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナール(1692-1766):ソナタ第1番ヘ長調 / 第2番 ト短調 / 第3番ト短調
テウン・ヴィッセ(リコーダー)
テウン・ブラケン(Cemb)

録音:2022年10月17-20日オランダ、ウェストザーン
バロック時代のアムステルダムは、作曲・楽器制作・楽譜出版において、ヨーロッパのなかでも重要な都市のひとつでした。器楽音楽の花形であったイタリアと も深く関係し、イタリアの人気作曲家の多くはアムステルダムで作品を出版しています。オランダはいわば、最新のイタリア音楽に一番早く触れることのできた場所 であり、オランダのリコーダー音楽を集めたこのアルバムからも、イタリア音楽からの大きな影響が感じられるでしょう。
ヴァッセナール(Unico Wilhelm van Wassenaer)の3曲あるリコーダーとチェンバロのためのソナタがプログラムの中心になっています。これらはヴァッ セナールがパリを訪れて演奏した際に「まったくコレッリのソナタのようだ」と評されたものですが、それだけに留まらず、作曲家の確かな個性(unico 伊)が刻 まれた作品であることにも注目です。
5本のリコーダーと2種のチェンバロから、それぞれのソナタにふさわしい楽器を選んで演奏。また録音会場はオランダの18世紀の教会で、音楽と音響が完璧 に一致した世界を聴かせてくれます。 (Ki)
CC-72945
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 第1集
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
モーツァルト(ラツィック編):「ロンド・コンチェルタンテ」-アレグレット・グラツィオーソ(P・ソナタ第13番 変ロ長調 K.333/315c 第3楽章からの編曲/世界初録音)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番変ホ長調 K.449
デヤン・ラツィック(P)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
ベルゲンPO

録音:2022年2月14-17日/ノルウェー、ベルゲン、グリーグホール
ピアニスト・作曲家として活躍する才気あふれる音楽家、ラツィックによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ第1弾。シリーズ全3枚で6曲の協奏曲を収 録予定です。異なる創作時期・編成・スタイルを並置させることでモーツァルトのゆたかな秘儀をあらわにし、またカデンツァやアインガングをラツィック作で統 一することで各曲を密接に結び付けていく、というコンセプトが掲げられています。
ラツィックは現代ピアノで演奏するにあたって、発音・フレージング・アーティキュレーションなどあらゆる事象を注意深く検討・調整し、オーケストラとのバ ランスも徹底的に吟味しました。和声進行のグラデーションに即したテンポ変化、軽やかにして理路整然とした物言い、知的な奔放さといった頭脳派ならではの 見事な解釈が結晶化しています。フリエンドのバックも機敏な反応を見せ、ピアノと共に動きのある音楽を作っていくさまが大いに刺激的。こまかい作り込みな がら響きは小型にならず、たっぷりとモーツァルトの音楽を鳴らしているのも好印象。23番アダージョの深淵とフィナーレの嬉々とした輝きは当ディスクのハイ ライトと言えます。
ソナタ(K.333/315c)からのラツィック編曲版は「独奏ピアノ、オーボエ2、ホルン2、ファゴット、弦五部」という完全な協奏曲編成。もともとこのロ ンドはモーツァルト自身がカデンツァを書き込んでいる珍しい楽章で協奏曲に親和性があるため、面白い試みです。ここからさらにラツィックが手を加えた「ピア ノ四重奏版」は既に録音があるものの、この管弦楽伴奏版は初録音。カデンツァはモーツァルトの書いた通りに弾かれますがピアノ・パート全体は原曲そのまま ではなく、オーケストラにも旋律が託されます。ハ短調で提示されるテーマにはオーボエがあてがわれたりと管楽器の用法もじつに多彩で本当のモーツァルトの 協奏曲のよう。ラツィックの高い作曲センスにうたれます。 (Ki)
CC-72949
サン=サーンス&ラロ:チェロ協奏曲集
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
 『動物の謝肉祭』 R.125より 「白鳥」
 アレグロ・アパッショナート Op.43
ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調
マヤ・ボグダノヴィッチ(Vc)
ボヤン・スジッチ(指)RTS響

録音:2022年3月-6月/ベオグラード、コララク・コンサートホール
ふたりのフランス・ロマン派の大家によるチェロ協奏曲を収録。マヤ・ボグダノヴィッチはパリを拠点に活動するセルビア人チェリストでアルド・パリソ・チェロ・ コンクール第1位の実績を持っています。セルビアを代表するオーケストラ、RTSSOとの共演。
サン=サーンスのチェロ協奏曲第1番は、楽器の可能性を研究しつくした演奏効果の高い独奏パートが魅力的。また3つの楽章が切れ目なく続けて演奏されるな ど、形式の上でも非常に練られたものになっています。『アレグロ・アパッショナート』はアンコールピースとして書かれた短い楽曲ですが、これまた美しいもので、 楽器の扱いが巧み。
『スペイン交響曲』で有名なラロ。チェロ協奏曲でも、スペイン民謡こそ登場しませんが、スペイン風味を感じさせる特徴的なリズムや旋律に彩られた音楽が展開 されます。 (Ki)
CC-72951
サン・サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調 Op.61
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.82
ルドルフ・コエルマン(Vn)
パウル・K・ハウク(指)
シンフォニエッタ・シャフハウゼン

録音:2021年11月18・19日シャフハウゼン、聖ヨハネ教会
ヤッシャ・ハイフェッツに学び、ロイヤル・コンセルトヘボウOのコンサートマスターも務めたルドルフ・コエルマンによる、後期ロマン派の美しいヴァイオリ ン協奏曲集。コエルマンが師ハイフェッツに捧げるアルバムとして選曲したプログラムです。
グラズノフの協奏曲は名ヴァイオリニスト、レオポルド・アウアーのために書かれたもので、ハイフェッツは10代の頃アウアーから直接この曲について学んでいま す。またサン=サーンスの第3協奏曲は、ハイフェッツ自身が録音したかったが、実現できなかった曲だとコエルマンに語っていたそうです。コエルマンの演奏は師 を思いながらも自身の音楽を力強く展開するもので、両曲の持ち味を存分に堪能いただけます。 (Ki)
CC-72952
父と子 〜J.S.&C.P.E.バッハ:ピアノ作品集
C.P.E.バッハ:ロンド ハ短調 Wq.59-4
 ロンド ト長調 Wq.57-3
 幻想曲 変ホ長調 Wq.58-6
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
C.P.E.バッハ:プロイセン・ソナタ 第2番変ロ長調 Wq.48-2
  幻想曲 ハ長調 Wq.61-6
  ソナタ ニ長調 Wq.61-2
バッハ:イギリス組曲第2番イ短調 BWV807
C.P.E.バッハ:アリオーソと7つの変奏 ヘ長調 Wq.118-4
エイナフ・ヤルデン(P)

録音:2022年11月6-9日/オランダ、スキーダム、ウェストヴェスト教会
C.P.E.バッハの鍵盤音楽に初めて出会ったとき、その多様性と独創性、大胆な創意に、とにかく驚いたというエイナフ・ヤルデン。その衝撃を聴き手にも1枚の アルバムで伝えるために彼女が考えたのは、父バッハの作品と並べること。一見よくあるプログラムのようですが、あくまでC.P.E.バッハの音楽に光を当て たい、というのが根本にあります。いくつかは父が存命中に書かれた作品で楽曲形式こそ近いものもありますが、父が完成させ終焉させたバロック芸術と比べる と、まったく新しい指向性と実験精神に満ちた音楽であることがよくわかります。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンに影響を与え、さらにはロマン派の到来す ら予感させる新時代の音楽。偉大な父の存在を感じながら、息子がどれだけ遠くまで進んでいったのかに、思いをはせる内容です。
エイナフ・ヤルデンは2009年ベートーヴェン国際コンクール第3位入賞などの経歴を持つイスラエルのピアニスト。これまでに「ベートーヴェン&ストラヴィン スキー」(CC-72599)、「ハイドン」(CC-72742)、「シューマン」(CC-72776)のアルバムをリリースしています。
CC-72955
ユニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナール(1692-1766):6つのコンチェルト・アルモニコ
第1番ト長調/第2番ト長調
第3番イ長調/第4番ヘ短調
第5番変ホ長調/第6番変ロ長調
マイク・フェントロス(指)
ラ・スフェラ・アルモニオーサ

ライヴ録音:2022年10月30日/オランダ、アルクマール
古楽アンサンブル「ラ・スフェラ・アルモニオーサ」による、ウィレム・デ・フェッシュ(CC-72829)、ピーテル・ヘレンダール(CC-72911)に続くオランダ 古楽作曲家シリーズ第3弾。ひと昔前はペルゴレージ作とされ、ストラヴィンスキーの『プルチネッラ』に使われた(協奏曲第2番第4楽章→タランテッラ)ことで も有名なヴァッセナールの『コンチェルト・アルモニコ』をライヴ録音。
『コンチェルト・アルモニコ』は1740年にハーグで出版されましたが、作曲者でありオランダの高名な貴族家系の人物であったヴァッセナールが名を明かさず に発表したため、長いこと作曲者が不明でした。当初は出版した人物のカルロ・リッチョッティが作曲者ではないかとされ、20世紀には、曲の内容からペルゴレー ジ作と推測されていました。1980年にオランダの音楽学者アルバート・ダニングが自筆譜を発見し、ようやく歴史家のみが知っていたヴァッセナールの名が音楽 学者にも知られることになったのです。
作品は6曲とも独奏者を置かずアンサンブルとしての協奏を行うタイプで、緩・急・緩・急の4楽章形式で書かれています。弦楽と通奏低音のみのシンプルな 編成でイタリア風の美しい旋律にあふれながらも、楽章間で劇的な転調を見せるなど刺激的な側面もありとても充実した曲集。演奏もたいへん力強く聴き応えあ り、ヴァッセナールの巧みな筆致がじっくりと堪能できるディスクです。 (Ki)
CC-72957
ラインベルト・デ・レーウ(1938-2020):管弦楽作品集
(1)夜のさすらい人 Der nachtliche Wanderer (2013)
(2)わかれ Abschied (1973)
(1)ラインベルト・デ・レーウ(指)
(2)エド・デ・ワールト(指)

オランダ放送PO
ライヴ録音:(1)2014年2月1日、(2)2017年1月21日
アムステルダムの作曲家・指揮者のラインベルト・デ・レーウによる管弦楽作品を収録。1973年の『わかれ Abschied』はコンパクトながら荒々しく、嵐のよ うな作品で、タイトルに意味を持たせたのかこの時期からデ・レーウはいったん作曲から距離を置きました。そして約40年を隔てて発表された『夜のさすらい人 Der nachtliche Wanderer』はヘルダーリンの詩にちなんだ作品で、一転して規模が大きくドラマティック。オーケストラのほかテープ録音された話し言葉の断 片が使われるなど、複雑な様相をもっています。2曲とも世界初録音。 (Ki)
CC-72958
シューマン:交響曲第1&2番
交響曲第1番変ロ長調 Op.38
交響曲第2番ハ長調 Op.61
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
スタヴァンゲルSO

録音:2023年6月12-15日ノルウェー、スタヴァンゲル・コンサートホール
ベートーヴェン、メンデルスゾーン、シューベルトに続いて、シューマンの交響曲サイクルに乗り出したフリエンド。共演は初録音となるスタヴァンゲルSOです。
スタヴァンゲルSOは1938年に設立されたノルウェーのオーケストラで、現在はアンドリス・ポーガが首席指揮者を務め、カネラキス、エラス=カサド、ガフィガンらも客演しています。また90年以降、ブリュッヘン、ヘレヴェッヘ、ビオンディを順に古楽芸術監督というポジションに迎え、歴史的奏法への造詣を深めてきたオーケストラでもあります。
フリエンドもブリュッヘンと同じくオランダ古楽界から活動をはじめ、今や指揮者として世界中で活躍する人物。ブリュッヘン仕込みの響きを一面にもつスタヴァンゲル響を、共感をもって鳴らしていきます。歴史的奏法を熟知した演奏が創り出す刺激的なシューマン。見通しの良い弦楽器のトレモロをくぐり抜けて香ってくる管楽器の風合いなど非常に面白い質感が味わえます。軽やかにして炸裂感もしっかり。2番ではバッハやベートーヴェンといった過去の作曲家の音楽へのまなざし、語り口にも注目です。 (Ki)
CC-72960
もっとバッハを
C.P.E.バッハ:シンフォニア ハ長調 H.659Wq.182-3
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調 BWV1048/ 同第5番ニ長調 BWV1050
W.F.バッハ(1710-1784):シンフォニア ヘ長調『不協和音』 Fk67
ユルゲン・グロス(Vn 、指)
エルビポリス・バロックオーケストラ

録音:2022年10月2-5日/ブレーメン、ゼンデザール
バッハと息子ふたりの作品を並べた1枚。ハンブルクに居を構える「エルビポリス・バロックオーケストラ」はケルン・フィルハーモニーやNDRのシリーズ 「Das Alte Werk」で演奏し、ハレとゲッティンゲンのヘンデル音楽祭やシュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭の常連としても活躍する古楽のスペシャリスト集 団です。
W.F.バッハの弦楽合奏のためのシンフォニア(Fk67)は、付点リズムを伴う優雅で伝統的なフランス風序曲にギャラント様式の和声やダイナミックなコントラス トを混ぜ合わせた冒頭楽章に始まり、ニ短調の穏やかな第2楽章、活発でフィナーレ的な第3楽章を経て、2部構成のメヌエットである第4楽章で締め括られます。 作曲家の自信作だったようで、チェンバロ版も残されています。
C.P.E.バッハの弦楽のためのシンフォニア(Wq.182-3)は、演奏者の技術を気にせず自由に書くことのできた「ハンブルク交響曲」と呼ばれる6曲からの1 曲。作曲家の創意が炸裂し、奇妙なほどの楽想がダイナミックに展開されます。息もつかせぬ3つの楽章からなり、冒頭のアレグロはヴァイオリンの技巧的な扱いが 特徴的。 (Ki)
CC-72961
マンハイムからベルリンへ 〜チェロ・ピッコロのためのソナタ集
クリストフ・シャフラート(1709-1763):チェロとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ハ長調*
フランツ・ベンダ(1709-1786):チェロと通奏低音のためのソナタ ニ長調*
アントン・フィルツ(1733-1760):チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調Op.5-2
ゲオルク・ザート(1708-ca.1778):独奏チェロとチェンバロのためのソナタ ヘ長調*
ヨーゼフ・ベネディクト・ジカ(ca.1720-1791):チェロと低音のためのソナタ ト長調*
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):チェロとフォルテピアノのためのソナタ イ長調
オクタヴィ・ドスタラー=ラロンド(Vc・ピッコロ)
アルテム・ベログロフ(フォルテピアノ)
ヴィクトル・ガルシア・ガルシア(Vc)

録音:2021年11月19-21日オランダ、フェルップ
*世界初録音
カナダのチェリスト、オクタヴィ・ドスタラー=ラロンドは2018年に小ぶりなバロック・チェロを手に入れました。これは4弦のチェロ・ピッコロ(調弦G-d-a-e')として弾くべきものと思い、すぐに試したところ、明るくクリスタルのような美しい高音が得られたそう。そしてこの楽器を存分に活躍させるプログラムを練 り、録音したのが当盤。
18世紀半ばのマンハイムとベルリンで書かれたギャラント様式のチェロ作品集。初録音も多く、初めて聴く曲ばかりです。チェロ・ピッコロの独特な音色はもち ろん、木製のハンマーが金属弦を叩くフォルテピアノもニュアンス豊か。多様な表情がたのしめるアルバムです。 (Ki)
CC72963
ミルキング・ダークネス
レーラ・アウエルバッハ(1973-):孤独の組曲(孤独なヴァイオリン弾きの為のバレエ)〜ヴァイオリン独奏
ピアノ三重奏曲第4番(2017) *
ミルキング・ダークネス(2011)〜ピアノ独奏 *
古い様式による3つの舞曲(2000)〜ヴァイオリンとチェロ
ピアノ三重奏曲第3番(2013/2018改訂) *
デ ルタ・ピアノ・トリオ【 ヘーラルト・スプロンク(Vn )、イレーネ・エルズリン(Vc)、フェラ・コー ペル(P)】

録音:2023年2月14-16日/ヒルフェルスムMC01(オランダ)
*世界初録音
3人の若いオランダ人奏者が2013年にザルツブルクで結成したデルタ・ピアノ・トリオ。現代音楽に力を入れる頼もしい団体。彼らの最新アルバムはロシア出 身でアメリカを本拠に活躍するレーラ・アウエルバッハ作品集。
文学者としても知られる彼女は独特な死生観を持っていて、その不可避な暗闇から逃れようとする無駄な闘いが音楽にも表れています。新作のピアノ三重奏曲 第4番は葬儀の鐘の音が運命を暗示し、暴力的な音響、泣き叫ぶようなトリルが最後まで救いなく続く衝撃作。また旧作を改訂したピアノ三重奏曲第3番は演奏の 視覚的側面がアウエルバッハにとり重要なことを具現化。音楽だけでなくパフォーマンスも作品となっています。しかしこの曲も最後に夢が打ち砕かれる彼女の美 学が反映しています。
アルバム・タイトルの「ミルキング・ダークネス」は2011年のピアノ曲。すべての色の絵具を混ぜると黒になることから、「闇を引き出す」彼女の作品の持つ強 烈な影響力を的確に言い表しています。死への恐怖と憧れが入り混じるムソルグスキーの伝統を忠実に受け継ぐ音楽と申せましょう。 (Ki)
CC-72964(1SACD)
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
ヨハネス・レールトーヴァー(Vn)
ジュリアン・レイノルズ(P;1857年製ブリュートナー)

録音:2023年1月5-7日オランダ、ハールレム、福音ルーテル教会
ヴァイオリニストであり指揮者であり教育者であり学者でもある異才ヨハネス・レールトーヴァー。彼は4年間にわたりブラームスの全交響曲・協奏曲を指揮しな がら18〜19世紀の演奏の在り方について研究し、2023年1月にブラームスの管弦楽曲演奏に関する論文を発表、ライデン大学で博士号を取得しました。そし て時を同じくして録音されたのがこのヴァイオリン・ソナタ集です。
集中的なブラームス研究の結果、この録音には今や失われて久しい、いにしえの演奏法が多分に取り入れられています。特に大胆なのはポルタメントの活用とテ ンポの柔軟性。シュポアやヨアヒムのメソッドでは、ポルタメントこそがヴァイオリニストにとって初歩的かつ最重要な表現手段であり、一方ヴィブラートはあくまで 装飾的なものでした。またテンポ設定に関しても、「機械的なメトロノーム表示と自分の血肉たる音楽にはまったく関連性がない」「まともな音楽家なら演奏のたび に異なるテンポを取るだろう」とブラームス自身が語っており、現代よりはるかに柔軟だったと考えられます。
さまざまな研究の成果を実際の演奏に落とし込むのは、聴いたことのない音楽を自ら創り出す作業でもあり、とても挑戦的なもの。聴きなじんだ常識を打ち破 る新たなブラームス演奏が収められた意欲的なアルバムです。マルチチャンネル収録のSACDハイブリッド盤。 (Ki)
CC-72965
光あれ! 〜ドイツ800年の歌
(1)オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(ca.1376/78-1445):誰ぞ光り輝くのは
(2)ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ(ca.1170-ca.1230):菩提樹の下
(3)バッハ:愛する太陽の光と輝きは BWV446/ おお暗き夜、いつ去るや BWV492
(4)ハイドン::田舎のたのしみ(Hob. XXVlaより)
(5)モーツァルト:ラウラによせる夕べの想い K523
(6)シューベルト::水上に歌う Op.72D774/ 小人 Op.22-1D771/ 夕映えのなかで D799
(7)ファニー・ヘンゼル(1805-1847):春 Op.7-3
(8)メンデルスゾーン:新しい恋 Op.19-4
(9)シューマン:窓硝子107-2/ 夕べの歌 Op.107-6
(10)ブラームス:夏の夕べ Op.85-1
(11)ヴォルフ:炎の騎士
(12)ベルク:4つの歌曲 Op.2[眠ること、眠ること、ただ眠ること / 眠りこんだ私は / 私は一番強い巨人
にうち勝ち / 風は暖かく、日当たりのよい牧場に下草が萌える]
(13)アリベルト・ライマン(b.1936):光が棄てられたのち(「暗闇に包まれて」より)
(14)ヴォルフガング・リーム(b.1952):枯れた花
(15)ハンス・アイスラー:そして仕舞いに憧れは消え / 自殺について(「ハリウッド・ソングブック」より)
(16)ヴァイル:光のなかのベルリン
(17)作者不詳:3つの贈り物(グレゴリオ聖歌、11世紀初頭)
アンナ・ル チア・リヒター(Ms)
アミエル・ブシャケヴィチ((1)(2)(17)ハーディ・ガーディ、(3)チェンバロ、(4)クラヴィコード、(5) - (8)フォルテピアノ、(9) - (16)ピアノ)

録音:2023年7月23・24・26・27日/シュトッットガルト、SWR放送スタジオ
来日公演も高く評価され近年人気上昇中のドイツのメゾ、アンナ・ルチア・リヒター。「光」をテーマにドイツ・リート800年の歴史をたどるスケールの大きなア ルバムを発表しました。「明るく透明で、集中力があり正確、またドラマに対して鋭い感覚をもつ」とグラモフォン誌が評した彼女の歌唱を存分に味わえる内容です。
ヴォルケンシュタインとフォーゲルヴァイデの作品は現代記譜法で書かれた最初期の歌曲。これを「夜明け前の光」とし、そこから時代順に、日が昇り光を増して いくようにアルバムが進みますが、ライマンやリームといった20世紀の作品に入っていくと(音楽の完成度は高いままですが)日が傾き、沈んでいくイメージが現 れてきます。人が生まれ成長し、老いて死にゆくような感覚にも近い構成で、最後のグレゴリオ聖歌も意味深く感じられます。様々な様式の歌を迫真の表情で力強 く歌いきったルチア・リヒターの素晴らしさはもちろん、楽器を変えひとりで共演をこなした歌曲伴奏の名手ブシャケヴィチにも拍手! (Ki)
CC-72966(2CD)
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248 イム・スンヘ(S)
ペトラ・ノスカイオヴァ(A)
ステファン・シェルペ(T)
ヤン・ファン・デア・クラッベン(Bs)
シギスヴァルト・クイケン(Vn,指)
ラ・プティット・バンド

録音:2013年12月11・13-17日ベルギー、ルーヴェン、プレディクヘーレン教会
「1パート1人」を徹底しバッハの音楽から瑞々しく鮮烈な響きを引き出したラ・プティット・バンドの名盤が再発売。低音にヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを 用いることで機動力あるアンサンブルが生まれ、一人ずつの歌唱が軽やかにくっきりと浮かび上がります。はなやかな曲想を持つオラトリオですが、勢いに任せる のではなく、曲の細部まで磨きこむことによって無二の魅力を獲得しています。 ※同内容のCC-72394およびCC-72806は廃盤になっております。 (Ki)
CC-72967
バッハ:宗教歌曲集
コラール前奏曲『主なる神よ、いざ天のとびらを開きたまえ』 BWV1092*
イエスよ、イエスよ、汝はわがもの BWV470
来たれ、魂らよ、この日は聖なる歌もて讃えられるべし BWV479
ああ、わが生涯を限る最期の時刻の BWV439
われは汝を拝しまつる、いと高きわが御神よ BWV449
コラール前奏曲『おお、神の小羊、罪なくして』 BWV1095*
汝らこの世の知者は BWV443
イエスよ、汝の受けし愛の御傷の数々 BWV471
暗き墓穴より出て来たれ BWV480
おお愛しき魂よ、五感をば BWV494
神よ、われをみ旨のままに取り計らい給え BWV514
パストラーレ BWV590〜ジーグ *
われはいかなる時にもイエスを愛しまつる BWV468
なくてはならぬものはただ一つ。ああ主よ、この一つ BWV453
われは信じて耐え忍び BWV466
ああ暗き夜よ、汝はいつ過ぎ去るや BWV492
満ちたりて心やすらかなれ BWV511
コラール前奏曲『天にましますわれらの父よ』 BWV683*
神よ、汝の慈しみはいかに大いなるかな BWV462
いと尊き主イエスよ、かくも久しくいずこに留まりたもうや
BWV484
わがイエスよ!いかばかりの魂の苦しみ BWV487
汝に、エホバよ、汝に向かいてわれは歌わん BWV452
いざ、いざ!いまや時は到りて BWV440
コラール前奏曲『愛する御神にすべてを委ねる者は』 BWV691*
さらばわれ今は限りと願わん BWV502
われを忘るるなかれ BWV505
幸いなるかな!イエスを思いて BWV498
来たれ、甘しき死よ、来たれ、浄き安息よ BWV478
われはここ馬槽のかたえに立ち BWV469
カンツォーナ ニ短調 BWV588*
(*=オルガン独奏)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(Org;1762年製)

録音:2023年3月/オランダ、オスターランド、ミヒャエル教会
古楽界の重鎮トン・コープマンと、親しい友であり共演者であるクラウス・メルテンスによるバッハの宗教歌曲集。『シェメッリ歌曲集』を中心に、『アンナ・マグ ダレーナ・バッハの音楽帖』からも数曲選び、またオルガン独奏曲も絡めて、各曲の調性や性格のつながりを考慮して全体を構成したアルバムです。
『シェメッリ歌曲集』はゲオルク・クリスティアン・シェメッリ(1680頃-1762)がバッハの協力を得て発表した宗教歌曲集。旋律と通奏低音がきちんと楽 譜として書かれているのは69曲(BWV439-507)ありますが、バッハが自分で書き下ろした曲はBWV452、478、505の3曲のみで、他は既存の旋律に バッハが通奏低音を書き足したものとされています。どれも気の置けない者同士で演奏して楽しむような、家庭的で親密な楽曲。コープマンにとってはこれまでも PHILIPS(ペーター・シュライアー/1991年)、TELDEC(クリストフ・プレガルディエン、クラウス・メルテンス/1999年)、CHALLENGE CLASSICS(コ ンスタンティン・エマヌエル/2014年[CC-72263])と折に触れて録音してきた作品であり、自家薬籠中のものと言わんばかりの自然体な伴奏です。1762 年製のオルガンが放つあたたかで味わいある音色もすてき。メルテンスの歌唱も肩肘張らずリラックスしたもので、飽きの来ない物語を少しずつ語るように歌い進 んでいきます。滋味豊かな音楽にゆるりと浸れるアルバム。
CC-72968(2CD)
ヨハン・シェンク(1660-ca.1712):ソナタ集『ドナウのこだま』 Op.9 ソフィア・ディニス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
トーベン・クラエス(通奏低音ヴィオラ・ダ・ガンバ)
フェルナンド・ミゲル・ヤロート(Cemb)

録音:2022年2月16・17日(第5・6番)、2022年6月14-17日(第1-4番)/ドイツ、マリア・ラーハ修道院
ヨハン・シェンクはガンバ奏者としても活躍した音楽家。詩的なタイトルを持つソナタ集『L'Echo du Danube(ドナウのこだま)』は、1703/04年頃にアム ステルダムのロジェ社から出版されたシェンクの重要作品。全6曲からなり、最初の2曲は通奏低音伴奏付き、次の2曲は「任意の」通奏低音伴奏付き、最後の2 曲は無伴奏となっています(当アルバムではこの3つが交互に現れるように曲を配置)。ガンバを知り尽くした作曲家ならではの、幅広い跳躍や重音を駆使しなが らも繊細なカンタービレを聴かせる、和声的にも旋律的にも深みのある音楽。無伴奏曲の表現の豊かさにもおどろきです。一部の曲の録音はこれまでもありました が、全曲録音はこれが世界初となります。
ツィパーリング、W.クイケン、ピエルロの薫陶を受けたガンバ奏者、ソフィア・ディニスによる明朗かつ味わい深い好演。長く忘れられた作品にかかったもやをは らい、輝かしい音色で曲の魅力を存分につたえてくれます。 (Ki)
CC-72970
ミューズ 〜ブラームス&クララ・シューマン:ピアノ作品集
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲 Op.24
 2つのラプソディ Op.79
 3つの間奏曲 Op.117
クララ・シューマン:3つのロマンス Op.21より 第1曲
ニーノ・グヴェタッゼ(P)

録音:2023年4月25-26日/ヒルフェルスム、MCOスタジオ1
トビリシ生まれのピアニスト、ニーノ・グヴェタッゼによるChallenge Classics5枚目のアルバム。ブラームスの時期を隔てた3作品に、ブラームスに献呈さ れたクララ・シューマンのロマンスをカップリング。大曲から小品へと音楽が凝縮されていくようなプログラミングでもあり、どんどんと独白的な密度が上がってい きます。グヴェッタゼのピアノは明るさと暗さを混在させてよく歌うもの。 (Ki)
CC-72972(3CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19
ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
ピアノ協奏曲第5番『皇帝』 Op.73
※カデンツァ:すべてベートーヴェン作
ハンネス・ミンナール(P)
ヤン・ヴィレム・デ ・フリエンド(指)
ネザーランドSO

録音:[CD1]2015年2月2-4日、[CD2]2016年9月23・27日、[CD3]2014年5月26-28日/オランダ、エンスヘデ、音楽センター
CHALLENGE CLASSICSのベストセラー、ミンナールとフリエンドのベートーヴェンがお求めやすい価格で再発売。当レーベルから多数の録音を発表してい るピアニスト、ミンナールのあざやかな快演が堪能できるセットです。神経の行き届いたタッチと落ち着き払ったテンポ感、そして明るく澄みきった音色が実に好印 象。フリエンドのバックも申し分なく、目の覚めるような素晴らしいベートーヴェンがお聴き頂けます。 (Ki)
CC-72973
自由 〜ヘンデル:オラトリオ・アリア集
All Danger disdaining(『デボラ』 HWV51)
Return, O God of Hosts(『サムソン』 HWV57)
Fury, with red-sparkling Eyes(『アレクサンダーの饗宴』 HWV65)
序曲(『スザンナ』 HWV66)
In the Battle(『デボラ』 HWV51)
O sacred Oracles of Truth(『ベルシャザール』 HWV61)
シンフォニー(『ヨセフとその兄弟』 HWV59)
Be firm, my Soul(『ヨセフとその兄弟』 HWV59)
O Lord, whose Mercies numberless(『サウル』 HWV53)
Up the dreadful Steep ascending(『イェフタ』 HWV70)
オスカール・フェルハール(C.T)
マイク・フェントロス(指)
ラ・スフェラ・アルモニオーサ

録音:2023年4月16・17日&5月3日 / オランダ、バールン、ウィッテ教会
若手カウンターテナー、オスカール・フェルハールのデビュー・アルバム。ヘンデルの英語のオラトリオから選曲したアリア集です。
「自由」はヘンデルのオラトリオにおける重要なテーマ。聖書に基づいた音楽では、抑圧された者が最後には自由を得る、という図式が多く見られます。奴隷の歌のように「自由の欠如」を歌ったアリアもあり、多様なムードがアルバムを支配しています。 (Ki)
CC-72979
ミケーレ・マスチッティ(1663/1664-1760):3声のソナタ集 Op.1より
ソナタ第7番ニ長調(Vn、チェロと通奏低音)
ソナタ第8番イ短調(Vn、チェロと通奏低音)
ソナタ第9番ハ長調(Vn、チェロと通奏低音)
ソナタ第10番ホ短調(2つのヴァイオリンと通奏低音)
ソナタ第11番ニ長調(2つのヴァイオリンと通奏低音)
ソナタ第12番イ長調(2つのヴァイオリンと通奏低音)
マッテオ・チッキッティ(バセットヴィオラ、ヴィオローネ、指揮)
ムジカ・エレジェンティア

録音:2023年8月/イタリア、ヴィッラ・サンタ・マリア、サン・フランチェスコ・カラッチオーロ教会
※全曲世界初録音
ミケーレ・マスチッティはイタリア・バロックの作曲家。1704年からフランスに定住し、フランス音楽界で活躍しました。「作品1」であるこのソナタ集は1704 年にパリで出版されたもので、フランスにおける名刺代わりのような作品集と言えます。全12曲からなり、3曲ずつ〈教会ソナタ・二重奏〉〈室内ソナタ・二重奏〉 〈教会ソナタ・三重奏〉〈室内ソナタ・三重奏〉とグループ化された構成で、当盤には後半の6曲が収録されています。コレッリを思わせる作品構成と書法が当時 のイタリア音楽の流行を物語ります。全曲世界初録音。 (Ki)
CC-72983
ハイドン兄弟の協奏曲集
(1)ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第4番 ト長調 Hob.VIIIa/4
(2)M・ハイドン:ヴィオラとチェンバロのための協奏曲 ハ長調 P55, MH41

※カデンツァ作:寺神戸亮
寺神戸亮((1)Vn、(2)Va)
天野乃里子(Cemb、指)
「バロックの真珠たち」室内合奏団【[山縣さゆり(Vn)、迫間 野百合(Vn)、森田芳子(Va)、ルシア・スヴァルツ(Vc)、ロベルト・フラネンベルク(Cb)】

録音:2022年9月19-21日ハールレム、ドープスゲジンデ教会
ハイドン兄弟の協奏曲集。2曲ともあまり録音されませんが珠玉の名品です。オランダで活動する天野乃里子が設立した古楽アンサンブル「バロックの真珠た ち」による演奏で、寺神戸亮も参加。柔らかな抑揚をもつ演奏が特徴的で、古楽器のすっきりとした響きと音楽のあたたかさが融合した、新たな次元のピリオ ド演奏を提示。教会の残響を絶妙にとり入れた録音もすばらしく、贅沢なほどに心地よい響きに包まれます。
兄ヨーゼフの『ヴァイオリン協奏曲第4番(1769)』は現存する最後のヴァイオリン協奏曲。エステルハージの宮廷楽団コンサートマスター、ルイジ・トマジー ニのために書かれたとされています。シンプルにして含蓄あるハイドンならではの磨きぬかれた音楽。急ぐことなくあたたかな音色でしなやかに弾きすすむ寺神 戸の独奏が曲の魅力を十二分に伝えてくれます。通奏低音チェンバロが美しく溶け込む全体の音響バランスもすばらしいです。
弟ミヒャエルの『ヴィオラとチェンバロ(オルガンでも可)のための二重協奏曲(1762)』は、その編成からしてとても珍しいもの。ヴィオラ特有の音域と 音色がチェンバロとじつに好ましく絡みあい、楽器の選び方からして一本取れられたという感じの秘曲です。各楽器の持ち味を生かした書法が耳をおおいに愉し ませ、終楽章では天野がきらびやかな独奏を披露。落ち着き払ってたっぷりと歌われる緩徐楽章の合奏体としての美しさも絶品です。 (Ki)
CC-72985
モーツァルト:ピアノ協奏曲第11〜13番
協奏曲第11番ヘ長調 K.413
協奏曲第12番イ長調 K.414
協奏曲第13番ハ長調 K.415
ベン・キム(P;D584307)
コンセルトヘボウ室内O

録音:2022年4月2日、2023年4月22-23日/ヒルフェルスム、MCO第1スタジオ
ミュンヘン国際コンクール覇者のベン・キムとコンセルトヘボウ室内Oによるモーツァルトの協奏曲、第3弾。モーツァルトがザルツブルクからウィーンに 移って最初に書いたピアノ協奏曲である第11番〜13番を収録しています。父レオポルドへの手紙では「簡単すぎず難しすぎず、幸福な中庸である」と表現され、 控えめながら自信作であることがうかがえます。崇高さと親密さが混じりあったスタイリッシュな好演。 (Ki)
CC-72990
ベルンハルト・ロンベルク(1767-1841):ハープとチェロのための3つの大ソナタ Op.5
ソナタ第1番変ホ長調
ソナタ第2番ヘ長調
ソナタ第3番変ロ長調
シモーナ・マルケージ(Hp)
バルトロメオ・ダンドロ・マルケージ(Vc)
※古楽器による演奏

録音:2022年4月19-21日/イタリア、アグラーテ・コントゥルビア、サン・ジョルジョ教会
ベルンハルト・ロンベルクはベートーヴェンと親交があったチェロ奏者・作曲家。ベートーヴェンがロンベルクに宛てた手紙では「さようなら、偉大な芸術家。敬 具―」と結ばれており、大いに称賛し尊敬すべき音楽家であったことがうかがえます。
ハープとチェロ(またはヴァイオリン)のための3つの大ソナタ Op.5は1803年にパリで出版された作品。それぞれが3つの楽章で構成された、規模の大き な協奏的ソナタです。楽想は2つの楽器に均等に配分され、充実した対話が繰り広げられます。また当時におけるヴィルトゥオジティの極限に達した作品でもあり、 楽器の可能性を尽くした音楽が十二分に堪能できます。 (Ki)

CC-76607
(2SACD+BOOK)
バッハ:クリスマス・オラトリオ マリン・ハルテリウス(S)
クリスティーナ・ハンマルストレム(A)
イェルク・デュルミュラー(T)
デトレーフ・ロート(Bs)
ヤン・ウィレム・デ・フリーント(指)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
カペッラ・アムステルダム(合唱)
録音:2006年9月30日、10月15-16日、アムステルダム、フランス改革派教会/SACD層はマルチチャンネル
CC-76607(2SACD)
バッハ:クリスマス・オラトリオ ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指)
マリン・ハルテリウス(S)、
クリスティーナ・ハンマーシュトレーム(A)、
イェルク・デュルミュラー(T)、
デトレフ・ロート(Bs)、
カペラ・アムステルダム、コンバッティメント・コンソート・アムステルダム
鬼才フリエンドによる、バッハのクリスマス・オラトリオ。

FL-72401
グァダニーニに捧ぐ〜古典派とロマン派のギター音楽
ジュリアーニ:大序曲 Op.61*
ヘンデルの主題による変奏曲*
ソル:悲歌的幻想曲 Op.59(Masame Beslayの死に寄せて)*
ヨゼフ・カスパル・メルツ:ハンガリー幻想曲 Op.65-1/悲歌*
カステルヌオーヴォ=テデスコ:悪魔的奇想曲+
イズハル・エリアス(G)
録音:2003年、アルクマール、レモンストラント教会
※使用楽器:1812年、グァダニーニ製(a'=430)*/1997年、P.ベルナベ製(a'=440)+
録音:2004年7月6日、フェーネダール、ストゥディオ・ファン・シュッペン。
FL-72402
チェコの遺産
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調「ドゥムキー」Op.90
ヴィーチェスラフ・ノヴァーク(1870-1949):ピアノ三重奏曲「バラード風」Op.27
ヨセフ・スーク:悲歌 Op.23(ゼイエルの「ヴィシェフラド」の印象に基づく;1902)
デヴィヒ・トリオ
[ハンナ・デヴィヒ(P)、サラ・オーツ(Vn)、ヤスパー・ハヴェラール(Vc)]
FL-72403
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 *
バーンスタイン(ヘンク・ホイジンガ編):ウェストサイド・ストーリー(ヴァイオリンとサクソフォン・クァルテットのための)+
ヤープ・ファン・ズウェーエン(Vn)
ジョージ・ピーターソン(Cl;*)
ヨハン・クラハト(Vn;*)
波木井賢(Va;*)
ジャン・ドクロース(Vc;*)
アムステルダム・サクソフォン・クァルテット+

録音:1994年、アムステルダム、英国改革派教会
FL-72404(2CD)
ユーセフ・マッティン・クラウス(1756-1792):ソナタ集&三重奏曲 フォルテピアノとヴァイオリンのための4つのソナタ(*/+)
フォルテピアノ・ソナタ 変ホ長調*
フォルテピアノ,ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲(*/+/#)
ヴォーン・シュレップ(Fp;*)
アントワネット・ローマン(Vn;+)
フランク・ヴァーケルカンプ(Vc;#)
※使用楽器:ポール・マクナルティ製(モデル:1785年、シュタイン製)*/1770年、ガスパロ・ピアッテリーニ製+/1982年、ヤープ・ボリンク製(モデル:アマーティ製)#
FL-72405
ダンツィ:ピアノとヴァイオリンのオブリガートのための3つのソナタ Op.1
[第1番 変ホ長調/第2番 変ロ長調 第3番 ホ長調] モーツァルト(1756-1791):「ああ、私は恋人をなくした」の主題による6つの変奏曲 ト短調 K.360(374b)
ヴォーン・シュレップ(Fp;*)
アントワネット・ ローマン(Vn;+)
※使用楽器:P.マクナルティ製(モデル:1785年頃、シュタイン製;*)/1770年、G.ピアッテリーニ製+
FL-72407
アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.32
コルンゴルト:ピアノ三重奏曲 ニ長調 Op.1
エッシャー・トリオ
[イェルン・バル(P)、ソニヤ・ファン・ベーク(Vn)、ヨハン・ファン・イェルセル(Vc)]

録音:2002年3月、ユトレヒト、マリア小教会
FL-72408
コルセン・プレイズ・コルセンヨセフ・シックマン・コルセン(1853-1911):ピアノ小品集
好感(ワルツ)/望み(ワルツ)/
アモローサ(ダンス)/
第2のマズルカ・ノクターン/
ワルツ第7番/ネリー(ポルカ)/
瞑想/ワルツ第5番/蝶(ダンス)/
眠り(ワルツ)/
アミチータ(セレナード)/マズルカ/
ワルツ第11番/夜想曲/
おべっか使い(ワルツ)/
デニー(ダンス)/チク=タク(ポルカ)/
ワルツ第12番/夢/
ベネズエラ人(ワルツ)/
エレガントな女(マズルカ)/
1893(ワルツ)/1888(ワルツ)
ランダル・コルセン(P)
録音:2004年12月4日-5日、ベルギー、ゲント、ストゥディオ・ストゥールバウト
FL-72409
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 トマス・オリーマンス(Br)
ベルト・ファン・デン・ブリンク(P)
録音:2006年4月5-7日、オランダ、デフェンテル、Doopsgezinde[メノ派]教会
FL-72410
プーランクへのオマージュ〜フルートとピアノのためのフランスとオランダの音楽
ポール・タファネル(1844-1908):アンダンテ・パストラル(1907)/スケルツェッティーノ
ケクラン(1867-1950):ソナタ Op.52(1913)
プーランク:ソナタ(1957)
バルト・フィスマン(1962-):メロディー(2004)
デュティーユ:ソナチネ(1943)
オネゲル:牝山羊の踊り(無伴奏フルートのための;1921) 
ヤン・ブス(1961-):オレンジを探せ(2003)
タイユフェール(1892-1983):フォルラン(1972)
ディック・カッテンブルフ(1919-1944):ソナタ Op.5(1937)
アビー・デ・クヴァント(Fl)
エリーザベト・ファン・マルデ(P)

録音:2006年7月、オランダ、スヘルトーヘンボス、トーンザール
FL-72411
コニング写本からの歌曲集
(ブリュッセル王立図書館 MS II 270;1500頃)
不詳:Benefico solacio
Truren moet ic nacht ende dach
De Sancta Ursula; Flatu docta spiritali
O, Jesus bant
De Sancta Cecilia; 
Puram Christo te dedisti
Die werlt leit mi so seer en quelt
Ave pulcherrima regina
A・アグリーコラ:Mijns herten troest
不詳:De Sancta Katherina;
Costi regis filia
Adieu, naturlic leven mijn
De Sancta Barbara; Digne colat ecclesia
ヤコブ・オブレヒト:Och, voer die
doot en is geen boet
不詳:Nicolai solennia
Jesu dulcis memoria
アヴァンテュール
[イタ・ヘイマンス(ディレクター/リコーダー)、ナンシー・マイヤー、クリストファー・ケイル、アルナウト・レムス(歌)、ピート・ストリッカース(ルネサンス・ヴィオル)、ペーター・デ・クレルク、パトリック・デネッカー(リコーダー)]

録音:2007年1月15-17日、オランダ、オーステルラント、ミヒャエル教会
QL-201002
ラフマニノフ:ピアノ連弾のための6つの小品Op.11(4手連弾)
ドビュッシー:白と黒で(2台ピアノ)
ラヴェル:ラ・ヴァルス(2台ピアノ)
スホルテス&ヤンセンス・ピアノ・デュオ
[レスタリ・スホルテス(P)、グウィリム・ヤンセンス(P)]
スホルテス&ヤンセンス ピアノ・デュオは、2003年結成以来オランダ国内外のピアノ・デュオ・コンクールで華々しい受賞暦を重ねる若き注目のアーティストです。オランダ・クリスティーナ王女コンクール優勝、イスラエル・テル・ハイ国際ピアノ・マスタークラス最優秀デュオ賞、ポーランド・ビアリストック音楽院国際ピアノ・デュオ・コンクール特別賞、イタリア・IBLAグランプリ国際音楽コンクールラヴェル賞などを受賞。2009年カーネギーホールでデビューし、「まるで指が25本か30本あるような充分なボリュームと統一感のあるサウンド」と絶賛されました。特に自国オランダでの活躍は著しく、アムステルダム・コンセルトヘボウでの権威あるフリエンデンクランス・コンクールに優勝し、現在若く優れた才能として注目を集めています。
本CDは、オランダ放送が主催するクワトロ・ライブ・レーベルでのデビュー盤、ラフマニノフ、ドビュッシー、ラヴェルによる珠玉のデュオ作品集です。
ラフマニノフの「ピアノ連弾のための6つの小品」は技巧的にも高いレベルを要求する難曲のため、演奏機会は少ないものの、ピアノ連弾作品として重要なものの一つです。ドビュッシーの「白と黒で」は、文字通り白鍵のみ又は黒鍵のみで演奏するパッセージを含み、一方で、このタイトルは楽章間の性格的対比を暗示したものでもあります。エネルギッシュで輝かしい第1、第3楽章(ストラヴィンスキーに献呈)が「白」であるとすれば、暗鬱な第2楽章は「黒」であり、作曲家は戦死した友人ジャック・シャルローにこの楽章を捧げています。ラヴェルはドビュッシーと並ぶフランス印象派の重鎮ですが、しばしば古典的な音楽様式に立ち戻り、そうした古典様式とジャズや舞曲と結合し、新境地を開きました。有名な「ラ・ヴァルス」もその一つであり、ラヴェル自身が管弦楽によるオリジナルからこの2台ピアノ版を編曲しました。
若く才能あるピアノ・デュオによるセンス溢れる演奏をお楽しみ下さい。

Challenge Records
ZZ-76101
ジャズ交響曲〜オーケストラによるレディオヘッド
パラノイド・アンドロイド/ヌード
ウィアード・フィッシュズ/カーマ・ポリス
イグジット・ミュージック
ノー・サプライゼズ/15ステップ
エヴリシング・イン・イッツ・ライト・プレイス〜ピラミッド・ソング/ユー/クリープ
レイナウト・ダウマ(指)ノールドポールO
最近、ロックやポップスをクラシックのスタイルで演奏することに流行の兆しがみられます。誰もが聴いたことのあるインパクトの強い音楽がオーケストラ や室内楽で奏でられると、ジャンルを越えて人の心をひきつける力を感じます。そしてついにイギリスのロックバンド「レディオヘッド」までもがユニークなオー ケストラ曲に仕上げられ登場。 レディオヘッドといえば、1985年の結成以来、今日までメンバーを交代することなく第一線で活躍する、日本にもファンの多いバンド。オルタナティヴ・ロッ クにポスト・パンク、エレクロニクスや現代音楽まで影響を受けた彼らの音楽は複雑で、ポリリズムや変拍子山盛りの実験的なものが多く、クラシック的に も興味津々。そのなかから代表的な10作品をフルオーケストラで披露。彼ら最初のヒット作「クリープ」から2007年のアルバム中の「ヌード」「ウィアード・ フィッシュズ」「15ステップ」まで活動を俯瞰できます。いずれも歌詞なしのインストのみですが、クライマックスで凄まじい爆発的盛り上がりを見せます。 ロシア・ソヴィエトの音楽や現代音楽好きならば、はまること間違いなしの面白さと爽快さ。 演奏するのは2010年結成のオランダのオーケストラ、ノールドポール管弦楽団。ライト・ミュージック専門で、ビッグバンドを内包するフルオーケストラ。 メンバーも若く、ジャズ、ポップスからヒップホップまで挑戦する21世紀型オーケストラ。 (Ki)
ZZ-76102
弦楽四重奏によるレディオヘッド
ザ・デイリー・メイル/ジ・イレイザー
イグジット・ミュージック
パラノイド・アンドロイド
ユー・アンド・フーズ・アーミー
ハウ・トゥ・ディスアピアー・コンプリートリー
ウィ・サック・ヤング・ブラッド
マイ・アイアン・ラング
ギヴ・アップ・ザ・ゴースト
ア・ウルフ・アット・ザ・ドア
ザップ4
【ジャスパー・ルクレール、
ジェフリー・ブルインスマ(Vn)、
ウーネ・ヘール(Va)、
エミール・フィッセール(Vc)】
クラシックの装いによるレディオヘッド、こちらは弦楽四重奏版。オランダのザップ4は、2005年にKersjesrijsを受賞した実力派ですが、クラシック の弦楽四重奏団というよりジャズのクァルテット的なノリで注目させられます。このアルバムは、同グループのヴィオラ奏者ウーネ・ヘールの、原曲を熟知 した編曲が興味津々。歌詞なしのインストのみですが、第1ヴァイオリンが担当するリード・ギター、原曲のエレクトリックなビートを弦のピチカートで模 倣するなど、弦楽四重奏の新しい効果と機能を全く活用しています。
最新の「ギヴ・アップ・ザ・ゴースト」までレディオヘッドの代表作10篇を集めていますが、もともとクラシックや現代音楽の影響も濃い彼らの音楽、 たとえばベートーヴェンの「月光ソナタ」を下敷きにしているとされる「ア・ウルフ・アット・ザ・ドア」は、クラシック素材の反語的な解釈に感心させら れます。ザップ4はクラシックの基礎にのっとりながらもノリは全くのロックで、グルーヴ感とエネルギーに満ちていて新鮮。21世紀のクラシックと申せま しょう。 (Ki)
ZZ-76103
ワイル:ブレヒト歌曲集
マック・ザ・ナイフ/ジゴロのバラード
ハバナ・ソング
まずエッチして、それから風呂
ザロモン・ソング
連中はキャバレーを焼き払った
スラバヤ・ジョニー/難題の歌
マトロスの歌/ユーカリ
彼女はエヴリマンと行った
海賊ジェニー/彼ジョニー
ナンナの歌/マンデレイ・ソング
アラバマ・ソング/恋の歌
私自身が他人みたい
クラロン・マクファーデン(S)、
スヴェン・ラツケ(Vo)、
チャーリー・ザストロー(P)、
タチアナ・コレヴァ(Perc)、
フェイ・ロヴスキー(ミュージカル・ソー、ギター、テレミン、バンジョー、バックコーラス)
1961年生まれのアメリカのソプラノ、クラロン・マクファーデンがワイルの歌曲に挑戦。コープマンやクリスティらとのバロック・オペラと最新の現代 オペラに抜群の巧さを見せるマクファーデンですが、今回「ショービズ界のアンファンテリブル」と称されるオランダで活躍するドイツ人エンターテナー、 スフェン・ラツケと組んでオシャレに大変身。両者の演ずる「三文オペラ」他からのブレヒト・ナンバーは、ジャジーで濃厚、驚くべき芸達者ぶりを示して います。ドイツ・ワイマール文化ならではの爛熟、猥雑さが雰囲気たっぷり。ジャンルを越えて、ワイル好きならはずせないアルバムの登場です。 (Ki)


KKC-1214(2LP)
日本語帯・解説付
税込定価
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
[LP1]
A面:第1楽章 21:37
B面:第2楽章 21:35
[LP2]
A面:第3楽章 10:49
B面:第4楽章 14:06
ベルナルト・ハイティンク(指)
オランダ放送PO

ライヴ録音:2019年6月15日/オランダ、コンセルトヘボウ
180g重量盤
2021年にSACDハイブリッド盤で発売されベストセラーとなったハイティンクのブルックナーがLP化されました!米アメリカン・レコード・ガイド誌、英グラモ フォン誌、蘭ヘト・パロール紙等、各方面で高い評価を得ている録音です。オーケストラとの深い関係が紡ぐ至上のブルックナー、ホールを満たす大演奏を、アナロ グならではの味わいと共にたっぷりと堪能いただけます。
2019年に引退を表明したハイティンクが、生まれ故郷アムステルダムのコンセルトヘボウで最後に指揮した演奏会のライヴ録音。オーケストラはキャリア最初期 の1955年から関りを持ち、1957年から首席指揮者を務めたオランダ放送POです。そして最後に選んだ曲目は自身の重要なレパートリー として生涯何度も取り上げてきたブルックナーの第7番。同年のベルリン・フィルやウィーン・フィルとの最後の演奏会でも披露したプログラムであることから、ハ イティンクが特別な想いを込めてこの曲を選んだことが分かります。澄み切った解釈で清らかに流れる音響は滋味豊かにして瑞々しくもあり、長大な時間を一息で つなぐ雄大さは音楽の中で深呼吸したくなるような心地よさ。またオランダ放送フィルの整っていながらも柔らかさ、温かさを含ませた独特の音色はブルックナー との相性も実に良く絶品。故郷オランダとのかけがえのない感動的な名演奏が記録されています。
〈「ワーグナーの葬送音楽」で、あたかも神が舞い降りたかのようにコラールが鳴り響く瞬間は、ブルックナー演奏史においても白眉といえるでしょう。〉…坂入健 司朗氏の解説より   (Ki)
※国内仕様盤のみのご案内となります。


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