湧々堂HOME 新譜速報:交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Chopin University Press
(ポーランド)


ポーランドでもっとも歴史と権威のある音楽院、フレデリック・ショパン音楽大学(UMFC/ショパン音楽アカデミー、ショパン音楽院、ワルシャワ音楽院とも)の出版局による自主レーベル。



※「単価=¥0」と表示されるアイテムは廃盤です。

※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
UMFCCD-103
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
パヴェウ・ウカシェフスキ:聖母マリアの追悼曲
アンナ・ミコワイチク=ニェヴィエジャウ(S)
ワンダ・フラネク(メゾ・ソプラノ、アルト)
ズビグニェフ・ピルフ(Vn)
ラドスワフ・カミエニャシュ(Vn)
ピオトル・フルペク(Va)
ヤロスワフ・ティール(Vc)
ヤヌシュ・ムシャウ(Cb)
マルタ・ニェジヴィエツカ(ポジティフ・オルガン、ハープシコード)

録音:2017年7月28日ー31日(ポーランド)
イタリアのナポリ楽派オペラ作曲家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージは、26年という短い生涯の中でオペラ・ブッファの基礎を築き、古典派音楽の様式を最も早く示した人物として音楽史に名を遺しています。
本アルバムでは、1736年に作曲され18世紀で最も再版された作品でもある宗教音楽 「スターバト・マーテル」 に、2010年、ペルゴレージの生誕300周年を記念して、ポーランドを代表する作曲家のひとり、パヴェウ・ウカシェフスキが作曲した 「聖母マリアの追悼曲」 (本アルバム世界初録音)がカップリングされています。この作品は、ペルゴレージのスターバト・マーテルと類似した構造と、同様のメッセージを持つ現代ラテン語の詩に基づいて書かれており、ウカシェフスキは、構造(アリアとデュエットに分かれた13のパート)、配役、感情面の点での類似性を維持しながら、ペルゴレージのスタイルに拡張された調性、歌手に要求される声の質感に適した現代的な表現手段を用いています。
UMFCCD-104
Ars paschalis
ツェザリー・クンダ編曲:Holy Cross Above All/Improperium T/ゲッセマネ/おお、我がイエス/スターバト・マーテル・ドローローサ/Cry Ye Angels/Improperium U/十字架上の主よ/さらば、愛しい人よ/Our Sheperd Has Left Us/Goodnight Holy Head/Improperium V/Let's Contemplate Today,Faith Christians
エヴァ・バルバラ・ラファウコ(指)、
ヤン・ボクシュチャニン(Org)、
プロ・オペレ(声楽アンサンブル)

録音:2006年&2017年
ツェザリー・クンダ編曲による受難曲。メロディはヤン・シエドレツキが作曲した『教会歌集』から引用し、クンダがさまざまな作曲技法を駆使して一貫性を持たせながら過去へと聴衆を誘うこの作品は、神秘主義と宗教的な思索に満ちています。また「Improperium」はポーランドのオルガン奏者マリアン・サヴァによるものでこの作品により深みを持たせています。
UMFCCD-105
マチェイェフスキ:スペイン組曲〜室内楽作品集
ロマン・マチェイェフスキ(1910-1998):2本のギターのためのスペイン組曲*
ピアノのためのマズルカより 第3番、第6番、第7番
フルート、ギターとチェレスタのための夜想曲*
ピアノのためのマズルカより 第9番、第12番、第13番
弦楽三重奏、フルート、2本のギターとチェレスタのための子守唄*
クサヴェリ・ヤストシェンブスキ(G)、ピオトル・プシェドボラ(G)、アレクサンデル・クシジャノフスキ(P)、ウカシュ・ヤンコフスキ(Fl)、ユリア・ヴロンスカ(Vn)、ナタリア・ギドレフスカ(Va)、マウゴジャタ・ラトシェク(Vc)、イゴール・クレット(チェレスタ)

録音:2017年8月28日-9月1日(ポーランド、ワルシャワ)
*世界初録音
20世紀のポーランドの作曲家、ピアニスト、指揮者として活躍したロマン・マチェイェフスキ。作品は、戦争の犠牲者に捧げた記念碑的な「レクイエム」と、生涯を通じて作曲した「マズルカ」シリーズが知られていますが、本アルバムでは、1948年から1952年にかけて作曲されたものの、長い間スタジオ録音の機会を待っていたギターを中心とした室内楽作品を中心に取り上げています。これらの作品の楽譜を録音し、印刷物として出版するプロジェクトの発起人は、著名なギタリストでショパン音楽大学の教授でもあるマルチン・ザレフスキ。ショパン音楽大学の優秀な学生たちによる演奏で、色彩感豊かなマチェイェフスキの作品の魅力を伝えています。
UMFCCD-117
ストヨフスキ&ルジツキ:チェロ・ソナタ集
ジグムント・ストヨフスキ(1869-1946):チェロ・ソナタ イ長調 Op.17(18)
ルドミル・ルジツキ(1884-1953):チェロ・ソナタ イ短調 Op.10
トマシュ・ストラール(Vc)、
アグニエシュカ・プシェミク=ブリワ(P)
19世紀後半から20世紀前半のポーランド音楽界を代表する傑出した音楽家、ストヨフスキとルジツキ。彼らは興味深い作曲家・演奏家としてだけでなく、ポーランドの歴史の中で困難な時期であったにもかかわらず祖国の苦境を深く憂い、国のアイデンティティを育む熱烈な愛国者としても名を残しています。彼らのチェロ・ソナタを収録した本作は、ポーランドの独立回復100周年を記念して制作されたもので、民族のアイデンティティを確立する過程において文化が果たした重要な役割を示しています。師のパデレフスキに献呈されたストヨフスキのチェロ・ソナタは、ショパンのチェロ・ソナタに次ぐといっても過言ではない名作で、1900年にパリのサル・エラールでパブロ・カザルスによって演奏されたことでも知られています。ノスコフスキやフンパーディンクに学んだルジツキのソナタは、魅力的なメロディラインと民族音楽からの影響が特徴で、スクリャービンやラフマニノフの美学に近いものが感じられます。
UMFCCD-119(2CD)
ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク(1727-1756):ハープシコード独奏作品全集
前奏曲とフーガ ヘ短調/ソナタ ヘ長調*/ソナタ ニ長調/前奏曲 ハ長調/24のポロネーズ
アリナ・ラトコフスカ(ハープシコード)

録音:2018年1月(ポーランド、ニエシャバ)
*世界初録音
「ゴルトベルク変奏曲」の逸話に名を残すヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク(1727-1756)のハープシコード独奏曲全曲を、ゴルトベルクの研究者でもあるアリナ・ラトコフスカが録音した画期的な1枚。ポーランド・グダニスクに生まれたゴルトベルクは、バッハとその息子W.F.バッハに師事したとされ、鍵盤楽器の名手として歴史に名を残しました。数としては少ないながらも魅力的なゴルトベルクの作品は、古楽界で高く評価されています。ハープシコードの国際コンクールでの優勝経験もあるアリナ・ラトコフスカは、ゴルトベルグの名を冠した音楽祭の発起人、ゴルトベルクに関する書籍の著者、彼の2つの協奏曲の楽譜の編集者として、長年にわたってゴルトベルグ作品の研究と普及活動に携わってきた人物です。これまで知られていなかった3楽章制のソナタ(ヘ長調)は、コレクションの所有者から許可を得て今回初録音されました。
UMFCCD-132
J.ヴィエニャフスキ&ルトスワフスキ:歌曲集
ルトスワフスキ:シロンスクの3章(ソプラノとピアノ版)
ユゼフ・ヴィエニャフス:歌曲集 Op.50(ソプラノとピアノのための)
ルトスワフスキ:お花の歌とお話の歌(ソプラノとピアノ版)
アンナ・ミコワイチク=ニェヴィエジャウ(S)、ロベルト・モラフスキ(P)

録音:2019年11月、2020年(ポーランド、ワルシャワ)
管弦楽付き声楽曲で知られるルトスワフスキの楽曲、「シロンスクの3章」をイェジ・コルノヴィチとロベルト・モラフスキが、「お花の歌とお話の歌」をエウゲニシュ・クナピクとロベルト・モラフスキが、それぞれソプラノとピアノ用に編曲。
ユゼフ・ヴィエニャフスキは、ヴァイオリンの名手としてあまりにも有名なヘンリク・ヴィエニャフスキの弟でありますが、彼もまた優れたピアニストとして活躍し、作曲家としても多様な作品を遺しています。本アルバムには6曲からなる「歌曲集 Op.50」が収められ、豊かで多彩なメロディに触れることができます。ポーランド(シレジア地方)の民俗的な詩が使われた「シロンスクの3章」(シレジア三部作)はポーランド語で、ハイネ、ゲーテ、ミュラーの詩を用いたヴィエニャフスキの「歌曲集 Op.50」はドイツ語で、ロベール・デスノスの児童向け詩集から9編を選んだ「お花の歌とお話の歌」はフランス語で歌われています。
UMFCCD-137
ル・クラヴサン・モデルヌ・プラス・パーカッション Vol.1
ミコワイ・ヘルテル(b.1948):ハープシコード、弦楽と打楽器のための組曲「スペインの踊り子」*
グラント・マクラクラン(b.1956):「アフリカの祝祭」 (ハープシコードとアフリカン・パーカッションのための)
アンジェイ・カラウォフ(b.1991):「フェイタル・ミラーズ」 (打楽器とハープシコードのための)
ミコワイ・ヘルテル:「アウト・オヴ・タイム」 (フルート、打楽器とハープシコードのための)*
アリナ・ラトコフスカ(ハープシコード)、
レシェク・ロレント(パーカッション)、
アガタ・イグラス(Fl)、
ヤン・グララ(パーカッション)、
ショパン音楽大学室内O、
ラファウ・ヤニャク(指)

録音:2021年4月14日、6月28日、8月5日‐6日(ポーランド、ワルシャワ)
*世界初録音
ハープシコード奏者アリナ・ラトコフスカの発案により、ハープシコードとさまざまな楽器の組み合わせを、現代のレパートリーにのせて紹介するシリーズが始動。その第1弾は、ハープシコードとパーカッションの組み合わせで、ヨーロッパやアフリカ、ブラジルの伝統的な音楽に触れることができます。本アルバムの最初と最後を担うミコワイ・ヘルテルの楽曲はいずれも世界初録音。
UMFCCD-140
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ:歌曲全集
4つの歌曲 Op.7/すずらん Op.7(a)
6つの歌曲 Op.18/森の中で/カチュール・マンデスの詩による12の歌 Op.22
アンナ・ミコワイチク=ニェヴィエジャウ(S)、
マルチン・タデウシュ・ウカシェフスキ(P)

録音:2020年2月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・ホール(ポーランド、ワルシャワ)
19世紀後半から20世紀前半におけるポーランドの文化・政治界で最も偉大な人物の一人、イグナツィ・ヤン・パデレフスキの歌曲全集。傑出したピアニストであったパデレフスキの作品はピアノ曲が中心ですが、繊細で多彩、豊かな表現と質感を持った歌曲も人気があります。Op.18はポーランドを代表する国民的ロマン派詩人・政治活動家、アダム・ミツキェヴィチ(1798-1855)の詩に曲を付けたものです。
UMFCCD-141
エドヴァルト・シェリツキ:室内楽作品集
エドヴァルト・シェリツキ(b.1956):ヴィオラとピアノのためのソナタ 「我が父の思い出に」
2挺のヴァイオリンのためのソナタ 「Per fas et nefas」
「サインズ・オヴ・ライフ」 ソプラノ・サクソフォンとオルガンのための/ピアノ・ソナタ
カタジナ・ブドニク(Va)、バルトシュ・ベドナルチク(P)、ユスティナ・バラン(Vn)、エヴァ・コヴァル=ミコワイチク(Vn)、アリナ・ムレチコ(ソプラノ・サクソフォン)、ヤロスワフ・マラノヴィチ(Org)、アンナ・ハイドゥク=リンコヴィチ(P)
※全曲世界初録音
ポーランドの現代作曲家、エドヴァルト・シェリツキの室内楽作品集。本アルバムには、2011年から2015年にかけてショパン音楽大学で開催されたコンサートの一環として行われ、シェリツキの父親であり、作曲家でもあったリシャルト・シェリツキの思い出に捧げられた、非常に表現力豊かなヴィオラとピアノのためのソナタから、第2楽章では古いブルガリアの儀式の歌のテーマに基づいたピアノ・ソナタまで、シェリツキの4つの作品の演奏(初演を含む)が記録されています。
UMFCCD-142
モダン・タンゴス
シュルホフ(1849-1942):ジャズ組曲 「エスキス」 より タンゴ、
 ピアノのための5つのジャズ練習組曲より タンゴ、
 弦楽四重奏のための5つの組曲より タンゴ
ギル・エヴァンス(1912-1988):ラスベガス・タンゴ
サン=サーンス:ローラ Op.116よりタンゴ
ストラヴィンスキー:ピアノのためのタンゴ
マルティヌー
:小映画組曲より タンゴ
リシャルト・ボロフスキ(b.1946):タンゴ・ナピエチ
ヒナステラ:2つの歌 Op.3- 第1曲 忘却の木の歌より ミロンガ
カップ・オヴ・タイム〔リシャルト・ボロフスキ(Fl)、アグニエシュカ・チプリク (Vn)、ラファウ・グラカ(アコーディオン)、クシシュトフ・レンチョフスキ(Vc)
アルゼンチン・タンゴは19世紀末に誕生し、20世紀初頭にヨーロッパで隆盛を極めました。本アルバムでは、フルート奏者、作曲家、編曲家、そして教師であるリシャルト・ボロフスキがリーダーを務める異色のクァルテット、カップ・オヴ・タイムが、魅力溢れるタンゴの世界へ誘います。
UMFCCD-143
ニュー・ダブル・アコーディオン・コンチェルトズ
バッハ:2台のハープシコード協奏曲 ハ短調 BWV1060/2台のハープシコード協奏曲 ハ長調 BWV1061/2台のハープシコード協奏曲 ハ短調 BWV1062
デュオアコスフィア〔グジェゴシュ・パルス(第1アコーディオン)、アレナ・ブジニャーコヴァー(第2アコーディオン)〕、カペラ・クラコヴィエンシス弦楽五重奏団

録音:2019年
国際的アコーディオン・デュオのデュオアコスフィアは、それぞれの国でアコーディオン奏者として傑出した地位を築いているポーランドのグジェゴシュ・パルスとスロヴァキアのアレナ・ブジニャーコヴァーの2人によって2011年に結成され、この編成では類を見ないほど世界各地で音楽祭への出演や多くのコンサートを開催し圧倒的な評価を得ています。このアルバムではカペラ・クラコヴィエンシス弦楽五重奏団を迎えてバッハの2台のハープシコード協奏曲をアコーディオンとピリオド楽器で演奏するとどうなるかという試みがなされており、アコーディオンの新たな可能性を感じさせてくれています。
UMFCCD-145
フィテルベルク&ヴァインベルク:室内楽作品集
グジェゴシュ・フィテルベルク(1879-1953):ピアノ三重奏曲 へ短調 Op.10(1901)
ヴァインベルク(1919-1996):チェロ・ソナタ第2番 Op.63(1958/59)
ヴァルソヴィア・ピアノ三重奏団

録音:2020年8月&9月(ポーランド、ワルシャワ)
フィテルベルク&ヴァインベルク、2人のユダヤ系作曲家による室内楽の名作!グジェゴシュ・フィテルベルク(1879-1953)とミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996)は両者ともユダヤ系で、ワルシャワ音楽院で学ぶなどポーランドと縁のある作曲家でした。本作に収められた2作品は、様式は異なるものの、どちらも感動的な室内楽曲の名作です。フィテルベルクのピアノ三重奏曲は、ワルシャワのマウリツィ・ザモイスキ伯爵が主催するコンクールで第1位を獲得しました。この作品の紛れもない特徴は、壮大な物語性と熱烈な感情であり、それが多彩な室内楽のテクスチャーに反映されています。ヴァインベルクのチェロ・ソナタ第2番は、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチのために書かれた、この作曲家の最も個人的な作品のひとつです。ショスタコーヴィチからの引用があるほか、3つの楽章にはユダヤの伝統的な旋律がさりげなく織り込まれ、全体をまとめ上げています。
UMFCCD-146(3CD)
ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):ピアノ・デュエット全集
【Disc1】
山脈幻想曲(タトラ山脈ザコパネの2つの民謡による山脈幻想曲) Op.17クラコヴィアン・ダンス Op.7
ウクライナのメロディー Op.33
「村外れの小屋」からの2つの踊り Op.16
【Disc2】
クラコヴィアン・ダンス Op.25
序曲「モルスキエ・オコ」 Op.19
ポーランド組曲 Op.28
【Disc3】マゾヴィアン・ダンス Op.38
6つのポロネーズ Op.42
エキゾティック・ダンス Op.49
ラヴェル・ピアノ・デュオ〔カタジナ・エヴァ・ソコウォフスカ(P)、アグニエシュカ・コズウォ(P)〕

録音:2020年3月、8月、11月(ポーランド)
19世紀後半のポーランドの作曲家、ジグムント・ノスコフスキ。交響曲や室内楽、歌劇など幅広く作曲したノスコフスキはピアノ・デュオのために10の作品を遺し、本アルバムではポーランドを代表するピアノ・デュオである、ラヴェル・ピアノ・デュオがそれらを完全収録しました。
第11回シューベルト国際ピアノ・デュオ・コンクール第1位など、数多くの受賞歴のあるラヴェル・ピアノ・デュオはポーランドを中心に演奏や教育活動を続け、ポーランドの作曲家のピアノ・デュオ作品の研究や演奏・録音も精力的に行っています。
UMFCCD-149
フロム・ニア・アンド・ファー
アンナ・イグナトヴィチ=グリンスカ(1968-):アポトロペイオン(2020)*
ヨアンナ・ブルズドヴィチ=ティッテル(1943-2021):ポーランドの道と十字路(2020)*、
 サルヴァドール・ダリの展覧会の16の絵(2004)より第1曲、第3曲、第7曲、第9曲、第13曲(2004)
エヴァ・セラフィン(1955-):ラグナロクからの4つの絵(2020)*
ヨアンナ・マクラキエヴィチ(P)、
マリアンナ・ジョウナチ(Fl)、
マレク・ブガイスキ(Va)

録音:2020年〜2021年、ショパン音楽大学コンサートホール(ポーランド、ワルシャワ)
*世界初録音
ポーランドのグルジョンツで開かれたピョートル・ヤノフスキ・フェスティバルから委嘱され、ピアニストのヨアンナ・マクラキエヴィチに捧げられたフルート、ヴィオラ、ピアノのための3つの三重奏曲を収録。演奏には若手フルート奏者のマリアンナ・ジョウナチと、ノルウェーで活躍すヴィオラ奏者マレク・ブガイスキが参加しています。ポーランドで育ち、教育を受けた3人の作曲家は、運命的に結びついた国々の文化的経験やポーランドの広大な遺産を利用すると同時に、世界中の作曲技法を用いて音楽外のさまざまなインスピレーションを参照しています。
UMFCCD-151
グロス&ショパン:チェロとピアノのための作品集
ヨハン・ベンヤミン・グロス(1809-1848):チェロとピアノのための狂詩曲集 Op.12*、
 チェロとピアノのためのソナタ ロ短調 Op.7
ショパン
:序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3
トマシュ・ストラール(Vc)、
ロベルト・モラフスキ(P)

録音:2020年11月(ポーランド、ワルシャワ)
*世界初録音
19世紀初頭、同じ頃にポーランドで生まれ、同じく短命であった2人の作曲家、ヨハン・ベンヤミン・グロスとフレデリック・ショパン。そんな運命的ともいえる2人の、チェロとピアノのための作品集です。自身もチェロの名手であったグロスは、チェロ作品を多く遺し、本アルバムでは「チェロとピアノのための狂詩曲集 Op.12」が世界初録音として収められています。
UMFCCD-155
ラファウ・ヤニャク(1986-):ヴァイオリン・インスピレーションズ
ヴァイオリン・ソナタ(2019)
序奏とカンティレーナ〜無伴奏ヴァイオリンのための(2005/2006)
夜想曲〜ヴァイオリンとピアノのための(2008
三重奏曲〜クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための(2009)
カミラ・ヴォンシク=ヤニャク(Vn)、
アンジェイ・カラウォフ(P)、
ピオトル・プタク(Cl)

録音:2020年&2021年(ポーランド、ワルシャワ)
同世代の作曲家・指揮者の中で特に高く評価されているポーランド出身のラファウ・ヤニャク(1986-)のヴァイオリン作品集。本作では作曲者の妻であり優れたヴァイオリニストであるカミラ・ヴォンシク=ヤニャクのために書かれたヴァイオリン・ソロとヴァイオリンを含む室内楽作品のすべてを収録しています。アルバムの冒頭を飾るのはヤニャクの作曲の師であり、何よりも芸術の師であったスタニスワフ・モリト教授の思い出に捧げられた最新作のヴァイオリン・ソナタ。古典的な4楽章構成の中に、モリトの主要作品からの引用を聴くことができます。アルバムはバロック時代の響きを現代の鏡に映し出した「序奏とカンティレーナ」、神秘的な雰囲気と深い叙情性を湛えた「夜想曲」と続き、個々の楽器の音をシンフォニックに使って聴き手を魅了する「三重奏曲」で締めくくられます。
UMFCCD-157
ミクリ&ミハウォフスキ:ピアノ作品集
カロル・ミクリ(1821-1897):夢 Op.9-6*、マズルカ ロ短調 Op11*、バラード 変ロ長調 Op.21*、スケルツィーノ 嬰へ長調 Op.9-5*、前奏曲とプレスト・アジタート へ短調 Op.1
アレクサンデル・ミハウォフスキ(1851-1938):夢 イ長調 Op.24*、ワルツ イ長調 Op.23*、ワルツ 変イ長調 Op.34-3*、前奏曲 変イ長調 Op33-5(左手のための)*、前奏曲 変ロ短調 Op9、メランコリックなワルツ 変ロ短調 Op.29、バラード 変ロ長調 Op.30*、即興曲 変ニ長調 Op.21*
マリア・ガブリス=ヘイク(P/1894年製ブロードウッド)

録音:2020年12月&2021年8月(ポーランド、ワルシャワ)
*世界初録音
ショパンの作品を愛するすべての人必聴!世界初録音を多数含む、ショパンの弟子ミクリとミクリの弟子ミハウォフスキのピアノ作品集! ショパンの弟子であるカロル・ミクリ(1821-1897)とミクリの弟子であるアレクサンデル・ミハウォフスキ(1851-1938)は、ショパン的な思想と美学を継承する優れた存在でした。彼らは非常に熱心な教育活動を行い、ラウル・コチャルスキ、ワンダ・ランドフスカ、ルドミル・ルジツキ、ピョートル・レイテル、ウワディスワフ・シュピルマン、イェジ・ジュラブレフといった数世代のピアニストに大きな影響を与えています。彼らはまた、いわゆる「ショパネスク・スタイル」の創造に貢献したという点でも重要な存在です。本作では優れたピリオド楽器の専門家であるマリア・ガブリス=ヘイクが1894年製のブロードウッドピアノを使用し、ミクリとミハウォフスキの作曲面における非凡な才能を明らかにします。
UMFCCD-158
デビュー
ベートーヴェン:12のコントルダンス WoO.14(カロル・マスタラーズ編12本のサクソフォン版)
ムソルグスキー:禿山の一夜(パヴェウ・グスナル編13本のサクソフォン版)
ヴォイチェフ・ハウプカ:Nyx
ヴォイチェフ・キラル:Orawa(マスタラーズ編12本のサクソフォン版)
クシシュトフ・コショフスキ:映画音楽メドレー(スター・ウォーズ、ロード・オブ・ザ・リング、ザ・シンプソンズ、炎のランナー、ジュラシック・パーク、ジョーズ、シンドラーのリスト、ハリー・ポッター)
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(ヤクプ・ムラス編サクソフォン・クァルテットとサクソフォン・オーケストラ版)
パヴェウ・グスナル(指)、
ワルシャワ・サクソフォン・オーケストラ

録音:2021年10月13日&2021年11月19日(ポーランド、ワルシャワ)
2017年にフレデリック・ショパン音楽大学の講師も務めるサクソフォン奏者パヴェウ・グスナルによって設立されたワルシャワ・サクソフォン・オーケストラのデビュー・アルバム。ベートーヴェンやムソルグスキーなどのクラシックの作曲家の作品やヴォイチェフ・ハウプカ、ヴォイチェフ・キラルといった現代作曲家の作品、さらには映画音楽まで幅広いジャンルの音楽を取り上げたライヴ録音盤です。メンバーはフレデリック・ショパン音楽大学を卒業、または在学中の学生も含まれており、個人的にも音楽コンクールで受賞している優秀な奏者も含まれています。サクソフォンだけで編成されたとは思えない多彩な音色で聴衆を楽しませてくれています
UMFCCD-163
プロコフィエフ:5つのメロディ Op.35bis
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調Op.94bis
ヴァイオリン・ソナタ第1番 へ短調 Op.80
ヤクブ・ヤコヴィチ(Vn)、
ウカシュ・フシェンシチク(P)

録音:2020年6月、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロッパ音楽センター(ポーランド、ルスワビツェ)
フレデリック・ショパン音楽アカデミーで父クシシュトフ・ヤコヴィチに師事したポーランドのヴァイオリニスト、ヤクブ・ヤコヴィチによるプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ集。甘さと苦さが混在するプロコフィエフの興味深い3作品を、同じくフレデリック・ショパン音楽アカデミーでピアノ・室内楽を学び、現在は同校で教鞭を執っているピアニスト、ウカシュ・フシェンシチクと共に、見事な演奏で聴かせます。ヤコヴィチはポーランドのヴァイオリン・スクールの祖のひとり、タデウシュ・ヴロンスキの最後の生徒でもあり、その演奏からは一聴して分かる素晴らしい音楽性が感じられます。
UMFCCD-164
ポーランドの思い出と子守歌
ユリウシュ・ザレンプスキ(1854-1885):子守歌 Op.22
ヴィエニャフスキ:ポズナンの思い出 Op.3-1、
 サンフランシスコの思い出(世界初録音)、 モスクワの思い出 Op.6
エミル・ムイナルスキ(1870-1935):スラヴの子守歌 Op.4-2、思い出 Op.6
カロル・リピンスキ(1790-1861):バルト海の思い出 Op.19
シマノフスキ:子守歌(アイタコ・エニアの子守歌)Op.52
グラジナ・バツェヴィチ:子守歌
ルトスワフスキ:アンネ=ゾフィーのための子守歌
パヴェウ・ウカシェフスキ(b.1968):アリア第3番(Vnとピアノ版)
スワヴォミル・トマシク(Vn)、
ロベルト・モラフスキ(P)

録音:2021年3月(ポーランド、ワルシャワ)
ポーランドの作曲家による小品や子守歌を集めた作品集。音楽における小品は、作曲家の感情や考えを非常に簡潔に伝えることが出来るため何世紀もの間作られてきました。このアルバムではそのようなポーランドの小品を2世紀に渡って集めています。これらの作品はすでに忘れ去られてしまったものもありますが、形式、感情、美学の点でみても非常に多様なものばかりで、優れています。
UMFCCD-171
マリア・カレルギスに捧げるピアノ作品集
テオドール・クラク(1818-1882):ヴェルディの歌劇「十字軍のロンバルディア人」によるパラフレーズ Op.9-10*
カール・タウジヒ(1841-1871):即興曲 へ短調 Op.1a
リスト:エレジー変イ長調 S196
ユゼフ・ノヴァコフスキ(1800-1865):4つのマズルカ Op.26*
バラード 変ホ長調 Op.34*
カジミエシュ・ルボミルスキ(1813-1871):3つのマズルカ Op.10*
アレクサンダー・ドライショク(1818-1869):即興曲 「ワルシャワからの別れ」 Op.15*
モニカ・クイン(P)

録音:2021年12月、ショパン音楽大学コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
*=世界初録音
19世紀ヨーロッパの芸術サロンで最も重要な人物の一人であるマリア・カレルギス伯爵夫人は、芸術の寛大なパトロンで、ショパンの弟子でもありました。彼女のパリのサロンには、著名な芸術家や政界の有力者が集まり、故郷のワルシャワに戻った後も、ポーランドの作曲家たちや音楽文化の発展を支援していました。
ピアニストのモニカ・クインは、マリア・カレルギスに捧げたこのアルバムのために19世紀の作曲家たちによるピアノ作品を選曲し、ほとんどの作品は世界初録音となっています。
UMFCCD-174
モーツァルト:レクイエム ニ短調 フレデリック・ショパン音楽アカデミーcho&SO、
リシャルト・ジマク(指)、
マウゴジャタ・ロデク(S)、エルジュビエタ・ヴルブレフスカ(Ms)、イェジー・クネティク(T)、ヴォイチェフ・ジェルラフ(Bs)

録音:2005年4月8日
2005年の4月8日、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が亡くなった直後に収録されたモーツァルト:レクイエムのライヴ録音。優れた指揮者、指導者であり、音楽院の院長も務めたリシャルト・ジマク教授の指揮による演奏で、このアルバムは2021年に亡くなった教授の没後1年に捧げられています。ポーランド音楽界の傑出した人物であるジマク教授の指揮のもと、フレデリック・ショパン音楽アカデミーの学生や教師たちが一丸となって演奏したレクイエム。善や美は悪に勝り、音楽は最も困難な瞬間を乗り切るのに役立つという彼らの信念を表す象徴的な1枚です。


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