湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Delphian
(イギリス)



2000年に創設されたDelphian(デルフィアン)は、スコットランド、エジンバラ初の本格的クラシック・レーベル。合唱、宗教、器楽、室内楽、歌曲、さらには近現代と、そのレパートリーは多岐にわたります。
マリアン・コンソート、ルードゥス・バロック、ファイアーズ・オヴ・ラヴ、エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊、ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ合唱団、テュークスベリー寺院スコラ・カントルム、ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団、マートン・カレッジ合唱団、デイヴィッド・ワイルド、ピーター・ヒル、エジンバラSQなど、将来性豊かなアーティスト、スコットランドゆかりの音楽家、世界的ベテラン・アーティストが集うDelphianは、英グラモフォン賞2014でレーベル・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀レーベル賞)を獲得。さらなる飛躍、発展が約束されたハイクォリティ・レーベルです。



※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者


DCD-2016-01(2CD)
Delphian
創立15周年記念
限定仕様盤
ジェズアルド:5声のための聖歌集第1巻(ナポリ、1603年)
めでたし、天の女王/あなたの光が来て/幸いあれ、いと優しきマリアよ/あなたの憐れみを思い起こしてください/わたしを認め、あなたを賛美し/主よ、わたしたちの心を聖なる霊が/主よ、目をそむけないでください/ああ、わたしはなんと不幸なのでしょう、主よ/わたしは嘆き疲れました/日々罪を犯すわたしを/おお、あなたがたすべての者よ/神よ、わたしの願いを聞いてください/祝福されたマリアの祈りと徳によって/おお、祝福された十字架よ/もし知らなければ苦しんだことでしょう/神は避けどころ/わたしは苦しみと喜びを見出した/御顔の光を注ぎ/マリアよ、御母よ

■収録曲目詳細(DCD-34086)
フアン・ナバーロ(c.1530−1580):レジナ・チェリ(天の女王)
フランシスコ・ゲレーロ(1528−1599):マグダラのマリアと別のマリアは
アロンソ・ロボ(1555−1617):キリエ 〜 《ミサ・マリア・マグダレーネ》 より
フランシスコ・ゲレーロ:めでたし、聖なる処女
フアン・エスキベル(c.1561−1615?):グローリア 〜 ミサ曲 《めでたし、聖なる処女》 より
ロドリゴ・セバリョス(1530?−1581):おお、祝福されし処女
フアン・エスキベル:クレド 〜 ミサ曲 《めでたし、聖なる処女》 より
アロンソ・ロボ:めでたし天の女王、サンクトゥス 〜 《ミサ・マリア・マグダレーネ》 より
セバスティアン・デ・ビバンコ(c.1551−1622):おお、聖なる宴
アロンソ・ロボ:ベネディクトゥス 〜 《ミサ・マリア・マグダレーネ》 より
セバスティアン・デ・ビバンコ:第1旋法によるマニフィカト
フランシスコ・ゲレーロ:羊飼いたち、アニュス・デイ 〜 ミサ曲 《聖にして汚れなき処女》 より
マリアン・コンソート〔エマ・ウォルシュ(S)、エスター・ブラジル(メソ・ソプラノ)、ロリー・マクリーリー(C-T&ディレクター)、アシュリー・ターネル(T)、ガイ・カッティング(T)、クリストファー・ボレット(Bs)〕

録音:2016年1月6日−8日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード、イギリス)
「聖母マリア」の名を冠し、イギリスの声楽、古楽界に彗星の如く現れた若きヴォーカル・アンサンブル、マリアン・コンソート!エジンバラ・セント・メアリー大聖堂の少年聖歌隊員としてキャリアをスタートさせた若きカウンターテナー、ロリー・マクリーリーによって、2007年にオックスフォード大学で結成されたマリアン・コンソート。音楽学者でもあるリーダー、ロリー・マクリーリーの研究、時代考証に基づき、15世紀〜17世紀を中心に、全ての時代の教会音楽に取り組み続けています。
またメンバーのエマ・ウォルシュも、2015年6月のタリス・スコラーズの来日公演にも参加した注目の若手ソプラノです。イタリア・ルネサンス時代、そして音楽史上有数のマドリガーレの作曲家であると同時に、聖職者の家柄、ヴェノーサ公コンツァ伯としての貴族の身分、妻とその不倫相手を殺めた犯罪者という様々な姿を持ち、数奇で波乱に満ちた人生を歩んだカルロ・ジェズアルド(1566−1613)。
メリスマとホモフォニーのユニークなブレンドなどジェズアルドの独創的な手法から誕生した宗教作品「5声のための聖歌集第1巻」を、マリアン・コンソートの透明感あふれる極上のハーモニーで――。
DCD-34006
スティーヴンソン:歌曲集「子供の詩の園」 スーザン・ハミルトン(S)、
ジョン・キャメロン(P)

録音:2001年11月21日−22日、イースト・ロージアン(イギリス)
1985年にロナルド・スティーヴンソンの歌曲を演奏して以来、その音楽の魅力を英国内外に発信し続けてきたスーザン・ハミルトン。この「子供の詩の園」は、「DSCHによるパッサカリア」の作曲者として知られるスティーヴンソンの声楽作品を知ることの出来る貴重な録音。
DCD-34007
ゲール人の祝福
グッドイナフ:我は聖霊と共に歌い
ブラームス:宗教的歌曲 Op.30、何と麗しいあなたの住まい(ドイツ・レクイエムより)
ヘンシェル:大いなる秘跡
ウェスレー:汝は平康にやすきをもて
ベイントン:新しい天と新しい地とを見た
ホルスト:ヌンク・ディミティス
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
ペルト:深き淵より
フランク:天使の糧
ラッター:ゲール人の祝福
ジャクソン:永遠なる父
タヴナー:アテネの歌
バーゴン:ヌンク・ディミティス
モービー:アヴェ・ヴェルム・コルプス
フィンジ:私の愛しい人
オーウェンス:聖三位一体の祝福
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊、
マシュー・オーウェンス(指)
サイモン・ニーミンスキ(Org)

録音:2002年1月29日−30日&2月4日−6日、セント・メアリー大聖堂(エジンバラ、イギリス)
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊のDelphian第1弾となった合唱作品集。モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」やペルトの「深き淵より」など、時代を超えて集まった合唱の名曲をスコットランド、エジンバラが世界に誇る聖歌隊の美しきハーモニーで。
DCD-34008
黄金の鎖の中で〜バード&タリス
バード:プレリュード ハ長調
タリス:おお、光より生まれし光
バード:天に喜びあれ
タリス:世の救い主よT
 来りたまえ、民の救い主(オルガン賛歌T)
 来りたまえ、民の救い主(オルガン賛歌U)
バード:5声のミサ曲
 父よ、われを明らかにしたまえ(オルガン賛歌)
 すべての者よ、主に向かいて喜ばん
タリス:おお、聖なる宴
バード:正しき者の魂
ダンディン・コンソート〔スーザン・ハミルトン(S)、クレア・ウィルキンソン(Ms)、アシュリー・ターネル(T)、ウォーレン・トレヴェリアン=ジョーンズ(T)、マシュー・ブルック(Bs)〕、ジョン・キッチン(Org)

録音:2003年1月19日−23日、クライトン・カレッジ・チャペル(ミッドロージアン、スコットランド)
現在はバッハ学者としても高名なジョン・バットとのコンビで数々の異稿版や復元版の演奏を世に送り出しているダンディン・コンソート(ダニーデン・コンソート)。ソプラノのスーザン・ハミルトンと指揮者のベン・パリーによって創設され、スコットランド、エジンバラを拠点とする世界有数のピリオド・アンサンブルが、エジンバラのレーベル、デルフィアン(Delphian)にレコーディングを行ったバートとタリスの宗教合唱作品集!カトリックとプロテスタントが対立する激動の宗教改革の時代を生きたバートとタリス。カトリックのために書かれたラテン語の傑作を、ダンディン・コンソートがOVPPの編成、そして明瞭なテクスチュアで紡いでゆきます。
DCD-34010
デイヴィッド・ワイルド・プレイズ・ショパン〜ウィグモア・ホール・ライヴ
スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39/マズルカ嬰ハ短調 Op.50-3/夜想曲ホ長調 Op.62-2/ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58/マズルカ ハ短調 Op.56-3/マズルカ ハ長調 Op.24-2/タランテラ Op.43/幻想ポロネーズ Op.61/子守歌 Op.57
デイヴィッド・ワイルド(P)

録音(ライヴ):1994年7月&1995年2月、ウィグモア・ホール(イギリス)
ソロモンやライゼンシュタイン、ブーランジェの薫陶を受けたマンチェスターのベテラン・ピアニスト、デイヴィッド・ワイルド。知る人ぞ知るイギリスのいぶし銀のショパン弾きが、1994年7月と1995年2月にロンドンのウィグモア・ホールで奏でたショパンのライヴ・レコーディングです。
DCD-34011
喜び〜バロック時代フランスのギター作品集
コルベッタ:チャコーナ ハ長調
ド・ヴィゼー:組曲ト長調
グレネリン:組曲ニ長調
メダール:組曲ト短調
コルベッタ:シャコンヌの気まぐれ、
 組曲イ長調
ド・ヴィゼー:仮面舞踏会
マレ:エアー/カンプラ:ミュゼ
リュリ:イシスの入場、アポロンの入場
クープラン:修道女モニク
カレ:組曲ト短調
ゴードン・フェリーズ(バロック・ギター)

録音:2003年1月2日−4日、エジンバラ
スコットランドを拠点にソロ、様々なピリオド・アンサンブルのメンバーとして活躍中のバロック・ギタリスト、ゴードン・フェリーズのフレンチ・バロック・プログラム。エジンバラ大学が所蔵しているオリジナルの歴史的楽器、1760年頃にフランスで製作されたギターの音色でフランス・バロックの巨匠たちの珠玉の音楽をどうぞ。
※当タイトルは【初紹介旧譜】となります。旧譜のため急な廃盤、また十分な枚数を確保出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。
DCD-34012
クープラン:トリオ・ソナタ「パルナソス山、またはコレルリ讃」
アルマンド(第9組曲)/軽はずみ(第15組曲)/子守歌、またはゆりかごの中の愛(第15組曲)/選り抜きのミュゼット(第15組曲)/居酒屋のミュゼット(第15組曲)/トリオ・ソナタ「パルナッス山、またはコレルリ讃」/恋するうぐいす(組曲第14番)/7月祭(組曲第14番)/シテール島の鐘(組曲第14番)/ささいなこと(組曲第14番)/王宮のコンセール第3番イ長調/グランド・リトルネロ(王宮のコンセール第8番)/愉快な仲間(組曲第16番)/軽率な女(組曲第16番)/陽気な町(組曲第16番)/メヌエット(王宮のコンセール第1番)/トリオ・ソナタ変ロ長調「スタインケルク」
ルーシー・キャロラン(ハープシコード)、ジョン・キッチン(ハープシコード)

録音:2002年9月2日−4日、エジンバラ
フランス・バロックの巨星、フランソワ・クープランの2台のハープシコードのための作品を集めたユニークなプログラム。エジンバラ、レイモンド・ラッセル・コレクションの2台の銘器、タスカン1769年製、グルマン/タスカン1767/83年の壮麗な音色が、当時のフランス宮廷の華やかな音楽文化の一面を教えてくれます。古楽、ピリオド楽器の愛好家におススメしたい好企画盤です。
※当タイトルは【初紹介旧譜】となります。旧譜のため急な廃盤、また十分な枚数を確保出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。
DCD-34013
2000ネイルズ〜近現代のオルガン作品集
アヴリル・アンダーソン:リペティティヴ・ストレイン
ピーター・ネルソン:オン・ザ・ビーチ
ウィアー:エトリック・バンクス、
 ワイルド・モッシー・マウンテン
マックイーン:2000ネイルズ
マクガイア:前奏曲第4番
ボナヴェンチャー:アニマス第6番
クレスウェル:ウリムとトンミム
マイケル・ボナヴェンチャー(Org)

録音:2004年9月9日&10日
女王陛下の音楽師範ジュディス・ウィアー(1954−)など、イングランド、スコットランド、ニュージーランドの作曲家たちによるオルガンのための現代作品集。エジンバラ大学マキューワン・ホールのロバート・ホープ=ジョーンズ製オルガンによる演奏。
DCD-34015
シューマン:ピアノ作品集
交響的練習曲 Op.13/子供の情景 Op.15
クライスレリアーナ Op.16
ピーター・ブラッドリー=フルゴーニ(P)

録音:2003年11月16日−18日
ピーター・ブラッドリー=フルゴーニは、イギリスのパーセル・スクールと王立音楽大学で研鑽を積み、ピーター・モリソン賞の受賞後にウィグモア・ホール、セント・マーティン・イン・ザ・フィールズへのデビューを果たすなど、ロンドンを拠点に活躍してきたピアニスト。
DCD-34016(2CD)
メシアン:オルガン作品集
オルガンの書/モノディ/聖なる三位一体の神秘への瞑想
マイケル・ボナヴェンチャー(Org)

録音2005年12月&2007年1月
エジンバラにあるスコットランド教会の大聖堂、セント・ジャイルズ教会のリーガー・オルガン(1992年製)によるメシアンのオルガン作品集。優秀録音による鮮明なサウンド、ボナヴェンチャーのスケールの大きな演奏は、指折りの名演として高く評価されています。
DCD-34017
キリストの昇天
マクミラン:Tremunt videntes angeli(世界初録音)
レイトン:祈りと応唱T
 賛歌:Eternal monarch, king most high
 詩篇第47篇/詩篇第108篇
アラン:マニフィカトとヌンク・ディミティス 「エクストン・サーヴィス」(世界初録音)
レイトン:祈りと応唱U
ゴワーズ:ガリラヤの人々よ
賛歌:Hail the day that sees him rise
メシアン:キリストの昇天*
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊、
マシュー・オーウェンズ(指、Org*)、
スーザン・ハミルトン(S)、
サイモン・ニーミンスキ(Org)

録音:2003年2月&6月、セント・メアリー大聖堂(エジンバラ)
ブルックナー(DCD-34071)やシェパード(DCD-34123)、ストラヴィンスキー(DCD-34164)など、多くの名録音で知られるスコットランドの名門聖歌隊、エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊。メシアンの管弦楽作品からオルガン用へと編曲された「キリストの昇天」へと続く、キリストの昇天(Ascension)にまつわる作品集。ジェームズ・マクミランとリチャード・アランの2曲は世界初録音。
DCD-34019
テュークスベリー寺院からの晩課
ハウエルズ:巨匠タリスの遺言
タリス:サンクテ・デウス
ステイサム:プレチェス
オールコック:詩篇第91篇
ピーターソン:詩篇第131篇
ジャクソン:マニフィカトとヌンク・ディミティス(テュークスベリー・サーヴィス)(世界初録音)
ステイサム:応唱と集祷
ヴォーン・ウィリアムズ:ヴァリアント・フォー・トゥルース
ハウエルズ:テ・デウム
ヴィエルヌ:トッカータ 変ロ短調
テュークスベリー寺院スクールcho、
ベンジャミン・ニコラス(指)
カールトン・エザリントン(Org)

録音:2006年6月&7月、テュークスベリー寺院
32年間にわたりテュークスベリー寺院で毎日晩課を歌ってきたトレブルと男声による合唱団。2006年の9月にテュークスベリー寺院スクールが閉鎖されたため、「スクール合唱団」としては最後の録音となったアルバム。その後は「テュークスベリー寺院スコラ・カントルム」として、その伝統が引き継がれています。ガブリエル・ジャクソンのテュークスベリー・サーヴィス(マニフィカトとヌンク・ディミッティス)は世界初録音。
DCD-34020
ダラピッコラ〜ポートレイト
パガニーニの奇想曲によるソナティナ・カノニカ/アンナリベラの音楽帳
歌とピアノのための「アントニオ・マチャードの4つの詩」
無伴奏チェロのためのチャッコーナ、間奏曲とアダージョ
メゾ・ソプラノと3本のクラリネットのためのゲーテ歌曲集
バレエ音楽 「マルシア」からの3つのエピソード
デイヴィッド・ワイルド(P)、
スーザン・ハミルトン(S)、
ロバート・アーヴィン(Vc)、
ニコラ・ストーンハウス(Ms)

録音:2003年12月16日−17日、スコットランド
リリシズム、ロマンス語、ダンテやモンテヴェルディ、ヴェルディといった古典を愛し、当時のムッソリーニ政権下では命の危険にさらされながらも反ファシズムを徹底的に貫いた20世紀イタリアの奇才ルイジ・ダラピッコラ(1904−1975)の独奏ピアノのための作品全集に加え、独奏チェロ作品、声楽を含む室内楽作品などを集めた貴重な録音集。デイヴィッド・ワイルドやスーザン・ハミルトン、ロバート・アーヴィンなど演奏者陣も豪華です。
DCD-34021
パッヘルベル:オルガン作品集 Vol.1
トッカータとフーガ 変ロ長調
第6旋法によるマニフィカト
幻想曲ハ長調
聖母マリアのマニフィカト
トッカータ ホ短調
フーガ ホ短調
クリスマスのための4つのコレール前奏曲
フーガ ト長調/リチェルカーレ ハ長調
トッカータ ヘ長調/フーガ ヘ長調
幻想曲ニ短調
12パートのコラール 「キリストこそ わが生命」
トッカータ ト短調/フーガ ト短調
チャコーナ ニ短調/フーガ ニ長調
マシュー・オーウェンズ(Org)

録音:2004年11月16日−17日、リード・コンサート・ホール(エジンバラ大学)
ウェルズ大聖堂のオルガニスト&聖歌隊指揮者を務めるマシュー・オーウェンズ。イギリスのオルガンで進行するヨハン・パッヘルベルのオルガン作品集第1弾は、エジンバラ大学のリード・コンサート・ホールにある、イギリス唯一のアーレント・オルガンによる演奏。
DCD-34022
アッシャー・ホールのオルガン
ホリンズ:凱旋行進曲
エルガー:弦楽のためのセレナーデよりラルゲット、エニグマ変奏曲よりニムロッド
ヘンデル:歌劇 「ダイダミア」HWV.42 より行進曲、
 歌劇 「アルチーナ」 HWV.34 よりメヌエット、
 歌劇 「リナルド」 HWV.7より行進曲、
 むごい運命に涙するのを許して下さい、歌劇 「シピオーネ」 HWV.20より 行進曲
バッハ:前奏曲とフーガ BWV.552
リスト:バッハのカンタータ 「泣き、嘆き、憂い、おののき」 BWV.12のコンティヌオによる変奏曲
アトキンソン:スコットランド民謡の旋律に基づく小典礼組曲
ホルスト:惑星より 「木星」 のテーマ
ウォルトン: 「ファサード」 組曲よりポピュラー・ソング、
 戴冠式行進曲 「宝玉と王の杖」
ジョン・キッチン(Org)

録音:2004年1月
エジンバラ市とエジンバラ大学のオルガニストを歴任したジョン・キッチン。エジンバラのアッシャー・ホールに新しく改装されたNorman & Beard社製のオルガンによる初録音アルバム。
DCD-34023
タヴァナー:宗教合唱作品集
安息日が終わったのでT
ルロイ・キリエ(王のキリエ)
ミサ・コロナ・スピネア(いばらの冠のミサ)
安息日が終わったのでU
おお、栄光の輝き
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊、
ダンカン・ファーガソン(指)

録音:2009年9月14日−17日、セント・メアリー大聖堂(エジンバラ)
代表盤「ブルックナーのモテット集」(DCD-34071)の完成度、見事なハーモニーが記憶に新しいスコットランドの名門聖歌隊、エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊。イギリス・ルネサンスの巨匠ジョン・タヴァナーの宗教合唱作品集には、「ミサ・コロナ・スピネア」や「ルロイ・キリエ」などの傑作を収録。スコットランド、エジンバラが育んだ荘厳なるハーモニーで、タヴァナーが遺した合唱芸術を――。
DCD-34024
メシアン:オルガン作品全集Vol.1
栄光に輝く体、聖餐式、
永遠の教会の出現
ティモシー・バイラム=ウィグフィールド(Org)

録音:2004年9月
作曲家、指揮者としても活躍するウィグフィールドによるメシアンの初期のオルガン作品集。イギリス・ウィンザー城にあるセント・ジョージ教会のHarrison&Harrison社製オルガンを使用。
DCD-34025
ビクトリア:受胎告知の祝日の第2晩課 エクソン・シンガーズ、
マシュー・オーウェンズ(指)

録音:2004年1月
スペインの生んだルネサンス音楽最大の作曲家の1人、トマス・ルイス・デ・ビクトリアの作品集。マシュー・オーウェンズの手腕とエクソン・シンガーズの荘厳な歌声で贈る。
DCD-34026
私が去った時〜リチャード・アラン:合唱作品集
サルヴェ・レジナ
At night I seek the one my spirit loves
主よ、あなたの耳を傾けて、わたしにお答えください(詩篇第86篇)
スリー・スピリチュアルズ
ミサ・ブレヴィス
2つのクリスマス・キャロル
インプロメリア/メメント・ホモ
ジョン・ハール(ソプラノSax)
イギリス・ナショナル・ユースcho
ラウディバス、
マイク・ブリューワー(指)
スーザン・ハミルトン(S)、
ジェームズ・マクヴィニー(Org)、
マシュー・オーウェンズ(Org)
劇場音楽、神聖な合唱音楽、子供向けの作品など、幅広いスタイルで活躍するリチャード・アランの合唱作品集。名指揮者マイク・ブリューワーの手によりまとめあげられた洗練されたハーモニーが響きます。
DCD-34027
ガブリエル・ジャクソン:宗教合唱作品集
エジンバラ・ミサ/おお、聖なる宴よ
夜の星の創造主/
キリスト誕生の歌/ヘンリー6世の祈り
祈り
詩篇第112篇 「ラウダーテ・プエリ」
マニフィカトとヌンク・ディミティス(トゥルーロ・サービス)/応唱/サルヴェ・レジナ/ディスミサル/セント・アサフ・トッカータ
マシュー・オーウェンズ(指)
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊
スーザン・ハミルトン(S)
マイケル・ボナヴェンチャー(Org)

録音:2004年2月23日ー24日、3月1日ー2日、12月21日、2015年1月4日(エジンバラ)
英国領バミューダ諸島生まれのイギリス人作曲家、ガブリエル・ジャクソンの合唱作品。ジョン・ラッター、ボブ・チルコットに並び、日本でも人気の高い現代最高峰の作曲家の作品集は注目度抜群。
DCD-34028
ターナー:宗教合唱作品集
テ・デウム/主よ、御身は我らの隠れ家/マイ・ソウル・トゥルーリー・ウェイテス/わが祈りを聞きたまえ、おお主よ/女王はよろこび/ユビラーテ・デオ/マニフィカト/ヌンク・ディミッティス/おお主よ、万軍の神よ/The Lord is righteous/ユビラーテ・デオ
ケンブリッジ・ゴンヴィル&キーズ・カレッジcho
ジェフリー・ウェッバー(指)
ヨークシャー・バロック・ソロイスツ

録音:2006年7月1日−4日
中世、ルネサンスから近現代、そして南米ブラジルやアイルランドのケルトなど、驚異的なレパートリーの広さと安定感のあるハーモニーが魅力のケンブリッジ・ゴンヴィル&キーズ・カレッジ合唱団が歌うウィリアム・ターナーの合唱作品集。Signum Classicsより「マタイ受難曲」(SIGCD-385)をリリースした、ヨークシャー・バロック・ソロイスツの参加もポイント。
DCD-34029
マクガイル:フルート、ギターとピアノのための作品集
ハーバー・オブ・ハーモニーズ
涙の泉/前奏曲第13番
ダーク・クラウド/カプリース
ケルティック・ノートワーク
レジスタンス・ムーヴメント
アマゾニア/ダンシング・メモリーズ
トゥウェルヴ・ホワイト=ノート・ピース
ナンシー・ルッファー(Fl、ピッコロ)、
アビゲイル・ジェームス(G)、
ドミニク・サンダース(P)

録音:2005年6月19日ー20日
1948年グラスゴー生まれのスコットランドの作曲家、エディー(エドワード)・マクガイル。2003年にはブリティッシュ・コンポーザーズ・アウォードを受賞するなど、英国内外で高く評価されています。当タイトルでは、フルート、ギター、ピアノのソロからデュオ、三重奏、各楽器のアンサンブルまでを収録しています。
DCD-34030
ブゾーニ:エレジー
リスト:ピアノ・ソナタ.ロ短調 S.178,R.21
デイヴィッド・ワイルド(P)

録音:2005年6月14日−16日
ソロモンとライゼンシュタインにピアノを学んだマンチェスターの大ベテラン・ピアニスト、デイヴィッド・ワイルド。リストの「ピアノ・ソナタ」では、長き経験が光るいぶし銀の演奏を聴かせてくれています。
DCD-34031
パッヘルベル:オルガン作品集 Vol.2
トッカータ ト短調/いざ来ませ、異邦人の救い主よ/主キリスト、神の独り子/われら皆一なる神を信ず/暁の星のいと美しきかな/「アポロの六弦琴」より アリア第1番ニ短調/フーガ イ短調/われらの救い主イエス・キリスト/これぞ聖なる十戒/フーガ ハ長調/天にまします我らの父/われ汝に呼びかけん、主イエス・キリストよ/いざ我が魂よ、主を讃えん/バビロン河のほとりに/フーガ ニ短調/バビロン河のほとりに/第三旋法によるマニフィカト
マシュー・オーウェンズ(Org)

録音:2005年10月13日−14日、キャノンゲート教会(エジンバラ)
ウェルズ大聖堂のオルガニスト&聖歌隊指揮者を務めるマシュー・オーウェンズ。イギリスのオルガンで進行するヨハン・パッヘルベルのオルガン作品集第2弾では、エジンバラのキャノンゲート教会のフロベニウス・オルガンを弾きます。
DCD-34032
グラスゴーのオルガン
メンデルスゾーン:ソナタ Op.65-2
パリー:2つの賛歌による前奏曲
フランシス・ジャクソン:前奏曲ホ長調
レイトン:2つの賛歌による前奏曲
ヘンリー・スマート:アレグロ・アッサイ ハ長調
ヴィエルヌ:鬼火、ウェストミンスターの鐘
バッハ:パストレッラ ヘ長調
トムキンス:ア・ファンシー
バッハ:4つのオルゲルビュヒライン・コラール
ウェスレー:ヴォランタリー ト短調 Op.6-9
ブラームス:コラール前奏曲集 Op.122より 第9曲、第10曲
カルク=エーレルト:Nun freut dich sehr, O meine Seele、Nun danket alle Gott
ジョン・バット(Org)、
ジョン・キッチン(Org)

録音:2004年7月22日−23日&9月2日−3日、グラスゴー
※使用オルガン:Shettleston Old Parish Church / Partick Methodist Church / Dennistoun Blackfriars / Concert Hall, University of Glasgow / St Margaret's, Knightswood / St Bride's Episcopal Church, Hyndland
ダンディン(ダニーデン)・コンソートとの録音により、バッハ演奏・研究の世界的権威として高名なジョン・バット、エジンバラ市とエジンバラ大学のオルガニストを歴任したジョン・キッチン。2人の名オルガニストによる、スコットランド、グラスゴーの様々なオルガンを弾き分けた、デルフィアンならではのオルガン・アルバム。
DCD-34033
スウェイン:合唱作品集
カミング・オヴ・サスキア・ホーキンス Op.51
マニフィカト第1番 Op.33
ティグレット Op.68a
4つの受難節のモテット Op.95a
A Convocation of Worms Op.67
冬至のキャロル Op.79
ミッド・ウィンター Op.91
ミサ・ティブルティーナ Op.40
イギリス・ナショナル・ユースcho
ラウディバス、
マイケル・ボナヴェンチャー(Org)、
スティーヴン・ウォレス(C.T)
マイク・ブリューワー(指)

録音:2004年&2005年
ハリソン・バートウィッスルやオリヴィエ・メシアンに作曲を学んだイギリスの現代作曲家、ジャイルズ・スウェイン(1946−)の作品集を、英国有数の室内合唱団ラウディバスとイギリス・ナショナル・ユース合唱団(NYCGB)が歌います。
DCD-34034
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ.ト短調 Op.19
 ヴォカリーズ Op.34-147
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ.ニ短調 Op.40
ロバート・アーヴィン(Vc)、
グレアム・マクナウト(P)

録音:2007年9月7日−9日
ウィリアム・プリース、ピエール・フルニエに師事し、フィルハーモニア管、ASMF、スコティッシュ・オペラの首席奏者を歴任した実力派チェリスト、ロバート・アーヴァイン。20世紀ロシアを代表するラフマニノフとショスタコーヴィチのチェロ・ソナタをマッテオ・ゴフリラー1720年製のチェロで披露しています。
DCD-34035
フランシス・ジャクソン:合唱作品集
ミサ曲 「神の御母」 Op.72
おお、救いの犠牲よ Op.115
大いなる秘跡 Op.118
父なる神への讃歌 Op.147/2
降臨節のための3つのキャロル Op.73
イブニング・サービス変ロ短調 Op.149
「トマス・ウィールクスへのオマージュ」
おお,慈愛深き Op.36
サン ・ フランチェスコの祈り Op.61
Thanks be to the Lord Op.133
エクソン・シンガーズ、
マシュー・オーウェンズ(指)

録音:2006年1月
イギリスのコンポーザー=オルガニスト、フランシス・ジャクソン(1917ー)の合唱作品集。ウェルズ大聖堂とチルコットの合唱作品が話題となったマシュー・オーウェンズの手腕に期待。
DCD-34036
ラ・プレシオサ〜ガスパール・サンスのギター音楽
ハカラスT/パサカーリェ/マリオナス
フーガ/パバーナ/サラバンダ
組曲ホ短調/カナリオスT/フォリア
マタシン/ハカラスU/チャコーナ
カナリオスU/パサカーリェ
ビリャーノ/ラ・コキーナ・フランセーザ
兵隊の歌
ゴードン・フェリーズ(バロックG)

録音:2005年
ゴードン・フェリーズは、ファイアーズ・オヴ・ラヴ、スコティッシュ・アンサンブルやスコティッシュ古楽コンソートのメンバーとして活躍するバロック・ギターの名手。スペイン・ギターの巨匠、ガスパール・サンスの名作を、フェリーズが奏でる17世紀ヴェネツィア・モデルの美しき音色で存分に。
DCD-34037
マックスウェル・デイヴィス:合唱作品集
マニフィカトとヌンク・ディミティス 「エジンバラ礼拝」(世界初録音)
3つのオルガン・ヴォランタリー
おお、大いなる神秘
マシュー・オーウェンズ(指)
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊、
マイケル・ボナヴェンチャー(Org)

録音:2004年10月−12月
スコットランドの名門聖歌隊、エジンバラ・セント・メアリー大聖堂が、マシュー・オーウェンズの指揮で歌う、ピーター・マックスウェル・デイヴィス(1934−2016)の合唱作品集。「マニフィカトとヌンク・ディミティス」は世界初録音、マックスウェル・デイヴィスが遺した合唱作品を名門聖歌隊の見事なハーモニーで。
DCD-34038
コールド・ダンサー〜スコットランドの弦楽四重奏曲
デンプスター:弦楽四重奏曲第4番「コールド・ダンサー」
クラッパートン:天国と地獄の離婚
ウィアー:弦楽四重奏曲
スウィーニー:弦楽四重奏曲第3番
エジンバラSQ
スコットランドの近現代音楽を得意とするエジンバラSQならではのプログラム。女王の音楽師範ジュディス・ウィアーの「弦楽四重奏曲」(1990)を収録。
DCD-34039
レイモンド・ラッセル・コレクション Vol.2
ヘンデル:組曲ニ短調 HWV.437(ダブル・マニュアル・ハープシコード/ロバート・ファークナー1773年製)
パーセル:5つの小品(ベントサイド・スピネット/ロンドン1705年頃製)
ロバート・ブレンナーの「The Harpsichord or Spinnet Miscellany」より(ベントサイド・スピネット/ジョン・ハリソン1757年製)
ロッシ:トッカータ第7番(エンハーモニック・ヴァージナル、フィレンツェ1620年頃製)
トムキンズ:心の乱れた時の悲しみのパヴァーヌ、ブロウ:ヴォランタリー ハ長調(チェンバー・オルガン、ロンドン1680年頃製)
J.C.F.バッハ:5つの小品(フレッテッド・クラヴィコード、クリスティアン・ゴットローブ・ヒューバート1784年製)
F.X.モーツァルト:2つのメランコリックなポロネーズ(スクエア・ピアノ、アンドルー・ロッチード1815年頃製)
A-L.クープラン:3つの小品(ダブル・マニュアル・ハープシコード、ジャン・グルマン1764年製)
グラウプナー:4つの楽章(シングル・マニュアル・ハープシコード、ヨハン・アドルフ・ハス、1764年製)
ジョン・キッチン(ハープシコード、ヴァージナル、クラヴィコード、オルガン)

録音:2005年4月
スコットランドのエジンバラ大学に所蔵されている貴重な鍵盤楽器のコレクション、"レイモンド・ラッセル・コレクション"の音色を堪能できるゴージャスなシリーズの第2集。エジンバラ市のオルガニスト、ジョン・キッチンが奏でる9台の鍵盤楽器の音色を存分に。
DCD-34040
ワイルド・プレイズ・ブラームス
2つのラプソディ Op.79
創作主題による変奏曲ニ長調 Op.21-1
3つの間奏曲 Op.117
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調 Op.24
デイヴィッド・ワイルド(P)

録音:2008年9月
ソロモンとライゼンシュタインにピアノを学んだマンチェスターの大ベテラン・ピアニスト、デイヴィッド・ワイルドの味わい深きブラームス・プログラム。
DCD-34041
ワイズ:合唱作品集
ワイズ:主の道を整えよ、
 ああ,勇士たちは、ついに倒れた、
 主は私の羊飼い、テ・デウム、
 神をたたえよ、
 その聖所にて神をほめたたえよ、
 貧しい者をかえりみる人はさいわいである、
 マニフィカト、ヌンク・ディミティス、
 シオンの道は悲しみ、
 醒めよ醒めよ主の腕よ,力を着よ、
 私を哀れだと思ってくれ、
 わたしのために義の門を開け
ギボンズ:シングル・オルガンのための詩、
 オルガンのための詩、イ短調 「詩」
ロック:オルガンのための詩
作曲者不詳:ニ長調 「詩」 、
 ダブル・ヴォランタリー
ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジcho
ジェフリー・ウェッバー(指)

録音:2007年6月&7月
1348年にゴンヴィル・ホールとして設立され、その後、1557年にジョン・キーズによって再設立されたケンブリッジ大学のカレッジの1つであるゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ。今作はセント・ポール大聖堂の少年合唱隊の指導者でもあったマイケル・ワイズ(c.1648−1687)の合唱作品集。
DCD-34042
ソング・オブ・ソングス
ウォルトン:汝の心に封印をするように
ブージニャック:私の親しい美しい人よ
スケンプトン:ライズ・アップ,マイ・ラヴ(世界初録音)
ジャクソン:わたしはシャロンのばら(世界初録音)
グリア:私の恋人は私のもの
ダンスタブル:貴女は何と美しく
パレストリーナ:彼は私のくるみの園に降りて行った
ヴィクトリア:私は急ぎ、市民を包囲しよう
ダニエル=ルシュール:ソロモンの雅歌
ラウディバス、
マイク・ブリューワー(指)

録音:2006年1月
ヴォーン・ウィリアムズの演奏に定評があり、英国音楽を得意とする合唱団、ラウディバス。この「ソング・オブ・ソングス」はダンスタブルやパレストリーナなどのルネサンス期の作品から近代合唱作品、2曲の世界初録音を収録した意欲作。
DCD-34043
シュッツ:宗教合唱作品集
シャイト:Modus pleno organo pedaliter
シュッツ:万軍の主よ、あなたの住まいは
シャイト:いとほむべきみどり児は
シュッツ:天は神の栄光を語り、このように私はキリストのもとへ行く
シャイト:主イエスは十字架にかかり
シュッツ:涙をもって種まく者は、主よ深き淵よりわれ汝を呼ぶ
シャイデマン:トッカータ ト長調
シュッツ:われらの主ヤハウェよ、新しい歌を主に向かって歌え、私の魂はあなたの救いを乞い求め
シャイト:神はわがやぐら
シュッツ:主に向かいて歓呼の声をあげよ
スヴェーリンク:我らに幼子が生まれ
シュッツ:アレルヤ、主をほめたたえよ
イギリス・ナショナル・ユースcho
マイク・ブリューワー(指)
ジョン・キッチン(Org)

2006年−2007年
約140名の大編成合唱が歌う、ドイツ初期バロックの巨匠ハインリッヒ・シュッツの音楽。英国各地から集まった若き歌い手たちを、名指揮者マイク・ブリューワーが見事にまとめあげています。
DCD-34044
ホリンズ:合唱作品集
演奏会用序曲ハ長調/婚礼の祝福/トランペット・メヌエット/アレグロ・グラツィオーソ/演奏会用序曲ハ短調/夕暮れの残り/演奏会用序曲ヘ短調/アンダンテ ニ長調/日差しの歌/メイタイム・ガヴォット/主題、変奏とフーガ
ティモシー・バイラム=ウィグフィールド(Org)

録音:2005年
アルフレッド・ホリンズ(1865−1942)は、ベルリンでハンス・フォン・ビューローに師事し、ドイツやベネルクス各国の王室の御前演奏を行うなど、スコットランドを中心に幅広く活躍した盲目のオルガニスト。
DCD-34045
合唱のための多声部作品集
ジャクソン:聖なるは真なる光へ
ウィルキンソン:旅立たれたイエス
ゲレーロ:2人の熾天使が
ジョスカン:いと高きところに住み
ビクトリア:第6旋法によるマニフィカト
オレーガン:私は眠っていたが心は冷めていた
アネリオ:スターバト・マーテル
オケゲム:36声のための「主に感謝せよ」
ホルテン:イン・ノミネ
タリス:40声のモテット「我、汝の他に望みなし」
イギリス・ナショナル・ユースCho
マイク・ブリューワー(指)

録音:2006年−2007年
イギリスのルネサンスの傑作、トマス・タリスの40声のモテット「我、汝の他に望みなし(スペム・イン・アリウム)」に代表される合唱のための多声部の作品を集めたプログラム。ガブリエル・ジャクソンの40声のモテット、大編成合唱ならではのハーモニーなど、聴きどころ多数!
DCD-34046
ゲラウ:ギター作品集
マリオナス/マリサパロス
ハラカス・デ・ラ・コスタ
第8旋法によるパサカージェ
ガリャルダス
第3旋法によるパサカージェ
ヴィリャーノス/フォリア/カナリオス
ゴードン・フェリーズ(バロックG)

録音:2007年4月
フランシスコ・ゲラウ(1649−1722)は、マジョルカ島で生まれた17世紀スペインの作曲家、宮廷礼拝堂歌手であり、代表作はバロック・ギターのための作品集「調和の詞」。古楽アンサンブル、ファイアーズ・オヴ・ラヴのメンバーでもあるイギリスのバロック・ギターの名手、ゴードン・フェリーズの妙技が光ります。
DCD-34047
東方の三賢者〜テュークスベリー寺院からのクリスマス音楽
ジャクソン:The Mgai*
ウィテカー:黄金の光
バックス:Lullay, dear Jesus
ウィルビー:みことばは人となり
コルネリウス:王
レーガー:マリアの子守歌
パリー:ウェルカム・ユーリ
ジュベア:かくも徳高き薔薇はない
バッシ:羊飼いたちはみ使いらの歌
ラングレー:降誕
ハウエルズ:子守歌
リュッティ:さまよいながら私は不思議に思う
ジャクソン:Thou whose birth*
パリー:キリストが生まれたとき*
ダヴ:東方の三賢者
タヴナー:God is with us
エドムンドソン:高き天より
テュークスベリー寺院スコラ・カントルム、
ベンジャミン・ニコラス(指)
カールトン・エザリントン(Org)

録音:2007年3月5日−7日、テュークスベリー寺院
*=世界初録音
イギリスの少年&男声合唱団であるテュークスベリー寺院スコラ・カントルムが歌う、20世紀のクリスマス合唱作品。ガブリエル・ジャクソンの2曲、パリーの1曲が世界初録音。
DCD-34048
フェイヴァリット・アンセム集
パリー:アイ・ワズ・グラッド
ブラームス:万軍の主よ、あなたの住まいは
ウーズリー:世の救い主よ
ガーディナー:夕べの賛歌
タリス:おお、聖なる宴
バッハ:主よ、人の望みの喜び
タイ:めでたし女王
ベアストー:祝福されし都市、エルサレム
フランク:天使の糧
ブリテン:ユビラーテ・デオ
メンデルスゾーン:これは主があなたのために天使たちに命じて
ラッター:ゲール人の祈り
ウッド:喜びの光をたたえ
パラット:つむじ風
シェパード:我らを解き放ち給えT
ハーウッド:おお、栄光の王国よ
ウィンザー城セント・ジョージ・チャペル聖歌隊、
ティモシー・バイラム=ウィグフィールド(指)
ロジャー・ジャッド(Org)

録音:2005年11月
女王エリザベス2世が週末を過ごす場所としても有名なウィンザー城。セント・ジョージ・チャペル(礼拝堂)の聖歌隊のハーモニーで聴く、イギリスの壮麗な「アンセム」の数々。グレゴリオ・アレグリの研究者として名高いティモシー・バイラム=ウィグフィールドの綿密な音楽創りが、アンセムの魅力を際立たせます。
DCD-34049
遍歴の騎士〜トランペットのための無伴奏作品集
マクガイア:前奏曲第22番(ビッグ・バンド)
マックスウェル・ゲッデス:トリトンとのトラブル、
 遍歴の騎士、ベルベット・ルームス
ボイル:焼夷弾空襲後の儀式*
マックスウェル・デイヴィス:荒れ果てた教会のための連祷
マックスウェル・ゲッデス:超絶技巧練習曲、
 ミューズ・レーン
スウィーニー:プロ・パトリアによるパラフレーズ
ターネジ:アヴェ・マリア
マーク・オキーフtp
アンニーク・バーンズ(Ms)*

録音:2005年8月22日&2006年5月1日−2日&4日、ペイズリー寺院(スコットランド)
1996年12月からBBCスコティッシュSOの首席トランペット奏者として活躍中の名手、マーク・オキーフが繰り広げる圧巻の無伴奏作品集!イギリスを代表する現代作曲家ターネジ、スコットランドのマクガイアやマックスウェル・ゲッデスなどの世界初録音作品を多数収録しているところもポイント。マルク=アンドレ・アムランのショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲集」(Hyperion)で見事なソロを披露してくれた名手の無伴奏録音は、新規レパートリーの開拓にも役立つことでしょう!
DCD-34050(2CD)
デイヴィッド・ワイルド・プレイズ・シューマン
シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17
子供の情景 Op.15/謝肉祭 Op.9
デイヴィッド・ワイルド(P)

録音:2009年
ソロモンとライゼンシュタインにピアノを学んだマンチェスターの大ベテラン・ピアニスト、デイヴィッド・ワイルドが奏でるシューマン。「幻想曲 Op.17」の第1楽章には、未出版の手稿譜を用いるなど、長年の経験とアイディアから生まれた仕掛けが随所で光る。使用楽器はスタインウェイ。
DCD-34051
ハトルグリームソン:ピアノ作品集
フレイ/スケッチ・イン・タイム
バガテル/5つの小品
10の小品/4つのアイスランド民謡
モンドリアンへのオマージュ
サイモン・スミス(P)

録音:2008年3月
アイスランドのコンポーザー=チェリスト、ハブリジ・ハトルグリームソン(1941−)のピアノ作品集。レイキャヴィクからロンドンへ渡り、アラン・ブッシュ、ピーター・マックスウェル・デイヴィスに作曲を師事。チェリストとしてもスコットランド室内管のメンバーとして活躍した経歴を持つ、現在のアイスランドを代表する音楽の1人です。世界初録音となったハトルグリームソンのピアノ作品を弾くのは、シュニトケ(DCD 34131)やシルヴェストロフ(DCD 34151)の録音が一躍話題となった気鋭のピアニスト、サイモン・スミス。一気に頭角を現した若き実力者の快演に期待。
DCD-34052
バルト海の歌〜合唱作品集
アウグスティナス:Tau Bet Kokios Sutemos sviesios
ウルバイティス:ラクリモーサ
アウグスティナス:聖マルティヌス賛歌
プラキディス:宿命
グリゴリエワ:聖日
ジャクソン:カントゥス・マリス・バルティチ
イギリス・ナショナル・ユースCho
マイク・ブリューワー(指)

録音:2008年&2010年
現代のバルト三国の作曲家たち、バミューダ諸島生まれのガブリエル・ジャクソンの音楽、そしてアウグスティナスの賛歌を収録した「バルト海」をテーマとした合唱作品集。定評あるマイク・ブリューワーとイギリス・ナショナル・ユース合唱団の演奏が、東と西の合唱芸術の出会いを美しく、神秘的に描きます。
DCD-34053
ジョン・キッチン・プレイズ・ヘンデル
ヘンデル:「オケイジョナル・オラトリオ」序曲
オラトリオ「アタリア」序曲
歌劇「ラダミスト」序曲
組曲イ長調 HWV.454
オラトリオ「サムソン」序曲
オラトリオ「サウル」序曲
組曲ト長調 HWV.450
歌劇「忠実な羊飼い」序曲
歌劇「テーゼオ」序曲
歌劇「リナルド」序曲
ジョン・キッチン(Cemb)

録音:2008年12月
エジンバラのレイモンド・ラッセル・コレクションの歴史的チェンバロ、ジェイコブ・カークマンがロンドンで1755年に製作したダブル・マニュアルによるヘンデル・アルバム。エジンバラ市のオルガニストやオールド・セント・ポール教会の音楽監督としても活躍する名手ジョン・キッチンの演奏で、銘器のサウンドとヘンデルの「序曲」を存分に。
DCD-34054
グレツキ:合唱作品集
種をたずさえ泣きながら出ていく人は Op.32
讃歌 Op.76
すべてはあなたのもの Op.60
幸あれ、ポーランドの星 Op.72
アーメン Op.35
イギリス・ナショナル・ユースCho
マイク・ブリューワー(指)

録音:2010年8月26日&2011年4月15日、8月25日
近代ポーランドを代表する作曲家の1人、ヘンリク・グレツキ(1933−2010)の合唱作品集。名匠マイク・ブリューワーが指揮するイギリスの若き大編成合唱が、ポーランドの祈りの音楽を厳かに歌います。
DCD-34055
クロフォード:ピアノと弦楽のための音楽
ソナタ・ブレーヴェ/五重奏曲
ソナタ第2番 Op.5
6つのバガテル Op.3
サルタイアー・ソナタ
エジンバラSQ、
ニコラス・アシュトン(P)

録音:2007年10月&11月
エジンバラ出身の作曲家ロバート・クロフォード(1925−)は、1940年代に作曲活動を開始し、BBCの音楽プロデューサーを務めた中断期間を経て1986年に作曲家として復帰した経歴を持つ。弦楽四重奏曲集(DCD-34091)が注目を集めるなど、作曲者、作品ともに日本での知名度も上昇中。
DCD-34056
スケンプトン:合唱&歌曲集
私の君主は座り/おお、世界の救世主よ
ロクス・イステ/雅歌/おお、生命よ!
大自然の炎/囚われのアダムは横たわりマニフィカトとヌンク・ディミッティス
エレミアの哀歌/何と幸いなことか
エマーソン歌曲集/天の衣を求める
めでたし、最も聖なる処女/小ミサ曲
主よ、私たちにあなたの恵みを示し
退出の賛美歌
エクソン・シンガーズ、
マシュー・オーウェンズ(指)

録音:2008年
アコーディオンやピアノ独奏のための小品を数多く発表し、その優れた作品の数々が高い評価を受け続けているイギリス、チェスター出身の作曲家ハワード・スケンプトン。宗教的内容を持つスケンプトンの合唱、声楽作品を、現在はウェルズ大聖堂聖歌隊の音楽監督を務めるマシュー・オーウェンズとエクソン・シンガーズが荘厳に歌いあげます。
DCD-34057
ロジャー・ミリー・コレクションの銘器による
クープラン:組曲ハ長調〔二段鍵盤チェンバロ(ルイジ・バイロン1755年製)〕
作曲者不詳:16世紀の2つの舞曲〔トリプル・フレット・クラヴィコード(フランドル地方、1620年頃製)〕
ハイドン:アダージョ ト長調、ファンタジア ハ長調〔グランド・ピアノフォルテ(ヨハン・フリードリヒ・キュールベルース1805年頃製)〕
パーセル:組曲ハ長調、ブロウ:モートラックのグラウンド〔一段鍵盤チェンバロ(トーマス・バートン1709年製)〕
フローベルガー:哀歌、
バッハ:組曲ヘ短調 BWV.823〔フレットフリー式クラヴィコード(ドレスデン、1740年頃製)〕
パスクイーニ:アルマンド、クーラント〔ヴァージナル(ホノフリオ・グァラチーノ1678年製)〕
バード:パヴァン、ガリアルド、フレスコバルディ:トッカータ〔一段鍵盤チェンバロ(ベルナルディヌス・デ・トラサンティニス1574年製)〕
A・スカルラッティ:トッカータ第10番ヘ長調〔一段鍵盤チェンバロ(フランシスカス・デ・パウリニス・リミニ1725年製)〕
メンデルスゾーン:3つの無言歌〔グランド・ピアノフォルテ(ジョン・ブロードウッド1793年製)〕
ジョン・キッチン(チェンバロ、クラヴィコード、ピアノフォルテ、ヴァージナル)

録音:2008年&2009年
2005年にエジンバラ大学がロジャー・ミリーとリン・ミリーから寄贈された22台の歴史的鍵盤楽器。同じくエジンバラのレイモンド・ラッセル・コレクションと並ぶこの世界有数の鍵盤楽器コレクション、「ロジャー・ミリー・コレクション」の中から9台を弾き分けた贅沢なプログラム。エジンバラ市のオルガニストやオールド・セント・ポール教会の音楽監督としても活躍する名手、ジョン・キッチンの技巧と銘器たちのサウンドを存分に。
DCD-34058
ギャヴィン・ブライアーズ:ワンダーローンのエピローグ
8つのアイルランドのマドリガル(世界初録音)
海に近い教会(世界初録音)
スーザン・ハミルトン(S)、
ニコラス・マルロイ(T)、
リック・スタンドリー(Cb)、
ミスター・マクファールズ・チェンバー

録音:2009年1月12日−13日
日本でも根強い人気を誇る英国の作曲家ギャビン・ブライアーズの室内楽作品集。2007年に作曲された「海に近い教会(The Church Closest to the Sea)」は、ミスター・マクファールズ・チェンバーと、同アンサンブルのコントラバス奏者リック・スタッドリーのために書かれた作品。「8つのアイルランドのマドリガル」でのスーザン・ハミルトンとニコラス・マルロイの参加も豪華。
DCD-34059
ハトルグリームソン:室内楽作品集
ヴィオラとピアノのための「日記の記録」Op.33
ヴァイオリンとチェロのための「7つのエピグラム」Op.23
ピアノ三重奏のための「メタモルフォージス」Op.16
フィデリオ・トリオ、
マシュー・ジョーンズ(Va)

録音:2007年4月
全曲世界初録音となるハブリジ・ハトルグリームソンの室内楽作品集には、1994年から2005年に作曲された3作品を収録。演奏は、ヴィオラ・スペースでの来日経験もあり、クリンダリーニ・ヨガの講師という別の姿を持つスウォンジー出身のヴィオラ奏者マシュー・ジョーンズと、ナイマンやシャリーノ、細川俊夫、武満徹など、様々な作曲家たちの初演を行ってきたフィデリオ・トリオ。
DCD-34060
夜のスコットランド〜スコットランドの詞による合唱作品
伝承曲(パウエル編):夢のアンガス
カニンガム:夜のスコットランド
ペルト:我が心はハイランドにあり
マクミラン:より深く
スケンプトン:エジンバラへのアドレス
マクミラン:ギャラント・ウィーヴァー
カニンガム:画家の目
スティーヴンソン:中世スコットランドの三部作
伝承曲(ブリューワー編):美しいドゥーン川の岸辺
ハーン:かもめ
ラウディバス、
マイク・ブリューワー(指)
ベス・マッケイ(Ms)、
トーマス・ラング=レイリー(Org)

録音:2009年1月3日−5日の録音。
スコットランド、エジンバラの作曲家トム・カニンガムと、作家アレグザンダー・マコール・スミスとのコラボーレションにより実現した、ロバート・バーンズからマコール・スミスに至るスコットランドの詞による合唱作品集。ペルトの「我が心はハイランドにあり」や、スコットランドのリーディング・コンポーザー、マクミランの作品、名旋律「美しいドゥーン川の岸辺」のブリューワー編曲、さらにはコンポーザー=ピアニスト、ロナルド・スティーヴンソンの作品など、合唱ファン、英国音楽ファン要チェックのプログラム。英国音楽を得意とする合唱団、ラウディバスの演奏も優秀。
DCD-34062(3CD)
ウィリアム・ラッセル:オルガン・ヴォランタリー全集(世界初録音)
12のヴォランタリー(1804)
12のヴォランタリー(1812)
ヴォランタリー ト長調
ジョン・キッチン(Org)

録音:2008年7月22日−25日、セント・ジェームズ教会(バーモンジー、ロンドン)
ウィリアム・ラッセル(1777−1813)は、ロンドンのグレート・クイーン・ストリート・チャペルやライムハウス・セント・アンズ教会のオルガニストを務めた18世紀後半イギリスのオルガニスト、作曲家。エジンバラ市とエジンバラ大学のオルガニストを歴任した現代の名オルガニスト、ジョン・キッチンが弾くのは、1804年と1812年に出版された2つの「12のヴォランタリー」と未出版のヴォランタリー ト長調を含めたウィリアム・ラッセルのヴォランタリー(英国国教会の礼拝で弾かれるオルガン曲)の全集の世界初録音。
DCD-34061
オクサナ・シェフチェンコ/デビュー・アルバム
ラヴェル:「鏡」より 悲しい鳥、道化師の朝の歌、鐘の谷
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 Op.34より 第1番ハ長調、第2番イ短調、第5番ニ長調、第7番イ長調、第20番ハ短調、第24番ニ短調
リスト(ブゾーニ校訂):モーツァルトの「フィガロの結婚」の主題による幻想曲
モーツァルト:アレグロ変ロ長調 K.400
ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガ 嬰ト短調
マスグレイヴ:スナップショット
ラヴェル:ラ・ヴァルス
オクサナ・シェフチェンコ(P)

録音:2010年9月22日−23日
2010年のスコットランド国際ピアノ・コンクールで見事優勝を果たした1987年、カザフスタン出身のニュースター、オクサナ・シェフチェンコのデビュー・アルバム!優雅でカラフルな音色とダイナミズムが持ち味のシェフチェンコは、2009年のブゾーニ国際ピアノ・コンクール、同年の上海国際ピアノ・コンクール、2007年の仙台国際ピアノ・コンクールでの入賞実績を持つ期待のロシア系女流ピアニストです。ラヴェルとショスタコーヴィチをメインに、マスグレイヴの委嘱作を組み合わせるなど、プログラムも魅力十分。
DCD-34063
よろこびのシャンソン〜アドリアン・ル・ロワ時代の音楽 ファイアーズ・オヴ・ラヴ〔フランシス・クーパー(ソプラノ&打楽器)、マーカス・クラリッジ(打楽器)、ゴードン・フェリーズ(リュート、4弦ギター&打楽器)、ジョナサン・ヒュー=ジョーンズ(バリトン、リコーダー&リュート)

録音:2007年10月
スコティッシュ・アンサンブルやスコティッシュ古楽コンソートでも活躍するバロック・ギター、ルネサンス・ギター、リュート、テオルボの名手ゴードン・フェリーズを擁する「ファイアーズ・オヴ・ラヴ」は、エリザベス朝やジャコビアン時代のリュート歌曲、歴史に埋もれたルネサンス、初期バロック音楽の発掘、蘇演を続ける1998年結成のスコットランドの古楽アンサンブル。
16世紀のパリで活躍したフランス・ルネサンス時代のリューティストであり、出版も手掛けたアドリアン・ル・ロワと、その同時代のシャンソンを、清廉な歌声と絶妙の器楽アンサンブルで。
DCD-34064
ホリールード教会のオルガン
ギルマン:大合唱曲ニ長調「ヘンデル風」
デュリュフレ:瞑想曲
ウィドール:オルガン交響曲第4番 Op.13
アスマ:幻想曲
スタンフォード:聖コロンバ第101番
ミルフォード:聖コロンバ第14番
パリー:クロフト136
ローリー:ベネディクトゥス
エルガー:行進曲「威風堂々」第1番
ケー:オランダの歌による変奏曲
ジョン・キッチン(Org)

録音:2007年10月&11月
スコットランドの都市、スターリングの歴史的建築物であるホーリールード教会に設置されているラッシュワース&ドリーパー製作のオルガンによる演奏。エジンバラ市のオルガニスト、ジョン・キッチンが「威風堂々」を含むバラエティに富んだプログラムを披露してくれます。
DCD-34065
ノットワーク〜クラリネット四重奏のための作品集
フィトキン:ヴェント(世界初録音)
マクガイア:ケルトの組み糸飾り
マックス・デュボワ:四重奏曲
セイアーズ:4のための(世界初録音)
マクガイア:中国の組み糸飾り
ウール:ディヴェルティメント
シンプソン:マーデイル・チェンジ
ピアソラ:タンゴの歴史
フェル・クラリネットQ

録音:2007年10月
マンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで1999年に結成されたイギリスのクラリネット・アンサンブル、フェル・クラリネット四重奏団。フィトキンの「ヴェント」などの世界初録音作品、ピアソラの「タンゴの歴史」のクラリネット四重奏版などによるエキサイティングなプログラムで、フェル・クラリネット四重奏団の超絶テクニックと絶妙のコンビネーションが全開!
DCD-34066
ミケーレ・バルトロッティ:ギター作品集
組曲ト長調/サラバンド.ハ長調
組曲ホ短調/アルマンド.ハ短調
サラバンド.ハ短調/組曲ト短調
ゴードン・フェリーズ(バロックG&フレンチ・テオルボ)

録音:2009年4月7日−8日
古楽アンサンブル「ファイアーズ・オヴ・ラヴ」のメンバーでもあるバロック・ギターとテオルボの名手、ゴードン・フェリーズのソロ・アルバム。イタリアとフランスの両方で作曲家、ギタリスト、リューティストとして活躍したアンジェロ・ミケーレ・バルトロッティ(c.1615−c.1682)の音楽を、1760年頃に製作されたフレンチ・バロック・ギター(エジンバラ大学所蔵)とフレンチ・テオルボの音色で。
DCD-34067
シチェドリン:封印された天使 ケンブリッジ・ゴンヴィル&キーズ・カレッジ合Cho
ジェフリー・ウェッバー(指)
キングス・カレッジ・ロンドンCho
デイヴィッド・トレンデル(指)
クレア・ウィリス(Ob)
S
録音:2008年7月
旧ソ連作曲家同盟の議長を務めた重鎮、ロディオン・シチェドリンがペレストロイカの時代に作曲した宗教合唱作品「封印された天使」。イギリス、ケンブリッジとロンドンの名門合唱団の共演が、ロシアの合唱団とは異なる角度からのアプローチで、シチェドリンの大作を聴かせてくれるに違いありません。
DCD-34068
エレミアの哀歌集
タリス:エレミアの哀歌
フェッラボスコ2世:エレミアの哀歌(世界初録音)
バード:エレミアの哀歌
パースリー:エレミアの哀歌
マンディ:エレミアの哀歌
ウィンザー城セント・ジョージ・チャペル聖歌隊(レイ・クラークス)、
ティモシー・ビラム=ウィグフィールド(指)

録音:2007年9月10日−13日&2008年7月7日−11日、ウィンザー城アルバート・メモリアル・チャペル(イギリス)
エリザベス2世の週末の居城としても有名なウィンザー城のアルバート・メモリアル・チャペルでレコーディングが行われたイギリス・ルネサンスの「エレミアの哀歌集」。ウィンザー城セント・ジョージ・チャペル聖歌隊の男声合唱、アルバート・メモリアル・チャペルの豊かな残響が、エレミアの哀歌の歌詞に込められた苦難、嘆き、祈りを荘厳に伝えてくれます。
DCD-34069
ハーパー:弦楽四重奏のための「3つの民謡」
無伴奏チェロのための「シェーナ」
フルート,チェロとピアノ「シェーナU」
交響曲第2番
エジンバラSQ、
エドワード・ハーパー(P)、
アンナ・ジョーンズ(Fl)、
ルイーズ・パターソン(Vc)、
ギャリー・ウォーカー(指)
スコットランド室内O&cho
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Br)

録音:2006年−2007年
スコットランド、エジンバラをベースとして活躍した英国の作曲家エドワード・ハーパー(1941−2009)の全曲世界初録音となる作品集。近代英国音楽の系譜を受け継ぐ「交響曲第2番」は、秘曲ファンにおススメしたい作品。ちなみにこの作品はデルフィアン(Delphian)にとって、初の管弦楽作品の録音となったもの。
DCD-34070
ウィールクス:宗教合唱作品集
おお、ヨナタン
主において常に喜びなさい
すべての者よ、手を打ち鳴らせ
テ・デウム&ユビラーテ(テ・デウムは世界初録音)
主のみ住まいはいかに愛すべきかな
主は蘇えり(世界初録音)
ダヴィデが聞きしとき
わたしは嘆き疲れ
マニフィカトとヌンク・ディミティス(世界初録音)
おお、すべての人よ(世界初録音)
主よ、我御身に向かいて嘆く
おお主よ、耳を傾けたまえ
ダヴィデの子に栄光あれ
テュークスベリー寺院スコラ・カントルム、
ベンジャミン・ニコラス(指)

録音:2008年5月4日−6日
16〜17世紀のイギリス、また同国の教会音楽史上、屈指の巨匠であり、酒にまつわるスキャンダルという側面も併せ持っていたトマス・ウィールクス。
音楽学者ピーター・ジェームズの校訂、新版による世界初録音4作品を含む宗教合唱作品を、テュークスベリー寺院スコラ・カントルムが歌う。トレブルを含む男声合唱の響きが、ウィールクスの大いなる遺産を解き放ちます。
DCD-34071
ブルックナー:モテット集
おおマリア、御身は何と美しく/エクアーレ第1番/「2つの死者のための歌」より 第1番/アヴェ・マリア/乙女らは王の御前に導かれ/キリストはおのれを低くして/見よ、大司祭/エサイの杖は芽を出し/この場所は神が作り給う/パンジェ・リングァ/すでに明るく星は昇り/エクアーレ第2番/リベラ・メ ヘ短調/「2つの死者のための歌」より 第2番/王の旗は翻る/正しい者の口は知恵を語り/私は僕ダヴィデを選び
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊、RSAMDブラス、ダンカン・ファーガソン(指)

録音:2010年5月31日−6月4日、セント・メアリー大聖堂(エジンバラ、スコットランド)
スコットランドの名門聖歌隊、エジンバラ・セント・メアリー大聖堂が、音楽監督ダンカン・ファーガソンの指揮で歌う、アントン・ブルックナー(1824−1896)のモテット集。敬虔なカトリック教徒であり、教会のオルガニストでもあったブルックナー。セント・メアリー大聖堂に響き渡る合唱とオルガン、そして金管アンサンブルの荘厳かつ壮麗なサウンドが、シンフォニストではなく"教会音楽家"としてのブルックナーの多大な功績を物語る。2007年に26歳の若さでセント・メアリー大聖堂の音楽監督兼オルガニストに任命されたダンカン・ファーガソンの手腕が光る好演です。英グラモフォン誌エディターズ・チョイス選出盤。
DCD-34072
イン・ザ・ビギニング
ジャクソン:はじめに言葉ありき
ゴンベール:ダヴィデはアブサロンを悼む
ウィールクス:ダヴィデが聞きしとき
ウィテカー:ダヴィデが聞きしとき
パレストリーナ:ヌンク・ディミティス
ホルスト:ヌンク・ディミティス
ウカシェフスキ:ヌンク・ディミティス
コープランド:はじめに(イン・ザ・ビギニング)
オックスフォード・マートン・カレッジCho
ピーター・フィリップス(指)
ベンジャミン・ニコラス(指)
ベス・マッケイ(Ms)、
ナターシャ・ティアウィット=ドレイク(Org)

録音:2011年4月25日−26日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード、イギリス)
オックスフォード・マートン・カレッジ合唱団のデビュー・レコーディング「イン・ザ・ビギニング」。ルネサンスのパレストリーナ、ゴンベール、ウィールクス、近現代のホルスト、コープランド、日本でも人気の高いウィテカー、ジャクソン、ウカシェフスキの8作品を収録!ヨハネ福音書の序文「はじめに(In the Beginning)」を題材としたジャクソンとコープランドの2作品、ウィテカーとウィールクスの「ダヴィデが聞きしとき」のコントラストも興味深い。
DCD-34073
スウェイン:チェロとピアノのための音楽
4つの抒情的小品 Op.6
無伴奏チェロ組曲第1番 Op.111
チェロのための歌 Op.31
チェロ・ソナタ.Op.103
ロバート・アーヴィン(Vc)、
ファリ・パヴリ(P)

録音:2007年6月&8月
ジャイルズ・スウェイン(1946−)は、ハリソン・バートウィッスル、アラン・ブッシュ、ニコラス・モー、そしてオリヴィエ・メシアンから作曲を学んだイギリスの作曲家。アフリカの伝統を西洋音楽に採り入れたスタイルを特徴としています。
DCD-34074
ヴォーン・ウィリアムズ:無伴奏合唱作品集
正義の精神/グリーンスリーブス
シェイクスピアの3つの歌
天の父への祈り/ミサ曲ト短調
すべての国人よ/羊を追って
恋は悲しみ満ちた病
エリザベス朝の3つのパートソング
沈黙と音楽/心の音楽
ラウディバス、
マイク・ブリューワー(指)

録音:2008年1月
バードの4声と5声のミサ曲からインスピレーションを得たヴォーン・ウィリアムズが、イギリス・ルネサンス、エリザベス朝時代の様式を用いて作曲した大作「ミサ曲ト長調」を含む無伴奏合唱作品集。 民謡の復興活動、英国合唱の伝統の継承により生まれた初期と後期の秀作を、英国有数の室内合唱団ラウディバスの洗練されたハーモニーで。
DCD-34075
現代と中世のキャロル集
バレル:夜の星の創造主
ビンガム:告知
マクレー:囚われのアダムは横たわり
13世紀イギリス:祝福あれ
コーストン:子守歌
ポット:あの幼子は
ダンスタブル:あなたは何と美しいことか
ジャクソン:とこしえの救い主
16世紀イギリス:世の救い主
スケンプトン:ベツレヘムに彼らが向かい
ビンガム:ゴッド・ウッド・ビー・ボーン・イン・ジー
レッドフォード:天と地は御身にあり
スケンプトン:この世にいる限り
スウィーニー:無数のキリスト
12世紀イギリス:父の御言葉が人となり
バレル:クリスト・パレマス・カンティカ
ホロウェイ:クリスマス・キャロル
15世紀クリスマス:クリスマスを歌おう
ビンガム:インカーネーション・ウィズ・シェパーズ・ダンシング
ジャクソン:クリスマスを歌おう
ケンブリッジ・ゴンヴィル&キーズ・カレッジCho
ジェフリー・ウェッバー(指)
デイヴィッド・バランタイン(Org)、
マシュー・フレッチャー(Org)

録音:2009年7月3日−5日
中世、ルネサンスから近現代、さらにはブラジルにケルトなど膨大なレパートリーを持つケンブリッジ・ゴンヴィル&キーズ・カレッジ合唱団。現代と中世のキャロルをミックスしたプログラムでは、ガブリエル・ジャクソンやジュディス・ビンガムなどの音楽と、12〜15世紀イギリスの伝承曲が共演。時空を越えたプログラムもこの合唱団の魅力。
DCD-34076(2CD)
メシアン:オルガン作品集Vol.3
聖体の秘蹟の書
マイケル・ボナヴェンチャー(Org)

録音:2007年1月9日−10日
18部で構成される壮大なスケールの作品であり、メシアン最後のオルガン作品「聖体の秘蹟の書」の全曲録音。エジンバラ出身のオルガニスト、ボナヴェンチャーによる、エジンバラ・セント・ジャイルズ教会のリーガー・オルガン(1992年製)による演奏。
DCD-34077
クリスマスのためのオルガン作品集
ベスト:古いイギリスのキャロルによるクリスマス幻想曲
バッハ:コラール「高き御空よりわれは来たれり」
パッヘルベル:高き御空よりわれは来たれり
 高き御空よりわれは来たれり(フゲッタ)
バッハ:高き御空よりわれは来たれり
 コラール「高き御空よりわれは来れり」BWV.738
レーガー:クリスマス Op.145-3
ダンドリュー:ノエル・セットゥ・ジュルネ、Il n'est rien de plus tendre
ダカン:ノエル]
コシュロー:「神の御子は今宵しも」による変奏曲
ギルマン:ノエル・エコセーズ
ドゥメッシュー:神の御子は今宵しも(ミュゼット)
ラングレ:ノエル・ブレトン
アイアランド:聖なる少年
サマヴェル:羊飼いの子守歌
ホリンズ:クリスマスの子守歌
エドマンドソン:高き御空よりわれは来れり
トーマス・レイン=ライリー(Org)

録音:2006年7月
1894年に設置されたエジンバラのセント・カスバート教会のオルガンが奏でるクリスマス作品集。大バッハやパッヘルベル、ヨハン・ベルンハルト・バッハの「高き御空よりわれは来たれり」などバラエティに富んだプログラムが魅力。
DCD-34078(2CD)
メシアン:オルガン作品全集 Vol.4
主の降誕/聖体秘蹟への捧げもの
前奏曲/キリストの昇天
2枚折りの絵/聖霊降臨祭のミサ
献堂式のための唱句
ティモシー・バイラム=ウィグフィールド(Org)

録音:2008年7月11日&15日−17日
グレゴリオ・アレグリの音楽研究の世界的権威(ザ・シックスティーンが歌った「ミゼレーレ」の校訂者)としても知られるティモシー・バイラム・ウィグフィールドが奏でる"メシアン"!ウィンザー城セント・ジョージ・チャペルのオルガンからメシアンの音楽が壮大に響きます。
DCD-34079
トーマス・ウィルソン:チェンバー・ポートレート
ギターのための歌/ピアノ・ソナタ
ピアノ三重奏曲(世界初録音)
ギターのための3つの小品
弦楽四重奏曲第3番(世界初録音)
インキュナブラ
サイモン・スミス(P)、
アラン・ニーヴ(G)、
エジンバラSQ

録音:2008年&2009年
20世紀のスコットランドの音楽にモダニズムを取り込んだ作曲家たちの1人であるトーマス・ウィルソン(1927−2001)。ピアノ三重奏曲と弦楽紫綬筝曲第3番は世界初録音。
DCD-34080
ブリューワー:マイク・ブリューワーの世界旅行
ハンバ・ルル(ズールー族の結婚歌)
ホリデイ・ダナー(ベンガルの鳥の歌)
茉莉花(中国)
プエブロの日の出の歌(ニューメキシコ州、アメリカ)
おお、愛よ(モラヴィア民謡)
タンゴ・カペラ(アルゼンチン)
太陽がしずむ(アイスランド民謡)
メグル(ナミビア、カバンゴ州の歌)
トルディオン(フランス)
イジンタカナ(ズールーの鳥の歌)
コロブチカ(ロシア/ウクライナ)
ポカレカレ(マオリ族の愛の歌)
Yelli Bo'dek Dhaya Fikri(チュニジア)
エル・カスカベル(メキシコ)
イギリス・ナショナル・ユースCho
マイク・ブリューワー(指)

録音:2008年
イギリスの合唱指揮者であり作曲家マイク・ブリューワー(1945−)の自作自演集。合唱で旅する世界旅行、「マイク・ブリューワーの世界旅行(Mike Brewer's Woerld Tour)」は、イギリスのフェイバー・ミュージックから楽譜が出版されており、ブリューワーの代表作として知られています。全曲世界初録音。
DCD-34081
ナリチクからのポストカード
ハイドン:弦楽四重奏曲第38番変ホ長調 Op.33-2「冗談」(ロシア四重奏曲第2番)
プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ短調
エジンバラSQ
〔トリスタン・ガーニー(Vn)、ゴードン・ブラッグ(Vn)、ジェシカ・ビーストン(Va)、マーク・ベイリー(Vc)〕

録音:2013年6月19日−21日
「ナリチクからのポストカード」は、20〜21世紀の弦楽四重奏曲のスペシャリスト、エジンバラSQのロシアにまつわるプログラム。ハイドンの「ロシア四重奏曲第2番」からプロコフィエフの「第2番」へと続く際の響きが斬新。プロコフィエフ、ショスタコーヴィチとハイドンを1つの線で結んだアイディアとアンサンブル能力の高さは見事。
DCD-34082
シェイベル:弦楽四重奏曲集
 弦楽四重奏曲第1番
 弦楽四重奏曲第2番
クヮルテット・リリコ(弦楽四重奏曲第3番)
エジンバラSQ
スコットランド、エジンバラを拠点とする近現代作品のスペシャリストたち、エジンバラSQ。コダーイに作曲を学び、イギリスを活躍の場としたハンガリー人、マーチャーシュ・シェイベル(1905−60)の弦楽四重奏曲集は、初期から後期にかけての3曲を収録。
DCD-34083
ボヘミアン・ラプソディーズ〜クラリネット四重奏のための
バルトーク(ブレイミー編):オスティナート
セイヤーズ:3つのクレズマーの旋律
ファルカシュ:17世紀の古いハンガリーの舞曲
バルトーク(ブレイミー&スパーリング編):ブルガリアのリズムによる6つの舞曲
フデッツ:四重奏のための狂詩曲
セイヤーズ:マーズル・ターフ!
トゥチャプスキー:ア・リトル・アフタヌーン・ミュージック
ファルカシュ:ハンガリーの情景/セイヤーズ:レーズンとアーモンド
フェル・クラリネット四重奏団

録音:2009年5月21日&22日
フェル・クラリネット四重奏団は、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで1999年に結成されたイギリス、マンチェスターのクラリネット・クヮルテット。
バルトークをメインに据えた東欧プログラムでは、超絶技巧と東欧のリズムが躍動。個々のレベルの高さはもちろんのこと、アンサンブルの一体感も見事!
DCD-34084
スコットランドのピアノ三重奏曲集
ビーミッシュ:海の旅人
ウィアー:ピアノ・トリオ・ツー
オズボーン:ピアノ・チューナー
フィデリオ・トリオ、アレクサンドル・マッコール・スミス(ナレーター)
スコットランドのリーディング・コンポーザーたち、サリー・ビーミッシュ、ジュディス・ウィアー、ナイジェル・オズボーンのピアノ三重奏曲。全曲世界初録音。
DCD-34085
マーティン・ベネット:鳥と獣
ベネット(マクフォール編):クイリン第2部、鏡
伝承曲(ベネット&マクフォール編):アゲハチョウ
ベネット(マクフォール編):アイ、タゲリ
フィフィールド:キルチョーン・フェリー、ビースト
ベネット:弦楽四重奏,打楽器とスコティッシュ・スモールパイプのための小品
ミスター・マクフォールズ・チェンバー

録音:2009年
ケルティック・フュージョン、トラディショナルのケルト音楽など様々な分野で活躍し、バグパイプの名手としても知られたマーティン・ベネット(1971−2005)と、スコットランドのジャズ・ミュージシャン、フレーザー・フィフィールド。バグパイプあり、エレキヴァイオリンあり、ベースあり。ケルト、モダン、クラシック、トラディショナルの垣根を取り払った作品、アレンジは魅力十分。ジャンル、編成にとらわれない柔軟性を持ち味とするミスター・マクフォールズ・チェンバーの演奏も充実。
DCD-34086
スペイン黄金世紀〜聖母マリアへの帰依の音楽
フアン・ナバーロ(c.1530−1580):レジナ・チェリ(天の女王)
フランシスコ・ゲレーロ(1528−1599):マグダラのマリアと別のマリアは
アロンソ・ロボ(1555−1617):キリエ〜「ミサ・マリア・マグダレーネ」より
フランシスコ・ゲレーロ:めでたし、聖なる処女
フアン・エスキベル(c.1561−1615?):グローリア〜ミサ曲「めでたし、聖なる処女」より
ロドリゴ・セバリョス(1530?−1581):おお、祝福されし処女
フアン・エスキベル:クレド〜ミサ曲「めでたし、聖なる処女」より
アロンソ・ロボ:めでたし天の女王
 サンクトゥス〜「ミサ・マリア・マグダレーネ」より
セバスティアン・デ・ビバンコ(c.1551−1622):おお、聖なる宴
アロンソ・ロボ:ベネディクトゥス〜「ミサ・マリア・マグダレーネ」より
セバスティアン・デ・ビバンコ:第1旋法によるマニフィカト
フランシスコ・ゲレーロ:羊飼いたち
 アニュス・デイ〜ミサ曲「聖にして汚れなき処女」より
マリアン・コンソート〔グウェンドリン・マーティン(S)、エマ・ウォルシュ(S)、ロリー・マクリーリー(カウンターテナー&ディレクター)、ニコラス・スコット(T)、ステファン・ジョーンズ(Br)、クリストファー・ボレット(Bs)〕

録音:2010年1月10日−12日、オックスフォード・ウェイダム・カレッジ・チャペル(イギリス)
※「グラモフォン賞2014レーベル・オブ・ジ・イヤー受賞記念特別編集CD付き限定仕様(DCD-GAW01)」は廃盤、こちらの通常盤(DCD-34086)へ移行となります。
マリアン・コンソートのデビュー・レコーディング、「スペイン黄金世紀」は、16世紀後期〜17世紀初期、黄金時代を迎えていたスペインで誕生した教会音楽、聖母マリアのための祈りの音楽の数々。マリアン・コンソートの斬新、新鮮なアプローチが、スペイン・ルネサンスの大家フランシスコ・ゲレーロ、アロンソ・ロボの音楽を中心とするスペインのポリフォニーに、新たな息吹をもたらします。
DCD-34087
スタンフォード:宗教合唱作品集
晩課ト長調 Op.81/主は私の羊飼い
聖書の歌と6つの賛歌 Op.113
砂洲をこえて
見よ、私はカルデア人を起こす Op.145
テュークスベリー寺院スコラ・カントルム、
ベンジャミン・ニコラス(指)
カールトン・エザリントン(Org)

録音:2009年10月&2010年5月
名門テュークスベリー寺院スコラ・カントルムの清らかなトレブルと厳かな男声合唱のハーモニーによるスタンフォードの宗教合唱作品集。中でも「見よ、私はカルデア人を起こす(For lo, I raise up)」での勇壮な合唱とオルガンの共演は特筆もの。
DCD-34088
マクミラン:11月の春の風景
いくぶん控えめに(世界初録音)
坊やのために(世界初録音)
弦楽四重奏曲第3番(世界初録音)
エジンバラSQ
〔トリスタン・ガーニー(Vn)、ゴードン・ブラッグ(Vn)、ジェシカ・ビーストン(Va)、マーク・ベイリー(Vc)〕

録音:2013年7月25日−27日&2014年1月29日−30日
2010年で結成50周年を迎えたスコットランドのアンサンブル、エジンバラSQ。このアンサンブルのパトロンでもあるスコットランドのリーディング・コンポーザー、ジェームズ・マクミラン(1959−)の弦楽四重奏曲集は3作品が世界初録音。アンサンブルと作曲家の結び付きの強さを証明するプログラムです。
DCD-34089
テュークスベリー寺院のオルガン
ギルマン:Gran Choeur Triomphale Op.47-2
ホリンズ:インテルメッツォ 変ニ長調
クレストン:トッカータ
カルク=エラート:かわいいワルツ
ゴットフリート・リッター:ソナタ第3番イ短調 Op.23
トーマス・ベスト:ウェールズの行進曲による演奏会用幻想曲
サロメ:カンティレーナ
ペーテルス:創作主題による変奏曲 Op.58
サン=マルタン:トッカータ・デ・ラ・リベラシオン Op.37
カールトン・エザリントン(Org)
DCD-34090
D・ワイルド・プレイズ・ベートーヴェン
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
デイヴィッド・ワイルド(P)

録音:2009年−2010年
イギリス、マンチェスター出身で、ソロモンとライゼンシュタイン、ナディア・ブーランジェからピアノを学んだベテラン・ピアニスト、デイヴィッド・ワイルド(1935−)。ブーランジェに師事する転機となった1961年のリスト=バルトーク国際ピアノ・コンクール(ブダペスト国際音楽コンクール)の優勝から約50年。長き経験が光るいぶし銀のベートーヴェンを聴かせてくれています。
DCD-34091
クロフォード:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番 Op.4
弦楽四重奏曲第2番 Op.8
弦楽四重奏曲第3番
エジンバラSQ

録音:2010年3月
スコットランド、エジンバラ出身の作曲家ロバート・クロフォード(1925−)。1940年代に作曲活動を開始したクロフォードは、BBCの音楽プロデューサーを務めた中断期間を経て1986年に作曲家として復帰。2008年に作曲された「弦楽四重奏曲第3番」も収録。
DCD-34093
レイト・ナイト・セッションズ〜ライヴ・アット・エジンバラ・インターナショナル・フェスティヴァル コンチェルト・カレドニア〔デイヴィッド・グリーンバーグ(Vn)、クリス・ノーマン(Fl)、アリソン・マクギリヴレイ(チェロ、ヴィオール)、デイヴィッド・マクギネス(チェンバロ、フォルテピアノ、リード・オルガン、メロディカ)〕

録音:2009年8月20日、22日、24日、26日、エジンバラ
「パーセルのリベンジ(DCD-34161)」や「フォークシンガーたちのリベンジ(DCD-34108)」などのユニークなプログラムで話題を呼んだスコットランドの古楽アンサンブル、コンチェルト・カレドニア。伝統音楽にも精通し、「ニュー・フォーク(nu-folk)・グループ」として他のアンサンブルとは一線を画したチャレンジを続けるコンチェルト・カレドニアの2009年のエジンバラ国際音楽祭ライヴ。
DCD-34094(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「アレグザンダーの饗宴」HWV.75 ロードゥス・バロック、
リチャード・ネヴィル=トウル(指)
ソフィー・ベヴァン(S)、
エド・ライオン(T)、
ウィリアム・バーガー(Bs)

録音:2010年8月
ドゥス・バロックは、エジンバラのキャノンゲート教会で音楽監督を務めるリチャード・ネヴィル=トウルが、1998年に結成したスコットランドのピリオド・オーケストラ&合唱団。エジンバラのキャノンゲート教会を拠点として、特にヘンデル、バッハの演奏で高い評価を得ています。1736年に初演されたヘンデルの「アレクサンダーの饗宴」では、声楽界、古楽界のニュースターたち、ソフィー・ベヴァン、ウィリアム・バーガー、エド・ライオンの存在が頼もしい。
DCD-34095
ウィアー:合唱作品集
詩篇第148番/私の守護天使
ヴェルチェ/天国への昇天
小さな木/ワイルド・モジー・マウンテン
青い空の真の夢/マドリガル
2つの人間賛歌/光を放て、エルサレム
天よ、露をしたたらせ/愛は私を喜んで招き入れた/エトリック・バンクス
ケンブリッジ・ゴンヴィル&キーズ・カレッジCho
ジェフリー・ウェッバー(指)
マシュー・フレッチャー(Org)、
アニー・リドフォード(Org)

録音:2010年7月8日−10日
女流作曲家として初めて「女王の音楽師範(Master of Queen's Music)」に任命されたジュディス・ウィアー(1954−)の合唱作品集。
ルネサンス、バロックから現代、さらにはブラジルやケルトなど膨大なレパートリーを誇るケンブリッジの実力派カレッジ合唱団が、イギリス合唱界の名女流の合唱作品を歌います。
DCD-34096(2CD)
カニンガム:歌劇「オカバンゴ・マクベス」 マイケル・ボートリー(指)
ミスター・マクファールズ・チェンバー、
ローナン・バスフィールド(T)、
ジェシカ・リアリー(S)、
ベス・マッケイ(S)、他

録音:2011年4月
アフリカ南部、ボツワナのオカバンゴ・デルタを舞台としたオペラ「オカバンゴ・マクベス」の全曲録音。スコットランドの作家アレグザンダー・マコール・スミスの台本、ボツワナでの初演など話題を呼んだ意欲作です。
DCD-34097
ソングブック〜トレブルのための合唱作品集
クィルター:音楽は、優しい声が消えても
ペルト:主の祈り
パーセル:こよなく美しい島
クィルター:愛の哲学
ジャクソン:香料の国
スケンプトン:ささやき
ドリーブ:おお、救いなるいけにえよ
アイアランド:高潔なる御方の御言葉より
ウィルビー:花
ロドニー・ベネット:夕べの歌
バッハ/グノー:アヴェ・マリア
パーセル:ニンフと羊飼い
マクミラン:ダッチ・キャロル
伝承曲(ヴォーン・ウィリアムズ編):恋人にリンゴを
ヴォーン・ウィリアムズ:リンデの草原、フィデルのための晩歌
バーンスタイン:どこかへ
バーバー:この輝く夜に
ローリー(コープランド編):まもなくかなたの
タヴナー(ローズ編):主の祈り
マクミラン:結婚式の入祭文
ハドリー:私は聖処女のことを歌う
伝承曲(グレインジャー編):スカイ・ボート・ソング
ローリー(スコット編):ハウ・キャン・アイ・キープ・フロム・シンギング
テュークスベリー寺院スコラ・カントルムのトレブル、
ベンジャミン・ニコラス(指)
ヘレン・ポーター(P)、
カールトン・エザリントン(Org)

録音:2010年7月5日−7日
英国内外で高い評価を誇るテュークスベリー寺院のスコラ・カントルのトレブル隊(ボーイ・ソプラノ)による"ソングブック"。選ばれた15人のトレブルたちの美しく繊細なハーモニーと24曲の絶妙なブレンド感が魅力。ソリストを務めている録音当時11歳のローレンス・キルスビーは、2009年のBBCコリスター・オヴ・ザ・イヤー・コンペティションを受賞した歌声の持ち主。
DCD-34098
ロリー・ボイル:ピアノ独奏作品集
到着と出発/リーリング/ソナタ
最愛のマスターのアニヴァーサリーのためのカプリッチョ
スタディーズ・フォー・ザ・ワン・イン・ザ・ミドル
タッティの踊り
ファエトンの踊りのレッスン
ジェームズ・ウィルシャー(P)、
バルトルディ・トリオ

録音:2010年8月−9月
2010年の英国作曲家賞(British Composer Award)の受賞者であるスコットランドの作曲家、ロリー・ボイル(1951−)の60歳を記念して製作された作品集。エジンバラ市やスコットランド室内Oとの関係も深く、特にスコットランドでの評価は非常に高い。
DCD-34099
影の側
マクミラン:3つのスーターのセッティング
マクガイア:ウェブ〜5つの愛の歌
マクラウド:イリーナ・ラトゥシンスカヤの3つの詩
マックスウェル・ゲッズ編:2つの歌
ビンガム:ジョイ・フィンジの影の側
フォーブス:2つの歌
ミーラー:永遠と時の間
ウィリアムズ編:真っ赤なバラ
アイリーン・ドラモンド(S)、
イアン・バーンサイド(P)

録音:2010年11月16日−18日
ハンス・ホッターの教え子であり、近現代歌曲を得意とするソプラノ、アイリーン・ドラモンドが歌う、現代スコットランドの歌曲集。マクミランやマクガイア、マクラウドなど、スコットランドのリーディング・コンポーザーたちの"歌"の魅力が凝縮されたアルバム。


DCD-34101(2CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻 BWV.870−893 ピーター・ヒル(P)

録音:2010年11月11日−13日&2011年2月19日−20日、カーディフ大学コンサート・ホール(イギリス)
メシアン研究の世界的権威であり、ベルク、シェーンベルク、ウェーベルン、さらにはブライアンなど、近現代作品のスペシャリストとして高名なイギリスのピアニスト、ピーター・ヒル。
20世紀の音楽、現代音楽の名手ピーター・ヒルが、満を持して取り組んだドイツ・バロック音楽、バッハの「平均律クラヴィーア曲集第2巻」。メシアンのスペシャリストが到達したバッハの解釈を、その透明感に満ちた響きでじっくりと――。
DCD-34102
モーツァルト:戴冠式ミサ曲ハ長調 K.317
アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
ヴェスペレ K.339
テュークスベリー寺院スコラ・カントルム、
シャリヴァリ・アグレアブル、
ベンジャミン・ニコラス(指)
ローレンス・キルスビー(トレブル)
ジェレミー・ケニオン(A)、クリストファー・ワトソン(T)
クリストファー・ボレット(Bs)

録音:2011年7月12日−13日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード、イギリス)
清廉なるトレブルのハーモニー。少年合唱、男声合唱とソリストが創り上げたモーツァルトの宗教合唱作品集。英国有数の合唱指揮者ベンジャミン・ニコラスの優れた手腕が、テュークスベリー寺院スコラ・カントルムの清らかなるハーモニーでモーツァルトを感動的に表現します
DCD-34103
アレグリ:ミゼレーレ&ミサ曲集
アレグリ:ミサ曲「われは夜の床で」
ボノム:モテット「われは夜の床で」
アレグリ:ミゼレーレ、
 ミサ曲 「キリストはよみがえり」、モテット「キリストはよみがえり」
キングス・カレッジ・ロンドンCho
デイヴィッド・トレンデル(指)
サイモン・ホーガン(Org)

録音:2011年6月14日−16日、セント・ジョンズ教会(アッパー・ノーウッド、イギリス)
イギリス、ロンドンの名門、キングス・カレッジ・ロンドン合唱団が歌う、グレゴリオ・アレグリ(1582−1652)が遺した教会音楽史上不朽の傑作「ミゼレーレ」と2つのミサ曲。その神聖なる響き、そしてモーツァルトのエピソードなど、「ミゼレーレ」があまりにも有名であるがゆえに、陽の目を見る機会に恵まれてこなかった現存するアレグリのミサ曲やモテット。「ミゼレーレ」と共に収録された世界初録音となる2つのミサ曲、「われは夜の床で」と「キリストはよみがえり」は、アレグリの教会音楽の真価に迫ることの出来る貴重な機会となるに違いない。このアレグリの合唱作品集は、2014年10月に急逝した英国の名指揮者、デイヴィッド・トレンデルの遺産です。
DCD-34104
バードとチューダー・リヴァイヴァル
ヴォーン・ウィリアムズ:聖霊降臨祭の賛歌
ハリス:永遠の統治者
ホルスト:辛苦するために人々はうまれる
タリス(マーティン&ジェフリー・ショー編曲):葬送音楽
ホイットロック:オー・リヴィング・ブレッド
フィンジ:明るく喜ばしい丘まで
バード:5声のミサ曲
バード(J.E.ボーランド編):ファンタジア ハ長調
ブリテン:聖母への讃歌
ハウエルズ:この日こそ
パーソール:汝はペテロなり
バックス:主よ、汝われらにおしえ給え
ハウエルズ:タリスの預言
ケンブリッジ・ゴンヴィル&キーズ・カレッジCho
ジェフリー・ウェッバー(指)


録音:2011年7月8日−10日、ワークソップ・カレッジ・チャペル(イギリス)
チューダー朝時代の巨匠ウィリアム・バードの「5声のミサ曲」を中心として、「チューダー朝」時代の様式と偉大なる音楽が、16世紀と20世紀初期のイギリスを繋ぐ。チューダー朝時代から続く、英国合唱音楽の伝統、様式と変遷を表現する優れたプログラム。1348年に創設されたケンブリッジ大学のゴンヴィル&キーズ・カレッジ。名匠ジェフリー・ウェッバーが率いる英国有数のカレッジ合唱団は、中世ルネサンスから近現代作品、さらにはケルトやブラジルなど、圧巻のレパートリーを誇ります。
DCD-34105
マーティン・ショー:歌曲集〜ザ・エアーメン ソフィー・ベヴァン(S)、
アンドルー・ケネディ(T)、
ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
イアン・バーンサイド(P)

録音:2011年5月1日−3日
ヴォーン・ウィアムズやアイアランド、ホルストと同じく、スタンフォードから作曲を学んだ近代イギリスの作曲家マーティン・ショー(1875−1958)。作曲家、指揮者、劇場のプロデューサーとして活躍し、300曲を超える作品を遺した知られざる近代イギリス歌曲の重要作曲家のメロディアスな佳作を、今を輝く実力派歌手陣の歌声で。
DCD-34106
ジャクソン:星の彼方に〜宗教合唱作品集 Vol.2
主の栄光
セント・メアリーのためのファンファーレ
幼児キリスト
スコットランドのセント・マーガレットのための賛歌
イエスよ、驚くべき王/ああ、我が心
ミサ曲「聖マルガリタ」
正しき人の魂は/私は水を見た
主において喜べ
すべての御業のうえに/香料の国
見よ、わたしはすぐに来る
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊、
ダンカン・ファーガソン(指)
ニコラス・ワーン(Org)

録音:2011年9月&11月
日本でも合唱作品の作曲家として馴染みの深い、北大西洋の英国領バミューダ諸島生まれのイギリス人作曲家、ガブリエル・ジャクソン(1962−)の宗教合唱作品集第2集。
エジンバラのセント・メアリー大聖堂聖歌隊が歌うジャクソンの第2集は、「ミサ曲「聖マルガリタ」」と「香料の国」を除く11曲が世界初録音。合唱団の選曲用の参考音源としてもおすすめ。
DCD-34107
テュークスベリー・コレクション〜ジョン・ラッター:合唱作品集
主よ、あなたはわれらの避難所である
眠りたまえ、イエスよ
ディス・イズ・ザ・デイ(この日に)
東方三博士のキャロル
選ばれた花婿/主はわたしの羊飼い
アヴェ・マリア
主があなたを祝福し
聖パトリックの祈り
光の創造主への讃歌
ウェルズ・ユビラーテ
我が心の中の神
ギフト・オヴ・チャリティ
ある木に咲いた花
コラール・アーメン
テュークスベリー寺院スコラ・カントルム、
ベンジャミン・ニコラス(指)
カールトン・エザリントン(Org)

録音:2011年&2012年
イギリスの少年&男声合唱団であるテュークスベリー寺院スコラ・カントルムが歌う、英国の合唱の神様ジョン・ラッターの合唱作品集。
中でも2011年のロイヤル・ウェディングでも演奏された話題を呼んだ「ディス・イズ・ザ・デイ(This is the day)」では、少年合唱の清廉な歌声が作品の美しさを余すことなく表現してくれています。
DCD-34108
フォークシンガーたちのリベンジ
伝承曲(コンチェルト・カレドニア編):フォギー・デュー
伝承曲(ブリテン編):サリー・ガーデン
伝承曲(コンチェルト・カレドニア編):ボニー・スージー・クレランド
コンチェルト・カレドニア編〜ジェームズ・ローダー:わが主君マーチのパヴァン/ニコラ・デ・ラ・グロット:ガリアード/作曲者不詳:木々は高く
オリヴィア・チェイニー:スウィミング・イン・ザ・ロンゲスト・リヴァー
伝承曲(コンチェルト・カレドニア編):朝早く起きて
アラスデア・ロバーツ:ザ・セイクリッド・ナイン・アンド・ザ・プライマル・ホード
伝承曲(コンチェルト・カレドニア編):マック・ベス/シュガー・キャンディー/ウィリアム・ウィッティンガム(デイヴィッド・ピープルズ編):詩篇124番/ヘイミッシュ・ヘンダーソン&ジョン・マクレラン:自由が汝のもとに来れることを/伝承曲(コンチェルト・カレドニア編):赤い髪の少年/オリヴィア・チェイニー:ダディ・オー、アイム・フーベリング
デイヴィッド・マクギネス:喜んで/伝承曲(コンチェルト・カレドニア編):リンカーンシャーの密猟者
伝承曲(コンチェルト・カレドニア編):フォルス・ラヴァー・ジョン
アイヴァー・カトラー&ベンジャミン・ブリテン:オーケー、アイル・カウント・トゥ・エイト
伝承曲(コンチェルト・カレドニア編):レディ・ライ・ニアー・ミー/オリヴィア・チェイニー:ルージング・ホワット・ユー・ファインド
伝承曲(コンチェルト・カレドニア編):スコッツ・チューン/ねえ、クッションを縫える?
オリヴィア・チェイニー:王様の馬
アラスデア・ロバーツ(ヴォーカル、ギター)、
オリヴィア・チェイニー(ヴォーカル、ハーモニウム、ピアノ、ダルシトーン、ギター)、
ジム・モレー(ヴォーカル、ギター)、
マイリ・キャンベル(ヴォーカル、ヴィオラ、ヴァイオリン)、
パメラ・トービー(リコーダー、グロッケン)、コンチェルト・カレドニア

録音:2010年12月5日−6日、イギリス
「パーセルのリベンジ」(DCD-34161)が話題沸騰中!スコットランドの古楽アンサンブルであり、伝統音楽にも精通するコンチェルト・カレドニアの「リベンジ」シリーズ!「ニュー・フォーク(nu-folk)・グループ」として他のアンサンブルとは一線を画したチャレンジを続けるコンチェルト・カレドニアの「フォークシンガーたちのリベンジ」も、ジャンルの枠を超越したユニークで、見事で、そして刺激十分のプログラム。
オリヴィア・チェイニーやアラスデア・ロバーツ、ジム・モレーなどイギリス・フォーク界の大物たちとのコレボレーションでは、スコットランドの旋律の"現在"と"過去"、さらにはオールドバラの図書館で発見されたイギリス民謡のアレンジなどを、次々と披露!
DCD-34109
ルイ14世時代の音楽
マルシャン:組曲第1番ニ短調
L・クープラン:パヴァーヌ嬰へ短調
ジャケ=ド=ラ=ゲール:組曲ヘ長調
ダングルベール:シャンボニエール氏のトンボー
リュリ:ダングルベールによる編曲集
クープラン:第3組曲ハ短調より
ジョン・キッチン(ハープシコード/ルイジ・バイロン1755年製)

録音:2010年1月9日−10日
時代、作曲家、楽器。3つの要素を結ぶ、芸術性の高いプログラムを創り上げている鍵盤奏者ジョン・キッチンは、エジンバラ市のオルガニストやオールド・セント・ポール教会の音楽監督などを務めるデルフィアン・レーベルのメイン・アーティストの1人。太陽王ルイ14世時代の音楽では、フランソワ・クープランとルイ・クープラン、ダングルベールなど当時を代表する音楽家たちの作品を、1755年、ルイジ・バイロン製作のオリジナル・ハープシコード(ロジャー・ミリー・コレクション)で華麗に奏でています。
DCD-34111
ラ・ロワイヤル〜王と廷臣のための音楽
ド・ヴィゼー:アルマンド「ラ・ロワイヤル」
ル・ロワ:パヴァーヌ、ガリアルド
コルベッタ:組曲ニ長調
レッサン:ファンタジー・ド・グリュー、ファンタジー第5番、ファンタジー第6番
ド・セルミジ(アッテニャン編):羊飼いの娘T
作曲者不詳(アッテニャン編):羊飼いの娘U
ユレル:組曲ハ長調
コルベッタ:アルマンド「ラ・ロワイヤル」、サラバンド「ラ・ステュアルド」
リュリ(ユレル編):ル・ペルラン
セルトン(モルラエ編):ロビン
ル・ロワ:アルマンド・トゥルネ
サンドラン(モルラエ編):Jay veu que j'estoys franc et maistre
ド・ヴィゼー:組曲ニ短調、
 アルマンド「ラ・ロワイヤル」
ゴードン・フェリーズ(5弦バロック・ギター、ルネサンス・ギター、フレンチ・テオルボ、ルネサンス・リュート)

録音:2012年2月
スコットランドのピリオド・アンサンブル、ファイアーズ・オヴ・ラヴでギター、リュート、テオルボを奏でるゴードン・フェリーズのソロ・アルバム。ルイ14世のヴェルサイユ宮殿など、王とその廷臣たちのために演奏された音楽がテーマ。
DCD-34112
ルイ15世時代の音楽
クープラン:第6組曲変ロ長調
フォルクレ:ブリュイル家の人びと、ルクレール、レオン、ボワソン
ラモー:勝ち誇った女、ファンファリネット、未開人、エンハーモニック、エジプトの女
デュフリ:フォルクレ、メデー
ジョン・キッチン(ハープシコード/パスカル・タスカン1769年製)

録音:2012年4月11日−12日
オールド・セント・ポール教会の音楽監督、エジンバラ大学シンガーズの指揮者、エジンバラ市のオルガニストを歴任するデルフィアン(Delphian)のメイン・アーティストの1人、ジョン・キッチン。ルイ15世時代の音楽を、ルイ15世の在位中となる1769年に名工パスカル・タスカンが製作したオリジナルのハープシコードで奏でるというリッチなプロジェクト。華やかな18世紀フランスの音楽文化を名手と銘器のコンビが伝えてくれます。
DCD-34113
スウィーニー:チェロのための作品集
光りの木*
詩人は彼の名声を語る
チェロ・ソナタ(全曲世界初録音)
ロバート・アーヴィン(Vc)、
エルッキ・ラヘスマー(Vc)*、
ファリ・パヴリ(P)

録音:2012年11月2日−3日&12月13日−14日
ハリソン・バートウィッスルに作曲を師事したグラスゴー出身の作曲家ウィリアム・スウィーニー(1950−)のチェロ作品集。スウェイーニーは、スコットランドの伝承曲、ヤナーチェクの音楽、即興、ギリシャとアラブの詩、オスティナート様式など、様々な作風や要素を自らの作曲技法に採り入れています。
DCD-34114
ヘラウェル:農民たち/空気、水と浮き島エトルリアのゲーム/芭蕉/ディグリーズ・オヴ・セパレーション/ヤン・パラフとフラミング・スカイズ フィデリオ・トリオ、ロバート・プレーン(Cl)、
ピエール=アンドレ・ヴァラード(指)
アイルランド国立SO

録音:2010年9月−2011年
ジェームズ・ウッドとニコラス・モーに師事し、クイーンズ大学ベルファストの作曲科教授としても活躍するイギリスの作曲家ピアーズ・ヘラウェルの管弦楽&室内楽作品集。
「農民たち」でソリストを務めるロバート・プレーンは、バーミンガム市響、ノーザン・シンフォニア、BBCウェールズ・ナショナル管の首席奏者を歴任してきた名手。近現代作品や新作初演にも定評があります。
DCD-34115
ダウ・パートブックからの音楽
ウィリアム・マンディ:目を覚ましおるときも
ニコラス・ストロジャーズ:憂鬱で致命的な痛み、5声のイン・ノミネ第2番
ロバート・マロリー:5声のミゼレーレ
ナサニエル・ジャイルズ:わたしの足どりを確かなものに
ロバート・ホワイト:5声のイン・ノミネ
ウィリアム・バード:おお主よ、何と空しきことか
ロバート・ホワイト:主よ、御身は正しく
クリストファー・タイ:イン・ノミネ
トマス・タリス:おお、救いのいけにえよ
ロバート・パーソンズ:あなたの僕のために
作曲者不詳:来れ聖霊よ
ヴィンチェンツォ・ルッフォ:ラ・ガンバ
ウィリアム・バード:乙女
作曲者不詳:安息日が過ぎて
マイヤール:我が父のもとに昇り行かん
ニコラス・ストロジャーズ:決して私を打ち負かすことは
フィリップ・ヴェルドロ:私の女性
フィリップ・ファン・ワイルダー:私は行きます
 あなたを愛して
ロバート・パーソンズ:アヴェ・マリア
マリアン・コンソート、
ロリー・マクリーリー(ディレクター)、
ローズ・コンソート・オヴ・ヴィオールズ

録音:2012年1月10日−13日、オール・ソウルズ・カレッジ(オックスフォード、イギリス)
"聖母マリア"の名を冠し、イギリスの声楽、古楽界に彗星の如く現れた若きヴォーカル・アンサンブル、マリアン・コンソート!エジンバラ・セント・メアリー大聖堂の少年聖歌隊員としてキャリアをスタートさせた若きカウンターテナー、ロリー・マクリーリーによって、2007年にオックスフォード大学で結成されたマリアン・コンソート。音楽学者でもあるリーダー、ロリー・マクリーリーの研究、時代考証に基づき、15世紀〜17世紀を中心に、全ての時代の教会音楽に取り組み続けています。またメンバーのエマ・ウォルシュも、2015年6月のタリス・スコラーズの来日公演にも参加した注目の若手ソプラノです。16世紀イギリス、エリザベス朝時代の学者であり蔵書家、ロバート・ダウ(1553−1588)がオックスフォードで編纂したパートブックからの音楽。オックスフォード・クライスト・チャーチの図書館に所蔵されているパートブックの中で眠っていた音楽が、マリアン・コンソートとローズ・コンソート・オヴ・ヴィオールズの極上のハーモニーで眩く輝く。
DCD-34116
インソムニア
モーツァルト:夕べの想い
ドビュッシー:星の夜
ラヴェル:こおろぎ/フォーレ:月の光
ウォーロック:夜
ヴォーン・ウィリアムズ:疲れて
ロドニー・ベネット:夢の歌
シューベルト:ブルックにて
ヴォルフ:真夜中に
 ベッドの中で身体を伸ばすと
フォーレ:マンドリン
 トスカーナのセレナード
ヴォルフ:ぼくはこれ以上歌えない
レイモンド・イウ:ソネット
リスト:おお!私が眠りにつくときには
ヴォルフ:朝早くあなたがベッドから起き上がると
R・シュトラウス:明日!
C・シューマン:月は静かに昇った
グノー:おいで、芝生は緑
ウィリアム・バーガー(Br)、
イアン・バーンサイド(P)

録音:2012年2月13日−14日
17〜18世紀のレパートリーのスペシャリストであり若手世代有数のモーツァルティアン、バリトンのウィリアム・バーガー。英ガーディアン誌の「2012年ベスト・クラシカル・アルバム」の1枚に、さらに英Classic FMでは「アルバム・オヴ・ザ・ウィーク」に選出されたデビュー・アルバム「インソムニア」は、眠り、夜をテーマとした歌曲集。見事なプログラミングと演奏に各国での高評価も納得。
DCD-34117
パリー:歌曲集
おやすみ/戦に赴くルカスタへ/眠り/どこで恋人は休みますか/ホワット・パート・オヴ・ドレッド・エターニティ/ジュリア/町の窓より/私の心はさえずる小鳥のように/顧みれば/プラウド・メイジー/愛深き者/輝く星/偏屈な年寄りと若者/冬の夕暮れ/葡萄/離れていたせいで、わが炎が弱まったように見えても/森の挽歌/ア・ガール・トゥ・ハー・クラス/あそこへ/おお、わが愛しの人よ/そこから/柳の歌/今でも死ぬまで彼女を愛している/花輪を飾れ/アルミーダの庭/もしあなたが/ウェールズの子守歌
アイリッシュ・タイナン(S)、
スーザン・ビックリー(Ms)、
ウィリアム・デイズリー(Br)、
イアン・バーンサイド(P)

録音:2012年5月22日−24日
ドイツ・ロマン派を彷彿とさせる作風、代表作「イェルサレム」で有名な近代イギリスの大作曲家の1人、ヒューバート・パリーの歌曲集。特にアイリッシュ・タイナンの豊かな歌声と表現力、名ピアニスト、イアン・バーンサイドの伴奏とプログラミングが魅力。デルフィアン(Delphian)の歌曲集シリーズも要注目です。
DCD-34118
ワイルド・プレイズ・リスト
メフィスト・ワルツ第1番/愛の夢
ペトラルカの3つのソネット/葬送曲
デイヴィッド・ワイルド(P)

録音:2011年11月&2012年12月
ギリス、マンチェスター出身で、ソロモンとライゼンシュタイン、ナディア・ブーランジェからピアノを学んだベテラン・ピアニスト、デイヴィッド・ワイルド(1935−)。ブーランジェに師事するきっかけとなった1961年のリスト=バルトーク国際ピアノ・コンクール(ブダペスト国際音楽コンクール)の優勝から50年。このリストの作品集でも、円熟の境地に達した名匠のピアニズムが味わい深く響きます。
DCD-34119(2CD)
ロナルド・スティーヴンソン(1928−):ピアノ作品集
スティーヴンソン:DSCHによるパッサカリア
プロムナード・パストラーレ(世界初録音)
ワルツ(世界初録音)
アーノルド・バックスの主題によるフーガ
変奏曲とエピローグ(世界初録音)
夜想曲〜ジョン・フィールドへのオマージュ(世界初録音)
ピツェッティの主題による変奏曲(世界初録音)
ソナチネ第2番(世界初録音)
ジェームズ・ウィルシャー(P)

録音:2012年12月10日−11日&2013年6月3日−5日、7月2日
現代イギリスのコンポーザー=ピアニスト、ロナルド・スティーヴンソン(1928−)のピアノ作品集は、代表作である「DSCHによるパッサカリア」と世界初録音となった6つのピアノ作品を収録。「DSCHによるパッサカリア」をはじめとしたスティーヴンソンの作品からは、ブゾーニやグレインジャー、ゴドフスキーの系譜に連なるスタイトルと独創的なアイディアが聴こえてくる。ピアニストのジェームズ・ウィルシャーは、スコットランドの作曲家ロリー・ボイルのピアノ作品集でデビューを果たした近現代作品の若きスペシャリスト。
DCD-34120
ラ・パショナリア
ピアソラ:ブエノスアイレスの雨傘
マルチネス:タンゴ・デ・ラ・エスペラ、
 カルタス、アディオス・ポエタ
ピアソラ:バルダリート
マルチネス:ベルソス、
 オブセルバーロ・ビエン、マドレ・セルバ
ピアソラ:トカタ・レア
マルチネス:ギターラ・ミア、
 2007年のミロンガ、ソラ
ピアソラ:フーガと神秘、
 アレグロ・タンガービレ、私はマリア
アレクサンダー:ノッタンゴ
バレンチナ・モントーヤ・マルチネス(ヴォーカル)、
ビクトル・ビリェナ(バンドネオン)、
シリル・ガラク(Vn)、
ミスター・マクファールズ・チェンバー

録音:2012年3月17日−18日
家族と共にチリからイギリスへと亡命した女声ヴォーカル、バレンチナ・モントーヤ・マルチネスが歌う、タンゴの情熱と哀愁。マルチネスが歌うピアソラと自作、アルゼンチンとチリのタンゴを、アルゼンチンのバンドネオン奏者ビクトル・ビリェナたちが好サポート。
DCD-34121
珊瑚海〜ソプラノ・サクソフォンとピアノのための音楽
ジャクソン:珊瑚海(世界初録音)
フィトキン:ゲート
アイルズ:アルマ・ヴィーナス
フィトキン:グラス
ターネジ:2つのメモリアル
ブライヤーズ:アレグラスコ(世界初録音)
マッケンジー・サワーズ・デュオ
〔スー・マッケンジー(Sax)、
イングリッド・サワーズ(P)〕

録音:2012年4月30日−5月1日
ガブリエル・ジャクソンやグラハム・フィトキン、マーク=アンソニー・ターネジ、ギャヴィン・ブライヤーズ、そしてジャズ・ピアニストのニッキ・アイルズが繋ぐサクソフォンとピアノのデュオのためのプログラム。この「珊瑚海」は、エジンバラを拠点として活躍する女性コンビ、マッケンジー・サワーズ・デュオのデビュー・タイトル。名手ユージン・ルソーに師事したスー・マッケンジーは、多くの新作のイギリス初演を手がけるスコットランドのリーディング・サクソフォニストです。
DCD-34122
マートンのアドベント
マーティン:見よ、乙女がみごもりて
14世紀ドイツ(ブラックウェル編):エサイの根より
バード:天よ、上より雫をしたたらせ
マクミラン:アドベント・アンティフォン
ウィアー:天よ、露をしたたらせ
プレトリウス:処女の御胎は膨らみ
「7つのアンドベントのアンティフォン」〜〔スケンプトン:おお、知恵よ
タヴナー:おお、主よ
デュブラ:おお、エサイの根よ
ジャクソン:おお、ダビデの鍵よ
マクドウォール:おお、明けの星よ
マーティン:おお、異教徒の王よ
エセンヴァルズ:おお、神は我らと共に〕
ハイラー:エサイの根より
バード:見よ、乙女がみごもりて
プレトリウス(サンドストレム編):エサイの根より
ビクトリア:アヴェ・マリア
マクミラン:おお、暁の女神
オックスフォード・マートン・カレッジCho
ピーター・フィリップス(指)
ベンジャミン・ニコラス(指)
アンナ・ステップラー(Org)

録音:2012年4月14日−16日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード、イギリス)
英国合唱界の巨匠、ピーター・フィリップスとベンジャミン・ニコラスを音楽監督に迎え、2008年に結成されたオックスフォード・マートン・カレッジ合唱団が歌う「アドベント(待降節、降臨節)」のためのプログラム。マートン・カレッジのチャプレン(聖職者)がスケンプトン、タヴナー、デュブラ、ジャクソン、マクドウォール、マーティン、エセンヴァルズに作品の委嘱を行い、曲集として完成した「7つのアンドベントのアンティフォン」など、バードからマクミランへ至るプログラムは、750年の歴史を誇るマートン・カレッジの合唱団ならでは。ピーター・フィリップスとベンジャミン・ニコラスの卓越した手腕により、瞬く間に英国有数のカレッジ合唱団へと躍進を遂げたマートン・カレッジ合唱団。厳かなるハーモニーで、アドベントのための音楽を ――。
DCD-34123
シェパード:宗教合唱作品集
我らを救い給えT
タルシスの王らは
喜べ、聖母マリアよ
サクリス・ソレムニス
キリエ、光にしてその源
カンタータ・ミサ
とどまれ三位一体よU
今日、われらの下に天の王が生まれ
言葉は肉となりて
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊
ダンカン・ファーガソン(指)

録音:2013年1月29日−31日&9月18日−20日、セント・メアリー大聖堂(エジンバラ、スコットランド)
スコットランドの名門、エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊が歌うイギリス・ルネサンス、ジョン・シェパード(c.1515−1558)の宗教合唱作品集。シェパードとも縁の深いモードリン・カレッジでも学んだ経歴を持つ合唱指揮者、オルガニスト、ダンカン・ファーガソンが、セント・メアリー大聖堂の壮大な空間に、シェパードの、そしてイギリス・ルネサンスのポリフォニーを荘厳に響かせる。このシェパードの宗教合唱作品集は、英グラモフォン誌でエディターズ・チョイスに選出されるなど、イギリスを中心に評価急上昇中。
DCD-34124
ドイツのモテット集
R・シュトラウス:ドイツ・モテット Op.62*
シューマン:4つの二重合唱曲 Op.141
シューベルト:主はわが牧者なり D.706
ブラームス:おお救世主よ、天を開け Op.74-2
ラインベルガー:夕べの歌 Op.69-3
コルネリウス:3つの合唱曲 Op.18*
ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジCho
ジェフリー・ウェッバー(指)
ロンドン・キングズ・カレッジCho*、
デイヴィッド・トレンデル(指)*

録音:録音:2012年7月4日−6日、セント・ジョンズ教会(アッパー・ノーウッド、イギリス)
リヒャルト・シュトラウスの4人の独唱と16声部、3人のソプラノ・ソリのための大作であり難曲「ドイツ・モテット」ではロンドン・キングズ・カレッジ合唱団が、ロベルト・シューマンの「4つの二重合唱曲」では、ブラジルやケルトのプロジェクトへのチャレンジが記憶に新しいケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ合唱団が、濃密なハーモニーと豊かな表現力を存分に発揮してくれています。ドイツのロマンティシズムあふれる合唱芸術を、合唱王国イギリス、ケンブリッジとロンドンの名門合唱団の演奏で。
DCD-34125
ブリテン:無伴奏チェロ組曲全集
無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72
無伴奏チェロ組曲第2番 Op.80
無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
フィリップ・ハイアム(Vc/テヒラー1730年頃製作)

録音:2012年9月3日−5日、ブロートン・セント・メアリーズ・パリッシュ教会(エジンバラ)
1985年、エジンバラ出身。スコットランドから世界へと羽ばたくチェロ界のニュースター、フィリップ・ハイアムのファースト・アルバム、ベンジャミン・ブリテン(1913−1976)の「無伴奏チェロ組曲」!ラルフ・カーシュバウム、エマ・フェランドに師事したフィリップ・ハイアムは、2008年のライプツィヒ・バッハ国際コンクールと2009年のヴィトルト・ルトスワフスキ国際チェロ・コンクールで優勝、2010年のエマニュエル・フォイアマン国際チェロ・コンクールでは第2位に輝くなど、スターダムを一気に駆け上がった英国チェロ界の次代を担う若き天才です。27歳の時に収録されたこのブリテンの「無伴奏チェロ組曲」は、その圧巻の才能が随所に発揮された、まさに新時代の到来を告げる秀演。フィリップ・ハイアム、要注目の逸材の登場です!
DCD-34126(2CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV.846−869 ピーター・ヒル(P)

録音:2012年7月10日−12日&12月17日−18日、カーディフ大学コンサート・ホール(イギリス)
メシアン研究の世界的権威であり、ベルク、シェーンベルク、ウェーベルン、さらにはブライアンなど、近現代作品のスペシャリストとして高名なイギリスのピアニスト、ピーター・ヒル。20世紀作品の名手としてのイメージが強いピーター・ヒルが奏でる聖典、バッハの「平均律クラヴィーア曲集」は、透明感のある響きと丁寧な解釈が英国を中心に絶大な評価を受けています。メシアンのスペシャリストが弾くバッハ。あのヒューイットにも通じる共通点が興味深いところです
DCD-34127(3CD)
ラフマニノフ:歌曲集
6つの歌曲 Op.4/6つの歌曲 Op.8
12の歌曲 Op.14
しゃっくりをしたかねナターシャよ
12の歌曲 Op.21/15の歌曲 Op.26
S.ラフマニノフからK.S.スタニスラフスキーへの手紙
14の歌曲 Op.34/6つの歌曲 Op.38
エヴェリーナ・ドブラチェヴァ(S)、
エカテリーナ・シウリナ(S)、
ジュスティーナ・グリンガイト(Ms)
ダニール・シュトーダ(T)、
アンドレイ・ボンダレンコ(Br)、
ロディオン・ポゴソフ(Br)、
アレクサンドル・ヴィノグラードフ(Bs)、
イアン・バーンサイド(P)

録音:2012年9月、11月&2013年1月、クイーンズ・ホール(エジンバラ、スコットランド)
デルフィアン(Delphian)のラフマニノフ歌曲集は、1890年から1916年の約25年間に出版された、若き日の傑作集。若かりし日のラフマニノフが紡いだ優美なる旋律を歌うのは、2014年にウィグモア・ホール・デビューを果たし、ミハイル・ユロフスキやズヴェーデンとのレコーディングも高評価を得ているロシアのソプラノ、エヴェリーナ・ドブラチェヴァをはじめとする若き7人の逸材たち。歌曲伴奏のスペシャリストとして高名なイアン・バーンサイドのピアノが、若き7人の歌い手たちのラフマニノフに華を添えています。
DCD-34128
マッキントッシュ:エアー、メヌエット、ガヴォットとリール集 Op.1 コンチェルト・カレドニア
〔デイヴィッド・グリーンバーグ(Vn)、グレッグ・ローソン(Vn)、アリソン・マクギリヴレイ(Vc)、デイヴィッド・マクギネス(チェンバロ&スクエア・ピアノ)〕

録音:2010年6月5日−8日、アードキングラス・ハウス(アーガイル、イギリス)
バロック・ヴァイオリン、フィドルを弾きこなし、カナダのターフェルムジーク・バロックOのメンバーとしても活躍したデイヴィッド・グリーンバーグ、グラスゴーが輩出したヴィオール、バロック・チェロの名手アリソン・マクギリヴレイを擁するコンチェルト・カレドニア。18世紀後期のスコットランドで活躍した音楽家ロバート・マッキントッシュ(c.1745−1807)。1783年に出版された最初のコレクション「Op.1」では、マッキントッシュを魅了した民族音楽の要素が随所で光る。これぞ18世紀後期にスコットランドで生まれたクラシックとワールド・ミュージックのクロスオーヴァー!
DCD-34131(2CD)
シュニトケ:ピアノ作品全集
ピアノ・ソナタ第1番
ピアノ・ソナタ第2番
ピアノ・ソナタ第3番/変奏曲
前奏曲とフーガ/即興とフーガ
1つの和音による変奏曲
小さなピアノ小品集
ストラヴィンスキー,プロコフィエフ,ショスタコーヴィチへのオマージュ*/**
5つのアフォリズム
ピアノのためのソナチナ(4手のための)*
モーツァルトのピアノ協奏曲のためのカデンツァ(K.39/K.467/K.491/K.503)
サイモン・スミス(P)、
リチャード・ビーチャム(P)*、
ジョン・キャメロン(P)**

録音:2012年1月23日&12月4日−5日&2013年4月18日−19日、レイド・コンサート・ホール、エジンバラ大学(スコットランド)
イングランドの最北、ノーサンバーランドで1983年に生まれたサイモン・スミスは、スティーヴン・オズボーンの師匠でもある名教師リチャード・ビーチャムからピアノを学び、2002年にレコーディング・デビューを飾った才能豊かな若手ピアニスト。特に20世紀以降の近現代作品を得意としているサイモン・スミスが完成させたシュニトケのピアノ作品全集は、死の淵から生還を果たした1980年代後半以降に作曲された3曲のピアノ・ソナタや、60〜70年代の作品、さらにはモーツァルトのピアノ協奏曲の"シュニトケ版カデンツァ"を収録したファン必携の好企画盤!「オマージュ」、「ソナチナ」での師弟共演も聴きどころ。
DCD-34132
アッシャー・ホールのオルガンVol.2
マクドウォール:星の彼方の教会の鐘(世界初録音)
ギルマン:葬送行進曲とセラフィムの歌
ウェズリー:ホールズワース教会の鐘
マッカン(カル編):山と湖の国
ローズ:チャイム/マクシム:結婚のトッカータ
ヒューズ:「赤鼻のトナカイ」によるダンス・ヴァリエーション(世界初録音)
マイヤーズ:ジョニー・オン・ザ・スポット
ウィドール:「交響曲第5番」より 3つの楽章
バッハ:パッサカリアとフーガ BWV.582
ジョン・キッチン(Org)

録音:2014年7月29日−30日、アッシャー・ホール(エジンバラ)
エジンバラ、アッシャー・ホールのモニュメンタルであり、Norman & Beard社の1914年の建築から100周年を迎えた壮大なパイプ・オルガン。バッハの名作から、ウィドール、ギルマンなどのオルガンの巨匠、そして世界初録音となるイギリス音楽が、アッシャー・ホールのオルガンの100周年を祝います。
デルフィアン(Delphian)のメイン・アーティストの1人であるジョン・キッチンは、チェンバロ、オルガンのスペシャリスト。オールド・セント・ポール教会の音楽監督、エジンバラ大学シンガーズの指揮者、そしてエジンバラ市のオルガニストに任命されるなど、その名声と評価は絶大です。
DCD-34133(2CD)
ブリテンの祝祭
ブリテン:気まぐれ/祝祭テ・デウム Op.32
聖コルンバ讃歌/聖ペテロ讃歌 Op.56a3つの2声部の歌/聖母讃歌
ユビラーテ・デオ ハ長調
聖チェチーチア讃歌 Op.27
テ・デウム.ハ長調
幼いマスグレイヴとバーナード夫人のバラード
神よ、すみやかにわたしを救い出し
アンティフォン/ユビラーテ・デオ変ホ長調
キャロルの祭典 Op.28
祝祭カンタータ「小羊とありて喜べ」 Op.30
イギリス・ナショナル・ユースCho
ベン・パリー(指)
ジェームズ・シャーロック(Org、P)、
ヴィッキー・レスター(Hp)

録音:2013年4月&8月
ブリテンの生誕100周年とイギリス・ナショナル・ユース合唱団(NYCGB)の結成30周年を祝う、ダブル・バースデー・セレブレーション・プログラム。ブリテンの「祝祭テ・デウム」や「キャロルの祭典」など、アニヴァーサリーに相応しい作品が満載。
DCD-34134
マートン・コレクション〜750周年のマートン・カレッジ
エセンヴァルズ:マニフィカト&ヌンク・ディミティス(世界初録音)
ダンスタブル:聖霊来たりたまえ/来たり給え、創造主なる聖霊よ*
シェパード:我らを解き放ち給え、救い給えT*
ペルト:雪花石膏の壺を持つ女
パリー:古い信仰が
バード:もろもろの国よ、主をほめ讃えよ*
ギボンズ:ヨハネの証はかくのごとし
L・バークリー:キリストの花嫁
パーセル:おお主よ、わが祈りを聞きたまえ*/思いたもうな、主よ
ヴォーン・ウィリアムズ:真理への雄々しさ
スタンフォード:正しき者の魂、いかに幸いなことか
マンディ:マニフィカト&ヌンク・ディミティス*(世界初録音)
ラヴィーノ:いかに幸いなことか(世界初録音)
グリーン:主よ、我が終わりを知らしめたまえ
ヤイロ:セイクリッド・オリジンズ(世界初録音)
オックスフォード・マートン・カレッジCho
ピーター・フィリップス(指)*、
ベンジャミン・ニコラス(指)
アンナ・ステップラー(Org)

録音:2013年4月13日−15日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード、イギリス)
1264年に創設され、2014年で750周年を迎えるオックスフォード大学のマートン・カレッジ。タリス・スコラーズの音楽監督ピーター・フィリップスと、2012年にオルガニスト兼音楽監督に就任したベンジャミン・ニコラスの指揮により、マートン・カレッジ合唱団の高貴なるハーモニーが描く750年の歴史!イギリスの中世、ルネサンスの音楽家ダンスタブルから、シェパード、バード、パーセルを経て、ヴォ―ン・ウィリアムズ、スタンフォード、そしてペルトやヤイロ、エセンヴァルズへと繋がる合唱音楽の旅。マートン・カレッジの歩んできた長き歴史を、2人の名匠、ピーター・フィリップスとベンジャミン・ニコラスの指揮が合唱のタペストリーとして紡いでゆきます。
DCD-34135(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「時と悟りの勝利」HWV.71 ルードゥス・バロック、
リチャード・ネヴィル=タウル(指)
ソフィー・ベヴァン(S)、
メアリー・ベヴァン(S)、
ティム・ミード(C.T)
エド・リオン(T)、ウィリアム・バーガー(Bs)

録音:2013年8月4日−7日、キャノンゲート教会(エジンバラ)
ルードゥス・バロックは、エディンバラのキャノンゲート教会の音楽監督を務めるリチャード・ネヴィル=タウルによって、1998年に結成されたスコットランドのピリオド・オーケストラ&合唱団。アーリー・ミュージックのレパートリー、特にヘンデルとバッハの音楽の演奏、解釈は欧米を中心に高い評価を受けています。ヘンデルが枢機卿ベネデット・パンフィーリの歌詞を用いて1707年にローマで作曲したとされる最初のオラトリオ「時の悟りと勝利」。20代前半のヘンデルが開花させた才能が輝く「時の悟りと勝利」は、イタリア時代の代表作の1つです。「美」、「快楽」、「悟り」、「時」には、ソプラノのソフィー・ベヴァンやバスのウィリアム・バーガーなど、英国古楽界の若き名歌手たちが起用されており、ソリストたちの歌唱力の高さも特筆もの。
DCD-34136
デザンクロ:レクイエム
ヴィレット:おお聖餐よ、聖母讃歌、主よ聞きたまえ
デザンクロ:ようこそ天の女王(サルヴェ・レジナ)、
 我らは(ノス・アウテム)
プーランク:黒い聖母像への連祷
キングス・カレッジ・ロンドンCho
デイヴィッド・トレンデル(指)
クリストファー・ウッドワード(Org)、
リチャード・ホール(Org)

録音:2013年6月23日−25日、エクスター・カレッジ・チャペル(オックスフォード)
ローマ賞の受賞者であり、サクソフォンのための作品で知られるアルフレッド・デザンクロ(1912−1971)の「レクイエム」と、プーランク、ヴィレットの音楽による20世紀フランスの宗教合唱作品集。
フランスの「レクイエム」の伝統的な形式を継承し、1963年に完成したデザンクロの「レクイエム」は、グレゴリオ聖歌からの影響を感じさせる静謐な響き、色彩豊かな和声を兼ね備えた、20世紀の知られざる傑作です。イギリスの名門、キングス・カレッジ・ロンドンの合唱団を振るのは、1992年に音楽監督兼オルガニストとして着任したデイヴィッド・トレンデル。
選りすぐられた精鋭たちのハーモニーが、知る人ぞ知るデザンクロの「レクイエム」の真価を伝えてくれます。 (Ki)
DCD-34137
聖コルンバを褒め讃え〜ケルト教会の音世界 ケンブリッジ・ゴンヴィル&カイウス・カレッジ合唱団、ジェフリー・ウェッバー(指)バーナビー・ブラウン(トリプルパイプ、リラ)、サイモン・オドワイアー(アイリッシュホルン)、マラキー・フレーム(アイリッシュホルン)

録音:2013年7月16日−18日
ヘブリディーズ諸島のアイオナ島からの7世紀の賛歌、10世紀スイスのケルト文化からの聖歌、インチコルム島に伝わる14世紀のアンティフォン。ジェフリー・ウェッバーとケンブリッジ・ゴンヴィル&カイウス・カレッジ合唱団が、イングランドの合唱音楽の伝統と、ケルト文化のコラボレーションによる3つの音世界を表現。バグパイプ奏者バーナビー・ブラウンと合唱の組み合わせも興味深いところです。
DCD-34138
デイヴィッド・ワイルド・プレイズ・ショパン Vol.2
2つの夜想曲 Op.27
ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53「英雄」
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35「葬送」
夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2
前奏曲第15番変ニ長調 Op.28-15「雨だれ」
幻想曲ヘ短調 Op.49
デイヴィッド・ワイルド(P)

録音:2013年8月14日、9月16日、12月10日−11日、レイド・コンサート・ホール、エジンバラ大学(イギリス)
イギリス、マンチェスター出身で、ソロモンとライゼンシュタインからピアノを学んだベテラン・ピアニスト、デイヴィッド・ワイルド(1935−)。ホーレンシュタインやブーレーズ、ダウンズをはじめとする名指揮者たちと共演を重ねてきた実績を持ち、レノックス・バークリーやトーマス・ウィルソンなど現代イギリスの作曲家たちからも厚い信頼を寄せられている英国ピアノ界の重鎮の1人です。マンチェスター出身のベテラン・ピアニストが弾くショパンの第2集は、「ピアノ・ソナタ第2番」や「雨だれ」など名作揃い。長年のキャリアが育んだ、奥深きショパンをじっくりと披露してくれています。
DCD-34139
エリック・チザム:歌劇 「シムーン」 (世界初録音) イアン・ライアン (指)、
ミュージック・コ・オペレイティヴ・スコットランド、ジェーン・アーウィン(S)
チャーリー・ドラモンド(S)
フィリップ・シェフィールド(T)
ダミアン・サントレー(Br)

録音:2015年6月8日、グラスゴー(ライヴ)
英グラモフォン賞2014で「レーベル・オブ・ジ・イヤー(年間最優秀レーベル賞)」を受賞したレーベル、デルフィアン(Delphian)。スコットランド、エジンバラを本拠とする初の本格的クラシック・レーベルより、20世紀スコットランドの作曲家エリック・チザムのオペラが登場!
1904年グラスゴー出身のエリック・チザム(1904−1965)は、エジンバラ大学でドナルド・フランシス・トーヴィーに作曲を師事。ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」とバルトークの「ピアノ協奏曲第1番」のスコットランド初演者、バルトークの「青ひげ公の城」のイギリス初演者として歴史にその名を残しています。アウグスト・ストリンドベリの脚本に基づく1幕の歌劇「シムーン(Simoon)」。シムーンとはアラブや北アフリカの砂漠で発生する激しい熱風のことで、後年南アフリカへと移住し同地の音楽の発展に尽力したエリック・チザムが残した知られざる傑作です。

DCD-34140
トバイアス・ヒューム大佐〜スコットランドの軍人〜「エア集第1巻〜音楽の諧謔」(1605)より/「ヒューム大佐の詩的な音楽」(1607)より
ヒューム:女王の楽しみ/なによりも大きな悲しみ
ヘイズ卿のお気に入り
譜面を変えようか
アルベラス婦人のお気に入り
陽気な1日が来る ― トイ〔1605, No.64(63)〕 ― 勇気
トイ〔1605, No.52〕― 陽気な出会い
ガリアード第3番
サセックス婦人の楽しみ
ポーランドのヴィラネル/トバッコ
マイスター・クラッセのアルメイン ― ガリアード第5番
ペンブロークスのアールのガリアード
兵士の歌/兵士のガリアード
ティッケル・ティッケル ― 落ちる! ― 早く私をくすぐって
ヒューム大佐のガリアード
サフォーク婦人の楽しみ
女王の新年の贈り物
アルメイン ― アルメインの精神
ホルストーンズ公の楽しみ
ギヴ・ユー・グッド・モロー・マダム
コンチェルト・カレドニア

録音:2012年8月16日、クライトン・カレッジ教会(ミドロシアン)
スコットランドの古楽アンサンブル、コンチェルト・カレドニアの新録音は、ヴィオールのアリソン・マクギリヴレイ、テオルボのエリザベス・ケニーなどの名手たちが参加するトバイアス・ヒュームの作品集。その生涯はベールに包まれている部分が多いものの、職業軍人であると同時に作曲家でもあり、ユーモアあふれる傑作を多く遺したヒューム。スコットランド出身との説もある「ヒューム大佐」の音楽遺産を、スコットランドの名手たちの好演奏で。
DCD-34141
シラヒゲムシクイ〜メシアン・プレミア
ラヴェル:悲しい鳥
メシアン:鳩、ポール・デュカスの墓のための小品、火の島T
シュトックハウゼン: ピアノ曲第7、ピアノ曲第8
アンダーソン:練習曲第1番
ベンジャミン:イアンボスの韻を踏む幻想曲
メシアン:かおぐろひたき
デュティユー:暗がりと静寂から
スカルソープ:星々(スターズ)
ヤング:川
メシアン:シラヒゲムシクイ(世界初録音)
ミュライユ:弔鐘、そして微笑(オリヴィエ・メシアンの追憶に)
武満徹:雨の樹素描U〜オリヴィエ・メシアンの追憶に
メシアン:初見視奏曲
ピーター・ヒル(P)

録音:2014年3月23日&4月6日、ライド・コンサート・ホール、エジンバラ大学(イギリス)
ピーター・ヒルは、オリヴィエ・メシアン(1908−1992)のスペシャリストであると同時に、メシアン研究の世界的権威でもあるイギリスのリーディング・ピアニストの1人。「メシアン・プレミア」に収録された世界初録音となるピアノ作品「シラヒゲムシクイ(La Fauvette Passerinette)」は、2012年にピーター・ヒルが発見したメシアンの手稿譜を校訂。2013年秋に初演が実現した知られざる作品です。メシアン研究家として世に名高いピーター・ヒルは、メシアンを筆頭にラヴェルやデュティユー、シュトックハウゼン、武満徹などの作品を組み合わせたプログラムを構成。世界初録音となる「シラヒゲムシクイ」への注目度はもちろんのこと、アルバム全体のクォリティの高さも特筆もの。
DCD-34142
マートン・オルガン
バッハ(デュプレ編):シンフォニア〜カンタータ第29番より
バッハ(デュリュフレ編):汝の恵みによりてわが欲を絶ち〜カンタータ第22番
フランク:英雄的小品
スタンリー:ヴォランタリー.イ短調
メシアン:聖体拝領後の祈り
バッハ:トッカータとフーガ.ニ短調
メンデルスゾーン:アンダンテと変奏曲ニ長調
ラングレ:ミクスチュールによる対話
デュプレ:行列と連祷
ヴィエルヌ:月の光、
 ウェストミンスターの鐘
ベンジャミン・ニコラス(Org)

録音:2014年1月10日−12日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード、イギリス)
マートン・カレッジの創立750周年記念して製作された、ドブソン・パイプ・オルガン・ビルダーズ社の91番目のパイプ・オルガン。マートン・カレッジ合唱団のオルガニスト兼音楽監督のベンジャミン・ニコラスは、マートン・カレッジの新しいオルガンで、バッハやメンデルスゾーンと近代フランス音楽を組み合わせたプログラムを披露。プログラムの最後を飾る「ウェストミンスターの鐘」が、マートン・カレッジの次なる時代の幕開けを告げます。
DCD-34143
ロッチデール・タウン・ホールのオルガン〜オーヴァーチュア・トランスクリプションズ Vol.2
ニコライ(レメア編):歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
シュポア(ベスト編):歌劇「イェソンダ」序曲
バッハ(グレース編):カンタータ第80番より
ヘンデル(ラング編):歌劇「プトレミー」序曲
ヴェルディ(バイラム=ウィグフィールド編):歌劇「椿姫」前奏曲
ウェーバー(ピース編):歌劇「オベロン」序曲
チャイコフスキー(レメア編):幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ティモシー・バイラム=ウィグフィールド(Org)

録音:2014年9月12日−13日&2015年1月12日&8月20日、ロッチデール・タウン・ホール(イギリス)
1871年9月27日に開館されたビクトリア朝とエドワード朝を代表するゴシック様式のロッチデール・タウン・ホール。1913年に設置された壮大なパイプ・オルガンから響く、「序曲」のオルガン・トランスクリプション集は、オルガン&編曲作品ファン要注目!グレゴリオ・アレグリの研究家、音楽学者、合唱指揮者としても大活躍中のティモシー・バイラム=ウィグフィールドが、ロッチデール・タウン・ホールのパイプ・オルガンの重厚なサウンドで「序曲」の世界を繰り広げます。
DCD-34144
マリアン・コレクション
ウィアー:めでたし天の女王(世界初録音)
パレストリーナ:うるわしき救い主のみ母
タヴナー:聖母マリア、私は今ここに立ち
アンドリュー:ようこそ天の女王(世界初録音)
ネスベット:マニフィカト
ケンドール:天の女王(世界初録音)
バード:ようこそ天の女王
ストラヴィンスキー:アヴェ・マリア
タバコワ:恵み深き救い主の母よ(世界初録音)
ジャクソン:アイ・セイ・ザット・ウィー・アー・ウーンド・ウィズ・マーシー(世界初録音)
パーソンズ:アヴェ・マリア
タヴナー:神の御母のための2つの讃歌
マーティン:めでたし、知恵の座
ブルックナー:アヴェ・マリア
オックスフォード・マートン・カレッジCho
ピーター・フィリップス(指)
ベンジャミン・ニコラス(指)
チャールズ・ウォーレン(Org)
2014年が創設750周年のアニヴァーサリー・イヤーとなるイギリス、オックスフォード大学のマートン・カレッジ。イギリスの合唱界を代表する2人の名指揮者、ピーター・フィリップス、ベンジャミン・ニコラスを音楽監督に迎え、2008年に創設されたオックスフォード・マートン・カレッジ合唱団のレコーディング・プロジェクト第4弾は、聖母マリアをテーマとした「マリアン・コレクション」!マートン・カレッジ合唱団の「マリアン・コレクション」では、ルネサンス時代のパレストリーナやバード、パーソンズ、19世紀のブルックナー、20世紀のストラヴィンスキー、神秘主義者タヴナー、そして現代イギリスのリーディング・コンポーザー、ガブリエル・ジャクソンやマシュー・マーティン、そして女流作曲家として初めて「女王の音楽師範(Master of Queen's Music)」に任命されたジュディス・ウィアー(1954−)新作「めでたし天の女王」など、様々な時代の名作たちが魅力的なプログラムを創り上げています。
DCD-34145
シェファードに寄り添って
ムトン:羊飼いらと共に探そう
モラレス:ミサ曲「羊飼いらと共に探そう」
ムトン:幼子われらに生まれ、ノエ, ノエ
モラレス:羊飼いたちよ、汝らが見たものは?
スタビレ:羊飼いらと共に探そう(世界初録音)
マリアン・コンソート
〔グウェンドリン・マーティン(S)、
エマ・ウォルシュ(S)、
ロリー・マクリーリー(カウンターテナー&ディレクター)、
ニコラス・スコット(T)、
ステファン・ジョーンズ(Br)、
クリストファー・ボレット(Bs)〕

録音:2014年1月13日−15日、オックスフォード・マートン・カレッジ・チャペル(イギリス)
聖母マリア"の名を冠し、イギリスの声楽、古楽界に彗星の如く現れた若きヴォーカル・アンサンブル、マリアン・コンソート!
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂の少年聖歌隊員としてキャリアをスタートさせた若きカウンターテナー、ロリー・マクリーリーによって、2007年にオックスフォード大学で結成されたマリアン・コンソート。音楽学者でもあるリーダー、ロリー・マクリーリーの研究、時代考証に基づき、15世紀〜17世紀を中心に、全ての時代の教会音楽に取り組み続けています。
「羊飼い」をテーマとしたジャン・ムトン(b.1459−1522)、クリストバル・デ・モラレス(c.1500−1553)、アンニバレ・スタビレ(c.1535−1595)のモテットとミサ曲集。当時の教皇レオ10世からの信頼も厚かったフランス・ルネサンスの作曲家、ムトンの4声の名作「羊飼いらと共に探そう」や、モラレスのミサ曲と共にプログラムを彩るイタリア・ルネサンスの作曲家、スタビレのモテット「羊飼いらと共に探そう」は、このマリアン・コンソートの演奏が世界初録音。アンサンブルのリーダーであるロリー・マクリーリーの校訂譜による演奏。
DCD-34146
イン・メモリアム
ウィリアム・バード:主を賛美もて祝え
マシュー・ケーナー:2人の堕天使
ギャレス・ウィルソン:マニフィカトとヌンク・ディミティス
シルヴィーナ・ミルシテイン:早すぎた春
フランシス・ポット:わたしは黒い、しかし美しい
ジャン・レリティエ:わたしは黒い、しかし美しい
ロベルト・ブシャキエヴィチ:わたしは復活であり、命である
ロブ・キーリー:マニフィカトとヌンク・ディミティス
アントニー・ピッツ:ピエ・イエズ
マシュー・マーティン:精霊への祈り
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ:お前の足は何と美しい
ヤコブ・クレメンス・ノン・パパ:私は野の花
フランシス・グリアー:天使の糧
ロンドン・キングズ・カレッジCho
ギャレス・ウィルソン(指)

録音:2015年6月22日−24日、セント・ジョン・ザ・エヴァンゲリスト教会(アッパーノーウッド、ロンドン)
22年間に渡りロンドン・キングズ・カレッジ合唱団を率いた英国の名合唱指揮者、デイヴィッド・トレンデル(1964−2014)に捧げるトリビュート・プログラム。その早すぎる死を悼んだ仲間や弟子たちによって選ばれた特別なプログラムが、バードやパレストリーナなどのルネサンス音楽と、ポットやピッツなどの近現代の合唱音楽を繋ぎ、長き歴史における宗教合唱の変遷を教えてくれます。現代の宗教合唱曲が持つ魅力と説得力を、ルネサンス音楽とのコントラスト、そして英国有数のカレッジ合唱団のハーモニーで。
DCD-34147
ホマリア〜ブラジルの合唱作品集
エンリケ・デ・クリチーバ(1934−2008):メタファーズ(世界初録音)
パラー州の民謡(エルンスト・マーレ編曲):カリンボ
オズヴァルド・ラセルダ(1927−2011):ホマリア〔巡礼〕(世界初録音)
カルロス・A. ピント・フォンセカ(1933−2006):ジュビアバー
エルナーニ・アギアール(1950−):キリスト教の古の祈り(世界初録音)
ヴィラ=ロボス:甘美にして愛すべき聖心
J.A.デ・アルメイダ・プラド(1943−2010):神託
クラウディオ・サントロ(1919−1989):アヴェ・マリア(世界初録音)
ブラジル南東部の民謡(M.A.ダ・シルヴァ・ラモス編曲):モレニーニャ(世界初録音)
ニバルド・アラネダ(1968−):イスマリア(世界初録音)
アイルトン・エスコバル(1943−):ブラジル民謡のリズムによるミサ・ブレーヴェ(世界初録音)
ヴィラ=ロボス:マニフィカト・アレルヤ
ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジCho
ジェフリー・ウェッバー(指)
中世ルネサンスから近現代まで幅広いレパートリーを誇り、ケルト教会をテーマとした「聖コルンバを褒め讃え」(DCD 34137)など斬新なアイディアを続々と打ち出してきた合唱団ならではのプロジェクト。指揮者のジェフリー・ウェッバーはサンパウロ大学音楽学部との共同で、"ヴィラ=ロボス以降"の作品で構成されるブラジリアン・プログラムの選定を行うなど、このプロジェクトの成功に懸ける情熱は並々ならぬものがあります。
DCD-34148
フォークス:オルガン作品集
「神はわがやぐら」による祝祭前奏曲
幻想曲/演奏会用交響的スケルツォ
主題と変奏 変ホ長調/舟歌 変ロ長調
演奏会用序曲 変ホ長調
ルビンシテイン:メロディ.ヘ長調
 ウェールズの古い民謡による幻想曲
伝説と終曲
ダンカン・ファーガソン(Org)

録音:2014年5月28日−29日、10月10日−11日、セント・メアリー大聖堂(エジンバラ)
2008年からエジンバラ、セント・メアリー大聖堂の音楽監督兼オルガニストとして活躍中のダンカン・ファーガソン。セント・メアリー大聖堂のヘンリー・ウィリス1879年建築、ハリソン&ハリソン社1931年再建のオルガンで奏でる、イギリス・オルガン界の巨匠ウィリアム・フォークス(1863−1933)のオルガン作品集。1863年11月4日、リヴァプール出身のフォークスは、リヴァプール、タウブルックのセント・ジョン・ザ・バプティスト教会のオルガニスト、アンフィールドのセント・マーガレット教会のオルガニスト、合唱指揮者を歴任。エドワード7世時代のオルガニストとしての活動と同時に、その生涯で多くのオルガン作品の作曲を行っており、近代イギリスにおけるオルガン音楽の発展に大きな足跡を残した音楽家です。「「神はわがやぐら」による祝祭前奏曲」を除く8作品が世界初録音。
DCD-34149
セレニッシマ〜ルネサンス時代のヴィオール作品集
■ イタリア
フェスタ:「ラ・スパーニャ」の旋律による3つのコントラプンクト、
イザーク:パレ・パレ、
ヴェルドロ:アルトロ・ノン・エル・ミオ・アモーレ、
作曲者不詳:3つの舞曲(1530年頃)、
イザーク:ラ・ミ・ラ・ソ
■ ドイツ
ラッスス:5月に、
イザーク:ある朝私は立っていた、
ゼンフル:ある朝私は立っていた(3声)、ある朝私は立っていた(4声)、
 フォルトゥナ・アド・ヴォーチェス・ムジカレス、
ラッスス:おお聖なる宴
■ フランス
ル・ジュヌ:ファンタジー第1番、
スザート:甘き思い出(3声)、
サンドラン(オルティス編):甘き思い出、
デ・ローレ:キリエ/
■ イングランド
バッサーノ:パヴァンとガリアード、
パースリー:4声のイン・ノミネ(第2番)、
タイ:イン・ノミネ、
ヴィルダー:ファンタジア・コン・パウゼ・エ・センツァ・パウゼ、
作曲者不詳:4つの舞曲(1560年頃)、
パーソンズ:パーソンズ氏の歌、
ホルボーン:パヴァンとガリアード第41番&第42番
ローズ・コンソート・オヴ・ヴィオールズ

録音:2013年5月29日−31日、国立古楽センター(ヨーク、イギリス)
イギリスのヴィオール・コンソート、ローズ・コンソート・オヴ・ヴィオールズの「セレニッシマ」は、ヴィオールのアンサンブルが誘うルネサンス時代のヨーロッパを巡る音楽の旅。イギリスのヴィオール製作者リチャード・ジョーンズが復元したフランチェスコ・リナロル製作のヴェネツィアの楽器に触発されたというローズ・コンソート・ヴィオールズ。「ヴェネツィア」という壮大なテーマによって完成した演奏が、ルネサンス時代のヨーロッパのヴィオール音楽の醍醐味を届けてくれます。


DCD-34150(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲 BWV.1007-1012
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV.1007/無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV.1008/無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV.1009/無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV.1010/無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV.1011/無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV.1012
フィリップ・ハイアム(Vc)
※使用楽器:カルロ・ジュゼッペ・テストーレ1697年製&カイ=トーマス・ロート2013年製(5弦/組曲第6番)
録音:2014年8月2日−4日&2014年11月19日−21日&2015年2月2日、セント・ジョン・ザ・エヴァンゲリスト教会(アッパー・ノーウッド、ロンドン)
デビュー・アルバムのブリテンの「無伴奏チェロ組曲」(DCD 34125)が「英グラモフォン誌エディターズ・チョイス」に選出され、スターダムを一気に駆け上がった1985年、スコットランド、エジンバラ出身のチェロ界のニュースター、フィリップ・ハイアム。ブリテンの"無伴奏"に続き、ハイアムが完成させたレコーディングは、チェロ奏者にとっての永遠の聖典、バッハの「無伴奏チェロ組曲」全曲録音!
1697年に製作されたテストーレのチェロと2013年製のロンボウツのレプリカ・モデル(5弦)を手に、モダン、ピリオド両方の奏法、解釈を織り交ぜながら、広く深い着想と大胆なアプローチをバッハが遺した聖典で発揮してゆくハイアム。
ラルフ・カーシュバウム、エマ・フェランドに師事し、2008年のライプツィヒ・バッハ国際コンクールと2009年のヴィトルト・ルトスワフスキ国際チェロ・コンクールで優勝、2010年のエマニュエル・フォイアマン国際チェロ・コンクールでは第2位を受賞するなど輝かしい実績を誇り、「新世代のバッハ弾き」と称される英国チェロ界の次代を担う若き天才。フィリップ・ハイアムがバッハの無伴奏で告げる新時代の到来。
DCD-34151
シルヴェストロフ:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第1番/古典ソナタ
ピアノ・ソナタ第2番
子供のための音楽T
ピアノ・ソナタ第3番/ノスタルジア
サイモン・スミス(P)

録音:2013年12月12日&2014年5月10日&2015年1月17日、レイド・コンサート・ホール、エジンバラ大学(イギリス)
前作、シュニトケのピアノ作品全集(DCD-34131)の快演と充実のプログラミングでその名を世界へと知らしめたイギリスのピアニスト、サイモン・スミス(1983−)。近現代、特に20世紀のピアノ作品のスペシャリスト、サイモン・スミスが"シュニトケ後"に選んだのは、ウクライナのリーディング・コンポーザー、ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937−)!シルヴェストロフのピアノ作品の根幹を成す「3つのピアノ・ソナタ」、古典派時代の形式と現代的な語法を組み合わせた「古典ソナタ」、ドビュッシーの「子供の領分」やチャイコフスキーの「子供のアルバム」、シューマンの「子供の情景」からの影響を受けた「子供のための音楽T」、そして追尾を飾る2001年の作品「ノスタルジア」。その独特の感性とピアニズム。サイモン・スミスが繰り広げるシルヴェストロフの世界は要注目!
DCD-34152
イエスよ、お眠り下さい〜キーズのクリスマス
プレトリウス(サンドストレム編):エサイの根より
リュッティ:父なる神のひとり子は
オーウェンス:柊と蔦は
ハウエルズ:ここに小さな扉がある
チェコ民謡(ヒギンボトム編):ロッキング・キャロル
ヒューイット・ジョーンズ:御使いうたいて
イギリス民謡(ウィルコックス編):サセックス・キャロル
グルーバー(ウェッバー編):きよしこの夜
トランチェル:もしあなたが天使の歌を聴くならば
ヴィレット:聖母への賛歌
マサイアス:ワッセイル・キャロル
パーソンズ:アヴェ・マリア
ウェーベルン:イエスよ、お眠り下さい
プーランク:賢人ら星を見て
ウォルトン:我らこの祝祭を喜び
ショー(ウェッバー編):ヒルズ・オブ・ザ・ノース・リジョイス
ガブリエリ:おお、大いなる神秘
伝承曲(マグナス・ウィリアムソン編):父のみこころから生まれたものよ
カルク=エラート:賛美の歌声を響かせよ
ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジCho
ジェフリー・ウェッバー(指)
アニー・リドフォード(Org)、ニック・リー(Org)

録音:2011年9月29日−30日
1348年にゴンヴィル・ホールとして設立され、その後、1557年にジョン・キーズによって再設立されたケンブリッジ大学のカレッジの1つであるゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ。ケンブリッジ大学の中でも有数の長い歴史を誇るゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジの合唱団が、名匠ジェフリー・ウェッバーの指揮で歌う降誕祭のための音楽。
スウェーデンの作曲家ヤン・サンドストレム編曲によるプレトリウスの「エサイの根より」、エドワード・ヒギンボトム編曲の「ロッキング・キャロル」、リュッティ、ヴィレット、ウェーベルン、ガブリエリ、ハウエルズの作品など、定評あるハーモニーとバラエティに富んだプログラムが魅力。
DCD-34153
ルミネイト〜Live Music Nowスコットランド創立30周年記念
エディー・マクガイル:2つのための舞踏組曲
ウィリアム・スウィーニー:ルミネイト〜島より
アラスデア・ニコルソン:弦楽四重奏曲第2番「羊を飼う者」
ワイルディングス:ベラニー組曲
ジョン・マックスウェル・ゲデス:キャッスル・マイルズ組曲
エマ・フェルステーク(S)、
マリアム・シャーハン(P)、
ローラ・マーガレット・スミス(Ms)、
ジェフリー・タンティ(P)、ワイルディングス、
スペンサー=ストラカン・デュオ、
アストリッドSQ
故ユーディ・メニューインの提唱により1977年に創設され、数多くの若手演奏家や作品を世に送り出している「Live Music Now」。この「ルミネイト」は、1984年に創設された「Live Music Now Scotland」の30周年を記念したプログラム。エディー・マクガイルやウィリアム・スウィーニー、アラスデア・ニコルソンなど、スコットランドのリーディング・コンポーザーたちの才気に満ちた室内楽作品を収録。
DCD-34154
合唱と古代の楽器のための新しい音楽
ジェームズ・マクミラン:Noli Pater
ジョン・ケニー:鹿の叫び
スチュアート・マクレー:カンタータ
ビル・テイラー:Crux fidelis
フランシス・グリアー:カンテムス
スティーヴィー・ウィシャート:イステ・コンフェッソール
スティーヴン・ビック:セット・アポン・ザ・ロード
ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジcho
ジェフリー・ウェッバー(指)
バーナビー・ブラウン(トリプルパイプ、アウロス)、
ジョン・ケニー(ラフナシェイド・ホーン、チャイム)、
パトリック・ケニー(カルニクス、チャイム)、
ビル・テイラー(ライアー)、
ジェームズ・リーチ(オルガン、クロテイル)、
マイケル・ハウ(オルガン、クロテイル)

録音:2016年8月29日−31日、オックスフォード大学マートン・カレッジ・チャペル
エジンバラの本格クラシック・レーベル「Delphian」と、EUの文化プログラムの一貫でもある「ヨーロッパ音楽考古学プロジェクト(EMAP)」とのコラボレーション・シリーズ(EMAPシリーズ)で使用された貴重な古代の楽器と、現代合唱とのコラボレーション・アルバム。紀元前ケルトの管楽器とされる「カルニクス」や「ラフナシェイド・ホーン」、3本の縦笛が一対になった「トリプルパイプ」、2本の縦笛が一対になった「アウロス」、小型の竪琴「ライアー」など、専門家たちによって復元された紀元前から10世紀ころまでの貴重な古楽器を使用。これらの古の楽器と合唱のための作品を、ジェームズ・マクミランを始めとする現代の人気作曲家や、古楽器の専門家であり演奏者でもあるジョン・ケニー、ビル・テイラーらが作曲しています。
DCD-34155
モーメンツ・イン・タイム
マクラウド:イカロスの歌
ディオニュシオスの歌
ア・モーメント・イン・タイム
フリュネの歌/レダの歌
レッド・ノート・アンサンブル
〔ジャクリーヌ・シェイヴ(Vn)、ロバート・アーヴァイン(Vc)、サイモン・スミス(P)、ヤン・ギロ(Cl)、トム・ハンター(パーカッション)〕、マイリ・ピリー(ヴォーカル)

録音:2014年12月10日−12日
作曲法をレノックス・バークリーとヴィトルト・ルトスワフスキに、指揮法をエイドリアン・ボールトに師事したアバディーン出身の作曲家、ジョン・マクラウド(1934−)の室内楽作品集。師であるバークリーとルトスワフスキからの影響を感じさせる作風を持つマクラウドは、現在のスコットランドのリーディング・コンポーザーです。レッド・ノート・アンサンブルは、2008年に結成されたスコットランドのコンテンポラリー・ミュージック・アンサンブル。BBCスコティッシュ響の首席奏者ヤン・ギロや、近現代作品の伝道者サイモン・スミスなど、若き実力派奏者たちの才気が、近現代作品の深層に迫ります。
DCD-34156
ソリチュード〜バルティック・リフレクションズ
オリ・ムストネン:トッカータ
ジータ・ブルザイテ:ピアノ独奏のための「波」
アウリス・サッリネン:前奏曲とタンゴ序曲
エルッキ=スヴェン・トゥール:チェロとピアノのための「献呈」
カレヴィ・アホ:2つのヴィオラのための「哀歌」
ペトリス・ヴァスクス:小さな夏の音楽
アルヴォ・ペルト:ピアノ独奏のための「アリーナのために」
トイヴォ・カルキ(ロバート・マクフォール編):満月
シベリウス(ロバート・マクフォール編):孤独の歌
ウント・モノネン(ロバート・マクフォール編):おとぎの国
シベリウス(ロバート・マクフォール編):フィンランディア賛歌
ミスター・マクフォールズ・チェンバー〔シリル・ガラク(Vn)、ロバート・マクフォール(Vn)、ブライアン・シーレ(Va)、ス=ア・リー(Vc)、リック・スタッドリー(Cb)、マリア・マルティノワ(P)〕

録音:2014年12月8日−9日、セント・メアリー・パリッシュ教会(ホワイトカーク、イギリス)
スコットランド発。5つの弦楽器とピアノが奏でる、ペルト、トゥール、アホ、ヴァスクス、そしてムストネンやシベリウスなど、「バルト海」東部の国々の音楽家たちによる美しくメランコリックな旋律の数々。1996年に結成されたミスター・マクフォールズ・チェンバーは、タンゴからジャズ、ロック、コンテンポラリーなど膨大なジャンルをカバーするスコットランドのマルチ・アンサンブル。バルト海東部の国々の音楽から浮かび上がる風景と魅力をじっくりと。
DCD-34157
マクガイル:エンタングレッド・フォーチューンズ
哀歌/ユーフォリア/弦楽三重奏曲
エンタングレッド・フォーチューンズ
五重奏曲第2番
レッド・ノート・アンサンブル〔ジャクリーヌ・シェイヴ(Vn)、ジェーン・アトキンス(Va)、ロバート・アーヴァイン(Vc)、ルース・モーリー(フルート&ピッコロ&アルト・フルート)、サイモン・スミス(P)、ヤン・ギロ(Cl)、トム・ハンター(パーカッション)〕

録音:2014年11月24日−26日
エディー・マクガイルは、1948年グラスゴー生まれのスコットランドの作曲家。ストックホルムでイングヴァル・リードホルムに作曲を師事し、2003年にはブリティッシュ・コンポーザーズ・アウォードを受賞するなど、その手腕は英国内外で高く評価されています。全曲世界初録音。
DCD-34158
ウェストミンスターの失われた宮殿からの音楽
作曲者不詳(1519年):サンクテ・デイ・プレティオセ
ラドフォード:グローリア
作曲者不詳(1530年頃):御身はまことに幸いなる者
ラドフォード:アレルヤ、キリエ
コーニッシュ:マニフィカト
ラドフォード:Laetabundus、アニュス・デイ
シェパード:サンクテ・デイ・プレティオセ
ラドフォード:グローリア、アニュス・デイ
ケンブリッジ・ゴンヴィル&キーズ・カレッジCho
ジェフリー・ウェッバー(指)
ジェームズ・リーチ(Org)、
マグヌス・ウィリアムソン(Org)

録音:2015年7月16日−19日
中世、ルネサンスから近現代、そして南米ブラジルやアイルランドのケルトなど、驚異的なレパートリーの広さと安定感のあるハーモニーが魅力のケンブリッジ・ゴンヴィル&キーズ・カレッジ合唱団。1834年の火災によって焼失するまでイギリスの庶民院議場でもあった「セント・スティーヴンス・チャペル」が今回のプログラムのテーマ。聖スティーヴン(聖ステファノ)に捧げられた音楽、キーズ・クワイアブックからの音楽が、斬新な視点で16世紀イギリスの教会音楽の歴史を紐解いてゆきます。
DCD-34159
デイヴィッド・ワイルド・プレイズ・ショパンVol.3
夜想曲第13番ハ短調 Op.48-1/練習曲第3番ホ長調 Op.10-3「別れの曲」/ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2/ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1「小犬」/スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31/ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44/ワルツ第3番イ短調 Op.34-2「華麗なる円舞曲」/マズルカ第5番変ロ長調 Op.7-1/マズルカ第6番イ短調 Op.7-2/3つのエコセーズ Op.72-3/ポロネーズ第3番イ長調 Op.40-1「軍隊」/ワルツ第9番変イ長調 Op.69-1「別れ」
デイヴィッド・ワイルド(P)

録音:2013年12月10日−11日&2014年11月8日−9日、2015年1月18日、レイド・コンサート・ホール、エジンバラ大学(イギリス)
イギリス、マンチェスター出身で、ソロモンとライゼンシュタイン、ナディア・ブーランジェからピアノを学んだベテラン・ピアニスト、デイヴィッド・ワイルド(1935−)。ホーレンシュタインやブーレーズ、ダウンズをはじめとする名指揮者たちと共演を重ねてきた実績を持ち、レノックス・バークリーやトーマス・ウィルソンなどイギリスの現代作曲家たちからも厚い信頼を寄せられている英国ピアノ界の重鎮の1人です。2013年12月から2015年1月にかけて「第3集」のレコーディングに取り組んできたワイルドにとって、最も特別な作品は73年間弾き続けてきたという「スケルツォ第2番変ロ短調」。73年間の経験が生んだ味わい深きショパンを存分に ――。

DCD-34160
使徒らは口々に〜ボールドウィン・パートブックからの音楽
ロバート・パーソンズ:歌はラッパを招き
トマス・タリス:使徒らは口々に
ウィリアム・マンディ:われは若く
ウィリアム・バード:6声の単純カノン
 おお、救い主なるいけにえよ
ヒュー・アストン:ヒュー・アストンのマスク
デリック・ヘラルト:傷付きし
エルウェイ・ベヴィン:ブラウニング
アルフォンソ・フェッラボスコT世:主よ、我らが日々に平和を与えたまえ
オルランド・デ・ラッスス:アベルはいずこに
クリスティアン・ホランダー:安息日が過ぎて
トマス・タリス:聞き入れたまえ、我は願う
ジョン・タヴァナー:慕いこがるるごとく
ウィリアム・マンディ:わが魂はちりについています
ジョン・ボールドウィン:カッコウ
ジョン・シェパード:めでたし、海の星
マリアン・コンソート、
ロリー・マクリーリー(ディレクター)、
ローズ・コンソート・オヴ・ヴィオールズ

録音:2015年1月8日−11日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード、イギリス)
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂の少年聖歌隊員としてキャリアをスタートさせた若きカウンターテナー、ロリー・マクリーリーによって、2007年にオックスフォード大学で結成されたマリアン・コンソート。音楽学者でもあるリーダー、ロリー・マクリーリーの研究、時代考証に基づき、15世紀〜17世紀を中心に、全ての時代の教会音楽に取り組み続けています。またメンバーのエマ・ウォルシュも、2015年6月のタリス・スコラーズの来日公演にも参加した注目の若手ソプラノです。マリアン・コンソートが歌うのは、1575年の時点でウィンザー城セント・ジョージ・チャペルの聖歌隊員として活躍していたイングランドのテノール、ジョン・ボールドウィン(c.1560−1615)が編慕したパートブックからの秀作たち。イギリスとヨーロッパ大陸のポリフォニーの魅力が凝縮された見事なプログラム。マリアン・コンソートの輝かしく伸びやかな歌声、ローズ・コンソート・ヴィオールズの音色の相性も特筆もの。
DCD-34161
パーセルのリベンジ〜ばらの花よりも甘く?
パーセル:ジェームズ・オズワルドの「緑の上の月光」
この辺りに伊達男はいない(オリビア・チェイニー編)
ロンドー/夕べの讃歌(アナ・シルヴェラ編)
4声のファンタジア第11番ト長調
新しいスコットランドの歌
ばらの花よりも甘く(デイヴィッド・マクギネス編)
ホーンパイプ/美しい島
オールド・サー・サイモン・ザ・キング
ジーグ(音楽のはしため第2部より)
魅惑の一夜/目を閉じて安らかに眠れ
ジーグ(アブデラザールより)/束の間の音楽
オリビア・チェイニー:カシオペア
アナ・シリヴィア:ハロス/嘆き
アリア「私はどうしたらよいのでしょう」とジェームズ・オズワルドによる変奏曲(デイヴィッド・マクギネス編)
アミンタの最初の口づけ(デイヴィッド・マクギネス編)
グラウンド上のホーンパイプ
コンチェルト・カレドニア、
オリビア・チェイニー(ヴォーカル)、
ジェイムズ・ボウマン(C.T)
アナ・シルヴェラ(ヴォーカル)、
ジム・モレー(ヴォーカル)
たちの合奏による名曲「ロンドー」に代表されるパーセルのオリジナル作品、18世紀スコットランドの作曲家ジェームズ・オズワルドのアレンジによる「変奏曲」、さらにはイギリスのシンガー=ソングライター、オリビア・チェイニーやアナ・シルヴェラの参加、パーセルの旋律をベースとした作品など、時代やジャンルを超越した"パーセルの世界"は、魅力と驚き、発見が満載!コンチェルト・カレドニアが惹きあわせたパーセルとニュー・フォークの衝撃的な出会い。スコットランド発、スパイスの効いた"パーセル"を存分に!
DCD 34162
エルガー:オルガン作品集
オルガン・ソナタ第1番ト長調 Op.28
エニグマ変奏曲〜ニムロッド(ハリス編)
オラトリオ「神の国」〜前奏曲(ブリューワー編)
ガヴォット(レメア編)
晩祷のヴォランタリー Op.14
ベンジャミン・ニコラス(Org)

録音:2015年6月25日−26日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード、イギリス)
2013年に設置されたオックスフォード・マートン・カレッジ・チャペルの新たなドブソン・オルガン。同カレッジの音楽監督兼オルガニストを務めるベンジャミン・ニコラスが弾く、2013年製ドブソン・オルガンの最初のレコーディングは、エドワード・エルガー。
エルガーが作曲したオルガンのための2つのオリジナル作品と3つの編曲作品によるプログラムは、エルガリアン要注目の見事な完成度を誇ります。
DCD-34163
ガウデアームス
作曲者不詳:ガウデアームス
マクドウォール:セレブレーション
ヘルミク・ルーマン:教会ソナタ
パーセル:3つのトランペット・チューン
カンプラ:リゴードン
レイトン: 聖書にありしごとく
ホリンズ:演奏会用序曲ハ長調
ウィドール:行進曲
サロメ:グラン・ケール ト長調 Op.68-2
ギルマン:ヘンデルの主題による行進曲
ヘンデル:「聖チェチーリアの祝日のための頌歌」〜序曲と行進曲
ジョン・キッチン(Org)

録音:2015年2月12日−14日
ヨーロッパに伝わる学生歌「ガウデアームス」からイギリスと縁が深いケネス・レイトンまで、エジンバラ市とエジンバラ大学のオルガニストを歴任した名手ジョン・キッチンが、400年にわたるオルガン音楽の歴史を描く。1897年に建築されたエジンバラ大学マキューアン・ホールのパイプ・オルガンによる演奏。
DCD-34164
ストラヴィンスキー:ミサ曲
アヴェ・マリア
パーテル・ノステル(主の祈り)
クレド/カンタータ
ジェズアルドの3つの聖歌
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊、
ダンカン・ファーガソン(指)
スコットランド室内Oソロイスツ、
ルビー・ヒューズ(S)、
ニコラス・マルロイ(T)

録音:2016年2月9日−11日&29日、3月1日−2日、グレイフライアーズ教会(エジンバラ、イギリス)
オーボエ、コールアングレ、ファゴット、トランペット、トロンボーンのサウンドと、合唱のハーモニーのブレンドによる独特の色彩感が魅力の「ミサ曲」に代表される"教会音楽家"としてのストラヴィンスキーの姿。少年聖歌隊員(コリスター)、スコットランド室内Oのメンバーたち、そしてソリストとしてルビー・ヒューズ、ニコラス・マルロイが加わり、ダンカン・ファーガソンとエジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊が、ストラヴィンスキーの宗教合唱の世界を創り上げてゆきます。
DCD-34165
夜と夢〜シューベルト:歌曲集
美と愛がここに D.775
糸を紡ぐグレートヒェン D.118-2
アマリア D.195/若い尼 D.828
死の音楽 D.758/白鳥の歌 D.744
エレンの歌T(憩え戦士よ)D.837
エレンの歌U(憩え猟師よ)D.838
エレンの歌V(アヴェ・マリア) D.839
ます D.550/さすらい人の夜の歌 D.768
笑いと涙 D.777/私の挨拶を D.741
君はわが憩い D.776/セレナード D.889
私のピアノに寄せて D.342/夜と夢 D.827
アイリッシュ・タイナン(S)、
イアン・バーンサイド(P)

録音:2015年1月4日−6日、セント・メアリー教会(ハディントン、イースト・ロージアン、イギリス
デルフィアンのシューベルトの歌曲集を歌うのは、英国ロイヤル・オペラでの目覚ましい活躍で、その名と歌声を世界に響かせるアイルランドのソプラノ、アイリッシュ・タイナン。イギリスが誇る歌曲伴奏の名手、イアン・バーンサイドの「夜と夢」、そして「恋する女性」をテーマとしてプログラミングも秀逸。ハイペリオン(Hyperion)の往年の歌曲集を彷彿させるデルフィアンの歌曲集。アイリッシュ・タイナンが歌う、シューベルトに要注目!
DCD-34166(2CD)
バッハ:フランス組曲 BWV.812−817
フランス組曲第1番ニ短調 BWV.812/フランス組曲第2番ハ短調 BWV.813/フランス組曲第3番ロ短調 BWV.814/フランス組曲第4番変ホ長調 BWV.815/フランス組曲第5番ト長調 BWV.816/フランス組曲第6番ホ長調 BWV.817/モーツァルト:組曲ハ長調K.399、ジーグ ト長調 K.574
ピーター・ヒル(P)

録音:2015年7月5日−8日、ユニバーシティ・コンサート・ホール(カーディフ)
オリヴィエ・メシアンのピアノ作品、さらにはベルク、シェーンベルク、ウェーベルンなどのスペシャリストであり、メシアン研究の世界的権威として高名なイギリスのピアニスト、ピーター・ヒル。シリル・スミスとナディア・ブーランジェからピアノを学んだ名手の「平均律クラヴィーア曲集」以来となるバッハの録音は「フランス組曲」!「平均律クラヴィーア曲集」でも高い評価を受けたクリアなタッチと透明度の高い音色、丁寧な解釈と音楽創りはここでも健在。アンジェラ・ヒューイットと同じく"メシアンのスペシャリストでありバッハ弾き"として世界的に高い評価を受けるピーター・ヒルの「フランス組曲」。その知的であり神秘的でもある演奏、解釈は要注目。
DCD-34167
シューマン、メンデルスゾーン&コルネリウス:デュエット集
シューマン:あなたの顔は Op.127-2
コルネリウス:ソプラのとバスのための二重唱曲 Op.16
メンデルスゾーン:6つの二重唱曲 Op.63
コルネリウス:夏の中の春
 3つの二重唱曲 Op.6
 目を上げて、私は山々を仰ぐ
メンデルスゾーン:古いドイツの春の歌 Op.86-6
シューマン:家族の肖像 Op.34-4
 クリスマスの歌 Op.79-16
 私はあなたの樹 Op.101-3
メンデルスゾーン:3つの二重唱曲 Op.77
シューマン:言伝て Op.77-5
 子守歌 Op.78-4
ルーシー・クロウ(S)、
ウィリアム・バーガー(Br)、
イアン・バーンサイド(P)

録音:2015年5月24日−26日、セント・メアリーズ・パリッシュ教会(ハディントン、イースト・ロージアン)
英グラモフォン誌で「我々の若手バリトン歌手の最高の1人」と称賛され、モーツァルティアンとしても名高いウィリアム・バーガー。モダン、ピリオドの両ステージで美しい歌声を響かせている英国のリリック・ソプラノ、ルーシー・クロウとのデュエット集では、19世紀ドイツ、シューマン、メンデルスゾーン、そしてコルネリウスを披露!ハイペリオン(Hyperion)の名シリーズ、メンデルスゾーンの「歌曲&デュエット集」を彷彿させる好企画、そして好演奏です!
DCD-34168
マクミラン:その日はユダヤ人の準備の日であり ヘブリデス・アンサンブル、
シナジー・ヴォーカルズ、
ブリンドリー・シェラット(Bs)

録音:2015年11月28日−29日
2009年のロイヤル・ミュージック・ソサエティ・アウォードを受賞したイギリスの室内楽団、ヘブリデス・アンサンブルとデルフィアン(Delphian)レーベルのコラボレーション第1弾。ヨハネの福音書、キリストの復活を題材とした、スコットランドのリーディング・コンポーザー、マクミランの大作を、ヘブリデス・アンサンブルとシナジー・ヴォーカルズの抜群の表現力、技巧が劇的に描く。2012年のエジンバラ音楽祭で初演され、マクミランのキャリアにおける重要作と称される大作の全貌が明らかとなります。
DCD-34169
ヴィオールのための初期のコンソート音楽
作曲者不詳:アンド・アイ・ワー・ア・メイデン、
 私の愛しい女はすぐれた才にたけ、
 絶望した幸福の女神
ヘンリー8世:ああ、マダム
ギゼヘム:私の愛しい女はすぐれた才にたけ
ジョスカン:私の愛しい女はすぐれた才にたけ
ビュノワ:絶望した幸福の女神
ジョスカン:絶望した幸福の女神
ペニャローサ:われらの命/アニュス・デイU
アグリコラ:盲目の人は色を見分けない
エンシーナ:哀しみのスペイン
マルティーニ:とても愛して、ラ・マルティネラ
ジョスカン:主よ、われ御身に望みをかけぬ
作曲者不詳:イン・テ・ドミネ・スぺラボ、ラ・クエルチャ、ビブリス
エンシーナ:みなそれぞれに
作曲者不詳:ラ・スパーニャ
ポンセ:ラ・ミ・ソラ・ラウレロ
コーニッシュ:ファ・ラ・ソ
アンシエタ:愛をこめて、私の母よ
イザーク:アニュス・デイU
ジョスカン:わが愛よさらば
ローズ・コンソート・オヴ・ヴィオールズ、
クレア・ウィルキンソン(Ms)

録音:2014年11月
英国の実力派アンサンブル、ローズ・コンソート・オヴ・ヴィオールズが奏でる1500年前後、初期のヴィオール・コンソート作品集。タヴァナー・コンソートやダンディン・コンソートとの共演も多い、英国有数の古楽系メゾ・ソプラノ、クレア・ウィルキンソンの澄んだ歌声とヴィオールの音色のブレンド感が美しい。
DCD-34170
さすらい人〜シューベルト:歌曲集
出会いと別れ D.767/さすらい人 D.489/憩いなき愛 D.138/さすらい人が月に寄せて D.870/さすらい人の夜の歌 D.768/ヘリオポリスU D.754/歌曲集 「白鳥の歌」 D.957/舟人 D.536/舟人 D.694/泉に D.530/川辺にて D.539/ドナウ河で D.553/水の上で歌う D.774/巡礼 D.794/双子座に寄せる舟人の歌 D.360/ミューズの子 D.764
ロデリック・ウィリアムズ(Br)、
イアン・バーンサイド(P)

録音:2015年10月21日−24日、聖マリア教区教会(ハディングトン、イギリス)
歌曲伴奏のスペシャリスト、イアン・バーンサイドと歩むDelphianの歌曲シリーズ。英国内外で高い評価を得てきた「ラフマニノフ(DCD-34127)」、「夜と夢〜シューベルト:歌曲集(DCD-34165)」に続くのは、2016年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞し、リーズ・リーダー音楽祭2016の芸術監督も務める注目のバリトン、ロデリック・ウィリアムズが歌うシューベルトの「さすらい人」。ドラマと知性を兼ね備えた今をときめくバリトン歌手、ロデリック・ウィリアムズの歌声で、シューベルトの奥深き歌曲を歌います。
DCD-34171
スペルウィーヴィング〜ハイランド地方のいにしえの音楽
ロッキー・ピブロック/マクロードの哀歌
臆病なバグパイプ吹き
サザーランド・ギャザリング
名の無いピブロック/馬の手綱の旋律
公園のピブロック/インチベリー橋の最後
バーナビー・ブラウン(パイプ&ヴォーカル)
クレア・サラマン(フィドル&ハーディ・ガーディ)、
ビル・テイラー(リラ&ハープ)

録音:2015年6月8日−10日
EUカルチャー・プログラムとして創設された音楽の考古学プロジェクト、EMAP(ヨーロピアン・ミュージック・アーキオロジー・プロジェクト)の第1弾。スコットランド、ハイランド地方に伝わるいにしえの、バグパイプやマウス・ミュージックが気鋭のスペシャリストたちの演奏で鮮明に蘇ります。
DCD-34172
ボイル:クラリネット作品集
ソナチナ/バブル/4つのバガテル
タッティーズ・ダンス/登場人物
ディ・トレ・レ・エ・イオ(「バブル」を除き世界初録音)
フレイザー・ラングトン(Cl)、
ジェームズ・ウィルシャー(P)、
トリオ・ドラマティス、
ロサリンド・ヴェントリス(Va)

録音:2016年9月4日−6日、スコットランド王立音楽院(グラスゴー)
スコットランド、エア出身のロリー・ボイル(1951−)は、ウィンザー城セント・ジョージ・チャペルの少年聖歌隊員として本格的なキャリアをスタートした後、レノックス・バークリーに作曲を師事し、現在はスコットランド王立音楽院の作曲家教授として教鞭を執る作曲家。クラリネットのメロディアス、テクニカルな特色を活かしたボイルの作品は、演奏家たちの新しいレパートリーとして急浮上しそうな秀作ばかり。フレイザー・ラングドンは、BBCフィルハーモニックの首席E♭クラリネット奏者兼副首席クラリネット奏者を務めている実力者。近現代作品の名手としても知られており、「バブル」以外の全ての作品が世界初録音となるこのボイルの作品集に最適な起用と言えるでしょう。
DCD-34173
歌と子守歌〜無伴奏チェロのための新作集
マクガイア:悲劇的な子守歌
ロバーツ:戦時の子供のための哀歌
ビーミッシュ:ミランダの夢
ストラカン:サラバンダ
スタンリー:冬の歌
スウィーニー:カオラス
ワイルド:祈りとワルツ
アーヴァイン:セーフティ
デ・シモーネ:ミスレメンブランス
ターネジ:アメリーのタンゴ
アルベルガ:ライド・スルー
ジャクソン:アンタイトルド(ロバート・アーヴァインのために)
シェーヴ:ティリ・ティリ・ボム
ボイル:バロウ
マクミラン:ノック・ノック
アーヴァイン:想像とおりの子供
ヘラウェル:フリーズとリタニー
バトラー:ラメント
ブライアン・アーヴァイン:哀歌
ロバート・アーヴァイン(Vc)

2015年12月の録音。
在のイギリスを代表する作曲家であるターネジ、ジャクソン、マクミランや、マンチェスターのコンポーザー=ピアニスト、デイヴィッド・ワイルドが作曲した"無伴奏チェロ"のための委嘱新作集。 グラスゴー出身のロバート・アーヴァインは、ウィリアム・プリース、ピエール・フルニエに師事し、フィルハーモニア管、ASMF、スコティッシュ・オペラの首席奏者を歴任した実力派。
DCD-34174
ガリラヤ人たちよ〜マートンからのアンセム集
ダヴ:テ・デウム(世界初録音)
タリス:もし汝われを愛さば
エルガー:主に捧げよ
モーリー:私は罪人の死を望まない
ラッター:主があなたを祝福し、あなたを守られるように
パリー:祝福されし静寂のふたり
バード:汝の神なる主を愛さん
クィルター:我らを導きたまえ、天なる父よ
タリス:おお光より生まれし光
フィンジ:見よ、満ち足りた、最後の犠牲を
ハリス:天は美し
バード:まことのおからだ
ゴワーズ:ガリラヤ人たちよ
オックスフォード・マートン・カレッジCho、
ピーター・フィリップス(指)
ベンジャミン・ニコラス(指)
チャールズ・ウォーレン(Org)、
ピーター・シェパード(Org)

録音:2015年6月28日−30日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード、イギリス)
ピーター・フィリップスとベンジャミン・ニコラスに導かれ、創設から僅か数年で英国有数のカレッジ合唱団へと進化を遂げたマートン・カレッジ合唱団。ルネサンスのタリス、バードから、パリー、エルガー、フィンジを経て、ラッター、世界初録音となるダヴの音楽へ。英国のアンセムの歴史を、劇的で厳かなハーモニー、壮麗なオルガンの饗宴で ――!
DCD-34175
バクストン・オール:歌曲集
ザ・ペインターズ・ミストレス(声楽、ピアノ)
カンツォーナ(声楽、クラリネット、弦楽三重奏)
ディスコボロス氏のバラード(声楽、ピアノ)*
10タイプの病院訪問者(声楽、コントラバス)
子どもの頃の歌(声楽、ピアノ)(*を除き、世界初録音)
ニッキー・スペンス(T)、
イアン・バーンサイド(P)、
ジョーダン・ブラック(Cl)、
ニキータ・ナウモフ(Cb)、
エジンバラSQのメンバー

録音:2016年4月18日ー22日、スコットランド
2015年には国際オペラ・アワード(International Opera Awards)で、ヤング・シンガー賞(Young Singer of the Year 2015)に名を連ねたスコットランドの若きテノール、ニッキー・スペンス。医者から音楽家へと転身したスコットランドの作曲家、バクストン・オール(1924−1997)の歌曲集は、スペンス自身が幼少期よりその歌に親しんでいたもので、自らオール夫人とコンタクトを取り、まだ録音されていなかった数々の声楽作品に出会い、このアルバムへと結実したものです。
DCD-34177(2CD)
メトネル:歌曲集
3つのロマンス Op.3より/ゲーテによる9つの歌 Op.6より/2つの詩 Op.13/ゲーテによる12の歌 Op.15より/ゲーテによる6つの詩 Op.18より/8つの詩 Op.24より/7つの詩 Op.8より/プーシキンによる7つの詩 Op.29より/6つの詩 Op.32より/プーシキンによる6つの詩 Op.36より/5つの詩 Op.37より/4つの詩 Op.45より/7つの詩 Op.46より/プーシキンの詩による7つの歌 Op.52より/8つの歌 Op.61
エカテリーナ・シウリナ(S)、
ジュスティーナ・グリンガイト(Ms)、
オレクシー・パルチコフ(T)、
ロビン・トリッチュラー(T)、
ロディオン・ポゴソフ(Br)、
ニコライ・ディデンコ(Bs)、
イアン・バーンサイド(P)
BBCミュージック・マガジン2014年5月号のレビューで「次はぜひメトネルを!」と熱望され、それに応える形でレコーディングが実現。前作同様、活躍中の6人の若き歌手を、経験豊富なイアン・バーンサイドが曲に合わせて采配し、ゲーテの詩を題材としたドイツ的な作品とプーシキンの詩を題材としたロシア的側面の両方を表現。また、優れたピアニストでもあったメトネルの華麗なピアノ書法も聞き所の1つです。
DCD-34178
最後の島〜マックスウェル・デイヴィス:室内楽作品集
弦楽六重奏のための 「最後の島」
ピアノのための 「サンデー島からの手紙」
弦楽三重奏曲
ピアノ四重奏のための 「2つの夜想曲」
ヴァイオリンとチェロのための 「子守歌」
オーボエ四重奏曲
ピアノのための 「ジェニファーへのバースデーカード」
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ/弦楽四重奏曲断章
ヘブリディーズ・アンサンブル

録音:2017年1月27日−29日、グレイフライアーズ教会(エジンバラ、イギリス)
グレートブリテン島の北東、スコットランドに属するオークニー諸島に移住した後に作曲されたピーター・マックスウェル・デイヴィス(1934−2016)の室内楽作品集。
かつてスコットランド室内Oの首席チェリストを務め、ヘブリディーズ・アンサンブル(ヘブリデス・アンサンブル)の創設者兼芸術監督として活躍するウィリアム・コンウェイは、マックスウェル・デイヴィスから「ストラスクライド協奏曲第2番」をはじめ、様々な作品を献呈されるなど親交を深めたエピソードの持ち主。1991年の創設以降、スコットランドを代表する室内楽団の1つとして活動を続けるヘブリディーズ・アンサンブルが、縁の深いマックスウェル・デイヴィスの室内楽作品の再評価の機運を高めてくれることでしょう。
DCD-34179(2CD)
サラエボのチェリスト〜デイヴィッド・ワイルドの室内楽作品集
ワイルド:組曲 「クライ, ボスニア・ヘルツェゴビナ」
弦楽四重奏曲第1番
ピアノ三重奏曲
ヴァイオリンとピアノのための 「ボスニアへの祈り」
ロバート・アーヴィン(Vc)、
レッド・ノート・アンサンブル

録音:2015年12月14日−16日、イギリス
ソロモンとライゼンシュタイン、ナディア・ブーランジェからピアノを学んだベテラン・ピアニスト、デイヴィッド・ワイルド(1935−)。作曲家としては、ヒンデミットやヴォーン・ウィリアムズに作曲を学んだワイルドの室内楽作品集。アルバム・タイトルにもなっている「サラエボのチェリスト」は、1992年ボスニア紛争において戦火の中チェロを引き続けた一人のチェリストに捧げられた無伴奏作品で、ヨーヨー・マによる演奏でも有名となった曲。
(当アルバムでは、組曲「クライ, ボスニア・ヘルツェゴビナ」内に収録。)
DCD-34180
レノックス&マイケル・バークリー:宗教合唱作品集〜スターバト・マーテル
L・バークリー:スターバト・マーテル(世界初録音)、
 5声のためのミサ曲、
 神よ、われを裁きたまえ
M・バークリー:タッチ・ライト(世界初録音)
マリアン・コンソート〔クレア・ロイド=グリフィス(S)、ゾーイ・ブルックショウ(S)、ロリー・マクリーリー(カウンタテナー&ディレクター)、ベネディクト・ハイマス(T)、ジョン・ステインズビー(T)、ニック・アシュビー(Bs)〕
バークリー・アンサンブル、
デイヴィッド・ワーズワース(指)

録音:2016年3月26日、28日−29日、ブリテン・スタジオ(スネイプ・モールティングス、オールドバラ、イギリス)
親子であると同時にイギリスの近現代音楽を代表する2人の作曲家でもあるレノックス・バークリー(1903−1989)とマイケル・バークリー(1948−)の宗教合唱作品集。アルバム・タイトルでもあるL・バークリーの「スターバト・マーテル」は、親友であるブリテンとイギリス・オペラ・グループのコンサート・ツアーのために作曲された大作。このマリアン・コンソートとバークリー・アンサンブルの演奏が世界初録音となります。2人のバークリーが生んだ崇高なる祈りの音楽の真髄を、理想的な伝承者たちの精緻な演奏で存分に。
DCD-34181
アイス・アンド・ロングボート〜スカンジナヴィアの古の音楽 オーケ・エゲヴァド(バイキング時代のボーン・フルート、ライアー、ホーンパイプ、アニマル・ホーン、木製ルール)、イェンス・エゲヴァド(ライアー、ボウド・ライアー、木製ルール、フレーム・ドラム)、アンサンブル・マレ・バルティカム

録音:2015年9月5日−8日、スウェーデン
エジンバラの本格クラシック・レーベル「Delphian」と、ヨーロッパ音楽考古学プロジェクト(EMAP)」とのコラボレーション・アルバム第2弾。
オーケ・エゲヴァドとイェンス・エゲヴァドの親子により製作・復元された古代の楽器によって、ヴァイキング時代(800年〜1050年頃)のスカンジナヴィアの音楽を再現。
DCD-34183
ドラゴン・ヴォイス〜古いヨーロッパのジャイアント・ケルティック・ホーン
リーアディンとクーラザー/ヘルネの踊り/フォレスト・キャンプ/狩り/狩りの後/カラニッシュ/シャーマン/夜の船/シャーマン2/クー・フーリン/オーシャン・ストーン/インヴォケーション/シャーマン3/ゲールとゴール/ドラゴン・ヴィス/タンティニャックの哀歌/神聖な踊り/カリアッハン/ケイヴ・オヴ・シェルズ/モーリアン/ラフナシェイドの哀歌
ジョン・ケニー(タンティニャック・カルニクス、デスクフォード・カルニクス、ラフナシェイド・ホーン、コンク・シェル、パーカッション)
録音:2015年11月18日−20日、ハダースフィールド大学
エジンバラの本格クラシック・レーベル「Delphian」と、「ヨーロッパ音楽考古学プロジェクト(EMAP)」とのコラボレーション・アルバム第3弾。ジャケット写真にも使われているドラゴンの彫刻が特徴的な楽器「カルニクス(Carnyx)」や、青銅製の巨大な角笛「ラフナシェイド・ホーン(Loughnashade horn)」など、紀元前1世紀頃のケルトの管楽器による音楽。演奏は、スコットランドの音楽考古学者であり演奏家でもあるジョン・ケニー。四半世紀に渡りこれらの楽器を研究してきたジョン・ケニーが、1816年にスコットランドのデスクフォードで発見されたカルニクス、2004年に南フランスのタンティニャックで発見されたカルニクス、1794年にアイルランドのアーマー州で発見されたラフナシェイド・ホーンからそれぞれ復元されたレプリカを使い、約2000年前のケルトの音を現代に蘇らせます。
DCD-34182
ロッティ:十字架につけられ給いて
主は言われた(ディキシット・ドミヌス)ト短調
ミゼレーレ.ハ短調
クレド.ト短調
シレッド・コンソート、セント・ポールO
、ベン・パーマー(指)

録音:2015年10月7日−8日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、ロンドン)
バロック時代のイタリア、ヴェネツィアで活躍し、サン・マルコ寺院の楽長に昇り詰め、ガルッピやガスパリーニ、バッサーニ、ベネデット・マルチェッロなど多くの音楽家たちを指導するなど、同地の音楽の発展を導いたロッティ。
選帝侯に招かれたドレスデンでは、バッハやヘンデル、ゼレンカ、ピゼンデルといったドイツの大作曲家たちにも影響を与えたと伝えられています。ノリントンのアシスタントを務め、近年急速に評価を高めている注目の指揮者ベン・パーマーが率いるシレッド・コンソートとセント・ポールO。ヴェネツィア、そしてイタリアの音楽史にその名を刻むロッティの知られざる芸術が、理想的な伝承者たちを得て、現代に響き渡ります。
DCD-34184
天よ、露をしたたらせ〜合唱とサクソフォーンのための待降節聖歌集
ウィアー:天よ、露をしたたらせ
トッド:おお、ウィスダム
セルトン:おお、アドナイ
ケーナー:おお、アドナイ
ミクシュ:そのようなバラはない
ラスボーン:おお、エッセの根よ
モルナール:おお、ダビデの鍵よ
ポット:おお、ダビデの鍵よ
アレン:おお、春の日よ
プレトリウス:いざ来たれ、異邦人の救い主よ
ウィルソン:おお、万国の王
ターンブル:おお、エマニュエル
ジョスカン・デ・プレ:おお、乙女の中の乙女
オールウッド:おお、乙女の中の乙女
シグロ・デ・オロ、
パトリック・エイリーズ(指)
サム・コーキン(Sax)
イギリスのサクソフォーン奏者、サム・コーキンとコラボレーションし、合唱とサクソフォーンの新たなハーモニーは関係者必聴!サクソフォーン奏者のサム・コーキンは2007年に王立音楽アカデミーを卒業し、ソリストだけでなくミュージカルやクラシックのジャンルを超え、スィング・バンドやポップス・バンドなど、世界的に活動の幅を広げ展開をしています。
DCD-34185
ジ・エッジ・オヴ・タイム〜フランスとドイツからの旧石器時代のボーン・フルート アンナ・フリーデリケ・ポテンゴフスキ(ボーンFl)、
ゲオルク・ヴィーラント・ヴァーグナー(パーカッション)

録音:2016年3月8日−11日、ハダースフィールド大学レコーディング・スタジオ
エジンバラの本格クラシック・レーベル「Delphian」と、EUの文化プログラムの一貫でもある「ヨーロッパ音楽考古学プロジェクト(EMAP)」とのコラボレーション・シリーズ(EMAPシリーズ)第4弾は、更に時代を遡り、なんと旧石器時代の骨製の笛を再現!南ドイツの洞窟やピレネー山脈(フランス)の洞窟から発掘された、鳥の骨や象牙を加工した原始的な縦笛を現代に復元。ドイツのフルート奏者アンナ・フリーデリケ・ポテンゴフスキが、約4万年前の人類最古の楽器の音色を蘇らせます。
DCD 34186(2CD)
ピアソラ:タンゴ・オペリータ「ブエノスアイレスのマリア」 バレンティナ・モントーヤ・マルティネス(ヴォーカル)、ニコラス・マルロイ(ヴォーカル)、フアンホ・ロペス・ビダル(ナレーター)、ビクトル・ビジェーナ(バンドネオン)、ミスター・マクフォールズ・チェンバー
スコットランド室内管やスコティッシュ・バレエのメンバーたちによって1996年に結成されたミスター・マクフォールズ・チェンバーは、プログレ、フォーク、ジャズ、コンテンポラリーから古楽まで、幅広いジャンルの要素を採り入れたプログラミングと多彩なアプローチを持ち味とするスコットランドのアンサンブル。
リーダーのロバート・マクフォールの手によって、ミスター・マクフォールズ・チェンバーのためのアレンジされたピアソラの「ブエノスアイレスのマリア」は、同アンサンブルが取り組み続けてきたタンゴの集大成となる記念碑的演奏です。
チリ生まれの女性シンガーでヌエボ・タンゴの名手であるバレンティナ・モントーヤ・マルティネス、アルゼンチン出身で現在はフランスを拠点とする世界最高峰のバンドネオン奏者、ビクトル・ビジェーナの活躍も必聴です。
DCD-34187
北アイルランドの歌曲集
ジョアン・トリンブル:緑の雨、
 少女の歌、
 マイ・グリーフ・オン・ザ・シー
ハミルトン・ハーティ:子守歌、
 鎌の歌、空の炎、イースターにて、
 ザ・フィドラー・オヴ・ドゥーニー、
 海のジプシー、青い丘
ハワード・ファーガソン:アイルランド民謡集
チャールズ・ウッド:真夜中に、
 海で、シャル・アイ・フォゲット、
 レネ湖の無法者、
 ケイルのためのクレドの嘆き
ハーティ:3つの海の祈り
キャロリン・ドビン(Ms)、
イアン・バーンサイド(P)
名伴奏者イアン・バーンサイドが支えるDelphianの歌曲シリーズより、北アイルランドのメゾ・ソプラノ、キャロリン・ドビンが登場。スコットランドの王立音楽院でオペラを学び、既にロイヤル・オペラ・ハウス、エジンバラ・ナショナル・オペラ、グレンジ・パーク・オペラ、オペラ・ホーランド・パーク、ベルン州立劇場などの舞台に立っているキャロリン・ドビンのソロ・デビュー・アルバムは、彼女のホームランドである北アイルランドの叙情豊かな歌曲を歌います。
DCD-34189
デイヴィッド・ベドナル:サドゥン・ライト〜合唱作品集
40声のモテット 「光は正しい者のために」/さあ立って、愛する人よ/光の消ゆる前に/3つの愛の歌/君を夏の一日と比べてみようか/「ようこそ、全ての奇跡よ」 第11曲「三つの奇跡」/御身はすべてが美しくあり給う/エヴリワン・サング/ソネット第98番/婚礼の祈り/サドゥン・ライト/ジ・オーギュメント・オヴ・ヒズ・ブック/「ようこそ、全ての奇跡よ」 第2曲「ハレルヤ」
エピフォニ・コンソート、
ティム・リーダー(指)
「ポスト・ラッター」や「ポスト・チルコット」となる有望な作曲家として合唱界から注目を集める、1979年生まれのイギリスのコンポーザー=ピアニスト&オルガニスト、デイヴィッド・ベドナル。このアルバムがデビュー・レコーディングとなる"エピフォニ・コンソート"は、ティム・リーダーによって2014年に設立された新しい合唱団。2015年には、テネブレ合唱団が主催しナイジェル・ショートが審査した「Locus Iste Competition」で第1位に輝き、テネブレのコンサートでも共演しています。
注目は、2015年に世界初演された40声のモテット「光は正しい者のために(Lux orta est iusto)」! トマス・タリスの40声のモテット「御身よりほかにわれは(スペム・イン・アリウム)」と同様、SATBBの5人×8グループで歌われる大作です。
YouTubeにてご視聴いただけます!
DCD-34190
天の女王のための音楽〜聖母マリアのためのモテット集
ガブリエル・ジャクソン:ようこそ天の女王
ジュディス・ウィアー:めでたし、天の女王
ハーバート・ハウエルズ:天の女王
アンジェイ・パヌフニク:聖母マリアへの歌
セシリア・マクドウォール:うるわしき救い主の御母
マシュー・マーティン:めでたし、いとも聖なる乙女
シェリル・フランシス=フォード:喜び給へ
ヒラリー・キャンベル:アヴェ・マリア
スティーヴン・ドッジソン:おやすみなさい、イエスよ
ロクサンナ・パヌフニク:マニフィカト
ジェームズ・マクミラン:めでたし、海の星
マリアン・コンソート〔シャーロット・アシュリー(S)、セシリア・オズモンド(S)、ロリー・マクリーリー(ディレクター&アルト)、ハンナ・クック(A)、アレックス・チャンス(A)、ガイ・カッティング(T)、トーマス・ケリー(T)、ローレンス・ホワイト(Br)、ニック・アシュビー(Bs)〕

録音:2017年1月10日−12日、セント・マイケル教会(ハイゲイト、イギリス)
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂の少年聖歌隊員としてキャリアをスタートさせた若きカウンターテナー、ロリー・マクリーリーによって、2007年にオックスフォード大学で結成され、"聖母マリア"の名を冠し、イギリスの声楽、古楽界に彗星の如く現れた若きヴォーカル・アンサンブル、マリアン・コンソート!音楽学者でもあるリーダー、ロリー・マクリーリーの研究、時代考証に基づき、15世紀〜17世紀を中心に、全ての時代の教会音楽に取り組み続けています。今回の「天の女王のための音楽」には、去る6月のタリス・スコラーズの日本ツアーで来日した、シャーロット・アシュリー、ガイ・カッティングが参加しているところポイントです。
DCD-34191
ピアノ4手連弾のためのロシア音楽集
ラフマニノフ:ピアノ連弾のための6つの小品 Op.11
チャイコフスキー:50のロシア民謡より
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版/4手連弾版)
ピーター・ヒル&ベンジャミン・フリス(ピアノ4手連弾)

録音:2016年12月12日−13日、カーディフ大学(イギリス)
デルフィアン(Delphian)でのバッハ・シリーズ(フランス組曲、平均律クラヴィーア曲集第1巻&第2巻)の演奏、解釈がヨーロッパだけでなくここ日本でも称賛されたメシアン研究の世界的権威ピーター・ヒル。
長年にわたりデュオを組んでいる英国の実力派ピアニスト、ベンジャミン・フリスとのコンビで、ラフマニノフ、チャイコフスキー、そしてストラヴィンスキーの"ピアノ4手連弾作品"をレコーディング!
ヒルとフリスの抜群のコンビネーション、煌びやかな音色、キレのあるリズムが、連弾の定番であるラフマニノフの「6つの小品」、後に2つの旋律が「火の鳥」や「ペトルーシュカ」に用いられるチャイコフスキーの「50のロシア民謡」からのセレクション、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」を、ピアノの鍵盤上でカラフルに、ダイナミックに繰り広げていきます。
DCD-34192
さやかに星はきらめき〜マートンのクリスマス
ラッター:楽園の全ての鐘、羊飼いの角笛のキャロル
ポストン:イエス・キリスト、りんごの木
メンデルスゾーン(ウィルコックス編):天には栄え
ベルリオーズ:羊飼いたちの聖家族への別れ
伝承曲(ウィルコックス編):嬰児が我らに生まれ
ダーク:木枯らしの風ほえたけり
チルコット:羊飼いのキャロル
ハドリー:私は乙女を歌う
グル―バー(ラッター編):きよしこの夜
アダン(ラッター編):さやかに星はきらめき
イギリス伝承曲(サリヴァン編):天なる神にはみ栄えあれ
チルコット:暁の鳥
カークパトリック(ウィルコックス編):かいばのおけで
ドイツ伝承曲(ピアソール編):もろびと声あげ
ヒューイット・ジョーンズ:御使いうたいて
ウェイド:(ウィルコックス編):神の御子は
ローリゼン:おお、大きなる神秘
ベンジャミン・ニコラス(指)
オックスフォード・マートン・カレッジcho
オックスフォードPO

録音:2016年6月27日−29日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード、イギリス)
創設から9年とイギリスのカレッジ合唱団の中では歴史は浅いものの、英国合唱界の2人の名匠ベンジャミン・ニコラスとピーター・フィリップスの指導の下、瞬く間にオックスフォード大学の混声合唱団の代表的存在の1つとなったマートン・カレッジ合唱団。
オックスフォード・フィルとの共演によるクリスマス・プログラムでは、イギリス合唱界の神様的存在ジョン・ラッターの2つの作品や、ローリゼンの「おお、大いなる神秘」など、数々の名作を収録。
タリス・スコラーズとも縁が深いマートン・カレッジの合唱団が織り成すハーモニーで荘厳なる音楽をお楽しみ下さい。
DCD-34193
夢と幻想〜独奏ギターのためのイギリス音楽
ウォルトン:5つのバガテル
L.バークリー:ギターのためのソナティナ Op.52-1
ダウランド:前奏曲、失われし望みのファンシー、幻想曲
アーノルド:ギターのための幻想曲 Op.107
ブリテン:ダウランドによるノクターナル Op.70
ショーン・シャイベ(G)
エジンバラの本格クラシック・レーベル「Delphian」から、スコットランドの若き天才ギタリスト、ショーン・シャイベのソロアルバムが登場!
1992年、日本人の母親とスコットランド人の父親の間にエジンバラで生まれ、スコットランド王立音楽院で学んだショーン・シャイベ。その並外れた実力が認められ、BBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選ばれた最初のギタリスト、またボルレッティ=ブイトーニ財団の奨学金を受けた唯一のソロ・ギタリストとして活躍。ロイヤル・オーバーシーズ・リーグのゴールド・メダルや、アイヴォー・メイランツ・ギター賞など多くの賞を受賞しています。
そんな新世代の実力派ギタリスト、ショーン・シャイベのファースト・ソロ・アルバムは、ウォルトン、バークリー、アーノルド、ブリテンがジュリアン・ブリームのために書いた作品とジョン・ダウランドの作品を収録。世界に羽ばたくスコットランドの若き天才ギタリスト、ショーン・シャイベにご注目ください!
DCD-34194
カルボネッリ:ヴァイオリンと通奏低音のための室内ソナタ集
ソナタ第1番/ソナタ第2番
ソナタ第3番(世界初録音)
ソナタ第4番(世界初録音)
ソナタ第5番(世界初録音)/ソナタ第6番
ボヤン・チチッチ(バロックVn/フランチェスコ・ルジェリ1680年頃製作)、イリュリア・コンソート〔スザンヌ・ハインリヒ(7弦バス・ヴィオール)、デイヴィッド・ミラー(テオルボ、アーチリュート、バロック・ギター)、スティーヴン・ディヴァイン(ハープシコード、オルガン)〕

録音:2016年6月2日−26日、聖マーティン教会(ニューベリー、イギリス)
ローマでコレッリに師事したとの説もあるカルボネッリは、ヘンデルと同じ時代にロンドンで活躍したイタリア、リヴォルノ出身の音楽家。渡英後は、ドルーリー・レーンの王立劇場Oのリーダーを務め、ラトランド第3侯爵ジョン・マナーズの庇護の下、この「室内ソナタ」に代表される魅力的な作品を世に送り出しています。その後、カルボネッリは音楽家からワイン商(!)へと華麗に転身し、英国王室御用達として大成功を収めたという。約200年もの間、音楽史の陰に隠れていたカルボネッリの「室内ソナタ」は、ポスト・コレッリ世代の確かな足跡が刻まれた秀作であり、中でも「ソナタ第6番」の「第3楽章〜アリア」の旋律美は絶品です。音楽家、ワイン商として名声を築いた偉才カルボネッリの傑作で、ボヤン・チチッチとイリュリア・コンソートが堂々たるデビューを果たします!乞うご期待!
DCD-34195
ブラームス:ドイツ・レクイエム(英語歌唱/4手ピアノ伴奏版) メアリー・ベヴァン(S)、
マーカス・ファーンズワース(Br)、
ジェームズ・ベイルー&リチャード・アトリー(P)、
ジョゼフ・フォート(指)
ロンドン・キングズ・カレッジcho

録音:2017年4月7日−9日、トリニティ・スクール(クロイドン、イギリス)
作曲者、音楽学者だったジョージ・アレグザンダー・マクファーレン(1813−1887)によって「イングリッシュ・レクイエム」とも呼ばれたブラームスの傑作の英語歌唱版は、19世紀当時のイギリスの聴衆から絶大な支持を得ていたという。今を輝くソプラノのメアリー・ベヴァン、バリトンのマーカス・ファーンズワースをソリストに迎えての「イングリッシュ・レクイエム」。19世紀のロンドンの聴衆に愛されたその全貌が、研究の成果とロンドンの名門カレッジ合唱団のハーモニーによって明らかとなります。
DCD-34196
ジョン・マクラウド:パーカッション協奏曲
アウト・オヴ・ザ・サイレンス**
パーカッション協奏曲*
ショスタコーヴィチ・コネクション#
ヘブリディアン・ダンス#
エヴェリン・グレニー(パーカッション)*、
ジョン・マクラウド(指)*#、
ホリー・マティエソン(指)**、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO

録音:2017年6月19日−21日、RSNOセンター(グラスゴー)
(全曲世界初録音)
小さい頃に聴覚に障害を持ちながら、体全体で音を感じる天才パーカッショニストとして活躍し、グラミー賞をはじめ数多の賞を獲得。世界的な指揮者、アーティスト達と共演し、世界中の主要な作曲家から新作を任されています。
ジョン・マクラウド(b.1934)は王立音楽アカデミーでレノックス・バークリーに学んだスコットランド出身の作曲家。ここでは、1987年にエヴェリン・グレニーのために書かれた「パーカッション協奏曲」他、ジョン・マクラウドの管弦楽作品を収録。エヴェリン・グレニーの圧倒的なパフォーマンスで贈るパーカッション協奏曲はもちろん、ショスタコーヴィチの交響曲第5番から影響を受けている「ショスタコーヴィチ・コネクション」や、ニールセンやシベリウスがオマージュしてある「アウト・オヴ・ザ・サイレンス」、スコットランド、ヘブリディーズ諸島の民謡が使われている「ヘブリディアン・ダンス」など、魅力的な管弦楽作品が並びます。
DCD-34198
ナイジェル・オズボーン:室内楽作品集
ピアノ・チューナー(ピアノ三重奏のための3つの前奏曲と5つのフーガ)
エスピアナージュ(無伴奏ヴァイオリンのための3つのミニチュア・ソナタ) 〜 スタディーズ・イン・プッサン・アンド・ハプンスタンス
バルカン・ダンスとラメント
エコロジカル・スタディーズ(ピアノのための)/ゾーン
愛する人よ、どこへ行くの?(歌曲) 〜 ヴェドラン・スマイロヴィッチのためのアダージョ
前奏曲とカンシオン
ヘブリディーズ・アンサンブル
かつてスコットランド室内Oの首席チェリストを務めたウィリアム・コンウェイが創設者兼芸術監督として活躍するスコットランドを代表する室内楽団の1つ、ヘブリディーズ・アンサンブル(ヘブリデス・アンサンブル)。ヘブリディーズ・アンサンブルのDelphianでの3枚目のアルバムは、ナイジェル・オズボーンのソロ&アンサンブルのための作品集。
ナイジェル・オズボーンは1948年マンチェスター生まれ。ケネス・レイトンに作曲を学び、現在はエジンバラ大学音楽学部で教授を務める作曲家。アフリカ、バルカン半島、中東等で紛争の犠牲になった子どもたちのための音楽療法士としての活動も知られており、ここでも「バルカン・ダンスとラメント」、「ヴェドラン・スマイロヴィッチのためのアダージョ」などはボスニア紛争にまつわる作品を収録しています。

DCD-34200
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 ピーター・ヒル(P)

録音:2017年11月6日−8日、ユニバーシティ・コンサート・ホール(カーディフ)
シリル・スミスとナディア・ブーランジェからピアノを学び、オリヴィエ・メシアンのピアノ作品、さらにはベルク、シェーンベルク、ウェーベルンなどのスペシャリストであり、メシアン研究の世界的権威として高名なイギリスのピアニスト、ピーター・ヒル。
「平均律クラヴィーア曲集(DCD-34101、DCD-34126)」、「フランス組曲(DCD-34166)」に続くピーター・ヒルのバッハは、「ゴルトベルク変奏曲」! "メシアンのスペシャリストでありバッハ弾き"として世界的に高い評価を受けるピーター・ヒルが、美しく深みのある音色でバッハの傑作を彩ります。
ピーター・ヒルは、2018年5月20日には、ウィグモア・ホールで「ゴルトベルク変奏曲」の演奏も予定しています。
DCD-34201
アフター・ザ・トリスト〜サクソフォンとピアノのための新しい音楽
サリー・ビーミッシュ:カリバン
ジェームズ・マクミラン(ジェラルド・マクリスタル編):アフター・ザ・トリスト**
ジュディス・ウィアー:バグパイパーズ・アルバムからのスケッチ**
マイケル・ナイマン:ミゼレーレ・パラフレーズ/アラスデア・ニコルソン:スロー・エアーズ&マーチ*
ジョー・ダデル:フラクチュア##*
イアン・ウィルソン:ドライヴ*
セシリア・マクドウォール:私の青いピアノ*
マイケル・ナイマン:シェイピング・ザ・カーヴ
グラハム・フィトキン:ボブ*
マッケンジー・サワーズ・デュオ〔スー・マッケンジー(ソプラノSax&アルトSax##)、イングリッド・サワーズ(P)〕

録音:2017年6月11日−13日、エジンバラ
*=世界初録音
**=このバージョンでの世界初録音
ー・マッケンジーは、名手ユージン・ルソーに師事し、多くの新作のイギリス初演を手がけるスコットランドのリーディング・サクソフォニスト。エジンバラを拠点として活躍するソプラノ・サクソフォンとピアノの女性デュオ、"マッケンジー・サワーズ・デュオ"の第2弾は、マイケル・ナイマンやジェームズ・マクミランを始めとする、現代の作曲家たちによる多彩な作品集。約半数が世界初録音、初録音バージョンの曲で構成されており、新たなレパートリー探求にもオススメ。
DCD-34203(2CD)
ストラヴィンスキー:独奏ピアノのための音楽全集
火の鳥(編曲:グイド・アゴスティ)/タンゴ/ラグタイム/子供のためのワルツ/4つの練習曲 Op.7/サーカス・ポルカ/5本の指で/ピアノ・ラグ・ミュージック/ピアノ・ソナタ/スケルツォ/ペトルーシュカからの3楽章/ドイツの行進曲の思い出/ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調/管楽器のための交響曲からの断章〜クロード・ドビュッシーの追憶に/セレナーデ イ長調
オクサナ・シェフチェンコ(P)
2010年のスコットランド国際ピアノ・コンクールで見事優勝を果たした、1987年カザフスタン出身のニュースター、オクサナ・シェフチェンコ。ラヴェルとショスタコーヴィチをメインに、マスグレイヴの委嘱作を組み合わせた意欲的なプログラムのデビュー・アルバム(DCD-34061)が英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に選ばれるなど成功を収めたシェフチェンコのDelphian第2弾は、ストラヴィンスキーの独奏ピアノ作品全集という重厚なアルバムが登場!
スコットランド国際ピアノ・コンクールの他にも数々のコンクールで優秀な成績を収めてきた期待のロシア系女流ピアニストが、ピアノ・ソナタから「火の鳥」や「ペトルーシュカ」まで、ストラヴィンスキーの華麗で技巧的なピアノをカラフルに彩ります。
DCD-34204
ウィリアム・マンディ:宗教合唱作品集
マンディ:祝福と神聖、
 マリアは聖なる乙女(世界初録音)、
 アレルヤ, あなたの神のみ母によってT(世界初録音)、
 シヴェ・ヴィジレム、
 アレルヤ, あなたの神のみ母によってU(世界初録音)、
 天の父の声は、われは若く
シェパード、バード、マンディ:イスラエルの民エジプトを出て
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊、
ダンカン・ファーガソン(指)
タリス・スコラーズやザ・シックスティーンも録音しているマンディの代表作「天の父の声は(Vox patris caelestis)」から、新たに再構築された「マリアは聖なる乙女(Maria virgo sanctissima)」(世界初録音)、そしてジョン・シェパード、ウィリアム・バード(トマス・バード?)、ウィリアム・マンディの共作による「イスラエルの民エジプトを出て(In exitu Israel)」まで、エリザベス朝のモテットの発展に不可欠な貢献を果たしたとされるウィリアム・マンディの宗教合唱作品を歌います。
DCD-34206
寒冷地の音楽〜ハンザ同盟の響き
ニコラウス・ア・ケンピス:4声のシンフォニア第1番
ウィリアム・ブレイド:聖なる山、
 ペギー・ベル(世界初録音)、
 スコットランド舞曲
アントニオ・ベルターリ:4声のソナタ
ハインリッヒ・アルベルト:悲しみはここに
ヨハン・ゾマー:パドゥアナ「ある日シュザンヌが」
トーマス・バルツァー:ヴァイオリンのためのプレリュード、
 ジョン, さあキスしに来て
ディートリヒ・ベッカー:2声のソナタ
メルヒオール・シルト:パドゥアナ「ラグリマ」
アントニー・ホルボーン:パヴァン「憂鬱の影像」
アンドリュー・キーリング:ノーザン・ソウル(世界初録音)
ヨハン・ゾマー:詩篇第8番
ヨハン・シュターデン:4声のソナタ第31番(世界初録音)
ヨハン・ショップ:涙のパヴァン
イン・エコー〔ガウェイン・グレントン(コルネット&ミュート・コルネット)、ボヤン・チチッチ(Vn)、アナイス・チェン(ヴァイオリン&ヴィオラ)、エミリー・ホワイト(テナー・サックバット&ヴァイオリン)、リチャード・ブースビー(バス・ヴィオール)、森川麻子(バス・ヴィオール)、ウィリアム・ハント(ヴィオローネ)、サイラス・ウォラストン(オルガン&ハープシコード)〕

録音:2017年2月1日−3日、ロムジー修道院(ハンプシャー、イギリス)
バーゼル・スコラ・カントルムでブルース・ディッキーに師事し、現在はイル・ジャルディーノ・アルモニコやコンチェルト・イタリアーノ、イ・ファジョリーニ、タヴァナー・コンソートなどで活躍する気鋭のコルネット(ツィンク)奏者、ガウェイン・グレントンが2016年に結成した要注目のピリオド・アンサンブル、イン・エコーのデビュー・アルバム!
バロック・ヴァイオリンのボヤン・チチッチ、ヴィオールのリチャード・ブースビー、名手スー・アディソンの秘蔵っ子でバロック・ヴァイオリン奏者でもあるサックバットのエミリー・ホワイト、ガーディナーのアシスタントを務めてきた鍵盤奏者のサイラス・ウォラストンをコア・メンバーとするイン・エコーは、現在の古楽界に新たな風を吹き込む存在として早くも大きな注目を集めています。
イン・エコーのデビュー・タイトルのテーマは中世のドイツ人が築き、ヨーロッパ北部で隆盛を誇った都市同盟「ハンザ同盟」。
16〜17世紀の同地域で活躍した音楽家たちの作品、ガウェイン・グレントンとイン・エコーの委嘱作品であるアンドリュー・キーリング(1955−)の新作「ノーザン・ソウル」によって、リューベック、ハンブルク、ブレーメンを中心とした「ハンザ同盟」の全盛期におけるヨーロッパ北部の魅力的な音楽風景が色鮮やかに広がります。
DCD-34208
ヒエロニムス・プレトリウス:ミサ曲 「誰かがわたしの主を取り去って」
聖木曜日〜オルランド・ド・ラッスス:私の魂死ぬがごとく悲し
ヤーコプ・ハンドル(・ガルス):イェルサレムの娘らよ
聖金曜日〜ヒエロニムス・プレトリウス:おお, すべての人よ
ハンス・レーオ・ハスラー:神よ, 我が神よ
復活の主日〜ヒエロニムス・プレトリウス:誰かがわたしの主を取り去って、ミサ曲 「誰かがわたしの主を取り去って」
アンドレア・ガブリエリ:マリアは墓に立ち
ヒレロニムス・プレトリウス:良き牧者がよみがえりたまいぬ
シグロ・デ・オロ、
パトリック・エイリーズ(指)
2014年にロンドンのスピタルフィールズ音楽祭でデビューした新世代をリードする合唱団、「スペイン黄金世紀」を意味する"シグロ・デ・オロ"のセカンド・アルバム。
ハンブルクの聖ヤコビ教会でオルガニストを務めたドイツ・ルネサンスの重要な作曲家、ヒエロニムス・プレトリウスのミサ曲「誰かがわたしの主を取り去って」(ミサ・トゥレルント・ドミヌム・メウム)の世界初録音。シグロ・デ・オロの創設者&ディレクターであるパトリック・エイリーズは、スティーヴン・レイトンの下で聖歌隊員として研鑽を積み、現在ウォーギンガム合唱協会の音楽監督、モーリー・カレッジの指導者、コロス合唱団(Khoros Choir)の指揮者、オール・セインツ・パトニーの音楽監督、ウェスト・サセックス・ユース合唱団のディレクターなど多くのポストを兼ねる実力者。革新的なプログラム、卓越したパフォーマンス、ルネサンスと現代レパートリーの興味深い解釈で注目を集める若き合唱団、"シグロ・デ・オロ"にご注目ください。
DCD-34211
レイトン&マルタン:二重合唱のためのミサ曲集
ケネス・レイトン:ミサ曲 Op.44
マルタン:二重合唱のためのミサ曲
ジャン・アラン:終課のための後奏
ジョゼフ・フォート(指)、
ロンドン・キングズ・カレッジcho
2014年10月に急逝したデイヴィッド・トレンデルの後任として、2015年9月に18世紀の音楽と舞踏の研究者としても名高いジョゼフ・フォートを音楽監督に迎えた名門ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団。
ブラームスの「ドイツ・レクイエム」"英語歌唱版"(DCD 34195)の録音で話題を呼んだジョゼフ・フォート体制でのレコーディング第2弾は、全日本合唱コンクールなどでも度々演奏されてきた名曲、フランク・マルタンの「無伴奏二重合唱のためのミサ曲」。そして、反対にこれまで殆ど録音が行われていなかったケネス・レイトン(1929−1988/エディンバラを拠点に活動したイギリスの作曲家)の二重合唱とソリストのためのミサ曲をカップリング。英国有数のカレッジ聖歌隊の熱烈なパフォーマンスによって、20世紀を代表する二重合唱ミサと、知られざる二重合唱ミサの魅力やコントラストを雄弁に描きます。
DCD-34212
ジョン・キッチン・プレイズ・ブリティッシュ・ライト・ミュージック
サリヴァン:「ペンザンスの海賊」序曲、「ミカド」より 燃え上がる輝きを持つ太陽は
トムソン:オン・ザ・スクエア、パルク・デ・パリ、バスビー・バークレーへのサリュート
サリヴァン:「ペンザンスの海賊」より Oh! is there not one maiden breast?、「古城の衛士」序曲
トムソン:吟遊詩人の式典、ワーリー・グラニー、バラのブーケ、テュリッヒからインベリー
サリヴァン(ベアストウ編):「嵐」より 第3幕への前奏曲
ジョン・キッチン(Org)

録音:2018年1月16日−17日、アッシャー・ホール(エジンバラ)
エジンバラ市のオルガニストやオールド・セント・ポール教会の音楽監督、エジンバラ大学のダイレクターなどを歴任してきた名オルガニスト、ジョン・キッチンのデルフィアン(Delphian)での18タイトル目となるレコーディング。
少年時代の英雄的存在であるアーサー・サリヴァン(1842−1900)と、アバディーンを主な活躍の場としたマイケル・トムソン(1949−2016)の作品をカップリングしたプログラムでは、オルガンでイギリスのライト・ミュージックの黄金時代を再現!
エジンバラ、アッシャー・ホールのオルガンで「シネマ・オルガン・スタイル」の醍醐味を響かせています。
DCD-34218
ケネス・レイトン:宗教合唱作品集
門よ、こうべを上げよ*/アウェイク・マイ・グローリー/Wassail All Over the Town*/十字架につけられ Op.38/コヴェントリー・キャロル Op.25b/Leighton: What love is this of thine?/オヴ・ア・ローズ・イズ・オール・マイ・ソング/おお、聖なる饗宴よ/ミサ・サンクティ・ペトリ* (*世界初録音)
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊、
ダンカン・ファーガソン(指)、
サミュエル・ジェンキンス(T)、
ジョゼフ・ビーチ(Org)

録音:2019年3月11日ー15日、セント・メアリー大聖堂(エジンバラ)
ブルックナー(DCD-34071)やシェパード(DCD-34123)、ストラヴィンスキー(DCD-34164)など幅広いレパートリーの名盤を生み出してきたスコットランドの名門、エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊。
スコットランドのエジンバラを拠点に活動したイギリスの作曲家ケネス・レイトン(1929−1988)の生誕90周年を記念したレイトンの宗教的合唱作品集。レイトンの初期と後期の無伴奏合唱作品、3つのクリスマス・キャロル、2つの傑作、セント・メアリー大聖堂聖歌隊のために作曲された2作品などを収録。
DCD-34219

PDCD-34219
国内盤仕様
税込定価
ジョルノヴィチ:ロンドン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第15番ホ長調
ヴァイオリン協奏曲第13番イ長調
ジュリーの村人(主題と5つの変奏)
ヴァイオリン協奏曲第14番イ長調(全曲世界初録音)
ボヤン・チチッチ(バロックVn/フランチェスコ・ルジェリ1680年頃製作)、
イリュリア・コンソート

録音:2018年6月20日−22日、聖マイケル&オール・エンジェルズ教会(オックスフォード、イギリス)
レイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックを筆頭に、フロリレジウムやアルカンジェロ、エンシェント室内O、EUバロックOのコンサートマスターや中心メンバーとして活躍する古楽界のライジング・スターであり、新世代のバロック・ヴァイオリニストの旗手の1人、ボヤン・チチッチ。17〜18世紀の知られざる音楽を探究するために自身が結成したピリオド・アンサンブル、イリュリア・コンソートとの録音第2弾は、18世紀ヴァイオリンの巨匠の一人、ジョヴァンニ・ジョルノヴィチ(1747−1804)のヴァイオリン協奏曲集。
イタリアのパレルモ生まれのジョルノヴィチは、ボヤン・チチッチと同じクロアチア系の家系であると考えられており、チチッチが長く演奏と録音を夢見ていた音楽家です。パリ、ロンドン、ウィーン、ベルリン、ダブリン、ストックホルムなど当時のヨーロッパのすべての主要都市で活躍し、それぞれの国で30もの別名(ジョルノヴィーキ、ヤルノヴィチ、ヤルノヴィク、他)が使われていました。ここでは、ハイドンとともに1790年代のロンドンで活躍したころの3つの協奏曲と、ドゼードの歌劇「ジュリー」からのアリア「ジュリーの村人(リゾンは森で眠っていた)」による変奏曲を収録しています。
前作ジョヴァンニ・カルボネッリ(DCD 34194)は、レコード芸術海外盤REVIEW「今月の特選盤」、英BBCミュージック・マガジン「チェンバー・チョイス」、英プレスト・クラシカル「2017レコーディング・オヴ・ジ・イヤー」に選ばれるなど大成功を収め、チチッチは「この成功は、新たに発見された音楽に幅広い聴衆がいることを明らかにした」と語っており、全曲世界初録音となるこのジョヴァンニ・ジョルノヴィチにも大きな期待がかかります。
DCD-34222
ジャクソン:主イエス・キリストの受難(世界初録音) ベンジャミン・ニコラス(指)、
オックスフォード・マートン・カレッジcho
オックスフォード・コンテンポラリー・シンフォニア、
エマ・トリング(S)、ガイ・カッティング(T)

録音:2018年6月24日−27日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード、イギリス)
英国合唱界の2人の名匠ベンジャミン・ニコラスとピーター・フィリップスの指導の下、瞬く間にオックスフォード大学の混声合唱団の代表的存在の1つとなったマートン・カレッジ合唱団。新録音は、ジョン・ラッター、ボブ・チルコットに並び、日本合唱界でも人気の高い英国領バミューダ諸島生まれのイギリス人作曲家、ガブリエル・ジャクソン。「主イエス・キリストの受難(The Passion of our Lord Jesus Christ)」は、マートン・カレッジの卒業生でもあるイギリスの詩人、劇作家のT.S.エリオットが、聖書や英語の詩歌、ラテン語の賛美歌などを織り交ぜて構成した詩に基づく作品。
長い間ガブリエル・ジャクソンとコラボレートしてきたベンジャミン・ニコラスとマートン・カレッジの合唱団によるガブリエル・ジャクソンの新作にご期待ください。BBCシンガーズや現代音楽ヴォーカル・アンサンブル「EXAUDI」のメンバーであり、イ・ファジョリーニやザ・シックスティーンにも参加したエマ・トリング、タリス・スコラーズ(2017年の来日公演にも参加)やマリアン・コンソート、ガブリエリ・コンソートのメンバーを務めるガイ・カッティングといった強力ソリストもポイント。
DCD-34224
ミラノ大聖堂のための音楽
ヘルマン・マティアス・ヴェレコール(c.1500−after 1574):汚れなき貞節なマリア
フランキヌス・ガッフリウス(1451−1522):おお、聖なる饗宴よ
ヴェレコール:わが民人よ
ジョスカン・デ・プレ(c.1450−1521):恵み深き救い主の御母よ − ようこそ天の女王
ヴェレコール:邪悪な死は、ようこそ海の星(アヴェ・マリス・ステラ)、わが神よ耳を傾けたまえ
ガスパル・ファン・ヴェールベケ(c.1445 after 1516):ようこそ天の女王
ヴェレコール:すべての者は幸いなり
ドミニク・フィノ(c.1510−c.1556):ある人が大いなる宴を催し
ジョスカン・デ・プレ:汚れなき貞節なマリア
シグロ・デ・オロ、
パトリック・エイリーズ(指)

録音:2019年4月22日−24日、オックスフォード・マートン・カレッジ礼拝堂
2014年にロンドンのスピタルフィールズ音楽祭でデビューした新世代をリードする合唱団、「スペイン黄金世紀」を意味する"シグロ・デ・オロ"のサード・アルバム。約30年間にわたってミラノ大聖堂の楽長(maestro di cappella)を務めながらも、現在ではほとんど知られていないフランドル出身の作曲家ヘルマン・マティアス・ヴェレコールの現存する6つモテットを中心に、ヴェルコールの前任としてミラノ大聖堂の楽長を務めていたフランキヌス・ガッフリウスや、ミラノで活躍したネーデルラント出身のガスパル・ファン・ヴェールベケ、大半をイタリアで過ごしたフランス・フランドルのドミニク・フィノなどがミラノ大聖堂のために書いた作品を、ミラノ図書館の資料から再興するという意義深いプログラム。ジョスカン・デ・プレとガッフリウスの作品を除き、すべて世界初録音。
DCD-34226
ロンドン・キングズ・カレッジからのアドヴェント・キャロル
グレゴリオ聖歌:天よ、上より水を注げ
パレストリーナ:トランペットを吹き鳴らせ
アンティフォン 〜 O Sapientia
フィリップ・ムーア(b.1943):聖と知*
アンティフォン 〜 O Adonai
ラッスス:わが魂はあなたを仰ぎ望みます
アンティフォン 〜 O Radix Jesse
ジョエル・ラスト(b.1989):おお,エッサイの切り株よ*
アンティフォン 〜 O Clavis David
バード:門に昇りて
作者不詳(トマス・オリヴァース、ジョゼフ・フォート編):見よ、主は輝く雲にうち乗り
アンティフォン 〜 O Oriens
セシリア・マクダウェル(b.951):アドヴェント・ムーン*
アンティフォン 〜 O Rex Gentium
ジョージ・ベンジャミン(b.1960):'Twas in the year that King Uzziah died
アンティフォン 〜 O Emmanuel
バード:天にて喜びあれ
作者不詳(トマス・ヘルモア、ジョゼフ・フォート編):久しく待ちにし主よとく来たり
アンティフォン 〜 O Virgo virginum
ケレンサ・ブリッグズ(b.1991):マニフィカト(グロスター・サーヴィス)*
ビンゲン:おお芽吹く若枝よ
ジョゼフ・フォート(指)、
ロンドン・キングズ・カレッジcho

録音:2019年4月8日−10日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク)
(*世界初録音)
2014年10月に急逝したデイヴィッド・トレンデルの後任として、2015年9月に18世紀の音楽と舞踏の研究者としても名高いジョゼフ・フォートを音楽監督に迎えた名門ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団。
ビンゲンやパレストリーナ、バードからロンドン・キングズ・カレッジと繋がりを持つ現代の作曲家まで、新旧のポリフォニーを巧妙に組み合わせた、アドヴェント(クリスマス)・アルバム。
DCD-34228
ジュディス・ウィアー:室内楽&歌曲集
アフリカの夜*
チェロとピアノのための3つのコラール
ピアノ三重奏のための「O Viridissima」*
バグパイパーの弦楽三重奏曲
ピアノ独奏のためのデイ・ブレイク・シャドウズ・フリー*
リアリー?*
エアズ・フロム・アナザー・プラネット
アイリッシュ・タイナン(S)、
ヘブリディーズ・アンサンブル

録音:2019年3月21日−23日、エジンバラ
(*世界初録音)
務めたウィリアム・コンウェイが創設者兼芸術監督として活躍するスコットランドを代表する室内楽団の1つ、ヘブリディーズ・アンサンブル(ヘブリデス・アンサンブル)。
ピーター・マクスウェル・デイヴィスの後任として、そして女性音楽家として初めて「女王の音楽師範(Master of the Queen's Music)」に就任し、2018年にはエジンバラ王立協会の名誉フェローにも選出されたイギリスの作曲家、ジュディス・ウィアー(b.1954)の作品集。
DCD-34235
マーティン・サックリング:ザ・チューニング
ザ・チューニング(2019)〜 メゾ・ソプラノとピアノの為の
夜想曲(2013)〜 ヴァイオリンとチェロの為の
弦楽五重奏曲「Emily’s Electrical Absence」(2017, rev. 2018)*
彼女の子守歌(2019/20)〜 無伴奏チェロの為の
マルタ・フォンタナルス=シモンズ(Ms)、
クリストファー・グリン(P)、
オーロラ・オーケストラの首席奏者たち、
フランシス・レヴィストン(朗読)*

録音:2021年4月6日-8日、ヨーク大学ジャック・ライオンズ・コンサート・ホール(イギリス)
1981年にグラスゴーに生まれたマーティン・サックリングは、ケンブリッジ大学のクレア・カレッジとロンドン大学のキングズ・カレッジで音楽学を学びました。2013年から2018年はスコットランド室内Oのアソシエイト・コンポーザーでした。今作で演奏しているオーロラ・オーケストラとも繋がりは強く、これまでにも彼の作品をオーロラ・オーケストラが初演を行っています。彼らが演奏する弦楽五重奏曲は、イギリスの詩人フランシス・レヴィストンが詩をつけ朗読し、シューベルトとエミリー・ディキンソンへのオマージュとなっています。
DCD-34245
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集(オーボエ版)
ソナタ 変ロ長調 K.454/ソナタ ホ短調 K.304/ソナタ 変ロ長調 K.378
オリヴィエ・スタンキエヴィチ(Ob)、
ジョナサン・ウェア(P)

録音:2020年8月22日−24日、クイーンズ・ホール(エジンバラ)
エジンバラを本拠とする初の本格的クラシック・レーベル、Delphian(デルフィアン)が、ショーン・シベ、ピーター・ムーア、ドーリックSQ、ティモシー・リダウトなどの素晴らしき才能を発掘してきたイギリスのアーティスト・マネジメント「YCAT(Young Classical Artists Trust)」と提携。今後3年間で9人のアルバムを予定しているDelphianとYCATとのコラボレーション・シリーズ。
第3巻は、ロンドンSOの首席オーボエ奏者を務める新世代の天才オーボイスト、オリヴィエ・スタンキエヴィチが登場! 1989年フランスのニースに生まれたオリヴィエ・スタンキエヴィチ(スタンキエーヴィチ)はパリ音楽院で研鑽を積み、2011年からトゥールーズ・キャピトル国立管の首席奏者として活動。2012年に行われた「第10回 国際オーボエコンクール・軽井沢」で第1位(大賀賞)を受賞。2015年にはライプツィヒとニューヨークで開催されたヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションでも優勝し、2015年からロンドンSOの首席奏者にも抜擢、同年から英国王立音楽カレッジの教授陣にも加わっています。ヨーロッパ、日本、アメリカで幅広く活動し、2022年にもソリストとしての日本公演を予定しています。
プログラムは、モーツァルトの愛される3つのヴァイオリン・ソナタをオーボエで演奏するという注目企画。演奏技法や調性、音域の点でも特にオーボエに適しているという変ロ長調の2曲とホ短調の1曲を選び、まるで元々オーボエのために書かれた作品であるかのような自然なニュアンス、豊かなインスピレーションで、優美で繊細ななるモーツァルトを聴かせます。K.304のホ短調ソナタは、2014年の来日公演でも披露された作品です。
DCD-34249
ピロテクニア〜18世紀イタリアの火のように燃える超絶技巧の音楽
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.205 「ピゼンデル氏のために」(カデンツァ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.772より)、
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV.213a 「アンナ・マリア氏のために」(オリヴィエ・フレにより再構築/世界初録音)
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲ホ長調 D.48 「麗しくも美しきロンディネッラ」
ロカテッリ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.3-12 「和声の迷宮」
ボヤン・チチッチ(Vn&ディレクター)、イリュリア・コンソート〔キンガ・ウイサーシ(Vn)、サイモン・ジョーンズ(Vn)、ジェーン・ロジャーズ(バロック・ヴィオラ)、ジョーダン・ボーロン(バロック・ヴィオラ)、ジョゼフ・クラウチ(バロック・チェロ)、ティム・アマースト(Cb)、デイヴィッド・ミラー(テオルボ)、スティーヴン・ディヴァイン(ハープシコード)〕

録音:2020年7月29日−31日、セント・マーティン教会(イースト・ウッドヘイ、イギリス)
レイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックを筆頭に、フロリレジウムやアルカンジェロ、エンシェント室内O、EUバロックOのコンサートマスターや中心メンバーとして活躍する古楽界のライジング・スターであり、新世代のバロック・ヴァイオリニストの旗手の1人、ボヤン・チチッチ。17〜18世紀の知られざる音楽を探究するためにチチッチが結成したピリオド・アンサンブル、イリュリア・コンソート。
これまで、カルボネッリ(PDCD34194、PDCD34214)や、ジョルノヴィチ(PDCD34219)という未知のレパートリーを開拓し、レコード芸術「準特選盤」やBBCミュージック・マガジンの「Chamber Choice」などに選ばれてきたボヤン・チチッチ&イリュリア・コンソートの新録音は、復元版世界初録音となる作品も含む、ヴィヴァルディ、タルティーニ、ロカテッリといった巨匠たちのヴァイオリン協奏曲集。「最終楽章がカプリッチョで終わる」という華やかな4つのヴァイオリン協奏曲で、ヴィヴァルディが極限まで高めたヴァイオリン・ソロの技巧、花火のように激しく燃え上がるヴァイオリンの妙技を披露します。
DCD-34255
シューマン&ブラームス
ブラームス:7つの幻想曲 Op.116
シューマン:クライスレリアーナ Op.16
ブラームス:2つのラプソディ Op.79
エレナ・フィッシャー=ディースカウ(P)

※使用楽器:スタインウェイ・モデルD, 2015、serial no 599478
録音:2020年9月15日−16日、クイーンズ・ホール(エジンバラ)
20世紀最大の声楽家ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの孫娘、エレナ・フィッシャー=ディースカウが、エジンバラを本拠とする初の本格的クラシック・レーベル「Delphian(デルフィアン)」からデビュー!
エレナ・フィッシャー=ディースカウはベルリンの音楽一家に生まれ(両親は共にチェリスト)、フランス人の母親とともにフランスで育ち、子どもの頃にパリ音楽院へ通いました。その後ドイツに戻ってハノーファー音楽演劇大学でウラジミール・クライネフに、渡米しジョン・ホプキンス大学のピーボディ音楽院でレオン・フライシャーに師事。世界の主要なコンサートホールや音楽祭で演奏する他、フランスの映画「All is forgiven」にピアニスト役として出演するなど、多彩に活動。現在はエジンバラに在住し、セント・メアリーズ音楽学校の教師を務めています。
ドイツの日刊紙Schwabische Zeitungでは「激しいドラマと繊細なリリシズムを兼ね備えたピアノの魔術師」と称されたエレナ・フィッシャー=ディースカウのソロ・デビュー・アルバムは、ロベルト・シューマンの「クライスレリアーナ」にブラームスの2組の小品集を収録。いずれも、クララ・シューマンが作曲後に直接手書き譜を読んだという作品で、祖父の代からロマン派の音楽に深く関わってきた音楽一家の一員であるエレナが、シューマンとブラームスの繊細で幻想的な楽曲を幅広い表現で捉えています。
DCD-34256
エドワード・ネズビット:合唱作品集
ミサ曲
夕べの詩編集
Fanfares and Rounds(オルガン・ソロの為の)
夕べの讃歌集
ロンドン・キングズ・カレッジcho、
ジョゼフ・フォート(指)、
ルビー・ヒューズ(S)、
ジョシュア・シモエス(Org)

録音:2021年6月7日-9日ロンドン(イギリス)
2014年10月に急逝したデイヴィッド・トレンデルの後任として、2015年9月に18世紀の音楽と舞踏の研究者としても名高いジョゼフ・フォートを音楽監督に迎えた名門ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団によるエドワード・ネズビットの合唱作品集です。
1986年生まれのエドワード・ネズビットは、ロンドンを拠点として活動しており、特に声楽を中心に作曲しています。ケンブリッジ大学で音楽を学び、その後ロンドン大学のキングズ・カレッジでジョージ・ベンジャミンに師事し、2010年にロイヤルフィルハーモニー協会作曲賞を受賞しました。またその他にも第1回ヴェルビエ音楽祭アカデミー作曲賞なども受賞しています。2018年から現在に至るまでロンドン大学のキングズ・カレッジで作曲の講師を行いながら、数多くの連作歌曲に加えてミサ曲や詩編などを作曲しています。
DCD-34257(2CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988(アコーディオン版) サムエーレ・テラーリ(アコーディオン)

録音:2020年8月25日−27日、クイーンズ・ホール(エジンバラ)
エジンバラを本拠とする初の本格的クラシック・レーベル、Delphian(デルフィアン)が、ショーン・シベ、ピーター・ムーア、ドーリックSQ、ティモシー・リダウトなどの素晴らしき才能を発掘してきたイギリスのアーティスト・マネジメント「YCAT(Young Classical Artists Trust)」と提携。今後3年間で9人のアルバムを予定しているDelphianとYCATとのコラボレーション・シリーズ。
シリーズ第4弾は、イタリアのスポレート出身、2019年のYCAT国際オーディションで入賞し、YCATアーティストとして国際的に活躍するアコーディオンの鬼才、サムエーレ・テラーリが登場! それ以前にも2018年Arassate-Hiria国際アコーディオン・コンクール(スペイン)や2013年‘Citta di Castelfidardo’国際コンクール(イタリア)などで第1位を獲得してきたサムエーレ・テラーリ。レパートリーはアコーディオンの為のオリジナル作品(グバイドゥーリナ、ドナトーニ、マントヴァーニ、ベリオ等)から、バッハ、ムソルグスキー、リゲティ、シューベルトなどの作品のトランスクリプションまで多岐にわたります。これまでコンサートで何度もバッハの「ゴルトベルク変奏曲」を取り上げてきたテラーリが、ようやくレコーディングのヴァージョンで完成させることができると取り組んだこのアルバム。万華鏡のように常に新鮮なこの作品を構想するには、テラーリの楽器が欠かせません。アコーディオンの蛇腹は、ゆっくりとした変奏ではダイナミックなコントラストを強調し、きらびやかで速い変奏では、流れるような純粋なヴィルトゥオージティが力を発揮。バッハの不朽の名作がここでは新たな光を放ち、鍵盤の器用さと弦楽器のような表現力が、テラーリの解釈の繊細さと完璧なコントロールによって高められています。
DCD-34258
スチュアート・マクレー:室内楽作品集
私はプロメテウス(2018)*
ダーク・リキッド(2020)
イクシオン(2013)
cladonia bellidiflora(2014,rev.2020)
Tol-Pedn(1999)
マックスウェル・デイヴィス追悼の為のレント(2016)
こぐま座(2020)
fthinoporinos(2001)
Diversion (The room behind the room behind the room)(2020)
たとえ話(2013)#
ヘブリディーズ・アンサンブル、
ジョシュア・エリコット(T)*、
マーカス・ファーンズワース(Br)#

録音:2021年8月12日-14日、クイーンズ・ホール、エディンバラ(イギリス)
かつてスコットランド室内Oの首席チェリストを務めたウィリアム・コンウェイが創設者兼芸術監督として活躍するスコットランドを代表する室内楽団の1つ、ヘブリディーズ・アンサンブル(ヘブリデス・アンサンブル)。1976年スコットランドのインヴァネスに生まれ、ヴァイオリン協奏曲など多数の曲がBBCプロムスで初演され、イギリスの現代作曲家の中でも特に繊細な感情を表現することに優れた作曲家スチュアート・マクレーの室内楽作品集です。
スチュアート・マクレー自身も打楽器奏者として「Tol-Pedn」に参加。「私はプロメテウス(I am Prometheus)」は、ヘブリディーズ・アンサンブルが初演した作品。「こぐま座(Ursa Minor)」は、ヘブリディーズ・アンサンブルとデルフィアン・レコーズのために書かれた作品。「たとえ話(Parable)」はヘブリディーズ・アンサンブルによる委嘱&アンサンブルへの献呈作品です。「Tol-Pedn」を除く全曲世界初録音。
DCD-34259
チザム(1904−1965):歌曲集
ロバ(12の歌 第11曲)/蜂(12の歌 第9曲)/Snail, Snail, Shoot Out Your Horn/妖精/Cradle-Croon/The Prodigy/夏の歌/The Braw Plum/The Three Worthies/Dirge for Summer/愛の報酬(愛の詩 第1曲)/ジョニー・ロギー(愛の詩 第2曲)/Skreigh o' Day(愛の詩 第3曲)/フラグメント(嘆き)(愛の詩 第4曲)/祈り(愛の詩 第6曲)/イノセンス(愛の詩 第6曲)/Hert's Sang(愛の詩 第7曲)/Oisean’s Song/Glances/60立方フィート/不快な目/Another Incitement for the Gales/ダーマットの眠り/Fiddler's Bidding/The Barnyards o' Delgaty/嘆き/There's a Fine Braw Thistle/カリアッハ ― My Spiteful Old Woman/後悔/Dan Liughair(A Tale of Lear)/Hame/クックロビン/カリアッハ ― Шейла, моя злая жена/人魚の歌/To His Love Whom He Has Kissed Against Her Will/ホームシックネス
マイリ・ローソン(S)、
ニッキー・スペンス(T)、
マイケル・モフィディアン(バス=バリトン)、
イアン・バーンサイド(P)

録音:2020年8月31日−9月2日、クイーンズ・ホール(エジンバラ)
エジンバラを本拠とする初の本格的クラシック・レーベル「Delphian(デルフィアン)」より、スコットランド、グラスゴー出身の知られざる作曲家、エリック・チザム(1904−1965)の歌曲集がリリース。チザムはエジンバラ大学でドナルド・フランシス・トーヴィーに作曲を師事。ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」とバルトークの「ピアノ協奏曲第1番」のスコットランド初演者、バルトークの「青ひげ公の城」のイギリス初演者として歴史にその名を残しています。
Delphianからは歌劇 「シムーン」の世界初録音盤(DCD-34139)以来となるチザム・アルバムでは、チザムが生まれ故郷スコットランドのゲール語の民謡から多くのインスピレーションを得て作曲した36曲の歌曲(そのうち27曲は世界初録音)を収録。シンプルながらも洗練された親しみやすい魅力を持つこれらの作品を、3人の輝かしきスター歌手たちと、20世紀歌曲伴奏の巨匠イアン・バーンサイドがそれぞれの作品の個性を引き出してお届けします。歌詞にはスコットランド語も駆使されており、3人の歌手と伴奏者全員がスコットランド出身というこだわりの布陣も流石です。
DCD-34260
アドリア海の旅〜ヴェネツィアからダルマチアへと至る17世紀の音楽
フランチェスコ・ウスペル:アヴェ・マリア
ガブリエーレ・ウスペル:4声のソナタ
ガブリエッロ・プリティ: 聴きなさいと愛する人が私に語りかける、感謝しない女よ*
ヴィンツェンツ・イェリチ(ヴィンコ・イェリッチ):善良なるイエス*、リチェルカーレ 第3番、神に向かって高らかに歌え
ジュリオ・スキアヴェット(ユリイェ・スキャヴェティチ):アヴェ・マリア
バルトロメオ・ソルテ:誇り高い巨像
ヨアネス・ルカチチ・デ・セベニーコ(イヴァン・ルカチッチ):パニス・アンゲリクス(天使のパン)、あなたは美しい、私は杉のように*
トマゾ・チェッキーノ(チェッキーニ):立って出てきなさい、ソナタ 第6番*、ソナタ 第7番*、ソナタ 第8番、明るい太陽の中で
フランチェスコ・ウスペル:バッターリア(8声の器楽と歌のための戦争の音楽)
マリアン・コンソート〔ルシンダ・コックス(S)、ローリー・マクリーリー(カウンターテナー&ディレクター)、エドワード・ロス(T)、ベン・デュラント(T)、エドムンド・サディントン(Bs)〕、イリュリア・コンソート〔ボヤン・チチッチ(Vn&ディレクター)、ガウェイン・グレントン(ツィンク)、インガ・マリア・クラウケ(ドゥルシアン)、ジョゼフ・クラウチ(ヴィオレッタ&バス・ヴァイオリン)、デイヴィッド・ミラー(テオルボ)、スティーヴン・ディヴァイン(オルガーノ・ディ・レーニョ)、エミリー・ホワイト(アルト・サックバット)、ピーター・ソーントン(テナー・サックバット)、ナオミ・オレール(テノール・ヴィオラ)、ニコラス・ペリー(テナー・コルネット)〕

録音:2020年9月22日−24日、マートン・カレッジ礼拝堂(オックスフォード)
*=世界初録音
レイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックを筆頭に、フロリレジウムやアルカンジェロ、エンシェント室内O、EUバロックOの中心メンバーとして活躍するクロアチア出身のバロック・ヴァイオリニスト、ボヤン・チチッチが考案した「アドリア海の旅(Adratic Voyage)」は、イタリア半島とバルカン半島に囲まれ、多くの文化交流が行われたアドリア海を舞台に、17世紀のダルマチア(クロアチアのアドリア海沿岸地域で、当時はヴェネツィア共和国領)で活躍したクロアチアとイタリアの作曲家による宗教作品や世俗作品を組み合わせた優れたプログラム。初期バロック時代のクロアチアの貴重な作品を、研究者・指揮者としても優秀な実績を積み上げているカウンターテナー歌手ローリー・マクリーリーがまとめるマリアン・コンソートの精緻な歌声とイリュリア・コンソートの緻密なアンサンブルで探求します。
DCD-34261
ヴェネツィアの神話〜16世紀のツィンクと鍵盤楽器の為の音楽
アンドレア・ガブリエリ(1533-1585):第12旋法によるリチェルカール
アドリアン・ヴィラールト(c.1490-1562):悦びをあなたへ
ジュリオ・セーニ・ダ・モデナ(1498-1561):リチェルカール13
ジローラモ・パラボスコ(c.1524-1577):リチェルカール14 「主よ平和を与えたまえ」
アンニーバレ・パドヴァーノ(1527-1575):第6旋法によるリチェルカール
アドリアン・ヴィラールト:泉
ジュリオ・セーニ・ダ・モデナ:リチェルカール5
クラウディオ・メールロ(1533-1604):トッカータ8
ジローラモ・ディルータ(c.1554-after1610):4声のリチェルカール
アンドレア・ガブリエリ:我が最愛の人
ヴィンツェンツォ・ベッラヴェーレ(c.1540-1587):オルガンの為のトッカータ
ジローラモ・ディルータ:第6旋法によるトッカータ・ディ・サルト・カティーヴォ
クロード・ジェルヴェーズ(1525-1583):パヴァーヌ 「ラ・ヴェネシエンヌ」
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(c.1525-1594):王はわれを酒倉に連れゆき
ジョゼッフォ・グアーミ(1542-1611):第2旋法によるトッカータ
作者不詳:エル・トデスコ
ジャコモ・ゴルザニス(c.1520-after1575):イル・トデスキーノ*
ジャコモ・ゴルザニス:トデスキーノのパドアーナ*
ジョゼッフォ・グアーミ:ラ・ブリランティーナ
ガウェイン・グレントン(ツィンク)、
サイラス・ウォルストン(オルガン、ヴァージナル)

録音:2021年4月13日−15日、St Saviour’s Church(イギリス)
(*=世界初録音)
ャルディーノ・アルモニコやコンチェルト・イタリアーノ、イ・ファジョリーニ、イリュリア・コンソートなどで活躍する気鋭のコルネット(ツィンク)奏者、ガウェイン・グレントン。グレントンが創設した古楽アンサンブル"イン・エコー"を始め、ザ・バッハ・プレイヤーズやタヴァナー・コンソートなどでも共演してきた音楽学者&古楽系鍵盤楽器奏者サイラス・ウォルストンと贈る、16世紀のツィンク音楽集。
1527年にフランドル出身のアドリアン・ヴィラールトがサン・マルコ大聖堂に到着してからヴェネツィア楽派の開祖として活動し、国際的な音楽家たちが行き交う音楽界のリーダー的存在となった都市ヴェネツィアを舞台にした、16世紀末までの様々な作曲家が書いたツィンクと歴史的なオルガン&ヴァージナルの為の作品。学術的でありながら自由闊達に、目を見張るようなヴィルトゥオジックな作品も含めた、不朽の「ヴェネツィアの神話」を探求していきます。
DCD-34264
アイナ・ボイル(1889-1967):歌曲集 ポーラ・マリヒー(Ms)、ロビン・トリッチュラー(T)、ベン・マカティア(Br)、イアン・バーンサインド(P)

録音:2020年10月29日、ウィグモア・ホール(ロンドン)
ロンドンでヴォーン・ウィリアムズに学んだアイルランド出身の女性作曲家、アイナ・ボイル(1889-1967)の歌曲集。
2020年のパンデミックの中、20世紀歌曲伴奏の巨匠イアン・バーンサイドが、ウィグモア・ホールにロビン・トリッチュラーを始めとする素晴らしきアイルランド人歌手3人を集め、わずか5時間たらずで約80分の歌曲(全23曲、33トラック)を録音。アイナ・ボイルが、ウィックロー州の田舎で隠遁生活を送りながら書いた、優しく、時にメランコリックで絶妙なハーモニーのセンスに彩られた歌の遺産です。
DCD-34265
フェアファックス:チューダー朝の王と女王の為の音楽
ロバート・フェアファックス(1464−1521):マニフィカト・レガーレ/Benedicite! What dremyd I/Alas, for lak of her presens/ Most clere of colour/ミサ曲「Sponsus amat sponsum」〜クレド/I love, loved, and loved wolde I be/Somewhat musyng/Ave lumen gratiae/That was my woo/Salve Regina/To complayne me, alas/Maria plena virtute
アンサンブル・プロ・ビクトリア、
トビー・ウォード(指)

2021年3月8日−10日、セント・ブランドンズ教会(ブランセペス、イギリス)
ンサンブル・プロ・ビクトリアは、2015年にケンブリッジ大学でハンフリー・トンプソンとトビー・ウォードによって設立された古楽アンサンブル。主にOVPPの歌手と器楽奏者の柔軟な編成で、イベリアのポリフォニー、宗教改革前のチューダー朝の音楽、初期バロック音楽に焦点をあてて活動しています。共同創設者兼芸術監督のトビー・ウォードは、ケンブリッジ・キングズ・カレッジや英国王立音楽カレッジなどで学び、国立音楽家教会やセント・セパルカー教会のオルガニスト、ロイヤル・カレッジ・オヴ・オルガニスツのアソシエイト、テネブレ合唱団のテノール・アソシエイト・アーティストなどを務めています。
2021年はジョスカン・デ・プレの没後500周年で沸く古楽界ですが、イングランド王ヘンリー7世とヘンリー8世の時代でもっとも著名で影響力のあったイギリス・ルネサンスの作曲家、ロバート・フェアファックス(1464−1521)の没後500周年でもあります。Delphianとアンサンブル・プロ・ビクトリアが贈るフェアファックス没後500周年記念アルバムは、チューダー朝の王族に愛されたフェアファックスの作品をアンサンブル・プロ・ビクトリアが緻密に調査・研究したプログラムで、ヘンリー8世とキャサリン・オブ・アラゴンの結婚式の為のミサ曲から新たに再構成した音楽を収録しています。
DCD-34266
マリンバのためのアメリカ音楽
マイケル・バーリット(b.1962):プレリュード1
イヴァン・トレヴィーノ(b.1983):イミグラント・ソング(移民の歌)*
バーリット:ジ・オファーリング
トレヴィーノ:ストライヴ・トゥ・ビー・ハッピー*
バーリット:カリタス 〜 2.Solemn、カリタス〜3.Majestic
トレヴィーノ:アンセム(ソング・ブック Vol.1より)*
エマニュエル・セジョルネ(b.1961):ナンシー
トレヴィーノ:フィーリング・ベター*、
 メメント*
エリック・イウェイゼン(b.1954):ノーザン・ライ
カラム・ヒューガン(マリンバ)

録音:2020年11月17日−19日、ブロートン聖マリア教区教会(エジンバラ)
*=世界初録音
国際的に活躍するマリンバ奏者&パーカッション奏者のカラム・ヒューガンは、キャリアの早い段階からマリンバへの真の情熱を示し、18歳の若さでBBCソロ・ブロードキャストで優勝、国際的な様々なコンクールでファイナリストになり、優れた音楽性と揺るぎない個性によって、世界中の聴衆と批評家を魅了しています。
急成長するパーカッションの現代レパートリーの中で、北米の作曲家=演奏家による作品は特別な位置を占めています。クラシックの教育を受けながら、ロックやジャズ、西洋音楽の影響を受けてきた彼らは、スコットランド出身のマリンバ奏者であるカラム・ヒューガンという素晴らしい表現者を見つけ、このファースト・ソロ・アルバムの製作が実現しました。マイケル・バーリットの薄く開放的なテクスチュアから、イヴァン・トレヴィーノの寛大で温かみのあるサウンドまで、マリンバのあらゆる表現の可能性を紹介しています。イヴァン・トレヴィーノの5作品は世界初録音。
DCD-34269
フレーズ
エロイーズ・ウェルナー(b.1991):好きな言葉
ジョゼフィーヌ・スティーヴンソン(b.1990):Comme l'espoir/you might all disappea
エロイーズ・ウェルナー&ゾイ・マートルー(b.1968):シンコペート
シェリル・フランセス=ホード(b.1980):Something More Than Mortal
ニコ・ミューリー(b.1981):ベネディクト・レシテーション
ジョルジュ・アペルギス(b.1945):レシテーション3&8
エロイーズ・ウェルナー:Unspecified Intentions
ジョルジュ・アペルギス:レシテーション9&11
エロイーズ・ウェルナー:告解
オリヴァー・リース(b.1990):yhyhyhyhyh
エレーヌ・ミッチェナー(b.1970):whetdreem
エロイーズ・ウェルナー:Mixed Phrases
エロイーズ・ウェルナー(S)、
コリン・アレグザンダー(Vc)、
カラム・ヒューガン(パーカッション)、
ダニエル・シャオ(Fl)、
エイミー・ハーマン(Fg)、
ローレンス・パワー(Vn、ヴィオラ)、
ローラ・スノーデン(G)

録音:2021年10月5日-7日、セント・ジョン・ザ・エヴァンゲリスト教会(オックスフォード、イギリス)
ハープ、クラリネット、ソプラノ、コントラバスという異色の編成で2013年に結成されたコンテンポラリー・アンサンブル、"ザ・ハーメス・エクスペリメント"で共同ディレクターを務めるエロイーズ・ウェルナーが初のソロ・アルバムをリリース!
ウェルナーは1991年にパリに生まれロンドンを拠点に活動するソプラノ歌手、作曲家。"ザ・ハーメス・エクスペリメント"でDelphianからリリースした2枚のアルバムが英グラモフォン誌の「Editor's Choice」に選ばれるなど大きな注目を集めており、ウェルナーの唯一無二の才能をより深く味わえるソロ・アルバムのリリースは聴き逃がせません。
自作の5曲(うち1曲はゾイ・マートルーとの共作)に、ジョルジュ・アペルギスの前衛的な名作「レシテーション」からの4曲、そしてニコ・ミューリー、オリバー・リースといった作曲家に委嘱した5つの新しい作品を組み合わせた意欲的なアルバムに仕上げました。「レシテーション」以外はすべて世界初録音となります。ナッシュ・アンサンブルのメンバーでもある現代最高峰のヴィオリスト、ローレンス・パワーや、フィルハーモニア管、イングリッシュ・ナショナル・オペラの首席奏者を務め、オルシノ・アンサンブルのメンバーとしても活動するファゴット奏者、エイミー・ハーマンなどといった豪華共演陣に支えられてこの魅惑的なプログラムを類稀な感性で歌い上げており、今後の活躍にもますます期待が持てます。
DCD-34270
オリヴァー・サール:好奇心の巡礼者
オリヴァー・アイルデール・サール(b.1977):スノーバード(管楽四重奏の為の)
ダルリアダ(アーガイル 組曲)(リード三重奏の為の)
信仰、希望と慈善(ソロ・バロック・フルートの為の)
好奇心の巡礼者(管楽五重奏の為の)
RSNOウィンド・アンサンブル〔デイヴィッド・ハバード(バスーン)、クリス・ゴフ(Hrn)、リチャード・クレイグ(Fl)、エイドリアン・ウィルソン(オーボエ、イングリッシュ・ホルン)、ダンカン・スウィンデルズ(クラリネット、バス・クラリネット)〕、カーラ・リーズ(バロック・フルート)

録音:2021年7月、RSNOセンター
スコットランド、エジンバラ出身の作曲家&トランペット奏者、オリヴァー・アイルデール・サール(b.1977)が書いた、管楽アンサンブルの為の作品集。シカゴからイタリア、バルト海、東南アジアまで、さまざまな場所を舞台に、旅とその目的地を鮮やかに表現した作品で、RSNO(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO)の首席奏者たちが卓越した演奏を披露しています。
DCD-34272
ふたつの世界の間
オルランド・ディ・ラッソ:寒い暗い夜(シニ・シモネン編)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132
トーマス・アデス(b.1971):4つの四重奏曲
ダウランド:来たれ深き眠りよ(シニ・シモネン編)
カスタリアンSQ〔シニ・シモネン(Vn)、ダニエル・ロバーツ(Vn)、シャルロット・ボネトン(Va)、クリストファー・グレイヴズ(Vc)〕

2021年6月14日-16日、グレイフライヤーズ教会、エディンバラ(イギリス)※2021年6月24日-25日
古代ギリシャの都市、デルファイにあったといわれるカスタリアの泉にちなんで名づけられたカスタリアンSQは、2011年に結成されました。ハノーファー音楽演劇大学でクス・クァルテットのヴァイオリン奏者オリヴァー・ヴィレに師事し、2015年リヨン室内楽コンクールで1位、2016年バンフ国際弦楽四重奏コンクールで3位を獲得しました。その他にもサイモン・ロウランド=ジョーンズ、デイヴィッド・ウォーターマン、イザベル・カリスィウスなどにも影響を受けました。2019年には「Royal Philharmonic Society Young Artist of the Year」にも選ばれ、ここ近年活躍が期待されているアーティストです。
今回のプログラムでは、ルネサンス、古典、現代と時代の異なる作曲家の作品を選んでおり、それらの作品を極めて効果的に弾き分けて、その技術力の高さとレパートリーの広さを物語っています。類まれなる表現力を持った実力派クァルテットの演奏をお楽しみください。
DCD-34274
ソング オリビア・チェイニー(b.1982):ローマの休日
バルバラ・ストロッツィ(1619-1677):「エウテルペの遊戯 Op. 7」より「裏切り!」
アヤナ・ウィッター=ジョンソン:線を引く
フィリップ・ヴェナブルス(b.1979):写真
クララ・シューマン:美しさゆえに愛しているのですか Op.12-2
リリ・ブーランジェ:反映、期待
エレノア・アルベルガ(b.1949):深く青い海
ヘレン・グライム(b.1981):Council Offices(Bright Travellers, - 5)
スーザン・ローラバー(b.1987):Mah Didam
ジェレミー・サーロウ(b.1976):静かな歌
ケリー・アンドルー(b.1978):フルーツ・ソング
エミリー・ホール(b.1978):Befalling
ザ・ハーメス・エクスペリメント〔アン・デンホルム(Hp)、オリバー・パッシュリー(クラリネット、バス・クラリネット)、エロイーズ・ウェルナー(ソプラノ&共同ディレクター)、マリアン・スコフィールド(Cb)、ハンナ・グジェシュキエヴィチ(共同ディレクター)〕

録音:2021年2月15日-17日グレイフライヤーズ教会、エディンバラ(イギリス
唯一無二の響きを持つザ・ハーメス・エクスペリメントの世界観が満載!
ハープ、クラリネット、ソプラノ、コントラバスという異色の編成で2013年に結成されたコンテンポラリー・アンサンブル、"ザ・ハーメス・エクスペリメント"のセカンド・アルバム。多くの現代作曲家に作品を委嘱し、RPS Award(ロイヤル・フィルハーモニック協会賞)2019のヤング・アーティスト・カテゴリーにノミネートした他、ロイヤル・オーヴァーシーズ・リーグのミックスド・アンサンブル賞(2019)、ノンクラシカルズ・バトル・オヴ・ザ・バンド(2014)などの賞を受賞してきました。。
デビュー・アルバムとなった前作(DCD-34244)は、英グラモフォン誌の「Editor's Choice」、プレスト・ミュージックの「Presto Recordings of the Year 2020」などに選ばれました。今作でも積極的に彼らのために書かれた委嘱作品を多数収録するという意欲作です。クラシックから現代曲といえどもどこか民謡調に聞こえ懐かしさをもたらすような楽曲まで幅広い音楽を、独特な編成から生み出される魅惑的で神秘的な音色で聴かせてくれます。
共同ディレクターを務めるエロイーズ・ウェルナーは、マイケル・カディガン・トラスト賞2018、リンダ・ハースト現代声楽賞2017、リーズ・リーダーのヤング・アーティスト2018を受賞した、フランス生まれでロンドンを拠点とするソプラノ&作曲家。2022年6月にはDelphianからデビュー・アルバムのリリースも予定しているエロイーズ・ウェルナーの唯一無二の美声にご注目ください。
DCD-34280
クラリネットとピアノの為のフランス音楽
サン=サーンス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.167
ショーソン:アンダンテとアレグロ
プーランク:クラリネット・ソナタ FP184
エドワード・マクガイア(b.1948):悲歌的ワルツ
グスタボ・トルヒーリョ(b.1972):思い出
ピエルネ:カンツォネッタ Op.19
ゴーベール:幻想曲
ドビュッシー:小曲 L.120
オネゲル:ソナチネ H.42
マキシミリアーノ・マルティン(Cl)、
スコット・ミッチェル(P)

録音:2021年6月24日-25日、パース・コンサート・ホール(オーストラリア)
スペインのカナリア諸島にあるテネリフェ島出身のクラリネット奏者マキシミリアーノ・マルティンによる「デルフィアン(Delphian)」レーベルへのソロ・レコーディング・プロジェクト第2弾の登場です。前回の第1弾では故郷テネリフェ島のオーケストラとの協奏曲集(DCD-34250)をリリースし、好評を博したマキシミリアーノ・マルティン。今作ではフランスの作曲家を中心とした器楽曲を収録しました。
マキシミリアーノ・マルティンは長年の間スコットランド室内Oの首席奏者として活動しているほか、客演首席奏者として、ヨーロッパ室内O、ベルゲンPO、バーミンガム市SOなどに出演し、アバド、ハイティンク、コリン・デイヴィスなどの指揮者と共演しています。室内楽奏者としても、ロンドン・コンコード・アンサンブルのメンバーとして活躍しています。今アルバムでは、フランスの作曲家の作品の他に、スコットランド出身のエドワード・マクガイアと、テネリフェ島出身のグスタボ・トルヒーリョの作品もプログラムに取り入れています。バッハの「ゴルトベルク変奏曲」の合唱+古楽アンサンブル版編曲(COBRA0050)でも話題を呼んだグスタボ・トルヒーリョは、マキシミリアーノ・マルティンとテネリフェ島の同じ村の出身という深い個人的繋がりも持っており、トルヒーリョのクラリネット協奏曲第1番 「Travesia」はマルティンのために書かれています。今回世界初録音となる「思い出(Souvenir)」は、その協奏曲から素材を使用して2021年に完成した作品で、カナリア諸島の有名な民謡などが使われています。
DCD-34283
バトル・クライ〜彼女は話す
パーセル:おお, 静かな小暗い場所へ連れていっておくれ
バルバラ・ストロッツィ:恋するヘラクレイトス
ロベール・ド・ヴィゼー:前奏曲(MS Vaudry de Saizenay)
ジョン・エクルス:絶えず不安に苛まれ
パーセル(トビー・カー編):ディドの嘆き
オワイン・パーク:バトル・クライ
カプスペルガー:前奏曲第5番
バルバラ・ストロッツィ:苦しむ者
モンテヴェルディ:アリアンナの嘆き
ヴィゼー:サラバンド(MS Vaudry de Saizenay)
パーセル:夕べの讃歌
ヘレン・チャールストン(Ms)、
トビー・カー(テオルボ)

録音:2021年9月29日-30日&11月1日(スコットランド)
2018年のロンドン・ヘンデル・コンクールの優勝者、ヘレン・チャールストンが女性の物語をテーマに歌うアルバム。17世紀の作品を中心した構成の中に、彼女の友人であり、1993年生まれという若さでジェズアルド・シックスをディレクターとしてまとめ上げ、作曲家、指揮者、歌手、オルガニストなど多彩に活躍する天才音楽家、オワイン・パークへの4つの楽章からなる委嘱作品「バトル・クライ」が置かれています。
DCD-34289
バーナード・ヒューズ(b.1974):合唱作品集
Perhaps/詩篇第56篇/プレシャス・シングス/菩提樹/ザ・シンガーズ/If we shadows have offended/主に向かって喜びの声を上げよ/I Sing of Love/2つの春の歌/Jesus, Springing/A Ternary of Littles/Seek the peace of the city/ヴォカリーズ
エピフォニ・コンソート、
ティム・リーダー(指)

録音:2021年9月3日-5日(ロンドン)
エピフォニ・コンソートによるDelphianレーベル3枚目のアルバム。1974年生まれの作曲家、バーナード・ヒューズの作品はBBCプロムス2021でも初演されるなどイギリス内外で演奏され、BBCシンガーズ、クラウチ・エンド・フェスティヴァル合唱団、ジュース・ヴォーカル・アンサンブルなどの委嘱を受け、常に高く評価されています。エピフォニ・コンソートは、ティム・リーダーによって2014年に設立され、2015年には、テネブレ合唱団が主催しナイジェル・ショートが審査した「Locus Iste Competition」で第1位に輝き、テネブレのコンサートでも共演しています。

DCD-34301(3CD)
レイトン:ピアノ独奏作品全集
5つの練習曲 Op.22
ソナチネ第1番 Op.1a/変奏曲 Op.30
ピアノ・ソナタ第1番 Op.2
6つの練習曲 Op.56
ピアノ・ソナタ第2番 Op.17
コンフリクト Op.51
4つのロマンティックな小品 Op.95
対位法的幻想曲 Op.24
ソナチネ第2番 Op.1b
9つの変奏曲 Op.36
ピアノ・ソナタ.Op.64
ハウスホールド・ペット Op.86
ジャック=イン=ザ=ボックス
練習曲/レージー・ボーンズ
アンジェラのための小品 Op.47/前奏曲
アンジェラ・ブラウンリッジ(P)

録音:2004年3月、4月、7月
20世紀イギリスのコンポーザー=ピアニスト、ケネス・レイトン(1929−1988)のピアノ作品全集。演奏は英国の名女流ピアニスト、アンジェラ・ブラウンリッジが見事なテクニックと表現力で奏でています。
DCD-34302(1LP)
寒冷地の音楽〜ハンザ同盟の響き
ニコラウス・ア・ケンピス:4声のシンフォニア第1番
ウィリアム・ブレイド:聖なる山、ペギー・ベル(世界初録音)、スコットランド舞曲
アントニオ・ベルターリ:4声のソナタ
ハインリッヒ・アルベルト:悲しみはここに
ヨハン・ゾマー:パドゥアナ「ある日シュザンヌが」
トーマス・バルツァー:ヴァイオリンのためのプレリュード、ジョン, さあキスしに来て
ディートリヒ・ベッカー:2声のソナタ
アンドリュー・キーリング:ノーザン・ソウル(世界初録音)
イン・エコー〔ガウェイン・グレントン(コルネット&ミュート・コルネット)、ボヤン・チチッチ(Vn)、アナイス・チェン(ヴァイオリン&ヴィオラ)、エミリー・ホワイト(テナー・サックバット&ヴァイオリン)、リチャード・ブースビー(バス・ヴィオール)、森川麻子(バス・ヴィオール)、ウィリアム・ハント(ヴィオローネ)、サイラス・ウォラストン(オルガン&ハープシコード)〕

録音:2017年2月1日−3日、ロムジー修道院(ハンプシャー、イギリス)
Delphian初のLPリリース!
DCD-34303
(Blu-ray Audio)
ヒエロニムス・プレトリウス:ミサ曲 「誰かがわたしの主を取り去って」
■聖木曜日
オルランド・ド・ラッスス:私の魂死ぬがごとく悲し
ヤーコプ・ハンドル(・ガルス):イェルサレムの娘らよ
■聖金曜日
ヒエロニムス・プレトリウス:おお, すべての人よ
ハンス・レーオ・ハスラー:神よ, 我が神よ
■復活の主日
ヒエロニムス・プレトリウス:誰かがわたしの主を取り去って、
 ミサ曲 「誰かがわたしの主を取り去って」
アンドレア・ガブリエリ:マリアは墓に立ち
ヒレロニムス・プレトリウス:良き牧者がよみがえりたまいぬ
シグロ・デ・オロ、
パトリック・エイリーズ(指)
2014年にロンドンのスピタルフィールズ音楽祭でデビューした新世 代をリードする合唱団、「スペイン黄金世紀」を意味する"シグロ・ デ・オロ"のセカンド・アルバムのブルーレイ・オーディオ・ヴァー ジョン! ハンブルクの聖ヤコビ教会でオルガニストを務めたドイツ・ルネサン スの重要な作曲家、ヒエロニムス・プレトリウスのミサ曲「誰かがわ たしの主を取り去って」(ミサ・トゥレルント・ドミヌム・メウム) の世界初録音。
シグロ・デ・オロの創設者&ディレクターであるパトリック・エイ リーズは、スティーヴン・レイトンの下で聖歌隊員として研鑽を積み 、現在ウォーギンガム合唱協会の音楽監督、モーリー・カレッジの指 導者、コロス合唱団(Khoros Choir)の指揮者、オール・セインツ・ パトニーの音楽監督、ウェスト・サセックス・ユース合唱団のディレ クターなど多くのポストを兼ねる実力者。 革新的なプログラム、卓越したパフォーマンス、ルネサンスと現代レ パートリーの興味深い解釈で注目を集める若き合唱団、"シグロ・デ ・オロ"にご注目ください。
※Blu-ray Disc対応のプレイヤーでのみ再生可能となります。
※オーディオ・トラックのみの収録で、映像は収録されておりません。

DCD-GAW01
スペイン黄金世紀〜聖母マリアへの帰依の音楽
フアン・ナバーロ(c.1530−1580):レジナ・チェリ(天の女王)
フランシスコ・ゲレーロ(1528−1599):マグダラのマリアと別のマリアは
アロンソ・ロボ(1555−1617):キリエ〜「ミサ・マリア・マグダレーネ」より
フランシスコ・ゲレーロ:めでたし、聖なる処女
フアン・エスキベル(c.1561−1615?):グローリア〜ミサ曲「めでたし、聖なる処女」より
ロドリゴ・セバリョス(1530?−1581):おお、祝福されし処女
フアン・エスキベル:クレド〜ミサ曲「めでたし、聖なる処女」より
アロンソ・ロボ:めでたし天の女王
アロンソ・ロボ:サンクトゥス〜「ミサ・マリア・マグダレーネ」より
セバスティアン・デ・ビバンコ(c.1551−1622):おお、聖なる宴
アロンソ・ロボ:ベネディクトゥス〜「ミサ・マリア・マグダレーネ」より
セバスティアン・デ・ビバンコ:第1旋法によるマニフィカト
フランシスコ・ゲレーロ:羊飼いたち
フランシスコ・ゲレーロ:アニュス・デイ〜ミサ曲「聖にして汚れなき処女」より
マリアン・コンソート
〔グウェンドリン・マーティン(S)、
エマ・ウォルシュ(S)、
ロリー・マクリーリー(C-T&ディレクター)、
ニコラス・スコット(T)、
ステファン・ジョーンズ(Br)、
クリストファー・ボレット(Bs)〕

録音:2010年1月10日−12日、オックスフォード・ウェイダム・カレッジ・チャペル(イギリス)
※特別編集CD付き限定仕様は完売次第、通常盤へと変更となります。
マリアン・コンソートが歌う「スペイン黄金世紀」は、16世紀後期〜17世紀初期、黄金時代を迎えていたスペインで誕生した教会音楽、聖母マリアのための祈りの音楽の数々。マリアン・コンソートの斬新、新鮮なアプローチが、スペイン・ルネサンスの大家フランシスコ・ゲレーロ、アロンソ・ロボの音楽を中心とするスペインのポリフォニーに、新たな息吹をもたらす。合唱大国イギリスのア・カペラ、ヴォーカル・アンサンブルの系譜に連なるニュースターたち、マリアン・コンソートのハーモニーにご期待下さい!
DCD-GAW02
ヘンデル:聖チェチーリアの祝日のための頌歌 HWV.76
合奏協奏曲第7番変ロ長調Op.6-7, HWV.325
カンタータ「ハーモニーの聖人よ、見よ(ハーモニー頌)」HWV.124
ルードゥス・バロック、
リチャード・ネヴィル=トウル(指)
メアリー・ベヴァン(S)、
エド・ライオン(T)

録音:2011年8月8日−10日、キャノンゲート教会(エジンバラ)
※特別編集CD付き限定仕様は完売次第、通常盤へと変更となります。
ルードゥス・バロックは、エジンバラのキャノンゲート教会で音楽監督を務めるリチャード・ネヴィル・トウルが、1998年に結成したスコットランドのピリオド・オーケストラ&合唱団。エジンバラのキャノンゲート教会を拠点として、特にヘンデル、バッハの演奏で高い評価を得てきたルードゥス・バロックは、洗練されたサウンドのオーケストラはもちろんのこと、ザ・シックスティーンやポリフォニー、ガブリエリ・コンソート、キングズ・コンソートなどでも活躍する歌い手たちが集う合唱団は、ヨーロッパ屈指との呼び声も高い。キリスト教の聖人であり音楽の守護聖人、聖チェチーリア(聖セシリア)を讃える「聖チェチーリアの祝日のための頌歌」、「合奏協奏曲第7番」、そして「ハーモニー頌」による、ルードゥス・バロックのヘンデル・プログラム。スコットランド、エジンバラ発、有数のヘンデルのスペシャリストとして、急速に評価を高めているルードゥス・バロック。壮麗なるヘンデルがエジンバラに響き渡る!
デルフィアン〜グラモフォン2014レーベル・オヴ・ザ・イヤー
〜収録曲目〜
ウィアー:私の守護天使/ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ合唱団、ジェフリー・ウェッバー(指)
ヘンデル:オラトリオ「時と悟りの勝利」より /ルードゥス・バロック、リチャード・ネヴィル=トウル(指)
ヒューム:兵士の歌/トーマス・ウォーカー(T)、コンチェルト・カレドニア
セイヤーズ編:「3つのクレツマーの旋律」より 第3番/フェル・クラリネット四重奏団
ブルックナー:ロクス・イステ/エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊、ダンカン・ファーガソン(指)
ケルト伝承曲:カンテムス・イン・オムニ・ディエ/ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ合唱団、ジェフリー・ウェッバー(指)
ジャクソン:主の栄光が、セント・メアリーのためのファンファーレ/エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊、ダンカン・ファーガソン(指)ニコラス・ワーン
メシアン:鳩/ピーター・ヒル(P)
ラッター:ディス・イズ・ザ・デイ/テュークスベリー寺院スコラ・カントルム、ベンジャミン・ニコラス(指)カールトン・エザリントン(Org)
ストロージャーズ:憂いに沈んだ深き痛み/ロリー・マクリーリー(カウンターテナー)、ローズ・コンソート・オヴ・ヴィオールズ
ショパン:夜想曲嬰ハ短調 Op.27-1/デイヴィッド・ワイルド(P)
マンディ:寝ても覚めても/マリアン・コンソート、ロリー・マクリーリー(カウンタテナー&ディレクター)
フィトキン:グラス/マッケンジー・セイヤーズ・デュオ
ヤイロ:セイクリッド・オリジンズ/マートン・カレッジ合唱団、ベンジャミン・ニコラス(指)
伝承曲(カーシー編):サー・パトリック・スペンス/コンチェルト・カレドニア
ピアソラ:フーガとミステリオ/ビクトル・ビリェナ(バンドネオン)、シリル・ガラク(Vn)、ミスター・マクファールズ・チェンバー
シェパード:我らを救い給えT/エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊、ダンカン・ファーガソン(指)
スコットランドの旋律(ロワラン写本)、聖バレンタインデー/ファイアーズ・オヴ・ラヴ
ラフマニノフ:朝 Op.4-2、すいれん Op.8-1/アレクサンドル・ヴィノグラードフ(Bs)、エヴェリーナ・ドブラチェヴァ(S)、イアン・バーンサイド(P)
クープラン:神秘的なバリケード/ジョン・キッチン(Cemb)
デザンクロ:「レクイエム」より サンクトゥス/ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団、デイヴィッド・トレンデル(指)
シュニトケ:「ピアノ・ソナタ第1番」より Allegretto/サイモン・スミス(P)
ショスタコーヴィチ:「弦楽四重奏曲第8番」より Allegro molto/エジンバラSQ
DCD-GAW03
愛しい人よ、私を覚えているか〜ジャコビアン時代の愛と喪失の歌
そして彼はもう来ないの?
カナリー(ストラロッホ写本)
スコットランドの旋律(ロワラン写本)
フランシス・ピルキントン(c.1570−1638):おやすみ、愛しい妖精たち
聖バレンタインデー
緑にのびゆく灯心草(ストラロッホ写本)
私の窓から出てお行き(フォルガー・ダウランド写本)
ジプシーズ・リルト(ロワラン写本)
おお、愛しいオリヴァー〜私の可愛い恋人
私の目の窓/港(ストラロッホ写本)
愛しい人よ、私を覚えているか
ジョン・ジョンソン(fl.1575−1594):女王のトレブル
フィリップ・ロセター(1567/8−1623):ラウラが微笑むとき
スコットランドの旋律(ジェーン・ピックリング写本/ゴードン・フェリーズ編曲)
アンドルー・ブラックホール(c.1536−1609):おお貴婦人、あなたのヒナギクのために
どうやって見分けるの、本当の恋人を
愛しのロビン
アン・スコティッシュ・ダンス(ロワラン写本)
トマス・キャンピオン(1567−1620):夜の糸杉のカーテン
我は汝の処女を求め(ストラロッホ写本)
私の絶望した心
スコティッシュ・ハントスープ(ジェーン・ピックリング写本)
パヴァンとガリアルダ(ブライ写本)
もう帰ってこないのかしら?(ジョン・スタート写本)
ファイアーズ・オヴ・ラヴ
〔フランシス・クーパー(S)、
マーカス・クラリッジ(打楽器)、
ゴードン・フェリーズ(4コース・ルネサンス・ギター、リュート)、
ジョナサン・ヒュー=ジョーンズ(リコーダー、リュート、バリトン)〕 

録音:2013年3月16日−17日、セント・マーガレット教会堂(エジンバラ)
※特別編集CD付き限定仕様は完売次第、通常盤へと変更となります。
スコティッシュ・アンサンブルやスコティッシュ古楽コンソートでも活躍するバロック・ギター、ルネサンス・ギター、リュート、テオルボの名手ゴードン・フェリーズを擁する「ファイアーズ・オヴ・ラヴ」は、エリザベス朝やジャコビアン時代のリュート歌曲、歴史に埋もれたルネサンス、初期バロック音楽の発掘、蘇演を続ける1998年結成のスコットランドの古楽アンサンブル。現代のスコットランドの吟遊詩人たち、ファイアーズ・オヴ・ラヴの演奏で旅するジェームズ1世が統治した時代、ジャコビアン時代の歌と器楽の音楽の世界。スコットランドの写本に収められている音楽、シェイクスピアの詩に基づく音楽。フランシス・クーパーの清廉で伸びやかなな歌声と卓越した表現力、ゴードン・フェリーズをはじめとする器楽の絶妙のアンサンブルが、ジャコビアン時代の愛と喪失の音楽を現代に届けてくれる――。


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