湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Onyx
(イギリス)






※表示価格は、全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
ONYX-4001
ヴィヴァルディ・ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV.208
4つのヴァイオリンのための協奏曲 ロ短調 RV.580
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV.187
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調「不安」RV.234
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調「お気に入り」RV.277
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ

録音:2004年6月6日-9日、クレモナ、イタリア
※使用楽器:ストラディヴァリウス「ジュール・ファルク」1723年製
オニックスのリリース第1弾。
ONYX-4002
ボロディン四重奏団結成60周年アニヴァーサリー
ボロディン:弦楽四重奏曲第2番、
 スペイン風セレナード ニ短調
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番〜第2楽章
ラフマニノフ:ロマンス
シューベルト:弦楽四重奏曲第12番(断章) 
ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章
ボロディンSQ
2005年でなんと結成60周年!同時に創設時からチェロ奏者を務めて続けているいるベルリンスキーが80歳の誕生日を迎えるという正に記念すべき年。 
ONYX-4003
マイ・ネーム・イズ・バーバラ
ロジャー・クィルター(1877-1953):7つのエリザベス朝抒情詩
チャールズ・トムリンソン・グリフェス(1884-1920):フィオナ・マクラウドの3つの詩 Op.11
コープランド:4つの初期歌曲
ブリテン:この島国で Op.11(全5曲)
バーンスタイン:ソプラノとピアノのための5つの童謡「音楽なんて大嫌い!」
バーバラ・ボニー(S)
マルコム・マルティノー(P)

録音:2005年2月21日-24日、セント・マーティン、ハンプシャー、イギリス
なみにディスクのタイトルになっている『マイ・ネーム・イズ・バーバラ』は、バーンスタインの5つの童謡集《音楽なんて大嫌い!》の第1曲でもあります。 
ONYX-4004
ドビュッシー:前奏曲集(全2巻) パスカル・ロジェ(P)
録音:2004年1月、スイス
ASVのヘッドのクレッカー氏によって創設された英国の新レーベルの登場です!ムローヴァ、ボニーの新譜も同時リリース。その顔ぶれでお気付きの通り、ユニバーサル系のアーチストが中心のようです。引き抜きか、はたまた偶然なのか…。ロジェは、前奏曲第1巻は26年前に1度録音を行っており今回は待望の再録音。しかも初録音の第2巻と併せて初の全曲収録盤のリリース!全79分を一枚に収録。ロジェに関しては、は今後のリリースも決定しているとのことです。
ONYX-4005
ターネジ(1960-):室内楽作品集
八重奏ための「沈黙」、
ピアノ・ソロのための「真実の命の物語」
ピアノ五重奏のための「スライド・ストライド」
ソプラノとアンサンブルのための「2つのボードレールの歌」
ヴィオラと8つの楽器のための「賛辞」
チェロとピアノのための「2つのヴォカリーズ」
オーボエと弦楽四重奏のための「カンティレーナ」
サリー・マシューズ(S)
ナッシュ・アンサンブル
バーミンガム市交響楽団やBBC交響楽団の座付き作曲家に選任されるなど、現代イギリスの作曲界を牽引するマーク・アンソニー・ターネジ。そのターネジが1992年から2004年の間に作曲を行った7曲の室内楽作品を収録。しかも全曲世界初録音!ターネジの作品の数々はラトル、デイヴィス、ナッセン、スラットキンといった指揮者たちによって積極的に取り上げられています。加えてジャズ・ミュージシャンであるジョン・スコフィールドやピーター・アースキンとのコラボレート、リンドバーク、バシュメットといったソリストたちによっても演奏されるなどターネジの人気はイギリス屈指。
ONYX-4006
シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D.803 ムローヴァ・アンサンブル
[ヴィクトリア・ムローヴァ、アドリアン・チャモロ(Vn)、エーリヒ・クリューガー(Va)、マヌエル・フィッシャー= ディースカウ(Vc)、クラウス・シュトール(Cb)、パスカル・モラゲス(Cl)、マルコ・ポスティンゲル(Fg)、グイド・コルティ(Hrn)]
ONYXデビュー作となったイル・ジャルディーノ・アルモニコとのヴィヴァルディの協奏曲集(ONYX 4001/OONYX 4001)がディアパゾン・ドールやグラモフォン誌のエディターズ・チョイスに選定されるなど、日本のみならず世界中でベストセラーとなったヴァイオリン界の女王ヴィクトリア・ムローヴァ。ムローヴァ・アンサンブルはその名の通りヴィクトリア・ムローヴァの呼びかけによって1994年に結成された室内アンサンブル。1994年の結成記念ツアーの後にもドイツ、スペイン、ベルギー、イギリス、オランダなどへ精力的にツアーを行うなどコンサート、録音の両面で絶賛を受けました。第1ヴァイオリンを担当するムローヴァは言うに及ばず、アンサンブルのメンバーにはベルリン・フィルの第1首席コントラ・バス奏者クラウス・シュトール、パリ管弦楽団の首席クラリネット奏者パスカル・モラゲスなど折り紙付きの実力を持つ豪華アーティストが名を連ねます。
ONYX-4007
ショスタコーヴィチ:室内交響曲Op.110a(原曲:弦楽四重奏曲第8番;バルシャイ編曲)
ゲオルギー・スヴィリードフ(1915-1998):室内交響曲 Op.14(*)
モイセイ・ヴァインベルク(1919-1996):室内交響曲第1番 Op.145
ユーリ・バシュメット(Va)(指)
モスクワ・ソロイスツ合奏団
モスクワ・ソロイスツ合奏団は1992年にモスクワ音楽院の卒業生を中心とした一流の弦楽器奏者たちを集めてバシュメットが創設したヴィルトゥオーソ・アンサンブル。
ONYX-4008
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調
ショーソン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.3
パスカル・ロジェ(P)
小林美恵(Vn)
長谷川陽子(Vc)
録音:2002年6月、スイス
パスカル・ロジェのONYX第2弾。今回のラヴェル&ショーソンのピアノ三重奏曲集は、今年がショーソンの生誕150周年に当ることから生誕記念の意も含めて録音、制作が行われました。ロジェは小林美恵、長谷川陽子と1995年のフォーレ生誕150年を機にピアノ・トリオを結成。これまでにもロジェ、小林、長谷川のトリオで来日公演を行い、そのパフォーマンスは絶賛を受けてきました。小林美恵は1990年のロン=ティボー国際コンクールの覇者であり、チェロの長谷川陽子はロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールで特別賞受賞という実績の持ち主。 

ONYX-4009
ストテイン/シューベルト他、歌曲集
シューベルト:森にて D.708
 月に寄せて D.193/夜の曲 D.672
 小人 D.771/夕べの星 D.806
 寂滅 D.807/夜と夢 D.827/魔王 D.328
ベルク:4つの歌曲 Op.2
ヴォルフ:メーリケ歌曲〜ムンメル湖の妖怪
 ワイラ女神の歌/妖精の歌/真夜中に
 クリストブルーメに I/風に寄せる歌
クリスティアーネ・ストテイン(Ms)
ヨーゼフ・ブラインル(P)
オランダ期待の若手メゾ・ソプラノ、クリスティアーネ・ストーティンのデビュー・アルバム。ストーティンは、オランダのメディアからは「歴史的なデビュー」、「夢のようなデビュー」と賛辞を受けているそうですが、そのことを大いに納得させる素晴らしい逸材です!まず心を奪われるのは、シューベルトの「夜と夢」。延々と続く弱音の旋律を持ち前の美声で丹念に紡ぎ出し、しかも表面的な美しさのみならず、内面から詩の意味合いと旋律線の持ち味を絶妙なバランスで引き出す技量が実に素晴らしく、聴き手の心にしっかりと音楽が宿るのです。「魔王」では多彩な声の音色、ヴィブラートを巧妙に使い分け、各登場人物の心理を見事に描ききっていますが、これも表面的に凄みを効かせてごまかすところが一切なく、それぞれの感情の起伏そのものをしっかりと見据えた表現に徹しており、独特の緊張感を醸し出しています。口先で器用に歌っているだけの歌唱では物足りない方、是非耳を傾けてみてください!  【湧々堂】
ONYX-4010
シューベルト:歌曲集「冬の旅」 クリスティーネ・シェーファー(S)
エリック・シュナイダー(P)
ドイツのリリック・ソプラノとして驚異的な活躍を見せているシェーファーですが、ソロ・アルバムのリリースはなんと約5年振り。女声による「冬の旅」はロッテ・レーマンやマーガレット・プライス、白井光子などによる数種類の録音が存在していますが、数はそれほど多くありません。美しき女神シェーファーが麗しく澄み切った歌声で魅せる冬景色!
ONYX-4011
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集
 第1番 ニ短調Op.49/第2番ハ短調Op.66、
 協奏的変奏曲 ニ長調Op.17
ナッシュ・アンサンブル
[マリアンネ・トルセン(Vn)、ポール・ワトキンス(Vc)、イアン・ブラウン(P)]
ナッシュ・アンサンブルは、2002年にはロイヤル・フィルハーモニック協会から最優秀室内楽団賞を授与されるなど様々な編成の室内楽作品に対応出来る柔軟性と、ハイペリオンなどの録音で実証済の高い技術と音楽性は国内外から絶大な評価を受けています。
ONYX-4012
モーツァルト:セレナード第10番「グラン・パルティータ」
 セレナード第12番「ナハトムジーク」
マイケル・コリンズ(ディレクター)
ロンドン・ウィンズ
22歳という若さでカーネギー・ホールへのデビューを果たし、現在もイギリスのクラリネット奏者を代表するアーティストとして活躍しているマイケル・コリンズ。ロンドン・ウィンズは、ソリストとしてだけでなく室内楽活動へも大きな情熱を注いでいるコリンズがオーボエ奏者のガレス・ハルス、ファゴットのロビン・オニール、ホルンのリチャード・ワトキンスと共に1988年に結成した木管アンサンブル。 
ONYX-4013
パスカル・ロジェのモーツァルト
 ピアノ協奏曲第9番K.271「ジュノム」、
 ピアノ協奏曲第25番 ハ長調K.503
 ロンド イ長調K.386
パスカル・ロジェ(P)
レイモンド・レッパード(指)
インディアナポリスSO
ロジェがフレンチ・プログラムから一転モーツァルトの協奏曲を録音。バロック、古典のスペシャリストであり、現在はインディアナポリス響の桂冠指揮者を務めるレッパードのタクトも冴え渡ります。
ONYX-4014
マーラー:歌曲集
 春の朝/つらなる想い/シュトラスブルクの砦で
 番兵の夜の歌/トランペットが美しく響くところ
 別れのつらさ/ラインの小伝説
 この歌をこしらえたのは誰だろう
 緑の森を楽しく歩いた/もう会うことはない
 魚に説教するパドゥアの聖アントニウス/原光
 この世の生活/真夜中に/私はこの世に忘れられ
クリスティアーネ・ストテイン(Ms)
ジュリアス・ドレイク(P)
その魅力溢れる歌声に注目したオニックスの首脳陣によって抜擢され、デビューを果たしたオランダのメゾ・ソプラノ奏者クリスティアーネ・ストーティンの第2弾はマーラー!ストーティンにとってマーラーの歌曲は十八番となる重要なレパートリー。
ONYX-4015
ムローヴァ&カティア・ラベック〜リサイタル
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調D.934
ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
クララ・シューマン:ロマンスOp.22-1
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)
カティア・ラベック(P)

録音:2005年12月、パリ
これまでに幾多の共演を重ねている盟友カティア・ラベックとのデュオによるリサイタル・プログラム。
ONYX-4016
20世紀ヴァイオリン協奏曲集
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
バーバー:ヴァイオリン協奏曲Op.14
ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲
ジェイムズ・エーネス(Vn)
ブラムウェル・トヴェイ(指)バンクーバーSO
ハイフェッツやメニューインといった巨匠たちの後継者と称される注目のアーティストであるカナダの若き天才ヴァイオリニストのオニックスにデビュー盤。
ONYX-4017
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「アポロ」
弦楽のための協奏曲 ニ調
プロコフィエフ(バルシャイ&バラショフ編):束の間の幻影Op.22(*)
ユーリ・バシュメット(指)
モスクワ・ソロイスツ(合奏)
プロコフィエフの「束の間の幻影」は、1962年にバルシャイがモスクワ室内管のために20曲中15曲を室内管弦楽版に編曲。それに加えてモスクワ・ソロイスツのヴァイオリン奏者であり、マネージャーでもあるロマン・バラショフが残りの5曲の編曲を行ったことで遂に完全版が完成。もちろん今回の録音が世界初録音!
ONYX-4018
ドビュッシー:ピアノ作品全集 Vol.2
 版画/組曲「子供の領分」
 2つのアラベスク/ベルガマスク組曲
 レントよりおそく/バラード/マズルカ
 小さな黒人
パスカル・ロジェ(P)
ロジェの初の全曲録音となった前奏曲集第1巻&第2巻を収録した第1弾(ONYX 4004)では、圧巻の演奏を披露し世界中から称賛を浴びるなど絶大なる存在感を再度証明。1970年代後半に「版画」、「組曲《子供の領分》」、「2つのアラベスク」、「ベルガマスク組曲」の録音を行っており、この4曲に関しては今回が待望の再録音。
ONYX-4019
ブラームス:弦楽六重奏曲集
 変ロ長調Op.18/第2番 ト長調Op.36
ナッシュ・アンサンブル
数多くのコンサートや様々なレーベルへのレコーディングなど多岐に渡って活躍を続けるイギリスのヴィルトゥオーソ集団ナッシュ・アンサンブルのオニックス第3弾。作品よって自在に編成を変えることができる柔軟性と機動性はますます勢いを増しており、タイムズ誌からは「イギリス最高の室内楽団」との評価を受けています。最新録音のブラームスには、マリアンネ・トールセン、マリン・ブロマン、ローレンス・パワー、フィリップ・デュークス、ポール・ワトキンス、ティム・ハフといった6人のなど名手が参加しており、超一級のブラームスを奏でてくれます。
ONYX-4020(2CD)
バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集BWV.1014〜BWV.1019(全曲)
トリオ・ソナタ第5番 ハ長調BWV.529
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調BWV.1021
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)
オッターヴィオ・ダントーネ(Cemb/Org)
ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ルカ・ピアンカ(リュート)

録音:2007年3月16日-19日、ボルツァーノ、イタリア
これまでムローヴァはストラディヴァリウスのヴァイオリンを使用してきたましたが、今回新たにイタリアの銘器グァダニーニ(1750年製)を入手。大盛況のうちに幕を閉じたヨーロッパ・ツアーの直後に収録が行われた今回のバッハは、ムローヴァにとってグァダニーニを使用した初の録音となります。1990年代半ばからピリオド奏法の研究を重ねたきたムローヴァは新録音でもバロック弓の使用とピリオド奏法を取り入れており、バロック時代の音楽を徹底的に追求しています。ちなみにムローヴァのバッハは、今回のソナタ集だけでなく「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ集(全曲)」のリリースも予定されています。
ONYX-4021
アパリション
パーセル:しばしの間の音楽、もし音楽が恋の糧なら、ああ!恋することは何とすばらしい、幾重にも幸せな恋人たち、ばらの花はよりかぐわしく、ばらの花園の木陰から、わが苦悩のすべて、祭壇を飾れ、ディドの嘆き

G・クラム:声楽とピアノのための《3つの初期の歌曲》、ソプラノとアンプリファイド・ピアノのための《アパリション(幽霊)》
クリスティーネ・シェーファー(S)、
エリック・シュナイダー(P)、
アンプリファイド・ピアノ)
シューベルトの「冬の旅」(ONYX 4010)に続くクリスティーネ・シェーファーとエリック・シュナイダーのパートナーシップによる待望のリリース第2弾は、「ディドの悲劇」に代表されるパーセルが書いた17世紀の歌曲集と、20世紀アメリカの作曲家クラムの歌曲集をカップリングした意欲作。300年という年月を隔てているパーセルとクラムの組み合わせに「愛と死」という物語性を見出したシェーファーとシュナイダーは、このプログラムをコンサートでも度々取り上げています。またフランス国立自然史博物館で撮影されたウェディング・ドレスを着たシェーファーが骨に囲まれるという見るものに強烈な印象を残すジャケット・デザインは、恋心や切なさという愛を歌った「パーセル」と美しき死への道筋を提示した「クラム」の作品の関係を視覚的に表現したものです。
ONYX-4022
ただ憧れを知るものだけが
チャイコフスキー:太陽は沈んだ、子守歌、
 なぜ?、かつてのように私はひとりに、
 そんなに早く忘れて、ただ憧れを知るものだけが
ドビュッシー:シャルル・ボードレールの5つの詩
R・シュトラウス:セレナードOp.17-2、
 万霊節Op.10-8、幸せに満ち足りてOp.37-1、
 解き放たれた心Op.39-4、憩えわが魂Op.27-1、
 ひそかなる誘いOp.27-3、ツェツィーリエOp.27-2
アマンダ・ルークロフト(S)
マルコム・マルティノー(P)
キャリアの全盛期を迎えていると言っても過言ではない世界有数のオペラ歌手アマンダ・ルークロフトがオニックスに登場。ガーディナーの指揮によるモーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」の録音やメータ率いるバイエルン州立歌劇場の来日公演「フィガロの結婚」への出演など、オペラの舞台で輝かしい活躍を続けてきたルークロフトにとって意外にも今回のリサイタル・プログラムが初のソロ・アルバムとなります。全て原語で歌われる収録プログラムは、チャイコフスキー、ドビュッシー、そしてR・シュトラウスといったルークロフト自身の重要レパートリー。充実の時を迎えているルークロフトの魅惑的な歌声を存分に堪能することの出来る珠玉のアルバムの登場です。
ONYX-4023
ギヤ・カンチェリ:ヴィオラ,混声合唱と管弦楽のための「ステュクス(Styx)」
ジョン・タヴナー:ヴィオラ,合唱と打楽器のための「ミルラを捧げる人」(*)
マキシム・リザノフ(Va)
マリス・シルマイス(指)
リエパーヤSO&室内cho
ラトヴィア国立男声cho
リハルツ・ザルペ(Perc)
「遂に私のライバルが現れた ―― 」。バシュメットが自らのライバルとして認めた同郷の若き逸材マキシム・リザノフのオニックス・デビュー・アルバム。
ONYX-4024
ボロウド・タイム〜デイヴ・マリクの音楽
デイヴ・マリク:苦境/意識清明期
 センスとイノセンス/シェイプシフター
 ボロウド・タイム/トリロジー(三部作)
コリン・カリー(Perc)
ホーカン・ハーデンベルガー(Tp/フリューゲルHr)
デイヴ・マリク(P)
サム・ウォルトン(Perc)
クライヴ・ドリスキル= スミス(Org)
イギリスが生んだ超絶のパーカッショニスト、コリン・カリーのオニックス・デビュー・アルバム。トランペットの世界的名手ハーデンベルガーのゲスト参加もグッド!
ONYX-4025
ジェイムズ・エーネスのエルガー
エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 Op.61
 弦楽セレナード ホ短調 Op.20
ジェイムズ・エーネス(Vn)
アンドルー・デイヴィス(指)フィルハーモニアO

録音:2007年5月クイーン・エリザベス・ホール(ライヴ)
ジェームズ・エーネスは、これまでの活動の成功によって30歳という若さで「地球上に存在する4〜5人の完璧なヴァイオリン奏者の1人」とまで称されるなど、ハイフェッツやメニューインといった巨匠たちの後継者としての評価を確固たるものとしています。オニックスのエルガー生誕150年記念としてリリースされるエーネスのエルガーは、なんと2007年5月というわずか数ヶ月前にクイーン・エリザベス・ホールで行われたコンサートの熱気の冷めやらぬライヴ録音。タクトを執ったアンドルー・デイヴィスも「エーネスのエルガーが最も素晴らしい!」と大絶賛。
ONYX-4026
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番
 2つのヴァイオリンとピアノのための「5つの小品」(レフ・アトフミアン編)
ジュリアン・ラクリン(Vn)、
ジャニーヌ・ヤンセン(Vn)
ユーリ・バシュメット(Va)
ミッシャ・マイスキー(Vc)
イタマール・ゴラン(P)
録音:2006年12月11日ムジークフェライン(ライヴ)
超豪華アーティストたちの共演による超強力盤!世界中を飛び回り多忙を極める5人の超一流奏者たちが2006年12月にショスタコーヴィチの生誕100年を祝うため、そして気心知れた仲間たちとアンサンブルを行うためウィーンに集ったことにより実現したコンサートのライヴ録音です抜群のコンビネーションを聴かせてくれるラクリンとヤンセンのデュオによる「5つの小品」の見事な完成度はもちろんのこと、やはり最大の注目は「ピアノ五重奏曲」。5人の超一流奏者が紡ぐ別次元の音楽が黄金のホール“ムジークフェライン”を包み込む!大注目!
ONYX-4027
譚盾:琵琶協奏曲(世界初録音)
武満徹:ノスタルジア〜アンドレイ・タルコフスキーの追憶に、
弦楽のための3つの映画音楽…映画「ホゼー・トレス」〜訓練と休息の音楽、映画「黒い雨」〜葬送の音楽、映画「他人の顔」〜ワルツ/
林光:ヴィオラ協奏曲「悲歌」
呉蛮(中国琵琶)、
ユーリ・バシュメット((指)&
ヴィオラ&ヴァイオリン)、
ロマン・バラショフ((指))、モスクワ・ソロイスツ合奏団
ユーリ・バシュメット&モスクワ・ソロイスツ合奏団のオニックス(Onyx)3枚目となる最新作では、ロシアのカリスマが極東の音楽に敬意を表したこれまでで最も進取的なプログラムが実現!日本の武満徹と林光、中国の譚盾(タン・ドゥン)といった日本と中国がアジアから世界に誇る現代の大作曲家たちの作品で、バシュメットが指揮者、ヴィオラ独奏、ヴァイオリン独奏へと姿を変え大車輪の如き活躍を繰り広げるなど、バシュメット&モスクワ・ソロイスツの底力とも言うべき圧巻の演奏が展開されています。武満徹によって旧ソ連の天才映画監督タルコフスキーの追悼のために作曲され、武満が愛した同氏の映画「ノスタルジア」と同名のタイトルが付けられたのがヴァイオリンと弦楽合奏のための「ノスタルジア」。ここではヴァイオリニストとしてのバシュメットの姿に接することが出来ます。また「3つの映画音楽」でのモスクワ・ソロイスツの緊迫感にあふれた鬼気迫る演奏も聴き逃せません。ヤナーチェクとバルトークのスコアからヒントを得て作曲された林光の「悲歌」では、バシュメット自らがヴィオラ独奏として登場。
ヨーヨー・マが立ち上げたシルクロード・プロジェクトの中心メンバーであるピパ(中国琵琶)奏者、呉蛮(ウー・マン)がソリストを務める譚盾の琵琶協奏曲は、1999年のPMFで初演が行われた作品であり、今回のレコーディングが世界初録音となります。
ONYX-4028
ドビュッシー:ピアノ作品全集Vol.3
映像第1集/映像第2集/喜びの島
スケッチ帳より/ピアノのために
英雄の子守歌/アルバムの1ページ
舞曲(スティリー風のタランテラ)
ハイドンを讃えて/夢
パスカル・ロジェ(P)
ロジェ自らが「無限の発見への素晴らしい旅」と述べるドビュッシーのピアノ作品。新たな発見がロジェのピアノによる究極のドビュッシーをさらに進化をさせます。
ONYX-4029
ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25
同第3番ハ短調Op.60
ナッシュ・アンサンブル〔イアン・ブラウン(P)、マリアンネ・トールセン(Vn)、ローレンス・パワー(Va)、ポール・ワトキンス(Vc)〕

録音:2007年1月、メニューイン・ホール(イギリス)
ターネジ(ONYX 4005)、メンデルスゾーン(ONYX 4011)、ブラームスの弦楽六重奏曲(ONYX 4019)と続いたイギリスのスーパー・アンサンブル、ナッシュ・アンサンブルのオニックス第4弾は、ブラームスの続編となる"ピアノ四重奏曲集"!作品の特徴に合わせて自由自在に編成を組むことが出来る柔軟なスタイルと各奏者が備えた一糸乱れぬアンサンブル能力は、英タイムズ誌から「イギリス最高の室内楽団」と称賛されるなど、これまでの積み上げてきた歴史と実力はまさしくイギリス随一です。ハイペリオンからリリースされた録音が脚光を浴び人気急上昇中のイギリスの若きヴィオラ奏者ローレンス・パワーや、20歳でBBC交響楽団の首席奏者に就任し、指揮者としても東京都交響楽団への客演が新しいチェロのポール・ワトキンスなど、次代の巨匠候補と評される名手たちは今回も健在。
ONYX-4030
フランス歌曲の百年
ビゼー:4月の歌/フランク:夜想曲、
ラロ:ギター/グノー:夜うぐいすに、
サン=サーンス:死の舞踏/シャブリエ:蝉、
パラディール:プシュケ/ショーソン:蝶々Op.2-3、
バシュレ:愛しの夜/デュパルク:戦のある国へ、
ラヴェル:孔雀/カプレ:カラスとキツネ、
ルーセル:賢い妻の答えOp.35-2、
メシアン:失われた婚約者、
ドビュッシー:感傷的な対話/
フォーレ:ヴォカリーズ・エチュード、
アーン:クロリスに/サティ:帽子屋/
オネゲル:アンデルセンの「小さな人魚」の3つの歌、
カントルーブ:子守歌、
ロザンタール:イギリスのねずみ、
プーランク:モンテ・カルロの女
スーザン・グラハム(Ms)、
マルコム・マルティヌー(P)
世界の超一流アーティストたちが集うイギリスのレーベル、オニックス(Onyx)が自信を持って送り出す2008年最大のハイライトは、アメリカの偉大なるメゾ・ソプラノ歌手スーザン・グラハムのフランス歌曲集!1人の作曲家の作品や数人の作曲家の歌曲集単位でのプログラムではなく、ビゼーからプーランクまで22人の作曲家の作品が1曲ずつ選りすぐられており、アルバムのタイトルにもある「フランス歌曲の百年間」がグラハムの抜群の歌唱力によって具現化されたものです。
アーンの「クロリスに」やカントルーブの「子守歌」などグラハムお気に入りの歌が聴けるという魅力だけでなく、パラディールの「プシュケ」やバシュレの「愛しの夜」といった多くの新たな発見をもたらしてくれるという意味でもこの「フランス歌曲の百年間」が持つ存在感は計り知れません。また、2007/2008シーズンのアメリカ、ヨーロッパ・ツアーでもコンビを組んだ名手マルコム・マルティヌーはグラハムの歌声が持つ魅力の引き出し方を心得ており、その伴奏は実に絶妙。
ONYX-4031
ロシアのロマンス
チャイコフスキー:子守歌Op.16-1、
 もしも私が知っていたならOp.47-1、
 もう忘れられて、騒がしい舞踏会でOp.38-3、
 私は野の草ではなかったかOp.47-7
グリンカ:血には憧れが燃えさかり、
 シターンに寄せて、
 わけもなくぼくを誘わないで、
 教えてなぜ?/
R=コルサコフ:ばらと夜うぐいすOp.2-2、
 静かな夜に夢見たことOp.40-3、
 それは早春のことだったOp.43-4/
キュイ:私は花に触りましたOp.49-1/
ダルゴムイシスキー:少年と少女、
 私はまだ彼を愛している/
ヴラソフ:バフチサラーイの泉/
ラフマニノフ:歌うな美しい女よ私の前でOp.4-4、
 リラの花Op.21-5、
 私は悲しみのために恋をしたOp.8-4、
 夜の庭でOp.38-1、ひなぎくOp.38-3、
 私はあなたを待っているOp.14-1
エレナ・ケレッシーディ(S)
マルコム・マルティヌー(P)
世界各国の歌劇場を舞台として、感動的かつ情熱的な歌声で現代のギリシャを代表するアーティストとして脚光を浴びる注目のソプラノ歌手、エレナ・ケレッシーディがオニックスから登場。ボニー、ストーティン、ルークロフト、そしてグラハムに続きオニックスへ加わったケレッシーディのソロ・アルバムは、ダルゴムイシスキーやキュイの歌曲なども取り上げたユニークなロシア歌曲集。1996年にヴェルディの「椿姫」のヴィオレッタ役でコヴェント・ガーデンにデビューを果たし大成功を収めるとケレッシーディへの注目度が一気に加速。現在はコヴェント・ガーデンを中心にパリ、MET、ベルリン、ウィーンなどの主要なオペラハウスで目覚しい活躍を見せています。
ONYX-4032
レミニセンス
マレ:組曲二短調、ベンダ:グラーヴェ
ブラームス:「F.A.E.ソナタ」〜スケルツォ/子守歌
ストラヴィンスキー:歌劇「マヴラ」〜ロシアの歌
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」〜別れの場面とジュリエットの死
マレ:5つの古いフランス舞曲
ラヴェル:パヴァーヌ
サティ:ジムノペディ第1番、ラモー:村人
ユーリ・バシュメット(Va)
ミハイル・ムンチャン(P)
バシュメットにとって数年振りとなるソロ・アルバム!長年にわたって共演を重ねてきたロシアの名ピアニスト、ミハイル・ムンチャン(ショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタの初演時にはピアノを担当!)を迎えてのソロ・アルバム「レミニセンス」で取り上げられているのは、バシュメットが選りすぐった珠玉の小品の数々。マレやベンダ、ラモー、ブラームスから、フランスのサティやラヴェル、お国物のストラヴィンスキーやプロコフィエフなど、「ロシアのカリスマ」の名に相応しい豊富で個性的なレパートリーは実に見事。これまでのキャリアの中でバシュメットがリサイタル・プログラムとして、またアンコール・ピースとして演奏を行ってきた作品を収めたこの「レミニセンス」は、バシュメットの集大成の1つと言っても過言ではないでしょう。
ONYX-4033(2CD)
ブラームス:ヴィオラのための作品集
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」(クレンゲル&リザノフ編)
ヴィオラ,ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲変ホ長調Op.40
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
ヴィオラ,チェロとピアノのための三重奏曲イ短調Op.114
マキシム・リザノフ(Va)、
カーチャ・アペキシェワ(P)、
ボリス・ブロフツィン(Vn)、
ヤコフ・カツネルソン(P)、
クリスティーヌ・ブラウマネ(Vc)
偉大なる先人を追うリザノフ。カンチェリ&タヴナーに続く第2弾。
ONYX-4036
ニコライ・デミジェンコ・プレイズ・ショパン
24の前奏曲Op.28、ピアノ・ソナタ第3番
ニコライ・デミジェンコ(P)
"ロシアの重戦車"と"ピアノの詩人"の両面を持つロシア生まれのヴィルトゥオーソ・ピアニスト、ニコライ・デミジェンコがオニックス(Onyx)に初登場!デミジェンコのオニックス第1弾は、これまでにもハイペリオンを筆頭に数々のレーベルにレコーディングを行ってきた自身の最重要レパートリーであり代名詞でもあるショパン。1976年のモントリオール国際コンクール、78年のチャイコフスキー国際コンクールの覇者であり、ハイペリオンなどでのレコーディング活動の大成功により世界屈指のショパン弾きの1人としての名声を確立したデミジェンコ。ハイペリオン時代に続いて2度目の録音となる「ピアノ・ソナタ第3番」に対して「24の前奏曲Op.28」はこのオニックスでの演奏が初の録音となります。近年ではヒューイットも愛用しているイタリアの銘器ファツィオーリを演奏に用いるなど、50歳を超えた今、新しいスタイルを築きながら進化し続けています。
ONYX-4037
弦楽オーケストラのための名曲集
グリーグ:組曲《ホルベアの時代から》Op.40
モーツァルト
:セレナード第13番《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》
チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調Op.48
ユーリ・バシュメット(指)
モスクワ・ソロイスツ合奏団
オニックスの看板アーティストとして活発なリリースを続けているユーリ・バシュメット&モスクワ・ソロイスツの第4弾は、意外(?)にもグリーグ、モーツァルト、チャイコフスキーの超有名作品を集めた「弦楽オーケストラのための名曲集」!ジーク”といった名作が新鮮で刺激的に聴こえてくる可能性は高い。
ONYX-4038(1CD+DVD)
12の世界的銘器へのトリビュート
◆ヴァイオリン
バッツィーニ:妖精の踊り(アントニオ・ストラディヴァリ 1715"Marsick")/ファリャ(コハンスキ編):《スペイン民謡》組曲〜ムーア人の衣装(ジュゼッペ・グァルネリ 1737"King Joseph" )、ナナ(アントニオ・ストラディヴァリ 1733"Sassoon")、カンシオン(アントニオ・ストラディヴァリ 1719"Duke of Alba")、ポロ(ジュゼッペ・グァルネリ 1742"Lord Wilton")、アストゥリアーナ(アントニオ・ストラディヴァリ 1709"La Pucelle")、ホタ(アントニオ・ストラディヴァリ 1715"Baron Knoop")/エルガー:気まぐれな女(ピエトロ・グァルネリ 1698"Shapiro")/スコット(クライスラー編):ロータス・ランド(ジュゼッペ・グァルネリ 1737"King Joseph" )、ディニーク(ハイフェッツ編):ホラ・スタッカート(アントニオ・ストラディヴァリ 1713"Baron d'Assignies")/ラヴェル:ハバネラ形式による小品(アントニオ・ストラディヴァリ 1715"Marsick")/ヴィエニャフスキ(クライスラー編):エチュード・カプリース(ピエトロ・グァルネリ 1698"Shapiro")/シベリウス:マズルカOp.81-1(アントニオ・ストラディヴァリ 1719"Duke of Alba")/モシュコフスキ(サラサーテ編):ギター(アントニオ・ストラディヴァリ 1713"Baron d'Assignies")/エルガー:愛の挨拶(アントニオ・ストラディヴァリ 1709"La Pucelle")/クライスラー:ルイ13世の歌とパヴァーヌ(アントニオ・ストラディヴァリ 1733"Sassoon")/チャイコフスキー:メロディ(ジュゼッペ・グァルネリ 1742"Lord Wilton")/ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲(アントニオ・ストラディヴァリ 1715"Baron Knoop")/
◆ヴィオラ
ヴォーン=ウィリアムズ:グリーンスリーヴズによる幻想曲(ガスパロ・ダ・サロ ca.1560)/ベンジャミン(プリムローズ編):ジャマイカン・ルンバ(ジュゼッペ・グァダニーニ 1793"Rolla")/ダヴィード(ヴュータン編):夜(アンドレア・グァルネリ 1676"Count Vitale, ex Landau")/
◆ボーナス・トラック(音色の比較のために)
ブルッフ:《スコットランド幻想曲》からの抜粋(9種類のヴァイオリン)/ベルリオーズ:交響曲《イタリアのハロルド》からの抜粋(3種類のヴィオラ)
ジェームズ・エーネス(Vn、Va)、
エドゥアルド・ローレル(P)

DVDフォーマット〜リージョン・コード:0/NTSC/16:9/ステレオ、5.1サラウンド
2008年度のグラミー賞&グラモフォン賞の栄誉に輝き、欧米のメディアからは「地球上に存在する4〜5人の完璧なヴァイオリン奏者の1人」、「エーネスこそハイフェッツ、メニューイン、オイストラフ、スターン、そしてミルシュタインの後継者に相応しい」と激賞されるなど、巨匠への道を確実に歩むカナダのヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。飛躍を続けるエーネスの新たなプロジェクトは、"12の世界的銘器"とのコラボレーション。このプロジェクトは、世界有数の弦楽器コレクターとしてその名を知られ、シカゴ大学交響楽団のコンサートマスターとしての経歴も持つデイヴィッド・フルトンが所有する世界的銘器、すなわち"フルトン・コレクション"を1枚のディスクの中で弾き分けるという画期的でゴージャスなリサイタル・プログラム。
それぞれの楽器が持つ音色の魅力を最大限に活かすことの出来る作品を選りすぐったエーネスがストラディヴァリやグァルネリなど9種類のヴァイオリン、グァダニーニなど3種類のヴィオラと共に繰り広げるリサイタルはまさに至福の一時。ボーナス・トラックとして収録されている9種類のヴァイオリンで弾き比べた「スコットランド幻想曲」、3種類のヴィオラで弾き比べた「イタリアのハロルド」では、それぞれの楽器が持つ音色を"同じフレーズ"で聴き比べることが出来るようになっており、長い年月によって育まれた銘器の特色を存分に味わえます。
約100分収録のDVD-Videoには、楽器を中心としたアングルでのCD収録曲全曲の演奏と解説、エーネスのインタビュー、デイヴィッド・フルトンのインタビュー、12の世界的銘器の詳細映像(クローズアップ映像)などが収められており、"フルトン・コレクション"の現在を伝える貴重な記録に仕上がっていまする。
ONYX-4039
ハンガリアン・ダンス
ドホナーニ:アンダンテ・ルバート・アッラ・ツィンガレスカ
ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第2番
フバイ:おいでよカティOp.32-4
リスト:忘れられたロマンスS.132、メフィスト・ワルツ第1番S.514(ミルシテイン編)
ヴェチェイ:悲しいワルツ
ブラームス:ハンガリー舞曲第6番(ヨアヒム編)
バルトーク:ルーマニア民族組曲Sz.56(セーケイ編)
スカルラテスク:バガテル
ブラームス:ハンガリー舞曲第7番(ヨアヒム編)
モンティ:チャルダッシュ
ブラームス:偉大なるヨアヒムを称える賛歌*
バルトーク:44の二重奏曲Sz.98+〜第26番/
 第28番/第32番/第35番/第42番/第43番
ブラームス:ハンガリー舞曲第9番(ヨアヒム編)
クライスラー:ウィーン小行進曲
ドビュッシー:レントよりおそく(ロック編)
アルトマン:火花のワルツ
フィリップ・グラファン(Vn)、
クレール・デゼール(P&ピアノ・リュテアル)、
ヘベ・メンシンガ(Vn)*、
シモン・マルシニャク(Cb)*、
トム・アイスナー(Vn)+
ハイペリオン(Hyperion)やアヴィー(Avie)にエルガーの「ヴァイオリン協奏曲」初稿版(世界初録音)、「レア・フレンチ・ワークス」など、フランス&イギリスの様々な貴重なレパートリーを精力的にレコーディングしてきたフランスの天才ヴァイオリン奏者フィリップ・グラファンがオニックスに初見参。バルトークやモンティ、ブラームスの王道作品、ドホナーニ、フバイ、ヴェチェイ、スカルラテスクなどのレア・レパートリーを弾くグラファンの火を噴くような熱きヴァイオリンが聴き手を熱狂の渦に巻き込みます。この「ハンガリアン・ダンス」でグラファンとタッグを組む女流ピアニスト、クレール・デゼールも14歳でパリ音楽院に入学を果たしたというフランスの才女。ここでのデゼールは通常のピアノだけでなくツィンバロンの音色を模倣したピアノ・リュテアルを用いており、ジプシー・スタイルの作品に対する準備は万全。

ONYX-4040(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)
ソナタ第1番ト短調BWV.1001/パルティータ第1番ロ短調BWV.1002/ソナタ第2番イ短調BWV.1003/パルティータ第2番ニ短調BWV.1004/ソナタ第3番ハ長調BWV.1005/パルティータ第3番ホ長調BWV.1006
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn) ※グァダニーニ1750使用
1992年から1993年にかけてモダン・スタイルで3つの"無伴奏パルティータ"をフィリップスに録音したものの、相反するように3つの"無伴奏ソナタ"は録音を行わなかったムローヴァ。その後、ガーディナー、ダントーネ、アーノンクール、アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコをはじめとした古楽界の名匠たちとの出会いと共演からの影響、ピリオド奏法の研究と追求、そしてJ・S・バッハの音楽に対する解釈の変化を経験したムローヴァが、遂に「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」の全曲録音を決断!ムローヴァが「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」の全曲録音に臨むために選択したのは、ガット弦を張った1750年製のG.B.グァダニーニに、ワルター・バエルビエロ製のバロック弓を組み合わせた近年の絶好調を支える"ムローヴァ・スタイル"。J・S・バッハの音楽、すなわちバロック時代の音楽を追求するためにムローヴァが生み出した独自のスタイルでの成果は、前回の「ソナタ集」(ONYX 4020)で実証済みです。
ONYX-4041
シューマン:ハイネ歌曲集
リーダークライスOp.24/哀れなペーターOp.53-3/2人の擲弾兵Op.49-1/海辺の夕暮れOp.45-3/憎しみ合う兄弟Op.49-2/ベルシャザル王Op.57/ミルテの花Op.25/悲劇Op.64-3/私の愛は輝くOp.127-3/君の頬を寄せたまえOp.142-2/あなたの顔はOp.127-2/ぼくの馬車はゆるやかにOp.142-4
フローリアン・ベッシュ(Br)、
マルコム・マルティヌー(P)
ベッシュは、2003年にチューリッヒ歌劇場で本格的なオペラ・デビューを果たし、既にアバド、ビシュコフ、アーノンクール、ヘレヴェッヘといった大物指揮者と共演を重ねるなど急速なスピードでキャリアを積み上げています。また師であるロベルト・ホル直伝のリート演奏が脚光を浴びており、リートの新たな歌い手として名乗りを上げた注目のバリトン歌手です。
ONYX-4043
ブラームス:弦楽五重奏曲第1番&第2番 ナッシュ・アンサンブル
〔マリアンネ・トールセン(Vn)、
マリン・ブロマン(Vn)、
ローレンス・パワー(Va)、
フィリップ・デュークス(Va)、
ポール・ワトキンス(Vc)〕
1882年にウィーンの保養地バート・イシュルで生まれた「弦楽五重奏曲第1番」、創作意欲に衰えを感じたブラームスが力を振り絞って1890年に完成させた「弦楽五重奏曲第2番」の2作品に、ナッシュ・アンサンブルが真正面からアプローチ。王道プログラムでのナッシュ・アンサンブルも見事です。
ONYX-4045
ブラームス:ピアノ四重奏曲第2番イ長調Op.26
クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
ナッシュ・アンサンブル
〔マリアンネ・トールセン(Vn)、
ローレンス・パワー(Va)、
ポール・ワトキンス(Vc)、
イアン・ブラウン(P)、
リチャード・ホスフォード(Cl)〕
変幻自在の編成で他の追随を許さぬ膨大なレパートリーを続々と取り上げ、"イギリスで最高の室内楽団"(タイムズ紙)と絶賛されるナッシュ・アンサンブルのブラームス第4弾。
ONYX-4046
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調D.821
二重奏曲(ソナタ)イ長調D.574(ウィスペルウェイ編)
幻想曲ハ長調D.934(ウィスペルウェイ編)
ピーター・ウィスペルウェイ(Vc/グァダニーニ1760)、
パオロ・ジャコメッティ(フォルテピアノ)

録音:009年7月7日−9日、フリッツ・フィリップス音楽センター(アイントホーフェン/オランダ)
1996年に当時使用していた19世紀ボヘミア製のチェロを弾き、ジャコメッティとのデュオで「アルペジョーネ・ソナタ」を録音&リリースしているウィスペルウェイ。盟友ジャコメッティと再びコンビを結成し臨んだ2度目の録音は、豊富な経験から導き出された新たな解釈、そして「奇跡のチェロ」と称される"グァダニーニ1760"を得てさらなる進化を遂げた"現在"のウィスペルウェイによる全く新しい「アルペジョーネ・ソナタ」。カップリングされた「二重奏曲(ソナタ)」と「幻想曲」では、ウィスペルウェイ自身の手による新たなアレンジが用いられており、その演奏と完成度も楽しみなポイント。
ONYX-4049
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
幻想曲ヘ短調Op.49/幻想即興曲
ワルツOp.64-2/前奏曲ハ短調Op.45
スケルツォ第4番/夜想曲ヘ長調Op.15-1
ニコライ・ルガンスキー(P)

録音:2009年モスクワ
イギリスのレーベル"オニックス(Onyx)"にロシアの天才ピアニスト、ニコライ・ルガンスキーが電撃移籍!ロシアの伝説的ピアニストであり師でもあったニコラーエワからロシア・ピアニズムの系譜を継ぐ者と指名され、1994年のチャイコフスキー国際コンクール最高位など、数々の栄誉を勝ち取ってきたルガンスキー。名演の誉れ高いラフマニノフなどのロシア音楽に注目が集まりがちだが、ワーナー時代にはショパンがフランスのディアパゾン賞に輝くなど、ショパンの演奏や解釈も超一級品。
元々ルガンスキーはテクニックにものを言わせてバリバリ弾きまくるタイプではありませんが、ここでは一層内省的な深みを増したルガンスキーのピアニズムを味わうことができます。特に、ワルツOp.64-2が聴きもの。【湧々堂】
ONYX-4050
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12-3
ヴァイオリン・ソナタ第9番《クロイツェル》
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)
クリスティアン・ベズイデンホウト(フォルテピアノ)
ガット弦を張った1750年製グァダニーニとワルター・バエルビエロ製のバロック弓を愛用するムローヴァは、共演の楽器を"ピアノ"ではなく"フォルテピアノ"に指定するなど、ここでもピリオド・スタイルを徹底的に追及する姿勢を見せてくれま。ムローヴァとデュオを組むのは、ドイツ系オランダ人の両親を持つ1979年南アフリカ生まれのニュースター、クリスティアン・ベズイデンホウト。2001年フランドル音楽祭の国際フォルテピアノ・コンクールの覇者でもあるベズイデンホウトは、2007年にアンドレアス・シュタイアーの代役として緊急登板したフライブルク・バロックオーケストラとの共演で大成功を収め一気に名声を高めるなど、女王ムローヴァのパートナーに相応しい旬の鍵盤奏者です。
ONYX-4051
ボロディン:弦楽四重奏曲第1番イ長調Op.4
ストラヴィンスキー:弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ
ミャスコフスキー:弦楽四重奏曲第13番イ短調Op.86
ボロディンQ
〔ルーベン・アハロニアン(第1ヴァイオリン)、アンドレイ・アブラメンコフ(第2ヴァイオリン)、イーゴル・ナイディン(Va)、ウラディーミル・バルシン(Vc)〕
旧ソヴィエト政府から「ボロディン(記念国立)」の名を与えられたボロディン・クヮルテット。創設当時から深く結びついてきたボロディンの「弦楽四重奏曲第1番」の新録音は、新生ボロディン・クヮルテットの新たな船出に相応しい最良のプログラミングと言えるでしょう。後に12の楽器のために編曲されるストラヴィンスキーの傑作「弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ」、ロシアの偉大なるシンフォニスト、ミャスコフスキー最後の弦楽四重奏曲「第13番」などのロシア物もかなり魅力的。幾度のメンバー交代や激動の時代を強靭な結束力と不屈の精神で乗り越えてきたボロディン・クヮルテットが新たな伝説へと出航します!
ONYX-4052
レーヴェ&シューマン歌曲集
レーヴェ:旅人の夜の歌Heft1 Nr.3b、
 足の揃わぬ短長格Op.62 Heft1 Nr.5、
 海を行くオーディンOp.118、
 甘美な埋葬Op.62 Nr.4、オルフ殿Op.2 Nr.2、
 老デッサウ人Op.141、詩人トムOp.135、
 エドワードOp.1 Nr.1、巡礼者Op.99 Nr.3、
 時計Op.123 Nr.3
シューマン:リーダークライスOp.39
ヘンク・ネヴェン(Br)
ハンス・アイザッカース(P)
グレアム・ジョンソン、ルドルフ・ヤンセン、ヤルト・ファン・ネス、ハルトムート・ヘル、ロベルト・ホルといった錚々たる面々に認められたオランダのバリトン、ヘンク・ネヴェンがオニックス初登場!ネヴェンは2009年にはボルレッティ=ブイトーニ・フェローシップに、2009年から2011年にはBBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選出されるなど既に実績は十分。
ONYX-4053
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ集
第1番イ短調Op.105
第2番ニ短調Op.121
第3番イ短調WoO.27
イリア・グリンゴルツ(Vn)
ペーター・ラウル(P)
ハイペリオンからリリースされたエルンスト(CDA 67619)、タネーエフ&アレンスキー(CDA 67642)の演奏が記憶に新しい1982年サンクトペテルブルク出身の天才ヴァイオリニスト、イリア・グリンゴルツがオニックス(ONYX)初登場!1995年のメニューイン国際ヴァイオリン・コンクール、そして1998年のパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝の栄冠に輝くなど、数々の舞台で底知れぬ才能を発揮してきたグリンゴルツがオニックス第1弾のプログラムに選んで来たのは、"ドイツ・ロマン派"シューマンのヴァイオリン・ソナタ全集!これまではチャイコフスキーやタネーエフ、プロコフィエフなどのロシア音楽や無伴奏作品がレコーディング・レパートリーの中心となっていたグリンゴルツです、そのヴァイオリンでドイツ・ロマン派、シューマンの音楽を聴ける時が来た!
ONYX-4059
ドビュッシー:ピアノ作品全集Vol.5
マスク(4手連弾)/夜想曲(4手連弾)
エレジー(4手連弾)/小組曲(4手連弾)
スコットランド行進曲(4手連弾)
古代の墓碑銘(4手連弾)
白と黒で(2台ピアノ)
リンダラハ(2台ピアノ)
パスカル・ロジェ(P)、アミ・ロジェ(P)
シリーズの完結となる第5集は、愛妻アミ・ロジェとのデュオで贈る4手連弾&2台ピアノのためのコレクション!
ONYX-4060
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調*
八重奏曲変ホ長調Op.20**
ジェームズ・エーネス(Vn)*/**、
ウラディミール・アシュケナージ(指)フィルハーモニアO*、
シアトル・チェンバー・ミュージック・オクテット[ジェームズ・エーネス(Vn)、エリン・キーフ(Vn)、アンドルー・ワン(Vn)、オーガスティン・ハーデリッヒ(Vn)、シンシア・フェルプス(Va)、リチャード・オニール(Va)、ロバート・デマイン(Vc)、エドワード・アーロン(Vc)]**

録音:2010年1月30日ワーウィック・アーツ・センター(ライヴ/イギリス)*&2010年7月9日イルズリー・ボール・ノールドストローム・リサイタル・ホール(シアトル)**
オニックス(Onyx)への移籍以降、エルガーやコルンゴルト、バーバー、ウォルトンなど"近現代"のヴァイオリン協奏曲で説得力のある演奏を繰り広げてきたエーネス。
それだけに満を持して取り上げた"ドイツ・ロマン派"の名作、メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」はエーネスにとって大きな一歩となります。
ONYX-4061(3CD)
マルティヌー:交響曲全集
交響曲第1番/交響曲第2番
交響曲第3番/交響曲第4番
交響曲第5番/交響曲第6番
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
BBC響
ビエロフラーヴェクが振るオーケストラは、"東欧"でのパートナー、チェコ・フィルではなく"西欧"でのパートナー、BBC交響楽団!チェコから外へと踏み出し、世界各国を渡り歩いたマルティヌーの多彩な作風、作品に息づくチェコの魂、情熱、抒情性の全てが凝縮された6つの交響曲。
ONYX-4066
シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調D.887
ベルク:弦楽四重奏曲Op.3
クスSQ
〔ヤーナ・クス(第1Vn)、オリヴァー・ヴィレ(第2Vn)、ウィリアム・コールマン(Va)、ミハエル・ハハナジャリャン(Vc)〕
ラサール弦楽四重奏団のワルター・レヴィン、アルバン・ベルク弦楽四重奏団に認められ、権威あるパオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクールを制覇した次代の盟主候補、ドイツのクス弦楽四重奏がオニックス(Onyx)に完全移籍!2008年には、チューリッヒ弦楽三重奏団、バーゼル弦楽四重奏団のメンバーとして第一線で活躍してきたアルメニアのチェリスト、ハハナジャリャンが加わり新体制となったクス弦楽四重奏団のオニックス第1弾。1826年のシューベルトと1910年のベルク。19世紀〜20世紀オーストリアの弦楽四重奏曲の歴史を繋ぐプロジェクトは、これまで続々と斬新なアイディアを実現させてきたクス弦楽四重奏団ならではのプログラム。
ONYX-4067
グラズノフ:弦楽五重奏曲イ長調Op.39
ボロディン:弦楽六重奏曲ニ短調
アレンスキー:弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.35
ナッシュ・アンサンブル
〔マリアンネ・トゥーシェン(Vn)、
ローラ・サミュエル(Vn)、
ローレンス・パワー(Va)、
フィリップ・デュークス(Va)、
ポール・ワトキンス(Vc)、
アリス・ニアリー(Vc)〕
ナッシュ・アンサンブルは、2本のチェロを要するグラズノフの「弦楽五重奏曲」とアレンスキーの「弦楽四重奏曲第2番」、未完に終わったボロディンの「弦楽六重奏曲」など、個性的なスタイルの作品をセレクト。マリアンネ・トゥーシェンやローレンス・パワー、ポール・ワトキンスなど、当代随一の若きヴィルトゥオーゾたちがロシア音楽で豪華共演。これぞ名門ナッシュ・アンサンブルの伝統と実力也!
ONYX-4069(2CD)
ハイドン:弦楽四重奏曲集Op.33《ロシア四重奏曲集》
弦楽四重奏曲第37番ロ短調Op.33-1
弦楽四重奏曲第38番変ホ長調Op.33-2《冗談》
弦楽四重奏曲第39番ハ長調Op.33-3《鳥》
弦楽四重奏曲第40番変ロ長調Op.33-4
弦楽四重奏曲第41番ト長調Op.33-5《ご機嫌いかが》
弦楽四重奏曲第42番ニ長調Op.33-6
ボロディンQ
〔ルーベン・アハロニアン(第1Vn)、アンドレイ・アブラメンコフ(第2Vn)、イーゴル・ナイディン(Va)、ウラディミール・バルシン(Vc)〕
オリジナル・メンバー、ワレンチン・ベルリンスキーからウラディーミル・バルシンへとバトンタッチされたチェリストのポジション。"新生"ボロディン・クヮルテットの新録音。1944年秋に結成されたロシアの弦楽四重奏の"魂"ボロディン・クヮルテットは、逝去したベルリンスキーの後継としてバルシンが加わり新時代に突入!ドゥビンスキー、ベルリンスキー、バルシャイ、シェバリーン、コペルマンたちが築いてきた歴史を受け継ぐ新生ボロディン・クヮルテット。新時代の到来を告げるハイドンの登場です!
ONYX-4070(2CD)
ペザント・ガール
デュオウード(バーリー編):フォー・ネディム(フォー・ナディア)
ジョン・ルイス/ブラッチ(バーリー編):ジャンゴ
フロリアン・ヘルマン(バーリー編):黒い瞳
ブラッチ(バーリー編):エル・ネモ・クランツ・ウィズ・バルトーク・デュオス
ウェザー・リポート(ザヴィヌル/バーリー編):ペザント
バルトーク:デュオス・ウィズ・インプロヴィゼイションズ(44の二重奏曲より)
バーリー:ユーラ〜ロシア民謡リューバによる
ブラッチ(バーリー編):ビ・ロヴェンゴ
ウェザー・リポート(ザヴィヌルバーリー編):貴婦人の追跡
ンドゥール:ライフ
コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための「二重奏曲」Op.7
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)、
マシュー・バーリー(Vc)、
ジュリアン・ジョセフ(P)、
ポール・クラーヴィス(ドラムス/パーカッション)、
サム・ウォルトン(パーカッション)
「鏡の国のアリス」以来となるムローヴァのクロスオーヴァー・プログラム「ペザント・ガール(田舎娘)」のキーワードは、「ジプシー音楽」、「伝統音楽」&「ウクライナ」!ムローヴァは「ペザント・ガール」を実現させるために、夫君でチェリストのマシュー・バーリーや天才ジャス・ピアニストのジュリアン・ジョゼフ、「鏡の国のアリス」のメンバーだったポール・クラーヴィス、サム・ウォルトンとスペシャル・ユニットを結成!アラブの弦楽器ウードを弾く"デュオウード"、フランスのジプシー・バンドの"ブラッチ"、セネガル・ポップスの巨星"ユッスー・ンドゥール"、伝説のジャズ・バンド"ウェザー・リポート"、そして"バルトーク"&"コダーイ"の音楽とインプロヴィゼーションから生まれる強烈なリズムと憂愁を帯びた旋律の音世界が、"ウクライナ"というムローヴァのバックグラウンドと結びつく。女王ムローヴァのもう1つの姿を映し出す「ペザント・ガール」が、世界を再び驚かすことになる ――!
ONYX-4071(2CD)
ブリテン:歌曲全集Vol.1
「波立たない湖の魚」より
ヘルダーリンの6つの断章Op.61
ジョン・ダンの神聖なソネットOp.35
キャバレー・ソング/ティト・フォー・タト
ビーウェアー!(気をつけて!)/リリアン
ジョイ・オヴ・グリーフ/詩人のこだまOp.76
冬の言葉Op.52
キャリル・ヒューズ(Ms)
アンドルー・トータス(T)
ジェームズ・ギア(T)、ベン・ジョンソン(T)
キャスリーン・ブロデリック(S)
ニッキー・スペンス(T)
ロビン・トリッチュラー(T)
フィリップ・スミス(Br)
マルコム・マルティヌー(P)
スコットランドのエジンバラが生んだ名伴奏者&名ピアニスト、マルコム・マルティヌーと才能豊かな若手歌手たちを迎えて贈るオニックスの歌曲シリーズは、ベンジャミン・ブリテン!オニックスの「ブリテン歌曲集Vol.1」では「詩人のこだま」や「冬の言葉」から、1922年に9歳(!)のブリテンが書いた「ビーウェアー!(Beware!)」など初期の珍しい歌曲もプログラムを彩ります。
ONYX-4072(2CD)
シューマン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.63
ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調Op.80
ピアノ三重奏曲第3番ト短調Op.110
イリヤ・グリンゴルツ(Vn)
ペーター・ラウル(P)
ドミトリー・コウゾフ(Vc)
シューマンの"ヴァイオリン・ソナタ集"(ONYX4053)で鮮烈なオニックス・デビューを飾った1982年サンクトペテルブルク出身の天才、イリヤ・グリンゴルツ。1998年に弱冠16歳でパガニーニ国際コンクールを制覇した若き天才が、新たな活躍の場として選んだオニックスでの次なる一歩。サンクトペテルブルクを故郷とするグリンゴルツ、ラウル、コウゾフのロシアン・トリオが、1つ1つの音符に込められたシューマンの感情を解き放ちます。
ONYX-4073
シューベルト:ピアノ・ソナタ第15番ハ長調D.840「レリーク」
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850
6つのドイツ舞曲D.820
ハンガリーのメロディ ロ短調D.817
シャイ・ウォスネル(P)
1999年エリザベート王妃国際コンクール入賞、2005年エイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラント受賞を果たし、その実力をバレンボイムに認められたイスラエルの実力派ピアニストが、この"シューベルト"で持てる才能の全てを発揮!
ONYX-4074
チャイコフスキー:交響曲第2番「小ロシア」
ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」(原典版)、
組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編)
キリル・カラビッツ(指)ボーンマスSO
ボーンマスSOを振った「ハチャトゥリアン(ONYX 4063)」の大成功により、新進気鋭の若手指揮者から一気に次代の名指揮者候補へと飛躍を遂げたキリル・カラビッツ。チャイコフスキーでは敢えて「後期三大交響曲」ではなく、『交響曲第2番「小ロシア(ウクライナ)」』を選曲してきたカラビッツ。ウクライナ、キエフ出身のカラビッツにとって、祖国の民謡が用いられたチャイコフスキーの傑作は"最も燃える"作品の1つなのでしょう。
ONYX-4076
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ワルツ・スケルツォOp.34
憂鬱なセレナード変ロ短調Op.26
なつかしい土地の想い出Op.42*
ジェームズ・エーネス(Vn)、
ウラディミール・アシュケナージ(指&P*)
シドニーSO
まさに満を持しての登場となるエーネスのチャイコフスキーは、オーストラリア、シドニーでのライヴ・レコーディング。メンデルスゾーンに続きコンビを組むアシュケナージとは、「なつかしい土地の想い出」でヴァイオリンとピアノのデュオも披露!
ONYX-4078
ショパン&メンデルスゾーン〜チェロ・ソナタ集
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番ニ長調Op.58
 無言歌ニ長調Op.109
ショパン:ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1《小犬のワルツ》(ダヴィドフ編)
ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2(ダヴィドフ編)
ワルツ第8番変イ長調Op.64-3(ダヴィドフ編)
チェロ・ソナタ ト短調Op.65
ピーター・ウィスペルウェイ(Vc/グァダニーニ1760)、パオロ・ジャコメッティ(P/エラール1848)

録音:2011年1月10日−12日、メノナイト教会(ハールレム/オランダ)
※使用楽器:チェロ 〜 グァダニーニ(パルマ/1760年製)、ピアノ 〜 エラール(1848年製/エドウィン・ベウンク・コレクション)
ウィスペルウェイがショパンとメンデルスゾーンの偉大なる"チェロ・ソナタ"と同じプログラムに組み込んできたのは、カール・ダヴィドフ(1838−1889)の輝かしいアレンジによるショパンの"チェロ版"「ワルツ集Op.64」。ウィスペルウェイは2000年にショパンの「チェロ・ワルツ集Vol.1」(CCS 16298)を録音していますが、そこには「子犬のワルツ」を含む「Op.64」の3曲は収録されていなかっただけに、待望の新録音登場はまたとない朗報。ウィスペルウェイとジャコメッティが、使用楽器、コンディション、録音会場など、全ての環境を完璧に整えて臨んだショパンとメンデルスゾーン。チェロの歴史に残る名盤の誕生です!
ONYX-4080
ペイペル&エッシャー〜ヴァイオリン・ソナタ集
ペイペル:ヴァイオリン・ソナタ第1番、
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、
 ヴァイオリン・ソナタ第2番
エッシャー:ヴァイオリン・ソナタ
フォールモーレン:牧歌
デ・レーウ:ソナチナ
 オランダのクリスマス歌曲による即興曲(Midden in de winternacht)
フィリップ・グラファン(Vn)、
イェルガー・ブランケン(P)
フランスの天才ヴァイオリニスト、フィリップ・グラファンのレア・ダッチ・ワークス!ヴィレム・ペイペル(1894−1947)とルドルフ・エッシャー(1912−1980)の師弟コンビを中心に、ハルトマンとメシアンの下で学んだデ・レーウやフォールモーレンなど、20世紀オランダの"レア"なヴァイオリン作品にスポットライトをあてるグラファンならではの好企画。

ONYX-4082
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.1
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1
ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26「葬送」
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a「告別」
ジョナサン・ビス(P)
日本をはじめとした世界各国でのリサイタル、EMI時代のレコーディングでベートーヴェンを弾き続けてきたジョナサン・ビス。電撃移籍したオニックスでの「ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集」は、ジョナサン・ビス自身にとっても一大転機となることでしょう。
ONYX-4083
レスピーギ:ローマ三部作
交響詩「ローマの松」
交響詩「ローマの噴水」
交響詩「ローマの祭り」
ジョゼップ・カバリエ=ドメネク(指)
ロイヤルPO
コリン・デイヴィス、デイヴィッド・ジンマン、ヨルマ・パヌラ、セルジュ・コミッショーナといった大指揮者たちの下で研鑽を積んだスペイン、バルセロナのマエストロ、ジョゼップ・カバリエ=ドメネク(1973−)がロイヤル・フィルとのコンビでオニックスに初登場!

ONYX-4085
ムソルグスキー&ショスタコーヴィチ
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲Op.34
カーチャ・アペキシェワ(P)
カーチャ・アペキシェワは、ロシアのグネーシン音楽大学、イスラエルのルービン音楽アカデミー、ロンドンの王立音楽大学では、キーシンの師でもあるアンナ・カントール、イリーナ・ベルコヴィチ、イリーナ・ザリツカヤという名教師たちからピアノ学び急成長を遂げたロシアの女流ピアニスト。
マキシム・リザノフの「ブラームス」(ONYX 4033)にアンサンブルのメンバーとして参加しているアペキシェワだが、オニックスでのソロ・プログラムは今回の「ムソルグスキー&ショスタコーヴィチ」が初となります。
ONYX-4086
マシーン・エイジからの音楽
バルトーク:組曲「中国の不思議な役人」
ホルスト:歌劇《どこまでも馬鹿な男》からのバレエ音楽
ラヴェル:ラ・ヴァルス
プロコフィエフ:スキタイ組曲
シュールホフ:バレエ音楽「オジェラーラ」より
サッシャ・ゲッツェル(指)
ボルサン・イスタンブールPO
ウィーン・フィルのヴァイオリン奏者から指揮者へと転身し、熱すぎるバトンテクニックとハイレベルの音楽創りで聴衆を魅了してきたサッシャ・ゲッツェルが、トルコのオーケストラ、ボルサン・イスタンブール・フィルを率いてバルトークの「中国の不思議な役人」やラヴェルの「ラ・ヴァルス」など、国もスタイルも全く異なる5作品に総力を挙げて挑む!

ONYX-4087(DVD)
ヴィクトリア・ムローヴァ〜メイキング・オヴ・ペザント・ガール
デュオウード(バーリー編):フォー・ネディム(フォー・ナディア)
ジョン・ルイス/ブラッチ(バーリー編):ジャンゴ
フロリアン・ヘルマン(バーリー編):黒い瞳
ブラッチ(バーリー編):エル・ネモ・クランツ・ウィズ・バルトーク・デュオス
ウェザー・リポート(ザヴィヌル/バーリー編):ペザント
バルトーク:デュオス・ウィズ・インプロヴィゼイションズ(44の二重奏曲より)
バーリー:ユーラ〜ロシア民謡リューバによる
ブラッチ(バーリー編):ビ・ロヴェンゴ
ウェザー・リポート(ザヴィヌル/バーリー編):貴婦人の追跡
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)、
マシュー・バーリー・アンサンブル
〔マシュー・バーリー(Vc)、
ジュリアン・ジョセフ(P)、
ポール・クラーヴィス(ドラムス&パーカッション)、
サム・ウォルトン(パーカッション)〕

DVDフォーマット:NTSC/Region 0
「ジプシー音楽」、「伝統音楽」、そしてムローヴァのルーツ「ウクライナ」をキーワードとする「ペザント・ガール」。この「メイキング・オヴ・ペザント・ガール」は、ムローヴァとマシュー・バーリー・アンサンブルのメンバーたちが「ペザント・ガール・プロジェクト」に注ぐ熱き情熱と想いの記録です。ロンドンのアビー・ロード・スタジオで行われたレコーディング・セッション、ドキュメンタリーが、あの「鏡の国のアリス」に続く「ペザント・ガール」誕生の裏側に迫る!

ONYX-4088
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」
ソフィー・パチーニ(P)、
ラドスラフ・スルク(指)
ラインラント=プファルツ州立PO
イタリア人の文学教授の父とドイツ人医師の母を持つ1991年ミュンヘン出身のソフィー・パチーニ。2000年にハイドンの「ピアノ協奏曲ニ長調」でデビューを果たし、2002年(11歳!)からはザルツブルクのモーツァルテウムでカール=ハインツ・ケメリングに師事するなど、早くから天賦の才を発揮してきたパチーニに大きな転機が訪れます。2010年にパチーニが弾いたリストの「ピアノ・ソナタ ロ短調」を直接聴いていたアルゲリッチがこの若き才能に惚れ込み、自身が主宰するルガーノ音楽祭へ招待したのである!ルガーノ音楽祭で大成功を収めたパチーニのデビュー・レコーディングは、シューマンの「ピアノ協奏曲」とモーツァルトの「ジュノム」。アルゲリッチが激賞する新星ソフィー・パチーニのサクセス・ストーリーは始まったばかり。要注目の逸材の登場です!

ONYX-4089
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
ルビンシテイン:ピアノ協奏曲第4番ニ短調Op.70
ヨーゼフ・モーク(P)
ニコラス・ミルトン(指)
ラインラント=プファルツ州立PO

録音:2010年
Clavesレーベルで活躍してきたドイツの俊英、ヨーゼフ・モーグ(1987−)のONYXレーベル・デビュー。モーグのタッチは感覚的にはいかにも現代風の軽みと切れ味のあるスマートなスタイルで、今までにもその小気味良い技巧を生かした作品を録音していましたが、ここへ来てこれほど内省的な味わいを湛えた演奏を展開するとは予期しませんでした。タッチは軽妙でも、そこから引き出される音楽は軽く聴き流せない微妙な陰影が潜んでいるのです。ラフマニノフの第1楽章第2主題の何と清潔なこと!しかも共感の深さをこれ見よがしに誇示せず、自然な呼吸の中からロマンのかをりを優しく放つ風情が実に魅力的。終楽章でも力みなし。軽々と弾きこなしているようでいて、音色のセンス、揺るぎのない構成力には確信が満ちているので、音楽の安定感が違います。コーダに達しても大見得の素振りさえ見せず、何よりも作品の持ち味を聴き手に届けたいという意志が最後まで貫徹されているのです。
ラフマニノフがピアニストとして頻繁に取り上げたルビンシテインのピアノ協奏曲第4番も聴き逃せません。華麗なサロン音楽という一般的なイメージから一歩踏み出し、極めて真面目な絶対音楽として紡ぐことに専心しています。その真摯さとタッチの美しさによって、第2楽章のシンプルな旋律美が素直に浮上し、心に訴えかけます。終楽章は理屈抜きで楽しく、モーグの軽い打鍵が細かい音型の羽ばたきと見事に合致し、実に効果的に響きます。特にヴィルトゥオジティを誇示することなく、オケ共々華麗な造形美をもって締めくくるコーダは聴きものです。オケも派手さがない分、モークの音楽作りを見事に引き立てています。【湧々堂】
ONYX-4090
ロシアの主題
ロシア民謡による変奏曲(スクリャービン、グラズノフ、ヴィトルズ、リムスキー=コルサコフ、リャードフ、ブルーメンフェルト、他)
チャイコフスキー:「子供のアルバム」より、
弦楽四重奏曲第1番Op.11
シュニトケ:カノン〜ストラヴィンスキーの追憶に
ストラヴィンスキー:コンチェルティーノ
クスSQ
〔ヤーナ・クス(Vn1)、
オリヴァー・ヴィレ(Vn2)、
ウィリアム・コールマン(Va)、
ミハエル・ハハナジャリャン(Vc)〕
チャイコフスキーの「子供のアルバム」と「弦楽四重奏曲第1番」、シュニトケとストラヴィンスキーの"コントラスト"。さらにはスクリャービンやグラズノフからブルーメンフェルト、ヴィトルズなど有名無名を問わないロシアの作曲家たちによる「ロシア民謡による変奏曲」。ドイツ新時代の旗手たち、クスSQの持ち味である斬新かつユニークなロシアン・プログラムの登場です!
ONYX-4091
サン=サーンス:ミューズと詩人たち*/#
チェロ協奏曲第1番#
交響曲第1番
オーギュスタン・デュメイ(Vn*&指)
パヴェル・ゴムツィアコフ(Vc)#、
藤岡幸夫(指)*
関西PO

録音:2011年5月
フランコ=ベルギー派の伝統を受け継ぐフランスの名ヴァイオリニスト、オーギュスタン・デュメイが、音楽監督を務める関西フィルと共に、ヴァイオリニスト&指揮者としてオニックス(ONYX)初登場!
ONYX-4092
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲第2番イ長調Op.81
ジョナサン・ビス(P)、エリアスSQ
新天地オニックスで「ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集」をスタートさせたアメリカの天才ピアニスト、ジョナサン・ビス。1998年にマンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで結成されたエリアスSQとの共演で室内楽録音が実現!ジョナサン・ビスとエリアスSQは、ヨーロッパでのロング・ツアーやシューマン・プロジェクトで共演を重ねており、アンサンブルとしての実績も十分。

ONYX-4093(4CD)
ナッシュ・アンサンブル〜ブラームス:室内楽作品集
弦楽六重奏曲第1番変ロ長調Op.18
弦楽六重奏曲第2番ト長調Op.36
ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25
ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60
弦楽五重奏曲第1番ヘ長調Op.88
弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.111
クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
ピアノ四重奏曲第2番イ長調Op.26
ナッシュ・アンサンブル
〔イアン・ブラウン(P)、
リチャード・ホスフォード(Cl)、
マリアンネ・トゥーシェン(Vn)、
マリン・ブロマン(Vn)、
ローレンス・パワー(Va)、
フィリップ・デュークス(Va)、
ポール・ワトキンス(Vc)、ティム・ヒュー(Vc)〕

録音:2006年12月20日−22日、チャンプス・ヒル(サセックス)&2007年1月10日−12日、メニューイン・ホール(イギリス)&2008年12月7日、20日−21日、シティ・オヴ・ロンドン・ボーイズ・スクール大ホール(イギリス)&2009年7月13日、15日、16日、メニューイン・ホール(イギリス)
ウィグモア・ホールのレジデント・チェンバー・アンサンブルを務め、これまでに270曲を超える新作の初演を行うなど、膨大な数のレパートリーと様々な編成に対応できる柔軟性を併せ持つイギリスのスーパー室内楽団ナッシュ・アンサンブル。ローレンス・パワー、ポール・ワトキンス、マリアンネ・トゥーシェンといった世界トップレベルの若き名手たちを擁するナッシュ・アンサンブルのブラームスは、数ある同アンサンブルの録音の中でも代表作としての地位を築いた名盤。世界の第一線で活躍する名プレーヤーたちの才能が輝くブラームスの新たなスタンダードをこのボックスで!
ONYX-4094
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.2
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
ピアノ・ソナタ第14番「月光」
幻想曲ロ短調Op.77
ピアノ・ソナタ第24番「テレーゼ」
ジョナサン・ビス(P)
レオン・フライシャーの高弟でアメリカ・ピアノ界のサラブレッド、ジョナサン・ビスが新天地オニックス(Onyx)でスタートさせた「ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集」。輝かしくクリアなタッチと音色、変幻自在の表情、そして独特の間合いを感じさせるセンス。ジョナサン・ビスが情熱を注ぎ敬愛する楽聖ベートーヴェンの音楽。既存のスタイルに縛られない新世代の清新な解釈が、新鮮なベートーヴェンを聴かせてくれます。

ONYX-4095(5CD)
ドビュッシー:ピアノ作品全集
前奏曲集第1巻/前奏曲集第2巻
版画/組曲《子供の領分》
2つのアラベスク/ベルガマスク組曲
レントよりおそく/バラード/マズルカ
小さな黒人/映像第1集/映像第2集
喜びの島/スケッチ帳より
ピアノのために/英雄の子守歌
アルバムの1ページ
舞曲(スティリー風のタランテラ)
ハイドンを讃えて/夢/12の練習曲
マスク/夜想曲/エレジー
小組曲(4手連弾)*
スコットランド行進曲(4手連弾)*
古代の墓碑銘(4手連弾)*
白と黒で(2台ピアノ)*
リンダラハ(2台ピアノ)*
パスカル・ロジェ(P)、アミ・ロジェ(P)*

録音:2004年−2011年、ラ・ショー=ド=フォン音楽ホール(スイス)
005年、オニックスのレーベル創設と同時にスタートしたパスカル・ロジェのドビュッシー全集。フランス・ピアニズムの系譜を受け継ぐ名ピアニストが「無限の発見への晴らしい旅」と語ったドビュッシーは、21世紀に誕生したドビュッシー演奏の新たなスタンダード。あふれるフランスのエスプリ、空間に広がる印象派の色彩と響き。世界中で現代屈指のドビュッシーという最大級の賛辞を贈られてきたロジェの全集が、生誕150周年を美しく彩ります!

ONYX-4095S(5CD)
日本語解説付限定盤
ドビュッシー:ピアノ作品全集
前奏曲集第1巻/前奏曲集第2巻/版画/組曲「子供の領分」/2つのアラベスク/ベルガマスク組曲/レントよりおそく/バラード/マズルカ/小さな黒人/映像第1集/映像第2集/喜びの島/スケッチ帳より/ピアノのために/英雄の子守歌/アルバムの1ページ/舞曲(スティリー風のタランテラ)/ハイドンを讃えて/夢/12の練習曲/マスク/夜想曲/エレジー/小組曲(4手連弾)*/スコットランド行進曲(4手連弾)*/古代の墓碑銘(4手連弾)*/白と黒で(2台ピアノ)*/リンダラハ(2台ピアノ)*
パスカル・ロジェ(P)、
アミ・ロジェ(P)*

録音:2004年-2011年、ラ・ショー=ド=フォン音楽ホール(スイス)
※パスカル・ロジェのドビュッシーBOXが限定再プレス!
※伊熊よし子氏書き下ろし日本語解説付き限定盤!
フレンチ・ピアニズムの巨匠パスカル・ロジェが2004年〜2011年に録音を行い、ドビュッシー生誕150周年の2012年に5巻セットの全集BOXとしてリリースされたドビュッシーのピアノ作品全集。近年はレーベル在庫切れ・入手困難が続いていた同BOXですが、2023年のオール・ドビュッシー・プログラムでの来日公演も記念して、ついに再生産が実現。伊熊よし子氏の書き下ろし日本語解説を付けた限定盤として新装リリースいたします。
あふれるフランスのエスプリ、空間に広がる印象派の色彩と響き。ロジェが「無限の発見への素晴らしい旅」と語り、21世紀のドビュッシー演奏の新たなスタンダードとなった不朽の名演にご期待ください。
ONYX-4096
フランク&R・シュトラウス〜ヴァイオリン・ソナタ集
フランク:ヴァイオリン・ソナタ.イ長調
 メランコリー、前奏曲、フーガと変奏曲
R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.18、
 静かな森の小径でOp.9-1(ハイフェッツ編)
オーギュスタン・デュメイ(Vn)
ルイ・ロルティ(P)
関西フィルとの弾き振りによるサン=サーンス(ONYX 4091)でオニックス(ONYX)に加わった"フランコ・ベルギー楽派の正統な継承者"オーギュスタン・デュメイ。シャンドスのメイン・アーティストでもあるカナダのカリスマ、ルイ・ロルティとのデュオによる新録音。

ONYX-4097(5CD)
グリンゴルツ〜シューマン:室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調Op.121
ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調WoO.27
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.63*
ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調Op.80*
ピアノ三重奏曲第3番ト短調Op.110*
弦楽四重奏曲第1番イ短調Op.41-1
弦楽四重奏曲第2番ヘ長調Op.41-2
弦楽四重奏曲第3番イ長調 Op.41-3
ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44
イリヤ・グリンゴルツ(Vn)、
グリンゴルツ・クヮルテット
〔イリヤ・グリンゴルツ(Vn)、
アナヒット・クルティキャン(Vn)、
シルヴィア・シモネスク(Va)、
クラウディウス・ヘルマン(Vc)〕、
ドミトリー・コウゾフ(Vc)*、
ペーター・ラウル(P)

録音:2009年11月23日−24日、クリア・スタジオ(スコットランド)&2010年6月4日−7日、2011年3月5日−9日、4月4日−7日、福音ルーテル聖カタリナ教会(サンクトペテルブルク)
1998年のパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールを16歳という若さで制覇したロシアの天才ヴァイオリニスト、イリヤ・グリンゴルツ。名パートナー、ペーター・ラウル、自身が主宰するグリンゴルツ・クヮルテットと共にオニックス(Onyx)にレコーディングを行ったシューマンの「室内楽作品集」がボックス・セットで登場!神童から天才、巨匠へと歩みを進めるグリンゴルツと仲間たちが、ロベルト・シューマンの室内楽とその精神の内面を精妙に描いています。
ONYX-4099
アフェットゥオーソ〜エミリオ・ペルカン
ピアーニ:4つのソナタ(世界初録音)
ジェミニアーニ:2つのソナタ
ヘンデル:ソナタHWV.371
エミリオ・ペルカン(バロックVn、
オリオル・エイマット=フステ(バロックVc)
ルカ・クィンタヴィレ(Cemb)
ドイツのピリオド・オーケストラ、ラルテ・デル・モンドの中心メンバーとして活躍する1982年マケドニア生まれのバロック・ヴァイオリニスト、エミリオ・ペルカンがオニックス・デビュー!ペルカンが取り上げたジョヴァンニ・アントニオ・ピアーニ(1678−1760)は、バロック時代の最も重要なヴァイオリニストの1人。1712年に出版された「Op.1」からの4つのソナタは、ペルカンの演奏が世界初録音となります。

ONYX-4100
マーラー:歌曲集「子供の魔法の角笛」 ヴォルフガング・ホルツマイアー(Br)、
チャールズ・スペンサー(P)
フヴォルフガング・ホルツマイアーがオニックス(ONYX)に初登場!ィリップス時代のシューベルトやシューマンの圧倒的名唱で、全世界にその名声と歌声を轟かせてきたホルツマイアー。2012年で60歳を迎えるホルツマイアーは、「子供の魔法の角笛」をバースデー・イヤーに向けたリサイタル・プログラムの中心に据えてきており、今回のマーラーの新録音は、まさに待望のものと言えるでしょう。
ONYX-4102
海〜フォーレ、シューベルト&ドビュッシー:歌曲集
ドビュッシー:ヴェルレーヌの詩による3つの歌曲、
 美しい夕暮れ
フォーレ:歌曲集「幻想の水平線」Op.118
 歌曲集「ある1日の詩」Op.21、
 ゆりかごOp.23-1、ひそやかにOp.58-2
 漁師の歌Op.4-1、涙Op.51-1
シューベルト:舟乗り、海の静けさ、
 冥府への旅、ドナウにて、エルラフ湖、
 ゴンドラの漕ぎ手、帰り道、川辺にて、
 冥府から来た群れ
ヘンク・ネヴェン(Br)、
ハンス・アイザッカース(P)
ヘンク・ネヴェンは、オランダのアムステルダム音楽院でマールテン・コニングスベアガーとマルグリート・ホーニクの薫陶を受け、2011年には権威あるオランダ音楽賞(Nederlandse Muziekprijs)の受賞、オニックス(ONYX)からのソロ・デビュー(ONYX-4052)を果たし上昇気流によるオランダ期待のバリトン歌手。
フランスのフォーレとドビュッシー、歌曲王シューベルトの音楽で構成される"海"テーマとしたプログラムでは、ヘンク・ネヴェンの豊かで気品のある歌声が、海や水にまつわる多様な色彩感と感情を歌い上げる。ネヴェンの歌声が、オランダに到来したバリトン新時代の証拠となります。

ONYX-4103
リスト&マーラー〜歌曲集
リスト:シラーの「ヴィルヘルム・テル」からの3つの歌S.292〔漁師の子供S.292-1、羊飼いS.292-2、アルプスの狩人S.292-3〕
マーラー:原光、ラインの伝説、
 いたずらっ子をしつけるためには、
 無駄な骨折り、緑の野を楽しく歩いた、
 夏の交代、
 美しいトランペットの鳴り響くところ、
 もう会えない!
リスト:おお!私が眠りにつくときS.282、
 ローレライS.273/
マーラー:天上の生活
アンネ・シュヴァーネヴィルムス(S)
チャールズ・スペンサー(P)
現代有数のシュトラウス・ソプラノ&ワーグナー・ソプラノとしてその名と歌声を世界に響かせているドイツのドラマティック・ソプラノ、アンネ・シュヴァーネヴィルムス。シュヴァーネヴィルムスがオニックス(ONYX)での最初のレコーディングのために選んだプログラムは、"フランツ・リスト"と"グスタフ・マーラー"!

ONYX-4104
夜鳴きうぐいすとばら
パーセル:ばらの花はよりも甘く
アーン:リラの木に来るうぐいす
R・シュトラウス:赤いばら
グリーグ:沈黙した夜鳴きうぐいすOp.48-4
ベルク:夜鳴きうぐいす
クルシェネク:夜鳴きうぐいすOp.68
フランク:ばらと蝶々、ばらの結婚
ヴィアルド:2つのばら
R・シュトラウス:ばらの花環Op.36-1
シューマン:ばらや、百合や、鳩Op.48-3
 私のばらOp.90-2
ブラームス:夜うぐいすに寄せてOp.46-4
グリーグ:ばらの季節にOp.48-5
ベッリーニ:お行き、幸せなバラよ
グアスタビーノ:バラと柳
マーラー:夏の小鳥の交替
マイアベーア:バラの花びら
シューベルト:野ばらD.257
ウェーバー:道端の小さなばらOp.15-5
サン=サーンス:夜鳴きうぐいすとばら
フォーレ:イスファハーンのばらOp.39-4
ゼイラ(ゴットフリード編):2つのばら
リムスキー=コルサコフ:ばらのとりこになった夜鳴きうぐいすOp.2-2
シャーウィン(ゲルリッツ編):バークリー・スクエアで歌う夜鳴きうぐいす
チェン・レイス(S)、
チャールズ・スペンサー(P)
バイエルン国立歌劇場でのR・シュトラウスの「ばらの騎士」(ソフィー役)、ラトル&ベルリン・フィルによる映画「パフューム」のサントラが話題となり、オニックスからのリリース第1弾「リエゾンス」(ONYX 4068)も英BBCミュージック・マガジン誌で「トップクラス」と絶賛されたチェン・レイス。
前作「リエゾンス」に続く新録音は、「夜鳴きうぐいす(ナイチンゲール)」と「ばら」をテーマとしたリサイタル・プログラム!チェン・レイスは来る12月1日に、ビエロフラーヴェク&BBCSOのマーラー「復活」でイギリス・デビューを控えており、その歌声はさらなる注目を集めています。
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汚れなき乙女、いじわる女、がみがみ女
パーセル:祝福されし聖処女の戒め
ベルリオーズ:オフェリアの死
ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」〜6つのミニョンの歌〜シューベルト:私に言わせないで、
シューマン:その姿のままで、
リスト:君よ知るや,南の国、
チャイコフスキー:ただ憧れを知る者だけが、
デュパルク:ミニョンのロマンス、
ヴォルフ:君よ知るや南の国
ホロヴィッツ:マクベス夫人
プーランク:歌曲集「偽りの婚約」、
 愛の小径
ポーター:ザ・フィジシャン
デューク:エージズ・アゴー
ロジャース&ソンドハイム:ボーイ・フロム・タカレンボ・ラ・トゥンバ・デル・フエゴ・サンタ・マリパス・サカテカス・ラ・ハンタ・デル・ソル・イ・クルス
スーザン・グラハム(Ms)、
マルコム・マルティヌー(P)
汚れを知らなかった清らかな乙女が、次第に狡賢さを覚え、果てにはがみがみとまくし立てる女性へと変貌してゆく過程、揺れ動く感情を際立つ歌唱力で表現するスーザン・グラハム。これほどまでに大胆かつ見事なコンセプトと至上の歌声を併せ持つ歌曲集には、なかなか出会うことは出来ないでしょう。前作「フランス歌曲の百年」に続き、オニックスにとっても特別な価値を持つスーザン・グラハムの歌曲集の登場です。

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スカルラッティ・イルミネイテッド
スカルラッティ:ソナタ.ホ長調K.135
スカルラッティ(タウジヒ編):ソナタ.ト短調
スカルラッティ:ソナタ嬰ハ短調K.247
スカルラッティ(フリードマン編):ジーグ.ト長調
スカルラッティ:ソナタ.ヘ短調K.466
スカルラッティ(タウジヒ編):ソナタ.ハ長調
スカルラッティ:ソナタ.ロ短調K.87
ギーゼキング:スカルラッティの主題によるシャコンヌ
スカルラッティ:ソナタ.ニ長調K.96
スカルラッティ(タウジヒ編):パストラーレ.ホ長調
スカルラッティ:ソナタ変ロ長調K.70
スカルラッティ(フリードマン編):パストラーレ.ニ長調
スカルラッティ:ソナタ.ホ長調K.380
スカルラッティ(タウジヒ編):ソナタ.ヘ短調
スカルラッティ:ソナタ.ニ短調K.32
ヨーゼフ・モーグ(P)
モーグはスカルラッティのオリジナルと、コンポーザー=ピアニスト、カール・タウジヒ、イグナーツ・フリードマンのトランスクリプション、さらにはワルター・ギーゼギング作曲の「スカルラッティの主題によるシャコンヌ」を組み合わせてプログラムを構成。バロック時代の鍵盤作品を大きく飛躍させたスカルラッティの"オリジナル"と、タウジヒやフリードマンの手によって19〜20世紀のスタイルへと進化を遂げた"トランスクリプション"の饗宴が、スカルラッティのイルミネーションとして光り輝きます。
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ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」〜愛の情景
サン=サーンス:チェロ協奏曲第2番ニ短調 Op.119
ピーター・ウィスペルウェイ(Vc)、
金聖響(指)フランダースSO
モダンとピリオドを世界最高峰のレベルで弾き分ける21世紀の超人チェリスト、ピーター・ウィスペルウェイ。ONYX(オニックス)からの5枚目のリリースであり、金聖響&フランダースSOとの再共演となるコンチェルト・レコーディングは、ラロ、ベルリオーズ、サン=サーンスの"フレンチ・プログラム"!
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ベートーヴェン:ヴィオラとチェロのためのソナチネWoO.33/4&5
二重奏曲変ホ長調WoO.32「2つのオブリガート眼鏡付きの二重奏曲」
ピアノ,ヴィオラとチェロのための三重奏曲変ロ長調Op.11「街の歌」(リザノフ編)
セレナード ニ長調Op.8より 主題と変奏(プリムローズ編、ヴィオラ&ピアノ版)
チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2
マキシム・リザノフ(Va)、
クリスティーヌ・ブラウマネ(Vc)、
ヤコフ・カツネルソン(P)
ユーリ・バシュメットから「遂に私のライバルが現れた」という最大級の賛辞を贈られたウクライナ出身のヴィオラの大器マキシム・リザノフが自身の代名詞となった「ブラームス」(ONYX 4033、ONYX 4055)の次に選んできたのは楽聖ベートーヴェンの"初期"と"後期"の室内楽作品!
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ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番
コニュス:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
ヴュータン:ファンタジア・アパッショナータ
スヒョン・パク(Vn)
ニコラス・ミルトン(指)
ラインラント=プファルツ州立PO
2011年のソフィー・パチーニに続き、2012年のスイス、グシュタード音楽祭でエドモンド・ド・ロスチャイルド・アウォードを満場一致で贈られた1989年ソウル出身の女流ヴァイオリニスト、スヒョン・パクがオニックス(ONYX)初登場!
1999年からウィーン国立音楽大学のドーラ・シュヴァルツベルグにヴァイオリンを学び、2010年の第12回ブレシア国際ヴァイオリンコンクールで第3位入賞を果たすなど、アジアからヨーロッパへと羽ばたいた韓国の若き才媛です。ヴィエニャフスキの華麗で技巧的な「協奏曲第1番」、タネーエフとアレンスキーの門下生でラフマニノフの娘婿ユーリ・コニュスの「協奏曲」、ベルギーの輝く熱情ヴュータンの「ファンタジア・アパッショナータ」というプログラムにも期待!

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プレトニョフ・イン・パーソン
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2
バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
シューベルト:即興曲ハ短調 D.899-1,Op.90-1、
 即興曲変ト長調 D.899-3,Op.90-3
ショパン(リスト編):乙女の願い Op.74-1
チャイコフスキー:夜想曲嬰ハ短調Op.19-4
 四季〜11月「トロイカ」Op.37b/11
ミハイル・プレトニョフ(P)
オニックス(ONYX)からリリースとなるプレトニョフのレコーディングは、これまで録音されることのなかった、ベートーヴェンの《ピアノ・ソナタ第2番》。スイスのラフマニノフの別荘のスタインウェイで演奏されたシューベルトの《即興曲》。カーネギー・ホール・デビューを収録した名盤"カーネギー・ホール・ライブ"よりも前に録音されていた、バッハ=ブゾーニの《シャコンヌ》など、ピアニスト・プレトニョフの貴重な未発売音源を収録。近年では指揮者としての活躍が目覚ましいプレトニョフの、待望のピアノ・レコーディング。魅惑的でエキサイティングな感動がここに!
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ブラームス:セレナード第1番ニ長調 Op.11
ベートーヴェン:ロマンス第1番ト長調 Op.40
 ロマンス第2番ヘ長調 Op.50
オーギュスタン・デュメイ(指&Vn)
関西PO
デュメイと関西フィルにとって初のレコーディングとなった「サン=サーンス」(ONYX 4091)は、英デイリー・テレグラフ誌で好レビューを獲得。日本のみならず世界でも高い評価を得るなど、"デュメイ&関西フィル"のコンビへの期待、注目度は確実に高まっています。今回の「ブラームス&ベートーヴェン」でもデュメイは、"指揮"と"弾き振り"を披露!

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プロコフィエフ:戦争ソナタ集
ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op.82
ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83
ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84
デニス・コジュヒン(P)
2010年のベルギー、エリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝に輝いたロシアの次代を担う俊英ピアニスト、デニス・コジュヒン(1986−)がプロコフィエフの「戦争ソナタ集」でオニックス(ONYX)初登場!
その爆発的かつ積極的なスタイルのプロコフィエフは、スコットランドのスコッツマン誌やヘラルド誌をはじめ欧州各国で、稀に見る驚異的な演奏として大絶賛を博しているだけに、コジュヒンが満を持して繰り出す「戦争ソナタ集」が大ブレイクのきっかけとなる可能性は十分!
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シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」D.795, Op.25 フローリアン・ベッシュ(Br)、
マルコム・マルティヌー(P)
ロベルト・ホルの愛弟子であり、リート歌手として高評価を受けているオーストリアのバリトン、フローリアン・ベッシュ。2010年にはアーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのハイドン「天地創造」でソリストを任されるなど、オペラ、古楽、リートの全てを高いレベルで歌えるベッシュの歌声は、世界中の名指揮者たちから信頼を集めています。
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ブリテン:ヴァイオリン協奏曲 Op.15
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 Op.99
ジェームズ・エーネス(Vn)、
キリル・カラビッツ(指)ボーンマスSO
スペイン内戦の終戦、第2次世界大戦の開戦と同時期となる1939年に20代半ばのブリテンが作曲した「ヴァイオリン協奏曲」、そして1948年に完成しながらもジダーノフ批判の影響により1955年まで初演を待たなければならなかったショスタコーヴィチの「ヴァイオリン協奏曲第1番」。イギリスと旧ソ連。国こそ違えども、複雑な歴史的背景の下で誕生した20世紀中期の2つの「ヴァイオリン協奏曲」の奥深き世界に、妥協なきエーネスのヴァイオリンが鋭く迫ります。

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バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 BWV.1053(原曲:チェンバロ協奏曲第2番ホ長調)
ヴァイオリンとチェンバロの為の協奏曲ハ短調 BWV.1060(原曲:ヴァイオリンとオーボエの為の協奏曲/2台のチェンバロの為の協奏曲)
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)、
オッタヴィオ・ダントーネ(Cemb)、
アカデミア・ビザンチナ
フィリップス(Philips)時代の1995年の録音以来となるバッハの「ヴァイオリン協奏曲集」でムローヴァが弾くのは、"オリジナル"の「BWV.1041」と「BWV.1042」、"アレンジ"の「BWV.1053」と「BWV.1060」の4作品。古楽界の巨匠たちの演奏、共演を通じてバロック・レパートリーに魅了され、ガット弦、ピリオド弓の仕様、ピリオド・アプローチの研究を続けてきたムローヴァ。ダントーネ&アカデミア・ビザンチナとの新たな「ヴァイオリン協奏曲集」では、"モダン"、"ピリオド"という枠を超越し、さらなる進化を遂げた"ムローヴァ・スタイル"を聴かせてくれます。

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ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.3
ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28 「田園」
ピアノ・ソナタ第16番ト長調Op.31-1
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53 「ワルトシュタイン」
ジョナサン・ビス(P)
アメリカ、ペンシルバニア州のカーティス音楽学校(Curtis Institute’s)で行われたジョナサン・ビスによるベートーヴェンのピアノ・ソナタのオンライン講義(コーセラ)には、なんと3万人を超える聴衆が参加! そのベートーヴェンに対する深い考察と優れた解釈に、世界から注目が集まっています。
ヴィクトリア・ムローヴァ、ユーリ・バシュメット、パスカル・ロジェに始まり、オーギュスタン・デュメイ、五嶋みどり、ミハイル・プレトニョフと、超ワールド・クラスのアーティストが続々と集まるイギリスのインディペンデント・レーベルONYX。このONYXのメイン・アーティストの一人として名を連ねるジョナサン・ビスのベートーヴェン・サイクルにはますます目が離せない!
☆3万人超の動員を果たした講義の一部がYou Tubeでご覧になれます!
Exploring Beethoven's Piano Sonatas with Jonathan Biss
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ラフマニノフ:チェロ・ソナタ.ト短調 Op.19
 ヴォカリーズ Op.34-14(ローズ編)
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ Op.147(シャフラン編)
レオナルト・エルシェンブロイヒ(Vc)、
アレクセイ・グリニュク(P)
アンネ=ゾフィー・ムター、クリストフ・エッシェンバッハにその才能を認められ、一躍注目の存在となったドイツ期待のチェリスト、エルシェンブロイヒ。レナード・バーンスタイン賞やボルレッティ=ブイトーニ財団賞、ユージン・イストミン賞など数々の受賞歴を持ち、2012年にはニコラ・ベネデッティ、アレクセイ・グリニュクと共にBBCプロムスで大反響を得るなど、未来の巨匠候補として将来を嘱望される逸材です。1693年製の銘器マッテオ・ゴフリラーで奏でるラフマニノフとショスタコーヴィチ。エルシェンブロイヒのサクセス・ストーリーにまた1つ栄誉が加わる!

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2台ピアノのためのフランス作品集
ドビュッシー:「海」、「夜想曲」〜祭
 牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:スペイン狂詩曲
 組曲「マ・メール・ロワ」
サン=サーンス:スケルツォ
パスカル・ロジェ(P)、アミ・ロジェ(P)
パスカル・ロジェの編曲によるドビュッシーの「海」、ラヴェルが1908年に2台ピアノ版へと編曲を行ったドビュッシーの「祭」、管弦楽版のベースとなったラヴェルのオリジナル版「スペイン狂詩曲」、サン=サーンスの2台ピアノ作品「スケルツォ」など、近代フランスを代表する傑作たち。ロジェ夫妻のアンサンブル、それぞれの作曲家たちの魔法のような作曲、編曲技法によって、オーケストラの演奏とは一味違う、"2台ピアノ"というスタイルならではのカラフルな色彩が浮かび上がることでしょう。

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ハイドン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第38番ヘ長調Hob.XVI-23
ピアノ・ソナタ第39番ニ長調Hob.XVI-24
ピアノ・ソナタ第47番ロ短調Hob.XVI-32
ピアノ・ソナタ第59番変ホ長調Hob.XVI-49
デニス・コジュヒン(P)
初来日となった2011年2月の浜離宮朝日ホールや2014年5月の紀尾井ホールの公演でも聞かせてくれたコジュヒンのハイドン。特に、2011年に演奏した変ホ長調のソナタHob.XVI-49は、BSプレミアム「クラシック倶楽部」の放映が大きな反響を呼び、過去3度にわたって再放送されています。若きベートーヴェンへ影響を与えたことがわかる作品も含む、ハイドンの偉大なソナタ集。これらを「不当に無視されており、もっと注目されるべき」と、コジュヒンが録音に臨みます。
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シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調 D.956, Op.163 ミクローシュ・ペレーニ(Vc)、
クスSQ
1991年にベルリン音楽大学で結成され、ドイツを代表するSQとして飛躍を遂げたクスSQ。シューベルト最晩年の大作「弦楽五重奏曲ハ長調」では、ハンガリーのレジェンド、ミクローシュ・ペレーニとの共演が実現!
レコーディング・セッション(ハイライト)がご覧いただけます!


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グリーグ:チェロ・ソナタ Op.36
ヤナーチェク:おとぎ話、プレスト
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
石坂団十郎(Vc)、
シャイ・ウォスネル(P)
ドイツで生まれた日系人チェリストの石坂団十郎は、カサド、ルトスワフスキ、ミュンヘン、ベルリン・フォイアーマンの各国際コンクールで優勝し、デビューCDのエコー・クラシック賞受賞、BBCの「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」選出など、輝かしい実績を誇る若き偉才。最新の受賞は、2012年に山田和樹とともに受賞した「齋藤秀雄メモリアル基金賞」です。数々のメジャー級アーティストの参加、若き才能の発掘によって急成長を続けるイギリスのONYX(オニックス)レーベルに新たに加わった石坂団十郎。ONYX第1弾に選んだのは、ノルウェーのグリーグ、チェコのヤナーチェク、ハンガリーのコダーイといった、民族音楽にルーツを持つチェロのための名作たち。ヴィブラートを抑制した奏法や、美しい音色と表現力に定評のある石坂団十郎の持ち味が、存分に発揮されるプログラムでしょう。
ONYX-4121
ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調 Op.108、
 弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.110
ジェームズ・エーネス(Vn)、
マーク・ウィッグルワース(指)メルボルンSO、
エーネス・クヮルテット
〔ジェームズ・エーネス(第1ヴァイオリン、エイミー・シュワルツ・モレッティ(Vn2)、リチャード・オニール(Va)、ロバート・デマイン(Vc)〕
「地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)という最大級の評価を受ける20世紀のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネスの最新作。ONYXレーベルでのリリース第8弾は、ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲とショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲の組み合わせ! ONYXではチャイコフスキー、ショスタコーヴィチ、Chandosではプロコフィエフと、ロシアの重要なヴァイオリン協奏曲を次々と録音してきたエーネス。ダヴィッド・オイストラフに献呈されたアルメニアの大作曲家の傑作も堂々と弾きこなす!
そして、ベートーヴェン後のもっとも重要なクヮルテット・レパートリーであるショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲からは、15の弦楽四重奏曲のなかでもとりわけ人気の高い第8番と、亡くなった妻ニーナへ捧げられた第7番。「エーネス・クヮルテット」は、Chandosのプロコフィエフ(CHAN-10787)でエーネスと共演したヴァイオリニスト、エイミー・シュワルツ・モレッティ、チャイコフスキーの「眠りの森の美女」(CHSA-5113)で共演したチェリスト、ロバート・デマイン、そして村治佳織や五嶋龍との共演で話題を呼んだヴィオリスト、リチャード・(ヨンジェ・)オニールと、次世代を担う強力メンバーで構成。天才エーネスの新たなレパートリーの広がり、そして今後のレコーディングにも期待がかかります。
ONYX-4122
プロコフィエフ&カバレフスキー
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ.ハ長調 Op.119*、
 ワルツ、行進曲、アダージョ
カバレフスキー:チェロ協奏曲第2番ハ短調 Op.77、ノヴェレッテ
レオナルト・エルシェンブロイヒ(Vc)、
アレクセイ・グリニュク(P)*、
ペトル・リモノフ(P)、
アンドルー・リットン(指)オランダPO
985年ドイツのフランクフルト生まれ、メニューイン・スクールのエリート・チェリスト、レオナルト・エルシェンブロイヒ。華々しくONYXデビューを飾った「ラフマニノフ&ショスタコーヴィチ(ONYX-4116)」に続き、第2弾もロシアン・プログラム! ロストロポーヴィチのために作曲されたプロコフィエフのチェロ・ソナタ。ダニール・シャフランに献呈されたカバレフスキーのチェロ協奏曲第2番。二人の偉大なるロシアのチェリストのために作られた2曲を、ムターとエッシェンバッハが見初めたドイツの逸材がパワフルに情熱的に描きます。

ONYX-4123(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ&ソナタ 五嶋みどり(Vn)
五嶋みどりのONYXレーベル録音第2弾。
ONYX-4124
リムスキー=コルサコフ:交響組曲 「シェエラザード」 Op.35
バラキレフ(リャプノフ編):東洋風幻想曲 「イスラメイ」
イッポリトフ=イワノフ:組曲 「コーカサスの風景」〜第2曲「村にて」/第4曲「酋長の行列」
エルキン:舞踏組曲 「キョチェケ」
サッシャ・ゲッツェル(指)
ボルサン・イスタンブールPO
サッシャ・ゲッツェルは、神奈川フィルハーモニーOとは2007年の初共演後2013年から首席客演指揮者となり、以降毎年の来日公演を果たし、日本での知名度と評価を確立しています。レスピーギの「シバの女王」、バルトークの「中国の不思議な役人」に続く第3弾も、ゲッツェルの強烈な個性と才能が発揮されています。

ONYX-4125
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
マリア・ジョアン・ピリス(P)、
ダニエル・ハーディング(指)
スウェーデンRSO

録音:2013年10月
マリア・ジョアン・ピリスが、ついにONYXへ登場!近年はピリスのコンサート・プログラムとしてしばしば演奏されているベートーヴェンの協奏曲。数多くの名盤を残すピリスだが、ベートーヴェンの協奏曲は初めての録音となる(ソナタ集はデュメイとのコンビで録音されている)。2013年10月にストックホルムでのコンサートの後、直接スタジオに向かい録音されたベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と第4番。ピリスの手により情熱と詩情が存分に込められた、劇的なベートーヴェンが完成しました。

ONYX-4126
チャイコフスキー&シャルヴェンカ:ピアノ・ソナタ集
チャイコフスキー:ピアノ・ソナタ.ト長調 Op.37、
 ロマンス.ヘ短調 Op.5、
 情熱的な告白ハ短調
シャルヴェンカ:ピアノ・ソナタ第2番変ホ長調 Op.36、
 5つの音の絵 Op.38 《戸外にて》 第1番&第2番
ヨーゼフ・モーグ(P)
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014への初登場が「大注目の若手」として早速話題を呼んでいるドイツの若きヴィルトゥオーゾ、ヨーゼフ・モーグ。ONYXから発売されるアルバム第3弾。
ヨーゼフ・モーグは1987年ドイツのルートヴィヒスハーフェンに、二人の音楽家の間に生まれ、ベルント・グレムザー、アリエ・ヴァルディら名教師に学ぶ。ドイツの次代を担うヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして活躍し、各国の音楽誌や放送局の批評家によって選ばれる国際的な音楽賞、"国際クラシック音楽賞(International Classical Music Awards/ICMA)"では、2012年に「最優秀ヤング・アーティスト賞(Young Artist of the Year)」に輝き、2014年には前作「スカルラッティ・イルミネイテッド(ONYX 4106)」がICMAの「器楽部門賞(Solo Instrument)」を受賞しています。
現在では演奏や録音の機会も少なく、不当に忘れられた存在となっているシャルヴェンカの音楽の中で、4つの協奏曲とともに特に再評価されるべきとモーグが臨むのが、このピアノ・ソナタ第2番。協奏曲以上に録音の少なかったシャルヴェンカのピアノ・ソナタ。Chandosから発売された「ピアノ協奏曲全集(CHAN 10814)」とともに、21世紀のシャルヴェンカ再興に向けた重要な一枚となるでしょう。
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バルトーク、ヒンドソン、ラヴェル:2台のピアノと打楽器のための音楽
バルトーク:2台ピアノと打楽器のためのソナタ
ヒンドソン:パルス・マグネット(世界初録音)
ラヴェル:ボレロ
パスカル・ロジェ(P)
アミ・ロジェ(P)
ポール・クラーヴィス(パーカッション)
ジョビィ・バージェス(パーカッション)
同編成の代表作でもあるバルトークのソナタに、ラヴェル自身の編曲による「ボレロ」、そしてオーストラリアのリーディング・コンポーザー、マシュー・ヒンドソン(b.1968)によってロジェ夫妻のために書かれた「パルス・マグネット」の世界初録音。ヴィクトリア・ムローヴァの「ストラディヴァリウス・イン・リオ(ONYX 4130)」や「ペザント・ガール(ONYX 4070)」にも参加していたパーカッショニスト、ポール・クラーヴィスや、イギリスのコンテンポラリー・アンサンブル「パワープラント」の中心メンバーとして活躍するジョビィ・バージェスら、打楽器奏者たちも強力!ピアノ・デュオとしての活動でも長い実績を誇るパスカル・ロジェ&アミ・ロジェの華麗なる「ボレロ」にご注目ください!
☆YouTubeにて、ロジェ夫妻が演奏する「Pulse Magnet」がご視聴いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=z7WfSEs2zMM
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アメリカの室内楽作品集
コープランド:ヴァイオリン・ソナタ
アイヴズ:ラルゴ
バーンスタイン:ピアノ三重奏曲
カーター:エレジー
バーバー:弦楽四重奏曲Op.11
ジェームズ・エーネス(Vn)、
シアトル・チェンバー・ミュージック・ソサエティ
「地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)という最大級の評価を受けるカナダの天才ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。ChandosとONYXの両レーベルで旺盛に録音を続けているエーネスの、ONYX最新作は20世紀アメリカの室内楽作品集! メンデルスゾーンの八重奏曲(ONYX 4060)でも共演していたシアトル・チェンバー・ミュージック・ソサエティは、その名の通りアメリカのシアトルを拠点とする室内楽協会で、現音楽監督はジェームズ・エーネス、メンバーにはオーガスティン・ハーデリッヒやリチャード・オニールなど錚々たる器楽プレイヤーたちも顔を並べています。

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シューベルト:歌曲集 「白鳥の歌」 D.957
竪琴弾きの歌T「孤独に身を委ねる者は」 D.478
竪琴弾きの歌U「涙を流しながらパンを食べたことのない者」 D.480
竪琴弾きの歌V「家々の門辺に歩み寄って」 D.479
人間性の限界 D.716/プロメテウス D.674
フローリアン・ベッシュ(Br)、
マルコム・マルティヌー(P)
フローリアン・ベッシュは、歌曲集の最後に収録されたザイドルの詩による「鳩の便り」は除き、レルシュタープの詩による7曲、ハイネの詩による6曲、計13曲で「白鳥の歌」を構成。余白には、ゲーテの詩による「竪琴弾きの歌T〜V」、「人間性の限界」、「プロメテウス」を加え、見事なプログラムのアルバムとして完成させた。
ベッシュとマルティヌーは2014年5月にはカーネギー・ホールで「冬の旅」を披露、ニューヨーク・タイムズ紙に絶賛のレビューが掲載されるなど、レコーディングとともにリサイタル・パートナーとしても強い関係を築いています。
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スペインの夢〜ドルムスゴール、イベール、ラヴェル、ショスタコーヴィチ:歌曲集
イベール:ドン・キホーテの4つの歌
ドルムスゴール:スペインの伝統的な歌
ショスタコーヴィチ:6つのスペインの歌 Op.100
アルベニス:港(組曲 「イベリア」より
ピアノ独奏)
グラナドス:スペイン舞曲第2番(ピアノ独奏)
ラヴェル:ドン・キホーテの3つの歌
ヘンク・ネヴェン(Br)、
ハンス・アイザッカース(P)
ヘンク・ネヴェンは、アムステルダム音楽院でマールテン・コニングスベアガーとマルグリート・ホーニクの薫陶を受け、BBCニュー・ジェネレーション・アーティストへの選出、権威あるオランダ音楽賞(Nederlandse Muziekprijs)の受賞などを果たした若きバリトン。グレアム・ジョンソン、ルドルフ・ヤンセン、ヤルト・ファン・ネス、ハルトムート・ヘル、ロベルト・ホルといった錚々たる面々に認められたオランダの大器、ヘンク・ネヴェンのONYX第3弾は、"スペイン"をテーマにした、ラヴェル、ショスタコーヴィチ、イベール、そしてノルウェーのアルネ・ドルムスゴール(1921ー2006)の歌曲集。
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ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100
ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
F.A.E.ソナタ〜スケルツォ.ハ短調 WoO.2
オーギュスタン・デュメイ(Vn)、
ルイ・ロルティ(P)
デュメイにとっては、ピリスと行った1991年録音以来の再録音となるブラームスの3つのソナタ。そして、シューマン、ディートリヒ、ブラームスの共作で作られた「F.A.E.ソナタ」より、ブラームスの担当した第3楽章「スケルツォ」を併録。前作「フランク&R・シュトラウス(ONYX-4096)」では、レコード芸術を始め、英サンデー・タイムズや英BBCラジオ3CDレビュー、カナダのミュージカル・トロントなど各地のメディアで絶賛された、デュメイとロルティの素晴らしきデュオで贈るブラームスの新録音です。
ONYX-4134
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 《四季》
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ 《悪魔のトリル》*
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ Op.9-3 《タンブラン》*
ジェームズ・エーネス(Vn)
シドニーSO
アンドルー・アームストロング(P)*
エーネスの長いキャリアの中でも初めての録音となるヴィヴァルディの名曲中の名曲「四季」。高度な技巧を要する難曲として知られるタルティーニの「悪魔のトリル」。そして、「フランスのコレッリ」と呼ばれた18世紀フランスのヴァイオリン音楽の巨匠、ジャン=マリー・ルクレール(1697−1764)による、第3楽章の「Tambourin(タンブラン)」で有名なヴァイオリン・ソナタ Op.9-3。天才エーネスが描く「四季」、「悪魔のトリル」、「タンブラン」といったバロックの名曲たちに乞うご期待!

ONYX-4135
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
ピアノ協奏曲第2番ト長調 Op.44
シモン・トルプチェスキ(P)
ワシリー・ペトレンコ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
ロシアの若獅子ワシリー・ペトレンコと創立175年を迎える名門ロイヤル・リヴァプールPO(RLPO)がONYX初登場! 共演するのは、旧ユーゴスラビア、マケドニアが輩出したワールドクラスのピアニスト、シモン・トルプチェスキ。Avieに録音したラフマニノフ(AV 2290、AV 2291)が高い評価を得てきた同コンビの協奏曲新録音は、ロシアの大家チャイコフスキーというペトレンコ十八番のプログラム!
ONYX-4136
シューベルト&マッツォーリ
シューベルト:楽興の時 D.780、
 ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
マッツォーリ:イザベラ・エベラールのピアノの夢
シャイ・ウォスネル(P)
前作(ONYX-4073)に引き続き、ONYX第3弾もシューベルト! シューベルトのピアノ作品のなかでも人気の高い「6つの楽興の時」と「ピアノ・ソナタ第20番」。そして、アメリカの女流現代作曲家、ミッシー・マッツォーリ(b.1980)による、シューベルトにインスパイアされた作品、ピアノとテープのための「イザベラ・エベラールのピアノの夢(Isabelle Eberhardt Dreams of Pianos)」を収録。これは19世紀末にスイスで生まれ北アフリカで夭逝した冒険家、作家イザベル・エベラールの人生を綴ったマッツォーリのシリーズの最初の作品。
ONYX-4137
プロコフィエフ:交響曲全集Vol.1
交響曲第3番ハ長調 Op.44
交響曲第7番嬰ハ短調 Op.131
交響曲第7番の別エンディング
キリル・カラビッツ(指)ボーンマスSO
プロコフィエフの生まれもカラビッツと同じウクライナ(当時はロシア領)であり、思い入れも深いようだ。「このプロジェクトにはかなりの驚きが含まれている」と語っており、交響曲だけでなく、プロコフィエフの珍しい作品やウクライナ時代の作品などが含まれ、ブックレットにはプロコフィエフの専門家、ダニエル・ヤッフェ(Daniel Jaffe)とのインタビューが収録されるという意義高いサイクルになります。第1弾となる今作でも、2通りのエンディングが知られる交響曲第7番ではその両方を収録。死の前年のプロコフィエフが思い描いた、静かに消えるように終わるエンディング。そしてソ連当局からの批判を交わすために用意された、明るく華やかな(時には「騒々しい」とさえ批評される)エンディングとが、聴き比べられるようになっています。
ONYX-4138(2CD)
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
管弦楽のための協奏曲
オーギュスタン・デュメイ(Vn)、
ケント・ナガノ(指)モントリオールSO
フランコ=ベルギー派の正当なる継承者、オーギュスタン・デュメイ。ONYXに活動の場を移し、関西フィルやルイ・ロルティとの名盤を生み出してきたデュメイのONYX第6弾は、ケント・ナガノ&モントリオール響(OSM)とのバルトーク・ライヴ!巨匠オーギュスタン・デュメイが弾くバルトークの技巧的で濃密なコンチェルト、そしてナガノ&OSMによる"オケコン"にも注目!
ONYX-4139
プロコフィエフ:交響曲全集Vol.2
交響曲第1番ニ長調 Op.25 「古典」
交響曲第2番ニ短調 Op.40
シンフォニエッタ Op.5/48
交響的スケッチ 「秋」 Op.8
キリル・カラビッツ(指)ボーンマスSO
「ウクライナ」というキーワードで結ばれている、カラビッツとプロコフィエフ(プロコフィエフの生まれた村、当時ロシア領のソンツォフカは、現在はウクライナ)。交響曲だけでなく、プロコフィエフの珍しい作品やウクライナ時代の作品などが併録されていくのも、このシリーズの特徴の1つ。第2弾では、1909年に作曲された「シンフォニエッタ」、1910年に作曲された交響的スケッチ「秋」の2曲、10代後半のプロコフィエフによって作られた2つの余り知られていない佳作を収録。「このプロジェクトにはかなりの驚きが含まれている」とカラビッツの語る期待のプロジェクト。
ONYX-4140
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番変ニ長調 Op.10
ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.26
ヘブライの主題による序曲ハ短調 Op.34bis
シモン・トルプチェスキ(P)
ワシリー・ペトレンコ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
世界を舞台に快進撃を続ける21世紀の若き巨匠ワシリー・ペトレンコとロイヤル・リヴァプールPO、そして旧ユーゴスラヴィアのマケドニア出身で現在はロンドンを拠点に活躍中の鬼才シモン・トルプチェスキ。 世界各地で絶賛された「チャイコフスキー」(ONYX 4135)に続くトルプチェスキ、ペトレンコ&RLPOの強力コンビによるロシアン・プログラムは「プロコフィエフ」! ロシア音楽を得意とするトルプチェスキとペトレンコにとって、プロコフィエフのピアノ協奏曲は、まさに自家薬籠中のレパートリーであり、名演の誉れが高いラフマニノフ、チャイコフスキーを上回る会心の演奏を聴かせてくれることでしょう。 ますます勢いを増している新世代の指揮者とピアニスト、ペトレンコとトルプチェスキのプロコフィエフは話題必至!
ONYX-4141
フランク&R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ集
フランク:ヴァイオリン・ソナタ.イ長調
R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18、
 アレグレット ホ長調、
3つの歌曲〔子守歌/森の幸せ/あすの朝〕
ジェームズ・エーネス(Vn)、
アンドルー・アームストロング(P)
エーネスは、フランクとR・シュトラウスの2つのソナタに、シュトラウス最晩年となる1948年の作品「アレグレット」、3つの名歌曲を組み合わせるなど、演奏はもちろんのこと、プログラミングでも独自のアイディアを披露。フランクからシュトラウス、そしてシュトラウスの初期から後期へと至る後期ロマン派の歴史と作風の変遷を、天才エーネスのヴァイオリンで ――。

ONYX-4144
グリーグ&モシュコフスキ:ピアノ協奏曲集
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
モシュコフスキ:ピアノ協奏曲ホ長調 Op.59
ヨーゼフ・モーグ(P)、
ニコラス・ミルトン(指)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送PO
ヨーゼフ・モーグは1987年ドイツに二人の音楽家の間に生まれ、ベルント・グレムザー、アリエ・ヴァルディら名教師に学ぶ。ドイツの次代を担うヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして活躍し、各国の音楽誌や放送局の批評家によって選ばれる国際的な音楽賞、"国際クラシック音楽賞(International Classical Music Awards/ICMA)"では、2012年に「最優秀ヤング・アーティスト賞」に輝き、2014年には前作「スカルラッティ・イルミネイテッド」がICMAの「器楽部門賞」を受賞しています。
モリッツ・モシュコフスキ (1854−1925)は、200曲以上のピアノ小品を残し、ショパン以降のピアノのためにどのような作曲をすればよいかを心得ていたコンポーザー=ピアニスト。華やかさ、可憐さ、そして繊細さをもつこのコンチェルトはまさにピアノを知り尽くしていたモシュコフスキならではの作品。ルビンシテインやシャルヴェンカに続き、生前には絶大な人気を誇りながらも現代では不当に忘れられた存在となっている名作に、ヨーゼフ・モーグが再評価の光を当てる!

ONYX-4145
エルガー:交響曲第1番変イ長調 Op.55
序曲「コケイン」 Op.40
ワシリー・ペトレンコ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
ラフマニノフやチャイコフスキー、ショスタコーヴィチなどロシア音楽の演奏がクローズアップされることの多いペトレンコ&RLPOですが、イギリスを中心とするヨーロッパでは現代最高峰の"エルガリアン"と称されるなど絶大な評価を得ており、満を持して登場となる「交響曲第1番」のレコーディングに懸かる期待の大きさは計り知れません。今最も勢いのある若き巨匠の筆頭格ワシリー・ペトレンコと、英国最古のオーケストラの1つであるRLPOのエルガー・プロジェクト。堂々のスタートです!
ONYX-4146
マーラー&シェーンベルク:歌曲集
シェーンベルク:4つの歌 Op.2
マーラー:亡き子をしのぶ歌、
 リュッケルトによる5つの詩、
 子供の魔法の角笛より 3つの歌曲
アンネ・シュヴァーネヴィルムス(S)、
マルコム・マルティヌー(P)
世界有数のリヒャルト・シュトラウス、ワーグナー、モーツァルトの歌い手として、その名声と歌声を響かせるドイツのドラマティック・ソプラノ、アンネ・シュヴァーネヴィルムス。
前作「リスト&マーラー」(ONYX- 4103)の続編となる新譜は、名盤奏者マルコム・マルティヌーとの共演による「マーラー&シェーンベルク」の歌曲集。
リストからマーラー、そしてシェーンベルク。マーラーの存在、音楽を軸として、シュヴァーネヴィルムスの歌声が、19世紀〜20世紀のオーストリアとドイツの声楽史を紐解いてゆきます。
ONYX-4147
プロコフィエフ:交響曲全集Vol.3
交響曲第4番ハ長調 Op.47(1930年版)
交響曲第5番変ロ長調 Op.100
交響的絵画 「夢」 Op.6
キリル・カラビッツ(指)ボーンマスSO
2008年からボーンマスSOの首席指揮者を務める、ウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ。 2014年初頭に始動し、第1巻、第2巻とも大絶賛のうちに迎えられたプロコフィエフの交響曲全集。好調にリリースの続く第3弾は、交響曲第4番の原典版(1930年版)と、プロコフィエフ屈指の名曲である交響曲第5番!「ウクライナ」というキーワードで結ばれている、カラビッツとプロコフィエフ(プロコフィエフの生まれた村、当時ロシア領のソンツォフカは、現在はウクライナ)。交響曲だけでなく、プロコフィエフの珍しい作品やウクライナ時代の作品などが併録されていくのも、このシリーズの特徴の1つで、第3弾では19歳のプロコフィエフ(1910年)が書いた交響的絵画「夢」を収録。
ONYX-4148
ビジャーク・ピアノ・デュオ
プーランク:2台のピアノのための協奏曲ニ短調*
ショスタコーヴィチ:2台のピアノのためのコンチェルティーノ Op.94
 2台のピアノのためのソナタ
 2台のピアノのための協奏曲*
ビジャーク・ピアノ・デュオ〔リディア・ビジャーク(P)、サーニャ・ビジャーク(P)〕
ラドスワフ・ショルツ(指)シュトゥットガルトPO*
ONYXへのデビュー・アルバムでは、マルティヌーとプーランクによる「2台ピアノと管弦楽のための協奏曲」、そしてショスタコーヴィチの「コンチェルティーノ(小協奏曲)」とストラヴィンスキーの「ソナタ」といった、2台ピアノのための超絶技巧作品を録音。高いテクニックと鋭いタッチから生まれるきらびやかなサウンド。見事に息のあった姉妹のアンサンブル。
☆YouTubeでプーランクのレコーディング・セッションがご覧になれます!
https://www.youtube.com/watch?v=g4TXCCRgxI4
ONYX-4149
シューベルト:リート・リサイタル
漁師 D.225/トゥーレの王 D.367/小人 D.771/春に D.882/夜のすみれ D.752/月に寄す D.259/わが心に D.860/春の思い D.686/野ばら D.257/鳥 D.691/漁師の歌 D.881/ひめごと D.719/笑いと涙 D.777/最初の喪失 D.226/音楽に寄すD.547(第2稿)/君こそは憩い D.776/タルタロスの群れ D.583/神と踊り子 D.254/死と乙女 D.531/夕べの星 D.806/愛はあざむいた D.751/万霊節のための連祷 D.343/白鳥の歌 D.744/勝利 D.805
フローリアン・ベッシュ(Br)、
マルコム・マルティヌー(P)
4作目となるフローリアン・ベッシュとマルコム・マルティヌーのシューベルトは、2人の卓越したセンスが光る"リート・リサイタル"。ロベルト・ホルの愛弟子であり、2010年にはハイドンの「天地創造」でアーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと共演を果たし、オペラ、声楽、古楽など様々な分野で目覚ましい活躍を見せるベッシュが、3大歌曲集の先で見つけたシューベルトの世界を、マルティヌーのピアノと共にじっくりと。


ONYX-4150(2CD)
チャイコフスキー:交響曲第1番「冬の日の幻想」
交響曲第2番「小ロシア」
交響曲第5番ホ短調 Op.64
ワシリー・ペトレンコ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
奇を衒うことなく手垢にまみれたプローチを刷新したペトレンコの快挙!”
★新録音の「チャイ5」としては、ソヒエフ以来の感動作!ソヒエフも、このペトレンコも、かつてのソ連流儀のド迫力路線に拘泥しない独自のセンスで説得力のある演奏を繰り広げているのは頼もしい限りです。かつての泥臭い演奏を懐かしむ声も多いかと思いますが、単にグローバル化の波に乗って器用に立ち回り、何の主張も盛り込めない指揮者とは違い、これほどの有名曲において、過去に類例のない新鮮なアプローチを敢行し、かつてない感動を呼び起こす芸を堪能できるというのはなんと幸せなことでしょう。
ペトレンコが引き出す音楽の素晴らしさの源にあるのは、過去の名指揮者の名演の素晴らしさを十分に認識したうえで、それらを否定するのではなく、自分の中で全てを消化し、直感的に溢れ出た表現を正直に展開すれが必ず聴き手の心に響くという確信力。とにかく、チマチマしたところが一切ないのです。しかも、後付け的に新たなニュアンスを盛り込んで差別化しようという魂胆などなく、楽想の感じ方が純粋なので、音楽全体が生まれたてのように新鮮に迫ってくるのです。
「スコアを全面的に信頼する」とう綺麗事とも無縁。終楽章の後半では、ムラヴィンスキーと同じ音量操作を採用し、独自の強弱効果も追加するなど、感覚的な面白さへの期待も十分に満たすというサービス精神も発揮。
作品への共感もまさに筋金入りで、特に第2楽章で多く聴かれるピアニッシモが痩せることがなく、本当のピアニッシモのニュアンスとして伝わるというのは、意外と実例は少ないのです。
第1楽章主部前半で、ティンパニが誇張を感じさせずに、全体と見事に溶け合う録音も特筆ものですし、終楽章最後のプレストをかなりの高速で飛ばしながら上滑りすることなく真の推進力を湛えるという例も稀なこと。
カップリングの「第1番」「第2番」では、作品の性格を活かし、より土俗性に比重をおいたアプローチを行なっており、これまた名演を展開していますが、この「5番」では、明らかに軸足を変えている点にも、ペトレンコの見識のとセンスを感じさせます。
特にベートーヴェンなどで、「手垢にまみれた解釈を見直す」という大義名分を立てて、奏法や楽器を変えるのが大流行ですが、「ありきたりではない演奏」を目指すなら、そういうことではなく、このペトレンコのように自身の独自の感性を誇り、それを臆することなく示してほしいものです。【湧々堂】
ONYX-4151
ハイドン:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲ハ長調/チェロ協奏曲ニ長調
交響曲第13番ニ長調〜アダージョ
ヴァイオリン協奏曲ハ長調〜アダージョ(ゴムツィアコフ編)
パヴェル・ゴムツィアコフ(Vc/ストラディヴァリウス1725年製"Chevillard")、
グルベンキアンO、
エーリク・ヘイデ(コンサートマスター)
ポルトガル、リスボン音楽博物館からの持ち出しが厳しく禁じられていた1725年製のストラディヴァリウス。レコーディングでの使用は困難と思われたが、グルベンキアン財団とリスボン音楽博物館の尽力により、武装警官の警護により録音会場へと運ばれ、レコーディングが実現したというのだから、この銘器の音色に期待せずにはいられない!ゴムツィアコフが門外不出の銘器で奏でるハイドンのコンチェルト。話題必至!
ONYX-4152
ショパン:ピアノ・ソナタ全集
ピアノ・ソナタ第1番ハ短調 Op.4
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
ヨーゼフ・モーグ(P)
若い世代でもっとも印象的なピアニストとして大きな注目を浴びているドイツの若きヴィルトゥオーゾ、ヨーゼフ・モーグ。「ラフマニノフ&ルビンシテイン(ONYX 4089)」や、「スカルラッティのオリジナルとトランスクリプション集(ONYX 4106)」、「チャイコフスキー&シャルヴェンカ(ONYX 4126)」、「グリーグ&モシュコフスキ(ONYX 4144)といった、極めて意欲的なレパートリーを披露してきたモーグのONYX第5弾は、なんとショパンのピアノ・ソナタ全集という偉大な作品に挑む。
英グラモフォン賞2015では「ヤング・アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」を受賞し、ますます活躍を広げている若き天才、ヨーゼフ・モーグのショパンにご期待ください。
ONYX-4153
プロコフィエフ:交響曲全集Vol.4
交響曲第4番ハ長調 Op.112(1947年改訂版)
交響曲ト長調(1902)からの楽章(世界初録音)
交響曲第6番変ホ短調 Op.111
キリル・カラビッツ(指)ボーンマスSO
2008年からボーンマスSOの首席指揮者を務める、ウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ。 2014年初頭に始動し、大絶賛で迎えられているプロコフィエフの交響曲全集。最終巻となる第4弾は、交響曲第4番の改訂版(1947年版)と、交響曲第6番、そして世界初録音となる、1902年に書かれた習作「交響曲ト長調」からの楽章を収録!
ONYX-4154(2CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲*、
 交響曲第8番ヘ長調 Op.93#
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op.18**
オーギュスタン・デュメイ(Vn&指)、
シンフォニア・ヴァルソヴィア*、
関西PO#、
スヴェトリン・ルセフ(Vn)**、
ミゲル・ダ・シルヴァ(Va)**、
マリー・シレム(Va)**、
アンリ・ドマルケット(Vc)**、
オーレリアン・パスカル(Vc)**
フランコ=ベルギー派の正当なる継承者であり、近年は指揮者としても目覚ましい活躍を見せているオーギュスタン・デュメイ。オニックス(ONYX)からのリリース第5弾となるベートーヴェン&ブラームスでは、デュメイが"ヴァイオリニスト"、"指揮者"、"室内楽奏者"という3つの姿を披露!
ONYX-4155
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲全集 Vol.1
交響曲第2番ト長調 「ロンドン交響曲」
交響曲第8番ニ短調
アンドルー・マンゼ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
新たにスタートするシンフォニー・サイクルでは、イギリスの名匠アンドルー・マンゼが初登場! イギリスの名門オーケストラ、ロイヤル・リヴァプールPOとともにヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集という大プロジェクトに臨みます。
ONYX-4156
師と弟子〜ベートーヴェン、ツェルニー&リスト
ベートーヴェン:6つのバガテル Op.126、
 ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
ツェルニー:ロードの主題による変奏曲 Op.33、
 ベートーヴェンのある英雄の死を悼む葬送行進曲 Op.146
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
メルヴィン・タン(ピアノ/スタインウェイ)
ノリントン&LMPとのベートーヴェンに代表される斬新な演奏を世に送り出し、フォルテピアノ、ピリオド奏法の第1人者としての地位を確立させたシンガポール出身の名匠、メルヴィン・タンがオニックス(ONYX)初登場!メルヴィン・タンがモダンピアノ、スタインウェイで奏でるプログラムのテーマは「師と弟子」。ベートーヴェンからツェルニー、そしてリストへと受け継がれていった至芸、そして18世紀のピアノ音楽の歴史を、メルヴィン・タンが丁寧に紡いでゆきます。ピアノ・ファン要注目!
ONYX-4157
マクミラン:ヴァイオリン協奏曲
交響曲第4番
ヴァディム・レーピン(Vn)、
ドナルド・ラニクルズ(指)
BBCスコティッシュSO
ムローヴァやロジェ、バシュメットらに始まり、五嶋みどり、デュメイ、デュトワ、ペレーニ、ペトレンコなど、名だたる世界的アーティストたちが録音を行ってきたイギリスのONYX(オニックス)レーベル。益々勢いを増すONYXに、シベリア生まれの世界的ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ヴァディム・レーピンが新たに加わります!レーピンのONYX第1弾は、現代スコットランドのリーディング・コンポーザー、ジェームズ・マクミラン(b.1959)の音楽。
ヴァディム・レーピンに献呈され、2010年に初演、2013年のBBCプロムスでも絶賛されたヴァイオリン協奏曲。BBCスコティッシュ響の首席指揮者ドナルド・ラニクルズの60歳の誕生日を祝って作曲された交響曲第4番。2人の被献呈者による理想的なマクミランの協奏曲と交響曲をどうぞ。交響曲第4番は、2015年BBCプロムスでの初演時によるライヴ録音を収録。
ONYX-4158(2CD)
スメタナ:歌劇 「ダリボル」 イルジー・ビエロフラーヴェク(指)BBC響
BBCシンガーズ、
イヴァン・クスニエル(バリトン/ウラースロー王)、
リハルト・スメク(テノール/騎士 ダリボル)、
アレシュ・ヴォラチェク(テノール/ダリボルの使者 ヴィーテック)、
ダナ・ブラショヴァ(ソプラノ/プロスコヴィツェの貴族の妹 ミラダ)
アルズベタ・ポラチコヴァ(ソプラノ/村娘 イトカ)、
ヤン・スタヴァ(バス/看守 ベネシュ)、
スヴォタプルク・セム(バリトン/王城警備の司令官 ブディヴォイ)
2006年からBBCSOの首席指揮者を務め、2012年には祖国の名門チェコ・フィルの首席指揮者に返り咲いた、チェコを代表する名指揮者、イルジー・ビエロフラーヴェク。2012年英グラモフォン賞を獲得した「マルティヌー:交響曲全集(ONYX 4061)」以来の登場となるビエロフラーヴェク&BBCSOの最新盤は、ONYX初のオペラ録音となる、スメタナの歌劇「ダリボル」!名だたるチェコの歌手陣が揃い、ビエロフラーヴェクのタクトの下、BBCSOが熱演を披露したロンドン、バービカン・ホールでのライヴ・パフォーマンス。スメタナの知られざる傑作オペラ「ダリボル」の新たな名盤の登場です!
ONYX-4159
エルガー他:ヴァイオリン・ソナタ集
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
エルガー:ヴァイオリン・ソナタ
レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ
シベリウス:子守歌 Op.79-6
ジェームズ・エーネス(Vn)、
アンドルー・アームストロング(P)
ドビュッシーの最後の作品となったヴァイオリン・ソナタを始め、エルガー、レスピーギのヴァイオリン・ソナタは、いずれも第一次世界大戦期(1916〜1918)に作曲された作品。エーネスは更に、同時期に作曲されたシベリウスのヴァイオリンとピアノのための6つの小品Op.79より「子守歌」も加えるなど、独自の魅力的なプログラミングにも注目。
ONYX-4160
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
ロマンス.ヘ長調 Op.11
マズレック ホ短調 Op.49
4つのロマンティックな小品 Op.75
ヤン・ムラーチェク(Vn)、
ジェームズ・ジャッド(指)
チェコ・ナショナルSO、
ルーカス・クランスキー(P)
ヴァイオリニスト、ヤン・ムラーチェクのデビュー・レコーディングがオニックス(ONYX)から登場!2011年にプラハRSOのコンサートマスターに史上最年少で就任し、2014年にはフリッツ・クライスラー国際コンクールで第1位を受賞。プラハ響、チェコ・ナショナル響、ヤナーチェク・フィルやボフスラフ・マルティヌー・フィルなど、チェコ国内のオーケストラとの共演を重ね、同国を代表するヴァイオリニストの1人としての名声を確立した次代の巨匠候補です。ムラーチェクがチェコ・ナショナル響との共演で取り上げるのは、母国の傑作、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲。
ONYX-4161
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲全集 Vol.2
交響曲第3番(田園交響曲)
交響曲第4番ヘ短調
アンドルー・マンゼ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
「ロンドン交響曲(第2番)」と「交響曲第8番」を収録した第1弾(ONYX 4155)は、レコード芸術海外盤REVIEWで「今月の注目盤」&「今月の特選盤」に選ばれた他、英BBCミュージック・マガジンでは「オーケストラル・チョイス」、英ミュージックウェブ・インターナショナルでは「レコーディング・オヴ・ザ・マンス」にそれぞれ選ばれるなど、非常に高い評価を得てきたこの交響曲サイクル。イギリス音楽ファン要注目、21世紀の新たなRVW全集決定盤となるであろう一大プロジェクトです!
ONYX-4162(2CD)
チャイコフスキー:交響曲第3番ニ長調 Op.29 「ポーランド」
交響曲第4番ヘ短調 Op.36
交響曲第6番ロ短調 Op.74 「悲愴」
ワシリー・ペトレンコ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
2006年9月にワシリー・ペトレンコを首席指揮者(Principal Conductor。2009年9月からはChief Conductor)に迎え、世界を舞台に快進撃を続ける英国の名門オーケストラ、ロイヤル・リヴァプールPO。絶好のスタートを切ったペトレンコ&RLPOによるチャイコフスキーの交響曲全集は、第3番「ポーランド」、第4番、第6番「悲愴」を収録した第2巻で完結! 交響曲の第1番、第2番、第5番を収録した第1巻(ONYX 4150)は、レコード芸術海外盤REVIEWで「今月の注目盤」&「今月の特選盤」に選ばれ絶賛されたほか、英グラモフォン誌ではEditor's Choiceに選定、UKクラシカル・チャートのTOP10に7週連続でランクインするなど、世界中で大きな反響を得ているだけに、第2巻にかかる期待も相当なもの!
ONYX-4163
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」
シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調 Op.56 「親愛なる声」
エーネス・クヮルテット〔ジェームズ・エーネス(第1ヴァイオリン、エイミー・シュワルツ・モレッティ(Vn2)、リチャード・オニール(Va)、ロバート・デマイン(Vc)〕
「地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)など圧倒的評価を受け続けているカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。エーネスを始め、2015年には広島SOとの共演が絶賛された名ヴィオラ奏者リチャード(・ヨンジェ)・オニールや、バルトークの二重奏曲集(CHAN-10820)でエーネスとの見事なデュオを聴かせてくれたエイミー・シュワルツ・モレッティなどの名手が集い、「ドリーム・チーム」(米Strings誌)と評されるSQ、エーネス・クヮルテット。 ジェームズ・エーネス率いる高機能アンサンブルによる本格的クヮルテット・アルバム第1弾は、シューベルトの傑作四重奏曲「死と乙女」と、シベリウスの「親愛なる声」を収録!
ONYX-4164(2CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集
ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207
ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K.211
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219 「トルコ風」
アダージョ ホ長調 K.261
ロンド 変ロ長調 K.269(261a)
ロンド ハ長調 K.373
ジェームズ・エーネス(Vn)、
モーツァルト・アニヴァーサリー・オーケストラ
エーネスが2006年のモーツァルト生誕250周年の年に向けて録音し、2007年には「カナダ版グラミー」と言われる"ジュノー賞"を受賞したヴァイオリン協奏曲全集が、生誕260周年となる2016年に復刻!ジェームズ・エーネスとモーツァルトが同じ誕生日(1月27日)という偶然の一致もあり録音されたこのモーツァルト。エーネス自身が選んだメンバーからなる"オール・スター"の特別オーケストラを率いて、エレガントに、優美に、雄弁に、モーツァルトの旋律を語ります。ヴァイオリン協奏曲の別稿とされるK.261やK.269も収録。カデンツァはすべてジェームズ・エーネスによるもので、モーツァルトのピアノ協奏曲(特に、第8番 K.246、第9番 K.271)の作曲者自身のカデンツァを研究して作られています。
ONYX-4165
エルガー:交響曲第2番変ホ長調 Op.63
ミーナ/カリッシマ/朝の歌
ワシリー・ペトレンコ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
ラフマニノフやチャイコフスキー、ショスタコーヴィチなどロシア音楽の演奏がクローズアップされることの多いペトレンコ&RLPOですが、イギリスを中心とするヨーロッパでは現代最高峰の"エルガリアン"とも称されており、前作「交響曲第1番(ONYX 4145)」も高い評価を得ています。今、最も勢いのある若き巨匠の筆頭格ワシリー・ペトレンコと、英国最古のオーケストラの1つであるRLPOのエルガー・プロジェクトにご期待ください!
ONYX-4166
ブラームス&シェーンベルク:弦楽四重奏曲集
ブラームス:弦楽四重奏曲第3番 Op.67、
 メロディーのように Op.105-1*、
 夏の夕べ Op.85-1*、
 月の光 Op.85-2*
シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番 Op.10*
クスSQ〔ヤーナ・クス(Vn1)、
オリヴァー・ヴィレ(Vn2)、
ウィリアム・コールマン(Va)、
ミハエル・ハハナジャリャン(Vc)〕、
モイツァ・エルトマン(S)*
1991年にベルリン音楽大学で結成され、ドイツを代表するSQとして飛躍を遂げたクスSQ。前作(ONYX 4119)ではミクローシュ・ペレーニとの共演が話題を呼んだクスSQのONYX第4弾は、ブラームスとシェーンベルクの弦楽四重奏曲をカップリング!
注目は、ブラームスの3曲の歌曲(ソプラノと弦楽四重奏のためのアレンジ版)、そしてソプラノ独唱の含まれるシェーンベルクの弦楽四重奏曲第2番で共演するドイツのソプラノ、モイツァ・エルトマン。2014年のベルリン音楽祭でも、「ソプラノと弦楽四重奏版」にトランスクリプションされたシューマン&メンデルスゾーンの歌曲を披露し好評を博したモイツァ・エルトマンとクスSQの豪華共演にご期待ください!
ONYX-4167
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 
 ロマンス第1番ト長調 Op.40、
 ロマンス第2番ヘ長調 Op.50
シューベルト:ロンド イ長調 D.438
ジェームズ・エーネス(Vn)、
アンドルー・マンゼ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
2017年3月に発売され高く評価されたベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ(ONYX 4170)」に続くエーネスのベートーヴェン・アルバムは、古典派〜ロマン派を中心に幅広いコンチェルト・レパートリーを持つエーネスにとって、意外にも初の録音となるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。アンドルー・マンゼとロイヤル・リヴァプール・フィルという完璧な布陣を敷いて、ヴァイオリニストにとって最高の挑戦となるベートーヴェンの傑作コンチェルトを贈ります。
ONYX-4168
ウォルトン:交響曲集
交響曲第1番変ロ長調/交響曲第2番
キリル・カラビッツ(指)
ボーンマスSO
2008年からボーンマスSOの首席指揮者を務め、2016年にはヴァイマル・ドイツ国民劇場(Deutsches Nationaltheater and Staatskapelle Weimar)の音楽監督&首席指揮者にも就任し注目を浴びているウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ。プロコフィエフの交響曲と珍しい作品を組み合わせたプログラムで大成功を収めた「プロコフィエフの交響曲全集」に続く新録音は、なんとウィリアム・ウォルトンの交響曲集が登場!
2016年には読売日響を振った来日公演を成功させたカラビッツ。ディスコグラフィーの殆どをロシア音楽が占めるカラビッツが新たに挑む、20世紀イギリス音楽史における傑作交響曲にご期待あれ!
ONYX-4169
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
R・シュトラウス:ブルレスケ
ヨーゼフ・モーグ(P)、
ニコラス・ミルトン(指)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送PO
1987年生まれ、2015年に英グラモフォン賞の「ヤング・アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」を受賞、2016年に「グリーグ&モシュコフスキ:ピアノ協奏曲集(ONYX 4144)」が第58回グラミー賞にノミネートしたドイツの若きヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ヨーゼフ・モーグ。これまで、個性的かつ意欲的なレパートリーで高い評価を積み重ねてきたモーグのONYXからのリリース第6弾は、ブラームスの「ピアノ協奏曲第2番」という大作と、リヒャルト・シュトラウスの「ブルレスケ」のカップリング。極めて高い技術とスタミナ、そして豊かな音楽性を要求されるこれらの作品を、ヨーゼフ・モーグの超絶的なテクニックで聴かせます。
ONYX-4170
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47 「クロイツェル」
ジェームズ・エーネス(Vn)、
アンドルー・アームストロング(P)
地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)など圧倒的評価を受けているカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。エーネスが長年コンビを組むアンドルー・アームストロングとのデュオによるヴァイオリン・ソナタ集第3弾は、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集が登場!美しく内観的な第6番と、勇ましく劇的な第9番「クロイツェル」。元々第6番の終楽章であったものが第9番のフィナーレに転用されるなど関連性を持ち、ともにイ長調でありながら異なったムードを持つ2つの作品の姿を、天才エーネスが鮮やかに描いてくれることでしょう。
ONYX-4171
グラス、ヴァスクス、ペルト、ウチャルス:弦楽四重奏のための作品集
フィリップ・グラス:弦楽四重奏曲第2番 「カンパニー」
ペトリス・ヴァスクス:弦楽四重奏曲第4番
アルヴォ・ペルト:スンマ
ハサン・ウチャルス:弦楽四重奏曲第2番 「ジ・アントールド」
ボルサンSQ
1965年トルコ出身のハサン・ウチャルスは、米国ではジョージ・クラムらと学んだ作曲家。ウチャルスの弦楽四重奏曲第2番「ジ・アントールド(The Untold’)」は、トルコの初夏を祝う祭り"Hidrellez"を描いたもので、トルコの伝統的な旋律やリズムを盛り込んだ作品。トルコから世界に羽ばたく気鋭のSQにご注目ください!
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インプロンプチュ
ベートーヴェン:幻想曲 Op.77
ショパン:即興曲第1番変 Op.29、
 即興曲第2番 Op.36、
 即興曲第3番 Op.51
ドヴォルザーク:即興曲 B.129
ガーシュウィン:2つの調による即興曲
アイヴズ:即興曲第1番、即興曲第3番
リスト:即興曲 S.191
シューベルト:4つの即興曲 D.935
シャイ・ウォスネル(P)
976年イスラエル出身のエリート・ピアニスト、シャイ・ウォスネルは、1999年のエリザベート王妃国際コンクールで第4位入賞を果たし、2005年に権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラントを受賞。2008年にNHK-BSで放映されたバレンボイムのマスタークラス参加で一気に注目が高まった逸材。
前作の「ハイドン&リゲティ」という意欲的なプログラムのアルバム(ONYX 4174)は、米ニューヨーク・タイムズの「The Best Classical Music Recordings of 2016」や英BBCミュージック・マガジンの「Concerto Choice」に選ばれるなど広く賞賛を浴びたウォスネル。ONYX第5弾は、「Impromptu(即興)」と題された小品集で、その名の通りショパン、リスト、シューベルト、ドヴォルザークから、アイヴズ、ガーシュウィンまで、様々な作曲家の即興曲を集めた独創的なリサイタル・プログラム。ショパンとシューベルトの即興曲は、2015年の初来日公演(札幌)でも披露された演目です。
☆YouTubeにて、即興曲についてのインタビューをご覧いただけます!
ONYX-4173
シエクル〜フランスのチェロ作品集
デュティユー:チェロ協奏曲 「遥かなる遠い世界」*
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番**
メシアン:「世の終わりのための四重奏曲」より 賛歌#
ドビュッシー:チェロ・ソナタ#
ラヴェル:ハバネラ#
レオナルト・エルシェンブロイヒ(Vc)、
ジョン・ウィルソン(指)*、
ステファン・ブルニエ(指)**、
BBCスコティッシュSO***、
アレクセイ・グリニュク(P)#
1985年ドイツのフランクフルト生まれ、メニューイン・スクール出身でアンネ=ゾフィー・ムターとクリストフ・エッシェンバッハに認められたドイツのエリート・チェリスト、レオナルト・エルシェンブロイヒ。近年は続けて来日公演も果たしており、2016年10月には「ばんだい高原国際音楽祭」に出演、新潟だいしホールでのチェロ・リサイタルとともに好評を博しました。これまで、「ラフマニノフ&ショスタコーヴィチ(ONYX 4116)」、「カバレフスキー&プロコフィエフ(ONYX 4122)」、「シュニトケ(ONYX4180)」といったロシアン・アルバムで国際的な高い評価を得てきたエルシェンブロイヒのアルバム第4弾は、なんと"フランス"がテーマ!
アンリ・デュティユーとサン=サーンスのチェロ協奏曲に、メシアン、ドビュッシー、ラヴェルの「チェロとピアノのための作品」を収録。約1世紀にわたるフランスのチェロ作品を集めた魅力的なプログラムです。
ONYX-4174
ハイドン&リゲティ:ピアノ協奏曲&カプリッチョ集
ハイドン:ピアノ協奏曲ト長調、
 ピアノ協奏曲ニ長調、
 カプリッチョ ト長調 「8人のへぼ仕立て屋に違いない」、
 カプリッチョ(幻想曲) ハ長調
リゲティ:ピアノ協奏曲、
 カプリッチョ第1番、カプリッチョ第2番
シャイ・ウォスネル(P)、
ニコラス・コロン(指)
デンマーク国立SO
1976年イスラエル出身のエリート・ピアニスト、シャイ・ウォスネルは、1999年のエリザベート王妃国際コンクールで第4位入賞を果たし、2005年に権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラントを受賞。2008年にNHK-BSで放映されたバレンボイムのマスタークラス参加で一気に注目が高まった逸材。ONYXから発売となるシャイ・ウォスネルのレコーディング第4弾は、初の協奏曲アルバム。2人の偉大なハンガリーの作曲家、ハイドンとジェルジ・リゲティの協奏曲、そしてカプリッチョを組み合わせるという意欲的なプログラム。
ONYX-4176
チェロ・ソナタ集
ミャスコフスキー:チェロ・ソナタ第1番ニ長調 Op.12、
 チェロ・ソナタ第2番イ短調 Op.81
プロコフィエフ:バラード Op.15
タネーエフ:カンツォーナ
パヴェル・ゴムツィアコフ(Vc)、
アンドレイ・コロベイニコフ(P)
デュメイ、ピリス、ゲルギエフがその才能を高く評価した、ロシア系チェリストの新世代を代表する名手、パヴェル・ゴムツィアコフ。ポルトガル王ルイス1世が所有していたと伝わる門外不出の銘器、1725年製のストラディヴァリウスを使用し大きな話題を呼んだハイドンのチェロ協奏曲集(ONYX-4151)に続くONYX(オニックス)第2弾は、ミャスコフスキーのチェロ・ソナタ集!
ニコライ・ミャスコフスキー(1881−1950)の2つのチェロ・ソナタは豊かな魅力に反してあまり知られていない作品で、そのロマンティックで情熱的な美しさはラフマニノフの有名なソナタに代わる価値があるとも称されています。キャリアの初期と後期にそれぞれ書かれており、第2番はロストロポーヴィチのために作曲され、ロストロポーヴィチの弟子たちにも広く学ばれるなど戦後に大成功した作品です。

ONYX-4178(2CD)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ&変奏曲全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1/チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69/チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1/チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2/ヘンデルの「ユダス・マカベウス〕の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45/モーツァルトの「魔笛」の「娘か女か」の主題による12の変奏曲ヘ長調 Op.66/モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46
ラルフ・カーシュバウム(Vc)、
シャイ・ウォスネル(P)
国際的なチェリスト、教師として活躍し、ピアティゴルスキー国際チェロ・フェスティバルの芸術監督を務めるアメリカの名チェリスト、ラルフ・カーシュバウムがONYXへ登場!イスラエルのエリート・ピアニスト、シャイ・ウォスネルとともにイギリス&アメリカで行なわれたベートーヴェン・リサイタル・ツアーの集大成として、2016年3月ロンドン公演の直後にウィグモア・ホールで録音された、楽聖ベートーヴェンのチェロ・ソナタ&変奏曲全集です。

ONYX-4179
人生、愛、来世〜リスト・リサイタル
リスト:ハンガリー狂詩曲第18番嬰ヘ短調
2つのチャルダーシュ
巡礼の年第3年より エステ荘の噴水
ヴェルディの「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ
巡礼の年第2年の補遺「ヴェネツィアとナポリ」
シューベルトの「ウィーンの夜会」(ヴァルス・カプリース第6番)
シューベルトの「魔王」
モーツァルトの「レクイエム」からのコンフィタトゥスとラクリモサ/愛の夢第3番
ワーグナーの「イゾルデの愛の死」
ワーグナーの「リエンツィ、最後の護民官」からの主題による幻想曲
デヤン・ラツィック(P)
ラツィックがONYXでの最初のプログラムに選んだのは、19世紀を代表するコンポーザー=ピアニスト、フランツ・リストの音楽。ラツィックは、リストの天才的、かつ革新的な才能に改めて魅了され、長い構想、準備期間を経て"このリスト・リサイタル"を完成させたという。 バルカン半島から羽ばたいた稀代の天才ピアニストと、音楽史上に輝き続ける19世紀の天才ピアニストの才能が、今ここに必然の邂逅を果たします。
ONYX-4180
シュニトケ〜ムジカ・ノスタルジカ
シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番、
 古い様式による組曲、
 オレグ・カガンの思い出に、
 ムジカ・ノスタルジカ
エルシェンブロイヒ:没後10周年におけるアルフレート・シュニトケの破片
レオナルト・エルシェンブロイヒ(Vc)、
ペトル・リモノフ(P)
985年ドイツのフランクフルト生まれ、メニューイン・スクールのエリート・チェリスト、レオナルト・エルシェンブロイヒ。近年は続けて来日公演も果たしており、2016年10月には「ばんだい高原国際音楽祭」に出演、新潟だいしホールでのチェロ・リサイタルとともに好評を博しました。 アンネ=ゾフィー・ムターとクリストフ・エッシェンバッハに認められたドイツの逸材エルシェンブロイヒのアルバム第3弾は、20世紀ロシアの偉大なる作曲家、アルフレート・シュニトケの作品集。 アルバムの最後には、シュニトケの没後10周年に寄せた自作の作品も収録。「ショスタコーヴィチ以降のもっとも偉大なロシアの作曲家」と語り、若き頃からシュニトケの人物&作品に傾倒してきたエルシェンブロイヒが、満を持して贈るシュニトケ・アルバムに乞うご期待!
ONYX-4181
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第1番ニ短調 Op.28、
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36
チャイコフスキー(ラフマニノフ編):子守歌 Op.16-1
ルステム・ハイルディノフ(P)
ルステム・ハイルディノフは、モスクワ音楽院でレフ・ナウモフに師事、ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージックでクリストファー・エルトンに師事。1994年にロンドンでデビューした後、アメリカ、ロシア、ヨーロッパで演奏旅行を行い、来日公演も何度か重ね、2016年6月にはNHKSOとの初共演も果たしています。 祖国ロシアの音楽、とりわけラフマニノフの作品を度々録音してきたハイルディノフ。新天地ONYXでのファースト・アルバムにラフマニノフの偉大な2つのピアノ・ソナタが選ばれたのも納得です。英BBCミュージック・マガジンからは「リヒテルに比肩する演奏」と賞賛され、英グラモフォン誌では「偉大なロシアの巨匠の伝統の中の奏者」と称される名手、ルステム・ハイルディノフのラフマニノフにご注目ください!
ONYX-4182
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
ドビュッシー(ビュッセル編):交響組曲「春」
ラフマニノフ:カンタータ「春」 Op.20*
ワシリー・ペトレンコ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO&cho、
ロディオン・ポゴソフ(Br)*
チャイコフスキーの交響曲全集Vol.1(ONYX 4150)が、2017年の英BBCミュージック・マガジン・アウォードでレコード・オヴ・ザ・イヤー(年間最優秀賞)に選出されるなど、破竹の勢いを見せる目下絶好調のワシリー・ペトレンコとロイヤル・リヴァプールPO。絶賛を博したチャイコフスキーの交響曲全集、プロコフィエフのピアノ協奏曲集に続き、いよいよスタートする"ストラヴィンスキー・プロジェクト"の第1弾は「春の祭典」!ペトレンコはストラヴィンスキーの3大バレエをレコーディング、リリースするにあたり、それぞれにテーマを設定。第1弾となる「春の祭典」では、「春(Spring)」という共通項を持つドビュッシー、ラフマニノフの作品をカップリングするなど、ペトレンコがこだわり抜いたプログラムの充実振りも見逃せないポイントです。ペトレンコ&RLPOが世界的高評価を得ているロシア音楽、しかも「ハルサイ」という注目度最上級の特大リリースは、これまでの同コンビの名演名盤を上回る大ブレイク必至!
ONYX-4183(2CD)
イン・シューベルツ・カンパニー
シューベルト:ヴァイオリンと管弦楽のための 「ポロネーズ」 変ロ長調 D.580(リザノフ編ヴィオラ版)
セルゲイ・アフノフ:ヴィオラと管弦楽のための 「イン・シューベルツ・カンパニー」
レオニード・デシャトニコフ:ヴァイオリンと管弦楽のための 「Wie der Alte Leiermann」(リザノフ編ヴィオラ版)
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821*、
 交響曲第5番変ロ長調 D.485
ドブリンカ・タバコワ:ヴィオラと弦楽オーケストラのための 「シューベルトへのファンタジー・オマージュ」
アフノフ:ヴィオラと管弦楽のための 「魔王」
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ第3番ト短調 D.408(リザノフ編ヴィオラ版)*、
 「冬の旅」 D.911より 「ライアー弾き」(タバコワ編ヴィオラと管弦楽版)
マキシム・リザノフ(Va、指)
リガ・シンフォニエッタ、
ヤコフ・カツネルソン(P)*
ユーリ・バシュメットから「遂に私のライバルが現れた」という最大級の賛辞を贈られたウクライナ出身のヴィオラの大器マキシム・リザノフ。約5年ぶりとなるONYXでの新録音では、優れたヴィオラ奏者としての姿の他、指揮者、編曲者としての才覚も発揮!シューベルトの生誕220周年を祝うこのアルバムは、リザノフがラトビアのリガ・シンフォニエッタを振った「交響曲第5番」に加え、アルペジョーネ・ソナタやヴァイオリン・ソナタ、ライアー弾き(辻音楽師)、ポロネーズなどのヴィオラ・アレンジ、セルゲイ・アフノフやレオニード・デシャトニコフ、ドブリンカ・タバコワなど現代の人気作曲家によるシューベルト・オマージュ作品(それらのヴィオラ・アレンジ版も含む)を収録した濃密なプログラム。ヴィオラ・ファンやシューベルティアン要注目のシューベルト・アルバムです!
ONYX-4184
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲全集 Vol.3
交響曲第5番ニ長調
交響曲第6番ホ短調
アンドルー・マンゼ(指)
ロイヤル・リヴァプールPO
2016年に新たにスタートしたシンフォニー・サイクル、名匠アンドルー・マンゼとイギリスの名門オーケストラ、ロイヤル・リヴァプールPOによるヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集。第3集は、自身のオペラ「天路歴程」のための素材を使用した交響曲第5番と、終戦前後の1944年〜47年に作曲され、ダイナミックな第3楽章や静寂の続く終楽章などから「戦争交響曲」と呼ばれた(しかしヴォーン・ウィリアムズ本人は標題を否定した)交響曲第6番を収録。2曲とも、2012年のBBCプロムスでアンドルー・マンゼ指揮、BBCスコティッシュSOによって演奏され、大きな話題を呼んだ作品です。第1集(ONYX 4155)、第2集(ONYX 4161)は、それぞれレコード芸術や英BBCミュージック・マガジン、仏ディアパゾン誌等で絶賛され、聴衆からも高い評価を得てきた、マンゼのヴォーン・ウィリアムズ。
イギリス音楽ファン要注目、21世紀の新たなRVW全集決定盤となるであろう一大プロジェクトにご注目ください!
ONYX-4186
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330
ドゼードの「リゾンは眠った」による変奏曲ハ長調 K.264
幻想曲ハ短調 K.475
ソン・ヨルム(P)、
ネヴィル・マリナー(指)
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
韓国生まれ、現在はドイツを拠点に活動するピアニスト、ソン・ヨルムがONYX初登場!
2005年ショパン・コンクール入賞、2009年ヴァン・クライバーン・コンクール第2位(優勝は辻井伸行)、2011年チャイコフスキー・コンクール第2位(優勝はダニール・トリフォノフ)を始めとする華々しい経歴を誇り、その両手から生み出される優雅な解釈、きらびやかなタッチ、多彩で劇的なパフォーマンスが世界の注目を集めています。
ONYX第1弾は、ネヴィル・マリナー&ASMFと共演したピアノ協奏曲第21番(チャイコフスキー・コンクールでも演奏された曲)とピアノ独奏作品を組み合わせたモーツァルト・アルバム。多くの若き才能を見出してきたONYXで更なる飛躍が期待される韓国の才媛にご注目あれ!
ONYX-4187
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲ニ長調 Op.61a(原曲:ヴァイオリン協奏曲)
クレメンティ:ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.40-2
クラーマー:ピアノ・ソナタ ホ長調 Op.62 「ロンドンへの帰還」
デヤン・ラツィック(P)、
オランダ室内O
構想、編曲に5年の歳月を要し、ブラームスのヴァイオリン協奏曲から新たに生まれ変わった『ブラームスの「ピアノ協奏曲第3番」』が世界各地で大反響を巻き起こしたラツィック。新たなプロジェクトでは、ベートーヴェンが自身のヴァイオリン協奏曲を自ら編曲してピアノ協奏曲へと作り変えた「ピアノ協奏曲ニ長調 Op.61a」を録音!
また、ロンドンでベートーヴェンの楽譜出版を行ったムツィオ・クレメンティ、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番に「皇帝」の副題を付けたとされるヨハン・バプティスト・クラーマー、二人のコンポーザー=ピアニストのピアノ・ソナタを組み合わせた魅力的なプログラムもポイント。稀代の天才ピアニスト、デヤン・ラツィックが「ブラームスのピアノ協奏曲第3番」以来の衝撃を再び世に放ちます。
ONYX-4188
ターネジ:2本のヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲「シャドウ・ウォーカー」(世界初録音)
ベルリオーズ:幻想交響曲
ヴァディム・レーピン(Vn)、
ダニエル・ホープ(Vn)、
サッシャ・ゲッツェル(指)
ボルサン・イスタンブールPO
2017年10月19日にイスタンブールで世界初演で大喝采を浴び、エッセン、リュブリャナ、ウィーン、チューリッヒで立て続けに演奏されたターネジの新作「シャドウ・ウォーカー」は、イギリスのアーティスト、マーク・ウォリンガーに献呈された25分ほどの作品。きわめてよく溶け合うホープとレーピンのヴァイオリンのサウンドと、それぞれのキャラクターから生まれた相乗効果に期待が高まります。 また、プログラムの後半に演奏されたベルリオーズの「幻想交響曲」にも要注目!このムジークフェライン・ザールでのライヴは、リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」やレスピーギの「シバの女王ベルキス」の素晴らしい演奏を聴かせてくれたサッシャ・ゲッツェルとボルサン・インスタンブール・フィルの新たな看板となるに違いありません。
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ロシアより愛をこめて〜バリトン、チェロとピアノのためロシア歌曲集
グリンカ、ダルゴムイシスキー、ラフマニノフ、ボロディン、チャイコフスキーの歌曲
プロコフィエフ:チェロとピアノのための 「道化師」 より
ヘンク・ネヴェン(Br)、
ハンス・アイザッカース(P)、
ヤン・バスティアーン・ネヴェン(Vc)
ヘンク・ネヴェンは、アムステルダム音楽院でマールテン・コニングスベアガーとマルグリート・ホーニクの薫陶を受け、BBCニュー・ジェネレーション・アーティストへの選出、権威あるオランダ音楽賞(Nederlandse Muziekprijs)の受賞などを果たしたオランダ期待のバリトン歌手。
弟のヤン・バスティアーン・ネヴェンと共演したヘンク・ネヴェンのニュー・アルバムは、バリトン、チェロ、ピアノの3人の奏者のためのロシア歌曲集というユニークなプログラム。元々「声楽、チェロ&ピアノ」のために作曲されたオリジナル作品と自分たちでこの編成のために編曲した作品を組み合わせたもので、アムステルダムの「チェロ・ビエンナーレ2016」で披露され、その大成功を受けてCDレコーディングが実現しました。歌曲の余白には、チェロとピアノのために編曲されたプロコフィエフの「道化師」(抜粋)を入れるなど、全体の構成にもこだわったヘンク・ネヴェンの新プロジェクト「ロシアのより愛をこめて(With Love From Russia)」。歌曲ファンやアレンジ・ファン要注目!

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シューマン:クライスレリアーナ
幻想曲ハ長調/アラベスク
ソン・ヨルム(P)
韓国出身、現在はドイツ在住で国際的に活動するピアニスト、ソン・ヨルムは、2005年ショパン・コンクール入賞、2009年ヴァン・クライバーン・コンクール第2位(優勝は辻井伸行)、2011年チャイコフスキー・コンクール第2位(優勝はダニール・トリフォノフ)を始めとする華々しい経歴を誇り、その両手から生み出される優雅な解釈、きらびやかなタッチ、多彩で劇的なパフォーマンスが世界の注目を集めています。
最晩年のネヴィル・マリナーとの共演で話題を呼んだモーツァルト・アルバム(ONYX-4186)に続くONYX第2弾は、ソン・ヨルムのもう一つの「お気に入り」作曲家であるロベルト・シューマン。このレパートリーを完璧に理解したピアニストによる、傑作「クライスレリアーナ」は、世界中のファンが待ち望んでいた素晴らしいレコーディングとなることでしょう。
ONYX-4207
モーツァルト:ピアノ四重奏曲集
ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K.478
ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調 K.498
ロンド・コンチェルタンテ 変ロ長調 K.333(ラジッチ編曲/原曲:ピアノ・ソナタ第13番第3楽章)*
デヤン・ラジッチ(P)、
ベンヤミン・シュミット(Vn)、
ゼン・フー(Vn)*、
ヨハネス・エルケス(Va)、
エンリコ・ブロンツィ(Vc)
バルカン半島、クロアチアが生んだ天才コンポーザー=ピアニスト、デヤン・ラジッチ(ラツィック)。ONYX録音第3弾となるのは、オーストリアの名ヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミットなど、ラジッチが長年共に演奏してきた友人たちと演奏した親密な室内楽アルバム。モーツァルトの傑出した2つのピアノ四重奏曲をメインに、自身の編曲による「ロンド・コンチェルタンテ(協奏的ロンド)」をカップリング。これは、協奏曲風のカデンツァ・パッセージを持つピアノ・ソナタ第13番の第3楽章からのアレンジで、2018年に「ピアノと管弦楽」のためのバージョンが初演されていますが、今回のアルバムでは「ピアノ五重奏」のバージョンで収録。第2ヴァイオリンは、中国人として初のミュンヘン・フィル団員となった女流奏者ゼン・フー(ツェン・フー)が参加。ブラームスのヴァイオリン協奏曲を『ピアノ協奏曲第3番』へとアレンジした功績によって世界へその名を轟かせたデヤン・ラジッチの豊かな才能に再びご注目ください!
ONYX-4214
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
4つの小品 Op.119
ヨーゼフ・モーグ(P)、
ニコラス・ミルトン(指)、
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送PO
1987年生まれ、2015年に英グラモフォン賞の「ヤング・アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」を受賞、2016年に「グリーグ&モシュコフスキ:ピアノ協奏曲集(ONYX 4144)」が第58回グラミー賞にノミネートしたドイツの若きヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ヨーゼフ・モーグのONYXからのリリース第9弾は、待望のブラームス:ピアノ協奏曲第1番!
ショパン、リスト、グリーグ、モシュコフスキ、シャルヴェンカ、ルビンシテイン、チャイコフスキー、ラフマニノフなど、ロマン派のピアノ協奏曲やピアノ作品の録音で常に成功を収めているモーグは、2017年リリースした「ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、R.シュトラウス:ブルレスケ(ONYX4169)」でもグラモフォン誌により高い評価を受けており(「技術的な才能は、この上なく明らかである...スケルツォは、人間では考えられないほど簡単に聴こえる」)、第1協奏曲の録音にも期待が高まります。カップリングとして、初期の協奏曲とは対照的な晩年の「4つの小品」を収録しています。
ONYX-4215
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番&第14番
弦楽四重奏曲第12番変ホ長調 Op.127
弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131
エーネス・クヮルテット〔ジェームズ・エーネス(Vn1)、エイミー・シュワルツ・モレッティ(Vn2)、リチャード・オニール(Va)、エドワード・アーロン(Vc)〕
「地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)など圧倒的評価を受け、2019年の第61回グラミー賞ではアーロン・ジェイ・カーニスのヴァイオリン協奏曲(ONYX4189)で見事「最優秀器楽賞」を受賞したカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。エーネスを始め、2015年には広島SOとの共演が絶賛された名ヴィオラ奏者リチャード(・ヨンジェ)・オニールや、バルトークの二重奏曲集(CHAN 10820)でエーネスとの見事なデュオを聴かせてくれたエイミー・シュワルツ・モレッティなどの名手が集い、「ドリーム・チーム」(米Strings誌)と評されるSQ、エーネス・クヮルテット。
2020年のベートーヴェン・イヤーに計画されていた録音プロジェクトはCOVID-19によって大きく変更を余儀なくされ、イギリスでのレコーディングは断念。代わりにアメリカでレコーディングを行い、イギリスの名レコーディング・プロデューサー、サイモン・キルン(これまで多くのレーベルで400超のレコーディングに携わり、エーネスの主要なアルバムも担当)がロンドンからリアルタイムでセッションをモニタリングするという現代のテクノロジーを活かしたレコーディングが実現しました。2週間のうちにOp.74以降の弦楽四重奏曲すべてを録音したセッションからの第2弾。
エームスは、「激しい2週間だったが今回録音した4枚分のCDは、世界中がひどい状況にある時に、短い時間ではありますが芸術的充実と平和的な時を私たちに思い出させてくれるでしょう」と語っています。
ONYX-4216
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第10番&第11
弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.74 「ハープ」
弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.95 「セリオーソ」
エーネス・クヮルテット〔ジェームズ・エーネス(Vn1)、エイミー・シュワルツ・モレッティ(Vn2)、リチャード・オニール(Va)、エドワード・アーロン(Vc)〕
「地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)など圧倒的評価を受け、2019年の第61回グラミー賞ではアーロン・ジェイ・カーニスのヴァイオリン協奏曲(ONYX4189)で見事「最優秀器楽賞」を受賞したカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。エーネスを始め、2020年からは名門タカーチSQの新メンバーにも加わった名ヴィオラ奏者リチャード(・ヨンジェ)・オニールや、バルトークの二重奏曲集(CHAN 10820)でエーネスとの見事なデュオを聴かせてくれたエイミー・シュワルツ・モレッティなどの名手が集い、「ドリーム・チーム」(米Strings誌)と評されるSQ、エーネス・クヮルテット。
2020年のベートーヴェン・イヤーに計画されていた録音プロジェクトはCOVID-19によって大きく変更を余儀なくされ、イギリスでのレコーディングは断念。代わりにアメリカでレコーディングを行い、イギリスの名レコーディング・プロデューサー、サイモン・キルン(これまで多くのレーベルで400超のレコーディングに携わり、エーネスの主要なアルバムも担当)がロンドンからリアルタイムでセッションをモニタリングするという現代のテクノロジーを活かしたレコーディングが実現しました。2週間のうちにOp.74以降の弦楽四重奏曲すべてを録音したという、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲録音プロジェクト。第3巻は、厳密には「後期」ではなく「中期」の四重奏曲の最後の2曲、「ハープ」と呼ばれる陽気で愛らしい変ホ長調作品と、「セリオーソ(厳粛)」と呼ばれる辛辣で苛烈なヘ短調作品を収録しています。
ONYX-4217(2CD)
シューベルト:後期ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845
ピアノ・ソナタ第18番ト長調 D.894 「幻想」
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
シャイ・ウォスネル(P)
1976年イスラエル出身のエリート・ピアニスト、シャイ・ウォスネル(ウォスナー)は、1999年のエリザベート王妃国際コンクールで第4位入賞を果たし、2005年に権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラントを受賞。2008年にNHK-BSで放映されたバレンボイムのマスタークラス参加で一気に注目が高まった逸材。
これまでも、シューベルトのピアノ・ソナタ集(ONYX 4073)、シューベルトとマッツォーリの作品集(ONYX 4136)などのシューベルト・アルバムを録音し、英グラモフォン誌や英BBCミュージック・マガジンから素晴らしい「シューベルティアン」として評価されるなど、世界の偉大なシューベルト弾きの一人として評価を確立したシャイ・ウォスネルが弾くシューベルト晩年のピアノ・ソナタ集。
ONYX-4218

PONYX-4218
国内盤仕様
税込定価
不滅の恋 〜 ベートーヴェン:アリア集
《皇帝レオポルト2世の戴冠式カンタータ》 WoO 88より 「Fliesse, Wonnenzahre, fliesse!」
「いいえ、心配しないで」 WoO 92a
初恋 WoO 92
ああ何という人生 WoO 91
歌劇 《フィデリオ》 Op.72より 「私とあなたがいっしょになれたら」
劇音楽 《エグモント》 Op.84より 「太鼓は響く」、「喜びと悩みに満ち」
《レオノーレ・プロハスカ》 WoO 96より 「一輪の花が咲く」
「おお、不実な者よ」 Op.65
ヘン・ライス(S)、
リチャード・エガー(指)、
エンシェント室内O
オーウェン・ウォス(Hp)*
バイエルン国立歌劇場でのR・シュトラウスの「ばらの騎士」(ソフィー役)、ラトル&ベルリン・フィルによる映画「パフューム」のサントラが話題となり、オニックスからのリリース第1弾「リエゾンス」(ONYX-4068)も英BBCミュージック・マガジン誌で「トップクラス」と絶賛されたイスラエル出身のオペラティック・ソプラノ、ヘン・ライス(チェン・レイス)。「夜鳴きうぐいす(ナイチンゲール)」と「ばら」をテーマとした前作(ONYX-4104)に続くONYX第3弾は、楽聖ベートーヴェンの生誕250周年を記念し、ベートーヴェンのオペラ・アリア、コンサート・アリアを集めた意欲的なプログラムを録音。ピュアな高音域と柔軟で潤いある声で世界中の歌劇場から引く手あまたの注目ソプラノが歌うベートーヴェンにご注目ください!また、名手リチャード・エガーが率いるイギリスの名門ピリオド・オーケストラ、エンシェント室内O(アカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージック/AAM)との共演という点も大きなポイントです。
ONYX-4219
フランス6人組&サティ
6人組のアルバム〔オーリック:前奏曲/デュレ:無言歌/オネゲル:サラバンド/ミヨー:マズルカ/プーランク:ワルツ/タイユフェール:パストラーレ〕
オーリック:ワルツ、5つのバガテル
ルイ・デュレ:4手のための2つの小品
オネゲル:前奏曲(3つの対位法より)、
 夏の牧歌
ミヨー:スカラムーシュ
プーランク:カプリッチョ(仮面舞踏会より)
タイユフェール:野外遊戯、
 ヴァルス・レント、間奏曲(インテルメッツォ)
サティ:パラード
パスカル・ロジェ(P)、
アミ・ロジェ(P)
フランス・ピアノ界の牽引者であり、現在の"フレンチ・ピアニズム"を代表する名ピアニスト、パスカル・ロジェと愛妻アミ・ロジェによる夫婦デュオ。約5年ぶりのリリースとなるロジェ夫妻のデュオ・アルバム第5弾は、十八番のフランス音楽より、「フランス6人組(Les Six)」とエリック・サティの音楽をプログラム。「6人組」の共作によるピアノ小品集「6人組のアルバム(L'Album des Six)」を皮切りに、オーリック、デュレ、オネゲル、ミヨー、プーランク、タイユフェールのそれぞれの作品を収録し、オネゲル、オーリック、デュレらと共に「ヌーヴォー・ジュンヌ(新しい若者たち/Les nouveaux jeunes)」を結成していたエリック・サティの「パラード」でアルバムを締めくくります。繊細で薫り高きエスプリに満ちたパスカル・ロジェによるミヨーの傑作「スカラムーシュ」は、ピアノ・ファン、フランス音楽ファン必聴!

ONYX-4220
ミュージック・ウィー・ラヴ
ミーシャ・ムロフ=アバド(b.1991):ブルー・ディアー
ラエルシオ・ヂ・フレイタス(b.1941)/パウロ・ベリナッチ&ハーヴェイ・ワイナペル編曲:オー・カボ・ピタンガ
シューマン:トロイメライ(子供の情景 Op.15より)
ミーシャ・ムロフ=アバド:ブラジル
シャローム・ハノフ(b.1946):シール・レロ・シェム
ジョン・マクラフリン(b.1942)/ゲイリー・ハズバンド編曲: 天界と下界を行き交う男
レニーニ(b.1959)&ドゥドゥ・ファルカォン(b.1961):星々の沈黙(オ・シレンシオ・ダス・エストレーラス)
ミーシャ・ムロフ=アバド:リトル・アストロノート
アントニオ・カルロス・ジョビン(1927−1994):サビア
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 BWV.1014より 第1楽章 アダージョ、第2楽章 アレグロ
ブラジル伝承曲:カイコ
レポ・スメラ(1950−2000):映画 「春のハエ」 のテーマ
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)
ミーシャ・ムロフ=アバド(ダブルベース)

録音:2020年1月9日−10日、サリー大学(イギリス)
現代のもっとも偉大なヴァイオリンの巨匠の一人、ヴァイオリンの女王ヴィクトリア・ムローヴァの約2年ぶり新録音!
これまでも、「ペザント・ガール」(ONYX 4070)、「ストラディヴァリウス・イン・リオ」(ONYX 4130)などのクロスオーヴァー・アルバムで絶賛を博してきたムローヴァの新境地は、ジャズ・ベーシスト&作編曲家として活動する息子、ミーシャ・ムロフ=アバド(ミーシャ・ムローヴァ=アバド)とのコラボレーション。バッハからシューマン、ブラジル民謡、カルロス・ジョビン、ミーシャ自身の作品にイギリス、イスラエル、エストニアの作曲家の作品まで、様々な国のクラシック、コンテンポラリー・ジャズ、ブラジリアン・ジャズ、フォーク・ソングなどをボーダーレスに収録した、ヴァイオリンとダブルベースの親子デュオ。ヴィクトリア・ムローヴァとクラウディオ・アバドの間に生まれ、音楽に囲まれて育ったミーシャが愛する音楽を思いのままに詰め込んだ、素敵なコレクション・アルバムです。
ONYX-4222
カプースチン:ピアノ作品集
8つの演奏会用エチュード Op.40
変奏曲 Op.41
ムーン・レインボウ Op.161
ソナチネ Op.100
ピアノ・ソナタ第2番ホ長調 Op.54
ソン・ヨルム(P)
クラシックとジャズのテクニックや言語を絶妙に使い分けた親しみやすい作風で、多くの人々に愛されてきた人気作曲家ニコライ・カプースチン(1937-2020)。長年にわたってカプースチンを支持し、親交を深めてきたピアニスト、ソン・ヨルムが、2020年に惜しまれつつもこの世を去ったユニークな天才へ捧げる1枚をリリースします。このアルバムは、彼女の愛情がこもったオマージュ・アルバムであると同時に、カプースチンの音楽への素晴らしい導入にもなっています。
韓国出身のソン・ヨルムは、2005年ショパン・コンクール入賞、2009年ヴァン・クライバーン・コンクール第2位(優勝は辻井伸行)、2011年チャイコフスキー・コンクール第2位(優勝はダニール・トリフォノフ)など華々しい経歴を誇るピアニスト。その両手から生み出される優雅な解釈、きらびやかなタッチ、多彩で劇的なパフォーマンスが世界中の注目を集めています。
ONYX-4223
トランスアトランティック
ストラヴィンスキー:協奏曲 変ホ長調「ダンバートン・オークス」、
 歌劇「放蕩者のなりゆき」よりNo Word from Tom
クレイグ・アークハート:フルートと弦楽オーケストラの為のラメンテーション
アヴネル・ドルマン:室内アンサンブルの為の4つの歌「ノフィム」
武満徹:海へ
コープランド:アパラチアの春(13楽器の為のオリジナル版)
ヘン・ライス(S)、
スタティス・カラパノス(Fl)、
ギャレット・キースト(指)、
ベルリン・アカデミー・オヴ・アメリカン・ミュージック
バイエルン国立歌劇場でのR.シュトラウスの「ばらの騎士」(ソフィー役)やラトル&ベルリン・フィルによる映画「パフューム」のサントラが話題となったイスラエル出身の歌劇ティック・ソプラノ、ヘン・ライス(チェン・レイス)と、2020年にシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭の「レナード・バーンスタイン賞」を受賞したギリシャのフルート奏者スタティス・カラパノスが参加!
大西洋を挟んだ双方向の音楽の関係を描き、様々な国籍の作曲家にとってのアメリカの魅力を反映した美しいキュレーション・アルバム。多くのヨーロッパの音楽家と同様、戦争や迫害を逃れてアメリカ市民となったストラヴィンスキー、アメリカ在住のイスラエル人作曲家アヴネル・ドルマン、アメリカの作家メルヴィルの名作『白鯨』を音楽で表現した武満徹、バーンスタインのアシスタントであり弟子でもあったクレイグ・アークハートと「アパラチアの春」で「アメリカらしい壮大な風景の音」を表現したコープランドの作品が収録されています。
ONYX-4224
ドビュッシー、デュカス、ルーセル
ドビュッシー:バレエ音楽 「遊戯」 L.133
 牧神の午後への前奏曲 L.87a
デュカス:舞踊詩 「ラ・ペリ」
ルーセル:バッカスとアリアーヌ Op.43第2組曲
ドミンゴ・インドヤン(指)、
ロイヤル・リヴァプールPO
英国の名門オーケストラ、ロイヤル・リヴァプールPO(RLPO)の新録音は、2006年から15年間首席指揮者を務めたワシリー・ペトレンコに代わり、2021年9月から新たな首席指揮者に就任したアルメニア系ベネズエラの若き注目指揮者、ドミンゴ・インドヤンが登場!
1980年にベネズエラのカラカスに生まれたドミンゴ・インドヤンは、ドゥダメルを排出したことでも知られるベネズエラの音楽教育プログラム「エル・システマ」でヴァイオリンを学び、ジュネーヴ高等音楽院の指揮科ではローラン・ゲイ教授の下最高の成績で修士号を取得。2013年にはベルリン・ドイツ歌劇場でダニエル・バレンボイムの第1アシスタントに就く他、2019年からはポーランド国立RSOの首席客演指揮者に就任。2021-2022シーズンからは、インドヤンにとって初の首席指揮者ポストとして、RLPOのマエストロに任命され、2021年9月のBBCプロムス(インドヤンの指揮者としてのプロムス・デビューであり、RLPO就任記念コンサート)では、「miraculous」、「a triumph for all concerned」(Seen and Heard International, 2021)と絶賛されました。日本では、パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)にヴァイオリン・アカデミー生として参加(2003、2004年)し、2014年には客演指揮者として登壇。2012年にヴォルフ=ディーター・ハウシルトの代役として新日本フィルの指揮台に立ち、2014年と2015年にも新日本フィルを振っています。
期待のインドヤン&RLPOによるレコーディング第1弾は、ドビュッシー、デュカス、ルーセルといったフランスのレパートリーによる刺激的なプログラム。ドビュッシーの初期と後期の傑作管弦楽曲、アルベール・ルーセルのバレエ組曲の豪華なスコア、そしてあまり聴く機会のないポール・デュカスの「ラ・ペリ」を、インドヤンのエキサイティングなタクトでお贈りします。
「イギリスのオーケストラで近年行われた指揮者契約の中で、これがもっとも興味をそそられる」(英日刊紙 スペクテイター)
ONYX-4228(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ BWV.1001-1006(全曲)
ソナタ第1番ト短調 BWV.1001/パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002/ソナタ第2番イ短調 BWV.1003/パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004/ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005/パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006
ジェームズ・エーネス(Vn)
「地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)など圧倒的評価を受け、2019年の第61回グラミー賞ではアーロン・ジェイ・カーニスのヴァイオリン協奏曲(ONYX4189)で見事「最優秀器楽賞」を受賞したカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。
エーネスはCOVID-19によるロックダウンに見舞われた2020年の3月に、自らオンライン・コンサートの企画を立ち上げ、「Recitals from Home」と題してバッハとイザイの6つの無伴奏ヴァイオリン作品を順に公開していきました。
レコード芸術「特選盤」やグラモフォン誌「エディターズ・チョイス」に選ばれたイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集(PONYX4198/ONYX4198)に続き、ついにバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータもCDで登場!
エーネスのバッハ無伴奏と言えば、1999年〜2000年に録音された名盤(AN28772-3)が近年は入手困難となっていただけに、2度目となる「聖典」のレコーディングは待望のリリースとなります。
エーネスは長年にわたってこの傑作を演奏しており、解釈も年々変化しているとのこと。最初の録音から20年超が経ち、現在は絶頂期にあるといいます。繊細で思慮深く、息をのむような技術力と大きな感受性を兼ね備えた素晴しいバッハを、1715年製のストラディヴァリウス "ex-Marsick"でお贈りします。
3月の時点では自宅にレコーディングの機材もノウハウもまったくなかったというエーネスが、世界中のレコーディング関係者や友人の助けを借りながら機材を揃え、リビングルームをレコーディング・スタジオへと変えて、ノイズを避けるためにすべて早朝に録音したというこだわりのプロジェクトにご期待ください。
ONYX-4226
ブラームス・アナログ
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
4つの厳粛な歌(Vcとピアノ版)
レオナルト・エルシェンブロイヒ(Vc)、
アレクセイ・グリニュク(P)
レオナルト・エルシェンブロイヒは1985年ドイツのフランクフルト生まれ、メニューイン・スクールとケルン音楽アカデミーで学び、BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティスト、ドイツ公共ラジオ放送局とブレーメン・フィルハーモニック協会のアーティスト・イン・レジデンスに選ばれてきたエリート・チェリストです。
英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」&「クリティクス・チョイス」、英BBCミュージック・マガジンの「チェンバー・チョイス」にそれそれ選ばれるなど大成功を収めたベートーヴェン録音(ONYX4196)から約3年半ぶりのリリースとなるブラームス!
ベートーヴェンではアナログ盤(LP)ヴァージョン(ONYXSET4196)も作成していたエルシェンブロイヒは、今作のブラームスでもレコーディングに非常にこだわりを見せています。イギリスの有名なアビー・ロード・スタジオにおいて、テープレ・コーダー、ビンテージ・マイク、長回しなどのアナログ・レコーディングの技術を使って録音され、一切のデジタル処理は行わずにCD化。1950年代後半から1960年代に録音されたサウンドを目標とし、ブラームスのソナタのために特定のサウンドを捉えたいとこだわり抜いた結果、まるでミュージシャンが実際にリスナーと同じ部屋にいるかのような、素晴しく親密で、暖かく、尚且つ鮮明なサウンドが実現しました。非臨床的で表面的に明るい印象のデジタル・サウンドではなく、LPの黄金時代の最高のサウンドが完璧にとらえられたとされる録音にご期待ください。オーディオ・ファンも要注目のブラームス・アルバムです!
ONYX-4227
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番&第16番
弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135
エーネス・クヮルテット〔ジェームズ・エーネス(Vn1)、エイミー・シュワルツ・モレッティ(Vn2)、リチャード・オニール(Va)、エドワード・アーロン(Vc)〕
地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)など圧倒的評価を受け、2019年の第61回グラミー賞ではアーロン・ジェイ・カーニスのヴァイオリン協奏曲(ONYX-4189)で見事「最優秀器楽賞」を受賞したほか、2021年にはグラモフォン賞の「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」に輝いたカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。エーネスを始め、2020年からは名門タカーチSQの新メンバーにも加わった名ヴィオラ奏者リチャード(・ヨンジェ)・オニールや、バルトークの二重奏曲集(CHAN 10820)でエーネスとの見事なデュオを聴かせてくれたエイミー・シュワルツ・モレッティなどの名手が集い、「ドリーム・チーム」(米Strings誌)と評されるSQ、エーネス・クヮルテット。
2020年のベートーヴェン・イヤーに計画されていた録音プロジェクトはCOVID-19によって大きく変更を余儀なくされ、イギリスでのレコーディングは断念。代わりにアメリカでレコーディングを行い、イギリスの名レコーディング・プロデューサー、サイモン・キルン(これまで多くのレーベルで400超のレコーディングに携わり、エーネスの主要なアルバムも担当)がロンドンからリアルタイムでセッションをモニタリングするという現代のテクノロジーを活かしたレコーディングが実現しました。2週間のうちにOp.74以降の弦楽四重奏曲すべてを録音し、過去3巻のリリースでも数多の名盤に比肩しうる圧倒的な完成度の高さで話題を呼んだベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲録音プロジェクト。最終巻となる第4巻は、第12番、第13番と同時期の1825年に病を乗り越えて作曲された第15番と、死の数ヶ月前に完成されたベートーヴェン最後の名作、第16番。メンバーが「この2週間の濃密な期間に録音した4枚のCDは、いつまでも大切な宝物になるでしょう。」と語る特別なプロジェクトがついに完結します。
ONYX-4230
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、他
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64、
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 MWV Q26、無言歌集(デイヴィッド・ウォルター編
ヴァイオリンとピアノ版)〔Op.19b/1, Op.19b/5, Op.85/4, Op.30/4, Op.67/2, Op.67/4, Op.62/1, Op.19b/4, Op.62/6〕
オーギュスタン・デュメイ(Vn)、
オルフェウス室内O、
ジョナタン・フルネル(P)

録音:2018年12月18日-19日(協奏曲)、2020年10月6日-7日(Vn・ソナタ、無言歌集)
近年は指揮者としても活躍している巨匠オーギュスタン・デュメイが、なんと約30年振りにメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を再録音! 14歳からキャリアをスタートし、ミルシテイン、グリュミオーに師事してから半世紀以上ものキャリアを重ねてきたデュメイにとって、まさに集大成のひとつとなる録音と言っても過言ではないでしょう。
「楽譜は書かれた時点で物理的な進化は止まってしまうが、演奏者の想像力でより発展させていかなくてはならない」と語るデュメイ。協奏曲を録音する際には、指揮者を置かないオルフェウス室内Oとの共同作業において、デュメイが長年親しんできた室内楽を演奏することに近い状態で、作業を進められたことに満足していたようです。同時収録のヴァイオリン・ソナタ、無言歌集(Vnとピアノ版)では、2021年5月に行われたばかりのエリザベート王妃国際音楽コンクールで見事優勝を果たし話題となっているフランスの若きピアニストのジョナタン・フルネルとの共演!こちらも注目です!
ONYX-4231
ファニー・ヘンゼル&フェリックス・メンデルスゾーン:アリア、歌曲、序曲集
ファニー・ヘンゼル:8つの歌(オーケストレーション:テル・サムナン)〔Die Mainacht, Gondellied, Der Rosenkranz, Italien, Dammrung senkt sich von oben, Warum sind den die Rosen so blass, Verlust, Die Fruhen Graber〕、「ヘーローとレアンドロス」のドラマティック・シーン(ソプラノとオーケストラの為の)、讃歌カンタータ - 序奏パストラーレとアリア
メンデルスゾーン:不幸な女よ(1834年ロンドン版)*、
序曲 「フィンガルの洞窟」(1830年第1ローマ版)
ヘン・ライス(S)、
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(Vn)*、
ダニエル・グロスマン(指)、
ミュンヘン・ユダヤ室内O
バイエルン国立歌劇場でのR・シュトラウスの「ばらの騎士」(ソフィー役)、ラトル&ベルリン・フィルによる映画「パフューム」のサントラが話題となったイスラエル出身の歌劇ティック・ソプラノ、ヘン・ライス(チェン・レイス)。レコード芸術「特選盤」や英歌劇誌の「Disc of the Month」に選ばれるなど、国際的に大きな反響を得た「不滅の恋人 〜 ベートーヴェン アリア集」(PONYX4218/ONYX4218)に続くONYXリリース第4弾は、ファニー・ヘンゼル(ファニー・メンデルスゾーン)の新しいアレンジによるオーケストラ歌曲をセレクション!
ヘン・ライスは、「ファニー・ヘンゼルのドラマティック・シーン『ヘーローとレアンドロス』(Hero und Leander)を発見して、その色彩と発明力の豊かさ、そして巧みなオーケストレーションとドラマティックな表現に驚かされました」と書いています。フェリックス・メンデルスゾーンの姉であるファニーの作品は、19世紀当時女性作曲家が評価を得るのは難しいという時代の制約により、多くが弟の名前で出版されていましたが、近年になって重要な作曲家として再評価が進んできました。
このアルバムには、オーケストラの為の新しい編曲による彼女のリートのセレクション、彼女の父親のテキストに基づくソプラノとオーケストラの為のドラマティック・シーン「ヘーローとレアンドロス」、讃歌カンタータ(Lobgesang Cantata)の序奏とアリアを収録。また、フェリックスの名序曲「フィンガルの洞窟」は、1830年のローマ版を収録。演奏会用アリア「不幸な女よ(Infelice)」では、アラベラ・美歩・シュタインバッハーが参加しています。
ONYX-4232

PONYX-4232
日本語解説付国内盤
税込定価

ロベルト・シエッラ:交響曲第6番
シエッラ:交響曲第6番
弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタアレグリア/ファンダンゴズ
オーケストラのための2つの小品
ドミンゴ・インドヤン(指)、
ロイヤル・リヴァプールPO

録音:2021年10月14日&16日(交響曲第6番、ライヴ)&2022年5月20日(アレグリア、2つのオーケストラのための小品、ファンダンゴズ)、リヴァプール・フィルハーモニー・ホール(イギリス)
2022年6月10日(弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタ)、フライアリー(イギリス)
2006年から15年間、ロイヤル・リヴァプールPOの首席指揮者を務めたワシリー・ペトレンコに代わり、2021年9月から新たな首席奏者に就任したアルメニア系ベネズエラの若き注目指揮者、ドミンゴ・インドヤンの第2弾!
1953年プエルトリコ生まれの作曲家、ロベルト・シエッラによる交響曲第6番をメインとした作品集。ロベルト・シエッラは40年以上に渡り、グラミー賞にノミネートされ、これまでにラテン・グラミー賞を獲得しています。彼はミルウォーキーSO、フィラデルフィアO、プエルトリコSO、ニューメキシコSOのコンポーザー・イン・レジデンスを務めており、現代音楽の分野で目が離せないアーティストのひとりといってもよいでしょう。
このアルバムには彼の25年間に渡る創作活動の一部が収録されており、特徴的なオーケストレーション、プエルトリコ音楽を取り入れるなどロベルト・シエッラの魅力をたっぷりと収めたものになっています。活気にあふれ魅力的な旋律が美しいロベルト・シエッラの作品を、ベネズエラの音楽教育プログラム「エル・システマ」でヴァイオリンを学び頭角を現し、BBCプロムスでの指揮姿が話題となったドミンゴ・インドヤンの指揮でお楽しみください。
ONYX-4233
バルトーク:管弦楽作品集 Vol.3
バレエ音楽「かかし王子」 Op.13Sz.60(最終稿)
ディヴェルティメント Sz.113
ルーマニア民族舞曲 Sz.68
トーマス・ダウスゴー(指)、
BBCスコティッシュSO
BBCスコティッシュSOやスウェーデン室内Oの首席指揮者、シアトルSOの首席客演指揮者&音楽監督、トスカーナOの名誉指揮者、デンマーク国立SOの名誉指揮者(2004年〜2011年まで首席指揮者)など多くの重要ポストを務めてきたデンマークが誇る名指揮者の一人、トーマス・ダウスゴー。2019年に初めて開催された「BBCプロムス・ジャパン」では、メイン指揮者&オーケストラとしてBBCスコティッシュSOとともに来日して大きな話題を呼び、2023年にはPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌)にも初登場しました。
OnyxレーベルではBBCスコティッシュSOとバルトークの管弦楽作品集を「バルトークの多様なスタイルを示すために、2つ以上の対照的な作品を1つのディスクにまとめる」という意欲的なコンセプトで進めていましたが、第2弾のリリースからおよそ3年が経ち、待望の第3弾が登場。バレエ音楽「かかし王子」は通常、カットを一切行わないヴァージョンで演奏されますが、ダウスゴーは多くのカットがある珍しい最終稿の楽譜を採用。構成がより鮮明になったこの楽譜についてバルトークは「音楽的な観点から見て、特に舞台にとってもふさわしく、これらのカットは絶対的な改善を示している」と出版社への手紙に記した上で今後はこのヴァージョンで演奏されるべきとしており、まさに作曲者の意向にもっとも沿った版といえるでしょう。カップリングには「ディヴェルティメント」と「ルーマニア民族舞曲」というバルトークらしさがあふれる2つの人気作品を収録。
ONYX-4234
神話〜シマノフスキ&ヘンデル
シマノフスキ:神話 Op.30
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV371
ニュートン・ハワード:133…At Least
チャイコフスキー(クライスラー編):無言歌
スーク:ブルレスカ Op.17-4
フォン・パラディス:シシリエンヌ
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行(歌劇 「サルタン皇帝」より)
ポンセ(ハイフェッツ編):エストレリータ
グレインジャー:岸辺のモリー
ジェームズ・エーネス(Vn)
、アンドルー・アームストロング(P)
驚異的な超絶技巧と澄み渡る抒情性で世界に名を馳せ、2019年の第61回グラミー賞ではアーロン・ジェイ・カーニスのヴァイオリン協奏曲(PONYX--4189/ONYX--4189)で見事「最優秀器楽賞」を受賞、2021年にはグラモフォン賞の「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」に輝いたカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。イギリスの「グラモフォン賞」や"カナダのグラミー賞"と呼ばれる「ジュノー賞」にノミネートしてきたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集を始めとする多くのアルバムで共演してきた盟友アンドルー・アームストロングとの新録音。
ギリシャ神話を題材に1915年に作曲されたシマノフスキの傑作「神話」を中心に、かつては定番のヴァイオリン・レパートリーであったが現在はほとんど演奏されていないヘンデルのニ長調ソナタ、そして麗しい抒情性が溢れるチャイコフスキーの「無言歌」やポンセの「エストレリータ」、華麗な技巧が迸る「熊蜂の飛行」、ヴァイオリンが軽やかに舞う「岸辺のモリー」など、きらびやかな小品やアンコール・ピースを組み合わせた、至福のリサイタル・プログラムです。
現代を代表するハリウッド・コンポーザーの一人ジェームズ・ニュートン・ハワードは、エーネスのためにヴァイオリン協奏曲(グラミー賞受賞盤〔PONYX--4189/ONYX--4189〕に収録)やエーネスが芸術監督を務めるシアトル室内楽協会のために「they have just arrived at this new level」を作曲しており、今回収録された「133…At Least」は、ヒラリー・ハーンのために作曲されたまばゆいミニチュア・ピースです。
ONYX-4235
レーガー:ピアノ協奏曲 へ短調 Op.114
 6つの間奏曲 Op.45a
ヨーゼフ・モーグ(P)、
ニコラス・ミルトン(指)、
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送PO
1987年生まれ、2015年に英グラモフォン賞の「ヤング・アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」を受賞、2016年に「グリーグ&モシュコフスキ:ピアノ協奏曲集(ONYX4144)」が第58回グラミー賞にノミネートしたドイツのヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ヨーゼフ・モーグ。ショパン、リスト、ルビンシテイン、ブラームス、チャイコフスキー、グリーグ、シャルヴェンカ、モシュコフスキ、ラフマニノフなど、ロマン派のピアノ協奏曲やピアノ作品の録音で次々と成功を収めている彼が次に向かったのは、古今のピアノ協奏曲の中で最も要求が高く、人を寄せ付けないレーガーのピアノ協奏曲!1910年に書かれたこの巨大な協奏曲には、大規模なオーケストラを明瞭に用い、ピアノをオーケストラの一部にするという、レーガーの恐るべき技術がすべて示されています。一方、カップリング曲の「6つの間奏曲」は優しくロマンティックで詩情豊かな作品であり、レーガーという複雑な作曲家の異なる側面を見ることができます。
ONYX-4236
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.35
シューマン:パガニーニの奇想曲による6つの練習曲 Op.3、
 パガニーニの奇想曲による6つの演奏会用練習曲 Op.10
ヨーゼフ・モーグ(P)
1987年生まれ、2015年に英グラモフォン賞の「ヤング・アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」を受賞、2016年に『グリーグ&モシュコフスキ:ピアノ協奏曲集(ONYX4144)』が第58回グラミー賞にノミネートしたドイツのヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ヨーゼフ・モーグ。ONYXからのリリース第11弾となる本作では、1820年に出版されて以来、数多くの作曲家を魅了してきたパガニーニのカプリースに基づくブラームスとシューマンの作品をカップリング!シューマンの2つのエチュードは1830年の4月、フランクフルトでパガニーニの演奏を聴いたことがきっかけで生まれた、有名な「謝肉祭」と同時期の作品です。これらの初期作品から、エンデニヒの精神病院で24のカプリースのピアノ伴奏を作曲した晩年まで、シューマンはパガニーニに魅了され続けていました。同じくパガニーニに魅せられたブラームスは、偉大なヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、カール・タウジヒのために変奏曲を作曲しました。ブラームスは第24番のカプリースを「ピアノフォルテの為の研究」に仕立て上げ、出来上がった力作をクララ・シューマンは「魔女の変奏曲」と呼びました。タウジヒはこの曲を気に入り、ブラームスに「私はこの曲で悪魔のような時間を過ごしました......誰もがこの曲は演奏不可能だと思っています」と書き送っています。明晰な音楽性と圧倒的な技巧に定評のあるモーグならではの演奏でお楽しみください。
ONYX-4237
ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):チェロ・コンチェルティーノ Op.43
ヴァイオリン・コンチェルティーノ Op.42
モルドバの主題によるラプソディ Op.47-3
交響曲第7番Op.81
ウェン=シン・ヤン(Vc)、
タッシロ・プロプスト(Vn)、
ミュンヘン・ユダヤ室内O、
ダニエル・グロスマン(指)
近年注目が高まっているポーランドの作曲家、ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996)の協奏的作品を集めた1枚!
ポーランドのワルシャワでユダヤ人の家庭に生まれたヴァインベルクは、1939年にナチスのポーランド侵攻から逃れるために旧ソ連に亡命。そこで出会ったショスタコーヴィチと親交を深めるものの、反ユダヤ政策によって苦難の生涯を送ったことで知られています。「チェロ・コンチェルティーノ」は2016年に発見されたばかりの作品で、後にチェロ協奏曲として改作されました。1948年に作曲されたこの作品には、同年に起きたKGBによる義父の殺害という痛ましい出来事が反映されています。ハープシコードと弦楽合奏というユニークな編成のために書かれた「交響曲第7番」は、ロシアの指揮者ルドルフ・バルシャイに献呈されています。2人の名手、ウェン=シン・ヤンとタッシロ・プロプストの素晴らしい技巧にも注目です。
ONYX-4239(2CD)
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調
ピアノ三重奏曲第2番 ニ短調 Op.9(1906年改訂版)
2つのサロン風小品 Op.6(ロマンス、ハンガリー舞曲)
ヴァイオリンとピアノのためのロマンス
ゴパック(原曲:ムソルグスキー)
2つの小品 Op.2(前奏曲、東洋風舞曲)
チェロとピアノのためのロマンス(1890)
チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
パヴェル・ゴムツィアコフ(Vc)、
アンドレイ・コロベイニコフ(P)、
タチアーナ・サムイル(Vn)

録音:2020年12月&2021年1月、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院大ホール(ロシア)
ロシアの新世代を代表する名手が揃ったラフマニノフの室内楽作品集!デュメイ、ピリス、ゲルギエフがその才能を高く評価し、ピリスと共演したアルバム(ドイツ・グラモフォン)はグラミー賞にもノミネートされたパヴェル・ゴムツィアコフ(Vc)、2004年第3回スクリャービン国際コンクール優勝、2005年第2回ラフマニノフ国際コンクール第2位&聴衆賞受賞など、数々のコンクール受賞歴と海外公演歴を持つアンドレイ・コロベイニコフ(P)、そして2014年のソチ・オリンピック閉会式でソリストの大役を務めあげ、「伝統的なロシア・ヴァイオリンの系譜における最高傑作」と称されたタチアーナ・サムイル(Vn)。素晴らしい実力を有する3名が、母国の偉大な作曲家、若きラフマニノフが遺した室内楽作品の魅力に迫ります。
ONYX-4240
ヴォーン・ウィリアムズ:仮面劇 「ヨブ」
バレエ音楽 「老コール王」
ランニング・セット
アンドルー・マンゼ(指)、
ロイヤル・リヴァプールPO

録音:2022年5月31-6月1日、リヴァプール・フィルハーモニック・ホール
2016年にスタートし、瞬く間に21世紀を代表する新たな交響曲全集としての高い評価を確立した名匠アンドルー・マンゼとイギリスの名門オーケストラ、ロイヤル・リヴァプールPO(RLPO)によるヴォーン・ウィリアムズ。全5巻で完結した交響曲全集に続いて、「揚げひばり」や「タリスの主題による幻想曲」などを収録した管弦楽作品集もリリースされましたが、今度は仮面劇 「ヨブ」を中心に、舞曲をテーマとした管弦楽作品が登場。ウィリアム・ブレイクが書いた「ヨブ記」の挿絵からインスピレーションを得て作曲された「ヨブ」は、RVWはディアギレフのバレエに取り上げさせようと試みましたが失敗し、その後コンサート・ピースとして定着。9つのセクションでヨブの物語が描かれており、力強く荘厳な神の音楽や不協和音が使われたサタンの音楽など、劇的なコントラストが特徴的です。カップリングには、ソロ・ヴァイオリンのための美しいパッセージを含む管弦楽の色彩豊かなバレエ音楽「老コール王」と、伝統的な舞曲に基づく「ランニング・セット」も収録し、プログラムが完成しました。
その繊細でバランス感覚に優れた好演が、レコード芸術、英グラモフォン誌、英BBCミュージック・マガジン等、世界の主要メディアで絶賛されてきたアンドルー・マンゼのヴォーン・ウィリアムズ・シリーズ最新作にご期待ください。
ONYX-4241
ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲 Op.120 シャイ・ウォスナー(P)
1976年イスラエル出身のエリート・ピアニスト、シャイ・ウォスナー(シャイ・ウォスネル)によるベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」が登場!
シューベルト作品の演奏(ONYX-4073、ONYX-4217など)で極めて高い評価をうけ、偉大なシューベルト弾きの一人としての評価を確立したウォスナーが、いまだに聴く者を当惑させるベートーヴェンのピアノ独奏曲の最高峰のひとつに挑戦します。
1999年のエリザベート王妃国際コンクールで第4位入賞を果たし、2005年に権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラントを受賞したウォスナーは、2008年にNHK-BSで放映されたバレンボイムのマスタークラス参加で一気に注目を集めました。英グラモフォン誌や英BBCミュージック・マガジンからは素晴らしい「シューベルティアン」として評価されています。何度か行われている来日公演でも人気を博しており、2023年にもピアノ・リサイタルやピンカス・ズーカーマンとのデュオで来日公演を成功させています。
ONYX-4242
ヴェリズモ〜イタリア・オペラの前奏曲&間奏曲集
ポンキエッリ:歌劇「ジョコンダ」 より 時の踊り
プッチーニ:歌劇 「マノン・レスコー」 の第3幕より 間奏曲、
 歌劇 「妖精ヴィッリ」 より 妖精の踊り、
 歌劇 「修道女アンジェリカ」 より 間奏曲、
 歌劇 「エドガール」 より 第3幕への前奏曲、
 歌劇 「蝶々夫人」 より 第3幕への前奏曲
マスカーニ:歌劇 「友人フリッツ」 より 間奏曲、
 歌劇 「カヴァレリア・ルスティカーナ」 より 間奏曲、
 歌劇 「仮面」 より シンフォニア
レオンカヴァッロ:歌劇 「道化師」 より 間奏曲
ヴォルフ=フェラーリ:歌劇 「スザンナの秘密」 より 序曲、
 歌劇 「マドンナの宝石」 より 第1&第2間奏曲
チレア:歌劇 「アドリアーナ・ルクヴルール」 より 間奏曲
ドミンゴ・インドヤン(指)、
ロイヤル・リヴァプールPO
2006年から15年間、ロイヤル・リヴァプールPOの首席指揮者を務めたワシリー・ペトレンコに代わり、2021年9月から新たな首席奏者に就任したアルメニア系ベネズエラの若き注目指揮者、ドミンゴ・インドヤン。フランスの管弦楽作品集、ラテン・グラミー賞獲得作曲家、ロベルト・シエッラによる交響曲第6番に続くOnyx第3弾は、イタリア・オペラの前奏曲&間奏曲集!
スタンダール、プーシキン、バルザックなど、初期のフランスやロシアのリアリスト(現実主義者)たちの作品は、国境を越えて、新たなイタリアの文学的リアリズムのスタイルにも影響を与えました。本アルバムでは、19世紀末から20世紀初頭にかけてイタリア散文文学で隆盛した「ヴェリズモ(現実主義)文学」に影響を受けた、イタリア・オペラの新傾向であるヴェリズモ・オペラを代表する作品から、マスカーニの 「カヴァレリア・ルスティカーナ」、ルッジェーロ・レオンカヴァッロの 「道化師」 などを取り上げています。ベネズエラの音楽教育プログラム「エル・システマ」でヴァイオリンを学び頭角を現し、BBCプロムスでの指揮姿が話題となったドミンゴ・インドヤンの洗練されたタクトで、イタリア・オペラの新たな礎を築いたこれら不朽の名作の数々をお楽しみください。
ONYX-4244
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調 《ロマンティック》 (ノヴァーク版第2稿) ドミンゴ・インドヤン(指)ロイヤル・リヴァプールPO
2006年から15年間、ロイヤル・リヴァプールPOの首席指揮者を務めたワシリー・ペトレンコに代わり、2021年9月から新たな首席奏者に就任したアルメニア系ベネズエラの若き注目指揮者、ドミンゴ・インドヤン。ONYX-からはこれまでに、フランスの管弦楽作品集、ラテン・グラミー賞獲得作曲家、ロベルト・シエッラによる交響曲第6番、イタリア・オペラの前奏曲&間奏曲集、そして、東京エムプラスの創立30周年を記念した日本限定盤として、チャイコフスキーの交響曲第6番 「悲愴」 (ライヴ録音!)をリリース。5枚目となる本アルバムでは、2024年に生誕200周年を迎えるブルックナーの名作『交響曲第4番(ロマンティック)』を取り上げています。 この交響曲は、ブルックナーが50歳を迎えた1874年に第1稿が完成しましたが、初演機会の無いまま78年から80年にかけてスケルツォの新稿への入れ替えを含む本格的な改訂が行われ、81年2月20日、ハンス・リヒター指揮のウィーン・フィルによって初演されました。「ロマンティック」 というタイトル、比較的親しみやすい曲想、そして、ブルックナーの作品としては演奏時間もそれほど長くないといった理由で演奏頻度が高いこの作品を、ベネズエラの音楽教育プログラム「エル・システマ」でヴァイオリンを学び頭角を現し、BBCプロムスでの指揮姿が話題となったドミンゴ・インドヤンの熱きタクトで贈ります。リヴァプールのフィルハーモニック・ホールでのライヴ演奏からの録音により、コンサートの興奮とドラマが見事に収められた1枚に仕上がりました。


ONYXSET-4226(2LP)
ブラームス・アナログ
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
4つの厳粛な歌(Vcとピアノ版)
レオナルト・エルシェンブロイヒ(Vc)、
アレクセイ・グリニュク(P)
レオナルト・エルシェンブロイヒは1985年ドイツのフランクフルト生まれ、メニューイン・スクールとケルン音楽アカデミーで学び、BBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティスト、ドイツ公共ラジオ放送局とブレーメン・フィルハーモニック協会のアーティスト・イン・レジデンスに選ばれてきたエリート・チェリストです。
英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」&「クリティクス・チョイス」、英BBCミュージック・マガジンの「チェンバー・チョイス」にそれそれ選ばれるなど大成功を収めたベートーヴェン録音(ONYX-4196)から約3年半ぶりのリリースとなるブラームス!
ベートーヴェン同様今作のブラームスでもレコーディングに非常にこだわりを見せておりアナログ盤(LP)ヴァージョンもリリースとなりました(CDはONYX-4226)。イギリスの有名なアビー・ロード・スタジオにおいて、テープ・レコーダー、ビンテージ・マイク、長回しなどのアナログ・レコーディングの技術を使って録音。1950年代後半から1960年代に録音されたサウンドを目標とし、ブラームスのソナタのために特定のサウンドを捉えたいとこだわり抜いた結果、まるでミュージシャンが実際にリスナーと同じ部屋にいるかのような、素晴しく親密で、暖かく、尚且つ鮮明なサウンドが実現しました。非臨床的で表面的に明るい印象のデジタル・サウンドではなく、LPの黄金時代の最高のサウンドが完璧にとらえられたとされる録音にご期待ください。オーディオ・ファンも要注目のブラームス・アルバムです!


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