湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



TYXart
(ドイツ)




※表示価格は全て税込定価。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
TXA-12002
フランツ・フンメル:クラリネット交響曲「ハティクヴァ」
ヴァイオリン交響曲「福島」
ギオラ・ファイドマン(Cl)、
フランツ・フンメル(P)、
エレーナ・デニソワ(Vn)、
アレクセイ・コルニェンコ(指)モスクワSO
2011年3月11日の東日本大震災以降、世界の芸術家の多くがその悲劇を後世に伝えるべく、芸術作品に仕上げています。フランツ・フンメルは1939 年生まれのドイツ作曲家でピアニスト。幼少期からクナッパーツブッシュの熱烈なファンとして人格形成され、長じてはピアニストとして多数のLPをリリー スしました。作曲家としては多作家で、オペラ、交響曲、室内楽などがあり、最近ではミュージカル「ルートヴィヒ二世」が話題となりました。
ヴァイオリン交響曲「福島」は交響曲でありながら、技巧的なヴァイオリン独奏が終始からみつく協奏作品。地震か津波を想起させるような衝撃音がし ばしば響く正統派ゲンダイオンガクで、日本的な所はありません。フンメルは以前にも、阪神・淡路大震災の犠牲者のための鎮魂曲「悲しみのシンフォニー」 を発表し、社会派的な創作姿勢が見られます。本人の弁によれば、人間の不遜と傲慢により世界が破滅することへの警鐘としての作品で、もともとは原 爆で破壊された広島の写真から得た印象を、いつか作品化したいと思っていたものの発展形とのこと。被災された方々へ捧げられています。 「ハティクヴァ」はヘブライ語で「希望」を意味するイスラエル国歌の題名。スメタナの「モルダウ」に似ているとしばしば指摘されるこのメロディをパッ サカリア主題とし、イスラエルの民の苦難の道を思い出させる音世界を作り上げています。
TXA-12015
ヨハン・パトロクロス・メラーのオルガン
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV538、
 シンフォニア.へ長調BWV156/1&BWV156/2より、
 トリオ.ハ長調BWV1014/3より、
 協奏曲ニ短調BWV974より、
 コラール「いざ来たれ異邦人の救い主よ」BWV659、
 「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」BWV645、
 「偽りの世に 別れを告げん」BWV95/3、
 「偽りの世に 別れを告げん」BWV166/3、
 「装いせよ、わが魂よ」BWV180/3、
 パッサカリア.ハ短調BWV582
C.P.E.バッハ:2本のフルートのためのデュエット.ニ長調より、
 2本のクラリネットのためのデュエット.ハ長調より
ハインリヒ・ニコラウス・ゲルバー:インヴェンツィオ.ト長調より、ハ長調より
ゲルハルト・ヴァインベルガー(Org)

録音:2012年12月マリエンミュンスター修道院、ドイツ
ドイツ西部に位置するノルトライン=ヴェストファーレン州のマリエンミュンスターの修道院教会の歴史的オルガンで演奏されたアルバム。このオルガン は、1736-1738年にオルガン建造者ヨハン・パトロクロス・メラーによって作られ、その後長い間演奏されていませんでしたが、おおよそ2年間の研究 を基に修復され、この度演奏することができるようになりました。42+2のレジスター、3段の手鍵盤、2748本のパイプを有する壮麗なオルガンで、 演奏するのは、この地を愛する名オルガニスト、ゲルハルト・ヴァインベルガー教授。華麗で多彩な表現で見事な演奏を聴かせてくれます。 (Ki)
TXA-12016
旅路〜ドイツからフランスへ
C.F.アーベル:プレリュード・アルペッジャータ
マレ:サラバンド
テレマン:アンダンテ/ヴィヴァーチェ
アーベル:アレグロ 
ケ・デルヴロワ:サラバンド
 「移り気」〜サラバンド
J-B.フォルクレ:シャコンヌ「モランジあるいはプリゼ」
ドゥマシー:プレリュード/アルマンド
 クラント
バッハ:サラバンド/メヌエット
マレ:「戯れ」
ヤコブ・ダーヴィッド・ラッティンガー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

録音:2012年6月、シュローベンハウゼン(ドイツ)
オーストリアが誇る若手屈指の実力派、ヤコブ・ダーヴィッド・ラッティンガーによる17-18世紀のヴィオラ・ダ・ガンバのソナタ集。「旅路――ドイツ からフランスへ」というアルバムのタイトル通り、ドイツとフランス、2つの国の音楽家たちの作品を取り上げた意欲的なプログラムとなっています。チェ ロの台頭を目前に控えた17-18世紀は、ヴィオラ・ダ・ガンバという楽器が最も洗練された時代。気品あふれる暖かな音色と6-7本の弦から生み出 される多彩な表現は多くの愛好家たちを魅了し、伴奏楽器としてだけでなく独奏楽器としても多くの作品が作られました。本アルバムでは、ドイツ圏から J.S.バッハ、C.F.アーベル、テレマン、一方のフランス圏からマレ、フォルクレ、ケ・デルヴロワ、ドゥマシーらの作品を収録。比較的知名度の高い作曲 家たちの作品だけでなく、ケ・デルヴロワやドゥマシーといった希少な選曲が含まれているところも本アルバムの魅力の一つといえましょう!国ごとに聴き 比べるもよし、17世紀と18世紀それぞれに分けて聴き分けるもよし、あるいは丸ごと愉しむもよし。人の声にも似た、身体にじっくりと沁みわたるよう な独特の優しい音色をたっぷりと堪能できるアルバムに仕上がっています。ラッティンガーの演奏は溌剌とした音の立ち上がりが心地よく、全体的に活気 あふれる前向きな音運びが非常に爽やか。とはいえ、旅の終わり、アルバム最後に収録されたマレの「戯れ」では一音一音を噛み締めるようなゆっくりと したテンポ感での演奏が成されており、ラッティンガーの多彩な表現に魅入られます! (Ki)

TXA-13018
ローマ法王に祝福されたオルガン
(1)バッハ:前奏曲とフーガ.ホ短調BWV548
(2)ラインベルガー:オルガン・ソナタ ホ短調第8番Op.132-8〜「パッサカリア」
(3)ヨハン・メルヒオール・ドレイヤー:オルガン・ソナタ.ロ長調〜「ロンド-アレグレット」
(4)ヨハン・カスパール・ケルル:かっこうによるカプリッチョ
(5)メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第2番Op.65-2
(6)パッヘルベル:シャコンヌ.ヘ短調
(7)オルガン即興とグレゴリオ聖歌(アルテルナティム)*
【プレリュード/マニフィカト・アルテルナティム/合唱とオルガンのための交響的幻想曲とフーガ】
(1)(2)ゲルハルト・ワインベルガー(Org)
(3)(4)ノルベルト・デュヒテル(Org)
(5)(6)エドガー・クラップ(Org)
(7)ヴォルフガング・ザイフェン(Org)
 レーゲンスブルク大聖堂少年Cho

録音:2006年レーゲンスブルク旧礼拝堂、*のみライヴ
レーゲンスブルクで最も古い教会「アルテ・カペレ(旧礼拝堂)」。レーゲンスブルクはかつてバイエルン最初の首都であり、国王であったルードヴィッ ヒ2世は度々この地を訪れています。そして宮殿の横に建つこの礼拝堂はルードヴィッヒ2世専用のものとして使用されていました。後に神聖ローマ帝国 の皇帝ハインリッヒ2世が再建し内部を飾り、現在のような豪華絢爛な作りになりました。 このアルバムは2006年にローマ法王が来訪した際、法王から祝福を受けたオルガンがあり、その記念で録音されました。このオルガンは1736-38年に ヨハン・パトロクロス・メラーによって作られ、2748本のパイプと42+2ストップ、3段の手鍵盤と1段の足鍵盤を有します。ローマ法王が人間以外 に祝福したのは、このオルガンがはじめてという、何とも貴重なオルガンとなりました。 (Ki)
TXA-13023
ハラルド・ゲンツマー(1909-2007):オルガン作品集
祝典前奏曲GeWV407、
イースターコンサートGeWV400、
コラール幻想曲「日の光は落ちて」GeWV411、
聖霊降臨節コンサートGeWV399、
交響的協奏曲GeWV409
ゲルハルト・ワインベルガー(Org)

録音:2013年3月聖ヨハン・バプティスト教会、パーダーボルン-ヴェヴェル
ヒンデミットの弟子で最も優秀であったドイツ現代音楽の作曲家ハラルド・ゲンツマー。彼の多彩な作品の中でもオルガン音楽は重要な位置を占めてい ます。ゲンツマーのオルガン作品を長年研究し、共に協力してきたオルガニスト、ゲルハルト・ワインベルガーによる演奏です。ワインベルガーのゲンツマー の作品を数多く初演し、このアルバムは世界初録音となっています。 (Ki)
TXA-13024
メキシカン・ピアノ・コンチェルト
サミュル・ジーマン
(1956-): ピアノ協奏曲
ホセ・ロロン・アルカラス(1876-1945):交響的スケルツォ「ドワーフの饗宴」Op.30
 ピアノ協奏曲Op.42
クラウディア・コロナ(P)
グレゴール・ブール(指)
ニュルンベルクSO


録音:2013年2月ニュルンベルク
20世紀のメキシコの作曲家による協奏曲集。 ホセ・ロロン・アルカラスは、20世紀のメキシコ音楽史に多大な影響を与えた作曲家の一人。1903年から1907年にパリに留学し、モシュコフスキ、ジェ ダルジュらに師事。早くからヨーロッパの音楽に触れています。代表作であるピアノ協奏曲は1935年に完成。従来の民族的なメキシコ音楽と現代音楽を 融合させたスタイルの作品。交響的スケルツォ「ドワーフの饗宴」は、ロマン派的抒情性を称えた曲で、パリ留学の影響を色濃く受けています。またサミュ エル・ジーマンのピアノ協奏曲は、世界的にメキシコ人作曲家の名を広めるきっかけともなったメキシコ音楽の新たな扉を開けた作品です。 演奏は1976年メキシコ生まれの女流ピアニスト、クラウディア・コロナ。現在はドイツを拠点とし中南米の作曲家の作品を積極的に取り上げています。 (Ki)
TXA-13025
アミー
ディニク:演奏会用ホラ
ヨアン・ルング:トロイメライ
トセリ:セレナード
ピアソラ:アディオス・ノニーノ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ヨアン・ルング:月光
ジョン・ウィリアムズ編:ポル・ウナ・カベサ
マスネ:タイスの瞑想曲
ポルムベスク:望郷のバラード
フォーレ:夢のあとに
ジョン・ウィリアムズ:シンドラーのリスト
ジョー・ニューマン:ルーマニア風
ディニク:ひばり
アナ=マリア・ルング(Vn)、
クリストフ・ワインハート(P)

録音:2013 年 4 月/ヴュルツブルク高等音楽大学
1985年生まれのルーマニアの女性ヴァイオリニスト、アナ=マリア・ルング。5歳でドイツへ移住、父からヴァイオリンを学びました。さらにヴュルツ ブルク高等音楽大学でコンラート・フォン・デア・ゴルツに師事、卒業後は演奏活動のかたわらアスムシュタット城文化協会のマネージャー兼芸術監督も 務める才媛。アルバム・タイトルの「アミー」とは、彼女が幼時から呼ばれてきた愛称。このアルバムは、彼女のプライベートな選曲により、才能あるヴァ イオリニスト、アナ=マリア・ルングの音楽人生をご覧いただくようになっています。日本でも人気のポルムベスク「望郷のバラード」を本場ルーマニアの 演奏で楽しめるほか、「ホラ・スタッカート」で知られるディニクの華麗な別作品「演奏会用ホラ」や「ひばり」も貴重。また彼女の実父の作品「トロイ メライ」と「月光」も美しい小品。BGMとしても最高です。 (Ki)
TXA-13026
マラン・マレの世界
マレ:フォリアによるクプレ(抜粋)
ルイ・ド・ケ=デルヴロワ:組曲ハ長調
マレ:さすらい人のロンドー、人間の声
ドマシー:組曲 ニ短調
A.フォルクレ:ラ・トロンキン
J=B.フォルクレ:ラ・デュ・ヴォーセル
ド・ヴィゼー:シャコンヌ
マレ:末っ子マレを偲んで
L.クープラン:シャコンヌ
F.クープラン:組曲 ハ長調
サント=コロンブ:シャコンヌ、ガヴォット
マレ:夢見る人
ヤコブ・ダーヴィッド・ラッティンガー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ロザリオ・コンテ(テオルボ)
ラルフ・ヴァルトナー(クラヴサン)

録音:2008年3-4月(2013年リマスタリング)
17&18世紀のヴィオラ・ダ・ガンバのソナタ集(TXA12016)で多彩な演奏を聴かせたオーストリアが誇る若手屈指の実力派、ヤコブ・ダーヴィッ ド・ラッティンガーによる、マラン・マレと同時代の作曲家を集めた作品集。 ヴィオラ・ダ・ガンバは、ルネッサンス、バロック時代に全盛を極め、フランス・バロック期最大のガンバ奏者・作曲家マラン・マレは、太陽王ルイ14 世の宮廷に仕え、ガンバのための優れた作品を数多く残しました。そのマレと彼と同時代の作曲家たち、ルイ・ド・ケ=デルヴロワ、ドマシー、フォルクレ、クー プラン、そしてサント=コロンブらのヴィオラ・ダ・ガンバ作品を集めたアルバムです。フランス宮廷を彩った雅なる響きをラッティンガーの見事な演奏で 堪能することができます。 (Ki)

TXA-13028
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」
リスト:ピアノ・ソナタ.ロ短調
カスパース:幽霊
ヨーヨー・クリステン(P)

録音:2013年6月
ドイツの天才ピアニスト、ヨーヨー・クリステン。1996年生まれの17歳。4歳からピアノをはじめ、6歳から作曲を行い、8歳でコンサートに出演するなど、 その神童ぶりで話題となっています。2010年に、日独交流150周年の記念行事の一貫として行われた演奏会に出演するために来日しています。15歳の 時発売されたデビュー・アルバム(TXA-12001)では、モーツァルト、ベートーヴェンの作品とともに自作の曲も収録し、その豊かな才能をみせつけま した。今回は難曲リストのピアノ・ソナタに挑戦。完璧なテクニックと無限の可能性を感じさせる音楽性で聴かせます。また建築家、造形芸術家として活 動しているクラウス・カスパースが、ヨーヨーの才能に惚れ初演を委託したグラフィックメモ「幽霊」も収録されています。 (Ki)
TXA-13029
カンターテ・カンティクム・ノーヴム〜教会暦のためのグレゴリオ聖歌
1.Nos autem gloriari
2.Christus factus est
3. Angelis suis*: Angelis suis
4. Alleluia - Redemptionem
5. Ave Maria*: Ave Maria
6. Qui manducat
7. Quinque prudentes
8.Ad te levavi (mit Psalmvers Vias tuas)
9.Dominus dabit
10.Dominus dixit ad me
11.Judica me Deus
12.Dico vobis, gaudium est
13.Factus est repente
14.In principio Deus
15. Diffusa est gratia*: Diffusa est gratia
16. Vidi speciosam
17. Spiritus Domini*: Spiritus Domini
18. Ave maris stella*: Ave maris stella
19. Ad te levavi (mit Psalmvers Dirige me
20.Si ambulavero
コラールスコラ(旧レーゲンスブルクドームシュパッツェン大聖堂聖歌隊)
ヨーゼフ・コールホイフル(指)
テオ・フルーリOSB 神父(Org)

録音:1988-2007年
グレゴリオ聖歌の権威のヨーゼフ・コールホイフルにより創設された聖歌隊コラールスコラ。1988年のイタリア・アレッツォのコンクールで優勝から現 在に至るまでの演奏を集めた聖歌隊の成長記録のようなアルバムです。グレゴリオ合唱から教会暦の年間を通しての行事まで収録されています。特にテオ・ フルーリOSB神父がグレゴリオをテーマにオルガンの即興演奏をしている点も注目されます。 (Ki)
TXA-13030
ヨアヒム・J.K.クンツェ:ORETAG
トランペットとオルガンとパーカッションのための12楽章〜サウンド・クリエイション
第1楽章:Bauet Euch Signaltrompeten
第2楽章:Die Engel singen das Lob des Herrn
第3楽章:Jesus in der Wuste
第4楽章:Ankundigung von Leiden und Auferstehung
第5楽章:Der Hauptmann von Kafarnaum
第6楽章:Jesus im Hause des Zollners Zachaeus
第7楽章:Der Einzug in Jerusalem
第8楽章:Judas
第9楽章:Bevor der Hahn kraht
第10楽章:Ich bin bei Euch alle Tage
第11楽章:Turmbau zu Babel
第12楽章:Choral und Fanfare
ヨアヒム・J.K.クンツェ(Tp)
ニコ・ソコリ(Org)
クノ・ワーグナー(Perc)

録音:2013年2月ドイツ、カルベン、聖バルド教会、ライヴ
トランペット奏者のヨアヒム・J.K.クンツェが作曲・演奏をしたアルバム。モーゼの書物「汝、銀のトランペットを創らん」に影響されて作曲したトランペッ トとオルガンとパーカッションのための12楽章。各楽章は聖書の一節を引用して構成されています。3つの楽器が融合したスタイリッシュな曲。バッハを 連想させるような宗教的旋律と、ジャズを思わせるような透明感ある即興的なメロディが組み合わされた、独自の世界観を持った音楽です。 (Ki)
TXA-13032
ピアノ・デュオのための現代音楽作品集〜ゆらぎ―ヴァリエーション
フレデリック・ボリ(1953-):ソナタ ロ長調、12カ月(I dodici mesi)
ホルマー・ベッカー(1955-):幻想曲、ディヴェルティメント
ハンス・クラウス・ヒューブナー(1941-):ヒアートゥスT-V、変奏曲(Schwankungen)
カーチャ&イネス・リュンケンハイマー(ピアノ・デュオ)

録音:2011年6月、2012年6月
ドイツの現代作曲家によるピアノ・デュオ作品集。それぞれの個性を持ちながらも、共通の音楽認識を持つ現代作曲家による刺激的なアルバムが完成 しました。 ここに収録されている3人の作曲家は、難解な現代音楽ではなく、音楽の構成や伝統的な響きに準じた作品を世に出すという同じ信念のもと、作曲家と して活動しているグループです。 演奏しているピアノ・デュオ、カーチャ&イネス・リュンケンハイマーのスリリングな妙技も注目できます。卓越した想像力とピアノから色鮮やかな音色を引 き出し、繊細に時には大胆に演奏しています。 特にアルバム・タイトルにもなっているハンス・クラウス・ヒューブナーの変奏曲(Schwankungen)は、ソロ、デュオ、楽器1台、2台へと編成の変化、 そして1つの音律から異なる音律へ、1つのタクトから新たなタクトへと多種多様に変化する変奏曲となっており、まさに今2人のピアニストの手から音 楽が生み出されているような感覚になる輝かしく新鮮な演奏を聴かせてくれます。 (Ki)
TXA-13035
Quinar〜クラリネットとハープのための5つの新作
マーティン・クリストフ・レーデル(1947-):アルパリネット〜クラリネットとハープのための3つの作品OP.71(2011)
フランク・ザベル(1968-):クラリネットと微分音ハープのための「見知らぬ苔や草から」I-VII(2011)
シュテファン・ホイケ(1959-):クラリネットとハープのための「メランコリーセレナーデ」OP67(2012)
ヨルグ・ビルケンコッター(1962-):バスクラリネットとハープのための夜想曲「なぜトリスタンか」(2012)
ディートリヒ・ハーネ(1961-):クラリネット、バスクラリネット、ハープと伴奏テープのための「回心」(2011/12)
デュオ・イマジネール
【ジョン・コルベット(Cl)
シモーネ・ザイラー(Hp)】

録音:2013年2月、2013年4月
クラリネットとハープの二重奏デュオ・イマジネール。新しい音色や演奏方法や効果を追求したドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州を拠点とす る5人の現代作曲家による作品を収録しています。 (Ki)
TXA-13036
バッハと20世紀の作曲家たち
バッハ:トッカータ.ハ短調 BWV911
グバイドゥリーナ:トッカータ・トゥロンカータ
ペルト:アリーナに
バッハ:イギリス組曲BWV807
チェン・シャオユン:ダイアリーV
テリー・ライリー:G-Song
デュティユー:「バッハへのオマージュ」〜波のまにまにより
バッハ:プレリュードとフーガ.ニ短調BWV851
ショスタコーヴィチ:プレリュードとフーガ.ニ短調Op.84
アレクサンドラ・ソストマン(P)

録音:2013 年9月、ハンブルク
ドイツのピアニスト、アレクサンドラ・ソストマン。ハンブルク音楽大学でフォルカー・バンフィールドとエフゲニー・コロリオフに学び、ユディス・モシュ と「デュオ・ヴィラルソー」として活動しています。 今回はJ.S.バッハの鍵盤作品を軸にグバイドゥリーナ、ペルト、デュティユーなどの現代作曲家たちの曲を交互に配置した内容。バッハのフーガをモチー フとしたテリー・ライリーの「G-Song」は、クロノス・カルテットのためにはじめて書いた作品で、「Lifespan」という映画音楽に使われ、後にピアノ・ ソロに編曲されました。デュティユーの「バッハへのオマージュ」はピアノ・ソロのための6つの小品集「波のまにまに」の中の1曲。「バッハの平均率ク ラヴィア曲集に倣って、一定の形象的内容を持つ小品の対位法様式による一大曲集にすることにした」とショスタコーヴィチ自身が語っているように、バッ ハと同じく「前奏曲&フーガ」というスタイルを踏襲したプレリュードとフーガ。それぞれの作曲家がバッハの音楽をモチーフに作曲した作品や、オマージュ を捧げた作品を、バッハの作品とともに収録し、鍵盤楽器の歴史の多様性を追求しています。 (Ki)
TXA-13037
ニュルンベルクのピアノ音楽集
ハンス・レーオ・ハスラー:Nun lasst uns Froehlich(4),Ach weh der schweren pein(4)
ヨハン・エラスムス・キンダーマン:Fuga(2),Drifache Fuga super(2)
ヨハン・シュターデン:Allamanda varirt(3),Balletto(4),Courante(4)
ゲオルク・カスパー・ヴェッカー:aus : Partita in a(1)
パウル・ハインライン:Capriccio (2)
ヨハン・パッヘルベル:Choralpartita”Freu dich sehr o meine Seel”(1)
ヨハン・フィリップ・クリーガー:Toccata und Fuga in a(2)
ヨハン・クリーガー:Giacona in g(1)
ベネディクト・シュルトハイス:Suite in G-Dur(3)
ヨーハン・ヨーアキム・アグレル:Sonata Y in g (1)
ラルフ・ワルドナー
チェンバロ(1)、オルガン(2)、クラヴィコード(3)、レガール(4)

録音:2012年8月聖ミヒャエル教会、フュルト、ドイツ
17世紀ニュルンベルク出身の作曲家たちによる鍵盤作品集。ニュルンベルクは、ハンブルク、ライプツィヒ、ドレスデンとともにドイツ音楽の中心地で ありました。当時はオルガニストが音楽界の主役であり、鍵盤楽器のための作品だけではなく、教会音楽、器楽曲なども多く作曲していました。このアル バムは、チェンバロ奏者のラルフ・ワルドナーの長年の構想により、1600年から1750年にニュルンベルクで生まれた鍵盤作品をチェンバロ、オルガン、 クラヴィコード、レガールの4つの楽器を弾き分けて録音したもの。中でも比較的珍しいレガール(リーガル)を使用しているのも注目。レガールは持ち 運び可能な卓上のオルガン。現在のリードオルガンと同じ原理で、ふいごで空気を送り込みリードを鳴らします。 (Ki)
TXA-14039
ディータ・カウフマン(1941-)作品集
エヴォカシオン〜暴力に対するオラトリオ (インゲボルク・バッハマン詩)(ソプラノ、語り、ヴァイオリン、ピアノ、弦楽四重奏、トリオ、24声部混声合唱と弦楽オーケストラのため)OP.11
CONCERTOMOBIL(無伴奏ヴァイオリン、弦楽オーケストラと電子音響プレイバックのための)OP.18
PAGANIHILISMO(無伴奏ヴァイオリンとクローン化したヴァイオリニストのための)OP.77
ELENA EN FACE(エレーナ・デニソワのためのヴァイオリンと室内オーケストラのためのポエム)OP.132
エレーナ・デニソワ(Vn)
エリザベス・シコラ(S)
グンダ・ケーニッヒ(朗読)
アレクセイ・コルニェンコ(指)モスクワSO
カリンシア・コレギウム・ムジクム
ブダペストCho
グスタフ・マーラー・アンサンブル

録音:1994 年 -2012 年
ウィーンの作曲家ディータ・カウフマン。1968年のパリ暴動をきっかけに制作されたエヴォカシオン。当時カウフマンはメシアンの作曲クラスに奨学生 としてパリに滞在していたときに、事件を目撃。「より辛い日が来るかも知れない」というインゲボルク・バッハマンの詩にオラトリオ形式で作曲されました。 (Ki)

TXA-14038
バッハ:オルガン作品集
幻想曲ト長調BWV571
ソナタ.ニ長調BWV963
古き年は過ぎ去りBWV1091/
われを憐れみたまえ、おお主なる神よBWV721
神のひとり子となる主キリストBWV Anh55
われらイエスのともがらBWV1090
トッカータ.ニ短調BWV913
カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」BWV992
フーガ.ホ短調BWV945
パルティータ「ああ罪人なるわれ何をなすべきか」BWV770*
セシル・マンスゥイ(Org、Cemb*)

録音:2011 年 8 月、10 月チューリッヒ
鍵盤奏者セシル・マンスゥイ。彼女は幼いころからチェンバロの音色に魅せられ、チェンバロ奏者で音楽家としてのキャリアをスタートしました。このア ルバムではオルガンとチャンバロの2台の楽器を用いて収録。前半はオルガン、後半にチェンバロを持っていき、教会の音響効果とチェンバロの親密な響 きを楽しむように構成されています。 (Ki)
TXA-14040
バッハ:パルティータ第6番ホ短調BWV830
シューマン:蝶々Op.2
アレキサンダー・マリア・ワーグナー:インフェルノ
シューマン:謝肉祭Op.9
アレキサンダー・マリア・ワーグナー(P)

録音:2014 年2月
アレキサンダー・マリア・ワーグナーは1995年生まれの19歳。幼少期から作曲の才能を開花させ、作曲とピアノをフランツ・フンメル氏、パヴェル・ ギリロフ氏に師事し研鑽を積んでいます。このアルバムは、感性豊かな瑞々しい演奏で華やかに聴かせてくれます。また3つの小品からなる自作の「インフェ ルノ」も収録。得意の即興性を反映した自由な作風で今後の活躍に期待が高まります。 (Ki)
TXA-14043
フランツ・フンメル(1939-):ディアベッリ変奏曲集 アンジェラ・チョラキアン(P)

録音:2014 年7月
アントニオ・ディアベッリの主題をもとに作曲されたベートーヴェンの傑作「ディアベッリ変奏曲」。「靴屋のつぎ皮」とベートーヴェン自身も揶揄して いたこの主題を、現代ではじめてフランツ・フンメルが作曲を試みました。フンメルによる同タイトルのこの作品は、音楽の時代の移り変わりをユーモ アたっぷりに描いており、個々の変奏曲の様式、作風により、「この変奏はあの時代のあの作曲家が書いたのかも?」という想像が膨らみます。さらに 33の変奏曲すべてが常に変化し、演奏解釈、曲想が異なり、弾き手に高度な技術を要求します。ピアニストのアンジェラ・チョラキアンは、この作品 の魅力に惚れ込み、TYX artレーベルの録音第1作に選びました。彼女はアルメニア系アメリカ人。モスクワ音楽院で学び、現在は中国蘇州音楽大 学の教授として後進の指導にもあたっています。
TXA-14044
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第9番ニ長調K311
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2-1
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調Op.posth
クリストフ・プライス:東洋風幻想曲、
 モーツァルトのピアノ協奏曲第23番のカデンツァ
クリストフ・プライス(P)

録音:2014 年
TYX artのプロデューサーが惚れ込んだ才能は12歳のピアニストでした。この度デビューするクリストフ・プライスは、2001年生まれ。10歳の頃 ドイツのテレビ番組にも取り上げられ「奇跡の子」として多くのメディアに登場しました。その卓越した演奏だけではなく、作曲も行い、その音楽的才能 は人々を驚かせています。このアルバムには、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの初期のピアノ・ソナタに加え、クリストフ・プライスが書いた「東 洋風幻想曲」とモーツァルトのピアノ協奏曲第23番のカデンツァが収録されています。 (Ki)
TXA-14045
ヨゼフ・ハース(1879-1960):神の人生の書Op.87(アンゲルス・シレジウスの言葉によるオラトリオ) ミュンヘン女声Cho
ミュンヘン少女Cho
モニカ・リヒテネガー(S)
シモーネ・ブリュックナー(Ms)
ノルベルト・ドゥヒテル(Org)
スザンネ・ブルンナー(P)
ヨゼフ・ハース・オーケストラ
カトリン・ヴェンデ=エーマー(指)

録音:2014年11月ミュンヘン(ライヴ)
ドイツの作曲家ヨゼフ・ハース。教師として生計を立てる傍ら、作曲をレーガーに学んだ経歴を持ちます。作品は主に大規模な合唱を伴う曲が多く、オ ペラ、オラトリオ、ミサ曲が中心でオーケストラ曲、室内楽曲もいくつか作曲しています。教師としても数多くの優秀な学生を輩出し、ヨッフム、サヴァリッシュ などの名前があります。また現代音楽の重要な音楽祭「ドナウエッシンゲン音楽祭」の運営にも携わり、20世紀前半のドイツ音楽界を支える存在でした。
このオラトリオは、ドイツ・バロック時代を代表する神秘主義的宗教詩人アンゲルス・シレジウスの言葉に基づいた作品。1934年11月6日のエッセ ンで初演されたヨゼフ・ハースの3つ目のオラトリオでした。ここに収録されているのは、作曲者自身の編曲による女声合唱版です。 (Ki)

TXA-15050
ショパン&シューマン〜アタヴィスティック・ミュージック
シューマン:幻想小曲集Op.73
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ.ハ長調 Op.3
 チェロソナタ.ト短調 Op.65
アレクサンダー・スレイマン(Vc)
パトリシア・オイ(P)

録音:2015年2月ノイトラウブリングシティ・ホール(ドイツ)
シューマンの幻想小曲集Op.73は、元々クラリネットとピアノのために書かれた室内楽曲でしたが、曲の幅広い普及のためにヴァイオリンやチェロの編 曲も作られたと言われています。 静かでゆっくりとした1楽章から、軽やかな2楽章を経て、燃えるように華やかなフィナーレを飾る3楽章へと絶え間なく流れていく演奏は圧巻です。 ショパン作曲の序奏と華麗なるポロネーズとチェロソナタ。室内楽曲の作曲家としてのショパンを再発見できる演奏です。また、アタヴィスティック・ミュー ジック(atavistic music)は、まさに始原的な時代の流れを感じさせつつも、古き時代に思いを馳せることのできる演奏になっています。 (Ki)
TXA-15051
アート・オブ・イマジネーション〜想像の芸術
B.ヒルゼ(1884-1964):組曲Op.6
バックス(1883-1953):フルートとハープのためのソナタ
フランツ・ドップラー(1821-1883)/アントニオ・ザマラ(1829-1901):カジルダ・ファンタジー〜フルートとハープのための
アンディ・スコット(1966-):フルートとハープのためのソナタ
クイーンズ・デュオ
ヴェレーナ・ベアトリクス・シュルテ(Fl)
ハンナ・ラーベ(Hp)

録音:2015年6月マリーエンミュンスター・コンサートホール(ドイツ)
このアルバムはフルートとハープのためのソナタや組曲で構成されています。 アーノルド・バックスを始めとする5人の作曲家によるフルートとハープのための名曲を奏でるのは、若く精力的な「クイーンズ・デュオ」として活動するヴェ レーナ・ベアトリクス・シュルテとハンナ・ラーベ。様々な賞も受賞している実力派デュオです。フルートとハープの新たな世界を確立する二人が奏でる想 像の芸術を堪能できる一枚となっております。 (Ki)
TXA-15053
ハンス・マーティン・グレーブナー:歌曲集
連作歌曲「生きる限り、日は沈まぬ」
連作歌曲「3つのソネット」、
連作歌曲「3×3歌曲」
ゲシェ・ガイヤー(S)
ハンス・マーティン・グレーブナー(P)

録音:2015年2月
作曲家のハンス・マーティン・グレーブナーとソプラノ歌手ゲシェ・ガイヤーは、2003年メルヘン・オペラ「雪白と薔薇紅」の初演で共演して以来デュ オとして活動しています。グレーブナーが2011年から2013年にかけて作曲した3つの連作歌曲を収録。アルバムのタイトルにもなっている「生きる限 り、日は沈まぬ」は、グレーブナーのスクラップブックを元に季節と人生をテーマとした歌曲。リストの生誕200年であった2011年にペトラルカのソネッ トへのオマージュとして作曲された「3つのソネット」。トゥホルスキー、ハイネ、ゲーテの詩に基づいた「3×3歌曲」はフリーメイソンの聖なる数字を連 想させます。 (Ki)
TXA-15054
死はわたしの眠りとなりました〜ロマン派合唱作品集
ブラームス:静かな夜に、
 2つのモテットより「なにゆえに光が与えられたのか」Op.74-1
レーガー:夜の歌Op.138-3、
 2人の王の子どもたちがいました
シューマン:トゥーレの王Op.67-1、
 嵐Op.67-4、
 美しいロートラウト姫Op.67-2
ブラームス:下のほうの谷の底から
アンサンブル・ヴォックス・アニマータ
ローベルト・ゲルトル(指)

録音:2015年2月
合唱指揮者としてのキャリアを積み上げているローベルト・ゲルトルが2014年に立ち上げた室内合唱団ヴォックス・アニマータ。ドイツ・ユース室内 合唱団のメンバーを核に、年齢に関係なくオーディションを受けて通過した精鋭たちによる合唱団です。19世紀ロマン派の作曲家ブラームス、レーガー、 シューマンの無伴奏合唱作品を収録しています。美しく力強いハーモニーで仕上げています。 (Ki)
TXA-15056
C.P.E.バッハ:フルートと通常低音のためのソナタ
フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調Wq124/H551
フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調Wq133/H564
フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調Wq123/H550
フルートと通奏低音のためのソナタ ニ長調Wq131/H561
フルートと通奏低音のためのソナタ ニ長調Wq129/H556
フルートと通奏低音のためのソナタ イ短調Wq128/H555
フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調Wq127/H554
フルートとチェンバロのためのソナタ(二重奏曲)ホ長調Wq84/H506
カタリン・ホルヴァート(トランスバースFl)
エヴァ・マリア・ポレラ (ハープシコード、クラヴィコード、スクウェアピアノ)
トーマス・プラッツグンマー(Vc)

録音:2013年12月アドラム・チャペル(バーゼル)
カール・フィリップ・エマニュエル・バッハは、「ベルリンのバッハ」「ハンバルクのバッハ」と呼ばれ、生前の名声は父バッハを凌ぐほどでした。 そんなC.P.E.バッハにとって、フルートは幼少期から馴染み深いものであったと思われます。彼は生前フルートを含む室内楽の曲を多く作曲しました。今 回収録されている、フルートと通奏低音のためのソナタ、そしてフルートとチェンバロのためのソナタはその中の作品であり、繊細で甘く、創意に満ちた世 界に触れることができます。古典派音楽時代に名を馳せたC.P.E.バッハの才能の片鱗を見出すことができます。 (Ki)
TXA-15061
ゲッツ:ピアノ四重奏曲ホ長調Op.6
ピアノ五重奏曲ハ短調Op.16
オリヴァー・トリェンドル(P)、
マリーナ・シーシェ(Vn)、
ペイジュン・シュー(Va)、
ニクラス・シュミット(Vc)、
マチアス・ベルティンガー(Cb)

録音:2015年4月/スタジオ・ブリッツ(ベルリン)
ヘルマン・ゲッツ(1840-1876)はケーニヒスベルク(現在ポーランドとリトアニアの間でロシアの飛地となっているカリーニングラード州)出身の作曲 家。将来を嘱望されていましたが、結核のため夭折しました。メロディ・メーカーなうえ、若々しい透明な輝きにみちていて感動的。マーラーが指揮者と して彼の作品を積極的にとりあげたといわれています。 彼の最高傑作とされるピアノ四重奏曲は1867年の作。伝統的ドイツ・ロマン派の魅力にあふれ、一聴して宝物なること間違いない逸品。一方最晩年 1874年のピアノ五重奏曲は、シューベルトの「鱒」と同じコントラバスを含む変則編成。「人間が苦しみのあまり言葉を失った時、神は苦しみを語る力 を与える」という一節を副題としていて、死を目前にした才能あふれる天才の無念の情にあふれています。 アンサンブルは常設でなく、それぞれがソリストとしてCDを出す実力派の集まり。見事のひとことにつきます。 (Ki)
TXA-15067
ロマン派のヴィオラ
フリードリヒ・キール
(1821-1885):ヴィオラ・ソナタOp.67
ライネッケ(1824-1910):幻想的小品Op.43
ハインリヒ24世皇太子ロイス(1855-1910):ヴィオラ・ソナタOp.22
アンナ=クレータ・グリバイツェヴィ(Va)
オリヴァー・トリエンドル(P)

録音:2014年12月プラッハ・イム・イーザルタール(ミュンヘン)
ヴィオラとピアノの為のソナタというジャンルは20世紀に全盛期を迎えました。 ドイツの作曲家フリードリヒ・キールはベルリンでピアニストとしても活躍し、聖楽と室内楽を作曲しました。収録されているヴィオオラ・ソナタはコント ラストとムードに溢れており、ブラームス以前のロマン派ヴィオ音楽の代表作と言われています。 アルトナ出身のカール・ライネッケは当時最も優れたモーツァルト・ピアニストとして知られ、独自の叙情的でメロディカルな音楽表現を磨き上げました。 収録されている幻想的小品はドイツの最も美しい民族音楽の一つです。 ハインリヒ24世皇太子ロイスによって作曲されたヴィオ・ソナタは、「ブラームス風」なモチーフの作品であり、隅から隅まで誠実で、賢く仕組まれた、 情熱溢れる音楽です。演奏するのは、フィンランド出身のアンナ=クレータ・グリバイツェヴィ。情熱溢れるロマン派ヴィオラ音楽を堪能できる一枚です。 (Ki)
TXA-15061
ゲッツ:ピアノ四重奏曲ホ長調Op.6
ピアノ五重奏曲ハ短調Op.16
オリヴァー・トリェンドル(P)、
マリーナ・シーシェ(Vn)、
ペイジュン・シュー(Va)、
ニクラス・シュミット(Vc)、
マチアス・ベルティンガー(Cb)

録音:2015年4月/スタジオ・ブリッツ(ベルリン)
ヘルマン・ゲッツ(1840-1876)はケーニヒスベルク(現在ポーランドとリトアニアの間でロシアの飛地となっているカリーニングラード州)出身の作曲 家。将来を嘱望されていましたが、結核のため夭折しました。メロディ・メーカーなうえ、若々しい透明な輝きにみちていて感動的。マーラーが指揮者と して彼の作品を積極的にとりあげたといわれています。 彼の最高傑作とされるピアノ四重奏曲は1867年の作。伝統的ドイツ・ロマン派の魅力にあふれ、一聴して宝物なること間違いない逸品。一方最晩年 1874年のピアノ五重奏曲は、シューベルトの「鱒」と同じコントラバスを含む変則編成。「人間が苦しみのあまり言葉を失った時、神は苦しみを語る力 を与える」という一節を副題としていて、死を目前にした才能あふれる天才の無念の情にあふれています。 アンサンブルは常設でなく、それぞれがソリストとしてCDを出す実力派の集まり。見事のひとことにつきます。 (Ki)
TXA-15062
動物たちの語らい
マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680):いくつかのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ アリアとクーラント Op.3/ヘルマプロディートス/鶏とカッコウの結婚/タランチュラ/亀
タルクィーニオ・メールラ(1595-1665):めんどり
ジョヴァンニ・バッティスタ・ブオナメンテ(1595-1642):跛行する子馬
マウリツィオ・カッツァーティ(1616-1678):ペリカン
ビーバー(1644-1704):描写的なソナタ
ロバート・オルメ(?-1711):いくつかの鳥の鳴き声の模倣によるソナタ
マッテイス(1670-1714):ナイチンゲール
ウィリアム・ウィリアムズ(1675-1701):鳥の鳴き声の模倣によるソナタ
D・スカルラッティ(1685-1757):ソナタト短調K.30 猫のフーガ
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ニ長調「ごしきひわ」(RV90 フルート、オーボエ、ヴァイオリン、通常低音のために)
ケルンバロックアンサンブル・ネル・ドルチェ
ステファニー・ブーケン (リコーダー)
オルガ・ピスコルツ(Vn)
ハルム・マイネルス(Vc)
ルカ・クインタヴァレ(Cemb)
フィリップ・ワグナー(リコーダー、Ob)

録音:2013年10月/聖ペトロ教会、ノイス=ホイステン
ケルンで活動するバロックアンサンブルの若手音楽家4人によるアルバム。 彼ら自身が「人、動物と音楽」をテーマにバロック時代の作品から音楽への転用の仕方においてバラエティに富んだ選曲をしました。「動物たちの語らい」 というタイトル通り、にわとり、かっこう、蛙、猫など様々な動物たちが鳴き、吠え、耳を刺激し、時には知的想像力を掻き立てます。音楽史上、多くの作 曲家が動物をモチーフにした作品を残してきましたが、この作品を通して、動物と西洋音楽の多面的な結びつきや豊かな世界観を堪能することができます。 (Ki)
TXA-15063
アカデミア・デル・アルカディア〜1710年のローマ〜秘密組織のバロック名作集
A.スカルラッティ:協奏曲第21番
イグナツィオ・ジーバー:ソナタ第8番
コレッリ:ソナタ作品3-6
ヴァレンティーニ:室内ソナタ第3番
ボノンチーニ:協奏曲
マルチェッロ:ソナタ第 7 番&シャコンヌ
ジーバー:ソナタ第7番
A.スカルラッティ:協奏曲第24番
サブリナ・フライ(リコーダー、指)
フィオレンツァ・デ・ドナティス(Vn)
アンドレア・ロニオーニ(Vn)
マルコ・フレッツァート(Vc)
フィリップ・グリヴァード(チェンバロ、オルガン)
ヴィンセント・フリュッキガー(テオルボ、ギター) 
ブレット・シムナー(Cb)
北谷直樹(Org)

録音:2014年7月
このアルバムはローマのアカデミア・デル・アルカディアが残したフルートのための作品集。1700年代ローマでは聖職者が定める条件に影響されてい ました。1698年インノケンティウス12世は劇およびオペラの上演を禁止とする条例を出しました。そんな中1690年に一部の文化人が団結しアカデミア・ デル・アルカディアが発足。イタリア各地で文化や芸術の交流を設け、定期的に集まり作品を発表していました。この秘密組織のシンボル・マークが笛であっ たことに注目し、リコーダー奏者のサブリナ・フライが研究し、アカデミア・デル・アルカディアに加入していた作曲家の作品を集めて一つのアルバムにま とめました。当時の精彩に富んだ音楽の魅力と響きが蘇る1枚です。 (Ki)
TXA-15065
フローベルガー:トッカータ 第6番 イ短調 / 組曲第4番 イ短調 / ラメンテーション
ルイ・クープラン:前奏曲 ニ短調 - アルマンド - クーラント - クーラント - サラバンド - カナア - パストラーレ - シャコンヌ/ ブランクロシェのためのトンボー
ラモー:クラヴサン曲集より 組曲 イ短調
ティル マン・スコヴロネック(Cemb)

録音:2015 年
1959年ブレーメン生まれ、アスペレン、コープマンやレオンハルトに師事したチェンバロ奏者、ティルマン・スコヴロネックによるアルバムです。フロー ベルガーはドイツ生まれですがヨーロッパ中を回り、フランス趣味も身に付けた作曲家。親交のあった同時代のルイ・クープラン、次の世代のラモーと合 わせて聴くと音楽様式にひとつの流れを感じることと思います。 ルイ・クープランの『トンボー』はリュート奏者ブランクロシェの事故死を悼み書かれた作品。ブランクロシェは階段から転落し、フローベルガーの腕 の中で息を引き取ったとされていて、フローベルガー、ルイ・クープランそれぞれが彼のためにトンボーを書いています。また、フローベルガーの『ラメン テーション』は自らが仕えていたフェルディナント3世の死去を受けて書かれた作品です。 ティルマン・スコヴロネックの父、マルティン・スコヴロネックは高名なチェンバロ製作者であり、レオンハルトを始め多くの奏者が彼の手による楽器を使っ ていました。このアルバムで使用されたチェンバロもマルティンが1981年に製作したもの。18世紀のドイツ・モデルに基づく楽器で、ピッチは392となっ ています。 (Ki)
TXA-15066
ローベルト・フックス(1847-1927):二重奏曲と室内楽曲集
ヴァイオリン,ヴィオラとピアノのための三重奏曲嬰ヘ短調Op.115*
ヴィオラとピアノのための6つの幻想小曲集Op.117
ヴィオラとピアノのためのソナタ二短調Op.86
マテ・スーチュ(Va)
ノア・ベンディックス・バルグレイ(Vn)
オリヴァー・トリエンドル(P)

録音:2015年3月/2015年5月*/スタジオ・ブリッツ(ベルリン)
オーストリア出身の作曲家ローベルト・フックスは、弦楽合奏団、室内合奏団のための5つのセレナーデで歴史に名を残しました。フックスの作品、と くに室内楽の逸品が掘り出されるようになったのは最近のことです。 本作品では、いずれの曲にもヴィオラに焦点が当てられており、フックスの没年に作曲された美しい幻想小曲Op.117、迫力があり、作曲家の手本となるヴィ オラ・ソナタOp.86、そして意外な組み合わせのヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノの三重奏曲Op.115のいずれも、真に過去の「ウィーン」の音を蘇らせ る作品といえます。 演奏は、ベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者のマテ・スーチュ。セレナーデの名人が残した晩年の傑作に魅了される一枚です。き
TXA-15069
18〜19世紀南ドイツとイタリアの聖母マリアを讃える作品
ヴァレンティン・ラートゲーバー:天の女王
マリアヌス・ケーニヒスペルガー:第7旋法によるプレリュードとフーガ
 今日マリアを讃えよう
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル:パルティータ.ハ長調
ピエトロ・テルツィアーニ:サルヴェ・レジーナ
バッハ:パストラーレ ヘ長調 BWV.590
ヨーゼフ・ラインベルガー:アヴェ・マリア op.171 1a
 アンダンテ・パストラーレop.98
 パストラーレ.ト長調op.156 8番
レーガー:マリアは歌う、幼い御子に(マリアの子守歌)
マリアヌス・ケーニヒスペルガー:第4旋法のアリア
ベネディクト・ビーヒテラー:救い主のうるわしき母
マリアヌス・ケーニヒスペルガー:第2旋法のアリア
ベネディクト・ビーヒテラー:アヴェ・レジーナ
マリアヌス・ケーニヒスペルガー:第7旋法のアリア
メヒティルト・キーンドル(S)
アン・デュフレーヌ(Ob)
ノルベルト・ドゥヒテル(Org)

録音:2015年8月
南ドイツとイタリアの、バロックから後期ロマン派までにわたる聖母マリアを讃える曲を集めたソプラノ、オーボエ、オルガンのための作品集。各楽器の ソロ曲を交えながら、ソプラノとオーボエ、オルガンによる華のある響きが広がります。 CD最初の曲、「天の女王」の作曲者、ラートゲーバーはJ.S.バッハと時代を同じくする作曲家。その心地よい旋律と飾らない和声に見られるようにシン プルで素朴な音楽を好んだという彼は、バロック音楽から古典派音楽への移り変わりに一役買ったともいわれています。復活祭のために書かれたCD収 録曲「天の女王」はオーボエとソプラノの軽快な掛け合いが美しく、敬虔さと華やかさを併せ持つこの編成の魅力を堪能できます。 200年に渡る広い時代を網羅しているこのCDの中で1 番時代が新しい曲は、19世紀後半の作曲家レーガーの歌曲「マリアは歌う、幼い御子に(マ リアの子守歌)」。晩年に書かれたこの曲は、彼の作品中で最も有名な曲の1つです。ゆりかごが揺れるような伴奏の上で歌われる旋律は美しく清らかで、 聖母マリアの優雅さを思わせます。 カトリック信徒の多い南ドイツ、イタリアで、時代を越えて受け継がれる聖母マリアへの祈り。音楽の形に表れた祈りに心洗われる1枚です。 (Ki)
TXA-15070
ヨーゼフ・ハースと、同世代の作曲家によるキャロル集
ヨーゼフ・ハース:聖夜op.85(編曲:ノルベルト・デュヒテル)
ヨーゼフ・ラインベルガー:ベツレヘムに幼な子生まれぬ
エルナ・ヴォール:3人の天使が歌っていた
 子供と神の子
マックス・レーガー:.キリストのともがらよ、こぞりて神を称えよ
 マリアは歌う、幼い御子に
ヘルマン・シュレーダー:6つのクリスマスキャロル他
ミュンヘン女声Cho
ミュンヘン少女合唱団
カトリン・ヴェンデ=エーマー(指)
ノルベルト・デュヒテル(Org)

録音:2015 年7月
1年の中で「歌」と一番結びついた季節…それは何と言ってもクリスマス。何百年という昔から、クリスマスは歌に溢れた季節でした。多くの作曲家た ちがクリスマスを祝う人々のために素朴で優しく美しいメロディを書き残しています。このCDには、19世紀後半から20世紀にかけてのドイツの作曲家ヨー ゼフ・ハースと、彼の師や弟子を含めた同時代の作曲家たちのクリスマスキャロルがおさめられています。 演奏を手掛けるミュンヘン女声合唱団は、幅広いレパートリーと数々の国際コンクール受賞歴を誇る合唱団。ミュンヘン少女合唱団は5歳から17歳ま での少女たちから成る合唱団で、こちらもCD録音や音楽祭、コンクールなどで目覚ましく活動しています。 古くから人々の信仰に深く根を降ろしているクリスマスになくてはならないクリスマスキャロル。沢山の作曲家が残した素直で温かみのある音楽を、透き通 るような女声合唱、少女合唱、オルガンでお楽しみください。 (Ki)

TXA-17088
チェロ作品集
ポッパー:ハンガリー狂詩曲op.68
スーク:バラードとセレナーデop.3より 1, バラード
スーク:バラードとセレナーデop.3より 2,セレナーデ
マルティヌー:スロヴァキアのテーマによる変奏曲
フォーレ:シシリエンヌop.78
 蝶々op.77
エルガー:愛の挨拶op.12
ギンツェル:トンボ
ベートーヴェン:モーツァルトの「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 WoO.46
ブラームス:ソナタ ホ短調 op.38
ライナー・ギンツェル(Vc)
アネット・ヴァイスブ ロード(P)

録音:2009年9月
チェロの巨匠として名高く、チェロの作品を数多く残したポッパーの華やかなサロン小品「ハンガリー狂詩曲op.68」、ドヴォルザークの影響が見られる スークの10代の頃の作品「バラードとセレナーデop.3」、そのスークの弟子であるマルティヌーの、民族色の中にも新古典主義的な響きが垣間見られる「ス ロヴァキアのテーマによる変奏曲」、様々な楽器で取り上げられることの多いフォーレの「シシリエンヌop.78」と、超絶技巧が蝶の羽ばたきを思わせる「蝶々 op.77」、エルガーのおなじみの作品「愛の挨拶op.12」(原曲はピアノ)、ギンツェル自身による作品「トンボ」、モーツァルトのオペラ「魔笛」の美しいアリア「恋 を知る男たちは」をテーマにしたベートーヴェンの「モーツァルトの『恋を知る男たちは』の主題による7つの変奏曲 WoO.46」、そして、比較的若い頃の作品 にして既にその後の彼の創作に一貫する深淵さを感じさせるブラームスのソナタホ短調op.38。チェロの魅力を目一杯堪能できる、まるでチェロ作品のブー ケ の よ う な C D で す 。  演奏は、数々の主要なオーケストラと共演するソリストとして、またドイツ弦楽三重奏団のメンバーとして名高いチェリスト、ライナー・ギンツェルと、ソ ロのみならず室内楽、伴奏においても世界的に活躍しているピアニスト、アネット・ヴァイスブロード。チェロの底知れぬ魅力にじっくり浸ることができ る一枚です。 (Ki)
TXA-17091(5CD)
ハインツ・ヴィンベック(1946-2019):交響曲全集

[CD1]交響曲第1番『Tu Solus』
[CD2]交響曲第2番
[CD3]交響曲第3番『Grodek』 〜ゲオルク・トラークルのテキストによる
[CD4]交響曲第4番『De Profundis』 〜レクイエム、ゲオルク・トラークルのテキスト及び19世紀のとあるテキストによる
[CD5]交響曲第5番『Jetzt und in der Stunde des Todes』 〜ブルックナーの第9交響曲終楽章のモティーフによる3つの断片
[CD1]ブルース・ワインバーガー(テナーサクソフォン)、ムハイ・タン(指)、バイエルンRSO
[CD2]デニス・ラッセル・デイヴィス(指)、ウィーンRSO
[CD3]クリステル・ボルヒャース(A)、ウド・サメル(朗読)、マティアス・フスマン(指)、ベルリン・ドイツSO
[CD4]ヴォルフガング・ゼーリガー(合唱指揮)、ダルムシュタット・コンサートcho、クリステル・ボルヒャース(A)、
ギュンター・ビンゲ(Br)、ヴェルナー・ブーヒン(C.T)、ヴォルフ・エウバ(朗読)、
デニス・ラッセル・デイヴィス(指)、ボン・ベートーヴェンO
[CD5] デニス・ラッセル・デイヴィス(指)、ベルリン・ドイツSO

録音:[CD1]1985年4月(ライヴ)、[CD2]2001年10(ライヴ)、[CD3]1991年8月(スタジオ)、[CD4]1993年9月(ライヴ)、[CD5]2017年1月(ライヴ)
2019年3月26日に世を去ったドイツの作曲家、ハインツ・ヴィンベックの初リリースとなる交響曲全集です。80年代以降に書かれた5つの交響曲 はどれも大規模な音楽。マーラーのような声楽つきの作品や、ブルックナーの9番を素材とした作品など、伝統的な交響曲と現代書法の強烈なせめぎあ いを感じます。演奏者も一流ぞろいで聴きごたえあり。 (Ki)
TXA-17094
ロベール・グロスロ:チェロ作品集
チェロとピアノのための「謎」
2つのチェロのための「曇りのない会話」より1,「寓話」*
2つのチェロのための「曇りのない会話」より2,「討論」*
2つのチェロのための「曇りのない会話」より3,「睦言」*
2つのチェロのための「曇りのない会話」より4,「質問」*
2つのチェロのための「曇りのない会話」より5,「予言」*
チェロ独奏のための「ソナタ」 1楽章「思考と結果」
チェロ独奏のための「ソナタ」 2楽章「バルカローレ」
チェロ独奏のための「ソナタ」 3楽章「夢、想像、気晴らし」
イリア・ユ ーリビッチ・ラポレフ(Vc)
イリア・ラポレフ Jr.(Vc)
ダ ーシャ・モロズ(P)

録音:2015年2月
ピアニストとして、指揮者として、そしてグラフィックアートやマルチメディア作品を手がけるヴィジュアル・アーティストとして、その活動の幅広さが留まる所 を知らないロベール・グロスロの、作曲家としての作品集。一聴すれば、作曲家として彼が卓越した筆力を持つこと、彼が演奏家としての経歴の輝かしさに頼 ることなく、1人の書き手としてもまた誠実に五線紙に向かっていることがわかります。  チェロとピアノのための「謎、またはパズル」は、迸るようなエネルギーに溢れた大作。多様に移り変わる表情が聴き手を掴んで離しません。  2つのチェロのための「曇りのない会話」は5曲の小品からなる組曲。標題に示された様々な「会話」や「言葉」が、繊細な歌心とリリシズムに満ちた音楽と なって立ち昇ります。  チェロ独奏のための「ソナタ」は3楽章形式。深淵から浮かび上がる音像が次第に輪郭をはっきりさせていく1楽章「思考と結果」、哀愁を持って歌われる2 楽章「バルカローレ」、そして舞曲のような鮮やかなリズムが魅力的な3楽章「夢、想像、気晴らし」から構成されます。  チェリストのイリア・ユーリビッチ・ラポレフはソリストとして数々のオーケストラ、著名な指揮者(シルヴィオ・バルヴィーゾ、ステファン・ゾルテス、ルドルフ・ ヴェルテンなど)と共演する逸材。その演奏の雄弁な語り口に魅せられること間違いなしです。現代曲の演奏にも信頼の厚いピアニスト、ダーシャ・モロズとの 共演や、新進気鋭のチェリストであるラポレフの息子、イリア・ラポレフ Jr. と共に聴かせる二重奏にも注目です。 (Ki)
TXA-17096
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番Op.23
アレクサンダー・マリア・ワーグナー(1995-):交響曲第2番
アレクサンダー・マリア・ワーグナー(P/作曲)
モスクワRSO
アレクセイ・コルニエンコ(指)

録音:2017年2月、モスクワ
1995年生まれのアレクサンダー・マリア・ワーグナーは、ピアニストでもあり作曲家でもある多才な若き音楽家。演奏会では即興演奏をすることもし ばしばあり、その豊かな才能に聴衆は毎回熱狂しています。このアルバムは、彼の技巧を存分に堪能できるチャイコフスキーのピアノ協奏曲1番と、彼の 交響曲第2番を収録。アレクサンダー・マリア・ワーグナーは、最初の交響曲を14歳の時に手がけ、今回共演した指揮者アレクセイ・コルニエンコも その才能に驚いたと言います。卓越した作曲能力は、ピアニストしての作品解釈にも大いに影響を及ぼしていることがわかる1枚です。 (Ki)
TXA-17097
バッハ:フランス組曲第5番ト長調BWV816
ショパン:マズルカ嬰ヘ短調Op.6の1/ハ長調Op.24の2/イ短調Op.17の4/変ロ短調Op.24の4/嬰ハ短調Op.63の3/イ短調Op.7の2/イ短調Op.67の4/嬰ハ短調Op.50の3/イ短調Op.68の2/ヘ短調Op.68の4
バッハ:フランス組曲第3番ロ短調BWV814
アレクサンドラ・ソストマン(P)

録音:2017年3月/フリードリヒ=エ バート・ハレ(ハンブルク)
ドイツの女流ピアニスト、アレクサンドラ・ソストマンは毎回考え抜いたコンセプトによるアルバム作りが光りますが、今回はバッハとショパンのきずな を証明。ショパンは生涯にわたりバッハを尊敬し、自他ともに作品演奏を薦めました。ゆえにショパン自身の作にも影響がみられます。ここではショパン の中でも最も独創的なマズルカと、バッハのフランス組曲を対比。舞曲を作品に昇華させている点で共通する両者、興味津々です。 (Ki)

TXA-18103
「ダイアログ」
カリウォダ(1801-1866):2本のヴァイオリンのための二重奏曲 Op.180-1
作曲者不詳(1646):2本のヴァイオリンのためのビチニウム
ラッスス:2本のヴァイオリンのためのビチニウム
オルフ:シュピール
マックス・ゼンガー(1837-1911):2本のヴァイオリンのためのソナタ
ロベルト・フックス(1847-1927):2本のヴァイオリンのための幻想的小品 Op.105
ヴォルフラム・ブッヘンベルク(1962-):2本のヴァイオリンのためのダンス*
ヴィルフリート・ヒラー(1941-):朗読と2本のヴァイオリンのための変容*
デュオ・ASAP
[ アルムート・シーゲル &アグネス・パスカー ]

録音:2017年10月、12月
*世界初録音
2人のイニシャルから名前をとった「デュオ・ASAP」による「ダイアログ・対話」と題されたアルバム。16世紀の作品から世界初録音の現代作品まで、 さまざまなヴァイオリン二重奏を収録しためずらしい内容です。国際的な評価を受けているデュオの演奏だけになかなかの好演です。
TXA-18104
ブリッジ:ピアノ三重奏曲第2番H.178
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8
ネミロフスキー・ラーク・パエ三重奏団
[ミーシャ・ネミロフスキー(P)、テッサ・ラーク(Vn)、デボラ・パエ(Vc)]

録音:2019年
あまりないカップリングのピアノ三重奏曲集と言えますが、演奏者たちはブリッジの2番をこのジャンルでの傑作ととらえ、人々に浸透させるのが目的であ るようです。そのため有名な作品の中からブリッジとは別の語法を持ったブラームスをカップリングすることで、それぞれの音楽的特徴を聴かせることに成功 しています。ネミロフスキー・ラーク・パエ三重奏団は2012年結成のトリオで、ひとりひとりが国際的に評価を得ている名手です。 (Ki)
TXA-18107
テレマンと予約購読者
テレマン:リコーダーと通奏低音のためのソナタ ハ長調 TWV41:C2(『忠実な音楽の師』より)
(タベア・デブス編):テレマン(TWV22:8、21:27)とヘンデル(HWV17、HWV99)の音楽によるソナタ
バッハ:カンタータ『霊と魂は、惑い乱れます』BWV35より第1部のシンフォニア
バッハ:カンタータ『我は片足を墓穴に入れて立つ』BWV156よりシンフォニア
バッハ:カンタータ『霊と魂は、惑い乱れます』BWV35より第2部のシンフォニア
タベア・デブス編)):テレマン(TWV21:27)とヘンデル(HWV21)の音楽によるソナタ
タベア・デブス編)):ブラヴェ(歌劇『Le jaloux corrige』)とテレマン(TWV21:27)の作品によるソナタ
テレマン:リコーダー協奏曲 ヘ長調 TWV51:F1
タベア・デブス(リコーダー)
クラウディア・ノルツ、ヘンリー・トング(Vn)
ジョーダン・ボーロン(Va)
ジョナサン・リース(チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
トム・フォスター(Cemb)
録音:2017年11月
近代的な精神、創造力の豊かさ、信じがたいほどの生産性を持つテレマンは当時の音楽界で最も多才な作曲家のうちの一人でした。また『忠実な音楽の師』 という楽譜集を定期的に刊行し、予約販売を行うなど音楽業界における商才にも恵まれていました。テレマンは予約者の目を引くために新聞やビラに広告を出し、 ヨーロッパ中の代理店や本屋と取引すると同時に同業者にも熱心に声を掛け、貴族のみならずバッハ、ブラヴェ、ヘンデルなどの有名な作曲家も予約者に 名を連ねました。テレマンの作品とリコーダー奏者タベア・デブス自ら編んだ予約購読者たちによる音楽の編曲を組み合せた当CDには、18世紀音楽の精粋が 詰まっています。 (Ki)
TXA-18110
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 Op.121
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
ブルクハルト・マイス(Vn、Va)
ユー・ジヨン(P)

録音:2017年10月
★聴き手の心に訴えかけるシューマン、エネルギッシュで耽美的なブラームス。ヴァイオリニストでありヴィオリストであるブルクハルト・マイスはジャック・ ティボー・トリオの創設メンバーとして25年以上国際的な活動を続けている名手。ピアニストのユー・ジヨンは音楽的功績から故郷の韓国・麗水市で名 誉市民に選ばれています。 (Ki)
TXA-18112
ノットゥルノ 〜光と影の音楽
クラム:『マクロコスモス』より
ドビュッシー:前奏曲集より
スクリャービン
:前奏曲集より
ショパン:前奏曲、ノクターン
バーバー、フィールド:ノクターン等 、全30トラック
マティアス・ファイト(P)

録音:2018年2月
夜景に舞う光と影のようなピアノ小品集。マティアス・ファイトは張り詰めた静けさとドラマチックな色彩を交互に展開し、あまり知られていない作品から有名 な作品に至るまで広い視野を持ちながら弾き綴ってゆきます。数人の作曲家を交互に散りばめたプログラムになっており、アメリカの作曲家ジョージ・クラムによ る刺激的な音楽が随時差し込まれスパイスのように機能しています。
TXA-18114
ロマンティック・リフレクションズ〜クラリネットとハープのための編曲集
シューマン:3つのロマンス Op.94
ブラームス:間奏曲集 Op.117-1〜3、Op.118-2、Op.119-1,2
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ D.821
デュオ・イマジネール
クラリネットとハープのデュオによるアルバムです。ピアノ作品の編曲ものは主旋律の歌が美しく響いてきます。シューベルトの名作『アルペジョーネ・ ソナタ』はバセットホルンとハープで演奏しています。 (Ki)
TXA-18115

TXA-18116(LP)
リヴィウのリュート・タブラチュア
作曲者不詳:Tarzeto、Pavan、Tantum ergo sacramentum、La rocha el fuso、
Passo e mezo、 Saltarello、Passamezo、Ferdinanth、Pasomeza、Tripla、Tarzeto
ダウランド:A Fancy、Forlorn Hope Fancy
クローダン・ド・セルミジ:Le content est riche
ピエール・サンドラン:Doulce memoire
ジョヴァンニ・パコローニ:Fantasia bellissima
ジャケ・デ・ベルヘム:O s‘io potessi donna
ヨアン・アンブロシオ・ダルツァ:Pavana alla Ferrarese
クレマン・ジャヌカン:Or vien ca, vien
ヴァレンティン・バクファルク:Non dite mai
ベルンハルト・ホフシュテッター(Lute)

録音:2018年2月
16世紀のリュート音楽を今に伝えるこのタブラチュアは、1937年にウィーンの古本屋で売られていたもので、当時ポーランド領だった現ウクライナのリヴィ ウに渡り現在イヴァン・フランコ大学で保管されています。フランドル楽派のマドリガルやシャンソンを編曲したものや作者不詳のものが多い中、ダウランドのよ うな良く知られた作曲家の作品も含まれています。CDとLPで同時発売。 (Ki)

TXA-19123
ロベール・グロスロ:ピアノと弦楽四重奏のための『Ce lac dur oublie que hante sous le givre...』
マラルメの4つの詩によるソプラノと弦楽四重奏のための『Le bel aujourd‘hui』
弦楽四重奏のための『Matrix in Persian Blue』
リー ス ベト・ドフォス(S)
ジャン・ミシェル(P)
アサセッロ・カルテット

録音:2018年9月
ピアニストとして、そして指揮者としてまずは名を上げたベルギー出身のロベール・グロスロ(1951-)。近年では作曲活動に精を出し広範な作品を生み出し ています。楽器の特性を知り尽くし効果的な書法で作曲された音楽で、シンプルな弦楽四重奏でも余計な意味づけをせずに音楽そのもので深く語ることが出来る 見事な内容となっています。 (Ki)
TXA-19127(2CD)
優しい記憶〜ファニー&メンデルスゾーン:歌曲集
[CD1]
〈合図をください〉
1. メンデルスゾーン:歌の翼に Op.34-2(1835)#
2. メンデルスゾーン:恋人の手紙 Op.posth.86-3 (1831)
3. ファニー・メンデルスゾーン:非難 Op.posth.10-2 (1846)#
4. ファニー・メンデルスゾーン:アハメドからイルザへ / 庭にて (1827)*#
5. メンデルスゾーン:ヴェネツィアの舟歌 Op.57-5 (1842)#
6. ファニー・メンデルスゾーン:おそろしい涙 (1822.4.16)*
7. メンデルスゾーン:紡ぎ歌 Op.34-4(1837)#
8. ファニー・メンデルスゾーン:竪琴弾きの歌 (1825)
9. メンデルスゾーン:春の歌 Op.47-3(1839)#
〈すべては陽気に〉
10. ファニー・メンデルスゾーン:しずかな魂のなかで (1828)
11. メンデルスゾーン:花束 Op.47-5(1832) #
12. ファニー・メンデルスゾーン:5月の夜 Op.posth.9-6 (1838)#
13. メンデルスゾーン:もう一つの5月の歌 Op.8-8 (1827)
〈他のどこにもない〉
14. ファニー・メンデルスゾーン:夢想 (1844.10.18) #
15. ファニー・メンデルスゾーン:南へ Op.10-1 (1841)
16. ファニー・メンデルスゾーン:憧れ (1828/1829)*#
17. ファニー・メンデルスゾーン:ああ、またあの瞳が (1837)
18. ファニー・メンデルスゾーン:余韻1? 晴天の鳥たち (1841)#
19. ファニー・メンデルスゾーン:余韻2? ああ!どうしてだろう (1841)
20. ファニー・メンデルスゾーン:余韻3 ? 森へ逃げ込めるか (1841)
[CD2]
〈黄昏は降り注ぐ〉
1. メンデルスゾーン:少女の嘆き WoO23(1835)
2. ファニー・メンデルスゾーン:どこから来たの (2. Januar 1824)*#
3. ファニー・メンデルスゾーン:黄昏が上から降り来て (1843)#
4.ファニー・メンデルスゾーン:騒音 (初版タイトル:憧れ) (1828)#
5. ファニー・メンデルスゾーン:夜 (1831.10.1)*
6. ファニー・メンデルスゾーン:夜を歩く Op.7-1 (1843)#
7. ファニー・メンデルスゾーン:秋に (1822)#
8. ファニー・メンデルスゾーン:すべての山頂には安らぎが
〈白鳥の歌〉
9. ファニー・メンデルスゾーン:山の喜び Op.10-5
10. ファニー・メンデルスゾーン:白鳥の歌 Op.1-1#
11. メンデルスゾーン:古いドイツの春の歌 Op.86-6
12. メンデルスゾーン:葦の歌 Op.posth.71-4
13. メンデルスゾーン:夜の歌 Op.71-6

#=即興前奏つき
カテリーナ・カスパー(S)
ドミトリー・アブロギン(フォルテピアノ)

録音:2018年8月/フランクフルト音楽・舞台芸術大学、小ホール
*=世界初録音
天才作曲家の姉弟、ファニーとメンデルスゾーンの歌曲集。二人は音楽について語り合うために詩的な手紙を何通もやりとりしていたそうで、それ がそのまま音楽になったような構成になっています。
いくつかの曲には、20世紀初頭までよく見られた即興的な前奏が付加されています。これは録音中に自然に演奏していたものを、生演奏の雰囲気を出すために そのまま残してCD化したのだそう。
カテリーナ・カスパーはウクライナ生まれのソプラノ歌手。フランクフルト歌劇場のメンバーとして世界の主要な歌劇場に出演するかたわら、ソリストとしても各 地で活躍しています。
ドミトリー・アブロギンはモスクワ生まれのピアニスト。フランクフルト音大で学び、2018年第1回ショパン国際ピリオド楽 器コンクール入賞、2019年ブルージュ国際古楽コンクール第2位、2021年10月にフランクフルトで開催された「インターナショ ナル・ジャーマン・ピアノアワード」で優勝。現在はフランクフルト音大で教員も務めています。 (Ki)
TXA-19128
夢のかたち
ドビュッシー:『忘れられた映像』より第3曲 嫌な天気だから「もう森へは行かない」の諸相
ジョージ・クラム:『マクロコスモスI』より 夢のかたち(愛と死の音楽―双子座)
ラヴェル:『鏡』より 第1曲 蛾
スクリャービン:5つの前奏曲 Op.16より 第3曲 アンダンテ・カンタービレ
ラヴェル:『鏡』より 第3曲 海原の小舟
スクリャービン:5つの前奏曲 Op.16より 第4曲 レント
 5つの前奏曲 Op.16より 第5曲 アレグレット
ヴェラ・シュミット:覆い隠された洞窟
ドビュッシー:『忘れられた映像』より第1曲 レント
ラヴェル:『鏡』より 第4曲 道化師の朝の歌
 『鏡』より 第2曲 悲しい鳥たち
ドビュッシー:『忘れられた映像』より第2曲 ルーヴルの思い出
スクリャービン:5つの前奏曲 Op.16より 第1曲 アンダンテ
 5つの前奏曲 Op.16より 第2曲 アレグロ
ラヴェル:『鏡』より 第5曲 鐘の谷
ヨゼファ・シュミット(P)

録音:2019年1月
1998年ドイツ、シュトゥットガルト生まれのヨゼファ・シュミットによる「夢」をテーマとしたアルバム。彼女は2018年からハノーファーの音楽学校でロー ランド・クリューガー氏に師事していて、数々のコンクールに入選しいている逸材です。 (Ki)
TXA-19129
ミハイル・コロンタイ(1952-):作品集
(1)ヴィオラ協奏曲 Op.8(1980)
(2)ピアノ協奏曲第1番(1984;2010)
張乃月(Nai-Yueh Chang)((1)Va)
アレクセイ・コルニエンコ((1)(指),(2)P)
ミハイル・コロンタイ((2)指)
RTVOモスクワ

録音:(1)2015年9月、2018年6月
モスクワ生まれで台湾在住の作曲家ミハイル・コロンタイによる協奏曲2題。ヴィオラ協奏曲はバシュメットに献呈された作品です。また自身がピアニストでもあるので、ピアノ協奏曲では楽器の扱いも注目です。 (Ki)
TXA-19130
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番Sz76 (1922)
ローランド・ライストナー=マイヤー:ヴィオラ・ソナタ Op.156 (2018)
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ (1914?21)
ブルクハルト・マイス(Vn、Va)
ユー・ジヨン(P)

録音:2019年
ヴァイオリンとヴィオラの二刀流が特徴的な「デュオ・マイス・ユー」による当レーベル2枚目のアルバム(前作はTXA-18110)。ハンガリー、モラヴィ アの民俗音楽を出発点として大胆でインスピレーションに満ちた作品を生み出したバルトークとヤナーチェク、それぞれのヴァイオリン・ソナタに、1945年チェ コ生まれの作曲家ライストナー=マイヤーによるヴィオラ・ソナタをカップリングしています。 ヴァイオリニストでありヴィオリストであるブルクハルト・マイスはジャック・ティボー・トリオの創設メンバーとして 25 年以上国際的な活動を続けている 名手。ピアニストのユー・ジヨンは音楽的功績から故郷の韓国・麗水市で名 誉市民に選ばれています。 (Ki)
TXA-19131
1900年前後を生きたドイツ作曲家の音楽
ヨーゼフ・ハース(1879-1960):ヴァイオリンとオルガンのための教会ソナタ第1番 ヘ長調『Jubilate』 Op.62-1(1925/26)*
 コラール・フゲッタ 第33番Valet will ich dir geben / 第31番Straf mich nicht /第26番 O Jesu Christ, meines Lebens Licht - Ach bleib bei uns, Herr Jesu Christ
レーガー:ヴァイオリンとオルガンのためのバッハのコラール前奏曲「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」によるアリア
ヨーゼフ・ハース:前奏曲第11番ホ長調*
ヨーゼフ・レンナー(1868-1934):ヴァイオリンとオルガンのための協奏曲 ト長調 Op.56-2 (1929) モデラート
マックス・レーガー:『ベックリンによる4つの音詩』より 第1曲「ヴァイオリンを弾く隠者」 Op.128-1(K.U.ルートヴィヒ編)*
ヨーゼフ・ハース:コラール・フゲッタ 第3番Aus meines Herzens Grunde / 第4番Aus tiefer Not schrie ich zu dir / 第13番Herzliebster Jesu
ヨーゼフ・レンナー:ヴァイオリンとオルガンのための間奏曲 ヘ長調 Op.85(1929) アダージョ
ヨーゼフ・ハース:コラール・フゲッタ 第21番Nun danket alle Gott / 第17番Liebster Jesu, wir sind hier / 第34番Vom Himmel hoch, da komm ich her / 第35番Was Gott tut, das ist wohlgetan
 ヴァイオリンとオルガンのための教会ソナタ第2番 ニ短調『Es ist ein Schnitter』 Op.62-2*
スレーテン・クルスティチ(Vn)
ノルベルト・ドゥヒテル(Org)
ルートヴィヒ・シュミット(Org)*
ヨーゼフ・ハース、マックス・レーガー、ヨーゼフ・レンナーのヴァイオリンとオルガン、及びオルガン独奏のための作品集です。ヨーゼフ・ハースはあまり知られ ていませんが変奏の巧みさと独特の書法が特徴的。ヴァイオリンを弾くスレーテン・クルスティチは、1982年からミュンヘンPOのコンサー トマスターを務めチェリビダッケのもとで弾いていた人物です。 (Ki)
TXA-19132
有言歌と無言歌
<レーガー編曲ピアノ独奏版 R.シュトラウスの歌曲>
Breit' uber mein Haupt dein schwarzes Haar, op.19-2
Morgen!, op.27-4
Traum durch die Dammerung, op.29-1
Ich trage meine Minne, op.32-1
Gluckes genug, op.37-4
Meinem Kinde, op.37-3
Allerseelen, op.10-8
All' mein Gedanken, op.21-1
Du meines Herzens Kronelein, op.21-2
Cacilie, op.27-2
Heimliche Aufforderung, op.27-3
Nachtgang, op.29-3
<R.シュトラウスの歌曲>
Die erwachte Rose Av66
Hat gesagt - Bleibt's nicht dabei, op.36-3
Die Nacht, op.10-3
Die Georgine, op.10-4
Die Verschwiegenen, op.10-6
Gluckes genug, op.37-4
Meinem Kinde, op.37-3
Schlagende Herzen, op.29-2
Schlechtes Wetter, op.69-5
Du meines Herzens Kronelein, op.21-2
Ach Lieb, ich muss nun scheiden, op.21-3
Ich schwebe, op.48-2
Waldeinsamkeit, op.76-3
シェバ・テホヴァル(S)
ゲオルク・ミヒャエル・グラウ(P)

録音:2018年11月
シェバ・テホヴァル( ソプラノ) ゲ オ ルク・ミヒャエ ル・グラウ( ピアノ) 録音:2018年11月
TXA-19133
バッハ:作品集
イギリス組曲第6番ニ短調 BWV811
前奏曲とフーガ、アレグロ 変ホ長調 BWV998
パルティータ ト短調 BWV1004【チェンバロ版:レオンハルト編曲】
(原曲:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004)
ティルマン・スコヴロネック(Cemb/Two-manual harpsichord by Martin Skowroneck(1976-77)after Christian Zell(1728)、A=415 Hz)

録音:2018年10月/ブレーメン
名手ティルマン・スコヴロネックがバッハの作品を録音しました。スコヴロネックは1959年ブレーメン生まれ。デン・ハーグおよびアムステルダムにてボブ・ ヴァン・アスペレン、アンネケ・ウィッテンボッシュ、トン・コープマン、グスタフ・レオンハルトにそれぞれ師事したチェンバロの名手。当録音ではイギリス第6番、 前奏曲、フーガとアレグロに加えて、師レオンハルトが編曲した無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番(調性はト短調)を収録。師への思いを馳せたアルバ ムが完成しました。 (Ki)
TXA-19134
フランツ・フンメル(1939-):33のヘルシャー変奏曲 クリストフ・プライス( ピアノ)
クリストフ・プライスは2001年生まれのピアニスト。1939年生まれの作曲家が書いた変奏曲を演奏しています。現代を生きる別々の世代による音楽。 (Ki)
TXA-19135
バッハ(リスト編):前奏曲とフーガ イ短調 BWV543
リスト:ペトラルカのソネット 第47番、104番、123番
シューマン:ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調 Op.11
リスト:ソナタ風幻想曲『ダンテを読んで』
ヤミナ・ゲール(P)

録音:2018年9月
ドイツのボン生まれの若きピアニストによる1 枚。バッハやイタリアから影響をうけたリストを軸に、イマジネーション豊かな世界が広がります。 (Ki)
TXA-19136
バッハ:音楽の捧げもの BWV1079
3声のリチェルカーレ(Cemb)
無窮カノン(フルート、ヴァイオリン、チェロ)
2声の蟹のカノン(ヴァイオリン2)
2声の同度のカノン(ヴァイオリン2、チェロ)
2声の反行カノン(フルート、チェンバロ)
2声の拡大と反行のカノン(ヴァイオリン2、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
2声の螺旋カノン(ヴァイオリン、チェンバロ)
カノン風フーガ(フルート、ヴァイオリン、チェロ)
2声のカノン(チェロ・ピッコロ、チェロ)
4声のカノン(ヴァイオリン2、チェロ2)
アンサンブル・バロッキン
[佐藤こずえ(フラウト・トラヴェルソ)、ドミトリー・レペホフ(バロック・ヴァイオリン)、レナ・カイダノフスカ(バロック・ヴァイオリン)、
パヴェル・セルヴィン(ヴィオラ・ダ・ガンバ、バロック・チェロ)、フェリックス・ストロス(バロック・チェロ、チェロ・ピッコロ)、
フランシス・ジャコブ(Cemb)]

録音:2019年

TXA-19137(1LP)
バッハ:音楽の捧げもの BWV1079
[A面]
3声のリチェルカーレ(Cemb)
無窮カノン(フルート、ヴァイオリン、チェロ)
2声の蟹のカノン(ヴァイオリン2)
2声の同度のカノン(ヴァイオリン2、チェロ)
2声の反行カノン(フルート、チェンバロ)
2声の拡大と反行のカノン(ヴァイオリン2、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
2声の螺旋カノン(ヴァイオリン、チェンバロ)
カノン風フーガ(フルート、ヴァイオリン、チェロ)
6声のリチェルカーレ(Cemb)

[B面]
トリオ・ソナタ(フルート、ヴァイオリン、チェロ)
2声のカノン(チェロ・ピッコロ、チェロ)
4声のカノン(ヴァイオリン2、チェロ2)
無窮カノン(フルート、ヴァイオリン、チェロ)
アンサンブル・バロッキン
[佐藤こずえ(フラウト・トラヴェルソ)、ドミトリー・レペホフ(バロック・ヴァイオリン)、レナ・カイダノフスカ(バロック・ヴァイオリン)、
パヴェル・セルヴィン(ヴィオラ・ダ・ガンバ、バロック・チェロ)、フェリックス・ストロス(バロック・チェロ、チェロ・ピッコロ)、
フランシス・ジャコブ(Cemb)]

録音:2019年
ロシア、フランス、ドイツ、日本の音楽家で構成される古楽器アンサンブル「アンサンブル・バロッキン」は、ドイツのインゴルシュタットで活動しているフ ルーティスト・佐藤こずえが2011年に結成したグループです。今作はCD・LP同時発売で、バッハの対位法的名作『音楽の捧げもの』を収録。大王のテー マをもとに作曲技法の限りを尽くして書かれた曲集から、雄弁で美しい演奏を引き出しています。
TXA-19140
ハンス・ガル(1890-1987):リコーダーのための作品全集
リコーダーとピアノのための協奏曲 Op.82(1961)
リコーダーのためのソナチネ Op.110B(1983)*
ピアノのための3つの小品 Op.64(1933)
リコーダーのための4つのバガテル Op.110A(1983)*
リコーダーとピアノのための3つの間奏曲 Op.103(1974)
リコーダーのための『楽興の時』(1958)*
サブリナ・フレイ(リコーダー/Two alto recorders in f’, after Jacob Denner, made of boxwood by Ernst Meyer)、
ベルンハルト・パルツ(ピアノ/Steinway D[A = 443 Hz])

録音:2018年12月/スタジオ・ピアノフォルテ・チューリッヒ(スイス)
*=世界初録音
アルトリコーダーの名手サブリナ・フレイがハンス・ガルのリコーダーのための作品全集を録音しました。ガルは1890年、現在のウィーン西隣に位置するブ ルン・アム・ゲビルゲに生まれ、1987年エディンバラで没した長寿の作曲家。後半生はナチスを逃れるためイギリスに渡り激動の時代を生き抜きました。作風 は後期ロマン主義を貫き、美しい旋律を魅力とした作品を数多く残しております。特にアルトリコーダーという楽器には強い思い入れがあり、1977年にクラ リネット五重奏曲と弦楽五重奏曲を作曲後、作曲活動への終止符を打ったものの、最晩年には再び作曲への情熱が湧き上がり、1983年にリコーダー・ソナ チネ、4つのバガテルを作曲しました。これらは世界初録音となり、ガル晩年の作品がついに日の目を見ることとなります。 (Ki)
TXA-19142
メロディズ
グリエール:夜想曲 Op.35-10
グラズノフ:夢 Op.24
サン=サーンス:ロマンス ヘ長調 Op.36
R.シュトラウス:アンダンテ(遺作) (1888)
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
グリエール:ロマンス Op.35-6
ケルビーニ:ソナタ第1番(1804)
アンリ・ビュッセル:カンテコール Op.77
バーンスタイン:ミッピーのためのエレジー 第1番
フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス:夜想曲 Op.7
レオーネ・シニガーリャ:リートとユモレスク Op.28より リート
ニコラウス・フライヘル・フォン・クラフト:ソナタ ホ長調より アンダンテ
シャブリエ:ラルゲット (1875)
スクリャービン:ロマンス
ジャン=ミシェル・ダマーズ:バレエ『ダイヤモンドを噛む女 (1950)』より アダージョ
ダンディ:アンダンテ・カンタービレ
Laurent Couson:映画『The Rest is Silence』メインテーマ
エルヴェ・ジュラン(Hrn)
アリアーヌ・ジャコブ(P)

録音:2019年
ホルンとピアノによるアルバム。選ばれた曲は編曲物ではなく、ホルンのために書かれた作品です。のびやかなホルンの歌をお楽しみください。 (Ki)
TXA-19143
プーランク:歌曲集
歌曲集「陽気な歌」
歌曲集「月並み」
歌曲集「動物詩集」
歌曲集「ギョーム・アポリネールの4つの詩」
歌曲集「カリグラム」
ロズモンド−グイヌイエール島−平和への祈り−消えた男
歌曲集「冷気と火」
歌曲集「画家の仕事」
マティアス・ファイト(Br&P)

録音:2018年8月&12月/ロットシュテッテン(ドイツ)
フランス歌曲の美しい世界を彩ったフランシス・プーランク。その膨大な作品は、今もなお20世紀の重要な歌曲として歌われております。当アルバムは鬼才 音楽家マティアス・ファイトがバリトン、ピアノの二役を担いプーランクの有名な歌曲を録音。万華鏡の如き多彩さをみせるプーランクの色彩感を表現した注 目のアルバムです。
TXA-19144
聖オズワルド教会のシュペート・オルガン
ハインリヒ・シャイデマン(ca.1596-1663):トッカータ ト調
バッハ(1685-1750):Nun komm, der Heiden Heiland BWV 659
ゲオルク・ベーム(1661-1733):Freu dich sehr, o meine Seele Choralpartita
ヨハン・ヤーコプ・ヌフヴィル(1684-1712):シャコンヌ ロ短調
バッハ:幻想曲 イ短調 BWV 561
モーツァルト:グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 KV 356
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):スケルツォ付きトッカータ
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713-1780):幻想曲 ヘ調 Krebs-WV 419 イタリア風幻想曲 Krebs-WV 422
 幻想曲 ヘ調 Krebs-WV 420-1
ルー マン・エミリウス(Org)

録音:2020年2月
バイエルン、レーゲンスブルクにある聖オズワルド教会のオルガンを使用。このオルガンは1750年に作られたもので、2020年に制作270年を記念して 録音されました。今も現役で十分に演奏することが出来る貴重な歴史的楽器です。製作者はフランツ・ヤーコプ・シュペート(1714-1786)。彼はオルガ ンのみならず当時最先端のピアノ製作者としても有名な人物で、タンジェント・ピアノの発明者でもあります。

TXA-20145
バッハ、バード、ギボンズ+コンテンポラリー
バッハ:音楽の捧げもの BWV1079より 3声のリチェルカーレ
オリヴァー・ナッセン:Prayer bell sketch
ジョン・タヴナー:The Lord’s Prayer
バード:パヴァーヌ MB 52 / FVB 254/255
 ガイヤルド MB 52 / FVB 254/255
マルクス・ホーン:Piece after Byrd (2019)
ジョン・タヴナー:In memory of my two cats
ジョン・アダムズ:China Gates
ギボンズ:ソールズベリー卿のパヴァーヌ / MB 18/19
ギボンズ:ソールズベリー卿のガイヤルド / MB 18/19
ジョン・タヴナー:Zodiacs
チェン・シャオユン:Diary VI
バッハ:音楽の捧げもの BWV1079より 6声のリチェルカーレ
アレクサンドラ・ソストマン(P)

録音:2019年
バッハ、バード、ギボンズ。グールドも愛した3人の古楽作曲家の作品と現代音楽を絡めたアルバムです。バードの作品とこのCDのために書かれたチェン・ シャオユンの作品の間には429年の歳月が流れています。バッハのリチェルカーレに挟まれて、異なる時代のポリフォニーが展開されます。 (Ki)
TXA-20146(1LP)
バッハ、バード、ギボンズ+コンテンポラリー
[A面]
バッハ:音楽の捧げもの BWV1079より 3 声のリチェルカーレ
オリヴァー・ナッセン:Prayer bell sketch
ジョン・タヴナー:The Lord’s Prayer
バード:パヴァーヌ MB 52 / FVB 254/255
 ガイヤルド MB 52 / FVB 254/255
マルクス・ホーン:Piece after Byrd (2019)
[B面]
ジョン・タヴナー:In memory of my two cats
ジョン・アダムズ:China Gates
ギボンズ:ソールズベリー卿のパヴァーヌ / MB 18/19
ギボンズ:ソールズベリー卿のガイヤルド / MB 18/19
ジョン・タヴナー:Zodiacs
チェン・シャオユン:Diary VI
バッハ:音楽の捧げもの BWV1079より 6 声のリチェルカーレ
アレクサンドラ・ソストマン(P)

録音:2019年
TXA-20145として発売されるCDのLP盤。 バッハ、バード、ギボンズ。グールドも愛した3人の古楽作曲家の作品と現代音楽を絡めたアルバムです。バードの作品とこのLPのために書かれたチェン・ シャオユンの作品の間には429年の歳月が流れています。バッハのリチェルカーレに挟まれて、異なる時代のポリフォニーが展開されます。 (Ki)
TXA-20147
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36(1913年版)
10の前奏曲 Op.23
エムレ・ヤヴズ(P;ベ ーゼンドルファー )

録音:2019年12月
ウィーン在住のエムレ・ヤヴズは1990年トルコのイズミル生まれのピアニスト。幼少から英才教育を受け若くしてオーケストラと共演し、数々のコンクー ルで入賞。ウィーン音楽院卒業時の最終試験は満点の成績。2018年にラフマニノフに特化したツアーを行い、ソロから室内楽、協奏曲まで弾きこなしました。 このアルバムはその経験が生かされたもので、第2ソナタは初版の1913年版を用いている所にこだわりが感じられます。 (Ki)
TXA-20153
F.クープラン:チェンバロ作品集
第1プレリュード ハ長調
第3オルドルより抜粋(6曲)
第2プレリュード ニ短調
第2オルドルより抜粋(14曲)
第6プレリュード ロ短調
第8オルドルより抜粋(10曲)
ティルマン・スコヴロネック(Cemb)
1959年ブレーメン生まれ、デン・ハーグおよびアムステルダムにてアスペレン、コープマン、レオンハルトに師事したチェンバロ奏者ティルマン・スコヴロネック によるクープランです。 (Ki)

TXA-21164
タンゴ・センチメンタル
ピアソラ:Oblivion
ルイス・バカロフ(1933-2017 ):Il Postino
ヘルマン・ヴァインドロフ(1953-):Agnus Dei (ミサ・アルゼンティナによるインスト版)
セバスティアン・ピアーナ(1903-1994):Silbando
ヘルマン・ヴァインドロフ:Hablame
ピアソラ:Tango Sensations
ヘルマン・ヴァインドロフ:Bailar junto al Rio
ピアソラ:Tanti Anni prima
ヘルマン・ヴァインドロフ:El Nombre de la Rosa
マクシミリアン・シュペンガー:Milonga de la Noche
ヘルマン・ヴァインドロフ:Saludo a la Luna / Te doy mi Corazon / Movimiento del Corazon / Como el Viento de la Tarde
マクシミリアン・シュペンガー:Mi Corazon (ピアソラへのオマージュ)
タンゴ・センチメンタル・アンサンブル

録音:2021年
アコーディオン奏者マクシミリアン・シュペンガーらで構成された「タンゴ・センチメンタル・アンサンブル」は、アコーディオンのほか弦楽四重奏+コントラバス、 ギター、ピアノ、パーカッションを擁するグループ。長く計画していたというピアソラやピアーナのタンゴと現代音楽を融合させたプログラムを聴かせます。 (Ki)
TXA-21165
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調『クロイツェル』 Op.47
B.A.ツィンマーマン:ヴァイオリン・ソナタ(1950)
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ 変ホ長調 Op.120-2
デュオ・マイス・ユー 【ブルクハルト・マイス(Vn 、ヴィオラ )、ユー・ジヨン(P)】

録音:2021年
2016年の結成以来、ヴァイオリンとピアノ、そしてヴィオラとピアノのための作品に力を注いできたデュオ・マイス・ユー。ブルクハルト・マイスがヴァイオリン とヴィオラの両方を弾き分けるという珍しいデュオで、それぞれの楽器の名作を贅沢に収録。 (Ki)


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