湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Audite
(ドイツ)



※「単価=¥0」と表示されるアイテムは廃盤です

※品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
AUD-10016
2008年カタログ付き
チャイコフスキー:交響曲第5番
シューマン:ピアノ協奏曲*

■ボーナス・トラック
フリッチャイのスピーチ〜1957年1月24日ベルリン放送交響楽団創立10周年記念祝祭コンサートに際して
アルフレッド・コルトー(P)
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ベルリンRSO、RIAS響*

録音:1957年、1951年*、ベルリン(ライヴ)
アウディーテが、驚きのお試し価格で毎年お届けするカタログつきCD。2008年度版の内容に選ばれたタイトルは、大ベストセラーを記録したコルトー&フリッチャイのシューマン・ライヴがはやくも登場です。メロドラム盤以来のあまりにスリリングな内容で知られる大演奏は、評論家宇野功芳氏がかねて大絶賛してきたもの。ドイチュラントラジオ・クルトゥーア提供の正規音源使用により大幅に音質改善が施されたこともポイントとなりました。カタログつきCDという性格のため、基本的に追加再プレスはありませんのでお早めに。  (Ki)
湧々堂コメントはこちら。
※AU.95498としてリリースされているものとディスクは同内容。ただし、レギュラー盤のブックレットは付属しません。
AU-10020
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1981年6月12日ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(ライヴ)
毎年恒例、アウディーテの2009年カタログつきCD。1999年にリリースされ、クーベリックの真価をみせつけたマーラーの第5交響曲ライヴ。毎年auditeが驚きのお試し価格でお届けするカタログつきCDに、2009年度版の内容としてついに決定打ともいえるタイトルが登場します。ファンのあいだではかねてたいへん評価の高かった当ライヴですが、バイエルン放送提供の正規音源使用により極上の音質でひろく楽しめるようになったのがなによりのポイントとなりました。演奏、曲目、録音の三拍子が揃い大ベストセラーを記録した、このマーラー第5番を皮切りにクーベリックのライヴ・シリーズがつぎつぎとリリースされ、現在進行中のWDRアーカイヴや、ドイチュラント・クルトゥーアの復刻に連なる流れをつくりました。auditeの名を不動のものにした意味でも、忘れるわけにはゆかない一枚といえるでしょう。カタログつきCDという性格のため、基本的に追加再プレスはありませんのでお早めに。
※カタログ仕様:4色112ページ。ディスクはAU.95465としてリリースされているものと同内容ですが、レギュラー盤のブックレットは付属致しません。(Ki)
AUD-10022
マーラー:交響曲第1番「巨人」 ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1979年11月2日ミュンヘン4022143100221、ヘルクレス・ザール(ライヴ・ステレオ)

※紙ジャケット仕様
毎年auditeがお試し価格でお届けしているカタログつきCDの2010年度版は、クーベリックとバイエルン放送響によるマーラーの「巨人」。この1979年11月2日の「巨人」は、1961年以来1979年までバイエルン放送響の首席指揮者を務めたクーベリックが、ポスト辞任後初めて手兵との演奏会に登場したときのもの。緊張感が際立つ点では、やはり、2009年度版カタログつきCDの内容で、1981年に行われた交響曲第5番のライヴ(AUD.10020)と同様に、いくつか存在するクーベリックの別演奏との比較でも、別格というべききわめつけの内容となっています。音質優秀なステレオ録音。
※カタログつきCDという性格のため、追加再プレスはありませんのでお早めにお求めください。
※カタログ仕様、4色84ページ。ディスクはAU.95467としてリリースされているものと同内容ですが、レギュラー盤のブックレットは付属致しません。 (Ki)

AUD-10025
Audite・2011年度版カタログつきCD
マーラー:交響曲第9番ニ長調
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1975年6月4日東京文化会館大ホール(ライヴ・ステレオ)

※カタログ仕様、4色88ページ。ディスクはAU.95471としてリリースされているものと同内容ですが、レギュラー盤のブックレットは付属致しません。
で同じ顔合わせでおこなわれた1967年のセッション録音より8年が経過していましたが、ここでの演奏は端正なフォルムと熱い表現が高い次元で併存するという、クーベリックがもっとも充実していた時期の姿を示す物凄い内容となっています。収録を手がけたNHKのオリジナル・マスターからダビング、保管されていたバイエルン放送協会のテープは状態も良好で、当時の会場の空気までリアルに味わうことが出来るのもうれしいところです。カタログつきCDという性格のため、追加再プレスはありませんのでお早めにお求めください。 (Ki)

AU-20001
バロック期トランペット音楽の技巧 Vol.1
アルビノーニ:トランペットとオルガンの為の協奏曲 ニ長調/他
ベルンハルト・クラツァー(Tp)
モニカ・ヌバー(Org)

録音:1990年、ミュンスター・ツゥ・フィリンゲン使用楽器:ザントナー・オルガン
AU-20002
イタリアのオルガン協奏曲集
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン,オルガンと弦楽の為の協奏曲 ニ短調
ヴァイオリン,オルガンと弦楽の為の協奏曲 ヘ長調
ヴァイオリン,チェロ,オルガンと弦楽の為の協奏曲 ハ長調
アンドレア・ルッケーシ(1741-1801):オルガンと弦楽の為の協奏曲 ヘ長調
J・C・バッハ:オルガンと弦楽の為の3つの協奏曲断章[第1番 ロ長調/第2番 変ホ長調/第3番 ヘ長調]
インゲボルク・シェーラー(Vn)
ヨハンネス・ゲッフェルト(Org)
ヨハン・クリスティアン・バッハ・アカデミー

録音:1991年
AU-20003
幻想曲集
シューマン:幻想小曲集Op.73
ゲーゼ:幻想小曲集Op.43/他
アンドレアス・ヴァイス(Cl)
ミチコ・スズキ(P)

録音:1992年
AU-20004
バロック期トランペット音楽の技巧 Vol.2
ネルダ:協奏曲 変ホ長調
アルビノーニ:協奏曲 ニ短調/他
ベルンハルト・クラツァー(Tp)
モニカ・ヌバー(Org)

録音:1991年
AU-20005
三善晃:会話/トルスIII/他 コルネリア・モンスケ(Perc)

録音:1992年
AU-20006
ボッケリーニ:弦楽三重奏曲集 OP.47 アンサンブル・アゴラ
[マルガレーテ・アドルフ(Vn)
アンドレアス・ゲルハルドゥス(Va)
マティアス・ホフマン(Vc)]

録音:1992年
AU-20007
ヴィヴァルディ:協奏曲ロ短調Op.3−10
パッヘルベル:コラール変奏曲「わが命なるキリスト」
クネヒト:大オルガン・ソナタ.ハ長調
モーツァルト:アンダンテ.ヘ長調
ムファット:トッカータ第7番
バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ.ト長調BWV1027〜トリオ、
 コラール「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV662、
 コラール「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV663
前奏曲とフーガ.イ短調BWV543
ゲルハルト・グナン(Org:ガプラー制作)

録音:1992年8月、ヴァインガルテン・バシリカ聖堂
ヴァインガルテン・バシリカ聖堂のガプラー・オルガンは教会内の柱や彫刻など、バロック装飾の中に見事な調和をなすいわば歴史的価値ある芸術的作品です。この聖堂に据え付けられたガプラー制作のオルガンは壮麗な聖堂にあった素晴らしい音色を持っており、名手グナンにより清冽な魅力にあふれた演奏になっております。(旧品番:FER20007)
AU-20010
ハイドン:フルート・トリオ Hob.IV:6-11 アンサンブル・アゴラ
[モニカ・マイアー(Fl)
マルガレーテ・アドルフ(Vn)
マティアス・ホフマン(Vc)]

録音:1993年
AU-20011
ディヴェルティメント集
モーツァルト:ディヴェルティメント第4番K.439b/他
トリオ・ディヴェルティメント
[ニコライ・ボルグレーフェ(Ob)
ベルンハルト・ケスリング(Cl)
アルバート・ケーゲル(Fg)]

録音:1993年
AU-20012
ブルーンス:前奏曲ト長調
スヴェーリンク:「わが青春はすでに過ぎ去り」「パラティーノのやり方で」
ブクステフーデ:トッカータ.ニ短調BuxWV155
ベーム:「イエスよ、汝はいとも美し」
モンス:前奏曲とフーガト短調
バッハ:おお神よ汝慈愛深き神よBWV767
 トッカータ、アダージョとフーガBWV564
ゲルハルト・グナン(Org;リーガー&フリードリヒ制作1991)

録音:1993年10月13-15日、聖マルティン教会、フライブルク
FERMATEレーベルで発売されていた名盤がauditeより復活!ドイツ実力派オルガニスト、ゲルハルト・グナンによる珠玉のオルガン作品集。使用オルガンは1991年に出来たばかりのリーガー&フリードリヒ制作によるもので、フライブルクの聖マルティン教会になります。このオルガンはコピーという意味ではなく歴史的な北ドイツオルガンをモデルとし建設されました。非常に明るくバランスのとれたオルガンとして知られ、バロック期はもちろん、それ以降の時代の音楽にも適した名器と言えましょう。ゲルハルト・グナンはトン・コープマンに師事し宗教音楽、古楽を学びました。バッハ国際コンクール(1988)また、スイス・オルガン国際コンクール(1992)に入賞後、ヨーロッパをはじめ各国で演奏会を成功させております。本録音は1993年、オルガニストとして確固たる地位を得た年で、若々しくも極めて誠実な演奏と申せましょう。現在、ヨハネス・グーテンベルク大学にて教会音楽、オルガン科の教授として後進の育成にも力を注いでおります。(旧品番:FER20012)
AU-20013
ギロヴェツ:フルート四重奏曲Op.11 Nos.1-3 アンサンブル・アゴラ
[モニカ・マイアー(Fl)
マルガレーテ・アドルフ(Vn)
アンドレアス・ゲルハルドゥス(Va)
マティアス・ホフマン(Vc)]

録音:1993年
AU-20014
ヘクサコルド〜2つのギターの為の新しい音楽
ブローウェル:ペル・ソナーレ
ロマン・ハウベンストック=ラマティ:へクサコルド
久保摩耶子:Versuch uber den Turm von Pisa mit einem Nachspiel
ユルゲン・ガンツァー:Picasso-Adaptionen
グイド・ベーガー(G)
フランツ=ヨーゼフ・ペトリ(G)

録音:1993年
AU-20015
モーツァルト:教会ソナタ集 ヨハンネス・ゲッフェルト(Org)
インゲボルク・シェーラー(コンサートマスター)
J.C.バッハ・アカデミー

録音:1994年
AU-20019(2CD)
ヴァーツラフ・ピフル(1741-1805):6つの弦楽三重奏曲Op.7 Nos.1-6 アンサンブル・アゴラ
[マルガレーテ・アドルフ(Vn)
アンティエ・サビンスキ(Va)
マティアス・ホフマン(Vc)]

録音:1995年
AU-20020
レーガー:オルガン作品集
創作主題による変奏曲とフーガOp.73
序奏とパッサカリアとフーガ ホ短調Op.127
ベルンハルト・ハース(Org)

録音:1996年、ウィーン・コンツェルトハウス
使用楽器:1913年リーゲル製
AU-20021
チェロとピアノの為の作品集
リヒャルト・フランク(1858-1938):チェロ・ソナタ第2番 変ホ短調Op.36
カール・ライネッケ:チェロとピアノの為の2つの小品Op.146
エドゥアルト・フランク(1817-1893):チェロ・ソナタ ニ長調Op.6
トーマス・ブレース(Vc)
マリア・ベルクマン(P)

録音:1995年
AU-20023
舞曲とトッカータ〜17世紀北ドイツのオルガン音楽
ブクステフーデ:前奏曲 ハ長調BuxWV137
前奏曲 ニ長調BuxWV139
マニフィカト第1旋法 BuxWV203
プレトリウス:「テレプシコーレ」〜6つの舞曲
ブルーンス:前奏曲第1番 ホ短調
リューベック:プレアンブルム ホ長調
シャイト:「新タブラトゥーラ第1集」〜ベルギーの歌と変奏「ああ汝素晴らしき騎手」
バッハ:トッカータ ホ長調
マルティン・ザンダー(Org)

録音:1995年9月12日-14日
使用楽器:ニーダーザクセン州ザルツギッターハイム=リンゲルハイム
AU-20024
合唱曲集
ブラームス:マリアの歌Op.22(7曲)
シューマン:「ロマンスとバラード」Op.75〜悲しい狩人 Op.75-3
夏の歌Op.146-4
ペルト:マニフィカト
ディストラー、ポース、R.パーソンズ/他の作品
カリン・フライスト=ヴィシング(指)
ヴォクス・ボナ(ボン聖十字架教会室内cho)

録音:1996年
AU-20025
エドゥアルト・フランク(1817-1893):ヴァイオリン協奏曲 ホ短調Op.30 クリスティアーネ・エディンガー(Vn)
ハンス=ペーター・フランク(指)
ザールブリュッケンRSO

録音:1997年
AU-20028
情熱と歓喜〜バッハ:作品集
パッサカリア ハ短調BWV.582
3つのコラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」
オルガン協奏曲第5番 ニ短調BWV.596
トリオ・ソナタ第1番 変ホ長調BWV.525
前奏曲とフーガ 変ホ長調BWV.552
マルティン・ザンダー(Org)

録音:1998年、ニダロス聖堂、トロントヘイム、ノルウェー使用楽器:ワーグナー・オルガン、1740/41
AU-20029
オルガン作品集
ムソルグスキー:展覧会の絵(ヴィーブッシュ編曲)/他
カルステン・ヴィーブッシュ(Org)

録音:1998年、エッセン=ヴェルデン福音教会
使用楽器:ヴァルカー・オルガン
AU-20030
リストの音楽におけるゲーテの「ファウスト」 メヒティルト・バッハ(S)
トーマス・ラスケ(Br)
マルクス・ハドゥラ(P)

録音:1999年
AU-20031
エドゥアルト・フランク:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.42
リヒャルト・フランク(1858-1938):セレナード ハ長調 Op.24
 チェロ・ソナタ ニ長調 Op.24
トーマス・ブレーズ(Vc)
ロスヴィータ・ゲディガ(P)

録音:1995年
AU-20032
エドゥアルト・フランク:弦楽四重奏曲ハ短調 Op.55
同変ホ長調 Op.54
エディンガーSQ
AU-20033
エドゥアルト・フランク:弦楽四重奏曲ヘ短調 Op.49
ピアノ五重奏曲ニ長調 Op.45*
エディンガーSQ
ジェイムズ・トッコ(P)*
AU-20034
エドゥアルト・フランク:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.57*
交響曲変ロ長調 Op.52
クリスティアーネ・エディンガー(Vn)*
ハンス=ペーター・フランク(指)
ザールブリュッケンRSO

録音:2000年1月24日-28日、ザールラント放送M1スタジオ、ザールブリュッケン
AU-20035
ディジパック仕様
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 ケマル・チェム・イルマズ(P)

録音:2016年4月4-7日/イエス・キリスト教会(ベルリン・ダーレム)
トルコ生まれドイツ育ちのケマル・チェム・イルマズがゴルトベルク変奏曲を録音しました。トルコ人の両親に生まれたイルマズはドイツ、ランゲンハー ゲンにて8歳よりピアノを始め、その後ハノーファー、デトモルトなどで研鑽を積みました。2002年にはエスキシェヒルで開かれたトルコ・ピアノ・コンクー ルで優勝。現在はソロ活動を中心にトルコ、ドイツを拠点に活躍しております。ドイツで学びつつも自身のルーツを感じる独自のピアニズムが特徴です。なお、 ハノーファーにて12年もの間、イルマズはタクシー運転手もしていたとのこと!異色の経歴をもつイルマズ、期待のゴルトベルク変奏曲です。
下記、当演奏のトラック・タイムです。 アリア(2’46”)+第1変奏(1’01”)+第2変奏(1’46”)+第3変奏(0’55”)+第4変奏(0’58”)+第5変奏(0’46”)+第6変奏(1’17”)+第7変奏(1’32”)+第 8変奏(0’56”)+第9変奏(1’35”)+第10変奏(1’18”)+第11変奏(2’27”)+第12変奏(1’17”)+第変13奏(3’48”)+第14変奏(1’11”)+第15変奏(3’ 32”)+第16変奏(2’14”)+第17変奏(1’00”)+第18変奏(1’46”)+第19変奏(1’11”)+第20変奏(1’01”)+第21変奏(1’54”)+第22変奏(0’42”)+ 第23変奏(1’11”)+第24変奏(1’20”)+第25変奏(6’28”)+第26変奏(1’00”)+第27変奏(0’54”)+第28変奏(1’14”)+第29変奏(0’57”)+第30変奏 (1’13”)+アリア(ダ・カーポ)(3’13”)=54’38”
AU-20036
世界のクリスマス・キャロル
Kilisee, kilisee(エストニア)
Werst mei Liacht ume sein(オーストリア)
Lullay my Liking(イングランド)
Canso de Nadal(カタルーニャ)
Maria durch ein Dornwald ging(ドイツ)
Jouluilta(フィンランド)
Sylvian joululaulu(フィンランド)
Los peces en el rio(スペイン)
Quelle est cette odeur(フランス)
The Gower Wassail(ウェールズ)
Earth’s Joy(メキシコ)
Jouluhymni(フィンランド)
The First Nowell(イングランド)
Auf ihr Hirten(ドイツ)
Kun joulu on(フィンランド)
Pieni joululaulu(フィンランド)
In’n Himmelsgoren(ドイツ)
Jesu Is Crying(ブラジル)
Es sungen drei Engel(ドイツ)
ウルズラ・フィードラー(歌、Vn、パーカッション)
マンフレート・フランケル(アコーディオン、歌、編曲)

録音:2015年8月17-20日/ドイツ、オステン、聖ペトリ教会
ヨーロッパと南米のクリスマス・キャロルを集めたアルバムです。クラシック畑で歌とヴァイオリンを学んだウルズラ・フィードラーと、民族音楽畑のア コーディオン奏者マンフレート・フランケルによる演奏で、クラシックとも民族音楽ともつかぬ独特のサウンドが印象的。フランケルのアレンジが素晴らしく、 ご機嫌な和音伴奏を奏でるアコーディオンが曲によってはオルガンか笙のような繊細な音を奏で、玄妙にヴァイオリンと掛け合ったりします。そしてフィー ドラーの歌は常に美しく上品、聴いていて心が安らぎます。ジャンルにとらわれない広い視野を持ったふたりが作り上げた、今までにないクリスマス・ア ルバムをお楽しみください。 (Ki)

AU-21401(2CD)
マルタン:受難曲「ゴルゴタ」(作曲者自身によるドイツ語版) マリア・フォン・バルゲン(S)
マルギット・フンゲルビューラー(A)
フリートハイム・デッカー(T)
ヨアヒム・ゲプハルト(Br)
マルティン・ブラシウス(Bs)
ハイコ・ジーメンス(指)
シュヴェービッシュ・グミュントPO&cho

録音:1988年4月1日、救世主教会、バート=ホンブルク、ドイツ、ライヴ
AU-21402(3CD)
スクリャービン:ピアノソナタ全集(全10曲) ウラジーミル・ストゥペリ(P)

デジタル録音
1962年生まれのロシアの名手ストゥペリによるスクリャービンのソナタ全集。彼は往年の女性ピアニスト、ボブリツカヤの子息で、14歳にしてチャイコフスキーの協奏曲を演奏、85年にはジュネーヴ国際コンクールに仲道郁代とともに3位入賞(1・2位なし)しています。師匠ラーザリ・ベルマンゆずりの明るい音色と超絶技巧で、スクリャービンの多様な作風を絶妙に弾きわけています。  (Ki)

AU-21403(13CD)
フルトヴェングラー/コンプリートRIASレコーディングズ
ベートーヴェン:交響曲第6番&第5番[1947年5月25日]
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲、
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲/ユーディー・メニューイン(Vn)[1947年9月30日]
バッハ:管弦楽組曲第3番[1948年10月24日]
ブラームス:交響曲第4番、
シューベルト:交響曲第8番「未完成」[1948年10月24日]
ブルックナー:交響曲第8番[1949年3月15日]
シューマン:序曲「マンフレッド」、
ブラームス
:交響曲第3番、
フォルトナー
:ヴァイオリン協奏曲/ゲルハルト・タシュナー(Vn)[1949年12月18日]
ワーグナー:ジークフリートの葬送行進曲、
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲[1949年12月19日]
ヘンデル:合奏協奏曲ニ短調Op.6-10
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
ヒンデミット:管弦楽のための協奏曲[1950年6月20日]
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」[1950年6月20日]
グルック:「アルチェステ」序曲[1950年9月5日]
ヘンデル:合奏協奏曲Op.6-5[1954年4月27日]
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲[1952年12月8日]
ヒンデミット:世界の調和[1951年12月8日]
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」[1952年12月8日]
シューベルト:「ロザムンデ」序曲[1953年9月15日]
ブラッヒャー:管弦楽のための協奏的音楽[1954年4月27日]
シューベルト:交響曲第8番「未完成」、交響曲第9番「グレート」[1953年9月15日]
ブラームス:交響曲第3番、
R.シュトラウス
:「ドン・ファン」、
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲[1954年4月27日]
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
第5番「運命」[1954年5月23日]

■ボーナスCD…フルトヴェングラー、指揮について語る
全て、ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
Auditeのホームページ(http://audite.de/index.php?bnm=181)でオリジナルのテープの音質とマスタリング後の音質のチェックができます。20数分間にわたり、いかなるポリシーのもとにAuditeがリマスタリングをほどこしたかが、マスタリング前と後で聴き比べることができます。特にブルックナー8番、1楽章コーダのわざとのような咳の嵐(それにしても、あの音楽でどうしてあんなに盛大な咳ができるのか!当時のベルリンはよっぽど風邪がはやっていたのか?3月なのに?)がマスタリング後は音楽性をまったく損なうことなく、気にならないレヴェルまで抑えられているのはデジタル・テクノロジーの驚異と申せましょう。そして全編にわたりナレーションを担当しているのはあの、アンジェラ・ヒューイットというのも驚きです。素晴らしく聞き取りやすくわかりやすい英語です。ぜひ御一聴ください。演奏そのものについてはもうなにも付け加えることはない素晴らしいものばかり。戦後のフルトヴェングラーの円熟期、絶頂期の音楽がベルリンフィルとの黄金の組み合わせでたっぷり堪能できる、Auditeにフルヴェン・ファンは足を向けて寝られなくなること疑いなしのセットです。  (Ki)

AU-21404(4CD)
フリードリヒ・グルダ/初期RIAS録音集
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2
 ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
 「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調Op35
 創作主題による32の変奏曲ハ短調WoO.80
ドビュッシー:ピアノのために*
 版画〜グラナダの夕暮れ**
 映像第2集〜金色の魚**
 前奏曲集第1巻〜雪の上の足あと**/とだえたセレナード**
 ベルガマスク組曲#
ラヴェル:夜のガスパール##
ショパン:24の前奏曲Op.28+
 夜想曲ハ短調Op48-1+、舟歌Op.60+
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番「戦争ソナタ」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番***
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番Op.101++
全て、フリードリヒ・グルダ(P)

イーゴリ・マルケヴィチ(指)RIAS響***

録音:1959年1月17日ベルリン・RIASフンクハウス・スタジオ7、1959年11月17日ベルリン・ランクヴィッツ・スタジオ*、1953年3月3日ベルリン・RIASフンクハウス・スタジオ7**、1950年1月27日ベルリン・クライストザール・スタジオ#、1953年3月3日ベルリン・RIASフンクハウス・スタジオ7##、1959年11月17日ベルリン・ランクヴィッツ・スタジオ+、1953年2月27日&3月2日イエス・キリスト教会***、1950年1月27日ベルリン・クライストザール・スタジオ++(全てモノラル)
グルダが20代のころにRIASに行ったスタジオ録音で、1946年のジュネーヴ国際コンクールで第1位に輝いて間もないキャリアの初期のドキュメントとして見逃せないものとなっています。収録日にして6日に渡る内容は、デッカへの第1回目の全集と時期を相前後して行われたベートーヴェンのソナタほか、ラヴェルにドビュッシーそしてショパンと、同時期の自らのセッション録音とプログラムもほぼ重なり、グルダにとってお気に入りのレパートリーが並んでいます。また、グルダを語るうえで外せないモーツァルトでは、さきのシューベルトの第3交響曲やルーセルの「バッカスとアリアーヌ」第2組曲と同日の録音で、マルケヴィチとの顔合わせによるピアノ協奏曲第24番という、思いがけないお宝も含まれています。さらに、ベルリンRIAS収録、ドイチュラントラジオクルトゥーアのアーカイヴ提供の正規音源を用いているのは何よりの強みで、モノラルながらたいへん音の状態が良いのが注目されるところです。 (Ki)

AU-21405(5CD)
クナッパーツブッシュ/RIAS録音集

(1)ブルックナー:交響曲第9番
(2)シューベルト:交響曲第8番「未完成」
(3)ブルックナー:交響曲第8番
(4)ベートーヴェン:交響曲第8番
(5)J.シュトラウス:「千一夜物語」間奏曲
(6)ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
(7)ハイドン:交響曲第94番ト長調「驚愕」
(8)チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」
(9)J.シュトラウス:「こうもり」序曲
(10)J.シュトラウス:ピツィカート・ポルカ
(11)コムツァーク:バーデン娘
(12)シューベルト:交響曲第8番「未完成」
(13)ブルックナー:交響曲第9番
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)BPO

(1)録音:1950年1月28日ティタニア・パラスト(スタジオ録音)
(2)録音:1950年1月28日ティタニア・パラスト(スタジオ録音)
(3)録音:1951年1月8日 イエス・キリスト教会(スタジオ録音)
(4)録音:1952年1月29日 イエス・キリスト教会(スタジオ録音)
(5)録音:1952年1月29日 イエス・キリスト教会(スタジオ録音)
(6)録音:1950年2月1日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
(7)録音:1950年2月1日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
(8)録音:1950年2月1日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
(9)録音:1950年2月1日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
(10)録音:1950年2月1日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
(11)録音:1950年2月1日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
(12)録音:1950年1月30日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
(13)録音:1950年1月30日ティタニア・パラスト(ライヴ録音)
ハンス・クナッパーツブッシュはベルリン・フィルに度々客演し、戦後もカラヤン時代最初期の1956年までその関係が続きました。このセットには1950年から1952年までの録音が収録されています。いずれも過去にLP、CDで発売され話題になったものばかりです。お得意のブルックナー、濃厚かつ豪快な味わいのベートーヴェン、ユーモアに溢れたシュトラウス、ロマンティシズムたっぷりのチャイコフスキーなど、いずれも素晴らしい名演。中でもシューベルトの未完成交響曲は、クナッパーツブッシュの資質が曲と合致した超ド級のスケールで、必聴の名演です。また数日違いのスタジオ録音とライヴ録音の二種の録音を収録、音楽の微妙な違いを比べられるのもファンにとってはたまらないでしょう。auditeはフルトヴェングラーのRIAS録音集でも、従来の音源とは明らかに次元の異なった高音質を提供、ここでも放送局秘蔵の蔵出し音源で素晴らしい音質を実現しています。クナの未発表写真、当時の批評等、貴重な資料も充実しております。 (Ki)

AU-21406(3CD)
チェリビダッケ/コンプリートRIAS録音集1948−57

[CD1] 70’12”
(1)ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
(2)ラヴェル:スペイン狂詩曲
(3)ブゾーニ:ヴァイオリン協奏曲Op.35a
(4)ケルビーニ:「アナクレオン」序曲

[CD2] 80’48”
(5)ヒンデミット:ピアノ協奏曲(1945) 【ドイツ初演】
(6)ハラルト・ゲンツマー(1909−2007):フルートと室内オーケストラのための協奏曲(1944)
(7)コープランド:バレエ「アパラチアの春」

[CD3] 65’15”
(8)ハインツ・ティーセン(1887−1971):ハムレット組
(9)ティーセン:サランボー組曲Op.34a
(10)ティーセン:交響曲第2番Op.17「死してなれ」
(11)ラインハルト・シュヴァルツ=シリング(1904−1985):弦楽オーケストラのための序奏とフーガ 【世界初演】
全て、セルジウ・チェリビダッケ(指)

(1)ゲルハルト・プッヒェルト(P)、RIAS響
 録音:1948年10月20日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(2)BPO
 録音:1948年10月14日ベルリン=ダーレム、ティールアレー・ゲマインデハウス(セッション・モノラル)
(3)ジークフリート・ボリース(Vn)、BPO
 録音:1949年5月9日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(4)BPO
 録音:1949年3月7日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(5)ゲルハルト・プッヒェルト(P)、BPO
 録音:1949年9月5日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(6)グスタフ・シェック(Fl)、BPO
 録音:1950年12月9日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション・モノラル)
(7)BPO
 録音:1950年4月4日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(8)合唱団、ベルリンRSO
 録音:1957年10月7日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(9)ベルリンRSO
 録音:1957年10月7日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(10)ベルリンRSO
 録音:1957年10月7日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(11)BPO
 録音:1949年4月11日ベルリン=ダーレム、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
抜群の高音質復刻で評判を呼ぶauditeの「ドイチュラントラジオ・クルトゥーア・エディション」に、またまた大物が登場します。チェリビダッケがベルリン・フィルほかを指揮したCD3枚組セットの内容は、1948年から1957年の間にRIASによってライヴならびにセッション収録されたすべての音源を集めたものです。
■チェリビダッケとベルリン・フィル■
セルジウ・チェリビダッケ(1912−1996)は、地元ルーマニアの大学で哲学と数学を学んだのち、1936年にベルリンに赴き、ベルリン音楽大学で、フーゴ・ディストラーに対位法を、クルト・トーマスとフリッツ・シュタインに音楽理論を、ヴァルター・グマインドルに指揮法を、そしてハインツ・ティーセンに作曲を師事しています。フルトヴェングラーを心から尊敬していたといわれるチェリビダッケは、第2次大戦後に指揮活動を禁止されたフルトヴェングラーの代役として、1945年にベルリン・フィルの首席指揮者として迎えられ、以後7年間ベルリン・フィルを指揮、1952年にフルトヴェングラーが終身首席指揮者として復帰した後も支え、1954年までベルリン・フィルの復興再建に尽力しました。
■キャリア初期の貴重なドキュメント■
チェリビダッケはごく少数の例外を除いて、レコーディングには否定的な立場を取り続けたことでもユニークな存在でした。ようやく死後に解禁された晩年のライヴ演奏では、ミュンヘン・フィルとのブルックナーなどに代表されるように、入念なリハーサルによる徹底して磨き抜かれた表現と、極端に遅いテンポの採用に特徴が顕著ですが、ここでは、オケに厳しいリハーサルを要求した「完璧主義者」チェリビダッケの一貫した姿勢が垣間見られると同時に、まだ比較的まともなテンポ設定で演奏が行われている点にも気付かされます。
■ガーシュウィン、ヒンデミットそしてラヴェル■
録音嫌いのチェリビダッケの遺したRIASのアーカイヴはキャリア初期のドキュメントとしても貴重なのはもちろんですが、その収録内容もベルリンで活躍していた時期ならではともいうべきたいへん興味深いものとなっています。ピアノの即興演奏などからも知られるように好んでいたガーシュウィンや、精妙なグラデーションにより、かねて得意なことで有名なラヴェル。演奏効果の上がることから、チェリビダッケがコンサートのオープニングのプログラムに組むことが多かった「アナクレオン」序曲のほか、ナチ政権下で演奏を禁じられていたヒンデミットと、その弟子ゲンツマーの作品などが取り上げられています。
■「チェリビダッケの師」ティーセンによる作品■
上記のように、ベルリン音楽大学でティーセンに作曲を学んだチェリビダッケは、1957年、師ティーセンの70歳の誕生日の機会に、ベートーヴェンの第7交響曲をのぞいて、すべてティーセンの作品のみを演奏するためにベルリンへ帰還しました。ハインツ・ティーセン(1887−1971)は、チェリビダッケに意見できる数少ない人物のひとりで、米兵の誤射でレオ・ボルヒャルトが死亡し、ベルリン・フィルの首席指揮者が不在となった際に、チェリビダッケにベルリン・フィルの首席指揮者のオーディションを受けるように勧めたとも云われています。表現主義への傾向を強めた作風により、やはりナチによってマークされていたティーセンですが、こうして直弟子チェリビダッケの演奏で聴けるのは思いがけない喜びといえるでしょう。チェリビダッケが、すでに疎遠になっていたベルリン・フィルではなく、ベルリン放送響を指揮したこのコンサートは、1992年にシャウシュピールハウスでベルリン・フィルを指揮してブルックナーの第7交響曲を演奏するまでの間、結果的にチェリビダッケにとっての“ベルリン告別”演奏会となりました。
■ベルリンRIAS正規マスターを初めて使用■
ブゾーニ、ケルビーニ、ヒンデミットなど、別のレーベルから出ていたことのある演奏も含まれていますが、このセットのために、RIASのアーカイヴよりオリジナル・マスターテープが初めて利用可能となり、その結果、望みうる最高のクオリティのCD化が実現しました。なお、時折、低域にブーンというノイズの混入がみられることがありますが、これは1948年6月24日から1949年5月12日にかけて、いわゆる「ベルリン封鎖」によりティタニア=パラスト上空が大渋滞を起こしていたことによるもので、この演奏が行われた当時の時代背景をなまなましく感じさせるものといえるでしょう。 (Ki)
AU-21407(3CD)
フリッチャイ・コンダクツ・バルトーク/コンプリートRIAS録音集1950−53

(1)ヴァイオリン協奏曲第2番
(2)2つの肖像Op.5,Sz.37,BB486
(3)カンタータ・プロファーナ「魔法にかけられた鹿」
(4)弦楽器,打楽器とチェレスタのための音楽S
(5)舞踏組曲Sz.77,BB86
(6)ディヴェルティメントSz.113,BB118
(7)ラプソディOp.1,Sz.27,BB36b
(8)ピアノ協奏曲第2番
(9)ピアノ協奏曲第3番
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS響
(1)ティボル・ヴァルガ(Vn)
 録音:1951年9月13日ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(2)ルドルフ・シュルツ(Vn)
 録音:1951年9月11日イエス・キリスト教会(スタジオ・モノラル)
(3)ヘルムート・クレプス(T)、
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
 RIAS室内cho、
 ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊
 録音:1951年9月12日イエス・キリスト教会(スタジオ・モノラル)
(4)録音:1952年10月14日イエス・キリスト教会(スタジオ・モノラル)
(5)録音:1953年6月10日イエス・キリスト教会(スタジオ・モノラル)
(6)録音:1952年2月11日ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(7)アーンドル・フォルデス(P)
 録音:1951年12月12日イエス・キリスト教会(スタジオ・モノラル)
(8)ゲーザ・アンダ(P)
 録音:1953年9月7日イエス・キリスト教会(スタジオ・モノラル)
(9)ルイス・ケントナー(P)
 録音:1950年1月16日ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
オリジナル・マスターからの上質な復刻で人気のドイチュラントラジオ・クルトゥーア・シリーズに、またまた仰天のタイトルが登場します。CD3枚組セットの中身は、ハンガリー出身の世界的な名指揮者フェレンツ・フリッチャイが、ベルリンRIASに遺した数ある演奏のなかから、フリッチャイの師であり、またその演奏にかけてはエキスパートとして知られた、バルトーク作品のすべてをまとめたものです。ここに収録されたすべてのプログラムについて、さすがはスペシャリストだけにフリッチャイには別録音が存在するものの、ヴァイオリン協奏曲、カンタータ・プロファーナ、ピアノ協奏曲第3番などの一部を除いて、すべて完全初出音源による演奏というのもおおきな魅力。なかでも、物凄いのがスター・キャスト居並ぶ協奏作品。ピアノには、“バルトークの後ろ盾”であったエルネー・ドホナーニに師事したアーンドル・フォルデスにゲーザ・アンダ。そして、アルノルド・セーケイとレオー・ヴェイネルに学び、バルトークのピアノ協奏曲第2番のハンガリー初演や、ピアノ協奏曲第3番のヨーロッパ初演を手がけたルイス・ケントナー。また、ヴァイオリンのティボル・ヴァルガもまた、バルトークのヴァイオリン曲とのゆかりが深いゾルターン・セーケイやヨージェフ・シゲティと同じく、かのイェネー・フバイに師事しています。さらに、「カンタータ・プロファーナ」では、フリッチャイがベルリン市立歌劇場時代に才能を見出して以降、お気に入りとして活躍することになる大御所フィッシャー=ディースカウの名前もみられます。1950年から1953年にかけて、フリッチャイが意気盛んな時期に行った演奏の数々はいずれ劣らず折り紙つきの内容といえ、鮮明な音質とともに、バルトーク・ファン、フリッチャイ・ファンの方々にとっては宝物になるにちがいありません。 (Ki)

AU-21408(5CD)
クレンペラー/ベルリンRIAS録音集1950−58

(1)ベートーヴェン:交響曲第2番

(2)ベートーヴェン:交響曲第6番

(3)ベートーヴェン:「エグモント」序曲

(4)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

(5)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番

(6)モーツァルト:セレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」

(7)モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」序曲

(8)モーツァルト:交響曲第25番

(9)モーツァルト:交響曲第29番

(10)モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」

(11)マーラー:交響曲第4番

(12)ヒンデミット:組曲「気高き幻想」
オットー・クレンペラー(指)
(1)ベルリンRSO/録音:1958年3月29日ベルリン、音楽大学(ライヴ)
(2)RIAS響/録音:1954年2月15日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ)
(3)ベルリンRSO/録音:1958年3月29日ベルリン、音楽大学(ライヴ)
(4)ベルリンRSO/録音:1958年3月29日ベルリン、音楽大学(ライヴ)
(5)ハンス=エーリヒ・リーベンスアーム(P)、RIAS響/録音:1954年2月15日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ)
(6)RIAS響/録音:1950年12月21、22日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
(7)RIAS響/録音:1950年12月19日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
(8)RIAS響/録音:1950年12月20日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
(9)RIAS響/録音:1950年12月20日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
(10)RIAS響/録音:1950年12月22、23日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)
(11)エルフリーデ・トレッチェル(S)、RIAS響/録音:1956年2月12日ベルリン、音楽大学(ライヴ)
(12)RIAS響/録音:1954年2月15日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション)

全てモノラル
auditeのドイチュラントクルトゥーア・シリーズに、大物クレンペラー(1885-1973)が登場。戦後ヨーロッパに復帰後のベルリンで、RIAS響および改称後のベルリン放送響を指揮したもので、ベートーヴェン、モーツァルト、マーラーほか巨匠ゆかりのプログラムを取り上げた注目の内容です。マーラーの推薦を得て、1907年にプラハで指揮者としてデビューしたのちのクレンペラーは、バルメン、シュトラスブルク、ケルン、ヴィースバーデンといった歌劇場の指揮者を歴任し、急速にドイツを代表する指揮者のひとりとして注目を浴びるようになりますが、クレンペラーのキャリアのなかでも重要な活動として知られるものが、1927年に始まるクロール・オーパーでの仕事でした。ベルリン国立歌劇場の一部門として創設されたクロール・オーパーでは、クレンペラーのもと、ヒンデミットの「カルディヤック」「今日のニュース」、シェーンベルクの「期待」「幸福な手」、さらにクレンペラー自ら演出を手掛けたストラヴィンスキー「エディプス王」「マヴラ」など同時代の作品が積極的に紹介されると同時に、旧来の有名な曲目に対しても新しい現代的な演出が試みられますが、その意欲的な試みは多くの支持と反発を引き起こすことになります。さらに、折からのドイツ経済の危機的状況とナチスに代表される右翼の圧力から、1931年に劇場は閉鎖に追い込まれてしまい、1933年ついにクレンペラーはナチス・ドイツ政権を逃れてアメリカ合衆国に移住します。こうした経緯もあって、おそらく文化的・政治的状況のために、クレンペラーが第2次大戦後にヨーロッパに戻ったあとも、クレンペラーと戦前因縁のあったベルリン国立歌劇場は一切の接触を断ったままで、ベルリン・フィルとRIAS響がクレンペラーを客演に招いているものの、「ベルリンでのクレンペラー」の演奏の絶対数は決して多いとは言えない状況なので、こうしてまとめてリリースされる意義はきわめて大きいといえるでしょう。しかも、すべての収録内容が、オリジナル・マスターからの初の正規復刻というのはやはり大きなポイントとおもわれます。このたびのセットには、厳格な対位法処理により金字塔として名高いベートーヴェンと奥深いモーツァルトをはじめ、師マーラーの交響曲と、クレンペラーがもっとも得意としていたプログラムで、ファンにはよく知られている演奏が大半を占めるいっぽうで、シュナーベルに師事し、ベートーヴェン弾きとして知られたリーベンスアーム(1906ケーニヒスベルク生まれ)をソリストに迎えたピアノ協奏曲第3番と、クロール時代の記憶も強烈なヒンデミットという、おそらく初出とおもわれる音源が含まれているのも見逃せないところです。 (Ki)

AU-21411(5CD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲第1番ハ長調Op.49
弦楽四重奏曲第2番イ長調Op.68
弦楽四重奏曲第4番ニ長調Op.83
弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.73
弦楽四重奏曲第6番ト長調Op.101
弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110
弦楽四重奏曲第5番変ロ長調Op.92
弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調Op.108
弦楽四重奏曲第9番変ホ長調Op.117
弦楽四重奏曲第10番変イ長調Op.118
弦楽四重奏曲第12番変ニ長調Op.133
弦楽四重奏曲第14番嬰ヘ長調Op.142
弦楽四重奏曲第11番ヘ短調Op.122
弦楽四重奏曲第13番変ロ短調Op.138
弦楽四重奏曲第15番変ホ短調Op.144
マンデルリングQ
ゼバスティアン・シュミット、ナネッテ・シュミット(Vn) ローラント・グラッスル(Va),ベルンハルト・シュミット(Vc)

録音:2005-2009年
収録場所:全てクリンゲンミュンスター(デジタル・セッション)
作曲者歿後30周年を迎えた2005年に開始され、2009年に全曲の収録が完了したマンデルリング四重奏団によるショスタコーヴィチ・シリーズ。この間、結成25周年の節目となる2008年には初来日公演も果たし、マンデルリング四重奏団は日本の聴衆にも広くその名を知られるところとなりましたが、このたび、かれらの代表作である「ショスタコーヴィチ全集」が装いも新たに、通常CD5枚組セットで登場します。当セットは、シュミット3兄弟を中心にした緊密なアンサンブルによる手堅い演奏内容とともに、録音の良さでもオーディオ・ファイルより注目を集めてきました。セット発売に際して、SACDハイブリッド仕様による分売リリースとの比較では、さらにお求め安い価格でのリリースとなっており、あらためて多くの方にお聴きいただけるものとおもわれます。なお、セットの仕様はコンパクトなクラムシェル・ボックス・タイプとなります。
【全15曲の概要】
★CD1には、有名な第5交響曲のあとに作曲され、軽快で簡潔な作風の「第1番」のほか、政治的な圧力や内面的葛藤が投影され始める「第2番」「第4番」を収録。
★CD2には、5楽章形式、中間3楽章の構成という点で、先行して書かれた第8交響曲と構想が酷似している「第3番」、シンプルなつくりと明るい表情が特徴の「第6番」、そして、第1交響曲、第10交響曲、チェロ協奏曲第1番ほか、自作からの大量の引用がみられる“戦争交響曲”的な自伝的な内容の傑作「第8番」を収録しています。
★円熟期の作が並ぶCD3は、作曲者の名前のイニシャルをあてはめた音型を主題にしている点で、第10交響曲の先駆けといえる「第5番」、簡潔なスタイルがいっそう洗練され、全15曲中でもっとも短く、最初の夫人ニーナに捧げられた「第7番」、対照的に5楽章と規模も大きく、内容的にも交響曲ばりの手ごたえ感じさせ、2番目の妻イリーナに捧げられた「第9番」を収めています。
★CD4には、楽しくオプティミスティックなムードと簡潔な手法に特徴があり、親友ワインベルクに献呈された第10番、演奏時間30分弱で2楽章形式、とくに長大な後半楽章のシンフォニックな規模と起伏のおおきなつくりや、12音技法を採用している点も注目される「第12番」、ゆかりのベートーヴェン四重奏団のシリンスキーに献呈され、チェロの動きに重点が置かれ、シンプルな書法からくる思索的な味わいも聴きとれる「第14番」を収録。
★ショスタコーヴィチ晩年の10年間に作曲され、これまでにもまして内省的、瞑想的な傾向を収めるCD5。ロシア民謡や古来の典礼歌を織り込みながら、短い7つの楽章が切れ目なくつづく組曲仕立ての「第11番」、第12番に引き続き12音技法で書かれ、単一楽章とヴィオラが主役という点に特徴がある「第13番」、そして、世を去る前年の作で、6つのパートが切れ目なく演奏され、全15曲中最長規模の演奏時間を要する「第15番」を収めています。 (Ki)
AU-21412(4CD)
ベルリンRIAS・新ウィーン楽派プロジェクト

(1)シェーンベルク:月に憑かれたピエロOp.21 (1912)

(2)シェーンベルク:室内交響曲Op.9 (1906)

(3)シェーンベルク:ピアノ協奏曲Op.42 (1942)

(4)シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲Op.47(1949)

(5)シェーンベルク:シュテファン・ゲオルゲの詩による歌曲集「架空庭園の書」Op.15
(1908−09)

(6)シェーンベルク:詩篇第130番「深き淵より」Op.50B(1950)

(7)シェーンベルク:3つのピアノ小品Op.11 (1909)
6つのピアノ小品Op.19 (1911)
5つのピアノ小品Op.23 (1920/23)

(8)シェーンベルク:ピアノ曲Op.33a(1929)
 ピアノ曲Op.33b(1931)

(9)シェーンベルク:弦楽三重奏曲Op.45 (1946)

(10)シェーンベルク:古い様式による組曲ト調〜弦楽オーケストラのため
の(1934)

(11)ベルク:抒情組曲 (1925‐26)

(12)ベルク:クラリネットとピアノための4つの小品Op.5 (1913)

(13)ベルク:7つの初期の歌

(14)ベルク:わたしの両眼を閉ざしてください(1907年版)
わたしの両眼を閉ざしてください(1925年版)

(15)ウェーベルン:パッサカリアOp.1(1908)

(15)ウェーベルン:管弦楽のための5つの小品Op.10(1911/13)

(16)ウェーベルン:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品Op.7 (1910)

(17)J・シュトラウス(シェーンベルク編曲):ワルツ「南国のばら」

(18)J・シュトラウス(ウェーベルン編曲):「ジプシー男爵」より宝のワルツOp.418 (1885/1921)

(19)シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲Op.47
(1)イルメン・ブルメスター(シュプレッヒシュティンメ)、クラウス・ビリング(P)、ハンス・ペーター・シュミッツ(Fl、ピッコロFl)、アルフレッド・ビュルクナー(Cl、バスCl)、ハンス・バスティアーン(Vn)、ヴァルター・ミュラー(Va)、ヴェルナー・ハウプト(Vc)、ヨーゼフ・ルーファー(指)/録音:1949年3月3&10日ベルリン、クライストザール(セッション・モノラル)
(2)フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS響メンバー/録音:1953年10月1日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション・モノラル)
(3)ペーター・シュタドレン(P)、ヴィンフリート・ツィリヒ(指)RIAS響/録音:1949年2月6日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
(4)ティボル・ヴァルガ(Vn)、エルンスト・クルシェネク(P)/録音:1951年9月24日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(5)シュザンヌ・ダンコ(S)、ヘルマン・ロイター(P)/録音:1955年11月3日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(6)ギュンター・アルント(指)RIAS室内Cho/録音:1958年3月7日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(7)エドゥアルト・シュトイアーマン(P)/録音:1963年6月18日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(8)エルゼ・C.クラウス(P)/録音:1951年5月20日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(9)エーリヒ・レーン(Vn)、エルンスト・ドベリツ(Va)、アルトゥール・トレースター(Vc)/録音:1957年9月23日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(10)フェレンツ・フリッチャイ(指)BPO/録音:1949年11月28日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル
(11)ヴェーグQ[シャーンドル・ヴェーグ(第1Vn)、シャーンドル・ゾールディ(第2Vn)、ゲオルゲス・ヤンツェル(Va)、パウル・サボー(Vc)]/録音:1963年11月10日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(12)ハインリヒ・ゴイザー(Cl)、クラウス・ビリング(P)/録音:1953年9月19日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(13)マグダ・ラースロー(S)、ローター・ブロダック(P)/録音:1958年7月4日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(14)イヴリン・リアー(S)、ハンス・ヒルシュドルフ(P)/録音:1960年2月5日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(15)アルトゥール・ローター(指)ベルリンRSO/録音:1965年2月1日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(15)ブルーノ・マデルナ(指)ベルリンRSO/録音:1961年12月5日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(16)アンドレ・ジェルトレル(Vn)、ディアネ・アンデルセン(P)/録音:1958年5月7日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(17)バスティアーンQ[[ハンス・バスティアーン(Vn)、ヨハネス・ブラウ(Vn)、ヴァルター・ミュラー(Va)、ヴェルナー・ハウプト(Vc)]、エミール・ハマーマイスター(ハルモニウム)、クラウス・ビリング(P)/録音:1950年2月18日ベルリン、クライストザール(セッション・モノラル)
(18)バスティアーンQ[ハンス・バスティアーン(Vn)、ヨハネス・ブラウ(Vn)、ヴァルター・ミュラー(Va)、ヴェルナー・ハウプト(Vc)]、エミール・ハマーマイスター(ハルモニウム)、クラウス・ビリング(P)
(19)ルドルフ・コリッシュ(Vn)、アラン・ヴィルマン(P)/録音:1953年8月28日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(ライヴ・モノラル)
パウル・クレーによる水彩画「月に憑かれたピエロ」(1924)をあしらったジャケットも印象深いauditeのRIAS音源復刻シリーズ最新刊は、シェーン ベルク、ベルク、ウェーベルンら新ウィーン楽派による作品を集めたセット。CD4枚組、トータル5時間にもおよぶボリューム満点の内容です。
【新ウィーン楽派】
20世紀初頭のウィーンを舞台に、アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)、弟子のアントン・ヴェーベルン(1883-1945)とアルバン・ベルク (1885-1935)は、無調主義、十二音主義による前衛的な創作活動を展開して、今日に至る世界的に多くの作曲家に影響を与えました。 このセットには、かれら新ウィーン楽派の作曲家たちに拠って1906年から1950年のあいだに書かれた全23作品(1951年のヴァルガと1953年コリッ シュによる、シェーンベルクの「幻想曲」の別演奏を含む)が収められています。
【『現代音楽の擁護者』シュトゥッケンシュミットが推進したプロジェクト】
1949年から1965年にかけて収録された音源の数々は、戦後、ベルリンRIAS現代音楽部門のディレクターを務めていたハンス・ハインツ・シュトゥッ ケンシュミット(1901-1988)の主導で実現したもの。 ドイツの著名な音楽学者、音楽評論家で、作曲家でもあったシュトゥッケンシュミットは、シェーレベルクをはじめ、ブラッハーやブゾーニなどの著作でも 知られ、なかでもシェーンベルクについてはその歴史的意義を早くから評価した「現代音楽の擁護者」ともいうべき人物。 シュトゥッケンシュミットは、やはり代表的なシェーンベルク学者であり、指揮者としても知られたヨーゼフ・ルーファーとともに、亡命先から帰国した音 楽家たちが、こうした放送ドキュメンタリーに専念できるよう雇用の環境作りに尽力しました。
【作曲家にごく近い演奏家たちによる貴重なドキュメント】
ここで演奏を担当する超一流の演奏家陣は、ほとんどがシェーンベルクの弟子たち、あるいは知人のいずれかといった、作曲家周辺のごく身近の親しい人 たちから構成されているのも重要なポイント。 ヴァイオリンのコリッシュ、ピアノのシュトイアーマンやエルゼ・C.クラウス、指揮者のツィリヒは師シェーンベルクによって才能を開花させ、ピアノのシュ タドレンやヴァイオリンのヴァルガは、シェーンベルク、ヴェーベルンとベルクと親交がありました。 そのいっぽう、新ウィーン楽派に属さず、直接演奏のてほどきも受けていない指揮者フリッチャイやソプラノのダンコらによる演奏も、価値ある内容。当時 ほとんど演奏機会がない作品に偏見なく、かれらが生涯を通じて情熱を傾けていたという事実を考えると、特に興味の尽きないものといえそうです。 (Ki)

AU-21413(6CD)
フランク:オルガン作品全集
小品変ホ短調
大オルガンのための小品
アンダンティーノ(ト短調)
ファンタジー(ハ長調、第1稿)
ハルモニウムのための5つの小品(ルイ・ヴィエルヌによる大オルガン用編曲)
オッフェルトリウム(イ長調)
ファンタジー(ハ長調、第2稿)

行進曲風にOp.22(ロスによるOrg編曲)
6つの小品[ファンタジーOp.16
大交響的作品Op.17
前奏曲,フーガと変奏曲Op.18
パストラルOp.19/祈りOp.20
フィナーレOp.21
足鍵盤によるハルモニウムもしくはオルガンで弾く聖務日課のための遺作集(オルガニストU)[43曲]
ハルモニウムのための、ブルターニュのノエルによるオッフェルトリウム
ファンタジー(ハ長調、第3稿)
ハルモニウムのためのアントレ
3つの小品[ファンタジー.イ長調/カンタービレ/英雄的小品
小オッフェルトリウム
表題なし(小品−アンダンテ・クアジ・レント)
オルガンもしくはハルモニウムのための小品集,7つの小品ハ長調およびハ短調
7つの小品変ニ長調および嬰ハ短調
7つの小品ニ長調およびニ短調「クリスマスのための」
7つの小品変ホ長調および変ホ短
7つの小品ホ短調およびホ長調
7つの小品ヘ長調およびヘ短調
7つの小品嬰へ短調および変ト長調
7つの小品ト長調およびト短調「クリスマスのための」
7つの小品変イ長調および嬰ト短調
大オルガンのための3つのコラール[ホ長調/ロ短調/イ短調]
ハンス=エーベルハルト・ロス(Org)

録音:2004/2005年 メミンゲン、聖マルティン教会の大オルガン
数多くの優秀録音で知られるドイツAuditeレーベルからフランクのオルガン作品を収録したアルバムが通常CD6枚組BOXで登場!有名なコラールか らハルモニウム作品の編曲までをも含めた充実の内容。フランクのオルガン作品を熟知したハンス=エーベルハルト・ロスの素晴らしい演奏に加え、教会 の素晴らしい響きを捉えた録音ですので、オルガン音楽ファンはもちろんオーディオ・ファンにもたまらない内容です。 (Ki)

AU-21415(9CD)
バッハ:カンタータ集

(1)「ああ神よ、どれほど多くの心の痛みが」BWV58

(2)「最愛のイエスよ、私の憧れよ」BWV32

(3)「イエスは12人の弟子を呼び寄せて」BWV22

(4)「主イエス・キリスト、真の人にして神よ」BWV127

(5)「キリストは死の縄目につながれて」BWV4

(6)「天は笑い、大地は喜ぶ」BWV31

(7)「しかしその同じ安息日の晩に」BWV42

(8)「私が去るのはあなた方のためだ」BWV108

(9)「信じて洗礼を受ける者は」BWV37

(10)「あらゆる人の心には反抗的で臆病なものがある」BWV176

(11)「飢えた人にあなたのパンを分かち与えなさい」BWV39

(12)「天は神の栄光を語る」BWV76

(13)「私には憂いが多くある」BWV21

(14)「見なさい、私は多くの漁師を使いに出し」BWV88

(15)「主である神が私たちのもとになければ」BWV178

(16)「私の心は血の中で泳ぐ」BWV199

(17)「キリストと関わる者だと名乗るあなた方よ」BWV.164

(18)「自ら高ぶるものは」BWV47

(19)「私は喜んで十字架を担ごう」BWV56

(20)「美しく装いなさい、おお愛する魂よ」BWV180

(21)「深い悩みの底から私はあなたへと大きな声で言う」BWV38

(22)「偽りの世よ、私はお前を信用せぬ」BWV52

(23)「目覚めよと、声が私たちを呼んでいる」BWV140

(24)「争いが起こった」BWV19

(25)「主である神は太陽であり盾である」BWV79

(26)「さあ消え去れ、陰鬱な影よ」(結婚カンタータ)BWV202

(27)「神の時は至高の時」BWV106

(28)「主よ、あなたのお望みのように、それを私に届けてください」BWV73

(29)テレマン:「私は、私の救い主が生きていることを知っている」TWV1:877(旧バッハ偽作BWV160)
カール・リステンパルト(指)
RIAS室内O&cho、RIAS少年cho

(1)グントヒルト・ウェーバー(S)、ワルター・ハウック(Bs)【1952年1月4日】
(2)アグネス・ギーベル(S)、ワルター・ハウック(Bs) [1951年12月10−11日]
(3)カルロッテ・ヴォルフ=マタウス(A) 
ヘルムート・クレプス(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)[1950年2月15−16日]
(4)ゲルトルート・ビルメレ(S)、ヘルムート・クレプス(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)[1950年2月13日]
(5)1952年3月17−19日
(6)リロ・ロルヴェス(S)、ヘルムート・クレプス(T)、ゲルハルト・ニーゼ(Bs)[1950年3月9、20、21日]
(7)エディト・ベルガー=クレプス(S)、イングリト・ロレンツェン(A)、ヘルムート・クレプス(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)[1950年4月11日]
(8)イングリト・ロレンツェン(A)、ヘルムート・クレプス(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)[1950年4月17、18、27日]
(9)リロ・ロルヴェス(S)、イングリト・ロレンツェン(A)、ヘルムート・クレプス(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)[1950年4月18、24、27日]
(10)ゲルダ・ラマーズ(S)、カルロッテ・ヴォルフ=マタウス(A)、ゲルハルト・ニーゼ(Bs)[1950年5月3、6、8日]
(11)ゲルダ・ラマーズ(S)、イングリト・ロレンツェン(A)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)[1950年5月17、22日]
(12)グントヒルト・ウェーバー(S)、イングリト・ロレンツェン(A)、ヘルムート・クレプス(T) 、ィートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
[1950年5月19、22、23日]
(13)ゲルダ・ラマーズ(S)、ヘルムート・クレプス(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)[1950年5月23、25日、6月2日]
(14)リロ・ロルヴェス(S)、イングリト・ロレンツェン(A)、ヘルムート・クレプス(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)[1950年5月30日、6月3、13日]
(15)イングリト・ロレンツェン(A)、ヘルムート・クレプス(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)[1950年6月20日、7月14日]
(16)グントヒルト・ウェーバー(S)[1950年7月8日]
(17)グントヒルト・ウェーバー(S)、アンネリース・ヴェステン(A)、ヘルムート・クレプス(T)、ワルター・ハウック(Bs)[1952年8月27日]
(18)アグネス・ギーベル(S)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)[1952年6月4、5日]
(19)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)[1950年2月21日]
(20)アグネス・ギーベル(S)、イングリト・ロレンツェン(A)、ヘルムート・クレプス(T)、ワルター・ハウック(Bs)[1950年10月9日]
(21)アグネス・ギーベル(S)、イングリト・ロレンツェン(A)、ヘルムート・クレプス(T)、ワルター・ハウック(Bs)[1950年10月16、17日]
(22)アグネス・ギーベル(S)[1950年9月7、8日]
(23)グントヒルト・ウェーバー(S)、ヘルムート・クレプス(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)[1951年11月2、5日]
(24)グントヒルト・ウェーバー(S)、ヘルムート・クレプス(T)、ワルター・ハウック(Bs)[1950年9月1、5日]
(25)アグネス・ギーベル(S)、ローリ・ライル(A)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)[1950年10月23、25日]
(26)アグネス・ギーベル(S)[1951年6月2日]
(27)ヨハンナ・ベーレント(S)、イングリト・ロレンツェン(A)、ヘルムート・クレプス(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)[1950年6月15、17、26日]
(28)マリー=ルイーゼ・デニッケ(S)、ヘルムート・クレプス(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)[1949年10月25日]
(29)ヘルムート・クレプス(T)[1950年3月15日]
ドイツの名指揮者、カール・リステンパルト(1900−1967)がRIASに録音したバッハのカンタータ集です。リステンパルトは第二次世界大戦後、1952年までベルリンで活躍、様々な種類の音楽をRIASのために演奏しましたが、中でも評判だったのがバッハのカンタータ集でした。リステンパルトのバッハは、明るく温かみの広がる優しさに溢れたもの。しかし1960年代に厳粛で禁欲的なバッハが広まったこと、そしてリステンパルトが68歳を目前に亡くなってしまったことで、「知る人ぞ知るバッハの大家」になってしまいました。しかし21世紀の現在から聞きなおすと、明るさを湛えたリステンパルトのバッハは、むしろ今日の演奏様式に近い、優れた演奏だったように思われます。今回、10時間を越えるリステンパルトの録音が世に出たことで、彼の評価の再検討が迫られるのではないでしょうか。それほどの充実した演奏の記録です。また多くの曲で、若き日のディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが参加、さらにアグネス・ギーベルやヘルムート・クレプスといったバッハ演奏で名の知れた歌手も加わっています。 (Ki)

AU-21418(3CD)
ブロニスラフ・ギンペル / ベルリンRIAS録音集1954−57

(1)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

(2)シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番

(3)ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番

(4)シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調D 574, Op.162

(5)メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ.ヘ短調

(6)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番

(7)ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ

(8)タルティーニ(フリードリヒ・ヘルマン編):ヴァイオリン・ソナタ ト短調Op.1-10「見捨てられたディドーネ」

(9)ラートハウス:パストラルとダンスOp.39
ブロニスラフ・ギンペル(Vn)
RIAS響、マルティン・クラウゼ(P)

(1)フリッツ・レーマン(指)
 録音:1955年6月24、25日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(2)アルトゥール・ローター(指)
 録音:1957年4月1日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
(3)アルフレッド・ゴールケ(指)
 録音:1954年2月26日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション・モノラル)
(4)録音:1955年4月15日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(5)録音:1955年4月16日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(6)録音:1955年2月4日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ8(セッション・モノラル)
(7)録音:1955年6月29日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
(8)録音:1955年2月4日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ8(セッション・モノラル)
(9)録音:1955年2月3日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ8(セッション・モノラル)
幼少時より神童としてならし、名手フーベ ルマンになぞらえて「ブロニスラフ2世」としてさわがれた名ヴァイオリニスト、ギンペル。クレンペラーに賞賛されロス・フィルのコンサートマスターを務 めた事もありましたが、オイロディスクなどの多くの録音などによって、ソリストとしての人気が現在でも高いようです。芸風も「天賦の才があり、大変な技 術力もち、若き日は力強いヴィブラートと情熱的な音楽が魅力」とグローブ音楽事典でも評されております。往時のヴァイオリン芸術の魅力が堪能できる価 値ある1セットです。
ブロニスラフ・ギンペル ブロニスラフ・ギンペル(1911−1979)は、現在のウクライナ共和国西部リヴィウ(リヴォフとも)に生まれ、ロサンジェルスで亡くなったアメリカのヴァ イオリニスト。 イディッシュ・シアターを立ち上げた祖父、クラリネットやヴァイオリンを演奏し、小劇場の楽団を指揮する父、そして兄のジェイコブ(1906−1989)も また高名なピアニストとして知られるという具合に、芸術一家に育ったギンペルは、1922年から26年までウィーン音楽院でロベルト・ポラック(ほどなく サンフランシスコで若き日のアイザック・スターンの師となる)に学び、さらに1928年から1929年にかけてベルリン音楽大学でカール・フレッシュに師 事しています。 14歳でウィーン・フィルと共演、ゴルトマルクのヴァイオリン協奏曲を弾いてデビューを果たし、神童と讃えられたギンペルは1926年にはイタリア国王とロー マ教皇ピウス11世の御前演奏をおこなってもいます。 ギンペルはケーニヒスベルク管(1929−31)、エーテボリ響(1931−36)、ロサンジェルス・フィル(1937−1942)のコンサートマスターを歴任するいっ ぽう、この間1935年の第1回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで入賞を果たしています。 その後一時期、ハリウッド・ユース・オケを創設して指揮者としても活躍、1942年から1945年までは米軍の兵役に服し、1947年以降、ギンペルはア メリカとヨーロッパでソリストとしての活動を再開。また、アメリカン・アーティスト四重奏団、ニュー・フレンズ・ピアノ四重奏団、マンズ・ピアノ・トリ オのメンバーとしても、ワールドツアーを行いました。 1967年から1973年までコネティカット大学の教授として後進の指導にあたり、1964年には初来日を果たしました。 (Ki)

(ドイチュラントクルトゥーア)
AU-21419(2CD)
カッチェン〜1962&1964年ベルリンにおけるスタジオ録音集
(1)リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
(2)ブラームス:幻想曲集 Op.116
(3)ブラームス:6つの小品よりOp.118(U.間奏曲 イ長調 X.ロマンス ヘ長調)
(4)ブラームス:スケルツォ 変ホ短調 Op.4
(5)ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80
(6)ベートーヴェン:ロンド・ア・カプリッチョ「失くした小銭への怒り」 ト長調 Op.129
(7)シューマン:森の情景〜予言の鳥
(8)ショパン:夜想曲第2番 変ホ長調 Op.9-2
(9)ショパン:バラード第3番 変イ長調 Op.47
(10)ショパン:夜想曲第8番 変ニ長調 Op.27-2
(11)ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57
ジュリアス・カッチェン(P)

録音:(1)(3)(5)-(7)(9)1962年2月19日、
(2)(4)(8)(10)(11)1964年5月25日(モノラル)
リマスタリング:ルトガー・ベッケンホーフ(2014 年 リマスタリング)
全てセッション録音(初出)
これはすごい!伝説のピアニスト、ジュリアス・カッチェンが1962年、1964年にベルリンのランクヴィッツ・スタジオにてセッション録音した非常に 貴重な音源が、抜群の高音質復刻で評判を呼ぶaudite の「ドイチュラントラジオ・クルトゥーア・エディション」から登場します。 アメリカのニュージャージー州に生まれ、パリに留学して以降はヨーロッパを拠点に活動した名ピアニスト、ジュリアス・カッチェン(1926-1969)は 肺癌のため42 歳の若さで亡くなりましたが、いまなお伝説として語り継がれております。その短い生涯ゆえに録音の絶対数の少ないカッチェンの初出音 源というだけでも喜ばしいことですが、当レコーディングではカッチェンのディスコグラフィ初となる作品が多数収録(リスト:ピアノ・ソナタ、ベートーヴェ ン:「失くした小銭への怒り」、ショパン:バラード第3番、夜想曲第2番&第8番、子守歌の6作品)されております。ベートーヴェン、ブラームスの 作品に定評のあるカッチェンですが、大作リストのピアノ・ソナタも目が覚めるほどの熱演で、カッチェン・ファンならずとも注目の演奏と言えましょう。 完璧と言っていいほどの驚異的なテクニックと雄々しいピアニズム、そしてきらめくタッチが魅力のカッチェンの演奏。当ディスクのレコーディングはモノ ラルながらAuditeレーベルの社主ルトガー・ベッケンホーフ氏による非常に丁寧なリマスタリングにより、演奏の空気感・迫力が伝わる最上の復刻され たと言えましょう。 (Ki)

AU-21420(3CD)
ピラール・ローレンガー/RIAS録音集
(1)ベッリーニ:「ノルマ」〜清き女神よ
 プッチーニ:「トゥーランドット」〜ご主人様、お聞きください
(2)ヘンデル:「エジプトのジューリオ・チェーザレ」〜私の運命に涙するでしょう
 グラナドス:「ゴイエスカス」〜マハと夜鶯
(3)プッチーニ:「蝶々夫人」〜ある日見ることでしょう,
 「ボエーム」〜私はミミと呼ばれています
A.スカルラッティ:すみれ
(4)モーツァルト:「魔笛」〜私には感じられる,「ドン・ジョヴァンニ」〜ひどい人ですって
ヴェルディ:「エルナーニ」〜エルナーニ、私を奪い去って
ヴェルディ:「トラヴィアータ」〜不思議だわ
(5)ロドリーゴ:4つの愛のマドリガル
(6)ニン:20のスペイン民謡〜アストゥリアスの女,ムルシアの布
 レオス:三連の歌曲(ガルシア・ロルカの詩による)
 グリーディ:カスティーリャの6つの歌〜お前のハシバミの実はほしくない,私にどう思ってほしいの,サン・フアンの朝
 グラナドス:昔風のスペインの歌曲集〜控えめなマホ,トラララと爪弾き,マハの流し目
トルドラ:6つの歌〜母さん、一対の目が,小唄,君を知ってから
(7)ヴェルディ:ジプシー女,星に,ストルネッロ,煙突掃除夫,私は平安を失い
 ベッリーニ:フィリデの悲しげな姿
 モーツァルト:満足 K.349,おいで、いとしのツィターよ K.351,子供の遊び K.598,静けさは微笑みながら K.152
(8)ヘンデル:カンタータ「決して心変わりせず」 HWV140
 不詳:三人のムーアの娘たちが
 ミラルテ:私の髪の影に
 ダサ:アンティオコスは病気だった
 ベルムド:ネロはタルペイヤから
 ナルヴァエス:何を使って洗いましょう
 ヴァスケス:ポプラの林から
 ムダラ:ダビデ王は悲しんだ
 ルイス・デ・ミラーン:ドゥランダルテ
 ピサドール:ドン・サンチョ王よご用心,サン・フアンの朝
 ヴァルデラバーノ:ああ、なんてこと
(9)9つのスペイン古謡とロマンセ:ソロンゴ,三枚の葉,チニータスのカフェ,トランプの王様,アンダ・ハレオ,四人のラバひき,ドン・ボイソのロマンセ,かわいい巡礼たち,ラ・タララ
全て、ピラール・ローレンガー(S)

(1)アルトゥール・ローター(指)
 ベルリンRSO,RIAS室内Cho
 録音:1959年3月2日、ジーメンス荘

(2)アルトゥール・ローター(指)
 ベルリンRSO
 録音:1959年3月24日、ジーメンス荘

(3)アルトゥール・ローター(指)
 ベルリンRSO
 録音:1960年2月16日、ジーメンス荘

(4)フェルディナンド・リヴァ(指)BPO
 録音:1961年4月11日、ベルリン高等音楽院

(5)フリート・ヴァルター(指)
 RIAS管弦楽団
 録音:1961年11月1日、ジーメンス荘

(6)ヘルタ・クルースト(P)
 録音:1960年1月27日、RIAS放送局

(7)ヘルタ・クルースト(P)
 録音:1962年12月28日、ジーメンス荘

(8)ジークフリート・ベーレント(G)
 リヒャルト・クレム(VdG)
 録音:1960年10月5日、RIAS放送局

(9)ジークフリート・ベーレント(G)
 録音:1959年12月21日、RIAS放送局
ピラール・ローレンガー(1929―1996)は、スペイン、アラゴン州サラゴサ生まれのソプラノ。1958年、ベルリン・ドイツオペラと契約し、1960、 1970年代、この劇場の看板歌手として活躍しました。ことにロリン・マゼール時代(1965―1971)には、ローレンガーとマゼールによるオペラはたい へんな人気を博しました。 ここに収録されているのはローレンガーがベルリンを拠点とした初期の録音です。元々美声のローレンガーですが、30歳そこそこという若さのローレンガー の声は実に瑞々しく、しかもまだ素朴さを残していて、なんとも言えない魅力があります。アリアや歌曲の他、お得意のスペイン歌曲を多数収録。後年に 録音があるものが大半ですが、ベッリーニ「ノルマ」の “清き女神よ” のようにこれが唯一の録音と思われるものも含みます。ちなみにこの “清き女神よ” は楽譜にはないハープが活躍する珍しい演奏です。 名匠アルトゥール・ローターや、ドイツの偉大なギタリスト、ジークフリート・ベーレントなどが伴奏を務めているのも注目です。 (Ki)

AU-21421(3CD)
バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248 カール・リステンパルト(指)
RIAS室内O
RIAS室内Cho、RIAS少年Cho
アグネス・ギーベル(S)
カルロッテ・ヴォルフ=マタウス(A)
ヘルムート・クレプス(T)
ワルター・ハウック(Bs)

録音:1950年12月8&22日、イエス・キリスト教会、ベルリン・ダーレム
ドイツの名指揮者リステンパルト(1900-1967)がRIASに録音したバッハのカンタータ集(AU21415)に続き、クリスマス・オラトリオの音源をauditeレーベルが復活してくれました!この録音はバッハの歿後200年に当たる1950年に収録されたもので、歴史的価値のある貴重な録音です。
カール・リステンパルトは少年時代をチリで過ごし、13歳でベルリンに戻り、その後フンボルト大学及びシュテルン音楽学校で音楽学・作曲などを学びました。第二次世界大戦後の1946年にRIAS放送局の依頼で室内Oと合唱団を設立し、1953年までフリッチャイと当RSOの指揮を分担しました。その後バッハの歿後200年に60曲のカンタータを含む主な宗教音楽を指揮しました。バッハやモーツァルトの作品を得意とし、堅固な構成ではありますが、音楽表現は明快で、明るく温かみに溢れた演奏です。
この演奏でも充実のソロを揃え、アグネス・ギーベル(ソプラノ)、カルロッテ・ヴォルフ=マタウス(アルト)、ヘルムート・クレプス(T))、ワルター・ハウック(バス)の美声を聴くことができます。モノラルながらauditeレーベルが誇る1st Mater Releaseシリーズで復活してくれました。 (Ki)


AU-21423(13CD)
セルジウ・チェリビダッケ/ベルリン・レコーディングス1945−57
■CD1
(1)メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
(2)メンデルスゾーン:序曲「美しいメルジーネの物語」
(3)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
■CD2
(1)ショパン:ピアノ協奏曲第2番
(2)ベルリオーズ:序曲「海賊」
(3)ビゼー:交響曲第1番
(4)ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
■CD3
(1)ブラームス:交響曲第4番
(2)R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
(3)ヴォルフ:5つの歌曲[夜のあいだに/考えてもみよ、ああ心よ!/祈り/アナクレオンの墓/ヴァイラの歌]
■CD4
(1)チャイコフスキー:交響曲第2番
(2)チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
(3)リムスキー=コルサコフ:序曲「ロシアの復活祭」
■CD5
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調op.104
(2)グラズノフ:序曲「謝肉祭」
(3)キュイ:組曲第3番op.43「俗謡風に」
■CD6
(1)ドビュッシー:海
(2)ドビュッシー:遊戯
(3)ドビュッシー:「夜想曲」〜祭り
(4)サン=サーンス:「サムソンとダリラ」〜第2幕ダリラのアリア「あなたの声に心は開く」
(5)グリエール:コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための協奏曲op.82
■CD7
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第9番
(2)ストラヴィンスキー:バレエ「カルタ遊び」
(3)ルディ・シュテファン(1887-1915):管弦楽のための音楽
(4)ブゾーニ:悲しい子守歌op.42
■CD8
(1)プロコフィエフ:古典交響曲
(2)プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」組曲第2番
(3)ルーセル:小組曲op.39
■CD9
(1)ミヨー:フランス組曲op.248
(2)ミヨー:交響的組曲第2番op.57〜第1,第4,第5曲
(3)ギュンター・ラファエル(1903-60):交響曲第4番ハ長調op.62
(4)チャベス:交響曲第1番「アンティゴナ」
■CD10
(1)バーバー:カプリコーン・コンチェルトop.21
(2)コープランド:バレエ「アパラチアの春」組曲
(3)ピストン:交響曲第2番
(4)マクダウェル:ロマンスop.35
■CD11
(1)ブリテン:シンフォニア・ダ・レクィエム
(2)パーセル:「アーサー王」組曲
(3)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調RV210
(4)デイヴィッド・ダイアモンド:弦楽オーケストラのためのラウンズ
(5)ティーセン:ある革命劇への前奏曲op.33
■CD12
(1)ハイドン:交響曲第94番「驚愕」
(2)ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」
(3)ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
◆ボーナス・ディスク
ベートーヴェン:交響曲第7番〜第1楽章-第3楽章(フラグメント)
全てセルジウ・チェリビダッケ(指)

■CD1
(1)BPO/録音:1953年11月9日
(2)ベルリンRSO/録音:1945年8月27日
(3)リリア・ダルボーレ(Vn)、BPO/録音:1950年3月6日
■CD2
(1)ラウル・コチャルスキ(P)、ベルリンRSO録音:1948年9月25日
(2)BPO録音:1947年8月31日
(3)BPO/録音:1953年11月9日
(4)BPO/録音:1947年4月19日
■CD3
(1)BPO/録音:1945年11月21日
(2)BPO/録音:1947年8月31日(ライヴ・モノラル)
(3)マルガレーテ・クローゼ(Ms)、BPO/録音:1946年1月20日(ライヴ・モノラル)
■CD4
(1)BPO/録音:1950年2月21日
(2)BPO/録音:1946年3月25日
(3)ベルリンRSO/録音:1945年7月1日
■CD5
(1)ティボール・ド・マチュラ(Vc)、BPO/録音:1945年11月18日ベルリン
(2)ベルリンRSO/録音:1945年ベルリン
(3)ベルリンRSO/録音:1945年ベルリン
■CD6
(1)BPO/録音:1947年8月31日
(2)BPO/録音:1948年3月20日
(3)BPO/録音:1946年11月10日
(4)マルガレーテ・クローゼ(Ms)、BPO/録音:1946年1月20日(ライヴ・モノラル)
(5)エルナ・ベルガー(S)、BPO/録音:1946年7月7日
■CD7
(1)BPO/録音:1947年8月31日
(2)BPO/録音:1950年3月6日
(3)BPO/録音:1949年5月9日
(4)ベルリンRSO/録音:1945年7月24日
■CD8
(1)BPO/録音:1946年7月6日
(2)BPO/録音:1946年9月1日
(3)ベルリンRSO/録音:1945年7月24日
■CD9
(1)BPO/録音:1951年3月31日
(2)BPO/録音:1949年9月10日
(3)BPO/録音:1950年12月8日
(4)BPO/録音:1950年12月6日
■CD10
(1)ハンス=ペーター・シュミッツ(Fl)、ヘルムート・シュレフォクト(Ob)、カール・ルフト(Tp)、BPO/録音:1950年4月6日
(2)BPO/録音:1950年4月6日
(3)BPO/録音:1950年4月6日
(4)ハンス・ボッタームント(Vc)、ベルリンRSO/録音:1945年9月26日
■CD11
(1)BPO/録音:1945年11月10日(ライヴ・モノラル)
(2)ベルリンRSO/録音:1945年8月16日
(3)ヘルムート・ヘラー(Vn)、BPO/録音:1953年11月9日
(4)BPO/録音:1950年4月6日
(5)BPO/録音:1946年12月8日
■CD12
(1)BPO/録音:1946年9月28日(ライヴ・モノラル)
(2)BPO/録音:1950年2月20日
(3)BPO/録音:1946年11月10日

◆ボーナス・ディスク
ベルリン・ドイツSO/録音:1957年10月7日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)

以上、特記以外は全てセッション・モノラル録音
1912年生まれ、20世紀を代表する巨匠指揮者チェリビダッケの生誕100周年に先駆けて、2011年にも「RIAS録音全集1948−57」(AU21406) をリリースして注目されたドイツのレーベルauditeより待望の続篇が登場します。  CD13枚組という、前回を凌ぐ圧倒的なボリュームを誇るセットは、1945年から1957年の間にベルリン=ブランデンブルク放送(rbb)によって放 送用セッションならびにライヴ収録された音源をまとめたもので、まだ大戦の傷痕が残るベルリンの音楽シーンに多大な影響を及ぼしたチェリビダッケが、 ベルリン・フィルおよびベルリン放送響を指揮して聴衆を魅了した演奏の数々が収められています。 このたびのセットでは、メンデルスゾーンの「イタリア」、ブラームスの「第4交響曲」、プロコフィエフの「古典交響曲」「《ロメオとジュリエット》組曲」といっ た、過去にさまざまなレーベルからリリースされ、熱心なファンのあいだで名高い演奏がしっかりと押さえられているいっぽうで、グラズノフの「序曲《謝 肉祭》」やキュイの「組曲第3番」など、巨匠のレパートリーとして知られざるお宝音源が含まれているのもうれしいところです。 しかもその総てに、ベルリン=ブランデンブルク放送のアーカイヴとドイツ放送アーカイヴ・バーベルスベルク(DRA)に保管されていたオリジナル・マス ターテープを使用。独占的に利用を許されたauditeによりダイレクトに復刻され、かつてない抜群の高音質を実現しており、あらためて感銘の深さもひと しおといったところでしょう。 さらに、前作「RIAS録音全集1948−57」に絡めた特典盤もたいへん興味深いつくり。ベートーヴェンの「第7交響曲」は、1957年10月7日、チェ リビダッケの師ティーセンの70歳の誕生日の機会に、チェリビダッケがベルリン放送響を指揮したコンサートで、ティーセンの3作品とともに、ティーセ ンの希望で演奏されたもの。熱く燃えたぎるチェリビダッケが足を踏み鳴らし、歌い、叫ぶ模様がはっきりと刻印された異例ともいえる演奏内容で、RIAS のオリジナル・テープは消去されてしまったものの、自由ベルリン放送(SFB)にその一部が残っていたため、初めて日の目を見ることとなりました。 (Ki)

AU-21424(7CD)
アマデウス四重奏団/RIASレコーディング第1集〜ベートーヴェン):弦楽四重奏曲集(第10番除く全曲)&弦楽五重奏曲op.29
(1)弦楽四重奏曲第1番ヘ長調op.18-1
(2)弦楽四重奏曲第2番ト長調op.18-2
(3)弦楽四重奏曲第3番ニ長調op.18-3
(4)弦楽四重奏曲第4番ハ短調op.18-4
(5)弦楽四重奏曲第5番イ長調op.18-5
(8)弦楽四重奏曲第6番変ロ長調op.18-6
(7)弦楽四重奏曲第7番ヘ長調「ラズモフスキー第1番」op.59-1
(8)弦楽四重奏曲第8番ホ短調「ラズモフスキー第2番」op.59-2
(9)弦楽四重奏曲第9番ハ長調「ラズモフスキー第3番」op.59-3
(10)弦楽四重奏曲第11番ヘ短調「セリオーソ」op.95
(11)弦楽四重奏曲第12番変ホ長調op.127
(12)弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調op.131
(13)弦楽四重奏曲第13番変ロ長調op.130
(14)弦楽四重奏曲第16番ヘ長調op.135
(15)大フーガop.133
(16)弦楽四重奏曲第15番イ短調op.132
(17)弦楽五重奏曲ハ長調op.29*
アマデウスQ
[ノーバート・ブレイニン(Vn1)
ジークムント・ニッセ(Vn2)、
ピーター・シドロフ(va)、
マーティン・ロヴェット(vc)]、
セシル・アロノヴィッツ(va)*

録音:1950年6月9日(8)、
1951年4月24日(1)、
1951年11月20日(10)、
1952年5月26日(9)、
1956年11月12日(16)、
1957年11月29日(15)(17)、
1958年12月7日(2)(14)、
1959年12月10日(7)、
1960年12月8日(8)、
1962年2月10日(3)(4)、
1962年11月26日(5)(12)(13)
以上、ジーメンスヴィラ、ベルリン、ランクヴィッツ
1967年3月17日(11) ハンス・アイスラー音楽大学、ベルリン
これはすごい音源の登場!それは抜群の高音質復刻で評判を呼ぶドイツauditeレーベルからアマデウス四重奏団の結成初期の録音からベートーヴェ ンの弦楽四重奏曲集(第10番を除く全曲)とセシル・アロノヴィッツをむかえた弦楽五重奏op.29です。アマデウス弦楽四重奏団は1948年に結成し たとのことですので、RIASの当録音は結成初期に収録された貴重な録音と言えます。アマデウス弦楽四重奏団のベートーヴェンと言えば1959年から 1963年にかけてDGレーベルに残した全曲盤が有名ですが当RIAS録音は一部時期が重なるものもありますがそれより前の主に1950年代の録音です。
メンバーはイギリスに亡命していたことにより出会い、1948年に結成することとなったアマデウス弦楽四重奏団ですが、音楽はドイツ、オーストリアの 作品を得意とし、特にベートーヴェン、モーツァルトの解釈は今でも定評があります。とりわけ第1ヴァイオリンのノーバート・ブレイニンの音色は非常 に優美でアンサンブルに華やかさを添えます。そして、それぞれのパートを際立たせ、まるで交響曲と思わせるスケールの大きな演奏も魅力です。当ベートー ヴェン弦楽四重奏のボックスセットはモーツァルトの影響を感じさせる初期作品から、弦楽四重奏の可能性を広げた後期作品まで実に幅広い作品をそれ ぞれの解釈にあった演奏を聴かせてくれます。なお当RIAS盤は録音の際に各楽章編集なしのワンテイクで収録したとのことですので、セッション録音で ありながらライヴを思わせる躍動感に満ちています。のちのDG盤との違いも楽しめます。第10番が収録されていないのは残念ですが、見事な高音質復 刻でアマデウス弦楽四重団が得意としていたベートーヴェンを聴くことができるのは非常に喜ばしいことでしょう!RIASアマデウス四重奏団レコーディン グ集は今後シューベルト、モーツァルト、ハイドン等をリリース予定とのことです。 (Ki)

AU-21425(6CD)
アマデウス四重奏団RIASレコーディング第5集〜ロマンティシズム
■CD 1(63’10”)
ブラームス:
(1)弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 Op.51-1
(2)弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 Op.67
■CD 2(70’04”)
ブラームス:
(3)ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34
(4)クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
■CD 3(66’26”)
(5)ブラームス:弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.111
(6)ブルックナー:弦楽五重奏曲 ヘ長調 WAB.112
■CD 4(57’41”)
(7)シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
(8)シューマン:弦楽四重奏曲第3番 イ長調 Op.41-3
■CD 5(51’36”)
(9)メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第1番 変ホ長調 Op.12
(10)メンデルスゾーン:弦楽四重奏の4つの小品 Op.81よりV.カプリッチョ
(11)ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調
■CD 6(66’55”)
(12)ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81
(13)グリーグ:弦楽四重曲 ト短調 Op.27
アマデウスQ【ノーバート・ブレイニン(Vn)、ジークムント・ニッセル(Vn)、ピーター・シドロフ(Va)、マーティン・ロヴェット(Vc)】
(5)(6)セシル・アロノヴィッツ(Va)、
(4)ハインリヒ・ゴイザー(Cl)、
(3)(7)(12)コンラート・ハンゼン(P)

録音:(7)1950年10月31日、(3)(12)1950年11月1日、(4)1951年4月24日、(10)1952年5月25日、(5)1953年9月19日、(13)1953年12月4日、(2)(6)1957年11月29日、(8)1962年2月11日、(11)1962年11月26日、(9)1969年11月18日
ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
(1)1950年10月30日/RIASフンクハウス、7スタジオ(ベルリン)
高音質復刻で評判を呼ぶドイツauditeレーベルからリリースされているRIAS音源によるアマデウス四重奏団の初出音源集。「ロマンティシズム」と題 された第5弾にはブラームス、メンデルスゾーン、ドヴォルザーク、ブルックナー、ヴェルディ、そして、ディスコグラフィとして非常に貴重なシューマンとグリー グが収録されております。 RIAS音源による当シリーズは1950年から1969年にかけて収録されたもので、アマデウス四重奏団の意欲と新鮮な解釈に満ちており、とりわけ当 団の魅力である優美な演奏は結成初期からのものだということがわかります。また、演奏の素晴らしさもさることながら、auditeレーベルの見事な復刻に も注目で、非常に鮮明な音質で蘇りました。なお、これらRIAS盤は録音の際に各楽章編集なしのワンテイクで収録したとのことですので、セッション録 音でありながらライヴさながらの気迫に満ちた演奏となっております。 (Ki)

AU-21426(5CD)
ハイドン:弦楽四重曲集
(1)弦楽四重奏曲第21番 ト長調 Op.9/3,Hob.V:21
(2)弦楽四重奏曲第35番 ヘ短調 Op.20/5,Hob.V:35
(3)弦楽四重奏曲第38番 変ホ長調 Op.33/2,Hob.V:38「ジョーク」
(4)弦楽四重奏曲第57番 ハ長調 Op.54/2,Hob.V:57
(5)弦楽四重奏曲第57番 ハ長調 Op.54/2,Hob.V:57より第2楽章 アダージョ ((4)と別録音)
(6)弦楽四重奏曲第67番 変ロ長調 Op.64/3,Hob.V:67
(7)弦楽四重奏曲第66番 ト長調 Op.64/4,Hob.V:66
(8)弦楽四重奏曲第72番 ハ長調 Op.74/1,Hob.V:72
(9)弦楽四重奏曲第74番 ト短調 Op.74/3,Hob.V:74「騎手」
CD 3(59’54”)
(10)弦楽四重奏曲第75番 ト長調 Op.76/1,Hob.V:75
(11)弦楽四重奏曲第77番 ハ長調 Op.76/3,Hob.V:77「皇帝」
(12)弦楽四重奏曲第78番 変ロ長調 Op.76/4,Hob.V:78「日の出」
CD 4(56’38”)
(13)弦楽四重奏曲第81番 ト長調 Op.77/1,Hob.V:81
(14)弦楽四重奏曲第82番 ヘ長調 Op.77/2,Hob.V:82
(15)弦楽四重奏曲第83番 変ロ長調/ニ短調 Op.103,Hob.V:83
CD 5(51’04”)
(16)弦楽四重奏曲第50-56番「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」Op.51,Hob.V:50-56
アマデウスQ
【ノーバート・ブレイニン(第1Vn)
ジークムント・ニッセル(第2Vn)、
ピーター・シドロフ(Va)
マーティン・ロヴェット(Vc)】

録音:(1)(16)1952年12月15日、(2)(12)(15)1952年5月25日、(3)1951年11月20日、(4)1969年11月18日、(5)1950年6月10日、(6)1956年2月8日、(8)1951年11月19日、(9)1957年11月29日、(10)1960年12月8日、(11)1951年4月24日、(13)1969年2月2日ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
(7)1959年12月10日イエス・キリスト教会(ベルリン)
(14)1950年10月30日RIASフンクハウス、7スタジオ(ベルリン)
全てモノラル
高音質復刻で評判を呼ぶドイツauditeレーベルからリリースされているRIAS音源によるアマデウス四重奏団の初出音源集。シリーズ最終となる第6 弾はハイドンの弦楽四重奏曲集の5枚組です。アマデウス四重奏団によるハイドンといえば1970年代に収録した後期作品集が誉れ高き名盤として知ら れていますが、第21番、35番、38番の初期作品の収録はないだけに当録音集は非常に貴重と言えます。
RIAS音源による当録音は1950年から1969年にかけて収録されたもので、アマデウス四重奏団の意欲と新鮮な解釈に満ちており、とりわけ第1ヴァ イオリンのノーバート・ブレイニンの音色は非常に優美でアンサンブルに華やかさを添えます。また、当団の魅力である優美な演奏は結成初期からのもの だということがわかります。
演奏の素晴らしさもさることながら、auditeレーベルの見事な復刻にも注目で、非常に鮮明な音質で蘇りました。なお、これらRIAS盤は録音の際に 各楽章編集なしのワンテイクで収録したとのことですので、セッション録音でありながらライヴさながらの気迫に満ちた演奏となっております。 (Ki)

AU-21427(5CD)
アマデウス四重奏団RIASレコーディング第3集〜モーツァルト:後期弦楽四重奏曲、弦楽五重奏曲集
弦楽四重奏曲第14 番 ト長調 K.387
弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 K.421
弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 K.428
弦楽四重奏曲第18 番 イ長調 K.464
弦楽四重奏曲第19番 ホ長調 K.465
弦楽四重奏曲第21番 ニ長調 K.575
弦楽四重奏曲第22番 変ロ長調 K.589
弦楽四重奏曲第23番 ヘ長調 K.590
クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581*
弦楽五重奏曲第3 番 ハ長調 K.515#
弦楽五重奏曲第4番 ト短調 K.516#
弦楽五重奏曲第5 番 ニ長調 K.593#
弦楽五重奏曲第6番 変ホ長調 K.614#
アマデウスQ
【ノーバート・ブレイニン(第1Vn)
、ジークムント・ニッセ(第2Vn)、
ピーター・シドロフ(Va)、
マーティン・ロヴェット(Vc)】、
ハインリヒ・ゴイザー(Cl)*、
セシル・アロノヴィッツ(Va)#

録音:1950年6 月10日、1951年4月23日、1952年12月16日、1953年9月19日、1953年12月2日、1955年5月9日、1957年11月29日、1950年10月30日
高音質復刻で評判を呼ぶドイツaudite レーベルからリリースされているRIAS音源によるアマデウス四重奏団の初出音源集、注目の第3弾はモーツァ ルトです!当RIAS音源によるモーツァルトは1950年代に収録されたもので、1948 年に結成した当団の意欲と新鮮な解釈に満ちておりますが、すでに 魅力である優美な演奏は結成初期からのものだということがわかります。
DG音源が有名なモーツァルトですが、当演奏はまるで絹のような音色、抜群のアンサンブル能力、そして絶妙なニュアンスが表現されております。演 奏の素晴らしさもさることながら、auditeレーベルの見事な復刻にも注目で、モノラルながら非常に鮮明な音質で蘇りました。なお、これらRIAS盤は 録音の際に各楽章編集なしのワンテイクで収録したとのことですので、セッション録音でありながらライヴを思わせる生き生きとした演奏となっております。  (Ki)

AU-21428(2CD)
アマデウス四重奏団レコーディング第2集〜シューベルト
弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810「死と乙女」
弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 D.87(Op.posth.125-1)*
弦楽四重奏曲第9番 ト短調 D.173**
弦楽四重奏曲第13番 イ短調 D.809(Op.29)「ロザムンデ」#
弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D.887(Op.post.161)##
アマデウスQ
[ ノーバート・ブレイニン (1vn)、
ジークムント・ニッセ (2vn)、
ピーター・シドロフ (va)、
マーティン・ロヴェット (vc)]

録音:1954年10月6日、1951年11月19日*、1964年12月5日**、1956年2月8日#、1950年6月9日## ジーメンスヴィラ、ベルリン、ランクヴィッツ
弦楽四重奏の帝王とも言えるアマデウス四重奏団。前作、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲集(AU 21424)が話題となるなか、早くもRIAS音源の第 2弾がリリースで、内容は「死と乙女」「ロザムンデ」を含むシューベルトの弦楽四重奏曲集です。
当RIAS音源によるシューベルトはほとんどが1950年代に集中しており団結成から数年の4者の意欲とフレッシュさに満ちておりますが、この上なく 美しく優美な演奏は結成初期からのものだということがわかります。アマデウス四重奏団のまるで絹のような音質、見事なまでにコントロールされたアン サンブル、自然な音楽的センス、そして微妙な感情のニュアンスの抜群の演奏がauditeレーベルの見事な復刻で、モノラルながら非常に鮮明な音質で蘇 りました。なお、これらRIAS盤は録音の際に各楽章編集なしのワンテイクで収録したとのことですので、セッション録音でありながらライヴを思わせる生 き生きとした演奏となっております。当シリーズ第 3 弾はモーツァルトの予定です。 (Ki)

AU-21429(2CD)
アマデウス四重奏団RIASレコーディング第4集〜モダニズム
(1)ブリテン:弦楽四重奏曲第2番 ハ長調 Op.36
(2)ティペット:弦楽四重奏曲第2番 嬰ヘ長調(1942)
(3)パーセル:シャコンヌ(チャコニー)ト短調 Z.730
(4)パーセル:ファンタジア第4番 Z.738
(5)パーセル:ファンタジア第6番 Z.740
(6)シェイベル(1905-1960):弦楽四重奏曲第3番「抒情的四重奏曲」
(7)バルトーク:弦楽四重奏曲第4番 Sz.91
(8)バルトーク:弦楽四重奏曲第6番 Sz.114
アマデウスQ【ノーバート・ブレイニン(Vn2)、ジークムント・ニッセル(Vn2 )、ピーター・シドロフ(Va)、マーティン・ロヴェット(Vc)】

録音: 1954年10月8日((3)(4)(5))、1955年5月8日((7))、1955年5月9日((6))、1956年11月12日((1)(8))、1950年6月8日((2))
音質復刻で評判を呼ぶドイツaudite レーベルからリリースされているRIAS音源によるアマデウス四重奏団の初出音源集。「モダニズム」と題された 第4弾にはブリテン、ティペット、パーセル、シェイベル、そしてバルトークが収録されました。パーセルはバロック時代の作曲家ですが、ブリテンの作品 との関連で収録されております。弦楽四重奏の定番とも言えるモーツァルトやベートーヴェン、シューベルトを得意としたアマデウス四重奏団ですが、同 時代の作曲家の作品、委嘱作品も積極的に演奏してきました。
ブリテンの弦楽四重奏曲第2番は、パーセル没後250年記念に合わせて1945年に作曲された作品で、アレグロ、ヴィヴァーチェ、シャコンヌ(シャ コニー)の3部で構成されており、パーセルらしさを盛り込み躍動感に満ちた作品です。ロンドン生まれのマイケル・ティペットはアマデウス弦楽四重奏 団ともしばしば共演した作曲家・指揮者で、現在ほどは知られていなかったパーセルの作品を積極的に取り上げたことや、ホルストが創設した合唱団をイ ングランドで最も優れた合唱団へと育て上げたことなどでも知られております。ハンガリー生まれでイギリスに定住したシェイベルはコダーイに師事し、ジャ ズ的要素を取り込んだ独自の作風が魅力の作曲家です。
RIAS音源による当シリーズは1950年代に収録されたもので、1948 年に結成したアマデウス四重奏団の意欲と新鮮な解釈に満ちておりますが、当 団の魅力である優美な演奏は結成初期からのものだということがわかります。また、演奏の素晴らしさもさることながら、auditeレーベルの見事な復刻に も注目で、モノラルながら非常に鮮明な音質で蘇りました。なお、これらRIAS盤は録音の際に各楽章編集なしのワンテイクで収録したとのことですので、 セッション録音でありながらライヴさながらの気迫に満ちた演奏となっております。 (Ki)


AU-21433(4CD)
ザラ・ネルソヴァ〜ベルリン録音集(1956-1965)

■CD-1
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
(2)シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
(3)ミヨー:チェロ協奏曲第1番Op.136

■CD-2
(1)バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番ロ短調BWV1008
(2)バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009(
(3)バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012
(4)ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第4番ニ長調G.4

■CD-3
(1)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5-1
(2)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.5-2
(3)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102-2
(4)シューマン:幻想曲Op.73

■CD-4
(1)ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
(2)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
(3)カバレフスキー:チェロ協奏曲ト短調Op.49
ザラ・ネルソヴァ(Vc)

■CD-1(78’47”)
(1)ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指)ベルリンRSO
 録音:1960年5月5日ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
(2)ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指)ベルリンRSO
 録音:1960年2月1&2日ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
(3)ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指)ベルリンRSO
 録音:1960年2月1日ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
■CD-2(77’41”)
(1)録音:1959年4月30日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(2)録音:1959年5月4日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(3)録音:1959年5月4日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(4)ローター・ブロダック(P)
 録音:1959年4月30日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
■CD-3(74’19”)
(1)ローター・ブロダック(P)
 録音:1959年4月30日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(2)ローター・ブロダック(P)
 録音:1959年4月30日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(3)アルトゥール・バルサム(P)
 録音:1960年5月8日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(4)ローター・ブロダック(P)
 録音:1959年4月30日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
■CD-4(64’30”)
(1)ローター・ブロダック(P)
 録音:1956年5月16日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(2)ローター・ブロダック(P)
 録音:1960年5月8日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(3)ゲルト・アルブレヒト(指)ベルリンRSO
 録音:1965年9月20日ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ(ベルリン)
定評あるAuditeレーベルの1stマスター・リリースの新譜は女流チェリスト、ネルソヴァのベルリン録音集(1956-1965)です。20世紀に活躍した 女流チェリストといえば、ジャクリーヌ・デュ・プレ(1945-1987)の存在があまりにも大きく、同時代の女流チェリストが影をひそめてしまいますが、ザラ・ ネルソヴァは、デュ・プレが誕生する以前からソロで活躍していた女流チェリストとしていた数少ない存在です。 ロシアの血を弾くネルソヴァは1918年12月23日カナダのウィニペグに生まれました。音楽家だった父から幼少の頃より音楽の手ほどきを受け、わ ずか12歳でデビューするという天才ぶりを発揮し、その後トロント交響楽団の首席チェリストとなりました。1928年に家族でロンドンに移住し、その間、 ロンドン・チェロ学校で学び、同校の校長ハーバード・ワーレーンに師事しました。その後、ネルソヴァの演奏を聴き感銘を受けたバルビローリがカザル スを紹介し、カザルスよりレッスンを受ける機会を得たり、ピアティゴルスキーやフォイアマンといった世界の名だたるチェリストから薫陶を受けるなどして ソロのチェリストとしての確固たる地位を築きました。欧米で活躍したネルソヴァですが1955年にアメリカの市民権を取得し、1962年から晩年までジュ リアードの音楽学校の教授として在籍し後進の育成に力を注ぎました。2002年ニューヨークにて死去。 アウディーテからの当セットは1956年から1965年までベルリンにて収録した貴重な録音の数々で、ミヨーやカバレフスキーの協奏曲などこれまでリ リースされたことのない初レパートリーも多く含まれており、魅力的な内容となっております。録音はモノラルながらオリジナル・テープからの復刻も万全 です。骨太でスケールが大きい演奏で聴き手を虜にしてしまう偉大なチェリスト、ネルソヴァの魅力を余すところなく収めた充実の4枚組をご堪能ください。 (Ki)

AU-21436(4CD)
メンデルスゾーン:弦楽のための室内楽曲全集
(1)弦楽四重奏曲第1番 変ホ長調 Op.12
(2)弦楽四重奏曲第2番 イ短調 Op.13
(3)弦楽四重奏曲 変ホ長調(1823年)*
(4)弦楽四重奏曲第3番 ニ長調Op.44-1**
(5)弦楽四重奏曲第4番 ホ短調Op.44-2**
(6)弦楽四重奏曲第6番 ヘ短調Op.80#
(7)弦楽四重奏曲第5番 変ホ長調 Op.44-3*
(8)弦楽四重奏のための4つの小品Op.81より【第1曲:アンダンテホ長調、第2曲:スケルツォ】#
(9)弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20
CD-4(69’28”)#
(10)弦楽五重奏曲第1番 イ長調 Op.18
(11)弦楽五重奏曲第2 番 変ロ長調 Op.87
(12)弦楽四重奏の4つの小品 Op.81より【第3曲:カプリッチョ ホ短調、第4曲:フーガ 変ホ長調】#
マンデルリングQ【ゼバスティアン・シュミット(第1Vn)、ナネッテ・シュミット(第2Vn)、ローラント・グラッスル(Va)、ベルンハルト・シュミット(Vc)】
(9)クレモナQ【クリスティアーノ・グアルコ(Vn)、パオロ・アンドレオーニ(Vn)、シモーネ・グラマーリャ(Va)、ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc)】
(10)(11)グンター・トイフェル(Vc)

録音:2011年4月11-13日、2011年11月21-22日*、2011年11月24日**、2012年4月23-26日、クリンゲンミュンスター#
ドイツ屈指のアンサンブル団体、マンデルリング四重奏団。2011年から2012年にかけてセッション録音をおこなったメンデルスゾーンの弦楽のため の室内楽曲全集がBOXで登場です。豊富なレパートリーとともに精力的に活動している当団ですがメンデルスゾーンは最も得意とし、結成30周年を迎 えた2013年のリサイタル・ツアーでもメンデルスゾーンをメインとしたプログラム構成でした。
マンデルリング四重奏団のアンサンブルは安定感抜群で激情の中にも決して冷静さを欠かない演奏と言え、円熟の域へと入りつつある名門の名にふさわ しい堂々たる演奏を聴かせてくれます。また、イタリアの陽光のごとく煌びやかな音色のクレモナ四重奏団との弦楽八重奏曲では化学反応のごとく不思議 と融合し天下一品の演奏です。AUDITEレーベルが誇る2大弦楽四重奏団の共演にも注目です。演奏の素晴らしさに加え、AUDITEレーベルの定評あ る優秀録音であることも当録音の魅力と言えましょう。(当BOXセットは通常CDとなります。) (Ki)

AU-21438(3CD)
世界初出/ボレット最盛期のスタジオ録音
(1)リスト:巡礼の年第1年「スイス」(全6曲)
(2)同:超絶技巧練習曲〜前奏曲/モルト・ヴィヴァーチェ/夕べの調べ/雪あらし/回想/荒野の狩
(3)同:愛の夢(全3曲)
(4)同:スペイン狂詩曲
(5)モシュコフスキ:秋にOp.36の4
(6)サン=サーンス(ゴドフスキ編):白鳥
(7)ゴドフスキ:30日物語〜サロン
(8)シューマン(リスト編):献呈
(9)ゴドフスキ:シュトラウスの「こうもり」による交響的メタモルフォーゼ
(10)ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49*
(11)同:即興曲第1番変イ長調Op.29
(12)同:即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36
(13)同:即興曲第1番変ト長調Op.51
(14)同:幻想即興曲Op.66
(15)同:ワルツ変ニ長調Op.64の1「小犬」
(16)同:練習曲変ト長調Op.10の5「黒鍵」
(17)ドビュッシー:前奏曲集第1巻〜デルフォイの舞姫/とだえたセレナード/沈める寺/ミンストレス
(18)同:前奏曲集第2巻〜風変わりなラヴィーヌ将軍/月の光がそそぐテラス/水の精/花火
ホルヘ・ボレット(P)

録音:1963年3月15日(1)、1966年1月5日(3)(17)(18)/ジーメンスヴィラ、
1962年3月22日(2)(5)-(8)(15)(16)、1964年3月9日(4)(9)(11)-(14)/RIAS放送スタジオ7、1973年10月8日/RIAS放送スタジオ10(10)
*のみステレオ
これは衝撃、ボレットの未発表スタジオ録音がCD3枚分も出現しました。ホルヘ・ボレット(1914-1990)はキューバ出身のアメリカのピアニスト。 大柄な技巧と濃厚な表現による19世紀風ピアノ演奏でファンの多い巨匠です。加えてボレットは独特のコクのある音色を持ち、たっぷりと歌われたリスト やショパンは絶品でした。ボレットはゴドフスキに学んだ後、ラフマニノフの従兄でリストとチャイコフスキーの愛弟子だったジロティに師事して仕上げた、まさに血統書付のピア ノDNAを持っています。しかしずっと不遇で、1970年代になりようやく世界的な注目を集め、Deccaを中心に録音を残しました。
しかしボレットが本当に凄かったのは1960年代とされ、当時誰も手掛けなかったゴドフスキ作品を超人的なテクニックで演奏し、聴衆の度肝を抜いて いました。ここに収録されたのは、そのボレット全盛期である1960年代の神業の数々で、当時最先端だった西ドイツの放送局のクオリティにより奇跡的 な状態で収録されていました。それをaudite社主ベッケンホーフが細心のマスタリング技術で、驚異的な世界が蘇りました。 リストの各曲で示す物凄いヴィルトゥオジティ、珍しく全3曲を聴くことのできる「愛の夢」やシューマンの「献呈」の編曲での絶妙な歌い回し、ゴド フスキの「サロン」やサン=サーンスの「白鳥」の編曲での込み入った声部を感じさせないさりげなさ、いずれもピアノ好きを最高度に興奮させてくれます。 またショパンの各曲やドビュッシーで見せる古い表現方法は、20世紀前半の伝説的名手を思わせ興味津々。これを聴かずしてボレットの真価は語れ ません。 (Ki)

AU-21437(3CD)
モーリン・フォレスター/ソロ歌曲集

■CD1
(1)マーラー:リュッケルト歌曲集
(2)レーヴェ:歌曲集Op.9より
ワーグナー:糸を紡ぐグレートヒェン、ヴェーゼンドンク歌曲集
(3)ブラームス:ジプシーの歌Op.103
■CD2
(1)シューベルト:「全能の神」D852、「うずらの鳴き声」D742、「無限なる者に」D291、「若い尼」D828、「アイスキュロスからの断片」D450、「変容」D59、「解消」D807、「眠りの歌」D527、「ベルタの夜の歌」D296、「妹の挨拶」D762
(2)シューマン:Op.25より「誰かが」、Op.64より「捨てられた乙女」、Op.79より「みなし児」「クリスマスの歌」「歩きまわる鐘」
(3)シューマン:メアリー・スチュアート女王の詩Op.135
■CD3
(1)C.P.E.バッハ:「ゲッセマネのイエス」H752-29、「クリスマスの歌」H749-11
(2)ヨハン・ヴォルフガング・フランク:「Seinurstill」「Auf,aufZuGottesLob」
(3)ハイドン:ナクソスのアリアンナHob.XXVIb:2
(4)ブリテン:子守歌のお守りOp.41
(5)バーバー:過ぎゆきしものの歌
(6)プーランク:冷気と火FP147
(7)プーランク:画家の仕事FP161
モーリン・フォレスター(A)

■CD1
(1)ヘルタ・クルスト(P)/録音:1960年3月31日
(2)ミヒャエル・ラウハイゼン(P)/録音:1955年12月14日
(3)ヘルタ・クルスト(P)/録音:1963年9月9日
■CD2
(1)ミヒャエル・ラウハイゼン(P)/録音:1955年12月7日
(2)ミヒャエル・ラウハイゼン(P)/録音:1955年12月14日
(3)ミヒャエル・ラウハイゼン(P)/録音:1955年12月7日
■CD3
(1)(2)フェリックス・シュレーダー(P)/録音:1958年9月18日
(3)ヘルタ・クルスト(P)/録音:1960年3月31日
(4)フェリックス・シュレーダー(P)/録音:1958年9月18日
(5)ヘルタ・クルスト(P)/録音:1963年9月9日
(6)フェリックス・シュレーダー(P)/録音:1958年9月18日
(7)ヘルタ・クルスト(P)/録音:1960年3月31日
録音場所:ベルリン、RIASフンクハウス、第7スタジオ
録音方法:モノラル、スタジオ録音
ワルターとのマーラー『復活』をはじめ、ライナー、セル、マゼール、ビーチャムなど巨匠指揮者たちからの厚い信頼を受けて多くの名演奏を残した往 年の名アルト歌手、モーリン・フォレスター(1930-2010)のピアノ伴奏によるソロ歌曲集3枚組です。伝説のリート伴奏ピアニスト、ラウハイゼンとの 55年録音を含むオペラ・ファン必聴の内容で、フォレスターの至芸を存分に堪能できます。得意のマーラーからワーグナー、シューベルト、シューマン、 C.P.E.バッハ、ハイドン、ブリテン、プーランクと広範なレパートリーにも注目。 (Ki)

AU-21451(9CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
[Disc1](71'36")
・ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.2-1
・ピアノ・ソナタ第2番 イ長調 Op.2-2
・ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.2-3
[Disc2](61'24")
・ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 Op.7
・ピアノ・ソナタ第5番 ハ短調 Op.10-1
・ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 Op.10-2
[Disc3](73'22")
・ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3
・ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調『悲愴』 Op.13
・ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 Op.14-1
・ピアノ・ソナタ第10番 ト長調 Op.14-2
[Disc4](79'04")
・ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調 Op.22
・ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 Op.26
・ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 Op.27-1
・ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調『月光』 Op.27-2
[Disc5](74'08")
・ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調『田園』 Op.28
・ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 Op.31-1
・ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調『テンペスト』 Op.31-2
[Disc6](78'06")
・ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調『狩』 Op.31-3
・ピアノ・ソナタ第19番 ト短調 Op.49-1
・ピアノ・ソナタ第20番 ト長調 Op.49-2
・ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調『ワルトシュタイン』 Op.53
・ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 Op.54
[Disc7](76'39")
・ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調『熱情』 Op.57
・ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調 Op.78
・ピアノ・ソナタ第25番 ト長調 Op.79
・ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調『告別』 Op.81a
・ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 Op.90
[Disc8](68'21")
・ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
・ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調『ハンマークラヴィーア』 Op.106
[Disc9](69'07")
・ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
・ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
・ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
マルティン・ラッシュ(P;Steinway D)

録音:2014年8月(第4-8番)、2015年2月(第12-15番)、2015年3月(第1、9-11番)、2015年4月(第2、3、19、20番)、2015年8月(第16-18、21、23番)、2016年2月(第27-29番)、2016年3月(第22、24-26番)、2016年7月(第30、31番)、2016年8月(第32番)
/ミュンヘン音楽・演劇大学、大ホール(ミュンヘン)
1974年生まれのドイツ中堅ピアニスト、マルティン・ラッシュがついにベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を録音しました。マルティン・ラッシュは 1996年にカラブリア国際ピアノ・コンクールで第1位を獲るなど数々のコンクールでの入賞歴を誇る実力派。これまでにゲルハルト・オピッツ、フーゴー・ シュトイラーなど名だたるピアニストに師事し、現在は母校ミュンヘン音楽・演劇大学のピアノ科にて後進の育成にも力を注いでおります。バッハ、ベートー ヴェン、シューマン、シューベルト、モーツァルトを得意とし、とりわけベートーヴェンの解釈には定評があります。全体的に速めのテンポ設定で軽やかさ と重厚感を持ち合わせます。ドイツ正統派の系譜ながらラッシュの個性も感じられる注目すべき全集が登場しました! (Ki)

AU-23402(2CD)
マーラー:交響曲第2番「復活」 エディト・マティス(S)
ブリギッテ・ファスベンダー(A)
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO&cho

録音:1982年10月8日、ライヴ
AU-23403(2CD)
マーラー:交響曲第3番 マージョリー・トーマス(A)
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO&cho、
テルツ少年cho

録音:1967年4月20日、ヘラルクレスザール、ミュンヘン

AU-23404(2CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、
交響曲第2番、交響曲第7番*
カール・べーム(指)バイエルンRSO

録音: 1978年12月7-8日、1973年5月3日*
以上、ミュンヘン・レジデンツ・ヘルクレスザール(ステレオ・ライヴ)
すべてバイエルン放送アーカイヴの正規音源からの復刻。5歳の時に生地グラーツで観た初めてのオペラ「フィデリオ」に始まるベー ムとベートーヴェンとの出会い。以後の音楽活動の原点になったと本人も述懐しているとはいえ、ベームによるベートーヴェン録音そ のものはけっして多いとはいえません。ウィーン・フィルとの全集(70 〜 72年)完成後に行なわれたバイエルン放送響とのライヴは、 あふれる躍動感とキリッと剛毅で構えの大きな音楽づくりがみごと。音質もすぐれています。 (Ki)
AU-23405(2CD)
ガーシュウィン:歌劇「ポーギーとベス」 レオンタイン・プライス(S・ベス)、
ウィリアム・ウォーフィールド(Br・ポーギー)、
キャブ・キャロウェイ(T・スポーティング・ライフ)、
ジョン・マッカリー(Br・クラウン)、
ヘレン・コルバート(S・クララ)、
ブレヴィンス・デイヴィス&ロバート・ブリーン・プロダクションcho、
アレグザンダー・スモーレンス(指)
ベルリンRIASダンス・オーケストラ

録音:1952年9月21日ベルリン、ティタニア・パラスト(ベルリン芸術週間ライヴ)
ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻。1935年にニューヨークで「ポーギーとベス」の世界初演を指揮したスモーレンスは、アメリカ国務省が後援するヨーロッパのツアーで、アメリカが生んだこの傑作オペラをヨーロッパに紹介しています。これはその歴史的記録。いきなりサマータイムで圧倒的な歌声を聴かせるのはベスを当たり役とするプライス。相手役ウォーフィールドとの掛け合いも迫るものがあり、このプロダクションが縁でふたりは結婚。のちに1963年のスタジオ抜粋盤でも共演しています。ほかに伝説のジャズ・シンガー、キャロウェイが脇を固めていたりとキャストも充実。ジャズの盛んなドイツのオケらしくなまなましいサウンドが耳に残ります。 (Ki)
AU-23406(2CD)
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」(独語歌唱) ヨゼフ・メッテルニヒ(リゴレットBr)、
リタ・シュトライヒ(ジルダS)、
ルドルフ・ショック(マントヴァ公爵T)、
マルガレーテ・クローゼ(マッダレーナMs)、
フリッツ・ホッペ(スパラフチーレBs)、
ヴィルヘルム・ラング(モンテローネ伯爵Br)、
シルヴィア・メンツ(ジョヴァンナMs)、
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ベルリンRIAS響、
ベルリンRIAS室内cho

録音:1950年9月20日、30日ベルリン(ライヴ)
ドイチュラントラジオ・クルトゥーア正規音源による1950年ライヴの「リゴレット」は、フリッチャイにとって唯一のもので、こ れまでに数種のレーベルから出ていた有名演奏。ヴェルディに不可欠な弾力あるリズムでグイグイと引っ張るスタイルにより、たいへ んドラマティックな音楽づくりが魅力です。ドイツ語による歌唱は当時の慣例に従っており、ジルダに名花シュトライヒ。マントヴァ 公爵は役どころにピッタリの当時35才のショック、リゴレットにはメッテルニヒ(ショックと同年齢)と、えりすぐりのキャストを 配しています。 (Ki)

AU-23407(2CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466*
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482**
ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488#
交響曲第28番ハ長調 K.200(K.189a)#
ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467##
ゲザ・アンダ(P、指)ケルンRSO*
ゲザ・アンダ(P)**
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)ケルンRSO**
ゲザ・アンダ(P、指)#
カメラータ・アカデミカ・ザルツブルク#
ゲザ・アンダ(P)##
ヨゼフ・カイルベルト(指)ケルンRSO##
録音:1969年11月28日(ステレオ・ライヴ)
1960年4月4日(モノラル・ライヴ)
1962年1月28日(モノラル・ライヴ)
1956年1月16日(モノラル・ライヴ)
初CD化の録音を収めたたいへん貴重CD。全4タイトルの第1弾はアンダの代名詞ともいえるモーツァルト。協奏曲は選曲もよく、スタジオ盤全集でもおなじみの自らの弾き振りのほか、カイルベルトやシルヴェストリとの共演にも注目です。協奏曲のカデンツァはすべてアンダ自作。また、アンダが珍しく指揮のみをてがけた交響曲も聴きものです。  (Ki)
AU-23408(2CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番*、
 ピアノ・ソナタ第7番、
 ピアノ・ソナタ第28番、
ブラームス
:ピアノ・ソナタ第3番Op.5**、
 3つの間奏曲Op.117#、
リスト:ピアノ・ソナタ##
ゲザ・アンダ(P,指*)ケルン放送SO

録音:1969年11月28日ケルン・WDR フンクハウス第1ホール(ステレオ・ライヴ)*、1955年7月22日ケルン・WDR フンクハウス第2ホール、1957年11 月16日**、1960年4月6日#、1955年7月22日## ケルン・WDR フンクハウス第2ホール(以上モノラル)
WDR アーカイヴのオリジナル・マスター使用によるアンダのシリーズ第2 弾。ベートーヴェンは協奏曲がアンダお得意の弾き振りによ るもの。また、ソナタは全集録音には至らなかったため貴重で、ここでの2 曲も初出のレパートリーとなります。さらに、情熱的なソナ タやじっくりと聴かせる間奏曲のブラームスも素敵ですが、圧巻はリスト。超絶技巧を要し特異な様式で知られる内容は、リストと同じ ハンガリー生まれでヴィルトゥオーゾの系譜を引くアンダの構成のうまさもあって、アルバム最大の聴きものとなっています。 アウディーテほか幾多のレーベルでも証明済みですが、WDRによる放送用記録音源は驚異的なクオリティ。今回もアンダの腕前を存分に堪 能できます。 (Ki)
AU-23409(2CD)
シューマン:クライスレリアーナ、
 交響的練習曲、謝肉祭*、
 ロマンス嬰ヘ長調Op.28-2**、
ショパン
:24の前奏曲Op.28#、
 練習曲集Op.25##
ゲザ・アンダ(P)

録音:1954年4月6日ケルンWDRフンクハウス第1ホール、1960年4月5日、1960年4月6日ケルンWDRフンクハウス第2ホール、録音:1957年11月17日、1955年7月22日ケルンWDRフンクハウス第2ホール
すべてWDRアーカイヴのオリジナル・マスターによる復刻。アルバム一枚目のシューマンは、謝肉祭&クライスレリアーナ(55年)、交響的練習曲(53年)とスタジオ録音で名を馳せた演目。ライヴでは、初出レパートリーとなるロマンスを除いてここに収められたすべてのレパートリーが重なる56年のザルツブルク・リサイタル(ORFEOR.295921)のほか、同じザルツブルクでの72年の謝肉祭(ORFEOR.742071)、55年エジンバラでの交響的練習曲(BBCL.4135)などもありました。また、後年には交響的練習曲(63年)、クライスレリアーナ(66年)をステレオでも再録しています。いっぽう、2枚目に収録されたショパンの練習曲(57年/EMI)と前奏曲集(59年ステレオ)もまたスタジオ盤がすでに高い評価を得ているもの。驚異的な音質でアンダのピアニズムを再現するシリーズ第3弾は、1950年代キャリアの初期から、レコーディングやリサイタルを通じてレパートリーの根幹にあったシューマンとショパンという魅力たっぷりのプログラムとなっています。 (Ki)
AU-23410(2CD)
ゲザ・アンダ/バルトーク作品集
ピアノ協奏曲第1番*、
ピアノ協奏曲第2番**、コントラスツ#
ピアノのための組曲Op.14+
2台のピアノと打楽器のためのソナタ##
ゲザ・アンダ(P)
ミヒャエル・ギーレン(指)ケルンRSO*
フェレンツ・フリッチャイ(指)ケルンRSO**
ティボル・ヴァルガ(Vn)#
パウル・ブレッヒャー(Cl)#
ゲオルク・ショルティ(P)##
カルル・パインコファー(Perc)##
ルートヴィヒ・ポルト(Perc)##

録音:1957年4月29日(ライヴ)*
1952年6月27日ザルツブルク(ライヴ)**
1953年1月8日WDRフンクハウス第2ホール#
1955年7月22日WDRフンクハウス第2ホール+、
1953年1月9日WDRフンクハウス第2ホール##
すべてWDRアーカイヴのオリジナル・マスターによる復刻。2つの協奏曲がライヴ、そのほかが放送用スタジオ録音。シリーズ最終巻は、第1弾のモーツァルト(AU.23407)とならぶアンダの代名詞、バルトークばかりをたっぷりと収めています。ここで聴けるのは、1921年生まれのアンダがバルトークを同時代の音楽、いわば生きた現代音楽として捉えている姿。しかも共演者の顔ぶれが当を得ているうえに豪華。あまりにも有名なフリッチャイとの全集(59、60年)をはじめ、ブール&バイエルン放送響盤(57年4月26日ライヴ)などが知られる協奏曲では、そのフリッチャイのほか、先鋭に走った芸風で注目されはじめていた当時29歳のギーレンがバックを務めているのに注目です。さらにソナタでは、ショルティのピアノがまた強烈。アンダとルーツを同じくする若き日の巨匠は後年にペライアと組んだスタジオ盤(87年)でもみごとな腕前を披露していますが、たがいに触発され白熱してゆくさまは壮絶。ほかにコントラスツではやはりハンガリーの名手ヴァルガも参加していたりと、これはどこをとってもたいへん貴重。シリーズの白眉といえる内容です。
AU-23411(2CD)
J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」 ペーター・アンデルス(Tアイゼンシュタイン)、
アニー・シュレム(Sロザリンデ)、
リタ・シュトライヒ(Sアデーレ)、
アンネリーゼ・ミュラー(Msオルロフスキー公爵)、
ヘルムート・クレプス(Tアルフレート)、
ハンス・ヴォッケ(Brフランク)、
フリッツ・ホッペ(語りフロッシュ)、ほか、
フェレンツ・フリッチャイ(指)
RIAS響,RIAS室内cho

録音:1949年11月1−8日,12月23日,ベルリン
フェレンツ・フリッチャイがヨハン・シュトラウスを得意としていたことはよく知られています。シュトラウスの時代のウィーンはオーストリア=ハンガリー二重帝国の首都で、シュトラウスの音楽にも東方からの影響が現れています。ハンガリー人のフリッチャイは、シュトラウスのそうした要素を巧みに引き出し、溌剌とした魅力を打ち出しています。この「こうもり」は、フリッチャイがベルリンに進出して間もない頃の放送録音。アンデルス、シュレム、シュトライヒ、クレプスら、当時のベルリンのスター歌手が多く起用された豪華なキャストです。ドイッチュラントラディオ・クルトゥーア提供の音源を使用。  (Ki)
AU-23412(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br・エンリーコ)、
マリア・シュターダー(S・ルチア)、
エルンスト・ヘフリガー(T・エドガルド)、
ホルスト・ヴィルヘルム(T・アルトゥーロ)、
テオドル・シュロット(Bs・ライモンド)、
ジークリンデ・ワーグナー(A・アリーサ)、
コルネリス・ヴァン・ダイク(T・ノルマンノ)、
フェレンツ・フリッチャイ(指)
RIAS響&室内cho

録音:1953年1月22−28日ベルリン−ダーレム、イエス・キリスト教会(スタジオ・セッション)
エディション・フェレンツ・フリッチャイ第9集。全曲としてはフリッチャイ唯一の「ルチア」として知られるこの録音、オペラ録音では当時一般的であったドイツ語翻訳歌唱によるものですが、錚錚たる顔ぶれの歌手を揃えています。標題役にはフリッチャイお気に入りのシュターダー、エドガルドには、1949年のザルツブルク音楽祭におけるオルフ「アンティゴネ」世界初演で起用したヘフリガー。そしてエンリーコ役のフィッシャー=ディースカウ。かれもまたフリッチャイの指揮でヴェルディの「ドン・カルロ」のポーザ公爵を歌いオペラ・デビューを果たしています(1948年)。この理想的なアンサンブルと首席指揮者就任から4年を経た手兵とをしたがえて、フリッチャイはいきいきとたいへんドラマティックな内容を聴かせています。ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻。 (Ki)
AU-23413(2CD)
モーツァルト:「後宮からの逃走」 シャーリ・バラバーシュ(S・コンスタンツェ)、
リタ・シュトライヒ(S・ブロントヒェン)、
アントン・デルモータ(T・ベルモンテ)、
ヘルムート・クレプス(T・ペドリルロ)、
ヨゼフ・グラインドル(Bs・オスミン)、他、
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS響&RIAS室内cho

録音:1949年12月19−21日ベルリン−ダーレム、イエス・キリスト教会(スタジオ・セッション)
エディション・フェレンツ・フリッチャイ第8集。ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻。モーツァルトのスペシャリスト、フリッチャイによる「後宮」には2種の録音が存在します。ひとつはコンスタンツェをシュターダーが歌う有名な1954年盤、そしてもうひとつが1949年に収録されたこのスタジオ録音。同年RIAS響の音楽監督に就任したフリッチャイにとって、これが初めてとなるモーツァルトのオペラ全曲録音でした。フリッチャイのスタイルは、室内オケのサイズ以上にならないように編成を刈り込み、合唱も通常の3分の1にあたる32人にするなど、当時の慣習とはかけ離れていて斬新なもの。放送用のみの収録にもかかわらず、異例にも3日間もかけて細かいパッチワークが施されました。再録同様に、こちらもセリフ・パートに役者を立てる気合の入りよう。このたびようやく初CD化となります。
AU-23414(2CD)
カラヤン/ベートーヴェン:交響曲集
交響曲第3番「英雄」、第9番「合唱つき」*
エリーザベト・グリュンマー(S)
マルガ・へフゲン(A)
エルンスト・へフリガー(T)
ゴットロープ・フリック(Bs)
聖ヘトヴィヒ大聖堂cho
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO
録音時期:1953年9月8日ティタニア・パラスト(モノラル・ライヴ)、1957年4月25日ベルリン高等音楽院(現ベルリン芸術大学)大ホール(モノラル・ライヴ)*
auditeによるカラヤン生誕100年記念シリーズ第3集はベルリン・フィルとのベートーヴェン。カラヤンでは現状、それぞれ14種と17種の録音を数える「エロイカ」と「第九」。前者がベルリン・フィルとの第二次大戦後初めてのライヴ、後者は首席指揮者および芸術監督に就任後、ベルリン・フィル創立75周年記念のガラ・コンサートのライヴであり、数ある当コンビによる同曲の録音の中でも歴史的な意味をもつ内容です。いずれもすでに複数のレーベルから出ており、若々しく直線的な表現の惚れ惚れするような格好よさや、未だカラヤン色に染まりきる以前のベルリン・フィルのひびきなどに特徴が顕れています。 同じく正規初CD化されたヴェルディのレクイエム(AU.23415)もそうでしたが、ドイチュラントクルトゥーアの看板は伊達ではなく、すさまじい改善効果を音質からはっきりと確かめることが出来ます。真に演奏の印象を一新するほどのちがいなので買い直す価値もおおいにあるというべきでしょう。なお、auditeのポリシーとしてオリジナル・マスターをそのままトランスファーしているため、両曲とも演奏前後に拍手が入ります。  (Ki)
AU-23415(2CD)
ヴェルディ:レクイエム ヒルデ・ツァデク(S)、
マルガレーテ・クローゼ(Ms)、
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(T)、
ボリス・クリストフ(Bs)、
ウィーン楽友協会cho、
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)VPO

録音:1949年8月14日ザルツブルク音楽祭ライヴ(ベルリンRIASによる収録)
生誕100年を記念してauditeからもカラヤンのシリーズがスタートします。第1弾は1949年ザルツブルク音楽祭におけるヴェルディのレクイエム。戦後まもない復興期に行われたこのライヴはレクイエムという内容もあり、荒廃した人びとのこころに深い感銘を与えたモニュメンタルな演奏として記憶されています。ここで迫真の演奏が生み出された背景には、戦争協力の廉による演奏活動の禁止がようやく明けて、カラヤンとしてもほかに例を見ないほど異常なテンションとエネルギーが漲っていることもその一因に挙げられるでしょう。加えて、ソリストもヴェルディには欠かせない大バスのクリストフと名テナーのロスヴェンゲのふたりをはじめ、ウィーン国立歌劇場のメンバーだったツァデクに、ベルリン国立歌劇場のメンバーでザルツブルク音楽祭にもたびたび客演したクローゼと、当時のベスト・メンバーが揃い踏み。気合のこもったアンサンブルを聴かせています。過去にも複数のレーベルから出ていましたが、このたびドイチュラントクルトゥーアのオリジナル・マスター使用による正規初CD化。なによりかつてない良好な音質は感銘もあらたにしてくれることでしょう。なお、今後auditeのカラヤンのシリーズではベルリン・フィルとのライヴで、モーツァルトのピアノ協奏曲第20番(ケンプ独奏)とジュピター、ベートーヴェンの「エロイカ」と「合唱」のリリースが予定されています。 (Ki)
AU-23416(2CD)
円熟のフラグスタート/ベルリン・ライヴ
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
 「トリスタンとイゾルデ」抜粋[第1幕への前奏曲/第1幕「タントリス」の物語/第3幕トリスタンの亡骸を前にした場面,愛の死]
 「神々の黄昏」〜ブリュンヒルデの自己犠牲
R.シュトラウス:4つの最後の歌〜眠りにつくとき/九月/夕映えの中で
 「エレクトラ」〜オレストとの再会のエレクトラのモノローグ
キルステン・フラグスタート(S)
ジョルジュ・セバスティアン(指)
ベルリン市立歌劇場O

録音:1952年5月9,11日,ベルリン(ライヴ)
20世紀最大のワーグナー・ソプラノといえばこの人、キルステン・フラグスタート(1895−1962)。今年は自伝の日本語訳も出版され、没後半世紀近いというのにいまだ格別の存在です。このCDに収録されているのは、フラグスタートのもう一度ドイツで歌いたいという希望からベルリンのティタニアパラストで催された演奏会のライヴ。56歳のフラグスタートは徐々に舞台から退いていく頃ですが、ここでは演奏会ということで歌曲のみならず、「トリスタンとイゾルデ」、「神々の黄昏」の名場面が歌われ、さらにフラグスタートが歌いたいと勉強しながらもついに舞台で歌うことのなかった(その理由は自伝で語られています)「エレクトラ」のモノローグも収録。この一ヶ月後にはロンドンでフルトヴェングラー指揮の「トリスタンとイゾルデ」を録音するフラグスタートの声は、いまだ全盛期の瑞々しさを保っており、しかも円熟した味わいも豊かで、まさに至極の芸です。ドイチュラントラジオ・クルトゥーアからの蔵出し音源を使用しています。 (Ki)
AU-23419(2CD)
ペーター・アンデルス名唱集
レハール:「フリーデリケ」から、
カールマン:「マリツァ伯爵夫人」から
スメタナ:「売られた花嫁」から
J.シュトラウス:「ジプシー男爵」から,
 「ヴェネツィアの一夜」から
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」から
R.シュトラウス:セレナードOp.17-2、なにもOp.10-2、献呈Op.10-1、
万霊節Op.10-8、
 君の黒髪を僕の頭上にOp.19-2、
 ひそやかな誘いOp.27-3、
 ツェツィーリエOp.27-2
ヴェルディ:「トラヴィアータ」第3幕(ドイツ語)、「オテッロ」から(ドイツ語)
ペーター・アンデルス(T)、
クルト・ゲーベル(指),
ハンス・カルステ(指)
フリート・ヴァルター(指),
フェレンツ・フリッチャイ(指)、
RISAウンターハルトゥングO、
RIAS響、RIAS室内cho、
ギュンター・ヴァイセンボルン(P)ほか

録音:1949-51年
ペーター・アンデルス(1908−1954)は、ヴンダーリヒより前の世代では最も有名なドイツのリリック・テノール。歌曲やモーツァルトで高い評価を得た他、オペレッタも得意としてましたし、ヴェルディやプッチーニのオペラはドイツ語で頻繁に歌っていました。全盛期にはワーグナーのローエングリーンまでレパートリーに入れていました。人気、実力とも高かったアンデルスですが、30代の大半は第二次世界大戦と重なってしまったことと、46歳という全盛期に自動車事故で急逝してしまったことから、ドイツ外での知名度は今日に至るまで低いままです。このCDには、1949年から1951年の間にベルリンのRIAS放送に録音した音源を収録。注目は、フリッチャイが指揮したヴェルディの「トラヴィアータ」。第3幕だけで、しかもドイツ語の歌唱ですが、アンデルスのアルフレード、エルフリーデ・トレチェルのヴィオレッタ、ヨゼフ・メッテルニヒのジェルモン、そしてなんとヨゼフ・グラインドルの医師グランヴィルという充実したキャストもあって、聞き応えがあります。また「オテッロ」や「アンドレア・シェニエ」の録音はたいへん貴重。得意のオペレッタなどの録音では、「マリツァ伯爵夫人」が、名ソプラノ、アニー・シュレムを相手に、約30分もたっぷり楽しめます。そして忘れてはいけないシュトラウスの歌曲、これも甘い陶酔感がたっぷりなものばかり。アンデルスをご存知ない方にこそ聞いていただきたい、名歌手の至芸の記録です。 (Ki)

AU-23420(2CD)
バックハウスのベートーヴェン・リサイタル
ピアノ・ソナタ第15番ニ長調「田園」
ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31-3
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
ヴィルヘルム・バックハウス(P;ベヒシュタインE)

録音:1969 年4 月18 日ベルリン・フィルハーモニー( ライヴ・ステレオ)
audite の看板であるドイチュラントラジオ・クルトゥーア・シリーズに超弩級のタイトルが登場します。獅子王バックハウス(1884 −1969) が世を去る3 か月ほど前におこなったリサイタルは、極め付きのオール・ベートーヴェン・プログラム、しかも完全初出のステレオ音源という最高の内容です。
【作曲者直系の流れを汲むバックハウスのベートーヴェン演奏】
バックハウスが不世出のベートーヴェン弾きであることに異論を唱える方はまずいないでしょう。これは1899 年にフランクフルトでバックハウスがダルベールに師事したことに由来していますが、ピアノの流派を弟子から師匠へ遡ると、バックハウス→ダルベール→リスト→ツェルニー→ベートーヴェンとなり、すなわち、バックハウスはベートーヴェン直系の弟子筋にあたります。音楽評論家で自らも高名なピアニストのワルター・ニーマンが「新古典主義者」と評したバックハウスのスタイルは、がっちりとした構成と主情的表現が皆無というのが特色で、まさしくベートーヴェンこそは、バックハウスのピアニズムが遺憾なく発揮されるレパートリーといえるでしょう。
【バックハウスによるレコーディング】
“ベートーヴェンのエキスパート” にふさわしく、バックハウスはソナタの全曲を1950 年から1954 年にかけてモノラルでセッション録音したのちに、再録がかなわなかった「ハンマークラヴィア」をのぞいて、1959 年から1969 年にかけてステレオでふたたびセッション録音しています。このたびの2 枚組のセットに収められた音源は、ベーゼンドルファーのピアノを好んで弾いたバックハウスがベヒシュタインを使用しているのも興味深いところで、すべてが完全初出の内容となります。ちなみに、第15 番は1930 年代のSP 録音、1953 年のDecca への第1 回目のモノラル・セッション録音、1961 年Decca への第2 回目のステレオ・セッション録音、1969 年6 月のライヴ録音につづくもので、5 種のうち4 番目にあたります。第18 番は1930 年代のSP 録音、1948 年のセッション録音、1954 年のDecca への第1 回目のモノラル・セッション録音、1963 年Decca への第2 回目のステレオ・セッション録音、さらに「バックハウス最後の演奏会」として知られる、1969 年6 月のオーストリア、オシアッハでのライヴ録音につづく録音となり、6 種中5 番目に相当します。第21 番も1950 年のDecca への第1 回目のセッション録音、1959 年のザルツブルクでのライヴ録音、1959 年のDecca への第2 回目のセッション録音、1959 年ボンでライヴ録音(MM.006)、そして1969 年6 月オーストリアでのライヴ録音につづいて、5 番目で6 種目にあたるもの。第30 番は1950 年モノラル、1961 年ステレオと、いずれもジュネーヴでのDecca によるセッション録音につづいて3 種目になります。
【ドイチュラントラジオ・クルトゥーア・アーカイブのオリジナル・ステレオ・マスター使用】
このたびもまたベルリンRIAS 収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻となりますが、ここでステレオ音源によるリリースというのもうれしいかぎりです。2010 年にaudite の社主でプロデューサー& エンジニア、ルトガー・ベッケンホーフ氏が万全の音づくりで最新リマスタリングを施しています。  (Ki)
AU-23421(2CD)
クララ・ハスキル/モーツァルト、シューマン他
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番*、
 ピアノ協奏曲第20番#
シューマン:色とりどりの小品Op.99〜3つの小品、
 5つのアルバムブレット、
 アベッグ変奏曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番**、
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番##
クララ・ハスキル(P)、
フェレンツ・フリッチャイ(指)、
ディーン・ディクソン(指)**
RIAS響

録音:1953年1月20日*、1954年1月11日#、以上イエス・キリスト教会(スタジオ・セッション)、1954年11月25日RIAS第7スタジオ(スタジオ・セッション)、1954年11月24日ベルリン・ベルリン高等音楽院(ライヴ)**、1954年1月10日ベルリン・オイロパ・パラスト(ライヴ)##
いまなおカルト的人気を集めるハスキルが1950年代半ばにおこなったスタジオ・セッションとライヴ演奏をあつめたもの。内容はモーツァルトのピアノ協奏曲集にシューマンのピアノ曲と、もはや多くの言葉を尽くすことが憚られるハスキル最高の演目となっています。スタジオ盤のほかに、1952年の第19番(MM.004)など、お馴染みの顔合わせといえるフリッチャイとのモーツァルト。なかでも、第20番はセッションとライヴと異なる演奏が収められているのがユニークな趣向となっています。auditeの復刻はマスターをそのままトランスファーしたような素直な音作りが好ましく、状態の良い音によるハスキルを心待ちにされていた方も多いのではないでしょうか。いま、あらたな聴き手にもハスキルの魅力を実感させてくれるセットといえるでしょう。   (Ki)

AU-23422(2CD)
ソロモン〜ベルリンでの秘蔵録音
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2-3
 ピアノ・ソナタ第14番「月光」
シューマン:謝肉祭Op.9
バッハ:イタリア協奏曲BWV.971
ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49、
 夜想曲変ロ短調Op.9-1、スケルツォ第2番
ブラームス:間奏曲.変ホ短調Op.118-6、
 間奏曲.ホ長調Op.116-4、
 奇想曲ロ短調Op.79-1
ソロモン(P)

録音:1956年2月ベルリン
昨年のフルトヴェングラーBOXで歴史的録音の復刻CDに新たな1ページを開いたAuditeレーベルが、ベルリンRIAS放送局のオリジナル・アナログ・テープ(テープスピード、76cm/秒)から伝説のピアニスト、ソロモン(1902-1988)の秘蔵録音を復刻しました。ソロモンは脂の乗り切っていた1956年夏、54歳という年に脳梗塞で倒れ51年から始まったEMIのベートーヴェン・ソナタ全集録音も未完に終わり、その後、亡くなるまでの32年間、沈黙を強いられました。この録音は病に倒れる数ヶ月前の絶頂期の彼の貴重な記録です。 (Ki)
■吉田秀和著「世界のピアニスト」より
「月光」は非常にゆっくり始まる。いくらアダージョ・ソステヌートといっても、これほどゆっくりしたのは、ほかにきいたことがない。しかし、これは歩みではなく、流れである。一つ一つの音の粒の揃っていること。その油をひいたような滑らかさの中に、内側からの感情の充実のあること。稀代の名演である。今世紀は幾人かのベートーヴェンの名手をもったが、ソロモンは、その中でも最高級、最上級にしか数えようのないピアニストである。本当に「ベートーヴェンらしいベートーヴェン」というものを求めている人はぜひ一度きいてみられるが良い。

AU-23424(2CD)
ヨハンナ・マルツィ〜ベルリン録音集
([CD-1]
(1)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
(2)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番
(3)バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調 BWV1001
(4)ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 HMV361 Op.1-3
(5)ヴィヴァルディ(レスピーギ編):ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 RV10
(6)クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
(7)フィオッコ(オニール編):組曲第1番 ト長調「アレグロ」
(8)ラヴェル:フォーレの名による子守歌
(9)ファリャ(クライスラー編):「はかなき人生」〜スペイン舞曲
ヨハンナ・マルツィ(Vn)
(1)フェレンツ・フリッチャイ(指)ベルリンRIAS響
(2)(4)-(9)ジャン・アントニエッティ(P)

録音:(1)1953年6月8日イエス・キリスト教会(ベルリン)
(2)-(4)1962年5月4日RIASフンクハウス、スタジオ7(ベルリン)
(5)1964年2月9日、(6)-(9)1966年4月4日/ジーメンスヴィラ(ベルリン)
リマスタリング:ルトガー・ベッケンホーフ
ハンガリーの女流ヴァイオリニスト、ヨハンナ・マルツィ(1924-1979)。活動期間の短さもあり、残された貴重な録音により、今もなお屈指の人気 を誇るヴァイオリニストの一人ですが、この度1953年から1966 年にベルリンで収録された音源がドイツのアウディーテの社主ルトガー・ベッケンホー フ氏による “1stマスター・リリース” 最新盤として、非常に優れたリマスタリングで発売されます。
【初ディスク化!ドヴォルザークの知られざる録音】
マルツィの誉れ高き名盤の一つである、ドイツ・グラモフォンにセッション録音したドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲(フリッチャイ指揮、ベルリン RIAS交響楽団、録音:1953年6月3〜5日/イエス・キリスト教会)。その3日後に、同じ顔ぶれ、同じロケーションで行われた録音が、ドイチュ ラントラジオ・クルトゥーアのアーカイヴに残されておりました!マルツィの最大の持ち味である驚異的な集中力とクリアで輝かしい音色は、聴き手の心 を震わせる力強さをもっており、ここでもフリッチャイのタクトのもとオーケストラの反応もよく、濁りのない素晴らしい演奏を聴くことができます。も ちろん、この貴重な録音は初ディスク化。
【1960年代の貴重なセッション録音】
第2次大戦後、1960年代に入ると対独協力者として告発されたことなど、さまざまな事情によりマルツィは次第に演奏会のステージから遠ざかってし まうので、その1960年代 “空白の” 演奏時期の音源がこうして状態の良い音で、しかも最も得意としたレパートリーの数々が聴けるのは無上の喜びと いえるでしょう。 高名な批評家たちの受けもよかったと言われるバッハの無伴奏は鬼気迫る熱演、20世紀の巨匠の必須レパートリーであるヘンデル、ヴィヴァルディは マルツィの歌心がダイレクトに伝わる演奏、ブラームスの雨の歌は涙をさそう優美な音色と、どの演奏も極上・絶品です。マルツィの輝かしく鮮明な音 色はいまだに色褪せることはありません。
AU-23426(2CD)
バリー・マクダニエル/歌曲集
シューベルト:冬の夕べD.938
 秋D.945
 美と愛がここにいたことをD.775
 独りでD.800/冥府への旅D.526
 若者と死D.545/愛の言葉D.410
 漁師の歌D.881
 ヴィルデマンの丘を越えてD.884
 消滅D.807
シューマン:6つの詩とレクィエムOp.90(鍛冶屋の歌,私の薔薇,出会いと別れ,牛飼いの娘,孤独,陰鬱な夕暮れ,レクィエム)
 夜の歌(Nachtlied)Op.96-1
 楽師(Der Spielmann)Op.40-4
 ジプシーの小歌1、2Op.79-7
 裏切られた恋Op.40-5
 プロヴァンスの歌Op.139-4
 私の美しい星Op.101-4
 ヘブライの歌からOp.25-15
 あの人の声Op.96-3
ヴォルフ:エオリアンハープに寄せて
 郷愁/さらば
 飽くことを知らぬ恋
 鼓手/別れ
デュパルク:悲しい歌
 嘆き/ロズモンドの館
 恍惚/溜め息/フィディレ
ラヴェル:マダガスカル島民の歌(全3曲)*
ドビュッシー:恋人たちの散歩道(全3曲)
バリー・マクダニエル(Br)
ヘルタ・クルスト(P)
アリベルト・ライマン(P)
エーベルハルト・フィンケ(Vc)*
カールハインツ・ツェラー(Fl)*

録音:1963-1974年、ベルリン
バリー・マクダニエルは1930年、米国カンザス州リンドンの生まれのバリトン。1954年、当時の多くの米国人歌手と同じく、マクダニエルは西ドイツへ進出、マインツ、シュトゥットガルト、カールスルーエの歌劇場を経て、1962年にベルリン・ドイツオペラに所属、1999年まで実に37年間もここで活躍しました。1963年の伝説的なベルリン・ドイツオペラ来日公演にも同行し、「フィデリオ」の第一の囚人を歌っています。主役も脇役も何でも歌える万能型バリトンだったマクダニエルは、もちろんドイツ・リートも得意としていましたが、オペラ、歌曲とも、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウという巨星が同世代にいたため、マクダニエルの名声はもっぱら西ドイツ内に留まりました。このCD2枚には、マクダニエル30代から40代始めの貴重な放送録音が発掘されています。自然で穏やかな描写に優れたマクダニエルの歌曲は、味わいが深いものです。親交のあった作曲家、ライマンが伴奏を引き受けているのも注目です。 (Ki)
AU-23430(2CD)
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲全集
弦楽三重奏曲 変ホ長調 Op.3
セレナード ニ長調 Op.8
弦楽三重奏曲 ト長調 Op.9-1
弦楽三重奏曲 ニ長調 Op.9-2
弦楽三重奏曲 ハ短調 Op.9-3
ジャック・ティボー・トリオ
【ブルクハルト・マイス(Vn)、ハンナ・ストライボス(Va)、ボグダン・ジアヌ(Vc)】

録音:2015年4月24-29日/ベルリン
2014年に結成20周年を迎え、さらなる活躍をみせるジャック・ティボー・トリオ。1994年の結成時より演奏機会の少ない、しかし素晴らしい作品 を積極的に演奏してきました。2015年の最新録音は結成当初から重要レパートリーであるベートーヴェンの作品で、3つの弦楽三重奏曲 Op.9は実に 12年ぶりの再録音です。 3つの弦楽三重奏曲 Op.9を前録音と比較すると新録音では全体的に速めのテンポに設定しています。 (Ki)

AU-23441(2CD)
AU-91441(2SACD)
巨匠フルトヴェングラーが振った1953年ルツェルン音楽祭全曲
拍手&会場音(0’45”)*
シューマン:「マンフレッド」序曲
会場音(0’12”)*
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄
シューマン:交響曲第4番
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ルツェルン祝祭O

ライヴ録音:1953年8月26日/ルツェルン、クンストハウス(ルツェルン音楽祭公演)
*=SACDハイブリッド盤(AU 91441)のみ収録
定評あるaudite レーベルの1stマスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ。今回はヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮による 1953年8月26日の演奏会の全曲を収録。大注目はオリジナルマスターが消失したと思われていた『マンフレッド』序曲が世界初出音源として収録され ていることです。
今回もオリジナルテープからコピーを経ずにデジタル・マスタリングされておりauditeレーベルの社主ルトガー・ベッケンホーフ氏の丁寧な復刻により 驚きの音質でよみがえりました。さらに注目はSACDハイブリッド盤(AU 91441)のみ『マンフレッド序曲』および『英雄』の冒頭の音が出るまでの 会場音を別トラックで収録しております。(各作品の演奏終了後の拍手はCD盤、SACD版ともに曲のトラック内にすべて収録しております。)演奏会の臨 場感を味わえる今考えうる最高の復刻状態でリリースされます!
AU-23440(2CD)
ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集
チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.5-1
ヘンデル『ユダ・マカベア』〜「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO.45
チェロ・ソナタ第2番 ト短調 Op.5-2
モーツァルト『魔笛』〜「娘か女か」の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
モーツァルト『魔笛』〜「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO.46
チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102-1
チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2
マルク・コッペイ(Vc)
ペーター・ラウル(P)

ライヴ録音:2017年11月3日/サンクトペテルブルク・フィルハーモニア(小ホール)
丁寧な音楽づくりで定評のある実力派チェリスト、マルク・コッペイがベートーヴェンのチェロとピアノのための作品全集をライヴ収録しました。コッペ イはストラスブール生まれ。パリ国立高等音楽院で学んだ後、18歳でJ.S.バッハ国際コンクールにおいて優勝し一躍世界から注目を集めることになりま した。その後のキャリアは華々しく、ソリストとしてはインバル、クリヴィヌ、ギルバート、佐渡裕などの指揮者と共演。室内楽奏者としてのキャリアも充 実しており、ピリス、ベロフ、デュメイ、ムローヴァ、パユなどから厚い信頼を得ております。またイザイ弦楽四重奏団(1995年から2000年)のメンバー として数多くの録音を残しております。現在はパリの国立高等音楽院で教鞭を執るほか、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の幅をさらに広げており、手兵と共演したハイドン &C.P.Eバッハのチェロ協奏曲集(AU 97716)では高い評価を得ました。そして、キリル・カラビツ指揮、ベルリン・ドイツSOとのドヴォルザー クのチェロ協奏曲(AU 97734)では堂々たる演奏で注目を集めました。 ペーター・ラウルとの共演で収録したこのベートーヴェンではどの作品でも息の合った掛けあいに聴き入ってしまいます。優美に歌い上げるコッペイと 表情豊かに演奏するラウルのピアノ、それぞれが絶妙の表情で演奏しております。コッペイの自信作がここに完成しました!演奏はもちろんのこと、audite の社主にしてトーンマイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による録音は、演奏の空気感・迫力が伝わる最上の録音といえましょう。 (Ki)

AU-23441(2CD)
AU-91441(2SACD)
巨匠フルトヴェングラーが振った1953年ルツェルン音楽祭全曲
拍手&会場音(0’45”)*
シューマン:「マンフレッド」序曲
会場音(0’12”)*
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄
シューマン:交響曲第4番
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ルツェルン祝祭O

ライヴ録音:1953年8月26日/ルツェルン、クンストハウス(ルツェルン音楽祭公演)
*=SACDハイブリッド盤(AU 91441)のみ収録
定評あるaudite レーベルの1stマスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ。今回はヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮による 1953年8月26日の演奏会の全曲を収録。大注目はオリジナルマスターが消失したと思われていた『マンフレッド』序曲が世界初出音源として収録され ていることです。
今回もオリジナルテープからコピーを経ずにデジタル・マスタリングされておりauditeレーベルの社主ルトガー・ベッケンホーフ氏の丁寧な復刻により 驚きの音質でよみがえりました。さらに注目はSACDハイブリッド盤(AU 91441)のみ『マンフレッド序曲』および『英雄』の冒頭の音が出るまでの 会場音を別トラックで収録しております。(各作品の演奏終了後の拍手はCD盤、SACD版ともに曲のトラック内にすべて収録しております。)演奏会の臨 場感を味わえる今考えうる最高の復刻状態でリリースされます!

AU-40004
カールスルーエ教会のクリスマス、オルガン&合唱作品集
バッハ:コラール「甘き喜びのうちに」BWV729
ペーター=ミヒャエル・リーム(1947-2007):「甘き喜びのうちに」*
バッハ:カンタータ「見よ、いかなる愛を父はわれらにしめされたるか」BWV64より第 2曲「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」**
バッハ:オルゲルビュッヒラインより「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」BWV604
ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):「かくも喜びに満てる日」**
バッハ:オルゲルビュッヒラインより「かくも喜びに満てる日」BWV605
バッハ:パストラーレ BWV590
ヘンデル:ヴォランタリー
ブクステフーデ:「暁の星のいと美しきかな」BuxWV 223
ブラームス:11のコラール前奏曲より第8曲「一輪のばらは咲きて」Op.122-8
プレトリウス:「一輪のばらは咲きて」**
リーム:「静かに小舟きたる」*
レーガー:7つの小品より第3曲「クリスマスの夜」Op.145-3
レーガー:8つの宗教的歌曲より第4曲「聖母さまの夢」Op.138-4**
メシアン:主の降誕より「羊飼いたち」「天使たち」「東方三博士」
デュプレ:古いノエルによる変奏曲 Op.20
賛美歌111番 「神の御子は今宵しも」(デヴィッド・ウィルコックス(1919-)編曲)#
カルステン・ヴィーブッシュ(Org/クライス社制作オルガン【1850 年製1966/2010 修復】)
カントゥス・イウヴェヌム(少年少女Cho)*
キリスト教会室内Cho(カールスルーエ)
キリスト教会・カールスルーエ・オラトリオCho#

録音:2011年 5月3-5日/カールスルーエ教会
今やauditeレーベルを代表するオルガニストとなったカルステン・ヴィーブッシュの最新アルバムはクリスマスに関係したオルガンと合唱作品を録音しま した。収録内容はバッハ、ブクステフーデ、ブラームス、メシアンなどのオルガン独奏作品と、原則的にオルガン作品と同名のコラールを元にした合唱作 品を交互に配置した曲順で収録しました。
1999年よりカールスルーエ教会の専属オルガニストをつとめるカルステン・ヴィーブッシュはオルガンの魔術師の呼び声高い名手で、auditeレーベルよ り発売されている前作「バッハのオルガン作品傑作集」(AU 92663)ではシャコンヌを含む大曲をオルガンならではの重厚感を生かした圧倒的な演奏で 披露しました。今回の録音でもカールスルーエ教会のクライス・オルガンを使用しており、当楽器を知り尽くした絶妙なレジストレーションです。なお、ヴィー ブッシュはキリスト教会室内合唱団(カールスルーエ)及びキリスト教会・カールスルーエ・オラトリオ合唱団の合唱指揮者としても活躍しております。合 唱とオルガンという最高の組み合わせによる内容です。 (Ki)
AU-40010
聖ドミニクを讃える晩祷
ドミニコ会聖歌とオルガン即興演奏(全32曲)
ティエリー・メフラー(Org)、
トーマス・ラッツムジーク【ジモーネ・エッカート(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ウルリヒ・ヴェーデマイアー(テオルボ)、ミヒャエル・フェルスト(Cem)】

録音:2013年5月14-16日/マリエンミュンスター・アビー教会(ドイツ)
1216年創立のカトリック修道会ドミニコ会。数年後に800周年を迎える同組織を讃えるアルバム。古くは1256年から今日まで用いられている聖歌 をはじめ、それに基づくオルガンの即興演奏をはさんでいます。グレゴリオ聖歌起源の極めて美しい世界が広がります。録音の良さも特筆で、ヨーロッパ の教会の中にいるような癒しの世界にひたれます。 (Ki)

AU-91401
ルネサンス・リコーダーの世界
エラスムス・ヴィートマン:3つのガリアルダ
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ:ソナタ第2番 ニ長調
ファン・エイク:アマリッリ麗し
フレスコバルディ:トッカータ
 カンツォーナ
作曲者不詳: Mit ganzem Willen wunsch ich dir
ゲオルグ・デ・プテンハイム:Mein Herz in hohen Freuden ist
ジョヴァンニ・コペラリオ:組曲 ハ長調
アウレリオ・ヴィルジリアーノ:レチェルカータ
チプリアーノ・デ・ローレ: Beato mi direi
ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチオ:カンツォーナ
ジョヴァンニ・バッサーノ:リチェルカータ・オッターヴァ
ペーター・タールハイマー(リコーダー)
シュトゥットガルト・コレギウム・ムジカ・ララ
AU-91402
オーボエとハープの為のロマン派レアリティーズ
ドニゼッティ:アンダンテ・ソステヌート
ロベール・ニコラ・シャルル・ボクサ:夜想曲Op.50-3
アンリ・ブロ:夜想曲Op.20-2
アントーニオ・パスクッリ:イングリッシュ・ホルンとハープの為のベッリーニヘのオマージュ
ラヨシュ・レンチェシュ(Ob/イングリッシュHr)
ラチェル・タリトマン(Hp)
AU-91405
D.スカルラティ:ソナタ集
変ホ長調K.193/ヘ短調K.481
ハ長調K.132/ヘ短調K.386
変イ長調K.127/嬰ハ短調K.247
ホ長調K.380/ホ長調K.135
ロ短調K.87/ト長調K.169/ハ長調K.159
ハイディ・コンメレル(P)

録音:1985年
AU-91518(2SACD)
フランク:オルガン作品全集 Vol.1
小品 変ホ短調
大オルガンの為の小品
アンダンティーノ(ト短調)
幻想曲(ハ長調、第1稿)
ハルモニウムの為の5つの小品(ルイ・ヴィエルヌによる大オルガン用編曲)
オフェルトリウム(イ長調)
幻想曲(ハ長調、第2稿)
行進曲風に Op.22(ロスによるオルガン用編曲)
6つの小品[幻想曲 Op.16
大交響的作品 Op.17
前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
パストラル Op.19
祈り Op.20/フィナーレ Op.21
ハンス=エーベルハルト・ロス(Org)

録音:2004、2005年、メミンゲン、聖マルティン教会大オルガン使用
AU-91519(2SACD)
フランク:オルガン作品全集 Vol.2
足鍵盤によるハルモニウムもしくはオルガンで弾く
聖務日課の為の遺作集(オルガニスト II)[43曲]
ハルモニウムの為の、
ブルターニュのノエルによるオフェルトリウム
幻想曲(ハ長調、第3稿)
ハルモニウムの為のアントレ
3つの小品[幻想曲 イ長調
カンタービレ/英雄的小品]
小オフェルトリウム/無題(小品−アンダンテ・クアジ・レント)
ハンス=エーベルハルト・ロス(Org)

録音:2004、2005年、メミンゲン、聖マルティン教会大オルガン使用
AU-91520(2SACD)
フランク:オルガン作品全集 Vol.3〜オルガンもしくはハルモニウムの為の小品集
7つの小品 ハ長調・ハ短調
7つの小品 変ニ長調・嬰ハ短調
7つの小品 ニ長調・ニ短調「クリスマスの為の」
7つの小品 変ホ長調・変ホ短調
7つの小品 ホ短調・ホ長調
7つの小品 ヘ長調・ヘ短調
7つの小品 嬰へ短調・変ト長調
7つの小品 ト長調・ト短調「クリスマスの為の」
7つの小品 変イ長調・嬰ト短調
大オルガンの為の3つのコラール[ホ長調/ロ短調/イ短調]
ハンス=エーベルハルト・ロス(Org)

録音:2004、2005年、メミンゲン、聖マルティン教会大オルガン使用
AU-91553(2SACD)
エドゥアルト・フランク(1817-1893):ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.19/イ長調Op.23/ホ長調Op.60/ニ長調 遺作(1861) クリスティアーネ・エディンガー(Vn)、
ジェームズ・トッコ(P)
アウディーテが力を入れる「ドイツのフランク」の最新作。1853 年から61 年の間に、エドゥアルト・フランクによって書かれた4 つの ヴァイオリン・ソナタ。聴いてみるとその新鮮さと独創性に驚かされるいっぽうで、響きの上では師メンデルスゾーンとの繋がりも感じ させ、またアルカンあたりのフランス音楽の影響もみられます。演奏は当シリーズではおなじみのリューベック音楽大学でともに教鞭を とるコンビ。 (Ki)
AU-91650(2SACD)
サン=サーンス:ピアノ協奏曲全集(全5曲) アンナ・マリコワ(P)
トーマス・ザンデルリンク(指)ケルンWDR響

録音:2003年3月31日-4月4日、10月6日-7日、12月1日-5日ケルン・フィルハーモニー(セッション)
ウズベキスタン出身の世界的ピアニスト、マリコワの弾くサン=サーンスのピアノ協奏曲全集(AU92509、AU92510)が、お得なセットになってあらたに登場します。初期の3曲のうち、もっとも華麗で技巧的な性格の第2番。「循環主題」を用いていることや、全2楽章のそれぞれが2部に分かれているため、実質的には4楽章形式であるところなどが有名な第3交響曲とも共通する第4番。そして、みずからのパリ楽壇デビュー50周年を記念して書かれ、エキゾチックなムードを漂わせた第2楽章から「エジプト風」と名づけられた第5番。ありあまる才能と筆の速さから、おびただしい作品を遺したサン=サーンスですが、なかでも名手としての個性が発揮されたピアノ協奏曲は、5曲ともじつに多彩な内容で聞きものぞろいといえるでしょう。レフ・ナウモフ門下のマリコワは、1990年ショパン・コンクール第5位入賞、1993年には最難関で知られるミュンヘン国際音楽コンクールで第1位という経歴の持ち主。鉄壁のテクニックでサン=サーンスの世界にたっぷり浸れます。 (Ki)

AU-91662(2SACD)
ブラームス:クラリネットのための室内楽作品全集
クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
クラリネット五重奏ロ短調Op.115
ラウラ・ルイズ・フェレレス(Cl)
クリストフ・ベルナー(P)
石坂団十郎(Vc)
マンデルリングQ

録音:2012年2月9-11日、7月19-20日(五重奏)イエス・キリスト教会
スペイン出身の女流クラリネット奏者ラウラ・ルイズ・フェレレス。彼女の世代で最も才能のあるクラリネット奏者の一人として注目されています。数々 の国際コンクールでの輝かしい受賞歴と世界的オーケストラとのソリストとして共演、またバイエルン国立管弦楽団などの奏者として活躍。2007年から 2010年までベルリン・コーミッシェ・オーパー管弦楽団の首席クラリネット奏者に就任。現在はソリストとして活動する傍ら2010年からフランクフルト の音楽大学で教鞭をとっています。 ブラームスは、1890年「弦楽五重奏第2番」を最後に作曲家として引退を考えていました。そんなブラームスの創作意欲を刺激したのが、当時マイニ ンゲンの宮廷オーケストラにいた名手リヒャルト・ミュールフェルトでした。彼の演奏を聴いたブラームスは1891年クラリネット三重奏を皮切りにミュー ルフェルトのためにクラリネット・ソナタ第1,2番、クラリネット五重奏曲を作曲しました。これらの作品はブラームス晩年の傑作として高い人気を得てい ます。 クラリネット、チェロ、ピアノという編成の三重奏は情緒的でしっとりとした音楽。フェレレスの伸びやかな美しい音色、石坂団十郎の抜群のニュアンスを 持った表現力、そしてクリストフ・ベルナーの優しさの中に力強さを感じるピアノの音で味わい深く聴かせます。またマンデルリング四重奏団との五重奏では、 フェレレスの高い技巧と充実した音楽性で不朽の名作を仕上げています。 (Ki)

AU-91668
(2SACD)
ブラームス:ピアノ三重奏曲全集
第1番ロ長調op.8(1889年改訂版)
第2番ハ長調op.87 
第1番ロ長調op.8(1854年初稿版)
第3番ハ短調op.101
トリオ・テストーレ
【フランチスカ・ピエッチ(Vn)、
ハンス・クリスティア・シュヴァイカー(Vc)、
ヒョンジョン・キム=シュヴァイカー(P)】

録音:2011年10月17-20日、イエス・キリスト教会(ベルリン)
結成から10年を過ぎ、ますます円熟のアンサンブルを見せているピアノ三重奏団「トリオ・テストーレ」によるブラームスのピアノ三重奏曲全集。高 音質SACDハイブリッド盤でのリリースです。ハイドンからピアソラに至る幅広いレパートリーの中でも、とりわけベートーヴェン、ブラームスといった 19世紀ドイツ音楽を得意とする団体だけに、満を持しての全集発売といえましょう。特に注目されるのは、彼らが第1番の初稿版と改訂版の両方を収録 していること!1853-54年にかけて作曲された第1番は、初演から35年も経った1889年に改訂がなされました。ブラームスの作品の中で初版と改訂 版の2版が現存する作品はわずかですが、現在では専ら改訂版の使用が主流であり、初版の演奏に触れる機会は多くありません。第2楽章以外の楽章 で第2主題を入れ替えているほか、曲の展開を刷新するほどの思い切った改変が加えられており、改訂というよりも新たに “作曲” したといってもいいほ どです。交響曲や室内楽曲の主要な作品を生み出した時期を挟んで作られた2つの版を聴き比べることで、初期から晩年期にかけて円熟していく作風の 遷移が強く感じられます。トリオ・テストーレの演奏は骨太で力強く、ブラームスの重厚かつ抒情的な音楽を存分に聴かせてくれます。ピエッチの艶やか で毅然としたヴァイオリンの音色が特に印象的ですが、全体的に安定感のある堅実なアンサンブルを見せています。 【トリオ・テストーレ】 2000年に結成された三重奏団。ヴァイオリニストのフランチスカ・ピエッチは11歳でソロ・デビューを果たした早熟の名手で、1998年から2002年 までヴッパータール響のコンミスを務めた後、2006年から2010年の間ルクセンブルク・フィルのコンミスを務めあげた逸材。チェロを担当するのはソ 連の豪傑ペルガメンシコフの愛弟子、ハンス・クリスティア・シュヴァイカー。教育者としてもすでに活躍し、石坂団十郎をはじめ数多くの若手が師事を 受けている。トリオの中では最も若手であるヒョンジョン・キム=シュヴァイカーも、2008年ショパン国際ピアノコンクール in ASIA第1位に輝いた韓 国期待の実力派。国籍も年代も三者三様のトリオだが、アンサンブルの一体感は折り紙つき。2011年に室内楽の音楽祭Mai-Klassikを創始。団体名は、 使用する弦楽器の制作者の名字がいずれも “テストーレ” であることに由来している。(ヴァイオリンは1751年カルロ・アントニオ・テストーレ製、チェ ロは1711年カルロ・ジョゼッペ・テストーレ製を使用) (Ki)

AU-92506(1SACD)
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」
バーバー:祝典トッカータ
フランク・ザベル(1938-):タッチング・カラーズ
R.シュトラウス(レーガー、コッホ編):ヨハネ騎士修道会の入城曲
クリスティアン・シュミット(Org)
ヨハネス・ヴィルトナー(指)
ザールブリュッケンRSO

録音:2003年2月24日-28日、ザールブリュッケン、聖アルヌアル大聖堂参事会教会
AU-92507(1SACD)
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」、
弦楽四重奏曲第10番変ホ長調D.87
マンデルリングQ

録音:2003年
メンバーのうち3名までが身内という強みで緊密なアンサンブルを聴かせるマンデルリング四重奏団。シューベルト・チクルスの第 1集にあたる「死と乙女」と第10番は通常盤CD(AU.97507)でリリース済みの内容ですが、第2集の「ロザムンデ」&第11番(AU.92524)、 第3集の第9番&第15番(AU.92552)に合わせて、新たにSACDハイブリッド仕様での登場となります。もとより優秀録音で知られる auditeですが、美しく伸びやかな弦の魅力がいっそう引き立ちます。
AU-92511(1SACD)
マリンバ・スカルプチャー(彫刻)
パヴァッサー:彫刻3
カイザー:ハリケーンの目
マチアス・シュミット:3つのスケッチ
ロソロ:エヴェリン・グレニー「小さな祈り手」による変奏曲
安倍圭子:コザックの思い出
スティーブ・ライヒ:名古屋マリンバ
イグナトヴィッツ:トッカータ
安倍圭子:わらべ歌リフレクション II
カタジナ・ミツカ、フランツ・バッハ、
エッカート・ストローマー(マリンバ)

録音:2003年12月
マリンバの名手として世界的に活躍しているカタジナ・ミツカ(1972 〜)の素晴らしいテクニックをSACD の高音質で堪能できる一枚。自身もマリンバの名手である安倍圭子の作品やミニ (Ki) 
AU-92512(1SACD)
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化Op.26
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D.959
河村尚子(P)

録音:2003年3月
ハノーヴァー国立音楽芸術大学の演奏家過程で学ぶかたわら、ヴィオッティ、カーサ・グランデなどで1 位となるなどヨーロッパのコンクールさらにはリサイタル、コンサートで活躍中の河村尚子のデビュー・レコーディングアルバム。シューマン、シューベルトというロマン派の二大看板をカワイ・ピアノを使用して粒立ちの良い美しい音色で端正に弾きあげています。この年代ならではの瑞々しい感性がSACD の素晴らしい録音によって余すところなく収録されています。1981年生まれと若く今後の活躍が本当に楽しみなピアニストです。 (Ki)
AU-92513(1SACD)
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番 Op.84
 ピアノ・ソナタ第4番 Op.29
ラフマニノフ:前奏曲 変ト長調 Op3-10
 前奏曲 ホ長調 Op.32-3
アレクセイ・ナビオリン(P)

録音:2003年3月
AU-92514(1SACD)
シューベルト:即興曲集
D.935 Op.142/ D.899 Op.90
チャオ・イン・チャン(P)

録音:2003年3月19-20日、ヴェーゼル使用楽器:カワイ
AU-92515(1SACD)
リヒャルト・フランク (1858-1938):ヴァイオリンとピアノの為の作品集
ソナタ第1番 ニ長調 Op.14(1890)
同第2番 ハ短調 Op.35(1903)
3つのヴァイオリン小品 Op.52
クリストフ・シッケダンツ(Vn)
ベルンハルト・フォグラッシャー(P)
AU-92516(1SACD)
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
ティルマン・ヴィック(Vc)
パスカル・ドヴァイヨン(P)

録音:2003年12月
渋くて重厚な響き、それこそがブラームスという人は別として、ハノーヴァーを中心に活動し、すでに多くのCD をリリースしているヴィックのよく歌い、しかも爽やかで引き締まっていた演奏のほうがブラームスの孤高の魅力を一層引き出しているのではないでしょうか。 (Ki)
AU-92521(1SACD)
トランペットとピアノの為のフランス音楽
シャリエール:ソロ・ド・コンクール
リュッフ:モビル
ゴーベール:カンタービレと小スケルツォ
バレ:コンクールの小品
ビッチュ:4つの変奏曲
サン=サーンス(ビュセ編):幻想曲 変ホ長調
シャイヨー:コンクールの断片
フローラン・シュミット:3つの部分からなる組曲 Op.133
ハンネス・ロイビン(Tp)
ルーカス・マリア・キューン(P)

録音:2005年10月
トランペットとピアノという珍しい組合せの作品集。いずれもパリ高等音楽院トランペット科の最終試験用に書かれた課題作ですが管に強みを誇るフランス音楽の伝統がうかがえる力作が揃っていて、単なる課題曲集に留まっていません。ドイツの気鋭の奏者による好演を捉えたSACD のハイ・クオリティにも注目したい一枚です。 (Ki)
AU-92522(1SACD)
リヒャルト・フランク(1858-1938):ピアノ四重奏曲イ長調Op.33、
ピアノ四重奏曲ホ長調Op.41「1楽章形式の四重奏」、
3つの幻想曲Op.28
クリストフ・シッケダンツ(Vn)、
マリウス・ニチテアヌ(Va)、
マティアス・バイアー=カールショジュ(Vc)、
ベルンハルト・フォグラシュエル(P)

録音:2005年12月12-14日カールスルーエ、SWR スタジオしたアンサンブルも粒揃いで聴かせます。
アウディーテが力を入れる「ドイツのフランク」の最新作。グリーグやディーリアスも教えた大名手ライネッケの弟子リヒャルト(1858-1938)は、メンデルスゾーンの友人で弟子の父リヒャルト(1858-1893)と同じく、ピアノの才に長じていました。そのためピアノを含む作品では卓越した扱いに特徴があります。20世紀に入ってから書かれた2 つのピアノ・カルテット(1901年、1905年)は、いまだブラームスあたりを意識させるロマンティックな作風で親しみ易さいっぱい。ヘンシェル・カルテットのチェロが参加 (Ki)
AU-92523(1SACD)
マルティヌー:チェロ・ソナタ集
第1番(1939)/第2番(1941)
第3番(1952)
ティルマン・ヴィック(Vc)
パスカル・ドヴァイヨン(P)
「音楽表現というものは作曲者の個性と経験の結果であるべきで、特異な技術を用いた結果であってはならない。音楽は計算問題ではないのだ。というのも創作したいという衝動は生きたいという、人生を感じたいという欲求とまったく同じものだからだ。」このマルチヌーの信条どおり、3つのチェロ・ソナタも創作時期に重なるように大戦のショックとアメリカ亡命を色濃く反映した内容となっています。同時にまた故郷チェコへの熱い心情を吐露している点も見逃せません。ヴィックとドヴァイヨンのデュオはこうした作品の性格を鋭く浮き彫りにしています。 (Ki)
AU-92524(1SACD)
シューベルト:弦楽四重奏曲集第13番 イ短調「ロザムンデ」D.804 Op.29
弦楽四重奏曲第11番 ホ長調 D.353 Op.125-2
マンデリングSQ

録音:2004年5月24-27日、クリンゲンミュンスター
第10番 & 第14番「死と乙女」(AU.97507)に続く第2弾。ヴィオラを除くメンバーがシュミット一家で構成されたマンデリング・カルテット。親密な掛け合いが魅力です。 (Ki)
AU-92525(1SACD)
寓話〜金管五重奏の為の現代オリジナル作品集
ジョン・チータム(1939):ブラスの動物園ボザ:ソナチネ
バーンスタイン:ダンス組曲
パーシケッティ:金管五重奏の為の寓話 II Op.108
ルトスワフスキ:小序曲
アンドレ・プレヴィン:ブラスの為の4つのピクニック
ケリー・ターナー(1960-):リコシェ(跳飛)
ミュンヘン・ブラス・クインテット
AU-92526(1SACD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 Vol.1
第1番 ハ長調 Op.49*
第2番 イ長調 Op.68+
第4番 ニ長調 Op.83
マンデルリングSQ
[セバスティアン・シュミット、
ナネッテ・シュミット(Vn)
ローラント・グラースル(Va)
ベルンハルト・シュミット(Vc)]

録音:2005年2月25日*、2005年6月28日-7月1日+、クリンゲンミュンスター
今年2006年はショスタコーヴィチ生誕100年。このタイミングに合わせて、マンデリング・カルテットによる全集シリーズがスタート。有名な第5交響曲のあとに書かれた第1番は、軽快で簡潔なつくりと、まだ明るさと春めいた息吹とを感じさせるのが特徴。対する第2番、とりわけ第4番からは、政治的な圧力や内面的葛藤が作品に色濃く投影され始めています。 (Ki)
AU-92527
(1SACD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集Vol.2
第3番ヘ長調Op.73
第6番ト長調Op.101
第8番ハ短調Op.110
マンデリングSQ
マンデリング・カルテットはちょうどハーゲン・カルテットに似て、ヴィオラを除くメンバーの3人までが兄弟というアンサンブル。ショスタコーヴィチ全集シリーズの第2 弾は、ドイツ滞在中にわずか数日で書き上げられ、多くの自作の引用で自伝的な内容といわれる傑作第8番のほか、第3番と第6番を収録しています。なお、今回特別にサービスされる付属のDVD ではメンバーの息もピッタリ、堅固な演奏の模様を目でも確かめられます。 (Ki)
AU-92528(1SACD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集 Vol.3
第5番 変ロ長調 Op.92
第7番 嬰ヘ短調 Op.108
第9番 変ホ長調 Op.117
マンデルリングSQ
[セバスティアン・シュミット、
ナネッテ・シュミット(Vn)
ローラント・グラースル(Va)
ベルンハルト・シュミット(Vc)]

録音:2007年5月10日-12日、クリンゲンミュンスター
AU-92529(1SACD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集Vol.4
第10番変イ長調Op.118
第12番変ニ長調Op.133
第14番嬰ヘ長調Op.142
マンデルリングSQ
[セバスチャン・シュミット、ナネッテ・シュミット(Vn)、ローラント・グラースル(Va)、ベルンハルト・シュミット(Vc)]

録音:2008年4月23−25日クリンゲンミュンスター
2008年に結成25周年を迎え、念願の初来日公演も果たしたマンデルリング四重奏団が進めるショスタコーヴィチ・シリーズの第4弾。同じ1964年の作曲ながら前回収録されていた第9番とは打って変わり、第10番はたのしくオプティミスティックな作風と簡潔な手法に特徴があります。なかでもパッサカリア形式のアダージョは絶品で、この作品は親友ワインベルクに捧げられています。かわって、演奏時間30分弱、2楽章からなる第12番は、長大な後半楽章のシンフォニックな規模と起伏の大きなつくりが特徴で、さらに12音技法を採り入れている点も注目。さらに、被献呈者がチェリストということが示すとおり、チェロが主役の第14番は構造上低域から高域に掛けての流れに重点が置かれていることや、やはりシンプルな書法によるどこか思索的味わいが聴き取れます。これらの2曲はベートーヴェン四重奏団のツィガノフとシリンスキーにそれぞれ献呈されています。実演でも聴かせたように、マンデルリング四重奏団の演奏はうまさと手堅さが光るもの。ショスタコーヴィチ全集シリーズも完成まで残すところあと一枚となりました。(Ki)
AU-92530(1SACD)
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲全集Vol.5
第11番ヘ短調Op.122
第13番変ロ短調Op.138、
第15番変ホ短調Op.144
マンデルリングQ
[セバスチャン・シュミット、ナネッテ・シュミット(Vn)、ローラント・グラースル(Va)、ベルンハルト・シュミット(Vc)]

録音:2009年5月27-29日クリンゲンミュンスター
マンデルリング四重奏団が2005年2月より録音を開始したショスタコーヴィチ・シリーズの完結篇。このアルバムでは、ショスタコーヴィチ晩年の10年間に書かれ、これまでにもまして内省的で瞑想的な特徴をもつ3曲を取り上げています。ショスタコーヴィチが心筋梗塞の発作で倒れた1966年5月28日にベートーヴェン四重奏団によって初演された第11番は、ロシア民謡や古来の典礼歌を織り込みながら、短い7つの楽章が切れ目なくつづく組曲仕立ての内容。第12番につづいて十二音技法で書かれ、単一楽章形式による第13番は、主役である雄弁なヴィオラとほかの3つの楽器との対話が繰り広げられるもので、ベートーヴェン四重奏団結成メンバーのボリソフスキーに捧げられています。そして、6つの部分が切れ目なく演奏され、全15曲中最長規模の演奏時間を要する第15番は世を去る前年の作品。シンプルなつくりが哀切と枯れた境地を物語ります。これまでのリリース同様に優秀録音盤として、レーベル社主で当録音のプロデューサーを務める、トンマイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏も太鼓判を押す自信作です。 (Ki)
AU-92539
(1SACD)
純ドイツ的オーボエの魅力
ブリテン:現代風の変奏曲
ヒンデミット:オーボエ・ソナタ
ブリテン:虫の小品
スカルコッタス:オーボエ小協奏曲
ヒンデミット:イングリッシュホルン・ソナタ
パヴェル・ハース:オーボエとピアノのための組曲Op.17
ビルギト・シュミーダー(Ob)、
山下晶子(P)

録音:2011年8月/ジーメンス・ヴィラ(ベルリン)
ヴィンシャーマンとシェレンベルガーの門下にして、現在ハンブルク音楽演劇大学教授を務める女流オーボエ奏者ビルギト・シュミー ダー。1984年から99年までベルリン交響楽団の首席奏者も務めていました。ここに収められた6作品は1935-1941年、つまり第2次世界大戦前夜 の不安な時代に作られたもので、オーボエならではの鋭角で神経質な音色が当時の世界観を如実に彩ります。いずれも難曲揃いながら、ことにギリシャ の奇才スカルコッタスの小協奏曲が音の跳躍の多い超絶作品。収容所で命を落としたハースの作品もチェコの民謡や聖歌の引用が意味深。シュミーダー のドイツ的なオーボエを存分に堪能できます。 (Ki)
AU-92541(1SACD)
シューベルト:ミサ曲第6番 変ホ長調 D.950 グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)
グレイス・ホフマン(A)
アルベルト・ガスナー、
ヴァルデマール・クメント(T)
フランツ・クラス(Bs)
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO&cho

録音:1968年3月22日ミュンヘン、レジデンス・ヘラクレス・ザール(ライヴ)
レパートリーとしても完全初出のシューベルトのミサ。マーラー8番(AU.92551)同様に声楽を伴う大規模作品ということもあってまさにSACDにはうってつけの内容。深深としたキリエの斉唱がなんとも優しく穏やかなムードで心をいっぱいにしてくれる、シューベルトが最晩年に書いた最後のミサ曲。厳粛さだけでなく、歌曲や交響曲と変わらぬ親しみ易い‘歌’にあふれた傑作です。たとえばクレド。テノール二人にソプラノが加わる三重唱は、とても宗教曲とは思えぬほどに甘くセンチメンタル。胸がギュッと締めつけられ、このあたりまぎれもなくシューベルトを感じさせずにはおかない美しさ。さながら粒選りの独唱陣の親密な息づかいまでもがはっきりと聴き取れます。 (Ki)
AU-92542(1SACD)
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」*
交響曲第3番 ニ長調+
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1969年3月27日*/1977年2月24日+

AU-92543(1SACD)
ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1970年1月30日、ミュンヘン、レジデンス、ヘラルクレスザール、ライヴ
全集には至りませんでしたが、これまでに正規&非正規盤を合わせて第3、4、6、8 & 9番がリリース済み。なかでも第3番は記録によれば、手兵バイエルンだけでも3種の録音が知られています。まず、1962年11月8、9日のライヴ。これは前年1961年音楽監督就任後に、クーベリックがバイエルンと初めてこの曲を取り上げた記念すべきもの(未発売。次いで今なお高い評価を獲得している1980年のスタジオ盤(SONY)。そして今回の1970年ライヴ。いずれにも共通する特徴としてはエーザー版を使用している点。ちなみに、コンセルトへボウとのライヴ録音(54年)もエーザー版でしたが、この間1967年にヨッフムがバイエルンとノヴァーク版による録音も行っていることを考え合わせても、クーベリックによる版の選択は興味深いところです。ただ、それにもまして、やはりライヴでのクーベリックは輝きが違います。たとえば前半2楽章。どの瞬間を切り取っても、こんなにも有機的に音楽が響き、心に届いてくる例をほかに知りません。燃焼度では、偶然にも同じバイエルンで、先ごろたいへん個性的なテンシュテットの76年ライヴ(PH.04093 / profil)が話題となりましたが、そちらとの比較も大いに楽しみ。素晴らしい録音とともにまた、シリーズ恒例のSACD再生における、アーカイヴ・マスターとリマスター・テイクとの全曲聴き比べも魅力あるポイントとなっています。 (Ki)
AU-92544(1SACD)
ジジスムンド・トドゥツァ(1908-1991):ルーマニアの歌“コリンデ "のヴォーカルの序奏に基づく7つのコラール前奏曲
[主をほめたたえ(コラール)/主をほめたたえ/星は輝き(コラール)/星は輝き/主よ命ぜよ(コラール)/主よ命ぜよ/すばらしき夕暮れ(コラール)/すばらしき夕暮れ/神が降り立つ(コラール)/神が降り立つ/3人の羊使い(コラール)/3人の羊使い/吉報(コラール)/吉報]]
パウル・リヒター(1875-1950):オルガン・ソナタ Op.36 ニ短調
ミリアム・ルチア・マルベ(1931-1997):Schafers Pavane mit Vogeln II
イリーナ・ウングレアーヌ(S)
ニコレッタ・パラシベスク(Org)

録音:2008年7月15日-17日
AU-92545(1SACD)
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」(ヴィオラ・ダモーレによるオリジナル版)*
弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」(ヴィオラによる現行版)+
グンター・トイフェル(ヴィオラ・ダモーレ)*
マンデルリングQ
ゼバスティアン・シュミット、
ナネッテ・シュミット(Vn)
ローラント・グラッスル(Va)*
ベルンハルト・シュミット(Vc)

録音:2009年12月16-19日クリンゲンミュンスター(デジタル・セッション)
弦楽四重奏というジャンルは、弦の醸す親密なひびきや手頃なサイズという事情もあって、多くの作曲家にとって内面の心情を吐露するのに向いているようで、とくにヤナーチェクのケースはそういった傾向が顕著なようです。弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」はそのままずばり、老いらくの恋の相手カミラ・シュテッスロヴァーへ宛てた手紙のひとつを音化させたヤナーチェク最後の室内楽曲。結局は、実際的運用の問題から断念することになりましたが、作曲の過程でヤナーチェクは当初通常のヴィオラではなく、古楽器のヴィオラ・ダモーレにしようとしていたと云われています。17世紀後半から18世紀にかけて人気のあったヴィオラ・ダモーレは14本の弦を持ち、ヴァイオリンやヴィオラの輝かしさや力強さもないかわりに、無類の快い甘さを備えています。19世紀に入り一時人気が衰退するも、ふたたび19世紀後半から20世紀初頭に人気が復興した際には、ヒンデミットなども作品を残しています。ヤナーチェクも“愛のヴィオラ(Violad‘amore)”という名前を持つこの楽器に惚れ込んだひとりで、ほかに「シンフォニエッタ」やオペラ「カーチャ・カバノヴァー」「マクロプロス事件」でも使用しています。ここで、マンデルリング四重奏団はヴィオラ・ダモーレに名手グンター・トイフェルを迎えて、ヤナーチェクが意図したオリジナルのひびきを再現。さらに、ヴィオラによる現行版も収めていることから、聴き比べも楽しみな内容といえるでしょう。 (Ki)
AU-92546(1SACD)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番D.855、
3つの小品D946
セルゲイ・クドリャコフ(P)

録音:2007年10月10-12日ベルリン−ダーレム、イエス・キリスト教会
古典派とロマン派、さらに前衛的な性格を併せ持つシューベルトのピアノ曲を、ロシアの注目株クドリャコフが弾いた一枚。かつて日本のレーベルからアレンスキーのアルバムをリリースしたこともあるクドリャコフは1978年モスクワ生まれ。グネーシン音楽学校、さらにモスクワ音楽院では日本にも門下の多い名教授ミハイル・ヴォスケレンスキーのマスタークラスを受講、現在は助手を務めています。国際的なコンクールでの入賞歴も豊富で、2006年にはチューリヒのゲザ・アンダ・コンクールで第1位、同時にモーツァルト賞も受賞しています。かれの才能に惚れ込んで当アルバムはそのグラティアン・アンダ基金のほか、アリス・ロズナー財団、ベルリンのスタインウェイのサポートを得ています。 (Ki)
AU-92547(1SACD)
バッハと北ドイツの伝統Vol.1
ブクステフーデ:前奏曲 ニ短調BuxWV140
ゲオルク・ベーム:コラール・パルティータ「ああいかにはかなく、いかに空しき」
ブクステフーデ:トッカータ ト長調 BuxWV164
J.S.バッハ:オルガン小曲集より「キリストはよみがえり」BWV627
 前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532
 コラール「主イエス=キリスト、われらを顧みたまえ」 BWV655
ベーム:カプリッチョ.ニ長調
 コラール・パルティータ「わが魂よ、喜べ」
ブクステフーデ:パッサカリアBuxWV161
マルティン・ノイ(パイプオルガン/アーレント・オルガン)

録音:2008年5月13-14日、聖オットー教会、ヘルツォーゲンアウラハ
重低音と教会のゆたかなプレゼンスという点で、パイプオルガンにはオーディオ的にも数多くの高音質優秀録音が存在しますが、ここで録音されたアーレント・オルガンの音色を聴けば、オルガンのまた新たな魅力に気付かされることでしょう。ユルゲン・アーレントは1930年生まれの現代最高のオルガン製作者です。いわゆる「歴史的製作法」の復興を果たした人物と知られ、日本ではカザルス・ホールのオルガンで親しまれております。そのシンプルな装いと、澄んだ音色を聴けば、オルガン=「大音量」「荘厳」といったイメージを払拭されることでしょう。本アルバムはJ.S.バッハに大きく影響を与えた二人の作曲家、ゲオルク・ベーム、ウェブディートリヒ・ブクステフーデとバッハとのオルガン曲における関わりがわかる内容で構成されております。ブクステフーデの前奏曲ニ短調は、バッハの有名なトッカータとフーガ ニ短調に、パッサカリアはまさにバッハ作曲のパッサカリア BWV582と類似し、バッハ以前のオルガン作品はバッハにより統合され、教会音楽であったオルガン曲をいと高き地位へと導いたことがわかります。演奏のマルティン・ノイは幼少よりオルガンのみならず、ピアノ、チェロの手ほどきを受けその才能を開花させました。オルガンはシュトゥットガルト音楽大学、モントリオール・コンコルディア大学で研鑽を積み、これまでにJ.S.バッハ国際コンクール入賞をはじめ、華やかな経歴をもつオルガニストです。現在ロイトリンゲンの聖エリーザベト教会、聖ペーター教会と聖ポール教会の専属オルガニストです。 (Ki)
AU-92548(1SACD)
バッハと南ドイツの伝統
1.バッハ:トッカータ(前奏曲)ヘ長調BWV540-1
2.-6.ムッファト:トッカータより第1番〜第5番
7.-11.パッヘルベル:マニフィカト第1旋法より第5,6,8,1,4番*
12.バッハ:わが魂は主をあがめBWV733*
13.-15.同:トリオ・ソナタ第5番ハ長調BWV529
16.ケルル:トッカータ第1番
17.フローベルガー:カプリッチョ第12番
18.バッハ:フーガヘ長調BWV540-2
マルティン・ノイ(Org)
ヴィルフリード・ロンバッハ(T)*

録音:2010年5月28日、聖ヨハン教会、ラウフェンブルク【ブラウシス・ベルナウアー制作オルガン(1779)】(1.-6.,13.-18.)、
2010年6月26-28日、聖フランツィスクス教会、シュトゥットガルト、オーバートゥルクハイム【メッツラー制作オルガン(2005)】(7.-12.)
オルガンの名手マルティン・ノイがバッハとドイツの作曲者をフューチャーする好評シリーズ、その第2弾です。前作第1弾では、『J.S.バッハと北ドイツの伝統』(AU92547)と題し、聖オットー教会にある現代最高のオルガン・ビルダー、アーレントが制作したオルガンを使用し、バッハ、ベームなどの作品を完成度の高い演奏で披露してくれました。期待の第2弾は『J.S.バッハと南ドイツの伝統』と題し、バッハと南ドイツに関わりの深い作品をおさめたディスクです。作曲者は以下の通りで、ザルツブルク大司教の宮廷オルガニストを務めたゲオルク・ムッファト(1653-1704)、「カノン」で有名でドイツ・バロック音楽の発展のうえで、バッハの先人として重要な位置にあるヨハン・パッヘルベル(1653-1706)、現在ではその名を知られることの少ないヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693)、フレスコバルディに師事し多くのオルガン作品を残したフローベルガー(1616洗礼-1667)、そしてJ.S.バッハです。オルガン音楽の全盛期であった時代の特徴である非常に華やかで即興的な要素を含む各作品と、メンデルスゾーンが「まるで教会が崩れ落ちようとするかのようだ」と評した、大胆な転調部分が魅力のJ.S.バッハの大曲、トッカータ(前奏曲)とフーガヘ長調BWV540を収録したこのアルバムは、オルガン愛好者ばかりでなく、多くのクラシック・ファンに聴いてほしい充実の内容です(今回もAuditeレーベルが誇る高音質優秀録音でSACDHybridです)。また、通常オルガンで弾かれるコラールをテノールが担当しているパッヘルベルのマニフィカト、J.S.バッハの「わが魂は主をあがめ」BWV733にも注目です。演奏のマルティン・ノイはJ.S.バッハ国際コンクール入賞の経歴をもち主で、非常に端正で卓越したアーティキュレーション、そして、曲目と使用するオルガンにあった的確なレジストレーションは現代屈指のオルガニストと言えましょう。現在ロイトリンゲンの聖エリーザベト教会、聖ペーター教会と聖ポール教会の専属オルガニストです。一方テノールのヴィルフリード・ロンバッハは現在聖ヨハネス教会の聖歌隊指揮者を務め、ヨーロッパを中心に古楽のテノール歌手としても活躍しております。 (Ki)
AU-92549(1SACD)
クララ・シューマン:ピアノ三重奏曲 ト短調 Op.17
シューマン:幻想小曲集 Op.88、
ピアノ三重奏曲第3番ト短調 Op.110*
スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、
セバスチャン・ジンガー(Vc)、
マルティン・ルーカス・ストウブ(P)】

録音:2012年2月27-29日、2012年6月25-26日 *ヌシャテール、スイス
1998年に結成され、数々コンクール受賞歴を誇る若手実力派スイス・ピアノ・トリオ。 チャイコフスキー「偉大な芸術家の思い出」(AU92673)に続いてリリースされるのは、シューマン夫妻のトリオ。クララの最高傑作と言われているピア ノ・トリオは、繊細さ優美さはもちろん、ダイナミックな展開を持つ珍しい作品です。一方夫のシューマンのピアノ・トリオ3番は、精神的にも不安定だっ た晩年に書かれた作品だけあって、内省的で不穏な緊張感を持った作品。スイス・ピアノ・トリオは細かい感情表現を巧みに操り、ドラマティックに演奏 しています。 (Ki)
AU-92550(1SACD)
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49
第2番ハ短調OP.66
スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、セバスチャン・ジンガー(Vc)、
マルティン・ルーカス・ストウブ(P)
1998年創設のスイス・ピアノ・トリオはオーストリアのヨハネス・ブラームス・コンクールやイタリアのカルタニッセッタ室内楽コンクールなどの入賞歴を誇る実力派。かつてユオン作品の名盤を出していました。曖昧さの全くない楷書的なメンデルスゾーンを聴かせてくれます。
AU-92552(1SACD)
シューベルト:弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D.887 Op.161
弦楽四重奏曲第9番 ト短調 D.173
マンデリングSQ
マンデリング・カルテットによる全集シリーズ第3弾は、最初期18歳の作と晩年29歳、最後の四重奏を収録しています。シューベルトがわずか10日間で一気に書き上げた第15番。人気の点では「ロザムンデ」や「死と乙女」にゆずるものの、随所にシューベルトらしさが満ち溢れているといわれ、傑作の呼び声高い作品です。 (Ki)
AU-92554(1SACD)
ブラームス:クラリネット三重奏曲 イ短調Op.114*
クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調Op.120-1#
クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調Op.120-2#
アーサー・キャンベル(Cl)
ダニエル・ラクロー(Vc)
ジャン=パスカル・メイエ(P)*
フランセス・レンツィ(P)#

録音:2006年4月25日-27日、ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州ケフェラー、マリア・バシリカ聖堂
使用楽器:マリア・バシリカ聖堂のザイフェルト・オルガン
晩年にさしかかったブラームスが名手ミュールフェルトとの出会いをきっかけとして書いたクラリネットつきの室内楽作品。ブラームス特有のメランコリックな味わいたっぷりでじんわり染みます。自らヴィルトゥオーゾを名乗るキャンベルをはじめ演奏陣は、いずれも数々の国際コンクールで優秀な成績を収め、演奏活動のかたわら教鞭もとる名手揃いです。  (Ki)
AU-92555(1SACD)
グリーグ:抒情小曲集
メロディOp.38-3、小鳥Op.43-4、
愛の歌Op.43-5、春に寄すOp.43-6、
メロディOp.47-3、 蝶々Op.43-1、
子守歌Op.38-1、小川Op.62-4、
過ぎ去った日々Op.57-1、
アルバムの綴りOp.47-2、
即興的ワルツOp.47-1、夢想Op.62-5、
ノルウェーの旋律Op.12-6、郷愁Op.57-6、
スケルツォOp.54-5、あなたのそばにOp.68-3、
トロルハウゲンの婚礼の日Op.65-6、
秘密Op.57-4、 風の精Op.62-1、
山の夕べOp.68-4、小人の行進Op.54-3、
夜想曲Op.54-4
原田英代(P)
ノルウェーの国民的作曲家、エドヴァルド・グリーグは今年没後100年を迎えます。この抒情小曲集はグリーグの生涯に渡って作曲され ており、この曲集はグリーグの音楽人生そのものと言えるのではないでしょうか。演奏は原田英代。彼女は東京藝術大学及び大学院にて学 び、その後シュトゥットガルト音大、ウィーン音大に学び、モスクワのチャイコフスキー音楽院教授、ヴィクトール・メルジャーノフ氏のもとで研鑚を積んだ。1984 年ジュネーヴ国際音楽コンクールで最高位を獲得、1991年シューベルト国際ピアノコンクール優勝、ウィーン 20世紀のピアノ音楽コンクール第2位、1993年第1回ラフマニノフ国際ピアノコンクールに入賞し特別賞を受賞とピアニストとして着実と 成長を遂げ、国際的な演奏活動を続けています。このアルバムでは66曲ある抒情小曲集から彼女自身が22 曲を選び出し、瑞々しい感性に より詩的でロマンティックな旋律を紡ぎ出し、たっぷりと歌い上げ情景描き出しています。 (Ki)
AU-92556(1SACD)
金管五重奏とオルガンのための編曲/フランス・ロマンティック・オルガン音楽集
ギルマン:オルガン・ソナタ第5番ハ短調Op80
ヴィエルヌ:自由な形式による24 の小品集Op31より(第1-4,19,21 曲)
ルフェビュール=ヴェリ:「現代のオルガニスト」第2巻よりオッフェルトリウム
ボエルマン:ゴシック組曲Op25
インターナショナル・ブラス、
エルマー・レーネン(Org)
[マリア・バシリカ聖堂のザイフェルト・オルガン]

録音:2006年4月25-27日 ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州ケフェラー、マリア・バシリカ聖堂
フランス・オルガン楽派は、カヴァイェ・コルを代表とするロマンティック・オルガンの建造と豪華絢爛な時代を背景に、その作品によっ て壮大華麗な音響空間を創出しました。オルガンという楽器は、鍵盤操作による管楽器と見ることもできるので、逆に、金管五重奏をオル ガンのストップの一部分として見ることもできます。その両者が協演したこの録音では、より壮大華麗な音響空間を作り出し、楽派を代表 する作曲家たちの作品から、オルガン単独で表現し得る以上の効果を引き出しています。  (Ki)
AU-92557(1SACD)
プロコフィエフ:交響曲第5番
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
トーマス・ザンデルリング(指)
ノヴォシビルスク・アカデミーSO
ラフマニノフに次ぐ、今年創立50周年を迎えるノヴォシビルスク響のaudite第2弾。指揮はノヴォシビルスク生まれ、2002年より同オケの終身客演指揮者のポストにあるトーマス・ザンデルリング。今回も内容は得意のお国モノ、言わずと知れた二大名曲ですが、この演奏の魅力はなんといってもオケの音色。なかでもチャイコフスキーでの甘美な第2主題など原色そのまま、濃いニュアンスはちょっと他では替え難いものです。 (Ki)
AU-92558(1SACD)
アルノルト・カッツのラフマニノフ
ラフマニノフ:交響曲第2番
ボヘミア奇想曲 Op.12
アルノルト・カッツ(指)
ノヴォシビルスク・アカデミーSO

録音:2005年6月、ノボシビルスクマルチチャンネル
ノボシビルスク響は、かのヤンソンスやゲルギエフも定期的に客演するシベリアのオケ。1956年のオケ設立以来半世紀にわたり芸術&音楽監督を務めるカッツのもと、センチメンタルなムード満点の演奏を聴かせてくれます。分厚い弦楽セクションによって綿綿と歌いこまれたアダージョは白眉。  (Ki)
AU-92559(1SACD)
ラートゲーバー:「ムーリのミサ曲」Op12-12、
コンチェルト・グロッソ集「鳴り響くケリュス(リュート)」Op6より(第1,4,6 曲(以上ヴァイオリンのための),
 第14曲(クラリネットとトランペットのための),
 第19曲(クラリネットのための),
 第20 曲(トランペットのための)、
テロニウス
:コンチェルト第13番(トロンバ・マリーナのための)
カペッラ・ムレンシス、
アンサンブル・アルチンボルド

録音:2006年10月12-15日ムーリ修道院教会
大バッハと同時代を生きたヨハン・ヴァレンティン・ラートゲーバー(1682-1750)は、当時の南ドイツで非常に人気があり影響力の あったオルガニスト・作曲家。盛期バロックの様式の中に、簡潔なテクスチュアと魅力的な旋律を持ち込んでいる点に、彼の特徴がありま す。特に、作曲修行の旅をしている最中に彼が投宿した、ムーリ修道院教会において収録された、この教会のため書かれたミサ曲と、独奏 を聴くことが稀なトロンバ・マリーナのコンチェルトが録音されていることがポイントです。  (Ki)
AU-92560(1SACD)
キリストは死の絆につきたまえり
バッハ:コラール「キリストは死の絆につきたまえり」によるファンタジアBWV695、
トリオ・ソナタ第5番ハ長調BWV529、
トッカータとフーガ.ヘ長調BWV540、
ブクステフーデ
:前奏曲ハ長調BuxWV138、シャイデマン:「キリストは死の絆につきたまえり」、
ヴェックマン
:第1旋法による5声のプレアンブルム、
トゥンダー
:「キリストは死の絆につきたまえり」、
ゲオルク・ベーム
:「キリストは死の絆につきたまえり」、
ブルーンス
:前奏曲ト長調
ヨハンネス・シュトロープル(Org)
※Org;スイス,アールガウ州ムーリ,修道院所属教会の大オルガン使用

録音:2006年10月16-18日スイス,アールガウ州ムーリ,修道院所属教会
続唱「ヴィクティメ・パスカリ(過ぎ越しの犠牲をたたえよう)」からドイツ語の宗教歌「主はよみがえり給う」へ、そしてルターのコラール「キリストは死の絆につきたまえり」へと受け継がれた旋律を用いている、北ドイツ楽派のオルガン作品を集めた録音。北ドイツ楽派の中でも、師弟関係(シャイデマンとヴェックマン、ブクステフーデとブルーンス)や姻戚関係(ブクステフーデがトゥンダーの娘と結婚)など、お互いに深い関わりがある作曲家が選ばれています。それらの曲の間に前奏曲を挟んで、ムーリにある修道院所属教会の大オルガンを用いたシュトロープルの演奏は、この楽派に特徴的な荘厳な響きを余すことなく伝えてくれます。(Ki)
AU-92561(1SACD)
サラ・オブライエン〜ハープ・リサイタル
カプレ:2つのディヴェルティスマン[フランス風/スペイン風]
タイユフェール:ハープ・ソナタ
C.P.E.バッハ:ソナタ ト長調 Wq.139 H.563(1762)
ホリガー:前奏曲/アリオーソ/パッサカリア
ブリテン:組曲 Op.83
 コラール「聖デニオ」
サラ・オブライエン(Hp)
さまざまな時代のハープの名作を取り混ぜたおしゃれなアルバム。エマヌエル・バッハのソナタは、それまでエキゾチックな音色を奏でる伴奏楽器にすぎなかったハープを、ソロの楽器として扱った最初の重要な作品(1762 年作曲)。それぞれ“フランス風”“スペイン風”と題されたカプレは、印象主義のスタイルによる傑作。ほかにセンス満点「六人組」のタイユフェールや、あのオーボエのホリガーがバッハ時代の様式に回帰した作品と多彩です。ブリテンの「組曲」で終曲にあたる「聖デニオへの賛美歌」。このパラフレーズを作曲する際にもとにした、オリジナルの教会コラールも別に収めているのも面白い趣向です。オブライエンはミュンヘン・フィルのソリストで、ザルツブルク・モーツァルテウムとバーゼル音楽院の教授。 (Ki)
AU-92562(1SACD)
ルイ・マッソノー(1766-1848):オーボエ四重奏曲集
第1番 ヘ長調/第2番 変ロ長調/第3番 ハ長調
アンサンブル・ピュウ
ジェイコブ(AU.97517)につづいて、オーボエを含む知られざる室内楽作品に光をあてるアンサンブル・ピュウが取り上げるのは、フランス系のドイツの作曲家マッソノー(1766−1848)。1798 年ころにハンブルクで出版されながら、今日まで埋もれていたオーボエ四重奏は各地で宮廷音楽家として活躍した豊かな経験、すなわちヴァイオリニストとしての磨きぬかれたセンスを感じさせるもの。 (Ki) 
AU-92563(1SACD)
シューマン:幻想曲、森の情景、
3つの幻想小曲集Op.111
ニコラ・ブランギエ(P)
1980年フランス生まれのブランギエは、フランソワの弟子ブルーノ・リグットほか、ドミニク・メルレ、ジャン=クロード・ぺヌティエらに学んだ俊英。2004年ツヴィッカウで行なわれた第14回ロベルト・シューマン国際コンクールで第2位ほかコンクール入賞歴多数。 (Ki)
AU-92564(1SACD)
アイノ・シューベルト(1928-):第8音階による三連画「マニフィカート」
ロイプケ(1834-1858):詩篇第94番
バウアーザックス:山上の垂訓
ヘッセンベルク:正義の太陽
レオナルディ:「今や主を喜べ、全ての世界よ」による即興曲
ベルンハルト・レオナルディ(Org)

録音:2006年3月
作品の魅力、演奏の聴き応え、録音の素晴らしさがまさに三位一体となったオルガン名曲集です。僅か24歳で世を去り師リストを嘆かせた夭折の天才ロイプケ(1834 〜 1858)の情熱と敬虔が同居した注目すべきロマン派宗教オルガン曲を始め、宇宙の広大さを音で表現したようなアイノ・シューベルト(1928 〜)の作品など、19世紀ロマン派の時代から今日までの宗教的オルガン作品の感動的な世界をSACD サラウンドの素晴らしい録音によって鑑賞できます。オルガンはザールブリュッケンの聖ヨハン教会のもので、この教会で楽長を務めるレオナルディがオルガン独奏のみならず、静寂から歓喜に至る自作品「今や主を喜べ、全ての世界よ」による即興曲を披露しています。 (Ki)
AU-92565(1SACD)
エサイの根より〜クリスマスの合唱とオルガン曲
プレトリウス:「エサイの根より」
オルガン即興演奏(ホルツ)
ハインリッヒ・カミンスキ:「マリアは茨の森を通り」
オルガン即興演奏(ホルツ)
ヴォルフガング・ザイフェン:「闇は深まり」
オルガン即興演奏(ホルツ)
サンドストレム:グロリア
レーガー:「アヴェ・マリア」Op.80-5
モートン・ローリゼン:「おお、大いなる神秘」
ブラームス:「エサイの根より」Op.122
ディーストラー:「クリスマス物語」〜「エサイの根」の主題に基づく変奏曲
アルノルト・シュリック:「優しきマリア」
サンドストレム:「エサイの根より」
バッハ:「クリスマス・オラトリオ」〜「まぶねのかたえに我は立ちて」、
パストラーレ.ヘ長調BWV590、
「クリスマス・オラトリオ」〜「われ努めて汝を保たん」
カリン・フライスト=ヴィッシング(指)、
シュテファン・ホルツ(Org)、
ウォクス・ボナ(合唱)

録音:2009年2月7-9日ケルン=ロンドルフ・イマヌエル福音教会、ボン・聖十字架教会
喧騒と虚飾にまみれた現代のクリスマスとは対照的に、ウォクス・ボナの歌う待降節のための曲は、キリスト生誕と聖母マリアを思う、静謐で内面的なものです。声楽の間に効果的にオルガン曲やオルガンの即興演奏が挟み込まれ、アルバム・タイトルにもなっている、数曲の「エサイの根より」を中心とし、関連する曲も含まれ、1つの音楽世界を形作っています。なお、「エサイの根より」のエサイはダビデ王の父の名。この曲はもともと、聖母マリアを讃えていた23節からなるカトリックの歌でしたが、プレトリウスが、最初の2節のみを抜き出し、幼児キリストに歌詞の重点を移して以後、プロテスタントの待降節の曲となっていった歴史を持っています。 (Ki)
AU-92566(1SACD)
ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品Op.75-1、
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調Op.57、
バラード ニ短調Op.15-1、
マズレック ホ短調Op.49、
ソナチネ ト長調Op.100
イヴァン・ジェナティ(Vn)、
イゴル・アルダシェフ(P)

録音:2006年11月23−25日ベルリン・ヴァンゼー・アンドレアス教会
シンフォニーから小品までどれをとっても人懐っこいメロディが幅広い人気のドヴォルザーク。CM でも使用されることもあるロマンティックな小品をはじめ、ここに収められたヴァイオリン曲も魅力ある旋律の宝庫。ジェナティとアルダシェフはともにお国ものという ことで自然と共感もたっぷり。優秀録音です。
AU-92567(1SACD)
エドゥアルト・フランク(1817-1893):ピアノ三重奏曲集
ホ短調Op.11、ニ長調Op.58
クリスティアーネ・エディンガー(Vn)、
ルイ・クラレ(Vc)、クラウス・ヘルヴィヒ(P)

録音:2008年9月27-29日リューベック、音楽大学大ホール
エドゥアルト・フランクというと、その役割としていっぽうでシューマンとメンデルスゾーンとを、また他方ではシューマンとブルッフやブラームス、ブルックナーとを結ぶというように、大作曲家たちの世代間の橋渡しをした存在と考えられています。友人であるシューマンと、師でもあったメンデルスゾーンに影響を受けた彼は、作風としてはウィーン古典派の様式を踏襲しており、ピアノ曲を別にすれば大半を占めるのが室内楽作品。デュオから六重奏に至るさまざまな編成のなかでも、冷静で堅牢な構成と、ゆたかな音数と語法で一押しというべきものがこのピアノ・トリオ。4楽章形式の大規模で本格的な2曲は、死後一世紀もの間すっかり忘れ去られていたものですが、auditeによると“19世紀後半ドイツ語圏の室内楽といえばシューマンやブラームス、メンデルスゾーンに尽きると信じて疑ってこなかった方たちすべてに、その認識を改めさせるくらいほど”と太鼓判を押す内容とのこと。シリーズでおなじみのエディンガー以下、チェロにジャンドロン、シェべク、グリーンハウスらに影響を受けた名手クラレ、ケンプに師事したヘルヴィヒと演奏陣にも人を得ています。  (Ki)
AU-92568(1SACD)
ブランギエ〜バルトークを弾く
バルトーク:2つのルーマニア舞曲Op.8a
4つの哀歌Op.9a、戸外にてSz.81
ハンガリー農民の歌による8つの即興曲Op.20,Sz.74
ピアノ・ソナタSz.80
ニコラ・ブランギエ(P)

録音:2008年11月17-19日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
シューマン(AU.92563)に続く、フランスの俊英ブランギエの第2弾は、モダニズムとフォークロアの壮大な実験ともいうべきバルトークのピアノ曲。1920年から1926年にかけての作品から編まれたアルバムには、民謡にもとづく初期のピアノ曲の総決算的な「ハンガリー農民の歌による即興曲」のほか、ピアノの打楽器的側面を強烈に打ち出した「ソナタ」に、屋外で演奏する音楽をピアノで描写した「戸外にて」と、いわゆる“ピアノの年”1926年に生み出された2つの対照的な傑作が収められています。☆ニコラ・ブランギエ…1980年フランスのニース生まれ。フランソワの弟子ブルーノ・リグットほか、ドミニク・メルレ、ジャン=クロード・ぺヌティエらに学んだ俊英。2004年ツヴィッカウで行なわれた第14回ロベルト・シューマン国際コンクールで第2位ほかコンクール入賞歴多数。 (Ki)
AU-92569(1SACD)
チャイコフスキー:四季Op.37b、
ラフマニノフ
:コレッリの主題による変奏曲Op42
原田英代(P)

録音:2008年5月19-21日 イエス・キリスト教会(ベルリン)
日本人女流ピアニストとしては、圧倒的なスケールと存在を放つ原田英代。2007年に発売されたグリーグ:「抒情小曲集」(AU92555)は、日本はもちろん海外を中心に大絶賛されました。このアルバムは、彼女の得意とするラフマニノフ、チャイコフスキーの作品。力強さと豊かな表現が魅力の彼女の演奏にピタリとはまった1枚です。
=原田英代プロフィール=
東京芸大、同大学院で松浦豊明氏に師事した後、渡欧。モスクワ音楽院の名教師ヴィクトール・メルジャーノフ教授の愛弟子として研鑽を積む。
84年ジュネーブ国際音楽コンクール最高位、91年シューベルト国際ピアノコンクール第1位、ウィーン現代音楽コンクール第2位。そして93年モスクワにおける第1回ラフマニノフ国際ピアノコンクールで旧西側参加者の中で唯一入賞を果たす。これまでに日本の主なオーケストラ、海外の有名オーケストラとも共演。また講習会、公演なども開催し多方面で活躍中。   (Ki)
AU-92570(1SACD)
コミタス(1869-1935):アルメニア民謡集〜杏の木、春が来た、烏、
 鶴、お父さん、子守歌、くもり、
 小川、月明かり、アルメニア
ドイツ民謡集〜9つのドイツの詩【世界初録音】
ハスミク・パピアン(S)
ヴァルダン・マミコニアン(P)

録音:2005年7月、バヴァリア・スタジオ、ミュンヘン
アルメニア生まれの世界的ソプラノ歌手、ハスミク・パピアンとピアニスト、ヴァルダン・マミコニアンによる世界初録音を含むコミタスのアルメニア&ドイツ民謡集。作曲のコミタスは約4000曲を作曲したアルメニアの偉大な作曲者です。彼の音楽は地域に根差した民謡です。アルメニアは山脈と高原が広がる山国で地域により起伏に富み、気候が大きく異なります。アルメニアの文化にしっかりと根ざした歌詞と雄大な音楽が最大の魅力となっております。SACDハイブリッドの高音質優秀録音。 (Ki)
AU-92571(1SACD)
ロマン・デシャルム/ラヴェルを弾く
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ、
夜のガスパール、ソナチネ、ラ・ヴァルス
ロマン・デシャルム(P)

録音:2008年11月20-22日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
2008年の4月と10月、さらにことしの2月と相次いで来日し、多くのファンを魅了したフランス期待の若手ピアニスト、ロマン・デシャルム。Auditeデビュー盤は、そのリサイタルでも取り上げた「高雅で感傷的なワルツ」「夜のガスパール」を含むラヴェル作品集。師ジャック・ルヴィエ仕込みのラヴェルはすでに完成されたスタイルで自信のほどを覗かせますが、なかでも同じく公演曲目の取りに組まれていた「ラ・ヴァルス」がやはり圧巻。音色の綾、リズム感、退廃的な香りと、聴衆を大いに沸かせた来日公演をほうふつとさせます。使用楽器Kawai EX2528001。
◆ロマン・デシャルム…1980年フランス・ナンシー生まれ。パリ国立高等音楽院でジャック・ルヴィエ、クリスチャン・イヴァルディ、ジャン・ケルネル、アンヌ・グラポットに師事し、すべてのクラスで4つのプルミエ・プリ(首席)を獲得して卒業。2006年AXAダブリン国際ピアノコンクール、さらに2007年ウイストルアム・リヴァに於けるヴラド・ペルルミュテール・ECピアノコンクールでグランプリを受賞。そのほかのコンクール歴も輝かしく、アレッサンドロ・カサグランデ国際ピアノコンクール、上海国際ピアノコンクール、浜松国際ピアノコンクールでも上位入賞を果たしている。パリのサル・コルトーをはじめフランス国内のほか、ロンドンのウィグモアホール、ダブリン国立コンサートホール、ニューヨークのカーネギーホールと、欧米、中国、日本で、リサイタル、室内楽、オーケストラとの共演等、数多くの演奏活動を行う。ヤマハ・ヨーロッパ財団、ナテクシス・バンク・ポピュレール財団、2004年度シャルル・クロ・アカデミー奨学生。  (Ki)
AU-92572(1SACD)
エコーとリスポスタ〜ムーリ修道院所属教会合唱隊席から響く最上の器楽曲
ディートリヒ・ベッカー(1623-1679):カンツォン
ベネデット・レ(17世紀初期):カンツォーネ
ニコロ・コッラディーニ(1580/90-1646):ソナタ「ラ・ゴルフェランマ」
サラモーネ・ロッシ(1570頃-1630頃):ソナタ
チェザリオ・グッサーゴ(17世紀初期):ソナタ「ラ・レオーナ」
ダリオ・カステッロ(17世紀初期):ソナタ第10番
ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチョ(17世紀初期):カンツォン
ビアージョ・マリーニ(1594-1663):ソナタ第9番、カンツォン第1番
ロドヴィーコ・ヴィアダーナ(1560-1627):シンフォニア「ラ・ベルガマスカ」、フランス風カンツォン、シンフォニア「ラ・マントヴァーナ」
ジョヴァンニ・ピッキ(17世紀初期):カンツォン第12番、ソナタ第16番
A・ストラデッラ(1639-1682):ソナタ
シャイト(1587-1654):エコー、カンツォン・コルネット
ヨハン・ゾンマー(1570頃-1627):ソナタ
ヨハン・シュターデン(1581-1634):ソナタ第1番
レ・コルネ・ノワール(2コルネット、2Vn、Fg、Tb、2Org)

録音:2008年8月4-7日スイス,アールガウ州ムーリ,修道院所属教会
ムーリ修道院所属教会における第3弾目の録音は、その合唱隊席の特質を生かしたもの。音楽史上、ヴェネツィア、サン・マルコ大聖堂のステレオ効果が最も有名ですが、ムーリ修道院所属教会は、反響を配慮した8角形のドームで、そのうちの4面に合唱隊席を配し、音源が前方2方向の場合はエコーが、4方向の場合は立体音響が際立ち、どちらの場合にも、非常に色濃いサラウンド効果が得られるようになっています。今回の録音は、タイトルにも示されるように、前方2方向の音源から得られるエコー効果を主眼としたもの。初期バロック時代に活躍した、楽器奏者としても名の通った独伊の作曲家たちの作品を集め、レ・コルネ・ノワールは、その空間効果を生かした響きを作り出しています。特にSACDSURROUND層の録音は、この効果の再現に力を発揮しています。 (Ki)
AU-92573(1SACD)
聖なる待降節のための前奏曲集
シーダーマイアー:前奏曲ニ長調
コプリッヒ:パストラーレ.イ長調、
パストラーレ.ニ長調、パストラーレ.ト長調
作曲者不詳:ソナタ ハ長調、
パストラーレ.ヘ長調、ソナタ.ハ長調
ヨハン・エルンスト・エーベルリン:「1月のための:アリア」、「12月のための:メヌエット」、「キリストの月のための:子守唄」
フランツ・クサーファー・シュニッツァー:ソナタ ト長調
シーダーマイアー:前奏曲変イ長調
グリュンベルガー:田園風オルガン曲変ロ長調、田園風オルガン曲変ホ長調、田園風オルガン曲ハ長調
ピッシ:田園風前奏曲ヘ長調、田園風前奏曲ト長調
アルプリンガー:パストラーレ ト長調
フィーレル:クリスマスプレゼント
ヨハンネス・シュトロープル(Org;スイス,アールガウ州ムーリ,修道院所属教会の大オルガン使用)

録音:2008年8月7-9日スイス,アールガウ州ムーリ,修道院所属教会
お馴染みムーリ修道院所属教会における今回の録音は、待降節に演奏されるオルガン曲。存命当時、非常な人気を博したフィーレルは、現在でも地元の教会でその作品を耳にすることができ、モーツァルト父子に高く評価されたエーベルリンは、1つの作品が長らくJ.S.バッハの作品と思われるなどといった、渋みのある一線級の作曲家の作品が集められています。彼らは、年代的には18世紀末から19世紀初頭。地域的には南ドイツ、オーストリア、ボヘミア、クロアチア。宗教的にはカトリックの伝統に属しています。 (Ki)
AU-92574(1SACD)
シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47*
ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44
クレール=マリ・ル・ゲ(P)
マンデルリングQ
[ゼバスティアン・シュミット(Vn)、ナネッテ・シュミット(Vn)*、ローラント・グラッスル(Va)、ベルンハルト・シュミット(Vc)]

録音:2009年5月27-29日レーバークーゼン、バイエル・クルトゥーアハウス(セッション)
ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集を完結させたマンデルリング四重奏団が、2010年の作曲者生誕200周年のアニヴァーサリーに向けて放つ最新アルバムは、シューマンの室内楽。高い人気を誇るル・ゲを迎えて、ピアノ四重奏曲とピアノ五重奏曲を取り上げています。ともにシューマンの好んだ変ホ長調という調性で書かれたピアノ五重奏とピアノ四重奏は、「室内楽の年」1842年の10月と11月に相次いで完成しています。なかでも、作曲の過程でメンデルスゾーンがアドバイスを授けたピアノ五重奏では、楽想ゆたかなピアノがまず格別。これに、いくぶん厚めの弦が溶け合うさまがまた絶妙で、このジャンル屈指の名曲として親しまれています。切れ味鋭いショスタコーヴィチのほか、シューベルトやブラームスといった、ロマン派のディスコグラフィからもマンデルリング四重奏団の実力は織り込み済みのところ。このたび、ピアノに極上のロマンが薫るシューマンの作品ということで、くっきりとした音色としなやかな感性で強力な魅力を放つル・ゲとの顔合わせは、よりいっそうの期待を抱かせるものといえるでしょう。記
AU-92575(1SACD)
シューベルト:「さすらい人幻想曲」ハ長調D760、
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960
原田英代(P)

録音:2010年11月23-25日イエス・キリスト教会、ベルリン
ドイツ、日本を中心に世界で活躍するピアニスト、原田英代。これまでにグリーグの抒情小曲集(AU92555)、チャイコフスキー&ラフマニノフ(AU92569)、シューマンの幻想曲、クライスレリアーナ、アラベスク(AU92577/KKC5104)をリリース。いずれも高い評価を受け、特にシューマンはレコード芸術特選盤をはじめ国内外のレヴューで大絶賛され、原田の底知れぬ音楽的才能を知らしめました。今回リリースするのは、シューベルトの2大作品。原田は2003年から2010年にかけてシューベルトの全貌を伝える連続演奏会を行い、歌曲、室内楽を通してシューベルトの音楽に迫ってきました。作品の研究と分析に余念がない原田の成果が結実した内容です。 (Ki)
AU-92576(1SACD)
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリンソナタOp.134
ユディト・インゴルフソン(Vn)、
ウラジーミル・ストウペル(P)

録音:2011年1月/ジーメンス・ヴィラ(ベルリン)
1973年アイスランド出身、1998年インディアナポリス国際コンクールで金賞受賞した女性ヴァイオリニスト、ユディト・インゴルフソン待望の新録音登場です。驚くべき超絶技巧と音楽的成熟を示す名手です。1750年製グァダニーニの名器から紡ぎ出す美音も魅力。今回はロシアの2作に挑戦。ストラヴィンスキーのディヴェルティメントはチャイコフスキーの音楽に基づくバレエ「妖精の口づけ」のなかから、友人のヴァイオリニスト、サミュエル・ドゥシュキンの協力で編曲。もともとの素材がチャイコフスキーなので、旋律的な魅力にあふれています。ピアノのウラジーミル・ストウペルはモスクワ出身。母は名ピアニストのリムマ・ボブリツカヤ、モスクワ音楽院ではピアノのマリーニン、指揮をロジェストヴェンスキーに学んだという逸材。 (Ki)
AU-92577(1SACD)
シューマン:幻想曲ハ長調Op.17、
クライスレリアーナOp.16、
アラベスクOp.18
原田英代(P)

録音:2009年6月16-18日イエス・キリスト教会(ベルリン、ダーレム)
驚くべき力強さとしなやかさを持つ実力派ピアニスト、原田英代。活動の拠点をヨーロッパにおき高い評価を受けています。前作「チャイコフスキー:四季/ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲」(AU92569)は、英グラモフォン誌2009年4月号のレビューで大絶賛されました。最新CDはドラマティックな名曲クライスレリアーナを含む生誕200年を迎えたシューマン・プログラム。ロマンティシズムに溢れた「幻想曲」、美しいニュアンスと特有のメランコリーを持った「アラベスク」、そして「クライスレリアーナ」。全8曲からなるクライスレリアーナは、E.T.A.ホフマンの小説に登場する「楽長クライスラー」から取ったタイトル。文学を音楽的に表現した傑作です。過度な感傷的表現を避けシューマンの情念的な部分を見事に表した演奏。ピアノの美感を最大限に利用したペダリングによって生み出される精緻な色彩表現、揺れる感情、原田英代の底知れぬパワーを感じさせる1枚です。【原田英代プロフィール】東京藝術大学卒業。同大学院修了。モスクワ音楽院でメルジャーノフの愛弟子として研鑚をつむ。ジュネーブ国際コンクール最高位、シューベルト国際ピアノコンクール第1位、ウィーン現代音楽コンクール第2位など、華々しい受賞歴を持つ。これまでにN響、読響、トリノ放送響など国内外の主要オーケストラとの共演、音楽祭への参加している。 (Ki)
AU-92578(1SACD)
エドゥアルト・フランク:弦楽五重奏曲ホ短調Op.15
弦楽五重奏曲ハ長調Op.51
クリスティアーネ・エディンガー(第1Vn)
タッシロ・カイザー(第2Vn)
ライナー・キムシュテット(第1Va)
ウヴェ・マルティン・ハイベルク(第2Va)
カタリナ・メフラー(Vc)

録音:2011年3月16-19日ベルリン、ジーメンスヴィラ(デジタル・セッション)
auditeが再評価に力を入れるエドゥアルト・フランク(1817−1893)のシリーズ最新作。ヴァイオリン、ヴィオラ各2にチェロという編成を採る二つの弦楽五重奏曲は、それぞれ1845年と1870年頃におそらく書かれたものと考えられ、創作の背景には当時台頭していたブルジョワジーのライフスタイルが急速な発展を遂げたことにより、かれらの演奏に供される質の高い作品の需要が高まったという事情があります。音楽史における作曲家エドゥアルト・フランクの功績としては、いっぽうでシューマンとメンデルスゾーンとを、また他方ではシューマンとブルッフやブラームス、ブルックナーとを結ぶというように、「大作曲家たちの世代間の橋渡し」をしたことが挙げられます。作品的には、ピアノ曲を除くと大半を占める室内楽曲に重要なものが多く、これまでにauditeからは弦楽六重奏曲、ピアノ五重奏曲、弦楽四重奏曲、ピアノ三重奏曲、ヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタがリリース済み。じっさいここでも、大規模で劇的な構造と相俟った、簡潔で忘れがたいメロディと主題の創意に加えて、プロと愛好家の双方を満足させるに十分な対位法の卓越した能力は驚くべきもの。いくぶんメランコリーを湛えた高貴で心を揺さぶるインスピレーションに、いくつかの点でブラームスの語法を先取りしているかのようなところも聴き取れ、主題に続く10の変奏という形式による作品51のフィナーレはまぎれもなく白眉の出来ばえ。例によってここでの2曲もまた、死後一世紀もの間すっかり忘れ去られたままでしたが、その内容からあらためて、エドゥアルト・フランクが室内楽で最も独創的なドイツの音楽語法を示す作曲家のひとりであることがわかります。レコーディングに際して、シリーズでおなじみのエディンガー以下、シュヴァルベに師事したキムシュテットに、ハンブルク北ドイツ放送響のコンサート・マスターを務めたハイベルクをはじめ、ドイツ勢による盤石の布陣が組まれています。 (Ki)
AU-92579(1SACD)
グリーグ:管弦楽作品全集Vol.2
2つの悲しい旋律Op.34
組曲「ホルベアの時代より」Op.40
2つのメロディOp.53
2つのノルウェーの旋律Op.63
アイヴィン・オードラン(指)
ケルンWDR響

録音:2009年8月31日-9月2日ケルン、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(デジタル・セッション)[WDR制作]
ヨルマ・パヌラの弟子オードランが進めるグリーグの管弦楽曲全集シリーズ第2弾。グリーグが何にもまして極めたジャンルと云われる弦楽オーケストラのための作品は、歌曲とピアノ小品からの編曲が主体ですが、すっと透き通った高音から絶妙に表情を変えてゆく中低域まで、ここにしかない独特の魅力にあふれています。“この音楽の風味は、わたしの血です”と語るように、オードランもまたグリーグの生まれ故郷ベルゲン育ち。胸をしめつけるような「過ぎし春」や組曲「ホルベアの時代より」ほか、ノルウェーのフォークロアを題材にした内容への共感の深さは本物で、演奏の出来ばえがそれを物語っています。 (Ki)

AU-92641(1SACD)
AU-95641
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
エリザ・カヴェルティ(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)
オットー・エーデルマン(Bs)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
フィルハーモニアO
ルツェルン祝祭Cho

録音:1954 年 8 月22日、ルツェルン
2014年はフルトヴェングラーの没後60周年、偉大な巨匠の偉業を偲ぶべくauditeが素晴らしい仕事をしてくれました!フルトヴェングラー晩年の大 名演、ルツェルン音楽祭でのベートーヴェンの第9交響曲が、放送局のオリジナルのマスターテープからSACD hybridとCDに! audite社の案内によりますと、SRF(スイス放送協会 Schweizer Radio und Fernsehen)の保管庫に秘蔵されていたオリジナルのマスターテープを丁 寧に採録。元々の録音状態が良好なため、雑音の除去はごく僅か、テープヒスの軽減はほとんどせずに済んでいるとのこと。またピッチも可能な限り修正、 ことに第3楽章は正しいピッチに収まったことでよりじっくりとした風格の演奏となっています(このため演奏時間が若干長くなっています)。オリジナルの マスターテープは第1楽章+第2楽章、第3楽章+第4楽章の2巻から成っており、楽章間の様子も可能な限りそのまま収録されています。 フルトヴェングラーのベートーヴェン演奏の到達点とも言えるルツェルンの第9は、これまでに様々な盤で出回ってきましたが、このaudite盤が頂点に君 臨することでしょう。しかもSACD hybirdでも発売。60年の時を超えてフルトヴェングラーの偉大な芸術をしっかり胸に受け止めましょう! (Ki)
AU-92651(1SACD)
グリーグ:管弦楽作品全集Vol.1
交響的舞曲集Op.64
劇付随音楽「ペール・ギュント」第1組曲Op.46
劇付随音楽「ペール・ギュント」第2組曲Op.55
リカルド・ノルドロークの思い出のための葬送行進曲EG107
アイヴィン・オードラン(指)
ケルンWDR響

録音:2010年10月4-8日ケルン・フィルハーモニー(デジタル・セッション)[WDR制作]
優秀録音で人気のauditeから注目のシリーズが登場します。1956年生まれのアイヴィン・オードランがケルンWDR響を指揮してスタートさせるのは、祖国ノルウェーの大作曲家グリーグによる管弦楽曲全集。全5巻予定の第1弾ではグリーグの代表作「ペール・ギュント」の第1、第2組曲のほか、正真正銘ノルウェーのメロディーやリズム素材を扱った「交響的舞曲集」と、さらに、グリーグが作曲家になる後押しをした親友でありながら、23歳で夭折した「ノルドロークのための葬送行進曲」を収録しています。メニューインに師事した経歴を持つオードランは、まず、ヴァイオリニストとしてベルゲン・フィルのコンサートマスター(1981−1989)を務めるいっぽうで、シベリウス・アカデミーでかのヨルマ・パヌラに指揮を師事していることから、ここでは師直伝の内容が期待されるところです。また、オードランはトロントハイム交響楽団の首席指揮者&アーティスティック・リーダー(2003−2010)のポストを中心に、オスロ・フィル、スタヴァンゲル響、フィンランド放送響、スウェーデン放送響などその他のスカンジナビア圏の主要オケにも客演、さらにはヨーロッパのオケにもひんぱんに登場しており、ケルンWDR響のほか、シュトゥットガルトSWR響、ベルリン・ドイツ響などに客演しています。 (Ki)
AU-92652(1SACD)
G.ガブリエッリ&シュッツ声楽作品集
シュッツ:ダヴィデの詩篇歌集〜「何故荒れ狂う異教徒」SWV 23
G.ガブリエッリ:サクラ・シンフォニア第1集〜第1旋法による8声のカンツォーナC 170
シュッツ:シンフォニア・サクラ第3集より「サウル、サウル、なぜ私を迫害するのか」SWV 415
G.ガブリエッリ:サクラ・シンフォニア第1集〜第4旋法による15声のカンツォーナC 185
シュッツ:シンフォニア・サクラ第3集より「来たれ聖霊」SWV 417
ガブリエッリ:8声のカンツォーナC 202
シュッツ:ダヴィデの詩篇歌集より「全霊もて、われ主に感謝す」SVW 34
ガブリエッリ: 14声のソナタC 211
シュッツ:シンフォニア・サクラ第3集より「天にまします我らの父よ」SWV 411
ヨハンネス・シュトロープル(指)
カペッラ・ムレンシス、
レ・コルネ・ノワール

録音:2011年7月25-28日、ムーリ修道院所属教会
素晴らしい音響を持つスイスのムーリ修道院所属教会でルネサンス〜バロック時代の声楽・器楽作品を収録するシリーズ最新盤。第5弾となる今回は、 16世紀イタリアを代表する大音楽家ジョヴァンニ・ガブリエッリと、その弟子でありドイツ初期バロックの大家としても知られるハインリヒ・シュッツの作 品集!「シンフォニア・サクラ」「サクラ・シンフォニア」「ダヴィデの詩篇歌集」といった代表的声楽作品集から、珠玉の楽曲の数々が収録されています。 G.ガブリエッリとシュッツの作品が交互に収録されており、ルネサンスとバロック、イタリアとドイツそれぞれを結ぶ橋渡し的存在といわれる師弟の作品を 聞き比べることが出来る1枚ともいえましょう。
演奏を担当するのは、第4弾(AU 92573)にて大オルガンの荘厳な音色を聴かせてくれたヨハンネス・シュトロープルが率いる合唱団体カペッラ・ ムレンシスと、第3弾(AU 92572)より再登場の器楽団体レ・コルネ・ノワールです。シリーズ最大の魅力とも言える、ムーリ修道院の音響空間を最 大限に活かした録音は今回も健在!8角形の広間の4隅に合唱隊席を配し、サラウンド効果あふれる美しい響きをSACD Hybridの高音質でたっぷりと 堪能できます! (Ki)
AU-92653(1SACD)
17世紀、ウィーン宮廷に響く2台のオルガンのための作品集
G.プリウーリ:祝福されしイェルサレムの町 
8声の第2カンツォーネ 
おお、なんと甘美な 
G.ヴァレンティーニ:6声のカンツォーネ ト長調
6声のカンツォーネ ト短調
作者不詳:ゼクエンツ「復活のいけにえに」、
 「聖霊来たりたまえ」
W.エブナー:トッカータ.ト短調
 アリア・ファヴォリータによるパルティータ
フローベルガー:トッカータ第6番「聖体奉挙のための」
カプリッチョ第5番 
レオポルド1世:アルマンド60 - アリア61 - カナリオ62
アリア63 - ガヴォット64 - サラバンド65
テシェルマン:リチェルカーレ.ハ長調
J.C.ケルル:@カッコウによるカプリッチョ フーガClamor grillorum campestrium
A.ポリエッティ:雄鶏と雌鶏の鳴き声のカンツォーネ、
 鶏の鳴き声のカプリッチョ
M.アンティフォン:サルヴェ・レジーナ
デイヴィッド・ブランデン(Org)、
ヨハンネス・シュトローブル(Org)、
カペッラ・ムレンシス

録音:2011年7月29-31日、ムーリの修道院所属教会(スイス)
ヨーロッパ屈指の音響で知られるスイスのムーリ修道院所属教会で、ルネサンス・バロック時代の音楽を録音していこうという「hanssler」レーベルの 意欲的なシリーズから、第6弾となる最新盤がリリースされました!今回の舞台は17世紀のウィーン、ハプスブルク宮に響いていた2台のオルガンのため の作品集。第5弾(AU 92652)に引き続き、今回もヨハンネス・シュトロープル率いる合唱団体カペッラ・ムレンシスによる演奏です。フェルディナン ト2世、フェルディナント3世、そしてレオポルド1世という3人の皇帝の時代にまたがり、当時の宮廷に活躍していた音楽家たちの作品がたっぷりと収 録されています。宮廷楽長として活躍したG.プリウーリ(ca. 1575-1626)、G.ヴァレンティーニ(1582/83-1649)、著名なオルガニストだったF.M.フ ローベルガー(1616-1667)といった今日にも名を残す音楽家から、W.エブナー(1611/12-1665)やA.ポリエッティ(†1683)といった中々お 目にかかれない作曲家の作品、さらには皇帝レオポルド1世自身の作品にいたるまで、まさに “ウィーン宮尽くし” のプログラムです。オルガン付のグレ ゴリオ聖歌、モテットやカンツォーネといった声楽曲、カッコウや鶏などの動物の鳴き声を模した愉しい器楽曲、とジャンルも様々。収録場所のムーリ修 道院はハプスブルク家によって1027年に創立されたということで、ウィーン宮廷とも縁深い地。サラウンド効果を狙った楽器配置は今回も行われており、 SACDハイブリッドの高音質で堪能できるのも本シリーズお馴染みの魅力。第4弾(AU 92573)で素晴らしい音色を聴かせてくれたムーリ修道院のオ ルガンの響きも必聴です! (Ki)
AU-92654(1SACD)
シューマン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.63
ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調Op.80*
スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、セバスチャン・ジンガー(Vc)、マルティン・ルーカス・ストウブ(P)】

録音:2010年5月30-31日、2007年9月25-26日*
スイス、ヌーシャテル、テンプル・ドゥ・バ(デジタル・セッション)
メンデルスゾーン(AU92550)でauditeデビューを果たした実力派アンサンブルの第2弾はシューマン。いずれもドレスデン時代の1847年に生み出された第1番と第2番というプログラムです。シューマン生誕200周年記念の2010年5月にスイス・ピアノ・トリオがスイスでの3公演で取り上げた直後に収録した第1番は、「暗い気分のときに生まれたもの」という作曲者自らの言葉にもあるように、陰のあるシューマン特有のロマン性をよく表した作品。第1番のすこし後で着手され、スケッチから完成までわずか3日間で仕上げた第2番は、のちのマーラーが賞讃したといわれる作品で、ベートーヴェンやメンデルスゾーンの引用なども聞かれて、より自由度の増したものとなっています。スイス・ピアノ・トリオによる手堅い演奏は、対象的な性格を持つ2曲の魅力を浮き彫りにして、シューマンの多彩な魅力に迫ります。 (Ki)
AU-92656(1SACD)
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番変ホ長調op.
弦楽四重奏曲第2番イ短調op.13
弦楽四重奏曲変ホ長調(1823年)*
マンデルリングQ
【ゼバスティアン・シュミット(Vn)、
ナネッテ・シュミット(Vn)、
ローラント・グラッスル(Va)、
ベルンハルト・シュミット(Vc)】

録音:2011年4月12-13日、2011年11月21-22日* クリンゲンミュンスター
2005年〜2009年にかけて行ったショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲全集も好評のマンデルリング四重奏団が、早くも新たな全集プロジェクトを始動させました!2013年に結成30周年を控え、円熟に拍車をかける名門が次に選んだのは、ドイツ・ロマン派の大家メンデルスゾーンの弦楽による室内楽!前回同様、全て高音質SACD Hybrid盤でのリリースになります。記念すべき第1集は、メンデルスゾーンが若かりし頃に作曲した弦楽四重奏曲3曲を収録。初期のころから完成度の高い作品を多く残した作曲家として知られるメンデルスゾーンですが、同時に出版されないまま廃棄された作品も多いのも彼の特徴です。このアルバムの最後に収録された弦楽四重奏曲ホ長調(1823年)も、生前に出版されなかった作品のひとつ。メンデルスゾーンが14歳の時に書いたこの曲は、若さあふれる爽やかな旋律と絶妙に絡み合うアンサンブルが見事な作品。習作とは思えない出来栄えに、若き音楽家の才気を思い知らされます。また、過去の偉大な作曲家に対し大きな尊敬の念を抱いていたメンデルスゾーン。弦楽四重奏曲第2番はベートーヴェンの没年である1827年に作曲されたもので、節々に偉大な作曲家へのオマージュが垣間見える作品です。1829年作曲の第1番は「真夏の夜の夢」を思わせる愉快なカンツォネッタを含んだスケルッツォが有名。全集第1集にふさわしい、爽やかな雰囲気に満ち溢れたアルバムです。本シリーズは“弦楽のための”室内楽曲全集ということで、今後は弦楽四重奏だけでなく弦楽五重奏、弦楽八重奏も収録される予定。第1集から是非集めておきたい、注目必至のシリーズです (Ki)
AU-92657(1SACD)
メンデルスゾーン:弦楽のための室内楽曲全集 vol.2
弦楽四重奏曲第3番ニ長調op.44-1
弦楽四重奏曲第4番ホ短調op.44-2
弦楽四重奏曲第6番ヘ短調op.80*
マンデルリングA
【ゼバスティアン・シュミット(Vn)、
ナネッテ・シュミット(Vn)、
ローラント・グラッスル(Va)、
ベルンハルト・シュミット(Vc)】

録音:2011年11月24日、2012年4月23-26日、クリンゲンミュンスター
2013年の結成30周年を間近に控え、ますますの活躍を見せるドイツ屈指のアンサンブル団体、マンデルリング四重奏団。2009年まで行われたショ スタコーヴィチ全集の反響も覚めやらぬなか、2011年より新たにメンデルスゾーンの弦楽のための室内楽曲全集を開始し、注目を集めています。第2集 となる今回は、初期の弦楽四重奏曲を中心に収録した第1集(AU 92656)から一転、後期から最晩年の時期に書かれた3曲の弦楽四重奏曲を取り上 げたプログラムになっています。曲調は違えど、いずれもメンデルスゾーンらしい抒情性と清廉なリズム感が美しい作品ばかり。第3番では交響曲「イタリア」 を想い起こさせる快活な曲調と激しいソロの掛け合いが魅力的な一方、古典的な響きに満ちた第4番は深みのある落ち着いたアンサンブルにじっくりと聴 き入ります。2曲ともヴァイオリンの名手フェリシアン・ダヴィッドの妙技に魅了された後に書かれた作品ということで、ヴィルトゥオーゾ的なパッセージが 随所に散りばめられているのも聴き所。マンデルリング四重奏団が誇る1stヴァイオリンのゼバスティアン・シュミットの妙技に魅せられるプログラムとも いえましょう。また、亡くなる半年前に作曲された最期の弦楽四重奏曲第6番は、姉の訃報を悼むメンデルスゾーンの悲痛な旋律の数々にぐっと心をえぐ られる作品。慟哭のごとき激しい音運びには、それまでのメンデルスゾーンの作品から得られる感動とは一線を隔す、圧倒的なインパクトがあります。マン デルリング四重奏団のアンサンブルは今回も安定感抜群。激情の中にも決して冷静さを欠かない演奏で、円熟の域へと入りつつある名門の名にふさわしい 堂々たる演奏を聴かせてくれます! (Ki)
AU-92658
(1SACD)
メンデルスゾーン:弦楽のための室内楽曲全集 Vol.3
弦楽四重奏曲第5番 変ホ長調 Op.44-3
弦楽四重奏のための4つの小品Op.81より[第1曲:アンダンテホ長調、第2曲:スケルォ]
弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20*
マンデルリングQ
[ゼバスティアン・シュミット(1st Vn)、
ナネッテ・シュミット(2nd Vn)、
ローラント・グラッスル(Va)、
ベルンハルト・シュミット(Vc)]
クレモナ四重奏団*
[クリスティアーノ・グアルコ(1st Vn)、
パオロ・アンドレオーニ(2nd Vn)、
シモーネ・グラマーリャ(Va)、
ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc)]

録音:2011 年11月21日*、(1)(2)2012 年4月25-26日、クリンゲンミュンスター
ドイツ屈指のマンデルリング四重奏団は2013年に結成30周年を迎えました。近年録音されたショスタコーヴィチの弦楽四 重奏曲全集は非常に高い評価を得ており、豊富なレパートリーとともに勢力的に活動しております。2011年より新たに取り組み始めたのが、母国ドイツ の作曲家メンデルスゾーンが作曲した弦楽のための室内楽曲全集録音で、当アルバムはその第3集となります。収録曲は弦楽四重奏曲第5番、弦楽四重 奏のための4つの小品より第1&2曲、そして、弦楽八重奏曲です!
なんといっても注目はイタリアの次代を担う実力派として活躍するクレモナ四重奏団と共演した弦楽八重奏曲です。auditeレーベルが誇る2大弦楽四 重奏団の共演は聴き逃せません。激情の中にも決して冷静さを欠かないマンデルリング四重奏団とイタリアの陽光のごとく煌びやかな音色のクレモナ四重 奏団が化学反応のごとく不思議と融合し、天下一品のメンデルスゾーンを聴かせてくれます。当シリーズ第1集[第1番、第2番、弦楽四重奏曲変ホ長 調(1823)(AU 92656)、第2集[[第3番、第4番、第6番(AU 92657)]と合わせてお楽しみください。
AU-92659(1SACD)
メンデルスゾーン:弦楽のための室内楽曲全集 vol.4
弦楽五重奏曲第1番 イ長調 Op.18
弦楽五重奏曲第2 番 変ロ長調 Op.87
弦楽四重奏の4つの小品 Op.81よりカプリッチョ ホ短調、フーガ 変ホ長調*
マンデルリングQ
【ゼバスティアン・シュミット(Vn)、
ナネッテ・シュミット(Vn)、
ローラント・グラッスル(Va)、
ベルンハルト・シュミット(Vc)】
グンター・トイフェル(Vc)

録音:2011年 4月11,12日、2012年 4月23-25日*、クリンゲンミュンスター
2013年に結成30周年を迎えますますの活躍を見せるドイツ屈指のアンサンブル団体、マンデルリング四重奏団。AUDITEレー ベルよりショスタコーヴィチ、シューベルト、ブラームスと数々の名録音をリリースしており、それぞれの録音は高い評価を得ております。2011 年よりメ ンデルスゾーンの弦楽のための室内楽曲全集を開始し、今回はその第4弾となるアルバムで、収録内容は、名手グンター・トイフェルを迎えた弦楽五重 奏曲第1、2番です。マンデルリング四重奏団のアンサンブルは今回も安定感抜群で激情の中にも決して冷静さを欠かない演奏で、円熟の域へと入りつつ ある名門の名にふさわしい堂々たる演奏を聴かせてくれます (Ki)
AU-92661(1SACD)
カール・フィリップ・シュターミッツ(1745-1801):クラリネット四重奏曲集
クラリネット四重奏曲Op.19-1変ホ長調
Op.19-2変ロ長調、
Op.19-3変ホ長調、Op.8-4
アーサー・キャンベル(Cl)、
グレゴリー・メイタン(Vn)、
パウル・スワンテク(Va)、
パブロ・マハヴェ=フェリア(Vc)

録音:2011年11月28-30日ルター派昇天教会、ミュンヘン
マンハイム楽派の最盛期を支えた作曲家カール・フィリップ・シュターミッツ。父ヨハンの作風を引き継ぎ、マンハイム楽派第2世代ならではの優雅な 室内楽的な響きが特徴。また多作家でもあり交響曲が約50曲の他、協奏交響曲、協奏曲など数多くあり、室内楽曲は250を超えています。 ここではクラリネット四重奏曲を収録。いずれの作品も優雅で上品な宮廷音楽の響きを感じることができます。作品8-4は、父ヨハンの典型的なスタイル であった大胆なデュナーミクを用いず、抑制されたスタイルで書かれています。また作品19ではクラリネットの音楽表現の幅も増え、よりダイナミックな 演奏を楽しむことができます。 カナダ、アメリカを中心に活動するアーサー・キャンベルの伸びやかで優雅な音色がアンサンブルをリードする明るく軽やかな1枚です。 (Ki)

AU-92663(1SACD)
ウィリアム・トーマス・ベスト校訂によるバッハのオルガン作品
バッハ(ウィリアム・トーマス・ベスト編):シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番より)BWV1004/5
コラール「最愛のイエスよ我らここに集いて」BWV731
キルンベルガー・コラールより「主イエス・キリスト、我らを顧みたまえ」BWV709
コラール「わが心の切なる願い」BWV727
前奏曲とフーガ.ホ短調 BWV533
パッサカリア.ハ短調 BWV582
トッカータとフーガ.ニ短調 BWV565
オルガン小曲集より「主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえ」BWV617
シューブラーコラールより「わが魂は主をたたう」BWV648
オルガン小曲集より「天にましますわれらの父よ」BWV636
トッカータ,アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
カルステン・ヴィーブッシュ(Org;クライス社制作オルガン(1850 年製1966/2010 修復 ))

録音:2011年5月5,6日、カールスルーエ教会
ドイツauditeの社主でプロデューサー&エンジニア、ルトガー・ベッケンホーフ氏が満を持して送りだす、オルガン録音最新盤は、イギリスのオルガニ ストであったウィリアム・トーマス・ベスト(1826-1897)編曲によるシャコンヌを含むバッハオルガン傑作集です。シャコンヌ以外、通常オルガンで演奏 される作品収録されていますが、ここに収録されている演奏では、テンポ、アーティキュレーション、オルガンの音色を選ぶレジストレーションなど全てウィ リアム・トーマス・ベストによる校訂の楽譜を使用しております。バッハのオルガン曲は壮麗ですが、ベスト校訂版で聴くと、例えば名曲トッカータとフー ガ ニ短調ではさらにドラマティックに、コラールではより美しく教会に響き渡ります。オルガンを演奏しているカルステン・ヴィーブッシュは南西ドイツの 教会音楽を主なレパートリーとし、この録音でも使用しているカールスルーエ教会にてオルガン・リサイタル・シリーズ続けております。当オルガンを知り 尽くしたヴィーブッシュだからこその演奏で複雑な組み合わせをもつオルガンをコントロールし、ベストが思い描いていた音楽を見事に再現しております。 (Ki)
AU-92667
(1SACD)
フルート・ソナタ集
プーランク:フルート・ソナタ
ヒンデミット:フルート・ソナタ.変ロ調 
デュティユー:ソナチネ
ムチンスキ:フルート・ソナタop.14
マルタン:フルートとピアノのためのバラード
アンネ=カテリーネ・ハインツマン(Fl)、
トーマス・ホッペ(P)

録音:2012年 6月26-28日、イエス・キリスト教会(ベルリン)
ドイツのフルート界の中堅を担う名手アンネ=カテリーネ・ハインツマンが、AUDITEレーベルより初となるソナタ・アルバムをリリースしました!プー ランク、ヒンデミットといった20世紀の作品を中心としたプログラムとなっています。ハインツマンは1999年にフランクフルト歌劇場管弦楽団の副主席 奏者に抜擢されて以来、世界的躍進を続けている女流フルート奏者。A.ニコレやP.マイゼンなど、独仏双方の匠に師事し、粋を継いだ実力派だけに期 待もひとしおと言ったところでしょう。4曲目には、2010年に惜しまれながらも逝去したアメリカの現代作曲家ムチンスキのソナタを収録。ジャズの要素 を取り入れた独特のリズム感が魅力的で、ピアノとフルートが息を呑むほどの勢いでリズムの応酬を繰り広げます。激しい掛け合いの中にも垣間見える、 民族的なメロディも聴き所。ピアノ伴奏を務めるのはI.パールマンやJ.ベルらとも共演経験のあるベテラン、トーマス・ホッペ。ハインツマンとはデュオを 組んで演奏活動を共にしており、アンサンブルの息もぴったりです。フルート・ピアノ双方に高い演奏技術と表現力を求められる難曲尽くしのプログラムで すが、常にも増す絶妙なアンサンブルで聴かせてくれます。録音場所はお馴染みのイエス・キリスト教会。高音質SACD Hybrid盤ということで、多くの 名演を生んだ教会の素晴らしい音響と共に、ハインツマンの澄んだフルートの音色を存分に堪能できます。 (Ki)
AU-92669
(1SACD)
グリーグ:管弦楽作品全集Vol.3
演奏会用序曲「秋に」op. 11
抒情組曲op. 54
鐘の音op. 54-6(ザイドル編)
古いノルウェーのロマンスと変奏op. 51
組曲「十字軍の兵士シーグル」op. 56
アイヴィン・オードラン(指)
ケルンWDR響

録音:2012年10月1-2日、4-6日/ケルン・フィルハーモニー(デジタル・セッション)[WDR制作]
作曲家の生まれ故郷と同じベルゲン育ちのオードランが進めるグリーグの管弦楽曲全集シリーズ第3弾。 「この音楽の風味は、わたしの血です」と自ら言わしめるように、シリーズを通じてオードランがグリーグ作品にみせる共感の深さには相当のものがあり、 名指揮者ヨルマ・パヌラの薫陶を授かったたしかな手腕、なかでも繊細な弦の扱いにはすばらしいものがありました。そうした美質は「抒情組曲」のなか の一曲、オーロラや白夜といった幻想的なノルウェーの夜の帳をイメージさせる有名な「夜想曲」に顕著で、ここでの聴きどころのひとつといえるでしょう。  オードランの意図に応えるケルンWDR響もまた、ビシュコフ、サラステと相次いで実力派の首席指揮者を迎えて好調ぶりが伝えられているので、この たびも高水準の演奏内容が期待されるところです。 メニューインに師事した経歴を持つオードランは、まず、ヴァイオリニストとしてベルゲン・フィルのコンサートマスター(1981−1989)を務めるいっぽうで、 シベリウス・アカデミーでかのヨルマ・パヌラに指揮を師事してもいます。 また、オードランはトロントハイム交響楽団の首席指揮者&芸術監督(2003−2010)のポストを中心に、オスロ・フィル、スタヴァンゲル響、フィン ランド放送響、スウェーデン放送響などその他のスカンジナビア圏の主要オケにも客演、さらにはヨーロッパのオケにもひんぱんに登場しており、ケルン WDR響のほか、SWRシュトゥットガルト放送響、ベルリン・ドイツ響などに客演を重ねています。 (Ki)
AU-92670(1SACD)
グリーグ:管弦楽作品全集Vol. 4/オードラン
交響曲ハ短調EG 119
ピアノ協奏曲イ短調Op. 16*
ヘル ベルト・シュフ((P)
アイヴィン・オードラン(指)
ケルンWDR響

録音:2013年12月9-13日、2014年2月24-26日*
ケルン・フィルハーモニー(デジタル・セッション)[WDR 制作]
グリーグと同じノルウェー出身の画家エドヴァルト・ムンクの「魅惑の森」(1903年頃)をアレンジしたジャケットが印象的なオー ドラン&ケルンWDR響による管弦楽曲全集シリーズの最新盤。全5巻完結予定のうち、すでに3枚がリリース済みで、名匠ヨルマ・パヌラの薫陶を授かっ たノルウェーの指揮者オードランによるグリーグの語法を体得した音楽作りと優秀録音で評判を呼んでいます。 第4集は、ともにグリーグ唯一の交響曲とピアノ協奏曲という、ほとんど聴く機会のない作品と、屈指の人気作という対照的な組み合わせもユニークなプ ログラムとなっています。  生前は未出版で、ようやく1981年になって蘇演された「交響曲」は、グリーグがデンマークのコペンハーゲンに居住していた時期の1863年から64年にかけて、当時の師でデンマークを代表する交響曲作家ニルス・ヴィルヘルム・ゲーゼの勧めにより作曲されたもの。ゲーゼに師事する以前、グリーグ はライプツィヒ音楽院に学んでいますが、作風的にはメンデルスゾーンやシュポーア、そしてシューマンの影響を指摘されています。  グリーグ自身は交響曲をドイツ音楽の影響が色濃いとして、「決して演奏してはならない」とまでスコアに書き込んだそうですが、むしろここではドイツ のオーケストラによる演奏というところが作風にマッチしているといえるかもしれません。  グリーグが数年来あたためてきた国民音楽への思いが結実した「ピアノ協奏曲」は、交響曲から4年後、1868年に完成しています。ノルウェー民謡 風の旋律、和声、リズムがじつに新鮮にひびき、全篇に亘り、抒情とロマンがほとばしる魅力いっぱいの傑作で、ソリストに起用されたのは、1979年ルー マニアに生まれたドイツのピアニスト、ヘルベルト・シュフ。  カサグランデ国際ピアノ・コンクール、ロンドン国際ピアノ・コンクール、ウィーンのベートーヴェン国際ピアノ・コンクールと世界的なコンクールを制覇し、 ソロ・アルバムをいくつか発表して好評を博してきたシュフは、2013年にN響の公演でリストの第1番を弾き、大家の片鱗をみせつけていました。その シュフの弾くグリーグの協奏曲ということでおおいに楽しみな内容といえるでしょう。 (Ki)
AU-92671(1SACD)
グリーグ:管弦楽作品全集Vol. 5/オードラン
「ペール・ギュント」の音楽op. 23
 婚礼の場で/山の王の娘の踊り
6つのオーケストラ伴奏歌曲*
 ソルヴェイグの歌op. 23-18
 ソルヴェイグの子守歌op. 23-23
 モンテ・ピンチョからop. 39-1
 白鳥op. 25-2/過ぎ去りし春op. 33-2
 ヘンリク・ヴェルゲランop. 58-3
2つの抒情小品
高い山の夕べop. 68-4
揺りかごでop. 68-5
山の精に捕われた人op. 32#
ノルウェー舞曲op. 35
カミラ・ティリング(S)*
トム・エリク・リー((Br)#
ケルンWDR響
アイヴィン・オードラン(指)

録音:2012年10月1-6日(op.32 & 68)、2013年12月9-13日(op.35)、2014年2月25日(ペール・ギュントの音楽)、
2014年11月3-4日(6つのオーケストラ伴奏歌曲)/ケルン・フィルハーモニー(デジタル・セッション)[WDR制作]
作曲家の生まれ故郷と同じベルゲン育ちのオードランが進めるグリーグの管弦楽曲全集シリーズの完結篇。グリーグの語法を 体得し、名匠ヨルマ・パヌラの薫陶を授かった指揮者が生み出す音楽は相変わらず冴えていますが、第5集にして初めて登場する声楽曲に注目です。  30代半ばのグリーグが風光明媚なハルダンゲル地方での生活で、素晴らしい霊感を得て完成させた「山の精に捕われた人」は、バリトン独唱、ふた つのホルンと弦楽合奏のための作品。劇的な曲調に、オスロに生まれたバリトン、トム・エリク・リーの歌声がよく映えます。  グリーグにとって歌曲は、すぐれた歌手であった夫人ニナの存在もあって、ピアノ曲と並ぶ重要なジャンルでしたが、ソプラノ独唱による6つのオーケス トラ伴奏歌曲はさらなる聴きもの。代表作「ペール・ギュント」からのポピュラー・ナンバーである「ソルヴェイグの歌」「ソルヴェイグの子守歌」で、共感たっ ぷりの歌唱を聴かせるのはスウェーデン出身のカミラ・ティリング。ちなみにティリングは、2004年のパーヴォ・ヤルヴィ指揮エストニア国立響による「ペー ル・ギュント」のセッション録音にも、同じくソルヴェイグ役で参加していました。 これまでのオードランによるグリーグのシリーズは、いずれも本質に迫るみごとな出来栄えでしたが、有終の美を飾る当アルバムもまた、グリーグの音 楽を愛するかたにとって長らく宝物となるでしょう。 (Ki)
AU-92672(1SACD)
2台のピアノのためのフレンチ・ミュージック
ミヨー:スカラムーシュop.165b
ラヴェル:スペイン狂詩曲(2台のピアノのための編曲版)
ビゼー:子供の遊び(全曲)op.22
プーランク:2台のピアノのためのソナタ 
 エレジー
モナ&リカ・バード(P)

録音:2011年25-28日、ジーメンス・ヴィラ(ベルリン)
ドイツ、イタリアをはじめ数々の国際コンクール連弾部門で入賞を重ね、世界から注目を集めている新進気鋭の姉妹デュオ、モナ&リカ・バードが待望 の1stアルバムをリリースしました!彼女たちが記念すべき1stアルバムのために選んだのは、ビゼーからプーランクにいたる連弾作品を集めた19世紀 〜20世紀のオール・フランス・プログラム。ラヴェルの「スペイン狂詩曲」とビゼーの「子供の遊び」は管弦組曲としても知られる作品。音色の幅では 流石に勝てないとしても、ピアノ2台(ビゼーの作品は1台)から生み出されているとは思えないほどの壮大な音世界をSACDハイブリットの高音質でたっ ぷりと堪能できます。ミヨーのスカラムーシュでは、ジャズ・セッションも思わせるウィットの利いた愉しい掛け合いが魅力的!連弾最大の聴きどころであ る演奏者2人のコンビネーションだけでなく、多彩な表現力に存分に魅せられるプログラムといえましょう。モナ&リカ・バードは姉妹ならではの息の合っ たコンビネーションで、素晴らしいユニゾンと絶妙な掛け合いを魅せてくれます。すでにヨーロッパだけでなくアジア、アメリカにも活動地域を広げている モナ&リカ・バード姉妹。今後の活躍にも期待必至の注目アーティストです。 (Ki)
AU-92673(1SACD)
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調Op.50「偉大な芸術家の思い出」 スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ (Vn)、
セバスチャン・ジンガー (Vc)、
マルティン・ルーカス・ストウブ (P)】
1998年創設のスイス・ピアノ・トリオはオーストリアのヨハネス・ブラームス・コンクールやイタリアのカルタニッセッタ室内楽コンクー ルなどの入賞歴を誇る実力派。今回はチャイコフスキーの名作。何より驚かされるのは音楽の大きさ。auditeならではの高音質録音でオーケストラをし のぐ迫力の世界を作り上げています。
AU-92674(1SACD)
ヴィエルヌ:オルガン交響曲第1番ニ短調 op.14(1899)
オルガン協奏曲第2番ホ短調 op.20
ハンス=エーベルハルト・ロス(Org)

録音:2011年4月6-8日、メミンゲン、聖マルティン教会の大オルガン
オルガン作品の録音に定評のあるドイツauditeレーベルより2012年が歿後75周年にあたるフランスの作曲家ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937)が作 曲したオルガン交響曲の全曲録音するシリーズが開始しました。ヴィエルヌは先天性の白内障のため生まれつき盲目に近かったのですが、6歳で弱視へ快 復したと言われています。音楽的才能は幼少の頃に開花し、2歳でピアノ演奏を聴き、その場で聴いた曲を弾いてみせた程の楽才を持ち合わせていました。 1881年、ヴィエルヌが11歳の時には国立パリ盲学校に進学し、その後ヴァイオリン、ピアノそしてオルガン学び、とりわけオルガンは熱心に勉強しました。 それはセザール・フランクが弾くオルガン演奏を聴いて感銘を受けてからで、その後ヴィエルヌはフランクやオルガン交響曲第5番のトッカータが有名なシャ ルル=マリー・ヴィドールなど、著名なオルガニストに師事をし、オルガン演奏及び作曲を習いました。やがて歿年までパリのノートル・ダム大聖堂の首 席オルガニストを務めました。
ヴィエルヌは生涯6つのオルガン交響曲を残しました。当シリーズでは2曲ずつ、計3枚でリリース予定です。第1弾となる当アルバムは交響曲第1 番ニ短調 op.14と第2番ホ短調 op.20です。1898年作曲の第1番は師のヴィドールの影響から作曲された6楽章からなる大作です。一方交響曲第 2番は第5楽章構成で、ロマンティックで非常に色彩に富んだ素晴らしい作品です。
演奏のハンス=エーベルハルト・ロスは数々の国際コンクール受賞歴を持つ逸材で、auditeレーベルからフランクのオルガン作品集を(AU 21413)を リリース、非常に高い評価を得ています。当シリーズはSACD hybridとなりますので、オルガンの響きをより楽しめるアルバムとなっております。 (Ki)
AU-92675
(1SACD)
ヴィエルヌ:オルガン交響曲第3番嬰へ短調 op.28(1911)
オルガン交響曲第4番ト短調 op.32(1914)
ハンス=エーベルハルト・ロス(Org)

録音:2012年3月28-30日、メミンゲン、聖マルティン教会の大オルガン
「オルガンのレーベル」と言っても過言ではないドイツのAuditeレーベル。このジャンルにおいて数々の優秀録音をリリースしてきましたが、2013年 に歿後75周年を迎えたヴィエルヌのオルガン交響曲全曲録音が開始しました。第1弾の交響曲第1番、第2番(AU 92674)に続き、第2弾はオル ガン交響曲第3番嬰へ短調 op.28と第4番ト短調 です。
ヴィエルヌは先天性の白内障のため生まれつき盲目に近かったのですが、6歳で弱視へ快復したと言われています。1881年、ヴィエルヌが11歳の時 には国立パリ盲学校に進学し、その後ヴァイオリン、ピアノそしてオルガン学び、セザール・フランクが弾くオルガン演奏を聴いて感銘を受けて以来、パイ プオルガンを熱心に学びました。ヴィエルヌはフランクやオルガン交響曲第 5 番のトッカータが有名なシャルル=マリー・ヴィドールなど、著名なオルガニ ストに師事し、オルガン演奏及び作曲を習い、歿年までパリのノートル・ダム大聖堂の首席オルガニストを務めました。
演奏のハンス=エーベルハルト・ロスは数々の国際コンクール受賞歴を持つ逸材で、Auditeレーベルからフランクのオルガン作品全集(AU21413) をリリース、非常に高い評価を得ています。当シリーズ第1弾でも卓越した技術と確かな解釈でヴィエルヌの代表盤の呼び声高い名演奏を聴かせてくれます。 Auditeレーベルの社主でプロデューサー&エンジニアのルトガー・ベッケンホーフ氏、満を持しての録音だけに自信を持ってご紹介できる優秀録音です。 (Ki)
AU-92676(1SACD)
ヴィエルヌ:オルガン交響曲第5 番 イ短調 op.47(1924)
オルガン交響曲第6 番 ロ短調 op.59(1930)
ハンス=エーベルハルト・ロス(Org)

録音:2013年3 月19&20 日、2013年6月5&6日、メミンゲン、聖マルティン教会の大オルガン
オルガンの録音に定評のあるドイツのAudite レーベル。このジャンルにおいて数々の優秀録音をリリースしてきました。最新 アルバムは、2013 年歿後75 周年の企画として開始したヴィエルヌのオルガン交響曲全曲録音の最終となる第3弾が登場します。収録曲は名曲オルガ ン交響曲第5番 イ短調 op.47と同第6番 ロ短調 op.59です。
ヴィエルヌは先天性の白内障のため生まれつき盲目に近かったのですが、6 歳で弱視へ快復したと言われています。1881 年、ヴィエルヌが11 歳の時 には国立パリ盲学校に進学し、その後ヴァイオリン、ピアノそしてオルガン学び、セザール・フランクが弾くオルガン演奏を聴いて感銘を受けて以来、パイ プオルガンを熱心に学びました。ヴィエルヌはフランクやオルガン交響曲第5 番のトッカータが有名なシャルル=マリー・ヴィドールなど、著名なオルガニ ストに師事し、オルガン演奏及び作曲を習い、歿年までパリのノートル・ダム大聖堂の首席オルガニストを務めました。
演奏のハンス=エーベルハルト・ロスは数々の国際コンクール受賞歴を持つ逸材で、Audite レーベルからフランクのオルガン作品全集(AU21413) をリリース、非常に高い評価を得ています。当シリーズ第1 弾(AU 92674)第2弾(AU 92675)でも卓越した技術と確かな解釈でヴィエルヌの代表 盤の呼び声高い名演奏を聴かせてくれます。Audite レーベルの社主でプロデューサー& エンジニアのルトガー・ベッケンホーフ氏、満を持しての録音だ けに自信を持ってご紹介できる優秀録音です。 (Ki)
AU-92681
(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.2
弦楽四重奏曲第8番ホ短調Op.59-2「ラズモフスキー第2番」
弦楽四重奏曲第12番変ホ長調Op.127
クレモナQ
[クリスティアーノ・グアルコ(1st Vn)
パオロ・アンドレオーニ(2nd Vn)、
シモーネ・グラマーリャ(Va)、
ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc)]

録音:2012 年 9 月3-5 日、イタリア
名だたる弦楽四重奏団が存在するイタリア。その中でもイタリアの次代を担う実力派として活躍するクレモナ四重奏団が満を持 してお届けするベートーヴェン弦楽四重奏曲全集の第2弾が早くも登場しました。収録曲は弦楽四重奏曲第8番ホ短調Op.59-2「ラズモフスキー第2番」 と弦楽四重奏曲第12番変ホ長調Op.127です。弦楽四重奏曲第8番はラズモフスキー伯爵の依頼によって弦楽四重奏曲の依頼を受け1806年に作曲 されました。一方、弦楽四重奏曲第12番はベートーヴェンが1825年10月に完成させた後期の名作の一つに数えられております。
イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレ両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継ぐ 実力派で、天鵞絨のような上品で柔らかい音色を魅力としています。2013-2014年シーズンには、イタリアにてベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏 チクルスも予定しており、今後、ますます注目と言えましょう。当シリーズ第1集[第6番、第11番「セリオーソ」、第16番(AU 92680)]と合わせ てお楽しみください。 (Ki)
AU-92682(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
(1)弦楽四重奏曲第4番ハ短調 0p.18-4
(2)「大フーガ」変ロ長調 Op.133
(3)弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1
クレモナQ
【クリスティアーノ・グアルコ(第1ヴァイオリン;グァルネリ・デル・ジェス)、
パオロ・アンドレオーニ(第2ヴァイオリン;(2)ジョヴァンニ・バティスタ・グァダニーニ(1752)、
(1)(3)サルヴァトーレ・スカリア(2012))、
シモーネ・グラマーリャ(Va;(2)ピエトロ・ガルジーニ(2012)、(1)(3)アルベルト・ジョルダーノ(1995)、
ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc;マリノ・カピッチオーニ(1974))

録音:2012年6月3-5日、ミラノ
今やイタリアを代表するクァルテット、クレモナ四重奏団。AUDITEレーベルからリリースを続けている好企画、ベートーヴェ ンの弦楽四重奏曲全集の第3集は、弦楽四重奏曲第4番、名曲「大フーガ」そして、弦楽四重奏曲第7番です。 イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレ両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継ぐ 若手実力派で世界が注目しています。イタリアらしい明るく非常にクリアな発音が魅力の一つで、個々の音色が見事に溶け合った驚くべきアンサンブルを 聴かせてくれます。パッセージによっては若手らしい気迫に溢れ、また非常にスタイリッシュにまとめあげますが、なんといっても抜群の音程感と優美な音 色は現代最高の呼び声高い四重奏団と言えましょう。
当録音では第2ヴァイオリン、およびヴィオラ奏者が曲によって使用楽器を変えております。今回、大フーガの録音にて使用したヴィオラは1980年生 まれのピエトロ・ガルジーニ制作によるものです。ガルジーニは若い頃からマウロ・スカルタベッリの工房で弦楽器作りに親しむようになり、その後、ルイジ・ エルコレやガブリエーレ・ナターリに師事した若手職人です。2008年3月には『フォルムと音楽:ヴァイオリンのメカニズム』と題した論文により、フィ レンツェ大学建築学修士号を取得。その後は修復や専門技術の分野で活躍し、特に過去の巨匠たちの傑作の複製の製造と、修復を仕事の二つの柱として いるようです。第1ヴァイオリンのクリスティアーノ・グアルコは名器グァルネリを使用していますが、その他の3人は曲によって新進気鋭の職人が制作し た最新の優れた楽器も積極的に使用しています。現代の楽器も歴史的な楽器と同様に素晴らしいことを証明するかのような魂のこもった演奏を聴くことが できます。今後のベートーヴェン・チクルスも期待大と言えましょう。ディジパック仕様。 (Ki)
AU-92684(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.5
弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.29
弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132*
クレモナQ【クリスティアーノ・グアルコ(第1Vn;ニコラ・アマティ(1640)、パオロ・アンドレオーニ(第2Vn;アントニオ・テストーレ(1750)、シモーネ・グラマーリャ(Va;ジョアキーノ・トラッツィ(1680-1720)、ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc;ニコラ・アマティ(1712)】
ローレンス・ダットン(第2ヴィオラ;サミュエル・ジグムントヴィッツ(2003))*

録音:2014年11月24-27日/ポイリーノ(イタリア)
今やイタリアを代表するクァルテット、クレモナ四重奏団。auditeレーベルからリリースを続けているベートーヴェンの弦楽四 重奏曲全曲録音の第5集は、弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132そして、エマーソン弦楽四重奏団のローレンス・ダットンを迎えて弦楽四重奏曲 ハ 長調 Op.29が収録されました。 イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレの両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継 ぐ若手実力派で世界が注目しています。イタリアらしい明るく非常にクリアな発音が魅力の一つで、個々の音色が見事に溶け合った驚くべきアンサンブルと して現代最高の呼び声高い四重奏団といえます。なお、当全集では曲に合わせて使用楽器を変えているところにも注目で、音色の違いを楽しむこともでき、 現代の楽器も歴史的な楽器と調和し、魂のこもった演奏を聴くことができます。 ベートーヴェンのシリーズはこれまでに第1集(第16 番、第11 番『セリオーソ』、第6 番 / AU 92680)、第2集(第12 番、第8 番『ラズモフ スキー第2 番』 / AU 92681)、第3集(「大フーガ」、第 4 番、第 7 番『ラズモフスキー第1 番』 / AU 92682)、第4集(第1番、第14番 / AU 92683)がリリースされております。 (Ki)
AU-92683(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 Vol.4
弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 0p.18-1
弦楽四重奏曲第14 番 嬰ハ短調 Op.131
クレモナ四重奏団
【クリスティアーノ・グアルコ(Vn1;ニコロ・アマティ(1640)、パオロ・アンドレオーニ(Vn2;アントニオ・テストーレ(1750)、シモーネ・グラマーリャ(Va;アンサルド ・ ポッジ(1952)、ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc;マリノ・カピッチオーニ(1974))

録音:2014年3月12-15日/ポイリーノ(イタリア)
今やイタリアを代表するクァルテット、クレモナ四重奏団。当団がauditeレーベルからリリースを続けているベートーヴェンの弦 楽四重奏曲全集の第4集が早くも登場!今回は弦楽四重奏曲第1番そして、名曲の弦楽四重奏曲第14 番が収録されました。 イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレの両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継ぐ若 手実力派で世界が注目しています。イタリアらしい明るく非常にクリアな発音が魅力の一つで、個々の音色が見事に溶け合った驚くべきアンサンブルを聴かせて くれます。パッセージによっては若手らしい気迫に溢れ、また非常にスタイリッシュにまとめあげますが、なんといっても抜群の音程感と優美な音色は現代最高 の呼び声高い四重奏団と言えましょう。なお、当全集では曲に合わせて使用楽器を変えているところにも注目で、音色の違いを楽しむこともでき、現代の楽器 も歴史的な楽器と同様に素晴らしいことを証明するかのような魂のこもった演奏を聴くことができます。今後のリリースにも注目です! (Ki)
AU-92685
(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集Vol.6
弦楽四重奏第5番 イ長調 Op.18-5
弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130
クレモナ四重奏団
【クリスティアーノ・グアルコ(第1ヴァイオリン;ニコラ・アマテジョヴァンニ・バティスタ・グァダニーニ(1776)、パオロ・アンドレオーニ(第2ヴァイオリン;アントニオ・テストーレ(1750)、シモーネ・グラマーリャ(ヴィオラ;ジョアキーノ・トラッツィ(1680-1720)、
ジョヴァンニ・スカリオーネ(チェロ;ニコラ・アマティ(1712)】

録音:2015年11月27-30日/ポイリーノ(イタリア)
今やイタリアを代表するクァルテット、クレモナ四重奏団。auditeレーベルからリリースを続けている好評のベートーヴェンの 弦楽四重奏曲全曲録音の第6集は、弦楽四重奏第5番 イ長調 Op.18-5、そして弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.13が収録されました。
イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレの両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継 ぐ若手実力派で世界が注目しています。イタリアらしい明るく非常にクリアな発音が魅力の一つで、個々の音色が見事に溶け合った驚くべきアンサンブルと して現代最高の呼び声高い四重奏団といえます。なお、当全集では曲に合わせて使用楽器を変えているところにも注目です。当録音では第1ヴァイオリン のグアルコが奏でる名器グァダニーニを筆頭に他のメンバーも歴史的名器を使用しております。魂のこもった演奏をご堪能ください。
クレモナ四重奏団によるベートーヴェン、これまでに第1集(第16番、第11番『セリオーソ』、第6番 / AU 92680)、第2集(第12番、第8番 『ラズモフスキー第2番』 / AU 92681)、第3集(「大フーガ」、第4番、第7番『ラズモフスキー第1番』 / AU 92682)、第4集(第1番、第14 番 / AU 92683)、第5集(弦楽五重奏曲 ハ長調、第15番 / AU 92684)がリリースされております。 (Ki)
AU-92687(1SACD)
モーリッツ・エッゲルト:無限の多様性をもつ音楽
私はこの世に忘れられて(2010)(声、エレクドリック・ギター、ピアノ、弦のための)
Tetragrammaton(2009)
大鴉「二度とない」序曲(室内オーケストラのための)(1991)
アダージョ−問いに対する答え(1994/2011)(室内オーケストラのための)(カタリーナ・スザンネ・ミューラー編)
永遠の歌(1985/89)(弦楽器のための)
3つの魂(2002)(ヴァイオリンとピアノのための9
インガ・フンペ(声)、
アドリアン・イリエスク(Vn)、
モーリッツ・エッゲルト(P)、
ミヒャエル・ホフシュテッター(指)
シュトゥットガルトCO

録音:2011年9月
「作曲家とは、その頭の中に、生み出されるべき音楽をたくさん持っている人です。・・・芸術家として、私たちは、特定の時代の感情の記録者であります、 そしてもし私たちがラッキーであれば、私たちの記録はささやかながら輝きを放ち、道を照らすのです」(エッゲルトの言葉)。ここに収録された様々な作品は、 これらの感情や道がいかに多様性に満ちているか、ということを示しています。
1曲目の「私はこの世に忘れられ」を歌うのは特別ゲスト、2raumwohnung(ベルリンで人気のポップ2人組歌手)のインガ・フンペ。ポップス歌手とオー ケストラによる、マーラーへの今風のオマージュとなっています。
大鴉「二度とない」は、想像上のオペラのための序曲。ポーの物語詩「大鴉」に出てくる鴉が「二度とない」と鳴くところから題名がとられていま す。曲は絶えず変容するプロセスに基づいていますが、ただ、その変容があまりに急速なため聴き手は認識できないというなんとも難解なもの。と同時に、 美を強烈に意識した作品でもあり、なぜか懐かしい感じも覚えますが、ポーの作品と同様どこか狂気の世界へと導く不思議な作品です。
エッゲルトは1965年ハイデルベルク生まれ。ドイツの様々なアンサンブルなどからの委嘱作品も多く、また、その作品も10のオペラ作品から、舞台 や舞踊のための音楽まで実に様々です。ピアニストとしても活躍しており、親交の深い作曲家ヘンツェのピアノ作品をコンサートで全曲弾いた初めてのピア ニストでもあります。 (Ki)
AU-92688(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集Vol.8
弦楽四重奏第3番 ニ長調 Op.18-3
弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op.74『ハープ』
クレモナQ【クリスティアーノ・グアルコ(第1ヴァイオリン;ニコラ・アマティ(1640)、
パオロ・アンドレオーニ(第2ヴァイオリン;アントニオ・テストーレ(1750)、
シモーネ・グラマーリャ(ヴィオラ;ジョアキーノ・トラッツィ(1680-1720)、ジョヴァンニ・スカリオーネ(チェロ;ニコラ・アマティ(1712)】

録音:2015年11月27-30日/ポイリーノ(イタリア)
今やイタリアを代表するクァルテット、クレモナ四重奏団。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲録音の最終となる第8集には、 弦楽四重奏第3番、そして弦楽四重奏曲第10番『ハープ』が収録されました。イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレの両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継 ぐ若手実力派で世界が注目しています。イタリアらしい明るく非常にクリアな発音が魅力の一つで、個々の音色が見事に溶け合った驚くべきアンサンブルと して現代最高の呼び声高い四重奏団といえます。なお、当全集では曲に合わせて使用楽器を変えているところにも注目で、歴史的名器を使用し魂のこもっ た演奏を披露しております。auditeレーベルの社主にしてトーン・マイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による高品位の録音をお楽しみいただけます。 クレモナ四重奏団によるベートーヴェン全集は、これまでに第1集(第16番、第11番『セリオーソ』、第6番 / AU 92680)、第2集(第12番、 第8番『ラズモフスキー第2番』 / AU 92681)、第3集(「大フーガ」、第4番、第7番『ラズモフスキー第1番』 / AU 92682)、第4集(第1番、 第14番 / AU 92683)、第5集(弦楽五重奏曲 ハ長調、第15番 / AU 92684) / 第6集(第5番、第13番 / AU 92685)、/ 第7集(第2番、 第9番『ラズモフスキー第3番』 / AU 92689)がリリースされております。 (Ki)
AU-92689
(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集Vol.7
弦楽四重奏第2番 ト長調 Op.18-2
弦楽四重奏曲第9番 ハ長調 Op.59-3「ラズモフスキー第3番」
クレモナQ
【クリスティアーノ・グアルコ(第1ヴァイオリン;ニコラ・アマティ(1640)、パオロ・アンドレオーニ(第2ヴァイオリン;アントニオ・テストーレ(1750)、シモーネ・グラマーリャ(Va;ジョアキーノ・トラッツィ(1680-1720)、
ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc;ニコラ・アマティ(1712)】

録音:2015年11月27-30日/ポイリーノ(イタリア)
今やイタリアを代表するクァルテット、クレモナ四重奏団。auditeレーベルからリリースを続けている好評のベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲録音の第7集は、弦楽四重奏第2番ト長調Op.18-2、そして弦楽四重奏曲第9番ハ長調Op.59-3「ラズモフスキー第3番」が収録されました。
イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレの両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継ぐ若手実力派で世界が注目しています。イタリアらしい明るく非常にクリアな発音が魅力の一つで、個々の音色が見事に溶け合った驚くべきアンサンブルとして現代最高の呼び声高い四重奏団といえます。なお、当全集では曲に合わせて使用楽器を変えているところにも注目で、歴史的名器を使用し魂のこもった演奏を披露しております。
クレモナ四重奏団によるベートーヴェン全集は、これまでに第1集(第16番、第11番『セリオーソ』、第6番/AU92680)、第2集(第12番、第8番『ラズモフスキー第2番』/AU92681)、第3集(「大フーガ」、第4番、第7番『ラズモフスキー第1番』/AU92682)、第4集(第1番、第14番/AU92683)、第5集(弦楽五重奏曲ハ長調、第15番/AU92684)/第6集(第5番、第13番/AU92685)がリリースされております。 (Ki)
AU-92691(1SACD)
ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番 ト短調「悲しみの三重奏曲」
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.50「偉大な芸術家の思い出に」
トリオ・テストーレ
【フランチスカ・ピエッチ(Vn)、ハンス・クリスティア・シュヴァイカー(Vc)、ヒョンジョン・キム=シュヴァイカー(P)】

録音:2013年10月21,22日イエス・キリスト教会(ベルリン)
結成から10年を過ぎ、ますます円熟のアンサンブルを見せているピアノ三重奏団「トリオ・テストーレ」による最新アルバム は難曲チャイコフスキーとラフマニノフのピアノ三重奏曲です。 チャイコフスキーのピアノ三重奏曲 イ短調 Op.50は1882年チャイコフスキー42歳の時の作品です。この長大な三重奏曲は2つの楽章から構成さ れておりますが、変奏曲である第2楽章は2つの部分にわかれ、最後の変奏とコーダはそれだけで一部をなす大規模なものとなっております。通称『偉 大な芸術家の思い出に』は、ニコライ・ルビンシテインへの追悼音楽から称され、全般的に悲痛で荘重な調子が支配的で感傷に彩られるチャイコフスキー 独特の情緒をえがきだしております。高度な演奏技巧が要求されますが、当演奏はトリオ・テストーレの安定感のある堅実なアンサンブルを聴かせてくれ ます。
一方、ラフマニノフのピアノ三重奏曲第1番は1892年に作曲、初演されました。同2番とともに「悲しみの三重奏曲」と称され、チャイコフスキー の死を悼んで作曲されたと言われております。ピアニストであったラフマニノフらしい、超絶のピアノ技巧と濃厚なロシア情緒に満ち溢れております。
【トリオ・テストーレ】
2000年に結成された三重奏団。ヴァイオリニストのフランチスカ・ピエッチは11 歳でソロ・デビューを果たした早熟の名手で、1998年から2002年までヴッパータール響のコンミスを務めた後、2006年から2010年の間ルクセンブルク・フィルのコンミスを務めあげた逸材。チェロを担当するのはソ 連の豪傑ペルガメンシコフの愛弟子、ハンス・クリスティア・シュヴァイカー。教育者としてもすでに活躍し、石坂団十郎をはじめ数多くの若手が師事を 受けている。トリオの中では最も若手であるヒョンジョン・キム=シュヴァイカーも、2008年ショパン国際ピアノコンクール in ASIA 第1 位に輝いた韓 国期待の実力派。国籍も年代も三者三様のトリオだが、アンサンブルの一体感は折り紙つき。2011年に室内楽の音楽祭Mai-Klassik を創始。団体名は、 使用する弦楽器の制作者の名字がいずれも “テストーレ” であることに由来している。(ヴァイオリンは1751年カルロ・アントニオ・テストーレ製、チェ ロは1711年カルロ・ジョゼッペ・テストーレ製を使用)


AU-92702(1SACD)
アメリカ
ゴットシャルク:風刺Op.59
 リコルダーティOp.26
 最後の希望Op.16/子守歌Op.47
 バンジョーOp.15
ガーシュウィン:3つの前奏曲
フィリップ・グラス:「グラスワークス」〜オープニング・ピース
ジェフスキ:ピアノのための4つの小品〜第4曲
バーバー:ノクターン「ジョン・フィールド讃」Op.33
 ピアノ・ソナタ変ホ短調
ウルリヒ・ロマン・ムルトフェルト(P)

録音:2013年 10月29日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
1970年フランクフルト・アム・マイン生まれのピアニスト、ウルリヒ・ロマン・ムルトフェルト。ヴェロニカ・ヨッフムやハルトムー ト・ヘルに師事し、コンサート・ピアニストとして活躍するかたわら、2003年には生物学者の証も受けている知性派。バッハから現代音楽までレパートリー は広く、初演も多く行っています。
このアルバムはアメリカのピアノ曲を集めたアンソロジー。ヨーロッパのような長い歴史のないアメリカのピアノ音楽史最初期の1854年のゴットシャル クから1981年のフィリップ・グラス作品までの127年を俯瞰できます。ショパンと同時代のゴットシャルク作品は華やかなサロン音楽ですが、南北アメ リカの民俗音楽や流行音楽を巧みに採り入れ、国民楽派を先取りしたような作風に興味津々。バーバーのピアノ・ソナタはアメリカを代表する名作として 多くのピアニストに愛奏されていますが、非常に難曲で、ことに終楽章のフーガは複雑ながら、ムルトフェルトは余裕の技巧で再現。バーバーの旋律美を 表すノクターンもしっとりと歌わせます。一方、前衛的なジェフスキ、ニューエイジ風のグラスも巧みに性格を弾き分け、アメリカのピアノ曲の魅力を再認 識させてくれます。 (Ki)
AU-92703(1SACD)
おどけた幸運
フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ:アリア「幸運よ、お前は私をもてあそぶ
ヨハン・ウルリヒ二世:カンタータ「汝ら明るき星たち」
エルレバッハ:アリア「試練は乗り越えられる」
テレマン(メランテ):カンタータ「おどけた幸運」
テレマン(メランテ):カンタータ「アモールは私を見て嬉しそうに笑う」
ヨハン・フィリップ・クリーガー:アリア「孤独に」
テレマン:カンタータ「希望」
エルレバッハ:アリア「わが憧れは満足せり」
イーナ・ジートラツェク(S)、
ハンブルガー・ラッツムジーク【ジモーネ・エッカート(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ウルリヒ・ヴェーデマイアー(テオルボ)、ミヒャエル・フェルスト(Cem)】

録音:2013年5月14-16日/マリエンミュンスター・アビー教会(ドイツ)
運命の気まぐれをテーマにしたカンタータやアリアはバロック期に数多く作られましたが、今日大半が忘れられています。このアルバムに収められた作 品は幸運の女神を主役とした非常に珍しいカンタータとアリアが収められています。テレマンがメランテというアナグラム(名前の並べ替え)で発表したカ ンタータ「おどけた幸運」は、ベルリン・ジングアカデミーが1999年にウクライナのキエフで発見した作品。イタリア後の歌詞による美しい作品で、成 就しない運命を描きます。 独唱のイーナ・ジートラツェクはドイツの古楽ソプラノ。ピュアな声が魅力です。 注目は驚くべき録音の良さ。auditeレーベル総裁ベッケンホーフ・トーンマイスター渾身のSACD Hybridサラウンドで、眼前で演奏しているようなリア ルな音像が衝撃です。オーディオ・チェック用にも最適です。 (Ki)
AU-92860(1SACD)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集Vol.1
第6番変ロ長調op.18-6 
第11番ヘ短調「セリオーソ」op.95
第16番ヘ長調op.135
クレモナQ

録音:2012 年 9 月 3-5 日、トリノ
イタリアの次代を担う実力派として活躍するクレモナ四重奏団が、2013年よりベートーヴェン弦楽四重奏曲の全集のリリースを開始いたしました!ボッ ケリーニやレスピーギといったイタリア音楽の発信を中心としつつ、ハイドンやバルトークといった演奏においても高い評価を得てきたクレモナ四重奏団。 早くも活動10年を過ぎた当団ですが、意外にもベートーヴェンを本格的に録音するのは初めてになります。
記念すべき第1集のプログラムに選ばれたのは、第6番、第11番、第16番の3作品。ベートーヴェンが生前に残した16曲(番号なしを含めると17曲) の弦楽四重奏曲の中から、初期、中期、最晩期をそれぞれ代表する作品を揃えた充実のプログラムといえましょう。第6番は、ロプコヴィツ侯爵に進呈 された6つの弦楽四重奏曲op.18の最後を飾る作品。全体的に躍動感あふれるリズムと曲調が魅力で、クレモナ四重奏団の持ち味ともいえるくっきりと した発音と伸びやかな表現力がいかんなく発揮されています。若さあふれるエネルギッシュな演奏が光るのは第11番「セリオーソ」。最晩年の傑作第16 番では一転、非常に伸びやかな演奏で軽やかなアンサンブルを聴かせてくれます。
クレモナ四重奏団は2000年に結成されたイタリアのアンサンブル団体。1stVnはクリスティアーノ・グアルコ、2ndVnをパオロ・アンドレオーニ、ヴ シモーネ・グラマーリャがVa、ジョヴァンニ・スカリオーネがVcを担当しています。イタリア四重奏団のP.ファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のH.バ イエルレ両氏に師事。イタリアとゲルマン圏、二つの名門の流れをくむ実力派として活躍しています。2013-2014年シーズンには、イタリアでベートーヴェ ンの弦楽四重奏曲全曲演奏チクルスも予定しているクレモナ四重奏団。今後も続々と次弾のリリースが控えており、第1弾から是非とも追っていきたい期 待必至のシリーズといえましょう! (Ki)

AU-95401
ジャーマン・ブラス コンラティン・グロート、
マルティン・クレッツァー(Tp)
ヴォルフガング・ガーク(Hrn)
エンリック・クレスポ(Tp)
AU-95402
トランペットを伴ったバロック室内協奏曲集 ハンス・ロービン(Tp)
ライブルグ・バロック合奏団
AU-95404
チェロとピアノの為のスラヴ音楽 ディートリヒ・パンケ(Vc)
ヴィオラ・モクローシュ(P)
AU-95406
トランペットとオルガンによるバロック音楽 ジャン・フランソワ・ミシェル(Tp)
クレメンス・シュノール(Org)
AU-95408
甘き喜びのうちに〜クリスマスのオルガン音楽 ハインリヒ・ハム(Org)
AU-95415
トランペット&オルガン〜バロックの輝き
ヘンデル:トランペット・ソナタ
アルビノーニ:アダージョ/協奏曲Op.9-2
ボイス:組曲
ヴィヴァルディ:協奏曲RV.435
ジャン・フランソワ・ミシェル(Tp)
クレメンス・シュノール(Org)
AU-95416
バッハ&ヴィヴァルディ:マリンバ編曲集 アルブレヒト・ホルツ(マリンバ)
AU-95424
ヴィオラとピアノの為の名曲集 ヴィドル・ナジ(Va)
ギュンター・シュミット(P)
AU-95426
3本のトランペットとティンパニによる大修道院での盛大な演奏会
バッハ:カンタータ第29番〜シンフォニア ニ長調
カンタータ第151番〜アリア(クレメンス・シュノール編)
カンタータ第130番 より(クレメンス・シュノール編)
オルガン協奏曲 ニ短調BWV.596(原曲:ヴィヴァルディ)
カンタータ第31番〜ソナタ ハ長調
モーツァルト:自動オルガンの為のアンダンテ ヘ長調K.616
ドリーブ:「ラクメ」〜鐘の歌(クレメンス・シュノール編)
ラインベルガー:オルガン・ソナタ第11番 ニ短調Op.148〜アジタート/カンティレーヌ
フォーレ:「レクイエム」〜慈悲深きイエスよ(クレメンス・シュノール編)
クレメンス・シュノール(Org)
ジャン・フランソワ・ミシェル、
ウーヴェ・コミシュケ、
エーリヒ・リンナー(Tp)
エドガー・グガイス(ティンパニ)

録音:1991年5月
AU-95428
アルトゥール・ダンゲル:作品集 カテリーヌ・ダゴア(A)
アルトゥール・ダンゲル(P)
AU-95430
バロック・オルガンの花束 クレメンス・シュノール(Org)
AU-95431
フランク:ミサ イ長調Op.12 エディト・ヴァインス(S)
ライムント・メトレ(T)
シュヴェービッシュ・グミュントPO
AU-95432
フランク:十字架上のキリストの7つの言葉 エディト・ヴァインス(S)
ライムント・メトレ(T)
シュヴェービッシュ・グミュントPO
AU-95433
ピアノ&パーカッションの風景 デュオ・ヴィヴァーチェ
[アルブレヒト・フォルツ(Perc)
アンドレアス・バウマン(P)]
AU-95434
ベルンハルト・クロル:管楽器とオルガンの為の世俗曲集 シュテファン・オッタース(ティンパニ)
エリーザベト・ブサク(Org)
マイケル・ヘルツェル(指)
デトモルト管楽ゾリステン
AU-95435
20世紀ヨーロッパのトロンボーン作品集 トマス・ホルホ(Tb)
フリッツ・ワルター=リンクヴィスト(P)
AU-95437
ヴィヴァルディ:「四季」〜春/他 トマス・ホルホ(Tb)
ルート・フォラート(Org)
AU-95438
ハイドン、メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集 アルミンSQ
AU-95439
ベルンハルト・クロル:コンチェルティーノ・セレーノ ヘルマン・バウマン(Hrn)
ヴィリー・マッテス(指)
シュトゥットガルトRSO
AU-95440
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第7番
ギューネス:アルト・トロンボーンと管弦楽の為の協奏曲「イズミール」
トマス・ホルホ(Tb)
ベタン・ギューネス(指)
トルコ・イズミールSO
AU-95441
ケルル南ドイツのバロック期とバッハのオルガン音楽 クレメンス・シュノール(Org)
AU-95443
バッハとイタリアの作曲家による珍しいオルガン曲集 アンネレス・ヒュリガー(Org)
AU-95452
クラリネットとピアノの為のロマン派の幻想小曲集 ルドルフ・マウツ(Cl)
ランバート・ブミラー(P)
AU-95453
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番(カデンツァ=ブゾーニ作)
ピアノ協奏曲第24番(カデンツァ=ジョージ・セル作)*
クリフォード・カーゾン(P)
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1976年、1970年*(共にステレオ)
AU-95459
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ピアノ協奏曲第4番
クリフォード・カーゾン(P)
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1977年(ステレオ)
AU-95466
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
ピアノ協奏曲第27番*
クリフォード・カーゾン(P)
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1975年/1970年*(共にステレオ)
AU-95467
マーラー:交響曲第1番「巨人」 ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1979年11月2日、ヘラクレスザール、ミュンヘンライヴ
AU-95476
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」 ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1976年4月4日、ミュンヘン、ヘラクレスザール、ライヴ
AU-95480
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1968年12月6日、ミュンヘン、ヘラルクレスザール、ライヴ
AU-95490
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲*
交響曲第4番
ピンカス・ズーカーマン(Vn)*
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1969年4月24日、ヘラクレスザール、ミュンヘンライヴ、ステレオ
AU-95491
マーラー:「大地の歌」 ジャネット・ベイカー(Ms)
ヴァルデマール・クメント(T)
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1970年2月27日、ヘラルクレスザール
AU-95492
ブラームス:ドイツ・レクイエム」 エディット・マティス(S)
ヴォルフガング・ブレンデル(Br)
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO&cho

録音:1978年9月29日、ヘラルクレスザール・ライヴ
AU-95493
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」*
交響曲第4番#
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1969年11月20日、ドイツ博物館、ミュンヘン*/1979年10月23日、ベートーヴェン・ザール、ボン#
AU-95494
ブルックナー:交響曲第7番(1885年/ノヴァーク版) カール・べーム(指)バイエルンRSO

録音:1977年4月5日(ステレオ・ライヴ)
当日はシューベルトの第5番とともに演奏されたべームによるブルックナー第7番。前年のウィーン・フィルとのスタジオ録音とは趣きも異なり、ここでは過不足なく反応して音化する機能性にすぐれたバイエルンの豊かな響きのもと、ブルックナーの世界にたっぷりと浸ることができます。速めのテンポを採用して引き締まったフォルム。自然なフレージングが形づくるアダージョの美しさ。フィナーレもべームらしいライヴの高揚感も相俟ってたいへん聴きごたえするものとなっています。ちなみにバイエルン放送響はこの年クーベリックの指揮で1月に第4番、2月に第6番、5月に第8番とブルックナーを集中的に取り上げています。なお、バイエルン放送アーカイヴ音源使用により格段にすぐれた音質で蘇ったことが大きなポイントです。 (Ki)

AU-95495
ブルックナー:交響曲第8番(1890年ノヴァーク版) カール・べーム(指)バイエルンRSO

録音:1971年11月16日ミュンヘン、レジデンツ・ヘルクレスザール(ステレオ・ライヴ)
正規では初出となるこの演奏は、第7番同様に速めのテンポを採用している点が特徴。べームの代表盤とされるDGのセッション録音(1976年)に比べて、全体でほぼ8分あまり速くなっています。とりわけ後半2 楽章での印象のちがいは大きく、おだやかなウィーン・フィル盤とは異なり、まことに熱い演奏が繰り広げられています。キャリアの初期からブルックナーを好んで取り上げていたべームですが、1936年にドレスデンで行なった3つの録音を別にすれば、本格的に録音するようになったのはようやく70年代に入ってから。第7番とともに、当バイエルン放送響との第8 番はあまり多いとはいえないべームのブルックナー演奏を検証するうえで、かけがえのないものといえるでしょう。このたびもバイエルン放送アーカイヴの正規音源使用によるため、すぐれた音質といえましょう。 (Ki)

●ベームのブルックナー第8番、演奏時間比較
[バイエルンRSO/1971年]T .13’40+U .13’10+V .24’29+W .20’37=71’56
[VPO/1976年]T .14’51+U .14’23+V .27’47+W .23’00=80’01
AU-95497
ビゼー:歌劇「カルメン」(独語・抜粋) マルガレーテ・クローゼ(Ms カルメン)
、ルドルフ・ショック(T ジョゼ)、
エルフリーデ・トレチェル(S ミカエラ)、
他、フェレンツ・フリッチャイ(指)
ベルリンRIAS響、
ベルリンRIAS室内cho

録音:1951年
フリッチャイは、若い頃のブダペスト時代から「カルメン」を得意としていました。1956年にはベルリン放送交響楽団と前奏曲やバ レエ音楽をDG に録音、さらに1958年には、バイエルン国立管弦楽団とDG に抜粋盤の録音もしていました。今回登場するのは、1951年 にベルリンRIAS 交響楽団を指揮した抜粋録音。まだ30台半ばのフリッチャイが、バリッと鮮やかでグイグイ推進力のある演奏を繰り 広げています。ドイツの人気テノール、ショックのジョゼをはじめ、ベルリン国立歌劇場で30年も活躍した偉大なメッゾ、クローゼ のカルメン、全盛期に亡くなってしまった幻のソプラノ、トレチェルのミカエラと、キャストはDGの抜粋録音よりずっと上です。ド イッチュラントラディオ・クルトゥアとの共同制作。  (Ki)

AU-95498
チャイコフスキー:交響曲第5番、
シューマン
:ピアノ協奏曲

■[ボーナス・トラック
フリッチャイのスピーチ〜 1957年1月24日ベルリン放送交響楽団創立10周年記念祝祭コンサートに際して
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ベルリンRSO、RIAS響*、
アルフレッド・コルトー(P)

録音:1957年、1951年* ベルリン(ライヴ)
「絶対に忘れられないのがコルトー(P)フリッチャイの51年ライヴだ。ピアノもミス・タッチだらけだが、昔の巨匠の表現力がいかに濃厚自在であったか、いかに劇的かつロマンティックであったか、いかに作曲者の魂の奥底までをあぶり出すほど深かったかを、いやというほど教えてくれるのである」−宇野功芳
メロドラム盤以来のあまりにスリリングな内容で知られるシューマンが、このたびドイチュラントラジオ・クルトゥーア提供の正規音源使用により大幅に音質改善が施されて登場。また、フリッチャイが手兵と行なった1957年ライヴによるチャイ5 は、クリアなオケの響き、とめどないパワー、弛緩することないフォルムと、まさにこの時期のフリッチャイの音楽の魅力を伝える内容。まだ白血病発病前、快速テンポによる演奏から“リトル・トスカニーニ”と呼ばれていた時期のものです。(070425Ki)

この「チャイ5」に関しては、代理店の説明によると、「URANIAから出ていたものと同じ」とのことですが、URANIA盤は1949年のBPOとのDG録音であり、上記日付から判断すると、この演奏は1957年1月24日の「ベルリン放送響創立10周年記念コンサート」ライヴ(かつてラウディスからLPで出ていたものと同一でこれが初CD化となります。
この「チャイ5」はフリッチャイならではのスリリングで熱狂的な演奏で、同じライヴでも明らかにオルフェオ盤を凌ぐ充実した演奏。音質も聴きやすく、フリッチャイの芸術をとことん堪能することができます。しかしそれをも上回る感動に襲われるのがシューマン!宇野功芳氏の激賞盤としても有名ですが、この曲で主流を締める傷つきやすくデリケートなアプローチとはきっぱりと決別し、男性的な豪放さで貫徹。その点ではザウワーの名演と双璧と言えましょう。
まず第1楽章冒頭、一瞬違う曲かと錯覚するほど、濃厚なアゴーギクを駆使した巨木がドカンと打ち込まれます。その後も予想外のテンポの揺れが頻出しますが、気まぐれな印象を与えず、長年の経験から来る年輪の重みをひしひしと感じさせる味わいが横溢。技巧的に万全ではありませんが、特に展開部の付点リズムの立ち上がり方に象徴されるように、表現意欲と精神力の熱さが尋常ではなく、したがって単なるボロボロの演奏とは全く次元が異なるのです。カデンツァもしかり。こんな内容味を湛えた演奏が他にあるでしょうか?カデンツァ直後のテンポは通常より遅めで、そのまま押し切ると思いきや、一瞬ルフト・パウゼ風に締めくくり、15:40から突如テンポアップ突き進むという激烈な設定にもご注目!第2楽章の最初のテーマの4小節、5小節の各頭の音を少し遅らせて入る手法は決して珍しくありませんが、これほどその必然性を痛感させる演奏もめったにありません。主情派の典型のように言われるコルトーですが、この濃厚極まりないロマンティックな表現の裏には、緻密なコントロールが行き届き、それゆえ決して全体の構成がだらけることがない、ということにも改めて気付かされます。タッチの芳醇さも比類なき魅力。終楽章冒頭も空前のスケール感!ここで演奏を打ち切るかのように極限までテンポを落とし、なおかつ低音を朗々と打ち鳴らして凄み炸裂!これにピタッと寄り添うフリッチャイの指揮も天晴れです。この楽章では優秀な録音のおかげで、コルトーの無尽蔵ともいえる音色の使い分け、ペダリングの妙味に唖然とするばかり。リズムを体で感じ発散する力も、70歳を超えた老人の技とは思えません。例えば4:34からの強拍に自然な力点を置いたリズムの躍動ぶり!8:00以降はもう感涙の極みとしか言いようがなく、フリッチャイの質感満点の伴奏と、インテンポを貫徹しなが突き進むコルトーの魔法のタッチが渾然一体となり、圧倒的なクライマックスを築きます。「ミスタッチがある演奏はそれだけでダメ」という向きも多いと思いますが、これほど本物の音楽のエキスが詰まった演奏を見捨ててしまっては、音楽で人生を潤わせるということはありえないのではないでしょうか?  【湧々堂】

AU-95499
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番(ジロティ短縮版)、
リスト:ピアノ協奏曲第1番
シューラ・チェルカスキー(P)
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS響
録音:1951年1月16−17日イエス・キリスト教会(セッション)、1952年2月2日ティタニア・パラスト(ライヴ)*
ドイチュラントラジオ・クルトゥーア提供の正規音源使用により、驚異的な高音質でよみがえるフリッチャイの秘蔵ライヴ・シリーズ第4弾。最後のヴィルトゥオーゾと謳われたチェルカスキーとのふたつの協奏曲は、絶頂期のテクニックの冴えに加えて、ダイナミックなフリッチャイとの先の読めないやりとりが刺激満点。ここに収められた2曲はジロティつながり。かれはリストの弟子でまたチャイコフスキーの弟子でもあり、ラフマニノフの師にあたるピアニスト。ここでチャイコフスキーの第2番はそのジロティが施した大幅カットで悪名高い改ざん版に拠っていますが、それを補って余りある演奏内容。たいへんロマンティックで面白く聴かせます。これまで同様、録音状態も良好で、このピアニスト特有のぬめりある濃厚な美音がしっかりととらえられています。  (Ki)
特にリストの協奏曲が大推薦!第1楽章冒頭のリズムの溜め、強弱対比を急激に入れ替えて力感を加減する技に触れると、こういう曲はやはり一時代前のグランドスタイルに限るなぁと痛感させられてしまいます。古い録音にもかかわらず、とにかく打鍵から発せられる音色は豊穣そのもの。単にメカニックに切れるだけでなく、強靭さとまろやかさを兼ね備えたそのタッチはフレーズ結尾に絶妙な余韻を残しつつ音楽は進行。第2楽章の主題のニュアンスの奥行き、幅の広さもチェルカスキーの面目躍如。その直後のフォルテで押し寄せる独奏楽句は、技巧的にも磐石なこの頃のチェルカスキーの魅力が全開で、特に短い音価の音符をさらに切り詰めて独特の躍動感を出すのは、ここぞという場面のみに披露する奥義。第3楽章、第1楽章主題が回帰する直前で、呼吸を巧妙にコントロールしながら嵐の予兆のような戦慄の空気を敷き詰め、その結果、その直後の第1楽章主題が燦然と光り輝く様とその威容は比類なし!フリッチャイの指揮の熱さもここでまず頂点を迎えます。終楽章はキラキラとまばゆいばかりの打鍵の連続。第2楽章副主題が再現される0:58以降も聴きもの。実にチャーミングなフレージングを続ける中、通常なら打鍵を弱めて主役をオケに引き渡す場面(1:10〜)で「ここはまだ譲れない!」と言わんばかりにフォルテでタッチを強打するのには驚愕!コーダはただ熱狂するだけでなく、神々しさすら感じさせます。同シリーズのコルトー独奏のシューマンの協奏曲に感動された方は、特に必聴!  【湧々堂】
AU-95531
ベートーヴェン:交響曲第2番
交響曲第6番「田園」*
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1971年2月1日パリ、シャンゼリゼ劇場、1967年3月31日 ミュンヘン、ヘルクレスザール* [共にステレオ]
意外なことに2曲ともバイエルン放送響との正規録音はこれが初めて。ヴァイオリン両翼型配置による声部の掛け合いの妙はいつもどおり。録音がまた素晴らしく、最良のアナログ。当時の放送局スタッフの高度な技術水準が窺える内容です。 (Ki)
AU-95543
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調[第2稿] バイエルンRSO
ラファエル・クーベリック(指)

録音:1970年1月30日ミュンヘン、レジデンス・ヘルクレスザール
(ライヴ・ステレオ)
クーベリックがバイエルン放送響を指揮して、ブルックナーの第3交響曲を演 奏したアルバムは、1969/70シーズン第5回定期公演2日目の模様を収めたもの で、2005年にSACDハイブリッド盤(AU.92543 / 廃盤)として正規リリースされ ましたが、このたび通常盤CDとしてカタログに再登場します。 マーラーの交響曲全集を完成させているいっぽうで、クーベリックはブルック ナーについては全集には至らなかったものの、第3番のスタジオ盤、ライヴ盤、 第4番のスタジオ盤、第8番のライヴ盤、第9番のライヴ盤といった注目作がリ リース済み。なかでも第3番は記録によれば、手兵バイエルン放送響だけでも 3種の録音が知られています。 まず、1962年11月8、9日のライヴ。これは前年1961年音楽監督就任後に、クー ベリックがバイエルンと初めてこの曲を取り上げた記念すべきもの(未発売)。 次いで今なお高い評価を獲得している1980年のセッション録音(SONY)。そして 今回の1970年ライヴ。いずれにも共通する特徴としてはエーザー版を使用して いる点。ちなみに、コンセルトへボウとのライヴ録音(54年)もエーザー版でし たが、この間1967年にヨッフムがバイエルンとノヴァーク版による録音も行っ ていることを考え合わせても、クーベリックによる版の選択は興味深いところ です。ただ、それにもまして、ここでの演奏内容の充実ぶりには、あらためて 目を見張るものがあります。たとえば前半2楽章。どの瞬間を切り取っても、 こんなにも有機的に音楽が響き、心に届いてくる例をほかに知りません。 (Ki)
AU-95551
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 マーティナ・アーロヨ、
エレナ・スポーレンベルク、
エディト・マティス(S)
ユリア・ハマリ、ノーマ・プロクター(A)
ドナルド・グローベ(T)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
フランツ・クラス(Bs)
バイエルン放送cho、
北ドイツ放送cho
西ドイツ放送cho
レーゲンスブルク大聖堂少年聖歌隊
ミュンヘン・モテット女声cho
エーバーハルト・クラウス(Org)
ラファエル・クーベリック(指)バイエルンRSO

録音:1970年6月24日ミュンヘン、ドイツ博物館会議場(ライヴ・ステレオ)
2010年度版カタログつき限定CDの「巨人」につづき、auditeがマーラー生誕150周年のアニヴァーサリーにおくる第2弾は、クーベリックによる1970年の第8交響曲ライヴ。演奏の出来栄えに満足したクーベリックが、直後に同じ顔ぶれ、同じ会場でのセッション・レコーディング(DG)に踏み切ることになったというエピソードが伝えられているように、セレモニアルな内容で知られる作品に対して、実演で燃焼度の高い内容を聞かせるクーベリックの手腕が存分に発揮されています。なお、このたびのリリースに伴い、同内容のSACDハイブリッド盤(AU.92551)は廃盤となります。 (Ki)



AU-95580
シューベルト:「冬の旅」、
ヴェルディ
:「マクベス」,「運命の力」,
 「アイーダ」,「オテロ」、
マスカーニ
:「カヴァレリア・ルスティカーナ」
プッチーニ:「トスカ」、
R・シュトラウス:「サロメ」,
 「アラベラ」からのアリア、場面
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ヘルマン・ロイター(p)
録音:1952年
天下の大バリトン、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが歌った「冬の旅」には、いったいいくつ録音があるのか、かなりのマニアでも分からなくなる状態(レコード会社への録音が7種、ライヴと映像を含めると、10種を超えるそう)。このCDは、1952年、ケルン放送への録音をCD化したもので、正規盤はこれが初出。F-Dが復員した直後の、一番若い時の「冬の旅」の録音(1948年)と、初のレコード用録音であったジェラルド・ムーアの伴奏によるEMI録音(1955年)のちょうど間になります。1950年代前半は、F-Dが、有望な青年歌手から国際的なスターへと駆け上がっていくまっただなか、その勢いをこの録音からも感じ取れることでしょう。 (Ki)
AU-95581
ブラームス歌曲集
「美しいマゲローネ」Op.33より(14曲)*
夜にさすらう人 Op.86-3
永遠の愛について Op.43-1
森の静寂の中で Op.85-6
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ヘルマン・ロイター(p)*
ギュンター・ヴァイセンボルン(p)
録音:1952年11月23日*、1954年6月15日、ケルン
フィッシャ=ディースカウのリートはどれも卓越したものです、最も他者を引き寄せぬ出来栄えだったものの一つが、ブラームスの「美しいマゲローネ」。連作歌曲でありながら、劇作品としての性格も併せ持つこの作品は、フィッシャー=ディースカウがその本領を遺憾なく発揮できるもの。1957年にイェルク・デムスの伴奏で録音をしていますが、これはそれよりさらに5年も早い放送用録音。若々しい声の瑞々しい歌はもちろんですが、それ以上に「27歳にしてここまで彫り上げられるのか!」と舌を巻いてしまいます。なお、全15曲中、第13曲の「スリマ−恋人よなぜためらうのか」が欠けております。1954年の3曲の録音も見事の一言。WDR蔵出し音源で、モノラルながら音も上々です。 (Ki)
AU-95582
シューマン:ケルナーの詩による12の歌曲Op.35
リーダークライス Op.39*
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ヘルタ・クルースト(p)、
ギュンター・ヴァイセンボルン(p)*
録音:1954年3月23日、1955年10月12日*
シューマンといえば「陰りを帯びた情熱」、情熱一本で押す歌も素敵なものですが、しかしそこはフィッシャー=ディースカウ、いかに若かろうと、彼の歌うシューマンは、情熱に知性でメスをいれ、シューマンの内面の豊かな詩的世界を見事に引き出しています。WDR蔵出し音源で、モノラルながら音も上々です。  (Ki)
AU-95583
シューベルト:歌曲集
「白鳥の歌」〜愛の便り、アトラス、
 彼女の肖像、街、鳩の便り
音楽に寄せてD.547#、
馭者クロノスに D.369#
恋人の近くに D.162#、魔王 D.328
ガニュメート D.544
さすらい人の夜の歌-2 D.768
狩人の夕べの歌 D.368、プロメテウス D.674*
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ギュンター・ヴァイセンボルン(p)
ヘルタ・クルースト(p)*
録音:1954年10月16日、1954年6月15日#、1954年3月26日*
大好評だった、1952年の「冬の旅」(AU 95580)に続く、若き日のフィッシャー=ディースカウのシューベルト。1954年に、ケルン放送局によって放送用にスタジオ録音されたもの。1954年というと、バイロイト音楽祭に初めて出演、「タンホイザー」のヴォルフラムを歌った年。その前後の録音です。まだ30歳にならないF-D の歌は、若干声に若さが残っている以外は、全盛期と大差ない見事な完成度のたかさ。むしろ後年のセッション録音よりも、自然体に歌っている分、好ましい点も多々あります。改めて天下の大リート歌手だったことを実感させられます。WDR 蔵出し音源で、モノラルながら音も上々です。 (Ki)
AU-95584
ハイドン:交響曲第44番「悲しみ」、交響曲第98番 フェレンツ・フリッチャイ(指)
ケルンRSO

録音:1953年、1952年ケルン(ライヴ)
バッハからB.A.ツィンマーマンまで広範なレパートリーを誇った名指揮者フリッチャイ。1947年ザルツブルク音楽祭でクレン ペラーに代わり、アイネムのオペラ「ダントンの死」初演を成功させたエピソードは有名で、同時代作品のエキスパートとして注目さ れました。師バルトークとコダーイや、ストラヴィンスキーの音楽を広めたのも大きな功績です。1950年代初めケルン放送響にひんぱ んに登場した彼は、シンフォニー・コンサートで、また録音目的で同時代の作曲家の作品を取り上げていますが、そのなかにはハイド ンも含まれていました。 このたびaudite のフリッチャイ・シリーズに登場する内容はすべて初出。快速なテンポとクリアな響き、引き締まったフォルムの美 しさが、この頃のフリッチャイのスタイルをよく伝えています。“簡潔ゆえにかえって演奏がむずかしい”といわれるハイドン。当時 のコンサート・プログラムではどちらかといえば無視されていたハイドンに着目しているのもフリッチャイの見識の高さを示していま す。WDR アーカイヴからの復刻で音質もたいへん良好。 (Ki)

AU-95585
ブラームス:交響曲第2番、
ヴァイオリン協奏曲
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)、
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS響

録音:1951年10月8日、1953年10月13日以上すべてベルリン−ダーレム、イエス・キリスト教会(スタジオ)
エディション・フェレンツ・フリッチャイ第10集はオール・ブラームス・プログラム。ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻で、すべて完全初出の内容となります。まず、注目されるのがデ・ヴィート(1907−1994)独奏の協奏曲。彼女のきわめつけのレパートリーとされる所以は、カンティレーナにおけるあたたかくも輝かしい音色を聴くと明かで、これに雄渾なフリッチャイのバックが華を添えます。デ・ヴィートでは、ケンペン(1941年)やフルトヴェングラー(1952年)とのライヴ盤や、シュヴァルツとのスタジオ盤(1953年)以来4種目、いずれにしても録音嫌いで知られた彼女による貴重なブラームスの登場はファンならずとも快哉を叫びたくなるところでしょう。さらに、現状記録ではフリッチャイが唯一全曲の録音を残しているブラームスの第2交響曲。フリッチャイのブラームスはめずらしく、そもそもヴァイオリン協奏曲も全曲としてはこのたびが初めて。ピシッとアンサンブルが揃ったフィナーレも驚異的ですが、大きな構えで流れるように全曲を聴かせます。価値ある内容に加えてシリーズ自慢の音作りもこれまで通り、当アルバムの登場は広く歓迎されるものとなりましょう。  (Ki)
=トラック・タイム=
・交響曲第2番(1953年)T.14'34+U.9'07+V.5'25+W.8'41=TT.37'47
・ヴァイオリン協奏曲(1951年)T.23'15+U.10'23+V.8'41=TT.42'19
AU-95586
R・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」*
交響詩「死と変容」Op.24
カール・ベーム(指)RIAS響
フリッツ・ゲルラッハ(Vnソロ)*
録音:1951年4月23−24日イエス・キリスト教会、1950年3月25日イエス・キリスト教会(共にモノラル)
ベルリンRIAS収録、ドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源より復刻。巨匠ベームにとって、R.シュトラウスはフリッツ・ブッシュの後任としてドレスデン国立歌劇場総監督時代(1934−1942)に親交を結んで以来、つねにキャリアとともにあった作曲家。モーツァルトとならんで巨匠の代名詞ともいうべき演目だけに録音も多く、「死と変容」がRCO(1955年頃)、シュターツカペレ・ドレスデン(1972年ライヴ)につづいて3種目、また、「英雄の生涯」はシュターツカペレ・ドレスデン(1957年)、バイエルン放送響(1973年ライヴ)、ウィーン・フィル(1976年)に続いて4種目となります。なかでも、RIAS響との録音はいずれもこれまででもっとも時期が古く、フリッチャイのもとで鍛え抜かれたアンサンブルに加えて、シュトラウスの歿後まもなく、連合軍による演奏活動禁止が明けてすぐという時期も影響してのことでしょうか、マッシヴなアプローチと全曲にみなぎる覇気も聴きどころといえるでしょう。モノラルながらたいへん鮮明な音質です。 (Ki)
AU-95587(2CD)
ロッシーニ:スターバト・マーテル マリア・シュターダー(S)、
マリアンナ・ラデフ(A)、
エルンスト・ヘフリガー(T)、
キム・ボルイ(Bs)、RIAS室内cho
聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊、
RIAS少年cho、ベルリン少女cho、
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS響

録音:1954年9月22日ベルリン・ベルリン高等音楽院コンサート・ホール(ライヴ)
エディション・フェレンツ・フリッチャイ第11集。ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻。‘十字架の下で繰り広げられる酒宴の歌’とも形容され、ロッシーニ特有のオペラティックな表現が聞かれる晩年の作品「スターバト・マーテル」。それゆえにさっぱり受容のなかったはずの1950年代のドイツで、フリッチャイはいち早く「スターバト・マーテル」を頻繁に取り上げていたほとんど唯一の指揮者でした。フリッチャイはまた、1954年9月16日から19日にかけてスタジオ・セッションで録音も残しています。このスタジオ盤と時期もほぼ重なるライヴは、シュターダー、ヘフリガーほかのソリストから合唱までキャストが同一。ここでのフリッチャイのアプローチはテキストの内容を妨げるほどではないにせよ、比較的快速テンポを選択。名盤との声が高い序曲集のアルバムでも知られるように、正確な音程と溌剌としたリズムに美質が表れていることはもちろん、勇壮なオケの伴奏に乗って聴き栄えする独唱のナンバーが並ぶだけの作品ではないことを分からせてくれます。   (Ki)
AU-95588
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(アウアー版)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番*、
バッハ
:シャコンヌ#
イェフディ・メニューイン(Vn)、
フェレンツ・フリッチャイ(指)、
カール・べーム(指)*
RIAS響

録音:1949年9月24日ティタニア・パラスト(スタジオ・セッション)、1951年4月9日イエス・キリスト教会(スタジオ・セッション)*、1948年6月28日ティタニア・パラスト(ライヴ)#
ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻。来年2009年に歿後10年を迎えるイェフディ・メニューイン(1916−1999)は、神童として、後年はヒューマニストとして音楽を越えた活動でもしられたヴァイオリニスト。メニューインを尊敬していたフリッチャイとのチャイコフスキーはアウアー版による演奏。第1楽章の小規模なカット、フィナーレにおける大幅なカットが特徴で、これにはアウアーがとくにチャイコフスキーの反復進行が苦手であったためと伝えられています。なお、この録音はフリッチャイにとってRIAS響首席指揮者就任後におこなった初の録音でもありました。いっぽう、巨匠ベームとの共演によるモーツァルトの第4番は、TAHRA盤(TAH.533)でも知られるように、こちらは折り目正しい様式のバックと美しいレガートが魅力となっています。わずか12歳で絶対的な確信をもって弾ききったといわれるシャコンヌも、ここでは味わい芸というべき深みを加えています。  (Ki)
AU-95589
チャイコフスキー:交響曲第4番、
サン=サーンス
:ピアノ協奏曲第4番*
ロベール・カサドシュ(P)、
ユージン・オーマンディ(指)RIAS響

録音:1954年9月6日ベルリン高等音楽院(現ベルリン芸術大学)大ホール(ライヴ)、1952年9月24日ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)*
全て初出。ともに1899年に生まれで、おもに渡米後のキャリアで名を残すオーマンディとカサドシュ。ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラ ジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻で、すべて完全初出となるライヴがaudite より登場します。 フランス生まれの名手カサドシュにとってサン=サーンスの第4番はきわめつけの一曲。このことは録音歴が如実に物語っており、1939年のライヴ(モントゥー)に始まり1968年のライヴ(ムーティ)まで、さらに、この間1946年(ロジンスキ)と1961 年(バーンスタイン)のスタジ オ録音を加えると、これまでにトータル4種の録音が存在します。なかでもスタジオ盤はいずれもこの曲の代表盤に挙げられる内容ですが、 さて、5種目の当ライヴ。カサドシュはコンディションも万全で要求される超絶技巧をほとんど完璧にクリア、しかもオケとの対話への気 配りも忘れず、全曲を通じてかれのシックでスタイリッシュなスタイルがくっきり浮かび上がるという驚異的な名演。なお、オーマンディ ではほかにアントルモン(1961年)との録音もありますが、これは特別。 オーマンディ6 種目となるチャイコフスキーの第4番は、1953年のフィラ管と1955年のケルン放送響ライヴとのあいだに位置するもので、 オケがRIAS響という異色の顔合わせ。わずか6歳でフランツ・リスト音楽院のヴァイオリン科の学生として入学を許され、ヴァイオリニス トとしてデビューした経歴をもつオーマンディだからこそ、‘フィラデルフィア・サウンド’のベースといえる弦のゴージャスな鳴りっぷ りが、オケを見紛うほどに聞かれるのもユニークなところ。‘クセのない’演奏はかえって楽曲の魅力をストレートに伝え、いかにもこの 名匠の真の偉大さを示しています。  (Ki)

AU-95590
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
[カデンツァ:クライスラー]
ベルク:ヴァイオリン協奏曲*
クリスチャン・フェラス(Vn)
カール・べーム(指)BPO
マッシモ・フレッチャ(指)ベルリンRSO* 

録音:1951年11月19日イエス・キリスト教会(セッション・モノラル)、1964年3月23日ベルリン・マズーレンアレー・放送局大ホール(ライヴ・モノラル)*
収録内容は、1951年11月にベーム指揮ベルリン・フィルとスタジオ収録したベートーヴェンに、1964年3月にフレッチャ指揮ベルリン放送響とライヴ収録したベルクという注目の組み合わせです。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、フェラスがベルリン・フィルへのセンセーショナルなデビューを飾った記録として、ファンにはよく知られるものです。音色の美しさと格別の気品とをたたえたヴァイオリンが、ベームの雄渾な指揮ぶりによく映えた演奏は、フェラス以下同じ顔触れで、おそらく同一の内容とおもわれるTAHRA盤では、収録時期が1963年11月18日と19日の2日間となっていました。1946年、当時13歳のフェラスがパリ・デビューを果たした際に弾いて、国際的なキャリアを積むきっかけとなったのが、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。以降、フェラスは、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を、1951年にベーム指揮ヘッセン放送響とライヴ録音、1959年にサージェント指揮ロイヤル・フィルとセッション録音、1967年1月にカラヤン指揮ベルリン・フィルとセッション録音、1967年5月にカイルベルト指揮フランス国立管とライヴ録音、1978年にジョセフォヴィッツ指揮モンテカルロ国立歌劇場管と録音しており、現状で6種を数えることからも、フェラスがもっとも得意としていたレパートリーのひとつといえるでしょう。いっぽうのベルクもまた、フェラスを語るうえで絶対に外せないプログラム。フェラスの弾くベルクのコンチェルトといえば、ここでのライヴより1年ほど前、1963年にプレートル指揮パリ音楽院管とセッション録音が名高く、1957年にはアンセルメ指揮スイス・ロマンド管ともライヴ録音していますが、いずれも作品に薫る官能的な美観がフェラスの方向性にピッタリ。このように、フェラスきわめつきのプログラムを収めたアルバムは、ジャック・ティボー、ジノ・フランチェスカッティ、ジネット・ヌヴーらと並ぶ「フランコ=ベルギー派」の名手として、歿後30年近くを経た今でも根強い人気を持つフェラスの輝きを閉じ込めたもので、ファンのみならず、広くヴァイオリン好きには見逃せない内容といえそうです。 (Ki)

AU-95591
R・ シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」、
モーツァルト
:交響曲第28番ハ長調KV.200*、
ストラヴィンスキー
:「火の鳥」組曲(1919年版)#
カール・べーム(指)ケルンRSO

録音:1976年、1973年*、1963年# ケルン(全てステレオ・ライヴ)
長年の封印が解かれ、いよいよ本格的に始動するaudite のWDR ケルン放送アーカイヴ・エディション。今回登場するのは、かねてよりその白熱ぶりがスタジオ盤とはおよそ別人の顔をみせることで知られる巨匠ベームとケルン放送響による未発表ライヴ集。プ ログラムも長いキャリアの中でべームとは特別なゆかりを持つモーツァルトとシュトラウス、それに意外にもかなり早い時期から関 心を寄せていたストラヴィンスキーというきわめつけの内容となっています。 ハンブルクととくにドレスデンの音楽監督時代に、密接な親交がありスペシャリストの誉れ高いシュトラウス。このドン・ファンは 82歳のときの演奏ですが、年を重ねてからのものとは到底思えない覇気に満ちた音楽がさすがに圧巻です。 ストラヴィンスキーはベームがミュンヘン時代(1921-27)から積極的にプログラムに取り入れていた作曲家。「火の鳥」といえば 1975年のウィーン・フィルとの来日公演を収めた実況盤でも同じ1919年の組曲版でした。奇しくもライヴ録音を通して初めて聴く ことが可能となった演目は、ベームの鋭くも確かな音楽性の最高の証ともいうべきもので、カラフルで繊細そして粗野という作品の 特色をくっきりと浮かび上がらせています。 そして、ピリオド・アプローチの研究が進み、今日演奏様式も大きく様変わりした感のあるモーツァルト。ベルリン・フィルとの全 集録音で名を馳せ、後のウィーン・フィルとの顔合わせでも一時代を築いたベームの演奏は、それでもやはり不動の説得力を保ち続 けています。ここでもみずみずしい生気ときりっとした表情がじつに清清しいかぎり。 アーカイヴの保存状態は思いのほか良好で、ライヴならではの巨匠の姿を刻銘に伝えています。なお、当コンビによるシリーズとし て今後ヴュータン、ブラームス、ベートーヴェンやブルックナーなどが予定されています。  (Ki)

AU-95592
ブラームス:交響曲第1番、
ヴュータン
:ヴァイオリン協奏曲第5番
ローラ・ボベスコ(Vn)、
カール・べーム(指)WDR ケルンRSO

録音:1963年ケルン(ライヴ)
ボベスコ独奏によるヴュータンの傑作第5協奏曲、しかもオケがまたす ごくて絶頂期のべームとケルン放送響という申し分のない顔合わせ。未だわが国でも人気の高いボベスコ(1921 − 2003)はルーマ ニア系ベルギーのヴァイオリニスト。その彼女がフランコ=ベルギー派を代表するヴュータンを弾いているのですから、まさにうっ てつけ。暖色にして、ときに燃え立つように鮮やかなトーン。ヴュータンの熟れた果実のように香りたかい音楽が彼女の自在なヴァ イオリンによりいっそう匂い立ち、聴き手を夢中にして放しません。雄渾なべームの指揮でシンフォニックな書法によるオケ・パー トも力が与えられ、これに好対照をなすように妖艶なソロが映えます。 いっぽう同じ年のブラームス1番ライヴ。正規盤だけでも少なくとも6種を超えるべームお得意のプログラムですが、いかにも絶頂 期にふさわしくパワフルで、冒頭から引き締まった様式とフィナーレに向けてエネルギーの放射がすさまじい限り。これまででもっ ともべームらしいと云われるベルリン・フィルとの録音(59 年)に、ライヴの熱気が加わったかのような出来栄えで聴きごたえ満 点です。WDR 正規音源によりすこぶる良好な音質。  (Ki)
AU-95593
ベートーヴェン:交響曲第7番/第8番*
「レオノーレ」序曲第3番#
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS響
録音:1953年1月19-,20日、1954年1月11-12日*、1952年10月27日# イエス・キリスト教会(スタジオ録音)
ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻で、すべて完全初出。フリッチャイのベートーヴェンといえば、晩年にベルリン・フィルと残したスタジオ録音が有名で、なかでも第7番(1960年)は「運命」とならんで、クレンペラーばりの悠然としたテンポ設定が導き出す巨大な演奏が特徴的でした。白血病発病を境にフリッチャイのスタイルは大きく変貌を遂げましたが、ここに聴く手兵RIAS響との第7番(1953年)では違いも際立ち、前のめりの疾走感と造形の打ち出しに独自の魅力を備えています。ついでながら第8番は、ベルリン・フィル盤(1953年4月)との比較では全体で2分あまり長いというのも興味深いところです。こうした聴き比べも含めていろんな発見をもたらしてくれる当アルバムの登場はファンには福音といえるでしょう。
◆フリッチャイのベートーヴェントラック・タイム比較
「第7番」…RIAS響/1953年=T.11'44+U.8'12+V.7'34+W.7'02=TT.34'32、BPO・1960年=T.13'10+U.9'56+V.8'36+W.7'25=TT.39'07
「第8番」…RIAS響/1954年=T.10'04+U.4'00+V.4'44+W.7'49=TT.26'35、BPO/1953年=T.8'40+U.3'42+V.4'23+W.7'35=TT.24'20
・「レオノーレ」序曲第3番…RIAS響/952年=14'11、BPO/1958年=14'13  (Ki)
AU-95596
モーツァルト:交響曲第29番イ長調K.201
交響曲第39番変ホ長調K.543*
交響曲第40番ト短調K.550#
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS響
録音:1955年5月31日ベルリン高等音楽院(ライヴ)、1950年5月3日イエス・キリスト教会(セッション)*、1952年3月17日ティタニア・パラスト(ライヴ)#
エディション・フェレンツ・フリッチャイ第7集。ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻で、すべて完全初出。モーツァルトはフリッチャイにとっていくつものすぐれたオペラ録音でも知られるように、きわめて重要な作曲家。高い評価を裏付けるように、亡くなる1963年にはその功績を讃えてザルツブルク・モーツァルテウムよりメダルを授与されています。ここに聴く3曲でも正確なリズムと音程の確かさ、そして造型美と、モーツァルトに必要なものが申し分なく揃っています。フリッチャイはまた、これら3曲についてスタジオ録音をそれぞれ一度ずつしか残していないため、大変貴重といえます。なお、第29番の開始前に拍手が入ります。 (Ki)
フリッチャイは、全てDGにスタジオ録音も遺していますが、この録音はフリッチャイと一心同体と言えるオケとの共演だけに、そのフレージングの求心力の高さ、強弱のメリハリの意味深さ、アンサンブルの精度などの点で、その差は歴然。
特に「第29番」が絶品で、決して先を急がない優雅な空気感を最後まで保ちながら、リズムは決して重くなりません。第1楽章は音楽の余韻を感じながら進行する風情が素晴らしく、コーダ直前5:39からリタルダンドと、さりげないルフト・パウゼの間合いの良さにも唖然。第2楽章は愛が横溢!音楽自体は極めてシンプルなのに、どうしてこれほどニュアンスが充満するのでしょうか。第3楽章はリズムのエッジの立て方が実に精妙。鋭利過ぎず、柔らかすぎず、その楽想が生きる唯一のリズム感を表出することで、生まれたてのような瑞々し情感が息づいています。終楽章はもっと速いテンポをとることも可能でしょうが、このゆったりとしたテンポ感がまた意味深く、1:03からの走句の微妙な色彩の妙などは、これ以外のテンポでは炙り出されるとは思えません。展開部がここまで彫琢の豊かに現出された例も少ないでしょう。全体的に室内楽的な趣きを全面に出す演奏が多い中、あくまでもシンフォニックな構築と弾きの豊かさを追求し尽くした演奏として忘れるわけにはいきません。「40番」はステレオのスタジオ録音も第1楽章が超低速でしたが、ここではそれに輪を掛けて低速感が意味深くのしかかり、説得力も一段上。第2楽章の翳りの濃さも同様で、その徹底したロマンティックな解釈が暑苦しい不快感を与えず必然に満ちているの絶頂のフリッチャイならでは。終楽章だけは恐るべき凝縮力を発揮し、悲しみの渦中をまっしぐらに疾走。その風圧たるや相当なもので、聴き手はただただその緊張の空気に身を委ねるしかありません。【湧々堂】
AU-95597
シューベルト:「冬の旅」 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
クラウス・ビリング(P)
録音:1948年1月19日ベルリン・クライストザール
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウは、生涯に渡って「冬の旅」を歌い、録音が残されました。ライヴも含めるとなんと十種類以上。その最初を飾るのが、この録音。1948年1月の録音と言われていますので、当時フィッシャー=ディースカウは22歳。戦前のドイツリートの伝統を受け継ぎつつ、自分のスタイルを模索しながら、既に後年の偉大さがあちこちから発せられている演奏です。海賊盤では極めて有名な録音でしたが、AUDITEによってついに正規盤が登場。蔵出し音源で、1948年とは思えない優れた録音で、若き日のF-Dの「冬の歌」が楽しめます!(Ki)
AU-95598
ベートーヴェン:歌曲集
25のスコットランド民謡 Op.108から
 音楽と恋と酒、おお甘き時よ
 さあ杯を満たせ良き友よ、
 この忌わしい世界が
 メアリー、窓辺に来ておくれ、
 魅力的な人よさらば
 小舟は早く進む、誠実なジョニー、
 山の警備隊、羊飼いの歌
25のアイルランドの歌 WoO152から
 陰鬱な12月、朝風が頬を撫で、
 朝は悩み多く
20のアイルランドの歌 WoO153から
 老人は諭す、さようなら大きな喜び
12のアイルランドの歌 WoO154から
 アイルランドっ子の血潮、
 真面目で分別くさいのは勘弁だ
さすらう吟遊詩人 WoO157-11
カーディガンの娘たち WoO155-16
乳搾りWoO155-17
神が王を護りたまいますよう(ゴッド・セイヴ・ザ・キング) WoO157-1、
ゴンドラの歌 WoO157-12
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、
ミヒャエル・ラウハイセン(P)
録音:1952年9月22-24日ベルリン
ベートーヴェンは、スコットランド、アイルランド、ウェールズなど、各地の民謡に基づいた歌曲を多数作曲しています。それらはベートーヴェンを刺激し、彼の傑作の源泉にもなっていることが知られていますが、実際に耳にする機会は多くありません。そんな貴重な歌曲を、若き日のフィッシャー=ディースカウが録音していました! 1952年のベルリンRIAS放送のための録音で、三日間でこのCDの全ての曲を録音しています。フィッシャー=ディースカウの録音の中でも非情に珍しいであろうこれらの歌曲、マニアには逃がせません。ドイッチュラントラディオ・クルトゥーア提供の音源を使用。  (Ki)
AU-95599
ヴォルフ:メーリケ歌曲集
苦悩から癒えて希望に寄せる、巡り会い
春に、旅先で、古い絵に寄せて、明け方に
新しい歌、どこで慰めが見つかるのだ?
愛する人に、ペレグリーナ1、ペレグリーナ2
さらば、郷愁、狩人、恋する男の歌
ヴァイラの歌、ある婚礼にて、打ち明け話
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ヘルタ・クルースト(P)、ルドルフ・ヴィレ(P)
録音:1955年1月26日、1949年5月5日、1951年5月25日ベルリン
偉大なバリトン、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが、まだ20代後半だった頃にベルリンRIAS放送に録音したヴォルフのメーリケ歌曲集です。全18曲中15曲は1955年1月26日の録音。30歳を目前にしたフィッシャー=ディースカウが、既に完成された世界を持っているのが分かります。「愛する人に」と「ヴァイラの歌」は1949年の録音、若き日の天才だけが持つ鮮烈さに息を飲まんばかりです。ドイッチュラントラディオ・クルトゥーア提供の音源を使用。  (Ki)
AU-95600
ヴォルフ:ゲーテ歌曲&スペイン歌曲集
フアーナは気難し屋だ
恋人をからかおうとするんだね
緑の露台の上から、花を摘みに行くなら
優しい恋をのがした者は
心よがっかりするのはまだ早い
ああそれは5月のことだった
全ては心よ憩いに
いつの日か私を思い出して
心の底深く苦しみを秘めていても
死よ来たれ、夜に包まれて
ああ幼な児の瞳は
ああ何と長い魂のまどろみ
主よこの地に何が芽生えるのでしょうか
孤独にふける者は
家々の門辺に歩み寄って
涙を流しながらパンを食べたことのない者
コフタの歌1、コフタの歌2
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ヘルタ・クルースト(P)、ルドルフ・ヴィレ(P)
ヴァルター・ヴェルシュ(P)
録音:1953年12月13日、1948年11月29日、1949年7月11日ベルリン
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが20代半ばに歌ったヴォルフの歌曲の録音。いずれもベルリンRIAS放送に録音したものです。いずれの録音も、後年に比べれば若さは見えるものの、既に20代半ばの若さで驚くべき水準に達していることが分かると思います。ドイッチュラントラディオ・クルトゥーア提供の音源を使用。  (Ki)
AU-95601
ベートーヴェン&ブラームス:歌曲集
ベートーヴェン:五月の歌Op. 52-4
 モルモットOp. 52-7、君を愛すWoO.123
 この暗い墓のうちにWoO.133、
 追憶 WoO 136、
 新しき愛新しき人生Op.75-2
 ゲーテのファウストから Op.75-3
 寂しさの喜び Op.83-1、あこがれ Op.83-2
 希望に寄せて Op.94
ブラームス:帰郷 Op.7-6、
 あるソネットOp.14-4、
 夜更けて私は起き上がりOp.32-1、
 便り Op.47-1、たそがれ Op.49-5、
 私は夢を見た Op.57-3
 さようならさようなら Op.59-6、
 あなたの青い瞳は Op.59-8
 夏の夕べ Op.85-1、月の光 Op.85-2
 セレナード Op.106-1
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、
ヘルタ・クルースト(P)
録音:1951,52年(モノラル)
1951、52年に、ベルリンRIAS放送に録音したもので、両作曲家の人気歌曲が選ばれています。今回は復刻にあたり、ほとんどの録音でオリジナルのマスターテープを使用、優良な音質で楽しめることが出来ます。(Ki)
AU-95602
カラヤン/モーツァルト作品集
ピアノ協奏曲第20番ニ短調KV.466
交響曲第41番ハ長調「ジュピター」
ヴィルヘルム・ケンプ(P)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)BPO
録音:1956年1月21日ベルリン−ツェーレンドルフ、パウロ派教区信徒会館(モノラル・ライヴ)
audite によるカラヤン生誕100年記念シリーズ第2集。モーツァルトの生誕200周年アニヴァーサリーにあたる1956年のライヴで、1月21日からの三日間とも同一演目で行われたオール・モーツァルト・プログラム。威厳と確信に満ちた第1楽章の出だしに、アンサンブルの多少の乱れはお構いなしというスポーティなフィナーレがひときわ印象深い「ジュピター」。壮麗にしてエレガントな曲想がよほどカラヤンの志向と合っているのか、モーツァルトでは第39番とならんで生涯にもっとも録音を多く残したのも分かるような気がします。さらに、ほかにカラヤンではこの数日後の1月28日、ハスキルとのライヴしか録音のないピアノ協奏曲第20番。もとよりモーツァルトのピアノ協奏曲そのものの録音が極端に少ないカラヤンですが、ここでの独奏は名匠ケンプ。第2楽章ロマンスの至福の表情などわすれがたい場面です。ドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻。
AU-95605
イーゴリ・マルケヴィチ/ベルリンRIASライヴ録音集
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲*、
ストラヴィンスキー
:「春の祭典」、
オネゲル
:交響曲第5番「3つのレ」
イーゴリ・マルケヴィチ(指)
RIAS響、RIAS室内cho

録音:1952年9月18日ベルリン・ティタニア・パラスト(ライヴ・モノラル)*、1952年3月6日以上、ベルリン・ティタニア・パラスト(ライヴ・モノラル)
指揮者イーゴリ・マルケヴィチ(1912.1983)は、数々のバレエ作品を委嘱した名興行師ディアギレフ最後の弟子と云われています。その意味で、「春の祭典」と「ダフニスとクロエ」という、ディアギレフゆかりの作品をマルケヴィチが振ったRIASライヴ録音集は、興味の尽きないといえるでしょう。「春の祭典」は初演者モントゥーに指揮を学んだマルケヴィチにとって、また、フィルハーモニア管との2度のセッション録音(1951年モノラル、1959年ステレオ)により、きわめつけのレパートリーとされているのは有名な話。1954年に「春の祭典」の最初のセッション録音が、“ディアギレフのオマージュ”と題された3枚組のLPとしてリリースされた際には、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」第2組曲もカップリングされていました。このたびはいずれもライヴということで、フリッチャイ時代の鍛え抜かれたアンサンブルがどのような反応をみせているのか大いに期待の高まるところです。さらに、オネゲルの交響曲第5番は、このたびの「春の祭典」やムソルグスキーの歌曲(AU.95631)とともに、マルケヴィチのRIAS響デビュー・コンサートのときのもの。およそ一年前1951年3月9日に初演されてまもない新作を選んでいるのも注目されます。ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻で、すべて完全初出の内容です。 (Ki)

AU-95606
エリカ・モリーニ
(1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲*
(2)タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタト短調Op.1-10「見捨てられたディド」
(3)ヴィヴァルディ(レスピーギ編):ヴァイオリン・ソナタニ長調RV10
(4)クライスラー:コレッリの主題による変奏曲(タルティーニの様式による)
(5)クライスラー:美しきロスマリン
(6)クライスラー:ウィーン奇想曲
(7)ブラームス(クレンゲル編):ワルツ変イ長調Op.39-15
(8)ヴィエニャフスキ:カプリッチョ・ワルツOp.7
全てエリカ・モリーニ(Vn)
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS響*
ミヒャエル・ラウハイゼン(P)

録音:1952年10月13日ティタニア・パラスト(ライヴ・モノラル)*、1952年10月15日RIASフンクハウス・シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
2010年に歿後15周年を迎えるエリカ・モリーニをまるごと一枚分たっぷり収めた内容。完全初出音源からの復刻となります。
【神童エリカ・モリーニ】
1905年ウィーン生まれ、歿後15年を経ていまなお高い人気を誇るモリーニは、その多才な神童ぶりもまたさまざまなエピソードからつとに有名です。6人兄弟の4番目として有名な音楽家庭に育ったモリーニは、ヤーコプ・グリュンとヨーゼフ・ヨアヒムとに師事した父オスカルからヴァイオリンの手ほどきを受けながら、当初ピアノに関心を示し、バレエのレッスンも受けていたと伝えられています。オーケストラとの初共演に際して指揮を務めたブルックナーの弟子フランツ・シャルクもモリーニの驚異的な才能を認めたひとり。はっきり際立った天賦の才を示していたモリーニはわずか8歳で、“最年少でしかも初の女学生として”ウィーン高等音楽院に入学しています。モリーニは在学中、ヤン・クーベリック、ヴォルフガング・シュナイダーハン、シモン・ゴールトベルクらも教えた、ボヘミアの名ヴァイオリニスト、オタカル・シェフチークに師事したほか、ローザ・ホーホマン=ローゼンフェルトにも師事しています。
【半世紀を越える活動とは対照的にレアなディスコグラフィ】
1918年にモリーニはアルトゥール・ニキシュ指揮するライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、カミッロ・ヒルデブラント指揮ベルリン・フィルとともに相次いでセンセーショナルなデビューを飾り、1921年にはカーネギーホールでアルトゥール・ボダンツキー指揮のニューヨーク・フィルとも共演、アメリカ・デビューも果たしています。ヨーロッパに戻り、さらに1927年にはヴィルヘルム・フルトヴェングラーとも初共演を果たし、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を弾いています。やがてナチのオーストリア併合によりアメリカに逃れたのちも、1976年に引退するまでの半世紀以上に亘りモリーニは第1線で活躍を続けますが、ほとんど商業録音を残さなかったという事情がかえって現在における人気に拍車をかけているといえます。
【得意としたチャイコフスキーほか小品集&初レパートリーのブラームス】
異例なことに、チャイコフスキーの協奏曲は、モリーニが残したレコーディングのなかでも現状、このたびを含め最多の6種の別演奏が存在するなかで、時期的には3番目の録音となります。フリッチャイの指揮といえば、1958年のドイチュ・グラモフォンへのセッション録音(ブルッフの第1番とグラズノフの協奏曲)はモリーニの代表盤とされるだけに、同じ顔合わせということで期待がかかりますが、なにより、ここで、父より与えられた1727年ストラディヴァリ製作の愛器“ダヴィドフ”が奏でる音色が、一瞬でモリーニのそれと分かるくらいに驚異的な鮮度!もちろん演奏もすばらしく、ヴァイオリン好きを自認する方なら衝撃が走るのは必至の内容です。得意曲を揃えたカップリングもたいへん充実していて、まず、「タルティーニのソナタ」。ここでのラウハイゼンとならび、モリーニのパートナーとして知られたポマーズとの3種の別録音でも知られるところですが、4種のうちもっとも早い時期のもの。同様に4種目となる「コレッリ変奏曲」は、ほかに1925〜1926年のここと同じラウハイゼンとの録音のほか、1956年頃のモノラル・セッション録音、1962年モノラル・ライヴと、いずれもポマーズと行った2種の別録音が知られています。やはりポマーズと1965年にモノラル・セッション録音を残している「ヴィヴァルディのソナタ」は2種目。また、「美しきロスマリン」と「ウィーン奇想曲」は1956年頃のポマーズとのモノラル・セッション録音に次いでともに2種目。ヴィエニャフスキの「カプリッチョ・ワルツ」は4種目で、このたびの録音がもっとも新しいものとなります。なお、ブラームスのワルツはおそらく初出レパートリーとおもわれ、ファンにはうれしいニュースといえるでしょう。 (Ki)
AU-95607
マイケル・レビン/ベルリンRIAS録音集成
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番*
クロール:バンジョーとヴァイオリン
ヴィエニャフスキ(クライスラー編):エチュード・カプリスイ短調Op.18-4
チャイコフスキー:「なつかしい土地の想い出」より瞑想曲Op.42-1
サラサーテ:カルメン幻想曲Op.25、
 スペイン舞曲第1番「マラゲーニャ」Op.21-1、
 スペイン舞曲第2番「ハバネラ」Op.21-2、
 スペイン舞曲第6番「サパテアード」Op.23-2
サン=サーンス:ハバネラOp.83#
マイケル・レビン(Vn)、
トマス・シッパース(指)RIAS響
ローター・ブロダック(P)

録音:1969年6月16、17日ベルリン、フィルハーモニー(モノラル・ライヴ)*、1969年6月12日(ステレオ)、1962年10月30日(モノラル)# 以上ベルリン=ランクヴィッツ、RIASスタジオ(スタジオ・セッション)
ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻で、すべて完全初出の内容。わずか9歳から手ほどきをした高名なヴァイオリン教師ガラミアンをして、「ほとんどまれにみる才能、しかも弱点がなにひとつ見当たらない。決して。」とまで言わしめたのはマイケル・レビンただひとり。ここではまず、スタジオ・セッション録音を残していないブルッフに大注目。この楽想ゆたかな屈指の人気作を、なんとレビンのヴァイオリンで聴けるとは。このうえなく美しいカンティレーナに、心を溶かす官能的な音色がぴったりで、もう最高です。なおこちらはライヴのため、前後に拍手が入ります。さらに、後半の技巧的な小品の数々がまた、宝物のような内容でファンにはこたえられないことでしょう。それにしても録音のよさはありがたいところで、35歳という短い生涯を駆け抜けていったレビンの貴重な一枚を価値あるものにしています。   (Ki)
AU-95610
カール・ベーム・エディションVol.7/ベートーヴェン作品集
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
交響曲第4番変ロ長調Op.60*
カール・ベーム(指)RIAS響

録音:1950年10月9日ベルリン・ティタニア・パラスト(ライヴ・モノラル)、1952年4月21、23日ベルリン=ダーレム・イエス・キリスト教会(セッション・モノラル)*
巨匠ベーム(1894−1981)が、その壮年期にあたる1950年代にRIAS響を指揮したベートーヴェン。1952年、ベーム57歳のときの第4交響曲は第2次大戦後に彼が残したベートーヴェン録音のなかでも最初期のひとつに数えられるもの。ベームのベートーヴェンといえばauditeには1970年代のライヴ録音で、バイエルン放送響との第2番、第3番「英雄」そして第7番があり、気力のみなぎったときのベームの凄さを実感できる内容ですが、時期こそ違うもののここでも、じっさいのテンポ以上に疾走感にあふれた音楽運びが印象的です。いっぽう、バックハウスとの共演によるピアノ協奏曲第4番はかつてTAHRAよりリリースされていたもの(廃盤)と同じ演奏。バックハウス66歳、枯淡とは無縁の剛直で明晰なピアニズムにしびれます。すべてベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻。 (Ki)
AU-95611
カール・ベーム・エディションVol.8/R・シュトラウス作品集
交響詩「ドン・ファン」/アルプス交響曲*
「ばらの騎士」組曲〜第3幕のワルツ#
カール・ベーム(指)RIAS響

録音:1954年2月4−6日(セッション・モノラル)
1952年3月28−29日(セッション・モノラル)*
1954年2月4−6日(セッション・モノラル)# 以上ベルリン=ダーレム・イエス・キリスト教会
【カール・ベームとR・シュトラウス】
巨匠ベーム(1894−1981)は、R.シュトラウスについて「公私にわたり深い親交があり、ゼンパーオーパーの総音楽監督時代に果たした初対面の瞬間は音楽人生でもっとも重要な出会いであった」と認めています。自らの述懐を裏付けるように、ベームによるシュトラウス作品の録音はレパートリーの柱として、長いキャリアを通じて質量ともに圧倒的な内容をみせています。
【作曲者との交流によって培われたきわめつけのプログラム】「ドン・ファン」は録音の数がそのまま示すとおり、ベームがもっとも得意な作品のひとつ。1939年にゼンパーオーパーでシュターツカペレ・ドレスデンと録音、1957年に同じくシュターツカペレ・ドレスデンとセッション録音、1963年にベルリン・フィルとセッション録音しており、さらにauditeからはすでに1976年におこなったケルン放送響(AU95591)とのステレオ・ライヴ録音もリリースされています。さらに映像作品でも1970年にウィーン・フィルと実演およびリハーサルを収録しています。ベームが生地グラーツで初めて耳にして、ゼンパーオーパーの音楽監督時代に200回目の記念公演を指揮する栄誉に浴した「ばらの騎士」は、全曲を1958年にシュターツカペレ・ドレスデンとセッション録音、1969年のザルツブルク音楽祭におけるウィーン国立歌劇場管とのライヴ・レコーディングも残しています。また、1963年4月に同じく第3幕のワルツをベルリン・フィルとセッション録音をおこなっていました。「アルプス交響曲」はベームにとって2種目。1957年9月のシュターツカペレ・ドレスデンとのセッション録音より遡ること5年半前の録音となります。
【聴きごたえ満点。覇気みなぎるベームのアプローチ】第6集(AU95586)収録の「英雄の生涯」(1951年4月)や「死と変容」(1950年3月)とほぼ時期も重なることもあり、演奏の傾向として、やはり雄渾な表現と気力の充実ぶりが挙げられます。
【オリジナル・マスターから起こした最上のリマスタリング】ベルリンRIAS収録による放送用セッション音源を、ドイチュラントラジオ・クルトゥーアが正規のライセンスを得て復刻した音質は、モノラルながら驚異的な鮮度。とても半世紀以上を経たものとは思えません。録音も含めた完成度では、名盤揃いで知られる巨匠ベームのシュトラウス録音の中でも今後高く位置づけられる内容とおもわれます。 (Ki)
AU-95619
ストラヴィンスキー:「ペルセフォネ」(ドイツ語) フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
ドリス・シャーデ(語り)
ディーン・ディクソン(指)ヘッセンRSO
ヘッセン放送cho、南ドイツ放送cho
シュヴァンハイム少年cho

録音:1960年11月11日、フランクフルト・アム・マイン(ライヴ・モノラル)
名テノールフリッツ・ヴンダーリヒがストラヴィンスキー作品で歌っている珍しい録音が発掘されました。「ペルセフォネ」は、1933年にパリで初演された3部のメロドラマ。テノール・ソロ、合唱、語りをともなった作品で、初演時にはバレエが用いられて舞台上演されている。音楽そのものはカンタータ風で、題材ともども、新古典主義時代のストラヴィンスキーらしい作品。ヴンダーリヒの美声が生えています。なおここではフリッツ・シュレーダーによるドイツ語訳で上演されています。この録音のもう一つの価値は、ディーン・ディクソン(1915−1976)の指揮。卓越した指揮者であったにもかかわらず、アフリカ系ということで米国での活動がままならなかったディクソンは、1950年代からヨーロッパやオーストラリアに活路を見出し、エーテボリSOの首席指揮者を務めるなどかなりの活躍をしましたが、録音はあまり多く残すことはありませんでした。この幻の名指揮者の力量を知る上でも貴重な録音です。 (Ki)

AU-95620
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 矢野 滋(S)
マルガ・ヘフゲン(A)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
テオ・アダム(Bs)
ディーン・ディクソン(指)
ヘッセンRSO(フランクフルト放送響の旧称)
ヘッセン放送Cho,
南ドイツ放送Cho

録音:1962年4月13日、フランクフルト・アム・マイン ヘッセン放送ゼンデザール(ライヴ・モノラル)
“今生きていて欲しかった指揮者の筆頭!ディーン・ディクソンの比類なき芸術性”
ジャケット写真でもお分かりのとおり、「ヴンダーリヒ・シリーズ」の一環としてリリースですが、これはどう考えても指揮者ディーン・ディクソンの凄さを徹底的に印象付けるCDです。
ディクソンの名前は、「黒人として初めて国際的な活躍をした指揮者」としては知られていても、その顔を思い浮かべることが出来る人がいるでしょうか?ましてや、その芸風をきちんと認識している人がどれだけいるでしょう。彼は、ジュリアード音楽院で音楽的な基礎を身につけ、当初は米国のメジャー・オーケストラとも共演を重ねなていましたが、人種差別の憂き目に会い、欧州へ活動の拠点を移します。しかし、60歳という若さで亡くなり、録音自体が数えるほどしか存在しないこともあり、その真価が未だに認識されていないのが現実です。しかし、プラハ響を振ったメンデルスゾーンの「スコットランド」(スプラフォン)は、心を打つ名演(この演奏の良さを指摘した日本人は、竹内喜久雄氏くらいでしょう)だと思い続けていた私としては、その印象が覆ることがないよう念じ、いざ試聴を開始。結果は、超絶品!ディクソンの並外れた芸術性を更に確信した次第です。
その音楽作りのスタイルはいたってオーソドックスですが、響きは常に洗練され、テンポも安定感抜群。全ての要素のバランスが良く、センスも満点。音の重量感も重すぎず軽すぎず、「中庸の美」をこれほど感動的に具現化した人は古今を通じて稀でしょう。
第1楽章では、聴き手は精神的な重みを期待しがちですが、ディクソンはただただ堅実な音の構築力のみで勝負。表面的にはスタイリッシュでありながら内面は熱い意欲が渦巻いており、展開部では、ティンパニの激打を伴った神々しいまでの高揚感を見せます。最後を締めくくるリテヌートは、実に決然とした佇まい!第2楽章も慌てず騒がず格調の高さが印象的。第1楽章以上に何も手を加えず、金管の補強さえ行わないごく普通の演奏ですが、音楽の土台の頑丈さが尋常ではなく、それだけで独特の牽引力を生んでいると言っても過言ではありません。
そして言葉に出来ないほど感動的なのが第3楽章!この楽章を聴きながら、この後に訪れる終楽章の盛り上がりのことなど全く脳裏に浮かばないほど全身魅了されるという経験は、個人的には初めてです。シューリヒトを思わせる純粋さ、否もしかすると音楽の純度の高さでは史上最高位と言えるかもしれません!「そんなばかな!」と思われる方は、3:36から音楽のトーンがガラリと変わりって彼岸の高みへ更に近づいたような表情を醸している点や、7:12からの弦のピチカートが慎ましさの中にも馥郁たるニュアンスが生まれていることを、今一度ご確認いただければと思います。ただこの演奏の素晴らしさの本質は、そんな枝葉末節なことではなく、ただただ「音楽自体が美しい」ということを申し上げたいのです。
終楽章は、まずテオ・アダムが声量、音程共に万全で輝かしいことこの上なし。四重唱が始まると各独唱者が張り合うように主張し、音楽が一層活気づき、オケも連動して熱気に拍車をかけます。ヴンダーリヒもアダム同様に威容満点で、後半部もオケに埋もれずにパワーを放射!ソプラノは、何と日本人の矢野滋。1927年生まれで、ロッテ・レーマンエルナ・ベルガーなどに師事。ピアニストの松浦豊明夫人でもあります。オケと合唱の融合も見事。ことさら祝典的な雰囲気を強調しようとする魂胆は最後まで見せず、それでもコーダまで聴き手の意識を逸らさないという奥義、いったいどうやって培ったのでしょう。最後の2小節のリテヌートも芸の品格を象徴。
堅実な音楽作りの中にも確固とした芯を湛えるディーン・ディクソンの芸風は、ケンペやS=イッセルシュテットなどのスタイルに近いというか、アメリカ出身とは信じ難いほどヨーロッパ的な雰囲気を湛えています。レヴァインにしろスラットキンにしろ、音楽に対して極めて誠実で、決して単に陽気なアメリカンではありませんが、シリアスな楽曲でもどこかにアメリカ的な楽天性を感じさせることがあります。それがディクソンには皆無なのです。彼の前ではアメリカの話をしないように皆が気を使ったそうですが、それくらいディクソンはアメリカ出身だという意識を捨て去って、強い信念を持って第二の音楽家人生を歩む決意をしたのかもしれません。60歳という若さで亡くなったのは本人も無念だったことでしょう。しかし、このベートーヴェンをきっかけにして、その芸の素晴らしさに気づいく人が少しでも増えれば、天国喜んでくれることでしょう。
モノラルながら音質も良好。【湧々堂】
AU-95620
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 矢野 滋(S)
マルガ・ヘフゲン(A)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
テオ・アダム(Bs)
ディーン・ディクソン(指)
ヘッセンRSO,ヘッセン放送Cho,
南ドイツ放送Cho

録音:1962年4月13日、フランクフルト・アム・マイン ヘッセン放送ゼンデザール(ライヴ・モノラル)
962年にフランクフルトで収録されたベートーヴェンの合唱交響曲。しかしこの録音には、歴史 的価値が三点もあるのです! 第一に、テノールがフリッツ・ヴンダーリヒ、バスがテオ・アダム、アルトがマルガ・ヘフゲンと、バイロイト音楽祭の常連たちが参加していること。これ だけでも注目に値します。 第二に、この豪華な歌手たちと共演しているソプラノは、何と日本人、矢野 滋!!矢野は1927年、神戸の生まれ。芸大卒業後、カリフォルニアに居を据 えていた往年の大ソプラノ、ロッテ・レーマンに学び、さらにベルリンでこれまた往年の大ソプラノにして数々の名ソプラノを育て上げた名教師でもあるマ リア・イヴォーギュンと、彼女の弟子でやはり偉大なドイツのソプラノ、エルナ・ベルガーに師事。1960年代にはヨーロッパを中心に幅広い活躍をした ソプラノです。これほどの国際的に活躍したソプラノにもかかわらず、今日聞くことのできる矢野の音源は限られており、この録音はたいへん貴重です。 そして第三が、指揮者。ディーン・ディクソン(1915−1976)の名前は日本ではあまり馴染みがないでしょうが、彼は20世紀において特別な意味を持っ た音楽家です。ディクソンはカリブ系米国人で、褐色の肌を持った有色人種。過酷な人種差別がはびこっていた当時の米国では黒人など有色人種がクラシッ ク音楽で認められるのは難しく、ディクソンは広い名声を獲得した初の有色人種の指揮者だったのです。1950年代以降、ディクソンはヨーロッパで長く 活躍しており、この録音もその時期のものです。 たった1枚から様々な歴史的意味が汲み取れるこのCD、もちろん演奏も素晴らしいもの。ドイツの放送局の収録ですから、モノラルながら音もこの年代 なら十分良好です。 (Ki)


AU-95621(CD)
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.100*
ヴィターリ:シャコンヌ.ト短調*
ジョコンダ・デ・ヴィート(Vn)
ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指)
RIAS響
ミヒャエル・ラウハイゼン(P)

録音:1954年10月3日ベルリン音楽大学(ライヴ)
1951年10月7日RIASフンクハウス、第7スタジオ(セッション)*
今もなお人気の女流ヴァイオリニストの一人、ジョコンダ・デ・ヴィート(1907-1994)の1951年から1954年にかけてベルリンで収録された貴重 な放送用音源が、抜群の高音質復刻で評判を呼ぶaudite の「ドイチュラントラジオ・クルトゥーア・エディション」の最新盤として発売されます。
デ・ヴィートは50代半ばで現役を引退し、生涯30曲ほどしかレコーディングを残さず、さらに彼女の人気を不動のものとしたベートーヴェンのヴァイ オリン協奏曲はセッション録音をしなかったために、生前本人も悔やんでいたと言われております。そのベートーヴェンが1954年ベルリンでの放送用ラ イヴ音源で残っておりました!音源の状態もよくauditeの確かなリマスタリングでデ・ヴィートらしい高貴な詩情を薫らせる円熟の演奏を聴くことができ ます。デ・ヴィートのテンポ・コントロールとフィンガリングを考慮したゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(オイゲン・ヨッフムの弟)率いるRIAS交響楽 団の格調高い音楽も抜群で、独奏パートを引き立てております。緻密さと自由な歌心を持ち合わせたデ・ヴィートの魅力が最も表現されたこのベートーヴェ ンは歴史的遺産とも重要な録音と言えましょう。なお、第1楽章、第3楽章のカデンツァは作曲者名の記載はありませんが、auditeレーベルによるとお そらくデ・ヴィート自身によるものということです。ベートーヴェンの主題を技巧的な重音で表現し、また甘美な旋律では歌うように奏でており、非常に魅 力的なカデンツァです。(第 2 楽章はクライスラーのカデンツァです)
カップリングは1951年10月に放送用音源として収録されたブラームスのヴァイオリン・ソナタ第2番とヴィターリのシャコンヌです。ベートーヴェン と同様にデ・ヴィートが得意とした作品で磨き抜かれた技術で優美に演奏しております。ヴィターリのシャコンヌは遅めのテンポ設定です。たっぷりとした ボーイングで一音一音、魂をこめて演奏しており、当時の名ヴァイオリニストがこぞって演奏、録音していた名曲にまたひとつ名演が加わったと言えましょう。 (Ki)

AU-95622
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 op.129
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 op.15
ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)
ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(P)
ゲルト・アルブレヒト(指)ベルリンRSO

録音:1963年3月5日ベルリン(モノラル・ライヴ)
ジャクリーヌ・デュ・プレとブルーノ・レオナルド・ ゲルバーがそれぞれ協奏曲のソリストとしてベルリン・デビューした時のライヴです! 演奏が行われたのはともに1963年3月5日でゲルト・アルブレヒトの指揮、ベルリン放送交響楽団と共に若干18歳のデュ・プレはシューマンのチェ ロ協奏曲を、22歳のゲルバーはブラームスのピアノ協奏曲第1番を披露しました。若きヴィルトゥオーゾは全身全霊で演奏し、熱気あふれる演奏と純粋 無垢な音楽で聴衆を圧倒し、まるで何かにとりつかれたような神がかったとも言える名演を披露しました。 デュ・プレが演奏したシューマンはこのライヴの5年後にあたる1968年にバレンボイムの指揮、ニュー・フィルハーモニア管とレコーディングをしてお りますが、10代のデュ・プレの当演奏の方がより生き生きとし溌剌としています。しかしデュ・プレの持ち味である力強さと繊細さはこの時から彼女の音楽に存在し、独特の個性をはなっています。一方のゲルバーの弾くブラームスは豪快でいながら非常に高い完成度の演奏です。ゲルバーは当ライヴの3 年後にあたる1966年に当楽曲をレコーディングしておりますが、音楽・技術の両面からみても難曲であることを忘れてしまうほどの密度の濃い演奏を披 露しております。二人のキャリアはこのベルリン・デビューという記念すべきこの演奏会が非常に重要であり、それが大成功に終わったことによりその後の 充実した音楽活動を展開できたと納得してしまうほどの奇跡のライヴです! (Ki)

AU-95623
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466[カデンツァ:クララ・ハスキル(第1楽章)]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」*
クララ・ハスキル(P)
ロベール・カサドシュ(P)*
オットー・クレンペラー(指)フィルハーモニアO
ディミトリ・ミトロプーロス(指)VPO*

録音:1959年9月8日、1957年9月1日、(共にルツェルン、ライヴ)
定評あるAuditeレーベルの 1stマスター・リリースからまたも注目タイトルが発売します。その内容は伝説的名演として知られるハスキル&クレンペラー によるモーツァルトのピアノ協奏曲第 20 番(1959 年)とカサドシュ&ミトロプーロスによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第 5 番「皇帝」(1957 年)です!
ルーマニア出身のハスキルはモーツァルトと弾きとして有名ですが、クレンペラーとの当演奏は格別の仕上がりです。1895 年に生まれて 1960 年に亡 くなったとのことですから、当録音は 64 歳の時の演奏ですが、テクニックは衰えることなく、寧ろ磨きがかかり洗練されたタッチで一音一音丁寧に紡ぎ出 します。クレンペラーとの息もばっちりで、ハスキルとクレンペラーでしか表現できないモーツァルトを聴かせてくれます。これほど美しいタッチでの演奏は 後にも先にも聴くことはできないのではないでしょうか !? 演奏後の聴衆の拍手も別トラックで収録されております。これほどまでに完璧な演奏を前にした ら当然の聴衆の熱気と興奮が伝わってきます。 第 1 楽章のカデンツァはハスキル作です。流石!モーツァルト弾きと思わせる絶品の響きです。2 分弱のシンプルなカデンツァですが説得力と曲全体の雰 囲気を凝縮した内容です。とにかくタッチがきれいで聴き惚れてしまいます。
フランスのピアニスト、ロベール・カサドシュ(1899-1972)がミトロプーロス&VPO をバックに弾いた皇帝。ベートーヴェンはもちろんのこと、ラヴェ ルの作品も得意としていただけに、男性的な強靭なタッチと微風が吹くような美しいアルペッジョなど、曲の雰囲気によって自由自在な表現ができるピアニ ストです。この皇帝でもカサドシュの持ち味が充分に生かされた演奏です。
※オリジナル・マスター起因する経年劣化がございます。予めご了承ください。 (Ki)

AU-95624
ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズVol.2

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz.112*
アイザック・スターン(Vn)*
ロリン・マゼール(指)
エルネスト・アンセルメ(指)*
ルツェルン祝祭O[旧ルツェルン祝祭O(スイス祝祭O)]

録音:1958年8月23日、1956年8月18日、以上ルツェルン・ライヴ
定評あるAudite レーベルの1stマスター・リリース注目シリーズ、ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ。第1弾のハスキル&カサドシュ(AU 95623)に続き注目の第2弾はアイザック・スターンによるチャイコフスキーとバルトーク第2番のヴァイオリン協奏曲です!ドイツでは決して演奏するこ とはなかったスターンですが、ヨーロッパ・デビューは1948年に行われたこのルツェルン・フェスティヴァルで、初登場から1988年までの40年もの 間に常連とも入れるほど積極的に参加しておりました。このフェスティヴァルにはここに収録された協奏曲をはじめ、1960年代以降はユージン・イストミ ン(pf)、レナード・ローズ(vc)とのトリオで数多くの名演を残しました。
このチャイコフスキーとバルトーク第2番の音源はスターン30代後半のテクニックがバリバリの超絶的な演奏です。使用楽器はスターンが1960年代 半ばまで最愛の楽器となったグァルネリ・デル・ジェス「パネット」でG線は野太く、E線は最後部の席まで鮮明に聴こえる発音のよい音色が魅力です。 スターンらしい聴衆に語りかけるアプローチは格別でモノラルながら臨場感が伝わるすさまじい演奏です。なお、オーケストラはルツェルン祝祭O の前身で1938年に当音楽祭のレジデント・オーケストラとして組織された旧ルツェルン祝祭O(スイス祝祭O)で1990年代に中断され ましたが、ルツェルン祝祭Oに至る現在まで世界で最も有名な音楽祭のオーケストラです。
チャイコフスキーの指揮は当時28歳であったロリン・マゼール。まさに新進気鋭の指揮者で当オーケストラの演奏を盛り上げました。マゼールは若く してトスカニーニに認められ、もともとヴァイオリニストであったことからヴァイオリン協奏曲の指揮は格別なものでスターンとの息もぴったりの演奏です。 一方、バルトーク第2番の指揮は演奏当時73歳のアンセルメで、大巨匠と30代後半のスターンの世代を超えた名演を聴くことができます。「作曲家の 精神にしたがうべき」と主張したアンセルメらしくバルトークの真髄に迫る解釈で演奏しております。 (Ki)

AU-95625
ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズVol.3
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調 op.88
ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68*
ジョージ・セル(指)
ルツェルン祝祭O

録音:1969年8月30日、1962年8月29日*、ルツェルン、ステレオ・ライヴ
定評あるAudite レーベルの1stマスター・リリースによる注目シリーズのルツェルン・フェスティヴァル。第1弾のハスキル&カサドシュ(AU95623)、 第2弾のスターン(AU 95624)に続き、第3弾はジョージ・セルによるドヴォルザークの交響曲第8番とブラームスの交響曲第1番というベスト・カッ プリングです!
1897年、ブダペストに生まれたセルはウィーンに移住し、ウィーン音楽院で学びました。16歳の時にはウィーン響を指揮し、1924年にはベルリン国 立歌劇場でエーリヒ・クライバーの指揮の下で第1指揮者になったほどの逸材で、若くして指揮者として成功していました。1939年、ニューヨーク滞在 中に第二次世界大戦の影響によりそのままアメリカに留まることになりました。その後、セルが世界有数のオーケストラに育て上げたクリーヴランド管弦 楽団とともに世界各国で積極的な演奏活動を行ってきました。
このアルバムに収められたドヴォルザークの交響曲第8番とブラームスの交響曲第1番はともにセルが得意とした楽曲で、特にドヴォルザークはセル晩 年の1970年4月、生涯最後のレコーディングとなった演奏が名演として知られています。当フェスティヴァルでの録音はその前年にあたる1969年とな ります。このルツェルン祝祭管弦楽団との演奏もセルの集大成とも言える円熟の極みの演奏ですが、緻密で明晰な演奏を作りあげるためには一切の妥協 も許さない、極めて厳しいリハーサルがあったと想像できるほど完璧な演奏を聴かせてくれます。とりわけ、第3楽章では温かさの感じられるふくよかな 演奏をしています。ドヴォルザークを生涯演奏し、第8交響曲を大事に温め、翌年のあの名ライヴにつながる演奏となったと考えると感慨深いものがあり ます。
カップリングのブラームスの交響曲第1番は1962年の録音。セルのブラ1と言えば1957年、1967年にクリーヴランド管弦楽団と録音したものが 有名ですが、当ライヴはちょうどその間にあたる録音です。いかにもセルのブラームスらしい構築のしっかりとした楷書的なスタイルで、ライヴならではの 情熱も加わった聴き手に心地よい演奏です。クリーヴランド管弦楽団以外でもこれだけの名ライヴが聴けるのは非常に喜ばしいことでしょう。 (Ki)

演奏時間…ドヴォルザーク[T.10’50+U.10’33+V.6’36+W.9’58=37’57]、ブラームス[T.13’28+U.9’07+V.4’25+W.16’04=43’04]
AU-95626
バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」」
(歌唱:ドイツ語)
ラファエル・クーベリック(指)
ルツェルン祝祭O
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br 青ひげ)
イルムガルト・ゼーフリート(S ユーディト)

録音:1962年8月15日、ルツェルン・フェスティヴァル(モノラル・ライヴ)
914年、チェコ生まれのラファエル・クーベリックは今年生誕100年を迎えます。その記念すべき年にドイツauditeレーベルの好評シリーズ、ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ最新盤として、完全初出音源となるバルトーク『青ひげ公の城』がリリースされます。
■クーベリックとルツェルン音楽祭
クーベリックがルツェルン音楽祭に初登場したのは1948年8月28日でした(この演奏会の数週間前、チェコの共産化に反対したクーベリックは、同年のエディンバラ音楽祭へ参加するために渡英、そのままイギリスへと亡命しました)。以後、クーベリックは1990年までの間、実に25回ルツェルン音楽祭に出演し、同音楽祭には欠かすこの出来ない、そしてクーベリックにとっても非常に重要な演奏会となりました。なお、1962年の当ライヴ録音は当初、フェレンツ・フリッチャイが指揮することになっていましたが、病に倒れたフリッチャイに代わりクーベリックが指揮をし、当演奏会は大成功となりました。
■クーベリックによる貴重な『青ひげ公の城』の録音
クーベリックはバルトークの作品である、管弦楽のための協奏曲や弦、打楽器とチェレスタのための音楽などのオーケストラ作品は頻繁に演奏・録音をしてきましたが、この『青ひげ公の城』は記録によると、1962年5月17,18日のバイエルン放送交響楽団(ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ&ヘルタ・テッパー)、同年の当ライヴ、そして、1981年3月27日のニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団(ジークムント・ニムスゲルン&タティアナ・トロヤノス)のみのようで、当ライヴは非常に貴重な録音と言えます。しかし、当ライヴでは青ひげを幾度となく披露し、録音数も多いフィッシャー=ディースカウが、ユーディトは名ソプラノ歌手のイルムガルト・ゼーフリートがそれぞれ担当していることからもわかる通り、当時最高のキャストによる『青ひげ公の城』は極上のライヴとなりました。スタジオ録音とは違うクーベリックらしい熱気に満ちた演奏をお楽しみください。
■オペラ『青ひげ公の城』について
バルトーク唯一のオペラ『青ひげ公の城』は、青ひげとその新妻ユーディトという、わずかにふたりの登場人物と、大編成の管弦楽によって繰り広げられる激烈なるドラマ。シャルル・ペローの童話集『マ・メール・ロワ』の一篇を題材にしながら、シュールで象徴的な内容を孕んだ台本を手掛けたのは、バルトークとの名コンビで知られるベラ・バラージュ。 血塗られた狂気の物語は進みます。「わたしを愛しているなら鍵を渡し、城の7つある扉の向こうのすべてを見せて」とせがむユーディト。これに対して、何も訊かずにただ愛して欲しいと求める青ひげ。やがて、ついにユーディトが過去の3人の女性とともに自らも第7の扉のなかに消えてゆくショッキングなラストまで、緊迫したやりとりが見せ場となっています。 (Ki)

AU-95627
アバドの「未完成」他
シューベルト:交響曲第8番「未完成」*
ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 Op.36
ワーグナー:ジークフリート牧歌
クラウディオ・アバド(指)
VPO*、ヨーロッCO

録音:1978年9月5日*、1988年8月25日 (以上、ルツェルン、ステレオ・ライヴ)
2014年1月20日に惜しまれつつ亡くなった巨匠クラウディオ・アバド。アバドが残した数多くの名演の中から、auditeレーベルよりルツェルン・フェ スティヴァルにおけるライヴ録音が緊急リリースされることとなりました。ウィーン・フィルを指揮したシューベルトの「未完成」は1978年9月の録音。アバドは1977年にミラノ・スカラ座の芸術監督に就任し、その後 1979年にはロンドン響の首席指揮者に就任という具合に、相次いで重要なポストを得て世界的に飛躍しようという時期、まさにアバドが乗りに乗ってい た頃のものといえ、さらに、オーケストラが、シューベルトとの相性も抜群のウィーン・フィルというのもおおきな魅力です。 のちに、アバドはヨーロッパ室内管弦楽団を指揮して、シューベルトの自筆譜を採用した形でも交響曲全集録音を完成させていますが、そちらとの聴き比 べも興味深いところです。アバドは最晩年まで、若い音楽家たちとの活動にたいへん熱心であったことでも知られ、かれらとの顔合わせでは、じつに活き活きとした音楽を聴かせ ていたものでしたが、アバド自らが設立に関わったヨーロッパ室内管弦楽団を指揮したベートーヴェンとワーグナーもそうした部分が良く出た内容。アバ ドを心から慕う若いメンバーたちの高い表現意欲と緻密なアンサンブルに、アバドもまた触発されて、透明なまでの美しさも印象的な、きわめて洗練され た演奏が繰り広げられています。 (Ki)

AU-95628
フルニエ〜ルツェルン・フェスティヴァル・ライヴ

(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104

(2)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.33

(3)パブロ・カザルス:鳥の歌
ピエール・フルニエ(Vc)

(1)イシュトヴァン・ケルテス(指)ルツェルン祝祭O(スイス祝祭管)
 録音:1967年8月16日/ルツェルン(ステレオ・ライヴ)
(2)ジャン・マルティノン(指)フランス国立放送O
 録音:1962年9月10日/ルツェルン(モノラル・ライヴ)
(3)マティアス・バーメルト(指)ルツェルン祝祭弦楽合奏団
 録音:1976年9月4日/ルツェルン(ステレオ・ライヴ)
定評あるAudite レーベルの1stマスター・リリース注目シリーズ、ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ。期待の最新盤はピエール・フルニエで、ドヴォ コンを含む充実の内容です。フルニエはルツェルン・フェスティヴァルに定期的に出演しており、当ディスクには1962年9月のサン=サーンス、1967年 8月のドヴォルザーク、そして1976 年 9月のカザルスが収められており、ドヴォルザークとカザルスはステレオでの収録というのも非常にうれしいところ です。
チェリストにとって最も重要な作品であるドヴォルザークのチェロ協奏曲。フルニエはクーベリック指揮フィルハーモニア管(1948)、クーベリック指揮 ウィーン・フィル(1954)、ジョージ・セル指揮ベルリン・フィル(1962)、を代表とするセッション録音を、またチェリビダッケ指揮フランス国立管(1976) などのライヴ録音と、数多くディスク化されております。当演奏は還暦を迎えた円熟の演奏で、ケルテスとの息も揃った熱演となっております。サン=サー ンスは1962年に登場したときの音源です。フルニエは1960年にマルティノン指揮ラムルー管との名録音がございますが、当演奏はライヴならではの気 迫にこもった演奏です。最後のパブロ・カザルスの「鳥の歌」はフルニエが70歳時の演奏で “神の領域” とも言える、美しい演奏を披露しております。 (Ki)
AU-95629
フリッチャイ/J・シュトラウス作品集
ワルツ「美しく青きドナウ」
「女王陛下のハンカチーフ」序曲
チック・タック・ポルカ*/入り江のワルツ*
ワルツ「春の声」**/皇帝円舞曲**
ワルツ「芸術家の生活」**/ポルカ「浮気心」#
常動曲##/ピチカート・ポルカ##
トリッチ・トラッチ・ポルカ##
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS響

録音:1950年6月6−8日、1952年10月28日*、1950年6月6−8日**、1952年10月28日#、1950年6月6−8日##

収録場所:ベルリン.ダーレム、イエス・キリスト教会(スタジオ・セッション・モノラル)
ヨハン・シュトラウスをたいへん得意としていた名匠フリッチャイ。エディション・フェレンツ・フリッチャイ第12集は、オペレッタ「こうもり」(AU23411)につづいて、ヨハン・シュトラウスのワルツとポルカ集。フリッチャイによるシュトラウスのワルツ、ポルカといえば、改称後のベルリン放送響と1961年におこなったセッション録音をはじめ、1950年代初めのベルリン・フィルとの録音などが知られています。このたびのRIAS響とのセッション録音は、「美しく青きドナウ」「芸術家の生活」など一部をのぞき、ほとんどすべてが初めて日の目をみるものです。ウィーン仕込みにも引けを取らぬ、浮かれ、騒ぎと退廃的な美。オーストリア=ハンガリー帝国が解体される目前の1914年にハンガリーに生まれ、時代の空気や流儀を吸収する環境にあったフリッチャイの音楽作りは、ここでの演奏にも活きています。これまでどおりベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻 (Ki)
ウィンナ・ワルツはウィーンのオケでなくては点という固定概念をこれほどあっさり忘れさせる演奏も少ないでしょう。フリッチャイ独自の幻想性、濃厚なロマンをシュトラウスの作品のふんだんに盛り込み、いかに美しく密度の濃い音楽に仕上げるか、その一心で取組む姿勢はモーツァルトやベートーヴェンの交響曲に対する時と変わらず、妥協は一切なし。「美しく青きドナウ」は、シンフォニックな響きながらリズムは常に洒脱。各楽想ごとの味わい深さを徹底的に表出しており、例えば第3ワルツの陰影の何という陰影の深さはどうでしょう!白眉は第5ワルツ直前(5:57)。テンポを落としながら半音階の下降に愛を込め尽くすのです!「春の声」は弦のボウイングの細やかな静寂でもが強烈な必然を感じさせ、第3ワルツB(3:32)のメランコリーもフリッチャイの並外れ感性の賜物。「トリッチ・トラッチ・ポルカ」の楽しさも格別。リズム自体がニコニコと微笑んでいるようで、機敏で軽妙な進行にも表情に豊かさがあるのです。ムチや大太鼓の追加のセンスも流石。【湧々堂】
AU-95631
イーゴリ・マルケヴィチ/ベルリンRIAS録音集
シューベルト:交響曲第3番*、
ファリャ
:バレエ「三角帽子」第2組曲、
ルーセル:「バッカスとアリアーヌ」第2組曲
ムソルグスキー(マルケヴィチ編):6つの歌曲#[子守歌/おしゃべりかささぎ/夜/星よいずこ?/いたずら小僧/ドニエプル川で]
マーシャ・プレディト(S)、
イーゴリ・マルケヴィチ(指)RIAS響

録音:1953年3月2日*、1952年3月6日# 以上、ティタニア・パラスト(モノラル・ライヴ)、1953年2月27日&3月2日イエス・キリスト教会(スタジオ・セッション・モノラル)
ベルリンRIAS収録によるドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻で、すべて完全初出の内容。キエフ生まれで、20世紀を代表する指揮者として活躍したイーゴリ・マルケヴィチ(1912−1983)はユニークな経歴の持ち主。コルトーにピアノをナディア・ブーランジェに和声と作曲を師事して、両大戦間期には将来を嘱望された作曲家としてバルトークやミヨーからも称賛を受けるほどでしたが、戦後は指揮者に転身、数多くの世界的なオーケストラから迎えられました。モントゥーとシェルヘンについて指揮を学び、現代的な感覚を備えた名匠ともいわれるマルケヴィチですが、幅広いレパートリーとその客観的で冷静なアプローチは作曲家としての経験から培われたものといえるのかもしれません。このたびのRIAS響との録音は、まさにそうした面を反映している内容といえますが、現状では入手できるカタログが必ずしも十分とはいえない状況を考えると、ファンには歓迎されるものと思われます。マルケヴィチとゆかりあるディアギレフの依頼で書かれ、マルケヴィチ自身大のお気に入りだったファリャの「三角帽子」や、ルーセル作品では独特のリズムと色彩感がとにかく強烈で、アルバム中屈指の聴きもの。さらに、極度に洗練されエレガントと評されたシューベルトも異彩を放っています。なお、マルケヴィチ自ら編曲を手掛けたムソルグスキーでは、1945年の初演時と同じキャストというのも注目。プレディトはシャリアピンに見出された1912年ラトヴィア出身のソプラノで、ムソルグスキーやチャイコフスキーの歌曲をレパートリーにしていました。   (Ki)
AU-95633
シュワルツコップ/1958年放送録音
ヴォルフ:語れとはいわないで、
 ただ憧れを知るひとだけが
 もうしばらくこのままの姿に、
 悲しげに歌わないで、
 君よ知るや南の国
 聖なる三人の王、ジプシー女、
 夜の魔法
シューベルト:私を置いていかないでD510、
 哀れな幼な児D.42
R.シュトラウス:子守歌Op.41-1、
 悪天候Op.69-5
彼はそう言ったがそれだけではなかったOp.41-1
パーセル:ひとときの音楽、聖処女の戒め
アーン:蜜蜂が蜜を吸うところに、あなたの目で私に乾杯しておくれ
エリザベス・シュワルツコップ(S)、
ミヒャエル・ラウハイゼン(P)
録音:1958年1月6日,ベルリン
シュワルツコップが1958年にRIASベルリンのために放送用に録音をした歌曲集がCDに。当時37歳のシュワルツコップは絶頂期に差し掛かったところ、どの曲も彼女ならではの旨みを堪能できます。パーセルやアーンといった珍しいレパートリーが加わっているのも注目です。 (Ki)
AU-95634
オール・マーラー・プログラム
マーラー:「若き日の歌」〜ドン・ファンの幻想,
春の朝,思い出,シュトラスブルクの砦に
私の歌をのぞき見しないで
私はこの世に忘れられて
さすらう若者の歌
「子供の不思議な角笛」〜浮世の生活,もう会えない,別れ,魚に説教するパドヴァの聖アントニウス,夏に小鳥は替わり,いたずらっ子をしつけるために,うぬぼれ
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ダニエル・バレンボイム(P)

録音:1971年9月14日,ベルリン・フィルハーモニー(ステレオ・ライヴ)
凄い録音が出てきました!1971年にベルリンで行われたマーラーの歌曲集の演奏会。歌うは46歳のフィッシャー=ディースカウ、声、表現とも彼の頂点の時期といってよいでしょう。そして伴奏は当時まだ29歳のバレンボイム。マーラーの歌曲の伴奏から、実に繊細な感情を引き出しています。しかもステレオ録音。これはもう聞くしかない絶品です! (Ki)
AU-95635
ブラームス:歌曲集
湖上にてOp.59-2
夢にさまよう人Op.86-3
ああそうやってまた僕を縛りつけようというのかOp.32-5
たそがれOp.49-5/航海Op.96-4
夜に私は起き上がりOp.32-1
ひめごとOp.71-3
私たちはさまよいOp.96-2
便りOp.47-1
菩提樹の梢で葉がさざめきOp.3-6
夢を見たOp.57-3/気後れOp.72-4
秋の思いOp.48-7/雨の歌Op.59-3
セレナードOp.106-1
私の女王様よ、あなたはなんとOp.32-9
春の歌Op.85-5/打ち勝ち難いOp.72-5
日曜日Op.47-3/セレナードOp.70-3
恋人のもとへと向かう道Op.48-1
あなたは哀れな者をOp.33-5
野に一人Op.86-2
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
タマーシュ・ヴァーシャリ(P)

録音:1972年9月15日,ベルリン・フィルハーモニー(ステレオ・ライヴ)
フィッシャー=ディースカウは、知、情、さらにこの日の喉の調子まで含めて、完璧といってよいほど 非の打ち所のない出来栄えです。ヴァーシャリはハンガリー生まれのスイスの名ピアニスト。繊細でありながらブラームスの素朴さを失わない見事な伴奏です。 (Ki)
AU-95636
シューマンの二重唱集、他
シューマン:夜にOp.74-4
 千回の挨拶をあなたに送るOp.101-7
 春の祭りの美しさOp.37-7
 まこと太陽は輝きOp.37-12
 愛の花園Op.34-1
 恋する者のセレナードOp.34-2
 窓の下でOp.34-3/家族の肖像Op.34-4
 踊りの歌Op.78-1/彼と彼女Op.78-2
 君を思うOp.78-3
 病気の子供たちの収容所での子守歌Op.78-4
ベートーヴェン:ゲレルトによる6つの歌Op.48
マーラー:「子供の不思議な角笛」〜浮き世の生活,魚に説教するパドヴァの聖アントニウス,高い性を讃えて
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ユリア・ヴァラディ(S)
コード・ガーベン(P)、ヘルタ・クルスト(P)

録音:1977年12月8日(シューマン),1951年12月12日(ベートーヴェン),1953年1月8日(マーラー)
※シューマンのみステレオ
メインはシューマンの二重唱集。この1977年に結婚したばかりのヴァラディと二重唱を歌っています。比較的取り上げられる機会の少ない曲ばかりですので、大歌手による歌は貴重です。これはステレオ録音。ベートーヴェンとマーラーは1950年代初頭、まだ20代後半だった若々しいフィッシャー=ディースカウの歌が聞けます。「浮き世の生活」と「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」は、1971年の録音にも収録されているので、比較すると20年近い間のフィッシャー=ディースカウが感じ取れることでしょう。 (Ki)
AU-95637
レーガー、ヒンデミットほか
レーガー:長く重苦しい時間に/受難の歌
私はたくさんの絵の中であなたを見る
私の魂は神に向かって穏やか
願わくは幸せな死を
主よあなたの意志をなしてください
さあ、行って私の墓を掘るんだ
おおイエス・キリス私たちはあなたを待っています
ズーターマイスター:詩篇70篇と86篇*
ヒンデミット:永遠の変化に#/陽が沈み#
個々ではなくて全体#/朝はいつも#
ひそかに歌え#/私はもう嘆かない#
死の歌#/3つの讃歌#
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ウルリヒ・ブレームステラー(Org,レーガー,ズーターマイスター)
アリベルト・ライマン(P,ヒンデミット)

録音:1972年12月14日,1989年6月7,8日*,1979年10月18日#  以上ステレオ
フィッシャー=ディースカウは近代ドイツ歌曲を積極的に取り上げたことで知られていますが、録音は決して多くありません。レーガーはDGに20曲を録音した程度。ヒンデミットは、ORFEOから19曲収録されたCDが出ていましたが、ここに収録されているものと重なっているのは数曲。ですのでこの録音は貴重です。ヒンデミットはライマンが伴奏しています。これはフィッシャー=ディースカウ・マニアなら逃せない貴重な録音です。

AU-95639
ヤニグロ〜歴史的名演集
(1)コレッリ:合奏協奏曲 ニ長調Op.6-4
(2)ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第6番 ニ長調「嵐」
(3)ヒンデミット:ヴィオラと弦楽のための葬送音楽
(4)ショスタコーヴィチ:弦楽八重奏曲Op.11よりスケルツォ
(5)バーバー:弦楽のためのアダージョ
(6)ケレメン:弦楽のための協奏的即興曲
(7)レーガー:抒情的アンダンテ「愛の夢」
(8)モーツァルト:ディヴェルティメント 変ロ長調K.137
(9)ホフシュテッター(伝ハイドン):弦楽四重奏曲 ハ長調「セレナード」
(10)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調RV.230(チェロ版)(
アントニオ・ヤニグロ(Vc,指)
ザグレブ・ソロイスツ合奏団(ザグレブ室内合奏団)、
(1)グンヒルト・スタッペンベック(Cemb)
(3)ステファノ・パサージオ(Va)

録音:(1)1957年1月14日、
(2)(5)1964年4月19日、
(3)1958年3月12日、
(4)1964年4月17日、
(6)1958年3月12日、
(7)(10)1966年3月16日、
(8)1961年3月19日、
(9)1958年11月11日
ジーメンスヴィラ(ベルリン、ランクヴィッツ)
抜群の高音質復刻で評判を呼ぶaudite の「ドイチュラントラジオ・クルトゥーア・エディション」シリーズからアントニオ・ヤニグロ率いるザグレブ・ ソロイスツ合奏団との歴史的名演がリリースされます。 1918年ミラノ生まれのヤニグロはヴェルディ音楽院でジルベルト・クレパックスにチェロを学んだ後、1929年から数年間にわたりパブロ・カザルス の格別の薫陶を受け、10代にして世界的チェリストとして演奏旅行するほどの天才ぶりを発揮していました。その後、第二次世界大戦の影響からクロア チアのザグレブに留まり、その間21歳の若さでザグレブ音楽院の教授に任命され依頼1953年まで務めました。
第二の故郷となったザグレブにて積極的な音楽活動を続け1953年に自ら結成したザグレブ・ソロイスツ合奏団では1967年まで指揮者、チェロ奏者 して活躍。当ディスクに収められた録音はいずれもベルリンのジーメンスヴィラでのセッションです。彼らの軌跡をたどるような名演ばかりが集められ、バ ロックから20世紀の作品までレパートリーの広さを示したものとなります。録音はいずれもモノラルながらauditeレーベルの社主ルトガー・ベッケンホー フ氏による非常に丁寧なリマスタリングにより、演奏の空気感・迫力が伝わる最上の復刻と言えましょう。 (Ki)

AU-95640
ショパン:ピアノ協奏曲第2番
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
ユリアン・フォン・カーロイ(P)
レオ・ブレッヒ(指)RIAS響

録音:1950年6月4日ベルリン=シュテークリッツ、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
ユリアン・フォン・カーロイは、1914年ブダペスト近郊のロションツに生まれ、1993年ミュンヘンで歿した、ハンガリー出身のドイツのピアニスト。ヨーゼフ・ペンバウル、アルフレッド・コルトー、エルンスト・フォン・ドホナーニらの薫陶を授かったカーロイといえば、1932年にショパン賞、1933年にリスト賞を授与された経歴が示すように、ショパンとリストを得意したことで知られますが、ここで聴けるのはそのショパンの第2協奏曲。無駄のないペダルの使用や、控えめなルバート、それに右手装飾音の繊細な対位法的旋律処理と左手伴奏パートの扱いは、ドホナーニ、コルトーそれぞれの長所を兼ね備えた特徴といえ、ことにラルゲットはこの演奏の白眉。カーロイは1950年代から60年代にかけて、DGとEMIエレクトローラにかなりの数のセッション録音を残していますが、そのほとんどが未CD化のままなので、このたびのリリースはたいへん価値あるものといえるでしょう。
カーロイのピアノをサポートするのはレオ・ブレッヒ(1871年アーヘン生まれ、1958年ベルリン歿)。指揮者として、アーヘン市立劇場を皮切りに、プラハのドイツ劇場、ベルリン宮廷歌劇場、ベルリン市立オペラ、ベルリン・フォルクスオーパー、ウィーン・フォルクスオーパーのポストを歴任して、さらに自らオペラの作曲も手がけたブレッヒは、いっぽうでオーケストラ指揮者としてもすぐれ、明晰で安定感抜群、きめの細かい音楽は、ブレッヒのおそらくもっとも有名な録音、クライスラーを独奏に迎え、ベルリン国立歌劇場管を指揮したベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲でも確かめられます。芸風的には正反対と思われるフルトヴェングラーも、ブレッヒの芸術の熱烈なファンであることを公言していたと云われ、このあたりブレッヒの真価を象徴的に顕すものといえるでしょう。カップリングのシューベルトの「グレイト」は、ナチスの台頭からユダヤ系を理由にドイツを追われていたブレッヒが、戦後ベルリンに復帰を果たした際のライヴで以前より知られる演奏ですが、正規音源としては初のリリース。こちらも埋もれたままにしておくには惜しい内容で、思いがけない聴きものとなっています。 (Ki)

※演奏時間:ショパン=29’24”、シューベルト=48’47”
シューベルトは、クライスラーの伴奏指揮で有名なブレッヒの芸術性を知る貴重なCD。
第1楽章序奏の優雅なロマンの香り、超スローテンポによるしっとりとしたフレージングから心をつかんで離しません。主部への突入もほんの少しテンポを加速するだけで、スローテンポをそのまま引継ぐのですが、驚きはその後!提示部後半に差し掛かるとどんどん加速し、展開部に入るとまた悠然としたテンポに戻し、またもや後半で加速する…というように、音楽が高揚するたびに加速を伴うというユニークな展開に手に汗握ります。しかもコーダでは、金管が主題を高らかに斉奏するあたりから、今までのどの箇所よりも凄い粘着度でその主題を印象付け、圧倒的な風格を見せ付けるのです。締めくくりに弦のユニゾンで弾かれるテーマの熱さも空前絶後!
第2楽章の濃厚なロマンも印象的。ここでもテンポは一筋縄ではなく、楽想が変わるごとに緩急を入れ替え、この先どこへ向かうのか全く予測不能。しかしそこに宿る歌心に嘘はなく、その愚直までに自身の感性に正直なアプローチが胸に迫ります。後半の高潮点に向かう際にも、またしても大加速が出現。その後の弦のピチカートは、魚が跳ねるような瑞々しさ!締めくくりの悲哀も涙を誘います。
終楽章の冒頭は、フルトヴェングラーのような粘り腰で開始しますが、極端にテンポを変動させることなく安定した構築の中で男性的な推進を見せます。コーダの最後の一音をクレッシェンドするのは驚愕!これを聴く限り、ブレッヒは決して器用な人ではなかったようですが、全てのアイデアが高い訴求力に裏打ちされていたからこそ、オケもここまで完全に彼の意に付き従うことができたのでしょう。なお、これは以前Arkadiaから発売されていたものと同じ演奏ですが、音質はもちろんこちらが上。 
カーロイのショパンも絶品!ブレッヒの指揮による伴奏は厚い響きで、多彩なテンポ・ルバートに心血を注ぎ、いかにも古色蒼然とした雰囲気を漂わせますが、カーロイのテンポ・ルバートは、第1楽章の第2主題の軽妙なフレージングが象徴するように、濃厚なロマンを湛えながらも洗練味も併せ持っています。そして、真珠のようなまろやかな光を放つタッチも実に魅力的。8:09からのテーマのフレージングが、これまたエレガンスの極み!第2楽章ではアゴーギクは控えめにしながら微妙にタッチの芯の強さを自在に操作し、スタイルの新旧にとらわれない普遍的な美を確立。そこには甘美な雰囲気に溺れず常に前に見据える精神的な強さが宿り、同郷のゲザ・アンダにも通じる音のロマンを感じずにはいられません。終楽章も明確な意思を持った安定感に満ち、高潔なピアニズムは充実度満点!2:23から少しずつディミニュエンドするフレーズのタッチの色合いの微妙な変化をお聴き逃しなく!【湧々堂】

AU-95642
ブラームス:交響曲第4番ホ短調
シューベルト:交響曲第7番「未完成」
ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番
パウル・クレツキ(指)
ルツェルン祝祭O

ライヴ録音:1946年9月7日/ルツェルン・フェスティヴァル
定評あるAudite レーベルの1stマスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ。第9弾は1946年9月に登場したパウル・クレツキによるブラー ムスの交響曲第4番、シューベルトの未完成交響曲、そしてベートーヴェンのレオノーレ序曲第3番を収録した完全初出音源です。
1900年ポーランドに生まれた20世紀を代表する指揮者のパウル・クレツキ。最初はヴァイオリン、ピアノで才を発揮しましたが、ベルリンで研鑽を積ん でいた1920年代より指揮と作曲で音楽家として地位を確立。そのベルリン時代にフルトヴェングラーと出会い演奏家として影響を受けました。しかし、ナチ スの台頭によってドイツを離れイタリアに入るものの、ファシスト政権に追われてソ連に逃れ最後にこのスイスに留まりました。この激動の時代を生きたクレツ キが、1946年のルツェルン・フェスティヴァルにて感動的な演奏を披露しました。正統的な解釈にして華麗な響きを引き出すクレツキの音楽はこの時代から 確立されていたことがわかります。なお、当音源はauditeが復刻してきた歴史的録音の中で最も古いものとなりますが、auditeの社主ルトガー・ベッケンホー フ氏による確かな復刻技術でクレツキの輝かしい演奏が蘇りました。 (Ki)

AU-95643
ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第8弾
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調*
アニー・フィッシャー(P)、
レオン・フライシャー(P)*、
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)フィルハーモニアO
ジョージ・セル(指)ルツェルン祝祭O

ライヴ録音:1960年9月3日ルツェルン・フェスティヴァル、 1962年8月29日ルツェルン・フェスティヴァル*
今もなお人気の女流ピアニスト、アニー・フィッシャー(1914-1995)は、正規録音の少なさゆえ初出音源は非常に喜ばしいことです。シューマンの ピアノ協奏曲はフィッシャーが最も得意とした協奏曲のひとつですが、当演奏はジュリーニの好サポート得て気迫に満ちた名演奏問言えます。
一方、ルツェルン・デビューとなったレオン・フライシャー34歳のときのベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番は明るく澄んだ音色で、聴衆を感動させ 伝説のライヴとなりました。セルから厚い信頼を得ていたフライシャーは繊細かつ緻密な解釈で豊かなベートーヴェンを披露しております。このわずか2 か月後、右手の2本の指が突然動かなくなってしまい、以後2000年代の治療による回復までは指揮者、及び左手のためのピアノ作品を中心に演奏活動 を行っていました。まさに奇跡の名演奏といえましょう。 (Ki)

AU-95644
ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第10弾
(1)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219「トルコ風」
(2)ヘンツェ:ヴァイオリン協奏曲第1番
(3)マルタン:マニフィカト(1968年版)(世界初演)
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
(3)イルムガルト・ゼーフリート(S)
(1)パウル・ヒンデミット(指)、
(2)フェルディナント・ライトナー(指)、
ベルナルト・ハイティンク(指)、
ルツェルン祝祭O(スイス祝祭O

ライヴ録音:(1)1952年8月13日、(2)1964年8月26日、(3)1968年8月14日/ルツェルン・フェスティヴァル
定評あるAuditeレーベルの1stマスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ。第10弾はヴォルフガング・シュナイダーハンによるモー ツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」(1952年)、ヘンツェのヴァイオリン協奏曲第1番(1964年)、そして、マルタンのマニフィカト(1968 年)が収録されました。 1915年ウィーン生まれのシュナイダーハンは神童として注目され、10代よりヨーロッパを中心にソリストとして活躍。その後、1930年代よりウィー ンSO、ウィーン・フィルのコンサート・マスターに就任、さらに自身の名を冠した弦楽四重奏団を結成し室内楽の活動を行うかたわら教育活動にも 熱心にたずさわった、名教師にして名ヴァイオリストです。“抑制の効いたスタイル” のシュナイダーハンの音楽は、まさに正統派の芸術家で、音楽に真摯 に向き合う姿勢は聴き手を虜にしました。また多岐に渡る膨大なレパートリーを誇るシュナイダーハンは現代音楽も積極的に取り上げ、当ディスクに収録 されているヘンツェ、マルタンなど同時代を生きた作曲家が献呈した作品もあります。シュナイダーハンの美音もさることながら、パウル・ヒンデミット(モーツァルト)、フェルディナント・ライトナー(ヘンツェ)、ベルナルト・ハイティンク(マ ルタン)という大物演奏家が指揮をしているというところも当録音での注目です。内に秘めた情熱で歌い上げるシュナイダーハンが、3人の異なる個性をもっ た指揮者達と、まるで対話するかのような当ライヴ集は、1950年代から60年代のシュナイダーハンの充実ぶりをうかがい知ることのできる演奏です。 現代的響きの中に抒情性と深い思索性をもった独自の作風を作り上げたフランク・マルタン(1890-1974)。1968年のルツェルン・フェスティヴァル で世界初演となった『マニフィカト』は、翌69年に『アヴェ・マリア』そして『スターバト・マーテル』を加えた「マリア三部作」の1作品で、ソプラ ノ独唱とヴァイオリン独奏がともないます。名唱ゼーフリートとシュナイダーハンの演奏によりこの世界初演は大成功をおさめました。当作品はシュナイダー ハンに献呈されております。 (Ki)

AU-95645
ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズVol.11
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
ブラームス:交響曲第2番*
ロベール・カサドシュ(P)
カール・シューリヒト(指)
ルツェルン祝祭O(スイス祝祭管)
VPO*

録音:1961年8月19日、1962年9月8日 以上、ルツェルン・フェスティヴァル(モノラル・ライヴ)
定評あるAuditeレーベルの1stマスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第11弾。1967年1月7日スイスで死去したシューリヒトは2017年に歿後50年を迎えました。ドイツが生み出した最も優れた指揮者の1人シューリヒトは、1943年にスイス・ロマンド管弦楽団に登場し、第2次世界大戦の中の44年には、戦局の悪化に伴いスイスに移住しました。戦前より名門オーケストラに客演してきたシューリヒトは、特にウィーン・フィルとの関係は深く1960年に「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団名誉会員」の称号が贈られました。
当録音は1961年と1962年、ルツェルン・フェスティヴァルでのライヴ収録です。1曲目はフランスが生んだ名ピアニスト、ロベール・カサドシュを独奏に迎えたモーツァルトのピアノ協奏曲第27番です。カサドシュといえばモーツァルトの名手として知られ、同曲はジョージ・セル指揮、コロンビア交響楽団(1962年録音)との録音が名盤として知られています。カサドシュは同時期にモーツァルトの録音、実演に多く取り組み、このルツェルンでのライヴの直後の1961年8月23日にザルツブルクにてシューリヒト指揮、ウィーン・フィルでも同曲を演奏しています。カサドシュらしい洗練された美しいタッチと語り口のモーツァルトは当演奏でも光ります。2曲目のブラームスの交響曲第2番も大注目です。ウィーン・フィルとの絶大な信頼関係のもと、丁寧に作り上げられたこの演奏はシューリヒトのライヴで聴ける実に迫力あるものになっております。演奏の素晴らしさに加えてauditeレーベルの見事な復刻にも注目で、モノラルながら非常に鮮明な音質で蘇りました。 (Ki)
AU-95666
エルンスト・クルシェネク(1900-1991):ヴァイオリン作品集
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.33(1925)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタOp.99(1945)
トリオファンタジーOp.63(1929)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.115(1948)
ヨハネス・クライスラー・トリオ
【クリストフ・シッケダンツ(Vn)
ホルガー・シュベック(P)
マティアス・バイヤー=カルツホイ(Vc)】

録音:2010年12月5日、2011年11月18日ベルリン
ナチスの台頭によって「退廃芸術」と弾圧をうけ、アメリカに逃れたエルンスト・クルシェネク。無伴奏ソナタ第1番は推進力があり表情豊かで雄大な曲、 トリオファンタジーはシューベルトの影響を受けたロマン主義音楽の作風、またヴァイオリンとピアノのためのソナタは前衛的な作品、そして無伴奏ソナタ.第2番は、第1番がより凝縮された表現と形式の曲と、クルシェネクの作風は多種多様。クリストフ・シッケダンツの見事な技巧と多彩で生き生きとした 表現で聴かせてくれます。 (Ki)

AU-95720
ゲザ・アンダ/テレフンケン録音集
(1)シューマン:謝肉祭 Op.9
(2)シューマン:交響的練習曲 Op.13
(3)J.S.バッハ:パルティータ第2番*
(4)ハイドン:ピアノ・ソナタ.ヘ長調 Hob.XVI:23#
(5)モーツァルト:ピアノ・ソナタ. ニ長調 K.576#
ゲザ・アンダ(P)

録音:1950年11月27日、1951年9月19日*、1951年5月23日#/グロリア-パラスト(ベルリン)

使用音源:(1)Telefunken LX 66029 (LP 25 cm, 1954)
(2)Telefunken LX 66029 (LP 25 cm, 1954)
(3)Telefunken VE 9023 (Shellac [Fullschriftverfahren], 1951/52)
(4)Telefunken TM 68023 (LP 25cm, 1954)
(5)Telefunken TM 68023 (LP 25cm, 1954)
丁寧で確かな復刻技術で定評のあるドイツ、アウディーテ・レーベルよりのゲザ・アンダがテレフンケンに残した名録音をリマスタリング、初CD化 いたしました。ハンガリーのヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ゲザ・アンダはヨーロッパ、なかでもドイツでの人気は根強いものがあります。これまでに hansslerがSWRアーカイヴからCD7枚分の音源を復刻する一方、auditeからはWDRアーカイヴの音源に遺されていた、全部でCD8枚分の音源が 復刻され、いずれも注目を集めています。このたびauditeより復刻リリースされるのは、1950、51年にアンダが独テレフンケンにおこなったセッション 録音で、すべて初CD化という価値ある内容です。
「モーツァルト弾き」アンダが遺したおそらく唯一の録音とおもわれる「ソナタ. ニ長調K.576」のほか、得意とするシューマンにJ.S.バッハ、さらには ハイドンと、キャリアが本格的に花開こうという時期、アンダ29歳のテクニックの驚異的な冴えをたしかめることができます。
本リリースは、2014年5月16日に88歳の誕生日を目前に亡くなった、アンダ未亡人でチューリッヒにあるゲザ・アンダ財団の総裁、故オルタンス・ アンダ=ビュールレ女史のサポートで実現したそうです。CD化にあたってはシェラック盤しか現存していないバッハの録音を除いて、1954年に復刻され たLPを使用しているとのことですが、フルトヴェングラーのRIAS録音ほか、すでに数々の実績あるauditeだけに、仕上がりにはかなりの期待をもって 迎えられるところです。


AU-95741
クリスマス・キャロル集

(1)作者不詳 (ゴットホルト・フローチャー編):「Es bluh’n drei Rosen auf einem Zweig」、「Da droben auf dem Berge, da weht der Wind」、
「Und unser lieben Frauen, der traumete ein Traum」、「Maria durch ein’n Dornwald ging」
(2)作者不詳:「Maria auf dem Berge」
(3)作者不詳(ゲオルク・ウィンター編):「Schlaf, mein Kindelein (Strassburg 1697)」
(4)作者不詳(ハインリヒ・ライマン編):「Schlaf wohl, du Himmelsknabe du」
(5)シャルロッテ・カウフマン:「Stille Nacht Die Frucht ist langst ins Haus gebracht」、「Die Himmelsbotschaft ist erklungen」
(6)作者不詳(アルベルト・ベッカー):「Joseph, lieber Joseph mein」、「Zu Bethlehem geboren」
(7)ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752-1814):「Christlied」
(8)作者不詳:「Es wird schon gleich dunkel」
(9)マルク・ローター(1902-1985):「Das himmlische Menuett」
(10)作者不詳(ヘルマン・シュローダー編):「O Jesulein zart, dein Kripplein ist hart」
(11)作者不詳:「Wiegenlied in der Weihnacht」
(12)作者不詳:「Kommt all herein, ihr Engelein」
(13)作者不詳:「O Jesulein mild, o Jesulein zart」
(14)「Lobt Gott, ihr Christen allzugleich」
(15)バッハ:「まぶねのかたわらに立ちて」BWV 469
(16)「Gelobet seist du, Jesus Christ」
(17)「Vom Himmel hoch, ihr Engel kommt」、「Es ist ein Ros’ entsprungen」
(18)作者不詳:「Ave Maria zart, du edler Rosengart」
(19)作者不詳(ルドフル・キューン編):「Suser die Glocken nie klingen」
(20)マルティン・ルター(ルドフル・キューン編):「Vom Himmel hoch」
(1)アンネリース・ウェステン(Ms)、ヘンデル四重奏団
録音:1952年12月8日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(2)マリア・ライト(S)、ミヒャエル・ラウハイゼン(P)
録音:1950年6月24日ベルリン-シェーンベルク
(3)(4)グンティルト・ウェーバー(S)、エタ・ウィコップ(P)
録音:1958年12月10日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(5)リタ・シュトライヒ(S)、シャルロッテ・カウフマン(P)
録音:1951年12月8日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(6)(7)(8)ウルスラ・リューデルス(S)、ジョゼフィン・ヴァルガ(A)、フェリックス・シュレーダー(Org)
録音:1964年12月16日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(9)エルナ・ベルガー(S)、ベルリンRSO、フリート・ワルター(指)
録音:1962年2月12日ジーメンスヴィラ(ベルリン、ランクヴィッツ)
(10)(11)マルゴット・ギヨーム(S)、ゲルハルト・トゥホルスキ(リュート)
録音:1953年11月11日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(12)ヴァルター・ルートヴィヒ(T)、ヨハネス・ズツァー(Fg)、ルドルフ・ショルツ(Vn)、
ワルター・ブローゼ(Va)、ワルター・ルッツ(Vc)
録音:1953年12月19日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(13)ヴァルター・ルートヴィヒ(T)、ベルリンSQ
録音:1953年12月19日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(14)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、フリチョフ・フェスト(Ob)、ベルリンSQ
録音:1953年12月22日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(15)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、フリチョフ・フェスト(Ob)、ベルリンSQ
録音:1953年12月23日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(16)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、ヨハネス・ズツァー(Fg)、フリチョフ・フェスト(イングリッシュホルン)、ベルリンSQ
録音:1953年12月23日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(17)エリーザベト・グリュンマー(S)、ルドルフ・ショルツ(Vn)、ワルター・ブローゼ(Va)、ワルター・ルッツ(Vc)
録音:1953年12月23日RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
(18)作者不詳:「Ave Maria zart, du edler Rosengart」
リザ・オットー(S)、RIAS室内O、ギュンター・アルント(指)
録音:1961年12月10日ジーメンスヴィラ(ベルリン、ランクヴィッツ)
(19)(20)リタ・シュトライヒ(S)、RISAウンターハルトゥングO、ハンス・カルステ(指)
録音:1955年12月10日ジーメンスヴィラ(ベルリン、ランクヴィッツ)
1950年から1964年にかけてRIASの放送用に収録されたクリスマス・キャロル集。戦後初期、ドイツではクリスマスのお祝いの音楽の使用をひか えておりましたが、年を重ねるごとに緩和され60年代にはラジオ放送でも積極的に流されることになりました。RIASに残された貴重な音源からのこの 復刻ではフィッシャー=ディースカウ、リタ・シュトライヒなどの名唱による珠玉のクリスマス・キャロルを聴くことができます。RIAS放送が残した歴史的 にも価値のある 1 枚と言えましょう。 (Ki)

AU-95742
ネルソン・フレイレ〜初CD化音源集
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番*
グリーグ:抒情小曲集より【「孤独なさすらい人」第3集第2曲 Op.43-2/「小鳥」第3集第4曲 Op.43-4/ 「民謡」第1集第5曲 Op.12-5/「ノルウェーの旋律」第1集第6曲 Op.12-6/ 「羊飼いの少年」第5集第1曲 Op.54-1】
リスト:ハンガリー狂詩曲第5番ホ短調
 ハンガリー狂詩曲第10番 ホ長調
 ポロネーズ第2番 ホ長調 S.223
ネルソン・フレイレ(P)
アダム・フィッシャー(指)
ベルリンRSO

録音:1986年3月16日ベルリン放送局本館【Haus des Rundfunks RBB】(ライヴ/ステレオ)
1966年6月2日ジーメンスヴィラ(ベルリン)(セッション/モノラル)
ブラジルが生んだ巨匠ネルソン・フレイレ、初CD化音源の登場です。1944年、ブラジル、ボア・エスペランサ生まれのフレイレは4歳のときにリサ イタルを開いたという鬼才。神童として注目され自国ではニゼ・オビーノとルシア・ブランコに師事しました。1957年リオデジャネイロの国際コンクール で優勝し、その後ウィーンにて研鑽を積み、1964年にはリスボンでヴィアンナ・ダ・モッタ賞を、ロンドンではディヌ・リパッティ・メダルを受けるなど、 10代にして国際的にその名が知られ、以後半世紀たった現在も世界屈指のピアニストとして第一線で活躍しております。
フレイレが最も得意とする作曲家サン=サーンス。1986年にアダム・フィッシャー指揮、ベルリンRSOと共演したサン=サーンスのピアノ協奏 曲第2番は、フレイレの圧倒的なテクニックに裏付けされたスケールの大きな演奏を聴くことができます。ピアノ独奏で始まる第1楽章では力強くも切な い旋律を感情をこめて演奏。第2楽章では歯切れの良いピアノとオーケストラが見事に対話。第3楽章のプレストでは、フレイレの卓越した技術を十分 に堪能できる圧巻の演奏です! グリーグとリストのピアノ作品は1966年6月にベルリンのラジオ・デビューとなった記念すべき放送用録音です。当時22歳だったフレイレですが、 すでに独自のスタイルを確立しており、艶やかで表情豊かな演奏は聴き手を虜にします。ことに細かく速いパッセージでは驚くべき技巧の持ち主であること を再認識させられます。auditeレーベルが誇る1st Mater Releaseシリーズから最上の形でリリースされます。 (Ki)

AU-97403
究極のチューバ ヴァルター・ヒルガース(Tu)
フーベルト・ドレス(Org)
AU-97407
カール・ライネッケ:三重奏曲集
クラリネット,ヴィオラとピアノの為の三重奏曲 イ長調Op.264
クラリネット,ホルンとピアノの為の三重奏曲 ロ長調Op.274
ウルフ・ローテンハウザー(Cl)
ヘルマン・フォス(Va)
ウォルフガング・ガーク(Hrn)
ヘルムート・ドイチュ(P)

録音:1986年10月1日-3日バイエルン放送との共同製作
AU-97409
ラヨシュ・レンチェシュ〜サティ、ピエルネ、フォーレ、ケックラン:夜の音楽 ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)
ギゼーレ・ヘルベルト(Hp)
AU-97410
トロンボーンとオルガンの為の作品集 アビ・コナント(Tb)
クレメンス・シュノール(Org)
AU-97411
シューマン:ペダルピアノとオルガンの為の作品全集 アンドレアス・ロートコップフ(ペダルピアノ/Org)
AU-97417
ラヨシュ・レンチェシュ
シャルル・ケックラン:オーボエ,オーボエ・ダモーレ,イングリッシュ・ホルンの為の作品集
ラヨシュ・レンチェシュ(Ob)
ショシャナ・ルディアコフ(P)
AU-97419
サロンの歌劇〜2本のフルートとピアノによるパラフレーズ集 ミュンヘン・フルート・トリオ
AU-97421
アルトゥール・ダンゲル:作品集 Vol.1 アルトゥール・ダンゲル(P)
ドイツ弦楽トリオ
AU-97422
アルトゥール・ダンゲル:作品集 Vol.2 ズザーネ・ラウテンバッハー(Vn)
フリーダー・ベルニウス(指)
シュトゥットガルト室内cho
ヨアヒム・ケッケルトSQ
C.R.ランドストレム(P)
ドイツ弦楽三重奏団
AU-97425
フランツ・ラハナー:エディプス王 イェルク=ペーター・ヴァイクレ(指)
ミュンヘン放送O、
バイエルン放送cho
AU-97436
レーガー&ハインリヒ・カミンスキ:
チェロ・ソナタ集
クリストフ・フォン・エルファ(Vc)
ゼーレン・ランドストレム(P)
AU-97446
パーカッション作品集 マルクス・ハウケ、
マイケル・キーダイシュ(Perc)
AU-97448
エセル・スマイス(1858-1944):ミサ曲 ニ長調 カトリオナ・スミス(S)
ヘレーネ・シュナイダーマン(A)
スコット・マク・アリステア(T)
アンドレアス・マッコ(Bs)
ヘルマン・トレフツ(Org)
ヘルムート・ヴォルフ(指)
ヴュルテンベルク・ロイトリンゲンPO、
シュトゥットガルト・フィルハーモニアcho

録音:1997年4月20日、ライヴ世界初録音
AU-97450
20世紀のマリンバ作品集
「マリンバ・スピリチュアル」
カテジナ・ミツカ(マリンバ)
AU-97455
ピアノとパーカッションによる20世紀音楽 スーザン・ヴェンクス、
マルクス・スタンゲ、
ルッツ・ビドリングマイア(P)
マルクス・ハウケ、
マイケル・キーダイシュ(Perc)
AU-97456
20世紀無伴奏合唱作品集 デイヴィッド・ピットマン=イェニングス(B−Br)
モニカ・マイアー=シュミット(S)
ゲオルク・グリュン(指)
ザールブリュッケン室内cho
AU-97457
ヤン・ノヴァーク(1921-1984):カンタータ「ディドー」
カンタータ「奇術師」
ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO
AU-97458
バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第3番
エワルト:五重奏曲第2番
ブルジョワ:ブラス五重奏曲ソナタ
クレスボ:スピリチュアル・ワルツ
ミュンヘン・ブラス・クインテット
AU-97460
ボッテシーニ:コントラバス作品集
メンデルスゾーン風の協奏曲
ショパン風カプリッチョ
メロディー第1番
メロディー第2番/エレジー/他
文屋玄徳(Cb)
ムジカ・ヴァリア・アンサンブル
AU-97461
リスト:交響詩のオルガン編曲集
前奏曲/オルフェウス/プロメテウス、他
ヘルムート・ドイチュ(Org)
AU-97462
カテジナ・ミツカ〜マリンバ・ダンス
安倍圭子:タンブーラン・パラフレーズ
マティアス・トーマス:ミニアチュール
ネイ・ロザロ:前奏曲第1番
ジョン・トローワ:オーロラ/他
カテジナ・ミツカ(マリンバ)
AU-97463
パーカッション編曲集
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(全曲)
フォーレ:シシリエンヌ
シューマン:民謡小品集
ドニゼッティ:ソナタ
ブロイアー:アラ・ズルケ
グリーグ:ワルツ・ブリランテ
デュオ・ヴィヴァーチェ
[アルブレヒト・フォルツ(Perc)
アンドレア・バウマン(P)]
AU-97469
間奏曲〜トロンボーン・カルテットのための作品集
パウル・ポイエルル(1570−1625 頃):組曲(パドゥアーナ / イントラーダ / ダンツァ / ガリアルダ)
パッヘルベル:幻想曲とフーガ
ドビュッシー:風変わりなラヴィーヌ将軍、子供の領分〜象の子守歌、前奏曲集第2巻〜カノープ、前奏曲集第2巻〜ピックウィック卿をたたえて
ミッシミリアーノ・ネリ:4 声のソナタ
シャイト:来たれ異教徒の救い主よ〜 1650 年ゲルリッツのタブラチュア譜よりの2章
バッハ:コラール前奏曲、フゲッタ
エベルハルト・クラウス:十二音による対位法第4 番よりコラール前奏曲
フリーデマン・ヴィンクルホーファー:序奏とコラール
ブクステフーデ:カンツォーナ
シューマン:子供の情景〜怖がらせ、子供のためのアルバムOp.68〜コラール/サンタクロースのお爺さん
シューベルト:軍隊行進曲第1番Op.51 D.733
ヴェルディ:アヴェ・マリア(なぞの音階)
フチーク:行進曲「剣士の入場」
ベルンハルト・エッツェル:ヨーデル歌手
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
ミュンヘン・トロンボーン・カルテット
バイエルン放送響の看板奏者ホルヒほか、ドイツの主要オケのトップが居並ぶトロンボーン・アンサンブルのアルバムです。有名曲のア レンジから、あまり知られていないものまで、とにかくあきれるほどにうまい!繊細にして大胆な表現力。熱狂的なブラス・マニアはもち ろん、オケ好きをもしびれさせる楽しさ満点の内容。 トーマス・ホルヒ…バイエルン放送交響楽団首席トロンボーン奏者。R.シュトラウス音楽院講師。2008年よりミュンヘン国立音楽大学でも 教鞭をとることになっています。
ダニー・ボンヴァン…ミュンヘン・フィル首席トロンボーン奏者、ミュンヘン・フィル・ブラス・アンサンブルのメンバー。ザルツブルク・ モーツァルテウム教授。
ウルリヒ・プフェルチュ…バイエルン国立歌劇場管弦楽団首席トロンボーン奏者 フォルカー・ヘンジーク…バンベルク交響楽団バス・トロンボーン奏者。ミュンヘン国立音楽大学講師。
AU-97470
ジャン・ギユー:トッカータ Op.9
バッハ:トッカータ,アダージョとフーガ.ハ長調 BWV.564
 いざ来たれ異教徒の救い主よ BWV.659
 ソナタ.ハ長調 BWV.529
ロイプケ:詩篇第94
シュテファン・フランク(Org)
AU-95471
マーラー:交響曲第9番 ラファエル・クーベリック(指)
バイエルンRSO

録音:1975年6月4日、東京文化会館ライヴ
AU-97472
妖精の踊り〜ジョゼフィーヌ・ラング(1815-1880):歌曲集(全20曲) ハイケ・ハラシュカ(S)
ハイディ・コメレル(P)
AU-97473
ギターとピアノの為の20世紀音楽
イヴァン・シェコフ(1942-):幻想曲
グイド・サントルソラ(1904-1994):デュオ・ソナタ第3番
フランツ・コンスタント(1910-1996):平穏 Op.80/版画 Op.81/舞曲 Op.82
カステルヌオーヴォ=テデスコ:幻想曲 Op.145
ハンス・ハウク(1900-1967):幻想曲
バーナード・スティーヴンズ(1916-1983):オータム・シークエンス Op.52
南聡(みなみ さとし;1955-):「コスチュームズ/Aサーキット」Op.45-1
山本直人(G)
山本江利子(P)
AU-97474
ヤン・ウェルメルス(1937-):オルガンの為のミニマル・ミュージック
ラウダーテ・ドミニム/セクエンツィア
リタニー/インヴォカツィオーネ(祈り)
マルクス・ゲッゲ(Org)

※メミンゲン、聖マルティン教会のゴル製オルガンを使用
AU-97475
北欧・東欧の無伴奏合唱名作品集
クヌート・ニーステッド: Adore te
ジェルジ・オルバーン: Cor Mundum
ヨージェフ・カライ: De Profundis
ラヨシュ・バールドシュ: Libera me
ラフマニノフ: Bogorodice Djevo
シサスク: Benedictio
ペルト:マニフィカト
ペトル・エベン:サルヴェ・レジナ
ミルチェア・ヴァレリウ・ディアコネスク: Lumina Lina
ペンデレツキ: Izhe Cheruvimi
チャイコフスキー: Izhe Cheruvimi
グレチャニノフ: Izhe Cheruvimi
ドル・ポポヴィチ: Imn Byzantin
ハラルト・ニコル(指)
アーヘン・カルミナ・ムンディ(室内cho)
AU-97477
リスト:オルガン作品集
B−A−CーHによる前奏曲とフーガ
コンソレーション第4番 変ニ長調
泣き、嘆き、悲しみ、おののき
コンソレーション第5番 ホ長調
コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ
ヘルムート・ドイッチュ(Org)

※使用楽器:フェルクリンゲン贖罪教会のヴァルッカー/シュケ・オルガン
AU-97478
カテジナ・ミツカ〜マリンバ・コンチェルト
アンデルス・コッペル(1947-):マリンバ協奏曲第1番
エックハルト・コペツキ(1956-):マリンバと弦楽の為の協奏曲
カール=ハインツ・ケペル(1927-):サンバ・クラシーク
安倍圭子:プリズム・ラプソディII
カテジナ・ミツカ、
フランツ・バッハ(マリンバ)
ドミニク.ファナル(指)ザールブリュッケンRSO
AU-97479
20世紀フランスのトロンボーン・リサイタル
ボザ:バラード/ボノー:奇想曲
ジャン=ミシェル・ドゥファイ:運動
ブートリー:協奏曲
ジャック・カステレード:ソナチネ
デュティユー:コラール
 カデンツとフガート
ブートリー:トロンボネラ
トマス・ホルホ(Tb)
フリッツ・ワルター(P)

録音:2002年3月18日-21日、バイエルン放送スタジオ2、ミュンヘン
AU-97481
トゥリーナ:ピアノ&ヴァイオリンとチェロの為の幻想曲 Op.91「環」
ヘルマン・ツィルヒャー(1881-1948):ピアノ三重奏曲 ホ短調 Op.56
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 Op.90「ドゥムキー」
トゥリーナ三重奏団
AU-97482
メンデルスゾーン:無言歌集(20曲) ハイディ・コメレル(Fp)

録音:2001年3月1829年ナンネッテ・シュトライヒャー製ハンマーフリューゲルを使用
AU-97483
19&20世紀の合唱作品集
レーガー:私は夜、夢を見た
 月は昇る
 どうしてあなたはそんなにも悲しんでいるの?
コダーイ:夕べ
ブラームス:ダルトゥラの哀悼の歌  ひっそりと月は昇る/夜警I・II
シューマン:おぼろげな光り
ブリテン:神聖と世俗〜長い夜
ハラルト・ゲンツマー(1909-):悲しい極みの月/黒い月/南米の歌〜白い孤独
ヴォルフ:あきらめ
ラインベルガー(1839-1901):夕べの歌
ヴォクス・ボナ(ボン十字架教会室内cho)
AU-97484
モーツァルト:オルガン作品集
アダージョとロンドK.617/アダージョ ハ長調K.356
アダージョとフーガ ハ短調K.426(546)
アンダンテ ヘ長調K.616
組曲 ハ長調K.399/トリオ ト長調K.443
フーガ ト短調K.401
フーガ 変ホ長調K.153
フーガ ト短調K.154/2つのフーガK.154a
アダージョとアレグロ ヘ短調K.594
アレグロとアンダンテ ヘ短調K.608
マルティン・ザンダー(Org)

録音:2001年9月4日〜6日、チロル、オーストリア
使用楽器:ブリクセンタールのホプフ・オルガン、聖ヤコプ&聖レオンハルト教区教会のメツラー・オルガン
AU-97485
マーラー夫妻の歌曲集
グスタフ・マーラー、アルマ・マーラーの作品
ザビーネ・リッダーブッシュ(S)
ハイディ・コメレル(P)
AU-97486
ヴュータン:ヴィオラとピアノの為の作品全集
ヴィオラ・ソナタ 変ロ長調Op.36
無伴奏ヴィオラの為の奇想曲(遺作)
ヴィオラ・ソナタ(遺作/未完)
悲歌Op.30
トーマス・ゼルディッツ(Va)
ヴラディミル・ストゥペル(P)

録音:2001年10月29日〜31日、ベルリン
AU-97487
リヒャルト・フランク(1858-1938):ピアノ三重奏曲集
ロ短調Op.20/変ホ長調Op.32
クリストフ・シッケダンツ(Vn)
トマス・ブレース(Vc)
ベルンハルト・フォグラシェエル(P)

録音:2002年2月25日-27日、SWRスタジオ
AU-97488
プーランク:ヴァイオリン・ソナタ「ガルシーア・ロルカの思い出に」
ファリャ(コハンスキ編):スペイン民謡組曲
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
マスネ:タイースの瞑想曲
デュオ・エステルハージ
[スヴェトラナ・フォミーナ(Vn)
ハネス・ゾンターク(P)]
AU-97489
ラヴェル:ヴァイオリンとチェロの為のソナタ
シュールホフ:ヴァイオリンとチェロの為の二重奏曲
コダーイ:ヴァイオリンとチェロの為の二重奏曲
ハルヴォルセン:ヘンデルの主題によるパッサカリア
リー・キュン・スン(Vn)
ティルマン・ウィック(Vc)
AU-97500
トマジ(1901-1971):サクソフォン協奏曲
カプレ(1878-1925):伝説
ジャン・アブシル(1893-1974):ファンタジー=カプリス
マリウス・コンスタン(1925-):ムジク・ドゥ・コンセール
ドビュッシー:ラプソディ
ドミニク・タッソ(Sax)
マンフレート・ノイマン(指)
ミュンヘン放送O

録音:2002年
AU-97501
エドゥアルト・フランク(1817-1893):弦楽六重奏曲 変ホ長調 Op41
弦楽六重奏曲 ニ長調 Op50
エディンガーSQ
レオ・クレッペル(Va)
マティアス・ドンデラー(Vc)
AU-97502
フランス近代のオーボエ曲集
トマジ:ミレイユの墓*
フランク:小品第5番
ロパルツ:哀歌/ラドミロー:アダージョ
ルーセル:アリア/プレヴィル:マネ
ボザ:田園幻想曲
 ハーディ=ガーディの歌
 牧歌風物語/アリア
ジョルジュ・ユゴン:孤独の歌
ジャック・ムルジエ:奇想曲
タイユフェール:ロンド
デュレ:オーボエ独奏の為の3つの小品
オーリック:即興曲
ラヨシュ・レンチェーシュ(Ob)
フランソワ・キリアン(P)
レオ・レンチェーシュ(タンブラン)*

録音:2002年、シュトゥットガルト
AU-97503
ブラームス:弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 Op.51-1
ゲルンスハイム(1839-1916):弦楽四重奏曲第2番 イ短調 Op. 31
マンデルリングSQ
AU-97504
ブラームス:弦楽四重奏曲第3番、
ヘルツォーゲンベルク
:弦楽四重奏曲ト短調Op.42-1
マンデルリングSQ
ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900)は近年いろいろなレーベルからアルバムがリリースされ、再評価 の気運をみせるドイツ・ロマン派の作曲家。デッソフ(ブラームスの第1交響曲を初演指揮)のもとで1862〜64年まで作曲を学 び、またブラームスの弟子でもあり親友でもあったピアノ奏者エリーザベトと結婚したこともあって、ブラームスと生涯にわた る親交を結んでいます。そのブラームスを手本としたとされる四重奏曲は基本的に古典派の様式に拠りながらも、起伏に富み味 わいも豊か。なかでも中間2楽章の表現力には心奪われます。ブラームスとそのゆかりの作曲家のカルテットに光をあてるユニー クなシリーズの第2弾。 (Ki)
AU-97505
ブラームス:弦楽四重奏曲第2番、
デッソフ
:弦楽四重奏曲ヘ長調Op.7
マンデルリングSQ
フェリックス・オットー・デッソフ(1835-1892)は、ブラームスに任されて1876年にカールスルーエで第1 交響曲を初演したことから音楽史上にその名を残す指揮者。19歳ですでにカペルマイスターとして活躍、1860年にウィーンの宮廷歌劇場に任命 されるころにはめざましい経歴を築いています。“いまこんなにも親密なしぐさで微笑みかけてくるカルテットを、こんなことっ て初めてみたいだけど、ほんとうにありがとう。”とブラームスがデッソフに言葉を寄せたカルテット。指揮者としてブラームス の作品に強く心酔し、ブラームスに献呈された内容は、リズムや和声もところどころにブラームスを思わせる作風が垣間見られ、 陽気で楽しく聴き手にストレートにその魅力が伝わってきます。なお、デッソフは自作の価値について懐疑的なところもブラー ムスに似ていて、このカルテットをブラームスの同意を確信して初めて出版しようという慎重さもみせています。ブラームスと そのゆかりの作曲家のカルテットに光をあてるユニークなシリーズの第3弾。 (Ki)
AU-97507
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番 「死と乙女」
弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 D87
マンデルリングSQ
[セバスティアン・シュミット(Vn)
ナネッテ・シュミット(Vn)
ロランド・グラッスル(Va)
ベルンハルト・シュミット(Vc)]

録音:2003年3月
AU-97508
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲Op.9(全3曲) ジャック・ティボー・トリオ
[ブルクハルト・マイス(Vn)
フィリップ・ドゥフィア(Va)
ウーヴェ・ヒルト=シュミット(Vc)]
AU-97517
ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):7つのバガテル(無伴奏オーボエの為の)
6つのシェークスピアのスケッチ(弦楽三重奏の為の)
四重奏曲(オーボエと弦楽の為の)
アンサンブル・ピュウ

録音:2002年&2003年
AU-97533
序曲〜トロンボーン四重奏の為の作品集
プレトリウス:ダンス組曲[イギリスのバレエ/ガイヤルド/バレエ/クーラント]
バッハ:前奏曲とフーガ ハ短調BWV.885
ボワモルティエ:4声のソナタ
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
バーバー:弦楽の為のアダージョOp.11
ドビュッシー:小組曲[ミンストレル/亜麻色の髪の乙女/ゴリウォーグのケークウォーク]
ブラームス:ハンガリー舞曲第3番&第4番
ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクァーレ」序曲
ミュンヘン・トロンボーンQ
AU-97534
ジャン・クラ:弦楽三重奏曲
レーガー:弦楽三重奏曲 イ短調 Op.77b
ドホナーニ:セレナード.ハ長調 Op.10
コダーイ:間奏曲
ジャック・ティボー・トリオ
〔ブルクハルト・マイス(Vn)、
ハンナ・ストライボス(Va)、
ボグダン・(Vc)〕

録音:2014年2月18-20日、ベルリン
名手ジャック・ティボー・トリオ。当団体は1994年に結成され、結成当時から弦楽トリオの作品で演奏機会に恵まれない、しかし素晴らしい作品 も積極的に演奏してきました。結成20周年となる2014年の久々の新録音は、ジャン・クラ(1879-1932)のトリオ、レーガーの弦楽トリオ イ短調 Op.77b、ドホナーニの弦楽トリオのためのセレナード ハ長調 Op.10、そしてコダーイの弦楽トリオのための間奏曲です。いずれも頻繁に演奏される作 品ではありませんが各作曲家の特徴をとらえた魅力的な作品ばかりです。 (Ki)
AU-97535
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」
R・シュトラウス:家庭交響曲*
ピンカス・ズーカーマン(Vn)、
ウラディーミル・アシュケナージ(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:1998年9月19日、1996年10月20日ベルリン、フィルハーモニー・大ホール(以上ステレオ・ライヴ)*
ドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からのCD化。アシュケナージが首席指揮者在任中(1989−1999)に行ったベルリン・ドイツ交響楽団とのライヴを収めた注目のアルバムが登場します。アシュケナージは一連のシュトラウスの管弦楽作品を、同じく首席指揮者を務めたチェコ・フィルと録音していますが、とりわけ高い評価を得ていたのが家庭交響曲(97年)でした。よほどこののびやかな曲調をベースとする標題音楽をお気に入りらしく、前年のライヴでもていねいに描写することに心を砕いています。カップリングは、ソナタや室内楽での多くの共演でおなじみの名手ズーカーマンとのモーツァルト。気心の知れた仲間を迎えてのコンチェルトは、どこかアシュケナージ自身が弾き振りでもみせる絶妙なニュアンスを思い起こさせるもので、このうえない美演。両曲とも終演後に拍手入り。
AU-97536
クラリネット・ソナタ集
シューマン:幻想小曲集 Op.73 
ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲
サン=サーンス:クラリネット・ソナタ変ホ長調 Op.167
プーランク:クラリネット・ソナタ
アーノルド:クラリネットとピアノのためのソナチネOp.29
アーサー・キャンベル(Cl)、
ヘレン・マルレー(P)

録音:2005年6月12~15日、2011年14~15日、ロルストン・リサイタルホール(カナダ)
クラリネット界注目の名手アーサー・キャンベルが、シューマンやドビュッシーをはじめとする珠玉のクラリネット・ソナタ集を収録。数多のクラリネット・ソナタの中でも名曲と謳われる曲の数々を一度に堪能できる、聴き応えたっぷりな1枚です。どの曲も難易度が高く、自他ともにヴィルトゥオーゾと認められるキャンベルの卓越した演奏技術を堪能できるプログラムといえましょう。共演者のマルレーはキャンベルと共に世界各地で演奏活動を行ってきたパートナー。シューマンやドビュッシーのロマンあふれる響きから、ジャズに影響を受けたアーノルドらしい軽快な響きまで、クラリネットの多彩な魅力が存分に詰まった1枚です。 (Ki)
AU-97537
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番、
ハイドン:交響曲第94番「驚愕」*
ヴィルヘルム・ケンプ(P)、
ロリン・マゼール(指)ベルリンRSO

録音:1971年4月5日、1975年6月8日* ベルリン・放送局スタジオ・第1ホール(共にステレオ・ライヴ)
ドイチュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からのCD化。キャリアの最初期より天才の名をほしいままにして、押しも押されぬ現代の巨匠指揮者となったロリン・マゼール。ベルリン放送交響楽団(現:ベルリン・ドイツ交響楽団)の首席指揮者時代(1964−1975)、J.S.バッハの管弦楽組曲やブランデンブルク協奏曲をはじめ、おもに当時のフィリップスやオイロディスクに多くの録音を残しましたが、ことライヴとなるとほとんど知られていないのでは。オピッツの師で屈指のベートーヴェン弾きケンプとのベートーヴェン。覇気に満ちたマゼールのヒロイックな指揮ぶりと、あじわい芸のピアノとの個性の対照が、協奏曲を聴くおもしろさを体現したかのような演奏です。カデンツァはケンプ自作。いまはめずらしくなったモダン・オケによる「驚愕」。輝かしい鳴りっぷりとピシッと揃ったアンサンブルにたしかにただものではないマゼールの才気を感じさせます。ベートーヴェンの前に拍手入り。 (Ki)
AU-97538
ホルンとピアノのためのフランス音楽
サン=サーンス:ロマンス.ヘ長調Op.36(1874)
ダマーズ(b.1928):ホルンとピアノのためのソナタ
サン=サーンス:ロマンス.ホ長調Op.67(1885)
ジャン=ミシェル・デュファイエ(b.1932):ホルンとピアノためのALPHA
プーランク:エレジー
デュカス:ヴィラネル
グリエルモ・ペッラリン(Hrn ; パクスマン・モデル20M)
フェデリーコ・ロヴァート(P ; スタインウェイ・モデルD)

録音:2009年7月10-13日イタリア、トレント、
フィエーラ・ディ・プリミエーロ(セッション・デジタル)
ローマの聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団首席ホルン奏者ペッラリンが、 目の覚めるテクニックで聴かせるホルン作品集。このジャンル屈指の名曲& 難曲「デュカスのヴィラネル」をはじめ、ナチュラル・ホルンからヴァルヴ 式ホルンにかけての発展過程で、独自の発展を遂げたフランスのホルン作品 を取り上げています。 なかでも、アルバム独自のカラーを打ち出しているのが、20世紀前半に生ま れたダマーズとデュファイエの作品。初録音となるダマーズのホルン・ソナ タは、ワーグナーの「ジークフリート牧歌」の第1主題の引用とおぼしきテー マが第1楽章で何度も現われたり、主題と変奏の形式によるアンダンテでは、 リズムのせいか、ややジャズ風の香りを漂わせたりするのが特徴的。 デュファイエのALPHAは1973年にパリ音楽院のホルン最終試験用に書かれた 課題曲。2オクターヴ以上に及ぶ半音階パッセージ、タンギングつきのロン グ・トーン、さらに超低音域を吹かせたりするいっぽうで、最後のレントの セクションでは、ただピアノはさまざまな和音を鳴らすだけなのに、ホルン には自由な表現を要求したりと、まさしく実力をこれでもかと試してくるか なりの難曲で、こちらもまた、ジャズのエッセンスを取り入れた内容が聞かれます。 (Ki)
AU-97539
ムファット(1653-1704):ミサ・イン・ラボーレ・レクイエス(24声)
アントニオ・ベルターリ(1605-1704):ソナタ(13声)
ビーバー(1644-1704):ソナタ第6番(5声)
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623-1680):ソナタ第12番(7声)
ビーバー:ソナタ第8番(5声)
ベルターリ:ソナタ「聖プラテーディ」(14声)
カペッラ・ムレンシス
レ・コルネ・ノワール
ヨハンヌス・シュトロープル(指)

録音:2015年8月2-5日/ムーリ修道院所属教会
メインとなるムファットのミサは、ザルツブルク大聖堂での演奏を想定して作曲された大規模なもの。トランペット5、コルネット2、トロンボーン3、ティ ンパニ、ヴァイオリン2、ガンバ3、通奏低音、2群の4部合唱を要します。当時の演奏に倣い、この録音では教会の1階正面のほか、4隅にあるバルコニー にそれぞれ演奏者を配置しており、四方から降り注ぐ音楽が感動的。レ・コルネ・ノワールの第1ヴァイオリンは近年名をあげている名手アマンディーヌ・ ベイエで、カップリングのソナタも秀逸な演奏です。 (Ki)
AU-97540
レオポルト1世(1640-1705):スターバト・マーテル
聖母マリアの7つの悲しみのモテット
死者のためのミサ曲
3つのレッスン 第1番
カペッラ・ムレンシス
レ・コルネ・ノワール
ヨハンヌス・シュトロープル(指)

録音:2015年8月6-8日/ムーリ修道院所属教会
神聖ローマ皇帝レオポルト1世は音楽にも非常に造詣が深く、教会音楽やオペラの作曲家としても名を残しています。1人目と2人目の妻に若くして先 立たれた人生でもあり、音楽から悲しみと、平穏な美しさを求める思いが伝わってきます。 「スターバト・マーテル」は四部合唱とガンバ3、ヴィオローネ、コルネット、トロンボーン2、ファゴットのための作品で、深い悲しみに満ちたロ短調 が支配し、冒頭は弦楽のみの短いソナタでしめやかに始まります。「死者のためのミサ曲」(レクイエム)は、最初の妻のために書かれたもので、声楽、弦楽、 管楽それぞれが5声のグループに分かれています。また「3つのレッスン」は2人目の妻のために書かれたもので、こちらもレクイエムの雰囲気を持って います。 (Ki)

AU-97677
シューマン:交響曲第1番「春」(初稿)
序曲,スケルツォとフィナーレ*
交響曲4番ニ短調 Op.120(1841年原典版)*
ハインツ・ホリガー(指)
ケルンWDR響

録音:2012年1月23-27日、2012年3月19-23日*、ケルン・フィルハーモニー、ドイツ
「奏でる」ことを忘れない、名手ホリガーの音楽家魂!
「第1番」は初稿に基づく演奏で、冒頭のトランペットが通常より3度下で演奏されるのが最大の特徴。演奏は全体的に内声部の解析が非常に明確ですが、決して血の気の少ない貧弱な演奏ではなく、強固な造形力とリズムの躍動、心からの歌心をベースとした内容満点の演奏に仕上がっています。弦のヴィブラートは抑制していますが、第1楽章コーダに見られるように響きには温かみと潤いがあるので、聴き手の心を素通りすることがありません。終楽章は意外にもゆったりとしたテンポで素朴路線を歩みつつ、内実は主張満載。
「第4番」の原典版による演奏も昨今では珍しくありませんが、通常の改訂版との響きの違いを印象付けるだけの演奏も少なくありません。ホリガーの素晴らしい点は、ごく自然体で当然のように聴手の心に訴える音楽を「奏でる」ことに終始していること。当初シューマンが意図した響きの面白さは十分に伝えつつも、決してそれを演奏効果として利用していないのです。したがって採用するテンポもごくオーソドックスで先鋭さを煽ったりしないので、シューマンの体温を感じることができる演奏として結実しているのです。
是非、気持ちを一度リセットし、通常版との「比較」ではなく、音楽的な味わいに心を傾注してお聞きいただきたいと思います。【湧々堂】
AU-97678
シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61
交響曲第3番変ホ長調 Op.97「ライン」
ハインツ・ホリガー(指)ケルンWDR響

録音:2012年1月23-27日、2012年3月19-23日*、ケルン・フィルハーモニー、ドイツ
指揮のハインツ・ホリガーは言わずと知れた世界的オーボエ奏者として活躍し、新しく至難なオーボエ奏法を開拓し、バロッ クから現代の作品まで数々のメインを披露してきました。1980年代に指揮活動に進出後、指揮活動がメインとなり、現在では指揮者としてレパートリー を問わず演奏しております。ドイツのケルンに本拠を置く放送局所属のオーケストラである名門ケルンWDR交響楽団と巨匠ホリガーが誠実なシューマン の演奏を聴かせてくれます。。 (Ki)
AU-97679
シューマン:交響作品全集Vol. 3
チェロ協奏曲イ短調Op.129
交響曲第4番ニ短調Op.120(1851年改訂版)
オレン・シェヴリン(Vc)
ハインツ・ホリガー(指)ケルンWDR響

録音:2013年4月8-11日/ケルン・フィルハーモニー(デジタル・セッション)[WDR制作]
ハインツ・ホリガーがケルンWDR響を指揮して、シューマンの交響曲および、協奏曲、序曲も含めた管弦楽曲を全曲録音するシリーズの最新盤。  オーボエ奏者、指揮者として、同時に作曲も手がけるホリガーは、シューマンを長年敬愛しており、その意味ではおおいに力の入ったプロジェクトとい えるわけですが、いずれの演奏内容も十分な研究の成果を感じさせるもの。なによりひびきが混濁せずにテクスチュアが明快に聴きとれるのがすぐれたと ころで、指揮者ホリガーの手腕にはたしかなものがあります。  第3弾は、シューマンがデュッセルドルフの音楽監督時代に作曲、改訂され、全篇切れ目なく演奏される特徴が共通する2作品の組み合わせとなって います。  交響曲第4番は、シリーズ第1集(AU97677)では通常のヴァージョンとは異なる1841年版、いわゆる初稿による演奏でしたが、ここでは一般的 によく知られるほうの1851年版を使用した演奏となっています。  第4交響曲が改訂された前年、1850年作曲のチェロ協奏曲は、およそ派手さとは無縁ながら、詩情あふれる独奏チェロとオーケストラとの親密な対 話が聴きものといえる作品。  ソリストを務めるオレン・シェヴリンは、1969年イングランドのオールダム生まれ。ラファエル・ゾンマー、ボリス・ペルガメンシコフ、フランス・ヘル メルションに師事したのち、1996年のヘルシンキにおけるパウロ・国際チェロ・コンクール第2位、2001年パリのロストロポーヴィチ・チェロ・コンクー ル優勝第2席という入賞歴を持ち、1998年よりケルンWDR響の首席チェロ奏者を務めています。使用楽器は1850年製英国のジョン・フレデリック・ ロット。 (Ki)
AU-97686
エドゥアルド・フランク:オーケストラ作品集Vol.3
大オーケストラのための序曲「ローマの謝肉祭」op.21
ヴァイオリンとオーケストラのためのコンツェルトシュテュック
オーケストラのための幻想曲 op.16 
大オーケストラのための演奏海用序曲 op.12
クリスティアーネ・エディンガー(Vn)、
オーラ・ルードナー(指)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルクPO

録音:2011年7月25-29日、ロイトリンゲン・ヴェルテンベルク・フィルハーモニー・スタジオ
auditeが誇る密かな人気シリーズ、「エドゥアルド・フランク(1817-1893)再評価シリーズ」、待望の最新作!好評の弦楽五重奏作品集(AU 92578)に続く今回は、久々となるオーケストラ作品集です! オーケストラ作品の第3集となる本アルバムでは1840年〜50年代に作曲された作品を 収録。生前はピアニストとして高い評価を受け、作曲家だけでなく教師としても広く活躍したE.フランク。偉大な作曲家たちの世代間を結ぶ橋渡し役とし ても活躍したE.フランクの音楽は、世代を超えた響きを併せ持っています。本アルバムに収録された作品からも、師であるメンデルスゾーンの古典的な響 きと、後のブラームスを思わせる輝かしくも深みのある響きが合わさったフランクならではの魅力を堪能できます。知る人ぞ知る珠玉の作品の数々を聴くこ とができる希少な名盤といえましょう!
今回もヴァイオリン・ソロを担当するのはクリスティアーネ・エディンガー!シリーズ初期より参加し、E.フランクの再評価に大きく貢献してきた名手が 本アルバムでも卓越した演奏を聴かせてくれます。オーケストラはヴァイオリニストとしても著名なオーラ・ルードナー率いるロイトリンゲン・ヴュルテンベ ルク・フィルハーモニー管弦楽団。1945年に設立され、2001-2007には飯森範親が音楽総監督に就任したことでも話題となった名門オーケストラです。 ドイツが誇る名手らの豪華共演によって、E.フランクの音楽が現代によみがえります! (Ki)
AU-97690
エドゥアルド・フランク(1817-1893):ピアノ三重奏 ホ長調(1835)
ピアノ三重奏 変ホ長調 Op.22
ピアノ三重奏 ニ長調 Op.53
スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、
セバスチャン・ジンガー(Vc)、
マルティン・ルーカス・ストウブ(P)】

録音:2013年4月28日~5月1日、ヌシャテール、スイス
audite が誇る密かな人気シリーズ、「エドゥアルド・フランク(1817-1893)再評価シリーズ」! 好評の弦楽五重奏作品集(AU-92578)、オーケス トラ作品集Vol.3(AU-97686)に続く最新アルバムは、ピアノ三重奏曲集です。生前はピアニストとして高い評価を受け、作曲家だけでなく教師として も広く活躍したE. フランク。偉大な作曲家たちの世代間を結ぶ橋渡し役としても活躍したE. フランクの音楽は、世代を超えた響きを併せ持っています。 このピアノ三重奏曲でも師であるメンデルスゾーンの古典的な響きと、後のブラームスを思わせる輝かしくも深みのある響きが合わさったフランクならでは の作品を堪能することができます。 ★演奏は1998 年に結成され、数々コンクール受賞歴を誇る若手実力派スイス・ピアノ・トリオ。AUDITEレーベルにはチャイコフスキー:「偉大な芸術 家の思い出」(AU-92673)、クララ・シューマン:ピアノ三重奏(AU-92549)をはじめ、質の高い素晴らしい録音をリリースしております。 (Ki)
AU-97692
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調 Op.1-1(29’36”)
ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 Op.97「大公」(44’32”)
スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、セバスチャン・ジンガー(Vc)、マルティン・ルーカス・ストウブ(P)】

録音:2014年3月9&10日、4月13-15日、アッペンツェル、スイス
1998 年に結成され、数々のコンクール受賞歴を誇る実力派のスイス・ピアノ・トリオがついにベートーヴェンのピアノ三重奏曲の全曲録音を開始し ました!記念すべき第一弾は作品番号が付番されている記念すべき作品1のピアノ三重奏曲第1番と名曲第7番「大公トリオ」です。スイス・ピアノ・ トリオは、エドゥアルド・フランク(1817-1893)のピアノ三重奏曲集(AU 97690)をはじめ、チャイコフスキーの「偉大な芸術家の思い出」(AU 92673)、クララ・シューマンのピアノ三重奏(AU 92549)など、質の高い素晴らしい録音をリリースしており、このベートーヴェンの全曲録音も期待 が高まります。
ピアノ三重奏曲第1番は1792年頃の作品ではないかと言われ、この作品を含む作品1は変ホ長調(第1番)、ト長調(第2番)、ハ短調(第3番) の三曲のピアノ三重奏曲で構成されています。全4楽章の配置は古典ソナタの方式に従っていますが、楽器の扱い方は当時の様式から抜け出た新鮮味が あり、緩徐楽章には深い内省的な美しさをたたえ、第3楽章のスケルツォではベートーヴェン特有の自由な感興が示されています。
このジャンルにおいて最も優れた作品として名高い、ピアノ三重奏曲第7番「大公」の特色は、演奏時間が40分を超える雄大な作品であることですが、ヴァ イオリン、チェロ、ピアノの三つの楽器が最も効果的に使用されている協奏的色彩が最大の魅力と言えましょう。さらに極めて豊かな旋律と和声の美しさは、 この時代特有のやわらかくこまやかな心の動きが感じられ高貴な品位をたたえます。スイス・ピアノ・トリオが満を持して録音した「大公トリオ」をお楽し みください。 (Ki)

AU-97693
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第2番 ト長調 Op.1-2*
ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 「幽霊」
スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)
セバスチャン・ジンガー(Vc)
マルティン・ルーカス・ストウブ(P)】

録音:2013年11月24-26日、2015年1月11-13日*/アッペンツェル(スイス)
1998 年に結成され、数々のコンクール受賞歴を誇る実力派のスイス・ピアノ・トリオによるベートーヴェンのピアノ三重奏曲の全曲録音。好評の第1 弾(AU 97692)に続く期待の第2弾は、ピアノ三重奏曲第2番と第5番「幽霊」です。第5番の「幽霊」は、第2楽章の大胆な手法と、その雰囲 気から醸し出される神秘的な味わいからその名前が与えられています。第2楽章とくらべて、前後の第1、3楽章は中心楽章を両面から支えられるような 趣があり、ベートーヴェンらしさも携えた名曲の一つです。名手スイス・ピアノ・トリオでこの名曲を聴くことができるのは非常に喜ばしいことです。
スイス・ピアノ・トリオは、ベートーヴェンの他にエドゥアルド・フランク(1817-1893)のピアノ三重奏曲集(AU 97690)、チャイコフスキーの「偉 大な芸術家の思い出」(AU 92673)、クララ・シューマンのピアノ三重奏(AU 92549)など、質の高い素晴らしい録音をリリースしております!
AU-97694
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.1-3
14の変奏曲 変ホ長調 Op.44
ピアノ三重奏曲第6番 変ホ長調 Op.70-2
スイス・ピアノ・トリオ【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、セバスチャン・ジンガー(Vc)、マルティン・ルーカス・ストウブ(P)】

録音:2015年7月15-17日、2015年12月1&2日、2015年10月19&20日/アッペンツェル(スイス)
1998 年に結成され、数々のコンクール受賞歴を誇る実力派のスイス・ピアノ・トリオによるベートーヴェンのピアノ三重奏曲の全曲録音。好評を博し ている前作、ピアノ三重奏曲第2番と第5番「幽霊」(AU 97693)に続く期待の第3弾は、ピアノ三重奏曲第3番、第6番、そして14の変奏曲を 収録しました。名手スイス・ピアノ・トリオでベートーヴェンの作品を聴くことができるのは非常に喜ばしいことです。スイス・ピアノ・トリオは、ベートーヴェンの他にエドゥアルド・フランク(1817-1893)のピアノ三重奏曲集(AU 97690)、チャイコフスキーの「偉 大な芸術家の思い出」(AU 92673)、クララ・シューマンのピアノ三重奏(AU 92549)など、auditeレーベルの質の高い録音でリリースを続けております。 (Ki)
AU-97695
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調 Op.11『俗歌』*
アレグレット 変ホ長調 Hess.48
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38
スイス・ピアノ・トリオ
【アンジェラ・ゴルベワ(Vn)、セバスチャン・ジンガー(Vc)、アレクサンドル・ネウストロエフ(Vc)、マルティン・ルーカス・ストウブ(P)】

録音:2015年12月1&2日*、2017年3月11-13日/アッペンツェル(スイス)
1998年に結成され、数々のコンクール受賞歴を誇る実力派のスイス・ピアノ・トリオによるベートーヴェンのピアノ三重奏曲の全曲録音。第4弾とな る当ディスクにはピアノ三重奏曲第4番『俗歌』、アレグレット、そしてピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38が収録されました。
第3楽章の主題が当時ウィーンで流行したJ.ワイグルの歌劇『海賊』Il corsaroの三重唱からとられために『俗歌』という通称のある第4番は、充実 した力強く華やかな旋律が印象的な作品です。また、全6楽章構成からなるピアノ三重奏曲 変ホ長調 Op.38は七重奏曲 Op.20をベートーヴェン自身 による編曲版です。30代前半のベートーヴェンの溌溂とした明るく堂々たる作品です。名手スイス・ピアノ・トリオならではの緻密なベートーヴェンを聴 くことができます。なお、長年当団のチェリストをつとめたセバスチャン・ジンガーに変わり、2016年夏よりアレクサンドル・ネウストロエフが新メンバー となりました。 スイス・ピアノ・トリオは、ベートーヴェンの他にエドゥアルド・フランク(1817-1893)のピアノ三重奏曲集(AU 97690)、チャイコフスキーの「偉 大な芸術家の思い出」(AU 92673)、クララ・シューマンのピアノ三重奏(AU 92549)など、auditeレーベルの質の高い録音でリリースを続けております。 (Ki)

AU-97697
リアナ・グルジヤのストラヴィンスキー
ロシアの歌
ロシアの踊り〜「ペトルーシュカからの3楽章」より
ディヴェルティメント/イタリア組曲
ブルレスケ/タンゴ
ヴァイオリン協奏曲 ニ調
リアナ・グルジヤ(Vn)
カティア・スカナヴィ(P)
ジョルト・ナジ(指)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フPO

録音:2015年10月12-17日SWRスタジオ(カイザースラウテルン)
ロシア生まれのヴァイオリニスト、リアナ・グルジヤがストラヴィンスキー・アルバムを録音しました。グルジヤは6歳のときに神童としてモスクワ・テ レビにて紹介され話題となり、9歳のときにはオーケストラとの共演で輝かしいデビューを果たしました。その後、若い音楽家のためのチャイコフスキー 国際コンクールをはじめとした数々のコンクールに出場し、華々しい成績をおさめました。 ★幅広いレパートリーをもつグルジヤですが母国ロシアの作品は格別。ことにストラヴィンスキーは最も得意とし、最重要レパートリーとして演奏してき ました。どことなくくすんだ音で哀愁に満ちた演奏の「ロシアの歌」「ブルレスケ」、切れ味と絶妙なテンポ感がやみつきになる「ロシアの踊り」「タンゴ」、 さらに「ディヴェルティメント」「イタリア組曲」そしてヴァイオリン協奏曲というストラヴィンスキーの代表作を説得力抜群の演奏を聴かせてくれます。実 に多彩な表現を駆使したグルジヤの演奏で聴くストラヴィンスキーは絶品の一言に尽きます! (Ki)
AU-97698
チェン2・デュオ、衝撃のデビュー
ドビュッシー:チェロ・ソナタ.ニ短調 L.135
フォーレ:夢のあとに Op.7
 シチリアーナ ト短調 Op.78
 悲歌 ハ短調 Op.24
フランク(デルサール編曲):チェロ・ソナタ.イ長調
サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート Op.43
 白鳥
チェン2・デュオ【ブライアン・チェン(Vc)、シルビー・チェン(P)】

録音:2016年2月15-17日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
中国系カナダ人の兄妹デュオ、チェン2・デュオがauditeレーベルよりデビュー・アルバムをリリースします!チェンの2乗 “Cheng2” と表記する通り、 2倍ではなく相乗的な効果で演奏するという二人の思いが込められております。
満を持してのデビューに選んだテーマは “フランス” で、ドビュッシー、フォーレ、フランク、サン=サーンスの珠玉の作品が収録されました。雄弁な語 り口が魅力のブライアンとスケールの大きな演奏のシルビー。二人が紡ぎだす演奏は溌剌さとともに若手とは思えないほどの解釈でアプローチします。こ とにフランクのソナタは二人の驚くべき名演で脱帽です。
デュオとして既に13年ものキャリアをもつチェン兄妹は、2011年に急遽代役として出演したカーネギーでのリサイタルで大成功をおさめ、ニューヨー クで話題となりました。2015年には母国カナダのCBCが発表した「30歳以下のカナダ出身のクラシックの注目アーティスト」に選出されました。今後 最も期待される兄妹デュオの衝撃デビューです! (Ki)
AU-97699
ドビュッシー(カルステン・ヴィーブッシュによるオルガン編曲):前奏曲集第2集
前奏曲集第1集〜沈める寺]
ベルガマスク組曲
カルステン・ヴィーブッシュ(Org;クライス社制作オルガン(1850 年製1966/2010 修復 ))

録音:2013年3月13-15日、カールスルーエ教会
オルガンの優秀録音でも定評のあるドイツauditeレーベルよりまたも興味深いアルバムが登場。それはベルガマスク組曲や月の光などドビュッシーの ピアノ作品をパイプオルガンで演奏したアルバムです。ドビュッシーの傑作であるばかりでなく、ピアノの名曲としても名高い前奏曲集とベルガマスク組曲。 これらをオルガンの様々なストップを駆使することでドビュッシーの独特で豊かな色彩感を見事に表現しております。
演奏のカルステン・ヴィーブッシュはオルガンの魔術師の呼び声高い名手で、auditeレーベルより発売されている前作「バッハのオルガン作品傑作集」(AU 92663)ではシャコンヌを含む大曲をオルガンならではの重厚感を生かした圧倒的な演奏で披露しました。今回の録音でもカールスルーエ教会のクライス・ オルガンを使用しており、当楽器を知り尽くした絶妙なレジストレーションです。 (Ki)

AU-97701
20世紀のフルートとピアノによる作品集
シュルホフ:フルートとフォルテピアノによるソナタ
スミット:フルートとピアノのためのソナタ
ガル:3つの間奏曲
ラファエル:フルートとピアノのためのソナタ ホ短調
タンスマン:フルートとピアノのためのソナチネ
アンネ=カテリーネ・ハインツマン(Fl)
トーマス・ホッペ(P)

録音:2014年9月24-26日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
ドイツのフルート界の中堅を担う名手アンネ=カテリーネ・ハインツマンのauditeレーベルからの第2弾は20世紀に活躍した5人の作曲家(E.シュ ルホフ、L.スミット、H.ガル、G.ラファエル、A.タンスマン)によるフルートとピアノのための作品集です。
シュルホフやタンスマンはドビュッシーなどのフランス音楽からインスピレーションを得た作品です。ラファエルは古典的な明快さとロマンティックなメロ ディが魅力の作品です。スミットはアムステルダム音楽院で学んだのち1927年にパリに出てラヴェルとストラビンスキーから大きな影響を受けた作曲家で す。1937年にアムステルダムに戻りましたが、1943年2月にフルートとピアノのためのソナタを完成させましたが、同年4月27日にナチス・ドイツによっ て強制収容所に送られ、4月30日殺害されました。このソナタはスミットの最後の作品となりました。
アンネ=カテリーネ・ハインツマンは1999年にフランクフルト歌劇場管弦楽団の副主席奏者に抜擢されて以来、世界的躍進を続けている女流フルート 奏者。ニコレやマイゼンなど、独仏双方の匠に師事し、粋を継いだ実力派です。トーマス・ホッペはパールマンをはじめ世界の著名な演奏者からも信頼の 厚いピアニスト。近年はハインツマンとデュオを組んで演奏活動を共にしており、アンサンブルの息もぴったりです。フルート・ピアノ双方に高い演奏技術 と表現力を求められる難曲尽くしのプログラムですが、常にも増す絶妙なアンサンブルで聴かせてくれます。プーランク、ヒンデミット、デュティユー、ム チンスキ、マルタンの作品を収録したアルバム(AU 92667)と合わせてご堪能ください。 (Ki)
AU-97705
ホリガー&ケルンWDR響/シューマン・シリーズVol.6
序曲「マンフレッド」Op.115*
交響曲 ト短調「ツヴィッカウ」*
序曲「ゲーテのファウストからの情景」
序曲「ヘルマンとドロテーア」Op.136
序曲「ゲノフェーファ」Op.81
序曲「メッシーナの花嫁」Op.100
序曲「ジュリアス・シーザー」Op.128
ハインツ・ホリガー(指)
ケルンWDR響

録音:2010年4月12-16日、2015年3月2-5日*/ケルン・フィルハーモニー(ドイツ)
ドイツ、アウディーテ・レーベルより進行中のホリガー指揮、ケルンWDR響によるシューマンの交響曲および、協奏曲、序曲も含めた管弦楽曲を全曲 録音するシリーズ。最終となる第6弾は、後期序曲集とツヴィッカウ交響曲が収録されました。ホリガーによる丁寧な解釈で全曲録音が実現されたのは 非常に喜ばしいことと言えましょう。ツヴィッカウはシューマンの生地です。この交響曲は第2楽章までを完成させながら終楽章まで完成に至らなかった作品で1832-33年にかけて作曲さ れました。なお、当録音の第1楽章ではライプツィヒ稿が使用されております。 ホリガー&ケルンWDR響による当シリーズは第1弾【交響曲第1番「春」、第4番(1841年版)、序曲、スケルツォとフィナーレ(AU 97677)】、第2弾【交 響曲第2番、第3番「ライン」(AU 97678)】、第3弾【チェロ協奏曲、交響曲第4番(1851年改訂版)(AU 97679)】、第4弾【ヴァイオリン協奏曲、 ピアノ協奏曲(AU 97717)】、第5弾【独奏楽器が伴う協奏的管弦楽曲集(AU 97718)】がリリースされており、いずれも好評を博しております。 (Ki)
AU-97706
オリジナルと超越〜作曲者自身による名作4手連弾編曲
シェーンベルク(作曲者編):室内交響曲第1番Op.9
ベートーヴェン(作曲者編):大フーガOp.134
シューマン(作曲者編):交響曲第2番[世界初録音]
ピアノ・デュオ・タカハシ/レーマン【高橋礼恵、ビョルン・レーマン】

録音:2012 年 5月23-25日イエス・キリスト教会(ベルリン)
日本人の高橋礼恵とドイツ人ビョルン・レーマンによる実力派ピアノ・デュオ最強のアルバム登場。オーケストラと室内楽の名作のなかで、その音色以 外想像もできない完成作品を、作曲者自身がピアノ4手連弾用に編曲したものを集めました。このうちシューマンの交響曲第2番は世界初録音。
4手連弾ながら、いずれも最高度の難曲。ベートーヴェンとシェーンベルクのオリジナル・ピアノ・デュオ作品は、あまり人気がありませんが、この2 篇は悪魔的な輝きと魅力を放っています。シェーンベルクは細かい音の動きによる声部が錯綜しますが、ベートーヴェンの大フーガがそれに劣らぬ複雑さで、 ほとんど現代音楽。クライマックスの効果も凄まじく、非常に興奮させられます。
シューマンの交響曲は、しばしばオーケストレーションの問題が云々されますが、これはピアノのみで、透明ですっきりとした響きに驚かされます。意外 にもオリジナルのピアノ作品のような美しさと効果に富み、交響曲第2番の真の魅力に気付かせてくれます。4手ならではの音の厚みで、充実感も満点。
高橋礼恵とビョルン・レーマンは、ともにベルリン芸術大学でクラウス・ヘルヴィヒに師事。レーマンは現在同校教授を務め、高橋とふたりで日本でも マスタークラスをしばしば行うなど、お馴染みとなっています。
AU-97707
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.8
ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 Op.13(
ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45
フランチスカ・ピーチ(Vn:1751年製テストーレ)
デトレフ・アイシンガー(P;シュタイングレーバー)

録音:2014年12月4-6日/ビブリオテークザール(ポリング、バイエルン)
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ全集
ドイツの実力派ヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチがグリーグのヴァイオリン・ソナタ全曲録音に挑みました。第3番があまりにも有名なグリーグ のソナタですが、近年第1番、第2番も再評価され演奏される機会が増えつつあります。第1番は1865年デンマークのロンスダーズに住んでいた頃に 作曲され初演は同年の11月にライプツィヒで行われました。一方1867年に作曲された第2番は、ノルウェー出身の作曲家のヨハン・スヴェンセンに献 呈されました。
東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5 歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11 歳の時にはベルリンでデビューした逸材。その後ニューヨー クのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けました。ソロ 活動の一方、1998年から2002年までヴッパータール交響楽団の第1コンサート・マスターをつとめ多方面で活躍するピーチですが、近年は室内楽に 積極的に取り組んでおります。トリオ・テストーレの創設メンバーとして主要なピアノ・トリオ作品に取り組み、AUDITEレーベルからリリースされている ブラームスのピアノ三重奏曲全集(AU 91668)は高い評価を得ております。今回のグリーグでもピーチの艶やかで毅然としたヴァイオリンの音色が魅力 と言え、ピアノのアイシンガーとの息もばっちりです。今後このデュオでの録音予定もあるとのことです。 (Ki)
AU-97708
高橋&レーマン
ストラヴィンスキー:2台のピアノのための協奏曲
ナンカロウ(ミハショフ編):ソナチネ
アルヌルフ・ヘルマン:ハウスミュージック
ストラヴィンスキー(作曲者編):バレエ音楽「春の祭典」
ピアノ・デュオ・タカハシ/レーマン【高橋礼恵、ビョルン・レーマン】

録音:2014 年 9月21-23日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
※日本語解説つき
日本人の高橋礼恵とドイツ人ビョルン・レーマン夫妻による実力派ピアノ・デュオ最強のアルバム第2弾。シューマンの交響曲第2番を含む第1弾(AU 97706)が大好評だったので、最新盤も興味津々です。 メインは作曲者編曲による「春の祭典」。アルゲリッチとバレンボイムをはじめ、スターたちがこぞって録音していますが、技巧的にも音楽的にも最高度 の難曲。ことに錯綜するリズムに曲芸的なアンサンブル能力が要求されますが、高橋&レーマンはピッタリと息の合っていて驚異的。ピアノを打楽器的に 用いた曲ながら、決して叩くことなく、しかもたっぷり鳴らしています。
ナンカロウの「ソナチネ」はピアノ独奏曲をミハショフが連弾用に編曲。初期作品で、一応人間が弾くために書かれてはいますが、運動神経を無視した ようなリズムが出現する奇作。聴覚的にはバルトーク風で、ストラヴィンスキーの系譜上にあると申せましょう。
アルヌルフ・ヘルマンは1968年生まれのドイツの作曲家。高橋&レーマン夫妻の友人で、連弾がかつて家庭用に大きな需要があったことを示唆する 題名となっています。短い3曲から成り、第3曲目はこれから作る作品の作曲前ピアノ4手編曲というキテレツなものとなっています。
高橋礼恵とビョルン・レーマンは、ともにベルリン芸術大学でクラウス・ヘルヴィヒに師事。レーマンは現在同校教授を務め、高橋とふたりで日本でも マスタークラスをしばしば行うなど、お馴染みとなっています。深い楽譜の読み、精巧なアンサンブル、冴えた技巧によるピアノ・デュオの新しいスターの 登場です。 (Ki)
AU-97711
きよしこの夜〜クリスマス合唱曲集
(1)ヴィラールト:「驚くべき神秘よ」
 ストルツァー:「聖なるこの日はわれらの上にかがやけり」「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」
 ゼンフル:「一人の息子がわれらに与えられた」
(2)プレトリウス:「今こそ主エマヌエルは生まれ給う」
 作者不詳:「ひとり児をほめたたえよ」
 シュレーター:「主にある人々」
 「キリストたちよいざ喜べ」
(3)カルヴィジウス:「喜べ、そして歓呼せよ」「天においては神に栄光があるように」「愛しいヨセフ、私のヨセフ」
 エッカールト:「山を越えてマリアが行く」
(4)グラバート:「若枝」
(5)ヘルツォーゲンベルク:「わが魂は主をあがめ」*
(6)レーヴェ:「我が心は、甘き歓喜に酔いしれ」
(7)ヴォルフガング・ジェーン(1937-):「ハレルヤ」「彼らはひれ伏して拝み、 宝の箱を開けて」「夜」「鳴り響き、とどろくのは 」
(8)ミケールゼン:「雨にはさかえし」「あなたは、夜、彼らの前に再び現れます」「明日」
(9)ダヴィド:「久遠の光の壮麗な輝き、そして正しい太陽」*
(10)H.W.ツィンマーマン(1930-):「農場労働者への賛辞」「私たちのために幼子が生まれた」
(11)バルベ(1927-):「もみの木、もみの木」「マリアはいばらの森を通り」
(12)ペツォールト:「闇は深まり」
(13)グルーバー:「きよしこの夜」
ウーヴェ・グロノスタイ(指)
RIAS室内Cho
レジナ・ヤコビ(Ms)
クラウス・シュトール(Cb)

録音:(1)1981年10月22日
(2)1974年6月21日
(3)1984年11月27日
(4)1977年11月24日
(5)1975年10月14日
(7)1972年11月30日、1980年12月17日
(8)1974年6月20日
(9)986年3月10日
(10)977年1月27日
(11)1977年2月15日
(12)1972年12月18日
(13)1976年12月7日
このディスクはauditeの社主、ルトガー・ベッケンホーフ氏のリマスタリングによるRIAS室内合唱団によるクリスマス合唱曲集です。指揮のウーヴェ・ グロノスタイは長年ドイツの合唱音楽に強く影響を与え、当合唱団と多くの演奏会ならびに録音を残してきました。当ディスクは1972年から1986年の かけての録音で珠玉のクリスマス合唱曲を堪能することができます。 (Ki)
AU-97714
レーガー:弦楽三重奏曲第2番 ニ短調 Op.141b
弦楽三重奏曲第1番 イ短調 Op.77b
ピアノ四重奏曲第2番 イ短調 Op.133*
トリオ・リリコ【フランチスカ・ピーチ(ヴァイオリン)、ソフィア・ロイター(Va)、ヨハネス・クレブス(Vc)】
デトレフ・アイシンガー(P)

録音:2016年9月25-27日、2016年11月21日*/イエス・キリスト教会(ベルリン・ダーレム)
後 期ロマン主義の重厚な作風で舞台音楽を除くすべての分野に多数の作品を残したレーガー。室内楽の分野でも注目すべき作品を残しました。ここに収録 された弦楽三重奏曲とピアノ四重奏曲もレーガーの作品の特徴である大バッハの様式の再現としての擬古典作品です。トリオ・リリコの演奏はまるでオル ガンを思わせるような堂々たる重音とともに各声部が立体的な響きを作り上げております。
トリオ・リリコは2014年結成。古典から現代まで幅広いレパートリーで積極的なコンサート活動を展開しております。メンバーそれぞれの個性を引き 出しながらトリオ・リリコとしての色を作り上げております。今後の活躍に一層期待が高まります。 (Ki)
AU-97715
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 Op.18
弦楽六重奏曲第2番 ト長調 Op.36
マンデルリングQ
【ゼバスティアン・シュミット(第1Vn)、ナネッテ・シュミット(第2Vn)、アンドレアス・ヴィルヴォール(第1Va)、ベルンハルト・シュミット(第1Vc】
ローラント・グラッスル(第2Va)、
ヴォルフガング・エマヌエル・シュミット(第2Vc)

録音:2016年12月19-21日/ライプニッツ・ザール、ハノーファー会議センター(ドイツ)
マンデルリング四重奏団のアンサンブルは今回も安定感抜群です。激情の中にも決して冷静さを欠かない演奏で、名門の名にふさわしい堂々たる演奏を 聴かせてくれます。なお、1999年から当団のヴィオラ奏者として活躍したローラント・グラッスルは2015年に退団しましたが、当録音では第2ヴィオ ラとして共演しております。
新メンバーに迎えられたアンドレアス・ヴィルヴォールはドイツのエアフルト生まれ。ワイマールの音楽学校を卒業後ヴィオラに転向し、ベルリン・ハンス・ アイスラー高等音楽院にてアルフレート・リプカに師事。また、キム・カシュカシアン、クリストフ・ポッペンなど著名な演奏家から薫陶を得ました。その後、 国際的な音楽祭に出演するほかファウスト・クァルテットのメンバーとして、また2001年よりベルリン放送交響楽団首席奏者として活躍しております。今 後、マンデルリング四重奏団のメンバーとしての演奏も大注目のヴィオラ奏者です。また、今回の第2チェロに抜擢されたのは若手屈指のチェリスト、ヴォ ルフガング・エマヌエル・シュミットです。シュミットはアルド・パリソットやダーヴィド・ゲリンガスに師事。1994年ロストロポーヴィチ・チェロ・コンクー ルにて第2位を受賞し注目されました。ディスクのリリースも多い注目のチェリストです。 (Ki)
AU-97716
ハイドン、C.P.E.バッハのチェロ協奏曲
ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIb:1
 チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2
C.P.Eバッハ:チェロ協奏曲 イ長調Wq.172(H.439)
マルク・コッペイ(Vc,指)
ザグレブ・ソロイスツ合奏団(ザグレブ室内合奏団)

録音:2015年2月28日-3月3日/リジンスキー小ホール(ザグレブ)
名手マルク・コッペイがザグレブ・ソロイスツ合奏団を率いてハイドン、C.P.E.バッハのチェロ協奏曲を録音しました。コッペイはストラスブール生まれ。 パリ国立高等音楽院で学んだ後、18歳でJ.S.バッハ国際コンクールにおいて優勝し一躍世界から注目を集めることになりました。その後のキャリアは華々 しく、ソリストとしてはインバル、クリヴィヌ、ギルバート、佐渡裕などの指揮者と共演。室内楽奏者としてのキャリアも充実しており、ピリス、ベロフ、デュ メイ、ムローヴァ、パユなどから厚い信頼を得ております。またイザイ弦楽四重奏団(1995年から2000年)のメンバーとして数多くの録音を残してお ります。現在はパリの国立高等音楽院で教鞭を執るほか、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の幅をさらに広げております。満を持しての 新録音では丁寧に音楽を作り上げてきた手兵とともに愛器ゴフリラーを使用してハイドンとC.P.Eバッハの名作を雄弁に歌い上げます。 (Ki)
AU-97717
シューマン:協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 WoO1
ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54*
パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn)
デーネシュ・ヴァーリョン(P)
ハインツ・ホリガー(指)ケルンWDR響

録音:2015年2月9-11日、2015年3月4-7日*/ケルン・フィルハーモニー(ドイツ)
世界が最も注目するヴァイオリニスト、コパチンスカヤはツィンバロンの名手の父とヴァイオリニストの母との間にモルドヴァで生まれました。ヴァイオリン および作曲をウィーンとベルンで学んだのち、2000年にシェリング国際コンクール優勝、2002年には「クレディ・スイス・グループ・ヤング・アーティス ト賞」を受賞し注目され、ヨーロッパを中心に活躍の場を拡げてきました。マリス・ヤンソンス、ロジャー・ノリントン、パーヴォ・ヤルヴィ、アンドリス・ ネルソンスなど世界的指揮者のもと世界の名門オーケストラとの共演歴を誇ります。また室内楽への造詣も深く、とりわけファジル・サイとのデュオでは二人 の強烈な個性からうまれる音楽は聴衆を魅了させます。唯一無二の個性的なアプローチはクラシック界にとどまらず音楽ファンを虜にさせる稀有な存在です。
シューマンのヴァイオリン協奏曲ニ短調は晩年にあたる1853年の作品で、ヨアヒムからの要請によりわずか二週間で書き上げました。しかし完成の翌 年にシューマンが療養所に入り、さらにヨアヒムが演奏会で取り上げることなく自筆譜は封印されてしまったために日の目を見ずにおりましたが、1907 年にヨアヒムが所蔵していた楽譜がベルリン図書館に売却されたことにより1937年にはクーレンカンプによる初演されました。ただしクーレンカンプ自身 が演奏不可能とした箇所を修正し演奏したため、翌1938年12月にセントルイスでアメリカ初演を行ったユーディ・メニューインが「自分こそが真の初 演者」と宣言したというエピソードもあります。その後メニューインやシェリングなどの巨匠が愛奏したことにより演奏される機会も着実に増えてきました。 ホリガー率いるケルンWDR響とともに一期一会が生み出すコパチンスカヤのスリリングな演奏で、新たな魅力を見つけることができるでしょう。
カップリングはシューマンの代表作ピアノ協奏曲でホリガーがソリストに指名したのは1968年ハンガリーが生まれのデーネシュ・ヴァーリョンです。こ れまでにホリガーとの共演も多く厚い信頼のもと協奏曲録音が実現しました。母国ハンガリーの作曲家はもちろんのこと、シューマンの作品にも造詣が深 いヴァーリョンはピアノ独奏曲をはじめ、室内楽作品の演奏・録音も積極的に行ってきました。まさに適役のヴァーリョンが当シリーズに登場したのは非 常に喜ばしいことと言えましょう。
AU-97718
シューマン:協奏的管弦楽曲集
(1)ピアノと管絃楽のための序奏と協奏的アレグロ ニ短調 Op.134(
(2)ヴァイオリンのための幻想曲 ハ長調 Op.131
(3)序奏とアレグロ・アパッショナート.ト長調 Op.92
(4)4本のホルンと管弦楽のための小協奏曲 Op.86
(1)(3)アレクサンダー・ロンクィッヒ(P)、
(2)パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn)
(4)パウル・ヴァン・ゼルム、ルートヴィヒ・ラスト、ライナー・ユルキェビッチ、ヨアヒム・ぺルトル(Hrn)
ハインツ・ホリガー(指)
ケルンWDR響

録音:(2)2015年2月9-11日、(1)(3)2015年2月19-21日、(4)2015年3月4‐7日/ケルン・フィルハーモニー(ドイツ)
ドイツ、アウディーテ・レーベルより進行中のホリガー指揮、ケルンWDR響によるシューマンの交響曲および、協奏曲、序曲も含めた管弦楽曲を全曲 録音するシリーズ。第5弾は独奏楽器が伴う協奏的管弦楽曲集で、ピアノと管絃楽のための序奏と協奏的アレグロ、ヴァイオリンのための幻想曲、序奏 とアレグロ・アパッショナート、そして4本のホルンと管弦楽のための小協奏曲が収録されました。演奏機会が少ない作品も含まれますがコパチンスカヤ など魅力的な演奏者がソロをつとめており、注目せずにはいられない内容となっております。 世界が最も注目するヴァイオリニスト、コパチンスカヤはツィンバロンの名手の父とヴァイオリニストの母との間にモルドヴァで生まれました。ヴァイオ リンおよび作曲をウィーンとベルンで学んだのち、2000年にシェリング国際コンクール優勝、2002年には「クレディ・スイス・グループ・ヤング・アー ティスト賞」を受賞し注目され、ヨーロッパを中心に活躍の場を拡げてきました。ヤンソンス、ノリントン、P.ヤルヴィ、ネルソンスなど、世界的指揮者の もと世界の名門オーケストラとの共演歴を誇ります。また室内楽への造詣も深く、とりわけファジル・サイとのデュオでは二人の強烈な個性からうまれる 音楽は聴衆を魅了させます。唯一無二の個性的なアプローチはクラシック界にとどまらず音楽ファンを虜にさせる稀有な存在として人気を集めております。
シューマンの創作期の最晩年にあたる1853年に書かれたヴァイオリンのための幻想曲。初演はシューマン指揮ヨアヒム独奏で行ったといわれ、献呈さ れたヨアヒムもこの作品を激賞していたとされます。ホリガー率いるケルンWDR響とともに一期一会が生み出すコパチンスカヤのスリリングな演奏で、新 たな魅力を見つけることができるでしょう。このほか、ドイツ作品を得意とするピアニスト、ロンクィッヒが独奏をつとめた序奏と協奏的アレグロと、序奏 とアレグロ・アパッショナート、そして世界的に活躍するホルン奏者ゼルムなどWDRのメンバーが独奏をつとめた4本のホルンと管弦楽のための小協奏 曲と、充実した演奏陣でこれらの作品を聴くことができます。 (Ki)

AU-97719
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op.14
シューベルト:4つの即興曲 Op.90 D.899
エリソ・ボルクヴァゼ(P;Steinway D)

録音:2014年11月17-19日/ベルリン・フンクハウス
「彼女の音楽性と完璧にコントロールされたテクニックに深い感銘を受けた」とズービン・メータが激賞するグルジア出身のピアニスト、エリソ・ボルクヴァ ゼ、久々の新録音がAUDITEレーベルよりリリースされます。収録作品はプロコフィエフのピアノ・ソナタ第2番とシューベルトの4つの即興曲 Op.90です。 彼女のピアニズムは知性と情熱に満ちており、魅力あふれる個性と深く成熟した音楽性で聴き手を虜にします。 ★グルジアでは国民的人気を誇り、政府よりメダルを授与されているボルクヴァゼは、2015年1月に「ユネスコ平和芸術家」(芸術文化を通じて世界の 平和の大切さを、特に若い世代の人達に伝えていくために、UNESCO(国連教育科学文化機関)から任命される称号)に任命され、グルジアをはじめ 世界各国の音楽家育成にも力を注いでおります。
■エリソ・ボルクヴァゼ(P)
グルジア、トビリシに生まれ。ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール、AXAダブリン国際ピアノコンクールなど多くの国際コンクールでの受賞歴を誇 り、ロン=ティボー国際コンクールではフランス音楽の最優秀解釈特別賞を受賞。これまでにチェコ・ナショナル交響楽団、リトアニア国立交響楽団、ウ クライナ国立フィルハーモニー、インスブルック交響楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、フランス国立管弦楽団などと共演。グルジアでは国 民的人気を誇り、政府よりメダルを授与。グルジアの音楽家育成にも力を注いでおり、才能ある若いピアニストを支援するリラ財団を設立している。
AU-97721
無伴奏ヴィオラのための組曲集
レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲Op.131d(全曲)【第1番ト短調/第2番ニ長調/第3番ホ短調】
ブッシュ(1891-1952):組曲 イ短調Op.16a
ユストゥス・ヴァインライヒ(1858-1927):無伴奏ヴィオラのための3つの組曲【第1番変ホ長調/第2番ホ長調/第3番ト長調】【世界初録音】
ローラント・グラッスル(Va)

録音:2015年7月20-22日/ミュンヘン
マンデルリング四重奏団のヴィオラ奏者として、また近年ソロとしても活動しているローラント・グラッスルが、20世紀初頭に活躍したレーガー、ブッシュ、 ヴァインライヒが作曲した無伴奏ヴィオラのための組曲を収録しました。グラッスルは権威あるライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクールの優勝を はじめ、数々の国際コンクールの受賞歴を誇る逸材。グラッスルが奏でる音色の美しさには定評があります。今回挑んだ無伴奏組曲はグラッスルが最も大 切にしてきたレーガーを中心に満を持しての録音となりました。★最晩年の1915年に書かれたレーガーの無伴奏ヴィオラ組曲 Op. 131dは、レーガーの作風であるJ.S.バッハの様式を模した擬古典的作品といえ、 同年に作曲された無伴奏チェロ組曲 Op.131cと同様にレーガー晩年の傑作です。
アドルフ・ブッシュは、ブッシュ四重奏団のヴァイオリン奏者として活躍。1907年よりレーガーと親交を結び、レーガーの室内楽曲を数多く演奏してき ました。1908年よりボンでフーゴ・グリュータースに作曲を学び、管弦楽曲、合唱曲、協奏曲、歌曲、そして多数の室内楽曲を作曲してきました。作風 としてはレーガーの影響が見られ、ここに収録された組曲でも弦楽器奏者であるブッシュらしい効果的な重音を取り入れながらレーガーを思わせる擬古典 的作風を呈します。
ヴィオラ奏者の新たなレパートリーになること間違いなしといえるのが、ユストゥス・ヴァインライヒによる3つの組曲です。レーガー、ブッシュの作風 とは異なり、ブラームス、メンデルスゾーンを思わせるロマン的で豊かな旋律が魅力的な作品です。随所に散りばめられた技巧的なパッセージとヴィオラ の音域を生かした深みのある旋律は非常に心地よく、ヴィオラ・ファンならずとも必聴の作品と言えましょう。 (Ki)

AU-97722
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80(29’24”)
ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94b(25’11”)
5つのメロディ Op.35b(14’03”)
フランチスカ・ピーチ(Vn;1751年製テストーレ)
デトレフ・アイシンガー(P;シュタイングレーバー)

録音:2015年11月23-25日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
ドイツauditeレーベルより積極的なリリースが続く魅惑のヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチ。前作のグリーグ・アルバム(AU 97707)に続い てのリリースはプロコフィエフに挑みました。4楽章構成のヴァイオリン・ソナタ2篇(第2番は原曲がフルート・ソナタですが、オイストラフからの依頼 により改作されました)は、現在ではプロコフィエフを代表する名作として頻繁に演奏されております。濃厚なフレージングと情熱的な歌い回しが魅力のピー チの演奏でお楽しみください。 東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5 歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11 歳の時にはベルリンでデビューした逸材。その後ニューヨー クのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けました。ソロ 活動の一方、1998年から2002年までヴッパータール交響楽団の第1コンサート・マスターをつとめ多方面で活躍するピーチは、トリオ・テストーレ の創設メンバーとして主要なピアノ・トリオ作品に取り組み、auditeレーベルからリリースされたブラームスのピアノ三重奏曲全集(AU 91668)をきっ かけに注目されはじめました。また近年ではピアノのアイシンガーとともに積極的な演奏活動を展開しております。 (Ki)
AU-97723
サラプティア・ブラス
ダニエル・シュナイダー:ブラス・シンフォニー
オリオール・クルイサン: Brasserie Mediterrania
ペーター・デルピングハウス:4つのバガテル
フェルナンド・モライス:原住民の歌
デリク・ブルジョワ:エアとアトモスフィア Op.367
マルクス・ガイゼルハルト: A Short Story in Brass
ピア・マークソン:Sad Doe Eyes
インゴ・ルイス:「アイ・ガット・リズム」による幻想曲
サラプティア・ブラス

録音:2015年10月25-28日/ドイツ、ブレーメン、センデザール
イツ国立ユースオーケストラの仲間たちで結成された若いブラスアンサンブルによるアルバムです。スイスのジャズ・サックス奏者兼作曲家、ダニエル・ シュナイダーの全5楽章からなるシンフォニーを始め、8曲目を除いたすべてがサラプティア・ブラスの委嘱作品であり、初録音。まさに彼らの「顔」と なる1枚が誕生しました。メンバーは現在、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ケルン・ギュルツェニヒ管、ベルリン・コンツェルトハウス管などにそれ ぞれ在籍、活躍している名手ぞろい。ジャズの和声やラテンのリズム、シンフォニックな構築まで、見事に対応するハイレベルなアンサンブル。ブラスバン ドの可能性、表現力を押し広げる力演が詰まっています。 (Ki)
AU-97724
ブラームス:弦楽五重奏曲第1番 ヘ長調 Op.88
弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.111
マンデルリングQ【ゼバスティアン・シュミット(1Vn)、ナネッテ・シュミット(2Vn)、アンドレアス・ヴィルヴォール(Va)、ベルンハルト・シュミット(Vc)】、
ローラント・グラッスル(Va)

録音:2016年4月25-27日/マリエンミュンスター(ドイツ)
ドイツ屈指のアンサンブル団体、マンデルリング四重奏団。これまでauditeレーベルの看板アーティストとしてショスタコーヴィチ、シューベルト、メン デルスゾーンなど数々の録音をリリースし、それぞれ高い評価を得てきました。期待の高まる新録音はブラームスの弦楽五重奏曲です。
1882年に作曲、同年フランクフルトで初演された弦楽五重奏曲第1番は全体が民謡風でありながら構成が堅実で形式が緻密な作品。明るい美しさ を呈します。一方、1890年に作曲、同年ウィーンで初演された第2番は、もともと交響曲第5番で発想された作品。晩年の作品とは思えないほど男性 的な強さ、元気旺盛な情熱、そして新鮮な創意にあふれています。 マンデルリング四重奏団のアンサンブルは今回も安定感抜群で激情の中にも決して冷静さを欠かない演奏で、名門の名にふさわしい堂々たる演奏を聴か せてくれます。なお、1999年から当団のヴィオラ奏者として活躍したローラント・グラッスルは2015年に退団しました。当録音は退団後初の共演とな ります。新メンバーに迎えられたアンドレアス・ヴィルヴォールはドイツのエアフルトに生まれ。ワイマールの音楽学校を卒業後ヴィオラに転向し、ベルリン・ ハンス・アイスラー高等音楽院にてアルフレート・リプカに師事。また、キム・カシュカシアン、クリストフ・ポッペンなど著名な演奏家から薫陶を得ました。 その後、国際的な音楽祭に出演するほかファウスト・クァルテットのメンバーとして、また2001年よりベルリン放送SO首席奏者として活躍しており ます。今後、マンデルリング四重奏団のメンバーとしての演奏も大注目のヴィオラ奏者です。 (Ki)
AU-97725
サラプティア・ブラス
モンテヴェルディ:歌劇『オルフェオ』より「トッカータ」
ガブリエリ:『サクレ・シンフォニエ』より「Sonata Pian e Forte」 C175
ガーシュウィン(Boris Netsvetaev編):歌劇『ポーギーとベス』より「サマータイム」
ガブリエリ:『サクレ・シンフォニエ』より「Canzon primi toni」 C170
黒人霊歌(Boris Netsvetaev編):「Sometimes I feel like a motherless child」
武満徹:「シグナルズ・フロム・ヘヴン」
ガブリエリ:『サクレ・シンフォニエ』より「Canzon noni toni」 C173
黒人霊歌(Boris Netsvetaev編):「Nobody Knows the Trouble I’ve Seen」
ガブリエリ:『サクレ・シンフォニエ』より「Canzon septimi toni」 C172
デューク・エリントン(Boris Netsvetaev編):『Sacred Concerto No.1』より「Come Sunday」
ガブリエリ:『カンツォーナ集』より「La Spiritata」 C186
黒人霊歌(Peter Dorpinghaus編):「Swing Low」*
サラプティア・ブラス
イェルン・ベルヴァルツ(Tp、ヴォーカル)
ジュリアン・ワッサーファー(フリューゲルホルン)*

録音:2016年6月26-28日
ドイツ国立ユースオーケストラの仲間たちで結成された、若きブラス・アンサンブル「サラプティア・ブラス」によるアルバムです。金管合奏の原点とも 言うべきガブリエリの楽曲を点々と配置し、武満、ガーシュウィン、黒人霊歌などとエコーさせる不思議な構成。楽器の音色が十二分に生かされた、様々な 曲調の音楽を楽しめます。 メルニコフと共にショスタコーヴィチのピアノ協奏曲を録音している名手イェルン・ベルヴァルツも参加しており、トランペットとヴォーカルの二役をこな すという離れ業を見せます。また黒人霊歌ではジャズ畑のトランペッター、ジュリアン・ワッサーファーのたまらないソロが登場します。 (Ki)

AU-97726
フランク&シマノフスキ
シマノフスキ:神話-3つの詩 Op.30
 ロマンス Op.23(6’42”)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ.イ長調
フランチスカ・ピーチ(Vn;1751年製テストーレ)
デトレフ・アイシンガー(P;ベーゼンドルファー)

録音:2016年11月22-24日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
今やauditeレーベルの看板アーティストの一人、美しきヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチ。プロコフィエフ・アルバム(AU 97722)、グリーグ・ アルバム(AU 97707)に続く期待の新録音はフランクとシマノフスキです!前作に続き今回もベルリンのイエス・キリスト教会で収録されました。
ポーランドを代表する作曲家シマノフスキ。ギリシャ神話を題材にとった「神話」はシマノフスキの代表作です。水の精、アレトゥーザの可憐な美しさ に恋してしまう川の神、アルペイオスの官能と小川の流れが見事に表現されており、繊細にして狂気を秘めたシマノフスキの感性が表現した独特な世界が 広がります!ピーチの魅力である色彩感豊かな音色で奏でます。一方のフランクも絶品です。濃厚なフレージングと情熱的な歌い回しでの表現も得意とす るピーチと、端正な演奏が魅力のアイシンガーとの渾身の演奏を聴かせてくれます。
東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11 歳の時にはベルリンでデビューした逸材。その後ニューヨー クのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けました。ソロ 活動の一方、1998年から2002年までヴッパータール交響楽団の第1コンサート・マスターをつとめ多方面で活躍するピーチは、トリオ・テストーレ の創設メンバーとして主要なピアノ・トリオ作品に取り組み、auditeレーベルからリリースされたブラームスのピアノ三重奏曲全集(AU 91668)をきっ かけに注目されはじめました。また近年ではピアノのアイシンガーとともに積極的な演奏活動を展開しております。
AU-97727
ミヨー:弦楽三重奏曲 Op.274
 三重奏のためのソナチネ Op.221b
マルティヌー:弦楽三重奏曲第1番 H 136
 弦楽三重奏曲第2番 H 238
ジャック・ティボー・トリオ【ブルクハルト・マイス(Vn)、ハンナ・ストライボス(Va)、ボグダン・ジアヌ(Vc)】

録音:2017年3月27-29日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
2014年に結成20周年を迎え、さらなる活躍をみせるジャック・ティボー・トリオ。1994年の結成時より演奏機会が少ないながらも三重奏曲の重要 なレパートリーを演奏・録音してきました。当ディスクでは20世紀に活躍したミヨーとマルチヌー(マルティヌー)の作品に挑みました。
フランス6人組の中心人物ミヨーは、新古典派主義の作品の中にもロマンティックな傾向もみせる独特の香りをもつ多作曲家で、なかでも室内楽作品 を多数残しました。ここに収録された2篇はともに1940年代の作品で、第2次大戦を避け渡米したころに作曲されました。ミヨーらしいおしゃれな旋 律が印象的です。 一方、1890年チェコに生まれ、1920年代にパリにて現代音楽の新古典主義に傾倒し、1950年代にアメリカに移住した作曲家マルチヌー。ミヨー 同様あらゆる分野に多数の作品を残しましたが、ここに収録された2篇もマルチヌーの個性を示した秀作です。雄弁な語り口と実に見事なアンサンブルを 聴かせるジャック・ティボー・トリオ、渾身の新録音です!ジャン・クラ、レーガー、ドホナーニ、コダーイの弦楽三重奏曲集(AU 97534)、ベートーヴェ ンの弦楽三重奏曲全集(AU 23430)とあわせてお楽しみください。 (Ki)
AU-97728
サン=サーンス:ピアノ五重奏曲イ短調Op.14
弦楽四重奏曲第1番ホ短調Op.112
クレモナQ【クリスティアーノ・グアルコ(第1Vn;ニコラ・アマテジョヴァンニ・バティスタ・グァダニーニ(1776)、パオロ・アンドレオーニ(第2Vn;アントニオ・テストーレ(1750)、シモーネ・グラマーリャ(Va;ジョアキーノ・トラッツィ(1680-1720)、ジョヴァンニ・スカリオーネ(Vc;ニコラ・アマティ(1712)】
アンドレア・ルケシーニ(P)、アンドレア・ルマーキ(Cb)

録音:2016年3月29-31日ポイリーノ(イタリア)
今やイタリアを代表する若きクァルテット、クレモナ四重奏団。現在ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲録音を遂行中ですが、2016年3月の新録音 ではサン=サーンスのピアノ五重奏曲と弦楽四重奏曲第1番を収録しました。 1855年に作曲されたピアノ五重奏曲はサン=サーンスの大叔母に献呈された作品。ピアノのパートには非常に高度なテクニックを要し、まるでピアノ 協奏曲のような様相を呈します。一方、1899年に作曲された弦楽四重奏曲第1番は後期の傑作のひとつでありながら実演・録音が少ない作品。第1ヴァ イオリンのパートがまるで協奏曲のソリストのように活躍する難曲で、サン=サーンスらしい高音域に及ぶアルペッジョやオクターヴなど華やかな旋律が魅 力的です。情熱にあふれたクレモナ四重奏団がこの2作品を煌びやかに演奏しています。イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレの両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継 ぐ若手実力派で世界が注目しています。イタリアらしい明るく非常にクリアな発音が魅力の一つで、個々の音色が見事に溶け合った驚くべきアンサンブルと して現代最高の呼び声高い四重奏団といえます。なお、当団は作品に合わせて使用楽器を変えているところにも注目です。当録音では第1ヴァイオリンの グアルコが奏でる名器グァダニーニを筆頭に他のメンバーも歴史的名器を使用しております。 ピアノのアンドレア・ルケシーニはミラノ・スカラ座ディーノ・チアーニ国際コンクールで優勝し世界的な注目を集めました。以来、シノーポリ、アバド、シャ イーなどの指揮者の指名のもと数々のオーケストラと共演してきました。近年はソロ活動の一方、室内楽作品への取り組みも積極的で、ヴァイオリニスト 渡辺玲子やチェリスト、マリオ・ブルネロなど、名だたる演奏者との共演を誇ります。 (Ki)
AU-97730
古楽の忘れられしアヴァンギャルド
H.アルバート:前奏曲第1番、ワルツ・ファンタジー
アルカデルト:アヴェ・マリア
バッハ:教会カンタータ第106番『神の時こそいと良き時』 BWV106より「ソナティーナ」
ビゼー:組曲『アルルの女』第1番より「メヌエット」
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番〜第3楽章「葬送行進曲」
デュラン:シャコンヌ Op.62
プレイエル:ポロネーズ
ラモー:サラバンド
コレッリ:コレンテ
モーツァルト:メヌエット
スケル:「Ein Abend auf dem Priesberg」
カレンバッハ:「Der Schlaftrunk: Spinnlied」
作者不詳:「Erchinger Jagd-Marsch」「Marsch」「Quand mon mari alloit a la guerre」「Rheinlander」「Tyrolienne」
「Konig-Ludwig-Lied」、ほか
アンサンブル・アルチンボルド、
ティロ・ヒルシュ(指 &トロンバ・マリーナ)

録音:2016年7月8-10日/リーエン(スイス)
リコーダー、トロンバ・マリーナ、打楽器のアンサンブル、「アンサンブル・アルチンボルド」が奏でる “忘れられしアヴァンギャルド” の世界。バッハ、コレッ リ、ラモー、モーツァルト、ビゼーといったルネサンスからロマン派までの作品やバイエルンの伝承曲など、4つのリコーダーとボーゲンギターレ、トロンバ・ マリーナ、ティンパニのアンサンブルにアレンジ。いわばワールドミュージックの香りを放ち、躍動感に満ちたリコーダーの超絶を楽しむことができます。ティ ロ・ヒルシュが弾きぶりでのトロンバ・マリーナの音色も注目。アンサンブル・アルチンボルドの卓越したリコーダーが見事な演奏を披露しております。
AU-97729
ジートラツェク〜ヘンデルを歌う
9つのドイツ・アリア集より「歌え、霊魂よ、神を称えて」HWV206
9つのドイツ・アリア集より「甘く香る竜涎香の花びらよ」HWV204
ブロッケス受難曲HWV48より「裂けよ、私の心」
9つのドイツ・アリア集より「快い静けさ」HWV205
ブロッケス受難曲HWV48より「私の罪悪は綱であり」
ブロッケス受難曲HWV48より「拭き取ってください、刺激的な灰汁の涙を」
9つのドイツ・アリア集より「私の霊魂は見ることで聴く」HWV207
9つのドイツ・アリア集より「快い茂みの中で」HWV209
9つのドイツ・アリア集より「きらきら揺れ動く波の輝きは」HWV203
9つのドイツ・アリア集より「お前たち暗い墓穴から」HWV208
ブロッケス受難曲HWV48より「罪よ、恐れ、怯えて」
ブロッケス受難曲HWV48より「熊の手、ライオンの爪も彼らの激怒にも反して思い切ってしなかったことを」
9つのドイツ・アリア集より「燃えるようなバラの花、大地の飾り」HWV210
ブロッケス受難曲HWV48より「イエス!イエス、あなたを我々の魂と結婚させて下さい」
9つのドイツ・アリア集より「先の日を空しく思い煩うことで」HWV202
イーナ・ジートラツェク(S)
ヴォルフガング・カチュナー、
ラウテン・カンパニー

録音:2016年6月20-22日/イエス・キリスト教会(ドイツ)
前作「おどけた幸運」(AU 92703)で注目されたソプラノ歌手、イーナ・ジートラツェクが、ヘンデルの9つのドイツ・アリア集とブロッケス受難曲 からの抜粋を収録しました。澄み切ったピュアな歌声が魅力のジートラツェクは、現在ドイツを中心に活躍する古楽ソプラノで、今回はヴォルフガング・カチュ ナー率いるラウテン・カンパニーとの共演しました。当団はヘンデルのオペラとオラトリオのアリアを管弦楽編曲したアルバムなど、数多くのタイトルをリリー スしているだけに理想の共演といえ、ジートラツェクと実に見事なアンサンブルを披露しております。 (Ki)
AU-97732
ヴァイオリンとコントラバスのための二重奏曲
ペンデレツキ(1933-):協奏的二重奏曲〜ヴァイオリンとコントラバスのための(2011)
ユン・イサン(尹伊桑)(1917-1995):Together〜ヴァイオリンとコントラバスのための(1989)
ヤーコ・クーシスト(1974-):Minio Op.23(2012)
エルッキ=スヴェン・トゥール(1959-):Symbiosis(共生)(1996)
アルフレート・フーバー(1962-):(Re)Actio Op.18(2012)
ジェルジュ・クルターグ(1926-):「人は花にすぎない」(ミヤコに)(2000)
ヴォルフガング・リーム(1952-):ダイアド〜ヴァイオリンとコントラバスのための(2011)
エリナ・ヴァハラ(Vn)
ニーク・デ・グロート(Cb)

録音:2017年1月9-11日/ライプニツ・ザール(ハノーファー・コングレス・セントラム)
「すべての楽器には音色、技術、精神、それぞれの面でアイデンティティがある……」。多くの作曲家が関心を寄せるようになってきた、室内楽の楽器としてのコントラバスとスター楽器であるヴァイオリン。フィンランドの魅惑のヴァイオリニスト、エリナ・ヴァハラとオランダのコントラバス奏者、ニーク・デ・グローンのふたりが、ヨーロッパと韓国の作曲家が作曲した「個人的なテーマ」を扱ったヴァイオリンとコントラバスのためのデュオ作品、7篇を録音しました。
ペンデレツキの《協奏的二重奏曲》は、《聖ルカ受難曲》《ポーランド・レクイエム》といった大規模で告白的な作品から離れた彼が、独奏作品や室内楽曲を書くようになったころにアンネ=ゾフィー・ムターから委嘱されて書いた作品です。また、ユン・イサンの《Together》は曲名が示すとおり、ふたつの楽器が対等な役割を担う作品で1989年に作曲されました。フィンランドのヴァイオリニスト、ヤーコ・クーシストは、ラハティ交響楽団のコンサートマスターを経験、作曲家、指揮者としての活動が増えてきました。彼の作曲した《Minio》は、ジョン・アダムズの音楽も投影された神秘的な響きの作品。エストニアのエルッキ=スヴェン・トゥールは、ヴァイオリンとコントラバスのデュオを「超楽器」とみなして《共生》を作曲しました。
このほか、1991年と2003年の二度のイラク戦争を背景にもつという〈戦争(Krieg)〉と〈平和(Frieden)〉の2楽章からなる、オーストリアのアルフレート・フーバーの《(Re)Actio》、ハンガリーのクルターグが「人も音楽も、花の移ろい」のメッセージをこめた《Viragazember(forMiyako)(人は花にすぎない(ミヤコに))》、そして「アダージョ」のエピソードに心の歌が歌われるヴァイオリンとコントラバスの対話を書いたヴォルフガング・リームの《ダイアド(Dyade)》が収録されております。各作曲家の個性のあらわれた興味深いアルバムがここに完成しました。
音の良さでも知られるauditeレーベル。社主にしてトーンマイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による録音であることも注目です。ヴァイオリンの高音からコントラバスの低音まで堪能することができ、オーディオ・ファンにもおすすめの内容です。
エリナ・ヴァハラは、ラハティ交響楽団のコンサートでデビューしました。ソリスト、室内楽奏者として活躍。フィンランド、ヨーロッパ、アメリカのオーケストラと共演、日本を含むアジアや南米のツアーに同行してきました。カールスルーエの音楽大学で教授を務めています。共演のニーク・デ・グロートは、王立コンセルトヘボウ管弦楽団をはじめとする首席奏者を経て、2006年からソリスト、室内楽奏者として活動、エッセンの芸術大学のシニア教授を務めています。

AU-97733
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19
ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.63
フランチスカ・ピーチ(Vn)
クリスティアン・マチェラル(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:2017年3月13-16日/イエス・キリスト教会(ベルリン・ダーレム)
東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5 歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11 歳の時にはベルリンでデビューした逸材。その後ニューヨー クのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けました。ソロ 活動の一方、1998年から2002年までヴッパータール交響楽団の第1コンサート・マスターをつとめ多方面で活躍するピーチは、トリオ・テストーレ の創設メンバーとして主要なピアノ・トリオ作品に取り組み、auditeレーベルからリリースされたブラームスのピアノ三重奏曲全集(AU 91668)をきっ かけに注目されはじめました。また近年ではピアノのアイシンガーとともに積極的な録音が続いており、フランク&シマノフスキ(AU 97726)、プロコフィ エフ(AU 97722)、グリーグ(AU 97707)のアルバムをリリースしております。

AU-97734
ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「ソロモン」
ドヴォルザーク:森の静けさ B.182
チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
マルク・コッペイ(Vc;ゴフリラー(1711年製))
キリル・カラビツ(指)ベルリン・ドイツSO

録音:2016年8月29日-9月1日/ベルリン
コッペイはストラスブール生まれ。パリ国立高等音楽院で学んだ後、18歳でJ.S.バッハ国際コンクールにおいて優勝し一躍世界から注目を集める ことになりました。その後のキャリアは華々しく、ソリストとしてはインバル、クリヴィヌ、ギルバート、佐渡裕などの指揮者と共演。室内楽奏者としてのキャ リアも充実しており、ピリス、ベロフ、デュメイ、ムローヴァ、パユなどから厚い信頼を得ております。またイザイ弦楽四重奏団(1995年から2000年) のメンバーとして数多くの録音を残しております。現在はパリの国立高等音楽院で教鞭を執るほか、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の 幅をさらに広げており、手兵と共演したハイドン&C.P.Eバッハのチェロ協奏曲集(AU 97716)では高い評価を得ております。
ユダヤ民族主義の立場を強調した作曲家、ブロッホ(1880-1959)のヘブライ狂詩曲「ソロモン」は、標題的にソロモン(古代ユダヤ王国最盛期の王) を扱ったものではなく、ユダヤの象徴として題名を選んだ作品です。ブロッホの代表作「ニーグン」と並び、ユダヤ民族主義が最も強烈に発揮された当作 品は非常に印象的な旋律をチェロが奏で、オーケストラと壮大な世界を作り上げます。
満を持しての録音となったドヴォコン。「ドヴォルザークのチェロ協奏曲を録音するのが夢だった」と語るコッペイは理想の共演者、録音環境で最高のコ ンディションで実現することができました。一音一音、端正で伸びやかに奏でる愛器ゴフリラーの音色に聴き惚れてしまいます。カラビツの好サポートの もと、現在の充実ぶりをうかがい知ることのできるコッペイの熱演をお楽しみください。 (Ki)

AU-97738
ボレット/未発表スタジオ録音第2弾
リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
 ピアノ協奏曲第2番イ長調
 巡礼の年第2年「イタリア」〜ペトラルカのソネット第47番/第104番/第123番#
ワーグナー(リスト編):「タンホイザー」序曲#
ホルヘ・ボレット(P)
ローレンス・フォスター(指)、
エド・デ・ワールト(指)*
ベルリンRSO

録音:1971年11月30日、1982年12月19日*/ベルリン・ラジオハウス・ゼンデザール(ライヴ)、
1973年10月8日RIAS放送スタジオ10#
ホルヘ・ボレット(1914-1990)はキューバ出身のアメリカのピアニスト。大柄な技巧と濃厚な表現による19世紀風ピアノ演奏でファンの多い巨匠。 独特のコクのある音色を持ち、たっぷりと歌われたリストやショパンは絶品でした。ボレットはゴドフスキに学んだ後、ラフマニノフの従兄でリストとチャ イコフスキーの愛弟子だったジロティに師事して仕上げた、まさに血統書付のピアノDNAを持っています。しかしずっと不遇で、1970年代になりようや く世界的な注目を集め、Deccaを中心に録音を残しました。
このアルバムはその注目を集めた時期のものですが、いずれも世界初出。当時最先端だった西ドイツの放送局のクオリティにより奇跡的な状態で収録さ れていました。それをaudite社主ベッケンホーフが細心のマスタリング技術で、驚異的な世界が蘇りました。 よりも嬉しいのがリストのピアノ協奏曲第1番と2番。ボレットは両曲を1979年にジンマン指揮ロチェスター・フィルとVoxに録音、第1番は 1960年のEVERST盤やPYE盤がありますが、円熟度、オーケストラの質いずれもの点で、この録音は決定盤と申せましょう。リスト直系の物凄いヴィ ルトゥオジティと絶妙な歌い回しに聴き惚れさせられ、公開収録ならではの聴衆の熱気とボレットのノリも感じられます。
「ペトラルカのソネット」全3曲は1980年代にDeccaの録音がありますが、これはそれより9年前のもので、若々しい覇気に満ちていて魅力的。さ らに凄いのはリスト編曲によるタンホイザー序曲。彼はラスト・コンサートでも同曲を弾くほど愛着を示しましたが、この演奏は技巧、音楽の大きさ、ピ アノの音色の美しさ等充実度満点、凄すぎる内容となっています。ピアノ好きならば心から興奮させられること間違いない稀有の現象です。 (Ki)
AU-97739
ロシアの名曲をオルガンで
ショスタコーヴィチ(ソフィー・レゾー編):弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 Op.110
プロコフィエフ(ソフィー・レゾー編):「束の間の幻影」 Op.22より抜粋
ラフマニノフ(ゴードン・ボルチ・ネヴィン編):前奏曲 ト短調 Op.23-5(5’05”)
チャイコフスキー(レジナルド・ゴス=カスタード編):くるみ割り人形 Op.71より『あし笛の踊り』
リムスキー=コルサコフ(ソフィー・レゾー編):シェヘラザード Op.35
チャイコフスキー(ソフィー・レゾー編):白鳥の湖 Op.20より『情景』
ラフマニノフ(フレデリック・G・シン編曲):前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2『鐘』
ソフィー・レゾー(Org;カヴァイエ=コル製作)

録音:2017年8月2-4日/サントメール大聖堂
フランス、サントメール大聖堂の正オルガニストのソフィー・レゾーが、ロシアの名曲をオルガンで演奏した興味深いアルバムがリリースされます。収録 作品はショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番、プロコフィエフの「束の間の幻影」からの抜粋、ラフマニノフの前奏曲、チャイコフスキーの『情景』『あ し笛の踊り』、そして、リムスキー=コルサコフのシェヘラザードと充実の選曲です!
まずレゾー編曲によるショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番の演奏で驚かされます。D-S(Es)-C-Hの音形が全曲のテーマとして現れる当作品です が、レゾーは各楽章でストップを変え立体的に演奏しております。第2楽章の畳み掛けるようなフレーズも圧巻です。K.バリモントの序詩に基づく、プロコフィ エフの束の間の幻影。レゾーは20の小品のうち9曲を抜粋し編曲しました。色彩感豊かに演奏しております。この他、どの作品でも楽器の王様パイプオ ルガンでロシアの名曲を奏でております。
ソフィー・レゾーは数々の国際コンクールの入賞歴を誇り、ナイメーヘン国際オルガン・コンクール優勝(オランダ/1992年)やトゥールーズ国際オルガン・ コンクール第2位(フランス/1996年)などで注目を集めました。その後、フランスを中心に演奏活動を続けておりますが、演奏楽器の中心はカヴァ イエ=コル製作のオルガンで、正オルガニストをつとめるサントメール大聖堂はもちろんのこと、ノートルダム大聖堂(パリ)、マドレーヌ寺院(パリ)、サ ンセヴラン教会(パリ)に据え付けられた名器を演奏してきました。カヴァイエ=コルの楽器を熟知したレゾーだからこそのレジストレーションで各作品の 魅力を絶妙に引き出した驚きの演奏を聴くことができます。 (Ki)
AU-97740
アメリカ
ライナグル:ピアノ・ソナタ第1番ニ長調「フィラデルフィア」
マクダウェル:森のスケッチOp.51〜野ばらに寄す/睡蓮に寄す
 12の技巧的練習曲〜無窮動/3月の風
 ニューイングランド牧歌Op.63(全10曲)
アンタイル:ジャズ・ソナタ
アイヴズ:3ページ・ソナタ
セッションズ:私の日記から(全4曲)
ウルリヒ・ロマン・ムルトフェルト(P/スタインウェイD)

録音:2016年5月24-26日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
1970年フランクフルト・アム・マイン生まれのピアニスト、ウルリヒ・ロマン・ムルトフェルト。ヴェロニカ・ヨッフムやハルトムート・ヘルに師事し、 コンサート・ピアニストとして活躍するかたわら、2003年には生物学者の証も受けている知性派。バッハから現代音楽までレパートリーは広く、初演も 多く行っています。 このアルバムはアメリカのピアノ曲を集めたアンソロジー第2弾。興味深いのはモーツァルトと同年生まれのアレクサンダー・ライナグル(1756-1809) のピアノ・ソナタ。オーストリア人としてイギリスに生まれ、1786年にアメリカへ移民した作曲家。50篇のオペラを作曲しながらも、すべて1820年の 火災で焼失したとされます。ピアノ・ソナタは 4 作が現存し、その第 1 番には「フィラデルフィア」と題されています。アメリカ的というよりは C.P.E バッ ハかハイドンを思わせる多感様式で、アメリカにこんな古典派的作品があった事実に驚かされます。 また、かつてはピアノ・アルバムの定番だったマクダウェルの「野ばらに寄す」ひさびさの新録音が大歓迎。美しいピアノの響きがアウディーテならでは の録音の良さでゾクゾクするほど魅力的。1分47秒で終わってしまうアンタイルのジャズ・ソナタ、短いながら恐ろしく難しいアイヴスのソナタなどいずれ も個性的。アメリカのピアノ音楽を再認識できます。 (Ki)

AU-97754
プロコフィエフ:革命20周年のためのカンタータOp.74 キリル・カラビツ(指)
エルンスト・ゼンフcho
ワイマール・ドイツ国民劇場、
エアフルト空軍音楽隊

録音:2017年8月23日/ワイマール・ホール(ライヴ)
プロコフィエフの作品中でも、前代未聞のキテレツな一篇「革命20周年のためのカンタータ」。1937年に作曲されましたが、あまりに大編成すぎる ため記念年に初演されることもなく、今日でも演奏機会は極めて稀です。
4管の大オーケストラに加え混声合唱、軍楽隊にアコーディオン合奏、さらにモスクワ放送の効果音部隊までを駆使し、さらに革命シーンでは機関銃 の乱射まであり、祝祭音楽ながらプロコフィエフ本来のアヴァンギャルドな天才性を完全に発揮しています。
2016年にゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団が日本初演を行い、一部で非常な話題となりましたが、完全な録音はヤルヴィ盤しかなく、 このカラビツ盤の登場は大歓迎と申せましょう。 多数の出演者のみならず、カンタータとはいえ合唱の歌詞もカール・マルクスの「共産党宣言」冒頭から始まり、レーニン、スターリンの演説を聖書の 詩句のように用いているのが時代の異常性を示しています。雪解け後はこのスターリンの詩が問題となり、上演の機会を失いました。しかし音楽自体はプ ロコフィエフならではの機知に富み、親しみやすいメロディと強烈な音響であきさせません。 1976年生まれのカラビツはスターリンの暗黒時代を知らないため、作品をきわめて客観的に音楽的興味を前面に解釈して充実した世界を創り上げて います。曲中、レーニンの演説をメガホンでがなり立てる指示がありますが、何とカラビツ自身がロシア語で行っているのも注目。全員が大真面目でこの 珍作を力演しています。auditeならではの高音質録音で、大編成の複雑な音の綾がクリアに再現されます。

KKC-4070
バッハ(レーガー編):ブランデンブルク協奏曲第5番(連弾)
バッハ(クルターク編):コラール前奏曲〜神の時こそいと良い時
 主よ、深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる
 おお神の子羊よ、罪なくして(連弾)
ツィンマーマン:モノローグ(2台ピアノ)
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲2台ピアノ)
ピアノ・デュオ・タカハシレーマン【高橋礼恵、ビョルン・レーマン】

録音:2016年3月1-3日/マリーエンミュンスター・コンツェルトザール

※日本語帯・解説付
日本人の高橋礼恵とドイツ人ビョルン・レーマン夫妻による実力派ピアノ・デュオ最強のアルバム第3弾。これまで原曲と編曲の関係にこだわってきま したが、今回は「すでに存在している楽曲を作品の中に組み入れた音楽」をテーマにしています。
クルタークによるバッハのコラール前奏曲は、全く現代的な要素はない美しく効果的な連弾編曲ですが、「おお神の子羊よ、罪なくして」でトリッキーな オルガン的響きに驚かされます。
ツィンマーマンの「モノローグ」は2台のピアノと大編成のオーケストラのために書かれた作品の編曲ですが、複数のテンポが同時進行する超難物。 メインはレーガー編曲によるブランデンブルク協奏曲第5番。レーガーはバッハの精神的後継者の筆頭ゆえ、またとない仕事と言えます。レーガーはピ アノの名手で、ピアノ曲も数多く作曲しているにもかかわらず、この編曲は効果を追求してピアニズムを無視した机上の空論的なもので、「生身の人間が気 楽に弾ける」ものではありません。指定のテンポ、指定の音価を厳守するのは非常に困難ですが、それができれば目の覚めるような効果を発揮できると されています。高橋礼恵&ビョルン・レーマンはまさにそれを実現しました。快適なテンポ、錯綜する声部を連弾で相手の手の下をくぐる曲芸のようなこ とまで駆使、さらに第1楽章の長いカデンツァでの輝かしいヴォルトゥオーゾぶりなど、ピアノ好きが聴けば鳥肌が立つほど興奮させられます。これだけ でも欲しくなるアルバムです。 ※国内品番のみのご案内となります。 (Ki)

LP
AU-82501(1LP)
グリーグ:管弦楽作品集Vol. 1/オードラン
[side A]23’26”
「ペール・ギュント」第1組曲Op.46
交響的舞曲集Op.64〜第1番
[side B]24’53”
交響的舞曲集Op.64〜第2番、第3番&第4番
アイヴィン・オードラン(指)
ケルンWDR響

録音:2010年10月4-8日/ケルン・フィルハーモニー(デジタル・セッション)[WDR制作]
ノルウェーが生んだ大作曲家グリーグの管弦楽曲全曲を、ベルゲン育ちの指揮者オードランがケルンWDR響を率いてレコーディングするauditeのシ リーズは、グリーグの音楽語法のつぼを押さえた音楽作りと優秀な録音で評判を呼んでいます。 SACDハイブリッド盤仕様による全5巻がまもなく完結予定ですが、このたび楽曲を厳選してアナログ・レコードでもリリースがスタート。アナログ盤第 1集には、「ペール・ギュント」第1組曲と、交響的舞曲集の2作品が収められています。SACDハイブリッド盤第1集に収録されていた残りの作品、「ペール・ ギュント」第2組曲とリカルド・ノルドロークの思い出のための葬送行進曲は、組曲「ホルベアの時代より」と鐘の音(ザイドル編曲)とのカップリングで、 2014年11月にリリースされる予定です。 「ペール・ギュント」のなかの「朝」や「オーゼの死」で聴かれる、美しくみずみずしい弦楽器の質感と厚みは、レコードならではの魅力にあふれたもので、 auditeがあえてアナログ化するこだわりがわかるような気がします。  また、グリーグと同じノルウェー出身の画家エドヴァルト・ムンクの「魅惑の森」(1903年頃)をアレンジしたジャケットも、LPのおおきなサイズだか らこそよく映えます。 DMM(ダイレクト・メタル・マスターカット)。180グラム重量盤仕様。三方見開きジャケット入り。 (Ki)
AU-82502(1LP)
グリーグ:管弦楽作品集Vol. 2/オードラン
「ペール・ギュント」第2組曲op. 55
リカルド・ノルドロークの思い出のための葬送行進曲 EG 107
組曲「ホルベアの時代より」op.40
鐘の音 op.54-6(ザイドル編)
アイヴィン・オードラン(指)ケルンWDR響

録音:2009年8 & 9月/ケルン・クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(op.40)、
2010年10月(op.55 & EG 107)& 2012年10月(op.54)/ケルン・フィルハーモニー(デジタル・セッション)[WDR制作]
ノルウェーが生んだ大作曲家グリーグの管弦楽曲を、同じベルゲン育ちの指揮者オードランがケルンWDR響を率いてレコーディングしたauditeのシリー ズは、グリーグの音楽語法のつぼを押さえた音楽作りと優秀な録音で評判を呼んでいます。  SACDハイブリッド盤仕様と並行してスタートした、こだわりのアナログ・レコードによるシリーズ第2集には、第1集の第1組曲に引き続き「ペール・ギュ ント」第2組曲のほか、グリーグが何にもまして極めたジャンルとされる弦楽オーケストラ用作品の代表格、組曲「ホルベアの時代より」が収録されてい るのも注目です。  ぬくもりを感じさせる質感など、弦楽器の再生に向いているともいわれるアナログ・レコードですが、ここでグリーグが粋を凝らした透明感高音から絶 妙に表情を変えてゆくゆたかな中低域まで、その鳴りっぷりは興味の尽きないところでもあります。 DMM(ダイレクト・メタル・マスターカット)仕様。三方見開きジャケット入り。 (Ki)


AU-87101(14LP)
輸入盤
2016年末までの限定特価

KKC-1011(14LP)
国内盤
日本語解説付き

完全限定生産
フルトヴェングラー/RIAS録音集

■LP:1
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
■LP:2
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
■LP:3
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
■LP:4
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
■LP:5&6
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 
■LP:6&7
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
■LP:8&9
ブルックナー:交響曲第8番
■LP:10
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
■LP:10&11
シューベルト:交響曲第9番「グレート」
■LP:12
ブラームス:交響曲第4番
■LP:13
ブラームス:交響曲第3番
■LP:13
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
■LP:14
ブラームス:交響曲第3番
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死*
全て、ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO
■LP:1
録音:1947年5月25日
■LP:2
録音:1947年5月25日
■LP:3
録音:1954年5月23日
■LP:4
録音:1954年5月23日
■LP:5&6
録音:1950年6月20日
■LP:6&7
録音:1952年12月8日
■LP:8&9
録音:1949年3月15日
■LP:10
録音:1953年9月15日
■LP:10&11
録音:1953年9月15日
■LP:12
録音:1948年10月24日
■LP:13
録音:1949年12月18日
■LP:13
録音:1950年6月20日
■LP:14
録音:1954年4月27日、1954年4月27日*

●国内盤特典:日本語解説&フルトヴェングラーの戦後ベルリンフィル復帰公演(1947.5.25)のプログラム付き<レプリカ>
2009年、AuditeがRIASに眠っていたオリジナルテープ(76cm/sec)から細心のマスタリングでCD化したフルトヴェングラー・コンプリートRIASレコーディングズのCDBOXは驚異的なセールスを記録し、今までの海賊盤やコピーテープからCD化されたものを市場から駆逐してしまった感がありますが、オリジナルテープの音をアナログで聴きたいという世界中からの要望にこたえ、ドイツ・オーストリアの交響曲を中心に180gの重量盤14枚組で発売。
エロイカの第1楽章、葬送行進曲、「グレート」の第1楽章、第2楽章、ブルックナーの各楽章は各1面を使っての音質にこだわりぬいたLPでございます。50年代、60年代、70年代とアナログLPは完成の域に達し、DGやALP品番のLPで私たちはフルトヴェングラーの芸術を聴いてきたわけですが、今回、AUDITEがRIASに眠っていたオリジナルテープ(76cm/sec)から最新のマスタリングでアナログLP化したこのBOXセットはいまだかつてない、フレッシュで古臭くない音で巨匠の至芸を堪能させてくれます。アナログならではの分厚く野太い音、それでいてフレッシュでクリアーな音質にフルトヴェングラーの演奏の素晴らしさに改めて目を開かされた思いがいたします。 (Ki)
★限定生産の国内盤は販売終了となりましたが、輸入盤(日本語解説・特典なし)は入手可です。


KKC-1052(2LP)
日本語帯・解説付
限定盤
税込定価


AU-80461(2LP)
輸入盤
日本語帯・解説なし

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
LP-1 A面 第1楽章(18’38”)
LP-1 B面 第2楽章(12’09”)
LP-2 A面 第3楽章(19’49”)
LP-2 B面 第4楽章(25’56”)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
エリザ・カヴェルティ(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)
オットー・エーデルマン(Bs)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
フィルハーモニアO
ルツェルン祝祭Cho

ライヴ録音:1954年8月22日ルツェルン・フェスティヴァル(モノラル)
※180g重量盤
フルトヴェングラー歿後60周年として2014年にアウディーテ・レーベルよりリリースされたフルトヴェングラーの1954年8月22日のルツェルン・ ライヴがついにLPで登場します!放送局のオリジナルのマスターテープを確かな技術で定評のあるアウディーテの社主でトーン・マイスターのルトガー・ ベッケンホーフ氏が丁寧に採録したことにより驚くべき音質で聴くことができます。独パラス社によるプレス、180gの重量盤で聴くフルトヴェングラーの 名演はCDとはまた違う味わいがあり、オリジナルテープからの初LP化は鮮烈で濃厚な音質に驚かされます。平林直哉氏による日本語解説ではLP盤で 聴く当演奏についての魅力を中心に書きおろしております。 (Ki)

KKC-1083(14LP)
日本語帯付
日本語解説なし

フルトヴェングラーRIAS録音選集

■LP:1
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
■LP:2
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
■LP:3
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
■LP:4
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
■LP:5&6
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 
■LP:6&7
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
■LP:8&9
ブルックナー:交響曲第8番
■LP:10
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
■LP:10&11
シューベルト:交響曲第9番「グレート」
■LP:12
ブラームス:交響曲第4番
■LP:13
ブラームス:交響曲第3番
■LP:13
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
■LP:14
ブラームス:交響曲第3番
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死*
全て、ウィルヘルム・フルトヴェングラー(指)BPO

■LP:1
録音:1947年5月25日
■LP:2
録音:1947年5月25日
■LP:3
録音:1954年5月23日
■LP:4
録音:1954年5月23日
■LP:5&6
録音:1950年6月20日
■LP:6&7
録音:1952年12月8日
■LP:8&9
録音:1949年3月15日
■LP:10
録音:1953年9月15日
■LP:10&11
録音:1953年9月15日
■LP:12
録音:1948年10月24日
■LP:13
録音:1949年12月18日
■LP:13
録音:1950年6月20日
■LP:14
録音:1954年4月27日、1954年4月27日*
2011年11月にリリースされたフルトヴェングラーのRIAS録音選集LP-BOX(KKC-1011 廃盤)。これはauditeがRIASに眠っていたオリジナルテー プ(76cm/sec)から最新のマスタリングでアナログLP化したこのBOXセットはいまだかつてない、フレッシュで古臭くない音で巨匠の至芸を堪能させ てくれました。今回同内容のBOXをお求めやすい価格で再登場。アナログならではの分厚く野太い音、それでいてフレッシュでクリアーな音質にフルトヴェ ングラーの演奏の素晴らしさに改めて目を開かされた思いがいたします。※以前リリースされた国内盤(KKC-1011)に付属した日本語解説及び特典の プログラム(レプリカ)はつきません。 (Ki)


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