湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Profil
(ドイツ)


Hanssleの社長だったギュンター・ヘンスラー氏が、退社後に立ち上げたレーベル。シューリヒト、ヴァント、テンシュテットなど、巨匠級アーチスト放送音源を主としていますが、現役の気鋭のアーチストの録音も見逃せません。



※品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
PH-03001
カール・シュターミッツ:ヴィオラ・ダモーレ協奏曲第1番ニ長調
ヴィオラ・ダモーレ協奏曲第2番ニ長調
ヴィオラ・ダモーレと伴奏合奏によるソナタ 変ホ長調
グンター・トイフェル(ヴィオラ・ダモーレ)
トーマス・ファイ(指)ハイデルベルクSO
録音:2002年12月、2003年1月
モーツァルトとほぼ同世代の作曲家、カール・シュターミッツ(1756-1801)のヴィオラ・ダモーレ作品集。渋い中に独特の艶やかさがあるヴィオラ・ダモーレの音色がとても心地よい。グンター・トイフェルはシュトゥットガルト放送交響楽団のヴィオラ奏者で、珍しいヴィオラ・ダモーレの演奏家としても知られている。ファイの伴奏も古楽的要素を取り入れて巧いものです。  (Ki)
PH-04002
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集Vol.1
第5番ニ長調K.175/第6番変ロ長調K.238/
第8番ハ長調K.246
ルドルフ・ブッフビンダー(P,指)
ウィーンSO
PH-04003
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集Vol.2
第9番変ホ長調K.271/第19番ヘ長調K.459
ルドルフ・ブッフビンダー(P,指)
ウィーンSO
PH-04004
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集Vol.3
第11番ヘ長調K.413/第12番イ長調K.414/
第13番ハ長調K.415
ルドルフ・ブッフビンダー(P,指)
ウィーンSO
PH-04005
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集Vol.4
第14番変ホ長調K.449/
第15番変ロ長調K.450/第16番ニ長調K.451
ルドルフ・ブッフビンダー(P,指)
ウィーンSO
PH-04006
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集Vol.5
第17番ト長調K.453/第18番変ロ長調K.456
ルドルフ・ブッフビンダー(P,指)
ウィーンSO
PH-04007
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集Vol.6
第20番ニ短調K.466/第21番ハ長調K.467
ルドルフ・ブッフビンダー(P,指)
ウィーンSO
PH-04008
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集Vol.7
第22番変ホ長調K.482/第23番イ長調K.488
ルドルフ・ブッフビンダー(P,指)
ウィーンSO
PH-04009
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集Vol.8
第24番ハ短調K.491/第25番ハ長調K.503
ルドルフ・ブッフビンダー(P,指)
ウィーンSO
PH-04010
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集Vol.9
第26番ニ長調K.537「戴冠式」/第27番変ロ長調K.595
ルドルフ・ブッフビンダー(P,指)
ウィーンSO
PH-04011(9CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲全集 BOX ルドルフ・ブッフビンダー(P,指)
ウィーンSO
※PH-04002〜04010のセット
PH-04012
モーツァルト:3台のピアノの為の協奏曲 ヘ長調 K.242
2台のピアノの為の協奏曲 変ホ長調 K.365
2台のピアノの為のソナタ ニ長調 K.448
ヴォルフガング・ブルンナー(Fp)(指)
フローリアン・ビルザク、
レオノーレ・フォン・シュトラウス(Fp)
ザルツブルガー・ホーフムジーク
録音:2003年7月2-3日、9月27日
複数のフォルテピアノを用いたモーツァルトの作品集。ブルンナーとビルザクは共にウィーン、アントン・ワルター製フォルテピアノのコピーを使用。シュトラウスはケンニッケ製のコピーを使用。ウィーン流儀のメカニックが生み出す雅な音色が複数呼応しあう演奏は至福のひと時となりましょう。ザルツブルガー・ホフムジーク(直訳すれば、ザルツブルグ宮廷楽団)のスッキリとした音楽作りも好ましいものです。  (Ki)
PH-04013
モーツァルト:ミサ ハ長調 K.257「大ミサ」 、他 バーバラ・シュリック(S)
エリカ・シュミット=ヴァレンティン(A)
クレメンス・ビーバー(T)
トーマス・クヴァストホフ(Br)
クラウス・クヌッベン(指)
ケルン・ギュルツェニヒCO
リンブルク大聖堂少年cho
PH-04015
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21*
幻想曲 ヘ短調Op.49*
レスピーギ:交響詩「ローマの松」+
シューラ・チェルカスキー(P)
ルドルフ・ケンペ(指)RPO
原盤:RAEDER'S DIGEST
録音:1966年*、1964年
PH-04016
シューベルト:ミサ第6番変ホ長調 D.950 カミッラ・ニールンド(S)
メヒトヒルト・ゲオルク(A)
アンドレアス・ワーグナー、
アンドレアス・シューリスト(T)
ヨハネス・マンノス(Bs)
ハイコ・ジーメンス(指)ミュンヘンSO
ミュンヘン・モテットcho
PH-04017(2CD)
ヨゼフ・シュミット〜生誕百周年記念アルバム ヨゼフ・シュミット(T)
PH-04019
ヴィヴァルディ:グローリア RV.589(*)
サルヴェ・レジナ RV.617+
スターバト・マーテル RV.621#
マルタ・フィローヴァ(S)*
マルタ・ベナコヴァー(Ms;*)
タデウシュ・ストルガワ(指)*
カルメラ・アポッローニオ、
ダグマール・マシュコヴァー(S;+)
エリザベッタ・アンドレアーニ(A;+)
ウラジミール・ドレジャル(T;+)
イジー・カレンドツスキ(B;+)
フランチェスコ・ファンナ(指)+
イングリット・ハーバーマン(S;#)
マルタ・ベナコヴァー(Ms;#)
クルト・アツェスベルガー(T;#)
ペテル・ミクラーシュ(B;#)
マルティン・ジークハルト(指)#
ヴィルトゥオージ・ディ・プラハ
プラハ室内cho
録音:1995年(*/#)/1991年+
PH-04020
魂を揺さぶる音楽〜おお、大いなる秘蹟
ブスト:アヴェ・マリア*
パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ〜キリエ+
ラッスス:ミサ「美しいアンフィトリ」〜アニュス・デイ+
ラインベルガー:オルガン・ソナタ第1番〜アンダンテ
ローリゼン:おお、大いなる秘蹟*/ディレトン*
フォーレ:レクイエム〜ピエ・イエズ+
バッハ:主よ人の望みの喜びよ
シューベルト:アヴェ・マリア D.839
ペルゴレージ:スターバト・マーテル〜スターバト・マーテル/クユス・アニマム・ジェメンテン
ローリゼン:おお光より生まれし光*
キリレス・クレーク(1889-1962):ターベティ・ラウリ(詩篇103による)*
スナイダー:愛あるところ
伝承曲:茉莉花(江蘇地方の歌)#/花落ちて(広東の歌)#
ヨーゼフ・ハンセン(指)アッカントcho*
ジェレミー・サマリー(指)
オックスフォード・カメラータ+、
スコラ・カントルム・オヴ・オックスフォード
ラン・ラオ(S)# 、他
ルネサンスから現代まで、魂を揺さぶる音楽ばかりを集めた素敵なアルバムです。20世紀の最後の10年に現われて瞬く間に合唱ファンを虜にしたローリゼン、そしてブストの作品の清澄な響き、さらにいまや音楽の宝庫であるエストニアの作曲家キリレス・クレーク(1889〜1962)の心洗われる作品も収録した心憎いまでの選曲です。合唱曲やオルガン曲に加え、ラストの2曲ではラン・ラオの美しいソプラノで中国歌曲まで楽しめてしまいます!ベートーヴェンやニーチェ、ショーペンハウエルなど大芸術家や哲学者の音楽へのオマージュと心象風景の写真を収めた上製ブックレット付き。 (Ki)
PH-04021
ヤナーチェク:弦楽の為の組曲
弦楽の為の牧歌
ドヴォルザーク:ノットゥルノ ロ長調Op.40
パトリック・シュトループ(指)
アルカータ・シュトゥットガルト
録音:2004年7月
ヤナーチェクの作品の中でも比較的珍しいであろう、弦楽合奏のための作品と、ドヴォルザークのノットゥルノを集めています。パトリック・シュトループは1947年生まれのドイツの指揮者。アルカータ・シュトゥットガルトは彼が創設した弦楽アンサンブルです。  (Ki)
PH-04022
ギター協奏曲&ソナタ集
カステルヌォーヴォ=テデスコ:協奏曲第1番ニ長調Op.39
トゥリーナ:ギター・ソナタOp.61
ハイドン:ギターと弦楽の為の協奏曲 ニ長調
ソル:グランド・ソロOp.14
フリーデマン・ウットゥケ(G)
二コラシュ・パスケ(指)
ハンガリーCO
イーゴリ・ジューコフ(指)
新モスクワCO
録音:1993年10月、1996年9月
洗練された語り口で、早すぎず遅すぎずのテンポ、しかも弾き崩すようなことは決してしないオーソドックスな演奏が楽曲本来の魅力を引き立てているのがこの録音の一番の魅力といえるでしょう。協奏曲→独奏→協奏曲→独奏、時代的には「新」→「旧」としたプログラムでアルバムのまとまりは一層増しています。共演者として他のアーティストから人気が高いのもこのCDを聴いたなら、なるほど頷けるはずです。3 曲目のハイドンは「リュートと弦楽」というのがオリジナルの編成なのですが、ギターの特性にあわせたウットゥケの編曲のおかげで実に楽しい聴きものになりました。  (Ki)
PH-04023
イタリアのギター協奏曲集
カルッリ:ギター協奏曲 イ長調
パガニーニ:ギターと弦楽の為のロマンス イ短調
ヴィヴァルディ:ギター協奏曲 ニ長調
ボッケリーニ:ギターと弦楽四重奏の為の五重奏曲 ホ短調
フリーデマン・ウットゥケ(G)
イーゴリ・ジューコフ(指)
新モスクワCO
録音:1992年 1993年
ヴィヴァルディからカルッリに至るおよそ200 年ほどのイタリアのギター協奏曲を集めたアルバムです。かねてより共演を重ねてきたソリストと指揮者、管弦楽が一体となったオーソドックスで爽やかな演奏を楽しめます。  (Ki)
PH-04024
スペイン舞曲集
グラナドス:スペイン舞曲集Op.37-5
アルベニス:アストゥリアスOp.47-5
ソル:魔笛の主題による変奏曲
 グランド・ソロOp.14
ウェドリヒ:ギター・ソナタ
ペルナンブーコ:マシセ・チョーロ
プホル:悲しみのプレリュード
フリーデマン・ウットゥケ(G)
録音:1995年6月、2004年10月
このアルバムではスペインと南米(ブラジル、アルゼンチン)の作曲家の作品を聴き比べることができます。ペルナンブーコやプホルの南米組の曲はスペインの作品の暗いパッションとはまた異なった純化されたメランコリーを帯びていて、それがウィットゥケのテンペラメントと殊更に合っているようです。20 世紀後半が生んだギターソロの名曲「コユンババ」をフィーチャー。端正なアプローチによるヴィラ‐ロボスにも注目!  (Ki)
PH-04025
コユンババ
ドメニコーニ:コユンババ
ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲
トゥリーナ:ギターの為のソナタOp.61
グラナドス:スペイン舞曲第5番
フリーデマン・ウットゥケ(G)
録音:1997年 1999年 2003年
20世紀も押し迫った1990年代にわが国に紹介され、以後ギターソロの定番名曲となったのが、ここで演奏されている「コユンババ」。コユンババとはトルコに実在した隠者の名で、寄せては返すフレーズの繰り返しが心地よい瞑想に誘うかのようです。新時代の名曲をドイツの名ギタリスト、ウットゥケの端正な演奏が引き立てています。  (Ki)
PH-04027
モーツァルト:弦楽四重奏曲集Vol.1
第14番ト長調 K.387*/第15番ニ短調 K.421*
クレンケSQ
クレンケ四重奏団は、ワイマールのリスト音楽院を卒業した女性四人によるカルテット。1994 年にデビューし、着実に力をつけています。驚くほど瑞々しい音色、透明感の優った繊細で神経の通ったモーツァルトで、この四重奏団の美点を大いに見せ付けています。  (Ki)
PH-04028
モーツァルト:弦楽四重奏曲集Vol.2
第17番変ロ長調 KV.458「狩」
第16番変ホ長調 KV.428
クレンケSQ
PH-04029
モーツァルト:弦楽四重奏曲集Vol.3
第18番イ長調 KV.464/
第19番ハ長調 KV.465「不協和音」
クレンケSQ
PH-04030
モーツァルト:弦楽四重奏曲第20番ニ長調KV.499
弦楽四重奏曲第21番ニ長調KV.575「プロシャ王第1番」
クレンケSQ
[アンネグレート・クレンケ(Vn1)
ベアーテ・ハルトマン(Vn2)
イヴォンヌ・ウーレマン(Va)
ルート・カルテンホイザー(Vc)]
ハイドン・セット(PH.04032)につづいて、クレンケ・カルテットのモーツァルトに最新作が登場します。巧みな転調と短調のアクセントが効いたアレグレットや、内省的で奥深いアダージョの魅力で存在感を放つ第20番。被献呈者のプロシャ王がよくしたチェロを念頭に書かれていることや、シンプルで洗練された様式に特徴がある第21番。クレンケ四重奏団は、メンバーすべてがワイマールのフランツ・リスト音楽大学で学んだ麗しき女性たちによって1994年に結成されたアンサンブル。演奏の美しさはもちろん、ビジュアル面でも注目される団体です。 (Ki)
PH-04031
モーツァルト:弦楽四重奏曲第22番変ロ長調K589
第23番ヘ長調K.590
クレンケSQ
【アンネグレート・クレンケ、ベアテ・ハルトマン(Vn)、イヴォンヌ・ウーレマン(Va)、ルース・カルテンホイザー(Vc)】
モデルと見まごう美女たちによる弦楽四重奏団クレンケSQ。ワイマールのリスト音楽学校の生徒たちにより1991年に結成され、これまでにリリースしたCDはいずれも高い評価を受けています。今回は「プロシャ王四重奏曲」から第22番と23番。全員が女性とは思えぬ辛口で厳格な演奏は、まるで軍隊のようで、一部の隙も曖昧さのカケラもないのがさすが。ドイツ女性の芯の強さを再認識させてくれます。
PH-04032(3CD)
モーツァルト:弦楽四重奏曲集Vol.1-3 BOX
第14番ト長調 KV.387 *
第15番ニ短調 KV.421*
第16番変ホ長調 KV.428
第17番変ロ長調 KV.458「狩」
第18番イ長調 KV.464
第19番ハ長調 KV.465「不協和音」
クレンケQ[アンネグレート・クレンケ(Vn1)、
アーテ・ハルトマン(Vn2)、
イヴォンヌ・ウーレマン(Va)、
ルート・カルテンホイザー(Vc)]

録音:2003年〜2005年
それぞれ分売でリリースされていたクレンケ・カルテットのハイドン・セットがひとつになりました。クレンケ・カルテットは1994年結成の若い団体。メンバーすべてがワイマールのフランツ・リスト音楽大学で学んだ魅力的な女性たち。甘い音色としなやかな感性が光るモーツァルトです。 (Ki)
PH-04033
ルドルフ・ショック
モーツァルト:「魔笛」〜なんと美しい絵姿
ビゼー:「カルメン」〜[花の歌/私はそこに母を見て]
チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」〜
どこへ行ってしまったのか、私の青春の黄金の日々よ
リムスキー=コルサコフ:「サトコ」〜インド人の歌
オッフェンバック:「ホフマン物語」〜
[クラインザックの伝説/ああ、わが魂がどれほど]
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」〜
[ただお前にだけわが心は慄く/見よ、薪の恐ろしい火を]
マスカーニ:「友人フリッツ」〜真っ赤に熟れて珠のよう
プッチーニ:「トスカ」〜星は光りぬ
「トゥーランドット」〜[泣くな、リュー/誰も寝てはならぬ]
マスネ:「マノン」〜目を閉じると
マイアベーア:「アフリカの女」〜おお海から現われた楽園よ
フロトー:「マルタ」〜ああ、かくも素直で愛らしい
ロルツィング:「ウンディーネ」〜父、母、姉妹、兄弟よ
「ロシア皇帝と船大工」〜さようなら、私の浮気な娘よ
ルドルフ・ショック(T)
ヴィルヘルム・シュヒター(指)
ベルリン・ドイツオペラO
ワルター・ススキンド(指)LPO、他
録音:1947-1953年
1950年代にドイツ系テノールとして大変な人気を誇ったルドルフ・ショックがまさに成功の階段を駆け上りつつあった時代の貴重なオペラアリア集です。後に彼はその恵まれた容姿を活かしてスクリーンやブラウン管に活躍の場を替えていきますが、このCD ではオペラ歌手としてのショックの魅力をたっぷりと味わえます。有名曲目白押しの選曲でドイツ・オペラ界を席巻した甘いテナーを聴けるなんとも贅沢なアルバム!  (Ki)
PH-04034
祝いの時の為の音楽
シャルパンティエ:勝利の行進曲
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」〜エジプトの栄光
ヴィヴァルディ:2つのトランペットの為の協奏曲 ハ長調 RV.537〜アレグロ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン*/サパテアード*
チャイコフスキー:「なつかしい土地の思い出」〜メロディー*
ドルドラ:思い出*
ラフ:カヴァティーナOp.85-3*
ポンセ:エストレリータ*
クライスラー:愛の喜び*/愛の悲しみ*/美しいロスマリン*
イウィエ+/チキート/エルサレム/ンバン・サンバ/
ニコシ・シケレラ/3つのアフリカのゴスペル#
モーツアルト:ラウダーテ・ドミヌム K.339
メンデルスゾーン:結婚行進曲
パトリス・フォンタナローザ(Vn)*
ココ・ムバシ(歌+ 、他
ダグラス・ガムリー(指)
シンフォニア・オブ・ロンドン
PH-04035
パラディージ・グローリア〜スターバト・マーテル
プーランク:スターバト・マーテル*
シマノフスキ:スターバト・マーテル*
ペンデレツキ:スターバト・マーテル(ルカ受難曲 より;1962)+
リーム:スターバト・マーテル(デウス・パッスス より;1999/2000)#
ジョルジナ・フォン・ベンツァ(S)
ヴィオレッタ・ウルマーナ、
イリス・フェルミリオン(Ms)
ビルギット・レメート(A)
ファビオ・プレヴィアティ(Br)
マルチェッロ・ヴィオッティ(指)*
クシシュトフ・ペンデレツキ(指)+
ヘルムート・リリング(指)#
ミュンヘン放送O
バイエルン放送cho
録音:2000年3月*、2001年4月+、2002年2月#
ナチス・ドイツ下のオランダで逃避生活を余儀なくされるなかで綴られた余りにも有名な日記をテクストとして作曲された独唱オペラが初めてこのCDに収録されました。作曲者のフリート自身も旧ソ連のラーゲリに送られたという経験の持ち主ですが、ロシアン・モダニズムの伝統も反映した音楽は思ったほど重くはありません。ソプラノのシュヴァルツハウプトはクラシック界での活躍に止まらず、ポップスのジャンルでもチャートの50位以内にランクするほどの多芸な歌手ですが、ここでは多感な少女の感情の動きを饒舌感なく描き出しています。 (Ki)
PH-04036
パラディージ・グローリア〜詩篇
ツェムリンスキー:合唱と管弦楽の為の13の詩篇Op.24(1935)*
マルケヴィチ:詩篇/テヒリム(ソプラノと管弦楽の為の(1933)+
コルンゴルト:過ぎ越しの日の詩篇Op.30
(ソプラノ、合唱と管弦楽の為の;1941)#
ブロッホ:詩篇22(バリトンと室内管弦楽の為の;1913/1914)**
エレーナ・プロキナ、
エミリー・マギー(S)
ヴァンサン・ル・テシール(Br)
ペーター・ルジッカ(指)*
ミュンヘン放送O*
ベルリン放送cho*
ペーター・ルンデル(指)+
マルチェロ・ヴィオッティ(指)(#/**)
バイエルン放送cho#
録音:2003年3-10月
マーラーやショスタコーヴィッチの音楽と同じDNA を感じさせるツェムリンスキー、激烈な表現力のマルケヴィッチ作品、宗教曲でありながら後期ロマン派の爛熟した響きが溢れ出るコルンゴルト、ロマン・ロランにささげられたユダヤ的色彩に特徴があるブロッホ作品を収録。 (Ki)
PH-04037(3CD)
パラディージ・グローリア
フランク・マルタン(1890-1974):オラトリオ「地には平和を」(1944)*
カンタータ「ピラト」(1964)+
カンタータ「ゴルゴタの丘」#
クリスティーネ・ブッフェル(S)
マルチェロ・ヴィオッティ(指)(*/#)
ウルフ・シルマー(指)ミュンヘン放送O
バイエルン放送cho 、他
録音:2000年*、2002年(+/#)
20世紀の宗教音楽に光を当てるコンサートシリーズのライブ。スイス生れのフランク・マルタン(1890 〜1974)の主要な宗教音楽作品が収められています。印象派、12音技法を経て独自の思索性の強い世界を構築した作曲家の暗いパッションはW.W. U終了の日を期して放送された「地には平和を」から、最後に書いたオラトリオ「ピラト」まで一貫して流れています。  (Ki)
PH-04038
パトリス・フォンタナローザ〜
ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン小品集

ポンセ:エストレリータ
クライスラー:愛の悲しみ
サラサーテ:ツィゴイネルヴァイゼンOp.20-1
レハール:「メリー・ウィドウ」〜Lippen schweigen s'flustern Geigen /
パガニーニの主題による幻想曲
クライスラー:美しきロスマリン
サラサーテ:スペイン舞曲集Op.23〜サパテアード
ドルドラ:思い出
ドヴォルザーク:我が母の教え給いし歌
ラフ:カヴァティーナ ニ長調Op.85
チャイコフスキー:メロディOp.42-3
マルティーニ:愛の喜び
パトリス・フォンタナローザ(Vn)
ダグラス・ギャムリー(指)
シンフォニア・オヴ・ロンドン
PH-04039
バッハ:カンタータ「われら汝に感謝す神よわれら感謝す」BWV.29〜シンフォニア
カンタータ「わが心は血の海に泳ぐ」BWV.199
復活祭オラトリオ BWV.249〜シンフォニア/アダージョ/アレグロ
カンタータ「すべての地にて歓呼して神を迎えよ」BWV.51
ドリス・ハーゲル(S)
セイチェント

録音:2002年10月6日-8日
セイチェントは、600 とう名前が示す通り、17 世紀のバロック音楽を中心に活動する古楽グループ。彼らの実力が極めて高いことは、冒頭、カンタータBWV.29のシンフォニアのパリッとした鳴りとワクワクするような運動を聞くだけでもすぐ理解できるでしょう。指揮者は立てていませんが、見事なまでに楽想がビチッと組まれています。今後も目を離せない団体です。 (Ki)
PH-04042
モニク・アース
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調*
ドビュッシー:トッカータ第3番*
バルトーク:ソナチネ*
ルーセル:ピアノの為の3つの小品*
ラヴェル:ボレロ+
モニク・アース(P)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
ハンブルク北西ドイツRSO*
モーリス・ラヴェル(指)
コンセール・ラムルーO+

録音:1949年*/1930年+
PH-04043
マーラー:交響曲「大地の歌」 キルステン・トルボルイ(Ms)
チャールズ・クルマン(T)
ブルーノ・ワルター(指)VPO

録音:1936年5月24日
PH-04044
グリゴリ・フリート:モノ・オペラ「アンネ・フランクの日記」 サンドラ・シュヴァルツハウプト(S)
ハンス・デッカート(指)
エムスラント・アンサンブル

録音:2003年11月
ナチス・ドイツ下のオランダで逃避生活を余儀なくされるなかで綴られた余りにも有名な日記をテクストとして作曲された独唱オペラが初めてこのCDに収録されました。作曲者のフリート自身も旧ソ連のラーゲリに送られたという経験の持ち主ですが、ロシアン・モダニズムの伝統も反映した音楽は思ったほど重くはありません。ソプラノのシュヴァルツハウプトはクラシック界での活躍に止まらず、ポップスのジャンルでもチャートの50位以内にランクするほどの多芸な歌手ですが、ここでは多感な少女の感情の動きを饒舌感なく描き出しています。 (Ki)
PH-04047
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」*
序曲「コリオラン」+
チャイコフスキー:組曲第3番〜主題と変奏
カール・シューリヒト(指)BPO
録音:1941年*/1943年+/1934年#
PH-04048
モーツァルト:交響曲第41番1「ジュピター」
フャリャ:スペインの夜の庭
ストラヴィンスキー:ピアノと管弦楽の為のカプリッチョ
ジャクリーヌ・ブランカール(P)、他
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO
録音:1942年
PH-04050
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」/
交響曲第28番K.200
歌劇「劇場支配人」K.486(全曲)*
バーバラ・キルダフ(S)*
エディト・ヴィーンス(S)*
デオン・ファン・デア・ヴァルト(T)*
グイン・ハウエル(Bs)*
フェルディナント・ライトナー(指)
バイエルンRSO
録音:1989年6月、ヴュルツブルク宮殿皇帝の間
PH-04051
ハイドン:交響曲第6番「朝」/交響曲第7番「昼」/
交響曲第8番「晩」
フェルディナント・ライトナー(指)
バイエルンRSO
録音:1972年3月28日-30日、ヘラクレスザール
PH-04052
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」*
 序曲「コリオラン」、「フィデリオ」序曲
エミール・ギレリス(P:*)
ギュンター・ヴァント(指)ケルンRSO
録音:1974年12月13日ケルン、放送センター(ステレオ・ライヴ)
ギレリスとヴァントの夢の様な組み合わせで皇帝が聴けるとは! ギレリスのうまさ、凄さにも舌を巻きますが、ヴァントのこの品格!この気品!ホーエンツォレルンの正しき皇帝を思わせます。絶品これも音質大変良好。  (Ki)
PH-04053
ギュンター・ヴァント・エディションVol.1
モーツァルト:セレナード第7番ニ長調K.250「ハフナー」」*
レチタティーヴォとアリア
「私のうるわしい恋人よ、さようなら・・留まって下さい、ああいとしい人よ」K.528#
エルネ・シェベシュティエーン(Vn)
エディット・ヴィーンズ(S;#)
ギュンター・ヴァント(指)バイエルンRSO
録音:1982年5月21日、ヘラクレスザール
PH-04056
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)*
バレエ組曲「プルチネッラ」(1949年版)+
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番#
エディト・パイネマン(Vn)
ギュンター・ヴァント(指)バイエルンRSO
1978年10月26日*、1981年5月+、1983年1月13日#、ヘルクレスザール、ステレオ
「火の鳥」は、N響でのスヴェトラーノフ同様、1945年版(特徴的なのは、終曲で弦の音を激しく刻む箇所)を使用。しかも高性能と高純度の音楽性を誇るバイエルン放送響です!ファンの多いパイネマンとの共演も貴重。 (Ki)
PH-04057
メシアン:神の降臨の為の3つの小典礼*
ウェーベルン:カンタータ第1番+/
 管弦楽の為の6つの小品Op.6#/
 管弦楽の為の5つの小品Op.10**
フォルトナー:オーボエと管弦楽の為のアウロディー++
タイニー・ヴィルツ(S;+)
ローター・フェイバー(Ob;++)
ギュンター・ヴァント(指)バイエルンRSO
バイエルン放送cho(*/#)
ヴォルフガング・シューベルト(合唱(指))
録音:1966年(*/++)、1966年1月21日+、1966年5月21日#、1968年2月9日**、ヘルクレスザール、ステレオ

PH-04058
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 ギュンター・ヴァント(指)
シュトゥットガルトRSO
録音:1979年6月24日、オットーボイレン、バシリカ聖堂(ライヴ)。ステレオ
CD-R でも発売されたことがなく、完全に初出と思われます。ヴァントの伝記作家のザイフェルト氏も絶賛し、大推薦の名演。あまりの集中力、壮絶ぶりに聴衆が拍手できなかった、本場ドイツで伝説となった名演です。音質大変良好。  (Ki)
PH-04060
エフゲニー・コロリオフ〜ハイドン:ソナタ集
変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII-6
ソナタ ト長調 Hob.XVI/11
ソナタ第23番ヘ長調 Hob.XVI-23
ソナタ第20番ハ短調 Hob.XVI-20
エフゲニー・コロリオフ(P)
ギレリスと同門でかのネイガウスに師事したコロリオフによるハイドン。ロンドン時代の有名な変奏曲、エステルハージ時代の2つのソ ナタをはさんで、ディヴェルティメントとも呼ばれる初期のト長調まで、コロリオフの確かな技術は得意のバッハにも通じる存在感です。 (Ki)
PH-04061
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 カール・シューリヒト(指)BPO
録音:1938年
シューリヒトの1930年代の代表的録音の一つ。放送録音を除くとこれがシューリヒトの初のブルックナー録音でした。  (Ki)
PH-04062
フェルディナント・ライトナー
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219 *
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26#
ベートーヴェン:2つのロマンス+
 第1番ト長調Op.40/第2番ヘ長調Op.50
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn;*/#)
ルドルフ・ケッケルト(Vn;+)
フェルディナント・ライトナー(指)ウィーンSO*、
バンベルクSO(#/+)
PH-04063
ライトナー&モニク・アース
ブラームス:ハイドンの主題による幻想曲*
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488#
ヴォルフ=フェラーリ:「マドンナの宝石」〜間奏曲第1番/間奏曲第2番
モニク・アース(P;#)
フェルディナント・ライトナー(指)BPO
ヴュルテンベルク州立O*
原盤:DG (#/+)
PH-04065
ショパン:ピアノ作品集
バラード(全4曲)即興曲(全4曲)、
ボレロ イ短調Op.19
エフゲニー・ムルスキー(P)
録音:2004年8月13-14日、9月17日。
ウズベキスタンのタシケント生まれのムルスキーは現在ベルリンを拠点に活躍しています(そのため名前もドイツ流にオイゲネと読まれることもあります)。1975年生まれ。そのムルスキーを起用して、PROFILはショパンを網羅的に録音するようです。翳りを帯びたムルスキーのショパンは、独特の鬱な魅力があり、深い思索を感じさせます。腕の立つだけのショパンに飽きたなら、ぜひこのムルスキーのショパンを!  (Ki)
PH-04066
ショパン:ピアノ作品集Vol.2
ワルツ(全20曲;第2番初版付)
エフゲニー・ムルスキー(P)
PH-04068
ショパン:歌曲全集(19曲) コンラッド・ジャルノット(Br)、
エフゲニー・ムルスキー(Pf)
ショパンの歌曲はすべてポーランド語の歌詞により、この言語ならではのリズムと抑揚を生かしていますが、ここでは珍しくドイツ語訳による歌唱。1972年生まれのイギリスのバリトン、コンラッド・ジャルノットが甘い美声を聴かせてくれます。ショパンの歌曲は女声で歌われることが多いですが、〈酒宴〉や〈舞落ちる木の葉〉などは男声向きで、その深さに驚かされます。 (Ki)
PH-04069(2CD)
ショパン:ピアノ作品集Vol.3 〜
ポロネーズ集

第1番嬰ハ短調Op.26-1/第2番変ホ短調Op.26-2
第3番イ長調Op.40-1「軍隊」/第4番ハ短調Op.40-2
第5番嬰ヘ短調Op.44/第6番変イ長調Op.53「英雄」
第7番変イ長調Op.61「幻想」/第8番ニ短調Op.71-1
第9番変ロ長調Op.71-2/第10番ヘ短調Op.71-3
ト短調/変ロ長調/変イ長調/嬰ト短調/変ロ短調/変ト長調
アンダンテ・スピアナートと
華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調Op.22
エフゲニー・ムルスキー(P)
ムルスキーは1975年ウズベキスタンのタ シケント生まれ。ガヴリーロフやリュビーモフ、シチェルバコフを教えた名教師レフ・ナウモフに師事、コブリンとは同門にあたります。 1994年ロンドン国際ピアノ・コンクール第1位。そして、過去6年間に2000年にオスロで開かれた権威あるグリーグのコンクールほか、 2001年にはブレーメン・ピアノ・コンクール、2002年にナポリ・デンツァ・ピアノ・コンクールと幅広く賞を獲得しています。第1 弾のバラード集(PH.04065)もそうでしたが、抜群のテクニックであざやかに聴かせます。  (Ki)
PH-04070
ショパン:練習曲Op.10/Op.25
3つの新しい練習曲ヘ短調/ 変ニ長調/変イ長調
エフゲニー・ムルスキー(P)
1975年ウズベキスタンのタシケント生まれのムルスキーによるショパン第4弾。このたびの内容はかれを知るのにうってつけのエチュード・アルバム。師レフ・ナウモフの薫陶を受けた呆れるほどのテクニックの冴えは、同門のガヴリーロフやシチェルバコフのそれを思わせます。 (Ki)
PH-04071
ショパン:スケルツォ(全4曲)
幻想曲Op.49、子守歌Op.57、舟歌
エフゲニー・ムルスキー(P)

録音:2007年7月26-28日NDRハノーファー、放送局スタジオ大ホール
2004年のバラード全集(PH.04065)以来、2010年ショパン生誕200周年のアニヴァーサリーに向けて注目を集めるムルスキーによるシリーズ第5弾。スケルツォ第2番に聴く、スタインウェイDを鳴らし切る豪腕は、ガヴリーロフやリュビーモフ、シチェルバコフを世に送り出した名教師レフモフによって鍛えられたもの。加えて磨き抜かれた美音も強烈な魅力。NDRハノーファーとの共同制作。
PH-04073
ショパン:前奏曲集(Op.28、Op.45、
第26番)
ドイツ民謡「スイスの少年」による変奏曲ホ長調
変奏曲「パガニーニの思い出」
華麗なる変奏曲Op.12
モーツァルトの「お手をどうぞ」による変奏曲Op.2
エフゲニー・ムルスキー(P)

録音:2009年11月、2010年12月、シュトゥットガルト
これまでショパンの作品を多数演奏・収録してきたムルスキー注目の新盤。ショパンの代表作ともいえる「24の前奏曲集」全曲に加え、オペラを強く愛したショパンらしい、オペラ作品の変奏曲も収録されています。特に注目すべきは、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の“そこで互いに手を取り合って”に基づく変奏曲。本来この作品はピアノと管弦楽のための作品ですが、このCDにてムルスキーはピアノのみという興味深い編成での演奏を試みています。ショパン界を牽引してきたムルスキーの、定番かつ新鮮な演奏を堪能できるおすすめのCDです! (Ki)

PH-04074
ショパン:ピアノソナタ第1番ハ短調Op.4
同第2番変ロ短調Op.35
同第3番ロ短調Op.58
エフゲニー・ムルスキー(P)

録音:2011年9月/SWRハノーファー、大ゼンデザール
Profil社ショパン・エディション第9弾。エフゲニー・ムルスキーは1975年タシケント生まれのウズベキスタンのピアニスト。モスクワ音楽院でレフ・ ナウモフ(リュビモフ、カヴリーロフ、コブリンらの師)に師事した後、ステーン=ノックレベルグやハンス・ライグラフにも就いて研鑽を重ねました。今 回はショパンのピアノソナタ全集。遅めのテンポでじっくり歌い込んだ演奏は独特です。 (Ki)
PH-04081(2CD)
ロルツィング:歌劇「刀鍛冶」 ジョン・トムリンソン(B;ハンス・シュタディンガー)
ルート・ツィーザク(S:マリー)
ボイエ・スコウフス(Br:騎士グラーフ・フォン・リーベナウ)、他
レオポルド・ハーガー(指)ミュンヘン放送O、
バイエルン放送cho
録音:1992年3月6日-13日
※旧 CALIG レーベルからの移行再発売
「皇帝と船大工」などの、ドイツ・ロマン主義の薫り高いオペラで知られるロルツィング、この「刀鍛冶」は1846 年にライプツィヒで初演され、大変な人気を博したオペラ。ドイツでは今でも地方都市でたまに上演されています。ロルツィングらしいツボを抑えた音楽が楽しいものです。トムリンソン、ツィーザク、スコウフスという豪華キャストに、ベテランのハーガーの指揮で、磐石の出来栄えです。全曲録音は他にEMI でありましたがもう長く廃盤でしたので、このCD は嬉しいものです。以前CALIG 社から発売されていたものの再発売。  (Ki) 
PH-04082
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D.667「ます」
ピアノ三重奏曲 変ホ長調 D.897「ノットゥルノ」
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(P)
ヤン・ポスピカル(Vn)
ヴォルフガング・クロス(Va)
ヴィルフリート・レーム(Vc)
エルンスト・ヴァイセンシュタイナー(Cb)
※旧 CALIG レーベルからの移行再発売
PH-04083
コルンゴルト:ピアノ作品集
ソナタ第1番ニ短調/第2番ホ長調Op.2/
第3番ハ長調Op.25
子供の為の4つの小さな絵Op.19
シュトラウス物語Op.21
ミヒャエル・シェーファー(P)
※旧 CALIG レーベルからの移行再発売
コルンゴルトの3つのピアノ・ソナタには他にも録音がありますが、このCDはさらに愉快な「子供のための4つの小さな絵」と 「シュトラウス物語」を収録しているのが魅力大です。ことにシュトラウス一家のワルツを素材にした「シュトラウス物語」はコルンゴルトらしい作品。ミヒャエル・シェーファーは1956年生まれのドイツのピアニスト。 (Ki)
PH-04085
ディアベッリ:軍隊風ロンドOp.150
スケルツォOp.151-1
ソナチネOp.68、ロマンツェ、
ソナチネOp.163-6
ギターとフォルテピアノの為の小品Op.10
華麗な大ソナタOp.102
ミヒャエル・ハイドンを悼むギターの為の葬送行進曲Op.20
ギター・ソナタOp.29-1
ワルツと変奏曲
ザルツブルク・ホーフムジーク
[ヴォルフガング・ブルンナー、
レオノーレ・フォン・シュタウス(Fp)
クラウス・ヤッケレ(G)]
録音:2000年11月
PH-04087
J.S.バッハ、オルガン作品と展開
ティム:WK 1 Cm
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ BWV.543
ティム:a-m‐Samba
ティム:WK 1 E
J.S.バッハ:キリストは立ち上がり BWV.627
ティム:キリストは立ち上がり
ティム:WK 1 C#m
J.S.バッハ:トッカータとフーガ BWV.565
ティム:d-m Swing / d-m Samba
ダーヴィット・ティム(Org)
レイコ・ブロッケルト(A-Sax、A-Fl)
録音:2002年11月、ライプツィヒ、聖トーマス教会
指揮者、ピアニスト、オルガン奏者として活躍する多才の人、ダーヴィット・ティムがバッハのオリジナル音楽とジャズのイディオムによるその展開を行っています。このアルバムのユニークなポイントは、他のアルバムのようにジャズ化された作品のみを取り上げるのではなく、編曲者自身が見事なオルガン演奏でオリジナルの演奏も披露していることです。一枚で「本歌」と「本歌どり」を楽しめる興味深い内容です。  (Ki)
PH-04089
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲*
 弦楽セレナード ハ長調Op.48 #
イツァーク・パールマン(Vn;*)
アルフレッド・ウォーレンステイン(指)LSO*
ギルバート・ヴァルガ(指)#
シュトゥットガルト室内O#
PH-04090
ビゼー:交響曲第1番ハ長調*
 「アルルの女」組曲第1番&第2番+
シャルル・ミュンシュ(指)*
チャールズ・ゲルハルト(指)+、RPO
録音:1963年
※原盤:Reader's Digest
どちらもReader’s Digest録音。ミュンシュはビゼーの交響曲第1番を2回録音していて、この古い方の録音の方が圧倒的に人気があります。ミュンシュの充実振りが感じられる覇気のある演奏は、いまだこの交響曲の録音の中では一二を争う人気があります。チャールズ・ゲルハルト(1927-1999)は、指揮者としてまたプロデューサーとしても知られた人。コルンゴルトの映画音楽録音でも知られています。  (Ki)
PH-04091
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第1番変ホ長調Op.12
 第4番ホ短調Op.44-2/フーガ集(4曲)
フォーグラーSQ

録音:2004年7月
2005年で結成20周年と、既に大ベテランのドイツの弦楽四重奏団、フォーグラー四重奏団のメンデルスゾーン。古き良き質実剛健のドイツ魂で知られる団体だけに、このメンデルスゾーンも木目調のぬくもり、こ洒落た雰囲気なんて皆無のひたむきさには引き込まれてしまいます。 (Ki)
PH-04092
ザルツブルク大司教宮殿におけるキリスト生誕の音楽
ヨハン・ミヒャエル・ハイドン:カンタータ「汝ら羊飼いよ、急ぎ来たれ」
ビーバー:田園のソナタ
ゴーラー:羊飼いの歌
アドルガッサー:アリア「去れ、高き石柱」
モーツァルト:教会ソナタ 変ホ長調 K.67
リップ:アリア「われを許したまえ、最も美しき子よ」
ヨハン・ミヒャエル・ハイドン:「アダムの子のなんとわれらの癒しとなることか」
ヨハン・ミヒャエル・ハイドン:「最も聖なる夜」
レティヒ:「さあ今こそ慕え」
ビーバー:ロザリオのソナタ「キリストの顕現」
レティヒ:「汝の住まいの牡牛とロバ」/「おおマリア、御身を思うとき」
ビーバー:ロザリオのソナタ「キリストの誕生」
ストミウス:「イエス・キリスト、御身に誓う」
ストミウス:「ベツレヘムに生まれし御子」
ウォルフガング・ブルンナー(指)
ザルツブルク・ホーフムジーク

録音:1995年7月
PH-04093
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調 クラウス・テンシュテット(指)
バイエルンRSO

録音:1976年11月4日-5日、ミュンヘン(ライヴ)、ステレオ

PH-05001
ハイドン:聖チェチリーア・ミサ ハ長調 Hob.XXII:5 プリシュカ・エザー=シュトレイト(S)
アンネ・ブター(A)
クリストフ・ゲンツ(T)
トーマス・ハンベルガー(Bs)
ゲルト・ググルヘール(指)
ノイ・ホーフカペレ・ミュンヘン
ミュンヘン・オルフェウスcho
録音:1997年6月19日-21日
※旧 CALIG レーベルからの移行再発売
ハイドンのミサ曲の中でも人気の高い聖チェチリア・ミサを、ミュンヘンの団体が演奏しています。奇をてらうことなく、実にしっかりした演奏です。オーケストラも歌も、南ドイツ風の柔らかく明るい色彩が快く、ハイドンの音楽を益々魅力的にしています。 (Ki)
PH-05002
コントルダンス〜ドレスデンの宮廷から
デルペッシュ:3ペアの為のコントルダンス、他(全17曲)
レ・ベルリノワ
[ベアトリクス・ヘルハマー(Vn)
シルビア・ロージン(Ob、Fl)
アンドレアス・フェッター(Vc)
クリステン・アギッテ(打楽器)
ザビーネ・エルトマン(Cemb、音楽監督)]
録音:2003年7月
中世以来の選帝侯の地位を誇ったフリードリッヒ・アウグスト1 世(1670〜1733)は自国の文化振興に熱心だったため、ドイツの他領からはもとより、遠くアルプスを超えて音楽の先進国イタリアからも多くの音楽家たちが参集しました。宮廷で催されたダンスのための音楽を、ちょうど一夜の宴のように配列して収録したのがこのCDです。幸い当時使用された楽譜や舞踏法の資料は今日まで伝えられていて、レ・ベルリノワの古楽器演奏はこうした資料を十分に踏またものです。冒頭からウキウキしてくるようなとても生命力豊かな演奏なので、ただ聴いているだけでももちろんシアワセな気分を味わえます。 (Ki)

PH-05003
プロコフィエフ:交響曲第5番*
 交響曲第7番+
クラウス・テンシュテット(指)バイエルンRSO
録音:1977年12月1日-2日*、7月12日+ (共にステレオ・ライヴ)
テンシュテットの比較的珍しいレパートリーですが、人気の高い「第5番」よりも、ここでは「第7番」のとてつもない素晴らしさを強調せずにはいられません!一昔前まではこの曲も人気を博していましたが、最近では演奏会でも滅多に演奏されず、すっかり地味な存在となってしまいましたが、この演奏では、プロコフィエフ特有の洒脱さ以外の人生の悲哀と機微が投影しつくされており、今まで味わったことの深みと広がりが心にずっしりと迫るのです。第1楽章の最初の一音のポロンと奏でられる和音の厳かなこと!続く弦の第1主題の均整のとれた美しさは、早くも「第5番」とは違う意気込みで臨んでいることを窺わせます。また低音部をたっぷり効かせた主題のうねりはマーラーの音楽のように大きく息づき、実に意味深い厚みのある音楽に変貌しているのです。ハリウッド的とも揶揄されることのある第2主題は共感の塊!オケの機能美もやる気も第5番以上で、天に向かって聳える音像の立派さに加え、意外なほどの色彩の煌きも鮮烈な印象を残します。隠し味のピアノの音色がバランスよく捉えられている点も、独特の荘厳さを生み出大きな要因になっています。コーダの沈静の呼吸の妙も必聴。第2楽章のワルツも全ての響きに意味があり、こんな切実に迫る演奏は聴いたことがありません。ヴァイオリン両翼配置の効果も絶大!第3楽章は何という温かさ!テンシュテットの人柄を感じると共に、この作品をマーラーの時と同じようなスタンスで臨んでいることをますます痛感させます。ファゴット・ソロから始る中間部は特に聴きもので、軽くおどけて見せる表情の裏に隠された孤独の影を感じてください!終楽章は終止リズムを生き生きと弾ませながらも、決してメカニックな切れや暴走に陥ることなく、これまた表情が多彩。2:27以降の壮麗な展開は、普段から優秀な技量を持つバイエルン放送響ながら、まさに絶頂のコンディションであることも手伝い、第1楽章第2主題が壮大に謳歌される頃は、もう感動の極み!なお、コーダは弱音のまま締めくくるバージョンを採用しています。【湧々堂】
PH-05004
モーツァルト:交響曲第1番変ホ長調 K.16*/ 交響曲第32番ト長調 K.318+
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲#
ユヴァル・ヤロン(Vn)#
クラウス・テンシュテット(指)バイエルンRSO
録音:1977年7月14日*、1977年12月2日(+/#)、ミュンヘン(ライヴ)
PH-05005
オルフ:カンタータ「カルミナ・ブラーナ」 マリア・ヴェヌーティ(S)
ウルフ・ケンクリーズ(T)
ぺーター・ビンダー(Br)
ギュンター・ヴァント(指)NDR響&cho
ハノーファー国立劇場cho
ハンブルク少年cho
録音:1984年5月14日、ハンブルク、ムジークハレ、ステレオ
カルミナ解釈の新機軸!渋い色彩から溢れる妥協なきダイナミズム!もちろん正規初CD化!現代的でスポーティなカルミナに慣れている耳には嬉しい衝撃の連続!オケの華々しさよりも合唱、独唱のきめ細かい表情に比重を置いた表現も、生々しいドラマ性を一層強調する結果となっています。第1曲「おお運命よ」の第1音からして古風な響き!やや遅めのテンポで、スタッカートで軽く弾むことを断固拒否。強弱を緻密に配分しながら意味深く歌い込む所からして、ヴァントならでは厳格さ!「踊り」ももちろんリズムよりも確実なニュアンス表出重視ゴリゴリと押し出しの強い低弦の発言力は前代未聞!中間部ではテンポを落として、急激に異次元に迷んだ風情。「紅をください」も、普段いかに駆け足の演奏ばかりを聴いていたことか!このテンポで初めて気付くニュアンスに新鮮な衝撃を覚えます。「輪舞」は、これまた純ドイツ魂を込めぬいた重厚さ!「世界が我が物となるとも」冒頭のトランペットの骨太ないきり立ちと連音の確実なアタック、オケと合唱が渾然一体となった重量級の音像が華美になることなく降り注ぎます。「怒りに心収まらず」はバルトンのビンダーの正確な音程と声質はフィッシャー・ディースカウを思わせますが、表現のが実に瑞々しいこと!最後の一音を異様に長く引き伸ばしで、桶の大音響の中に埋もれさせていくのは、歌手自体の解釈でしょうか?この掻き消えていく様のなんと儚いこと!テノールの「白鳥の歌」も熱唱!導入でオケがトリル風に弾くところを全て確実にリズムを刻ませているところがヴァントならでは。3コーラス歌われるフレーズの全てに異なる表情を与えてストーリー性を重視する演奏も、近年あまり耳にしなくなりました。!「我等、居酒屋にあって」の中間部(8:56)は停止寸前にまでテンポを落とすのも空前絶後!表情のメリハリと構築の立体感にこだわるヴァントの面目躍如です。「求愛」の最初の少年合唱のニュアンスにもビックリ!ヴァントは相手が子供でも容赦しないようです。直接時間を掛けて指導したのではないと思いますが、フレージングが厳格に統制されていることがありありと分かり、純粋な歌声から漏れる厳しさが不気味。終曲の一つ手前、「讃えよ、美しきものよ」はアゴーギクを回避して、ドライなインテンポで突き進み、集国へなだれ込みますが、強引な演出の後を感じさせるどころか老練の味わい!聴後も、しばらく不思議な余韻が消えません。  【湧々堂】
PH-05006
モーツァルト:セレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」*/
フルート協奏曲第1番ト長調 K.313+/
セレナード第9番「ポストホルン」#
ヴォルフガング・リッター(Fl)
ギュンター・ヴァント(指)ハンブルクNDR響、
バイエルンRSO#
1990年5月*、1988年12月+、ハンブルク/1978年12月、ミュンヘン、ヘルクレスザール#
すべて正規盤初出レパートリー(ただしセレナータ・ノットゥルナはオケの自主制作盤ででていましたが今回音質極上)。「ハフナー・セレナード」(PH.04053) に次ぐバイエルン放送響とのポストホルンは、オケの明るい響きがなんともいえない魅力。手兵北ドイツとの2曲ともどもヴァントの格調高い美があふれています。  (Ki)
PH-05007
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番*
ケクラン
:交響詩「バンダー=ログ」+
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」#
ケルビーニ:歌劇「アナクレオン」序曲**
ルッジェーロ・リッチ(Vn)*
ギュンター・ヴァント(指)ケルンRSO
録音:1970年12月1-5日*、1973年2月10日+、1967年10月27日#、1975年10月31日(ステレオ)**
こちらもすべて正規盤初出。リッチ独奏のサン=サーンスをはじめ、いずれも無骨なまでに引き締まったアンサンブルがヴァントならではの芸と思わせるもの。ファンは必聴のアルバムといえます。  (Ki)
PH-05008
ドヴォルザーク:ミサ曲ニ長調Op.86,B.153
ヤナーチェク:主の祈りJWIV/29(1901/06)*
プリスカ・エセル=シュトライ(S)
バルバラ・ミュラー(A)
マティアス・レトナー(T)
トーマス・ハンバーガー(Bs)
ハラルト・フェラー(Org)

ロバート・ヴェルレ(T)*
イルムガルト・ゴジャフスキ(Hp)*
ハラルト・フェラー(Org)*
ミュンヘン・オルフェウスcho*
ゲルト・グクルヘーア(指)*
ボヘミア生まれのドヴォルザークとモラヴィア生まれのヤナーチェクによる宗教曲を収録したアルバム。「ピアノ五重奏曲」と同じ円熟期の1887年に書かれた「ミサ曲ニ長調」は、小規模ながらも2大傑作「スターバト・マーテル」や「レクィエム」に通じて、敬虔なクリスチャンであったドヴォルザークのストレートで真摯な姿勢がよく表れたもの。のちの1893年にロンドンでの演奏に際して管弦楽版に編曲されていますが、ここでは当初のオルガン版を採用しています。代表作「グラゴル・ミサ」の印象が強烈なヤナーチェクの「主の祈り」は、1901年の作曲時にはピアノもしくはハルモニウムの伴奏指定でしたが、1906年の改訂ではハープとオルガンによる伴奏に変更され、ここでは後者による演奏となっています。グクルヘーア率いるミュンヘン・オルフェウス合唱団は、ミュンヘン楽友協会合唱団の選抜メンバーおよそ60名規模のアンサンブルで、1982年の設立以来、ドイツで評価の高い団体。ほかにも珍しい宗教作品も数多くリリースしてきた実績が示す通り、深く美しいハーモニーを聴かせてくれます。 (Ki)
PH-05010
ピアソラ作品集
ブエノスアイレスの夏/ ノヴィタンゴ
あるヒッピーの頌歌
ブエノスアイレスのマリア - 受胎告知のミロンガ
コラール/ 我らの時代/ キチョ
エスクアロ(鮫)/ オブリヴィオン(忘却)
リベルタンゴ/ミケランジェロ70
フィナーレ(ブレヒトとブレルの間で) (バンドネオンと弦楽のための編曲)
フォルトゥナQ、
ベルート・アーベル(バンドネオン)
PH-05011
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
フランツ・コンヴィチュニー(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1954年
ディスコグラフィによると、どちらもDGやEternaないしはBerlin ClassicsからLP、CDが発売されたものと同じもののようです。オイストラフのぶっといロマンティシズムがたっぷり楽しめる2曲です。  (Ki)
PH-05013
バッハ:カンタータ第56番「われは喜びて十字架を担わん」BWV.56*
 カンタータ「われは満ち足れり」BWV.82*
ブラームス:4つの厳粛な歌+
ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ(Br)
ヘルタ・クルスト(P)+
カール・リステンパルト(指)
リステンパルトCO&cho*
録音:1951年6月*/1950年1月+
いずれもフィッシャー=ディースカウの比較的初期の録音。全てDGのORGINAL MASTERSのシリーズの中で発売されたものと同じ。 (Ki)
PH-05014
シューマン:アベッグ変奏曲 ヘ長調Op.1
パピヨン(蝶々)Op.2
ダーヴィド同盟舞曲集Op.6
スザンネ・グリュッツマン(P)
録音:2001年11月
若き日のシューマンを代表するピアノ作品3 作が収録されています。グリュッツマンは10 代からツヴィカウのシューマン・コンクールなど各地で催されるコンクールに入賞し続け、1989 年のミュンヘン国際コンクールの優勝で決定的な名声を確立しました。現代ドイツを代表するピアニストの一人とみなされています。快速なパッセージを涼しく弾き進めていくテクニック。そしてスローパートをじっくり聞かせる奥行きのある解釈。饒舌さとは無縁であることで、却って燃え上がるロマン派の息吹を確かに伝えてくれる、そんな演奏がここにあります。 (Ki)
PH-05015
ヨセフ・スーク:弦楽セレナード 変ホ長調Op.6*
ドヴォルザーク:弦楽セレナード*
スラブ舞曲ホ短調Op.72-2+/ハ長調Op.46-1+
フォルカー・ハルトゥンク(指)
ヨーロピアン・ニューPO
録音:2003年*/2004年+
19世紀から20世紀にかけて活躍したチェコの二大作曲家ドヴォルザーク(1841〜1904)とスーク(1874〜1935)。若き日のスークは偉大な先輩の薫陶を受け、後には師の娘を妻に迎えるなど、まさに血を分けた家族同様の交流がありました。ドヴォルザークのセレナードはこのジャンルの代表的な作品ですが、スークのセレナードもそれに遜色ない素晴らしい作品です。しかもこの作品を書いた時、スークはまだ18歳だったことを聞いたら驚きも2倍になるというものです。当初メランコリックに傾きがちだった作風が、生きる喜びに溢れた作品へと変貌した蔭には師ドヴォルザークのアドヴァイスがありました。ジュリアード出身でチェリビダッケにも師事したハルトゥングとENPOの淀みなく歌う演奏はそれぞれの作品の魅力をストレートに伝えています。  (Ki)
PH-05017(3CD)
フンパーディンク:歌劇「王の子供たち」 トーマス・モーザー(T王の息子)
ダグマール・シェレンベルガー(Sガチョウ番の娘)
ディートリヒ・ヘンシェル(Brヴァイオリン弾き)
マリリリン・シュミージュ(Ms魔女)
アンドレアス・コーン(Bsきこり)
ほか
ファビオ・ルイージ(指)ミュンヘン放送O
バイエルン放送交響cho
ミュンヘン少年cho

録音:1996年3月22、24日、ミュンヘン
かつてCALIGレーベルから発売された録音の久々の再発です。「ヘンゼルとグレーテル」で有名なエンゲルベルト・フンパーディンクは、他にもいくつかオペラを書き残しており、その中ではこの「王の子供たち」が比較的知られています。やはりメルヘン調の題材ながら、こちらは悲劇。森の中で魔女に働かされているガチョウ番の娘と、王の息子(継承権のない王の子)が出会い、恋に落ちる。魔女の魔法で森から出られないガチョウ番の娘だったが、彼女も王家の血筋を引いていることを知り、王の息子と結ばれるため自力で魔力を破り町へ向かう。しかしそれぞれ町へ向かった二人は、結局市民たちから追い出され、森の中で魔女の焼いた死のパンを食べて死んでしまう。音楽にもワーグナーの影響が顕著で、「ヘンゼルとグレーテル」に比べ遥かにロマンティックな色彩が豊かな作品になっています。この録音は1996年にバイエルン放送が収録したもの。王の息子にトーマス・モーザー、ガチョウ番の娘にダグマル・シェレンベルガー、ヴァイオリン弾きにディートリヒ・ヘンシェルと、マイナーオペラとは思えないほどの豪華キャスト。しかも指揮はファビオ・ルイージ!当時ルイージは、彼の名声を高める礎となったウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者に就任して間もないころで、評判が急上昇しているころでした。埋もれてしまいがちな「王の子供たち」をこれだけの充実した面々の演奏で聞けるのはありがたいことでしょう。 (Ki)
PH-05018
カール・コハウト:リュート協奏曲とディヴェルティメント
リュート協奏曲 ヘ長調
ディヴェルティメント 変ロ長調
リュート協奏曲 ニ長調/イ長調/変ロ長調/ヘ長調
ガランテリエ
[ジョン・シュナイダーマン(Lute)、エリザベスト・ブルーメンストック(Vn)、ウィリアム・スキーン(Vc)]
カール・コハウト(1726-1784頃)は、ウィーンのオルガン奏者の息子として生まれ、リュート奏者として、また作曲家として広く活躍したそうです。ハイドンよりやや年長の彼は、ウィーン古典派の流儀をリュートという古雅な楽器と融合させることで、独特の魅力を作りあげることに成功しています。コハウトの作品だけのCD は非常に珍しいでしょう、要注目です。   (Ki)
PH-05019
アンナ・マリア・ルイザ・デ・メディチの庭園
エリセンダ・ファブレガス:ヴォセ・デ・ミ・ティエラ
ヒラリー・タン:アンナ・マリア・ルイザ・デ・メディチの庭園
ウインドホーヴァーリーフ
エレーナ・カッツ=チェルニン:カラーズ・オブ・ザ・シー
マイニンガー・トリオ
[クリストファー・マイニンガー(Fl、A-Fl)、フランソワ・グローベン(Vc)、ライナー・ゲップ(P)]
録音:2005年
PH-05020
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 クルト・ザンデルリング(指)バイエルンRSO
録音:1994年11月4日ヘルクレスザール(ライヴ)
冒頭、弦のトレモロに乗って静かに浮かび上がる、深く息の長いホルンのソロ。ここから始まる最初の5分を聴けばたちどころに、この演奏がいかにとんでもないかお分かりいただけるはず。ザンデルリング&バイエルン放送響の「ロマンティック」94年ライヴ。正規盤初出のレパートリーである音源そのものはすでにファンの間では広く知られていましたが、このたびProfilが弊社の熱いリクエストに応えてリリースに踏み切りました。ザンデルリングのブルックナーでは、近年シュトゥットガルト放送響との第7番(99年ライヴ / hanssler 93.027)における自然体の音楽も思い起こされますが、この4番は格別の出来栄え。とにかくオケがめちゃくちゃにうまい!巨匠スタイルの圧倒的なアプローチに応える、バイエルン放送響の底知れぬ実力。たとえば第2楽章アンダンテ。柔らかく繊細に始まり、やがてあたかも木漏れ日が射しこむかのような優しい表情をみせるあたりなど、言葉を失うほどの美しさ。壮大なフィナーレに至ってはこのうえなく感動的でしびれます。録音も見事で、ザンデルリングの至芸が味わえる一枚といえます。 (Ki)
PH-05021
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68 カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
バイエルンRSO
録音:1979年1月26日ヘルクレスザール(ライヴ)
追悼盤の相次ぐジュリーニ、なんとプロフィルからも超弩級のリリースが!ブラームス1番はフィルハーモニア(62年/EMI)、ロス・フィルそしてウィーン・フィル(順に81 年、91 年/DG)に次いで4 種目、ライヴとしては初めて。しかもオケはバイエルン放送響という理想的な顔合わせ。79 年といえばジュリーニがロス・フィル音楽監督(1978 〜 84)に就任して、欧米双方の楽壇でもっとも精力的に活動をしていた頃。これは巨匠の風格を加え、遅めのテンポを特徴とする個性的なスタイルへの傾斜を深めていくのと時期も重なります。悠然たる構えが巨匠の芸というほかないウィーン・フィル、緻密なアンサンブルを聴かせるロス・フィルと、オケと時期の違いもありそれぞれが独特の魅力を放つジュリーニのブラームス。このバイエルン放送響とのライヴもまた、いかにも「カンタービレの巨匠」の面目躍如たる内容といえるでしょう。すでにジュリーニの美が色濃い第1 楽章。ただ情熱と緊張で押し切るようなことはなく、慈しむように旋律を紡ぎ上げてゆくあたりが、まぎれもなく彼ならではの歌いまわし。さらに第2 楽章では‘ジュリーニらしさ’はピークに達し、弦はもちろん木管の表情などすべてが、たとえようもなく繊細でありながら豊かな歌でいっぱいに満たされています。そしてフィナーレ。およそ力んで煽るようなところは微塵もなく、じわっと自然に湧き上がるような音楽。このように演奏も圧倒的なら録音がまたじつに素晴らしい。すでに四半世紀以上を経過していることをまったく感じさせない驚異的なクオリティは、バイエルン放送の技術水準の高さを物語っています。
〜演奏時間の比較〜
[BRSO / 79 年] T .15’04”+U .10’09”+V .5’04”+W .18’53”
[PO / 62 年]  T .14’11”+U . 9’28”+V .4’55”+W .18’08”
[LAPO / 81 年] T .18’53”+U .10’27”+V .5’07”+W .18’34”
[VPO / 91 年] T .15’49”+U .10’49”+V .5’18”+W .19’46” (Ki)
PH-05022
(2SACD)
R.シュトラウス:歌劇「エレクトラ」 デボラ・ポラスキ(S:エレクトラ)
フェリシティ・パーマー(S:クリテムネストラ)
アンネ・シュヴァネヴィルムス(S:クリソテミス)
グレアム・クラーク(T:エギスト)
フランツ・グルントヘーバー(Br:オレスト)、他
セミヨン・ビシュコフ(指)ケルンRSO&cho
録音:2005年
タイトルロールには、今エレクトラといったらこの人をおいて他にいないデボラ・ポラスキ。迫力と女の情念と優しさとが入り混じった歌はさすがの一言。クリソテミスにはここ数年台頭著しいソプラノ、アンネ・シュヴァネヴィルムス。さらに大ベテラン、フェリシティ・パルマーの不気味なクリテムネストラ、グレアム・クラーク、フランツ・グルントヘーバーと、今日「エレクトラ」を上演するに最上の面々が集められています。ビシュコフの指揮は、ネチーッと濃密に音楽を練り込み、不気味な緊張感で全編を貫いた見事なもの。 (Ki)
PH-05023
サン=サーンス:クリスマス・オラトリオ Op.12 ヴェレナ・シュヴァイツァー、
エディト・ヴィーンズ(S)
ヘレナ・ユングヴィルト(A)
フリートライヒ・メルツァー(T)
クルト・ヴィドマー(B)
ハンス=ヨアヒム・バルチュ(Org)
バルバラ・ビエルマン(Hp)
ディートハルト・ヘルマン(指)
マインツ・バッハO&cho

録音:1976年
※CALIGレーベルからの移行盤
PH-05024
コルンゴルト:室内楽作品集
ピアノ,ヴァイオリンとチェロのための
三重奏曲 ニ長調Op.1
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調Op.6
レーン・トリオ
[アンドレアス・レーン(Vn)
 カイ・モーザー(Vc)
 ケルスティン・ヒンダルト(P)]

録音:1990年頃
※独 CALIGからの移行再発売
PH-05025
モーツァルト:クラリネット協奏曲*
モテット「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」K.165+
交響曲第29番イ長調 K.201
ジリ・リノット(Cl)*
ドリス・ハーゲル(S、指)
カペラ・ヴァイルブルゲンシス
録音:2004年10月
お城の町として、そして城内で行われるコンサートで知られるドイツ・ヴァイルブルク。その城内教会を根拠として活動するカペラ・ヴァイルブルゲンシスが18世紀の響きでモーツァルトの典雅な世界を再現しています。曲目の良さも特筆すべきで、さながらお城で行われた一夜のコンサートのよう!躍動感で一杯の演奏を、素晴らしい録音でお楽しみいただけます。ドレスデン選帝侯の宮廷の典雅な舞踏会音楽の「ライブ」!を目指した意欲作。 (Ki)
PH-05027
ラフマニノフ:2台ピアノのための作品集
交響的舞曲Op.45
組曲第2番Op.17/幻想曲Op.5
ピアノ・デュオ・ウリアルテ&ムロンゴヴィウス
[ベゴーニャ・ウリアルテ、
 カール=ヘルマン・ムロンゴヴィウス(P)]

録音:1981年/1998年/2004年
PH-05028
グノー:聖チェチーリアの荘厳ミサ曲、
ビゼー:テ・デウム
アンジェラ=マリア・ブラシ(S)、
クリスティアン・エルスナー(T)、
ディートリヒ・ヘンシェル(Br)*、
ミュンヘン・モテットcho、
ハンス・ルドルフ・ツェベレイ(指)ミュンヘンSO
当時の基準で技巧的な点でも、またオペラ的な様式の導入という点でも画期的で、グノーの教会音楽家としての名を不動にした聖チェチーリアの荘厳ミサ曲。当代の名バリトン、ヘンシェルが参加しているのに注目です。ほかにビゼーの珍しい宗教曲を収録。
PH-05029(2CD)
フランツ・シュミット(1874-1939):オラトリオ「七つの封印の書」 エーベルハルト・ビュヒナー(T) 
ローベルト・ホル(Bs)
ガブリエーレ・フォンターナ(S) 
マルガレーテ・ヒンターマイヤー(A)
クルト・アゼスベルガー(T) 
ロベルト・ヘルツァー(Bs)
マルティン・ハーゼルベック(Org)
ホルスト・シュタイン(指)ウィーンSO、
ウィーン楽友協会cho
録音:1996年5月、ウィーン・ムジークフェラインザール
※CALIG レーベルからの移行再発売
PH-05032
ファリャ:ピアノ曲全集
4つのスペイン小品集/セレナータ ホ短調/
アンダルシアのセレナータ/
演奏会用アレグロ/マズルカ/歌/
小人の行列/ノクターン/
ワルツ=カプリッチョ/
ポール・デュカの墓に捧ぐ/ベティカ幻想曲
ウタ・ヴェヤンド(P)
ファリャのピアノ曲といえば、編曲物の「火祭りの踊り」ばかりが有名で、オリジナル作品は意外に顧みられていません。「スペイ ン命」の若手ピアニスト、ウタ・ヴェヤンドは女優ばりの美人ながら、なかなか見どころのあるこだわり派。このアルバムもファリャ・ アーカイヴ所蔵の自筆譜をチェックし、出版譜の誤りを正して演奏しているとのこと。学術的なだけでなく、熱いスペイン魂も感じさ せる演奏が魅力です。  (Ki)
PH-05037
ハイドン:交響曲第94番ト長調「驚愕」*
ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」#
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
バイエルンRSO

録音:1979年1月26日ヘルクレスザール(ライヴ)
正規盤初出。先のブラームス1番(PH.05021) と同日のライヴで、前半のプログラムであったハイドンとラヴェル。いずれもジュリーニお気に入りの作品ですが、こちらも屈指の高機能オケ、バイエルン放送響との相性の良さを物語る素晴らしい内容となっています。フィルハーモニアとのスタジオ録音(56年 / EMI)やウィーン・フィルへの客演などでも取り上げている名作「驚愕」。ためしに、なんとも柔らかく開始される木管と弦の序奏を聴いてみて下さい。どこまでも格調高くエレガントな美に彩られていることか。モダンオケの磨き抜かれた響きで、ゆったりとたっぷりと鳴らされたハイドンは、今では失われつつある古き良き伝統を思い起こさせます。まさに次元を超えた美。やはりフィルハーモニアや、後年のコンセルトヘボウ(89 年 / SONY)など数種の録音でも知られるマ・メール・ロワ。ファンタジー一色に染め上げられた世界は、触れると壊れてしまいそうな繊細さがたまりません。それにしても、このオケの柔軟性にはただ驚かされるばかり。巨匠スタイルへ傾斜を深めてゆくジュリーニの音楽づくりとバイエルン放送響の圧倒的な存在感。バイエルン放送による録音も見事です。 (Ki)
PH-05038(2CD)
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスターシンガー」第3幕 ハンス・ヘルマン・ニッセン(Br:ザックス)
オイゲン・フックス(Br:ベックメッサー)
トルステン・ラルフ(T:ヴァルター)
マルガレーテ・テシェマッハー(S:エーファ)
スヴェン・ニルソン(Bs:ポーグナー) 、他
カール・ベーム(指)
ドレスデン・シュターツカペレ
ドレスデン国立歌劇場cho

録音:1938年8月、ドレスデン
カール・ベームがその名声を確固たるものにしたのは、1934年から1943年まで音楽監督を務めたドレスデン時代(当時はザクセン国立歌劇場)でした。ここでベームはR.シュトラウスの「無口な女」や「ダフネ」も世界初演するなど、充実した音楽活動を繰り広げていました。この時期は録音も多数行われたのですが、オペラの録音は断片ばかり。しかし唯一の例外というべきものが、この「マイスタージンガー」第3幕の録音。ニッセン、フックス、ラルフ、テシェマッハーら、当時のドレスデンのベストメンバーを組んで臨み、ことに一世を風靡したニッセンのザックスと、思わず唸ってしまうフックのベックメッサーの上手さは格別、今聞いても実に立派で模範たるものです。加えてベームも細切れ録音の制約を撥ね退けて余りある強い意欲が伝わる指揮。以前にも各社から復刻盤がありましたが、今回のPROFILのCDは、驚くほどノイズが少なく、かといって高音バッサリの音でもなし。1938年という年代からすると不思議なくらい聞きやすくなっています。SP復刻はノイズが気になって…という方にも、これなら40代のベームの音楽を堪能できることでしょう。 (Ki)
PH-05039
マーラー:交響曲第4番ト長調*
歌曲集「子供の不思議な角笛」〜浮き世の生活/ラインの伝説/この歌を作ったのはだれ?
エヴァ・チャポ(S)
クラウス・テンシュテット(指)
バーデン=バーデン南西ドイツRSO
録音:1976年9月18日*/1976年8月23日#、以上ステレオ
「天国的」に無垢でのどかなときが流れていたかと思うと、激するところでは突如狂ったように興奮し、また次の瞬間には悲痛な嘆きへと場面が急転するこの極端な落差。これこそがまさしくマーラーの本質であり、そのままテンシュテットの音楽と重なります。エルザ・カヴェルティに師事したハンガリーのチャポーは、ポップを起用したスタジオ盤(85&86 年 /EMI)とは別の魅力で、陰影豊かな歌唱をじっくりと聴かせてくれます。録音の素晴らしさもポイント。 (Ki)
PH-05040
エルガー:交響曲第1番5*
ベルリオーズ:序曲「リア王」+
 歌劇「ベアトリスとベネディクト」序曲+
コリン・デイヴィス(指)
ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1998年*、1997年+、ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
PH-05041
ブラームス:セレナード第1番*
ウェーバー:クラリネット協奏曲Op.74+
ヘルムート・ギーサー(Cl)+
ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO
録音:1968年10月2日(*)、1977年11月25日+、ケルン、ヴァルラフプラッツザール
60年代のブラームスもヴァントの伝記作家にして当シリーズ監修人ヴォルガング・ザイフェルト教授の一番のお薦め演奏だけあって、50歳代のヴァントの切れ味の良いリズムと独特の気品があります。ウェーバーもドイツドイツした味わい深さが素晴らしい1枚。管楽器マニアにはもうお馴染みのヘルムート・ギーサーは、長年ケルン放響の首席を務めたかの地の伝説的クラリネット奏者。 (Ki)
PH-05042
ストラヴィンスキー:ピアノと管楽器の為の協奏曲*
B.A.ツィンマーマン:1楽章の交響曲#
フォルトナー:大オーケストラの為の交響曲+
リゲティ:ロンターノ**
ニキタ・マガロフ(P)
ギュンター・ヴァント(指)北ドイツRSO、
ケルンRSO+
録音:1985年*、1987年#、1960年+、1987年**
正確無比の冷静な解釈と思いきや、すこぶるヴォルテージの高い演奏に驚き。どの曲もストラヴィンスキーは言うに及ばず、バルトーク級のおもしろさ!現代オペラの中でも上演数の多い傑作「軍人たち」のツィンマーマン。しかも後年、ヴァントとツィンマーマンは音楽上の見解の相違から交流を断っただけにこの演奏、抜き差しならぬ緊張感に溢れています。まさに現代曲のアルバムにはめったにない誰もが楽しめる名盤でございます。 (Ki)
PH-05043
モーツァルト:聖体の祝日の為のリタニアK.243*
コンサート・アリア[みじめな私ここはどこ K.369#
「とどまって下さい、ああ愛しい人よ K.528#
「フィガロの結婚」序曲**
「ドン・ジョヴァンニ」序曲##
「コシ・ファン・トゥッテ」序曲##、「魔笛」序曲##
マーガレット・マーシャル(S;*/#)
コルネリア・ヴルコップ(A;*)
アドルフ・ダラポッツァ(T)*
カール・リッダーブッシュ(Bs)*
ギュンター・ヴァント(指)
バイエルンRSO&cho*、
ケルンRSO(#/**/##)
録音:1982年*、1980年#、1969年**、1968年##
生涯モーツァルトを愛したヴァントだけあって辺りを払うこの格調は、なかなか現在では聴けぬものとなってしまいました。特に声楽作品の品格は無類。また序曲のすばらしさなどを聴くとモーツァルトのオペラ全曲が残っていれば!と、どなたも悔やまれましょう。 (Ki)
PH-05044(2CD)
フォルトナー(1907-1987):歌劇「血の婚礼」 N. ヒンシュ=グレンダール、
アニー・シュレム、イルムガルト・ゲルツ、
エミー・リスケン、
ヒルデグント・ヴァルター、
ヴィルヘルム・オット、
アレキサンダー・シェードラー、
ギュンター・ヴァント(指)
ケルン・ギュルツェニッヒO&cho

録音:1957年7月16 日WDR(モノラル)
フォルトナーの代表作でツィンマーマンの「軍人達」の登場までは現代ドイツを代表するオペラとされていた傑作。初演直後の録音です。 注目はヴァント夫人のアニタ・ヴェストホフが「可憐な少女」役で歌っているのが見逃せません。音質大変良好です。  (Ki)
PH-05045
ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob.XV V -11、
オーボエ協奏曲ハ長調Hob.V U g:C1、
交響曲第76番変ホ長調Hob. -76#
ニキタ・マガロフ(P)、
ハンスイェルク・シェレンベルガー(Ob)、
ギュンター・ヴァント(指)北ドイツRSO*、
ケルンRSO

録音: 1985年12月2日ハンブルク・ムジークハレ(ライヴ)*、1980年1月11日、1973年2月10日ケルン・WDR 第1ホール#(全てステレオ)
ヴァントの愛奏曲76番がついにCD化。ヴァントマニヤの間でCD化が望まれていた逸品でロンドン交響曲に匹敵する名曲とい われ、あだ名がついてないばかりに隠れた存在で、ヴァントと鈴木秀美氏以外の指揮者はあまり生で取り上げられないのが大変悔やまれる天下の名品。  (Ki)
PH-05046
モーツァルト:ホルン協奏曲集
第2番変ホ長調 K.417*
第3番変ホ長調 K.447*
第4番変ホ長調 K.495*
ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407+
ヴィルヘルム・ブルンズ(ナチュラルホルン)
トーマス・ファイ(指)マンハイム・モーツァルトO*
クワドリガSQ+
録音:2004年3月10日、メルレンバッハ、市民劇場/2004年1月13日-2月2日、バド・デュルクハイム、ナチュラルホルンアカデミー
かつてナチュラル・ホルンの名手ヘルマン・バウマンが、アーノンクール伴奏で協奏曲を録音して以来30年あまり。ちょうどモーツァルト記念の年に、それぞれの弟子ブルンズとファイとの顔合わせで、また新たにすばらしいモーツァルトが登場します。ベルリン古楽アカデミーやウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとも共演を果たしているブルンズがうまい!どこかこっけいなナチュラル・ホルンの魅力が全開。このソロを大いに盛り立てているのが、尖ったリズムの刺激的なハイドンやベートーヴェンでおなじみのフェイ。 (Ki)

PH-05047
モーツァルト:交響曲第39番
 交響曲第41番「ジュピター」
 歌劇「皇帝ティートの慈悲」序曲
トーマス・ファイ(指)
マンハイム・モーツァルトO
ハイドンベートーヴェン(ヘンスラー)で刺激的な演奏を繰り広げてきたフェイが、またしてもやってくれました!新たにたにオリジナル楽器のオケを率いて傑作「ジュピター」と39番をリリース!「ジュピター」は1990年頃にもシュリアーバッハー室内管と既に録音しており、それはもう師のアーノンクール顔負け、超過激にティンパが飛び交う凄演でした。ここでのオケは2003年にフェイ自身が創設したマンハイム・モーツァルト管弦楽団。モーツァルトの誕生日に合わせて2006年1月27日にコンサート・デビューを果たしたばかり。当録音は2年近くにも及ぶ周到な準備期間を経て臨んだそうです。
「第39番」は、第1楽章序奏から、決死の覚悟を込めた濃厚な表現。弱音のティンパニのトレモロがここまで意味深く響いた例も珍しく、なにやら恐怖さえ予感させます。主部に入ると一転して緩やかなテンポで優雅なニュアンスに変貌。入念なアーティキュレーションを施しながらも柔らかな感触で歌いあげ、憧れの風情が漂います。ところがフォルテの経過句からテンポアップ!3拍子の拍節を強靭に際立たせ、力感満点の推進力を発揮。当然提示部の繰返しは敢行していますが、2回目は楽想の変わり目でリタルダンドするなど、単なる反復に終わらないのもフェイならでは。アクセントの衝撃度も尋常ではありません。展開部と再現部の間で長い間を取るのも、ニュアンスの変化を丹念に表出しようとするフェイの真摯な態度の現れ。第2楽章は粘らずに清々しい歌に溢れていて、聴き手を自然に引きつけける魅力が一杯。ややテンポを上げて、低弦リズムをゴリゴリと突出させて進む第2主題の切迫感、長調と短調のニュアンス入れ替えの何と鮮やかなこと!第3楽章の呼吸の起伏の大きさにも驚愕!2小節を一つの単位として音楽をとことんうねらせますが、奇を衒った物々しさではなく、実に格調高い一枚岩の構築を確立しているのです。トリオのクラリネットの対旋律を主旋律と同等に響かせている点にもご注目。それを弦に引き継いでからも、その対旋律は同様に鼓動を続け、脈々と生命感を注入するという入念さ!終楽章は、超絶品!こんな高密度を誇る演奏がムラヴィンスキー以来あったでしょうか!全声部が強固な緊張で連動し合い、音楽の恰幅の大きさも並ではありません。他のどんな演奏からも浮かび上がってこなかった魅力的な表情が次々と迸り、ただただ唖然!
「ジュピター」
も期待通りの名演。前回の録音の破壊的な凄みに比べると、立派に整理されていますが、それでも他では絶対味わえない凄演であることに変わりなく、クレンペラーのような大伽藍的造型を愛する方をも驚喜させるに違いない巨大な名演奏です!打お1楽章は、完成された立派な音楽をそのまま鳴らすのではなく、伝統の殻を必死で脱ぎ捨てようとするする、沸々とした情熱が全体に漲り、まさに格闘の音楽!第2楽章は特にノンヴィブラート・アレルゴーの方に耳を傾けていただきたい演奏。どこにも淡白な流れる瞬間などなく、フレーズの端々から美しい余韻が滲むのを感じていただけると思います。第3楽章も荘厳さの極み。ほとんどアタッカで突入する終楽章は圧巻!快速テンポで、前ののめりになるほど何かに追い立てられるような緊迫感!この攻撃力があのベートーヴェンの1番&2番の名演に繋がることを思い知らせれます。声部の抉りが強力に深いのは相変わらず。とにかく1分でも長くこのワクワク感に浸っていたいという気持ちで全てのリピート敢行がこんなにありがたく感じたことは滅多にありません。なお、ピッチは現代オケとほとんど変わりなく、管楽器とティンパニに時代楽器を用いているようです。 【湧々堂】
PH-05048
メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」*
交響曲第5番「宗教改革」+
コリン・デイヴィス(指)
ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1997年8月31日-9月2日*、1997年10月28日+、ドレスデン・ゼンパーオーパー(ライヴ)
デイヴィス&ドレスデン・シュターツカペレ・エディション第2弾。伝統のオケ、ドレスデンでメンデルスゾーンが聴けるなんてもう夢のよう。デイヴィスのメンデルスゾーンといえば、ボストンSO.との第4番(75 年/Philips)をはじめ、バイエルン放送SO.(ORFEO)と第3(83年)、第4 & 5番(84年) の録音が有名。とはいえ「宗教改革」の冒頭などに顕著ですが、メンデルスゾーンの陰影豊かな美しさを描くのにドレスデン固有の響きはやはり底知れぬ魅力です。実際、みずみずしさいっぱいの弦、木管のデリケートな表情など申し分ありません。音楽が進むにつれ、次第に熱が帯びてゆく「スコットランド」。キャリアの円熟期を迎えたデイヴィスが自らの音楽を表現し尽くした、どこまでもぜいたくな一枚です。ともに完全初出で録音も万全。 (Ki)
PH-05049
シベリウス:交響曲第2番*
 交響詩「エン・サガ」Op.9+
 「ルオンノタール」Op.70#
ウテ・ゼルビク(S)#
コリン・デイヴィス(指)
ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1988年9月22日*、2003年7月7-8日+、ドレスデン・ゼンパーオーパー(ライヴ)
ボストン響(76年)、ロンドン響(94 年) との間に位置する今回の「第2交響曲」は、LSO Liveで通産3度目の全集に取り組むデイヴィスにとって、交響詩「エン・サガ」とともにこれまでのところ3種目にあたり、初のライヴ。シベリウスのほかの多くの作品と同じく民俗叙事詩「カレワラ」にもとづく「ルオンノタール」のみ、初出のレパートリーとなります。とにかくオケが圧倒的に雄弁で魅力が尽きません!色数も豊富な弦楽セクション。輝かしく、ときに柔らかい音色を奏でる金管。これを聴くと根強いファンが多いのも頷けます。もちろんデイヴィスの指揮も素晴らしく、もはや多くの言葉を費やすことが空しく思えてくるほど。すべて完全初出で録音状態も抜群です。 (Ki)
PH-05050
ハイドン:十字架上のキリストの七つの最後の言葉Hob.XX XX(合唱版) インガ・ニルセン(S)、
ブリエレ・シュレッケンバッハ(A)、
マルティン・ヒル(T)、
ティアス・ヘレ(Bs)、
フリーダー・ベルニウス(指)
シュトゥットガルト室内cho、
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内O
作曲者自自身による4 つの版が存在する「十字架上のキリストの七つの最後の言葉」。1785 年アンダルシアのカディス大聖堂の 依頼で最初に管弦楽曲版を作曲した当時からその出来栄えにはかなりの自信をのぞかせていただけに、いつかふたたび使おうとあ たためていたのでしょう。こののち弦楽四重奏版と鍵盤独奏版を経て、ついにオラトリオ版が誕生するわけです。ハイドンは晩年 におもに声楽作品に傾倒してゆきますが、これはそのなかで手がけたオラトリオのうちのひとつにあたります。 その実力の高さがすでに折り紙つきのベルニウスらによる演奏は、作品の真価をしっかりと伝えるものです。インターコード原盤。  (Ki)
PH-05051
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956
弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 D.87Op.125-1
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc)
フォーグラーSQ
1985年ベルリンでの結成以来、不動のメンバーによりつねに第一線で活躍するフォーグラー・カルテット。メンデルスゾーン(PH.04091)につづくProfil 第2弾はシューベルト・アルバム。かの「グレイト」と同じくハ長調で書かれた弦楽五重奏曲は、シューベルト室内楽の掉尾を飾る名作です。歴代の名盤においてスター・プレイヤーが務めることが恒例の、要のチェロに抜擢されたのはミュラー=ショット。ムターやプレヴィンとの共演でもっとも注目を浴びている期待の大型チェリストです。ORFEO よりリリースのアルバムでもソリストとしても一級の腕前ですが、20年余りの活動で30代後半ながらカルテットとしてはヴェテランの域に入った面々と渡り合い、リードさえする存在感はたいしたもの。結果、惚れ惚れする充実の出来栄えで、シューベルト・ファン、室内楽好きにはこたえられない内容となっています。さらに、気心のしれた仲間で楽しむハウスムジークを意図したサイズで、次から次へとシューベルトらしい歌があふれ出す第10番も聴きものです。 (Ki)

PH-06001
ベートーヴェン:ミサ曲ハ長調Op.86、
モーツァルト
:主日のためのヴェスペレ ハ長調KV.321*
ギュンター・ヴァント(指)
バイエルンRSO&cho、
マーガレット・マーシャル(S)、
ルネリア・ヴルコップ(A)、
ドルフ・ダラポッツァ(T)、
カール・リッダーブッシュ(Bs)、
ギュンター・ヴァント(指)ケルンRSO&cho*
ブリギッテ・デューラー(S)*、
ユリア・ハマリ(A)*、
ウェルナー・クレン(T)*、大橋国一(Bs)*
録音:1982年1月21日ヘルクレスザール(ライヴ)、1968年11月22日ケルンWDR 第1 ホール*(共にステレオ)
Profil のギュンター・ヴァント・エディションでは、これまでスタジオ盤では聴けなかった新たなレパートリーが含まれて いるのも大きな魅力。 南ドイツの大御所評論家カール・シューマン博士が激賞し。バイエルン放響定期演奏会のベートーヴェンがC 化。合唱のヴォルテージの高さが印象的で、圧倒的迫力のベートーヴェン、モーツァルトのヴェスペレは彼の宗教曲中もともと2,3を争う傑作ですが、ヴァントが演奏するとレクイエムより上と思えるのがすごいところです。 (Ki)
PH-06002
ヴァルター・ブラウンフェルス:テ・デウムOp.32(ソプラノ、テノール、混声合唱、オルガンと大管弦楽のための)、
ヒンデミット:演奏会用音楽Op.50(弦楽合奏と金管のための)
レオニー・リザネク(S)、
ヘルムート・メルヒェルト(T)、
ヘルマン・ヴェルナー(Org)、
ケルン・ギュルツェニヒcho、
ギュンター・ヴァント(指)ケルンRSO

録音:1952年12月20日、1970年3月6日ケルン(モノラル・ライヴ)
ヴァント言わく1920年代30年代においてブラウンフェルスはR.シュトラウス、と並び称されたドイツで最も高名な作曲家とのこと で、このテ・デウム確かにブルックナーのそれにもひけをとらぬ名作のよう、作曲者もヴァントの演奏に対し「こんなすごい音楽とは 思わなかった!」とコメントのしようのない絶讃のコメントをしております。合唱、オルガン、フルオケが鳴りまくる確かに大迫力の 20世紀の傑作!モノラルながら音質大変良し。 (Ki)
PH-06003
モーツァルト:「戴冠式ミサ」K317*
シューベルト:スターバト・マーテルD.383#
マルゴ・ギヨーム(S)
マルギット・コベック(A)
ヨハネス・フェーヤーベント(T)
エヴァルト・カルデヴィーアー(Bs)
ギュンター・ヴァント(指)ケルンRSO&cho
録音:1952年7月25日*/1953年10月17日#

PH-06004
デニス・ブレイン&ヴァント
(1)ヴァルター・ブラウンフェルス(1882−1954):エクトル・ベルリオーズの主題による幻影
(2)モーツァルト:ホルン協奏曲第3番変ホ長調K447
(3)タデウシュ・ベイルド(1928−1981):オーボエと管弦楽のための4つの対話(1964)
(1)ケルンRSO
  録音:1953年12月(放送用セッション・モノラル)
(2)デニス・ブレイン(Hrn)、ケルンRSO
  録音:1951年1月(放送用セッション・モノラル)
(3)ローター・ファーバー(Ob)
  バイエルンRSO
  録音:1968年2月(ライヴ・ステレオ)
ベイルド以外の録音は放送用のセッション録音というだけあり、音質も高水準で、特にモーツァルトの美音したたるブレインとの共演は品格あふれる逸品です。拾いものはブラウンフェルス(デッカ頽廃録音シリーズ「鳥」が有名)。ロマン主義の伝統を尊重した『内省的とは極めて対照的に効果的で劇的な手法』(ニューグローブ音楽事典1994)と評される作風だけあり、リヒャルト・シュトラウスの交響詩ばりに、ひたすら盛り上がる曲調が爽快ですらあります。ヴァントも絶好調の激しさです。ベイルドはポーランドの重要作曲家でこの「4つの対話」が代表作といえるもの、『彼の主眼は強烈であふれるばかりの音の美しさなのである』と前掲のニューグローブ音楽事典1994で取り上げられている名曲。多彩なプログラムがたいへん魅力的な一枚でございます。ギュンター・ヴァント・エディションVol.17。 (Ki)
PH-06005
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、
R・シュトラウス:4つの最後の歌*、
ホルン協奏曲第1番#
ルドルフ・フィルクスニー(P)、
マーティナ・アーロヨ(S)、
ヘルマン・バウマン(Hrn)、
ギュンター・ヴァント(指)ケルンRSO

録音:1969年9月13日、1967年6月15-16日*、1975年10月31日# (全てステレオ・ライヴ)
豪華なメンバーの協奏曲集。フィルクスニーとヴァントの組合せは甘さを徹底的に排しながら、恐ろしい程の格調の高さが空前で誰もが待ち望んでも得られなかった類いの希有な大演奏。R.シュトラウスのほのぼのした第1番も、ヴァントにかかると峻厳なる大名曲に早がわり。ホルン大家バウマンもうまさ爆発! 
PH-06006
ヴァント&カサドシュ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番*
ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」#
バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041+
ロベール・カサドシュ(P;*)
ローラント・グロイター(Vn;+)
ギュンター・ヴァント(指)
ケルンRSO、北ドイツRSO+
録音:1970年3月6日*/1967年4月20日#/1992年3月15日-17日+、以上ステレオ(ライヴ)
Profil の大看板、ギュンター・ヴァント・エディションの第19集。まずはなんといっても、カサドシュの亡くなる2年ほど前、3種目 にして初のライヴによるベートーヴェンの第4 番に注目。ヴァントのガッチリした音楽をバックに、カサドシュのダンディズムともいう べきシックなピアノが水のように自在に流れてゆきます。そこがまたスリリング。おそらく本リリースが正規盤初出となります。 きびきびとしたリズムに、優美な表情をみせる「オックスフォード」。これまでケルン・ギュルツェニヒ管とのスタジオ盤(モノラル)が 唯一の録音であっただけに、ステレオ収録による当ライヴは歓迎されるところ。ヴァントの得意としたハイドンこそ、キリッと引き締まっ た造形美を知るのにうってつけの曲目といえるでしょう。 手兵北ドイツ放送響のコンマス、グロイッターをソリストに立てたバッハは、ピリオド派の快速アプローチとは対極にある悠然たるテン ポ設定。主役はあくまでヴァントで、これによりバッハの威容がみごとに浮かび上がる仕組みです。バッハのみオケの自主制作盤を通じ て既出の内容で、すべて録音状態良好です。 (Ki)
PH-06008(2CD)
ブルックナー:交響曲第8番*
シューベルト:交響曲第8番「未完成」+
ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO
録音:2000年9月15日*、1999年9月28日+、ミュンヘン、ガシュタイク
異様な緊張感が会場を覆い、日本からも数多くのファンがかけつけた。伝説となった2000年の8番。冒頭から尋常ならざる気配。悠揚としながらも、ひたひたと鬼気せまる迫力が恐ろしい終楽章など圧巻で、その証拠に聴衆が曲が終わった後も拍手が出来ず、長い沈黙につつまれ、ヴァントが指揮棒を譜面台に置く音(?) もバッチリ収録。やがて盛大なる喝采に会場がつつまれる様までキチント収録されているのもライウ録音ならではの醍醐味でございます。「未完成」も絶品でこれ以上気高く美しい演奏がございましょうか!と申せましょう。音質もすばらしい! (Ki)
PH-06010
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短
ドビュッシー:交響詩「海」
ピンカス・ズッカーマン(Vn)
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
ケルンRSO
録音:1971年1月15日、ケルン(ライヴ)
完全初出!ふらっと吸い寄せられるような甘美な音色。パールマンと同門でジュリアードのガラミアン仕込みのズッカーマン。メンデルスゾーンはキャリア最初期の69年にバーンスタイン&ニューヨーク・フィルとの共演で華々しい成功を収めた曲。同年に同じ顔合わせでスタジオ盤も録音しています。ここではジュリーニのサポートのもと、伸び伸びと時に官能的でさえあるメンデルスゾーンを聴かせています。一方、ドビュッシーの「海」はもはや説明不要のジュリーニの十八番。フィルハーモニア(62年)、ロス・フィル(79年)、コンセルトヘボウ(94年ライヴ)ときて、じつに4種目。こちらもライヴという条件によるためか振幅の大きな表現が印象に残ります。 (Ki)
PH-06011
ブゾーニ:「ファウスト博士」の為の2つの習作Op.51*
フランク:交響詩「プシシェとエロス」#
ドヴォルザーク:交響曲第8番+
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)ケルンRSO
音:1971年1月11日(ステレオ)*/1971年1月15日(ステレオ)#/1958年11月3日(モノラル)+
カンタービレの巨匠ジュリーニが振ったケルン放送響とのライヴ集第2 弾。彼がもっとも充実していた1970 年代のブゾーニとフ ランクは、既出ズッカーマンとのメンデルスゾーンとドビュッシー「海」と同日のライヴ(PH.06010)になります。とくにフランク では、後年のベルリン・フィルとの再録でもみられる幻想的な美しさがたいへん魅力的。 メインのドヴォルザークはジュリーニ40代半ばのもの。旋律を歌い尽くした89年のコンセルトへボウとのライヴとは大きく印象も 異なり、第1 楽章のコーダやフィナーレでの堰を切ったようにはじけた表現はまことに痛快です。WDR アーカイヴの音源使用により 音質良好です。 (Ki)

PH-06012
ブルックナー:交響曲第5番 ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO
録音:1995年11月29日、12月1日、デジタル
ブル5の最高峰との呼び声も高い録音が遂に正規盤で登場!音質もクリヤーで温かみがあり最高に素晴らしいものがございます。この頃のヴァントは巨匠ぶりが尋常でないだけに、しかも曲も曲。人知を超えた崇高さで、いつなんどき聴いても無条件で感動させられてしまいます。しかも、当時のミュンヘン・フィルはベルリン・フィルと肩を並べていただけあってその美しさ巧さも絶品!  (Ki)

PH-06013(8CD)

ギュンター・ヴァント/交響曲録音集

(1)(PH-06008[2CD])
ブルックナー:交響曲第8番
シューベルト:交響曲第8番「未完成」*[1999年9月28日]
(2)(PH-06012)
ブルックナー:交響曲第5番
(3)(PH-06014)
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
(4)(PH-06046)
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
(5)(PH-06044)
ブラームス:交響曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第1番*
(6)ブルックナー:交響曲第6番
(7)ブルックナー:交響曲第9番
ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO

録音:(1)2000年9月15日、1999年9月28日*
(2)1995年11月29日、12月1日
(3)1993年5月28日
(4)2001年9月13日-15日]
(5)1997年2月19日、21日、23日、1994年2月4日*
(6)1999年6月24日
(7)1998年4月21日

※(6)は初出
チェリビダッケの亡きあと、ヴァントが一年に一曲のペースで取り上げたブルックナー。 なんといっても当セットの目玉は音楽評論家許光俊氏をはじめ、かねてよりファンからCD 化の要望が強かった第6番と第9番を分売にさ きがけて収めていること。第1楽章冒頭、ピシッと徹底した弦のきざみにこれから起こるドラマの全てが凝縮したかのように、ヴァント の芸風の真髄、厳しく引き締まった造形美に打ち抜かれた第6 番。そして「この世からの離脱と内なる真理の表現として、彼岸の輝きと 恍惚にみち」、建築にたとえて第5 番に次いで重きを置いていた第9番。ブルックナーについて、ヴァントは自身の評伝のなかで「ずいぶ んと多くの時間を要した」と述懐していますが、じっさいにこうしたものすごい演奏を聴くとこの言葉の重みが実感されます。 巨匠ヴァントが最晩年に残したミュンヘン・フィルとのきわめつけのライヴ。演奏内容は折り紙つき、録音もきわめて優秀な当セットは 末永くファンの宝物となることでしょう。 (Ki)
特にシューベルトの「未完成」とブルックナー「第9」(MEMORIESから発売済。廃盤)は、ヴァント・ファンとかブルックナー・ファンとか関係なく、クラシック愛好者ならこれを聴かない手はありません。2曲ともBMGに録音がありますが、次元が違います!
「未完成」の導入の超然とした空気から尋常ではなく、綿密に構築された造型が人の手を介していると思えないほどの自然さで湧き上がるのです。木管のふとした立ち昇りも虚無の境地。第1楽章展開部の立体感にも戦慄を禁じ得ません。不純物皆無の第2楽章からは、ただただ全てをを悟った慰めの表情がこんこんと流れ、一朝一夕には成し得ない芸術の到達点を目の当たりにする感動は言葉になりません。
このニュアンスがそっくりブルックナーにも持ち込まれているのですから、いかに透徹を極めた演奏になっているか想像してみてください。チェリビダッケに鍛えられた精緻なアンサンブルと、他の声部を聴き合う奏者全員の強固な連携が存分に発揮され、録音の透明度、ホール・トーンなど、全ての条件が揃わなければ実現し得ないニュアンスがここにあるのです。第1楽章冒頭の金管による動機から、いきなり宗教的な荘厳さと悟りの優しさが入り混じる空気を現出!第1主題のトゥッティの緊張が増幅し尽くすまでの呼吸も、感動的な高揚に結びついた少ない例ではないでしょうか。裏の裏の声部まで緊張が漲る第2楽章も、リズムが一貫して峻厳に刻まれるので、超然としたニュアンスが際立ち、安易に近寄れない威容で迫ります。ここでもアンサンブル機能性と声部バランスの完璧さは只事ではなく、これほどの凝縮しきったアンサンブルは、チェリビダッケの指揮でも聴いたことがありません。終楽章は、19:21からの最高潮点の人間が生み出し得る最高次元の最強音をはじめとして、信じがたいニュアンスの連続で、それらを伝える相応しい言葉が見つかりません。  
【湧々堂】
PH-06014
シューベルト:交響曲第9番「グレート」 ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO
録音:1999年9月28日、ミュンヘン、ガシュタイク
極上の美しさを讃えた「グレイト」で、ミュンヘン・フィルのチェリビダッケに鍛練された美音にヴァントのマッシブな音楽がブレンドされ、とんでもない名演が生まれました。録音もすばらしく、両端楽章も音が前にせまるってくる迫力。2 楽章の気品ある悲しい美しさも印象的。音質も名録音ながら再生の難しかったNDRものに比べ、厚みがありながらクリアーで再生しやすい素晴らしい音! (Ki)
PH-06015
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第4番、
幻想曲ハ短調KV.475、
ピアノ・ソナタ第14番、
ピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲つき」
エフゲニ・コロリョフ(P)
1949年生まれ、ネイガウス、ユージナ、オボーリンらたる顔ぶれに師事し、ロシア・ピアニズムの流れを汲む世界的ピアニ スト、コロリョフ。 昨年のアニヴァーサリーに合わせて、hr musik からはショスタコーヴィチ(HRMK 03306)を、ここProfil からはモーツァルト をそれぞれリリース。同じくネイガウスに師事したギレリスを思わせる硬質のタッチと透徹した響きが印象に残る一枚です。
PH-06016
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
第43番ハ長調Hob.XV:27
第44番ホ長調Hob.XV:28
第45番変ホ長調Hob.XV:29
ハ短調Hob.XV:13
トリオ・オーパス8
[エックハルト・フィッシャー(Vn)、
リオ・デ・セコンディ(Vc)、
ヒャエル・ハウバー(P)]
ハイドンは少なくとも40曲以上のピアノ三重奏曲を作曲しましたが、交響曲や弦楽四重奏にくらべると人気はいまひとつ。それ でもここに聴く3楽章構成による後期の3 曲ではそれまでの愛好家の音楽から抜け出し、鍵盤パートの充実ぶりなどに完成形を聴 く事ができます。トリオ・オーパス8はシューベルトやブラームス、シューマンの全集録音などでも知られる1986年結成のアンサ ンブル。 (Ki)
PH-06021
ブラームス:四重唱曲集
3つの四重唱曲Op.31、
3つの四重唱曲Op.64、
4つの四重唱曲Op.92、
6つの四重唱曲Op.112〜憧れ/夜に
アンドレアス・ロートコプフ(P)、
フリーダー・ベルニウス(指)
シュトゥットガルト室内cho
うつくしいハーモニーと精度の高いアンサンブルで評価の高いベルニウス率いるシュトゥットガルトのチームによるブラームス。
PH-06022
ハイドン:「ネルソン・ミサ」ニ短調Hob.XXII-11、
4つの秘跡のレスポンソリウム(ラウダ・シオン)Hob.XXIIIc-4、
でたし天の元后 イ長調Hob.XXIIIb-3*
インガ・ニルセン(S)*、
クリスティナ・ラキ(S) リア・ボレン(A)、
ハイナー・ホプフナー(T)、
ギュンター・ライヒ(Bs)、
フリーダー・ベルニウス(指)
シュトゥットガルト室内Cho
、ハイルブロン・ヴュルテンベルクCO
評価の高いベルニウス&手兵シュトゥットガルト室内合唱団によるハイドンの宗教曲集。

PH-06023
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番 キリル・コンドラシン(指)
ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1963年2月、ドレスデン国立歌劇場大劇場(ライヴ)、モノラル
極上ライヴが注目の的!ドレスデン・シュターツカペレ・エディション。Profil がメモリアル・イヤーに放つのは、ショスタコーヴィチの問題作、第4交響曲。驚くべきは指揮が1961年に世界初演を手がけたコンドラシン!前年には世界初の全集録音をモスクワ・フィルと同じく4 番から開始していますが、こちらはドイツ初演ライヴという歴史的価値の計り知れない内容です。シニカルでユーモラス。第4 番は政治的な圧力による無力感に苛まれていた歳月を表出したものともいわれ、プラウダ紙で批判を受けたオペラ「マクベス夫人」に相次ぎ1936 年に完成。リハーサル後に作曲者自らの手で封印され、これより四半世紀もの間、日の目をみることがなかったいわく付きの内容。創作上著しい発展をみせた意欲作であり、それまでに比べ編成も拡大し長大化。なにより、レントラー風のスケルツォを中央におきシンメトリカルな3楽章形式をとることや、はっきりとした引用から、マーラーに連なる作品であるのも見逃せないポイント。ショスタコーヴィチとマーラー。第4番というオマージュ的作品に対する、屈指のマーラー指揮者でもあったコンドラシンの正鵠を射たアプローチ。また、ドレスデンがマーラーを奏でるときそうであるように、豊潤な弦に加えて木管の表情の濃さなども語り尽くせぬ魅力です。 (Ki)
PH-06025
イグナツ・プレイエル:2手、手作品集
2つの小品
連弾の為のソナタ 変ロ長調
2台のピアノの為の協奏曲 ニ長調
連弾の為のソナタ ト短調
連弾の為のソナタ ヘ長調、エコセーズ
ヴォルフガング・ブルンナー、
レオノーレ・フォン・シュトラウス(Fp デュオ)
PH-06026
M・ハイドン:聖ウルスラをたたえるミサ「キームゼー・ミサ」MH.546
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618
 レジナ・チェリK.127*
ハンス・ルドルフ・ツェベレイ(指)
ミュンヘン・レジデンスO
ミュンヘン・モテットcho
ユリアーネ・バンゼ(S)、メヒトヒルト・バッハ(S)、
ガブリエーレ・ビンダー(A)
カール=ハインツ・ランペ(T)、
ヨアヒム・ゲプハルト(Bs)
ユリアーネ・バンゼ(S)*、
メヒトヒルト・バッハ(S)*
CALIG音源のライセンス発売。
PH-06028
シュッツ:われらの主イエス・キリストの生誕(クリスマス・オラトリオ)SWV435
シンフォニア・サクレ第3部(ハイライト)〜息子よなぜこんなことをしたのですSWV.401
 種まきが種をまきに出ていったSWV.408
 わたしは目を上げるSWV.399
全地よ主に向かって喜びの叫びをあげよSWV.493
ミュンヘン・ハインリヒ・シュッツ・アンサンブル
ヴォルフガング・ケルバー(指)
ミュンヘン・モンテヴェルディO(オリジナル楽器使用)

録音:1994年
CALIG音源のライセンス発売。
PH-06031(2CD)
ドヴォルザーク:歌劇「ルサルカ」(独語版) エルフリーデ・トレチェル(ルサルカ)
ヘルムート・シンドラー(王子)
ゴットロープ・フリック(水の精)、他
ヨゼフ・カイルベルト(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
ドレスデン国立歌劇場cho
録音:1948年
ドイツの偉大な指揮者、ヨゼフ・カイルベルトの貴重な「ルサルカ」です。カイルベルトは、第二次世界大戦で壊滅的な被害を受けたドレスデンの歌劇場の音楽監督を1945 年に引き受け、復興に大きな貢献を果たしています。この「ルサルカ」はその頃の貴重な録音。さすがカイルベルト、実にしっかりした名演です。歌手も実力派が揃い、ドイツ語ながら聞き応え十分!カイルベルト・ファンには逃がせないCD です。 (Ki)
PH-06032
ティッツ:弦楽四重奏曲ハ短調Op.1-4、
弦楽四重奏曲ニ短調Op.1-5、
3つの弦楽四重奏曲集〜第1番ト長調、
3つの弦楽四重奏曲集〜第3番イ短調
ホフマイスターQ(オリジナル楽器使用)
ニュルンベルクに生まれたアントン・フェルディナント・ティッツ〔ティーツ〕(1742 − 1811)は、ロシアに渡って活躍したヴァイオ リン奏者、作曲家。1771年にはサンクトペテルブルクの宮廷楽団のメンバーとなり、ロシアで最初に弦楽四重奏を作曲したと考えられて います。作風は幅広い音域と独立的な動きをみせる上声部に特徴があり、とりわけアダージョに魅力が凝縮。ここでは1781 年作の6 つの 弦楽四重奏と、1802年に書かれた3 つの四重奏からそれぞれ2 曲を収めています。 (Ki)
PH-06033
モーツァルト:初期ピアノ協奏曲集
第3番 ニ長調K.40
第8番 ハ長調K.246
ニ長調 K.107 No.1
ヴォルフガング・ブルンナー
(Cemb/Fp)指揮
ザルツブルク・ホフムジーク

録音:1998年頃
※オーストリア felicitas レーベルからの移行盤
PH-06034
いとしの姉ナンネルのために
連弾の為のソナタ ニ長調 K.381
前奏曲とフーガ ハ長調 K.394
転調する前奏曲
連弾の為のソナタ ハ長調 K.19a
ピアノ・ソナタ第7番ハ長調 K.309
カプリッチョ K.395
連弾の為のソナタ 変ロ長調 K.358
ヴォルフガング・ブルンナー、
レオノーレ・フォン・シュトラウス(Fp デュオ)
モーツァルトが姉ナンネルと共演するために作曲した連弾作品とナンネルがらみの独奏曲をフォルテピアノで奏したアルバム。さま ざまなレーベルでフォルテピアノの名演を繰り広げているブルンナーが、ここでもいぶし銀の芸術を聴かせてくれます。 (Ki)
PH-06035
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 マルガレーテ・テシェマッハー(S)
エリーザベト・ヘンゲン(Ms)
トルステン・ラルフ(T)
ヨーゼフ・ヘルマン(Br)
カール・べーム(指)
ドレスデン・シュターツカペレ
ドレスデン国立歌劇場cho
録音:1941年 ドレスデン
ドレスデンの音楽監督時代(1934〜43年)のべームが遺した第九。なるほど彼こそはライヴの人などといわれますが、ここでのべームは晩年のスタジオ盤とは別人のような熱く激しい音楽が特徴。独唱陣は同じべーム指揮によるシュトラウスの「ダフネ」世界初演時のキャストだったテシェマッハーやラルフをはじめとする、いずれも当時のドレスデンのベスト・キャスト。この放送用録音は他社からの復刻盤でも広く知られる内容ですが、このたび復刻では音質も驚くほど自然で聴きやすいものとなっています。 (Ki)
PH-06038
コリン・デイヴィス/「グレート」
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
コリン・デイヴィス(指)
ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1996年7月1-2日、ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
豊かな歌でいっぱいに満たされた、夢のように美しいシューベルト。魅惑のドレスデン・シュターツカペレ・エディションにデイヴィスの「グレイト」が登場します。ボストン響(80年)以来3種目となるデイヴィスの「グレイト」は、当オケとの全集録音(「グレイト」は96年7月2〜4日、場所はルカ教会)の直前にあたるものでライヴとしては初めて。名誉指揮者デイヴィスそのひとの誠実な音楽作りのもと、ドレスデンの美質が花開いた全集は最良の成果ともいえるたいへん優れた内容でした。ドレスデンといえばシューベルトはもっとも得意とするところ。主なところだけでも「グレイト」をべーム(79年ライヴ)、シノーポリ(92年)で、さらにサヴァリッシュ(67年、ブロムシュテット(81年)とは全集を残しています。そして、このたびのデイヴィスのライヴ盤。さりげないフレーズのひとつひとつが有機的に絡み合い、やがて大きな音楽を形作るさまがなんとも自然なのはさすが。長い伝統に培われた独特の流儀と腰の落ち着いた響きが極上です。ここには、シューベルト演奏のひとつの理想形があるといって差し支えないでしょう。 (Ki)
PH-06039
ベルリオーズ:テ・デウムOp.22
モーツァルト:キリエ ニ短調 K.341
ニール・ステュアート(T)
ハンス=ディーター・シェーネ(Org)
コリン・デイヴィス(指)
ドレスデン・シュターツカペレ、
ドレスデン国立歌劇場cho、
ドレスデン・シンフォニーcho、
ドレスデン・ジングアカデミー、
ドレスデン・フィルハーモニック児童cho、
ドレスデン国立歌劇場児童cho
録音:1998年10月3-4日、ドレスデン、聖十字架教会(ライヴ)
1998年9月22日に創立450 周年を迎えたドレスデン・シュターツカペレ。首席指揮者シノーポリのあと、記念シーズンの第2回シンフォニー・コンサートでデイヴィスが取り上げたのはベルリオーズの大作テ・デウム。Philips、LSO Live と一連の録音を通じて自他ともに認めるスペシャリストの手がける期待のプログラムといえるでしょう。さすがは幻想交響曲の鬼才ベルリオーズが書いた宗教曲というべきでしょうか。テ・デウムは空間の効果と壮大な規模による圧倒的な音響という点で「レクイエム」と双璧を成すもの。キリスト教への信仰をもたなかったベルリオーズにとっては宗教色以上に、セレモニアルな巨大で特殊な編成による演奏効果にその特徴があるといえます。オルガン、オーケストラ、3 声部をもつ2 群の合唱、さらには600人の児童合唱という途方もない編成とその配置に、異常ともいえる独特の空間の感覚が冴え渡っています。オルガンはオケと対峙し、児童合唱も2群の合唱とは分離され、オケはオケ、オルガンはオルガンとして独立して用いられています。冒頭のオケの全奏と、これに続くオルガンの重低音から洪水のように押し寄せる大音響。中間楽章の静謐な音楽も魅力ですが、圧巻はやはり終曲の「われ信ず、審判に」を迎えるあたり、絶頂が幾重にも折り重なってゆき、ひたすら感動的。カップリングは、絶筆のレクイエムと同じ調性によるモーツァルトのキリエ。わずか10 分にも満たない短い作品ですが、こちらもまた哀愁を帯びた美に引き込まれます。かねてより機会にふれて声楽曲への熱い思いを寄せてきた名匠デイヴィスによるベルリオーズとモーツァルト。ドレスデンの豊かな響きを得て、オケのメモリアル・イヤーを飾るにふさわしい出来栄えとなっています。  (Ki)
PH-06040(2CD)
ヤナーチェク:歌劇「カーチャ・カバノヴァー」(独語歌唱) エルフリーデ・トレッチェル(S;カーチャ)
ヘルムート・シントラー(T;ボリス)
ヘレーナ・ロット(A:マルファ)
ハインリヒ・プフラァンツル(B;ディコイ)
エルンスト・リヒター(指)
ドレスデン国立歌劇場O&cho
録音:1949年
物語はアレクサンドル・オストロフスキーの戯曲「嵐」により、ロシアのヴォルガ河畔を舞台に嫁姑関係のこじれあり、不倫あり、 身投げありのまさにヴェリズモといってよい内容です。ヤナーチェク作曲のオペラの評価は、1976年からのチャールズ・マッケラスの 録音により近年非常に高まりつつありますが、当盤は彼が「カーチャ・カバノヴァー」をイギリスで初演して注目を集めるよりはるか 前、Supraphon が録音する(1959年クロムプホルツ盤)よりも10年早い1949年、ドレスデン国立歌劇場(ゼンパー・オーパー)によ る全曲録音です。 (Ki)
PH-06044
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68*
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調Op.21#
ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO
録音:1997年2月18日*/1994年2月4日#、以上、ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
信頼の厚かった音楽評論家ヴォルフガング・ザイフェルト氏の監修のもと、巨匠の偉大な足跡をたどる壮大な企画、Profilのギュンター・ヴァント・エディション。そのなかでもひときわ注目を集めているのが、晩年に行われた一連のミュンヘン・フィ ルとのライヴです。ブルックナー、シューベルトに続き、このたび登場するのはレパートリーの重要な一角をなすとされるドイ ツ音楽の本流ベートーヴェンとブラームス。 ヴァントの芸風の特徴は厳しく引き締まった造形美。「強いて云うなら新古典主義的」(音楽評論家許光俊氏)。そのせいかブラー ムスの第1 番では、たとえば指揮者によっては、よりいっそう重々しく開始されることの多い第1楽章の冒頭のテンポ設定もい たって颯爽として速め。またフィナーレのコーダも大げさなドラマづくりは一切なし。手兵北ドイツ放送響とのこした2 度の全 集中の録音(82年、96年ライヴ)と比べても様式上の変化はほとんどみられません。むろん、こうしたことが可能なのも自ら の納得ゆくまでリハーサルを要求できるオケ以外はけっして振らなかった頑固一徹な巨匠と、それにこたえられるオケとの関係 性あってこそ。 甘さゼロ。ロマンを排した辛口のブラームスですが、やはりミュンヘンというオケのサウンドカラーの違いからくる魅力ゆえで しょうか。これまでのものにはなかったいくつもの新たな発見があることも確かです。 そして、こちらも北ドイツ放送響との2種(86年、97 年ライヴ)の録音が知られるベートーヴェン。ここには昨今ベートーヴェ ン演奏で主流となったピリオド・アプローチの面影はもちろんありません。それでも湧き上がる生命力と、出てくる音楽の気高 さ、豊かさに心が動かないかたはいないはず。 心底のファンが口を揃えて絶賛するヴァントとミュンヘン・フィルの顔合わせによるブラームスとベートーヴェン。聴いて違い のわかる人のためにある大人の音楽とでも呼ぶべき、巨匠孤高の境地を確かめることができるまたとない内容となっています。 (Ki)

PH-06045
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調WAB. 109(原典版) ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO

録音:1998年4月21日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
「名演のベルリン・フィル盤が98年9月、このミュンヘン盤は同年4月のライヴ。どちらもとび切りの一級で、スケルツォとアダージョに優劣はつけら れないが、第1楽章は再現部冒頭とコーダがベルリン盤を上まわる。ということは史上最高ということだ!(中略) ヴァントはブルックナーがこうしてほしいとスコアに書きこんだすべてを初めて音にして見せたのだ。それにしても言語に絶するのはコーダ!!!ここだけは誰 がなんといってもヴァント/ミュンヘンが第1位である。(中略)アダージョの出もこれ以上は考えられない表情を示す。(中略)最後の頂点を築いた後、 天国の音楽へ、その別世界に突然入ってゆく。美しさのかぎり!」音楽評論家・宇野功芳氏(「レコード芸術」2010年1月号&2月号 (Ki)
ヴァント・ファンとかブルックナー・ファンとか関係なく、クラシック愛好者ならこれを聴かない手はありません。2曲ともBMGに録音がありますが、次元が違います!「未完成」の導入の超然とした空気から尋常ではなく、綿密に構築された造型が人の手を介していると思えないほどの自然さで湧き上がるのです。木管のふとした立ち昇りも虚無の境地。第1楽章展開部の立体感にも戦慄を禁じ得ません。不純物皆無の第2楽章からは、ただただ全てをを悟った慰めの表情がこんこんと流れ、一朝一夕には成し得ない芸術の到達点を目の当たりにする感動は言葉になりません。このニュアンスがそっくりブルックナーにも持ち込まれているのですから、いかに透徹を極めた演奏になっているか想像してみてください。チェリビダッケに鍛えられた精緻なアンサンブルと、他の声部を聴き合う奏者全員の強固な連携が存分に発揮され、録音の透明度、ホール・トーンなど、全ての条件が揃わなければ実現し得ないニュアンスがここにあるのです。第1楽章冒頭の金管による動機から、いきなり宗教的な荘厳さと悟りの優しさが入り混じる空気を現出!第1主題のトゥッティの緊張が増幅し尽くすまでの呼吸も、感動的な高揚に結びついた少ない例ではないでしょうか。裏の裏の声部まで緊張が漲る第2楽章も、リズムが一貫して峻厳に刻まれるので、超然としたニュアンスが際立ち、安易に近寄れない威容で迫ります。ここでもアンサンブル機能性と声部バランスの完璧さは只事ではなく、これほどの凝縮しきったアンサンブルは、チェリビダッケの指揮でも聴いたことがありません。終楽章は、19:21からの最高潮点の人間が生み出し得る最高次元の最強音をはじめとして、信じがたいニュアンスの連続で、それらを伝える相応しい言葉が見つかりません。以下の「ブル9」の3大名演と共に必聴です!    【湧々堂・殿堂入り名盤】
PH-06046
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO
録音:2001年9月15日、ガスタイク・ミュンヘン
この演奏会の半年後2002年2月14日にヴァントは90 年の生涯を閉じました。数多いヴァントのブルックナーですが、耳の肥えた方ほどミュンヘン・フィルとの組み合わせに執着するのも道理で、ヴァント晩年の味わい、オーケストラの音色の適度な明るさ、弦の暖かみのある厚い響き、管楽器の比類ない美しさなど他に代え難い魅力にあふれています。 (Ki)
PH-06047
ブルックナー:交響曲第6番イ長調WAB. 106(原典版) ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO

録音:1999年6月24日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
ヴァントの良さはスケルツォ以後で、(中略)スケルツォの宇宙のひびき、各楽器のフレッシュな色の出し方、まことに美しくも意味深い。中間部では 木管による第5番のテーマの高級なフレージングに打たれた。フィナーレもまことに綿密である。抉りの効いた強音部と思いやりにみちた弱音部の歌が対 比され、第2主題の提示から展開部にかけては息もつかせない。内容の深さと音楽美が、いつもブルックナーの音楽の森羅万象を語りかけてゆく。」音 楽評論家・宇野功芳氏(「レコード芸術」2010年1月号) (Ki)
PH-06050(2CD)
ドヴォルザーク:レクィエムOp.89,B165、
ブラームス:4つの厳粛な歌Op.121*
メヒトヒルド・バッハ(S)、
ステファニー・イラニ(A)、
マルクス・シェーファー(T)、
クラウス・メルテンス(Bs)、
ドリス・ハーゲル(指)
ヴァイルブルク・シュロスキルへ・カントライ、
カペラ・ヴァイルブルゲンシス、
クラウス・メルテンス(Bs)*、
ドリス・ハーゲル(P)*
渡米前に創作のピークを迎えていたドヴォルザークは、満ち足りたなかであえてレクィエムという題材をあえて選び取り、安らぎにも似た美しい旋律を素朴に歌い上げました。中世の佇まいをいまに残すヴァイルブルクのアンサンブルは古楽界では名の通った存在。あたたかく清新なオリジナル楽器のひびきは、内容的に好ましいものといえるでしょう。 (Ki)
PH-06052
ベートーヴェン:民謡編曲集
ベートーヴェン
:23 の諸国の民謡WoO 158a 〜第7番“こんな羽根を背負うものは”(ティロル民謡)/第8番“おまえなんかご免だ”(ティロル民謡)/第6番“娘さんまったく娘は”(ティロル民謡)
10の主題と変奏Op.107〜第5番、
23の諸国の民謡WoO 158a〜第5番“ぼくはティロルの男の子”(ティロル民謡)、
10の主題と変奏Op.107〜第1番、
23の諸国の民謡WoO 158a〜第4番“朝早く起きて”(ティロル民謡)
6つのレントラーWoO 15、オーストリア民謡「深なべと平なべ」、
6つの主題と変奏Op.105〜第3番、
スイスの歌による6 つの変奏曲WoO 64(2 テノール版)、同(ピアノ版)、
6つのドイツ舞曲WoO 42、
25のアイルランド民謡WoO 152〜第21番“朝は残酷な悩まし手”/第1番“アルスターへの帰郷”、
12のスコットランド民謡WoO 156〜第2番“ダンカン・グレイ”、
26のウェールズ民謡WoO 155〜第1番“エヴァンの息子シオンよ”、
12の諸国の民謡WoO 157〜第4番“おお至聖なる”(シチリア民謡)
ヴェレーナ・クラウゼ、
メヒトヒルト・ゲオルク(S)、
ヘルマン・オズヴァルト、
オットー・ラストビヒラー(T)、
ヴェルナー・ビント(Bs)、
ヴォルフガング・ブルンナー(P)、
ザルツブルク・ホーフムジーク
1809年もしくは10年から1816年にかけて、楽譜出版社の依頼でベートーヴェンは散発的に民謡の編曲を手がけています。その民謡編 曲をメインに、同じく民謡を主題とした器楽作品も収めたアルバムがこちら。こうしてまとめて聴ける機会はあまりないため貴重な内容 といえるでしょう。
PH-06062
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番「ラズモフスキー第1番」、
弦楽四重奏曲第9番「ラズモフスキー第3番」
フォーグラーQ
1985年に結成、ベルリンを拠点にすでにオリジナル・メンバーで20年以上のキャリアを誇る名門フォーグラー・カルテット。最新録音 はベートーヴェン中期の傑作ラズモフスキー2曲。第1 番はデビュー間もない時期にも録音(92年RCA)していますが、ここでは2曲とも、 とくに第9番フィナーレの英雄的で力強いフーガなどに大きな成長のあとを感じさせます。この流れで、ぜひ後期も聴いてみたくなります。 (Ki)
PH-06063
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」(プロローグ&エピローグつき) ミヒャエル・ショッパー(Br)、
ヴォルフガング・ブルンナー(ハンマークラヴィア)

録音:2000年4月オーストリア、ミルシュタット・ホテル・ポスト
歌曲集の前後に、朗読によるプロローグとエピローグつき。
PH-06065
ショスタコーヴィチ:交響曲第15番*
ボリス・チャイコフスキー:主題と8つの変奏#
キリル・コンドラシン(指)
ドレスデン・シュターツカペレ

録音:1974年1月23日、ドレスデン文化宮殿(ライヴ)*/世界初演時(ライヴ)#
コンドラシンのショスタコ15番といえば、これまでモスクワ・フィルとの 1974年の録音しかありませんでしたが、これがコンドラシンとしてはイマイチの出来なので、ドレスデン・シュターツカペレとの当盤 は大歓迎の期待盤と申せましょう。カップリングはショスタコーヴィチの愛弟子ボリス・チャイコフスキー (1925-1996)がドレスデン・ シュターツカペレ創立425 周年のために作曲・献呈した「主題と8つの変奏」の世界初演時ライヴ。オケのヴィルトゥオジティを最大 限に発揮するボルテージの高い作品で、聴衆の熱狂ぶりが30年以上を経ても生々しく伝わってきます。 (Ki)

PH-07001
19世紀のギター音楽
ジュリアーニ:ロッシニアーナ第1番Op.119
アルベニス:アストゥーリアス
 サンブラ・グラナディーナ/朱色の塔
カステルヌォーヴォ=テデスコ:ギター協奏曲第1番ニ長調Op.99*
フリーデマン・ヴットケ(G)、
ニコラ・パスケ(指)ハンガリーCO*
ドイツの実力派ギタリスト、ヴットケの新録音。「19世紀」と銘打ちながら20世紀のカステルヌォーヴォ=テデスコが入っているのが不思議ですが、いずれもロマッティックな味わいに富む作品ばかりです。 (Ki)
PH-07002
ブルックナー:ラテン語によるモテット集
舌もて語らしめよWAB33、
乙女らは王の御前に導かれWAB1、
王の旗は翻るWAB51、
われらがためキリストは死のもとにWAB10、
この場所は神が造り給うWAB23
正しき者の唇は知恵を語るWAB30、
私は僕ダヴィデを選びWAB20、
主よ我を解き放ちたまえWAB21、
アヴェ・マリアWAB6、
愛する者よあなたはすべてに美しいWAB46*
エサイの枝は芽を出しWAB52、
見よ大いなる司祭をWAB13
ヴォルフガング・チェルスタ、
クラウス・バウエルレ、
ペーター・レトヴィグ、フリッツ・レシュ(Tb)、
マンフレート・フーク(Org)、
オリ・ファフ(T)*
ハンス・ザノテッリ(指)
シュトゥットガルト・フィルハーモニア声楽アンサンブル

Caligレーベル原盤の再発。
PH-07003
レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ、
シューマン
:4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック.ヘ長調*、ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲**、
ヨハン・ゴットリープ・ナウマン:テ・デウム#
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
シュターツカペレ・ドレスデン、
ドレスデン国立歌劇場Cho

録音:1990年3月10日、1990年3月14日**、1980年12月18日#、1981年10月15日*、全てライヴ
1975年から85年までの在任中に首席指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットは、ベートーヴェンやシューベルト、ブルックナー の優れた録音を残して、今なお分かち難いドレスデン国立歌劇場管との記憶を私たちに刻みました。その印象を蘇らせるかのよ うに、ここにまた魅力いっぱいのアルバムがProfil よりリリースされます。 まず一曲目は有名な「トルコ行進曲つき」ソナタの第1楽章冒頭主題を用い、管弦楽法を凝らしたレーガーの代表作。次々と交 替する各パートの名技が際立つ一方で、それでいながら大きな流れの中でバランスを崩すことなくすべて溶け合うさまが絶妙で す。つづいて、ドレスデン在住時代の1849 年にシューマンが書き上げたコンツェルトシュテュック。首席ペーター・ダムらホ ルン・セクションの存在感は絶大で、いぶし銀の柔らかい音色と変幻自在のアンサンブルに心躍ります。 ドレスデンに生没したナウマンは、宮廷作曲家、宮廷楽長としてウェーバー以前の当地の楽壇において重鎮であった音楽家。壮 麗にして祝典ムードに包まれたテ・デウムには、成功したオペラや宗教曲の持ち味が詰まっています。 そして、ほとんど世界最古の伝統を誇るオケの指揮台に当時立っていたウェーバー。昨秋ミョンフンとの来日公演でのアンコー ル「魔弾の射手」序曲は語り草となりました。ここでも黒い森を思わせる、どこか暗く深みある響きは独特で「実際このオケな くしてはこの曲を描き尽くすことなどかなわないのではないか」とさえ思えてくるほど。 気がつくとレーガーを除いたすべてがドレスデンにゆかりあるプログラムというのも大満足。ブロムシュテットはいつものよう に極上の響きを引き出すにとどまることなく、スタジオ録音だけでは決して窺い知れない躍動感あふれる音楽作りをみせるあた りに新鮮な驚きを覚えます。   (Ki)

PH-07004(2CD)
マーラー:交響曲第9番ニ長調*
R.シュトラウス:交響詩「死と変容」#
ジュゼッペ・シノーポリ(指)
ドレスデン・シュターツカペレ

録音:1997年4月6日-8日、ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)*/2001年1月10日、11日、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)#
2001年4月20日、ジュゼッペ・シノーポリは「アイーダ」の演奏中に心臓発作で倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。ドラマチックな最期を遂げた彼を語る上で、まず真っ先に思い起こされる究極のレパートリーといえば、当時の手兵フィルハーモニア管と作り上げた全集録音(85 〜 94年)と続くドレスデンとの「大地の歌」(96年)で知られるマーラーをおいてほかにないでしょう。スタジオ盤より3年あまりを経ての第9交響曲。1992年以来首席指揮者を務めたドレスデン国立歌劇場管とのライヴは、極端なテンポ・ルバートを基調とした主情的なアプローチがいっそうの深化を遂げ、えもいわれぬ耽美的世界が繰り広げられています。トロけるような官能と陶酔。93年録音との端的な違いの顕れとしては、第1 楽章がおよそ5分、アダージョも2分以上と、すべての楽章の演奏時間が拡大した結果、全曲が10分近くも長くなっていることが挙げられます。いっぽう、当楽団ととりわけゆかりの深いシュトラウスはシノーポリが世を去る3ヶ月前のもの。いくつかのオペラや「英雄の生涯」「アルプス交響曲」など主要な管弦楽作品を録音している当コンビですが、「死と変容」はこの顔合わせでは初めて。なるほど「シュトラウスのオケ」ドレスデン。こちらも匂い立つような色気がそこかしこに充満して、浄化の動機が歌われるあたり時に退廃的な美を醸し出して替え難い魅力です。いずれにしてもシノーポリのアクの強さもさることながら、“どこまでも精緻で表情も濃厚”、このオケの底知れぬポテンシャルにはまったく驚かされます。ここに聴く内容から想像するに、シノーポリ&ドレスデンはまだまだ恐ろしく凄絶な音楽をやってのけたであろうはずで、突然の死が惜しまれてなりません。 (Ki)
PH-07005
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲*
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36#
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
フランツ・コンヴィチュニー(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1954年2月*/1953年11月6日#、以上ドレスデン国立劇場(ライヴ)
DDR ゼンダー・ドレスデンの正規音源による初出という注目の内 容です。この年1953年にドレスデン国立歌劇場総監督に就任したコンヴィチュニーは、もともとモラヴィア出身のスラヴ系。チャイコフス キーとの相性はとてもよく、加えてドレスデン固有の響きの魅力も尽きません。カップリングのブラームスはチャイコ&モツ5番 (PH.05011)とならんで、初出の独DGG 以来、ETERNA ほかより出ていた有名演奏。2007年の最新リマスタリングです。 (Ki)
PH-07006
ライヴ・アット・カーネギーホール 1956
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
シューベルト:即興曲集Op.14-3
ショパン:練習曲Op.25-2
シューマン:森の情景〜予言の鳥
モーツァルト:トルコ行進曲
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
録音:1956年
1970年、ヘルムート・メルヒェルトはバックハウス未亡人からここに聴くピアノ・リサイタルが収められた4つのレコードおよびテープ を受け取りました。これらは“サンプル録音”としるしを付けられた段ボール箱に入れられ、彼女の家の地下室に保管されていたものです。 バックハウスといえば、真っ先に思い浮かぶのがベートーヴェン。メインのソナタ2曲はおそらく初出で、なかでも「ハンマークラヴィー ア」は1952年録音がこれまで唯一無二のものとされてきただけに、このたびのライヴの価値ははかりしれません。アンコールはデッカのア ナログ復刻で別レーベルより出ていたこともありますが、良好な復刻がうれしいところ。こうしていま、広範囲な調査および復刻作業によっ て、このかけがえのないドキュメントおよびこの類稀なるピアニストの肖像が日の目をみることとなりました。 (Ki)
PH-07007(2CD)
ゲッツ:歌劇「じゃじゃ馬馴らし」 ゴットリープ・フリック(Bsバプティスタ)、
アンネリース・クッパー(Sカタリーナ)、
エリーザベト・リンダーマイアー(Sビアンカ)、
ワルデマール・クメント(Tルチェンティオ)、
ベンノ・クシェ(Brホルテンジオ)、
マルセル・コルデス(Brペトルーキオ)他
ヨゼフ・カイルベルト(指)
バイエルンRSO&cho

録音:1955年
ヘルマン・ゲッツ(1840−1876)は、ケーニヒベルクに生まれたドイツの作曲家。ベルリンでハンス・フォン・ビュローに学んだ後、ヴィンタートゥールやチューリヒなど、スイスで暮らしました。「じゃじゃ馬ならし」は、1874年、マンハイムで初演されたオペラ。題名通り、原作はシェークスピアの「じゃじゃ馬ならし」で、基本の物語は全く一緒。パドヴァの裕福な貴族バプティスタには二人の娘がいて、姉カタリーナは口やかましい性格、一方妹ビアンカは美しく穏やかな性格。ルチェンティオとホルンテンジオがビアンカに求婚者するも、バプティスタは、姉が結婚しなければ妹は結婚させぬと宣言。それを聞きつけたペトルーキオは、カタリーナを無理やり口説き落として結婚、しかし彼は、カタリーナに厳しい「躾」をして本当の愛を目覚めさせる、というもの。近年は上演がさっぱりありません。このカイルベルト指揮の放送用録音は、戦後唯一の録音。フリック、クメント、クッパー、クッシェなど、名歌手が揃っています。  (Ki)
PH-07008
2本のギターによるグリンカ
グリンカ:ポロネーズ〜歌劇「皇帝に捧げし命」より(モルコフ編)
カマリンスカヤ(モルコフ編)
「皇帝に捧げし命」幻想曲(モルコフ編)
「皇帝に捧げし命」ポプリ(モルコフ編)
「ルスランとリュドミラ」〜リュドミラのアリア/カヴァティーナ/リュドミラのカヴァティーナ(モルコフ編)
「ルスランとリュドミラ」ポプリ(パレーヴィチ編)
ノクターン「別れ」(チモフェーエフ編)
ロマンス
何故泣く乙女よ
騎兵の歩み(チモフェーエフ編)
皇帝のギター【オレグ・チモフェーエフ&ジョン・シュナイダーマン(7弦ギター)】
ロシア人はスペイン人とならんでギターを愛好し、ロシアの民謡や歌謡の重要な音色を成しています。独自の7弦ギターはラテン色がなく、スラヴ的な暗く叙情的な味わいに満ちて非常に魅力的。ロシア国民楽派の始祖グリンカは、ギター曲を残していませんが、ここに収められた歌劇や歌曲の編曲はまさにその音色にぴったり。グリンカと同時代の名手モルコフらの編曲も絶妙で、しっとりと叙情的な世界は秋の夜長に疲れた心を優しく癒してくれます。

PH-07009
アーロノヴィチ/「レニングラード」
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番ハ長調Op.60「レニングラード」
ユーリ・アーロノヴィチ(指)
SWRシュトゥットガルトRSO
録音:1993年4月20日-21日、シュトゥットガルト、リーダーハレ・ヘーゲルザール(ライヴ)
“攻防戦の生き証人”アーロノヴィチが振ったレニングラード交響曲という注目のアルバムが登場します。 レニングラードに生まれた指揮者アーロノヴィチ(1932 − 2002)。当作品成立の直接的な出来事であるナチの包囲がまだ始まる以 前、彼はまだ子供でしたが生地からの避難を強いられました。彼を含む避難民を乗せた列車はレニングラード郊外100キロのあた りで爆撃を受け、数千人の乗客のうちわずかに生き延びたのは70人ほど。九死に一生を得たのち、彼は包囲の真っ最中のレニング ラードまで2ヶ月かけて徒歩で帰り着きました。包囲が解けるまでは果敢にもレジスタンス活動に身を投じて、1943年には11歳の少年として異例にも国家からレニングラード防衛の功績により勲章を授けられています。 アーロノヴィチがこの曲を初めて聴いたのはまさに包囲下にあるレニングラードにおいてでした。数年後に、この作品の演奏を通 じて作曲家とともに仕事をしていたとき、彼はショスタコーヴィチに戦時下で同曲の演奏が彼に与えた印象のほどを語り、これを 聞いたショスタコーヴィチはたいへん感銘を受けて、ふたりが一緒に仕事をするときはいつも若き指揮者に彼の話を繰り返させた ものでした。 アーロノヴィチは作曲者がこの作品について述べたことをつぎのように引用しています。 “この交響曲は単にファシズムに対する勝利を祝しているわけではない。同時にそれは邪悪にたいする善の、また反啓蒙主義にたい するヒューマニズムの、死にたいする生の勝利をたたえているのです。” このように作曲者とも親交があり、録音ではBIS の第5 番が知られるアーロノヴィチは自他ともに認めるショスタコーヴィチの権 威のひとり。上記のような壮絶な実体験が色濃く反映されたシュトゥットガルトとの「レニングラード」ライヴが、緊張感と白熱 の度合いにおいてまれにみるほどの演奏内容となっていても少しも不思議ではありません。 (Ki)
PH-07010
プフィッツナー:大管弦楽の為の交響曲 ハ長調Op.46*
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」#
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」*
7つのヴェールの踊り#
祝典前奏曲Op.61+
カール・ベーム(指)(*/#)
クルト・シュトリーグラー(指)+
ハンス・アンデル=ドナート(Org;+)
ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1941年1月*&1939年1月#、ドレスデン、ゼンパーオーパー(*/#)/1944年5月17日、ドレスデン、聖母教会+
ベームといえば、いくつものオペラをドレスデン時代に初演した実績からもシュトラウスのスペシャリストとして知られます。音楽監督在任中に吹き込んだこれらの録音では、鮮やかに駆け抜けるドン・ファン、ティルのセンスのよさ、官能的なサロメと、流れるように柔軟な音楽がすばらしいの一語。父とおじを当オケのヴァイオリン奏者にもつシュトリーグラー(1886−1958)も当オケゆかりの指揮者。1913〜45年、52〜53年にかけてドレスデン国立歌劇場のカペルマイスターを務めています。ベームの録音はエレクトローラSPからの復刻。祝典前奏曲は。帝国放送のマスター・テープを当エディションのために修復したもの。すべてたいへん聴きやすい音質です。 (Ki)
PH-07011
ブルックナー:交響曲第6番イ長調 ベルナルト・ハイティンク(指)
ドレスデン・シュターツカペレ
録音:2003年11月3日、ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
ハイティンクにとって第6番はこれまでのところ70年のセッション録音に次いで2種目。現在では桂冠指揮者のポストにあるロイヤル・コンセルトへボウ管とともに、キャリアの若い時期に完成させたこの全集によって、以後ブルックナー指揮者としての確固たるポジションを築いてゆくことになります。当アルバムは急死したシノーポリの後を受け、ハイティンクがドレスデン国立歌劇場音楽監督に就任した翌年に行なわれたコンサートを収めたもの。ヨーロッパの伝統を体現した最高の楽器との呼び声高いオケを得たことで、より大きく魅力が開花しています。いったいどうすればこんな音が出せるのかというほど、ニュアンスいっぱいのオーボエ・ソロが紡ぎ出す哀感がたまらないアダージョ。しなやかで潤いいっぱいの弦の美しさや、分厚いブラスの音。ここを聴いただけでも、これをハイティンク&ドレスデンの最上の仕事に数えることに何のためらいもありません。 (Ki)
PH-07013
ユオン:ピアノ四重奏曲第1番ニ短調「狂詩曲」Op.37
ドヴォルザーク:ピアノ四重奏曲第1番ニ長調 Op.23
アルティス・ピアノQ
ロシア出身のユオンとチェコのドヴォルザーク、ともに最初のピアノ四重奏曲は、感性のフレッシュさ、3楽章構成、ニ調と、いろいろ な点で共通しているとのこと。ブラームスの影響も感じられる重厚で充実した内容が魅力です。 (Ki)
PH-07014(2CD)
ベルリオーズ:レクイエムOp.5 キース・イカイア=パーディ(T)
コリン・デイヴィス(指)
シュターツカペレ・ドレスデン、
ドレスデン国立歌劇場cho、
ドレスデン・シンフォニーcho、
ドレスデン・ジングアカデミー
録音:1994年2月14日、ドレスデン、聖十字架教会(ライヴ)
PH-07015
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲ト長調、
ミヒャエル・ハイドン
:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調、
モーツァルト
:アダージョ ホ長調KV.261
ルーカス・ハーゲン(Vn & 指)
カメラータ・ザルツブルク
ザルツブルクに生まれモーツァルテウムで学んだルーカス・ハーゲン。卒業後もクレーメルについて学び、指揮者アーノンクー ルや作曲家リゲティからも多大なる影響を受け、第1ヴァイオリンを務めるハーゲン四重奏団は現代屈指の名カルテットとして 広く知られるところです。7年に渡りヨーロッパ室内管を率い、またアバド指揮のルツェルン祝祭管のメンバーとしても多彩な 活躍を繰り広げています。 このアルバムはこれまで室内楽録音が中心であった彼が、ソリストとしての高い力量を示した意欲作。首席指揮者ノリントンのもとモダン楽器にピリオド・アプローチを採用したスタイルによる精鋭アンサンブルをバックに、師クレーメルのごとくヴァイ オリンが鋭く切り込むさまはまことに清清しいかぎり。使用楽器はオーストリア国立銀行収蔵の、アントニオ・ストラディヴァ リ制作「Rawark」。 
PH-07019(2CD)
メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」 ミヒャエル・フォレ(Bs)
アンドレア・ロスト(S)
マルヤーナ・リポヴシェク(A)
ヘルベルト・リッペルト(T)
レティツィア・シェレール(S)
トーマス・クーリー(T)
バルバラ・フレッケンシュタイン(S)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
バイエルンRSO
バイエルン放送cho

録音:2001年7月12日ミュンヘン・ヘルクレスザール(ライヴ・ステレオ)
[バイエルン放送収録による自主制作]
日本にもなじみの巨匠ヴォルフガング・サヴァリッシュがバイエルン放送交響楽団を指揮した選りすぐりのライヴ演奏をお届けするシリーズ。ハイドンの「四季」(1994)、モーツァルトの「ハフナー」&「ジュピター」(1998)、オルフの「アンティゴネ」(1958)に続く第4弾は、メンデルスゾーンの「エリヤ」。2001年にミュンヘンで行われたライヴ演奏は、バイエルン放送の自主制作で収録された音源を、Profilがライセンスを得てリリースするというものです。サヴァリッシュはメンデルスゾーンをたいへん得意にしているようで、ニュー・フィルハーモニア管との交響曲全集(1966−67)のセッション録音をはじめ、ベルリン・フィルとも交響曲第2番をライヴで再録音しているほか、また、すぐれたピアニストしても知られるサヴァリッシュは、歌曲の伴奏という形でもメンデルスゾーンを取り上げてきました。なかでも、サヴァリッシュはオラトリオ「エリヤ」については、1968年にゲヴァントハウス管とセッション録音したのちに、1986年にもNHK交響楽団とライヴ録音を残していることから、思い入れの一際強い作品といえるでしょう。じっさい、過去2回のレコーディングにより培われた経験のゆたかさを感じさせるように、ここに聞くサヴァリッシュの手慣れた手腕はさすがというほかないもので、大編成の陣容を率いての音楽運びと感銘の深さも群を抜いています。収録会場は抜群の音響特性を誇るヘルクレスザールで、こうしたおおきな編成の作品にとってたいせつなポイントである録音状態もすぐれていることもうれしいところです。なお、終演後に拍手が入ります。 (Ki)
PH-07020(2CD)
ハイドン:「四季」 ルース・ジーザク(Sハンネ)
ロバート・ギャンビル(Tルーカス)
アルフレート・ムフ(Bsジーモン)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
バイエルンRSO、cho

録音:1994年7月31日,ディーセン・アム・アンマーゼー,マリー修道院
1994年に、バイエルン州最南部の湖畔の町、ディーセン・アム・アンマーゼーの修道院で行われたハイドンの「四季」です。70歳のサヴァリッシュは円熟の極みにあり、しかも相手が優秀なバイエルン放送交響楽団、合唱団ということから、大変に充実しています。加えて湖畔の美しい町ディーセン・アム・アンマーゼーに18世紀に建築されたバロック様式の修道院での演奏とあって、コンサートホールとは違った雰囲気が音からも伝わってきます。当時国際的名声を急速に高めていたジーザク、ヘルデンテノールに転向する直前のギャンビル、そして当時45歳のムフの手ごたえのある歌と、歌手も充実。サヴァリッシュとハイドンはいかにも合いそうなのに、録音は少なく、ことに巨匠になってからの録音はほぼ皆無。その点でも貴重な録音の登場です。 (Ki)
PH-07021
サヴァリッシュのモーツァルト
モーツァルト
:交響曲第35番「ハフナー」
 交響曲第41番「ジュピター」*
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)バイエルンRSO

録音:1998年6月7日ヴュルツブルク、1998年12月1日リンツレゲンテン劇場* (共にデジタル)
かつて、サヴァリッシュのモーツァルトと言えばスタンダード中のスタンダードとして、理想のモーツァルトと讃えられておりました。現在ノリントンなどの古楽過激派の大攻勢の中でも、いまだ輝き続けております。小細工、ハッタリ一切ろうしない、真の正統的演奏と申せましょう。しかも晩年の味わいが、たくまずしてにじみ出ており心を打ちます。サヴァリッシュ指揮活動最後期の至芸でございます。優秀録音。 (Ki)
PH-7022
ブラームス:愛の歌ワルツ集Op.52(18曲)
新・愛の歌ワルツ集Op.65(15曲)
ヘルムート・リリング(指)
シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊
ユルゲン・ウーデ、
レナーテ・ヴェルナー(Pデュオ)
※原盤:Intercord
インターコード原盤。合唱のスペシャリスト、リリングがいまから30年以上前に手兵と残したアルバムが復活します。ワルツと いえばウィーン。そのスタイルを念頭において、ハンガリー舞曲集やワルツ集作品39 といったすぐれた四手用作品で知られるブ ラームスが、その腕を存分に振るったのがこの「愛の歌ワルツ集」。ひとつひとつが短く曲ごとに重唱の組み合わせは異なりますが、 すべてワルツのリズムに乗せて歌われるナンバーはじつに気持ちの良いものです。共演のウーデ&ヴェルナーはシュトゥットガル トの師弟デュオ。ウーデはバルトークやベートーヴェンのピアノ全作品といった重要な著作も残しています。  (Ki)
PH-07024
フリッツ・ヴンダーリヒ/ザ・レジェンド〜アリア、オペラ&オペレッタからの場面、歌曲集
(1)マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
(2)プッチーニ:「ラ・ボエーム」より
(3)J.シュトラウス:「こうもり」より
(4)フレート・ライモント/ギュンター・シュヴェン:「青い仮面」より
(5)ニコ・ドスタル:「号外」〜カップルが踊るように
(6)ロベルト・シュトルツ:「シニョリーナ」〜美しきイタリアよ、さようなら
(7)シュトルツ:「チチパの王子」〜かつて春に幸福が私に笑いかけた
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)、
(1)マリーズ・ジーメリング(S)、
インゲボルク・ヴェングロール(S)、リヒャルト・クラウス(指)ベルリン・ドイツ・オペラO、アルントcho
(2)ヘルベルト・ブラウアー(Br)
、トゥルデ・アイッペルレ(S)、
ぺーター・ロート=エーラング(Br)
、リヒャルト・クラウス(指)
ベルリン国立歌劇場O
(3)ヘンリエッテ・ロベルト(S)、
ローレ・パウル(S)、B.ザムラント(Br)、
アンニ・クレッチュマー(Bs)、
ハンス・ミュラー=クライ(指)
スタジオ・オーケストラ
(4)ウルズラ・シルマッハー(S)、
マティアス・ベッケルト(指)大管弦楽団
(5)(6)(7)エメリッヒ・スモラ(指)
スタジオ・オーケストラ

録音:1955、1956年シュトゥットガルト&ベルリン
ドイツが生んだ名テナー、ヴンダーリヒの甘い声に酔いしれる一枚。マスカーニやプッチーニでの凛とした役どころも素敵ですが、SWR音源のアルバム(93.003)にも収録されていたシュトルツ、ドスタルなどオペレッタからのおなじみのナンバーがまた絶品。こんな歌声で愛を囁かれたら、もうイチコロでしょう。
PH-07025(2CD)
ツァラ・レアンダー/生誕100周年記念盤 伝説的ドイツ語録音集
ベナツキー:オペレッタ「天の扉のアクセル」〜縛られた手/今日の女/ムービースター・シャンソン
1937年製映画「プレミエ」〜メルシー/友よ/とても美しかった/たぶん私はまだ一度も愛されていない
1937年製映画「世界の涯てに」〜深きあこがれ/雨の中に立つ/イエッサー!
1937年製映画「南の誘惑(ハバネラ)」〜風が私に歌ってくれた/きみはそれを知ることはできない
1938年製映画「故郷」〜星が3つ光るのを見た/女は恋して初めて美しくなる/青いキツネ、他全77 曲
ツァラ・レアンダー(Vo)
スウェーデン生まれの女優で歌手のツァラ・レアンダーの生誕100年を記念する伝説的録音集。彼女は1930年代からドイツを中心に活躍しました。そのキャリアの中で映画から舞台に活動の中心を移し観客に愛されてきたレアンダーは、戦後に苦しい時代も経験しましたが、その歌声を人々から忘れられることのない、まさしく「ディーヴァ」でした。彼女の没後25 年(2006年)と生誕100年(2007年)にあわせてリリースされるこの録音集は本人出演の映画、舞台からのナンバーに加え、未公開ボーナストラックを含む全77曲からなっています。1936年から1952年に録音されたものですが、驚かされるのが彼女の声の変化です。瑞々しい30代前半の声、そして円熟味を増した40代後半の声。その間にどんな人生を積み重ねたのか、興味をかきたててやみません。 (Ki)
PH-07027(2CD)
バッハの「ミサ曲集」旧録音
バッハ:ミサ曲ヘ長調BWV.233
バッハ:ミサ曲イ長調BWV.234
バッハ:ミサ曲ト短調BWV.235*
バッハ:ミサ曲ト長調BWV.236#
エリーザベト・シュパイザー(S)、
インゲボルク・ルシュ(A)、ヤコプ・シュテンプフリ(Bs)
インゲボルク・ルシュ(A)*、ヨーン・ファン・ケステレン(T)*、
ヤコプ・シュテンプフリ(Bs)*、
エリーザベト・シュパイザー(S)#、
インゲボルク・ルシュ(A)#、
ヨーン・ファン・ケステレン(T)#
ヤコプ・シュテンプフリ(Bs)#

シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊
ヘルムート・リリング(指)シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
J.S.バッハ演奏の権威であるリリングがシリーズの総監修を手がけ、宗教作品をはじめとする収録曲の大半の演奏を担当した偉業「バッハ大全集」。J.S.バッハの特徴のひとつ、自作からの転用を多く含み、器楽伴奏つきの独唱アリアなどの構成から「カンタータ風のミサ曲」とも呼ばれる4つのミサ曲は、ヘンスラー社より刊行されているその大全集にも収められていますが、こちらは別演奏。ここでは1940年チューリヒ生まれのシュパイザー、1934年ベルン生まれのシュテンプフリのスイス勢に、1921年ハーグ生まれのオランダの名テノール、ケステレンといった顔ぶれが換え難い存在感を示しており、ソリストにシェーファーやクヴァストホフらを迎えた1990年代の再録音とはまた別の趣きが魅力となっています。 (Ki)
PH-07028
(1SACD)
ラフマニノフ:交響的舞曲、
合唱交響曲「鐘」Op.35
タチヤナ・パヴロフスカヤ(S)、
エフゲニー・アキーモフ(T)、
ウラジーミル・ヴァネーエフ(Br)、
レーゲ・アルティス室内cho、
セミヨン・ビシュコフ(指)WDR ケルンRSO&cho

録音:2006年9月ケルン、フィルハーモニー(ライヴ)
ビシュコフのラフマニノフ録音では、デビュー間もない頃のパリ管との第2 交響曲で聴かせた濃厚な音楽が鮮烈なイメージとして思 い起こされますが、やはりねっとりとした味付けはお手のもの。しかもこのたびは手兵に加え、本場から迎えたゲストの声楽陣がめっ ぽう強力。ラテン語で“芸術の法則に遵って”を意味するレーゲ・アルティスは、ボリス・アバリャン率いるサンクトぺテルスブル クの精鋭アンサンブル(総勢25名・1987年設立)。ソリストもゲルギエフの録音などでおなじみのアキーモフらロシア勢が顔を並べ ています。とくに彼らの実力が全開となる長大な終楽章は最大の聴きどころ、SACD マルチチャンネル再生では効果も満点です。 いっぽう、渡米後に書かれた最後の作品である交響的舞曲。1952 年レニングラード生まれ、個性派指揮者としてセンセーショナルに 登場したビシュコフもことし55歳。パワフルなリズムに代表される晩年の様式が詰まった人気曲も、いま脂の乗っている彼の充実ぶ りを物語る出来栄えとなっています。  (Ki)
PH-07031
ドヴォルザーク:歌劇「ジャコバン党員」(抜粋) ズヴェン・ニルソン(B;ウィルヘルム伯爵ハラソフ)
マシュー・アーラースマイヤー(Br;ゴットフリート)
マルガレーテ・テシェマヒャー(S;ユーリエ)
ハインリヒ・プフランツル(B;スチュワード城代)
ローレンツ・フェーエンベルガー(T;ゲオルク)
カール・エルメンドルフ(指)
ドレスデン国立歌劇場O&cho、少年cho
録音:1943年
18世紀末のボヘミアの田舎を舞台とするこのオペラは、1898年にプラハで初演されました。2007年11月に3演目を引っさげて来日 公演を行うドレスデン国立歌劇場(ゼンパーオーパー)による1943年の演奏です。生き生きとした田舎の生活、叙情的な愛のシーン、 ドラマティックなクライマックス…見事なまでのコントラストをもって表現したメロディ・メーカーの作品を粒ぞろいの演奏家た ちが再現します。 (Ki)
PH-07032
(3CD+DVD)
フリッツ・ブッシュ/初期録音集

◆CD
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲、
スメタナ:「売られた花嫁」序曲
J.シュトラウス:「こうもり」序曲、
スッペ
:「美しいガラテア」序曲
ウェーバー(ベルリオーズ編):舞踏への勧誘、
メンデルスゾーン:「夏の夜の夢」〜スケルツォ
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」〜精霊の踊り
モーツァルト:「魔笛」〜僧侶の行進、
ビゼー
:「カルメン」第3幕前奏曲
ワーグナー:「マイスタージンガー」第3幕前奏曲、
チャイコフスキー
:「くるみ割り人形」序曲、
モーツァルト:交響曲第39番〜メヌエット
R.シュトラウス:組曲「町人貴族」〜メヌエットト長調/メヌエットイ長調(以上録音:1923年)
プッチーニ:「トゥーランドット」〜舞台転換の音楽/ピン・ポン・パンの三重唱/この宮殿の中には/アンネ・ローゼレ(Sトゥーランドット)、パウル・シェフラー(Brピン)、ハインリヒ・テスマー(Tパン)、オットー・ジグムント(Tポン)
ヴェルディ:「運命の力」〜序曲/戦いの音楽/タランテッラ)
ワーグナー:「タンホイザー」序曲(以上録音:1932年)
R.シュトラウス:「エジプトのヘレナ」〜ヘレナの目覚め/夜毎に/ダ=ウドの死/第二の花嫁の歌/魔法の夜/ローゼ・パウリー(Sヘレナ)、大スタジオO(シュターツカペレ・ベルリンのメンバー)
ブラームス:交響曲第2番
(以上録音:1931年2月25日,ベルリン)

◆DVD
ワーグナー:「タンホイザー」序曲(収録:1932年秋)
短編ドキュメンタリー…「私は指揮台を去った」「電気的トゥーランドット」「ブラームス・オン・エア」「シュターツカペレ・ベルリン」「終わった!−1933年3月7日」「残念ながらただ客演のみ」「フリッツ・ブッシュ、ドレスデンへの帰還 エーベルハルト・シュタインドルフの回想」「お帰りなさい!ジュゼッペ・シノーポリの演説」
特記以外、全てフリッツ・ブッシュ(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
これは素晴らしいセット!!ドイツの偉大な指揮者フリッツ・ブッシュ(1890−1951)の貴重な録音、映像を収録しています。1923年のアコースティック録音、1932年の電気録音、ベルリンでの「エジプトのヘレナ」の抜粋、さらに1931年にシュターツカペレ・ドレスデンとベルリン楽旅に行った際のブラームスの第2交響曲のライヴ録音。そしてDVDには、貴重な「タンホイザー」序曲の映像に、数々のドキュメンタリー映像と、非情に盛りだくさん。幻の巨匠ブッシュの芸術をたっぷり味わえます。
◆フリッツ・ブッシュ 略歴
1890年3月13日、ドイツ、ジーゲン生まれ。ケルンでフランツ・シュタインバッハに学ぶ。1912−1918年、アーヘン歌劇場の音楽監督。1918−1922年、シュトゥットガルト歌劇場の音楽総監督。1922−1933年、ドレスデン国立歌劇場の音楽総監督。ドレスデン時代はこの歌劇場の黄金時代として知られており、シュトラウスの「インテルメッツォ」と「エジプトのヘレナ」をここで初演している。しかしナチスが才能あるブッシュを取り込もうとしたことを嫌い、ブッシュは英国に亡命、設立したばかりのグラインドボーン音楽祭の音楽監督に就任、世界的な音楽祭に育て上げる。またメトロポリタン歌劇場、ブエノスアイレスのコロン歌劇場、ストックホルム王立フィルハーモニー管弦楽団、デンマーク王立交響楽団などで活動。戦後、本格的にドイツに復帰した矢先の1951年9月14日、ロンドンで亡くなる。  (Ki)
PH-07033(2CD)
ベルリオーズ:レクイエム キース・イカイア=パーディ(T)、
ドレスデン国立歌劇場cho、
ドレスデン・シンフォニーcho、
ドレスデン・ジングアカデミー、
コリン・デイヴィス(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:1994年2月14日ドレスデン、聖十字架教会(ライヴ)
第2次大戦中の1945年2月13日から14日にかけて、米英連合軍はドイツの古都ドレスデンに対して無差別爆撃を行いました。 この爆撃により都市の85パーセントが破壊され、3 万とも15 万ともいわれる一般市民が犠牲となりました。ドレスデン爆撃50 周 年を翌年に控えた1994年、未曾有の戦禍を被ったのと同じ2月13、14の両日に、デイヴィスとシュターツカペレ・ドレスデンに よって演奏されたのがベルリオーズの大作レクイエム。これはその追悼演奏会のドキュメントです。なお、2月13日も録音が予定 されていましたが、当日は氷点下25度という極寒のために録音機材を作動させるためのバッテリー用のディーゼル・エンジンが凍 り付いてしまったので録音が出来なかったとのことです 大空襲からほぼ半世紀前の1897年にドレスデン初演がなされたレクイエム。さすがは異端児の作にふさわしく、まず編成がともか く破格。大オーケストラ&大合唱のほか、ティンパニ8対、大太鼓、タム・タム、シンバル10対、さらに4群のバンダ(各4のト ランペットとトロンボーン)が加わるというもの。さらに、これら大音響が鳴り渡る第2 曲「怒りの日」や第6曲「ラクリモサ」か ら一転、アカペラによる第5 曲「われをさがしもとめ」では静謐なる音楽という具合に、全10 曲の内容も恐ろしく起伏に富み入り 組んでいます。「自作でただ一曲だけを残すことが許されるなら迷わずこれを残してもらうように」というほどベルリオーズ自身強 く惚れ込んでいたと伝えられています。 また、デイヴィスにとっても過去に2 度の録音(LSO / 69 年、バイエルン放送響 / 89年ライヴ)を残す当作品は、“ベルリオー ズのエキスパート”がまだクラリネット奏者だった時分に演奏して指揮者を志す啓示を受けた運命の曲でもあります。 デイヴィスはのちにインタヴューで次のように述べています。「このときの追悼演奏会は私にとってドレスデン時代の最大の出来事 だったかも知れない。ほんとうにショッキングだった。それこそぴったりの時、ぴったりの場所、ぴったりの作品だった。ただの アイデアやお膳立てとしてではなく、突如として音楽というものがほんとうにそうでなくてはならないものとしてそこにあった。ま さに忘れることの出来ない感動的な体験であった。」彼はまたドレスデン在任期間中2月13日に指揮台に立つ機会が訪れると、ミ サ・ソレムニス、モーツァルトのレクイエム、ブリテンの戦争レクイエムといった作品を取り上げていました。 このように爆撃を行った側の人間としての痛切な衝動に駆られて臨んだデイヴィスのもと、時と場所を選ぶ演奏至難のベルリオー ズの大作が、ほとんど奇跡的にぴたりとはまったドレスデン追悼演奏会。かくも迫真の内容を持つ演奏に触れる機会はまれといえ るのではないでしょうか。  (Ki)
PH-07035(3CD)
センパーオパー・エディションVol.11
ヨハン・アドルフ・ハッセ:歌劇「アッティリオ・レゴロ」(全3幕)
レゴロ:アクセル・ケーラー(C.T)
マンリオ(ローマの執政官):マルクス・シェーファー(T)、
アッティリア(レゴロの娘):マルティナ・ボルスト(メゾソプラノ)、
プブリオ(レゴロの息子):ジビッラ・ルーベンス(ソプラノ)、
バルチェ(カルタゴの護民官):カルメン・フッギウス(ソプラノ)、
リチニオ(アッティリアの婚約者):ミヒャエル・フォッレ(バリトン)、
アミルカーレ(カルタゴの大使):ランダル・ウォン(カウンターテナー)
フリーダー・ベルニウス(指)カペラ・サジタリアーナ・ドレスデン

録音:1997年5月22日/ゼンパーオパー(ライヴ)
センパーオパー・エディション第11弾は1997年5月の公演ライヴ。ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783)の歌劇「アッティリオ・レゴロ」はメタ スタジオの台本により、1750年頃の作とされます。ハッセはドイツ前古典派の作曲家ですが、イタリアで学び成功したことから、前半生の作品はナポリ 様式的要素が色濃く残されています。1751年にパリへ行き、さらにドレスデンで触れた当時最新の音楽の影響で作風が一転します。ゆえに「アッティリオ・ レゴロ」は、彼の旧様式の集大成オペラということができます。 紀元前3世紀頃のローマとカルタゴの戦争でローマの執政官レゴロは捕虜となりますが、和平交渉のため仮釈放されローマに戻ります。しかし母国が 交渉が決裂したためカルタゴへ戻り処刑されます。名誉を守った誇り高き姿をハッセがオペラ化。バロックオペラにありがちな小曲の集合体を避け、合唱 と管楽器のオブリガートも控え、美しいアリアと輝かしい弦楽器主体の音楽となっています。
ドイツ合唱音楽界の巨匠フリーダー・ベルニウスが美しく再現。キメどころの合唱の効果はさすがの説得力となっています。 (Ki)
PH-07039
R・シュトラウス:オペラからの名場面集
(1)「ばらの騎士」〜第2幕の二重唱 / 第3幕のワルツ / 第3幕の二重唱
(2)「影のない女」〜第1幕終曲 / 第2幕「ふたたび見つかった鷹よ」
(3)「アラベラ」〜第1幕の場面と二重唱 / 第2幕の場面と二重唱 / 第3幕の場面と二重唱
(4)「ダフネ」〜アポロのアリア / ダフネのアリア / ダフネの変容[劇の大詰め]
カール・べーム(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
(1)エシュテル・レーティ(S:ゾフィー)、
エリーザベト・ヘンゲン(A:オクタヴィアン)
(2)ヨーゼフ・ヘルマン(Br:バラク)、
トルステン・ラルフ(T:皇帝)
(3)マルガレーテ・テッシュマッハー(S:アラベラ)、
クリステル・ゴルツ(S:ズデンカ)、
マテュー・アーラースマイア(Br:マンドリーカ)
(4)トルステン・ラルフ(T:アポロ)、
マルガレーテ・テッシュマッハー(S:ダフネ)

録音:(1)1938年12月&1940年12月、(4)1938年12月(あるいは1939年1月)以上、エレクトローラSP復刻、(2)1942年6月9日、(3)1942年6月7-9日以上、ドイツ帝国放送による放送録音
世界初演を含む豊富な演奏経験が強み、“シュトラウスのエキスパート”べーム&ドレスデンの理想的な顔合わせ。管弦楽作品 (PH.07010)に引き続き、音楽監督時代(1934 〜 43 年)におけるオペラ名場面集がProfil よりリリースされます。じっさいに1938 年 に当コンビが初演しべームに献呈された「ダフネ」ほか、作品が生みだされた時代の息吹まで聴こえてくるかのような演奏の数々は他 にはないリアルな手ごたえがあります。ソリスト陣が強力無比で、その「ダフネ」の初演キャストであるテッシュマッハー&ラルフを はじめ、ゾフィーを当たり役としたレーティらすべて当時のドレスデンのベストメンバーが顔を揃えています。前作同様に音質もたい へん聴き易いもの。なお、ブックレットにはべームとシュトラウスや歌手らのほか、劇場、舞台風景、公演ポスターなど40点を超え る写真が掲載されていて、これらを眺める楽しみもあります。  (Ki)
PH-07040(2CD)
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」 シャルロッテ・マルジョーノ(S)
ヤルト・ヴァン・ネス(A)
ザクセン州立ドレスデン歌劇場cho
ドレスデン交響cho
ベルナルド・ハイティンク(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:1995年2月13日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ・デジタル)
イヤル・コンセルトヘボウ管首席指揮者時代(1963-1988)の早い段階で、交響曲の全集録音を完成させたハイティンクは、これまでにレコーディン グと並行して実演でも数多く、マーラーの交響曲を取り上げてきました。ゆたかな実績から現代屈指のマーラー指揮者として名高いハイティンクは、第2 交響曲について次のように、第1番とならぶ最多の7種のレコーディングを発表しています。
1968年 ロイヤル・コンセルトヘボウ管(セッション録音) ※全集シリーズ
1984年 ロイヤル・コンセルトヘボウ管(ライヴ録音) ※映像作品
1990年 ロッテルダム・フィル(ライヴ録音) 1993年 ベルリン・フィル(ライヴ録音) ※映像作品
1993年 ベルリン・フィル(セッション録音)
1995年 ロイヤル・コンセルトヘボウ管(ライヴ録音)
2008年 シカゴ響(ライヴ録音)
このたびProfilより登場する音源は、第2次大戦下の民間人大量殺戮として知られる「ドレスデン爆撃」から50周年の節目にあたる1995年2月13日に、 ハイティンクがシュターツカペレ・ドレスデンを指揮して、ドレスデンのゼンパーオーパーでおこなったコンサートの模様を収めたもので、ハイティンクにとっ て 8 つ目の録音ということになります。 よく知られるように、ドレスデン爆撃が敢行された毎年2月13日に、レクィエムやミサ曲などのプログラムによる追悼演奏会をおこなうのが、シュターツ カペレ・ドレスデンの慣例となっており、この前年1994年には、コリン・デイヴィスの指揮でベルリオーズの「レクィエム」を演奏していました。 マーラーの「復活」は、絶望の淵そのものというべき葬送行進曲に始まり、やがてついには合唱を大掛かりに動員して感動的なフィナーレで閉じられると いう、きわめてドラマティックで聴き映えのする作品なので、おそらくはこうしたモニュメンタルなイベントにふさわしいとの判断も働いてのことなのでしょう。 じっさい、ハイティンクは、上記のように1990年にロッテルダム爆撃50周年記念演奏会で、この作品を演奏して大成功を収めた経緯から、同じくここ でもハイティンクはマーラーの「復活」を取り上げたものとおもわれます。 ちなみに、シュターツカペレ・ドレスデンとの共演にあたり、ハイティンクはソリストに、その1990年のロッテルダム・フィル、1995年のコンセルトヘ ボウ管とも共通する顔触れ、マルジョーノとヴァン・ネスを起用して本公演に臨んでいるのも興味深いところです。 こののち2002年にハイティンクは、急逝したシノーポリの後任として当楽団の首席指揮者に就任していますが、ひたむきな音楽運びから導き出された迫 真の内容を通して、当ライヴの充実ぶりがハイティンクへのオファーの少なからぬ要因となったに相違ないと強く実感されることでしょう。 (Ki)
PH-07043
ヒンデミット:歌曲集「若い乙女」Op.23-2、
トッホ
:歌曲集「中国の笛」Op.29*

■ボーナス・トラック…ランゲのインタビュー**、トレッチェルのインタビュー#
ルート・ランゲ(A)、
ヨゼフ・カイルベルト(指)
ドレスデン国立歌劇場CO、
エルフリーデ・トレッチェル(S)*、
アルノ・ビル(Fl)*、
ハンス・レーヴライン(指)
ドレスデン国立歌劇場CO*

録音:1948年9月15日、1949年2月22日* 以上ドレスデン・衛生博物館・シュタインザール**、1963年3月22日(ゼンダー・ドレスデン収録)#、1957年(RIAS収録)#
ヒトラーの第三帝国時代に退廃音楽家の烙印を押され、作品が演奏禁止処分を受けたヒンデミットとトッホ。このふたりが書いた歌曲を収めたアルバムは、戦後ほかならぬドイツ、ドレスデンでのライヴというところに意味があり、それぞれゲオルク・トラークル、マーラーの「大地の歌」で知られるハンス・ベトゲの詩によるもの。ともにドレスデン国立歌劇場のメンバーだったトレッチェル(1934−1944)とランゲ(1945−1975)が歌っています。トッホは世界初演ライヴ。  (Ki)
PH-07047
マーラー:交響曲第4番ト長調
シノーポリ、マーラー第4交響曲を語る
ユリアーネ・バンゼ(S)
ジュゼッペ・シノーポリ(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1999年 ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
あまりに官能的で陶酔的な美をきわめた97年ライヴの第9番(PH.07004)が大反響を呼んだシノーポリ&ドレスデンによるマーラー。なんと、これからさらに2年後の第4番ライヴというとんでもない代物がまたしてもProfilより登場します。ここでもやはり9番のときと同じく、フィルハーモニア管盤(91年)と比較して両端楽章でそれぞれ2分ほど演奏時間が長くなっているのが目立った特徴。なかでもフィナーレはじっさいの時間以上に、出だしから極端に遅く感じられます。ここでソリストに起用されたのはマーラー歌いとしてすでにキャリアも豊富なバンゼ。ブーレーズ盤とはガラリと変わって、停止するかのように息の長いフレージングをシノーポリの意図を汲んで完璧に歌い尽くしています。そうかと思えばシノーポリは第1楽章の主題が回帰するところでは一転、急加速。交替してソプラノの甘美なメロディが登場するとまたもやグッとテンポを落としてきます。このあたり、極端なテンポ・ルバートを基調としたシノーポリ美学の真髄といえるでしょう。「音楽というものはいつだって人間がどういう状態であるかを表しています。音楽は人間的ななにかをつたえ、作曲家が自分を取り巻く世界にどのようにかかわっているかの証しです。そして、わたしが届けようとしているのは、そのようなメッセージです。つまり、聴衆に変化のプロセスを誘発するような、思考するための音楽的なかてです。自分のために良い演奏をすることが正しいすべてではありません。−イントネーション、アンサンブルの演奏、アーティキュレーション−音楽がなにかをわたしに語りかけるとき、わたしは考えなくてはならない。そして、わたしはそのためにあらゆるすべてを惜しみません、たとえ身体的にわたしに犠牲を払わせるとしても…。」ージュゼッペ・シノーポリこの言葉のとおりに「アイーダ」の本公演中に心臓発作で倒れ、まさに音楽に殉じたシノーポリの美学が凝縮されたマーラー演奏にかけがえのない一枚がまたひとつ加わりました。
=シノーポリのマーラー4番トラック・タイム比較=
[バンゼ(S)・シュターツカペレ・ドレスデン/99年ライヴ]T.18'07+U.10'16+V.21'54+W.11'12(※実測値)
[グルベローヴァ(S)・フィルハーモニアO./91年]T.16'17+U.10'07+V.21'52+W.9'03    (Ki)
PH-07048(2CD)
エディション・シュターツカペレ・ドレスデン第23集/ワーグナー:オペラからの名場面集2

(1)「ワルキューレ」(ハイライト)〜第1幕第1場〜前奏曲/「このかまどが誰のものであろうと」/「冷たい水が元気づけてくれました」/「不幸な男をあなたは元気づけて下さった」
第1幕第2場〜「かまどのかたわらに,疲れきったこの人を見つけました」/「フリートムントと名のることは許されません」/「力強い狩人が私たちに」/「わしは荒々しき一族のことを知っている」
第1幕第3場〜「父が約束したひとふりの剣」/「お客人、おやすみですか?」/「館の男たちがすべてこの部屋に集まっていました」/「冬の嵐は去り」/「寒い冬の日々に私が憧れていた春こそあなたです」/「おお、無上の喜び!幸せの女よ!」/「ジークムントは私の名,私こそはジークムントだ!」
(2)「ワルキューレ」」〜第3幕「さらば,勇ある輝かしき子よ!」(ヴォータンの告別)
(3)「タンホイザー」〜第2幕「おごそかなこの広間よ」(歌の殿堂)/第3幕「マリア様、願いをお聞き入れください」(エリーザベトの祈り)
(4)「さまよえるオランダ人」より
第1幕「あらしと悪しき風に追われ」/第2幕「遠く忘れられた古い時代の中から」
(5)「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜第2幕「リラの花がなんとやわらかく」
(6)「ジークフリート」より第1幕「雲の高みへ」
(7)「神々のたそがれ」〜第1幕「輝かしい生命の心地よい熱情」
全て、シュターツカペレ・ドレスデン
(1)マルガレーテ・テッシュマッハー(S)、マックス・ローレンツ(T)、クルト・ベーメ(Bs)、カール・エルメンドルフ(指)
(2)ヨーゼフ・ヘルマン(Br)
(3)マリアンネ・シェヒ(S・エリーザベト) カール・エルメンドルフ(指)
(4)クルト・ベーメ(Bs) ヨーゼフ・ヘルマン(Br) クルト・シュトリーグラー(指)
(5)ヨーゼフ・ヘルマン(Br) クルト・シュトリーグラー(指)
(6)ヨーゼフ・ヘルマン(Br) カール・エルメンドルフ(指)
(7)マックス・ローレンツ(T) ヨーゼフ・ヘルマン(Br) クルト・シュトリーグラー(指)
ドレスデンにおけるワーグナー演奏の伝統は、作曲家自身がザクセン宮廷のカペルマイスターを務めていた1840年代にまで遡ります。この時期には1842年に「リエンツィ」、1843年には「さまよえるオランダ人」、1845年に「タンホイザー」がドレスデンでそれぞれ初演されています。Profil〜復刻されるワーグナー録音はシュトラウスのオペラと同様に、こうしたドレスデンのめぐまれた背景を強く感じさせるもの。伝統のオケを随えるのはベームの後任としてシュターツカペレ・ドレスデンの音楽監督を務めたエルメンドルフ(1891−1962)、ドレスデンに生まれ当地で学び、当劇場のコレペティートアや指揮者も務めたシュトリーグラー(1886−1958)。なにより、往年のドレスデンのベスト・メンバーらの存在感も圧倒的なものがあります。なお、シリーズの恒例として、充実のブックレットには劇場、舞台風景、公演ポスターなどの写真がふんだんに掲載されているのもうれしいところです。   (Ki)
PH-07052
ティペット:オラトリオ「われらが時代の子」 ウテ・ゼルビヒ(S)、
ノラ・グービシュ(A)、
ジェリー・ハドリー(T)、
ロベルト・ホル(Bs)、
コリン・デイヴィス(指)
シュターツカペレ・ドレスデン、
ドレスデン国立歌劇場cho

録音:2003年7月7、8日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
ヨーロッパ屈指の伝統と格式を誇るシュターツカペレ・ドレスデンによる選りすぐりのライヴをお届けする大人気のシリーズ。いま充 実の時をむかえている巨匠デイヴィス登場の最新リリースは、ことし2007年12月16日と18日にバービカンでLSO とのライヴでも取り上 げるティペットの「われらが時代の子」。 1930年代に入り世界恐慌による社会不安が蔓延するなか、ティペットは作曲家として、失業や貧困で社会的に虐げられた人々との連帯を 表明せねばならないとの使命感に駆られていました。その矢先、1938年11月7日、パリのドイツ大使館三等書記官エルンスト・フォン・ ラトが、17歳のユダヤ人ハーシェル・グリンズバンによって銃撃を受け殺害されるという事件が起こります。これが引き金となり、11月 9日夜から10日にかけてドイツ全土でかつてない大規模なユダヤ人排斥の暴動の嵐が吹き荒れることになります。 「水晶の夜」とよばれるこの大暴動はティペットを怒りと恐怖で大いに震撼させ、戦時の1939年から2年の歳月を費やして書かれたオラ トリオ「われらが時代の子」として結実します。親しい詩人T.S. エリオットの強い奨めでティペット自ら手がけたテキストは、人間の本 来もつ「光と影」の部分を受け止めたうえで、さらに毅然と非人道的行為に立ち向かおうとする平和主義の哲学が色濃く反映されたもの となっています。3部からなる全曲は、ヘンデルのメサイアととくにJ.S. バッハのマタイ受難曲とをモデルにしつつ、さらにバッハでの コラールに替えて「黒人霊歌」の採用など異なるジャンルの混合がみられるのも特徴的。 作曲家の信頼も厚く、この作品では過去にもBBC響と録音を残しているデイヴィスですが、これはまさに別格。さきのベルリオーズのレ クイエム(PH.07014)に匹敵する、迫真のドラマを繰り広げています。

PH-07053(2CD)
ジュゼッペ・シノーポリ〜エディション・シュターツカペレ・ドレスデンVol.35
■Disc 1
(1)ウェーバー:「オベ ロン」序 曲
(2)R・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」Op.40
(3)ワーグナー:「リエンツィ」序曲
■Disc 2
(1)リスト:交響詩「オルフェウス」
(2)シノーポリ:コスタンツォ・ポルタ讃歌
(3)リスト:愛の墓V〜チェロと管弦楽のための
(4)リスト:交響的断章「ルー・ザロメ」
(5)シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120
■Disc1
ジュゼッペ・シノーポリ(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1998年9月22日(1)(3)、
2001年1月10-11日(2)
ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
■Disc2
ジュゼッペ・シノーポリ(1)(2)(5)、
シルヴァン・カンブルラン(3)、
ペーター・ルジツカ(4)(指)
シュターツカペレ・ドレスデン、
ペーター・ブルーンス(Vc)(3)
録音:1998年10月27日(1)、
1994年12月20日(2)、
2004年3月5-6日(3)、
2001年10月6日(4)、
1993年8月30日(5)
ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
全てステレオ
ジュゼッペ・シノーポリ(1946-2001)が歿してはや15年。彼が1992年から常任指揮者を務めたシュターツカペレ・ドレスデンとのライヴから得意 の 5 作をセレクト。 シュターツカペレ・ドレスデンは1548年にザクセン選帝侯の宮廷楽団として誕生し、1998年に創立450年を迎えましたが、その際の記念コンサー トで演奏されたウェーバーの「オベロン」とワーグナーの「リエンツィ」序曲が感動的。さらに精神医学を学んだシノーポリが、リスト、ワーグナー、シュー マン、リヒャルト・シュトラウスといずれも常人とは異なる精神構造を持っていた人々の音楽を、独自に解釈しているのが興味津々。MDR KULTURAに よる録音も鮮明。写真もふんだんに掲載された92ページに及ぶブックレットも貴重。さらにシノーポリの作曲3篇を、自演のほかカンブルラン、ルジツカが指揮を務めているのも興味津々。チェロの協奏作品である「愛の墓V」は、ペー ター・ブルーンスが独奏なのも魅力。ルジツカ指揮の「ルー・ザロメ」は5分半ほどのオーケストラのみの断章です。 (Ki)
PH-07057(2CD)
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調WAB108(ハース版)
モーツァルト:交響曲第38番ニ長調KV.504「プラハ」*
ベルナルト・ハイティンク(指)シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2002年12月3日ゼンパーオーパー(ライヴ)、2002年9月2日クルトゥーア・パラスト(ライヴ)*
極上のライヴが目白押しでProfilの大人気シリーズ、エディション・シュターツカペレ・ドレスデン。ここに、ブルックナーの第8番にモーツァルトの「プラハ」という超強力なプログラムを担当するのは、楽団の首席指揮者(2002−2004)を務めた巨匠ハイティンク。当シリーズでは2003年ライヴのブルックナー第6番(PH.07011)以来の登場となります。現在のハイティンクが首席指揮者を務めるCSOとも、来年2009年4月に取り上げる予定のブルックナーの第8番。ブルックナー指揮者としてすでに誉れ高いハイティンクですが、なかでも第8番については過去にも好んで取り上げています。長きに渡る手兵コンセルトヘボウ管とは、交響曲全集録音シリーズ中の1969年、1981年にデジタルで再録音、さらには2005年ライヴでも録音しており、また、この間1995年にウィーン・フィルともセッション録音をおこなっています。そして、9月末の首席指揮者就任から2ヶ月あまりを経過し、あらたなシェフ、ハイティンクに大きな関心が寄せられるなかで迎えたドレスデンとのライヴ。まさしくこれは歳を重ねて円熟味と盤石の安定感を誇る巨匠と、底知れぬ魅力を秘めたオケとの顔合わせが正しかったことを証明する何よりの内容といって差し支えないでしょう。カップリングとなるモーツァルトの「プラハ」もまた、たいへん興味の尽きない内容といえそうです。不思議なことに、ハイティンクのモーツァルト録音はこれまでのところオペラに限定されているため、やはりオケが名門ドレスデンということもあり、交響曲の登場は大いに歓迎されるところです。なお、こちらは同年8月にドレスデンを襲った大洪水による深刻な浸水被害で使用不能となったゼンパーオーパーに替えて、演奏会場にはクルトゥーア・パラストが選ばれています。
=トラックタイム(※ともに実測値)=
▼ブルックナー第8番 T.16'26+U.15'18+V.27'50+W.24'49=TT.1゜24'23
▼モーツァルト「プラハ」 T.12'40+U.9'17+V.5'51=TT.27'48  (Ki)
PH-07058
ワーグナー:オペラからの名場面集
「タンホイザー」序曲 /第2幕の大行進曲、
「さまよえるオランダ人」序曲、
「ローエングリン」〜第2幕「エルザの大聖堂への行列」/ 第3幕前奏曲/「婚礼の合唱」*
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲**/第2幕「ザックスのモノローグ」#/第3幕前奏曲##/第3幕「親方たちを蔑んではならぬ」##
ヨーゼフ・ヘルマン、
ハンス・ヘルマン・ニッセン(Br)、
ドレスデン国立歌劇場cho、
カール・べーム(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:1939年8月〜9月頃、1939年1月頃*、1939年7月**、1940年12月#、1938年8月ごろ## ドレスデン、シュターツオーパー (以上、すべてエレクトローラSP復刻)
ドレスデン音楽監督時代(1934 〜 43 年)のべームによるワーグナーの続篇がProfil より登場です。あらたに復刻された音質は良好で、壮年期のベームが溌剌として剛直なスタイルでワーグナーの真髄に迫ります。マイスタージンガーのザックスにはベスト・チームからのヨーゼフ・ヘルマンに加え、バイエルン国立歌劇場からのゲスト、ハンス・ヘルマン・ニッセン。かれが歌うのは「マイスタージンガー」第3幕(PH.05038)からのナンバー。ワーグナー歌いとして当時たいへんな人気がありました。なお、このたびもブックレットが充実。ベームや歌手らのほか、劇場、舞台風景、衣装、公演ポスターなど多数の写真が掲載されていて、これらを眺める楽しみもあります。
PH-07060(2CD)
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」 ローレンツ・フェーエンベルガー(Tマックス)
マルガレーテ・テシェマッハー(Sアガーテ)
クルト・ベーメ(Bsカスパール)
アルノ・シェレンベルク(オットカール)
ハインリヒ・プフランツル(Brクーノ)
エルフリーデ・トレチェル(Sエンヒェン)
カール・エルメンドルフ(指)
シュターツカペレ・ドレスデン,
ドレスデン国立歌劇場cho

録音:1944年
作曲家ウェーバーがかつてドレスデン国立歌劇場の楽長だったことは有名。当然、ウェーバーのオペラの上演も盛んなのですが、意外なことに傑作ドレスデンでの「魔弾の射手」の録音は1973年のカルロス・クライバーのDG録音までは、この録音と、戦後間もない頃のルドルフ・ケンペ指揮の録音しかありません。この「魔弾の射手」は、古き良きシュターツカペレ・ドレスデンの薫り豊かなウェーバーが楽しには打ってつけの貴重な録音です。指揮は、バイロイト音楽祭で長く活躍し、1943年にカール・ベームからドレスデンの音楽監督を引き継いだカール・エルメンドルフ。しかも当時のドレスデンの名歌手が総動員。テシェマッハーを筆頭に、フェーエンベルガー、ベーメ、トレチェルら、いずれも当時のスターたちです。PREISERからPRCD90386で発売されている録音と同一ですが、音の点で好評を博しているProfilのドレスデン国立歌劇場歴史的録音シリーズでの発売は歓迎できるものでしょう。 (Ki)
PH-07063
E.T.A.ホフマン:室内楽曲集
ハープ五重奏曲ハ短調AV24
フォルテピアノ・ソナタイ長調AV22/ヘ短調AV27、
グラン・トリオホ長調AV52*
長澤真澄(Hp;シングル・アクション・ペダル)
荒木紅(フォルテピアノ)、
ホフマイスターQ(ピリオド楽器使用)
トリオ・マルゴー(ピリオド楽器使用)

録音:2007年11月、2006年2月* ベルリン、グリューネヴァルト新教教会
E.T.A.ホフマンの室内楽作品を収めた注目のアルバム。ハープが幻想的な美しさを醸す五重奏に、モーツァルティアンとしての顔をのぞかせるソナタなど、基本的には古典派のソナタ形式に拠りながらときにハッとさせられるような独自の美を聴かせて惹かれます。インマゼールに師事した荒木紅ら、ピリオド勢の演奏もみごとなもの。録音も楽器の繊細な表情をあますところなく伝えています。   (Ki)
PH-07064
レーラ・アウエルバッハ(1973-):ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第1番「ラ・フェニーチェ」
セーニョ/死を忘れるな(メメント・モリ)
幻想曲、子供時代の思い出(全12曲)
クセーニャ・ノシコワ(P)
録音:2006年5月22日-25日
著名な作家であり、弊社「たまゆらレーベル」の大切なアーチストでもある天才レーラ・アウエルバッハ。彼女の作品普及に熱心な BISレーベルでさえ録音していない初出ピアノ曲を同郷のノーシコワがまとめました。「幻想曲」は何と13歳の時の作で、アウエルバッ ハがモーツァルトばりの神童だったことを証明してくれます。また1996年作のオーケストラ曲(旧名「交響曲第1番」)のピアノ版「死 を想え(メメント・モリ)」もシュニトケやワインベルクを思わせる脂っこくボルテージの高い作風が興味津々。ノーシコワの委嘱で 作曲された最新作「ピアノソナタ第2番」も異常なまでに充実した内容。アウエルバッハ恐るべしと申せましょう。  (Ki)
PH-07065(4CD)
クララ・シューマン:ピアノ作品全集 スザンネ・グリュツマン(P)
昨今の女性作曲家研究の発展のおかげで、「シューマンの嫁」という概念を越えてひとかどの作曲家として評価されるようになってき たクララ。彼女の作品はかなり録音に恵まれてはいますが、ピアノ曲全集は大歓迎の登場と申せましょう。デリケートかつ名人芸的な 美しい作品ばかりです。 (Ki)
PH-07067P
プレイエル:四重奏曲ロ長調
交響曲イ長調
協奏交響曲
ウラディミール・ビシュコフ(指)
モスクワ・コンチェルティーノ
PH-07068
カペッラ・ストラヴァガンテ
ヴィヴァルディ
:草原にて歌えRV623、
ヘンリー8世:良き友との気晴らし、
伝承曲トラディショナル
:グリーンスリーヴス、
ウィリアム・コーニッシュ
:狩人よ汝の角笛を吹き鳴らせ、
プレトリウス
:テレプシコーレより燭台のブランル、
ホルボーン
:メランコリア像、
プレトリウス:ヴォルタ、
ヨハン・ミヒャエル・バッハ
:そは偉大なる勝利、
モンテヴェルディ:愛しきクローリ、
 私の甘いため息、
 おおバラ色の小さなバラよ、
A.スカルラッティ
:愛するクローリから遠く、
ヴィヴァルディ
:いと公正なる怒りの激しさにRV626
カッペッラ・ストラヴァガンテ、
カタリン・フレイブルク(S)、
クリスティアン・ハギッテ(Cem)、
カトリン・ハギッテ(Fl&ポジティヴ・オルガン)、
ユリア・プリッゲ(Vn1)、
マルギット・ライニッケ(Vn2)、
ステファノ・マコル(Va)、
ローリー・ランドルフ(Gamb,G&Perc)、
ラインハルト・エゲル(Vc)
カッペッラ・ストラヴァガンテ・アンサンブルのデビュー盤。このレコーディングにあたり、ルネッサンスからバロックの絶頂期までのきわめて広範囲に及ぶ様式を網羅した、イタリア、イギリスそしてドイツの作品を選んでいます。
PH-07069(1SACD)
ジャコモ・カリッシミ:ヴィルトゥオーゾ・ソプラノ・モテット集
来たれ死すべき者たちよ、油はとめどなく流れ、明けの明星のように、主よわたしの神よ
ロバート・クロウ(ソプラニスタ)、
ミヒャエル・エーベルト(Org)

録音:2007年10月1、3、4&5日ミンデルハイム、“マリアのお告げ”イエズス会教会[バイエルン放送との共同制作]
「驚くべき天賦の才能をもつソプラニスタ(男性ソプラノ)」(ニューヨーク・タイムズ)と絶賛されるロバート・クロウのソロ・デビュー盤。4つのモテットは、おそらく17世紀の中ごろに、大家ジャコモ・カリッシミ(1605−1674)がローマの聖アッポリナーレ教会で演奏するために書いたとされるもの。当時の偉大なるカストラートたちが歌うことを念頭に作曲された内容ですが、こうして当時のカストラートにもっとも近いとされるソプラニスタによって感情表現もみごとに歌われると、初めて妖美な魅力の真価が解き明かされてゆくような興奮をおぼえます。なお、収録場所である教会のふりそそぐような残響を体感できるように、マルチチャンネルステレオ再生可能なSACDハイブリッド仕様でのリリースというのも魅力的。  (Ki)
PH-07071
バッハ・リフレクションズ
バッハ:パルティータ第6番ホ短調 BWV.830
平均律クラヴィーア曲集第2巻より
前奏曲とフーガ第22番変ロ短調 BWV.891
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガOp.87〜第24番ニ短調
リスト:バッハの主題による変奏曲
デイヴィッド・テオドール・シュミット(P)
1982年エルランゲン生まれの気鋭シュミットによるアルバムは、この若さで彼自身が人生の一部と語るバッハと、その影響を受けた後世 の作曲家たちのピアノ曲を収めています。幼少より慣れ親しんだバッハでの共感に満ちた演奏からは、未来の大器を予感させます。  (Ki)
PH-07072
グルジアの作曲家によるギター音楽
ニコ・ナリマニーゼ (1904-1975):舞曲
 ホルミ、サタマショ、ギターソナタ、
 グルジアの歌
ゲルマン・ザパリーゼ (1939-):イメレチの騎 兵の歌、輪舞、
 シャヴレゴ変奏曲、ギター・ソナタ、
 こびとの行進、アレグロ・コン・ブリオ、
 汝は真の芸術なりぶどう畑よ
テンギス・シャヴロハシヴィリ (1946-):バラード
ワージャ・カランダーゼ (1961-):チェラ、
 ヤヴナナ
オレグ・チモフェーエフ(7弦G)
旧ソ連邦コーカサスの共和国だったグルジアは、中東的な異国情緒に満ちた美しい文化を持っています。太陽に恵まれ、むしろラテ ン的な気質に富むグルジア人にギターという楽器はピッタリ。ここに収められた作品は、血の気の多さと独特の哀感、美しいメロディ にあふれた独特の魅力にあふれています。ロシア独特な7弦ギターの響きにも注目です。 (Ki)
PH-07073
ロドリーゴ:ある貴紳のための幻想曲、
アルベニス:スペインの歌Op.232、
トゥリーナ:ギター・ソナタ ニ短調Op.61(1931)
フリーデマン・ヴットケ(G)、
セバスティアン・テヴィンケル(指)
プファルツハイム南西ドイツCO
ドイツの名手ヴットケによるスペインのギター曲集。なかでも1998年に97歳の作曲者御前演奏し絶賛されたロドリーゴは絶品。ヴット ケはロドリーゴ邸を訪ねた際に、天下のマエストロが有名なアランフェスの第2楽章のテーマをピアノで弾いてくれたことにいたく感銘を 受けたと述懐しています。
PH-07074(2CD)
ハイドン:オラトリオ「天地創造」 クリスティアーネ・エルツェ(S)、
スコット・ウィアー(T)、
ペーター・リカ(Bs)、
ロジャー・ノリントン(指)ヨーロッパCO

録音:1990年3月ベルリン、フィルハーモニー・カンマームジークザール(ライヴ)
PH-07076(2CD)
ハイドン:オラトリオ「四季」 クリスティアーネ・エルツェ(S)、
スコット・ウィアー(T)、
ペーター・リカ(Bs)、RIAS室内cho
ロジャー・ノリントン(指)ヨーロッパCO

録音:1991年9月ベルリン、フィルハーモニー・カンマームジークザール(ライヴ)
オリジナル楽器のみならずモダン・オケへも果敢にピリオド・アプローチを持ち込み、シュッツからブルックナー、マーラーまで名作の数々にあらたな可能性を切り開いてきたノリントン。ハイドンについても録音に比して、実演で力を注いできたのは記録からも知られるところ。最近も2007年のプロムスに、自身が2006年よりアーティスティック・アドヴァイザーを務めるアメリカ最古(1815年創立)のピリオド・アンサンブル&合唱団“ヘンデル・アンド・ハイドン・ソサエティ・オブ・ボストン”を率いて登場し、「四季」を取り上げて大いに話題を集めました。このたびProfilより登場するのは、ハイドンの創作の頂点をなすといわれる2大オラトリオ「天地創造」と「四季」のライヴ。いずれもノリントンにとって初出となる待望のレパートリーです。ハイドンが模索の末、晩年にたどり着いた熟練の書法が際立つふたつの傑作は、ともに宗教音楽の様式に拠りながらも、オペラ・セリア調の「天地創造」にオペラ・ブッファ的な「四季」とそれぞれ対照的な性格をもつことで知られます。弦楽器のノンヴィブラート奏法を基調とするピュア・トーンを一貫して実践するノリントンはキレのよいリズムと清新なひびきで、いつものようにこれら稀にみる音画を活写してゆくのですが、この想像力ゆたかなアプローチを受けとめるべく強力な顔ぶれが揃えられています。オケには、当ライヴとほぼ同時期にアーノンクールのもとでベートーヴェンの全集録音を行ない、ピリオド・アプローチにも精通するヨーロッパ室内管。きわめて重要な役どころとなるコーラスは精鋭RIAS室内合唱団、のちに同じ「四季」でヤーコプス&フライブルク・バロック管の録音にも参加する名門アンサンブルです。1962年にシュッツ合唱団を組織しキャリアをスタートさせた合唱指揮者としての顔をもつノリントンだけに、両作品に共通する対位法を駆使した声楽の扱いも堂に入っています。さらに、ヒュッシュやスゼーに師事したアメリカのリリック・テナー、ウィアーに、ボーイ・ソプラノからスタートしてドイツきっての名バスにまで数えられるリカ、そして人気の名花エルツェという具合にソリストも的確なキャスティング。ピリオド・アプローチによって、大傑作にふさわしい魅力を引き出されたハイドン。これまでにアーノンクールやガーディナーらの貢献も記憶されるところへ、おもしろく聴かせるうまさでは(じっさいに聴衆を前にしたライヴとなれば尚更ですが)、われらがノリントンによるアルバムはひときわ強烈な光を放つ存在となりましょう。 (Ki)

PH-08002
シュニトケ:チェロとピアノの為の作品集
チェロ・ソナタ第1番/第2番
ムジカ・ノスタルジカ、
バレエ音楽「ベール・ギュント」のエピローグ
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
タチヤナ・ゲリンガス(P)
シュニトケはロストロポーヴィチをはじめ、グートマン、イワシキンなど優れたチェロ奏者の友人に恵まれたためか、素晴らしいチェロ 作品を多く残しています。ロストロポーヴィチの愛弟子ゲリンガスもシュニトケの親しい友人のひとりでした。技巧的にはかなりの難曲ぞ ろいですが、ゲリンガスの完璧なテクニックと闇を垣間見せる深い音楽性に唖然とさせられます。 (Ki)
PH-08003
メンデルスゾーン:チェロとピアノのための作品集
チェロソナタ第1番変ロ長調Op.45/同第2番ニ長調Op.58
協奏変奏曲Op.17/無言歌Op.109
アルブムブラットOp.117
無言歌〜「甘い思い出」「ヴェネツィアの舟歌第2番」「五月のそよ風」「浮雲」「ヴェネツィアの舟歌第3番」「春の歌」
ダヴィド・ゲリンガス(P)、
イアン・ファウンテン(P)
★世に美しいチェロ曲はあまたありますが、メンデルスゾーンのチェロソナタは驚くべき美しい歌にあふれています。それも爽やかの極み、聴いていてちょっと幸せになります。ゲリンガスの落ち着いた演奏も曲調にぴったり。ファウンテンの精巧なピアノもメンデルスゾーンならではの華やかさを増してくれます。 (Ki)
PH-08005(2CD)
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」*
ブラームス:二重協奏曲 イ短調Op.102#
ベートーヴェン:合唱幻想曲Op.80+
トーマス・ツェートマイアー(Vn;#)
アントニオ・メネセス(Vc;#)
スヴャトスラフ・リヒテル(P;+)
クルト・ザンデルリング(指)
WDRケルンRSO、モスクワRSO+、
ソヴィエト国立アカデミーcho+
録音:1985年10月(ライヴ)WDRアーカイヴ(*/#)/1952年 モスクワ(メロディア原盤)+
2002年5月19日、長年の手兵ベルリン交響楽団とのコンサートを最後に、公式の活動からの引退を表明した“最後の巨匠”ザンデルリ ング。なんと極上のライヴProfil よりバイエルン放送響との「ロマンティック」(PH.05020)以来、またしても注目のライヴが登場します。 悠然たるテンポで描かれる、まさに風格の美学ともいうべき「田園」。ザンデルリングはこれに先立ちフィルハーモニアとのスタジオ盤全 集(80、81年)を完成させていますが、まさにこれは破格。第1 楽章冒頭おなじみのメロディから、怒濤の嵐を経て、大きく弧を画くよう に歌うフィナーレまで心底しびれます。さらに、同日のドッペルコンチェルトがまた強烈。ここでも磐石で貫禄たっぷりの巨匠スタイルの もと、名手ふたりが伸び伸びとそして熱いソロを聴かせています。 なお、ボーナスとして巨人リヒテルとのこれまたスケール大きな合唱幻想曲も収められています。文字通り、ザンデルリングの至芸が味わ えるぜいたくなアルバムの登場といえるでしょう。 (Ki)
PH-08011
アーロノヴィチ/フランク&レスピーギ
フランク:交響曲 ニ短調
レスピーギ:交響詩「ローマの松」*
ルドルフ・ショルツ(Org;*)
ユーリ・アーロノヴィチ(指)ウィーンSO
録音:1985年3月20日ムジークフェライン大ホール(ライヴ)
オーストリア放送協会提供の音源による復刻。戦時の実体験にもとづく迫真の「レニングラード」(PH.07009)が強烈な印象を与えた、アーロノヴィチによる注目のライヴ第2 弾。数多くの録音を残し相性の良さをみせるウィーン響との顔合わせによる今回は、鬱蒼とした響きで重く濃い味わいのフランクと豪華絢爛なレスピーギというプログラム。当時Wiener Zeitung やDie Presse の演奏会評でも大きく取り上げられました。なお、当夜はほかにハインリヒ・シフの独奏でプロコフィエフの交響的協奏曲も演奏されています。 (Ki)
PH-08014
ショスタコーヴィチ:交響曲第15番Op.141a(デレヴャンコ編によるピアノ三重奏と打楽器版)
ピアノ三重奏曲第1番/第2番
トリオOpus8
[ミヒャエル・ハウバー(P)、
エックハルト・フィッシャー(Vn)、
マリオ・デ・セコンディ(Vc)]
ギドン・クレーメルとクレメラータ・アンサンブルも録音しているショスタコーヴィチの交響曲第15番のピアノ三重奏版がドイツのトリオOpus8の最新録音で登場。こちらはクレーメルのような強烈さこそないものの、ショスタコーヴィチらしい軽妙さと毒を前面に出した美演となっています。2曲のピアノ三重奏曲も激しさと闇を兼ね備えていて見事です。  (Ki)
PH-08015(2CD)
ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」 マリア・カラス(Sロジーナ)、
ルイージ・アルヴァ(Tアルマヴィーヴァ伯爵)、
ティト・ゴッビ(Brフィガロ)、
メルキオッレ・ルイーゼ(Bsバルトロ)、
ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bsバジーリオ)他、
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
ミラノ・スカラ座O&cho

録音:1956年2月16日
1956年、マリア・カラスはスカラ座で、舞台では唯一の機会となったロジーナを5公演歌っています。これはその初日の記録。指揮は当時スカラ座の音楽監督だった若きジュリーニ。スカラ座のオーケストラから生き生きしたイタリアの歌を引き出しています。さらにアルヴァ、ゴッビと、非常に豪華な顔ぶれでした。 (Ki)
PH-08016(2CD)
フリッツ・ヴンダーリヒ/ザ・レジェンド〜アリア、オペラ&オペレッタからの場面、歌曲
[CD1]
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より、プッチーニ:「蝶々夫人」より
プッチーニ:「ラ・ボエーム」より、モーツァルト:「ツァイーデ」より
[CD2]
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より、J・シュトラウス:「こうもり」より
ミレッカー:「乞食学生」より、カールマン:「サーカスの女王」より
フレート・ライモント/ギュンター・シュヴェン:「青い仮面」より
ニコ・ドスタル:「号外」〜カップルが踊るように
ロベルト・シュトルツ:「シニョリーナ」〜美しきイタリアよ、さようなら
シュトルツ:「チチパの王子」〜かつて春に幸福が私に笑いかけた
レハール:「フリーデリケ」〜少女よわが少女よ、「ロシアの皇太子」〜ヴォルガの歌、
「ジュディッタ」〜友よ人生は生きるに値する
【ボーナストラック】
レハール:「美しきかなこの世界」.美しきかなこの世界
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)、
さまざまな演奏家

録音:1954-1956年シュトゥットガルト、ベルリン
すでにProfilにある同名のタイトル「ヴンダーリヒ/ザ・レジェンド」(PH07024)を、曲数を大幅に増強して2枚組にして再構成しています。  (Ki)
PH-08018
C.P.E.バッハ:シンフォニア ト長調 Wq.182-1
チェンバロ協奏曲 ハ長調 Wq.20
シンフォニア ト長調 Wq.173
シンフォニア ホ長調 Wq.182-6
シンフォニア 変ホ長調 Wq.179
フローリアン・ビルザク(Cemb;*)
ロジャー・ノリントン(指)
カメラータ・ザルツブルク
録音:2004年12月20日、ダルムシュタット、市教会(ライヴ)
004年12月メルク・フィルハーモニーの招聘により、ノリントンと手兵カメラータ・ザルツブルクが‘ダルムシュタット音楽の秋’で行ったライヴはオール・エマヌエル・バッハという意欲的なプログラムでした。大胆で独創的、快活で生命力ある音楽が持ち味のエマヌエル・バッハ。近年さまざまな団体が取り上げるようになり再評価の機運が盛り上がりをみせていますが、なによりノリントンらによる極上の演奏で聴けるというのが価値あるところ。“同時代の演奏様式により可能なかぎり作品の再創造を標榜する”というノリントンによるテーマが、ほぼ理想的な形で具現化されています。ときに優美にときに攻撃的に前進するアレグロに、深い詩情をたたえた緩徐楽章も魅力のシンフォニア。そして作曲者の名手ぶりがそのまま内容に反映されたコンチェルト。すべてノリントンにとって初レパートリーとなるものです。 (Ki)
PH-08019
ロジャー・ノリントン/シューベルト
シューベルト:イタリア風序曲第1番、
交響曲第3番/第8番「未完成」
ロジャー・ノリントン(指)
カメラータ・ザルツブルク
録音:2002年5月31日、6月1日、ザルツブルク、モーツァルテウム、大ホール(ライヴ)
ノリントンが振ったシューベルトの録音ではこれまでにも、かつての手兵ロンドン・クラシカル・プレイヤーズと「グレイト」(88年ライヴ)、第5番&「未完成」(89年スタジオ)、第4番&第6番(90年)、また「グレイト」についてはシュトゥットガルト放送響とのライヴ(01年)が知られています。すでに50年以上の伝統を有する室内編成のモダン・オケを起用した当ライヴでも、ノリントンのアプローチはまったくいつもどおり。ノンヴィブラート奏法による弦は舞台両翼に振り分けたヴァイオリンに、中央後方一列にならぶコントラバス、右手にはケトル・ドラムという楽器配置。ただし、編成については旧録音では第1、第2ヴァイオリンがともに10、ヴィオラ8、チェロとコントラバスが各6、ホルンの3をのぞいて管楽器はすべて各2であったのに対して、今回はわずかに弦のパートで縮小変更がみられます。コンパクトなサイズの選択が奏功していることは確かに認められ、たとえば「未完成」。シャープなフォルムでありながら、第1楽章における不気味なコントラバスの動きはかえって際立ち、音を割ったホルンの咆哮をふくめて迫力にも不足しません。そしてもちろん、アンダンテはいっそう透明で研ぎ澄まされ、あたたかく美しいピュア・トーンの本領が申し分なく発揮されています。録音について。2本のマイクによるワンポイント収録のため、クリアでリアルなおかつ自然な定位が得られ、ノリントンの志向に適ったものとなっています。なお、交響曲第3番の終演後にのみ拍手入り。
=未完成のトラック・タイム比較=
[ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ/1989年]T.12’46”+U.9’11”=TT.21’57
[カメラータ・ザルツブルク/2002年]T.14’01”+U.10’16”=TT.24’17
=ノリントン&カメラータ・ザルツブルク、シューベルトの楽器編成=
第1ヴァイオリン7、第2ヴァイオリン6、ヴィオラ5、チェロ4、コントラバス3、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ1     (Ki)
PH-08022
ルーペルト・イグナツ・マイヤー(1646−1712):詩篇、モテット&協奏曲
Ascendit Deus / Scapulis suis / Sacri concentus psalmorum, antiphonarum, Op.3:
Confitebor tibi /Jubilate Deo / Meditabor / Sacri concentus psalmorum,
antiphonarum, Op.3: Beati omnes / Dominusregnavit / Confitebor /
Sacri concentus psalmorum, antiphonarum, Op.3: In terras descendam /Credidi /
Passer invenit / Sacri concentus psalmorum, antiphonarum, Op.3:
Ave regina coelorum/ Laudate Dominum / Sacri concentus psalmorum,
antiphonarum, Op.3: Formula votiva sodalium /
Gazophylacium musico-sacrum: Confitebor
メヒティルド・バッハ(S)、
エリーザベト・ポピアン(A)、
ハンス・イェルク・マンメル(T)、
ゴットホルト・シュヴァルツ(Bs)、
カペラ・ヴァイルブルゲンシス・ヴォカリス、
ドリス・ハーゲル(指)ラルパ・フェスタント
ミュンヘンの宮廷で活躍していた時期に、パリに派遣されてリュリのもとで学んだという経歴を持つマイアーは、17世紀末から18世紀初頭にかけて一時代を築いた教会音楽の作曲家、ヴァイオリニスト。声楽と器楽とが等しく主題を受け持つ点や、リズムの躍動感などにその特徴があると云われます。ここでオリジナル楽器の演奏陣を率いるハーゲルはザルツブルクのモーツァルテウムで、アーノンクールのもと、歴史的奏法の実践を学んだ指揮者。彼女はまたソプラノ、オルガニスト、音楽学者でもあり、こうした経験を踏まえて各パートへの目の行き届いたアプローチが光ります。  (Ki)
PH-08023
ヘルマン・プライ/ベスト・アルバム
モーツァルト:「魔笛」〜パパゲーノのアリア“可愛い娘か女房がいれば”
モーツァルト:「魔笛」〜パパゲーノのアリア“おいらは鳥刺し”/以上、ヘルマン・プライ(Bs-Br)、アルトゥール・グリューバー(指)大オペラO

モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」〜グリエルモのアリア“女よ、君らはよく浮気をする”
モーツァルト:「フィガロの結婚」〜伯爵のアリア“もうお前の勝ちだといったな…ため息をつきながら”
ロルツィング:「密猟者」〜伯爵のアリア“明るく愉快に”
ロルツィング:「皇帝と船大工」〜皇帝の歌“かつて王笏と王冠と勲章で遊んでいたころ”
マルシュナー:「ハンス・ハイリング」〜ハンスのアリア“あの日に”
フンパーディンク:「王様の子供たち」〜ヴァイオリン弾きの最後の歌
ロッシーニ:「セヴィリャの理髪師」〜フィガロのカヴァティーナ“わたしは町のなんでも屋”
ロッシーニ:「セヴィリャの理髪師」〜フィガロと伯爵の二重唱“金をみれば知恵がわく”/リヒャルト・ホルム(T)
ロッシーニ:「セヴィリャの理髪師」〜フィガロとロジーナの二重唱“それじゃ私ね…私をだましたりしない?”/エリカ・ケート(S)
ロッシーニ:「セヴィリャの理髪師」〜フィガロと伯爵とロジーナの三重唱“ああ!何という意外な展開でしょう!”/エリカ・ケート(S)、リヒャルト・ホルム(T)
レオンカヴァルロ:「道化師」〜シルヴィオとネッダの二重唱/アンネリーゼ・ローテンベルガー(S) ヘルマン・プライ(Br)、ヴィルヘルム・シュヒター(指)大オペラO[北西ドイツPO]
J・シュトラウス:「ジプシー男爵」〜徴兵の歌“さあ、手を差しのべて、恋人と別れよ”
J・シュトラウス:「ジプシー男爵」〜“ウィーンのように喜びに満ちた町は何処を探しても他にない”/エリカ・ケート(S)、モニカ・シンクレア(A)、ヨゼフ・シュミーディンゲル(Vo)、エーリヒ・クンツ(Br)
J・シュトラウス:「ジプシー男爵」〜第3幕フィナーレ/エリーザベト・シュヴァルツコプフ(S)、ニコライ・ゲッダ(T)、ゲルトルード・ブルクシュターラー=シュスター(Vo)、ヘルマン・プライ(Bs-Br)、オットー・アッカーマン(指)フィルハーモニアO&cho
録音:1954-1957年
[コロムビア原盤:モーツァルト、ロルツィング、マルシュナー、フンパーディンク、ロッシーニ/エレクトローラ原盤:レオンカヴァルロ、ヨハン・シュトラウス2世]
ドイツ・オペラやドイツ・リートとくにシューベルトで欠かせぬ存在として活躍し、実演・録音でもおなじみのヘルマン・プライ(1929−1998)。20代の録音を復刻した内容は、2009年に歿後80年を迎える彼を偲ぶにふさわしいものといえるでしょう。  (Ki)
PH-08026
ドニゼッティ:レクイエム ティツィアーナ・ソイアット(S)、
ヴィットーリオ・ジャマルスコ(T)、
マルセル・ロスカ(Bs)、
ヤロスラヴァ・ホルスカ=マキソヴァー(Ms)、
ズデネェク・フラヴカ(Br)、
ヴィルトゥオージ・ディ・プラハ、
アレクサンダー・ラハバリ(指)
プラハ室内cho
わずか33歳の若さで亡くなったベッリーニを追悼して、リコルディ社の委嘱で着手されたドニゼッティのレクイエム。スポンサーの資金援助が打ち切られたために未完に終り、ドニゼッティの死後22年、1870年になって初めて出版され、同年ベルガモ大聖堂で初演されています。ラハバリの演奏は、ゴメス=マルチネス盤(ORFEO.172881)とともに、あまり録音の多くないこの作品を知るうえで貴重なもの。Koch Discover音源(DICD.920519)の復刻。  (Ki)
PH-08027(8CD)
メンデルスゾーン:ピアノ曲集
◆[CD1] 63'39
無言歌集第1巻Op.19b/第2巻Op.30/第3巻Op.38/第4巻Op.53[録音:1995年]
◆[CD2] 54'06
無言歌集第5巻Op.62/第6巻Op.67/第7巻Op.85/第8巻Op.102[録音:1995年]
[CD3] 63'28
ピアノ・ソナタ第1番ホ長調Op.6/第2番ト短調Op.105/第3番変ロ長調Op.106[録音:1996年]
◆[CD4] 78'30
6つの前奏曲とフーガOp.35/前奏曲とフーガホ短調/6つの子どものための小品Op.72/3つの前奏曲Op.104/3つの練習曲Op.104[録音:1995年]
◆[CD5] 61'24
ロンド・カプリチオーソホ長調Op.14/カプリチオーソ嬰へ短調Op.5/3つの幻想曲、またはカプリスOp.16/3つのカプリスOp.33[録音:1997年]
◆[CD6] 58'13
7つの性格的小品Op.7/「夏の名残のばら」による幻想曲Op.15/2つの小品/幻想曲嬰ヘ短調Op.28[録音:1996年]
◆[CD7] 58'36
厳格な変奏曲ニ短調Op.54/変奏曲変ホ長調Op.82/変奏曲変ロ長調Op.83/アンダンテ・カンタービレとプレスト・アジタートロ長調/カプリッチョホ長調Op.118/無窮動ハ長調Op.119/ヴェネツィアの舟歌イ長調/アルバムブラット(無言歌)Op.117[録音:1997年]
◆[CD8]54'36
ピアノ三重奏曲第2番ハ短調Op.66*/第1番ニ短調Op.49* [録音:1997年]
ダナ・プロトポペスク(P)、
フロレスタン・フォルテピアノトリオ(ピリオド楽器使用)*
すべてKoch Discover音源。人気の無言歌全曲はもちろん、ソナタや変奏曲までピアノ独奏曲をほぼすべて網羅しています。エドゥアルド・デル・プエヨとカール・エンゲルに師事した彼女は、華麗で技巧的な内容を鮮やかに弾き上げます。なお、オマケにはピリオド楽器のアンサンブルによるピアノ三重奏曲を収録。  (Ki)
PH-08028(2CD)
バッハ:クリスマス・オラトリオBWV.248(第1部〜第3部)、
ヨハン・クリーガー(1652-1735):夕方にどこへ行くのだ
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)、
フリーデリケ・ザイラー(S)、
エリカ・ヴィンクラー(A)、
ハンヌ・スヴェドベリ(Bs)、
シュトゥットガルト児童合唱聖歌隊、
アウグスト・ランゲンべック(指)
シュトゥットガルトRSO、
ベルンハルト・ミヒャエリス(T)*、
ヘルマン・クライス(Vc)*、
ヘルマン・ヴェルダーマン(Cem)*

録音:1955年、1956年* (共にモノラル)
夭折の名テナー、ヴンダーリヒが参加する「クリスマス・オラトリオ」。全曲ではないのが惜しまれますが、これはたいへんな代物です。   (Ki)

PH-08029(4CD)
ロストロポーヴィチ記念コンサート
(1)ウォルトン:パッサカリア
(2)カンチェリ:涙のあとに
(3)デュティユー:ザッヒャーの名による3つのストローフェ
(4)シュニトケ:インプロヴィゼーション
(5)ルトスワフスキ:ザッヒャー変奏曲
(6)ブリテン:無伴奏チェロ組曲第2番Op.80
(7)シュニトケ:弦楽三重奏の為のメヌエット

(8)プロコフィエフ(ロストロポーヴィチ編):シンデレラのワルツ、3つのオレンジへの恋の行進曲

(9)ロストロポーヴィチ:ユモレスクOp.5
(10)ロストロポーヴィチ:エチュード
(11)ドビュッシー:夜想曲とスケルツォ
(12)ピアソラ:グラン・タンゴ
(13)カンチェリ:ほほえみをスラヴァに
(14)シャポーリン:ロシアの歌とスケルツォ
(15)シュニトケ:郷愁の音楽
(16)ブリテン:チェロ・ソナタOp.65
(17)シュニトケ:「ペール・ギュント」エピローグ
(18)ミャスコフスキー:チェロ・ソナタ第2番
(19)プロコフィエフ:チェロ・ソナタOp.119
(20)シチェドリン:スラヴァ、スラヴァ!
(21)ヘンツェ:マルガレート・ゲッデス哀悼〜チェロ6本の為の
(23)プロコフィエフ:チェロ小協奏曲第2楽章〜チェロ6本の為の
(22)シチェドリン:良い旅を〜スラヴァの思い出に〜リコーダーとチェロ6本の為の(世界初演)
(24)カルソンス:アルジヤ
(25)バーンスタイン:ミサ曲より3つの瞑想曲
(26)カンチェリ:黙祈〜ロストロポーヴィチ生誕80年とクレーメル生誕60年を祝して(世界初演)
(1)セバスティアン・ヘス
(2)ユリウス・ベルガー
(3)ラースロー・フェニェー
(4)ホン・エンスン
(5)レオナルト・エルシェンブロイヒ
(6)ミクローシュ・ペレーニ
(7)ギドン・クレーメル、
 ウーラ・ジェブリューナイテ、ダーヴィド・ゲリンガス
(8)リン・ハレル、パーヴェル・ギリロフ
(9)ガブリエル・シュワーベ、ギリロフ
(10)チョー・ヨンチャン
(11)ゲイリー・ホフマン、ダーヴィド・ゼリグ
(12)ヨンチャン、ギリロフ
(13)ミッシャ・マイスキー、ギリロフ
(14)アンドレアス・ブランテリト、ギリロフ
(15)アルト・ノラス、ラルフ・ゴトーニ
(16)ナターリヤ・グートマン、ヴャチェスラフ・ポプルーギン
(17)ゲリンガス、ヤーシャ・ネムツォフ
(18)ミグートマン、ポプルーギン
(19)ブランテリト、ギリロフ
(20)ネーメ・ヤルヴィ(指)バイエルンRSO
(21)(22)プチェリッシモ
(23)ザビーネ・アムボス、チェリッシモ
(24)ゲリンガス(指)チェッリシモほか
(25)ゲイリー・ホフマン、ゲリンガス(指)
 クレメラータ・バルティカ
(26)クレーメル、マリー・エリザベス・ヘッカー、
 クレメラータ・バルティカ
20世紀最大の音楽家のひとりムスチスラフ・ロストロポーヴィチは1927年3月27日に生まれ、2007年4月27日に世を去りました。当アルバムは、2007年10月3-7日にドイツのクロンベルクで行なわれたチェロ・フェスティヴァルから、ロストロポーヴィチに献呈されたもしくは彼が世界初演を行なった27作品を収めた追悼企画。何より出演者が凄い。ペレーニ、マイスキー、ゲリンガス、グートマン、ノラスなどチェロ界の重鎮、さらにクレーメルやヤルヴィまでもが一堂に会し、ロストロゆかりの作品を披露しています。有名曲のみならず、シャポーリンやロストロ自身の作などの珍品も入っていて、チェロ・ファン狂喜の内容となっています。このアルバムを聴かずしてチェロを語れません。  (Ki)
PH-08030
ドン・コサック合唱団〜古いロシアの歌
夕べの鐘、黒い瞳、レズギンカ、
木イチゴ摘み、愛の力で私は祈る、
緑の牧場で〜カリンカ、小さい鐘が鳴る、
騎兵の行進、2つのコサック歌謡、
赤いサラファン、森の中で、
ボルガの舟歌、ドン河畔にて、
2つのギター、ステンカ・ラージン、
神よ汝の民を救いたまえ、
捕らえられたコサック、出発
ドン・コサックcho

録音:1953年(モノラル)
亡命ロシア人によって結成された男声アカペラ合唱団の名門ドン・コサック合唱団。彼らの歌唱により日本でも数々のロシア民謡がポピュラーになりました。彼らの凄さは気持ち悪いくらいの超低音から、女声のような裏声までを駆使した驚異的な音域の広さ。これこそドン・コサックの醍醐味で、肉声だけで交響曲を聴くような充実感を味わえます。当アルバムは1953年DG盤と57年のMMS盤をリマスターして蘇らせた歴史的録音です。  (Ki)
PH-08031
チェロ・フィエスタ!
ハイドン:チェロ協奏曲ハ長調*、
チャイコフスキー
:奇想的小品Op.62
アザラシヴィリ:チェロと室内管弦楽のための協奏曲
ヒナステラ:パブロ・カザルスの主題による注解Op.46、
チック・コリア
:ラ・フィエスタ*
マリー=エリザベート・ヘッカー(Vc)*、
ギオルギ・ハラーゼ(Vc)、
クレメラータ・バルティカ
ギドン・クレーメルがその才能を愛でている若手チェロ奏者ふたり、ヘッカーとハラーゼの協奏作品アルバム。古典派のハイドンから現代ジャズまで驚異的な懐の深さを示しています。聴きものはグルジアの作曲家アザラシヴィリとチック・コリア作品。溌剌としたフレッシュな音楽性が輝いています。 (Ki)
PH-08033
ヘンデル:クラヴィーア組曲集
クラヴィーア組曲第4番ニ短調HWV.437/第3番ニ短調HWV.428/第7番ト短調HWV.432/第8番ト長調HWV.441
エフゲニー・コロリオフ(P)

録音:2007年1月22−26日シュトゥットガルト、カンマームジークスタジオ(SWR製作)
2008年3月におこなわれた来日公演では十八番の「ゴルトベルク変奏曲」を披露して大絶賛を浴びたコロリオフ。最新アルバムはヘンデル、「ディアベッリ変奏曲」ほか(HRMK.00801)にエアと変奏曲が含まれていた第3番の全曲をふくむ、4つのクラヴィーア組曲を収めています。作曲家リゲティが熱いコメントを寄せたコロリオフのバッハを聴くと、つぎはヘンデルも聴いてみたくなるのは自然なこと。ネイガウス、オボーリンにレッスンを受け、ロシア・ピアニズムの流れを汲むコロリオフのピアノは、かつてのギレリスに通じて美しくカチッと端整。聴き進めるうちに瞑想的な世界が拡がります。  (Ki)
PH-08034
ファンタジーにも理あり
バッハ:ソナタBWV.529〜リコーダー,ディスカント・ヴィオール,チェロとテオルボ
ソナタBWV.1027/1039〜リコーダー,リラ・ヴィオール,チェロとテオルボ
フーガBWV.952〜リコーダー,ディスカント・ヴィオール,チェロとテオルボ
モーツァルト:アダージョとフーガK.404a〜リコーダー,リラ・ヴィオール,チェロとリュート
アダージョ/フーガ(J.S.バッハ:フーガBWV.853)/アダージョ/ 
フーガ(J.S.バッハ:フーガBWV.883)/
アダージョ/フーガ(J.S.バッハ:フーガBWV.882)
バッハ:ソナタBWV.1037〜リコーダー,ディスカント・ヴィオール,チェロとテオルボ
アダージョ(モーツァルト:カノン風アダージョK.410)/アッラ・ブレーヴェ/ラルゴ/ジグ
クアドロ・ヒポテーシス(オリジナル楽器使用) 
レオポルド・ダゴスティーノ(リコーダー)
シンシア・ゾッティ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
クラウディア・ポズ(バロック・チェロ)
ウーゴ・ナストゥルッチ(テオルボ、リュート) リラ・ヴィオール

録音:2006年2月フランス、ガール、ヴァルボンヌのシャルトル会修道院
J.S.バッハのトリオ・ソナタ、ガンバ・ソナタ、オルガン曲を、当時は楽器編成など必ずしも絶対的な意味を持たなかったのではというコンセプトに遵い、原曲とは異なるユニークな形で取り上げています。とくに、ガンバのパートを、比較的高域を担うディスカント・ヴィオール、低域を担うリラ・ヴィオールと、曲に応じて重心をシフトさせていたりとじつは考え抜かれた楽器の組み合わせがされています。さらに、真作かどうか疑わしいK.404a(オリジナルはバッハの鍵盤作品)を、モーツァルトの弦楽三重奏版からまたまたバロック風に変更というのも、ややこしくて混乱してきそうですが、これが結構いけるのだから、つくづく音楽とは奥深いものです。   (Ki)
PH-08035(3CD)
グルック:歌劇「アルセスト」(1767年ウィーン原典版) キルステン・フラグスタート(Sアルセスト)、
ラウル・ジョバン(Tアドメート)、
アレグザンダー・ヤング(Tエヴァンドロ)、
マリオン・ローヴェ(Sイズメーネ)、
トマス・ヘムズリー(Br大祭司/アポロ/死の神)、
ジョアン・クラーク(Sエウムーロ)、
ローズマリー・セイヤー(Sアスパージア)、
ジェイムズ・アトキンス(Br預言者/神託の声)、
ゲライント・ジョーンズ(指)
ゲライント・ジョーンズ・シンガーズ&管弦楽団

録音:1956年(DeccaLondonオリジナル・スタジオ)、リマスタリング:2008年(ドアマーゲンTHSスタジオ、ホルガー・ジードラー)
「オルフェオ」に次ぐ、グルックによる改革オペラ第2作として名高い「アルセスト」。この録音は1956年にデッカがオリジナル・セッションで行ない、表題役に20世紀の生んだ大ソプラノ、フラグスタートを起用したことでも広く知られるものです。本家デッカでもCD化(1993年)されていますが、現在入手難となっております。いま聴いてもフラグスタートの崇高な佇まいは比類がありません。イェンス=ウヴェ・フェルメッケ氏のコレクションより、2008年にTHSスタジオのホルガー・ジードラーがリマスタリングを施しています。イタリア語歌唱。   (Ki)
PH-08036(2CD)
ヴェルディ:レクイエム ヴィオレッタ・ウルマーナ(S)、
オリガ・ボロディナ(A)、
ラモン・ヴァルガス(T)、
フェルッチョ・フルラネット(Bs)、
セミヨン・ビシュコフ(指)WDRケルンRSO、
NDRハンブルク放送cho、
トリノ・テアトロ・レッジョcho、
WDRケルン放送cho

録音:2007年11月12−16日ケルン、フィルハーモニー(ライヴ)
首席指揮者就任10周年を迎えた手兵ケルン放送響との充実ぶりをうかがわせる注目の録音です。ソリストにベテランのスター歌手を揃えているほか、キャッチな「怒りの日」では増強されたコーラスの破壊力もすさまじいもの。わざわざセッションを組んでのプロジェクトでもあり、まさにSACDの効果は絶大。録音も優秀です。  (Ki)
PH-08037(2CD)
コルネリウス:歌劇「バグダッドの理髪師」 ハンス・ゾーティン(Bsアブル・ハッサン)、
フリッツ・ペーター(Tババ・ムスタファ・カーディ)、
マルガ・シムル(Msボスターナ)、
デイル・デュージング(Brカリフ)、
ヘレン・ドナート(Sマルギアーナ)、
ホルスト・ラウベンタール(Tヌレディン)、ほか、
フェルディナント・ライトナー(指)
WDRケルンSO&cho

録音:1974年2月1日,ケルン(ステレオ)
 ※WDR音源提供
ペーター・コルネリウス(1824−74)の代表作、「バグダッドの理髪師」。永竹由幸教授によると「ユニークな味を持った作曲家で、この曲もとぼけた味をうまく出し大変凝った名曲」とのことでブッゾーニのような風合があります。1858年にフランツ・リストの指揮によってワイマールで初演されたオペラ。コリネリウス自身ワーグナーの助手でしたがワーグナーの影響が皆無なのが凄いところです。裕福な青年ヌレディンはマルギアーナを愛しているものの、なかなかうまく進展できずに困っています。そこにお節介でお喋り好きな理髪師アブル・ハッサンが割り込んで、事態は混乱するばかり、というお話。ドイツでは大変な人気作なのですが、録音は、EMIにラインスドルフのモノラル録音、オイロディスク(現在はBMG)にホルライザーの録音などがありましたが現在CD入手出来ずで、なんとも寂しい限り。そこにこのライトナー指揮の録音が登場。しかも厳しく見積もっても現在最高の演奏のようで、初めて曲のすごさ、おもしろさを堪能できました。ハンス・ゾーティンの理髪師アブル・ハッサンをはじめ、ヘレン・ドナート、驚異の美声ホルスト・ラウベンタールら、充実したキャストの演奏です。また録音もセッションで大変優秀です。 (Ki)


PH-08053(2CD)
ケンペ&ドレスデン/ステレオ・ライヴ
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
シューマン:ピアノ協奏曲
R・シュトラウス:英雄の生涯
ルドルフ・ケンペ(指)
ドレスデン・シュターツカペレ
コンサートマスター:ペーター・ミリング(Vn)
マルコム・フレージャー(P)

録音:1974年3月15日ドレスデンク・ルトゥアパラストにてDDRドレスデン放送収録(ステレオ)
かつてこの演奏の録音を聴いた音楽評論家、金子建志教授は「この英雄の生涯のライヴ盤は「着実な演奏をするが、どちらかというと地味な正統派」といったケンペの先入観をあっさり吹き飛ばしてくれる。」と激賞。1972年の高名なEMI録音は通常のヴァイオリン配置でしたが、当盤はヴァイオリン両翼配置がポイント。「戦場」最後の頂点で両ヴァイオリンがスピーカー前回左右一杯に広がり高らかにうたわれる「英雄の主題」の爽快感と高揚感は、これこそスタジオ盤にない異様な感動を呼び起こし、まさに勝利の旗が戦場いっぱいにはためくようなイメージを喚起させる。と前の金子教授も述べておられ、実に聴き所満載の大満足の1セット! (Ki)
「英雄の生涯」、冒頭テーマから、ケンペの温かな人柄をそのまま反映したような馥郁としたニュアンスに心打たれます!カラヤンの演奏が、カラヤン自身をヒロイックに投影した演奏とすれば、これはケンペ自身がこれまで培ってきた人間性の全てをさらけ出した凄演と言えましょう。威厳に満ちながらも高圧的な響きは一切無く、大きな包容力に自然と身を委ねたくなること必至。1曲目コーダのアゴーギクのセンスにも唖然。「英雄の伴侶」のヴァイオリン・ソロのミリングがまた魅力的。決して媚びていないにもかかわらず、ニュアンスの発信力が強く、他の弦楽器群や木管と融合する際には、オケ全体に育まれた均質の音色感が最高に功を奏して、他では味わえない官能的なブレンドの妙を見せつけます。「戦場」は十二分で凶暴でありながら決煩くなく、美しい調和が保たれていることに驚愕。曲が進行するに連れてテンションは上がるばかりで、ドレスデンのオケにとっても異例とも言える灼熱的な鳴りっぷりを示しますが、音楽作りに強引さがないだけに、「オケの自発性を引き出す」ということの究極の姿をありありとを思い知らせれます。これで鳥肌がたたない人などいるでしょうか?「業績」も単に懐かしい回想ではなく、特に「ティル」のテーマが出現する辺りからの音への慈しみへの度合いが尋常ではなく、感動の極み。「英雄の隠遁」に至っては、心が震えすぎて言葉が出ません!音色の美しさとは?スケールの大きさとは?心を込めるとはどういうことを言うのか?呼吸とは?…それらの答えが全てここに詰まっています。42:15以降の潮が引いていくような静寂と余韻。そしてコーダの前代未聞の荘厳さ!この神々しいニュアンスは、EMI盤とは明らかに異なります。会場のノイズもほとんどなく、この演奏の緊張感に息を飲んでいるかのようです。
「牧神」も、冒頭から柔らかで深みを湛えた音色で魅了。R・シュトラウスなどでも明らかなように、ケンペが編み出す色彩には肌に吸いつくような色香がありますが、ここでもそれが大全開!弦にほんの僅かにポルタメントが掛かりますが、よく聴かなければ気づかない程度に施すそのセンス!単に曖昧模糊とした雰囲気に流れず、フレージングの求心力が保持されている点にも注目です。
フレーガーがソロを務めるシューマンは、持ち前の美音が活きた佳演。  【湧々堂】
PH-08040
フランク:交響詩「プシシェ」〜プシシェの眠り/西風にさらわれるプシシェ/エロスの園/プシシェとエロス
シベリウス:交響曲第2番ニ長調Op.43
ユーリ・アーロノヴィチ(指)
ケルン・ギュルツェニヒO

録音:1978年2月22日ケルン、ドイチュラント放送
Profilがおくるアーロノヴィチによる注目のライヴ・シリーズ。戦時の実体験にもとづく迫真の「レニングラード」(PH.07009)、フランクの交響曲とレスピーギの「ローマの松」(PH.08011)につづく第3弾は、首席指揮者(1975−1986)を務めた手兵ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団とのライヴ。前回に引き続いて今回も前半は、鬱蒼とした響きで重く濃厚なロマンチシズムをたたえたフランク。そして、たたみかけるような自在なテンポとダイナミックなアプローチが特徴といえる後半のシベリウス。ロシアの指揮者はシベリウスを好みますが、アーロノヴィチのこのライヴからもそれは十分に感じられます。指揮にみごとに反応するオケの高い合奏能力も聴きどころ。ドイチュラントラジオ収録、ドイチュラントラジオ・クルトゥーア提供の音源による復刻で音質も万全です。  (Ki)

PH-08043
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
サー・コリン・デイヴィス(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:1992年10月22日ドレスデン・ゼンパーオーパー(ライヴ)
※収録:MDR
「未完成」は第1楽章冒頭で超弱音による神秘性を表出し、主部も内省的な味わいを十分に湛えたニュアンスが心を捉えますが、同時にシンフォニックな造形美も余すことなく押し出し、極めて豊穣な音楽が展開されます。展開部冒頭の弱音の幽玄のニュアンスや、全休符の間をたっぷりとりながら緊張が途切れないのも、デイヴィスの円熟を見事に象徴しています。第2楽章も実にスケールの大きな演奏ですが、驚くべきことに第2主題の4:20ほどで、弦にポルタメントがかかるなど、デイヴィスにしては珍しいスパイスも盛り込まれ、のめり込みの強い表現になっています。どこまでも純真な歌心にも心打たれます。
しかし、それ以上に感動的なのがブラームス!ここ10年で最も心揺さぶられた「ブラ3」かもしれません。何という響きの充実度でしょう!第1楽章冒頭から響きのコクが生半可な演奏とはまるでことなり、第1主題の絶妙なアゴーギクにも尋常ならざる共感が満ち溢れています。当然提示部は繰り返されますが、この包容力に再び味わえることことはまさに至福。展開部は音楽が一層燃焼し、強靭な拍節感ひとつとっても表現意欲のかたまり。しかも音色は常に人間的な温かみに満ちているので、迫り来る高揚にも何かを排除するような威圧感がない分、聴き手への伝播力が違うのです。後半11:48からの追い込みはアンサンブルが乱れがちになることが多いですが、ここでは究極の燃焼を維持しながら縦の線がビシッと完璧!第2楽章はこのオケの持ち味の音色美が生き続けていることを証明。冒頭、管楽器の豊かなハーモニーのなんと心に響くこと!ただただ陰鬱になりがちな第2主題も、主旋律のクラリネットだけでなく、それを支える弦までもが伸びやかに呼吸を繰り返し、出てくる表情は実にきめ細やか。しかも音楽全体が大きくうねり続けるので、一旦心を掴んだら最後まで離しません。第3楽章はまさに男のむせび泣き!決して哀れさを湛えたものではなく、襟を正した凛とした風情をまいを崩さずに醸しだされるのですから、感動もひとしおです。自己顕示的なアピールに傾かない、純朴なホルン・ソロも聴きもの。終楽章もどんな細部にも曖昧さを残さず、スコアの奥底に徹底的に食い入りながらほかに選択の余地のない絶妙なニュアンスを連鎖させ、内面から燃え盛る演奏の素晴らしさを手に汗握るばかりです。その熱さは最後の鎮静へどうやって繋げるのか予想もつかないほどですが、そのコーダがまた絶世の美しさ!単に音楽を小さく終息させるといったものではなく、希望の光が全体を優しく包み、夢を抱きながら優しく微笑みかけながら終わる…、そんな情景が浮かぶ演奏にかつて出会ったことがありません。  【湧々堂】


PH-08053(2CD)
ケンペ&ドレスデン/ステレオ・ライヴ
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
シューマン:ピアノ協奏曲
R・シュトラウス:英雄の生涯
ルドルフ・ケンペ(指)
ドレスデン・シュターツカペレ
コンサートマスター:ペーター・ミリング(Vn)
マルコム・フレージャー(P)

録音:1974年3月15日ドレスデンク・ルトゥアパラストにてDDRドレスデン放送収録(ステレオ)
かつてこの演奏の録音を聴いた音楽評論家、金子建志教授は「この英雄の生涯のライヴ盤は「着実な演奏をするが、どちらかというと地味な正統派」といったケンペの先入観をあっさり吹き飛ばしてくれる。」と激賞。1972年の高名なEMI録音は通常のヴァイオリン配置でしたが、当盤はヴァイオリン両翼配置がポイント。「戦場」最後の頂点で両ヴァイオリンがスピーカー前回左右一杯に広がり高らかにうたわれる「英雄の主題」の爽快感と高揚感は、これこそスタジオ盤にない異様な感動を呼び起こし、まさに勝利の旗が戦場いっぱいにはためくようなイメージを喚起させる。と前の金子教授も述べておられ、実に聴き所満載の大満足の1セット! (Ki)
「英雄の生涯」、冒頭テーマから、ケンペの温かな人柄をそのまま反映したような馥郁としたニュアンスに心打たれます!カラヤンの演奏が、カラヤン自身をヒロイックに投影した演奏とすれば、これはケンペ自身がこれまで培ってきた人間性の全てをさらけ出した凄演と言えましょう。威厳に満ちながらも高圧的な響きは一切無く、大きな包容力に自然と身を委ねたくなること必至。1曲目コーダのアゴーギクのセンスにも唖然。「英雄の伴侶」のヴァイオリン・ソロのミリングがまた魅力的。決して媚びていないにもかかわらず、ニュアンスの発信力が強く、他の弦楽器群や木管と融合する際には、オケ全体に育まれた均質の音色感が最高に功を奏して、他では味わえない官能的なブレンドの妙を見せつけます。「戦場」は十二分で凶暴でありながら決煩くなく、美しい調和が保たれていることに驚愕。曲が進行するに連れてテンションは上がるばかりで、ドレスデンのオケにとっても異例とも言える灼熱的な鳴りっぷりを示しますが、音楽作りに強引さがないだけに、「オケの自発性を引き出す」ということの究極の姿をありありとを思い知らせれます。これで鳥肌がたたない人などいるでしょうか?「業績」も単に懐かしい回想ではなく、特に「ティル」のテーマが出現する辺りからの音への慈しみへの度合いが尋常ではなく、感動の極み。「英雄の隠遁」に至っては、心が震えすぎて言葉が出ません!音色の美しさとは?スケールの大きさとは?心を込めるとはどういうことを言うのか?呼吸とは?…それらの答えが全てここに詰まっています。42:15以降の潮が引いていくような静寂と余韻。そしてコーダの前代未聞の荘厳さ!この神々しいニュアンスは、EMI盤とは明らかに異なります。会場のノイズもほとんどなく、この演奏の緊張感に息を飲んでいるかのようです。
「牧神」も、冒頭から柔らかで深みを湛えた音色で魅了。R・シュトラウスなどでも明らかなように、ケンペが編み出す色彩には肌に吸いつくような色香がありますが、ここでもそれが大全開!弦にほんの僅かにポルタメントが掛かりますが、よく聴かなければ気づかない程度に施すそのセンス!単に曖昧模糊とした雰囲気に流れず、フレージングの求心力が保持されている点にも注目です。
フレーガーがソロを務めるシューマンは、持ち前の美音が活きた佳演。  【湧々堂】
PH-08058
ルドルフ・ショック/フニクリ・フニクラ
プッチーニ:「ラ・ボエーム」より、
レオンカヴァッロ:「道化師」より、
グノー
:「ファウスト」より
サン=サーンス:「サムソンとダリラ」より
J・シュトラウス:「ジプシー男爵」より、
 「ヴェネツィアの一夜」より、
 「ウィーンのカリオストロ」より
スッペ:「ボッカチオ」より、
イタリア民謡
:サンタ・ルチア、
ロッシーニ
:踊り、
デンツァ
:フニクリ・フニクラ
エンリーコ・トセリ:トセリのセレナード/マックス・カイセル(Vn)
リスト(フォン・レドヴィッツ編):それは、きっとすばらしいこと/ヘルムート・ヘラー(Vn)
カール・べーム:夜のごとく静かに、
オイゲン・ヒルダッハ
:春
バッハ(グノー編):アヴェ・マリア/ヘルムート・ヘラー(Vn)、
セバスチャン・イラディエル
:ラ・パロマ
ルドルフ・ショック(T)、
ヴィルヘルム・シュヒター(指)、
オットー・ドブリント(指)、
ヴェルナー・アイスブレンナー(指)、
大管弦楽団
フランク・フォックス(指)
ナポリ・マンドリン・オーケストラ、
ギュンター・アルントcho、FFB管

録音:1952−1957年EMIエレクトローラ
ドイツを代表する往年の名テノール、ルドルフ・ショック(1915−1986)。第2次大戦の終結と同時に急速に活躍の場を拡げたかれは、リートやオペレッタからワーグナーの重厚な役どころまで広範なレパートリーを誇り、甘いマスクと、なによりカチッとしたディクションと力強い歌唱で人気を博しました。同時にまた、映画やテレビへの出演によってスターとして脚光を浴びています。ここに収められている録音は絶頂期にエレクトローラに吹き込んだもので、イェンス=ウヴェ・フェルメッケ氏のコレクションより、2008年にTHSスタジオ・ホルガー・ジードラーが最新のリマスタリングを施しています。音質はたいへん聴き易くなっており、不世出の大歌手の美声に心ゆくまで浸れます。「冷たい手を」ほかアリアはドイツ語による歌唱、イタリア民謡は原語歌唱。  (Ki)
PH-08063
タファネル:木管五重奏曲
バーバー:サマー・ミュージックOp.31
ニールセン:木管五重奏曲Op.43
シャンティリー五重奏団
【ピルミン・グレール(Fl)、フロリアン・グルーベ(Ob)、ヨハネス・ツール(Cl)、ドミトリィ・ババノフ(Hrn)、ベンチェ・ボガーニ(Fg)】
2006年にミュンヘンで行われたARD国際コンクールで2位と課題新作最高解釈賞を受賞した実力派シャンティリー五重奏団。全員がミュンヘン・フィルやベルリン放送響ほかの団員も務めているので、アンサンブル能力の高さも完璧。ここではフランス、アメリカ、北欧といった色彩の異なる3作に取り組んでいますが、いずれも唖然とする巧さ。作品の素晴らしさに身をゆだねて楽しむことができます。 (Ki)
PH-08073
イスパニアーダ〜ロシアの作曲家によるスペイン
イッポリトフ=イワノフ:スペインのセレナード、
アルベニス(
ストゥチェフスキー編):マラゲーニャ、
グバイドゥーリナ:セレナード、
ペッテレッティ:カチューシャ、
ダルゴムィシスキー:スペインのセレナード、
オビェドフ:ラテンアメリカの歌と踊り、
シチェドリン:アルベニスを模して、
シフラ:カチューシャ/スペイン娯楽曲集
モルコフ:サパテアード、
ゾロタリョフ:イスパニアーダ
チモフェーエフ・アンサンブル
[ナターリヤ・チモフェーエワ(Vc)、
オレグ・チモフェーエフ、
ダン・キャラウェイ(G)、
イヴァノ・バッティストン(Accrd)]
ヨーロッパの北と南ながら、ロシアとスペインはひどく近しい感覚を持ち、たいていのロシア人はスペインが大好き。それゆえか、リムスキー=コルサコフの「スペイン奇想曲」をはじめ、チャイコフスキー、グリンカ、グラズノフなど、本場以上に濃厚なスペイン色に満ちた作品を残しています。当アルバムはロシアの作曲家によるスペイン小品を集めた興味深い企画。チェロとギター、アコーディオンという編成がロシア色を醸すため、どちらの国にも聞こえる不思議な世界となっています。 (Ki)
未案内分初掲載!!

PH-08075P(2CD)
ホルン協奏曲集
ヘンデル
:「水上の音楽」組曲第2番*
モーツァルト:ホルン協奏曲第2番
 ホルン協奏曲第3番
 ホルン協奏曲第4番
 ホルン五重奏曲K.407
シューマン:コンチェルト・シュトゥックOp.86*
R・シュトラウス:ホルン協奏曲第1番#
テレマン:ホルン協奏曲 TWV 51:D8##
 2つのホルンと2つヴァイオリンのための協奏曲 TWV 54:Es1##
フランチェスコ・ロセッリ(Hrn)*
ウィリー・キュヒラー(Hrn)*
ヴィルヘルム・ブルンス(Hrn)
ドレスデン・シュターツカペレのホルン奏者**
ヘルマン・バウマン(Hrn)#
エーリヒ・ペンツェル(Hrn)##
ルドルフ・バウムガルトナー(指)ルツェルン祝祭O*
トーマス・ファイ(指)マンハイム・モーツァルトO
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)ドレスデン・シュターツカペレ**
ギュンター・ヴァント(指)ケルンRSO#
フランツヨーゼフ・メイヤー(指)コレギウム・アウレウム##
PH-08078
フリッツ・ヴンダーリヒ/歌曲集〜最初期録音集
エミール・カイザー:Veilchen, Liebe Fruhling und du( 録音:1953年)
ギュンター・グレゴリー=エンゲルハルト:Gondel, gleite du hinaus( 録音:1956年)
マウルス・カット:Wenn mein Herz Heimweh hat( 録音:1955年)
カート・ハーセンプフルグ:Von Liebe und Gluck( 録音:1955年)
ハンス・ベルナー:Carissima mia( 録音:1955年)
レオ・コワルスキ:Singende Gitarre( 録音:1955年)
ハンス・モルトカウ:Niemals lass ich dich allein( 録音:1955年)
ヴァルター・メーリング:Ich lebe fur dich( 録音:1956年)
ハンス・モルトカウ:Geh’ nicht fort( 録音:1956年)
ルドルフ・カットニヒ:Man sagt sich ( 録音:1956年)
エーリヒ・ベルシェル:Lass mich niemals mehr allein( 録音:1955年)/以上、ウィリー・シュテッヒ( 指) オーケストラ 
ハンス・アンデルス:Wenn der Mund schweigt( 録音:1954年)
ハンス・アンデルス:Wolken gehen am Himmel( 録音:1954年)/以上、エメリッヒ・スモラ( 指) オーケストラ
シューマン:踊り歌Op.78-1( 録音:1956年)/フリーデリケ・ザイラー(S)、ロルフ・ラインハルト(P)
ベートーヴェン:追想WoO.136( 録音:1956年)/ロルフ・ラインハルト(P)
シューマン:彼と彼女Op.78-2( 録音:1956年)
シューマン:君を思うOp.78-3( 録音:1956年)/以上、フリーデリケ・ザイラー(S)、ロルフ・ラインハルト(P)
ブラームス:おお愛らしい頬よOp.47-4( 録音:1956年)/ロルフ・ラインハルト(P)
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)

2008年THS スタジオ、ホルガー・ジードラーによるリマスタリング。

PH-09001
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番Sz.76
アフメド・アドナン・サイグン(1907−1991):組曲Op.3(1956)
バルトーク:ラプソディ第1番Sz.86、
サイグン:ソナタOp.20(1941)[世界初録音]
ティム・フォーグラー(Vn)
、ヤーシャ・ネムツォフ(P)

録音:2007年12月17−20日放送局小ホール(ベルリン=ブランデンブルク放送収録)
民俗音楽のフィールドワークといえば真っ先に思い浮かぶバルトーク。そのバルトークとの共同研究で知られるトルコの音楽学者、作曲家サイグン。このふたりの作曲家によるヴァイオリン曲を収めたユニークなアルバムです。ヴァイオリンは1968年ベルリン生まれのフォーグラー。ピアノはhansslerでユダヤ関連のアルバムを数多く発表しているネムツォフが弾いています。使用楽器はベヒシュタイン。  (Ki)
PH-09002
モーツァルト:アンダンテヘ長調KV.616(ウルフ=グイド・シェーファー編)、
セレナードハ短調KV.388&KV.406(モルデハイ・レヒトマン編)、
アレグロとアンダンテKV.608(ウルフ=グイド・シェーファー編)
ベートーヴェン:五重奏曲変ホ長調Op.4(モルデハイ・レヒトマン編)
シャンティリ木管五重奏団
[ピルミン・グレール(Fl)、
フローリアン・グルーベ(Ob)、
ヨハネス・ズール(Cl)、
ベンチェ・ボガーニ(Fg)、
ドミトリ・ババノフ(Hrn)]

録音:2008年5月2-4日ミュンヘン、バヴァリア・ムジークスタジオ
シャンティリ・クインテットはベルリン響のグレール、ミュンヘン・フィルのボガーニらを中心に結成された木管五重奏団。アルバム1曲目と3曲目はオリジナルのオルガン曲を編曲したもの。   (Ki)
PH-09004
(3SACD)
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」 ヨハン・ボータ(Tローエングリーン)、
アドリアンヌ・ピエチョンカ(Sエリーザベト)、
ペトラ・ラング(Msオルトルート)、
ファルク・シュトゥルックマン(Brフリードリヒ・フォン・テルラムント)、
クワンチュル・ユン(ハインリヒ王)、
アイケ・ヴィルム・シュルテ(Br伝令)、
セミヨン・ビシュコフ(指)ケルンWDR響,
ケルンWDR放送cho,NDR合唱団,
プラハ室内cho

録音:2008年5月30日-6月14日,ケルン
最近、充実のワーグナーが聞けないとお嘆きのワグネリアン諸氏に、PROFILから朗報が舞い込んで来ました!ビシュコフと手兵ケルンWDRSOによる「ローエングリン」です。2008年5月28日に演奏会形式で上演した後、エリーザベトとハインリヒ王を交代し、2週間かけて録音したもの。最大の特徴は、たいへんに豪華なキャスト!現時点で最高レベルを揃えています。タイトルロールにはボータ、そしてエリーザベトにはピエチョンカを投入。重要なオルトルートにはラング、そしてテルラムントにシュトゥルックマンと、バイロイト音楽祭じゃ絶対にできない豪華さ。もちろん、ビシュコフの指揮も充実。当代最高の布陣を揃えた「ローエングリン」、逃がす手はありません!!!   (Ki)
PH-09005
シェンデロヴァス:チェロと打楽器のためのソナタ(1972/1992)、
カントゥスT〜チェロとピアノ(1993)
シュラミスの歌〜チェロ,バヤン,打楽器,テープ(1992/2001)
カントゥスU〜チェロ独奏(1993)、ダヴィデの歌〜チェロと弦楽四重奏(2006)
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)、
パヴェル・ギュンター(Perc)、
タチヤナ・ゲリンガス(P)、
ゲイル・ドラウグスヴォル(バヤン)、
ヴィリニュスSQ
アナトリユス・シェンデロヴァスは1945年生まれのリトアニアの作曲家。彼はゲリンガスの最初のチェロの師の子息にして幼なじみ。それもあってゲンリンガスが積極的に紹介していることで、世界的に知名度があがっています。作風はそれほど前衛的でなく情感豊か。当アルバムはチェロを主役にした室内楽作品集。ゲリンガスならではの名人芸が光ります。   (Ki)
PH-09006(1SACD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
(第1楽章カデンツァ;リッシェ、ブゾーニ、ブラームス、フンメル、ベートーヴェン
 第3楽章カデンツァ;リッシェ、ブゾーニ、
C・シューマン、フランツ・クサヴァー・モーツァルト、ベートーヴェン)
ミヒャエル・リッシェ(P)、
ハワード・グリフィス(指)ケルンWDR
純ドイツ風ピアニズムが味のミヒャエル・リッシェ。作曲家としてもミルコ・ケレメン門下の彼が自作のカデンツァでモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を弾いていますが、自作以外、ベートーヴェンの有名なものからブラームス、ブゾ−ニの各種カデンツァを聴かせてくれます。第3楽章ではモーツァルトの令息フランツ・クサヴァー作が入っているのも注目です。   (Ki)
PH-09008(2CD)
メンデルスゾーン:オラトリオ「聖パウロ」 ザビーネ・ゲッツ(S)、
ドロテー・ツィンマーマン(A)、
マルクス・ブルーチャー(T)、
クラウス・メルテンス(Bs)、
ドリス・ハーゲル(指)
カペラ・ヴァイルブルゲンシス、
ヴァイルブルク・シュロス教会cho

録音:2008年9月18-22日ヴァイルブルク、シュロス教会
音楽史上の偉業、J.S.バッハの「マタイ受難曲」復活蘇演でも知られるように、メンデルスゾーンが創作上の理想としたのはバッハやヘンデル、モーツァルトといった古典への回帰でした。1834年初めから1836年春にかけて作曲された第1作目のオラトリオ「聖パウロ」は、そのヘンデルを規範としたもので、続く「エリヤ」と並んで力強い合唱が生み出す劇的な緊張感が大きな魅力となっています。1992年結成のアンサンブルと、1986年以来カントリンを務めるヴァイルブルク・シュロス教会合唱団を率いるハーゲルはアーノンクールに学んだ逸材。  (Ki)
PH-09009(3CD)
ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルシファル」 ヴォルフガング・ヴィントガッセン(パルシファル)、
マルタ・メードル(クンドリー)、
グスタフ・ナイトリンガー(アンフォルタス王)、
オットー・フォン・ロール(グルネマンツ)、
ヘティ・プリュマッハー(S)他、
フェルディナント・ライトナー(指)
ヴュルテンベルク国立歌劇場(シュトゥットガルト国立歌劇場)O&cho

録音:1953年パリオペラ座(ライヴ)
抜群の音質で、とんでもない「パルシファル」が登場しました。これ以上望めない歌手、指揮者が戦争の記憶生々しいドイツの旧占領地パリで行った緊迫感あふれる、爆発的ライヴ。パリにおけるワーグナー演奏史に残る大名演とされていた幻の公演が良い音で残されていたことにも驚き。また当時のこれだけの歌手がライトナー音楽総監督のシュトゥットガルトの専属だったという事実もびっくりで、さすが往時「ライトナー黄金のシュトゥットガルト」と呼ばれていただけのことはあります。この数年後にはヴンダーリヒも専属歌手陣に参加。主な歌手の略歴 ヴィントガッセン:1914年生。世界的ワーグナー歌手として有名。メードル:1912生。バイロイトの常連。代表的ワーグナーソプラノ。ナイトリンガー:1910年生。バイロイトの常連。ドイツを代表するワーグナーバスバリトン。宮廷歌手。フォン・ロール:1916年生。ワーグナーバスとして高名。宮廷歌手。プリュマッハー:1922年生。ザルツ・バイロイトの常連。ドイツの一時代を代表する名アルト。  (Ki)
PH-09011
(1SACD)
マルセル・デュプレ(1886-1971):オルガン交響曲第2番Op.26
ジャイルズ・スウェイン(1946-):オルガンのためのリフ-ラフ(1983)
ジョセフ・ジョンゲン(1873-1953):英雄ソナタOp.94
フランク・ブリッジ(1879-1941):アダージョ.ホ長調
マルセル・デュプレ:2つのスケッチOp.41
トビアス・フランク(Org:クラウス・オルガン使用)

録音:2007年12月10-12日ニーダーバイエルン、シュヴァイクベルク、ベネディクト修道院
二つのタイプの近現代オルガン傑作を集めたCD。まず、ジョセフ・ジョンゲンとフランク・ブリッジは、オルガンの伝統的なスタイルを持ちながら、シェーンベルク、ベルク、ブーレーズといった現代作曲家のような新しい音楽のパイオニアに感化されていない作風が印象的な作品です。一方、デュプレとスウェインは、自国の伝統的スタイルを捨て、オルガンの可能性を追求した、新しいアイディアと概念を含む新たな美学を追求した作品です。中でも注目がマルセル・デュプレの作品です。デュプレは20世紀のコンサート・オルガニスト、作曲者として最も重要な存在です。彼は特に即興音楽の名手で、オルガンのための数多くの作品を残しております。ここで収録されているオルガン交響曲第2番は彼の初期の作品で、フランスのロマン的なメロディをモチーフに壮大なオルガン交響曲に書き上げました。使用オルガンはシュヴァイクルベルクのベネディクト修道院の2000年建造されたクラウス・オルガンです。オルガン・ビルダーのクラウスは教会建築に理想的な響きを追求した結果、連動オルガンを造りました。これは独立した二つのオルガンを教会の両側に配置し、演奏は教会の中央に置かれたコンソールにより演奏できるというものです。音響効果を考慮した選曲に加え、ハイブリッドSACDですので、教会の中央で聴いているかのような臨場感と迫力をお楽しみいただけます。演奏のトビアス・フランクはミュンヘン音楽・演劇大学でオルガン演奏を学び、バイエルンのアイヒシュテット教会オルガニストとして研鑽を積みました。これまでにヴィンセント・ワーナー(フランス)、ジャン=パーカー・スミス(イギリス)、ハンス=オラ・エリクソン(スウェーデン)に師事しております。2008年10月よりノイブランデンブルグの聖ヨハネス教会の専属オルガニストとなり教会の礼拝式をはじめコンサートも行っております。本録音は彼のコンサート・オルガニストとしての実力がわかる19世紀〜20世紀にかけてのフランス・イギリスのオルガン作品の傑作集です!!  (Ki)
PH-09016
18世紀のギター音楽
カルッリ:ギターソナタ.ハ長調Op.56
ハイドン(ヴットケ編):ギター協奏曲ニ長調(弦楽四重奏曲Op.2の2より)
ソル:グランド・ソロOp.14
フリーデマン・ヴットケ(G)、
イーゴリ・ジューコフ(指)新モスクワCO
シュトゥットガルト音楽院出身のドイツ人ギタリスト・ヴットケ。バルエコ、ジョン・ウィリアムス、アンヘル・ロメロらのマスタークラスを受けた輝かしい経歴を誇ります。自身の編曲によるハイドンの協奏曲が注目。Op.2の2の弦楽四重奏曲による編曲ですが、ハイドンにこんな協奏曲があったと嬉しくなってしまいます。ロシアの大ピアニスト、ジューコフの指揮も見ものです。 (Ki)
PH-09020
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299/
アンダンテハ長調K.315
ハープ(ピアノ)協奏曲K.107-1
ピルミン・グレール(Fl)
マリア・グラーフ(Hrp)
ゲアノート・シュルツ(指)
バート・ブリュッケナウ・バイエルンCO
(バイエルン放送との共同制作)
大家グラーフと、新進のグレールとの対話が実に新鮮な感興をさそう名曲「フルートとハープ」ほか、モーツァルトの作品を集めたアルバムで、K.107はJ.C.バッハのピアノソナタ作品5の編曲作として知られるピアノ協奏曲をハープで演奏しています。ピルミン・グレール…カールスルーエとベルリンで、レナーテ・グライス=アルミンとジャック・ズーンに師事したドイツのフルート奏者。2002年にデンマークのオーデンセにおけるカール・ニールセン国際フルート・コンクールで第1位ほか、ドイツ国内および国際的なコンクールでの入賞歴多数。2002年よりベルリン・コンツェルトハウス管の首席奏者。ソリストとして、バイエルン放送響、ベルリン響に出演、また、ロッケンハウスや、ラインガウ音楽祭といった有名な音楽祭にも招聘を受けています。2006年1月にサントリーホールでの新日本フィルとの共演で日本デビューを果たしています。マリア・グラーフ…カラヤンやチェリビダッケといった大物指揮者の信頼も厚い、ミュンヘン生まれの世界的なハープ奏者。生地でウルズラ・レントロットに、パリでは、ドビュッシーと仕事を通じて結びつきが深く、作曲者のお気に入りの奏者であったピエール・ジャメに師事。1997年よりベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学のハープ科教授。 (Ki)
PH-09021(2CD)
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」(1774年8月2日オリジナル・スコアに基づくパリ版) オルフェオ:ニコライ・ゲッダ(T)
エウリディーチェ:ジャニーヌ・ミショー(S)
アモール:リリアン・ベルトン(S)
パリ音楽院cho(合唱指揮:エリザベート・ブラスール)
ルイ・ド・フロマン(指)パリ音楽院O

録音:1957年3月18,20,21,22,25,26,27日、サル・ド・ラ・ムチュアリテ(パリ)
グルック(1714-1787)の代表作《オルフェオとエウリディーチェ》にはいくつかの上演版があります。ウィーン初演時の「1762年原典版」(イタリア語)、バレエ音楽を加えたより大規模な「1774年パリ版」(フランス語)、そしていくつかの折衷版です。このCDは「パリ版」初演時オリジナル・スコアに基づくもの。カストラートを好まなかった当時のフランス聴衆の趣味に合わせてオルフェオ役はオートコントル(高音テノール)が歌っています。演奏は、ニコライ・ゲッダの名唱でCD化が望まれていたもの。モダン楽器演奏にもかかわらずイネガル奏法も登場、スウィング感があり、独特の軽やかさは今日でも十分魅力的です。 (Ki)
PH-09024(3CD)
ダルゴムイシスキー:歌劇「ルサルカ」 ナターシャ(ルサルカ):エヴェリナ・ドブラチェワ(S)、
粉屋の父:アルチュン・コチニヤン(Bs)、
王子:フセヴォロド・グリヴノフ(T)、
王女:マリーナ・プルデンスカヤ(Ms)、
侍女オリガ:エレーナ・ブリレワ(S)、
狩人:アンドレイ・テレギン(Bs)、
ルサルチカ:マルタ・ユロフスキー(S)、
ミハイル・ユロフスキー(指)
ケルン南西ドイツSO&cho
ロシア五人組の精神的父だったアレクサンドル・ダルゴムイシスキー(1813-1869)の代表作「ルサルカ」が最新録音で登場。プーシキンの原作に基づき、王子と恋に落ちた粉屋の娘が捨てられて投身自殺をし、水の精となって復讐をとげるまでを描いています。とはいっても、国民楽派以前の作品のためムソルグスキーのような生々しいものではなく、音楽自体は古典的で優雅、美しい旋律に満ちています。父ユロフスキーの指揮ぶりも充実。ルサルカの娘役を彼の孫娘マルタ・ユロフスキーが演じているのも聴きものです。 (Ki)
PH-09025(2CD)
ブルックナー:交響曲第4番、
交響曲第5番
カール・ベーム(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:1937年6月
PH-09028
ピアノと室内オーケストラのための作品集
リスト:ピアノと弦楽のための呪い
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲イ短調(1822)
クレメンティ:ピアノ協奏曲ハ長調
クセニヤ・ノーシコワ(P)
ウィリアム・ラリュー・ジョーンズ(指)
プロ・コルド・チェンバー・コンソート

録音:2008年5月21-23日USA、アイオワ州アイオワ・シティ、クラップ・リサイタル・ホール(セッション)
レーラ・アウエルバッハのピアノ曲(PH07064)で注目されたノーシコワが、技巧的でありながら、あまり聴く機会の少ない作品を取り上げたアルバム。現在、アイオワ大学でピアノ科の教授を務めるノーシコワですが、「巡礼の年」全曲のアルバム(CentaurRecords)で高い評価を得ているリストをはじめ、みごとなテクニックで聞かせます。メンデルスゾーンとクレメンティでは、カデンツァをノーシコワ自ら手がけているのも注目です。使用楽器はスタインウェイD。 (Ki)

PH-09029
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番*
ホルヘ・ボレット(P)
ギュンター・ヴァント(指)
ハンブルク北ドイツRSO

録音:1982年9月19-20日、1985年11月13-14日* 共にハンブルク・ムジークハレ(ライヴ・デジタル)
収録:NDR
エグゼクティヴ・プロデューサー:ロルフ・ベック
リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー(THSStudio)
ヴァント&北ドイツといえば、BMGによる重厚な雰囲気たっぷりの名演の数々が思い浮かびますが、今回正規初CD化の2曲はNDRのオリジナル・テープからCD化されたもので、その音質のあまりのクリアさに驚かされました。音が残響で曇ることなく、細部まではっきり聴き取れるため、いままでの同コンビの印象も新たになるようで、ヴァント首席指揮者就任時の覇気あふれる「展覧会の絵」もバーバ・ヤガーからキエフの大門に至る崇高な盛り上がりなどちょっと無類です(ちなみにBMGは1999年録音)。チャイコフスキーでのボレットとの共演は圧巻の一語で、こちらも音質抜群。緊迫感ただならぬものがあり、当レーベル社主のギュンター・ヘンスラー氏の自薦する録音のひとつでございます。ギュンター・ヴァント・エディションVol.20。 (Ki)
PH-09030
ギュンター・ヴァント/ベルリン・ドイツ響ライヴ集成Vol.4
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
ギュンター・ヴァント(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:1993年6月14日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ・ステレオ)
PH-09036(2CD)
ハイティンク、シュターツカペレ・ドレスデン・ライヴ2002年
ウェーバー:歌劇「オベ ロン」序曲
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:交響曲第1番
フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)
ベルナルト・ハイティンク(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2002年9月29日/ドレスデン文化宮殿(ライヴ)
Profilレーベル「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」シリーズ40作は、2002年9月29、30日、10月2日に行われたハイティンク同 楽団首席指揮者就任記念コンサートのライヴ。同年夏にドレスデンを襲った洪水のため、ゼンパーオーパーが浸水して使用不可能でドレスデン文化宮殿に て開催され、コンサートは犠牲者に捧げられました。当時73歳のハイティンクの円熟と高揚感が理想的な均衡した神業を堪能できます。 ウェーバーとブラームスはかつてQuerstandレーベルからリリースされていましたが、フランク・ペーター・ツィンマーマンのベートーヴェンのヴァイオ リン協奏曲は初出。オケも含めヨアヒム伝統のドイツ的なベートーヴェンの協奏曲を味わえます。 (Ki)
PH-09038
ハイドン:マリオネット・オペラ「フィレモンとバウキス(バウチス)、またはユピテルの地球への旅」Hob.XXIXa:1(1773) マヌエル・ヴァルヴィッツ(Tフィレモン)、
ナタリー=マリア・ヴィンセント(Msバウキス)、
ベルンハルト・ベルヒトルド(Tアレット)、
ウルリケ・ホーフバウアー(Sナルキッサ)、
ヴォルフガング・ブルンナー(指)
ザルツブルク室内cho
ザルツブルク・ホーフムジーク

録音:2002年5月1-2日ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール
ドイツ語のためのマリオネット・オペラ「フィレモンとバウキス」の世界初録音。この作品は、おそらくはエステルハーザ宮殿を訪れた女帝マリア・テレジアも聴き、新設されたマリオネット劇場の.落としで上演されたと考えられているものです。残念なことにハイドンの音楽は断片的ですが、じっさいの物語の肝である中間部はほとんど完全な形で残されました。マリオネット劇場のための作品のほとんどが失われた今日でも現存する数少ないもののひとつで、のちにジングシュピールにも改作されています。ハイドン・イヤーにまたとない聞きものといえるでしょう。 (Ki)
PH-09040
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲(1933)、
フセヴォロド・ザデラツキー:24の前奏曲(1934)
ヤーシャ・ネムツォフ(P)
ショスタコーヴィチをはじめとする芸術家たちが、ソヴィエト時代にどれほどひどい目にあったかが明るみに出ていますが、本当に悲惨だったのはここに収められたフセヴォロド・ザデラツキー(1891-1953)のような人。プロコフィエフと同世代で、モスクワ音楽院でタネーエフらに学んだ後、帝政末期にニコライ二世の皇子アレクセイの教師を務めたことなどが原因で、処刑こそ免れたものの生涯の大半を流刑地と牢獄で過ごすこととなりました。1926年の逮捕時には音楽作品の草稿すべてを焚書にされ、その音楽は謎につつまれ、音楽辞典にも名がありません。ここに納められた「24の前奏曲」はもちろん世界初録音。作風は同時期のショスタコーヴィチよりはショパンに近く、美しい曲が多いのも特徴です。ソ連の虐げられた作曲家の復活に力を注ぐネムツォフ入魂の演奏が感動的です。  (Ki)
PH-09042
ヴァント/ベルリン・ドイツ響ライヴ集成Vol.1
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
ギュンター・ヴァント(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:1991年10月6日ベルリン・コンツェルトハウス(ライヴ・ステレオ)
PH-09043
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 ユーリ・アーロノヴィチ(指)
ケルン・ギュルツェニヒO

録音:1979年9月6日ケルン、ドイチュラントフンク(ライヴ)
Profilがおくるアーロノヴィチによる注目のライヴ・シリーズ。首席指揮者(1975−1986)を務めた手兵ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団とのブルックナー第7番は、名匠アーロノヴィチの確かな手腕と、当オケがヴァントゆかりのオケであったということも思い起こされるもの。ドイチュラントラジオ・クルトゥーア提供の正規音源使用で、音質も良好です。
PH-09044(3CD)
ゴルトマルク:歌劇「メルリン」 ロベルト・キュンツリ(Tメルリン) 
アンナ・ガブラー(Sヴィヴァーネ)
ブライアン・デイヴィス(Brランセロット) 
フラン・フォン・ホーヴェ(Bsデーモン)
ガブリエラ・ポペスク(Ms妖精モルガーナ) 
ダニエル・ベーレ(Tモドレート)
ゼバスティアン・ホレチェク(Brアルトゥール王) 
インスン・シム(Bsグレンドヴァー)
ミヒャエル・マンタイ(Brガヴァイン) 
ウェルナー・ロレンミュラー(Bsベドヴィル)
ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ,
ミュンヘン・フィルハーモニーcho

録音:2009年4月13-19日,バート・キッシンゲン
カール・ゴルトマルク(1830−1915)は、ケストヘイ(現在はハンガリー)出身でウィーンで活躍した作曲家。1875年にウィーン宮廷歌劇場で初演された「シバの女王」が大成功を収め、生前は高い名声を誇っていましたが、その後忘れられ、現在では交響曲第1番「田舎の結婚」とヴァイオリン協奏曲第1番が比較的知られている程度です。「メルリン」は、1886年にウィーンで初演されたオペラ。当時の宮廷歌劇場のスター歌手をズラリと配した初演は大成功を収め、ヨーロッパ各都市の主要歌劇場はもちろん、海を越えてニューヨークでも上演されたほどの人気でした。物語はアーサー王伝説に基づいたもので、メルリンとは魔法使いマーリンのこと。タイトルロールを歌うキュンツリは、シュトゥットガルト歌劇場に所属し、ヘルデンテノールから性格テノールまで幅広く歌う実力派。ヴィヴィアーネのガブラーはミュンヘン出身のソプラノ。近年、バイロイト音楽祭での「ワルキューレ」でオルトリンデを歌い、近い将来のワーグナー・ソプラノとして期待されている逸材。ランセロットのブライアン・デイヴィスは、米国出身で、現在ヨーロッパで人気急上昇のバリトン。指揮者のシャラーは、1965年、バンベルク生まれ。2003−2006年、マグデブルク歌劇場の音楽総監督を務め、ドイツの歌劇場の叩き上げだけに高い実力を持っています。フィルハーモニー・フェスティヴァは、ミュンヘン・フィルなど、在ミュンヘンのオーケストラ団員による混成オーケストラ。世紀末のウィーンの趣味が色濃く反映された幻のオペラが、ついに封印を解かれます! (Ki)
[あらすじ]
◆第1幕
中世、ウェールズ。アルトゥール王は、裏切りによってサクセン人と苦戦を強いられていた。ランセロットとグレンドヴァーは、魔法使いメルリンから勝利の預言を受け、戦いで勝利を収める。メルリンは、デーモンの力でサクソン人を撹乱したのだった。しかし長年メルリンに束縛されていたデーモンは、彼の力から脱したかった。妖精モルガーナによると、女性の愛だけがメルリンの預言の力を奪うことができるという。サクソン人に勝利を収めたアルトゥール王が帰還、一同に感謝の言葉を述べ、勝利に貢献したメルリンに樫の枝の冠を与える。メルリンは、裏切り者がベドヴィルであることを見抜く。そこに、森に住む娘ヴィヴィアーネが突然現れる。メルリンは彼女の美しさに心を奪われるが、しかし彼女がメルリンに樫の枝の冠を被せようとすると、彼は恐怖に襲われ、それを拒んでしまう。ヴィヴィアーネは怒り、冠を放り投げてしまう。
◆第2幕
メルリンの魔法の庭園。アルトゥール王の甥モドレートは密かにベドヴィルを逃がしていた。彼は、サクソン人と手を結び、権力を奪取しようと考えていた。そうとは知らないアルトゥール王は、彼を司令官に任命しようとする。だがランセロットはモドレートを裏切り者と非難し、決闘を挑む。アルトゥール王はそれを制止し、メルリンを呼び出す。彼はモドレートを調べるが、預言の力を失っていたメルリンはモドレートの目的が読めず、無罪を言い渡す。アルトゥール王は再び戦いに向かう。一方、デーモンはメルリンの魔法のベールを盗み、ヴィヴィアーネに与える。それを見たメルリンは怒りながら、ベールに触れることで悪霊を追い払うことができるが、額にベールが触れると、その場から永久に動けなくのだと告げる。ヴィヴィアーネは逃げようとするが、しかしやがて二人はお互いの愛を打明ける。そこにグレンドヴァーが、モドレートが権力を奪ったと、メルリンに助けを求めてやって来る。メルリンは預言の力を失って落胆し、ヴィヴィアーネから去ろうとする。そこでヴィヴィアーネはベールをメルリンの額に投げつけてしまう(彼女はそれで二人が結ばれると誤解していた)。メルリンは鎖に巻かれて動けなくなり、デーモンの高笑いが聞こえる。
◆第3幕
絶望したヴィヴィアーネの元に妖精モルガーナが現れ、彼女を諭しながら、「死よりも強い愛だけが、悪の力に打ち勝てる」と励ます。モドレートとアルトゥール王の戦いが始まり、ランセロットがメルリンにアルトゥール王への助けを求める。メルリンが鎖を解こうともがいていると、突然デーモンが現れ、鎖を解く。ヴィヴィアーネと抱き合って喜ぶのも束の間、メルリンは戦いへと向かう。だがメルリンは瀕死の重傷を負って勝ってくる。実はメルリンは、デーモンに鎖を解いてもらう代償に自らの命を提供したのだった。妖精モルガーナの言葉を思い出したヴィヴィアーネは、愛の勝利のために自らも命を絶つ。
PH-09045
メンデルスゾーン:歌曲集
収穫の歌Op.8-4
魔女の歌(もうひとつの五月の歌)Op.8-8
遠くOp.9-9/恋する女の手紙Op.86-3
巡礼の格言Op.8-5/ズライカOp.57-3
春の歌Op.34-3/春の歌Op.8-6
わたしは木陰に横たわりOp.84-1
夕べの歌Op.8-9/星が見ているOp.99-2
諦めOp.9-11/秋の歌Op.84-2
慰めOp.74-1/日曜の歌Op.34-5
春の歌Op.47-3/だれが知るものかOp.99-6
葦の歌Op.71-4/冬の歌Op.19a-3
揺りかごのそばでOp.47-6/朝の歌Op.86-2
グードルーン・シドニー・オットー(S)
ヴォルフガング・ブルンナー(フォルテピアノ)
シンプルで親しみやすい民謡調だったり、ヴィルトゥオーゾ風のキャラクター・ピースだったりと、それぞれスタイルが大きく異なるメンデルスゾーンの歌曲。このアルバムでは楽しい少年時代が結実した、最初の歌曲集作品8を中心に21曲を収録しています。透き通る歌声がチャーミングなグードルーン・シドニー・オットーは1979年生まれのドイツのソプラノ。実演でもパートナーを組むブルンナーと息の合ったところをみせています。なお、ボーナス・トラックとしてCDエキストラ仕様により、メディアプレーヤーでは、スタジオ・セッションで収録された「魔女の歌」の映像を楽しめます。 (Ki)
PH-09046
ティッツ:弦楽四重奏曲集Vol.2
アントン・フェルディナント・ティッツ(1742-1810):弦楽四重奏曲変ホ長調Op.1-6
3つの弦楽四重奏曲集〜第2番ヘ長調
3つの弦楽四重奏曲集〜第1番ハ長調
弦楽四重奏曲ト長調Op.1-3
ホフマイスターQ(オリジナル楽器使用)
ニュルンベルクに生まれ、ロシアのサンクトペテルブルクの宮廷楽団のメンバーとして活躍したティッツによる弦楽四重奏曲は、1781年に6曲、1802年に3曲そして1808年に3曲と、全部で12曲が出版されています。前作(PH06032)が熱心なファンをとりこにしたように、この12曲には、たいへんゆたかな旋律の魅力、センセーショナルで技巧的なパッセージが4つの楽器に均等に与えられていること、ロシア民謡の引用など、ロシアのローカル色が顕著な点に特徴があります。 (Ki)
PH-09058(2CD)
ギュンター・ヴァント/ベルリン・ドイツ響ライヴ集成Vol.3
[CD1]
シューマン:交響曲第4番ニ短調Op.120
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68*
 交響曲第4番ホ短調Op.98#
ギュンター・ヴァント(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:1995年2月19日ベルリン・コンツェルトハウス(ライヴ・ステレオ)
1996年4月9日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ・ステレオ)*
1994年11月20日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ・ステレオ)#
PH-09060(2CD)
ギュンター・ヴァント/ベルリン・ドイツ響ライヴ集成Vol.5」
ベートーヴェン:交響曲第1番
 交響曲第4番*
 交響曲第3番「英雄」**
 序曲「コリオラン」Op.62#
 「エグモント」序曲Op.84#
ギュンター・ヴァント(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:1994年2月15日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ・ステレオ)
1996年4月9日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ・ステレオ)*
1994年2月15日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ・ステレオ)**
1994年11月28日ベルリン・フィルハーモニー(ライヴ・ステレオ)#
ギュンター・ヴァントが最晩年に、かねてよりたいへん相性の良かったベルリン・ドイツSOを指揮して、厳選のプログラムを演奏した極上のライヴ録音集。このたび、輸入盤でも分売でお求めいただくことができるようになりました。正規初出となる音源を多数収録したシリーズは、2010年の初めに一挙にBOXセット仕様で、続いて日本語解説つきの国内盤が国内先行で分売リリースされ、すべてのタイトルが「レコード芸術」新譜月評欄(2010年9月号)で特選盤に輝いたという物凄い内容です。各巻はほぼ作曲家ごとにまとめられているので、初めての方にはお好みの作品からお聴きになられてみるのもおすすめです。 (Ki)
PH-09061(2CD)
ギュンター・ヴァント/ベルリン・ドイツ響ライヴ集成Vol.2
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
ブルックナー:交響曲第9番(原典版)
ギュンター・ヴァント(指)
ベルリン・ドイツSO

録音:1993年3月20日ベルリン・コンツェルトハウス(ライヴ・ステレオ)
PH-09064
ヴィータウタス・ラウルシャス:作品集
ディスコルソ・コンチタート〜チェロと管弦楽のための
コンチェルト・ディ・コルデ〜2本のチェロのための*
マドリガーレ・ストルメンターレ〜クラリネット,チェロ,ピアノのための**
コンチェルト・ダ・カメラ〜チェロとチェロアンサンブルのための#
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)、
ギンタラス・リンキャヴィチュス(指)リトアニア国立SO、
ヴィータウタス・ソンデツキス(Vc)*、
アルギルダス・ブドリース(Cl)**、
ピャトラス・ゲニューシャス(P)**、
ロベルタス・シャルヴェニカス(指)アルモナス・チェロアンサンブル#
リトアニア出身のゲリンガスは、同時代の故郷の作曲家たちに新作を多数委嘱するなど積極的に紹介しています。ヴィータウタス・ラウルシャス(1930-)はリトアニア作曲家同盟の議長を務める長老作曲家。ソ連時代にはカンディンスキーの絵画を思わす強烈な色彩の急進的作風でならしましたが、近年はロマンティックな要素も感じさせる温和かつ感情的へと変化しました。これら最近作をゲリンガスの至芸で聴けるのは本当に贅沢と申せましょう。 (Ki)
PH-09065
(1SACD)
R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64
 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
セミョン・ビシュコフ(指)ケルンWDR響

録音:2007年12月17-21日ケルン・フィルハーモニー(セッション)
トラウスで、「アルプス交響曲」と「ティル」いう組み合わせになります。キャリアの初期からシュトラウス作品の録音を積極的に行ってきたビシュコフは、1988年にコンセルトヘボウ管と交響詩「ドン・ファン」をセッション録音、1989年にフィルハーモニア管と交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」をセッション録音しています。そして、1997年にビシュコフがケルン放送交響楽団の首席指揮者に就任し、2001年に当コンビによる初めてのセッション・レコーディングのプログラムとして選ばれたのが、交響詩「英雄の生涯」とメタモルフォーゼンでした。舞台作品でも当オケとはさきの「エレクトラ」のほか、同じ2005年に「ダフネ」を録音しており、また、2004年のザルツブルク音楽祭での「ばらの騎士」(オケはウィーン・フィル)の公演を収めた映像ソフトも発表しています。このようにビシュコフのシュトラウスに対する熱い取り組みはそのディスコグラフィからもうかがい知ることができます。シュトラウス特有の開放的で豪奢なサウンドの魅力で人気の2作品をあらたに収録したこのアルバムでは、オペラでのそれをほうふつとさせる艶やかで優美な弦と、ニュアンスゆたかにたっぷりと旋律を歌い上げる管に、シリーズを通じてますますの磨きがかかり、ビシュコフの濃い味付けの音楽づくりを強力に支える形となっています。「アルプス交響曲」で、刻一刻と姿をかえてゆく大自然の驚異を壮大なスケールで一息に聴かせたかとおもえば、ユーモラスで目まぐるしく表情を変える「ティル」ではていねいな物語づくりを心がけているあたり、ビシュコフの非凡なセンスを示すものといえるでしょう。ともに大編成のオーケストラ録音ということで、SACDハイブリッド盤でのリリースも効果的といえ、クオリティ面での配慮もうれしいところです。 (Ki)
PH-09066(2CD)
オルフ:歌劇「アンティゴネ」 マルタ・メードル(Sアンティゴネ)
マリアンネ・ラーデフ(Sイズメーネ)
ウィリアム・ドゥーリー(Bs-Brコロスを導く者)
カルロス・アレクサンダー(Brクレオン)
パウル・クーエン(T門番)
フリッツ・ウール(Tヘモン)
ヨゼフ・トラクセル(Tティレジアス)
クルト・ベーメ(Bs使者)
リリアン・ベニングセン(Sオイリディセ)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)バイエルン放送交響楽団,バイエルン放送合唱団
録音:1958年6月1日,ミュンヘン(モノラル)
サヴァリッシュが指揮したオルフ「アンティゴネ」がCDに!「アンティゴネ」は1949年に初演されたオペラ。ソフォクレスの高名な作品を原作にしたもの。それまでドイツの民話などを題材に採ることが多かったオルフは、この後ギリシャ悲劇へと傾倒していきます。指揮は当時まだ34歳のサヴァリッシュ。サヴァリッシュはオルフを得意としており、既にEMIに「カルミナ・ブラーナ」、「月」、「賢い女」を録音していました。このバイエルン放送への録音はそれに続くものとも言えます。知性的で切れ味がよく、オルフ特有のダイナミックな音楽がうまく生かされた優れものです。歌手はメードルのタイトルロールを筆頭に、クーエン、ウール、トラクセル、ベーメと1950年代後半のドイツの名歌手が並んでいます。放送局の録音だけにモノラルながら年代としては良好な音質で聞けます。 (Ki)

PH-09068(8CD)
ヴァント/ベルリン・ドイツ響ライヴ集成Vol.1

(1)ブルックナー:交響曲第5番
(2)シューベルト:交響曲第8番「未完成」
(3)ブルックナー:交響曲第9番(原典版)
(4)シューマン:交響曲第4番
(5)ブラームス:交響曲第1番
(6)ブラームス:交響曲第4番
(7)シューベルト:交響曲第9番「グレート」
(8)ベートーヴェン:交響曲第1番
(9)ベートーヴェン:交響曲第4番
(10)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
(11)ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
(12)ベートーヴェン:「エグモント」序曲
ギュンター・ヴァント(指)ベルリン・ドイツSO

録音:(1)1991年10月6日ベルリン・コンツェルトハウス
(2)(3)1993年4月20日ベルリン・コンツェルトハウス
(4)1995年2月19日ベルリン・コンツェルトハウス
(5)191996年4月9日ベルリン・フィルハーモニー
(6)1994年11月20日ベルリン・フィルハーモニー
(7)1993年6月14日ベルリン・フィルハーモニー
(8)1994年2月15日ベルリン・フィルハーモニー
(9)1996年4月9日ベルリン・フィルハーモニー
(10)1994年2月15日ベルリン・フィルハーモニー
(11)(12)1994年11月28日ベルリン・フィルハーモニー
(以上全てライヴ・ステレオ)
アニタ未亡人の全面協力を得て、Profilのギュンター・ヘンスラー氏が推し進めるギュンター・ヴァント・エディション。ミュンヘン・フィルとならんで、巨匠ヴァントが客演を重ねたもうひとつの手兵ベルリン・ドイツ響との最晩年のライヴ演奏の数々。ベルリン・ブランデンブルク放送rbb(当時の自由ベルリン放送SFB)収録の正規マスターよりよみがえる巨匠ヴァント不滅のドキュメントは、正規初出音源も多数含まれる貴重なものであるばかりでなく、かつて非売品CDとしてベルリン・ドイツ響友の会で限定頒布された「ザ・グレイト」をはじめ、ブルックナー、ベートーヴェン、ブラームスにシューマンと崇高にして超弩級の演奏内容ばかり。一説によれば首席指揮者を務めた北ドイツ放送響以上の結びつきとも謳われ、ヴァントの芸風の真髄、厳しく引き締まった造形美に打ち抜かれたこれらの演奏からは、本物の手ごたえをあらためて実感されるにちがいありません。録音もきわめて優秀。 (Ki)

PH-10002
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
ソナタ第35番ハ長調Hob.XVI-35
ソナタ第44番ト短調Hob.XVI-44
ソナタ第34番ホ短調Hob.XVI-34
ソナタ第48番ハ長調Hob.XVI-48
ソナタ第52番変ホ長調Hob.XVI-52
ソナタ変ホ長調Hob.deest〜第2楽章
エフゲニー・コロリオフ(P)

録音:2009年2月16-20日シュトゥットガルト、SWR室内楽スタジオ(ステレオ・セッション)[SWRとの共同制作]
名手コロリオフ(1949年生まれ)が還暦を迎えた2009年に、同じく歿後200周年のアニヴァーサリーを迎えたハイドンのソナタをレコーディング。有名な変奏曲ヘ短調と3つのソナタを収めた前作(PH04060)に次ぐ第2弾は、最後の3曲のうちのひとつで、ハイドンが「大ソナタ」と呼んだ傑作第52番、ブライトコプフ用に改訂を施した第44番と第34番など、1771年から1794年までに書かれたソナタ5曲を収録しています。ネイガウス、ユージナ、オボーリンらに師事して、ロシア・ピアニズムの流れを汲むコロリオフといえば、軒並み高評価を獲得しているJ.S.バッハがまず挙げられますが、あたたかい感触と清潔感が印象的なハイドンも絶品。さらに、なまなましく鮮度抜群の優秀録音が内容をいっそう引き立てます。 (Ki)
PH-10004
ベートーヴェン:チェロソナタ第1番ヘ長調Op.5の1
第2番ト短調Op.5-2
ヘンデルの「マカベウスのユダ」による12の変奏曲WoO.45
モーツァルトの「魔笛」による12の変奏曲Op.66
ウェン=シン・ヤン(Vc)、
ヴァルナー・ベルチ(Pf)
マゼールが絶賛するスイス出身の台湾系チェリスト、ウェン=シン・ヤン。すでに何度か来日し、聴いた人々の度肝を抜く大柄な演奏で評判になっています。シュタルケルとゲリンガスに師事し、1991年にジュネーヴ国際コンクール優勝、24歳の若さでバイエルン放送響の首席奏者となったエリート中のエリート。ベートーヴェンのソナタは驚くべき深みと大きな音楽性を示していて、今後最注目のひとりです。名手ベルチのピアノも光ります。 (Ki)
PH-10005
「日本組曲」
ザデラツキー:子守歌/暴風/マンドリン
 わが光/怠け者と雄猫/オオオニバス
 中国のバガテル/占い/10分の1
ルリエ:2つの子守歌(アフマートワ詩)
ギリシャ歌曲集(全12曲)(サッフォー詩、イワノフ露訳)/
 ロザリオ(全5曲)(アフマートワ詩)
 日本組曲(全4曲)
ショスタコーヴィチ:日本の詩による6つのロマンスOp.21(全6曲)
フェレーナ・ライン(S)、ヤーシャ・ネムツォフ(P)
(全曲ロシア語歌唱)
ロシア・アバンギャルドの旗手、ルリエの奇作「日本組曲」がついに日の目を見ました。19世紀末から革命までの「銀の時代」と呼ばれたロシアの芸術界には、ジャポニスムが流行し、ことに文学で俳句や短歌がロシア語訳され、当時の作家たちに影響を与えました。1915年に作曲されたルリエの「日本組曲」もロシア語訳された和歌に基づき、「蝉」「桜」「愛」「春」と題された短い4作から成り、典型的なアヴァンギャルドの未来的な音楽を付けています。その15年後にショスタコーヴィチがやはりロシア語訳された和歌に基づいて作曲した歌曲集と聴き比べるのも興味津々。また、ルリエが恋人だった大詩人アンナ・アフマートワの詩に作曲したものも超貴重。さらにスターリンの暗黒政治により人生を台無しにされた作曲家フセヴォロド・ザデラツキー(1891-1953)の歌曲集が初登場。碩学ネムツォフの頭の下がる仕事ぶりに驚嘆のアルバムです。 (Ki)

PH-10006(2CD)
バックハウス・イン・ニューヨーク/カーネギー・ホール・ライヴ録音集
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番*[録音:1956年3月18日]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1[録音:1956年4月11日]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」[録音:1954年3月30日]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79[録音:1954年3月30日]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」[録音:1954年3月30日]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番「告別」[録音:1954年3月30日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111 録音:1954年3月30日]

◆アンコール
シューベルト:即興曲変イ長調Op.142-2
シューマン:なぜに?Op.12-3
リスト:ウィーンの夜会(シューベルトによるワルツ・カプリス)第6番 
ブラームス:間奏曲ハ長調Op.119-3
[以上録音:1954年3月30日]
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
グイド・カンテッリ(指)NYO*

すべて収録場所:カーネギー・ホール
新発見された「ハンマークラヴィーア・ソナタ」の別演奏をふくむ、1956年のカーネギー・ホール・リサイタル(PH07006)で絶賛を浴びたProfilより、バックハウスの続篇が登場します。前回に引き続き、カーネギー・ホールでのライヴ演奏を収めたもので、この大家のきわめつけ、ベートーヴェンの協奏曲とソナタという内容です。じつは、ファンにはよく知られるとおり、ここに集められた演奏のほとんどが過去になんらかの形で日の目をみたことのあるものですが、ずばり、このなかでただ一曲、収録時期の異なる第5番だけは過去にリリースされた形跡がなく、おそらくは初出とおもわれます。1956年のピアノ協奏曲第4番は、これより8ヶ月あまりのちに飛行機事故で急逝するカンテッリとの顔合わせ。アナログがチェトラをはじめとするイタリア系の複数のレーベルから、またASDiscからCD化もされていますがこれらはすべて廃盤となっています。また、第5番を除くソナタとアンコール集は、Deccaより輸入、国内ともにリリースされていましたが、現状ではいずれも廃盤となっているため、こうした形での復刻はうれしいところです。 (Ki)



PH-10007(3CD+DVD)
“神よ!ここはなんと暗いのだ”−ドレスデン国立歌劇場の秘蔵音源集
(1)ベートーヴェン:「フィデリオ」−神よ!ここはなんと暗いのだ

(2)モーツァルト:「フィガロの結婚」)−目を開くんだ

(3)モーツァルト:「フィガロの結婚」−ついにその時が来た

(4)ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」−ある日、藍色の空に

(5)ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」−やだ、これは本当に厚かましいわ

(6)ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」−母の胸に抱かれた赤児の時から

(7)ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」−さあ、決意はできました

(8)ロッシーニ:「セビリアの理髪師」−私は町の何でも屋

(9)フロトウ:「マルタ」−さあ、どうしよう

(10)モーツァルト:「魔笛」−俺は鳥刺し,なんと美しい絵姿,おおイシスとオシリス,この神聖な殿堂には

(11)モーツァルト:「魔笛」−ああ私には分かる

(12)モーツァルト:「魔笛」−娘か女房か

(13)モーツァルト:「魔笛」−パ、パ、パ

(14)モーツァルト:「魔笛」−太陽の光が夜を追い払った(第2幕フィナーレ)

(15)ヴェルディ:「運命の力」−平安を

(16)ヴェルディ:「トロヴァトーレ」−見よ、恐ろしい炎を

(17)ヴェルディ:「仮面舞踏会」−私はあなたの傍だ

(18)ヴェルディ:「ドン・カルロ」−忌まわしいこの贈り物よ

(19)ヴェルディ:「ドン・カルロ」−世の虚しさを知る神よ

(20)ヴェルディ:「オテッロ」−私を恐れるものはない

(21)プッチーニ:「ボエーム」−人は私をミミと呼びますが

(22)プッチーニ:「ボエーム」−私が街を歩くと

(23)プッチーニ:「トスカ」−星は光ぬ

(24)プッチーニ:「トスカ」−歌に生き愛に生き

(25)ヴェルディ:「アイーダ」−第2幕から(約15分),第4幕フィナーレ

(26)スメタナ:「売られた花嫁」−来なさい、若者よ

(27)スメタナ:「売られた花嫁」−周りが何と不確かで死んだように

(28)チャイコフスキー:「スペードの女王」−いとしい女友だちよ

(29)R.シュトラウス:「サロメ」−お前は私にキスさせようとしなかった

(30)プッチーニ:「蝶々夫人」−魅惑に満ちた眼差しの可愛い娘よ(第1幕の蝶々さんとピンカートンの二重唱)

(31)プッチーニ:「蝶々夫人」−ある晴れた日に

(32)プッチーニ:「蝶々夫人」−あの桜の小枝を揺すって(花の二重唱)

(33)レオンカヴァッロ:「道化師」−そういう冗談は,衣装を着けろ

(34)ドヴォルザーク:「ルサルカ」−月は白銀に輝き(月に寄せる歌)

(35)ヴェルディ:「シチリアの晩鐘」−おおパレルモ

◆DVDの内容
マウエルスベルガー:ドレスデン・レクイエム−町が何と荒れ果てた姿で横たわっている
ことか( 録音:1952年2月13日)
私の0時間(ヨゼフ・カイルベルトの語り)
私のサロメ(クリステル・ゴルツの語り 1957年)
クリステル・ゴルツの日常を映した記録映像
ヨアヒム・ヘルツの語り
クリステル・ゴルツの回想(2007年)
リザ・オットーの回想
ドレスデンの戦災と復興を描いた短編記録映画(1946年)ほか
(1)ハンス・ホップフ(Tフローレスタン)、クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン  録音:1945年頃
(2)ヴェルナー・ファウルハーバー(Brフィガロ)、ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送O 録音:1950年12月10日
(3)エルフリーデ・トレチェル(Sスザンナ)、ハンス・レーヴライン(指)シュターツカペレ・ドレスデン  録音:1949年5月27日
(4)ハンス・ホップフ(Tアンドレア・シェニエ)、クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1945年頃
(5)エルフリーデ・ヴァイトリヒ(Sフルート夫人)、ヘレナ・ロット(Aライヒ夫人)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1950年5月20日
(6)クルト・ベーメ(Bsファルスタッフ)
ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送O 録音:1948年7月10日
(7)エルフリーデ・ヴァイドリヒ(Sアンナ)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン  録音:1950年6月26日
(8)アルノ・シェレンベルク(Brフィガロ)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1950年5月20日
(9)ヘレナ・ロット(Aナンシー)、クルト・ベーメ(Bsプランケット)、ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送O  録音:1948年1月1日
(10)カール・パウル(Brパパゲーノ)、ヴェルナー・リービング(Tタミーノ)、ゴットロープ・フリック(Bsザラストロ)、ゲルハルト・プフリューガー(指)ライプツィヒRSO,ライプツィヒ放送cho  録音:1950年11月18日
(11)エルフリーデ・トレチェル(Sパミーナ)、ゲルハルト・ヴィーゼンヒュッター(指)ライプツィヒRSO 録音:1948年9月26日
(12)カール・パウル(Brパパゲーノ)、ゲルハルト・プフリューガー(指)ライプツィヒRSO 録音:1950年11月18日
(13)リザ・オットー(Sパパゲーナ)、アルノ・シェレンベルク(Brパパゲーノ)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1949年12月22日
(14)ゴットロープ・フリック(Bsザラストロ)、ゲルハルト・プフリューガー(指)ライプツィヒRSO,ライプツィヒ放送cho  録音:1950年11月18日
(15)クリステル・ゴルツ(Sレオノーラ)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1950年5月20日
(16)ハンス・ホップフ(Tマンリーコ)
クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1945年頃
(17)クリステル・ゴルツ(Sアメーリア)、ベルント・アルデンホフ(Tリッカルド)、ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送O 録音:1946年
(18)ヴェルディ:「ドン・カルロ」−忌まわしいこの贈り物よ
ルート・ランゲ(Aエボリ)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1950年6月26日
(19)クリステル・ゴルツ(Sエリザベッタ)
ゲルハルト・ヴィーゼンヒュッター(指)ライプツィヒRSO 録音:1947年11月22日
(20)ベルント・アルデンホフ(Tオテッロ)、ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送O 録音:不詳
(21)プエルフリーデ・トレチェル(Sミミ)、ゲルハルト・ヴィーゼンヒュッター(指)ライプツィヒRSO  録音:1947年9月26日
(22)リザ・オットー(Sムゼッタ)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1949年12月22日
(23)ハンス・ホップフ(Tアンドレア・シェニエ)、クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1945年頃
(24)ドラ・ツシレ(Sトスカ)、ゲルハルト・レンセン(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1951年9月15日
(25)クリステル・ゴルツ(Sアイーダ)、ヘレナ・ロット(Aアムネリス)、ベルント・アルデンホフ(Tラダメス)、ロルフ・クライネルト(指)ライプツィヒRSO,ライプツィヒ放送cho 録音:1947年10月13日
(26)ヴェルナー・リービング(Tハンス)、ヴェルナー・ファウルハーバー(Brケツァル)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1950年5月20日
(27)エルフリーデ・ヴァイドリヒ(Sマリー)、ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1950年5月20日
(28)ルート・ランゲ(Msポリーヌ)、指揮者不詳 シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1947年
(29)クリステル・ゴルツ(Sサロメ)、ベルント・アルデンホフ(Tヘロデ) 、インガー・カレン(Aヘロディアス)、ヨゼフ・カイルベルト(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1948年5月20日
(30)エルフリーデ・トレチェル(S蝶々さん)、ハインツ・ザウエルバウム(Tピンカートン)、ハンス・レーヴライン(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1951年4月22日?
(31)エルフリーデ・トレチェル(S蝶々さん)
ハンス・レーヴライン、もしくはルドルフ・ノイハウス(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1947年11月19日
(32)エルフリーデ・トレチェル(S蝶々さん)、ヘレナ・ロット(Aスズキ)、ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)ドレスデン大放送O 録音:不詳
(33)ハンス・ホップフ(Tカニオ)、クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン 録音:1945年頃
(34)エルフリーデ・トレチェル(Sルサルカ)、ゲルハルト・ヴィーゼンヒュッター(指)ライプツィヒRSO 録音:1947年11月22日
(35)ゴットロープ・フリック(Brプロチダ)、ロルフ・クライネルト(指)ライプツィヒRSO 録音:1948年6月16日

※すべてドイツ語による歌唱
Profil社がたいへんなプロジェクトを始動しました!瓦礫から蘇ったドレスデンの国立歌劇場の貴重録音集です!先にフリッツ・ブッシュがシュターツカペレ・ドレスデンを指揮した録音集を発掘した(PH070323CD+DVD)Profil社、今度は第二次世界大戦直後の音源をCD化。別記の収録詳細をご覧いただければ、どれこもこれも驚くような内容ばかり。当時40歳前後のゴルツが絶頂期の歌を披露しているし、1950年代にバリバリに活躍をすることになるホップフやアルデンホフといったヘルデンテノール、ベーメやフリックといったバスが、まだ若く瑞々しい歌声を聞かせていたり。ゴルツとアルデンホフが共演した「アイーダ」は貴重。指揮者では、1945−1950年の音楽監督、ヨゼフ・カイルベルトと、その後任で1950−1953年の音楽監督、ルドルフ・ケンペが登場しているのが注目。もちろん、大戦と重なったことで国際的に有名になれなかった名歌手、実力派指揮者の音源も多数収録されています。保存状態の悪い音源もあるものの、総じて当時のドイツの放送曲の録音技術がいかに高かったか証明する音質です。DVDには、貴重な映像や音声が収録されています。そして242ページの豪華解説冊子には、歌手や舞台の写真もドッサリ。作り手の愛情がひしと感じられる素晴らしいセットです! (Ki)
PH-10011
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:デンデルモンドの写本よりマリアの歌
アヴェ・マリア/おお光り輝く御母
おお最も素晴しき宝石/今日開かれた
女ゆえに/汝が先に来た時他、全12曲
ヨハネス・バーフマンス・ゲシュル(指)
アンサンブル・メディアトリックス
中世ドイツの女性作曲家にして神秘家だったヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)の作品集。素朴ながら聖らかな女声合唱に心洗われます。 (Ki)
PH-10015P
ケルビーニ:ホルンと弦楽のためのソナタ第2番
ダンツィ:ホルン協奏曲ホ長調〜ロンド
ハイドン:ホルン協奏曲第1番
 交響曲第31番「ホルン信号」
プント:ホルン協奏曲第11番ホ長調
ロセッティ:ホルン協奏曲
アンドリュー・ジョイ(Hrn)
ジョシュア・リフキン(指)カペラ・コロニエンシス
ヨハネス・ゴリツキ(指)ケルン室内O
PH-11023
フルトヴェングラー:ヴァイオリンソナタ第2番ニ長調
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第8番ト長調Op.30の3
ゾフィー・モーザー(Vn)、カーチャ・フーン(P)
1984年生まれのドイツ美人ヴァイオリニスト、ゾフィー・モーザー。ザハール・ブロンとヴィクトル・トレチャコフに師事、2005年にオーストリアで行われたベートーヴェン国際コンクール優勝の実力派です。1981年生まれのロシア美人ピアニスト、カーチャ・フーンはワシーリー・ロバノフやルドルフ・ケレルに師事。実はこのふたりの美女、熱烈なフルヴェン狂とのことで、その作品を頻繁に演奏するにあきたらず、ヴァイオリンソナタ第2番を録音までしてしまったとのことで、なかなか見どころがあります。フルトヴェングラー42歳の作で、演奏時間43分の大作。クーレンカンプとフルトヴェングラーによりしばしば演奏されたという自信作。フルヴェンの指揮ぶりを彷彿させる諸楽想が興味津々です。モーザーとフーンは、さすが愛奏作だけに弾きこまれていて表現も自然で説得力満点。これを超える演奏はちょっと考えられないと申せましょう。 (Ki)
PH-11024
サン=サーンス:ファゴット・ソナタOp.168
ブトリ:アンテルフェランスT
タンスマン:ファゴットとピアノのためのソナチネ
デュティユー:サラバンドと行列
マルセル・ビッチ:コンチェルティーノ
プーランク:オーボエ,ファゴット,ピアノのための三重奏曲*
ベンツェ・ボガーニ(Fg)、
ブリギッテ・エンゲルハート(P)、
クララ・デント(Ob)*
ベルリン・フィル八重奏団のメンバーとしても知られる実力派ボガーニ、待望のソロ・アルバムの登場です。ハンガリーに生まれ、9歳からファゴットを始め、ベルリンでトゥーネマンに師事。1997年にフィンランドのクルーセル国際コンクールで優勝、2004年にジャン・フランセ国際コンクール2位、2006年にはインディアナポリスのフェルナンド・ジル=フーゴ・フォックス・コンクール優勝という輝かしい経歴を持ち、2007年よりミュンヘン・フィルの首席奏者を務めています。当アルバムはファゴット関係者が必ず手掛ける名作を収めていますが、いずれも名だたる難曲揃い。しかしボガーニの驚異的な指回りとタンギング、美しく歌わせる技量など神業の連続。タンスマンのソナチネなど、このスピード感、この美しさで奏されたものを聴いたことがありません。 (Ki)
PH-10027
モスクワ・ジプシーの調べ
ヴィソツキー:川に沿って/花は萎んだ
ワルラモフの「赤いサラファン」(ワルツ仕立て)
アリャビエフの「うぐいす」による変奏曲
ロシア民謡「果実園の梨が好き」による変奏曲
ロシア民謡メドレー
ワルラモフ:赤いサラファン
暗いうちに彼女を起こさないで
アリャビエフ:うぐいす
カーシン:鳩は谷底へ飛ぶ
君よ美しき乙女ほか
タリスマン[エティエンヌ・アベラン(Vn)、アン・ハーレイ(S)、ワジム・コルパコフ、オレグ・チモフェーエフ(7弦ギター)]
ロシア音楽らしい響きを特徴付ける重要な楽器が7弦ギター。ラテン諸国とは異なるしっとりと哀愁に満ちた音色が魅力です。その名手だったミハイル・ヴィソツキー(1791-1837)の作品を中心に、ロシアおよびモスクワのジプシー歌謡を集めています。演じるはオレグ・チモフェーエフ率いる楽団タリスマン。ロシア・ロマンスの世界にひたれます。
PH-10029
白夜〜ペテルブルグのヴィオラ音楽Vol.1
ショスタコーヴィチ(ストラホフ編):前奏曲集より第10,14,15,16,17,18,24番
グリンカ(ボリソフスキー補完):ヴィオラソナタニ短調
グラズノフ:エレジーOp.44
ストラヴィンスキー:エレジー
ストラヴィンスキー(オズノビシェフ編):歌劇「マヴラ」〜ロシアの歌
リムスキー=コルサコフ(ボリソフスキー編):歌劇「サトコ」〜インドの歌
リムスキー=コルサコフ(ストラホフ編):歌劇「雪娘」〜大道芸人の踊り
チャイコフスキー(ボリソフスキー編):感傷的なワルツOp.51の6
タチヤナ・マズレンコ(Va)、
ログリット・イシャイ(P)

録音:2010年2月16-19日/ドイツ放送カンマーザール(ケルン)]
旧レニングラード出身、同音楽院で学んだ後、1991年にドイツへ移り、キム・カシュカシアン、今井信子にも師事した実力派マズレンコ。彼女がロシアのヴィオラ音楽を網羅していくシリーズの第1弾。短調の旋律美に驚かされるグリンカのソナタや、映画音楽調のグラズノフなどオリジナル作品から、ストラヴィンスキーやリムスキー=コルサコフのオペラのアリア、さらにヴァイオリン編曲はレペートリーとして定着した感のあるショスタコーヴィチの前奏曲のヴィオラ版まで目白押し。ヴィオラのややくすんだ音色はロシア音楽に向いていることもあり、今後のシリーズが期待されます。 (Ki)
PH-10030
アントン・フェルディナント・ティッツ(1742-1810):3つの弦楽四重奏曲集(1808)より第3番変ホ長調
6つの弦楽四重奏曲集(1781)より第2番イ長調
3つの弦楽四重奏曲集(1808)より第2番変ロ長調
6つの弦楽四重奏曲集(1781)より第1番ハ長調
ホフマイスターQ(オリジナル楽器使用)
クリストフ・ハイデマン、
ウッラ・ブンディース(Vn)
アイノ・ヒルデブラント(Va)
マルティン・ゼーマン(Vc)

録音:2009年8月ベルリン、グリューネヴァルト教会(セッション)
前2作(PH06032、PH09046)が好評の、ティッツ作による弦楽四重奏曲集の完結篇。ロシアのサンクトペテルブルクの宮廷楽団のメンバーとして活躍した経歴から、ティッツのカルテットは、ロシア民謡の引用などロシアのローカル色が顕著な点も魅力。本アルバム収録分では、様式上、変奏曲のスタイルによる第1楽章をもつイ長調と、中間楽章にロマンスを置く変ロ長調とがともに3楽章形式で、変ホ長調が急−急−緩−急の4楽章形式、アレグロ−ロンドの2楽章形式となっています。ここでのオリジナル楽器使用による演奏は、第1ヴァイオリンを曲によって交替しているのも特徴で、変ホ長調とハ長調では、ハイデマンが、イ長調と変ロ長調ではブンディースが、それぞれ務めています。 (Ki)

PH-10031(2SACD)
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版) クリスティアン・ティーレマン( 指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2009 年9 月14 日ドレスデン、ゼンパーオーパー( ライヴ)
ファビオ・ルイージの後任として、2012 年よりシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任する予定のクリスティアン・ティーレマン。これに先立って、2009 年9 月にゼンパーオーパーで行われたブルックナーの第8 交響曲の模様を収めたアルバムがProfil よりリリースされます。
■【当代を代表するブルックナー指揮者ティーレマン】
「ドイツの正統的伝統を継承する最右翼」として、期待を一身に背負うクリスティアン・ティーレマンは、日ごろからブルックナーへの熱い思いを語っているとおり、これまでに実演、録音の両面でその存在感を十分に示しています。つい最近のリリースでも、2004 年以来音楽総監督を務めてきたミュンヘン・フィルと行ったライヴで、2006 年の第7番と2008 年の第4 番「ロマンティック」とを収録した映像作品(C major70.1908) のなかで、その進境著しい姿を確認することができます。
■【シュターツカペレ・ドレスデンによる録音の数々】
シュターツカペレ・ドレスデンもまた、ミュンヘン・フィルと並んでやはり長らくブルックナー演奏の伝統を培ってきたことで知られる名門。名レコーディングも数多く、第8 交響曲については、シュターツカペレ・ドレスデンは、全集として完成した1976 年のオイゲン・ヨッフムとセッション録音、1994年のシノーポリとセッション録音、そして2002 年のハイティンクとライヴ録音しています。ちなみに楽譜について、ヨッフムとシノーポリのノヴァーク版に対して、ハイティンクはハース版を使用しています。ティーレマンは過去の実演では、2007 年にウィーン・フィルとはハース版を、2008 年にベルリン・フィルとはノヴァーク版を使用していることから、ここでの演奏にハース版を選択しているのも興味深いところです。
■【おおきな期待をつなぐティーレマン& シュターツカペレ・ドレスデンの顔合わせ】
ティーレマンが、2010 年3 月にミュンヘン・フィルとの来日公演でも取り上げて、おおきな話題を提供したブルックナーの交響曲第8 番。上記のように実演でも頻繁に取り上げ絶賛を浴びているティーレマン自信のプログラムであり、このたびのドレスデンでの公演も大成功とMusik in Dresden ほか地元各紙で大きく報じられています。じっくりと遅めのテンポを基調に途方もないスケールで、さまざまなオケとブルックナーの名演奏を繰り広げてきたティーレマンですが、このたびばかりはシュターツカペレ・ドレスデンの魅力に帰するところが少なくないものとおもわれます。じっさい、深みを湛えた弦楽セクションに特徴的な、このオケの味わいゆたかなひびきには格別のものがあり、この顔合わせの今後に期待をつなぐ注目の内容といえるでしょう。
■【SACD ハイブリッド盤によるリリース】
なお、このアルバムはSACD ハイブリッド仕様でのリリースとなっています。包み込まれるようなホール・トーンを体感することが可能なマルチチャンネル再生と、解像度の高い音像をダイレクトに味わえる2 チャンネル・ステレオ再生とを、お好みに応じてお選びいただけます。

PH-10032(3CD)
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」

■ボーナストラック*
舞台美術家カール・フォン・アッペンのインタビュー 1965年
第2幕のアガーテとエンヒェンの二重唱
第2幕のエンヒェンのアリエッテ“すらりとした若者がやってきたら”
第2幕のアガーテのアリア“まどろみが近寄るように/静かに清らかに(エンヒェンの祈り)”
第2幕のエンヒェンのアリア“死んだ私の従姉の見た夢よ”
ベルント・アルデンホフ(T マックス)
エルフリーデ・トレチェル(S アガーテ)
ルト・ベーメ(Bs カスパール)
カール・パウル(Br オットカール)
ヴェルナー・ファウルハーバー(Br クーノ)
イルマ・バイルケ(S エンヒェン)
ハンス・クラマー(Bs 隠者)
ハンネス・ヘゲレ(ザミエル)ほか
ルドルフ・ケンペ(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
ドレスデン国立歌劇場Cho
録音:1951年5月20-22日、ドレスデン

■ボーナストラック
エルフリーデ・トレチェル(S エンヒェン)
マルガレーテ・テシェマッハー(S アガーテ)
カール・エルメンドルフ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1944 年
Profil社が力を入れるゼンパーオパー・エディション、新刊はウェーバーの「魔弾の射手」です! 名匠ルドルフ・ケンペ(1910−1976)は、1949年から1951年までドレスデン国立歌劇場の音楽監督を務めており、この時期にいくつか優れたオペ ラ全曲の放送用録音を残しています。それらのうちいくつかは直後にテープが米国に流出、LPで発売され、ケンペの名を世界的に広めることになりました。 この「魔弾の射手」もその一つで、LP時代には繰り返し発売されていたものの、なぜかCDでは二度ほど小規模に出回っただけ。ケンペのファンから再 発が待望されていたものでした。今回、Profil社は中部ドイツ放送(MDR)に秘蔵されていたオリジナルのテープを使用、60年以上前の録音を生々し い音質で蘇らせることに成功しました。ドレスデン国立歌劇場はウェーバーと縁が深いにもかかわらず、1960年までレコード会社によるドレスデンでの「魔 弾の射手」の録音はなく、このケンペの録音以外には大戦中にカール・エルメンドルフが指揮した放送録音(ProfilからPH 07060、PREISERから PRCD 90386で発売)しかありません。昔気質のシュターツカペレ・ドレスデンの音で「魔弾の射手」を楽しむならば、この戦後のケンペの録音は打っ てつけです。なお、この録音は従来1949年のものとされてきましたが、今回、ウェーバーの没後125年を記念して1951年5月20日から22日に録 音されたものだと判明しました(ちなみにこの直前の5月2日から7日には「マイスタージンガー」が録音されました)。 歌手は当時のドレスデンを代表する名歌手たち。マックスのベルント・アルデンホフは、この録音の二ヶ月後に再会初年度のバイロイト音楽祭で活躍した、 1950年代を代表するヘルデンテノール。アガーテのエルフリーデ・トレチェルは、優れた才能を持ったソプラノで若くから活躍していましたが、1958年 に44歳で早世してしまったため、残された録音は貴重。カスパールを、20世紀ドイツを代表する重量級バスのクルト・ベーメが歌っています。 ケンペ・ファン、シュターツカペレ・ドレスデン・ファン、ドイツオペラ・ファン、いずれにも歓迎されるCDでしょう。 (Ki)
PH-10033
(1CD+DVD)
ベートーヴェン:「フィデリオ」(抜粋)

■DVD
「大劇場」36'51
国立劇場についてのドキュメント映像。インタビュー出演ラインハルト・ウルブリヒト(長年シュターツカペレ・ドレスデンのコンサートマイスターを務めたヴァイオリニスト)、リザ・オットー(ソプラノ歌手)、他。
「1949年ドイツ国家賞授与式」4'25
1949年、この年から始まった東ドイツのドイツ国家賞の授与式の記録映画。
「1948年のフィデリオは不完全か?」5'18
リマスター報告。
クリステル・ゴルツ(Sレオノーレ)
ベルント・アルデンホフ(Tフローレスタン)
ヨーゼフ・ヘルマン(Brドン・ピツァロ)
ハインリヒ・プフランツル(Brドン・フェルナンド)
ゴットロープ・フリック(Bsロッコ)
エルフリーデ・トレチェル(Sマルツェリーネ)
エーリヒ・ツィンマーマン(Tヤキーノ)ほか
ヨーゼフ・カイルベルト(指)
シュターツカペレ・ドレスデン,
ドレスデン国立歌劇場cho
ドレスデン交響cho
ドレスデン国立音楽舞台アカデミーcho

録音:1948年9月22日、ドレスデン国立劇場

■DVD…PAL仕様のため、日本の一般的なDVDプレーヤーでは再生できません。PALのDVDが再生可能なプレーヤーか、DVDドライブ付パソコンでご覧ください。
PROFILが力を入れるドレスデンのゼンパーオパー・エディション、終戦直後の録音集(PH-100073CD+DVD)に続く第2弾は、ヨーゼフ・カイルベルトの指揮する「フィデリオ」の抜粋。これがたいへんに歴史的に重要な記録です。ドレスデンは1945年2月の大空襲で甚大な被害に遭い、国立歌劇場であったゼンパーオパーが中心になっています。カイルベルトは1945年から1950年までドレスデン国立歌劇場の音楽監督を務めていました。空襲で伝統ある国立歌劇場(ゼンパーオパー)が崩壊してしまうという困難の中、この歌劇場の復興に大きな力を果たしました。1948年9月22日には、やはり爆撃を受けたものの何とか修復なった国立劇場(シュターツテアター・ドレスデン)が「フィデリオ」で再開、これはその時の貴重なライヴ録音です。圧政者からの解放を描いた「フィデリオ」は大戦直後にとりわけ好んで上演された作品で、ここでも復興の第一歩に感慨深い出演者、聴衆の感慨が伝わってくるようです。残念ながら全曲ではなく70分ほどの抜粋ですが、それでも記録を超えた感動が伝わってきます。カイルベルトはちょうど40歳。1945年にドレスデン国立歌劇場の首席指揮者に就任、急速に名声を高めている頃で、ここでの演奏も極めてカイルベルトらしい熱のある充実したものです。カイルベルトがドレスデン国立歌劇場ないしはシュターツカペレ・ドレスデンを指揮した録音は少なく、有名なのは「サロメ」くらい、あとは最近になって発掘された「ルサルカ」(PH06031)やヒンデミットの歌曲集「若い乙女」(PH07043)といった程度。その意味でも貴重な録音です。歌手には、ヨーゼフ・ヘルマン、ゴットロープ・フリック、エーリヒ・ツィンマーマン、ハインリヒ・プフランツルといった既に名声を得ていた名歌手に加え、クリステル・ゴルツ、ベルント・アルデンホフ、エルフリーデ・トレチェルといった、戦後に大活躍をする若い歌手が起用されているのが特徴です。1948年のライヴ録音ながら、ドイツの誇るテープ録音で音の状態は十分良好です。DVDには興味深い内容の映像が収録されていますが、PAL仕様ですので、日本の一般的なDVDプレーヤーでは再生できません。PALのDVDが再生可能なプレーヤーか、DVDドライブ付パソコンでご覧ください。 (Ki)

PH-10034(14CD)
ワーグナー:「ニーベルングの指環」

(1)「ラインの黄金」

(2)「ワルキューレ」

(3)「ジークフリート」

(4)「神々の黄昏」
(1)ロルフ・ポルケ(Brヴォータン)、ロルフ・キューネ(Brアルベリヒ)、フリッツ・ウール(Tローゲ)、オットー・フォン・ロール(Bsファーゾルト)、岡村喬生(Bsファーフナー)、ウルズラ・ベーゼ(Msエルダ)、ルート・ヘッセ(Msフリッカ)、ヘロルド・クラウス(Tミーメ)、ハイデマリア・フェルヒ(Sフライア)ルドルフ・クノル(Brドンナー)、ハーバート・ドーサント(Tフロー)、リゼロッテ・ベッカー=エグナー(Sヴォークリンデ)、アンジェリカ・ベルガー(Sヴェルグンデ)、ヒルデ・ロスナー(Msフロスヒルデ)/録音:1968年7月26-28日、8月3、12日
(2)ジェラルド・マッキー(Tジークムント)、ディータ・ゾンマー(Sジークリンデ)、ロルフ・ポルケ(Brヴォータン)、ナジェジダ・クニプロヴァー(Sブリュンヒルデ)、オットー・フォン・ロール(Bsフンディング)、ルート・ヘッセ(Msフリッカ)、ハイデマリア・フェルヒ(Sゲルヒルデ)、リゼロッテ・ベッカー=エグナー(Sオルトリンデ)、アンジェリカ・ベルガー(Msヴァルトラウテ)、マルギット・コベック=ペータース(Msシュベルトライテ)、ベラ・ヤスパー(Sヘルムヴィーゲ)、ヒルデ・ローザー(Sジーグルンデ)、エリカ・シューベルト(Msグリムゲルデ)、イングリット・ゲリッツ(Msロスヴァイセ)/録音:1968年8月3、6、8-12日
(3)ジェラルド・マッキー(Tジークフリート)、ヘロルド・クラウス(Tミーメ)、ロルフ・ポルケ(Brさすらい人)、ロルフ・キューネ(Brアルベリヒ)、ナジェジダ・クニプロヴァー(Sブリュンヒルデ)、岡村喬生(Bsファーフナー)、ウルズラ・ベーゼ(Msエルダ)、ベラ・ヤスパー(S森の小鳥)/録音:1968年7月29-31日、8月1、14、15日
(4)ジェラルド・マッキー(Tジークフリート)、ナジェジダ・クニプロヴァー(Sブリュンヒルデ)、オットー・フォン・ロール(Bsハーゲン)、ルドルフ・クノル(Brグンター)、ロルフ・キューネ(Brアルベリヒ)、ディータ・ゾンマー(Sグートルーネ)、ルート・ヘッセ(Msヴァルトラウテ)、イングリット・ゲリッツ(Ms第1のノルン)、マルギット・コベック(Ms第2のノルン)、シウ・エリクスドッター(S第3のノルン)、ベラ・ヤスパー(Sヴォークリンデ)、リゼロッテ・ベッカー=エグナー(Sヴェルグンデ)、エリカ・シューベルト(Msフロスヒルデ)/録音:1968年8月3、5、6、15-17、19日

ハンス・スワロフスキー(指)
大交響楽団(チェコ・フィルハーモニー管弦楽団およびプラハ国立歌劇場管弦楽団の団員から成る)&合唱団
解説書によると、ドイツのPolyband社とイタリアのFratelli Fabbri 社の企画だったそうで、1968年8月にニュルンベルクで一気にセッション録音されています。LPでは米国のWESTMINSTER社が発売していましたが、 日本ではあまり知られることなく終わりました。全曲のセッション録音としては1965年秋にDECCA社が完結していましたが、御存知の通り、これは各 作品をバラバラに録音したもので、また当初から全曲録音として企画されたものではありませんでした。それに対してこちらは短期間に集中録音されたも ので、「指環」1作として考えると、これが最初のレコード用セッション録音と言えるかもしれません。 この録音は日本人にとっては、日本が誇る偉大なバス、岡村喬生がファーフナーで参加しているのが嬉しいもの。ご存知の通り岡村は1960、1970年代 にドイツ語圏で活躍していました。この録音はオーストリアのリンツ市立歌劇場に所属していた頃のもの。ドイツの実力派歌手たちと堂々と渡り合う歌は実 に立派、これこそドイツで活躍した岡村の高い実力を今に伝える貴重な録音です。 バイロイトで活躍した歌手も多々参加。フリッツ・ウールは1957年から1964年まで毎年出演、特に1961―1964年にジークムントを歌ったことで 知られています。ウルズラ・ベーゼは1958年か1965年にかけて出演、1965年は両フリッカを歌っています。ルート・ヘッセは、1960年から1966 年まで出演した後、1979年にも出演しているほど。ヘロルド・クラウスは1959―1961年まで毎年出演、1960、1961年は両ミーメを歌っています。 ロルフ・キューネは、1971、1974年と出演、1974年はアルベリヒを歌っています。 一方、バイロイトには出演していなくともワーグナー歌手として有名な人も多数。ナジェジダ・クニプロヴァーは、1967、1968年とザルツブルク復活祭 音楽祭でのカラヤン指揮の「ワルキューレ」でブリュンヒルデを歌っています。この録音でも彼女のブリュンヒルデが一番の聞きもの。オットー・フォン・ロー ルはシュトゥットガルト歌劇場で14年間も大活躍したバスバリトン。ロルフ・ポルケはグラーツ歌劇場の筆頭バリトン。ジェラルド・マッキーは米国から 西ドイツに渡って活躍したテノールの一人で、レーゲンスブルク、フランクフルト、カッセルの歌劇場で活躍。 ハンス・スワロフスキーは、今日では指揮者以上に名教師として知られています。門下生は、クラウディオ・アバド、ズビン・メータ、マリス・ヤンソンス など多数。スワロフスキー自身は、理知的で曖昧さを許さない現代風の指揮者で、短期間で「指環」全曲を録音するという大任を見事やりおおせています。 今回、ワーグナー生誕200年を記念してお求めやすいお値段での発売です。これまで「知っている人がいない」と手を出せなかった方も、この機会にぜ ひどうぞ! (Ki)
PH-10035
マーラー:交響曲第9番ニ長調 ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
ケルンWDR響

録音:2009年12月6&7日ケルン・フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
プロデューサー:シュテファン・ハーン
エンジニア:マルク・ホーン
1956年フィンランドに生まれ、着実にキャリアを積み上げているサラステが、2008年より首席指揮者を務める手兵ケルンWDR響を振った第9交響曲は、生誕150年のアニヴァーサリーを目前に控えた2009年12月6日と7日に本拠地フィルハーモニーで行われたものです。ケルン放送響は、マーラー指揮者として名高いベルティーニが薫陶を授けたことで知られる名門で、全集録音などでもその高い実力は広く知られるところです。名指揮者で名教師であったヨルマ・パヌラに指揮法を学び、堅実な指揮が持ち味のサラステと、マーラー演奏に定評あるオーケストラとの顔合わせということで、たいへん楽しみな内容といえるでしょう。 (Ki)
PH-10036
モーツァルト:バリトンのためのコンサートアリア&序曲集
「コジ・ファン・トゥッテ」序曲
アリア「彼に目を向けたまえ」K584
「フィガロの結婚」序曲K492
レチタティーヴォとアリア「もうお前の勝ちだといったな…ため息をついている間に」K492
「ドン・ジョヴァンニ」序曲K527
レチタティーヴォとアリア「アルカンドロよ、打ち明けてしまおう…わたしはどこから来るのか」K512
アリア「そなたを残してゆくとなると、娘よ」K513
アリア「手に口づけを」K541
「魔笛」序曲
アリア「この美しい手にかけて」K612
レチタティーヴォとアリア「このようにあなたは裏切るのか…苦く酷い後悔よ」K432
アリア「わたしはあなたに別れを告げます」KVAnh.245(621)
クラウス・メルテンス(Bs-Br)
ドリス・ハーゲル(指)
カペラ・ヴァイルブルゲンシス(オリジナル楽器使用)


録音:2009年9月10-14日ヴァイルブルク、シュロス教会(デジタル・セッション)
1949年クレーフェに生まれたドイツの名バス・バリトン、メルテンスが歌うモーツァルトをたっぷり味わえるアルバムです。ヘレヴェッヘ、ヤーコプス、クイケン、ブリュッヘンらとの仕事でも実績を重ねているメルテンスですが、このアルバムでもピリオド楽器のアンサンブルがバックを務めており、ときに力強く、ときにしっとり甘く表情豊かに歌いあげます。途中、挿入される4曲の有名序曲もうつくしい演奏で、アルバム全体にメリハリを効かせています。 (Ki)
PH-10038
ボリス・チャイコフスキー:作品集
交響曲第2番*
5つの小品(前奏曲/おとぎ話/追憶/マズルカ/物語)(1938)
練習曲(1935)練習曲(1972)
前奏曲(1945)/4つの前奏曲(1936)
ボリス・チャイコフスキー(P)、
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO

録音:1967年10月17日(世界初演)*、1985-6年
これは超お宝音源!近年再評価著しいボリス・チャイコフスキー(1925-1996)の最高傑作とされる交響曲第2番の世界初演時の録音が出てきました。1967年作曲、コンドラシンに献呈されたこの作品には、コンドラシン指揮モスクワ・フィルによる1969年録音のメロディア盤が存在しますが、まさか世界初演時のライヴ音源が残っていようとは。音質も思いのほか明瞭で、初演の緊張感と熱気が伝わってきます。さらに、ボリス・チャイコフスキー自作自演によるピアノ小品集が絶品。もともと彼はオボーリン門下で、ピアニストとしても作曲家の余技を超える腕前の持ち主。アシュケナージなどと共通するオボーリン門下一流の透明な美音で、実に味わい深い演奏を繰り広げています。全て初出。未亡人秘蔵の音源。 (Ki)
PH-10045
フルート、チェロとピアノ
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847):三重奏曲
フンメル:三重奏曲Op.78
チェルニー:協奏的幻想曲Op.256
ベートーヴェン:三重奏曲WoO.37
トリオ・ヴィーク
クリスティーナ・ファスベンダー(Fl)、
ユストゥス・グリム(Vc)、
フロリアン・ヴィーク(P)】

録音:2010年6月/ジーメンス・ヴィラ(ベルリン)]
フルート、チェロとピアノのために書かれた三重奏曲を集めた珍しいアルバム。ベートーヴェン作品は本来フルート、ファゴットとピアノのために書かれていますが、ここではチェロで演奏されています。とても色彩的な響きとなり、オーケストラを思わせる充実感に満ちています。トリオ・ヴィークはエマール門下のピアニスト、フロリアン・ヴィークとジェラール、ニコレ門下のフルーティスト、クリスティーナ・ファスベンダーによって結成された三重奏団。バロックから現代までをこなすドイツきっての団体です。 (Ki)

PH-10046(8CD)
ギュンター・ヴァント/ベルリン・ドイツ響ライヴVol.2

■CD1
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」〜第1楽章リハーサル(29’12”)
 交響曲第6番「田園」(全曲演奏)
■CD2
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」〜第1,第2,4楽章のリハーサル(41’09”)
 交響曲第5番運命」(全曲演奏)
■CD3
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
 交響曲第5番「運命」
■CD4
ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲(1945年版)
チャイコフスキー:交響曲第5番Op.64
■CD5
モーツァルト:交響曲第40番
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
■CD6
ブルックナー:交響曲第6番(原典)
 交響曲第8番(1884/90年ハース版)〜第1楽章
■CD7
ブルックナー:交響曲第8番(1884/90年ハース版)〜第2,3,4楽章

■CD8
ハイドン:交響曲第76番Hob.I-76
モーツァルト:セレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」*
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」#
全て、ギュンター・ヴァント(指)
ベリン・ドイツSO

■CD1
録音:1992年10月26日ベルリン・シャウシュピールハウス[現コンツェルトハウス](ライヴ・デジタル)
■CD2
録音:1992年11月2日ベルリン・シャウシュピールハウス(ライヴ・デジタル)
■CD3
録音:1994年11月1&2日ベルリン・シャウシュピールハウス(ライヴ・デジタル)
収録:ベルリンRIAS、ドイチュラントラジオ・クルトゥーア
■CD4
録音:1987年4月5&6日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
収録:ベルリンRIAS、ドイチュラントラジオ・クルトゥーア
■CD5
録音:1988年9月18日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
収録:ベルリンRIAS、ドイチュラントラジオ・クルトゥーア
■CD6
録音:1995年4月30日、5月1日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
■CD7
録音:1994年5月14、15、16日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
収録:ドイチュラントラジオ・クルトゥーア
■CD8
録音:1995年4月30日、5月1日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
1995年2月19日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)*
1995年2月19日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)#

収録:ドイチュラントラジオ・クルトゥーア、rbbベルリン・ブランデンブルク放送*,#
Profilの社主ギュンター・ヘンスラー氏が、故アニタ夫人と御子息の全面協力を得て、推し進める看板プロジェクト「ギュンター・ヴァント・エディション」。ミュンヘン・フィルとならんで、巨匠ヴァントが客演を重ねたもうひとつの手兵ベルリン・ドイツ響との最晩年のライヴをまとめた第1集(PH-09068)の大成功を受けて、ヴァント生誕100年&歿後10年のダブル・アニヴァーサリーを迎える2012年、弊社キングインターナショナルの提案で続篇がリリースの運びとなりました。前回に引き続きブルックナー、ベートーヴェンといった不動のドイツものに加えて、熱心なファンのあいだでCD化の要望の強かったムソルグスキーの「展覧会の絵」、ストラヴィンスキーの「火の鳥」組曲やチャイコフスキーの交響曲も加わり、内容的にさらなる充実ぶりをみせています。さらに、ベートーヴェンの「運命」と「田園」は1992年、1994年と時期の異なる2種ずつの演奏に加え、1992年分については貴重なリハーサル風景までも収めるという徹底したこだわりのつくり。このたびも正規マスター使用により録音状態もきわめて優秀で、ベルリンRIAS、ドイチュラントラジオ・クルトゥーア、ベルリン・ブランデンブルク放送(rbb)当時の自由ベルリン放送(SFB)が全面協力。ヴァントの芸風の真髄である、厳しく引き締まった造形美に打ち抜かれた巨匠不滅のドキュメントは、すべてが襟を正して向き合うに足りうるもので、本物の手ごたえをあらためて実感されるにちがいありません。なお、日本国内大幅先行リリースで、分売の予定は未定となっております。 (Ki)
PH-10048
ゴルドマルク:交響曲第1番変ホ長調Op.26「田舎の婚礼」
歌劇「メルリン」前奏曲*
ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2008年6月8日、2009年4月19日*/マックス・リットマン・ザール(レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン)ライヴ
カール(カーロイ)・ゴルトマルクの代表作交響曲第1番。「婚礼の行進」「婚礼の歌」「セレナード」「庭園にて」「舞曲」の5楽章から成る東欧の田舎の結婚式を描いたカラフルで親しみやすい内容で、ブラームスも激賞したといわれます。指揮のゲルト・シャラーはゴルトマルクの「メルリン」やマイールの「フェドーラ」など埋もれたオペラを蘇演したことで注目されたドイツの中堅。ハノーファー州立歌劇場を経て、ブラウンスヴァイク州立歌劇場の音楽監督を務める実力派。「田舎の婚礼」はプレヴィン盤以来の名盤と申せましょう。 (Ki)
PH-10050
モーツァルト:協奏交響曲イ長調K. Anh. 104**
 レチタティーヴォとアリア「うつくしい恋人よ、さようなら…とどまれいとしき人よ」K. 528#
 アリア「心配しないで愛する人よ」K. 505*#
ハイドン:交響曲第64番イ長調Hob. I-64##
プロ・アルテ弦楽三重奏団[豊田耕児(Vn)、ステーファノ・パッサージョ(Va)、ゲオルク・ドンデラー(Vc)]**
ディーター・クレッカー(Cl)*
ゲルティ・ツォイマー=ペール(S)#
クラウス・テンシュテット(指)
ベルリン・ドイツSO(ベルリンRSO)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR響(南西ドイツRSO)*

録音:1974年9月11日(ベルリンRIAS収録)
1976年8月20日ハンス・ロスバウト・スタジオ(SWR収録)##
1970年代の半ば、西側に出て注目を集め始めたころのテンシュテットが、当時のベルリン放送響と南西ドイツ放送響に客演した際の貴重なライヴ音源がProfilよりCD化されます。モーツァルトとハイドンからなる収録曲はすべて、これまで正規の商業録音では聴くことの出来なかったもので、得意としていたマーラーに典型的な落差の激しい表現とは打って変わって、持ち味の思いきりの良さのなかにも意外なほど端正な音楽運びが印象的で、注目の内容といえるでしょう。
【協奏交響曲】
モーツァルトの協奏交響曲はおよそ演奏時間13分ほどの断片で、有名な変ホ長調K.364とほとんど同時期の1779年晩夏もしくは秋にザルツブルクで書かれたとされ、弦楽三重奏が独奏パートを受け持つのが特徴。ここでは当時のベルリン放送響のメンバーにより結成されたアンサンブル、第1コンサートマスターの豊田耕児、ヴィオラのパッサージョ、首席チェリストのドンデラーがソリストに起用されています。ちなみに、パッサージョとドンデラーはドロルツ四重奏団の交代メンバーとしても有名。
【レチタティーヴォとアリア】
K.528のレチタティーヴォとアリアは、1789年秋に「ドン・ジョヴァンニ」のプラハ初演を果たした直後のモーツァルトが、名ソプラノ、ヨゼファ・ドゥーシェクのために書き上げたもので、「ドン・ジョヴァンニ」にも通じるシリアスでドラマティックな曲調が印象的な作品。歌うのは1943年ブラウンシュヴァイク生まれのツォイマー=ペール。1970年以降ベルリン・ドイツ・オペラのメンバーとして活躍、またカール・リヒターとの共演でも知られるソプラノが、意欲漲るテンシュテットの指揮で、どのような反応をみせてくれるのかに注目です。もうひとつのアリアK.505では、オブリガート独奏をフォルテピアノのかわりにクラリネットで演奏。名手ディーター・クレッカーが担当しています。
【交響曲第64番】
「時の移ろい」というニックネームで呼ばれることもあるハイドンの交響曲第64番は、いわゆる「シュトルム・ウント・ドランク」時代の作品で、ラルゴのミステリアスな進行や、おだやかなフィナーレとみせかけて、突如、荒々しく攻撃的なフレーズや、コントラスト鮮やかに短調に切り替わる場面が現れたりと、20分ほどの演奏時間のなかに多様な仕掛けが施されています。この作品はテンシュテットが好んで取り上げていたナンバーのようで、1970年代後半にキール歌劇場管、ボストン響、ドレスデン・フィルなどとも演奏していて、あたかもギュンター・ヴァントにおける第76番の例を思わせます。ちなみに、南西ドイツ放送響を指揮したマーラーの第4交響曲(PH05039)とのカップリングで、当日演奏されていたのもこの曲でした。 (Ki)
PH-10051
ギターと弦楽四重奏のためのスペイン音楽Vol.1
ボッケリーニ:ギター五重奏曲第4番ニ長調G.448「ファンダンゴ」
グラナドス:スペイン舞曲集(ウルリヒ・ヴェトリヒ編曲によるギターと弦楽四重奏版)
[第1番メヌエット/第2番オリエンタル/第3番サラバンダ/第4番ビリャネスカ/第5番アンダルーサ/第6番ホタ]
フリーデマン・ヴットケ(Vn)
ミンゲQ
フェリックス・マツーラ(カスタネット)

録音:2010年4月28&29日フロイデンタール、旧シナゴーグ(デジタル・セッション)

*=世界初録音
ドイツの実力派ギタリスト、ヴットケが、1988年結成のミンゲ四重奏団と組んで注目のシリーズをスタート。第1弾の内容はボッケリーニとグラナドス。12曲のギター五重奏曲中、最高傑作の呼び声高く、民俗舞踊フラメンコを連想させるカスタネットの使用も効果的な「ファンダンゴ」は、ボッケリーニの長きスペイン生活を反映した人気作。一方、グラナドスの代表作スペイン舞曲集は、ギター&弦楽四重奏版による世界初録音。こちらはヴットケが前半6曲をギタリストで作曲家のウルリヒ・ヴェトリヒに編曲を委嘱したもので、スペイン情緒たっぷりのアレンジに仕上がっております。 (Ki)
PH-10056
スペインのギター音楽
アルベニス:アストゥリアス/マヨルカ
 セビーリャ/入り江のざわめき
グラナドス:アンダルーサ
ソル:魔笛の主題による変奏曲
 カンタービレ
ペルナンブコ:マシーシェ・ショーロ
トゥリーナ:ギターソナタ 
マラツ:スペインのセレナード
タレガ:アデリータ/涙
フリーデマン・ヴットケ(G)、ダヴィド・ロレンツ(G)、リタ・オンティ(G)、モニカ&ユルゲン・ロスト(G)、シメオン・シノフ(G)
ドイツのベテラン、ヴットケを中心にまとめられたスペイン・ギター名作選。トゥリーナのソナタも全楽章収録。 (Ki)
PH-10060(2CD)
ヴィヴァルディ他:名フルート協奏曲集
(1)ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ヘ長調RV 433「海の嵐」〜第1、3楽章
(2)ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ハ短調RV 441〜第1、第3楽章
(3)テレマン:室内協奏曲ト短調TWV43:g3〜第1、2、3楽章
(4)フリードリヒ2世:フルート協奏曲ト長調〜第1、3楽章
(5)テレマン:ブロックフレーテとトラヴェルソフレーテのための協奏曲ホ短調〜第2、4楽章
(6)ヴィヴァルディ:協奏曲ハ長調RV 443〜第1、3楽章
(7)ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ヘ長調RV 434
(8)ヴィヴァルディ:フルート協奏曲ト短調RV 439「夜」
(9)フリードリヒ2世:2つのフルート、2つのオーボエと2つのホルンのための協奏曲ニ長調
(10)グラウン:フルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ.ト長調
(11)ヨハン・バティスト・ヴェントリンク(1723-1797):フラウトトラヴェルソと管弦楽のための協奏曲ト長調
(12)モーツァルト(フェルディナンド・カルッリ編):ピアノ四重奏曲ト短調KV478〜アレグロとアレグレット
(13)シュポア:九重奏曲ヘ長調op. 31〜フィナーレ
(14)C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ.ニ長調
(15)フリードリヒ2世:フルート協奏曲ハ長調〜第1、3楽章
(1)エベルハルト・チューマッハ(アルトリコーダー)、コンチェルト・ケルン
(2)コルドゥラ・ブロイアー(リコーダー)、コンチェルト・ケルン
(3)クリストフ・フントゥゲボールト(アルトリコーダー)、ベルリン・バロック・カンパニー
(4)マンフレート・フリードリヒ(Fl)、C.P.E.バッハCO、ハルトムート・ヘンヒェン(指)
(5)ギュンター・ヘラー(リコーダー)、コンラート・ヒュンテラー(トラヴェルソフレーテ)、ゲオルク・フィッシャー(指)カペラ・コロニエンシス
(6)ゾルターン・ジェンジェッシ(フラウティーノ)、ブダペスト・ストリングス、カーロイ・ボトヴァイ(指)
(7)ゾルターン・ジェンジェッシ(Fl)、ブダペスト・ストリングス、カーロイ・ボトヴァイ(指)
(8エベルハルト・チューマッハ(アルトリコーダー)、コンチェルト・ケルン
(9)マンフレート・フリードリヒ(Fl)、C.P.E.バッハCO、ハルトムート・ヘンヒェン(指)
(10)ベルリン・バロック・カンパニー
(11)マルティン・ザントホーフ(フラウトトラヴェルソ) ノイエ・ホーフカペレ・ミュンヘン、クリストフ・ハンマー(指)
(12)ヤーノシュ・バーリント(Fl)、パール・パウリコヴィチュ(G)
(13)リノス・アンサンブル
(14)ベルリン・バロック・カンパニー
(15)マンフレート・フリードリヒ(Fl)、C.P.E.バッハCO、ハルトムート・ヘンヒェン(指)
さまざまなレーベルの音源から、バロック期をメインにフルート&リコーダー協奏曲という括りで編まれたコンピレーション・アルバム。どういうわけか 緩徐楽章が割愛され、軽快な両端楽章のみを収録しているナンバーもいくつかありますが、演奏家が名手揃いですぐれており、これはこれでじゅうぶん楽 しめます。 (Ki)
PH-10067
ユーリ・アーロノヴィチ/ライヴ録音集
(1)リスト:ダンテ交響曲
(2)ワーグナー:「リエンツィ」序曲
(3)スクリャービン:交響曲第4番「法悦の詩」
全て、ユーリ・アーロノヴィチ(指)

(1)フランクフルト・フィグラルコール女声cho、
 hr響(フランクフルト放送響)
 録音:1983年12月1&2日

(2)hr響(フランクフルト放送響)
 録音:1983年12月1&2日

(3)フランクフルト・フィグラルコール
 フランクフルト・ジングアカデミー
 フランクフルト歌劇場O
 録音:1989年4月9日
全て、ステレオ・ライヴ
PH-10070
ショパン:12の練習曲Op.10
12の練習曲Op.25
ヴィルヘルム・バックハウス(P)

録音:1928年1月(モノラル・セッション)
リマスタリング:2010年THSシュトゥーディオ・ホルガー・ジードラー
「ショパンの『練習曲』は非常な名演奏で、私は長い間これをコンサート用の標準レコードにして居たが、…(中略)…作品25番の方のエチュードで、第1番『変イ長調のエチュード』などは、電気の初期のコルトーも良かったが、バックハウスの颯爽味はまた格別であった。第11番の『木枯し』や第12番の『ハ短調のエチュード』など、当時の我等には殆ど讃歎の的であった。」(あらえびす『名曲決定盤』)
バックハウスの復刻(PH07006,PH10006)に力を入れるProfilがお届けするシリーズ第3弾は、ショパンのエチュード。SP期における世界初のエチュード全曲録音であったバックハウスの演奏は、音楽評論家あらえびす(小説家の野村胡堂)が取り上げたことでもたいへん有名な内容。2010年最新のマスタリングにより音質改善がはかられ、たいへん聴きやすくなっています。また、20ページのブックレットにはバックハウスの貴重な写真と当時のコンサート・ポスターなど貴重な資料が収められているのもうれしいところです。 (Ki)
PH-10071
シューマン夫妻の室内楽
クララ・シューマン:ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンスOp.22
シューマン:おとぎの絵本Op.113*
 3つのロマンスOp.94#
 献呈Op.25-1〜歌曲集「ミルテの花」#
 幻想小曲集Op.73#
 アダージョとアレグロ変イ長調Op.70#
ハン・スジン(Vn)、アンナ・ナレット(P)
徐佩君(Va)*、アンナ・ナレット(P)*
ガブリエル・アドリアーノ・シュヴァベ(Vc)#、
ニコライ・ゲラシメツ(P)#

録音:2010年クロンベルク・ストライト教会、ロータルザール/クロンベルク芸術家村博物館(デジタル・セッション)
1993年フランクフルトの北西部にクロンベルク国際室内楽アカデミーとして設立され、1999年に改称したクロンベルク・アカデミーは、教授陣にクリスティアン・テツラフや今井信子らを擁し、これまでにアリーナ・イブラギモヴァや宮田大といったアーティストを輩出しています。また、すぐれた教育者としても知られたロストロポーヴィチが亡くなるまでアカデミー財団のパトロンを務めていました。このアルバムで演奏する、上海出身の徐佩君、韓国出身で英国育ちのハン・スジン、ベルリン出身のガブリエル・アドリアーノ・シュヴァベはいずれもクロンベルク・アカデミーで学んでおり、その国際色豊かな顔ぶれはそのままアカデミーの特色とも重なります。今井信子に師事した徐佩君をはじめ、若き才能を見いだすのもまた楽しみなアルバムです。 (Ki)
PH-11000
シューマン:クライスレリアーナOp.16
幻想曲Op.17/アラベスクOp.18
花の曲Op.19
スザンネ・グリュツマン(P)

録音:2006年7,8月/MDRスタジオ(ライプツィヒ)
ドイツの実力派女流グリュツマン期待のシューマン登場。これまでクララ・シューマンやショパン作品集で聴かせたオトナの演奏から、シューマン作品が最も待たれていました。ここに収められた4篇は作品番号が連番で、いずれも傑作揃い。グリュツマンの粒立ちのクリアな音色と落着いた情緒は絶品。ドイツならではのシューマンを楽しめます。 (Ki)
PH-11002
バルデシオ〜哀切のピアソラ
ピアソラ
(バルデシオ編):ブエノスアイレスの夏
 オブリビオン/リベルタンゴ/昔々
 ブエノスアイレスの春
 天使のミロンガ
 天使の死/さらばパリ
バルデシオ:ウルグアイ三首
 告知日/カンドムベアド練習曲
ヒナステラ:粋な娘の踊り
ホセ・フェルナンデス・バルデシオ(G)
ウルグアイ出身のギタリスト、ホセ・フェルナンデス・バルデシオはケルン音大で学び様々なコンクール出場歴を持つ実力派。彼の自作およびピアソラ名曲の編曲を集めた魅力的なアルバムで、情熱と活気にみちたソロを聴かせてくれます。BGMにもピッタリ。 (Ki)
PH-11009
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 イーディス・ウィーンズ(S)
ウテ・ヴァルター(A) 
ライナー・ゴルトベルク(T) 
カール=ハインツ・シュトリチェク(Bs-Br)
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
ドレスデン国立歌劇場cho

録音:1985年3月30、31日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
湧々堂・殿堂入り名盤。1985年3月にブロムシュテット指揮でおこなわれたゼンパーオーパー再開記念演奏会の「第九」が、Profilより復活リリース。名匠ブロムシュテットによるベートーヴェンといえば、やはりシュターツカペレ・ドレスデンのカペルマイスター&首席指揮者在任中(1975−1985)にルカ教会でおこなった交響曲全集のセッション録音(1975−1980)が有名ですが、もともと第九がセレモニアルな内容ということもあり、ここではフィナーレの盛り上がりなどに独特の魅力を備えているのが印象的。ソリスト陣の異なるセッション録音との聴き比べなども興味深い作業といえるでしょう。 (Ki)
PH-11012
テレマン:アルトのためのカンタータとオード集
協奏曲ホ短調よりアダージョホ長調
カンタータ「岐路に立つティルシス」
歌劇「エマとエーギンハルト」〜アリア「ご婦人がたの歌はいつも調子はずれ」
同劇〜アリア「何もかも忘れなさい、私の美しい天使よ」
オード「眠ること」
カンタータ「暗闇と死の影の後に」
孤独
カンタータ「私に永遠の場所などない」
ルネ・ヤーコプス(A)、
ベルリン古楽アカデミー

録音:1989年、キリスト教会(ベルリン)
古楽界の大御所コンビ、ルネ・ヤーコプス&ベルリン古楽アカデミーによるテレマンのカンタータとオード集。新録音ではなく、Delta Musicレーベル より1991年にリリースされた内容のライセンス再発売となります。今では専ら指揮者として知られるヤーコプスがカウンターテナー歌手として活動してい た晩期の録音ですが、その柔らかく気品あふれる歌声は相変わらず見事なもの。テレマンの高雅な旋律にぴったりなヤーコプスの美声を、艶やかな高音 域から深みのある低音域にいたるまでたっぷりと堪能することができる1枚です。また、この録音が行われた1989年はベルリンの壁崩壊の年。旧東ベ ルリンの若手演奏家の演奏団体であるベルリン古楽アカデミーにとっては、創立7年目にしてようやく本格的な世界的演奏活動への門戸が開かれた年と もいえましょう。創立時よりこの団体の大きな持ち味である瑞々しくすっきりとしたアンサンブルが、ヤーコプスの歌を爽やかに彩っています。この後、多 くの名演を生むこととなるヤーコプス&ベルリン古楽アカデミーの活躍を思わせる名盤です。20年以上前の録音ですが、状態も良好。現在では少々入手 し辛くなっているCapriccioレーベルのアルバム(C 5013)と同じ音源になります。
PH-11018
リスト:シューベルトによる歌曲集〜(5曲)[「どこへ?」/「ライムの木」、他]
シューマン:クライスレリアーナ
デイヴィット・セオドア・シュミット(P)

録音:2011年5月、ベルリン
「どこへ?(Wohim?)」というタイトルの通り、理性と感情の狭間に揺れる時代に生きたロマン派音楽家たちの探求がテーマとなったCD。多数作曲されているリストの「シューベルトによる歌曲集」の中から、このテーマに沿う歌曲が集められています。さらに、シューマンの最高傑作の一つと名高い「クライスレリアーナ」は、E.T.ホフマンが著した「楽長クライスラー」のロマン的な音楽家像に対するシューマンの憧憬が込められた名曲。ロマンティックな情感溢れる名曲を演奏するのは新進気鋭のドイツのピアニスト、シュミット。2009年にデビューして以来高い評価を受ける彼の卓越した演奏にも注目です。 (Ki)

PH-11019(4CD)
ブラームスの交響曲全集
交響曲第1番ハ短調Op.68
交響曲第2番ニ長調Op.73
アルト・ラプソディ
交響曲第3番ヘ長調Op.90
ハイドンの主題による変奏曲
交響曲第4番ホ短調Op.98
クルト・ザンデルリング(指)ベルリンSO
アンネッテ・マルケルト(A)
ベルリン放送cho

録音:1990年ベルリン・イエス・キリスト教会(セッション)
プロデューサー:ハインツ・ヴェークナー
エンジニア:エーベルハルト・リヒター
巨匠ザンデルリングが晩年に手兵ベルリン交響楽団を指揮して、ブラームスの交響曲全曲を演奏したセッション録音がカタログに復活!
【ザンデルリングと手兵ベルリン響】
ザンデルリングは1912年プロイセンに生まれながら、ナチスによる反ユダヤ政策から逃れて1936年にロシアに移り、1936年から1941年にかけてモスクワ放送響の指揮者、1941年から1960年までムラヴィンスキー率いるレニングラード・フィルの第2指揮者を歴任しています。戦後の1960年に東ドイツに戻ると、創設まもないベルリン交響楽団(現在のベルリン・コンツェルトハウス管)の首席指揮者を1977年まで務め、同楽団の育成に尽力、その間1964年から1967年にかけてシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者も務めています。ザンデルリングは首席指揮者を退いたあとも、ベルリン交響楽団とは終身客演指揮者、名誉指揮者として緊密な関係を保持し、2002年におこなわれた自身の引退演奏会の際にもベルリン交響楽団を指揮しています。
【ザンデルリングのブラームス録音】
じっくりとしたテンポから生み出される骨太の表現と堅固な造形を基調とする、ザンデルリングによるブラームスの交響曲演奏。上記シュターツカペレ・ドレスデンと、1971、1972年におこなったセッションによる全集録音のほか、1973年のシュターツカペレ・ドレスデンとの初来日公演における交響曲第1番や、1984年のミュンヘン・フィルとの交響曲第4番などライヴ録音もいくつか残されており、長年レパートリーの中核をなしてきた作品にふさわしい内容と点数を示しています。ザンデルリングが信頼を寄せる手兵ベルリン響と取り組んだ2度目のブラームス全集は、ドレスデン旧盤との比較ではすべての楽章で演奏時間が拡大する傾向にあり、おおきな音楽の流れとすみずみまで目配りを利かせた演奏内容が、この巨匠の代表盤として筆頭に挙げられるべきもの。ここではイエス・キリスト教会の美しくゆたかな残響もポイントとなっています。
【Capriccioより正規ライセンスを得てのリリース】
オリジナルはドイツのレーベルCapriccioが1990年にセッションを組んでレコーディングしたものですが、レーベルの解散によりしばらく入手難が続いていました。このたびProfilが正規ライセンスを得てカタログ復活の運びとなりました。さらに、初出時にはフルプライス4枚組でしたが、収録内容はそのままに大幅にプライスダウンを実現しているのもうれしいところです。 (Ki)

古今を通じて、最も遅いテンポで一貫したブラームスですが、そのテンポでなければ到底訴えきれない多くの音楽的内容量とニュアンスをふんだんに湛えた超ド級の名演揃いです!特に50分を要する「第1番」の遅さは気が遠くなるほどですが、リズムの重力、スケール感は並ぶものがなく、旧オイロディスク盤を大きく凌いでいます。万全の条件下でのセッション録音ですので、音質も極上。【湧々堂】
PH-11025
バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825/第2番ハ短調BWV826
前奏曲とフーガハ短調BWV546/ハ長調BWV547/イ短調BWV543(以上,リスト編)
ダーヴィッド・テオドーア・シュミット(P)

録音:2010年7月/SWR室内楽スタジオ
ドイツから凄いピアニストが出現しました。ダーヴィッド・テオドーア・シュミット。1982年エアランゲンの生まれ、カールスルーエ音楽大学でゾントラウト・シュパイデルに、ロンドンでケヴィン・ケナーに師事、数々の受賞歴を誇っています。彼はバッハと独墺のロマン派作品を得意とするドイツ・ピアノ界の期待を一身に背負う未来の巨匠。このバッハもドイツ伝統の深みにあふれた名演。リスト編での華麗な技巧も見ものです。今後目の離せないピアニストと申せましょう。 (Ki)
PH-11026
ドヴォルザーク:交響曲第8番
リスト:交響詩「理想」S.106
ユーリ・アーロノヴィチ(指)
ケルン・ギュルツェニヒO

録音:1979年1月8、9&10日ケルン、ギュルツェニヒ大ホール(ライヴ・ステレオ)
(ケルン・ドイチュラントフンク収録)
Profilが力を入れる名匠アーロノヴィチ(1932−2002)によるライヴ演奏の復刻シリーズ。アーロノヴィチが首席指揮者(1975−1986)を務めた手兵ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団とのライヴは、ブルックナーの第7交響曲(PH09043)より8か月ほど前に行われたもので、リストとドヴォルザークを取り上げています。リストによる12作目の交響詩で、シラーの同名詩よりタイトルを得た「理想」は、全13曲の交響詩のなかでも大規模なスケールと崇高なムードを特徴とする作品。静かな場面の音楽は甘美で恍惚的なまでの美しさを放っていますが、このあたりアーロノヴィチはダンテ交響曲(PH-10067)でも聴かせたように、作品との相性の良さをうかがわせます。いっぽう、メインのドヴォルザークは、みずみずしい抒情と濃厚なる表現が聴きものとなっており、性格の異なる2曲を描き分けるアーロノヴィチのたくみな手腕を感じさせる内容となっています。ちなみに、3日間ともほかにマルコム・フレージャーをピアノ独奏に迎えて、ヴェーバーのピアノ協奏曲第2番が演奏されていました。ドイチュラントラジオ・クルトゥーア提供の正規音源使用で、良好な音質もうれしいところです。 (Ki)

PH-11028(4CD)
ブルックナーの交響曲集ライヴ
[CD1]
交響曲第4番「ロマンティック」(1878/80年版)
[CD2]
交響曲第7番
[CD3-4]
交響曲第9番(ウィリアム・キャラガンによるフィナーレ補筆完成2010年改訂版による世界初録音)
[CD1]
録音:2007年7月29日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
[CD2]
録音:2008年7月29日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
[CD3-4]
録音:2010年8月1日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)/バイエルン放送−シュトゥーディオ・フランケン

ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
[バイエルン放送収録による共同制作]
■キャラガン校訂2010年改訂版フィナーレつき第9番の世界初録音
ブルックナーの第9交響曲は、1887年から1894年にかけて第1楽章から第3楽章までが完成されたものの、1896年の作曲者の死によって、未完の交響曲として残されています。遺されたスケッチの数々をもとに、フィナーレを補筆して全曲を完成する試みにはいくつもの版が存在し、キャラガン校訂によるもののほかにも主だったものとして、以下のようなものがあります。
*「サマーレ&マツーカによる1984年フィナーレ復元版」−インバル、ロジェストヴェンスキー
*「サマーレ、フィリップス、コールス、マツーカによる1992年フィナーレ復元版(サマーレ&コールスによる2005年改訂)」−ボッシュ
1981年から83年にかけてフィナーレの復元作業を手掛けた権威ウィリアム・キャラガンによるものとしては、すでにオリジナル版、2003年改訂版、2006年改訂版のレコーディングがそれぞれありますが、このたび登場するのは2010年に行われた最新改訂版。どのような内容かは聴いてのお楽しみですが、トラックタイム22分12秒にも及ぶ聴きごたえ十分のボリュームを有しているのはなんとも見逃せないところです。
■フィルハーモニー・フェスティヴァ
フィルハーモニー・フェスティヴァは、ミュンヘンの主要なオーケストラ、すなわちミュンヘン・フィル、バイエルン放送響、バイエルン州立歌劇場管のメンバーと首席奏者たちで構成されるオーケストラ。もともとはカール・リヒターが1953年に創設した世界的アンサンブル、ミュンヘン・バッハ管をその母体とし、偉大な伝統を振り返ることが可能ですが、レパートリーを拡大し古典派とロマン派時代の傑作群を網羅しようとして、“フィルハーモニー・フェスティヴァ”の名称のもと、幅広い楽器編成で演奏をおこなっています。
■ゲルト・シャラー
1965年バンベルクに生まれたゲルト・シャラーは、1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、ほかにも1998年にブラウンシュヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めている実績が示すように、劇場たたき上げのマエストロ。とりわけワーグナー、シュトラウス、ヴェルディのオペラを得意として評価も高く、そのいっぽうで、あたらしいレパートリーの開拓にも前向きなシャラーは、最近ではProfilよりリリースされたゴルトマルクの「メルリン」のレコーディングでも注目を集めています。これまではおもに舞台作品のアルバムを発表してきたシャラーですが、ブルックナーのシンフォニーを一挙に3曲、しかもフィナーレ補筆完成版つきの第9番を取り上げているということで、ブルックナー・ファンにもおおいに話題を提供するのはまず間違いないなさそうです。 (Ki)

PH-11031
C・クライバー〜第1回録音!
テレマン:「ターフェルムジーク(食卓の音楽)」第3集〜組曲変ロ長調〜序曲/牧歌/喜び/冗談/メヌエット/終曲
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲変ロ長調Wq.171*

■カルロス・クライバーへのインタビュー(独語・約6分)
イレーネ・ギューデル(Vc)*
カルロス・クライバー(指)
ハンブルク放送O(ハンブルク北ドイツSO)

録音:1960年12月1、2日 ハンブルクNDRスタジオでのセッション録音
1960年12月7日 ハンブルクNDRスタジオ・コンサートのライヴ録音*

■カルロス・クライバーへのインタビュー(独語・約6分)
カルロス・クライバーの記念すべき第1回録音が残っていました。当時29歳、前年にザルツブルグ州立劇場にて「売られた花嫁」と「ラ・ボエーム」でオペラの本格的デビューを果たし、音楽界へ船出し始めた時期です。曲はテレマンの「ターフェルムジーク(食卓の音楽)」第3集の管弦楽組曲と、C.P.E.バッハのチェロ協奏曲という、クライバーが後に手掛ることのなかった珍しいレパートリー。コンサートは1960年12月7日に行われましたが、同月1、2日にNDRスタジオで放送用セッション録音もしていました。状態の良いセッション録音があったためか、コンサートのライヴ録音はC.P.E.バッハ:チェロ協奏曲しか残しておらず、その放送を個人的に録音した音源がこの度初めて日の目をみました。ソロはスイスの女流イレーネ・ギューデル。1957年よりデトモルト音楽大学で教鞭をとっていましたが国際的には全く無名。本当は他のチェロ協奏曲にしたかったとのことですが、テレマンと合うものがなかったため、仕方なく決まったといわれます。しかし、C.P.E.バッハの「疾風怒濤」スタイルは若きクライバーにぴったり。音源に起因する音ゆれが多少ありますが、記録上でだけ認識されていたこの演奏を聴くことができるのは存外の喜びと申せましょう。また、クライバーの協奏曲録音は極めて少なくリヒテルとのドヴォルザークしかないので貴重。ターフェルムジークは肩の力が抜け、純化された透明な響き、推進力と流れのあるきびきびしたテンポが魅力。古楽的解釈をすでに先取りしているような印象を受けるのが驚きです。「ディ・ヴェルト」紙に掲載された批評では「スウィングし、呼吸するようなテンポ、洗練された音感覚と明瞭なコンセプトが見受けられる鋭敏な音楽性」と賞されました。さらに注目なのはインタビュー嫌いとして有名な彼が、コンサートの合間に行った6分にわたる自分自身や父の話の貴重な録音も収録されていること。他では入手できない超お宝と申せましょう。若きクライバーの声を聴くだけでも感激です。モノラルながら音は鮮明。クライバー・ファン必携の1枚、この秋最大の話題盤の登場です。 (Ki)
PH-11039
ファブレガス:「ヴォイス・イン・ザ・レインフォレスト」
ウェアリング:「アラパナ」
ラーセン:「スロー・ストラクチャー」、
陳怡:「夜想」
マイニンガー・トリオ

録音:2010年1月、ニュルンベルク
マイニンガー・トリオが演奏するエキゾチックな作品集。パプア・ニューギニアの熱帯雨林から始まり、インド、カナダを回って古代中国へ至る音楽の旅を堪能することができます。マイニンガー・トリオは2000年に結成されるや否や、その美しいアンサンブルの音色と音楽に対する深い造詣で一躍高い評価を受けたグループ。意欲的なプログラムによるコンサート活動は今もなお大きな注目を集めています。現代音楽演奏に精力的に取り組んできた彼らの卓越した演奏が、各作曲家が描くエキゾチックな情景へと誘います! (Ki)
PH-11040
コダーイ:マロシュセーク舞曲
子どもの舞曲(全12曲)
9つのピアノ小品Op.3
ガラーンタ舞曲
ドビュッシーの主題による瞑想曲
小ワルツ
青木美樹(P)

録音:2011年1月/ベルリン・ブランデンブルク放送。ザール3
コダーイは友人のバルトークやドホナーニのようなピアノの凄腕でなかったせいか、ポピュラーになったピアノ作品がなく、録音も多くありません。しかし、ふたりのどちらとも異なる独特な作風を示し、貴重なピアノ・レパートリーと申せましょう。オーケストラ曲として知られる「マロシュセーク舞曲」と「ガラーンタ舞曲」はオリジナルのピアノ版で、いわゆる編曲物ではありません。オーケストラ版と異なるすっきりした響きが新鮮。また最初期のエレガントな「小ワルツ」、ドビュッシーの影響が興味深い「9つのピアノ小品」、「ドビュッシーの主題による瞑想曲」など親しみやすく楽しい曲が多いのも特徴。また、多くがバルトークやドホナーニほどの技巧を要求しないので、教材としてもうってつけです。青木美樹は東京生まれ。9歳で渡英、その後インディアナ大学、イェール大学大学院、ハンブルグ音楽演劇大学にてジェルジ・シェベック、ボリス・ベルマン、コロリオフらに師事。2004年イタリア、イブラ国際コンクールを皮切りに、さまざまなコンクールに優勝および入賞。スイスを本拠として国際的に活躍する実力派。シェベックゆずりのハンガリー節も聴きもの。今後要注目の逸材です。 (Ki)
PH-11041
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(全曲)
幻想的スケルツォ*
ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
ケルンWDR響

録音:2010年9月17&18日ケルン・フィルハーモニー、2010年12月6&10日ケルン・フィルハーモニー*(ライヴ・デジタル)
2001年以来、定期的に客演を重ね、2010/11年のシーズンよりケルンWDR響の首席指揮者に就任したサラステ。あらたなシェフを迎え、最初のシーズンにおこなわれたコンサートの模様を収めた注目のアルバムが登場します。2010年9月と12月にいずれも本拠ケルンのフィルハーモニーにおいてライヴ収録された内容は、サラステが得意とするストラヴィンスキー作品をカップリングしたもので、「火の鳥」と「幻想的スケルツォ」という強力なラインナップです。フィンランド出身ということや、フィンランド放送響とシベリウスやニールセンの交響曲全集を完成させる機会を得たこともあり、サラステは北欧音楽のエキスパートとしてのポジションを固めていますが、いっぽうで、トロント響とおこなったムソルグスキーやプロコフィエフのレコーディングでは、エネルギッシュな音楽運びとスケールのおおきな押し出しの強い演奏を聴かせていたように、リズムのおもしろさと色彩豊かな作風で知られるストラヴィンスキー作品との相性にもすばらしいものがありました。これまでにもサラステはストラヴィンスキー作品の録音を相当数手掛けており、1985年にアヴァンティ室内管と「ダンス・コンチェルタント」、バレエ「プルチネッラ」組曲(1949年版)、シベリウスの「カンツォネッタ」の室内オーケストラ編曲をセッション録音したのをはじめ、フィンランド放送響とは、1989年に「ハ調の交響曲」と「3楽章の交響曲」を、1991年に交響詩「うぐいすの歌」をいずれもセッションで録音しています。ほかにも、サラステは1990年にスコットランド室内管と、バレエ「ミューズの神を率いるアポロ」(1947年改訂版)、協奏曲変ホ長調「ダンバートン・オークス」、「弦楽のための協奏曲ニ調」をセッション録音、1996年5月にリュビモフの独奏でトロント響と「ピアノと管楽器のための協奏曲」をセッション録音していることからも、ストラヴィンスキーに一方ならぬ情熱を傾けてきたことがうかがえます。こうしたなかで、高度な技術水準のままに前任ビシュコフよりWDR響を引き継いだいま、3大バレエに着手していなかったサラステにとって、いよいよリリースされる「火の鳥」の新録音は、ストラヴィンスキー一流の幻想的なドラマをどのような切り口で描いてゆくのかおおいに期待のつながるところといえそうです。 (Ki)
PH-11042
ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101
リスト(作曲者編):トリスティア(最終稿)〜オーベルマンの谷より
シェーンベルク(シュトイアーマン編):浄夜Op.4
ブーランジェ・トリオ

録音:2011年7月/ドイツ放送カンマーザール(ケルン)
2006年に創設されたドイツのピアノ三重奏団ブーランジェ・トリオ。美女3名から成り、珍しいレパートリーにも果敢に取り組む得難い団体となっています。当アルバムではブラームスの傑作を実に堂々と聴かせた後、リストとシェーンベルクの意外な珍品を披露。リストの「トリスティア」は「巡礼の年第1年」の「オーベルマンの谷」を作曲者自身がピアノ三重奏に仕立てたもので、3種あるうちの最終稿。原曲とかなり離れているのも興味津々です。シェーンベルクの愛弟子シュトイアーマンによる「浄夜」も、優れた編曲ながら録音に恵まれているとはいえないで歓迎です。 (Ki)


PH-11044(4CD)
ゼンパーオーパー・シリーズ第3集〜戦後直後のドレスデンにおけるワーグナー録音

(1)「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲

(2)「タンホイザー」から(7場面)

(3)「タンホイザー」―死の知らせのように(夕星の歌)

(4)「ローエングリーン」前奏曲
「ローエングリーン」―この上ない信頼を

(5)「ローエングリーン」― 私と一緒に甘い香りを吸いませんか?

(6)「ローエングリーン」― 遠い国から

(7)「さまよえるオランダ人」−スン、ブルンと

(8)「さまよえるオランダ人」−ヨー・ホー・ホエー!黒いマストの船に出くわしましたか

(9)ジークフリート」―ノートゥング、待ち望まれた剣よ!
「ジークフリート」―鍛えよ、僕の鎚よ!
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」―目覚めよ!
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」―マイスターを侮らないでほしい

(10)「トリスタンとイゾルデ」―前奏曲と愛の死

(11)「トリスタンとイゾルデ」―愛の死

(12)「タンホイザー」―ああ、お姫様

(13)「タンホイザー」―心に熱意を持って(ローマ語り)
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」―朝は薔薇色に輝いて
「リエンツィ」―全能の神よ

(14)「パルジファル」―お前は私の足に香油を注いだ(聖金曜日の場面)
(1)ヨゼフ・カイルベルト(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1948年9月24日、ドレスデン
(2)エルンスト・グルーバー(T タンホイザー)
ブリュンヒルト・フリートマン(S エリーザベト)
ドラ・ツシレ(Ms ヴェーヌス)
クルト・レーム(Br ヴォルフラム)
ハンス・クレーマー(Bs ヘルマン)
ヘルムート・アイレ(Bs ビテロルフ)
ゲルハルト・プフリューガー(指)
ライプツィヒRSO,ライプツィヒ放送Cho
録音:1953年9月25日、ライプツィヒ
(3)カール・パウル(Br ヴォルフラム)
ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1949年12月22日、ドレスデン
(4)ベルント・アルデンホフ(T ローエングリーン)
ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1949年12月22日、ドレスデン
(5)(6)ハンス・ホプフ(T ローエングリーン)
クルト・シュトリーグラー(指)シュターツカペレ・ドレスデン
録音:1945年4月―6月初旬頃、バート・エルスターもしくはラディ
ウムバート・ブラマッハ
(7)エミリー・ヴァルター=ザックス(Ms マリー)
ルドルル・ケンペ(指)
シュターツカペレ・ドレスデン、ドレスデン国立歌劇場Cho
録音:1950年12月7日、ドレスデン
(8)ブリュンヒルデ・フリードラント(S ゼンタ)
ゲルハルト・プフリューガー(指)ライプツィヒRSO
録音:1953年12月17日、ライプツィヒ
(9)ベルント・アルデンホフ(T ジークフリート)
ヨゼフ・ヘルマン(Br ザックス)
ハンス=ヘンドリク・ヴェーディング(指)
ドレスデン放送大O,ドレスデン国立歌劇場Cho
録音:1948年1月1日、ドレスデン
(10)ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ドレスデン
クリステル・ゴルツ(S イゾルデ)
録音:1947年
(11クリステル・ゴルツ(S イゾルデ)
ゲルハルト・ヴィーセンフッター(指)ライプツィヒRSO
録音:不詳
(12)クリステル・ゴルツ(S エリーザベト)
ベルント・アルデンホフ(T タンホイザー)
ゲルハルト・ヴィーセンフッター(指)ライプツィヒRSO
録音:不詳
(13)ベルント・アルデンホフ(T タンホイザー,ヴァルター,リエンツィ)
ヴァルター・シュトシェンク(指)ドレスデンPO
録音:1950年2月5日、ドレスデン
(14)ヨアヒム・ザットラー(T パルジファル)
クルト・ベーム(Bs グルネマンツ)
アルノ・シェレンベルク(Br アンフォルタス)
クルト・シュトリーグラー(指)ドレスデンPO
録音:1950年4月2日、ドレスデン
PROFILがお送りするゼンパーオーパー・シリーズ、第3集は、第二次世界大戦が終わった直後のドレスデンとライプツィヒでのワーグナーの録音。こ れまでほとんど知られなかった録音が多数含まれています。指揮者ではヨゼフ・カイルベルト、ルドルフ・ケンペという、戦後初代、二代目のカペルマイスター の他、ライプツィヒを中心に活躍したゲルハルト・プフリューガーなど、東ドイツで活動したためにあまり国際的知名度を得なかった名指揮者の貴重な録 音が多数。彼らの指揮するシュターツカペレ・ドレスデンからは、今では失われてしまった古き良き伝統の薫りがたっぷりします。歌手では、終戦直後か らメキメキ頭角を現したベルント・アルデンホフの活躍が目立ちます。1950年の「パルジファル」の第3幕の録音では、聖金曜日の奇跡の場面がたっぷ り30分近く収録、クルト・ベーメの渋いグルネマンツが楽しめます。 今回も貴重な写真、情報が満載の89ページのブックレット(独英)が嬉しいものです。 (Ki)
PH-10045
フルート、チェロとピアノ
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847):三重奏曲
フンメル:三重奏曲Op.78
チェルニー:協奏的幻想曲Op.256
ベートーヴェン:三重奏曲WoO.37
トリオ・ヴィーク
クリスティーナ・ファスベンダー(Fl)、
ユストゥス・グリム(Vc)、
フロリアン・ヴィーク(P)】

録音:2010年6月/ジーメンス・ヴィラ(ベルリン)]
フルート、チェロとピアノのために書かれた三重奏曲を集めた珍しいアルバム。ベートーヴェン作品は本来フルート、ファゴットとピアノのために書かれていますが、ここではチェロで演奏されています。とても色彩的な響きとなり、オーケストラを思わせる充実感に満ちています。トリオ・ヴィークはエマール門下のピアニスト、フロリアン・ヴィークとジェラール、ニコレ門下のフルーティスト、クリスティーナ・ファスベンダーによって結成された三重奏団。バロックから現代までをこなすドイツきっての団体です。 (Ki)
PH-11047
ボリス・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(1969)
ヴァイオリンソナタ(1959)*
ヴィクトル・ピカイゼン(Vn)
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO
ボリス・チャイコフスキー(P)*

録音:1972年ステレオ、1962年モノラル*
近年再評価著しいボリス・チャイコフスキー(1925-1996)の貴重音源の出現です。どちらも旧ソ連の名手ヴィクトル・ピカイゼンのために書かれた作品で、協奏曲はピカイゼンの独奏、セロフ指揮オーデンセ響の比較的新しい録音があるものの、こちらはコンドラシンとモスクワ・フィルとの共演というのが凄すぎ。かつてメロディア盤LPで出ていましたが、幻の音源と申せましょう。ボリス・チャイコフスキーの代表作のひとつで、40分近い大曲ながら単一楽章、早くに亡くした父の思い出を描いたといわれます。ピカイゼンの独奏も恐ろしい気迫に満ち、またコンドラシンの伴奏が神業的なドラマ作りで非常に感動的。これほど凄い演奏は再現できないと思えます。カップリングのヴァイオリンソナタでは作曲者自身が伴奏を務めていますが、非常な名人芸ぶりで、ピカイゼンの独奏ともども絶妙な巧さに酔わされます。 (Ki)
PH-11048
フルトヴェングラー:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調*
ゾフィー・モーザー(Vn)
、カーチャ・フーン(P)

録音:2010年10月26-28日、2011年5月11日* SWRカイザースラウテルン・スタジオ
熱烈なフルヴェン狂、1984年生まれのヴァイオリニスト、ゾフィー・モーザーと1981年生まれのロシア美人ピアニスト、カーチャ・フーンが遂にフルヴェン作曲のヴァイオリン・ソナタ第1番をリリースします。第1番は1937年に作曲・初演され、演奏時間が55分をこえる4楽章構成の大作です。第2番のソナタを収録した前作(PH-11023)でも言えることですが、フルヴェンの音楽をこよなく愛するモーザーとフーンが奏でる音楽には、並々ならぬ研究から自信と説得力に満ちており、この二人は可憐な見た目とは裏腹に骨太で朗々と歌い上げ、完全無比なテクニックでフルヴェンの大作を演奏しております。これだけ完成度の高い充実した演奏ですので、同曲の決定盤が登場したと申せましょう。またカップリングのベートーヴェンでは、さすがベートーヴェン国際コンクールの優勝者モーザーなだけあり、端正で非常に弾きこまれている名演を聴かせてくれます。 (Ki)
PH-11049
ハイドン:「ハルモニー・ミサ」 バルバラ・マルティヒ=テュラー(S)、
リア・ボーレン(A)、
アダルベルト・クラウス(T)、
クルト・ヴィトマー(Bs)、
ディートハルト・ヘルマン(指)
南西ドイツ放送SO
マインツ・バッハcho

録音:1981年1月、バーデン=バーデンスタジオ
管楽器のひときわ豊かな響きから、いつしか「ハルモニー・ミサ」と呼ばれるようになったハイドンの名曲。バロック界の牽引者として活躍した、今は亡きディートハルトの指揮が光る名盤。ドイツ屈指の合唱団マインツ・バッハ合唱団と、歌手達の共演にも注目です。CALIG音源のライセンス・リリース。 (Ki)
PH-11050(2CD)
バッハ:ミサ曲ロ短調BMV232 ウルリケ・ゾンターグ(S)、
マルヤナ・リボヴシェク(S/A)、
ハワード・クルーク(T)、
アンドレアス・シュミット(Bs)、
ヘルムート・リリング(指)
シュトゥットガルトCO

録音:1988年5月、ルードヴィッヒスブルク
インターコード原盤のライセンス・リリース。J.S.バッハの代表作品の一つであるミサ曲ロ短調。リリング自ら設立したゲッヒンゲン聖歌隊に、設立以来高い評価を受け続けている名門シュトゥットガルト室内管弦楽団の演奏が豊かな響きを加えます。指揮者のリリングはこれまでこの曲を5回録音しており、本CDは3度目の録音である1988年のものを収録。どの録音もリリングの工夫が光る演奏ですが、今回の1988年版とその他の録音と聞き比べてみるのもおすすめです。 (Ki)
PH-11051(2CD)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
 ピアノ協奏曲第2番#
ハイドン:アンダンテと変奏曲 Hob.XVII:6*
 幻想曲 Hob. XVII:4*
 ピアノ・ソナタ第62番 Hob.XVI:52
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
カール・ベーム(指)VPO
カール・シューリヒト(指)VPO*

録音:1952年、1959年(ウィーン音楽祭ライヴ)*、1953年#
PH-11060
ケルビーニ:「荘厳ミサ曲」第2番ニ短調 モニカ・ヴィーベ(S)、
ヘレナ・ユングヴィルト(A)、
ロドリゴ・オレンゴ(T)、
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(Bs)、
ハンス・ルドルフ・ツェベレイ(指)
ミュンヘン・モテットcho、ミュンヘンSO

録音:1992年3月、ミュンヘン、バーヴァリア・ムジークスタジオ
イタリアの作曲家でありながらフランス音楽、とりわけオペラ界において多大な貢献を残したケルビーニ。彼のオペラ作品において、大きな魅力の一つである豊かな響きは、彼のミサ曲においてもいかんなく発揮されています。屈指の名歌手達とツェベレイの指揮によって生み出される壮麗な響きが魅力のおすすめ盤です。CALIG音源のライセンス・リリース。
PH-11070
白夜〜ペテルブルグのヴィオラ音楽Vol.2
プロコフィエフ(ボリソフスキー編):「ロミオとジュリエット」より前奏曲/街の目覚め/少女ジュリエット/バルコニーの情景/モンタギュー家とキャピュレット家/ジュリエットの死
バンシチコフ:ヴィオラ・ソナタ
ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ.Op.147
タチヤナ ・ マズレンコ(Va)、
ログリット・イシャイ(P)

録音:2012年10月3-7日/ドイツ放送カンマーザール(ケルン)
「白夜〜ペテルブルグのヴィオラ音楽Vol.1」(PH 10029)に次ぐロシアのヴィオラ音楽を網羅していくシリーズ第2弾。旧レニングラード出身、同音 楽院で学んだ後、1991年にドイツへ移り、キム・カシュカシアン、今井信子にも師事した実力派。
ベートーヴェン四重奏団のヴィオラ奏者だったワジム・ボリソフスキーは、プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」から13曲をヴィオラとピアノ用に 編曲しましたが、そのうち6曲がここで披露されています。ヴィオラの音色を存分に堪能できます。
ゲンナジー・バンシチコフは1943年生まれの作曲家。バラサニアンとアラポフの門下で、ソ連時代から新ウィーン楽派風の十二音技法を用い前衛的 な作風を展開しました。テレビや映画音楽の世界でも活躍していますが、このソナタはバリバリの前衛調で興味津々。さらにロシアのヴィオラ音楽の最高 峰ショスタコーヴィチのソナタも挑戦。ロシア人ならではの作品理解の深さと説得力で感動させられます。イシャイのピアノも絶妙です。 (Ki)
PH-11071
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.13-14
サン=サーンス:アレグロ・アパッシオナートOp.43
 白鳥Op.91
マスネ:タイスの瞑想曲
ドヴォルザーク:ロンド
フォーレ:夢のあとに
クライスラー:愛のよろこび/愛の悲しみ
ブラームス:湖上でOp.59-2
エルガー:エニグマ変奏曲Op.36より
 愛の挨拶
フォーレ:ロマンス.イ長調Op.69
 3つの無言歌Op.17-3/子守歌
ブラームス:調べのように私を通り抜けるOp.105-1
 野の寂しさOp.86-2/子守歌Op.49-4
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番よりワルツ
バッハ:G線上のアリア/アリオーソ
ミヒャエル・ヘル(Vc)
ミカエラ・ゲリウス(P)

録音:2011年4月、フランツ・リスト・センタ
名手チェリスト、ヘルによるクラシックの珠玉の名曲集!ミヒャエル・ヘルは音楽家の両親のもとにウィーンで生まれ、7歳でチェロを弾き始めその才能をすぐに開花させました。その後オーケストラでの演奏に非常に興味をもち、わずか16歳でウィーンフィルのメンバーとして演奏した経験をもちます。23歳の時にはミュンヘンフィルの首席チェリストとしてオーケストラの団員として演奏してきましたが、この間もソロやウィーンフィル弦楽五重奏団のメンバーとしても活動してきました。まず、ヘルの演奏技術に驚かれます。なんとヴァイオリンの名曲、ツィゴイネルワイゼンをチェロで演奏。ヴァイオリンでも難しい重音の連続やピチカート奏法も完璧なまでに弾いております。ただ技巧ばかりが目立つわけではなく、サン=サーンスの白鳥、ラフナニノフのヴォカリーズなど、雄弁に歌い上げるヘルの演奏には感動を覚えずにはいられません。伴奏のミカエラ・ゲリウスとは音楽のパートナーとして長年共演してきただけにまさに一糸乱れぬ呼吸のあったアンサンブルを奏でております。 (Ki)
PH-11072(2CD)
WDR3〜「お気に入りクラシック」
グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲Op.46
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調KV.622
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ブラームス(パーロウ編):ハンガリー舞曲第5番
トルステン・ヨハンス(Cl)
アイヴィン・オードラン(指)
ケルンWDR響

録音:2011年6月2日ヴッパータール、ヒストーリッシェ・シュタットハレ(ライヴ・デジタル)[制作:ケルンWDR]
ケルンにある放送局WDR3制作による「お気に入りのクラシック(Lieblingsstucke)」は、ドイツ最大級のリスナーをかかえる人気番組。ヨーロッパで制作されたテレビ・ラジオ・ネット番組を対象とするPrixEuropaで、「2011年度ヨーロッパ最優秀放送音楽番組」にも選ばれています。番組では「あなたの選ぶお気に入りのクラシック名曲」とのアンケートを募集したところ、3,000件の回答が寄せられ、作品数およそ1,000曲にも及んだ投票結果をもとに、ベストスリーの楽曲が決定!「新世界交響曲」、「ペール・ギュント」、「モーツァルトのクラリネット協奏曲」を、アイヴィン・オードラン指揮でケルンWDR交響楽団が演奏したアルバムは、2011年6月2日にWDR3の企画制作で、ヴッパータールでおこなわれたコンサートの模様をライヴ収録したものです。指揮を手掛けるアイヴィン・オードランは、1956年ノルウェーに生まれ、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーでヨルマ・パヌラに指揮を師事した経歴の持ち主。民俗色の強烈な傑作「新世界より」も向いているレパートリーとおもわれますが、なによりオードランによる「ペール・ギュント」といえば、同じケルンWDR響と進行中のグリーグの管弦楽曲全集シリーズ(AU92579、AU92651)がすでに知られるところで、祖国の大作曲家グリーグに傾ける情熱と本場の語法によるすぐれた内容が、ここでも期待できそうです。ちなみに、当ライヴでは、通常の第1組曲に「ソルヴェイグの歌」を加えた形による演奏となっています。ノルトライン=ヴェストファーレン州のクレーフェルトに生まれ育ったトルステン・ヨハンスは、チェリビダッケ時代のミュンヘン・フィルで首席奏者を務めたラルフ・マンノの直弟子で、1998年にエッセン・フィルの首席クラリネット奏者、さらに2002年にケルンWDR響の首席クラリネット奏者に就任しています。なお、それぞれのナンバーの演奏後にはすべて拍手が入ります。 (Ki)

PH-12000
コロレンコ(詞:新訳聖書):変容歌
イーディッシュ・シャコンヌ
シュロイメ(全3楽章)
コロレンコ:孤児の歌
小ユダヤ組曲(全3曲)
コロレンコ:追悼歌
チモフェーエフ・アンサンブル
【オレグ・チモフェーエフ(7弦G)、
ナターリャ・チモフェーエワ(Vc)、
アナート・ピック(Vo)、
ワジム・コルパコフ、イワン・ニコラーエフ(7弦G)、
ヴァオルカン・オルホン(Cb)、
プソイ・コロレンコ(Vo,P)】
ロストロポーヴィチ門下のチェリスト、ナターリャと息子のギタリスト、オレグのチモフェーエフ母子率いるチモフェーエフ・アンサンブル。ユダヤ系ロシア人の彼らが、想像上のユダヤの英雄シュロイメを描く音楽物語を創作、披露しています。シュロイメはウクライナのユダヤ村に生まれ、ポグロム(大虐殺)やロシア革命、内戦、第2次世界大戦、スターリンの収容所など、あらゆる20世紀の災厄から生き延びたとされる人生を、プロコフィエフの「ピーターと狼」やストラヴィンスキーの「兵士の物語」のように語り付きで描きます。プソイ・コロレンコ自らが歌い演じる3篇以外は同アンサンブルの作曲で、独特の哀感と異国的な匂いはワインベルクの音楽を思わせるものがありエキゾチック。イーディッシュ語の響きも独特で、不思議なひとときを過ごせます。 (Ki)

PH-12006(2CD)
マルタ・メードル〜ワーグナー他

(1)ワーグナー:「リエンツィ」−正義の神よ

(2)ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」−さあ、ではトリスタンについて
−お望みをなんなりと
−モロルトがあなたにとって大切ならば
−優しくかすかに(愛の死)

(3)ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」
−角笛の音はこんなに優しく響かない
−あなたのせいですって?
−だから離れずに死のう

(4)ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集

(5)ワーグナー:「ワルキューレ」
−一族の男たちが
−あなたが春

(6)ワーグナー:「神々の黄昏」−ブリュンヒルデの自己犠牲

(7)R.シュトラウス:「エレクトラ」−何をする気?

(8)フォルトナー:「血の婚礼」−近所の女性たちが!

(9)ライマン:「メルジーネ」―今日、ここで今すぐ

(10)チャイコフスキー:「スペードの女王」
−ようやく黙った!(ドイツ語)

(11)ベートーヴェン:ゲレルトによる6つの歌 Op.48(願い,隣人の愛,死について,自然における神の栄光,神の力と摂理,懺悔の歌)
(1)マルタ・メードル(Ms アドリアーノ)
ハインリヒ・ホルライザー(指)RIAS響
録音:1951年、ベルリン
(2マルタ・メードル(S イゾルデ)
ルートヴィヒ・ズートハウス(T トリスタン)
ヘルタ・テッパー(Ms ブランゲーネ)
ヨーゼフ・カイルベルト(指)バイエルン国立O
録音:1958年8月10日、ミュンヘン
(3)マルタ・メードル(S イゾルデ)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T トリスタン)
グレース・ホフマン(Ms ブランゲーネ)
グスタフ・ナイトリンガー(Bs クルヴェナール)
フェルディナント・ライトナー(指)
ロイヤルPO
録音:1955年9月14日、ロンドン
(4)マルタ・メードル(S)
ヨーゼフ・カイルベルト(指)バンベルクSO
録音:1959年5月、バンベルク
(5)マルタ・メードル(S ジークリンデ)
ヨーゼフ・カイルベルト(指)バイロイト祝祭O
録音:1954年7月25日、バイロイト
(6)マルタ・メードル(S ブリュンヒルデ)
ジョルジュ・セバスチャン(指)ヴィシーSO
録音:1957年7月1日、ヴィシー
(7)イングリット・シュテーガー(S エレクトラ)
マルタ・メードル(Ms クリテムネストラ)
オトマール・スウィトナー(指)
シュターツカペレ・ベルリン
録音:1967年2月25日、ベルリン
(8)マルタ・メードル(Ms 母)
フェルディナント・ライトナー(指)
ヴュルテンベルク国立歌劇場O
録音:1961年5月30日、シュトゥットガルト
(9)マルタ・メードル(Ms ピティア )
ヨゼフ・グラインドル(Bs オガー)
ラインハルト・ペータース(指)南ドイツ放送O
録音:1971年4月29日、シュヴェツィンゲン
(10)マルタ・メードル(Ms 伯爵夫人)
ニクシャ・バレザ(指)グラーツ歌劇場O&cho
録音:1982年9月18日
(11)マルタ・メードル(Ms)
ミヒャエル・ラウハウゼン(P)
録音:1950年、ベルリン
Profilからマルタ・メードル(1912−2001)の貴重な録音集が2CDで発売です。メードルは1950年代にはフルトヴェングラーも重用するワーグナー ソプラノとして活躍、バイロイト音楽祭でもメインの歌手の一人でした。1960年代にメッゾソプラノに戻ると、存在感のある脇役として実に1990年代ま で舞台に立ち続けました。丸く温かみのある声は大変魅力的で、しかも様々な役に対応できる舞台魂の持ち主でした。 この2枚組は1950年代の録音が中心になっています。ワーグナー・ソプラノとしてのメードルがブリュンヒルデと並んで得意としたイゾルデが、ヨーゼフ・ カイルベルトとフェルディナント・ライトナーという両名匠の指揮で聞けるのは嬉しいもの、しかもどちらもおそらく初出音源ですの。メッゾソプラノで得意 にした「エレクトラ」のクリテムネストラは、オトマール・スウィトナーの指揮。スウィトナーのベルリン国立歌劇場でのライヴ録音そのものが余りありま せんので、これは大変貴重です。ライマンの珍しい「メルジーネ」や、1982年の「スペードの女王」の伯爵夫人なども、舞台人メードルの高い能力を伝 えています。 (Ki)
PH-12007
シューマン:ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調O
幻想小曲集Op.12
3つの幻想的小品Op.111
ロマンス 嬰ヘ長調Op.28の2
スザンネ・グリュツマン(P)

録音:2009年7月/MDRスタジオ(ライプツィヒ)
好評のグリュツマンによるシューマン作品集第2弾。今回は初期の大作「ピアノソナタ第1番」が充実。昨今珍しい純ドイツ的重厚ピアニズムで、じっく り聴かせます。やはりシューマンはこうした純ドイツ・ピアニズムで奏されると素晴らしさが実感できます。 (Ki)

PH-12008(3CD)
バッハ:マタイ受難曲BWV 244 エルンスト・ヘフリガー(T 福音史家)
キート・エンゲン(Bs イエス)
イルムガルト・ゼーフリート(S)
アントニー・ファーベルク(S)
ヘルタ・テッパー(A)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
マックス・プレープストル(Bs)
エッケハルト・ティーツェ、ヘトヴィヒ・ビルグラム(Org)
ミュンヘン少年cho
ミュンヘン・バッハcho
ミュンヘン・バッハO
カール・リヒター(指)

録音:1958年6月-8月ミュンヘン、ヘルクレスザール(セッション・ステレオ)[DGG音源]
マスタリング:2012年ホルガー・ジードラー(ths-studio)
バッハの権威」カール・リヒターが遺した不朽の名盤「1958年録音のマタイ受難曲」が、2012年の最新マスタリングでProfilより登場。 いくつかあるリヒターが指揮した「マタイ受難曲」のなかでも、とりわけ1958年盤は、バッハの音楽に全身全霊を捧げたリヒターの求道者にも似た表現 意欲と、その意図を十全に汲み取るソリスト、アンサンブルとが生み出す厳しくも共感にあふれた造形がスタイル・時代を超越し、マタイ演奏のひとつの 頂点を築いた内容として普遍的な魅力を湛えたものです。 Profilの社主ギュンター・ヘンスラー氏によれば、「ホルガー・ジードラーによるマスタリングの仕上がりも申し分ない」とのことですので、その出来ばえ に期待したいところです。 ブックレットには独語によるトラックと独語歌詞のみ掲載。 (Ki)
PH-12011
ブルックナー:交響曲第3番(1873年稿) ヤニック・ネゼ=セガン(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2008年9月21日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
Profilレーベル「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」シリーズ39作は、2008年9月21日に行われたネゼ=セガンのライヴ。当時33歳 の気鋭がブルックナーに挑戦しました。ネゼ=セガンは、2014年6月にモントリオールのメトロポリタン管弦楽団と同曲を録音しています。ラテン的な明るい色彩のメトロポリタン管に比べ、 シュターツカペレ・ドレスデンの渋くコクの深い音色の違いに驚かされますが、テンポも全体で5分以上遅いのが特徴です。ことに第2楽章アダージョは 3分近く遅く、ブルックナーならではの重厚さが満喫できます。ブルックナーの伝統を血肉に持つドイツの伝統オーケストラと、伝統を打破し、純音楽とし てのブルックナーを再現しようとしている若者のかけひきが刺激的です。 (Ki)
PH-12013
フルート、チェロ、ピアノ
ネッド・ローレム:フルート,チェロ,ピアノのための三重奏曲 (1960)
サーリアホ:灰 (1998)
マルティヌー:フルート,チェロ,ピアノのための三重奏曲 (1950)
ジョージ・クラム:鯨の歌 (1971)
トリオ・ヴィーク
【クリスティーナ・ファスベンダー(Fl)、ユストゥス・グリム(Vc)、フロリアン・ヴィーク(P)】

録音:2012年4月2日/ノイマルクト・ライトシュターデル
フルート、チェロ、ピアノという変則ピアノ三重奏曲を集めたアルバム。ヴァイオリンでなくフルートが加わることで、色彩と表現の幅が広がります。い ずれもあまり聴く機会のない作品で大歓迎ですが、面白いのがジョージ・クラムの「鯨の歌」。ザトウクジラの声(歌)を素材に興味津々の音響世界を繰 り広げます。フルート奏者は歌うこと(というか叫び)も指示され、さらに全奏者は顔を半分隠す黒い仮面を着け、暗い青い照明のもとで演奏するように なって妖しい雰囲気をつくりあげています。クジラに興味のある方向き必聴の珍品です。 (Ki)

PH-12015
ボジャノフ/ワルシャワ・ライヴ
ショパン:舟歌Op.60
 マズルカ嬰ハ短調Op.41の1
 マズルカ嬰ハ短調Op.50の3
 華麗なる大ワルツOp.18
 ワルツ変イ長調Op.64の3
 ワルツ変イ長調Op.43
シューベルト:12のドイツ舞曲D.790
ドビュッシー:レントよりも遅く
 喜びの島
スクリャービン:ヴァルスOp.38
リスト:ペトラルカのソネット104番
 メフィスト・ワルツ
エフゲニ・ボジャノフ(P)

録音:2011年8月19日第7回ショパンとヨーロッパ音楽祭(ライヴ)
1984年ブルガリア生まれ、6歳からピアノを始め、12歳でオーケストラと共演した神童エフゲニ・ボジャノフ。バシキーロフとシェンク(御喜美江の 夫君の名ピアニスト)に師事し、2008年リヒテル・コンクール優勝、2010年、エリザベート王妃コンクール第2位、同年ショパン国際コンクール第4 位の入賞歴を誇り、ショパン・コンクールではかのアルゲリッチが審査員席から禁断の拍手を贈ったとされる逸材。
そのボジャノフがショパン・コンクールの翌2011年にワルシャワで行われた「第7回ショパンとヨーロッパ音楽祭」に出演した際の公演がライヴ収録 され、今回待望のCD発売。ショパンの名作をはじめ、ショパンより前の作品ながら、どこかショパン風なシューベルトの舞曲、ショパンの親友リスト、ショ パンの影響を受けたドビュッシーとスクリャービンの諸作を披露。いずれも個性的で、活き活きとした自発性に満ちているだけでなく、聴き手に不思議な 魔法をかけてしまいます。はまると抜け出せなくなる麻薬的な音楽性で、人気がでること間違いなしの最注目株です。 (Ki)
PH-12016(2CD)
ブゾーニ:交響的夜曲Op.43
プフィッツナー:ピアノ協奏曲変ホ長調Op.31
レーガー:ロマンティック組曲Op.125
ツィモン・バルト(P)、
クリスティアン・ティーレマン(指)
ドレスデン国立O

録音:2011年6月&9月/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
20世紀初頭のドイツ音楽界に君臨した大物3名の作品を、ティーレマンとドレスデン国立管の演奏で聴くことのできる豪華ライヴ。いずれも当時大き な影響力を持ちながら、作風は全く異なるうえ、イタリア系のブゾーニと、モスクワ生まれのプフィッツナーは別の国の作曲家と言ってもよいほどで、仲も 良くなかったと伝えられています。
この3作曲家は晦渋な音楽のイメージがありますが、ここに採りあげられた作品は例外的に親しみやすいものばかり。プフィッツナー唯一のピアノ協奏曲は1923年の作で、ギーゼキングに捧げられました。同じ年のヴァイオリン協奏曲の厭世性とは反対に、明るく英雄的な大曲。ピアノ・パートは両手の オクターヴの連続や分厚い和音奏法が多用される難物で、被献呈者ギーゼキングの古い録音が決定盤とされていますが、待望の新録音登場となります。 深い森の中を彷徨うような緩徐楽章が魅力的です。エッシェンバッハのお気に入りピアニストでもあるツィモン・バルトは、ティーレマンからも可愛がられ 絶妙なアンサンブルを繰り広げています。
ブゾーニの「交響的夜曲」は1912年の充実期の作。濃密な情感にあふれたお化けが出てきそうな音楽。
レーガーの「ロマンティック組曲」も1912年の作ですが、重厚長大なレーガーのイメージからほど遠い、ハープを多用したドビュッシーを思わすフラ ンス印象派的な雰囲気に驚かされます。「夜曲」「スケルツォ」「フィナーレ」の3曲から成り1曲目と3曲目の出だしは同一です。レーガーならではの錯 綜した対位法を駆使しながらも、疑バロック的な所は全くなく、カッコいいの一言に尽きます。

PH-12017(2CD)
エルガー:「ゲロンティアスの夢」op. 38 ゲロンティアス:ポール・グローヴス(T)
天使:サラ・コノリー(Ms)
司祭、苦悩の天使:ジョン・レリア(Bs)
ドレスデン国立歌劇場Cho
シュターツカペレ・ドレスデン
サー・コリン・デイヴィス(指)

録音:2010年3月28 日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
エニグマ変奏曲と並ぶエルガーの代表作として知られる「ゲロンティアスの夢」は、リヒャルト・シュトラウスから絶賛されて評価が高まり、エルガーが 国際的名声を得るきっかけとなった壮大なオラトリオ風の声楽曲。  ジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿のテクストによる内容は、主人公ゲロンティアスが死の淵で魂の救済について天使や神と問答を繰り広げるという もので、母国の大作曲家エルガーへの熱心な取り組みで知られたサー・コリン・デイヴィスは、この作品について次のように述べています。  「死についての音楽を書こうとすると、ふつうならレクィエムあるいは名の通った歴史上の人物の死を描くところですが、ここでは死そのものにまつわる 実際のプロセスを扱っている点で独創的。まさに過去に例のないまったく新しいタイプの、真に偉大な作品なのです。」  このたびProfilの人気シリーズ「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」に登場するアルバムは、コリン・デイヴィスが2010年3月にゼンパー オーパーでシュターツカペレ・ドレスデンを指揮して、エルガーの「ゲロンティアスの夢」を演奏したコンサートからのCD化となります。  上記の言葉からもわかるように、作品に熱い共感を寄せるデイヴィスは、2005年12月にロンドン響を指揮して同曲を演奏したライヴ録音盤をすでに 発表しており、当ディスクは4年あまりを経ての演奏内容ということになりますが、この間ほかにも2008年1月のボストン響との実演で同作を取り上げ て成功を収めていました。  英国出身のメゾ・ソプラノ、サラ・コノリーは、そのデイヴィスのボストン公演に参加していたひとりで、ここでも引き続き天使役に起用されています。 ちなみに、コノリーはアンドルー・デイヴィス指揮BBC響盤(2014年)における同名役の歌唱も記憶にあたらしいところです。  ゲロンティアス役のポール・グローヴスは、エルダー指揮ハレ管盤(2008年)でも表題役を務めた米国出身のテノール。グローヴスはまた、同じ 2010/11年のシーズンにエジンバラ国際音楽祭におけるゲロンティアス役でも評判を取ったという具合にキャストは万全で、ここにデイヴィスの思い描く ドラマ作りに欠かせない顔ぶれが揃ったといってよいでしょう。  コリン・デイヴィスとシュターツカペレ・ドレスデンの顔合わせによるエルガーと聞いて真っ先に思い浮かぶのが、1998年の交響曲第1番ライヴ。そこ ではデイヴィスが尋常ではないテンションの高さで、名門ドレスデンより空前絶後のとてつもない響きを引き出して、熱心なファンの間では語り草となって いたものでした。  ここでもまたエルガーらしい気高くもやさしくせつない音楽を破格のスケールで聴かせてくれるのではないかとおもわれます。 (Ki)
PH-12018(2CD)
R. シュトラウス:舞台作品からの音楽
(1)組曲「町人貴族」op. 60
(2)「サロメ」〜7つのヴェールの踊り
 「ばらの騎士」〜ワルツ第2番
 「インテルメッツォ」〜4つの交響的間奏曲
 「アラベラ」〜第3幕前奏曲
 「カプリッチョ」〜月の光の音楽(間奏曲)
(3)「オトマール・スイトナーを迎えて」〜ドイツ民主共和国国営放送によるインタビュー・プログラム(案内役:ヴォルフガング・ヒラー)
全て、オトマール・スウィトナー(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:(1)1963年9月24日/DDRラジオ放送による放送用セッション・ステレオ
(2)1963年11月21日/DDRラジオ放送による放送用セッション・ステレオ
(3):1964年11月9日/ライプツィヒ・ラジオ放送局
NHK交響楽団の名誉指揮者として客演を重ね、日本のファンにもなじみ深い名指揮者オトマール・スイトナー(1922-2010)は、1960年から 1964年にかけてゼンパーオーパーの音楽監督を務めています。  スイトナーはモーツァルトやベートーヴェン、シューベルト、ブラームスをはじめ、独墺系のレパートリーに定評がありましたが、その流れを汲むリヒャルト・ シュトラウスの演奏にも素晴らしいものがありました。じっさい、スイトナーがゼンパーオーパーの音楽監督在任中の1963年にセッション録音された「サ ロメ」全曲は、この作品の代表的なレコーディングとしてたいへん有名です。  この「サロメ」のすぐれた内容からも、スイトナーとドレスデンよるシュトラウス演奏の凄さの一端をうかがい知ることができますが、どういうわけか、 唯一無二ともいうべき「サロメ」のほかには、この顔合わせによるシュトラウスの演奏としてはセッション録音はもとより、ライヴ音源の存在も知られてお りませんでした。  このたびエディション・シュターツカペレ・ドレスデンに登場する、スイトナー指揮による楽劇からの一連の音楽は、その「サロメ」の名演が遺されたの と同じ1963年に放送用にセッション・レコーディングされたものです。こうして聴くと、スイトナーのみごとな音楽運びもそうですが、なにより表現力ゆ たかな楽団のひびきがシュトラウスとは分かち難いものであることがよく分かります。  いずれにせよ、こうしてあらたにスイトナーの指揮、作曲者ゆかりのドレスデンの演奏でシュトラウス作品が味わえるのは朗報といえるでしょう。  なお、ディスク2には、スイトナーのインタビューを収録。翌1964年に、DDR製作の番組にゲストとして招かれた際に収録されたもので、こちらも 資料的価値の高い内容です。 (Ki)

PH-12019(12CD)
ライトナー/アニヴァーサリー・エディション
[CD 1] (PH04063)
(1)ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K 488
(3)ヴォルフ=フェラーリ:歌劇「マドンナの宝石」〜間奏曲第1番/間奏曲第2番

[CD 2] (PH04051)
(4)ハイドン:交響曲第6番ニ長調Hob.I-6「朝」
交響曲第7番ハ長調Hob.I-7「昼」
交響曲第8番ト長調Hob.I-8「晩」

[CD 3] (PH04050)
(5)モーツァルト:交響曲第28番ハ長調K 200(189k)
 交響曲第35番「ハフナー」
 歌劇「劇場支配人」(全曲)

[CD 4] (PH04062)
(6)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番
(7)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
(8)ベートーヴェン:ロマンス第1番&第2番

[CD 5 & 6] (PH08037)
(9)コルネリウス:喜歌劇「バグダッドの理髪師」

[CD 7, 8, 9 & 10] (PH09009)
(10)ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルジファル」

[CD 11 & 12]
(11)ヘンデル:歌劇「タメルラーノ」【初CD化】
全て、フェルディナント・ライトナー(指)

(1)シュトゥットガルト・ヴュルテンベルク州立O/録音:1952年
(2)モニク・アース(P)、BPO/録音:1953年1月23−25日
(3)シュトゥットガルト・ヴュルテンベルク州立O/録音:1949年4月28日
(4)バイエルンRSO/録音:1972年3月
(5)バルバラ・キルダフ(S)、エディト・ヴィーンス(S)、デオン・ファン・デア・ヴァルト(T)、グイン・ハウエル(Bs)、バイエルンRSO/録音:1989年6月
(6)ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)、ウィーンSO/録音:1952年
(7)ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)、バンベルクSO/録音:1952年4月28−30日
(8)ルドルフ・ケッケルト(Vn)、バンベルクSO/録音:1953年2月18−19日
(9)ハンス・ゾーティン(Bsアブル・ハッサン)、フリッツ・ペーター(T ババ・ムスタファ・カーディ)、マルガ・シムル(Ms ボスターナ)、デイル・デュージング(Br カリフ)、ヘレン・ドナート(S マルギアーナ)、ホルスト・ラウベンタール(T ヌレディン) 他,ケルンWDR響&cho/録音:1974年1月31日&2月1日,ケルンWDR
(10)ヴォルフガング・ヴィントガッセン(パルジファル)、マルタ・メードル(クンドリ)、グスタフ・ナイトリンガー(アンフォルタス王)、オットー・フォン・ロール(グルネマンツ)他、ヴュルテンベルク州立歌劇場(シュトゥットガルト州立歌劇場)cho、パリ・オペラ座O/録音:1954年3月26日パリ・オペラ座(ライヴ)
(11)フランツ・マツーラ(Bs タメルラーノ)、ドナルド・グローブ(T バヤゼート)、 ヘレン・ドナート(S アステーリア)、キート・エンゲン(Bs アンドローニコ)、ライリ・コスティア(イレーネ)、カリ・ヌルメラ(Br レオーネ)、バルメン=ゲマルケ・カントライ、カペラ・コロニエンシス/録音:1966年3月25日ケルンWDR
ドイツ・グラモフォンに200以上の録音を残したライトナーは1912年にベルリンで生まれ1996年にチューリヒで亡くなりました。彼は作曲をシュレ カー、指揮をプリューヴァー(ブラームスの愛弟子)に学びましたのでブラームスの孫弟子にあたりドイツの本流指揮者でありました。芸風は暖かみのあ る弦楽に木管などは第2オーボエなどを強調し、独特の立体感のある表現が印象的。芸歴は30年間シュトゥットガルト州立歌劇場の音楽監督を務めた 後チューリヒトーンハレ首席、チューリヒ音楽院院長を歴任。このセットは既発6セットに新譜「タメルラーノ」をセット化したものですが 、評 価 の 高 か っ た「 パ ルシファル」をバラで購入するよりお買得の大変なサービス品となっております。なお、今後はライトナー指揮北ドイツRSOライヴ集も発売が予 定されており、ライトナーに目が離せません。 (Ki)

PH-12020

ダルベール:歌劇「出立(門出)」 ウィリ・フェレンツ(Brギルフェン)
ロッテ・シェードル(Sルイーゼ)
エルヴィン・ヴォールファールト(Tトロット)
ヤン・クーツィール(指)バイエルンRSO

録音:1964年4月6日、ミュンヘン
偉大なピアニストにしてバックハウスの師匠としても知られるオイゲン・ダルベール(1864−1932)は、作曲家としてもかなりの成功を収めており、ことにオペラは20作も書いています。中でもドラマティックな「低地」の人気が高いのですが、この「出立(門出)」は1幕ものの軽い喜劇。1898年にフランクフルトで初演され人気を博しました。ギルフェンとルイーゼは倦怠期の夫婦。ギルフェンは長旅を計画しているものの、不在の間に妻が浮気するのではないかと心配して決行できない。夫妻の友人トロットがギルフェンに出立を促し、ようやくギルフェンは旅立つ。すぐにトロットはルイーゼを口説き出すが、彼女は彼を拒む。実は偽りの旅立ちだったギルフェンが家に戻ってみると、妻が貞淑だったことが明らかになって、夫妻は愛を取り戻す。この録音はダルベールの生誕100年を記念してバイエルン放送が制作したもの。かつてCALIG社から発売されていたもの。指揮は、ヨッフム時代のバイエルン放送SOを補佐した楽長のヤン・クーツィール。ルイーゼのロッテ・シェードルは1926年、フュッセン生まれのソプラノ。娘役を得意としました。ギルフェンのウィリ・フェレンツは1923年、ウィーン生まれのバリトン。個性的な役を得意とした達者な歌手です。トロットのエルヴィン・ヴォールファールトは、バイロイトでベームが指揮した「指環」で強烈なミーメを怪演したテノール。彼はこれからという1968年に36歳で早世してしまったので、この録音は貴重です。 (Ki)

PH-12021
シェーンベルク:交響詩「ペレアスとメリザンド」op. 5
 モノドラマ「期待」op. 17
ジャンヌ=ミシェル・シャルボネ(S)
ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
ケルンWDR響

録音:2011年1月[交響詩]&3月[モノドラマ]ケルン・フィルハーモニー(ライヴ・デジタル
独Profilレーベルがお届けする、首席指揮者サラステとケルンWDR響によるライヴ・シリーズの最新作。シェーンベルク初期を代表する2曲、交響詩「ペ レアスとメリザンド」とモノドラマ「期待」という組み合わせです。
1956年フィンランド生まれのサラステは、2010年よりケルンWDR交響楽団の首席指揮者に就任して現在に至ります。 2009年にライヴ収録されたマーラーの第9交響曲、2010年にライヴ収録されたストラヴィンスキーの「火の鳥」も互いの良好な関係をうかがわせるも のでしたが、この楽団がかねてよりマーラーやシュトラウスといった後期ロマン派の作品を実演およびレコーディングで数多く手掛けてきたという背景もあ り、その流れを汲むシェーンベルク初期のプログラムにも期待が高まるところです。 (Ki)

PH-12022(3CD)
ブルックナーの交響曲集ライヴ第2弾
交響曲第1番ハ短調(1866 / キャラガン校訂版)
交響曲第2番ハ短調(1872 / キャラガン校訂版)
交響曲第3番ニ短調(1874 / キャラガン校訂版)*
ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
[ バイエルン放送収録による共同制作 ]

録音:2011年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)

※世界初録音*
ブルックナー好きから快哉をもって迎えられたゲルト・シャラーによるブルックナー・シリーズに続篇が登場します。前作に引き続き、フィルハーモニー・フェ スティヴァを指揮して、すべてキャラガン校訂譜を使用した演奏内容は、2011年7月末に一挙にライヴ収録されたもので、交響曲第1番から第3番まで、 初期の番号付きの3曲を収めています。
●キャラガン校訂譜による『交響曲第3番』1874年版の世界初録音
ブルックナーの交響曲第3番には、大別すると作曲時期の異なる3つの版が存在します。作曲者が崇拝するワーグナー作品の引用をふんだんに留め、イ ンバルを皮切りに近年、ノリントン、ナガノ、ヤング、ボッシュ、ブロムシュテットら多くの指揮者が選択する傾向にある、1872年から1873年にかけ ての第1稿。1874年、1876年から1877年にかけての、別名エーザー版ともいわれる第2稿。そして、交響曲第8番の初稿校了後、1888年から 1889年にかけての第3稿は、後期の交響曲への接近を随所に感じさせるもので、もっぱらヴァントやチェリビダッケ、ザンデルリングなどが取り上げた のもこの版でした。 ここでブルックナー研究の第一人者ウィリアム・キャラガンによると「1874年版は、ワーグナーに献呈された1873年初稿とは対をなす片方の複製スコア、 それはブルックナーが取っておいて、1874年におもに第1楽章でテクスチャーにかなりの追加を書き込むことになったスコアに完全にもとづくものであり、 剥き出しの1873年初稿よりもいくぶん、カノン風の導入部は増強され、細部のリズムはより複雑に、そして全体の響きがよりあたたかく、洗練されている」 とのことなので、その1873年初稿との相違にもおおいに着目したいところです。
●キャラガン校訂譜による交響曲第1番1866年版、交響曲第2番1872年初稿版
このシャラー&シンフォニー・フェスティヴァによるライヴ盤がキャラガン校訂譜による『交響曲第3番』1874年版の初録音であるのに対して、キャラガ ン校訂譜による交響曲第1番には、ティントナー指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管とのセッション録音(1998年)があり、また、キャラガン 校訂譜による交響曲第2番には、アイヒホルン指揮リンツ・ブルックナー管(1991年)、ティントナー指揮アイルランド国立響(1996年)によるセッショ ン録音、シモーネ・ヤング指揮ハンブルク・フィル(2006年)、ボッシュ指揮アーヘン響(2010年)によるライヴ録音などがあり、いずれもブルックナー・ ファンのあいだでは話題を呼んでいました。 前作のすぐれた出来ばえを踏まえると、やはりシャラー&シンフォニー・フェスティヴァの新録音には大きく期待も膨らみます。
●フィルハーモニー・フェスティヴァ
フィルハーモニー・フェスティヴァは、ミュンヘンの主要なオーケストラ、すなわちミュンヘン・フィル、バイエルン放送響、バイエルン州立歌劇場管のメンバー と首席奏者たちで構成されるオーケストラ。もともとはカール・リヒターが1953年に創設した世界的アンサンブル、ミュンヘン・バッハ管をその母体とし、 偉大な伝統を振り返ることが可能ですが、レパートリーを拡大し古典派とロマン派時代の傑作群を網羅しようとして、“フィルハーモニー・フェスティヴァ” の名称のもと、幅広い楽器編成で演奏をおこなっています。
●ゲルト・シャラー
1965年バンベルクに生まれたゲルト・シャラーは、1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、ほかにも1998年に ブラウンシュヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めている実績が示すように、劇場たたき上げのマエストロ。 とりわけワーグナー、シュトラウス、ヴェルディのオペラを得意として評価も高く、そのいっぽうで、あたらしいレパートリーの開拓にも前向きなシャラーは、 同じProfilよりリリースされたゴルトマルクの「メルリン」のレコーディングでも注目を集めています。 (Ki)
PH-12023(2CD)
もうひとりのシェーンベルク
ヤーコプ・シェーンベルク
:わが過去の地
6つのヘブライの歌
ハシディック組曲〜Pfのための
私の中の3つの花
ヴァイオリンソナタ
2つのヘブライの歌〜Sop, Fl, Vaのための
イェフダ・アレヴィによる3つの恋歌
ピアノ四重奏曲
中国の詩による4つの歌曲〜Sop, Fl, Pfのための
テヒラ・ニニ・ゴルトスタイン(S)、
フランク・ライネッケ(Vn)、
シュテファン・フェーラント(Va)、
シュテファン・フォルク(Vc)、
エレノア・パメイエール(Fl)、
ヤーシャ・ネムツィフ(P)

録音:2010年1月/ドイツ放送(ケルン)
シェーンベルクといえば、誰もが十二音技法を生み出したアルノルトを思い出しますが、ヤーコプ・シェーンベルクなる作曲家も存在しました。今日ほ ぼ忘れ去られ、その作品が演奏される機会もありませんでしたが、各ジャンルの作品をまじえた2枚組CDが待望の登場となります。
ヤーコプ・シェーンベルクは1900年に北バヴァリアで生まれ、ダルムシュタットとベルリンで学びました。1933年頃までは映画や放送のための音楽 の作曲と指揮で活躍、同時にドイツのシナゴーグ(ユダヤ教会)の音楽を調査し、さらにパレスチナのユダヤ音楽を初めて組織的に研究しました。自身 の音楽も現代音楽にユダヤの要素を加味させた独特のものとして、ひとつのスタイルを確立するかに思われましたが、ナチスの隆盛とともに職を追われ、 1939年にはイギリスへ逃れ、1948年にはアメリカに渡りニューヨークのトリニティ・スクールで教鞭をとり、1956年にはニュージャージーのカーネギー 音楽学校に招かれるものの、その直前に56歳で脳腫瘍のため歿しました。 彼は歴史に翻弄され、国を転々としたため今日忘れられましたが、ワイルやアイスラーに匹敵する魅力的な作品が眠っており、それがユダヤ系音楽発掘 の旗頭ヤーシャ・ネムツォフの情熱で蘇りました。エキゾチックな要素と20年代のワイマール文化の爛熟した香りが綯い交ぜになった作風が興味津々です。 (Ki)
PH-12033
リムスキー=コルサコフ:ピアノ・トリオ.ハ短調
グラズノフ:「ライモンダ」〜グランド・アダージョ
リムスキー=コルサコフ(ハイフェッツ編):熊蜂の飛行
グラズノフ(ブルーメンフェルト編):演奏会用ワルツ op.47
リャードフ:バルカロール 嬰ヘ長調 op.44
ブルーメンフェルト:練習曲「海にて」op31-2
リムスキー=コルサコフ:歌
青木美樹(P)
アンドレイ・バラーノフ((Vn)
アレクセイ・ジーリン(Vc)

録音:2012年4月、11月、RBB(ベルリン・ブランデンブルグ放送)スタジオ
ロシア音楽の普及に非常に重要な貢献を果たしたベリャーエフ。ベリャーエフは出版を設立しましたが、そのきっかけは1882年に当時17歳だったグラズノフと出会い、彼の才能に感激したためと言われています。そのベリャーエフと密接に関係のある作曲家の作品を集めたのがこのアルバム「ベリャーエフ・プロジェクト」です。アルバムにはリムスキー=コルサコフ、グラズノフ、リャードフ、ブルーメンフェルトの作品が収録されております。演奏はエリザベート王妃国際コンクールで見事優勝し、今最も期待されているロシアのヴァイオリニスト、アンドレイ・バラーノフ、スイスを拠点にヨーロッパで活躍中のピアニスト青木美樹、そして、ロシアの俊英チェリスト、アレクセイ・ジーリンによる若さみなぎるメンバーです。
■アンドレイ・バラーノフ(ヴァイオリン)
1986年、サンクトペテルブルク生まれ。5歳からヴァイオリンを学び、サンクトペテルブルク音楽院、ローザンヌ音楽院にて研鑽を積む。アモイヤルなどの世界的ヴァイオリニストに師事。2010年仙台国際音楽コンクールにて第2位、2012年5月、エリザベート王妃国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門にて第1位受賞し、脚光を浴びる。
■青木美樹(ピアノ)
東京生まれ。9歳で渡英、その後インディアナ大学、イェール大学大学院、ハンブルグ音楽演劇大学にてジェルジ・シェベック、ボリス・ベルマン、コロリオフらに師事。2004 年イタリア、イブラ国際コンクールを皮切りに、さまざまなコンクールに優勝および入賞。スイスを本拠として国際的に活躍する実力派。
■kアレクセイ・ジーリン(チェロ)
1987年レニングラード生まれ。音楽一家に生まれたジーリンは若くして才能を開花させ、サンクトペテルブルクの音楽学校にて研鑽を積んだ。2008年にはムラヴィンスキー・コンクール(サンクトペテルブルク)で第1位を受賞、2010年にはブラームス・コンクール(オーストリア)で第3位受賞など輝かしい経歴をもつ若手期待の実力派チェリスト。
PH-12034(2CD)
メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」 クリスティーネ・ヴォルフ(S)、
ブリッタ・シュヴァルツ(A)、
マルクス・シェーファー(T)、
クラウス・メルテンス(Bs)
ドリス・ハーゲル(指)、
カペラ・ヴァイルブルゲンシス(オリジナル楽器使用)、
ヴァイルブルク・シュロス教会Cho

録音:2011年11月
巨匠アーノンクールの下でピリオド奏法の実践を学んだドリス・ハーゲル率いるカペラ・ヴァイルブルゲンシスが、メンデルスゾーンのオラトリオ「エリヤ」 を全曲収録した新譜をリリース!メンデルスゾーン晩年の大作であり、「聖パウロ」と共に彼の「二大オラトリオ」とも称される傑作です。殉教の物語である「聖 パウロ」に比べると、異国からもたらされた新興宗教との闘争と勝利を題材とする「エリヤ」の音楽は劇的で重厚な響きに満ち溢れたもの。合唱とオーケ ストラが織りなす猛々しく荘厳なハーモニーと、小編成のアンサンブルの上でソリストたちが歌いあげる室内楽的なハーモニーの対比が素晴らしく、メンデ ルスゾーンの多彩な表現力に魅せられる作品といえましょう。モーツァルト・アルバム(PH10036)で美声を披露した名手メルテンスは、「聖パウロ」に 引き続き今回もバスを担当。ベルリン古楽アカデミーやムジカ・アンティクヮ・ケルンといった名門からの信頼も厚いヴォルフは、シュヴァルツと共に柔ら かくも輝かしい歌声を聴かせてくれます。テノールは、ヤーコプス、クイケン、コープマンなど数々の巨匠と共演する名手シェーファー。ドイツ古楽界に活 躍するソリスト達と、カペラ・ヴァイルブルゲンシス&合唱団の明晰かつ鮮烈な演奏に聴き入る一枚です。「聖パウロ」(PH 09008)に引き続き、「エリヤ」 の収録も終えたハーゲル&カペラ・ヴァイルブルゲンシス。これは、今後、オラトリオ三部作の最後を飾る「キリスト」(未完)の収録にも期待がかかりましょう! (Ki)

PH-12037(9CD)
ハイドン:ピアノソナタ全集
■CD1
第16番変ホ長調]Y:16/第5番イ長調]Y:5/第12番イ長調]Y:12/第13番ホ長調]Y:13/第14番ニ長調]Y:14/第6番ト長調]Y:6/第2番変ロ長調]Y:2
■CD2
変ホ長調(作品番号なし)/変ホ長調(作品番号なし)/第1番ハ長調]Y:1/第7番ハ長調]Y:7/第8番ト長調]Y:8/第9番ヘ長調]Y:9/第10番ハ長調]Y:10/ト長調]Y:G1/変奏曲ニ長調]
[録音:2002-2005年]
■CD3
第3番ハ長調]Y:3/第4番ニ長調]Y:4/ニ長調]W:5/第47番bisホ短調]Y:47/第45番変ホ長調]Y:45/第19番ニ長調]Y:19/第46番変イ長調]Y:46
■CD4
第18番変ロ長調]Y:18/第44番ト短調]Y:44/第21番ハ長調]Y:21/第22番ホ長調]Y:22/第23番ヘ長調]Y:23/第24番ニ長調]Y:24
■CD5
第25番変ホ長調]Y:25/第26番イ長調]Y:26/第27番ト長調]Y:27/第28番変ホ長調]Y:28/第29番ヘ長調]Y:29/第30番イ長調]Y:30/第31番ホ長調]Y:31
■CD6
第32番ロ短調]Y:32/第35番ハ長調]Y:35/第36番嬰ハ短調]Y:36/第37番ニ長調]Y:37/第38番変ホ長調]Y:38/第39番ト長調]Y:39
■CD7
第20番ハ短調]Y:20/第43番変イ長調]Y:43/第33番ニ長調]Y:33/第34番ホ短調]Y:34/第40番ト長調]Y:40/第41番変ロ長調]Y:41
■CD8
第42番ニ長調]Y:42/第48番ハ長調]Y:48/第49番変ホ長調]Y:49/第52番変ホ長調]Y:52
■CD9
第50番ハ短調]Y:20/第51番ニ長調]Y:51/ニ長調]W:5(1767-70頃)/第47番ヘ長調]Y:47/第15番ハ長調]Y:15/第17番変ロ長調]Y:17/アンダンテ.ト短調]Y:11-U/メヌエットト長調]Y:11-V/アレグロ・モルトニ長調(断片)/アリア.ヘ長調/メヌエット嬰ヘ長調
エカテリーナ・デルジャヴィナ(P)

CD1
録音:1997-2008年

CD2
録音:2002-2005年

CD3
録音:2002-2008年

CD4
録音:1995-2007年

CD5
録音:1993-2007年

CD6
録音:1995-2008年

CD7
録音:1999-2008年

CD8
録音:1999-2008年

CD9
録音:1996-2008年
2012年のフォルジュルネ音楽祭に出演し、演奏に接した人々の間で大評判となったエカテリーナ・デルジャヴィナ、待望のProfilレーベル登場です。今回 はロシア物でも得意のバッハでもなくハイドンのピアノソナタ全曲に挑戦。1967年生まれ、グネシン音楽学校でウラジーミル・トロップに師事し、1993-2006まで母校で教鞭をとり、さらに2003年からはモスクワ音楽院 でも教えています。 一見アイドル風の容姿で、当アルバム内にもオシャレな写真が多数掲載されていますが、ソ連英才教育を受けた典型的ロシア・ピアニズムの持ち主で、 演奏は重く情念に満ちています。ハイドンのソナタは明るく古典的で、しばしば教材用にも使われますが、デルジャヴィナはそんなイメージ皆無の尋常なら ざる演奏を繰り広げていて慄然とさせられます。同じような音楽が続くにもかかわらず、ひとつひとつがドラマを描いていて、聴き手を一秒たりとも飽きさ せません。とは言え、演奏そのものは正確かつ楷書的。こんなハイドンは聴いたことのない新鮮な驚きの連続です。きら星のようなピアニストのひしめくロシア・ピアノ界でも特異な存在として頭角を現していくこと間違いなしの逸材、要注目と申せましょう。 (Ki)

PH-12041(8CD)
サヴァリッシュ&バイエルン放送響ライヴ BOX
(1)モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」

(2)モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」

(3)シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D667「ます」
ノットゥルノ変ホ長調D897

(4)ハイドン:「四季」

(5)メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」

(6)オルフ:「アンティゴネ」
全て、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指&P[CD 2])
バイエルンRSO

(1)録音:1998年6月7日ヴュルツブルク(ライヴ)
(2)録音:1998年12月1日ミュンヘン、プリンツレゲンテン劇場(ライヴ)
(3)ヤン・ポスピハル(Vn)、ヴォルフガング・クロス(Va)、ヴィルフリート・レーム(Vc)、エルンスト・ヴァイセンシュタイナー(Cb)
 録音:1997年ウィーン[Calig Classics音源]
(4)ルート・ジーザク(S ハンネ)、ロバート・ギャンビル(T ルーカス)、アルフレート・ムフ(Bs ジーモン)、バイエルン放送Cho
 録音:1994年7月31日ディーセン・アム・アンマーゼー,マリー修道院(ライヴ)
(5)ミヒャエル・フォレ(Bs)、アンドレア・ロスト(S1) マルヤーナ・リポヴシェク(A)、ヘルベルト・リッペルト(T1)、レティツィア・シェレール(S2)、トーマス・クーリー(T2)、バルバラ・フレッケンシュタイン(S)、バイエルン放送Cho
 録音:2001年7月12日ミュンヘン・ヘルクレスザール(ライヴ)

(6)マルタ・メードル(S アンティゴネ)、マリアンネ・ラーデフ(S イズメーネ)、ウィリアム・ドゥーリー(Bs-Br コロスを導く者)、カルロス・アレクサンダー(Br クレオン)、パウル・クーエン(T 門番)、フリッツ・ウール(T ヘモン)、ヨゼフ・トラクセル(T ティレジアス)、クルト・ベーメ(Bs 使者)、リリアン・ベニングセン(S オイリディセ)、バイエルン放送Cho
 録音:1958年6月1日ミュンヘン(ライヴ)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(1923−2013)追悼企画盤。これまでにProfilよりリリースされたサヴァリッシュのアルバム5点をまとめたもので、 かなりお得な価格設定となっています。  独墺系のレパートリーを中心として、日本にもなじみ深い巨匠が得意としたモーツァルトのほか、巨匠のライフワークともいうべきメンデルスゾーンの「エ リヤ」など、バイエルン放送響を指揮したライヴの数々はぜひともきいておきたいものばかり。 また、シューベルトの室内楽を収めた一枚は、ピアノの名手でもあったサヴァリッシュの姿をよく伝えています。 装丁はスリムなクラムシェルBOXタイプとなります。 (Ki)

PH-12042(8CD)
ユーリ・アーロノヴィチ・ライヴ BOX

■CD1(PH08011)
フランク:交響曲ニ短調
レスピーギ:交響詩「ローマの松」

■CD2(PH-10067)
(1)リスト:ダンテ交響曲S. 109
(2)ワーグナー:「リエンツィ」序曲
(3)スクリャービン:交響曲第4番op.54「法悦の詩」

■CD3(PH07009)
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」

■CD4(PH11026)
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調op. 88
リスト:交響詩「理想」S.106

■CD5(PH09043)
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調

■CD6(PH08040)
フランク:交響詩「プシシェ」〜プシシェの眠り/西風にさらわれるプシシェ/エロスの園/プシシェとエロス
シベリウス:交響曲第2番

■CD7 初発売
グラズノフ:交響曲第5番変ロ長調op. 55 交響詩「ステンカ・ラージン」op. 13

■CD8 初発売
(1)チャイコフスキー:組曲第3番ト長調op. 55 41’06
(2)グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
全て、ユーリ・アーロノヴィチ(指)

■CD1
ウィーンSO、ルドルフ・ショルツ(Org)
 録音:1985年3月20日ムジークフェライン大ホール(ライヴ)
■CD2
 フランクフルト・フィグラルコール女声合唱、ユルゲン・ブルーメ(合唱(指))、hr響(フランクフルトRSO)
 録音:1983年12月1 & 2日フランクフルト・アルテ・オーパー(ライヴ)
(2)hr響(フランクフルトRSO)
 録音:1983年12月1 & 2日フランクフルト・アルテ・オーパー(ライヴ)
(3)フランクフルト・フィグラルコール、アロイス・イックシュタット(合唱(指))、フランクフルト・ジングアカデミー、カール・ラリクス(合唱(指))、フランクフルト歌劇場O
 録音:1989年4月9日フランクフルト・アルテ・オーパー(ライヴ)
■CD3
(1)SWRシュトゥットガルトRSO
 録音:1993年4月20&21日シュトゥットガルト・リーダーハレ・ヘーゲルザール(ライヴ)
■CD4
 ケルン・ギュルツェニヒO
 録音:1979年1月8、9日ケルン・ギュルツェニヒ大ホール(ライヴ)(ケルン・ドイチュラントフンク収録)
■CD5
 ケルン・ギュルツェニヒO
 録音:1979年9月6日ケルン・ドイチュラント放送(ライヴ)
■CD6
 ケルン・ギュルツェニヒO
 録音:1978年2月22日ケルン・ドイチュラント放送(ライヴ)
■CD7
 バイエルンRSO
 録音:1997年4月バイエルン放送ゼンデ・ザール(放送用セッション)
■CD8
(1)バイエルンRSO
 録音:1997年4月3、4日ガスタイク(ライヴ)
(2)バイエルンRSO
 録音:1981年1月22日ヘルクレス・ザール(ライヴ)
2012年は、ロシア出身の名(指)者ユーリ・アーロノヴィチ(1932−2002)の生誕80年と歿後10年のアニヴァーサリーにあたりました。それを記念してProfilレーベルの音源をまとめたお買い得セットの登場です。アーロノヴィチは生前さほど騒がれなかったものの、残された「爆演」録音が昨今評判となり、熱心な追っかけが激増中。ラフリンとザンデルリンクに師事した典型的ソ連(指)者で、精力的なアレグロやオーケストラの全合奏でのエネルギッシュさが持ち味ですが、同時にゆっくりした楽曲での緊張感の持続と求心力の凄さなど、生きていれば間違いなく巨匠(指)者として人気が出たはず。当セット全8枚中6枚は既発で、いずれもアーロノヴィチ節全開の快演。特筆すべきは初出となるCD7とCD8の2枚。注目はバイエルン放響とのグラズノフの交響曲第5番。これまでアーロノヴィチのグラズノフ録音はひとつもありませんでしたが、驚愕の名演。活気と充実感に満ちながらも決して爆演ではなく、グラズノフの夢あふれる世界が柔らかく描かれます。重心の低さはロシア的ですが、ムラヴィンスキーやロジェストヴェンスキー盤に優るとも劣らぬ充実度。セッション録音で、音の良さも光ります。チャイコフスキーの組曲第3番は、総演奏時間40分の大曲で壮年期の作ながら、ポピュラーとは言えません。しかしこのバイエルン放響との演奏で聴くと、何と魅力的な作品かと認識を新たにしてくれます。チャイコフスキー独特の色彩感、ロシア的な空気感まで見事に再現され、盛り上げ方の巧さもアーロノヴィチの真骨頂。こちらはライヴ録音で、聴衆の熱い興奮が伝わります。最後に置かれたグリンカの「ルスランとリュドミラ」序曲は期待通りのスピード感あふれるアーロノヴィチ節。それでありながら均整を崩さぬ統率力は驚き。昨今のロシア系(指)者がかすんでしまうオーラに満ちた宝箱、超オススメです。
※なお、ディスク7と8の分売時期については未定となっております。

PH-12043(5CD)
ギュンター・ヴァント/ハンブルク北ドイツ放送交響楽団ライヴ集成

[CD 1]
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1878/80年稿)

[CD 2]
ブルックナー:交響曲第5番(原典版)

[CD 3]
ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」*

[CD 4]
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番#

[CD 5]
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
交響曲第4番ホ短調Op.98*
全て、ギュンター・ヴァント(指)
ハンブルク北ドイツRSO
ホルヘ・ボレット(P)#

[CD 1]
録音:1996年10月11−13日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ]((ライヴ・デジタル)※ブルックナー歿後100周年記念演奏会
[CD 2]
録音:1995年10月8−10日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)※NDR響創設50周年記念コンサート
[CD 3]
録音:1990年2月14日ケルン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
1982年9月20日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)*
[CD 4]
録音:1992年11月29、30日&12月1日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)
録音:1985年1月14日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)*
[CD 5]
録音:1990年2月14日ケルン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
1990年12月17日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)*
ベルリン・ドイツ響ライヴ集成第2集につづく、弊社キングインターナショナルの提案によるヴァント生誕100年&歿後10年のダブル・アニヴァーサリー 企画第2弾。
NDR交響楽団との録音はすべてBMGリリースとは一切重複なしの未発売の内容。音質もNDR提供のオリジナルマスターによりCD化されています。 BMG録音とは傾向が異なり、すっきりとクリアな音質に特徴があります。
このボックスに収められた1980年代半ばから1996年までは、多くのヴァント好きのあいだで絶頂期と評される時期であり、わけてもブラームスの交 響曲全集(DISC3-5)は、同オケとの1度目のセッション録音から、最晩年のライヴ録音のちょうど中間に位置するもので、ヴァントの体力、気力の充実 ぶりといった要素が音楽にも表れ、さらには急上昇する人気にも後押しされ、、たいへん迫力ある内容となっています。この白熱ぶりは尋常ではありません。
NDR創立50周年のブルックナーの第5番における雄大なスケール、さらに注目されるのが「ロマンティック」で、この直後ヴァントは病に倒れ、 1997年には脳卒中の発作に襲われ、復帰後、その音楽は最晩年の様式へと入ってゆきます。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」と、ボレット独奏のチャイコフスキーの協奏曲は、先行単発リリース済みのもの(PH09029)と同一の内容になります。 (Ki)

PH-12044(7CD)
ギュンター・ヴァント/ハンブルク北ドイツ放送交響楽団ライヴ集成第2集

[CD 1]
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1889年,ノヴァーク第3稿)

[CD 2]
ブルックナー:交響曲第7番(1885年,ハース原典版)

[CD 3][CD 4]
ブルックナー:交響曲第8番(1884-90年,ハース版)

[CD 5] 65’54”
ブルックナー:交響曲第9番(原典版)

[CD 6]
(1)モーツァルト:モーツァルト:セレナード第9番「ポストホルン」
(2)ハイドン:オーボエ協奏曲ハ長調

[CD 7]
(1)シューマン:ピアノ協奏曲
(2)モーツァルト:交響曲第40番
ギュンター・ヴァント(指)
ハンブルク北ドイツRSO

[CD 1]
録音:1985年12月23日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)

[CD 2]
録音:1999年4月18−21日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)

[CD 3][CD 4]
録音:2000年4月30日−5月3日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)

[CD 5]
録音:1998年4月5−7日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)

[CD 6]
(1)録音:1989年4月3日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)
(2)パウルス・ヴァン・デル・メルヴェ(Ob)
録音:1992年1月12−14日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)

[CD 7]
(1)ゲルハルト・オピッツ(P)
録音:1983年3月3日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)
(2)録音:2000年1月29日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)
巨匠ギュンター・ヴァントが手兵ハンブルク北ドイツ放送交響楽団を指揮したコンサートの模様をライヴ収録したセットの第2弾。  ここではヴァントの代名詞ともいうべきブルックナーの交響曲が、CD全7枚のうち5枚分、1985年の第3番、1999年の第7番、2000年の第8番、 1998年の第9番の4曲も収められており、ヴァントがもっとも信頼を寄せていた楽団との顔合わせでたっぷりと楽しめるのはなによりの魅力といえるでしょ う。  このたびももちろん、ブルックナーを含む収録曲すべてが、BMGリリースとは一切重複なしの未発売の内容で、ハンブルク北ドイツ放送響と合唱団の インテンダントで、NDRの音楽部長も務める「ヴァントの杖」こと、ロルフ・ベックが監修にあたっており、NDR提供のオリジナルマスターによりCD化 されているため、音質面も万全の仕上がりとなっています。  なお、モーツァルトの交響曲第40番と、オピッツ独奏のシューマンの協奏曲は、先行単発リリース済みのもの(PH13030)と同一の内容になります。 (Ki)
PH-12045
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8
 ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.67
ヴァスクス:エピソードと終わりなき歌 (1985)
ブーランジェ・トリオ
【カーラ・ハルテンヴァンガー(P)、
ビルギト・エルツ(Vn)、
イローナ・キント(Vc)】
ナディア&リリー・ブーランジェ姉妹の名を冠して2006年に結成、2007年ノルウェーの第4回トロンハイム国際室内楽コンクール優勝、2008年には ラウヘ賞を授与された実力派女性ピアノ三重奏団ブーランジェ・トリオ。彼女たちの新録音はショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲。彼17歳の若書きの第 1番も収録されているのが魅力。現代音楽を得意とするブーランジェ・トリオならではの、初期ショスタコーヴィチの先進性が表れていて新鮮。さらに魅 力なのが現代ラトヴィアの作曲家ペテリス・ヴァスクスの「エピソードと終わりなき歌」。メシアン追悼で作曲され、旧ソ連時代のバルト三国独特な前衛性 にあふれていますが、終曲にヴァスクス独特の静かな祈りが聴かれ感動的です。ブーランジェ・トリオが才気煥発な力演を聴かせてくれます。 (Ki)

PH-12052(2CD)
バックハウス〜レア音源集
■CD1〜協奏曲とピアノロール
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」
(2)モーツァルト(バックハウス編):ドン・ジョヴァンニのセレナード
(3)R.シュトラウス(バックハウス編):セレナードOp.17の2
(4)ピック=マンジャガッリ:オラフの踊りOp.33の2
(5)ショパン(バックハウス編):ピアノ協奏曲第1番〜ロマンツェ
(6)クライスラー(ラフマニノフ編):愛の悲しみ
(7)ドリーブ(ドホナーニ編):ナイラ・ワルツ
(8)リスト:演奏会用練習曲「軽やかさ」
(9)メンデルスゾーン(リスト編):結婚行進曲によるパラフレーズ
(10)ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35より

■CD2〜SP録音珍品
(1)ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3の2
(2)リスト:愛の夢第3番
(3)ウェーバー:ピアノソナタ第1番〜無窮動
(4)ショパン:幻想即興曲Op.66
(5)リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調
(6)ドリーブ(ドホナーニ編):ナイラ・ワルツ
(7)シューベルト(バックハウス編):軍隊行進曲変ホ長調Op.51の1
(8)ショパン:子守歌Op.57
(9)モシュコフスキ:スペイン奇想曲Op.37
(10)メンデルスゾーン(ハッチソン編):真夏の夜の夢〜スケルツォ
(11)アルベニス:イベリア〜トゥリアーナ
(12)リスト:演奏会用練習曲「森のささやき」
(13)ショパン:小犬のワルツOP.64の1
(14)ブラームス:自作主題による変奏曲Op.21の1
(15)リスト:パガニーニの主題による変奏曲Op.35
ヴィルヘルム・バックハウス(P)

CD1
 (1)フリッツ・ザウン(指)ベルリン市立O(1940年録音)
 (2)1923年ロール
 (3)1924年ロール
 (4)1923年ロール
 (5)1925年ロール
 (61926年ロール
 (7)1923年ロール
 (8)1928年ロール
 (9)1926年ロール
 (10)1924年ロール

CD2
 (1)1908年9月録音
 (2)1908年9月録音
 (3)1908年9月録音
 (4)1908年9月録音
 (5)1928年1月録音
 (6)1925年11月録音
 (7)1928年1月録音
 (8)(9)1928年1月録音
 (10)1925年録音
 (11)1928年1月録音
 (121925年11月録音
 (13)1926年録音
 (14)1935年12月録音
 (15)
バックハウスの最初期にあたる1908年9月の録音をはじめ、貴重な音源を集めた大歓迎企画盤。バックハウスは意外にも、若い頃は非独墺作 品も好んで弾き、技巧的なサロン音楽も得意としていました。実際、ゴドフスキやラフマニノフのように派手なトランスクリプションもいくつか残していて、 それらを自演で聴くことができるのも存外の喜びと申せましょう。「ドン・ジョヴァンニのセレナード」は、マンドリン伴奏で歌われる名歌ですが、バック ハウスの編曲は装飾音の洪水に目が眩むほど。後のバックハウスが弾くことのなかったショパンのピアノ協奏曲第1番、第2楽章ロマンツァの編曲も凝って います。この曲にはバラキレフによる編曲もありますが、原曲に忠実なバラキレフ版(でも物凄く難しい)に比べ、バックハウス編曲はさらに音を加え、よ り華麗かつ難しくしています。これが清潔な名演でピアノロールとは言え、バックハウスのショパンの協奏曲を味わえるとは奇跡です。さらにラフマニノフ 編曲のクライスラーやドホナーニ編曲のドリーブのバレエ音楽でのヴィルトゥオーゾぶりなど、バックハウスの印象が大きく変わること間違いありません。
アコースティック録音も貴重。ショパンの「小犬のワルツ」は指鳴らし的なイントロを付け、驚くほど軽やかで快速な個性的演奏。1908年当時最新作だっ たラフマニノフの有名な前奏曲もラフマニノフの自作自演とは全く異なるアプローチが興味津々なうえ、アルベニスの「イベリア」の難曲「トゥリアーナ」、 モシュコフスキの演奏効果抜群の「スペイン奇想曲」といった作品をバックハウスの演奏で楽しめるのもピアノ・ファン狂喜。池田理代子の名作「オルフェ ウスの窓」で描かれていた頃のバックハウスで、切れ味鋭い恐るべき技巧の持ち主だったことを教えてくれます。しかし語り口はバックハウス節炸裂で、モシュ コフスキの「スペイン奇想曲」などスケールの大きさは驚きながら、ヨゼフ・ホフマンの奔放自在な魔術的演奏とは別の作品とみまごう、拍を性格にきざ んだ伸び縮みのない端正さ。ドイツ・ピアニズム極まれりという貴重な記録です。 (Ki)
PH-12053
ヴァルター・ブラウンフェルス(1882-1954):弦楽五重奏曲 嬰へ短調 op.63
R.シュトラウス(ルドルフ・レオポルド編曲):メタモルフォーゼン(7つの独奏弦楽奏版)
グリンゴルツ・クヮルテット
【イリヤ・グリンゴルツ(Vn)、
アナヒット・クルティキャン(Vn)、
シルヴィア・シモネスク(Va)、
クラウディウス・ヘルマン(Vc)】、
ダリウス・ミゼラ (Cb)、
リシャルド・グロブレフスキ(Va)、
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)

録音:2012年1月28-30日、ラジオ・スタジオ、チューリッヒ
若き巨匠イリヤ・グリンゴルツ率いるグリンゴルツ・クヮルテットの新譜がProfilレーベルより発売。その注目の内容はブラウンフェルスの弦楽五重奏 とR.シュトラウス:メタモルフォーゼンの弦楽七重奏編曲版です。両曲は第二次世界大戦終戦の1945年に作曲されました。ヴァルター・ブラウンフェ ルスはドイツ、フランクフルト生まれの作曲家で父親は文学者・翻訳家として名高く、母親はあのシュポーアの兄弟の孫娘です。ウィーンでレシェティツキー にピアノを学び、その後、ミュンヘンでトゥイレとモットルに師事しました。この弦楽五重奏曲 嬰へ短調 op.63は当初弦楽四重奏曲として書き始めました が、作曲が進むにつれ音の厚みや表現の豊かさを求めるようになり最終的に弦楽五重奏の形になりました。全4楽章の構成で、悲哀に満ちた旋律と透き 通るような響きが印象的です。一方、R.シュトラウスのメタモルフォーゼンは23の独奏弦楽器のために書かれましたが、ここではルドルフ・レオポルドに よる編曲で7つの独奏弦楽奏版を披露しております。グリンゴルツ・クヮルテットの共演陣も秀逸で、Profilレーベルからもリリースしているチェロのダヴィ ド・ゲリンガスやクリスティアン・ツィメルマンとの共演でも名高いヴィオラのリシャルド・グロブレフスキと言った実力派の演奏家の好サポートを得ており、 原曲の雰囲気を存分に示した素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
イリヤ・グリンゴルツは弱冠16歳のときにパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝して一躍世界的に有名になりました。その後、パガニーニの 協奏曲第1番でCDデビュー(BIS 999)し、イザイのバラード等をおさめた無伴奏ヴァイオリン曲集(BIS 1051)などBISレーベルより4タイトルを発売し、 その全てが高い評価を得ました。レパートリーはバロックから現代までと非常に幅広く、若手を代表するヴァイオリニストとして世界各地で演奏しておりま す。近年は特に室内楽に力を入れ、グリンゴルツ・クヮルテットとして積極的な演奏活動、録音を行っております。 (Ki)
PH-12054
オルフ:カルミナ・ブラーナ マリア・ヴェヌティ(S)
ウルフ・ケンクリーズ(T)
ぺーター・ビンダー(Br)
ハンブルク少年Cho
ハノーファー・ニーダーザクセン州立劇場合唱団員
北ドイツ放送Cho
ギュンター・ヴァント(指)ハンブルク北ドイツRSO

録音:1984年5月14日/ハンブルク、ムジークハレ(ライヴ)
現行盤(PH05005)の廃盤に伴う品番切替え再発売。晩年に、屈指のブルックナー指揮者として熱狂的な人気を集めたギュンター・ヴァントは、いっぽうで、1912年生まれの巨匠にとっては同時代のドイツの作曲家フォルトナー[1907-1987]やブラウンフェルス[1882-1954]に着目して実演で頻繁に取り上げて、モダニストとしての一面をみせてもいました。 オルフ[1895-1982]もまた、こうした流れでヴァントが好んで指揮した作曲家であり、この「カルミナ・ブラーナ」は燃えさかる白熱ぶりがファンのあいだでは有名で、音質優秀な正規盤リリースということで初出時に話題になったものです。 なお、付属のブックレットには曲目トラック表の記載のみで、解説および歌詞などは掲載されておりません。予め御了解の上、お求めいただきますようお願い申し上げます。

PH-12061
スッペ:レクィエム.ニ短調 マリー・ファイトヴァー(S)
フランツィスカ・ゴットヴァルト(C.A)
トミスラフ・ムジェク(T)
アルベルト・ペーゼンドルファー(Bs)
ミュンヘン・フィルハーモニーCho
アンドレアス・ヘルマン(合唱指揮)
ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2012年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
バイエルン放送との共同制作
ウィーンで最初に成功したオペレッタの作曲家として名高いスッペは、交 響曲や演奏会序曲、歌曲も遺すなか、宗教曲には格別の関心を示して、最晩年にはもっぱらこのジャンルのみを手掛けていたり、そもそも13歳の時に書 いた「ダルマツィアのミサ曲」は高く評価され続け、改訂後に出版されたりもしています。 「宗教音楽家」スッペの顔を象徴する傑作がこの「レクィエム」であり、録音点数も少なくありませんが、ここであらたに名乗りをあげるシャラー率いるフィ ルハーモニー・フェスティヴァは、キャラガン校訂版のブルックナー・シリーズで衝撃を与えたコンビだけに期待も高まるところです。 このたび共に取り組むミュンヘン・フィル合唱団は110年の歴史を誇る名門で、2009年に同じシャラー指揮によるゴルトマルクの「メルリン」演奏会形 式の上演(PH09044)でもすぐれた演奏内容を聴かせていました。ラテン語歌唱、ブックレットにはラテン語・ドイツ語・英語歌詞併記。 (Ki)

PH-12062(2CD)
シューベルト:交響曲第7番ロ短調「未完成」(キャラガン校訂版;全4楽章)
交響曲第9番ハ長調「グレート」*
ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2011年10月30日レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン、マックス・リットマン・ザール(ライヴ)
2011年6月5日レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン、マックス・リットマン・ザール(ライヴ)*
ィリアム・キャラガン校訂譜を使用したブルックナー・シリーズで好評を博したシャラー率いるフィルハーモニー・フェスティヴァの次なる取り組みは シューベルト。当コンビが2011年におこなったコンサートの模様をライヴ収録したもので、「未完成」と「グレート」を取り上げています。 このたびの目玉はずばり、4楽章完成版による「未完成」。第3楽章のスケルツォをウィリアム・キャラガンがブルックナーのケースと同様にここでも補筆 完成とオーケストレーションを施しており、フィナーレにはシューベルトの「ロザムンデ」間奏曲第1番を流用しています。「未完成」完成版の試みはこれ までにも存在しましたが、ブルックナーで実績を示したキャラガン版による初録音ということで、おおいに期待が高まります。 さらに、カップリングの「グレート」も反復実行の情報は不明ながら、全曲で49分を切る快速演奏となっており、清新なアプローチと目の詰んだアンサ ンブルとが聴きものとなっています。 (Ki)
PH-12064
プッチーニ:歌劇「外套」(ドイツ語歌唱) クルト・レーム(Br、ミケーレ)、
イルムガルト・アルノルト(S、ジョルジェッタ)、
ヘルミン・エッサー(T、ルイージ)、
ハラルト・ノイキルヒ(T、イル・ティンカ)、
ライナー・ジュス(Bs、イル・タルパ)、
ゲルトラウト・プレウツラフ(Ms、ラ・フルゴラ)、他
ロルフ・クライネルト(指)ベルリンRSO

録音:1960年2月16&19日、ベルリン
近年もミラノ・スカラ座やイギリスのロイヤル・オペラなどで、たびたび取り上げられているプッチーニの『三部作』シリーズ。その中から今回、ロルフ・ クライネルト率いるベルリン放送交響楽団が1960年に収録した『外套』がリリースされる運びとなりました!『外套』は、『修道女アンジェリカ』、『ジャンニ・ スキッキ』へと続く、『三部作』の第1作目にあたります。録音当時、クライネルトはアーベントロートの後任としてベルリン放送交響楽団の首席指揮者 に就任したばかり。とはいえ、1957年のイタリア・ツアー、1959年のイギリス・ツアーを成功に導き、このオーケストラと厚き信頼を築きあげた時期 の録音でもあります。クライネルトの下でさらなる発展を見せる力強いベルリンRSOの演奏と共に、1960年代のドイツ・オペラ界に活躍する歌手たち による熱演をたっぷりと堪能できるアルバムです!
全く題材の異なる3作の1幕オペラからなる『三部作』の中でも、ドラマティックかつショッキングな悲劇的展開が大きな魅力の本作。パリのセーヌ川 で貨物船を仕切る船長ミケーレが若き妻ジョルジェッタをめぐって船乗りの青年ルイージと争い、嫉妬から殺してしまうまでを、全1幕で一気に描ききり ます。劇中盤では愛を語らうイルムガルト・アルノルト(S/ジョルジェッタ役)とヘルミン・エッサー(T/ルイージ役)の甘美な二重唱に舌鼓を打つ一方、 終盤にかけて怒りと嫉妬で豹変していく船長ミケーレを演じるクルト・レーム迫真の歌唱に圧倒されます。リームは本録音の前年、1959年にケーゲル& ライプツィヒRSOの「カルミナ・ブラーナ」でも極上の歌声を披露しておりますが、かの名演でも魅せた迫真の歌声を本録音でも存分に披露しています! (Ki)

PH-12066(2CD)
C.クライバー/幻のデュッセルドルフ録音集

(1)喜歌劇「魔法の横笛」

(2)喜歌劇「ランタン灯りでの結婚式」

(3)喜歌劇「チュリパタン島」
全て、カルロス・クライバー(指)
デュッセルドルフ・ライン・ドイツ歌劇場O

(1)ムシュー:カール・ディークマン(T)、マダム:ガブリエル・トレスコフ(S)、女中:エヴァ・カスパー(S)、兵士:アルフォンス・ホルテ(T)

(2)ピエール:アルフォンス・ホルテ(T)、ドニ:エヴァ・カスパー(S)、ファンシェット:ディータ・ゾンマー(S)、カトリーヌ:エリカ・ヴィエン(Ms)

(3)カカトワ22世:ザンダース・シアー(Br)、アレクシー:エヴァ・カスパー(S)、ロンボイダール:フリッツ・オレンドルフ(Br)、テオドリーヌ:アンニ・ケルナー(Ms)、エルモーザアルフォンス・ホルテ(T)

録音:1962年12月1日デュッセルドルフ・ライン・ドイツ歌劇場(モノラル・ライヴ)
「魔法の横笛」と「ランタン灯りでの結婚式」は2001年にゴールデン・メロドラムからCDリリースされたことがありますが、後者の冒頭数小節が欠 けていました。また、「チュリパタン島」は録音に失敗したゆえ収録されていませんでしたが、何とすべてが完全な形で残っていました。
アレクサンダー・ヴェルナーの解説によると、コンサートは1963年7月14日にテレビ放送されますが、1980年代初頭に素材が廃棄されたため、オ リジナル・マスターは失われたとされていました。しかし2人の音楽愛好家が放送をエアチェックしており、うち1つがゴールデン・メロドラムの音源と なりますが、2曲目以降テープレコーダーの不調で上述のような結果となっていました。今回、もうひとりの愛好家を探し出したところ、存在しないと思われた「チュリパタン島」を含む唯一の完全な音源が残っていました。両素材を注意深く検討し、良い所どりの編集を施した音源が復元されました。
デュッセルドルフ時代のクライバーの記録は極めて貴重なうえ、同オペラのデビュー初日といういとも貴き逸品です。非常な活気と霊感あふれた演奏と、 すでにクライバーならではの個性全開で、最初の音からクライバー・ワールドへ引き込まれます。「シャンゼリゼのモーツァルト」と称されたオッフェンバッ クの機知と流麗さはまさにクライバー向き。広く知られたレパートリーでないものの、クライバーの演奏で聴くと音楽的魅力と水準の高さに感動します。
「ランタン灯りでの結婚式」は1857年の作。フランスの農村を舞台に、イケメンの農夫をめぐる二人の未亡人が滑稽に描かれます。「チュリパタン島」 は1868年の作。痰壺発明前476年(?)の架空の国を舞台に、女の男性化、男の女性化を風刺的に描いた斬新な作品。いずれも当時大ヒットしたの がうなずける魅力にあふれています。 (Ki)
PH-12067(2CD)
オルフ:歌劇「僭主オイディプス」 ヘルムート・メルヒェルト(T、オイディプス)
マルタ・メードル(S、イオカステー)
パウル・クーエン(T)、
ゲルト・フェルトホフ(Br)、
ホルスト・ギュンター(Br)、
ヴィンフリート・ツィリッヒ(指)
北ドイツRSO&Cho

録音:1961年10月4-6日
『僭主オイディプス』は、1959年に初演されたオルフの悲劇。『アンティゴネ』、『プロメテウス』と共に三部作をなし、ギリシャ悲劇を題材とする傑作 シリーズの第2作に位置づけられる作品です。サヴァリッシュ&バイエルンRSOの『アンティゴネ』(PH 09066)に引き続く今回は、ヴィンフリード・ツィ リッヒ&北ドイツRSOの1961年録音が登場します!ツィリッヒといえば、1950年代よりヘッセン放送交響楽団と多くの名録を残しておりますが、本録 音はそれらに列するにふさわしき名演といえましょう!
三部作を通して打楽器を中心に据えたオーケストレーションが特徴のギリシャ悲劇三部作。本作でも太鼓やドラ、シンバルなど多様なパーカッションが 印象的に用いられ、独特の緊迫感に張り詰める熱演を見せています。録音当時はシュミット=イッセルシュタットと蜜月関係にあった北ドイツ放送交響楽 団の演奏もさることながら、歌手陣の豪華な顔ぶれにも注目です!主人公オイディプスを演じるのはヘルムート・メルヒェルト。R.シュトラウスやシェーン ベルクといった近現代ものを得意とする名テノールで、クラウスやヴァントとの共演を次々と果たした後となる本録音でも、絶頂期の歌声を聴くことができ ます。サヴァリッシュの『アンティゴネ』のアンティゴネ役でも素晴らしい独唱を見せたマルタ・メードルは、今回も絶美の歌唱を披露!陶酔と苦悩に揺れ るイオカステーを熱演しています。その他にも、パウル・クーエン、ゲルト・フェルトホフ、ホルスト・ギュンターら、当時のオペラ界の第一線で活躍して いた名手たちによる万全の布陣が組まれております。 (Ki)
PH-12068(2CD)
ゼンパーオーパー・ガラコンサート

(1)モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」〜第1楽章
(2)レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ〜主題/第1変奏/第2変奏
(3)シューベルト:交響曲第7(8)番ロ短調「未完成」〜第2楽章
(4)ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」〜第4楽章
(5)メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」〜第2楽章
(6)ベルリオーズ:序曲「リア王」
(7)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲〜第2楽章
(8)シューベルト:交響曲第8(9)番「ザ・グレイト」〜第3楽章
(9)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲〜第3楽章
(10)ブルックナー:交響曲第8番〜第2楽章
(11)マーラー:交響曲第9番〜第3楽章
全て、シュターツカペレ・ドレスデン

(1)ベルナルド・ハイティンク(指)/録音:2002年
(2ヘルベルト・ブロムシュテット(指)/録音:1990年
(3)コリン・デイヴィス(指)/録音:1992年
(4)ドレスデン国立歌劇場Cho、ヘルベルト・ブロムシュテット(指)/録音:1985年
(5)コリン・デイヴィス(指)/録音:1997年
(6)コリン・デイヴィス(指)/録音:1997年
(7)ダヴィド・オイストラフ(Vn)、フランツ・コンヴィチュニー(指)/録音:1954年
(8)コリン・デイヴィス(指)/録音:1996年
(9)ダヴィド・オイストラフ(Vn)、フランツ・コンヴィチュニー(指)/録音:1954年
(10)クリスティアン・ティーレマン(指)/録音:2009年
(11)ジュゼッペ・シノーポリ(指)/録音:1997年
Profilの人気シリーズ「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」より編まれたコンピレーション・アルバム。「ゼンパーオーパー・ガラコンサート」 と銘打たれた2枚組では、コンヴィチュニーからティーレマンに至る歴代のカペルマイスターのほか、楽団初の名誉指揮者コリン・デイヴィスといった、さ まざまな名指揮者たちが得意のレパートリーで腕を揮うなか、世界屈指の伝統を誇る名門楽団が培う独特の深いひびきをたっぷりと味わえるつくりで、入 門篇としても最適な内容となっています。 ブックレットは各曲のトラックリストおよび演奏家のみの記載となります。 (Ki)
PH-12071
詩に触発されたピアノ音楽
リスト:ペトラルカのソネット第47番/104番/123番
ブラームス:バラードOp.10
シューマン:ピアノソナタ第2番ト短調Op.22
 子供の情景〜詩人のお話
ダーヴィッド・テオドーア・シュミット(P)

録音:2011年9月/SWRハノーファー、大ゼンデザール
ロマン派音楽の最大の特徴は、文学的な要素を全面的に採り入れていること。そこに視点を据えたコンセプトによるアルバムですが、作曲家ごとに文学 の扱い方の違いが興味深い限りです。リストの作品は中世イタリアの詩人フランチェスコ・ペトラルカの詩による1838-9年作曲の歌曲をピアノ用に改作 したもので、言葉を用いずともピアノだけで内容を見事に描写しています。ブラームスの「バラード」は21歳のブラームスによる初期作品。ヘルター編 纂によるスコットランドの民族詩「エドワード」から霊感を得ていて、父親殺しの秘密を母と息子が対話する恐ろしい内容。シューマンはロマン派作曲家中、 最も文学的な香りのする音楽を創作しています。ピアノソナタ第2番は特定の文学作品に基づいてはいませんが、第2楽章に1828年の自作歌曲「秋に」(ケ ルナー詩)のメロディーが用いられています。 ダーヴィッド・テオドーア・シュミットは1982年生まれのドイツの俊英。ロンドン王立音楽大学でケヴィン・ケナーに師事、リスト作品での腕の冴え はもちろんですが、内証的な音楽性も魅力です。 (Ki)
PH-12072
シューマン夫妻の音楽
シューマン:ピアノソナタ第1番嬰ヘ短調Op.11
クララ・シューマン:夜曲Op.6の2
 幽霊のバレエOp.5の4
シューマン:ピアノソナタ第3番ヘ短調Op.14
クセニヤ・ノーシコワ(P)

録音:2011年6月/セイジ・オザワ・ホール(タングルウッド)
レーラ・アウエルバッハのピアノ曲集(PH 07064)やクレメンティのピアノ協奏曲(PH 09028)の名演で注目されたノーシコワの最新盤。今回はシュー マン夫妻の作品に挑戦しています。内容は緻密に計算されていて、シューマンのピアノソナタ第1番の第1楽章の主題がクララの「幽霊のバレエ」からの 借用であること、ピアノソナタ第3番の第3楽章もクララの主題による変奏曲であるなど、シューマン作品がごく初期からクララなしでは成立しえなかった ことを証明してくれます。クララの「幽霊のバレエ」の後、シューマンのピアノソナタ第1番が続くのをお聴きになれば、すべての方が感心するはず。シュー マン初期のピアノソナタ第1番と第3番は、内容もさることながら技術的に極めて至難ですが、ノーシコワは曖昧さの全くない堂々たる解釈で、作品の魅 力を再認識させてくれます。 (Ki)

KDC-5051
ウィリアム・オルウィン(1905〜1985):オーボエ・ソナタ、
ヨハン・ウェンツェル・カリヴォダ
(1801〜1866):サロンの小品Op.228、
デュティユー
:オーボエ・ソナタ、
ニーノ・ロータ(1911〜1979):悲歌、
アントニオ・パスクリ
(1842〜1924):ヴェルディの歌劇「シチリア島の夕べの祈り」の主題による大協奏曲
渡辺克也(Ob)、
デヴィッド・ジョンソン(P)
耳を疑うほどの超絶技巧と、オーボエの限界を超えた美音で聴衆を魅了してやまない、今最も注目と期待の集まる実力派、渡辺克也のオーボエ名曲集。「このような名人が活躍をはじめたのだから、世の作曲家達は彼のオーボエのために、新作を書いていただきたいと思う。モーツァルトはミュンヘン宮廷楽団の名手フリードリヒ・ラムのために《オーボエ四重奏曲》を書き、ザルツブルクの奏者フェルナンデスのために《オーボエ協奏曲》を作曲したと言われている。名手の存在が名曲を生む原動力である。渡辺克也が彼のために書かれた新作をコンサート会場で披露し、やがてそれがCDとなって世に広まる日が来て欲しいと、私はいま、ひたすら願っているのである。」(中野 雄)
KDC-5088
Summer Song
アーノルド:オーボエとピアノのためのソナチネ
ポンキエッリ:カプリッチョ
ミゲル・デル・アグイラ(1957-):サマー・ソング
アントニオ・パスクッリ(1842-1924):ドニゼッティの歌劇「ラ・ファヴォリータ」の主題による協奏曲
ピエルネ:セレナード
渡辺克也(Ob)、
デヴィッド・ジョンソン(P)

録音:2009年6月11-13日/イエス・キリスト教会(ベルリン)
※日本語帯、解説書付き
国際的オーボエ奏者 渡辺克也またも快挙。「あなたの卓越したテクニックと稀有な音楽性で、オーボエという楽器の魅力を広く世に広めて下さい。そして、オーボエの為に書かれた作品に光を充て、正当な評価を確立すること。それが史上屈指の名手であるあなたに課せられた使命だと思います」という私達の願いを、渡辺克也は着実に果たしてくれているように思う。2年前にリリースされて世界中の話題になった名盤”Impression”に続く快挙である。(中野 雄)

PH-13006(4CD)
ゼンパーオーパー・シリーズVol.6
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
フェルディナント・フランツ(靴屋ハンス・ザックス)、クルト・ベーメ(金細工師ファイト・ポーグナー)、ヨハネス・ケムター(革屋クンツ・フォーゲルゲザング)、クルト・レークナー(ブリキ屋コンラート・ナハティガル)、ハインヒリ・プフランツェル(書記ジクストゥス・ベックメッサー)、カール・パウル(パン屋フリッツ・コートナー)、カール・ハインツ=トーマン(錫細工師バルタザール・ツォルン)、ハインリヒ・テスマー(香料屋ウルリヒ・アイスリンガー)、ゲルハルト・シュトルツェ(仕立屋アウグスティン・モーザー)、テオ・アダム(石鹸屋ヘルマン・オルテル)、エーリヒ・ヘンデル(靴下屋ハンス・シュヴァルツ)、ヴェルナー・ファールハーパー(銅細工師ハンス・フォルツ)、ベルント・アルデンホフ(騎士ヴァルター・フォン・シュトルツィング)、ゲルハルト・ウンガー(徒弟ダヴィッド)、ティアーナ・レムニツ(エヴァ)、エミーリエ・ヴァルター・ザックス(乳母マグダレーネ)、
ヴェルナー・ファールハーパー(夜警)
ルドルフ・ケンペ(指)
ドレスデン国立歌劇場O&cho

録音:1951年5月2-7日
かつてMYTOレーベルからリリースされていたケンペの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」1951年ドレスデン・ライヴ。ずっと入手困難となって いましたが、Profilがマスター音源から復刻しての正規発売となります。 名匠ルドルフ・ケンペは1949年から1951年までドレスデン国立歌劇場の音楽監督を務めており、この時期にいくつか優れたオペラ全曲の放送用録 音を残しています。そのうちひとつ在任末期のマイスタージンガー上演は、フェルディナント・フランツやクルト・ベーメ、テオ・アダムら出演者の魅力も あいまって、伝説となっていました。まだ戦後6年、19世紀からの演奏者も数多く参加しており、独特の味わいに感動させられます。 音質も向上。1951年という年としては鮮烈な響きが残っていて貴重です (Ki)

PH-13007(20CD)
アントン・ブルックナー−エディション

■[Vol. 1]
交響曲ヘ短調WAB. 99
交響曲第0番ニ短調WAB. 100*

■[Vol. 2]
交響曲第1番ハ短調WAB. 101(1866年/キャラガン校訂)

■[Vol. 3]
交響曲第2番ハ短調WAB. 102(1872年/キャラガン校訂)

■[Vol. 4]
交響曲第3番ニ短調WAB. 103(1888−89年/ノーヴァク第3稿)

■[Vol. 5]
交響曲第4番変ホ長調WAB. 104「ロマンティック」(ハース版)

■[Vol. 6]
交響曲第5番変ロ長調WAB. 105(原典版)

■[Vol. 7]
交響曲第6番イ長調WAB. 106(ハース版)

■[Vol. 8]
交響曲第7番ホ長調WAB. 107(1885年/ノーヴァク版)

■[Vol. 9](2CD)
交響曲第8番ハ短調WAB. 108(ハース版)

■[Vol. 10]
交響曲第9番ニ短調WAB. 109(原典版)

■[Vol. 11]
「ラテン語によるモテット集」
パンジェ・リングァWAB. 32 
王の御前に導かれWAB. 1
王の御旗は翻るWAB. 51 
われらがためキリストは死のもとにWAB. 10
この場所は神が造り給うWAB. 23
正しき者の唇は知恵を語るWAB. 30
奉納唱「ダビデを見出し」WAB. 19
主よ、我を解き放ちたまえWAB. 21
アヴェ・マリアWAB. 6
愛する者よ、あなたはすべてに美しいWAB. 46
エサイの枝は芽を出しWAB. 52
見よ、大いなる司祭をWAB. 13

■[Vol. 12]
弦楽五重奏曲ヘ長調WAB. 112 
間奏曲ニ短調WAB. 113
弦楽四重奏曲ハ短調WAB. 111 ロンド.ハ短調

■[Vol. 13]
テ・デウムWAB. 45
ミサ曲第2番ホ短調WAB. 27*

■[Vol. 14]
ミサ曲第3番ヘ短調WAB. 28
詩篇150篇WAB. 38*

■[Vol. 15]
前奏曲とフーガ.ハ短調WAB. 131
前奏曲ハ長調WAB. 129
タントゥム・エルゴ(1846)*
アヴェ・マリア(1856)*
ヘルゴラントWAB. 71**
ミサ曲ハ長調WAB. 25「ヴィントハーク・ミサ」(1842)#

■[Vol. 16]
「ピアノ曲集」
ランシエー・カドリーユ
シュタイアーメルカー
連弾のためのカドリーユ*
連弾のための3つの小品*
ピアノ曲 変ホ長調
ソナタ楽章 ト短調
秋の夕べの静かな思い
幻想曲 ト長調
思い出変イ長調

■[Vol. 17](2CD)
ミサ・ソレムニス変ロ短調WAB. 29
詩篇112篇変ロ長調WAB. 35
行進曲ニ短調WAB. 96*
3つの管弦楽曲WAB. 97*
レクィエム.ニ短調WAB. 39#
■Vol. 1
ゲオルク・ティントナー(指)ロイヤル・スコティッシュ・ナショナルO/録音:1998年9月3&4日[NAXOS原盤]
ゲオルク・ティントナー(指)アイルランド国立SO*/録音:1996年9月23&25日[NAXOS原盤]*
■[Vol. 2]
ゲルト・シャラー(指)フィルハーモニー・フェスティヴァ/録音:2011年7月エーブラハ・大修道院附属教会(ライヴ)
■[Vol. 3]
ゲルト・シャラー(指)フィルハーモニー・フェスティヴァ/録音:2011年7月エーブラハ・大修道院附属教会(ライヴ)
■[Vol. 4]
クラウス・テンシュテット(指)バイエルンRSO/録音:1976年11月4日ミュンヘン(ライヴ)
■[Vol. 5]
クルト・ザンデルリング(指)バイエルンRSO/録音:1994年11月4日ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(ライヴ)
■[Vol. 6]
ギュンター・ヴァント(指)ベルリン・ドイツSO/録音:1991年10月6日ベルリン、コンツェルトハウス(ライヴ)
■[Vol. 7]
ベルナルト・ハイティンク(指)シュターツカペレ・ドレスデン/録音:2003年11月3日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
■[Vol. 8]
ユーリ・アーロノヴィチ(指)ケルン・ギュルツェニヒO/録音:1979年9月6日ケルン、ドイチュラントフンク(ライヴ)
■[Vol. 9](2CD)
クリスティアン・ティーレマン(指)シュターツカペレ・ドレスデン/録音:2009年9月14日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
■[Vol. 10]
ギュンター・ヴァント(指)SWRシュトゥットガルトRSO/録音:1979年6月24日オットーボイレン、バシリカ聖堂(ライヴ)
■[Vol. 11]
ハンス・ザノッテリ(指)シュトゥットガルト・フィルハーモニア声楽アンサンブル/録音:1979年トンシュトゥーディオ・マウアーマン[CALIG原盤]
■[Vol. 12]
ギル・シャロン(Va)、ファイン・アーツ四重奏団/録音:2007年9月22−24日 フランス、ブザンソン、サル・ドゥ・パルラマン[NAXOS原盤]
■[Vol. 13]
レオンタイン・プライス(S)、ヒルデ・レッセル=マイダン(Ms)、フリッツ・ヴンダーリヒ(T)、ヴァルター・ベリー(Bs)、フランツ・ザウアー(Org)、ウィーン楽友協会Cho、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)VPO/録音:1960年8月24日ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
ヘンリエッテ・ボンデ=ハンゼン(S)*、イリス・フェルミリオン(A)*、ミヒャエル・シャーデ(T)*、アンドレアス・シュミット(Bs)*、ゲヒンガー・カントライ*、ヘルムート・リリング(指)シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム*/録音:1992年6月シュトゥットガルト、リーダーハレ[haenssler原盤]*
■[Vol. 14]
ヴェレナ・シュヴァイツァー(S)、エリーザべト・グレイザー(A)、ウーヴェ・ハイルマン(T)、マティアス・ゲルネ(Bs)、ゲヒンガー・カントライ、ヘルムート・リリング(指)SWRシュトゥットガルトRSO/録音:1992年12月シュトゥットガルト、リーダーハレ
パメラ・コバーン(S)*、ゲヒンガー・カントライ*、ヘルムート・リリング(指)シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム*/録音:1996年6月シュトゥットガルト、リーダーハレ*
■[Vol. 15]
マルティン・ハーゼルベック(Org)/録音:2005年6月ウィーン、ホーフブルクカペレ[CapriCC-io原盤]
マルティン・フレーミヒ(指)ドレスデン聖十字架Cho*/録音:1985年ドレスデン、聖ルカ教会[CapriCC-io原盤]*
ミカエル・ステンバック(T)**、ダニエル・ヘルシュトレム(Br)**、ルンド・シンガーズ**、アルベルト・ホルド=ガリード(指)マルメ歌劇場O**/録音:2011年6月スウェーデン**
コルネリア・ヴルコプフ(A)#、マンフレート・ノイキルヒナー(Hrn)#、ウルリヒ・ケルブ(Hrn)#/録音:1988年[ARS Produktion原盤]#
■[Vol. 16]
ヴォルフガング・ブルンナー(P)、ミヒャエル・ショッパー(P連弾)*/録音:1994年3月21−23日[CPO原盤]
■[Vol. 17](2CD)
クリスティアーネ・エルツェ(S)、クラウディア・シューベルト(A)、イェルク・デュルミュラー(T)、ラインハルト・ハーゲン(Bs)、バンベルク響Cho、カール・アントン・リッケンバッハー(指)バンベルクSO録音:1990年バンベルク、クルトゥーアラウム[Virgin/EMI原盤]
シュテファン・ブルーニエ(指)ボン・ベートーヴェンO*/録音:2010年5月25−27日ボン、ベートーヴェンハレ[MDG原盤]*
エルケ・ヤンセンス(S)#、ペネロープ・ターナー(Ms)#、ルール・ヴィレムス(T)#、アルノー・マルフリート(Bs)#、ブノワ・メルニエ(Org)#、ギィ・ヤンセンス(指)ラウダンテス・コンソート#・録音:2006年11月11日ベルギー[Cypres原盤]#
rofilの社主ギュンター・ヘンスラー氏が自信をもってお届けする「ブルックナー・エディション」。全17巻構成、CD20枚組のボックスには、第00番、 第0番を含む交響曲11曲のほかに、宗教声楽曲、室内楽曲、ピアノ曲の主要作品が収められ、ブルックナーの魅力を味わえる便利な内容となっています。
なかでも交響曲の演奏は、たいへん聴きごたえする豪華なもの。以前もおおきな話題を集めたように、テンシュテット(第3番)、ザンデルリング(第4番)、 ヴァント(第5番、第9番)、ハイティンク(第6番)、ティーレマン(第8番)という具合に、ブルックナー演奏の権威によるライヴ音源がセレクトされ ると同時に、キャラガン校訂譜使用で注目を浴びるシャラー指揮フィルハーモニー・フェスティヴァ(第1番、第2番)の最新音源も投入されています。
ヴォルフガング・ブルンナーによるピアノ曲の世界初録音などの重要なアイテムも含まれていて、交響曲以外のジャンルの作品も単品で揃える場合に比べ て、ずっと手軽で安価なところも当セットの魅力といえそうです。 ★BOX仕様:紙製BOX入りジュエル・ケース(2CDの巻はスリム・ケース)。W180×H127×D144(ミリ)、重量1.65 kg。 ★各 CD には、トラック・リストのみでブックレットは付属しません。 (Ki)
PH-13023
ブラームス:ドイツ・レクィエム クリスティアーネ・カルク(S)
トーマス・E.バウアー(Br)
シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭Cho(リューベック)
ロルフ・ベック(指)バーゼルCO

録音:2012年7月28日、29日/リューベック、ムジーク・ウント・コングレスハレ(ライヴ・デジタル)
1945年生まれ、1968年より合唱指揮者として40年以上のキャリアを築いてきたロルフ・ベックが、手兵シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭合唱団 を指揮して、ブラームスの「ドイツ・レクィエム」を演奏したアルバムが登場します。  ヴィルヘルム・エーマンとヴォルフガング・ゲネンヴァインに師事し、フランクフルト・アン・マインの音楽大学ではヘルムート・リリングのクラスで指揮 を学び、合唱指揮の最終課程を修めたのち、バンベルク交響合唱団の指揮者を20年以上に亘り務めたベックは、現在、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン 祝祭アカデミー合唱団の創設者で芸術監督のポストにあり、バンベルク響、シンフォニア・ヴァルソヴィアにもデビューを果たし、近年オーケストラ指揮者 としての活躍にも目覚ましいものがあります。ベックはまた、ギュンター・ヴァント時代、ハンブルクNDR響のインテンダントとして巨匠の信頼も厚かった ことで熱心な日本のファンのあいだでもその名を知られていました。  このたび登場する「ドイツ・レクィエム」は、2012年のシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭でのコンサートの模様をライヴ収録したもので、ベックとシュ レスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭合唱団はやはり、2010年の音楽祭期間中にライヴ収録されたフォーレのレクィエムほかを収めたアルバム(98.628)でも、 美しいハーモニーを基調としたすぐれた内容を聴かせていたので、ここでの演奏にもおおいに期待が高まるところです。  1984年にスイスのさまざまな音楽院の卒業生により結成されたバーゼル室内管(総勢54名)は、これまでにアントニーニとのベートーヴェン・シリー ズをはじめ、ホグウッドやグッドウィンらとのレコーディングを通じておおきな話題を提供してきたことで知られており、フレッシュでみずみずしさが持ち味 のアンサンブルと、大家ベックとの顔合わせもたのしみなところといえるでしょう。  ソリストについて。バイエルン州のフォイヒトヴァンゲンに生まれたクリスティアーネ・カルクは、2006年のザルツブルク音楽祭にデビューして以降、オ ペラ、コンサート、リートと多方面の活躍で、急速に注目を集めているドイツのソプラノ。幼少期にレーゲンスブルク大聖堂少年合唱団で基礎を積んだトー マス・E.バウアーは、シャイー、ハイティンク、アーノンクール、ヤーコプス、ガーディナー、ヘレヴェッヘ、インマゼール、ベルニウス、クリードらとの 共演機会も多数で、巨匠たちの信頼も厚いドイツのバリトン。 なお、ブックレットにはドイツ語歌詞のみが掲載されています。 (Ki)
PH-13020
チェロ変奏曲
マルティヌー:ロッシーニの主題による変奏曲H290
メンデルスゾーン:協奏的変奏曲Op.17
ベートーヴェン:モーツァルトの「魔笛」の「娘か女か」の主題による12の変奏曲Op.66
マルティヌー:スロヴァキアの主題による変奏曲H378
ポッパー:小ロシアの歌による幻想曲Op.43
ロッシーニ:涙
パガニーニ:ロッシーニの「モーゼ」による幻想曲Op.24
イシュトヴァーン・ヴァールダイ(Vc)、
ワルター・デラハント(P)

録音:2012年9月29日- 10月2日、2013年9月30日
1985年生まれのハンガリー・チェロ界のホープ、イシュトヴァーン・ヴァールダイ。ブダペストのリスト音楽学校でラースロ・メゼに師事した後、ウィー ン国立音楽大学でラインハルト・ラツコに師事。ブダペストで行なわれたダヴィド・ポッパー国際コンクールに3度入賞、2007年のチャイコフスキー国 際コンクールで3位入賞を果たしています。正確な技巧、おおらかで男性的な演奏が魅力。変奏曲ばかり集めた当アルバム、主題の「歌」にこだわった 美しい演奏を堪能できます。 (Ki)

★PH-13024

KKC-5298
日本語解説付き
モーツァルトin C
モーツァルト:幻想曲ハ短調K.475
ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457
きらきら星変奏曲 K.265
ピアノ・ソナタ第16番ハ長調 K.545
塚本聖子(P)

録音:2011年6月13-15日ファルテルモント,オンデア・デ・ リンデン(オランダ)
レコーディング・エンジニア:西脇義訓(N&F)
ドイツ在住ヨーロッパで活躍するピアニスト塚本聖子が、Profilから日本と世界同時デビューを果たします。プログラムは塚本聖子自身のこだわりで選 んだモーツァルトのCの調性の作品を集めて収録。塚本聖子のモーツァルトは『真珠のように軽やかで、かつ高貴な音楽性と研ぎ澄まされた感覚の生き 生きした素朴なモーツァルト!』とヨーロッパでも高い評価を受けています。 2013年7月には新日本フィルハーモニーとクリスティアン・アルミンクとモーツァルトのピアノ協奏曲第26番を演奏する予定です。アルミンクが塚本聖 子の音源を聴いてオファーし共演することになりました。 今後注目されること間違いない実力を持つピアニストでしょう。
■プロフィール
フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学び、1994年、審査員満場一致のプルミエ・プリを得て卒業。 その後、同音楽院大学院、ハノーファー音楽大学ソリストコースにて研鑽を積む。エリザベート王妃国際音楽コンクールにてファイナリストほか、ダブリン 国際ピアノコンクール、ウクライナのウラディミール・ホロヴィッツ記念国際ピアノコンクール、ジュネーヴ国際音楽コンクールなど、主要国際コンクール にて上位入賞している。 紀尾井ホールや彩の国さいたま芸術劇場の “ピアニスト100” シリーズをはじめ、ダブリンのナショナル・コンサートホール、テル・アヴィヴ・ミュージアム、 ブリュッセルのモネ劇場、ハンガリーのリスト音楽院、北京音楽庁など、ヨーロッパ、アメリカ各地で演奏している。 また、ユーディ・メニューイン指揮メニューイン・フェスティヴァル・オーケストラ、イスラエル室内管弦楽団、フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン・ “モーツァルティステン” などと共演するほか、ドイツのブラウンシュヴァイク、マイセン、ブラウンラーゲ、イタリアのグッビオ、ハンガリーのセゲド、ギリシャ のナフプリオンなどの国際音楽祭に招待され、高く評価されている。1999年には、イスラエルの “モーツァルトとピアノ” シリーズにてイスラエル・カメラー タと共演し、エルサレムポスト紙に絶賛された。 近年は室内楽にも熱心に取り組み、ヴァイオリンのアンドレイ・ビエロフやクラリネットのシャーリー・ブリル、チェロのタニヤ・テツラフらと共演している。 ドイツ在住。

PH-13027(2CD)
ブルックナー:交響曲第8番(1888年異版/キャラガン校訂)
オットー・キツラー父子:葬送音楽−アントン・ブルックナーの思い出に(ゲルト・シャラーによるオーケストレーション復元)
ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2012年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
 第8交響曲の「1888年異版」といえば、Dermot Gault と川ア高伸の校訂によるアダージョ異版が、熱心なブルックナー好きのあいだでは知られています。これは、いわゆる第1稿と第2稿とのあいだの時期の1888年頃に書かれたと考えられていて、ウィーン国立図書館所蔵の筆写譜をもとにしたものです。
 アダージョ異版の録音には内藤彰の指揮で 東京ニュー・シティ・フィル演奏によるライヴ盤もありましたが、このたびのシャラーの演奏ではアダージョ異版をそのまま使用しているほかにも、前半2楽章についても、オーストリア国立図書館収蔵のスコアに鉛筆書きで遺されていた数多くの細かい変更点も盛り込んでいるとのことですので、より徹底した「1888年異版」としてのユニークな仕上がりが期待されるところです。
 アルバムのフィルアップは、オットー・キツラー作曲の葬送音楽。ドレスデンに生まれ、リンツ大聖堂のオルガニストとリンツ劇場の楽長を務めたキツラー(1834-1915)は、ブルックナーが楽式論と管弦楽法を師事したことで知られる人物で、キツラーはまた「タンホイザー」リンツ初演を指揮して、ブルックナーがワーグナーに傾倒するきっかけを与えてもいます。
 現在ではキツラー父子の共作という扱いの葬送音楽は「アントン・ブルックナーの思い出に」という副題からもわかるように、自らよりも先に逝った弟子ブルックナーに捧げたとされるオーケストラ曲。
 ここでの演奏に際して、オリジナルの管弦楽版総譜とパート譜が一度も出版されず、1906年に出版されたピアノ・デュオ版のスコアより管弦楽版の復元がなされましたが、後期ロマン派の様式を念頭に、ブルックナーの音楽語法に精通したシャラーが手掛けているのもおおいに気になるところです。
【フィルハーモニー・フェスティヴァ】
フィルハーモニー・フェスティヴァは、ミュンヘンの主要なオーケストラ、すなわちミュンヘン・フィル、バイエルン放送響、バイエルン州立歌劇場管のメンバーと首席奏者たちで構成されるオーケストラ。もともとはカール・リヒターが1953年に創設した世界的アンサンブル、ミュンヘン・バッハ管をその母体とし、偉大な伝統を振り返ることが可能ですが、レパートリーを拡大し古典派とロマン派時代の傑作群を網羅しようとして、“フィルハーモニー・フェスティヴァ”の名称のもと、幅広い楽器編成で演奏をおこなっています。
【ゲルト・シャラー】
1965年バンベルクに生まれたゲルト・シャラーは、1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、ほかにも1998年にブラウンシュヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めている実績が示すように、劇場たたき上げのマエストロ。とりわけワーグナー、シュトラウス、ヴェルディのオペラを得意として評価も高く、そのいっぽうで、あたらしいレパートリーの開拓にも前向きなシャラーは、同じProfilよりリリースされたキャラガン校訂譜使用によるブルックナーの交響曲シリーズ、キャラガン校訂4楽章版によるシューベルトの「未完成」、ゴルトマルクの「メルリン」のレコーディングでも注目を集めています。 (Ki)

PH-13028
ブラームス:交響曲第1番ハ短調op. 68
交響曲第3番ヘ長調op. 90
ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
ケルンWDR響

録音:2013 年1月23-27日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
マーラー、ストラヴィンスキー、シェーンベルクに続く、Profilによるサラステ&ケルンWDR響シリーズの最新盤。ブラームスのふたつの交響曲はいずれも、 2013年1月に本拠ケルンのフィルハーモニーでおこなわれたばかりのコンサートの模様をライヴ収録したもので、当日はアルバムとは逆に、第3番のあと、 休憩を挿んで第1番の順で演奏されています。  これまでのディスコグラフィからは、シベリウスをはじめとする北欧作品のエキスパートとしてのイメージで語られることの多いサラステですが、実演で は古典から近現代作品まで広範なレパートリーをカバーしており、ブラームスもサラステの得意とする作曲家のひとり。  サラステがブラームスに力を入れていることは、演奏会記録からもうかがえます。比較的近いところでは、2009年にロンドン・フィルを指揮して第1 交響曲を演奏して、その好評を受けて2011年にもロンドン・フィルに登場して第2交響曲を演奏していましたし、2012年3月にかつて音楽監督を務 めたトロント響に客演して第3交響曲を取り上げてもいました。 なお、ケルンWDR響とは同じく2012/13年のシーズンの2012年10月に、当代屈指のブラームス弾きとして名高いブッフビンダーの独奏で、ピア ノ協奏曲第1番を演奏、高い評価を獲得していたので、その良い流れを受けての演奏内容がここでも期待されます。 このように、サラステがブラームスに取り組んできた成果を確かめられるという意味で、このたびのアルバムの登場は、おおいに歓迎されるところといえる でしょう。 ケルンWDR響といえば、2002年から2004年にかけて前任のビシュコフと交響曲全集を完成させていますが、ここで2010/11年の首席指揮者就 任より3期目を迎えて現在に至るサラステとの顔合わせでは、どのような演奏内容を聴かせてくれるのか興味の尽きないところでもあります。 (Ki)
PH-13030
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op. 54
モーツァルト:交響曲第40番ト短調KV. 550*
ゲルハルト・オピッツ(P)
ギュンター・ヴァント(指)
)ハンブルク北ドイツRSO

録音:1983年3月21日ハンブルク・ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)
1990年12月17日ハンブルク・ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)*
 
巨匠オピッツによるシューマン!近年、同協奏曲の録音をリリースしましたが、これは1983年オピッツが30歳の時のライヴです。既に巨匠の風格を 漂わせ、師のヴィルヘルム・ケンプに代表されるドイツ正統派の流れを受け継いだ演奏で、はったりのない技術でシューマンのロマン的な世界を表現して います。ヴァントとの相性も抜群。今後オピッツの80年代の代表盤となると言えましょう。
交響曲第40番はBMG(1994年)とは別演奏。これぞまさに「疾走する悲しみ」を具現化したかのような心に染みる演奏。ヴァントは実に多く40番 を取り上げましたが、音のクリアーさ、ゆるみのなさ、品格の高さでは最上の演奏と思われます。 ★83年のシューマンも、90年のモーツァルトもムジークハレの豊か過ぎる残響が放送録音らしく適度におさえられ、クリアーなサウンドも魅力です。近 年リヒターもののリマスタリングなどで評価を上げつつあるジードラー氏の丁寧なマスタリングも聴きものです。 (Ki)

PH-13032(6CD)
コリン・デイヴィス&シュターツカペレ・ドレスデン・ライヴ BOX

[CD 1](PH05040)
(1)エルガー:交響曲第1番
(2)ベルリオーズ:序曲「リア王」
(3)ベルリオーズ:「ベアトリスとベネディクト」序曲
[CD 2](PH05048)
(4)メンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」
(5CD)メンデルスゾーン:交響曲第5番「宗教改革」
[CD 3](PH05049)
(6)シベリウス:交響曲第2番
(7)シベリウス:交響詩「エン・サガ」
(8)シベリウス:交響詩「ルオンノタール」
[CD 4](PH08043)
(9)シューベルト:交響曲第8番ロ短調D759「未完成」
(10)ブラームス:交響曲第3番ヘ長調op. 90
[CD 5 & CD 6](PH07014)
(11)ベルリオーズ:レクィエム(死者のための大ミサ曲)op. 5
サー・コリン・デイヴィス(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

(1)録音:1998年/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(2)(3)録音:1997年/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(4)録音:1997年8月31日−9月2日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(5CD)録音:1997年10月28日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(6)録音:1988年9月22日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(7)録音:2003年7月7−8日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(8)ウテ・ゼルビク(S)
 録音:2003年7月7−8日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(9)(10)録音:1992年10月22日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
(11)キース・イカイア=パーディ(T)
 ドレスデン国立歌劇場Cho
 ドレスデン・シンフォニーCho
 ドレスデン・ジングアカデミー
 録音:1994年2月14日/ドレスデン、聖十字架教会(ライヴ)
英国の名指揮者サー・コリン・デイヴィス(1927−2013)追悼企画盤。Profilの人気シリーズ「エディション・シュターツカペレ・ドレスデン」のうち、 名誉指揮者デイヴィスが指揮したライヴ演奏の中でも、特に評判の高かった5点分の内容をまとめたもので、すでに廃盤のメンデルスゾーンとシベリウス が含まれるのもありがたいところです。  エキスパートとして知られたシベリウス作品を筆頭に、当楽団とは交響曲全集録音も完成させているシューベルトなど、収録内容はすべて巨匠の得意と したレパートリーが並びますが、ここでやはりデイヴィスの業績を語るうえで外せないものがエルガーとベルリオーズでしょう。  デイヴィスが指揮したエルガーの第1交響曲の録音はいくつか存在しますが、これは破格の内容。デイヴィスの尋常ではないテンションの高さと、ドレ スデンの深く濃い音色が重厚な音楽にみごとなまでにはまり、意を決して取り組んだエルガーの思いのたけを語り尽くして間然とするところがありません。  そして、ベルリオーズのレクィエムは、1994年に聖十字架教会で行われたドレスデン爆撃戦没者追悼演奏会のドキュメント。 「自作でただ一曲だけを残すことが許されるなら迷わずこれを残してもらうように」というほど、ベルリオーズ自身強く惚れ込んでいたと伝えられるレクィエ ムですが、デイヴィスもまた真に特別な作品として位置づけ、ここでの演奏内容に大満足していただけに、その思いは同じなのかもしれません。  装丁は、通常4枚まで収納可能なサイズの厚手ジュエル・タイプのケース(W143×H126×D25)に、スリム・ケースで使用するトレイを組み合わせて、 6枚のCDを収めています。なお、付属のブックレットにレクィエムの歌詞は掲載されておりません。 (Ki)

PH-13034(3CD)
2013年最新リマスタリング/リヒターのバッハ
(1)ミサ曲ロ短調BWV232
(2)カンタータ第147番「心と口と行いと生活で」BWV147
全てカール・リヒター(指)

(1)マリア・シュターダー(S)
ヘルタ・テッパー(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
キート・エンゲン(Bs)
ミュンヘン・バッハCho
ミュンヘン・バッハO
録音:1961年2月&4月/ミュンヘン(セッション・ステレオ)

(2)ウルズラ・ブッケル(S)
ヘルタ・テッパー(A)
ヨーン・ヴァン・ケステレン(T)
キート・エンゲン(Bs)
ミュンヘン・バッハCho
アンスバッハ・バッハ週間O
録音:1961年7月/ハイルスブロン(セッション・ステレオ)

DGG音源
新マスタリング:2013年、ホルガー・ジードラー (THS-Studio)
ユーザーの方々より「大成功のリマスタリング!」「過去最高の出来ばえ!」との反響をいただいた「マタイ受難曲(PH12008)」を受けて、同じくカー ル・リヒターが遺した不朽の名盤「1961年録音のミサ曲ロ短調」が2013年の最新マスタリングでProfilより登場します。 リヒターによる「ロ短調ミサ」には、ほかにも1969年5月に東京文化会館で行われた来日公演時の実況録音盤に、その4カ月後の1969年9月、ク ロスター教会で収録された映像作品など、いくつものすぐれた演奏内容が存在しますが、いずれもリヒターのバッハ演奏特有の、そのあまりにも厳しく美 しい佇まいに抗いがたい魅力が共通するなか、やはり最終的には、この1961年盤に行き着くところがあるようで、半世紀以上の時を経てなお、不滅の 遺産として特別の輝きを放ち続けています。 前作「マタイ受難曲」に引き続き、今回もリマスタリングをths studioのホルガー・ジードラー氏が担当しているので、仕上がりも万全のものと期待されます。 ブックレットは独語によるトラックリストと独語歌詞のみの掲載となります。 (Ki)

PH-13037(11CD)
クルト・ザンデルリンク・エディション

■CD 1
ブルックナー:交響曲第4番(1878-80年版)

■CD 2
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

■CD 3
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調op. 102
ベートーヴェン:合唱幻想曲*

■CD 4
ブラームス:交響曲第1番

■CD 5
ブラームス:交響曲第2番
アルト・ラプソディop. 53

■CD 6
ブラームス:交響曲第3番
ハイドンの主題による変奏曲

■CD 7
ブラームス:交響曲第4番

■CD 8
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番
ピアノ協奏曲第2番*
■CD 9
ラフマニノフ:交響曲第1番

■CD 10
ラフマニノフ:交響曲第2番

■CD 11
ラフマニノフ:交響曲第3番(初出)
全て、クルト・ザンデルリンク(指)
■CD 1
バイエルンRSO
録音:1994年11月4 & 5日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ・
デジタル)
■CD 2
ケルンRSO
録音:1985年10月(ライヴ・デジタル)
■CD 3
トーマス・ツェートマイアー(Vn)、アントニ オ・メネ セス(Vc)、ケルンRSO

スヴィヤトスラフ・リヒテル(P)*、ソヴィエト国立アカデミーCho*
モスクワRSO*
録音:1985年10月(ライヴ・デジタル)、1952年モスクワ(メロディア盤(LP)からのトランスファー)*
■CD 4
ベルリンSO
録音:1990年ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル・セッション/カプリッチョ原盤)
■CD 5
アンネッテ・マルケルト(A)、ベルリン放送Cho、ベルリンSO
録音:1990年ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル・セッション/カプリッチョ原盤)
■CD 6
ベルリンSO
録音:1990年ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル・セッション/カプリッチョ原盤)
■CD 7
ベルリンSO
録音:1990年ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル・セッション/カプリッチョ原盤)
■CD 8
スヴャトスラフ・リヒテル(P)、モスクワRSO、レニングラードPO*
録音:1955年モスクワ(モノラル/メロディア音源)、1959年モスクワ(モノラル/メロディア音源)*
■CD 9
レニングラードPO
録音:1950、51年(モノラル/メロディア音源)
■CD 10
レニングラードPO
録音:1956年5月ベルリン(モノラル/DG音源)
■CD 11
ハンブルク北ドイツRSO
録音:1994年5月8-10日ハンブルク、ムジークハレ(デジタル・ライヴ)
巨匠ザンデルリングが指揮した名演奏の数々を収めた注目のセットがProfilより登場します。CD11枚組のセットには、晩年の代表的名盤で、ベルリ ン響を指揮してセッション録音したブラームスの交響曲全集のほかに、バイエルン放送響とのブルックナーの「ロマンティック」、ケルン放送響を指揮したベー トーヴェンの「田園」のライヴ演奏といったベストセラー・アイテムが含まれますが、なかでもラフマニノフを指揮したCD4枚分が見逃せない内容。
メロディア音源からのリヒテルとの協奏曲や、グラモフォン音源の第2交響曲といった、すでに名盤として知られる1950年代の演奏の数々(CD8〜 10)は、マスター・テープからのコピーとおもわれる音源を使用しており、モノラルながら復刻状態はきわめて良好。この作曲家をおおいに得意としたザ ンデルリングの至芸を、聴きやすい音で楽しむことが可能です。
さらに、当セット1番の目玉といえるのが、1994年にザンデルリングが北ドイツ放送響を指揮した交響曲第3番のライヴ。この作品はザンデルリング のディスコグラフィにこれまでなかったもので、NDRアーカイヴのライヴ音源からの正規初CD化となります。やはりザンデルリングがフィルハーモニア管 を指揮した第2番のセッション録音に通じる、巨匠晩年の様式がここでも特徴的で、演奏・録音いずれにおいても破格の内容。超弩級のスケールで展開 される音楽は、一気にこの曲の演奏史を塗り替えるといっても言い過ぎには当たらないほどで、この1曲のためだけにでも当セットを入手する価値がある と断言できます。
★BOX仕様:紙製クラムシェル・タイプ。W129×H132×D30(ミリ)、重量250g。
★ブックレットはトラック・リスト、録音データのみの記載となります。

PH-13038(20CD)
ギュンター・ヴァント/放送録音集1951-1992

■CD1(PH04053)
(1)モーツァルト:セレナード第7番「ハフナー」
(2)モーツァルト:レチタティーヴォとアリア「美しい恋人よ、さようなら…とどまれ、
最愛の人よ」K. 528

■CD2(PH04057/廃盤)
(1)メシアン:神の降臨のための3つの小典礼
(2)ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品op. 6
(3)ウェーベルン:管弦楽のための5つの小品op. 10
(4)ウェーベルン:ソプラノ独唱、混声合唱、管弦楽のための第1カンタータop. 29
(5)フォルトナー:オーボエと管弦楽のためのアウロディー

■CD3…49’34” (PH04056)
(1)ストラヴィンスキー:バレエ「プルチネッラ」組曲(1949年版)
(2)ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲(1945年版)

■CD4(PH04052)
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(2)ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
(3)ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲

■CD5(PH05005)
オルフ:カルミナ・ブラーナ

■CD6(PH05006/廃盤)
(1)モーツァルト:セレナード第6番「セレナータ・ノットゥルナ」
(2)フルート協奏曲第1番ト長調K. 313
(3)セレナード第9番ニ長調K. 320「ポストホルン」

■CD7(PH05007)
(1)サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番
(2)ケクラン:交響詩「バンダール=ログ」
(3)ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
(4)ケルビーニ:「アナクレオン」序曲

■CD8(PH05041)
(1)ブラームス:セレナード第1番ニ長調op. 11
(2)ウェーバー:クラリネット協奏曲第2番

■CD9(PH05042)
(1)ストラヴィンスキー:ピアノと管楽器のための協奏曲(1930)
(2)B. A. ツィンマーマン:1楽章の交響曲(1951/1953改訂)
(3)フォルトナー:大管弦楽のための交響曲(1947)
(4)リゲティ:ロンターノ(1987)

■CD10(PH04058)
ブルックナー:交響曲第9番

■CD11(PH05043)
(1)モーツァルト:聖体の祝日のためのリタニア 変ホ長調K. 243
(2)モーツァルト:レチタティーヴォとアリア「哀れな私、ここはどこ!…ああ、これを語るのは私ではない」K. 369
(3)モーツァルト:シェーナとアリア「美しい恋人よ、さようなら…とどまれ、最愛の人よ」K. 528
(4)モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」序曲
(5)モーツァルト:「魔笛」序曲
(6)モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲

■CD12(PH05045)
(1)ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob.XVIII-11
(2)ハイドン:オーボエ協奏曲ハ長調Hob.VIIg-C1
(3)ハイドン:交響曲第76番変ホ長調Hob.I-76

■CD13(PH06001)
(1)ベートーヴェン:ミサ曲ハ長調op. 86
(2)モーツァルト:主日のためのヴェスペレ.ハ長調K. 321

■CD14(PH06002)
(1)ブラウンフェルス:テ・デウム
(2)ヒンデミット:弦楽と金管のための演奏会用音楽op. 50

■CD15(PH06005)
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
(2)R. シュトラウス:4つの最後の歌
(3)R. シュトラウス:ホルン協奏曲第1番変ホ長調op. 11

■CD16(PH06004)
(1)ブラウンフェルス:エクトル・ベルリオーズの主題による幻影op. 25
(2)モーツァルト:ホルン協奏曲第3番K. 447
(3)タデウシュ・ベイルド(1928-1981):オーボエと管弦楽のための4つの対話(1964)

■CD17(PH06003)
(1)モーツァルト:ミサ曲ハ長調K. 317「戴冠式ミサ」
(2)シューベルト:スターバト・マーテル.ヘ短調D383

■CD18(PH06006)
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調op. 58
(2)ハイドン:交響曲第92番ト長調Hob. I-92「オクスフォード」
(3)バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041

■CD19-20(PH05044)
フォルトナー:歌劇「血の婚礼」(全曲)
全て、ギュンター・ヴァント(指)

■CD1
(1)エルネー・シェベシュチェーン(独奏Vn)/録音:1982年5月5日(STEREO)、(2)イーディス・ウィーンズ(S)、バイエルンRSO/録音:1982年5月23日(STEREO)
■CD2
(1)タイニー・ヴィルツ(P)、モニク・マターニュ=カヴァイユ(オンド・マルトゥノ)/録音:1966年1月21日(STEREO)、(2)録音:1966年5月5日(STEREO)、(3)録音:1968年2月9日(STEREO)、(4)録音:1966年1月21日(STEREO)、(5)ローター・ファーバー(Ob)、バイエルン放送Cho、バイエルンRSO/録音:1966年1月21日(STEREO)
■CD3
(1)バイエルンRSO/録音:1981年5月(STEREO)、(2)バイエルンRSO/録音:1978年10月26日(STEREO)
■CD4
(1)ケルンRSO/エミール・ギレリス(P)/録音:1974年12月13日(STEREO)、(2)ケルンRSO/録音:1976年8月5日(STEREO)、(3)ケルンRSO/録音:1975年8月30日(STEREO)
■CD5
マリア・ヴェヌティ(S)、ウルフ・ケンクリーズ(T)、ペーター・ビンダー(Br)、ンブルク少年Cho、ノーファー国立劇場オペラChoのメンバー、ドイツ放送Cho、ンブルク北ドイツRSO/録音:1984年5月14日/ハンブルク、ムジークハレ(STEREO)
■CD6
(1)ハンブルク北ドイツRSO/録音:1990年5月(STEREO)、(2)ヴォルフガング・リッター(Fl)、ハンブルク北ドイツRSO/録音:1988年12月(STEREO)、(3)バイエルンRSO/録音:1978年10月(STEREO)
■CD7
(1)ケルンRSO、ルッジェーロ・リッチ(Vn)/録音:1970年12月1−5日(STEREO)、(2)ケルンRS/音:1973年2月2日(STEREO)、(3)ケルンRSO/録音:1967年10月27日(STEREO)、(4)ケルンRSO録音:1975年10月31日(STEREO)
■CD8
(1)ケルンRSO/録音:1968年10月2日(STEREO)、(2)ヘルムート・ギーサー(Cl)、ケルンRSO/録音:1977年11月25日(STEREO)
■CD9
(1)ニキタ・マガロフ(P)、ハンブルク北ドイツRSO/録音:1985年(STEREO)、(2)ハンブルク北ドイツRSO/録音:1987年(STEREO)、(3)ケルンRSO/録音:1960年(STEREO)、(4)ハンブルク北ドイツRSO/録音:1987年(STEREO)
■CD10
録音:1979年6月24日(STEREO)
■CD11
(1)マーガレット・マーシャル(S)、コルネリア・ヴルコップ(A)、アドルフ・ダラポッツァ(T)、カール・リッダーブッシュ(Bs)、バイエルン放送Cho、バイエルンRSO/録音:1982年1月21日(STEREO)、(2)マーガレット・マーシャル(S)、ケルンRSO/録音:1980年6月13日(STEREO)、(3)マーガレット・マーシャル(S)、ケルンRSO/録音:1980年6月13日(STEREO)、(4)ケルンRSO/録音:1968年10月2日(STEREO)、(5)ケルンRSO/録音:1968年2月3日(STEREO)、(6)ケルンRSO/録音:1969年9月13日(STEREO)
■CD12
(1)ニキタ・マガロフ(P)、ハンブルク北ドイツRSO/録音::1985年12月2日(STEREO)、(2)ハンスイェルク・シェレンベルガー(Ob)、ケルンRSO/録音:1980年11月1日(STEREO)
(3)ケルンRSO/録音:1973年2月10日ミュンヘン、レジデンツ・ヘルクレスザール(STEREO)
■CD13
(1)マーガレット・マーシャル(S)、コルネリア・ヴルコップ(A)、アドルフ・ダラポッツァ(T)、カール・リッダーブッシュ(Bs)、バイエルン放送Cho、バイエルンRSO/録音:1982年1月21日(STEREO)、(2)ブリギッテ・デュルラー(S)、ユリア・ハマリ(A)、ヴェルナー・クレン(T)、大橋国一(Bs)、ヴォルフガング・ゲーリング(Org)、ケルンWDR放送Cho、ケルンRSO/録音:1968年11月22日/ケルン、WDR第1ホール(STEREO)
■CD14
(1)レオニー・リザネク(S)、ヘルムート・メルヒェルト(T)、ヘルマン・ヴェルナー(Org)、ケルン・ギュルツェニヒCho、ケルンRSO/録音:1952年12月20日(MONO)
(2)ケルンRSO、録音:1979年3月6日(STEREO)
■CD15
(1)ルドルフ・フィルクシュニー(P)、ケルンRSO/録音:1969年9月13日(STEREO)、(2)マーティナ・アーロヨ(S)、ケルンRSO/録音:1967年6月15、16日(STEREO)、(3)ヘルマン・バウマン(Hrn)、ケルンRSO/録音:1975年10月31日(STEREO)
■CD16
(1)ケルンRSO/録音:1953年12月23日(放送用セッション・モノラル)、(2)デニス・ブレイン(Hrn)、ケルンRSO・録音:1951年1月22日(放送用セッション・モノラル)、(3)ローター・ファーバー(Ob)、バイエルンRSO・録音:1968年2月9日(ライヴ・ステレオ)
■CD17
(1)マルゴ・ギヨーム(S)、マルギット・コベック(C.A)、ヨハネス・フェーヤーベント(T)、エヴァルト・カデヴァイアー(Bs)、ケルン放送Cho、ケルンRSO/録音:1952年7月25日ケルンWDR第1ホール(MONO)、(2)マルゴ・ギヨーム(S)、リヒャルト・ホルム(T)、ゲルハルト・グレシェル(Bs)、ケルン放送Cho、ケルンRSO/録音:1953年10月17日(MONO)
■CD18
(1)ロベール・カサドシュ(P)、ケルンRSO/録音:1970年3月6日(STEREO)、(2)ケルンRSO/録音:1967年4月20日(STEREO)、(3)ロラント・グロイッター(Vn)、ハンブルク北ドイツRSO/録音:1992年3月15−17日(STEREO)
■CD19-20
ナタリー・ヒンシュ=グレンダール(Ms)、アニー・シュレム(S)、イルムガルト・ゲルツ(C.A)、エミー・リスケン(C.A)、ヒルデグント・ヴァルター(Ms)、ヨハンナ・コッホ=バウアー(話者)、アニタ・ヴェストホフ(S)他、ケルン・ギュルツェニヒO/録音:1957年7月16日(MONO)
「ギュンター・ヴァント・エディション」のうち、単売でのリリースであったタイトル19点CD20枚分を、ひとつにまとめたお得 なセット。 ヴァントが長年の手兵ギュルツェニヒ管、ケルン放送響、北ドイツ放送響のほかに、客演を重ねたバイエルン放送響を指揮した内容は、1951年収録の 名手ブレインとの共演による「モーツァルト:ホルン協奏曲第3番」から、1992年収録のNDRコンマス、グロイッター独奏による「J. S. バッハ:ヴァ イオリン協奏曲第1番」まで、収録時期も40年以上に亘ります。  それでも、その大半をステレオ音源が占めているのは朗報で、そのうえプログラムもじつに多彩。ブルックナーは第9番のみですが、ヴァントの愛奏曲 であるハイドンの第76番に、ファンのあいだで絶品とされてきたモーツァルトのセレナードの数々、CD化が切望されていたストラヴィンスキーの「火の鳥」 組曲とオルフの「カルミナ・ブラーナ」、さらにベートーヴェンのピアノ協奏曲では、カサドシュとの第4番、ギレリスとの「皇帝」といった豪華共演が楽 しめるのはやはりおおきな魅力といえます。  同時にまた、本セットを締め括る「血の婚礼」の名演奏に代表されるように、1912年生まれのヴァントにとっては同時代の作曲家フォルトナー (1907-1987)やブラウンフェルス(1882-1954)に着目して頻繁に取り上げていたことがうかがえて、ヴァントのモダニストとしての一面を伝える構 成はきわめて意義深いものといえるでしょう。  なお、付属のブックレットには、各ディスクの曲目トラック表およびヴァントの略歴(ドイツ語・英語)の記載のみで、歌詞などは掲載されておりません。  (Ki)

PH-13039(2CD)
ワインベルガー:歌劇「バグパイプ吹きシュヴァンダ」 クリストフ・ポール(Br シュヴァンダ) 
マージョリー・オーウェンズ(S ドロトカ)
ラディスラフ・エルグル(T バビンスキー)
ティチナ・ヴォーン(Ms 女王)
ティルマン・レンネベック(Bs 魔術師)
ミヒャエル・エーダー(Bs 悪魔)
シメオン・エスパー(T 裁判官,第1の傭兵,地獄の兵隊長)ほか
コンスタンンティン・トリンクス(指)
シュターツカペレ・ドレスデン
ドレスデン国立歌劇場Cho

録音:2012年3月、ドレスデン
Profilのゼンパーオーパー・エディション、今回は新しい音源を出してきました。2012年3月に新演出上演されたワインベルガーの愉快なオペラ「バ グパイプ吹きシュヴァンダ」、しかもオリジナルのチェコ語上演です。ヤロミール・ワインベルガー(ヴァインベルガー,ヴァインベルゲルとも)は、 1896年、 プラハ生まれのチェコの作曲家。「バグパイプ吹きシュヴァンダ」は民話風のとても愉快な物語に、ボヘミア色豊かな旋律を近代的な響きで彩った音楽が 付けられた非常に楽しいオペラ。1927年にプラハで初演されるや大成功を収め、1920年代末から1930年代にかけて各地で盛んに上演され、1931 年にはメトロポリタン歌劇場でも上演されたほどでした。しかしユダヤ系のワインベルガーは1939年にナチ政権を逃れて米国へ亡命、1967年に亡くな ります。「シュヴァンダ」の上演も下火になるものの、ポルカとフーガは人気曲として度々取り上げられ、カラヤンも録音しているほど。またオペラそのも のドイツ語圏でジワリジワリと人気を取り戻しています。ドレスデン国立歌劇場では1930年に初演、さらに1950年にも取り上げられていましたが、ど ちらもドイツ語訳上演。今回はオリジナルのチェコ語での初上演です。これは大きな評判となり、2014年1月にも再演されました。 歌手はドレスデン国立歌劇場に所属する今伸び盛りの歌手が起用されています。タイトルロールのクリストフ・ポールは、1976年、ハノーファー生まれの バリトン。2005年からゼンパー・オーパーに所属し、非常に多くの役を歌ってバリバリに活躍しています。シュヴァンダの妻ドロトカのマジョリー・オーウェ ンズは米国、ヴァージニア州出身のソプラノ。彼女もゼンパー・オーパーに所属しており、近年はワーグナーやR.シュトラウスなどのドラマティックな役 を手掛けて評判になっています。バビンスキーのラディスラフ・エルグルはチェコ出身の若いテノール。ドイツ語圏を中心に活躍しており、ことにウィーン で人気上昇中です。女王のティチナ・ヴォーンは米国出身のメッゾソプラノ。1998年から2006年までシュトゥットガルト国立歌劇場に所属した後、現 在はドレスデン国立歌劇場でドラマティックなメッゾソプラノとして大活躍しています。指揮のコンスタンンティン・トリンクスは1975年、ドイツ、カール スルーエ生まれの指揮者。2009年から2012年までダルムシュタット国立劇場の音楽総監督を務めた実力のある指揮者。2013年1月には新国立劇場 でワーグナー「タンホイザー」を指揮、さらに同年7月にはバイロイトで「恋愛禁制」を指揮しています。次世代のドイツのオペラ界を担うであろう逸材 です。 近代オペラとは言え物語も音楽も極めて分りやすいので、あらすじさえ押さえておけば楽に楽しめるオペラです。同じ1927年に初演されたコルンゴルトの 「ヘリアーネの奇跡」ともども、ナチが勢力を拡大する直前の時期の旧オーストリア=ハンガリー帝国の音楽の最後の輝きが実感できることでしょう。 (Ki)
PH-13042
ヨハン・ネポムク・フンメル:フルートとピアノのためのソナタ集
フルート・ソナタ.ニ長調op. 50
フルート・ソナタ.イ長調op. 64
メユールのロマンスによる変奏曲 ト長調op. 14
フルート・ソナタ.ト長調op. 2/2
クリスティアーネ・マイニンガー(Fl)
ライナー・ゲップ(P)

録音:2011年2月&4月/ドイチュラントラジオ・クルトゥーア(セッション・ステレオ)
神童で、生前はヨーロッパ最大の作曲家、最高のピアニストと称され、後世にも多大な影響を与えたフンメルの「フルートとピアノのための作品」を収 めたアルバム。師モーツァルトから書法的に解放されたころの作で、名手フンメルだけに半ばピアノが主役の、ニ長調のソナタをはじめ、パリで大成功を 収めたメユールのオペラ「愚挙(Une Folie)」のロマンス「わたしはまだ青春」による変奏曲など全4曲を収録しています。  高度な技巧を要するピアノ・パートを担当するゲップは、ケルンでタイニー・ヴィルツに師事し、フランス政府奨学金留学生としてパリでピエール・サン カンとティエリ・ド・ブリュンホフに師事。また、クラウディオ・アラウやタチヤナ・ニコラーエワのマスタークラス、さらには高名なピアノ教育者ペーター・ フォイヒトヴァンガーとその芸術的、教育的概念との出会いから、多くの助言を授かっています。  アーヘン音楽大学でリカルダ・ブレールに師事、イタリア・シエナの名門キジアーナ音楽院でセヴェリーノ・ガッゼローニのマスタークラスを受講したフルー トのマイニンガーは、ゲップとは、自身の名を冠したマイニンガー・トリオで活動を共にしている仲で、アルバム・タイトルの通り “コン・ガルボ(優雅に)” な魅力を的確に伝えています。 (Ki)
PH-13049
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1878年版“村の祭り”フィナーレつき/キャラガン校訂) ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2013年1月/レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン、バイエルン放送―シュトゥーディオ・フランケン(ライヴ)
シャラー指揮フィルハーモニー・フェスティヴァによるブルックナーの交響曲シリーズは、アメリカの音楽学者でブルックナー研究の第一人者ウィリアム・ キャラガン校訂譜に拠るすぐれた演奏内容で注目を集めており、第1番、第2番、第3番、第4番、第7番、第8番、第9番がリリース済み。  2013年にあらたにライヴ収録された第4番は、2007年収録の「1878/80年稿、ノーヴァク版」がすでにあるため、シリーズ初の “ナンバー重複” となりますが、ここでは「村の祭り」と名付けられた、“まぼろし” のフィナーレを採用している点が新機軸。  ブルックナー自身が「Volksfest(村の祭り、あるいは民衆の祭りとも)」と呼んだフィナーレは、第1稿の改訂作業中の1878年8月1日から9月 30日までのあいだに作曲されたもので、通常、ブルックナーの第4番とされる形態、すなわち、1878年に書かれた第1、2、3楽章の第2稿が活かさ れ、1879年から1880年にかけて書き上げられた第4楽章の第3稿とを合わせたことにより、取り外されました。  このフィナーレは、ハースによって1936年に旧全集の付録として出版され、わずかなミス・プリントを訂正した形で1980年にノーヴァク版が再出版 されていますが、演奏されることはまれ。ところどころで現行版と共通する音型があらわれるものの、全体ではずいぶんと趣きの異なる味わいで、楽章全 体の長さが短い替わりに、そのぶんキャッチでユニークな内容ともなっています。  録音もこれまでにティントナー盤やロジェストヴェンスキー盤などがあったのみという状況でしたので、ノーヴァク版を念頭にキャラガンが校訂した最新 録音によるすぐれた演奏の登場は、広く歓迎されるところです。 (Ki)
[2013年録音「1878年・“村の祭り”フィナーレつき・キャラガン校訂版」] @. 19:10+A. 14:30+B. 10:48+C. 15:42=TT. 60:11
[2007年録音「1878/80年・ノーヴァク版」] @. 17:41+A. 14:08+B. 11:02+C. 20:13=TT. 65:43

PH-13050(2CD)
エルフリーデ・トレッチェル
(1)レーガー:ニワトコ Op.35-4,
 天が一粒の涙を零した Op.35-2
 森の孤独Op.76-3,
 子供のお願いOp.76-22,
 眠りに Op.76-59
(2)R.シュトラウス:3つのオフィーリアの歌 Op.67-A
(どうしたら真の恋人を見分けられるのだろう,おはよう、今日は聖ワレンティヌスの日よ,彼らはあの方をそのまま棺に乗せて運んで行った)

(3)マーラー:別れ離れて
私は柔らかな香りをかいだ
美しいがゆえに君を愛するのなら
ヒンデミット:「マリアの生涯」 Op.27−マリアの誕生,ヨゼフの疑い,キリストの誕生,エジプトへの脱出の途上での休息
シューベルト:ただ憧れを知る人が
(4)シューマン:月の夜 Op.39-5
(5)シューベルト:春の想い D686
 君はわが憩い D776/若い尼 D828
 夜と夢 D827
シューマン:くるみの木 Op.25-3
 はすの花 Op.25-7
 美しい見知らぬ土地 Op.39-6
 月の夜 Op.39-5/君に捧ぐ Op.25-1
ブラームス:秘めごと Op.71-3
 森の静寂の中で Op.85-6
 娘の歌 Op.85-3/夜鶯 Op.97-1
 娘は語る Op.107-3
ヴォルフ:明け方に
 心変わりした娘/とりすました娘
 楽師/打ち明け
シューマン:ジャスミンの茂み Op.27-4
 眠りの精 Op.79-13
モーツァルト:「フィガロの結婚」−ついにその時が近づいた(ドイツ語)
プッチーニ:「蝶々夫人」−ある日、見えるのよ(ドイツ語)
 「ボエーム」−私はミミと呼ばれていますが(ドイツ語)
ドヴォルザーク:「ルサルカ」−月の歌
全て、エルフリーデ・トレッチェル(S)
ハンス・レーヴライン(P)(下記以外)

(1)ハンス・レーヴライン(P)
録音:1949年3月29日、RIAS

(2)フーベルト・ギーゼン(P)
録音:時期不詳、ベルリン郊外のトレッチェル家

(3)リヒャルト・クラウス(P)
録音:時期不詳、ベルリン郊外のトレッチェル家

(4)ミヒャエル・ラウハイゼン(P)
録音:1944年

録音:1956年6月18日、ドレスデン
エルフリーデ・トレッチェル(トレチェルとも)(1913−1958)はドレスデン生まれのドイツのソプラノ。1933年に当時ドレスデン国立歌劇場の音楽 総監督だったカール・ベームに認められ、この劇場のプリマドンナとして幅広く活躍。戦後はベルリンやウィーン、さらに英国でも活躍しました。温かみの ある優しい歌声で一時代を築いた名歌手なのですが、活動の前半は第二次世界大戦と重なり、また44歳という若さで亡くなってしまったこともあり、録 音はそれほど多くありません。今回Profilが発掘したのは、1956年6月18日、ドレスデンのビューラウの保養施設で行われたトレッチェルの最後のリ サイタルを中心に私的な録音も含めた貴重な録音が多々集められています。トレッチェルの葬儀でのヴァルター・フェルゼンシュタインによる弔辞も収めら れています。ゼンパーオーパー・エディションの常として、貴重な写真を多数掲載した立派な解説冊子も付いています。 (Ki)

PH-13053(6CD)
カール・リヒター・エディション/バッハ:器楽曲篇
[CD 1]56’34”
ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050

[CD 2]64’26”
ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049
ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
トッカータとフーガ.ニ短調BWV538*

[CD 3]70’23”
管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066
管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067
管弦楽組曲第4番ニ長調BWV1069

[CD 4]70’55”
管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068 1961*
音楽の捧げ物BWV1069

[CD 5]72’57”
チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV1052
2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調BWV1061
3台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調BWV1064
4台のチェンバロのための協奏曲イ短調BWV1065

[CD 6]70’10”
「オルガン・リサイタル」
トッカータとフーガ.ニ短調BWV565
コラール前奏曲「主イエス・キリストよ,われ汝に呼ばわる」BWV639
パッサカリアとフーガ.ハ短調BWV582
コラール前奏曲「目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ」BWV645
幻想曲とフーガ.ト短調BWV542
コラール前奏曲「イエスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて」BWV650
コラール前奏曲「高き御空よりわれは来れり」BWV606
前奏曲とフーガ.ホ短調BWV548
[CD 1]
カール・リヒター(指)カール・リヒターCO
収録:1956、1957年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
[CD 2]
カール・リヒター(指)カール・リヒターCO
収録:1956、1957年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
カール・リヒター(Org:オットーボイレン、バシリカ教会Marienorgel)*
収録:1954年(セッション・モノラル/テルデック原盤)*
[CD 3]
オーレル・ニコレ(Fl)
カール・リヒター(指)ミュンヘン・バッハO
収録:1960年6月、1961年6月/ミュンヘン(セッション・ステレオ/DGG原盤)
[CD 4]
カール・リヒター(指)ミュンヘン・バッハO*
収録:1960年6月、1961年6月/ミュンヘン(セッション・ステレオ/DGG原盤)*
オーレル・ニコレ(Fl)
オットー・ビュヒナー、クルト・グントナー(Vn)
ジークフリート・マイネッケ(Va)
フリッツ・キスカルト(Vc)
ヘトヴィヒ・ビルグラム(Cemb)
カール・リヒター(指とCemb)
収録:1963年1月/ミュンヘン(セッション・ステレオ/DGG原盤)
[CD 5]
エドゥアルト・ミュラー、ゲルハルト・エッシュバッハー、ハインリヒ・グルトナー(Cemb)
アンスバッハ・バッハ週間のソリストたち
カール・リヒター(指とCemb)
収録:1955年/アンスバッハ(セッション・モノラル/テルデック原盤)
[CD 6]
カール・リヒター(Org;ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール)
収録:1954年10月、11月/ジュネーヴ(セッション・ステレオ/Decca原盤)

リマスタリング&サウンド・デザイン:2013年、ホルガー・ジードラー (THS-Studio)
J.S.バッハの権威カール・リヒターがドイチェ・グラモフォンに遺した代表的録音「マタイ受難曲」(PH12008)、「ミサ曲ロ短調」(PH13034)に、 Profilのライヴ復刻でおなじみの名人ホルガー・ジードラーが入念なリマスタリングを施して大好評のシリーズに、器楽曲篇があらたに加わります。 「カール・リヒター・エディション」と題するCD6枚組では、名手ニコレを迎えた「管弦楽組曲全曲」に「音楽の捧げ物」といった、前回までの宗教作品 同様に同曲のベストにも挙げられる、もはや説明不要のスタンダードがしっかりと押さえてあるのは当然として、リヒター第1回目の「ブランデンブルク協 奏曲全曲」録音や、ミュラーら複数の奏者との共演も魅力の「チェンバロ協奏曲集」、さらにはジュネーヴとオットーボイレンにおける「オルガン・リサイタル」 という具合に、テルデック(テレフンケン)とデッカの音源から広く選ばれており、この時期特有ともいえる強烈な表現意欲が漲る演奏スタイルや、それぞ れのレーベルのサウンド・カラーのちがいも興味深いところです。 「リマスタリングが大成功!」「過去最高の仕上がり!」と、絶大なる支持をいただいている前2作とともに、当セットもまた、リヒターの高潔で折り目正し い音楽を愛してやまない方々にとって、かけがいのない宝物となりましょう。 ブックレットは各曲のトラックリストおよび演奏家のみの記載となります。 (Ki)

PH-13054(4CD)
カール・リヒター・エディション/J.S.バッハ:教会カンタータ篇

■CD 1
(1)「イエスよ、あなたはわが魂を」BWV 78

(2)「イエス・キリストを脳裡にとどめよ」BWV 67

(3)私が去り行くのは、あなたがたの益となる」BWV 108

■CD 2
(1)「主イエス・キリスト、真の人にして神」BWV 127


(2)「主なる神は太陽にして盾なり」BWV 79

(3)「キリストは死の縄目につながれた」BWV 4

■CD 3
(1)「人よ、良きことの何たるかはすでに汝に告げられたり」BWV 45

(2)「すべての国よ、神を誉め讃えよ
」BWV 51

(3)「愛する御神よ、いつ我は死なん」BWV 8

(4)「私は、哀れな人、罪のしもべ」BWV 55

■CD 4
マニフィカト ニ長調BWV 243
全て、カール・リヒター(指)

■CD 1 62’43”
(1)ウルズラ・ブッケル(S)、ヘルタ・テッパー(A)、ヨーン・ヴァン・ケステレン(T)、キート・エンゲン(Bs)、アンスバッハ・バッハ週間O/録音:1961年7月(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
(2)アントニア・ファーベルク(S)、リリアン・ベニングセン(A)、ピーター・ピアーズ(T)、キート・エンゲン(Bs)、ゲオルク・ドンデラー(Tp)、ヘドヴィヒ・ビルグラム(Org)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー/録音:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
(3)アントニア・ファーベルク(S)、リリアン・ベニングセン(A)、ピーター・ピアーズ(T)、キート・エンゲン(Bs)、ゲオルク・ドンデラー(Tp)、ヘドヴィヒ・ビルグラム(Org)、エドガー・シャン(オーボエ・ダモーレ)、フリッツ・ゾンライトナー(Vn)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー/録音:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
■CD 2 68’23”
(1)アントニア・ファーベルク(S)、リリアン・ベニングセン(A)、ピーター・ピアーズ(T)、キート・エンゲン(Bs)、ゲオルク・ドンデラー(Tp)、 ヘドヴィヒ・ビルグラム(Org)、エドガー・シャン(オーボエ・ダモーレ)、フリッツ・ゾンライトナー(Vn)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー/録音:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
(2)ベアトリス・クレープス(A)、キート・エンゲン(Bs)、エドガー・シャン(Ob)、ヘルマン・ウール(Vc)、フランツ・オルトナー(Cb)、へドヴィヒ・ビルグラム(Cemb&Org)、ミュンヘン・バッハO、ミュンヘン・バッハCho/録音:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
(3)キート・エンゲン(Bs)、へドヴィヒ・ビルグラム(Org)、ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー、ミュンヘン・バッハCho/録音:1963年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
■CD 3 77’59”
(1)ヘルタ・テッパー(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、キート・エンゲン(Bs)、オーレル・ニコレ(Fl)、ミュンヘン・バッハCho、アンスバッハ・バッハ週間O/録音:1959年7月、8月(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
(2)マリア・シュターダー(S)、ヴィリー・バウアー(Tp)、ミュンヘン・バッハO/録音:1959年8月(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
(3)ウルズラ・ブッケル(S)、ヘルタ・テッパー(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、キート・エンゲン(Bs)、オーレル・ニコレ(Fl)、ミュンヘン・バッハCho、アンスバッハ・バッハ週間O/録音:1959年7月、8月/アンスバッハ、アウグスタナザール(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
(4)エルンスト・ヘフリガー(T)、オーレル・ニコレ(Fl)、エドガー・シャン(Ob)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン・バッハO/録音:1959年2月、3月(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
■CD 4 30’00”
マリア・シュターダー(S)、ヘルタ・テッパー(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Bs-Br)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン・バッハO/録音:1961年6月(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)

※リマスタリング&サウンド・デザイン:2014年、ホルガー・ジードラー (THS-Studio)
過去最高のリマスタリング!」「かつてない自然な質感!」と、Profilのライヴ復刻でおなじみの名人ホルガー・ジードラーを起用した音づくりが評判 を呼ぶ「カール・リヒター・エディション」の最新巻。  このたびのCD4枚組のセットには、シュターダー、テッパー、ヘフリガー、エンゲンら当時のベスト・メンバーを擁した、教会カンタータ10曲とマニフィ カトが収められています。使用音源はアルヒーフを中心に、カンタータのいくつかではテレフンケンに遺した旧録音が選ばれているため、アルヒーフ時代と は趣の異なるリヒターのアプローチや、レーベルのサウンド・カラーのちがいなども聴きどころといえそうです。  シュターダーの張りのある美声。味わいゆたかなオーボエの音色。華やかなトランペットのひびき。透明感と深みを湛えたコーラス。シリーズ第1弾「マ タイ受難曲」(PH12008)以来、絶大なる支持をいただいているなか、当セットもまた期待を裏切らない仕上がりとなっております。  なお、ブックレットは各曲のトラックリストおよび演奏家、リヒターの略歴と各曲の簡易解説(ドイツ語・英語)のみの記載となります。 (Ki)

PH-13055(2CD)
カール・リヒター・エディション/フルート協奏曲集
モーツァルト:フルート協奏曲第1番ト長調K313
 フルート協奏曲第2番ニ長調K314
 アンダンテ ハ長調K315
 フルートとハープのための協奏曲ハ長調K299
ハイドン:フルート協奏曲ニ長調Hob.Zf-D1
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」〜精霊の踊り
オーレル・ニコレ(Fl)
ローゼ・シュタイン(Hp)
カール・リヒター(指)
ミュンヘン・バッハO

録音:1960-62年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
リマスタリング&サウンド・デザイン:2014年、ホルガー・ジードラー (THS-Studio)
歴史的遺産ともいえる1958年の「マタイ受難曲」(PH12008)を皮切りに、カール・リヒターの貴重な録音の数々にProfilのライヴ復刻でおなじみ の名人ホルガー・ジードラーが入念なリマスタリングを施す「カール・リヒター・エディション」は、真に音楽的で本来の響きを取り戻したと評判を呼ん でいます。  シリーズ最新作は名手オーレル・ニコレを迎えたフルート協奏曲集。モーツァルトのほか、この顔合わせでテルデック(テレフンケン)にレコーディング されたすべての内容を収められており、いずれもリヒターにとっては唯一の録音となります。このたびの復刻で印象もあらたになるものと期待されるところ です。  ブックレットは各曲のトラックリストのみの記載となります。 (Ki)

PH-13058(2CD)
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
歌曲集「亡き子をしのぶ歌」*
ブリギッテ・ファスベンダー(Ms)
クラウス・テンシュテット(指)
ハンブルク北ドイツRSO

録音:1980年5月19 日ハンブルク、ライスハレ(ライヴ)、1980年11月11日キール、キーラー・シュロス(ライヴ)*
テンシュテット=マーラー」を不動のものとしたロンドン・フィルとの交響曲全集録音がスタートしたのは1977年のことですが、第1番に次いで、チ クルス最初期の1978年にレコーディングされたのが第5番でした。第5番は巨匠得意のナンバーだけに録音も多く、同じくロンドン・フィルを指揮した、 1984年来日公演時の大阪、1988年のロンドンと、もっとも相性の良かった手兵ならではの燃焼度の高いライヴ録音もよく知られていますが、テンシュテッ トが北ドイツ放送響の音楽監督に就任した翌年の1980年に、本拠ハンブルクのムジークハレ(現ライスハレ)でおこなったこのライヴには格別の意味が あります。 テンシュテットが1976年に南西ドイツ放送響を指揮した第4交響曲の例をみればあきらかなように、ここでは地元ドイツの楽団を得た強みがすみずみま で表れており、絶望的な暗さの葬送行進曲、激烈に荒れ狂う第2楽章までの第1部と、アダージェットに代表される甘美な調べや、輝かしい歓喜のフィナー レとの極端なコントラストを描く上で、恐るべき効果を生み出しています。  マーラー歌いとして名高いファスベンダーをソリストに迎えた「亡き子をしのぶ歌」は、1980年キールでのライヴ録音。こちらもテンシュテットの個性 が強烈に刻印された内容で、濃厚な情念表現を基調するアプローチのもと、ファスベンダーが陰影豊かな歌唱をじっくりと聴かせてくれます。 (Ki)
PH-13059
クレイン一族の音楽
アレクサンドル・クレイン:小詩集Op.30 (1920/22)
 ユダヤの主題による2つの小品 (1925)
 トルコの主題による2つの小品Op.46 (1930)
 甘美な詩Op.18の2 (1915)
  若者のスケッチOp.2より[プロローグ/夜想曲/感傷的な時/ワルツ](1902/11)
グリゴーリ・クレイン:ピアノ・ソナタ第2番Op.27 (1924)
 幻影Op.17の1 (1912)
ユリアン・クレイン:スロヴァキアの主題による小品 (1956)
 ポール・デュカス追悼の小品 (1936)
 ピアノ・ソナタOp.7 (1924)
ヤーシャ・ネムツォフ(P)

録音:2012年6月/SWR室内楽スタジオ(シュトゥットガルト)
クレイン一族は、20世紀前半のロシア・ソヴィエトのユダヤ系作曲家。ロシア音楽史では名のみ知られながら、作品を聴く機会はほとんどありません でしたが、グリゴーリ (1879-1957)とアレクサンドル (1883-1951)兄弟と、グリゴーリの息子ユリアン (1913-1996)のピアノ曲をロシア系ユダヤ音 楽のエキスパート、ヤーシャ・ネムツォフが世界初録音。
グリゴーリとアレクサンドルの作風は、当時のロシア音楽界で流行していたアヴァンギャルドなもの。スクリャービンの影響下にありながらも、ユダヤ素 材を多用しているため、独特な東方的エキゾチシズムに満ちています。革命後、アレクサンドルは社界主義リアリズムに沿った作風に転向し、それなりの ポストに就きますが、孤高のグリゴーリは完全なアウトサイダーとして貧困生活を余儀なくされます。彼のピアノ・ソナタ第2番は非常に高度な作曲技法 を示す傑作で、ユダヤ色も濃厚、彼の個性がすべて盛り込まれています。グリゴーリの息子ユリアンは2歳からピアノを弾くなど神童ぶりを示しますが、 両親の経済状況ゆえ養護施設にも預けられるなど苦労し、1928年から32年までパリに留学、エコール・ノルマルでポール・デュカスに師事しました。 彼のピアノ・ソナタOp.7は11歳の作で、わずか12日間で作曲されたという驚くべきもの。いずれも隠れたロシア・ピアノ音楽の宝と申せましょう。 (Ki)


PH-14000(21CD)
グスタフ・マーラー−エディション


(1)交響曲第1番ニ長調「巨人」

(2)交響曲第2番ハ短調「復活」

(3)交響曲第3番ニ短調

(4)交響曲第4番ト長調

(5)交響曲第5番嬰ハ短調

(6)交響曲第6番イ短調「悲劇的」

(8)歌曲集『亡き子をしのぶ歌』

(9)交響曲第8番「千人の交響曲」

(11)交響曲第10番〜アダージョ

(12)マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」(全24曲版)

(13)歌曲集「さすらう若人の歌」

(14)若き日の歌〜思い出/ハンスとグレーテ/春の朝

(15)リュッケルトの詩による歌曲集〜私はこの世に忘れられ/私は快い香りを吸い込んだ/真夜中に

(16)大地の歌

(17)花の章

(18)カンタータ「嘆きの歌」

(19)大地の歌(テノール、バリトン、マーラー自身によるオリジナル・ピアノ伴奏版による)

(20)ウェーバー(マーラー補筆完成版):歌劇「3人のピント」
(1)ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO/録音:1961年ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール(CBS原盤)
(2)シャルロッテ・マルギオーノ(S)、ヤルド・ファン・ネス(A)、ザクセン州立ドレスデン歌劇場Cho、ドレスデン交響Cho、ベルナルド・ハイティンク(指)シュターツカペレ・ドレスデン/録音:1995年2月13日/ドレスデン、ゼンパーオーパーにおけるライヴ
(3) ヘレン・ワッツ(A)、デニス・イーガン(ポスト・ホルン)、デニス・ウィック(Tb)、オルピントン・ジュニア・シンガーズ、ハイゲート・スクール少年Cho、ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)ロンドンSO&Cho/録音:1961年11月16日ロンドン(モノラル・ライヴ)
(4)エヴァ・チャポー(S)、クラウス・テンシュテット(指)バーデン=バーデン南西ドイツRSO/録音:1976年9月18日(ステレオ・ライヴ)
(5)クラウス・テンシュテット(指)北ドイツRSO/録音:1980年5月19日ハンブルク、ムジークハレ(ステレオ・ライヴ)
(6)ディミトリ・ミトロプーロス(指)NYO/録音:1955年(モノラル・ライヴ)
(7)ハンス・ロスバウト(指)バーデン=バーデン南西ドイツRSO/録音:1953年ベルリン(モノラル・ライヴ)
(8)ブリギッテ・ファスベンダー(Ms)、クラウス・テンシュテット(指)ハンブルク北ドイツRSO/録音:1980年11月11日キール、キーラー・シュロス(ライヴ)
(9)フランシス・イーンド(S)、ウタ・グラーフ(S)、カミラ・ウイリアムズ(S)、マーサ・リプトン(Ms)、ルイーズ・ベルンハルト(Ms)、ユージン・コンリー(T)、カーロス・アレグザンダー(Bs)、ジョージ・ロンドン(Bs)、パブリック・スクール少年Cho、ニューヨール・スコラ・カントールム
 ウェストミンスターCho、レオポルド・ストコフスキー(指)NYO/録音:1950年4月6日ニューヨーク、カーネギー・ホール(モノラル・ライヴ)
(10)ジュゼッペ・シノーポリ(指)シュターツカペレ・ドレスデン/録音:1997年4月&9月ゼンパーオーパー(ライヴ)
(11)ヘルマン・シェルヘン(指)ウィーン国立歌劇場O/録音:1952年(Westminster原盤)
(12)ディアナ・ダムラウ(S)、イヴァーン・パレイ(Br)、シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)/録音:2003年5 & 9月メッヒャーニッヒ=フロイスドルフ、テロス・ムジーク・シュトゥーディオ(デジタル・セッション)
(13)ミルドレッド・ミラー(Ms)、ブルーノ・ワルター(指)コロンビアSO/録音:1960年6月ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール(CBS原盤)
(14)デシ・ハルバン(S)、ブルーノ・ワルター(指)NYO/録音:1947年12月16日ロサンジェルス
(15)キャスリーン・フェリアー(C.A)、ブルーノ・ワルター(指)VPO/録音:1952年5月ウィーン、ムジークフェライン大ホール(Decca原盤)
(16)ヘルタ・テッパー(A)、ジェイムズ・マックラッケン(T)、ゲオルク・ショルティ(指)ケルンRSO/録音:1961年
(17)ミヒャエル・ハラース(指)ポーランド国立RSO/録音:1993年12月カトヴィツェ、ポーランド放送コンサート・ホール
(18)グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S)、ソーニャ・ドラクスラー(A)、ユリウス・パツァーク(T) オーストリア放送Cho、クルト・リヒター(指)ウィーンRSO/録音:1960年ウィーン(放送用セッション・モノラル)
(19)ロバート・ディーン・スミス(T)、イヴァーン・パレイ(Br)、シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)/録音:2005年3 & 4月メッヒャーニッヒ=フロイスドルフ、テロス・ムジーク・シュトゥーディオ(デジタル・セッション)
(20)シニッド・キャンベル(S)、ピーター・ファーロング(T)、ロベルト・ホルツァー(Bs-Br)、アレス・イェニス(Br)、スチュワート・ケンプスター(Bs)、ソフィー・マリレー(Ms)、エリック・ショウ(T)、アレッサンドロ・スヴァブ(Bs)、バルバラ・ツェヒマイスター(S)、ウェックスフォード・フェスティバル・オペラCho、パオロ・アリヴァベーニ(指)ベラルーシ国立PO/録音:2003年10月アイルランド、ウェックスフォード、シアター・ロイヤル(NAXOS原盤)
2013年にリリースされ好評を博した「ブルックナー・エディション」に続いて、Profilの社主ギュンター・ヘンスラー氏が自信をもってお届けする「マー ラー・エディション」。CD21枚組のボックスには、第1番から第9番、大地の歌、第10番アダージョまでのすべての交響曲のほかに、交響曲とリンク する重要なジャンルである声楽曲の主要作品が収められ、この1セットでマーラーの魅力を味わえる便利な内容となっています。 メインとなる交響曲の演奏陣の顔触れはたいへん豪華なもの。Profilのベストセラー・アイテムであるハイティンク指揮シュターツカペレ・ドレスデン(第 2番)、テンシュテット指揮南西ドイツ放送響(第4番)、シノーポリ指揮シュターツカペレ・ドレスデン(第9番)のほか、第5番にはテンシュテット指 揮北ドイツ放送響のライヴ音源が早くも投入されています。 さらに、歌曲集「子供の不思議な角笛」には、ダムラウらによる全24曲版で話題となったTELOS音源が選ばれており、すべて単売で揃えることを考 えるとかなりお得な内容となっています。
BOX仕様:紙製クラムシェル・タイプ。。W180×H127×D340(ミリ)、重量500g。 24 ページのブックレットにはトラック・リストのほか、マーラーのバイオグラフィが記載されています。

PH-14003(9CD)
モーツァルト:ピアノ協奏曲集(21曲)
ピアノ協奏曲第5番ニ長調K. 175
ピアノ協奏曲第6番変ロ長調K. 238
ピアノ協奏曲第8番ハ長調K. 246「リュッツォウ」
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K. 271「ジュノーム」
ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K. 459
ピアノ協奏曲第11番ヘ長調K. 413
ピアノ協奏曲第12番イ長調K. 414
ピアノ協奏曲第13番ハ長調K. 415
ピアノ協奏曲第14番変ホ長調K. 449
ピアノ協奏曲第15番変ロ長調K. 450
ピアノ協奏曲第16番ニ長調K. 451
ピアノ協奏曲第17番ト長調K. 453
ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K. 456
ピアノ協奏曲第20番ニ短調K. 466
ピアノ協奏曲第21番ハ長調K. 467
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K. 482
ピアノ協奏曲第23番イ長調K. 488
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K. 491
ピアノ協奏曲第25番ハ長調K. 503
ピアノ協奏曲第26番ニ長調K. 537「戴冠式
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K. 595
ルドルフ・ブッフビンダー(P&指)
ウィーンSO


録音:1997年/ウィーン、コンツェルトハウス(ライヴ)
※原盤:CALIG
ウィーン様式に貫かれた統一感あるすぐれた演奏内容から、幅広い支持を獲得してきたブッフビンダーのモーツァルトのピアノ協奏曲全集が、このたび各 ディスクの収録内容はそのままに10年ぶりに装丁を一新、価格も大幅にお得になって登場します。 幼少よりウィーンに学び、ウィーンの伝統を正しく受け継ぐピアニストとして、世界的に高い評価を受けるルドルフ・ブッフビンダーが、ウィーンの名門 楽団ウィーン響を弾き振りして、ライヴ収録したモーツァルトのピアノ協奏曲全集は、1998年にドイツのCALIG CLASSICSよりリリースされ、その後 CALIG CLASSICSの活動終了に伴い、Profilレーベルがライセンス発売して参りました(旧品番PH04011)。 得意のモーツァルトでみせる、ブッフビンダーの機知に富んだピアニズム、ウィーンの流儀を心得たオーケストラのニュアンスのひとつひとつに、当セット の魅力は息づいており、いつ聴いても新鮮な感動を約束してくれるものです。 なお、付属のブックレットはトラックリストのほか、ブッフビンダーとウィーン響の略歴の記載のみとなります。 (Ki)
PH-14004
バラカウスカス:ベーツァフタ2 (2009)
レトロスペクティヴU (1994)
ルードゥス・モドルム (1972 / 2002)
ダル・ヴェント (1999)
ボップ・アート (1972 / 1995)
ダヴィド・ゲリンガス (Vc)
ヤーシャ・ネムツォフ(P)
ピャトラス・ゲニューシャス(P)
フォーグラー SQ
ロベルタス・シャルヴャニカス(指)
ガイダ・アンサンブル
ウラジーミル・タラソフ(ドラムス)

録音:2002、2009、2010、2013年
現代リトアニア作曲界の重鎮オスヴァルダス・バラカウスカス (1937-)。ソ連時代から前衛手法で色彩的な音楽を発表してきましたが、リトアニア独立 時1992-4年、駐仏大使を務めるなど政治家としても活躍しました。バラカウスカスは同郷の大チェロ奏者ダヴィド・ゲリンガスと親しく、数々のチェロ 作品を産み出しています。ここではゲリンガスに捧げられた5作品が収められています。リトアニアは知る人ぞ知るジャズの盛んな国ですが、バラカウスカ スも1972年に「ボップ・アート」というチェロ、ピアノ、ドラムスの作品を書いています。
当アルバムの注目点は、かなりの部分でゲリンガスがヤマハの「サイレント・チェロ」を用いていること。この楽器を世界で普及させるための果敢な挑 戦と申せましょう。CDで伴奏を務めるピャトラス・ゲニューシャスは、前回の第16回ショパン国際コンクール第2位のルーカス・ゲニューシャスの実父。 (Ki)

PH-14005
ブゾーニ編曲集
バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
 コラール前奏曲〜目覚めよと呼ぶ声ありBWV645
 いざ来たれ異教徒の救い主よBWV659
 今ぞ喜べ愛するキリスト者の仲間たちBWV734
 主イエス・キリストわれ汝を呼ぶBWV639
 汝のうちに喜びありBWV615
ブラームス(ブゾーニ編):コラール前奏曲Op.122〜わが心の切なる願い
 おお愛する魂よ、汝を飾れ
 わが心の切なる喜び
バッハ(ブゾーニ編):トッカータ,アダージョとフーガBWV564
バッハ(ペトリ編):狩のカンタータBWV207〜羊は安らかに草をはむ
ダーヴィッド・テオドーア・シュミット(P)

録音:2013年12月2-5日/ブリッツ城(ベルリン)
1982年生まれのダーヴィッド・テオドーア・シュミット。正統派ドイツ・ピアニズムの継承者として、SONYやProfilからバッハ、シューベルト、ブラー ムスらの作品集をリリース、注目されています。今回はバッハとブラームスの作品ながら、1曲を除きすべてブゾーニの編曲というのが興味津々。
「シャコンヌ」はブゾーニのバッハ編曲中もっとも名高いものですが、シュミットは奇を衒わず、正攻法で立ち向かい、深い感動へ導いてくれます。さら にコラール前奏曲の編曲から5篇を選んでいますが、有名な「目覚めよと呼ぶ声あり」や「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」はもちろん、タルコフスキーが「惑 星ソラリス」で使用したため人気の高い「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」が入っているのも嬉しい限り。ことに「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」 は30歳そこそこの若手とは思えぬ老成した深みに満ち、思わず聴き入ってしまいます。
さらに興味深いのは、ブラームス最後の作品の「コラール前奏曲」編曲。こちらも最晩年のブラームスの諦観を驚くほど表現。ブゾーニの編曲はいず れも恐ろしく難しいですが、ダーヴィッド・テオドーア・シュミットは余裕の技巧で聴かせます。ダーヴィッド・テオドーア・シュミットのドイツ・ピアニズム、 目が離せません。 (Ki)
PH-14006(6CD)
ジュリーニ生誕100周年記念

■CD1(PH06010)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
ドビュッシー:「海」

■CD2(PH05021)
ブラームス:交響曲第1番ハ短調

■CD3(PH05037)
ハイドン:交響曲第94番ト長調Hob. I:94「驚愕」
ラヴェル:バレエ「マ・メール・ロワ」組曲

■CD4(PH06011)
ブゾーニ:「ファウスト博士」のための2つの習作op. 51−サラバンドとコルテージュ
フランク:交響詩「プシシェとエロス」*
ドヴォルザーク:交響曲第8番#

■CD5 & CD 6(PH08015)
ロッシーニ:歌劇「セヴィリャの理髪師」(全曲)
全て、カルロ・マリア・ジュリーニ(指)

■CD1
ピンカス・ズッカーマン(Vn)、ケルンWDR響
録音:1971年1月15日ケルン・ヴァルラフプラッツ・フンクハウス、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ライヴ・ステレオ)
■CD2
バイエルンRSO
録音:1979年1月26日ヘルクレスザール(ライヴ・ステレオ)
■CD3
バイエルンRSO
録音:1979年1月26日ヘルクレスザール(ライヴ・ステレオ)
■CD4
ケルンWDR響
録音:1971年1月11日ケルン(ライヴ・ステレオ)、1971年1月15日ケルン・ヴァルラフプラッツ・フンクハウス・クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ライヴ・ステレオ)*、1958年11月3日ケルン(ライヴ・モノラル)#
■CD5 & CD 6
マリア・カラス(S ロジーナ)、ルイージ・アルヴァ(T アルマヴィーヴァ伯爵)、ティト・ゴッビ(Br フィガロ)、メルキオッレ・ルイーゼ(Bs バルトロ)、ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bs バジーリオ)ほか、ミラノ・スカラ座O&cho
録音:1956年2月16日/ミラノ、スカラ座(ライヴ・モノラル)
2014年に生誕100年を迎える、イタリアの名指揮者カルロ・マリア・ジュリーニ(1914-2005)を記念して、Profilよりリリースされたアルバム5 点をまとめたお得なセットが登場。  ジュリーニがケルンWDR響、バイエルン放送響を指揮したライヴ演奏の数々は、シカゴSO首席客演指揮者のポストを得て、巨匠が欧米双方でもっ とも精力的に活動していた1970年代におこなわれたものです。ブラームスの第1交響曲、ドビュッシーの「海」、フランクの「プシシェとエロス」、ラヴェ ルの「マ・メール・ロワ」といったプログラムは、折に触れてレコーディングを重ねてもいるように、ジュリーニがたいへん得意としていたレパートリーと して知られますが、なるほど、ここでの演奏内容の充実ぶりには、ジュリーニ自身の異演盤との比較でも見逃せないものがあります。また、そのすべてが 放送局の正規アーカイヴ音源使用により、すぐれた音質で収録されているのもありがたいところです。  ほかにも、ジュリーニがまだ40代だった頃の、たいへんエネルギッシュなドヴォルザークも、歌心と推進力にあふれる音楽運びでおおいに楽しめます。 (Ki)

PH-14010(4CD)
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲全集
ヴァイオリン協奏曲第1番変ホ長調op. 6(原典版)
ヴァイオリン協奏曲第3番ホ長調
ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調op. 7
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調MS-60
ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調MS-78
ヴァイオリン協奏曲第6番ホ短調MS-75
インゴルフ・トゥルバン(Vn)
リオル・シャンバダル(指)
WDRケルン放送O

録音:2000、2005年
原盤:TELOS
1964年ミュンヘンに生まれたドイツの名手インゴルフ・トゥルバン独奏によるパガニーニのヴァイオリン協奏曲全集がProfilより再発されます。 地元で12歳のときに、ゲアハルト・ヘッツェルの目に留まり、ヴァイオリンのクラスへの編入を許され、21歳のときに、セルジウ・チェリビダッケのもと、 ミュンヘン・フィルの第 1コンサートマスターに就任したトゥルバンは、チェリビダッケの大のお気に入りとしても知られていました。 1988年のミュンヘン・フィル退団後はソリストとしての活動に専念しており、2006年からは国立ミュンヘン音楽・演劇大学の教授を務めています。 トゥルバンの代表作であるパガニーニのヴァイオリン協奏曲全集は、以前はTELOSレーベルよりリリースされていたものですが、廃盤で入手の難しい状 態が続いていたため、このたびのカタログ復活は広く歓迎されるところです。 (Ki)
ヴァイオリン協奏曲第2番&第4番の推薦コメント
PH-14012
フランスのヴィオラ音楽
ヴュータン:ヴィオラ・ソナタ変ロ長調Op.36
ミヨー:4つの顔Op.238
フォーレ:シシリエンヌOp.78
 夢のあとにOp.7
ドビュッシー:月の光
フランク:ヴァイオリン・ソナタ(ヴィオラ版)
ペイジュン・シュー(Va)、
パウル・リヴィニウス(P)

録音:2014 年 3月/インマヌエル教会(ヴッパータール)
ペイジュン・シュー(徐沛?)は上海出身の女流ヴィオラ奏者。今井信子、タベア・ツィンマーマンに師事し、2010年にモスクワで行われたユーリ・ バシュメト国際ヴィオラ・コンクールで優勝。将来を嘱望されるヴィオラ界の新星とみなされています。今回のアルバムは大ヴァイオリニストだったヴュー タンの残した珍しいヴィオラ・ソナタと、フランクの名作ヴァイオリン・ソナタのヴィオラ版という大作2編と親しみやすい小品をあわせた魅力的な内 容となっています。 (Ki)

PH-14015
ベートーヴェン:カカドゥ変奏曲 ト長調op. 121a
アレグレット 変ロ長調WoO.39(1812)
ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調op. 97「大公」
ブーランジェ・トリオ
【カーラ・ハルテンヴァンガー(P)、ビルギト・エルツ(Vn)、イローナ・キント(Vc)】

録音:2012年7月16-19日/ SWR シュトゥットガルト、カンマームジークシュトゥーディオ(セッション)
ナディア&リリー・ブーランジェ姉妹の名を冠して2006年にハンブルクで結成された、ブーランジェ・トリオの最新アルバムはベートーヴェン。 前作「ショスタコーヴィチ&ヴァスクス」もすばらしい内容でしたが、ハイドンから、チェルハ、ラルヒャー、細川俊夫といった同時代作品まで幅広くカバー するブーランジェ・トリオは、2007年ノルウェーの第4回トロンハイム国際室内楽コンクール優勝、2008年にはラウヘ賞を授与されたキャリアを実力派 アンサンブル。  すでにベートーヴェンのピアノ三重奏のレパートリーをすべて網羅しているというだけあって、このジャンル屈指の名曲「大公」のほか、全集企画でもあ まり聴く機会のない2作品も万全の仕上がりで、有機的で熱っぽい演奏を繰り広げています。 (Ki)
PH-14014
スペインの印象
アルベニス(クライスラー編):タンゴ (Vn, Pf)
アルベニス(ストゥチェフスキー編):入江のざわめき (Vc, Pf)
シチェドリン(デシュパリ編):アルベニス風に (Vc, Pf)
サラサーテ:バスク奇想曲Op.24 (Vn,Pf)
グラナドス(カサド編):歌劇「ゴエスカス」間奏曲 (Vc,Pf)
ヒナステラ:パンペアーナ第1番Op.16 (Vn,Pf)
カサド:無伴奏チェロ組曲
 愛の言葉 (Vc,Pf)
トゥリーナ:ナバーラを讃えて (Vn,Pf)
 ピアノ三重奏曲第2番ロ短調Op.76
ニクラス・リーペ(Vn)、
ニルス・リーペ(P)、
ベネディクト・クレックナー(Vc)、
ホセ・ガヤルド(P)

録音:2013年1月21-25日/SWRスタジオ(カイザースラウテルン)
1990年生まれ、ザハール・ブロン門下のドイツのヴァイオリニスト、ニクラス・リーペと1989年生まれのドイツのチェリスト、ベネディクト・クレックナー によるスペイン及びラテン・アメリカの香りに満ちたシェア・アルバム。ふたりともスペイン音楽好きで、有名なアルベニスのタンゴからトゥリーナの力作 までノリの良い、ラテンの燃える情熱の演奏を繰り広げています。ことにサラサーテの「バスク奇想曲」とカサドの「愛の言葉」は彼らにとって思い出の 曲とのことで、じっくり聴かせます。 (Ki)
PH-14018(2CD)
マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」(全24曲版/世界初録音)
[CD 1]
=子供時代と青春時代=
・「無駄な骨折り」〜子供の不思議な角笛(デュエット)
・「いたずらな子供をしつけるために」〜若き日の歌(バリトン)
・「たくましい想像力」〜若き日の歌(デュエット)
・「うぬぼれ」〜若き日の歌(バリトン)
・「天上の生活」〜交響曲第4番第4楽章(ソプラノ)
=別離と告別=
・「塔の中で迫害されている者の歌」〜子供の不思議な角笛(デュエット)
・「もう会えない」〜若き日の歌(バリトン)
・「別離と忌避」〜若き日の歌(ソプラノ)
・「シュトラスブルクの砦で」〜若き日の歌(バリトン)
・「不幸なときの慰め」〜子供の不思議な角笛(デュエット)
・「終わった!終わった!」〜若き日の歌(デュエット)
[CD 2]
=自然より=
・「夏の交代」〜若き日の歌(ソプラノ)
・「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」〜子供の不思議な角笛(バリトン)
・「ラインの伝説」〜子供の不思議な角笛(バリトン)
・「緑の森を楽しく歩いた」〜若き日の歌(ソプラノ)
・「高い知性を讃える」〜子供の不思議な角笛(バリトン)
・「この歌を作ったのは誰?」〜子供の不思議な角笛(ソプラノ)
=生と死=
・「死せる鼓手」〜子供の不思議な角笛(バリトン)
・「トランペットが美しく鳴り亘るところ」〜子供の不思議な角笛(デュエット)
・「歩哨の夜の歌」〜子供の不思議な角笛(デュエット)
・「少年鼓手」〜子供の不思議な角笛(バリトン)
・「この世の生活」〜子供の不思議な角笛(ソプラノ)
・「3人の天使が歌っていた」〜交響曲第3番第5楽章(ソプラノ)
・「原光」〜交響曲第2番第4楽章(バリトン)
ディアナ・ダムラウ(S)
イヴァーン・パレイ(Br)
シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)

録音:2003年5 & 9月
TELOSレーベルでの初出リリース時におおいに話題を集めた、ダムラウらによるマーラーの「子供の不思議な角笛」がProfilよりカタログに復活。 マーラーの歌曲集「子供の不思議な角笛」といえば通常演奏されるのは12曲のところ、このアルバムでは、互いに関連を指摘される9曲の「若き日の歌」と初期交響曲からの3曲を併せて、全24曲を作曲者自身によるオリジナル版のピアノ伴奏版で初めて聴くことができます。 アルバム全体は4つのパートから成り、「子供時代と青春時代」「別離と告別」「自然より」「生と死」というテーマごとに、内容的に関連性のある曲をまとめているのがユニークな構成といえ、ソプラノ・ソロ、バリトン・ソロのほかに、このアルバムではデュエットのナンバーが6曲収められています。「デュエットを含む角笛」では、ルートヴィヒ&ベリー、シュヴァルツコップ&フィッシャー=ディースカウ、ポップ&ヴァイクル、ポップ&A.シュミット、フェルミリオン&ヴァイクル、イヴェン&ミュラー=ブラッハマン、エルツェ&フォレなどの録音が過去にもありましたが、デュエットを「若き日の歌」のナンバー(「たくましい想像力」「終わった!終わった!」)まで拡げたのは初の試み。「ピアノ伴奏による“室内楽的な響き”を追求した」と述べるバリトンのパレイは、「この企画がマーラー本来の意図とは異なることを承知した上で、多くのナンバーでは異なるキャラクターの対話の図式が見出せる」ことや、「すぐれた指揮者であったマーラー自身もまた、ベートーヴェンの交響曲やシューベルトの弦楽四重奏の編曲を手掛けたように、自作にあたらしいアイデアを盛り込もうとしていた」と指摘しています。ブックレットには独語歌詞と英語歌詞とが記載されております。 (Ki)
PH-14019(5CD)
グレゴリオ聖歌〜教会年による

(1)教会年の音楽的ハイライト
(2)最も古い聖母マリア独自の聖歌、待降節、新年、受胎告知
(3)聖週間、四旬節の第1日曜日
(4)復活祭、聖母被昇天
(5)待降節、クリスマス、年間第9主日
聖オッティーリェン大修道院修道士聖歌隊
ヨハネス・ベルヒマンス・ゲシュル(指)

録音:(1)1992年9月21-24日/ドイツ、エレージング、ザンクトオッティーリェン大修道院
(2)1988年9月5-8日/ドイツ、エレージング、ザンクトオッティーリェン大修道院
(3)1988年9月5-8日/ドイツ、エレージング、ザンクトオッティーリェン大修道院
(4)1992年9月21-24日/ドイツ、エレージング、ザンクトオッティーリェン大修道院
(5)1986年4月7-9日/ドイツ、エレージング、ザンクトオッティーリェン大修道院

原盤:CALIG
リマスタリング・エンジニア:フォルカー・リッティングハウス
かつてCALIGよりリリースされていた「グレゴリオ聖歌」のシリーズは、質の高い演奏内容で、定番アイテムとしてのポジションを獲得していたものです。レーベルの終了により長らく入手難の状態が続いていましたが、このたびProfilよりカタログ復活。しかも、以前はフルプライスの分売であったタイトル5点がかなりお得なボックスセット化されるという、うれしいおまけつき。リリースにあたり、あらたにリマスタリングが施されて音質面の配慮も万全なものとなっています。 (Ki)

PH-14020
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2013年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
バンベルクに生まれたドイツの指揮者ゲルト・シャラーが進めるブルックナーの交響曲シリーズに第5番が登場。2013年7月にエーブラハの大修道院 附属教会で、手兵フィルハーモニー・フェスティヴァを指揮したコンサートの模様をライヴ収録したものです。 ブルックナー中期の傑作第5番は、ヴァントやチェリビダッケら名だたるブルックナー指揮者たちがよく取り上げたことでも知られ、効果的な対位法処理、 崇高なコラール、圧倒的な感銘を与えるフィナーレという具合に、内容の充実ぶりと聞きごたえでは後期の作品に並ぶ人気作でもあります。 アメリカの音楽学者でブルックナー研究の第一人者ウィリアム・キャラガン校訂譜に拠るすぐれた演奏内容で注目を集めてきた当シリーズはすでに第1番、 第2番、第3番、第4番(フィナーレ異稿2種)、第7番、第8番、第9番がリリース済み。 このたびの第5番については、キャラガン校訂譜使用との記載はなく、原典版に拠る演奏とおもわれますが、これまでの演奏がみごとなものだっただけに、 やはりブルックナー好きには聞き逃せない内容といえるでしょう。 (Ki)
PH-14021
ブルックナー:交響曲第6番イ長調WAB. 106 ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2013 年 8月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
バイエルン放送との共同製作
バンベルクに生まれたドイツの指揮者ゲルト・シャラーが進めるブルックナーの交響曲シリーズに第6番が登場。第5番が演奏された翌月、2013年 8月にエーブラハ大修道院附属教会で、手兵フィルハーモニー・フェスティヴァを指揮したコンサートの模様をライヴ収録したものです。 当シリーズは、アメリカの音楽学者でブルックナー研究の第一人者ウィリアム・キャラガン校訂譜に拠るナンバーを含むことでも注目を集めてきましたが、 このたびの第6番で通常全集とされる番号付きの9曲が揃うことになります。 中期の傑作第5番と後期の3曲に挟まれる第6番は、ごつごつとした武骨なテーマで開始される第1楽章と、対照的に哀感のこもった第2楽章に抗し がたい魅力があり、ブルックナー演奏の第一人者ヴァントが実演でよく取り上げていたこともなるほどと思わせる作品。 このたびの第6番については、例外的に作曲者による改訂を経ていないこともあり、キャラガン校訂譜使用との記載もありませんが、シリーズを通じての すぐれた成果を踏まえると、ブルックナー好きにはおおきな期待を持って迎えられるものとおもわれます。 (Ki)
PH-14022
ハンガリーのヴィオラ音楽
ファルカシュ:ルーマニア民俗舞曲集 (1950)
セーニ:フランス組曲 (1984)
ドラティ:アダージョ (1987)
ショプロニ:ソナチネ (1964)
ラースロー・ヴェイネル:ヴィオラ・ソナタ.(1939)
ファルカシュ:アリオーソ (1926)
リスト:忘れられたロマンス (1880)
ラヨシュ・スチ:ロマンス (2004/7)
マーテ・スチ(Va)、
オリヴァー・トリエンドル(P)

録音:2014 年 3月/インマヌエル教会(ヴッパータール)
マーテ・スチは1978年生まれのハンガリーのヴィオラ奏者。当初ヴァイオリンを学び、10代の初めにハンガリー国内のコンクールでのきなみ優勝 したものの、17歳でヴィオラに転向、2010 年のリエージュ・コンクール、ヴィオラ部門で優勝しました。同年よりベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏 者を務めています。このアルバムは母国ハンガリーのヴィオラ曲を集めていますが、注目は大指揮者アンタル・ドラティのオリジナル作品「アダージョ」。 深々としたヴィオラの音色に魅せられます。 (Ki)
PH-14033
ヴェルディ歌曲集
(1)ストルネッロ「お前は私を愛さないという」
(2)石だたみの道(小さな煙突掃除屋)
(3)ジプシーの女
(4)私の安らぎは失せて
(5)乾杯(第2稿)
(6)エリザよ、疲れた詩人は死んでゆく
(7)暗い夜を恐れて/(8)誘惑
(9)つぼに近寄るな(墓に近寄らないで欲しい)
(10)バラード「亡命者」
(11)哀れな男
(12)乾杯/(13)孤独な部屋で
(14)嘆きの聖母よ、私にあわれみを
(15)星に/(16)日没/(17)神秘
ディアナ・ダムラウ(S)(1) - (5) 、
パウル・アルミン・エーデルマン(Br)(6)‐(11) 、
セザール・アウグスト・グティエレス(T)(12)‐(17)、
フリードリヒ・ハイダー(P)

録音:2005年8月(1)-(5)、2010年1月(6)‐(17)
ヴェルディといえばオペラですが、わずかながらピアノ伴奏の歌曲も残しています。いずれもヴェルディならではの旋律美と活力にあふれ、魅力的ながら あまり録音に恵まれていません。ダムラウの歌唱で聴くことができるのは奇跡で、まさに決定盤と申せましょう。 ダムラウのほか2010年録音の男声歌曲も収録。全ての伴奏をグルベローヴァの夫君フリードリヒ・ハイダーが担当。珍しいヴェルディのピアニズムも 絶妙に表現しているのも注目です。 (Ki)
PH-14036
反映〜無伴奏ヴァイオリン曲集
ブーレーズ:アンテーム (1992)
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番/第4番
シャリーノ:6 つのカプリッチョ
イェルク・ヴィートマン:エチュード第1 - 3番
カロリン・ヴィートマン(Vn)
カロリン・ヴィートマンは1976 年ミュンヘン生まれの女流ヴァイオリニスト。ケルンでイゴール・オジムに、ボストンでミシェル・オークレールに師事し、 現代作品に強いソリストとして活躍しています。これまでECMに数枚のアルバムがありましたが、今回Profil初登場。技巧的な無伴奏作品のみを集 めています。「現代のバッハ」的に実力派ヴァイオリニストたちが愛奏するイザイの無伴奏ソナタから第2番と4番を披露。厳しい緊張感と白熱する音 楽が魅力です。実兄の作曲家イェルク・ヴィートマンも注目。 (Ki)
PH-14037
洞察〜クリッヒェル・プレイズ・リスト
リスト:バラード第2番ロ短調
巡礼の年第2年「イタリア」より
ペトラルカのソネット第47番
ペトラルカのソネット第104番
ペトラルカのソネット第123番
ゴンドラの漕ぎ手
カンツォーネ/タランテラ
ダンテを読みて(ソナタ風幻想曲)
アレクサンダー・クリッヒェル(P)

録音:2011年1月28-30日/フリードリヒ・エーベルト・ハレ(ハンブルク)
1989年生まれながら、すでにソニーからアルバムをリリース、来日公演も行っている期待の若手アレクサンダー・クリッヒェル。Profilレーベル初登場。 ハンブルク出身のドイツとイタリアのハーフで、ウラジーミル・クライネフとドミートリー・アレクセーエフからロシアン・ピアニズムを会得したコスモポ リタンな音楽性の持主です。ことにドイツ的な構築感とイタリア的な歌ごころは大先輩ブゾーニを彷彿させます。リストならではの豪快な技巧も爽快。 日本でも人気者になること間違いない注目株です。 (Ki)
PH-14039
ポートレート
メシアン:主題と変奏
シューベルト:ロンド.ロ短調D895
ショーソン:詩曲Op.25
ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.31の1
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
イタマール・ゾルマン(Vn)、クワン・イ(P)

録音:2013 年10月5-6日/ヘッセン放送ゼンデザール(フランクフルト)
2011年に行われた第14回チャイコフスキー国際コンクール、ヴァイオリン部門最高位(1位なしの2位)に輝いたイタマール・ゾルマン の デ ビュー・ アルバムの登場です。1985年、イスラエルのテルアビブ生まれ。クリスティアン・テツラフに師事。内田光子が絶賛したことでも話題となりました。 デビュー・アルバムはドイツとフランスの名作を集めています。技巧もさることながら、ブラームスのソナタ第3番で示す若さに似合わぬ深い音楽性に 驚かされます。韓流ピアニスト、クワン・イのピアノも聴きものです。

PH-14040
フォーカス・チェロ
ヴィヴァルディ:2つのチェロのための協奏曲ト短調RV 531
ロッシーニ:涙(エリオドロ・ソリマ編/チェロと弦楽オーケストラのための)
パガニーニ:ロッシーニの「モーゼ」の主題による一本の弦での変奏曲(トーマス・デメンガ編/チェロと弦楽のための)
レスピーギ:アダージョと変奏
ヴォルフ:イタリアのセレナード
ロベルト・モリネッリ:ツイン・レジェンズ
ペテリス・プラキディス:パスティッチョ・ア・ラ・ロッシーニ
ジャン・カルロ・メノッティ:2つのチェロと管弦楽のための組曲
パブロ・フェランデス(Vc)
ベネディクト・クレックナー(Vc)
アナスタシア・コベキナ(Vc)
エドガー・モロー(Vc)
ハインリヒ・シフ(指)
クレメラータ・バルティカ

録音:2013 年 10 月 7-11 日/シュロス・ノイハルデンベルク、大ホール
2013年10月4日クロンベルク、シュタットハレ(レスピーギのみ)
1991年マドリードに生まれたスペインの気鋭パブロ・フェランデス、1994年パリ生まれのエドガー・モローほか、「クロンベルク・アカデミー」に 学んだ4人の若きチェリストと、アカデミーのオーケストラ・イン・レジデンスを2008 年より務めるクレメラータ・バルティカの出会いによって生み出 されたアルバム。 過去3世紀に亘るイタリア、およびイタリアにインスパイアされたチェロ曲8篇は、ヴィヴァルディの協奏曲に始まり、ロッシーニ、パガニーニ、ヴォ ルフによるおなじみのナンバー、さらにはラトヴィアの現代作曲家プラキディスや、ジャズのテイスト薫るモリネッリを経て、最後は、語法は後期ロマン 派のものを用い、様式的にはバロック期の伝統的な特徴である舞踊組曲を採用したメノッティの作品で閉じられるという凝った構成となっています。  指揮は、自身もやはりチェロの名手で、1985年以降は指揮者としての活躍も目覚ましいハインリヒ・シフ。  未来の巨匠の腕前のほどと併せて、チェロをよく知る大家の指揮ぶりにも注目です。 (Ki)
PH-14041
ナッサウ宮廷の音楽
フランツ・クリストフ・ノイバウアー(1760頃-1795):カンタータ「主は素晴らしき方」
ジョヴァンニ・プント(1746-1803):ホルン協奏曲 ホ長調
ジュゼッペ・デマーキ(1732-1791以降):シンフォニア 変ホ長調
ヨハン・パウル・ロートフィッシャー(1727頃-1791以降):アリア「主よ立ち帰り」(詩篇第6番第5-6節)
カール・ルートヴィヒ・ユンカー(1748-1797):フォルテピアノ協奏曲変ロ長調
クラウス・メルテンス(Br)
シュテファン・カッテ(ナチュラルHrn )
マルク・クロル(フォルテピアノ)
ヴァイルブルク・シュロス教会Cho
カペラ・ヴァイルブルゲンシス
ドリス・ハーゲル(指)

録音:2013年8月30日-9月2日/ラーン河畔ヴァイルブルク、シュロス教会(セッション・デジタル)
巨匠アーノンクールの下でピリオド奏法の実践を学んだドリス・ハーゲルは、ドイツ古楽界の中心的存在として知られます。このたびハーゲル率いるオ リジナル楽器のアンサンブル、カペラ・ヴァイルブルゲンシスとヴァイルブルク・シュロス教会合唱団が取り上げるのは、ご当地ナッサウ=ヴァイルブルク 家の宮廷音楽を集めたもので、世界初録音という注目の内容です。  ナッサウ=ヴァイルブルク宮廷の栄華は、ここに作品の収録されたいずれ劣らぬ顔ぶれからも容易に想像ができます。 ボヘミア出身ですぐれたヴァイオリニストでもあったノイバウアー。同じくボヘミアの生まれで、モーツァルトとのエピソードでも有名な、当代一級のホルン 奏者プント。そのモーツァルトによって、指揮者、コンサートマスターとしての才能を高く評価されていたといわれるロートフィッシャー。イタリアのヴァイ オリニストで、ナッサウ宮廷の楽士長を務めたとの記述もあるデマーキ。司祭として、また美術の分野でも名を馳せたユンカー。 これまでのアルバム同様、曲目の構成も絶妙で、時代考証に基づく演奏は雰囲気も満点で、宮廷演奏会のその場に居合わせたような感覚がたまりません。 (Ki)
PH-14042
ラフマニノフ:幻想小曲集OP.3(全5曲)
楽興の時Op.16(全6曲)
組曲ニ短調(1891年ピアノ版)(全4曲)
ワルツOp.10-2
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(P)

録音:2014年1月15-17日/ハルベルク放送局(ザールブリュッケン)
モーツァルトのピアノ協奏曲でデビューを果たしたエカテリーナ・リトヴィンツェヴァ。1986年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15歳の時に 家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリロヴァ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。さらにロベルト・クーレク、 ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキのレッスンも受けました。
2枚目のアルバムはラフマニノフの初期作品集。注目は「組曲ニ短調」。ラフマニノフがモスクワ音楽院の学生時代1891年に作曲したオーケストラ曲。 フル編成だったため、学生オケでは演奏できず、ラフマニノフは自分で弾くためにピアノ版を作りました。両方のスコアとも行方不明となっていましたが、 2000年にモスクワのグリンカ音楽図書館でピアノ譜が発見されました。ラフマニノフの署名がないため、真偽が決着をみせてはいませんが、大歓迎の録 音出現と申せましょう。若々しさとピアニスティックな魅力のあふれる作品で、ラフマニノフ・ファンなら気に入ること間違いなしです。また、その翌年に 作曲し、恩師アレンスキーに献呈した「幻想小曲集」中の「鐘」の愛称で知られる前奏曲嬰ハ短調もリトヴィンツェヴァの清新な演奏が光ります。 (Ki)

PH-14043(2CD)
デルジャヴィナ/バッハ:フランス組曲
組曲第1番ニ短調BWV 812
組曲第2番ハ短調BWV 813
組曲第3番ロ短調BWV 814
組曲第4番変ホ長調BWV 815
組曲第5番ト長調BWV 816
組曲第6番ホ長調BWV 817
フランス風序曲 ロ短調BWV 831*
イタリア風アリアと変奏 BWV 989*
4つのデュエットBWV 802-805*
エカテリーナ・デルジャヴィナ((P)

録音:2014年5月5日-6日ザールブリュッケン、SRハルベルク・フンクハウス(セッション)、
1996年3月31日-4月1日モスクワ、国営放送第1スタジオ(セッション)*
フォルジュルネ音楽祭への出演で日本のファンにも印象深いロシアのピアニスト、エカテリーナ・デルジャヴィナが得意のバッハ、フランス組曲をレコー ディング。1967年生まれ、グネシン音楽学校でウラジーミル・トロップに師事し、1993年から2006年まで母校で、さらに2003年からはモスクワ音 楽院でも教鞭を取るデルジャヴィナは、ソ連英才教育を受けた典型的ロシア・ピアニズムの持ち主。ロシアのピアニストは伝統的にバッハを好み、すぐれ た演奏を残していますが、ここに聴く粒立ちのよい音と折り目正しい演奏は格別。深い瞑想へと誘います。 (Ki)
PH-14045
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 ユッカ=ペッカ・サラステ(指)ケルンWDR響

録音:2013年6月14 & 15日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
プロデューサー:シュテファン・ハーン
エンジニア:マルク・ホーン
アシスタント・エンジニア:ヴァルター・プラッテ
ユッカ=ペッカ・サラステがケルンWDR響を指揮して、マーラーの交響曲第5番をレコーディング。2013年6月にケルン・フィルハーモニーで行わ れた定期公演の模様をライヴ収録したものです。  サラステはマーラーの交響曲第5番を、首席指揮者時代(1987-2001)のフィンランド放送響を指揮して、1990年5月にセッション録音していたの で、23年ぶりの再録音ということになります。  ケルンWDR響といえば、マーラーの直弟子クレンペラーをはじめ、ミトロプーロス、ロスバウト、ショルティら豪華客演陣、さらには全集録音を完成 させたベルティーニといったエキスパートらの薫陶のもと、独自のマーラー演奏の伝統が脈々と受け継がれてきたことで知られています。 サラステ指揮ケルンWDR響によるマーラー録音は、2009年12月収録の第9番につづいて2作目にあたり、当コンビによるライヴ・シリーズもこのた びで 5 作を数えます。 2013年1月にライヴ収録された前作、ブラームスの交響曲第1番&第3番は、2010年のサラステ首席指揮者就任より3シーズン目を迎えて、両者のいっ そうの良好な関係をうかがわせるものでした。 5か月後にあたるここでの内容にも、同様のすぐれた出来ばえを期待したいところです。 (Ki)

PH-14046(3CD)
ブラームス:交響曲全集 / ギュンター・ヴァント & 北ドイツ放送交響楽団

[CD 1] 45’ 39”
交響曲第1番ハ短調
[CD 2] 43’ 05”
交響曲第2番ニ長調
[CD 3] 79’ 24”
交響曲第3番ヘ長調
交響曲第4番ホ短調
全て、ギュンター・ヴァント(指)ハンブルク北ドイツRSO

[CD 1] 録音:1990年2月14日ケルン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
[CD 2] 4録音:1992年11月29、30日&12月1日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)
[CD 3] 録音:1990年2月14日ケルン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)
1990年12月17日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル)*
2012年のヴァント生誕100 年&歿後10 年のダブル・アニヴァーサリーにリリースされ、大きな反響を呼んだ「北ドイツ放送交響楽団ライヴ集成」。 そのなかに収められていたブラームスの交響曲全集を、新価格新装丁でセット化致しました。 NDR交響楽団との録音はすべてBMGリリースとは一切重複なしの未発売の内容。音質もNDR 提供のオリジナルマスターによりCD 化されていま す。BMG 録音とは傾向が異なり、すっきりとクリアな音質に特徴があります。 1980年代半ばから1996年までは、多くのヴァント好きのあいだで絶頂期と評される時期であり、ブラームスの交響曲全集は、同オケとの1度目 のセッション録音から、最晩年のライヴ録音のちょうど中間に位置するもので、ヴァントの体力、気力の充実ぶりといった要素が音楽にも表れ、さらに は急上昇する人気にも後押しされ、たいへん迫力ある内容となっています。この白熱ぶりは尋常ではありません。 (Ki)

PH-14047
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番イ長調KV 414
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調KV 271「ジュノーム」
エカ テリーナ・リトヴィンツェヴァ(P)
ヘリベルト・バイセル(指)
ボン・クラシックPO

録音:2013年11月7日/テアーター・メッペン(ライヴ)
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァは、1986年にロシア連邦の極東管区、オホーツク海に面するマガダンに生まれたピアニスト。1994年から 2001年まで同じく極東チュクチ自治管区のアナディリの児童音楽学校で手ほどきを受けて才能を開花させ、15歳の時に家族でモスクワに移住。 2002年から2006 年までワルシャワの国立ショパン音楽学校でイリーナ・ガブリーロワのクラスで学び、ディプロマを取得しています。  アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナにも師事し、ロベルト・クーレック、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキらのマスター クラスも受講しているリトヴィンツェヴァが、2014年にイタリアの「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール」で弾いて最高位と聴衆賞を獲得したのが、 ここに収められているモーツァルトのピアノ協奏曲第12番でした。  このアルバムは、その前年に、かねてより実演でコラボを重ねてきたベイセル率いるボン・クラシック・フィルハーモニーと、同じモーツァルトの「ジュ ノーム」というプログラムでおこなったコンサートをライヴ収録したものです。  ボン・クラシック・フィルハーモニーは、1959年にボンでヘリベルト・ベイセルが結成したクール・ケルニッシェ管弦楽団がその前身で、1986年の 改称を経て今日に至るオーケストラ。当初は、ボンに置かれていたクール・ケルン宮廷の音楽に光をあてるという理念のもと、現在では、ウィーン古典 派の作品もメイン・レパートリーに加えつつ、時代様式に応じて最大60人規模まで柔軟に編成を発展させ活動しています。 ここでの演奏は第1ヴァイオリン6、第2ヴァイオリン5、ヴィオラ4、チェロ3、コントラバス1、オーボエ2、ホルン2というもので、見通しのよ いサウンドがなんとも魅力。ピアノとの絶妙な距離感はあたかも室内楽を聴くかのような親密な空気でたまりません。 レコーディングは、アーティスティック・ディレクターにトンマイスターのマルティン・ルスト、サウンド・エンジニアがホルガー・ジードラーという顔ぶれで、 いずれもTHS Medien Dormagenのチームが担当。とくにProfilのライヴ音源の復刻で評価の高いジードラーの名前がクレジットされているのは注 目されるところです。
PH-14048
シューマン:歌曲集「ミルテの花」op. 25 ディアナ・ダムラウ(S)
イヴァーン・パレイ(Br)
シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)

録音:2006年2月/メッヒャーニッヒ=フロイスドルフ、テロス・ムジーク・シュトゥーディオ(デジタル・セッション)
「ミルテの花」は、いわゆる “歌の年” 1840年2月、シューマンがクララとの結婚を想いながら作曲し、結婚式前夜の9月11日にクララに捧げられ た歌曲集。ゲーテ、リュッケルト、バイロン、ムーア、ハイネ、バーンズ、モーゼンの詩による全26曲は、文学的・音楽的な関連性をもって構成された「連 作歌曲」ではないながらも、作曲の経緯が示すようにほとんどが恋愛にまつわるものとなっています。 また、歌曲集「リーダークライス」作品24に引き続き手掛けられた初期作品にしてすでに、独特のピアニズム、抒情的な味わい、民謡風のなじみやすさ、 語り歌うようなメロディ運びといった特徴が認められ、のちのこのジャンルにおけるシューマンの円熟を予見させるに十分な内容ともいわれています。 いまをときめくドイツの人気ソプラノ、ダムラウが、2006年にマーラーの「子供の不思議な角笛」(2003年/PH14018)と同じ顔ぶれで製作したこの アルバムは、たしかなディクションと、共感あふれる歌で、ダムラウの実力を広く知らしめたもの。Telos Musicよりリリースされた際には、歌のあいだに 「シューマン夫妻の手紙の朗読」が織り込まれる構成となっていましたが、このたびは歌曲集のみに変更されています。  しばらく入手難の状態が続いておりましたが、このたびProfilよりカタログ復活となります。 (Ki)


PH-14051
(CD+DVD)
弦楽四重奏伴奏版による「冬の旅」
【CD】66’ 46
シューベルト:テノールと弦楽四重奏のための「冬の旅」D911(イェンス・ヨーゼフ編曲)

■Bonus DVD (PAL)
「ペーター・シュライアー− “宮廷歌手” としての世界的キャリアとの別れ」
ペーター・シュライアー(T)
ドレスデンSQ
トマス・マイニング(第1ヴァイオリン)、バルバラ・マイニング(第2ヴァイオリン)、アンドレアス・シュライベル(Va)、マルティン・ユングニッケル(Vc)

録音:2005年3月12-15日/ドレスデン、聖ルカ教会(デジタル・セッション)

■Bonus DVD (PAL)
聞き手:ベッティナ・フォルクスドルフ(MDR FIGAROオペラ・エディター)
収録:ライプツィヒ、メンデルスゾーン・ハウス、ムジークサロン
製作:2014年
1935年ザクセン州のマイセンで生まれたドイツの世界的テノール、ペーター・シュライアーは2015年7月に80歳を迎えます。これを記念して Profilより注目のアルバムがリリースされます。  2005年いっぱいで歌手活動から引退を表明していたシュライアーが、キャリアの締め括りにレコーディングしたのは、シューベルトの「冬の旅」。 2005年3月に音響にすぐれたドレスデンの聖ルカ教会でセッションを組んでおこなわれたものです。シュライアーの歌う「冬の旅」にはすでに2種の別録音が存在します。まず、シュライアー初の「冬の旅」は、1985年2月のゼンパー・オーパーの 再開を記念したコンサートにおけるライヴ録音で、ピアノは大家リヒテルでした。次いで、その6年後の1991年8月にウィーンのコンツェルトハウスで おこなわれたセッション録音は、当時シューベルトのピアノ独奏曲の録音に集中的に取り組んでいたアンドラーシュ・シフとの顔合わせでした。このようにいずれの録音も通常のピアノ伴奏でしたが、このたびは1967年生まれ、ドイツの作曲家イェンス・ヨーゼフが手掛けた「テノールと弦楽四 重奏版」による演奏というところがユニークな試み。ちなみに、同じアレンジでは2001年5月収録のクリスティアン・エルスナー&ヘンシェル四重奏団盤 (CPO・廃盤)というのもありました。  ハーディ=ガーディ伴奏やアコーディオン伴奏など、果てはハンス・ツェンダーによる室内アンサンブル編曲の成功例のように、「冬の旅」にはいくつも の編曲がなされてそれぞれに独特の世界観を形成していました。 ピアノと並び、弦楽四重奏もまたシューベルトが好んで数多く手掛けたジャンルだけに、オリジナル同様にこうした組み合わせも内なる心情を吐露するには 相応しいといえるのかもしれません。じっさい、ここでのシュライアーは刻んできた年輪を強く感じさせる味わいで、別次元の感動をあたえてくれます。  シュターツカペレ・ドレスデンのメンバーによって結成され、1990年代初めより現在まで精力的に活動を続けるドレスデン四重奏団も、大家の花道に 絶妙な彩りを添えています。  さらに、ボーナスDVD(PAL仕様)には、シュライアーのインタビューが収められており、この不世出の名テノールを深く知る上で価値ある内容です。 ブックレットも、シュライアーの輝かしいキャリアを辿る構成でつづられ、また、本レコーディング・セッションの模様をはじめ、少年時代のシュライアー が伝説のカントル、マウエルスベルガーのピアノを前にリハーサルを受ける姿など、貴重な写真が何点も収められ、興味の尽きないつくりとなっております。 なお、歌詞は掲載されておりません。 (Ki)
※付属のDVDは PAL方式で記録されており、DVD再生が可能な Windows PCや Macのほか、マルチシステム対応 AV機器などで再生することが 可能です。通常の NTSC方式の DVDプレーヤーや TVでは再生することができません。ご了承のうえお求めくださるようお願いいたします。

PH-14052(35CD)
バッハ・ザ・コレクション


■CD1 56’34
ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050

■CD2 64’26”
ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049
ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
トッカータとフーガ.ニ短調BWV538*

■CD3 70’23”
管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066
管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067
管弦楽組曲第4番ニ長調BWV1069

■CD4 70’55”
(1)管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068
(2)音楽の捧げ物BWV1069

■CD5 46’57”
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
(2)2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043
(3)ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042

■CD6 72’57”
チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV1052
2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調BWV1061
3台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調BWV1064
4台のチェンバロのための協奏曲イ短調BWV1065

■CD7 45’05”
ゴルトベルク変奏曲BWV988

■CD8 69’04”
パルティータ第1番変ロ長調BWV825
パルティータ第2番ハ短調BWV826
パルティータ第3番イ短調BWV827
パルティータ第4番ニ長調BWV828
パルティータ第5番ト長調BWV829

CD9 55’04”
(1)ピアノ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056
(2)シンフォニア第8番ヘ長調BWV794
シンフォニア第15番ロ短調BWV801
シンフォニア第9番ヘ短調BWV795
(3)平均律クラヴィーア曲集第1巻〜第1番-第8番

■CD10 67’32”
パルティータ第6番ホ短調BWV830
平均律クラヴィーア曲集第2巻より前奏曲とフーガ第22番変ロ短調BWV891
前奏曲とフーガハ短調BWV546(リスト編)
前奏曲とフーガハ長調BWV547(リスト編)
前奏曲とフーガイ短調BWV543(リスト編)

■CD11 62’43”
(1)トリオ・ソナタハ長調BWV1037
(2)無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011
(3)前奏曲ハ短調BWV999
組曲ホ長調BWV1006a
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004〜シャコンヌ
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009〜ブーレT&U
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV1001〜フーガ

■CD12 53’17”
(1)カンタータ「泣くこと、嘆くこと、案ずること、怯えること」BWV12〜シンフォニア
カンタータ「私の心は思い煩いで一杯でした」BWV21〜シンフォニア
カンタータ「神の時は最上の時」BWV106〜シンフォニア
カンタータ「天の王よ、あなたをお迎えします」BWV182〜シンフォニア
(2)無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007〜前奏曲
無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012〜ガヴォットT&U
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調BWV1002〜ブーレ
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009〜クーラント
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調BWV1001〜シチリアーノ
組曲ホ短調BWV996〜ブーレ
(3)無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV1008

■CD13 47’22”
(1)フルートとチェンバロのためのソナタ第1番ロ短調BWV1030
フルートとチェンバロのためのソナタ第2番変ホ長調BWV1031
(2)「主よ、人の望みの喜びよ」BWV147/10
「心よりわれこがれ望む」BWV727
「今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ」BWV388
「神の子は来たれり」BWV318
「われを憐れみたまえ、おお主なる神よ」BWV305
「ああ主よ、あなたの愛する天使を遣わされ」BWV245

■CD14 54’21”
協奏曲ニ長調(復活祭オラトリオBWV249に基づく)
ソナタBWV529−リコーダー、ディスカント・ヴィオール、チェロとテオルボ
ソナタBWV1027/1039−リコーダー、リラ・ヴィオール、チェロとテオルボ
ソナタBWV1037−リコーダー、ディスカント・ヴィオール、チェロとテオルボ
 [アダージョ(モーツァルト:カノン風アダージョK.410)/アッラ・ブレーヴェ/ラルゴ/ジグ

■CD15 70’10”
「オルガン・リサイタル」
トッカータとフーガ.ニ短調BWV565
コラール前奏曲「主イエス・キリストよ,われ汝に呼ばわる」BWV639
パッサカリアとフーガ.ハ短調BWV582
コラール前奏曲「目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ」BWV645
幻想曲とフーガト短調BWV542
コラール前奏曲「イエスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて」BWV650
コラール前奏曲「高き御空よりわれは来れり」BWV606
前奏曲とフーガホ短調BWV548
■CD16 37’25”
トッカータとフーガ.ニ短調BWV538「ドリア調」
パルティータ「ようこそ、慈悲あつきイエスよ」BWV768

■CD17 42’03”
(1)カンタータ「我は喜んで十字架の杖を手に取らん」BWV56
(2)カンタータ「まことの神でありダビデの子であるあなた」BWV23

■CD18 50’54”
(1)カンタータ「私は、満ち足りた」BWV82
(2)カンタータ「目覚めよ、祈れ、祈れ、目覚めよ」BWV70

■CD19 45’22”
カンタータ「我らは感謝せん、神よ、あなたに感謝せん」BWV29〜シンフォニア
カンタータ「私の心は血の中を泳ぐ」BWV199
カンタータ「すべての国よ、神を誉め讃えよ」BWV51

■CD20 62’43”
(1)カンタータ「イエスよ、あなたはわが魂を」BWV78
(2)カンタータ「イエス・キリストを脳裡にとどめよ」BWV67
(3)カンタータ「私が去り行くのは、あなたがたの益となる」BWV108

■CD21 68’23”
(1)カンタータ「主イエス・キリスト、真の人にして神」BWV127
(2)カンタータ「主なる神は太陽にして盾なり」BWV79
(3)カンタータ「キリストは死の縄目につながれた」BWV4

■CD22 60’07”
(1)カンタータ・「人よ、良きことの何たるかはすでに汝に告げられたり」BWV45
(2)カンタータ「愛する御神よ、いつ我は死なん」BWV8
(3)カンタータ「私は、哀れな人、罪のしもべ」BWV55

■CD23 30’00”
マニフィカト.ニ長調BWV243

■CD24 66’29”
ミサ曲ヘ長調BWV233
ミサ曲イ長調BWV234

■CD25 66’49”
(1)ミサ曲ト短調BWV235
(2)ミサ曲ト長調BWV236

■CD26&27 56’25”/58’04”
ミサ曲ロ短調BWV232

■CD28&29 60’23”/61’43”
ヨハネ受難曲BWV245

■CD30-32 67’14”/40’52”/52’26”
マタイ受難曲BWV 244

■CD33-35 61’27”/53’15”/54’37”
クリスマス・オラトリオBWV 248
■CD1
カール・リヒター(指)カール・リヒターCO/収録:1956、1957年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
■CD2
カール・リヒター(指)カール・リヒターCO/収録:1956、1957年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
カール・リヒター(オルガン:オットーボイレン、バシリカ教会Marienorgel)*/収録:1954年(セッション・モノラル/テルデック原盤)*
■CD3
オーレル・ニコレ(Fl)、ミュンヘン・バッハO、カール・リヒター(指)/収録:1960年6月、1961年6月/ミュンヘン(セッション・ステレオ/DGG原盤)
■CD4
(1)ミュンヘン・バッハO、カール・リヒター(指)/収録:1960年6月、1961年6月/ミュンヘン(セッション・ステレオ/DGG原盤)
(2)オーレル・ニコレ(Fl)、オットー・ビュヒナー、クルト・グントナー(Vn)、ジークフリート・マイネッケ(Va)、フリッツ・キスカルト(Vc)、ヘトヴィヒ・ビルグラム(Cemb)、カール・リヒター(指とチェンバロ)、収録:1963年1月/ミュンヘン(セッション・ステレオ/DGG原盤)
■CD5
(1)ローラント・グロイッター(Vn)、NDR響、ギュンター・ヴァント(指)/収録:1992年3月15-17日(ライヴ・ステレオ)
(2)ダヴィデ・トーゾ(Vn)他、サンクト・ペテルブルクSO
(3)イーゴリ・オイストラフ(Vn)、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO
収録:1960年(セッション/エテルナ原盤)
■CD6
エドゥアルト・ミュラー、ゲルハルト・エッシュバッハー、ハインリヒ・グルトナー(Cemb)、アンスバッハ・バッハ週間のソリストたち、カール・リヒター(チェンバロと指)
収録:1955年/アンスバッハ(セッション・モノラル/テルデック原盤)
■CD7
カール・リヒター(Cemb)/収録:1958年(セッション・モノラル/テルデック原盤)
■CD8
カール・リヒター(Cemb)/収録:1958年(セッション・モノラル/テルデック原盤)
■CD9
(1)グレン・グールド(P)、コロンビアSO、ヴラディーミル・ゴルシュマン(指)/収録:1958年(セッション/ソニー原盤)
(2)(3)グレン・グールド(P)
■CD10
デイヴィッド・テオドール・シュミット(P)
■CD11
(1)ダヴィド・オイストラフ、イーゴリ・オイストラフ(Vn)、ハンス・ピシュナー(Cemb)/収録:1957年(セッション・モノラル/DGG原盤)
(2)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
(3)アンドレス・セゴビア(G)
■CD12
(1)ミュンヘン・バッハO、カール・リヒター(指)
(2)アンドレス・セゴビア(G)
(3)ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
■CD13
(1)オーレル・ニコレ(Fl)、カール・リヒター(Cemb)
(2)モーリス・アンドレ(Tp)、ピエール・コシュロー(Org)
ブラス・アンサンブル、アルマン・ビルバウム(指)
■CD14
クアドロ・ヒポテーシス
■CD15
カール・リヒター(Org;ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール)/収録:1954年10月、11月/ジュネーヴ(セッション・ステレオ/Decca原盤)
■CD16
カール・リヒター(Org)
■CD17
(1)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、ベルリン・モテットCho、カール・リステンパルト室内O、カール・リステンパルト(指)/収録:1951年(セッション・モノラル/DGG原盤)
(2)ロッテ・シェードル(S)、ベアトリス・クレープス(A)、ロバート・プライス(T)、ミュンヘン・バッハCho、室内O、カール・リヒター(指)
■CD18
(1)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、カール・リステンパルト室内O、カール・リステンパルト(指)
収録:1951年(セッション・モノラル/DGG原盤)
(2)ロッテ・シェードル(S)、ヘルタ・テッパー(A)、ヘルムート・クレッチュマー(Bs)、キート・エンゲン(Bs)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー
■CD19
ドリス・ハーゲル(S)、セイチェント
■CD20
(1)ウルズラ・ブッケル(S)、ヘルタ・テッパー(A)、ヨーン・ヴァン・ケステレン(T)、キート・エンゲン(Bs)、アンスバッハ・バッハ週間O、カール・リヒター(指)/収録:1961年7月/ハイルスブロン・ミュンスター(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
(2)アントニア・ファーベルク(S)、リリアン・ベニングセン(A)、ピーター・ピアーズ(T)、キート・エンゲン(Bs)、ゲオルク・ドンデラー(Tp)、ヘドヴィヒ・ビルグラム(Org)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー、カール・リヒター(指)/収録:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
(3)アントニア・ファーベルク(S)、リリアン・ベニングセン(A)、ピーター・ピアーズ(T)、キート・エンゲン(Bs)、ゲオルク・ドンデラー(Tp)、ヘドヴィヒ・ビルグラム(Org)、エドガー・シャン(オーボエ・ダモーレ)、フリッツ・ゾンライトナー(Vn)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー、カール・リヒター(指)/収録:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
■CD21
(1)アントニア・ファーベルク(S)、リリアン・ベニングセン(A)、ピーター・ピアーズ(T)、キート・エンゲン(Bs)、ゲオルク・ドンデラー(Tp)、ヘドヴィヒ・ビルグラム(Org)、エドガー・シャン(オーボエ・ダモーレ)、フリッツ・ゾンライトナー(Vn)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー、カール・リヒター(指)/収録:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
(2)ベアトリス・クレープス(A)、キート・エンゲン(Bs)、エドガー・シャン(Ob)、ヘルマン・ウール(Vc)、フランツ・オルトナー(Cb)、へドヴィヒ・ビルグラム(Cemb&Org)、ミュンヘン・バッハO、ミュンヘン・バッハCho、カール・リヒター(指)/収録:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
(3)キート・エンゲン(Bs)、へドヴィヒ・ビルグラム(Org)、ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー、ミュンヘン・バッハCho、カール・リヒター(指)/収録:1963年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
■CD22
(1)ヘルタ・テッパー(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、キート・エンゲン(Bs)、オーレル・ニコレ(Fl)、ミュンヘン・バッハCho、アンスバッハ・バッハ週間O/収録:1959年7月、8月/アンスバッハ、アウグスタナザール(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
(2)ウルズラ・ブッケル(S)、ヘルタ・テッパー(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、キート・エンゲン(Bs)、オーレル・ニコレ(Fl)、ミュンヘン・バッハCho、アンスバッハ・バッハ週間O/収録:1959年7月、8月/アンスバッハ、アウグスタナザール(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
(3)エルンスト・ヘフリガー(T)、オーレル・ニコレ(Fl)、エドガー・シャン(Ob)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン・バッハO、カール・リヒター(指)/収録:1959年2月、3月/ライプツィヒ、トーマス教会(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
■CD23
マリア・シュターダー(S)、ヘルタ・テッパー(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Bs-Br)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン・バッハO、カール・リヒター(指)/収録:1961年6月/ミュンヘン(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
■CD24
エリーザベト・シュパイザー(S)、インゲボルク・ルシュ(A)、ヨーン・ファン・ケステレン(T)、ゲルハルト・ファウルシュティヒ(Br)、ヤコプ・シュテンプフリ(Bs)、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、ヘルムート・リリング(指)
■CD25
(1)ヒルデガルト・リュトガース(A)、クルト・エクウィルツ(T)、エーリヒ・ヴェンク(Bs)、シュトゥットガルト記念教会聖歌隊
(2)エリーザベト・シュパイザー(S)、インゲボルク・ルシュ(A)、ヨーン・ファン・ケステレン(T)、ゲルハルト・ファウルシュティヒ(Br)、ヤコプ・シュテンプフリ(Bs)、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、ヘルムート・リリング(指)
■CD26&27
ウルリケ・ゾンターク(ソプラノ1)、マルヤナ・リポヴシェク(ソプラノ2、アルト)、ハワード・クルーク(T)、アンドレアス・シュミット(Bs)、シュトゥットガルト・ゲヒンゲン聖歌隊、シュトゥットガルト室内O、ヘルムート・リリング(指)、収録:1988年5月/ルードヴィヒスブルク(セッション・ステレオ/インターコード原盤)
■CD28&29
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール:福音史家)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン:イエス)、エリーザベト・グリュンマー(S)、クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)、ヨゼフ・トラクセル(T)、カール・クリスティアン・コーン(Bs)、リーザ・オットー(S)、他、ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂Cho
ベルリンSO、カール・フォルスター(指)/収録:1961年(セッション・ステレオ/エレクトローラ原盤)
■CD30-32
ロジャーズ・カーヴィ=クランプ(テノール:福音史家)、マイケル・ジョージ(イエス:バリトン)、エマ・カークビー(S)、マイケル・チャンス(A)、マーティン・ヒル(T)、デイヴィッド・トーマス(Bs)、ケンブリッジ・キングズ・カレッジCho、ケンブリッジ・ジーザス・カレッジCho、ブランデンブルク・コンソート、ロイ・グッドマン(指)
■CD33-35
ゲルト・ルッツェ(テノール:福音史家)、クロエ・オーエン(S)、ヘルタ・テッパー(A)、ホルスト・ギュンター(Bs)、キート・エンゲン(Bs)、ミュンヘン・バッハCho、ミュンヘン・バッハO、カール・リヒター(指)/収録:1955年(セッション・モノラル/テルデック原盤)

※各CDには、トラック・リストのみでブックレットは付属しません。
Profilの社主ギュンター・ヘンスラー氏が、2015年のバッハ生誕330周年に向けてお届けする「バッハ・ザ・コレクション」。CD35枚組のボッ クスは、膨大な作品の中から、マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、クリスマス・オラトリオといった大作をはじめ、教会カンタータ、ブランデンブルク協奏曲、 管弦楽組曲のほか、オルガン曲、ギター編曲作品などが、バランスよく選曲されており、偉大なるバッハの魅力を手軽に味わえる内容となっています。 なかでも、ヘンスラー氏が幼少期より敬愛してやまない、バッハ演奏の大権威カール・リヒターの録音を多数網羅しているのも特徴。 各 CD にはトラック・リストのみで、ブックレットは付属しません。 (Ki)


PH-15000(6CD)
ムラヴィンスキー・ボックス1
■CD1
チャイコフスキー:交響曲第4番
 交響曲第5番(第1・2楽章)
■CD2
チャイコフスキー:交響曲第5番(第3・4楽章)
 交響曲第6番「悲愴」
■CD3
ハイドン:交響曲第101番「時計」
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番*
■CD4
モーツァルト:交響曲第39番
ショスタコーヴィチ:交響曲第12番「1917年」
■CD5
ドビュッシー:海、夜想曲〜雲/祭
ラヴェル:なき王女のためのパヴァーヌ *
 ボレロ*
■CD6
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番*
全て、エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

■CD1、CD2
録音:1960年11月9-10日

■CD3
録音:1952年12月20日、
1946年11月4日*

■CD4
録音:1961年10月16日(ライヴ)

■CD5
録音:1962年(ライヴ)、
1960年2月26日(ライヴ)*

■CD6
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1951年5月14日、
1959年7月24日*
Profilレーベルがキングインターナショナル社の依頼で、ドイツの放送局に眠るムラヴィンスキーの音源を発掘。当時ソ連の放送局から提供された数多くのテープを発見し、初 めて世に問うこととなりました。注目はリヒテルと共演したブラームスのピアノ協奏曲第2番。これまでCDは存在しますが、録音が1961年12月27 日レニングラードでの録音となっているので、その10年前リヒテル36歳の録音というのが貴重。ムラヴィンスキーの協奏曲録音は珍しいですが、この作 品はオーケストラ・パートが交響曲のように作られているので興味津々。また、ラヴェルの人気作「なき王女のためのパヴァーヌ」は当時レニングラード・ フィルの第一ホルン奏者だったヴィターリー・ブヤノフスキーが吹いているのも魅力です。 大半は過去にリリースされたことのあるものですが、今日入手困難なものも多く大歓迎。さらに驚きの価格で、新たなムラヴィンスキーの名盤の登場と なります。 (Ki)
PH-15003
ヨハン・ヘルベック:大ミサ曲 ホ短調 ヴィーラント・ホフマン(Org)
ミュンヘン・フィルハーモニーガ
アンドレアス・ヘルマン(合唱指揮 )
フィルハーモニー・フェスティヴァ
ゲルト・シャラー(指)

録音:2014年9月/レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン、マックス・リットマン・ザール(ライヴ)バイエルン放送との共同制作
ヨハン・ヘルベック(1831-1877)は、ウィーンに生没したオーストリアの指揮者・作曲家。12歳のときにシトー会修道院の聖歌隊員になり、ピアノ のちに作曲も学びますが、1847年にはウィーン大学で哲学と法律を学び始めるも途中で放棄、1852年にウィーンの聖歌隊長に就任したのを皮切りに、 ウィーン音楽院教授、ウィーン楽友協会合唱団の監督を経て、ついにはウィーン宮廷歌劇場総監督(1870-75)にまで上り詰めています。  なによりこのヘルベックの最大の功績といえるのが、ヒュッテンブレンナーよりシューベルトの「未完成交響曲」の手稿譜を紹介された際に、その価値 を認め、1865年の初演に寄与したこと。また、1868年にブルックナーがウィーン音楽院の対位法の教授に任命される際に尽力したのが、その才能を高 く評価していたヘルベックでした。  このほどヘルベックのミサ曲をリリースするゲルト・シャラーは、キャラガン校訂稿を使用した「ブルックナーの交響曲集」や、同じくキャラガンが補筆 完成とオーケストレーションを施した、「シューベルトの『未完成交響曲』4楽章版」をレコーディングして話題を集めてきた実力派の指揮者です。  ブルックナー、シューベルト双方にゆかりの深いヨハン・ヘルベックの作品にゲルト・シャラーが着目したのもユニークですが、ヘルベックの作品の録 音そのものがほとんど皆無といってよい状況だけに、このたびのアルバムの登場は価値あるものとおもわれます。
作曲家としてはほぼ独学であったヘルベックは、交響曲4曲や室内楽曲なども手掛けていますが、ゲーテの「ファウスト」やシラーの「ヴァレンシュタ インの陣営」への付随音楽のほかに、男声声楽曲101(うちア・カペラ71)、混声合唱曲49(うちア・カペラ42)とパート・ソングを主体に、独唱曲 も53曲とかなりの声楽曲を残しています。このような突出した声楽作品の数は、このジャンルにおける当時の影響力の大きさを示してもいるようです。  同様に、宗教声楽曲も充実していて、ヘルベックはまた7つのミサ曲、7つのオッフェルトリウム、3つの詩篇、7つの聖歌、オラトリオなどを書いてお り、ようやくヘルベックの代表的ジャンルともいえる声楽曲に光があてられることになります。 (Ki)
PH-15004
ブルックナー:交響曲第00番ヘ短調 ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2015年9月/エーブラハ大修道院付属教会(ライヴ)
ブルックナーの習作中の習作交響曲「00番」。これまでインバルやスクロヴァチェフスキらの録音もありますが、当代きってのマーラー指揮者シャラー による超期待の新録音の登場となります。習作とはいえブルックナー39歳の作で、すでに未熟な感はありません。むしろオーストリアの田舎を彷彿させる牧歌的な叙情美にあふれていて魅力的。 弱いとされるフィナーレにも多くの美しい音楽を聴くことができます。 さすがブルックナーの全作品を手掛けつつあるシャラー、この曲にちりばめられたブルックナーならではの語法と特徴を巧く引き出し、感動的な音楽に 仕上げています。滅多に演奏されない作品が、このクオリティのライヴ演奏で現れたことは大歓迎と申せましょう。 ゲルト・シャラーは1965年バンベルク生まれ。1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、1998年にブラウンシュ ヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めました。ブルックナーのエキスパートで、ついにはオルガン独奏曲 まで奏してしまうほどのこだわり。 (Ki)
PH-15005
ゲリンガス〜北欧のチェロ音楽
シベリウス:メランコリーOp.20
グリーグ:過ぎた春
 アレグレット.ホ長調
 チェロ・ソナタ.イ短調Op.36
 間奏曲イ短調
 ペール・ギュント〜朝(ゴルターマン編)/アニトラの踊り(ゴルターマン編)/ ソルヴェイグの歌(ゲリンガス編)
シベリウス:悲しきワルツOp.44の1(ヘルマン編)
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)、
イアン・ファウンテン(P)

録音:2011年2月28日-3月2日/SWR室内楽スタジオ(シュトゥットガルト)
充実著しいゲリンガスの新録音。北欧の2大巨匠のチェロ作品を収めていますが、興味深いのがグリーグ。「アレグレット ホ長調」は「ヴァイオリン・ ソナタ第3番」の第2楽章を、チェロを弾く兄の誕生日のために1887年5月に自編したもの。「間奏曲イ短調」は1866年作で組曲の第1曲とされます。 また、チェロ協奏曲で有名なゴルターマンがチェロとピアノ用に編曲した「ペール・ギュント」の「朝」と「アニトラの踊り」も聴きもの。「ソルヴェイグの歌」 はゲリンガスが同じスタイルで試みたもので、歌い込まれた演奏にじっくり聴き入ってしまいます。 (Ki)
PH-15006
モーツァルト:レクィエム.ニ短調KV.626(ジュスマイヤー版) マリア・シュターダー(S)
ヘルタ・テッパー(A)
ヨーン・ヴァン・ケステレン(T)
カール・クリスティアン・コーン(Bs)
ミュンヘン・バッハO&cho
カール・リヒター(指)

録音:1960 年(セッション・ステレオ/テレフンケ)原盤)ステレオ
リマスタリング&サウンド・デザイン:2015年、ホルガー・ジードラー (THS-Studio)
rofilのライヴ復刻でおなじみの名人ホルガー・ジードラーが入念なリマスタリングを施す「カール・リヒター・エディション」のシリーズ最新作。 1960年にテレフンケンで録音:されたモーツァルトのレクィエムは、リヒターがバッハの音楽にみせる厳しく真摯なアプローチと、全身全霊を捧 げるリヒターのテンションの高さが印象深いもの。いまから10年以上前に国内盤のリリースもされていますが、すでに廃盤で入手難の状態が続いていた ので、新マスタリングでのカタログ復活は歓迎されるところです。 ブックレットはトラックリスト、ラテン語歌詞のみの記載となります。 (Ki)

PH-15007(2CD)
スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集

(1)ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調op. 6より葬送行進曲
(2)ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調op. 19「幻想ソナタ」
(3)ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調op. 23
(4)ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調op. 30
(5)ピアノ・ソナタ第5番op. 53
(6)ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調op. 6*
(7)ピアノ・ソナタ第5番op. 53
(8)ピアノ・ソナタ第6番op. 62
(9)ピアノ・ソナタ第7番op. 64「白ミサ」#
(10)ピアノ・ソナタ第8番op. 66
(11)ピアノ・ソナタ第9番op. 68「黒ミサ」
(12)ピアノ・ソナタ第10番op. 70
(13)幻想曲 ロ短調op. 28
ヴラディーミル・ソフロニツキー(P)
ゲンリヒ・ネイガウス(P)*
スヴィヤトスラフ・リヒテル(P)#

録音:(1)1958年/モスクワ、スクリャービン博物館(ライヴ)
(2)1960年7月12日/モスクワ、スクリャービン博物館(ライヴ)
(3)1958年9月12日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
(4)1960年5月13日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
(5)1958年6月8日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
(6)1951年11月10日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
(7)1955年1月4日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
(8)1961年1月7日/モスクワ、スクリャービン博物館(ライヴ)
(9)1964年7月13日/ベルリン・コーミッシェ・オーパー(ライヴ)
(10)1958年6月8日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
(11)1958年9月12日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
(12)1960年2月2日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
(13)1959年4月24日/モスクワ(セッション)
Profilより作曲者歿後110年の2015年に、スクリャービンのピアノ・ソナタ「全集」が登場。ネイガウスの第1番、リヒテルの第7番をのぞいて、 すべてスクリャービンの娘婿ソフロニツキーの弾くライヴ演奏で構成されたアルバムです。 ショパンの孫弟子アレクサンデル・ミハウォフスキに師事したソフロニツキーは、ショパン弾きとしても名高く、スクリャービン本人に薫陶を受ける機会が なかったものの、ショパンにも通じる詩情豊かなニュアンスと独特のソフトなタッチがスクリャービンのピアノ演奏を思わせたのでしょう。未亡人からも認 められたほどで、スクリャービン演奏では別格というべき存在でした。 さらに、ソフロニツキーによる第1番(葬送行進曲のみ)と第2番、リヒテルによる第7番のライヴ演奏は、スクリャービン博物館でおこなわれており、 作曲者自身のピアノを使用している点でも興味の尽きないところ。1912年ベヒシュタイン製のこの歴史的ピアノは、スクリャービンが第8番以降の3曲 を作曲した楽器で、ラフマニノフ、ホロヴィッツ、ユージナ、プレトニョフなど現在に至るまで錚錚たる顔触れが弾いていることでも知られます。 (Ki)
PH-15010(2CD)
デニーソフ、シュルホフらのサクソフォン作品集
[CD 1]
ポール・クレストン(1906-1985):サクソフォンとピアノのためのソナタ.op. 19
イェネー・タカーチ(1902-1990):2つのファンタスティクスop. 88-1
シュルホフ:ホット・ソナタ
デニーソフ:サクソフォン・ソナタ

[CD 2](サクソフォンなし、ピアノ・パートのみ収録)
ポール・クレストン:サクソフォンとピアノのためのソナタ.op. 19
イェネー・タカーチ:2つのファンタスティクスop. 88-1〜第2曲
シュルホフ:ホット・ソナタ
デニーソフ:サクソフォン・ソナタ〜第1、第3楽章
オリガ・サロギナ(P)
[CD1]ファビアン・パブロ・ミューラー(Sax)

録音:2014年
デニーソフ、シュルホフら4 人の作曲家たちによるサクソフォンのための代表的なレパートリーを、ドイツのサクソフォン奏者ファビアン・パブロ・ミュー ラーが2014年にセッション録音したアルバム。  現在、ミュンヘン音楽・演劇大学で教鞭を取り、官能的な音色とみごとな腕前とを聴かせるミューラーと、長年デュオ活動を共にして、そのよき理解者 であるオリガ・サロギナのピアノは、どのナンバーもお手本と呼ぶにふさわしい仕上がり。しかも、このアルバムは、サクソフォン作品に親しみ、理解をよ り深めてもらおうと製作されたものですが、サロギナが弾くピアノ・パートのみの演奏を収めたディスクがセットされているのもユニークなところ。 作品鑑賞と演奏とを同時に楽しめるように。教育者として著名なミューラーらしいアイデアで、サクソフォン学習者にもうれしいつくりとなっています。
ファビアン・パブロ・ミューラー…1980年ミュンヘン生まれ。オーストリアのフェルトキルヒ在住、アルゼンチン系ドイツ人のサクソフォン奏者。オース トリアのフォアアールベルク音楽院でイェルク・マリア・オルトヴァイン教授に音楽の手ほどきを受けて若き才能を開花させ、続いてバーゼル音楽大学でマ ルクス・ヴァイス教授のもと大学院課程を修了、ベルリン芸術大学とハンス・アイスラー音楽大学ベルリンで、ヨハネス・エルンスト教授に優等学位課程 を師事、2005年にディプロマを取得。現在、母校のフォアアールベルク音楽院でサクソフォンと室内楽の教授を務める。ドイツ国立ミュンヘン音楽・演 劇大学の講師としても教鞭を取る、著名な教師であるミューラーは、数多くの国内外のコンクールに名だたる受賞者を輩出している。 (Ki)
PH-15011
テオフィル・リヒテル:弦楽四重奏曲ヘ長調
フェリクス・ブルーメンフェルト:弦楽四重奏曲ヘ長調Op.26
オデッサSQ

録音:2014 年7月11-13日ハルベルク放送局(レーゲンスブルク)
スヴャトスラフ・リヒテル生誕百年を記念して、彼の生地オデッサ市が贈るアルバム。何と彼の実父テオフィル・リヒテル作曲の弦楽四重奏曲が世界初 録音されました。
リヒテルの父テオフィルは、1872年にウクライナで生まれたドイツ人。ウィーン国立音楽大学で学び、同地に20年以上暮らした後、ウクライナへ帰国。 オデッサ音楽院で教鞭をとりました。しかし第2次世界大戦中、ドイツ領事館でピアノを教えただけで、スパイ嫌疑をかけられ逮捕されます。息子に累が 及ぶことをほのめかされ、それを避けて虚偽の自白をし、1941年に処刑されました。
彼はいくつかの作曲を残しており、その草稿を息子リヒテルが大事に保管していました。これまでリヒテルのためにカガンやグートマン、ボロディン四重 奏団がプライヴェートに演奏して、彼を狂喜させたそうですが、ついに録音が登場することとなりました。メロディにウクライナ的な歌があるものの、作風 はドイツ流でブラームスやグリーグを思わせます。終始美しいメロディに満ちていますが、大のワグネリアンだったらしく、和声はワーグナーかリヒャルト・ シュトラウス風の近代性を感じさせます。リヒテル自身は、「魅力的で作り物めいたとろがないところが気にいっている。それはパパの作品にもともと備わ る長所なのだ」と絶賛しています。リヒテルの才能は父親ゆずりで、息子へ伝わった天才のDNAを実感できます。
カップリングは、リヒテルの師匠ゲンリヒ・ネイガウスと、作品を愛したシマノフスキの伯父だったフェリクス・ブルーメンフェルトの弦楽四重奏曲。彼 はホロヴィッツの師としても知られ、技巧的なピアノ曲を数多く作っていますが、室内楽作品はあまり演奏されることがないので大歓迎。弦楽四重奏曲ヘ 長調は初期の作で、ボロディンやグラズノフの作品を思わすキャッチーなメロディにあふれています。
オデッサ弦楽四重奏団は、オデッサ・フィルのメンバーにより1981年結成された団体。近現代作品、珍品に興味を示し、高水準の演奏を繰り広げて います。 (Ki)
PH-15012(6CD)
フレデリック・ショパン/シンプリー・ザ・ベスト

(1)ピアノ協奏曲第1番ホ短調op. 11
(2)ピアノ・ソナタ第1番ハ短調op. 4
(3)ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op. 21
(4)ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調op. 35
(5)スケルツォ第1番〜第4番
幻想曲ヘ短調op. 49
子守歌 変ニ長調op. 57
舟歌 嬰ヘ長調op. 60
(6)ピアノ・ソナタ第3番ロ短調op. 58
(7)ポロネーズ第3番イ長調op. 40-1「軍隊」
夜想曲第2番変ホ長調 op. 9-2
ワルツ第1番変ホ長調 「華麗なる大円舞曲」 op. 18
ワルツ第6番「子犬」 op. 64-1
ワルツ イ短調(遺作)
ポロネーズ第7番「幻想」
(8)
練習曲集op. 10&op. 25
3つの新しい練習曲 遺作(ヘ短調/変ニ長調/変イ長調)
(9)歌曲全集(全19曲)[ドイツ語歌唱]
(1)マウリツィオ・ポリーニ(P)
 パウル・クレツキ(指)フィルハーモニアO
 録音:1960年4月20-21日/ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ(セッション・ステレオ/EMI原盤)
(2)エフゲニー・ムルスキー(P)
 録音:2011年9月/SWRハノーファー、大ゼンデザール(セッション・デジタル)
(3)アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
 アルフレッド・ウォーレンスタイン(指)
 シンフォニー・オブ・ジ・エア
 録音:1958年1月20日/ニューヨーク、カーネギー・ホール(セッション・ステレオ/RCA原盤)
(4)エフゲニー・ムルスキー(P)
 録音:2011年9月/SWRハノーファー、大ゼンデザール
(5)エフゲニー・ムルスキー(P)
 録音:2007年7月26-28日/NDRハノーファー、放送局スタジオ大ホール(セッション・デジタル)
(6)エフゲニー・ムルスキー(P)
 録音:2011年9月/SWRハノーファー、大ゼンデザール
(7)エフゲニー・ムルスキー(P)
(8)エフゲニー・ムルスキー(P)
(9)コンラート・ヤルノット(Br)
 エフゲニー・ムルスキー(P)
5年に1度、世界的に最も権威あるコンクールのひとつ、ショパン国際ピアノ・コンクールが2015年に開催されるのに合わせて、Profilよりリリース されるショパンのセット。全6枚に、ピアノ協奏曲2曲、3つのピアノ・ソナタ、エチュード全曲のほか、ピアノ伴奏歌曲19曲も収められています。 ふたつの協奏曲は、第1番に1960年第6回同コンクールの覇者マウリツィオ・ポリーニが、コンクール直後に吹き込んだ才気迸る若き日の名演、第2 番はショパンと同じポーランド出身で「伝説のショパン弾き」ルービンシュタインによる1958年のRCAへのセッション録音が選ばれています。 そのほかのナンバーはすべて、1975年タシケント生まれのウズベキスタンのピアニスト、エフゲニー・ムルスキーが担当。モスクワ音楽院でレフ・ナウモ フ(リュビモフ、カヴリーロフ、コブリンらの師)に師事した後、ステーン=ノックレベルグやハンス・ライグラフにも就いて研鑽を重ねた逸材です。ここ でもじっくり歌い込んだ演奏には独特なものがあります。  なお、ブックレットは各曲のトラックリストおよび演奏家のみの記載となります。 (Ki)
PH-15013(2CD)
シュターツカペレ・ドレスデンVol.38
CD1
ブルックナー:交響曲第7番(1944年ハース版)
CD2
ワーグナー:使徒の愛餐 WWV69
クリスティアン・ティーレマン(指)
ドレスデン国立歌劇場O
ドレスデン国立歌劇場Cho、
チェコ国立ブルノ・フィルハーモニーCho
ライプツィヒMDR放送Cho、
ドレスデン・フィルハーモニーCho、
ドレスデン室内Cho

録音:2012年9月2日(CD1)ドレスデン、シュターツカペレ(ライヴ)
2013年5月18日(CD2)ドレスデン、聖母教会(ライヴ)
2012年に首席指揮者に迎えられて以来ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン(SKD)のコンビは世界中から高く評価されています。本ディス クは、クリスティアン・ティーレマンを首席指揮者に迎え、同コンビの新たなステージの開幕を祝った2012年9月の演奏会からブルックナー交響曲第7 番、そしてワーグナー生誕200周年記念特別演奏会で上演されたワーグナーの男声合唱とオーケストラのための《使徒の愛餐》 の2枚組となります。
ブルックナーの第7番は、当代きってのブルックナー指揮者と言われるだけあって、ティーレマンの指揮はさすがで、音楽に対して真摯であり、細部ま で神経を張りめぐらせた丁寧な演奏で、完成度の高いブルックナー演奏となっています。ティーレマン&SKDは本演奏会直後に来日公演を行っており、日 本の聴衆を大いに満足させてくれました。本公演でもドレスデンの新しい時代を歓迎する観客の興奮が伝わってくるような渾身の演奏を聴かせてくれます。
ワーグナーの《使徒の愛餐》は、「男性合唱と大オーケストラのための聖書の情景」と副題がついた楽曲。ドレスデンの音楽監督となった頃書かれた作 品で、1843年ワーグナー自身の指揮により100人のオーケストラと1200人の合唱とともにフラウエン(聖母)教会で初演されたという記録も残ってい ます。キリストの12使徒への聖霊降臨の場面に基づいた内容で、前半は力強いアカペラ合唱によって歌われ、後半に壮麗なオーケストラが登場するワー グナーらしく輝かしく幕を閉じます。《使徒の愛餐》は、CDが少なくティーレマンによる録音は貴重。さらにワーグナー記念の年に初演の場所で行われた 歴史的な演奏会となりました。 (Ki)

PH-15019(3CD)
ヘンデル:オルガン協奏曲集op. 4 & 7(全曲)
第1番ト短調op. 4-1, HWV. 289
第7番変ロ長調op. 7-1, HWV. 306
第2番変ロ長調op. 4-2, HWV. 290
第8番イ長調op. 7-2, HWV. 307
第3番ト短調op. 4-3, HWV. 291
第9番変ロ長調op. 7-3, HWV. 308
第4番ヘ長調op. 4-4, HWV. 292
第10番ニ短調op. 7-4, HWV. 309
第5番ヘ長調op. 4-5, HWV. 293
第6番変ロ長調op. 4-6, HWV. 294
第11番ト短調op. 7-5, HWV. 310
第12番変ロ長調op. 7-6, HWV. 311
カール・リヒター(Org&指)
カール・リヒターCO

録音:1959年(ステレオ/セッション)
原盤:テレフンケン(※マスター・テープのコピーよりトランスファー)
リマスタリング&サウンド・デザイン:2015年、ホルガー・ジードラー (THS-Studio)
カール・リヒターが遺した名録音の数々に、Profilのライヴ復刻でおなじみの名人ホルガー・ジードラーが入念なリマスタリングを施して大好評のシリー ズの最新巻。 テレフンケン原盤によるヘンデルのオルガン協奏曲集は、あたかもリヒターの代名詞ともいえるバッハ演奏に通じる格調の高さとシリアスな表現が独特の魅 力。1996年にTELDECよりCD復刻されていますが、すでに廃盤となっており、このたびのカタログ復活は朗報といえます。 (Ki)
PH-15020
マイニンガー・トリオ
ライナー・リシュカ(b.1943):求愛鳴き
エリフ・エブル・サカル(b.1994):ウィンド・タッチ
メフメト・エルハン・タンマン(b.1989):ウォーター・ウェイヴズ
ジョエル・クーリー(b.1963):アラビアン・ファンタジー・イン・ブルー
ケイト・ウェアリング(b.1955):ロータス
ブラシュ・プツィハル(b.1977):フル・ムーン・トリオ
マイニンガー・トリオ
クリスティアーネ・マイニンガー(Fl)
ミロシュ・ムレイニク(Vc)
ライナー・ゲップ(P)
ロゲル・ゴルトベルク(Cb)※ゲスト

録音:2014年(バイエルン放送との共同制作)
フルート、チェロ、ピアノという編成によるマイニンガー・トリオは、同時代の作曲家らの作品を積極的に取り上げ、個性的な活動を展開しているアン サンブル。ドレスデンを拠点に活動するリシュカによるタイトル曲「求愛鳴き(独語原題:Lockrufe)」に始まる最新アルバムは、新作の委嘱でなじみのウェ アリング、トルコのタンマン、同じく気鋭のサカル、レバノンのクーリー、スロベニアのプツィハルといった顔ぶれも特徴的な内容となっています。 フォークとジャズのあいだを移ろうサウンドと複雑なリズム書法の4つの小品からなるタイトル曲に代表されるように、それぞれのナンバーに共通するのが ジャズとクラシック、西洋と極東のあいだに浮かぶ独特の世界。すべて世界初録音です。 (Ki)
PH-15021(4CD)
エフゲニー・コロリオフ・エディション
■CD1
ハイドン:変奏曲へ短調Hob.XVII-6
ハイドン:ソナタ ト長調 Hob.XVI/11
ハイドン:ソナタ第23番ヘ長調Hob.XVI-23
ハイドン:ソナタ第50番ハ長調Hob.XVI-50
ハイドン:ソナタ第20番ハ短調Hob.XVI-20
■CD2
モーツァルト:ピアノソナタ第4番変ホ長調K. 282
モーツァルト:幻想曲ハ短調K. 475
モーツァルト:ピアノソナタ第14番ハ短調K. 457
モーツァルト:ピアノソナタ第11番「トルコ行進曲つき」
■CD3
ハイドン:ソナタ第35番ハ長調Hob.XVI-35
ハイドン:ソナタ第44番ト短調Hob.XVI-44
ハイドン:ソナタ第34番ホ短調Hob.XVI-34
ハイドン:ソナタ第48番ハ長調Hob.XVI-48
ハイドン:ソナタ第52番変ホ長調 Hob.XVI-52
ハイドン:ソナタ 変ホ長調 Hob. deestより第 2楽章アンダンテ
■CD4
ヘンデル:クラヴィーア組曲第4番ニ短調HWV 437
ヘンデル:クラヴィーア組曲第3番ニ短調HWV 428
ヘンデル:クラヴィーア組曲第7番ト短調HWV 432
ヘンデル:クラヴィーア組曲第8番ト長調HWV 441
エフゲニー・コロリオフ(P)


■CD1 (PH 04060) 76’35
録音:2004年/シュトゥットガルト、室内楽スタジオ(セッション)

■CD2 (PH 06015) 72’26
録音:2005 & 2006年/シュトゥットガルト、室内楽スタジオ(セッション)

■CD3 (PH 10002) 79’15
録音:2009年2月/シュトゥットガルト、SWR室内楽スタジオ(セッション)

■CD4 (PH 08033) 78’19
録音:2007年1月/シュトゥットガルト、SWR室内楽スタジオ(セッション)
1949年モスクワ生まれ、ネイガウス、ユージナ、オボーリンらに師事したエフゲニー・コロリオフは、ロシア・ピアニズムの流れを汲む世界的ピアニスト。 そのコロリオフがこれまでにProfilより発表した4枚のアルバムをお得なセットになって登場します。 コロリオフ得意のバッハ同様に、ここでのハイドンやヘンデルもまた「ピアノの哲学者」といった趣で、折り目正しさのなかに温もりが感じられます。 いずれのレコーディングもSWRとの共同製作により、2004年から2009年までの間に同一のスタジオでセッションを組んでおこなわれたもので、音質 もすぐれています。 (Ki)
PH-15023
メランコリー
プーランク:メランコリー
 3つのノヴェレッテ
 ナゼールの夜会
サティ:3つのジムノペディ
6人組のアルバム【オーリック:前奏曲/デュレ:無言歌/オネゲル:サラバンド/ミヨー:マズルカ/
プーランク:ヴァルス/タイユフェール:パストラール】
ミヨー:キャラメル・ムー
オネゲル:ショパンの思い出
青木美樹 (P)

録音:2015年1月6-8日ベルリン・ブランデンブルク放送。小ホール
クラシック音楽と他ジャンルのギャップを狭めようとする試みが、今日いろいろ行われていますが、100年前の流行発信地パリではすでに行われ、ジャ ズやシャンソンをクラシックに採り入れたり、文学、舞踊、美術家との交流で新しい文化が生まれていました。その産物の一端が当アルバムに収められて います。それまでの後期ロマン派的な重苦しさや濃厚な感情を捨て、簡素かつ思い入れをしない作風に新しい息吹を感じます。青木美樹は東京生まれ。9歳で渡英、その後インディアナ大学、イェール大学大学院、ハンブルグ音大にてシェベック、ボリス・ベルマン、コロリオフらに師事。 2004年イタリア、イブラ国際コンクールを皮切りに、さまざまなコンクールに優勝および入賞。スイスを本拠として国際的に活躍する実力派。数年来プー ランクの音楽にはまっているというだけに、共感と説得力あふれる演奏を繰り広げています。オシャレな音色も魅力です。 (Ki)
PH-15028(2CD)
ザデラツキー:24の前奏曲とフーガ (1937/8) ヤシャ・ネムツォフ(P)

ステレオ
フセヴォロド・ザデラツキー(1891-1953)はプロコフィエフと生没年が同じ作曲家。生涯は正反対に不幸で、最後のロシア皇帝ニコライ二世の子供 の音楽教師だったというだけで、悪い成分に区分けされ、作品は焚書、逮捕、収容所送りの連続でした。彼は1937年に突然逮捕され、オホーツク海 沿岸コリマの労働収容所へ送られ、6年間非人道的な扱いを受けました。そこで電報用紙の裏紙に書き続けたのが「24の前奏曲とフーガ」。ショスタコーヴィ チの名作の14年前にこれほどバッハ的な熟達した対位法を示す作品がソ連で生まれていたことは驚嘆に値します。近年ようやく日の目を見た作品、つい に録音が登場します。 (Ki)


PH-15030(2CD)
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
交響曲第4番変ロ長調op. 60*
交響曲第7番イ長調op. 92#
フィルハーモニー・フェスティヴァ
ゲルト・シャラー(指)

録音:2014年5月25日、2013年9月22日*、2014年9月21日# エーブラハ、シトー会修道院「皇帝の間(歴史的建築)」(ライヴ)
ブルックナーの交響曲シリーズで注目を集めてきたゲルト・シャラー率いる手兵フィルハーモニー・フェスティヴァ。好評のブルックナー・シリーズと並 行して、当コンビは2013年初夏以来、ベートーヴェンの第3番から第8番までの交響曲を取り上げてきており、その驚異的な演奏がたいへんな反響を 呼んでいます。このたびProfilよりリリースされる「英雄」、第4番、第7番の3曲は、そのコンサートのライヴ録音からのCD化となります。  昨今、ベートーヴェンの交響曲演奏では、作曲当時を念頭にした同時代楽器の使用やピリオド様式の演奏が一般的になりつつありますが、何よりここ でシャラーが着目したのは “音響効果と雰囲気を備えた演奏会場を採用する” ことでした。 アルバム収録の3つの交響曲のうち、第3番と第4番については公開初演に先立って、それぞれ1804年と1807年にウィーンのロプコヴィッツ伯爵邸 での私的な演奏会で初演されています。  シャラーによるベートーヴェン・シリーズではその伝統に従い、ロプコヴィッツ宮のホールと同様の容積を持ち、程よいサイズ(天井高10m、幅 12.75m×奥行き26.5m)の歴史的建築「エーブラハ修道院皇帝の間」において、ベートーヴェンの時代に一般的であった、およそ35名という比較的 小編成の楽員が演奏するスタイルを実践しています。 こうして生み出された響きについて、シャラーは「現代の演奏会で聴く響きとはまったく異なる」と自信を深めていますが、ブルックナー演奏でますます磨 きをかけているオケの腕前と併せて、果たしてどのような仕上がりをみせているのか、その出来栄えが大いに気になるところではあります。 (Ki)
PH-15031
フランツ・クサーヴァー・ゲーベル(1787-1843):弦楽四重奏曲ニ長調
弦楽四重奏曲変ホ長調op. 27
ホフマイスターQ(オリジナル楽器使用)
[クリストフ・ハイデマン、ウッラ・ブンディース(Vn)
アイノ・ヒルデブラント(Va)
マルティン・ゼーマン(Vc)]

録音:2014年7月シュロス・ノルトハイム=インプスハウゼン(デジタル・セッション)
過去にティッツの珍しい弦楽四重奏曲集をProfilより発表して注目されたホフマイスター四重奏団が、またもや貴重なアルバムをリリース。 ティッツ(1742-1810)がニュルンベルクに生まれ、ロシアのサンクトペテルブルクの宮廷楽団のメンバーとして活躍した経歴にも似て、1787年シレジア のブレスラウ近郊フュルステナウに生まれたフランツ・クサーヴァー・ゲーベルは、1843年にモスクワで歿した作曲家、ピアニストそして指揮者。ベートー ヴェンと個人的に親交のあったゲーベルは、ウィーン古典派、なかでもベートーヴェンの作品に精通していたことで、モスクワ楽壇で重要なポジションを占 めていたといわれています。 グリンカが作曲技法を称賛し、ボロディンがロシアの影響を認めたとされるゲーベルの弦楽四重奏曲は、優美で快活なアレグロ、息の長い緩徐楽章に対 して、オリジナル楽器使用のアンサンブルの奏でる音色が絶妙な味わい。ともに世界初録音となります。 (Ki)
PH-15032
ドイツ歌曲集
シェーンベルク:ブレットル・リーダー(キャバレー・ソング)(7曲)
R. シュトラウス:歌曲集「商人の鑑」 op. 66
クルト・ヘッセンベルク:ヴィルヘルム・ブッシュの詩による「ごろつきの歌」op. 51 (1950)
ゲルハルト・ジーゲル(T)
ガブリエル・ドブナー(P)

録音:2014年7月/バージニア州ハリソンバーグ、フォーブス・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ・コンサート・ホール(セッション・ステレオ)
1963年生まれのドイツのテノール、ゲルハルト・ジードラーが一風変わったドイツ・リートを表情豊かに歌ったアルバム。 20代半ば過ぎのシェーンベルクが1901年に書いた「キャバレー・ソング」の数々は、エルンスト・フォン・ヴォルツォーゲンとの出会いによって生まれたもの。 ヴォルツォーゲンがドイツに初めて作ったキャバレー、「ユーバーブレットル」の標榜する、通俗的な流行を芸術作品に、という様式は、シェーンベルクの 意に沿わなかったようですが、ときに気だるく、ロマンティックな作風は、およそ十二音のイメージからは想像できなくて刺激的です。 R. シュトラウスが音楽出版社と揉め事の鬱憤を晴らすために作曲した歌曲集「商人の鑑」は、夢見るような曲調で開始されたかとおもえば、ブライトコッ プフ&ヘルテルやショットをはじめとする有力な音楽出版社の面々の名を、12曲すべてのテキストに織り込んで痛烈にあてこすったという問題作。 クルト・ヘッセンベルク(1908-1994)の「ごろつきの歌」は、1859年にドイツの風刺画家で風刺詩人ヴィルヘルム・ブッシュ(1832-1908)によっ て書かれ、イラスト入り風刺雑誌「フリーゲンデ・ブレッター」に掲載された幻滅的な詩に付曲された歌曲集。音楽はプロテスタントの宗教音楽で名を成し、 合唱曲を得意とした片鱗をうかがわせて多彩。なかでも第2、第5、第7曲といったゆっくりとしたナンバーに聴かれる詩的な味わいに魅かれます。 オーバーバイエルンのトロストベルク出身のジードラーはテノール・ブッフォ、リリック・テノールとしてデッサウ・ザクセン=アンハルト州立劇場でキャリ アを積み、ドイツ、ブルガリア、オランダ、スペインで客演を重ねたのち、1998年バイエルン国立歌劇場デビュー。1999年から2006年までニュルン ベルク劇場に在籍していましたが、2006年以降は欧米の主要な歌劇場を舞台にフリーランスとして活躍しています。 (Ki)
PH-15033
音楽の気晴らし
ボワモルティエ:フルート協奏曲ニ長調〜アレグロ
 トラヴェルソ,リコーダーと通奏低音のためのソナタ ホ短調
クープラン:第9組曲〜2台のクラヴサンのためのアルマンド
マラン・マレ:組曲ホ短調〜前奏曲
 幻想曲
 ロンドーによるサラバンド/メヌエット
ラモー:カンタータ「テティス」
シュペートリンク:テティス四重奏曲〜アリア「哀れなニンフ」
ドヴィエンヌ:2本のトラヴェルソのためのソナタ第1番ト長調
ルクレール:音楽の気晴らし第1集〜シャコンヌ/パスピエ
アンサンブル・アマリッリ【フィリップ・シュペートリンク(リコーダー、チェンバロ)、イェンス・ローマン(リコーダー、トラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)、エヴァ・クェン(リコーダー、チェンバロ)、アレクサンドラ・コロ(リコーダー、トラヴェルソ)】、

アリツィア・グルチ(Ms)
18世紀フランス、バロックからロココ時代の貴族にとり、ピクニックはとても人気がありました。ジャン=ジャック・ルソーの唱えた「自然に帰れ」と いう思想に憧れ、屋敷の広大な庭で音楽、詩、演劇などで疑似体験を楽しむことがセレブの権力披露でした。 アンサンブル・アマリッリはドイツの4人組古楽器アンサンブル。全員が複数の楽器をこなし、幅広いレパートリーを披露しています。 (Ki)
PH-15034
ドン・コサック合唱団のスリコ
聖人イオアンの連祷/我は汝に歌う
神は我らとともに/神はあなたの家族を
救う/古いワルツ/森で言われたこと
わが祖国/ピョートル街道に沿って
吹雪/夕べの鐘/ドン川に沿って
鐘は明るく響く/ステンカ・ラージン
カリンカ/スリコ
ヴァーニャ・フリプカ(指)
ドン・コサックChoセルゲイ・ジャーロフ

録音:2015年1月19 -20日/インマヌエル教会(ヴッパータール)
1921年に亡命ロシア・コサックにより結成されたドン・コサック合唱団。ソ連時代に宗教曲を含む帝政ロシアのレパートリーを聴かせてくれる西側の 貴重な団体でしたが、近年あまり消息を聞くことがありませんでした。彼らの健在ぶりを示すファン狂喜のアルバム登場です。彼らの特徴は地鳴りのよう に迫力あるバスの響き。これぞロシアの男声合唱という力強さに圧倒されますが、最新の録音で迫力満点。 ストラヴィンスキーが「ペトルーシュカ」で用いた「ピョートル街道に沿って」の底抜けの陽気さ、スターリンのお気に入りのグルジア民謡「スリコ」の 甘い歌い回しいずれも最高です。 (Ki)

PH-15035
ブルックナー:交響曲第0番ニ短調WAB 100 (1869) ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2015年3月/レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン(ライヴ)、バイエルン放送―シュトゥーディオ・フランケン[バイエルン放送との共同製作]
バンベルクに生まれたドイツの指揮者ゲルト・シャラーが進めるブルックナーの交響曲シリーズに第0番が登場。 ブルックナー40代半ばに書かれ、時期的に第1番のあとの作と考えられる交響曲第0番は、一旦楽譜冒頭に表記されていた「第2番」の数字を、最 晩年のブルックナー自らが斜線で消して “無効” を意味するドイツ語annulirtと書き添えたことから、一連の交響曲から除外されてきました。けれども、 1960年代にハイティンク、1970年代後半には朝比奈、バレンボイムの録音が登場し、さらにシャイー、インバル、スクロヴァチェフスキら、最近ではヤ ング、ボッシュのように全集録音に加える指揮者が増えつつある状況にあって、受容が進んでいるようです。 交響曲ニ短調は、すでにブルックナーの交響曲に慣れ親しんだ耳には、第1番や第2番に通じるブルックナー風のひびきのなかにも、かえって未知の魅 力を発見する楽しみに満ちた作品といえるのかもしれません。 これまでのシリーズで高水準の演奏内容を示してきたシャラーとフィルハーモニア・フェスティヴァの顔合わせということで、この作品のさらなる認知の拡 大も期待されるところです。 (Ki)
PH-15036(2CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV 1001-1006(全曲) ヨハンナ・マルツィ(Vn)

録音:1954-55年/ロンドン、アビー・ロード・スタジオ(セッション・モノラル)
原盤:英Columbia
リマスタリング&サウンド・デザイン:2015年、ホルガー・ジードラー (THS-Studio)
アナログ盤(LP)からのトランスファーCD。

PH-15037
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調op. 11
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op. 21
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ((P)
ヘリベルト・バイセル(指)
ボン・クラシックPO

録音:2015年7月3 & 4日ハノーファー近郊ゼールツェ、ザンクト・マルティン教会(ライヴ)
モーツァルトの協奏曲集、ラフマニノフの独奏曲のアルバムをProfilよりリリースして注目を集める美人ピアニスト、エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ。 3枚目のアルバムは、ショパンのピアノ協奏曲2篇。リトヴィンツェヴァは、ショパン・コンクールの審査員を歴任し、2010年第16回では審査委員 長を務めたポーランドのピアニストで名教師のアンジェイ・ヤシンスキに学んだ経歴の持ち主。師より直伝のショパンは、モーツァルトでの共演以来、再 びベイセル率いるボン・クラシック・フィルハーモニーの好サポートのもと、切々と思いのたけを綴って胸に迫ります。 エカテリーナ・リトヴィンツェヴァは、1986年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15歳の時に家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリ ロヴァ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。さらにロベルト・クーレク、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキのレッ スンも受けています。2014年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール最高位。 (Ki)
PH-15038
コントラスト〜ギター独奏曲集/フリーデマン・ヴットケ
モーツァルト(ヴットケ編):アレグロ
 アンダンテ/メヌエット
 ロンド−アレグロ
ソル:モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 op. 9
カルッリ:ソナチネ ハ長調op. 52
ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲
グラナドス:アンダルーサ
アルベニス:アストゥリアス
フリーデマン・ヴットケ(G)

録音:2010年5月シュロス・アムツェル、2014年9月シュトゥットガルト、シュロスカペレ・ソリテュード
シュトゥットガルト音楽院出身、バルエコ、ジョン・ウィリアムス、アンヘル・ロメロらのマスタークラスを受けたドイツの実力派ギタリスト、ヴットケに よるソロ・アルバム。自身のギター編曲によるモーツァルトの4つのナンバーは、ソナチネ第1番K. 439bの第4楽章(某テレビ局バラエティ番組の節 約レシピで流れるあのピアノ曲)をはじめ、さまざまな器楽曲に由来するものですがほとんど手を入れていないにもかかわらず、意外なほどしっくりしてい て聴きもの。

PH-15044
Tangologia〜ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
ピアソラ:ブエノスアイレスの四季(ブエノスアイレスの冬/ブエノスアイレスの春/ブエノスアイレスの夏/ブエノスアイレスの秋)
天使の組曲(天使の導入部/天使のミロンガ/天使の死/天使の復活)
ファビアン・パブロ・ミューラー(アルトSax)
オリガ・サロギナ(P)
カール・ボロメウス・エップ(エレキギター)
レベッカ・シュナイダー(Vn)
ヨハネス・オクセンバウアー(ベース)

録音:2007年4月/ヴァイマル、フランツ・リスト・ヴァイマル音楽大学
アルゼンチン系ドイツ人のサクソフォン奏者ファビアン・パブロ・ミューラーが自らのルーツともいえる、ピアソラの名作を取り上げたアルバム。エレキ ギターも参加したクィンテットによる演奏。 (Ki)
PH-15051
ハンス・ロット:交響曲第1番ホ長調 コンスタンティン・トリンクス(指)
ザルツブルク・モーツァルテウムO

録音:2015年11月8日/ザルツブルク大祝祭劇場(ライヴ)
日本でも東京フィルや新国立劇場の指揮でおなじみのコンスタンティン・トリンクス。1975年ドイツ生まれ、カールスルーエ国立音大で指揮とピアノを 学び、バーデン州立劇場で大野和士のアシスタントを務めました。そのトリンクスがハンス・ロットの交響曲に挑戦。マーラーを先取りしたような世界、 美しいメロディで聴いた人の心を掴んでしまう作品で、近年録音も急増しています。トリンクスは超熱演。彼の描くロットは内気な青年ではなく、汗を飛 ばし行動する熱血漢のよう。作品に対する印象が変わります。 (Ki)
PH-15053
アメリカーナ
アラン・ワインバーグ:アメリカーナ
ライナー・リシュカ:逆転/エキストラ
マイク・モーワー:ソナタ・ラティーノ
アラン・ワインバーグ:太洋の音
バロック&ブルー
【クリスチアーネ・マイニンガー(Fl)ライナー・ゲップ(P)、ロジャー・ゴールドバーグ(ベース)、エンノ・ランゲ(ドラムス)】

録音:2014年9月3-6日/イリプセン(イリンゲン)
クリスチアーネ・マイニンガー(フルート)、ライナー・ゲップ(P)というクラシック演奏家と、ライナー・ゲップ(P)、ロジャー・ゴールドバーグ(ベー ス)、エンノ・ランゲ(ドラムス)というジャズ演奏家が2005年に結成した異色ユニット、バロック&ブルー。音楽も両者の融合ですが、21世紀の音楽 の方向性を指し示しているかのような興味深さがあります。アメリカの作曲家アラン・ワインバーグ(1952-)、ドイツのライナー・リシュカ(1942-)、イギ リスのマイク・モーワー(1958-)らの音楽もオシャレ。ノリの良さに満ちています。 (Ki)

PH-16008(2CD)
グルック:歌劇「アウリスのイフィゲニア」 イフィゲニア:パトリシア・ネウェイ(S)
ピュラデス:レオポルド・シモノー(T)
オレステス:ピエール・モレ(Br)
トアース:ロベール・マサール(Br)
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
パリ音楽院O、パリ声楽アンサンブル

録音:1952年/エクサンプロヴァンス
オリジナル・フランス語歌唱。1952年のエクサンプロヴァンス音楽祭で録音された記念すべき演奏。かつてVOXからLP発売されていましたが、今 回が初CD化。ジュリーニの演奏は現代の古楽演奏からみれば重々しい感じを受けますが、イフィゲニアが登場して以降、音楽は嵐のようなめくるめく大 スペクタクルとなります。 (Ki)
PH-16009
ペルゴレージ:歌劇「奥様女中」
チマローザ:歌劇「宮廷楽士長」*
ウベルト:ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bs)
セルピーナ:ロザンナ・カルテーリ(S)
カルト・マリア・ジュリーニ(指)ミラノ・スカラ座感
楽士長:セスト・ブルスカンティーニ(Br)*
レナート・ファザーノ(指) コレギウム・ムジクム・イタリクム*

録音:1955年5月29-31日ミラノ・スカラ座、1957年ナポリ*
ジュリーニは1953年から56年までミラノ・スカラ座の音楽監督を務めました。その際、イタリアEMIにいくつか録音を残しています。ペルゴレージ の幕間劇「奥様女中」もそのひとつで、今回待望のCD化。奇を衒わぬ演奏ながら、スカラ座ならではのイタリア的な空気に満ちていて新鮮。ジュリーニ の指揮も清新。ペルゴレージの音楽の美しさを存分に堪能できます。カップリングはレナート・ファザーノ指揮によるチマローザの幕間劇「宮廷楽士長」。 わずか20分の作品ですが、音楽を題材としたコミカルな話で、こちらも楽しめます。 (Ki)


PH-16010(31CD)
カール・リヒター・エディション

【CD1】
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047
ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050
【CD2】
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049
ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051

【CD3】
バッハ:管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066
管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067
管弦楽組曲第4番ニ長調BWV1069
【CD4】
(1)バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068
(2)音楽の捧げ物BWV1079
【CD5】
バッハ:チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV1052
2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調BWV1061
3台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調BWV1064
4台のチェンバロのための協奏曲イ短調BWV1065

【CD6】
バッハ:「オルガン・リサイタル」
トッカータとフーガニ短調BWV565
コラール前奏曲『主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる』BWV639
パッサカリアとフーガハ短調BWV582
コラール前奏曲『目覚めよ、と呼ぶ声が聞こえ』BWV645
幻想曲とフーガト短調BWV542
コラール前奏曲『イエスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて』BWV650
コラール前奏曲『高き御空よりわれは来れり』BWV606
前奏曲とフーガホ短調BWV548
【CD7】
ヘンデル:オルガン協奏曲第1番ト短調Op.4-1,HWV.289
オルガン協奏曲第7番変ロ長調Op.7-1,HWV.306
オルガン協奏曲第2番変ロ長調Op.4-2,HWV.290
オルガン協奏曲第8番イ長調Op.7-2,HWV.307

【CD8】
ヘンデル:オルガン協奏曲第3番ト短調Op.4-3,HWV.291
オルガン協奏曲第9番変ロ長調Op.7-3,HWV.308
オルガン協奏曲第4番ヘ長調Op.4-4,HWV.292
オルガン協奏曲第10番ニ短調Op.7-4,HWV.309
【CD9】
ヘンデル:オルガン協奏曲第5番ヘ長調Op.4-5,HWV.293
オルガン協奏曲第6番変ロ長調Op.4-6,HWV.294
オルガン協奏曲第11番ト短調Op.7-5,HWV.310
オルガン協奏曲第12番変ロ長調Op.7-6,HWV.311

【CD10】
モーツァルト:フルート協奏曲第1番ト長調K313
フルート協奏曲第2番ニ長調K314
アンダンテハ長調K315
【CD11】
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K299*
ハイドン:フルート協奏曲ニ長調Hob.Zf-D1
グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」〜精霊の踊り

【CD12】
バッハ:フルートとオブリガード・チェンバロのためのソナタ第1番ロ短調BWV1030
フルートとオブリガード・チェンバロのためのソナタ第2番変ホ長調BWV1031
C.P.E.バッハ:フルート・ソナタト短調
【CD13】
ハイドン:交響曲第94番ト長調Hob.I:94「驚愕」
交響曲第101番ニ長調Hob.I:101「時計」

【CD14】
ヘンデル:オルガン協奏曲第5番ホ長調HMV430
シャコンヌト長調HMV435
バッハ:トッカータとフーガBWV538
【CD15】
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988
パルティータ第6番ホ短調BWV830

【CD16】
バッハ:パルティータ第1〜5番
【CD17】
(1)ヘンデル:アリア集
「セルセ」より「オンブラ・マイ・フ」
「セルセ」より「裏切った男を愛する女など」
「ジュリオ・チェーザレ」より「SvegliateviNelCore」
「サムソン」より「皆既日食」
「サムソン」より「Thus when the sun from's wat'ry bed」
(2)スカルラッティ:カンタータ「Su le sponde del tebro」
ヘンデル:「メサイア」より「Er weidet seine Herde」
ヘンデル:「メサイア」より「Ich weis das mein Erloser lebet」
ヘンデル:「ヨシュア」より「O hatt’ich jubals Harf’」

【CD18】
(1)ハイドン:「天地創造」より「Nun beut die Flur das frische Grun」
ハイドン:「天地創造」より「Auf starkem Fittiche schwinget sich der Ader stolz」
ハイドン:「四季」より「Welche Labung fur die Sinne!」
メンデルスゾーン:「エリア」より「Hore, Israel, hore des Herrn Stimme!」
(2)シュッツ:音楽による葬送SWV.279-281

【CD19】
モーツァルト:レクイエムニ短調KV.626(ジュスマイヤー版)

【CD20-22】
バッハ:マタイ受難曲BWV244

【CD23&24】
バッハ:ミサ曲ロ短調BWV232

【CD25-27】
バッハ:クリスマス・オラトリオBWV.248

【CD28】
(1)バッハ:カンタータ「イエスよ、あなたはわが魂を」BWV78
(2)カンタータ「イエス・キリストを脳裡にとどめよ」BWV67
(3)カンタータ「私が去り行くのは、あなたがたの益となる」BWV108
【CD29】
(1)カンタータ「主イエス・キリスト、真の人にして神」BWV127
(2)カンタータ「主なる神は太陽にして盾なり」BWV79
(3)カンタータ「キリストは死の縄目につながれた」BWV4

【CD30】
(1)カンタータ「人よ、良きことの何たるかはすでに汝に告げられたり」BWV45
(2)カンタータ「すべての国よ、神を誉め讃えよ」BWV51
(3)カンタータ「愛する御神よ、いつ我は死なん」BWV8
(4)カンタータ「私は、哀れな人、罪のしもべ」BWV55
【CD31】
(1)バッハ:カンタータ「心と口と行いと生活で」BWV147
(2)マニフィカトニ長調BWV243
全て、カール・リヒター(指)
【CD1】
カール・リヒター室内O/録音:1956年、1957年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
【CD2】
カール・リヒター室内O/録音:1956年、1957年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
【CD3】
オーレル・ニコレ(Fl)、ミュンヘン・バッハO/録音:1960年6月、1961年6月ミュンヘン(セッション・ステレオ/DG原盤)
【CD4】
(1)ミュンヘン・バッハO/録音:1960年6月、1961年6月ミュンヘン(セッション・ステレオ/DG原盤)
(2)オーレル・ニコレ(Fl)、オットー・ビュヒナー、クルト・グントナー(Vn)、ジークフリート・マイネッケ(Va)、フリッツ・キスカルト(Vc)、ヘトヴィヒ・ビルグラム(Cemb)、カール・リヒター(指とチェンバロ)/録音:1963年1月、ミュンヘン(セッション・ステレオ/DG原盤)
【CD5】
エドゥアルト・ミュラー(Cemb)、ゲルハルト・エッシュバッハー(Cemb)、ハインリヒ・グルトナー(Cemb)、アンスバッハ・バッハ週間のソリストたち、カール・リヒター(チェンバロ&指)/録音:1955年/アンスバッハ(セッション・モノラル/テルデック原盤)
【CD6】
カール・リヒター(Org/ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール)/録音:1954年10月、11月、ジュネーヴ(セッション・ステレオ/Decca原盤)
【CD7−9】
カール・リヒター(Org&指)、カール・リヒター室内O/録音:1959年/(マスター・テープのコピーよりトランスファー/テレフンケン原盤)
【CD10−11】
オーレル・ニコレ(Fl)、ローゼ・シュタイン(ハープ:K.299)、ミュンヘン・バッハO、カール・リヒター(指)/録音:1960-62年/ステレオ(セッション/テルデック原盤)
【CD12】
オーレル・ニコレ(Fl)、カール・リヒター(Cemb)/録音:1973年4月ミュンヘン
【CD13】
BPO/録音:1961年3月17-20日/ベルリン、イエス・キリスト教会
【CD14-17】
(1)エルンスト・ヘフリガー(T)、ミュンヘン・バッハO/録音:1961年8月
(2)マリア・シュターダー(S)、ミュンヘン・バッハO/録音:1961年5月ミュンヘン、ホッホシュール・ザール
【CD18】
マリア・シュターダー(S)、ミュンヘン・バッハO/録音:1961年5月ミュンヘン、ホッホシュール・ザール
(2)ミュンヘン・ハインリヒ・シュッツ協会cho、他/録音:1953年11月
【CD19】
マリア・シュターダー(S)、ヘルタ・テッパー(A)、ヨーン・ヴァン・ケステレン(T)、カール・クリスティアン・コーン(Br)、ミュンヘン・バッハcho、ミュンヘン・バッハO/録音:1960年(セッション・ステレオ/テルデック(テレフンケン)原盤)
【CD20-22】
エルンスト・ヘフリガー(テノール/福音史家)、キート・エンゲン(バス/イエス)、イルムガルト・ゼーフリート(S)、アントニー・ファーベルク(S)、ヘルタ・テッパー(A)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、マックス・プレープストル(Br)、エッケハルト・ティーツェ、ヘトヴィヒ・ビルグラム(Org)、ミュンヘン少年cho、ミュンヘン・バッハcho、ミュンヘン・バッハO、カール・リヒター(指)/録音:1958年6月、8月ミュンヘン、ヘルクレスザール(セッション・ステレオ/DGG原盤)
【CD23&24】
マリア・シュターダー(S)、ヘルタ・テッパー(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、キート・エンゲン(Br)、ミュンヘン・バッハcho、ミュンヘン・バッハO/録音:1961年2月、4月ミュンヘン
【CD25-27】
ゲルト・ルッツェ(T:福音史家)、クロエ・オーエン(S)、ヘルタ・テッパー(A)、ホルスト・ギュンター(Bs)、キート・エンゲン(Bs)、ミュンヘン・バッハO&cho/録音:1955年(モノラル/テルデック原盤)
【CD28】
(1)ウルズラ・ブッケル(S)、ヘルタ・テッパー(A)、ヨーン・ヴァン・ケステレン(T)、キート・エンゲン(Br)、アンスバッハ・バッハ週間O
録音:1961年7月ハイルスブロン・ミュンスター(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
(2)アントニア・ファーベルク(S)、リリアン・ベニングセン(A)、ピーター・ピアーズ(T)、キート・エンゲン(Br)、ゲオルク・ドンデラー(Tp)、ヘドヴィヒ・ビルグラム(Org)、ミュンヘン・バッハcho,ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー/録音:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
(3)アントニア・ファーベルク(S)、リリアン・ベニングセン(A)、ピーター・ピアーズ(T)、キート・エンゲン(Br)、ゲオルク・ドンデラー(Tp)、ヘドヴィヒ・ビルグラム(Org)、
エドガー・シャン(オーボエ・ダモーレ)、フリッツ・ゾンライトナー(Vn)、ミュンヘン・バッハcho、ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー/録音:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
【CD29】
(1)アントニア・ファーベルク(S)、リリアン・ベニングセン(A)、ピーター・ピアーズ(T)、キート・エンゲン(Br)、ゲオルク・ドンデラー(Tp)、ヘドヴィヒ・ビルグラム(Org)、エドガー・シャン(オーボエ・ダモーレ)、フリッツ・ゾンライトナー(Vn)、ミュンヘン・バッハcho,ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー/録音:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
(2)ベアトリス・クレープス(A)、キート・エンゲン(Br)、エドガー・シャン(Ob)、ヘルマン・ウール(Vc)、フランツ・オルトナー(Cb)、へドヴィヒ・ビルグラム(Cemb&Org)、ミュンヘン・バッハO、ミュンヘン・バッハcho/録音:1959年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
(3)キート・エンゲン(Br)、へドヴィヒ・ビルグラム(Org)、ミュンヘン国立歌劇場Oのメンバー、ミュンヘン・バッハcho/録音:1963年(セッション・ステレオ/テルデック原盤)
【CD30】
(1)ヘルタ・テッパー(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、キート・エンゲン(Br)、オーレル・ニコレ(Fl)、ミュンヘン・バッハcho、アンスバッハ・バッハ週間O/録音:1959年7月、8月アンスバッハ、アウグスタナザール(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
(2)マリア・シュターダー(S)、ヴィリー・バウアー(Tp)、ミュンヘン・バッハO
録音:1959年8月ミュンヘン、ヘルクレスザール(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
(3)ウルズラ・ブッケル(S)、ヘルタ・テッパー(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、キート・エンゲン(Br)、オーレル・ニコレ(Fl)、ミュンヘン・バッハcho、アンスバッハ・バッハ週間O
録音:1959年7月、8月アンスバッハ、アウグスタナザール(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
(4)エルンスト・ヘフリガー(T)、オーレル・ニコレ(Fl)、エドガー・シャン(Ob)、ミュンヘン・バッハcho、ミュンヘン・バッハO/録音:1959年2月、3月ライプツィヒ、トーマス教会(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)
【CD31】
(1)ウルズラ・ブッケル(S)、ヘルタ・テッパー(A)、ヨーン・ヴァン・ケステレン(T)、キート・エンゲン(Br)、ミュンヘン・バッハcho、アンスバッハ・バッハ週間O/録音:1961年7月ハイルスブロン(ステレオ・セッション/DGG音源)
(2)マリア・シュターダー(S)、ヘルタ・テッパー(A)、エルンスト・ヘフリガー(T)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Bs-Br)、ミュンヘン・バッハcho、ミュンヘン・バッハO/録音:1961年6月ミュンヘン(セッション・ステレオ/アルヒーフ原盤)

以上、カール・リヒター(指、チェンバロ、オルガン)
リマスタリング&サウンド・デザイン:ホルガー・ジードラー(THS-Studio)
Profilの好企画、カール・リヒターが遺した名録音のリマスタリング・シリーズ。当セットはこれまでにリリースされたタイトルを中心とした31枚組の 超お買い得ボックスです。収録作品はリヒターの代名詞であるバッハの主要作品集からヘンデル、モーツァルト、ハイドンなど、どれをとっても名録音がお さめられております。 Profilのライヴ復刻でおなじみの名人ホルガー・ジードラーが入念なリマスタリングを施しております

PH-16022
初出!! テンシュテットの「英雄」
ベートーヴェン
:交響曲第3番「英雄」
序曲「コリオラン」Op.62
クラウス・テンシュテット(指)
北ドイツRSO

録音:1979年7月3-6日/北ドイツ放送スタジオ10(ステレオ・ライヴ)
テンシュテットのベートーヴェン録音は意外に少ないものの、「英雄」は1982年のウィーン・フィル、1991年のロンドン交響楽団との共演が正規発 売されていて、いずれも演奏の凄さに注目が集まっていました。しかし当ディスクはさらに若い1979年、オーケストラも北ドイツ放響という理想の条 件に加え、放送用に行われたライヴ録音というのも非常に価値があります。同時に序曲「コリオラン」が収録されているのも貴重。
演奏は期待以上の凄まじさ。強い緊張感とスケールの大きさで、あっと言う間に全曲を聴き通させてしまいます。また第2楽章の深い情念の渦巻き、 フィナーレの圧倒的な盛り上がりなど、テンシュテットの真骨頂たる鬼気迫る世界をつくりあげています。北ドイツ放送提供のマスターも良好で、最盛期のテンシュテット芸術を堪能できます。 (Ki)

PH-16026(6CD)
ムラヴィンスキー・ボックス2
■CD1
チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」【行進曲/お客様の退場、クリスマス・ツリーは伸びる/くるみ割り人形とはつかねずみの王との戦闘/冬の松林/雪片のワルツ/アラビアの踊り/中国の踊り/トレパーク/葦笛の踊り/花のワルツ/パ・ド・ドゥ/こんぺいとうの踊り/終幕のワルツとアポテオーズ】*
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲
■CD2
ベルリオーズ:幻想交響曲*
ビゼー:歌劇「カルメン」〜3つの間奏曲
 「アルルの女」〜ファランドール
■CD3
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)
 バレエ組曲「火の鳥」(1919年版) *
■CD4
プロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」第2組曲
 交響曲第6番*
■CD5
R・シュトラウス:アルプス交響曲
■CD6
ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲*
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
全て、エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

■CD1
ボリス・トリズノ(Fl)、
エレーナ・シニツィナ(Hp)
録音:1946-48年*、1949年3月15日
■CD2
録音:1960年2月(ライヴ)*、1946年11月23日
■CD3
録音:1946年11月18日、1961年(ライヴ)*
■CD4
録音:1952年3月24日、1958年12月23日*
■CD5
録音:1960年2月26日(ライヴ)
■CD6
録音:1940年*、1949年3月25日
Profileレーベルが、弊社の依頼でドイツの放送局に眠るムラヴィンスキーの音源を発掘。当時ソ連の放送局から提供された数多くのテープを初復刻し た第1弾は非常な好評を博しました。今回の第2弾も驚きのラインナップ。今回の特徴は、ムラヴィンスキーとして珍しいセッション録音中心で、また彼の録音としては最も初期の1940年代のものが多いこと。チャイコフスキー の「くるみ割り人形」など、後年の独自な組曲版ではなく、行進曲、こんぺいとうの踊り、アラビアの踊り、中国の踊り、トレパーク、葦笛の踊り、花のワ ルツが収録されているのが嬉しい限り。ムラヴィンスキーによる同曲集はこれしか録音がなく超貴重。期待にたがわぬ素晴らしい演奏で、古い録音ながら 引き込まれます。
またストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」1911年版、ベルリオーズの「幻想交響曲」やリヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」も音質向上で登場。 ムラヴィンスキーならではの凄さが倍増し、目から鱗が落ちます。
ムラヴィンスキー十八番のプロコフィエフとして有名な「ロミオとジュリエット」、ここに収録されたものが彼にとって最初の録音。若々しいナイーヴさが魅力。 大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。さらに驚きの価格で、新たなムラヴィンスキーの名盤の登場となります。 (Ki)

PH-16030(12CD)
スヴャトスラフ・リヒテル・プレイズ・ベートーヴェン1947-1963

ピアノ・ソナタ集
■Disc1
(1)第3番ハ長調Op.2の3
(2)第7番ニ長調Op.10の3
(3)第8番ハ短調Op.13「悲愴」
(4)第8番ハ短調Op.13「悲愴」
■Disc2
(1)第9番ホ長調Op.14の1
(2)第10番ト長調Op.14の2
(3)第9番ホ長調Op.14の1
(4)第10番ト長調Op.14の2
■Disc3
(1)第11番変ロ長調Op.22
(2)第12番変イ長調Op.26「葬送」
(3)第11番変ロ長調Op.22
■Disc4
(1)第17番ニ短調Op.31の2「テンペスト」
(2)第18番変ホ長調Op.31の3
(3)第17番ニ短調Op.31の2「テンペスト」
■Disc5
(1)第19番ト短調Op.49の1
(2)第20番ト長調Op.49の2
(3)第22番ヘ長調Op.54
(4)第23番ヘ短調Op.57「熱情」
■Disc6
(1)第27番ホ短調Op.90
(2)第28番イ長調Op.101
(3)第23番ヘ短調Op.57「熱情」
■Disc7
(1)第30番ホ長調Op.109
(2)第31番変イ長調Op.110
(3)第32番ハ短調Op.111
■Disc8
(1)ディアベリ変奏曲Op.120
(2)エロイカ変奏曲Op.35
■Disc9
(1)創作主題による6つの変奏曲Op.34
(2)「トルコ行進曲」による変奏曲Op.76
(3)2つのロンドOp.51
(4)バガテル【Op.33の3,5;Op.119の2,7,9;Op.Op.126の1,4,6】
■Disc10
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
(2)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(3)ロンド変ロ長調WoO6
■Disc11
(1)チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5の1
(2)同第2番ト短調Op.5の2
(3)同第3番イ長調Op.69
■Disc12
(1)チェロ・ソナタ第4番ヘ長調Op.102の1
(2)同第5番ニ長調Op.102の2
全て、スヴャトスラフ・リヒテル(P)
■■Disc1
録音:1960年5月31日(1)、6月7日(2)レニングラード・ライヴ、1947年6月5日モスクワ・ライヴ(3)、1959年6月4日モスクワ・セッション(4)
■Disc2
録音:1947年6月5日モスクワ・ライヴ(1)(2)、1963年7月6日パリ・セッション(3)(4)
■Disc3
録音:1951年1月8日モスクワ・ライヴ(1)、1947年6月5日モスクワ・ライヴ(2)、1963年7月6日パリ・セッション(3)
■Disc4
録音:1951年1月8日モスクワ・ライヴ(1)、1960年4月1日モスクワ・ライヴ(2)、1961年8月5日ロンドン・セッション(3)
■Disc5
録音:1963年7月6日パリ・セッション(1)(2)、1960年5月31日レニングラード・ライヴ(3)(4)
■Disc6
録音:1951年1月29日モスクワ・ライヴ(1)、1963年7月24日キエフ・ライヴ(2)、1960年11月29-30日ニューヨーク・セッション(3)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
■Disc11&12;
クルト・ザンデルリンク(指)モスクワRSO(ピアノ協奏曲第1番);
ヘルマン・アーベントロート(指)ソヴィエト国立SO(ピアノ協奏曲第3番);
キリル・コンドラシン(指)モスクワPO(ロンド)
■Disc7
録音:1963年11月28日ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・ライヴ
■Disc8
録音:1951年1月29日モスクワ・ライヴ
■Disc9
録音:1950年6月23日モスクワ・ライヴ(1)(2)、1951年1月29日モスクワ・ライヴ(3)、1958年11月16日キエフ・ライヴ(4)
■Disc10
録音:1952年3月22日モスクワ・ライヴ(1)、1954年10月25日モスクワ・ライヴ(2)、1962年5月8日モスクワ・ライヴ(3)
■Disc11
録音:1963年3月(1)、1962年6月(2)ウィーン・セッション、1950年3月1日モスクワ・ライヴ(3)
■Disc12
録音:1950年3月1日モスクワ・ライヴ(1)、1963年3月ウィーン・セッション(2)
Profileレーベルが、弊社の依頼でドイツの放送局に眠るリヒテルの音源を調査し、当時ソ連の放送局から提供された驚愕のマスターテープを多数発掘ました。1947年から1963年までのライヴ中心で、大半がディスコグラフィにない初出物。やはりリヒテルといえばベートーヴェンを聴きたいもの。今回はベートーヴェン作品に限定し、ピアノ・ソナタ18篇のほか、ロストロポーヴィチとのチェロ・ソナタ全曲、協奏作品を3篇という大盤振舞い。それもリヒテルがまだ西側で知られる以前の壮年期の演奏が多く、言葉を失うすさまじさ。★3篇の協奏作品も指揮者が豪華。ピアノ協奏曲第1番はザンデルリンク指揮モスクワ放送響というこれまで存在の知られなかった音源。3番はアーベントロート指揮ソヴィエト国立交響楽団、珍品のロンドはコンドラシン指揮モスクワ・フィルと、それだけでも聴いてみたくなる魅力的な共演。ロストロポーヴィチと共演したチェロ・ソナタ全5曲も、これだけでBOXにできる豪華さ。両者の神業に酔いしれます。大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。さらに驚きの価格で、新たなリヒテルの名盤の登場となります。
PH-16034(2CD)
ブルックナー:宗教曲とオルガン曲集
ミサ曲第3番ヘ短調(1893年版)
詩篇146

オルガン曲全集
即興演奏用の主題集(エルヴィン・ホーン編纂)
アンダンテ.ニ短調 (WAB130)
後奏曲 ニ短調 (WAB126)
前奏曲とフーガ.ハ短調 (WAB131)
フーガ.ニ短調 (WAB125)
前奏曲ハ長調 (WAB129)
アニア・フェグリー(S)
フランツィスカ・ゴットヴァルト(A)
クレメンス・ビーバー(T)
ティモ・リーホネン(Bs)
ミュンヘン・フィルハーモニーCho
フィルハーモニー・フェスティヴァ、
ゲルト・シャラー(指、Org)

録音:2015年7月/エーブラハ大修道院付属教会、バイエルン放送スタジオ
フィルハーモニー・フェスティヴァと、ブルックナーの全交響曲を録音したゲルト・シャラーがオーケストラ付き宗教作品に挑戦。ミサ曲第3番は60 分の大作で、ブルックナーの交響曲的メロディや崇高な響きが現れるファンは素通りできない重要作。もとは1867-8年の作ですが、ブルックナー最晩 年の93年に改訂した版を用いているのも興味津々です。 詩篇146は1858年頃、ブルックナーがまだ交響曲を手掛ける以前の作で、あまり聴く機会がありません。作曲修行中だったせいか、フーガや展開に 力が入っています。オルガン曲がすべて入っているのもアルバムの価値を高めています。それもシャラーが見事なオルガン演奏を披露。交響曲で培ったブルックナーの音の 綾を再現します。エルヴィン・ホーン編纂のオーストリア皇女マリー・ヴァレリーの結婚式での即興演奏も収録。交響曲第1番やハイドン作曲のオースト リア国歌、ヘンデルのハレルヤも引用され興味津々。ゲルト・シャラーは1965年バンベルクに生まれ。1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、1998年にブラウンシュ ヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めました。ブルックナーのエキスパートで、ついにはオルガン独奏曲 まで奏してしまうほどのこだわり。ご期待下さい。 (Ki)
PH-16036
ブルックナー:弦楽五重奏曲ヘ長調(シャラー編によるフルオーケストラ版)
序曲ト短調 (1863年版)
ゲルト・シャラー(指)プラハRSO

録音:2018 年 5月/プラハ放送ホール
弦楽五重奏曲は交響曲第5番や第6番と同時期の1878-9年の作で、演奏時間40分を超える大作。交響曲作家ブルックナーとしては珍しい室内楽 作品ながら、その交響的要素はかねてから指摘され、弦楽オーケストラによる演奏もありました。シャラーはそれを発展させ、ブルックナー12作目の交響曲に仕立てています。シャラー自身「ブルックナーの書いた最も美しい音楽のひとつ」と述べているアダージョは弦楽合奏のみ、その他も弦のパートは 極力ブルックナーのオリジナルに従い、各2本の木管、4本のホルン、2本のトランペット、3本のトロンボーン、ティンパニのパートを付加し、内在する 交響的音響を現実化しました。その結果、交響曲第6番を思わす雰囲気の新交響曲が登場しました。
弦楽五重奏曲は、初演したヘルメスベルガーがスケルツォ楽章を「演奏不能」としたことで代替えの「間奏曲」が生まれました。シャラーはこの間奏曲もオー ケストレーションし、全5楽章としているのも嬉しい限り。さらに初期の「序曲ト短調」が入っているのも注目。すでにブルックナー節炸裂ですが、シャラー による弦楽五重奏曲のフルオーケストラ版と同じ楽器編成のため、いろいろ共通点が発見できるのも興味津々です。
ゲルト・シャラーは1965年バンベルク生まれ。1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、1998年にブラウンシュ ヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めました。ブルックナーのエキスパートで、ついにはオルガン独奏曲 まで奏してしまうほどのこだわりを見せています。 (Ki)
PH-16041(2CD)
天を崇め〜宗教合唱曲ベスト
Disc1
エーベリンク:黄金の太陽
ヴルピウス:夜が明ける
 今、明るい陽光が
プレトリウス:汝の御子によりてのみ我らは感謝す
クリューガー:もろもろの国よ、主を讃えよ
ガストルディ:汝こそわが喜び
バッハ:汝ヤハウェのために我は歌わんBWV299
 すべての者よ、神に感謝せよBWV192
 愛するみ神にすべてを委ねBWV93
ジル
ヒャー:わが手をとり
J.C.F.バッハ:目覚めよと呼ぶ声あり
バッハ:神がなし給うは
恵みに満てる御業BWV100
 主を讃えよ、大いなる力に満ち栄光に輝く王をBWV137
 神よ、我をみ旨のままに取り計らい給えBWV514
 わたしはよい羊飼であるBWV85
エッカルト:キリストは我に与え給うた
ヴルピウス:陽光が陰り
シュルツ:月がのぼり
作者不詳:主にありて憩い給う
■Disc2
バッハ:いざ、はれやかなラッパの鳴りわたる響きをBWV207aより
シュッツ:主に向かって喜びの声をあげよ
バッハ:力強き栄光の王なる主をたたえよBWV137より
 主よ人の望みの喜びよBWV147
 主をたたえよ、すべての異教徒よBWV230
シュッツ:かくのごとく神は世を愛し給う
メンデルスゾーン:聖パウロ〜見よなんという愛を
 エリア〜それ主汝のためにみ使いたちに命じ
グリーグ:アヴェ・マリス・ステラ
メンデルスゾーン:主に向かって喜びの声をあげよ
モーツァルト:主を讃えよK.339
テレマン:おのが道を委ねよ
ルター:高き天より、我は来たれり
ベートーヴェン:自然における神の栄光
シューベルト:ドイツ語ミサ〜聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな
メンデルスゾーン:交響曲第2番「賛歌」
ギュンター・ヘンスラー:主よ、私はあなたを連れていく
ルター:深き淵より
Disc1:
ゲルハルト・ヴィルヘルム(指)
シュトゥットガルト聖歌児童cho

Disc2:
ヘルムート・リリング(指)
ゲヒンガー・カントレイ、
バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト、
エックハルト・ヴェヤント(指)ドイツ少年cho、
ルパート・フーバー(指)南ドイツ放送cho他
Disc1はヘンスラーから出ていたものをまるまる、Disc2は複数の盤からのコンピによるお買い得セット。ドイツの名門少年合唱団による演奏で、それもドイツ作品中心なため発音、表現も完璧。少年合唱の清純かつあやうい美しさを存分に堪能できます。 (Ki)
PH-16050(2CD)
ヴェルディ:歌劇「椿姫」 ヴィオレッタ:マ ルタ・トルビドーニ(S)
アルフレード:ミハイル・ミハイロフ(T)
ジョルジョ:アントン・ケリミチェフ(Br)
リュプカ・ビアジョーニ(指)
ソフィアPO、国立フィルcho

録音:2014年4月2-7日/ソフィア・ブルガリア・ホール
ギャウロフやカバイヴァンスカを生み出したブルガリアは意外なオペラ大国ですが、近年イタリアの若手女流指揮者リュプカ・ビアジョーニの熱心な活 動により、イタリア・オペラが充実しているといわれます。それを実証しているのが当アルバム。
ビアジョーニはローマ生まれ。最初ピアノを学ぶが指揮に転向し、サンタ・チェチーリア音楽院でバーンスタインとバラッチに学んだ後、シエナのキジアー ナ音楽アカデミーでライトナーとゲルギエフに師事、さらにムーシンのもとで仕上げました。2002年にEUフランコ・カプアーナ国際指揮者コンクールに 入賞、2013年からブルガリアのソフィア・フィルの首席指揮者を務め、世界的に名が知れ始めています。当アルバムは2014年4月のもので、ブルガリアの実力派によるドスの利いた声とビアジョーニの明るくきびきびした音楽性で魅力満点です。 (Ki)
PH-16055(2CD)
A・スカルラッティ:歌劇「貞節の勝利」 フラミーニオ:サンテ・メッシーナ(T)
コルネーリア:オルネッラ・ロヴェーロ(S)
レオノーラ:アマリア・ピーニ(Ms)
ドラリーチェ:ロザンナ・ツェルビーニ(S)
リッカルド:アメデオ・ベルディーニ(T)
エルミーニオ:マリオ・ボリエッロ(Br)
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)ミラノRAI響

録音:1950年9月17日
チェトラの名盤がProfilから復活。LPC 1223を板起こししていますが、スクラッチノイズはほとんどなく、高音の伸びの良さがイタリアならではのさ わやかさ。1718年の作で、父スカルラッティの70以上あるオペラの代表作。オペラ・ファン必聴です。 (Ki)
PH-16056
ケルビーニ:レクイエム第1番ハ短調 カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
ローマ聖チェチーリア音楽院O&cho

録音:1954年
ジュリーニはケルビーニのレクイエム第1番を、1967年にシカゴ響と録音していますが、こちらはその13年前に故郷イタリアで行った1度目のセッショ ン録音。イタリアのオーケストラと合唱ならではの歌心が存分に味わえます。ケルビーニはレクイエムを2篇残していますが、第1番はルイ16世追悼の ために弟のルイ18世の依頼で1816年に作曲されました。独唱を含まず、合唱と管弦楽で描かれますが、ベートーヴェンやシューマンが絶賛したといわ れます。

PH-16059(23CD)
アントン・ブルックナー・エディション(2017年改訂版)


■Disc 1、43’ 23”
交響曲ヘ短調WAB. 99

■Disc 2、43’29”

交響曲第0番ニ短調WAB. 100

■Disc 3、51’ 34”
交響曲第1番ハ短調WAB. 101(1866年 キャラガン校訂)

■Disc 4、70’ 21”
交響曲第2番ハ短調WAB. 102(1872年 キャラガン校訂)

■Disc 5、52’ 10”
交響曲第3番ニ短調WAB. 103(1888−89年 ノーヴァク第3稿)

■Disc 6、71’ 02”
交響曲第4番変ホ長調WAB. 104「ロマンティック」(ハース版)
■Disc 7、76’ 51”
交響曲第5番変ロ長調WAB. 105(原典版)
■Disc 8、57’ 01”

・交響曲第6番イ長調WAB. 106(ハース版)
■Disc 9、64’ 52”
交響曲第7番ホ長調WAB. 107(1885年 ノーヴァク版)

■Disc 10, 11、58’ 48” 24’ 55”
交響曲第8番ハ短調WAB. 108(ハース版)

■Disc 12、58’ 04”
交響曲第9番ニ短調WAB. 109(原典版)

■Disc 13, 14、36’54” 47’43”
交響曲第9番ニ短調(ゲルト・シャラー改訂による完全版)

■Disc 15、56’ 48”
(1)詩篇146
(2)「オルガン曲集」
即興演奏用の主題集(エルヴィン・ホーン編纂)
アンダンテ ニ短調 (WAB130)
後奏曲 ニ短調 (WAB126)
前奏曲とフーガ ハ短調 (WAB131)
フーガ ニ短調 (WAB125)
前奏曲ハ長調 (WAB129)

■Disc 16、45’ 56”
「ラテン語によるモテット集」
パンジェ・リングァWAB. 32
王の御前に導かれWAB. 1
王の御旗は翻るWAB. 51
われらがためキリストは死のもとにWAB. 10
この場所は神が造り給うWAB. 23
正しき者の唇は知恵を語るWAB. 30
奉納唱「ダビデを見出し」WAB. 19
主よ、我を解き放ちたまえWAB. 21
アヴェ・マリアWAB. 6
愛する者よ、あなたはすべてに美しいWAB. 46
エサイの枝は芽を出しWAB. 52、・見よ、大いなる司祭をWAB. 13

■Disc 17、79’ 33”
弦楽五重奏曲ヘ長調WAB. 112
間奏曲ニ短調WAB. 113
弦楽四重奏曲ハ短調WAB. 111
ロンド ハ短調

■Disc 18、66’ 55”
(1)テ・デウムWAB. 45
(2)ミサ曲第2番ホ短調WAB. 27

■Disc 19、71’ 41”
(1)ミサ曲第3番ヘ短調WAB. 28
(2)詩篇150篇WAB. 38

■Disc 20、37’ 00
(1)前奏曲とフーガ ハ短調WAB. 131
前奏曲ハ長調WAB. 129
(2)タントゥム・エルゴ(1846)、
アヴェ・マリア(1856)
(3)ヘルゴラントWAB. 71
(4)ミサ曲ハ長調WAB. 25「ヴィントハーク・ミサ」(1842)

■Disc 21、47’ 21”
「ピアノ曲集」
ランシエー・カドリーユ
シュタイアーメルカー
連弾のためのカドリーユ*
連弾のための3つの小品*
ピアノ曲 変ホ長調
ソナタ楽章 ト短調
秋の夕べの静かな思い
幻想曲 ト長調
思い出 変イ長調

■Disc 22、54’ 00”
(1)ミサ・ソレムニス 変ロ短調WAB. 29
詩篇112篇変ロ長調WAB. 35
(2)行進曲ニ短調WAB. 96
3つの管弦楽曲WAB. 97

■Disc 23、31’ 01”
レクィエム、ニ短調WAB. 39
■Disc 1
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2015年9月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 2
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2015年3月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 3
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2011年7月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 4
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2011年7月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 5
バイエルン放送SO、クラウス・テンシュテット(指)/録音:1976年11月4日 ミュンヘン(ライヴ)
■Disc 6
バイエルン放送SO、クルト・ザンデルリング(指)/録音:1994年11月4日 ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(ライヴ)
■Disc 7
ベルリン・ドイツSO、ギュンター・ヴァント(指
/録音:1991年10月6日 ベルリン、コンツェルトハウス(ライヴ)
■Disc 8
シュターツカペレ・ドレスデン、ベルナルト・ハイティンク(指)/録音:2003年11月3日 ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
■Disc 9
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2008年 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 10, 11
シュターツカペレ・ドレスデン、クリスティアン・ティーレマン(指)/録音:2009年9月14日 ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
■Disc 12
SWRシュトゥットガルト放送SO、ギュンター・ヴァント(指)/録音:1979年6月24日 オットーボイレン、バシリカ聖堂(ライヴ)
■Disc 13, 14
フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)/録音:2016年7月 エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 15
(1)ニア・フェグリー(S)、フランツィスカ・ゴットヴァルト(A)、クレメンス・ビーバー(T)、ティモ・リーホネン(Bs)、ミュンヘン・フィルハーモニーcho、フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指)
(2)ゲルト・シャラー(Org)
/録音:2015年7月 エーブラハ大修道院付属教会、バイエルン放送スタジオ
■Disc 16
シュトゥットガルト・フィルハーモニア声楽アンサンブル、ハンス・ザノッテリ(指)/録音:1979年 トンシュトゥーディオ・マウアーマン[CALIG原盤]
■Disc 17
ファイン・アーツQ、ギル・シャロン(Va)/録音:2007年9月22−24日 フランス、ブザンソン、サル・ドゥ・パルラマン[NAXOS原盤]
■Disc 18
(1)レオンタイン・プライス(S)、ヒルデ・レッセル=マイダン(Ms)、フリッツ・ヴンダーリヒ(T)、ヴァルター・ベリー(Bs)、フランツ・ザウアー(Org)、ウィーン楽友協会cho、VPO、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)/録音:1960年8月24日 ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
(2)ヘンリエッテ・ボンデ=ハンゼン(S)、イリス・フェルミリオン(A)、ミヒャエル・シャーデ(T)、アンドレアス・シュミット(Bs)、ゲヒンガー・カントライ、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、ヘルムート・リリング(指)/録音:1992年6月 シュトゥットガルト、リーダーハレ
■Disc 19、71’ 41”
(1)ヴェレナ・シュヴァイツァー(S)、エリーザべト・グレイザー(A)、ウーヴェ・ハイルマン(T)、マティアス・ゲルネ(Bs)、ゲヒンガー・カントライ、SWRシュトゥットガルト放送SO、ヘルムート・リリング(指)/録音:1992年12月 シュトゥットガルト、リーダーハレ
(2)パメラ・コバーン(S)、ゲヒンガー・カントライ、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム、ヘルムート・リリング(指)/録音:1996年6月 シュトゥットガルト、リーダーハレ
■Disc 20
(1)マルティン・ハーゼルベック(Org)/録音:2005年6月 ウィーン、ホーフブルクカペレ[Capriccio原盤]
(2)ドレスデン聖十字架cho、マルティン・フレーミヒ(指)/録音:1985年ドレスデン、聖ルカ教会[Capriccio原盤]
(3)ミカエル・ステンバック(T)、ダニエル・ヘルシュトレム(Br)、ルンド・シンガーズ、マルメ歌劇場O、アルベルト・ホルド=ガリード(指)/録音:2011年6月 スウェーデン
(4)コルネリア・ヴルコプフ(A)、マンフレート・ノイキルヒナー(Hrn)、ウルリヒ・ケルブ(Hrn)/録音:1988年[ARS Produktion原盤]
■Disc 21
ヴォルフガング・ブルンナー(P)、ミヒャエル・ショッパー(*ピアノ連弾)/録音:1994年3月21−23日[CPO原盤]
■Disc 22
(1)クリスティアーネ・エルツェ(S)、クラウディア・シューベルト(A)、イェルク・デュルミュラー(T)、ラインハルト・ハーゲン(Bs)、バンベルクSOcho、バンベルクSO、カール・アントン・リッケンバッハー(指)/録音:1990年 バンベルク、クルトゥーアラウム[Virgin EMI原盤]
(2)ボン・ベートーヴェンO、シュテファン・ブルーニエ(指)/録音:2010年5月25−27日ボン、ベートーヴェンハレ[MDG原盤]
■Disc 23
、エルケ・ヤンセンス(S)、ペネロープ・ターナー(Ms)、ルール・ヴィレムス(T)、アルノー・マルフリート(Bs)、ブノワ・メルニエ(Org)、ラウダンテス・コンソート、ギィ・ヤンセンス(指)/録音:2006年11月11日ベルギー[Cypres原盤]
2013年7月に20枚組で発売されたProfilレーベルの「ブルックナー・エディション」(PH13007)。4年を経て、23枚にパワーアップしたうえプラ イスダウンしての登場となります。 前回には収録されていないオルガン曲全集や、詩篇146、さらに交響曲第9番のシャラーによる補筆完成版を早くも収録。さらに交響曲第00番や第0番、 第7番もシャラーの録音と差し替えられました。
その他の交響曲は前回のままテンシュテット(第3番)、ザンデルリンク(第4番)、ヴァント(第5番、第9番)、ハイティンク(第6番)、ティーレマン(第 8番)という超豪華演奏陣のライヴ録音を収録。通常これだけの作品を揃えるのは困難なうえ、驚きの価格なため、ぜひとも1セット揃えておきたい魅力のBoxとなっています。 クラムシェルBOX仕様。ブックレットはトラック・リストのみで楽曲解説はありません。あらかじめご了承ください。 (Ki)


PH-16060(8CD)
ギュンター・ヴァント〜ミュンヘン・レコーディングス
■Disc1
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)〜第1、2、3楽章

■Disc2
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)〜第4楽章
シューベルト:交響曲第8番「未完成」*
■Disc3
ブルックナー:交響曲第5番(原典版)
■Disc4
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
■Disc5
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(原典版)
■Disc6
ブラームス:交響曲第1番Op.68
ベートーヴェン:交響曲第1番Op.21*
■Disc7
ブルックナー:交響曲第6番(原典版)
■Disc8
ブルックナー:交響曲第9番(原典版)
ギュンター・ヴァント(指)ミュンヘンPO
■Disc1
録音:2000年9月15日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc2
録音:2000年9月15日、1999年9月28日* ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc3
録音:1995年11月29日&12月1日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc4
録音:1993年5月28日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc5
録音:2001年9月13、14&15日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc6
録音:1997年2月19、21&23日、1994年2月4日* ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc17
録音:1999年6月24日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
■Disc8
録音:1998年4月21日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
全てステレオ
2008年にリリースされ話題となったギュンター・ヴァントのミュンヘン・フィルとのライヴBOXがコンパクトなケースと驚きの大幅値下げで再登場。 きわめつけの独墺系レパートリーがならぶなかで、ヴァントが一年に一曲のペースで取り上げたブルックナー。第1楽章冒頭、ピシッと徹底した弦のき ざみにこれから起こるドラマの全てが凝縮したかのように、ヴァントの芸風の真髄、厳しく引き締まった造形美に打ち抜かれた第6 番。そして「この世か らの離脱と内なる真理の表現として、彼岸の輝きと恍惚にみち」、建築にたとえて第5 番に次いで重きを置いていた第9 番。ブルックナーについて、ヴァ ントは自身の評伝のなかで「ずいぶんと多くの時間を要した」と述懐していますが、じっさいにこうしたものすごい演奏を聴くとこの言葉の重みが実感され ます。 巨匠ヴァントが最晩年に残したミュンヘン・フィルとのきわめつけのライヴ。演奏内容は折り紙つき、録音もきわめて優秀な当セットが超お手頃価格で 楽しめます。お買い逃しなく! (Ki)

PH-16061
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1887年および1890年ハース版) ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
ケルンWDR響

録音:2010年11月2、5日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)
サラステは2007年にオスロで同曲を披露した際はノヴァーク版を使用しましたが、3年を 経てハース版を採用するに至りました。サラステはハース版の追加によりブルックナーの個性は残しつつ、より豊かでイマジネーティヴになったと確信して いるとのこと。版の問題という以上に、独墺系指揮者からは聴くことのできない個性的なブルックナー像を作り上げています。 最たる違いはテンポ。何と全曲を74分38秒!最速の演奏のひとつといえます。ことにフィナーレの冒頭など驚くべき速さで進みます。ケルンWDR響 がしっかりつき、木管が神業的な技巧を発揮しているのも聴きもの。ブルックナーの伝統に鉄拳を加えるような衝撃で賛否両論を呼ぶことまちがいなしの 刺激的内容です。 (Ki)
PH-16064
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1878/1880年ハース稿) クリスティアン・ティーレマン(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:2015年5月17日/ドレスデン・ゼンパーオーパー(ライヴ)
シュターツカペレ・ドレスデンといえばワーグナーとリヒャルト・シュトラウスが君臨していましたが、1895年にアドルフ・ハーゲン指揮で演奏して以来、 独自のブルックナーの交響曲第4番演奏伝統を持っています。エルンスト・フォン・シューフ、フリッツ・ブッシュ、ベーム、カイルベルト、ヨッフム、シノー ポリ、ハイティンク、ネゼ=セガンと連なっていますが、ティーレマンの演奏も21世紀初頭の伝説として刻まれました。
ティーレマンのブルックナーの4番は、これまでミュンヘン・フィル、ベルリン・フィルを指揮した演奏に触れることができますが、シュターツカペレ・ ドレスデンとのものは、近年なだけに円熟著しい点が注目。全体73分という遅めのテンポによる悠然たる歩みながら、起伏に富んでいるため全く飽きさ せません。さらにゼンパーオーパーのまろやかな音響とあいまって、オルガンのような、ブルックナーが心に描いていたような壮麗かつ天国的な音楽が構 築されています。 (Ki)
PH-16068
フランツ・クサヴァー・ゲーベル:弦楽五重奏曲第8番変ロ長調Op.27
チェロ・ソナタ変ホ長調
ホフマイスターQ
デュオ・アラキ&ゼーマン【マーティン・ゼーマン(Vc)、荒木紅(フォルテピアノ)】

録音:2015年/アンドレアス教会(ベルリン)
世界初録音。フランツ・クサヴァー・ゲーベル(1787-1843)はドイツの作曲家。ウィーンのレオポルトシュタット劇場の楽長を務めていましたが、 1817年にモスクワへ行き、生涯をその地で過ごしました。ロシアでは作曲とピアノを教え、孫弟子のアントン・ルビンシテインがいることから、ロシア・ ピアノ楽派の祖とも考えられています。彼はチェロも巧く、魅力的なチェロ・ソナタを残しています。その世界初録音が登場。 2002年創立のホフマイスター四重奏団は、古典派を得意とする弦楽四重奏団。ロシアで活躍したドイツ人のシリーズが好評。同団チェロ奏者のマーティ ン・ゼーマンが日本のフォルテピアノ奏者・荒木紅と共演したチェロ・ソナタも魅力満点。 (Ki)
PH-16069
ショパン:ピアノ三重奏曲ト短調Op.8
エルスネル:ピアノ三重奏曲変ロ長調
トリオ・マルゴー【荒木紅(フォルテピアノ)、クリストフ・ハイデマン(Vn)、マルティン・ゼーマン(Vc)】

録音:2015年/アンドレアス教会(ベルリン・ヴァンゼー)
ショパン初期のピアノ三重奏曲はあまり聴く機会がありませんが、若々しい感性が捨てがたい作品。これを何と古楽器で演奏したCDが登場します。イ ンマゼールの愛弟子の日本人チェンバロ・フォルテピアノ奏者、荒木紅を中心とするトリオ・マルゴーの演奏で、思いがけない魅力を再発見できます。さ らなる魅力は、カップリングがユゼフ・エルスネル(1769-1854)のピアノ三重奏曲。これまでショパンの師としてのみ語られ、作品を聴く機会がほとんど なかったのでショパン好きは見逃せません。ウィーン古典派風の曲ながら、終楽章にポーランドの民族舞曲の要素が現れるなどショパンの先駆性を感じま す。古楽器の響きがどこか民族楽器を思わせ、目から鱗が落ちます。 (Ki)

PH-16070
ブラームスとチャイコフスキーをガット弦で
ブラームス:弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 Op.51-1
チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 Op.11
アトリウムSQ
【セルゲイ・マーロフ(第1Vn)、アントン・イリューニン(第2Vn)、ドミトリー・ピツルコ(Va)、アンナ・ゴレロヴァ(Vc)】(ガット弦;A=430Hz)

録音:2015年12月15、17、19&21日/福音ルーテル聖カタリナ教会(サンクトペテルブルク)
現在ベルリンを拠点に活躍するアトリウム弦楽四重奏団が、同時代を生きたブラームスとチャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番をサンクトペテル ブルクの福音ルーテル聖カタリナ教会で収録。しかも、今回はじめてメンバー全員がガット弦を張り、ピッチはA=430Hzでの調弦で演奏されました!2000年にジョセフ・レヴィンソン氏のもとで学んでいたサンクトペテルブルク音楽院の学生4人により結成された当団は、2003年に開かれたロ ンドン国際弦楽四重奏コンクール第1位、2007年第5回ボルドー国際弦楽四重奏コンクール優勝など、輝かしいコンクール歴を誇り、以後、世界で 活躍する若手四重奏団として注目されております。2009年初来日を機に定期的に来日し、その高度な技術と高い音楽性、そして安定したアンサンブ ルで絶賛されております。
陰鬱かつ情熱的なブラームスの弦楽四重奏曲第1番。壮年の円熟した境地に達しているともいえるこの作品を密度の濃い演奏を聴かせてくれます。 一方、第2楽章の「アンダンテ・カンタービレ」が有名なチャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番は、2013年の来日公演の際にも披露され話題とな りました。ロシアで学んだ当団が最も得意とするチャイコフスキーだけに非常に喜ばしいリリースと言えましょう! (Ki)
PH-16071(4CD)
R・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」

■ボーナスCD〜「ばらの騎士」秘蔵録音集
(1)初演歌手たちによる1911年の録音
 元帥夫人のアリア「私もまたある娘のことを思い出すわ」(第一幕)
 オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「目に溢れんばかりの涙をたたえ」(第二幕)
 オクタヴィアン、元帥夫人、ゾフィーの三重唱「マリー・テレーズ」(第三幕)
 オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「夢だわ、本当ではあり得ない」(第三幕)
(2)1936年9月20日ブエノスアイレスのテアトロ・コロンでの収録
 オクタヴィアン「素晴らしかった、とても!」(第一幕)
「僕の美しい恋人」(第一幕)
 「光栄にもこの私が、大役を仰せつかり」(第二幕)
 オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「目に溢れんばかりの涙をたたえ」(第二幕)
 オクタヴィアン、元帥夫人、ゾフィーの三重唱「マリー・テレーズ」(第三幕)
 オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「夢だわ、本当ではあり得ない」(第三幕)
(3)1938-40年ベーム&ドレスデン
 オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「目に溢れんばかりの涙をたたえ」(第二幕)
 ワルツ(第三幕)
 オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「夢だわ、本当ではあり得ない」(第三幕)
(4)1942年1月20日ベルリンでの放送用ライヴ
 オクタヴィアン「光栄にもこの私が、大役を仰せつかり」(第二幕)
 オクタヴィアン、元帥夫人、ゾフィーの三重唱「マリー・テレーズ」(第三幕)
元帥夫人:マルガレーテ・ボイマー(S)、
オクタヴィアン:ティアナ・レムニッツ(Ms)、
オックス男爵:クルト・ベーメ(Bs)、
ゾフィー:ウルズラ・リヒター(S)、
ファニナル:ハンス・レーベル(Br)、
ルドルフ・ケンペ(指)
ドレスデン国立歌劇場O&cho
録音:1951年

ボーナスCD
(1)元帥夫人:マルガレーテ・ジームス(S)、
オクタヴィアン:エヴァ・プラシュケ・フォン・デア・オステン(Ms)、
ゾフィー:ミニー・ナスト(S)、
指揮者、オーケストラ不明

(2)元帥夫人:ジェルマン・エルネ(S)、
オックス男爵:アレクサンドル・キプニス(Bs)、
オクタヴィアン:ティアナ・レムニッツ(Ms)、
ゾフィー:エディタ・フライシャー(S)、
フリッツ・ブッシュ(指)テアトロ・コロンO

(3)ゾフィー:エステル・レーティ(S)、
オクタヴィアン:エリザベート・ヘンゲン(Ms)、
カール・ベーム(指)ド
レスデン国立歌劇場O

(4)元帥夫人:パウラ・ブフナー(S)、
オクタヴィアン:ティアナ・レムニッツ(Ms)、
ゾフィー:マリア・チェボターリ(S)、
アルトゥール・ローター(指)ベルリン放送O
オペラ・ファン驚愕のアルバム登場となります。リヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」は1911年1月26日にドレスデン宮廷歌劇場にて初演され ました。ゆえにマリア・テレジオ治下のウィーンを舞台にしているにもかかわらず、ドレスデンの人々は「自分たちのオペラ」の誇りを持っています。この アルバムにはドレスデンにかかわる「ばらの騎士」の超お宝音源を発掘・収集しました。
メインは1951年末録音のケンペ指揮の全曲版。ケンペはメトロポリタン・オペラとの1956年録音で知られていますが、こちらは本家本元。第2次 世界大戦で閉鎖したドレスデン宮廷歌劇場が48年に建設された劇場で再開、新演出で披露された「ばらの騎士」を中部ドイツ放送が放送録音すること に決め、当時音楽監督だったケンペの指揮で77.1cm/秒速、13巻のオープンリールで収録しました。そのマスターは1950年代後半にベルリンの放 送研究所に移管され、「貴重資料」として保管されてきました。それを音源とする当ディスクは当時のドイツの恐るべき技術力を示す鮮明さです。何よりもオー ケストラの音色が美しく、ケンペの生気あふれるリズムの冴えが新鮮の極み。超ド級の名演だったことを再認識させてくれます。(当録音は、Profil社から の情報にしたがい、1951年録音と記しますが、1950年の可能性がございます。)
さらなるお宝はDisc4。何と「ばらの騎士」が初演された1911年に、初演のメンバーだったマルガレーテ・ジームス、エヴァ・プラシュケ・フォン・ デア・オステン、ミニー・ナストの3名がアリアと重唱をした音源。まだラッパ吹き込みの時代ゆえ、オーケストラともいえないバンドが伴奏していますが、 初演時の雰囲気を彷彿させる世界遺産的価値のあるもの。さらにフリッツ・ブッシュがブエノスアイレスのテアトロ・コロンを振ったものからベームとドレ スデンの戦前録音、さらに第2次世界大戦中のものまで目を疑う珍品ばかり。それもお求めやすい価格でご提供。リヒャルト・シュトラウス・ファン、オ ペラ・ファンお見逃しなく! (Ki)
PH-16089(2CD)
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(ゲルト・シャラー校訂による完全版) ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

録音:2016年7月/エーブラハ大修道院付属教会(ライヴ)
指揮者としてのブルックナーの全交響曲はもとより、オルガニストとして全オルガン曲まで録音したゲルト・シャラー。誰よりもブルックナーの音楽を愛し、 熟知するシャラーが未完の交響曲第9番を自身で完成させ世に問います。
シャラーは最初期のスケッチまでさかのぼり、できうる限り草稿を比較・検討して現行版に散在するギャップをなくすよう努めたとのこと。11篇の交響 曲録音で方法論を見出した彼は、ブルックナーの作曲技法と語法で欠落個所を補筆して完成。加筆箇所に違和感を覚えないよう、首尾一貫した明確なブ ルックナー的様式を示しています。 約25分の新フィナーレ。これぞ9番の終楽章の真の姿としか思えぬ説得力で感動させられます。これほどの四楽章版が生まれた以上、重要なレパー トリーになりうる可能性を秘めています ゲルト・シャラーは1965年バンベルク生まれ。1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、1998年にブラウンシュ ヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めました。ブルックナーのエキスパートで、ついにはオルガン独奏曲 まで奏してしまうほどのこだわり。 (Ki)

PH-16100(2CD)
ショパン:マズルカ集(全57曲) エフゲニー・ムルスキー(P)

録音:2015年9月15-17日、2016年9月11-13日/トロッシンゲン音楽大学大ホール
Profilレーベルでショパン全作品録音刊行中のエフゲニー・ムルスキー、第10弾はマズルカ全集。ムルスキーは1975年ウズベキスタンのタシケント 出身、モスクワ音楽院で名教師レフ・ナウモフに師事。1994年に故ダイアナ妃後援のロンドン国際ピアノコンクールで優勝、同時にベスト・ショパン演 奏賞を受賞しました。ムルスキーはキーシンやルガンスキーと同世代で、最良のソ連ピアノ教育を受けた最後の世代にあたります。このマズルカも楷書風 ながら詩情と味わいに富んでいます。 (Ki)

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PH-17000(2CD)
シューマン新発見曲の世界初録音!
霊感と夢〜エネスコを讃えて

エネスコ:四声のフーガ(1897)
 ワルツ ニ長調(1888)
 ワルツ集「カーネーション」(全4曲)(1888)
ラヴェル:夜のガスパール
 ラ・ヴァルス
ミハロヴィチ:5つのバガテルOp.27
サラサーテ(エネスコ編):ツィゴイネルワイゼン
エネスコ(作曲者編):ルーマニア狂詩曲第1番
ドビュッシー:12の練習曲
シューマン:ピアノ協奏曲*
 予感
ルイザ・ボラク(P)
ホリア・アンドレースク(指)*
ルーマニア国立放送O*

録音:2016年7月17-21日
1968年生まれのルーマニアの女流ピアニスト、ルイザ・ボラクはこれまでも興味深いCDを多数リリースしてきましたが、今回最強のアルバムが登場 です。母国の偉大な先達エネスコへの敬意が中心となっていますが、彼がなんと7歳の時に作曲したニ長調のワルツと「カーネーション」と題されたワル ツ集を収録しているのが驚き。また代表作「ルーマニア狂詩曲」をエネスコ自身が技巧的なピアノ曲に仕立てたものも大歓迎。さらに彼がピアノ独奏用に 編曲したサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」は、エネスコ自身がピアノ・ロールに残した演奏を聴くことができますが、ヴァイオリンもピアノも得意とし、 生のジプシー音楽を聞いて育ったエネスコならではの処理が興味津々。サラサーテのメロディが、リストのハンガリー狂詩曲ばりの派手なヴィルゥオーゾ 的ピアノ曲に様変わりして新鮮です。
さらにエネスコの後輩でエコール・ド・パリの一員ながら録音に恵まれないマルセル・ミハロヴィチ(1898-1985)の最高傑作とされる「5つのバガテル」 (名ピアニストの妻モニク・アースに献呈)や、ボラクの超絶技巧を示すラヴェルの「夜のガスパール」と「ラ・ヴァルス」も切れ味抜群。
もうひとつの注目は、シューマンの未知作品「予感」が収録されていること。「子供の情景」からはずされた作品で、近年発見されボラクが世界初演し、 2009年に初出版されました。シューマン・ファン必見の宝石のような小品です。 (Ki)
PH-17002
秘密の場所
レベッカ・チェヒ(1983-ドイツ):雨になると思う
アンドラーシュ・デレチケイ(1982-ハンガリー):バルカノイド
ベニヤミン・ハイム(1994-オーストリア):トランスNo.1
エドムンド・ジョリッフェ(1976-イギリス):悪魔的ワルツ
イェンス・フバート(1973-ドイツ):ロック・ユー vs バレリーナ
ヨハネス・マイヤーヘーファー(1985-ドイツ):息・光
ニルス・フラーム(1982-ドイツ):ハンマーズ
アレクサンドル・ゴノボーリン(1953-ロシア):変容
ダヴィド・ルボーヴィチ(1981-ポーランド):カルパチアン
ウラジーミル・トルチンスキー(1968-ロシア):8つの弦
ベネディクト・ブライダーン(1966-アメリカ):アンドレーアス・ホーケスタ(1982-ノルウェー):3つのムード
レヴェント・アルトゥンタシュ(1994-ドイツ):シラーの夜の飛行
The Twiolins【マリー=ルイーズ&クリストフ・ディングラー(Vn)】

録音:2016年11月/スマート・フォックス・スタジオ(マンハイム)
TwiolinsはTwinとViolinの合成語。双子の姉弟マリー=ルイーズ&クリストフ・ディングラーによるドイツのヴァイオリン・デュオ。通常のレパートリーではな く、若手作曲家にこの編成による新作を産みださせ紹介しています。2009年に「クロスオーバー作曲賞」を設立、これまでに50カ国の作曲家による500以上 の作品が作られ、演奏のみならず出版もしています。このアルバムはそのなかから13人の作曲家の新作を披露。国籍は多域に及びますが、大半は若く、オース トリアのベニヤミン・ハイムとドイツのレヴェント・アルトゥンタシュは1994年生まれ。アルバム・タイトルの「秘密の場所」は、これら作品から妄想の世界での 旅行を表しています。 (Ki)
PH-17003
スタンチンスキー:12のスケッチOp.1
前奏曲(10曲)
ピアノ・ソナタ第1番
3つの無言歌
エカテリーナ・デルジャヴィナ(P)

録音:2004、2005年
アレクセイ・スタンチンスキーは1888年に生まれた作曲家。モスクワ音楽院でピアノを学ぶかたわら、作曲をタネーエフに師事し、メトネルやスクリャー ビンも才能を高く評価したといわれています。しかしメンタルを病み、治療したものの全快せぬまま入水して26年の人生を終えました。アヴァンギャルド の世代で、スクリャービンの影響を強く受けていますが、天性の対位法的発想が天寿に恵まれたなら「ロシアのバッハ」になったであろうとされています。 Profilレーベルからリリースされたハイドンのピアノ・ソナタ全集が評判となったエカテリーナ・デルジャヴィナ、今回は彼女が特にこだわるスタンチン スキーのアルバムが実現しました。デルジャヴィナは1967年生まれ、グネシン音楽学校でウラジーミル・トロップに師事し、1993-2006まで母校で教 鞭をとり、さらに2003年からはモスクワ音楽院でも教えています。典型的ソ連英才教育を受けたロシア・ピアニズムの持ち主で、演奏は重く情念に満ち、 薄幸の作曲家スタンチンスキーが込めた真摯な思いを音にしています。これまであった録音とは別次元の尋常ならざる芸術に心うたれます。
PH-17004(8CD)
テンシュテット・ボックス

■CD1
プロコフィエフ:交響曲集
(1)交響曲第5番変ロ長調Op.100
(2)交響曲第7番嬰ハ短調Op.131

■CD2
マーラー作品集
(1)交響曲第4番ト長調
(2)子供の不思議な角笛〜浮き世の暮らし/ラインの伝説/この歌を作ったのはだれ?

■CD3
マーラー:交響曲第5番

■CD4
マーラー:亡き子をしのぶ歌(全5曲)

■CD5
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調

■CD6
(1)モーツァルト:交響曲第32番ト長調K.318
(2)同:交響曲第1番変ホ長調K.16
(3)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

■CD7
(1)モーツァルト:協奏交響曲イ長調K.Anh.104(320e)
(2)同:レチタティーヴォとアリア「うつくしい恋人よ、さようなら…とどまれ、いとしき人よ」K.528
(3)同:アリア「心配しないで愛する人よ」K.505
(4)ハイドン:交響曲第64番イ長調

■CD8
ベートーヴェン作品集
(1)交響曲第3番変ホ長調「英雄」
(2)序曲「コリオラン」
全て、クラウス・テンシュテット(指)

■CD1
バイエルンRSO
[録音:1977年12月1-2日(1)、7月12日(2)/ミュンヘン(ライヴ)]
■CD2
エヴァ・チャポ(S)、西ドイツRSO
[録音:1976年9月18日(1)、1980年8月23日(ライヴ)(2)]
■CD3
北ドイツRSO
[録音:1980年5月19日/ハンブルク、ムジークハレ(ライヴ)]
■CD4
ブリギッテ・ファスベンダー(Ms)、
北ドイツRSO
[録音:1980年11月11日/キール、キーラー・シュロス(ライヴ)]
■CD5
バイエルンRSO
[録音:1976年11月4-5日/ミュンヘン(ライヴ)]
■CD6
ユーヴァル・ヤロン(Vn)(3)
バイエルンRSO
[録音:1977年7月14日(1)、12月2日(2)(3)(ライヴ)]
■CD7
プロ・アルテ弦楽三重奏団【豊田耕児(Vn)、ステーファノ・パッサージョ(Va)、ゲオルク・ドンデラー(Vc)】(1)、
ゲルティ・ツォイマー=ペール(S)(2)(3)、ディーター・クレッカー(Cl)(3)、
ベルリンRSO(1)-(3)、
南西ドイツRSO(現バーデン・バーデン&フライブルクSWR響)(4)
[録音:1974年9月11日(1)-(3)、1976年8月20日/ハンス・ロスバウト・スタジオ(4)(ライヴ)]
■CD8
北ドイツRSO
[録音:1979年7月3-6日/北ドイツ放送スタジオ10(ライヴ)]
全てステレオ録音
Profileレーベルからリリースされたテンシュテットのライヴ録音は、いずれも彼最良の壮絶な演奏ばかりでファンを狂喜させてきました。今回それを8 枚組、驚きの特別価格にてご提供いたします!
定評のあるマーラーが圧巻。天上の世界であるはずの第4番に地獄が見え隠れする恐ろしい演奏。この作品の真意を見る気がします。「亡き子をしのぶ歌」 全曲を大歌手ファスベンダーが歌っているのも魅力。あらためてテンシュテットのマーラー演奏の凄さを堪能できます。
生前リリースが実現しなかったプロコフィエフの交響曲は、テンシュテットとミスマッチかと思いきや、戦勝を祝ったはずの第5番の暴力性と喜ばしさの なさに東ドイツで育った彼の経験が感じられ、目から鱗が落ちます。
数少ないテンシュテットのブルックナー演奏を味わえる第3番のすさまじさ、モーツァルト作品で見せる端正なたたずまいも興味津々。テンシュテットと しては珍しいシベリウスのヴァイオリン協奏曲は、往年のクーレンカンプ盤のフルトヴェングラーの伴奏を彷彿させる怖さです。  (Ki)

PH-17005(10CD)
スヴャトスラフ・リヒテル・プレイズ・シューベルト1949-1963
■Disc1
(1)ピアノ・ソナタ第6番ホ短調D.566(三楽章版)
(2)同第13番イ長調D.664
(3)同第6番ホ短調D.566(2楽章版)
■Disc2
(1)さすらい人幻想曲D.760Op.15
(2)ピアノ・ソナタ第13番イ長調D.664
■Disc3
(1)ピアノ・ソナタ第14番イ短調D.784
(2)第15番ハ長調D.840
■Disc4
(1)ピアノ・ソナタ第16番イ短調D.845
(2)第15番ハ長調D.840
■Disc5
(1)ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850
(2)さすらい人幻想曲D.760Op.15
■Disc6
(1)ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958
(2)第21番変ロ長調D.960
■Disc7
(1)ピアノ・第21番変ロ長調D.960【グレン・グールドが実聴した演奏】
■Disc8
(1)即興曲第2番変ホ長調D.899Op.90の2
(2)第3番変ト長調D.899Op.90の3
(3)第3番変イ長調D.899Op.90の4
(4)第2番変イ長調D.935Op.142の2
(5)3つのピアノ曲D.946
(6)即興曲第3番D.899Op.90の3(ト長調版)
(7)ピアノ曲変ホ短調D.946の1(オリジナル短縮版)
■Disc9
(1)楽興の時Op.94【第1曲ハ長調/第3曲ヘ短調/第6曲変イ長調】
(2)アレグレットD.915
(3)12のワルツD.145
(4)2つのエコセーズD.734
(5)レントラー集D.366【第1曲イ長調(2種)/第3曲イ短調/第4曲イ短調(2種)/第5曲イ短調(2種)】
(6)アレグレットD.915
(7)レントラー集D.366【第1曲イ長調(2種)/第3曲イ短調/第4曲イ短調(2種)/第5曲イ短調(2種)】
(8)楽興の時第3曲ヘ短調Op.94の3
■Disc10
(1)創作主題による8つの変奏曲D.813【ベンジャミン・ブリテンとの連弾】
(2)挨拶を送ろうD.741/ミニヨンの歌「ただ憧れを知る者だけが」D.877の4/郵便馬車(冬の旅)/からす(冬の旅)/別れ(白鳥の歌)
鳩の使い(白鳥の歌)【ニーナ・ドルリアク(ソプラノ)ロシア語歌唱】
(3)魔王D.328【リスト編曲】
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

■Disc1
録音:1962年11月29日モスクワ(1)
1957年6月27日キエフ(2)
1958年2月5日モスクワ(3)(すべてライヴ)

■Disc2
録音:1962年11月29日モスクワ・ライヴ(1)、1963年2-4月パリ・セッション(2)

■Disc3
録音:1957年4月8日(1)、
1961年11月13日(2)/モスクワ(ライヴ)

■Disc4
録音:1957年3月2日モスクワ・ライヴ(1)、
1961年10月19-20日パリ・セッション(2)

■Disc5
録音:1956年8月11日モスクワ・ライヴ(1)、
1963年2-4月パリ・セッション(2)

■Disc6
録音:1958年2月5日(1)、
1961年11月13日(2)/モスクワ(ライヴ)

■Disc7
録音:1957年5月9日モスクワ・ライヴ

■Disc8
録音:1957年2月19日モスクワ・ライヴ(1)(2)、
1959年6月12日キエフ・ライヴ(3)(6)、
1961年10月19-20パリ・セッション(4)、
1963年場所不明・ライヴ(5)、
1961年11月13日モスクワ・ライヴ(7)

■Disc9
録音:1957年2月19日モスクワ・ライヴ(1)(3)(4)(5)、
1961年11月13日モスクワ・ライヴ(2)、
1961年10月19-20日パリ・セッション(6)(7)(8)

■Disc10
録音:1963年場所不明・ライヴ(1)、
1953-5年モスクワ・ライヴ(2)、
1949年12月8日モスクワ・ライヴ(3)
Profileレーベルが、弊社の依頼でドイツの放送局に眠るリヒテルの音源を調査し、当時ソ連の放送局から提供された驚愕のマスターテープを多数発掘しました。1949年から1963年までのライヴ中心で、大半がディスコグラフィにない初出物。リヒテルの真骨頂といえばシューベルト。これまで知られる録音はいずれも絶品で各曲の決定盤となっていましたが、驚くべき作品が日の目をみました。それもリヒテルがまだ西側で知られる以前の壮年期の演奏が多く、言葉を失うすさまじさに満ちたものばかり。ピアノ・ソナタは8作品を聴くことができますが、同曲異演が4つあるため12もの演奏を堪能できます。いずれも絶品ですが、ことに第21番変ロ長調の1957年5月9日モスクワ・ライヴは、かのグレン・グールドが列席し「リヒテルの催眠術でトランス状態へ連れていかれた」と評した伝説の演奏。グールドの受けたショックを追体験できます。
さらに即興曲第3番や遺作の「3つの小品(即興曲)」が他で聴く機会がなく貴重。即興曲第3番は原曲通りの変ト長調版と、半音上げたト長調版の両版を収録。ト長調版は今日弾く人がいないため超お宝音源でもあります。また「3つの小品(即興曲)」第1番は、現行版のほかシューベルトが後に削除した別エピソードを含む完全版もリヒテルの演奏で聴くことが出来るのがうれしい限り。これがまた神業の芸術。もうひとつの魅力は、リヒテル夫人でソ連を代表するソプラノ、ニーナ・ドルリアクを独唱にリヒテルが伴奏を務めたお宝音源が収められていること。「冬の旅」や「白鳥の歌」の名作を若きリヒテルのピアノで堪能できます。またリヒテルと非常に気の合った大作曲家ベンジャミン・ブリテンとの連弾も無二の逸品。大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。さらに驚きの価格で、新たなリヒテルの名盤の登場となります。ピアノ音楽の財宝です。 (Ki)

PH-17007
マーラー:交響曲第9番ニ長調 クルト・ザンデルリンク(指)
北ドイツRSO

録音:1987年12月7日/ハンブルク、ライスハレ(ステレオ・ライヴ)
驚きの音源の出現です。ザンデルリンクはマーラーの交響曲第9番録音をベルリン交響楽団(1979.2)、BBCフィル(1982)、フィルハーモニア管(1992)のセッション3種が残されていますが、4つ目の、それも北ドイツ放送響との組み合わせによる夢のライヴのマスターテープが、スタジオ・ハンブルク・エンタープライジスに保存されていました。1987年12月の演奏で、BBCフィルとフィルハーモニア管の録音のちょうど間に時期にあたります。
ザンデルリンクはマーラーの交響曲録音に慎重で、1979年のベルリン響との9番が初セッションだったといわれ、ディスコグラフィも第4番のライヴ以外は第9番と10番しかありません。この録音も海賊盤で一部流通しましたが、オリジナル・マイスターからの正規発売となります。
第1楽章は速く、フィナーレは遅いのが特徴。第3楽章にカットがあるため時間は少し短いものの、テンポ自体は特に変わりはありません。各フレーズのコントラストが強く、早い部分でのグロテスクなエネルギーは、ショスタコーヴィチを思わせます。ライヴならではの高揚感に加え、北ドイツ放送響ならではの熱いものとなっていて、フィナーレは涙なしに聴けない感動的なものとなっています。ようやくザンデルリンクのマーラー像を示す演奏が登場したと申せましょう。超オススメです。 (Ki)



PH-17011(12CD)
ディヌ・リパッティ生誕100年記念BOX
■Disc1(戦前の録音)
(1)バッハ:アルマンド〜パルティータ第1番変ロ長調BWV825(チェンバロを演奏)
(2).バッハ(ブゾーニ編):「トッカータハ長調」による即興(チェンバロを演奏)
(3)エネスコ:ピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調〜第2楽章
(4)ブラームス:間奏曲変ロ短調Op.117の2
(5)同:間奏曲変ホ短調Op.118の6(断片)
(6)同:ワルツOp.39〜第1,2,5,6(2種),10,14,15番
(7)同:ワルツ集「愛の歌」Op.52(全18曲+第1曲繰り返し)
■Disc2(戦争中の録音1)
(1)バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよBWV147
(2)スカルラッティ:ソナタト長調L387(K14)
(3)ブラームス:間奏曲イ短調Op.116の2
(4)同:間奏曲変ホ短調Op.117の1
(5)シューマン:交響的練習曲Op.13〜第9変奏
(6)ショパン:練習曲変ト長調Op.10の5「黒鍵」
(7)リスト:小人の踊り
(8)リパッティ:古典様式による小協奏曲Op.3
(9)左手のためのソナチネ
■Disc3(戦争中の録音2)
(1)エネスコ:ブーレ〜ピアノ組曲第2番ニ長調Op.10
(2)同:ピアノ・ソナタ第3番ニ長調Op.24
(3)同:ヴァイオリン・ソナタ第2番ヘ短調Op.6
(4)同:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調Op.25
■Disc4(戦後1945-48年の録音)
(1)リパッティ:ルーマニア舞曲集
(2)リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調
(3)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
 エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO(1)(2)、アルチェオ・ガリエラ(指)フィルハーモニアO(3)
1945年10月10日(1)、1947年6月6日(2)/ジュネーヴ・ライヴ、1947年9月18-19日/ロンドン・セッション(3)
■Disc5
(1)バッハ(ブゾーニ編):ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV1052
(2)バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
■Disc6
(1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(2)リパッティ:古典様式による小協奏曲Op.3
■Disc7
(1)ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
(2)同:ノクターン第8番変ニ長調Op.27の2
(3)同:華麗なワルツ第2番変イ長調Op.34の1
(4)同:舟歌Op.60
(5)スカルラッティ:ソナタホ長調L.23
(6)同:ソナタニ短調L.413
(7)リスト:ペトラルカのソネット第104番
(8)同:演奏会用練習曲「軽やかさ」
(9)ラヴェル:道化師の朝の歌
(10)フォーレ(カザルス編):夢のあとにOp.7の1
(11)ラヴェル(バズレール編):ハバネラ形式による小品
(12)リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
■Disc8(死の年)
(1)ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
(2)同:ノクターン第8番変ニ長調Op.27の2(即興付き)
(3)同:練習曲ホ短調Op.25の5
(4)同:練習曲変ト長調Op.10の5「黒鍵」
■Disc9
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
(2)シューマン:ピアノ協奏曲
■Disc10
(1)ショパン:華麗なる大ワルツ変ホ長調Op.18/ワルツ第2番変イ長調Op.34の1/第3番イ短調Op.34の2/第4番ヘ長調Op.34の3/第5番変
イ長調Op.42/第6番変ニ長調Op.64の1「小犬」/第7番嬰ハ短調Op.64の2/第8番変イ長調Op.64の3/第9番変イ長調Op.69の1「別れ」/第
10番ロ短調Op.69の2/第11番変ト長調Op.70の1/第12番ヘ短調Op.70の2/第13番変ニ長調Op.70の3/第14番ホ短調
(2)同:マズルカ第32番嬰ハ短調Op.50の3
■Disc11
(1)バッハ:パルティータ第1番
(2)同(ケンプ編):シチリアーノ〜フルート・ソナタ第2番BWV1031
(3)同(ブゾーニ編):いざ来たれ、異邦人の救い主よBWV659
(4)同(ブゾーニ編):主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639
(5)同(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよBWV147
(6)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310
(7).バッハ(ブゾーニ編):主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639
(8)ショパン:ワルツ第3番イ短調Op.34の2
■Disc12(ブザンソン告別演奏会)
(1)即興
(2)バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825
(3)即興
(4)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310
(5)シューベルト:即興曲変ト長調D.899の3
(6)同:即興曲変ホ長調D.899の2
(7)ショパン:ワルツ第5番変イ長調Op.42
(8)同第6番変ニ長調Op.64の1「小犬」
(9)同第9番変イ長調Op.69の1「別れ」
(10)同第7番嬰ハ短調Op.64の2
(11)同第11番変ト長調Op.70の1
(12)同第10番ロ短調Op.69の2
(13)同第14番ホ短調
(14)同第3番イ短調Op.34の2
(15)同第4番ヘ長調Op.34の3
(16)同第12番ヘ短調Op.70の2
(17)同第13番変ニ長調Op.70の3
(18)同第8番変イ長調Op.64の3
(19)同華麗なる大ワルツ変ホ長調Op.18
(20).バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよBWV147
ディヌ・リパッティ(P)


■Disc1
ナディア・ブーランジェ(P連弾)(6)(7)、
イレーヌ・ケドロフ(S)、
マリー=ブランシュ・ド・ポリニャック(A)、
ポール・ドランヌ(T)、
ドーダ・コンラッド(Bs)
録音:1936年6月25日エコール・ノルマル音楽院(1)-(5)、
1937年2月25日、
1937年2月20日-1938年1月22日パリでのセッション(6)(7)

■Disc2
ハンス・フォン・ベンダ(指)
ベルリン・フィル室内O(8)
録音:1941年4月28日ブカレストでのセッション(1)-(7)、
1943年1月14日ベルリン・ライヴ(8)、
1943年3月4日ブカレストでのセッション(9)

■Disc3
ジョルジュ・エネスコ(Vn)(3)(4)
録音:1943年3月2日(1)、
3月13日(3)、
3月11日(4)ブカレストでのセッション、
10月18日ベルンでのセッション(2)

■Disc4
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO(1)(2)、
アルチェオ・ガリエラ(指)フィルハーモニアO(3)
録音:1945年10月10日(1)、
1947年6月6日(2)ジュネーヴ・ライヴ、
1947年9月18-19日ロンドン・セッション(3)

■Disc5
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指)アムステルダム・コンセルトヘボウO(1)、
パウル・ザッハー(指)南西ドイツRSO(2)
録音:1947年10月2日アムステルダム・ライヴ(1)
、1948年5月30日バーデン=バーデン・ライヴ(2)

■Disc6
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)フィルハーモニアO(1)、
指揮者と団体不明(2)
録音:1948年4月9-10日ロンドン・セッション(1)、
1948年(ライヴ)(2)

■Disc7
アントニオ・ヤニグロ(Vc)(10)-(12)
録音:1947年3月1,4日(1)、
2月20日(2)(6)、
9月24日(3)(7)、
9月25日(8)、
9月27日(5)、
1948年4月17,21日(4)(9)ロンドン・セッション、
1947年5月24日(10)-(12)チューリヒ・セッション

■Disc8(死の年)
オットー・アッカーマン(指)
チューリヒ・トーンハレO(1)
録音:1950年2月7日チューリヒ・トーンハレ(ライヴ)

■Disc9
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)ルツェルン祝祭O(1)、
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO(2)
録音:1950年4月23日ルツェルン祝祭劇場(ライヴ)(1)、
2月22日ジュネーヴ・ヴィクトリア・ホール(ライヴ)(2)

■Disc10
録音:1950年7月3-12日ジュネーヴ・セッション

■Disc11
録音:1950年7月9日(1)(6)、
7月6日(2)、
7月10日(3)-(5)ジュネーヴ・セッション、7月27日スイス放送(7)(8)

■Disc12
録音:1950年9月16日ブザンソン音楽祭ライヴ(1)-(19)、
1947年9月24日スタジオ・セッション(20)
リパッティは今年2017年3月に生誕100年をむかえます。それを記念してProfilレーベルが12枚組の大盤振舞 Boxをリリース。
古くは10代の頃のものからあり、バッハ作品では珍しいリパッティのチェンバロ演奏に触れることができます。また、ブラームスのワルツは恩師ナディア・ ブーランジェと連弾していて、リパッティのみならずブーランジェのピアノ演奏も聴くことができます。 ★恩人エネスコを独奏者としたヴァイオリン・ソナタ2篇やチェロのヤニグロの伴奏も貴重。またバッハ=ブゾーニの神々しい演奏はピアノ録音史上の至 宝と申せましょう。
さらにカラヤン指揮フィルハーモニア管と共演した1948年4月録音のシューマンの協奏曲が貴重。これは今から50年前の1967年に放映された「ウ ルトラセブン」最終回で、主人公モロボシ・ダンがアンヌに自分がウルトラセブンであることを告白した時にかかる音源。音楽を担当した作曲家・冬木透 氏によれば、あとのない切迫した感覚がこの作品とこの演奏しかないと選んだもので、特撮物にクラシック音楽が延々とかかる前代未聞の劇伴音楽となり ました。多くの少年をクラシック・ファンにした鬼気迫る名演です。
協奏曲も自作2篇をはじめモーツァルト、ショパン(ホンモノ)、リストの協奏曲などたっぷり堪能できます。
名高いブザンソンの告別演奏会も収録していますが、ショパンのワルツを1曲残して終わるのはあまりにも可哀想とのことで、彼のデビュー・コンサー トの1曲目だったバッハ=ヘスの「主よ、人の望みの喜びよ」で感動的にアルバムを完結させています。
入手困難なものも多く、これだけまとまったBoxは大歓迎。さらに驚きの価格。一家にいセットは常備したい宝物です。

PH-17015(12CD)
フリッツ・ヴンダーリッヒの芸術

(1)バッハ:ヨハネ受難曲BWV245

(2)バッハ:ヨハネ受難曲BWV245

(3)バッハ:マタイ受難曲BWV244

(4)バッハ:マタイ受難曲BWV244

(5)ヘンデル:メサイアHWV56

(6)ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
(1)ピーター・ピアーズ(エヴェンゲリスト;テノール)、ホルスト・ギュンター(イエス;バリトン)、フリーデリケ・ザイラー(S)、マルガ・ヘフゲン(A)、フリッツ・ヴンダーリッヒ(T)、キート・エンゲン(Bs)、カール・リヒター(指)ミュンヘン・バッハcho、ミュンヘン・バッハO、アンスバッハ週間O
録音:1957年7月31日/聖グンベルト教会(ライヴ)
(2)フリッツ・ヴンダーリッヒ(エヴェンゲリスト;テノール)、ホルスト・ギュンター(イエス;バリトン)、アグネス・ギーベル(S)、マルガ・ヘフゲン(A)、ハンス=ヨアヒム・ロッチュ(T)、ハインツ・レーフス(Bs)
テオドル・エーゲル(指)フライブルク・バッハcho、南西ドイツ放送O
録音:1958年2月23日/フライブルク・シュタットハレ(ライヴ)
(3)ピーター・ピアーズ(エヴェンゲリスト;テノール)、ホルスト・ギュンター(イエス;バリトン)、フリーデリケ・ザイラー(S)、マルガ・ヘフゲン(A)、フリッツ・ヴンダーリッヒ(T)、キート・エンゲン(Bs)、カール・リヒター(指)ミュンヘン・バッハcho、ミュンヘン・バッハO、アンスバッハ週間O
録音:1957年7月24日/聖グンベルト教会(ライヴ)
(4)フリッツ・ヴンダーリッヒ(エヴェンゲリスト;テノール)、オットー・ヴィーナー(イエス;バリトン)、ヴィルマ・リップ(S)、クリスタ・ルートヴィヒ(A)、ヴァルター・ペリー、ヴォルフガング・シェレンベルガー、ペーター・ヴィムベルガー、ロベルト・シュプリンガー、オットー・ビンダー(Bs)、カール・ベーム(指)ウィーン楽友協会cho、ウィーン少年cho、ウィーンSO
録音:1962年4月18, 19日/ウィーン・ムジークフェラインザール(ライヴ)
(5)ティラ・ブリーム(S)、マルガレーテ・ベンス(A)、フリッツ・ヴンダーリッヒ(T)、オットー・フォン・ロール(Bs)、ハインツ・メンデ(指)シュトゥットガルト・フィル、南西ドイツ放送SO
録音:1959年3月20日/シュトゥットガルト・リーダーハレ(ライヴ)
(6)フランツィスカ・ヴァハマン(S)、マルガレーテ・ベンス(A)、フリッツ・ヴンダーリッヒ(T)、オットー・フォン・ロール(Bs)、イサイ・ディーゼンハウス(指)シュトゥットガルト・フィル、グリシュカト声楽団
録音:1955年7月/シュトゥットガルト(ライヴ)
Profileレーベル名物の12枚組Boxにヴンダーリッヒ登場。それもドイツ・リートではなく大規模な宗教作品を中心とした内容のうえ、大半は一般流 通していない珍しい音源を大盤振舞い。 フリッツ・ヴンダーリッヒはドイツを代表するリリック・テノールでしたが、不慮の事故により36歳で夭折しました。それゆえ残された録音はあまり多 くありませんが、ドイツ・リートなどは今日でもベスト盤のひとつに数えられる素晴らしさとなっています。
このBoxには2種の「ヨハネ受難曲」と「マタイ受難曲」が収められていますが、よく知られるDeccaのミュンヒンガー盤などではないうえ、2種と も違う役を歌っているのも注目。カール・リヒター指揮の両曲ではテノール独唱を務め、エヴァンゲリスト役は作曲家ブリテンの相方だったピーター・ピアー ズの名唱を堪能できます。一方エーゲル指揮の「ヨハネ」とベーム指揮の「マタイ」ではエヴァンゲリスト役を務め、とてつもない存在感に圧倒されます。 ことに「マタイ」のエヴァンゲリスト役は唯一の録音なのも貴重です。 リヒターとヴンダーリッヒによる2大受難曲は世にも尊い宝ですが、ベームの「マタイ」が興味津々。今日の主流であるピリオド奏法とは別世界のドイ ツ精神を表す熱さで、非常に感動的。ウィーン少年合唱団の天上の響も絶品。わずか半世紀前の演奏とは思えぬ世界がかえって新鮮です。これだけ収めて驚きの価格。基本的に限定生産ゆえ、お買い逃しなく! (Ki)

PH-17019(6CD)
ムラヴィンスキー・ボックス3
■CD1
チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」【序奏。カラボス〜リラの精/踊りの情景/パ・ド・シス/終曲/ワルツ/パ・ダクシオン(バラのアダージョ)/パノラマ/パ・ド・カトル/パ・ド・カラクテール(長靴をはいた猫)/パ・ド・カトル(青い鳥とフロリーネ姫)/パ・ド・ドゥ】
バッハ:管弦楽組曲第2番*
■CD2
(1)ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
(2)同:「魔弾の射手」序曲
(3)同(ワインガルトナー編):舞踏への勧誘
(4)チャイコフスキー:交響曲第5番
■CD3
ワーグナー:「タンホイザー」序曲
 ジークフリートの葬送行進曲
 ワルキューレの騎行
チャイコフスキー:交響曲第4番*
■CD4
スクリャービン:法悦の詩Op.54
カリンニコフ:交響曲第2番イ長調*
■CD5
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)
■CD6
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO

■CD1
ボリス・トリズノ(Fl)
録音:1948年4月4日
1961年11月21日*
■CD2
(1)録音:1948年4月4日
(2)ソヴィエト国立SO
 録音:1945年
(3)1951年1月2日
(4)1948年

■CD3
録音:1958年12月8日
1957年*
■CD4
録音:1958年12月22日
1953年2月2日*
■CD5
録音:1959年7月24日
■CD6
録音:1947年6月2日
Profileレーベルが、ドイツの放送局に眠るムラヴィンスキーの音源を発掘。当時ソ連の放送局から提供された数多くのテープを初復刻し た前2シリーズは非常な好評を博しました。今回の第3弾もファン狂喜の内容となっています。
今回はすべてセッション録音なうえ彼の録音としては最初期の1940-50年代のものが集められていて貴重。チャイコフスキーの「眠りの森の美女」は 有名どころを11曲も披露してくれてうれしい限り。ムラヴィンスキーのみずみずしい若さを感じられる名演です。 嬉しいのはブルックナーの交響曲第8番、カリンニコフの2番、そして当時最新だったショスタコーヴィチの交響曲第8番なども貴重。かつてのロシア ン・ディスクなどより格段に音質が良くなっているのが感激です。ムラヴィンスキー十八番のチャイコフスキーの交響曲第5番は、彼の数ある同曲のなかでも最初の全曲録音。録音された頃には悪名高い「ジダーノフ 批判」があり、ショスタコーヴィチらムラヴィンスキーの同時代作曲家たちが糾弾された地獄の時代でした。そうした空気への反抗のエネルギーが感じら れる演奏となっています。大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。さらに驚きの価格で、新たなムラヴィンスキーの名盤の登場となります。 (Ki)
PH-17023
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:マリアの歌
デンテルモンデの写本より
ヨハネス・ベルヒマンス・ゲシェル(指)
アンサンブル・メディアトリクス)

録音:1996年6月19-20日/マリア被昇天教区教会。ターディング(ドイツ)
かつてCaligレーベルからリリースされていたもの。ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)は修道女兼作曲家。ラテン語による歌詞も自作で、全体に情念に満ちた作風が独特です。 (Ki)

PH-17024(18CD)
アントン・ブルックナー・エディション(ゲルト・シャラー版)
■Disc 1
交響曲ヘ短調WAB. 99
■Disc 2
交響曲第1番ハ短調WAB. 101(1866年キャラガン校訂)
■Disc 3
交響曲第0番ニ短調WAB. 100
■Disc 4
交響曲第2番ハ短調WAB. 102(1872年キャラガン校訂)
■Disc 5
交響曲第3番ニ短調WAB. 103(1874年キャラガン校訂)
■Disc 6
交響曲第4番変ホ長調WAB. 104「ロマンティック」(1878/80年版)
■Disc 7 60’ 11”
交響曲第4番変ホ長調WAB. 104「ロマンティック」(1878年版「村の祭り」フィナーレキャラガン校訂)
■Disc 8
交響曲第5番変ロ長調WAB. 105
■Disc 9
交響曲第6番イ長調WAB. 106
■Disc 10
交響曲第7番ホ長調WAB. 107(1885年ノーヴァク版)
■Disc 11, 12
交響曲第8番ハ短調WAB. 108(1888年異版)
 キツラー父子:葬送音楽〜アントンブルックナーの思い出(シャラーによるオーケストレーション復元)
■Disc 13, 14
交響曲第9番ニ短調WAB. 109(ウィリアムキャラガンによるフィナーレ補筆完成版)
■Disc 15, 16
交響曲第9番ニ短調(ゲルトシャラー改訂による完全版)
■Disc 17, 18
ミサ曲第3番ヘ短調WAB. 28(1893年版)
詩篇146
「オルガン曲集」
即興演奏用の主題集(エルヴィンホーン編纂)
アンダンテ ニ短調 (WAB130)
後奏曲 ニ短調 (WAB126)
前奏曲とフーガ ハ短調 (WAB131)
フーガ ニ短調 (WAB125)
前奏曲ハ長調 (WAB129)
ゲルト・シャラー(指)
フィルハーモニー・フェスティヴァ

■Disc 1
収録:2015年9月レゲンテンバウバートキッシンゲン(ライヴ)
■Disc 2
収録:2011年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 3
収録:2015年3月レゲンテンバウバートキッシンゲン(ライヴ)
■Disc 4
収録:2011年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 5
収録:2011年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 6
収録:2007年7月29日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 7
収録:2013年1月レゲンテンバウバートキッシンゲン(ライヴ)
■Disc 8
収録:2013年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 9
収録:2013年8月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 10
収録:2008年7月29日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 11, 12
収録:2012年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 13, 14
収録:2010年8月1日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 15, 16
収録:2016年7月エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
■Disc 17, 18 60’ 21” 56’ 48”
アニアフェグリー(S)
フランツィスカゴットヴァルト(A)
クレメンスビーバー(T)
ティモリーホネン(Bs)
ミュンヘンフィルハーモニーcho
ゲルトシャラー(Org)
録音:2015年7月エーブラハ大修道院付属教会、バイエルン放送スタジオ
2017年8月に23枚組の「ブルックナー・エディション」を出したばかりのProfil社ですが、ゲルト・シャラーとフィルハーモニー・フェスティヴァ が全交響曲の録音を終えたため、彼らによる交響曲全集を早くもリリース。
シャラーは2007年から2015年まで8年をかけてブルックナーの全9曲の交響曲のみならず、第00番や第0番、第4番の「村の祭り」フィナーレ 版、第9番のシャラーによる補筆完成版、さらにはミサ曲第3番、詩篇146まで手掛けるという徹底ぶり。 またオルガニストとして現存するオルガン曲をすべて録音しているのも貴重。 シャラーは基本ウィリアム・キャラガンの校訂版を使用。またオーケストラはフィルハーモニー・フェスティヴァ、フランコニアにあるエーブラハ大修道院 附属教会でのコンサートのライヴ録音となっています。教会の響きはブルックナーの音楽にぴったりで、あたかも巨大なオルガンのような壮麗さに圧倒され ます。 通常これだけの作品を揃えるのは困難なうえ、驚きの価格なため、ぜひとも1セット揃えておきたい魅力のBoxとなっています。 ブックレットはトラック・リストのみで楽曲解説はありません。あらかじめご了承ください。 (Ki)

PH-17028
フィッシャー=ディースカウがリリースを禁じていた幻の音源〜ロマン派二重唱曲集
メンデルスゾーン:恋人よ打ち明けておくれOp.63の1/挨拶Op.63の3/リュイ・ブラスからの歌Op.77の3/3つの民謡WoO11/渡り鳥の別れの歌Op.63の2/秋の歌Op.63の4/
ファニー=メンデルスゾーン:ズライカとハーテムOp.8の12
コルネリウス:故郷をしのびOp.16の1/裏切られた愛/私とあなた/最高の恋文Op.6の2
シューマン:4つの二重唱曲Op.34/春の祭の美しさOp.37の7/太陽の輝くようにOp.37の12/夜にOp.74の4/4つの二重唱曲Op.78/私はあなたの木Op.101の3/千回もの挨拶をあなたに送るOp.101の7
シューマン:私が鳥になれたらOp.43の1/5月の歌Op.79の9
コルネリウス:最高の恋文Op.6の2
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ユリア・ヴァラディ(S)
ハルトムート・ヘル(P)

録音:1989年2月26日/ロベルト・シューマン協会10周年記念マチネ(ライヴ)
※初出
1989年2月に行われたロベルト・シューマン協会創立10周年記念コンサートのライヴで、 夫人のユリア・ヴァラディとロマン派の二重唱曲を聴かせてくれます。珍しいレパートリーなうえ、円熟期の両巨匠による神業的名唱ながら、フィッシャー =ディースカウは生前にCDリリースを禁じたといわれます。その理由は全く同じレパートリーでヴァラディとセッション録音する予定だったためで、演奏 の不満などではありませんでした。それが今回ようやく日の目を見ました。
曲はメンデルスゾーン、シューマン、コルネリウスらドイツ・ロマンの薫り高き逸品ばかりで、フィッシャー=ディースカウのさりげない表現が絶品。これ ほど美しい演奏の録音が残っていたことは奇跡と申せましょう。 (Ki)


PH-17031(4CD)
センパーオパー・エディションVol.10
1938年以来の放送録音からオペラ合唱曲コレクション

■Disc1 カール・ベーム指揮による最初期録音
(1)ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー〜第3幕「目覚めよ!」
(2)グノー:ファウスト〜第4幕兵士たちの合唱
(3)マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ〜復活祭の合唱
(4)ワーグナー:ローエングリン〜第2幕大聖堂への入場/第3幕婚礼の合唱
(5)同:ニュルンベルクのマイスタージンガー〜第3幕「親方を侮らないでください」
(6)同:タンホイザー〜大行進曲
(7)ウェーバー:魔弾の射手〜第3幕「狩人の喜びは」
(8)R・シュトラウス:影のない女〜第1幕「彼らが言うには」
(9)ドニゼッティ:ドン・パスクワーレ〜第3幕召使いたちの合唱
(10)ビゼー:カルメン〜第1幕龍騎兵の合唱/街の子供たちの合唱/女工たちの合唱/ハバネラ/工員たちの合唱/女工たちの合唱、2幕「乾杯のお返しを」、4幕行進と合唱
■Disc2 1943-1945年録音
(1)ドヴォルザーク:ジャコバン党員〜第1幕村の若者たちの合唱
(2)モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ〜第1幕「恋に戯れる娘たち」/急いで急いで、彼が来る前に/第2幕「ああ、もう時間がないぞ」
(3)ヴォルフ:お代官様〜第2幕「だからここに二人の」
(4)オーベール:フラ・ディアヴォロ〜第1幕冒頭合唱/第1幕フィナーレ/第2幕「もう一度起こして」/第3幕農民の合唱/第3幕フィナーレ
(5)ヴェルディ:ルイーザ・ミラー〜第1幕序奏と農民の合唱/第3幕村娘の合唱
(6)同:イル・トロヴァトーレ〜第3幕兵士の合唱
(7)ウェーバー:魔弾の射手〜第1幕冒頭合唱/希望があなたを蘇らせ/山や草地を駆け/第2幕フィナーレ
■Disc3 1948年〜
(1)ベートーヴェン:フィデリオ〜第2幕「待ち焦がれたこの日」
(2)ドヴォルザーク:ルサルカ〜第1幕妖精たちの合唱
(3)ヤナーチェク:カーチャ・カバノヴァー〜第3幕ボルガ河畔嵐の場
(4)オルフ:アンティゴネ〜第3幕テーバイの長老たちの合唱
(5)ワーグナー:さまよえるオランダ人〜第1幕乙女の合唱
(6)R・シュトラウス:ダフネ〜羊飼いの合唱
(7)エック:魔法のヴァイオリン〜第3幕5場、6場
(8)ウェーバー:アブ・ハッサン〜預言者の側近たちの合唱/フィナーレ
(9)ヴェルディ:椿姫〜第2幕ジプシー女の合唱/闘牛士の合唱
(10)ウェーバー:オイリアンテ〜第1幕冒頭合唱/第3幕「五月には美しいバラが」
(11)マルシュナー:アンリ4世とドービニェ〜狩人の合唱
(12)ヴェルディ:ナブッコ〜第3幕ヘブライの捕虜の合唱/ヘブライ人の合唱
(13)ヴァインベルガー:バグパイプ吹きのシュヴァンダ〜第1幕護衛と召使いの合唱/もう終った/第2幕フーガ
■Disc4 非オペラ作品
(1)ベートーヴェン:交響曲第9番〜終楽章
(2)ヨハン・ゴットリプ・ナウマン:テ・デウム
(3)リスト:ダンテ交響曲〜マニフィカト
(4)マーラー:交響曲第2番「復活」〜終楽章
(5)モーツァルト:キリエK.341
(6)ベルリオーズ:テ・デウムOp.22〜アレグロ・モデラート
(7)ロッシーニ:スターバト・マーテル〜この身滅びるとも/アーメン
(8)ワーグナー:「使徒の愛餐」より
ドレスデン国立歌劇場O&cho

■Disc1
指揮:カール・ベーム(1)-(8)(10)、
クルト・シュトリーグラー(9)
録音:1938年9月(1)、1939年9月(2)-(7)、1942年6月9日(8)、11月26日(9)、12月4,5日(10)


■Disc2 1943-1945年録音

指揮:カール・エルメンドルフ(1)-(5)(7)、
クルト・シュトリーグラー(6)
録音:1943年3月2日(1)、1944年6月20日(2)、12月21日(3)、11月14日(4)、1945年2月12日(5)、1945年(6)、1944年6月1日(7)


■Disc3 1948年〜

指揮:ヨーゼフ・カイルベルト(1)(2)(4)、
ハンス・リヒター(3)、ルドルフ・ケンペ(5)(6)、
ルドルフ・ノイハウス(7)、
ハインツ・レーグナー(8)、
エベルハルト・ツィンマー(9)、
ハンス・フォンク(10)(11)、
ファビオ・ルイージ(12)、
コンスタンチン・トリンクス(13)
録音:1948年9月22日(1)、10月13日(2)、1949年8月15日(3)、1950年1月27日(4)、12月7日(5)、1950年(6)、1965年12月16日(7)、1971年2月5-10日(8)、1985年5月28日(9)、1986年11月20日(10)(11)、2004年8月28日(12)、2012年3月24日(13)


■Disc4 非オペラ作品

(1)マルガレーテ・テシェマッハー(S)、エリーザベト・ヘンゲン(Ms)、トルステン・ラルフ(T)、ヨーゼフ・ヘルマン(Br)、
指揮:カール・べーム(1)、
ヘルベルト・ブロムシュテット(2)、
ジュゼッペ・シノーポリ(3)、
ベルナルト・ハイティンク(4)、
サー・コリン・デイヴィス(5)(6)、
チョン・ミュンフン(7)、
クリスティアン・ティーレマン(8)
録音:1941年(1)、1980年12月18日(2)、1998年4月5-6日(ライヴ)(3)、1995年2月13日(ライヴ)(4)、1998年10月3日(5)(6)、2015年2月13日(ライヴ)(7)、2013年5月18日(8)
センパーオパー・エディション第10弾は、放送用の録音のなかから同団体の合唱ナンバーを集めた魅力アルバム。まず驚かされるのは、オールスター・ キャストの大指揮者陣。古くは1938年のベーム指揮によるワーグナーから、エルメンドルフ、カイルベルト、ケンペ、レーグナーといった往年の巨匠から ルイージ、ブロムシュテット、シノーポリ、ハイティンク、コリン・ディヴィス、チョン・ミュンフン、ティーレマンまで超豪華な名前が続きます。
オペラは独唱者たちの美声と演技力が第一義なのはもちろんですが、合唱が魅力を添えているのも事実で、ドイツは聖歌隊の伝統からか清らかで厳かな 感覚が独特です。ここではその醍醐味を戦前から今日までたっぷり堪能できます。オペラ作品中でも、最も魅力的な合唱、効果的なシーンを絶妙にチョイ スしているのもさすがと申せましょう。
PH-17032
ラフマニノフ:7つのサロン小品集Op.10
ショパンの主題による変奏曲Op.22
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(P)

録音:2016年2月1-3日、6月20-22日/ザールランド放送局(ザールブリュッケン)
1986年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15歳の時に家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリロワ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、 エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。若手ながら深い楽譜の読みと堂々とした演奏で、将来が楽しみな逸材です。今回のアルバムは得意なラフマニノフ。 意外に録音のない7つの小品全曲が大歓迎ですが、若きラフマニノフのナイーヴな感性が彼女本人のものと相まって、じっくり聴かせてくれます。30分 の大作「ショパンの主題による変奏曲」も技巧はもちろん構成の巧さに感心させられます。 (Ki)
PH-17042
シューマン:リーダークライスOp.42
女の愛と生涯Op.42
セナ・ユリナッチ(S)
フランツ・ホレチェック(P)

録音:1953年5-6月/ウィーン・コンツェルトハウス
セナ・ユリナッチ(1921-2011)はオーストリアのソプラノ。気品のある声で、「ばらの騎士」のアクタヴィアン役や、「フィガロの結婚」のケルビーノ役 などで一世を風靡しました。彼女が1953年にウェストミンスター・レーベルへ録音した名盤として名高いシューマンの歌曲集、音質向上のうえProfilレー ベルから登場となります。 (Ki)
PH-17044
アイリーン・ダリス〜リサイタル
ジークフリート・オクス(伝ヘンデル):あなたに感謝します、主よ
ヘンデル:「セルセ」〜オンブラ・マイ・フ;夜は青く
ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン
グルック:「アルチェステ」〜ああ地獄の神々よ
ロッシーニ:「セミラーミデ」〜うるわしい光が誘惑する
ヴェルディ:「ドン・カルロ」〜ああ、むごい運命よ
ビゼー:「カルメン」〜セギディーリャ;ハバネラ
サン=サーンス:「サムソンとダリラ」〜あなたの声にわが心は開く;春は目覚めて
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」〜夜に一人で見張る
■ボーナス
ビゼー:「カルメン」〜ハバネラ/お母さん、目に浮かぶ/セギディーリャ/闘牛士の歌/花の歌(ドン・ホセ)/カードの歌/何を恐れることが(ミカエラ)/でもカルメン、俺はまだ愛している
アイリーン・ダリス(A、C.A)
ルトゥール・ローター(指)
ベルリン・ドイツ・オペラO

■ボーナス
カルメン:アイリーン・ダリス(A)、
ドン・ホセ:ハインツ・ホッペ(T)、
エスカミーリョ:カール・シュミット=ヴァルター(Br)、
ミカエラ、フラスキータ:クロエ・オーウェン(S)
ギュンター・アーントcho
ヴォルフガング・マーティン(指)
ベルリン・ドイツ・オペラO

録音:1957、1958年
アイリーン・ダリス(1925-2014)はアメリカのアルト。メゾソプラノからコントラルトまでの音域を持ち、クナッパーツブッシュのステレオ録音「パルジファル」で、クンドリ役の名唱が知られています。ここに集められたものはいずれもテレフンケン音源で、彼女の最盛期の歌唱を味わえます。ローター指揮によるベルリン・ドイツ・オペラ管の伴奏で、ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」、ビゼーの「カルメン」の「ハバネラ」などの十八番を披露。ビゼーとサン=サーンスはドイツ語歌唱ですが、絶妙な美しさを示しています。 (Ki)
PH-17050