湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



AD VITAM
(フランス)




※表示価格は、全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
AV-110415
聖崇高なるマルタ島のオルガン
■ヨハネ准司教座聖堂の歴史的オルガン(バレッタ)(1579年制作)
フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1654):『聖母マリアの無原罪の御宿り』
作者不詳:カンツォーネ
セバスティア・アギレーラ・デ・エレディア(1585-1618):サルヴェ・デ・レンノ
ホアン・カバニリェス(1644-1712):第1旋法によるパッサカリア 第1番
フレスコバルディ:カンツォーナ集より*
ルツァスコ・ルツァスキ(1545-1607):トッカータ*
エルコーレ・パスクィーニ(c.1560-1608/1619):カンツォーナ・フランチェーゼ*
カヴァツォーニ(c.1525-1577):救い主なるキリスト*

■聖パウル聖堂の歴史的オルガン(ムディナ)(1774年制作)
作者不詳:マイ・レディ・キャリーズ・ドンペ
作者不詳:アポン・ラ・ミ・レ
モーリス・グリーネ(1726-1776):ヴォランタリー変ロ長調*
ジュゼッペ・パオルッチ(1726-1776):トッカータ*
ドメニコ・ツィポーリ(1688-1726):カントーネ ヘ長調*、ト長調

■聖ヨハネ准司教座聖堂の大オルガン(バレッタ)
ブクステフーデ:前奏曲 ニ長調BuxWV 139*
バッハ:『いざ来たれ、異邦人の救い主よ』BWV 659*
バルバトル(1727-1799):ノエル*
ダンドリュー(1682-1738):ノエル
バッハ:幻想曲 ト長調 BWV 572
ピエール・メア、ジョン・アクィリナ*(Org)

録音:2010年10月、マルタ島
地中海のマルタ島の聖パウル聖堂(ムディナ)の歴史深いオルガン、聖ヨハネ准司教座聖堂(バレッタ)の小オルガンと大オルガンを用いたはじめての 録音です。収録曲は16世紀から18世紀までのスペイン、イタリア、イギリス、フランそしてドイツにおける傑作が集められており、バロック時代のヨー ロッパ各地の音楽の旅を楽しめます。特に、聖パウル聖堂の歴史的オルガンによる、マイ・レディ・キャリーズ・ドンペやアポン・ラ・ミ・レはこの上なく 繊細で美しい旋律です。またバッハの名曲の幻想曲BWV572では、聖ヨハネ准司教座聖堂の大オルガンの壮麗な響きを堪能できます。オルガン・ファン には欠かせない非常に貴重な録音と言えましょう。 ピエール・メアはライム出身のオルガニスト。1991年パリ国立高等音楽院のオルガンと和声の部門で2つの賞を受賞し、1993年にリヨン音楽院より 優秀なオルガン演奏のディプロマを授与されました。一方、ジョン・アクィリナはマルタの若手実力派で2001年よりムディナ聖堂でのオルガニストを務め、 マルタの国営ラジオではその演奏が頻繁に放送されています。 (Ki)
AV-110515
愛のシャンソン、戦いのシャンソン〜フランソワ1世の宮廷ルネサンス歌曲集
ジャヌカン:「歌おう鳴らそうトランペット」
 「このひどい苦しみを憐れんで」
 「残酷な愛の神がその性格で」
 「戦争(マリニャーノの戦い)」
 「夫が初夜に」
セルミジ:「幸福な人は」
ムトン:「主よ、王を助けたまえ」、ほか
アンサンブル・カンドール・ヴォカリス
ルネサンス歌曲を得意のレパートリーとする若手歌手集団アンサンブル・カンドール・ヴォカリスによる16世紀フランスのシャンソン集。文芸の保護・ 洗練に積極的であったフランソワ1世治世下の宮廷に焦点を当て、ジャヌカンやセルミジなど当時を代表する音楽家のシャンソンが収録されています。愛 のシャンソンと戦いのシャンソンを中心に選曲がなされており、女性を愛し、狩を愛し、戦いを好んだというフランソワ1世の人となりを思わせるプログラ ムといえましょう。現代の我々の耳にはどこか神秘的な、素朴で優しいハーモニーに心温まります。オノマトペー(擬音語・擬態語)を用いたジャヌカン の代表作「戦争」では、溌溂としたリズム感と複雑に絡み合う声のアンサンブルを楽しめます。2001年の結成以降、フランスを中心に数々のフェスティヴァ ルやリサイタルで美声を披露しているアンサンブル・カンドール・ヴォカリスの瑞々しい演奏にも注目です。 (Ki)
AV-111215
モーツァルト:5つのディヴェルティメント変ロ長調K.439b(全5曲) アンサンブル・トリーレン
【フィリップ・ダヴィド(バソン)、
クリストフ・ドレイバーズ(Cl)、
ミシェル・ホフマン(Ob)】

録音:2011年7月1-3日、サン=タヴィ=ド=タルド(フランス)
フランスで活躍する名手たち3人によるモーツァルトのディヴェルティメント集。1770年代より多くのディヴェルティメントを作曲したモーツァルトですが、今回収録された作品は1784年-1786年の間に作曲された25曲のバセットホルンのためのディヴェルティメントから抜粋し、5曲のディヴェルティメント集としてまとめあげたもの。5つのセレナードとも呼ばれ、心落ち着く柔らかなメロディと気品あふれるハーモニーが美しい名曲です。モーツァルトといえばクラリネットを魅力的に用いた先駆けの作曲家としても知られておりますが、同じクラリネット属の楽器であるバセットホルンにも造詣深かったといいます。「5つのディヴェルティメント」は、その人気から多くの編曲版がこれまでに生み出されておりますが、本CDではオーボエ、クラリネット、バソンという3つのリード楽器編成での演奏となります。ダブルリードの楽器(オーボエ、バソン)とシングルリードの楽器(クラリネット)のハーモニーが織りなす響きを意識しながらも、原曲が持つバセットホルンの響きと音のアタックを損なわないよう気を遣ったと語る演奏者たち。柔和な響きはそのままに、一つ一つのソロの掛け合いがより印象的に感じられる演奏といえましょう。
アンサンブル・トリーレンはフランス出身の名手3人からなるトリオ団体。クラリネット、オーボエ、バソンというリード楽器のアンサンブルで、バッハやモーツァルト、ドヴィエンヌなどの編曲作品を積極的に演奏している団体です。バロック期をレパートリーの中心としつつも、卓越したアンサンブル力から現代音楽作品も多く手がけています。現代作曲家たちからの信頼も厚く、古楽界だけでなく現代音楽界においても注目されている団体です! (Ki)

AV-120115
アルメニア教会の復活祭の賛歌(全11曲) グサン・アルジャニアン(T)

録音:2003年5月、アブ・ゴーシュ修道院(イェルサレム)
イェルサレムにある聖ジェームズ教会でソリストを務めるテノール歌手アルジャニアンによるアルメニア教会(アルメニア使徒教会とも)の復活祭賛歌集。 アルメニアのキリスト教信仰の歴史は非常に古く、301年にアルメニア王国が他の国家に先駆けて国教化を果たして以来、綿々とその信仰が今なお受け 継がれています。アルメニア教会の聖歌の多くは教会体制が黄金時代を迎える5世紀頃にアルメニア人によって作曲され、その種類も賛歌やオードなど多 岐に渡ります。本アルバムではアルメニア教会の伝統的な聖歌から、復活祭に歌われるものを収録。その曲調はヨーロッパの古き聖歌の響きとはまた異なっ た、中東の響きを色濃く感じさせる神秘的な響きです。余計な感情移入のないフラットな歌声で延々と途切れることなく続いていくモノフォニーの旋律は我々 を深い瞑想へと誘うよう。1964年トルコに生まれ幼い頃より聖ジェームズ教会に所属し、アルメニア教会の音楽に造詣深いアルジャニアンが、キリスト 教の始原に迫る聖歌の数々に今一度光を当てた希少盤です! (Ki)
AV-120315
ルソン・ド・テネブル〜イタリア1600年代の聖土曜日
トラバーチ(ca.1575-1647):協和と不協和
F.ソレール(ca.1625-1688):哀歌
ヴィアダーナ(1564-1645):聖土曜日のルソン・ド・テネブル
 第一の詩篇歌唱と答唱
 第二の詩篇歌唱と答唱
 第三の詩篇歌唱と答唱
コッソーニ(1623-1700):「バビロンの川のほとりで」
メールラ(1595-1665):第二のソナタ
ヴィアダーナ:第四の詩篇歌唱と答唱
 第五の詩篇歌唱と答唱
 第六の詩篇歌唱の答唱
チーマ(ca.1570-1622):「おお、全ての人よ」
 2声のソナタ(コルネットとトロンボーン)
ヴィアダーナ:第七の詩篇歌唱と答唱
第八の詩篇歌唱と答唱
 第九の詩篇歌唱と答唱
サンチェス(1600-1679):聖母の嘆き
アーゾラ(ca.1532-1609):「キリストは御身を低くして」
G.バリオーネ(1575-1608):「マグダラのマリア」(ソプラノのためのフランス風カンツォーナ)
イン・ムジカ・ヴェリタス
【アリス・アベリオン(Ms)、
フランク・ポワトリノ(テノール・サックバット、バス・サックバット)、
ピエール・ガロン(Org)、
ジュディス・パキエ(コルネット)】

録音:2011年3月1-4日、リモージュの改革派教会(フランス)
古くより、キリスト教では復活祭の前日までの一週間を「聖週間」とし、その最終日である「聖土曜日」には、翌日の復活祭の朝にかけて一晩中徹夜で祈りを捧げる習慣があります。本アルバムでは、ヴィアダーナのルソン・ド・テネブルのための聖歌を中心に、メールラやチーマなどイタリア初期バロックを代表する音楽家の宗教作品を収録。1600年代(セイチェント)のイタリアの修道院で夜更けから夜明けにかけて粛々と行われていた「ルソン・ド・テネブル(宵闇の朝課)」を思わせるプログラムとなっています。柔らかくも輝かしい響きに満ちた古楽器の金管とオルガンの荘厳な響きが、穏やかなメゾ・ソプラノの歌声と織りなす静謐なハーモニーは天上の響きを思わせる美しさです。アリス・アベリオンは2008年にパリの音楽院を卒業したばかりの若手歌手ですが、早くもレ・クリ・ドゥ・パリやル・コンセール・スピリチュエルといったフランスの名門団体で活躍する実力派。深みのある歌声で聴く人を瞑想の世界へと誘ってくれます。リモージュの改革派教会の音響も素晴らしく、静かな夜に一人しっとりと聴き入りたい1枚に仕上がっています。 (Ki)
AV-120515
ガルシーア=ロルカにまつわる作品集
オルトラ=フェレ:3つの愛のカンツォーネ
ファリャ:クロード・ドビュッシーに捧げる賛歌
ガルシーア=ロルカ:13のスペインの古い歌より「アンダ、ハレオ」、
 「ハエンのムーア娘たち」、
 「18世紀のセビリャーナ
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ロマンセロ・ギターノ op.152
ロドリーゴ:祈りと踊り(ファリャをたたえて)
オルトラ=フェレ:3つのアンダルツァ
ジャン=ミシェル・ハスラー(指)
ベンジャミン・ヴァレット(G)
アンサンブル・クロノクロミー

録音:2011年7-10月、フランス
ハスラー率いるアンサンブル・クロノクロミーが、フェデリコ・ガルシーア=ロルカ(1898-1936)にまつわる作品を集めた希少な新譜をリリース!ガルシー ア=ロルカといえば20世紀に活躍し、スペイン内乱の折に銃殺された非業の詩人ですが、18歳頃までは音楽家を志していた人物でもあります。クラシッ ク音楽だけでなく民謡にも造詣深かったロルカは民謡の収集や編曲にも積極的で、「13のスペインの古い歌」は彼の代表的な民謡編曲集。いずれもギター のリズミカルな伴奏に乗って歌われるメゾ=ソプラノの艶やかな旋律が美しく、スペインの伝統的な響きを堪能できます。また、本アルバムではガルシーア =ロルカの詩に基づく作品も収録。オルトラ=フェレ(1922-)の作品には民謡的な響きの中にもどこか聖歌を思わせる荘厳な雰囲気があり、詩人ガルシー ア=ロルカに対する大きな敬意が感じられるよう。カステルヌオーヴォ=テデスコのロマンセロ・ギターノは、ガルシーア=ロルカの7つの詩に基づくギター と混声の作品で、こちらも多種多様な曲調を楽しめます。全体的にギターの哀愁漂う伴奏と混声とのアンサンブルが美しい1枚です。
アンサンブル・クロノクロミーは、レザール・フロリサンやアクサンチュス合唱団といった9つの名門の発意の下、1999年にジャン=ミシェル・ハスラー によって設立された演奏団体。中世から現代まで幅広い作品をレパートリーとしつつ、ヨーロッパを中心に演奏活動を行っています。 (Ki)
AV-120615
狩りの音楽
「グラン・ジュール」、
「待ち合わせへ出発!」、
「いなかの動物たち」、「うさぎ」、
「狩りからの帰還」
「アヴェ・マリア(シューベルト)」ほか
(全57トラック)
レ・トロンペ・ドゥ・シャンボール

録音:2012年1月(フランス )
ホルンという楽器は、その名の通り元々は動物の角でできた笛やラッパを指し、かつては生活の様々な場面において合図として信号を発するためのもの でした。特に17,18世紀のヨーロッパでは、狩猟の際に盛んに使用されました。特にフランスでは狩りの音楽としてのホルン音楽が発展。このCDはい にしえから伝わる狩りの音楽を集めたものです。ここで用いられている楽器の形状は、私たちが現在慣れ親しんでいるものとは異なり、バルブが付いてお らず、音を変える手段はリップスラーのみという非常に原始的な作り。音色は現代のオーケストラで親しんだホルンの音色とは違い、バグパイプを思わせ るような非常にザラザラした響きなど実に興味深いもの。音程も独特ではありますが、王族たちの狩りの一行に交じって野山を駆け回るような気分になれ る1枚です。最後にはボーナスとしてシューベルトのアヴェ・マリアの演奏も収録。詳細は不明ですがおそらく一人(一楽器)が一音を担当、一音ごとに 違う人が入れ替わり立ち替わりしているという、なんとも珍妙で仰天のディスクの締めくくりです。 (Ki)
AV-120915
左手のための作品集vol.1
ラヴェル(ゼッキーニ編):左手のためのピアノ協奏曲(左手のみのピアノ独奏版)
スクリャービン:2つの左手のための小品op.9
ショパン(ゴドフスキ編):練習曲第22番(原曲:「革命」op.10-12)
 練習曲第5番(原曲:「別れの曲」op.10-3)
サン=サーンス:左手のための6つの練習曲op.135〜フーガのように/ブーレ/ジグ
バッハ(ブラームス編):シャコンヌ(左手のための)
マキシム・ゼッキーニ(P)
【使用楽器:シュタイングレーバー&ゼーネ】
1979年パリ生まれのマキシム・ゼッキーニはフランスが注目する若手ピアニスト。2000年アルカション国際コンクールの優勝を皮切りに数々の国際コ ンクールで受賞歴を重ね、現在世界を舞台に活躍の幅を広げている新進気鋭の実力派です。AD VITAMレーベルでの1stアルバムとなる今回は、左手の ための作品を集めたプログラム。何よりも注目されるのは、ゼッキーニ自身が編曲を行ったピアノ独奏版「ラヴェルの左手のためのピアノ協奏曲」でしょう! 冒頭、コントラバスからホルンへと繋がっていく密やかなメロディをピアノ低音部で奏で始めたかと思うと、そこから幻想的に広がるオーケストラのハーモニー を見事にピアノで表現していきます。サウンドの広がりが小さめになってしまうことは否めませんが、その分ひとつひとつのアンサンブルがクリアに聴こえて くることも確か。ゼッキーニの溌剌とした弾きぶりも相まって、全体的にすっきりとした音の響きが印象的です。収録にはドイツが誇るシュタイングレーバー &ゼーネを使用。低音域の厚い響きが特徴の名器と共に、力強い演奏で魅せてくれます。他にも左手のための編曲作品としては代表的なゴドフスキ編曲の ショパンの練習曲や、ブラームス編曲のバッハのシャコンヌなども収録し、「左手のために」という作品の魅力をたっぷりと堪能できるアルバムに仕上がって います。とはいえ、本アルバムのブックレットにて「アルバム1枚だけではこの芸術の大きさをまとめられない!」とさらなる意欲を見せたゼッキーニ。第 2集ではリストやフォーレ、ワーグナーの作品を収録するとのことで、そちらのリリースにも期待が高まります! (Ki)
AV-121115
トマジ:抒情劇「海の沈黙」(1959)
第三世界の交響曲 (1967)*
世俗カンタータ「ティパサへの帰還」(1966)#
ピエール=ミシェル・ルコント(指)フランス国立放送O
将校:ベルナール・デミニー(Br)、
姪:ジャニーヌ・カプドル(Ms)
ピエール・デルヴォー(指)フランス国立放送O*
パトリック・ダヴァン(指)マルセイユ歌劇場O&cho#
ダニエル・メジギッシュ(朗読)#

録音:1971年11月25日、1970年9月9日*、2005年9月17日#
アンリ・トマジ(1901-1971)は、コルシカの血を引くフランスの作曲家。「芸者遊び」というチンドン屋風色彩の管弦楽曲で知られますが、独創的な オーケストレーションでエキゾチックな風物を描くのに巧さを示しています。「海の沈黙」はヴェルコール原作のレジスタンス小説に基づく一幕の抒情劇。 1940年ドイツ占領下のフランスで、ドイツ軍将校がフランスと仲良くしたいと願いながら、大多数のエゴの前では無力なやるせなさを淡々と描いています。 「第三世界の交響曲」は1967年、ベルリオーズの歿後百年にフランス文化省の委嘱で作曲されました。ベルリオーズの「幻想交響曲」の素材がコラージュ されてはいますが、むしろアフリカや古代をトマジ一流のオーケストレーションで強烈に描いています。録音の良さも抜群で、かつて長岡鉄男先生が激賞 したアンティルの「コロボリー」(エヴェレスト盤)を彷彿させます。オーディオ・ファン必聴の物凄さです。 (Ki)


AV-130215
ドイツの巨匠たちの作品
テレマン:ファンタジー第9番 ロ短調、ファンタジー第1番変ロ長調
ヴァイス:組曲第17番 イ長調
バッハ:ソナタBWV 1003 イ短調(原曲:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ)
ベンヤミン・ヴァレット(G)

録音:2012年7月10-12日
1986年生まれのギターの神童ベンヤミン・ヴァレットの登場。バロックの巨匠たちによる名曲を、時に軽やかに、時に超絶技巧で聴かせます。ヴァレッ トは、パリ・オペラ座(ガルニエ)でもしばしば演奏に駆り出されるなど、ギター界にとどまらない活躍をみせる逸材。2012年にはギター四重奏のアン サンブルも結成するなど、積極的な活動を展開しています。 (Ki)
AV-130415
左手のための作品集 vol.2
フェリックス・ブルーメンフェルト:練習曲op.36
バルトーク:左手のための練習曲
ピエール・サンカン:カプリース・ロマンティック
アルカン:ファンタジー 変ロ長調 op.76
シュールホフ:左手のための組曲第3番
レーガー:プレリュードとフーガ 変ホ短調
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番〜第1楽章
ゼッキーニ:Naouli
マキシム・ゼッキーニ(P)
フランス生まれ、ピアニストであり作曲家でもあるマキシム・ゼッキーニによる左手シリーズ第2弾。ロシアの作曲家でピアニストのブルーメンフェルト の数多いピアノ曲の中でも特に有名な練習曲op.36は、ショパンを思わせる抒情性が美しい作品。ピエール・サンカンは、ピアニストとして有名で、ジャ ン=フィリップ・コラールやベロフ、ルヴィエなど錚々たる面々を育てた教師でもあった人物ですが、作曲家としてもローマ賞を受賞するなど優れた成績を 残しています。他にも、絵画的な雰囲気のシュールホフの左手のための組曲第3番など、魅力的な作品が並びます。サン=サーンスのピアノ協奏曲の中で も名曲の誉れ高い第4番を、左手だけでオケ・パートからピアノ・パートまで盛り込んだ編曲というのも注目です! (Ki)
AV-130715
ギター四重奏
ロッシーニ(ブランコ編):歌劇「コリントの包囲」序曲
モレーノ=トローバ:版画(8曲)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番BWV1049
コシュキン:警護兵交代(1994)
プホール:陰と陽
エクリッセ四重奏団
【ガブリエル・ビアンコ、
アルカイツ・シャンボネ、
ピエール・ルリエヴル、
バンジャマン・ヴァレット(G)】

録音:2013 年 3月4-7日/サン=タヴィ=ド=タルド(フランス)]
2012年にパリ音楽院の学生たちにより創設されたエクリッセ四重奏団。4本のギターといえばロメロ・ファミリーを思い出しますが、そのレパートリー を基本に、同時代作曲家に新作を委嘱したり、編曲を行なうなどの活動を行なっています。イケメン揃いでもあり、人気がでそうな注目株です。彼らのデ ビュー・アルバムとなる当盤は、その魅力が凝縮されています。リーダーのブランコ編曲によるロッシーニの歌劇「コリントの包囲」序曲が聴きもの。ロッシー ニのラテン性がギターの音と意外なまでにしっくり合っているうえ、非常な盛り上がりを見せます。さらに4本のギターのための貴重なオリジナル作品で あるモレーノ=トローバの「版画」はまるでフュージョンのようなカッコ良さ。オシャレなBGMとしても最高です。ロシアの作曲家ニキータ・コシュキンの 「警護兵交代」はモスクワの赤の広場レーニン廟の兵隊を描いていますが、ちょうどソ連崩壊後、ソ連からロシアへ交代するという意味も込められた作品。 ロシアに興味のある方必聴です。 (Ki)
AV-131015
左手のための作品集 vol.3
マイヤーベーア(リスト編/アドルフォ・フマガッリによる左手のための編曲版):『悪魔のロベール』に基づくファンタジー
サン=サーンス:6つの練習曲集op.135〜「プレリュード」、
 「無窮動」、「エレジー」
リパッティ:左手のためのソナチネ
ワーグナー(リスト編/ポール・ヴィトゲンシュタインによる左手のための編曲版):イゾルデの死
フォーレ(ジェラール・オーフレイ編):「夢のあとに」、「月の光」
サマズイユ:左手のソロのためのセレナーデ
ベッリーニ(アドルフォ・フマガッリ編曲):「清らかな女神よ(Casta Diva)」
マキシム・ゼッキーニ(P)

録音:2013年5月2,3日
マキシム・ゼッキーニによる左手シリーズ第3弾。ワーグナーからフォーレまでの名曲にも注目が集まりますが、リパッティのソナチネでみせる豊かな表 情も見事です。「夢のあとに」の世界をどう表現するかにも興味津々です。ゼッキーニの左手作品に寄せる思いに満ちた一枚となっています。 (Ki)

AV-140315
左手のための作品集 VOL.4
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第4番 変ロ長調 op.53
ブリテン:ディヴァーションズ(左手のピアノと管弦楽のための協奏曲)
マキシム・ゼッキーニ(P)
ヤン・モリッツ・オンケン(指)ケープPO

録音:2013 年10月
マキシム・ゼッキーニによる注目の左手シリーズ第4弾、ついに協奏曲の登場です。 これらはすべて、第一次世界大戦で負傷し右腕を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれたもの。ヴィトゲンシュタインが作 品を理解不能とし、演奏することはありませんでしたが、これはあまりに高度な技術を要するため、彼が演奏できなかったのでは、とする説もあります。 この作品はプロコフィエフの死後、やはり戦争で右手を失ったジークフリート・ラップによって初演されました。トッカータ風の第1楽章などプロコフィ エフらしさが随所にみられる作品です。ブリテン作品は、ラヴェルやプロコフィエフの超絶技巧作品に比べると平易な書法ですが、旋律が様々に美し く転換(divertson)されていく作品です。 (Ki)
AV-140415
デスティネーション・タンゴ
ピアソラ:リベルタンゴ/天使のミロンガ
ピアナ:ティンタ・ロハ/フィルポ:夜明け
プラサ:ノクトゥルナ
カストリオータ:わが悲しみの夜
ピーロ:10月
ロドリゲス:ラ・クンパルシータ
アイエタ:白い子鳩/プラサ:パジャドーラ
サルガン:彼女を口笛で呼ぼう
 あの田園調のタンゴ
ピアソラ:孤独/ミケランジェロ70
デュオ・シュド
【ルシア・アボニシオ(P)、
ヒルベルト・ペレイラ(バンドネオン)】
バンドネオンとピアノによるノリの良いタンゴ集。アルゼンチン出身のアボニシオとペレイラが切れ味のよいリズムとセンスで真似のできない世界を創り 上げています。定番のピアソラをはじめ、日本でも古くから知られる「ラ・クンパルシータ」や、浅田真央が2008-9シーズンで使用して話題となった「パ ジャドーラ」が入っているのも新鮮。タンゴの魅力を満喫させてくれます。 (Ki)
AV-141215
沈黙のエコー〜中東のキリスト教徒の聖歌
1. Ya rabba al Kouwat(聖週間)
2. Haloumma ayouha al mou’minoun(クリスマス)
3. Al yaoum oulika(聖週間)
4. Irhamna ya rabbou irhamna(聖週間)
5. Inna Gibrael(聖母マリア)
6. Halouma nouchahed(クリスマス)
7. Iyaki nouazem(聖母マリア)
8. Azra’ou ya ouma al Ilah(聖母マリア)
9. Inna al gheira al moutajassed(聖週間)
10. Jamiou al Ajyal(聖母マリア)
11. Lakad na mtou(聖母マリア)
12. Al yaouma a batoule(クリスマス)
13. Inna al roussoula(聖母マリア)
14. Lamma rakadta(平和)
15. Ya lahou Ajabane(聖母マリア)
16. Limaza taajabira(クリスマス)
17. Ifrahi ya aroussatan(聖母マリア)
18. Litataazam(聖母マリア)
19. Wala in kounta nazalta(平和)
20. Anti al firdaws(聖母マリア)
ラビア・ムトラン修道女(声)
レバノン生まれの修道女、ラビア・ムトラン。音楽一家に生まれ、キーロウズ修道女にも教えを受けた歌手で、レバノンの教会の聖歌隊の指揮者も務め ています。 (Ki)

AV-150215
左手のためのピアノ曲集第5集〜パウル・ヴィトゲンシュタイン未出版編曲
バッハ/グノー:アヴェ・マリア
リスト:愛の夢第3番
メンデルスゾーン:浮雲
 春の歌/夢/悲歌
シューマン:トロイメライ
グリーグ:悲歌Op.47-7/メランコリーOp.47-5
ショパン:ワルツ嬰ハ短調Op.64-2
シューベルト:君はわが憩い
バッハ:シチリアーナ
マクシム・ゼッキーニ(P)

録音:2014年
イタリアの若手マクシム・ゼッキーニが、左手のピアノ曲のレパートリーを追求するシリーズの第5弾はパウル・ヴィトゲンシュタイン編曲集。ヴィトゲンシュ タインは第1次世界大戦で右手を失い、裕福な家柄を武器にラヴェル、プロコフィエフ、R.シュトラウスらに左手のための協奏曲を委嘱したことで知られ ています。自身も名曲の左手用編曲を数多く行っていますが、ここに集められた曲はポピュラー・ピアノ曲集になりうる魅力的なセレクションながら、いず れも未出版で世界初録音。基本的に原曲通りで、トリッキーな効果が興味津々。よく知っている曲なのに新鮮なピアノ音楽史の宝石発掘と申せましょう。 マクシム・ゼッキーニは1979年生まれ。リヨンとパリの音楽院でエッセールほかに学んだ俊英。 (Ki)
AV-150230
フランスの木管三重奏曲
オーリック:木管三重奏曲
トマジ:田園のコンセール
タンスマン:組曲
イベール:5つの小品
ミヨー:コレットによる組曲
アンサンブル・トリーレン【ミシェル・ホフマン(Ob)、クリストフ・ドレイヴァーズ(Cl)、フィリップ・ダヴィド(Fg)】

録音:2014年5月5-11日/ブレスト地方音楽院講堂
オーボエ、クラリネット、ファゴットによる組み合わせは、弦楽三重奏よりも色彩的で非常に演奏効果も富むため、近代フランスの作曲家が好み名作を 残しました。音色的にフランスの民俗音楽を思わせるところもあり、さらにルネサンスやバロック音楽にも合うため、作曲家のインスピレーションにもわり と共通した傾向がみられます。イベール作品のスリルあふれるアンサンブル、オーリックの諧謔も魅力ですが、興味深いのはタンスマンの「組曲」の第2 曲スケルツィーノ。出だしこそ違え、途中から彼の人気作「ファゴットとピアノのためのソナチネ」第3楽章と全く同じ曲となり、最後まで進みます。
2005年結成のアンサンブル・トリーレン。ブレスト音楽院で教鞭をとる3名から成る高性能団体。これが3枚目のアルバムとなります。 (Ki)
AV-150415
カプリッチ〜イタリアのギター音楽
スカルラッティ(ヴィロトー編):ソナタK53/同K208/同K27
パガニーニ:大ソナタ
フランチェスコ・ダ・ミラノ:ファンタジア
 ファンタジア「わが悲しみ」
 ファンタジア「田舎」
レゴンディ:練習曲第1番/同第6番
 序奏とカプリス
ガブリエル・ビアンコ(G)

録音:2013年11月7-10日/サン=タヴィ=ド=タルド
1988年パリ生まれの新星ガブリエル・ビアンコ。アルムニュカールのセゴビア・コンクールをはじめ、国際コンクールを総ナメにした実力派。イタリ ア系のビアンコが父祖の地の名曲に挑戦。スカルラッティはチェンバロ曲、ダ・ミラノはリュート曲の編曲で、逆にパガニーニはギターのオリジナル作品と いうのが意外。切れ味満点のテクニックに加え、いずれもイタリア的な歌ごころに満ち、スペインのギター曲とは異なる開放的な魅力を存分に味わえます。 (Ki)
AV-150715
フランスの名曲をギター四重奏で
ラヴェル:道化師の朝の歌
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
サン=サーンス:死の舞踏
ビゼー:カルメンより
フォーレ:舟歌第1番 op.26
エクリッセ四重奏団【ガブリエル・ビアンコ、アルカイツ・シャンボネ、ピエール・ルリエヴル、バンジャマン・ヴァレット(G】

録音:2014年8月
フランスの名曲をギター四重奏で楽しむ1枚。道化師の朝の歌など、非常なノリの良さと小気味よい響きで実に新鮮、おどろきです。 (Ki)

AV-151215
ピエール・ルリエヴル
ポンセ:3つのメキシコ民謡
 主題,変奏と終曲
ヴィラ=ロボス:ブラジル民謡組曲
カステルヌォーヴォ=テデスコ:タランテラOp.87
 悪魔的奇想曲Op.85
ピエール・ルリエヴル(G)

録音:2014年7月20-25日サン=タヴィ=ド=タルド
ピエール・ルリエヴルはフランスの若手ギタリスト。フランス中部のヌヴェールで5彩からギターを学び、2008年からパリ音楽院でローラン・ディアン スに師事しました。2012年には「エクリセ四重奏団」というギター・カルテットを結成、2枚のCDをリリースしています。ここではメキシコのポンセ、 ブラジルのヴィラ=ロボス、イタリア出身ながらアメリカに帰化したカステルヌォーヴォ=テデスコの、いずれもセゴビアのために書かれた作品を収めてい ます。パガニーニ讃歌であるテデスコの「悪魔的奇想曲」は、原典版使用とされていますが、終結部に「ラ・カンパネラ」が現れるなどセゴビア版も適宜 採り入れています。 (Ki)

AV-160215
プーランク:歌劇「人間の声」
プーランク:モンテカルロの女(詩:ジャン・コクトー)
カロリーヌ・カサドシュ(S)
ジャン‐クリストフ・リゴー(P)

録音:2015年8月19日-21日
ジャン・コクトーのテキストによるプーランクのモノオペラ「人間の声」と歌曲「モンテカルロの女」。どちらも極限の心理状態の女性のモノローグで進 んでいく、プーランクの2作品が収められたCDです。元はソプラノと管弦楽によるこれら2曲がここではソプラノとピアノ版で収録されていますが、「人 間の声」のピアノ版は世界初録音となります。 「人間の声」は、捨てられた女が元の恋人に電話をかけて自殺するまでの、1人の登場人物のみで演じられる1幕のモノオペラ。すでに自殺未遂を試みた 女性が錯乱状態で恋人に電話をかける哀しさと狂気に満ちたこの作品は、歌い手に並ならぬ技術と表現力を求めます。カサドシュの緊迫感溢れる迫真の 歌唱と、絶妙な間合いで流れを作るリゴーのピアノが描く狂気の世界は、聴く人の耳を捕らえて放しません。
「モンテカルロの女」は、元は歌手が歌わずに語る作品「話す歌(シャンソン・パルレ)」として書かれたものを、プーランクが「歌曲」として作曲したもの。 地中海に身投げする前にギャンブルに興じる女のモノローグです。「この『モンテカルロの女』は『トスカ』のように歌われなければならない」というプー ランクの言葉通り、求められる演技力、表現力は歌劇に通じるものがあります。カサドシュの歌唱はシャンソンを思わせるような物憂げさに満ち、表現過 多にならないプーランクの音楽と相まってやるせなさを滲ませ、聴き手の胸を締め付けます。
プーランクが晩年にコクトーのテキストで作曲した2つ作品。プーランクの繊細な音符で綴られる近代人の精神世界のあやうさ、それが醸し出す妖しい 美しさを、カサドシュ&リゴーの緊密なアンサンブルで堪能できます。 (Ki)


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