湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


器楽曲・新譜速報3
※発売済のアイテムも含めて、約半年間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。



AUTOR
SA-01590(2CD)
アルベニス:組曲「イベリア」(全曲)/ナバラ マリサ・モンティエル(P)

録音:J・マルチ財団コンサートホール
マリサ・モンティエルはスペイン・ピアノ音楽の名演奏家ホセ・クビレス(1894-1971)に師事したピアニスト。2枚組で1枚分の価格です。
AUTOR
SA-01085(2CD)
【未案内旧譜】
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):ピアノ作品集
ミランベル前奏曲集(全6曲)/ソナティナ
グアダルキビルのソナティナ
前奏曲とトッカータ/アラヤネスのバラード
レオネル・モラレス(P)
AUTOR
SA-01186(1CD)
【未案内旧譜】
キューバの舞曲、コントルダンス、ハバネラとダンソン
キューバの12のコントルダンス
ニコラス・ムニョス・サヤス、トマス・ブエルタ・イ・フロレス(1798-1851)、
ホセ・L・フェルナンデス・デ・コカ(1830-?)、
エンリケ・ゲレロ(1800頃-1889)作曲
3つのキューバ舞曲
セシリア・アリスティ(1856-1930)、ラウレアノ・フエンテス(1854-1927)作曲
ホルヘ・アンケルマン(1877-1941):6つのキューバ舞曲
ラファエル・パストル(1870-1947):3つのキューバ舞曲
カルロス・ファリニャス(1934-2002):トリニタリア(ハバネラ)/日曜日の為のダンソン
ホセ・マリア・ビティエル(1954-):天使のハバネラ/架空のダンソン
アリシア・ペレア(P)

録音:2006年1月10-18、27-28日、ハバナ(キューバ)、アブダラ・スタジオ
AUTOR
SA-01204(1CD)
【未案内旧譜】
マヌエル・バルボア(1958-2004):ピアノ作品全集
間奏曲Op.1/満月/どくろのワルツ
幕間と悪魔の踊り
アルバロ・コンキエロの記念に
悲歌夜想曲第3番
Cunha esquezida mistura de espellos
死者たちと夜の対話
地球は旅人(ソナタ第1番)/秘められた夜想曲
ウンベルト・クアグリアタ(P)

録音:2005年9月、アウディトリオ・コンデ・ドゥケ
AUTOR
SA-01300(1CD)
【未案内旧譜】
デルフィン・クルメ(コロメ)(1949-):ピアノ作品集
マイクロプレリュード第2番[Micropreludio-2](1982)
神経症的音楽(1983)
/シューベルトの主題による変奏曲(1993)
ソナタ(1995)/左手の黒魔術のように(1993)
舞曲(1996)/七人のダトゥ(2005)
ウンベルト・クアグリアタ(P)

録音:2006年11月27-28日、アルグエリェス芸術&技術センター・スタジオ
AUTOR
SA-01315(2CD)
【未案内旧譜】
ニン父子:器楽作品集
ホアキン・ニン・クルメル(1908-2004):ピアノ協奏曲(1946)(+/#)
ディフェレンシアス(管弦楽の為の変奏曲;1962)#
ファリャへのオマージュ(管弦楽の為の;1990)#
スペインの古い3つの小品(管弦楽の為の;1960)#
チェロ協奏曲(1962)(*/#)
ホアキン・ニン・カステリャノス(1878-1949):スペイン組曲(*/+)/スペインの歌(*/+)
4つの注釈(*/+)/無伴奏チェロ組曲*
イアゴバ・ファンロ(Vc)*
ロサ・トレス=パルド(P)+
セビリャ王立SO#
アントニ・ロス=マルバ(指)#*

録音:2006年6月26-30日、セビリャ王立SOホール


UNIVERSAL
477-8445(17CD)
ショパン〜コンプリート・エディション
◆CD1:ピアノ協奏曲第1番、第2番
◆CD2:ピアノ協奏曲第2番、
 ロンド「クラコヴィアク」ヘ長調Op.14
 アンダンテ・スピアナートとポロネーズOp.22
 ポーランドの民謡の主題による幻想曲Op.13
◆CD3:バラード(全4曲)/幻想曲Op.49
 3つの新しい練習曲*
 葬送行進曲ハ短調Op.72‐2*
 3つのエコセーズOp.72‐3*
◆CD4:練習曲集Op.10&25、
 舟歌Op.60/子守歌Op.57
◆CD5:マズルカ全集 Vol.1(第1〜29番)
◆CD6:マズルカ全集 Vol.2(第30〜58番)
◆CD7:夜想曲全集 Vol.1(第1〜10番)
◆CD8:夜想曲全集 Vol.2(第11〜21番)
◆CD9:ポロネーズ全集 Vol.1(第1〜7番)
◆CD10:アンダンテ・スピアナートとポロネーズ*
 ポロネーズ全集 Vol.2(第8〜16番)# 
 2つのブーレB.160b#/ギャロップマルキ
 アルバムの一葉(モデラート)ホ長調
 カンタービレ 変ロ短調/フーガ.イ短調
 ラルゴ変ホ長調
◆CD11:前奏曲全集(26曲)、即興曲全集*
◆CD12:スケルツォ(全4曲)*/ロンド.ハ短調Op.1
 ロンド.ヘ長調Op.5/ロンド.ハ長調**
 2台のピアノの為のロンド.ハ長調 Op.73#
◆CD13:ピアノ・ソナタ第1番、第2番*、第3番*
◆CD14:ドイツ民謡「スイスの少年」による変奏曲
 パガニーニの想い出(変奏曲)イ長調、
 華麗なる変奏曲変ロ長調Op.12、
 4手のための変奏曲ニ長調、
 ヘクサメロン変奏曲ホ長調、
 演奏会用アレグロ.イ長調 Op.46、
 ボレロOp.19/タランテラ変イ長調Op.43、
 葬送行進曲ハ短調 Op.72‐2、
 コントルダンス.変ト長調、
 アルバムの一葉(モデラート)ホ長調、
 「春」ト短調B.117
◆CD15:ワルツ全集
◆CD16:ピアノ三重奏曲ト短調 Op.8*
 序奏と華麗なるポロネーズOp.3
 マイアベーアの《悪魔のロベール》の主題による大二重奏曲#
 チェロ・ソナタ Op.65
◆CD17:歌曲集「ポーランドの歌」Op.74(全19曲)
◆CD1:ツィマーマン(P、指)ポーランド祝祭O
◆CD2:アラウ(P)、インバル(指)LPO
◆CD3:ツィマーマン(P)、ウゴルスキ(P)*
◆CD4:ポリーニ(P)
◆CD5:アシュケナージ(P)
◆CD6:アシュケナージ(P)
◆CD7: ピリス(P)
◆CD8:ピリス(P)
◆CD9:ポリーニ(P)
◆CD10:アルゲリッチ(P)*、ウゴルスキ(P)#、
 ブレハッチ(P)
◆CD11:ブレハッチ(P) 、ユンディ・リ(P)*
◆CD12:@ポリーニ(P)*、ジルベルシュテイン(P)、
 プレトニョフ(P)**、バウアー&ブング(P)#
◆CD13:ジルベルシュテイン(P)、ポリーニ(P)*
◆CD14:ヴラディーミル&ヴォフカ・アシュケナージ(P)
◆CD15:アシュケナージ(P)
◆CD16:ボサール・トリオ*、
 アルゲリッチ(P)、ロストロポーヴィチ(Vc)、
 ビルスマ(Vc)#、オーキス(P)#
◆CD17:シュミトカ(S)、マルティノー(P)

SMC(モスクワ音楽院)
SMCCD-0099(1CD)
ジナイダ・イグナチエワ
バッハ:イタリア風のアリアと変奏曲イ短調BWV989(サムイル・フェインベルク校訂版)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2
メンデルスゾーン:厳格な変奏曲ニ短調Op.54
ショパン:夜想曲Op.37-2/スケルツォ第1番
 練習曲Op.25-2
グルック(ズガンバーティ編):「オルフェオとエウリディーチェ」〜メロディ
メンデルスゾーン:練習曲イ短調Op.104b-3
ジナイダ・イグナチエワ(P)

録音:2007年10月28日、モスクワ音楽院マリー・ホール、ライヴ
ジナイダ・イグナチエワ(1938年生まれ)はサムイル・フェインベルクに師事し、1960年の第6回ショパン国際ピアノ・コンクール5位入賞。現在モスクワ音楽院教授を務めています。

SOMM
SOMMCD-090-2(3CD)
カリーナ・ゲオルギアン
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番〜第5番
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロの為のソナタ第1番ト長調BWV1027*
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロの為のソナタ第2番ニ長調BWV1028*
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロの為のソナタ第3番ト短調BWV1029*
カリーナ・ゲオルギアン(Vc)
ゲイリー・クーパー(Cemb)*

録音:2007年5月(*以外)、2008年1月*、
バークシャー(英国)、イースト・ウッドヘイ、聖マーティン教会
カリーナ・ゲオルギアンはモスクワに生まれたアルメニア系ロシアのチェロ奏者。モスクワ音楽院でロストロポーヴィチに師事し、1966年第3回チャイコフスキー国際コンクール優勝。ハチャトゥリアンの協奏的狂詩曲を作曲者指揮シカゴSOとアメリカ初演して以来国際的に活躍し、数多くの同時代作曲家の新作を初演。1980年より英国に在住し、ドイツのデトモルト音楽大学教授、英国王立ノーザン音楽大学教授を務めています。

King International
KKC-5076(1CD)
国内仕様
税込定価
シャコンヌ/ヴィヴィアン・ハーグナー
バルトーク:無伴奏ヴァイオリンソナタSz.117
ハルトマン:無伴奏ヴァイオリンのための組曲第1番
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004
ヴィヴィアン・ハーグナー(Vn)

※原盤:Altara*ALT-1016
※日本語解説書付
1976年ミュンヘン生まれ、ツェートマイアーとズッカーマンの薫陶を得たハーグナー。2001年の初来日以来着実にファンを増やしている注目株です。altaraデビュー盤はヴァイオリニストの試金石ともいうべき無伴奏の名作3篇に挑戦。3作いずれにも「シャコンヌ」と題された曲が含まれる難曲揃い。1717年製ストラディヴァリウスの響きの美しさに酔わされます。 (Ki)

Satirino
SR-061(1CD)
【未案内旧譜】
バッハ:イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903
フランス風序曲ロ短調BWV.831
ソナタ イ短調BWV.965
ケネス・ワイス(Cemb)

録音:2005年12月21日−23日
※ジャン=アンリ・エムシュ1761年製のチェンバロ(パリ音楽博物館コレクション)使用
フランス、ポー市のサン・ルイ劇場で演奏された「ゴルトベルク変奏曲」(SR-091)が話題となったアメリカの名チェンバリスト、ケネス・ワイス。スヴェーリンク音楽院でレオンハルトに学び、レザール・フロリサンではクリスティのアシスタントを務めるなど、演奏法、作品解釈に磨きをかけてきたワイスならではの奥深く、そして華やかでもある見事な「イタリア協奏曲」を聴くことができます。
Satirino
SR-062(1CD)
【未案内旧譜】
バッハ(ラフマニノフ編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番〜プレリュード/ガヴォット/ジーグ
ラフマニノフ:楽興の時Op.16
チャイコフスキー(ラフマニノフ編):6つの歌Op.16〜子守歌
ラフマニノフ:リラの花Op.21-5、
 コレルリの主題による変奏曲Op.42
エレーナ・ロザノワ(P)
エレーナ・ロザノワは、チャイコフスキー音楽院でナセトキンとモギレフスキーにピアノを師事したウクライナ、オデッサ生まれの女流ピアニスト。ロン=ティボー国際コンクール、園田高弘賞ピアノ・コンクールでの入賞実績を持つロザノワのラフマニノフは、絶妙のタッチと表現力、高度なテクニックが魅力的。"作曲家"と"編曲家"というラフマニノフの2つの姿にも触れることが出来ます。

NORTHERN FLOWERS
NF/PM-A9979(1CD)
アレクセイ・スタドレル〜チェロ・リサイタル
グラズノフ:リストへの追憶へのエレジー
チャイコフスキー:感傷的なワルツ,眠れる森の美女からのソロ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
デシャトニコフ:「家を手に入れた」による変奏曲
ヴェルディ:「群盗」前奏曲
シベリウス:メランコリー
サン=サーンス:祈り、白鳥/フォーレ:エレジー
ポッパー:ハンガリー狂詩曲
メシアン:イエスの永遠性への賛歌(世の終わりのための四重奏曲より)
アレクセイ・スタドレル(Vc)、
カリーナ・スポソビナ(P)

録音:2008年
スタドレルは1991年サンクト・ペテルスブルク生まれの若手。F.ヘルメルソンやD.ゲリンガスらに師事、既に数多くの国際コンクールに入賞。ソリストとしてもサンクト・ペテルブルグ・フィルやマリインスキー劇場管弦楽団との共演のほかヨーロッパ各地の音楽祭にも参加。チェロの小品としては珍しい曲も多く含まれ、グラズノフの「リストへの追憶のエレジー」、シベリウスの「メランコニア」など思わぬ宝物があります。

ALBANY
TROY-1140(1CD)
ラテン・アメリカのピアノ音楽
カルロス・ガスタビーノ(1912-2000):ラ・シエスタ
アルベルト・ウィリアムス(1862-1952):「男の子の歌」第1番、牧場よさようなら
ピアソラ:タンゴ集(セナ川、センティード・ウニコ、天使のミロンガ、さらばパリ)
フロロ・ウガルテ(1884-1975):ロマンティックな前奏曲、「ミ・ティエラ」組曲(快活に、非常に遅く、速く)
フリアン・アギーレ(1868-1924):クレオールの風
アンヘル・ラサラ(1914-2000):ロマンティックに
ヒナステラ:3つのアルゼンチンの舞曲
ロサ・アントネッリ(P)

録音:2007年
ピアソラ、ヒナステラは知っていても、その他の作曲家の名前を多くの人は知らないのではないでしょうか。おそらくこれが本邦初紹介となるであろう作曲家ばかり。しかし、どれをとっても珠玉の名品ばかり。少し前に坂本龍一がタンゴやラテンのスタイルで曲を書いてアルバムを作ったことがありましたが、本家本元の作曲家が書くと、坂本よりも、もっと濃くなります。映画のテーマ曲になりそうな名旋律ばかり。とってもお洒落。
ALBANY
TROY-1139(1CD)
J.マーク・シアース(1960-):「99の神の美しき名前」(イスラムの祈りに基づく)第1巻-第4巻 ジョン・チーク(P)
シアースは管弦楽、オペラ、室内楽など様々な作品を手がけています。《99の神の美しき名前》はイスラム教の祈りの言葉に基づいたピアノ曲集で、10曲ほどのシリーズが4巻揃っています。作風は20世紀最大のオカルティスト、グルジェフの音楽やキース・ジャレットを思わせるエキゾティシズムとモダニズムがほどよく融合したもの。曲中、ドビュッシーの「沈める寺」があからさまに引用されるのは、この曲集が祈りの音楽だからでしょうか。

Onyx
ONYX-4047(1CD)
ウェディング・ケーキ〜2台ピアノ、4手連弾のためのフランス音楽
サン=サーンス:ウェディング・ケーキ
フォーレ:組曲「ドリー」
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ドビュッシー:小組曲
デュカス:魔法使いの弟子
チハラ:アミ(世界初録音)
プーランク:エレジー、シテール島への船出
パスカル・ロジェ(P)、アミ・ロジェ(P)

録音:2009年7月、ラ・ショー・ド・フォン音楽ホール(スイス)
パスカル・ロジェとアミ・ロジェ。実はこのロジェ夫妻は2009年3月9日に下関で結婚式を挙げたのです。しかしながらピアノ・デュオとしての活動は長く、カーネギー・ホール、香港のジョイ・オヴ・ミュージック・フェスティヴァル、オーストラリア室内楽音楽祭、北京国際ピアノ・フェスティヴァルなど、すでに世界各地で大絶賛を博し成功を収めており、実績、コンビネーション共に言うことなし!

Avie
AV-2157(2CD)
シューベルト・ライヴVol.2
シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958
楽興の時D.780/16のドイツ舞曲D.783
ピアノ・ソナタ第18番ト長調D.894
4つの即興曲D.935
イモジェン・クーパー(P)

録音:クィーン・エリザベス・ホール(ロンドン)でのライヴ
「私はシューベルトのスペシャリストと呼ばれることに全く恐れはありません」と語るクーパーの"シューベルト・ライヴ"が、"世界最高のシューベルティアンの1人"という名声をさらに高めることは間違いないでしょう。20年以上という歳月を経て"ライヴ"というスタイルで創造されるイモジェン・クーパーの新しいシューベルトに感嘆必至。

ARTACT
AR-001(1CD)
悪魔のトリル
クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
ヴィエニャフスキ:レジェンドop.17
ヴィターリ:シャコンヌ.ト短調
シューベルト:ロンド.イ短調D438
チャイコフスキー:メロディ、スケルツォ、
 瞑想曲(なつかしい土地の思い出op.42より)
タルティーニ:悪魔のトリルop.1-4
サラサーテ:アンダルシアのロマンスop.22
クライスラー:愛の悲しみ、美しきロスマリン
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(Vn/1843年J.B.Vuillaume)
レ・トリーユ・ドゥ・ディアブル

録音:2007年7月(ライヴ)
一度聴いたら誰もが虜になってしまう、繊細さと線の太さが共存した音楽性、タテ乗りのリズム、美しい音色のラドゥロヴィチ。聴衆の心をたちどころに鷲.みにし、聴衆を自分の世界へとぐいぐいと引き込みます。1曲目の「プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ」は、冒頭からのけぞるような迫力。続くヴィエニャフスキの「伝説」は、ヴィエニャフスキが愛した英国女性にあてて書いたラブレター的作品。この女性は、ヴィエニャフスキがこの曲を演奏しているのを聴いて、彼の熱い思いを知り、ヴィエニャフスキと結婚することを決めたといいます。ネマニャ君がどのように演奏しているか注目です。ディスクのタイトルにもなっている「悪魔のトリル」は、震えるような繊細な始まりから、後半のものすごいボルテージの昂揚まで一気に聴かせます。まさに憑かれたように弾くラドゥロヴィチの演奏姿が眼に浮かぶようです。ラドゥロヴィチの魅力を味わいつくせる名曲ぞろいの魅力的なプログラムです。アンサンブルも、オケに室内楽にソロにと活躍する若手たちで、瑞々しさに満ちています。一部拍手入り (Ki)

REDPRIEST
RP-006(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) アンジェラ・イースト(バロックVc)

録音:2001年5月(no.1,3,5&6)、2004年8月(no.2&4)
★音楽一家に育ったアンジェラ・イースト。モダン楽器の演奏者としてキャリアをスタートさせましたが、1970年代後半から古楽器に魅せられ、現在ではヨーロッパの有数のバロック・オーケストラと共演しています。1997年のレッド・プリースト結成当初から、存在感のある演奏で注目を集めてきました。そして満を持してバッハの無伴奏を録音。確かな実力と自由な発想。他では聴くことのできない個性的な演奏を作り出しています。 (Ki)
REDPRIEST
RP-005(1CD)
バロック・チェロ・イルミネーションズ
ヘンリー・エックレス(フランチェスコ・アントニオ・ボンポルティ編):ソナタ第11番ト短調(ヴァイオリン・ソナタより編曲版)
ウィレム・デ・フェシュ:ソナタ ニ短調 Op.8-3
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ ホ短調 RV40
F.クープラン:演奏会用小品(バズレール/アンジェラ・イースト編)
ジュゼッペ・サンマルティーニ(マーティン・バルトー編):ソナタ Op.1a-3ト長調
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
アンジェラ・イースト(バロックVc)
ルース・アルフォード(バロックVc) 
ハワード・ビーチ(ハープシコード)
過激な演奏解釈で聴衆を刺激するレッド・プリーストのメンバー、アンジェラ・イーストによるバロック・チェロによるアルバム。チェロ学習者の初期に挑戦する作品を中心に収録。もちろんレッド・プリーストがこれらの作品をシンプルに演奏するわけがありません!官能美をたたえた穏やかな演奏あり、溌剌とした華麗な技巧ありと、アンジェラ・イーストの溢れだすイマジネーションにより、オーソドックスなレパートリーがイルミネーションの如く輝きだします。 (Ki)

BERLIN CLASSICS
BC-18480(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 ラグナ・シルマー(P)

Glossa
GCD-921303(1CD)
ヘンデル:ハープのための音楽
ヘンデル:組曲ニ短調HWV.448
バベル:涙の流れるままに
ヘンデル:ハープ協奏曲変ロ長調HWV.294
作曲者不詳(1800年頃):ハープのための主題と変奏
ジョーンズ:ミクロコズム協奏曲
ボクサ:O let eternal honours & From Mighty Kings、
ひとりのみどり子が私達のために生まれる
マラ・ガラッシ(トリプル・ハープ&エラール・ハープ)、
ジョヴァンニ・トーニ(オルガン、チェンバロ&フォルテピアノ)

録音:2008年9月&2009年3月、モデナ&ミラノ(イタリア)
弦を3列に張ったウェールズの"トリプル・ハープ"、エラールの"ペダル・ハープ"という2台のヒストリカル・ハープでヘンデルの音楽を奏でるガラッシ。ここでは「組曲HWV.448」、「協奏曲HWV.294」といったヘンデルのオリジナル作品はもちろんのこと、エドワード・ジョーンズ(1752−1824)やニコラ=シャルル・ボクサ(1789−1856)がヘンデルの音楽を題材とした作品も取り上げており、他の作曲家のマテリアルとなっても輝き続けるヘンデルの音楽の素晴らしさを教えてくれます。"空想の音楽会〜天空のハープ"の感動再び――。


独SONY-BMG
88697-577072(15CD)
ショパン・レジェンダリー・レコーディングス
CD1:練習曲集Op.10&25
CD2:バラード第1〜4番/スケルツォ第1〜4番
CD3:即興曲第1〜4番、舟歌Op.60、子守歌Op.57、
幻想曲Op.49
CD4,CD5:マズルカ集〜2つのマズルカ(1826)*、
マズルカ.ニ長調(1832)*、
マズルカ.変ロ長調(1832)*、
マズルカ.ハ長調(1833)*、
マズルカ.変イ長調(1834)*
CD6:夜想曲第1〜10番
CD7:夜想曲第11〜19番、夜想曲第20番*、21番*
CD8:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
変ホ長調、ポロネーズ第1〜7番シプリアン・カツァリス
CD9:ポロネーズ第8〜16番(第10番はオートグラフ・ヴァージョンとフォンタナ・ヴァージョンの2種を収録)
葬送行進曲ハ短調op.72-2(エキエール、フォンタナ、
ガンシュの3種を収録)
CD10:24の前奏曲、ピアノ・ソナタ第2番『葬送』、
英雄ポロネーズ
CD11:ピアノ・ソナタ第3番*
ピアノ・ソナタ第1番、前奏曲第25、26番、
春Op.74-2、アレグレット&マズルカ、
2つのブーレ、3つのエコセーズ
op72-3(フォンタナ版)、
3つのエコセーズ(オリジナル版)、
コントルダンス、ギャロップ・マルキ、
アルバムの一葉ホ長調、
アレグレット嬰ヘ長調、カンタービレ変ロ長調、
ラルゴ変ホ長調、フーガイ短調
CD12:ワルツ第1〜14番、3つの新練習曲、
ボレロOp.19、タランテッラOp.43
CD13:ピアノ三重奏曲Op.8
チェロ・ソナタOp.65、
序奏と華麗なるポロネーズハ長調Op.3
序奏と華麗なるポロネーズハ長調Op.3(ピアノ版)*
CD14:ピアノ協奏曲第1&2番
CD15:「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲変ロ長調Op.2
ポーランド民謡の主題による幻想曲イ長調Op.13
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22
CD1:マレイ・ペライア(P)
CD2:アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
CD3:マレイ・ペライア(P)
CD4,CD5:アルトゥール・ルービンシュタイン(P)、フー・ツォン(P)*
CD6:アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
CD7:アルトゥール・ルービンシュタイン(P)、フー・ツォン(P)*
CD8:シプリアン・カツァリス(P)
CD9:CD10:エフゲニー・キーシン(P)
CD11:ヴァン・クライバーン(P)*、シプリアン・カツァリス(P)
CD12:アルトゥール・ルービンシュタイン(P)*、
CD13:エマニュエル・アックス(P)、ヨー・ヨー・マ(Vc)、パメラ・フランク(Vn)

エヴァ・オシンスカ(P)*
CD14:マレイ・ペライア(P)、ズービン・メータ(指)イスラエルPO
CD15:エマニュエル・アックス(フォルテピアノ:1851年製エラール)、チャールズ・マッケラス(指)ジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメントO

DIVINE ART
DDA-25076(1CD)
ピアノ・アット・ザ・カーニヴァル
ハチャトゥリアン:「仮面舞踏会」組曲(A.ドルハニアン編)
シューマン:謝肉祭Op.9
ショパン:パガニーニの思い出(ヴェニスの謝肉祭)
リスト:ハンガリー狂詩曲第9番「ペシュトの謝肉祭」
シドニー・スミス:ヴェルディの仮面舞踏会による華麗なる幻想曲
ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」(P.クレンゲル編)
アンソニー・ゴールドストーン(P)

録音:2008-2009年イングランド
カーニヴァル(謝肉祭)に因んだ古今のピアノ曲を収録。ピアノのゴールドストーンはリヴァプール出身でマンチェスター音楽院で学び、BBCプロムスにも度々出演、彼が演奏したブリテンのディヴァージョンは作曲者に絶賛されました。当Divine-artにはソロの他クレモフと組んだピアノ・デュオの録音が多数あり、特に管弦楽の名曲を編曲したものが評判となっています。最初の収録曲は、スケートの浅田真央が使用して一躍有名になったハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」。憂愁を帯びたワルツに始まりますが、最後のギャロップなど酒場のピアノみたいで受けること間違いなし。シューマンの大作のあとはショウピースが連発の楽しいアルバムです。

Anthonello Mode
AMOE-10014(1CD)
D・スカルラッティ:ソナタ集
ソナタ K.380ホ長調/ソナタ K.175イ短調
ソナタ K.263ホ短調/ソナタ K.264ホ長調
ソナタ K.208イ長調/ソナタ K.209イ長調
ソナタ K.238ヘ短調/ソナタ K.239ヘ短調
ソナタ K.132ハ長調
西山まりえ(Cemb)
録音:2009年4月21-23日新潟市小出郷文化会館
16世紀ヨーロッパ鍵盤音楽の始祖アントニオ・カベソン、対位法を確立した鍵盤音楽史上重要な作曲家アラウホやカバニリェス、またファンダンゴやソナタで知られるソレルなど、イベリア半島の音楽を霊感的かつ情熱的に奏で、本場の音楽家からも一目置かれる西山まりえによる初のスカルラッティ作品集。2008年ユトレヒト音楽祭に招聘されスペイン鍵盤音楽リサイタルを行なうなど、国内のみならず海外でも高い評価を得る西山の本領が発揮された一枚。
●スコット・ロスが500曲からなる「ソナタ」の全貌を明らかにした今日でさえ、なにかにつけてレッテルを張って分類したがる世の人々は、ドメニコの作品を、父親アレッサンドロやペルゴレージ、ヴィヴァルディといった同時代の作品とひとくくりにして「イタリア音楽」の体系に押し込めるが、スペイン王国の支配下にあったナポリに生まれ、長じてポルトガルとスペインの宮廷に仕え、王妃の音楽教育係としてその人生の大半を過ごしたドメニコの音楽は、巷間云われるよりはるかにイベリアの音楽──フラメンコなど舞曲やカンテと呼ばれる世俗歌謡からの影響が顕著にあらわれている。そのことは、エミリア・ファディーニ(ドメニコの校訂楽譜を手がけるチェンバロ&フォルテピアノ奏者:2007年来日)からも指摘されているものの、それが情報として伝わり始めたのはごく最近のこと。
●スカルラッティの音楽を見返せば見返すほど熱いイベリアの魂を感じる、と語る西山まりえが、今、満を持して取り上げるスカルラッティだけに、このCDは聴き逃せない。これまで仮面をまとっていたスカルラッティの音楽が、偉大なスペイン鍵盤音楽の系譜に連なる作品として、雄弁に生まれ変わる瞬間に立ち会える、といっても決して大げさではない。 (OfficeENZO)

AR Re-Se
AR-2009-2(1CD)
ミャスコフスキー:ピアノ・ソナタ集
第2番嬰へ短調Op.13/同第3番ハ短調Op.19
同第4番ハ短調Op.27
リディア・ジャルドン(P)
その生涯で27曲もの交響曲を作曲した20世紀ロシアの大シンフォニスト、ニコライ・ミャスコフスキー(1881−1950)のピアノ・ソナタにスポットをあてたロシア音楽ファン要チェックの好企画盤。

Cybele
SACD-030.802(1SACD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲(オルガン版) マルティン・シュメディング(Org)
ハノーファーやライプツィヒ、ワイマール、ドレスデンの教会で音楽監督やオルガニストを歴任している1975年ドイツ生まれのオルガン奏者マルティン・シュメディング。ドレスデン・カトリック旧宮廷教会のゴットフリート・ジルバーマン・オルガンによる「ゴルトベルク変奏曲」はどこまでも優しく神々しい!
Cybele
Cybele-260.101
【未案内旧譜】
マリンバ
アルベニス:アストゥーリアス
ヒルデブラント:森の径/安倍圭子:竹林
湯山昭:マリンバとアルト・サクソフォンの為のディヴェルティメント+
スマドベック:エチュード第2番/オメーラ:森林
三木稔:マリンバの時
ブラー:プロヴァンスの蜂蜜*
ロルフ・ヒルデブラント(マリンバ)、
クリスティアン・ローデルブルク(マリンバ)#、
ヒューゴ・リード(Sax)+、
オスカー・ゴットリープ・ブラー(Org)*
ソリスト、室内楽奏者、作曲家として活躍するドイツのマリンバ奏者ロルフ・ヒルデブラントがセレクションした8作品によるマリンバ・アルバム。
Cybele
Cybele-260.601(1CD)
【未案内旧譜】
リーム:ギターのための音楽
嘆き、悲しみ、憧れ/夜想曲
トリスターノの嘆き/オルフェウスのトッカータ
1日の側に
スザンネ・ヒルカー(G)、ハラルト・リルマイヤー(G)
ヴォルフガング・フォルトナーに作曲を学び、1974年からはフランクフルト音楽大学の教授として作曲、和声、現代音楽の教鞭を執るな現代ドイツの代表的作曲家の1人ロルフ・リーム(1937−)。既存の概念にとらわれない新しい発想で作曲されたギター作品は、ギタリストたちの新しいレパートリーとして食い込めるだけの完成度を持ちます。

IDIS
IDIS-6584(1CD)
リヒテル/1950年代のシューベルト
ピアノ・ソナタ第16番イ短調D845
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D958
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

録音:1956年8月11日モスクワ,1958年2月8日ブダペスト* (共にモノラル)
1950年代のリヒテルのシューベルト。いずれもライヴ録音。D845には1957年3月2日のモスクワでのライヴ録音が、D958には1958年2月9日、ブダペストでのライヴ録音が出回ったことがあります。同一の内容かどうかは不明。 (Ki)
IDIS
IDIS-6581(2CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第3集
ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31-3
ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49-1
ピアノ・ソナタ第20番ト長調Op.49-2
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
ワルター・ギーゼキング(P)

録音:1956年(モノラル)
EMI録音。ギーゼキングは1955年からベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の録音に集中して取り組んでいましたが、三分の二ほど進んだところで急死してしまいました。この第3集で完結です。第1集は、IDIS-6573(2CD)第1−8番。第2集は、IDIS-6578(2CD)第9−15,17番。 (Ki)

フォンテック
FOCD-20074(1CD)
税込定価
2009年12月21日発売
マイ・パーカッション・ワールド
Welcom…(野尻小矢佳)/
The Golden Age Of The Xylophone(R.Eyles&F.Werle)
Forest(野尻小矢佳)
Zyklus(K.Stockhausen)
Toy Box(野尻小矢佳)
The Spica(野尻小矢佳)
Fire(野尻小矢佳)
Play with heart(野尻小矢佳)
Space(野尻小矢佳)
野尻小矢佳(パーカッション、Voice)

録音:2009年9月17-18日 川口市民会館
野尻小矢佳は2007年、武蔵野音楽大学打楽器科卒、同特修科終了。マリンバ・打楽器を工藤昭二・美恵、吉原すみれ、高橋美智子、中谷孝哉、ラテンパーカッションを石川武、吹奏楽をRay E. Cramer各氏に師事。卒業後、第23回打楽器新人演奏会グランプリ他、多数の受賞歴があります。ジャンルの垣根を越え、様々な楽器を多様な奏法で縦横無尽に演奏するスタイルは、各方面から注目を集めています。
ソロ・デビューとなる本CDでは打楽器の可能性を追求した自作曲から、シュトックハウゼンの名曲まで幅広い選曲と楽器選択で、野尻の多彩な演奏活動の軌跡が伺えます。
フォンテック
FOCD-20076(1CD)
税込定価
2009年12月21日発売
高田匡隆〜ピアノ・リサイタル
スカルラッティ:ソナタL.413/L.415/L.422
リスト:パガニーニ練習曲集
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三章
リスト:コンソレーション第3番
 ハンガリー狂詩曲第6番
高田匡隆(P)

録音:2009年9月1-3日 キラリふじみ
高田匡隆は幼少の頃より数々のコンクールを受賞、1999年には第68回日本音楽コンクールで第1位、桐朋学園大学卒業後、アメリカのマネス音楽院に留学。2001年からは文化庁派遣留学生としてハンガリー国立リスト音楽院に留学。日本国内はもとより、ポルトガル、ドイツ、イタリアなど海外の音楽祭にも度々招かれ、リサイタルは大変な好評を博しました。現在はイタリア国立サンタ・チェチェリア音楽院でセルジオ・ペルティカローレに師事しています。非常に高度なテクニックに裏打ちされた透明度の高い音と鮮やかな音楽性は聞く者を惹きつけて止みません。


EMI-6858242(56CD)
アルド・チッコリーニ/EMI全録音集

◆CD1
モーツァルト:ソナタ第2番ヘ長調K.280
ソナタ第9番ニ長調K.311
ソナタ第11番イ長調K.331*
ソナタ第12番ヘ長調K.332*
スカルラッティ:ソナタ集(K.259,64,1,492,268)#
◆CD2
モーツァルト:ソナタ第4番変ロ長調K.282
ソナタ第7番ハ長調K.309
ソナタ第13番変ロ長調K.333
ソナタ第15番ヘ長調K.533*
スカルラッティ:ソナタ集(K.259,64,268,492)#
◆CD3
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番*
フランク:交響的変奏曲
 パリ音楽院O、アンドレ・クリュイタンス(指)
 録音:1953年6月15日シャンゼリゼ劇場
ダンディ:フランス山人の歌による交響曲
 パリ音楽院O、アンドレ・クリュイタンス(指)
 録音:1953年6月16,29日シャンゼリゼ劇場
プロコフィエフ:行進曲op.12-1
 録音:1956年9月4〜7日シャンゼリゼ劇場
プロコフィエフ:年とった祖母のお話op.31〜第1曲
 録音:1968年6月13日シャンゼリゼ劇場
◆CD4
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
 フランス国立放送O、コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
 録音:1957年11月29日〜12月1日
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
 フランス国立放送O、コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
 録音:1957年11月25、26、28日
チャイコフスキー:ドゥムカ ハ短調op.59
 録音:1957年7月11日
ストラヴィンスキー:タンゴ
 録音:1956年9月4〜7日シャンゼリゼ劇場
◆CD5
ボロディン:小組曲(7曲)
アレンスキー:スケルツォ イ長調op.8
カバレフスキー:ソナタ第1番ハ長調op.13
 録音:1956年9月4〜7日シャンゼリゼ劇場
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調op.3-2
前奏曲ト長調op.32-5
 録音:1958年6月12日シャンゼリゼ劇場
サティ:梨の形をした3つの小品(全7曲)
1世紀ごとの時間と瞬間的な時間(3曲)
3つの夜想曲/3つのジムノペディ
いやな気取り屋の3つのワルツ
最後から2番目の思想/3つのグノシェンヌ
 録音:1956年2月22、29〜3月1日
◆CD6
ショパン:3つのワルツop.34
 録音:1957年6月5〜7日
夜想曲変ホ長調op.9-2
練習曲ホ長調op.10-3
 録音:1958年10月30日
ポロネーズ(8歳で作曲された)
 録音日未詳
子守歌変ロ長調op.57
 録音:1968年6月14日
夜想曲嬰ハ短調op.27-1
 録音:1958年7月11日
リスト:葬送(「詩的で宗教的な調べ」より)
 録音:1956年9月7日シャンゼリゼ劇場
バラード第2番ロ短調
 録音:1956年9月11日シャンゼリゼ劇場
メフィストワルツ第1番
 録音:1956年9月13、14日シャンゼリゼ劇場
愛の夢第3番変ロ長調
 録音:1958年10月30日
◆CD7
リスト:「巡礼の年」第1年スイス(全9曲)
「巡礼の年」第2年イタリア(第1〜第6曲)
 録音:1954年9月13〜17日、27〜29日シャンゼリゼ劇場
◆CD8
リスト:「巡礼の年」第2年〜第7曲「ダンテを読んで」
「巡礼の年」第3年(全7曲)
 録音:1954年13〜17日、27〜29日シャンゼリゼ劇場
コンソラシオン(全6曲)
 録音:1956年9月12日シャンゼリゼ劇場
◆CD9
アルベニス:スペインop.165(全6曲)
 録音:1956年10月29日シャンゼリゼ劇場
グラナドス:演奏会用アレグロ嬰ハ長調
 録音:1956年10月30日シャンゼリゼ劇場
モンポウ:「歌と踊り」第1番〜第8番
 録音:1956年9月18日シャンゼリゼ劇場
ファリャ:スペイン庭の夜
 フランス国立放送O、エルネスト・ハルフテル(指)
 録音:1953年12月18日サルドゥラミュチュアリテ
◆CD10
バッハ:2声のインヴェンション(全15曲)
3声のインヴェンション(全15曲)
 録音:1963年2月18〜20日
クープラン:修道女モニク(「第18組曲」より)
ラモー:雌鳥(「新クラヴサン組曲」より)
 録音:1968年6月12日
スカルラッティ:ソナタ(K.406,9,380,87)
 録音:1962年3月26、27日
◆CD11
スカルラッティ:ソナタ集
(K.492,268,64,259,159,377,239,432,1)
 録音:1962年3月26,27日
ロッシーニ:「老いのいたずら」〜オッフェンバック風小カプリース/無害の前奏曲/イタリア風無邪気さ、フランス風純真さ//やれやれ、小さいえんどう豆/わが妻への甘え/楽しい汽車の小旅行のおかしな描写/旧体制の見本
 録音:1970年11月19日、1971年2月9、11日、1972年1月18日
◆CD12
ショパン:ワルツ集(第1番〜第18番)
 録音:1968年12月23、24日
グリーグ:ピアノソナタ ホ短調op.7
 録音:1964年12月28、29日
「抒情小品集」〜春に寄すop.43-6
 録音:1965年5月21日
夜想曲op.54-4
 録音:1958年6月12日
◆CD13
グリーグ:バラード ト短調op.24
「抒情小品集」〜ワルツop.12-2
「抒情小品集」〜妖精の踊りop.12-4
「抒情小品集」〜蝶々op.43-1
「抒情小品集」〜春に寄すop.43-6
「抒情小品集」〜小鳥op.43-4
「抒情小品集」〜アルバムの綴りop.47-2
「抒情小品集」〜小川op.62-4
「抒情小品集」〜通りゆく婚礼の行列op.19-2
 録音:1964年12月29日、1965年1月26日
ムソルグスキー:展覧会の絵(初発売)
 録音:1976年1月12、14日
◆CD14
リスト:「巡礼の年」第1年スイス
「巡礼の年」第2年イタリア(第1曲〜第6曲)
 録音:1961年11月27、28日、12月4、5日
◆CD15
リスト:「巡礼の年」第2年〜第7曲「ダンテを読んで」
 録音:1961年12月5〜8日
「巡礼の年」第2年への追加:ヴェネツィアとナポリ(全3曲)
 録音:1969年9月18日
「巡礼の年」第3年イタリア
 録音:1961年12月5〜8日

◆CD16
リスト:詩的で宗教的な調べ
 録音:1968年11月6、8、9日、12月30日
◆CD17
リスト:コンソラシオン
 録音:1970年3月23日

リスト:「伝説」第1番:小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ
 録音:1970年11月18日
「伝説」〜水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ
 録音:1970年3月23日
愛の夢(全3曲)
 録音:1971年6月17日
バラード(2曲)
 録音:1970年9月15、16日
シューマン:トロイメライ(「子供の情景」op.15-7)
 録音:1968年6月12日
メンデルスゾーン:春の歌(「無言歌集」op.62-6)
 録音:1965年5月19日
◆CD18
グラナドス:ゴイェスカス(6曲)
 録音:1966年7月18〜20日
アルベニス:イベリア第1集(全3曲)
 録音:1966年1月18、20、21日
◆CD19
アルベニス:イベリア第2集(全3曲)
イベリア第3集(全3曲)
イベリア第4集(全3曲)
 録音:1966年1月21、25〜28日、3月2、3日
グラナドス:嘆き、またはマハとナイチンゲール(「ゴイェスカス」より)
 録音:1965年5月19日
ファリャ:火祭りの踊り
 録音:1965年5月20日
粉屋の踊り
 録音:1968年6月14日
◆CD20
シャブリエ:10の絵画的小品
アルバムの綴り
 録音:1968年4月11日
スペイン/ブレーファンタスク
 録音:1968年4月12日
ドビュッシー:月の光(「ベルガマスク組曲」より)
 録音:1958年10月30日
レントよりも遅く
 録音:1965年5月20日
人形のセレナード
 録音:1968年6月13日
シャブリエ:牧歌
 録音:1965年5月21日
フランク:交響詩「魔人」
 アンドレ・クリュイタンス(指)ベルギー国立O
 録音:1962年12月21日、ブリュッセル、ボーザールパレス
◆CD21
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
 録音:1969年3月20日
舞曲(スティリー風タランテッラ)
夢/ピアノのために(全3曲)
 録音:1969年4月15日
2つのアラベスク
 録音:1969年9月17日
バラード
 録音:1969年4月15日
サン=サーンス:ワルツ形式の練習曲op.52-6
 録音:1971年2月2日
左手のための6つの練習曲
 録音:1971年1月28日
◆CD22
サティ:3つのジムノペディ
1世紀ごとの時間と瞬間的な時間
いやな気取り屋の3つのワルツ
最後から2番目の思想
3つのグノシェンヌ
梨の形をした3つの小品(全7曲)
太った木の人形のスケッチとからかい(全3曲)
3つの夜想曲
 録音:1963年12月9〜11日
風変わりな美女(全4曲)/自動記述法(全3曲)
犬のためのぶよぶよした本当の前奏曲(全3曲)
古い金貨と古い鎧(全3曲)
馬の装具で(全4曲)
あらゆる意味にでっちあげられた数章(全3曲)
不愉快な概要(全3曲)
 録音:1965年1月27〜29日

◆CD23
サティ:スポーツと気晴らし(全21曲)
 録音:1965年1月27日
ひからびた胎児(全3曲)
3つのサラバンド
犬のためのぶよぶよした前奏曲
パンタグリュエルの幼年時代の夢
操り人形は踊っている
パッサカリア
メドゥーサの罠(7曲)
子供の曲集(全9曲)
冷たい小品(全6曲)
壁掛けとしての前奏曲
 録音:1966年12月1日、7日
3つのグノシェンヌ
新しい冷たい小品
2つの夜想曲的夢(リヴァイズ:ロベールキャビイ)
 録音:1970年3月24、26、27日
心に触れる秘密の音楽(リヴァイズ:ロベールキャビイ)(全3曲)
 録音:1970年5月15日
◆CD24
サティ:ばら十字団の最初の思想
ばら十字団のファンファーレ(全3曲)
舞踏への小序曲(リヴァイズ:ロベールキャビイ)
4つの前奏曲
 録音:1970年3月24〜27日
星の子供たち(全3曲)
 録音:1966年12月1日
びっくり箱(全3曲)
 録音:1970年5月15日
1906〜13年の時期の6つの作品(リヴァイズ:ロベールキャビイ)
 録音:1970年3月24〜27日
天国の英雄的な門の前奏曲
 録音:1966年12月1日
スケッチとクロッキーの手帖(21曲)(リヴァイズ:ロベールキャビイ)
 録音:1970年3月24〜27日
最初のメヌエット/2つの夜想曲
組み合わされた3つの小品
 録音:1970年5月15日、19日

◆CD25
サティ:4つのオジーヴ
 録音:1970年5月19日
ゴシックの舞曲(全9曲)
 録音:1970年3月27日
官僚的なソナティナ/金の粉
神秘的なページ(全3曲)
12の短いコラール(リヴァイズ:ロベールキャビイ)
 録音:1970年5月14、15日
操り人形は踊っている
 アルド・チッコリーニ(指)コンセールラムルーO
メドゥーサの罠(7曲)
 ピエールベルタン、ウベールドゥシャンプ、ジョセフ=マリーファルクッチ、マリーローレンス
 コンセールラムルーO員、アルドチッコリーニ(指)
 録音:1969年11月20日
右や左に見えるもの(全3曲)
 ヤン=パスカル・トルトゥリエ(Vn)
 録音:1969年11月21日
セヴラック:ポンパドゥール夫人へのスタンス
 録音:1977年4月20日
◆CD26
セヴラック:組曲「ラングドックにて」(第1曲〜第4曲)(録音:1968年12月31日)
農家の市の日(組曲「ラングドックにて」第5曲)(録音:1969年4月17日)
「休暇の日々」第1集(全8曲)(録音:1969年4月17日)
「休暇の日々」第2集(全3曲)(録音:1975年4月8日)
Le Soldat de plomb(全3曲)(録音:1978年7月3日)
ひなたで水浴びする女たち(録音:1977年4月20日)

◆CD27
セヴラック:「セルダーニャ」第1曲〜第3曲(録音:1974年12月3、4日)
「セルダーニャ」第4曲:リィヴィアのキリスト像の前のらば引きたち(録音:1972年5月16日)
「セルダーニャ」第5曲:らば引きたちの帰還(録音:1974年12月3、4日)
「Le Chante de la terra」第1曲、第2曲(録音:1977年3月8日)
「Le Chante de la terra」第3曲、第4曲(録音:1977年4月1日)
「Le Chante de la terra」第5曲、第6曲(録音:1977年3月8日)
水の精と不謹慎な牧神(録音:1977年4月20日)
はっか摘み(録音:1977年3月8日)
夾竹桃の下で(カタルーニャ海岸の謝肉祭の夕べ)(録音:1975年4月7日)
◆CD28
シューマン:子供の情景(録音:1973年1月16日)
森の情景(録音:1973年1月17日)
6つの間奏曲op.4(録音:1973年1月17日)
ブラームス:8つの小品op.76(録音:1968年11月4、5日)
◆CD29
ブラームス:幻想曲集op.116(全7曲)(録音:1968年11月5、6日)
3つの間奏曲op.117(録音:1968年7月24日)
6つの小品op.118(録音:1968年7月25日)
4つの小品op.119(録音:1968年7月24日)
◆CD30
ブラームス:2つの狂詩曲op.79(録音:1969年9月17日)
シューベルト:ソナタ第21番変ロ長調D.960(録音:1974年11月12日)
楽興の時 ヘ短調D.780-3(録音:1968年6月13日)
ショパン:前奏曲変ロ長調op.28-17(録音:1957年9月21日サルプレイエル)
幻想曲ヘ短調op.49(録音:1957年9月6日)
◆CD31
シューベルト:即興曲集D.899(録音:1972年1月19、24日)
即興曲集D.935(全4曲)(録音:1972年1月24、28日、2月17、18日)
ソナタ第13番イ長調D.664(録音:1974年11月13日)


◆CD32
フランク:前奏曲,コラールとフーガ(全3曲)(録音:1969年3月18日)
前奏曲,アリアと終曲(全3曲)(録音:1969年4月16日)
前奏曲,フーガと変奏曲(ハロルト・バウアー編)(全3曲)(録音:1969年3月24日)
交響的変奏曲(録音:1974年12月9月20日、12月7、9〜10日、リエージュ、音楽院ホール)
 ポール・シュトラウス(指)リエージュPO
◆CD33
フランク:交響詩「魔神」(録音:1974年12月7〜9、10日)
 ポール・シュトラウス(指)リエージュPO
ダンディ:フランス山人の歌による交響曲op.25(録音:1975年6月12、13日)
 セルジュ・ボド(指)パリO
カスティヨン:ピアノ協奏曲ニ長調op.12(録音:1975年6月12、13日)
 ジョルジュ・プレートル(指)モンテカルロPO
◆CD34
マスネ:ピアノ協奏曲変ホ長調(録音:1979年7月3、4日)
 シルヴァン・カンブルラン(指)モンテカルロ国立歌劇場O、
黒い蝶々(録音:1975年4月9日)
白い蝶々(録音:1975年4月9日)
よどんだ水(録音:1975年4月9日)
流れる水(録音:1979年3月15日)
トッカータ(録音:1979年6月28日)
子供たちを寝かしつける調べ(録音:1977年4月26日)
風俗的小品集op.10(全10曲)(録音:1972年5月18日)
7つの即興曲(録音:1977年4月25、26日)
◆CD35
マスネ:狂ったワルツ(録音:1979年3月15日)
非常にゆっくりしたワルツ(録音:1975年4月10日)
Devant la Madone(録音:1979年3月15日)
過ぎ去りし年 第1曲〜第10曲(録音:1979年1月22日)
過ぎ去りし年 第11曲、第12曲(録音:1979年3月15日)
6つの舞曲(録音:1979年12月13日)
3つの行進曲(録音:1979年3月15日)
聖処女(録音:1979年3月15日)
第1組曲op.11(全3曲)(録音:1979年6月25日)
2つの子守歌(録音:1979年12月13日)
◆CD36
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第1番ニ長調op.17(録音:1970年6月8、9日)
ピアノ協奏曲第2番ト短調op.22(録音:1970年6月9、11日)
ピアノ協奏曲第4番ハ短調op.44(録音:1970年11月24、25日、12月22日)
 セルジュ・ボド(指)パリO
◆CD37
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第3番変ホ長調op.29(録音:1970年11月23、24日)
ピアノ協奏曲第5番ヘ長調op.103(録音:1970年12月22、23日)
 セルジュ・ボド(指)パリO
動物の謝肉祭(録音:1966年6月13〜15日)
 ジャック・カゾーラン(Cb)、アンドレ・ブータール(Cl)、ミシェル・デボスト(Fl)、ロベール・コルディエ(Vc)
 アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
 ジョルジュプレートル(指)パリ音楽院O
◆CD38
ドビュッシー:幻想曲(編アンドレジューヴ)(録音:1974年4月10、11日)
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲(録音:1974年3月29日、4月12日)
ピアノ協奏曲ト長調(録音:1974年3月28日)
 ジャン・マルティノン(指)パリO
ドビュッシー:月の光(録音:1965年5月20日)
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(録音:1968年6月13日)
◆CD39
モーツァルト:「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲ハ長調(きらきら星変奏曲)K.265(録音:1981年6月16〜18日)
オランダ語歌曲による8つの変奏曲ト長調K.24(録音:1981年6月16〜18日)
「美しいフランソワーズ」による12の変奏曲変ホ長調K.353(録音:1981年6月16〜18日)
「リゾンは眠った」による9つの変奏曲ハ長調K.264(録音:1981年6月16〜18日)
デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲ニ長調K.573(録音:1981年6月16〜18日)
「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲ハ長調(きらきら星変奏曲)K.265(録音:1968年6月14日)
ベートーヴェン:ソナタ第14番嬰ハ短調op.27-2「月光」〜第1楽章(録音:1958年4月16日)
エリーゼのためにWoO59(録音:1958年4月29日)
◆CD40
リスト:「詩的で宗教的な調べ」第1曲〜第9曲(録音:1990年4月9日)
◆CD41
リスト:「詩的で宗教的な調べ」第10曲(録音:1990年4月10日)
歌劇パラフレーズ〜イゾルデの死(ワーグナー)(録音:1982年3月15、17日)
歌劇パラフレーズ〜ファウストのワルツ(グノー)(録音:1982年3月15、17日)
歌劇パラフレーズ〜ルチアとパリジーナによるコンサートワルツ(ドニゼッティ)(録音:1982年3月15、17日)
歌劇パラフレーズ〜リゴレットによるコンサートパラフレーズ(ヴェルディ)(録音:1982年3月15、17日)
歌劇パラフレーズ〜ボッカネグラの思い出(ヴェルディ)(録音:1982年3月15、17日)
歌劇パラフレーズ〜トロヴァトーレのミゼレーレ(ヴェルディ)(録音:1982年3月15、17日)
歌劇パラフレーズ〜アイーダの神聖な踊りと終幕の二重唱(ヴェルディ)(録音:1990年4月10日)
◆CD42
サティ:アレグロ(録音:1986年5月16日)
ワルツ=バレエ(録音:1985年1月7日)
幻想=ワルツ(録音:1985年1月7日)
3つのサラバンド(録音:1983年12月1日)
3つのジムノペディ(録音:1983年11月7日)
若い処女のためにノルマンディの騎士によって催された祝宴(録音:1985年1月10日)
梨の形をした3つの小品(全7曲)(録音:1986年1月27日)
5つの夜想曲第1曲〜第3曲(録音:1983年12月1日)
5つの夜想曲第4曲、第5曲(録音:1984年1月18日)
組み合わされた3つの小品(録音:1986年1月27日)
最初のメヌエット(録音:1984年1月18日)
最後から2番目の思想(録音:1983年11月7日)
 ガブリエル・タッキーノ(第2ピアノ)
◆CD43
サティ:4つのオジーヴ(録音:1985年1月7,9,10日)
ばら十字団の最初の思想(録音:1985年1月7,9,10日)
ばら十字団のファンファーレ(全3曲)(録音:1985年1月7,9,10日)
星の子供たち(全3曲)(録音:1985年1月7,9,10日)
ナザレ人の第1の前奏曲(録音:1985年1月7,9,10日)
ナザレ人の第2の前奏曲(録音:1985年1月7,9,10日)
エジナールの前奏曲(録音:1985年1月7,9,10日)
ゴシックの舞曲(全9曲)(録音:1985年1月7,9,10日)
天国の英雄的な門の前奏曲(録音:1985年1月7,9,10日)
祈り(録音:1985年1月7,9,10日)
ヴェクサシオン(録音:1985年1月7,9,10日)
貧しい者の夢(録音:1984年1月18日
世俗的な豪華な唱句(録音:1986年5月16日)
◆CD44
サティ:愛撫(リヴァイズ:ロベールキャビイ)(録音:1985年1月7、9日)
ゆがんだ踊り(リヴァイズ:ロベールキャビイ)(録音:1986年5月16日)
悲しい道化師の小曲(リヴァイズ:ロベールキャビイ)(録音:1985年1月7、9日)
夢みる魚(リヴァイズ:ロベールキャビイ)(録音:1985年1月7、9日)
スケッチとクロッキーの手帖(全21曲)(リヴァイズ:ロベールキャビイ)(録音:1985年1月7、9日)
1906〜13年の時期の6つの作品(リヴァイズ:ロベールキャビイ)(録音:1984年1月18日)
パッサカリア(録音:1984年1月18日)
壁掛けとしての前奏曲(録音:1985年1月7、9日)
心に触れる秘密の音楽(リヴァイズ:ロベールキャビイ)(全3曲)(録音:1984年1月18日)
12の短いコラール(リヴァイズ:ロベールキャビイ)(録音:1985年1月7、9日)
2つの夜の夢(リヴァイズ:ロベールキャビイ)(録音:1985年1月7、9日)
不愉快な概要(全3曲)(録音:1986年1月27日)
馬の装具で(全4曲)(録音:1986年1月27日)
 ガブリエル・タッキーノ(第2ピアノ)
◆CD45
新しい冷たい小品(全3曲)(録音:1985年1月7日)
犬のためのぶよぶよした前奏曲(全4曲)(録音:1985年1月7日)
犬のためのぶよぶよした本当の前奏曲(全3曲)(録音:1986年4月4日)
自動記述法(全3曲)(録音:1983年12月1日)
ひからびた胎児(全3曲)(録音:1985年1月10日)
太った木の人形のスケッチとからかい(全3曲)(録音:1983年12月1日)
あらゆる意味にでっちあげられた数章(全3曲)(録音:1985年1月10日)
古い金貨と古い鎧(全3曲)(録音:1983年12月1日)
官僚的なソナティナ(録音:1984年1月18日)
子供の曲集(全9曲)(録音:1984年1月18日)
新子供の曲集(全3曲)(録音:1985年1月7日)
スポーツと気晴らし(全20曲)(録音:1983年12月1日)
1世紀ごとの時間と瞬間的な時間(全3曲)(録音:1985年1月10日)
嫌らしい気取り屋の3つの高雅なワルツ(全3曲)(録音:1983年12月1日)
◆CD46
サティ:6つのグノシェンヌ(録音:1983年11月7日)
冷たい小品(全6曲)(録音:1985年1月7、9、10日)
びっくり箱(録音:1985年1月7、9、10日)
舞踏への小序曲(リヴァイズ:ロベールキャビイ)(録音:1983年12月1日)
ジュトゥヴ(録音:1983年12月1日)
金粉(録音:1984年1月18日)
ピカデリー(録音:1985年1月7、9,10日)
「メドゥーサの罠」のための小舞曲(全7曲)(録音:1985年1月7、9,10日)
操り人形は踊っている(録音:1985年1月7、9,10日)
風変わりな美女(全5曲)(録音:1986年1月27日)
 ガブリエル・タッキーノ(第2ピアノ)
◆CD47
ドビュッシー:版画/映像第1集
映像第2集/映像/バラード
ロマンティックなワルツ/夢想
 録音:1991年4月11〜17日、ラショードゥフォン
◆CD48
ドビュッシー:前奏曲集第1集(録音:1991年4月13日)
おもちゃ箱(録音:1991年4月17日
◆CD49
ドビュッシー:前奏曲集第2集/6つの古代の墓碑銘
レントよりも遅く/小さな黒人
ハイドンをたたえて/マズルカ
アルバムのページ/コンクールの小品
ボヘミア舞曲
 録音:1991年4月13〜19日、ラショードゥフォン
◆CD50
ドビュッシー:子供の領分(録音:1991年4月11日)
12の練習曲(録音:1991年4月15、16日)
再発見された練習曲(録音:1991年4月15、16日)
◆CD51
ドビュッシー:ベルガマスク組曲(録音:1991年4月11日)
ピアノのために(録音:1991年4月11日)
2つのアラベスク(録音:1991年4月16〜18日)
マスク(録音:1991年4月16〜18日)
喜びの島(録音:1991年4月16〜18日)
スケッチ帳より(録音:1991年4月16〜18日)
スティリー風タランテッラ(舞曲)(録音:1991年4月16〜18日)
夜想曲(録音:1991年4月16〜18日)
英雄の子守歌(録音:1991年4月16〜18日)
悲歌(録音:1991年4月16〜18日)

◆CD52
モーツァルト:ピアノ,クラリネットとヴィオラのための三重奏曲変ホ長調K.498(録音:1971年2月9、10日)
 アンリ・ドゥルアール(Cl)、ロジェルポウ(Va)
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調op.65(録音:1967年11月27、28日)
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調op.19(録音:1967年11月29日)
 ポール・トルトゥリエ(Vc)
◆CD53
ドビュッシー:パントマイム/月の光/ピエロ
出現/マンドリン/西風/垣根のつらなり
鐘/そぞろな悩める心
センティメンタルな風景
家のない子のクリスマス
忘れられた小歌(3曲)/水彩画(2曲)
噴水/ロンドー
 ジャニーヌ・ミショー(S)
 録音:1957年6月4〜7日、17日
ラヴェル:「博物誌」より(録音:1968)
草の上(録音:1968年4月8日)
クレマンマロの2つの風刺詩(録音:1968年4月9日)
大風は海から(録音:1968年4月9日)
ロンサールここに眠る(録音:1968年4月9日)
聖女(録音:1968年4月9日)
夢(録音:1968年4月9日)
おもちゃのクリスマス(録音:1968年4月9日)
 ジャン=クリストフ・ブノワ(Br)
◆CD54
ラヴェル:マラルメの3つの詩
 ジャン=クリストフ・ブノワ(Br)
 ジャン=ピエールジャキャ(指)パリO員
 録音:1968年4月8日
フォーレ:ネルop.18-1
ある日の詩(全3曲)/夢のあとにop7-1
この世でop.8-3/捨てられた花op.39-2
プーランク:パガニーニ/田舎の歌
重々しい詩/ギターに寄せる
パリへの旅/ホテル
ドビュッシー:そぞろな悩める心
麦の花/マンドリン/美しき夕べ/鐘
アーン:牢獄より/風景
道は果てもなく/いみじき時
 ニコライ・ゲッダ(T)
 録音:1967年9月18〜20日
ドビュッシー:マンドリン/木馬
 マディ・メスプレ(S)
 録音:1968年10月11日
◆CD55
サティ:潜水人形(全5曲)(録音:1969年12月16日)
青銅の像(録音:1986年6月14日)
ジュトゥヴ(録音:1986年6月14日)
 マディ・メスプレ(S)
3つの恋愛詩(録音:1969年11月20日)
 ガブリエル・バキエ(Br)
やさしく
4つの小さな歌(録音:1969年10月17日)
 ニコライ・ゲッダ(T)
もうひとつの3つの歌(録音:1974年1月4日)
伊達男(録音:1974年1月4日)
エンパイア劇場のプリマドンナ(録音:1974年1月4日)
 マディ・メスプレ(S)
国旗賛歌(録音:1986年5月16日)
3つの無言歌(録音:1986年5月16日)
ジュトゥヴ(録音:1986年5月16日)
 ニコライ・ゲッダ(T)
3つの歌(録音:1974年1月4日)
帽子屋(録音:1974年1月4日)
 マディ・メスプレ(S)
乗合自動車(録音:1986年6月14日)
お医者さんの所で(録音:1986年6月14日)
さあ、ショショット(録音:1986年6月14日)
 ガブリエル・バキエ(Br)
◆CD56
アルベニス:ピアノ協奏曲第1番イ短調
ファリァ:スペインの庭の夜
 エンリケ・バティス(指)RPO
 録音:1984年5月9、10日
アルド・チッコリーニ(P)

※初CD化、初発売を含む56枚組。84ページのブックレット

LIR Classics
LIR-014(1CD)
【未案内旧譜】
W・F・バッハ:ポロネーズとフーガ集
ポロネーズ第1番ハ長調/フーガ第8番へ短調
同第1番ハ長調/ポロネーズ第2番ハ短調
同第5番変ホ長調/フーガ第7番変ロ長調
ポロネーズ第6番変ホ短調
フーガ第5番変ホ長調/同第2番ハ短調
ポロネーズ第11番ト長調/フーガ第6番ホ短調
ポロネーズ第7番ホ長調/同第8番ホ短調
同第3番ニ長調/同第4番ニ短調
フーガ第3番ニ長調/ポロネーズ第12番ト短調
フーガ第4番ニ短調/ポロネーズ第9番ヘ長調
同第10番へ短調
ポール・シモンズ(クラヴィコード)
父親譲りの才能に恵まれながらも栄光から奈落へ転落という生涯を送った大バッハの長男ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710−1784)。即興や対位法の名手としても名声を得たW・F・バッハのポロネーズやフーガは、作曲された多くの作品の中でも傑作として知られています。ポール・シモンズの使用楽器はペール・リンドホルム1780年製のクラヴィコード。作曲者存命当時を楽器を用いてW・F・バッハの思い描いた響きやスタイルの再現を目指しています。
LIR Classics
LIR-013(1CD)
【未案内旧譜】
ショパン:4つのマズルカOp.41
バラード第3番変イ長調Op.47
2つの夜想曲Op.48
英雄ポロネーズ 変イ長調Op.53
2つの夜想曲Op.55/3つのマズルカOp.59
幻想ポロネーズOp.61
イアン・ジョーンズ(P)
ショパンの数あるピアノ作品の中からフランスのノアン滞在時に作曲された作品でプログラムを構成したショパン・アルバム。イアン・ジョーンズは難関として知られるリーズ国際ピアノ・コンクールの入賞経験を持ち、英国王立音楽大学のピアノ科教授として教鞭を執る実力者。このショパンでは確かな知性と叙情性、はっきりとした輪郭を感じさせてくれます。

MUZA
PNCD-83-86855-04-5
(1CD)
¥2205
ヴィエニャフスキ:作品集
伝説 ト短調Op.17* 録音:1962年
クヤヴィアク* 録音:1963年
ポロネーズ ニ長調Op.4* 録音:1963年
ポロネーズ イ長調Op.21+ 録音:1967年
オペルタスOp.19-1(#/**) 録音:1953年
オペルタスOp.19-1* 録音:1962年
旅芸人Op.19-2* 録音:1962年
ポーランドの歌(#/++) 録音:1957年
スケルツォ=タランテッラ ト短調* 録音:1963年
ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調Op.22(#/##) 録音:1961年
ブロニスワフ・ギンペル(Vn)*
ワルシャワ国立フィルハーモニーO(*/##)
アルノルト・レズレル(指)*
ピオトル・ヤノフスキ(Vn)+
ゾフィア・ヴォクトマン(P)+
ワンダ・ウィウコミルスカ(Vn)#*
ヤニナ・シャモトゥルスカ((P))*
ヤドヴィガ・シャモトゥルスカ(P)+
ヴィトルト・ロヴィツキ(指)#*

Proprius
PRCD-2052(1CD)
スウェーデンのシンフォニック・オルガン
ヴァルデマール・オーレーン(1894-1982):アレグロ・フェスティヴォ
ヤナーチェク:おおイエス・キリスト慈悲の泉よ/トッカータ
ユングヴェ・ショルド(1899-1992):アダージョ
ヒルディング・ルーセンベリ(1892-1985):幻想曲とフーガ
スタファン・ストルム(1964-):光は暗闇の中で輝く
ヒルディング・ルーセンベリ:幻想曲ニ短調
ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758)/ヤナーチェク編):ドロットニングホルムの音楽〜3曲
ハラルド・フリュクレーヴ(1882-1919):交響的小品

アンデシュ・ヨンソン(Org)
録音:マルメ(スウェーデン)、聖ヨハネ教会


MSR
MS-1219(1CD)
21世紀のラテン・アメリカ・ピアノ音楽
A.デ・ラ・ヴェガ(b.1925,キューバ):トッカータ(1957)
マルセラ・ロドリゲス(b.1951,メキシコ):水の中の水のように(1985)
C.A.バスケス(b.1952,プエルトリコ):ラプソディア・アクアマリーナ(1999)
A.ポテス(コロンビア):3つの小品(1991-97)
G.カセレス(b.1954,エル・サルバドル):他愛もない(1993)
J.ピニェラ(b.1949,キューバ):朝食前の書(1999)
M.ラヴィスタ(b.1943,メキシコ):シムルグ(1980)
R.コルデロ(1917-2008,パナマ):5つの新しい前奏曲(1982-83)
マルタ・マルチェナ(P)

録音:2005年5月マドリッド,スペイン
マルチェナのMSRへの3枚目のアルバム。マルチェナはキューバの国際的なピアニストで17世紀から現代まで幅広いレパートリーを持つが取り分け現代ラテン・アメリカの音楽に定評があります。アルバム・タイトルに反して21世紀の作品は一つもありません。デ・ラ・ヴェガのトッカータは自由な無調の曲で時折ベルクを思わせます。ポテスの3つの小品はウェーベルン風の点描主義、カセレスも極めてウェーベルン的、対してピニェラの「朝食前の書」は現代のアルベニスとでも言うべき静かな南国の朝を思わせる佳品。ラテン・アメリカの音楽と言えば、ヴィラ=ロボスにヒナステラ、チャベス、後はコープランドのエル・サロン・メヒコというお決まりのイメージを覆すアルバム。
MSR
MS-1317(1CD)
スペイン・ギター作品集
エミリオ・プジョル(プホル)(1886-1980):セギディーリャ、
 スタジオ・ロマンティコ、フェスティヴォーラ
ソル:エチュード(Op.35-13、Op.31-23、
 Op.60-16、Op31-22、Op31-3)
リョベート:盗賊の歌、先生、聖母の御子
タレガ:アデリータ、マリエッタ、マリア、
 ペピータ、ロジータ
トローバ:カスティーリャ組曲
トゥオモ・ティロネン(G)

録音:2008年
ティロネンはフィンランドのギタリストで8才でギターを始め、後にイェラン・セルシェルに師事。レパートリーはルネサンスから現代まで広範囲。澄み切った音色とフレット上の指の移動音が全く聴こえない驚異テクニックにスペインの青い空を感じさせます。

VISTA VERA
VVCD-00194(1CD)
ニコノーヴィチ/リスト、リャードフ、スクリャービン
リスト:夜想曲「夢」/ピアノ小品嬰ヘ長調
葬送前奏曲と葬送行進曲/灰色の雲
リャードフ:しかめっつらOp.64-1
たそがれOp.64-2/誘惑Op.64-3
追憶Op.64-4/目新しさOp.29
前奏曲Op.57-1/Op.36Nos.1-3
Op.39Nos.2,4
スクリャービン:2つの夜想曲Op.5
2つの即興曲/5つの前奏曲Op.15
5つの前奏曲Op.16/4つの前奏曲Op.39
3つの小品Op.45〜アルバムの綴り,前奏曲
3つの小品Op.49
2つの舞曲Op.73/詩曲「炎に向かって」
イーゴリ・ニコノーヴィチ(P)

録音:1978-1995年
VISTA VERA
VVCD-00195(1CD)
ソフロニツキー/スクリャービン博物館ライヴVol.1
ショパン:夜想曲変ホ長調Op.9-2*/ヘ長調Op.15-1*
嬰ヘ長調Op.15-2*/ト短調Op.15-3+/ト長調Op.37-2+
24の前奏曲Op.28〜Nos.14-18,21,22*
バラード第1番#/バラード第4番+
ピアノ・ソナタ第3番(終楽章は未収録)**
ウラディーミル・ソフロニツキー(P)

録音:1960年7月18日*、1958年7月20日+、1955年6月25日#、1956年12月2日**、
モスクワ、スクリャービン博物館、ライヴ(アマチュア録音)
VISTA VERA
VVCD-00198(1CD)
ウラディーミル・ソフロニツキーVol.15
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調Op.23
12の練習曲Op.8〜Nos.1,2
8つの練習曲Op.42〜No.2
12の練習曲Op.8〜Nos.4,5,8,7,10,11,12
2つの詩曲Op.32
ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調Op.30
たよりなさOp.51-1
アルバムの綴りOp.45-1
9つのマズルカOp.25〜No.3
8つの練習曲Op.42〜No.5
24の前奏曲Op.11〜Nos.10,13
4つの前奏曲Op.22〜Nos.1,2
7つの前奏曲Op.17〜No.5
ウラディーミル・ソフロニツキー(P)

録音:1952年1月30日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライヴ
VISTA VERA
VVCD-00199(1CD)
レッスン・オヴ・ザ・マスターVol.1/マリア・グリンベルク
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2-1(コメント:ロシア語/全曲演奏)
ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2(コメント:ロシア語/全曲演奏)
マリア・グリンベルク(P、コメント)

録音:1961年2月、グネーシン音楽学校(ロシア)
VISTA VERA
VVCD-00203(1CD)
ウラディーミル・ソフロニツキーVol.16
シューベルト:即興曲ハ短調Op.90-1*
即興曲変イ長調Op.142-2+
即興曲変ト長調Op.90-3
即興曲変イ長調Op.90-4
シューマン:ピアノ・ソナタ第1番Op.11
ショパン:ポロネーズ嬰ヘ短調Op.44
ウラディーミル・ソフロニツキ(P)

録音:1953年*/1960年+/1948年1月5日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(無印)
VISTA VERA
VVCD-00204(1CD)
ウラディーミル・ソフロニツキーVol.17
リスト:ピアノ・ソナタロ短調*
シューベルト(リスト編):水車屋と小川*
影法師*/舟歌*/魔王*
スクリャービン:前奏曲Op.67-1+/
2つの舞曲Op.73+/ピアノ・ソナタ第5番+
詩曲嬰ヘ長調Op.32-1+
ウラディーミル・ソフロニツキー(P)

録音:1948年1月5日*、1955年1月4日+、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

Aurora
ACD-5060(1SACD)
現代ノルウェーのピアノ音楽
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952):4つのピアノの小品作品22、間奏曲作品36
クラウス・エッゲ(1906-1979):ピアノソナタ第2番作品27「哀愁のソナタ」
フィン・モッテンセン(1922-1983):ソナタ作品7
ロルフ・ヴァリーン(1957-):7つの命令(2001)
ホーコン・アウストボー(P)

録音:2009年3月12日-15日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
ホーコン・アウストボー(1948-)。ノルウェー、コングスベルグの生まれ。国内で演奏活動を行った後、フランスに渡り、パリのコンセルヴァトワールとエコール・ノルマル音楽院で研究をつづけました。1971年にオリヴィエ・メシアン・コンペティションに優勝。ジュリアード音楽院とミュンヘンの州立音楽大学への留学を経て、1973年からオランダを拠点に活動を始めました。ロンドンのデイリー・テレグラフ紙は1974年、「彼のたいへんな才能は国際的に認められるべきだ」とアウストボーの音楽を評価しました。ノルウェー国防軍軍楽隊と共演したメシアンの《異国の鳥》(ACD5057)につづく、ノルウェー作曲家協会のレーベル、Auroraへの新録音でアウストボーは、20世紀から21世紀のノルウェー音楽界を代表する、それぞれ師弟関係にある4人の系譜をたどります。民俗音楽の再生にノルウェーのアイデンティティを示したグリーグとは異なるスタイルを選び、「強烈で独特の性格をもつ声のモザイクを創った」(アウストボー)ファッテイン・ヴァーレンの《4つのピアノの小品》と《間奏曲》。伝統の民俗音楽と新しい語法を深いところで融合させ、その手法がバルトークとも比較されるクラウス・エッゲ《哀愁のソナタ》。フィン・モッテンセンのソナタは、エッゲの第2番とならび1950年代中期ノルウェーを代表するピアノ曲とアウストボーが考える作品。この曲をアウストボーが1977年のベルゲン国際フェスティヴァルで演奏した際、モッテンセンは、彼の演奏を聴くためにオスロから足を運んだと言われます。今日のノルウェーでもっとも活躍の目立つひとり、ロルフ・ヴァリーンの《7つの命令》は、ベルゲンのダンスカンパニーCarteBlancheのために作曲されました。ノルウェーのピアノ音楽を知る上でもっとも重要な、また、興趣の尽きない一枚です。

SMC
(サウンド&ミュージック・クリエーション)
SMC-1004(1CD)
税込定価
GENSOJIN「メフィスト・ワルツ」
リスト(ゲンソウジン編):ハンガリー狂詩曲第2番
ブラームス:ハンガリー舞曲第6番
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番/第8番
カセッラ:戦争の記録
バッハ:主よ人の望みの喜びよ、
 G線上のアリア、目覚めよと呼ぶ声あり
ハチャトゥリアン:剣の舞
リスト:メフィスト・ワルツ
ゲンソウジン(ピアノ・デュオ):【持田正樹(Pf)、日南由紀子(P)】

録音:2008年4月14、15日、千葉市美浜文化ホール
ブダペストの名門、リスト音楽院に長年学んだ二人はヨーロッパ音楽の真髄を見事なまでに理解し、その驚くべきテクニック、天賦の才放つ音楽感で聴く者を熱狂させるでしょう。(ピアニスト・ハンガリー国立リスト音楽院教授 ラントシュ・イシュトヴァン)
リスト作曲の『メフィスト・ワルツ』は、ピアノ・ソロ、またはオーケストラの作品として有名ですが、リスト自身の手によるピアノ四手連弾の楽譜が存在することはあまり知られておりません。このCDは、リスト音楽院に保管され、楽譜の入手自体が困難なピアノ四手連弾『メフィスト・ワルツ』を日本で初めて収録しております。「ゲンソウジン」の二人は共にリスト音楽院に学び、2005年イブラグランドプライズ国際コンクール(イタリア)・ディオ部門最高位、併せてカセッラ賞を受賞。他、様々なコンクールに入賞。モーツァルトからリストまでこなす、実力派のピアノ・デュオです。四手連弾『メフィスト・ワルツ』の楽譜は、リスト音楽院教授・ラントシュの「ゲンソウジン」への特別な配慮により入手、リスト音楽院に学んだこの二人だからこそ実現したCDだったと言えます。

Monopole
LCD-7002(1CDR)
ショパン:ポロネーズ第6番「英雄」
 幻想即興曲 、ワルツ第6番「子犬」/第7番
 マズルカ第5番 op.7-1、夜想曲第9番Op.32-1、
 前奏曲 op.28-9/op.28-10、
 練習曲 op.10-12
チャイコフスキー:「四季」〜6月/11月
パデレフスキ:メヌエット op.14-1
シューマン:ロマンス op.28-2
ロペス・チャヴァリ:el viejo castillo moro
グラナドス:スペイン舞曲 ハ短調
ラフマニノフ:幻想的小品集〜前奏曲op.3-2
サン=サーンス:アレグロ・アパッショナートOp.70
ホセ・イトゥルビ(P)

録音:1950年代

ORF
ORFCD-3072(1CD)
モーツァルトの音楽棚より
モーツァルト:アレグロ〜ザルツブルクの音楽帳より、
 アレグロとメヌエットKV.7、アリア、
 ロンドンのスケッチ帳よりKV.15(8曲)
 アドルガッサー:アレグロ・アッサイWV17.05
ベンダ:ソナタ第6番二長調
C.P.E.バッハ:ボヘミア人
J.N.ティッシャー:プレスト イ長調
J.J.アグレル:アレグロ ホ短調
J.C.バッハ:ソナタ第6番WVA6
フロリアン・ビルザク(Cemb、クラヴィコード)

録音:2006-2007年ザルツブルグ
珍しいアルバム。これまでほとんど知られることがなかったモーツァルトの若書きの作品(その中にはスケッチの域を出ないごく短い曲を含む)とモーツァルトが作曲の勉強にした先輩作曲家の作品を収録。これらを比べて聴いていると、モーツァルトが先人の何を吸収して成長していったかがわかります。またモーツァルトの後の名曲を予感させる小品、断片なども散見し興味深いものがあります。
ORF
ORFCD-3065(1SACD)
ライヒェンタールのオルガン
G.B.マルティーニ:トッカータ、グラーヴェ、
 アル・ポスト・コムニオ
D.スカルラッティ:ソナタK.287,328,288
作者不詳(18世紀ピストイア):エレヴァツィオーネ
ジュゼッペ・ゲラデシ(1759-1815):ロンド
ニコロ・モレッティ(1763-1821):ソナタとシンフォニア
J.V.ラートゲバー(1682-1750):アリア・パストラーレ
バッハ:コラール変奏曲BWV.678、
 ソナタBWV525、パッサカリアBWV582
グスタフ・アウツィンガー(Org)

録音:2008年ライヒェンタール教区教会、ライヴ録音
ライヒェンタールはオーストリア北部の中都市。アウツィンガーは1953年生まれでウィーン音楽院でミハエル・ラドレスクにオルガンを学びました。SACDならではの鮮やかで臨場感あふれるオルガンの響きは天から降り注ぐ、神のご意思か光の蜜か。

BERLIN CLASSICS
BC-1654(1CD)
ピアノ曲集
ベートーヴェン:自作の主題による32の変奏曲WoO.80
ブラームス:3つの間奏曲Op.117
ラヴェル:夜のガスパール
ヒナステラ:ピアノソナタ第1番Op.22
パウル・コンスタンティネスク (1909-1963):Joc dobrogean
ミハエラ・ウルズレアサ(P)

現代ギター
GGBD-2025(1CD)
税込定価
ギターで紡ぐバッハの調べ
バッハ(津田昭治編):アンナ・マグダレーナ・バッハのための楽譜集〜メヌエット/ポロネーズ/メヌエット
平均律クラヴィーア曲集第1巻〜プレリュード第1番/プレリュード第22番
管弦楽組曲第3番〜G線上のアリア/ガヴォット
管弦楽組曲第2番〜ポロネーズ
ゴールドベルグ変奏曲〜アリア
イギリス組曲第2番〜アルマンド
フランス組曲第2番〜サラバンド
フーガの技法〜BACHのテーマ
音楽の捧げもの〜逆行カノン/2声のカノン
マタイ受難曲〜おお血潮したたる主の御頭
コラール変奏曲〜恵み深きイエスを迎えよ
カンタータ「わが足すでに墓穴に入りぬ」〜シンフォニア
無伴奏チェロ組曲第1番〜プレリュード/アルマンド/クーラント/サラバンド/メヌエットI-II/ジーグ
カンタータ「目覚めよとよぶ声あり」〜目覚めよと呼ぶ声あり
津田昭治(G)
J.S.バッハ不滅の名曲をギター・ソロで!数多の名曲を遺したJ.S.バッハ。その作品の中より24の調べを、名匠津田昭治がギター・ソロに編曲・演奏し、現代に甦らせました。オリジナルとは一味違うギターならではのサウンドをお届け致します。このCDに準拠した楽譜『ギター・ソロで弾くJ.S.バッハ名曲集/津田昭治・編』(GG467)は書店でお求めになれます。 (Ki)
現代ギター
GGBD-3025(1CD)
税込定価
マルティーニ:愛の喜び
シューベルト(メルツ編):涙の讃歌、
 すみか、セレナーデ
グラナドス:愛と憎しみ、嘆きのマハ、ゴヤのマハ
カタルーニャ民謡(井上学編):鳥の歌
ビゼー:ハバネラ
ヴァイル:ユーカリ
ポンセ:しおれた心
ガーシュウィン:サマータイム
ピアソラ(カルレバーロ編):ワルツによる詩
 マリアのテーマ
アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌
田中光俊(G)
歌うように美音を紡ぎ出すギタリスト、田中光俊の3rdアルバム。

URANIA
URN-22404(1CD)
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番/第6番、
 詩的で宗教的な調べ〜「葬送」
 巡礼の年第1年スイス〜「泉のほとりで」
 忘れられたワルツ第1番
 ハンガリー狂詩曲第15番「ラコッツィ行進曲」
 巡礼の年第2年イタリア〜ペトラルカのソネット第104番」
スカルラッティ:6つのソナタ
ウラディミール・ホロヴィッツ(P)

録音:1947-1953年ニューヨーク

CHERRY RED
<el>
ACMEM-78CD(1CD)
サティとプーランクのピアノ作品

サティ:船について/ランタンについて
 兜について/ジムノペディ第3番&第2番
 サラバンド第2番/グノシェンヌ第3番
 牧歌/Audabe/瞑想
 トルコ風のチロル舞曲/やせた踊り
 エスパニャーニャ
プーランク:夜想曲第1番
 Branslede Bourgogne/パヴァーヌ
 小さな軍隊行進曲/Complainte
 Branslede Champagne /シシリアンヌ
 カリロン
フランシス・プーランク(P)

XCP
PAS-2262(2CD)
ガブリエル・デュポン:ピアノ作品集
1.Epigraphe
2. Le Soir tombe dans la chambre
3. Du Soleil au jardin
4. Chanson de la pluie
5. Apres-Midi de dimanche
6. Le Medecin
7. Une amie est vent
8. La Chanson du vent
9. Au Coin du feu
10. Coquetteries
11. La Mort Rode
12. Des Enfants jouent dans le jardin
13. Nuit blanche -Hollucinations
14. Calme
ベルナール・ポール・レイニエ(P)
XCP
PAS-2272(1CD)
ブラームス、ドホナーニ/ピアノ作品集
ブラームス:4つの小品
ドホナーニ:4つのピアノ曲
ブラームス:ピアノソナタ第1番
ソフィア・グルバダモーヴァ(P)

フォンテックFOCD-9446(1CD)
税込定価
2009年11月21日発売
カバレフスキー2
バッハ(カバレフスキー編):8つの小前奏曲とフーガ 第1番 ハ長調 BWV 553
トッカータとフーガ ニ短調(ドリア調) BWV 538
カバレフスキー:4つの前奏曲 Op.5
ロンド イ短調 Op.59
日本民謡による変奏曲(民謡の主題による変奏曲 Op.87 より)
こどものためのピアノ小曲集 Op.27
有森 博(P)

録音:2009年3月24〜26日富士見市文化会館キラリ☆ふじみ
「カバレフスキー」(FOCD9315)「音楽の玉手箱〜露西亜秘曲集〜」(FOCD9316)に続き、有森 博が今回も新録音を2タイトル同時リリース。教材としても需要が高いにもかかわらず、これまで入手できるCDの少なかった「カバレフスキー」シリーズの第2弾。カタログとしての価値は言うまでもありませんが、有森の演奏は作品の音楽的な充実ぶりをも再認識させてくれます。そして「ロシア・バレエの誘惑」…モスクワと日本を往復しながらロシア音楽に継続的に取り組んでいる有森ならではの、こだわりの選曲が光る一枚です。 (フォンテック)
フォンテックFOCD-9447(1CD)
税込定価
2009年11月21日発売
ロシア・バレエの誘惑

プロコフィエフ:バレエ音楽「シンデレラ」より6つの小品 Op.102
チャイコフスキー(プレトニェフ編):組曲「くるみ割り人形」
ショスタコーヴィチ:バレエ「黄金時代」 より ポルカ
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの三章
プロコフィエフ:6つの小品 Op.52 より 間奏曲 ロンド 練習曲
有森 博(P)

録音:2009年4月30〜5月2日富士見市文化会館キラリ☆ふじみ

Piano 21
P21-033-N(2CD)
<輸入盤>

PP21-033-N(2CD)
日本語解説書&曲目表記オビ付き>
ウィーン・コネクション
◆CD-1
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番《悲愴》、
 6つのエコセーズ変ホ長調WoO.83、
 エコセーズ変ホ長調WoO.86、
 6つのコントルダンスWoO.14(ベートーヴェンの 編曲によるピアノ版)
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第7番〜第2楽章
ヒュッテンブレンナー:和声によるベートーヴェンへの追悼*
シューベルト:ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲イ短調D.576、
 16のレントラーと2つのエコセーズOp.67, D.734
リスト:ウィーンの夜会第2番変イ長調S.427-2(シューベルトによるワルツ・カプリス)、
 ワルツ イ長調S.208a、ワルツS.210b、
 レントラーS.211
シューベルト(リスト編):若い尼D.828
◆CD-2
シューベルト(リスト編):魔王D.328
 ヒュッテンブレンナー:魔王のワルツ*、
 6つの変奏曲Op.2*/
シューベルト(ライネッケ&カツァリス編):交響曲第7番D.759《未完成》*
ヒュッテンブレンナー:悲しみの響きによるシューベルトへの追悼*
ディアベッリ(1781−1858):ソナチネ ト長調Op.151-1、
ソナチネ ト長調Op.168-6、
ソナチネ イ短調Op.168-7、ワルツ、
ディアベッリのワルツによる変奏曲集〜ヒュッテンブレンナー、シューベルト、リスト
ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲〜第1変奏/第13変奏/第20変奏/第22変奏
ベートーヴェン(アントン・ディアベッリ編):弦楽五重奏のための断章ハ長調
シプリアン・カツァリス(P)

録音:2009年7月&8月
*=世界初録音
マーラーの「アダージェット」のピアノ・アレンジを収録するなど大反響を呼んだ「ピアノ・レアリティーズVol.1」(P21 030-N)以来となるカツァリスの新録音は、ビーダーマイヤー期のウィーンを舞台とした前代未聞、超絶のピアノ作品集!ベートーヴェン、ヒュッテンブレンナー、シューベルト、リスト、そしてディアベッリ。音楽の都ウィーンで育まれた5人の巨匠たちの友情を描いたこの"ウィーン・コネクション"最大のポイントは、やはりピアノ独奏版の「未完成交響曲」でしょう。ライネッケによって4手連弾用に編曲された「未完成」の楽譜をカツァリス自身が独奏用にアレンジ。カツァリスはその際、オリジナルの管弦楽版により近づけるため、さらなるアレンジを施したというのですからその難易度や衝撃度は、想像を絶するものです。またベートーヴェンの「悲愴」、リスト編曲の「魔王」、シューベルトから「未完成」の手稿譜を献呈されたヒュッテンブレンナーの作品など、カツァリスの凄まじすぎる技巧と豊かな音楽性、多彩なプログラムはもはや神業。
Piano 21
KR-622(1CD)
映画《アレグロ》〜オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラック
バッハ:チェンバロ協奏曲第5番〜第2楽章
チェンバロ協奏曲第1番〜第1楽章
チェンバロ協奏曲第3番〜第2楽章
協奏曲第3番ニ短調BWV.974〜第2楽章
ゴルトベルク変奏曲〜アリア
平均率クラヴィーア曲集第1巻〜前奏曲第1番ハ長調BWV.846/前奏曲第2番ハ短調BWV.847/前奏曲第3番嬰ハ長調BWV.848/フーガ第8番変ホ短調BWV.853/前奏曲第20番イ短調BWV.865
インヴェンション第1番ハ長調BWV.772、
インヴェンション第6番ホ長調BWV.777、
インヴェンション第8番ヘ長調BWV.779、
インヴェンション第5番変ホ長調BWV.776
シプリアン・カツァリス(P)
セバスチャン・テウィンケル(指)
南西ドイツ・プフォルツハイムCO

録音:2005年3月&2000年1月
「トッカータとフーガ」や「バディネリ」の超絶演奏を収録したアレンジ集(P21 017-N)など、2枚のバッハ・アルバムをリリースしているカツァリス。記憶喪失のピアニストが故郷のデンマークで遭遇する様々な出来事を描いた映画「アレグロ」のサントラとして登場する"新しいバッハ"でのカツァリスの演奏は意外なほどストレート。いつもと少し違う(?)カツァリスの演奏と、「インヴェンションとシンフォニア」などこれまで聴けなかったレパートリーはどちらも聴き逃せません!


Avie
AV-2180(1CD)
フライング・ソロ
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz.117
パガニーニ:カプリース〜第4番、第9番、第21番
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.27-3「バラード」、同第5番ト長調Op.27-5
ツィンマーマン:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
オーガスティン・ハーデリッヒ(Vn)
これまでに数多くの若手音楽家たちのレコーディングを全世界に向けて送り出してきたアヴィー(Avie)が、"レーベル創設以来、史上最大の若手アーティスト"と激賞する奇跡のヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒのソロ・レコーディング!1984年、ドイツ人の両親のもとイタリアで生まれたハーデリッヒは、マスカーニ音楽学校を優秀な成績で卒業するなど天才奏者として将来を嘱望されていましたが、1999年に不慮の事件に遭遇。全身の60%にも及ぶ大火傷を負いながらも20回を超える手術や想像を絶する厳しいリハビリに耐え抜いたハーデリッヒは、まさしく絶望の淵から不死鳥の如く甦った奇跡のヴァイオリニストです。ヴァイオリンを手に音楽の舞台へカムバックを果たしたハーデリッヒは、2006年にインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールを見事制覇。また優れた器楽奏者にのみ与えられるアメリカの栄誉ある"エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント"を授与されるなど、完全復活を遂げ巨匠への道を確実に歩み始めています。生きる喜び、音楽の喜びを感じさせてくれるハーデリッヒのヴァイオリンには、まるで音楽の神々が宿っているかのよう。ハーデリッヒが全身全霊を込めて創り上げた素晴らしいアルバムです。
Avie
AV-2173(1CD)
パースペクティヴW
ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ変ホ長調「1905年10月1日街頭にて」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」、同第24番嬰ヘ長調Op.78「テレーゼ」
ブラームス:ピアノ・ソナタ第2番嬰へ短調Op.2
アンドレアス・ヘフリガー(P)
往年の大テノール歌手エルンスト・ヘフリガーの息子、アンドレアス・ヘフリガーのリサイタル・プログラム"パースペクティヴ"の第4弾。レコーディングはMTT&SFSのマーラー・チクルスでお馴染みの超強力録音チーム、"トリトナス"が担当しており、音質面も優秀。

風樂
MOOM-7002(1CD)
税込定価
シューベルト作品集
2つのスケルツォD.593〜第1曲変ロ長調
ピアノ・ソナタ第16番イ短調D.845Op.42
楽興の時D.780 Op.94 (1823-1828)
三輪郁(P)

録音:2009年4月30日、5月1日横浜・ひまわりの郷 港南区民文化センター
今、もっともウィーンの薫りを伝え得ると思われる日本人ピアニスト三輪郁。第1弾「バルトーク:ピアノ作品集(MOOM7001)」ではその確かな技術と音楽性を証明した三輪郁。【Ikuレーベル】の第二弾は、ウィーンの作曲家シューベルト。三輪郁がウィーンで生まれた音楽の数々をどれほど自家薬籠のものとしているかは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちから共演のリクエストが絶えないことからもわかります。そんな三輪郁が選んだ曲は、シンフォニックともいえるスケールの大きい「ピアノ・ソナタ第16番 D.780 Op.42」をメインとして、ほかに珠玉の小品。また、大人気の音楽マンガ「のだめカンタービレ」でも取り上げられている、この第16番のピアノ・ソナタ。「のだめ」の影の演奏者の一人でもある三輪郁の演奏にも注目です。 ソリストとして、室内楽奏者として、ウィーンの演奏様式を伝承する魅力溢れる音楽家三輪郁は幅広いレパートリーを持つピアニストとして、今後一層の活躍が多いに期待できるアルバムです。 (Ki)

IDIS
IDIS-6578(2CD)
ベートーヴェン:初期ピアノ・ソナタ集第2集
ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1
ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2
ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26
ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調Op.27-1
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」
ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28「田園」
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」
ワルター・ギーゼキング(P)

録音:1956年(モノラル、ステレオ)
第1集(IDIS65732CD)の続編。いずれもEMI録音。ギーゼキングはベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の録音に取り組んでいましたが、三分の二ほど進んだところで急死してしまいました。このCDには「月光」、「テンペスト」などの名曲が収録されています。 (Ki)


Roman Zaslavsky Productions
LC-00858(1CD)
ロマン・ザスラフスキー/ソロCDデビュー
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番「告別」*
ブラームス:3つの間奏曲Op.117
シューマン:交響的練習曲Op.13
ロマン・ザスラフスキー(P)

録音:2001年4月25日*、2005年11月11日テアトロ・ド・セシ(サンパウロ)
チェリスト、ガブリエル・リプキンの盟友ロマン・ザスラフスキー。彼が2001年、2005年にブラジル、サンパウロのテアトロ・ド・セシで行ったコンサートの演奏がCDとなってリリースされます。彼の高い演奏技術は世界的にも注目されており、ブラジルのファンの熱気とともに、白熱のライヴ演奏を楽しむことができます。「ジャーマン・リサイタル」と題したベートーヴェン、ブラームス、シューマンのプログラム。緻密に構築されたベートーヴェン。瞑想的美しさが際立つブラームス。壮大で豊かな響きを作り出すシューマンでは、変幻自在のテクニックで見事なピアニズムを披露しています。ロマン・ザスラフスキーのピアニストとしての実力を改めて感じる1枚。 (Ki)
◆プロフィール
ロシアのサンクト・ペテルブルグ生まれのイスラエル人ピアニスト。サンクト・ペテルブルグ音楽院で学んだ後、テル・アビブ(イスラエル)のルービン音楽院、フランクフルトとカールスルーエ(ドイツ)の高等音楽院で学んだ。現在ドイツを拠点に活動しており、世界の聴衆、批評家、音楽家から、注目に値する次世代アーティストとして高く評価されている。2008年、2009年にはチェロのガブリエル・リプキンと日本を訪れ、各地で大成功を収めました。

AUTOR
SA-01590(2CD)
アルベニス:組曲「イベリア」(全曲)/ナバラ マリサ・モンティエル(P)

録音:J・マルチ財団コンサートホール
マリサ・モンティエルはスペイン・ピアノ音楽の名演奏家ホセ・クビレス(1894-1971)に師事したピアニスト。

Saydisc
CD-SDL-394(1CDR)
風の歌〜エオリアン・ハープの音
ウィンフィールド:北風/南風/東風/
西風/風の歌第1番〜第4番
ロジャー・ウィンフィールド(エオリアン・ハープ)

録音:1989年
ギリシャ神話の風神アイオロスを由来とするエオリアン・ハープは、"風"と弦との共鳴によって音が鳴るハープの一種。スペインのラ・マンガ、シエラ、ネバダ、イギリスのブリストルの"風"が生んだ大自然の音楽が収められている。未案内旧譜。
※Saydiscはレーベル・オフィシャルのCD-Rとなります

フォンテック
FOCD-9443
税込定価
09年9月21日発売
フランシスコ・タレガ作品集
アランブラの想い出/グランドワルツ/マリエータ/メヌエット形式による練習曲/ダンサモーラ/ラグリマ/アデリータ/ロシータ/アラビア奇想曲/二人の姉妹/了つの前奏曲/エンデチャ/オレムス/メヌエット/マズルカ ト長調/ハバーナノマリア/夢(トレモロ)
國松尾次(G)

録音:2009年5月13-15日 相模湖交流センター・ライヴ
第3回バルセロナ国際ギターコンクール“ミゲル・リョベード優勝の新進気鋭のギタリスト、國松竜次による国内デビューアルバム。本作は現在のクラシックギター発展の礎を作った作曲家・ギタリストのフランシスコ・タレガ(1852-1909)の没後100年を記念しています。『アランブラ(アルハンブラ)の想い出』『アラビ(風)奇想曲』をはじめ、ギター音楽の芳醇なエッセンスを凝縮したような一遠の作品は、ギターファンのみならず、音楽ファン全体に広く知られたものばかりです。 國松は京都在住。2007年にスペイン.バルセロナより帰国後、国内外を問わず積極的な活動を行っています。タレガの高弟であったミゲル・リョベート、その名前を冠したコンクールを制し、スペインの巨匠ギタリストの風格すら漂わせる國松竜次による、タレガ作品演奏の決定盤がここに登場。 (フォンテック)

DACAPO
MAR-8.226089(1CD)
ノアゴー(1932-):ピアノ作品集
動物たちの協奏曲
コブ・ウィーバーと道の途中の他の秘密
9人の友人たち/フラグメントI-IV
9つの習作Op.25b
4つのスケッチOp.25a
エリック・カルトフト(P)
様々に作風が変化することで知られるデンマークの作曲家ノアゴーにとっては、ピアノ音楽も重要なスタンスを占めているジャンルです。このアルバムには、ほぼ50年に渡る彼の創造の軌跡を収録。「動物たちの協奏曲」ではカメがタンゴのステップを踏んでいたり、鳥がビートルズとおぼしきメロディを歌っていたりと、メシアンそこのけの興味深い作品となっています。他の作品も、一見無機質に見える音の連なりになかなか味のあることが隠されていたりして、ひとときも耳を離す暇がありません。

OUT OF THE FLAME
OUT-028(1CD)
ボヘミア・ピアノ・エディション 2008
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番
ショパン:練習曲イ短調Op.25-11
 ポロネーズ変イ長調「英雄」Op.53
 華麗なワルツ変イ長調Op.34-1
リスト:愛の夢(夜想曲)変イ長調
 ペトラルカのソネット/メフィスト・ワルツ第1番
カレル・ヴルチシュカ(P)

録音:2007年3月、CNSO第2スタジオ「ブルー・ヴェルベット」
ボヘミア・ピアノ社製ヤナーチェク・モデルを使用。カレル・ヴルチシュカは1990年5月プラハの生まれ、つまり当録音時点で16歳です。

ROSA
RD-1695(1CD)
ペトル・エベン(1929-2007):地上の迷宮と魂の楽園(オルガンと朗読の為の;2002) イレナ・フジプコヴァー(Org)*
マルチン・ストロプニツキー(朗読)+

録音:2008年4月28-29日、プラハ・聖ヤクプ・バジリカ教会*
2008年7月29日、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ+
17世紀チェコの生んだ偉大な宗教家・教育者ヨハネス・アモス・コメニウス(ヤン・アーモス・コメンスキー;1592-1670)が著したチェコ国民文学の古典「地上の迷宮と魂の楽園」からテキストを採った大作。

HAMU
HF-0031-2(1CD)

【未案内旧譜】
ヤナーチェク:ピアノ作品集
霧の中で*/ソナタ「1905年10月1日街頭にて」+
草陰の小径 第1集#/草陰の小径 第2集**
思い出**
ヤロスラヴァ・ピェホチョヴァー(P)

録音:2004年4月20日、2004年11月9日+、2006年2月7日#、2007年2月23日**、
プラハ音楽アカデミー、サウンド・スタジオ
スラーヴカ(ヤロスラヴァの愛称)・ピェホチョヴァー(1976年生まれ)はプラハ音楽アカデミーでイヴァン・モラヴェツに師事したピアニスト。「ヤナーチェクの全ピアノ作品」をテーマとした論文で博士号を取得しています。

SOLITON
SCD-004-3(1CD)
ショパン:ピアノ名曲集
ワルツ第7番嬰ハ短調+/ワルツ変イ長調Op.34-1#
ポロネーズ イ長調*/バラード第4番ヘ短調**
スケルツォ変ロ短調Op.31++
マズルカ変ロ長調Op.7-5#
夜想曲変ホ長調Op.9-2#
幻想即興曲嬰ハ短調#
練習曲ハ短調*/練習曲「黒鍵」Op.10-5(***)
練習曲変ト長調##/練習曲変イ長調#
花婿Op.74-15(リスト編曲)+
願いOp.74-1(リスト編曲)+
ソナタ第2番変ロ短調Op.35+
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ*、
セルゲイ・ラフマニノフ+、
アレクサンダー・ブライロフスキー#、
アルフレッド・コルトー**
ラウル・コチャルスキ++、
フランシス・プランテ##、
イグナツィ・フリードマン(***) (P)
ほとんどのアイテムでポーランド語のみの表記となっております。歴史的録音。解説書は付いておりません。
SOLITON
SCD-046-3(1CD)
ペルプリン=コロノヴォ国際オルガン祭
ブルーンス:前奏曲ホ短調*
ゲオルク・ベーム:キリストよ、御身は日にして光なり(コラール・パルティータ)*
ヘンデル:シバの女王の入場#
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第4番変ロ長調Op.65#
フランク):コラール第3番イ短調+
フロル・ペーテルス:演奏会用小品Op.52a+
ゲディミン・グルッバ(Org)

録音、使用楽器:ペルプリン大聖堂、バロック・オルガン*、ロマンティック・オルガン+
コロノヴォ、聖マリア教会# (ポーランド)
SOLITON
SCD-048-2(1CD)
ロマンティック・ヴァイオリン&ピアノ
グリーグ:「ペール・ギュント」より 朝*
クライスラー:ジプシーの女*
ショパン:ワルツ嬰ハ短調
ヴィエニャフスキ:クヤヴィアク*
クライスラー:愛の悲しみ/美しきロスマリン*
ショパン:ポロネーズ第6番「英雄」
ウィリアム・クロル(1901-1980):バンジョーとフィドル*
クライスラー:シンコペーション*
モンティ:チャルダーシュ*
グリーグ:ホルベア組曲〜アリア*
ドビュッシー:月の光*
ナタリア・ヴァレフスカ(ヴァイオリン)*
ラファウ・レヴァンドフスキ(P)

※解説書は付いておりません。

FUTUREX CLASSICS
FCD-701-2(1CD)
ショパン:ピアノ作品集
バラード ト短調Op.23-1/前奏曲ホ短調Op.28-4
前奏曲ロ短調Op.28-6/前奏曲変ニ長調Op.28-15
前奏曲ト短調Op.28-22/練習曲ハ短調Op.10-12
夜想曲変ニ長調Op.27-2/ワルツ変ホ長調Op.18
ワルツイ短調Op.34-2/ワルツ ヘ長調Op.34-3
ワルツ変ニ長調Op.64-1/ワルツ嬰ハ短調Op.64-2
ワルツ変イ長調Op.69-1/ポロネーズ嬰ヘ短調Op.44
アルドナ・ドヴァリオナイテ(P)

録音:1999年8月、グダンスク(ポーランド)、オロヴィアンカ、
バルト・フィルハーモニー室内楽ホール
※解説書は付いておりません。
FUTUREX CLASSICS
FCD-717-2(1CD)
オルガン名曲集
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV565
モーツァルト(1756-1794):アンダンテBWV616
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):抒情的間奏曲/スケルツォOp.4-2
ガーズ・エドマンドソン(1900-1971):優美なユモレスク(ガヴォット)
レオン・ボエルマン(1862-1897):ゴシック組曲
ミチェスワフ・スルジンスキー(1866-1925):悲歌Op.30
マリアン・サヴァ(1937-2005):フーガ=ボレロ(1995)
ルイ・ジェイムズ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリー(1817-1869):オフェルトリウム
 エレヴァツィオまたはコムニオ/退堂曲
ロマン・ペルツキ(Org)

録音:1997年12月
※解説書は付いておりません。
FUTUREX CLASSICS
FCD-727-2(1CD)
ショパン:ピアノ作品集
即興曲嬰ハ短調Op.posth.
スケルツォ変ロ短調Op.31
ワルツ嬰ハ短調Op.64-2
練習曲ホ長調Op.10-3
マズルカ変イ長調Op.posth
マズルカ嬰ハ短調Op.50-3
舟歌 嬰ヘ長調Op.60
ポロネーズ変ロ長調Op.posth
ポロネーズ イ長調Op.40-2
ポロネーズ変イ長調Op.53
ラファウ・レヴァンドフスキ(P)

録音:2000年12月6日、グダンスク放送S3(ポーランド)
※解説書は付いておりません。
FUTUREX CLASSICS
FCD-728-2(1CD)
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35*
 チェロ・ソナタ ト短調Op.65+
カロル・ヴロニシェフスキ(Vc)+
ラファウ・レヴァンドフスキ(P)

録音:1998年4月23日、ワルシャワ、S2*/2000年12月5日、グダンスク放送S3+
※解説書は付いておりません。
FUTUREX CLASSICS
FCD-729-2(1CD)
カルメン幻想曲
ワクスマン(1906-1967):カルメン幻想曲*
パガニーニ:24の奇想曲Op.1〜No.24
 「わが心うつろになりて」による変奏曲
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調 K.454*
サン=サーンス(イザイ編):ワルツ形式の練習曲*
ヤロスワフ・ナドジツキ(Vn)
アルノルト・ドンブロフスキ(P)*

録音:2001年、グダンスク、
フリデリク・ショパン記念バルト・ポーランド・フィルハーモニー室内楽ホール
※解説書は付いておりません。
FUTUREX CLASSICS
FCD-731-2(1CD)
楽園にて〜オルガンの為の音楽
ヨハネス・フィッシャー・モルンゲンシス(1550-?):神よ、われを救いたまえ
不詳:舞曲(オリヴァのタブラチュア譜集(1619)から)
バッハ:カンタータBWV147 より 主よ、人の望みの喜びよ(ロマン・ペルツキ編曲)
オルガン・ソナタ ホ短調BWV528
管弦楽組曲第3番BWV1068 より アリア(ロマン・ペルツキ編曲)
ルイ・ジェイムズ・アルフレッド・ルフェビュール=ヴェリー(1817-1869):行進曲
ショパン:前奏曲変ニ長調Op.28-15(W・T・ベスト編曲)
フェリクス・ノヴォヴィエイスキ(1877-1946):楽園にて(オルガン独奏の為の詩曲)
ロマン・ペルツキ(Org)

録音:2000年11月、モロング(ポーランド)、聖ピオトル&パヴェウ教会
※解説書は付いておりません。

Selene
CD-S-0297(1CD)
ショパン:練習曲変イ長調Op.25-1
同ヘ短調Op.25-2/同嬰ハ短調Op.25-7
即興曲嬰ヘ長調Op.36/マズルカ嬰ハ短調Op.41-4
同ホ短調Op.41-1
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
夜想曲嬰ヘ短調Op.48-2
バラード第4番ヘ短調Op.52
ベルナール・ゴドー(P)

録音:1996-1997年、ポーランド、ライヴ

Onyx
ONYX-4044(1CD)
パガニーニ:24のカプリースOp.1 ジェイムズ・エーネス(Vn/ストラディヴァリウス 1715"Marsick")

録音:2009年5月&6月、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス/イギリス)
エーネスは1995年のデビュー・レコーディング、大喝采を浴びた2009年のザルツブルク音楽祭でパガニーニの「24のカプリース」を取り上げており、この難曲中の難曲に対するこだわりと愛着は相当なもの。

URANIA
URN-22400(1CD)
ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲Op.120
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調 K.454*
ミエチスラフ・ホルショフスキ (P)
ヨゼフ・シゲティ (Vn)

録音:1951年、1954年*

※旧品番 SP4232の再発売。モーツァルトのピアノはジョージ・セルだと思われます。

EMEC
E-080(2CD)
アントニオ・ルイス=ピポ(1934-1997):ギター作品全集
歌と踊り/ネニア/前奏曲第2集
自由な歌とフロレオ/カベソンへのオマージュ
前奏曲とトッカータ/面倒なこと
タクシーのためのソナタ/前奏曲第1集
エスタンシア/ジョンへ/賞賛
ティエントによるティエント(A・デ・ムダラへのオマージュ)
秋/ヴィラ=ロボスへのオマージュ(*)
二人のために(*)
ジャン・ブリュノ・ドータネル(G)、
ナディア・ジェルベル(G)*

神戸ユビノ企画
WTCH-0001(1CD)
税込定価
左手のシャコンヌ〜左手の為のピアノ作品集
サン=サーンス:エレジー
バッハ(ブラームス編):シャコンヌ
スクリャービン:前奏曲と夜想曲
智内威雄(P)

録音:2008年2月,奈良学園前ホール
※このCDは、演奏者本人の意向によりなるべく生の会場演奏に近い状態に留めるため、修正をほとんど行っておりません。
100年を超える左手のピアノ演奏の歴史に、今、初の本格派新人登場。忘れられていた珠玉の名曲が長い眠りからようやく蘇る!!
※智内威雄(ちない たけお,左手のピアニスト)
東京音楽大学ピアノ演奏科コースを卒業後、ドイツ・ハノーファー音楽大学に留学。E.ステーン=ノックレベルク氏に師事し研鑽を積む。同大学在学中にマルサラ国際コンクール3 位入賞。その後ジストニアが発症し、大学を休学しリハビリを開始。04年より左手のピアニストとして演奏活動を再開。左手のみで行った室内楽の卒業試験では満場一致の最優秀成績を収める。06年3月に広島交響楽団とラヴェルの「左手のための協奏曲」を共演し、観衆をはじめ共演指揮者、楽団員 から絶賛される。07年7月に関西テレビ制作のドキュメンタリー番組「心に響く命の音・左手のピアニスト・智内威雄」が放送される。09年より楽譜収集と左手演奏の普及を目的とする「左手アーカイブ構想」に着手する。

Ameson
ASCP-0815(1CD)
バッハ風とピアノ・トランスクリプションンズ
バッハ:前奏曲とフーガ イ短調BWV.543(リスト編)
カンタータ第29番「神、われら汝に感謝す」〜序曲(サン=サーンス編)
 シチリアーノ(ケンプ編)
シューマン:バッハの名による6つのフーガOp.60
 トッカータ,アダージョとフーガ ハ長調BWV.564より アダージョ(ブゾーニ編)
 コラール「われ、汝を呼ぶ、主イエス・キリストよ」BWV.639〜コラール前奏曲
 シャコンヌ(ブゾーニ編)
 マタイ受難曲〜主よ憐れみたまえ(ベッファ編)
 前奏曲ロ短調BWV.855a(ジロティ編)
ヴィラ=ロボス:アリア
ダヴィッド・ビスマス(P)
ダヴィッド・ビスマスは、14歳という若さでパリ国立高等音楽院への入学を実現させ、ケフェレック、コラール、エンゲラー、デュソーシェスといった名ピアニストたちにその才能を認められたフランス新世代の旗手。フランク&フォーレ(ASCP 0302)、デュカス&ドビュッシー(ASCP 0607)のに続くバッハ・アルバムは、"トランスクリプション"と2つの"バッハ風"の作品をカップリング。ビスマスの透き通るような音色、丁寧で繊細なタッチが、"トランスクリプション"であるということを忘れさせてくれます。

Cybele
SACD-160.404(1SACD)
ロシア未来派のピアノ作品集Vol.1
オブーホフ:祈り、2つの小品、転化、
 イコネ、クリエイション・デ・オル/
ヴィシネグラツキー:2つの前奏曲、エチュード
プロトポポフ:ソナタ第2番Op.5/
オブーホフ:Aimons-nous les uns les autres、
 La paix pour les reconcilies、
 Le Temple est mesure、Adorons Christ
トーマス・ギュンター(P)
1910年代の荒れ狂う動乱のロシアで生まれ、前衛芸術を掲げた"ロシア未来派"に属する音楽家たちが創造した"ピアノ作品"の再評価を目指す新シリーズ。トーマス・ギュンター演奏によって、スターリンの登場による弾圧で歴史の闇に葬られたオブーホフ、ヴィシネグラツキー、プロトポポフのピアノ作品が確かに当時のロシア(旧ソ連)に存在していたということが証明されます。全曲世界初録音。

Ondine
ODE-1154(1CD)
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
ソナタ第1番ハ長調HobXVI:1、
ソナタ第23番ヘ長調HobXVI:23(Op.13-3)、
ソナタ第27番ト長調HobXVI:27(Op.14-1)、
ソナタ第50番ハ長調HobXVI:50(Op.79)
ツィモン・バルト(P)

録音:2008年1月ヤルヴェンパーホール(ヤルヴェンパー、フィンランド)
アメリカのピアニスト、ツィモン・バルトのハイドン没後200年へのオマージュ。バルトがOndineに録音したラモー「クラヴサン小曲集」(ODE1067)とラヴェル「ピアノ作品集」(夜のガスパール、鏡、水の戯れ)(ODE1095)は、そのきわめて"個人的な"アプローチに共感する人たちの間で"カルト的な"地位を獲得していると言われます。作品の時代と様式の正しさを追求するより、作品に印象主義的要素を見いだそうとするアプローチ。そのスタイルは、古典時代ハイドンのソナタの演奏にも貫かれていると言えそうです。 (Ki)

DREYER-GAIDO
DRECD-21049(1CD)
20世紀クラリネット・ソロ作品集
ベリオ:セクエンツァ\
シュトックハウゼン:友情をこめて
メシアン:鳥たちの深淵
ドナトーニ:クレール
ペンデレツキ:前奏曲
デニソフ:ソナタ
ヴァレンティノ・ブッキ:コンチェルト
ローラ・ルイス・フェレレス(Cl)

録音:2009年1月
20世紀のクラリネット・ソロ曲の代表的作品(最低限これだけは、というもの)を収録。スペイン出身のクラリネット奏者ローラ・ルイス・フェレレスは数々の受賞歴を持ち、現在はベルリン・コミッシェ・オパー管弦楽団の首席奏者。またアンサンブル・メディテラインのメンバーでもあります。演奏至難の曲を軽々とこなしてしまう美人奏者。

Agnus Musikproduktioner
AM-018(1CD)
フィンガープリンツ1〜トランペットの為の作品集
カステレード:2本のトランペットの為の「6つの小品」
ヒンデミット:トランペット・ソナタ
パーシケッティ:2本のトランペットの為のパラブル
エネスコ:伝説/エベン:二重奏曲
ピルス:トランペット・ソナタ
ピルヒナー:アルムヴァイス
カステレード:トランペット・ソナタ
ウルバン・アグナス(Tp)
ヨアキム・アグナス(Tp)、イダ・モー(P)
イェテボリ響、ロイヤル・ストックホルム・フィルの首席奏者を歴任し現在はケルン音楽大学で教鞭を執るウルバン・アグナスと、ロイヤル・ストックホルム・フィルの現首席奏者ヨアキム・アグナスのデュオはトランペット奏者必聴!2人が愛用するモネのサウンドのブレンド具合もバッチリ。

NUEVO MEDIOS
NM-15840(1CD)
【未案内旧譜】
エル・アルバイシンカルレス・トレパト編:ギターによるスペイン音楽
サラサーテ:サパテアド Op.23-2
グラナドス:歌劇「ゴイェスカス」〜間奏曲
 スペイン民謡による7つの小品〜サパテアド
アルベニス:スペインOp.165〜前奏曲/タンゴ/セレナード
 スペインの歌Op.232〜前奏曲 − スペイン組曲Op.47〜 アストゥリアス
 イベリア 第3巻〜エル・アルバイシン
 スペイン組曲Op.47〜グラナダ(タレガ編曲)
ドビュッシー:版画〜グラナダの夕べ
 前奏曲集第1巻〜させぎられたセレナード/同第2巻〜ビニョの門
カルレス・トレパト(G)

録音:2002年春、2003年秋、タラゴナ県シウラナ(スペイン)、聖マリア教会

CARUS
CARUS-83-251(1SACD)
ヴィエルヌ:幻想的小品集II
幻想的小品集(24曲、4組曲、各6曲)〜組曲第2番op.53、組曲第4番op.55
カイ・ヨハンセン(Org)

録音:2008年5月21-23日
※ドレスデン聖母教会のオルガンを使用
CARUS
CARUS-83-419(1CD)
アルピルスバッハのオルガン

バッハ:幻想曲とフーガ.ト長調BWV.542
 パストラーレ.ヘ長調BWV.590
 幻想曲.ハ長調BWV.572
フランク:大オルガンの為の3つの作品
ユルゲン・エッスル:「インプロビゼーション」
ユルゲン・エッスル(Org)

録音:2009年5月
ユルゲン・エッスルは、2009年1月に来日し、優れた技巧で我々を驚愕させたオルガニスト。ドイツ、シュバルツバルト地方の小さな町アルピルスバッハにある素晴らしい造形美を持つオルガンを使用した演奏。

PRO MUSICA CAMERATA
PMC-060(2CD)
アントニ・ストルペ(1851-1872):作品全集 2&3
(ピアノ作品集)
ソナタ ニ短調/変奏曲ニ長調/ワルツ
夜想曲/即興曲/楽興の時/デュエット
マズルカ/ソナタ イ短調
ミロスワフ・ゴンシェニェツ(P)

録音:2007年11-12月、ワルシャワ、 ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
モニュシュコらに師事し将来を嘱望されながら21歳という若さで亡くなったポーランドの作曲家ストルペの全作品録音プロジェクト第2弾。
ミロスワフ・ゴンシェニェ(1954年生まれ)はルトスワフスキ門下の作曲家でもあるポーランドのピアニスト。

King International
KDC-5070(1CD)
ラフマニノフ:練習曲「音の絵」Op.39
コレルリの主題による変奏曲Op.42
6つの歌曲Op.38
アレクサンドル・メルニコフ(P)
エレーナ・ブリロワ(S)
ラフマニノフの後半生は、ピアニストとして多忙だったのと、ロシアを離れ創作欲を失ったため作品はあまり多くありませんが、執拗なまでの念入りな技法の追求が見られる逸品揃い。メルニコフが隙のない技巧と不思議なファンタジーで再現します。輸入盤・日本語解説書付。 (Ki)

Satirino
SR-091(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988 ケネス・ワイス(Cemb)
録音:2008年10月12日のライヴ
「Satirino Records(サティリーノ・レコーズ)」は、2001年に設立されたフランスのハイ・クォリティ・レーベル。この録音はヴェーリンク音楽院でレオンハルトに学び、1990年〜1993年にはレザール・フロリサンでウィリアム・クリスティのアシスタントとして活躍したアメリカの名チェンバリスト、ケネス・ワイスのゴルトベルク変奏曲のライヴ。アリアから変奏へと進みながら自然に積み上げられ形成されていくバッハの音楽は、ワイスの才気を感じさせる見事なもの。演奏にはフィリップ・ユモーが1977年に製作した17世紀フランスのチェンバロのコピー・モデルを使用。
Satirino
SR-072(2CD)
スカルラッティ:チェンバロのための練習曲集K.1〜30(30のソナタ) ケネス・ワイス(Cemb)

録音:2007年5月20日−23日、バレンシア(スペイン)
ワイスは、555曲にも及ぶスカルラッティの「ソナタ」の中で最初の30曲(K.1〜K.30)となるこの「練習曲集」をフランスのラ・ロック・ダンテロン国際音楽祭やスペインの音楽祭で取り上げて成功を収めるなど実績も十分。ブルース・ケネディ、1989年製作のチェンバロを使用。での録音。初案内旧譜。
Satirino
SR-071(1CD)
ヴォヤージュ
シューベルト:幻想曲ハ長調「さすらい人」
シューベルト(リスト編):影法師
リスト:ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
ワーグナー(リスト編):「タンホイザー」序曲
シューベルト(リスト編):幻の太陽
フェレンツ・ヴィジ(P)
フェレンツ・ヴィジは、1974年にルーマニアのトランシルヴァニア地方で生まれ、パリでジェラール・フェレミーに師事した若手ピアニスト。2000年サラトフ国際ピアノコンクール優勝、同じく2000年の浜松国際ピアノコンクール入賞、2001年のルービンシュタイン・コンクール入賞を果たすなど、東欧から現れた実力派として注目を集めています。2007年6月27日−29日、フランスでの録音。初案内旧譜。

Newport
NCD-60176(2CD)
シューベルト:ピアノ作品集Vol.2
ピアノ・ソナタ第9番 ロ長調 D.575 Op.147
ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 D.664 Op.120
ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 D.784 Op.143
ピアノ・ソナタ第16番 イ短調 D.845 Op.42
ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 D.850 Op.53
シーモア・リプキン(P)
リプキンは1927年、デトロイト生まれ。師匠がルドルフ・ゼルキンとミエチスラフ・ホルショフスキということで、彼の音楽性は十分想像できましょう。華美とは無縁の質実剛健で深い思索を感じさせる音楽は、現代のピアノ界では得難いものです。
Newport
NCD 60177(2CD)
シューベルト:ピアノ作品集Vol.3
ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 D.894, Op.78「幻想」
ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 D.958
ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D.959
ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960
シーモア・リプキン(P)
シーモア・リプキンによるシューベルトのピアノ作品の第3集である。これらシューベルトの後期のピアノ・ソナタを、リプキンは実に力みなく自然に弾いていますが、そこから生まれる深々とした味わいには、長年の探求と経験に裏打ちされた筋金入りのもの。

HEVHETIA
HV-0006-2(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988 ミキ・スクタ(P)

録音:2002年8月1-3日、ブラチスラヴァ、
スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサートホール
ミキ・スクタ(本名ミクラーシュ・シュクタ;1960年生まれ)はジャズ、ロック、クラシックのいずれのジャンルにおいても成功を収めているスロヴァキアのピアニスト。2005年11月にロンドンのセント・ジョンズ・スミス・スクエアで「ゴルトベルク変奏曲」を演奏し絶賛されました。
HEVHETIA
HV-0011-2(1SACD)
ジョン・ケージ:プリペアード・ピアノの為のソナタとインターリュード ノラ・スクタ(プリペアード・ピアノ)

録音:2004年10月、ブラチスラヴァ音楽院コンサートホール
ノラ・スクタはダニエラ・ヴァリーンスカに師事したスロヴァキアのピアニストで、ミキ・スクタの妻。
HEVHETIA
HV-0012-2(1CD)
バッハ:鍵盤楽器の為の作品集
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903
トッカータ ハ短調BWV911/ニ長調BWV912
ホ短調BWV914/ニ短調BWV913
イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
ミキ・スクタ(P)

録音:2005年1月29-31日、ジリナ室内Oコンサートホール(スロヴァキア)
HEVHETIA
HV-0028-2(1CD)
ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 WoO 80
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2-1
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
ミキ・スクタ(P)

MUSIC CENTRE SLOVAKIA
HC-100011(1CD)
ヤーン・レヴォスラフ・ベッラ(1843-1936):オルガン作品集
3つの作品/幻想ソナタ ニ長調
コラール三部作
英雄墓地にて(モダーン・オルガンの為の幻想曲)
バスとオルガンの為のミサ・ブレヴィス*
ヤーン・ヴラディミール・ミハルコ(Org)
ヨゼフ・ベンツィ(Bs)*
MUSIC CENTRE SLOVAKIA
HC-10002(1CD)
チェロ・イン・リサイタル ヨゼフ・ルプターク、ライヴ・イン・ロンドン
マルティヌー:スロヴァキア民謡の主題によるチェロとピアノの為の変奏曲*
ルトスワフスキ:2つのチェロの為の牧歌+
ゴダール:チェロ・ソナタ「ヴィクトル・シュコルスキー記念」(1983)*
エフゲニ・イルシャイ(1951-):ソナタ・コルタ
ヨゼフ・ルプターク(1969-):転換1(チェロ、声とヒューマンビートボックスによる即興)#
ゴダール:おお十字架よ(無伴奏チェロの為の瞑想曲)
ヨゼフ・ルプターク:転換2(チェロ、声とヒューマンビートボックスによる即興)#
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
ヨゼフ・ルプターク(チェロ、声#、ヒューマンビートボックス)#*
ロバート・コーエン(Vc)+
ノラ・スクタ(P)*

録音:2005年4月21日、ロンドン、
セント・ジョンズ・スミス・スクエア・コンサートホール、ライヴ
ブラチスラヴァ音楽院および音楽アカデミー、ロンドン王立音楽アカデミーで学んだスロヴァキアのチェリスト、ヨゼフ・ルプタークのリサイタル・ライヴ。ロンドンでの師ロバート・コーエンが特別出演しています。
MUSIC CENTRE SLOVAKIA
HC-10020(1CD)
エウゲン・スホニュ:スロヴァキアの印象〜子供と若い人の為のピアノ作品集
ちっちゃなぼく(子供の為の民俗的小組曲)
オオカミの群(子供の為の小さな民話)
鷹が飛翔した(若い人の為の民俗的ディヴェルティメント)
ソナティナ(スロヴァキアの兵士の歌による若い人の為の)
山の組曲/田舎風ソナタ
ズザナ・シュチアスナ=パウレホヴァー(P)

録音:2008年21-23日、ジリナ(スロヴァキア)、ファトラ芸術館

SLOVART
SR-0065(1CD)
アモローゾ〜チェロ名曲集
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタOp.1-13〜ラルゲット
バッハ:カンタータ第156番〜アリオーソ
ストラデッラ(1639-1682):もし私のため息が(アリア)
ケクス・デルヴロワ(1670頃-1760頃):組曲第2番〜メヌエット
シューベルト:アヴェ・マリア
マリー:金婚式
メンデルスゾーン:無言歌Op.102
シューマン:トロイメライ
チャイコフスキー:舟歌Op.37b-6
フォーレ:悲歌Op.24
ホアキン・マリア・ニン:アンダルサ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ミハル・ヴィレツ(1902-1979):ポルカ=セレナード
アレクサンドル・アルチュニアン(1920-):即興曲
リハルト・ヴァンドラ(Vc)
パヴォル・コヴァーチ(P)

録音:1993年7月9-11日、チェコ放送ブルノ支局スタジオ2 
※原盤:Opus

BOHEMIA MUSIC
BM-0065-2(1CD)
クラシカル・ギター&ヴォーカル
アントニオ・ロドリゲス(1954-):序奏
ソル:モーツァルトの主題による変奏曲
アントニオ・ロドリゲス:わが母に*
 アルガルヴェの印象
 ジョゼ・サラマゴへのオマージュ*
タレガ:アラブ狂詩曲
アントニオ・ロドリゲス:硬い石*
バッハ:前奏曲,フーガ,アレグロ
アントニオ・ロドリゲス:私はあなたのためにあなたは私のために*
アルガルヴィア組曲/なぜ知りたがらないのか*
アントニオ・ロドリゲス(ギター、歌)*

録音:1999年7月23日、プラハ

【未案内旧譜】
マカオに生まれスウェーデンとスペインで学んだポルトガルのギタリスト・歌手・作曲家で画家もあるアントニオ・ロドリゲスのソロ・アルバム。

CZECH RADIOSERVIS
CR-0435-2(1CD)
チャイコフスキー:四季Op.37b
ラフマニノフ:前奏曲ト長調Op.32-5/前奏曲嬰ト短調Op.32-12
舟歌ト短調Op.103/絵画的練習曲ト短調Op.33-8
絵画的練習曲嬰ハ短調Op.33-9/前奏曲ニ長調Op.23-4*
絵画的練習曲ハ長調Op.33-2*/メロディ ホ長調Op.3-3*
セルゲイ・ミルシテイン(P)

録音:2007年11月(*以外)、2008年11月*、チェコ放送ブルノ支局

フランスを本拠に活躍するモスクワ生まれのピアニスト、セルゲイ・ミルシテインは2003年から2006年まで神戸女学院大学客員教授を務めていました。
CZECH RADIOSERVIS
CR-0448-2(1CD)
イジー・テムル(1935-):オルガン作品集
幻想曲「ブクステフーデへのオマージュ」*
聖なる秘蹟+/狂詩曲#
錬金術師(7曲)**/3つのリトルネッロ++
熱情的幻想曲##
カレル・パウケルト(Org)*
イレナ・フシプコヴァー(Org)+
アレシュ・バールタ(Org)#*
ヤン・ホラ(Org(**/++/##))

録音:2008年8月*、2006年5月+、プラハ、聖ヤクプ・バジリカ教会(*/+)
2001年4月、オロモウツ(チェコ)、聖ミハル教会#
2007年7月、テプリツェ文化会館(チェコ)**
1977年3月、プラハ、ルドルフィヌム++
1977年8月、プラハ、チェコ放送スタジオ##

Cello Classics
CC-1022(1CD)
無伴奏チェロのための作品集
リゲティ:無伴奏チェロ・ソナタ
クラム:無伴奏チェロ・ソナタ
ヒンデミット:無伴奏チェロ・ソナタOp.25-3
ホ・チー・コン:テンブスの夕暮れ
ヴァスクス:無伴奏チェロのための「本」
ソッリマ:アローン
リー・ウェイ(Vc)
リー・ウェイは、1998年の第11回チャイコフスキー国際コンクール第2位、アダム国際チェロ・コンクール優勝、ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクール特別賞受賞という輝かしい経歴を誇る上海生まれオーストラリア在住の実力派チェリスト。

Brass Classics
BC-3009(1CD)
トランペットとサウンドのための音楽
シャルパンティエ:「テ・デウム)〜前奏曲
フォーレ:ピエ・イエス
アルビノーニ:協奏曲ヘ長調
グノー:アヴェ・マリア
パーセル:ソナタ第1番ニ長調/エベン:窓
マルティーニ:トッカータ/M・フランク:舞踏組曲
ホヴァネス:聖グレゴリオの祈り
トレッリ:トランペットのためのシンフォニア
作曲者不詳:いと高きところには神に栄光あれ
ジョン・コールトン(Tp)
デイヴィッド・ダネット(Org)
ジョン・コールトンはクィーンズランド管、マレーシア・フィル、シンガポール響など、オーストラリアや東南アジアのオーケストラからゲスト奏者に招聘されているフリーランスのトランペット奏者。またオルガンのデイヴィッド・ダネットは11世紀、1096年に建設された聖域ノーウィッチ大聖堂の現オルガニスト、音楽監督という要職にあります。トランペットとオルガンのサウンド、大聖堂の豊かな残響がバランスよく組み合わさった録音。

LIR Classics
LIR-012(3CD)
バッハ:イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971
フランス序曲ロ短調BWV.831
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903
6つのパルティータBWV.825〜830
エリザベス・デ・ラ・ポルテ(Cemb)

録音:1973年&1975年
1941年、南アフリカのヨハネスブルク生まれの女流チェンバロ奏者エリザベス・デ・ラ・ポルテが弾くバッハは、英グラモフォン誌で「非常に注目に値する業績」、「無人島に持って行きたい演奏」と評されるなど、欧米各国で激賞された秀演。デ・ラ・ポルテの創造性豊かなバッハを実際に聴くと、この高い評価にも納得。初紹介旧譜。

VISTA VERA
VVCD-00186(1CD)
スタニスラフ・ネイガウス Vol.6
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番ハ長調 K.545*
 第8番イ短調 K.310+
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番ホ短調Op.90#
 第32番ハ短調 Op.111**
スタニスラフ・ネイガウス(P)

録音:1964年2月15日*、1965年11月2日+、1963年10月4日#、1970年10月10日**、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
VISTA VERA
VVCD-00187(1CD)
スタニスラフ・ネイガウス Vol.7
リスト:「巡礼の年 第1年 スイス」〜泉のほとりで*
「巡礼の年 第2年 イタリア」〜ペトラルカのソネット第123+
忘れられたワルツ 第1番+
「詩的で宗教的な調べ」〜葬送曲+
ドビュッシー:前奏曲集〜ビニョの門+/吟遊詩人+/雪の上の足跡#/さえぎられたセレナード#/西風の見たもの#/ヒースの草むら#/花火#
ベルガマスク組曲**、版画++
スタニスラフ・ネイガウス(P)

録音:1963年9月22日チャイコフスキー・コンサートホール*、 1963年10月6日+、1979年10月25日#、1965年11月2日++、モスクワ音楽院大ホール・ライヴ、1964年9月12日科学者たちの家**
VISTA VERA
VVCD-00189(1CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 Vol.1
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007*
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008+
無伴奏チェロ組曲第3番ハ短調BWV1009#
チェロとチェンバロの為のソナタ第2番ニ長調 BWV1028**
ダニール・シャフラン(Vc)
マリア・グリンベルク(P)**

録音:1970年3月27日*/1971年1月9日+/1971年#/1966年**
VISTA VERA
VVCD-00190(1CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲 Vol.2
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1010*
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1011+
無伴奏チェロ組曲第5番ニ長調BWV1012#)
ダニール・シャフラン(Vc)

録音:1969年9月17日*/1974年7月4日+/1974年7月7日#
VISTA VERA
VVCD-00191(1CD)
セルゲイ・テレーホフ
バッハ:幻想曲とフーガ イ短調 BWV944
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332
シューベルト:即興曲変ト長調Op.90-3/同変ロ長調Op.142 -3
シューマン:クライスレリアーナOp.16
セルゲイ・テレーホフ(P)

録音:2008年

Quindecim
QP-164(1CD)
荒野の噂〜20世紀メキシコの大作家
ヘオルヒナ・デルベ(1968-):希望の風
チャールズ・グリフィン(1968-):コマラでのつぶやき
ジャック・フォルトナー(1942-):コマラに来た
トマ・マルコ(1942-):コマラへゆく道の影
オラシオ・ウリベ(1970-):コマラの5つの幻影
エウヘニオ・トウサン(1954-):音のない言葉
ビチェンテ・バリエントス(1974-):大地の色
アンヌ・レバロン(1953-):つぶやき
フェデリコ・イバッラ(1946-):意志強固なパラモ
カルロス・クルス・デ・カストロ(1941-):コマラのめまい
マリオ・ラビスタ(1944-):ルルフォの不毛の大地
スティーヴン・マックネッフ(1953-):ドーニャ・スサニータへの古い道
アナ・セルバンテス(P)
メキシコの作家、フアン・ルルフォ(1917-1986)はその生涯に2冊の本(合計で300ページ)を書いただけだがラテン・アメリカのもっとも重要な作家の一人でボルヘスとともに20世紀最高のスペイン語作家に選ばれた。ガルシア=マルケスにも大きな影響を与えている。彼の作品に触発されたメキシコ、スペインの現代作曲家のピアノ曲を集めた好企画盤。 (Ki)

LYRINX
LYR-2264(1SACD)
クレメンティ:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ ト短調 Op.34-2
ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.40-2
奇想曲第4番 Op.47-1
「月の光」による幻想曲と変奏曲 Op.48
ヴィットーリオ・フォルテ(P)

録音:2008年8月26-28日,マルセイユ、DSD
クレメンティのピアノ曲は、ピアニストの力量をストレートが反映されてしまう、難しい曲である。ヴィットーリオ・フォルテは、1977年、カラブリアの生まれ。彼の弾くクレメンティは、上質の南イタリアの白ワインのようにキリリとしつつ、その中に強い情熱が宿っています。ことに奇想曲は、彼の美感が存分に生かされた名演。その優れた演奏が、SACDの優れた音質で収録されています。
LYRINX
LYR-252(1CD)
ショパン:バラード&スケルツォ全集
バラード第1番〜第4番、
スケルツォ第1番〜第4番
秋山未佳(P)

録音:2006年3月6-9日,マルセイユ、DSD
フランス在住のピアニスト秋山未佳のLYRINXへの2枚目のアルバム。1枚目はデュティユーとバーバーのピアノ・ソナタ(LYR2220)という渋いけれどキラリと光る作品集でしたが、今回は名曲ショパンのバラードとスケルツォです。秋山は1973年東京生まれ。桐朋出身で、96年からフランスに留学しそのまま同地で活躍しています。ショパンの名曲を明晰でクリアなタッチで情緒豊かに表現しています。今後の活躍に期待のできるピアニストです。クリアで美しい録音も特筆もの。

SOMM
SOMMCD-086(1CD)
「作品1」を集めて
シューマン:アベッグ変奏曲Op.1
グリーグ:4つの小品Op.1
ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番Op.1
ベルク:ピアノ・ソナタOp.1
アラスデア・ビートソン(P)

録音:2008年5月5-7日、ウェストサセックス(英国)、チャンプス・ヒル
スコットランド生まれのアラスデア・ビートソンは2002年にロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージックを一等栄誉とゴールデン・ジュビリー学長賞付きで卒業、その後数々のコンクールに入賞し、ウィグモア・ホール、コンセルトヘボウ、カーネギー・ホール等に次々デビューしている逸材若手ピアニスト。

MSR
MS-1321(1CD)
カーター&コープランド
エリオット・カーター:ピアノ・ソナタ
コープランド:ピアノ変奏曲
 ヴァイオリン・ソナタ
ジョン・パティトゥッチ(1959-):湖
アン・シャイン(P)
アール・カーリス(Vn)

録音:2007年10月ニューヨーク
アン・シャインは1939年生まれのアメリカのピアニスト。LP初期のKAPPレーベルへの録音やセル、レヴァイン、小澤、スクロヴァチェフスキーとの共演などでなどで華々しい活躍を見せていました。既に過去のピアニストだとお思いの方も多いかと思いますが、まだまだ現役でがんばっていて、ジェシー・ノーマンの伴奏や、何年に一度か新録音を出したりしていました。MSRへはショパン:ピアノ・ソナタ第3番、他(MS1119)に続く録音です。カーターとコープランドというアメリカを代表する作曲家のピアノ作品集で勝負です。ゲストでコープランドのヴァイオリン・ソナタを弾くのは元ジュリアード四重奏団のアール・カーリス。アンコールはジャズの大物ウッド・ベーシスト、パティトゥッチがシャインのために書いた作品、と注目どころの多いアルバムです。
MSR
MS-1333(1CD)
「韻文の響」〜文学に関連のあるピアノ作品集
ボリス・パステルナーク(1890-1960):ピアノ・ソナタ ロ短調(1909)、前奏曲(1906)/
ラヴェル:夜のガスパール/
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番(1913年原典版)
インナ・ファリクス(P)

録音:2008-2009年
「ドクトル・ジバゴ」で知られ、ノーベル賞も受賞した文豪パステルナークのピアノ作品を収録しています。パステルナークは母もピアニストで若いころはスクリャービンに師事して作曲家を目指していました。ここに収録されたソナタ(1楽章形式、12分)と前奏曲(5分)もスクリャービン譲りのたゆたうような不安でそれでいて美しいなかなかの作品です。ファリクスはウクライナ生まれのアメリカのピアニスト。15歳でシカゴ響のソリストとしてデビューして以来、ソリスト、室内楽奏者として活躍しています。
MSR
MS-1313(1CD)
エキゾティック・ピアノ・イメージ
チャールズ・グリフィス(1884-1920):ピアノ・ソナタ
E.ウッドブリッジ・ネヴィン(1853-1937):ロマンス形式の練習曲Op.18-1、
 スケルツォ形式の練習曲Op.18-2
アーサー・フート(1853-1937):5つの詩Op.41
エイミー・ビーチ:夜のつぐみOp.92-1、
 朝のつぐみOp.92-2
マクダウェル:森のスケッチOp.51
コープランド:ピアノ変奏曲
ルーサン・シェンプ(P)

録音:2008年8月
18世紀末から20世紀にかけてのアメリカの古典ともいえるピアノ作品集。美しくしっかりした作品ばかりで、アメリカのピアノ音楽入門にピッタリ。

GALLO
GALLO-1260(1CD)
リスト:巡礼の年報第3年〜曲「エステ荘の噴水」、
ピアノ・ソナタロ短調、
メフィスト・ワルツ、レーナウのファウスト〜2つのエピソード
ウォルフガング・ライプニッツ(P)
GALLO
GALLO-1186(1CD)
バッハ&ボエリー:オルガン作品集
ニコラス・デ・グリニー:《来たれ創り主》
バッハ:幻想曲BWV562、幻想曲BWV572
オルガン小曲集〜「キリストをわれらさやけく頌め讃うべし」BWV611
オルガン小曲集〜「古き年は過ぎ去りぬ」BWV614
オルガン小曲集〜「主なる神よ,いざ天の扉を開きたまえ」BWV617
ボエリー(1785-1858):「われ哀れなる人、われ罪の下僕」Ms.170,7
幻想曲とフーガOp.18-6、
アンダンテOp.18-2、トッカータOp.43-13
エマニュエル・ル・ディベレ(Org)
※フランセーズ教会、ベルン

CARUS
CARUS-18-067/99(1CD)
モーツァルト:教会ソナタ
モーツァルト:教会ソナタ全17曲各単一楽章
1.変ホ長調KV.67、 2.変ロ長調KV.68、
3.ニ長調KV.69、4.ニ長調KV.144、
5.ヘ長調KV.145、6.変ロ長調KV.212
7.ト長調KV.241、 8.ヘ長調KV.224、
9.イ長調KV.225、10. ヘ長調KV.244、
11.ニ長調KV.245、 12.ハ長調KV.263
13.ト長調KV.274、 14.ハ長調KV.278、
15.ハ長調KV.329、16. ハ長調KV.328、
17.ハ長調KV.336
ジグモンド・サットマリー(Org)
録音:2008年6月11-15日Church St.Martin, Staufen

NUMERICA
NUM-1168(1CD)
ジョアン・ヴィクトル・コスタ(1939-):ピアノ作品集
「マデイラの踊り」の主題による8つの変奏曲
組曲第1番(ホ長調)
「2つのショーツ」(ポルト・サント)の主題による変奏曲
組曲第2番ハ長調
「シャランバ」の主題による変奏曲(四手連弾)*
ロベルト・アンドレス(P)
オノア・オーヘア(P)*

録音:2008年7月21-23日パソス・デ・ブランダン音楽アカデミー・ホール
ジョアン・ヴィクトル・コスタはポルトガル、マデイラ島生まれの作曲家。マデイラ島の民俗音楽を取り込んだ独自の作風を特徴としています。ロベルト・アンドレスはクロアチア、彼の妻であるオノア・オーヘアはアイルランドの出身。

Avie
AV-2161(1CD)
ショパン(リスト編):6つのポーランド歌曲
ショパン:12の練習曲Op.10、12の練習曲Op.25
ルイザ・ボラック(P)
同郷の大作曲家エネスコのピアノ作品集(AV-0013)でデビューを果たしたルーマニアの女流ピアニスト、ルイザ・ボラック。エネスコの2枚目の録音(AV-2081)ではBBCミュージック・マガジン・アウォードに選出されるなど、東欧作品の演奏に定評があるボラックが"ショパン"を取り上げます。ショパンがリストに献呈した「12の練習曲Op.10」の前にリストがアレンジを施した「ポーランド歌曲集」を弾くなど、親友でありライバルでもあった"ショパン"と"リスト"の関係をテーマとしています。

IDIS
IDIS-6573(2CD)
ベートーヴェン:初期ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2-1
ピアノ・ソナタ第2番イ長調Op.2-2
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2-3
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1
ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
ワルター・ギーゼキング(P)
録音:1956年(モノラル、ステレオ)
EMI録音。ギーゼキングは1955年から集中してベートーヴェンのソナタ全集を録音中でしたが、全32曲中の23曲(うち1曲は途中まで)を録音したところで急死してしまいました。このCDには第1番から第8番までを収録。 (Ki)

ORF
ORFCD-474(2CD)
ルドルフ・ヒンデミット:ピアノ作品集
ピアノのための舞曲/
ソナティネ第1番「古い民謡に基づいた変奏曲」
ソナティネ第2番/ソナティネ第3番
ソナティネ第4番/ソナティネ第5番
ソナティネ第6番/ソナティネ第7番
5つのピアノ小品/7つの前奏曲とフーガ
13の学習フーガ/2声の学習フーガ
「皇帝の新しい着物」からのワルツ
シュテファニー・ティモシェク(P)
録音:2006-2008年
ルドルフ・ヒンデミット(1900-1974)は、高名なパウル・ヒンデミットの弟。第二次世界大戦中は占領下のポーランドで指揮者として活動した。戦後はミュンヘン近郊に住み、ほとんど忘れられた存在だったが、DREYER-GAIDOレーベルで系統的に紹介されるなど、近年再評価されています。ピアノ曲はルドルフの特徴が良く現れたモダンで知的な音楽である。シュテファニー・ティモシェクは1980年、グラーツ生まれのピアニスト。
ORF
ORFCD-3056(1SACD)
2台のチェンバロによるヘンデル作品集
組曲「水上の音楽」から(4曲)
組曲「王宮の花火の音楽」から(2曲)
「リナルド」から(7曲)
「アリオダンテ」から(6曲)
「テゼオ」から(1曲)
「アレクサンダーの饗宴」から(1曲)
ル・プティ・コンセール・バロック【シャニ・ルゾルニエ,ナジャ・ルゾルニエ(チェンバロ・デュオ)】

録音:2007年10月2日,オーストリア,マウエルバッハ
ル・プティ・コンセール・バロックは、ルゾルニエ姉妹によるチェンバロ・デュオ。姉シャニが1984年生まれ、妹ナジャ1986年生まれという若さながら、2002年に結成して以来高い評価を得ています。ヘンデルの「水上の音楽」や「王宮の花火の音楽」、さらにオペラの序曲やアリアを二台チェンバロで生き生きと演奏しています。二台のチェンバロの同質性の高さは姉妹ならでは。
ORF
ORFCD-3057(1SACD)
フィルミヌス・カロン:作品集第1集
フィルミヌス・カロン(ca.1440-Ca.1475):ミサ「武器を持つ人」,
ミサ「美女が私を受け入れ」
ザ・サウンド・アンド・フュアリ(音と熱狂)【D.エルラー(カウンターテナー)、K.ヴェンク(T)、J.ポッター(T)、C.ヴェークマン(T)、J.ヘーヒトバウアー(Bs)、R.ヴィストライヒ(Bs)】

録音:2008年11月14日,ライヴ
フィルミヌス・カロンは15世紀後半のフランスの作曲家。どちらのミサも、同名のシャンソンの旋律に基づいたもので、ルネサンス音楽らしい対位法の絡みが美しい。ザ・サウンド・アンド・フュアリは2000年にトーマス・E・バウアーによって設立された声楽団体。ORFからは既にニコラ・ゴンベールなどのCDが発売されています。

GEGA NEW
GD-325(1CD)
フィアメッタ・タルリ/シューマン・リサイタル
シューマン:蝶々Op.2、
交響的練習曲Op.13(1852年版)
5つの追加された変奏曲
フィアメッタ・タルリ(P)

録音:2007年12月、ブルガリア・コンサート・ホール
タルリはイタリア出身、9才で初リサイタルを開き、その後、数々のコンクールで上位入賞を果たしてきました。端正な音楽作りを信条とするピアニストである。交響的練習曲では後から追加された変奏曲も収録。
GEGA NEW
GD-347(1CD)
ベリーナ・コスタディノヴァ
ハイドン:ピアノ・ソナタ ニ長調Hob.XVI:24
ショパン:4つの練習曲Op.10
リスト:葬送(「詩的で宗教的な調べ」より)
バルトーク:ブルガリアのリズムによる6つの舞曲(ミクロコスモス第6集より)
ベリーナ・コスタディノヴァ(P)
録音:2007年6月13-14日、チューリヒ放送スタジオ,スイス
コスタディノヴァは5才でピアニストを志し、ブルガリア・ソフィアで学びます。ロシアン・ピアニズムを習得した後、主要レパートリーは古典、ロマン派、ロシアの作曲家と広範囲に及ぶ。現在はスイスに在住しヨーロッパを中心に演奏活動を展開。

BAYARD
S-416611(2CD)
ラヴェル:ピアノ作品集
グロテスクなセレナード、水の戯れ、鏡
ボロディン風に、シャブリエ風に
高雅で感傷的なワルツ、古風なメヌエット、
亡き王女のためのパヴァーヌ 、
夜のガスパール、クープランの墓
ドミニク・メルレ(P)
ジュネーヴ国立高等音楽院教授のドミニク・メルレの透明感のあるラヴェルは聴き逃せません!
BAYARD
S-408805(5CD)
サティ:ピアノ作品全集
3つのサラバンド、オジーヴ、
3つのジムノペディ 、6つのグノシェンヌ、
星たちの息子、バラ十字会の鐘
4つの前奏曲、ゴシックの舞曲
天国の英雄的な門への前奏曲
冷たい小品集「逃げださせる歌」
冷たい小品集 「ゆがんだ踊り」、
ジュ・トゥ・ヴー、びっくり箱、夢見る魚、金の粉、
優しく、ピカデリー行進曲、パッサカリア、
壁紙としての前奏曲、梨の形の3つの小品、
新・冷たい小品、馬の装具で、不愉快な概要、
犬のためのぶよぶよした前奏曲
犬のための ぶよぶよした本物の前奏曲
メドゥーサの罠、自動記述法、ひからびた胎児、
あらゆる意味にでっちあげられた数章
古い金貨と古いよろい、短い子供のお話
絵に描いたような子供らしさ、迷惑な微罪
踊る操り人形、スポーツと気晴らし
世紀毎の時間と瞬間的な時間
嫌らしい気取り屋の3つの高雅なワルツ
最後から2番目の思想、官僚的なソナティネ
パレード、組み立てられた3つの小品、
6つの夜想曲、風変わりな美女、家具の音楽
ドミニク・メルレ(P)

Euridice
EUCD-47(1CD)
バッハ:オルガン小曲集《オルゲルビュヒライン》BWV.599〜644 ビョルン・ボイセン(Org)
ビョルン・ボイセンは、オスロ・コンサート・ホールの専属オルガン奏者を務めているノルウェー・トップ・クラスのコンサート・オルガニスト。ボイセンは「オルゲルビュヒライン」の録音に、ノルウェーのコングスベルグ大聖堂に設置されている1765年ゴットフリート・ハインリヒ・グローガー製のオルガンを使用。芸術品という言葉の枠を超えた歴史的銘器が荘厳に鳴り響きます。
Euridice
EUCD-49(2CD)
バッハ:ドイツ・オルガン・ミサBWV.669〜BWV.689(クラヴィーア練習曲集第3巻より)
 4つのデュエットBWV.802〜805
 5声のフーガ
ヨン・M. スコグスタッド(Org)
現在トロンハイム音楽院で、チェンバロとオルガン、即興演奏を指導しているノルウェーの鍵盤奏者スコグスタッドのバッハ。1976年にスコグスタッドがデビューを飾った場所、ニダロス大聖堂のバロック・オルガン(1741年製)が奏でるバッハの音楽が、遠く北欧の地から届きます。

TACET
TACET-177(1CD)
テオドール・レシェティツキ
モーツァルト:幻想曲ハ短調 KV.475
シュテフェン・ヘラー:前奏曲Op.81-3&10
ショパン:夜想曲第8番Op.27-2、
 ポロネーズ第9番Op.71-2
レシィティツキ:イタリアの想い出、マズルカ、
 即興曲 他、7曲の自作自演
テオドール・レシェティツキ(自動P)
レシェティツキは1830年ポーランドで生まれ、主にウィーンで活躍したピアニスト。1915年没。幼少からピアニストとして活躍し、カール・ツェルニーにピアノを学び、且つ教師としてもシュナーベル、パデレフスキ、ホルショフスキ等、多くの大ピアニストを指導しました。本アルバムに収録された12曲は、ヴェルテ・ミニョンの自動ピアノの為に自作7曲を含む録音です。

Studio Lyric
LCD-080224K(1CD)
税込定価
バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番〜ジーグ
コッホ:モノローグ第9番(第1曲・第2曲)
ウィルヘルム:3つのエチュード(第1番・第2番・第3番)
ボルドーニ:エチュード第1番・第6番
ペンデレツキ:奇想曲
コープラッシュ:エチュード第14番・第19番
ハートレー:無伴奏組曲
ブラゼヴィッチ:エチュード第14番・第18番・第20番クラフト:遭遇?
モーツアルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス(多重録音による)
藤田英大(tuba)
(録音:2008年2月24、26日、7月1日,録音場所:相模湖交流センターホール)
シンガポール交響楽団の首席チューバ奏者、藤田英大の「チューバ・ブッフォ」に続く待望の第2弾!チューバ独奏CDです。音大受験課題曲満載のため受験生必携! (Ki)

現代ギター
GGBD-3022(1CD)
税込定価
ソナチネ〜スペイン・南米ギター作品集
M=トローバ:ソナチネ
アルベニス:カタルーニャ奇想曲Op.165-5、
 朱色の塔
グラナドス:ゴヤの美女、
 スペイン舞曲第10番
タレガ:椿姫の主題による幻想曲
バレーラ:最後のトレモロ、ナナと間奏曲
バリオス:フリア・フロリダ
ポンセ:マズルカ、南のソナチネ
稲垣稔(G)
現代ギター
GGBD-3023(1CD)
税込定価
ファンタジア〜バロック・古典ギター作品集
ソル:悲歌風幻想曲Op.59、
ロイスナー:パドゥアーナ、
ド・ヴィゼー:組曲第11番、
ホウェット:ファンタジア
ジュリアーニ:ラ・メランコニア、
 ヘンデルの主題による変奏曲
ムダーラ:ファンタジア第10番,
 クラロス伯のディフェレンシアス
ヘンデル:サラバンデ、ソル:第7幻想曲Op.30
稲垣稔(G)
現代ギター
GGBD-3024(1CD)
税込定価
ディアンス:サウダージNO.3
レーモン:コンプラント、ジャルダン・スクレ
クレンジャンス:2つのワルツOp.64,
カプリッチョ「レニャーニ讃」Op.120
ラゴヤ:夢
ヌーニェス:タンゴOp.7
ピアソラ:アディオス・ノニーノ
ドノスティア:ドロール
オルボーン:プレリュードとダンサ
デュアート:イギリス組曲
スミス=ブリンドル:黄金のポリフェーモ
マイヤーズ:映画『ディア・ハンター』メインテーマ(カヴァティーナ)
稲垣稔(G)


DiscAuvers
DAS-001(1CD)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576、
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番D.959イ長調、
プロコフィエフ
:ピアノ・ソナタ第2番ニ短調Op.14
河村尚子(P)

録音:2002年7月
河村は、兵庫県西宮生まれ。1986年家族と渡独後、数々のコンクールで優勝をかさね、2006年9月には難関のミュンヘン国際コンクールにて第2位を獲得、入賞記念演奏会では、バイエルン放送交響楽団と共演し、高い評価を得ました。ドイツをはじめヨーロッパ各国、そして日本でもリサイタルを行っています。ここにおさめられているのは、彼女が20歳のときの録音。オーヴェル・シュル・オワーズ音楽祭のレーベル、「DiscAuvers」(発音のディスコヴェールは、英語のdiscoverと同じ)のサポートを得て制作されました。 (Ki)
河村尚子のこれがCDデヴュー。最初のモーツァルトから心の襞を素直に音楽に載せるセンスに脱帽。軽妙洒脱な第1楽章はリズム古典のフォルムと見事に調和しながら弾み、第2楽章の悲哀も過度な主張をせずに、転調の際の色彩変化にもしなやかに反応。モーツァルトの音楽の持つ佇まいを芯から体得していることの証と言えましょう。終楽章は0:10から急に勢いづく左手の疾走にもがむしゃらな嫌味がなく、音の温かみを維持しながら音の隅々にまで感性を通わせています。最後の一音まで自然な流れを崩さずに、一定の緊張感を持ってフレーズを豊かに流動させ、モーツァルトを味わう醍醐味がここにあります。シューベルトは、まず第1楽章のベートーヴェンのように決然とした第1主題と、いかにも内省的なシューベルトらしい第2主題のコントラストが見事。急に別世界に誘うようなコーダでも小手先の演出など見せず、独特の幻想性がふわりと香ります。第2楽章は見事。3拍子の拍節をあえて微妙に外しながら気もそぞろな孤独感がひしひしと伝わります。第3楽章は可憐に響かせる装飾音に御注目を!終楽章はシューベルトそのものである歌の命を育みながら紡ぎ出すフレーズのなんという自然さ!中盤では頑丈な構築を際たたせますが、決してシューベルトの世界からは逸脱しません。解釈の痕跡を感じさせては音楽が死んでしまうという信念に基づき、愛一筋で望んだ素晴らしいシューベルトです。この翌年に同曲をAuditeに録音しており、よほど愛着のある作品なのでしょう。
ここから突然プロコフィエフへ飛ぶのは何故かと思いきや、そのタッチの質感に接して納得。そして、河村の並外れた才能を改めて確信!鋭利に叩きつけるのだけがプロコフィエフではないという思いを反映してか、モーツァルト、シューベルトとほぼ同質の温かみのあるタッチで、しかも地に足の着けて歌をとことん注入したフレージングというのは、あまり例がないのではないでしょうか?つまり音楽的な味わいをしっかり堪能できる演奏なのです!第2楽章でも、充分にエネルギッシュでありながら、決して凶器で脅すことがないのです。そして終楽章の打鍵のピアニスティックな響きの素晴らしいこと!こんな心ときめかせる強打鍵も比類なし!機械的な冷たさに逃避せずに華麗なテクニックの醍醐味を感じさせてくれる演奏がここに実現したのです。 【湧々堂】

URANIA
URN-22395(2CD)
D・スカルラッティ:53のハープシコード・ソナタ集 ラルフ・カークパトリック(harpsichord)


録音:1954年

VMS
VMS-188(1CD)
メスナー:オルガンのための交響的作品集
オルガンのための組曲
ブルックナーの主題による即興曲
ハイドンの賛歌によるパラフレーズ
グレート・モーツァルト・ファンファーレOp.55-4
オルガン交響曲Op.45a
ディトマール・クローゼ(Org)
ヨーゼフ・メスナー(1893−1969)は、ザルツブルクとインスブルックで音楽を学び1922年にザルツブルク大聖堂のオルガン奏者に就任。1936年にはオーストリア国家賞を授与され、その生涯で1000曲以上の作曲を行った20世紀オーストリアを代表する作曲家の1人です。自身がオルガン奏者だったということもあり、楽器の特性を掴んだオルガン作品はシンフォニックで非常に華やか。モーツァルトのフレーズが次々と登場する「グレート・モーツァルト・ファンファーレ」など、ユニークな作品の数々。

クリエイティヴ・コア
CCAD-029(1SACD)
シューベルト:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第20番イ長調D959、
レントラー集(12のドイツ舞曲)D790〜第1.3.8.11番、
3つのピアノ曲D946
スタンリー・ホッホランド(フォルテピアノ)

録音:2008年12月12-24日スタジオ・オンデア・デ・リンデン(ファルテルモント、オランダ)にてセッション収録
モーツァルトのピアノ作品集(CCAD027)をはじめ、鈴木秀美氏との共演、モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番(TDKAD022)、ピアノ三重奏曲集(CCAD026)でいずれも絶賛されているフォルテピアノ界の孤高の巨匠、スタンリー・ホーホランド。流石、フォルテピアノを知り尽くした清潔感溢れる演奏は新たなシューベルトの世界を演出します。「凛然としたリズムと豊かな詩情、垣間見せる心の深淵が渾然一体となり聴くものを虜にする―作曲家と同時代のオリジナル・フォルテピアノで縦横に紡ぐ名匠ホッホランド会心のシューベルト!」 日本語解説書付き。 (Ki)

FM東京
TFMC-0021(2CD)
HQCD化/ミケランジェリ・ライヴ・イン・東京1973
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化、
ショパン
:ピアノ・ソナタ第2番、
ラヴェル
:高雅で感傷的なワルツ、夜のガスパール
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)

録音:1973年10月29日東京文化会館(ステレオ・ライヴ)
長らく製造中止となっていた名盤が素晴らしい新ジャケとHQCD化で蘇りました。より一層透明度が増し素晴らしい音質となりました。巨匠ミケランジェリといえば大変なキャンセル魔ですが、この録音も当初予定していたリサイタルをキャンセルされ、かろうじて録音が許されたのがこの日のリサイタル。しかし録音してみるとFM東京の録音陣を気に入った様子で当時のプロデューサー東条碩夫氏の談話によると、かなり協力的で大変満足なものであったようです。現状日本における唯一のオリジナルテープが現存するリサイタル録音がこれと申せましょう。その貴重な音源を復刻するにあたってはアナログからデジタルへの変換に通常以上に時間をかけキングスタジオに残るこれも日本で唯一の現役稼動しているテレフンケンのオープンリール再生機で丁寧にオリジナルのアナログテープをトランスファーいたしました。アルトゥス・ミュージック斉藤啓介氏の神技的マスタリングも大成功しております。 (Ki)

Griffin
GCCD-4067(1CD)
ヨーク・ミンスターのオルガン・クラシックス
ノーマン・コッカー(1889-1953):テューバ曲
ヘンリー・パーセル(1659-1695)/フランシス・ジャクソン編曲:
トランペット曲
フランシス・ジャクソン(1917-):
「今ぞ皆われらの神に感謝せよ」によるディヴィジョン
ケネス・レイトン(1929-1988):賛歌[Paean]
テオドール・デュボワ(1837-1924):トッカータ
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):アレグレット ニ短調
ウジェーヌ・ジグー(1844-1925):スケルツォ ホ長調
アンリ・ミュレ(1878-1967):カリヨン=退堂曲
レオン・ボエルマン(1878-1967):ゴシック組曲
セザール・フランク(1822-1890):アンダンティーノ ト短調
ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):トッカータ第2番/即興曲第3番
シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):
オルガン交響曲第5番 から トッカータ
フランシス・ジャクソン(Org)

録音:1974、1978年、ヨーク・ミンスター(英国)
原盤:EMI、他

JAN KUBELIK SOCIETY
SJK-006(1CD)
伝説のヴァイオリニスト&作曲家〜フランチシェク・オンドジーチェク
ラフ:カヴァティーナ*、
バッハ:G線上のアリア*[原盤:Pathe Freres Phonograph Co. 1080 録音:おそらく第一次世界大戦以前]
フランチシェク・オンドジーチェク(1857-1922):スメタナの「売られた花嫁」の主題による幻想曲(+/#)[原盤:Esta K4006-7, matr. c.3530-3533 録音:1941年]
スケルツォ・カプリチオーソ Op.18(+/#)[原盤:Esta M5041, matr. c.3819 録音:1941年]
スコチナー Op.15(スメタナの「売られた花嫁」より)(+/#)[原盤:Esta M5041, matr. c.3820 録音:1941年]
ボヘミア狂詩曲 Op.21(+/**/++)[原盤:Esta M5037-8, matr. c.3771-2, 3784-5 録音:1941年]
ヨセフ・スラーヴィク(1806-1833)/フランチシェク・オンドジーチェク編曲(ピアノ伴奏版;1906)/パヴェル・ジェデチェク編曲(ピアノ伴奏版より管弦楽編曲;1933):ヴァイオリン協奏曲イ短調(カデンツァ:ヨセフ・パーレニチェク)(##/**)[原盤:Supraphon G22096-7, matr. c.044361-4 録音:1941年]
フランチシェク・オンドジーチェク(Vn)+、
ヴラディミール・ポリーフカ(P)#、
アレクサンデル・プロツェク(Vn)##
オタカル・パジーク(指(++))、
フランチシェク・ストゥプカ(指(##)) 、
プラハRSO**
19世紀から20世紀への変わり目に活躍したフランチシェク・オンドジーチェク(1857-1922)の生誕150年を記念して制作されたアルバム。全音源初CD化。フランチシェク・オンドジーチェクはヴァイオリニスト・指揮者ヤン・オンドジーチェクの息子としてプラハに生まれ、プラハ音楽院で学んだ後、ヴィエニャフスキに才能を見出され、援助を受けパリ音楽院でマサールに師事しました。彼はドヴォルジャークのヴァイオリン協奏曲を初演するなどソリストとして活躍するのみならず、弦楽四重奏団にも積極的に取り組み、チェコの作曲家たちの作品の編曲や民族的要素を取り込んだ小品の作曲も行いました。ヴォイチェフ・フライト(1894-1971)はフランチシェク・オンドジーチェクに師事し、チェコ(プラハ)放送交響楽団のコンサートマスターを務めたヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト。アレクサンデル・プロツェク(1914-1982)はチェコ・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター、プラハ四重奏団(弦楽四重奏)リーダー、チェコ三重奏団(ピアノ三重奏)メンバーを務めたヴァイオリニスト。
JAN KUBELIK SOCIETY
SJK-007(1CD)
ルッジェーロ・リッチ・プレイズ・パガニーニ・ライヴ
パガニーニ:24の奇想曲〜Nos.16-18,20,1,3-7,9,11,13,21-24、
 パイジェッロの「うつろな心」による変奏曲
ナタン・ミルシテイン:パガニーニアーナ、
伝承曲(ルッジェーロ・リッチ編):スペインのバラード
ルッジェーロ・リッチ(Vn)

録音:1982年5月18日、プラハ、スメタナ・ホール、「プラハの春」音楽祭、ライヴ
ヤン・クベリーク協会から2枚目のリリースとなる、ルッジェーロ・リッチ(1918-)の無伴奏ヴァイオリン・リサイタル・ライヴ録音。

STUDIO FROHLA
B-2901(1CD)
「径」Path〜アントニオ・マルティ〜ソロ・アルバム
フランセ:ソナチネ、ラヴェル:ハバネラ形式による小品、エネスコ:伝説
ハビエル・ボリアート:3つのディベルティメント、レーガー:ロマンツェ、ウジェーヌ・ボザ:ロマンツェ
武満徹:径(PATH)、エリック・エヴァゼン:ソナタ、ルロイ・アンダーソン:トランペット吹きの子守唄
アントニオ・マルティ(Tp)、森川実千代(P)
録音:2008年10月
1978年スペインに生まれ、数々のコンクールでの優勝経験を持つ天才トランペッター、アントニオ・マルティのソロ・アルバム。アンダーソン作品では、マルティが所属する東京交響楽団が特別にバックをつとめます。マルティの明るく歌心に溢れる音色に心くすぐられる1枚です。  (Ki)

MUSICA CLASICA GALEGA
BOA-25102008(1CD)
ガリシアのクラシック音楽 Vol.8 ピアノのための音楽
マルシアル・デル・アダリド(1826-1881):ソナタ変ホ長調、4つのスケルツォ Op.24、
嘆き Op.9(バラード ホ短調)、華麗なワルツ(嬰ハ短調)、悲歌 Op.10(最後の別れ 嬰ヘ長調)
ホアキン・ソリアノ(P)
録音::2003年、サンティアゴ・デ・コンポステラ(スペイン)、アウディトリオ・デ・ガリシア
コルニャ生まれのアダリドはガリシアの民俗音楽を研究し創作に取り込んだ最初の作曲家といわれています。ホアキン・ソリアノ(1941-)はパリ音楽院でヴラド・ペルルミュテールに師事、1972年よりマドリード音楽院教授を務めるスペイン・ピアノ界の重鎮。

Dal Segno
DSPRCD-041(1CD)
ウー・チェン〜デビュー・レコーディング
シューマン:クライスレリアーナOp.16/プリオール:スヴャトゴールの謎(世界初録音)/
リスト:ペトラルカのソネット第104番、ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調
ウー・チェン(P)
録音:2008年11月10日−12日、チャンプス・ヒル
綺羅星の如き輝きを放つ中国の名手たちと肩を並べることになるであろう1986年上海生まれの24歳、才色兼備の超新星ウー・チェンが、イギリスのダル・セーニョ(Dal Segno)からデビュー!6歳からピアノを始め、上海音楽学院、メニューイン・スクール、英国王立音楽院で研鑽を積んできたウー・チェン。メニューイン・スクール在学中の1999年にはロイヤル・フェスティヴァル・ホール、2003年にはウィグモア・ホールでリサイタルを行い大絶賛を博すなど、活動拠点のイギリスでは早くからその非凡な才能に注目が集められてた逸材です。このデビュー・レコーディングでは、王道のシューマンとリストに、弱冠17歳のロシア系作曲家アレクサンドル・プリオールの作品を加えるという大胆なプログラムで勝負。ストレートなアプローチ、絶妙なタッチとフレージング、技巧的なパッセージを華麗に聴かせるテクニック・・・・"若さ"と"風格"の両面を感じさせる才色兼備の天才が檜舞台に登場します!
Brana Records
BR-0031(5CD)
ブラーナ・レコーズ・コレクションVol.2
DISC-1:ブラジル風バッハ第5番(BR 0020)/DISC-2:スペインとポルトガルの鍵盤楽器のための作品集Vol.1(BR 0021)/DISC-3:スペインとポルトガルの鍵盤楽器のための作品集Vol.2(BR 0022)/DISC-4:イタリアン・コレクションVol.1(BR 0025)/DISC-5:イタリアン・コレクションVol.2(BR 0026)
フェリシア・ブルメンタール(P)、様々なアーティスト
ブルメンタールが生涯をかけて創り上げた芸術のハイライトとも言えるボックス・セット、"ブラーナ・レコーズ・コレクション"の第2弾には"ブラジル"、"スペイン&ポルトガル"、"イタリア"のピアノ作品(5タイトル)を収録。ショパンからブラジル作品までを自由自在に弾きこなすブルメンタール。その個性的で幅広いレパートリーの凄さと演奏の完成度の高さを思う存分味わえます。娘のアネット・セリーヌや、若き日の井上道義との共演の記録も嬉しいところ。
Dal Segno
DSPRCD-025(1CD)
偉大なるピアニストVol.9 〜 ヴィルヘルム・バックハウス
ドリーブ(ドホナーニ編):ワルツ(1923年)/メンデルスゾーン(リスト編):結婚行進曲(1926年)/ワーグナー:楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》前奏曲(1929年)/ワーグナー(リスト編):歌劇《タンホイザー》〜行進曲(1930年)/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》〜第1楽章(1926年)/リスト:演奏会用練習曲(1928年)/ピック=マンジャガッリ:オラフの踊り(1923年)/ショパン:ロマンス(1925年)/クライスラー:愛の悲しみ(1926年)/R・シュトラウス:セレナードOp.17-2(1924年)/モーツァルト:セレナード(1923年)/シューマン(リスト編):君にささぐOp.25-1/ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35(1924年)
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ・ロールによる演奏)
オーストラリアの音楽学者デニス・コンドンが収集したピアノ・ロールの再生&デジタル収録、リリースを活発に展開しているイギリスのレーベル、ダル・セーニョ(Dal Segno)。色褪せることのない大ピアニストたちの記録"偉大なるピアニスト"シリーズの第9巻は、第2次世界大戦前、1920年から1930年にかけての獅子王バックハウス。ショパンのピアノ協奏曲第1番をソロにアレンジした「ロマンス」など、晩年のイメージとは一味違うバックハウスの姿を現代に伝える重要な録音と言えるでしょう。
Dal Segno
DSPRCD-026(1CD)
偉大なるピアニストVol.10 〜 アルフレッド・コルトー
ショパン:練習曲第23番イ短調Op.25-11(1923年)/ショパン(リスト編):乙女の願い(1921年)/ショパン:練習曲第21番変ト長調Op.25-9&第5番変ト長調Op.10-5(1923年)、同第24番ハ短調Op.25-12(1927年)、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22(1920年)、即興曲第3番変ト長調Op.51(1929年)/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109(1927年)/リスト:春に(1923年)/スクリャービン:練習曲嬰ニ短調Op.8-12(1923年)/シャブリエ:牧歌(1925年)/J・S・バッハ:協奏曲へ短調〜アダージョ(1921年)/リスト:ハンガリー狂詩曲第11番イ短調(1924年)/フォーレ:子守歌Op.56-6 (1920年)/サン=サーンス:ワルツ形式による練習曲Op.52-6(1920年)
アルフレッド・コルトー(ピアノ・ロールによる演奏)
ピアノ・ロールによる"偉大なるピアニスト"シリーズ第10巻の主役は、20世紀初期フランスの巨匠アルフレッド・コルトー。ショパンやリストなど、1920年代のコルトーの演奏スタイルを克明に記録したピアノ・ロールをデジタル収録。
Dal Segno
DSPRCD-036(1CD)
ブラームス&メンデルスゾーン〜オリジナル・ピアノ・ロール・レコーディングス
ブラームス:カプリッチョ ロ短調(ルービンシュタイン/1923年)、ラプソディ第1番ロ短調(ルービンシュタイン/1924年)、パガニーニの主題による変奏曲(バックハウス/1924年)、間奏曲ハ長調Op.119-3(マイラ・ヘス/1925年)、ラプソディ変ホ長調(マイラ・ヘス/1924年)、ワルツ変イ長調Op.39-15(ラーブ/1915年)、ラプソディ ト短調(サマロフ/1908年)
メンデルスゾーン:紡ぎ歌Op.64-4(パデレフスキ/1929年)、ロンド・カプリチオーソ ホ長調Op.14(ホフマン/1929年)、性格的小品Op.7-7(レヴィーン/1924年)、無言歌第46番ト短調(パハマン/1924年)、無言歌第25番ト長調(パハマン/1924年)、春の歌Op.62-6(ノヴァエス/1924年)
様々なアーティスト(作品名の後ろの( )内が演奏者)
ルービンシュタインやバックハウス、ヘス、パデレフスキ、パハマン・・・。鮮明なサウンドで復活する20世紀の巨匠たちによるブラームスとメンデルスゾーン。
LIR Classics
LIR-004(1CD)
オルガンのための音楽〜ロンドン塔〜
ウェスリー:コラール歌曲とフーガ/キャリー編:ルネサンス時代の舞曲集/C・P・E・バッハ:ソナタ ニ短調/J・S・バッハ:コラール《喜び迎えん、慈しみ深きイエス》/ジョンストン編:アイルランドのエアーと舞曲/ヴォーン=ウィリアムズ:ロシメドル/ジャクソン:トッカータ、コラールとフーガ
カーム・キャリー(Org)
アイルランド生まれのコンサート・オルガニスト、カーム・キャリーが弾くオルガン作品集には、大バッハからイギリス物まで幅広い作品を収録。作品もさることながら、ユネスコの世界遺産に登録されているロンドン塔のセント・ピーター・アド・ヴインキュラ礼拝堂に設置されているオルガンのサウンドこそが当盤最大の聴きどころ。初紹介旧譜。
NORTHERN FLOWERS
NF/PM-A9968(1CD)
ボリス・ティシチェンコ(1939-):無伴奏チェロ・ソナタ第2番Op.76(1979)*、ピアノ・ソナタ第7番(チューブラ・ベルを伴う)Op.85(1982)
セルゲイ・ロルドゥギン(Vc)*、ボリス・ティシチェンコ(P)、アレクサンドル・ミハイロフ(チューブラ・ベル)
録音:1985年*、1983年、ADD
ティシチェンコの第2チェロ・ソナタは1979年に作曲されヴァレンティン・フェイゲンによって初演された。極めて劇的な緊張力に富んだ作品で、粘りのある旋律がこれでもかというくらい引っ張りまくります。1982年に書かれたピアノと鐘のための第7ソナタは前者とは打って変わってショスタコーヴィチ、プロコフィエフを思わせる新古典主義的な作品。ピアノと鐘のためと銘打たれているが基本的にはピアノ・ソナタに補足的に鐘の音が入るといった風。クラスターに近いピアノの和音はプロコフィエフばりに疾走し、鐘は現代社会への警鐘のごとく炸裂します。

Quindecim
QP-156(5CD)
ポンセ:ギターのための作品全集
<ギターとオーケストラのための>
南の協奏曲
<ギターとハープシコードのための>
ソナタ、前奏曲
<ギター独奏>
「ラ・フォリア」の主題による変奏曲とフーガ、カベソンの主題による変奏曲とフーガ、
クラシック・ソナタ「ソルを讃えて」、ロナンティック・ソナタ「シューベルトを讃えて」
南方ソナティナ、ソナタ「メキシコ」、24の前奏曲、メキシコ風スケルツィーノ、マズルカ、ルンバ、エストレリータ、ほか
マヌエル・ロペス・ラモス、ラファエル・ヒメネス、デュオ・パボン・レイエス、グリエルモ・ゴンザレス・フィリップス、アレハンドロ・モラ、エルネスト・マルティネス、アルトゥーロ・エルナンデス、ヘラルド・ディアス・デ・レオン、ビクトル・ガルドキ、パウル・ザンブラノ(G)
Avie
AV-2156(2CD)
シューベルト・ライヴVol.1
ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959/11のエコセーズ ニ長調D.781/3つの小品D.946/ピアノ・ソナタ第16番イ短調D.845/ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959
イモジェン・クーパー(P)
録音:2008年4月15日&11月25日、クィーン・エリザベス・ホール(ロンドン)でのライヴ
新シリーズ"シューベルト・ライヴ"第1弾!イモジェン・クーパー自身も大きな"手応え"を感じたというクィーン・エリザベス・ホールでのライヴでは、1923年から28年にかけて作曲された晩年の名作を選曲。バドゥラ=スコダ、デームス、ブレンデルから薫陶を受けたクーパーの演奏には、シューベルトの音楽を奏でる歓びや作品への深い愛情が満ちあふれています。
Avie
AV-2142(1CD)
インティメイト・スタディーズ
ヤナーチェク:霧の中で、ないしょの練習曲/ハース:ピアノのための組曲Op.13、アレグロ・モデラート/
マルティヌー:ミニアチュアのフィルムH.148、春H.127/スーク:春Op.22a
ラダ・ヴァレショヴァー(P)
ラダ・ヴァレショヴァーは、このアルバムが本格的なデビュー録音となるチェコのピルセン出身の女流ピアニスト。スメタナ国際ピアノコンクールでの受賞歴やロストロポーヴィチとの共演経験を持ち、現在はロンドンのギルドホール音楽院で教授としても活躍しています。ヤナーチェク、ハース、マルティヌー、スークといった祖国チェコの20世紀を代表する作曲家たちのピアノ作品は、どれも民族色豊かで温かい。収録曲の中では特に11の音詩で構成されるヤナーチェクの珍しい曲集「ないしょの練習曲(Intimate Studies)」が聴きどころ。
Avie
AV-2168(1CD)
東方からの詩人
スクリャービン:24の前奏曲Op.11/馬水龍:雨の波止場の風景/タバコワ:夜想曲、モデチュード/
デシャニコフ:カスチェイの生活より、ジャメ....、ロンド・チェイス、ディケンズを記念して、夜想曲、クレジット・タイトル
エヴェリン・チャン(P)
バシュメットの後継者マキシム・リザノフとのデュオ(AV 2111)でアヴィー(Avie)に登場したイギリスを拠点として活躍する台北出身の女流ピアニスト、エヴェリン・チャンのソロ・アルバム。スクリャービンの「24の前奏曲」を中心とするプログラムには、ドブリンカ・タバコワ(1980−)、レオニード・デシャニコフ(1955−)、台湾を代表する馬水龍(1939−)という"東方"の個性的なピアノ作品が並びます。

TACET
TACET-165(2CD)
シューマン:ピアノ作品集
ペダル・ピアノのための練習曲(ドビュッシーによる2台ピアノ編曲版)*、
パガニーニの奇想曲による6つの練習曲Op.3、パガニーニの奇想曲による6つの演奏会用練習曲Op.10、交響的練習曲、他
エリカ・ホーセ(P)、カルメン・ピアッツィーニ(P)*
ANDROMEDA
ANDRCD-5144(2CD)
ギーゼキング/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」ハ短調op.13、ピアノ・ソナタ第9番ホ長調op.14-1
ピアノ・ソナタ第16番ト長調op.31-1、ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」ニ短調op.31-2
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」op.53、ピアノ・ソナタ第23番「熱情」ヘ短調op.57
ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調op.78、ピアノ・ソナタ第25番ト長調op.79
ピアノ・ソナタ第26番「告別」変ホ長調op.81a、ピアノ・ソナタ第27番ホ短調op.90
ワルター・ギーゼキング(P)
録音:1931-1949年

Piano21
P21-029-A(1CD)
カツァリス・ライヴ・イン・モスクワ
ショパン:練習曲第22番ロ短調Op.25-10/リスト:超絶技巧練習曲第2番変ロ長調S.139-5《鬼火》/ラフマニノフ:練習曲《音の絵》Op.39〜第1曲ハ短調/チャイコフスキー:10月〜秋の歌/バッハ:前奏曲とフーガ第4番嬰ハ短調BWV.849/ハイドン:ピアノ・ソナタ第35番ハ長調Hob.XVI-35(第48番)/ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガ第24番ニ短調Op.87-24/チャイコフスキー:ドゥムカOp.59/ラーツ:トッカータ
シプリアン・カツァリス(P)
録音:1970年、モスクワでのライヴ(チャイコフスキー国際コンクール)
優勝者には、クライネフ、リル、クレーメル、ゲリンガス、オブラスツォワ、ネステレンコなど、凄まじい面々が名を連ねた1970年のチャイコフスキー国際コンクール。冷戦変容期に西側から東側の総本山モスクワに乗り込んだ19歳のカツァリスが弾いたのは、十八番ショパンやリスト、J・S・バッハや、今では滅多に聴けないハイドンやショスタコーヴィチなど、ファン垂涎の魅惑のプログラム!シフラ国際コンクールでの優勝やエヒテルナハ音楽祭の芸術監督就任など、数々の転機が訪れた"1970年代"。その幕開けとなったチャイコフスキー国際コンクールでの演奏にただただ脱帽。19歳のカツァリスの凄演です。
GEGA
GD-340(1CD)
ニコライ・ロスラヴェッツ(1881-1944):ヴァイオリンとピアノのための小品集
朝の雰囲気*/夢*/エレジー*/3つの詩曲*/3つの舞曲/ポエム・ロマンティク*/夜想曲*/伝説*/24の前奏曲より(第4、9、11、12、17、20、24番) (*印は世界初録音)
スチュアート・イヴァノフ・デュオ:【カロリン・スチュアート(Vn)、スヴェトザール・イヴァノフ(P)】
ロシア・アヴァンギャルドの代表的作曲家ロスラヴェッツが生涯に渡って作曲したヴァイオリン作品をまとめたもの。未出版・世界初録音作品多数。ロスラヴェッツの創作変遷のプロセスはスクリャービンのそれと重なる所が多い。すなわち後期ロマン派の影響に始まり次第に独自の無調様式に至るのだが、その過程でシマノフスキ、印象派からの影響を見せる。初期の《朝の雰囲気》、《夢》、《エレジー》などはグラズノフ、ブラームスあたりを思わせる叙情的小品。次の《3つの詩曲》で大きく変わり(前3曲との年代の差はたった1年)、拡大された調性とでもいおうか、スクリャービン、シマノフスキを思わせ、無調まであと一歩というところ。そして《3つの舞曲》では既に独自の様式を確立しています。しかし様式は変われど基本的に彼の音楽は薄明のなかで、どこへ向かうとも知れず、うねり、たゆたい、ひたすらフェティッシュなエクスタシーを歌い続けます。

DIVINE ART
DDA-25052(1CD)
アメリカのピアノ・ソナタ
エリオット・カーター:ソナタ、ミクロス・ローザ:ソナタ、マクダウェル:ソナタ第4番《ケルト風》
ピーター・セイヴライト(P)
録音:2008年
昨年100歳を迎えいまだ現役のカーター:ピアノ・ソナタは1983年に発表されたもので作風は前衛色は影をひそめ、調性を感じさせる比較的穏健な佳曲。「ベン・ハー」などの映画音楽で知られるローザはカーターと同世代。祖国の大作曲家バルトークの影響を感じさせます。マクダウェルはアメリカのリストとも言うべきロマンティックな大作。
DIVINE ART
DDA-25069(1CD)
近代イギリスのフルート音楽
ハミルトン・ハーティ:アイルランドにて、エドワード・ジャーマン:間奏曲、
マイケル・ヘッド:春の川のほとりで、ウィリアム・オルウィン:ソナタ、
ヘイヴロック・ネルソン:エイリー・チェリー、ベネズエラにて、
トーマス・ダンヒル:ヴァルス・ファンタジア、ケネス・レイトン:フルート・ソナタ、
スタンフォード・ロビンソン:月の乙女の踊り、ジャーマン:フルートとピアノのための組曲
ケネス・スミス(Fl)、ポール・ローデス(P)
録音:2007年
19世紀末から20世紀半ばまで活躍したイギリスの作曲家によるフルート音楽精選。フランス音楽の影響を受けつつアイルランド民謡を思わせる親しみやすく、どこか懐かしい小品がたくさん入っている。ケネス・スミスはニコレ、ゴールウェイらに師事、長年に渡りフィルハーモニア管の首席を勤めた。ソリストとしてもシノーポリ、モーリス・アンドレらと共演し多くの録音があります。
DIVERSIONS
DDV-24137(1CD)
カンティレーナ〜フルートとピアノのための音楽
バッハ:フルート・ソナタ第6番ホ長調BWV1035、サン=サーンス:ロマンス
プーランク:フルート・ソナタ、フランソワ・ボルン:カルメンによる華麗なる幻想曲
プロコフィエフ:フルート・ソナタOp.94
オディン・ボールドヴィンソン(Fl)、パトリシア・ロメロ(P)
録音:2007年
ボールドヴィンソンはバロックから20世紀音楽まで幅広いレパートリーを持っており、柔らかな音色が持ち味です。
Sedem
SEDEMCD-18(1CD)
エストレマドゥラ地方のピアノ音楽(20世紀終盤-21世紀初頭)
エステバン・サンチェス(1934-1997):サン・フアン・デ・ラ・クルスのテキストによる3つの瞑想
微風(マラガ)/ガルシア・ロルカへのソネット/反射(アルカンタラ)/パウリタの小箱
マヌエル・デル・バルコ(1938-):カプリッチョ/3つの小品
エンリケ・ムニョス(1957-):涙の交換
フランシスコ・ノベル・サマノ(1969-):鐘[Glocken]
フアン・ペレス・リベス(1931-):エストレマドゥラの午後
マリア・キンタニリャ(1979-):反射
イルミナダ・ペレス・フルトス(1972-):回想
ギリェルモ・イリアルテ(1973-):9つのナイーヴ画 から 第4,2,1曲
マヌエル・エスカランテ(P)
録音:2008年7月28-31日、マドリード王立高等音楽院マヌエル・デ・ファリャ ・ホール
スペイン内陸南西部エストレマドゥラ(エクストレマドゥラ)地方出身または 同地方に深い関わりを持つ作曲家たちを紹介するアルバム。マヌエル・エス カランテはメキシコのピアニスト。
Sedem
SEDEMCD-19(1CD)
サラサーテ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
ミラマル Op.42/マラゲニャ Op.21-2/ハバネラ Op.21-2/ロマンサ・アンダルサ Op.22-1/
ホタ・ナバラ Op.22-2/さようなら、わたしの山々(ソルチコ)Op.37/ビト Op.26-1/ハバネラ Op.26-2/
眠り Op.11/ホタ・アラゴネサ Op.27/プライェラ Op.23-1/序奏とタランテラ Op.43
マヌエル・ギリェン(Vn)、マリア・ヘスス・ガルシア(P)
録音:2008年6月27-28日、テネリフェ(スペイン、カナリア諸島)、 アウディトリオ室内楽ホール サラサーテの没後百年にあたって制作され、当レーベルとしては珍しくメジャ ー志向と思いきや、「ツィゴイネルワイゼン」が入らないなどやはりひとひね りあるアルバムでした。マヌエル・ギリェンは当レーベルにトゥリナとヘス ス・デ・モナステリオの作品を録音しているマドリード生まれの中堅。

Lipkind Productions
GLP-0016132(3SACD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)
ガブリエル・リプキン(Vc) ※使用楽器:アロシウス・ガラーニ(1702年ボローニャ)
録音:2006年
Lipkind Productions
GLP-0016142(1CD)
ミニアチュール&フォークロア
モシュコフスキ:ギターラOp.45-2、ヴィエニアフスキ:スケルツォタランテラOp.16、
アルベニス:タンゴ、ディニーク:ホラ・スタッカート、ガブリエリ:リチェルカーレ第5番*、
チェレプニン
:歌と踊りOp.84-2、プロコフィエフ:ワルツOp.65、グラズノフ:アラブの旋律、
ベン=ハイム:Lively*、スクリャービン:ロマンス、ストゥチェフスキー:オリエンタル・ダンス、
ツィンツァーゼ:チョングリ*、メンデルスゾーン:無言歌集〜第43番、ポッパー:妖精の踊りOp.39、
フォーレ
:アレグレット・モデラート**、チャイコフスキー:子守歌、デュポール:エチュード第7番*、
イベール:白い小さなろば、カサド:インテルメッツォ・エ・ダンツァ・フィナーレ、ブロッホ:祈り、
ピアッティ:カプリース第5番、ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、クライスラー:中国の太鼓
ガブリエル・リプキン(Vc) ※使用楽器:アロシウス・ガラーニ(1702年ボローニャ)、アレクサンドラ・リュプチャンスキー(P)
録音:2006年  *=チェロ・ソロ、**=2台チェロ(多重録音)
「Lipkind Productions」は、チェリスト、ガブリエル・リプキンの自主レーベル。ガブリエル・リプキンは1977年イスラエル生まれ。10代で数々のコンクールで最高位に輝き、15歳でメータ&イスラエル・フィルと共演、その後も錚々たる音楽家と共演を重ねてきました。2000年から演奏活動を休止。ドイツの山中に籠もり芸術的精神を向上させるため、ひたすら音楽と向き合う日々を選択。その音楽修行の成果を結実させたのが自身のプロデュースによるこの「Lipkind Productions」レーベル。2006年にリリースされたバッハの無伴奏と小曲集「ミニアチュール&フォークロア」の2枚のアルバムは世界的に高い評価を得ました。今後のリリース予定もかなり魅力的なラインナップ。ザスラフスキーとのデュオ・アルバムやリプキン・カルテットとしての室内楽作品集、チェロ協奏曲集、無伴奏チェロ作品集など充実しており、これからも目が離せないアーティストの一人です。
BNL
BNL-112899(1CD)
メンデルスゾーン:ロマンス(無言歌)第2番イ短調Op.19-2/同第7番変ホ長調Op.30-1/同第6番ト短調Op.19-6/同第14番ハ短調Op.38-2/同第22番ヘ長調Op.53-4/同第19番変イ長調Op.53-1/同第12番嬰ヘ短調Op.30-6/同第5番嬰ヘ短調Op.19b-5/同第35番ロ短調Op.67-5/同第32番嬰ヘ短調Op.67-2/同第40番ニ長調Op.85-4/同第36番ホ長調Op.67-6/同第38番イ短調Op.85-2/同第31番変ホ長調Op.67-1/同第34番ハ長調Op.67-4/アルバムの綴りOp.117/カプリッチョ イ短調Op.33-1/厳格なる変奏曲ニ短調Op.54/ロンド・カプリチオーソ ホ長調Op.14
ラハ・アロダキ(P)
録音:1999年12月
シリア生まれのフランス人女流ピアニスト、ラハ・アロダキは、モスクワ音楽院への留学を経てマレイ・ペライアに師事した経歴の持ち主。アロダキが1999年に収録したメンデルズゾーンのロマンス(無言歌)は、師匠譲りのリリシズムに満ちあふれています。誌"CHOC賞受賞盤。初紹介旧譜。


独DG
477-8122(9CD)
リヒテル/DGコンプリート・レコーディングス
シューマン:行進曲Op.76-2、森の情景Op.82、幻想小曲集Op.12より
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第5番、
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、6つの前奏曲Op.32-1,2 / Op.23-2,4,5,7
シューマン:ピアノ協奏曲、序奏とアレグロ・アパッショナートOp.92*、5つのノヴェレッテOp.21、6つのトッカータ Op.7
ハイドン:ピアノ・ソナタ Hob.XVI:44、ショパン:バラード第3番
ドビュッシー:前奏曲第1巻〜帆/野を渡る風/アナカプリの丘、プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番 Op.84
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番#、
ベートーヴェン:ピアノと管弦楽のためのロンド**、ピアノ協奏曲第3番**
ショパン:幻想ポロネーズ Op.61/練習曲 Op.10-1&12《革命》/バラード第4番
ドビュッシー:《版画》〜パゴダ/グラナダの夕べ/雨の庭、スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番
バッハ:平均律クラヴィーア曲集〜BWV846,849,850,851,853
シューベルト:アレグレットD.915、17のレントラー D.366より
シューマン:アベッグ変奏曲 Op.1、ラフマニノフ:前奏曲 Op.32-12
プロコフィエフ:束の間の幻影Op.22-第3曲/第6曲/第9曲
スヴャトスラフ・リヒテル(P)、ヴィトルド・ロヴィツキ(指)ワルシャワPO、スタニスラフ・ヴィスロツキ(指)ワルシャワPO*、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)ウィーンSO#、クルト・ザンデルリンク(指)ウィーンSO**
録音:1956年-1962年

NUOVA ERA
NUO-231752(13CD)
シューマン:ピアノ作品全集
CD1:
ダヴィッド同盟舞曲集Op.6、3つの幻想的小曲Op.111、暁の歌 op.133、4つの小曲集Op.32
CD2:
謝肉祭Op.9、アルバムの綴りOp.124、アラベスクOp.18
CD3:
ピアノ・ソナタ第1番Op.11、クララ・ヴィークの主題による10の即興曲Op.5、6つの間奏曲Op.4
CD4:
子供の情景Op.15、3つのロマンスOp.28、フゲッタ形式の7つのピアノ小品Op.126、パガニーニの奇想曲による
6つの演奏会練習曲Op.10
CD5:
幻想曲Op.17、幻想小曲集Op.12
パガニーニの奇想曲による6つの練習曲Op.3
CD6:
交響的練習曲Op.13、5つの変奏曲、4つの夜曲Op.23、ペダルフリューゲルの為のスケッチOp.58、花の曲Op.19
CD7:
クライスレリアーナOp.16、子供の為の3つのソナタOp.118
CD8:
子供の為のアルバムOp.68
CD9:
森の情景Op.82、ピアノ・ソナタ第3番Op.14
CD10:
ユモレスクOp.20、幻想的情景Op.26、トッカータOp.7、子供の為のアルバムOp.68から追加曲
CD11:
8つのノヴェレッテOp.21、ペダルフリューゲルの為の練習曲Op.56
CD12:
色とりどりの小品Op.99、4つのフーガOp.72、4つの行進曲Op.76、アレグロOp.8
CD13:
アベック変奏曲Op.1、蝶々Op.2、ピアノ・ソナタ第2番Op.22、クララ・ヴィークの主題による10の即興曲Op.5(CD3とは別テイク)
イェルク・デームス(P)
室内楽や歌手の伴奏者のイメージが強いですが、このシューマンは独奏者デームスの金字塔ともいえる偉業。
PRION
PRION-1119(1CD)
トバラの手稿譜集による未出版ギター作品集
ドニゼッティ(レオポルド・ウルクリュ編):Si la Tromba(カヴァティーナ)
ベッリーニ(1801-1835):ノルマのアリア、ディオニシオ・アグアド(1784-1849):ファンダンゴ
シュトラウス:6つのワルツ、不詳:ポルカ、フェルナンド・ソル(1778-1839):悲歌的幻想曲(*)
ロブスティアノ・エルナンデス(1803-1861):ロブスティアノのワルツ/エルナンデスの行進曲/同じ人のワルツ、
アントニオ・カノ(1811-1897):最後の別れ
ペドロ・ヘスス・ゴメス(クラシカル=ロマンティックギター)
録音:2007年4月27-28日、アルバセテ県チンチリャ(スペイン)、聖アナ教会 ※使用楽器:ロウルデス・ウンシリャ製(モデル:1800年頃、Petit Jean L'aine製)
スペイン南東部、アルバセテ近郊のトバラ村で発見された、80以上のギター曲を収録した手稿譜集(トバラの音楽蔵書[Fondo Musical de Tobarra; FMT])から選曲((*)をのぞく)。19世紀中盤に書かれたとみられるこの手稿譜集に基づく録音はこれが世界初。当録音の実現に尽力したペドロ・ヘスス・ゴメスはマヌエル・バルエコ、ホセ・ミゲル・モレノ、フアン・カルロス・デ・ムルデルらに師事したスペインのギター奏者。ここではモレノ夫人の製作したギターを使用しています。

EMEC
EMEC-076(1CD)
トロバ:ギター作品集
マドリードの女たち( ティラナ,コプラ,ボレロ、マドリードの門、アルカラの門,トレドの門,鉄の門,天使の門,モーロの門,サン・ビセンテの門,閉ざされた門)
古い伝説/熟視/マンサナレス・エル・レアル/マホのメヌエット
懐かしさ/悲歌/気まぐれな言葉/子守歌/びっこ引きの行進/遠方
カップルの噂(コプラのざわめき?)[Rumor de Copla]/羊飼いの女
モンタラサ/小唄[Cancioncilla]
小品組曲; 呼び出し,トレモロ,ワルツ,ディヴェルティメント
Quien te puso petenera/サパテアド/眠っている女児
アグスティン・マルリ(G)
録音:2008年9月1-2日、パレンシア県オルモス・デ・オヘダ(スペイン)、 聖エウフェミア・デ・コソリョス教会
XCP
CL-2192(1CD)
バッハ:組曲 BWV.996、ピアソラ:5つのタンゴ、ダンジェロ:2つのリディア調の歌、
アタナス・ウルクズノフ(1970- ):ソナタ、アタウアルパ・ユパンキ:恋する鳩の踊り
Rene LAGOS-DIAZ(G)
XCP
PAS-2202(1CD)
リスト:ハンガリー狂詩曲第12番、幻影、即興的ワルツ、
夜想曲「夢の中に」、ピアノ小曲、即興曲、孤独の中の神の祝福(詩的で宗教的な調べより)、ポロネーズ第2番
Jean-Baptiste FONLUPT(P)
XCP
PAS-2232(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第15番ニ長調「田園」
ドビュッシー:版画、バッハ:パルティータ第1番変ロ長調 BWV.825
Nadage Contey(P)
フォンテック
FOCD-9428
税込定価
伊藤恵/シューベルト:ピアノ作品集2
シューベルト
:ピアノ・ソナタ第20番、第4番、アダージョ.ト長調D.178
伊藤恵(P)
録音:2008年12月24-27日神戸新聞松方ホール【5/21発売】
フォンテック
FOCD-9421(6CD)
税込定価
杉谷昭子/ブラームス:ピアノ独奏曲全集
ピアノ・ソナタ第1番〜第3番、スケルツォ変ホ長調、シューマンの主題による変奏曲、
バラードOp.10、自作主題による変奏曲Op.21-1、ハンガリーの歌による変奏曲Op.21-2、
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24、パガニーニの主題による変奏曲、ワルツOp.39、
2つのラプソディOp.79、小品Op.76、幻想曲Op.116、3つの間奏曲Op.117、小品Op.118、小品Op.119
杉谷昭子(P)
録音:1983年〜1984年伊勢原市文化会館【5/21発売】
1984年に発売されたレコードのCD化。発売当時、世界初の女性による快挙と話題となったものです。
露OLYMPIA
MKM-228(1CD)
カプースチン・プレイズ・カプースチン/ジャズ・ポートレイト
ニコライ・カプースチン(1937-):アンダンテ/ピアノ・ソナタ第4番/10のバガテル/ピアノ・ソナタ第5番/ピアノ・ソナタ第6番
ニコライ・カプースチン(P)
録音:1991年

Caprice
CAP-21786(1CD)
ピアノによるインプロヴィゼーショナルV
ラヴェルをテーマとした即興曲〜前奏曲/古風なメヌエット/絞首台/自由な即興U/高貴で感傷的なワルツ/ボレロ/道化師の朝の踊り/自由な即興W/自由な即興V/ハイドンの名によるメヌエット
ヤコブ・カールソン(P)
録音:2007年5月16日〜18日、ニーブローカイエン(ストックホルム)
スウェーデンの"カプリース(Caprice)"が発信する、即興の真髄を徹底的に追求する驚異のシリーズ「ピアノによるインプロヴィゼーショナル」。@インプロヴィゼーション(即興)であること。A 10 タイトル全てで同一のコンサートホール、同一のピアノを使用(ピアニストは各タイトルで変更となる)。Bレコーディングの直前(ホールに入ってから)にテーマが提示される。事前提示は一切なし。Cセッションは全て真夜中に行われる(人間の脳の活動時間に着目)。
この4項目を共通項目とするシリーズの最新作で設定されたテーマは、フランスの巨匠"ラヴェル"の旋律。日本でも人気の高いスウェディッシュ・ジャズの天才ピアニスト、ヤコブ・カールソンが"ラヴェル"と"即興"の融合に挑んだ衝撃作。ラヴェルの旋律が次々と進化します。
Caprice
CAP-22064(2CD)
ノアゴー:無伴奏ギターのための作品全集
リブラ(世界初録音)/リターンズ/パパラギ(ヴァージョン♭)/早朝/追憶に/パンディーノ・アモリーノ(世界初録音)/パパラギ(ギターと時計)/テイルズ・フロム・ア・ハンド
ステファン・オステルシェー(G)
ダウスゴーによる「交響曲第6番」や「テラン・ヴァーグ」の演奏が注目を集めたデンマーク楽壇の重鎮ペア・ノアゴー(1932−)の無伴奏ギター作品全集。6弦と10弦、2台のギターを携えてノアゴーの作品と向かい合ったステファン・オステルシェーは、デビュー作がスウェーデン・グラミー1997に輝いたスウェーデンのトップ・ギタリスト。

Whispering Winds
SPBO-0901(1CD)
「風のささやき」Vol.2
マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ短調*
塚谷水無子:オーボエとオルガンのためのさくらさくら*
フォーレ:オーボエとオルガンのための小品*,フルートとオルガンのためのパヴァーヌ#,
リムスキー・コルサコフ:くまん蜂の飛行(Fl&Org)#
ハイドン:音楽時計の音楽〜アレグロ・モデラート/アレグレット
バッハ:小フーガ ト短調BWV542、協奏曲ヘ長調BWV978
ジョン・トラヴァース:コルネット・ヴォランタリー.ハ長調
ブクステフーデ:シャコンヌ ホ短調BuxWV160
アド・ヴァムメス(1953):トッカータ・クロマティカ
アレクサンドル・フェッシ:奉献曲、ルフェビュール・ウェリー:行進曲.ハ長調、オルガン独奏.ト短調
塚谷水無子(Org)、パウラ・オーステンリク(Ob)*、マリアン・ヤスパース・ファイアー(Fl)#
「トッカータとフーガ ニ短調」「管弦楽組曲第2番(オルガン版)」等を収録した第1弾(SPBO.0601)に続くCD。オランダを中心にヨーロッパで活躍中の塚谷はキングレコードからも「癒しのオルガン」(KICC-729 4月8日発売)で国内盤デビュー。  (Ki)
JVC-XRCD
JMXR-24002S(1CD)
税込定価
バッハ:オルガン名曲集
トッカータとフーガニ短調BWV.565、パッサカリアとフーガハ短調BWV.582、
小フーガト短調BWV.578、幻想曲とフーガト短調BWV.542、
シュブラー・コラール第1番「目覚めよ、と我らに呼ばわる物見らの声」BWV.645、
コラール前奏曲「われいずこに逃れ行くべき」BWV.646、
シュブラー・コラール第3番「尊き御神の統べしらすままにまつろい」BWV.647
ジグモント・サットマリー(Org)
録音:1978年 オランダ、ズウォレ聖ミヒャエル教会(ステレオ)
古くからの音楽ファンならかつて1度は耳にした懐かしいサットマリーのバッハのオルガン名曲集。あまりに売れたために、早速第2弾も制作された名盤中の名盤を、改めてSHM仕様のXRCDで聴いてみるのも一興。まだお聴きでない方も音の良さと今だ色あせぬ演奏でおすすめです!本録音は、1978年、オランダ・ズウォレ聖ミヒャエル教会のシュニットガー・オルガンによるサットマリーの演奏を76cm/secのハイスピードで録音した当時のオリジナル・アナログマスタテープを原音再生し、その信号をダイレクトにスーパーアナログコンソールでxrcd24としてマスタリングを行いました。名盤をさらにSHM仕様で磨き上げました。  (Ki)

VISTA VERA
VVCD-00182(1CD)
ウラディーミル・ソフロニツキー Vol.14
モーツァルト:幻想曲ハ短調 K.475、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」、第32番ハ短調 Op.111
リスト:葬送曲、忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調、小人の踊り、スクリャービン:炎に向かってOp.72
ウラディーミル・ソフロニツキー(P)
録音:1952年2月3日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、リサイタル、ライヴ
VENEZIA
CDVE-04360(6CD)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調K.279 / 189d、ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調K.280 / 189e
ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調K.281/ 189f、ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調K.282 / 189g
ピアノ・ソナタ第5番ト長調K.283 / 189h、ピアノ・ソナタ第6番ニ長調K.284 / 205b
ピアノ・ソナタ第7番ハ長調K.309 / 284b、ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310 / 300d
ピアノ・ソナタ第9番ニ長調K.311/ 284c、ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330 / 300h# (ライヴ)
ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331/ 300i#、ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332 / 300k# (ライヴ)
ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333 / 315c#、ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457#
ピアノ・ソナタ第15番ヘ長調K.533 & K.494**、ピアノ・ソナタ第16番ハ長調K.545**
ピアノ・ソナタ第17番変ロ長調K.570**、ピアノ・ソナタ第18番ニ長調K.576**
ロンドイ短調K.511*、アダージョロ短調K.540*
リューボフ・チモフェーエワ(P)、エリソ・ヴィルサラーゼ(P)#、ミハイル・プレトニョフ(P)**、マリア・ユーディナ(P)*
録音:1981-1984年、1963年*

URANIA
URN-22386(1CD)
リスト:超絶技巧練習曲集、ワーグナー(リスト編):タンホイザー序曲
ジョルジュ・シフラ(P)
録音:1957年、1959年
BERLIN CLASSICS
BC-1647(1CD)
ブラームス:後期ピアノ曲集
幻想曲集Op.116、3つの間奏曲Op.117、6つの小品Op.118、4つの小品Op.119
アンナ・ゴラリ(P)
BERLIN CLASSICS
BC-1645(3CD)
ヘンデル:ハープシコード組曲第1巻、第2巻
組曲HWV426〜441
ラーニャ・シルマー(P)
Newport
NCD-60175(2CD)
シューベルト:ピアノ作品集Vol.1
4つの即興曲D899 Op.90、4つの即興曲D935 Op.142、さすらい人幻想曲Op.15、
楽興の時 D780 Op.94、ピアノ・ソナタ イ短調 D537、ピアノ・ソナタ 変ホ長調 D568
シーモア・リプキン(P)
シーモア・リプキンはルドルフ・ゼルキン、ホルショフスキ、ホロヴィッツに師事し1948年には19歳でラフマニノフ・ピアノ・コンクールで優勝。またクーセヴィツキー、ライナー、ミュンシュ、オーマンディなど名だたる指揮者達と共演していた大ベテラン。バーンスタインやローザンドとの名演はSONYで聴くことが出来ます。「即興曲」「楽興の時」などシューベルトの名曲ばかりを演奏したこのアルバムはペダルを極力控えた粒のそろった端正な作り。
TACET
TACET-166(1CD)
ドビュッシー&ラヴェル/自作自演集
ドビュッシー:子供の領分、スケッチ帳より、グラナダの夕べ(版画より第2曲)
ラフマニノフ
:前奏曲Op.32-5、Op.32-12、
ドビュッシー:レントよりも遅く、前奏曲第1集〜デルフォイの舞姫/沈める寺/パックの踊り/野を渡る風/吟遊詩人
ラヴェル:ソナチネ〜第1&2楽章*、高雅で感傷的なワルツ*
クロード・ドビュッシー(P)、モーツァルトリス・ラヴェル(P)*
録音:1912年
ピアノ・ロールへの録音を2008年にSTEINWAY社のピアノにて再生録音。

MARSTON
MAR-53011-2(3CD)
「レコーディングの夜明け」〜ジュリアス・ブロックのシリンダー録音集(19世紀末〜20世紀初頭)
(1)モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.396
(2)ルビンシテイン:「バル」−コントルダンス(2曲)/ワーグナー(ブラサン編):魔の炎の音楽/メンデルスゾーン:無言歌 イ短調 Op.38-5 「情熱」
(3)ゴダール:ガヴォット ト長調 Op.81-2
(4)ショパン:夜想曲 ホ長調 Op.62-2/ショパン(パプスト編):ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 「小犬」/シューマン:「謝肉祭」−ショパン,蝶々/チャイコフスキー(パプスト編):「眠りの森の美女」のパラフレーズ/パプスト:蝶々/ショパン(パプスト編):マズルカ ニ長調 Op.33-2(2種)
(5)アレンスキー:即興曲 変ホ長調,即興曲 イ長調,夜想曲 Op.36-3,即興曲 ヘ短調 Op.36-12,慰め,森の中のロシアの踊り,イオニキ,ストロフ・アルセエンヌ,泉にて イ長調,特定できない作品
(6)アレンスキー:練習曲 嬰へ長調p.36-13/ショパン:前奏曲 嬰ヘ短調 Op.28-8
(7)ゴダール:流れながら
(8)ペトリ:自由な即興,特定できない作品3曲
(9)ユオン:ヴァイオリン・ソナタ Op.7−第2楽章の第4変奏
(10)リャードフ:練習曲 ヘ長調 Op.37/ショパン:マズルカ ト短調 Op.67-2/ユオン:ユモレスク ヘ長調 Op.12-3
(11)ユオン:舞踊のリズム Op.41-3,同 Op.41-2
(12)コニュス:4手ピアノのための組曲
(13)アレンスキー:2台ピアノのための組曲−第1,3,4番
(14)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン/バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番〜メヌエット1/ショパン(サラサーテ編):夜想曲 変ホ長調 Op.9-2
(15)アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番 から(約11分半)/
(16)キュイ:万華鏡−東洋的(2テイク)/モーツァルト(アウアー編):「イドメネオ」からのガヴォット ト長調/ポッパー(アウアー編):練習曲 Op.55-1/クライスラー:美しいロスマリン
(17)タルティーニ(クライスラー編):コレッリの主題による変奏曲/クライスラー:カルティエのスタイルによる狩り,マルティーニのスタイルによるアンダンティーノ,愛の苦しみ/ハイドン(ブルマイスター編):交響曲第96番〜メヌエット/ベートーヴェン(ブルマイスター編):メヌエット第2番/シューマン(アウアー編):予言の鳥/ユオン:子守歌
(18)ヘンデル(ハルヴォルセン編):ハープシコード組曲第7番HWV 432−パッサカリア ト短調
(19)ラフマニノフ:合唱曲
(20)ドニゼッティ:「ルチア」から/ヴェルディ:「エルナーニ」から/作者不詳:ジプシー女/作曲者不詳:泉で/ショパン:夜想曲Op.9-2
(21)ダルゴムイジスキー:私は愛している/ルビンシテイン:切望 Op.27-9/チャイコフスキー:ドン・ファンのセレナーデ
(22)ビゼー:「カルメン」−ハバネラ
(23)ビゼー:牧歌/チャイコフスキー:私から離れないで Op.27-3/曲目不詳/シューマン:君に捧ぐ Op.25-1
(24)グリーグ:君を愛す/キュイ:5月/チャイコフスキー:伝説
(25)キュイ:あの夕べを思い出す
(26)ルビンシテイン:帆,切望/ダヴィドフ:夜、愛、月
(27)リムスキー=コルサコフ:「雪娘」から/ルビンシテイン:「ネロ」から
(28)不詳の曲/ゴダール:フロリアンの歌
(29)チャイコフスキー:嵐の中の子守歌 Op.54-10/不詳の曲
(30)ブラームス:目かくし鬼ごっこ/シューベルト:どこへ?
(31)エレナ・ゲルハルトとアルトゥール・ニキシュの語り
(32)レフ・トルストイの語り
(33)ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー、アントン・ルビンシテインの語り
(1)セルゲイ・タネーエフ(P) 1891年
(2)ヨーゼフ・ホフマン(P)  1895−96年
(3)アンナ・エシポワ(P) 
(4)パウル・パプスト(P)  1895年
(5)アントン・アレンスキー(P) 1892−99年
(6)サンドラ・ドロウカー(P) 1898年
(7)ウラディーミル・ウィルスカウ(P)  1890年頃
(8)エゴン・ペトリ(P)  1923年
(9)パウル・ユオン(P)  1911年
(10)レオニード・クロイツァー(P) 1915年
(11)レオニード・クロイツァー(P),パウル・ユオン(P)  1915年
(12)セルゲイ・タネーエフ(P),レフ・コニュス(P)  1893年
(13)セルゲイ・タネーエフ(P),パウル・パプスト(P)  1892年
(14)ユーリ・コニュス(Vn),P.ユオン(P)  1892・1894年
(15)アントン・アレンスキー(P),ヤン・フルジマリ(Vn),アナトーリ・ブランデュコフ(Vc) 1894年
(16)ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn),ワルデマール・リアコフスキー(P)  1912年
(17)エディ・ブラウン(Vn),ジュリアス・ブロック(P)  1914年
(18)ヨゼフ・プレス(Vc),マイケル・プレス(Vn) 録音年不明
(19)モスクワ宗教会議学校合唱団 1893年
(20)ルイーザ・マーガレット・ニコルソン(S),ピョートル・シュロフスキー(P)  1890,91年
(21)ヴァシリー・サミュス(T)1890年
(22)アデーレ・ボルク(MS) 1891年
(23)マリア・クリメントヴァ=ムロミツェヴァ(S),セルゲイ・タネーエフ(Pf) 1891年
(24)ユージェニア・ユーリイェヴナ・ウエルダン(MS) 1892年
(25)ニコライ・フィグネル(T) 1891年
(26)マリア・イヴァノヴァ・グテイル(S) 1894年
(27)ラヴレンチー・ドンスコイ(T) 1894年
(28)テレーゼ・レシェティツカヤ=ドリニーナ(S) 1898年
(29)エリザヴェータ・ラヴロンフスカヤ(S)1892年
(30・31)エレナ・ゲルハルト(MS),アルトゥール・ニキシュ(P)  1911年
(32)トルストイ 1895年
(33)チャイコフスキー、A.ルビンシテイン1890年
たいへん貴重な録音が現れた。ブロックという商人が、19世紀末から20世紀初頭にかけて、実用化されて間もないシリンダー型蓄音機を携え、高名な音楽家の録音をしていました。セルゲイ・タネーエフ、ヨーゼフ・ホフマン、アンナ・エシポワ、パウル・パプスト、アントン・アレンスキーらのピアノ、ユーリ・コニュス、11歳のヤッシャ・ハイフェッツ、伝説の名手エディ・ブラウンのヴァイオリン、当時の大歌手たちの歌、エレナ・ゲルハルトがアルトゥール・ニキシュの伴奏で歌う歌曲、そしてトルストイの語りなど、いずれも途方もなく貴重なものだ。膨大な数の録音シリンダーは、第二次世界大戦後ソ連が接収し、近年までその存在が知られることはありませんでした。このCDは、発見されたシリンダーを注意深く再生したもの。いずれもか細い音には違いないですが、状態の良い録音だと、百数十年前の大家の演奏が蘇えります。

ALBANY
TROY-1060(1CD)
スティーヴン・パーソンズ〜トロンボーン・リサイタル」
F.モレル:ヘ短調の小品、D.H.ホワイト:トロンボーン・ソナタ、
A.ヨルゲンセン:ロマンス、J.プレスコット:ロンデレット、B.エドワーズ:青い狼、
D.ウェルズ:トロンボーン・ソナタ、M.サミュエル=ルソー:協奏的小品、
J.ケツィア:ソナチネ、チューリッヒ行進曲(変奏曲)
スティーヴン・パーソンズ(Tb)、パトリシア・フォルツ(P)
パーソンズはブラスの名門イリノイ州立大学の教授でソロからオーケストラ奏者まで幅広く活躍。収録曲は20世紀の作品だが親しみやすいものばかり。

Matthias Hoefs
GBP-1055004(1CD)
トランペットとオルガンの英国音楽
グリーンスリーヴス、ファーナビー:古いスパニョレッタ、トイ、新サ-ホー
バード:ジグ、ジョンソン:妖精のマスク、ブル:ジグ-ブル博士自身
ホルボーン:やれやれ休日だ、バストン:トランペット協奏曲第2番ニ長調
ターナー:ミラの歌と美しさについて、ヘンデル:シルヴィアに、トランペット・ソナタト長調Op.1-5
ウッドコック:トランペット協奏曲第3番ニ長調、ボイス:トランペット・ヴォランタリー第1番ニ長調
スタンリー:トランペット・ヴォランタリーニ長調Op.6-5、アダージョ、
スタブレー:トランペット・ヴォランタリーハ長調
作曲者不詳:「パリの見識」「朝の会合」「恋する心配性のニンフ」他全25曲
マティアス・ヘフス(Tp)、マティアス・イェンス(Org)
「ジャーマン・ブラスinConcert」はアンサンブルの楽しさあふれる1枚。「English Concert」はトランペットとパイプオルガンによる渋いながらも美しさあふれる1枚。   (Ki)
ENZO Recordings
MOCP-10003(1CD)
ベートーヴェン:フォルテピアノのためのソナタ
第4番変ホ長調Op.7、第8番ハ短調Op.13「悲愴」、第19番ト短調Op.49-1、第20番ト長調Op.49-2
大井浩明(フォルテピアノ) ※使用楽器:ヨハン・アンドレアス・シュタイン・モデルA=421Hz,WerckmeisterIII
録音:2008年京都、東京におけるライヴ
ベートーヴェン存命時のフォルテピアノはアクション機構や音域、ペダル機能の効果が革新的に変革されていく時代だったといわれます。それにあわせ、9台もの楽器を取り替えてソナタ及び交響曲を制覇するという、奇才大井浩明の前代未聞のプロジェクト最新作。ここで用いられているシュタイン・モデルのフォルテピアノは、音域たった5オクターヴ、ダンパー膝ペダルのみの、1790年代当時の標準的なモデル。もちろんモダン・ピアノのような鉄製フレームなど存在しません。「悲愴」では、そのたった5オクターヴをフルに活用する様が実感できることでしょう。耳馴染んだ曲に潜むベートーヴェンの過激なまでの暴れっぷりを顕著に示す例がここに示されています。一人の演奏者が弾きわけることにより既発売のMOCP10004(第9.10&11番)、MOCP10005(第12.13&14番)で用いられたヴァルター・モデル(1800年頃の標準モデル)と比較してさえ、音色、性能ともに相当な違いがあることもよくわかるはずです。   (Ki)
ENZO Recordings
EZCD-10004(1CD)
バッハ:フーガの技法BWV.1080(全21曲)
大井浩明(クラヴィコード) ※使用楽器:ヨリス・ポトフリーヘ製作によるザクセン様式5オクターヴ専有弦モデル、2008年/調律:キルンベルガー第2法、405Hz
録音:2008年9月聖セルヴァティウス修道院(ベルギー・グリムベルゲン)
あらゆる楽器の中でバッハが最も愛奏し、息子達にも手取り足取り教えたのが、クラヴィコードです。音色はチェンバロに似通っていますが、チェンバロでは出来ない、声楽的な強弱・ニュアンス付けが可能です。オーセンティックなモデルに忠実であればあるほど、その音色はますますプラチナのような輝きを帯びる一方、コントロールは至難となり、また、音量が極めて繊細であるため、もともとクラヴィコードを想定して書いた作品群は、コンサートではもっぱらチェンバロで演奏されてきました。レオンハルト、シュパーニ、シフ、クレマンシックらが絶賛する製作家、ヨリス・ポトフリーヘの最新作(2008)の豊かな響きは、我々をバッハ家の居間へと誘います。それは、宮廷や教会から帰宅し、カツラを脱いでくつろいでいる、等身大のバッハの姿です。なお、ジャケット画像はスコットランドの法医人類学者キャロライン・ウィルキンソンがバッハの骨とCG模型を使い復元した"バッハの素顔"。昨年ニュースでも話題になったデジタル画像です。独アイゼナハにあるバッハ博物館の許諾を得て特別に使用しています。   (Ki)

HOMA DREAM
SH-S0001((1CD)
税込定価
ラウロ:アンゴストゥーラ、マリア・ルイサ、カローラ、黒猫
菅原しのぶ:一関の歌と踊り、樹海のスケッチ、ヴァイス:ファンタジー
ブランテルの子守歌(横尾幸弘編曲)
オッペルマン:組曲「魔法の森」より魔法にかけられた王女/小人の行進/王様の馬はかけていく
吉田峯男:ギターでじょんがら、ソル:幻想曲「別れ」Op.21、ブローウェル:11月のある日
菅原しのぶ(G)
自作を含む独特の選曲と深い表現が魅力。   (Ki)

VISTA VERA
VVCD-00176(1CD)
スタニスラフ・ネイガウスVol.5〜最後のリサイタル
ショパン:バラード(全4曲)、子守歌変ニ長調Op.57、ピアノ・ソナタ第3番、ワルツOp.64-3、
ドビュッシー:月の光、ラフマニノフ:前奏曲ホ短調Op.23-7
スタニスラフ・ネイガウス(P)
録音:1980年1月18日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
VISTA VERA
VVCD-00178(1CD)
マリア・ユーディナの芸術Vol.16
ハイドン:ピアノ・ソナタ変ホ長調Hob.XVI:52*、
モーツァルト:幻想曲ハ短調K.475*/ニ短調K.397*、アダージョロ短調K.540+、ピアノ・ソナタヘ長調K.533+K.594#
マリア・ユーディナ(P)
録音:1951年10月6日*、1963年+、1964年#、モスクワ音楽院マリー・ホール

Ondine
ODE-1128(1CD)
バッハ(ティモ・コルホネン編):無伴奏ヴァイオリンソナタ
無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番ト短調BWV1001
無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番イ短調BWV1003
無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番ハ長調BWV1005
ティモ・コルホネン(G) ※楽器:リヒャルト・ヤーコブ・ヴァイスゲルバー(1928年)
録音:2007年11月 ナーンタリ教会(ナーンタリ、フィンランド)
世界各地のコンサートと主要フェスティヴァルへの出演で人気を集める、知る人ぞ知るギタリスト、ティモ・コルホネン(1964-)。代表作はオンディーヌ最大のヒット作、タレが編曲によるショパン作品集(ODE903)や、レオ・ブロウウェルから献呈された「ヘルシンキ協奏曲(ギター協奏曲第5番)」(ODE979)は2003年度カンヌ・クラシカルアウォードを受賞しました。幼いころから親しんだJ・S・バッハの3つの無伴奏ヴァイオリンソナタをコルホネンはギターのために編曲、出版しました。その編曲をみずから演奏した録音。コルホネンがとりわけ留意したのは原曲に忠実に編曲すること、そしてバッハの様式に沿って演奏することでした。深いタッチから生み出されるバッハの真髄を堪能することができます。フィンランドのナーンタリ教会での残響を生かした美しい録音です。通常のCDとしてリリースされますが、収録は24bitDXD録音。   (Ki)
VGO
VG-1017(1CD)
ジェローム・ムフィー〜デビュー
パガニーニ:奇想曲第5番、奇想曲第11番、奇想曲第17番
カステルヌオーヴォ=テデスコ:悪魔のカプリッチオ
ジュリオ・レゴンディ:序奏とカプリース op. 23
ルイジ・レニアーニ:幻想曲Op.19、Reverie、カプリース15番、カプリース22番、カプリース7番
ジェローム・ムフィー(G)
ムフィーは、ベルギー生まれの24歳。エリオット・フィスクに師事し、2007年ボストン・ギター・フェスティヴァルにて第2位となり、今回デビュー・アルバムにイタリアの作曲家を選んだ。若手有望ギタリストの一人。

Bergen Digital
BD-7064CD(1CD)
口笛によるクラシック小品集
ガーシュウィン:サマータイム/ビゼー:ハバネラ、ジプシーの歌/クライスラー:愛の喜び
モンティ:チャルダッシュ/バッハ:御身は我がかたわらに/プッチーニ:私のお父さん/モーツァルト:トルコ行進曲
オルヌルフ・ボイェ・ハンセン(口笛&ヴァイオリン)、アイナル・ステーン=ノックレベルグ(P)、ヨン・ファウクスター(アコーディオン)、ロジャー・アンドレアセン(Org)
ノルウェーのレーベル、"ベルゲン・ディジタル"からオルヌルフ・ボイェ・ハンセンが発表したソロ・アルバムはヴァイオリンではなく、な、な、な、なんと"口笛"!楽器で演奏する場合でも高度な技巧が要求されるモンティの「チャルダッシュ」(ここでは弾き吹き!?を披露!)や、モーツァルトの「トルコ行進曲」など数々の名曲に口笛で挑戦する姿は勇ましくも微笑ましいかぎりです。
Libra Classics
LCD-1012(1CD)
ブリンヤル・ホフ・プレイズ・ファリャ
モーツァルト(バルビローリ編):喜びは胸に踊りK.597/伝承曲(クラクストン編):3つのエリザベス朝の小品/J・S・バッハ:シチリアーノ/シューベルト:ロザムンデからのバレエ音楽第2番/リムスキー=コルサコフ:インドの歌/バルト:消灯/ニールセン:幻想的小品Op.2/スウェーデン民謡(パーキンス編):ウォーキング・チューン/ドビュッシー(ラニング編):小さな羊飼い/サティ:ジムノペディ第2番/ウィルキンソン:ホーンパイプ/ビゼー:セギディーリャ/ファリャ:7つのスペイン民謡(オーボエ版世界初録音)
ブリンヤル・ホフ(Ob)、ヴォルフガング・プラッゲ(P)
録音:1996年9月9日−12日
スカンジナヴィア半島を代表するオーボエ奏者ブリンヤル・ホフが現役時代に収録した録音がリマスターを施され3タイトルが一挙に復刻。ホフは15歳で首席オーボエ奏者としてトロンハイム響に入団。その後、移籍したオスロ・フィルでは20年にわたって活躍したノルウェーの名手です。ファリャの「7つのスペイン民謡」のオーボエ版は世界初録音。

フォンテック
FOCD-9420(1CD)
税込定価
2009年3月21日発売
ヴィラ・ロボス:ギター作品集
ブラジル民謡組曲(オリジナル版)、12のエチュード(1928年版)、5つのプレリュード、
カデンツァ(ギター協奏曲より)
益田正洋(G)
録音:2008年11月25-27日秩父ミューズパーク
CARUS
CARUS-83-434(1CD)
ヴィルムス:4手の為のピアノ・ソナタ
ヤン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772-1847):4手の為のピアノ・ソナタ.ハ長調Op.31/ロ長調Op.41(世界初録音)
ハンス=ペーター&ヴォルカー・ステンツェル兄弟(ピアノ・デュオ)
録音:2008年9月22-24日
TACET
TACET-173(1CD)
マルクス・シルマ/ベートーヴェン:ピアノ・ソナ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第16番ト長調 op.31-1、ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調op.31-3、ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」ハ長調 op.53
マルクス・シルマー(P)
録音:2008年
驚愕のテクニックと鋭い感性を持つオーストリア生まれマルクス・シルマーのベートーヴェンです。いち音たりとも疎かにしない曲への真摯な姿勢と、美しくクリアな音質が特徴的なピアニスト。パウル・パドゥラ=スコダ等に学び数々の賞を受賞した後、故郷のオーストリア:グラーツの音楽大学で教鞭をとりつつ、各国でソロや室内楽、伴奏、協奏曲のソリストとして等、多くの演奏会を行っています。最近はゲルギエフとの共演で注目を浴びています。ピアノは名ピアニストチッコリーニも愛用するイタリアの名器ファツィオリ(FAZIOLI)。
Avie
AV-2155(1CD)
エッセンシャル〜無伴奏ヴァイオリンのための作品集
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz.117/J・S・バッハ:パルティータ第2番ニ短調BWV.1004/イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.27-3《バラード》/スカルコッタス:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ/クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリースOp.6
ヘルヴィヒ・ツァック(Vn)
カトワールのヴァイオリン作品全集(AV-2143)が話題を呼んだドイツのヴァイオリニスト、ヘルヴィヒ・ツァックの無伴奏ヴァイオリン作品集。時には炎のように激しく時には繊細な音色を聴かせる抜群の表現力、数々の難曲と堂々と対峙できる研ぎ澄まされた技巧はベテランならでは。1982年から1995年までシュトゥットガルト室内管の第1コンサートマスターとして活躍し、その後ソリストへと転身したドイツの名手が培ってきた熟練の技が"無伴奏"の愉しみを伝えてくれます。
Avie
AV-2165(1CD)
ロマン派ヴィルトゥオーゾ・オルガン作品集Vol.3
ヴィーダーマン:インペトゥオーソ/ランドマン:ヘンデルの主題による変奏曲Op.29/ベアストー:夕暮れの歌/パリー:幻想曲とフーガ ト長調Op.188/リスト(ギユー編):交響詩《オルフェウス》/ガールドニ:グラン・クール/サン=サーンス:幻想曲第2番変ニ長調Op.101/コシュロー:交響的スケルツォ
ジェイン・パーカー=スミス(Org)
1975年、イタリアの名オルガン奏者フェルナンド・ジェルマーニの代役として出演したロイヤル・フェスティヴァル・ホールでのコンサートで大成功を収め、劇的なデビューを飾ったイギリスの女流オルガン奏者ジェイン・パーカー=スミス。ラトル、ボド、C・デイヴィスらとの共演を重ねるなど、コンサート・オルガニストとして豊富な経験を持つパーカー・スミスのロマン派作品集の第3弾でも前2作以上に多彩な選曲が光ります。ドイツ、レーデの聖グードラ教会のオルガンを使用。

DIVERSIONS
DDV-24131(1CD)
エリック・チショルム(1904-1965):ピアノ作品集Vol.1
ストラロック組曲/子供のための22のスコットランド民謡/イ調のソナタ《赤いロビン》(1939,短縮版2004)
マレイ・マクラフラン(P)
録音:2004年4月
DIVERSIONS
DDV-24132(1CD)
エリック・チショルム(1904-1965):ピアノ作品集Vol.2
《偉大な世界の真実の縁》からの24の前奏曲より/10の前奏曲/パトリック・マクドナルド・コレクションからの民謡集/小組曲
マレイ・マクラフラン(P)
録音:2004年10月
DIVERSIONS
DDV-24133(1CD)
エリック・チショルム(1904-1965):ピアノ作品集Vol.3
ピアノのためのピーブロック第1-4番/ソナチネ第1番/ソナチネ第2番/2つのピーブロック・ラメント/コーンウォール・ダンス・ソナタ
マレイ・マクラフラン(P)
録音:2006年12月
DIVERSIONS
DDV-24134(1CD)
エリック・チショルム(1904-1965):ピアノ作品集Vol.4
ピアノのためのピーブロック第5-8、10-13番/ソナチネ第3番/カメオ/高原地方のスケッチ(マクドナルド・コレクションによる)/肖像
マレイ・マクラフラン(P)
録音:2006年12月
エリック・チショルムは20世紀初頭から半ばまで活躍したスコットランド出身の作曲家。19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパでは自国の民謡を採集・研究し創作に取り入れようとした運動が盛んであったが、チショルムもその流れのなかで自らの音楽を育みました。遠くはグリーグ、より直接的には彼のすぐ前の世代であるヴォーン=ウィリアムズ、バックス、モーランらイギリス田園楽派とでも言うべき作曲家の影響を受けている。その作品の多くがスコットランド民謡に基づくもので、快活な舞曲などはパーシー・グレインジャーと見紛うばかり。しかし激動の20世紀音楽の革新のなかに生きた作曲家だけあって前の世代には見られない大胆な不協和音も取り入れています。当初マイナー・レーベルDunelm Recordsより2004年にリリースされたが存在自体がほとんど知られなかったので今回のレーベル移行が事実上、本邦初お目見え。
DIVERSIONS
DDV-24136(1CD)
ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ短調 (L33) Hob]Y.20、シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調D.958、ショパン:スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
アニヤ・ゲルマン(P)
録音:2008年
アニヤ・ゲルマンは現在22歳のスロヴェニアのピアニスト。ザルツブルクのモーツァルテム音楽院で学んだ後、2007年第1回マンチェスター国際協奏曲コンペティション(22歳以下の部)優勝のほか、数々の国際コンクールに入賞を果たしている。若いながら堅実な音楽作り、無理のないしなやかな旋律の歌いまわしに器の大きさが感じられます。
DIVINE ART
DDA-25070(1CD)
ピアノ・デュオのためのショパン
ショパン:ピアノ協奏曲第2番(二台ピアノ版)、二つのピアノのためのロンド ハ長調 Op.73、
ショパン(ゴールドストーン編):ロッシーニの主題による変奏曲、
シュット:ショパンのピアノ・ソナタ第3番によるワルツ=パラフレーズ、
ショパン(コーダー編):小犬のワルツ、ショパン(ストロ編):夜想曲Op.9-2、
ブラームス(ゴールドストーン編):ショパンに基づく練習曲、ムーアの民謡風な歌による変奏曲、
ゴールドストーン:革命的雨だれラグ
ゴールドストーン&クレモフ(Pデュオ)
録音:2008年
有名・無名を問わず良い作品をピアノ・デュオで弾きまくるベテラン・コンビ、ゴールドストーン&クレモフの新作はショパンの作品集。半数以上は世界初録音。

SOMM
SOMMCD-082(1CD)
フランク・ブリッジ:ピアノ作品集 Vol.2
おとぎ話の組曲/秋に/牧歌的小品 第1集/狂詩的練習曲/グラツィエッラ
劇的幻想曲/3つの小品/海の牧歌(第1番)/小品組曲/性格的小品集
マーク・ベビントン(P)
録音:2007年1月4-5日、CBSOセンター

VENEZIA
CDVE-04347(2CD)
ショパン:作品集Vol.2
ピアノ・ソナタ第1番〜第3番、スケルツォ(全4曲)*、バラード(第1番&2番)*、、バラード第3番**、バラード第4番#
ヴェラ・ゴルノスタエワ((P)、スヴャトスラフ・リヒテル(P)*、エリソ・ヴィルサラーゼ(P)**、サムイル・フェインベルグ(P)#
録音:1986年、、1977年(スケルツォ)*、1960年(バラード)*、1965年**、1952年#
名ピアニスト、ディーナ・ヨッフェの教師としても知られるゴルノスタエワ(1929- )はネイガウスに学び後パリの国際コンクールでディプロマを得た後、グネーシンのアカデミーやモスクワ音楽院で教え、多くの名ピアニストを育てました。独特の優美さに溢れたショパンの演奏は彼女が持ち得た精神的な”深遠”とあいまって、格調高い名演として知られています。
Aeolus
AE-10651(1SACD)
オターニョ:交響的前奏曲/アダージョ/コラール=アンティフォニコ/グレゴリオ聖歌によるカンシオン/聖霊頌歌/悲歌/グレゴリオ組曲/交響的詩篇
エステバン・エリツォンド・イリアルテ(Org)
スペインの音楽家ネメシオ・オターニョ(1880−1956)は、ロヨラのイエズス修道院でオルガンと人文学を学び、1902年からにバリャドリーへ移ってからはさらに音楽的才能に磨きをかけ、19曲のオルガン作品を作曲している。20世紀バスク地方の知られざる音楽にまた1つ光が照らされます。
Audiomax
703-1326-2(1CD)
女流作曲家によるフルートのための作品集
アリュー:ソナチネ/アウビン:水彩画/C・シューマン:3つのロマンスOp.22/タイユフェール:フォルラーヌ/ツィーリッツ:見本市からの絵/レオナルダ:ソナタ第12番/F・メンデルスゾーン:4月/L・ブーランジェ:夜想曲、春の朝に/ベックマン:Yvy
スザンネ・シュレーゲ(Fl)、イナ・オッテ
ファニー・メンデルスゾーンやクララ・シューマンなど収録作品の作曲者全員が女流作曲家というフルート・アルバム。タイユフェールやリリ・ブーランジェなどのフルート奏者にとってお馴染みのレパートリーから、20世紀の女流作曲家ベックマンの作品など収録曲はバラエティ豊か。アーヘンを拠点にソロ、室内楽で活躍する女流フルーティスト奏者スザンネ・シュレーゲの演奏も華麗。
Audiomax
703-1330-2(1CD)
マリンバ2
ギルバート:マクファーランド・ラグ/グロスマン:妖精/ラリック:スコッツ・チューン/ゴメス:マリンバ・フラメンカ/ジャーヴィス:ジャングル・ウォーク/ブリット:ダンス/スタッドラー:たのしい川べ/サミュ:パタータ・ラグ/ライモン:Of Thoughts and Thinking/ムッサー:練習曲Op.6-9/シュミット:コンパニオン、イージー・ボッサ、忘れられた手紙/スマドベック:ヴァージニア・テイト/ブリット:オフェリング/サミュ:ホンブレ・ドゥット/セジュルネ:ヘネラリフェ/スタウト:アストラル・ダンス/ベイカー:レインミュージック
コルネリア・モンスケ(マリンバ)
マリンバ・ファーストの続編となるマリンバ2(セカンド)は、文字通りドイツの女流マリンバ奏者コルネリア・モンスケとEU青少年音楽コンクール(EMCY)のタイアップ企画第2弾。
初級者&中級者向けの小品は、エチュードやコンサート・ピースとしても活用できそうな作品ばかり。ちなみにモンスケは日本を代表するマリンバ奏者安倍圭子に師事した経歴を持っている。

ROSA
RD-1638(1CD)
フィリポフ、聖母マリア教会堂のオルガン
ブクステフーデ(1637-1707):前奏曲,フーガとシャコンヌ ハ長調
パーセル(1659-1695):トランペット・チューンとエア
ブクステフーデ:トッカータとフーガ ヘ長調
ジェレマイア・クラーク(1674-1797):デンマーク王子の行進曲
バッハ:幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537
テレマン:コラール編曲「暁の星のいと美しきかな」
ブラームス:コラール前奏曲「おお、慈悲深き神よ」Op.122 No.7
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):アントレ・ポンティフィカーレ
エドゥアルト・ヤルシェル(1879-1956)/イジー・フルム編:病の癒し[Salus infirmarum]
シークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):アンティフォン「われ御身に感謝す、愛する主よ」Op.65 No.37
イジー・フルム(Org) ※使用楽器:1888年、ヘルマン・オイレ[Hermann Eule]製
録音:2007年7月13-14日、チェコ、フィリポフ、聖母マリア教会堂
ARTESMON
AS-725-2(1CD)
ヴァイオリン名曲集
サラサーテ:カルメン幻想曲(*)、マスネ:タイスの瞑想曲(+)
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチョーソ(+)、ラフマニノフ:ヴォカリーズ(#)
チャイコフスキー:ワルツ=スケルツォ Op.34(#)、フォーレ:夢のあとに(#)
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン(**)
イジー・ポスピーハル(Vn)、チェコ・フィルハーモニック・コレギウム
録音:2007年1月25-26日(*)、2月16-17日(**)、4月13日(+)、6月12日(#)、 プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール
イジー・ポスピーハル(1976年生まれ)は現在チェコ・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター代理を務めているチェコのヴァイオニスト。

MUZA
PNCD-1201-B(1CD)
ヤツェク・コルトゥス〜デヴュー
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番、リスト:ピアノ・ソナタロ短調
ヤツェク・コルトゥス(P)
録音:2007年10月30日、11月2日ワルシャワ、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
コルトゥスは1988年7月12日生まれ、名教授ヴァルデマール・アンジェイェフスキ門下のポーランドのピアニストで、これがデビュー盤となります。久々に大器登場です!佇まいは一貫してクール。タッチもフォルムの清潔。それでいながら突き放したような冷徹さはなく、内面から溢れる共感を噛み締め、作品と対話しながら大きく音楽を飛翔させる天賦の才を感じずにはいられません。
まずショパン。おどろおどろしい雰囲気を演出したりせずむしろ淡々と音楽を進行させますが、出てくる音は感情の揺らぎを凝縮しきって美しいフレージングに発展。第1楽章第2主題のテンポの落とし方など、巨匠的な懐の深さを感じさせます。提示部の繰り返しを序奏部から再び演奏するのは衝撃的ですが、これにも納得させられます。高音部で悲鳴を上げがちな展開部も、感情の高ぶりをそのまま音に乗せるのではなく、内面での壮絶な咀嚼を経てようやく溢れ出たような魂の音として立ち昇る様には感動を禁じえません。第3楽章の美しさも特筆もの。ゆったりとしたテンポで大きなレガートを展開。そのテンポが全く間延びせずに芯から呼吸していることがひしひしと伝わります。そして中間部のピュアな美しさはどうでしょう!終楽章は髪を振り乱すような悶絶ではなく、音の粒立ちを大切にした高潔な音楽。しかし最後の和音の強固な打ち鳴らしで、作品の核心を一挙に吐き出し、圧倒的な手応えを感じさせる終結に帰結するのです。感情とテクニック、構成力の見事なバランス感覚は、リストのソナタでさらに冴え渡ります。ここでもことさら大仰な構えを見せず、必死に大曲と格闘しているといったそぶりも見せないのですが、磐石の構築力といいフレージングといい、音楽自体の大きさを感じさせるのです。圧巻は21分以降の後半。音像に全くブレを生じさせずにこれほど高潔に熱した演奏は滅多に出会えません。24分から満を持して登場する圧倒的強打鍵と、その直後の大海に挑むような威容にも言葉を失うばかりです。全曲聴き終えたあとの余韻も格別。どんなに大曲であっても鍵盤を叩きつけるのではなく「奏でる」ことを死守するコルトゥスの持久力と音楽センスに心から敬服する一枚です。 【湧々堂】

3RD RECORDS
3RD-004(1CD)
フランス近代ピアノ作品集〜ル・ソワール
ドビュッシー:夢想、ラヴェル:鏡〜悲しい鳥、ドビュッシー:ノクターン、
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、フォーレ:夜想曲第4番変ホ長調Op36
フォーレ(鈴木美奈子編):月の光、セヴラック:水の精と不謹慎な牧神
ラヴェル:組曲「クープランの墓」〜フォルラーヌ、ドビュッシー:バラード
フォーレ:夜想曲第1番変ホ短調Op33ー1、ドビュッシー:月の光、レントより遅く
鈴木美奈子(P)
録音:2008年9月9、10日相模湖交流センターホール
鈴木美奈子自信が選曲したコンセプト・アルバム第2弾。今回は、フランス近代作曲家が描いた夜の世界がテーマ。前回の24節気をフィンランドのピアノ作品で綴った1st.ソロ・アルバム(3RD003)も大好評だった鈴木美奈子の粋な選曲は今回も健在。演奏者自身が編曲したフォーレの月の光はこのアルバムの核となり、また自らゆかりの地に赴きインスピレーションを得たというフォーレ、ラヴェル、セヴラックは、音と光を上手く使い静謐さの中に濃厚な闇を感じさせる深みのある演奏です。   (Ki)

Medeci Masters
MM-033(1CD)
シフラ/1964年東京リサイタル
ショパン:幻想曲、スケルツォ第2番、ワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」、
ワルツ第4番「華麗なる円舞曲」、即興曲第3番、バラード第4番、英雄ポロネーズ、
リスト:スペイン狂詩曲、ポロネーズ第2番ホ長調S.223、半音階的大ギャロップS.219、
ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調S.244
ジョルジュ・シフラ(P)
録音:1964年4月23日東京
2009年に歿後15周年を迎えるハンガリーの名ピアニスト、ジョルジュ・シフラ(1921−1994)。ここではともにかれの代表的なレパートリーながら、ひたすら華麗にして凄絶なリストと、センシティヴに歌いこまれたショパンという、ある意味で対極をなすプログラムを楽しめます。とくに、リストは聴き手を引きずり込む悪魔的名演。アルバム最後からの3曲では、そのスピード感、急激な跳躍をものともしないテクニックを目の当たりにされるはず。リスト再来とあだ名され、超絶の代名詞的存在としていまなおファンを魅了し続けるシフラを偲ぶに格好の内容となっています。   (Ki)

ACOUSENCE
ACOCD-21108(2CD)
ボリス・ブロック/名演奏集
ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲、
ショパン:即興曲(全4曲)
チャイコフスキー:ドゥムカ.ハ短調、
6つの小品op.51-4、「雪娘」〜夜想曲(シロティ編)
ボリス・ブロック(P)、
ジョナサン・ダーリントン(指)デュイスブルクPO

録音:2008年8月27/28日(協奏曲=ライヴ)
ボリス・ブロックは1951年オデッサ生まれ。モスクワ音楽院でバシュキーロフに学び、1974年に西側に亡命。1978年ブゾーニ国際コンクールで1位を獲得したピアニスト。ドヴォルザークの協奏曲には、リヒテルとC・クライバーによるほとんど唯一と言ってよい立派な名盤がありますが、そんな超大物コンビに太刀打ちできる演奏は想像も出来ませんでしたが、何とそれが現実のものに!ここでは第2楽章で特に顕著なように、ドヴォルザークらしい素朴なノスタルジーがほのぼのと雰囲気の中で広がり、ピアノもオケもきらっと光る色彩まで表出。リヒテル盤よりも耳にスーッと馴染む風情が立ち昇ります。終楽章では強靭なタッチも飛び出しますが、ここでも切々としたリリシズムを絶やしません。とにかくこれほど内面から共感が滲む演奏は他に例がなく、ドヴォルザークとしては異例のこの作品の風変わりな印象を払拭して、真の意味で「独自の味わい」にまで転化し尽くした功績は計り知れません。
ショパンも名演揃い。ブロックのタッチのまろやかさと、決して押し付けがましくならない自然なアーティキュレーションのセンスは、ロシアのアカデミズムから出てきた人としてはちょっと異色かもしれません。即興曲第1番はリズムがきりっと引き締まって美しいフォルムを形成していますが、夜想曲のように内面から音を慈しむニュアンスが心に染み、第2番ではそのニュアンスがさらに深化。中間部では予想外の強固な打鍵が現われますが、それも決して外に発散するものではなく、一貫したリリシズムの範疇に収まっているのです。「幻想即興曲」は、この曲はもう聴き飽きたという方は特に必聴の大名演!中間部とその前後のニュアンスを一種運に切り替えて別世界へと誘う技量と、一貫して底流する熱きロマン、いかにもそれらしく立派に弾き上げようとする魂胆など微塵もない一途なスコアの紡ぎ出しに打たれます。  【湧々堂】

Cybele
SACD-960.308(1SACD)
クラレンス・バーロウ:ピアノ作品集
ルーダス・ラガリス〜ピアノのための13の前奏曲とフーガ、プレイヤー・ピアノのための小品、ピアノ四重奏のための《Cogluotobusisletmesi》
ヘルマン・クレッチュマー(P)、クラレンス・バーロウ(プレーヤー・ピアノ)、ジェイムズ・エイヴリー(指)イルメラ・レルケ(P)、ユルゲン・クルーゼ(P)、ベンジャミン・コブラー(P)
1945年インドのコルコタ出身で、ツィマーマン、グロボカール、シュトックハウゼンといった現代音楽の巨匠たちから作曲法を学んだクラレンス・バーロウのピアノ作品集。バーロウは、インドのラーガの旋律的な特色とヨーロッパの伝統的手法を織り交ぜた「ルーダス・ラガリス」、4台のピアノが東洋的な旋律などを絶え間なく奏でる「Cogluotobusisletmesi」など、民族音楽を取り入れた新しい音楽の発表を続けています。


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