湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



GEGA NEW
(ブルガリア)


GEGA NEWレーベルはブルガリアの旧国営レーベルの流れを汲んで1992年に設立されたレーベルです。クラシック、正教会の音楽、民族音楽を柱としており、クラシックは主にブルガリアのアーティストを起用した新録音を中心としております。アーティストではカバイヴァンスカ(ソプラノ)、ギュセレフ(バス)、ゲオルギエヴァ(ヴァイオリン)といった世界的なアーティストをフューチャーしたものに加え、スイス音楽協会との協力でモーリス・ブルグ(オーボエ)、ブルーノ・パスキエ(ヴィオラ)、ジャン=ベルナール・ポミエ(ピアノ)といった名演奏家も登場します。もちろんヴラディゲロフを始めブルガリアの作曲家も充実しています。




※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
GD-101
聖ヨアン・ククゼレス:ブルガリア正教会聖歌集 ニコラ・ギュセレフ、他、
ソフィア聖職者cho、ソフィア少年cho、
ソフィア・マドリガル室内cho、
ソフィア正教cho
GD-105
オペラ・リサイタル〜ダリナ・タコヴァ
アリア集(魔笛、清教徒、夢遊病の女、
アンナ・ボレーナ、ランメルムールのルチア、
金鶏、ラクメ、椿姫)より
ダリナ・タコヴァ(S)
メトディ・マタキエフ(指)ソフィアSO
GD-108
我らが神の生誕を讃えて ソフィア・スヴェタ・ネデリヤ教会cho
GD-109
パガニーニアーナ
パガニーニ:奇想曲第1,13,24番(ピアノ伴奏つき)
ブラームス:ハンガリー舞曲第2番
ドヴォルザーク:わが母が教え給いし歌
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
クライスラー:ウィーン奇想曲
ラフマニノフ:ヴォカリーズ/他
マリオ・ホッセン(Vn)、ルドミ・ペトコフ(P)
GD-111
スタネフ・プレイズ・ショパン、ラフマニノフ、リスト
ショパン:舟歌Op.60/ポロネーズ第5番Op.44/スケルツォ第3
番Op.39/バラード第1番Op.23/バラード第4番Op.52
ラフマニノフ:楽興の時Op.16〜第2、3、4番
リスト:ハンガリー狂詩曲第11番、第12番
ヴェセリン・スタネフ(P)
GD-114
「徹祷夜のための聖歌集」(全7曲)
「聖餐式のための聖歌集」(全12曲)
キリル・ポポフ(指)
ソフィア聖ネデリャ大聖堂男声cho
GD-115
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調Op.129
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調Op.85
カリーナ・クルステヴァ(Vc)
ボリス・ヒンチェフ(指)、ミレン・ナチェフ(指)
ブルガリア国立RSO
GD-118
ブルガリア正教会聖歌集 ソフィア聖職者cho
GD-121
ラモー:変奏を伴うガヴォット
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番「葬送」
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
トミスラフ・バイノフ(P)
GD-122
モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調K.622
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調K.581
スヴィレン・シメオノフ(Cl)
チェ・ヨンホ(指)、ソフィア・アマデウスO

録音:1997年6月ブルガリア・コンサート・ホール
GD-123
チャールズ・グリフェス:ピアノ作品集
ローマの素描、クブラ・カーンの楽園
冬の情景、伝説、深き淵より、ピアノ・ソナタ
イーヴォ・カルチェフ(P)
GD-127
ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番&2番
コンチェルティーノ
スヴィレン・シメオノフ(Cl)、
チェ・ヨンホ(指)ソフィア・アマデウスO
GD-128
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉(オラトリオ版) グイ・コンデッテ(指)
アニマート混成cho&オーケストラ・アンサンブル
ブリスタ・ズラトコヴァ(S)、ガリヤ・パヴロヴァ(MS)
ヴェッセリン・フリストフ(T)、ニコライ・ペトロフ(Bs)

録音:1998年4月14日ブルガリア・コンサート・ホー
ル(ソフィア)
GD-131
シューマン:ピアノ作品集
幻想曲ハ長調Op.17
ウィーンの謝肉祭の道化Op.26
オリジナル主題による変奏曲
パヴリナ・ドコヴスカ(P)
GD-133
聖金曜日の音楽〜ブルガリア正教の典礼
ケドロフ、バフメチェフ、チャイコフスキー、他 全9曲
ミロスラフ・ポプサヴォフ(指)混声cho
GD-135
ショパン:ロンドと変奏曲全集
ロンドハ短調Op.1/ヘ長調Op.5/ハ長調Op.7/
変ホ長調Op.16、
 ドイツ民謡による変奏曲、
 エロールの主題による華麗なる変奏曲Op.12
ルドミル・アンゲロフ(P)
GD-137
アルメニアの典礼 ベドロス・パパジアン(指)
ソフィア・アルメニアcho
GD-142
ブルガリア正教の結婚式と新年の礼拝 M.ポプサヴォフ(指)混声cho
GD-143
ラウダーテ・ドミヌム〜ソフィア少年cho
モーツァルト:アヴェ・マリア、
 アヴェ・ヴェルム・コルプス、
グノー:ミサ曲第4番ハ長調
ツェリオリ:ラウダーテ・ドミヌム、
 レジーナ・コエリ、アニュス・デイ、
 優しく旋律的なミサ
アドリアナ・ブラゴエヴァ(指)
ソフィア少年cho、
アタナス・アタナソフ(Org)
GD-151
フランスのチェロ作品集Vol.2
デュパルク:チェロ・ソナタ(1867)
プーランク:チェロ・ソナタ
ロビン・クラヴルール(Vc)
ボリス・ネデルチェフ(P)
GD-153
ブリテン&ペルゴレージ
ブリテン:ミサ・ブレヴィス
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
ガブロフスカ(S)、
アレクサンドロヴァ(S)、
アンゲラコヴァ(Ms)、
ブラゴエヴァ(指)新室内O、
ソフィア少年cho
GD-166
カヴァイヴァンスカ・イン・コンサート
「アドリアーナ・ルクヴルール」
「ボエーム」「ワリー」「メリー・ウィドウ」
「マノン」「運命の力」「スペードの女王」
「ドン・カルロ」「トスカ」より
カヴァイヴァンスカ(S)、
カザンディエフ(指)ブルガリアRSO、
ライチェフ(指)ヴァルナPO
録音:1991,93年ライヴ
GD-167
Y.トチコヴァ:ハープ協奏曲、アルペジオ
L.シャルパンティエ:ラプソディ
F.ゴドフロワ:コンサート・スタディ
ユリアナ・トチコヴァ(Hp)、
ドミニク・パトルイユー(指)
バンキア・コレギウム・ムジクム
GD-168
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集
第8番Op.110/第10番Op.118/
第11番Op.122
ソフィアSQ
GD-170
現代ブルガリア・ピアノ作品集
カンドフ:夜の蝶、
アルナウドフ:リチュエルT&U、
ゴレミノフ:ピアノ小品T、
スパソフ:滝、
ヴォデニチャロフ:前奏曲U
ボヤン・ヴォデニチャロフ(P)
GD-172
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番、第2番
グレゴリ・バデフ(Va)
ボイダル・ノエフ(P)
GD-175
メンデルスゾーン:無言歌(10曲)
シューマン:幻想小曲集Op.12
ルズカ・チャラクチエヴァ(P)
録音:2003年
GD-177
ショパン:ピアノ協奏曲第2番
 演奏会用ロンド「クラコヴィアク」ヘ長調、
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調、
 ボレロOp.19、夜想曲嬰ハ短調
ナデジャ・ヴラエヴァ(P)
ヴァシル・カザンディエフ(指)ソフィアSO
録音2003年7月ソフィア
GD-181
ヨーゼフ・マティアス・ハウアー(1883-1959):ピアノ作品集
ノモスOp.2/7つの小品Op.3/舞曲Op.10
5 つの小品Op.15/
幻想曲Op.17/ヘルダーリンによるピアノ小品集Op.25(全16 曲
12音の戯れ(1947新年)/12音の戯れ(1953 年2月19日)
アンナ・ペトロヴァ(P)
GD-185
フィン・スヴィト&フレンズ
ヴィヴァルディ、チマローザ、ジョンソン、
メルツ、シューベルト、グラナドス、
セゴビア、ファルカス、ヒンデミット、
レン・エイリアムズの作品
フィン・スヴィト(G)
ゲスト多数
GD-190
エミール・イヴァノフ〜アリア集
「トスカ」「アルルの女(チレア)」
「ジョコンダ」「蝶々夫人」「アフリカの女」
「アンドレア・シェニエ」「トゥーランドット」
「カヴァレリア」「道化師」「マノン・レスコー」より
エミール・イヴァノフ(T)
ステファン・リネフ(指)ソフィアSO、
オブレテノフ・ブルガリア国立フィルcho
GD-196
R.シュトラウス:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタOp.5/4つの情緒のある風景Op.9
5つの小品Op.3
ルドミル・アンゲロフ(P)
録音1995年11月ソフィア
GD-199
ヴィヴァルディ:主を恐れる者は幸いなり
 グローリアRV.589
ストヤン・カラレフ(指)
ソフィア・マドリガルcho&管弦楽アンサンブル

GD-200
ニコラ・ギュセレフ〜オペラ・アリア集
「魔笛」「モーゼ」「夢遊病の女」
「ノルマ」「ナブッコ」「ドン・カルロ」
「ローエングリン」「ラ・ボエーム」「サトコ」他
ニコラ・ギュセレフ(Bs)、
メトディ・マタキエフ(指)ソフィアSO、
ブルガリア国立フィルcho
GD-201
ニコラ・ギュセレフの正教聖歌集
グレチャニノフ、ジノヴィエフ、
ストロキン、チェスノコフ、他の作品
ニコラ・ギュセレフ(Bs)、
マタキエフ(指)ソフィア正教cho
GD-202
ヴェルディ:オペラからの2重唱
「運命の力」「リゴレット」「ドン・カルロ」
「マクベス」「アッティラ」「シモン・ボッカネグラ」より
ニコラ・ギュセレフ(Bs)、
アレクサンドリナ・ペンダチャンスカ(S)、
ヴラディミル・ストヤノフ(Br)、
ヒンチェフ(指)ソフィアSO
GD-203
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899〜1978)作品集
ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」
ピアノ協奏曲第3番*
コンチェルト・ファンタジー(チェロと管弦楽のための)#
室内オーケストラのためのディヴェルティメント
アレクサンダル・ヴラディゲロフ(指)
ブルガリア国立RSO、
スヴェトラ・スラヴチェヴァ(P)*、
ヴェンツェスラフ・ニコロフ(Vc)#
GD-206
オグニャン・ニコロフ/オペラ・リサイタル
「イドメネオ」「アルルの女」「椿姫」
「ノルマ」「イタリアのトルコ人」
「ラ・ボエーム」「トスカ」「シピオーネの夢」より
オグニャン・ニコロフ(T)、
エレナ・ストヤノヴァ(S)、
ルムヤナ・ペトロヴァ(Ms)
ボリス・ヒンチェフ(指)ソフィアSO
GD-210
セファルディの歌 ジュリア・ミラノヴァ=スタイナー(S)
ニナ・アラジェム(P)
GD-211
ロマンティック・ヴァイオリン
ブラームス:ヴィオリン・ソナタ第3番
フランク:ヴァイオリン・ソナタ、他
チャイコフスキー、パガニーニ、ラフマニノフ、
クライスラー、ガーシュインの小品
セルジュ・シュヴァルツ(Vn)、
ルズカ・チャラクチエヴァ(P)
GD-212
ルクレール:2つのヴィオラのための6つのソナタOp.12 ヨハネス・フリーダー(Va)、
ディミタール・ペンコフ(Va) 
録音:1997年、1998年
GD-213
トランペットとオルガンによるバロック音楽
アルビノーニ:アダージョ
トレッリ:シンフォニア
マルティーニ:トッカータ
テレマン:演奏会用ソナタ
ヘンデル:ソナタ イ長調
バッハ:カンタータ第140,147番より
バッハ(グノー編):アヴェ・マリア
パーセル:組曲
クラーク:トランペット・チューン、
トランペット・ヴォランタリー
ブラゴイ・アンゲロフスキ(Tp)
ヴェリン・イリエフ(P)
録音:1999年7月
GD-216
バルトーク:野外にて、ドビュッシー:映像第2集
ブラームス:幻想曲集Op.116
アンナ・ストイチェヴァ(P)

録音:1999年9月
GD-217
ヴィヴァルディ:シンフォニア第1番ハ長調
「四季」〜「春」「冬」
バッハ:アリア
ゴレミノフ:5つのスケッチ〜舞曲
キュルクチイスキ:8つのミニアチュア〜アダージョ
コストフ:3つのスケッチ
フリストスコフ:トッカータ
シューベルト:楽興の時第3番
ジョプリン:ラグタイム
プラメン・マルコフ(指)ブレヴィス室内O
録音:1998年6月ライヴ
GD-218
ディミタール・タプコフ(1929〜)作品集
平和のカンタータ
AH(オネゲル)によるミクロシンフォニー
ヴァリアンツ
バスーン・コンチェルティーノ
チェロ・ソナタ、クラリネット・ソナタ
ステファノフ(指)
ブルガリア国立RSO&児童cho、
ジュルホフ(指)
ソフィア・ソロイスツ室内アンサンブル、
ミルチェヴァ(MS)、クラステフ(Vc)、他
GD-219
ショパン:24の前奏曲Op.28
ラヴェル:夜のガスパール
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番
ヴェセリン・スタネフ(P)

録音:2000年1月
GD-220
ブルガリア国立放送児童cho40周年記念アルバム
フランク:天使の糧
アダム:オー・ホリー・ナイト
モーツァルト:レジナ・チェリ/他全16曲
フリスト・ネデャルコフ(指)
ブルガリア国立児童cho
GD-221
ヴァイオリンとギターのための宝物
ヘンデル:ソナタ ニ長調
バッハ:サラバンド、ダカン:かっこう
パガニーニ:ソナタOp.3-12
ショパン:夜想曲、サン=サーンス:白鳥 他
ヨッヘン・ブルシュ(Vn)、
フィン・スヴィト(G)
録音:1999年デンマーク
GD-222
ヴァイオリンとギターのためのさらなる宝物
ヴェラチーニ:ソナタ第2番
ショパン:マズルカ
タレガ:アラビア奇想曲
タルティーニ:悪魔のトリル/他
ヨッヘン・ブルシュ(Vn)、
フィン・スヴィト(G)
GD-223
ゲオルギ・アルナウドフ:ティエポレオ〜オルフェウス教の神秘的な儀式(1955) テオドラ・パヴロヴィチ(指)
室内アンサンブル、
タニア・カザンディエヴァ(S)、他
GD-224
ヴィラ=ロボス:ソナタ・ファンタジア第1番/第2番
 ヴァイオリン・ソナタ第3番
ニャグル・トゥマンゲロフ(Vn)
ボジダル・ノエフ(P)
GD-225
スラヴのオルガン作品集
クラコヴァ、チェルノホルスキー、
リンカ、クチャル、スメタナ、
ドヴォルザーク、ヤナチェク、
ショスタコーヴィチ、グバイドゥーリナ、他
ネヴァ・クリステヴァ(Org)
録音:2000年4月、ソフィア
GD-226
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番
プーランク:クラリネット・ソナタ
マルティヌー:クラリネット・ソナタ
コヴァチ(1937〜):ファリャ讃
ヴァルチャノフ(1949〜):スペイン風ロンド
ペトコ・ラデフ(Cl)、
マリア・プリンツ(P)
録音:2000年4月、ソフィア
GD-233
ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob.XVIII:11
モーツァルト:ピアノ協奏曲ホ長調 K.413(第11 番)
モーツァルト:ピアノ協奏曲イ長調 K.488(第23 番)
マリア・プリンツ(P)
ヴァシル・カザンディエフ(指)ソフィアSO

録音:2001年3月ブルガリア・コンサート・ホール
GD-234
ヴラディゲロフ(1899-1978):ソナティナ・コンチェルタンテOp.28
アレクサンダル・タネフ(1928-1996):ピアノ・ソナタ
ペンチョ・ストヤノフ(1931-):ピアノ・ソナタ、変容
プラメン・ジュロフ(1949-):ピアノ・ソナタ
イヴァン・エフティモフ(P)
GD-237
キリスト生誕2000年記念正教聖歌集 イヴァン・ペトロフ=イオチャン(Bs)
GD-238
ブルガリア歌曲の美と英知とともに
プロコポヴァ、フリストフ、
ハディエフ、ヴラディゲロフ、他の歌曲
オグニャン・ニコロフ(T)
イヴェリナ・イヴァンチェヴァ(P)
GD-239
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):ピアノ作品集
3つの小品Op.15、
ソナチネ・コンチェルタンテOp.28
即興曲、トッカータ
ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」(作曲者編)
ラーダ・チョマコヴァ(P)
デシスラヴァ・シチェレヴァ(P)
GD-241
シューマン:幻想曲Op.17
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
ヴェセリン・スタネフ(P)
録音:2001年1月
GD-242
マニフィカト
ブリクシ:マニフィカト
J.C.バッハ:2つのイタリアのカンツォネッタ
モーツァルト:アヴェ・マリア、
 アヴェ・ヴェルム・コツプス
ミハエル・ハイドン:ドイツ・ミサ
ブラゴエヴァ(指)
ソフィア少年cho&室内管、
イレーナ・ペトコヴァ(Ms)、
ジャオニス・キウルゾグル(C‐T)、
ニコライ・モトソフ(T)、
ニコライ・ペトロフ(Br)
GD-245
マスターズ・オヴ・クラシック・ミュージックVol.1
グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲
シベリウス:トゥオネラの白鳥
ヘンデル:「水上の音楽」より
スッペ:「詩人と農夫」序曲
ヴァシル・カザンディエフ(指)ソフィアSO
GD-246
マスターズ・オヴ・クラシック・ミュージックVol.2
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲(第1,3,8,10番)
シベリウス:悲しきワルツ
モーツァルト:「レ・プティ・リアン」より
シューベルト:「ロザムンデ」より
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
ヴァシル・カザンディエフ(指)ソフィアSO
GD-247
マスターズ・オヴ・クラシック・ミュージックVol.3
ポンキエッリ:時の踊り
スッペ:「美しきガラテア」「軽騎兵」序曲
ブラームス:ハンガリー舞曲(第1,5,6番)
スメタナ:モルダウ
ウェーバー:舞踏への招待
ヘンデル:「マカベウスのユダ」より
ヴァシル・カザンディエフ(指)ソフィアSO
GD-248
マスターズ・オヴ・クラシック・ミュージックVol.6
グリーグ:「ペール・ギュント」第2組曲
ローサス:波涛を越えて
シベリウス:フィンランディア
バーバー:弦楽のためのアダージョ
ヴォーン=ウィリアムズ:グリーンスリーヴス幻想曲
パッヘルベル:カノン
ヴァシル・カザンディエフ(指)ソフィアSO
GD-249
フロラン・シュミット:ピアノ作品集(世界初録音)
「内なる音楽」第1集Op.16、第2集Op.29
ローマの夜Op.23、ちょっとした身ぶりOp.92
イーヴォ・カルチェフ(P)
GD-250
シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲ニ長調
ペンデレツキ:ヴィオラ協奏曲*
ディミタール・ペンコフ(Va)
カザンディエフ(指)ソフィアSO
チェッカート(指)北ドイツ放送PO*
GD-251
ブルガリア現代作曲家シリーズVol.1
イヴァン・スパソフ(1934-1996):聖職者の聖歌(全3曲)
クリコル・チェトニアン(指)、
イヴェリン・ディミトロフ(指)、他
GD-252
ブルガリア現代作曲家シリーズVol.2
クラシミール・キュルチイスキー(1936〜):ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ/
アレクサンデル・カンドフ(1949〜):管弦楽のための音楽/
アレクサンデル・タネフ(1928〜1996):建築音楽/
シメオン・ピロンコフ(1927〜):夜曲/
プラメン・ジュロフ(1949〜):幻想曲
ディミタール・マノーロフ(指
プラメン・シュロフ(指)
ブルガリア国立放送SO
ソフィア国立歌劇場SO
GD-253
ブルガリア現代作曲家シリーズVol.3
ヴェリスラフ・ザイモフ(1951〜):12のチェロのためのラルゴ/
ヤッセン・ヴォデニチャロフ(1964〜):ピアノとクラリネットと2つの打楽器のための2つのバガテル/
アンドリアン・ペルヴァゾフ:「ジグラート」からの断片/
アルティン・ポトゥルリアン(1943〜):ファンタジア/
ボジダール・ペトコフ(1940〜):トッカータ/
ユリア・ツェノーヴァ:π
ムジカ・ノーヴァ室内Ens.他
GD-256
マスターズ・オヴ・クラシック・ミュージックVol.4
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
エルガー:威風堂々第1番
ロッシーニ:「セヴィリアの理髪師」序曲
ベートーヴェン:「エグモント」序曲、
 ロマンスOp.40&50、トルコ行進曲
ヴァシル・カザンディエフ(指)ソフィアSO
GD-257
マスターズ・オヴ・クラシック・ミュージックVol.5
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
シューベルト:軍隊行進曲
メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟
イヴァノヴィチ:ドナウ川のさざ波
シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲ニ長調
ヴァシル・カザンディエフ(指)ソフィアSO
ディミタール・ペンコフ(Va)
GD-260
ファリャ:「三角帽子」第2組曲
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」組曲第2番
ヒンデミット:交響曲「画家マチス」
ミレン・ナチェフ(指)
ブルガリア国立RSO
GD-261
東欧・ロシアの作曲家による宗教曲
ニコラエフ=ストロームスキー(1886-1971):われらが父
コーコゼルス:(1280?-1360):父に栄えあれ
ペーター・ディネフ(1889-1980):われらが父
チャイコフスキー:偉大なる頌栄
ドブリ・フリストフ(1875-1941):われらが父
グレチャニノフ:信条、ほか全15曲
ストヤン・クラレフ(指)マドリガル・ソフィア室内Cho
アドリアナ・ブラゴエヴァ(指)ソ
フィア少年Cho、
7聖人室内Cho、他多数
東欧、ロシアのアカペラの古今の宗教合唱曲を古くは13世紀から20世紀の合唱曲まで幅広く収録。コーコゼルス(1280?-1360)の「父に栄えあれ」はオルガヌムつきの初期ポリフォニー様式の作品で遠いロシアにまでノートルダム楽派のエコーが響いていて興味深い。ほかに東方教会聖歌特有のバス・バリトンの野太いメリスマティックな独唱が聴かれ雰囲気満点。
GD-262
イリーナ・ゲオルギエヴァ〜ラフマニノフ
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36
前奏曲集[嬰ヘ短調Op.23-1/変ロ長調Op.23-2/ニ短調Op.23-3/ニ長調Op.23-4/ト短調Op.23-5/変ホ長調Op.23-6/ハ短調Op.23-7]
コレッリの主題による変奏曲Op.42
イリーナ・ゲオルギエヴァ(P)

録音:2011年3月5-7日、ソフィア,
DDD
大いに注目すべき逸材の登場。イリーナ・ゲオルギエヴァは1978年、ブルガリアのソフィア生まれのピアニスト。ソフィア音楽院で学んだ後、スイスのバーゼル音楽院でルドルフ・ブフビンダーに学んだ。おそらくこれがデビュー録音だと思われます。力強く打ち鳴らされる、感傷性に流されない生々しいラフマニノフで、思いっきりのよいダイナミックな音楽でありながら、しかもニュアンスも豊かで決して荒削りではありません。なお米国で活動する同姓同名の指揮者は別人。
GD-266
ケルトの影響
アイリッシュ、ガリシア、ブルガリア、
ブルターニュのポピュラー音楽、
ウィリアム・バードの作品
カトリーヌ・マルケーゼ(Fg)
サラ・スティーヴンス=エスタブルック(Fg,アコーディオン)、
エミール・ナウモフ(P)
GD-269
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタOp.134
シチェドリン(ツィガーノフ編):ユモレスク、アルベニス風に
ヴェスコ・エシュケナージ(Vn)
リュドミル・アンゲロフ(P)
録音:2001年マドリッド
GD-271
カルディ・カルドフ〜ヴェルディ・リサイタル
「リゴレット」「エルナーニ」「トロヴァトーレ」
「アイーダ」「仮面舞踏会」より
カルディ・カルドフ(T)
メトディ・マタキエフ(指)ソフィアSO
GD-273
ソフィア・ソロイスツのブルガリア作品
リュボミル・ピプコフ:交響曲第4番
ラザール・ニコロフ:瞑想
ディミタール・タプコフ:ミクロシンフォニー
シメオン・ピロンコフ:名も無き若者へのレクイエム
プラメン・ジュロフ(指)ソフィア・ソロイスツ
GD-274
ベートーヴェン:エロイカ変奏曲Op.35
シューマン:クライスレリアーナOp.16
ヴェセリン・スタネフ(P)
録音:2002年
GD-275
ピッツェッティ:チェロ作品集(世界初録音)
チェロ・ソナタ(1921)、3つの歌(1924)
セーリ・トイヴィオ(Vc)
イーヴォ・ヴァルバノフ(P)
GD-279
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1,3,5番 ヴェリチカ・ヨチェヴァ(Vc)
録音:2001年12月ソフィア
GD-282
イナ・カンチェヴァ
「椿姫」「ロメオとジュリエット」
「アンナ・ボレーナ」「シチリア島の夕べの祈り」
「つばめ」「カプレーティ家とモンテッキ家」からのアリア
イナ・カンチェヴァ(S)
ミレン・ナチェフ(指)ブルガリア国立RSO
GD-283
ミラ・ゲオルギエヴァ
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番
ショパン:夜想曲第20番
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
ズラテフ=チェルキン:セヴダナ
ブラームス:ハンガリー舞曲第7番
ミラ・ゲオルギエヴァ(Vn)
マルティン・パンテレーフ(指)クラシックFMO
ライヴ録音
GD-286
ソフィア・ソロイスツ40周年記念アルバム
テレマン:「ドン・キホーテ」組曲
ブリテン:シンプル・シンフォニー
シューベルト(マーラー編):「死と乙女」(合奏版)
プラメン・ジュロフ(指)ソフィア・ソロイスツ
GD-288
ブラームス:6つの小品集Op.118
 幻想曲Op.116
 パガニーニの主題による変奏曲Op.35
ヴェセリン・スタネフ(P)
録音:2001,2003年
GD-289
ショパン:練習曲Op.10/Op.25 ヴェセリン・スタネフ(P)
録音:2003年1月
GD-292
ブルガリアとロシアの作曲家による正教聖歌集
ククゼル,ディネフ,フリストフ,
テケリエフ,スパソフ,タネフ,
チャイコフスキー,ラフマニノフ,
ボルトニャンスキー,他の作品(全17曲)
テオドラ・パヴロヴィチ(指)
ヴァシル・アルヌドフ・ソフィア室内cho(女声cho)
GD-296
オルリン・アナスタソフ/正教聖歌集
グレチャニノフ,フリストフ,リュビモフ,
ディネフ,チェスノコフ,アルカンジェルスキ,
ニコラエフ=ストルムスキの作品(全11曲)
オルリン・アナスタソフ(Bs)
ディミタル・グリゴロフ(指)7人の聖者cho
録音:2004年3月ソフィア
GD-300
すてきな夢〜プッチーニ歌曲集
太陽と愛/おまえに/そして小鳥は
カンツォネッタ「春」/心の歌/亡き人に
愛の小さな物語/我が家/すてきな夢
進めウラニア/死ぬ?/サルヴェ・レジナ
大地と海/ディアナ賛歌/
アヴェ・マリア・レオポルダ
偽りの忠告〜レチタティーヴォとアリア
ローマ賛歌/サルヴェ・レジナ(オルガン伴奏)
クラッシミラ・ストヤノヴァ(S)
マリア・プリンツ(P)
録音:2005年8-9月
GD-303
シューマン:ピアノ協奏曲、クライスレリアーナ アンナ・ストイチェヴァ(P)、
ロッセン・ミラノフ(指)ブルガリア国立RSO
GD-306
バルトーク:ヴィオラ協奏曲
シュニトケ:ヴィオラ協奏曲
ディミタール・ペンコフ(Va)、
ニコス・アティネオス(指)
ブルガリア国立RSO
GD-307
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
 チェロ・ソナタ、「馬あぶ」より3つの小品、
 バレエ組曲より3つの小品
アレクサンダル・ソモフ(Vc)、
ボグダナ・ポポヴァ(P)、
ミレン・ナチェフ(指)ブルガリア国立RSO
GD-308
ブラームス:ピアノ作品集
4つの小品Op.119、2つの狂詩曲Op.79、
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
イーヴォ・ヴァルバノフ(P)

録音:2006年2月
GD-310
20世紀と21世紀の2台のピアノと打楽器のための作品集
バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ
アリ・ベン=シャベタイ:ホラ(1997)
アルナウドフ:ラフマニノフの主題による変奏曲
アルチュニアン:祝祭、ヨトゾフ:楽興の時
ジェルジ・バウアー:ディヴェルティメント
ヴォランド四重奏団
(ピアノ・デュオ&打楽器)
録音:2004年2月ソフィア
GD-312
ムソルグスキー:死の歌と踊り
ショスタコーヴィチ:ミケランジェロによる組曲
グエンコ・グエチェフ(Bs)、
スザンナ・レンベルスカヤ(P)
GD-315
アレクサンデル・テケリエフ:作品集
ルーツ(1997)、
交響曲=レクイエム第4番(2002)、
交響組曲「ハッピー・バースデイ」(2005)
ミレン・ナチェフ(指)、
ナイデン・トドロフ(指)、
M.パンテレーフ(指)
ブルガリア国立放送SO、
コスミック・ヴォイス女声cho
GD-316
クラシミル・タスコフ:作品集
古代の絵画(1980)、相関(1998)、
ナヴァの断章U(1999)、
ペッツォ・ディアフォニコ(2002)*、
変容W(1997)#
クラシミル・タスコフ(P)、ゲロヴァ(S)、
アタナソヴァ(Vc)*、ボズコフ(Vc)*
S.ウシェフ(指)ブルガリア国立SO#、他
GD-318
リスト:ピアノ協奏曲第1番
スクリャービン:ピアノ協奏曲
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番
パヴリナ・ドコフスカ(P)
ヴラディミル・ギャウロフ(指)
ブルガリア国立RSO
GD-319
パンチョ・ヴラディゲロフ:「歌」(ブルガリア組曲Op.21より)
ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」Op.19
パラシュケフ・ハディエフ(1912-92):ヴァイオリン・ソナタ第2番
ヴェセリン・ストヤノフ(1902-69):ヴァイオリン・ソナタ
ヤナ・ブロヴァ(Vn)
ヴァセリナ・チャカロヴァ(P)
GD-320
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番&2番
ラプソディ第1番・第2番
ゲオルギ・ヴァルチェフ(Vn)、
ローラ・チェコラトヴァ(P)
GD-322
「炎に向かって」
ドビュッシー:映像第1集
ベルク:ピアノ・ソナタ
シェーンベルク:3つのピアノ小品
スクリャービン:5つの前奏曲Op.74、
 炎に向かってOp.72
スヴェトザール・イヴァノフ(P)
GD-324
シューベルト:ロンド・ブリリアントD.895
幻想曲ハ長調D.934、
ヴァイオリン・ソナティナD.385
ディミトリ・ハディペトコフ(Vn)
ユアン・シャン(P)
GD-327
ネイキッド・タンゴ
サティ:ペルペチュアル・タンゴ
ストラヴィンスキー:タンゴ
シチェドリン:アルベニス風に
ナザレ:6月9日のタンゴ、他
ロバート・ヘルプス、ティスダル、バーバー、ケージの作品
スヴェトザール・イヴァノフ(P)
GD-329
グラナドス:スペイン舞曲(全12曲)
ムーア風舞曲とアラブの歌
ルドミル・アンゲロフ(P)
GD-331
オペラ・アリアとデュエット集〜パヴェル・ゲルディコフ
ペルゴレージ:「奥様女中」、
ヴェルディ:「アイーダ」、
ボロディン:「イーゴリ公」、
ラフマニノフ:「アレコ」、
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」、
ガーシュイン:「ポギーとベス」より
パヴェル・ゲルディコフ(Bs)
室内O、ブルガリア国立RSO、
パスクアーレ・リスポリ(指)、
A.ヴラディゲロフ(指)他
GD-332
マーラー:交響曲第1番「巨人」 ニャグル・トゥマンゲロフ(指)
ブルガリア国立RSO
録音:2007年10月
GD-334
ホフマイスター:ヴィオラ協奏曲ニ長調
シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲ニ長調Op.1
テレマン:ヴィオラ協奏曲ト長調
エリサヴェタ・スタネヴァ(Va)、
ナイデン・トドロフ(指)
プロヴディフ・トラキアCO
GD-336
ロッセン・バルカンスキー(1968〜):ギター作品集
 スケルツォ、夜想曲、ラチェニツァ、
 バルカンスカ・ソナタ
ゲルハルト・ライヘンバッハ(G)
録音:2006年4月
GD-341
オペラ・フェイヴァリッツ ヴァニア・ヴァトラロヴァ=スタンコフ(S)
GD-345
ヤッセン・ヴォデニチャロフ(1964〜)作品集
マジ・ミュージック、雨を作る歌、
4つの習作、レプリカ、枯葉への6つの歌
フランス・フルート・オーケストラ、
ヨハンネ・モリン(Vn)、
カサボヴァ=クシンチャコヴァ(Ms)、
ブルガリア国立RSO、他
GD-346
チェロとピアノのためのロマンティックな作品
パガニーニ:ロッシーニの主題による変奏曲
パンチョ・ヴラディゲロフ:歌
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
ブラームス:チェロ・ソナタ第2番Op.99
ポッパー:ハンガリー狂詩曲Op.68
ディリアナ・モムチロヴァ(Vc)
ローラ・チェコラトヴァ(P)

録音:2008年ニューヨーク
古今のチェロ名曲を収録。チェロのモムチロバはブルガリア生まれで後にジュリアード音楽院でヤノシュ・シュタルケルの指導を受けまし。伸びやかな音色を歌い回しが魅力のチェリストです。現在はニューヨークを拠点に室内楽を中心とした活動を行っています。ピアノのチェコラトバもブルガリアで教育を受けた後、ジュリアードに学び、シーモア・リプキンに師事、やはり現在はニューヨークを中心に活動しています。
GD-348
ウォーキング・スルー・スタイルズ
ペルゴレージ:シチリアーナ
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ソナチネ
ニールセン:霧がのぼる
イヴァン・イェコフ:ダイアログ
ピアソラ:タンゴの歴史、ブエノスアイレスの夏、
 天使のミロンガ、エチュード・タンゴ第3番
ヴィラ=ロボス:花の分布
ヒナステラ:忘却の木の歌
セルソ・マシャド:2つのブラジル舞曲
リディア・オシャヴコヴァ(Fl)
カリ・カストリ(G)
フルートのオシャブリコヴァはランパルに師事、ソフィア・フィルの首席フルーティストを永らく勤めた後、ソリストとして独立、来日公演の経験もある。ラテン情緒溢れるこのアルバムは彼女のしなやかな音楽性がよく表れている。温かな音色が魅力。
GD-357
フリーメーソンの作曲家による音楽
ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ ハ長調
ラモー:メヌエット,タンブラン
J.C.バッハ:アダージョ・モルト・エスプレッシーヴォ,チェロ・ソナタ ニ長調
ハイドン:アダージョ,メヌエット
モーツァルト:アンダンティーノ
リスト:愛の夢,天からいらしたあなた
ガーシュウィン:「ポーギーとベス」から2曲
ヴェンツェスラフ・ニコロフ(Vc)
ルジカ・チャラクチエヴァ(P)

録音:2010年4、5月ブルガリア放送スタジオ、DDD
ブルガリアを代表するチェリスト、ヴェンツェスラフ・ニコロフが様々な作曲家の作品を弾いている。CDのタイトルは「フリーメーソンの作曲家による音楽」で、いずれの作曲家もフリーメーソンとの関与が噂される人物だが、あまりこだわらずとも音楽的に楽しめる内容になっています。
GD-358
エミール・タバコフ(b.1947):チェロ協奏曲(2006)
アド・インフィニトゥム(永遠に向かって)(1989)
エミール・タバコフ(指)ビルケントSO、
ティム・ヒュー(Vc)
タバコフは指揮者として激安のマーラー:交響曲全集などの録音で知られていますが、作曲家としても知られています。作品集はナクソスから協奏曲集が出ており、ガロワやコラールをソリストに弾けた作風が一部ファンの間で、話題となりました。
タバコフは当初コントラバス奏者として音楽家としてのキャリアを始めましたが、1964年ショスタコーヴィチとの出会いがその後の彼の人生を決定づけました。タバコフの音楽はどれも重厚なオーケストラの響きで満たされたドラマティックな展開を持っています。チェロ協奏曲はバルトークの「弦楽、チェレスタと打楽器のための音楽」の第1楽章の主題によく似た旋律が縦横無尽にうねり歌いまくり聴き応え十分。アド・インフィニトゥム(永遠に向かって)は、うっすらと棚引く弦楽の響きの帯が次第に厚みを増し徐々に壮大なクライマックスへと向かう緊張感溢れる作品。トルコのビルケントSOは1993年創立の新しいオーケストラ。タバコフが2002〜08年に音楽監督を務めました。ティム・ヒューはロンドン響の首席チェリストでソリストとしても活躍しています。
GD-359
ミンチョ・ミンチェフ〜ヴァイオリン・リサイタル
ヴィターリ:シャコンヌ ト短調
ブゾーニ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
パンチョ・ヴラディゲロフ:ソング、
 ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」
ミンチョ・ミンチェフ(Vn)、
マリーナ・カピタノヴァ(P)
制作:2010年、DDD、54'34
ミンチョ・ミンチェフは1970年のパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールに第1位なしの第2位入賞者(前年度の優勝者はクレーメル)。その後ソリストとしてマリナー、グローヴズ、レナード・スラットキン、エリオット・ガーディナーらと共演、ゲオルギエヴァやルセフといったブルガリアの著名ヴァイオリニストの師でもあります。最近ではあまり聴かれなくなった一時代前のおおらかなカンタービレ、たっぷりとしたヴィブラートが巨匠の風格を感じさせます。
GD-360
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第2番Op.44
エフゼン・ザメツニーク(b.1939):ヴァイオリンのための12の練習曲〜現代音楽演奏の技術向上のための*
ヴラディゲロフ(1899-1978):「ブルガリア組曲」Op.21〜「歌」#
 ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」Op.16#
ニャグル・トゥマンゲロフ(Vn)
ハインツ・ワルベルク(指)ミュンヘン放送O、
ボジダール・ノエフ(P)#

録音:1978年11月バイエルン放送、1977年バイエルン放送*、1984年ORF#
ニャグル・トゥマンゲロフはブルガリアの音楽家一家に生まれ、ソフィア国立音楽院で学んだ後、ソフィア・フィルハーモニーのコンサート・マスターとなる。1980年代以降は指揮者としても活躍し独墺系のオペラ、交響楽を得意としました。当GEGANEWレーベルからはマーラーの交響曲第1番「巨人」などが発売されています。
GD-365
「サウンド・マジック」〜民謡から近現代までの合唱音楽
バルトーク:騎兵の歌
ヴェリヨ・トルミス:旋法的なエチュード(それがどれだけ明るいか/雲/冬/そりの歌)
エヒム・アドラー:嵐
バルトーク:鳥の歌*/森の彷徨*
 パンを焼く*
フォーレ:ラシーヌ讃歌#
ドブリ・フリストフ:鉈の王国で
パヴェル・チェスノコフ:平和の慈悲
 聖クリストムの神の典礼より
ステファン・ムタフチェフ:鉈の王国で
 ケルビムの賛美歌
イヴァン・スパソフ:2 つの太鼓が鳴っている/他、全22 曲
クリコール・チェティニアン(指)
プロヴディフ音楽舞踊ファイン
アーツ・アカデミー女声室内Cho
ヴァシル・カザンディエフ(指)ブルガリアRSO*
(フォーレのみ)アレサンドラ・トロマノヴァ(P)#
ロシア、東欧の珍しい合唱曲を多数収録。バルトークが民謡を採集して作った作品がここではオーケストラ伴奏つきで歌われているのは珍しく、また「雷鳴への連祷」で一躍有名になったトルミスのあまり知られていない作品も貴重。なぜか途中にフォーレが入っているのが、その他、普段聴くことのない様々なロシア東欧系の作曲家の珍しい合唱作品多数満載。
GD-368
フルート・ソナタ集
モーツァルト
:フルート・ソナタ(第4 番)ヘ長調KV.13
ドゥヴィエンヌ:フルート・ソナタ第1 番ニ長調Op.68
ライネッケ:フルート・ソナタ「ウンディーネ」Op.167
ミロスラフ・ダネフ(b.1958):フルート・ソナタ
クリスト・クリストフ(Fl)、
マリオ・アンゲロフ(P)

録音:1990-2008年
フルートのクリスト・クリストフは 1966 年ソフィア生まれのブルガリアの奏者。ソフィア音楽院で学んだ後、ベルリンでカール=ハインツ・ツェラーに師事し、その後ジェームズ・ゴールウェイ、パトリック・ガロワにも師事して研鑽を積みました。現在はソリストとしての活動のほか、ブランデンブルク警視庁管弦楽団の首席フルート奏者を務めています。軽やかで輝きのある音色が魅力のフルーティストです。
GD-369
ドビュッシー:ピアノ作品集
前奏曲第2集
イーヴォ・カルチェフ(P)

録音:2012年11月ウォード・リサ
イタル・ホール,アメリカ・カトリッ
ク大学ベンジャミン・T・ローム音楽学校
イーヴォ・カルチェフはベーゼンドルファー社の専属アーティストであり、現在はアメリカを中心に活動しています。アメリカ、ヨーロッパの多くの賞を受賞し現在脂の乗り切った中堅ピアニスト。本CD ではドビュッシーの前奏曲第2 集をメインにドビュッシーの淡い色彩を水墨画の墨の微妙なグラデーションを思わせるレベルまで音色と強度、タッチをコントロールした繊細かつ洗練極まるドビュッシーです。
GD-373
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1 番イ長調Op.13
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1 番へ短調Op.80
ヴィエニャフスキ:グノーのファウストの主題による華麗なる幻想曲Op.20
ジョアンナ・カメナルスカ(Vn)、
イリーナ・ゲオルギエヴァ(P)

録音:2014 年
ジョアンナ・カメナルスカはブルガリア、ソフィア出身のヴァイオリニストでザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でルジェーロ・リッチに師事、2002 年にはザルツブルク国際モーツァルト・コンクールに第3 位入賞を果たしている。その後、ヨーロッパ各地でソリストとして活動、デニス・ラッセル・デイヴィス、ピエール・ブーレーズらと共演。近年は NDR SOで第 2 コンサート・マスター、ハンブルク・フィルのコンサート・ミストレスを務めている。艶やかな音色と確かな技術で今後が大いに期待されるヴァイオリニストの登場です。
GD-377
「エコー」〜バッハ:フランス風序曲とサティ、デル・トレディチ
バッハ:フランス風序曲BWV831 より序曲
サティ:ジムノペディ第1 番
デル・トレディチ(b.1937):ジムノペディ第1番「私のゴールドベルク」
バッハ:フランス風序曲 BWV831〜クーラント、ガヴォット I&II、パスピエI&II
サティ:ジムノペディ第2 番
D.デル・トレディチ:ジムノペディ第2 番「私のレ」
バッハ:フランス風序曲BWV831〜サラバンド、ブーレI&II、ジーグ
サティ:ジムノペディ第3 番
デル・トレディチ:ジムノペディ第3 番「私のロス」
バッハ:フランス風序曲BWV831〜エコー
スヴェトザール・イワノフ(P)

録音:2014 年8 月
J.S.バッハの8曲からなるフランス風序曲にサティの3つのジムノペディ、アリス・シリーズで知られるアメリカのデヴィッド・デル・トレディチのこれまた3つのジムノペディと称する作品を挿入。バッハ、サティ、トレディチ、バッハの曲順で聴くユニークな企画。

GD-380
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43 エミール・タバコフ(指)
ブルガリア国立RSO

録音年月日不詳 STEREO
ブルガリアの名匠エミール・タバコフ(1947年生まれ)がショスタコーヴィチ:交響曲シリーズ第1弾として世に問うのは、なんと最大規模の難曲「第4番」!それだけでもタバコフの並々ならぬ自信が伺えます。タバコフといえば、廉価盤としてはもったいないくらいの濃密な内容を誇るマーラーの交響曲全集が忘れられませんが、このショスタコーヴィチは、最初の数秒を聴いただけでそれを超える全集になることを予感させます。
まず驚くのが、ブルガリア国立放送響の合奏精度の高さと、第1楽章のファゴットやハープのソロでも明らかなように、個々の奏者の表現センスの高さ。ヴィルトゥオジティを目指さず、全員が主体的な表現を行いつつ見事な一体感を形成。そこへ、音楽の内実を余すところなく引き出すタバコフの意思と職人的な造形力が加わり、極端な誇張を行わずとも絶大な説得力を持つ音楽として聴き手に迫ります。
終楽章コーダのティンパニ連打に始まる大炸裂も、統制を利かせることでニュアンスが結実し、最後に消え入る余韻もなんと美しいことか!つくづくのこの曲がとんでもなく偉大であることを痛感させます。録音も極めて優秀。【湧々堂】
GD-381
ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.2
ショスタコーヴィチ
:交響曲第8番ハ短調Op.65
エミール・タバコフ(指)
ブルガリア国立RSO

録音:2013年1月ブルガリア国立放送
スタジオ1,ソフィア(セッション録音)
タバコフ指揮のブルガリア国立放送響による『ショスタコーヴィチ:交響曲全集』の第2弾。 ブルガリア国立音楽院でコントラバスと指揮を学んだエミール・タバコフ(1947 年生まれ)は、作曲家としても活動し、様々な方面で活躍しています。彼の名が、日本のリスナーも含めて広く知れ渡ったのは、90年前後に録音したソフィア・フィルとのマーラーの交響曲全集でした。アンサンブル的には決してヴィルトゥオーゾとはいえなかったオーケストラを率いて、非凡なマーラーを聴かせ、カルトな人気を得ました。2008 年からブルガリア放送響のシェフに招かれて、オーケストラ・ビルダーとしての手腕を発揮し、同響の演奏レベルをメキメキと上げてきました。 タバコフの指揮は、オーケストラの機能をいかに発揮するかに主眼が置かれ、作曲家らしい音楽の流れを重視した自然体の解釈に好感が持てます。例えば、楽句のセクションごとの区分が明確で、どのフレーズもクリアに聴き分けられて、見通しが良い。そして長大な両端楽章とスケルツォ的な第2、第3楽章、そして陰鬱な第4楽章の対比も鮮やかで、それぞれの音楽の性格が適切に描かれています。両端楽章中間部の強奏部は、ただ音が大きく力技で押し切るのではなく、厳しさの点に於いて、どことなくムラヴィンスキーを彷彿とさせる部分もある、というのは言い過ぎでしょうか。 加えて、本盤は録音の良さも特筆に値するでしょう。このシリーズが完成すればマーラーに代わるタバコフの代表盤となるでしょう。
GD-382
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」 エミール・タバコフ(指)
ブルガリア国立RSO

録音:2011年6月13-17日、ブルガリア国立放送スタジオ1,ソフィア
ショスタコーヴィチの交響曲第 7 番は、ドイツ軍によるソ連侵攻開始直後に作曲が開始。ドイツ軍に包囲、連日爆撃が行われ放棄もやむなしとされたレニングラードで大半が書かれ、レニングラードとその市民に捧げられた。開戦から 1 年もたたずに初演。ファシズムへの抵抗の象徴としてソ連内外で相次いで再演、特に人気だった米国では初演からの1 年間で60 回以上も演奏された。 「標題的音楽」から「純音楽」へ、解釈が 180 度転換したのもこの作品の大きな特徴だ。終戦から70 年が経とうとしている現在(2014 年12 月8 日)、《レニングラード交響曲》をファシズムへの勝利の象徴として、勝利の賛歌を壮大に打ち上げる演奏はほとんどなくなった。タバコフの指揮も、悲劇性や勝利の賛歌を強調した過度に劇的なものではなく、極めて理知的に展開する。第1 弾の第4番、第2 弾の第8 番同様、音楽の全体的な流れは自然で、繊細かつしなやかな表現に好感が持てる。第1楽章冒頭の「人間の主題」は、弦楽器がダウン・ボウ、アップ・ボウを一音ごと交互に繰り返すが、弓全体を使ったテヌートのたっぷりとした響きは、まるでパイプ・オルガンのようだ。弦が冒頭より1オクターヴ上で「人間の主題」を奏でて静かになるまで、低音に比重をおいてオーケストラがすみずみまで明快に鳴り響いている。静かになった部分で現れる「平穏な生活の主題」(ヴィオラとコントラバスの伴奏は、交響曲第5 番第1 楽章主部の低弦とピアノの伴奏の音形と酷似している)のニュアンスのきめが細かく内面的で叙情的な表現は、音楽に潤いをもたらしている。小太鼓の規則的なリズムにのって「戦争の主題」が楽器を替えて執拗に繰り返され、次第にオーケストレーションが厚くなってゆく箇所は、この交響曲を代表する部分だが、決してアッチェレランド的にテンポを煽るのではなく、端整で堅牢な造形性に貫かれる中で、デュナーミクと音色的コントラストを中心にして効果を上げていく点は、タバコフの類まれなバランス感覚を物語っている。第2、第3楽章も、研ぎ澄まされたディテールと心に染み入るニュアンスに満ちている。とりわけ第 3 楽章後半、しばらく弱音が続いたあと、コラール主題が再現された時に「パッ」と光が差したようになる瞬間の宗教的な煌きは、この演奏の孤高のごとく深い内面性の象徴になっている。終楽章は、鮮明なディテールの処理と確信に満ちたデュナーミクで、音楽は加熱するが、過剰な演出は避け、終始洗練された表現を失っていない。したがって、音楽のスケールはあまり大きいとは言えないが、作品そのものがもっとも質朴な姿で語りかけてくるといった質の表現で、聴くほどに味わいが増してくる類の演奏ということができる。指揮者とオーケストラの作品に対する共感が、このような押し付けがましさが一切ない形で現れた演奏は多くなく、「純音楽」としての《レニングラード交響曲》の本質が十全に示された稀有な名演として、歓迎すべき新盤である。
GD-385
ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.6
交響曲第5番ニ短調Op.47
交響曲第6番ロ短調Op.54 *
エミール・タバコフ(指)
ブルガリア国立RSO

録音:2012 年3 月、2009 年3 月*、ブルガリア国立放送スタジオ1(セッション)
第6 弾となる今回 はいよいよ人気曲第 5 番(日本では「革命」と呼ばれることが多い)と渋い傑作第 6 番の カップリングで登場です。これまでの録音と同様、聴き手に媚びる姿勢が皆無の無骨な 頑固職人のごとく、俺のやりたいようにやるんだ、という指揮者の強い意志が感じられま す。自らが優れた作曲家でショスタコーヴィチやシュニトケの影響を受けた作品を精力的 に発表するタバコフはここでも作品を緻密に分析した上で自らと作品を同一化させ、熱 い演奏を繰り広げます。第 5 番ではこの曲に対する聴き手の安易な期待に反して(抗し て?)と言いましょうか、金管をこれ見よがしにバリバリと鳴らすことは決してなく、極めて誠 実で節度を持ったアンサンブルを聴かせ、弦楽はこれまでの録音の中で最も抒情的で 美しいハーモニーで第3 楽章は特に絶品。そして終楽章はテンポをややゆったりめに取 り、一音一音をはっきり、くっきりと際立たせます。また中ほどで出てくるホルン・ソロはロシ アの大河を思わせる悠然とした風格を感じさせて鳥肌もの。そして終結部の大団円は横 綱力士の確固たる歩みのごとく、地に足をつけたような、がっしりとした重厚な音楽作りが 大変感動的です。第 6 番はブルガリア国立放送響の進境著しい成果が最も表れた演奏 で冒頭の荘厳さは格別。第2、3 楽章の軽快さも弦楽、木管セクションの冴えが際立つ出 色の出来栄えで終結部の狂喜乱舞へと聴き手を導きます。これまでと同様、スタジオに おける丁寧なセッション録音。全てのショスタコーヴィチ・ファン必聴です。
GD-386
ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.7
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番
交響曲第10 番ホ短調Op.93 *
エミール・タバコフ(指)
ブルガリア国立RSO

録音:2010 年5 月17-21 日、2009 年11 月30 日-12 月4 日*
ともにブルガリア国立放送スタジオ 1(セッション) T
ブルガリアの名指揮者エミール・タバコフがライフ・ワークにしているショスタコーヴィ チの交響曲全集シリーズ第 7 弾です。既に第 4、5、6、7、8、11、13 番がリリースされ、 Vol.5 の第13 番とVol.6 の第5、6 番はレコード芸術誌の月評で準特選盤に選ばれて おります。シリーズ折り返し地点の今回、取り上げられるのはショスタコーヴィチ後期創 作期入口の左右に仁王像のように立つ 9 番と 10 番。相変わらず聴き手に媚びる姿勢 の全くない、無骨な頑固職人のように強固な意志が感じられます。有名なジダーノフ批 判にさらされた第 9 番の軽妙な楽章と内省的な楽章との対比をタバコフは作曲家の心 の葛藤として、あたかも衣の下にひそかに身に着けた鎧のように聴かせます。そして、こ れこそショスタコーヴィチの最高傑作と評価の高い第 10 番ですが、これまでのタバコフ &ブルガリア国立放送響のゴリゴリ、ジャリジャリとした、よい意味での(?)ローカルな演 奏から一転、大変内省的で深みのある演奏により、聴き手を作曲家の苦悩する孤独な 心の深奥へと連れてゆきます。録音はこれまでと同様、スタジオでじっくりと行われたセ ッション・レコーディング。作曲家でもあるタバコフのショスタコーヴィチへの信仰告白と もいえる名演奏。音質も大変優秀。
GD-387
ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.8
交響曲第3番変ホ長調「メーデー」
交響曲第14番「死者の歌」*
エミール・タバコフ(指)
ブルガリア国立RSO
ブルガリア国立放送混声cho
ネリヤ・クラフチェンコ (S)
ウラディミール・ペトロフ(Br)

録音:2013 年11 月25-29 日、2015年2 月9-13 日*、ともにブルガリア国立放送スタジオ1(セッション)
ブルガリアの名指揮者エミール・タバコフのライフワーク、ショスタコーヴィチの交響曲 全集シリーズ第8 弾。既に第4〜11、13 番がリリースされ、第13 番と第5、6 番はレコー ド芸術誌の月評で準特選盤に選ばれています。今回リリースされるのは万国の労働者 の団結を謳った第 3 番「メーデー」と作曲者晩年の「死者の歌」という全く対照的な作品 のカップリング。プロパガンダ作品という批判が未だに消えない第3 番をタバコフは華や かに力強くまとめています。そして何といっても極めつけは「死者の歌」。このマーラー の「大地の歌」と双璧ともいえる作品を自身が作曲家でもあるタバコフはどこまでも緻密 に、そして室内楽のように繊細にリアリゼーションします。いつもはゴリゴリ、ジャリジャリと した豪快なブルガリア国立放送響がここでは大変内省的で深みのある演奏を聴かせて くれます。これまでと同様、スタジオでじっくりと行われたセッション・レコーディング。音 質も大変優秀。日本語解説付き。
GD-390
ブラームス周辺の人々
クララ・シューマン):3 つのロマンスOp.22
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2 番Op.120-2
ポーリーヌ・ガルシア=ヴィアルド(1821-1910):6 つの小品
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1 番Op.120-1
ルメン・クヴェトコフ(Va)
ルドミル・アンゲロフ(P)

録音:2018 年5 月
ブラームスの2 つのヴィオラ・ソナタを主軸にブラームスと縁の深かった二人の女性作曲家 による作品を収めた。クララ・シューマンの3 つのロマンスはもともとヴァイオリン作品で美しい 旋律に溢れた名品。ヴィオラで演奏されることにより更に深みが増しています。ガルシア=ヴィ アルドは当時の名アルト歌手でブラームスのアルト・ラプソディの世界初演者として知られます。 自ら作曲も行い、歌劇を含む多くの作品を残した。この6 つの小品も、もとはヴァイオリンのた めの作品。サロン的な性格的小品から構成され当時流行だったジプシー風の楽想を取り入 れた曲もある楽しい曲集。ヴィオラのクヴェトコフは故国ブルガリアで学んだ後、渡米。ハイテ ィンク、メータ、シャイーらと共演、現在はスペイン王立歌劇場専属ソロ・ヴィオラ奏者の地位 にある若手。ブラームスのソナタは彼の十八番で味わい深い演奏を聴かせる。
GD-394
シメオン・ピロンコフ:アコーディン、四分音アコーディオンを含む作品集
「スキン・ダブル」(2010)〜Fl, Cl, アコーディオン, Perc, Vc
「絡み」(2009)〜四分音アコーディオン独奏 *
「落下」(2006)〜中国笙、四分音アコーディオン **
「Nach dem(vor)bild(ode vor?)」(2009) 〜Vc, Fl, 四分音アコーディオン #
ドラゴミル・ヨシフォフ(指)ムジカ・ノヴァ・ソフィア・アンサンブル
クラシミル・ステレフ(四分音アコーディオン) *,**
ウ・ウェイ(笙)**
トリオ・アモス#
シメオン・ピロンコフの生年は公表されていないが、ブックレットの記載からブルガリア の中堅以上の作曲家と思われる。ウィーン大学で作曲と指揮を学んだ後、指揮者として ヨーロッパ各地で野心的なプログラムのコンサートを行い、ウィーン・モデルン、ソフィア・ ミュージック・ウィークス、ザルツブルク音楽祭などに出演した。アンサンブル・ルシェルシ ェ、クラングフォルム・ウィーン、アンサンブル 2e2m などにも度々客演している。作曲家と しては四分音、リード系の持続音楽器に少なからず関心があり、このアルバムには四分 音アコーディオン、中国笙とのコラボレーション作品、様々な楽器との作品が収められて いる。どれも音色、音律の違いから生じるモアレ効果や独特の色彩のグラデーションの変 化が面白く、大いに聴きどころ。

GD-401(2CD)
ヤッセン・ヴォデニチャロフ(b.1964): 室内オペラ「雪女」(2010)
「ペルシャの細密画」(2007) 〜サーディ・シラジーの詩よる6 つの歌曲*
中世ドイツの民話に基づくオペラ「ハーメルンの笛吹き」(2006) #
阿部加奈子(指)アンサンブル・イティネレール
マヤ・パヴロフスカ(S)
ドロテー・ロルティオワ(S)*
ピエール=イヴ・アルトー(Fl)#
アンジェラ・シュマン(S) #
マルク・アジャール(指)フランス・フルート・オーケストラ#
スポークンcho#
作曲者のヴォデニチャロフはブルガリアの作曲家。ソフィア国立音楽院で学んだ後、 パリ高等音楽院、IRCAM で研鑽を積み国際的な評価を得ている。ソロ、室内楽、管弦 楽、電子音楽、オペラと作品は多岐に渡り、2017 年にフランス芸術アカデミーよりアンド レ・カプレ賞を贈られている。現代音楽の諸技法を駆使して世界の伝説、民話が幻想的 に描かれている。「雪女」で指揮をしている阿部加奈子は東京藝大作曲科を卒業後、パ リ高等音楽院で指揮その他を学ぶ。その後指揮者、ピアニストとして活躍、武満徹ピアノ 作品集を含むCD をリリースしている日本のホープ。「ハーメルンの笛吹き」では現代フル ートの巨匠ピエール=イヴ・アルトーの超絶技巧が聴きもの。
GD-403
ブルガリアのチェロ作品集
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):歌
クラシミル・キュルクチースキー(1936-2011):歌と踊り
スヴェトスラフ・オブレテノフ(1909-1955):子守歌/主題と変奏
リュボミル・ピプコフ(1904-1974):パストラル
イリヤ・ドラガノフ(1913-1977):ユモレスク/エレジー/ホロ
ゲオルギ・ズラテフ=チェルキン(1905-1977):セヴダナ
マリン・ゴレミノフ(1908-2000):歌/バレエ「ネスティナルカ」〜踊り
ペーテル・フリストコフ(1917-2006):無伴奏チェロのためのファンタジー
マルタ・シミドチエヴァ(Vc)
クリス・ピネダ(P)
20 世紀初頭に生を受けたブルガリアの作曲家たちによるチェロのための作品を集めた。 いずれも東欧系の民族音楽の影響が色濃いがバルトークのような先鋭的なものではなく、 むしろボロディンやムソルグスキーあるいはイッポリト=イワノフのような、よい意味での通俗 性と哀愁を漂わせて愛らしい。なかでもヴラディゲロフの「歌」はボロディン的なメロディに近 代フランス的な和声をつけた素敵な小品。どの曲もチェロのつややかな旋律が充分生かさ れるようにしっかりと書かれており、肩の力を抜いて楽しめる内容。
GD-412
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):ピアノ作品集
(1)ブルガリア民謡「いとしい祖国」に基づく変奏曲 Op.3
(2)3 つのピアノ小品 Op.15―前奏曲
(3)古典的とロマン的 Op.24(全7 曲)
(4)エピソード集 Op.36 から(3 曲)
(5)水彩画集 Op.37 から(2 曲)
(6)4 つのフレスコ画 Op.69
(7)3 つのバガテル Op.70
(8)クラシミル・ガテフのインタビュー
クラシミル・ガテフ(P)

録音:(1)1978 年、(2)1979 年、(3)1981 年、(4)1985 年、(5)1968 年、(6)(7)1984年 ライヴ録音、(8)2000 年
20 世紀のブルガリアを代表する作曲家、パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978)のピアノ曲 を、ブルガリアの名ピアニスト、クラシミル・ガテフが演奏し様々な録音を集めたもの。ヴラディ ゲロフは若い頃ベルリンで学び活動しており、それを下地に民俗的特色を取り入れた作風。 「いとしい祖国」に基づく変奏曲はヴラディゲロフが 17 歳の時の作品だが、とてもそうは思え ないほど充実しています。ちなみに「いとしい祖国」は1964 年以降ブルガリア国歌です。 クラシミル・ガテフ(1944-2008)はブルガリアのピアニスト。1963 年のロン=ティボー国際コ ンクールのピアノ部門で第 7 位、1964 年のエリザベート王妃国際音楽コンクールピアノ部 門で第 12 位を受賞。その後国際的に活躍していた。後年、ソフィアのパンチョ・ヴラディゲ ロフ国立音楽院のピアノ教授になった。録音は極めて少なく、その意味でも貴重なCD だ。
GD-414
ニコラ・ニコロフ〜アリア集
(1)ヴェルディ:「アイーダ」―清きアイーダ
(2)ヴェルディ:「トロヴァトーレ」―あの積み薪の恐ろしい炎が
(3)ヴェルディ:「オテッロ」―神よ!あなたは私に投げつけることができた
(4)マイヤベーア:「アフリカの女」―ああ楽園よ
(5)ポンキエッリ:「ジョコンダ」―空と海
(6)ロッシーニ:「ギヨーム・テル(ウィリアム・テル)」―先祖代々の住処よ(イタリア語)
(7)ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」―五月の晴れた日のように
(8)マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」―母さん、この酒は強いね
(9)レオンカヴァッロ:「道化師」―衣装を着けろ
(10)プッチーニ:「ボエーム」―なんて冷たい手,皆行ったかしら?
(11)プッチーニ:「トスカ」―星は光りぬ
(12)プッチーニ:「マノン・レスコー」―今まで見たことのない美女
(13)プッチーニ:「蝶々夫人」―さようなら 花咲く家よ
(14)プッチーニ:「トゥーランドット」―誰も寝てはならぬ
(15)ピプホフ:「モンチル」―エレナとモンチルの二重唱
(16)フリストフ:ルコヴィトの娘たち
ニコラ・ニコロフ(T)
(1)(2)(4)(8)(10)(11)(14)ヴァシル・ステファノフ(指)ブルガリア国立RSO
(3)(12)(13)イヴァン・マリノフ(指)ブルガリア国立RSO
(5)アセン・ナイデノフ(指)ソフィア歌劇場O
(6)(7)(9)ルスラン・ライチェフ(指)ブルガリア国立RSO
(15)コンスタンティン・イリエフ(指)ブルガリア国立RSO
(16)ドラゴミール・ネノフ(指)ブルガリア国立RSO
(2)ソフィア歌劇場cho
(10)(15)リリャーナ・ヴァシレヴァ(S)

録音:(1)1961 年、(2)1963 年、(3)1968 年、(4)1965 年 1 月 23 日(ライヴ録音)、(5)1957 年、(6)(7)1969 年、(8)1957 年(ライヴ録音)、(9)1961 年、(10)(11)(14)1962 年、(12)(13)1968 年、(15)1969 年、(16)1982 年
20 世紀後半のブルガリアを代表するテノール、ニコラ・ニコロフ(1925‐2007)の様々な録音を集 めたCD。ソフィア国立歌劇場で長く活躍し、またボリショイ劇場、スカラ座(1955 年初出演)、メトロ ポリタン歌劇場(1960 年、当たり役のビゼーの「カルメン」のドン・ジョゼで初出演)、さらに東欧でも 西欧でも広く活躍し、しかも70 代でも主役を務めたという。逞しく輝かしい声が魅力。
GD-417
フランス近代ヴァイオリン作品集
ショーソン:詩曲
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
サン=サーンス(イザイ編):ワルツ形式の練習曲
ゾルニツァ・イラリオノヴァ(Vn)
マリア=エレナ・スレデヴァ(P)

録音:2021年1月 ソフィア
意外なところから素敵なフランス近代ヴァイオリン作品集が出て来た。ブルガリアの若 いヴァイオリニスト、ゾルニツァ・イラリオノヴァの、おそらく初 CD と思われます。彼女につい てはこのCD にも詳しい経歴が載っていないが、1992 年、ブルガリア北部のプレヴェンの 生まれ。母親もヴァイオリニスト。ソフィア国立音楽院を修了後、マドリッドのソフィア王妃 高等音楽院でカザフスタン出身でオイストラフの高弟ザハール・ブロンに学び、さらにソフ ィアの新ブルガリア大学でブルガリアの高名なヴァイオリニスト、マリオ・ホッセンにも学ん でいます。まだ国際的に活躍し始めて 5 年というところだが、この CD を聞けば彼女が既に 大きな魅力を持っていることに気付かされるでしょう。線の細いながらも美音の持ち主で、 バリバリ弾くのではなく、音に愛情を込めるような弾き方が好ましい。しばしば技巧誇示的 に演奏されるサン=サーンス/イザイのワルツ形式の練習曲もいかにもサロン的優美さ が漂う。ショーソンの詩曲、フランクのソナタ、ドビュッシーのソナタといった有名曲でも気 負わず丁寧に演奏しており、成熟味には薄いかもしれないが、若く素直な良さは楽しめる でしょう。マリア=エレナ・スレデヴァのピアノが若いヴァイオリニストをよく助けています。
GD-418
「砂川晴彦の思い出に」〜ヤッセン・ヴォデニチャロフ(b.1964):作品集
(1)ルバイヤット(ウマル・ハイヤームの詩による5つのワインの歌)
(2)ピアノ協奏曲「水晶の森からの響きとささやき」
(3)アポクリファ(A.タルコフスキーに捧ぐ)
(4)サクソフォン協奏曲「砂の歌」
(5)シンフォニア(リュドミラ・ヴィデニチャロフの詩による)
(1)エメリ・ルフェーブル(Br)
レオ・マルグ(指)アンサンブル・ラティネレール
(2)デシスラヴァ・シュテレヴァ(P)
イワン・ストヤノフ(指)ガヴロボ室内O
(3)エレクトロアコースティック作品
(4)ニコラス・ケープランド(A.Sax)
ヴセヴォロド・シュムイレヴィッチ(指)
パリ・サクソフォーン・アンサンブル
(5)テオドラ・ペトロヴァ(S)
ナディヤ・パヴロヴァ(Ms)
イワン・ストヤノフ(指)ブルガリア国立RSO
ヤッセン・ヴォデニチャロフ作品集第7弾。日本にも縁の多い作曲家で今回も「砂川晴彦の 思い出に」というアルバム・タイトルがついています。砂川晴彦(1946-2022)は福岡出身でフラン ス在住の画家・彫刻家で抽象的な作品で高い評価を得ていた。 ヴォデニチャロフはソフィア国立音楽院で学んだ後、パリ音楽院でポール・メファノに師事、 IRCAM でも研鑽を積んだ。現在はパリを拠点に活動しています。どの作品が砂川氏に捧げられ ているということではないようで、作風は不協和音の不気味な静けさ、クラスターの炸裂など駆 使した硬派な現代音楽だ。
GD-419
「休憩」
フェルドマン休憩1
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10 番ハ長調 K.330
フェルドマン休憩2
バッハ:フーガの技法 BWV1080〜コントラプンクトゥス3
フェルドマン休憩3
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32 番ハ短調 Op.111
フェルドマン休憩4
スヴェトザール・イヴァノフ(P)

録音:2019 年12 月20 日 フロリダ州タンパ
ブルガリア生まれで米国を拠点に活躍するピアニスト、スヴェトザール・イヴァノフのちょ っと変わった CD。これまでもバッハのフランス風序曲の間にサティとデル・トレディチを配 置したアルバム(GD377)など現代音楽と古典を組み合わせたCD を発表していた。 今回はモーツァルト、バッハ、ベートーヴェンの名曲を、フェルドマンの4 つの「休憩」で挟 んでいます。「休憩」はフェルドマンの 1950 年代の作品で、題名通り若き日のフェルドマン が日々の生活の休憩の息抜きに書いたもの。モーツァルト、バッハ、ベートーヴェンの 3 曲は非常に明快な演奏でこちらも素晴らしい
GD-421
ナディヤ・アフェヤン/アリアと歌曲集
(1)ビゼー:「カルメン」〜ハバネラ
(2)ビゼー:「カルメン」〜あんたかい(第4 幕 カルメンとジョゼの二重唱)
(3)ヴェルディ:「トロヴァトーレ」〜炎は燃えて,鎖につながれて
(4)ヴェルディ:「ドン・カルロ」〜おお、不幸な贈り物よ
(5)ヴェルディ:「アイーダ」〜ああ!死にそうだわ(第4 幕の裁判の場面)
(6)ポンキエッリ:「ジョコンダ」〜貴婦人の声か、天使の声か
(7)サン=サーンス:「サムソンとデリラ」〜愛の神よ、私を助けに来ておくれ
(8)ムソルグスキー:「ホヴァーンシチナ」〜神秘の力(マルファの予言)
(9)ピプコフ:「モムチル」〜エフロジーナのアリア
(10)ヴォルフ:隠棲
(11)ルフェーブル:この世で
ナディヤ・アフェヤン(Ms)
(1)(3)(5)(6)(7)(9)ミハイル・アンゲロフ(指)ブルガリア国営RSO
(2)(8)ルスラン・ライチェフ(指)ブルガリア国営RSO
(4)ルスラン・ライチェフ(指)ペルニクSO
(2)リュボミール・ボドゥロフ(ジョゼ テノール)
(5)ニコライ・ストイロフ(バス ランフィス)
ソフィア歌劇場cho
(10)(11)リュベン・コンドフ(P)

録音:(1)(3)(6)(7)(9)(10)(11)1967年
(2)(4)1960年、(5)1974年、(8)1963年
gega が取り組む往年のブルガリアのオペラ歌手の CD のシリーズ。ナディヤ・アフェヤン (1917-2000)は、第二次大戦直後から長年に渡ってソフィア歌劇場で活躍したメッゾソプラノ。 主要なメッゾ役はあらかた歌ったようです。また若い頃にベルリンとウィーンで学んだことか ら、東ベルリンのベルリン国立歌劇場でも活躍した。暗く深みのある彼女の歌の魅力は、これ らの録音からでも十分窺えるでしょう。 歌唱は概ね原語のようだが、「カルメン」の二重唱はおそらくブルガリア語歌唱と思われます。また 1974年の「アイーダ」のみステレオ録音らしき広がりが感じられる(どちらもCD には記載なし)。
GD-423
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 (全16曲) ピアノ・デュオ・デシスラーヴァ・シュテレヴァ&エフゲニア・シメオノヴァ【デシスラヴァ・シュテレヴァ(P)、エフゲニア・シメオノヴァ(P)】
ブラームスのハンガリー舞曲集(GD-396)から 6年ぶりのピアノ・デュオ・デシスラーヴァ・シ ュテレヴァ&エフゲニア・シメオノヴァの gega への新録音は、案の定というべきドヴォルザーク のスラヴ舞曲集。デシスラヴァ・シュテレヴァは、ブルガリア東部の黒海沿岸の街ブルガスで学 んだ後、モスクワのチャイコフスキー音楽院に留学、東欧を中心に活躍しています。エフゲニア・ シメオノヴァはブルガリアの中北部、プレヴェンの音楽院で学んだ後、プラハ音楽アカデミー で研鑽を積み、さらにパリやモスクワでも学んだ。二人のデュオは、2001 年に gega からリリースされた20世紀ブルガリアを代表する作曲家パンチョ・ヴラディゲロフのCD(GD-239)で国際 的にも名前が知られるようになった。スラヴ舞曲集ならばその気になればいくらでもエンターテ インメント性を煽ることもできそうだが、彼女たちの演奏は極めて誠実一路。有名なフリアントで も派手に盛り上げたりせず、またドゥムカでも大げさに起伏をつけたりせずあくまでしみじみ。 一歩間違えると地味になりそうなところだが、曲本来の味わいを大切にするとこんなに良い味 になると彼女たちが教えてくれるような素敵な演奏だ。


GK-02(10CD)
ショスタコーヴィチ:交響曲全集
Vol.1:交響曲第4番ハ短調Op.43
Vol.2:交響曲第8番ハ短調Op.65
Vol.3:交響曲第7番ハ長調Op.60「レニングラード」
Vol.4:交響曲第11 番Op.103「1905 年」
Vol.5:交響曲第13 番変ロ短調Op.113「バビ・ヤール」
Vol.6:交響曲第5 番ニ短調Op.47
交響曲第6 番ロ短調Op.54
Vol.7:交響曲第9 番変ホ長調Op.70
交響曲第10 番ホ短調Op.93
Vol.8:交響曲第3 番変ホ長調Op.20「メーデー」
交響曲第14 番Op.135「死者の歌」
Vol.9:交響曲第2 番ロ長調Op.14「十月革命に捧げる」
交響曲第12 番ニ短調Op.112「1917 年」
Vol.10:交響曲第1 番へ短調Op.10
交響曲第15 番イ長調Op.141
エミール・タバコフ(指)
ブルガリア国立RSO
(第13番、第14番)ウラディミール・ペトロフ(Bs)
(第14番)ネリヤ・クラフチェンコ(S)
(第13番)ブルガリア国立放送男声cho
(第2番、第3番)ブルガリア国立放送混声cho

録音:2009〜2015年、ブルガリア国立放送スタジオ1
ブルガリアを代表する指揮者エミール・タバコフのショスタコーヴィチ:交響曲全集が待望のセット化。 これまでレコード芸術誌の月評では多くが準特選、特選と常に高い評価を得てきました。4、8、7、11、13、5&6、9&10、3&14、 2&12、1&15 というこれまでのリリースの仕方を振り返ると5 番6 番あたりを中核にして初期と後期を交互に出すという、いわば 螺旋構造のような意図が感じられます。これがタバコフの意図かどうかは判然としませんが、作曲家でもあるタバコフのこと、 彼が仕組んだとしても不思議ではありません。 演奏はマニアには堪らないちょっとローカルなサウンドのオケと、聴き手に媚びる姿勢がない無骨な頑固職人的なタバコフの 指揮ぶりが素晴らしい聴きごたえのある全集となっています。

GM-701
モーリス・ブルグ&ポミエ
シューマン:アダージョとアレグロOp.70、
 3つのロマンスOp.94、
 民謡風の5つの小品Op.102、幻想小曲集
クララ・シューマン:3つのロマンスOp.22、
 夜の歌Op.85-22
モーリス・ブルグ(Ob,、オーボエ・ダモーレ)、
ジャン=ベルナール・ポミエ(P)
録音:2000年ロワーレ、フランス
GM-702
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番&2番
シューマン:おとぎ話の挿絵
ブルーノ・パスキエ(Va)
ジャン=ベルナール・ポミエ(P)
録音:2001年6月ローザンヌ

GR-10
ニコロ・イズワール(1773−1818):聖ヨハネのための典礼作品集
シンフォニア.ハ短調
讃歌「5声のテ・デウム」
詩篇「主が家を建てるのでなければ」
モテット「御身の唇には慈しみが置かれた」
モテット「主は誓う」/グローリア
ローザベッラ・ビアンキ(S)
クレア・カルアナ(S)
クレア・マッサ(Ms)
シャルル・ヴァンサンティ(T)
アルベルト・ブッティギーク(Bs)
リチャード・ディヴァル(指)マルタPO
コール・ミラビチュル(合唱)
ロミーナ・モローor

録音:2011年11月29日-12月1日、マルタ,50'50
ニコロ・イズワール(1773−1818)はマルタ出身の作曲家。1798 年にパリに移り、多数の作品を書いて大きな名声を築いた。一世代前のパリの大御所ケルビーニの古典的音楽と、当時絶大な人気を博したチマローザ、パイジェッロからの影響を感じさせる作風。イズワールの宗教曲が録音されるのは珍しい。祖国マルタでの演奏。
GR-16
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集
第1番ト短調BWV.1001
第2番イ短調BWV.1003
第3番ハ短調BWV.1005
ヤッセン・トドロフ(Vn)

録音:2012年12月ブルガリア放送スタジオ1
ヤッセン・トドロフはブルガリアを代表するヴァイオリニスト。地元で学んだ後、渡米しイーストマン音楽院で研鑽を積みました。数々のコンクールに入賞、現在はアメリカでソリストとして活動する傍ら、後進の指導にもあたっています。この無伴奏のためのソナタでは見事な弓さばきと朗々とした旋律の歌わせ方などに現代のバッハ演奏のひとつの模範が示されているといってよいでしょう。
GR-17
聖週間の祭儀のために書かれた19世紀の宗教曲
ピエトロ・パオロ・ブジェヤ(1772-1828):エレミアの祈り
アントニオ・ナーニ(1842-1929):聖木曜日のレスポンソリウム
パオリーノ・ヴァサロ(1856-1923):キリストは我らのために
アリソン・デボラ・ガット(S)、
グラジーラ・デバッティスタ(Ms)
チャールズ・ビンセンティ(T)、
アルフレッド・カミレッリ(Br)、
ノエル・ガレア(Bs)、
ミカエル・ラウス(指)マルタPO
ミラビ
トゥールCho

録音:2012 年11 月ビルキルカラ
いずれも地中海に浮かぶ島、マルタ共和国出身の作曲家たちによる宗教音楽集。様式的にはイタリア音楽の影響が強い。ナーニの「聖木曜日のレスポンソリウム」は全曲50分超の大作でドニゼッティ、ヴェルディを思わせる豊かな旋律とダイナミズムあふれる音楽。演奏は声楽陣、オーケストラともにかなりローカルな印象を拭いきれないものの、これはこれでひなびた味わいがあります。
GR-20
クリストファー・ムスカート(b.1977):スターバト・マーテル(2012) シャルレーヌ・ポルテッリ(S)
ヨゼフ・ブジェヤ(カントール)
クリストファー・ムスカート(指)
マルタPO
聖モニカCho
ユビラーテ・デオCho

録音:2013年11月11−13日マルタ
シチリア島の南に位置するマルタ発の新作宗教曲。クリストファー・ムスカート(Christopher Muscat)は 1977 年、マルタ生まれの指揮者、作曲家。スターバト・マーテルは 2012 年の新作で、2013 年 11月 15 日に初演されました。これはその直前の録音。複雑な歴史を持つマルタを反映したような西欧風の音楽に東方風の神秘的な音楽が強く盛り込まれた作風で、聞き応えがあります。
GR-22
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4 番 イ短調 Op.23
 ヴァイオリン・ソナタ第5 番 ヘ長調 Op.24 「春」
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1 番イ短調Op.105
ディミトリ・ハディペトコフ(Vn)
サルキス・バルタイアン(P)

録音:2012 年 カリフォルニア州パサデナ
シューベルト集(GD 324)に続くディミトリ・ハディペトコフの新録音は、ベートーヴェンとシューマンのヴァイオリン・ソナタ集。ディミトリ・ハディペトコフは1984 年生まれのブルガリアのヴァイオリニスト。近年は米国、ニュージャージー州ヴェローナ在住で北米を中心に活躍しています。
GR-24
「Love is Forever」〜ソプラノ歌曲集
ブラームス:4 つの歌曲(君の青い瞳
 わが恋は緑/ああ、視線を向けて
永遠の愛について)
ベートーヴェン:ゲレルトの詩による6 つの歌Op.48
ラフマニノフ:4 つの歌曲(友よ、そんなに昔だろうか/私はあなたを待っている/夢/春の水)
ムソルグスキー:歌曲集「子供部屋」
ドビュッシー:ビリティスの3 つの歌
ディミテル・クリストフ(b.1933):3つの歌曲
ズラテフ=チェルキン(1905-77):青い瞳の少女
ルミヤナ・エヴァロヴァ(S)、
ニコライ・エヴロフ(P)
ブルガリアのソフィア出身のソプラノ歌手エヴァロヴァによる歌曲集。クリストフとズラテフ=チェルキンは母国ブルガリアの作曲家の珍しい歌曲です。
GR-32
「ペルソナエ」〜無伴奏ヴァイオリン作品集
ジョージ・アンタイル(1900-1959):春
エズラ・パウンド(1885-1972):マダムあなたは私を打ち倒す
エズラ・パウンド:フィドル・ミュージック
ルイ・アンドリーセン(b.1939):謎
エズラ・パウンド:セスティーナ・アルタフォルテ
J.P.メルツ:セスティーナ(パウンドのあとに)
ガウセルム・ファイデット(12 世紀):獅子王リチャード 1 世の死のために(エズラ・パウ
ンド編)
エゲメン・ケシクリ:論理的帰結
エズラ・パウンド:アル・ポコ・ジョルノ
カイヤ・サーリアホ(b.1952):夜想曲
ペトルス・コンビトルティオ(15 世紀)(エズラ・パウンド編):あなたは彼女の美の花園に
いる
ルイ・アンドリーセン:ゼニア(サラバンド/カッチャ/ソング)
レスリー・スマッカー(Vn)
ラナ・スマッカー(詩の朗読)

録音:2016 年12 月
20 世紀〜21 世紀に書かれた無伴奏ヴァイオリンのための小品を集めたアンソロジ ー。いずれも珍しい作品ばかりで他に録音もなく音の資料としても大変貴重。しかし何 よりも作品そのものがとても美しく現代音楽ファン、弦楽ファンは必聴の一枚。バレエ・メ カニークで知られる“音楽の悪童”アンタイルの民謡ともグレゴリオ聖歌風とも聴こえるノ スタルジックな「春」、20 世紀初頭の有名な詩人で作曲家としても活動したパウンドの刺 激的な作品の数々、オランダのミニマリスト・アンドリーセン、いまやフィンランドが誇るカ イヤ・サーリアホの夜想曲など、いずれも聴き手の想像力を刺激する詩的でどこかロマ ンの香りが漂う珠玉の作品ばかり。なお曲の合間に時々、イギリスの詩人ジェシー・ネイ サンの短い詩の朗読が入ります。
GR-34
イワン・ドンチェフ/ライヴ・イン・モンペリエ
ハイドン:ピアノ・ソナタ第47 番ロ短調
ショパン:マズルカ第7、13、20、32 番、
 スケルツォ第3 番
ヴィト・パルンボ(b.1972):ソナチネ
スクリャービン:幻想曲ロ短調Op.28
ラヴェル:悲しき鳥
イワン・ドンチェフ(P)

録音:2009 年7 月24 日モンペリエ・ラジオ・フランス・フェスティバルにおけるライヴ
イワン・ドンチェフはブルガリアの中堅ピアニスト。ローマの聖チェチーリア音楽院で学び、そ の後アルド・チッコリーニからも教えを受け、ピアノ・デュオとして共演したこともある。現在はイタリ アを中心に活動、古典から現代まで幅広いレパートリーを持つもののショパン、スクリャービンな どロマン派から近代の音楽を得意としています。このリサイタルではバロック時代の余韻を残すハイ ドンのソナタ、得意のショパン、スクリャービンなど様式の異なる音楽を見事に自家薬籠中のもの としています。すっきりとした、曖昧さの一切ないクールなピアノは風が吹きすぎるような爽やかな印 象を与えます。

GR-76
イザイ: 6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.27 ヤッセン・トドロフ(Vn)

録音:2001年6月ブルガリア放送スタジオ1
ブルガリアを代表するヴァイオリニスト、ジャッセン・トドロフはバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタでも聴かせた確かな技巧と艶やかな音色で圧倒します。イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタの新たな代表盤の登場。
GR-88
19世紀マルタの作曲家の宗教曲集
ピエトロ・パオロ・ブゲジャ、
フランチェスコ・デチェサーレ、
ヴィンチェンツォ・ブゲジャ、
アントン・ナーニ、パオロ・ナーニ、
ジュゼッペ・スピテリ・フレモンドの作品
ジョン・ガレア(指)ユーバル男声cho&O
GR-92
ピエトロ・パオロ・ブゲジャ(1772-1828):荘厳ミサ曲
 オラトリオ「ユダヤの王ヨアシュ」〜シンフォニア
ジョン・ガレア(指)ミラビトゥルcho、
ユーバルO、
アンティア・ヴェラ・ボンディン(S)、
J.アクィリーナ(T)、他
GR-95
18世紀マルタの作曲家の宗教曲集
F.アツォパルディ:シンフォニア第22番、
 ヴァデ・アナニア
ベニーノ・ツェラファ:テ・デウム・ラウダムス
ジローラモ・アボス:主は言われた
ジョン・ガレア(指)ユーバル男声cho&O
GR-96
19世紀マルタの作曲家の宗教曲集Vol.2
ルイジ・フェネッチ、ジュゼッペ・ヴェラ、
アントン・ナーニ、ヴィンチェンツォ・ブゲジャ、
エマヌエレ・ガレア、の作品
ジョン・ガレア(指)ユーバル男声cho&O
GR-97
20世紀後半マルタ共和国の作曲家による宗教音楽集
チャールス・カミレッリ(b.1931):アンセム「サルヴェ・レジーナ」
ジョン・ガレア(b.1937):オフェルトリウム「油を注がれた者」
ジョセフ・ヴェッラ(b.1942):2 つの神聖な小品(詩編89/アヴェ・マリア)
ジョセフ・サッムート(b.1926):瞑想曲
アルベルト・ボルグ(b.1919):祈り
ディオン・ブハギアル(b.1944):タルバ
ジョセフ・フェネチュ(b.1917):アヴェ・マリア
ロレンツォ・ガレア(1893-1970):シンフォニア
カルメロ・パーチェ(1906-1993):讃歌"T'accogliam Pane celeste"
ジュゼッペ・カミレッリ(1903-1976):詩編「称賛」
ジョセフ・アクィリーナ(T)、
アルフレート・カミレッリ(Br)、
アントニー・モンテベッロ(B)、
ジョン・ガレア(指)ユーバルO
ユーバル混声Cho

録音:録音:2004年11-12月
20世紀マルタ共和国出身の作曲家による声楽と管弦楽のための宗教曲集。 20世紀前半に生を受けた作曲家たちにも関わらず音楽はいずれも18〜19世紀のスタイルで書かれ、モーツァルト(レクイエムなど!)、ドニゼッティ、プッチーニ、ヴェルディを思わせるロマンティックな内容。オペラの一場面を思わせる作品が多く、オペラ・ファンにもお奨め。因みにヨセフ・ヴェッラは作曲をフランコ・ドナトーニに師事していますが、彼の「2つの神聖な小品」を聴く限りではいわゆる前衛楽派たちとは無縁のようです。演奏は声楽、管弦楽ともに洗練とはとても言い難いローカル色全開のひなびた味わいがあり、地中海の海の色と赤茶けた山々、家の土壁のざらざらした感触が音楽から伝わってくるようです。
GR-100
パオリーノ・ヴァサロ(1856-1923):大ミサ曲(1889) ディオン・ブハギアル(指)
コレギウム・ムジクムcho&O、
アニラ・サリバ(S)、
アルフレッド・カミレッリ(Br)、他

GVD-7204(DVD)
永遠のタンゴ/サウンド・ムーヴス・デュオ
1st エピソード《創造》
サティ(1866-1925):永遠のタンゴ
ストラヴィンスキー(1882-1971):タンゴ
バーバー(1910-1981):躊躇するタンゴ
2nd エピソード《強迫観念》
ジョン・ケージ(1912-1992):永遠のタンゴ
スクリャービン(1872-1915):幻想ソナタOp.19〜アンダンテ
スクリャービン:《焔に向かって》Op.72
3rd エピソード《死刑》
スクリャービン:5 つのプレリュードOp.74
エピローグ《謎》
ヘンリー・カウエル(1897-1965):エオリアン・ハープ
ヘンリー・カウエル:バンシー
サウンド・ムーヴス・デュオ:
【ブリス・コールマイアー(ダンス&振付)
スヴェトザル・イワノフ(P)】
ウォーレン・コーエン(監督、撮影)
ドラ・アレオラ(振付監督)

制作:2017年、[55:00]
(DVDフォーマット:NTSC)
※日本のDVDプレイヤーで視聴可能です。
ブリス・コールマイアーはサン・フランシスコを拠点に活動するダンサー、振付家。スヴェトザル・イワノフはフロリダを拠点に するピアニスト。イワノフが弾く19世紀後半から20世紀のピアノ作品に乗せてコールマイアーが踊る4つのエピソードからなる ダンス・パフォーマンス。曲はサティ、ケージからスクリャービン、カウエルまで多種多様でミステリアス。映像作品だが曲を聴く だけでも価値ありの一枚。因みにカウエルの「エオリアン・ハープ」はピアノ線を直接つま弾いてまさにハープか未知の弦楽器 のような音を出し、「バンシー」に至ってはケージも裸足で逃げ出すほどの内部奏法を行い、この世のものとも思えない神秘 的な音響が生み出される。


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