湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック


器楽曲・新譜速報2
※発売済のアイテムも含めて、約半年間掲載しています。
※新しい情報ほど上の段に記載しています。
※表示価格は全て税込みです。




SOMM
SOMMCD-0103(1CD)
ショパン:ピアノ作品集
ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1「小犬」
3つのエコセーズOp.72
4つのマズルカOp.6/即興曲(全4曲)
2つの夜想曲Op.27
4つのマズルカOp.17/幻想曲Op.49
レオン・マッコーリー(P)

録音:2010年7月14日&15日、チャンプス・ヒル(ウェスト・サセックス)
レオン・マッコーリーは、ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール第1位、リーズ国際ピアノ・コンクール第2位の実績を持ち、アヴィー(Avie)からリリースされたシューマンやモーツァルトで知名度を上げたイギリスの実力派ピアニスト。
マッコーリーのピアノは、センスの塊としか言いようがありません。まずはタッチの美しさ!気品溢れるまろやかなタッチにはしっかりと芯が宿り、僅かな装飾音も弾き飛ばすことのない誠実さ。音楽作りにもこれみよがしのニュアンスや押し付けがましさがどこにも見当たりません。
1曲目「子犬のワルツ」から何という粒立ちの良さ!こういう曲でもノリに任せる箇所がなく、コーダの急下降もあざとさ皆無。ただただ可愛らしい風情のみが現出されます。エコセーズもこんなにチャームングで美しい曲だったかと印象が新たにします。マズルカOp.6は比較的地味なチョイスですが、逆にそれがマッコーリーにうってつけ。暗い楽想でもジメジメせず、アゴーギクは愛情に満ちて流れが素直。Op.27-1も同様です。マズルカOp.17-2は、民族色よりも、清潔なタッチで転調時の色彩の移ろいに俊敏に適応することで魅力倍増。Op.17-4で顕著なように、マッコーリーのさらなる特徴は、強弱の幅をむやみに広げず、大げさなダイナミズムを回避しながらも、ほんの僅かなタッチの陰影からニュアンスを滲ませることを重視している点。「幻想曲」のコーダなども、あからさまな効果を狙わなくとも説得力の高い堂々とした造形を確立しているのです。こういう信頼性の極めて高いピアニストが、大レーベルのビジネスに取り込まれることなく、地道に活動し続けられること願うばかりです。【湧々堂】
SOMM
(New Horizons)
SOMMCD-0100
【未案内旧譜】
グラズノフ:ピアノ・ソナタ第1番Op.74、
 ピアノ・ソナタ第2番Op.75
リャードフ:ポーランド民謡の主題による変奏曲Op.51
アレンスキー:6つの奇想曲Op.43
マーティン・カズン(P)

録音:2009年1月11日−12日、フィロソファー・バーン(ノーフォーク)
2005年のエットレ・ポッツォーリ国際ピアノ・コンクール(イタリア)で第1位に輝いたスコットランド出身のピアニスト、マーティン・カズンは、グラミー受賞映画の「シャイン」に"手"の出演(ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番)を果たすという珍しい(?)経歴の持ち主です。
SOMM
(New Horizons)
SOMMCD-099
【未案内旧譜】
アイアランド:ピアノ作品集Vol.3
狂詩曲(1915)/2つの小品
4つの前奏曲/2つの小品
ロンドンの夜のバラード/アーモンドの木
3つの舞曲/前奏曲変ホ長調
狂詩曲第1番(1906/世界初録音)
マーク・ベビントン(P)

録音:2008年1月5日−6日、CBSOセンター(バーミンガム)
マーク・ベビントンは、イギリスの"ソム(Somm)"を自身の活躍の場と定め、近代イギリスのピアノ作品の演奏をライフワークとするイギリスのピアニスト。ピアニスト、作曲家、レーベルの全てが"イギリス"のアイアランド第3集では、1906年作曲の「狂詩曲第1番」が世界初録音。

Acte Prealable
AP-0241(1CD)
ダリウシュ・マズロフスキ(1966-):プセウダリア(2011)
ディヴェルティメント(2010)
ダリウシュ・マズロフスキ(制作・録音)

録音:2010年10月-2011年2月
ポーランドの作曲家マズロフスキによる電子音楽作品。世界初録音と表記されています。

VISTA VERA
VVCD-00229(1CD)
バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
ショパン:夜想曲ハ短調 Op.48-1
 ワルツ変ニ長調 Op.64-1
 スケルツォ(全4曲)
ダーリャ・リャーボワ(P)

録音:2010年
VISTA VERA
VVCD-00233(1CD)
ソフロニツキー/スクリャービン博物館ライヴ Vol.8〜スクリャービン:ピアノ作品集
幻想曲ロ短調 Op.28/
4つの小品 Op.51〜たよりなさ(No.1)
3つの小品 Op.45〜おどけた詩曲(No.2)
3つの小品 Op.49; 練習曲変ホ長調,前奏曲ヘ長調,夢想 ハ長調
2つの小品 Op.57; 憧れ,舞い踊る愛撫 以上*
4つの前奏曲 Op.39; 嬰ヘ長調,ニ長調,ト長調,変イ長調
ソナタ第4番嬰ヘ長調 Op.30 以上+
3つの前奏曲 Op.35 〜変ロ長調(No.2),変ニ長調(No.1)
4つの前奏曲 Op.37〜変ロ短調(No.1)
ソナタ第6番 Op.62
6つのマズルカ Op.25〜ホ短調(No.3)
ソナタ第10番 Op.70
2つの舞曲 Op.73 〜暗い炎(No.2)
5つの前奏曲 Op.74〜じゅうぶんに遅く、
幻想的に(No.2) 以上#
ソナタ第8番 Op.66**
ウラディーミル・ソフロニツキー(P)

録音:1960年7月18日+、7月22日*、12月24日**、1961年1月7日#、  モスクワ、スクリャービン博物館ライヴ

Dynamic
CDS-687(4CD)
フレスコバルディからブラームスまで
ブリュメル、バッハ、フレスコバルディ、
ハイドン、ブラームス、パーセル、
他の作曲家の作品
ジョルジョ・クエスタ(Org)

録音:1986年11月、インペリア
イタリアのオルガン奏者、ジョルジョ・クエスタ(1929−2010)が、ルネサンスからロマン派までのオルガン作品を演奏したもの。しかしただのオルガン名曲集じゃありません。クエスタが演奏に用いているのは、自作のオルガン。持ち運びに容易な小型のオルガンながら、491本の木製パイプとストップを持つこのオルガンには、パイプオルガンはもちろん、通常のポジティブオルガンとも違った独特の魅力があります (Ki)

DACAPO
MAR-8.226053(1CD)
スヴェン・エリク・タープ:ピアノ曲集
主題(鐘)と変奏Op.43(1944)
組曲(1927/1929)
3つのソナチネ第1番Op.48-1
3つのソナチネ第2番(ファンタジエッタ) Op.48-2
3つのソナチネ第3番Op.48-3
3つの即興曲Op.21(1934)
ソナタOp.60(1956)
トーニャ・レモー(P)
スヴェン・エリク・タープ(1908-1994)が生きた時代のデンマーク音楽は、ドイツ後期ロマン派の影響の中にいくばくかのフランス印象派の流れが混在したものと言えるでしょう。決して前衛的ではなく、聴きようによっては「時代遅れ」かもしれませんが、豊かな抒情性と魅惑的なメロディに満たされています。このアルバムには、1920年代の情熱溢れる作品から、1956年の円熟期の作品まで、彼の多様な音楽性に触れることができます。デンマーク生まれの女性ピアニスト、トーニャ・レモーはバッハから現代曲まで幅広いレパートリーを有する才能ある人。ここでも知られざる作品を説得力高く弾きこなしています。

KULTUR
D-1101(DVD)
HEIFETZ & PIATIGORSKY
ヴィターリ:シャコンヌ
バッハ:前奏曲 ホ長調
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテッラ、ポロネーズ
パガニーニ:24の奇想曲
メンデルスゾーン:甘い思い出
ブラームス:ソナタ断章、ハンガリア舞曲第7番
グルック:メロディー
プロコフィエフ:行進曲(3つのオレンジへの恋)
ディニク(ハイフェッツ編):ホラ・スタッカート
バッハ:無伴奏チェロ組曲ハ長調*〜ブーレ第1番、第2番
ショパン:チェロ・ソナタ〜緩除楽章 *
プロコフィエフ:仮面(ロメオとジュリエット)*
ルビンステイン:ロマンス*
チャイコフスキー:ワルツ*
シューベルト(ピアティゴルスキー編):序奏*、主題と変奏曲*
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
グレゴル・ピアティゴルスキー(Vc)*

リージョン・オール
88分/モノクロ/英語
KULTUR
D-1102(DVD)
ARTUR RUBINSTEIN
メンデルスゾーン:紡ぎ歌
リスト:愛の夢
ショパン:ワルツ嬰ハ短調、
 ポロネーズ.イ長調、
 前奏曲.嬰ヘ短調、マズルカ嬰ハ短調、
 スケルツォ.嬰ハ短調、
 夜想曲.嬰ヘ長調、
 ポロネーズ.変イ長調
シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番〜第1楽章
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番から第1楽章〜第3楽章
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)
グレゴル・ピアティゴルスキー(VC)

リージョン・オール
74分 モノクロ 英語


MARSTON
MARS-52063-2(2CD)
ラウル・フォン・コチャルスキ/全録音集 第1集〜POLYDOR録音 1924−1928年
■POLYDOR アコースティック録音 1924−1925年頃
ショパン:ワルツ 変イ長調 Op.42
ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 「小犬のワルツ」/ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/ワルツ 変ト長調 Op.70-1/ワルツ ホ短調 Op.post.
タランテラ 変イ長調 Op.43
練習曲 変ト長調 Op.10-5 「黒鍵」/練習曲 変ト長調 Op.25-9 「蝶々」/練習曲 ヘ短調 Op.25-2/練習曲 ヘ長調 Op.25-3/練習曲 嬰ハ短調 Op.25-7
即興曲 変イ長調 Op.29
夜想曲 変ホ長調 Op.9-2/夜想曲 嬰ヘ長調 Op.15-2/夜想曲 変ニ長調 Op.27-2
ポロネーズOp.53 「英雄」
バッハ:イギリス組曲第3番BWV808−ガヴォットとミュゼット ト短調/
シューベルト(リスト編):菩提樹
リスト:愛の夢第3番 変イ長調
シューマン:寂しい花 Op.82-3
コチャルスキ:プラルディウム 変ニ長調/バレエ「レナータ」からのワルツ/印象 Op.75-2/
シューマン:ワルツ Op.124-4
■POLYDOR 電気録音 1928年頃
ショパン:ポロネーズ Op.40-1 「軍隊
マズルカ ロ短調 Op.33-4/マズルカ イ短調 Op.68-2
子守歌 変ニ長調 Op.57
前奏曲 ホ長調 Op.28-9/前奏曲 嬰ハ短調 Op.28-10/前奏曲 ロ長調 Op.28-11/前奏曲 嬰ト短調 Op.28-12/前奏曲 変イ長調 Op.28-17/前奏曲 ハ短調 Op.28-20/前奏曲 嬰ハ短調 Op.45
ワルツ 変ホ長調 Op.18 「華麗なる大円舞曲」/ワルツ イ短調 Op.34-2/
ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 「小犬のワルツ」/ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/ワルツ 変ト長調 Op.70-1/ワルツ ホ短調 Op.post.
練習曲 イ短調 Op.10-2/練習曲 変ホ短調 Op.10-6/練習曲 ヘ短調 Op.25-2/練習曲 ヘ長調 Op.25-3/練習曲 嬰ト短調 Op.25-6/練習曲 嬰ハ短調 Op.25-7
新しい練習曲第1番 ヘ短調/新しい練習曲第3番 変ニ長調/
夜想曲 変ニ長調 Op.27-2/夜想曲 ロ長調 Op.62-1/
シューベルト(リスト編):菩提樹
パデレフスキ:夕べに Op.10-1
ラウル・フォン・コチャルスキ(P)
ポーランドのピアニスト、ラウル・フォン・コチャルスキ(1885−1948)は、20世紀前半の最も偉大なショパン弾きの一人。僅か3歳で私的リサイタルを開いたほどの神童な上、ショパンが最も可愛がった弟子のカロル・ミクリに学び、ショパンのピアニズムを最も正統に受け継いだ存在でした。1920、1930年代、コチャルスキはショパン弾きとして極めて高い名声を誇りました。同時に、作曲家としても多くの作品を残した。50代後半から第二次世界大戦に巻き込まれてしまったこと、戦後はポーランドに戻って教職に専念した(弟子の一人にモニク・ド・ラ・ブリュショルリがいる)ことから、一世代前のアルフレッド・コルトーと比べても著しく知名度が低くなってしまいましたが、彼のショパンは今日もっと広く聞かれるべきものです。今回、marstonがコチャルスキの全録音復刻を計画、これがその第1集となります。

MARSTON
MARS-52065-2(2CD)
3人の名手によるリスト

(1)ワルツ即興曲 変イ長調
 ペトラルカの三つのソネット
(2)バラード第2番 ロ短調
(3)スペイン狂詩曲
(4)「ドン・ジョヴァンニ」の回想
 パガニーニによる大練習曲第3番「ラ・カンパネラ」
 パガニーニによる大練習曲第4番「アルペジオ」
 ベートーヴェンの「アテネの廃墟」の主題による幻想曲
 超絶技巧練習曲第5番「鬼火」
 超絶技巧練習曲10番
(5)ダンテを読んで
(6)ピアノ・ソナタ ロ短調
(7)2つの演奏会用練習曲第2番嬰ヘ短調 「小人の踊り」
(1)ホルヘ・ボレット(P)
 録音時期不明(BaldwinLP)

(2)ホルヘ・ボレット(P)
 録音:1986年4月3日,ニューヨーク

(3)ホルヘ・ボレット(P)
 録音:1972年2月5日

(4)グンナー・ヨハンセン(P)
 録音:録音時期不明

(5)クラウディオ・アラウ(P)
 録音:1982年8月、ザルツブルク

(6)クラウディオ・アラウ(P)
 録音:1977年11月、トロント

(7)クラウディオ・アラウ(P)
 録音:1963年5月、ルガーノ
グンナー・ヨハンセン(1906−1991)はデンマーク生まれで、20代で米国に移住、広範なレパートリーで活躍しましたが、録音が極めて少なく、入手可能な録音は、ブゾーニのピアノ協奏曲(Music & Arts M&A1163)くらいしかありません。ここに収録されている6曲は、マニアが泣いて喜ぶほど貴重な音源!

OEHMS
OC-790B(1CD)
デヴィッド・イアンニ:ピアノ作品集
こぼれ落ちる真珠
白いばらOp.40/バラード第1番Op.39
バラード第2番Op.64
バラード第3番Op.78/星の歌Op.41
夜に祈る人Op.79/ラヴ・レターOp.62
デヴィッド・イアンニ(P)

録音:2010年4月
1979年ルクセンブルク生まれのピアニスト&作曲家デヴィッド・イアンニによる、彼自身の選集アルバムです。ルクセンブルクとロンドンで作曲とピアノを学び、ウゴルスキやルプーにも師事、16歳でピアニストとしてデビューし1997年にはベートーヴェン、ラフマニノフなどを収録したCDもリリースしています。同時期に作曲も始めた彼、既に100以上もの作品を書き、その創作意欲は留まることを知りません。多数の合唱曲(オラトリオも含む)、子どもたちの為の歌劇、弦楽四重奏曲、室内楽などジャンルは広範囲に及びますが、なんと言っても彼の本領はピアノ曲。ここに収録された繊細で美しい作品は、彼の感性の豊かさを雄弁に物語るものです。

オクタヴィア
EXCL-00072(1CD)
税込定価
2011年6月22日発売
シベリウス・リサイタルVol.3
5つのロマンティックな小品Op.101
10の小品Op.58/13の小品Op.76
渡邉規久雄(P)
伝統ある音楽一家に生まれ、フィンランドの血を受け継ぐ渡邉規久雄の最新アルバムの登場です。北欧音楽、とりわけフィンランド音楽に造詣が深い渡邉規久雄が、ライフ・ワークとして取り上げ続けているシベリウス。当アルバムはシリーズとして続けている、シベリウス・リサイタルにおけるライヴ&セッション・レコーディングです。シベリウスの美しく、華麗な小品を、渡邉規久雄が愛情をもって奏でてゆきます。リズミカルで陰影のあるハーモニーが美しいシベリウスのピアノ作品は、あまり知られていませんが、一度聴くとピアノファンはその魅力にとりつかれることでしょう。渡邉規久雄の演奏は、フィンランド特有の気風を、父であり指揮者の渡邉暁雄氏から引継ぎ、気品あるピアニズムが魅力的です。


Piano21
P21-035-N(DVD)
ライヴ・イン・上海2007
ペルー〜パブロ・チャベス・アギラール(1899−1952):4つのインカの前奏曲/
パラグアイ〜アグスティン・バリオス・マンゴーレ(1855−1944):悲しみのショーロ(カロル・A.ペンソン編)/
ブラジル〜エイトル・ヴィラ=ロボス(1887−1959):コラール、アリア、ブラジルの魂/
ブラジル〜エルネスト・ナザレ(1863−1934):オデオン、嵐のような口づけ、7月9日、頑張れ, カバキーニョ!/
キューバ〜イグナシオ・セルバンテス(1847−1905):ソレダー(母に捧ぐ)、アディオス,キューバ/
アルゼンチン〜アルベルト・ヒナステラ(1916−1983):アルゼンチン舞曲第2番/
アルゼンチン〜アストル・ピアソラ(1921−1992):ラ・ミスマ・ペナ、アイ短調のミロンガ、グアルディア・ヌエバ、チキリン・デ・バチン、天使のミロンガ/
ウルグアイ〜ヘラルド・マトス・ロドリゲス(1900−1948):ラ・クンパルシータ(カツァリス編)/
メキシコ〜エルネスト・エロルドゥイ(1853−1913):熱帯/
メキシコ〜アルベルト・フラチェッバ(1883−?):クリオーヤの踊り/
メキシコ〜マヌエル・M.ポンセ(1882−1948):間奏曲/
メキシコ〜ルーベン・M.カンポス(1876−1945):メキシコの旋律より 6つのアリア、みぞれ、ラ・パロマ、シエリト・リンド、ソン・ミチョアカノ、メキシコの歌/
メキシコ〜ホセ・アントニオ・ゴメス(1805−1870):メキシコのハラベの主題による変奏曲(カツァリス編)/
ロベルト・シューマン(1810−1856):アラベスク ハ長調Op.18/
フレデリック・ショパン(1810−1849):ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2
シプリアン・カツァリス(P)

録音(ライヴ):2007年10月2日、上海音楽院(中国)/収録時間:106分/スクリーン・フォーマット 4:3/DVD9/リージョン・フリー
超絶技巧ピアニストの始祖シプリアン・カツァリスが繰り広げる中国、上海音楽院国際ピアノ・フェスティヴァルのライヴ第2弾!2007年10月2日に上海音楽院を舞台として次々と披露されたカツァリスが弾く中米、カリブ海、南米のピアノ音楽。その他の追随を許さぬマニアックなプログラムはもちろんのこと、さらなる驚きと衝撃を与えてくれるのが前代未聞(!?)の"カツァリス本人による日本語ナレーション"!!レアなラテン・アメリカ・プログラムの曲目詳細を"日本語"で解説してしまうカツァリスのナレーションは、ファン&マニア必聴必携です!

Compunctio
COMPCD-003(1CD)
エクレーヴ:NOR
3台のピアノのための「パターンズ」
3台のピアノのための小品
ラサール/NOR/フライデー
パッセージ・フォー・ツィター/ティエントT
マッツ・ペアション(ピアノ&クラヴィコード)、
ステファニー・ミュロ(P)、
ニナ・ニルソン(P)、ラッセ・エッゲ(P)、
オロフ・オルソン(ヴィブラフォン&ゴング)、
アムンド・ショーリエ・スヴェーン(ヴィブラフォン&ゴング)、
アンドレアス・エクレフ(ツィター)

録音:2007年11月−2008年7月&2006年
パフォーマンス、サウンド、レコーディング、パッケージの全てがハイクォリティのスウェディッシュ・レーベル「コンプンクティオ(Compunctio)」。スウェーデンのマルチ・プレーヤー、アンドレアス・エクレーヴ(1975−)の作品集の「パターンズ」や「小品」では3台のピアノを左、中央、右に配置し、響きも熟考。ミニマル的で空間全体を芸術として捉えたレベルの高い音楽が展開されています。

Regis
RRC-1370(1CD)
ディヌ・リパッティ/名演奏集
ブラームス:ワルツ集*
 [Op.39-6、15、2、1、14、10、5] 1937年録音
ショパン:ピアノソナタ第3番 1947年録音
エネスコ:ピアノソナタ第3番 1943年録音
モーツァルト:ピアノソナタ第8番 1950年録音
ラヴェル:道化師の朝の歌 1948年録音
D.スカルラッティ:ソナタK23 1947年録音
ディヌ・リパッティ(P)
ナディア・ブーランジェ(P)*
Regis
RRC-1373(1CD)
ムソルグスキー:展覧会の絵
プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番、
 ピアノ協奏曲第1番
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
カレル・アンチェル(指)プラハSO
Regis
RRC-6010(6CD)
ショパン:ピアノ曲集
バラード第1番〜第4番、
スケルツォ第1番〜第4番、
ポロネーズ第1番〜第6番、
マズルカ集Op.6、Op.17、Op.24、
Op.30、Op.33、Op.41、Op.50-1〜3、
Op.56-1〜3、Op.59-1〜3、
Op.63-1〜3、Op.68、Op.51、Op.50、
24の前奏曲Op.28、
ノクターン第1番〜第19番、
ワルツ第1番〜第14番
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)

録音1936、1937、1946、1955、1956、1958、1959年

Tallpoppies
TP-201(1CD)
ハイドン:ピアノ・ソナタ全集I
前奏曲ト短調、
ソナタト短調Hob.XVI:44(1770年頃)
前奏曲変イ長調、
ソナタ変イ長調Hob.XVI:46(1767/8)
前奏曲ハ短調、
ソナタハ短調Hob.XVI:20(1771/80)
ジェフリー・ランカスター(Fp)
Tallpoppies
TP-208(1CD)
ハイドン:ピアノ・ソナタ全集II
前奏曲ニ長調、
ソナタニ長調Hob.XVI:19(1767)
前奏曲ホ短調、
ソナタホ短調Hob.XVI:34(1780-83)
前奏曲ヘ長調、
ソナタヘ長調Hob.XVI:23(1773)
前奏曲ニ長調、
ソナタニ長調Hob.XVI:14(1761/2-1767)
ジェフリー・ランカスター(Fp)
2010年から始まったハイドンのピアノソナタ全曲録音の第1&2集。ハイドンのソナタの前にジェフリー・ランカスターによる雰囲気醸成的な趣をもつ前奏曲が添えられているのも興味深いところです。 (Ki)
Tallpoppies
TP-110(1CD)
【未案内旧譜】
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 ニコラス・パーレ(Cemb)
ヨーロッパ在住のオーストラリア出身のチェンバロ奏者パーレがオーストラリアのビル・ブライト製のチェンバロを弾いております。 (Ki)
Tallpoppies
TP-025(1CD)
【未案内旧譜】
ジョン・ケージ:ソナタとインタリュード(1946-1950)
マルセル・デュシャンのための音楽(1947)
18回目の春を迎えた素晴らしい未亡人(1942)
ナイジェル・バタレー(prepared-Pf)
ジェラルド・イングリッシュ(Tn)

Paradizo
PA-0009
(1CD+DVD-ROM)
バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825
3つの小前奏曲BWV936-938
イタリア協奏曲BWV971
イギリス組曲イ短調BWV807
トッカータニ長調BWV912
半音階的幻想曲とフーガBWV903
ヴァンダ・ランドフスカ(Cem)

録音:1935-36年(最新マスタリング)
※DVD-ROM:ランドフスカに関する150点以上の貴重な写真(初出多数)収録
19世紀の初めに絶滅した楽器チェンバロを20世紀に復興させた立役者の中心人物ランドフスカ。彼女が第2次世界大戦前にヨーロッパで録音した、名盤の誉れ高いバッハがオリジナル音源から新リマスタリングで復活しました。その責任者を奇才チェンバロ奏者スキップ・センペが担っているのも注目です。バロックの一人者とはいえ、ピアノの流派ではショパンの曾孫弟子にあたり、非常にロマンティックな音楽性の持ち主だったことが明瞭で、濃厚なバッハとなっています。しかし音楽作りの大きさ、魔術のような説得力の深さなど真似の出来ない凄さで、ただただ圧倒されます。★さらに嬉しいのが、未発表品を数多く含む150点以上の写真を収めたDVD-ROM。彼女がパリ近郊で1925年に開校し、第2次世界大戦中ナチスにより押収された古楽音楽学校の設計図や写真が貴重。ランドフスカが心血を注いだ古楽復興運動の様子が生々しく伝わってきて心打たれます。このDVD-ROMだけでも超お宝、ぜひとも持っていたいアルバムと申せましょう。 (Ki)

ALTO
ALC-1138(1CD)
コダーイ:ヴァイオリンとチェロの為の二重奏曲 Op.7*
無伴奏チェロの為の奇想曲
無伴奏チェロ組曲 Op.8
カリーネ・ゲオルギアン(Vc)
マルコ・リッツィ(Vn)*
新録音。カリーネ・ゲオルギアンはモスクワに生まれたアルメニア系ロシアのチェロ奏者。モスクワ音楽院でロストロポーヴィチに師事し、1966年第3回チャイコフスキー国際コンクール優勝。ハチャトゥリアンの協奏的狂詩曲を作曲者指揮シカゴSOの伴奏でアメリカ初演して以来国際的に活躍し、数多くの同時代作曲家の新作を初演。1980年より英国に在住し、ドイツのデトモルト音楽大学教授、英国王立ノーザン音楽大学教授を務めています。
ALTO
ALC-1144(1CD)
ハチャトゥリアン:ピアノ作品集
トッカータ(1932)/詩曲(1927)
2つの小品(1926)/ソナティナ(1959)
子供の為の10の小品(1964)
ピアノ・ソナタ(原典版;1961)
「仮面舞踏会」から ワルツ
マレー・マクラクラン(P)

録音:1992年8月、ピーターシャム(英国)、オール・セインツ教会
原盤:Olympia 前出:Regis, RRC 1184

Caprice
CAP-21681(4CD+DVD)
スウェーデンのピアニストVol.12〜1950年以前のスウェーデンのピアニストたち グレタ・エリクソン(P)、
ハンス・レイグラフ(P)、
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(P)、
エミール・シェーグレン(P)、他

録音:1903年−1970年
「ヨーテボリ(イェテボリ)・ポステン紙、マグヌス・ハーグルンドの選ぶ2010年優秀アルバムのひとつ」と評価された歴史的録音集。

EMEC
E-085(1CD)
グラナドス、アルベニス、モンポウ:ピアノ作品集
グラナドス:「ゴイェスカス」〜愛と死
 わら人形
アルベニス:「イベリア」第1集
 喚起(エボカシオン)/港
 セビリャの聖体祭
モンポウ:ショパンの主題による変奏曲
セバスチャン・スタンリー(P)

録音:2010年12月7-8日、ロンドン、ペレグリン・ピアノ・スタジオ
英国王立音楽大学で学んだスペイン系英国人ピアニスト、セバスチャン(・ミゲル)・スタンリー(1984年生まれ)によるスペイン・プログラム。

オクタヴィア
EXCL-00070(1SACD)
2011年6月22日
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
巡礼の年第2年 イタリア〜ペトラルカのソネット(第47番、第104番、第123番)
コンソレーション(全6曲)
清水和音 (P)

録音:2011年1月5 - 7日、コピス三芳
2011年、デビュー30周年を迎える清水和音。名実ともに日本を代表するピアニストが、満を持してロマン派のピアノ・ソナタの中でも最高峰の表現力、構成力と全ての音楽的要素を求められるリストのピアノ・ソナタを収録しました。とかく技術偏重に陥りがちなリストの作品でも特に高い技術力を要求されるこの作品において、清水の演奏は既にそのレベルを超越し、その持てる技術全てがリストの音楽の美しさに注がれます。楽曲構成を手中に入れた上での和声表現、レチタティーヴォでの弱音の美しさ、フーガにおける明瞭な声部の処理、ダイナミックでありながらも決して音の割れない清水の魅力のひとつである独特の澄んだ音色が、リストの音楽を自在に歌い上げ、多様性を求められる難曲「ロ短調ソナタ」をより立体的に表現しています。ペトラルカのソネットとコンソレーションでは、その独特の音色に加え清水の自然な表現がリストの小品の魅力を伝えます。曲間のふとした「間」に垣間見えるのは、まるでリストの音楽と微笑みながら対話をする清水の演奏。ウィットに富んだ清水のキャラクター抜きには表現し得ない、絶妙な演奏からは清水のリストへの想いすら伺えます。技術的にも音楽的にも偏りの無いバランスの良さを実感できる清水和音の長年の演奏経験が凝縮された新たな1枚です。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCX-00062(1CD)
2011年6月22日
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
水の戯れ/クープランの墓
夜のガスパール
藤原由紀乃(P)

録音:2010年12月1-3日
埼玉・田園ホール・エローラ
藤原由紀乃のアルバム第5弾はラヴェルです。 藤原由紀乃の持ち味である柔らかい音色で奏でるラヴェルは、優雅で繊細な表現に相応しく、優しいフランス音楽の世界に誘います。 切ない気持ちを見事に表現した「亡き王女のためのパヴァーヌ」、また「クープランの墓」、「夜のガスパール」で魅せるテクニックも、その奏法、楽器(ベーゼンドルファー)と相俟って一段と輝きを増しています。 物悲しい音楽から明るい音楽まで自在に操る藤原由紀乃のラヴェル名曲集はきっと愛聴盤となることでしょう。(オクタヴィア)
オクタヴィア
EXCL-0007(1CD)
2011年6月22日
ドント:24のエチュードとカプリースOp.35 木野雅之(Vn)

録音:2010年12月16、17日 富山、北アルプス文化センター
クロイツェルのエチュードに続き、今回の教則本シリーズの“ドント”は、ヴァイオリン学習者のニーズに応えたものとなり、日本初録音です。 「クロイツェル、フィオリロ、ローデと並びヴァイオリンを学ぶ者にとって大変大切な練習曲です。 一つ一つの曲には特別なテクニックの為の練習と共に音楽的な要素も沢山盛り込まれていますので、それぞれが自分のスタイルで表現や新しい発見を見つけていきましょう!」(木野雅之)
※今回も自身による解説付きです。(オクタヴィア)

独VIRGIN
VIRGIN-0963592
(2CD)
リスト:詩的で宗教的な調べS173〜「葬送」
6つのコンソレーションS172〜第3番 変ニ長調
「巡礼の年」第3年S163〜エステ荘の噴水、バラード第2番
ペトラルカのソネット第104番、メフィスト・ワルツ第1番
「愛の夢」第3番、3つの演奏会用練習曲〜「ため息」
パガニーニによる6つの大練習曲集〜第3曲「ラ・カンパネッラ」
ドン・ジョヴァンニの回想、リゴレット(演奏会用パラフレーズ)
ミゼレーレ(トロヴァトーレからの演奏会用パラフレーズ)
巫女たちの踊りと終幕の二重唱(アイーダからのトランスクリ
プション)
ボッカネグラの思い出(シモン・ボッカネグラからの演奏会用
パラフレーズ)
祝典の合唱と葬送行進曲(ドン・カルロからのトランスクリプション)
踊り(ロッシーニのナポリ風タランテッラ)
ロッシーニの「ウィリアム・テル」序曲
フランソワ=ルネ・デュシャーブル(P)
独VIRGIN
VIRGIN-0963752
(2CD)
ラフマニノフ:10の前奏曲集Op.23
前奏曲 ニ短調 (1917)
5つの幻想的小品集Op.3
リラの花 作品21の5
ひな菊 作品38の3
4つの小品〜メロディー ホ長調 (1887)
東洋のスケッチ 変ロ長調
13の前奏曲集 Op.32
楽興の時 Op.16(全6曲)
ドミトリ・アレクセーエフ(P)


Sub Rosa
SR-312(1CD)
アドルフ・ヴェルフリ:音楽的暗号の解読
カナダの上流・下層貴族のソルトレイク・シーウエストへの船出/リーセン=カナーリ=10m間隔=羽=ヴァイッテ1913/白鳥、パンドゥーレン滝/木陰で、スペイン・ローダナス1910/青い音符、天への梯子1915/ネバーアンガー島行進曲/中洲の法規1904第2部)鯨、餌付1911/喜びと四角/ネバーアンガー島1911/パンドゥーレン滝行進曲/リーセン=カナーリ行進曲/地理と代数の本第2巻行進曲/行進曲/オーベルブルク聖アドルフの鐘行進曲/青い音符のよる前奏曲、天への梯子1915/小島、ネバーアンガー島1911/鳥2/水流/第2巻行進曲/聖アドルフの生贄、ゼニスの全智全能の神1904第3部)鳥3/レア・タンターリア1911/聖マリア聖ハルの最高レーゲントシャフト行進曲/聖ウジェーヌ・イザイ/地下室の底で/行進曲1913/聖アドルフの旅/ベルンの通りで/ジュノー、黒人の神1904
ボドゥアン・ド・ジャエル(Vn)
とんでもない人物がいました。アドルフ・ヴェルフリ(1864-1930)はスイスの画家、作家、詩人、図案制作家として、アール・ブリュット(アウトサイダーアート)すなわち専門教育を受けていない制作者のアートを代表する存在ですが、何と作曲も残していました。経歴がすさまじい。極貧の石工の家庭に生まれ、幼時に虐待を受けるものの6歳で父が家族を捨て、7歳で母が亡くなると天涯孤独となりますが、「姦」の字の入るハレンチ極まりない犯罪を3度も繰り返し(三度目の被害者は3歳!)、1895年に刑務所ではなく精神病院に収容され、以後生涯をそこで送りました。
精神病院内で1899年から絵を描き始め、1908年からは「揺篭から墓場まで」と題された3,000ページにわたる小説を綴り始めます。これはヴェルフリ自身の超自我である8歳の少年ドゥフィが世界中を巡る空想の探検記で、旅した地域の距離、高度、深度から街、山、川、橋の列挙と複雑な地図まで添えた、とても精神を病む人の手から生まれたとは信じがたい精緻なものとなっています。その物語の挿絵として描き始めたドローイングが、これまた驚く程のマニエリスムで、一見マンダラかペルシャの細密画風な独特のオーラとエネルギーを放ち、気に入る方も多いはずの美しさを示しています。
1916年には誇大妄想も極まり、「聖アドルフ巨大王国」を建設、自らを聖アドルフ2世と命名、その王国を祝福してポルカや行進曲などの作曲まで始めます。病院では、自分が作曲した自らを称える歌をラッパで吹き鳴らしつつ描くヴェルフリの姿が見られたという笑えない話が残されています。
ここに収められた楽曲は、ヴェルフリの残した楽譜をヴァイオリニストで作曲家のボドゥアン・ド・ジャエルが研究のすえ、自ら音にしたもの。彼は一見適当に音符を連ねただけのように見えるヴェルフリの音楽に、非常な個性と秩序を見出したとのことで、演奏も説得力に富んでいます。音楽はかなり珍妙ですが、何やら凄いものが潜んでいるようにも聴こえ、もしかしたら大天才の大傑作かもしれないと思うようになってきます。さしずめ音楽版「ドグラ・マグラ」と申せましょう。
美術に興味のある方、既成の価値観を認めない方には是非聴いていただきたい、二度と手に入らぬ貴重盤。ハードカバー本仕立てで、彼の美術も鑑賞できます。 (Ki)

Deux-Elles
DXL-1162(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.2(バリー・クーパー新校訂版)
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49-1
ピアノ・ソナタ第20番ト長調Op.49-2
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
マーティン・ロスコー(P)

録音:2007年−2008年
イギリスの名ピアニスト、マーティン・ロスコーが世界有数のベートーヴェン研究者バリー・クーパーによる新校訂版を使用した"世界初"のピアノ・ソナタ全集第2巻!ベートーヴェンの「交響曲第10番第1楽章」を補筆完成させたことでも有名な世界的権威バリー・クーパーが、スコアの全てを見直して完成させた新校訂譜の存在は非常に興味深いところ。第2巻のテーマは「ワルトシュタイン」。マーティン・ロスコーの軽快なテンポと鮮やかな技巧が活きた快演です!

Dal Segno
DSPRCD-053(1CD)
マスターズ・オブ・ザ・ピアノロール/偉大なるピアニストVol.13〜ハラルド・バウアー
ベートーヴェン:トルコ行進曲(1916)、
 ガヴォット ヘ長調(1921)
バウアー:モトリー&フローリッシュ(1925)、
 バルベリーニのメヌエット(1924)
パデレフスキ:ポロネーズOp.9(1921)
リスト:パガニーニによる超絶技巧大練習曲第2番変ホ長調(1918)
モシュコフスキ:ポロネーズ変ホ長調Op.11(1919)
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ(1929)
ショパン:ポロネーズ第1番嬰ハ短調Op.26(1924)、
 練習曲第7番嬰ハ短調op.25(1927)、
 ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58(1917)
ハラルド・バウワー(ピアノロール)

1916年〜1929年の演奏の復刻。
デニス・コンドン・コレクションのピアノ・ロール再生をデジタル収録した"ヒストリカルではない"歴史的名演集「マスターズ・オブ・ザ・ピアノロール」のVol.13。ハラルド・バウワー(1873−1951)は、パデレフスキに認められ、天才ヴァイオリニストから天才ピアニストへと華麗な転身を遂げたイギリス出身の伝説的アーティスト。決して録音が多いとは言えないバウアーの解釈をクリアなピアノで聴ける貴重なディスクです。
Dal Segno
DSPRCD-054(1CD)
マスターズ・オブ・ザ・ピアノロール/偉大なるピアニストVol.14〜イグナーツ・フリードマン
ショパン:ワルツ変ホ長調Op.18(1928)、即興曲変イ長調Op.29(1921)、ワルツ変ニ長調Op.64-1(1924)、ポロネーズ変ロ長調op.71-2(1921)/シューマン:夕べにOp.12-1(1922)、なぜにOp.12-3(1922)/モシュコフスキ:セレナーデOp.15(1929)/リスト:ラ・カンパネラ(1923)/ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」より 魔の炎の音楽(1922)/ルビンシテイン:ロマンス変ホ長調Op.44(1926)/バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV.565(1924)/フリードマン:彼女は踊るOp.10-5(1922)、古い時代のメヌエットOp.10-5(1922)、ウィーン舞曲第1番(1921)/ウィーン舞曲第2番(1921)/ウィーン舞曲第3番(1922)/ウィーン舞曲第4番(1926)/リスト:ハンガリー狂詩曲第14番ヘ短調(1924)
イグナーツ・フリードマン(ピアノロール)

1921年〜1929年の演奏の復刻
「マスターズ・オブ・ザ・ピアノロール」の第14集は、ポーランドのユダヤ系ピアニスト、イグナーツ・フリードマン(1882−1948)。名ピアニストであり、名アレンジャーでもあったフリードマンのヴィルトゥオージティ、トランスクリプション、自作の凄さ、魅力を伝える最高のお手本。

BONGIOVANNI
GB-5168(1CD)
ヴィンチグエッラ:前奏曲集
東洋風前奏曲(6曲)
公園の前奏曲(6曲)
色の付いた前奏曲(12曲)
公園の前奏曲(7曲)
東洋風の前奏曲(5曲)
サンドロ・バルディ(P)

録音:2009年9月,2010年3月
レモ・ヴィンチグエッラは、1956年、ランチャーノ生まれのピアニスト、作曲家。前奏曲はいずれもサロン風の聞きやすい作風です。サンドロ・バルディはボローニャのピアニスト。 (Ki)

フォンテック
FOCD-9512(1SACD)
税込定価
5月25日発売
伊藤恵/シューベルト作品集4
4つの即興曲D935,Op.142
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D850,0p.53
伊藤恵(P)

録音:2011年3月 神戸新聞松方ホール
ロマン派音楽を貫く精神を俯瞰する--一伊藤恵「シューベルトピアノ作品集」。第4弾は、ピアノ作品の頂点を示す名作<4つの即興曲D935>と最晩年作品への分水嶺となったくビアノ・ソナタ第17番>を収録。後者は、シューベルトの生前に出版された2番目のソナタです。独自の展開様式を駆使したこの作品、特に第2楽章はこの世のありさまではなく、“天国的”と称されるに相応しい澄明な美しさと規模を誇ります。すべてのフレーズに豊かなニュアンスをこめ、ひたすらシューベルトの音楽を奏でる伊藤のビアノ。深化はつづきます。 (フォンテック)
フォンテック
FOCD-20085(1CD)
税込定価
5月25日発売
菅原潤/ピッコロ・アルバム
トレヴァー・ワイ編纂:
『ピッコロとピアノのためのアルバム1巻 2巻』
『2本のピッコロとピアノのためのアルバム』
(オランダ・アムステルダム、Broekmans en van Poppel社刊)

《Album for Piccolo and Pianovol.1》ピッコロとピアノの為のアルバム1巻
E.ダマレ:ロワトレ(キクイタダキ)〈ポルカ〉/F.プロケット:モッキング・バード(マネシツグミ)〈ポルカ〉
Ch.ル・ティエール:森の小鳥〈ポルカ〉/J.W.ムーア:陽気なリネット(ムネアカヒワ)〈ボレロ〉

《Album for Piccolo ind Piano vol.2》ピッコロとピアノの為のアルバム2巻
−T.グリーン:海賊〈ポルカ〉/Ch.ル・ティエール:ヒバリ〈ポルカ〉/M.A.プリュワー:紺碧の海〈ポルカ〉F.プロケット(S.ドッドウェル編曲):リネット(ムネアカヒワ)〈ポルカ〉

《Album for two Piccolos and Piano》2本のピッコロとピアノの為のアルバム
J.W.コール:生きる喜び/J.ジュナン:羽ぱたく鳥たち作品31/E.ダマレ:オペラのナイチンゲール(サヨナキドリ)/H.クリング:二羽のフィンチ(ヒワ)
菅原潤(ピッコロ)
高良仁美(P)

録音:2010年1月19-19日 三鷹市芸術文化センター
「これまでに『Dedication for Piccolo』(FOCD20049)、『Piccolo Junctionj (FOCD20068)、と2枚のピッコロCDのリリースで自分流のピッコロスタイルを提案できました。今回の『Piccolo  Albumjは自分流から少し離れて、残さなければいけない仕事のような気がしてつくったアルバムです。いまだにピッコロの作品に対するイメージが簿くてどんな曲を吹いて勉強したらよいかわからないという声を耳にします。『誰かがトレバーワイ氏の監修した3冊のピッコロ曲集のCDを出してくれればいいな』思っていましたが、どうせなら『3冊分12曲、全部自分でやるか』…そんな思いがこのCD録音のきっかけでした。」(菅原潤)


アクースティカ
PPCA-613(1CD)
税込定価
「怒りをこめて」〜リスト生誕200記念
リスト:パガニーニ大練習曲S.141
仕上げのための練習曲「怒りをこめて」S.143
2つの演奏会用練習曲S.145
スペイン狂詩曲S.145
愛の夢第3番S541
福間洸太朗(P)

録音:2010年4月8-9日三重県総合文化会館大ホール
「リサイタル・ライヴ(PPCA612)」に続く福間洸太朗第2弾。福間洸太朗は1982年生まれ。都立武蔵野高校卒業後ヨーロッパへ留学し、仏パリ国立高等音楽院、独ベルリン芸術大学、同大学院、伊コモ湖国際ピアノアカデミーにて学ぶ。20歳でアメリカ・クリーヴランド国際ピアノ・コンクール優勝及びショパン賞を受賞。その後様々なコンクールに入賞。2003年NYリンカーン・センターでデビューして以来、全米で50回以上公演、ヨーロッパ、南アフリカ、アジアでも定期的に演奏する。CDは武満徹作品集VNAXOS,日本作曲家選輯(、シューマン:作品集VNAXOS(が発売になっています。ベルリン在住。
アクースティカ
PPCA-615(1CD)
税込定価
シリーズ・ピアニスツinトッパン・ホール
「ショパン・リサイタル・ライヴ」〜大崎結真(ゆま)デビュー・アルバム

アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ Op.22
三つのマズルカ Op.59
バラード1番Op.23/24の前奏曲Op.28
ワルツ ヘ短調Op,34-3
練習曲嬰ハ短調 Op.10-4
大崎結真(P)

録音:2010年11月6日トッパン・ホール・ライヴ
本格派新人大崎結真のデビュー・アルバム。彼女が10年に亘る留学生活の間、常に試行錯誤を重ね、その最後にパリ・エコールノルマの卒業試験でも演奏した、ショパン「24のプレリュード」をメインプログラムに据えたリサイタルVトッパンホール10年11月6日のライブ録音です。
略歴:2000年東京芸術大学附属高校卒業後、イタリア、イモラ音楽院に入学、2001年パリ国立高等音楽院大学院に入学、2007年パリ・エコールノルマ音楽院コンサーティスト課程入学、2009年同大学院卒業。「リーズ国際ピアノコンクール」3位、「ショパン国際ピアノコンクール」ファイナリスト賞、「パリ・オートモービル・クラブ国際ピアノコンクール」優勝。その他多くのコンクールに入賞を果たしている。アクースティカでは今後ラヴェル、ドビュッシーアルバムを制作予定。※日経新聞に評が掲載されました
アクースティカ
PPCA-616(1CD)
税込定価
「1840」〜プレイエル・ピアノ(パリ、1840年)によるショパン&グリンカ
ショパン:“リュウドヴィック”の主題「私は聖衣を売る」による華麗な変奏曲 作品12 (1833年)
グリンカ:「祖国へのあいさつ」(1847年)〜「あるマズルカの思い出」「舟歌」「祈祷」
グリンカ:ノクターン「別れ」ヘ短調(1839年)
ショパン:ノクターン Op.62-1 ロ長調
 Op.62-2 ホ長調(1845-6年)
ショパン:舟歌Op.60嬰ヘ長調(1846年)
 子守歌Op.57変ニ長調(1843-4年)
 幻想ポロネーズOp.61(1845-6年)
 マズルカOp.56-2 ハ短調
平井千絵(1840年製プレイエル・ピアノ)

録音:2010年8月9-12日Doopsgezinde教会,デーヴェンター・オランダ
フォルテピアノの新鋭、平井千絵待望のソロ・アルバム登場!既にバロック・チェロの名手鈴木秀美の名コンビで「メンデルスゾーン:チェロ全曲集」、「ショパン:チェロ全曲集」VともBGM・SME(で非常に高い評価を得ていた平井千絵が、ショパンが愛奏した1840年製のプレイエルピアノで晩年の作品を中心に、同時代に活躍したロシアの作曲家グリンカ(1804.1857)の珍しい作品「祖国へのあいさつ」他を収録。150年前のパリで開かれていたショパンが演奏するサロン・コンサートへタイム・スリップをしていただけるようなプログラムになっています。


HEARTS
HC-0002(1CD)
税込定価
「火の鳥」〜The Ballet
ストラヴィンスキー(アゴスティ編):「火の鳥」(1.魔王の踊り/2.子守唄/3.終曲)
ハチャトゥリアン(M.キャメロン編):「スパルタクス」〜アダージョ
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」の10の小品 〜「少女ジュリエット」/「モンタギュー家とキャピュレット家」/「僧ロレンツォ」/「マーキュシオ」/「別れの前のロミオとジュリエット」
ファリャ:「三角帽子」〜3つのダンス(1.粉ひき女の踊り/2.隣人たちの踊り/3.粉屋の踊り)
ドリーブ(ドホナーニ編):「コッペリア」〜ワルツ
川島 基(P)
使用楽器:BECHSTEIN D-280

録音:2010年7月30日-8月1日,鈴鹿市市民会館
激しく撓り、えぐる音に感情がかきたてられ、魅惑的で完備な音に心が揺れ動く―。オーケストラを感じさせる多彩に音色と表現力。しかし単なるオーケストラの模倣では決してなく、ピアノのもつ最大の表現力にチャレンジしたピアノ版バレエトランスクリプション。あふれる才能の結晶、まさに芸術です。

HEARTS
HC-0001(1CD)
税込定価
【未案内旧譜】
Wanderer Fantasie
バッハ(ブゾーニ編):「シャコンヌ」BWV.1004より
シューベルト:幻想曲 ハ短調Op.15「さすらい人」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調Op.27-1
シューベルト:即興曲 Op.142-2 変イ長調
川島 基(P)
使用楽器:BECHSTEIN D-280

録音:2008年12月,鈴鹿市市民会館
川島基のセカンド。デビューCDはドイツTHOROFONから発売になっているVシューベルト:ソナタ第19番、チャイコフスキー:くるみ割り人形、他

ISODA
IE-2015(1CD)
税込定価
ゴルトマルク:バラード
メンデルスゾーン:甘い思い出
パガニーニ:魔女たちの踊り
プリンチーペ:エル・カンピエロ
ブラームス:瞑想/ハンガリー舞曲第3番
ドビュッシー:レントよりおそく
クライスラー:シンコペイション
ラフマニノフ:ヴォーカリーズ
トゥリーナ:闘牛士の祈り
ヒナステラ:パンペアーナ第1番
サラサーテ:スペイン舞曲Op.26-2
辻井 淳(Vn)
藤井由美(P)

録音:2010年8月,ガリバーホール
プロデューサー:太田憲志
京都市交響楽団の元コンサート・マスターで、新日フィルの客演コンサート・マスターなどもつとめた辻井淳。最近では宮川彬良率いるアンサンブル・ベガのメンバーとして活躍、NHK教育テレビの「ゆうがたクインテット」で、アリアさんの美しいヴァイオリンを奏でています。小品集13作目となるこのCDは、タイトルのゴールドマルクのバラードのような珍しい作品から、ブラームスやラフマニノフの名曲までヴァラエティに富んだ選曲がなされております。今回もオタケン・レコード太田憲志のプロデュースで、アンサンブル・ベガのステージ・プランナー松田淳一氏の協力を得て、臨場感あふれる録音に仕上がっております。

HOMA RECORDS
HR-1214(1CD)
税込定価
シシリエンヌ〜フランスへのオマージュ
ドビュッシー:アラベスク第1番&第2番
フォーレ:シシリエンヌ
ショパン:ワルツ第7番
サティ:ジムノペディ第1番
イベール:可愛い白いロバ
プーランク:即興曲第13番
ショパン:ワルツ第14番(遺作)
ラヴェル:メヌエット〜「クープランの墓」より
武満徹:ワルツ〜映画「他人の顔」より
ショパン:幻想即興曲Kノクターン遺作
サティ:ジュ・トゥ・ヴ
下森佳津美(P)
竹内永和と「デュオ・シルフィード」で活躍する下森佳津美のパリのエスプリに溢れた待望のセカンド・ソロアルバム。武満の「ワルツ」は安部公房の小説「他人の顔」の勅使河原宏による映画(1966年製作)のなかで前田美波里によって歌われたキャバレーソング。後年、武満自身によって管弦楽版が作られ器楽曲としても人気が高い。 (Ki)

Avie
AV-224(1CD)
フォーレ:舟歌全集
舟歌第1番イ短調/第2番ト長調Op.41
第3番変ト長調Op.42/第4番変イ長調Op.44
第5番嬰ヘ短調Op.66/第6番変ホ長調Op.70
第7番ニ短調Op.90/第8番変ニ長調Op.96
第9番イ短調Op.101/第10番イ短調Op.104-2
第11番ト短Op.105/第12番変ホ長調Op.106bis
第13番ハ長調Op.116/3つのロマンスOp.17
チャールズ・オーウェン(P)
「夜想曲全集」(AV-2133)で世界有数のフォーレ弾きであることを証明したチャールズ・オーウェンが贈るフォーレの「舟歌全集」。メニューイン・スクール出身のオーウェンが弾くフォーレの舟歌は、1880年から1921年までの世紀をまたぐ約40年間にわたって作曲されており、作曲家人生の円熟期から最晩年までが表現されたフォーレ自身の歴史でもあります。イギリスのフォーレ弾きが描く「舟歌」の旋律美、リズム、ニュアンスの妙に接してください。
Avie
AV-2189(1CD)
フォー・ストリングス・オンリー〜無伴奏ヴァイオリン・リサイタル
ブロッホ:無伴奏ヴァイオリン組曲第2番
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調BWV.1003
ブロッホ:無伴奏ヴァイオリン組曲第1番
ベン=ハイム:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト長調
ベリオ:セクエンツァ[
ヘルヴィヒ・ツァック(Vn)
1982年から1995年までシュトゥットガルト室内管の第1コンサートマスターとして活躍したドイツのヴァイオリニスト、ヘルヴィヒ・ツァックの無伴奏作品集Vol.2。ヴァイオリンの"4本の弦"と"弓"が、無伴奏の礎、バッハからブロッホ、ベン=ハイム、そしてベリオのセクエンツァを通じて無伴奏ヴァイオリンの醍醐味を聴かせてくれます。

Raccanto
RC-011(1CD)
タケオ・サトー/ギター・リサイタル
フローベルガー(161-1667):ブランシュロシュ氏の死に寄せてパリで書かれたトンボー
アセンシオ(1908-1979):「内なる思い」から 心静かに
ロドリーゴ:3つのスペイン風の小品[ファンダンゴ/パッサカリア/サパテアド]
ハンス・ハウク(1900-1967):「前奏曲、ティエント、トッカータ」〜前奏曲
アーノルド(1921-2006):ギターのための幻想曲
ダンジェロ(1955-):2つのリディア調の歌
タケオ・サトー(G)
タケオ・サトー(1982年生まれ)はドイツ在住のギター製作家カズオ・サトーの息子。12歳でザールブリュッケン演劇音楽アカデミーに入学しアンスガー・クラウゼに師事。1997年、14歳でバース国際ギター・コンテスト(英国)に最年少で参加し優勝。その後数々のコンクールで入賞を続けながらアウクスブルク音楽アカデミーでフランツ・ハラースに、王立ハーグ音楽院(オランダ)でゾーラン・ドゥキッチに師事。2007年に両校の修士課程を修了し、アウクスブルクでの同窓生とともにアレグリアス・ギター三重奏団を結成(RC-009)。2008年より2011年、現在アウクスブルグ大学レオポルト・モーツァルト音楽センター(前アウクスブルク音楽アカデミー)教員を務めています。
Raccanto
RC-012(1CD)
ヘーヒシュタット城のショパン
ショパン:ポロネーズ嬰ハ短調 Op.26-1
夜想曲嬰ハ短調 Op.posth.
夜想曲変ロ短調 Op.9-1
ポロネーズ変ホ短調 Op.26-2
ワルツ変イ長調 Op.69-1
幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66
夜想曲ハ短調 Op.posth.
マズルカ ハ長調 Op.24-2
マズルカ ロ長調 Op.7-1
マズルカ嬰ト短調 Op.33-1
夜想曲ロ長調 Op.32-1
スケルツォ第1番ロ短調 Op.20
シュテファン・カラー(P)
シュテファン・カラーはヴュルツブルク音楽アカデミーでユリアン・フォン・カーロイに師事したドイツのピアニスト。1984年より2011年現在、シュヴァーベン音楽専門学校(クルムバッハ)およびアウクスブルグ大学レオポルト・モーツァルト音楽センター教員を務めています。録音データの記載がございませんが、ドイツ、バイエルン地方のヘーヒシュタット城での録音と思われます。

RIVO ALTO
CRR-2001(1CD)
ギター作品集
D・スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.322
ソナタ イ長調 K.208/ソナタ ホ長調 K.380
ジュリアーニ(1781-1829):ギター・ソナタ ハ長調 Op.15
ポンセ:ギター・ソナタ ニ短調
アンドレア・ヴェットレッティ(G)

録音:2000年4月28-29日、5月1日、アルフォールヴィル(フランス)、コンサートホール
RIVO ALTO
CRR-2007(1CD)
シュトックハウゼン他:ピアノ作品集
シュトックハウゼン:ピアノ曲IX
シェーンベルク:6つのピアノ小品 Op.19
ドビュッシー:前奏曲集第2巻
エリザベッタ・メウッチ(P)

録音:2000年1月30-31日、モンテプルチアーノ(イタリア)、スタジオ・イル・カマイオーネ
RIVO ALTO
CRR-2015(1CD)
ピアノ四手連弾作品集
マクダウェル:3つの詩 Op.20(1885)
月の絵(アンデルセンの「絵のない絵本」による)Op.21(1885)
ハインリヒ・ホフマン(1842-1902):ラインにて(スケッチ集)Op.43(1880)
ドヴォルザーク:ボヘミアの森から Op.68
エリザベッタ・デッシ、フランシスコ・ジャンマルコ(P)

録音:1999年10月27-29日、トレヴィーゾ県(イタリア)、インフィニティ・スタジオ
RIVO ALTO
CRR-2018(1CD)
イタリア・歌劇作曲家たちのピアノ作品集
レオンカヴァッロ:タランテッラ/なまめかしいワルツ
ポンキエッリ:初恋(夜想曲)/夜想曲変イ長調
チレア:第2の舞曲/セレナード/マズルカ
ヴェルディ:無言のロマンス(1865)/ワルツ ヘ長調
プッチーニ:アルバムの綴り(1907)/小タンゴ(1907)
ロッシーニ:アルバムの為のいくつかのささいなこと〜アレグレット ト短調/アレグレット・モデラート イ短調/長調
 アンダンティーノ・ソステヌート 嬰ヘ短調/長調
ジョルダーノ:メヌエット/ガヴォット風
ロベルト・ガッレット(P)
RIVO ALTO
CRR-2022(1CDR)
無伴奏ヴァイオリンの為の現代イタリア音楽
ダヴィド・マックーリ(1960-):ヴァイオリンソロ(1988)ジャンパオロ・コラル(1944-2011):Raps IV
ロベルタ・シルヴェストリーニ(1964-):Solitaire
ベルナルディーノ・ベッジョ(1953-):フィドル
バルバラ・マニョーニ:屋根の上のヴァイオリン
ステファノ・パラガッティ(1961-):カプリッチョ
クラウディオ・ペルジーニ(1961-):Violinonda
コッラード・グリン:無伴奏ヴァイオリンの為の小ソナタ
クラウディオ・ガブリエーレ:闇の境界
ランベルト・ルーリ(1957-):ソナタ(1990)
マッシモ・バッチ(Vn)

録音:アウロス・レコーディング・スタジオ
RIVO ALTO
CRR-2106(1CDR)
アンジェロ・ボスキアン:夢のアルバム
6つのコンポジション/2つのフーガ
夢のアルバム 第1部/夢のアルバム第2部
ミケーラ・マントヴァーニ(P)

録音:2001年5月12日、トレヴィーゾ(イタリア)、BDSスタジオ
世界初録音と表示されています。

Avanti Classics
5414706-10342
(1SACD)
ヘンデル:組曲変ロ長調HWV434
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825
バッハ(リスト編):幻想曲とフーガト短調R120SW463
リスト:オーベルマンの谷
フランチェスコ・ピエモンテージ(P)
1983年スイス生まれの俊英、ピエモンテージのソロ・デビュー盤。バロックの2大巨匠ヘンデルとバッハ、そしてロマン派のリストとブラームスを並べ、個々の巨匠の魅力を提示するだけでなく、リストやブラームスがいかにバロックのこれらの巨匠から大きな影響を受けたか、ということを実感させるプログラム。ピエモンテージは実に美しい音、そして装飾や絶妙な間の取り方では抜群のセンスを魅せ、そして対位法の立体的な響かせ方では知性を感じさせます。もちろん抜群の技巧もあわせもち、器の大きさを感じさせる期待の若手ピアニストです。
=フランチェスコ・ピエモンテージ=
フランチェスコ・ピエモンテージは1983年スイス生まれ。2007年エリザベート王妃国際音楽コンクールで第3位を獲得し、また、アルフレート・ブレンデル、セシル・ウーセ、アレクシス・ワイセンベルク等、偉大なピアニストからも知遇を得て、国際的な注目を集めています。これまでに、バイエルン放響、BBC響、BBCフィル、イスラエル・フィル、また指揮者では、ビエロフラーヴェク、オラモ、ペトレンコ、プレトニョフ、ポッペン、キタエンコ等と共演。また、特にマルタ・アルゲリッチからは絶賛され、彼女が主宰するルガーノ音楽祭に毎年出演しています。今シーズンも様々な音楽祭等でひっぱりだこで、これから日本でもこの名を見る機会が増えてくることでしょう。 (Ki)

Classic Concert Records
CCR-62001(1CD)
マリンバ・ダモーレ
日本のわらべ歌による変奏曲
独奏マリンバのための愛の喜び
海辺の思い出/古代の壺
独奏マリンバのアローン
小さな窓
独奏マリンバの風のスケッチ
竹藪の風
6つのマレットの五木幻想曲
独奏マリンバのカザフの子守唄
マリンバ・ダモーレ
ボグダン・バカヌ(Marimba)

OEHMS
OC-791B(1CD)
ギター・フェイヴァリッツ
カルロ・ドメニコーニ(1947-):コユンババ
ブローウェル:11月のある日
横尾幸弘(1928-):さくら
グラナドス:スペイン舞曲集第5番
 スペイン舞曲集第4番
 スペイン舞曲集第10番
 スペイン舞曲集第11番
ソル:モーツァルトの「魔笛」による変奏曲Op.9
パティーニョ(1895-1951):雪が降る
ホルヘ・ゴメス=クレスポ(1900-1971):ノルティーニャ
ローラン・ディアンス(1955-):タンゴ・アン・スカイ
ローランド・ミュラー(G)

録音:2010年ロシュバッハ、マリアベルク・ムジクザール
スイスのヴィンテルトゥールで学び、デーヴィッド・ラッセルのマスター・クラスに出席。チューリヒで行った初のリサイタルでは多くのメディアから絶賛されたギタリスト、ローランド・ミュラーのアルバムです。すでにアメリカ、ヨーロッパを始めとした世界中で高い評価を受け、何枚かのCDもリリースしている彼ですが、今回のOEHMSレーベルへのデビューアルバムは、何ともヴァラエティに富んだ選曲が聴きどころです。横尾幸弘の「さくら変奏曲」から、ギター好きならはずせないクレスポやディアンスまで、かゆいところに手の届くようなレパートリーを、繊細かつ見事な技術で思う存分楽しませてくれます。


独SONY
SONY-88697561672
(5CD)
マレイ・ペライア名演集
■CD1
シューマン: ダヴィット同盟舞曲集 Op.6、
 幻想小曲集 Op.12
■CD2
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番Op.35、
 第3番Op.58
■CD3
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番Op.25、第2番Op.40
■CD4
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番K.467、
 第9番K.271
■CD5
バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56b
マレイ・ペライア(P)

■CD1
録音:1972年
■CD2
録音:1974年 
■CD3
ネヴィル・マリナー(指)アカデミーCO
録音:1974年、1982年
■CD4
イギリスCO、録音:1975年、1984年
■CD5
ゲオルク・ショルティ(第2P.)
エヴェリン・グレニー&デイヴィッド・コークヒル(打楽器)
録音:1987年

独UNIVERSAL
LOIS-4804824(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 クリストフ・ルセ(Cemb)

URANIA
WS121.117(2CD)
リヒテル/ベートーヴェン録音集
(1)ピアノ協奏曲第3番
(2)合唱幻想曲
(3)ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」 
(4)ピアノ・ソナタ第23番「熱情」 
(5)8つのバガテル(op.33、op.119、op.126より)
全てスヴャトスラフ・リヒテル(P)

(1)ヘルマン・アーベントロート(指)
 ロシア国立SO
 録音:1954/10
(2CD)クルト・ザンデルリンク(指)
 ソヴィエトRTV大SO
 録音:1952
(3)録音:1959/6/4
(4)録音:1960/6/9
(5)(詳細不明)

Dynamic
<デリーツィエ・ムジカーリ>
DM-8017(1CD)
リスト:B.A.C.H.の主題による幻想曲とフーガS.529(第2版)
「シューベルトの万霊節のための連祷」編曲S.562
バッハ「泣き、嘆き、不安になり、おののき」およびミサ曲ロ短調の
クルチフィクスの通奏低音による変奏曲S.180
子守歌S.174(第2版)
ベッリーニの「清教徒」の回想S.390
グレゴリオ・ナルディ(P)

録音:1988年10月,ジェノヴァ
旧CDS058。ここに収録された曲はリストのなかでは比較的珍しい作品。他に録音があるものが大半ですが、有名曲なしでこれらの作品だけがまとめられたCDは珍しいでしょう。知名度はなくても、そこはリストの作品、いずれも傑作です。グレゴリオ・ナルディは、1964年、フィレンツェ生まれのピアニスト。このリスト集は発売されるや英国の音楽雑誌の批評家から絶賛され、好評を博した名盤です。 (Ki)

ALTO
ALC-1115(1CD)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第9番ロ長調 D.575
ピアノ・ソナタ第11番ヘ短調 D.625
楽興の時 D.780〜Nos.1,3,6
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

録音:1979年、東京、ライヴ
原盤:Olympia 
前出:Regis, RRC 1115


PARNASSUS
PACD-96046(2CD)
リヒテル/1950年代ライヴ集Vol.7
ベートーヴェン:2つのロンドOp.51
エロイカ変奏曲変ホ長調Op.35
ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26
バガテルヘ長調Op.33No.3
ピアノ・ソナタ第27番ホ長調Op.90
ディアベッリ変奏曲Op.120(+)
創作主題による変奏曲Op.34*
創作主題による変奏曲(トルコ行進曲の主題による変奏曲)Op.76*
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

録音:1951年モスクワ/1950年*
レーベル提供の情報によれば、(+)は韓国YedangレーベルのCDと同一音源、*はインターネット・サイトから短期間購入できたCD-Rと同一音源、他は初出のラジオ放送音源とのことです。

オクタヴィア
EXCL-00067(2CD)
税込定価
5月25日発売
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.3〜ファンタジア
第4番、第9番、第10番、第11番
第12番、第13番、第14番「月光」、
第15番「田園」
菊地裕介(P)

録音:2010年1月13日、10月5-7日、2011年1月27-29日 富山・北アルプス文化センター
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集の第3弾!今回はピアノ・ソナタ中期の前半の作品を収録したアルバムです。菊地裕介が持ち前の卓越した技巧でこれら作品群を弾き切ります。 今回のアルバムのタイトル「ファンタジア」は第13番と第14番「月光」の「幻想曲風ソナタ(Sonata quasi una fantasia)」(ベートーヴェンによりつけられた副題)より菊地裕介自身が発想いたしました。 音の陰影を緻密に表現し、菊地ならではの音が駆け抜けるスピード感を見事に両立させたベートーヴェン。 (オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCT-00079(1CD)
税込定価
5月25日発売
デュオ・グレイス
ショパン
:ロンドハ長調作品73(2台ピアノのための)
アレンスキー:2台のピアノのための組曲第1番Op.15
ラフマニノフ:2台のピアノのための組曲第2番Op.17
ショパン:4手のための変奏曲(ムーアの民謡風主題による)
ルトスワフスキ:2台のピアノのためのパガニーニの主題による変奏曲
デュオ・グレイス(ピアノ・デュオ) 
[高橋多佳子、宮谷理香]

録音:2011年1月12-14日 富山・北アルプス文化センター
互いにショパン・コンクール入賞歴であり、ソリストとして活躍をする、高橋多佳子と宮谷理香によるピアノ・デュオ、Duo Grace-デュオ・グレイス-がデュオ結成5周年を迎える今年、待望のCDデビューを果たしました。ソリスト同士のデュオならでは、華やかで華麗なサウンド!個性と個性がぶつかって激しさを増しながらも、見事なアンサンブルを築きあげています。ダイナミックでパワフルなラフマニノフ。繊細で語るように奏でる叙情的なアレンスキー。鮮やかなテクニックを見せるルトスワフスキ。そして2人の活動のルーツとも言えるショパンの2曲。ピアノ・デュオの醍醐味が十二分に堪能出来るアルバムとなりました。アレンスキーは今年生誕150周年を迎える作曲家で、国内CDとしては珍しいものです。二人ともコンサート活動は非常に活発で、ステージを盛り上げるエンタテイメント性にも定評があります。 (オクタヴィア)

Regis
RRC-1345(1CD)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番〜第12番、第14番 マリア・ジョアン・ピリス(P)

ICA CLASSICS
ICAC-5020(1CD)
シューラ・チェルカスキー
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲*
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3つの情景
ラフマニノフ:W.R.のポルカ#
ラモー(ゴドフスキー編):タンブーラン#
シャブリエ:ブレー・ファンタスク+
シューラ・チェルカスキー(P)
ズデニェク・マーカル(指)ケルンRSO

録音:1970年4月17日ケルン放送ホール1*、1951年1月21日ケルン放送 ホール2、1953年3月3日シュトッツガルト ヴィラ・ベルク#、 1951年ミュンヘン+(*のみステレオ)
シューラ・チェルカスキー(1909-1995)は、オデッサに生まれ、ロシア革命の勃発によりアメリカ合衆国に亡命。伝説的名ピアニスト、ヨゼフ・ホフマンに師事し、華麗な演奏様式を受け継ぎました。彼は最晩年まで積極的に演奏活動を続け、多くの録音を残しています。彼はラフマニノフの「パガニーニ・ラプソディ」を1953年に1回だけEMIに録音していますが、今回の演奏はステレオ録音であり技術的にも円熟の境地に達した素晴らしい記録となっています。、また当時34歳の若き俊英、ズデニェク・マーカルが指揮を務めていることも興味深いものです。50年代の録音はどれも彼の驚異的な技術と音楽性が伺い知れる貴重な音源です。中でも、プロコフィエフの戦争ソナタとシャブリエの「ブーレ・ファンタスク」は、チェルカスキーの商業的録音にはないレパートリーです。

2L
2L-74SACD(1SACD)
田中カレン(1961-):ピアノ作品集
クリスタリーヌ(1988)、
ウォーター・ダンス(2008)、
オーロラ(2002)、
ラヴェンダー・フィールド(2000)、
テクノ・エチュード(2000)、
子供のためのピアノ曲集「光のこどもたち」(1998-99) ( 抜粋) 【Child of Light - Blue Planet、Blue Whale、African Elephant、Child of Light - Prisms in the Forest、Crested Ibis、Red-faced Parrot、Crowned Eagle、Child o Light - Blue Planet】、
クリスタリーヌ II(1995-96)
シグネ・バッケ(P)

録音:2008年10月、2010年1月 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作:ストーレ・ヘベーク・オーデゴルデン、ヴォルフガンル・プラッゲ
共同制作 田中カレン
録音:モッテン・リンドベルグ、ハンス・ペーテル・ロランジュ]
田中カレンは東京生まれ。青山学院大学フランス文学科を中退し、桐朋学園大学で三善晃に作曲を学びました。田中カレンは、1986年、フランス政府の奨学金を得てパリに行き、トリスタン・ミュライユの下で作曲を研究するとともにIRCAMの研究員を務めました。1990年から1991年にかけては、ナディア・ブーランジェ基金と日本政府の奨学金によりフィレンツェでルチアーノ・ベリオに学び、この期間の終わりにはオスロのウルティマ音楽祭から委嘱を受けノルウェー室内管弦楽団のために「オマージュ・アン・クリスタル」を作曲しています。現在はカリフォルニア州サンタバーバラに住み、いろいろなジャンルに作品を発表しています。田中カレンの音楽は「巧みな技で美しく作られた彼女の音楽は、繊細であり、感情に訴えてくる。細部とともに有機的な全体像をとらえることのできる精巧な耳の持ち主だ」(ニューグローヴ世界音楽大事典より)と言われています。このアルバムは、田中カレンの代表的なピアノ曲を集めたアルバム。シグネ・バッケは、ベルゲン音楽院(現ベルゲン大学グリーグ・アカデミー)のヤン・ヘンリク・カイセル、ノルウェー国立音楽アカデミーのイェンス・ハーラル・ブラトリに学び、バロックから今日の音楽まで幅広いレパートリーをもってノルウェー音楽界で活躍するピアニストです。「ウォーター・ダンス」は、田中カレンがバッケの委嘱により作曲した3楽章の作品です。『田中カレンの煌めく音の世界』のアルバムタイトルが示すとおり、北欧のピアニストの感覚と技巧により田中カレンの世界に新たな音の次元が加わります。 (Ki)

Avie
AV-2212(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲) ターニャ・トムキンス(バロックVc)

録音;2010年5月14日−19日、グリーン・ミュージック・センター(カリフォルニア)
オランダでアンナー・ビルスマにチェロを師事したトムキンズの無伴奏は、"バロック・チェロ"という楽器を通じてバッハの音楽と真摯に対話をしているかのように丁寧な響きが印象的。トムキンスの使用楽器はロッキー・ヒル(ロンドン)1798年製のバロック・チェロ。「組曲第6番」は、ドミニク・ズコヴィツ1985年製、マッテオ・ゴフリラー1699のレプリカ・モデル(5弦)。
Avie
AV-2183(1CD)
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.1
第2番ニ短調Op.14/第3番イ短調Op.28
第4番ハ短調Op.29/第5番ハ長調Op.38
アレクサンドラ・シロセア(P)

録音:録音:2010年9月、聖ダンスタン教会(イースト・サセックス)
若手アーティストの発掘に定評のあるアヴィー(Avie)から、東欧ルーマニアの逸材アレクサンドラ・シロセアがデビュー!2008年にはウィーン室内Oとの共演、2009年にはムジークフェライン、カーネギー・ホールへのデビューを果たしたシロセアのデビュー・プログラムは、プロコフィエフのソナタ集。いきなりプロコフィエフを選ぶという選曲眼、大胆不敵なスタイル。楽しみなピアニストがまた1人登場です!

POLYMNIE
POL-151167(1CD)
ショパン:ピアノソナタ第3番 ロ短調Op.58
3つのマズルカOp.63
協奏曲のアレグロOp.46
前奏曲.嬰ハ短調Op.45
タランテッラ.変イ長調Op.43
幻想曲.ヘ短調Op.49
3つのエコセーズOp.72
ヴェロニク・ボンヌカズ(P)
14歳でボルドー音楽院を首席で卒業し、パリ音楽院でもピアノと室内楽で首席を獲得したボンヌカズはハロルド・ショーンバーグにニューヨーク・タイムズ紙上で「我々の時代でほんの一握りのピアニストしか持っていないエレガンスを、ボンヌカズ嬢は持ち合わせておる」と激賞されております。 (Ki)

DACAPO
MAR-6.220563(1SACD)
ローステズ(1888-1966):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.30-1
無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.30-2
無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.18-1
無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.18-2
無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.18-3
ヨハンネス・ソー・ハンセン(Vn)

録音:2010年2月23-25日コペンハーゲン デンマーク王立音楽学校

※全て世界初録音
コペンハーゲン生まれの作曲家ローステズは、最初は金物細工の職人として働いていましたが、ドイツのヴィースブルクでその地の音楽と出合い、音楽家として生活することを決意します。そこでまず、コペンハーゲンでオルガンを学び、ライプツィヒに行き、マックス・レーガーに作曲を師事したのです。この時のレーガーからの影響が特に大きかったのか、1925年にはコペンハーゲンでバッハ協会を設立し、またコンサート・オルガニストとして活発に活動することになります。この無伴奏ソナタは、彼がライプツィヒからオーデンセに戻ったころに書かれた一連の作品で、簡潔ながらも鋭い音に満ちたており、レーガーを通じて浸透したであろうバッハの精神を受け継ぐ高潔な曲として評価されるのではないでしょうか。

Deux-Elles
DXL-1144(1CD)
スコットランド女王のための音楽
伝承曲:スコットランド女王
作曲者不詳:エドワード王子のパヴァン、
 離れて, 離れて
アルボ:スコットランドの2つのブランル
ピーブルス:詩編第1番
作曲者不詳:詩編第113番、パヴァン、
 ガリアルダ/
ヒューム:フランスのジグ/他
フラウタドース、コリーナ・シルヴェスター(打楽器)

録音:2009年8月、聖アンドリュース教会(グロスターシャー)
スコットランド女王メアリー(1542−1587)の生涯を、リコーダー四重奏+古楽パーカッションの演奏と、スコットランド伝承曲などの音楽で描きます。
フラウタドースは、中世&ルネサンスからラッブラまでの広いレパートリーを持つイギリスのリコーダー四重奏団。古楽関係者の間では英国随一との呼び声も高い。ドゥーゼル(Deux-Elles)レーベルの特色でもある録音も優秀。

フォンテック
EFCD-4166(1CD)
税込定価
2011年5月15日発売
ギター・エチュード選集/アルペジオ編 CD
−全音楽譜出版社刊 楽譜準拠CD−
益田正洋(G)
全音楽譜出版社より発売される、効果的な練習を求めるギタリストのための目的別エチュード集「【標準】ギター・エチュード選集」。フォンテックでは、この2冊の楽譜に準拠したCDを、日本を代表するギタリストの一人 益田正洋の演奏により、楽譜と同時発売します。この選集には、既刊「全音ギターエチュードシリーズ」全10巻から、アルペジオ、スケール、それぞれの練習に効果的なエチュードが集められています。基礎練習、応用練習、実践練習、技巧練習と、徐々に技術を身につけられるように難易度別に収載され、本書の効果的な使い方や補助練習なども掲載された、利便性の高いギタリスト必須のエチュード集です。今までの漫然とした練習方法に喝を入れる、目からウロコのエチュード選集。楽譜とCDの併用により、更なる練習効率アップが期待できます。
フォンテック
EFCD-4167
税込定価
2011年5月15日発売
ギター・エチュード選集/スケール編
−全音楽譜出版社刊 楽譜準拠CD−
益田正洋(G)

Glossa
GCD-920111(2CD)
スペインのギター音楽集
第1集〜
ナルバエス:“私の牛の見張りをしておくれ”による4つのディフェレンシア、
 ムーアの王は散策していた、
 “私の牛の見張りをしておくれ”による3つのディフェレンシア、
 皇帝の歌/
ロペス:ファンタジア/ミラン:パヴァーヌU
ムダラ:アレクサンドルのパヴァーヌ、
 ルドヴィーコの手法によってハープを模したファンタジア/
ムルシア:ジーグ、クンベス/
ゲラウ:マリオナス、カナリー/
サンス:スペインの歌によるパヴァーヌ、
 フォリア、ラントゥルルー、カナリー
ソル:アンダンテ・マエストーゾ、
 アンダンテ・エクスプレッシーヴォ、
 モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲/

第2集〜
ソル:序奏と「マルブルクは戦争に行った」による変奏曲、
 アンダンティーノ ニ短調/
メルツ:セレナード(シューベルト作曲、メルツ編曲)、無言歌/
タレガ:アンダンテ・ソステヌート、涙、
 マズルカ ト長調、パキート、アデリータ、
 マリエータ
リョベート:カタルーニャ民謡集〔アメリアの遺言、聖母の御子、盗賊の歌、糸を紡ぐ娘〕
タレガ:哀歌、夢、われ祈らん、パヴァーヌ、
 別れ(シューベルト作曲、タレガ編曲)
ホセ・ミゲル・モレーノ(ビウエラ&バロック・ギター&クラシカル=ロマンティック・ギター)

録音:1994年3月&1996年6月、エル・エスコリアル修道院(サン・ロレンツォ/スペイン)
世界有数の古楽系弦楽器の名手、音楽学者、楽器製作者、歴史的楽器のコレクター、そしてスペインの名門古楽レーベル"グロッサ(Glossa)"の共同創設者という様々な姿を持つホセ・ミゲル・モレーノの名盤、「スペインのギター音楽集」の第1集&第2集が復活!モレーノの「スペインのギター音楽集」は、ギターの聖地スペインが歩んだ四百有余年の歴史を時系列で解き明かすという壮大な企画。
ギターの歴史を語る上で欠かせないソル、タレガ、ミラン、サンスなどの名匠たちの音楽家を名手モレーノの演奏で聴けるという貴重な録音!

オクタヴィア
OVCT-00041(1CD)
税込定価
2011年4月20日発売
ピアノ発表会・定番セレクション
(1)バッハ伝(ペツォルト):メヌエットBWV.Anh114
(2)ブルグミュラー:素直な心、アラベスク、貴婦人の乗馬(「25の練習曲」より)
(3)ベートーヴェン:エリーゼのために
(4)シューマン:勇敢な騎士、楽しき農夫(「子供のためのアルバム」より)
(5)バダジェフスカ:乙女の祈り
(6)ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク
(7)シューマン:トロイメライ
(8)メンデルスゾーン:春の歌
(9)湯山昭:バウムクーヘン(「お菓子の世界」より)
(10)湯山昭:ホットケーキ(「お菓子の世界」より)
(11)バッハ:インベンション第1番
(12)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番,第3楽章「トルコ行進曲」
(13)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第20番,第1楽章
(14)吉松隆:小さな春への前奏曲(プレイアデス舞曲集第W集第1曲より)
(15)ショパン:前奏曲「雨だれ」
(16)ドビュッシー:2つのアラベスク第1番, 第2番
(17)ショパン:小犬のワルツ
(18)ドビュッシー:月の光(「ベルガマスク組曲」より)
(19)ショパン:幻想即興曲
(20)カプースチン:子守歌
(21)ドビュッシー:<連弾>小舟にて(「小組曲」より)
(22)フォーレ:<連弾>子守歌(「ドリー」より)
(1)(9)(10)(13)菊地裕介(P)

(2)-(5)江崎昌子(P)

(6)(16)(18)児玉桃(P)

(7)中野翔太(P)

(8)(11)(15)(17)(19)清水和音(P)

(12)田村響(P)

(14)パスカル・ロジェ(P)

(20)カプースチン(P)

(21)斉(22)斉藤デュオ(P)
ピアノの発表会で頻繁に弾かれる曲を中心に集めました。幼い子供から大人まで親しめる珠玉のピアノ作品の宝庫です。アルバムの曲順は、発表会当日のように幼い子供向けの易しい曲から収めています。「乙女の祈り」、「エリーゼのために」などの誰もが一度は聴いたことのある曲も取り上げたほか、吉松隆のプレイアデス舞曲集より「小さな春への前奏曲」、カプースチン「子守歌」、定番連弾曲なども取り上げ、バラエティーに富んだ「ピアノの発表会ベストセレクション」となりました。小さい頃に弾いたあの曲、心温まる思い出の曲がたくさんつまったアルバムです。これからピアノを習う方への参考曲として、ピアノが好きなあの人への贈り物として様々なシーンで活躍するでしょう。清水和音、児玉桃、菊地裕介、田村響、江崎昌子、中野翔太など、国内で活躍する豪華アーティスト陣による演奏でお楽しみください。(オクタヴィア)
オクタヴィア
EXCL-00051(1CD)
税込定価
発売日:2011年4月20日
ツェルニー:30の練習曲、他
ツェルニー:30の練習曲Op.849
ボッケリーニ:メヌエット
ベートーヴェン:「エリーゼのために」イ短調
ダカン:かっこう
ツェルニー:ウィンナ・マーチ
江崎昌子(P)

録音:2010年12月18-19日富山北アルプス文化センター
往年のピアニスト、タチアナ・ニコライエワが、「ツェルニーの30番は、技術の為のエチュードではなく、音楽性を磨くための、フレーズの練習曲。」という言葉を残した通り、江崎昌子は音楽的表現を多分に盛り込んだ演奏を繰り広げていまピアノ習得者にとって最もポピュラーで広く使われているツェルニーは、基本の技術を習得するための曲集ですが、練習者や音楽リスナーの為にも、芸術的な感性を基に成立した、魅力満載のアルバムです。またツェルニー以外にベートーヴェンの「エリーゼのために」やボッケリーニ、ダカンなどツェルニーの先輩作曲家による易しい曲も収録しました。(オクタヴィア)
オクタヴィア
OVCL-00439(1CD)
税込定価
発売日 2011/03/25
ツィゴイネルワイゼン〜超絶のヴァイオリン
シンディング:ヴァイオリンと管弦楽のための組曲
パガニーニ:ラ・カンパネラ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
ヴィエニャフスキ:グノーの「ファウスト」の主題による幻想曲
パガニーニ:ロッシーニの「タンクレディ」のアリア「こんなに胸さわぎが」による序奏と変奏曲
木野雅之(Vn)
ホセ・マリア・フローレンシオJr.(指)
ポーランドRSO

録音:1993年2月17-19日
ポーランド・シュヴィアトヴィッド・センター
現在、日本フィルのコンサートマスター、またソリストとして活躍をする日本を代表するヴァイオリンの名手、木野雅之が、20年近く前にキャニオン・クラシックスでリリースした名盤が新たに復活します。木野雅之の超絶的なテクニックが見事に披露され、話題となったアルバムです。イブリー・ギトリスやルッジェーロ・リッチなどといった伝説的ソリストから、絶賛を受けた木野雅之のテクニックに圧倒されることでしょう。ヴァイオリンにとって重要なレパートリーである「ツィゴイネルワイゼン」や「ロンド・カプリチオーソ」なども収録されております。
オクタヴィア
OVCT-00090(1CD)
税込定価
発売日 2011/03/25
横井和子/ピアノ・リサイタル2010〜90歳のデビュー
ガルッピ:ソナタ二短調
シューマン:アラベスク
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」
高田三郎:前奏曲より「風に踊る陽の光」
奥村一:ピアノのためのカプリッチョ
スメタナ:チェコ舞曲集第1集「4つのポルカ」よりイ短調
スメタナ:ポルカ形式によるボヘミアの思い出より変ホ長調
シューマン:トロイメライ
ショパン:ワルツ第9番「別れ」Op.69−1
 ノクターン第20番<遺作>
横井和子(P)

録音:2010年3月17日 日本大学カザルス・ホール・ライヴ
横井和子は、大阪教育大や大阪芸術大の名誉教授。(社)日本演奏連盟や日本ショパン協会理事などを歴任する、関西クラシック楽壇を代表する重鎮。長い経歴ながらこれまでCDが存在せず(私家盤を除く)、これが公式デビューとなります。また、このコンサートを持って、カザルス・ホールは長い歴史に幕をとじました。その意味で、ラストを飾ったこのライヴは、ひとつのモニュメントでもあります。90歳のライヴと思えぬほど、音楽は躍動と静謐に満ち、その豊かなる滋味は、聴き手のきもちを暖かく包みこんでくれます。
オクタヴィア
OVCX-00058(1SACD)
税込定価
発売日 2011/03/25
ベートーヴェン:2台のオリジナル・フォルテ・ピアノによるソナタ集
ピアノ・ソナタ 第21番「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ 第23番 「熱情」
幻想曲Op.77
上野真(フォルテピアノ)

<使用楽器>
Instruments(Collection Yamamoto) :
Mattaeus Stein(attributed),
Vienna,cirea 1820(Op.53&Op.77)
John Broadwood, London, 1816(Op.57)

録音:2010年4月6-8日
富山・北アルプス文化センター
今回時代考証を基に上野は、ベートーヴェンが作曲時に使用していたものと同じメカニズムをもつオリジナルのフォルテ・ピアノ2台を弾き分けて、「ワルトシュタイン」と「熱情」という2大ソナタを収録しました。ウィーン式メカニズムを持つ、1820年製、マテウス・シュタイン作と伝えられる楽器ではワルトシュタインと幻想曲、1816年製、ジョン・ブロードウッド作イギリス式メカニズムを持つ楽器で「熱情」を演奏しています。これらの楽器を巧みに生かし、如何に曲を構築したかが理解できる内容になっています。ピアノという楽器が急速に変化を起こし発展して行く過程において、ベートーヴェンがそのメカニズムとサウンドの違いを、その偉大なるピアノ曲に昇華していることがこのアルバムで聴くことが出来ます。

OEHMS
OC-786B(1CD)
リスト:巡礼の年第1年「スイス」S.160
巡礼の年第3年〜「エステ荘の噴水」
トマス・ドラトヴァ(P)
※使用楽器:ワーグナーがバイロイトで使用した1876年製スタインウェイ

録音 2010年5月6-10日バイロイト ヴァーンフリート・ハウス
レーベルの創始者であるディーター・エームス氏は、かなりの楽器マニアのようで、数多いオルガンのアルバムの他、以前はミュンヘン国立博物館の企画に連動したオルゴールや自動ピアノのアルバム(OC330)などの珍しいアルバムも積極的にリリースしていることはご存知の通りです。このリストの「巡礼の年」は、ワーグナーが実際に使用した1876年製のスタインウェイを使っているところに注目。このピアノは実際にリストも演奏したもので(ブックレットに掲載された絵には、蓋を閉めた状態のピアノを弾くリスト、それに聴きいるワーグナー、コジマ、その他の人たちが描かれています)、その当時の情景を想像しながら聴くのも乙なものです。スイスのピアニスト、ドラトヴァの味のある演奏でお楽しみください。

COL LEGNO
WWE-20296(1CD)
ヴォルフガング・ミッテラー:”Stop Playing”〜リミックスされた3つのパイプ・オルガン独奏 ヴォルフガング・ミッテラー(org,remixed)
リエンツ、聖アンドレエ教会 アンドレアス・プッツ・オルガン、ウィーン、聖シュテファン大聖堂 リーガー・オルガン、ケフラッハ、ピーバー教会 ヴァルター・フォンバンク・オルガン使用。 (Ki)

Proprius
PRCD-2061(2CD)
フレデリク・マグレ(1977-):Like a Flame
Origin / Like a Flame
Fleeting Glimpses / Towards Truth
A Temptation/Merry-go-round
Awakening / Awake / To Become
Realization / Truth
Odditorium / Through the Mist
Crossing Borders
Dreams of Childhood Dreams
Memories of Meadows /
Behind the Mask / Empty Fair
Lament /Journey Forever
Destiny / Ascending
End of the Circle
フレデリク・マグレ(Org)

録音:Jorlunde 教会(デンマーク)、時期記載なし
※使用楽器:2009年、Th. Frobenius & Sons 製
デンマークの作曲家・オルガニスト、フレゼリク・マグレの自作自演盤。

Classic Concert Records
CCR-62068(1CD)
神谷百子〜PiecesofPeace
村松崇継:満開の木漏れ日、
 スピリット、光の幻影*
竹島悟史:手紙、いちばん好きな椅子、
 1杯のコーヒー、あなたへ
レノン/マッカートニー(菅原拓馬編):ブラックバード
喜多形寛丈:HATO-OTO(ハトオト)
吉松隆:アトム・ハーツ・クラブ・デュオ*
マーク・フォード:ウェリントン
神谷百子(マリンバ)、
ボグダン・バカヌ(マリンバ)*
ClassicConcertRecordsは、ザルツブルクで室内楽、アンサンブルを積極的に録音し続けているレーベル。特筆すべきはマリンバの名盤がひしめいていることで神谷百子、内山詠美子、ボグダン・バカヌ、カテジナ・ミツカたちの録音があります。モーツァルト少年合唱団も聴きもの。
音楽を通して、何を表現して行きたいか、音楽を通して何が出来るか、を日々模索する中、近年、作曲家の方々に「何らかの形で`LoveandPeace`をテーマに取り入れた作品(アレンジ作品でも)」を委嘱させて頂いています。`PiecesofPeace`と名付けたこのプロジェクトを、今後もライフワークとして続けて行き、そこから何か発展させて行くことが出来ればと願っています。(2011年神谷百子)  (Ki)
Classic Concert Records
CCR-62049(1CD)
内山詠美子:タンカの世界
トーマツ・アーノルド:闇夜の明るい光
三善晃:リップル〜ソロマリンバのための
ヴラディーミル・ペトロフ:ミスター・ノーネム
末吉保雄:ミラージュ〜ソロマリンバのための
レーンコ:別れの詞
安倍圭子:ザ・ウェーブ インプレッションズ〜マリンバソロと2つのパーカッションのための*
内山詠美子(マリンバ)
マヌエル・ホーフシュテッター、ヴラディーミル・ペトロフ(Perc)*

VAI
VAIA-1273(2CD)
アルベルト・レイエス・プレイズ・シューマン
クライスレリアーナOp.16、
子供の情景Op.15、幻想曲Op.17
アルベルト・レイエス(P)

録音:2010年6月米国芸術文学アカデミー、ニューヨーク
1948年ウルグアイ生まれのピアニスト、アルベルト・レイエスによるシューマン・アルバム。1970年チャイコフスキー国際コンクール、1969年リオ・デ・ジャネイロ国際ピアノ・コンクール、1971年レベントリット国際コンクール、1973年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールなど数々の国際コンクールで入賞し、その後世界的な演奏家として活躍しています。レイエスは丁寧に一音一音作り上げ、子供の情景では巧みな描写力で表現しています。またクライスレリアーナでは、湧き上がる情熱を見事に見出した熱演を聴かせてくれます。 (Ki)

VISTA VERA
VVCD-00222(1CD)
ソフロニツキー/スクリャービン博物館ライヴ Vol.4
ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番ニ長調 Hob.XVI:37*
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」+
ピアノ・ソナタ第23番「熱情」#
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111**
ウラディーミル・ソフロニツキー(P)

録音:1956年6月14日**、1956年12月9日+、1957年1月19日*、1957年10月12日#、モスクワ、スクリャービン博物館、ライヴ
VISTA VERA
VVCD-00223(1CD)
ソフロニツキー/スクリャービン博物館ライヴ Vol.5
シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番イ短調 Op.143 D.784*
楽興の時 Op.94 D.780 から Nos.3,5+
シューマン:3つのロマンス Op.28#
8つのノヴェレッテ Op.21〜Nos.7,8**
スクリャービン:練習曲変ロ短調 Op.8-11++
奏曲嬰ヘ長調 Op.33-2++
謎 変ニ長調 Op.52-2++
2つのマズルカ Op.40## ヴ
ウラディーミル・ソフロニツキー(P)

録音:1956年5月31日*、1956年12月2日##、1956年12月25日+、1957年1月19日++、1958年6月25日**、1958年7月5日#、モスクワ、スクリャービン博物館、ライ
VISTA VERA
VVCD-00224(1CD)
ソフロニツキー/スクリャービン博物館ライヴ Vol.6
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
ショパン:マズルカ.ホ短調 Op.41-2/ロ短調 Op.33-4/ハ長調 Op.33-3/嬰ハ短調 Op.50-3/嬰ハ短調 Op.41-1/ヘ短調 Op.63-2/嬰ハ短調 Op.30-4/変ニ長調 Op.30-3
前奏曲変ロ短調 Op.28-16/ヘ短調 Op.28-18
ワルツ.ロ短調 Op.69-2/変ト長調 Op.70-1/ヘ短調 Op.70-2/変ニ長調 Op.70-3
スクリャービン:マズルカ嬰ヘ長調 Op.40-2/同ホ短調 Op.25-3/ワルツ変イ長調 Op.38
ウラディーミル・ソフロニツキー(P)

録音:1956年3月7日、モスクワ、スクリャービン博物館、リサイタル・ライヴ
VISTA VERA
VVCD-00225(1CD)
ソフロニツキー/スクリャービン博物館ライヴ Vol.7
プロコフィエフ:伝説 Op.12-5*
束の間の幻影 Op.22〜Nos.1-7,11,10,12,17,18+
風刺 Op.17+/おとぎ話 Op.3-1+
ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83#
年老いた祖母の物語#
ピアノ・ソナタ第3番イ短調 Op.28#
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87 から Nos.9,3#
ウラディーミル・ソフロニツキー(P)

録音:1955年4月10日+、1955年6月11日#、1957年2月9日*、モスクワ、スクリャービン博物館、ライヴ
VISTA VERA
VVCD-00227(1CD)
スタニスラフ・ネイガウス Vol.8
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番「幻想ソナタ」
左手の為の2つの小品 Op.9/
ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調 Op.30
練習曲 嬰ヘ短調 Op.8-2/ロ長調 Op.8-4/ホ長調 Op.8-5/嬰ハ短調 Op.42-5/変ロ短調 Op.8-11/嬰ニ短調 Op.8-12
ピアノ・ソナタ第9番 Op.68/脆さ Op.51-1
謎 Op.52-2/炎に向かってOp.72
詩曲 Op.59-1+/2つのマズルカ Op.40+
2つの詩曲 Op.32+/憧れ Op.57-1+
舞い踊る愛撫 Op.57-2+/仮面(詩曲) Op.63-1+
不思議(詩曲)Op.63-2+
スタニスラフ・ネイガウス(P)

録音:1969年6月10日、1975年10月10日+、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ

DIVINE ART
DDA-25086(1CD)
マリア・クルチョへのオマージュ
シューベルト(リスト編):アヴェ・マリア
ロッシーニ(リスト編):ナポリのタランテラ
ヴィラ=ロボス:ブラジルの魂(ショーロ第5番)
カゼッラ
:シャコンヌ主題による変奏曲
シュナーベル:ワルツ集Op.15-3
モーツァルト:ロンド イ短調K.511
ベートーヴェン:幻想曲Op.77
ショパン:ポロネーズ 嬰へ短調Op.44
レーガー:マリアの子守唄
シューマン(リスト編):献呈

■ボーナス・トラック
モーツァルト:コンサート・アリア「どうしてあなたを忘れられよう?」
アンソニー・ゴールドストーン(P)
録音:2009年セント・ジョン・バプティスト教会,イングランド

■ボーナストラック
マリア・クルチョ(P)、
エリザベート・シュワルツコップ(S)、
オットー・クレンペラー(指)ロイヤル・コンセルトヘボウO
録音:1957年ライヴ(モノラル)
2009年に89才で亡くなったイタリアのピアニストでイヴォンヌ・ロリオやアルゲリッチ、エマール、ル・サージュらを育て、一時内田光子も師事した名教師マリア・クルチョ(クルシオ)に因んだ作品を彼女の愛弟子ゴールドストーンが弾く。作品は彼女の得意としたロマン派、イタリア物、同時代で親交のあったカゼルラ、シュナーベル(クルチョの師匠)の作品を収録。最後にボーナス・トラックとしてクルチョがシュワルツコップ、クレンペラーと共演したモーツァルトのアリアを収録。
DIVINE ART
DDA-21371(3CD)
「無言歌」〜ポール・タファネルの遺産
ポール・タファネル:ウェーバー「魔弾の射手」の主題による幻想曲
グルック:精霊の踊り
ライネッケ:フルート・ソナタOp.167
ショパン:夜想曲Op.15-No.2(タファネル編)
ポール・タファネル:音楽読譜
アルフォンス・カスリーヌ:夜想曲
フォーレ:シシリエンヌ,コンクール用小品,幻想曲
ユレ・ムーケ:ギリシャ風ディヴェルティメント第1番
サン=サーンス:ロマンス
クレマンス・ド・グランヴァル:組曲
エミール・ベルナール:ロマンス
フランソワ・ボルン:子鬼のバラードと舞曲
C.E.ルフェーブル:2つの小品Op.72
ルイ・レイノー:夜想曲
C.-W.ド・ベリオ:ソナタOp.64
ジョルジュ・バレール:夜想曲
アルベール・ドワイェン:ギリシャ風小品(5つの勇ましい小品)
A.ブリュノー:ロマンス
ジャック・デュラン:ロマンス
ドップラー:ハンガリー田園詩曲
シャルル=マリー・ヴィドール:組曲
メンデルスゾーン:熟考(タファネル編)
ケネス・スミス(Fl)、
ポール・ローデス(P)

録音:2008-2009年聖マリー教会,バーグフィールド,バークシャー
タファネル(1844-1908)はフランスのフルート奏者、指揮者として永らくパリ音楽院の教授を務め、近代フルート音楽の礎を築きました。あの伝説のフルート奏者マルセル・モイーズの師としても知らます。彼の演奏は録音としては一切残されていませんが、このセットは彼の生きた時代に作曲された(タファネルの自作、編曲を含む)作品を聞くことでその時代を偲ぶもの。よほどフルートに親しんでいる者にしか馴染みのない作品が目白押しで、フルート音楽の好きな人にはお勧め。これまで楽譜はあっても音源がなかった曲もあるのでフルート学習者には最適の参考資料音源にもなります。フルートのケネス・スミスはフィルハーモニア管弦楽団の首席奏者でソロ奏者としてはバロックから現代まで幅広いレパートリーを持つが特にイギリス、フランス音楽には定評があります。

ALTARUS
AIRCD-9015(1CD)
カーソン・クーマン(b.1982):ピアノ作品集
9つの前奏曲(2007)/
演奏会用小品「ラ・トリコテア」(2006)
マドリガル(2008)/ララバイ〜ラモーによる(2009)
ベア・マウンテン断章(2008)/夏至(2007)
夢見るマダケット(2008)/マウンテン・トッカータ(2008)
ドンナ・アマート(P)

録音:2010年5月
クーマンは29才の現在までに作曲した作品はなんと800曲を越えるという多作家である。ナクソス・レーベルより定期的にCDがリリースされており、アマートによるピアノ作品集も出ているが、今回のアルバムとは重複はない。これまでにオペラ、声楽曲、交響曲、室内楽などありとあらゆる作品を発表している。ここに収められたピアノ曲は無調、調性、印象派的な響き(9つの前奏曲は時にドビュッシーを思わせる)ほかプロコフィエフ、ジャズなどを折衷した自由奔放な音楽。ピアノは当ALTARUSでアマート女史はクーマンの手の込んだ多声的書法を見事に弾ききっている。

OPERA TRES
CD-1045(1CD)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:世紀を渡ってギター作品集
ロンド Op.129/世紀を渡る変奏曲 Op.71
忘備録[Appunti](前奏曲と練習曲)Op.210
エスカラマン(セルバンテスによる16世紀スペインの舞曲の組曲)Op.177
悪魔的奇想曲、パガニーニを称えて Op.85
タランテッラ Op.87a
マルガリタ・エスカルパ(G)

録音:2004年1月、グアダラマ(スペイン、マドリード県)、ラ・トレ

IDIS
IDIS-6613(1CD)
バッハ:組曲ハ長調BWV1009(原曲無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調)
ヴィラ=ロボス:練習曲第1番
クレスポ:ノルテーニャ
マドリゲーラ:ウモラーダ
ラウロ:クリオージョ風ワルツ
+ボーナス
ソル:大ソナタOp.22
タレガ:アルハンブラの思い出,
 アデリータ,マリエータ,ミヌエット,マズルカ
ジョン・ウィリアムズ(G)
録音:1958年
[ボーナス]ホセ・レイ・デ・ラ・トーレ(G)
録音:1950年頃
ジョン・ウィリアムズの録音は、彼の最初の最初のセッション録音から。若々しくも高い完成度を誇る演奏です。余白には、キューバ出身の名ギタリストで、タレガの高弟、ミゲル・リョベットに学んだ名ギタリスト、ホセ・レイ・デ・ラ・トーレ(1917−1994)の貴重な録音を収録。 (Ki)

フォンテック
FOCD-9511(1CD)
税込定価
2011年3月21日発売
國松竜次/ギター編曲集
オブリビオン(ピアソラ)
亜麻色の髪の乙女、小さな羊飼い(ドビュッシー)
嘆き、またはマハとうぐいず(グラナドス)
夜明け(F.M.トローバ)
ムーア人の織物、アストゥリアーナ、カンシオン(ファリャ)
パガ二ーニの主題による狂詩曲より第18変奏(ラフマニノフ)
赤とんぼ(山田耕筰)/あの町この町(中山晋平)
浜辺の歌(成田為三)/ふるさと(岡野貞−)/月の沙漠(佐々木すぐる)
櫛子の実(大中寅二)
ハタリ!のテーマ(H.マンシーニ)
國松竜次(G)

録音:2010年10月25-27日秩父ミューズパーク音楽堂
バルセロナ国際ギターコンクール「ミゲル・リョベート」優勝、2007年スペインより帰国後、精力的な活動を見せている京都在住のギタリスト・國松竜次。レコード芸術誌をはじめ、各方面で高い評価を受けた前作「フランシスコ・タレガ作品集」(FOCD9443)に統くニューアルバムの発売です。ギタリストとしてだけでなく、作曲・編曲にもたぐいまれな才能を発揮する國松。今回のアルバムでは、自らのコンサートでもよく演奏し、CD化のリクエストが多数寄せられた編曲作品を収録しました。南米・ヨーロッパ・日本・アメリカとヴァラエティに富んだ選曲ながら、國松の卓越したアレンジと演奏の力によって、アルバムとしての統一感が保たれています。ギターファンのみならず、全ての音楽ファンの心を揺さぶる“Arrangement一編曲集−”の登場です。(フォンテック)
フォンテック
FOCD-2570(1CD)
税込定価
2011年3月21日発売
坪能克裕/スカイプリズム
CerestialーVib〜ヴィブラフォーンのために(2007)[藤本隆文(Vib)]
ギター・Duo「ギター二重奏曲」(2010-11)[大坪純平、斉藤惟吹(G)]
スカイ プリズム(1973)[辺見康孝(Vn)]
リンの詩(1972)[篠崎史子(Hp)、有馬純寿(ライヴ・エレクトロニクス)]
チベットの光明(1993)[前田二生(指)東京レディース・シンガーズ]
前田二生(指)
東京レディース・シンガーズ、他
坪能克裕は1947年生まれ、東京音薬大学作曲指揮科を卒業し、南弘明に師事しました。その活動の幅は非常に広く、数ノマのイベントのプロデュースや、マネージメントを経験し、T\/映画やアニメ映画の作曲も手がけています。現在、日本現代音楽協会会長。本作では坪能の数多い作品のなかから、比較的初期の作品と近年の作品を収録し、長い創作活動を俯瞰します。楽器から未知の響きを引き出す近年の作品と、図形楽譜による1970年台のラディカルな作風は、坪能の多様性と変わらない個性を同時に感じさせます。(フォンテック)

Dynamic
CDS-673(1CD)
パガニーニ:ソナティーナ第1番M.S.85-1
ソナティーナ第2番M.S.85-2
ソナティーナ第3番M.S.85-3
ソナティーナ第4番M.S.85-4
ソナティーナ第5番M.S.85-5
ソナタM.S.87/アンダンティーノM.S.88
アンダンティーノM.S.89
アレグレットM.S.90
アレグレットM.S.91/ワルツM.S.92
ロンドンチーノM.S.93/ワルツM.S.96
アンダンティーノM.S.97
アンダンティーノM.S.99
ワルツとトリオM.S.100/101
アンダンティーノM.S.102
行進曲M.S.103
ミヌエットとペリゴルディーノM.S.104
行進曲M.S.105
ロドヴィスカのシンフォニアM.S.98
グィド・フィヒトナー(G)

録音:2009年5月、ヒッツェンドルフ
ヴァイオリンの名手、ニコロ・パガニーニには、ギターを好んでいたことでも知られており、室内楽作品、ギター伴奏のヴァイオリン曲を多数残しています。もちろんギター単独の曲も素晴らしいもの。このCDにはソナティーナや小品が収録されています。あまり録音が多くない曲ばかりですので、ギター・ファンからは歓迎されることでしょう。いずれもゆったりと聞いて和むことのできるものばかりです。グィド・フィヒトナーは、既にDYNAMIC社にパガニーニの37のギター・ソナタを録音(CDS550)、ここでもパガニーニの音楽に適した古いタイプのギターを用いて、万全の演奏を聞かせてくれます。 (Ki)

CASCAVELLE
VEL-3157(2CD)
リスト:12の超絶技巧練習曲集(全曲)*
 ピアノ・ソナタロ短調、バラード第2番ロ短調、
 調性のないバガテル、メフィスト・ワルツ第1番
ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
ネルソン・ゲルネル(P)

録音:1999年12月14日ジュネーヴ、アンセルメ・スタジオ・ライヴ録音(原盤:VEL-3029(廃盤))*、2007年4月ワルシャワ・ポーランド放送局ヴィトルド・ルトスワフスキ・スタジオ(原盤:VEL-3101)
アルゲリッチが認め人気実力ともに知名度をあげているアルゼンチン出身のピアニスト、ネルソン・ゲルネル(ゲルナー)。Cascavelleに録音したリスト作品(VEL-3029、VEL-3101)を収録したアルバムを2枚組み合わせて発売します。リスト・イヤーにふさわしい充実の内容で、大作ピアノ・ソナタ、名曲メフィスト・ワルツ1番から、超絶技巧練習曲集など技巧はもちろんのこと、繊細なタッチとゲルネル独特の解釈が光ります。 (Ki)
CASCAVELLE
VEL-3100(10CD)
ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全集 アルド・チッコリーニ(P)
※使用ピアノ:スタインウェイD274

録音:1995年(CD1,CD2,CD3)、1996年(CD4,CD5,CD7)、1997年(CD6,CD8,CD9)、1998年(CD10-第19番)、1999年(CD10-第29&22番)
巨匠チッコリーニの名盤、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集が限定廃盤復活いたします。再発売への熱望の結果、限定プレスが決定いたしました。この機会をお見逃しなく!80歳をこえた今もなお人気実力ともに第一線で活躍するチッコリーニですが、とりわけ1990年代の演奏は充実しており、チッコリーニの歩んできた音楽人生を体現するようなこのベートーヴェンの演奏は名盤としてうたわれておりました。 (Ki)

Raccanto
RC-007(1CD)
静山ギターの為の音楽
ブローウェル:2つのキューバ民謡の旋律; 子守歌/魅惑の瞳
種への旅
ファリャ:クロード・ドビュッシーの墓碑銘の為の賛歌
アラン・ロースソーン(1905-1971):悲歌
レノックス・バークリー):主題と変奏曲 Op.77
ソル:静けさ(奇想曲)Op.50
瞿小松[Qu Xiao-Song](1952-):寂 第3番「静山」*
ブローウェル:十一月のある日
シュテファン・バルチャイ(G)

録音:2009年12月、アウクスブルク(ドイツ)

*世界初録音
ドイツのヴュルツブルクに生まれ、ベルリン芸術大学でペーター・シマンスキに師事したギタリスト。クルムバッハ=シュヴァーベン専門音楽学校で教えています。
Raccanto
RC-010(1CD)
ダンス・ウィズ・ミーギターの為の音楽
ローラン・ディアンス(1955-):タンゴ・アン・スカイ
ホルヘ・モレル(1931-):ブラジル舞曲(サンバ)
アレクサンドル・イワーノフ=クラムスコイ(1912-1973):ワルツ
イジー・イルマル(1925-):バーデン・ジャズ組曲−バーデン・パウエルへのオマージュ
シンプリシタス/子守歌/ロンド・ア・ラ・サンバ
アンドレイ・ペトロフ(1935-2005):ワルツ−映画「Watch out for the automobile」のテーマ
アントニオ・ラウロ(1917-1986):ベネズエラの4つのワルツ
タティアナ/アンドレイナ/ナタリア/ヤカンブ
ジョアン・ペルナンブコ(1883-1947):鐘の音(マシシェ)
タレガ:アラブ奇想曲(セレナード)/マリア(ガヴォット)
大ワルツ/アラールの華麗な練習曲
ディミトリー・ラヴレンティエフ(G)

録音:2010年8-9月、アウクスブルク(ドイツ)、Sputnik-12 Studio
ドミートリー・ラヴレンティエフはエカテリンブルク・ムソルグスキー音楽院チャイコフスキー校(ロシア)でヴィターリー・デルンに、ドルトムント音楽大学でヴェルナー・ケンマーリングに師事したロシアのギタリスト。アレグリアス・ギター三重奏団のメンバーです。

LIMIT
RTAC-001(2CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846-869 レオノラ・ミラ(P)

録音:1987年11月、バルセロナ、アルベルト・ムラレダ・スタジオ
LIMIT
RTAC-008(1CD)
ドビュッシー:ピアノのために/版画
レオノラ・ミラ:カタルーニャのベレンゲル伯爵の宮廷の情景 Op.39
華麗なロンド Op.20-2/夜想曲 Op.23-2
トッカータ Op.32-1
レオノラ・ミラ(P)

録音:バルセロナ、アルベルト・ムラレダ・スタジオ、時期記載なし

UM
UM-DC-93(1CD)
ミケル・トゥルテイ(1802-1868):鍵盤楽器作品集
前奏曲第1番ト短調/第2番ヘ長調/第3番変ロ長調/第4番ホ短調/第5番ホ短調/第7番ヘ長調/第8番ヘ長調/第9番ヘ長調
第10番ヘ長調
牧歌 ト長調/ハ長調/ニ短調/ニ長調
ソナタ ハ長調
ボレロのアリア
カルニセル氏の歌劇「アデーレ・ディ・ルジニャーノ」のシンフォニア
奉献/ポルカ ハ長調/ポルカ ヘ長調
マリア・ビクトリア・ラサリェ(P)

(C)(P)2004

若林工房
WAKA-4151(2CD)
イリーナ・メジューエワ/シューマン作品集
アラベスクOp.18/子供の情景Op.15
クライスレリアーナOp.16
ノヴェレッテ ヘ長調Op.21-1
ノヴェレッテ 嬰へ短調Op.21-8
ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調Op.22
子供のためのアルバムOp.68〜ミニョン
3つの幻想小曲集Op.111/暁の歌Op.133
イリーナ・メジューエワ(P)

録音: 2010年6月、11月、12月、新川文化ホール(富山県魚津市)
「ショパン:ノクターン集」が2010年度レコードアカデミー賞(器楽曲部門)を受賞するなど、大活躍を続けるイリーナ・メジューエワがシューマン・イヤー(2010年)に行った録音の登場です。傑作として名高い「クライスレリアーナ」のほか、「アラベスク」、「子供の情景」、ピアノ・ソナタ第2番、「ノヴェレッテ」(2曲)、晩年の名作「3つの幻想小曲集」と「暁の歌」を収録した二枚組。(「アラベスク」と「子供の情景」はDENON盤以来の再録音)。 一般的に扱いにくいと言われるシューマンの音楽ですが、メジューエワの手にかかると、すべてが過不足なく自然に表現されるのが素晴らしいところ。シューマン独特の幻想や憧憬、苦悩、恍惚、狂気といった複雑に錯綜した要素を、かくあるべきものとして再創造してゆくさまは圧巻です。ニュアンスに富んだ細部の表現ひとつひとつが鮮やかな情景を喚起しながら、全体として大きなストーリーを感じさせる点で比類がありません。

ALTO
ALC-1136(1CD)
シューマン:ピアノ作品集
交響的練習曲Op.13*
色とりどりの小品(雑記帳)Op.99*
幻想小曲集Op.1〜夜に/夢のもつれ+
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

録音:1971年*/1979年、ライヴ+ADD
原盤:Olympia
前出:Regis, RRC 1186
ALTO
ALC-2014(2CD)
ショパン:夜想曲全集、他
幻想即興曲Op.66
3つの夜想曲Op.9/3つの夜想曲Op.15
2つの夜想曲Op.27/2つの夜想曲Op.32/
2つの夜想曲Op.37/2つの夜想曲Op.48
2つの夜想曲Op.55/2つの夜想曲Op.62
夜想曲Op.72-1/夜想曲嬰ハ短調Op. posth.
夜想曲ハ短調Op. posth./舟歌Op.60
キャスリーン・ストット(P)

録音:1993年
原盤:Unicorn-Kanchana
前出:Regis, RRC 2034

Retrospective
RTS-4164(2CDR)
蓄音機の黄金時代
クライスラー:愛の喜び
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
グレインジャー:カントリー・ガーデンズ
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調
ハイフェッツ編:ホラ・スタッカート
エルガー:愛のあいさつ/他
フリッツ・クライスラー(Vn)、
ジョージ・ガーシュウィン(P)、
パーシー・グレインジャー(P)、
セルゲイ・ラフマニノフ(P)、
ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)、他

録音:1907年−1945年
蓄音機が音楽プレーヤーとして大活躍した時代に78回転LPとして発売された珠玉の音源を復刻。
※Retrospectiveはレーベル・オフィシャルのCD-R仕様です。

VMS
VMS-191(1CD)
イタリアン・アルバム
バッハ:イタリア協奏曲BWV.971
ベリオ:セクエンツァ13「シャンソン」
バッハ:幻想曲ハ短調BWV.906
A・クレメンティ:B.A.C.H
バッハ:フーガ ハ長調BWV.946、
 フーガ ロ短調BWV.951
カゼッラ:葬送
バッハ:リチェルカーレBWV.1079/5
ヤンネ・ラットゥア(アコーディオン)

録音:2007年9月、グラーツでの録音
※使用楽器:ジュピター(モスクワ1995年製)
大バッハの「イタリア協奏曲」から、再評価著しいカゼッラ、現代のベリオ、アルド・クレメンティの音楽を、ラットゥアが1台のアコーディオン、圧巻のテクニックと音楽性で変幻自在に聴かせて魅せる!
シベリウス・アカデミーの名教師マッティ・ランタネン、日本を代表する御喜美江も絶賛するフィンランドの天才奏者ヤンネ・ラットゥア。この無尽蔵の才能、ホンモノです。

Urtext
JBCC-155(1CD)
ミチェラーダ〜多重録音によるチェロ作品集
カルドナ:エチュ、テレグラマス、
 プロフェシア
ルイス:ウステッド
ピアソラ:悪魔をやっつけろ
アギーラ:ザ・デイ・アフター
ピアソラ:来たるべきもの
チャペラ:ダン・ソン
シリセオ:ジョグ・アラップ
ガンボア:シウダデス・オスクラス
ケコグ:山の歌
オルティス:ディジタル
オルグイン:エル・ティエンポ・イ・エル・オルヴィド
アルバロ・ビトラン(Vc)
メキシコのチェリスト、アルバロ・ビトランが自分自身の50歳を祝い、委嘱作品やピアソラの音楽を多重録音で完成させてしまったという気合の入ったアニヴァサーリー(?)・アルバム。アルバム・タイトルの"ミチェラーダ(メキシコのビール版マルガリータ)"のように多重録音の演奏も仕掛けが満載!

Marc Aurel Edition
MA-20042(1CD)
ベートーヴェン:ソナタと変奏曲
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
創作主題による32の変奏曲ハ短調WoO.80
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」
アレクサンドル・プリャエフ(フォルテピアノ)

録音:2008年4月14日のライヴ
アレクサンドル・プリャエフは、モスクワ音楽院でピアノを学んだ後、アムステルダムのスヴェーリンク音楽院でチェンバロとフォルテピアノの奏法を学び直して古楽の世界に飛び込んだサンクトペテルブルク出身の鍵盤奏者。ヴィヴィアナ・ソフロニツキーのリサイタルやレコーディングで話題を呼んだ名工ポール・マクナルティが2007年に製作したアントン・ヴァルター(1805年頃)のレプリカ・モデルでのベートーヴェン!

GALLO
GALLO-1326(1CD)
カルク=エレルト(1877-1933):3つのソナチネ
サン=サーンス:3つの小品作品1より第2曲
ルフェビュール=ヴェリー:演奏会用ボレロ
レメンス:夜想曲
デュボア:幻想的パストラーレ
ビゼー:3つの音楽スケッチ(1.トルコ風ロンド、2.セレナード、3.カプリース)
ギルマン:ボードレールの5つの詩より第1曲
アルマグロ:華麗なるワルツ
カルク=エレルト:印象Op.102〜り7&10
ヨリス・フェルダン(ハルモニウム)

録音:2010年
リードオルガンの親類であるハルモニウム。パイプオルガンに比べると知名度は低く、また演奏も非常に難しい楽器として知られております。どちらかと言えばマイナーな楽器に属するハルモニウムですが、名手ヨリス・フェルダンが「リファレンス・ハルモニウム」と題したアルバムをリリースいたしました。フェルダンは演奏者としてだけでなく、後進の育成にも力を注いでおり、初来日の際にはレクチャーコンサートを開き好評を博しました。ハルモニウムの新しい魅力が伝わるシリーズの登場です。 (Ki)
GALLO
GALLO-1325(1CD)
ショパン:夜想曲Op.32-1&2、48-1&2、55-1&2
グラナドス:詩的なワルツ集、
 演奏会用アレグロ、ゴイェスカス、わら人形
エストル・ピネダ(P;スタインウェイD)

録音:2010年、フランス
スペイン出身の注目の実力派ピアニスト、ピネダによるショパン、グラナドス作品集。スペインの作品を得意とするピネダのグラナドスの演奏は特に注目です。ピネダは、ベルギー、ギリシャ、ブルガリア、スロバキアなど各国でのリサイタルを成功しております。 (Ki)
GALLO
GALLO-1308(1CD)
バッハ:インヴェンションBWV772-801
前奏曲とフーガ.イ短調BWV894
フーガBWV951
ダニエル・フックス(P)
バッハの重要なレパートリーの一つであるインヴェンション全曲を含むバッハ鍵盤作品集です。演奏のダニエル・フックスは1956年スイス生まれ。ピアノの他巨匠マリー=クレール・アランにオルガンを学んだフックスは古楽を中心に幅広いレパートリーをもつ鍵盤楽器奏者です。本アルバムはピアノでの演奏ですが、古楽鍵盤楽器を知り尽くしたフックスだからこその表現が印象的です。 (Ki)

MERIDIAN
CDE-84592(2CD)
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
ハ短調 Hob.XVI/20(旧第33番)
ロ短調 Hob.XVI/32(旧第47番)
ニ長調 Hob.XVI/33(旧第34番)
変イ長調 Hob.XVI/46(旧第31番)
ハ長調 Hob.XVI/50(旧第60番)
ニ長調 Hob.XVI/51(旧第59番)
フー・ツォン(P)

録音:2009年8月25-27日,ロンドン
フー・ツォン(1934−)の待望の新録音である。ハイドン・イヤーである2009年に、本拠としているロンドンでこの6曲を録音。直後の9月には京都でこのうちの3曲を含むリサイタルを催している。1955年にショパン・コンクールで第3位を得て、若くして国際的名声を獲たフーでしたが、一方で文化大革命に巻き込まれた上海の両親は自殺に追い込まれました。彼の音楽には、深い苦悩を乗り越えてきた者だけが持つ静かだが深い感情を湛えた感動があります。ことに緩徐楽章でのしみじみとした味わいは、大方の人が持つハイドンのピアノ・ソナタという概念を遥かに越えたもの。ピアノマニアには絶対逃せない名演です。

PIEERE VERANY
PV-710101(1CD)
トランペットの印象派
フォーレ:子守歌 Op.16,スペインの踊り,
 夢のあとに,シシリエンヌ,悲歌,
 子守歌 Op.56-1,パヴァーヌ
サティ:グノシエンヌ/
ラヴェル:ハバネラ形式の小品,
 亡き王女のためのパヴァーヌ,小さな黒人
プーランク:ユモレスク,村人たち,ポルカ,
 ワルツ
ドビュッシー:月の光,レントより遅く,
 ヒースの茂る荒地,ポルカ,小さな羊飼い
サン=サーンス:白鳥
ティエリー・カンス(Tp)
クリスティアン・イヴァルディ(P)
ラ・カメラータ・ド・ブルゴーニュ

録音:2009年5月30,31日、6月1日
フランスの高名なトランペット奏者、ティエリー・カンスがフランス近代音楽を演奏したもの。軽さと明るさのある音色を柔らかく使ったトランペットは実に見事。いずれも自身の編曲で、ピアノ伴奏を基本に適宜アンサンブルを加えています。

Dynamic
CDS-659(1CD)
バッケッティ・プレイズ・バッハ
ゴルトベルク変奏曲BWV988
コラール「ただ愛する神の力に委ねる者は」BWV.691
前奏曲とフーガハ長調BWV.846
ゴルトベルク変奏曲のアリアト長調
ペツォールト(伝バッハ):メヌエットト長調
C.P.E.バッハ:行進曲ト長調
アンドレア・バッケッティ(P)

録音:2010年1月11日
鍵盤用小品集(CDS629)、鍵盤楽器のためのトッカータ全集(CDS658)に続く、アンドレア・バッケッティのDynamic社へのバッハ・シリーズ新刊は、ゴルトベルク変奏曲です。既にイタリアを代表するバッハ・ピアニストといっても過言ではないバッケッティ、各社にまたがってバッハの主要鍵盤作品を続々と録音していますが、このゴルトベルク変奏曲も知性の冴えたものです。余白に、アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳から5曲を収録。 (Ki)

Dynamic
DM-8010(1CD)
ヤナーチェク:ピアノ曲集
「草かげの小径にて」第1巻
「草かげの小径にて」第2巻〜アンダンテ/アレグレット
「草かげの小径にて」補遺[ピウ・モッソ/アレグロ/ヴィーヴォ]
「霧の中で」より(3曲)
ピアノ・ソナタ変ホ長調「1905年10月1日
街頭にて」
アンドレア・ペスタロッツァ(P)

録音:1990年5月、ジェノヴァ
Dynamic〜デリーツィエ・ムジカーリ・シリーズ。旧CDS070。Dynamic社の初期の名盤が復活です。アンドレア・ペスタロッツァはミラノ出身のピアニスト。ベリオなど近現代ものを得意としています。 (Ki)
Dynamic
DM-8011(1CD)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲ハ長調RV189
ヴァイオリン協奏曲ハ短調RV202
ヴァイオリン協奏曲ヘ長調RV286
ヴァイオリン協奏曲ロ短調RV391
ヴァイオリン協奏曲ホ長調RV271「恋人」
ヴァイオリン協奏曲ホ短調RV277「お気に入り」
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn) 
フェデリコ・グリエルモ(Vn)
ラルテ・デラルコ

録音:1995年6月,ヴィチェンツァ
Dynamic〜デリーツィエ・ムジカーリ・シリーズ。2枚組で発売されていたヴァイオリン協奏曲集(CDS147廃盤)からの選りすぐり。ヴィヴァルディは(神聖ローマ皇帝カール6世に「ラ・チェトラ」と題されたヴァイオリン協奏曲集の手稿譜を二つ贈り、そのうちの一冊は1727年にOp.9として出版され、これが一般的に「ラ・チェトラ」として知られています。もう一冊はウィーンで手稿譜のまま保管されていました。ラルテ・デラルコによるイタリア勢のピリオド楽器演奏でお楽しみいただけます。 (Ki)

IDIS
IDIS-6608(1CD)
ジュリアン・ブリーム
バッハ:シャコンヌ
フレスコバルディ:アリア「ラ・フレスコバルダ」
アルベニス:ソナタ
D.スカルラッティ:ソナタ.ホ短調
チマローザ:ソナタ嬰ハ短調,ソナタ.イ長調
バークリー:ソナティナ
ロドリーゴ:小麦畑で
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ルーセル:セゴヴィアOp.29
ジュリアン・ブリーム(G)

録音:1956-1960年
ロンドン出身のギターの名手、ジュリアン・ブリーム(1933−)の20代の録音をあつめたもの。バッハのシャコンヌは1956年の録音で、ブリームの最初期の録音。 (Ki)

NORTHERN FLOWERS
NF/PM-A9985(1CD)
プロコフィエフ:「シンデレラ」より4つの小品Op.97
 ピアノ・ソナタ第6番Op.82
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番Op.36(
ゴドフスキー:J.シュトラウスの「こうもり」の主題による交響的変容
ヴィヴィアン・チェ(P)

録音:2009年2月サンクト・ペテルブルグ
ヴィヴィアン・チェは1992年シドニーで行われたモーストリー・モーツァルト・フェスティヴァルでデビュー以来、世界で活躍する韓国人若手。ユーディナ国際コンクール優勝を始め数多くのコンクールに上位入賞を果たしている。透明な音色と強靭なタッチ、うねるような音楽性など注目の才能です。特にロシア音楽を得意とし、超絶技巧の作品も一点の音色のにごりもなく軽々と弾ききります。

Newport
NPD-85690(1CD)
「ハレー彗星」〜マーク・トウェインの朗読と関係する音楽集
フェリックス・クレーマー:マーク・トウェイン・マズルカ(1880)
L.M.ゴッチョーク:グロテスク・ファンタジー「バンジョー」(1855)
オシップ・ガブリロウィッチュ:小セレナーデ第1番(1897)
ブライド・ブーン編:私の神は近い(1912)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「悲愴」ハ短調Op.13(1799)
ブラインド・トム:暴風雨(1865)、
 シンクロ・ギャロップ(1865)、
 マナッサスの戦闘(1866)
シューベルト:即興曲Op.142-No.2(曲間にマーク・トウェインの著作やトウェインに関する朗読が入る)
ジョン・デイヴィス(P,朗読)

録音:2010年
2010年はハックルベリーやトム・ソーヤで有名なマーク・トウェイン没後100年、生誕175年であり、それを記念して制作されたディスク。マーク・トウェインが生まれた年、ハレー彗星がやって来ており、後年本人は「自分はハレー彗星と共にやって来てハレー彗星と共に去ってゆくだろう」と人々に語っていたが、その言葉通り1910年の再接近の際に世を去っている。彼は音楽に親しみ、自らもピアノを嗜んだ。このCDには彼の愛した音楽と彼と親交のあった音楽家の作品が収められている。逃亡奴隷の家に生まれ、黒人で盲目ながらもラグ・タイムのピアニスト・作曲家として大成した伝説的人物ブラインド・ブーンはトウェインとも親交があり、彼の作品も収められている。ブラインド・ブーンの再評価に尽力したピアニスト、ジョン・デイヴィスが演奏の合間にマーク・トウェインに関係した人々の証言や著作の引用を朗読している(ブラインド・ブーンのみの作品集はNPD 85678)。

Classical Records
CR-140(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988 イリーナ・ザハレンコワ(P)

録音:データ記載なし
イリーナ・ザハレンコワはエストニア(生まれはロシア)を代表する若手ピアニストの一人。フォルテピアノ、チェンバロ、オルガンも演奏します。エストニア音楽アカデミー、シベリウス・アカデミー(フィンランド)で学び、2006年の第15回ヨハン・セバスティアン・バッハ国際コンクール(ライプツィヒ)ピアノ部門第1位入賞。

露OLYMPIA
MKM-248(1CD)
ロシア音楽名鑑〜作曲家 Vol.1
(1)グリンカ:歌劇「イワン・スサーニン」〜栄光
(2)旅の歌
(3)はすばらしい時を覚えている
(4)ボロディン:歌劇「イーゴリ公」〜ポロヴェツ人の踊り(前半)
(5)バラキレフ:イスラメイ(幻想曲)
(6)ムソルグスキー:歌劇「ホヴァーンシチナ」〜モスクワの川の夜明け
(7)歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」〜農民蜂起の合唱
(8)チャイコフスキー:交響曲第5番〜第4楽章
(9)バレエ「眠れる森の美女」〜ワルツ
(10)「四季」〜11月
(11)騒がしい舞踏会で(ロマンス)
(12)リムスキー=コルサコフ:「シェエラザード」〜若い王子と王女
(13)歌劇「雪娘」〜レルの第3の歌
(14)たなびく雲は薄くなり(ロマンス)
(1)アレクサンドル・メリク=パシャーエフ(指)
 ボリショイ劇場O&cho
(2)アレクサンドロフ・アンサンブル
(3)セルゲイ・レメシェフ(T)
(4)セルジュ・コミッショーナ(指)
 バーミンガム市SO&cho
(5)アンドレイ・ガヴリーロフ(P)
(6)ワシーリー・ネボリシン(指)
 ボリショイ劇場O&cho 
(7)アレクサンドロフ・アンサンブル
 (8)エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラードPO
(9)ウラディーミル・ポンキン(指)
 モスクワ新フィルハーモニーO 
(10)「ミハイル・プレトニョフ(P)
(11)アレクセイ・マルティノフ(T)
 アリストトレ・コンスタンティニーディ(P)
(12)エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)LSO
(13)エリク・クルマンガリエフ(男性アルト)
 ウラディーミル・ポンキン(指)マールイSO
(14)リーナ・ムクルチアン(A)、
 エフゲニー・タリスマン(P)

露OLYMPIA
MELCD-1001749(1CD)
20世紀の伝説〜アレクサンドル・ヨヘレス
シューベルト:アダージョ ホ長調D.612、
 3つのメヌエット(D.334、335、600)、
 10のエコセーズ(D.145、299、421、697、735、781、977)、
 アレグレット.ハ短調D.900、348(ヨヘレス版)
シューマン:劇音楽《マンフレッド》より 2つの断章(ヨヘレス編)

4つのピアノ曲Op.32、
ペダル・ピアノのためのスケッチOp.58、
クララ・ヴィークの主題による即興曲Op.5
アレクサンドル・ヨヘレス(P)

録音:1950−1960年代
ディジパック仕様
名教師イグムノフの門下生で、ラモーの協奏曲、ドビュッシーの幻想曲、オネゲルのコンチェルティーノなどのロシア初演を行い、トランスクリプションを得意とした異才アレクサンドル・ヨヘレス(1912−1978)。ヨヘレス・アレンジのシューマン、シューベルトは、ロシア・ピアノのファンならば要チェック。ちなみにヨヘレスは、エレーナ・アシュケナージの師でもあります。

フォンテック
FOCD-9498(1SACD)
税込定価
2011年2月20日発売
北村朋幹の時間1
ベートーヴェン〈リスト編〉:連作歌曲集「遥かなる恋人に寄す」
シューマン:ベートーヴェンの主題による自由な変奏形式の練習曲
シューマン:幻想曲.ハ長調Op.17
シューマン〈リスト編〉:春の夜(「リーダークライス」Op.39第12曲)
シューマン〈リスト編〉:献呈(「ミルテの花」Op.25第1曲)
北村朋幹(P)

録音:2010年9月1-3日 軽井沢大賀ホール
フォンテックが社運を賭してリリースする若きピアノの鬼才--北村朋幹初CDです。北村は1991年生まれ。現在東京騒術大学に在籍しています。既に数ノマのコンクールに入賞しており、2005年の第3回東京音楽コンクールでは、第1位ならびに審査員大賞(全部門共通)を受賞し、鮮烈な足跡を残しました。その後、浜松、シドニー各コンクールに入賞。また、2007年以来<ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン〈熱狂の日〉音楽祭>等の音楽祭に毎年出演。09年にはフランス・ドイツでリサイタルを行っています。
北村の演奏は、<作品を使っての自己表現>ではなく、<楽譜を通して作曲家の精神を実在化する〉ものです。そこには、現在の彼の年齢でしかありえない清新な音楽が溢れており、聴く者を魅了します。デビューとなる本CDには、北村自身の選曲による「シューマン/幻想曲」にまつわる5作品を収録。“芸術家の使命は、人間の心の深奥に光を送ることである”というシューマンのモットーをめぐる作品群の演奏に、聴き手は心の中に暖かい光を宿します。ブックレットには、北村執筆による詳細な解説を掲載。グールド、プレンデル、高橋悠治の系譜を辿る多角的な音楽家の登場です。
フォンテック
FOCD-9506(1CD)
2011年2月23日発売
アンダルシア地方の名曲たち
アルカス:ムーア人の織物による幻想曲
タレガ:エンデチャ・オレムス、
 アラビア奇想曲
 ムーア舞曲、アルハンブラ宮殿の思い出
グラナドス:スペイン舞曲第5番「アンダルーサ」
 第2番「オリエンタル」、
 第3番「ファンダンゴ」
アルベニス:入江のざわめき、
 グラナダ、コルドパ
トゥリーナ:セビリア幻想曲
益田正洋(G)

録音:2009年12月14-16日、2010年11月24-25日 秩父ミューズパーク音楽堂
日本を代表するギタリストの一人、益田正洋のフォンテック第7弾CD。バロック〜近現代のソナタ作品を取り上げた「SONATA」(FOCD9455)、パッハ作品に果敢に挑んだ「BACH on Guitar」(FOCD9482)いう、いずれもレコード芸術誌(特選盤)をはじめ各所で絶賛された2枚を立て続けにリリースした2010年は、まさに益田にとって飛躍の1年でした。その昨年の勢いそのままに、さらに雄飛すべく益田が満を持して放つのは、スペイン・アンダルシア地方にちなんだ珠玉の名曲たちです。アルハンブラ宮殿に象徴されるように、ァンダルシァ地方はイスラムの空気を色濃く残す、色彩豊かな文化をもつ地域です。 19世紀後半〜20世紀初め、かの地では、その特異な風土に大きく影響を受けた「国民楽派」と称される才能豊かな作曲家たちを数多く輩出しました。日本人にとって最も有名なギター曲のひとつ「アルハンブラ宮殿の思い出」をはじめ、聴きごたえ充分な「名曲集」と呼ぶにふさわしいアルバムの誕生です。(フォンテック)

NIREO
NIREO-001(2CD)
エットレ・ポッツォーリ(1873-1957):中難易度の練習曲集(31曲;1918)
牧歌
早い動作の練習曲集(27曲;1941)
リバットゥータ練習曲集(16曲;1935)
海の反映(3楽章;1929)
フランチェスコ・リベッタ(P)

録音:2005年1月24、31日、ナルド(イタリア、レッチェ県)
エットレ・ポッツォーリはイタリア、ミラノ近郊のセレーニョに生まれたピアニスト・作曲家で、ミラノ音楽院の名教師。ピアノの為の優れた教本や練習曲集で知られ、彼の名を冠したエットレ・ポッツォーリ国際ピアノ・コンクールが1959年から隔年で開催されています。
NIREO
NIREO-003(3CD)
リスト:12の交響詩(2台のピアノの為の)
「山の上で聴いたこと」(C)
「タッソ−嘆きと勝利」(R)
「前奏曲」(Sa)/「オルフェウス」(G)
「プロメテウス」(Sa)
「マゼッパ」(N)/「英雄の嘆き」(So)
「ハンガリー」(E)/「ハムレット」(C)
「フン族の戦い」(P)/「理想」(R)
フランチェスコ・リベッタ(P)
マッテオ・チステルニーノ(P(C))
レナート・リッツェッロP(R))
シピオーネ・サンジョヴァンニ(P(Sa))
ジュリアーノ・グラニーティ(P(G))
ルイジ・ニコラルディ(P(N))
ヴァネッサ・ソトジュ(P(So))
ラーラ・エシェルシオール(P(E))
ヴァレンティーナ・パレンテーラ(P(P))

録音:2005年3月21-22日、レッチェ(イタリア)、パイジェッロ劇場、ライヴ
リスト自身の編曲による2台ピアノ版交響詩全曲演奏会における収録。フランチェスコ・リベッタと共演しているのはレッチェのティート・スキーパ音楽院で彼に学ぶ生徒たちです。
NIREO
NIREO-007(1CD)
ランチェスコ・リベッタ/ライヴ・イン・フォートローダーデール
ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575頃-1647):ガリアルダ第2番
レオナルド・レーオ(リベッタ編):「愛は苦悩を望む」〜カンツォーネ・ア・ディスペットモーツァルト:パイジェッロの「哲学者気取り」の主題による6つの変奏曲ヘ長調 K.398
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」Op.27-2
ショパン:夜想曲変ニ長調 Op.27-2
リスト:「巡礼の年 第2年 追加 ヴェネツィアとナポリ」〜カンツォーネ(ロッシーニのカンツォーネによる),タランテッラ
シューマン:アルバムの綴り
チャイコフスキー(リスト編):「エフゲニー・オネーギン」〜ポロネーズ
ショパン(ズガンバーティ編):リトアニアの歌
イグナツィ・フリードマン(1882-1848):ウィーン舞曲第1番(エドゥアルト・ゲルトナーの主題による)
フランコ・アルファーノ(P.Mijic編):Se taci...
フランチェスコ・リベッタ(P)

録音:2003年12月13日、フォートローダーデール(合衆国、フロリダ州)、 ブラワード舞台芸術センター、アマトゥーロ劇場、ライヴ

PHOENIX CLASSICS
PH-95104(1CD)
【未案内旧譜】
ラヴェル、ベルク他:ピアノ作品集
ラヴェル:ソナティネ
ベルク:ピアノ・ソナタ第1番
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番Op.23
ストラヴィンスキー:ピアノ・ソナタ(1942)
ワリー・リッツァルド(P)

録音:1995年7月29-31日、モンテベッルーナ(イタリア)、アウディトリウム・フェニックス
PHOENIX CLASSICS
PH-95108(1CD)
【未案内旧譜】
現代のギター作曲家たち
フランコ・マルゴーラ(1908-1992):3つのバガテル/8つの小品
ビセンテ・アセンシオ(1908-1979):バレンシア組曲
アルバート・ハリス(1916-2005):ヘンデルの主題による変奏曲
モンポウ:コンポステラ組曲
ロドリーゴ:祈りと踊り
パオロ・スパデッロ(G)

録音:1995年10月、ロンドン、コンウェイ・ホール
PHOENIX CLASSICS
PH-96207(1CD)
【未案内旧譜】
ピアノ練習曲集
チェルニー:熟練の手引き(40番練習曲)Op.299*
リスト:練習曲集 Op.6
マッシミリアーノ・ジェノト(P)

録音:1995年10月、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス

*世界初録音
PHOENIX CLASSICS
PH-97304(1CD)
【未案内旧譜】
ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
6つのピアノ小品 Op.118
16のワルツ Op.39
ワリー・リッツァルド(P)

録音:1997年4月2-4日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
PHOENIX CLASSICS
PH-97307(1CD)
【未案内旧譜】
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5
2つの狂詩曲 Op.79
ハンガリー舞曲集〜第4−6番
マリア・クリスティーナ・モホヴィチ(P)

録音:1997年2月24-25日、5月5-6日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
PHOENIX CLASSICS
PH-97308(1CD)
【未案内旧譜】
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ピアノ作品集 Vol.3
ピエディグロッタ 1924(ナポリ狂詩曲)四季
エヴァンゲリオン[福音]第1部「幼少期」
頌歌
3つのコラール(ヘブライの旋律による)
アルド・チッコリーニ(P)

録音:1997年11月25-27日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス

※世界初録音
PHOENIX CLASSICS
PH-97316(1CD)
【未案内旧譜】
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
クリスティアーノ・ブラート(P)

録音:1997年7月29-31日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
クリスティアーノ・ブラートは1996年の第8回ディーノ・チアーニ国際ピアノ・コンクール優勝者。
PHOENIX CLASSICS
PH-98414(1CD)
【未案内旧譜】
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ピアノ作品集 Vol.4
キャンディード(1944)
戦後期の子守歌(1952)
緑の光線(1916)
エヴァンゲリオン[福音]第2部「生涯」
牡丹蔓と山査子[ぼたんづるとさんざし](森の寓話)(1921)
3つの田園詩(1926)
アルド・チッコリーニ(P)

録音:1997年11月27日、2000年2月16日、7月29日、
モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス

※世界初録音
PHOENIX CLASSICS
PH-98419(1CD)
【未案内旧譜】
ノヴォチェント20世紀のギター音楽
マルタン:4つの小品(1933)
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):カヴァティーナ(1951)
エルンスト・クシェネク(1900-1991):組曲(1957)
アントニオ・ホセ(1902-1936):ソナタ(1933)
エンニオ・モリコーネ(1928-):4つの小品(1957)
ステファノ・グロンドーナ(G)

録音:1995年8、10、12月、ヴィチェンツァ(イタリア)、アッリーゴ・ペドロッロ音楽院
PHOENIX CLASSICS
PH-98421(1CD)
【未案内旧譜】
ウィーンの3つのギター・ソナタ
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):ソナタ ハ長調 Op.15(1808)
トーマス・マティーカ(1773-1830):ソナタ ロ短調 Op.23(1811)*
ディアベッリ(1781-1858):ソナタ イ長調 Op.29-2
ディエゴ・ミラネーゼ(G)

録音:1997年7月、カヴァニョーロ(イタリア)、ヴィッラ・マルティーニ
使用楽器:1993年、カルロ・アンセルメッティ製(モデル:1820年頃、グロベール製)

*世界初録音
PHOENIX CLASSICS
PH-99504(1CD)
【未案内旧譜】
ラヴェル、ドビュッシー、メシアン:ピアノ作品集
ラヴェル:クープランの墓
ドビュッシー:前奏曲集〜帆/さえぎられたセレナード/交代する三度/花火/雪の上の足跡
メシアン:4つのリズムの練習曲
ルーカ・トラブッコ(P)

録音:1998年9月29日、1999年6月28日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
PHOENIX CLASSICS
PH-99507(1CD)
【未案内旧譜】
20世紀前半ロシア・ピアノ音楽の万華鏡
スクリャービン:4つの前奏曲 Op.37
4つの前奏曲 Op.48/2つの前奏曲 Op.67
プロコフィエフ:風刺 Op.17
その物自体 Op.14/思考 Op.62
メトネル:忘れられた調べ 第2集 Op.39
ボリス・ベクテレフ(P)

録音:1999年3月22-24日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
PHOENIX CLASSICS
PH-99508(1CD)
【未案内旧譜】
リストの流派
ユリウス・ロイプケ(1834-1858):大ソナタ変ロ短調
ヨアヒム・ラフ(1822-1882):組曲ニ短調 Op.91
アンドレア・カルネヴァーリ(P)

録音:2000年6月7-8日、2002年9月4-6日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
PHOENIX CLASSICS
PH-99522(1CD)
【未案内旧譜】
シューマン:悲愴的変奏曲
ベートーヴェンの交響曲第7番のアレグレットの主題による15の変奏曲
ベートーヴェンの交響曲第7番のアレグレットの主題による5つの変奏曲
(グレゴリオ・ナルディ補筆完成)*
ショパンの夜想曲による変奏曲(グレゴリオ・ナルディ補筆完成)*
ウェーバーの「プレツィオーザ」の行進曲による変奏曲(グレゴリオ・ナルディ補筆完成)*
悲愴的変奏曲*
パガニーニの「ラ・カンパネッラ」による変奏曲*
シューベルトの「憧れ」のワルツによる変奏曲*
ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22(第3版)
グレゴリオ・ナルディ(P)

録音:1999年1月12-14日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス

*世界初録音
PHOENIX CLASSICS
PH-00613(1CD)
【未案内旧譜】
古い様式による4つの組曲
グリーグ:ホルベア組曲 Op.40
アルド・カサーティ(1907-1994):組曲(1962)
エットーレ・グラチス(1915-1992):フランス小組曲(1986)
 ポリフォニー組曲(1986)
ワリー・リッツァルド(P)

録音:2000年5月23-25日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス

*世界初録音

BONGIOVANNI
GB-5167(1CD)
オジ:二つのバソンのための6つの大ソナタ集 マッシモ・マルトゥシェッロ(Fg)

録音:2008年3月,ラクイラ
エティエンヌ・オジ(1754−1813)は、フランスのバソン奏者。革命前はル・コンセール・スピリチュエルでも活躍した名手でした。1803年にはバソンの教則本を出版、その中に含まれていたのがこの6つの大ソナタ集です。マッシモ・マルトゥシェッロはローマ出身のファゴット奏者。はっきりした記載がありませんが、多重録音で一人で二重奏を行っているようです。 (Ki)

MEDICI CLASSICS
M-50019(DVD)
ジェローム・ローズ・プレイズ・ショパン
ピアノ・ソナタ第2番「葬送行進曲付き」
ピアノ・ソナタ第3番op.58、
バラード第1番〜第4番
■ボーナス:ジェローム・ローズ・インタビュー/聞き手:デヴィッドデュバル
ジェローム・ローズ(P)

収録:2007年ニューヨーク(ライヴ)
画面:NTSC4:3/音声:DD.2.0
リージョン:ALL/112mm
≪MEDICICL ASSICS PRODUCTIONS≫
アメリカの重鎮ピアニスト、ジェローム・ローズが創設したレーベル「メディチ・クラシックス・プロダクションズ」。ジェローム・ローズは「現代最後のロマン派ピアノ弾き」と称され世界中で演奏を行っています。=ジェローム・ローズ=アドルフ・ベイラーに師事。15歳の時にサンフランシスコ交響楽団との共演。マネス音楽院、ジュリアード音楽院卒業。レナード・シュア、ルドルフ・ゼルキンに師事。1961年にコンサート・アーティスツ・ギルドの入賞者となり、フルブライト奨学金を得て、ウィーンで学ぶ。ブゾーニ国際コンクールで優勝し、20代前半から国際的な舞台で活躍。モスクワ音楽院、ショパン・アカデミー学院、モーツァルテウム音楽院、ミュンヘン音楽大学、桐朋学園などでマスタークラスを行う。また世界の主要なコンクールで審査員も務めている。毎年夏に開催されるニューヨーク市ピアノ国際音楽祭の主宰者であり音楽監督。長年の音楽活動を称えて、ニューヨーク州立大学から名誉博士号が授与されている。現在マネス音楽院教授。 (Ki)
MEDICI CLASSICS
M-50029(DVD)
ジェローム・ローズ・プレイズ・ベートーヴェン
ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
■ボーナス:ベートーヴェンについて/語り:ジェローム・ローズ
ジェローム・ローズ(P)

収録:2008年ニューヨーク(ライヴ)
画面:NTSC16:9
音声:DD.2.0
リージョン:ALL/86mm
MEDICI CLASSICS
M-50039(DVD)
ジェローム・ローズ・プレイズ・シューマン
謝肉祭Op.9、幻想曲ハ長調Op.17、
ユモレスク変ロ長調Op.20
■ボーナス:シューマンについて/語り:ジェローム・ローズ
ジェローム・ローズ(P)

収録:2008年ニューヨーク(ライヴ)
画面:NTSC16:9
音声:DD.2.0
リージョン:ALL/86mm
MEDICI CLASSICS
M-50049(DVD)
ジェローム・ローズ・プレイズ・リスト
ピアノ・ソナタロ短調、
詩的で宗教的な調べ〜「孤独のなかの神の祝福」「葬送」、
巡礼の年〜ペトラルカのソネット第47番、第104番、第123番、オーベルマンの谷

■ボーナス
リストについて/語り:ジェローム・ローズ
メフィスト・ワルツ(2003年ニューヨーク)、
巡礼の年第1年スイス〜「泉のほとりで」「夕立」「ジュネーヴの鐘」(1975年BBC)
ジェローム・ローズ(P)

収録:2009年ニューヨーク(ライヴ)
画面:NTSC16:9
音声:DD.2.0
リージョン:ALL/88mm
MEDICI CLASSICS
M-50059(DVD)
ジェローム・ローズ・プレイズ・シューベルト
ピアノ・ソナタ第18番「幻想」、
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958、
ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959、
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
■ボーナス:シューベルトについて/語り:ジェローム・ローズ
ジェローム・ローズ(P)

収録:2010年ニューヨーク(ライヴ)
画面:NTSC16:9
音声:DD.2.0
リージョン:ALL/146mm

IVORY
IVORY-77777(2DVD)
アール・ワイルド・リストについて

DVD1:ウィンヤードにて
(1)【詩人リスト】
リスト:バラード第2番、
 エステ荘の噴水、ソナタ風幻想曲〜「ダンテを読んで」、葬送、
 ペトラルカのソネット第47番、
 第104番、第123番、
 忘れられたワルツ第1番、
 メフィスト・ポルカ、メフィスト・ワルツ第1番、
レスピーギ:夜想曲(アンコール)

(2)【編曲者としてのリスト】
バッハ(リスト編):幻想曲とフーガト短調、
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第1番ハ長調Op.21、
ヴェルディ(リスト編):リゴレット・パラフレーズ、
シューマン(リスト編):献呈、春の夜、
ショパン(リスト編):わが喜び、
リスト編:ローレライ、
ワーグナー(リスト編):さまよえるオランダ人〜「紡ぎ歌」、
リスト:パガニーニによる超絶技巧練習曲集
〜第2番、第3番「ラ・カンパネラ」、第5番「狩り」
ショパン(アール・ワイルド編):ラルゲット(ピアノ協奏曲第2番より)(アンコール)

【ドキュメンタリー:ウィンヤードにて1986年7月24-28日】

DVD2:ピアニストとして
(3)【超絶技巧のリスト】
リスト:ポロネーズ第2番ホ長調、
 ピアノ・ソナタロ短調、
 3つの演奏会用練習曲〜「軽やかさ」「溜め息」、
 2つの演奏会用練習曲〜「小人の踊り」、
 超絶技巧練習曲〜第3番「風景」、
 第2番「イ短調」、第9番「回想」、
 第10番「ヘ短調」、
 ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調、  第4番変ホ長調、第2番嬰ハ短調、
ダルベール:スケルツォOp.16-2(アンコール)

(4)【アール・ワイルドの夕べ】
リスト:小人の踊り、
 ペトラルカのソネット第104番、
 ラ・カンパネラ、
ダルベール:スケルツォOp.16-2、
ショパン:華麗なる大ポロネーズ,Op.22

(5)【各テレビ局によるアール・ワイルド特集】
◎CBS放送Sunday Morning(1986)
◎オランダ放送/90歳誕生日記念コンサート(2005年9月25日アムステルダム・コンセルオヘボウ)

【音声トラック】
◎2003年11月6日カーネギーメロン大学芸術学校音楽学部でのアール・ワイルドの講義
◎2003年7月20日マネス音楽大学国際ピアノ音楽祭でのアール・ワイルドのインタビュー
◎1986年BBC放送「ジョン・エイミスの音楽について語ろう」アール・ワイルドをゲストに迎えて
◎1982年フィラデルフィアにてシャロン・アイゼンハワー氏によるアール・ワイルドのインタビュー
アール・ワイルド(P)

(1)収録:1986年7月26日

(2)収録:1986年7月28日

【ドキュメンタリー:ウィンヤードにて1986年7月24-28日】

(3)収録:1986年7月30日

(4)収録:1974年9月21日BBC


カラー、ステレオ、
リージョン:ALL
DVD1:223mm
DVD2:183mm
ボーナス:124mm
2010年1月25日94歳で亡くなったアール・ワイルドが1986年イギリス北部のロンドンデリー卿の本拠地ウィンヤード・パークで行った歴史的な3つのリスト・リサイタルの模様を収録したDVDを発売しました。アール・ワイルドは第9代ロンドンデリー侯爵に特別な招待を受け、彼のリクエストによりオール・リスト・プログラムで演奏しました。1986年はリスト没後100年の記念の年でもあり、BBC放送でもこのリサイタルに関しての特集番組が組まれており、またその他各放送局が放送したアール・ワイルドへのインタビューの音声を2時間に渡って収録しています。2011年はリスト生誕200年。アール・ワイルドの貴重な映像でリストの作品を堪能することができます。 (Ki)



MARSTON
MARS-54001-2(4CD)
総勢65人のピアニストによるショパン!〜ロマンティックなショパンの一世紀





■CD1(79:47)
練習曲集Op.10
(1)練習曲ハ長調Op.10-1
(2)練習曲イ短調Op.10-2
(3)練習曲ホ長調Op.10-3「別れの曲」
(4)練習曲嬰ハ短調Op.10-4
(5)練習曲変ト長調Op.10-5「黒鍵」
(6)練習曲変ホ短調Op.10-6
(7)練習曲ハ長調Op.10-7
(8)練習曲ヘ長調Op.10-8
(9)練習曲ヘ短調Op.10-9
(10)練習曲変イ長調Op.10-10
(11)練習曲変ホ長調Op.10-11
(12)練習曲ハ短調Op.10-12「革命」
(13)練習曲集Op.25
(14)練習曲変イ長調Op.25-1「エオリアン・ハープ」
(15)練習曲ヘ短調Op.25-2
(16)練習曲ヘ長調Op.25-3
(17)練習曲イ短調Op.25-4
(18)練習曲ホ短調Op.25-5
(19)練習曲嬰ト短調Op.25-6
(20)練習曲嬰ハ短調Op.25-7
(21)練習曲変ニ長調Op.25-8
(22)練習曲変ト長調Op.25-9「蝶々」
(23)練習曲ロ短調Op.25-10
(24)練習曲イ短調Op.25-11「木枯らし」
(25)練習曲ハ短調Op.25-12「大洋」
新しい練習曲(全3曲)
(26)練習曲ヘ短調
(27)練習曲変イ長調
(28)練習曲変ニ長調
(29)即興曲変イ長調Op.29
(30)幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
(31)子守歌変ニ長調Op.57


■CD2(79:32)
(1)バラードト短調Op.23
(2)バラードヘ短調Op.52
(3)タランテラ変イ長調Op.43
(4)スケルツォロ短調Op.20
(5)スケルツォ変ロ短調Op.31
(6)スケルツォ嬰ハ短調Op.39
(7)前奏曲ハ長調Op.28-1,
前奏曲イ長調Op.28-7,
前奏曲ヘ長調Op.28-23
(8)前奏曲ホ長調Op.28-9,
前奏曲嬰ハ短調Op.28-10,
前奏曲ロ長調Op.28-11,
前奏曲変ニ長調Op.28-15「雨だれ」
前奏曲ヘ短調Op.28-18,
前奏曲ハ短調Op.28-20,
前奏曲ト短調Op.28-22
(9)前奏曲嬰ハ短調Op.45
(10)ピアノ・ソナタ第2番−第3楽章
(11)ピアノ・ソナタ第2番−第4楽章
(12)ピアノ・ソナタ第3番−第3楽章


■CD3(79:57)
(1)ピアノ協奏曲第2番−第2楽章
(2)舟歌嬰ヘ長調Op.60
(3)マズルカ変ロ長調Op.7-1
(4)マズルカ嬰ハ短調Op.30-4
(5)マズルカ嬰ハ短調Op.41-1
(6)マズルカ嬰ヘ短調Op.59-3
(7)マズルカヘ短調Op.63-2
(8)マズルカ嬰ハ短調Op.63-3
(9)マズルカハ長調Op.68-1
(10)ポロネーズイ長調Op.40-1「軍隊」
(11)ポロネーズ「英雄ポロネーズ」
(12)ワルツ変ホ長調Op.18「華麗なる大円舞曲」
(13)ワルツ変イ長調Op.34-1
(14)ワルツイ短調Op.34-2
(15)ワルツヘ長調Op.34-3
(16)ワルツ変イ長調Op.42
(17)ワルツ変ニ長調Op.64-1「小犬」
(18)ワルツ変ニ長調Op.64-1「小犬」(ツァドラ編)
(19)ワルツ嬰ハ短調Op.64-2
(20)ワルツ変ト長調Op.70-1
(20)ワルツホ長調


■CD4(79:51)
(1)夜想曲変ホ長調Op.9-2
(2)夜想曲変ホ長調Op.9-2
(3)夜想曲変ニ長調Op.27-2
(4)夜想曲ロ長調Op.32-1
(5)夜想曲ハ短調Op.48-1
(6)夜想曲変ホ長調Op.55-2
(7)夜想曲ロ長調Op.62-1
(8)夜想曲ホ長調Op.62-2
(9)夜想曲ホ短調Op.72-1
(10)夜想曲嬰ハ短調
(11)マズルカイ短調Op.17-4
(12)マズルカイ短調Op.67-4
(13)ワルツ変イ長調Op.42
(14)ワルツ嬰ハ短調Op.64-2
(15)夜想曲嬰ヘ長調Op.15-2
(16)夜想曲嬰ハ短調Op.27-1
(17)夜想曲ホ長調Op.62-2,
ワルツ変ニ長調Op.64-1「小犬」
■CD1(79:47)
(1)モーリツ・ローゼンタール(P)/録音:1929年4月4日,ニューヨーク
(2)アルフレッド・コルトー(P)/録音:1933年7月4日,ロンドン
(3)ロジータ・レナルド(P)/録音:1949年1月19日,ニューヨーク
(4)シドニー・フォスター(P)/録音:1952年4月27日,インディアナ
(5)シドニー・フォスター(P)/録音:1961年10月2日,インディアナ
(6)ヴィルヘルム・バックハウス(P)/録音:1928年1月5日
(7)フランシス・プランテ(P)/録音:1928年7月3−4日,フランス,モン=ド=マルサン
(8)練ニコライ・オルロフ(P)/録音:1945年12月20日,ロンドン
(9)ソロモン(P)/録音:1942年9月16日,ロンドン
(10)ギャリック・オールソン(P)/録音:1996年10月,ニューヨーク,パーチェイス
(11)アイリーン・シャラー(P)/録音:1933年7月21日,ロンドン
(12)アルトゥール・ルービンシュタイン(P)/録音:1974年1月13日,ニューヨーク
(13)(14)クラウディオ・アラウ(P)/録音:1929年1月23日,ベルリン
(15)グリゴリー・ギンズブルグ(P)/録音:1952年頃,モスクワ
(16)アルトゥール・ルービンシュタイン(P)/録音:1974年1月13日,ニューヨーク
(17)ロジータ・レナルド(P)/録音:1949年1月19日,ニューヨーク
(18)ゲザ・アンダ(P)/録音:1943年5月,ベルリン
(19)ヨゼフ・レヴィーン(P)/録音:1933年2月23日,ニューヨーク
(20)エフゲニー・スヴェトラーノフ(P)/録音:1980年,モスクワ
(21)ロジータ・レナルド(P)/録音:1949年1月19日,ニューヨーク
(22)イグナツ・フリードマン(P)/録音:1928年2月10日,ロンドン
(23)デイヴィッド・サパートン(P)/録音:1952年,ニューヨーク
(24)アルフレッド・コルトー(P)/録音:1942年11月4日,パリ
(25)エミール・フォン・ザウアー(P)/録音:1940年頃,ベルリン
新しい練習曲(全3曲)
(26)ロバート・ゴールドサンド(P)/録音:1975年7月23日,ニューヨーク
(27)アン・シャイン(P)/録音:1958年,ニューヨーク
(28)デイヴィッド・サパートン(P)/録音:1952年,ニューヨーク
(29)シモン・バレル(P)/録音:不明
(30)マグダ・タリアフェロ(P)/録音:1934年,パリ
(31)ワルター・ギーゼキング(P)/録音:1938年8月10日,ベルリン
■CD2(79:32)
(1)アール・ワイルド(P)/録音:1981年11月1日,ニューヨーク
(2)バホルヘ・ボレット(P)/録音:1972年1月5日,ニューヨーク
(3)シューラ・チェルカスキー(P)/録音:1991年4月10日,ミネソタ,セントポール
(4)ナタン・ブランド(P)/録音:1983年,アーモスト,マサチューセッツ
(5)アイリーン・シャラー(P)/録音:1932年12月5日,ロンドン
(6)カール・ウルリヒ・シュナーベル(P)/録音:1955年頃,ニューヨーク
(7)ミッシャ・レヴィツキ(P)/録音:1929年11月21日,ロンドン
(8)ギオマール・ノヴァエス(P)/録音:1966年10月22日,ニューヨーク
(9)アルフレッド・コルトー(P)/録音:1949年11月4日,ロンドン
(10)イグナツ・フリードマン(P)/録音:1927年3月1、2日,ロンドン
(11)レオポルド・ゴドウスキ(P)/録音:1930年4月25日,ロンドン
(12)モーリツ・ローゼンタール(P)/録音:1935年3月23日,ロンドン
■CD3(79:57)
(1)ヨーゼフ・ホフマン(P)、ジョン・バルビローリ(指)交響楽団/録音:1936年12月27日,ニューヨーク
(2)ベンノ・モイセヴィッチ(P)/録音:1939年3月17日,ロンドン
(3)アレキサンダー・ブライロフスキー(P)/録音:1927年,ベルリン
(4)ジョセフ・ヴィラ(P)/録音:1993年,ニューヨーク
(5)ウラディーミル・ソフロニツキー(P)/録音:1948年頃,モスクワ
(6)サムイル・フェインベルク(P)/録音:1952年,モスクワ
(7)ウィリアム・カペル(P)/録音:1947年3月21日,ニューヨーク
(8)アントニエッタ・ルッジェ(P)/録音:1934年7月25日,ブラジル
(9)ヨーラ・ギュラー(P)/録音:1956年6月28日,パリ
(10)ソロモン(P)/録音:1932年11月30日,ロンドン
(11)イグナツ・フリードマン(P)/録音:1927年3月1、2日,ロンドン
(12)アルテュール・デ・グレーフ(P)/録音:1926年3月24日,ロンドン
(13)アルトゥール・ルービンシュタイン(P)/録音:1950年,ハリウッド・ボール
(14)ウラディミール・ホロヴィッツ(P)/録音:1979年11月4日,トロント
(15)ヤン・スメテルリン(P)/録音:1929年,ベルリン
(16)アーサー・レッサー(P)/録音:1925年2月19日,キャムデン,ニュージャージー
(17)ミカエル・フォン・ツァドラ(P)/録音:1929年,ベルリン
(18)セシル・スタウブ・ジェンハート(P)/録音:1943年4月6日,ニューヨーク
(19)モーリツ・ローゼンタール(P)/録音:1929年5月29日,ベルリン
(20)ワルター・モルス・ルンメル(P)/録音:1943年1月,ベルリン
(20)ディヌ・リパッティ(P)/録音:1950年7月7−12日,ジュネーヴ
■CD4(79:51)
(1)モーリツ・ローゼンタール(P)/録音:1935年3月29日,ロンドン
(2)ラウル・コチャルスキ(P)/録音:1937年7月,ベルリン
(3)フランチェスコ・リベッタ(P)/録音:2003年12月13日,フロリダ
(4)アリシア・デ・ラローチャ(P)/録音:1932年6月3日,バルセロナ
(5)マルセル・シャンピ(P)/録音:1929年6月15日,パリ
(6)イグナツ・フリードマン(P)/録音:1936年11月23日,ロンドン
(7)ファニア・シャピロ(P)/録音:1982年10月,ユトレヒト
(8)レイモンド・レーヴェンタール(P)/録音:1978年9月23日,セントポール,ミネソタ
(9)ウラディミール・ド・パハマン(P)/録音:1927年11月3日,ロンドン
(10)トーマス・マンシャルト(P)/録音:1980年6月13日
(11)イグナツ・ヤン・パデレフスキ(P)/録音:1911年7月,モルジュ,スイス
(12)アルフレート・グリュンフェルト(P)/録音:1902年,ウィーン
(13)セルゲイ・ラフマニノフ(P)/録音:1919年4月18日
(14)アレクサンダー・ミハオウスキ(P)/録音:1906年1月16日,ワルシャワ
(15)フェルッチョ・ブゾーニ(P)/録音:1922年2月27日,ロンドン
(16)ベラ・バルトーク(P)/録音:1939年
(17)パウル・パプスト(P)/録音:1895年2月12日
CD4枚、全90トラック、時間およそ5時間20分という、とてつもない量のショパンの録音。古くは1895年のシリンダー録音から、新しくは2003年まで、108年に渡るショパンの録音が集められています。様々な時代、様々な国のピアニストの演奏を聞くことによって、20世紀のショパン演奏がほぼ俯瞰できる内容です。中には他で聞くことの出来ない貴重な音源もあり、ショパン好きならば必携のセットです!

Regis
RRC-1340(1CD)
シューマン:ピアノソナタ第1番、
 クライスレリアーナOp.16
リスト:ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
エレーヌ・グリモー(P)

※既発品番:PCL1012と同内容
Regis
RRC-2018(2CD)
ベートーヴェン:ピアノソナタ選集
第8番「悲愴」、第14番「月光」、
第23番「熱情」、第15番「田園」、
第21番「ワルトシュタイン」、
第26番「告別」
ジョン・リル(P)

Glossa
GCD-P31510(1CD)
バッハ:フーガの技法BWV.108
■1台のチェンバロによる
ントラプンクトゥス1/コントラプンクトゥス2/コントラプンクトゥス3/コントラプンクトゥス4/コントラプンクトゥス5(12度)/コントラプンクトゥス6/コントラプンクトゥス7(フランス様式による)/コントラプンクトゥス8(拡大と反行による)/8度のカノン/コントラプンクトゥス9/コントラプンクトゥス10/拡大形による反行カノン

■2台のチェンバロによる
コントラプンクトゥス11(レクトゥス)*/コントラプンクトゥス12(インヴェルスス)*/コントラプンクトゥス13(レクトゥス)*/コントラプンクトゥス14(インヴェルスス)*/3主題によるフーガ*
ファビオ・ボニッツォーニ(Cemb)
内村まり子(Cemb)*

録音:2008年9月、ブニク(オランダ)
未完のフーガが遺されるなど、現在でも謎多きバッハ最晩年の傑作「フーガの技法」。ボニッツォーニはベルリン国立図書館所蔵の自筆譜(P200)を使用し、最初の12曲を1台のチェンバロ、残りの5曲を2台のチェンバロで演奏するというアプローチを採用。コープマンの弟子として、ソリストとして、また様々なピリオド・アンサンブルでの演奏経験を反映させたボニッツォーニの「フーガの技法」。その行き先と答えに要注目!

ICA CLASSICS
ICAC-5008(1CD)
ジョルジュ・シフラ
C.P.E.バッハ:アンダンティーノロ短調
D.スカルラッティ:ソナタヘ長調
 ソナタハ長調/ソナタイ長調/
 ソナタト長調
クープラン:クラヴサン組曲第6組曲第1番「収穫をする人々」
リスト:スペイン狂詩曲
 ハンガリー狂詩曲第2番
バッハ(リスト編):幻想曲とフーガS463*
リスト:葬送曲*
ジョルジュ・シフラ(P)

録音:プラハ1955年(モノラル)トゥリン、
1959年1月22日(モノラル)*
こちらもシフラの知られざる録音です。以前LPとしてリリースされ、その後CDとしての再発はありませんでした。彼のレパートリーとしては珍しいスカルラッティのソナタの何と斬新なこと!彼の最良のテクニックが誇示されています。リストに関しては、何も申し上げることがないでしょう。ボーナス・トラックに収録されたバッハ=リストの「幻想曲とフーガ」も初CD化です。ポール・ベイリーの細心のリマスタリングで、リアルな音がよみがえりました。
ICA CLASSICS
ICAC-5008(1CD)
ジョルジュ・シフラ
C.P.E.バッハ:アンダンティーノロ短調
D.スカルラッティ:ソナタヘ長調
 ソナタハ長調/ソナタイ長調/
 ソナタト長調
クープラン:クラヴサン組曲第6組曲第1番「収穫をする人々」
リスト:スペイン狂詩曲
 ハンガリー狂詩曲第2番
バッハ(リスト編):幻想曲とフーガS463*
リスト:葬送曲*
ジョルジュ・シフラ(P)

録音:プラハ1955年(モノラル)トゥリン、
1959年1月22日(モノラル)*
こちらもシフラの知られざる録音です。以前LPとしてリリースされ、その後CDとしての再発はありませんでした。彼のレパートリーとしては珍しいスカルラッティのソナタの何と斬新なこと!彼の最良のテクニックが誇示されています。リストに関しては、何も申し上げることがないでしょう。ボーナス・トラックに収録されたバッハ=リストの「幻想曲とフーガ」も初CD化です。ポール・ベイリーの細心のリマスタリングで、リアルな音がよみがえりました。

若林工房
WKLC-7008(2CD)
ショパン・リサイタル2010/メジューエワ

●Disc1
ノクターン嬰ハ短調/変ホ長調Op.9の2/へ短調Op.55の1/変ホ長調Op.55の2
幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
エチュード変イ長調Op.25の1/ヘ短調Op.25の2/ホ長調Op.10の3《別れの曲》/ハ短調Op.10の12《革命》)
ワルツ嬰ハ短調Op.64の2/変イ長調Op.69の1《告別》
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
●Disc2*
ノクターン変ロ短調Op.9の1/嬰ヘ長調Op.15の2
バラード第1番ト短調Op.23
プレリュード変ニ長調Op.28の15《雨だれ》
ポロネーズ第6番《英雄》
ワルツヘ短調Op.70の2/変ニ長調Op.64の1《小犬》
幻想曲ヘ短調Op.49
3つのマズルカOp.59
幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
イリーナ・メジューエワ(P)

録音:2010年7月15日クロスランドおやべ・セレナホール(富山県小矢部市)におけるライヴ、2010年7月16日新川文化ホール・ライヴ*
「ノクターン集」(WAKA-4143〜44)が見事2010年度レコードアカデミー賞(器楽曲部門)に輝いたメジューエワによるショパン生誕200年メモリアル・イヤー企画の最終リリース。2010年7月に富山県内二箇所で行われたリサイタルのライヴ録音を集めた二枚組の登場です。お馴染みの「幻想即興曲」や「小犬のワルツ」、「別れの曲」、「雨だれのプレリュード」、「英雄ポロネーズ」といった名曲のほか、「ピアノ・ソナタ第3番」、「幻想曲」、「幻想ポロネーズ」などの大作も収録。ライヴならではの熱気に溢れるテンションの高さに貫かれた聴きごたえ充分の156分。スタジオ(セッション)録音との聞き比べも興味深いところです。ネイガウス・スクールのショパン演奏の伝統に即しながら「詩情」と「憂愁」を情感豊かに表出する、しなやかで強靭なピアニズムをお楽しみください。

GALLO
GALLO-1321(1CD)
エドゥアルド・アブラミャン:前奏曲第1,2,11,13番
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番作品36
アルノ・ババイャンヤン:カプリッチョ、
 即興曲、舞曲、エレジー、詩曲
ソナ・シャボヤン(P)

録音:2010年4月、ウィンタートゥール、スイス
美人ピアニスト、ソナ・シャボヤンの新譜はラフマニノフの名曲ピアノ・ソナタ第2番とエドゥアルド・アブラミャンとアルノ・ババイャンヤンのピアノ曲を収録。シャボヤンはこれまでにアルメニアの音楽を中心に録音してきましたが、今回も意欲的なプログラム構成となっております。 (Ki)
GALLO
GALLO-1203(1CD)
ブラームス:ピアノ作品集Vol.2
ピアノ・ソナタ第2番嬰へ短調Op.2
スケルツォ変ホ短調Op.4
4つのバラードOp.品10
エリック・ル・ヴァン(P)

録音:2001年4月28,29日、7月10,11日
ブラームスのピアノ・ソナタ第1,3番(GALLO-946)で好評だったル・ヴァンのブラームスのピアノ作品集Vol.2が発売。 (Ki)


King International
KKC-8002(6CD)
日本先行発売
シューベルト:ピアノ作品集1
ピアノ・ソナタト長調D894Op.78「幻想ソナタ」
3つのピアノ曲D946
ピアノ・ソナタ第20番イ長調D959
ピアノ・ソナタホ長調D157
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960
楽興の時D780Op.94
2つのスケルツォD593
ピアノ・ソナタホ短調D566
4つの即興曲D935Op.142
ピアノ・ソナタロ長調D575Op.147
ピアノ・ソナタイ短調D845Op.42
ピアノ・ソナタハ長調D840「レリーク」
アレグレットハ短調D915 
4つの即興曲D899Op.90
12のドイツ舞曲(レントラー集)D790Op.171
ゲルハルト・オピッツ(P)

録音:2007年.2009年ノイマルクト
※日本語解説付き
King International
KKC-8003(6CD)
日本先行発売
シューベルト:ピアノ作品集2
ピアノ・ソナタ第2番ハ長調D279
アンダンテハ長調D29
アダージョト長調D178
ピアノの小品イ長調D604
アダージョホ長調D612
ピアノ・ソナタ第4番イ短調D537Op.164
ピアノ・ソナタ第7番変ホ長調D568Op.122
幻想曲ハ短調D2E
メヌエットイ短調D277A
メヌエットイ長調D334
スケルツォニ長調D570
ピアノ・ソナタ第11(13)番イ長調D664
ピアノ・ソナタ第5番変イ長調D557
6つのドイツ舞曲D820
メヌエット嬰ハ短調D600
行進曲ハ短調 アレグロ・アッサイ 
行進曲ホ長調D606
ピアノ・ソナタ第3番ホ長調D459
3つのピアノ曲D459A
幻想曲ハ長調D760Op.15「さすらい人幻想曲」
ディアベリのワルツの主題による変奏曲ハ短調D718
ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲イ短調D576
ピアノ・ソナタイ短調D784
ピアノ・ソナタハ短調D958
アダージョ変ニ長調D505
ハンガリー風のメロディロ短調D817
ギャロップと8つのエコセーズD735Op.49
10の変奏曲ヘ長調D156
ピアノ・ソナタニ長調D850
ロンドホ長調D506
12のワルツ集「高雅なワルツ」D969Op.77
ゲルハルト・オピッツ(P)

録音:2008年.2009年ノイマルクト
※日本語解説付き
巨匠オピッツが、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を完成させ、新たなプロジェクトをスタート。次なる音楽の旅はシューベルト。聴衆から絶大なる信頼を得ているオピッツならではのシューベルトを聴かせてくれます。ソナタは全曲録音していますが、小品に関しては作品を熟知しているオピッツが厳選して収録し全部で12枚となる力作。「シューベルトの音楽は人の一生のよう。ベートーヴェンのように劇的な何かが起こるわけではありませんが、一つ一つの音楽が宝石のように輝き大きな流れとなって作品が完成しています。自分は作品を聴き手に手引きする案内人のようなもの」と語るオピッツ。傑作ソナタから知られざる名曲までシューベルトの新たな魅力を発見することができます。40代から取り組んでいるというシューベルト・チクルス。2010年12月から日本でもいよいよシューベルト連続演奏会がはじまります。 (Ki)

IP ESTUDIOS
CD-19110-IPP(1CD)
無伴奏クラリネットの為の音楽
ベーラ・コヴァーチ(1937-):マヌエル・デ・ファリャへのオマージュ
ピエール・マックス・デュボワ(1930-1995):12の練習曲〜第3番
ヴァレンティーノ・ブッキ (1916-1976):クラリネット独奏の為の協奏曲
アラミーロ・ジャンピエーリ(1893-1963):12のモダーン練習曲〜第3番
ジュゼッペ・ルッジェーロ:6つのモダーン練習曲〜第2番
J・M・モラレス:光の変化
ウィルソン・オズボーン(1906-1979):クラリネットの為の狂詩曲
ストラヴィンスキー:クラリネット独奏の為の3つの小品
ベリオ:クラリネット独奏の為のセクエンツァ第9番
ホセ・マリア・サンタンドレウ(Cl)

録音:2010年2月22-24日、アラクアス(スペイン、バレンシア)、ニュー・オーディトリアム
バレンシア県アルダイアに生まれウィーンで学んだスペインのクラリネット奏者ホセ・マリア・サンタンドレウが幼い娘アドリアンナに捧げたアルバム。

WARNER MUSIC SPAIN
WMS-5249807622
(1CD)
アントニオ・ソレル:ソナタ集
第15番ドリア旋法(ニ短調)
第84番ニ長調/第18番ドリア旋法(ハ短調)
第88番変ニ長調/第102番ドリア旋法(ニ短調)
第118番イ短調/第117番ドリア旋法(ニ短調)
第45番ト長調/第115番ドリア旋法(ニ短調)
第94a番ト長調/第48番ドリア旋法(ニ短調)
第105番変ホ長調
イバン・マルティン(P)

録音:2008年10月28日、12月4日、ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア(スペイン)、
アルフレド・クラウス・ホール
1978年スペイン、カナリア諸島のラス・パルマス・デ・グラン・カナリア生まれのピアニスト、イバン・マルティンのCDデビュー盤。

フォンテック
FOCD-9488(1CD)
税込定価
2010年11月21日発売
フランク:コラール第1番ホ長調
ピュイグ=ロジェ:聖週間の嘆き−スペイン風瞑想
ロジェ:二つの祈り
トゥルヌミール:「過ぎ越しのいけにえ」によるコラール即興曲
メシアン:「キリストの昇天」よりII.天国を望む魂の清らかなアレルヤ
デュプレ:古いノエルによる変奏曲op.20
坂戸真美(Org)

録音:2010年6月28-30日横浜みなとみらいホール
2010年は、アンリエット・ピュイグ=ロジェ生誕100年の年。ピュイグ=ロジェは、作曲家、ピアニスト、オルガニスト、教育者の他にも多くの仕事をなし得た「完全な音楽家」として知られていますが、残念ながら作曲家としての一面はあまり知られていません。本CDは、今年で生誕100年を迎えるピュイグ=ロジェの作曲家としての側面に注目しました。選曲はセザール・フランク、マルセル・デュプレという大家の作品の間に、同時代のピュイグ=ロジェ、トゥルヌミール、メシアンの作品が置かれ、構成感ある配列となっており、1930〜40年代のパリの音楽界の活況を大いに感じることができます。ピュイグ=ロジェの弟子であり、パリで研鑽を積んだ坂戸真美の演奏は、各々の曲の魅力を最大限に引き出しています。 (フォンテック)
フォンテック
FOCD-20081(1CD)
税込定価
2010年11月21日発売
バッハ:プレリュードとフーガハ長調BWV846
(平均律クラヴィーア曲集第一巻第1番)
イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
フランス風序曲ロ短調BWV831
プレリュードとフーガホ長調BWV878
(平均律クラヴィーア曲集第二巻第9番)
鈴木理賀(Cemb)

録音:2010年5月18-20日 笠懸野文化ホール・パル
ゴルトベルク変奏曲(FOCD20061)に続く、鈴木理賀のバッハ作品集第2弾。今回は「クラヴィーア練習曲集」の中からイタリア協奏曲とフランス風序曲を中心に、前後を「平均律クラヴィーア曲集」から選曲するなど、バッハの多彩な面を印象づける凝った選曲です。また、使用楽器はブルース・ケネディによるミートケのレプリカで、素晴らしい楽器と多くの演奏家が認めています。鈴木の端正で伸びやかな演奏は、派手さや新奇さとは無縁ですが、聴くものをとらえて離さない魅力に溢れています。 (フォンテック)
フォンテック
FOCD-20082(2CD)
税込定価
2010年11月21日発売
シューマン:ユーゲントアルバム(こどものためのアルバム)Op.68
−ErnstHerttrich校訂Henle社2007年版使用−全43曲(付録19曲付き)
石井晶子(P)

録音:2009年12月24日 ひまわりの郷(横浜)
シューマン生誕200年に向けてヘンレ社から出版された再校訂版「こどものためのアルバム」に基づく本篇43曲と付録19曲全ての収録盤。高久暁氏の8ページの曲目解説付き。 (フォンテック)
…石井さんの演奏はどの曲にもすみずみまで音楽的な検討が重ねられて、この作品の模範的演奏と呼ぶにふさわしい…高久暁(音楽学・音楽評論)

ALTO
ALC-6001(6CD)
チェコ・ピアノ音楽アンソロジー
(1)ドヴォルザーク:主題と変奏Op.36 B.65
 詩的音画 Op.85 B.161
(2)ヤナーチェク:草陰の小道を通って(第1巻&第2巻)
 ソナタ「1905年10月1日,街頭にて
 霧の中で
(3)マルティヌー:幻想曲とトッカータ
 前奏曲&ポルカ集(全16曲)
 マルケ河岸のブキニスト(古本屋)
 アダージョ/ソナタ第1番
(4)ノヴァーク:英雄的ソナタ Op.24
 冬の夜の歌 Op.30
 スロヴァキア組曲 Op.32
 2つのワラシュ舞曲Op.34〜ディマーク
(5)スメタナ:3つのサロン用ポルカ Op.7
 3つの詩的ポルカ Op.8
 夢(6曲;1875)/チェコ舞曲集第2巻
(6)スーク:6つのピアノ小品 Op.7
 春 Op.22a/夏の印象 Op.22b
 母について Op.28
ラドスラフ・クヴァピル(P)

(1)録音:1992年9月、プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
原盤:Unicorn Kanchana 前出:Regis, RRC 1171(廃盤)
(2)録音:1994年9月、プラハ、ルドルフィヌム・スタジオ
原盤:Unicorn Kanchana 前出:Regis, RRC 1172(廃盤) 分売:ALC 1137(未発売)
(3)録音:1990年1月、スタジオ・アイゴー・カークウッド 原盤、初出:Adda, 581202/203
(4)録音:2010年7月、ポーウィス(英国、ウェールズ)、Stockenny 分売:ALC 1113
(5)録音:1992-1994年 原盤:Unicorn Kanchana 前出:Regis, RRC 1173, 1223
分売:ALC 1128
(6)録音:1994年12月、プラハ、ルドルフィヌム・ホール
原盤:Unicorn Kanchana 前出:Regis, RRC 1174(廃盤)

NIREO
NIREO-010(1CD)
【未案内旧譜】
フランチェスコ・ダヴァロス(1930-):ピアノ作品集
過去の印象(アルバムの綴りと変奏曲)
アルバムの綴り
ある変奏の変奏/4つの相互的変奏曲
13の前奏曲 1840-1900
夜想曲/小さなロマンス/アルバムの綴り
メヌエット/海の光景/2つの性格的小品
ワルツ
フランチェスコ・リベッタ(P)

録音:2006年1月2-8日、4月24日、レッチェ(イタリア)、ナルド

MARQUIS
MAR-81507(2CD)
ベートーヴェン:後期ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
スチュワート・グッドイヤー(P)

録音:2010年1月17、18日、3月22日、トロント
カナダのピアニスト、スチュワート・グッドイヤーがベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタ集を録音した。グッドイヤーは1978年、トロント生まれ。作曲家としても知られるだけに、曖昧さを残さない明確な解釈に優れており、これを卓越した技術で見事に音楽化しています。快速で鮮やかな「ハンマークラヴィーア」を聞けば、この曲はベートーヴェンがピアノのアクションの革新に大いに関心を寄せて書いた曲だと気付かされるだろう。一方で緩徐楽章の繊細さも素晴らしい。

Avie
AV-2209(5CD)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
5つのソナタK.279−K.283
ピアノ・ソナタ第6番ニ長調K.284
2つのマンハイム・ソナタK.309&K.311
パリのソナタK.310/4つのソナタK.330−K.333
幻想曲とソナタK.475&K.457
ソナタK.533&K.494
3つの後期ソナタK.545、K.570&K.576
ダニエル・ベン・ピエナール(P)

録音:2008年8月&2009年9月、王立音楽院デュークス・ホール(ロンドン)
南アフリカが生んだ逸材、ダニエル・ベン・ピエナールがモーツァルトでアヴィー(Avie)初登場!現在ロンドンを拠点としているピエナールの底知れぬ才能に、グラモフォン賞受賞の名プロデューサー、ジョナサン=フリーマン・アットウッドが惚れこみ、実現したレコーディングがこのモーツァルトのピアノ・ソナタ全集です。日本ではソリスト、川畠成道とのデュオで知名度を高めているピエナール。広大なアフリカの大地に生まれ、イギリスで育まれた才能が、新たなステージで進化を遂げる時は今!

Dal Segno
DSPRCD-052(1CD)
マスターズ・オブ・ザ・ピアノロール ― 偉大なるピアニストVol.12〜アルトゥール・フリードハイム
ショパン:前奏曲第8番嬰ヘ短調Op.28-8(1917年)、
前奏曲第3番ト長調Op.28-3(1917年)
ヘンゼルト:もしも小鳥ならばOp.2-6(1915年)
ゴットシャルク:バンジョー(1916年)
リスト:小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ(1916年)、
波の上を歩くパオラの聖フランチェスコ(1919年)、
ワレンシュタットの湖で(1924年)、
パガニーニによる超絶技巧大練習曲第1番ト短調「トレモロ」(1926年)、
同第3番嬰ト短調「ラ・カンパネッラ」(1919年)、
夕べの調べ(1917年)、
エステ荘の噴水(1919年)、
ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調(1919年)、
同第10番ホ長調(1917年)、
同第9番変ホ長調(1916年)
アルトゥール・フリードハイム(ピアノロール)
デニス・コンドン・コレクションのピアノ・ロール再生をデジタル収録した"ヒストリカルではない"偉大なるピアニストたちの名演集第12巻。ロシア出身のアルトゥール・フリードハイム(1859−1932)は、フランツ・リストの高弟として知られており、師匠譲りの圧倒的なテクニックを備え、ドイツ、イギリス、アメリカ、カナダで活躍したヴィルトゥオーゾ・ピアニスト。
Dal Segno
DSPRCD-059(1CD)
イギリスのピアノ作品集
ガーニー:前奏曲嬰へ長調、同変ニ長調、同イ短調、同変ニ長調、同ハ短調、同ハ長調、同嬰ヘ長調、同嬰ヘ長調、同ニ長調、夜想曲ロ長調、同変イ長調、夢想、E.M.H.へ、絵画
エルガー:演奏会用アレグロ、
 スケッチ、スミルナにて、さよなら
ハウエルズ:3つの小品Op.14*
アラン・グラヴィル(P)、
ジェレミー・フィルセル(P)*

録音:1990年&1994年
生涯にわたる友情を築いたアイヴァー・ガーニーとハーバート・ハウエルズ、そして近代英国音楽の旗手エルガーの"ピアノ作品"を集めたイギリス一色のピアノ作品集。作曲家であると同時に詩人でもあったガーニーのピアノ作品は、抒情的で少し寂しげな旋律が美しい。

Euridice
EUCD-55(1CD)
アラン:幻想曲第1番、幻想曲第2番
カルク=エラート:3つの印象Op.72
ボッシ:英雄的小品Op.128、
 アヴェ・マリアOp.104-2
ヴィエルヌ:オルガン交響曲第3番嬰ヘ短調Op.28
ヘラルド・リーセ(Org)
ヘラルド・リーセは、ノルウェー工科大学の音楽学部で教会音楽の教授を務めているノルウェーのオルガニスト。2008年〜2009年にかけてトロンハイム音楽院に製作されたオーケルマン&ルンド製のフレンチ・ロマンティック・オルガンのサウンドがポイント。

たまゆら
KKC-30(1CD)
税込定価
ショパン・ファンタジー
ワルツ第3番イ短調Op.34の2(サラサーテ編)
ワルツ第4番ヘ長調Op.34の3「華麗なワルツ」(サラサーテ編)
ワルツ第6番変ニ長調Op.64の1「小犬」(コニュス編)
ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64の2(フーベルマン編)
ワルツ第8番変イ長調Op.64の3(サラサーテ編)
ワルツ第9番変イ長調Op.69の1「別れ」(プロテーニ編)
ワルツ第10番ロ短調Op.69の2(プロテーニ編)
ノクターン第1番変ロ短調Op.9の1(リピンスキ編)
ノクターン第2番変ホ長調Op.9の2(サラサーテ編)
ノクターン第20番嬰ハ短調「遺作」(ミルシテイン編)
練習曲ヘ短調Op.25の2(ブルメスター編)
練習曲ホ長調Op.10の3「別れの曲」(ヴェクスレル編)
ポロネーズ嬰ハ短調Op.26の1(リピンスキ編)
マズルカ第7番ヘ短調Op.7の3(フーベルマン編)
マズルカ第23番ニ長調Op.33の2(クライスラー編)
マズルカ第45番イ短調Op.67の4(クライスラー編)
鈴木理恵子(Vn)、浦壁信二(P)

[録音:2009年8月24日、2010年5月12日、6月9日/キング関口台第1スタジオ(192kHz24bit高音質録音]
ショパンはヴァイオリン曲をひとつも残していないため、このジャンルでは蚊帳の外といえます。しかし彼の有名作にはヴァイオリン用編曲が多数存在します。そのなかには名だたるヴァイオリンのヴィルトゥオーゾの手による魅力的なものがありながら、何故かあまり知られていません。ショパンと同郷のフーベルマンやリピンスキのポーランド風味あふれる編曲、作曲家としても名高いサラサーテ、クライスラー、コニュスによる凝った編曲は、単にショパンの美しいメロディをヴァイオリンが奏でるのではなく、ヴァイオリン曲として再創造していて聴き応え満点。むしろショパンの長いメロディ・ラインを音符通りに弾くことや、ピアノではやりたくてもできないポルタメントの効果など、ヴァイオリンの方がはるかに向いているように思え、オリジナルのような説得力を示します。読売日本交響楽団のコンミスも務める鈴木理恵子。完璧な技巧とたっぷりとした美音、そして何より円熟の至芸で「大人のショパンの詩情」を美しく謳いあげます。ヴァイオリン・ファンのみならずショパンを学ぶ方々すべてに是非聴いていただきたい、目からウロコの連続に満ちた驚きのアルバムです。 (Ki)


若林工房
WAKA-4150(1CD)
幻想即興曲〜ショパン名曲集
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調Op.22
ノクターン 変ホ長調Op.9-2
幻想即興曲 嬰ハ短調Op.66
ワルツ(変ニ長調Op.64-1「小犬」/嬰ハ短調Op.64-2/変イ長調Op.69-1「告別」)
マズルカ(変ロ長調 Op.7-1/ニ長調Op.33-2/ホ短調Op.41-2)
スケルツォ第2番/前奏曲Op.28-15《雨だれ》
舟歌/カンタービレ変ロ長調
エチュード(「別れの曲」Op.10-3、「革命」Op.10-12、「黒鍵」Op.10-5)*
イリーナ・メジューエワ(P)

録音:2010年4月、6月 & 9月、新川文化ホール(富山県魚津市)、2010年6月25日、いずみホール(コンサート・ライヴ録音)*
メジューエワによるショパン生誕200年メモリアル・イヤー企画第6弾。待望の「ショパン名曲集」の登場です。大作「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」や、「幻想即興曲」、「小犬のワルツ」などお馴染みの名曲のほか、既録音のある「ノクターン第2番」、「雨だれ」、「スケルツォ第2番」、「舟歌」を改めて新録音。さらには2010年6月25日にいずみホール(大阪)で行われた演奏会のライヴ録音から有名エチュード3曲をボーナストラックとして収録するなど、聴きごたえ充分の一枚です。きわめて自然な息遣いをもってショパンならではの「詩情」と「憂愁」を情感豊かに表出する、しなやかで強靭なピアニズム。 (Ki)

ムジカノーバ
MUSI-0009(1CD)
税込定価
癒しの聖歌と賛美歌
1.もろびとこぞりて
2.しゅはいのちを
3.あまつましみず
4.あめにはさかえ
5.みつかいうたいて
6.いつくしみふかき
7.なつかしみ母
8.みこのねむるそば
9.まぶねのかたえに
10.カレリアの丘
11.きよきおとめとて
12.アリアはあゆみぬ
13.ひいらぎかざろう
14.われをもすくいし
15.こころに主イエスを
16.まきびとひつじを
17.さやかに星はきらめき
演奏者:石原眞治
ベルサウンド(オルゴールサンプリング)による宗教曲集。光明社発行「カトリック聖歌集」と日本キリスト教団発行の「賛美歌・賛美歌第二編」からセレクトして編曲を施した宗教曲集です。

NIBIRU
NIBIRU-0152-2(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 ボルバーラ・ドボジ(Cemb)

録音:2009年11月5-8日、ネビーロヴィ城(チェコ)
使用楽器:2005年、ヤン・ベチーチカ&スタニスラフ・ヒュットル&ペトル・シェフル工房製(モデル:1710年、ミヒャエル・ミートケ製、ジャーマン・タイプ、二段鍵盤)
ピッチ:a = 415 Hz Kirmberger III
ボルバーラ・ドボジはハンガリーのブダペストに生まれ、ズザナ・ルージチコヴァー、ヨハン・ゾンライトナーらに師事したチェンバロ奏者。

NUMERICA
NUM-1204(2CD)
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):無伴奏合唱作品集 Vol.1
[CD 1]*
「ポルトガル各地の歌」第1集(全13曲)
「ポルトガル各地の歌」第2集(全9曲)
「ポルトガル各地の歌」第3集(全7曲)
[CD 2]+
「ポルトガル各地の歌」第4集(全10曲)
「ポルトガル各地の歌」第5集(全11曲)
あるヒロインのバラード/太陽を称えて
山の歌
2つの詩篇
神に向かって喜びの声をあげよ[Jubilate Deo](詩篇98)
兄弟がともにある喜び[Concordiae fratrum jucunditas](詩篇132)
ジョルジェ・カルヴァリョ・アルヴェス(指)
リスボン・カンタト室内cho*
リスボン・カンタト・シンフォニックcho+

録音:2007年5月-2010年7月、リスボン工科大学獣医学部講堂

DIVINE ART
DDA-25089(1CD)
ピアノ・デュオ作品集
ガーシュウィン:「パリのアメリカ人」(作曲者編)
エドワード・バーリンガム・ヒル(1872-1960):ジャズ・スタディ
ミヨー:「世界の創造」(作曲者編)
アレクサンデル・モイゼス(1906-84):ジャズ・ソナタ
マティアス・セイバー(マチャーシュ・シェイベル,1905-60):やさしいダンス(抜粋)
ホーギー・カーマイケル(1899-1981):スター・ダスト(ルイス・マーカー編)
ガーシュウィン:エンブレイサブル・ユー(グレインジャー&ホイットニー編)
ゴールドストーン&クレモウ(ピアノ・デュオ):【アンソニー・ゴールドストーン&キャロライン・クレモウ(クレモフ)】

録音:2010年
アンソニー・ゴールドストーンとキャロライン・クレモウのコンビはイギリスではよく知られた夫婦ピアノ・デュオでモーツァルトからシューベルト、現代作品まで広いレパートリーを持っています。ここに収められたジャズに影響を受けた作品集は作曲者オリジナル編曲の「パリのアメリカ人」を始め、ジョージ・アンタイルを思わせるヒルの「ジャズ・スタディ」(掘り出しものといってもよい名品!)、ラヴェルを思わせるモイゼスの「ジャズ・ソナタ」など珍しいが楽しい作品が目白押し。シメはスタンダード・ジャズの「スター・ダスト」に「エンブレイサブル・ユー」としゃれた1枚。
DIVINE ART
DDA-25088(1CD)
バッハ:オルガン作品集
「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」BWV.645
パッサカリア ハ短調 BWV.582
「おお主なる神,われを憐れみたまえ」BWV.721
幻想曲 BWV.572
「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」BWV.622
トッカータ ハ長調BWV.564
「これぞ聖なる十戒」BWV.678
前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552
デヴィッド・ハミルトン(Org)

録音:2010年2月キャノンゲート教会,エディンバラ
J.S.バッハのオルガン名曲を収録。ハミルトンはグラスゴーの大学でオルガンを学んだ後、オランダで古楽全般について研鑽を積みました。イギリス王立音楽院のオルガン・コンクール、ヨーロッパ・オルガン・コンクールの優勝者。現在はブクステフーデのオルガン作品全集の録音に取り組んでいます。

DIVERSIONS
DDV-64150(1CD)
トロンボーンによるジャズ・スタンダード・ナンバー
大晦日に何してるの?/星に願いを
ハウ・ハイ・ザ・ムーン/でも綺麗
キャラヴァン/夜も昼も
アルフィ(バート・バカラック)
ティコ・ティコ/スペイン(チック・コリア)
スマイル(チャップリン)/ほか全16曲
キャロル・ジャーヴィス(Trb)
ロデリック・ダンク(指)オーケストラ

録音:2009年
キャロル・ジャーヴィスはイギリス王立ノーザン・カレッジでトロンボーンを学び、その後イギリスの主要オーケストラにソリストとして度々共演。また映画のサウンド・トラックにも数多く参加している若手女流トロンボーン奏者。彼女は2004年にわずか26歳でホジキン・リンパ腫と診断され、病魔と闘ってきました。このCDもイギリス国内盤の収益は、ガン患者をサポートしているマクミラン財団へ寄付されています。ここではポップス・オーケストラをバックにヴィブラートのかかったメープル・シロップのように甘いトロンボーンを聴かせてくれる。ジャズのテイスト満点のオーケストラ・アレンジも優秀。

恩地マンドリン研究所
R-0900241(1CD)
税込定価
Fantasy Sacra
マクダウエル:野ばらに
ダウランド:Kemp’sJig/
WhatifI Never/Comeagain
グリーンスリーヴス
カラーチェ:星空の奇想曲
W.アルトホッフ:メルヘン/ユーモレスク/気まぐれなワルツ
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ
グラナドス:アンダルーサ
ボッタキアーリ:岸辺にて
平井康三郎:平城山
日本古謡:桜/フロトー:庭の千草
スコットランド民謡:スコットランドのつり鐘草
中山晋平:砂山
恩地早苗(マンドリン)
渡部延男(G)
世界ではじめてのパイプオルガンとの協奏(「ファンタジー」)、オリジナルTwilighttoneのイメージを共有する抒情的作品のピアノとの協奏(「TwilightTones」)など、幅広い分野でマンドリン音楽の可能性を追求してきた恩地早苗の新録音がリリースされました。日本を代表する名歌「さくらさくら」を中心に、もっともマンドリンらしいともいえる小品を集め、また、マンドセロ演奏も含まれております。 (Ki)

Little Star
LS-1003(1CD)
税込定価

LS-10031(1CD+BOOK)
楽譜付き
日本の水彩画:故郷〜椰子の実〜さくら〜荒城の月 アマラウ・ビエイラ(P,編曲)
アマラウ・ビエイラは作曲家、ピアニスト、音楽学者。1952年サンパウロに生まれる。パリ音楽院でピアノをリュセット.デカーブ、作曲をオリヴィエ.メシアンに師事、その後、フライブルグ音楽大学でピアノをカール.ゼーマン、作曲をコンラッド.レヒナーに師事。卒業後、英国カウンシル.ロンドンの招聘で渡英。リストの流れをくむピアニスト、ルイス.ケントナー氏とともに演奏活動を行う。
■演奏家より世界の国々には日本がそうであるように、歌い継がれてきた音楽が豊富にあります。私は繊細な日本のメロディーが、色合い豊かで魅力的な永遠の音楽の水彩画に似ている事を常に感じてきました。私は、日本や世界のコンサートでこれらの永遠のメロディーを私自身演奏する事を強く望んできました。それが、私が日出る美しい地に私の個人的な敬意を表して日本の水彩画を作曲した理由です。

ENZO Recordings
EZCD-10013(1CD)
グラナドス:12のスペイン舞曲集Op.37 比石妃佐子(P)

日本語帯解説書付
製造:スペイン
スペインに在住し、1986年よりサグラダファミリア聖堂にて定期演奏会を継続、スペインで最重要とされるぺララダ城、夏のインターナショナルフェスティバルにも出演するなど現地で活躍するピアニスト比石妃佐子の最新録音。比石はデ・ラローチャ、カルメン・モンポウらに師事。スペイン・マリア・カナルス国際コンクール名誉賞受賞、スイス・ピアノ80コンクール第一位優勝など輝かしい実績を持つ。そんな比石がライフワークとして取り組むスペイン音楽は日本でも評価が高い。2011年4月には東京でリサイタルが予定されている。なお、比石の夫はサグラダファミリア聖堂の主任彫刻家としてコーヒーのテレビCMにも出演した外尾悦郎氏。『アントニ・ガウディの死後も建築が続くサグラダ・ファミリア聖堂の彫刻家であり、私の夫でもある外尾悦郎とのスペインでの生活は、かれこれ20年以上になりました。夫が、偉大なガウディが目指した方向を見て彫刻しているのと同じように、私もスペイン音楽の神髄を日本人の感性を持って追求し続けてきました。それが10年をかけて師ラローチャと校正したアルベニス「イベリア組曲」の出版、地元で大変栄誉あるアルベニス・メダルの受賞へとつながりました。このCDも、そんな成果の一つです。この演奏を通じてスペインの魂を皆様のお手元にお届けできればとても幸せです。(比石妃佐子)

STUDIO FROHLA
B-2922(1CD)
税込定価
真夜中のコンガ
レクオーナ:真夜中のコンガ
ルイス・ヘラルド・ヴィテリ:かかし
イグナシオ・セルバンデス:Los Tres Golpes(3つのノック)
グアスタヴィーノ:10 の民謡より
レクオーナ:Ahi viene el Chino 中国人がここに来る
セルバンテス:L Velorio(お通夜)
ヒナステラ:美しい娘のダンス
マヌエル・サウメル・ロブレド:Tu Sonrisa(あなたの笑顔)
グアスタヴィーノ:カンタレーナ第1 番
セルバンテス:No Bailes Mas(もう踊ってはいけない)
フアン・ホセラモス:南のミロンガ
ヒアナヴァロ:Pasillo
レクオーナ:ダンツァ・ネグラ
サウメル:ラメントス・デ・アモール
ホアン・モレル・カンポス:No me toques(さわらないで)
マヌエル・ポンセ:インテルメッツォ
セルバンテス:4 手連弾のための3つのキューバのダンス「カマグエイ」*、「ロシータ」*、操り人形」*
セルバンテス:さようならキューバ
モレイロ:ホロッポ
森川実千代(P)、伊藤正美(P)*
南米ピアノ作品集。賑やかなリズムの連弾から、ノスタルジックでロマンティクな旋律美の「さようならキューバ」など、色とりどりの作品が並びます。ヒ ナステラの「美しい娘」は複雑なハーモニーと美しい旋律、そして南米の大地を思わせる雄大な音楽。メキシコの空気を知るピアニスト、森川実千代が瑞々 しい感性で多彩な世界を紡ぎます。
■森川実千代(ピアノ/プロフィール)
長野県出身。桐朋学園高校、同大学卒業後、メシキコへ渡り孤児院で音楽教師としてボランティア活動をする。その間、黒沼ユリ子アカデミーでの伴奏、グ アダラハラ日本人補習校で合唱指導を行う。マンハッタン音楽院修士課程修了。マネス音楽院プロフェッショナルスタディーズ修了。日本、ヨーロッパ、アメ リカ、中南米で演奏活動を行う。日本―ハリスコ州政府友好記念コンサートにて、ゲストソリストとしてハリスコフィルハーモニックオーケストラと共演。イグ ナシオ・セルバンテス国際ピアノコンクール(キューバ)にて特別賞を受賞。ヘルマン・ディエス、ジェローム・ローズ、カール・U・シュナーベル、ヒューゴ・ゴー ルデンツバーグ、高橋従子各氏に師事。現在、グリニッジハウス音楽学校、サードストリート音楽学校でピアノ教師として、また伴奏者としても活躍している。 (Ki)

ミッテンヴァルト
MTWD-99045(1CD)
税込定価
日本楽派\〜日本のピアノ・ソナタ選
小松耕輔(明治17年〜昭和41年):ピアノ・ソナタ ト長調(大正11年)
乾 春男(昭和4年〜昭和24年):ピアノ・ソナタ(昭和24年)
乾 春男:ペルソナ(昭和24年)
大澤壽人(明治39年〜昭和28年):ソナチネ ホ短調(昭和8年)
大澤壽人:丁丑春三題(昭和12年)
入川 舜(P)

録音:2010年5月25日・26日,神奈川県二宮町生涯学習センター ラディアンホール
3つの世代の日本人作曲家のピアノ曲が収められている。小松耕輔は山田耕筰や信時潔と同世代の明治人。大澤壽人は諸井三郎や橋本國彦、高木東六、池内友次郎、深井史郎、松平頼則や平尾喜四男と同世代の大正育ち、乾春男は黛敏郎や武満徹と同世代で諸井誠や間宮芳生とは同級生の戦後の作曲家。一見、バラバラと思えなくもない3人だ。しかし、ひとつのキイワードでつながっている。フランスだ。いや、パリだ。小松は1920年代にパリに学び、日本に近代フランス音楽の息吹きを伝えた。大澤は1930年代にパリに学び、その街に鳴り響く最新の音楽をたちまち自家薬籠中のものにした。乾は日本から出ぬまま早逝した人だけれど、その師匠は小松の紹介でパリ音楽院に留学した池内友次郎であり、池内との出会いが乾のフランス趣味を強めていった。
日本人とフランス音楽とピアノ。そんなつながりに思いを巡らせるためのアルバムである。V片山杜秀,ライナー・ノートより(


MUZA
PNCD-BOX0001(7CD)
ショパン国際ピアノ・コンクールの勝者たち
[CD 1]
練習曲変ホ短調Op.10-6
練習曲ヘ短調Op.10-9
練習曲変イ長調Op.25-1〜3
夜想曲嬰ハ短調-20Op.posth.
ワルツ嬰ハ短調Op.64-2
子守歌変ニ長調Op.57
マズルカ嬰ハ短調Op.50-3
夜想曲嬰ヘ長調Op.15-2*
練習曲変ト長調Op.10-5*
マズルカ嬰ヘ短調Op.6-1*
マズルカ嬰ハ短調Op.63-3*
ワルツ変ト長調Op.70-1*
夜想曲ロ長調Op.32-1#
夜想曲ト短調Op.37-1#
マズルカ ホ短調Op.17-2#
マズルカ嬰ト短調Op.33-1〜3#
華麗な大ワルツ ヘ長調Op.34-3#
3つのエコセーズOp.72 Nos.3-5+
マズルカ ヘ短調Op.68-4+
スケルツォ第4番ホ長調Op.54+

[CD 2]
ポロネーズ ハ短調Op.40-2
夜想曲嬰ハ短調Op.27-1
即興曲嬰ハ短調Op.66
マズルカ ニ長調Op.33-3
マズルカ 変ロ長調Op.7-1
マズルカ ハ長調Op.68-1
マズルカ イ短調Op.17-4
練習曲ハ短調Op.10-12
バラード第1番ト短調Op.23*
練習曲嬰ト短調Op.25-6*
練習曲イ短調Op.25-11*
マズルカ イ短調Op.67-4*
マズルカ嬰ハ短調Op.63-3*
前奏曲嬰ハ短調Op.45*
夜想曲ロ長調Op.62-1*
ポロネーズ変イ長調Op.53 *
[CD 3]
ポロネーズ嬰ヘ短調Op.44*
ピアノ・ソナタ第2番*
前奏曲変ホ長調Op.28-19
前奏曲ハ短調Op.28-20〜23
前奏曲ニ短調Op.28-25
練習曲ハ長調Op.10-1
練習曲変イ長調Op.10-10
夜想曲変ホ長調Op.55-2
舟歌 嬰ヘ長調Op.60
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
ポロネーズ変イ長調Op.53
[CD 4]
夜想曲変ホ長調Op.55-2
練習曲ハ長調Op.10-1
練習曲イ短調Op.10-2
練習曲変イ長調Op.10-10
ソナタ第3番ロ短調Op.58
バラード第4番ヘ短調Op.52*
華麗な大ワルツ変イ長調Op.34-1*
前奏曲変ロ長調Op.28-16〜19*
練習曲イ短調Op.25-4*
練習曲ハ長調Op.10-7*
練習曲ヘ長調Op.10-8*
スケルツォ第4番ホ長調Op.54*
[CD 5]
夜想曲変ニ長調Op.27-2
練習曲イ短調Op.25-4
練習曲ヘ長調Op.10-8
練習曲嬰ト短調Op.25-6
夜想曲ホ長調Op.62-2
舟歌嬰ヘ長調Op.60
スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
スケルツォ第4番ホ長調Op.54*
練習曲ハ短調Op.10-12*
バラード第4番ヘ短調Op.52*
前奏曲変ホ短調Op.28-14〜17*
前奏曲ヘ短調Op.28-18*
華麗な大ワルツ ヘ長調Op.34-3*
[CD 6]
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
即興曲嬰ヘ長調Op.36
練習曲嬰ハ短調Op.10-4
練習曲ハ短調Op.10-12
バラード第4番ヘ短調Op.52
舟歌 嬰ヘ長調Op.60*
練習曲ハ長調Op.10-1〜2*
マズルカ イ短調Op.59-1*
スケルツォ第1番ロ短調Op.20*
ピアノ・ソナタ第3番〜アレグロ・マエストーソ#
練習曲嬰ト短調Op.25-6#
練習曲ハ短調Op.10-12#
ワルツ変ホ長調Op.18#
ポロネーズ変イ長調Op.53#
[CD 7]
夜想曲ハ短調Op.48-1
練習曲イ短調Op.25-11
子守歌変ニ長調Op.57
ワルツ変イ長調Op.42
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ変ホ長調Op.22
前奏曲イ長調Op.28-7*
前奏曲嬰ヘ短調Op.28-8*
前奏曲ホ長調Op.28-9*
前奏曲嬰ハ短調Op.28-10*
前奏曲ロ長調Op.28-11*
前奏曲嬰ト短調Op.28-12*
夜想曲ロ長調Op.62-1*
ワルツ変ニ長調 op.64-1*
ワルツ嬰ハ短調 op.64-2*
ワルツ変イ長調 op.64-3*
舟歌 嬰ヘ長調Op.60*
マズルカ ロ長調Op.56-1〜3*
ポロネーズ変イ長調Op.53*









[CD1]
レフ・オボーリン(第1回1927年第1位)
アレクサンドル・ウニンスキ(第2回1932年第1位)*
ヤコフ・ザーク(第3回1937年第1位)#
ベラ・ダヴィドヴィチ(第4回1949年第1位)+

[CD2]
ハリナ・チェルニ=ステファンスカ(第4回1949年第1位)
アダム・ハラシェヴィチ(第5回1955年第1位)*

[CD3]
マウリツィオ・ポリーニ(第6回1960年第1位)*
マルタ・アルゲリッチ(第7回1965年第1位)

[CD4]
ギャリック・オールソン(第8回1970年第1位)
クリスティアン・ツィマールマン(第9回1975年第1位)*

[CD5]
ダン・タイ=ソン(第10回1980年第1位)
スタニスラフ・ブーニン(第11回1985年第1位)*

[CD6]
ケヴィン・ケナー(第12回1990年第2位[第1位なし])
フィリップ・ジュジアーノ(第13回1995年第2位[第1位なし])*
アレクセイ・スルタノフ(第13回1995年第2位[第1位なし])#

[CD7]
ユンディ・リ(第14回2000年第1位)
ラファウ・ブレハッチ(第15回2005年第1位)*
2010年10月に開催された第16回ショパン国際ピアノ・コンクールに合わせて発売された歴代最高位入賞者たちの録音集。初回限定生産3,000個。すでに残り在庫は1割程度とのことですので、お早めに!
MUZA
PNCD-1300B(1CD)
パデレフスキ:ピアノ作品集
クラクフ幻想曲 ロ長調Op.14-6
夜想曲変ロ長調Op.16-4
メヌエット ト長調Op.14-1
メロディ 変ト長調Op.16-2
サラバンド ロ短調Op.14-2
序奏とトッカータ ニ短調Op.6*
変奏曲とフーガ イ短調Op.11*
タトラのアルバムOp.12*
小林倫子(P)

録音:2009年12月ワルシャワ・ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ、1986年6月ワルシャワ国立フィルハーモニー・コンサートホール*
1977年以来ポーランド在住、政府よりポーランド文化功労賞・功労騎士十字勲章を贈られているピアニスト、小林倫子の最新録音。

SMC(モスクワ音楽院)
SMCCD-0034(1CD)
リヒテル&ザンデルリング
ラフマニノフ:前奏曲*
 嬰ヘ短調Op.23-1/イ長調Op.32-9
 ロ短調Op.32-10/嬰ト短調Op.32-12
 変イ長調Op.23-8/ヘ長調Op.32-7
 ハ長調Op.32-1/変ロ短調Op.32-2
 変ロ長調Op.23-2/ニ長調Op.23-4
 ト短調Op.23-5/ハ短調Op.23-7
ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1+
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
クルト・ザンデルリング(指)モスクワ放送SO+

録音:1954年12月4日*、1955年2月16日+、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ、モノラル
SMC(モスクワ音楽院)
SMCCD-0115(1CD)
ゴリデンヴェイゼル生誕135年記念
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
第14番嬰ハ短調「月光」Op.27-2
第6番ヘ長調Op.10-2
第27番ホ短調Op.90/第21番ハ長調Op.53
アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(P)

録音:1940年代末−1950年代初頭、モスクワ音楽院、ライヴ、モノラル

Cala
CACD-0119
ロンドン・ハープ・サウンド
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
エディット・ピアフのシャンソン集
 T. グリェーミ:ばら色の人生、
 U. モノー:愛の賛歌、
 V. デュモン:水に流して
伝承曲:茉莉花
J・S・バッハ:前奏曲へ短調
カーン/ドナルドソン:マイ・ベイビー・ジャスト・ケアズ・フォー・ミー
ルグラン:風のささやき
ブラームス:子守歌
ベルリオーズ:幻想交響曲〜第2楽章
レクオーナ:アンダルシア
シムコック:湖上の美人
ロイド・ウェッバー:「オペラ座の怪人」〜 ミュージック・オブ・ザ・ナイト
アンドレ:ラ・ラガッツァ
ジェフリー・サイモン(指)
ロンドンの16人のハープ奏者たち、

録音:2008年8月27日−30日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ダブルベース、トランペット、トロンボーン、ホルンと続いてきた大編成アンサンブルの祭典"ロンドン・サウンド・シリーズ"。この"ロンドン・サウンド・シリーズ"に仲間入りする新たな楽器は、なんと"ハープ"!!!"ロンドン・ハープ・サウンド"のためにロンドンのセント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会に集まった16人のハーピストたちは、首席奏者を務めるフランス国立管のイザベル・ぺリンを筆頭に、LSO、ルクセンブルク・フィル、ベルリン・ドイツ・オペラ、ASMFなどで活躍する世界トップクラスの名手ばかり。ドビュッシーやブラームス、ベルリオーズからエディット・ピアフのシャンソン、オペラ座の怪人など、多彩かつ魅力的なプログラミング、優れたアレンジと16人のハーピストたちの相性もピッタリ。リリースを重ねる度にグレードアップする"ロンドン・サウンド・シリーズ"の圧倒的な企画力と実行力。前代未聞の大編成ハープ・アンサンブルが繰り広げるエレガントでゴージャスな"ハープの饗宴"が今、開宴します!

IDIS
IDIS6602
ホロヴィッツ〜スクリャービン
ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調Op.23
ピアノ・ソナタ第9番Op.68「黒ミサ」
練習曲変ロ短調Op.8-11
練習曲嬰ハ短調Op.42-5
前奏曲ハ長調Op.11-1
前奏曲ト長調Op.11-3
前奏曲ホ長調Op.11-9
前奏曲嬰ハ短調Op.11-10
前奏曲変ト短調Op.11-13
前奏曲嬰ホ短調Op.11-14
前奏曲変ロ短調Op.11-16
前奏曲ロ短調Op.13-6
前奏曲嬰ヘ短調Op.15-2
前奏曲ロ長調Op.16-1
前奏曲変ホ短調Op.16-4
前奏曲ト短調Op.27-1
前奏曲変ニ長調Op.48-3
前奏曲イ短調Op.51-2
前奏曲Op.59-2/前奏曲Op.67-1
前奏曲ニ長調Op.11-5
前奏曲嬰ト短調Op.22-1
ウラディミール・ホロヴィッツ(P)

録音:1953年、ライヴ(Op.68、Op.8-11、Op.42-5),1955年(Op.23),1956年(Op.11-5、Op.22-1),1955年(それ例外)
IDIS
IDIS-6603
アンドレス・セゴビアの芸術第6集
ミラン:パヴァナ第1番,第2番
サンス:パヴァナ
不詳:カンツォーナ,サルタレッロ
ヴィゼー:オントラーダ,ジーグ,ブーレー,メヌエット
ヘンデル:サラバンド,メヌエット
グルック:精霊の踊り
トローバ:ソナタイ短調
エスプラ:2つのレヴァンテの印象
マネン:幻想ソナタ
アンドレ・セゴビア(G)

録音:1944-56年
ギターの神様、アンドレス・セゴビア(1893−1987)の50代を中心とした録音。スペインの作曲家が多く収録されています。 (Ki)

CANTUS
C-9622(1CD)
【未案内旧譜】
ロドリゲス:フォルテピアノ作品集
フェリペ・ロドリゲス(1759-1814):ロンド変ロ長調
ソナタ第12番ハ長調/ソナタ第14番ヘ長調
ソナタ第13番ヘ長調/ソナタ第11番ト長調
ソナタ第15番ハ長調/ソナタ第3番変ロ長調
ジュゼプ・マリア・ルジェ(フォルテピアノ)

録音:1999年6月、クエンカ(スペイン)、聖ミゲル教会
使用楽器:1989年ポール・マクナルティ製(モデル:1795年頃、アントン・ヴァルター製)
フェリペ・ロドリゲス(ブックレット表記によれば 1760-1815)はモンセラト修道院のオルガニストを務めた作曲家。ロンドとソナタの手稿譜が同修道院に残されています。ジュゼプ・マリア・ルジェは当レーベルからソルのフォルテピアノ作品集(C 9818)をリリースしていました。

CZECH RADIOSERVIS
CR-0500-2(1CD)
グレート・アーティスツ・イン・プラハ/ラザール・ベルマン
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
 ウィリアム・テルの聖堂(「巡礼の年 第1年 スイス」から)
ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ変ホ長調「1905年10月1日」
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲Op.34(抜粋)
ファリャ:火祭りの踊り(バレエ「恋は魔術師」から)
ラザール・ベルマン(P)

録音:1982年5月26日プラハ・ルドルフィヌム・ドヴォルジャーク・ホール(プラハの春音楽祭ライヴ )
ロシア出身の巨匠ピアニスト、ラザール・ベルマン。超絶技巧を要するリストなどを得意とし、圧倒的なテクニックとパワーで聴衆を魅了しました。このアルバムは1982年のプラハの春音楽祭でのライヴ録音。凄まじいパワーと気迫で演奏するベルマンに圧倒されます。難曲中の難曲と言われているリストのピアノ・ソナタでも、鍛え抜かれたテクニックを披露し、音楽を雄弁に語り、効果的な演奏を聴かせてくれます。リストだけではなく、続くヤナーチェク、ショスタコーヴィチもずば抜けた集中力と勢いで聴く者を引きこんでいきます。

ARSIS
ARSIS-4234(1CD)
アコーディオンによるカベソン作品集
アントニオ・デ・カベソン(アンネ・ランダ編):「鍵盤楽器、ハープ、ビウエラの為の曲集」より
聖母のキリエ[Kyrie Rex virginum] 第1−3番
4つのベルソ[ヴァース]第3旋法
グレゴリオ聖歌をソプラノ声部に,グレゴリオ聖歌をアルト声部に,
グレゴリオ聖歌をテノール声部に(左手側のみで),
グレゴリオ聖歌をバス声部に(左手側のみで),
ファボルドネス[ファルソボルドーネ]第2旋法
グレゴリオ聖歌,ソプラノ声部におけるグロサ,
バス声部におけるグロサ,中声部におけるグロサ
賛歌第18番、パンジェ・リングァ第3番
賛歌第19番、パンジェ・リングァ第4番
7つのベルソ[ヴァース]第8旋法
ティエント第1番第2旋法/ティエント第7番第4旋法
ティエント第8番第8旋法/
ティエント第11番第6旋法とその第2部
処女マリアの子宮は幸いである(グレゴリオ聖歌)
イタリアのパバナ[パヴァーヌ]によるディスカンテ
ミラノのガリャルダ[ガイヤルド]によるディフェレンシアス
イタリアのパバナ[パヴァーヌ]によるディフェレンシアス
どうしてそうなるのか(シャンソン)
アンネ・ランダ(アコーディオン)

録音:2010年5月3日、カストリリョ・デ・マタフディオス(スペイン、ブルゴス県)
「抱えて弾くオルガン」とも言えるアコーディオンはカベソンの作品を演奏するのに最適な楽器のひとつでしょう。アンネ・ランダは1971年スペインのサンセバスティアンに生まれ、フランスのグルノーブル音楽院で勉強を終えました。彼女はアコーディオン音楽の知名度を上げるためには現代作曲家への作品の委嘱ばかりでなく、他の楽器のために書かれた既存の作品に取り組むことも必要と考えており、当レーベルで既にモーツァルトを取り上げています(ARSIS 4214)。今回はカベソンの生誕500年を記念して作曲者生誕の地で録音を行いました。

若林工房
WAKA-4149(1CD)
リフシッツ/シューベルト作品集
さすらい人幻想曲ハ長調D.760
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958
アレグレット.ハ短調D.915
コンスタンチン・リフシッツ(P)

録音:2008年7月3〜5日新川文化ホール(富山県魚津市)
神童ピアニストとしてセンセーショナルにデビュー。以来、天才の名をほしいままに欧米で大活躍を続けているコンスタンチン・リフシッツの新作アルバムは、2008年来日時に富山県魚津市の新川文化ホールで録音されたオール・シューベルト・プログラム。リフシッツのシューベルトには、ソナタ第20番・21番、即興曲集(全8曲)、楽興の時、3つのピアノ曲(D946)などがありましたが、いずれもコンサート・ライヴ録音。今回は初出のレパートリー、しかも待望のセッション録音となります。その演奏は、期待どおり詩情とロマンのほとばしるみずみずしい魅力に満ちたもの。自然でありながら重厚な構成感、内省の淵を覗くような思索性、そしてなんといっても透明感あふれる清冽なタッチの生み出す独特のリリシズムによって、作品に内在するファンタジーを変幻自在に描き出します。新しい時代のピアノの抒情詩人リフシッツの魅力を満載した一枚です。

King International
KKC-29(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 セルゲイ・シェプキン(P)

録音:2008年7月22日ジョーダンホール、ニューイングランド音楽院(ボストン)
奏は変わらずに、新たな解釈を加え音楽に一層深みを与えた充実の演奏となりました。今回もすべてのリピート(アリア・ダ・カーポ以外)を繰り返していますが、シェプキン自身はこの作品の複雑な素材に「ニ度生きる」機会を与え、より宇宙的な広がりを加えたと語っています。1995年の最初の録音以降、何度も演奏し、その中で変化していった解釈を知識、想像、センスを用い新たなゴルトベルク変奏曲を世に放ちます。
“もしあの世が存在するのなら、私はグールドに会いたいと思います。彼はいつでも私の偉大なヒーローでしたから。しかし、私が再録したのは、グールドが1981年に考えたのと同じ理由があったからです。” セルゲイ・シェプキン(解説より)
■セルゲイ・シェプキン・プロフィール
ロシアのサンクトペテルブルク生まれ。サンクトペテルブルク音楽院で、アレクサンドラ・ジュコーフスキー、グリゴリー・ソコロフ、アレクサンダー・イカレフにピアノを師事し、1985年に最優等で卒業。1990年にアメリカに渡り、ボストンに移住。ニューイングランド音楽院でラッセル・シャーマンのもとでさらに研鑽を積み、1992年に演奏ディプロマを、1999年には音楽芸術博士号を取得。1994年から1998年には伝説的なフランス系アメリカ人ピアニストのポール・ドグローに師事。現在、ニューイングランド音楽院の予備校及び継続教育部門教員およびピッツバーグのカーネギーメロン大学ピアノ科准教授。2007年に東京のすみだトリフォニーホールでバッハのゴールドベルク変奏曲を演奏し、日本デビューを果たした。以来、彼は毎年同ホールで演奏している。また京都コンサートホール、札幌コンサートホールKitaraでもリサイタルを行う。1993年にカーネギーホールのワイル・リサイタル・ホールにてニューヨーク・デビュー。その後アメリカ内外の主要会場や多くのコンサートシリーズに出演している。ニューヨーク・タイムズ紙は彼を「ロマンティックな扇動者」、「称賛すべきブラームス愛好者」と呼び、ニューヨーク・サン紙は、彼がニューヨークのバージミュージックで演奏したムソルグスキーの《展覧会の絵》を2004年のベスト・パフォーマンスの一つと絶賛した。ボストン・グローブ紙は、シェプキンは「非凡で、唯一無二の才能と誠実さをもったアーティストであり、多様性に富んだアプローチと洞察力とをまとめあげている」と述べている。またミュージックウェブ・インターナショナルの最近のレビューでは、シェプキンの演奏を「衰えを知らない演奏」と評している。 (Ki)


UNIVERSAL
478-2541(17CD)
クララ・ハスキルの芸術
■CD1
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」*
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
モーツァルト:ピアノと管弦楽のためのロンド イ長調 K.386
■CD2
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
■CD3
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番*
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
■CD4
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番*
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
■CD5
モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番*
ファリャ:交響的印象「スペインの庭の夜」#
■CD6
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番ヘ長調 K.459
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
■CD7
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番*
ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調 Op.21
■CD8
シューマン:ピアノ協奏曲*
シューマン:森の情景Op.82**
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番#
■CD9
D.スカルラッティ:ソナタ変ホ長調 K.193
D.スカルラッティ:ソナタロ短調 K.87
D.スカルラッティ:ソナタヘ短調 K.386
モーツァルト:デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 K.573*
モーツァルト:ソナタハ長調 K.330*
ラヴェル:ソナチネ**
シューマン:色とりどりの小品 Op.99#
シューマン:アベッグ変奏曲 Op.1##
■CD10
シューマン:子供の情景 Op.15
シューマン:森の情景 Op.82*
ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番「テンペスト」#
ベートーヴェン:ピアノソナタ第18番#
■CD11
シューベルト:ピアノソナタ第21番変ロ長調 D.960*
ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番「テンペスト」
ベートーヴェン:ピアノソナタ第18番
■CD12
D.スカルラッティ:ソナタ 嬰ハ短調 K.247
D.スカルラッティ:ソナタ ト長調 K.247
D.スカルラッティ:ソナタ ハ長調 K.2
D.スカルラッティ:ソナタ ト短調K.35
D.スカルラッティ:ソナタ 変ホ長調 K.193
D.スカルラッティ:ソナタ ヘ短調 K.386
D.スカルラッティ:ソナタ ヘ短調 K.519
D.スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.322
D.スカルラッティ:ソナタ ロ短調 K.87
D.スカルラッティ:ソナタ ハ長調 K.515
D.スカルラッティ:ソナタ ヘ長調 K.437
ソレール:ソナタニ長調*
ぺシェッティ:ソナタハ短調*
ハイドン:変奏曲へ短調*
モーツァルト:きらきら星変奏曲ハ長調 K.265#
モーツァルト:ピアノソナタヘ長調 K.280#
■CD13
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12‐1
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12‐2
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12‐3
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
■CD14
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30‐1
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30‐2
■CD15
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30‐3
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
■CD16
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.301
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K.376
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.378
■CD17
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.454
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K.526
クララ・ハスキル(P)

■CD1
パウルザッハー(指)ウィーンSO*
ベルンハルトパウムガルトナー(指)ウィーンSO
録音:1954年10月*、1954年10月

■CD2
イーゴリマルケヴィチ(指)ラムルーO
録音:1960年11月(ステレオ)

■CD3
フェレンツフリッチャイ(指)BPO*
パウルザッハー(指)ウィーンSO
録音:1955年9月*、1954年10月

■CD4
フェレンツフリッチャイ(指)ベルリンRSO*
フェレンツフリッチャイ(指)バイエルン国立O
録音:1954年1月*、1957年5月

■CD5
ルドルフバウムガルトナー(指)ルツェルン祝祭弦楽合奏団
ヘンリースヴォボダ(指)ヴィンタートゥールSO*
イーゴリマルケヴィチ(指)ラムルーO#
録音:1960年5月(ステレオ)、1950年9月*、1960年10月(ステレオ)#

■CD6
ヘンリースヴォボダ(指)ヴィンタートゥールSO
録音:1950年9月

■CD7
イーゴリマルケヴィチ(指)ラムルーO
録音:1959年12月(ステレオ)*、1960年10月(ステレオ)

■CD8
ウィレムファンオッテルロー(指)ハーグPO*
カルロゼッキ(指)LPO#
録音:1951年5月*、1947年12月**、1947年7月#

■CD9
録音:1951年10月、1954年5月*、1951年10月**、1952年4月#、1951年10月##

■CD10
録音:1955年5月、1954年5月*、1955年5月#

■CD11
録音:1951年6月*、1960年9月(ステレオ)

■CD12
録音:1950年10月、1934年1月/RADIO FRANCE*、1960年5月(ステレオ)#

■CD13
アルテュールグリュミオー(Vn)
録音:1956年9月、1957年1月

■CD14
アルテュールグリュミオー(Vn)
録音:1956年12月、1957年1月、1957年9月

■CD15
アルテュールグリュミオー(Vn)
録音:1956年9月、1956年12月、1957年9月

■CD16
アルテュールグリュミオー(Vn)
録音:1958年10月(ステレオ)

■CD17
アルテュールグリュミオー(Vn)
録音:1956年1月(ステレオ)
モンパルナス墓地に眠るクララ・ハスキルの没後50年の記念盤として、これまでに発売されたDECCA,PHILIPS,DGGそしてWESTMINSTER録音を17枚組セットとして発売。また、ブックレットにはイギリスの音楽評論家「ジェレミー・シープマン」の論説が記されています。

ABC Classics
ABC-476-9163(1CD)
【未案内旧譜】
トランペット・マジック〜ラファエル・メンデスへのトリビュート
フバイ:ヘイレ・カティ
プッチーニ:ミュゼッタのワルツ
ヴェルディ:慕わしい人の名/
スメタナ:道化師の踊り
ドリーブ:鐘の歌
ビゼー:ハバネラ、ボヘミアの踊り
ロッシーニ:今の歌声は
モンティ:チャルダッシュ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
メンデス:カント・モロ、
 インテルメッツォ、プレガリア・タウリナ
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲より
カジェーハ/バレラ:さらばグラナダ
モンテルデ:マカレナの聖母
ジェフリー・ペイン(Tp)、
ジャン=ルイ・フォレスティエ(指)
メルボルンSO

録音:2003年&2004年
1986年からオーストラリアのメルボルンSOで首席トランペット奏者として活躍するジェフリー・ペインが、伝説のメキシカン・トランペッター、ラファエル・メンデスに捧げるトリビュート・アルバム。ジェフリー・ペインが吹きまくるラファエル・メンデスが自身の演奏のために用意したアレンジやオリジナル。連発炸裂のハイトーン、聴いている方が少し恥ずかしくなるぐらい激しいビブラート、揺らしまくりのリズムとテンポ、驚異的なスタミナ。熱すぎるトランペット・マジック!

ABC Classics
ABC-476-5250(1CD)
【未案内旧譜】
サルツェード:夜の歌
スティーヴンソン(サルツェード編):私を信じて
サルツェード:ジョリー・パイパー
伝承曲(サルツェード編):ロンドンデリーの歌
マスネ(サルツェード編):愛のメヌエット
ヘンデル(サルツェード編):調子のよい鍛冶屋、ラルゴ
メンデルスゾーン(サルツェード編):春の歌
サルツェード:夜の歌、デジラード島/他
アリス・ジャイルズ(Hp)

録音:1999年5月
ハープの歴史に大きな足跡を遺したフランス生まれ、アメリカのハーピスト、カルロス・サルツェード(1885−1961)のオリジナル&アレンジ集。アリス・ジャイルズは、1982年のイスラエル国際ハープ・コンクールで1位を獲得したオーストラリアの女流ハーピスト。ハープ奏者にとってのサルツェードの存在の大きさを自らの演奏で表現しています。

ORNAMENT RECORDS
ORN-11474(DVD)
バッハ:前奏曲とフーガ変ホ長調BWV552
シューブラー・コラール集〜「目覚めよ!と呼ばわる物見らの声」BWV645
前奏曲とフーガト長調BWV541
オルガン小曲集〜「古き年は過ぎ去り」BWV614
トッカータ,アダージョとフーガハ長調BWV564※
オルガン協奏曲イ短調BWV593
トリオ・ソナタ変ホ長調BWV525
幻想曲とフーガト短調BWV542
エルンスト=エーリヒ・シュテンダー(Org)

録音:2009年、リューベック、聖マリア教会の小オルガン

※=DVDのブックレット及びDVDのトップメニューでBWV654と表記されておりますが、正しくはBWV564です。予めご了承ください。
名手シュテンダーによるオルガン映像作品、待望のオール・バッハ・プログラムです。「大フーガ」の名前でも親しまれる幻想曲とフーガBWV542やヴィヴァルディの2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調をバッハがオルガン独奏に編曲したオルガン協奏曲BWV593、イタリア音楽に感化されヴァイマール時代に作曲した華やかな前奏曲とフーガト長調BWV541、そして名曲トッカータ、アダージョとフーガBWV564など、バッハの名曲揃いが楽しめます。いずれもバッハの最高傑作で技術的にハードな作品ばかり。コンソール近くで撮影されたシュテンダーの演奏が見られ、映像ならではの面白さがあります。 (Ki)
ORNAMENT RECORDS
ORN-11475(DVD)
シュテンダー・イン・コンサートVol.2
ワーグナー(E.H.ルメア編曲):マイスタージンガー
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第6番ニ短調Op.65
フランク:コラール第3番イ短調
レーガー:序奏とパッサカリアニ短調
 コラール幻想曲「暁の星のいと美しきかな」
 7つの小品より第4曲「受難」Op.145-4
 バッハ(B-A-C-H)の主題による幻想曲とフーガ作品46
エルンスト=エーリヒ・シュテンダー(Org)

録音:2009年6月13日、2009年4月25日、2009年4月4日、2009年4月27日、リューベック、聖マリア教会の大オルガン(ライヴ)
臨場感あふれる映像で好評を博した前作シュテンダー・イン・コンサート2009(ORN11473)の第2弾です。ワーグナーのマイスタージンガーにはじまり聖マリア教会大オルガンの多様なストップ数に圧倒されます。この他フランク最晩年の傑作コラール第3番、レーガーの大作、B-AC-Hの主題による幻想曲とフーガなど、ドイツ、フランスのオルガン傑作選です。 (Ki)

Onyx
ONYX-4056
ドビュッシー:ピアノ作品全集Vol.4
練習曲集第1巻〜5本の指のために、3度のために、4度のために、6度のために、オクターヴのために、8本の指のために

練習曲集第2巻〜半音階のために、装飾音のために、反復音のために、対比的な響きのために、組み合わされたアルペッジョのために、和音のために
パスカル・ロジェ(P)

録音:2009年7月16日−17日&2010年3月4日−5日、ラ・ショー=ド=フォン音楽ホール(スイス)
ロジェは前作「ピアノの詩人たち〜ライヴ・リサイタル」(ONYX-4057)でのショパンの初録音を通じて、ショパンとドビュッシーの関係に迫るなどこの「練習曲集」への準備も万全。
Onyx
ONYX-4055
シェーンベルク:ピアノ組曲Op.25
ブラームス:幻想曲集Op.116
シェーンベルク:6つのピアノ小品Op.19
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調Op.24
シャイ・ウォスネル(P)

録音:2010年1月12日−14日、フリードバーグ・ホール(ボルチモア)
1976年、イスラエル出身のエリート・ピアニスト、シャイ・ウォスネルのデビュー・レコーディング!ウォスネルは、1999年のエリザベート王妃国際コンクールで第4位入賞を果たし、2005年に権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラントを受賞。そして2008年にNHK-BSで放映されたバレンボイムのマスタークラス参加で一気に注目が高まった逸材です。作曲年の違いはわずかに10数年というブラームスの「幻想曲Op.116」とシェーンベルクの「ピアノ組曲Op.25」のコントラストをテーマとするなど、大胆不敵なプログラムは大器の証し。イスラエルの天才、世界進出!

VIDEOLAND
TPDVD-161(DVD)
ヴァレンティーナ・イゴーシナ/ショパン
ワルツ第1番(5:06)
ワルツ第6番(1:47)
夜想曲第13番(6:06)
前奏曲第7番(1:00)
前奏曲第15番(6:37)
練習曲第5番(0:44)
スケルツォ第1番(6:06)
ピアノ・ソナタ第3番〜第3楽章
英雄ポロネーズop.53
練習曲第3番(4:23)
即興曲第4番(4:27)
ヴァレンティーナ・イゴーシナ(P)
1978年18才にてラフマニノフ国際ピアノ・コンクール優勝。ツヤツヤのワイン系栗色の素敵な髪、彼女が奏でるショパンには何か神秘的なものを感じさせます。


King International
KKC-5114(1CD)
鉄オタクラシック〜ピアノ曲編
マルセル・ポート:出発進行
アルカン:鉄道Op.27
ロッシーニ:楽しい汽車の小旅行
ラフ:汽車旅行Op.160の2
ボルトキェヴィチ:元気でねOp.21の2
同:発車Op.21の4
ニーマン:鉄道に乗ってOp.36の8
オタカル・シーン:鉄道で
ヴェールリ:鉄道でOp.17の2
ブルクハルト:鉄道に乗って
セレーニ:轟音通過
デシェヴォフ:線路Op.16
イジー・パウエル:電話線の音楽
ハンゼルマン:3つの鉄道小品【蒸気機関車ティガーリ/オリエント急行/ミカド1244型】
デッサウ:小列車
クシェネク:流線形列車Op.83の7
ミヨー:「青い列車」〜雌鶏とスケコマシの合唱
プーランク:鉄道で
オネゲル:豆汽車
マルティヌー:幽霊列車
オネゲル:パシフィック231(作曲者自編による連弾版)
ブレスゲン:野ざらし廃車両の歌
イェジャーベク:ケーブルカー
ガルシチャ:列車内でOp.5の2
スリーマ・ストラヴィンスキー:機関車
トーマス=ミフネ:小機関車
ハンゼルマン:鉄道ソナチネ
イェルク・ハンゼルマン(P)、
ザンドラ・ハンゼルマン(P連弾)
世の鉄道ファンを狂喜させ、大きな反響を呼んだ「鉄オタクラシック〜オーケストラ編」。お待たせの続編登場です。今回は古今の作曲家が鉄道を題材にしたピアノ曲集。超絶技巧の要求されるアルカン、途中で脱線して葬式になってしまうロッシーニの作品は割と有名ですが、ヴァイオリン曲「カヴァティーナ」で知られるラフや小川典子が録音した組曲「日本」の作曲者ヴァルター・ニーマンに鉄道作品があるとは驚き。さらにロシア・アヴァンギャルドのデシェヴォフの未来派風なものやクシェネクの十二音作品、さらにチェリストのトーマス=ミフネからストラヴィンスキーの令息スリーマまで仰天の作品が並びます。そのすべてがオリジナル作品なのだからこれまたビックリ。いずれも快速に進む汽車を表現するため、トッカータ風音楽となっていますが、非常にピアノ向きで、技巧的な指さばきと迫力が楽しめると同時に、作曲者の母国であるヨーロッパ各国ならではの民族色も現れていて興味津々。これらを演奏するのはルクセンブルクのピアニスト、イェルク・ハンゼルマン。ベルン音楽院で学んだ後、ケントナーやホルショフスキにも師事した実力派。アルカンの「鉄道」で見せる曖昧さのない強靭なテクニックの持ち主。同時に強度の鉄オタで、収録曲はすべて自分で調べ、集めたというつわもの。鉄オタならではの痒い所に手の届く絶妙な表現を繰り広げています。3曲ある連弾曲は夫人が共演、「亭主の好きな赤烏帽子」を実践していると申せましょう。ハンゼルマンはシャーンドル・ヴェレシュ門下の作曲家でもあり、自ら鉄道音楽を作曲、自演。超あっぱれな要注目ピアニストの登場です。 (Ki)

URANIA
WS121.101(2CD)
リヒテル/シューマン作品集
(1)ピアノ協奏曲
(2)森の情景/幻想小曲集Op.12
(3)行進曲第2番ト短調Op76/トッカータOp.7
(4)ノヴェレッテ第1番ヘ長調Op21
(5)序奏とアレグロ・アパッショナートOp.92
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

(1)ヴィトルド・ロヴィツキ(指)ワルシャワ国立PO 1958年
(2) 1956年
(3)1956、1959年
(4)1959年
(5)スタニスラフ・ヴィスロツキ(指)ワルシャワ国立PO 1959年

JC AUDIO
JCA-2007(4CD)
ヨセフ・ス-ク:ピアノ作品全集
幻想ポロネーズOp.5(1892)
ユモレスク ハ長調(1894)
ピアノ小品集Op.7(7曲)
ムードOp.10(1895;5曲)
ピアノ小品集Op.12(1895;8曲)
村のセレナード(1897)
組曲Op.21(1900;4曲)/春Op.22a(5曲)
夏の印象Op.22b(3曲)
母のこと(私の幼い息子の為の簡単なピアノ小品集)Op.28(1907;5曲)
エピソード集(1924;4曲)
命と夢Op.30(1909;10曲)
友情についてOp.36(1920)
子守歌集Op.33(1910-1912;6曲)
マルケータ・ティームロヴァー(P)

録音:2006年2月-2007年1月、プラハ、音楽アカデミー・スタジオ
外装・本体に規格番号表示はございません。

THURI
THR-0002(1CD)
オーボエ・リサイタル
ヤン・ヴァーツラフ・カリヴォダ(1801-1866):サロン小品Op.228*
シューマン:3つのロマンス*
モーツァルト:アダージョとロンド K.617+
 アダージョ K.580a#
フランチシェク・クサヴェル・トゥリ(1939-):抒情的間奏曲**
 夜明けの牧歌*
 ベルトラムカの窓からの眺め*
ヤン・トゥリ(オーボエ(*/+/**)、イングリッシュホルン)#*
山田めぐみ(P)*
ヤナ・ボウシュコヴァー(Hp)**
ヤン・オストリー(Fl)+
アポロンSQ員(+、あるいは#)
ノスチツSQ員(#、あるいは+)

録音:2005年12月-2006年3月、プラハ、スタジオ・マルチーネク
ヤン・トゥリ(1975年生まれ)は作曲家・オーボエ奏者であるフランチシェク・クサヴェル・トゥリの息子。

LYRINX
LYR-271(1CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第15番「田園」
 ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番/第12番
パロマ・クーイデル(P)

録音:2009年9月15-19日マルセイユ
パロマ・クーイデルは1987年11月4日、フランスのヨンヌ県に生まれたピアニスト。録音時はまだ21歳だったわけですが、音楽の完成度は非常に高い。技術的に高度なばかりでなく、音楽には独特の翳りが宿っており、それは当然ベートーヴェンのソナタでは大きな魅力となっている。驚いたことにリストのハンガリー狂詩曲でも、クーイデルのほのかに暗い音楽は変わらない。あの馬鹿陽気に弾きまくることもできるハンガリー狂詩曲第2番を、クーイデルは軽い鬱の混じった幻想的な音楽に仕立てており、まるで別の曲を聞くようです。陰のロマンティシズムがお好みならお勧め。

SOMM
SOMMCD-0100(1CD)
グラズノフ、リャードフ、アレンスキー
グラズノフ:ピアノ・ソナタ第1番変ロ短調 Op.74
 ピアノ・ソナタ第2番ホ短調 Op.75
リャードフ:ポーランド民謡の主題による変奏曲 Op.51
アレンスキー:6つの奇想曲 Op.43
マーティン・カズン(P)

録音:2009年1月11-12日、ノーフォーク(英国)、Philosopher's Barn
マーティン・カズンはスコットランドに生まれ、ロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージックで学んでいる頃から演奏家として頭角を現したピアニスト。アカデミー賞を受賞した映画「シャイン」で主人公がラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を弾くシーンで「手の吹き替え出演」をしたのは、この人です。CDデビュー盤は当レーベルの SOMMCD 048「ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番&サロン小品集 Op.10」。

ALTARA
ALT-1042(1CD)
パトリック・ヤブロンスキー、ピアノ・パール
ショパン:ワルツ 第3番イ短調
 前奏曲第7番イ長調/同第20 番ハ短調
 幻想曲 Op.49
シューマン:トロイメライ
サティ:3つのジムノペディ
ドビュッシー:アラベスク第1番
 月の光
ブラームス:ワルツ Op.39 の15
バッハ:前奏曲ハ長調
ラフマニノフ:前奏曲ト短調 Op.23-5
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「月光」〜第1楽章
パトリック・ヤブロンスキー(P)
ペーテル・ヤブロンスキーの3歳下の弟パトリックのポピュラー名曲集。一見コンピレーション盤風ですが、最新セッション録音。本人の談によれば、 自身の愛奏曲中から最も美しいものを集めたもので、弾く度に聴衆のみならず自身までも歓びを感じるそうです。秋の夜長の友に最適と申せましょう。 (Ki)

SMC(モスクワ音楽院)
SMCCD-0103(1CD)
モスクワ音楽院教授を務めた作曲家たちのオルガン音楽
ニコライ・コレッサ(1904-2006):前奏曲とフーガ(S・ダイチ校訂)
ローマン・レデニョフ(1930-):パウル・ドヴォイリンの主題による幻想曲(2003)
アレクサンドル:ピルーモフ(1930-1995):4つの前奏曲
ユーリー・ヴォロンツォフ(1953-):3つの小品(2003)
ダヴィト・ゴンペル(1954-):3つの前奏曲(1996)
イリーナ・ドゥプコワ(1956-):ステンドグラスの窓(2003)
ドミートリー・ディアコフ(1963-):無窮動(2003)
コンスタンチン・ヴォロストノフ(Org)

録音:2004年1月14日、モスクワ音楽院小ホール

VISTA VERA
VVCD-00218(1CD)
ウラディーミル・ソフロニツキー Vol.18
ボロディン:小組曲
リャードフ:前奏曲変ロ長調Op.46-1
 同ホ短調Op.39-2/同ト長調Op.36-3
ラフマニノフ:前奏曲ニ長調Op.23-4
 同ト長調Op.32-5
絵画的練習曲ロ短調Op.39-4
スクリャービン:練習曲嬰ヘ短調Op.42-2
 同嬰ヘ長調Op.42-3/ソナタ嬰ヘ長調Op.30
プロコフィエフ:束の間の幻影Op.22〜Nos.1-3, 7, 11
カバレフスキー:ソナティナ ハ長調Op.13-1
メンデルスゾーン:練習曲イ短調
ドビュッシー:風変わりなラヴィーヌ将軍
ショパン:練習曲変ト長調
スクリャービン:詩曲嬰ヘ長調Op.32-1
 前奏曲変ト長調Op.32-1
 同変ホ短調Op.11-13/同変イ長調Op.11-14
同変ホ短調Op.39-4
 /練習曲変ニ長調Op.31-3
ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調Op.32-12
ウラディーミル・ソフロニツキー(P)

録音:1954年6月11日、モスクワ音楽院マリー・ホール、リサイタル、ライヴ
VISTA VERA
VVCD-00220(1CD)
ハープの為の音楽
アントワーヌ・フランシスク(マルセル・グランジャニー編):リュートの為の古い舞曲(4曲)
バッハ(オーウェンズ編):シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 より)
リスト(アンリエット・ルニエ):夜想曲第3番変イ長調「愛の夢」
エカテリーナ・ヴァルター=キューネ(1870-1930):チャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」の主題による幻想曲
アリャビエフ(リスト/ルニエ編):ナイチンゲール
マリウス・フロトハイス(1914-2001):オルフェウスの墓碑銘のために(悲歌風舞曲)Op.37
アルヴァーズ(1808-1849):妖精の踊りOp.76
プロコフィエフ:前奏曲Op.12-7
デュラン(1830-1909):ワルツ変ホ長調Op.83-1
レクオナ(グランジャニー編):マラゲニャ(スペイン組曲「アンダルシア」より)
クリスティーナ・ロジコワ(Hp)

録音:2008年

Dynamic
CDS-665(7CD)
チャイコフスキー:ピアノ曲全集
ロシア風スケルツォ変ロ長調Op.1-1
即興曲変ホ短調Op.1-2
ハプサールの思い出Op.2
ヴァルス・カプリースニ長調Op.4
ロマンスヘ短調Op.5
ヴァルス・スケルツォイ長調Op.7
カプリッチョ変ト長調Op.8
3つの小品Op.9/2つの小品Op.10
6つの小品Op.19
1つの主題による6つの小品Op.21
3つの小品/情熱的な告白
軍隊行進曲
「ロシア義勇艦隊」行進曲ハ長調
子供のためのアルバムOp.39
グランド・ソナタト長調Op.37
四季Op.37a/ドゥムカOp.59
即興曲
「地方長官」の主題によるポプリ
3つのロマンス/主題と変奏イ短調
ピアノ・ソナタ嬰ハ短調Op.80
12の小品Op.40/6つの小品Op.51
18の小品Op.72
フランコ・トラブッコ(P)

録音:2007年,ジェノヴァ(ライヴ)
リージョン・オール/NTSC
4:3/LPCM2.0/55m
字幕:伊英独仏
チャイコフスキーは多数のピアノ曲を書き残しており、名曲も多々あるのですが、案外と話題になりません。そこでDynamicが全集を出してきました。演奏するはイタリアのピアニスト、フランコ・トラブッコ。ジェノヴァ近郊のレイヴィに生まれ、幅広く活躍しているベテランのピアニストです。たっぷり8時間強を7CDに収録、しかもなんと3枚価格!この機会にぜひチャイコフスキーのピアノ曲をお楽しみください! (Ki)

IDIS
IDIS-6600(1CD)
J・ウィリアムズ〜デビュー録音
バッハ:無伴奏組曲ト長調BWV.1007(原曲:無伴奏チェロ組曲第1番)
D.スカルラッティ:ソナタホ短調K11
A.スカルラッティ:ガヴォッ
ソル(セゴビア編):モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲Op.9
アルベニス:朱色の塔
ポンセ:3つのメキシコ民謡(小鳥売り,わが心よ、君ゆえに,バレンティーナ)
デュアート:カタラニア民謡による変奏曲
セゴビア:祈り,練習曲第1番ホ短調
タンスマン(セゴビア編):舟歌
グラナドス:ゴヤのマハ
ジョン・ウィリアムズ(G)

録音:1958年
「ギターのプリンス」と讃えられたオーストラリア出身のギタリスト、ジョン・ウィリアムズのデビュー録音です。ウィリアムズは1958年、17歳の時にロンドンのウィグモア・ホールでデビューリサイタルを催していますが、この録音はその直前にフランスのDelyse社に行われたもの。セゴビアが絶賛した若者のギターが楽しめます。 (Ki)

Satirino
SR-011(2CD)
【未案内旧譜】
バッハ:6つのパルティータBWV.825−830 ケネス・ワイス(Cemb)

録音:1999年6月21日−24日
1990年−1993年にレザール・フロリサンでウィリアム・クリスティのアシスタントという重要な役割を担ったアメリカのチェンバリスト、ケネス・ワイス。レオンハルトにチェンバロを学んだワイスが弾くバッハの「6つパルティータ」は、「ゴルトベルク変奏曲」(SR 091)と同じく才気に満ちあふれた演奏。使用楽器はアンソニー・サイデイの製作によるゴットフリート・ジルバーマン(18世紀中期)のレプリカ。
Satirino
SR-021(1CD)
スカルラッティ:ソナタ集
ソナタ ト長調K.124/ソナタ ト長調K.235
ソナタ ニ長調K.478/ソナタ ニ短調K.444
ソナタ ヘ短調K.466/ソナタ ヘ短調K.519
ソナタ ニ短調K.18/ソナタ ニ短調K.64
ソナタ ニ長調K.490/ソナタ ニ長調K.492
ソナタ ロ短調K.27/ソナタ ト短調K.450
ソナタ ト短調K.8/ソナタ ハ長調K.200
ソナタ ハ短調K.56/ソナタ変ホ長調K.507
ソナタ ト長調K.477/ソナタ ハ長調K.460
ソナタ変ロ長調K.545/ソナタ ニ短調K.213
ソナタ ニ短調K.396/ソナタ イ短調K.265
ソナタ イ長調K.181/ソナタ イ長調K.212
ソナタ ホ長調K.531/ソナタ イ短調K.175
ソナタ イ長調K.222
ケネス・ワイス(Cemb)

録音:2001年12月20日−22日アンソニー・サイドイ
華やかなサウンド、躍動するリズム、流麗な旋律が空間いっぱいに広がるケネス・ワイスのスカルラッティ。使用楽器はアンソニー・サイデイの製作によるルッカース&ヘムシュ(1636/1763)のレプリカ。

Cello Classics
CC-1026(1CD)
ジャガー・ソングス
ドゥセンヌ:グラス・バンブー・フロッグ・コンソート
パハロ・グァラーチャ/カリグアサ
ジャガー・ソングス/アエログリフォス
ピツィクイティプラス
ビリンバオ・ジャガー・ウィズ・エフェクツ
ナンシー・グリーン(Vc)
南米ベネズエラで作曲家、ジャーナリスト、俳優、作家、チェリストとして活躍するパウル・ドゥセンヌ(1959−)のチェロ作品集。「ジャガー・ソングス」は、2002年に起きたクーデターの動乱の中で作曲された音楽によるメッセージ。

MSR
MS-1206(1CD)
シューベルト作品集第3集
3つの即興曲D.946
メヌエットとトリオD.334
アンダンテD.29/ピアノの小品D.604
アダージョD.612
17のドイツ舞曲(レントラー)D.366
アンゼルム・ヒュッテンブレーナーの主題による変奏曲D.576
ジョシュア・ピアース(P)

録音:1996-1997年ニューヨーク
ピアースは古典派からロマン派、また現代音楽と幅広いレパートリーを持つピアニストで、当MSRに多くの録音があります。シューベルトにも意欲的に取り組んでおり、このアルバムは彼の3枚目のシューベルト作品集となります。
実に渋い選曲!歌に酔いしれずに楽譜に書かれた音符を厳密に紡ぎ出すことに専心したピアース独自の解釈。しかし、歌を排除しているのではなく、D946-1の中間部やD.612でも明らかなように、柔軟なアゴーギクを湛えながら孤の独のつぶやきは心に迫ります。左右の声部が織り成すハーモニーのバランスの良さも聴きもの。【湧々堂】
MSR
MS-1378(1CD)
サムシング・バロウド〜チェロとピアノのための編曲集
ラヴェル(C.=テデスコ編):道化師の朝の歌
ラヴェル(バズレール編):ハバネラの形式による小品
フォーレ(カザルス編):夢のあとに
サラサーテ(トーマス=ミフネ編):ツィゴイネルワイゼン
ラフマニノフ(レナード・ローズ編):ヴォカリーズ
R=コルサコフ(L.ローズ編):熊蜂の飛行
ショスタコーヴィチ(アトヴミヤン編):《明るい小川》よりアダージョ
シューベルト(カサド編):アレグレット・グラツィオーソ
R.クィルター(I.バックル編):3つの歌
シマノフスキ(コハンスキ編):《ロジェ王》よりロクサーナの歌
ショパン(ピアティゴルスキー編):夜想曲 嬰ハ短調
サラサーテ(L.ローズ編):ザパテアード・スパニッシュ・ダンス
バッハ(コダーイ編):「ああ、されどわれらが生命の何たるか」
ヨナタン・アースゴー(Vc)
イアン・バックル(P)

録音:2009年1月リヴァプール
名曲をチェロに編曲したアルバムは結構あるが、こちらの選曲はなかなかこだわっています。ラヴェルのスペイン情緒たっぷりの「道化師の朝の歌」はいったいどのように編曲するのかと思いきや、カステルヌーヴォ=テデスコの編曲はなるほど、と膝を打つほど見事にチェロの音楽になっています。その他にショスタコーヴィチ、シマノフスキと新たなチェロ名曲誕生という感想を持つほどの名編曲、名演奏。アースゴーはノルウェイの中堅チェリストで現在、ロイヤル・リヴァプール・フィルの首席。広上淳一とハイドンのチェロ協奏曲を共演したこともあります。
MSR
MS-1132(1CD)
「マラソン」〜ホルン独奏の為の音楽
V.ブヤノフスキー(1928-93):エスパーニャ
B.クロル(b.1920):ラウダティオ
P.バスラー(b.1963):5つの小品
L.クビーク(b.1946):魔法の角笛
S.バーグ(1929-2002):ホルン・ロック
P.バスラー:マラソン
L.D.グリアー(b.1950):空虚の地殻構造
M.アーノルド:ファンタジー
O.ケティング(b.1935):イントラーダ
D.リヨン(b.1938):パルティータ
L.E.ショウ(b.1930):トリペリー第4番
ミシェル・ステブルトン(Hrn ,ヤマハ863
を使用)
録音:1997年フロリダ州立大学レコーディング・スタジオ
ステブルトンはアメリカの女流ホルン奏者で国内の名だたるコンクールで優勝している。作品はレニングラード・フィルの首席ホルン奏者として名高いブヤノフスキーやマルコム・アーノルドの珍しいホルン独奏曲から、硬派な現代作曲家クビークまで、全曲ホルン独奏という珍しいもの。女流とはいえ、力強い響きを聴かせてくれます。ホルン・ファンは必聴です。
MSR
MS-1338(1CD)
トッド・クロウ/BBCレコーディング
モシェレス:マリブラン・ドゥ・ベリオ夫人の追憶のための性格的オマージュ
メンデルスゾーン(リスト編):9つの歌
シューマン:自作の主題による変奏曲変ホ長調*
メンデルスゾーン:ピアノ・ソナタ ホ長調Op.6*
トッド・クロウ(P)

録音:1992年1月ロンドン、
1995年3月、ブリストル、(BBCによる録音)
トッド・クロウは北米、南米、ヨーロッパを中心に活動するピアニスト。レパートリーもハイドン、シューベルトからタネイエフ、ドホナーニと幅広い。モシェレスの珍しいピアノ曲とリスト編のメンデルスゾーンの歌謡性あふれる歌曲編曲が聴きもの。
MSR
MS-1235(1CD)
ブラームス:7つの幻想曲Op.116
3つの間奏曲Op.117
ハイドンの主題による変奏曲Op.56b*
クリストファー・アッツィンガー(P)、
カスリン・アナンダ=オーウェンズ(P)*

録音:2009年
クリストファー・アッツィンガーはミシガン出身のアメリカのピアニストでカナダ、ヨーロッパで活動している。クリアなタッチとブラームスと言えども重々しくならない爽やかさが持ち味。
MSR
MS-1351(1CD)
デヴィッド・ローゼンマン=タウブ自作自演
リスト風に、スカルラッティ風に、
バッハ風に、ハイドン風に、
シューベルト風に、シューマン風に、
ブラームス風にほか全26曲
デヴィッド・ローゼンマン=タウブ(P)

録音:1997年
デヴィッド・ローゼンマン=タウブは1927年生まれのアメリカの作曲家、ピアニスト。タイトルを読むと「〜風」となっているので、様々な作曲家のスタイルを模倣しているような作品かと思いきや、あくまでそれは作曲者の主観で実際は無調、多調と典型的な現代音楽のスタイルで書かれています。
MSR
MS-1357(1CD)
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番Op.84
5つの小品Op.4/束の間の幻影Op.22
ジェリー・ウォン(P)
録音:2007-08年
ジェリー・ウォンはインディアナ大学、ピーボディ音楽院で学んだ中国系アメリカ人の若手。アメリカ、ヨーロッパ、アジアで活発に活動している。フィリップ・アントルモンに絶賛された期待の才能。
MSR
MS-1363(1CD)
バスーンのためのブルガリアの歌と舞曲
ヘイ・ストヤン/早朝/ガンキノ・ホロ
あなたはチューリップ、ヒヤシンス、
それとも薔薇?/ソング・トゥ・マイ・ラヴ
ズラト・ガール/ほか全13曲
マリア・イェレツチェヴァ・ワイルドハーバー(Fg)、
タニア・タコバ(P)

録音:2008-09年
マリア・イェレツチェヴァ・ワイルドハーバーはブルガリア生まれ。地元の音楽院を卒業後、渡米。イェール大学マスター・クラスに学び、その後ソリストとして世界各地で活動。このアルバムは彼女の母国ブルガリアの民謡やポップソングを彼女自身がバスーンとピアノのために編曲したものを収録、これがデビュー・アルバム。「あなたはチューリップ、ヒヤシンス、それとも薔薇?」は「春の祭典」の冒頭を思わせる異国情緒あふれるメリスマティックな旋律が美しい。

SLOVART
SR-0068(1CD)
無伴奏クラリネットのための音楽
ベーラ・コヴァーチ(1937-):J・S・バッハへのオマージュ(1994)
ハインリヒ・ズーターマイスター(1910-1995):カプリッチョ(1946)
マリア・エウヘニア・ルク(1958-):人物[Personajes](1984)
ベーラ・コヴァーチ:M・デ・バッハへのオマージュ(1994)
ストラヴィンスキー(1882-1971):3つの小品(1919)
ジャコモ・ミルッチョ(1928-):ラプソディ(1979)
マルコス・パンタレオニ(1980-):鏡[Espelhos](2003)
ヴァレンティーノ・ブッキ(1916-1976):コンチェルト(Carte Fiorentine n.2;1969)
ドニゼッティ:練習曲第1番(1821)
ルイス・アルベルト・レケホ(Cl)

録音:スタジオ・ダ・カーポ
ルイス・アルベルト・レケホは1972年スペイン・バスクのビルバオに生まれ、同地の音楽院を卒業後ベルギーでワルター・ブイケンスとヤン・ギュンスに師事。1996年以来ビルバオ交響楽団に在籍しながらソリスト、アンサンブル奏者として国際的に活躍しています。当レーベルにはビルバオ・トリオのメンバーとしての録音(SR 0062)がすでにあります。

EMEC
EMEC-084(1CD)
アンドレス・セゴビア国際クラシック・ギター作曲コンクール優勝作品集
エドゥアルド・モラレス=カソ(1969-):リンダラハの庭、幻想曲〔2001〕
ホルヘ・ミゲル・ゴンサレス(1975-):半音階的〔2006〕
マルコ・スマイリ・ミラス(1967-):あの時と同じ光(テテ・モントリウへのオマージュ)〔1999〕
ハビエル・ファリアス・カバリェロ(1973-):Retorna〔2005〕
ヴィルジニオ・ツォッカテッリ(1969-):ギターのための5つの小品〔2000〕
アグスティン・マルリ(G)

録音:2010年4月13-14日、パレンシア県オルモス・デ・オヘダ(スペイン)、
聖エウフェミア・デ・コソリョス教会
スペイン、グラナダ県ラ・エラドゥラ=アルムニェカルで開催されるクラシック・ギターのための作曲コンクールにおいて第1位を獲得した作品を収録。〔受賞年〕。

PHOENIX
PH-09143(1CD)
朗読とピアノの為のメロドラマ集
シューマン:美しいヘートヴィヒOp.109
リスト:死せる詩人の恋
R・シュトラウス:イノック・アーデンOp.38
フランカ・ファッブリ(朗読)
ジョルジャ・アレッサンドラ・ブルスティア(P)

録音:2009年12月14-15日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス

PHOENIX
PH-95107(1CD)
トゥリーナ:ピアノ作品集
旅のアルバムOp.15(1916)
スペイン民謡による2つの舞曲Op.41(1927)〜ゲルニカの木
ミニチュア集(8つの小品)Op.52(1930)
アルモドバルの城Op.52(1931)
サーカスOp.68(1931)
フィリッポ・クアルティ(P)

録音:1995年10月24-26日、モンテベッルーナ(イタリア)、ユーフォニック・サウンド・スタジオ
PHOENIX
PH-96204(1CD)
グイード・アルベルト・ファーノ(1875-1961):ピアノ作品集 Vol.1
4つの幻想曲Op.6
ピアノ・ソナタ ホ長調
ロベルト・ベルトゥッツィ(P)

録音:1996年6月17-19日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
世界初録音と表記されています。Vol.2: PH-98409。
PHOENIX
PH-96206(1CD)
ピアノの為の夜想曲集
ジョン・フィールド:夜想曲
第4番イ長調/第9番変ホ長調/第10番ホ短調
第12番ト長調/第13番ニ短調/第14番ハ長調
ショパン:レント(夜想曲第20番a)嬰ハ短調/夜想曲第21番ハ短調
マルトゥッチ:夜想曲変ト長調Op.70-1
ドビュッシー:夜想曲変ニ長調
レスピーギ:夜想曲変ト長調
マリピエロ:田園夜想曲変ホ短調/幻影
フィリッポ・クアルティ(P)

録音:1996年6月5-7、モンテベッルーナ、ユーフォニック・サウンド・スタジオ
PHOENIX
PH-96208(1CD)
ギター作品集
ソル:序奏と変奏曲Op.9
パガニーニ:大ソナタ イ長調
ヴィラ=ロボス:前奏曲集〜第1−5番/練習曲集〜第1,3,7,12番
アレッサンドロ・ソルビアーティ(1956-):3つの小品*
フィロメナ・モレッティ(G)

録音:1996年10月30-31日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
*世界初録音と表記されています。
PHOENIX
PH-96210(1CD)
バッハ:オルガン作品集
前奏曲 ハ長調BWV547
来たれ、異教徒の救い主よ(コラール前奏曲)BWV659
来たれ、異教徒の救い主よ(コラール前奏曲)BWV660
来たれ、異教徒の救い主よ(コラール前奏曲)BWV661
パストラーレ ヘ長調BWV590
高みにおられる神にのみ栄光あれ(コラール前奏曲)BWV662
高みにおられる神にのみ栄光あれ(コラール前奏曲)BWV663
協奏曲BWV596
高き天より私は来た(クリスマスの歌による5つのカノン風変奏曲)BWV769
甘き喜びのうちに(コラール前奏曲)BWV608
これほどに喜ばしい日(コラール前奏曲)BWV605
高き天より私は来た(フゲッタ)BWV701
フーガ ハ長調BWV547
ルッジェーロ・リヴィエーリ(Org)

録音:1996年11月25-26日、サンタ・ボナ教会(イタリア)
PHOENIX
PH-97301(1CD)
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ピアノ作品集 Vol.2
イギリス組曲(1909)*
人魚と空色の魚(海の物語;1920)*
気晴らし(5つの小ワルツ;1928)*
これは死の車だったOp.2(1913)
クリノリン(1929)*/糸杉Op.17(1920)
ミ=ラ(マッシモ・ミラに;1931)*
ダヴィデ王の舞曲集Op.37(1925)
アルド・チッコリーニ(P)

録音:1996年7月19-20日、11月4-5日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス

*世界初録音と表記されています。Vol.1、Vol.3以降は入手困難と思われます。
PHOENIX
PH-97305(1CD)
ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調Op.1
ピアノ・ソナタ第2番嬰ハ短調Op.2
練習曲第1番(ショパンのOp.25-2による)
練習曲第2番(ウェーバーのOp.24による)
パスクアーレ・イアンノーネ(P)

録音:1997年2月10-12日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
PHOENIX
PH-97309
ピアノ・デュオ作品集
ブゾーニ:民謡「おお、愛しのアウグスティン」によるフーガ*
 モーツァルトの主題による協奏的連弾曲
カゼッラ:戦争の記録(完成版)/操り人形(新版)/フォックストロット
レスピーギ:6つの小品
ペトラッシ:シチリアーナとマーチ
マリピエロ:2台のピアノの対話 II+
ーナ、アウディトリウム・フェニックス
セバスティアーノ・ブルスコ、マルコ・ストラストラ(P)

録音:1997年9月16-17日、11月17日、モンテベッル
+は2台のピアノの為の、他はピアノ四手連弾の為の作品。*+世界初録音と表記されています。
PHOENIX
PH-97312(1CD)
リスト:宗教的ピアノ作品集 Vol.1
復活祭の賛歌(原曲:ラッセン)
無限なるものに寄せる賛歌(原曲:シューベルト)
祈願[Invocation](第1版)
万霊節の日の為のリタニア(原曲:シューベルト)
バッハのカンタータ「泣き、嘆き、怯え、震え」の主題による変奏曲
十字架への道行
グレゴリオ・ナルディ(P)

録音:1997年5月10-12日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
PHOENIX
PH-97313(1CD)
ギター二重奏
ガブリエーリ:リチェルカーレ第12旋法*
トマス・フォード(1580-1648):サウスコート氏のパヴァンとガリアード*
D・スカルラッティ
ソナタ K.147, L.376*/ソナタ K.519, L.475*
ジュリアーニ:協奏的変奏曲Op.130
ピエール・プティ(1922-2000):トッカータ
マウロ・ガンジ(1923-2010):寓話
セルジョ・キエレギン(1933-):ニューヨーク=ファンタジー+
カルロ・ビアンカラーナ、ステファノ・ミンゴ(G)

録音:1997年2月24-25日、5月5-6日、ローマ、スタジオ・ジョヴァンニ・ルイージ
*+世界初録音と表記されていますが、*はおそらく使用版による世界初録音。
PHOENIX
PH-97315(1CD)
リリシズムと20世紀のギター音楽
ポンセ:ソナタ第3番
カステルヌオーヴォ=テデスコ:タランテッラ/チルチェオへの3つの前奏曲/ロンド
タンスマン:スクリャービンの主題による変奏曲
ビセンテ・アセンシオ(1908-1979):神秘的組曲
ジョルジョ・フェデリコ・ゲディーニ(1892-1965):演奏会用練習曲
ウンメルト・カファーニャ(G)

録音:1997年5月16-17日、7月17日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
PHOENIX
PH-97317(1CD)
ドニゼッティ:ピアノ四手連弾作品集
シンフォニア/G.D.の神髄
ソナタ変ホ長調「予期せぬ訪問者」
ソナタ ハ長調/葬送行進曲
普通のソナタ/ポラッカ/Sonata a 4 Sanfe
L .../バッターリャ隊長/ソナタ ト長調
ソナタ変ロ長調
ダニエーレ&ダヴィデ・トリヴェッラ(P)

録音:1997年10月7-9日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス
PHOENIX
PH-97319(1CD)
アストル・ピアソラ:タンゴの歴史
6つのタンゴ練習曲(無伴奏フルートの為の)
タンゴの歴史(フルートとギターの為の)*
アディオス・ノニーノ(A・グレコ編曲;無伴奏フルートの為の)#
リベルタンゴ(A・グレコ編曲;フルートとギターの為の)*#
レイヒアのゲーム(タンゴ前奏曲、ロベルト・ファッブリチアーニ編曲;バスフルートとコントラバスフルートの為の)+
ロベルト・ファッブリチアーニ(Fl、バスFl)
ステファノ・カルディ(G)*
マリオ・カローリ(コントラバスFl)+

録音:1997年7月23-24日、ボヴァーラ・デ・トレーヴィ(イタリア)、聖大天使教会

#世界初録音と表記されています。
PHOENIX
PH-97320(1CD)
ピアノの為のタランテッラ集
テオドール・デーラー(1814-1856):タランテッラOp.39*
シュテフェン・ヘラー(1813-1888):タランテッラOp.53*
ロッシーニ生粋のタランテッラ(行列の横断付き)*
ロッシーニ(リスト編):ナポリ風タランテッラ舞曲*
リスト:タランテッラ
アントン・ルビンシテイン:タランテッラOp.6*
ダルゴムイシスキー(1813-1869)/リスト編):タランテッラ*
オーベール(リスト編):華麗なタランテッラ(歌劇「ポルティチの唖娘」より
ショパン:タランテッラOp.43
マルトゥッチ:タランテッラOp.6*/タランテッラOp.44-6*
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):タランテッラ*
マルコ・パジーニ(P)

録音:1997年7月21-23日、モンテベッルーナ、アウディトリウム・フェニックス

*=世界初録音と表記されています。

BMS
BMS-416CD(1CDR)
【未案内旧譜】
L・バークリー:ソロ・ピアノとピアノ・デュオのための作品集
6つの前奏曲Op.23/ソナタOp.20
5つの短い小品Op.4
4手のためのソナチナOp.39
4手のための主題と変奏Op.73
4手のためのパルム・コート・ワルツOp.81-2
ラファエル・テローニ(P)、
ノーマン・ビーディー(P)

録音:1993年4月7日&8日
バークリー親子の父、レノックス・バークリー(1903−1989)のソロとデュオのためのピアノ作品集。バークリーはフランスで名教師ナディア・ブーランジェに師事しており、ピアノ作品にもイギリスというよりもフランスからの影響を色濃く感じさせる作品が多い。英グラモフォン誌クリティックス・チョイス受賞盤。
※BMSはレーベル・オフィシャルのCD-R 盤です。予めご了承下さい。

ALBERT MORALEDA
MORALEDA-1094-5
(1CD)
【未案内旧譜】
リスト:ピアノ作品集
「巡礼の年 第2年 イタリア」〜婚礼
アルカデルトのアヴェ・マリア
クリスマス・ツリー(全12曲)
4つの小品
フレデリク・ジェベルス(P)

録音:1994年2月10-14日、バルセロナ
ALBERT MORALEDA
MORALEDA-1294-1
(1CD)
【未案内旧譜】
グラナドス、ジェラード:ピアノ作品集
グラナドス:詩的ワルツ集(1887)
ゴイェスカス(1911)〜ともし火のファンダンゴ,愛と死
わら人形(1911)
ロバート・ジェラード(1896-1970):バレエ「ドン・キホーテ」(1940-1941)からの舞曲集
3つの即興曲(1950)
2つの音符(1921-1922)
ジョルディ・カメイ(P)

録音:1994年5月22、25-26日、バルセロナ、スタジオ・アルベルト・ムラレダ
ALBERT MORALEDA
MORALEDA-7167
(1CD)
【未案内旧譜】
シューベルト:ピアノ作品選集 Vol.3
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
6つの楽興の時Op.94 D.780
アントニ・ベセス(P)

録音:1995年12月、バルセロナ、スタジオ・アルベルト・ムラレ
ALBERT MORALEDA
MORALEDA-8186
(1CD)
【未案内旧譜】
コントラスト IIバロックとジャズのフュージョン
ラモー:トリコテ/アルマンド
 ロンド形式のジグ
F・クープラン:牧歌
 恋するナイチンゲール/勝利したミューズ
アントニオ・ソレル:ソナタ ニ短調
バッハ:ガヴォット/アリア/グラント
D・スカルラッティ:ソナタ ト長調 L.82
 ソナタ ハ長調 L.S-3/ソナタ ト長調 L.286
マネル・カンプ、ルドビカ・モスカ(P)

録音:1998年1月28-29日、スタジオ・アルベルト・ムラレダ
ジャズと現代音楽を中心に幅広いジャンルで活躍するピアニスト・作曲家マネル・カンプと、ピアニストでダンサー、画家でもあるルドビカ・モスカのデュオ。ジャズ・テイストのバロック音楽というところです。
ALBERT MORALEDA
MORALEDA-95327
(1CD)
【未案内旧譜】
マネル・カンプ(1947-):勇気ピアノ作品集
勇気/失われた春(3曲)/切望
魅力的な映像(4曲)/夜想曲
マネル・カンプ(P)

録音:1995年7月24-26日、スタジオ・アルベルト・ムラレダ

フォンテック
FOCD-9482(1CD)
2010年9月21日発売
益田正洋/BACH on Guitar
バッハ:プレリュード、フーガ、アレグロ BWV998
組曲 ホ長調 BWV1006a(原曲:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 BWV1006)
ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
パルティータ 第2番〜シャコンヌ
益田正洋(G)

録音:2009年6月29-7月1日、12月15−17日 秩父ミューズパーク
バロック〜近現代のソナタ作品を集めた意欲作「SONATA」(FOCD9455)発売から半年。早くも登場したギタリスト・益田正洋の最新作のテーマは「バッハ」です。幼少の時から「天才ギター少年」としてその名を知られた益田。ニューヨーク・ジュリアード音楽院への留学を経たのち、近年の著しい活躍によって、今や日本を代表するギタリストの一人となった益田は、その卓越した技術と比類ない音楽性で、音楽史に燦然と輝く巨匠の作品に真摯に向き合います。名曲中の名曲として知られる流麗な「プレリュード、フーガ、アレグロ」、益田が併せ持つ明朗さと重厚さが反映された「パルティータ第3番」、その美しさに圧倒される「ソナタ第1番」、名匠セゴビアによって編曲・録音され、ギタリストにとっては欠かせないレパートリーの一つとなった「シャコンヌ」。どの曲ひとつをとっても、ギタリストによるバッハ作品演奏における最高の名演であり、名盤として、歴史にその名を残すこと間違いなしの一枚です。(フォンテク)
フォンテック
FOCD-3511(1CD)
(Blu-spec CD)

FOVD-101(DVD)
2010年9月21日発売
西江辰郎の芸術

■Blu-spec CD
シューマン&R.シュトラウス

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 KV.301
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第1番イ短調 作品105
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 作品18
クライスラー:美しきロスマリン 作品55-4
愛の悲しみ/ウィーン風小行進曲

■DVD
西江&アンダローロ/デュオリサイタル
モーツァルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 変ロ長調 KV.454
プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 ニ長調 Op.94a
フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調
クライスラー:美しきロスマリン
ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲
■Blu-spec CD
西江辰郎(Vn)
坂野伊都子(P)

■DVD
西江辰郎(Vn)
ジュゼッペ・アンダローロ(P)

録音:2005年4月6日 仙台市青年文化センター ライヴ
弱冠24歳で仙台フィルのコンサートマスター、現在は新日本フィルコンサートマスターに就任し、人気急上昇のヴァイオリニスト西江辰郎。コンサートマスターの重責を担いつつ、ソロ、 協奏曲、室内楽と全方向へ活動を続けています。
「シューマン&R.シュトラウス」は長くデュオ活動を続ける坂野伊都子との初CD。シューマン、R.シュトラウスを中心とする魅力的なプログラムを高音質なBlu-spec CDで収録。楽曲に対する真摯なアプローチと鮮やかな技術がいかんなく発揮されています。
「西江&アンダローロ デュオリサイタル」は名盤の誉れ高い「フランク&プロコフィエフ/西江&アンダローロ デュオリサイタル2」(FOCD9337)の初出映像。共演のイタリアの俊才ジュゼッペ・アンダローロは、第1回仙台国際コンクール、2002年ロンドン国際コンクール優勝で一躍注目を集め、05年にはブゾーニ国際ピアノコンクール優勝。大注目の若き才能の共演ライヴです。両者が音楽を作り上げていく様子がリアルに伝わってくるのは映像ならではの魅力です。(」フォンテック)
フォンテック
FOCD-2569(1CD)
伊藤弘之作品集〜スウェーイング・イントゥ・ダークネス

(1)アルト・サクソフォンのための「絶望の天使 II」(1999
(2)8人の奏者のための「沈み行く深い森へ」(2009)
(3)打楽器ソロのための「まだ見ぬ大地」(2009)
(4)ギターのための「虹色に輝く夜」(2005/2006)
(5)フルートのための「サラマンダー Ib」(1995/2005)
(5)ピアノのための「響きの森へ」(2007)
(6)5人の奏者のための「イン・ザ・ディム・ライト」(2005)
(6)混声合唱とピアノのための「静かに、深く、そして強く」(2008)
(1)齋藤貴志(Sax)
(2)夏田昌和(指)アンサンブル・コンテンポラリー・アルファ
(3)神田佳子(Perc)
(4)モータン・ファルク(G)
(5)コルベイン・ビャーナソン(Fl)
(5)中嶋香(P)
(6)夏田昌和(指)アンサンブル・コンテンポラリー・アルファ
(6)田中信昭(指)東京混声cho
中嶋香(P)
伊藤弘之は湯浅譲二、池辺晋一郎、R.レイノルズ、B.ファーニホゥに師事し、芥川作曲賞、ヌオヴェ・シンクロニー国際作曲コンクール第1位(ミラノ)、シュティペンディエン賞(ダルムシュタット)などを受賞しています。アルディッティ弦楽四重奏団、ニューアンサンブル、クラングフォルム・ウィーン、新日本フィル、いずみシンフォニエッタ大阪、東京シンフォニエッタ、アンサンブル・コンテンポラリーα、ネクスト・マッシュルーム・プロモーション、クァルテット・エクセルシオなどの演奏団体や、鈴木俊哉(リコーダー)、宮田まゆみ(笙)、吉村七重(筝)をはじめとするたくさんの優れたソリストたちに支持され、ISCM World MusicDays (2000年、 2004年、2009年)、ルツェルン、ガウデアムス、ダルムシュタット、秋吉台、武生をはじめ国内外の多くの音楽祭やコンサートで作品が演奏されています。
緻密な方法論と曲想にも関わらず、どこか柔らかい印象がある作品達。それは洗練された技術と、伊藤自身の感性によるものです。

ALBERT MORALEDA
MORALEDA-0221(3CD)
アントニオ・ソレル(1729-1783):鍵盤楽器の為のソナタ全集 Vol.1-3
第1番イ長調/第2番変ホ長調/第3番変ロ長調/第4番ト長調
第5番ヘ長調/第6番ヘ長調/第7番ハ長調/第8番ハ長調
第9番ハ長調/第10番ロ短調/第11番ロ長調/第12番ト長調
第13番ト長調/第14番ト長調/第15番ドリア調/第16番変ホ長調
第17番変ホ長調/第18番ドリア調/第19番ドリア調/第20番嬰ハ短調
第21番嬰ハ短調/第22番変ニ長調/第23番変ニ長調/第24番ニ短調
第25番ドリア調/第26番ホ短調/第27番ホ短調/第28番ハ長調
第29番ハ長調/第30番ト長調/第31番ト長調/第32番ドリア調
第33番ト長調/第34番ホ長調/第35番ハ長調/第36番ドリア調
第37番ニ長調
アントニ・ベセス(P)

録音:2008-2009年
ソレルのスペシャリスト、アントニ・ベセス(1945年バルセロナ生まれ)がモダーン・ピアノで取り組むソナタ全曲録音第1弾。は外装には「作品全集 Vol.I-II-III」と記されておりますが、このプロジェクトがソレルの全作品に及ぶものなのか否かは今のところ不明です。
ALBERT MORALEDA
MORALEDA-0185(1CD)
【未案内旧譜】
シューベルト:ピアノ作品選集 Vol.1
ピアノ・ソナタ第19番ハ長調 D.958(1828)
4つの即興曲Op.90 D.899(1827)
アントニ・ベセス(P)

録音:1999年10月、バルセロナ、スタジオ・アルベルト・ムラレダ
ALBERT MORALEDA
MORALEDA-0131(1CD)
【未案内旧譜】
シューベルト:ピアノ作品選集 Vol.2
ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959(1828)
4つの即興曲Op.142 D.935(1827)
アントニ・ベセス(P)

録音:1999年10月、バルセロナ、スタジオ・アルベルト・ムラレダ
ALBERT MORALEDA
MORALEDA-0168(1CD)
【未案内旧譜】
コープランド・プレゼンツ
コープランド:ロデオ(1942)
ピアソラ:3つの前奏曲(1987)
アマルゴス(1950-):風変わりなワルツ(1982年版)
フランセスク・タベルナ=ベク(1931-):消えかけた道(1989)〜バラード
クンラド・セト:リヨン風ワルツ(1987)
サキ・ギリェム:もし約束が(1987)
シャビエ・ブリA:ピアノ・ソナタ(1985)
ジョルディ・ビラプリニョ:思い出に(行方知れずの友人たち)(2000)
ジョルディ・ビラプリニョ(P)

録音:2004年7月、スタジオ・アルベルト・ムラレダ
ALBERT MORALEDA
MORALEDA-0196(1CD)
【未案内旧譜】
ジュゼプ・セルコス(1925-1989):ピアノ作品集
ソナタ ロ短調(1952)/花の有用性(1967)
サーカスの情景(1980)
エミリ・ブラスク(P)

録音:2000年3月、スタジオ・アルベルト・ムラレダ

旧規格番号「MORALEDA-0136」の新装再発売。

PICCOLO
PC-215(1CD)
星野雅司:ギター作品集
海の色彩/蛍/虹/暁の光/郷愁
日本寺院ファンタジー/ある秋の日
回想/谷間の小川/哀愁のルンバ/法隆寺の謎
イ短調プレリュード
エチュード第三番(サブタイトル:懐かしい思い出)
星野雅司(G)

録音:マドリード、スタジオ・プレクトラム
星野雅司は東京の浅草に生まれ、大学時代(工学部)にギターに出会い独学後、ギタリスト・哲学者の高嶺巌に師事、その後スペインに渡りマドリード王立高等音楽院教授ホルヘ・アリサ(レヒノ・サインス・デ・ラ・マサの高弟)宅にて3年以上個人レッスンを受けました。以来スペインに在住しギタリスト・作曲家として活動しています。外装・ブックレットに日本語の曲目表記がありますが、解説はスペイン語と英語のみとなっています。

SUPEROPERA COM
AC-01(1CD)
ラフマニノフ:パガニーニの主題による変奏曲 〜第18変奏(アルベルト・コボ編)
 ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36(初版;1913)
ストラヴィンスキー:ピアノ・ソナタ嬰ヘ短調(1903-1904)
アルベルト・コボ(P)

録音:2009年10月2日、マドリード、ラ・コルニャ通り、Hazen's building
ピアニスト、レコーディング・プロデューサー、楽譜校訂者、音楽著作家等、幅広い分野で活躍するスペインの音楽家アルベルト・コボの自主制作CD。「ロシアのポスト・ロマンティシズムとピアノ 失われた2つの偉大なピアノ・ソナタ」という仰々しいアルバム・タイトルが付けられています。

TANIDOS
SRD-388(1CD)
ショパン&シューマン生誕200年
ショパン:24の前奏曲Op.28 から*
第1番ハ長調/第2番イ長調/第3番ト長調/第15番変ニ長調
第16番変ロ長調/第17番変イ長調/第24番ニ短調
マズルカ嬰ハ短調Op.30-4
カロル・クルピンスキ(1785-1857):ポロネーズ ト長調+
オスカル・コルベルク(1814-1890):マズルカ変ホ長調+
ユゼフ・ノヴァコフスキ(1800-1865):練習曲「ショパンの記念に」Op.25-2+
マルティン・サンチェス・アリュ(1823-1858):セイレーンの歌+/つる草+
マルシアル・デ・アダリド(1826-1881):奇想ワルツ+/幻想即興曲「ショパンの記念に」+
シューマン:幻想小曲集Op.73#/民謡風の5つの小品Op.102#
エドヴァルト・ヴォラニン(P)*
アントニオ・バシエロ(P)+
パブロ・デ・ナベラン(Vc)#*
アレクサンドル・カンデラキ(P)#*

録音:1999年10月、2000年1月、ビドゴシュチ(ポーランド)、
ポモジェ・フィルハーモニー、コンサートホール*
1999年、ワルシャワ、セルバンテス学院、ライヴ+
2010年、バリャドリド、スペイン貯蓄銀行演劇ホール#
音源提供:Dux*/ポーランド放送+

TELOS
TLS-123(1CD)
ジョン・ケージ:「ある風景の中で」(1948)
 「One9」(1991)〜第3,8,2番
 「アパートメント・ハウス」〜ハーモニー第5番(1976)
 ドリーム(1948)
ヴォルフガング・ディメトリーク(アコーディオン)

録音:2005年10月17日
ジョン・ケージ・ファン必聴盤の登場です。もともと笙のために作曲されたOne.やピアノのために作曲された「ある風景の中で」などをアコーディオンで演奏。アコーディオンの特性を活かし見事な編曲となっておりケージのさらなる魅力に気づかされます。演奏のヴォルフガング・ディメトリークは1974年オーストリアで生まれ。ウィーンのファメ・コンクール、グラーツの国内音楽学校コンクールほか多数の賞を受賞歴があり、現代最高のアコーディオン奏者です。TELOSレーベルより発売されたハイドン:ピアノ・ソナタ集(TLS-121)、J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲(TLS-120)はいずれも高く評価されております。 (Ki)

Piano21
P21-032-N(1CD)
旅のアルバムVol.1〜ヨーロッパ
スイス〜リスト:《旅のアルバム》よりアレグロ・パストラーレ/
ドイツ〜R・シュトラウス:寂しい泉Op.9-2/
オーストリア〜J・シュトラウス:美しく青きドナウ(エドゥアルド・シュットによる演奏会用パラフレーズ)/
ハンガリー〜ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、カツァリス:ブラームスのハンガリー舞曲第11番による即興曲/
チェコ〜ドヴォルザーク(カツァリス編):スラヴ舞曲Op.72-2/
ポーランド〜ハリス:我がワルシャワの歌/
ウクライナ〜ペティレク:ドナウ川のプレスブルク/
エストニア〜エッレル:アンダンティーノ、アラ・バラータ、祖国の旋律/
フィンランド〜シベリウス(シベリウス&カツァリス編):交響詩《フィンランディア》Op.26-7、
ハンニカイネン:フィンランドの子守歌、ドビュッシーのシルエット/
アイスランド〜レイフス:アイスランド舞曲/
イギリス〜ラトゥール:ルール・ブリタニア/
オランダ〜レントヘン:羊飼い/
スペイン〜アルベニス(ゴドフスキー編):タンゴ/
イタリア〜ジャエル:《椿姫》によるカプリース・ブリランテ/
ギリシャ〜コンスタンティニディス編:カラマティアノス/
キプロス〜エコノム:自由の国
シプリアン・カツァリス(P)

録音:1988年〜2008年の録音(スタジオ&ライヴ)
カツァリスと行く超絶旅行も大好評とにかく凄い"旅のアルバム"第1巻は"ヨーロッパ"!

NUMERICA
NUM-1200(1CD)
ショパン:19のワルツ
変ホ長調 Op.18/変イ長調 Op.34-1
イ短調 Op.34-2/ヘ長調 Op.34-3
変イ長調 Op.42/変ニ長調 Op.64-1
嬰ハ短調 Op.64-2/変イ長調 Op.64-3
変イ長調 Op.69-1/ロ短調 Op.69-2
変ト長調 Op.70-1/ヘ短調 Op.70-2
変ニ長調 Op.70-3/変イ長調 Op.posth.
ホ長調 Op.posth./ホ短調 Op.posth.
イ短調 Op.posth./変ホ長調 Op.posth.
変ホ長調 Op.posth
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(P)

録音:1987年、リスボン、エンジェル・スタジオ
作曲家のほかに指揮者、ピアニスト、放送・映画の監督、舞台演出家、作家などさまざまな顔を持つポルトガルの才人アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(1940年生まれ)。40代後半だった彼がショパンを弾いた録音がCD化されました。

LYRINX
LYR-260(1CD)
変奏曲集
モーツァルト:デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 ニ長調 K.573
 グルック「メッカの巡礼」による10の変奏曲 ト長調 K.455
ハイドン:ピアノのための易しく快い変奏曲 ハ長調 Hob.XVII:5
 アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII:6
ベートーヴェン:パイジエッロ「水車屋の娘」の“うつろな心”による6つの変奏曲 ト長調 WoO.70
 サリエリ「ファルスタッフ」の“まさにその通り”の主題による10の変奏曲 WoO.73
チャラ・イアコヴィドゥ(P)

録音:2007年12月12−14日,マルセイユ、DSD録音
モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンの変奏曲を収録。チャラ・イアコヴィドゥはギリシャ生まのピアニスト。女性らしい柔らかなタッチと優しい感性による演奏で、大変に聞きやすく心落ち着く音楽を生み出しています。

MARQUIS
MAR-81509(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲) ウィノナ・ゼレンカ(Vc)

録音:2007-2010年
ウィノナ・ゼレンカはカナダのチェリストで、現在はトロント交響楽団の主席を務めています。その一方ソロ、室内楽への情熱もやみ難く、3年の歳月をかけてバッハ:無伴奏チェロ組曲を完成させました。愛器の1707年製グァルネリを存分に鳴らし、歌いまくる無伴奏組曲は近年珍しいでしょう。そこには若さとみずみずしさがあふれており、バッハ演奏で陥りがちな気難しさは皆無です。艶やかな音色と輝き、一聴の価値、おおいにありです。

Sedem
SEDEMCD-23(1CD)
スペイン・ロマン派ピアノ音楽の巨匠たち
アルベニス:Il Edu Garaitu(古いバスクの主題によるピアノのための華麗な幻想曲)
ペドロ・ティントレル(1814-1891):劇的幻想曲 Op.6
フアン・マリア・ゲルベンス(1819-1886):マミタ(ハバネラ)
マルティン・サンチェス・アリュ(1823-1858):モーロ人のため息/巡礼者
マルシアル・デル・アダリド(1826-1881):ワルツ即興曲
アドルフォ・デ・ケサダ(1830-1880):葬送行進曲
ダマソ・サバルサ(1835-1894):田園風景〜スペインの祭,籠の中に,薄暗い木立ち,田園の朝,慎み深い農民
ビセンテ・スロン(1871-1915):演奏会用アレグロ
ミゲル・アンヘル・カストロ(P)

録音:2009年7月25-26日、サンタ・クルス・デ・テネリフェ、カナリア諸島高等音楽院ホール
サルスエラばかりに注目が集まるスペイン・ロマン派音楽ですが、ピアノ音楽もショパンやリストらの影響を受けながら発展を遂げていました。これは聴く機会の少ない19世紀スペインのコンポーザー=ピアニストたちの作品を概観かつ堪能できるアルバムです。ミゲル・アンヘル・カストロはサンタ・クルス・デ・テネリフェに生まれ、ホアキン・ソリアノ(マドリード高等音楽院)、セルゲイ・ドレンスキー(モスクワ・チャイコフスキー音楽院)等に師事したスペインのピアニスト。

CASSIOPEE
CASS-969354(1CD)
アルベニス:ピアノ作品Vol.6
四季/キューバ狂詩曲
スペイン狂詩曲/タンゴ/愛の歌
サンブラ・グラナディーナ
エンリエッテ・レンブラント(P)

MAP
LRCD-125(1CD)
ラテン・アメリカの印象
レオ・ブローウェル(1939-):無題小品第1番/魅惑の瞳/子守歌
伝承曲:メレンゲ
ホルヘ・ゴメス・クレスポ(1900-1971):ノルテニャ[北の]
ピアソラ:ブエノスアイレスの夏
ポンセ:3つのメキシコ民謡; ラ・バレンティナ,わが心よ、君ゆえに,小鳥売り娘
 あなたから遠く離れて
 メキシコのスケルツィーノ
ビセンテ・エミリオホ・ソホ(1887-1974):ベネズエラの5つの小品
バリオス:ワルツ Op.8 No.3
アントニオ・ラウロ:ベネズエラ組曲
ルチオ・ドッソ(G)

録音:ローマ、スタジオ「コル・テンポ」
ルチオ・ドッソはローマに生まれ、1989年のアンドレス・セゴビア・コンクール(スペイン、エルエスコリアル)で優勝したイタリアのギタリスト。

Aeolus
AE-10551(1SACD)
ヴィエルヌ:オルガン交響曲全集Vol.2
オルガン交響曲第3番嬰へ短調Op.28
オルガン交響曲第4番ト短調Op.32
ダニエル・ロート(Org)
フランク、ヴィドールの下でその才能を開花させ、ノートルダム大聖堂のオルガニストという栄誉ある地位にまで上り詰めたルイ・ヴィエルヌ(1870−1937)の"マルチチャンネル録音"によるオルガン交響曲全集第2巻。第1集(AE-10451)は、ドイツのフォノ・フォルム誌やアメリカのファンファーレ誌、イギリスのザ・オルガン誌などの各誌が太鼓判を押すなど、オルガン録音としては突出した高評価を得た実績を持ちます。
Aeolus
AE-10571(1CD)
リューベク:オルガン作品集
前奏曲ト長調LubWV.12
前奏曲とフーガ ハ長調LubWV.6
前奏曲ニ長調LubWV.11
われ汝に呼ばわる主イエス・キリストよLubWV.13
前奏曲ヘ長調LubWV.7
前奏曲とフーガ ヘ長調LubWV.8
主に謝しまつらんLubWV.15
前奏曲ハ長調LubWV.10
シャコンヌLubWV.20
前奏曲ト長調LubWV.9
ああ、我ら貧しき罪人
レオン・ベルベン(Org)
ハンブルクの聖ニコラウス教会のオルガニスト、作曲家として18世紀前半のドイツで絶大な名声を誇ったヴィンツェント・リューベク(1654−1740)のオルガン作品集。「前奏曲」や「フーガ」などの大バッハ彷彿とさせる形式や、ブクステフーデからの影響を感じさせるリューベクの作風は、北ドイツ・オルガン楽派の中でも重要な地位を占めていたとされています。
Aeolus
AE-10681(1CD)
エルドゥアイエン:オルガン作品集
サン・マウリシオ
グアダルベのマリア
ノスタルジア/インターリュード
バスク風前奏曲/悲歌
アンダルシアのレタブロ/子守歌
祈り/夜想曲/日没/3つのサエタス
エステバン・エリツォンド・イリアルテ(Org)
トマス・デ・エルドゥアイエン(1882−1953)は、チリ、アルゼンチンを巡り200曲を超えるオルガン作品を遺したバスク地方の作曲家であり、カプチン・フランシスコ修道会の聖職者。スペインのオルガン音楽を追求し続けるイリアルテが、バスク地方、サン・セバスティアン市のブエン牧師大聖堂に設置されている1954年製のグランド・オルガンで失われたバスクのロマンを壮大に響かせます。


CELESTIAL HARMONIES
CELE-14304-2(2CD)
シューベルト/最後の3つのピアノ・ソナタ
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D958
ピアノ・ソナタ第20番イ長調D959
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960
アルフレッド・パール(P)

録音:2005-2006年ブレーメン放送ゼンデザール
アルフレッド・パール1965年チリ生まれのピアニストで、クラウディオ・アラウの再来と世界中で絶賛されています。CDではベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(OEHMS)が絶賛され、ヴィルトゥオーゾ系のピアノ作品を得意としてきました。
ベンゼンドルファーを使用し、そのまろやかな音色を活かしつつも、それに頼り切らず、パール自身の音楽観とシューベルトの息遣いを一体化させた確固とした世界を築いた素晴らしい逸品です。
「第21番」の第1楽章はリピートを敢行。噛み締めるようにじっくり腰を据えたテンポで一見淡々と進行するだけに見え、リストなどのヴィルトゥオーゾ作品で衝撃を与えたピアニストとは別人のようですが、聴き進むにつれ、過度に余韻にふけることを避けたそのスタイルから、じんわりとシューベルトの孤独が浮かび上がるのを感じずにはいられません。アゴーギクも最低限にとどめていますが、展開部においてはその抑制に利いたアゴーギクのセンスが素晴らしく、その後半ではベーゼンドルファーならではの響きも十分に生かされています。不安を示すトリルもことさら強調しないのは、この作品から最終的に明るい希望を見出そうとするパールの意志の表れとも言えましょう。第2楽章では、その希望を何とか見失うまいとする意思が一層強く貫かれ、暗さに込むのではない清らかな音楽が脈々と流れます。第3楽章は、純真無垢そのもの。最高の聴きものは終楽章!テンポは軽妙ですが、決して子供の駆け足のような印象を与えず、常に内面を見つめ若干の戸惑いをのぞかせる表情が、アゴーギクにも現れ、絶妙なニュアンス。
「第19番」は、ベートーヴェンを思わせる意志の強さを確信を持って全面に出したアプローチが清々しく、強弱のメリハリを確実に施した立体感も見事。第2楽章はセンスの塊!もっと真綿に優しく触れるようなフレージングも可能なところですが、少ない音符の間合いを大切にしながらあくまでも内面で歌を息づかせることで一定の緊張を保持し、中間部の焦燥感との統一がなされているのです。追い立てられるような終楽章はパールのヴィルトゥオジティが全開となり、ダイナミックな音楽作りですが、表情の描き分けがデリカシー満点で、そのニュアンスのコントラストと連動の鮮やかさは、聴き手を惹きつけて止みません。
パールのシューベルト解釈が最も凝縮されていると思われるのが、「第20番」でしょう。第1楽章の出だしは確信に満ちた堂々たる響き。それは決して高圧的なものではなく、相手の身になって共に前へ進もうとする励ます勇気を秘めているように感じられます。このコンセプトは他の2曲も共通しており、その姿勢がシューベルトの音楽を女々しいものではなく、清らかな詩情と意志を持った音楽に引き上げていることを痛切に感じます。例えば、第1楽章で頻繁に転調を繰り返す中で現われる5:08からの楽想なども、その好例。暗さ一辺倒の第2楽章にも常に希望の光が挿し込むように窓がわずかに開かれています。但し、中間部だけは全ての窓を閉めきって悶絶。その後に訪れる主題の変奏の余韻が格別の味。終楽章は、「歌の中の歌!」と言いたくなる極美の主題旋律が何の衒いもないフレージングによって至純のニュアンスが立ち昇ります。パールのピアニズムには、いかにも分かりやすい説明調のデリカシーなど必要ないのです。 【湧々堂】

DIVINE ART
DDV-24149(1CD)
エリック・チゾームの音楽 Vol.6
キョール・モール舞曲(全6曲)
ダニーデン組曲(全3曲)
スコットランド・エア(全9曲)
ジャシュヤ=シーナ王妃の踊り
知恵の書(全11曲)
6つの夜想曲「鳥たちの夜の歌」
マレイ・マクラフラン(P)

録音:2006年
エリック・チゾーム(ERIK CHISHOLM,1904-1965)は20世紀半ばまで活躍したスコットランド出身の作曲家。19世紀末から20世紀初頭にかけてのヨーロッパでは自国の民謡を採集・研究し創作に取り入れた運動が盛んでしたが、チゾームもその流れのなかで自らの音楽を育んでいきました。遠くにグリーグ、少し近くにバルトーク、そしてすぐ近くにヴォーン=ウィリアムズ、バックス、モーランらイギリス田園楽派の影響を感じさせる。作品の多くがスコットランド民謡に基づき、快活な舞曲などはグレインジャーを思わせる。しかし激動の20世紀音楽の革新のなかに生き、プロコフィエフとも親交の深かった彼は前の世代には見られない大胆な不協和音も取り入れています。旧譜のVol.1〜Vol.5はCD-Rでの発売だったため、代理店では取り扱っておりませんでした。今回は満を持してのCDリリース。特にイギリス音楽ファンは必聴。

KNS CLASSICAL
KNSA-001(1CD)
【未案内旧譜】
ピアノ四手連弾作品集
シューベルト:幻想曲ヘ短調D.940
ブラームス:シューマンの主題による変奏曲Op.23
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集Op.46-1,Op.72-2,Op.46-8
カルロス・ラマ、ソフィア・カブルハ(P)

録音:2001年12月28-29日、ジロナ(スペイン)、アウディトリ・ビアデ
KNS CLASSICAL
KNSA-002(1CD)
カントリー・ガーデンズ
グレインジャー:カントリー・ガーデンズ
 アイルランド、デリー州の調べ
 スコットランドのストラススペイとリール
シューマン:交響的練習曲Op.13
ジョン・カーマイケル(1930-):パストラーレ、
 間奏曲とトッカータ
アンドルー・トーヴィー(1962-):マルコム・ウィリアムソンの為のリトル・ミュージック
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(1760-1812):ピアノ・ソナタト長調Op.45-2
マシュー・ハインドソン(1968-):AK47
プーランク:間奏曲変ニ長調
アントニー・グレイ(P)

録音:2003年11月12-13日、ジロナ(スペイン)、アウディトリ・ビアデ
KNS CLASSICAL
KNSA-003(1CD)
【未案内旧譜】
ピアノ四手連弾作品集
フォーレ:組曲「ドリー」
ラフマニノフ:6つの前奏曲Op.11
モンサルバジェ:3つのディヴェルティメント
ダニエル・バゾンバ(1969-):3つの練習曲
カルロス・ラマ、ソフィア・カブルハ(P)

録音:2003年7月30-31日、ジロナ(スペイン)、アウディトリ・ビアデ
KNS CLASSICAL
KNSA-005(1CD)
【未案内旧譜】
ジャパン・リサイタル
ラヴェル:ソナティネ
ドビュッシー:映像第1集
アルベニス:コルドバ
グラナドス:詩的ワルツ集/演奏会用アレグロ
ヘスス・マリア・ゴメス(P)

録音:2000年8月18日、松戸、森のホール、ライヴ
KNS CLASSICAL
KNSA-011(1CD)
【未案内旧譜】
マリオ・チェーザ(1940-):ピアノとディスクラビアの為の作品集
ムラーレス[壁画;IMurales]ディスクラビアまたは複数のピアノの為の組曲;6曲)+
子供の為のモジュール[Modulifor Children](6曲)*
旅するモジュール[Moduli Itineranti](6曲)*
マルコ・スキアヴォ(P*、ディスクラビア+)

録音:2005年3月1-2日、VidisonItalia
ディスクラビアは演奏記録・再生演奏・自動演奏可能なヤマハのハイテク・ピアノ(リンク)。

SOMM
SOMMCD-095-2(2CD)
ヘンデル:8つのチェンバロ組曲
第1番イ長調 HWV426
第2番ヘ長調 HWV427
第3番ニ短調 HWV428
第4番ホ短調 HWV429
第5番ホ長調 HWV430
第6番嬰ヘ短調 HWV431
第7番ト長調 HWV432
第8番 HWV433
ローレンス・カミングズ(Cemb)

録音:2008年11月4-6、9日、ロンドン W1、ブルック・ストリート 25、ヘンデル・ハウス博物館
使用楽器:1998年、ブルース・ケネディ製(モデル:1624年、ヨハネス・リュッケルス製、フランス、コルマールのアンテルランダン博物館所蔵)
ロンドンでヘンデルが1723年から没するまで住んだ建物は現在ヘンデル・ハウス博物館として公開されています。当録音は、英国BBCラジオ3制作のヘンデル没後250年記念番組(2009年放送)のため、ヘンデル・ハウス博物館において、展示楽器を用いて行われました。この楽器は、ヘンデルがこの家で暮らしている時に所有していた楽器を再現するために、現存する類似のチェンバロを基に製作されたものです。ローレンス・カミングズは1996年より英国王立音楽アカデミーの歴史的演奏責任者、1999年よりロンドン・ヘンデル・フェスティヴァルの音楽監督を務める英国の指揮者・チェンバロ奏者。ヘンデルの音楽における権威の一人であり、SOMMレーベルへの録音ではオラトリオ「エステル」(SOMMCD-238-9)および「ヨシュア」(SOMMCD-240-2)を指揮、また「7つのトリオ・ソナタOp.5」(SOMMCD-044)、 「ヴァイオリンと通奏低音の為の作品全集」(SOMMCD-068)、「6つのトリオ・ソナタOp.2」(SOMMCD-084)にチェンバロ奏者として参加しています。当盤でも期待にたがわぬ自信に満ちた演奏、生気あふれる音楽を聴かせてくれます。
SOMM
SOMMCD-097(1CD)
ベンジャミン・デイル(1885-1943):ピアノ・ソナタ ニ短調(1902)
ウィリアム・ハールストーン(1876-1906):ピアノ・ソナタ ヘ短調(1894)
マーク・ベビントン(P)

録音:2006年1月5-6日、バーミンガム、CBSOセンター
英国ロマン派の二人の作曲家が未成年期に書き上げたピアノ・ソナタ。ハールストーンは若き天才として期待されながら30歳の若さで亡くなった作曲家・ピアニスト。ピアノ・ソナタは18歳の時の作品。未だ出版されておらず、当録音が世界初となります。ベンジャミン・デイルも若くしてその才能を注目されたものの、第一次大戦勃発時にドイツに居たため捕虜となり、戦後は健康を害し活躍がままならなかった不運の作曲家。ピアノ・ソナタは17歳の時の作品ですが彼の代表作の一つとされています。両者ともに再評価の機運が高まっていますが、この種のレパートリーを得意とするベビントンのこの録音はそれに弾みをつけるに違いないでしょう。
SOMM
SOMMCD-098(1CD)
ラフマニノフ:交響的舞曲(2台ピアノの為の版)
ストラヴィンスキー:春の祭典(ピアノ四手連弾版)
マルコム・ウィルソン、フィリップ・マーティン(P)

録音:2009年3月30-31日、バーミンガム、エイドリアン・ボールト・ホール
マルコム・ウィルソンとフィリップ・マーティンはバーミンガム音楽院教師として同僚だった1980年代からピアノ・デュオ組んでいます。「春の祭典」は連弾の場合肩がぶつかり合う懸念があるため、2台のピアノで演奏しています。
SOMM
SOMMCD-099(1CD)
ジョン・アイアランド:ピアノ作品集 Vol.3
狂詩曲(1915)
2つの小品(1930/1931); 二月の子,オバド
4つの前奏(1918)曲; アンダートーン,オブセッション,聖なる男児,春の炎
2つの小品(1925); 四月,ベルゴマスク
ロンドンの夜のバラード
アーモンドの木(1913)
3つの舞曲(1913); ジプシーの踊り,田舎の踊り,刈り取り人の踊り
前奏曲変ホ長調/狂詩曲第1番(1906)*
マーク・ベビントン(P)

録音:2008年1月5-6日、バーミンガム、CBSOセンター

*世界初録音

BONGIOVANNI
GB-5165(1CD)
ルイージ・ヴェルディ:「詳細と小片」 ダニエレ・ブッチョ(P)

録音:2010年,ボローニャ
ルイージ・ヴェルディは1958年生まれの作曲家。「詳細と小片」はピアノのための69の小品集で、緻密に計算されて書かれた作品で、メカニカルな快感に浸れます。題名は、「詳細dettagli」と「切れ端ritagli」の語呂合わせ。 (Ki)


Cala
CACD-88045(1CD)
リスト:ピアノ作品集
ドン・ジョヴァンニの回想
ハンガリー狂詩曲第13番
葬送、1849年10月
ハンガリー狂詩曲第5番
フン族の戦い(マシュー・キャメロン編)
忘れられたワルツ第1番
交響詩「前奏曲」(マシュー・キャメロン編)
マシュー・キャメロン(P)

録音:2006年、システムス・ツー・レコーディング・スタジオ(ニューヨーク)
アメリカの名匠、アグスティン・アニエヴァスとエフレム・ブリスキンに師事したマシュー・キャメロン(1968−)。ニューヨーク・デビューとなった2008年9月のカーネギー・ホールでのコンサートは見事ソールド・アウト!ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして着実にキャリアを積み上げているキャメロンはアレンジャーとしても高い評価を受けており、特に「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」のアレンジは、あのカツァリスも大絶賛。"ヴィルトゥオーゾ"と"アレンジャー"。2つの類稀な才能を併せ持ったピアニストの登場です!
聴きものは何と言っても「前奏曲」。これは衝撃的な編曲です!管弦楽版をそのままピアノに移しただけの安易なアレンジではなく、ピアノでなければ表現できない色彩と艶やかさを想定した実にクリエイティブな仕事です!導入部の不気味な暗黒の世界は、キャロメンがイメージしたニュアンスが生々しく湧き立ち、そこからコーダのグリッサンドと強烈打鍵の応酬に到るまで息が抜けません。オケで聴くものとはまるで別の曲のような様相。というよりも、オケの場合はとかく勇壮な作品というイメージだけが先行しがちですが、キャメロンの演奏で聴くと、人生の激流そのものを投影した凄みに、これこそがリストがこの曲に込めたイメージなのでは、と感じられます。キャメロンが、単なる技巧だけの人ではないことも如実に証明。【湧々堂】

EMEC
E-091(1CD)
スペインの詩人たち Vol.1
ミゲル・エルナンデス(1910-1942):Pastoril /
El Nazareno /
Mis ojos, sin tus ojos, no son ojos
Me tiraste un limon y tan amargo /
El toro sabe al fin de la corrida
Me llamo barro aunque Miguel me llame
Tengo estos huesos hechos a las penas /
Te me mueres de casta y de sencilla
Umbrio por la pena casi bruno /
Un carnivoro cuchillo /Cantar
Tus cartas son un vino /
Me sobra el corazon
No cesara este rayo que me habita? /
No me conformo, no: me desespero
Como el toro he nacido para el luto /
Elegia / Carta / El herido
Vientos del pueblo / Aceituneros /
Cancion del esposo soldado
El nino yuntero / Cancion ultima /
Ausencia / Menos tu vientre
Vals de los enamorados y unidos hasta siempre / Nanas de la cebolla
Llego con tres heridas / Eterna sombra
フランシスコ・バリャダレス(朗読)
マイケル・ケヴィン・ジョーンズ(Vc)

録音:2010年3月2-3、18日、マドリード、ポリバレンテ・ホール
スペイン内戦に敗れ若くして獄死した詩人・劇作家ミゲル・エルナンデスの詩をスペインの名優フランシスコ・バリャダレス(1935-)が朗読。一部にチェロの演奏(バッハの無伴奏チェロ組曲からの一節や即興)が重ねられています。
EMEC
E-092(1CD)
スペインの詩人たち Vol.2
ラファエル・デ・レオン(1908-1982):Pena y alegria del amor /
Romance de la Petenera
Romance de la Viuda enamorada /
Giosa a la solea / Trigo limpio
Soltera / Centinela del amor / Consejos del buen amor /
Despedida
Profecia / Para toda la vida / Novio /
Luto
Tres punales / Me da usted candela? /
Romance de la Lirio
フランシスコ・バリャダレス(朗読)
アグスティン・マルリ(G)

録音:2010年4月27-28日、ロペ・デ・ベガ劇場、およびリンコン・デ・ペドロの旧舞踏サロン
スペインの詩人で歌謡曲の作詞家としても活躍したラファエル・デ・レオンの詩をスペインの名優フランシスコ・バリャダレス(1935-)が朗読。一部にギターの演奏(アンダルシア民謡)が重ねられています。

DIAL DISCOS(Doblon)
DIAL-96167(1CD)
オルゴールによる生粋のマドリード音楽
マルキナ:エスパニャ・カニ
ブレトン:パロマの前夜祭
ララ:マドリード
サン・フアン/フレイレ:マドリードの学生楽団
民謡:サパテアド
ペネリャ:山猫
チュエカ:水、カルメラと焼酎
F・アロンソ:ピチ
J・L・デ・アンドレス・M/J・F・ゴンサレス・ガラン:道のトゥナ
民謡:ラ・カニャ
オルゴール再生・録音
解説が付いていないので詳細がわかりませんが、オルガニリョと呼ばれる手回し式オルゴールを再生・録音したものと思われます。1995年頃CD発売。AAD。
DIAL DISCOS(Doblon)
DIAL-96746(1CD)
マドリードのオルガニリョ
チャピ:サルスエラ「人騒がせな娘」〜ワルツ
ブレトオン:サルスエラ「ラ・ドロレス」〜ホタ
アロンソ:ピチ(チョティス)
バルタ:マドリードのばら(チョティス)
アロンソ:ロス・ナルドス(パソドブレ)
モスタソ:ミ・ハカ(パソドブレ)
ブレトン:サルスエラ「パロマの前夜祭」〜マズルカ
ララ:マドリード(チョティス)
モレノ・トロバ:サルスエラ「ルイサ・フェルナンダ」〜マズルカ
チュエカ:サルスエラ「水、カルメラと焼酎」〜パソドブレ
パディリャ:エル・レリカリオ(パソドブレ)
ペネリャ:サルスエラ「山猫」〜パソドブレ
オルゴール再生・録音
オルガニリョとはスペイン語で呼ばれる手回し式オルガンやオルゴールを指す言葉。これはマドリードで流行した曲をオルゴール再生・録音したもののようです。2005年頃CD発売。ADD。解説書は付いておりません。

DIAL DISCOS(Nevada)
DIAL-99085(2CD)
スペイン・ギター音楽名曲集
ファリャ:ドビュッシーの墓碑銘の為の賛辞
ファリャ:隣人の踊り/代官の踊り
 粉屋の踊り
ソレール:ソナタ ホ長調
 ソナタ ト長調/ソナタ ニ長調
ソル:序奏、主題と変奏曲Op.9
ソル:モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲Op.43〜第5曲,第6曲
タレガ:マリア(ガヴォット)
 ムーア風舞曲/ワルツ ハ長調(パキト)
アルベニス:グラナダ*
タレガ:アラブ奇想曲*
グラナドス:舞曲第5番ホ短調*
ロドリーゴ:3つのスペイン風小品+
アンドレス・セゴビア:3つの前奏曲+
 光のない練習曲+
モレノ・トロバ:マドロニョス+
神成理[かんなりとおる](G)
トマス・フェルナンデス・ヒル(G)*
神成理(G)+

録音:1996年4月15-17日 、1994年1月*,+

Euridice
EUCD-45(1CD)
バッハ:オルガン作品集
前奏曲とフーガ ハ長調BWV.547
コラール・パルティータ「おお神、汝義なる神よ」BWV.767
幻想曲ト長調BWV.572
コラール「主なるイエス・キリストよ、われらをかえりみたまえ」BWV.655
コラール「いざもろびと、神に感謝せよ」BWV.657
幻想曲とフーガ ト短調BWV.542
カシュテン・アスケランド(Org)
ベルゲン音楽大学では宗教音楽を学び、ベルゲンの聖マリア教会でオルガニスト、音楽監督として活躍するカシュテン・アスケランドが弾くバッハ。北欧ノルウェーから届くオルガンによるバッハの音楽は一段と神々しい。

Dal Segno
DSPRCD-051(1CD)
マスターズ・オブ・ザ・ピアノロール
偉大なるピアニストVol.11〜シューラ・チェルカスキー&レオポルド・ゴドフスキー
■チェルカスキー
チェルカスキー:悲愴前奏曲(1925年)、
ラフマニノフ:W.R.のポルカ(1925年)、
チャイコフスキー:無言歌ヘ長調Op.2-3(1929年)、
ヴェルディ(リスト編):「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ(1927年)、
モシュコフスキ:愛のワルツOp.75-5(1925年)、
シューマン(リスト編):春の夜Op.39-12(1928年)
■ゴドフスキー
ヘンゼルト:子守歌変ト長調(1916年)、ゴンドラOp.13-2(1916年)、
ルビンシテイン:セレナード ニ短調(1916年)、シューマン:トロイメライOp.15-7(1917年)、
モシュコフスキ:ポロネーズ ニ長調Op.17(1917年)、
ショパン:ポロネーズ ニ長調Op.17(1916年)、
 夜想曲変ホ長調Op.9-2(1916年)、
 エコセーズより(1916年)、
 バラード ト短調Op.23(1916年)
シューラ・チェルカスキー(P)、
レオポルド・ゴドフスキー(P)
ピアノ・ロール再生を極上の音質でデジタル収録した本格的なピアノ・ロール復刻レーベル、ダル・セーニョ(Dal Segno)の人気シリーズ"偉大なるピアニスト"の第11弾。ゴドフスキーの「バラード」だけど「バラード」ではないような演奏を聴くと、悪魔的な難易度を持つ数々のアレンジ作品のルーツが見えてきます。
Dal Segno
DSPRCD-037(1CD)
スペインの偉大なるピアニストたち
アルベニス:セレナータ(セゴビア)
グラナドス:スペイン舞曲集〜第1番/第2番/第5番/第7番/第10番(グラナドス)
アルベニス:スペイン組曲Op.47〜アラゴンのホタ、セビーリャ(セゴビア)
セゴビア:セレナーデ(セゴビア)
グラナドス:スペインのワルツ集(グラナドス)
アルベニス:タンゴ(ノバエス)
ファリャ:クバーナ(ファリャ)
グラナドス:マリア・デ・カルメン前奏曲(グラナドス)
ファリャ:アラゴネーサ
■ボーナス・トラック
ラヴェル:ボレロ(ガンツ)
パキータ・セゴビア(P)、
エンリケ・グラナドス(P)、
ギオマール・ノバエス(P)、
マヌエル・デ・ファリャ(P)、ルドルフ・ガンツ(P)
デニス・コンドン・コレクションのピアノ・ロールを再生、デジタル収録した音源の中から、P・セゴビア、グラナドス、ノバエス、ファリャの演奏を集めた"スパニッシュ・プログラム"。ボーナス・トラックには、スイスのピアニスト、ルドルフ・ガンツの「ボレロ」を収録。

BMP FACTORY
KMCD-102(1CD)
エンリケ・ムニョス
フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):組曲「スペインの城」〜悲歌[Torija]
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番〜前奏曲,ジグ
ローラン・ブトロス(1964-):鷲のワルツ/農民の踊り
フロレス・チャビアノ(1946-):ラ・クバニタ
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):歌[Cancion]
フランシスコ・タレ:涙
アルハンブラの思い出/タンゴ
アラブ奇想曲
フランシスコ・クエンカ(1964-):エボカシオン、
フーガとタランタ
不詳:私のお気に入り
ロマンス…マリオ・エヒドに(禁じられた遊び)
エンリケ・ムニョス(G)

AYVA MUSICA
AV-042(1CD)
チェロとカスタネット
バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番BWV1009
ボッケリーニ:メヌエットのテンポで ト短調 G.5
ガスパル・カサド:無伴奏チェロ組曲
エミリオ・マテウ(1940-):ボレロによるボレロ(2005)
ジョルディ・サンサ(1966-):カスタネット、サパテアドとチェロの為の組曲(2005)
フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936)詩:クロタロ(朗読)
イグナジ・アディエグ(1963-):クロタロ(2005)
イニャキ・エチェパレ(Vc、朗読)
ルドビカ・モスカ(カスタネット、サパテアド)
チェロとフラメンコのカスタネットの共演という、まさにスペインならではの企画。後半のオリジナル現代作品ではサパテアド(足の踏み鳴らし)も炸裂し「競演」の様相に。ルドビカ・モスカはスペインの高名なピアニストなのですが、幼時より音楽と並行してダンスも勉強し続けているとのこと。驚きました。「クロタロ」はカスタネットの古い呼び名。

Avie
AV-2179(1CD)
シューベルト:4つの即興曲D.899
4つの即興曲D.935
アンドレア・ルケシーニ(P)
ベリオのピアノ作品集(AV-2104)という大胆不敵なプログラムでその名を知らしめたイタリアのピアニスト、アンドレア・ルケシーニのアヴィーからのリリース第2弾。1965年フィレンツェ生まれのルケシーニは、17歳という若さでディーノ・チアーニ国際コンクール優勝を果たすなどその実力はホンモノ。ベリオの「ピアノ・ソナタ」の初演者ということもあり得意とする近現代レパートリーに注目が集まりがちだが、シューベルトやベートーヴェン、ブラームスなどの演奏も間違いなくワールドクラス。

CZECH RADIOSERVIS
CR-0455-2(1CD)
ルボシュ・スルカ(1928):子供の為のピアノ曲集
ちょっとの間ピアノを/ピアノ小組曲
ゲームと夢/帰宅/春と子供
ピアノ小品第1集/同第2集/同第3集
同第4集
イヴァン・クラーンスキー(P)

録音:2001-2008年、プラハ、チェコ放送スタジオ
チェコ作曲家協会、チェコ音楽家・音楽学者協会会長を務めたチェコの作曲家ルボシュ・スルカが書いた一曲一曲がたいへん短いピアノ小品集。全80ピースを収録。
CZECH RADIOSERVIS
CR-0478-2(1CD)
スメタナ:ピアノ作品集
チェコ舞曲第1集(1877)/チェコ舞曲第2集(1879)
スケッチ集Op.4(1848-1857)/スケッチ集Op.5(1848-1857)
ヴェラ・ジェプコヴァー(P)

録音:1959年、プラハ、チェコ放送スタジオ AAD、モノラル
ヴェラ・ジェプコヴァー(1910-1990)はスメタナのピアノ音楽の普及に尽力したチェコのピアニスト。

VISTA VERA
VVCD-00213(1CD)
ウラディーミル・ソフロニツキー/スクリャービン博物館ライヴ Vol.3
シューマン:アラベスク ハ長調Op.18*
ピアノ・ソナタ第3番〜クララ・ヴィーク変奏曲*
クライスレリアーナOp.16+
雑記帳Op.99〜3つの小品(Nos.1-3)#
ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調Op.11**
ウラディーミル・ソフロニツキー(P)

録音:1956年2月29日*、1956年6月25日+、1958年7月26日#、1958年7月5日**、
モスクワ、スクリャービン博物館、ライヴ

BEL AIR MUSIC
BAM-2046(1CD)
モーツァルト&ショパン
モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
 ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
ショパン:バラード第1番ト短調Op.23
 練習曲ヘ長調Op.10-8
 ワルツ変ニ長調Op.64-1
 スケルツォ第1番ロ短調Op.20
 ワルツ嬰ハ短調Op.64-2
 アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズOp.22
ミロシュ・ミハイロヴィチ(P)

録音:2009年12月、ベオグラード(セルビア)、ラッキー・サウンド・スタジオ
1978年セルビア(当時はユーゴスラヴィア)のニシュに生まれたピアニスト、ミロシュ・ミハイロヴィチの初CD。彼は1995年以来数々のピアノ・コンクール入賞歴がありますが、2009年のサザン・ハイランド国際ピアノ・コンクール(オーストラリア)での優勝がこの録音のきっかけになったようです。

Discmedi
DM-4861-02(1CD)
モンセラト修道院の新オルガン
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV565
 目覚めよとその声は私たちに呼びかける(コラール前奏曲)BWV645
バッハ(テオドール・デュボワ編):カンタータBWV29〜シンフォニア
アンセルム・ビオラ(ギルマン編):右手の為の高音2声部のパルティータ
ナルシス・カザノベス(1747-1799):クラリーノ管のソナタ 二長調
ヘンデル(デュボワ編):「メサイア」〜ハレルヤ
フランセスク・シビル(1895-1990):モンセラト二部作(ヴィルレとファンタジア)
リスト:B.A.C.H.による前奏曲とフーガ
イレネウ・セガラ(1915-2005):徹夜祷(オルガンの為のキャロル)
ヴィドール:オルガンの為の交響曲第5番Op.42〜トッカータ
ミケル・ゴンザレス(Org)

録音:2010年3月22-24日、モンセラト修道院教会堂(スペイン)
モンセラト修道院に新造されたパイプオルガン(ブランカフォルト製)を用いた最初の録音。

Blau
BLAUCD-10013(1CD)
【未案内旧譜】
シューマンの肖像
シューマン:ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22
幻想曲ハ長調Op.17/謝肉祭Op.9
イラン・ロゴフ(P)

録音:1994年1月24-25日、ピータースハム(イギリス)、オール・セインツ教会

WELLTEMPERED
WTP-5162(1CD)
【未案内旧譜】
21世紀メサイア
ヘンデル(キャシー・ゲイスラーのリアライゼーション):オラトリオ「メサイア」(抜粋)
キャシー・ゲイスラー(シンセサイザー、サンプリング・リアライゼーション)
キャシー・ゲイスラーはウェルテンパード・プロダクションズの創設者でプロデューサー。オーボエ奏者でもあります。
WELLTEMPERED
WTP-5165(1CD)
【未案内旧譜】
クリスマス・タペストリー
ジョスカン・デプレ(キャシー・ゲイスラーのリアライゼーション):ミサ「フェラーラ公エルコレ」
オケゲム(ゲイスラーのリアライゼーション):ミサ・プロラツィオーヌム
キャシー・ゲイスラー(シンセサイザー、サンプリング・リアライゼーション)
WELLTEMPERED
WTP-5166(1CD)
【未案内旧譜】
ヴァーチャル・ヴィヴァルディ
ヴィヴァルディ(キャシー・ゲイスラーのリアライゼーション):「四季」
グローリアRV589(抜粋)
キャシー・ゲイスラー(シンセサイザー、サンプリング・リアライゼーション)
WELLTEMPERED
WTP-5168(1CD)
【未案内旧譜】
スカルラッティのハープ
D・スカルラッティ:ソナタ集から
ト長調K.201/ハ長調K.461
ニ短調K.9/ニ短調K.10
ロ短調K.87/ホ長調K.531
イ長調K.208/イ長調K.212
イ短調K.451/ホ長調K.135
ト短調K.476/ヘ短調K.466
ヘ長調K.468/ハ長調K.159
ニ短調K.213/変ロ長調K.54
ヴィクトリア・ドレイク(Hp)
バッハの「無伴奏チェロ組曲(ハープ版)」で好評を博したヴィクトリア・ドレイク。

Danica
DCD-8237(1CD)
ピアノ音楽の花束
ヘンデル:ピアノ・ソナタ ト長調Hob.XVI-27
主題と4つの変奏(神よ皇帝フランツを守り給え)
ピアノ・ソナタ ホ長調Hob.XVI-13
ピアノ・ソナタ ト長調Hob.XVI-11
ピアノ・ソナタ イ長調Hob.XVI-5
ピアノ・ソナタ第4番ニ長調Hob.XVI-4
カプリッチョ ト長調Hob.XVII-1
アンダンテ イ長調
ヴィリー・ストラルチク(P/スタインウェイ1900)

録音:2009年7月
とてつもないスケールの作品、『96台のピアノと打楽器の為の交響曲「大地、空気、火、水」』で知られるヴィリー・ストラルチクが弾くハイドンのピアノ作品集は、使用ピアノが1900年にニューヨークで製作されたスタインウェイ&サンズのモデルD。100年以上も前に製作され、現代のピアノでもフォルテピアノでもないスタインウェイのピアノで奏でるハイドンは響きが優しくまろやか。デンマークのレーベル、ダニカ(Danica)から届いた逸品です。

ABC Classics
ABC-465077-2(3CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.1
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
第5番ハ短調Op.10-1/第24番「テレーゼ」
第30番ホ長調Op.109/第14番嬰「月光」
第5番ハ短調Op.10-1/第7番ニ長調Op.10-3
第25番ト長調Op.79/第23番「熱情」
第19番ト短調Op.49-1/第20番ト長調Op.49-2
第32番ハ短調Op.111
ヘラルド・ウィレムス(P/スチュアート&サンズ)
ABC Classics
ABC-465264-2(3CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.2
ピアノ・ソナタ第26番「告別」/第9番ホ長調Op.14-1
第16番ト長調Op.31-1/第30番ホ長調Op.109
第17番「テンペスト」/第4番変ホ長調Op.7
第12番「葬送」/第18番変ホ長調Op.31-3
第10番ト長調Op.14-2/第13番変ホ長調Op.27-1
第31番変イ長調Op.110
ヘラルド・ウィレムス(P/スチュアート&サンズ)
ABC Classics
ABC-465695-2(3CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.3
ピアノ・ソナタ第15番「田園」/第3番ハ長調Op.2-3
第28番イ長調Op.101/第8番「悲愴」
第2番イ長調Op.2-2/第11番変ロ長調Op.22
第1番ヘ短調Op.2-1/第22番ヘ長調Op.54
第29番「ハンマークラヴィーア」
ヘラルド・ウィレムス(P/スチュアート&サンズ)
1971年ヴィクトリア女王ピアノ・コンクールを制覇したオランダ生まれのピアニスト、ヘラルド・ウィレムスのベートーヴェン全集。この全集のストロング・ポイントは、現在ウィレムスが活動拠点としているオーストラリアのピアノ・メーカー、スチュアート&サンズのピアノのサウンド。年間の生産台数はわずか数台というスチュアート&サンズのピアノは音域の拡張が1つの特徴。南半球オーストラリアで製作されたハンドメイド・ピアノから生まれるベートーヴェンの音楽。ピアノ・ファンは一聴の価値ありデス。

Monopole
LCD-7003(1CDR)
ラフマニノフ:絵画的練習曲集 op.33-1,2,3,5,6,7
 チェロ・ソナタ ト短調 op.19
リスト:ハンガリア狂詩曲第2番
ショパン:夜想曲 嬰ヘ短調 op.48-2
 バラード第1番ト短調 op.23、
 マズルカ第15番ハ長調 op.24-2
 マズルカ変イ長調 op.41-4、op.50-1
レフ・オボーリン(P)
スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc)

録音: 1946-1960年

CALLIOPE
CAL-3351(2CD)
ショパン:夜想曲全集&子守歌(エキエル版) パスカル・アモワイヤル(P)

録音:2004年6月
シフラの直系、アモワイヤルによるショパンのノクターン全集の登場。豊かな詩情と豊かな音色で、どこまでもやわらかに歌われるノクターン。ショパンが生涯を通して作曲し続けたノクターンのそれぞれの曲は、彼の生涯の様々なシーンが浮かんでくるような情景感と色彩感に満ちています。ショパンは弱音が大変美しいピアニストであったという記録がありますが、目を閉じて聴いているとまるでショパンが演奏しているかのような錯覚をおぼえるほど。エキエル版を使用しているのも注目といえるでしょう。 (Ki)

フォンテック
FOCD-9480(1CD)
税込定価
2010年7月31日発売
朴葵姫/クラシックギター
D・スカルラッティ:4つのソナタ(K.32,K.322,K.14,K.391)
バリオス:ワルツ第4番、森に夢みる、扇の国
タレガ:椿姫の主題による幻想曲、
 夢(sueno)、二人の姉妹
レニャーニ:カプリスより7番、22番
朴 葵姫(パク キュヒ)(G)

録音:2010年3月1-3日秩父ミューズパーク音楽堂
朴 葵姫は1985年韓国生まれ。幼少期を過ごした横浜でギターを始め、韓国・日本で研鑽を積みながら日本ギターコンクール(オヌール部門第1位)、東京国際ギターコンクール(第3位、第1位該当者なし)、韓国ギター音楽コンクール(第1位)など、日本・韓国の主要なコンクールで優秀な成績を収めました。2006年からはオーストリアのウィーン国立音楽大学にて、名ギタリスト、アルヴェリ・ピエリに師事。翌2007年には、ドイツのハイデンベルグ国際ギターコンクール(第1位および聴衆賞)、08年にはコブレンツ国際ギターコンクール(第2位、第1位該当者なし)、ベルギーのプランタン・ドゥ・ラ・ギター国際コンクール(第1位)などといった、多くの名ギタリストを輩出した国際的にも権威のあるギターコンクールを総なめにしています。天使のような容貌から奏でられるその音色は、繊細さと芯の強さをあわせもち、聴くものを魅了せずにはいられません。新世代のギター・ヒロインの誕生です。(フォンテック)
POLYMNIE
POL-110168(1CD)
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.27
第1番ト短調〜第6番ホ長調
本田早美花(Vn)
イザイはヨーゼフ・シゲティの弾くバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタに感銘を受け、当代の名ヴァイオリニストたちに捧げるためにこれらの6曲のソナタを作曲した。アンサンブル・モンソロ(オンスロー 弦楽五重奏&Pf五重奏 POL550162)のヴァイオリニスト本田早美花は1984年高知市生まれ。幼少、少女時代、父親の転勤で英国に暮らし、ヨーロッパの伝統、風土の中、豊かな教育を受け育った。ヴィオリンとの出会いは3歳のとき、黒沼ユリ子氏のTV番組に興味を持ったことがスタートするきっかけとなった。習い始めて1ヵ月後イギリスの教会コンサートでソロ演奏をした。帰国後,鈴木嵯峨子氏の指導のもと、9歳にて日本クラシック音楽コンクール小学生の部で最高位を受賞。10歳より再び渡英した後は、エスター・カトーナ氏に師事。各地の音楽祭で優勝し、12歳で英国ナショナルコンペティション「フェスティバル・オブ・フェスティバルズ」でゴールドメダルを受賞。13歳でAudiコンペティションの弦楽器部門ファイナリストとなり、BBC・FM放送された。ロンドンのセント・ジョーンズにてヨーロッパの名門、イングリッシュ・チェンバーオーケストラとの共演や、ユーディ・メニューヒン基金のサロンコンサート、病院、老人ホーム、スマトラ沖地震の被災者のための支援コンサートなど、英国、フランス、日本にて、少女時代から多くのチャリティー演奏活動をしている。アヴィ二ヨン国際ヴァイオリンコンクール優勝、エパーネにてPromifi賞(2001年)。イル・ド・フランスの若い演奏家賞(2002年)。メニューヒン国際ヴァイオリンコンクールにて現代音楽ベスト演奏賞(2006年)。 (Ki)

RCD
RCD-30113(1CD)
ハイドン:ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI:49
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」
ショパン:ロンド ハ短調 Op.1,
 ポロネーズ 嬰ヘ短調 Op.44,
 夜想曲 変ホ長調 Op.9-2,
 マズルカ 嬰ト短調 Op.33-1,
 マズルカ ハ長調 Op.33-3,
 マズルカ ロ短調 Op.33-4,
 マズルカ ヘ短調 Op.7-3,
 マズルカ 嬰ハ短調 Op.30-4
ドミトリー・バシキーロフ(P)

録音:2006年6月,モスクワ
グルジア出身の名ピアニスト、ドミトリー・バシキーロフ(1931−)の新録音。70代半ばのバシキーロフは素晴らしい円熟を見せており、ことにショパンはいずれも確固たる意志が見られる名演。「月光」も、豊かな情感を醸しつつ、筋の入った音楽が見事です。
MSR
MS-1185(1CD)
ダニエル・E・ゴースロップ(1949-)のオルガン音楽
エクスルターテ、スケッチ・ブック1、
カプリス、夜想曲、トッカータ・ブレヴィス、
スケッチ・ブック3、
パルティータ・オン・ヒフリドール、
コラール、オルガン交響曲《おおエルサレム》
マリー・モーゼル(Org)
ダニエル・E・ゴースロップは1949年アメリカ・インディアナ州出身。フェアファックス交響楽団のレジデンス・コンポーザーを務める他、多くの教会でオルガニストを務めている。調性を基本とした叙情的な音楽でホルストを思わせます。
MSR
MS-1187(1CD)
「リチャード・モリス/偉大なる伝統」
ヘンデル:協奏曲第2番変ロ長調Op.4
ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》より愛の死(A.ギブソン編)
デュリュフレ:《来たれ創造主たる聖霊よ》の主題によるコラール変奏曲
ヴィドール:ゴシック交響曲〜アンダンテ・ソステヌート
メンデルスゾーン:ソナタ第1番Op.65
バッハ:前奏曲とフーガBWV.532
シューマン:スケッチOp.58-3
ギルマン:ヘンデルの主題による行進曲
リチャード・モリス(Org)
リチャード・モリスはアメリカを代表するオルガニストで全米各地でコンサートをする一方、数々の教会の専属オルガニストを務めるベテラン。編曲物を含めた楽しいアルバム。
MSR
MS-1336(2CD)
「時の声」〜無伴奏ヴァイオリンとヴィオラのための作品集
ビーバー:パッサカリア ト短調
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番(ヴィオラによる演奏)
プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op.115
ルーベン・ヴァルガ(1928-1984):前奏曲と4つのカプリス
バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番(ヴィオラによる演奏)
ステラ・サング(b.1959):「時の声」
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
マティティアフ・ブラウン(Vn&Va)

録音:2007年フロリダ
ブラウンは1946年イスラエル・エルサレム生まれ。渡米しジュリアード音楽院で学び、その後ニューヨーク・フィル、ダラス交響楽団でソロ・ヴィオリストとして活動。ヴァイオリンとヴィオラの両方に秀で、数の音楽祭、コンサートで活躍しています。
MSR
MS-1360(1CD)
ピアノとトロンボーンと朗読のための音楽
オグンクィット、ラングストンのために、
アトランティック・ブルー
ス、パヴァーヌ、ラブ・ソングほか全8曲
J.D.スクリムジャー(朗読)、
フィリップ・スウォンソン(Pf,Trb)

録音:2009年
J.D.スクリムジャーはアメリカの詩人で自ら朗読している。音楽のフィリップ・スウォンソンは作曲家としても活動している。トロンボーン奏者としてはボストン交響楽団の首席を勤めている。このCDでは印象派とミニマル的なスタイルを採用、折衷しています。
DIVINE ART
DDA-25085(1CD)
ロシアのピアノ音楽シリーズVol.5〜アレンスキー:ピアノ作品集
12の前奏曲Op.63
忘れられたリズムに寄せてOp.28
12の練習曲Op.74/アラベスク(組曲)Op.67
3つの小品Op.42
アンソニー・ゴールドストーン(P)

録音:2001年
リムスキー=コルサコフの弟子で後に名教師としてスクリャービン、ラフマニノフを育てたアントン・アレンスキーは師リムスキー=コルサコフや先輩チャイコフスキーの影響を受けつつ、優雅で抒情的なピアノ作品を数多く残した。ロシア民謡の要素が聴かれるものの土臭くなることはなく、西洋の洗練されたサロン音楽の趣きを持つ。ロシアのショパン、メンデルスゾーンというに相応しいもの。
DIVINE ART
DDA- 25073(1CD)
ピアノ・アット・ザ・バレエ
チャイコフスキー:《くるみ割り人形》〜パ・ド・ドゥ
ウェーバー:舞踏への勧誘/ファリャ:火祭りの踊り
ミンクス:《ドン・キホーテ》よりパ・ド・ドゥ
モーツァルト:《アルバのアスカニオ》〜バレエ音楽
スコット・ジョプリン:エリート・シンコペーション
チャイコフスキー:《白鳥の湖》〜黒鳥のパ・ド・ドゥ
ドホナーニ:《デリーブのネイラ》〜ワルツの接続部
エルガー:《楽天的なファン》〜こだまの踊り
チャイコフスキー:《白鳥の湖》〜チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ
ショパン:ワルツ 嬰ハ短調Op.64-2(レ・シルフィード)
アンソニー・ゴールドストーン(P)

録音:2008年
好評の「ピアノ・アット・ザ・〜」シリーズ第3弾はバレエ好きにはお馴染みのナンバーが目白押し。そんな中にもジョプリンのシンコペーションが入っていたりエルガーが入っていたりと曲目には独自のこだわりが見られます。チャイコフスキーとミンクスの編曲はゴールドストーンによるものでピアニスティックなアレンジが原曲以上に華やかな印象をもたらし、ゴールドストーンの妙技はさながら鍵盤上で舞う指のバレエと言えるでしょう。
DIVINE ART
DDA-21218(2CD)
クリストファー・ラングダウン/ライヴ・イン・ロンドン
モシュコフスキ:4つの《楽興の時》Op.84
ドビュッシー:前奏曲第2集より(ヴィーノの門、ヒースの荒野、奇人ラヴィーヌ将軍、月の光が降り注ぐテラス、水の精、カノープ、花火)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ ニ短調「テンペスト」Op.31-2
フランク・ブリッジ:ドラマティック・ファンタジア
クリストファー・ラングダウン(b.1971):デオ・オムニス・グローリア
スクリャービン:練習曲集(Op.2-1、Op.8-1、Op.8-2、Op.8-5、Op.8-9、Op.8-11、Op.8-12)
サティ:グノシエンヌ第1番
クリストファー・ラングダウン(P)

録音:2009年6月9日、ウィグモア・ホール,ライヴ・レコーディング
ラングダウン(b.1971)はロンドン王立音楽院でマルコム・ウィルソンに学んだ。彼の演奏したショスタコーヴィチはタチアナ・ニコラーエワからも賞賛された。現在イギリスのみならず、アメリカ、アジアで盛んな演奏活動を行っている中堅。
DIVINE ART
DDA-25087(1CD)
ジョン・エリス:オルガンのための音楽Vol.2
ピカルディの変奏曲(2005)
スケルツォ・ファンタジー(2002)
祝祭ヴォランタリー(2006)
2つの賛歌の前奏曲(2000)/トッカータ(2002)
メヌエット(2002)/3つの小品(2003)
オルガン交響曲(2009)
ロビン・ウォーカー(Org)

録音:2009年
ジョン・エリスはマンチェスター大学で医学を専攻したものの音楽への情熱やみ難くやがて作曲家に転向。オルガン音楽のほかカンタータなど教会音楽に関係する作品を多数発表している。調性に基づく音楽でブリテン、プーランク(彼のオルガン協奏曲に似た雰囲気を持つ)を思わせる美しい音楽。大作《オルガン交響曲》はオーケストラ曲なみの大迫力。

Blau
BLAUCD-015(1CD)
【未案内旧譜】
ラフェル・アギロ:ピアノ作品集
前奏曲第1番ハ長調「魅了された一日」
幻想曲第2番変イ長調「洗濯場と水族館」(ドビュッシーに捧げる)
サ・メスキダ/カルマ
アダージョ変イ長調「あなたを懐かしむ」
前奏曲第2番ホ短調「あなたのこの四年間」
瞑想曲第4番「香りのよい散歩道」
瞑想曲第2番「変身」/結納金
アンドレウ・リエラ(P)
LIMIT
RTACCD-018(1CD)
ミラ・プレイズ・ファリャ
ファリャ:「恋は魔術師」〜火祭りの踊り
「三角帽子」〜隣人の踊り/粉屋の踊り/粉屋の女房の踊り
スペインの4つの小品/ベティカ幻想曲
7つのスペイン民謡
レオノラ・ミラ(P)

録音:2009年以前、バルセロナ、ラ・ガリガ、アルベルト・ムラレダ・スタジオ
バルセロナ県ジェルトルに生まれ、幼時よりマリア・カナルスに師事したスペインのピアニスト、レオノラ・ミラが自身の所有するレーベルから発売したCD。
PICAP
PICAP-910881-02(1CD)
ジョルディ・フランケスタ:アルケミー・ピアノ
Royal water / Freezing 32°Farenheit /
Alchemy piano
The piano idea / Dark science / Faith /
The beacon
The discovery / Talents / Reactives /
The alchemist music
Crystallizations / Stainless inmmutable /
The romantic alchemy
Sound of vapour / Metals /
The formula piano
The alchemist music studio / Iron /
Laboratory of notes
ジョルディ・フランケスタ(P)
Dynamic
CDS-658(1CD)
バッハ:鍵盤楽器のためのトッカータ全集
トッカータ嬰ヘ短調BWV.910
トッカータハ短調BWV.911
トッカータニ長調BWV.912
トッカータニ短調BWV.913
トッカータホ短調BWV.914
トッカータト短調BWV.915
トッカータト長調BWV.916
アンドレア・バッケッティ(P)

録音:2009年10月13日,サチーレ
バッハが鍵盤楽器のために書いたトッカータ7曲を収録。アンドレア・バッケッティは、1977年、ジェノヴァ生まれ。11歳でクラウディオ・シモーネ指揮イ・ソリスティ・ヴェネティと共演してデビューしたという神童。バッハとベリオを得意とする知性派で、DYNAMIC社からはバッハのインヴェンションとシンフォニア集(CDS629)が発売されて、高い評価を得ました。 (Ki)

ONYX
ONYX-4057(1CD)
ピアノの詩人たち〜ライヴ・リサイタル
フォーレ:夜想曲第1番変ホ短調Op.33-1
ショパン:夜想曲第13番ハ短調Op.48-1
プーランク:夜想曲第1番ハ長調
ラヴェル:高貴で感傷的なワルツ
ショパン:ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2、練習曲第13番変イ長調Op.25-1「エオリアンのハープ」
ドビュッシー:練習曲「アルペッジョのために」
ショパン:練習曲第12番ハ短調Op.10-12「革命」
ドビュッシー:妖精たちはあでやかな舞姫
ショパン:前奏曲第15番変ニ長調Op.28-15「雨だれ」
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
ショパン:前奏曲第6番ロ短調Op.28-6
ドビュッシー:アナカプリの丘、カノープ
ショパン:バラード第4番ヘ短調Op.52
パスカル・ロジェ(P)

録音:2009年10月23日−25日、オールド・グラナリー・スタジオ(ノーフォーク)でのライヴ
意外にもロジェにとってショパンの録音はこのリサイタル・プログラムが初!稀代のフランス音楽弾きが"ピアノの詩人たち"の音楽からさらなる輝きを引き出します。
Crystal Classics
N-67012(3CD)
ロシアン・ピアノ・レアリティーズ
メトネル:祝祭の舞曲/
スクリャービン:左手のための2つの小品Op.9
ショスタコーヴィチ:幻想舞曲Op.6-2*
ラフマニノフ:ロマンス*/メトネル:春
スクリャービン:悲劇的な詩変ロ長調Op.34、
 悪魔的な詩Op.36、詩曲変ニ長調Op.41
ラフマニノフ:メロディ ホ長調Op.3-3
ショスタコーヴィチ:ポルカ*
メトネル:ピアノ・ソナタ変イ長調Op.11-1
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3-2「鐘」
スクリャービン:7つの前奏曲Op.17
メトネル:悲劇的ソナタ
ショスタコーヴィチ:夜想曲Op.6-3*
スクリャービン:10のマズルカOp.3〜第1番、第2番、第3番、第9番、第10番
ショスタコーヴィチ:タランテラOp.17-4*
メトネル:プロローグOp.1-1
スクリャービン:ワルツ ヘ短調Op.1
ショスタコーヴィチ:2台のピアノのためのコンチェルティーノOp.94*
メトネル:夕べの歌
スクリャービン:2つのマズルカ風即興曲Op.7、
 ポロネーズ変ロ短調Op.21
ラフマニノフ:6つの小品Op.11*
マリア・レットベリ(P/スクリャービン)、
マルガレーテ・バビンスキー(P/ラフマニノフ&ショスタコーヴィチ)、
エカテリーナ・デルジャヴィナ(P/メトネル)、ホルガー・ブッシュ(P)*

録音:2002年&2005年、2008年、2009年
※スリップケース仕様
メトネル、スクリャービン、ショスタコーヴィチ、ラフマニノフ。ロシアのピアノ音楽を語る上で欠かせない4人の作曲家たちの作品を、スクリャービン弾きレットベリやメトネルの権威デルジャヴィナなどそれぞれのスペシャリストたちが弾き分けた好企画。ロシアのピアノ作品入門としても強くオススメできるセットです。

MUZA
PNCD-1322B(1CD)
ショパン:ワルツ集
華麗な大ワルツ
変ホ長調Op.18/変イ長調Op.34-1/イ短調Op.34-2
ヘ長調Op.34-3/変イ長調Op.42
ワルツ変ニ長調Op.64-1/嬰ハ短調Op.64-2/
変イ長調Op.64-3
変イ長調Op.69-1/ロ短調Op.69-2/変ト長調Op.70-1
ヘ短調Op.70-2/変ニ長調Op.70-3/ホ短調Op.posth.(1830)
ホ長調Op.posth.(1829)/変イ長調Op.posth(1827)
変ホ長調(1829/1830)/イ短調(1847)/変ホ長調Op.posth.(1827?)
マレク・ドレフノフスキ(P)

録音:2009年1月6-8日、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
レナード・バーンスタインに起用され国際的名声を得たポーランドのピアニスト、マレク・ドレフノフスキによる「ショパン作品全集 CD 2」。CD 1は未発売、CD 3は「前奏曲集」(PNCD-1323)。
MUZA
PNCD-1294A(1CD)
ショパン・ベスト・フロム・ポーランド
ポロネーズ変イ長調Op.53*
前奏曲イ長調Op.28-7*
前奏曲ホ短調Op.28-4*
前奏曲変ニ長調Op.28-15*
幻想即興曲嬰ハ短調Op.66+
ワルツ変ニ長調Op.64-1+
ワルツ嬰ハ短調Op.64-2+
ワルツ ヘ長調Op.34-3#
スケルツォ ロ短調Op.20#
マズルカ ハ長調Op.24-2**
マズルカ嬰ハ短調Op.63-3**
マズルカ嬰ハ短調Op.50-3**
練習曲ホ長調Op.10-3++
練習曲ハ短調Op.10-12++
ピアノ協奏曲第1番*
ハリナ・チェルニー=ステファンスカ(P)*
レギナ・スメンジャンカ(P)+
リディア・グリフトウォヴナ(P)#*
ヴィトルト・マルクジンスキ(P)**
ボレスワフ・ヴォイトヴィチ(P)+
ワヴィトルト・ロヴィツキ(指)ワルシャワ国立PO
既発売録音からの編集盤。
MUZA
PNCD-1202B(1CD)
ヨアンナ・マルチンコフスカ
チャイコフスキー(プレトニョフ編):組曲「くるみ割り人形」
組曲「眠れる森の美女」
ヨアンナ・マルチンコフスカ(P)

録音:2007年12月6-8日、ワルシャワ、
ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
ポズナンのイグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミーで名ピアノ教授ヴァルデマール・アンジェイェフスキに師事したポーランドのピアニスト、ヨアンナ・マルチンコフスカのデビューCD。

Avie
AV-2160(1CD)
ヴィルトゥオーゾ〜無伴奏チェロのための作品集
ボッタームント(シュタルケル編):パガニーニの主題による変奏曲
クレンンゲル(ウェン=シン・ヤン編):シャコンヌ形式による奇想曲Op.43
イザイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.28
カサド:無伴奏チェロ組曲
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.8
ウェン=シン・ヤン(Vc)
24歳という若さでバイエルン放送響の首席チェロ奏者に就任し、同オーケストラのシェフを務めたマゼールから最大級の賛辞を寄せられた台湾人チェリスト、ウェン=シン・ヤン。最新録音となる「無伴奏チェロたのための作品集」には、シュタルケルの代名詞コダーイの「無伴奏ソナタ」や、シュタルケルがアレンジを加えたボッタームントの「パガニーニの主題による変奏曲」など、19〜20世紀の無伴奏作品を収録。15年間在籍したバイエルン放送響時代に共演を重ねたコリン・デイヴィスやサヴァリッシュ、ビシュコフ、ヤンソンスといった世界的名匠たちから太鼓判を押されたヴルトゥオーゾ、ウェン=シン・ヤンの研ぎ澄まされた技巧と音楽性が、5つの無伴奏作品の真価を引き出します。
Avie
AV-2177(1CD)
シューマン:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.14
3つのロマンスOp.28/幻想曲ハ長調Op.17
フェリペ・スカリウシ(P)
アヴィー初登場となるサンパウロ出身のブラジル人ピアニスト、フェリペ・スカリウシは、生まれ故郷のサン・パウロとニューヨークのマンハッタン音楽院でピアノ学び、アイルランドでは名手ジョン・オコーナーに師事。2005年9月にはカーネギー・ホール・デビューを果たすなど、偉大なる先人ネルソン・フレイレに続く存在として期待を集めている。そのフレイレが得意としているシューマンを敢えてデビュー・プログラムに選んできたチャレンジ精神が頼もしいかぎりです。
Avie
AV-2158(2CD)
シューベルト・ライヴVol.3
12のドイツ舞曲D.790
ピアノ・ソナタ第14番イ短調D.784
ハンガリーのメロディ ロ短調D.817
ピアノ・ソナタ第15番ハ長調D.840
4つの即興曲D.899
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
アレグレット ハ短調D.915
イモジェン・クーパー(P)

2008年4月15日、2009年4月22日&12月8日、クィーン・エリザベス・ホール(ロンドン)でのライヴ
『 私はシューベルトのスペシャリストと呼ばれることに全く恐れはありません 』と語るイモジェン・クーパー。"シューベルト・ライヴ"の演奏には、シューベルトの音楽への揺るぎない自信と想い、長き歳月の中でさらに進化した技巧と音楽性、そして楽譜だけでなく内面までを見つめ続けたイモジェン・クーパーのシューベルト観の全てが込められています。

Ondine
ODE-1164(2CD)
バッハ(ティモ・コルホネン編):3つの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調BWV1002
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調BWV1006
ティモ・コルホネン(G)

録音:2009年11月30日-12月2日 聖ラウレンティウス教会(ロホヤ、フィンランド)
最初の妻マリア・バーバラを亡くした1720年にバッハが作曲したヴァイオリンのためのソナタとパルティータ。フィンランドのギター奏者ティモ・コルホネン(1964-)が6弦ギターのために編曲したソナタ3曲の録音(ODE1128)は、高く評価され、ギターの愛好家、そして一般の音楽ファンへのすばらしい贈り物になりました。そして待望のパルティータ3曲を収めたアルバムが完成しました。「ギターをヴァイオリンやリュート、あるいはハープシコードのように響かせるのではなく、1720年にバッハが実際に6弦ギターのために書いていたらと思わせる音楽に仕上げる。わたしが意図したのは、ヴァイオリンの特質の活かされた語法をギターの語法に置き換えることだった」(byコルホネン)。コルホネンのギターの音は太く、艶やかか。そして甘く上品に響き、妻をなくしたひとりの敬虔なキリスト教徒、J.S.バッハに寄せるコルホネンの想いが、ギターの音に語られます。ロホヤの聖ラウレンティウス教会で3日間にわたって録音セッションが行われ、収録は24bitDXD録音。 (Ki)

DACAPO
MAR-8.226057(1CD)
ゲーゼ:ワルツ、タンゴ、映画音楽集
素敵なワルツ/夢想のワルツ
マキシムの夜-華麗なワルツ
シネマ・ミュージック「シリーズ1」
メロディ/モナ・ヴァンナ-タンゴ・ブルース
タンゴ「妖艶な女」
シネマ・ミュージック「シリーズ2」
ラヴェンダーの香り-夢/彼らは合格
リュネ-ワルツ・レント/親密なワルツ
クリスティアン・ヴェステルゴー(P)
ゲーゼの名前は知らずとも、あの有名なタンゴ「ジェラシー」を聴いたことのない人はいないのでは・・・。彼は作曲家でもあり、コペンハーゲンの主要な指揮者の一人としても知られています。この彼のワルツは実にオシャレで、1920年代のレストランで食事をしているような雰囲気に満ちています。また彼は初期の映画音楽を発展させた作曲家でもあり、ここに収録されている「シネマ・ミュージック」は無声映画の黄金時代の栄華を極めたもので、まさに良き時代を感じさせる逸品です。他のどのワルツも秀逸で、ついつい口ずさんでしまいそうな親しみあるメロディばかりです。

HEVHETIA
HV-0039-2(1CD)
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガOp.87 から
第1番ハ長調/第4番ホ短調/第11番ロ長調
第12番嬰ト短調/第13番嬰ヘ短調
第15番変ニ長調/第17番変イ長調
第18番ヘ短調/第22番ト短調
第23番ヘ長調/第24番ニ短調
ペテル・カティナ(アコーディオン)

録音:2009年6月12-14日、コシツェ(スロヴァキア)、クラクソン・スタジオ

2L
2L-63SACD(1SACD)
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガOp.87[第2番/第4番/第5番/第7番/第12番/第15番]
シチェドリン:2つのポリフォニックな小品〜第2曲バッソ・オスティナート、
 24の前奏曲とフーガ[第1番/第2番/第3番/第7番/第8番/第10番/第14番/第19番】、
 25のポリフォニックな前奏曲(ポリフォニーの手帳)〜第12番トッカティーナ=コラージュ
ヨアシム・クヴェツィンスキ(P)

録音:2009年4月14日-17日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
ショスタコーヴィチとシチェドリンが共有することのひとつは鋭いユーモア感覚だ、とシチェドリンと親交のあるヨアシム・クヴェツィンスキは言います。ピアニストのクヴェツィンスキはオスロ生まれ。イジー・フリンカに教わった後、オスロのノルウェー音楽アカデミーでアイナル・ステーン=ノクレベルグとリヴ・グラーセルの下で学び、大学院課程のディプロマを取得しました。2009年ベルゲン国際フェスティヴァルのロベルト・レヴィン賞を受け、現在、多才のピアニストとして活動の場をひろげてきています。「ポリフォニックな対話」は、シチェドリンの《バッソ・オスティナート》と《トッカティーナ=コラージュ》の間に彼とショスタコーヴィチの《前奏曲とフーガ》を2曲ずつ交互にはさむ構成をとったアルバムです。鋭いユーモア感覚をもった作曲者たちが、才気あふれるピアニストと出逢った。すばらしい音楽の時間が約束されます。 (Ki)

露OLYMPIA
MKM-236(1CD)
ブラジルのタンゴ
ナザレ(1863-1934):タンゴ集(全10曲)
ミヨー:ブラジルのサウダージ(全12曲)
マルセロ・ブラトケ(P)

録音:1992年12月26-27日、ロンドン 
※原盤:Olympia UK
露OLYMPIA
MKM-244(1CD)
ニコライ・ペトロフのショパン
ショパン:バラード(全4曲)
スケルツォ(全4曲)
ニコライ・ペトロフ(P)

録音:1989年(ステレオ)
バラード第3番が感動的!ペトロフというと機関銃のような猛烈なテクニックがまず思い浮かびますが、ここでのしっとりとした詩情と心から呼吸を続けるフレージングの妙は、じっくりと聴き手に語りかけてきます。第1主題のピアニッシモの繊細さは決して表面的なものではなく、間合いも絶妙。第2主題冒頭のオクターブ跳躍の可憐さが意外なほど。展開部の劇的な混沌も過剰に高揚させることなく、この作品の洗練味を踏まえたニュアンスを保持。コーダのカラっとした感触も、音楽を軽薄にするものではなく、実に的を得た表現。
スケルツォ第1番では、例の鋭利なタッチを存分に発揮し畳み掛けるような激情の連続。中間部の描き方はと特に聴きもの。まさに結晶化されたタッチで平和なフレーズが流れますが、根底には悲しみと不安が流れ、後半に次第に暗雲が立ち込める瞬間のニュアンスは恐いほどのリアリティがあります。それに拍車を掛けるのが、6:50の強烈なスタッカート!  【湧々堂】
露OLYMPIA
MKM-246(1CD)
ニコライ・ペトロフ&アレクサンドル・ギンディン〜2台のピアノによるドビュッシーとラヴェル
ドビュッシー:夜想曲
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:ボレロ
ニコライ・ペトロフ、アレクサンドル・ギンディン(P)

録音:2005年3月25日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ
「夜想曲」では第1曲目にご注目を。まさに抑制の美学。単なる雲の流れの描写ではなく、タッチの一つ一つが入念で詩的。その詩情を更に開花させたのが「牧神」。息の長いフレージングを間延びせずに美しいレガートで進行させ、管弦楽版とは違う色彩の広がりも十分に弁えたアプローチ。「ボレロ」は、音量のみならず打鍵に重厚さを加味しながら、クライマックスまでジリジリと感情を高ぶらせます。  【湧々堂】

露OLYMPIA
MKM-247(1CD)
ニコライ・ペトロフ〜舞踏への勧誘
ソレル:ファンダンゴ.ニ短調
ウェーバー(タウジッヒ編):舞踏への勧誘
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ドリーブ(ドホナーニ編):バレエ「コッペリア」〜ワルツ/ナイラ・ワルツ
ショスタコーヴィチ:「黄金時代」〜ワルツ
リスト:半音階的大ギャロップ
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集Op.2〜優雅な乙女の踊り
コンフリー(1895-1971):鍵盤の上の猫(ラグタイム)
ニコライ・ペトロフ(P)

録音:1989年、ステレオ・ライヴ
剛腕ペトロフの多彩なピアニズムを楽しめる一枚。ソレールではタッチの粒立ちの良さに加え、リズムの躍動の端々からエキゾシムを表出。タウジッヒの華麗なアレンジを採用した「舞踏への勧誘」は完全にペトロフ流儀。優雅な気品など初めから目指さず、一筆書きのような音楽を飛翔させ、終止ときめきモード。そして終盤では例のマシンガン・タッチの登場。デ・ラローチャのような淡麗さはくれぐれも期待せぬように。泥水の中からもがく妖怪のようなラヴェルでは、ペトロフの色彩表出力の徹底ぶりを痛感。ショスタコーヴィチは、これ以上にツボにはまった演奏は他に考えられません。確信に満ちた強靭なタッチとテンポ操作の確信犯ぶり!リストはもちろん文句なしのパワー発散。心して傾聴したいのがヒナステラ。黒光りするタッチの色彩と沈むゆくメランコリーは、ペトロフの資質にまさにうってつけ。  【湧々堂】

PARNASSUS
PACD-96025(1CD)
リヒテル〜1950年代ライヴ集 Vol.6
イントロダクション(語り;内容未詳)
ボロディン:小組曲〜[尼僧院にて/マズルカ ハ長調/セレナード](※)
リャードフ:練習曲とカンツォネッタ Op.48(※)
グラズノフ:夜想曲変ニ長調 Op.37(※)
ラフマニノフ:絵画的練習曲嬰ハ短調 Op.33-9
プロコフィエフ:ロンド Op.52-2
 束の間の幻影 Op.22 Nos.3,4,5,6,8,9,11,14,15,18
 「シンデレラ」からの5つの小品[ガヴォット Op.95-2,秋の妖精 Op.97-3,オリエンタリア Op.97-6,大ワルツ Op.102-1,喧嘩 Op.102-3]
リャードフ:音楽玉手箱 Op.32(※)
スクリャービン:マズルカ ホ短調 Op.25-3(※)
 練習曲嬰ハ短調 Op.42-5
ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調 Op.32-12
シューベルト(リスト編):魔王(+)(※)
ショパン:前奏曲嬰ハ短調 Op.45(#)(※)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

録音:1952年4月4日(+/#以外)、1949年12月20日(+)、1952年1月10日(#)、モスクワ
CD初出のラジオ放送音源。(※)はリヒテルのディスコグラフィに初めて加わる楽曲。


PSC-1307(1SACD)
ショパン:即興曲第1番変イ長調Op.29、
 3つの新しいエチュード(1939)、
 即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36、
 即興曲第3番変ト長調Op.51、
 ロンド.変ホ長調Op.16(序奏とロンド)
シューマン:花の曲Op.19、森の情景
クリスチャン・イーレ・ハドラン(P)

録音:2009年9月4日-6日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
クリスチャン・イーレ・ハドラン(1983-)は、ノルウェー南西部の都市、スタヴァンゲル出身。11歳でルーガラン音楽院に入学し、その後イジー・フリンカに教わってから、フリンカの弟子、オスロのアンスネスの下で学びました。ソリストとしてノルウェー国内はもとより、ロンドン響、バイエルン放送響に客演、室内楽奏者としてトルルス・モルク、ラーシュ・アネシュ・トムテル、クレメンス・ハーゲン、クリスチャン・ポルテラ、ルネー・フレミングらと共演を重ねました。このCDが彼のソロ・デビュー盤となりますが、なんとも筆舌に尽くし難い素晴らしい演奏なのです!
ショパンの即興曲第1番から驚愕の名演!タッチの使い分けが変幻自在なうえに、天才的閃きに満ちた歌の放射。ともすると独り善がりの嫌味な演奏になりかねないスタイルですが、ハドランのピアニズムは至純な表現そのもので心を奪われます。キーワードは「余韻」!
続く「新しい練習曲」第1番は霊妙を極めたタッチ!行き場のないような楽想に忘我的なニュアンスを見事に重ね、瞬時に聴き手のイメジネーションを喚起させる音像を形成。第3番の色彩濃淡の多彩さにもうっとり。「ロンド」は最初の20秒で只ならぬ名演を確信させる幻想性的ニュアンス!その夢を覚ますような1:01に打ち鳴らされる高音硬質タッチは決して大音量でないにもかかわらず胸を突き刺す衝撃力!この魔力はどこから来るのでしょうか?その後の楽想の激変ぶりにここまで即応しきった演奏は聴いたことがありません。まさに今即興で奏でている生まれたての音楽として響きます。そのスタイルでシューマンを弾くとどうなるか?もちろん大変な感動が待ち受けています!
「花の曲」は、この曲をとりとめのないサロン音楽と思ったら大間違いで、シューマン自身の心象風景を映し出したような奥の深いニュアンスに気付かされること必至です。
「森の情景」も変幻自在にロマンティックなニュアンスを散りばめた感動の逸品!第1曲は「あまり速くなく」という指示に反し、絶妙なアゴーギクも交えて一筆書きのようにサラッとした筆致で幻のような空気を醸しだして開始。第2曲はこれまた他に例がないほど強弱の対比を効かせて独特の緊張感。他の誰とも違う表情で驚かされるのは第6曲「宿屋」。音量を控えめにして平穏な会話的な雰囲気を作り出し、その弱音が痩せることなく余情を紡ぎながら進行します。そんな魅惑のピアニズムにかかると、ただでさえ幻想的な「予言の鳥」も、まさに現実離れした美しさと煌きに変貌!音と音の間の空白に漂うあまりにも神秘的な余韻は、森の精霊がひそひそ話す様子そのもの。第8曲「狩の歌」も単純なマーチではありません。強弱の使い分けが精妙を極めると同時に色彩を刻々と変化させて、曲のイメージを何倍にも膨らませます。特に中間部のなんと想像力豊かなこと!ほんの一握りのピアニストにしか実現できない本当の「余韻のピアニズム」を是非ご堪能下さい! 【湧々堂】

SMC(モスクワ音楽院)
SMCCD-0104(1CD)
モスクワ音楽院教授を務めた作曲家たちのポリフォニック・ピアノ音楽
ハチャトゥリアン:7つのレチタティーヴォとフーガ(1928-1966)
シュニトケ:即興曲とフーガ(1965)
レオニード・ボビュリョフ(1949-):全音階的ポリフォニー
ユリア・リャーボワ(P)

録音:2003年
SMC(モスクワ音楽院)
SMCCD-0113(1CD)
バッハ:オルガン作品集
コレッリの主題によるフーガ ロ短調BWV579*
レグレンツィの主題によるフーガ ハ短調 BWV574*
栄光の日は現れた(コラール前奏曲)BWV629#
甘き喜びのうちに(コラール前奏曲)BWV751#
われらはキリストをたたえる(コラール前奏曲)BWV611#
最愛のイエスよわたちたちはここにいます(コラール前奏曲)BWV633+
キリストは死の絆につかれた(コラール前奏曲)BWV625++
私たちが苦しみの極みにあるとき(コラール前奏曲)BWV641++
前奏曲ニ長調 BWV532-1##
フーガ ニ長調BWV532##
来たれ、異教徒の救い主よBWV660##
幻想曲ト短調 BWV542-1##
フーガ ト短調BWV542-2(***)
変奏曲変ホ長調BWV552-1**
フーガ変ホ長調 BWV552-2**
アレクセイ・パルシン(Org)

録音;使用楽器:1998年10月31日*、2006年2月13日+、2007年2月14日#、2008年2月8日**、モスクワ音楽院小ホール;1959年、A・シュンケ製(*/+/#/**)
2007年9月28日、キーロフ、オルガン&室内楽コンサートホール;1993年、H・マイヤー製++
1998年1月2日、モスクワ音楽院大ホール;1899年、A・カヴァイェ=コル製##
2009年2月29日、国立グリンカ音楽文化中央博物館;1976年、A・シュンケ製(***)

VISTA VERA
VVCD-00210(1CD)
スクリャービン博物館ライヴ Vol.2
シューベルト(リスト編)):水車屋と小川(「美しい水車屋の娘」より)*
 舟歌*/影法師*
 ワルツ=カプリス第7番(「ウィーンの夜会」から)+
リスト:「巡礼の年 第2年 イタリア」S.161]
 私たちの主イエス・キリストの変容の祝日に S.188)#
  暗い雲#
 B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガ S.529**
 忘れられたワルツ 第1番嬰ヘ長調
ドビュッシー:水の反映++/前奏曲イ短調##
 子供の領分〜グラドゥス・アド・パルナッスム博士++,人形のセレナード##
 前奏曲集第1巻〜吟遊詩人##
 前奏曲集第2巻##〜風変わりなラヴィーヌ将軍,カノープ,花火
ウラディーミル・ソフロニツキー(P)

録音:1954年12月29日++、1955年6月25日*、1956年5月31日##、1956年12月15日#、1957年1月19日、1959年8月17日**、モスクワ、スクリャービン博物館、ライヴ


ARTESMON
AS-734-2(1CD)
ハイドン:ピアノの為の変奏曲ヘ短調 Hob.XVII:6
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調Op.31-3
 ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」Op.53
パヴェル・カシュパル(P)

録音:2009年チェコ
パヴェル・カシュパルはドイツに移住し「パウル・カスパル(Paul Kaspar)」名義でも活動しているチェコのピアニスト。
まず、ベートーヴェンの「第18番」が驚くべき名演!慈愛に満ちたタッチで開始。その一見優しいタッチの底辺には明確な意志が浸透し、展開部では明確な主張を持って立ち上がります。特に低音部の抉り出しは高潔さと強靭さを兼ね備えて迫真。打鍵のコントロールの冴えを痛感するのは第2楽章。左手低音のスタッカートの明瞭さと上声部の繊細なニュアンスの融合によって、スケルツォの概念を大きく広げる懐の深い音楽に変貌!0:40の強打鍵の美しさとその直後の息を飲む推進力にも心奪われます。それにしてもこの楽章、こんなに魅力満載の音楽だったでしょうか?第3楽章は忘我的にただただ歌に専心する佇まいの前半と、夢から覚めたようなトリオの対比が絶妙。終楽章は第2楽章同様、前のめりになりそうなくらいの推進力を見せながら、音楽のフォルムはどこまでも清潔を極め、和声の見通しの良さと共に激変する楽想にも瞬時に対応。演奏には全く力みを感じさせず、音楽自体に一定の緊張を与えながら豊かに息づかせることができる見事なピアニズムを堪能して下さい。
その高潔さを持って臨んだ「ワルトシュタイン」は、これまた絶品!第1楽章は、動機の八分音符の刻みの明瞭さ、左右の声部の濁りの無さは清らかな精神を象徴するかのよう。決して大見得を切らずに淡々と進行しながら、気がつくと緊張の頂点に達している展開部もセンス満点。終楽章ロンドは、冒頭で巧妙にペダルを駆使しながらの和音の明瞭さが際立ち、特にトリル音型が最後まで他に埋没せずに美しさを保持している点は必聴。【湧々堂】
ARTESMON
AS-735-2(2CD)
リターンズ
チャイコフスキー:四季Op.37b
ボロディン:小組曲
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
イリナ・フォイチーコヴァー=コンドラテンコ(P)
ラトヴィア生まれのチェコのピアニスト、イリナ・フォイチーコヴァー=コンドラテンコによるロシア・プログラム。

LYRINX
LYR-272(2CD)
バルビゼ未発表録音集
モーツァルト:「ああママに言うわよ」による12の変奏曲(キラキラ星変奏曲)ハ長調 K.265
 ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332
 幻想曲 ハ短調 K.475
 ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457
バッハ:イタリア協奏曲BWV.971
シューマン:「謝肉祭」Op.9
シャブリエ:気まぐれなブーレ
 村の踊り/スケルツォ=ヴァルス
グダロー:素描ワルツ
ピエール・バルビゼ(P)

録音:1979年(村の踊り,スケルツォ=ヴァルス),1980年(モーツァルト,シューマン,気まぐれなブーレ),1982年(バッハ),
チリ生まれのフランスの名ピアニスト、ピエール・バルビゼ(1922−1990)の未発表録音集。バルビゼが他に録音を残していない作品も多数。明快闊達で確固たる自信に満ちた音楽は潔く、また 彼が愛したマルセイユの南欧的開放感も感じらます。

SLOVART
SR-0067(1CD)
ギター二重奏のための音楽
フィリップ・ホートン(1954-):3つの二重奏曲
ルドルフ・ペプハ(1975-):ロンド
ピアソラ:来たるべきもの[LoQueVendra]
 災難[Contratiempo]
ハダメス・ジナタリ[ラダメス・ニャタリ](1906-1988):肖像組曲
セルソ・マシャド(1953-):チーズ揚げ
エグベルト・ジスモンチ:やくざなバイヨン
 水とワイン
ホルヘ・モレル(1931-):二人の兄弟のための狂詩曲
マヒモ・ディエゴ・プホル(1957-):ティエンポ・デル・オンブレ
 タンゴ、ミロンガとフィナーレ
アンセルモ・アイエタ(1896-1964):コラレーア
ラ・バッレ・ギター・デュオ[ヤン・ラバント、ペテル・レメニク(G)]

King International
KKC-28(1CD)
ジェラール・プーレ
セヴラック:ミニョネッタ/セレの想い出
ロマンティックな歌*
ペパーミント・ジェット(ピアノ独奏)
辻音楽士と落穂拾いの女たち(ピアノ独奏)
蹄鉄工の踊り〜歌劇「粉屋の心」より(ピアノ独奏)*
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
アンダルシアのロマンス/バスク奇想曲
マラゲーニャ/ハバネラ形式の小品
ファリャ(コハンスキ編):6つのスペイン民謡
ジェラール・プーレ((Vn)
深尾由美子(P)

録音:2009年1、3、9月港南区民文化センターひまわりの郷

*=世界初録音
先頃まで日本に在住したフランス・ヴァイオリン界の人間国宝的巨匠ジェラール・プーレ。彼が日本で行った最新録音が登場します。いずれもスペイン風味の南欧作品で、プーレお得意の曲ばかり。注目は薫高いピアノ曲に熱心なファンの多いセヴラックのオリジナル・ヴァイオリン曲3篇。彼のピアノ曲に惹かれる人なら最愛の曲になること間違いなしの「良い匂い」に満ちた世界が広がります。日本のセヴラック演奏の第一人者・深尾由美子による独奏曲3篇も嬉しい限り。緑色のリキュールの名を冠した「ペパーミント・ジェット」のオシャレな世界や、歌劇の舞台転換用に書き足された「蹄鉄工の踊り」のセヴラック自身によるピアノ版の世界初録音も興奮させられます。さらにサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」ほか4篇でのスペイン的節回しの巧さ、往年の巨匠たちを彷彿させる自由奔放さなど、ゾクゾクさせられる芸風を堪能できます。まさに神業。これほど味のあるヴァイオリン演奏は絶滅寸前で、「洒脱」のひとことにつきるオトナの音楽を繰り広げています。当ディスクはキングインターナショナル制作盤です。直輸入盤は存在しません。 (Ki)

DIVINE ART
DDA-25079
マーラー:交響曲第10番
(クック校訂全曲版〜ロナルド・スティーヴンソン&クリストファー・ホワイトによるピアノ・ソロ編曲版)
クリストファー・ホワイト(P)

録音:2008年8月27,28日ロンドン,DDD

※世界初録音
マーラー生誕150年の年に異色のリリース。この第10交響曲のピアノ・ソロ版は一部に熱烈なファンがいるコンポーザー・ピアニスト、ロナルド・スティーヴンソンが第1楽章の編曲を手がけ、残りをピアニストのクリストファー・ホワイトが仕上げました。筆者は全く期待せずに聴いたのですが、ピアノ曲となったことで細部の和声構造がより把握しやすくなり、シェーンベルクのピアノ曲との近親性を再認識させられたり、スクリャービンのソナタを思わせたりとなかなか新鮮な発見があります。特に第2楽章のスケルツォはメカニックで機知に富んだ曲のためピアノ曲として充分通用する出来栄えでショスタコーヴィチのソナタを思わせます。ブルーな気持ちで天童荒太の「永遠の仔」や「悼む人」あたりを読む時、バックにかけるとオーケストラだと騒がしいのですが、ピアノだと騒がしくなくて丁度いい気分に浸れます。
DIVINE ART
DDA-25080(1CD)
ロシアのピアノ音楽シリーズVol.1
「ショスタコーヴィチと仲間たち」
カバレフスキー:ピアノ・ソナタ第3番
ミヤスコフスキー:歌とラプソディOp.58
ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第1番
R.スティーヴンソン:レチタティーフとアリア(DSCH)
ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ第2番
シチェドリン:ピアノ独奏のための協奏曲「チャストゥシキ」
マレイ・マクラフラン(P)

録音:2006年
※DUNELMよりのレーベル移行再発盤
近代から現代にかけてのソビエト・ロシアの珍しいピアノ曲のシリーズ。Vol.1はまとめて収録されることは少ないショスタコーヴィチの2曲のピアノ・ソナタを中心に集めたもの。カバレフスキーのメカニックで奇想天外なソナタ、マーラーの第10交響曲のピアノ編曲も行っているティーヴンソンのDSCHによるスレチタティーフとアリアが注目。
DIVINE ART
DDA-25081(1CD)
ロシアのピアノ音楽シリーズVol.2
ウラディミール・レビコフ(Vladimir Rebikov,1866-1920):ピアノ作品集
(悪魔の娯楽/ダンスの巨人/紅葉
祭り/白い曲/奴隷制と自由
《ヨルカ》からの2つのエピソード(クリスマス・ツリー)
3つの牧歌/牧歌的情景
子供のための絵/それらの間)
アンソニー・ゴールドストーン(P)

録音:2009年
Vol.2のレビコフはシベリアのクラスノヤルスク生まれ。モスクワ音楽院でチャイコフスキーの弟子であるクレノフスキーに作曲を学んだ。ピアノ曲から管弦楽曲、声楽、劇音楽、オペラと幅広く作曲活動を行った。ここに収録されているのは、フランスの香り高き名品ばかりでサティや古きよき時代のパリのカフェを思わせる独特なタイトルを持つお洒落な小品ばかり。
DIVINE ART
DDA-25083
ロシアのピアノ音楽シリーズVol.3
グリエール(1875-1956):ピアノ作品集
24の前奏曲Op.30/3つのマズルカOp.29
12の素描Op.47
アンソニー・ゴールドストーン(P)

録音:2002年
グリエールはバレエ「けしの花(赤い花)」や「青銅の騎士」、交響曲第3番「イリヤ・ムロメッツ」などで民族的で壮大な管弦楽作品がロシア音楽ファンには人気の作曲家。そんなグリエールの珍しいこのピアノ作品集も、ロシアの香りたっぷりのロマンティックで骨太な音楽。
DIVINE ART
DDA-25084(1CD)
ロシアのピアノ音楽シリーズVol.4
セルゲイ・リャプノフ(1859-1924):ピアノ作品集
ピアノ・ソナタOp.27/舟歌Op.46
グルジアの主題による変奏曲Op.60
クリスマスの祭り(4つの絵)Op.41
夜想曲Op.8/マズルカ第8番Op.36
アンソニー・ゴールドストーン(P)

録音:2000年
Vol.4はリャプノフ。約25分の大曲「ピアノ・ソナタ」から5分弱の小品「マズルカ」までバラエティ豊かな収録内容。ショパン、ボロディン、チャイコフスキーの影響が濃厚な、ロシア・北ヨーロッパの雰囲気満点の味わい深い名品ぞろいです。
DIVINE ART
DDA-21216(2CD)
バッハ:6つのパルティータ
パルティータ第2番ハ短調BWV826
パルティータ第1番変ロ長調BWV825
パルティータ第6番ホ短調BWV830
パルティータ第5番ト長調BWV829
パルティータ第3番イ短調BWV827
パルティータ第4番ニ長調BWV828
ジュディス・ラムデン(P)

録音:2008年イーグルマウント,オ
ーストラリア
ジュディス・ラムデンはオーストラリア出身でピアノをナディア・ブーランジェ、パウル・バドゥラ=スコダ、チェンバロをグスタフ・レオンハルトに師事したベテラン女流ピアニスト。澄み切った音色と適度なカンタービレがみずみずしいバッハを生み出します。

Piano21
P21-032-N(1CD)
旅のアルバムVol.1〜ヨーロッパ
スイス〜リスト:「旅のアルバム」〜アレグロ・パストラーレ
ドイツ〜R・シュトラウス:寂しい泉Op.9-2
オーストリア〜J・シュトラウス:美しく青きドナウ(エドゥアルド・シュットによる演奏会用パラフレーズ)
ハンガリー〜ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、
 カツァリス:ブラームスのハンガリー舞曲第11番による即興曲
チェコ〜ドヴォルザーク(カツァリス編):スラヴ舞曲Op.72-2
ポーランド〜ハリス:我がワルシャワの歌
ウクライナ〜ペティレク:ドナウ川のプレスブルク
エストニア〜エッレル:アンダンティーノ、アラ・バラータ、祖国の旋律
フィンランド〜シベリウス(シベリウス&カツァリス編):交響詩「フィンランディア」Op.26-7、
フィンランド〜ハンニカイネン:フィンランドの子守歌、
 ドビュッシーのシルエット
アイスランド〜レイフス:アイスランド舞曲
イギリス〜
ラトゥール:ルール・ブリタニア
オランダ〜レントヘン:羊飼い
スペイン〜アルベニス(ゴドフスキー編):タンゴ
イタリア〜ジャエル:「椿姫」によるカプリース・ブリランテ
ギリシャ〜コンスタンティニディス編:カラマティアノス
キプロス〜エコノム:自由の国
シプリアン・カツァリス(P)

録音:1988年〜2008年(スタジオ&ライヴ)
スタートは、フランツ・リストがマリー・ダグー伯爵夫人と旅し、曲集「旅のアルバム」の題材となった国"スイス"。作品はもちろんリストの「旅のアルバム」から。東欧の"ハンガリ"ーではブラームスの「ハンガリー舞曲第1番」とカツァリスの「即興曲」の2作品が繰り広げられ、北欧の"フィンランド"では、超絶の「フィンランディア」でノックアウト寸前。北欧から西欧へと戻り、自身のルーツでもあるギリシャとキプロスが終着点となるカツァリスの"旅のアルバム〜ヨーロッパ編"には、驚きと発見、そして現人神の凄まじすぎる超絶技巧が待っています。
Piano21
P21-034-N(DVD)
ライヴ・イン・上海
リスト:葬送前奏曲と葬送行進曲、
 灰色の雲、
 ハンガリー狂詩曲第5番ホ短調
 執拗なチャルダーシュ(カツァリス編)、
 孤独の中からの神の祝福、
 リヒャルト・ワーグナーの墓に
ワーグナー(リスト編):イゾルデの愛の死
任光:銀の雲は月を追う
アレヴィ(ワーグナー編):歌劇「キプロスの女王」序曲
シューベルト:「キプロスの女王ロザムンデ」の「バレエ音楽第2番」〜No.9(パウエル編)、セレナード、水車職人と小川、アヴェ・マリア(リスト編)
バッハ(カツァリス編):トッカータとフーガニ短調BWV.565
ショパン:夜想曲変ホ長調Op.9-2
ゴットシャルク(カツァリス編):バンジョー
カラスコ:アディオス
バッハ(ジロティ編):前奏曲(フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集より)
シプリアン・カツァリス(P)

スクリーン・フォーマット4:3/DVD9/リージョン・フリー/NTSC/収録時間:104分/録音:2005年10月5日、上海音楽院でのライヴ

56分12秒付近で音と映像が一瞬停止する箇所あり。マスターに起因するものですが、演奏に支障はございません。
お得意のリストやワーグナー、キプロスにちなんだアレヴィやシューベルトで高まった聴衆の熱気が、第2部のラストを飾る驚愕の「トッカータとフーガニ短調」で大爆発!約104分のコンサートで上海の観衆を完全に虜にしてしまうカツァリス・ワールド、恐るべし。

HOMA DREAM
HR-1188(1CD)
税込定価
宮下祥子〜ギフト
山田耕筰(佐藤弘和・編):この道
横尾幸弘:さくらの主題による変奏曲
壺井一歩:新12の歌
アメージング・グレイス(スコットランド民謡)
おぼろ月夜(岡野貞一)
城ヶ島の雨(梁田貞)
竹田の子守歌(京都民謡)
五木の子守歌(熊本民謡)
グリーンスリーヴス(イギリス民謡)
すみれの花咲く頃(F.デーレ)
ILovesYou,Porgy(ガーシュウイン)
みどりのそよ風(草川信)
ペチカ(山田耕筰)
仰げば尊し(スコットランド民謡)
この道(山田耕筰)
宮下祥子(G)
宮下祥子の「パッション」(HR1063レコ芸特選!!)「ヴィルトゥオーゾ」(HR1141)に続く3枚目のアルバム。これまでとは趣向を変えて、広く知られている名旋律の数々を集めたもの。この聴きやすいアルバムは音楽好きの皆さまへの贈り物です。 新進作曲家・壺井一歩が編んだ《新12の歌》は、武満徹《12の歌》に倣った自由な編曲集ですが、きっと新たなギターのレパートリーとなることでしょう (Ki)

WARNER MUSIC SPAIN
WMS-5046701412(1CD)
イザイ:6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
第1番ト短調(ヨゼフ・シゲティに献呈)
第2番イ短調(ジャック・ティボーに献呈)
第3番ニ短調 「バラード」(ジョルジェ・エネスクに献呈)
第4番ホ短調(フリッツ・クライスラーに献呈)
第5番ト長調(マテュー・クリックボームに献呈)
第6番ホ長調(マヌエル・キロガに献呈)
アラ・マリキアン(Vn)

録音:2002年頃?、ハンブルク(ドイツ)、ファグンソン・スタジオ
アラ・マリキアンは1968年、アルメニア人を両親にレバノンで生まれたヴァイオリニスト。スペインのマドリード在住、マドリード交響楽団のコンサートマスターを務めながら世界的にソロ活動を展開しています。
WARNER MUSIC SPAIN
WMS-5046701422(1CD)
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
プライェラ Op.23-1
サパテアド Op.23-2/バスク奇想曲 Op.24
アンダルシアのロマンス Op.22-1
ナバラのホタ Op.22-2
さらば、わが山々よ Op.37/マラゲニャ Op.21-1
序奏とタランテラ Op.43/ミラマル(ソルチコ)Op.42
ハバネラ Op.21-2
アラ・マリキアン(Vn)
セリョージ・クラジアン(P)

録音:2002年1月、マドリード高等音楽院マヌエル・デ・ファリャ・ホール
サラサーテが所有していたヴァイオリンを使用した演奏。

Musart
CM-1009(1CD)
5大陸のショパン
ニューオリンズのショパン(ワルツOp.64の1「小犬」)
ペルシャのショパン(前奏曲ホ短調Op.28の4)
アンダルシアのショパン(ワルツ嬰ハ短調Op.64の2)
アフリカのショパン(前奏曲Op.28の15「雨だれ」)
中国のショパン(練習曲Op.10の3「別れの曲」)
日本のショパン(歌曲「二人の死」Op.74の11)
シベリアのショパン(ロンド・クラコヴィアクOp.14)
インドのショパン(幻想即興曲Op.66)
アラビアのショパン(歌曲「望みなく」Op.74の13)
ブルガリアのショパン(マズルカOp.33の2)
ブラジルのショパン(ノクターンop.9の2)
アルメニアのショパン(歌曲「春」Op.74の2)
バルカンのショパン(歌曲「春」Op.74の2)
ポーランドのショパン(歌曲「乙女の願い」Op.74の1)
ゼスポール・ポルスキ(マリア・ポミャノフスカと仲間たち
今年の「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭にも参加予定のグループ「ゼスポール・ポルスキ」(正しくはゼスプウ・ポルスキ)。チェロを専攻したマリア・ポミャノフスカ率いるポーランドの民俗楽器集団で、ポーランド各地の伝承音楽のほか、ショパンほか作曲家の民俗的作品を元の形態に戻すという斬新な発想で注目されています。今年のフォル・ジュルネでも話題を呼ぶこと間違いなしと申せましょう。
ショパンの名作を各国の音楽風にした仰天企画。日本では「二人の死」という歌曲と「荒城の月」を、中国では「別れの曲」と「茉莉花」を結合させたり、シベリアではトゥヴァのホーミー、ブルガリアではブルガリアン・ヴォイスを用いて才気煥発。良く知っている曲が全く新鮮に響きます。  (Ki)
Musar
MTJ-024(1CD)
ショパンと民俗音楽
ショパン:マズルカヘ短調Op.63の2
マズルカニ長調Op.33の2
マズルカト短調Op.24の1
マズルカト長調Op.67の
マズルカハ長調Op.24の2
マズルカハ長調Op.7の5
マズルカハ長調Op.68の1
マズルカハ長調Op.67の3
マズルカ第56番変ロ長調
クヤヴィ地方などポーランド各地の伝統的マズルカとポルカ(全18曲)
ゼスポール・ポルスキ
ショパンのマズルカはポーランドの農民の舞曲に基づいているといわれますが、それを農民楽団の形態に戻した興味深い試み。それぞれがより原色的かつ生命力を増して輝きます。さらに、その間にポ−ランド各地の伝統的なマズルカやポルカを差し挟んでいるのも効果的。ショパンの曲との違和感もなく、またショパンの曲がいちばん魅力的なことを実感させてくれます。フォル・ジュルネ音楽祭で実演予定。 (Ki)


DECCA
478-2340(10CD)
ラドゥ・ルプー/デッカ・ソロ・レコーディングス
ベートーヴェン:ロンド.ハ長調 op.51-1、
 ロンド.ト長調 op.51-2、
 創作主題による変奏曲ハ短調WoO.80、
 ピアノ協奏曲第3番*
 ピアノ・ソナタ第19番、第14番「月光」、
 第8番「悲愴」、第21番「ワルトシュタイン」
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番、
 主題と変奏.ニ短調、
 2つのラプソディ、3つの間奏曲、
 6つの小品、4つの小品
シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番、
 第18番、第5番、第19番、第20番、
 第14番、第1番、第13番、第21番、
 2つのスケルツォ D.593、
 楽興の時D.780、即興曲D.899&D.935
シューマン:ユモレスク、子供の情景、
 クライスレリアーナ
ラドゥ・ルプー(P)
ローレンス・フォスター(指)LSO*

MUZA
PNCD-1323B(1CD)
ショパン:前奏曲集
 24の前奏曲 Op.28
 前奏曲嬰ハ短調 Op.45
 前奏曲変イ長調 Op.posth.
マレク・ドレフノフスキ(P)

録音:2009年1月21日、ワルシャワ、 ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
レナード・バーンスタインに起用され国際的名声を得たポーランドのピアニスト、マレク・ドレフノフスキによる「ショパン作品全集 CD 3」。

フォンテック
FOCD-946(1CD)
税込定価
2010年4月21日発売
伊藤恵/シューベルト ピアノ作品集3
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第14番D784
楽興の時 D780, Op.94/3つのピアノ曲 D946
伊藤 恵(P)

録音:2009年12月21・22・24日 神戸新聞松方ホール
「ピアノ・ソナタ第14番」は中期の作品ですが、特に内向的な傾向で、前後の13番、15番に比べると演奏される機会の少ない作品ですが、シューベルトの内面を深く覗き込むような魅力があります。「楽興の時」は洗練された小曲集で、ドイツ・リートの作曲を得意としたシューベルトならではの歌心が感じられる名曲です。「3つのピアノ曲」はシューベルトの没年に作られたもので、没後暫くの間忘れられていましたが、ブラームスによって再発見され、現在の曲名となりました。ブラームスは非常にシューベルトを高く評価しており、シューベルトの旧作品全集の監修者となったほどでした。そして周知の通りブラームスとシューマンの関係は密接なものがあり、この曲において、シューベルト、シューマン、ブラームスの繋がりが垣間見えるのです。そしてシューマンのピアノ作品全曲を録音した伊藤 恵による演奏は、この曲の新たな魅力に気付かせてくれます。 (フォンテック)
フォンテック
EFCD-41502(2CD)
税込定価
2010年5月20日発売
ソナチネ・アルバム 2−ソナチネ アルバム2(全音楽譜出版社刊)完全準拠− 監修/神野 明、藤原亜美
神野 明、渚 智佳、藤原亜美(P)
好評を得ていますピアノ教則シリーズの9枚目です。模範演奏と解説書にはわかりやすい監修者のワンポイントレッスンを掲載しています。 (フォンテック)

PICCOLO
PC-214(1CD)
スペインの風景
アルベニス:ホタ・アラゴネサ
トゥリナ:葉書
ロドリーゴ:スペインの4つの小品
カレセラス(チュエカへのオマージュ),安宿のファンダンゴ,
カスティリャの王女の祈り,バレンシア舞曲
ゴッツチョーク:アンダルシアの思い出*
ペドロ・ブランコ(1883-1919):マラガテリアの祭り
アンリ・コレ(1885-1951):スペインのアルバム
サランディリョ,バレンシアナ,パランダ,ファンダンゴ
トゥリナ:ラジオ・マドリード
プロローグ: マイクの前で、ラジオのアナウンサーたち,
第1の中継「サンティアゴの学生たち」,
第2の中継「カスティリャの街道」,第3の中継「セビリャの祭り」
グラナドス:バスクの歌
ホアキン・リャレグラ(1865-1945):ナバラ万歳(演奏会用ホタ)/サパテアド(短縮版)
ラケル・デル・バル(P)

録音:2008年2月、レオン市ホール(スペイン)、ライヴ(*以外)/Juan March財団*


NORTHERN FLOWERS
NF/PM-A9982(1CD)
ウラディーミル・ニールセンの芸術
シューマン:森の情景
メンデルスゾーン:4つの無言歌
メトネル:2つのおとぎ話
ラヴェル:夜のガスパール
ウラディーミル・ニールセン(P)

録音:1955-1960年,レニングラード放送、キエフ放送(モノラル)、AAD
2010年が生誕100年となる巨匠ニールセン(1910-1998)の秘蔵音源。ニールセンはノルウェー人の血をひくサンクトペテルブルグ出身のピアノスト。サンクト・ペテルブルク音楽院の名教師として多くの生徒を輩出したことでも知られますが、ソ連国外ではほとんど活動しませんでした。音の輪郭は常に明確で、弱音に頼らずに音楽の陰影を自然な形で表出。「森の情景」の第3曲など、もっと可憐に囁くような演奏も多いですが、それよりもアクティブな表現意欲が際立ち、第6曲ではあいまいさを残さないそのピアニズムが一層冴えます。第7曲「予言の鳥」ともなると、一般的にイメージされるメランコリックな翳りとは対照的に、その明確なタッチによって南国の原色の色彩を持つ鳥たちが創造され、それが逆に不気味。これら特徴的な明確なタッチは決して繊細さを欠く野放図なものではなく、そのタッチの中に豊穣な色彩が極限までパンパンに詰まっていることは、「夜のガスパール」でいよいよ明らかとなりますが、この演奏、生半可な名演ではありません!1曲目冒頭のトリル。何のためらいもなく、こんな一音一音をリアルに音化する演奏も珍しいですが、最後まで聴き終えると、その一貫した手法によって立ち昇る色彩の充実ぶりに納得させられることでしょう。第2曲の「絞首台」は、その色彩力が尋常ではなく、空間的な広がり、距離感までもがリアルに再現され、表面的な情景描写では済まない鬼気迫る空気に息を呑みます。終曲「スカルボ」に至っては火傷しそうなほどの衝撃!体の五感の全てを動員して臨んだあまりの凄みには、音の古さなど超越して言葉が出ません。こういう脳天に突き刺さるような音を轟かせずにはいられない衝動、モチベーションというものはどこから生まれるのか、凡人には想像も付きません。  【湧々堂】

IDIS
IDIS-6590(1CD)
セゴビア50代の名演集
サンス:ガリャルダ,エスパニョレタス
D.スカルラッティ:ソナタト長調K.391,L.79
ハイドン:ラルゴ・アッサイ,メヌエット
トローバ:特徴のある小品集から(6曲),ロス・ピノスのロマンス
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ソナタ「ボッケリーニ讃」
ハウク:アルバ,後奏曲
アンドレス・セゴビア(G)

録音:1956-1960年
ギターの神様、アンドレス・セゴビア(1893−1987)は長い演奏活動を誇りましたが、ここに収録されているのは彼が50代の頃のもの。脂の乗り切った演奏には唸らされます。 (Ki)

Ages
AGES-509008-2(1CD)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)BWV1001-1006 クリスチャン・フェラス(Vn)

録音:1977年12月、アメリカ

Onyx
ONYX-4049(1CD)
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
幻想曲ヘ短調Op.49/幻想即興曲
ワルツOp.64-2/前奏曲ハ短調Op.45
スケルツォ第4番/夜想曲ヘ長調Op.15-1
ニコライ・ルガンスキー(P)

録音:2009年モスクワ
イギリスのレーベル"オニックス(Onyx)"にロシアの天才ピアニスト、ニコライ・ルガンスキーが電撃移籍!ロシアの伝説的ピアニストであり師でもあったニコラーエワからロシア・ピアニズムの系譜を継ぐ者と指名され、1994年のチャイコフスキー国際コンクール最高位など、数々の栄誉を勝ち取ってきたルガンスキー。名演の誉れ高いラフマニノフなどのロシア音楽に注目が集まりがちだが、ワーナー時代にはショパンがフランスのディアパゾン賞に輝くなど、ショパンの演奏や解釈も超一級品。
元々ルガンスキーはテクニックにものを言わせてバリバリ弾きまくるタイプではありませんが、ここでは一層内省的な深みを増したルガンスキーのピアニズムを味わうことができます。特に、ワルツOp.64-2が聴きもの。【湧々堂】

Discmedi
BLAUCD-131(2CD)
ショパン:バラード第1番ト短調Op.23
バラード第2番ヘ長調Op.38
バラード第3番変イ長調Op.47
バラード第4番ヘ短調Op.52
練習曲ヘ短調Op.posth.
練習曲変イ長調Op.posth.
練習曲変ニ長調Op.posth.
マズルカホ短調Op.41-2
夜想曲ト長調Op.37-2
24の前奏曲Op.28〜
第13番嬰ヘ長調,第14番変ホ短調,第15番変ニ長調,第24番ニ短調
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35
24の前奏曲〜第20番ハ短調,第2番イ短調,第3番ト長調,第4番ホ短調
2つのポロネーズOp.40;イ長調,ハ短調
24の前奏曲〜第6番ロ短調,第7番イ長調,第8番嬰ヘ短調,第9番ホ長調
夜想曲ト短調Op.37-1
スケルツォ第3番嬰ヘ短調Op.39
イラン・ロゴフ(P)

録音:1992年1月3-4日、英国、ピーターシャム、オール・セインツ教会
レーベル:Preludio(Spain)
ショパンがマヨルカ島(スペイン)に滞在した1838年から1839年にかけての冬に作曲された全作品、および関連する作品を収録。イラン・ロゴフはマヨルカ島を本拠に活躍しているイスラエル出身のピアニスト。
Discmedi
BLAUCD-144(1CD)
バレアレス諸島の作曲家たち1
ジャウメ・マル・ポルセル(1909-1993):ピアノ作品集
流星群(1935)
モーリス・ラヴェルへのオマージュ(1936)
F・ショパンへのオマージュ(1937)
15のソナティナ(1934-1973)
2つのシントニア
ミケル・エステルリク(P)

録音:マヨルカ島(スペイン)、カス・カタラ・ノウ、オナ・ディジタル・スタジオ制作:1998年
ジャウメ・マル・ポルセルはマヨルカ島パルマ生まれの作曲家・ピアニスト。ファリャと親交を結び、またワンダ・ランドフスカにチェンバロを師事したスペインにおけるチェンバロ復興の先駆者でもありました。
Discmedi
BLAUCD-145(1CD)
バレアレス諸島の作曲家たち3
アントニ・トランデイ(1881-1963):ピアノ作品集Vol.1
悲しい思い出Op.8/春の夜Op.11/神秘的魅惑Op.13/夜想曲Op.3
春の露/子守歌Op.15/幻視Op.18/裏切りOp.23
奇想的メヌエットOp.4/舟歌Op.7/ワルツイ短調Op.6
スペインの思い出/セビリャナ/スペイン奇想曲/小聖堂への巡礼
空想!Op.24*
ジュアン・モイ(P)
ビエル・メスキダ(語り)*

録音:マヨルカ島(スペイン)、カス・カタラ・ノウ、オナ・ディジタル・スタジオ制作:1999年
アントニ・トランデイはマヨルカ島インカ生まれの作曲家。パリで学び、1932年までは主にフランスで活躍しました。Vol.2は未発売と思われます。
Discmedi
PEP-03028(1CD)
ピアソラ:ノスタルヒア・ウルバナ(都市の郷愁)
コラール/ブエノスアイレスの秋/天使のミロンガ
天使の死
忘却(オブリビオン)/ブエノスアイレスの冬
チキリン・デ・バチン
ブエノスアイレスの夏/迷子の小鳥たち
アディオス・ノニーノ
バルシシモ/ブエノスアイレスの春
イラン・ロゴフ(P)
Discmedi
DM-641-02(1CD)
ジョルディ・モリナ:テノラの為の作品集
オマージュ(六重奏)/エバの為の歌(六重奏)
ポルカ(六重奏)
子守歌(六重奏)/序曲(四重奏)
ワルツ(四重奏)/旅(四重奏)
構成(四重奏)/巨人の賛歌(四重奏)
ラテンの巨人の賛歌(四重奏)
カヴァティーナとトラス=バルス(三重奏)
誕生日(24のテノルの為の)
ジョルディ・モリナ(テノラ)

録音:2001年3月6-7日、バルセロナ県トルデラ(スペイン)、クラベ劇場
テノラはカタルーニャの民族舞踊「サルダーナ」を伴奏するコブラというバンドで用いられるリード楽器。

BERLIN CLASSICS
BC-1666(1CD)
ショパン:マズルカ選集
第1、2、4〜6、9、11、13〜15、18〜21、
25、27、32、34、36〜38、40、45〜51番
アンナ・ゴラリ(P)
BERLIN CLASSICS
BC-0300014
マジョルカ島の冬
ショパン:ポロネーズOp.40-1、2、
マズルカOp.41-2、4、プレリュードOp.28-20、15、
バラード第2番、スケルツォ第3番 
ジョルジュ・サンドの「EinWinteraufMallorca」「AusmeinemLeben」の朗読(独語)とクナウアーの演奏によるショパン作品集
ハンネローレ・エルスナー(ナレーター)
セバスティアン・クナウアー(P)
BERLIN CLASSICS
BC-0300015
ショパン、シューマン:練習曲集
ショパン:練習曲Op.10
シューマン:交響的練習曲Op.13
ラグナ・シルマー(P)

フォンテック
FOCD-9455(1CD)
税込定価
2010年3月21日発売
益田正洋/SONATA
ブローウェル:ソナタ
ヘンデル(福田進一 編):ソナタ イ長調 Op.1-15
(原曲《ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ Op.1-15》)
ソル:ソナタ Op.15-2
F.M.トロバ:幻想的ソナタ
益田正洋(G)

録音:2009年6月29-7月1日、12月15−17日秩父ミューズパーク
「技巧においても、表情性の点でも、つねに1本の筋は通っている。しかし、それと同時に、そこには個性的なアイディアや感性の綾も絶えず明滅しており、いや応なく聴きての耳と心とを惹きつける−そのような、言わば“生きもののように”柔軟な奏楽を、彼ほどに聴かせてくれるギタリストは日本に、否世界中にも、おそらく稀であろう・・・・。」 (濱田滋郎 ライナーノーツより抜粋)

air note
AIR-001(1CD)
ヘンデル:ピアノの為の組曲集
組曲第9番変ロ長調HWV.434〜メヌエット
組曲第5番ホ長調HWV.430
組曲第3番ニ短調HWV.428〜アルマンド
組曲第12番ホ短調HWV.438/
組曲第8番ヘ短調HWV.433
組曲第13番ト短調HWV.439
組曲第2番ヘ長調HWV.427
組曲第3番ニ短調HWV.428〜アリア
組曲第4番ホ短調HWV.429
ラハ・アロダキ(P)
フランスのレーベル"air note"最初のリリース。パリ国立高等音楽院、モスクワ音楽院でピアノを学び、帰国後に師事したマレイ・ペライアから多大な影響を受けたアロダキ。過度な表現を排して楽譜に真正面から向かった・・・そんな印象を与えてくれるアロダキのヘンデルです。

Point
PCD-5169(1CD)
デンマークの黄金時代
ゲーゼ(ガーデ):なんと美しく夜明けの星が輝くことだろう、
 3つの小品、愛する神のみに従う者T&U、
 葬送行進曲ハ短調、
 祝祭前奏曲と賛歌「主をたたえよ」
ハートマン:幻想曲イ長調、幻想曲ヘ長調
マリング:ダヴィデ詩篇集Op.89〜第23番、第33番
ニルス・エリク・アッゲセン(Org)
デンマークの黄金時代を生きた3人の19世紀の作曲家、ニルス・ゲーゼ(1817−1890)、ヨハン・ペーター・エミリウス・ハルトマン(1805−1900)、オット・マリング(1848−1915)のオルガン作品集。オルガンのニルス・エリク・アッゲセンは、オーフス王立音楽アカデミーで教会音楽のディプロマを取得したその道のスペシャリスト。1992年からはデンマーク、フレゼリシアの三位一体教会のオルガニストとして活躍中。

ORNAMENT
ORN-11473(DVD)
オルガン編曲版「新世界から」〜ライヴ
バッハ:トッカータとフーガ.ニ短調BWV565
ジグー:トッカータ ロ短調
グリーグ(シュテンダー編):ペール・ギュント組曲第1番
レーガー:コラール幻想曲「われらが神はかたき砦」*
ヴィドール:交響曲第5番〜第5楽章「トッカータ」
ドヴォルザーク(シュテンダー編):交響曲第9番「新世界から」*
エルンスト=エーリヒ・シュテンダー(Org)

録音:2009年4月28日、6月20日*
使用楽器:リューベック、聖マリア教会の大オルガン
16:9/字幕:独・英・仏
来日も多い世界的オルガニスト、エルンスト=エーリヒ・シュテンダーの最新録音は、1973年より専属オルガニストを務めた、リューベックの聖マリア教会でのコンサート・ライヴ映像。流石、シュテンダーが知り尽くしたオルガンで、専属オルガニストとしての集大成とも言えましょう。数多くのパイプの音色の組み合わせにより奏でられるオルガンは、そのストップの選び方次第で無数の音楽が表現できます。聖マリア教会の大オルガンはストップ数が多く、華やかな音色が特徴です。収録内容はトッカータとフーガにはじまり、無窮動で華やかなウィドールのトッカータ、シュテンダー自身によるペール・ギュント、そして、大迫力の「新世界から」など、クラシックの名曲を豊かな音色のオルガンでお楽しみいただけます。 (Ki)

Dapheneo
Dapheneo-A210(1CD)
【未案内旧譜】
サクソフォンのための無伴奏作品集
カサップ:バルバニク
ベイテルマン:メランコリックな花園のフラグメント
カサップ:イゼヤ/キロー:楕円
ソラル:ピース・ド・コレクション
エスケシュ:ルッテ
ズバー:Cinq Clairs-Obscurs/ジャノー:モノディー
ジャン=ピエール・バラグリオリ(Sax)

録音:2002年
フランスの超名門ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団のソロ・サクソフォン奏者、ジャン=ピエール・バラグリオリの無伴奏アルバム。
重音などの特殊奏法を駆使しながら1つ1つ現代の無伴奏作品を完成させていくバラグリオリのハイレベルなテクニックは、さすがギャルドの首席。

Metronome
METCD-1085(1CD)
ハイドンと変奏の芸術
ハイドン:ピアノ・ソナタ第48番ハ長調Hob.XVI-48
ピアノ・ソナタ第40番ト長調Hob.XVI-40
ピアノ・ソナタ第19番ニ長調Hob.XVI-19*
ピアノ・ソナタ第42番ニ長調Hob.XVI-42
アンダンテと変奏曲ヘ短調Hob.XVII-6
キャロル・セラシ(フォルテピアノ&クラヴィコード*)

録音:2009年6月
このハイドンの"ソナタ"と"変奏曲"でセラシが弾いているのは、イギリス、バースのホルバーン美術館が所有するウィーンの名工ヨハン・シャンツ製作(c.1795)のフォルテピアノと、クリスチャン・ゴットローブ・フーベルト(c.1771製)の楽器をモデルとして製作されたクラヴィコード(1998年製)。2楽章形式と3楽章形式の「ソナタ」での楽器の使い分け、「アンダンテと変奏曲」に見られる二重変奏曲の巧みな表現、そしてハイドン存命当時の響きの再現など、どれをとっても一級品。キャロル・セラシの才気がみなぎるまさに芸術品です。

VMS
VMS-206(1CD)
ハープ・リサイタル〜カーネギー・ホール
クロフト:組曲第4番/パリー:ソナタ ニ長調
カンドフ:4つのリコレクション
アッセルマン:演奏会用練習曲Op.27、
 ジプシー
ブリテン:ハープのための組曲
トゥルニエ:前奏曲と舞曲
スザンナ・クリンチャロワ(Hp)
フランスのパリを拠点として、ベルギー国立管、ソフィア・フィルなどオーケストラとの共演やソリストとして活動するブルガリアの女流ハーピスト、スザンナ・クリンチャロワのカーネギー・ホール・ライヴ。ハーピストたちの重要レパートリー、ブリテンの「ハープのための組曲」など、カーネギー・ホールのヴァイル・コンサート・ホールに響くクリスタルのような輝かしいサウンドが心に染み渡ります。

BMS
BMS-424CD(1CDR)
マッケイブ:変奏曲Op.22
朝の歌(練習曲第4番)
ガウディ(練習曲第3番)/5つのバガテル
モザイク(練習曲第6番)/ハイドン変奏曲
ジョン・マッケイブ(P)
"英国音楽協会(The British Music Society)"の会長であり"BMSレーベル"の主宰者、ジョン・マッケイブの自作自演集!ハイドンのソナタやイギリス音楽の演奏にも定評のあるマッケイブだが、作曲家としても近現代のイギリスを牽引する実力の持ち主。ここでは1963年から1983年の20年間に作曲された6作品の自作自演集の中では、特にハイドンのピアノソナタ第32番の第1楽章を主題として「ハイドン変奏曲」が聴きどころ。
※BMSはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。またCD-R盤、通常プレス盤が混在する可能性がございます。予めご了承下さい。

AUTOR
SA-01563(1CD)
マリサ・マンチャド(1956-):ピアノ作品集
月光(即興曲)/水と夢(2台のピアノの為の)*
ラウラの為の7つの小品
子供の7つの小品(トリスの為の7つの小品)
マヌエルの為の7つの小品
カルロスの為の1分(そしてそのとおりだった)
ピアノのために/メタモルフォシス
孤独、響き渡る/子守歌
カルメン・マルティネス(P)
デニス・パスカル(P)*

録音:2008年11月24-26日、マドリード、応用芸術工学センター
マリサ・マンチャドはマドリードに生まれ、同地の王立高等音楽院で学んだ後イタリアのトリノに移りルイジ・ノーノ(1924-1990)に強い影響を受けた作曲家。
AUTOR
SA-01567(2CD)
21世紀のフルート
現代スペインの無伴奏フルート音楽、フルートと電子音の為の音楽
クリストバル・アルフテル(1930-):Debla(C管フルートの為の;1980)
フアン・マヌエル・アルテロ(1969-):A una Libia de Ondas(G管アルトフルートの為の;1994)
トマス・ガリド(1955-):Salva las diferencias(C管フルートの為の;1996)
ミゲル・ビリャヌエバ(1964-):Tre Voci(G管アルトフルートの為の;2001)
カルロス・ガラン(1963-):Musica Materica XVIIOp.55(C管フルートの為の;2001)
サンティアゴ・ランチャレス(1952-):Laberinto V1(C管フルートの為の;1985)
ハコボ・ドゥラン=ロリガ(1958-):Per a Jep(C管フルートの為の;1997)
ホセ・マリア・サンチェス・ベルドゥ(1968-):Memorare. Requiem(G管サブコントラバスフルートの為の;1995-1996)
エドゥアルド・ポロニオ(1941-):Sudoku Mix(C管フルートと録音された電子音の為の;2006)
ジャビエ・アリアス・バル(1968-):Limiar(C管フルートと録音され空間音響化された背景音の為の;1991)
アルベルト・C・ベルナル(1978-):En la deconstruccion de un trino I [On the deconstrubtion of the trill I]
(C管フルートとあらかじめ録音されたフルートの為の;2006)
アルベルト・ポサダス(1967-):Liturgia de Silencio(C管フルートとミキシングされた電子音の為の;1995)
ヘスス・ルエダ(1961-):Designio de Bruma(C管フルートと電子音の為の;1989)
フリアン・エルビラ(Fl)

録音:2008年10月20-22、27-31日、マドリード、応用芸術工学センター・スタジオ2
AUTOR
SA-01382((2CD)
【未案内旧譜】
21世紀のヴァイオリン/現代スペインの無伴奏ヴァイオリン音楽
ダビド・デル・プエルト(1964-):Bluescape
カルロス・クルス・デ・カストロ(1941-):ヴァイオリンの為の小品
レオナルド・バラダ(1933-):アダージョ第2番
イスラエル・ダビド・マルティネス(1969-):アジタツィオーネ・アパッショナータ
エミリオ・マテウ(1940-):2つの思考
ヘスス・トレス(1965-):嘆きの声
フアン・メディナ(1971-):雪の血
フアン・デ・ディオス・ガルシア・アギレラ(1959-):ヴァイオリンを引きずる孤独な男
スレマ・デ・ラ・クルス(1958-):Feelings
クラウディオ・プリエト(1934-):ソナタ第20番「想像の飛翔」
トマス・マルコ(1942-):荒廃の始まり
マリオ・ゴサルベス(1965-):絶え間なき精神
アルベス:抒情的幻想曲
ホセ・ルイス・ベサダ(1981-):Hypokoristikos
ラモン・バルセ(1928-):ソナタ
ホセ・サラテ(1972-):ヴァイオリンの為の歌
セサル・カマレロ(1962-):エピローグ
フアン・マヌエル・ルイス(1968-):恒星の[Sideral]
サルバド・ブルトンス(1959-):そして地には平安あれOp.97
マヌエル・ギリェン(Vn)

録音:2007年4-5、7-8月、マドリード、アルグエリェス芸術工学センター・スタジオ
AUTOR
SA-01401(1CD)
【未案内旧譜】
エドゥアルド・ペレス・マセダ(1953-):ピアノ作品全集
6つの視線(2007)/輝き(2002)/間奏曲(1998)
ラユエラの為のワルツ(1997)/
壊れた瞑想(1995-1996)/アマリヒテン(1987)
ピアノの為の3つの楽章(ソナタ第1番)(1983)
ダンカン・ギフォード(P)

録音:2007年9月25-27日、マドリード、アルグエリェス芸術工学センター
エドゥアルド・ペレス・マセダはマドリードに生まれ、同音楽院で学ぶと同時にマドリード・コンプルテンセ大学で政治学と社会学を修めた作曲家・音楽理論家・音楽社会学者。
AUTOR
SA-01408(1CD)
【未案内旧譜】
アロルド・グラマトヘス(1918-2008):合唱作品集
子供の3つのマドリガル(1956)
そこに愛(1989)/ホセファとホセ(1984)
その貝殻は何(1989)
十分の二(1949);島と海,カリブ海/平和の為の歌(1959)
2つの歌(1965);薄暗い並木道で,田舎の恋人
待ち時間(1984)/春の恋(1989)/
君の名前の意味(1988)/椰子(1959)
小さな恋(1989)/サンティアゴ(1980)

マリア・フェリシア・ペレス(指)エクサウディcho

録音:2005年7、10月、ハバナ(キューバ)、アブダラ・スタジオ
アロルド・グラマトヘスは20世紀のキューバを代表する作曲家の一人。

ORF
ORFCD-3075(1CD)
フィデリオ・コンクール2009受賞者
J.テソリ:14gの少女
ピロンとクナップ
:ブリッツォ
ドビュッシー:クラリネットとピアノのための第1狂詩曲
デニソフ:アルト・サクソフォン・ソナタより第1楽章と第3楽章
S.ベリンスキー:アコーディオンのためのシネマ
シュトックハウゼン:十二宮より
ドニゼッティ:ドン・パスクワーレより
ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番より第1楽章
ウェーバー:グラン・デュオ・コンチェルタントより第1楽章
マイルス・デーヴィス/ビル・エヴァンス:ナーディスウィーン音楽院学生

録音:2009年
ウィーン音楽院で毎年行われる音楽祭で選抜された学生が出演する。クラシックあり現代音楽ありと多彩なプログラムでその受賞者の発表演奏会を収録したもの。決勝本選会ライヴ。ドビュッシーを吹いたクラリネットのゴレゴール・ノルホッファー、14gの少女を歌ったソプラノのマリティーナ・レックナー、デニソフのソナタと吹いたサックスのミヒャエル・クレンなどが注目。最後は余興でマイルス/エヴァンスのジャズ名曲「ナーディス」で締めくくられました。

MSR
MS-1233(1CD)
「パリへの旅」
プーランク:即興曲第13番、第15番「エディト・ピアフへのオマージュ」
ドビュッシー:ミンストレル、沈める寺、花火
フランク:前奏曲・コラールとフーガ
ラヴェル:夜のギャスパール
メシアン:喜びの精神のもとで(幼児キリストへの20のまなざしより)
グレッグ・マッカルム(P)

録音:2008-09年
グレッグ・マッカルムはバッハから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、北米、南米からアジア、ヨーロッパ各地でリサイタルを開いています。ここではフランクからメシアンまで様々な様式を見事に弾き分けている。洗練された中に生命力あふれる強靭なタッチが持ち味。
MSR
MS-1287(1CD)
「一休の夢」〜ソロ・ピアノ・リフレクション/フィリップ・スウォンソン
一休の夢(P.スウォンソン)
ネプチューンのキャンバス(P.スウォンソン)
クリスタル・サイレンス(チック・コリア)
ロス(P.スウォンソン)
インテリア・ウィンズ(P.スウォンソン)
インペンディング・デス・オブ・ザ・ヴァージン・スピリット(ウィリアム・アッカーマン)
別の一面(P.スウォンソン)
ブルー・イン・グリーン(マイルス・デイヴィス)/ほか全14曲
フィリップ・スウォンソン(P)

録音:2009年3月
フィリップ・スウォンソンは作曲家、ピアニスト、トロンボーン奏者、オルガニストと多彩な顔を持っている。ボストン交響楽団の首席トロンボーン奏者を5年ほど務めたこともある傍ら、ジャズ・バンドにも参加しています。このCDは彼のオリジナル作品を中心としたピアノ・アルバムで自作の他、チック・コリア、マイルス・デイヴィスなどを弾いて達者なところを見せています。「一休の夢」は日本の一休和尚の俳句にインスピレーションを得て作曲されたということです。
MSR
MS-1334(1CD)
「オルガン・リサイタル」〜チェ・スファン
フレスコバルディ:トッカータ
N.D.グリニー:アヴェ・マリス・ステラ
バッハ:トリオ・ソナタBWV526
ヴィエルヌ:オルガンのための交響曲第1番
チェ・スファン(Org)

録音:2003年ソウル,ライヴ、2009年ニュージャージー
チェ・スファンは1996年日本でデビュー以来、アメリカ、韓国、日本を中心に活動している若手。フレスコバルディからヴィエルヌまで色彩豊かに演奏。
MSR
MS-1341(1CD)
「辺ぴな道」
クレメンティ:ソナタ《魔笛》
ゴダール:オー・マーティン、ワルツ第2番
タールベルク:夜想曲
モシュレス:小さなせせらぎ
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ(ゴドフスキー編)
リスト:ローレライ
C.チェルニー:旋律的な練習曲
メトネル:ピアノ・ソナタ《おとぎ話》
シベリウス:ロマンス
ガーシュウィン:4度のノヴェレッテ、メロディ第40番
イアン・ホミニック(P)

録音:2007年
「辺ぴな道」のアルバム・タイトル通り、ロマン派から近代にかけての珍しいピアノ作品。イアン・ホミニックはアール・ワイルドに師事、現在アメリカ、カナダ、ヨーロッパで演奏活動をしている若手。クレメンティからタールベルク、クライスラーからガーシュインまで軽やかに弾きこなしています。

ENZO Recordings
EZCD-10007
マリンバ・打楽器デュオと語りによる音楽物語「空想〜千夜一夜」
交響組曲「シェヘラザード」より(リムスキー=コルサコフ/編:宮本妥子・中路友恵)
《父と子の愛》〜リベルタンゴ(ピアソラ/編:宮本妥子・中路友恵)〜タンティ・アンニ・プリマ.アヴェ・マリア(ピアソラ/編:宮本妥子・中路友恵)
《ねえやと男の子の愛》七つの子(本居長世/編:後藤ゆり子)〜赤とんぼ(山田耕筰/編:宮本妥子・中路友恵)
《故郷への愛、家族の愛》剣の舞(ハチャトゥリアン/編:宮本妥子・中路友恵)〜キエフの大門、ヴィドロ(組曲「展覧会の絵」より)(ムソルグスキー/編:宮本妥子・中路友恵)
《神への愛、神の慈愛》シュラーク(YASUKO)〜アメイジング・グレイス(トラディッショナル/編:後藤ゆり子)
《シェヘラザードの愛》歌劇カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲(マスカーニ/編:宮本妥子・中路友恵).小さな祈り(E・グレニー)妖精の園(マ・メール・ロワより)(ラヴェル/編:宮本妥子・中路友恵)
宮本妥子&中路友恵(マリンバ&パーカッション)
伊沢磨紀(語り)

録音:2009年10月 魚沼市小出郷文化会館でのセッション
24Bit/96KHz Apogee Symphony System
音楽物語「空想〜千夜一夜」をマリンバ・打楽器デュオと語りによるアルバム。磨き抜かれたマリンバ・打楽器の音色と、シェヘラザードの語りによって紡がれる、空想の世界旅行のよう。リベルタンゴ、赤とんぼ、七つの子、展覧会の絵よりキエフの大門、アメイジング・グレイス、歌劇カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲、マ・メール・ロワより妖精の園…そしてマリンバソロによって奏でられる名曲、『小さな祈り』を収録。 (Ki)
■演奏者プロフィール
宮本妥子(みやもとやすこ)
同志社女子大学卒業後、ドイツフライブルク音楽大学にてドイツ国家演奏家資格取得。数々の国際コンクール入賞、優勝。これまで世界7 カ国以上の現代音楽祭でゲスト出演。滋賀県文化奨励賞受賞、平和堂財団新進芸術家奨励賞受賞。平成16、17 年度「地域創造公共ホール音楽活性化事業」登録アーティスト。全国各地でコンサート活動を行う。現在、滋賀県立石山高等学校音楽科非常勤講師、相愛大学非常勤講師。
中路友恵(なかじともえ)
同志社女子大学卒業後、同大学特別専修課程修了。これまでに平和堂財団新進芸術家奨励賞など国内で数々の受賞を経て、ソロ・アンサンブル・室内楽等で活動を行う。現在、滋賀県立石山高等学校音楽科非常勤講師。
ENZO Recordings
MOCP-10007(1CD)
ベートーヴェン:フォルテピアノのためのソナタPlaudite Amici VII
ピアノ・ソナタ第15番「田園」*
ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」**
ピアノ・ソナタ第23番「熱情」***
大井浩明(フォルテピアノ)

使用楽器:Anton Walter アントン・ヴァルター Paul McNulty による復刻*、Muzio Clementi 1800 年頃 ロンドン製 68 鍵 イギリス式シングルエスケープメントアクション**、Jones-Round & Co., 1805 年 ロンドン製 68 鍵 イギリス式シングルエスケープメントアクション***
ベートーヴェン存命時(1800 年前後)、フォルテピアノという楽器は見違えるような変革、発展を遂げた。彼は新しく作り出されてゆく楽器に強い興 味を持ち続け、アクション機構や音域、多彩なペダル機能の効果を、その都度、自作品に取り入れていきました。その多くは、記号や文字で仔細に楽 譜に書き込まれているものの、作曲者死後約50 年を経過してから現在の形に整えられた鉄骨製のモダン・ピアノでは、再現不能な指定も多く、実際 には数々の妥協を強いられているのが現状です。そして、問題をややこしくしているのは、フォルテピアノの「進化」はモダンへ向かって一直線に驀進し たわけでもなく、またベートーヴェン自身の希望どおりに「応答」したわけでもないことです。ベートーヴェンの天才的イマジネーションは、当時のフォ ルテピアノの限界も現代のピアノの制約も遥かに凌駕してしまっているのです。 (Ki)


Pro Piano
PPR224-512765
(1CD+DVD)
ショパン:スケルツォ第2番、バラード第1番
ドビュッシー:練習曲第11番
 前奏曲集第2巻〜花火
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻〜前奏曲とフーガ第14番
ベルク:ピアノソナタOp1
小野寺美輪(P)
着物を着た日本女性のモノクロームの写真、帯とProPianoのロゴだけが赤という印象的なジャケ。40タイトル近い<<ProPiano>>レーベルのジャケットの中でも最も「上品」と申せましょうか?なかには、アーチストにモザイク処理をしたアダルトか?と疑わせるジャケもあっただけに、5年ぶりの新譜に期待が高まります。ただ「着物を着るピアニスト 小野寺 美和」との日本語があるのが気にかかります。着物を着てピアノを弾くのが、そんなに特別なことですか?着物には「大リーグボール養成ギブス」のような負荷があるのでしょうか?CDを聴いていてもそんな疑問は解消されないのですが、DVDの映像を見ていると「着物を着る」ことにこだわった気持ちがわかるような気がしてきます。 (Ki)

ARSIS
ARSIS-4228(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲
第1番ト長調 BWV1007/第2番ニ短調 BWV1008
第3番ハ長調 BWV1009/第4番変ホ長調 BWV1010
第5番ハ短調 BWV1011/第6番ニ長調 BWV1012
イアゴバ・ファンロ(Vc)

録音:2007年9月17-18、28日、アレレ(スペイン)、サンティアゴ教会
使用楽器:1998年、Jean Seyral製
イアゴバ・ファンロはスペインのサンセバスチャンに生まれ、ロンドンの王立音楽アカデミーでジェニファー・ウォード・クラークに、ベルリン芸術大学でヴォルフガング・ベットヒャーに師事、マドリード王立高等音楽院教授を務めるチェロ奏者。ピリオド、モダーン楽器を問わず活躍しています。当録音での使用楽器について古楽器の複製との表記はありませんが、バロック・チェロの演奏として聴いても違和感はありません。

GALLOGALLO-1297(1CD)
ムソルグスキー:「展覧会の絵」
J.S.バッハ:「シャコンヌ」/リスト:「死の舞踏」
アンヌ・ショレ(オルガン/ヴァルガー製オルガン使用)

録音:聖フランソワ教会、ローザンヌ
聖フランソワ教会の歴史的オルガンによるクラシック名曲集。いずれも原曲はパイプオルガンではありませんが、オルガンの効果を最大に生かした響きは圧巻です。 (Ki)
GALLOGALLO-1312(1CD)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
リスト:「ダンテを読んで」
エリザベス・ヘルビン(P)
演奏のエリザベス・ヘルビンは作曲家ルネ・ヘルビン(GALLO-711)の娘で、今その才能が期待されているピアニストです。 (Ki)

POLOARTS
CL4B-860802(4CD)
バッハ:平均律クラヴィア曲集(全2巻) スヴャトスラフ・リヒテル(P)

録音:1973年8月7日(BWV846-857)、1973年8月10日(BWV858-869)、1973年7月26日(BWV870-881)、1973年7月28日(BWV882-893)、以上、インスブルックでのライヴ

※原盤=ORF提供の音源(RCAから出ていたものと同一。JVCによるリマスターリング。JVCからのライセンスを得た正規盤。中国での製造)
装丁は4CDのケースと解説書が紙ケース(スリーブ)に入っている形状。タイトルは英語と中国語の併記。100ページ程の解説書は中国語でリヒテルの写真が多く含まれています。

KML Recordings
KML-1120(1CD)
サティ:2手と4手のためのピアノ作品集
ジムノペディ第1番〔カティア〕
ジムノペディ第2番〔マリエル〕
ジムノペディ第3番〔カティア〕
梨の形の3つの小品〔カティア&マリエル〕
3つのグノシエンヌ〔カティア〕
グノシエンヌ第4番〔カティア〕
グノシエンヌ第5番〔カティア〕
組み合わされた3つの小品〔カティア&マリエル〕
《乾からびた胎児》〜第2曲:甲殻類の胎児〔カティア〕
《後から2番目の思想》〜第1曲:牧歌〔マリエル〕
スポーツと気晴らし〔マリエル〕
《犬のための、しまりのない真正な前奏曲》〜第1曲:厳しい叱責〔マリエル〕
カティア・ラベック(P)、マリエル・ラベック(P)

録音:2009年6月、スタジオK
※使用ピアノ:スタインウェイ・モデルD
フィリップス時代から現在に至るまで多くのレパートリーを取り上げてきたラベック姉妹だが、サティの録音は意外にもこれが初めて。カティアとマリエルそれぞれが弾き分ける「ジムノペディ」、さらに磨きがかかったコンビネーションを聴かせてくれる「梨の形の3つの小品」や「組み合わされた3つの小品」など、今回のサティ・アルバムもこれまで以上にバラエティ豊かで聴き応え抜群!

VOX AETERNA
VACD-00108(4CD)
グリゴリー・ギンズブルク/スタジオ録音集
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3
 ピアノ・ソナタ第23番「熱情」/6つの変奏曲ニ長調 Op.76
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
 トッカータ ハ長調 Op.7/アベック変奏曲 Op.1
 パガニーニの奇想曲による6つの練習曲 Op.3〜第2番ホ長調/第4番変ロ長調
チャイコフスキー:大ソナタ ト長調 Op.37
ショパン:ポロネーズ イ長調 Op.40-1/変イ長調 Op.53-6/変ロ長調 Op.71-2
ワルツ 第2番変イ長調 Op.34-1/第3番イ短調 Op.34-2/第5番変イ長調 Op.42/第7番嬰ハ短調 Op.64-2
 マズルカ ト短調 Op.24-1/変イ長調 Op.24-3/
 変ロ短調 Op.24-4/ ハ長調 Op.68-1/ハ長調 (Op.57)
  12の練習曲 Op.25
リスト:ベートーヴェンの「アテネの廃墟」の主題による幻想曲 S.122*
ベートーヴェン(ルビンシテイン編):トルコ行進曲
ラモー(ゴドフスキー編):メヌエット イ短調
ウェーバー(ゴドフスキー編):無窮動(ロンド)
アリャビエフ(リスト編):ナイチンゲール S.250a
パーヴェル・パプスト:チャイコフスキーの「エフゲニー・オネーギン」の主題によるパラフレーズ
リスト:ヴェルディのオペラ「リゴレット」の主題による演奏会用パラフレーズ S.434
 グノーのオペラ「ファウスト」からのワルツ S.407
グリゴリー・ギンズブルク:ルドミル・ルジツキのオペラ「カサノヴァ」のワルツによる幻想曲
タウジヒ:「5つの新しいウィーンの夜会」Op.167〜ヨハン・シュトラウスIIのワルツ「人はただ一度生きる」の主題によるワルツ奇想曲(No.2)
シュルツ=エヴラー:ヨハン・シュトラウスIIのワルツ「美しく青きドナウ」による演奏会用アラベスク
グリゴリー・ギンズブルク(P)
アレクサンドル・ガウク(指)モスクワRSO

録音:モノラル 
音源:グリゴリー・ギンズブルクの私蔵録音

IDIS
IDIS-6585(2CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第16番ト長調Op.31-1
ピアノ・ソナタ第24番「テレーゼ」
ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79
ピアノ・ソナタ第26番「告別」
ピアノ・ソナタ第27番ホ短調Op.90
ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101
ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
ワルター・ギーゼキング(P)

録音:1949年(ライヴ)
ギーゼキングはEMIにベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の録音を開始したものの、急死してしまい計画は頓挫してしまいました。23番までは大半が録音されていたものの、傑作揃いの24−29番がゴッソリ抜けているため、どうしても欠落感が拭えませんでした。IDISでは、これらの録音を3巻で紹介しましたが(IDIS6573,IDIS6578,IDIS6581、各2CD)、さらに抜けていたうちの8曲をライヴ録音で補い、真のピアノ・ソナタ全集を完結させてしまいました!かつてTAHRAからTAH394-400(7CD,27曲)で発売された、ザールブリュッケンでの放送用録音と同じだと思われます。これでギーゼキングによる録音が確認されていない第22番を除くすべての曲がIDISから出揃ったことになります。 (Ki)

Goddies
78CDR-3236(1CDR)
コレッリ(レオナール編):ラ・フォリア
バッハ:ブーレ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調BWV1002 より)
ヨーゼフ・シゲティ(Vn)
アンドール・フォルデス(P)
米 COLUMBIA 71187/8-D
(1940年6月5日=コレッリ & 1941 年3月21日=J.S.バッハ、ニューヨーク録音)
ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はハンガリー生まれのヴァイオリニスト。ブダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事した。1905年ベルリンで大ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)に認められた。1917年から24年スイスのジュネーヴ音楽院で教え、1940年にアメリカに移住した。この録音はアメリカ定住直後のニューヨーク録音。このシリーズではヨーロッパ時代に録音したシゲティの重要録音が多数出ている。

ALBERT MORALEDA
MORALEDA-0195(1CD)
カタルーニャのオルガンの名器 Vol.1
不詳(リポイ修道院楽派;12世紀):Cedit frigus hiemale(コンドゥクトゥス、2声)
アントニオ・ブロカルテ(1629-1696):リェノ第1旋法
ジュアン・バプティスタ・カバニリェス(1644-1712):ティエント第16番第5旋法(リェノ、por B cuadrado)
アルベニス:ソナタ ニ長調
バッハ:愛するイエスよ、私たちはここにいますBWV731
フーガ ト長調BWV 576/前奏曲とフーガ ニ短調BWV539
おお人よ自分の罪の大きさを嘆けBWV622
協奏曲ト長調BWV592(ザクセン=ヴァイマール公ヨハン・エルンスト原曲)
皆で神をたたえよ、クリスチャンたちよBWV 609
メンデルスゾーン:ソナタ ハ短調Op.65-2
ムデスト・ムレノ・イ・ムレラ(Org)

録音:2007年11月、バルセロナ、聖アントニ・デ・パドゥア聖堂
使用楽器:ジュアン・カルレス・カストロ製
当レーベルの規格番号「MORALEDA-0195-1」は別商品です。ご注意ください。

TANIDOS
SRD-381(1CD)
アルベニス没後100年
アルベニス:組曲「イベリア」〜トリアナ,ロンデニャ,エル・アルバイシン*
ファリャ:歌劇「はかなき人生」〜スペイン舞曲第1番+
ロドリーゴ:黄昏+
ヴィラ=ロボス:悲しみのワルツ#
ヒナステラ:3つのアルゼンチン舞曲#
フランシスコ・ガルシア=アルバレス:あの3月28日**
アルマンド・グレボル(1958-):小品集; 悲しみ,不安,不機嫌,薬,毎日**
アルベニス:組曲「イベリア」〜マラガ,エル・ポロ,エリタニャ++
アンヘル・ウイドブロ(P(*/+))
フアン・マヌエル・コンスエグラ(P)+
フディト・ハウレギ(P)#*
ディエゴ・フェルナンデズ・マグダレノ(P)*
ギリェルモ・ゴンサレス(P)+

録音:2004年(*/+)、2009年(#/**)、バリャドリド、スペイン貯蓄銀行演劇ホール(*/+/#/**)
1997年、マドリード王立高等音楽院マヌエル・デ・ファリャ・ホール++

NORTHWEST
NWC-101309(1SACD)
バッハ:オルガンの為の幻想曲集
オルガン小品(幻想曲)BWV572
幻想曲ハ長調BWV570
コラール幻想曲「来たまえ聖霊主である神よ」BWV651a(ヴァイマール版)
コラール幻想曲「キリストは死の絆につかれた」BWV695
コラール幻想曲「私は神から去らない」BWV658a(ヴァイマール版)
コラール幻想曲「今こそ来たまえ異教徒の救い主よ」BWV659a(ヴァイマール版)
幻想曲とフーガ ハ短調BWV537
コラール幻想曲「私はあなたに別れを告げよう」BWV735
オルガンの為の幻想曲ハ短調BWV562
コラール幻想曲「御身を飾りたまえ、おお、愛する魂よ」BWV654a(ヴァイマール版)
コラール幻想曲「イエス、私の喜び」BWV713
幻想曲とイミタツィオーネ ロ短調BWV563
幻想曲ト短調BWV542
レオ・ファン・ドゥセラール(Org)

録音:2001年1月、カンペン(オランダ)、ボーフェンケルク、聖ニコラース教会
使用楽器:1999年、レイル[Reil]社製
アルベルト・デ・クレルク、ヤン・ウェイン、アンドレ・イゾワール、マルコム・ビルソン、ジョス・ファン・インマゼールらに師事したオランダのオルガニスト・ピアニスト・指揮者で、オルガニストとしては現在オランダで最も活躍している中堅レオ・ファン・ドゥセラールによるオール・バッハ・オルガン・プログラム。単に「コラール」と呼ばれることの多いオルガン曲もここではコラールに基づく幻想曲(ファンタジア)とされています。

ALBERT MORALEDA
MORALEDA-0136(1CD)
【未案内旧譜】
ジュゼプ・セルコス(1925-1989):ピアノの為の音楽
サーカスの情景(1980)/花の有用性(1967)
ソナタ ロ短調(1952)
エミリ・ブラスコ(P)

録音:2000年3月、スタジオ・アルベルト・ムラレダ
ALBERT MORALEDA
MORALEDA-0198(1CD)
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988 アントニ・ベセス(P)

録音:2007年11月

TERNARI
WHCM-327(1CD)
2つのドゥルサイナとオルガン
ヘンデル:音楽時計の為の曲集〜メヌエット第2番
バッハ:カンタータ第156番〜シンフォニア
シャルパンティエ:テ・デウムへの前奏曲(ファンファーレ)
バッハ:管弦楽組曲第2番〜アリア
ヘンデル:水上の音楽〜ホーンパイプ
ヴィヴァルディ:「四季」の「冬」〜ラルゴ
パーセル:トランペット・チューン
クラーク:トランペット・ヴォランタリー
ヒル・ウェラム:Caoineadh Cu Chulainn
ホセ・ラファエル・パスカル:マニャの結婚
ビセント・フィラグト:ドゥルサイナ I/ドゥルサイナ II
サウル・ゴメス・ソレル:優しさ I/優しさ II
カリョサ・デン・サリア伝承曲:聖なるアウロラのマティネラ/カリョサの行列
エルネスト・ビリャル・ミラリェス:聖母への別れ
カリョサ・デン・サリア伝承曲:聖フランセスコ・デ・パウルのマティネラ
グスマン・クケレル/
ホセ・マリア・フアン:カリョサ・デン・サリアの守護聖人インフリアスの聖母への賛歌
グループ・テルナリ[エリセウ・ガルシア、シルベストレ・ナバロ・ベラ(ドゥルサイナ)、ハビエル・ゴンサルベス・バレロ ]

録音:2005年9月13-15日、アリカンテ(スペイン)、
カリョサ・デン・サリア、聖ホアン・バプティスタ主席司祭教会

KUBOTA
LMCD-1898(1CD)
税込定価
久保田惠子・久保田美絵ピアノデュオ・リサイタル
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調KV.365
ガーシュウィン(栗山和樹:編):ラプソディー・イン・ブルー
リチャード・ロドニー・ベネット:4つの小品(2台のピアノのためのディヴェルティメント)[悲しみのサンバ/カントリー・ブルース/ラグタイム・ワルツ(スコット・ジョプリンを讃えて)/フィナーレ]
ピアソラ:アディオス・ノニーノ/天使の死
 ミケランジェロ‘70
ラヴェル:ラ・ヴァルス
久保田惠子、久保田美絵(P)

録音:2009年3月9日,東京文化会館 小ホール・ライヴ
ピアノ・デュオの“一般的概念”を超越する表現に出会ったように思う。稀有なことであるが、両者の“異質なピアニズム”の融合(母娘であるがゆえに初めて可能なことか)に、デュオの新しい可能性の地平を見たように感じた。「ラ・ヴァルス」では、オーケストラ的意味合いでのバランス表現、テンポ、さらに色彩感覚などの見事な共有のうえに、それぞれの個性が余すところなく発揮され、絢爛とする“圧巻”というべき表現が達成された。―石川哲郎氏(「ムジカノーヴァ」より)
久保田惠子さんのピアノを聴きはじめてから、もう40年になる。はじめは、私が好んで弾いていたヤナーチェクの作品を、彼女も得意のレパートリーとしていたからだった。身体が震えるような感動を覚えながら、ピアノ・ソナタ「1905年10月1日街頭にて」や「霧の中で」を聴いたのを、いまでも生々しく想いだす。その後、スークやドヴォルザークのピアノ曲を彼女の演奏で知り、フランスものやガーシュインにも素晴らしい感性を示すことを知った。いまは亡きコシュラーの指揮で、東京都響とドヴォルザークの超難曲を見事に演じきったことも記憶に新しい。久しぶりに聴いた彼女の演奏は、美絵さんとのピアノ・デュオであった。モーツァルトのあとにガーシュインが置かれた新鮮なプログラミングに、40年前と同じように感動し、後半のベネット、ピアソラ、ラヴェルと続いた華麗で胸を締め付けるような響きを堪能した。豊麗な彼女の音に、いまは更に唸り、轟き、どよめくような響き、重いビート感、自在な抑揚が加わり、彼女が身体全体で音楽を表現しているのが心地よかった。しかも、それが美絵さんの端正で、リズム感はシャープであり、切込みが素敵なピアノと呼応しあっているのが見事であり、不思議でもあった。おふたりのデュオをこれからも聴かせてほしい―館野泉氏・ピアニスト(ライナー・ノートより)

ショパン・レコーズ
CHL-013(1CD)
税込定価
バルトークピアノ曲集T
3つのチーク県の民謡/アレグロ・バルバロ
15のハンガリー農民歌
組曲Op.14/民謡による3つのロンド
戸外にて/ピアノソナタ
田代慎之介(P)

録音:2009年4月16日,17日、彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
田代慎之介(ピアノ)
1975年第29回全日本学生音楽コンクール(毎日新聞社主催)中学の部第1位。1983年東京芸術大学卒業、第52回日本音楽コンクール(毎日新聞社、NHK共催)入選、海外派遣コンクール河合賞受賞。1984〜86年ハンガリー政府給費留学生としてリスト音楽院に留学。1985年エピナル国際ピアノコンクール第1メダル、1986年マリア・カナルス国際音楽コンクールメダル受賞。1987年東京芸術大学大学院修了、クロイツァー賞受賞。以降、東京、札幌で定期的にリサイタルを開催し、加えて函館、富山、福井、韮崎、沖縄など各地での演奏会やNHK-FMに出演、1984年、95年には札響と共演。PTNAピアノコンペティション課題曲講座を長年にわたり全国各地で行い、課題曲CDにも多くの録音を残している。全日本学生音楽コンクール、PTNAピアノコンペティション、日本クラシック音楽コンクール等の審査員。松浦豊明、辛島輝治、ペーター・ショイモシュの各氏に師事し、ゲオルグ・ヴァシャヘーリ、ラズロ・シモン等諸氏のもとでさらに研鑽を積む。現在、武蔵野音楽大学専任講師、東京芸術大学非常勤講師。

PICAP
PICAP-910791-02
われらのコントラバス
ジュゼプ・セルベラ(1883-1969):悲歌
グラナドス:「ゴイェスカス」間奏曲
クーセヴィツキー:悲しい歌Op.2
サン=サーンス:白鳥
ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34-4
ボッテジーニ:「夢遊病の女」による幻想曲
ジョゼプ・セルベラ:ロマンス/灰色の空
クーセヴィツキー:小ワルツOp.12
ジュゼプ・ケル(Cb)
ダビド・マレト(P)

録音:バルセロナ、スタジオ84 
(P)1993
PICAP
PICAP-910794-02
10弦ギターによるヴィラ=ロボスとブローウェルの作品
ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲
レオ・ブローウェル:舞踏礼賛/タラントス
ヴィラ=ロボス:12の練習曲〜第7,1,2,3,10,12番
ホセ・ルイス・ロパテギ(G)

LYRINX
LYR-270(3CD)
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第49番 ホ長調 Hob.XVI-49(旧第59番)
ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 Hob.XVI-10(旧第6番)
ピアノ・ソナタ第6番 ト長調 Hob.XVI-6(旧第13番)
ピアノ・ソナタ第52番 変ホ長調 Hob.XVI-52(旧第62番)
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ長調 Hob.XVI-23(旧第38番)
ピアノ・ソナタ第24番 ニ長調 Hob.XVI-24(旧第39番)
ピアノ・ソナタ第48番 ハ長調 Hob.XVI-48(旧第58番)
ピアノ・ソナタ第50番 ハ長調 Hob.XVI-50(旧第60番)
ピアノ・ソナタ第35番 ハ長調 Hob.XVI-35(旧第48番)
ピアノ・ソナタ第46番 変イ長調 Hob.XVI-46(旧第31番)
ピアノ・ソナタ第47番 ヘ長調 Hob.XVI-47(旧第57番)
ピアノ・ソナタ第37番 ニ長調 Hob.XVI-37(旧第50番)
カトリーヌ・コラール(P)

録音:1988年8月27日,10月31日,1990年9月2,3日,1992年12月21−23日
カトリーヌ・コラールによるハイドンのピアノ・ソナタ集3枚をまとめたもの。第1集はLYR082、第2集はLYR108、第3集はLYR126で単発されています。カトリーヌ・コラール(1947-1993)はイヴォンヌ・ルフェビュールの高弟で、フランス的な明晰な音楽で高い評価を得ていたものの、病のため46歳で亡くなってしまいました。これらハイドンのピアノ・ソナタの録音は、コラールを代表する録音と言えるでしょう。
LYRINX
LYR-2212(1SACD)
【未案内旧譜】
マリエル・ノールマン/ハープ・リサイタル
アルベニス:プレスト,アストゥリアス,コルドバ
タレガ:アルハンブラの思い出
ヴィラ=ロボス:前奏曲第1番
ガレス:ソナタ ハ短調/モンポウ:歌と踊り
トゥーリナ:サンタ・クルス街
アントニオ・デ・ドノスティア:ドロール
カルヴァロ:トッカータ/ピアソラ:天使のミロンガ
キャプレ:ディヴェルティスマン「スペイン風に」
ヒナステラ:ミロンガ/マラツ:セレナータ
ポンセ:それでも/アギレ:3つの小品
グラナドス:エピローゴ
マリエル・ノールマン(Hp)

録音:2001年10月23,24日,ケルバスティック、DSD、66m
リリー・ラスキーヌの高弟にして、半世紀近くハープの女王としての名声を不動のものにしているマリエル・ノールマンが、スペインと南米の音楽を演奏しています。すべてハープだけの演奏。いずれもラテンの色彩が鮮やかなのみならず、その背後に潜む様々な感情まで目が届いた名演。

Alessa Classica
ALC-2001(1CD)
シベリウス:独奏ピアノのための作品集
即興曲ト短調Op5-1,
10のピアノの小品Op58,夢想,
スケルツィーノ,変奏曲,
ソナティナ第1番嬰ヘ短調Op67-1,
2つのロンディーノOp68(嬰ト短調/嬰ハ短調),
小ワルツOp40-1,即興曲ホ長調Op5-6,
悲しい踊り(パントマイムへの音楽「スカラムーシュ」Op71から),
旋律的瞑想Op40-6,
小カプリッチョOp76-12,
ヤマナラシ(ポプラ)Op75-3,
道化Op76-13,ユモレスク第2番Op97-6,
リンネ草Op76-11,メロディOp94-5,
ユモレスク第1番Op97-1,
村の教会Op103-1,5つのスケッチOp114,
風景,冬景色,森の湖,森の歌,春の幻影
ルーディ・シュプリング(P)

録音:2009年7月2日 サウンドデザイン・スタジオ(ハーゲンベルク、オーストリア)]
2004年の設立以来、ジャズのアルバムをリリースしてきたAlessaRecordsがクラシックのために新しいレーベル、Alessa Classicaを発足させました。その第1作に選ばれたのは、ドイツのピアニスト、ルーディ・シュプリングのシベリウス独奏ピアノ作品集です。「1914年から1920年にかけて作曲されたピアノの小品はシベリウスの唯一無二の創作だ。十九世紀に多くの曲が書かれた性格的小品に根ざしながら、スタイルに束縛されず、時を超え、明確であいまいさがない」(ルーディ・シュプリング)。シュプリング(1962-)はバイエルン州、ボーデンゼー湖畔のリンダウ生まれ。アルフレート・クッペルマイアー、ヴィルヘルム・キルマイアー、カール・ヘルマン・ムロンゴヴィウスから音楽理論、作曲、ピアノを教わり、チェリストのハインリヒ・シフの下で室内楽演奏を学びました。教会オルガニスト、室内楽と歌曲のピアニスト、指揮者、作曲家として活動するシュプリングは、シベリウスの音楽を愛し、「作品の楽譜を集め、研究し演奏することが愉しみ」と語っています。アルバムは、リンツ近郊、ハーゲンベルクのベーゼンドルファーのコンサートグランドを備えた新しいスタジオで録音されました。ブックレットの解説をシュプリングが執筆し、ピアニストそして作曲家の視点からシベリウスの音楽を冷静に率直に語っています。北欧のピアニスト、フィンランドのムストネンやノルウェーのホーヴァル・ギムセらの演奏とも違いながら、やはり魅力のあるシベリウスです。弦楽のための「アンダンテ・フェスティーヴォ」の旋律が聞こえる「村の教会」も演奏されています。 (Ki)


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