湧々堂HOME 新譜速報 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック 廉価盤 シリーズ
旧譜カタログ チャイ5 殿堂入り 交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 歌劇 バロック



CELESTIAL HARMONIES
(アメリカ)



CELESTIAL HARMONIESはアメリカの古楽、現代音楽、ニュー・エイジ、ジャズ、民族音楽を扱う一風変わったレーベルです。クラシックの分野では特に古楽が充実、ヒルデガルド・フォン・ビンゲン全集を初め中世の作品が充実しております。また現代では中国の楽器で演奏したテリー・ライリーのIn Cなどという変わったものやライリーの自作自演もあります。またリトアニアのチュルリョーニス・ピアノ作品全集、ECMでも話題になった神秘思想家グルジェフのピアノ作品全集(弟子のデ・ハルトマンが採譜したという)、カルミナ・ブラーナで有名なカール・オルフが弟子のケートマンと製作した学校用作品(全3枚)といった注目作品もございます。


1枚あたり…(税込)


品番 内容 演奏家
CELE-13002
天国のクリスマス
モンテヴェルディ:「聖母マリアのための晩祷」から、
 「オルフェオとエウリディーチェ」から、
パーセル:ニ長調のグラウンドによる3声のファンタジア、
ラッスス:主よ平安を与えたまえ、
バッハ:「クリスマス・オラトリオ」から、
 2台のピアノのための協奏曲ハ短調BWV1060〜アダージョ、
 ミサ ロ短調〜「主よ平安を与えたまえ」、
ヘンデル:合奏協奏曲op.6-4イ短調からラルゴ、
パッヘルベル:「神のみわざはよきかな」〜パルティータ第1・2・6番他
ニコラウス・アルノンクール(指)
ウィーン・コンセントゥス・ムジクス、
グスタフ・レオンハルト(指)
レオンハルト・コンソート
CELE-13010
デーヴィッド・ハイクス:変えるべき問題
現在の循環/極点のキリエ/内心の叫び
デーヴィッド・ハイクスとハーモニック・クワイア
CELE-13022
テネブレ集(グレゴリオ聖歌)
アンティフォン/レスポンソリウム、
ド・ラ・リュー:エレミアの哀歌、
ヨハネス・ガルダノ:エレミアの哀歌、
ベルナルドゥス・イカルト:エレミアの哀歌
ユトレヒト学生cho、
ユトレヒト学生室内cho
CELE-13026
テリー・ライリー:ハ調で(In C)、
梁名越(David Mingyue Liang):千の泉の物語/水の禅
王永吉(ワン・ヨンジ)(指)上海映画O
CELE-13034
アイルランド、ルーマニア、イスラエル、セファルディの民謡集
裏切られた愛/神秘的なバラ/あこがれ、
シュレーダー=シェーカー:バラのために他
テレーゼ・シュレーダー=シェーカー(S, Hp)
CELE-13038
天国のクリスマス第2集〜バロック様式で編曲された旋律集
グルーバー:清しこの夜
 楽しいクリスマスを(イギリスのキャロル)、
ピアポント:ジングル・ベル、
 もみの木(19世紀ドイツのキャロル)他
アントニオ・ペレグリノ(指)
イ・ソリスティ・ディ・ドゥイノ
CELE-13039
甘き喜びのうちに〜12世紀から現代までのクリスマス曲集
ヒイラギとツタ/向こうの森の下に
アヴェ・マリア/甘き喜びのうちに
サヨナキドリ/哀れみの母/インスブルック他
テレーゼ・シュレーダー=シェーカー(S, Hp)
CELE-13048
天国のクリスマス第3集
コレッリ:合奏協奏曲op.6-8「クリスマス」、
バッハ:クリスマス・オラトリオ〜シンフォニア、
マンフレディーニ:合奏協奏曲ハ長調op.3-12「クリスマス」、
トレッリ:合奏協奏曲ニ長調op.8-12「クリスマス」、
ロカテッリ:合奏協奏曲へ短調op.1-8「クリスマス」、
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」〜「冬」 他
アントニオ・ペレグリノ(指)イ・ソリスティ・ディ・ドゥオノ
CELE-13064
イアン・カー:ああ哀れなヨリック/暗闇の王子は紳士/柔らかい静けさと夜
レクイエム他
イアン・カー(Tp、フリューゲルホルン)、
ジョン・テーラー(Org)
CELE-13077
天国のクリスマス第4集
昔聖ダヴィデの街で
おおベトレヘムの小さな町
桜の木のキャロル/寒い真冬に/
甘き喜びのうちに
コヴェントリーのキャロル
男の子が生まれた/清しこの夜、他
ドナルド・ハント(指)
ウスター大聖堂聖歌隊
CELE-13080
クーラングブラ:長い赤い道/家族の三部作(ベヴァリー/子供は夢見る
何にでもなりたい)/嵐が来る
それについて考えよ
クーラングブラ(打楽器グループ)
CELE-13081
武満徹:雨の樹(巳の刻)、
沢井忠夫:火垂る(酉の刻)、
マイケル・アスキル:波(戌の刻)、
 澄んだ真夜中(丑の刻)他
マイケル・アスキル(指)
シナジー(打楽器グループ)、
小田村五月(琴)、ライリー・リー(尺八)
CELE-13089
クーラングブラ:ロシアへ
クーラングブラ/思いやりへの32段階
ジョンのための歌/愛する国土他
クーラングブラ(打楽器グループ)
CELE-13090
天国のクリスマス第5集
ベーム:前奏曲とフーガ、
バッハ:コラール前奏曲「いざ来れ異教徒の救い主よ」、
コラール「高き天よりわれは来れリ」、
コラール前奏曲「かくも喜びあふるる日」、
グリュンベルガー:パストラール、
レールンドルファーの「甘き喜びのうちに」による即興演奏
フランツ・レールンドルファー(Org)
CELE-13091
聖母マリアのカンティガ集(13世紀スペインの歌曲集) ウィンサム・エヴァンズ(指
)ルネッサンス・プレーヤーズ
CELE-13094
グレゴリオ聖歌集
あわれみ深き天の創り主よ
イエスが生まれたまいし時
神は天使を処女のもとにつかわした
主はよみがえられた/来れ聖霊よ他
コンラート・ルーラント(指)
ミュンヘン・カペラ・アンティカ
CELE-13095
ヴェネツィアの音楽
モンテヴェルディ:「祝福されし聖母マリアのための晩祷」から主よわれらを助けたまえ、
ヴィラールト:3声のリチェルカーレ、
ラッスス:マドリガル「甘い響きのように」、
ガブリエリ:モテット「今ぞしもべを」、
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」op. 8〜第6番「喜び」他
ニコラウス・アルノンクール(指)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、
コンラート・ルーラント(指)
ミュンヘン・カペラ・アンティカ、
フランス・ブリュッヘン(bfl)、他
CELE-13101
ロマン的方法第2集−イタリアとフランスのクラシック音楽集
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲、
ドビュッシー:月の光、
フォーレ:子守歌、
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第1番〜2楽章、
ヴィヴァルディ:マンドリン協奏曲ハ長調RV425〜ラルゴ他
コダーイQ、ロッシーニ合奏団、
チェコスロヴァキア国立PO、他
CELE-13104
オルフ:学校用作品第1集−ムジカ・ポエティカ
グニルト・ケートマン:木琴のための4つの小品
 5つの小カノン、
オルフ:4つの舞曲
 歌曲と遊び歌他
コッペルシュテッター(Ms)、ウィトマン(Vn)、
ザビーナ・レールマン(Vc)、
ツァーンハウゼン(bfl)他
CELE-13105
オルフ:学校用作品第2集−子供のための音楽
オルフ:2つの無伴奏合唱曲、
 2つのヴァイオリンのための8つの小品、
ケートマン:ソプラノ・リコーダーと打楽器のための5つの小品
 フルートと打楽器のための5つの小品他
マックス・フライ(指)
ミュンヘン高等音楽学校、
マドリガルcho、
ツァーンハウゼン(Bfl)、他
CELE-13106
オルフ:学校用音楽第3集−ピアノ音楽
オルフ:ピアノ練習曲、
 持続低音の練習、
ゲルトルート・オルフ:ピアノ小曲集
ニコラウス・ラフゼン(P)
CELE-13109
リュリ:トランペットのエア、
フレスコバルディ:聖体奉挙のためのトッカータ、
クレランボー:第2旋法の組曲、
バッハ:トッカータニ短調BWV565、
メシアン:「主の降誕」〜神はわれらのうちに他
フランツ・レールンドルファー(Org)
CELE-13127
ヒルデガルト全集第1集
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:ウルスラの処女たち
 悪魔の提案/昔の心の場所
 おお熱烈な精神/雲は悲しんでいる
 祖国から他
シンフォニー
CELE-13128
オーロラ−ヒルデガルト全集第2集
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:葉の茂った枝
 おお何と貴重な/アヴェ・マリア/
 おお大いなる奇跡/おお何という奇跡
 枝と王冠/おお知恵の力他
シンフォニー
CELE-13129
ヒルデガルト全集第3集
おお祝福された幼子/鳩が見つめた
おお最も高貴な活力
おお最も力のあるライオンの継承者他
シンフォニー
CELE-13139
シュッツ:白鳥の歌SWV482-493 ロランド・ペールマン(指)
ソング・カンパニー
CELE-13184
チュルリョーニス:ピアノ作品全集第1集
フーガハ短調op.10-1、
前奏曲ロ短調op.3-1、
マズルカロ短調op.3-3、
夜想曲嬰へ短調op.4-1他
ニコラウス・ラフゼン(P)
CELE-13185
チュルリョーニス:ピアノ作品全集第2集
前奏曲ニ短調op.1、
マズルカヘ長調VL143、
ワルツロ短調VL144、海の曲集op.28他
ニコラウス・ラフゼン(P)
CELE-13193
ペーター・ミヒャエル・ハメル:瞑想の沈黙の中で/おお主よ/わが神/汝神は真実なり他 ウォルフガング・ハッティンガー(指)
アンサンブル・スツェーネ・インストルメンタル
CELE-13195
シューベルト:3つのピアノ曲(即興曲)D946、
ピアノ・ソナタ変ロ長調D960
ニコラウス・ラフゼン(P)
CELE-13199
ジョスカン・デ・プレ:見よあなたは何と美しい、
ビクトリア:私は黒いが美しい、
パレストリーナ:「ソロモンの雅歌」〜5つのモテット、
メルキオール・フランク:「ソロモンの雅歌からの宗教的歌曲集」〜5つのモテット他
ロランド・ペールマン(指)ソング・カンパニー
CELE-13208
主題と変奏第1集−子供の歌による即興演奏
農夫の3月に/
キツネよお前はガチョウを盗んだ/お化け
カッコウカッコウ/眠れ、赤ん坊よ、眠れ他
フランツ・レールンドルファー(Org)
CELE-13209
主題と変奏第2集−ミュンヘンの大聖堂の新しいオルガンでの即興演奏
「聖母マリア、マントを広げたまえ」による変奏曲とフーガ/瞑想と「行け、集会は解散する」/「偉大な神よ、我ら汝をたたえん」による変奏曲とフーガ/間奏曲/交響的幻想曲と「復活祭のハレルヤ」
フランツ・レールンドルファー(Org)
CELE-13213
19世紀ロマン派のオルガン音楽
ボエルマン:ゴシック風組曲op.25、
ルフェビュール=ウェリー(1817-69):クリスマス変奏曲、
シュニッツァー(1770-1785):ソナタ第1番ハ長調、
フランク:コラール第3番イ短調他
フランツ・レールンドルファー(Org)
CELE-13221
シューベルト:34の感傷的なワルツ集D779、
ソナタ ニ長調op. 53 D850「ガシュタイン」、
ハンガリーのメロディロ短調D817
ニコラウス・ラフゼン(P)
CELE-13222
チュルリョーニス:ピアノ作品全集第3集
4つの前奏曲op. 26、
2つの前奏曲と2つのフゲッタop. 29、
民謡集、4つの前奏曲op. 7、
2つのカノンとフゲッタop. 9
4つのマズルカ他
ニコラウス・ラフセン(P)
CELE-13228
シューベルトの歌曲のリストによる編曲集
挨拶を贈ろう/焦燥/セレナード
君こそわが憩/糸を紡ぐグレートヒェン
魔王/水車屋と小川/水の上にて歌える
しおれた花/ウィーンの夜会第6番他
ニコラウス・ラフゼン(P)
CELE-13234
スタンリー:6つのオルガン協奏曲 フランツ・レールンドルファー(Org)
CELE-13244
ジョン・バックリー:ギター・ソナタ第2・1番
アルト・フルートのための幻想曲第1・2番
無伴奏フルートのための3つの小品
冬の光の中で他
ジョン・フリーリー(G)、
ウィリアム・ダウダル(Fl)
CELE-13247
レーガー:序奏とパッサカリア.ニ短調(1899)、
トッカータとフーガ イ短調Op.80、
キリエOp.59,7、ベネデクトゥスOp.59,9、
幻想曲とフーガ ニ短調Op.135b、
受難Op.154,4、
BACHの名による幻想曲とフーガOp.46
フランツ・レールンドルファー(Org)

録音:2003年
名オルガニスト・レールンドルファーは当レーベルにバッハ、レーガー、即興演奏集など、計7枚のCDを録音しています。
CELE-13248
ムソルグスキー:ピアノ作品集
組曲「展覧会の絵」、涙、瞑想曲、
古典様式による間奏曲、ホパック、
禿山の一夜(コンスタンチン・チェルノフ編)
ニコラウス・ラフゼン(P)

録音:2004年
ラフゼンは1960年生まれでエッシェンバッハ、ゲルバーらに師事。特にエッシェンバッハから、その才能を高く評価されましたが、2005年、惜しくも44歳で亡くなりました。ムソルグスキーのピアノ作品だけ集めたアルバムは貴重!
CELE-13253-2
無伴奏フルート作品集
バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ.イ短調 BWV.1013
ドビュッシー:シランクス
バックリー
:冬のこだま,海のこだま
武満徹:巡り
カルク=エレルト:フルート・ソナタ 嬰ハ短調 Op.140
ヴァレーズ:密度21.5
オネゲル:牝山羊の踊り/ハメル:夢の時
メルカダンテ:《ドン・ジョヴァンニ》の主題による変奏曲
C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ.イ短調 Wq.132
ウィリアム・ダウドール(Fl)

録音:2000-2007年
ウィリアム・ダウドールは1951年、ダブリン生まれのフルート奏者。米国で学んだ後、生地のRTEコンサート・オーケストラ、さらにアイルランド国立交響楽団(RTE国立交響楽団)の首席フルート奏者として活躍しました。現在はアイルランド国立音楽アカデミーの教授を務めています。このCDは、大半が無伴奏のフルート曲という意欲的なもの。
CELE-13255
ロシア・アヴァンギャルドの音楽1905-1926
ニコライ・オブーホフ(1892-1954):レヴェレーション(1915)
A・スクリャービン:アルバムの綴り(1910)、アルバムの綴り(1905)
ジュリアン・スクリャービン(1908-1919):2つの前奏曲Op.3(1918)、
 前奏曲(1919)
パステルナーク(1890-1960):2つの前奏曲(1906)
モソロフ:2つの夜想曲Op.15(1926)
ロスラヴェッツ(1881-1944):3つのコンポジション
ニコライ・オブーホフ:6つの心理的絵画(1915)、
 星は語る(1915)、不吉な反射(1915)、
 《お互いの
好きにしよう》(1916?)、祈り(1915)
スタンチンスキー(1888-1914):前奏曲第5番(1912)、
 ト短調の前奏曲とフーガ(1909)、
 ロ短調のカノン(1908)
ロジャー・ウッドワード(P)

録音:2009年1月11-14日、ヴェルトゼー、バイエルン
このディスクでは20世紀の新しい芸術運動で重要な役割を果たしたロシアの作曲家たちの珍しいピアノ曲が収められています。アレクサンドル・スクリャービンはもとより、早世した息子のジュリアン・スクリャービンの作品、「鉄工所」でお馴染みのモソロフ、独自の無調様式を確立させたロスラヴェッツ、「ドクトル・ジバゴ」で知られるノーベル賞作家パステルナークの作品ほかを収録。そしてなかでも驚きなのが、おそらくはモードを基本としつつ自由な無調様式にたどり着いたニコライ・オブーホフの諸作品で、その音楽は元祖ロシア・アヴァンギャルドのスクリャービンをも超え、メシアン、武満、湯浅ら第二次大戦後に活躍した作曲家たちを彷彿とさせる超時代性を持っています。作曲年が1915年前後ということを考えると驚異という他ありません。
CELE-13264
チュルリョーニス:ピアノ作品全集第4集
楽興の時 嬰へ短調、
前奏曲(Op.13、Op.14、他全20曲)、
ピアノ・ソナタ ヘ長調、即興曲、
マズルカ、ポロネーズ、
リトアニアの子守唄、幻影
ロカス・ズボヴァス(P)

録音:2006年9月12-14バイエルン放送スタジオ2
第3集まで録音していたピアニスト、ニコラウス・ラフゼンが2005年に急逝してしまったため途絶えていたチュルリョーニス:ピアノ作品全集シリーズが再開されました。大作のヘ長調のソナタ以外は全て1〜4分程度の小品ですが、ショパンとスクリャービンの間に位置するかのような神秘的で密やかなミクロコスモスの数々は一度聴くと病みつきになります。そのほの暗く情熱的な音楽は晩秋から冬にかけて聴くのにピッタリ。ピアノを弾くズボヴァスはチュルリョーニス国際ピアノ・コンペティションの入賞者で作曲家の孫にあたります。
CELE-13277
ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調
(ピアノと弦楽四重奏のためのオリジナル版)
ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲第3番ハ長調WoO36
ロジャー・ウッドワード(P)、
アレキサンダーSQ
ショパン:ピアノ協奏曲第2番のオーケストラ・パートを弦楽四重奏にした版はオーケストラ伴奏版の初演後、1832年にショパン自身の手で編曲された。ピアノが現れるまでの長い弦楽四重奏パートは全く別の曲を聴いているようであり、これは新発見されたショパンの弦楽四重奏曲なのではないかと錯覚するほどです。その他の部分においても弦楽四重奏としての書法は堅実、緻密で、オーケストラ版では気づきにくい室内楽的な各声部の動きに新たな発見と驚き。また実質上のピアノ五重奏の形態になることでピアノとアンサンブルの一体感が増し、お互いの当意即妙なやりとりは手に汗握るほど。ベートーヴェンとショパンは全く作風の異なる別次元の作曲家を思われがちだが、二人の生きた年代は驚くほど近接しており、ウッドワードは二人の音楽に内在する共通点と時代のダイナミズムを見事にリアリゼーションしています。ベーゼンドルファー275のやや硬めに調整された響きが冴え渡ります。
CELE-13279-2
ドビュッシー:前奏曲集 第1集&第2集 ロジャー・ウッドウォード(P)
現代音楽のスペシャリストとして名高いオーストラリアのピアニスト、ロジャー・ウッドウォード。リリースされたアルバムの多いことでも知られていて、とりわけDECCA よりリリースされた武満徹の作品集は、現在でも高い評価を受けています。そんな彼ですが、実はバッハやスクリャビン、そしてドビュッシー(1862-1918)も大得意。ここでも、彼がパデレフスキ、ラフマニノフの流れを汲むヴィルトゥオーゾであることを再認識させてくれる実にすばらしい演奏を聞かせてくれます。
CELE-13280
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ.ニ短調 BWV903、
パルティータ第2番ハ短調 BWV826、
パルティータ第6番ホ短調 BWV830
ロジャー・ウッドワード(P)

録音:2007年1月
ロジャー・ウッドワード(1942−)は、オーストラリアのピアニスト。シドニーで学んだ後、ワルシャワでパデレフスキの弟子に学んでいます。ここで聞ける演奏は、いずれもピアノで弾いたバッハの手本とでも言うべき極めて誠実な演奏で、明確な意志とほの暗い情感が見事です。
CELE-13286-2
チュルリョーニス:ピアノ作品全集第5集
前奏曲ニ短調
バス・コンティヌオ
ナイチンゲール
主題と変奏/カノン.ニ短調
カノン嬰ヘ短調/カノン.へ短調
カノン.ホ短調/前奏曲ホ短調
小さな行進曲/マズルカ.ニ短調
前奏曲ハ長調/フゲッタ.ロ短調
バラード嬰ヘ短調
フォーク・ソングによるフゲッタ
フーガ/ウィットサンデイのための音楽
私は悔恨の種を蒔いた、他全32曲
ロカス・ズボヴァス(P)

録音:2008年12月ブレーメ
ン放送ゼンデザール
ユニークなレパートリーで知られるCELESTIAL HARMONIESは2000年より、このリトアニアの特異な作曲家ミカロユス・コンスタンチナス・チュルリョーニス(1875-1911)のピアノ作品全集録音プロジェクトに取り掛かり、今ようやくここにシリーズが完結。第3集まで録音していたラフゼンが急逝し、この企画も頓挫したかに思われましたが、作曲者の曾孫であるズボヴァスというこれ以上ないピアニストに引き継がれ、完結に至りました。この第5集には決して長くはなかった彼の生涯の晩年の作品が収められています。どの曲も1〜4分(「主題と変奏」は例外的に15分の大作)の短いものが多く、彼の絵と同様、メランコリックで極度に内向的な世界が広がります。派手な効果を狙った作品は皆無でどこまでも内面へと深く沈潜してゆきます。
CELE-13291
アジアン・アート・アンサンブル
チョン・イルリョン(b.1964):5つの朝鮮の踊り(1996/2003)
フォルカー・ブルメンタール(b.1951):近似(2010)
細川俊夫(b.1955):ランドスケープV(1993)
マンフレート・シュターンケ(b.1951):チャング・フラーゲ(2009)
イ・ミョンソン(b.1973):《オレー》(2010)
シェ・シュヤ(b.1961):イン・ノミネII(1993)
アジアン・アート・アンサンブル
【ユ・ホン(テグム)、
チョン・イルリョン(チャング)、ウ・ウェイ(笙)、マティアス・ロイポルド(Vn)、
フアン・マヌエル・ゴンザレス(Vn)、
ユ・チャンヨン(Va)、ソン・ソヒョン(Vc)】

録音:2010年11月、ベルリン
日本、中国、韓国、ドイツの作曲家たちによる東洋の楽器と弦楽のための作品を収録。東洋とヨーロッパ、民族性と今日性とどう向き合うか、それぞれの作曲家の意識が問われる秀作ぞろい。なお、チャングは朝鮮の打楽器、テグムは朝鮮の笛です。チョン・イルリョンはドイツ生まれの韓国人でベルリンで学んだ。ブルメンタールはドイツ出身で作曲をハンス・フォクトに師事、スターンケはドイツ出身でリゲティ、フォルトナーに作曲を学びました。イ・ミョンソンは韓国ソウル出身で現在ベルリンを中心に活動、シェ・シュヤは中国出身で上海音楽院で学び、パリでベッツィ・ジョラス、ジェラール・グリゼーらに師事。細川俊夫は言わずと知れた日本を代表する作曲家。

CELE-14013(2CD)
デーヴィッド・ハイクス:偉大な神への詩
和声的関係/キリエの開始
キリエの断片/エレイソンの終止/友愛
ハレルヤ
デーヴィッド・ハイクスとハーモニック・クワイア
CELE-14018(2CD)
テリー・ライリー:ニュー・アルビオンのハープ テリー・ライリー(P)
CELE-14020(2CD)
グルジェフ/デ・ハルトマンのピアノ作品全集第1集
真実の探究者たち/大寺院の賛歌集
スーフィー教団の儀式/9つの記録他
セシル・ライトルCecil Lytle(P)
CELE-14028(2CD)
グルジェフ/デ・ハルトマンのピアノ作品全集第2集
聖典の朗読/祈りと絶望/宗教的儀式/宗教的賛歌/小アジアの正統的賛歌/聖金曜日の賛美歌/復活祭の水曜日の賛美歌/創造主への賛美歌/近づき難い場所への旅他
セシル・ライトル(P)
CELE-14035(2CD)
グルジェフ/デ・ハルトマンのピアノ作品全集第3集
動き/海からの歌とリズム
セシル・ライトル(P)
CELE-14060(2CD)
大いなる神秘第1集
ド・ラ・リュー:エレミアの哀歌、
タリス:聖木曜日のための哀歌、
パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサから、
ビクトリア:モテット「おお大いなる神秘」、
バード:モテット「われは不幸なり」他
ジェレミー・サマリー(指)
オックスフォード・カメラータ、
シネ・ノミネ・シンガーズ、
オックスフォード・スコラ・カントルム他
CELE-14062(2CD)
大いなる神秘第2集
バッハ:幻想曲とフーガト短調、
ビクトリア:ミサ「おお大いなる神秘」〜グローリア、
バード:5声のミサからサンクトゥス、
タリス:モテット「聖なる神よ」、
ギボンズ:パヴァーヌ、
モーツァルト:幻想曲ハ短調KV396、
スタンリー:ヴォランタリーイ短調、
ヴェルディ:4つの聖歌からスターバト・マーテル他
ジェレミー・サマリー(指)
オックスフォード・カメラータ、
ウォルフガング・リュプサム(Org)、
ジョセフ・ペイン(Org)、
ヤーノシュ・シェベシュチェーン(Org)他
CELE-14197(2CD)
信仰告白
大天使の宴会/羊飼いの喜び
暗い真夜中/かいばおけの中に
神の子羊/バラはない/ナンシー
処女マリア/ 他
ウィンサム・エヴァンズ(指)
ルネッサンス・プレーヤーズ
CELE-14200(2CD)
バッハ:トッカータハ長調BWV564、
 6つのコラール「シュープラー・コラール」BWV645-650、
レーガー:オルガン・ソナタ第2番ニ短調op. 60、
 グローリアop. 59-8、
 コラール「目覚めよと呼ぶ声あり」による幻想曲op. 52-2他
フランツ・レールンドルファー(Org)
CELE-14260(2CD)
ショパン:夜想曲全集 ロジャー・ウッドワード(P)

録音:2006年
オーストラリアのピアニスト、ウッドワードは、コンクールであのヘルフゴットに勝ったこともあり、武満作品のスペシャリストとして知られていますが、近年はショパン演奏に力を入れているようです。2002年には来日して武満、ショパンの演奏で話題となりましたが、その最新の成果がこれ。ますます色鮮やかに、そして深みを増しています。
CELE-14268(2CD)
バッハ(エヴァンス編):パルティータとソナタ集
ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
ソナタ第3番 ハ長調 BWV.1005
パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
ウィンザム・エヴァンス(Cemb)
バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、パルティータ全6曲を、チェンバロ奏者のウィンザム・エヴァンス自身がチェンバロ独奏用に編曲したもの。こうしたタイプの演奏は個別には録音があったものの、全集は初めてと思われます。チェンバロでの演奏効果を上げるため様々に手が加えられ、原曲とは異なった華麗な音楽になっています。チェンバロの俊敏な立ち上がりによって、まるでバッハの新発見のチェンバロ曲を聞くような新鮮さを感じられます。
CELE-14281-2(2CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集(第1巻)BWV.846-869 ロジャー・ウッドウォード(P)
※上記セット(19922-2)の分売
CELE-14289-2(2CD)
バッハ:組曲集(ルトガー・レミー編、無伴奏チェロ組曲のチェンバロ編曲)
第1番 ト長調 BWV1007/第2番 ニ短調 BWV1008
第3番 ハ長調 BWV1009/第4番 変ホ長調 BWV1010
第5番 ハ短調 BWV1011/第6番 ニ長調 BWV1012
ルトガー・レミー(Cemb)

録音:2009年11月18、19日、
2010年8月24、25日、2011年2月22、23日、4月27日、ブレーメン
バッハの大傑作、無伴奏チェロ組曲を、ドイツのチェンバロ奏者、ルトガー・レミーがチェンバロ用に編曲、演奏しています。こうした試みは個々の曲では見られるが、全曲としてまとまって録音されたのは初めてでしょう。レミーは単に無伴奏チェロ組曲をチェンバロで演奏しているだけではなく、声部を補って鍵盤楽器に相応しい豊かさを醸し、相応しい装飾を入れているので、一聴しただけでは同じ曲と分からないほど印象が異なる。当然のことながら声部の流れと絡みが明瞭なので、実に新鮮です。
CELE-14302-2(2CD)
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87 ロジャー・ウッドワード(P)

録音:1975年
バッハの平均律クラヴィーア曲集全曲(19922-2 5CD4枚価格)が極めて大きな反響を巻き起こしたロジャー・ウッドワード、その彼が30代の頃に録音したショスタコーヴィチ。ウッドワードの知性的な音楽作り、瑞々しく豊かな感性の感じられる音色が、若い頃から極めて高い水準で結実していることがよく分かります。ショスタコーヴィチが、偉大なバッハの作品を模しながら、各々の前奏曲とフーガに盛り込んだ「思い」が、ウッドワードによって浮かび上がって来ます。

CELE-14304-2(2CD)
シューベルト/最後の3つのピアノ・ソナタ
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D958
ピアノ・ソナタ第20番イ長調D959
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960
アルフレッド・パール(P)

録音:2005-2006年ブレーメン放送ゼンデザール
アルフレッド・パール1965年チリ生まれのピアニストで、クラウディオ・アラウの再来と世界中で絶賛されています。CDではベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(OEHMS)が絶賛され、ヴィルトゥオーゾ系のピアノ作品を得意としてきました。
ベンゼンドルファーを使用し、そのまろやかな音色を活かしつつも、それに頼り切らず、パール自身の音楽観とシューベルトの息遣いを一体化させた確固とした世界を築いた素晴らしい逸品です。
「第21番」の第1楽章はリピートを敢行。噛み締めるようにじっくり腰を据えたテンポで一見淡々と進行するだけに見え、リストなどのヴィルトゥオーゾ作品で衝撃を与えたピアニストとは別人のようですが、聴き進むにつれ、過度に余韻にふけることを避けたそのスタイルから、じんわりとシューベルトの孤独が浮かび上がるのを感じずにはいられません。アゴーギクも最低限にとどめていますが、展開部においてはその抑制に利いたアゴーギクのセンスが素晴らしく、その後半ではベーゼンドルファーならではの響きも十分に生かされています。不安を示すトリルもことさら強調しないのは、この作品から最終的に明るい希望を見出そうとするパールの意志の表れとも言えましょう。第2楽章では、その希望を何とか見失うまいとする意思が一層強く貫かれ、暗さに込むのではない清らかな音楽が脈々と流れます。第3楽章は、純真無垢そのもの。最高の聴きものは終楽章!テンポは軽妙ですが、決して子供の駆け足のような印象を与えず、常に内面を見つめ若干の戸惑いをのぞかせる表情が、アゴーギクにも現れ、絶妙なニュアンス。
「第19番」は、ベートーヴェンを思わせる意志の強さを確信を持って全面に出したアプローチが清々しく、強弱のメリハリを確実に施した立体感も見事。第2楽章はセンスの塊!もっと真綿に優しく触れるようなフレージングも可能なところですが、少ない音符の間合いを大切にしながらあくまでも内面で歌を息づかせることで一定の緊張を保持し、中間部の焦燥感との統一がなされているのです。追い立てられるような終楽章はパールのヴィルトゥオジティが全開となり、ダイナミックな音楽作りですが、表情の描き分けがデリカシー満点で、そのニュアンスのコントラストと連動の鮮やかさは、聴き手を惹きつけて止みません。
パールのシューベルト解釈が最も凝縮されていると思われるのが、「第20番」でしょう。第1楽章の出だしは確信に満ちた堂々たる響き。それは決して高圧的なものではなく、相手の身になって共に前へ進もうとする励ます勇気を秘めているように感じられます。このコンセプトは他の2曲も共通しており、その姿勢がシューベルトの音楽を女々しいものではなく、清らかな詩情と意志を持った音楽に引き上げていることを痛切に感じます。例えば、第1楽章で頻繁に転調を繰り返す中で現われる5:08からの楽想なども、その好例。暗さ一辺倒の第2楽章にも常に希望の光が挿し込むように窓がわずかに開かれています。但し、中間部だけは全ての窓を閉めきって悶絶。その後に訪れる主題の変奏の余韻が格別の味。終楽章は、「歌の中の歌!」と言いたくなる極美の主題旋律が何の衒いもないフレージングによって至純のニュアンスが立ち昇ります。パールのピアニズムには、いかにも分かりやすい説明調のデリカシーなど必要ないのです。 【湧々堂】
CELE-14306-2(2CD)
ラヴェル:ピアノ作品全集
鏡/グロテスクなセレナード/前奏曲
夜のガスパール/口絵/マ・メール・ロワ
高雅にして感傷的なワルツ/水の戯れ
古風なメヌエット
亡き王女のためのパヴァーヌ/ソナチネ
ハイドンの名によるメヌエット
ボロディン風に/シャブリエ風に
クープランの墓
アルフレッド・パール(P)

録音:2011年4月、6 月、7月、ブレーメン
アルフレッド・パールは1965年、チリのサンチャゴ生まれのピアニスト。チリで学んだ後、ヨーロッパに出て活躍。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集(ARTE NOVA)やシューベルト:最後の3つのソナタ(当レーベル、14304)の録音が好評を得るなどドイツ系の音楽を得意としているだけに、このラヴェルは雰囲気に流されることなく、しっかりと実の詰まった音楽を作っています。なお四手作品もパール一人によって演奏されているとのこと。

CELE-19904(6CD)
グルジェフ/デ・ハルトマンのピアノ作品全集
(14020, 14028, 14035のセット)
セシル・ライト(P)
CELE-19921-2(3CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集(第2巻)BWV.870-893 ロジャー・ウッドウォード(P)
※上記セット(19922-2)の分売
CELE-19922-2(5CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集全曲BWV.846-869 ロジャー・ウッドウォード(P)

録音:2008年1月、8月
ロジャー・ウッドウォード(あるいはウッドワードとも表記される)は、1942年、オーストラリアのシドニーに生まれたピアニスト。オーストラリアを代表するピアニストとして名高い。このバッハの平均律クラヴィーア曲集の全曲は、バッハ・ファン、ことにピアノ演奏によるバッハを聞く人は大いに注目すべき演奏です。真摯に作品に向き合い、あらゆる指に神経を通わせた演奏で、すべてが収まるべきところに収まったような練り上げの見事な演奏には感嘆するばかり。
CELE-19923-2(5CD)
チュルリョーニス:ピアノ作品全集
(第1集〜第5集のセット)
ニコラウス・ラフゼン(P,CD1-3)、
ロカス・ズボヴァス(P,CD4-5)

録音:2000-2008年
チュルリョーニスはポーランド生まれのリトアニアの国民的な画家、作曲家であり、とりわけその他に類を見ないほどの幻想的な絵は早くから注目され、カンディンスキーや後のシュールレアリストたちにも大きな影響を与えた。かのオリヴィエ・メシアンもチュルリョーニスの絵の幻想性、超越性、神秘性を絶賛しそのヴィジョンから多大な影響を得たと公言しています。さてチュルリョーニスが作曲家として再評価されるようになったのは比較的最近のことで、この全集録音シリーズもリヴァイヴァルに大きく貢献しています。彼は画業の傍らリトアニア民謡の記譜採集に取り組み(この辺りはバルトークを思わせる)自作に取り入れていった。作風は微妙な半音階主義で後のシマノフスキやスクリャービンを思わせる所もあるが、ショパンの影響も大きい。晩年は無調に近い作品もあリ、亡くなったのが1911年であるから、地域や自身の病気が原因でシェーンベルク一派との交流はなかったと考えると、非常に際立った独創性を持っていたと言えます。解説にはチュルリョーニスの幻想的な絵が多数カラー写真で掲載、聴きながら見る楽しみもあります。


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