湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



BONGIOVANNI
(イタリア)


レギュラー盤 HISTORICAL OPERA COLLECTION 映像


※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
CD
※品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
GB-1055(2CD)
ベニャミーノ・ジーリ〜コンサートと公開レッスン*
モーツァルト、ショパン、ブラームス、
シューベルト、マイアベーア、
レオンカヴァッロ、フロトウ、ヴェルディ、
ガスタルドーン、ビゼー、カルディッロ、
チェッコーネ、グノー、デ・クルティス、
ディ・カプアの作品
■ボーナス・トラック
「アイーダ」「トロヴァトーレ」「ロメオとジュリエット」より
ベニャミーノ・ジーリ(T)
ディノ・フェドリ(指)ウィーンSO*

録音:1955年2月15日、ウィーン、ライヴ*、他
GB-1078
マファルダ・ファヴェーロ〜アリア集
モーツァルト:「ドン・ジョバンニ」
フロトウ:「マルタ」
ワーグナー:「ローエングリン」
ボーイト:「メフィストーフェレ」
ヴェルディ:「オテッロ」
マスカーニ:「友人フリッツ」/「ロドレッタ」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「マノン・レスコー」/「ボエーム」
「蝶々夫人」/「トゥーランドット」
マファルダ・ファヴェーロ(S)
GB-1092(2CD)
ディーノ・ボルジョーリ〜アリア集
ロッシーニ:「セビリャの理髪師」
ベッリーニ:「夢遊病の女」/「清教徒」
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」
 「ファヴォリータ」、「ドン・パスクワーレ」
ヴェルディ:「リゴレット」/「トラヴィアータ」
グノー:「ファウスト」
ビゼー:「真珠採り」、他からのアリア
ディーノ・ボルジョーリ(T)

録音:1927年〜1930年
GB-1094
ニーノ・エデルレ/アリア集
ロッシーニ:「セビーリャの理髪師」、
ベッリーニ:「夢遊病の女」、
ドニゼッティ:「愛の妙薬」「ファヴォリータ」
「ドン・パスクァーレ」、
ヴェルディ:「リゴレット」、ボーイト:「メフィストーフェレ」、
マスネ:「マノン」 から

ルイージ・フォルト/アリア集*
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」、
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」
 「セビーリャの理髪師」、
グノー:「ファウスト」、ビゼー:「真珠採り」、
ヴェルディ:「運命の力」、
マスネ:「ウェルテル」
プッチーニ」:「ボエーム」 から
ニーノ・エデルレ(T)、
ルイージ・フォルト(T)
GB-1098(2CD)
マスカーニ:歌劇「友人フリッツ」 チェーザレ・ヴァレッティ(T;フリッツ)
ロザンナ・カルテーリ(S;スゼル)
カルロ・タリアブエ(Br)、他
ヴィットリオ・グイ(指)
RAIミラノO&cho

録音:1953年4月、ミラノ
GB-1106
カルロ・ベルゴンツィ/アリア集Vol.2
「ボエーム」「トスカ」
「カヴァレリア・ルスティカーナ」
「アンドレア・シェニエ」
「トゥーランドット」より
カルロ・ベルゴンツィ(T)
GB-1112
ヴィルジニア・ゼアーニ〜アリア集Vol.2
ドニゼッティ:「マリーア・ディ・ロアン」
ヴェルディ:「リゴレット」/「トラヴィアータ」
 「アイーダ」
ボーイト:「メフィストーフェレ」
マスネ:「タイス」
プッチーニ:「ボーエム」/「トスカ」
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」からのアリア
ヴィルジニア・ゼアーニ(S)
GB-1121(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「ランメルムールのルチア」 リーナ・パリウーギ(ルチア)
ジョヴァンニ・マリピエロ(エドガルド)
ジャンピエロ・マナッキーニ(エンリーコ)
ウーゴ・タジーニ(指)トリノRAISO&cho

録音:1939年
GB-1127
ホセ・ルッチョーニ(T)アリア集
真珠取り、シバの女王、ロメオとジュリエット、
アイーダ、
カルメン、マノン、オテロ、道化師
他よりのアリア18曲
ホセ・ルッチョーニ(T)

録音:1936年-1947年
※原盤:HMV、COLUMBIA、放送音源
GB-1151
バジオーラ&インギレーリ
マリオ・バジオーラ/アリア集

ロッシーニ:「セビーリャの理髪師」、
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」、
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」、
グノー:「ファウスト」、
マスネ:「ラオールの王」「エロディアード」 から

ジョヴァンニ・インギレーリアリア集
ヴェルディ:「エルナーニ」「トロヴァトーレ」
「椿姫」「仮面舞踏会」「運命の力」、
プッチーニ:「ボエーム」「外套」、
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」 から
マリオ・バジオーラ(Br)
ジョヴァンニ・インギレーリ(Br)
GB-1154
ジュゼッペ・ディ・ステファノ初期録音集Vol.2
椿姫、ミニョン、マノン、トスカ、アルルの女、
シチリア民謡、カンツォーネ、他
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(T)

録音:1944年-1948年
※原盤:HMV/放送録音
GB-1155
24種の「オー・ソレ・ミオ」 ジュゼッペ・アンセルミ*、
ユッシ・ビョルリンク、
ピエロ・カプチッリ#、
エンリコ・カルーソー、
マリオ・チャムリー、
ルイジ・チッラ、
ジュリオ・クリミ、
フランチェスコ・ダッディ、
エミリオ・ゴーゴルザ、
フェルナンド・デ・ルチア、
エンツォ・デ・ムーロ・ロマント+、
デュゾリーナ・ジャンニーニ、
フェルッチョ・ジャンニーニ、
ベニャミーノ・ジーリ、ヤン・キープラ、
ジャコモ・ラウリ=ヴォルピ、
ホセ・ルッチョーニ、ジュゼッペ・ルーゴ、
ジョヴァンニ・マヌリータ、
アウレリアーノ・ペルティレ、
ローザ・ポンセル、
マリオ・サンマルコ、
ティート・スキーパ、
リッカルド・ストラッチアーリ

録音:1907年*-1939年+/1984年#
GB-1156
36種の「冷たい手を」Vol.1
プッチーニ:「ラ・ボエーム」〜冷たい手を、名歌手36人による歌唱Vol.1
ジュゼッペ・アンセルミ(1907)
アメデオ・バッシ(1904)
カルロ・ベルゴンツィ(1958)
ユッシ・ビョルリンク(1936)
アレッサンドロ・ボンチ(1906)
ディーノ・ボルジョーリ(1923)
ライオネル・セシル(1924)
エンリコ・カルーソー(1906)
アントニオ・コルティス(1930)
ロベルト・ダレッシオ(1930)
アンドレ・ダムコール(1934)
エンツォ・デ・ムーロ・ロマント(1928)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(1950)
ミゲル・フレータ(1927)
エドゥアルド・ガルビン(1913)
ベンニャミーノ・ジーリ(1931)
アリストデモ・ジョルジーニ(1928)
アレッサンドロ・グランダ(1930)
GB-1157
36種の「冷たい手を」Vol.2
プッチーニ:「ラ・ボエーム」〜冷たい手を、名歌手36人による歌唱Vol.2
ヤン・キープラ(1937)/ブルーノ・ランディ(1938)/ジャコモ・ラウリ・ヴォルピ(1922)/
イポリト・ラザーロ(1920)/ジュゼッペ・ルーゴ(1932)/ジョヴァンニ・マリピエロ(1940)/
ジョヴァンニ・マルティネッリ(1926)/ガッリアーノ・マシーニ(1932)/ジョン・マコーマック(1910)/
アンジェロ・ミンゲッティ(1926)/アウレリアーノ・ペルティレ(1925)/アルフレート・ピッカヴァー(1914)/
ジャチント・プランデッリ(1955)/ジャンニ・ライモンディ(1962)/ヘルゲ・ロスヴェンゲ(1931)/
ティート・スキーパ(1913)/フェルッチョ・タリアヴィーニ(1943)/ジョルジュ・ティル(1930)
GB-1159
24種の「誰も寝てはならぬ」
プッチーニ:「トゥーランドット」〜誰も寝てはならぬ(24種類の演奏)
ダニエレ・バリオーニ,
カルロ・ベルゴンツィ,
ユッシ・ビョルリンク,
ジャンフランコ・チェッケレ,
フランコ・コレッリ,
アントーニオ・コルティス,
マリオ・デル・モナコ,
マリオ・フィリッペスキ,
ジュゼッペ・ジャコミーニ,
ベニアミーノ・ジーリ,
アレッサンドロ・グランダ,
ヤン・キープラ,
フラヴィアーノ・ラボー,
ジャコモ・ラウリ・ヴォルピ,
イポリート・ラザロ,アロルド・リンディ,
ジョヴァンニ・マルティネッリ,
フランチェスコ・メルリ,
アウレリアーノ・ペルティレ,
ヘルゲ・ロスヴェンゲ,
アントーニオ・サルヴァレッツァ,
ジョルジュ・ティル,
アレンサンドロ・ヴァレンテ,
アレッサンドロ・ツィリアーニ(T)
テノール・マニア感涙の企画。プッチーニの名作「トゥーランドット」の“誰も寝てはならぬ”だけを24種類集めています。セッション録音あり貴重なライヴ録音ありの盛りだくさんの内容に興奮しっぱなしです。 (Ki)
GB-1160
デル・モナコ〜初期ライヴ録音集
ヴェルディ:「オテロ」から*/「仮面舞踏会」から+
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」から#
プッチーニ:「マノン・レスコー」から**
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」から++
マリオ・デル・モナコ(T)
クララ・ぺトレッラ(S;*/+/**)
ジュゼッぺ・タデーイ(Br)*
エンツォ・マスケーニ(Br;+)
レナータ・テバルディ(S;++)

録音:1951年5月、メキシコ・シティ(*,#,**)1951年1月、フィレンツェ+1949年3月、ミラノ++
GB-1161
フェルッチョ・タリアヴィーニ〜ライヴ録音集
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」から*
マスネ:歌劇「ウェルテル」から+
ヴェルディ:歌劇「椿姫」から#
ペレス=フレイエ:アイ・アイ・アイ**
ダンツィ=パンツェーリ:マリンコニーア・ダモーレ++
ミケレーナ:月の光に
フェルッチョ・タリアヴィーニ(T)
リリー・ポンス(S)*
ロバート・メリル(Br)*
ピエトロ・チマーラ(指)*
ジュリエッタ・シミオナート(Ms)++
フランコ・カプアーナ(指)+
リチア・アルバネーゼ(S)#
アルベルト・エレーデ(指)#

録音:1948年 メキシコ*、1951年+、1950年#、1944年頃**、1942年++
GB-1162
ベッラントーニ/オペラ・アリア&歌曲集
マルケッティ:「ルイ・ブラス」、
パチーニ:「サッフォ」、
ヴェルディ:「運命の力」、
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」、
マスネ:「エロディアード」、
ワーグナー:「ヴァルキューレ」
からのアリア、他歌曲
モンテサント/オペラ・アリア集
ヴェルディ:「エルナーニ」/「リゴレット」
「オテロ」、
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」、
ロッシーニ:「セビーリャの理髪師」、
レオンカヴァッロ:「道化師」、
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」からのアリア
ジュゼッペ・ベッラントーニ(Br)、ルイジ・モンテサント(Br)
GB-1163
ジーノ・ベッキ〜オペラ・アリア&歌曲集
ヴェルディ:「エルナーニ」/「リゴレット」
「オテロ」/「椿姫」、
トマ:「ハムレット」、
マイアベーア:「アフリカの女」、
グノー:「ファウスト」、
ロッシーニ:「セビーリャの理髪師」からのアリア、他歌曲
ジーノ・ベッキ(Br)

録音:1950年前後。1959年
GB-1164
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」(抜粋) ジュゼッペ・ヴァルデンコ
(リゴレット)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ
(マントヴァ公)
ナディーヌ・オコナー
(ジルダ)
イグナシオ・ルッフィーノ
(スパラフチーレ)
オラリア・ドミンゲス
(マッダレーナ)
レナート・チェッリーニ(指)
ベリャス・アルテス劇場O&cho

録音:1948年6月22日、メキシコ・シテ
GB-1165(4CD)
エンツォ・デ・ムーロ・ロマント〜アリア集
カンツォーネ、アリア(全86曲)
エンツォ・デ・ムーロ・ロマント(T)
GB-1169
ピエロ・カプッチッリ〜オペラ・アリア集
ベッリーニ:「清教徒」、
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」、
ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」、「椿姫」、
「シチリアの晩祷」、
「エッルナーニ」、「仮面舞踏会」、
「運命の力」、
グノー:「ファウスト」、ゴメス:「グァラニ」、
レオンカヴァッロ:「ザザ」、
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」からの場面
ピエロ・カプッチッリ(Br)

録音:1964年〜1980年 ライヴ
GB-1170(2CD)
ベッリーニ:歌劇「清教徒」 リナ・パリューギ(エルヴィーラ)
マリオ・フィリッペスキ(アルトゥーロ)
ローランド・パネライ(リッカルド)
セスト・ブルスカンティーニ(ジョルジョ)、他
フェルナンド・プレヴィターリ(指)
RAIローマSO&cho

録音:1952年
GB-1172
ヴィルジニア・ゼアーニVol.3
ベッリーニ:「清教徒」「夢遊病の女」
ドニゼッティ:「ランメルムールのルチア」
ヴェルディ:「椿姫」
プッチーニ:「マノン・レスコー」からのアリア
ヴィルジニア・ゼアーニ(S)

録音:1957年〜1969年1960年代
GB-1173(2CD)
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」 ジンカ・ミラノフ(S;アイーダ)
マリオ・デル・モナコ(T;ラダメス)
ブランシェ・シーボム(MS;アムネリス)
ジェローム・ハインズ(Bs;ランフィス)
ジョージ・ロンドン(Br;アモナスロ)、他
ファウスト・クレヴァ(指)
メトロポリタン歌劇場O&cho

録音:1953年1月24日
GB-1175
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」 マリオ・デル・モナコ(T;カニオ)
パオロ・シルヴェーリ(Br;トニオ)
デリア・リーガル(S;ネッダ)
レナート・カペッキ(Br;シルヴィオ)、他
アルベルト・エレーデ(指)
メトロポリタン歌劇場O&cho

録音:1953年4月4日
GB-1176
マリオ・デル・モナコ〜アリア集Vol.2
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」/「ルイザ・ミラー」/
「マクベス」/「椿姫」/「運命の力」
プッチーニ:「蝶々夫人」/「西部の娘」/「トスカ」
「マノン・レスコー」/「トゥーランドット」/
レオンカヴァッロ:「ボエーム」
マスカーニ:「友人フリッツ」
フロトー:「マルタ」
マイヤベーア:「アフリカの女」
からのアリアと場面
マリオ・デル・モナコ(T)

録音:1950年-1953年
GB-1177(2CD)
ヴェルディ:歌劇「運命の力」 マリオ・デル・モナコ(T;ドン・アルヴィーロ)
ジンカ・ミラノフ
(S;レオノーラ)レナード・ウォーレン(Br;ドン・カルロ)
クララメー・ターナー(MS;プレチオシルラ)、他
ウォルター・ハーバート(指)
ニュー・オーリンズ歌劇場O&cho

録音:1953年3月12日、ニュー・オーリンズ
GB-1179(2CD)
ビゼー:歌劇「カルメン」 フェドーラ・バルビエリ(カルメン)
マリオ・デル・モナコ(ホセ)
フランク・グァレラ(エスカミーリョ)
ヒルデ・ギューデン(ミカエラ)、他
フリッツ・ライナー(指)
メトロポリタン歌劇場O&cho

録音:1953年1月31日
GB-1181(2CD)
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 チェーザレ・シエピ(Br;フィガロ)
ナディーヌ・コナー(S;スザンナ)
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(Br;アルマヴィーヴァ公爵)
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(S;公爵夫人)
ミルドレッド・ミラー(MS;ケルビーノ)
ジーン・マデイラ(MS;マルチェリーナ)、他
フリッツ・ライナー(指)
メトロポリタン・オペラO&cho

録音:1952年1月3日
GB-1183(2CD)
ヴェルディ:歌劇「オテロ」 ラモン・ヴィナイ(オテロ)
レナータ・テバルディ(デズデモーナ)
ジーノ・ベッキ(イアーゴ)、他
ガブリエーレ・サンティーニ(指)
サン・カルロ劇場O&cho

録音:1952年12月13日
GB-1185(2CD)
デル・モナコの「仮面舞踏会」、初登場
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」
マリオ・デル・モナコ(T;リッカルド)
ジュリエッタ・シミオナート(MS;ウルリカ)
カルラ・カステッラーニ(アメーリア)
ピエロ・ビアジーニ(レナート)、他
ニーノ・サンツォーニョ(指)
スイス・ロマンドO

録音:1946年 ジュネーヴ
GB-1187
ジャンニ・ライモンディ〜アリア集
ヴェルディ:「群盗」/「ルイーザ・ミラー」/「リゴレット」/
「シチリアの晩鐘」/「仮面舞踏会」/レクイエム
プッチーニ:「ボエーム」/「トスカ」
ベッリーニ:「清教徒」
ドニゼッティ:「ルチア」/「シャモニーのリンダ」
マイアベーア:「アフリカの女」
トーマ:「ミニヨン」
からの場面
ジャンニ・ライモンディ(T)
GB-1188
レオンカヴァッロ:喜歌劇「バラの女王」(音楽部分全曲)*

■リーナ・パリウーギ、アリア集

ドニゼッティ:「ルチア」#/
レハール「クロ・クロ」#/
ドリーブ:「ラクメ」#/
ルコック:「アンゴー夫人の娘」#/
ヴェルディ:「椿姫」+
トーマ:「ミニヨン」#/から
リーナ・パリウーギ(S;リリアン;*/S;#、+)
エミーリオ・レンツィ(T;王子;*)
リッカルド・マッスッチ(Bs;ジン・デッラ・ボンビッラ;*)
ジャチント・プランデッリ(T)+、他
チェーザレ・ガッリーノ(指)*
トリノRAISO&cho*、他

録音:1948年*/1928年-54年#
GB-1189(3CD)
ベニアミーノ・ジーリ
ヴェルディ
:「リゴレット」,「トロヴァトーレ」,
「トラヴィアータ」,「運命の力」,
「アイーダ」,「オテッロ」、
プッチーニ:「マノン・レスコー」「ボエーム」
「トスカ」「ロンディネ」「トゥーランドット」,
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」,「ルチア」、
レオンカヴァッロ:「道化師」、
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」,
「フェドーラ」,
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」,「アルルの女」、
ポンキエッリ:「ジョコンダ」、
マイヤベーア:「アフリカの女」、
グノー:「ロメオとジュリエット」、
マスネ:「マノン」、ラロ:「イスの王」、
ゴメス:「奴隷」、からの場面、アリア、他
ベニアミーノ・ジーリ(T)、
レッラ・クベッリ(Sピーア,ジューリオ・フィオラヴァンティ(Brネッロ),
ベネデッタ・ペッキオーリ(Msロドリーゴ),
レンツォ・カゼッラート(T),他、
ブルーノ・リガッチ(指)RAIミラノSO


録音:1976年
20世紀最大のテノールの一人、ベニアミーノ・ジーリ、その全盛期の20年から様々な録音を集めた3CDです。オペラやリサイタルのライヴ、映画のサウンドトラックなど、音源は様々。一つ一つはCDなどで聞けるものが多いものの、これだけまとまって聞けるのはありがたい限りです。しかも3枚で2枚価格。テノール・ファンは必聴です! (Ki)
GB-1192
ラボーのアリア集第3集
ドニゼッティ:「ルチア」、
ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」,
 「リゴレット」,「トロヴァトーレ」,
 「ドン・カルロ」,「アイーダ」、
ポンキエッリ:「ジョコンダ」、
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」、
プッチーニ:「マノン・レスコー」,
 「ボエーム」,「トスカ」、
レハール:「微笑みの国」、からのアリア,場面
フラヴィアーノ・ラボー(T)

録音:1958−1974年
来日して日本でもイタリア正統派ヴェルディ・テノールとして人気の高いフラヴィアーノ・ラボー(1927-1991)の全盛期のライヴ録音集。実力のわりに残された録音が少ない人なので、どれもこれも貴重なものばかりです。 (Ki)
GB-1193
アルド・プロッティ〜オペラ・アリア集
ベッリーニ
:「清教徒」、
ヴェルディ
:「リゴレット」,
 「トラヴィアータ」,「シチリアの晩鐘」,
 「仮面舞踏会」,「運命の力」,
 「ドン・カルロ」、
ポンキエッリ
:「ジョコンダ」、
レオンカヴァッロ
:「道化師」、
プッチーニ
:「トスカ」、
ジョルダーノ
:「アンドレア・シェニエ」からのアリア,場面
アルド・プロッティ(Br)

録音:1957-1974年
ヴェルディ・バリトンとして活躍、日本でも度々歌って、弟子も多いという、アルド・プロッティのライヴ録音集。お得意の役がズラリと並んでいます。  (Ki)
GB-1194
チェーザレ・シエピ/1956年ザルツブルク音楽祭ライヴ
リュリ:「アマディス」,「アルセスト」、
ボーイト:「メフィストーフェレ」、
ヴェルディ:「シチリアの晩鐘」,
 「シモン・ボッカネグラ」、
ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」,
 「セビリアの理髪師」、
ゴメス:「サルヴァトール・ローザ」、からのアリア、
シューマン:君は花のようにOp.25-24,
 私は恨まないOp.48-7、
ブラームス:おお、ぼくが帰り道を知っていたらOp.63-8,甲斐なきセレナードOp.84-4、
モーツァルト:アリア「この美しい手と瞳のために」K.612、
ラヴェル:ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ
■ボーナス・トラック
ベッリーニ:「ノルマ」から(1956年)、
グノー:「ファウスト」から(1950年)、
ヴェルディ:「ドン・カルロ」から(1950年)
チェーザレ・シエピ(Bs)、
レオ・タウプマン(P)

録音:1956年7月27日
天下の名バス歌手、チェーザレ・シエピの伝説的ライヴが復活。1956年7月27日、モーツァルテウム大ホールで行われたリサイタルです。イタリアオペラのアリアから、フランスもの、さらには珍しくドイツ・リートまで含めたこのリサイタルは、全盛期のシエピの魅力を余すところなく伝えるものとして、シエピの全録音の中でもとりわけ優れたものと語り継がれてきたものです。ことに「セビリアの理髪師」のバジーリオの“陰口の歌”は、滑稽な歌のはずがなんだか悪魔の嘲笑いに聞こえるほど強烈!半世紀を経っても、驚異の美声バスに唖然とすること間違いなしです。 (Ki)
GB-1195(2CD)
ベッリーニ:歌劇「清教徒」 ヴィルジーニャ・ゼアーニ(Sエルヴィーラ)、
マリオ・フィリッペスキ(Tアルトゥーロ)、
アルド・プロッティ(Brリッカルド)、
アンドレア・モンジェッリ(Bsジョルジョ)ほか、
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指)
トリエステ・ヴェルディ劇場O&cho

録音:1957年2月12日,トリエステ
GB-1197
チェーザレ・バルデッリ/アリア集
ドニゼッティ:「ルチア」、
ヴェルディ:「ナブッコ」,「アッティラ」,
 「リゴレット」,「トロヴァトーレ」,
 「トラヴィアータ」,「運命の力」,
 「オテッロ」、
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」、
レオンカヴァッロ:「道化師」、
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」,
 「フェドーラ」、
プッチーニ:「トスカ」
チェーザレ・バルデッリ(Br)
録音:1942-1972年
チェーザレ・バルデッリ(1910-2000)は、ピサ生まれのイタリアのバリトン。イタリア以上に、米国で人気の高かったバリトンで、1970年代まで息の長い活躍をしました。 (Ki)
GB-1198(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」
■ボーナス・トラック
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」−第1幕フィナーレ,第2幕フィナーレ
レイラ・ゲンジェル(Sルチア)、
ジャチント・プランデッリ(Tエドガルド)、
ニーノ・カルタ(Brエンリーコ)、
アントーニオ・マッサリア(Bsライモンド)、
ロレンツォ・サバトゥッチ(Tアルトゥーロ)ほか、
オリヴィエーロ・デ・ファブリティース(指)
トリエステ・ヴェルディ歌劇場O&cho

■ボーナス
マリオ・フィリッペスキ(Tマンリーコ)、
レイラ・ゲンジェル(Sレオノーラ)、
エットレ・バスティアニーニ(Brルーナ)

録音:1957年11月30日,トリエステ・ヴェルディ歌劇場でのライヴ録音
レイラ・ゲンジェルは、トルコ出身のプリマドンナ。1950年代から1980年代半ばまで息の長い活躍をした名ソプラノです。イタリアでは絶大な人気を誇り、スカラ座の常連だったにもかかわらず、どういう訳か録音とは無縁で、日本には噂がちらほら伝わった程度。ライヴ録音が発掘されてようやく「本当に凄いソプラノだった」ことが証明されたのです。この「ルチア」は、彼女がイタリアでの人気に火が点いた頃のライヴ。歌に迸るような勢いがある、素晴らしい歌です。意外なことに、ゲンジェルの「ルチア」は今のところこれだけ、しかも今まで抜粋盤しか出ていませんでした。今回が全曲盤としては初の発売。余白には、同時期の「トロヴァトーレ」の抜粋。バスティアニーニの究めつけのルーナ伯爵が聞けます。おそらく初出音源だと思われます。どちらも、音質は今一つですが、白熱した演奏の醍醐味は堪能できることでしょう。 (Ki)

GB-1200
ダニエレ・バリオーニ/アリア集第2集
ポンキエッリ:「ジョコンダ」、
ヴェルディ:「ロンバルディ」,
 「仮面舞踏会」,「エルナーニ」、
プッチーニ
:「マノン・レスコー」,
 「トスカ」,「西部の娘」,「トゥーランドット」、
ジョルダーノ
:「アンドレア・シェニエ」、
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」、
チレーア
:「アドリアーナ・ルクヴルール」からのアリア、他、
カンツォーネなど
ダニエレ・バリオーニ(T)

録音:1957-1971年,1983年,2005年
1950年代から60年代にかけて活躍したイタリアのテノール、ダニエレ・バリオーニの第2集。1957−1971年のライヴ録音と、1983年録音のカンツォーネ、歌曲集(イタロ・パッツィ指揮フェラーラ・ジーノ・ネーリ・マンドリン合奏団)、さらに2005年の「西部の娘」のアリアを収録。 (Ki)
GB-1201
ロッシーニ:「グリエルモ・テル」,
スターバト・マーテル、
ベッリーニ
:「ノルマ」、
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」,「運命の力」,
 「アイーダ」、
ポンキエッリ
:「ジョコンダ」、
プッチーニ:「マノン・レスコー」,
 「ボエーム」,「トスカ」,「トゥーランドット」、レオンカヴァッロ:「道化師」、
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」、
アレヴィ:「ユダヤの女」、
マイヤベーア
:「ユグノー」、
グノー
:「ファウスト」、
ビゼー
:「カルメン」、
R・シュトラウス:「バラの騎士」からのアリア
クルト・バウム(T)

録音:1950年頃,スタジオ録音
クルト・バウム(1908-89)は、プラハ生まれですが、イタリアに移住しローマとミラノで歌を学んでいます。1930年代にヨーロッパ各地で歌った後、1941年11月にメトロポリタン歌劇場にデビュー、1967年まで出演しています。バウムは、かなり逞しい持ち主でありながら、高音に滅法強いテノールとして知られており、マンリーコが当たり役でした。このCDは、1950年代に発売されたLPを基にしています。 (Ki)
GB-1202
18類の「清きアイーダ」 エンリコ・カルーゾ(1908年)、
アントーニオ・パオーリ(1911年)、
ホセ・パレット(1912年)、
ミゲル・フレータ(1927年)、
ジョヴァンニ・マルティネッリ(1923年)、
アウレリアーノ・ペルティレ(1927年)、
フランツ・フェルカー(1930年,ドイツ語)、
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(1940年,ドイツ語)、
ガッリアーノ・マジーニ(1941年)、
ベニアミーノ・ジーリ(1940年,映画のサウンドトラックから)、
ユッシ・ビョルリンク(1936年)、
ラファエル・ラガレス(1949年)、
ゲオルギ・ネレップ(1952年,ロシア語)、
マリオ・デル・モナコ(1953年イヴ)、
フランコ・コレッリ(1956年)、
マリオ・フィリッペスキ(1956年ライヴ)、
カルロ・ベルゴンツィ(1957年ライヴ)、
フラヴィアーノ・ラボー(1969年ライヴ)
ヴェルディ「アイーダ」のラダメスのアリア“清きアイーダ”を、古今18人のテノールで聞こうというものです。カルーゾ、デル・モナコのような有名人から、バルセロナ生まれのパレット、リヴォルノ生まれのマジーニ、アルゼンチンのテノール、ラガレスなど珍しいテノールの録音も。  (Ki)
GB-1203
マリオ・デル・モナコ〜レア・ライヴ集
ジョルダーノ
:「アンドレア・シェニエ」、
プッチーニ:「ボエーム」、「トスカ」、
 「西部の娘」、
レオンカヴァッロ:「道化師」からの場面
マリオ・デル・モナコ(T)、
トゥリオ・セラフィン(指),
ヴィットーリオ・グイ(指),
ウーゴ・ラポーロ(指),
ガブリエーレ・サンティーニ(指)
サンカルロ歌劇場O&cho、
サンティアゴ・グエッラ(指)

録音:1951-1956年,リオ・デ・ジャネイロ
偉大なテノール、マリオ・デル・モナコの珍しいライヴ録音集。「ボエーム」だけはつい最近になって全曲CDが発売されましたが、他はいずれもまとまった形では初出と思われます。特に「アンドレア・シェニエ」は、1954年10月の公演のサンカルロ劇場でのライヴで、セラフィンのスケールの大きな指揮と相まって物凄い名演になっています。音質はお世辞にも良くありませんが、マニアにはたまらない秘蔵録音ばかりです。 (Ki)
GB-1204
ジャンフランコ・チェッケーレ
ヴェルディ
:「エルナーニ」,「アロルド」,
 「運命の力」,「ドン・カルロ」,
 「アイーダ」,「オテロ」、
ポンキエッリ
:「ジョコンダ」、
ボーイト
:「メフィストーフェレ」、
マスカーニ
:「カヴァレリア・ルスティカーナ」、
ジョルダーノ
:「アンドレア・シェニエ」、
チレア
:「アドリアーナ・ルクヴルール」、
プッチーニ
:「マノン・レスコー」,「トスカ」 「蝶々夫人」,「西部の娘」,「外套」,「トゥーランドット」、
ビゼー:「カルメン」からのアリア
ジャンフランコ・チェッケレ(T)

録音:1964−2004年
ジャンフランコ・チェッケレは1938年、パドヴァ近郊のガッリエラ・ヴェネタ出身のテノール。1960年代後半から1970年代にかけてロブストなテノールとして一世を風靡し、スカラ座など大劇場でも活躍したテノールだというのに、レコードの録音が極端に少なく、日本人にはカラヤンが製作したマスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」の映画でトゥリッドゥを歌っていた、くらいの認知度です。しかしこのCDに収められた録音を聞けば、誰でも「凄いテノール!」と思うことでしょう。得意のヴェリズモ・オペラを中心に熱唱が集められています。  (Ki)
GB-1205
エットレ・バスティアニーニ/ライヴ集
ロッシーニ
:「セビリアの理髪師」、
プッチーニ
:「外套」、
ポンキエッリ
:「ジョコンダ」、
ヴェルディ
:「仮面舞踏会」、
ビゼー
:「カルメン」、
プッチーニ
:「トスカ」、
ジョルダーノ
:「アンドレア・シェニエ」からのアリア,場面
エットレ・バスティアニーニ(Br)

録音:1954−1958年
往年の名バリトン、エットレ・バスティアニーニのライヴ録音集。「セビリアの理髪師」は、1954年、ドイツのものと、1956年、ナポリのライヴと2種。「外套」は1955年、フィレンツェ。「ジョコンダ」は1956年、フィレンツェ。仮面舞踏会は1957年、フィレンツェ。「カルメン」は1958年、ナポリ。「トスカ」は、1958年、ブリュッセル。「アンドレア・シェニエ」は1958年の録音。  (Ki)
GB-1206
アニタ・チェルケッティ/アリア集
スポンティーニ:「ホーエンシュタウフェン家のアニェーゼ」、
ベッリーニ
:「ノルマ」、
ヴェルディ
:「エルナーニ」,
 「シチリア島の晩鐘」,「仮面舞踏会」,
 「ドン・カルロ」,「アイーダ」、
カタラーニ
:「ワリー」、
ジョルダーノ
:「アンドレア・シェニエ」からのアリア、場面
アニタ・チェルケッティ(S)
ヴェルナー・シュレーターの映画「愛の破片」で一躍有名になった、イタリアの幻のソプラノ、アニタ・チェルケッティのライヴ録音集。チェルケッティは1931年生まれ。1951年にデビュー。1958年、ローマ歌劇場でマリア・カラスが「ノルマ」を第1幕だけでキャンセルした後、次の公演から代役としてノルマ役を歌って大成功、一躍スターにのし上がりました。しかし様々な事情で歌手業に嫌気がさし、1961年、わずか30歳で引退。以来「愛の破片」まで30年以上公にも全く姿を現すことがありませんでした。このCDには、ヴェルディを中心に様々な曲が収録、チェルケッティのスケールの大きな歌を聞くことが出来ます。  (Ki)
GB-1207
ペンノ&カンポーラ録音集
ベッリーニ:「ノルマ」,ヴェルディ:「アロルド」,「アッティラ」,「トロヴァトーレ」,「シモン・ボッカネグラ」,「運命の力」,「アイーダ」、「リゴレット」*,「トラヴィアータ」*,「アイーダ」*、プッチーニ:「ボエーム」*,「蝶々夫人」*、ポンキエッリ:「ジョコンダ」* からのアリア、場面集
ジーノ・ペンノ(T)、ジュゼッペ・カンポーラ(T)*

録音:1951−55年、1952−55年*
1950年代を中心に活躍した二人のテノール、ジーノ・ペンノ(1920−1998)と、ジュゼッペ・カンポーラ(1923−2004)の録音集。ペンノの方は、一部を除きライブ録音。カンポーラの方は、スタジオ録音。 (Ki)
GB-1208
フランコ・コレッリ/アリアと場面録音集
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」、
プッチーニ:「トスカ」,「西部の娘」、
ベッリーニ
:「ノルマ」、
ヴェルディ
:「アイーダ」,
 「運命の力」からのアリア,場面
フランコ・コレッリ(T)

録音:1955−1958年
フランコ・コレッリの比較的初期の録音を集めています。「アンドレア・シェニエ」は、1958年ナポリでのライヴ、指揮はフランコ・カプアーナ。「トスカ」は、1957年,ロンドンでのライヴ、指揮はアレクサンダー・ギブソン。「西部の娘」は、1956年のスカラ座ライヴ、指揮はアントニーノ・ヴォットー。「ノルマ」は1958年,ローマ歌劇場でのライヴ、指揮はガブリエーレ・サンティーニ。「アイーダ」は1955年、ナポリでのライヴ、指揮はヴィットーリオ・グイ。「運命の力」は1957年のチェトラ録音、指揮はウーゴ・タンジーニ。 (Ki)
GB-1209
26種の「星は光りぬ」〜プッチーニ:「トスカ」より ジュゼッペ・ボルジョーリ(1905年)、エンリコ・カルーゾ(1909年)、
ジョヴァンニ・マルティネッリ(1914年)、
イポリート・ラザーロ(1916年)、
ベニャミーノ・ジーリ(1921年)、
アルフレッド・ピッカヴァー(1923年)、
フェルディナンド・チニセッリ(1927年)、
ジャコモ・ラウリ・ヴォルピ(1928年)、
アントーニオ・コルティス(1929年)、
ミゲル・フレータ(1929年)、
ジョヴァンニ・ゼナテッロ(1929年)、
ガッリアーノ・マジーニ(1929年)、
アウレリアーノ・ペルティレ(1932年)、
ジョゼ・ルッショーニ(1936年)、
ユッシ・ビョルリング(1937年)、
ジュゼッペ・ルーゴ(1939年)、
ジョヴァンニ・マリピエロ(1939年)
ヘルゲ・ロスヴェンゲ(1942年)、
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(1948年)、
マリオ・フィリッペスキ(1950年)、
マリオ・デル・モナコ(1954年)、
フェルッチョ・タリアヴィーニ(1955年)、フランコ・コレッリ(1957年)、
ジャンニ・ポッジ(1961年)、
ダニエーレ・バリオーニ(1961年)、フラヴィアーノ・ラボー(1969年)
BONGIOVANNIの名物企画、一つのアリアを多くの歌手で聞き比べるCD、今回はプッチーニ「トスカ」から、カヴァラドッシのアリア“星は光りぬ”。1905年のジュゼッペ・ボルジョーリの録音から、1969年のフラヴィアーノ・ラボーまで、SP録音やライヴ録音の音源を用いて26種類を集めています。  (Ki)
GB-1210
マッテウッツィ〜オペラ・アリア集
ロッシーニ:「リッチャルドとゾライデ」、
 「オリー伯爵」、「オテッロ」、
 「タンクレーディ」、
 「泥棒かささぎ」、「ゼルミーラ」、
 「チェネレントラ」、「セビリアの理髪師」、
 「アルジェのイタリア女」
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」、
チマローザ:「秘密の結婚」、
レハール:「メリー・ウイドウ」、
プッチーニ
:「ジャンニ・スキッキ」、
ベッリーニ:「清教徒」からのアリア
ウィリアム・マッテウッツィ(T)

録音:1981-1999年
ウィリアム・マッテウッツィといえば、1980、90年代にロッシーニのオペラで大活躍したテノール。ことに異常なまでの高音は神業クラスで、ハイC(ハ音)よりもさらに高いF(ヘ音)まで出してしまうほど。このCDでも「清教徒」で完璧なFを披露しています。また「セビリアの理髪師」の“もう抵抗を止めろ”は、マッテウッツィが録音に残さなかったものなので貴重です。さらに「コジ・ファン・トゥッテ」の“愛のそよ風は”、「ジャンニ・スキッキ」の“フィレンツェは花咲く樹のように”、そしてイタリア語の「メリー・ウイドウ」と、興味深いものばかり。いずれも録音状態はあまり良くありませんが、スリリングな歌唱なのは間違いなし。  (Ki)
GB-1211
ジャコミーニ〜レア・ライブ録音集
ベッリーニ:「ノルマ」
ヴェルディ:「エルナーニ」,
 「トロヴァトーレ」,「ドン・カルロ」,
 「アイーダ」,「オテッロ」
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」,
 「西部の娘」,「トゥーランドット」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」からのアリア,場面
ジュゼッペ・ジャコミーニ(T)

録音:1969-1996年
もかかわらず、録音が極めて少ないため、その真価を知る人から惜しまれていました。このCDには、様々な機会のライヴ録音が集められています。「オテッロ」は4箇所が収録され、その大砲のような声の威力に圧倒されます。また藤原歌劇団の公演で、あまりの観客の興奮に東京文化会館が揺れたと噂されたシェニエも4曲収録。一方、若い頃得意としていた「ボエーム」のロドルフォも3曲収録。その他も、ジャコミーニならではのヒロイックな声にドップリと浸れる1枚です。なお、全般に音質が良くない上に、一部音源にかなり耳障りなノイズが入ることもありますが、ご了承ください。 (Ki)
GB-1212(2CD)
プッチーニ:「マノン・レスコー」

ヴィルジニア・ゼアーニ〜アリア集(1957年)
フラヴィアーノ・ラボー〜「西部の娘」からのアリア(1981年,ライヴ)
ヴィルジニア・ゼアーニ(Sマノン)
フラヴィアーノ・ラボー(Tデ・グリュー)
アルベルト・リナルディ(Brレスコー)
レオニダ・ベルガモンティ(Bsジェロンテ)
アルベルト・カルージ(Tエドモンド)ほか
ウンベルト・カッティーニ(指)管弦楽団,cho

録音:1974年1月4日,ピアチェンツァ
貴重なライヴ録音がCD化されました。ヴィルジニア・ゼアーニ(1925−)とフラヴィアーノ・ラボー(1927−1991)は、どちらも1960年代を中心に高い人気を誇った歌手ですが、録音に恵まれなかったことから、日本では「知る人ぞ知る名歌手」といった存在になっています。この1974年のピアチェンツァでのライヴ録音を聞けば、二人がいかに素晴らしい歌手だったか、実感できることでしょう。音質は芳しくありませんが、マニアにはたまらない記録です。 (Ki)
GB-1216
ニコラ・マルティヌッチ〜アリア集(全22曲)
ヴェルディ:ロンバルディ/アッティラ
 運命の力/ドン・カルロ/アイーダ
プッチーニ:ボエーム/トスカ/西部の娘
 外套/トゥーランドット
カタラーニ:ローレライ
ジョルダーノ:アンドレア・シェニエ
ビゼー:カルメン/からのアリア
グノー:アヴェ・マリア
カルディッロ:つれない心(カタリ)
ディ・カプア:オ・ソーレ・ミオ
ニコラ・マルティヌッチ(T)

録音:1976年-1996年
GB-1223
ジャコモ・アラガル/ライヴ録音集
ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」
ドニゼッティ:「ルクレツィア・ボルジア」 「カテリーナ・コルナーロ」,
 「ファヴォリータ」,「ルチア」
ヴェルディ:「リゴレット」,「ドン・カルロ」
マスカーニ:「友人フリッツ」
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」
グノー:「ファウスト」
マスネ:「マノン」,「ウェルテル」からのアリア、場面
ジャコモ・アラガル(T)

録音:1966-1977年
日本ではイタリア式のジャコモ・アラガルで親しまれているバルセロナ生まれのテノール、ジャウメ(ハイメ)・アラガル。1939年生まれで、1960年代から長きに渡って活躍しました。しかし同じバルセロナ生まれの後輩、ホセ・カレーラスが絶大な人気を誇ったこともあって、録音はあまり残されませんでした。ここには比較的若い時期のライヴ録音が収録されています。 (Ki)
GB-1224
ニコラ・マルティヌッチライヴ録音集第2集
ベッリーニ:「ノルマ」
ヴェルディ:「アッティラ」,
 「リゴレット」,「トロヴァトーレ」、
 「仮面舞踏会」、「シモン・ボッカネグラ」
ポンキエッリ:「ジョコンダ」
プッチーニ:「マノン・レスコー」
レオンカヴァッロ:「道化師」
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」
マスカーニ:「ピッコロ・マラート」
ジョルダーノ:「フェドーラ」からのアリア、場面ほか
ニコラ・マルティヌッチ(T)

録音:1976-2003年、ライヴ
長いことイタリアオペラのトップテノールを務めてきたニコラ・マルティヌッチ。1941年、南イタリア、ターラントの生まれ。ここ40年ほどの本場イタリアで正統派テノールとして活躍していますが、残念なことに録音が極端に少なく、オペラマニアを嘆かせてきました。そんな中、ライヴ音源を集めたアリア集(GB1216)が好評を博し、第2集が登場。「ノルマ」のポッリオーネ、「リゴレット」のマントヴァ公、「アドリアーナ・ルクヴルール」のマウリツィオなど、貴重な歌を聞くことができます。なお録音状態が良くないものもあることをご理解ください。 (Ki)

GB-1225
ピエール・ミランダ・フェラーロ/アリア集
ロッシーニ:「グリエルモ・テル」
ベッリーニ:「海賊」,「ノルマ」
ヴェルディ:「エルナーニ」,「シチリアの晩鐘」,「運命の力」,「アイーダ」,「オテッロ」
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」,「イザボー」
レオンカヴァッロ:「道化師」
プッチーニ:「トスカ」,「西部の娘」
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」
からのアリア、場面
ピエール・ミランダ・フェラーロ(T)

録音:1957-1969年
ピエール・ミランダ・フェラーロ(1924−2008)は、ヴェネツィア近郊のアルティーヴォレ出身のテノール。逞しいイタリアの声で高音にも強く、 1960年代を中心にかなりの活躍をしたテノールですが、商業録音はおそらくマリア・カラスが歌ったポンキエッリ「ジョコンダ」のEMI録音くらい。い くつかライブ録音は残されているものの、典型的な「実力に比して録音が少ない」歌手です。彼の実力を知る人には、この1枚は待望のものでしょう。 なお録音状態は玉石混交で、ものによってはだいぶ覚悟が必要になることをご承知くださいませ。 (Ki)
GB-1226(2CD)
ゴメス:歌劇奴隷」 イダ・ミコリス(S イラーラ) ロウリヴァウ・ブラガ(Br イベレ)
アルフレード・コロジモ(T アメーリコ)
ルイス・ナシメント(Bs ロドリーゴ伯爵)
アンテア・クラウディア(S ボイッシ伯爵夫人)
マリーノ・テラノーヴァ(Br ジャンフェーラ)
アルヴァラニ・ソラノ(Bs ゴイタカ) カルロス・ディッテルト(Bs リオン)
サンティアゴ・グエラ(指)
リオ・デ・ジャネイロ市立劇場O&cho

録音:1959年6月26日、リオ・デ・ジャネイロ
アントーニオ(ポルトガル語だとアントーニュ)・カルロス・ゴメス(1836−1896)は、ブラジル生まれでイタリアで活躍した作曲家。リオ・デ・ジャ ネイロで発表した最初のオペラが大好評で、ミラノに留学。ヴェルディの「アイーダ」が初演される直前の1870年、スカラ座で初演された「グアラニー 族の男」が大成功を収め、ヴェルディの作曲活動が緩やかになるこの時期に大活躍しました。 「奴隷」は、当時南米で問題となっていた奴隷制を扱った意欲作。1889年にリオ・デ・ジャネイロで初演されました。第2幕でアメーリコが歌うロマンツァ 「お前が生まれた時」は、エンリコ・カルーゾ、ベニャミーノ・ジーリといった往年の名テノールが録音を残したことで知られています。 物語は16世紀末のブラジル。先住民のイラーラとイベレはロドリーゴ伯爵の農場で奴隷として働らかされている。伯爵の息子アメーリコはイラーラと相 思相愛だが、それを知った伯爵は息子の不在の間にイラーラとイベレを結婚させてしまう。アメーリコを愛するボイッシ伯爵夫人がやって来る。彼女は奴 隷制に反対しており、奴隷たちを解放してしまう。夫婦として自由の身になったイラーラとイベレだったが、イラーラがアメーリコへの愛を守るので、イベ レはポルトガル人支配者への反乱に加わる。アメーリコは反乱軍に捕らえられるが、かつてアメーリコに助けられた恩があるイベレはアメーリコとイラーラ を逃がし、自らは自害する。 題材は当時のブラジルの世情を反映しているものの、ゴメスの音楽は19世紀半ばのイタリアオペラの様式の範囲内で、ブラジル風の要素は隠し味程度。ヴェ ルディがお好きなら十分楽しめるイタリアオペラです。 このCDに収録されているのは、1959年6月26日にリオ・デ・ジャネイロで上演された際のライヴ録音。今のところ「奴隷」の録音はこれが唯一と思 われます。イダ・ミコリス、アルフレード・コロジモ、ロウリヴァウ・ブラガはいずれもブラジル人、アンテア・クラウディアはイタリア生まれ、指揮のサンティ アゴ・グエラはスペインのバルセロナ生まれながら、全員ブラジルで活躍した人たちばかり。演奏する方も観客もブラジルの偉大な作曲家への愛情に満ち た熱い上演のライヴ録音です。 (Ki)
GB-1228
マリオ・デル・モナコ 第3集
(1)ヴェルディ:「運命の力」−脅しや酷い言葉は,罵ってはいけない

(2)プッチーニ:「トゥーランドット」−誰も寝てはならぬ

(3)ヴェルディ:「アイーダ」−清きアイーダ
ワーグナー:「ローエングリーン」−遥かな国から
ヴェルディ:「マクベス」−ああ、父の手は

(4)ワーグナー:「ワルキューレ」−父は一振の剣を約束してくれた,冬の嵐は過ぎ去り
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール」−心は疲れ果て
レオンカヴァッロ:「道化師」−衣装を着けろ

(5)レオンカヴァッロ:「ボエーム」−愛する顔よ
プッチーニ:「蝶々夫人」−さようなら、愛の家よ
プッチーニ:「トスカ」−妙なる調和
ヴェルディ:「仮面舞踏会」−永久に君を失えば

(6)マスカーニ:「イザボー」−私の叫び声を聞くお前
生ける創造物は消え去ろう

(7)ダンツィ:愛のメランコリー
全て、マリオ・デル・モナコ(T)

(1)マリオ・デル・モナコ(T ドン・アルヴァーロ)
カルロス・ギチャンドゥト(Br ドン・カルロ)
デリア・リガル(S レオノーラ)
フアン・サニン(Bs 修道院長)
録音:1949年 ブエノスアイレス

(2)録音:1953年 ニューヨーク

(3)録音:1957年12月9日 ミラノ

(4)録音:1958年9月 ミラノ

(5)録音:1961年3月18日 ヴェネツィア

(6)録音:1962年9月25日 ミラノ

(7)録音:1948年
偉大なテノール、マリオ・デル・モナコの珍しいライブ録音を集めたCD、これで第3集です。今回は基本的に演奏会での録音。ヴェルディの「マクベ ス」、レオンカヴァッロの「ボエーム」、マスカーニの「イザボー」など、珍しいオペラのアリアが歌われているのがマニアにはたまらないでしょう。ワーグナー のローエングリーンとジークムントはしっかりドイツ語歌唱。「運命の力」は、記録によると、1949年6月のコロン劇場での上演。指揮はトゥリオ・セラフィ ンのようです。第4幕のアルヴァーロとカルロの二重唱が迫力満点です。 半世紀以上前のライヴ録音なので音の状態はあまり良くありませんが、デル・モナコのファンやイタリアオペラのマニアだったら思わずデル・モナコの歌に 引き込まれてしまうような素晴らしい歌ばかりです。 (Ki)
GB-1229(2CD)
レナート・ブルゾン/ライヴ録音集
ヴェルディ:「エルナーニ」,「二人のフォスカリ」,「アッティラ」,「群盗」,「マクベス」,「ルイーザ・ミラー」,「リゴレット」,「トロヴァトーレ」,「トラヴィアータ」,「仮面舞踏会」,「運命の力」,「ドン・カルロ」,「オテッロ」
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」,「ポリウート」,「マリーア・ディ・ロアン」,「カテリーナ・コルナーロ」
ベッリーニ:「ベアトリーチェ・ディ・テンダ」,「清教徒」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
グノー:「ファウスト」からのアリア、場面
レナート・ブルゾン(Br)
936年生まれのレナート・ブルゾンは、オペラデビューが1960年ですから、実に半世紀以上オペラの舞台で活躍していることになります。朗々とし た美声に加え、鋭い知性で台本と楽譜を読み込んだ演技歌唱は、独特の気品を携えたもの。ここには30代から60代までのブルゾンの様々な機会のラ イヴ録音が集められています。お得意のヴェルディがたっぷり収録されているのが嬉しいものです。 (Ki)

GB-1231
ジュゼッペ・ヴェンディテッリ 第2集
ポンキエッリ:「ジョコンダ」〜空と海
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」〜ある日青空を眺めて
レオンカヴァッロ:「道化師」〜衣装を着けろ
プッチーニ:「外套」〜嫉妬に狂い
プッチーニ:「トゥーランドット」〜寝てはならぬ
ヴェルディ:「運命の力」〜天使の胸に抱かれたレオノーラ
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」〜サントゥッツァ、お前がここに?
レオンカヴァッロ:「道化師」〜そのような冗談は
マスネ:「マノン」〜君か!
プッチーニ:「西部の娘」〜もう6ヶ月だ
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」〜私は兵士だった
ヴェルディ:「オテロ」〜神よ、あなたはすべての苦難を私に,喜べ!
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」〜母さん、寝てないの
ドナウディ:とても優雅な絵姿
ヴェルディ:「マクベス」〜ああ、父の手は
ポンキエッリ:「ジョコンダ」〜空と海
レオンカヴァッロ:マッティナータ
ジュゼッペ・ヴェンディテッリ(T)

録音:1976-1990年
GB 1217(2CD)に続くジュゼッペ・ヴェンディテッリのライブ録音集。ヴェンディテッリは1942年、サン・ヴィットーレ・デル・ラーツィオ生まれの イタリアのテノール。太めの響きの情熱的な声の持ち主で、1980年代を中心に幅広く活躍していました。マスネの「マノン」第3幕の二重唱はタイトルロー ルがマグダ・オリヴェーロというのがまた聞きもの。9 分たっぷり収録されています。 (Ki)
GB-1232
アンジェロ・ロフォレーゼ ライヴ録音集
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」から(5場面)
 「ドン・カルロ」から(3場面)
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」から(アリア3曲)
プッチーニ:「マノン・レスコー」−いや、私は狂人ではない
 「外套」−おまえの言う通りだ
 「トゥーランドット」−誰も寝てはならぬ(後半のみ)
ロッシーニ:「ウィリアム・テル」−静かな隠れ家(イタリア語)
ジョルダーノ:「フェドーラ」−愛はあなたに禁じる
レオンカヴァッロ:「ボエーム」−いとしい面影は
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」−マンマ、あの酒は強いね
ザンドナイ:「ジュリエッタとロメオ」−夜は去り
マイヤベーア:「ユグノー」−白テンのように白く
アンジェロ・ロフォレーゼ(T)

録音:1956-1969年、2009年
アンジェロ・ロフォレーゼは1920年、ミラノ生まれのテノール。ジュゼッペ・ディ・ステーファノとフランコ・コレッリが1921年生まれですのでほぼ 同世代にあたります。ヴェルディ、プッチーニ、さらにヴェリズモのオペラで活躍。日本には1961年の第3次イタリア歌劇団公演でのマスカーニ「カヴァ レリア・ルスティカーナ」でトゥリッドを歌ったことでよく知られています。しかし活動期が5歳上のマリオ・デル・モナコやコレッリと重なったため録音 は極めて少なく、近年まで日本ではあまり顧みられることがありませんでした。ロフォレーゼが再評価されたのは、近年、弟子にレッスンをつける際に自ら 手本として見事な高音を出す様子が紹介されてからで、日本でも90歳を過ぎてから演奏会で見事な ハイCを披露するなど、「奇跡の老テノール」として俄かに騒がれるようになりました。 このCDには、1956年から1969年までの全盛期のライヴが多数収録。録音の詳細は明らかにされていませんが、いずれもロフォレーゼの高い実力を 伝えるものばかり。「トロヴァトーレ」の最後に収録された「トゥーランドット」の誰も寝てはならぬの後半は、2009年、ロフォレーゼが89歳の時の歌で、 ロ音を見事に決めています。 (Ki)

GB-1233
ペドロ・ラヴィルヘン ライヴ録音集
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」,
 「仮面舞踏会」,「シチリアの晩鐘」 「運命の力」,「アイーダ」
 「オテッロ」
プッチーニ:「トスカ」,「外套」
 「トゥーランドット」
ビゼー:「カルメン」
レオンカヴァッロ:「道化師」
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」
からのアリア、場面
ララ:グラナダ
フレイレ:アイ、アイ、アイ!
ペドロ・ラヴィルヘン(T)

録音:1968-1979年
ペドロ・ラヴィルヘンは、1930年、スペインのコルドバ近郊のブハランセに生まれたテノール。アルフレード・クラウス(1927年生まれ)とほぼ同世代。 たいへん輝かしく立派な声の持ち主で、情熱的な歌い口と相まってヴェルディのヒロイックな役では素晴らしい歌を聞かせてくれます。1970年代前後に 活躍した多数の優れたテノールの中にあってもラヴィルヘンは間違いなくトップクラスの実力を誇る歌手ですが、片脚に障害があり活動が制限されたため実 力に比してあまりにも低い知名度しか得られませんでした。ちなみにラヴィルヘンは1973年に藤原歌劇団公演の「カルメン」でホセを歌って大成功を収め、 年配のオペラファンの間では伝説的人物です。録音も極めて少ないので、ここでのライヴ録音は、音質こそあまりよくないものの、いずれも貴重です。 (Ki)
GB-1234
ヴィルジニア・ゼアーニ/ライヴ録音集 第4集
ヴェルディ:「シチリアの晩鐘」,
 「オテッロ」
プッチーニ:「ボエーム」,「トスカ」
 「蝶々夫人」,「ジャンニ・スキッキ」
  「つばめ」,「トゥーランドット」
チャイコフスキー:「エフゲニ・オネーギン」(イタリア語)
マスネ:「ウェルテル」(イタリア語)からのアリア、場面
ヴィルジニア・ゼアーニ(S)

録音:1962-1975年
第1集(GB 1060)、第2集(GB 1112)、第3集(GB 1172)に続くヴィルジニア・ゼアーニのライヴ録音集の第4集。ゼアーニは1925年、ルー マニアのソロバストルの生まれ。1947年にイタリアに移り、1950年代から1970年代まで、幅広く活躍しました。また夫でバスのニコラ・ロッシ=レメー ニとのおしどり夫妻っぷりも話題でした。ジャケット写真でも分る通り、彼女はたいそうなルーマニア美人でもあります。この第4集はプッチーニを中心に、 チャイコフスキー:エフゲニ・オネーギン」からタチアーナの手紙の場面や、マスネの「ウェルテル」など、ゼアーニの卓越した劇的表現力を楽しめます。 なお録音状態はあまりよくありませんので、ご承知おきくださいますようお願いいたします。 (Ki)
GB-1235
ピエロ・ヴィスコンティ ライヴ録音集
ドニゼッティ:「ロベルト・デヴリュー」〜天使の心のように
 「ルクレツィア・ボルジア」〜卑しい漁師の息子だと
 「ルクレツィア・ボルジア」〜天使を愛するように私はあなたを愛しています
 「愛の妙薬」〜人知れぬ涙
フロトー:「マルタ」〜夢のように
ヴェルディ:「ルイーザ・ミラー」〜夜が穏やかな時には
 「リゴレット」〜あの涙が見えるようだ
 「仮面舞踏会」〜永久に君を失えば
 「アイーダ」〜清きアイーダ
ポンキエッリ:「ジョコンダ」〜空と海
プッチーニ:「マノン・レスコー」〜君たち美女の中に
 「マノン・レスコー」〜見たこともない美女
 「マノン・レスコー」〜ああマノン、君の馬鹿げた考えが
 「マノン・レスコー」〜いや、僕は狂ってはいない
 「ボエーム」〜冷たい手
 「トスカ」〜星は光ぬ
 「トゥーランドット」〜誰も寝てはならぬ
ピエロ・ヴィスコンティ(T)

録音:1976-1992年
ピエロ・ヴィスコンティは1980年代を中心に活躍したイタリアのテノール。1947年、ピエモンテ州ヴァレンツァの生まれ。ローマで学んだ後、1975 年、ナポリのサン・カルロ劇場でプッチーニ「ボエーム」のロドルフォでデビュー、大成功を収めました。1990年代まで欧州各地の劇場で活躍しましたが、 録音は極めて少なく、カタラーニの「ローレライ」(BONGIOVANNNI GB 2015)、メルカダンテの「誓い」、ジュゼッペ・シノーポリがウィーン国立歌 劇場を指揮したヴェルディ「アッティラ」(ORFEOR 601032)くらい。ヴィスコンティはテノールとしてはやや細めの声ながら、繊細さと少し翳りのある 声に独特の美しさがあり、適した役柄では強い魅力を発揮します。このCDは様々な上演のライヴ録音を集めたもので、音は冴えないものの、ヴィスコンティ の魅力は十分伝わってきます。 (Ki)

GB-1236
セスト・ブルスカンティーニ/ライヴ録音集
チマローザ:「20年知っている娘」(オペラ『女の手管』より)
ドニゼッティ:「天使のように美しい娘」(オペラ『ドン・パスクワーレ』より)
モーツァルト:「さあ、窓辺においで」(オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より)
 「奥様、これぞ目録です」(オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より)
 「女性方よ、よくやってくれますな」(オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より)
 「私がため息をついている間に見ていられるか」(オペラ『フィガロの結婚』より)
 「目をちょっと見開いて」(オペラ『フィガロの結婚』より)
ヴェルディ:「これは夢か?」(オペラ『ファルスタッフ』より)
モーツァルト:「人は女性を非難するが」(オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より)
ドニゼッティ:「聞いた、聞いた、村の衆」(オペラ『愛の妙薬』より)
トスティ:歌曲「最後の歌」
 歌曲「君なんかもう」

[ボーナストラック]
ヴェルディ:「人生が希望と喜びに満ちているならば」(オペラ『仮面舞踏会』より)
 「お前だったのか、あの魂を汚したのは」(オペラ『仮面舞踏会』より)
プッチーニ:「警史を三人と、馬車を一台」(オペラ『トスカ』より)
 「夜も更けてきた」(オペラ『トスカ』より)
 「私は金次第と言われているが」(オペラ『トスカ』より)
セスト・ブルスカンティーニ(Br)
ファビオ・マエストリ(P)

録音:1981年8月3日 イタリア、アンコーナ(ライヴ)
ボーナス:1973年-1978年
ブルカンティーニは、1919年に生まれ、1946年に『ラ・ボエーム』のカリーヌ役でデビューし、2003年に亡くなった、バリトン歌手です。喜劇にお けるバリトン役、なかでもブッフォ・バリトンとして活躍した名歌手であり、154役ものレパートリーを持っていたと言われています。僅かしか残っていな い彼の録音の中から、本CDは1981年、62歳の時にイタリアのアンコーナで行われたライブ・コンサートを録音したものを収録。BONGIOVANNIか ら過去に33rpmでリリースされたものです。イタリア・オペラとモーツァルト、そしてトスティのイタリア歌曲を熱唱。ボーナスには、別時期に録音された、 ヴェルディとプッチーニのオペラ・アリアを5曲収録しています。貴重なブルカンティーニの音源は見逃せません。 (Ki)
GB-1237
ジョヴァンニ・マルティネッリ/オペラ・アリア集
『エルナーニ』『カルメン』『マノン・レスコー』『トゥーランドット』他のオペラより、全20トラック収録
ジョヴァンニ・マルティネッリ(T)

録音:1914-1937年
イタリアの名テノール、ジョヴァンニ・マルティネッリ(1885-1969)の名唱集。ソロ・アリアの他、『トゥーランドット』でエヴァ・ターナーと歌い合 う場面も収録。録音の古さを補ってあまりある、ドラマティックで力みなぎる歌唱が圧倒的です。 (Ki)
GB-1238(2CD)
フランコ・ボルドーニ〜歌劇・アリア集
ヴェルディ:『リゴレット』Pari siamo / Cortigiani, vil razza dannata / Si, vendetta(con L. Serra)
 『マクベス』Pieta, rispetto, amore / Mal per me che m'affidai
 『イル・トロヴァトーレ』Il balen del suo sorriso
 『二人のフォスカリ』vecchio cor che batti / Che ascoltO.. Quel bronzo fatale
 『シチリアの晩鐘』In braccio alle dovizie
 『ファルスタッフ』L'onore! Ladri!
 『エルナーニ』Oh de' verd'anni miei / O sommo Carlo
 『ナブッコ』Dio di Giuda... O prodi miei
 『仮面舞踏会』Alla vita che t'arride / Alzati... Eri tu che macchiavi
 『ドン・カルロ』Per me giunto / Io morro
 『オテロ』Credo in un dio crudel / Era la notte / Si pel ciel(c. T. del Bianco)
 『椿姫』Di Provenza il mare e il suol
 『運命の力』Urna fatale... Egli e salvo
 『アイーダ』Ciel, mio padre!(con M. Parazzini)
ドニゼッティ:『ランメルモールのルチア』Cruda funesta smania... La pietade in suo favore
 『ロベルト・デヴリュー』Forse in quel cor sensibile
ベッリーニ:『清教徒』Ah per sempre io ti perdei... Bel sogno
プッチーニ:『外套』Nulla... silenzio!... Avevo ben ragione
ポンキエッリ:『ラ・ジョコンダ』Maledici?... O monumento
ジョルダーノ:『アンドレア・シェニエ』Nemico della patria
フランコ・ボルドーニ(Br)

録音:1971-1993年(ライヴ)
2020年に亡くなったボローニャ出身のバリトン歌手、フランコ・ボルドーニ(1932-2020)による歌劇・アリア集2枚組。ヴェルディを中心にイタリア・オ ペラを力強く歌い上げています。各トラックの詳細な録音データは記載がありませんが、1971-1993年の歌劇公演の実況録音となっています。一部モノラル。 ブックレットには息子のアルベルト・ボルドーニによる文章が掲載されています(伊・英)。 (Ki)

GB-2003(2CD)
トマソ・トラエッタ:喜歌劇「恋敵女中」 ダニエラ・デッシー
マイナルディ(指)サン・レモO

録音:1979年
GB-2005(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「オリーヴォとパスクヮーレ」 ジョン・デル・カルロ(オリーヴォ)
ガストーネ・サルティ(パスクァーレ)、他
ブルーノ・リガッチ(指)
バルガ国際青少年オペラO

録音:1980年7月27日、ディッフェレンティ劇場、バルガ(ルッカ)、ライヴ
GB-2008
レスピーギ:神秘劇「エジプトのマリア」 ヤヴォラ・ストイロヴァ(S)
カルロ・デジデーリ(Br)
オッタヴィオ・ジーノ(指)
サンタ・チェチーリア音楽院O&cho
GB-2010(2CD)
エッリーコ・ペトレッラ:歌劇『ヨーネ』 ヨーネ:アデライデ・ネグリ
アルバーチェ:ジャンピエロ・マストロメイ
グラウコ:ブルーノ・セバスティアン
ディルチェ:カルメン・ダニエーレ
サルスティオ:フランチスコ・サラザール
クローディオ:アブラハム・カサノヴァ
エドアルド・ミュラー(指)
カラカス市立SO
テレサ・カレーニョ財団cho

録音:1981年1月30日/カラカス市立劇場
ワーグナー、ヴェルディというオペラ界の巨匠と同年生まれのペトレッラ(1813-1877)。1858年に発表されたオペラ『ヨーネ』を収録。イタリア・ロマン派 らしい明るい響きにあふれた作品です。 (Ki)
GB-2013
レスピーギ:歌劇「ルクレツィア」 エットーレ・グラチス(指)
A.M.O.R.青年PO
GB-2015(2CD)
カタラーニ:歌劇『ローレライ』 ロドルフォ:ガブリエーレ・モニーチ
アンナ・ディ・レーベルク:マリア・ルイザ・ガルバート
ヴァルター:ピエロ・ヴィスコンティ
ローレライ:マ ルタ・コラリージョ
ナポレオーネ・アンノヴァッツィ(指)
ヘルマン:アレッサンドロ・カッシス
ルッカ・ジーリオ歌劇場O&cho

録音:1982年9月19日/ルッカ・ジーリオ歌劇場
ルフレード・カタラーニが残した名作歌劇『ローレライ』が1枚価格で再発売。録音があまりなく貴重なCDです。 ※同品番で以前発売されていた旧盤(バーコード:8007068201525)は廃盤です。 (Ki)
GB-2019(2CD)
シューベルト:付随音楽『魔法の竪琴』 トーマス・モーザー
ヨゼフ・ネーメト、他
ティート・ゴッティ(指)
セゲド国立劇場PO、同cho

録音:1983 年/ボローニャ、コムナーレ劇場
序曲のみ『ロザムンデ』の序曲に転用されて有名な3幕からなる付随音楽『魔法の竪琴』。貴重な全曲盤が再発売されます。シューベルト・マニアなら必携 のアルバムです。 ※1枚価格になって再発売。品番はそのまま、バーコードのみが変更となります。
GB-2021(2CD)
チマローザ:歌劇『オラーツィ家とクリアーツィ家』 ダニエラ・デッシー(S)、
カティア・アンジェローニ(Ms)、他
マッシモ・デ・ベルナール(指)
サンレモSO
ジョコーサ歌劇場cho

録音:1983年11月2日
GB-2031(2CD)
カタラーニ:歌劇「デジャニーチェ」 カルラ・バスト(S;デジャニーチェ)
ルネ・マシス(Br;ダルダーノ)
オッターヴィオ・ガラヴェンタ(T;アドメート)
マリア・ルイザ・ガルバート(S;アルジェーリア)、他
ヤン・レイサム=ケーニヒ(指)
ルッカ・ジーリオ劇場O&cho

録音:1985年9月6日、ジーリオ劇場、ルッカ、ライヴ
GB-2039
ジャコモ・アントニオ・ペルティ(1661-1756):独唱、合唱と器楽のための8声のミサ曲

【ボーナス】
同:『カンターテ・モラーリ・エ・スピリチュアーリ』よりカンタータ第3、6、9番
オックスフォード・ニューカレッジcho
カペッラ・ムジカーレ・ディ・サン・ペトローニオ
ファビオ・ビオンディ(Vn1)
セルジョ・ヴァルトロ(指)

録音:1986年10月3日/ボローニャ(ライヴ録音)、【ボーナス】1996年11月
ずっと廃盤になっていたペルティの『8声のミサ曲』が同品番のままバーコードを変えてリマスタリング再発売されます。合唱や管楽器が華やかなミサ曲 で、教会の芳醇な残響つき。器楽セクションにビオンディがいるのも注目です。再発売にあたり別作品をボーナス収録しており、こちらは器楽と独唱・二 重唱のためのカンタータ。ビオンディはいませんがヴァルトロがチェンバロを弾きながら指揮したものです。 (Ki)
GB-2040(2CD)
チマローザ:歌劇「ロンドンのイタリア女」 パトリツィア・アルチアーニ、
マリア・アンヘレス・ペータース、
マウリツィオ・コメンツィーニ、他
カルロ・リッツィ(指)
ピアチェンツィアSO
GB-2056(3CD)
ドニゼッティ:歌劇「サン・ドミンゴ島の狂人」 ステファノ・アントヌッチ(Br;カルデーニョ)
ルチアーナ・セッラ(S;エレオノーラ)
ルカ・カノーニチ(T;フェルナンド)、他
カルロ・リッツィ(指)ピアチェンツァSO
マッシモ・サッバティーニ合唱(指)
フランチェスコ・チレアcho

録音:1987年11月10日、サヴォナ・キアブレーラ歌劇場、ライヴ
GB-2070
ドニゼッティ:歌劇「気狂いの振りをする人たち(もくろんだ狂人)」 スザンナ・リガッチ(ノリーナ)アドリアーナ・チコーニャ(クリスティーナ)
エンリコ・フィッソーレ(エウスタキオ)レオナルド・モンレアーレ(ダルレモント)
グラツィアーノ・ポリドーリ(ブリンヴァル)ガストーネ・サルティ(フランク)
ヴィート・マリア・ブルネッティ(Bs;ヴェナンツィオ)ブルーノ・リガッチ(指)エミリア・ロマーニャ州「アルトゥーロ・トスカニーニ」SO

録音:1988年12月、ロッシーニ劇場、ルーゴ、ライヴ
GB-2085(2CD)
モルラッキ:歌劇「セビリャの理髪師」 アレッサンドラ・ルッフィーニ,
マウリツィオ・コメンチーニ,
ロマーノ・フランチェスケット,
ジョルジオ・ガッティ
ガブリエッレ・カタルッチ(指)
“イン・カント”協会室内O

録音:1989年9月8、9日
GB-2089(2CD)
ジュゼッペ・アポッローニ(1822-1889):歌劇『レブレオ』 シモーネ・アライモ
フェルナンダ・コスタ
ディーノ・ディ・ドメニコ
アルマンド・カフォリオ
パオラ・ビディネッリ
フランチェスコ・ピッコリ
マッシモ・デ・ベル ナルト(指)
サンレモSO
レッジョ・カラブリア・フランチェスコ・チレアcho

録音:1989年10月29・31日
ロマン派全盛期のイタリアで書かれた知られざる歌劇。タイトルは「ユダヤ人」の意で、「Melodramma Tragico(悲劇)」となっていますが音楽の熱量が大変高く、 歌手も合唱もオーケストラも迫力十分。クライマックスで必ず出てくるティンパニのロールなど一本調子感は否めませんが、それでも非常に力強く胸を打つ音楽が 続きます。ラストは悲劇らしく短調ですがやはり力強いフォルテで幕を下ろします。 (Ki)
GB-2093(2CD)
カタラーニ:歌劇「エドメア」 グラツィアーノ・デル・ヴィーヴォ(ライトメリツ伯爵)
マウリツィオ・フルゾーニ(オベルト)
アンジェロ・ノゾッティ(ヴァルデク男爵)
マルコ・キンガーリ(ウルモ)、他
マッシモ・デ・ベルナルト(指)
ルッカ・ジーリオ劇場O&cho

録音:1989年9月、ジーリオ劇場、ルッカ
GB-2095(2CD)
(値下げ再発売)
フェデリーコ・リッチ&ルイージ・リッチ:歌劇「クリスピーノと代母」 ロベルト・コヴィエッロ(Br クリスピーノ)
ダニエラ・ロヤロ(S アンネッタ)
シモーネ・アライモ(Br ファブリツィオ)
アントーニオ・マラーニ(Bs ミラボラーノ)
エンリコ・コッスッタ(T コンティーノ)
リッカルド・リストーリ(Bs ドン・アスドルバーレ)
ダニエラ・ベノーリ(S リゼッタ) 
セレーナ・ラッザリーニ(Ms 代母)マルチェッロ・シエラーリ(Br ボルトロ)
パオロ・カリニャーニ(指)
サンレモSO
レッジョ・カラブリア・フランチェスコ・チレーアCho

録音:1989年 11月、サヴォナ
ルイージ・リッチ(1805−1859)とフェデリーコ・リッチ(1809−1877)の兄弟は、ともにナポリ生まれで19世紀半ばにオペラ作曲家として活 躍しました。二人は数作の共作オペラを書いていますが、そのうちの一つで、かつ19世紀半ばの大ヒット喜劇オペラとなったのが、この「クリスピーノと 代母」。1850年、ヴェネツィアで初演され、爆発的ヒットとなりました。代母 comareとは子供の名付け親(女性)のこと。靴屋のクリスピーノが貧し さのあまり井戸に身を投げようとすると、彼の代母であるという謎の女から病人の生死を見抜く術を伝授される。この技でクリスピーノは大金持ちになるが、 それにつれてクリスピーノは思い上がってしまった。代母は実は死神で、そんなクリスピーノを地下の世界に落とすと、彼から命を奪うと脅す。クリスピー ノは心を入れ替えて息を吹き返す、という話。実はこのオペラは日本ではオペラファンよりも落語マニアに有名で、というのも長らく人気落語「死神」の 元ネタとされていたからです。有名な命の蝋燭の場面の有無から今日ではグリム童話の「死神の名付け親」が元ネタという説が一般的ですが、「クリスピー ノと代母」と落語「死神」は遠い親戚にあることは間違いなく、大筋は覚えがあるような物語です。台本は、ヴェルディの台本作家として有名なフランチェ スコ・マリア・ピアーヴェ。「スティッフェーリオ」の直前、「リゴレット」の前年の作です。 オペラ史ではわりと有名な作品ですが、CDではこのサヴォナでのライヴ録音が唯一の全曲録音。指揮はなんと今をときめくパオロ・カリニャーニ!当時ま だ20代だったことになります。長らく入手難になっていましたが、今回、価格をお求めやすくしての復活です。なお、旧プレスと異なり、解説と歌詞は省 かれており、BONGIVANNI社のサイトからPDFファイルをダウンロードができるようになっています。
http://www.bongiovanni70.com/site/libretti.php

GB-2101
ハッセ:歌劇「ずるい女中」 ベルナデット・ルカリーニ(S;ドリッラ)
ジョルジョ・ガッティ(Br;バランツォーネ)
ガブリエーレ・カタルッチ(指)
グルッポ・ストゥルメンターレO、
シンフォニカ・ディ・サッサーリ

録音:1989年12月
GB-2107(2CD)
パイジェッロ:歌劇「マレキアーロの居酒屋」 レンツォ・カセラート、エルネスト・パラシオ、マウロ・ブダ、ヴァレリア・バイアーノ、他
ドメニコ・サンフィリッポ(指)カメラータ・ディ・モスカ

録音:1990年 ライヴ
GB-2109(2CD)
ドニゼッティの珍しいオペラ作品集

(1)歌劇『リタ』
(2)歌劇『ピグマリオン』
(3)歌劇『オリンピアーデ』
(4)歌劇『美しい囚人』
(1)スザンナ・リガッチ(S)、ウーゴ・ベネッリ(T)、ロマーノ・フランチェスケット(Br)、ジュゼッペ・マニーニ(朗唱)
(2)パオロ・ペッレグリーニ(T)、スザンナ・リガッチ(S)
(3)スザンナ・リガッチ(S)、ダニエラ・ブロガネッリ(C.A)
(4)パオロ・ペッレグリーニ(T)、スザンナ・リガッチ(S)、ロマーノ・フランチェスケット(Br)

ファビオ・マエストリ(指)
イン・カント室内O
品番は変わらず、バーコードと価格が変更されて再発売。ドニゼッティの珍しい小規模なオペラ作品集。
GB-2119(2CD)
マンフローチェ:歌劇「エクバ」 アンナ・カテリーナ・アントナッチ(S ポリッセーナ)
グラディス・デ・ベッリーダ(S エクバ)
フランチェスコ・ピッコリ(T アキッレ)
ディーノ・デ・ドメニコ(T プリアーモ)ほか
マッシモ・デ・ベルナールト(指)イタリアPO
フランチェスコ・チレーアcho

録音:1990年、サヴォナ
ニコラ・マンフローチェは、1791年2月20日、南イタリア、レッジョ・カラブリアのパルミの生まれ。ナポリで音楽を学んだ後、1810年にローマ で初演した最初のオペラ「アルツィーラ」が成功、若手オペラ作曲家として将来を期待される存在になりました。しかし健康を害したままナポリのサンカ ルロ劇場のために「エクバ」を作曲、1812年12月20日の初演は成功を収めたものの、精根尽きたマンフローチェは衰弱し、翌1813年7月9日に 僅か22歳で亡くなってしまいました。長命すれば、彼よりちょうど一歳下でやはり早熟の天才だったロッシーニと良いライバルになっただろうと惜しまれ ます。 物語はトロイア戦争もの。トロイア最後の王プリアーモ(プリアモス)とその妻エクバ(ヘカベ)の間の娘、ポリッセーナ(ポリュクセネ)が、兄エットレ(ヘ クトル)を殺した敵であるアキッレ(アキレウス)を愛してしまったことから起こる悲劇。若書きの青さはあるものの随所に才能の輝きが感じられ、ことに 第2幕フィナーレの四重唱はマンフローチェの天才が刻印された名曲。 この録音では、まだデビューして間もないアンナ・カテリーナ・アントナッチがポリッセーナを歌っています。長らく廃盤でしたが、久々に再プレスされました。 (Ki)
GB-2128
ハッセ:インテルメッツォ「百姓女」 スザンナ・リガッチ(S)
ロマーノ・フランチェスチェット(Br)
ファビオ・マエストリ(指)
イン・カント室内楽協会O

録音:1991年10月5日、ナルニ市民劇場、テルニ県、イタリア
GB-2140
ロムアルド・マレンコ(1841-1907):バレエ「テオドーラ」(抜粋) シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
ボルゴグラードPO
GB-2171(2CD)
ハイドン:歌劇「薬剤師」 チンツィア・フォルテ(S)
マヌエル・ベルトラン・ギル、
パオロ・ペレグリーニ(T)
ダニエラ・ブロガネッリ(A)、他
ガブリエーレ・カタルッチ(Cemb)
ファビオ・マエストーリ(指)
イン・カント協会室内O
GB-2183
フィオラヴァンティ:歌劇「魔法の結婚」 ロベルト・ティガーニ(指)
シンフォニカ・ディ・サッサーリ
GB-2185
ペルゴレージ:室内カンタータ集 スザンナ・リガッチ(S)
グローリア・バンディテッリ(A)
コンプレッソ・バロッコ・イン・カント
GB-2191(2CD)
マスカーニ:作品集
(1)管弦楽のための『コウノトリの神化』
(2)2幕の牧歌劇『ピノッタ』
(3)ソプラノと管弦楽のための音詩『ア・ジャコモ・レオパルディ』
(4)1幕のオペラ『ザネット』
グローリア・グイダ・ボレッティ(S)他
(1)〜(3)ディルク・デ・カルヴェ(指)、ブリュッセル祝祭O
(4)マウロ・チェッカンティ(指)、コミタート・エスターテ・リヴォルネーゼO&cho

録音:(1)〜(3)1995年8月29日、(4)1986年7月30日
GB-2194(2CD)
スポンティーニ:歌劇『テセオ・リコノシュート』 カルロ・アッレマーノ(エジェオ)
ディエゴ・ダウリア(テセオ)
ソニア・ヴィセンティン(アステリア) 
パオレッタ・マロック(メデア)
ステファノ・リナルディ・ミリアーニ(コニーダ)
カルロ・ボシ(エヴァンドロ)
ダニエラ・ピッチーニ(レウチッペ)
パトリツィア・ボロメイ(オンブラ・デトーラ)
アルベルト・ゼッダ(指)
オルケストラ・フィラルモニカ・マルキジアーナ
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ・マルキジアーノ歌劇cho

録音:1995年10月13・15日/イタリア、イェージ、ペルゴレージ劇場(ライヴ)
後にパリやベルリンのオペラ界で活躍したイタリアの作曲家、ガスパーレ・スポンティーニ(1774-1851)が24歳の時に作曲したオペラです。既に何 作か発表済みではありますが、これが初の本格的オペラ・セリアとなりました。ゼッダ指揮によるこの演奏は95年当時世界初録音となったもので、それ 以降も取り上げられる機会は少なく貴重な録音と言えます。 (Ki)
GB-2198
オルランディーニ(1675-1760):インテルメッツォ「賭け事好きの夫と堅物の妻」
「グリセルダ」からのアリア(6曲)
グローリア・バンディテッリ(S)
アントーニオ・アベーテ(Bs)
アレッサンドロ・バーレス(指)
イル・ヴィアッジョ・ムジカーレ

録音:1995年11月
GB-2200
新世界を描いたカンタータ
(1)ドニゼッティ:情景カンタータ『コロンブス、或いはアメリカの発見』
(2)ドニゼッティ:フルート・ソナタ ハ長調
チェロとピアノのためのモデラート ト長調
クラリネットのための練習曲 変ロ長調
 フルート,ファゴットとピアノのための三重奏曲 ヘ長調
(3)G.ブリッチャルディ:『ルクレツィア・ボルジア』によるフルートとピアノのための幻想曲
(1)ステファノ・アントヌッチ(Br)
マッシモ・デ・ベルナルト(指)サヴォーナ青年O
録音:1992年10月30日

(2)(3)フランチェスコ・キリヴィ(Fl)、ロベルト・ペトルッチ(Cl)、パトリック・デ・リティス(Fg)、マウリツィオ・ガンビーニ(Vc)、ガブリエレ・カタルッチ(P)
録音:1994年11月1-3日
番は変わらず、バーコードが変更されて再発売。コロンブスを描いたカンタータに室内楽作品をカップリングしたアルバムです。
GB-2212(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「エステ家のパリジーナ」 カルメロ・エッラード・カルーソ、
ソニア・ドリーゴ、
アメデオ・モレッティ、他
パオロ・カリニャーニ(指)
ルーゴ・ロッシーニ劇場O

録音:1997年11月ライヴ
GB-2214
ジンガレッリ:シンフォニア集
[ミラノ風シンフォニア/葬送シンフォニア、他、全7曲]
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
ドネツクSO
GB-2215
ヨンメッリ:レクイエム エレーナ・チオリツ(S)
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
モルダヴァSO
GB-2216
レオンカヴァッロ:歌劇「ベルリンのロランド」〜シンフォニア
歌劇「チャタートン」〜間奏曲/スケルツォ
歌劇「ジプシー」〜間奏曲
フランケッティ:交響的印象「黒き森にて」
シンフォニア
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)モルダヴァSO
GB-2217(3CD)
ガルッピ:歌劇「月世界」 ジョルジョ・ガッティ
ガストーネ・サルティ
フランコ・ピーヴァ(指)インテルムジカ・アンサンブル
GB-2220
ガスパリーニ(1668-1727):オラトリオ「エジプトの聖マリア」 コンスタンツェ・バックス(聖マリア)
ヨアヒム・ディースナー(喜び)
クリストフ・ブルマイスター=ストレッファー(悔悛)
オラフ・テタンペル(ルチフェーロ)
アンサンブル・コリドン・ケルン
GB-2221(2CD)
ペルゴレージ:オペラ・セリア「誇り高き囚人」
インテルメッツォ「奥様女中」
マルチェロ・パンニ(指)マルケPO
GB-2225
シューベルト:歌劇「双子」 ペーター・マーク(指)メディテラニアPO
GB-2226
ボッケリーニ:カンタータ「サビーニとローマの同盟」 ウィリアム・マッテウッツィ(T)
アンナ・ヴァレンティ(S)
ヘルベルト・ハント(指)
ボッケリーニ室内O
GB-2227
プッチーニ:カンタータ「サビーニとローマの同盟」 マリア・ビレッリ(S)
スザンナ・リガッチ(S)
ヘルベルト・ハント(指)
ボッケリーニ室内O
GB-2228
コルナッキオーリ(1599頃-1673以降):歌劇(?)「あざけられたディアーナ」 サラ・ミオンガルド(S;ディアーナ)
マリレーナ・ラウレンツァ(アモーレ)
ジョアン・カベーロ(エンディミオーネ)、他
ルイジ・デ・フィリッピ(指)
アンサンブル・ダ・ポンテ、
イ・ソリスティ・カントーリ

録音:1995年10月
GB-2229
シューベルト:歌劇「4年間の歩哨兵勤務」 ペーター・マーク(指)メディテラニアPO
GB-2230(3CD)
ガルッピ:歌劇「あべこべの世界」 フランコ・ピーヴァ(指)
インテルムジカ・アンサンブル
GB-2233(2CD)
ロレンツォ・ペロージ:ポエマ・シンフォニコ「モーゼ」 マルコ・カーマストラ(Bs)
アルトゥーロ・サケッティ(指)
ヴィオッティ音楽院O
GB-2235
マスカーニ:アヴェ・マリア
ガルバルディの星/月に寄せて
愛の便り/愛の星
アナスタシア・トマシェフスカ=シェピス(S)
アンヘル・ロドリゲス(T)
ファウスタ・キャンティ(P)
GB-2236
ロッシーニ:カンタータ「真実の敬意」
「バイロン卿の死に寄せるミューズの涙」
タチアナ・コロヴィナ(S)
アンジェロ・マンゾッティ(ソプラニスタ)
ウィリアム・マッテウッツィ(T)
ヘルベルト・ハント(指)
イ・ヴィルトゥオージ・ディ・プラハ
GB-2237(2CD)
マルケッティ:歌劇「ルイ・ブラス」 ディミトラ・テオドッシゥ
アルベルト・ガザーレ
ダニエル・リプトン(指)マルキジャーナPO
GB-2239
ガルッピ:宗教曲作品集
グロリア/天の女王/聖霊讃歌
クリステ・レデムプトール
エイ・インカルナトゥス・エスト
田園風アリエッタ
オクサーナ・コプゼーヴァ(S)
エレーナ・チョリク(S)
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
モルダヴァ国立アカデミーO
GB-2240(2CD)
イシドロ・カピタニオ(1874-1944):歌劇「フィレンツェの復活祭」 アンナ・マリア・チューリ(S)
マッシミリアーノ・フィケーラ(Br)
アルベルト・ジェルモーニ(T)
ヴィットリオ・パリージ(指)
マルチーノ・ディ・キエーティ劇場O
GB-2242(3CD)
ロッシーニ:歌劇「マティルダ・ディ・シャブラン、
または冷たい心の美人」
天羽 明惠(S)
ロスヴィータ・ミュラー(A)
リカルド・ベルナル(T)
GB-2245
マンチネッリ(1848-1921):歌劇「パオロとフランチェスカ」(1907初演) バルバラ・デ・マイオ(S)
ドナート・トータ(T)
マルコ・ベルドンディーニ(指)
マルケ・プロアルテO
GB-2246(2CD)
ジュゼッペ・サルティ(1729-1802):歌劇「ジューリオ・サビーノ」 ソーニャ・プリーナ、
エレーナ・モンティ、他
オッターヴィオ・ダントーネ(指)
アカデミア・ビザンティナ

録音:1999年3月、ラヴェンナ音楽祭、ライヴ
GB-2248
ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):最後の審判 アルド・ベルトーロ(キリスト)
タティアーナ・コッラ・エルマージ(平和の天使)
ネッラ・アクティス・ペリーノ(正義の精神)
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ノヴァラ「カルロ・コッチャ」SO
ミラノ「オルランド・ディ・ラッソ」cho
GB-2249
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):サルヴェ・レジナ/マニフィカト/ラウダーテ・プエリ スザンナ・リガッチ、
キアーラ・アンジェッラ(S)
マルコ・ラッザーラ(CーT)
グレゴリー・ボンファッティ(T)
リザンド・グィニス(Bs)
ジャンフランコ・コズミ(指)
ルッカ・ジーリオ劇場CO 、他

録音:1999年6月
GB-2250(2CD)
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):歌劇「ナクソス島のアリアドネ」 ティツィアーナ・ファッブリチーニ、
アンナ・マリア・ディ・ミッコ、
ダミアーナ・ビンティ、他
マッシミリアーノ・カッラーロ(指)
サヴォナSO
GB-2252
ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774):インテルメッツォ「バラターヨ」(1753年初演) クリスティーナ・クルティ(クラリッサ)
シルヴィア・テストーニ(フィッレ)
マウリツィオ・シュート(フローロ)
トマス・アンデルソン(アルゴーネ)
ジョルジョ・ウバルディ(指)
バルガ歌劇場O
GB-2253(2CD)
ボッケリーニ:オラトリオ「ジウダの王ジョアス」 ウィリアム・マテウッツィ(T:ジョイアーダ)
スザンナ・リガッチ(ジョアス)
バルバラ・ディ・カストーリ(セピア)、他
ヘルベルト・ハント(指)
ポリフォニカ・ルッケーゼ

録音:1998年5月3日、ルッカ
GB-2254(2CD)
ボッケリーニ:オラトリオ『ユダヤの王ジョアス』 G537 スザンナ・リガッチ
バルバラ・ディ・カストリ
マリア・ビッレリ
ウィリアム・マッテウッツィ
ガストーネ・サルティ
エウゲニオ・ファヴァーノ
エジスト・マッテウッチ(指)ポリフォニカ・ルッケーゼ
ヘルベルト・ハント(指)ルイジ・ボッケリーニCO

録音:1998年5月ルッカ、サンタマリア・コルテオルランディーニ聖堂(ライヴ)
メタスタージオのリブレットによるオラトリオ『ユダヤの王ジョアス』は、ボッケリーニにとって最初の重要な声楽作品。1764年から1765年にかけて 作曲され、ボッケリーニが生まれ育った町、ルッカで演奏されました。その後ローマに学びの場を移し、ウィーンで成功をおさめ、さらにパリ、マドリード と活躍の場を広げその名をとどろかせた作曲家ボッケリーニの残した、若かりし日の佳品です。ブックレットには原語歌詞(イタリア語)と英語対訳を収録。 (Ki)
GB-2255
チマローザ:歌劇「困り果てた興行主」 アンジェロ・ロメーロ
パトリツィア・ザナルディ
ジョアッキーノ・ザッレッリ
ファビオ・マエストリ(指)
オルケストラ・イン・カント

録音:1997年11月
GB-2256(3CD)
ガルッピ:歌劇「田舎の学者」 パオラ・アントナッチ
パトリツィオ・サウデッリ
アレッサンドロ・カラマーイ、他
フランコ・ピーヴァ(指)
インテルムジカEns.
GB-2259(2CD)
パイジェッロ:歌劇「空想のソクラテス」 クリストフォロス・スタンボーリス
クラウディア・マルキ
ヨランダ・アウヤネット
フィリッポ・ビーナ・カスティリョーニ
ジョヴァンニ・ディ・ステーファノ(指)
サヴォナSO

録音:1998年11月、サヴォナ
GB-2261
パイジェッロ:歌劇「からかわれた花婿」 ルチアーノ・パスクワーレ(Bs;ドン・トトロ)
パトリツィア・チーニャ(S;レズビーナ)
ヌンツィア・サントディロッコ(S;リゼッタ)
マルゲリータ・パーチェ(S;リンドーロ)
ヴィート・マルティング(T;ヴァレーリオ)
パオロ・パリーニ(指)
イーオー・ムジカ劇場O&cho

録音:1998年12月
GB-2263(2CD)
ペルジアーニ:歌劇「イネス・デ・カストロ」 マリア・ドラゴーニ(S:イネス・デ・カストロ)
ホセ・センペレ(T:ドン・ペドロ)
マッシミリアーノ・ガリアルド(アルフォンソ4世)、他
エンリケ・マッゾーラ(指)マルケPO

録音:1999年9月、イエージ
GB-2265(2CD)
スマレーリャ(1854-1929):歌劇「イストリアの結婚式」 スヴェトラ・ヴァシレーヴァ(S)
イアン・ストレイ
アルベルト・マストロマリーノ、他
ティツィアーノ・セヴェリーニ(指)
トリエステ・ヴェルディ劇場O&cho

録音:1999年12月、トリエステ
GB-2269(3CD)
チマローザ:歌劇「偽のパリ娘」(1773年ナポリ初演) アンナ・リータ・ジェンマベッラ(ドンナ・オリンピア)
アレッシア・スパラーチョ
(ドンナ・アルミーダ)アレッサンドロ・バッティアート(ドン・マルティーノ)
ホアン・ガンビナ(ドン・フラミーニオ)、他
ダニロ・ロンバルディーニ(指)
シチリア・フランコ・フェッラーラPO

録音:1999年10月
GB-2272
トラエッタ:スターバト・マーテル/輝きに満ちた夜(モテット) マリア・ノタラリーゴ(S)
ソニア・トマジーノ(A)
ヴィンチェンツォ・モンテローネ(T)
ウーゴ・グァルアルド(Bs)
ディエゴ・カンニツァーロ(Org)
ファビオ・チウッラ(指)
シチリア・“フランコ・ファッレーラ”PO
GB-2273
プリーモ・リッチテッリ:歌劇「コンパニャッチ」(1923) アルマンド・アリオスティーニ
マウリツィオ・フルゾーニ
カルラ・ラウーディ
フィオレンツォ・トルニンカーザ
アントニオ・デ・アンジェリス、他
アントニオ・ピロッリ(指)
テラーモ・“プリーモ・リッチテッリ”SO
マルケ州立アンコーナ
“ヴィンツェンツォ・ベッリーニ”cho
GB-2275(2CD)
ルイージ・モスカ(1775-1824):歌劇「アルジェのイタリア女」(1808) アガタ・ビエンコウスカ(MS;イザベッラ)
ヴォイチェフ・アーダルペルト・ギェルラフ(Bs;ムスタファー)
ドナート・ハーヴァー(T;リンドーロ)
クリスティアン・セン・バスケス(Br;タッデーオ)
アサ・ファニー・ゲスツドッティル(S;エルヴィーラ)、他
プラド・コーエン(指)
ブルノ・チェコ室内ソリスト、
アルス・ブルネンシス室内cho

録音:2003年7月、ヴィルトバート
GB-2278(2CD)
A.スカルラッティ:オラトリオ「イェルサレムの王セデーチア」(1705) アモール・リリア・ぺレス(セデーチア)
アレッサンドラ・カピーチ(アンナ)
ロジータ・フリザーニ(イスマエーレ)
マリオ・チェケッティ(ナダッベ)
マルコ・ヴィンコ(ナブッコ)
エステヴァン・ヴェラルディ(指)
アレッサンドロ・スカルラッティ・コンソート
アルス・カンティカcho

録音:1999年10月
GB-2280(2CD)
ヴァレンティーノ・フィオラヴァンティ(1764-1837):歌劇「旅回りのオペラ一座」(1807) パトリツィア・チーニャ(ロザリンダ)
マルゲリータ・パーチェ(ラウレッタ)
アレッサンドロ・カラマイ(ベッラローザ)、他
ロベルト・ディエム・ティガーニ(指)
サッサーリSO

録音:2000年3月
GB-2282
ニコロ・ピッチンニ(1728-1800):インテルメッツォ「仕返しした女たち」 レティーツィア・カランドラ
ロザンナ・カズッチ
ヴィンツェンツォ・サンツォ
ジョヴァンニ・グァリアーノ
リーノ・マッローネ(指)
コレギウム・ムジクムCO

録音:2000年3月19日、パーリ
GB-2283(2CD)
ハッセ:オラトリオ「三人の娘たちの賛歌」(1734) シルヴィア・ボッサ
ステファニア・ドンツェッリ
ジャンルカ・ベルフィオール・ドーロ
アリア・アラマーヨ・サンディヴァーリ
アーノルド・ボスマン(指)
Ens.ムジカ・ラーラ
GB-2286
ポンキエッリ:オペラからの場面集
「マリアン・デロルメ」、「バレンシアのムーア人」、
「放蕩息子」、「婚約者」、「リトアニア人」から
ナターリア・マルガリト(S)
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
ウクライナPO

録音:2002年
GB-2287(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「女流小説家と黒い男」 パトリツィア・チーニャ
アンア・マリア・ブラコーニ
クラウディア・マルキ
パトリツィオ・サウデッリ
ジョヴァンニ・グレニャーニン
マッシミリアーノ・フィケーラ、他
フランコ・ピーヴァ(指)
ヴェネト・マリピエロPO
ロヴィゴ劇場cho

録音:2000年11月25-26日
GB-2289(2CD)
レオンカヴァッロ:歌劇「ザザ」(1900) リーザ・オウベン:ザザ
セルジョ・パナイヤ:ミーリオ
バリー・アンダーソン:カスカルト
、他
シルヴァーノ・フロンターリ(指)
ローマPO&cho

録音:2000年
GB-2291(2CD)
ロッシーニ:歌劇「イギリス女王エリザベッタ」(1815) インガ・バラバノーヴァ:エリザベッタ
天羽明恵:マティルデ
アガータ・ビエンコフスカ:エンリーコ
ハラルト・クヴァーデン:ライチェステル
マーリオ・ゼッフィーリ:ノルフォルク、他
ヘルベルト・ハント(指)
シュトゥットガルトPO
チェコ室内cho

録音:1999年7月
GB-2293(2CD)
ピッチンニ:歌劇「チェッキーナ」 セレーナ・ファルノッキア(チェッキーナ)
エウン・ユン・オー(アルミドーロ)
グラツィエラ・メッリーノ(ルチンダ公爵夫人)、他
ヴィート・パーテルノステル(指)
リラ・ディ・アンフォーネ
GB-2295
ベッリーニ:ミサ曲 ト短調
サルヴェ・レジナ/ミサ曲 ニ長調
パトリツィア・チーニャ(S)
アンア・マリア・キウーリ(A)
アニェス・バスティアン(S)
ロマーノ・エミーリ(T)
マウリツィオ・スカルフェオ(Bs)
ジャンフランコ・コズミ(指)
ルッカ・リージョ劇場O、
ルッカ聖チェチーリア大聖堂カペラ

録音:2000年6月、ルッカ
GB-2296
ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):イエス・キリストの変容 ジャンニ・ブッドゥ(T)
マルコ・カマストラ(Br)
フランコ・ボッダ(Br)
カルロ・タッローネ(Bs)
バルバラ・ヴォルタ(S)
アルトゥーロ・サケッティ(指)
ミラノ・ヌオーヴォ・カメリスティカO
アンサンブル・ヴォカーレ・フォンス・アモリス
GB-2297
ロレンツォ・ペロージ:ミサ・ポンティフィカリス アルトゥーロ・サケッティ(指)
イ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニ
ポリフォニコ・カステルバルコcho

録音:2000年
GB-2298(2CD)
ボッケリーニ:オラトリオ「認められたジュゼッペ」 バルバラ・ヴィニッデッリ(ジュゼッペ)
ラウラ・クレシーニ(ベニアミーノ)
ニコラ・ムニャーニ(ジューダ)
マリオ・ゼッフィーリ(シメオーネ)、他
ヘルベルト・ハント(指)
オルケストラ・アウゼルムジチ
ポリフォニカ・ルッケーゼ

録音:2000年4月28日

GB-2300(2CD)
値下げ再発売
ドニゼッティ:歌劇「不可触民の男」 アレッサンドロ・ヴェルドゥッチ(アケバレ)
パトリツィア・チーニャ(S ネアラ)
マルツィン・ブロニコウスキ(ザレーテ)
フィリッポ・ピーナ・カスティリョーニ(イダモーレ)
アンドレア・ブラジョット(エンプサーレ)
ナーラ・モンテフスコ(ザイデ)
マルコ・ベルドンディーニ(指)
プロ・アルテ・マルケO
メツィオ・アゴスティーニCho

録音:2001年 4月、ファエンツァ
ドニゼッティの問題作の唯一の全曲録音が廉価復活。「不可触民の男」は、1829年1月にナポリで初演されたオペラ。不可触民 paria というのは、 悪名高いインドのカースト制度でカーストにすら入れられない最下層民ダリットのことで、現代に至るまで非常に過酷な差別に遭っています。これに取材し たフランスの作家カシミール・ドラヴィーニュの悲劇を原作とするオペラです。バラモンの高僧アケバレの娘ネアラは、英雄イダモーレと相愛だが、イダモー レは不可触民の老人ザレーテの行方不明の息子だった。イダモーレと再会したザレーテは、自分たちを弾圧してきた支配層に属するネアラと息子が愛し合っ ていることに腹を立てる。悩んだイダモーレはネアラに自らの素性を明かすが、彼女の愛は変わらない。二人の結婚式が執り行われていることを知ったザ レーテは、乱入しようとして捕らえられ処刑されることになり、イダモーレは皆の前で自分がザレーテの息子だと明かし父と運命を共にする、というもの。 初演はほどほどの成功で、その後埋もれてしまっていました。ドニゼッティはこのオペラの素材の多くを1830年代の作品に再利用しています。 この唯一の録音では、イタリアを中心に活躍するパトリツィア・チーニャ、ポーランド出身のバリトンでドイツで活躍するマルツィン・ブロニコウスキなど、 実力のある歌手が歌って聞き応えのあるものになっています。 なお再発にあたって、解説と伊英対訳はホームページからダウンロードする仕様になっています。
GB-2302(2CD)
チレーア:歌劇「ジーナ」(1889) アンナ・ルチア・アレッシオ
ファビオ・マリア・カピタヌッチ
ラウラ・プリオーリ
ジャンルーカ・テッラノーヴァ
クリストファー・フランクリン(指)
フィラルモニア・メディテラーネア

録音:2000年11月3日&5日、レンダーノ劇場、コセンツァ・ライヴ
GB-2304
D.スカルラッティ:セレナータ「季節の争い」 シルヴィア・ピッコロ(春)
エリーザ・フランゼッティ(夏)
ヴィート・マルティーノ(秋)
ヴェーラ・マレンコ(冬)
ルーカ・フランコ・フェラーリ(指)
コンチェルト・エックレジアティスコ

録音:2000年2月
GB-2305(2CD)
エジティオ・ロムアルド・ドゥーニ(1708-1775):オラトリオ「認められたジュゼッペ」
(メタスタージョ台本;1759初演)
ニコラ・セッテ(ジュゼッペ)
アッシア・ポリート(タネーテ)
ロセッラ・レッサ(アジェネータ)
マリア・パルミテスラ(シメオーネ)、他
ヴィート・パーテルノステル(指)
マテーラ・ドゥーニ音楽祭バロックO

録音:2001年9月、マテーラ、ライヴ
GB-2307(4CD)
ヴィヴァルディ:歌劇「ジュスティーノ」(1724) ジャンルーカ・ベルフィオーリ・ドーロ、
リンダ・カンパネッラ、
シルヴィア・ボッサ、
マヌエラ・クステル、
レオナルド・デ・リージ、他
エステヴァン・ヴェラルディ(指)
アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート
GB-2311
アルベルト・マッズカート(1813-1877):ミサ・ソレムニス(1842) リッカルド・ボッタ(T)
マッシミリアーノ・フィケーラ(Br)
エンリコ・ジュゼッペ・イオーリ(Bs)
ダニエレ・ザネットヴィチ(指)
イ・ヴィルトゥオージ・ディ・アクイレイア、他

録音:2001年8月
GB-2312(2CD)
レンダーノ:歌劇「コンスエロ」 エルミーラ・ヴェーダ(Sコンスエロ),
セバスティアン・ナ(Tアンゾレート),
ジャンパオロ・フィオッキ(Bsポルポラ),
マウーロ・ブーダ(Brアルベルト),
ジュゼッピーナ・ピュンティ(Sアメーリア),ほか、
マルチェッロ・ブファリーニ(指)
地中海フィルハーモニーO,
ソリスティ・カントーリcho

録音:2001年11月28、30日、12月2日
プッチーニとほぼ同世代のイタリアの作曲家、アルフォンソ・レンダーノは、南イタリアのの小村カロレイに1853年に生まれました。ナポリに出たものの、大ピアニスト、ジギスムント・タールベルクの助言ですぐパリに留学、さらにライプツィヒでカール・ライネッケに学んでいます。レンダーノがパリで活躍した時代はちょうどマスネ全盛の頃で、レンダーノも影響を受け1890年頃からオペラの作曲に乗り出しました。「コンスエロ」は1902年トリノで初演されたもの。原作はジョルジュ・サンドの「コンスエロ」。 (Ki)
GB-2314
ガブリエル・デュポン(1878-1914):歌劇「カブレラ」 ロッセッラ・レドーリャ(アマーリア)
レンゾ・ズリアン
ジョヴァンナ・ランザ
ダミアーノ・サレルノ
マルコ・ベルドンディーニ(指)
フォルム・リヴィイPO
メジオ・アゴスティービcho
GB-2315
A.スカルラッティ:インテルメッツォ「フィンランドラとセルヴィーノ」
ドメニコ・ジポーリ(1668-1726):カンタータ「侮辱に復讐するために」
ヴィンチェンツォ・サンゾ(T)
カルメロ・コルラード・カルーゾ(Br)
ファウスト・ナルディ(指)
プラート「ジュゼッペ・ヴェルディ」
音楽学校合奏団

録音:2000年12月
GB-2316(2CD)
ロッシーニ:歌劇「絹のはしご」 ガイア・マッテイニ
シルヴィア・ヴィイェンテ
スムエーレ・シモンチーニ
マリオ・カッシ
アンドレア・サーリ
アンドレア・カルボーニ
ジョヴァン・バッティスタ・ヴァローリ(指)
イ・ソリスティ・ディ・フィエゾーレ

録音:2001年12月、カスティリオン・フィオレンティーノ
GB-2318
ガルッピ:過激「女が皆恋する男」(1760) パオラ・アントヌッチ:ルチンダ
ロベルト・トゥーラ:ドン・オラーツィア
フィリッポ・ピーナ・カスティオーニ:エウジェーニオ伯爵
リンダ・カンパネッラ:クラリーチェ、他
マルコ・フラカッシ(指)
ピアチェンツァ・イタリアPO

録音:2000年12月、ピアチェンツァ
GB-2319(2CD)
ヨンメッリ:「鳥刺しの女」、
マンチーニ:「コロンビーナとペルニコーネ」*
ダニエラ・ファーヴィ・ボルゴニョーニ(Sメルジェッリーナ)、
フィリッポ・ピーナ・カスティリョーニ(Tドン・ナルチーゾ)、
ダニエラ・ファーヴィ・ボルゴニョーニ(Sコロンビーナ)*、
マルコ・スポルテッリ(Bsペルニコーネ)*、
ピエルカルロ・オリツィオ(指)
ピアチェンツァ・イタリアPO

録音:2000年11月5,9日
楽しいインテルメッツォ(1幕立ての小規模なオペラブッファ)の二本立です。ニコロ・ヨンメッリ(1714−1774)の「鳥刺しの女」は、1750年、ヴェネツィア初演。これはインテルメッツォといっても独立したオペラで、当時大変人気を博し、頻繁に上演されました。フランチェスコ・マンチーニ(1672−1737)は、ナポリを拠点とした作曲家。「コロンビーナとペルニコーネ」は、1723年にナポリで初演されたオペラセリア「トラヤーノ(=トラヤヌス)」の幕間に上演されたもの。どちらも簡単な筋と親しみやすい音楽で、気軽に楽しむことができます。 (Ki)
GB-2321
ジョヴァンニ・パイジェッロ(1740-1816):歌劇「神々の娯楽」 クラウディア・マルキ(ヴェーネレ)
アレッサンドロ・カラマイ(マルテ)
ジャンパウロ・フィオッキ(ジョーヴェ)
パトリツィオ・サウデッリ(本当のジョーヴェ)
フランコ・ピーヴァ(指)
ヴェネト・マリピエロPO、
ロヴィゴ歌劇場cho

録音:2000年11月
GB-2323
ニッコロ・ヨンメッリ(1714-1774):ミゼレーレ(1774)/
6つの宗教二重唱曲
ロレダーナ・バッケッタ(S)
シルヴィア・テストーニ(S)
ジョルジョ・ウバルディ(指)
アンサンブル・フォンス・アモリス
GB-2324(2CD)
アレッサンドロ・スカルラッティ:オラトリオ「処女マリアの苦難」 ロジータ・フリザーニ(マリア)
アンナ・キエリケッティ(聖ヨハネ)
ジャンルカ・ペルフィオーリ・ドーロ(ニコデーモ)
マリオ・チェケッティ(オニーア)
エステヴァン・ヴェラルディ(指)
アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート
GB-2326
ストラデッラ:「飛べ、飛べ、他の胸の中へ」(世界初録音)、
「女神よ、どれほどあの美しい顔は」、
「暗黒のタルターロの怒りの女神とあなたを呼ぼう」
ジャンルカ・ベルフィオーリ・ドーロ(CT),
リッカルド・リストーリ(Bs)、
ロジータ・フリサーニ(S),
アンナ・キエリケッティ(S),
エシュテヴァン・ヴェラルディ(指)
アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート

録音:2000年,2001年
音楽史に残る波乱万丈の人生を送った血気盛んな天才、アレッサンドロ・ストラデッラの作品。いずれもローマ時代の作品で、有力者の館で演奏されたと思われる声楽作品。これが世界初録音となる「飛べ、飛べ、他の胸の中へ」は、1674年頃の作品。40分弱のセレナータと規模こそ小さいものの、アリアも重唱もストラデッラらしい熱がたっぷりあって、オペラ並みの醍醐味があります。「女神よ、どれほどあの美しい顔は」はソプラノとバスのための作品。「暗黒のタルターロの怒りの女神とあなたを呼ぼう」は、バスのソロ・カンタータ。激しさと穏やかさのコントラストも鮮やかな名曲です。いつもながらヴェラルディは完璧にストラデッラの何たるかを理解して、ズバリとした音楽で切り込んでいます。 (Ki)
GB-2327
アレッサンドロ・スカルラッティ:セレナータ「愛の園」*/
カンタータ「テブロ川のほとりで」+
ロジータ・フリザーニ(S)
アモール・リリア・ペレス(A)*
ガブリエーレ・カッソーネ(Tp;+)
エステヴァン・ヴェラルディ(指)
アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート

録音:1999年10月
GB-2328(2CD)
ラウロ・ロッシ(1810-1885):歌劇『黒いドミノ』 キアラ・タイージ(Estella)
ルイス・ダマソ(Vittore)
マリオ・ブーダ(Butor)
ミケレ・ポルチェッリ(Adolfo)
アレッサンドラ・ザッパローリ(Paquita)
ブルーノ・アプレア(指)
オルケストラ・フィラルモニカ・マルチジャーナ
コーロ・リリコ・マルチジャーノ「ヴィンチェンツォ・ベッリーニ」

録音:2001年9月28-30日/イェージ、ペルゴレージ劇場(ライヴ)
1849年初演のオペラ。『黒いドミノ』というとウジェーヌ・スクリーブのテキストにオーベールが作曲した同名オペラ(1937年初演)も知られていますが、こちらはその物語を下敷きとしつつフランチェスコ・ルビーノが新たに書いたテキストに対し作曲されたもの。
GB-2330
ニコラ・ポルポラ(1686-1768):ミサ ニ長調/
オラトリオ「肉体となった神の言葉」序曲/
イエス・キリストの受難曲〜二重唱/
ディクシット
アンナ・ラウラ・ロンゴ(S)
ジャンルカ・ペルフィオーリ・ドーロ(C.T)
レオナルド・デ・リージ(T)
フランチェスコ・ファチーニ(Br)
ジャンフランコ・コズミ(指)チッタ・リリカO
ルッカ大聖堂カペラ“サンタ・チェチーリア”

録音:2001年6月
GB-2331
カルロ・アルフレード・ムッシネッリ(1871-?):歌劇「ロゼッタの夢」(1901)*/
合唱とメゾソプラノの為の「我らが父」#/
舟歌+/海+
ニコレッタ・ザニーニ(S;ロゼッタ;*)
レオナルド・デ・リージ(T;彼;*)
フェルナンダ・ピッチーニ(MS;#)、他
マルコ・バルデーリ(指)
スぺツィア・ムッシネッリSO(*/#)
チェチーリア・ブレシャーニ(P)+

録音:2001年
GB-2332
ペロージ:「嬰児虐殺」 カルロ・カマストラ
ディーノ・ディ・ドメーニコ
ルイーザ・ビーニ
リヴィア・ベルトンチェッロ
エミディオ・グイドッティ
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ノヴァラ・カルロ・コッチャSO
フォンソ・アモニスcho
GB-2333
フランチェスコ・モルラッキ(1784-1841):レウカーデのサッフォー/ウゴリーノ伯の嘆き
しおれたバラ、他
パトリツィア・サナルディ(S)
ジョアッキーノ・ザレッリ(Br)
ガブリエーレ・カタルッチ(指)
オルケストラ・イン・カント
コンプレッソ・ヴォカーレ・イン・カント

録音:2001年
GB-2334(2CD)
ジュゼッペ・サルティ(1729-1802):歌劇「ラツィオのエネーア」(1799) マラト・ガリャメチトフ:ラティーノ
タナ・イヴァニロヴァー:ラヴィーニャ
マリーナ・フィリッポヴァ:エネーア
コンスイタンチン・ニキーチン:トゥルノ
アルカジー・シュテインルフト(指)
ペテルブルク国立
エルミタージュO
ペテルブルク・ユースcho

録音:2000年 サンクトペテルブルク
GB-2336
チレア:歌曲集(15曲)/声楽練習曲(6曲) アナスタシア・トマシュウスカ・シュピス(S)
レオナルド・デ・リージ(T)
ファウスタ・チャンティ(P)
GB-2337
べッリーニ:歌劇「エルナーニ」(1830、未完、部分のみ) パトリチア・モランディーニ
ロザンナ・サヴォイア
パオロ・ペッレグリーニ
パトリツィオ・サウデッリ
フランコ・ピーヴァ(指)オルテニアPO

録音:2002年
GB-2338
ニコラ・ピッチンニ(1720-1800):シンフォニア ト長調
サルヴェ・レジナ
ディクシト・ドミヌス
マリア・ルイージャ・ボルシ、
エレーナ・チェッキ・フェーディ(S)
マルコ・ラッザーラ(CT)
グレゴリー・ボンファッティ(T)
フランチェスコ・ファチーニ(Bs)
ジャンフランコ・コスミ(指)チッタ・リリカO

録音:2002年6月、ルッカ
GB-2341(2CD)
マスカーニ:歌劇「イザボー」(1911) リン・ストロー・ピッコロ(イザボー)
ヘンク・シュミット(ライモンド王)
アドリアン・ヴァン・リンプト(ファルコ)、他
ケース・バケルス(指)オランダRSO

録音:1982年2月
※日本語解説付き
GB-2343
ジョヴァンニ・シモーネ・マイール(1763-1845):歌劇「ウェルテル」(1794) アンナ・リータ・ジェンマベッラ、
アンケ・ヘルマン、
ダヴィド・チッケッティ、
パヴォル・ブレシュリク、
ルカ・サラージ、
ジャンチト・ザレッリ
パウル・テラチーニ(指)
チェコ室内ソリスティ

録音:2001年7月、ヴィルトバート、ヴィルトバート・ロッシーニ音楽祭、ライヴ
GB-2344
A.スカルラッティ:三位一体の為のオラトリオ(1715) リンダ・カンパネッラ、
シルヴィア・ボッサ、
ジャンルカ・ベルリオーリ・ドーロ、
マリオ・チェケッティ、
カルロ・レポーレ(独唱)
エステヴァン・ヴェラルディ(指)
アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート

録音:2003年
※日本語解説付き
GB-2346(2CD)
ロッシーニ:ルーゴのミサ/ルーゴの晩課 エイベ・メールマン(Ms)
コスミナ・コルダン(A)
ジョヴァンニ・ボッタ(T)
ヨシハラ・テル(Bs)
ゲブリエーレ・ベッリーニ(指)
チェコ・チェンバー・ソロイスツ

録音:2001年 ヴィルトバート、ロッシーニ協会フェスティヴァル
GB-2348
ジョルダーノ:歌劇「悪い人生」(マラ・ヴィータ)(1892) パオラ・ディ・グレゴーリオ、
マウリツィオ・グラツィアーニ、
マリア・ミッコリ、他
アンゲロ・カヴァッラーロ(指)
カピタナータSO
GB-2349
プッチーニ家の音楽Vol.5
ジャコモ・プッチーニ Sr.(1712-1781):モテット「太陽の金色の髪は輝き」
アントーニオ・プッチーニ(1747-1832):モテット「天の女王があなたを祝福する」
ドメニコ・プッチーニ(1772-1815):サルヴェ・レジナ
ミケーレ・プッチーニ(1813-1864):キリエ
ジャコモ・プッチーニ(1858-1924):カンタータ「武器の音がやみ」、他
マリア・ルイージャ・ボルシ(S)
カテリーナ・マリア・ディ・ティンダーリ(S)
ディーノ・ラッファンティ(T)
マウリツィオ・スカルフェオ(Bs)
ジャンフランコ・コズミ(指)
チッタ・リリカO、他

録音:2003年6月、ルッカ
GB-2350
フィリッポ・マリア・ゲラルデスキ(1738-1808):レスポンソーリ(応唱歌集)/レクイエム マリア・ビッレリ(S)
アレッサンドロ・カルミニャーニ(CT)
レオナルド・メラーニ(T)
アレッサンドロ・マンゲージ(Bs)
ステーファノ・バランドーニ(指)
サン・ニコラO、
サン・ニコラ・コーロ・ポリフォ二コ

録音:2003年5月
GB-2351(2CD)
ジョゼッペ・サルティ(1729-1802):歌劇「アルミーダとリナルド」 アンナ・キエリケッティ(アルミーダ)
グローリア・バンディテッリ(リナルド)
フェデリーコ・レプレ(ウバルド)
カルラ・ブリジーニ(イズメーネ)
マルコ・ベルドンディーニ(指)
プロ・アルテO&室内cho

録音:2002年10月、ファエンザ
GB-2353(2CD)
ジョルダーノ:歌劇「シベリア」 アメデオ:ザンボン(T;ヴァッシーリ)
ルイーザ・マラリアーノ(S;ステファーナ)
ワルター・モナゲージ(Br;グレビ)
ダニロ・ベラルディネッリ(指)ミラノRAI管

録音:1973年放送用スタジオ録音
GB-2355
ロレンツォ・ペロージ:オラトリオ「イェルザレム」(1900) マルコ・カマストラ(Br)
ジャンニ・プッドゥ(T)
エミディオ・グイドゥッティ(Bs)
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
マルキジアーナPO、
コラーレ・チェント・トッリ

録音:2003年4月ロレンツォ・ペロージ・シリーズ
GB-2356(2CD)
ポンキエッリ:歌劇「いいなづけ」 ナタリア・マルガリート(S:ルチア)
マルチェロ・ペドーニ(T:レンツォ)
マウリツィオ・ザンケッティ(Br:ドン・ロドリーゴ)
ロベルタ・マッテッリ(Ms:モンツァ夫人)
ジャンフランコ・ズッカリーノ(Bs;クリストフォロ神父)
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
ドネブロペトロフスク・ウクライナ国立O&cho

録音:2003年7月
GB-2358(2CD)
パイジェッロ:歌劇「フラスカーティの娘」 カルメラ・カルヴァーノ・フォルテ、
レティツィア・スペルツァーガ、
ロラン・ダルニ、他
フランコ・トリンカ(指)ジュネーヴ室内O

録音:2002年7月、ジュネーヴ。ライヴ
GB-2360(2CD)
アントーニオ・カルダーラ(1670-1736):歌劇「ティートの慈悲」(1734) ミア・フラカッシーニ(A;ティート)
オルネッラ・プラテージ(S;ヴィテッリア)
エレオノーラ・コントゥッチ(S;セスト)
パトリツィア・ザナルディ(S;アンニョ)
ルクレツィア・ラッファエッリ(S;セルヴィーリャ)
アウリオ・トミチク(Bs;ブブリョ)
セルジョ・バレストラッチ(指)
スタジョーネ・アルモニカO、他

録音:2003年
GB-2362(2CD)
アレッサンドロ・ニーニ(1805-1880):歌劇「アンクレ元帥夫人」 キアーラ・タイージ(S;アンクレ元帥夫人)
マウリツィオ・コメンチーニ(T;コンチーノ・コンチーニ)
ミケル・ボルジャ(Br;モルツィオ・ギオッシ)
モニカ・ミナレッリ(MS;イザベッラ・モンティ)、他
ファブリツィオ・マリア・カルミナーティ(指)
マルケPO、マルケ劇場
ヴィンツェンツォ・ベッリーニcho

録音:2003年9月、イェージ
GB-2364(2CD)
ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):オラトリオ「ラザロの復活」(1898)/
カンタータ「グラン・サッソ・ディタリア」(1936)
ジャンニ・プッドゥ(T)
マルコ・カマストラ(Br)
フランチェスカ・ガヴァリーニ(S)
アンナマアリア・ポペスク(Ms)
エミーディオ・グィドッティ(Bs)
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ミラノ・ヌオーヴァ・カメリスティカSO、
ジェノヴァ・イ・ポリフォーニチcho

録音:2002年9月
GB-2366
アントーニオ・カルロス・ゴメス(1836-1896):コンセイサンの聖母のミサ レイラ・ギマランエス(S)
ローラ・ディ・ヴィート(Ms)
ティエミン・ワン(T)
ポール・クラウス(Br)
ゲールト・ソエネン(指)
東フランドル州青年O、
ウルゼル・マニフィカトcho、他

録音:2003年2月
GB-2367(2CD)
ロータ:歌劇「二人の内気屋」(1950)
歌劇「ある神経過敏な男の夜」(1959)
パオロ・ドリーゴ
ロレンツォ・バッタジョン
ヌンツィオ・ガッリ
サブリーナ・テスタ
シン・ユン=ホン
ソーニャ・リー、他
フラーヴィオ・エミリオ・スコーニャ(指)
ヴェネタ・G・F・マリピエロPO
ロヴィゴ劇場協会cho

録音:2003年11月
GB-2369
オペラ作曲家の歌曲集
ジョルダーノ:この言葉/アラブの歌/春が来た/
あなたは知っているのだろうか/あなたは空/
彼を愛しているのですか?
ザンドナーイ:最後のバラ/セレナータ/空の下/ニ匹の木食い虫
プッチーニ:進め、ウラニア!/
あなたに、約束は偽りだった/太陽と愛/死
レオンカヴァッロ:春/マッティナータ
アルファーノ:あの方は来て私のそばに座った/
夜と魂/お母さん、若い王子が
チレーア:私は彼女を愛したくないのだろうか?
イダ・フラッタ(S)
アントーニオ・デ・パルマ(T)
ジャンナ・フラッタ(P)
GB-2370
ドニゼッティ:歌劇「エルヴィーダ」 マッシミリアーノ・フィケーラ(Br:アムール)
マリア・ピア・モリヨン(Ms:ゼイダール)
クリスティーナ・パストレッロ(S:エルヴィーダ)
ダニエレ・ガスパーリ(T:アルフォンソ)
ルカ・ファヴァロン(T:ラミロ)
ステファーノ・ミオット(S:ズルマ)
フランコ・ピーヴァ(指)アドリア市O&cho

録音:2004年10月
GB-2371
マイール(1763-1845): 1802年の聖体の祝日の為の晩課 シルヴィア・ボッサ(S)
ジャンルーカ・ベルフィオーリ・ドーロ(CT)
アレッサンドロ・コデルッピ(T)
ヴィート・プリアンテ(Bs)
ピエールアルベルト・カッターネオ(指)
ミラノ・クラシカSO
コーロ・ヌオーヴァ・ポリフォニカ・アンブロジアーナ

録音:2003年10月26日
GB-2372(2CD)
レオンカヴァッロ:歌劇「カッテルトン」 レナート・ズイン(Tカッテルトン),
ティツィアーナ・スカチーガ・デッラ・シルヴァ(Sジェニー),
エンリカ・バッサーノ(S小エンリ),
マウリツィオ・ザッケッティ(Brジョルジョ),
他、シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
ウクライナ・ドニエプロペトロフスク歌劇場O,
ペーザロ・フィルハーモニーcho
この「カッテルトン」は、レオンカヴァッロが1892年に「道化師」で一躍有名になるずっと前、1876年に書かれた、彼のオペラ処女作です。レオンカヴァッロはまだ学生で、二十歳にもなっていませんでした。18世紀の英国の詩人、トーマス・チャタートンを主人公にしたフランスの作家、アルフレッド・ド・ヴィニーの劇を元にレオンカヴァッロ自身が台本を書いています。初演は作曲のずっと後、1896年のこと。たいした成功を収められず、20世紀初頭には上演されなくなりました。1908年にレオンカヴァッロ自身の指揮で抜粋が録音されただけで、海賊盤でもまったく全曲が存在しませんでした。これが世界初の全曲録音です。 (Ki)
GB-2374
マスカーニ:カンタータ「紡績工場で」 アントーニオ・デ・パルマ(Tベッペ),
ロッセッラ・レドーリャ(Sニネッタ),
マッシミリアーノ・フィケーラ(Br工場長)、
スザンナ・ペシェッティ(指)
ナポリ・イ・ソリスティO&cho

録音:2003年4月
世界初録音!「紡績工場で」は、1881年にリヴォルノで初演されたカンタータ。マスカーニは当時まだ17歳でした。とは言っても、14章と二つの前奏曲からなる堂々たる曲です。この作品は紛失したと思われていましたが、近年になって再発見され、2003年にナポリで蘇演、これはその時の録音です。 (Ki)
GB-2375(2CD)
チレーア:歌劇「グローリア」、
チレーア:歌曲集
フラヴィアーノ・ラボー(Tリオネット・デ・リッチ),
マルゲリータ・ロベルティ(Sグローリア),
フェルッチョ・マッゾーリ(Bsアクイランテ・デイ・バルディ),
ロレンツォ・テスティ(Brバルド),他、
フェルナンド・プレヴィターリ(指)
トリノRAI響,、cho

録音:1969年7月、トリノ
「グローリア」は1907年3月にスカラ座で初演されたもの。シエナを舞台に、良家の美しい娘グローリアと、一家と敵対関係の若者リオネットとの悲恋の物語。初演の指揮のトスカニーニとチレーアの意見があわず、失敗に終わり、その後の復活も極めて乏しいままです。海賊盤では流通していましたが、RAIのライセンスによる発売はこれが初めて。 (Ki)
GB-2377(2CD)
M・ハイドン:歌劇「アンドローメダとペルセーオ」 ベアトリクス・フォドール(Sアンドローメダ),
ガブリエッラ・ガール(Sペルセーオ),
ティボール・サパノーシュ(Tフィネオ)
ベンツェ・アスタロシュ(Bsチェフェオ)、
タマーシュ・パル(指)サヴァリアSO

録音:2004年3月26日
世界初録音。ミヒャエル・ハイドンは1763年から亡くなる1806年までザルツブルクに留まり活動しており、このオペラも1787年(モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」と同じ年)にザルツブルクで初演されました。これは彼にとって初のイタリア・オペラだったそうです。物語はアンドロメダとペルセウスの神話に基づいたもの、いい味の作品です。  (Ki)
GB-2379(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「ピーア・デ・トロメイ」 レッラ・クベッリ(Sピーア),
ジューリオ・フィオラヴァンティ(Brネッロ),
ベネデッタ・ペッキオーリ(Msロドリーゴ),
レンツォ・カゼッラート(Tギーノ),他、
ブルーノ・リガッチ(指)RAIミラノSO,cho

録音:1976年
BONGIOVANNIによるRAIライセンス・シリーズ、「ルチア」から1年半後にヴェネツィアで初演されたの作品。敵対する二つの一家の和解のため政略結婚していたピーアが、夫の敵方にあたる自分の弟と密会したことが不貞と誤解され、死に追いやられるという悲劇です。この録音はRAIの放送用の収録で、もちろん良質のステレオ録音。カラヤンのお気に入りのソプラノだったレッラ・クベッリがヒロインを歌っています。  (Ki)
GB-2381(2CD)
コッチャ:歌劇「クロティルデ」 アデリーナ・スカラベッリ(Sクロティルデ),アメーデオ・モレッティ(Tエメリーコ),
ダニエーレ・クサーリ(Bsシルヴァルド),
オルネッラ・ヴェッキアレッリ(Msイザベッラ),他
ファブリーツィオ・ドルシ(指)
カルロ・コッチャSO,
カルロ・コッチャ・リリカ・ポリフォニコcho

録音:2003年11月7、9日
カルロ・コッチャ(1782-1873)はナポリ生まれの作曲家。1807年にオペラ作曲家としてデビュー、すぐに人気作曲家となり、イタリア各地はもちろん、ロンドンやリスボンなどにも赴くほど引っ張りだこの作曲家でした。1841年にオペラ稼業を引退しましたが、90歳過ぎまで長命し、87歳の時には、ヴェルディからの要請で、13人の合作による「ロッシーニのためのミサ曲」の一曲を受け持っています。「クロティルデ」はコッチャの代表作で1815年にヴェネツィアで初演された、彼の若い頃の代表作です。クロティルデは婚礼への旅の途中で、随行者のシルヴァルドに騙され廃城に幽閉され、シルヴァルドの妹イザベッラがクロティルデに成りすまします。クロティルデはなんとか農婦の格好で抜け出し、婚約者エメリーコに手紙を出して…という話。19世紀初頭のオペラのヒロインを得意とするアデリーナ・スカラベッリらによる素敵な演奏です。  (Ki)
GB-2383
G.B.サンマルティーニ:序曲、
「墓前のマッダレーナの涙」〜“震え、興奮し、凍りつき”、
ディキシット、ミゼレーレ、テ・デウム
マリア・ルイージャ・ボルシ(S)、
フランチェスカ・フランカランチ(S)、
アンナ・マリア・キウーリ(A)、
グレゴリー・ボンファッティ(T)、
ガブリエーレ・スピーナ(Bs)、
ジャンフランコ・コズミ(指)ボッケリーニCO,
ルッカ大聖堂カッペッラ・サンタ・チェチーリア
高名なサンマルティーニ兄弟の弟、ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ(1700-1775)は、18世紀半ばのミラノを代表する音楽家で、交響曲,器楽作品、オペラ、宗教作品と多様な作品を書いて、ボッケリーニやグルックに多大な影響を与えました。ことに声楽作品に大きな手腕を発揮した人なので、この宗教曲集は歓迎される録音でしょう。バッハと15歳しか違わないことを考えると、サンマルティーニがいかに先進的な作曲家だったか理解できます。 (Ki)
GB-2384(2CD)
リギーニ:歌劇「石の客」 バルトロ・ムージル(Brドン・ジョヴァンニ),
アウグスト・ヴァレンサ(Tアルレッキーノ),
フランチェスカ・ランツァ(Sドンナ・アンナ),
マウリツィオ・レオーニ(Brドン・アルフォンソ),
サン・マン・リー(T騎士長),他、
ファビオ・マエストリ(指)国際ベルカントO

録音:2003年9月3−7日
モーツァルトの傑作「ドン・ジョヴァンニ」には、モデルとなったガッツァニーガのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」があることは良く知られています。これら二つ以外にも当時はドン・ジョヴァンニものが人気を博していたことが知られています。このヴィンツェンツォ・リギーニ(1756-1812)の「石の客」は、初演がプラハ、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の11年前に初演されました。物語には相違があれど、モーツァルトがなぜプラハで「ドン・ジョヴァンニ」を依頼されたか、そのヒントになりそうです。その後ウィーンでも頻繁に上演され、さらに1781年にハイドンがエステルハーザで上演をし、このときハイドンが改編を施していると考えられています。今回の録音は、近年発見されたこのエステルハーザの楽譜を使用しての上演のライヴ。様々な点で興味深い作品です。 (Ki)
GB-2386(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「大洪水」 ボナルド・ジャイオッティ(Bsノエ),
林康子(Sセーラ),
マルティーヌ・デュプイ(Msアーダ),
オッターヴィオ・ガラヴェンタ(Tカドモ),他、
ジャン・ラーサム・ケーニグ(指)
ジェノヴァ歌劇場O

録音:1985年
ドニゼッティのオペラの中でも極めてレア度の高いオペラがCDになりました。「大洪水」は1830年にナポリのために作曲され、さらに改訂されて1834年にジェノヴァで上演、成功を収めた作品。「大洪水」とは旧約聖書の有名なノアの洪水のこと。ノエ(=ノア)を中心とした宗教劇ですが、中身はオペラそのもの、ドラマティックです。万能型バスとして幅広い活躍をしたジャイオッティがタイトルロール。さらに日本が誇るプリマドンナ、林康子も出演、ジェノヴァの聴衆を沸かしています。なお、録音はおそらく劇場の記録用のものと思われ、モノーラルで、年代としては良好とは言えません。御了承ください。 (Ki)
GB-2388(2CD)
ボーイト:歌劇「ネローネ」 ブルーノ・プレヴェディ(Tネローネ,アゴスティーノ・フェリン(Bs魔術師シモン)、
イルヴァ・リガブエ(Sアステリア)他、
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指)
RAIトリノSO&cho

録音:1975年8月23日ステレオ
アッリーゴ・ボーイト(1842-1918)は、ヴェルディに「オテッロ」、「ファルスタッフ」、ポンキエッリに「ジョコンダ」の台本を提供したことで有名な人物。一方作曲家としても「メフィストーフェレ」なんていうユニークな作品を残しています。この「ネローネ」は、1870年代に着手してから亡くなるまで作曲を続けたものの、最後の第5幕が欠けたまま未完に終わり、ボーイトを敬愛したトスカニーニが監修、スカラ座で初演しています。悪名高いローマ皇帝ネロの話ですが、ネロは小心者で、彼を取り巻くキリスト教徒と異教徒の人間模様を描いています。この録音はRAIトリノの収録で、プレヴェディ、フェリン、リガブエと名歌手が揃い、さらにガヴァッツェーニの指揮と万全。RAI収録の良好なステレオ録音をライセンスを得ての正規発売です! (Ki)
GB-2390(2CD)
ポンキエッリ:歌劇「リトアニア人」 林康子(Sアルドーナ),
オッターヴィオ・ガラヴェンタ(Tワルテル/コッラード),
アレッサンドロ・カッシス(Brアルノルド),他、
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指)
RAIトリノ放送SO、cho

録音:1979年5月ステレオ
ドニゼッティの「大洪水」(GB-2386)に続く、林康子のイタリア・オペラ登場!ポンキエッリの「リトアニア人」は、「ジョコンダ」の2年前の1874年にスカラ座で初演された作品で、原作はリトアニア生まれのポーランドの国民的詩人アダム・ミツキエヴィチ。物語は、14世紀終り、キリスト教に改宗したリトアニアと、これに異を唱えたドイツ騎士修道会との争いが背景、リトアニア人のワルテルが妻アルドーナと別れて10年、彼はマリエンブルクでコッラードとう名で騎士修道会の大総長になっています。しかしそれはリトアニアを勝利に導くための作戦。計画はうまく行きますが、正体のばれた彼は毒を飲んで死んでしまいます。「アイーダ」と同時期の作品、同じギスランツォーニが台本ということで、比較するのも面白いでしょう。林がイタリア人を唸らせる熱唱、第3幕のアリアは感動的です!さらに1980年代に藤原歌劇団にも何度か来演した名テノール、ガラヴェンタ、指揮は大御所ガヴァッツェーニと高水準の演奏です。RAIの公開収録で、良好なステレオ録音、もちろんRAIのライセンスを得ての正規発売です! (Ki)
GB-2392(2CD)
ブラーガ:歌劇「肖像画」 デンヴァー・マーティン・スミス(Brヴィッラルティエーリ伯爵),
アルド・ディ・トロ(Tジェルナンド),
リリアーナ・マルザーノ(Sジェルソミーナ/イレーネ),
レオナルド・ガレアッツィ(Bsジャンネット)、
マルコ・モレスコ(指)
テラマーナ歌劇場O&cho

録音:2002年11−12月
ガエターノ・ブラーガ(1829-1907)は、中部イタリア、アドリア海に面したジュリアノーヴァに生まれたチェリスト、作曲家。ナポリで学んだ後、ウィーンやパリにも赴き、パリでは大先輩ロッシーニと知り合ったそうです。オペラの作曲家としてはあまり活躍をしたわけではありませんが、結構人気があったそうです。「肖像画」は、1858年にナポリのパトロンのために書かれた喜劇。伯爵の友人の画家ジェルナンドが、村娘ジェルソミーナに恋をしたのですが、これに伯爵が反対、さらに猟場番人のジャンネットが横恋慕。しかしジェルソミーナは、ジャンネットがかつて愛した公爵夫人イレーネその人と判明、二人は結ばれる、というもの。ヴェルディの《仮面舞踏会》の前年の作品にしては、かなりオールドファッションドな作風ですが、逆にそれが功を奏して、楽しめる作品です。もちろん世界初録音。 (Ki)
GB-2394
カタラーニ:歌劇「鎌」 パオラ・ロマーノ(Sゾーラ),
カルロ・トリアーニ(T鎌刈り)、
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
ウクライナ・ドニエプロペトロフスク歌劇場O
ペーザロ・フィルハーモニーcho
世界初録音!「鎌」は、「ワリー」でその名を残す夭折の作曲家、アルフレード・カタラーニ(1854-1893)が1875年に発表したオペラ。カタラーニはまだ学生でした。この作品はオペラの試作。戦いで家族を失った娘ゾーラは、現れた鎌刈の男を死の使いと思うが、彼は彼女に愛を打明け、二人は通りがかった隊商とともに去って行く、という内容。1幕もので大半がソプラノだけのモノ・ドラマ風。40分強の長さながら交響的前奏と名づけられた序曲が10強もあるなど、かなり奇妙な作品ですが、オーケストレーションは独創的で、4歳年下で同じルッカ生まれのプッチーニの憧れだったという話も頷けるところです。 (Ki)
GB-2395(2CD)
チマローザ:歌劇「クレオパトラ」 ルイーザ・ジャンニーニ(Sクレオパトラ),
パトリツィア・モランディーニ(Sアントーニオ),
ルカ・ファヴァロン(Tドミツィオ),
マリア・ピーア・モリヨーン(Msアルシノエ)、
フランコ・ピーヴァ(指)アドリア市O&cho

録音:2004年10月
世界初録音!ドメニコ・チマローザ(1749-1801)は、18世紀後半のヨーロッパに広く名を馳せ、おかげで1787年から1791年まで、ロシアのザンクト・ペテルブルグに招かれていたほど。この時期には傑作が多々あるのですが、まだその全貌は知られていません。そこにこの新録音。「クレオパトラ」は1789年にエルミタージュ劇場で初演された作品。有名なクレオパトラとアントニウスの物語ですが、女帝の趣味か劇場の都合によるのか、戦いの場面はまるでなく、二人の愛の物語に終始しているのがユニークです。ロココ調のクレオパトラの世界も良いものです。 (Ki)
GB-2397(2CD)
チマローザ:歌劇「焼きもち焼きの夫」 ブルーノ・デ・シモーネ(Brドン・コルボローネ)、
ヴァッシリキ・カラヤンニ(Sジスモンダ)、
マリアンナ・ピッツォラート(Msドリーナ)、
カルメン・ジャンナッタージョ(Sエウジェーニア)、
ファン・ホセ・ロペラ(Tヴァレーリオ)ほか、
アントニーノ・フォリアーニ(指)
ナポリ・サン・カルロ劇場O

録音:2003年7月20日
18世紀後半のイタリアオペラ最大の作曲家といえば、この人、ドメニコ・チマローザ(1749-1801)。イタリア各地で活躍したのはもちろん、エカテリーナ2世にペテルブルグに招かれたり、ウィーンの宮廷楽長となって有名な「秘密の結婚」を作曲したり、と国際的に大人気でした。「焼きもち焼きの夫」(題名は直訳すると「必死の夫」)は、1785年にナポリで初演されたオペラ。焼きもち焼きのドン・コルボローネは、妻のジスモンダを家に閉じ込めていて、それに女中のドリーナが反発、ジスモンダを手助けするが、そこに未亡人のエウジェーニアとその恋人のヴァレーリオが加わってさらに混乱、というようなお話。ゲーテがワイマールで観て、シラーに「完璧」と手紙を書いたといいます。30年程前に海賊LPが出たことがあるだけで、これが初録音。ブルーノ・デ・シモーネ、マリアンナ・ピッツォラート、ファン・ホセ・ロペラと、ロッシーニで有名な歌手が中心となって楽しい演奏になっています。「イタリアのヴェルサイユ宮」と讃えられる、世界遺産のナポリのカゼルタ王宮の宮廷劇場でのライヴ。 (Ki)
GB-2400(2CD)
ペロージ:オラトリオ「キリストの復活」 マルコ・カマストラ(Brキリスト),
エミーリア・ベルトンチェッロ(Sマリア・マッダレーナ),
ルチア・ビーニ(Msマリア),
グイード・トレーボ(Brピラト),他
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ノヴァラ・カルロ・コッチャSO,他

録音:2004年10月29日
BONGIOVANNIが力を入れている近代イタリアの宗教音楽家ロレンツォ・ペロージ(1872-1956)のシリーズ。「キリストの復活」は1898初演のオラトリオ。題名通り聖書のキリストの復活を、ラテン語で描いています。ペロージらしい、穏やかで熱心な信仰心の感じられる音楽で、独特の静かな感動に満ちています。 (Ki)
GB-2406(2CD)
パイジェッロ:「星占師気取り」 マウーロ・ウツェーリ(Bsペトローニオ),
ステファニア・ドンツェッリ(Sクラリーチェ),
ティツィアーナ・スパニョレッタ(Sカッサンドラ)、
ドナート・ディ・ジョイア(Brジュリアーノ)
ロレンツォ・フィーコ(指)
ジョヴァンニ・パイジェッロ音楽祭O&cho

録音:2004年11月10日
パイジェッロの「星占師気取り」(あるいは「偽の星占師」とも)は、パイジェッロがサンクト・ペテルブルグで宮廷劇場で働いていた時期(1776-1784)の作品の一つで、1779年にエルミタージュ劇場で初演され、大成功を収めました。自称星占師&哲学者のペトローニオには二人の娘、クラリーチェとカッサンドラがいます。本物の哲学者の青年、ジュリアーノがクラリーチェに恋をし、ギリシャの老哲学者に変装して彼女に近づいて結ばれる、というもの。エカテリーナ女帝も見たであろう楽しいオペラです。パイジェッロの生地、南イタリアの港町、ターラントでのパイジェッロ・フェスティヴァルでのライヴ録音。 (Ki)
GB-2408(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「マリーノ・ファリエーロ」 チェーザレ・シエピ(Bsマリーノ・ファリエーロ),
ジュリアーノ・チャンネッラ(Tフェルナンド),
マリーザ・ガルヴァニ(Sエレナ),
リチーノ・モンテフスコ(Brイスラエーレ・ベルトゥッチ),他
エリオ・ボンコンパーニ(指)
RAIミラノSO、cho

録音:1977年ステレオ録音
ドニゼッティの「マリーノ・ファリエーロ」は、「ルチア」の前年、1835年にドニゼッティがロッシーニの招きでパリを訪問した折に初演されたオペラです。マリーノ・ファリエーロとは、ヴェネツィアの実在した総督マリーノ・ファリエルのことで、1355年に王政を目指しクーデタを起したものの、失敗して処刑されました。このオペラはそこに題材をとったバイロンの戯曲のオペラ化です。偉大なバス、チェーザレ・シエピが見事な存在感のタイトルロールを歌い、また当時急速に名を上げながら、十年ちょっとで舞台から離れてしまった幻の名テノール、ジュリアーノ・チャンネッラの録音も貴重。RAIからライセンスを受けた正規発売す! (Ki)
GB-2410(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「カテリーナ・コルナーロ」 マルゲリータ・リナルディ(Sカテリーナ・コルナーロ),
オッターヴィオ・ガラヴェンタ(Tジェラルド),
リチーニョ・モンテフスコ(Brルジニャーノ),
ジャンニ・ソッチ(Bsモチェニーゴ),他、
エリオ・ボンコンパーニ(指)RAIトリノSO、cho

録音:1974年8月30日
「カテリーナ・コルナーロ」は、ドニゼッティの生前に初演された最後のオペラ。実在のキプロスの女王として数奇な運命を辿ったカテリーナ・コルナーロをモデルにした物語で、ドニゼッティが円熟した筆で見事なプリマドンナオペラに仕立てています。この録音は1974年のRAIトリノの放送録音。ヒロインを歌うマルゲリータ・リナルディは1933年生まれのイタリアのソプラノ。1970年代を中心に活躍した人ですが、録音が極端に少なく、このヒロインの録音は貴重な記録です。 (Ki)
GB-2412(2CD)
レーオ:歌劇「デチェバーロ」 アドリアン・ジョルジュ・ポペスク(CTデチェバーロ)
ユリア・スルドゥ(Sジューリア),
アンジェロ・マンゾッティ(CTフラーヴィオ)、
ソリン・ドゥミトラスク(Bsドミツィアーノ)他、
ロレンツォ・トッツィ(指)
ローマバロッカ・アンサンブル

録音:2005年8月2、3日
18世紀前半のナポリ派の重要な作曲家、レオナルド・レーオ(1694-1744)のオペラが復活、世界初録音です。デチェバーロとは、1世紀のダキア(現在のルーマニアやモルドヴァあたり)の王デケバルスのこと。87−106年までダキアを支配していましたが、101年以降ローマから侵攻され、ついに106年、ローマのトラヤヌス帝に敗れ、デケバルスは自害しました。オペラは史実に基づきながらも、ローマ皇帝ティートの娘ジューリアとデチェバーロが恋仲で、そこに皇帝ドミツィアーノ(=ドミティアヌス)、ローマ執政官フラーヴィオ(=フラヴィウス・クレメンス)といった人が絡んできます。ローマから東へ50km程の山の中、ダンテの神曲にも登場する古い都市、タリアコッツォでの上演の録音。 (Ki)
GB-2414
ペロージ:マルコ受難曲 ダヴィデ・ペリッセーロ(Br)、
フランコ・ポッダ(Br)、
ダヴィデ・バロンケッリ(T)ほか、
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
アレッサンドリア古典SO、
ミラノ・ヨハン・セバスティアン・バッハcho

録音:2005年10月23日
BONGIOVANNIの勧めるロレンツォ・ペロージ(1872-1956)の録音シリーズ、最新刊は、マルコ受難曲です。ペロージは、ローマのシスティーナ礼拝堂の音楽監督を務めた人物で、敬虔で控えめな作風。極めて保守的な音楽のため、ほとんど忘れられていましたが、昨今再評価されています。このマルコ受難曲は、もともと1897年に作曲された3つの別個の作品でしたが、それらがまとめられ、その年の暮れに初演されました。静謐な美に満ちた音楽で、日常の喧騒から逃れた一時を楽しめます。 (Ki)
GB-2415(2CD)
ニコリーニ:「確かめられた嫉妬」 ドンナ・ベレニーチェ・ベッラグラーツィエ(S田邊織恵)、
フランチェスカ・カッシナーリ(Msエリゲッタ)、
ロベルタ・マメーリ(Sリヴィア)、
サン・ウク・パク(Bsドン・マトゥージョ・カピトリーノ)、
ジャンルカ・パゾリーニ(Tレリオ)、
マウーロ・ボンファンティ(Brチッチェリーニ公爵)ほか、
ファブリツィオ・ドルシ(指)
アミリカーレ・ザネッラSO

録音:2004年5月14日
ジュゼッペ・ニコリーニ(1762-1842)は、ピアチェンツァ生まれの作曲家。父も町のオルガニストという恵まれた環境で、父から学んだ後、1778年から1784年までナポリに留学、チマローザからも教えを受けています。1793年に初のオペラを発表、以来人気作曲家として各地で活躍、45のオペラを残したと伝えられています。1819年にピアチェンツァの大聖堂のマエストロ・ディ・カペラになりました。チマローザ(1749年生まれ)とロッシーニ(1792年生まれ)のちょうど間の世代で、プレ・ロッシーニ世代のイタリアオペラを知るには打ってつけの存在です。「確かめられた嫉妬」は、1804年に1幕の軽いオペラとして初演され、1808年に2幕のオペラ・ブッファに改作されたもの。この録音では後者が用いられています。いたるところでロッシーニを生地ピアチェンツァでの復活上演で、しっかりした演奏。ベレニーチェ役に、関西を中心に活躍されているソプラノ、田邊織恵が出演、大変素晴らしい歌を聞かせてくれています。 (Ki)
GB-2417
ヨンメッリ:歌劇「ドン・ファルコーネ」 リンダ・カンパネッラ(Sカミッレッタ)、
ジャンルカ・パゾリーニ(Tジェリーノ)、
ダヴィデ・ロッカ(Brドン・ファルコーネ)、
ファブリツィオ・ドルシ(指)
ヌオーヴァ・カメリスティカO

録音:2004年7月24日
18世紀半ばの偉大なイタリアオペラの作曲家、ニッコロ・ヨンメッリ(1714-1774)のインテルメッツォ「ドン・ファルコーネ」の世界初録音です。1754年1月22日にボローニャで初演。金持ちのドン・ファルコーネが、若い娘カミッレッタに求婚、しかし彼女はドン・ファルコーネの召し使いジェリーノと相思相愛。二人が一芝居打って結婚を阻止する、という内容。18世紀イタリアオペラ・マニアなら逃がせません。 (Ki)
GB-2418
サッロ:歌劇「エウリッラとベルトランメ」 ローザ・モンターノ(Msエウリッラ)、
ジュスト・ダウリア(Bsベルトランメ)、
エギディオ・マストロマニコ(指)
アンサンブル・レ・ムジケ・ダ・カメラ

録音:2006年2月19日
「エウリッラとベルトランメ」は、ドメニコ・サッロ(1679-1744)が1722年にナポリで初演したオペラ「パルテノペ」の幕間に上演されたと考えられているインテルメッツォ。物語はオペラ本体と関連付けられていて、エウリッラは女王パルテノペを守る兵士の姿、一方ベルトランメは臆病なアルメニア人の召使い。この二人の愉快なやりとりです。 (Ki)

GB-2419(2CD)

ポンキエッリ:歌劇「ヴァレンシアのムーア人」 マウリツィオ・ザンケッティ(Brアルベリーゴ・デラスカール)、
ナターリア・マルガリート(Sエレマ)、
フイージ・フラットラ(Tフェルナンド)、
カテリーナ・ノヴァーク(Msカルミーネ)ほか、
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
ウクライナ・ドネツクPO、
クレモナ・ポンキエッリ=ヴェルトヴァcho

録音:2006,07年
ポンキエッリといえば「ジョコンダ」。その「ジョコンダ」から3年後の1878年に作曲していたのが、この「ヴァレンシアのムーア人」。しかし台本が批判されてしまい、ポンキエッリは途中で作曲を中断、そのまま1886年に亡くなってしまったため「ヴァレンシアのムーア人」は未完で残されてしまいました。後にアルトゥーロ・カドーレが補筆完成、1914年にモンテカルロで初演されました。これが世界初録音です。 (Ki)
GB-2421
ペロージ:オラトリオ「魂の死」*/
カンタータ「おお、我らが父よ」#
ルチア・ビーニ(Ms)
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
アレッサンドリア「クラシカ」 SO*
ミラノ「ヨハン・セバスティアン・バッハ」cho*
ノヴァラ「カルロ・コッチャ」 SO#
パルマ「アッリーゴ・ボーイト」音楽院cho#

録音:2006年 トルトーナ*/2001年 ロレート#
GB-2422(3CD)
ガルッピ:歌劇「棄てられたディドーネ」 ステファニア・グラッソ(Sディドーネ)、
フェデリーカ・ジャンサンティ(Sエネア)、
マリア・アグレスタ(Sセレーネ)、
フェデリーカ・カルナヴァーレ(Msアラスペ)、
ジュゼッペ・ヴァラーノ(Tオズミーダ)、
アンドレア・カレ(Tイアルバ)、
フランコ・ピーヴァ(指)
スポレート・A.ベッリ・リリコ・スペリメンターレ劇場O

録音:2006年9月22,24日、スポレート(ライヴ)
18世紀半ばの重要なイタリアオペラの作曲家、バルダッサーレ・ガルッピ(1706−1785)の「棄てられたディドーネ」が世界初録音。1741年、モデナで初演された作品。台本はメタスタージョの人気作。ガルッピは、ゴルドーニと組んだオペラブッファで知られていますが、「棄てられたディドーネ」はそれより前のガルッピのオペラとして貴重です。この録音では、ナポリ音楽院に保管されていた筆写譜を、指揮者のピーヴァが校訂、ガルッピらしい生き生きとした音楽を見事に蘇えらせています。 (Ki)
GB-2425
マシャンジェロ:歌劇「シュナミの女」 レオナルド・ガレアッツィ(Bsダヴィド)、
マルコ・パウルッツォ(Bsナタン)、
マウラ・マウリツィオ(Sアビサグ・スナミティデ)、
シルヴァーノ・マランドラ(Tアドニア)、
マリアンジェラ・ステッラ(S使者)、
ドナート・レンゼッティ(指)アブルッツォ青年O

録音:2003年9月5,7日
フランチェスコ・マシャンジェロ(1823−1906)は、イタリア中南部のアブルッツォ州、アドリア海に面したランチャーノという町の生まれ。ナポリで音楽を学んだ後、1847年に生地に戻り、教会の楽長を務め、そして亡くなっています。作品は多数残していますが、オペラではなく宗教劇、あるいはオラトリオ。「シュナミの女」は1874年に初演されたもの。シュナミの女とは、旧約聖書に登場する、老齢となった古代イスラエルの王ダビデの体を温める役を担った美少女アビシャグのこと。その美しさに、ソロモン王の異母兄アドニアが彼女を愛してしまった、というエピソードに基づいています。宗教劇ですが、音楽はほとんどヴェルディ中期。生地ランチャーノでの蘇演の録音。イタリアオペラ界の重鎮、レンゼッティの指揮がダイナミックな音楽で作品の魅力を引き出しています。  (Ki)
GB-2426(2CD)
モネータ:歌劇「ポリクローニオ伯爵」 アレッサンドロ・ルオンゴ(Brポリクローニオ伯爵)、
エレナ・チェッキ(Sジューリア)、
アニーチョ・ゾルジ・ジュスティニャーニ(Tシルヴィオ)、
エレナ・バルトロッツィ(Sフェリチャーナ伯爵夫人)、
アレッサンドロ・カラマイ(Bsピッローネ侯爵)、
シモーナ・ボッターリ(Msドンナ・ポルツィア)、
ニッコオ・アイロルディ(Brストッピーノ)、
リッカルド・チルリ(指)
イ・ソリスティ・フィオレンティーニ

録音:2007年12月8−9日,ポッジョ・ア・カイアーノ,メディチ荘
非情に珍しい作品の録音です。ジュゼッペ・モネータ(1754−1806)は、フィレンツェに生まれ、トスカーナ地方を中心に活躍した作曲家。1770、80年代に広く活動しました。「ポリクローニオ伯爵」は喜劇。ポリクローニオ伯爵は実は詐欺師。彼は、ピッローネ侯爵と、その嫌々ながらの婚約者ジューリア、その母ポルツィアを騙そうと、夢が叶う不思議な儀式を取り行います。三人に秘薬を飲ませて、若いジューリアを攫おうとしたものの、シルヴィオとフェリチャーナに邪魔されます。こんどは三人を目隠しして金品を盗もうとしますが、今度はシルヴィオが兵隊を連れてきて御用。オペラブッファではなく、曲と曲の間が地の台詞で繋がれているフランスのオペラコミーク風の作風です。ロレンツォ・ディ・メディチに縁のあることで知られる、ポッジョ・ア・カイアーノのメディチ荘での上演の収録。  (Ki)
GB-2428
チマローザ:カンタータ「アテネ建都」,
「兵士達の合唱」
リンディータ・イスク(Sアラウロ)、
ノヴェッラ・バッサーノ(Msチェクローペ)、
アレッシア・デ・アミチス(Sニシア,預言者)、
フランチェスコ・クワットロッキ(指)
アリオ・テンポーレ・アンサンブル,
スコラ・カントルム・サン・シスト

録音:2007年
18世紀後半を代表するイタリアオペラの大作曲家、ドメニコ・チマローザ(1749−1801)は、1787−92年の間、ロシアのサンクトペテルブルグでエカテリーナ2世に仕えました。このCDに収録されているのその時期の声楽作品。「アテネ建都」は、1時間を越すカンタータ。アテネの建都を題材に、サンクトペテルブルグに栄光をもたらしたエカテリーナ2世を讃えるもの。「兵士たちの合唱」は、10分弱の勇壮な小曲。解説は、ナポリ在住の日本人音楽学者、山田高誌氏が書いています(伊英語)。   (Ki)
GB-2429
ゴメス:カンタータ「コロンブス」 ロッサーナ・ポテンツァ(Sスペイン女王イザベラ)、
グスターヴォ・ポルタ(T国王フェルナンド)、
アレクサンドル・アガーケ(Brコロンボ)ほか、
シルヴィオ・バルバート(指)
カターニャ・マッシモ・ベッリーニ劇場O&cho

録音:2006年5月19、21日、カターニャ
アントニオ・カルロス・ゴメス(1836-1896)は、ブラジル生まれでイタリアに留学、イタリアオペラで大きな成功を収めた作曲家。今日でも代表作である「グワラニー族」や「サルヴァトール・ローサ」は時折上演があります。「コロンブス」は、1892年のコロンブス(クリストフォロ・コロンボが正しい名)の新大陸到達四百年を記念して作曲されたカンタータ。カンタータといっても、3部構成で物語りもあるので、長さの短いオペラといった作品。晩年のゴメスの力作です。音楽にはヴェルディの「オテッロ」からの影響が顕著。ルーマニア生まれでリゴレットを得意とするベテランのバリトン、アレクサンドル・アガーケが気迫の入ったのコロンブスを聞かせるほか、アルゼンチン生まれのテノールで、2006年に藤原歌劇団による「蝶々夫人」で好評だったグスターヴォ・ポルタの国王フェルナンドももったいないくらいの配役。ヴェルディ好きなら間違いなく楽しめる作品です。 (Ki)
GB-2430
ペロージ:イン・パトリス・メモリアム、
レクイエム*
エミーリア・ベルトンチェッロ(S)、
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ミラノ・ヌオーヴァ・カメリスカSO、
ジェノヴァ・イ・ポリフォニチcho、
イ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニ,
アヴィオ・ポリフォニコ・カステルバルコcho*

録音:2001,2003年
BONGIOVANNIのペロージ・シリーズの新刊。イン・パトリス・メモリアム(父の思い出に)は、1909−10年の作曲。父の死を悼むオラトリオです。レクイエムは、1897年5月に亡くなった教え子の少年合唱団員の死を悼み、僅か一週間で作曲、初演された曲。男声合唱による渋く、そして心優しいレクイエムです。 (Ki)
GB-2432
ペロージの大作宗教曲集
ペロージ:夕べの祈り/生誕曲
エミリア・ベルトンチェッロ(S)
アンジェロ・スカルディーナ(T)
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ミラノ・ヌオーヴァ・カメリスティカSO
ジェノヴァ・ポリフォニカcho

録音:2003年10月18日,トルトーナ(ライヴ)
BONGIOVANNIが進めるロレンツォ・ペロージ(1872−1956)の録音集、新刊は宗教声楽曲が2曲。「夕べの祈り」は、ソプラノ・ソロと合唱、オーケストラによる13曲からなるオラトリオで、54分を超える大作です。「生誕曲」は、テノール・ソロと合唱、オーケストラによるカンタータ。 (Ki)
GB-2433(2CD)
ペロージ:オラトリオ「あがない主の誕生」、村の祭り* ダヴィデ・ペリッセロ(Br語り手)、
ディーノ・ディ・ドメニコ(T天使ガブリエーレ)、
エミーリア・ベルトンチェッロ(Sマリア)、
ルチア・ビーニ(Ms敬虔な女)、
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ヴァッレ・ダオスタSO、
アヴィオ・カステルバルコcho、
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ノヴァラ・カルロ・コッチャSO*

録音:2007年10月28日,トルトーナ、2000年10月16日トルトーナ*
BONGIOVANNIが進める、ロレンツォ・ペロージのシリーズの新刊です。「あがない主の誕生」は、1898−99年に作曲されたオラトリオ。題名通り、キリストの誕生を題材にしています。「村の祭り」は13分ほどのオーケストラ作品。 (Ki)
GB-2435(2CD)
ポンキエッリ:歌劇「放蕩息子」 マウリツィオ・ザンケッティ(Brアメノフィ)、
レナート・ズイン(Tアザエーレ)、
マリア・クリンカー(Sイェフテレ)、
カテリーナ・ノヴァーク(Msネフテ)、
アレッサンドロ・アレーナ(Bsルーベン)、
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
ウクライナ・ドネツクPO、
クレモナ・ポンキエッリ=ヴェルトヴァcho

録音:2006年9月,2008年3月,クレモナ
近年復活が著しいポンキエッリのオペラに、また世界初録音が登場。「放蕩息子」は、1880年12月26日に、スカラ座のシーズンオープニングを飾って初演されたオペラです。初演は成功したものの、その後はほとんど上演がないまま埋もれてしまっていました。アンジェロ・ザナルディーニによる台本は、ルカによる福音書の有名な放蕩息子の物語を自由にアレンジしたもの。イスラエルの部族の長ルーベンの息子アザエーレが、波乱万丈の旅の後、故郷に帰るという物語。ヴェルディの「アイーダ」(1871年)と「オテッロ」(1887年)のちょうど真ん中の時期のオペラだけに、当時のイタリアオペラの状況を知るには打ってつけの作品です。  (Ki)
GB-2437
ペロージ:オラトリオ「夢解き」 ディーノ・ディ・トメニコ(Tジュゼッペ)
マッシモ・パガーノ(Brチャンベッラーノ)
ダヴィデ・バロンケッリ(Bsファラオーネ)
アルトゥーロ・サッケッティ(指)アルバSO
ヴェルバニア・サン・ヴィットーリオ・ポリフォニーcho

録音:2008年10月26日
BONGIOVANNIが勧めるロレンツォ・ペロージ(1872−1956)のシリーズ、新刊はオラトリオ「夢解き」です。題材は旧約聖書創生期のヨセフの物語で、エジプトに逃れたヨセフがファラオの夢を解釈するという有名なエピソードをオラトリオにしています。 (Ki)
GB-2438(2CD)
ライモンディ:歌劇「最後の審判」

ヴェルディ:リベラ・メ・ドミネ(「ロッシーニのためのミサ」から)*
ヨランタ・オミリアン(S)、
ディーノ・ディ・ドメニコ(T)、
マルコ・カマストラ(Br)、
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ジェノヴァ・コロンブスO、
ヴィルゴ・ラウレターナ2002宗教音楽祭cho、
エミーリア・ベルトンチェッロ(S)*、
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ノヴァラ・カルロ・コッチャSO*、
パルマ・アッリーゴ・ボーイト音楽院cho*

録音:2001-2002年
ピエトロ・ライモンディ(1786−1853)は、ロッシーニよりも一つ上の世代の作曲家。ローマ出身でナポリで学んだライモンディは、オペラ作曲家として活動したものの、ロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニらの台頭から、宗教音楽に転じていきました。「最後の審判」は1843年のオラトリオ。3人のソリストと二重合唱を用いた大曲です。もちろん世界初録音。余白に、ロッシーニを追悼するために共同で制作された「ロッシーニのためのミサ」から、ヴェルディの担当したリベラ・メ・ドミネも収録されています。  (Ki)
GB-2440(2CD)
マスカーニ:歌劇「パリジーナ」 アタラー・ハッザン(Sパリジーナ・マラテスタ)
ジュゼッペ・ヴェンディッテッリ(Tウーゴ・デステ)
アルド・プロッティ(Brニッコロ・デステ)
カーティア・アンジェローニ(Msステッラ・デッラッサッシーノ)
フェルッチョ・フルラネット(Bsアルドブランディーノ・デイ・ランゴーニ)
ほか
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指)
ローマ歌劇場O&cho
録音:1978年12月
「パリジーナ」は1913年12月15日にスカラ座で初演された、マスカーニの比較的後期の作品。台本は、フェッラーラ侯ニッコロ3世の妻パリジーナが、ニッコロの庶子ウーゴと愛し合ったために二人とも斬首されたという有名な話を素材にしたバイロンの原作に基づいて、イタリアの文豪ガブリエーレ・ダヌンツィオが書いています。初演は、作品が長大で休憩込みで5時間にも達し、音楽の素晴らしさにもかかわらず好評を得られず、マスカーニは大幅にカットをいれた改訂版をこしらえています。第二次世界大戦後は、ダヌンツィオの人気が下降したこともあって数えるほどしか上演がありませんが、その中でも最も重要なのが、このCDに収録されている1978年12月のローマ歌劇場での上演。名匠ガヴァッツェーニの指揮によって、「パリジーナ」の豊かな美しさが引き出されています。パリジーナを歌うアタラー・ハッザンはイスラエル生まれ、ニューヨーク育ちのソプラノで、ニューヨーク・シティ・オペラやメトロポリタン歌劇場で活躍しました。ニッコロを名バリトン、プロッティが歌っているのもマニアには嬉しいでしょう。さらに脇役に、当時まだ29歳だったフルラネットが出演しています。
■簡単なあらすじ フェラーラ侯ニコロの息子ウーゴが弓遊びに興じていると、彼の母ステッラがやって来る。彼女は夫であるフェラーラ侯ニコロから離縁されたのだが、それは彼が若く美しいパリジーナを妻に娶るためだった。ステッラはパリジーナへの復讐を誓う。だがウーゴは既にパリジーナに惹かれていた。彼は母に従って館を出ることをパリジーナに伝える。寺院。パリジーナが祈りを捧げていると、近くでウーゴが盗賊と戦って傷を負ったと伝えられる。パリジーナがウーゴの身を案じていると、勝利を収めたウーゴが現れる。彼は、傷を負いながらも勇敢に戦ったのはパリジーナを思ってのことだと彼女への愛を熱烈に打ち明ける。彼の思いにパリジーナも抗せず、二人は抱き合う。1年後のある夜、部屋でウーゴを待っているパリジーナは、「トリスタン」を読んで不安に駆られてしまう。ウーゴが現れ二人は喜びに浸るが、そこに突然ニコロが帰宅し、隠れていたウーゴが見つかってしまう。ウーゴはパリジーナを愛していることを明かし、ニコロは二人に処刑を宣告する。処刑を待つパリジーナとウーゴのもとにステッラがやって来る。パリジーナはウーゴに、母との最後の抱擁を促すが、ウーゴはそれを拒み、二人は斬首台に並ぶ。 (Ki)
 
GB-2442
マスネ:歌劇「エーヴ」

◆ボーナス…聖母の御前で(オーケストラ)
「ル・シッド」〜泣け私の目よ(デニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニ)
デニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニ(S;エーヴ)
マッシミリアーノ・フィケーラ(Br;アダン)
ジュゼッペ・ヴェネツィアーノ(T;叙唱者)
ダニエレ・アジマン(指)アブ・アルモニアエSO&cho

録音:2008年10月5日(ライヴ)
ジュール・マスネといえば「マノン」、「ウェルテル」などのオペラで有名ですが、同時に宗教的題材の声楽大作も少なくありません。「エーヴ」は1875年に初演された神秘劇。旧約聖書創世記の有名なアダムとイヴが禁断の果実を食べた物語です。若き日のマスネの佳作ですが、録音は少なく、この新録音は貴重です。ベテランのマッツォーラ・ガヴァッツェーニのエーヴに、中堅のフィケーラのアダム、ヴェネツィアーノの叙唱者と充実したキャストが揃っています。ダニエレ・アジマンはミラノ出身の指揮者。日本にも何度か来日してます。 (Ki)
GB-2443(2CD)
ニコリーニ:歌劇「水車屋の恋」 パトリツィア・ザナルディ(Sラウレッタ)
ダヴィデ・ロッカ(Brバルトローネ)
マヌエル・ピエラッテッリ(Tアルミドーロ伯爵)
フランチェスカ・ランツァ(Sリザウラ)
イ・ウォン・ジュン(Brピッポ)
マッテオ・マッツォーリ(Brチバンドラ)
ファブリツィオ・ドルシ(指)
アミルカーレ・ザネッラSO

録音:2007年10月10,11日,ピアチェンツァ(ライヴ録音)
ジュゼッペ・ニコリーニ(1762−1842)は、イタリア、ピアチェンツァ出身の作曲家。生年はモーツァルトのほぼ同時代で、チマローザ(1749年生)とロッシーニ(1792年生)の中間世代のオペラ作曲家として1820年頃まで活躍したものの、その後すっかり忘れ去られています。「水車屋の恋」は1794年の春にジェノヴァで初演された1幕もののオペラブッファ。水車小屋の粉挽きバルトローネはラウレッタと密かに結婚しているが、そうとは知らないアルミドーロ伯爵はラウレッタに恋するので、バルトローネは彼女の兄ということで誤魔化す。そこに伯爵を愛する男爵夫人リザウーラが訪れるので、伯爵はうろたえるは、二人の女はいがみ合うは。困ったバルトローネは、女装して暗闇に乗じて伯爵と逢引するが、そこにリザウーラが乱入、ラウレッタのはずがバルトローネで、伯爵もリザウーラもビックリ。結局バルトローネとラウレッタは仲直りし、伯爵に夫婦だと明かしてめでたし。ジュゼッペ・フォッパの台本は、随所でモーツァルトのダ・ポンテ三部作を思わせる箇所があって、モーツァルティアンにとっても興味深いものでしょう。ニコリーニの屈託のない音楽はたいへん親しみやすく、展開も簡単なので、気楽に楽しむことができます。 (Ki)
GB-2445(2CD)
パイジェッロ:歌劇「市いちのジプシーたち」 ドメニコ・コライアンニ(Brパンドルフォ)
ティツィアーナ・スパニョレッタ(Sステッリダウラ)
フランチェスカ・デ・ジョルジ(Msチェッカ)
テレーザ・ディ・バーリ(Sルクレツィア)
ジャンニ・コレッタ(Tエレウテーリオ)
ジュゼッペ・カッチャパーリア(Tバルバドーロ)
グラツィアーノデ・・パーチェ(Brシェヴォラ)
ジョヴァンニ・ディ・ステーファノ(指)マーニャ・グレーチャICO管

録音:2008年11月26日,ターラント
18世紀後半、最も人気の高いイタリアオペラの作曲家といえば、ジョヴァンニ・パイジェッロだったでしょう。「市のジプシーたち」は、パイジェッロの比較的後期、1789年にナポリで初演されたオペラブッファ。アンコーナに程近い町にやって来たルクレツィア他のジプシーたちは、意地悪な金持ちパンドルフォの女中ステッリダウラを仲間に引き入れ、「仕事」にかかります。一方、貧乏貴族エレウテーリオは、20年前に仕えていた主人によって訳あって棄てられてしまった姪を捜しています。この二人とジプシーたちが騒動を巻き起こし、結局ステッリダウラが行方不明の姪と判明、エレウテーリオと結婚するというような物語。間もなく50歳を迎えるパイジェッロの筆が冴えて、充実した作品で、初演後20年以上に渡って各地で上演された人気作でした。オペラ本体は埋もれてしまったものの、ルクレツィアの歌う「ジプシー女をお望みの方はどなた」は、今日でもよく歌われる古典歌曲になっています。
GB-2455
アルビノーニ:「ピンピノーネ」 ルチアーノ・ミオット(Brピンピノーネ)
オダ・ホッホスハイト(Msヴェスペッタ)
ミケーレ・ニッティ(指)
ジュゼッペ・ニコリーニ・バロックO

録音:2010年12月、ミラノ&ピアチェンツァ
トマゾ・アルビノーニ(1671−1751)は、18世紀前半にヴェネツィアを中心に活躍した作曲家。しかし貴族出身だったこともあって自由気儘な作曲にいそしみ、案外と作曲家の実像がつかめない人物でもあります。有名ないわゆる「アルビノーニのアダージョ」という明らかな贋作が世に広まったのも、アルビノーニの作風が知まっていないからこそ。そんなアルビノーニ、オペラも約50作書いたと伝えられていますが、ほとんどが散逸。最も有名なのが、インテルメッツォ「ピンピノーネ」。物語は単純。第1部で、ヴェスペッタが金持ちのピンピノーネの女中に納まり、第2部で二人は結婚、第3部になるとそれまでしおらしかったヴェスペッタが本性を表しわがまま放題、ピンピノーネがトホホとなる、というもの。後にテレマンがリメイクしたことでも知られています。名が知れられている割に録音は少なく、しかもほぼ入手難になっていたので、この新録音は歓迎されるでしょう。ルチアーノ・ミオットはアルゼンチン、ブエノスアイレス生まれの若いバリトン。現在はイタリアで活動し、モーツァルトやロッシーニのバリトン役を得意としています。オダ・ホッホスハイトはオランダのメッゾソプラノ。ミケーレ・ニッティは1981年、南イタリア、プーリア州のバーリに近いアックアヴィーヴァ・デッレ・フォンティに生まれた指揮者。 (Ki)
GB-2456
マイール:歌劇「巧妙な愛」 ステファニア・フェラーリ(Ms アデライデ)
リヴィオ・スカルペッリーニ(T オロスモンド)
フィリッポ・モラーチェ(Bs オスマリーノ)
ガブリエッラ・ロカテッリ・セーリオ(S フィアンメッタ)
ガブリエーレ・サゴーナ(Bs 男爵)
エレナ・ロッシ(S イレーネ)
ソーニャ・ルブリーニ(S リゼッタ)
ルイージ・バリローネ(T マギナルド)
ピエランジェロ・ペルッキ(指)ガエターノ・ドニゼッティ・ベルガモ音楽祭管弦楽団
録音:2010年10月15、17日、ベルガモ
毎年秋にベルガモのガエターノ・ドニゼッティ劇場で催されるドニゼッティ音楽祭。もちろん基本的にドニゼッティのオペラが上演されますが、ドニゼッティ を育て上げた恩師、ジョヴァンニ・シモール・マイール(1763−1845)の作品も取り上げています。マイールは本来バイエルンに生まれ育ったヨハン・ ジーモン・マイアーというドイツ人。ちょうどモーツァルトとベートーヴェンの間の世代にあたります。イタリアに進出した後、ベルガモに腰を据え、19世 紀初頭の北イタリアではたいへん人気のあるイタリアオペラの作曲家になりました。 「巧妙な愛」は、マイールのイタリア時代の初期、1798年12月27日にヴェネツィアで初演された1幕ものの喜劇。押し付けの結婚に抵抗する娘が幽 霊に変装するという変化のある物語と、ハイドンやモーツァルトの影響が顕著なウィーン古典派風の音楽で、気持ちよく楽しめる作品です。 アデライデのステファニア・フェラーリは、ピアチェンツァ生まれのメッゾソプラノ。バロック音楽などで活躍しています。オロスモンドのリヴィオ・スカルペッ リーニは、地元ベルガモ生まれのテノール。ドニゼッティ音楽祭には常連で、今後ますますの活躍が期待されています。男爵のガブリエーレ・サゴーナも ベルガモ生まれ。父ヴィンチェンツォ・サゴーナもバスで、若いながら達者な歌手です。ピエランジェロ・ペルッキはイタリアのベテラン指揮者。 イタリアオペアのマニアだけでなく、モーツァルトの喜劇が好きな方にもお勧めのオペラです。 なお、解説冊子が厚いため、25mm厚のジュエルケースの中にCD1枚が収納されております。組物と誤解しやすいのでご注意ください。 「巧妙な愛」 簡単なあらすじ 城主マギナルドの娘アデライデは、父によって男爵と結婚することを決められるが、彼女は連隊長のオロスモンドと恋仲。そこで彼女は自分が死んだとい う噂を流すと、幽霊に扮してオロスモンドの前に現れ、男爵がアデライデとの結婚を破談と宣言すれば、アデライデはオロスモンドと結ばれると告げる。 オロスモンドは男爵にアデライデとの結婚を放棄せよと迫り、男爵は、なぜわざわざ死んだ娘との結婚の取り止めを宣言しなければならないのかと訝しく 思いつつ、これに同意する。するとアデライデが正体を現し、事情を説明。アデライデとオロスモンドが結ばれる。同様の手口でアデライデの侍女フィア ンメッタはオロスモンドの従者オスマリーノと結ばれる。 (Ki)
GB-2457
レオンカヴァッロ:歌劇「マメーリ」 アントーニオ・デ・パルマ(T ゴッフレード・マメーリ)
ロレンツォ・バッタジョン(Br カルロ・テルザーギ)
ナターリャ・マルガリート(S デリア)
バルバラ・ヴィヴィアン(Ms クリスティーナ・トリヴルツィオ・ディ・ベルジョイオーソ)
ルチアーノ・グラッシ(T エンリーコ・ダンドーロ,エミーリオ・ダンドーロ,士官)
ジャンパオロ・ヴェッセッラ(ルチアーノ・マナーラ,オーストリア人軍曹,士官)
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
ドネツィク・ウクライナ国立PO
ティラーノ・モンティ・ヴェルディCho
ボルミオ・ラ・レイトCho

録音:2011年10月14日、ソンダロ
「道化師」で有名なレオンカヴァッロの埋もれていたオペラが発掘されました。イタリア国歌、通称「マメーリ賛歌」の作詩者として知られるゴッフレード・ マメーリ(1827−1849)の激動の人生を描いたオペラ「マメーリ」、もちろん世界初録音。この作品は1916年4月、第一次世界大戦真っ只中の時期にジェ ノヴァで初演。愛国心を煽った話が受けて大成功を収めました。しかし翌1917年を最後に上演が途絶え、楽譜も行方不明になり、紛失したものと考え られていました。90年もの間埋もれた後、数年前にアメリカで上演素材一式が発見され、エンリーコ・デ・ルーカの校訂を経てようやく復活することがで きたのです。いかにもレオンカヴァッロらしい熱血的な物語と音楽ですが、1892年の「道化師」から四半世紀近く経った作品なので、オーケストレーショ ンには格段の進歩が感じられます。 2011年10月14日、スイス国境に近い山間の町、ソンダロで演奏会形式上演が行われ、これはそのライヴ録音です(ちなみに同じ日にメッシーナでは 舞台上演が行われました)。この直後の2011年12月6日には熊本で日本初演が行われ、その時マメーリを歌ったアントーニオ・デ・パルマがここでもマメー リを力強く歌っています。永い眠りから覚めた幻の傑作を楽しむには十分の出来栄えです。 なお、解説、台本冊子が厚いため、CD1枚が24mm厚のケースに収納されています。 「マメーリ」簡単なあらすじ 1848年、リソルジメント(イタリア統一運動)が高まっているミラノの町。カルロ・テルザーギの娘デリアは、詩人マメーリと恋に落ちている。テルザー ギの家で秘密の革命の会合が催され、北上する英雄ガリバルディを援護するため一同はローマへ向かうことを決める。そこに警察が踏み込み、マメーリは かろうじて逃げるが、テルザーギは連行される。1849年、ローマ。砲兵となったマメーリはこの地でデリアと再会、彼女の父も逃亡に成功しローマに向かっ ているという。激しい戦いの末マメーリは重傷を負い、イタリアの自由を夢見ながら息絶える。 (Ki)
GB-2458(3CD)
ジェネラーリ:歌劇「ブルグントのアデライデ」 アンナ・カルボネーラ(S アデライデ)
ジャンルカ・ボッキーノ(T オットーネ)
ダニエレ・アントナンジェリ(Br ベレンガーリオ)
カタジナ・オトチク(MS-アダルベルト)
エリーザ・フォルトゥナーティ(MS-クロティルデ)
ロベルト・クレスカ(T ランバルド)
ワルテル・テストリン(Bs コッラード)
フランコ・ピーヴァ(指)ヴェネト州PO
ロヴィゴ市ポリフォニコCho

録音:2012年3月17日、ロヴィゴ
ピエトロ・ジェネラーリ(1773−1832)は、19世紀初頭に活躍したイタリアオペラの作曲家。才能豊かな作曲家で、順調にオペラ作曲家としての 名声を築き上げて行ったものの、40代に入ってこれから円熟期という時になってロッシーニが急速に台頭、ジェネラーリはその影に隠れてしまいました。 それでも1830年頃まで、多数のオペラを作曲。晩年はピエモンテの都市ノヴァーラの教会の楽長に就任、この地で亡くなっています。 「ブルグントのアデライデ」は、1819年4月にロヴィゴのソチャーレ劇場のこけら落としの為の作品として初演。ここに収録されているのは、その193 年後にソチャーレ劇場で演奏会形式で上演された際のライヴ録音です。ロッシーニも同名のオペラを書いており、どちらも10世紀半ばにオットー大帝が 敵に捕らえられたイタリア王未亡人のアデライデを救出した史実に基づいているものの、台本は異なるものです。既にロッシーニ全盛の時期なので音楽に ロッシーニからの影響が多く認められますが、もう少し穏やかでしっとりした美しさが感じられます。 タイトルロールのアンナ・カルボネーラは、2011年にスポレートの第65回ヨーロッパ共同体コンクールで第2位を獲得したイタリアのソプラノ。まだ 30歳くらいと若いながらも実力の高さがこの録音からしっかり聞いて取れます。またベレンガーリオのペシーナ出身のイタリアのバリトン、ダニエレ・アン トナンジェリと、アダルベルトのポーランドのメッゾソプラノ、カタジナ・オトチクも同じく2011年のヨーロッパ共同体コンクールで第4位、第5位を獲 得した若い歌手。オットーネのジャンルカ・ボッキーノはベネヴェント出身のイタリアのテノール。トリエステのヴェルディ歌劇場を中心に活躍しています。 楽譜を校訂したフランコ・ピーヴァが指揮を務めて、ジェネラーリの珍しいオペラを蘇らせています。 (Ki)
GB-2461
ドニゼッティ:歌劇「リタ」 ステファニア・ドンゼッリ(S リタ)
アレハンドロ・エスコバル(T ペッペ)
カルロ・トリアーニ(Br ガスパーロ)
フランチェスコ・レッダ(指)
ミラノ室内オペラO
リタ」は、ドニゼッティが1841年夏に作曲した短い喜劇オペラ。ドニゼッティはまったくの趣味でこの作品を書いたと言われています。登場人物は 僅か3人、時間も1時間弱という手頃さから、実は人気の高い作品です。宿屋の女将リタは気弱な夫ペッペを引っぱたくほど気の強い美人。ある時死ん だと思われていた彼女の昔の恋人ガスパーロが宿に現れ、二人の男はリタを譲り合い、くじ引きでガスパーロが引き取ることになって、ペッペは大喜び、 けれど結局ガスパーロが上手いことペッペにリタを押し付けてしまう、というお話。パリで作曲されたフランス語のオペラですが、イタリア語の方が広まっ ていたため、これまで発売されたCDはすべてイタリア語版でした。今回が初のフランス語版CDです。 リタのステファニア・ドンゼッリは、バロックから19世紀前半までのイタリアオペラで娘役を得意とするソプラノ。ペッペのアレハンドロ・エスコバルは、 コロンビア、ビリャビセンシオ生まれのテノール。美声の持ち主で、19世紀前半のイタリアオペラを得意としています。ガスパーロのカルロ・トリアーニは、 ミラノ生まれのバリトン。ブッフォもシリアスな役も幅広く手掛ける達者な人です。指揮のフランチェスコ・レッダは、スイスのベルンで生まれ、シチリアで 学んだまだ若い世代の指揮者。 (Ki)

GB-2464(3CD)
カヴァッリ&ストラデッラ:歌劇「新ジャゾーネ」 ボルハ・キサ(Br ジャゾーネ)
アウローラ・ティロッタ(S メデア)
ロベルタ・マメリ(S イジーフィレ)
ミルコ・グァダニーニ(T エジェオ)
ルイージ・デ・ドナート(Bs ベッソ)
パオロ・ロペス(男声S デルファ)
ルカ・ティットト(Bs オレステ)
ガイア・ペトローネ(Ms アリンダ)
森雅史(Bs エルコレ)ほか
アントーニオ・グレーコ(指)
OIDI祝祭バロック・アンサンブル

録音:2011 年 7月,マルティーナ・フランカ
17世紀にオペラ作曲家として絶大な人気を誇ったフランチェスコ・カヴァッリ。その「ジャゾーネ」は彼の代表作であるばかりか、17世紀に作られた 初期のオペラにおける最大の成功作と言われており、1649年に初演された後、半世紀に渡って各地で上演されたというから人気の高さも分かります。と ころで当時は再演においては時代や土地に合わせて適宜手直しされるのが普通でした。初演から22年経った1671年、ローマでの上演では、台本をジョ ヴァンニ・フィリッポ・アッポローニが、そして音楽をかのアレッサンドロ・ストラデッラが手直ししています。「新」というのはリノヴェイション済みなこと を示しています。物語の大筋はオリジナルと変わりませんが、概ね全体の三分の一程度がオリジナルのまま、あとは詩はそのままで新しい音楽を与えたり、 歌詞も音楽もまったく新しいものにしていたり、とあちこち直されています。 この珍しい楽譜を、2011年7月、南イタリア、マルティーナ・フランカのイトリアの谷音楽祭が取り上げて復活上演しました。 オリジナルではカストラートが歌ったジャゾーネは、ストラデッラ版ではバリトン。ボルハ・キサは、1982年、スペイン最北西部ガリシア州オルティゲイ ラ生まれの若いバリトン。スペインとイタリアを中心にモーツァルト、ロッシーニのバリトン役で活躍しています。ちなみにこのオペラではやたらモテまくるジャ ゾーネを演じるだけあって、かなりのイケ面です。メデアのアウローラ・ティロッタは、1985年、イタリア半島の爪先に当たるレッジョ・カラブリアの生 まれ、つまり録音当時まだ20代半ば。スカラ座の研修所出身です。実はこのメデアは元々ダニエラ・デッシが歌う予定だったのですが、初日の二日前に なって降板、ティロッタが代役を務めたのでした。しかしこれが見事に成功を収め、彼女の名声を広めることになりました。2014年2月には武蔵野市民 文化会館でリサイタルを開いて評判になったばかりです。ジャゾーネの心を取り戻す健気なイジーフィレには、日本でも人気の高いバロック・ソプラノ、ロ ベルタ・マメリ。持ち前の透明な美声はこうしたオペラでは絶大で、最初の登場の場面の後、観客席からBravissima!の掛け声と共に盛大な喝采を浴び ています。エジェオのミルコ・グァダニーニはミラノ生まれのテノール。バロックオペラ、宗教音楽を中心に、21世紀の音楽でも活躍する多彩な歌手。エ ルコレ役として森雅史が参加しています。 アントーニオ・グレーコはイタリアの中堅の指揮者。1993年にコスタンツォ・ポルタ合唱団を創設、合唱指揮者として幅広く活躍。近年はオペラ指揮者 として活躍しています。OIDI祝祭バロック・アンサンブルはもちろんピリオド楽器使用(OIDIとは、イトリアの谷音楽祭で演奏するオーケストラ、イタ リア国際管弦楽団 l'Orchestra Internazionale d'Italiaの略)。 (Ki)
GB-2467(2CD)
ニコリーニ:歌劇「双子の姉妹」 伊藤佐智馨(S ジャンニーナ)
アロイザ・アイセンベルク(S ジューリア)
イ・ミンホ(Br ル・ブロ氏)
シャラン・ケリー(T アルリーゴ伯爵)
ダヴィデ・ロッカ(Bs トラモンターナ侯爵)
キム・ソンチョン(T ボンベッタ氏)
ミモザ・ラーマ(Ms ジャコメッタ)
イ・ドンヨプ(Br ティンパノ)
ロベルト・トロメッリ(指)
アミルカーレ・ザネッラO

録音:2012年4月28日、ピアチェンツァ
ジュゼッペ・ニコリーニ(1762―1842)は、チマローザより12歳下の世代のイタリアの作曲家。1790年代から活動を始め、19世紀初頭には人気 の高いオペラ作曲家でしたが、1820年代に30歳も年下のロッシーニが大人気になると、徐々にオペラの活動から離れ、1830年代以降は宗教音楽を 活動の主に据えます。今日での上演は極めて稀で、オペラのCDはBongiovanniから発売された「確かめられた嫉妬」(GB2415 2CD)と「水車屋の恋」 (GB2443 2CD)があったくらいです。「双子の姉妹」は、1808年にローマで初演された喜劇オペラ。オリジナルは2幕仕立てでしたが、後に1幕に 直され、こちらが人気を博しました。ここでも1幕版が用いられています。 ニコリーニの生地ピアチェンツァでは度々彼のオペラが上演されており、これも2012年4月28日、ピアチェンツァ市立劇場での上演のライヴ録音です。 主役のジャンニーナを、日本人ソプラノ、伊藤佐智馨 (いとうさちか)が歌っています。伊藤は神奈川県出身、ピアチェンツァで学び、イタリアやスペイン で活動しています。 (Ki)
GB-2469(2CD)
ミスリヴェチェク:歌劇「オリンピーアデ」 渡辺康(T クリステネ)
田中絵里加(S アリステア)
ペルヴィン・チャカル(S メガクレ)
マリア・テレーザ・レーヴァ(S アルジェーネ)
カルロ・ヴィストーリ(CT リーチダ)
サルタン・アフメトヴァ(S アルカンドロ)
パスクワーレ・シルコーリ(T アミンタ)
オリヴェル・フォン・ドホナーニ(指)
ボローニャ市立劇場O&cho

録音:2012年11月23、25日、ボローニャ
ヨゼフ・ミスリヴェチェク(1737―1781)はボヘミア出身でイタリアで活躍した作曲家。1770 年にボローニャでモーツァルト親子と知り合い、モーツァ ルトは二回りも年上のミスリヴェチェクの人柄を慕ったことが知られています。「オリンピーアデ」は1778年11月に、当時イタリアオペラで最も権威の あったナポリのサン・カルロ劇場で初演されたオペラ。「オリンピーアデ」は高名な詩人メタスタージオの書いた台本の中でも特に人気が高かったもので、 1733年のカルダーラのオペラから60人以上の作曲家によってオペラ化されたといいます。既にヴィヴァルディ作(naive OP30316)などいくつかが 音ないしは映像になっています。ミスリヴェチェクの「オリンピーアデ」はモーツァルトと共通した様式の音楽ながら、イタリアの歌劇場で10年以上も しごかれただけに華やかで難易度の高いアリアが多く、たいへん聞き応えがあります。 2012年11月、ボローニャ市立劇場がミスリヴェチェクの「オリンピーアデ」を復活上演し、これはそのライヴ録音です。二人の日本人歌手が出演。ク リステネの渡辺康は新潟市出身のテノール。国立音楽大学を卒業後、イタリアに渡り現在もパルマ在住。アリステアの田中絵里加は、東京音楽大学大 学院を修了、2011年にヴェネツィアに留学、2013年からはミラノのスカラ座研修所に所属しています。二人とも難しいアリアを見事に歌い切っていま す。メガクレのペルヴィン・チャカルはトルコのマルディン生まれのソプラノ。トルコ国内で活動した後、2009年にイタリアに登場、数年で急速に活動 の幅を広げています。アルジェーネのマリア・テレーザ・レーヴァは、1987年、レッジョ・カラブリア生まれのソプラノ。当時20代半ば、まだデビュー して数年の若い歌手ですが、声の充実感はたいへん素晴らしく、2014年4月にはジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場でのプッチーニ「ボエーム」 でミミを歌っているほど。将来が期待される逸材です。リーチダのカルロ・ヴィストーリは、ルーゴ生まれのカウンターテノール。まだ本格的に歌手活 動を始めて数年という人ですが、既にイタリア各地で活躍しています。 モーツァルティアンには名前は知られているミスリヴェチェク、ぜひ音楽も耳にしてみてください。 (Ki)

GB-2471
メルカダンテ:4声のためのミサ曲
4声のためのレクイエム・ブレーヴェ
アンナリータ・ディ・ジョヴィーネ・アルディート(S)
アンジェラ・ボンフィット(Ms)
ヴィンツェンツォ・ディ・ドナート(T)
マッテオ・ダポリート(Bs)
アゴスティーノ・ルシッロ(指)
カペッラ・ムジカーレ・イコナヴェテーレ

録音:2014年(スタジオ録音)
オペラ作曲家としてイタリア内外にその名を知られたメルカダンテの、珍しい宗教作品です。2曲とも世界初録音で、声の巧みな扱いはさすがオペラ作 曲家といったところ。(1)は管弦楽と4人の独唱、合唱からなる作品で堂々とした大規模なミサ曲。(2)はアカペラ合唱の作品で、一転古風な趣を持ちます。 (Ki)
GB-2472(2CD)
リチニオ・レフィーチェ(1883-1954):歌劇「チェチーリア」 デニア・マッツォラ・ガヴァッツェーニ(S)
ジュゼッペ・ヴェネツィアーノ(T)
コッラド・カッピッタ(Br)
リッカルド・リストーリ(Br)
セレナ・パスクイーニ(ヴォーカル)
クッリ・トミンガス(Ms)
ファブリツィオ・メルクリオ(ヴォーカル)
マルコ・フラカッシ(指)
オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ
コロ・ラ・カメラータ・ディ・クレモナ

録音:2013年11月22日/モナコ、モンテカルロ・カテドラル(ライヴ録音
テバルディのオペラ・アリア集でも取り上げられているレフィーチェの「チェチーリア」。オペラ全曲録音は当盤が世界初録音です。プッチーニと同時代、 オペラの伝統が終焉を告げる頃に、伝統的な和声・自然な歌を書き続けた作曲家で、繊細かつ美しい音楽にあふれています。 (Ki)
GB-2474
ストラデッラ(1639-1682):カンタータ「Qual prodigio e ch’io miri?」
8つのヴィオールとトランペットのためのソナタ
カンタータ「Lasciate ch’io respiri」
アンナ・キエリケッティ(S)
フランチェスカ・ジヒョン・パク(S)
ジャンルカ・ブラット(Bs)
ロジータ・フリサーニ(S)
リッカルド・リストーリ(Br)
ルカ・マルツァーナ(Tp)
エステヴァン・ヴェラルディ(指)
アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート
イタリア中期バロックの偉大な作曲家、ストラデッラのカンタータ2曲とソナタ1曲。いずれも世界初録音です。ソナタはヴィオール群とトランペットが 対等に扱われ、フーガも出てくる面白い作品。カンタータは力強いリズムが印象的で、演奏もダイナミック。熱の入った歌唱が楽しめます。 (Ki)
GB-2475
クアリャーティ:「調和のとれた天球」 ローマ・バロッカ・アンサンブル
[ベアトリーチェ・パルンボ(S)
ミョン・ジュ(S) モニカ・サルティ(S)
サブリナ・コルテーゼ(S)
マルコ・ヴァレーリオ(Bs)
エウ・アウグスティノウィチ(Vn)
マルゲリータ・ガラッソ(V.d.G)
ファブリーツィオ・カルタ(Tb)
ロレンツォ・トッツィ(指,Cemb)]

録音:2014年5月10日、キオッジャ
パオロ・クアリャーティ(1555頃―1628)は、16世紀末から17世紀始めにかけて活躍したイタリアの作曲家。クラウディオ・モンテヴェルディより 一つ前の世代に当り、やはりマドリガーレで高い評価を受けていました。 「調和のとれた天球」は、1622年、ローマで催された、ニッコロ・ルドヴィージ(教皇グレゴリウス15世の甥、後にピオンビーノ公国の君主)とイザベッ ラ・ジェズアルドの結婚式を祝うための音楽で、22曲からなる1時間を越す大作です。 音楽的にはこの時代のマドリガーレの様式で、派手さはないも ののじっくりと美しさを堪能できます。 2014年、クアリャーティの生地キオッジャでの復活蘇演のライヴ録音、もちろんこれが世界初録音です。ローマ・バロッカ・アンサンブルは、1994年、 音楽学者、指揮者のロレンツォ・トッツィによって結成されたバロック・アンサンブル。 (Ki)
GB-2476(2CD)
モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」
(リヒテンタールによるイタリア語版)
フィリッポ・モラ ー チェ(Bs)
フランチェスコ・マルシーリャ(T)
サンドラ・パストラーナ(S)
ガブリエレ・サゴーナ(Bs)
カルロス・ナターレ(T)
タチアナ・アギアール(S)
イ・ポリフォニチ・ヴィチェンティーニ
オリンピコ劇場O
ジョァンニ・バティスタ・リゴン(指)

録音:2012年5月オリンピコ劇場(ライヴ)
皇帝ヨーゼフ2世の依頼を受け、ドイツ語歌唱のオペラとして書かれた《後宮からの逃走》。当時関心の高かったトルコを舞台に繰り広げられる救出劇は、 1782年の初演から成功をおさめました。しかしドイツ語歌唱であったため当時のイタリアでは受け入れられませんでした。そこでスカラ座での上演を実 現させるべくペーター・リヒテンタール(1780-1853)がイタリア語版を作成。しかしその希望は実現せず、リヒテンタールによるイタリア語版は、この 2012年5月にオリンピコ劇場で行われた上演が最初であり、ひょっとすると最後かもしれません。
リヒテンタールは様々な顔を持ち、医学博士であり、熱心なアマチュア音楽家であり、そしてモーツァルトの長男カールの友人でありモーツァルトの信奉 者でもありました。晩年はミラノに住み、スカラ座のために作品を遺しています。リヒテンタールはモーツァルトのスペシャリストとして、モーツァルトの作 品を編曲して発表していました。その中にはこの《後宮からの逃走》の他にレクイエムの弦楽四重奏版やイドメネオの稽古用のピアノパートなども含まれ ていました。 (Ki)
GB-2478(2CD)
ヴォルフ=フェラーリ:喜歌劇「イル・カンピエッロ」 ロベルタ・カンツィアン(ガスパリーナ:ソプラノ)
ディアナ・ミアン(ルシエータ:ソプラノ)
パトリツィア・チーニャ(ニエーゼ:ソプラノ)クリスティーナ・サグマイスター(オルソラ:メゾソプラノ)
マックス・ルネ・コゾッティ(ドナ・カーテ:テノール)
ニコラ・パミオ(パスクワ:テノール)
ジャコモ・パッティ(ゾルゼート:テノール)
マウリツィオ・レオーニ(アストルフィ:バリトン)
イタロ・プレフェリッシェ(アンゾレート:バス)
ガブリエッレ・ボレッタ(ファブリーツィオ:バス)
フィラルモニア・ヴェネタO&cho
ステファノ・ロマーニ( 指 )
「マドンナの宝石」で有名なエルマンノ・ヴォルフ=フェラーリのオペラ「イル・カンピエッロ」。ヴォルフ=フェラーリは、“20世紀のメロディーメーカー” の異名を持ち、モーツァルトの影響も垣間見せるオペラ・ブッファ的な喜歌劇が得意で、生まれ故郷のヴェネツィアをこよなく愛した作曲家です。“小さな広場” という意味の「イル・カンピエッロ」は、1700年代中頃のヴェネツィアのとある広場に面する4家族を舞台に、そこに生じる日々の様々なドラマを描いたもの。 母親役をテノール歌手が歌ったり、日常の口論や騒動、恋模様などが面白く描かれ、聴きどころ満載の作品です。 (Ki)
GB-2480(2CD)
ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774):カンタータ『至福なる処女マリアの生誕』 ヴァレンティナ・ビランチオーネ(S)
マリアルチア・カルーソー(A)
マヌエル・ライト(T)
MAKSiアカデミーO
マウリツィオ・クアレンバ(指)

録音:2015年8月8日ドイツ、エスローエ博物館(ライヴ)
18世紀において、オペラと宗教音楽の双方で活躍した、イタリアの作曲家ヨンメッリの宗教カンタータ。作品は二部構成で、信仰、希望、慈愛の三者が、 対話しながら愛について語り、そしてマリアの誕生について語ることで進行していきます。ヨンメッリはアリアとレチタティーヴォの交互歌唱の慣習をやめ、 レチタティーヴォ・オブリガートという歌唱形態を使用し、より強いドラマ性を追求したことでも有名です。演奏は、ナポリ生まれでアヴェッリーノ音楽院 を卒業した、ソプラノ歌手ヴァレンティナと、同音楽院を卒業したアルト歌手カルーソー、レオポルト・モーツァルト・センターで学んだテノール歌手ライトと、 2011年に創立したMAKSiアカデミー管弦楽団 による演奏をお楽しみください。 (Ki)
GB-2482
ドメニコ・スカルラッティ:インテルメッツォ『ディリンディーナ』(1715)
ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ:インテルメッツォ『ディリンディーナ』(1737)
[スカルラッティ]
トゥリア・ペデルソリ(ディリンディーナ)
カルロ・トッリアーニ(ドン・カリッシモ)
フィリッポ・ピーナ・カスティリオーニ(リショーネ)

[マルティーニ]
カミラ・アントニーニ(ディリンディーナ)
フィリッポ・ピーナ・カスティリオーニ(ドン・カリッシモ)
パオラ・クアリアータ(リショーネ)
イ・ソリスティ・アンブロジアーニ、
エンリコ・バルバーリ(指・Cemb)

録音:2016年2月/ミラノ、サウンドチェック・スタジオ
ジローラモ・ジーリ(1660-1722)が脚本を書いた『ディリンディーナ』は、音楽教師ドン・カリッシモとその弟子である美しいソプラノ歌手ディリン ディーナ、そして伊達男リショーネが繰り広げる短編喜劇です。 まったく同じリブレットに書かれた、D.スカルラッティとマルティーニの作品。それらがまとめて聴ける、資料価値の高いアルバムです。ライナーノート には原語(イタリア語)の歌詞と英語訳が付いています。二人の作曲家がどのように書き分けたのか、解説を眺めながら聴き比べるのも面白いでしょう。 (Ki)
GB-2485
D・スカルラッティ:歌劇『Amor d’un’ombra e gelosia d’un’aura(影の愛とアウラの嫉妬)』 ベアトリーチェ・メルクーリ(Ms)
ナルチーゾ・アンジェロ・ボナゾッリ(C.T)
ローマバロッカ・アンサンブル、
ロレンツォ・トッツィ(指、Cemb)

録音:2016年6月10日/ローマ、アンジェリカ図書館(ライヴ)
1714年にローマで書かれたオペラです。1720年には改訂されロンドンで上演されました。『エコーとナルキッソス』というタイトルでも知られ、水面 に映る自分の美貌に魅せられてしまうナルキッソス(ナルシストの語源)を描いています。スカルラッティのベルカントで伸びやかな声楽書法が印象的な美 しい作品です。チェンバロ・ソナタが有名なドメニコ・スカルラッティですが、父でありナポリ楽派の代表格であるアレッサンドロ同様、声楽作品も充実し た内容。ブックレットには原語歌詞(イタリア語)と英語対訳を収録。 (Ki)
GB-2486(2CD)
パイジェッロ:インテルメッツォ『ヴィラのセミラーミデ』 カロリー ナ・リッポ(S)
イレーネ・モリナーリ(A)
ファビオ・ペリッロ(T)
パスクアーレ・アルカモーネ(Bs-Br)
ジョヴァンニ・ディ・ステファノ(指)
ジョヴァンニ・パイジェッロ音楽祭O

録音:2014年9月17-18日/イタリア、ターラント(ライヴ)
インテルメッツォ(幕間劇)として書かれた『ヴィラのセミラーミデ』はパイジェッロによるメタ・メロドラマへの最初の試みです。軽い口当たりの小気 味良い音楽が4人の歌手によって楽しく歌われます。取り上げられる機会の少ない珍しい作品の、貴重なライヴ録音です。 (Ki)
GB-2488(2CD)
パイジェッロ:歌劇『パルミアのゼノビア』 レオナルド・コルテッラッツィ(アウレリアーノ)
ロザンナ・サヴォイア(ゼノビア)
トニア・ランジェラ(アルサーチェ)

フランチェスコ・オマッジーニ(指)
サン・カルロ歌劇場O

録音:2016年5月22・24日(ライヴ録音)
歴史上にミステリアスな魅力を残したパルミア王国の女王・ゼノビアを描いたオペラ作品です。3世紀にローマ帝国から独立しアラビアやエジプトなどを 支配したパルミア王国において、有力者であった夫を暗殺されたゼノビアは自ら権力者となり女王を名乗り、王国の隆盛に大きく関わりました(その暗殺は ゼノビアが仕込んだという説も)。音楽は長調の曲が多く、古典派のスッキリした響きが小気味よいです。これがおそらく世界初CD化と思われる貴重な録音。 オペラマニア注目です。 (Ki)
GB-2490
フランチェスカ・カッチーニ(1587?-1640):歌劇『ルッジェーロの救出』 リッカルド・プリミティーヴォ(ルッジェーロ / ネットゥーノ)
アレッサンドラ・ボーリン(アルチーナ)
マルチェッラ・フォランナ(メリッサ)
アンドレア・ロメオ(ヴィストラ)
ナディア・パリアーラ(オレステ・ヌンツィア)
ロベルト・マッティオーニ(パストーレ / アストルフォ)
エレオノーラ・アレオッティ(シレーナ)
ロレンツォ・トッツィ(チェンバロ、オルガン、指揮)
ローマバロッカ・アンサンブル

録音:2016年11月10日/ローマ、オラトリオ・デル・ゴンファローネ
有名なジュリオ・カッチーニの娘、フランチェスカ・カッチーニの書いた現存する唯一のオペラ。彼女は女性でオペラを書いた最初の作曲家と目されて おり、その音楽からは高い才能と深みのある表現がうかがえます。歌手として父のオペラ『エウリディーチェ』に出演したこともあり、当時最先端のオペラ 書法を身に付けていたと思われます。 (Ki)
GB-2491(2CD)
ドニゼッティ:歌劇『ルデンツ家のマリア』 マリア・ビッレーリ(Mariade Rudenz)
ダリオ・ソラーリ(Corrado Waldorf)
イヴァン・マグリ(Enrico)
ジルダ・フィウーメ(Matil ded iWolf)
ガブリエレ・サゴナ(Rambaldo)
フランチェスコ・コルティノーヴィス(Ilcancelliere di Rudenz)
セバスティアーノ・ロッリ(指)
ベルガモ音楽祭O&cho

録音:2013年9月20,22日/ベルガモ、ドニゼッティ劇場(ライヴ)
『ランメルモールのルチア』の3年後、1838年に初演された3幕のオペラ・セリアです。恋人をいとこに取られたマリアが、いとこを殺し自害するという悲劇の物語。喜ばしい場面の音楽もあれど、全体は短調の曲が多く、不安な弦のトレモロなども効果を上げています。 (Ki)
GB-2493
ランベルト・パヴァネッリ:歌劇『ヴァンナ』 ジョルジョ・セブリアン
エリゼ・シャルルボワ
セバスティアン・フェッラーダ他
ヴィト・ロ・レ(指)
シンフォニエッタ・ディ・ミラノ
カロルツィオコルテ・カラウチェ音楽協会cho

録音:2017年 3月/ミラノ
イタリアの作曲家、ランベルト・パヴァネッリ(1890-1927)による1幕のオペラです。1910年11月23日にミラノで初演されました。響きはロマ ン派から近代に移行する時代のもので先鋭的なきらめきがあり、ラヴェルあたりも思わせます。 (Ki)
GB-2494(2CD)
アントニオ・スマレーリャ:歌劇『ラ・ファレーナ』 デニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニ
ジュゼッペ・ヴェネツィアーノ
ジョヴァンナ・バルベッティ他
マルコ・フラカッシ(指)
オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ
クレモナ室内cho

録音:2017 年 11 月 13 日/ミラノ
イタリアの作曲家、アントニオ・スマレーリャ(1854-1929)による3幕のオペラ『ラ・ファレーナ』は1897年9月6日、ヴェネツィアのロッシー ニ劇場で初演されました。劇的な筆致でロマン派の香り豊かに進行する聴き応えのあるオペラです。 (Ki)
GB-2498(2CD)
モンテメッツィ(1875-1952):一幕の歌劇『魔法』
ドビュッシー:カンタータ『放蕩息子』
フォーレ:ラシーヌの雅歌Op.11
デニア・マッツォラ・ガヴァッツェーニ、ジュゼッペ・ヴェネツィアーノ、アルマンド・リカイ、フルヴィオ・オッテッリ
マルコ・フラカッシ(指)
オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ
クレモナ室内cho

録音:2018年10月26日/ミラノ、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院
イタリアの作曲家、モンテメッツィの『L’ incantesimo 魔法』は、1933年完成のセム・ベネッリのテキストを用いた短いオペラです。当時イタリアの 政治情勢のもとで思うように作曲が出来なかったモンテメッツィはアメリカに渡り、1944年にこの作品をビバリーヒルズで書き上げました。NBC交響楽 団はこのオペラを高く評価したといいます。イタリアの明るく軽やかな響きに、ドビュッシー風の全音音階を織り交ぜた綺麗な和声感が印象的。ドビュッシー とフォーレを同日に演奏したのも、音色の関連性を思ってのことでしょう。 (Ki)

GB-2504
ジューン・アンダーソン〜アリア集リサイタル
ヴェルディ:「レニャーノの戦い」〜何度死を望んだ事でしょう
ベッリーニ:「夢遊病の女」〜私にとって何とすばらしい日
ドニゼッティ:「ランメルムールのルチア」〜まだいらっしゃらない... *
ヴェルディ:「椿姫」〜ああそはかの人か#
ロッシーニ:「セミラーミデ」〜麗しい光が
ジューン・アンダーソン(S)
デスデモーナ・マルヴィシ(MS;*)
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ(T;#)
ミゲル・アンヘル・ゴメス・マルティネス(指)
エミリア・ロマーニャ州「アルトゥーロ・トスカニーニ」SO

録音:1984年11月24日、デュカーレ劇場、パルマ、ライヴ
GB-2513
マリエッラ・デヴィーア、アリア集
ベッリーニ:「カプレーティ家とモンテッキ家」
〜ああ、いくたびかあなたのために天に祈ったことか/
「夢遊病の女」〜私にとって今日は何とすばしい日
「清教徒」〜狂乱の場「あなたの優しい声が」
ドニゼッティ:「ランメルムールのルチア」
〜狂乱の場「苦しい涙を流せ」
グノー:「ロメオとジュリエット」〜私は夢に生きたい
シャルパンティエ:「ルイーズ」〜その日から
ドリーブ:「ラクメ」〜鐘の歌
マリエッラ・デヴィーア(S)
マルチェッロ・ロータ(指)
スイス・イタリア語放送O

録音:1992年6月14日、ルガーノ会議宮殿
GB-2522
カミッロ・トーニ(1908-1992):「バラバ」*
フランコ・マルゴーラ(1908-1993):歌劇「カインの神話」(1940初演)+
マーティン・ヒル(若者;*)
ザビーノ・タンボッラ(バラバ;*)
マルコ・サントロ(カイン;+)
グスターヴォ・ボルタ(アベル;+)
ソーニャ・コルシーニ(アララート;+)、他
ヴィットリオ・バジーニ(指)
ミラノ・イ・ポメッジョ・ムジカーリO
GB-2527
ジュゼッペ・ジャコミーニ、オペラ・アリア集
「ウィリアム・テル」「ルチア」「ファヴォリータ」
「リゴレット」「仮面舞踏会」「カルメン」「ボエーム」
「アルルの女」「トゥーランドット」「ユグノー教徒」より
ジュゼッペ・ジャコミーニ(T)
グィード・マリア・グィーダ(指)
ペルージャSO
GB-2528
ナタリア・マルガリート、アリア集
マルケッティ:歌劇「ルイ・ブラス」
ゴメス:歌劇「グァラ一族」
レオンカヴァッロ:歌劇「ラ・ボエーム」
 歌劇「ザザ」
歌劇「ジプシー」/歌劇「チャッタートン」
フロリディア:歌劇「マルッツァ」より
ナタリア・マルガリート(S)
フロンタリーニ(指)モルドヴァSO
GB-2532
レイラ・ジェンチェル/パリ・コンサート 1985
ヴィヴァルディ、ヘンデル、ハイドン、ベッリーニ、
ドニゼッティ、メルカダンテ、マイヤベーア、
ロッシーニ、パイジェッロの歌劇から
レイラ・ジェンチェル(S)
ヴィンチェンツォ・スカレッラ(P)
GB-2533
ホセ・センペレ(T)アリア集
ロッシーニ:「グリエルモ・テル」〜涙さそう無人の家よ
ベッリーニ:「海賊」〜嵐の恐怖の中
ドニゼッティ:「アンナ・ボレーナ」より
「連帯の娘」〜ああ友よ、僕にとってはなんと言う幸運
「ファヴォリータ」より[ある無垢な天使が/優しい魂よ]
マイヤベーア:「ユグノー教徒」〜アルプスの雪よりも白く
「アフリカの女」〜おお海より現われた楽園よ
グノー:「ファウスト」〜この清らかな住まい
ヴェルディ:「ロンバルディ」より
[私の喜びで彼女を包みたい/天使のように]
「ルイザ・ミラー」より
[夜が静まったとき/祭壇か棺が私を待っている]
「トロヴァトーレ」より
[あなたこそ私の恋人/見よ恐ろしい炎を]
ビゼー:「真珠とり」〜耳に残る君の歌声
マスネ:「マノン」〜消え去れ優しい面影よ
プッチーニ:「トスカ」〜妙なる調和
ホセ・センペレ(T)
ロベルト・フォレス(指)ヴァレンチアSO
フランシスコ・エステヴェス(指)マリーナ・アルタSO
GB-2534
市原多朗〜アリア集
ヴェルディ:「マクベス」〜おおわが子よ・・・ああ、父の手は/
「ルイザ・ミラー」〜穏やかな夜には/
「リゴレット」〜あれかこれか、頬の涙が/
「椿姫」〜燃ゆる思いを/
「シモン・ボッカネグラ」〜慈悲深い天よ/
「仮面舞踏会」より
[今度の航海は無事だろうか/永久に君を失えば]/
「運命の力」〜不幸なものにとっての人生は地獄だ
・・・天使たちの腕に抱かれて」/
「ドン・カルロ」〜私は彼女を失った
プッチーニ:「ボエーム」〜冷たい手を/
「トスカ」より[妙なる調和/星は光りぬ]
市原多朗(T)
エドアルド・ミュラー(指)ペルージャSO

録音:1999年11月、ペルージャ
GB-2535
ジュゼッペ・ジャコミーニ(T)テノール愛唱曲集
ディ・カプア:あなたにくちづけを
デ・クルティス:泣かないお前
カルディッロ:カタリ
ヌティーレ:ママ、何が知りたいの
レオンカヴァッロ:朝の歌
デ・クルティス:忘れな草
アンニバーレ:太陽の国
クレッツェンツォ:つばめは古巣へ
ララ:グラナダ
ガスタルドン:禁じられた歌
ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ
マリオ:サンタ・ルチア
マルティネッリ:ゴンドラ漕ぎの歌
ジョゼッペ・ジャコミーニ(T)
ジョルジオ・プロイエッティ(指)ペルージャSO

録音:1998年7月、聖アントニオ教会
GB-2536
レイラ・ジェンチェル1980年 パリ・リサイタル
ショパン:「17のポーランドの歌」より
[願い/遊び/舞い落ちる木の葉/かわいい若者]
ベッリーニ:激しい希求/わたしのフィッレの悲しげな姿/優雅な月
歌劇「夢遊病の女」
〜おお花よ、おまえに会えるとは思っていなかった
ドニゼッティ:サルタンの妃/愛の手紙/真夜中に
歌劇「アンナ・ボレーナ」〜わたしが生まれたあのお城」
歌劇「ロベルト・デヴィリュー」〜生きなさい、むごい人よ」
ロッシーニ:「音楽の夜会」より
[約束/叱責/出発/オルジャ/招き/
アルプスの牧歌/ゴンドラ散歩/踊り]
レイラ・ジェンチェル(S)
エドゥアルド・ミュラー(P)

録音:1980年10月21日、パリ
GB-2537
カウンター・テナーによるロッシーニ・アリア集
「タンクレーディ」「マティルデ・ディ・シャプラン」
「アデライーデ・ディ・ポルゴーニャ」「湖上の女」
「マオメット2世」/「セミラーミデ」/より
アンジェロ・マンゾッティ(C.T)
マルコ・ベルドンディーニ(指)
エミーリア・ロマーニャ祝祭O
GB-2538
パイジェッロ:イタリア語カンタータ集
[プティ・コンセール・イタリエン/謝罪/
ティルシがフィッレに/フィッレがティルシに]
パトリツィア・チーニャ(S)
フランコ・ピーヴァ(指)
インテルムジカ・アンサンブル
GB-2539
ブルーノ・プラティコ〜オペラ・アリア集
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」
ロッシーニ:「シンデレラ」「新聞」「セビーリャの理髪師」
ドニゼッティ:「ドン・パスクァーレ」「劇場の都合」から
ブルーノ・プラティコ(Bs)
マルコ・ベルドンティーニ(指)
マルケ・プロ・アルテO

録音:2001年9月
GB-2540
パオロ・ガヴァネッリ〜オペラ・アリア集
ヴェルディ:「マクベス」、「リゴレット」、「椿姫」、「ドン・カルロ」、
ポンキエッリ:「ジョコンダ」、レオンカヴァッロ:「道化師」、
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」から
パオロ・ガヴァネッリ(Br)
フランチェスコ・ローザ(指)パドヴァPO

録音:1999年
GB-2542
ムソルグスキー:歌曲集「子供部屋」(7曲)
ストラヴィンスキー:子供の為の3つのお話(フランス語&ロシア語)
プロコフィエフ:ロシア民謡Op.104より(6曲)/
おしゃべり/見にくいあひるの子
ショスタコーヴィチ:クルイロフによる2つの寓話
シルヴィア・マリーニ・ヴァディモア(Ms)
アルベルト・ガッレッティ(P)
GB-2543
カルロ・コロンバーラ(Bs)〜アリア集
ヴェルディ:「ドン・カルロ」/「アッティラ」/
「シチリアの晩鐘」/「エルナーニ」/「マクベス」
グノー:「ファウスト」
ボーイト:「メフィストフェレ」
ラフマニノフ:「アレコ」/からのアリア
カルロ・コロンバーラ(Bs)
ジョルジ・ラト(指)
イタリア語地域スイスO(ルガノ放送O)

録音:2003年5月
GB-2544
ナポレターナ集
トスティ:かわいい口元
カルディロ:つれないお前(カタリー)
デ・クルティス:帰れソレントへ/夜の声/泣かないお前
ドニゼッティ:アンモーレ
タリアフェッリ:プジレコの漁師
デスポジト:アネマ・エ・コーレ
ラーニャ:静けさに歌う
ダンニバーレ:太陽の地
ファルヴォ:ガッパーリア
モドゥーニョ:レスタ・クンメ(そばにいて)
カンニオ:恋する兵士
ブルーノ・プラティコ(Bs)
マルコ・ベルドンディーニ(指)プロアルテO
GB-2545(3CD)
ヴェルディ:歌劇「運命の力」
カルロ・ベルゴンツィ〜リサイタル*
トスティ:最後の歌
ショパン:悲しみ
ブッツィ=ペッチャ:ロリータ
デ・クルティス:忘れな草
ピエロ・カプッチッリ〜リサイタル#
トスティ:君なんかもう
ブロージ:ヴェネツィアの幻影
ガスタルドン:禁じられた音楽
ロトーリ:私の花嫁は旗
カルロ・ベルゴンツィ(T:アルヴァロ)
ピエロ・カプッチッリ(Br:カルロ)
イルヴァ・リガーブエ(S:レオノーラ)
アゴスティーノ・フェリン(グアルディアーノ)
フランカ・マッティウッツィ(Ms:プレツィオジッラ)
フェルナンド・プレヴィターリ(指)
RAIトリノSO&cho
録音:1971年 トリノ、ステレオ・ライヴ
カルロ・ベルゴンツィ(T)*
ヴィチェンツォ・スカレーラ(P)*
録音:1984年 カルピ*
ピエロ・カプッチッリ(Br)#
レオーネ・マジエーラ(P)#
録音:1984年 モデナ#
GB-2548
アントニオ・デ・パルマ〜オペラ・アリア集
ヴェルディ
:「ルイーザ・ミラー」,「リゴレット」、
ポンキエッリ:「ラ・ジョコンダ」、
レオンカヴァッロ:「道化師」、
マスカーニ
:「カヴァレリア・ルスティカーナ」、
プッチーニ
:「マノン・レスコー」,「トスカ」, 「蝶々夫人」,「西部の娘」,
 「トゥーランドット」、
ジョルダーノ
:「フェドーラ」、
マスネ
:「ウェルテル」からのアリア
アントーニオ・デ・パルマ(T)、
ジャンナ・フラッタ(指)ソフィア国際O
アントーニオ・デ・パルマは近年活躍が目覚しいイタリアのテノール。力強いリリコ・スピントの声が武器です。1988年にデビューして以来、ヴェルディからプッチーニにかけての時代のオペラを中心に活躍しているベテラン。 (Ki)
GB-2549(2CD)
チレーア:歌劇「アルルの女」 ルカ・カノーニチ(Tフェデリーコ),
ダリア・マジエーロ(Sヴィヴィエッタ),
エリザベッタ・フィオリッロ(Msローザ・ママイ),
ステーファノ・アントヌッチ(Bsバルダッサーレ),他
レイナルド・ジョヴァンニネッティ(指)
地中海PO,フランチェスコ・チレーアcho

録音2004年12月10、12日、コセンツァ
有名テノールが誰でも好んで歌うことで知られているチレーアの名曲“フェデリーコの嘆き、この曲はチレーアのオペラ「アルルの女」の中の一曲です。原作はビゼーの付随音楽同様、ドーデの「アルルの女」で、美しいアルルの女に恋してしまったがゆえに破滅するフェデリーコを描いています。オペラそのものは滅多に上演されませんが、南イタリア風の熱く濃厚な雰囲気に満ちた素敵な作品です。 (Ki)
GB-2551(2CD)
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」 フィオレンツァ・チェドリンス(Sノルマ)、
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ(Tポリオーネ)、
カルメラ・レミージョ(Sアダルジーザ)、
アンドレア・パピ(Bsオロヴェーゾ)、
ファブリツィオ・カルミナーティ(指)マルケPO、
マルケ・ヴィンチェンツォ・ベッリーニcho

録音:2004年12月1,4,7日,アンコーナ,ムーゼ劇場でのライヴ
チェドリンス、ラ・スコーラ、レミージョと、豪華キャストの揃った「ノルマ」のライヴ録音です。アドリア海に面した港町アンコーナには、ムーゼ劇場(ムーゼとはミューズのこと)という、1827年建設の歴史ある劇場があります。規模は千人強という、オペラにはぴったりのサイズの中劇場。近年、内部を完全に新しく直してから、アドリア海岸では随一の意欲的な公演を組む劇場として知られるようになりました。日本人にとって、チェドリンスとラ・スコーラの「ノルマ」といえば、2003年のラ・ヴォーチェ公演が焼きついていることでしょうが、この公演でも二人は素晴らしい歌。ことにチェドリンスは驚くほど絶好調で、ゾクゾクさせられっぱなし。加えて、メッゾが受け持つことの多いアダルジーザを、ソプラノのレミージョが歌い、ソプラノ二人の絡みが美しく響きます。指揮は、2007年1のベルガモ・ドニゼッティ劇場の「アンナ・ボレーナ」で好評を博した、ベテランのカルミナーティ。オペラのツボを心得た指揮に唸らされます。 (Ki)
GB-2553
カンツォーネ集
トスティ:かわいい口もと,夢,
 君なんかもう,理想の女,セレナータ,
 最後の歌、
デンツァ:妖精の瞳、
ロトーリ:私の花嫁は旗、
E.デ・クルティス:忘れな草,
 あなたをとても愛している,
 泣かないお前、
ガスタルドン:禁じられた音楽、
ディ・カプア:あなたに口づけしたい、
カルディッロ:つれない心(カタリ)、
タリアフェリ:プジレコの漁師、
フスコ:彼女に告げてよ、
ロジャーズ:魅惑の宵、
C-M.シェーンベルグ:彼を帰して、
マンシーニ:ムーン・リバー、
黒人霊歌:深い河、
カーン:オール・マン・リバー
カルロ・コロンバーラ(Bs)、
リチャード・ベイカー(P)
アリア集(GB-2543)に続く、カルロ・コロンバーラのカンツォーネ集。今やイタリア人バスのトップランナーとして世界中で引っ張りだこのコロンバーラ、バス歌手のアリア集も珍しいのに、カンツォーネ集は非常に稀!しかしバスでありながらイタリアンな明るさと輝きがたっぷりあって、これがイケるのです。また、ミュージカル・ナンバーなども、上質なイタリアン・バスで歌われるとまた別の味わいが引き出されています。 (Ki)
GB-2556
バロックのバリトン曲集
バッハ:「ヨハネ受難曲」−急げ悩める魂よ,
 ミサ曲ロ短調−主である聖霊に、
テレマン
:4声の協奏曲ニ長調TWV43:D4−第1楽章、
モンテヴェルディ
:「オルフェオ」から、
カンプラ
:「女たち」、
パーセル
:「アーサー王」−なんと力強い,
 「パウサニアス」−薔薇より甘美な、
ヘンデル
:「デッティンゲン・テ・デウム」−お与えください,
 「メサイア」−なぜ国々が
バルトロ・ムシル(Br)、
ダニエレ・ボーヴォ(指)
アカデミア・ムジチ・デイ・ルーミ

録音:2006年,ヴェローナ
GB-2554
マリア・ドラゴーニ/アリア集
ヴェルディ:「ナブッコ」,「マクベス」,
「椿姫」,「運命の力」、
ベッリーニ
:「ノルマ」、
ボーイト
:「メフィストーフェレ」、
マスカーニ
:「グリエルモ・ラトクリフ」、
ビゼー:「カルメン」からのアリア,ほか
マリア・ドラゴーニ(S)、
スザンナ・ペシェッティ(指)
オーケストラANCEM

録音:2001年4月,2003年11月
マリア・ドラゴーニは、1983年にマリア・カラス・コンペティションに優勝し、プリマドンナとして長年活躍しているソプラノ。しかし録音が少なく、ことに日本ではその実力が伝わらないらないままでした。このCDは、二つのコンサートのライヴ録音から取られたもの。ヴェルディを中心に、多彩な内容となっています。 (Ki)
GB-2555
ルス・デル・アルバ、アリア集
モーツァルト:「魔笛」、
ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」,
 「ルチア」、
ヴェルディ
:「リゴレット」,「トラヴィアータ」、
プッチーニ
:「ジャンニ・スキッキ」,
 「ロンディネ」、
オッフェンバック
:「ホフマン物語」からのアリア
ルス・デル・アルバ(S)、
ヴィットーリオ・グリゴロ(T)、
フランチェスコ・グリゴロ(指)ミラノ・メロスO

録音:2001年
ルス・デル・アルバは、ウルグアイ出身のソプラノ。バロックからヴェルディまで幅広いレパートリーを持っており、ドミンゴに招かれてワシントン歌劇場でオッフェンバック「ホフマン物語」のジュリエッタとアントーニアを歌ったりしている。 (Ki)
GB-2557
ミルコ・パラッツィ
ヘンデル
:「ベレニーチェ」、
ロッシーニ
:「セミラーミデ」、
ヴェルディ
:「シモン・ボッカネグラ」、
ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」からのアリア、
モーツァルト
:アリア「お前と別れようとする時」K513、
ラヴェル:「ドゥルシネア姫に思いをよせるドン・キホーテ」、
トスティ
:君なんかもう,最後の歌、
ドニゼッティ:さらばブルネットの娘、
カーン
:オール・マン・リヴァー、ほか
ミルコ・パラッツィ(Bs)
ホン・ジュ・フン(P)

録音:2007年9月2日
イタリアオペラ好きの間では既に名の知られたバス、ミルコ・パラッツィ。1978年、リミニ生まれ。今年で30歳という若さで、なかなかの二枚目。ところが出てくる声は、見た目からは想像もつかないほど重厚で立派なバス。少なくともここ5年ほどは各地で引っ張りだこで、日本にも2005年のサンカルロ歌劇場来日公演でのヴェルディ「トロヴァトーレ」のフェルランド役を歌っています。あれを歌ったのが20代半ばの青年だとは、誰も思わなかったことでしょう。このCDは、2007年9月2日に、マルケ州のアドリア海沿いの小さな町、モンテコーザロで行われた演奏会のライヴ。ヘンデルからカーンまで、多彩な曲目を揃えています。  (Ki)
GB-2558
ロッシーニ:アリアと歌曲集
「セミラーミデ」、「アルジェのイタリア女」、
「タンクレーディ」、「オテッロ」からのアリア
スペインのカンツォネッタ、アヴェ・マリア、
さらば人生、北京への愛、踊り
シルヴィア・ベルトラーミ(Ms)、
サブリナ・アヴァンターリオ(P)

録音:2008年6月13日,ボローニャ(ライヴ)
シルヴィア・ベルトラーミは、ここ数年でイタリア各地のコンクールに入賞、売り出し中のメッゾソプラノ。これがデビュー・アルバム。オール・ロッシーニという意欲的な内容です。   (Ki)
GB-2559
ティート・スキーパを偲んで
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」
ドニゼッティ:「愛の妙薬」
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
ヴェルディ:「リゴレット」,「トラヴィアータ」
プッチーニ:「ボエーム」,「マノン・レスコー」,「蝶々夫人」,「トスカ」
マスネ:「ウェルテル」,「マノン」からのアリア,ほか
アルド・カプート(T)、アンドレア・カレ(T)、
アレッサンドロ・リベラトーレ(T)、
フランチェスコ・マルシーリャ(T)、
ジュゼッペ・タラモ(T)
マルチェッロ・パンニ(指)ティート・スキーパSO

録音:2009年6月11日,レッチェ
偉大なテノール、ティート・スキーパの故郷レッチェで、イタリア人の若いテノールが5人集まって歌ったアルバム。アルド・カプートは1980年、バーリ生まれ。ロッシーニなどを得意としています。アンドレア・カレはパヴァロッティの弟子で、師匠譲りの張りのある美声で今注目されているテノール。2008年にはボローニャで《ノルマ》のポリオーネを歌っています。アレッサンドロ・リベラトーレは、1977年、ローマ生まれ。トリノでのフリットリがタイトルロールのマスネ《タイス》の映像でニシアスを歌っています。フランチェスコ・マルシーリャは1974年、ナポリ生まれ。既にイタリア各地で活躍しています。ジュゼッペ・タラモは、2008年、ナポリ生まれ。《ボエーム》のロドルフォを得意としています。いずれもまだ若いものの、次世代のスターになりそうな逸材ばかり。無名なうちに聞いておくのもたのしいものでしょう。 (Ki)

GB-2560(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「ルクレツィア・ボルジア」 マリエッラ・デヴィーア(S ルクレツィア・ボルジア)
ジュゼッペ・フィリアノーティ(T ジェンナーロ)
マリアンナ・ピッツォラート(Ms マッフィオ・オルジーニ)
アレックス・エスポージト(Br アルフォンソ公爵)
グレゴリー・ボンファッティ(T ルスティゲッロ)
ステーファノ・リナルディ・ミリアーニ(Bs グベッタ)
ジャコモ・メディチ(Br アストルフォ)他
マルコ・グイダリーニ(指)マルケPO
マルケ・ヴィンチェンツォ・ベッリーニcho

録音:2010年2月19、21日、アンコーナ
ドニゼッティの傑作「ルクレツィア・ボルジア」に素晴らしい録音が登場!2010年2月にアンコーナで行われた演奏会形式上演のライヴ。タイトルロー ルを歌うは大プリマドンナ、マリエッラ・デヴィーア。ルクレツィアは、2002年9、10月にスカラ座で歌って大絶賛された得意の役。イタリア的な美しい 声を駆使した歌はまさに完璧です。ジェンナーロのジュゼッペ・フィリアノーティは、そのスカラ座公演でBキャストに入っており、9月30日にデヴィーア と共演していました。それから8年後、持ち前の美声に逞しさが加わった見事なジェンナーロを聞かせてくれます。この公演ではさらにオルジーニにマリ アンナ・ピッツォラート、アルフォンソにアレックス・エスポージトと、ロッシーニで高い評価を得ている若い歌手を投入。そして脇役までイタリア人ばか りという、近年ではイタリアでも珍しい純国産上演。マルコ・グイダリーニの様式感のしっかりした音楽も見事なもの。ライヴならではの高揚感の味わえ る録音です。 (Ki)
GB-2562
トスティ:フランス歌曲集
法悦(このお話をご存知ですか?,まだ、立ったまま黙り込んで,私の腕の中で)
オ・タイティの娘
全ては過ぎ、厭きが来て、毀れる!
さようならスザーン/スザーン
今日は、スザーン/秋/11月
最後の木の葉/小さなセレナーデ
愛よ!愛!/恋の病よ!
私は泣いているの!/ギター
フォルトゥニオの歌
私にそれを言わないで
カディスの娘たち/明日は!
偉大な王の時代に!
ウィリアム・マッテウッツィ(T)
小谷彩子(P)

録音:2009-2010年
ランチェスコ・パオロ・トスティ(1846−1916)といえば魅力的な歌曲がたくさんあり、オペラ歌手のリサイタルで頻繁に歌われています。そのトスティにフランス歌曲でも名作が多々あることはある程度知られていても、実際にまとまって耳に出来る機会はあまりありませんでした。このCDでは、名テノール、ウィリアム・マッテウッツィが柔らかい声でトスティのフランス歌曲を歌い上げています。伴奏は日本の名伴奏ピアニスト、小谷彩子。仏伊英日の四ヶ国語対訳付きです (Ki)
GB-2563
カルロ・レポーレ/アリア集 “ブッフォだけじゃない”
ロッシーニ:「ランスへの旅」〜比類ない記念の品々
「チェネレントラ」〜娘たちのうちのどちかが
「アルジェのイタリア女」〜胸の中にただならぬ熱い思いが
「セビリアの理髪師」〜陰口の歌
ヴェルディ:
「シモン・ボッカネグラ」〜引き裂かれた心
「マクベス」〜空が急変するように
「エルナーニ」〜不幸なものだ
「ドン・カルロ」〜彼女は私を愛したことはなかった
「ファルスタッフ」〜名誉だと
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」−カタログの歌
グノー:「ファウスト」−眠ったふりをせずに
レスピーギ:霧
トスティ:セレナータ
カルロ・レポーレ(Bs)
ジョヴァンニ・ヴェッルーティ(P)

録音:2012年6月25日、ローマ
カルロ・レポーレはナポリ生まれでローマ在住のバス。バッソブッフォとして高名で、ことにロッシーニを得意としています。このアリア集は「ブッフォだ けじゃない」の題名で分かるとおり、お得意のロッシーニの愉快なアリアの他、ヴェルディのシリアスな役のアリア、歌曲など、盛りだくさんの内容。声楽 的能力が高い人なので、いずれも巧みにこなしています。 (Ki)
GB-2564
ソーニャ・ガナッシ/フランス・オペラアリア集
ビゼー:「カルメン」―鈴の音が響き
ドニゼッティ:「ファヴォリート」―ああ、私のフェルナン
トマ:「ミニョン」―あの国を知っていますか(君知るや南の国)
グノー:「サッフォー」―ああ、私の不滅の琴よ
マスネ:「ル・シド」―泣け私の瞳よ
オッフェンバック:「ホフマン物語」―見てごらん、わななく弓の下で
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」−あなたの声に私の心は開き
ビゼー:「カルメン」―ハバネラ
グノー:「ミレイユ」序曲
ビゼー:「カルメン」組曲第1番
ソーニャ・ガナッシ(Ms)
カルラ・デルフラーテ(指)マルケPO

録音:2011年 5月3日、アンコーナ
ソーニャ・ガナッシといえばロッシーニ・メッゾソプラノとして高名ですが、近年はヴェルディにも積極的に取り組んでいますし、そしてフランスオペラも 得意としています。このCDにはトマ、グノー、オッフェンバック、ビゼー、サン=サーンス、マスネと、19世紀のフランスオペラの有名作曲家の作品のア リアが並んでいます。もちろんドニゼッティの「ファヴォリート」はオリジナルのフランス語での歌唱。深みと情感のあるガナッシのメッゾの声はこれらフラ ンスオペラにぴったりです。カルラ・デルフラーテはパルマ生まれの指揮者。イタリアの中堅の女性指揮者です。 (Ki)
GB-2565(2CD)
ベッリーニ:歌劇「ザイーラ」 サイオア・エルナンデス(ザイーラ)
シモーネ・アルベルギーニ(オロズマーネ)
エネア・スカラ(コラズミーノ)
アンナ・マラヴァージ(ネレスターノ)
アブラモ・ロサレン(ルジャニャーノ)
ミケーラ・アンテヌッチ(ファティマ)
マッテオ・ファルシエ(カスティリオーネ)
イタリア国際O
ジャコモ・サグリパンティ(指)
テッレ・ヴェルディアーネCho
演出:ロゼッタ・クッキ

録音:2012年7月、イトリア谷音楽祭、ドゥカーレ宮殿
南イタリアのアルベルベッロの近くのマルティーナ・フランカで毎年夏に行われるイトリア谷音楽祭。2012年に上演されたベッリーニのオペラ「ザイーラ」 のアルバム。1829年に作曲されたこのオペラは、初演からほとんど演奏されることのなかった作品ですが、イトリア谷音楽祭では、上演機会の少ない作 品も積極的に取り上げています。本上演では、マッシモ・ベッリーニ劇場が所有するマニュスクリプトとパオロ・ロパルコ編纂版に基づく改訂版を用いて います。ベッリーニにとって5作目となった「ザイーラ」は、彼自身の手応えに反して初演時の反応も期待するものではありませんでした。そのような事情 もあり、ベッリーニは通常あまり行わなかった自己盗作を行い、次作の「カプレーティ家とモンテッキ家」で「ザイーラ」の旋律を使っています。 「ザイーラ」は十字軍遠征の時代のエルサレムが舞台。サルタン(オロズマーネ)の人質となった娘ザイーラが主人公。孤児だった彼女は、実はフランス 貴族の父親(ルジャニーノ)がいることが分かり再会を果たしますがその父も亡くなる。そして騎士ネレスターノが実の兄だと判明する。しかしそのことを 知らずにザイーラとの結婚を望んでいたオロズマーネが嫉妬に狂いザイーラを刺殺し、最後に自らも命を絶つという悲劇のストーリー。本作の演出はロゼッ タ・クッキが担当し、現代を舞台とする設定に変換。イスラム系過激派を連想させるグループに拉致された女性と、そのグループ内の男性との悲恋のストー リーとなっています。 (Ki)
GB-2567
ディミトラ・テオドッシュウ・イン・コンサート
ヴェルディ:オペラ『運命の力』〜レオノーラのアリア「神よ、平和を与えたまえ」
 『オテロ』〜 4幕「サリースのカンツォーネ〜アヴェ・マリア」
 『仮面舞踏会』〜第3幕アメーリアのアリア「私の最後の願い」
 『マクベス』〜第2幕マクベス夫人のアリア「光は弱まり」
ベッリーニ(メリオ編):オペラ『ノルマ』〜「清らかな女神よ」
マスカーニ:『友人フリッツ』〜スゼールのアリア「わずかな花を」
 『カヴァレリア・ルスティカーナ』〜「ママも知るとおり」
プッチーニ:「サルヴェ・レジーナ」
 『ラ・ボエーム』〜ミミのアリア「あなたの愛の呼ぶ声に」
 オペラ『蝶々夫人』〜蝶々夫人のアリア「ある晴れた日に」
 『トスカ』〜トスカのアリア「歌に生き、恋に生き」
ディミトラ・テオドッシュウ(S)
エルダ・ラロ(P)

録音:2015年9月12日/クレモナ・ヴァイオリン・ミュージアム(ライヴ)
ギリシャ生まれのソプラノ歌手、テオドッシュウ。近年、テオドッシュウがレパートリーとして取り入れはじめた、「ヴェリズモ・オペラ」は、リアリティを求め、 過度な歌唱を軽減したこのオペラジャンルです。このリサイタルでテオドッシュウは、このジャンルで代表的な作曲家、マスカーニをはじめとする、イタリア の作曲家らの作品を抜粋し、披露。録音からも聴こえてくるテオドッシュウの声の動きから、舞台上で自由に動く姿がありありと目に浮かんできます。 エルダ・ラロは数多くの歌手の伴奏をこなすピアニスト。5曲目に収録されている、ベッリーニのオペラ『ノルマ』からの有名なアリア「清らかな女神よ」 のピアノ編曲は、CDの中で唯一の彼女のソロ演奏です。歌では表せない、高い精神性を感じさせるような、クセのない演奏です。テオドッシュウの声はドラマティック・ソプラノとしてとても魅力的ですが、プッチーニ作『ボエーム』のミミのように、常に儚げな弱さを持ったキャラクター のアリアでも、強弱の幅を工夫し、上手く歌いこなしています。テオドッシュウの新レパートリーへの試みを、是非お楽しみ下さい。 テオドッシュウは2016年秋に来日予定です。 (Ki)
GB-2568
「ララバイ」
ピッツェッティ:ウリヴァの子守歌
グリーグ:クリスマスの子守歌
クィルター:妖精の子守歌
レーガー:子守歌
フォーレ:ゆりかご
ファリャ:ナナ(子守歌)
ロルカ:セヴィリアの子守歌
ガーシュウィン:サマータイム
中田喜直:おやすみなさい、他全24曲
ウィリアム・マッテウッツィ(T)
フランチェスコ・デ・ポーリ((P)
チェーザレ・サンパオレージ(G、リュート)

録音:2013年
古今東西のクラシック作曲家による子守歌を集めたアルバム。歌っているのは1957年ボローニャ生まれのテノール、ウィリアム・マッテウッツィ。80、 90年代に「ハイF」まで朗々と歌いあげる高音テノールとして、またロッシーニのスペシャリストとして名を馳せた名歌手です。このアルバムではとてもリラッ クスした雰囲気の中、のびのびと美声を聴かせています。ゆったりと楽しむ1枚。中田喜直はもちろん日本語歌唱です。 (Ki)
GB-2569(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「パリジーナ」 アッツォ:ジョルジョ・ザンカナーロ(Bs)
パリジーナ:マリエラ・デヴィーア(S)
ウーゴ:ダルマシオ・ゴンザレス(T)
エルネスト:ディミトリ・カブラコス(Br)
イメルダ:ティツィアナ・トラモンティ(Ms)
ブルーノ・バルトレッティ(指)
フィレンツェ五月祭O&cho

録音:1990年5月20日/フィレンツェ、ペルゴラ劇場(ライヴ)
[あらすじ]
嫉妬深いフェラーラ公爵アッツォは妻である王妃パリジーナと、大臣エルネストの息子であるウーゴの関係を疑っています。そしてパリジーナ が寝言でウーゴへの愛を口にするのを聞いた公爵は疑いを確信に変え、ふたりを厳しく問い詰めます。公爵は嫉妬のため前妃マチルデを手にかけた過去 すらあるのですが、パリジーナとウーゴは正直にお互いの愛を告白します。そこへエルネストが、実はウーゴは公爵と前妃マチルデの息子であると打ち明け、 まさかの事実に公爵と子は一瞬喜びを感じるものの、和解には至りません。公爵はやはり憎しみを抑えることができずウーゴを殺し、すでに死を覚悟して いるパジリーナにウーゴの亡骸を見せます。パジリーナは大きな悲しみに包まれながらアリアを歌い、息絶え、幕となります。原作はバイロンの「パリジーナ」(1816)で、15世紀のフェッラーラ候、ニッコロ3世の実話をもとに作られた物語。初演は1833年、ペルゴラ劇場。 悲劇的な内容を持ちながら、それぞれが愛を力強く歌い、物語に推進力を持たせるドラマティックかつ美しいオペラです。ザンカナーロ、デヴィーアらの 名唱に酔う1990年ペルゴラ劇場でのライヴ録音。 (Ki)
GB-2571
ロッシーニ:オペラ・アリア集
Largo al Factotum(セビリアの理髪師)
A un dottor della mia sorte(セビリアの理髪師)
La calunnia e un venticello(セビリアの理髪師)
序曲(セビリアの理髪師)
Come un'ape nei giorni d'aprile(チェネレントラ)
Sia qualunque delle figlie(チェネレントラ)
Conciosiacosache... Intendente! Direttor! (チェネレントラ)
La del ciel nell'arcano profondo(チェネレントラ)
序曲(チェネレントラ)
Ho un gran peso sulla testa(アルジェのイタリア女)
序曲(アルジェのイタリア女)
Medaglie incomparabili(ランスへの旅)
ニコラ・アライモ(Br)
ロッシーニSO
アゴスティーニ・フォルトゥーナ劇場cho
ミルカ・ロシアーニ(指)

録音:2018 年2月7日/ファーノ、フォルトゥーナ劇場(ライヴ)
ヨーロッパでの活躍はもちろん、2009年にレヴァイン指揮ボストンSOの『シモン・ボッカネグラ』でアメリカ・デビュー。2011年には同演目でメト・ デビューを果たしているニコラ・アライモによるロッシーニのオペラ・アリア集です。序曲を交えつつ複数のオペラから選曲されたライヴとなっており華や かな世界が広がります。 (Ki)
GB-2572(2CD)
ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』 ジュゼッペ・ジャコミー ニ(アンドレア・シェニ エ )
ジョルジョ・ザンカナーロ(カルロ・ジェラール)
ゲーナ・ディミトローヴァ(マッダレーナ・ディ・コワニー)
タツィアナ・トラモンティ(ベルシ)
ラウラ・ボッカ(コワニー伯爵夫人)他
パオロ・オルミ(指)
ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場O&cho

録音:1991年5月/ジェノヴァ、マルゲリータ劇場
ャコミーニ、ザンカナーロ、ディミトローヴァの力強い歌唱が聴ける『アンドレア・シェニエ』。1991年の録音です。ヴェリズモ・オペラの迫力が炸裂! (Ki)
GB-2574
「愛と死」〜モンテヴェルディ歌曲集
Introduzione al ballo
Et e pur dunque vero
Se i languidi miei sguardi
Maledetto sia l'aspetto
Partenza amorosa
Eri gia tutta mia
La mia turca
Sento un certo non so che
Lamento d'Arianna
Combattimento di Tancredi e Clorinda
Si dolce e'l tormento
ウィリアム・マッテウッツィ(T)
フランチェスコ・デ・ポーリ(Cemb)
フェデリコ・ヴィタローネ(リコーダー)
ヴァレンティナ・ボルガート(Vn)
アルベルト・ジョヴァンニーニ(Cb)

録音:2018年3月
高音を朗々と歌いオペラ界の第一線で活躍したテノール、マッテウッツィのソロ・アルバム。歌曲の元祖ともいうべきモンテヴェルディをシンプルな伴奏 で歌っています。「アリアンナの嘆き」「タンクレディとクロリンダの戦い」などの有名曲も収録。端正な歌唱でありながら場面によっては演劇的な歌い回し もあって声の自在さに聴きほれます。
GB-2575(2CD)
パイジェッロ:歌劇『勇敢な競演』 ゲリンダ:マリアーナ・マッパ(S)
バルティアーノ:ブルーノ・タッディア(Bs)
ドン・ベルリッコ:マヌエル・アマーティ(T)

ジョヴァンニ・ディ・ステファノ(指)
ジョヴァンニ・パイジェッロ祝祭O

録音:2018年9月14・15日
2018年のパイジェッロ・フェスティバルでの上演のライヴ録音です。『勇敢な競演』はほとんど知られていないオペラですが、モーツァルトがフルート四重 奏曲第4番K298の第3楽章で旋律を拝借したのがこのオペラの中のアリア「Chi mi mostra, chi m'addita」。当時は名の通った存在であったパイジェッロ の知られざるオペラの貴重な録音です。 (Ki)
GB-2577
ジローラモ・ロッシ:2つの声とヴァイオリンのためのカンタータ『聖パドヴァのアントニオ』(1738)
コントラルト独唱とサルテリオまたはチェンバロのためのレクティオ・クアルタ(1760)
ルチア・カーザグランデ・ラッフィ(S)
エリザベッタ・パッルッキ(C.A)
ローマバロッカ・アンサンブル

録音:2019年
18世紀半ばに書かれた作品です。カンタータは明るい曲想で協奏的な器楽の動きも面白く、世俗的趣味が溢れています。 (Ki)
GB-2578
パイジェッロ:歌劇『奥様女中』 ウベルト:ジュゼッペ・ナヴィーリョ(Bs)
セルピナ:ヴァレリア・ラ・グロッタ(S)
ヴェスポーネ:ガブリエーレ・サロンネ(パントマイム)
サビーノ・マンツォ(指,Cemb)
サンタ・テレサ・デイ・マスキ・バロックオーケストラ

録音:2018年4月19日
奥様女中』と言えばペルゴレージのものが有名ですが、パイジェッロも同じ台本に曲を付けて発表しています。軽快な音楽が可愛らしく聴いていて楽しい 作品。
GB-2579(2CD)
レオナルド・レーオ(1694-1744):3幕の宗教劇『マグダラのマリア、死から生へ』 マグダラのマリア:アガタ・ビエンコフスカ(S)
リヴィア:ジャンルカ・パゾリーニ(T)
アントゥオーノ:ジュゼッペ・ナヴィリオ(Bs)
マテルノ:エンリコ・トッレ(C.T)
アンジョロ:アウレリオ・スキアヴォーニ(C.T)
デモーニオ:カルロ・トッリアーニ(Bs)
リコ:パオロ・リロペス(ソプラニスタ)
コジモ・プロンテラ(指)
ラ・コンフラテルニタ・デ・ムジチ・バロックO

録音:2019年12月22日/イタリア、ブリンディジ、聖パオロ教会(レオナルド・レーオ・バロック音楽祭でのライヴ)
ナポリ楽派の重要な作曲家であるレーオ。このオペラは当時演奏されたきり忘れ去られていた作品です。作曲家自身の手による楽譜が2009年にフラン スで発見され、入念な準備の結果、2019年に復活蘇演がなされました。そのライヴ録音を収録したのがこのアルバム。イエスの死と復活を見届けたとも言 われるマグダラのマリアをテーマにした音楽で、様々な登場人物の美しいアリアに魅了されます。 (Ki)
GB-2581(2CD)
モンテヴェルディ:歌劇『ポッペアの戴冠』 ポッペア:オクサーナ・マルツェヴァ (S)
ネローネ:シン・ヨーウォン(S)
フォルトゥーナ:スザンナ・リガッチ(S)

フェデリコ・バルダッツィ(指)
アンサンブル・サン・フェリーチェ

録音:2020年1月/フィレンツェ
初期バロックオペラの名作『ポッペア』。この録音ではイタリア、フランス、ロシア、ウクライナ、トルコ、ブラジル、メキシコ、中国、韓国などなど様々な国 の若手がキャストに参加しています。また古楽器によるオーケストラもリコーダーやギター、打楽器を鮮やかに用い、迫力ある通奏低音も勇ましい聴き応え のある演奏となっています。 (Ki)
GB-2583(2CD)
マスカーニ:歌劇『ランツァウ家の人々』 ジャンニ・ランツァウ:バリー・アンダーソン
ジョルジョ:オッターヴィオ・ガラヴェンタ
ルイーザ:リタ・ランティエーリ
ジャコモ・ランツァウ:ジャコモ・ボルドリーニ
フィオレンツォ:ドメニコ・コライアンニ
ジュリア:フルヴィア・ベルトリ
レベル:カルロ・ボージ
ブルーノ・リガッチ(指)
リヴォルノ歌劇場O

録音:1992年9月/リヴォルノ、グラン・グアルディア劇場
1892年11月10日、フィレンツェのペルゴラ劇場で初演された『ランツァウ家の人々』。聴衆の反応は上々で6曲がアンコールされ、マスカーニの妻の リナは気を失うほど感動したという作品です。初演100周年記念として1992年に取り上げられた際のライヴ録音。マスカーニらしい美しい旋律が魅力。 (Ki)
GB-2585
レオンカヴァッロ:歌劇『ジプシーたち』 デニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニ(フレアナ)
ジュゼッペ・ヴェネツィアーノ(ラドゥ)
ア ル マ ンド・リ カ イ(タマール )
ジョルジョ・ヴァレリオ(老人)
ダニエレ・アジマン(指)
イタリアPO
アブ・ハルモニアエcho

録音:2019年11月4日/ミラノ(ライヴ)
プーシキンの詩「ジプシー」から着想を得て台本が書かれた『ジプシーたち』(Zingari)。1912年にロンドンで初演され大きな成功を収めたにもかかわらず、 作曲者の死後すぐに劇場のレパートリーから外され、長いあいだ忘れ去られていたオペラです。この作品の魅力を知らしめるべく、美しく演奏された2019年の録 音。 (Ki)
GB-2586
中国発〜オペラ・アリア集
ヴェルディ:私の喜びを(第一回十字軍のロンバルディア人)
ドニゼッティ:人知れぬ涙(愛の妙薬)
ヴェルディ:燃える心を(椿姫)
ヴェルディ:女心の歌(リゴレット)
ヴェルディ:我は嘆く(レクイエム)
モーツァルト:なんと美しい絵姿(魔笛)
ビゼー:花の歌(カルメン)
プッチーニ:見たこともないすばらしい美人(マノン・レスコー)
プッチーニ:冷たき手を(ラ・ボエーム)
プッチーニ:妙なる調和(トスカ)
プッチーニ:さらば愛の家(蝶々夫人)
プッチーニ:泣くな、リューよ(トゥーランドット)
プッチーニ:誰も寝てはならぬ(トゥーランドット)
レハール:君は我が心のすべて(微笑みの国)
ワン・チュアンユエ(T)
ジャンルカ・マルティネンギ(指)
オルケストラ・クラシカ・イタリアーナ

録音:2019年3月22-25日/トレヴィーゾ
中国生まれで中央音楽院で学び、国内外のコンクールで華々しい成果を上げ、現在では中央音楽院で教授を務めサンフランシスコ・オペラの歌手としても活躍す る稀代のテノール、ワン・チュアンユエ(王?越)の初となるソロ・アルバム。有名なアリアの数々を堂々と歌い上げています。 (Ki)
GB-2587(2CD)
マスカーニ:歌劇『ロドレッタ』 ロドレッタ:ジョヴァンナ・デ・リーゾ
フランメン:オルフェオ・ザネッティ
ジャノット:ジュゼッペ・ア ルトマーレ
アントニオ:フランコ・ボスコロ
ほか
マッシモ・デ・ベルナルト(指)
オルケストラ・カメラータ・ストゥルメンターレ
コーロ・コーペラティヴァ・アルティスティ・アッソシアーティ

録音:1994年9月/リヴォルノ、グラン・グアルディア劇場(ライブ)
マスカーニの歌劇『ロドレッタ』は、「フランダースの犬」で有名なイギリス作家ウィーダの小説「2つの小さな木靴」を題材としてジョヴァッキーノ・フォルツァー ノが台本を書き、1917年4月30日にローマのコスタンツィ劇場で初演された全3幕からなるドラマ・リリコ。悲しい物語にマスカーニらしい美しく抒情的な音楽 がつけられた、隠れた名作です。 (Ki)
GB-2591
マスカーニ:グローリア・ミサ.ヘ長調 エ ミル・イヴ ァノフ(T)
ロ ベ ルト・デ・カン ディア(Br)
ダニエレ・カッレガーリ(指)
ディヌ・リパッティ国立PO
クラウディオ・メールロ混声cho

録音:1998年6月18・19日
マスカーニの美しい秘曲『グローリア・ミサ』。ハープやティンパニも使った大きな管弦楽と男声2人のソロ、混声合唱のために書かれています。旋律の美しさも さることながら声の扱いやオーケストレーションが絶品。晴れやかな気分になれる名品です。
GB-2592
@アルビノーニ:『ピンピノーネ』
AB.マルチェッロ:『フィレッタとスパーゴ』(世界初録音)
カルロ・トッリアーニ(@ピンピノーネ、Aスパーゴ)
カミッラ・アントニーニ(@ヴェスペッタ、Aフィレッタ)

ファブリツィオ・ダ・ロス(指揮、チェンバロ)
イタリア古典Oアントニオ・サリエリ・アンサンブル(古楽器使用)

録音:2020年10月7-9日/ミラノ
『ピンピノーネ』は1708年11月26日にヴェネツィアの劇場で、歌劇・セリア『アスタルト』の間奏曲として初演されました。アルビノーニはこの時すでにヴェ ネツィア音楽界の重鎮。このインテルメッツォもシンプルにして非常に愉快な筋書き、鮮やかなデュエットやレチタティーヴォが人気を博し成功を収めました。この録 音では、初演時に印刷されたリブレットに基づく原典版が収録されています。カップリングには、ベネデット・マルチェッロの『フィレッタ・エ・スパゴ』を世界初収録。 (Ki)
GB-2594(2CD)
アントニオ・スマレリア(1854-1929):歌劇『シゲトの家臣』 デニア・マッツォラ・ガヴァッツェーニ(ナヤ)
ジュゼッペ・ヴェネツィアーノ(アンドール)
フルヴィオ・オッテッリ(ミロス)
ジョルジョ・ヴァレリオ(ロルフ、コンラッド)
シュザンナ・ハコブヤン(カノニケッサ)
ダミアーノ・チェルッティ(指)
オルケストラ・フィラルモニカ・イタリアーナ

録音:2020年11月
イタリアの歌劇作曲家アントニオ・スマレリア(1854-1929)の知られざる作品。1889年10月4日、ウィーン国立歌劇場のシーズン開幕を飾った歌劇で、 聴衆の反応も上々でした。スマレリア本人はワーグナー信者でしたが、半ワーグナー派のハンスリックやブラームスが好意的に評価したという興味深い話が残って います。 (Ki)
GB-2496(2CD)
ステッファーニ:歌劇『ヘラクレスとオケアロスの戦い』 ダラ・サヴィノヴァ(アルチーデ)
フェデリカ・パリュウカ(デイアニーラ)
リッカルド・アンゲロ・ストラーノ(アケローオ)
アウレリオ・スキアヴォーニ(エネーオ)
アントニオ・グレコ(指)
イタリア国際Oバロック・アンサンブル

録音:2014年7月24-27日
アルチーデ(ヘラクレス)とアケローオ(オケアロス)の戦いを描いた、ギリシャ神話に基づくオペラ。一人の女性デイアネイラを求めて戦うこととなった英雄 ヘラクレスと河の神オケアロスの物語です。
アゴスティーノ・ステッファーニ(1654-1728)はイタリア生まれのバロック作曲家で、おもにドイツで活躍。ハノーファーで宮廷楽長を務め、同地の歌劇場 のためにオペラも多く作曲しました。『ヘラクレスとオケアロスの戦い』はこの歌劇場のために書かれた1689年の作品です。 (Ki)

GB-2593
マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』 カテリーナ・イコノモウ(サントゥッツァ)
ジュゼッペ・ジャコミーニ(トゥリッドゥ)
フェデラ・バルビエーリ(ルチア)
アレッサンドロ・カッシス(アルフィオ)
パオラ・ロマーノ(ローラ)
ブルーノ・バルトレッティ(指揮)
トスカーナO

録音:1990年9月/リヴォルノ、グラン・グアルディア劇場
マスカーニの故郷リヴォルノで、『カヴァレリア・ルスティカーナ』初演100周年を記念して行われた公演のライヴ録音です。2021年7月28日に亡くなった 名テノール、ジュゼッペ・ジャコミーニが彼のキャリアの中でも特にはまり役と言える役で参加した公演であることも見逃せません。コレッリやヴィッカーズの継承 者とも評される、力強く豊かで伸びやかな歌声をお聴きください。 (Ki)
GB-2596(2CD)
モンテヴェルディ:歌劇『オルフェオ』 レオナルド・デ・リージ(オルフェオ)
エリカ・アルベリーニ(エウリディーチェ)
マルタ・ルーク(ムジカ、プロセルピーナ)
ロレンツォ・トージ(カロンテ、プルトーネ)
ミケラ・マッツァンティ(シルヴィア、スペランツァ)
ジュリア・ジャンニ(ニンファ)

フェデリコ・バルダッツィ(指)
ラ・ピファレスカ
アンサンブル・サン・フェリーチェ

録音:2021年6月28日/フィレンツェ、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会
歌劇時代の幕開けを高らかに告げた『オルフェオ』に迫真の演奏で取り組んだ1枚。チェンバロ、オルガン、撥弦楽器、打楽器をふんだんに使った通奏低音群 がとても魅力的。キラキラと舞い上がるサウンドからズシリと重い渾身の一撃まで、実に多彩に奏でます。歌手陣も力強く迷いのない歌唱を聴かせており、教会の 豊饒な残響もあいまって、音楽の持つ根源的な力がぐいぐいと耳に迫ります。 (Ki)

GB-5011
シェーンベルク:レチタティーヴォによる変奏曲 Op.40
トゥニオーリ:仮面をつけて前に進む
 昔の祈り
ギユ:トッカータ
リリアーナ・メディチ・トゥリーニ(Org)

録音:1985年9月28日、フェラーラ
近現代のオルガン曲を4曲収録。シェーンベルクのレチタティーヴォによる変奏曲は、1941年の作品。フレスコバルディの鍵盤作品を下地にした曲で モダンかつ重厚な名作です。ジョルダーノ・トゥニオーリは、1944年生まれのイタリア、フェラーラの作曲家。現代的な鋭さを持ちつつ、耳当たりが良 い曲です。ジャン・キユは、1930年、フランスのアンジェ生まれのオルガニスト。トッカータはオルガンの多様な機能を前面に打ち出したいかにも現代オ ルガン曲といった音楽です。 リリアーナ・メディチ・トゥリーニは、近現代のオルガン曲を得意としている人。フェラーラのフレスコバルディ音楽院に設置された、アントーニオとフラン チェスコのルッファッティ兄弟制作のオルガンを使用しています。 (Ki)
GB-5046
レンツォ・ボッシ(1883-1965):ヴァイオリン協奏曲/
弦楽オーケストラの為の「2つの絵」/
弦楽オーケストラの為の「8つの絵」/
交響的コントラスト「白と黒」
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
モルドヴァSO
GB-5055
トスティ:タントゥム・エルゴ
ピッコロ・クイア・ヴィディスティ
、他、カミーロ・デ・ナルディスと
フランチェスコ・マルキアンジェロの宗教作品
ヴィットリオ・アントネリーニ(指)
イ・ソリスティ・アキラーニ、ザッカリア・ダ・テラモcho
GB-5057
ステーファノ・ゴバッティ(1853-1913):作品集
「ゴートの人々」/「光」/「マシアス」からの場面/
歌曲(4曲)
ダニエラ・フォラパーニ(S)
ジャンカルロ・ガルティエーリ(T)
アレックス・マグリ(T)
ジャンフランコ・モントレソール(Br)
ヴァレンティノ・ペレーラ(Bs)
ステファノ・マッツォレーニ(指)
クロアチアRSO
GB-5061(2CD)
ペルティ(1661-1756):倫理的、宗教的カンタータ集 フリザーニ(S)、カルヴィ(A)
ヴァルトロ(指)
サン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレ団員
GB-5063
ミケーレ・マシッティ(1663/64-1760):合奏協奏曲集Op.7/
ソナタ集Op.3 より[第4番ホ短調/第5番ニ長調]
カメラータ・アングサヌム(室内アンサンブル)
GB-5064(2CD)
アルビノーニ:オーボエ協奏曲全集
ハ長調Op.7-2/変ロ長調Op.7-3/ハ長調Op.7-5/
ニ長調Op.7-6/ニ長調Op.7-8/ヘ長調Op.7-9/
ハ長調Op.7-11/ハ長調Op.7-12/
「世界の調和」第4番/ニ短調Op.9-2/
ヘ長調Op.9-3/ハ長調Op.9-5/ト長調Op.9-6/
ト短調Op.9-8/ハ長調Op.9-9/
変ロ長調Op.9-11/ニ長調Op.9-12
アレッサンドロ・バッチーニ、
フランチェスコ・ディ・ローザ(Ob)
リッカルド・パッラヴィチーニ(指)
ヴェネツィア・ロッフェルタ・ムジカーレCO

録音:1997年
GB-5066
デュセク:ピアノ協奏曲/
ピアノと管弦楽の為の軍隊風大協奏曲/
ソナタ「パリへの帰還」
マルコ・ラガナ(P)
ダリオ・ルカントーニ(指)
ベネデット・マルチェッロO
GB-5067
A.スカルラッティ:セレナータ「オネスタの勝利」/
ソプラノとトランペットと
通奏低音の為のアリア集/
フルートと2つのヴァイオリンの為のソナタ
チンツィア・フォルテ(S)
ガブリエリ・カタルッチ(指)
コンプレッソ・バロッコ・イン・カント
GB-5070
ジュゼッペ・マリア・カンビーニ(1746-1825):フルート、オーボエとファゴットの為のトリオ・コンチェルタンテ(6曲) マッシモ・メルチェッリ(Fl)
ルーカ・ヴィニャーリ(Ob)
パウロ・カルリーニ(Fg)
GB-5071
ジョセフ・ポルテッリ:アレルヤ〜グラドゥアーレ集 ロベルト・ティガーニ(指)
アルカンジェロ・コレッリO
GB-5072
アマドーリ:ベアートス・ヴィル
ジレッティ:ミサ曲からのアリア
A.スカルラッティ:ミサ曲
クラウディア・トーティ(S)
ロベルト・ティガーニ(指)
アカデミア・ロマーナ
「アルカンジェロ・コレッリ」O
GB-5074
ベールヴァルド:交響曲第2番「気まぐれ」/ヴァイオリン協奏曲 マルコ・ロリアーノ(Vn)
ロベルト・ティガーニ(指)
サッサーリO
GB-5075
ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):室内楽作品集Vol.1
〜弦楽四重奏曲全集Vol.1

[第1番/第2番/第3番]
アンサンブル・L.ペロージ
GB-5077
ヴィオッティ:2つのフルートの為の協奏曲
チマローザ:2つのフルートの為の協奏曲
ボッケリーニ:シンフォニア
マクサンス・ラリュー(Fl)
ジュゼッペ・ノヴァ(Fl)
グイド・リモンダ(指)ドゥカーレCO
GB-5078
ブリッチャルディ:フルート作品集
「ノルマ」幻想曲/「アイーダ」幻想曲/
2つのフルートの為の協奏曲/エレジー
ペトゥルッチ(Fl)、ピサ(P)
アーチェル(指)セゲドSO
GB-5079
ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):室内楽作品集Vol.2
〜弦楽四重奏曲全集Vol.2

弦楽三重奏曲第1番/弦楽四重奏曲第4番/
ピアノ四重奏曲第1番
アンサンブル・L.ペロージ
GB-5080
ジョルダーニ:弦楽の為の4つのノットゥルノ/
チェンバロとヴァイオリンの為の
ディヴェルティメント/
ヴァイオリンとチェンバロの為のソナタ/
ヴァイオリンとオーボエつきチェンバロ協奏曲
ボンジェッリ(Fp)
A.ペルピッキ(Vn)
E.ペルピッキ(Va)
F.ペルピッキ(Vc)
GB-5081
ラファエーレ・ベラフロンテ(1961-):ギターと弦楽四重奏の為の「For Five」/
ピアノの為の「HYPNOS」/
ギター四重奏の為の「4つの舞曲」/
イングリッシュ・ホルンと
ピアノの為の「インディアン」/
アルト・サックス、バス・クラリネットと
ピアノの為の「リエゾン」
イタリア・ムジカSQ
マルコ・サルチート(G)
クラウディオ・トロヴァイオリ(P)
GB-5082
ベールヴァルド:ピアノ作品集
幻想曲集[第1番−第3番]/ポロネーズ/パガテル、他
カーティア・カプア(P)
GB-5083
ゴンベール:カール5世の戴冠式の為の音楽/
戴冠式ミサ「すべての悲しみに」/
レジーナ・チェリ(12声)/
モテット「イエスは昇りゆく途中」
、他、ファンティーニ、カヴァッツォーニ、リシャフォール
ジョスカン・デ・プレ、ロンバルキオンの作品
パオロ・ダ・コル(指)
オーデケイトン
ブルース・ディッキー(指)
コルネッティ・エ・トロンボーニ
ガブリエーレ・カッソーネ(指)
アンサンブル・ピアン・エ・フォルテ
GB-5084
ルイ=アントワーヌ・ドルネル(1680頃-1756以降):トラヴェルソの為の組曲集Op.2/
6つの三重奏曲を含む四重奏ソナタ付きの
サンフォニー集〜第1組曲
ピエロ・カルトージョ(Fr−tr)
サロン・ド・マルス
GB-5085
アントニオ・バッツィーニ(1818-1897):ヴァイオリンとピアノの為の作品集
6つの抒情的小品/3つの小品
3つの性格的な小品
ロベルト・ノフェリーニ(Vn)
ブルーノ・カニーノ(P)
GB-5086
マルケット・カーラ:世俗的マドリガーレ集(全17曲) コンソート・ヴェネト
GB-5087
聖週間の典礼の為の単声のバロック時代の夜想曲
ペルティ、ポルポラ、ロッティ、
アルドロヴァンディーニ、プレディエーリの作品
アンサンブル・ラ・フローラ
GB-5088
ロレンツォ・ペロージ:オーケストラの為のアダージョ/
クラリネット協奏曲/
管弦楽組曲第6番「ミラノ」
アルトゥーロ・サケッティ(指)
ヴィオッティ音楽院O
GB-5090
ペルゴレージ:オラトリオ「アキタニアのサン・グリエルモの改宗」(抜粋)
独唱と4声の為のクレド
独唱と5声の為の「主よ急ぎ我を」
ソプラノと合唱の為のラウダーテ・プエリ
ジャン・フランコ・コズミ(指)
サンタ・チェチーリア・カペラ
ジュリオ劇場O&cho
GB-5091
コルティチェッリ:三重奏曲第1番〜第3番
ピアノの為の幻想曲/
ファゴットとピアノの為の幻想曲
オーボエとピアノの為の幻想曲
アレッサンドロ・スペッキ(P)
パオロ・カルリーニ(Fg)
ルカ・ヴィニャーリ(Ob)
GB-5092
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第9番

ピアノ協奏曲第7番
グィード・リモンダ(Vn)
クリスティーナ・カンツィアーニ(P)
デュカーレCO
GB-5093
チマローザ:フルート四重奏曲集[第1番/第4番/第6番]
メルカダンテ:ドン・ジョヴァンニの「手を取り合って」
による7つの変奏曲/
創作主題による6つの変奏曲
主題と7つの変奏曲
ジャン・ルカ・ペトルッチ(Fl)
アルベルト・マルティーニ(Vn)
エンリコ・バルボーニ(Va)
ゾルタン・サボ(Vc)
GB-5094
アルミカーレ・ザネッラ(1873-1949):マズルカ[第1番−第3番]/
メヌエットのテンポで/調子のよいワルツ/
ホタ・ダ・コンチェルト/
あこがれ=言葉のないロマンス/
ユモレスク/ア・ラ・ダンツァ/夢/
コンチェルト風ロンド=ジャズ
ロレンツォ・パヴァイ(P)
GB-5095
ヴィオッティ:チェロと管弦楽の為のアダージョとロンド
ボッケリーニ:チェロ協奏曲 変ロ長調(グリュッツマッヒャー編)
モーツァルト:交響曲第1番/
ドイツ舞曲集
[K.600 Nos.1, 2, 5/
K.602-3/K.605 Nos.2, 3]
フランコ・マッジョ・オルメツォフスキ(Vc)
グィード・リモンダ(Vn,指)ドゥカーレCO
GB-5096
フリウリ地方の歴史的オルガン
ガエターノ・ヴァレーリ:ソナタ[第1番−第5番]/
唱句[第1番−第3番]
ニコロ・モレッティ:ソナタ[第4番−第11番]/
ロンド/パストラーレ、他
ヴェイナント・ヴァン・デ・ポル(Org)
GB-5097
フランコ・マンニーノ(1924-):ヴェルディ「山猫」のワルツに基づくピアノ的推敲/
魅惑/献辞
マルコ・ソッリーニ(P)
GB-5098
ニコロ(ニコラ)・ヴァン・ヴェステルホウト(1857-1898):不眠に/ピアノ・ソナタ へ短調 ピエルルイジ・カミーチャ(P)
GB-5099
近代イタリア作曲家のピアノ曲集
アルファーノ:4つの曲
ピッツェッティ:夢/ロマンティックな詩/回想の歌
レスピーギ:ワルツ/カノン/ノットゥルノ/
ミヌエット/習作/間奏曲
リッカルド・サンディフォード(P)

GB-5100
プッチーニ:小さなワルツ/アダージョ/感電/アルバムの紙片/
小さなタンゴ/穏やかにそしてとても遅く
マスカーニ:無垢な女性/キアーヤの岸辺で/間奏曲/
クリスマスの横笛/アンダンテのテーマ/
赤ちゃんのガヴォット/初めての入浴/
叙情的光景/トミナ
ジョルダーノ:ミヌエット/ガヴォットで/牧歌/荒野で/
赤ちゃんのクリスマス/カクテル/パルメのすみれ/
チ・ヤン/感傷的なワルツ/ワルツ・セレナータ/
嘆き/手回しオルガン/オルゴール/
ラジオニュースの為のテーマ音楽、夜のカフェ
マルコ・ソッリーニ(P)
GB-5101
ヴィオッティ:ヴァイオリンとオーケストラの為の「祈りでの瞑想」
ヴァイオリンとピアノの為の協奏曲第3番
ヴァイオリン協奏曲第20番
クリスティーナ・カンツィアーニ(P)
グイード・リモンダ(Vn,指)
カメラータ・ドゥカーレ
GB-5102
ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):室内楽作品集Vol.3
〜弦楽四重奏曲全集Vol.3

ヴァイオリン、ヴィオラとチェロの為の三重奏曲第2番/
弦楽四重奏曲第5番/弦楽四重奏曲第6番
アンサンブル・ロレンツォ・ペロージ
GB-5103
ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):室内楽作品集Vol.4
〜弦楽四重奏曲全集Vol.4

弦楽四重奏曲第7番/弦楽四重奏曲第8番/
ピアノ五重奏曲第2番
アンサンブル・ロレンツォ・ペロージ
GB-5104
セバスティアーノ・カルタビアーノ(1899-1987):ピアノ・ソナタ
チェロ・ソナタ*
ヴァイオリン、チェロとピアノの為の三重奏曲+
フランコ・マッジョ・オルメゾフスキ(Vc;*,+)
マルーロ・トルトレッリ(Vn)+
ジュゼッペ・ブルーノ(P)
GB-5105
ヴィンツェンツォ・フィオッキ(1767-1843):カンタータ「ピラーモとティスベ」(1798頃) エレナ・ぺルフィオーレ
エンリコ・ファチーニ
リカルド・コッレア(指)
ラ・マニフィカ・コムニタ
GB-5106
ビアンチャルディ:シンフォニア
ゲラルデスキ:シンフォニア・ルグブレ/
ヴァイオリンとフルートの為の協奏曲/
シンフォニア・パストラーレ
タルキ:シンフォニア第1番/シンフォニア第2番
ミハイル・ショスタコフ(Vn)
ヴァレリイ・リャプチェンコ(Fl)
リカルド・コッレア(指)ロシアPO
GB-5107
ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):室内楽作品集Vol.5
〜弦楽四重奏曲全集Vol.5

弦楽四重奏曲[第11番ト短調/第12番イ短調]/
ヴァイオリンとピアノの為の小ソナタ/
ロンドンでの5時間/ハ短調の断章
アンサンブル・ロレンツォ・ペロージ
GB-5108
ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):室内楽作品集Vol.6
〜弦楽四重奏曲全集Vol.6

弦楽三重奏曲変ホ長調
弦楽四重奏曲
[第9番ニ短調/第10番イ長調/
第3番イ短調「エレジー」]
アンサンブル・ロレンツォ・ペロージ
GB-5109
18世紀イタリアのチェロ・ソナタ集
ヴァレンティーニ:ソナタ ホ長調
ボッケリーニ:ソナタ イ長調
サンマルティーニ:ソナタ ト長調
マルチェッロ:ソナタ ト短調
ロカテッリ:ソナタ ニ長調
アンドレア・ノフェリーニ(Vc)
ブルーノ・カニーノ(P)
GB-5112
トスティ:歌曲集
口づけに/マレキアーレ/君なんかもう愛していない
アヴェ・マリア/いつまでも/夢/四月/愛
わたしは死んでしまいたい、他(全19曲)
ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ(S)
イザベラ・クリザンテ(P)
GB-5113
エルネスト・カヴァッリーニ(1807-1874):ヴィルトゥオーゾ的クラリネット作品集
アダージョとタランテラ/ロマンツァ「祖国から遠く離れて」
ギリシャの歌/穏やかさ/ロッシーニの花束/エレジー
セレナータ/感傷的なアダージョ
セルジョ・ボージ(Cl)
リッカルド・バルトーリ(P)
GB-5114
ホルンとハープの為の音楽
フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス:夜想曲
ポワエルデュー:ホルンとハープの為のソロ
ドップラー:ホルンとハープの為のソナタ
テレマン:フルート、ホルンとハープの為のコンチェルト
ロンジノッティ:ロマンティックなメロディ
ナデルマン:「鳥は歌う」の主題による変奏曲
サン=サーンス:ロマンス
イルデ・ボネッリ(Hp)
ダヴィド・カナレク(Hrn)
アンジェロ・クッリ(Fl)
GB-5115
ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):室内楽作品集Vol.7
〜弦楽四重奏曲全集Vol.7

弦楽四重奏曲
[第13番(1931)/第14番(1931)]/
ピアノ五重奏曲(1931)
アンサンブル・L・ペロージ

録音:2000年10月
GB-5116
ペロージ:弦楽四重奏曲第15番、
弦楽四重奏曲第16番ハ長調、
ヴァイオリンとピアノのための主題と変奏
アンサンブル“L.ペロージ”〔マルチェッロ・ビアンキ(Vn),ダニエレ・グエルチ(Vn),アレッサンドロ・ゲー(Va),クラウディオ・メルロ(Vc),ダニエラ・デミケーリ(P)〕

録音:2000年10月15日
BONGIOVANNI社が再評価を押し進めている、ロレンツォ・ペロージ(1872−1956)のシリーズ、最新刊は室内楽編の第8巻です。ペロージは16曲の弦楽四重奏曲を1928年から1931年の間の短期間に書き上げています。今回の2曲で全曲の録音が完成しました。主題と変奏は、高名なハンガリーのヴァイオリニスト、フランツ・フォン・ヴェチェイ(1893−1935)のために作曲した曲。 (Ki)
GB-5117
ロレンツォ・ペロージ:ピアノ協奏曲 イ短調*/
小管弦楽の為のスケルツォ
マリオ・デッリ・ポンティ(P)
アルトゥーロ・サケッティ(指)
カルロ・コッチャSO

録音:2000年10月
GB-5118
オペラ作曲家とピアノ
ヴェルディ:ワルツ/ロマンス
ペルジアーニ:華麗な変奏曲/大ワルツ
ベッリーニ:ラルゴと主題/コーダ/アレグレット/
カプリッチョ
タールベルク:ロッシーニの「モーゼ」に基づく幻想曲
リスト:ロッシーニの「音楽の夜会」からの編曲/
ドニゼッティの「ルチア」と
「パリジーナ」によるワルツとカプリッチョ/
ヴェルディの「トロヴァトーレ」のミゼレーレ/
リゴレット・パラフレーズ
マルコ・ソッリーニ(P)
GB-5119
ブラーガ:室内楽作品集
晩/ナポリ/小船で/アブルッツォのサルタレッラ
ソーロ、ソーロ、ソーロ!/夢、他
パオロ・モレーナ(Vn)
ガリレオ・ディ・イリオ(Vc)
ジュゼッペ・サバティーニ(P)
GB-5120
ドメニコ・アラレオーナ(1881-1928):歌曲集
夜明け(6曲)/二つの戯れの歌曲/五月の歌、他、全25曲
ロッセリーナ・マルカントーニ(S)
ファウスト・ボンジェッリ(P)
GB-5122(2CD)
D.スカルラッティ:チェンバロ・ソナタ
 K.140/K.141/LX194/K.44
 K.263/K.120/K.145/K.238
 K.377/K.438/K.513/K.516
 K.517/K.519
マンドリン・ソナタ
 K.81/K.88/K.89/K.90/K.91
セルジオ・バルトロ(Cemb)
ウーゴ・オルランディ
(マンドリン)
GB-5125
ブゾーニ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ホ短調Op.29/
ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調Op.36a
ロベルト・ノフェリーニ(Vn)
ブルーノ・カニーノ(P)

録音:2001年
GB-5126
ナポレオン・コスト:ギターとオーボエの為の作品集
ロマンスOp.25/愛惜Op.36/
行進曲とスケルツォOp.33/山の人Op.34/秋の葉
デュオ・エリプシス
[アルベルト・チェザラッチョ(Ob)
アレッサンドロ・デイアーナ(G)]
GB-5127
20世紀のクラリネット三重奏曲集
フランク・ザッパ: Regyptian strut/Peaches en regalia/
Music for electric violin and low-budget Orchestra/
Guitar waltz/Uncle meat/Oh,no!/
Let's make the water turn black
ウール、フランセ、ヤコブの作品
ライネッケ・トリオ
GB-5128
チマローザ:歌劇「宮廷楽士長」*
歌劇「秘密の結婚」序曲
ジャンネッラ:ヴァイオリンと管弦楽の為の悲哀な協奏曲+
エンツォ・ダーラ(Bs)*
グイード・リモンダ(Vn)+
カメラータ・ドゥカーレO
GB-5129
バッハ:オルガン作品集
トッカータとフーガ
[ニ短調 BWV.565/ニ短調 BWV.538/ヘ長調 BWV.540]/
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564
フェルッチョ・バルトレッティ(Org)
GB-5130
18世紀のハープ音楽
パリー:レッスンI
ドゥセク:お気に入りのアンダンテとロンド
C.P.E.バッハ:ソナタ ト長調 W.139
ヴァーゲンザイル:ソナタ ヘ長調
バッハ:パルティータ ホ長調 BWV.1006a
ルチア・ボーヴァ(Hp)
GB-5131
アントニオ・フォルトゥナート:「サルヴォ・ダックイスト」 クリスティアン・リッチ、
アントネッラ・ジョルダーノ、
ルチアーノ・レオーニ(独唱)
カルメロ・カルーゾ(指)
シチリア・フランコ・フェラータO
パレンモ・ベッリーニcho

録音:2002年
GB-5132
フリウーリの音楽
イグナツィオ・ゴッビ(1742-1835):シンフォニア ヘ長調
ピエトロ・カンピュッティ(1807-1871):「匿名」のシンフォニア
アウグスト・チェーザレ・セギッツィ(1873-1933):アヴェ・マリア(ソプラノと弦楽合奏の為の)
マリオ・モンティコ(1885-1959):アヴェ・マリア(声と弦楽四重奏曲の為の)/
悲歌(ホルンと室内管弦楽の為の)
ヴィットーリオ・ファエル(1898-1982):憂鬱のオアシス(オーボエと弦楽の為の)
エツィオ・ヴィットーリオ(1908-1969):前奏曲とアレグロ(弦楽の為の)
ロミナ・バッソ(Ms)
アンドレア・コルシーニ(Hrn)
ルカ・ヴィニャーリ(Ob)
アルフレード・バルキ(指)
イ・ヴィルトゥオージ・ディ・アキレイア

録音:2002年
GB-5133
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調/
ヴァイオリン協奏曲第18番ホ短調
グイド・リモンダ(Vn,指)
カメラータ・ドゥカーレO

録音:2002年
GB-5134
20世紀のイタリアの2台ピアノの為の作品集
ヴィットーリオ・リエーティ(1898-1994):セカンド・アヴェニュー・ワルツ
フランコ・マルゴラ(1908-1992):4手のピアノの為の3つの小品
カミッロ・トーニ(1922-1993):バッハへの追憶
ブルーノ・ベッティネッリ(1913-):リチェルカーレ
アティオ・コルギ(1937-):喜びの小さな列車
カミッロ・ベルテッティ(P)
ウンベルト・ベルテッティ(P)

録音:2001年12月
GB-5135
アドリアーノ・バッシ:歌劇「ヴィーヴァ・ヴェルディ」 ダニエラ・ファーヴィ・ボルゴニョーニ(ストレッポーニ)
東原貞彦(ヴェルディ)
アドリアーノ・バッシ(指)
クルト・ゾンネンフェルトO
GB-5136
ジャンカルロ・ファッキネッティ(1936-):室内協奏曲/ディヴェルティメント第2番/
ジャズ組曲/ソネットを伴った器楽協奏曲
ヴィットーリオ・バリージ(指)
デダーロ・アンサンブル、
コンプレッソ・カメリスティコ・ブレシャーノ
GB-5137
シルヴィウス・レオポルド・ヴァイス(1686-1750):リュート組曲 二短調
ガスパール・サンス(1640-1710):「スペインギター教本」より
ジョヴァンニ・パオロ・フォスカリーニ(17世紀):「スペイン風ギター第5巻」より
ヴィルジーニオ・ファッダ(リュート/バロックG)
GB-5138
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲集Vol.2
[第12番変ロ長調/第24番ロ短調]
グイド・リモンダ(Vn,指)
オーケストラ・カメラータ・ドゥカーレ

録音:2002年8月
GB-5139
オルガンによる舞曲の楽しみ
スヴェーリンク:大公の舞踏
パスキーニ:スペイン風フォリアのアリアによるパルティータ
バッハ:パッサカーリア ハ短調 BWV538
マルティーニ:「オルガンとチェンバロの為の
ソナタ・ディンタヴォラトゥーラ」より
[コレンテ/ガヴォット]
パッヘルベル:シャコンヌ 二短調
ゲラルデスキ:ロンド
ディアーナ:ポロネーズ
マレルビ:「セビリャの理髪師」の主題によるワルツ
ボエルマン:「ゴシック組曲」〜ゴシック風メヌエット
ビゼー:「3つの音楽スケッチ」〜トルコ風ロンド
ルフェビュール=ウェリ:ボレロ・ド・コンセールOp.166
ギルマン:ソナタ第4番二短調Op.61〜メヌエット
アレッサンドラ・マッザンティ(Org)

録音:2004年4月
GB-5140
マントヴァのオルガン音楽
ルイージ・カンビアーニ(1822-1914):グローリアの為のヴェルセッティ
ヴィンチェンツォ・べナッティ(1767-1797):オルガン・ソナタ
アゴスティーノ・ガリアルディ(18世紀):シンフォニア
アントーニオ・ファッキ(?-1854):シンフォニア
ジョヴァン・バッティスタ・メリーギ(1774-1829):7つの行進曲
カルロ・べナッティ(Org)
GB-5141
ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲集
[第4番ニ長調/第10番変ロ長調]
グイド・リモンダ(Vn,指)
オーケストラ・カメラータ・ドゥカーレ
GB-5144(2CD)
バッハ:無伴奏チェロ組曲BWV1007ー10121012(マリンバでの演奏) イヴァン・マンチネッリ(マリンバ)
無伴奏チェロ組曲6曲を、マリンバで演奏したものです。マリンバ演奏の録音はこれが初めてではありませんが、マンチネッリはバッハの無伴奏チェロ組曲をマリンバで演奏するための教本まで出しているほど、深く研究をしており、この演奏にはその成果が盛り込まれているのです。うれしい1CD価格。 (Ki)
GB-5147
マルゴーラ:ピアノ協奏曲(子供のための協奏曲第1番)、
ヴァイオリン協奏曲(子供のための協奏曲第2番)、
弦楽のための三部作、夜想曲とフーガ
ルッジェーロ・ルオッコ(P)
イレーネ・テッラ(Vn)、
ヴィットーリオ・パリージ(指)
イ・ソリスティ・アクイラーニ

録音:2005年
20世紀イタリアの作曲家、フランコ・マルゴーラ(1908-1992)の作品。ピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲は「子供のための協奏曲」と名付けられていますが、「前衛でない」というだけで決して子供向けのための音楽ではなく、実際には新古典主義のおしゃれで素敵な音楽です。1955年にはピアノ協奏曲をミケランジェリが弾いたこともあるといいます。演奏も優れていて、20世紀の隠れた佳作を楽しめます。 (Ki)
GB-5148
オーボエとピアノのための作品集
ピクシス:オーボエとピアノのための大ソナタOp.35、
カリヴォダ
:オーボエ・ソナタOp.228、
シュレック
:オーボエ・ソナタOp.13、
ニールセン
:二つの幻想的小品Op.2、
セイバー:即興曲
アレッサンドロ・バッチーニ(Ob)、
アレッサンドロ・カッペッラ(P)

録音:1998年
GB-5149
ファウスト・ファルローニ(1960-):スターバト・マーテル(1999) アレッサンドラ・カーピチ(S)
アレッサンドラ・ザパローリ(Ms)
アンジェロ・ビアンカマーノ(指)
ウルビーノ・アッカデミア・フィラルモニカO
「メツィオ・アゴスティーニ」リリコcho
録音:1999年 アンコーナ大聖堂、(初演ライヴ)
GB-5157
カリッシミ:オラトリオ集
「ヴァニタス・ヴァニタトゥム(空の空)」、
「ヨブの物語」、「ソロモンの裁き」
フェデリーコ・バルダッツィ(指)
アンサンブル・サン・フェリーチェ

録音:2005年9月,フィレンツェ
初期のオラトリオの発展に大きな貢献を果たしたジャコモ・カリッシミ(1605−1674)の、代表的3作品を収録。「ヴァニタス・ヴァニタトゥム」と「ヨブの物語」には、フレスコバルディなど同時代の音楽も取り入れて演奏しています。指揮のフェデリーコ・バルダッツィは、アンドレ・ナヴァラに学んだチェリストで、今日ではイタリアの代表的バロック・チェロ奏者として知られています。   (Ki)
GB-5162
イルデブランド・ピッツェッティ(1880-1968):ヴァイオリン協奏曲 イ長調
ルイージ・ダッラピッコラ(1904-1975):タルティニアーナ
アルフレード・カゼッラ(1883-1947):組曲「瓶」
チュルトミル・シシュコヴィツ(Vn)
ダニエーレ・アジマン(指)
マルケPO

録音:2004年
GB-5163
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):二つのフルートとチェロの為の三重奏曲集
[第1番ニ長調/第2番ト長調/
第3番ハ長調/第4番変ホ長調]
フランコ・ヴィゴリート、
アルド・フェルランティーニ(Fl)
マッテオ・パリージ(Vc)

録音:2010年2月14日
GB-5172
ヴェネツィアからワルシャワへ〜16世紀、17世紀の複合唱曲集
シンブラッキー:空に喜びがあり
ミエルチェフスキ:幸せな神の御母,とても聡明な処女
スティヴォーリ:名高い博士よ
ヴェッキ:主がシオンの捕われ人を連れ帰られるときいて
アネーリオ:キリエ,ブドウのように
パチェッリ:真夜中に
アゾーラ:天の女王
ベルトルージ:主の御使い
グワルティエーリ:大いに祝福されたマルコ
ガブッシ:喜びは失せ
マリーナ・マラヴァージ(指)
アンサンブル・ドデカントゥス

録音2011年6月30日-7月2日、ヴィチェンツァ
16世紀のヴェネツィアでは、サン・マルコ聖堂の構造に由来する複合唱の音楽が流行、これはやがてヨーロッパ全土に広がります。このCDには、イタリア人作曲家はもちろん、珍しい北方の作曲家の複合唱曲も集められています。ヤン・シンブラッキー(?−1657)はボヘミアの作曲家。マルチン・ミエルチェフスキ(?−1651)は17世紀のポーランドでももっとも高名だった作曲家。イタリア人フランチェスコ・スティヴォーリ(1550頃−1605)はクラウディオ・メールロとジョヴァンニ・ガブリエッリの弟子で、晩年をグラーツで過ごしました。オルフェオ・ヴェッキ(1551頃−1603)はミラノ近辺で活躍した人。ジョヴァンニ・フランチェスコ・アネーリオ(1569頃−1630)は、1624年から1630年にかけてポーランドで活躍した作曲家。ローマ出身のアスピーリオ・パチェッリ(1570頃−1623)も、1602年以降ポーランドで20年以上活動。ジョヴァンニ・マッテオ・アゾーラ(1532頃−1909)。ヴィンチェンツォ・ベルトルージ(?−1608)は、ヴェネツィア出身で、1595年から1607年までポーランドのジグムント3世の宮廷で働いたオルガニスト。アントーニオ・グワルティエーリ(1574−1661)はヴェネトを中心に活動。ジューリオ・チェーザレ・ガブッシ(1562頃−1611)は、ミラノの聖堂の楽長を務め、1601年から翌年の短期間、ポーランドでも働いた人。いずれも珍しい人ばかり。アンサンブル・ドデカントゥスは、1984年に結成された合唱団で、ルネサンスからバロックにかけての合唱曲を主に扱う団体。指揮のマリーナ・マラヴァージは合唱指揮者としても有名で、2007年1月のベルガモ・ドニゼッティ劇場来日公演でも合唱指揮を担当していました。 (Ki)
GB-5549
ボンポルティ:独唱と弦楽によるモテット集 ウッチェロ(S)
チャヴァッタ(指)カウナス室内O
GB-5150
クレメンティ:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタニ長調Op.26-3、
ピアノ・ソナタ変ト長調Op.47-2、
ピアノ・ソナタト長調Op.25-2、
ピアノ・ソナタイ長調Op36-1、
ピアノ・ソナタト長調Op.39-2、
ピアノ・ソナタ変ホ長調Op.12-4
レオーネ・マジエラ(P)

録音:2007年6月23−25日,ボローニャ
レオーネ・マジエラと言えば、パヴァロッティを始め、数々の大歌手の伴奏を務めた名伴奏ピアニスト。この分野では高い名声を築いた人ですが、ソロ活動は極めて稀。そのマジエラが、クレメンティのソナタを録音。これがとても生き生きした演奏でビックリ。モーツァルトにやっかみで酷評されたせいで、長年「凡庸」とみなされてきたクレメンティですが、やはり腕のある人の手にかかると違います。クレメンティのピアノ・ソナタ演奏の規範を示したといってもいい名演です。 (Ki)
GB-5151
テレマン:ヴァイオリン、オルガン、通奏低音のための協奏曲集TWV42(全曲)
協奏曲第1番ニ長調TWV42:D1、
協奏曲第2番ト短調TWV42:g2、
協奏曲第3番イ長調TWV42:A3、
協奏曲第4番ホ短調TWV42:e4、
協奏曲第5番ロ短調TWV42:b5、
協奏曲第6番イ短調TWV42:a6
ファブリツィオ・アンメット(Vn)、
ロドルフォ・ポンス・モンテロ(Org)、
アンジェロ・シルヴィオ・ロザーティ(Cemb)

録音:2006年8月2−7日
たくさんの作品を残したテレマンには、まだまだ未知の楽しみがどっさり残っています。このCDには、TWV42の協奏曲6曲全てを収録。協奏曲といっても、ヴァイオリンと小型オルガンにチェンバロという編成。オルガンはソロ楽器扱いで、通奏低音も兼務といった感じです。いずれも気持ちの良い曲ばかり。もちろんピリオド楽器による演奏。ファブリツィオ・アンメットとアンジェロ・シルヴィオ・ロザーティはペルージャの演奏家。ロドルフォ・ポンス・モンテロはメキシコ出身の奏者。  (Ki)
GB-5152
ピアソラ:タンゴ組曲,タンゴの歴史、
ファリャ
:「恋は魔術師」〜パントマイム、
「はかない人生」〜スペインの踊り
イヴァン・マンチネッリ(G,マンドリン)、
クリスティーナ・ショルン(G)

録音:2007年
ギター・デュオによるピアソラとファリャ。マンチネッリとショルンの冴えた腕前が映えています。   (Ki)
GB-5153
ベナッティ:鍵盤作品集
アレグロ、シンフォニア、
オルガンのためのポラッカ、
オルガンのための牧歌、
ソナタ集(9曲,オルガン)、
オルガンのためのソナタ集(6曲)、
チェンバロのためのソナタ
カルロ・ベナッティ(Org,Cemb)

録音:2006年10月
ヴィンチェンツォ・ベナッティ(1767-1797)は、マントヴァに生まれた鍵盤奏者。教会の楽長を務めていたそうですが、余り詳しいことは伝えられていません。音楽はいかにも18世紀後半のイタリアの様式です。マントヴァの聖マリア・アッスンタ教区教会に据えられている、アンドレア・モンテサンティとルイージ・モンテサンティ製作のオルガンを使用。カルロ・ベネッティもマントヴァ生まれの鍵盤奏者。
GB-5154
ペトラーリ:オルガ のための荘厳ミサヘ長調 パオロ・ボッティーニ(Org)、ミウラ・ヒロコ(S)

録音:2006年9月20,28日
ヴィンチェンツォ・アントーニオ・ペトラーリ(1830−1889)は、当時の偉い音楽評論家から「イタリアのオルガニストの王子」と讃えられた作曲家。彼自身はオペラや器楽曲も作曲していますが、オルガンで大いに認められた人でした。1時間を超す大作ですが、曲は当時のイタリア音楽の趣味を反映した聞きやすいもの、所々に加わるソプラノ・ソロが素敵なアクセントになっています。カステルヴェトロ・ピアチェンティーノのクローチェ・サンタ・スピリト地区教区教会の、1865年フラテッリ・リンジャルディ製オルガンを使用。ソプラノ独唱のミウラ・ヒロコは、京都市立芸術大学卒業後、イタリアに渡って十年近く活躍しています。(Ki)
GB-5155
ソレール:6つのコンシエルト集 マリア・クロティルデ・シエーニ(Cemb)、
カーティア・ロッチ(Cemb)

録音:2008年9月
スペインの作曲家、アントニオ・ソレール(1729−1783)の代表作の一つが、「2つのオルガンのための協奏曲」。これを2つのチェンバロで演奏したもの。当然、よりチャキチャキした歯切れの良い演奏です。マリア・クロティルデ・シエーニとカーティア・ロッチは、モーツァルトの2つのチェンバロのためのソナタ集(GB5632)で見事なコンビネーションを聞かせてくれました。このソレールも、ウキウキするような楽しさです。(Ki)
GB-5156
ボッシ:聖マルコによるキリストの受難
ペロージ:プレルーディオ、インテルルーディオ、ポストルーディオ、
オルガンのための6つのトリオ〜第1番,第3番,第6番、
オルガンのための20のトリオ〜第4番,第5番,第6番,第7番,第17番,第20番、
13の瞑想-第1番から第7番
アルトゥーロ・サッケッティ(Org)
GB-5158
ベッリンツァーニ:聖なる三日間のための聖哀歌 アンナ・マラヴァージ(Ms)、
ラツェク・フランソワ・ビタール(CT)、
ブルーノ・タッディア(Br)、
アントーニオ・マラーニ(Bs)、
ダヴィデ・マルサーノ(指)イ・ミラジェティチ

録音:2008年
パオロ・ベネデット・ベリンツァーニ(1682−1757)は、フェラーラに生まれた18世紀前半の作曲家。ウーディネ、フェラーラ、ペーザロ、ウルビーノ、ファーノなど各地の大聖堂で楽長を務めています。また、ボローニャのアッカデミア・フィラルモニカの作曲家も務めています。「聖なる三日間のための聖哀歌」は、1735年にオルヴィエートで初演された作品。9つの哀歌からなり、それぞれ一人のソリストが歌います。アンナ・マラヴァージは、マントヴァ出身で、今売り出し中の優れたメッゾソプラノ。ラツェク・フランソワ・ビタールは、シリアのダマスカス出身、注目されているカウンターテノールです。ブルーノ・タッディアはパヴィア出身のバリトン。ロッシーニ、ドニゼッティのオペラで活躍しています。  (Ki)
GB-5159
ブリッチャルディ:フルート協奏曲集
フルート協奏曲第1番変ロ長調、
フルート協奏曲第2番ホ短調、
フルート協奏曲第3番ハ長調、
フルート協奏曲第4番変イ長調
ジネブラ・ペトルッチ(Fl)、
イ・ヴィルトゥオージ・イタリアーノ

録音:2008年2月15,16日,アヴィオ
ジューリオ・ブリッチャルディ(1818−1881)は、イタリアのど真ん中に位置するテルニで1818年に生まれたフルーティスト。十代から天才フルーティストとして名を馳せ、スカラ座のフルート奏者を務めた後、ソリストとして欧米を楽旅し名声を得ました。晩年はフィレンツェ音楽院の教授、学長を務めました。フルート奏者には知られた名前とは言え、一般的にはあまり知られていないブリッチャルディ、しかしその作品は埋もれさせるには惜しい名曲揃いです。ジネブラ・ペトルッチは1989年、ローマ生まれのフルーティスト。録音時19歳ということですが、技術はもちろん、音楽性もすでにたいへんなレベルにある人です。 (Ki)
GB-5160
イタリア近代歌曲集
イヴァルディ:遠く,過去,悲しい夜,穏やかな湾
レスピーギ:対比,霧,冗談,エンツォ王,舞踏への勧誘,ストルネッロを歌う女
ヴェネツィアーニ:秋の日没
クレメンティ:歌え!,船は行く,ラ・ペッレグリーナ
ガンディーノ:「四つの花」(秋のシクラメン,春のシクラメン,小さな薔薇,ザクロ),
 9時の鐘が鳴った
マンチネッリ:プロヴァンスの島、ムージ:ファゾールだった、ラヌッツィ:祈り
クリスティアーノ・クレモニーニ(T)、
デニス・ビアンクッチ(P)

録音:2008年12月8,9日,ボローニャ(ライヴ)
イタリア近代歌曲というと、レスピーギ、ピッツェッティあたりを中心に日本でも良く歌われますが、しかし名曲はゴマンと埋もれています。このCDには極めて珍しい作品ばかりが収録され、大半は世界初録音です。ヴィットーレ・ヴェネツィアーニ(1878−1958)は、トスカニーニに招かれスカラ座の合唱指導者を1954年まで務めた人。アドルフォ・ガンディーノ(1878−1940)の「四つの花」は、全音のイタリア近代歌曲集第2巻に収録されているもの。ルイージ・マンチネッリ(1848−1921)は、指揮者としても高名でメトロポリタン歌劇場でも活躍しました。彼のオペラ「パオロとフランチェスカ」は、ヴェリズモ全盛期のイタリアオペラで、ワグネリズムの濃厚な作品として知られています。その他、フィリッポ・イヴァルディ(1874−1943)、フィリッポ・クレメンティ(1857−1909),カルロ・ムージ(1851−1920),フェルディナンド・ラヌッツィ(1859−1939)ら、いずれも貴重な曲ばかり。クリスティアーノ・クレモニーニは、1974年、ボローニャ生まれのテノール。正統イタリアンな抜けの良い声の持ち主で、時折パヴァロッティを思わせるほどの明るい美声が魅力です。 (Ki)
GB-5161
ヴェントゥーリ:作品集
天の四つの端
無限の沈黙への前奏曲
煌き、3つの強い悲しみ
響きを必要とする天使たち
真っ青な海、悲歌、他
ラッファエッロ・ネグリ(Vc)
デュオ・ノヴォチェンバロ[キアーラ・アゴスティ(Fl),ディアドリム・サヴィオラ(Cemb)]
ニコラ・バローニ(Vc) 
ファビアーナ・チャンピ(Cemb)
バルバラ・ヴィニュデッリ(S)
アントネッラ・グアスティ(Vn) 
モニカ・モローニ(Fl)
アレッサンドロ・カルミニャーニ(CT)ほか

録音:2003-2008年
ダニエレ・ヴェントゥーリは、1971年、ボローニャ近郊のポレッタ・テルメ生まれの作曲家。ボローニャ音楽院で学んだ後、精力的な活動をしています。「天の四つの端」はヴァイオリン・ソロ。「無限の沈黙への前奏曲」はフルートとチェンバロ。「響きを必要とする天使たち」は、カウンターテノールとハープ。近代的かつ神秘的な響きが魅力です。 (Ki)
GB-5163
ホフマイスター:二つのフルートとチェロのための三重奏曲集
三重奏曲第1番ニ長調
三重奏曲第2番ト長調
三重奏曲第3番ハ長調
三重奏曲第4番変ホ長調
フランコ・ヴィゴリート(Fl)
アルド・フェルランティーニ(Fl)
マッテオ・パリージ(Vc)

録音:2010年2月14日,エーボリ
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754−1812)は、南ドイツ、テュービンゲン近郊のロッテンブルク・アム・ネッカーに生まれた作曲家。14歳でウィーンに出て音楽を勉強、作曲家として活躍しただけでなく、音楽出版業も手掛けて成功しています。モーツァルトの同世代ということで、ハイドン、モーツァルトらとの交流もあった人物です。作品は多数あり、録音もかなりの数に上りますが、この二つのフルートとチェロのための三重奏曲集は初録音。フルート二本ということで、非常に華やかな音楽です。ヴィゴリートもフェルランティーニも、20年以上に渡って活躍しているベテランのフルーティスト。 (Ki)
GB-5169
ハッセ:オルガンのための6つの協奏曲 マヌエル・トマディーン(Org)

録音:2009年2月15日
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699−1783)は、ヘンデルよりも一世代下になるドイツの作曲家。ヘンデル同様、イタリアに留学、ナポリでアレッサンドロ・スカルラッティと交流を持ち、最先端の音楽をたっぷり吸収しました。ドイツに戻るとドレスデンを拠点とし、高い名声を誇りました。このオルガンのための6つの協奏曲は、元になった管弦楽曲をハッセ自身が鍵盤楽器用に編曲したものと考えられています。使用されているオルガンは、ヴェネツィアから北に50、60km離れたポルチェニーゴという町にある小型のオルガンで、ジャチント・ペシェッティという作者によって1732−1733年に作られたもの。大パイプオルガンと異なった素直で愛らしい響きが魅力的です。 (Ki)
GB-5170
イタリア歌曲集
トスティ:夢、そうしたいのだが、
 セレナータ、苦しみ、
 あなたが帰って来ないなら、別れの歌
レオンカヴァッロ:私に愛させて、
 マッティナータ
マスカーニ:セレナータ、バッラータ、
 アヴェ・マリア
ロッシーニ:約束、
 フィレンツェの花売り娘
ベッリーニ:熱い願い、
 フィッリデの悲しげな姿よ、
 優美な月よ、マリンコニア
ドニゼッティ:遥かに、愛と死、
 船乗りの恋
ナン・ツェン(S)
ロレンツォ・バヴァイ(P)

録音:2011年
中国出身のソプラノ、ナン・ツェンのイタリア歌曲集。トスティの名曲や、音大の学生も好んで歌うロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティの歌曲、そして比較的珍しい曲も含まれるレオンカヴァッロ、マスカーニの歌曲と、盛りだくさんです。 (Ki)
GB-5171
ダンドリュー:クラヴサン曲集 マリア・クロティルデ・シエーニ(Cemb)

録音:2011年
ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682−1738)は、ラモーより1歳年上のフランスの作曲家。クラヴサン、オルガン奏者として比類ない名声を誇りました。マリア・クロティルデ・シエーニはイタリアのベテラン・チェンバリスト。彼女の演奏は誠実で温かみがあり、また録音もチェンバロのありのままの音を捉えているので、室内での少人数の演奏会で小型チェンバロの演奏を聞いているような気分になります。 (Ki)
GB-5173(2CD)
第3回バッソ・フリウーリの歴史的オルガン国際オルガン・コンクール
(1)カバニーリェス:第1旋法のパッサカリア
コレア・デ・アラウホ:第7旋法のティエント第2番
スヴェーリンク:ポーランドの踊りによる変奏曲
D.スカルラッティ:ソナタ.イ短調 K61
バッハ:協奏曲 ニ短調 BWV974(A.マルチェッロの作品の編曲)
 オルガン協奏曲 ニ短調BWV596(ヴィヴァルディの協奏曲 RV250の編曲)
 前奏曲とフーガ.ニ短調 BWV539
ラインベルガー:カンティレーナ
メンデルスゾーン:ソナタ第4番 変ロ長調

(2)ガルシア:ビクトリアのモテット「おお、大いなる神秘」によるグロサド
ブルーナ:聖母の為の連祷によるティエント
コレア・デ・アラウホ:第5旋法のティエント
第1旋法の5声のティエント
カバニーリェス:第1旋法のパッサカリア第2番
パスクィーニ:フォリアによる様々なパルティータ
リドン:賛歌「アヴェ・マリア・ステラ」によるフーガ
(1)ニコロ・サーリ(Org)
(2)ホルヘ・ガルシア・マルティン(Org)

録音:2012年9月25-27日 バッソ・フリウーリ
第3回バッソ・フリウーリの歴史的オルガン国際オルガン・コンクールの優勝者たちの録音。ニコロ・サーリは1987年、ヴェネツィア生まれ。現在、ヴェ ネツィアの聖トロヴァーゾ教会のオルガニスト。ホルヘ・ガルシア・マルティンは、1985年、スペインのサラマンカ生まれ。 4都市の楽器が使用されている。ムッツァーナ・デル・トゥルニャーノ、1750年、ピエトロ・ナッキーニ製作。マラーノ・ラグナーレ、1774年、F.ダッ チ製作。ウーディネ、1989年、グスターヴォ・ザニン製作。ヴェンゾーネ、1792年、ガエターノ・カッリード製作。 (Ki)
GB-5175
ジムナジウム・フルート四重奏団
バッハ
:管弦楽組曲第3番〜エア
ヘンデル:フーガ第3番,第4番
ベルトミュー:アルカディ
ボザ:3つの小品
チェレプニン:フルート四重奏曲 Op.60
カステレード:笛吹きの休日
ジムナジウム・フルート四重奏団
タリアのジムナジウム・フルート四重奏団による演奏。アレクサンドル・チェレプニン(1899−1977)のフルート四重奏曲、ウジェーヌ・ボザ(1905 −1991)の3つの小品、マルク・ベルトミュー(1906−1991)のアルカディ、ジャック・カステレード(1926−)の笛吹きの休日と、20世紀のオ リジナルのフルート四重奏曲の有名曲が集められています。 (Ki)
GB-5176
D.スカルラッティ:ソナタ集
ソナタ.ト長調K391L79
ソナタ.ハ長調K544L497
ソナタ.ニ長調K490L206
ソナタ.ロ短調K27L449
ソナタ.イ長調K208L238
ソナタ.イ長調K209L428
ソナタ.ホ長調K380L23
ソナタ.ハ短調K11L352
ソナタ.イ長調K322L483
ソナタ.ニ短調K213L108
ソナタ.ニ長調K140L107
ルチオ・ドッソ(G)

録音:2012年2月8日、ローマ
ドメニコ・スカルラッティのソナタをギターで弾いています。スカルラッティをギターで弾くのは珍しくありませんが、CD 丸々1 枚というのは多くはあり ません。 ルチオ・ドッソはローマ生まれのギタリスト。1989年のアンドレア・セゴヴィア・コンクールで優勝。欧米で幅広く演奏活動をするほか、ピエモンテ州ア レッサンドリアのヴィヴァルディ音楽院の指導者も務めています。スカルラッティの繊細な感性を丁寧な演奏で弾きだしています。
GB-5177
14世紀のフィレンツェのミサと礼拝
フランチスクス・デ・フォロレンティア:キリエ
ゲラルデッルス・デ・フロレンティア:グローリア,アニュス・デイ
バルトルス・デ・フロレンティア:クレード
ラウレンティウス・デ・フオロレンティア:サンクトゥス
ヨハンネス・デ・フロレンティア:ベネディカムス・ドミノ
ほか全21曲
フェデリーコ・バルダッツィ(指)
アンサンブル・サン・フェリーチェ

録音:2010 年 11 月、フィレンツェ
ィレンツェをはじめ各地に伝わる貴重な手稿譜を元に再構成したもの。アンサンブル・サン・フェリーチェは1993年創立の古楽団体。
GB-5178
プーランク:クラリネットとバソンのためのソナタ
ストラヴィンンスキー:クラリネット独奏のための3つの小品
  二つのバスーンのための名前のない歌
ボザ:バソンのための小二重奏曲,
 バソン独奏のための短い曲,クラリネットとバスーンのためのコントラスト第3番
ジャンドメニコ:クラリネットとファゴットのための2声のカデンツァ,
 クラリネット独奏のための協奏練習曲,
アーノルド:バスーンのための幻想曲
ピアソラ:クラリネットとファゴットのための20年後
ジェンナーロ・スペッツァ(Cl)
マッシモ・マルトゥシェッロ(Fg)
近現代のクラリネット、ファゴットのための作品を収録。プーランクやストラヴィンスキーの作品は比較的有名。ウジェーヌ・ボザ(1905―1991)は、 20世紀のフランス室内楽では人気の高い作曲家。マルコム・アーノルド(1921―2006)は、映画「戦場にかける橋」の音楽で知られる英国の作曲家。 ルチアーノ・ディ・ジャンドメニコは、1966年、アクイラ生まれのイタリアの作曲家。 ジェンナーロ・スペッツァは、1984年から2004年までアブルッツォ交響楽団の首席クラリネット奏者を務めた後、ソリストとして活動。マッシモ・マルトゥ シェッロはローマ生まれのファゴット奏者。両者ともイタリア人らしく明るい響きと機敏な運動性が魅力である。 (Ki)
GB-5180
ペッツェ:室内楽作品集
レジア峡谷の舞曲集
レジアのソナティーナ
クラリネットとピアノのための即興曲とタランテッラ
ピアノのためのプレルーディオ,サラバンダ、トッカータ
ヴァイオリンとピアノのための2声の音楽
ヴァイオリン,クラリネット、ピアノのための小三重奏曲
アンドレア・ルクリ(P)
ニコラ・ブルフォーネ(Cl)
フェルディナンド・ムッスット(P)
ルーチョ・デガーニ(Vn)

録音:2113年9月20-22日、タヴァニャッコ
ピエロ・ペッツェ(1913―1980)は、ウーディネ出身の作曲家。400曲以上を書き残したものの、あまり知られていません。このCDにはペッツェの様々 な時期の室内楽曲が集められています。いずれも近代的技法を用いつつも、親しみやすい音楽です。レジア峡谷の舞曲集とレジアのソナティーナは共に 1974年の作。レジアはイタリア最北西部の町。そこにかつて東方から移り住んできたスラブ系民族の子孫が暮らしており、彼らの音楽を素材としています。 即興曲とタランテッラは1951年の作。プレルーディオ、サラバンダ、トッカータは1946年の作で、最初に出版された作品。2声の音楽は1978年の作。 1954年の小三重奏曲はユーモラスな愛らしい音楽です。 (Ki)
GB-5181
ウェーバー:大協奏的二重奏曲Op.48
ゲーゼ(ガーデ):幻想的小品集 Op.43
ドニゼッティ:クラリネット独奏のための練習曲第1番
ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 Op.120
マルティヌー:クラリネットとピアノのためのソナティーナ
ジャンルカ・カンパニョーロ(Cl)
フランチェスコ・スクロファーニ(P)
ウェーバーとブラームスの人気作2作と、クラリネット奏者や愛好家ではよく知られた3作を加えています。ジャンルカ・カンパニョーロはシチリアを中 心にイタリア内外で活躍するクラリネット奏者。ドイツやフランスのクラリネット奏者の音色とはだいぶ異なった明るい音色が特徴です。 (Ki)
GB-5183
ハイフェッツの編曲したヴァイオリン小品集
黒人霊歌:「深い河」
ポンセ:エストレリータ
クライスラー:シンコペーション,さらばクークレイン(ロンドンデリーの歌)
ガーシュウィン:3つの前奏曲,短い物語
フォスター:故郷の人々,金髪のジェニー
ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク
カステルヌオヴォ・テデスコ:海のささやき,タンゴ
ガーシュウィン:「ポーギーとベス」〜の5つの場面
ルーチョ・デガーニ(Vn)
アンドレア・ルクリ(P)

録音:2010年9月14、15日、チヴィダーレ・デル・フリウリ
20 世の偉大なヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツ(1900-1987)が有名曲をヴァイオリン用に編曲した曲を集めています(クライスラーの み本来のヴァイオリン曲)。CDの原題は「戦争演奏会」。ハイフェッツは第二次世界大戦中、積極的に前線での慰問活動を行っており、その時に演奏 された曲がこのCDに収録されています。いずれも極限に生きる兵士たちの心を癒す麗しい曲ばかりです。 ルーチョ・デガーニは、クラウディオ・シモーネ率いる名門、ソリスティ・ヴェネティ(ヴェネツィア合奏団)の首席ヴァイオリニストを務めている名手。 さすがイタリア人ヴァイオリニスト、明るい歌心が素晴らしく、本家ハイフェッツとはまた違った魅力に溢れています。 (Ki)
GB-5184
ドヴィエンヌ:ファゴット四重奏曲 ハ長調 Op.73-1
 ファゴット四重奏曲 ト短調 Op.73-3
ダンツィ:ファゴット四重奏曲 Op.40-3
フランセ:ディヴェルティスマン
モリネッリ:アマデリミックス
アンサンブル・ドヴィエンヌ
[マッシモ・マルトゥシェッロ(Fg)
アントーニオ・スコルレッタ(Vn)
ロレンツァ・マッゾネット(Vn)
ルイージ・ガリャーノ(Va)
ジュリアーノ・デ・アンジェリス(Vc)
マウーロ・ヴァッカレッリ(Cb)]
録音:2014 年,ラクイラ
ファゴットと弦楽四重奏もしくは弦楽五重奏による作品を集めたCD。フランソワ・ドヴィエンヌ(1759―1803)はフルートのための作品で有名なフ ランスの作曲家で、モーツァルトと同時代人らしい優美な音楽が魅力。フランツ・ダンツィ(1763―1826)はシュヴェツィンゲン生まれのドイツの作曲 家。ちょうどモーツァルトとベートーヴェンの間の世代で、音楽にもそうした印象があります。ジャン・フランセ(1912―1997)は20世紀フランスの保 守派の作曲家として高名で、近年再評価が高まっています。ディヴェルティスマンはファゴットと弦楽五重奏のための作品で、プーランクやストラヴィンスキー の新古典主義期を思わせる素敵な作品。ロベルト・モリネッリ(1963―)のアマデリミックス Amaderemixは、文字通りアマデウスつまりモーツァルト の作品をリミックスした曲。お馴染みの旋律がいろいろ出てきて愉快です。 マッシモ・マルトゥシェッロはローマ生まれのファゴット奏者。様々なオーケストラのファゴット奏者を務める一方、独奏者としても活躍しています。 (Ki)
GB-5185
フォンタネージ:フルート室内楽作品集
フルート・ソナタ
ディヴェルティメント
フルート,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロのための組曲
二つのフルートのためのソナティーナ
フルート,チェロ,ピアノのための3声のソナタ
ボヘミアの碧玉の連辞
アンサンブル・シェラザーデ
[ジネーヴラ・ペトルッチ(Fl)
ジャン=ルカ・ペトルッチ(Fl,ソナティーナ)
ロレンツォ・ファビアーニ(Vn)
ファビオ・カターニャ(Va)
パオロ・アンドリオッティ(Vc)
ミケランジェロ・カルボナーラ(P)]

録音:2014年5月27-29日、ローマ
ダヴィド・フォンタネージは1969年生まれの作曲家。1990年代以降精力的に活動しており、ミラノのソンツォーニョ社から多くの作品が出版されて います。憂いを帯びた透明で静かな美しさを湛えた作風です。 ジネーヴラ・ペトルッチは1989年、ローマ生まれのフルート奏者。父親のジャン・ルカ・ペトルッチ(ソナティーナで共演)は高名なイタリアのフルート奏者。 彼女はフランスで修業した後、米国に活動拠点を移し、2013年にはカーネギーホールに初出演するなど、世界的に活躍しています。 (Ki)
GB-5186
ドビュッシー:前奏曲第1巻
夢、アラベスク第1番&2番、
月の光、レントよりおそく、
ロマンティックなワルツ
サンドロ・バルディ(P)

録音:2014年9月、10月、ボローニャ
ボローニャ出身のピアニスト、サンドロ・バルディが弾くドビュッシー。前奏曲第1巻を12曲全曲と、夢、月の光などドビュッシーの聴き心地の良いピ アノ作品を網羅しています。 (Ki)
GB-5187
アルビノーニ:室内での和声の楽しみOp.6
【ソナタ第6番イ短調、ソナタ第10番ハ短調、ソナタ第4番ニ短調、
ソナタ第11番イ長調、ソナタ第2番ト短調、ソナタ第12番変ロ長調】
エル・メロぺオ
【カロリーナ・プティカ(Fl)、ジョルダーノ・ペゴラーロ(Vc)、フランチェスコ・トマジ(Lute)、エンリコ・ビッソーロ(ハープシコード)】

録音:2012年11月10-12日/サン・ジョヴァンニ・バッティスタ教会(ボヴォローネ)
ィヴァルディと同時代の作曲家トマゾ・アルビノーニ。ヴェネツィアの裕福な貴族の家系に生まれ、父は紙商人でもあった。ヴァイオリンと声楽を学ぶ。 生前はオペラ作曲家として名を馳せていましたが、現在は器楽曲の作曲家として認識されています。有名な「アルビノーニのアダージョ」は、後にイタリ アの音楽学者レモ・ジャゾットによって捏造されたことがわかっています。12曲からなるヴァイオリンのためのソナタ集「室内での和声の楽しみ」。ここで はハープシコード、リュートとチェロの伴奏で、ソロ・パートをリコーダーが受け持っています。アルビノーニの優雅な旋律が繊細に響く美しい音楽です。 (Ki)
GB-5188
フランチェスコ・ランディーニ(1325-1397):14世紀フィレンツェのラウダとコントラファクタ集 アンサンブル・サン・フェリーチェ
フェデリコ・バルダッツィ(指)

録音:2014年10月21-22日ヴィラ・カロッリア、イタリア
14世紀イタリアで活躍した盲目の巨匠ランディーニは、楽器製作者・演奏家・作曲家・詩人・哲学者・天文学者と幅広い分野でその才能を発揮しました。 また14世紀北イタリアで発生した多声音楽「トレチェント」の代表的な人物。イタリア語で「300」を意味するトレチェントは、同時代フランスで同じく 発生した新しい様式「アルス・ノヴァ」に比べ旋律が重視されているのが特徴です。収録されているのは、神聖なテキストが存在するコントラファクタ(祈 祷の音楽)とオラトリオの原型とも言われるラウダ(民衆的宗教歌)です。 (Ki)
GB-5189
ダヴィド・フォンタネージ (1969-):フルートとチェロのためのソナタ
泣いている雲のように(女声とヴァイオリン,チェロのための)
深淵より(女声とヴァイオリン,ヴィオラ,チェロ,ピアノのための)
フルートとチェロのための青組曲
五重奏曲(フルート,ヴァイオリン,ヴィオラ,チェロ,ピアノのための)
アンサンブル・シェラザーデ
セシリア・アレギ(Ms)
ジネーヴラ・ペトルッチ(Fl)、
ロレンツォ・ファビアーニ(Vn)
ファビオ・カターニャ(Va)、
パオロ・アンドリオッティ(Vc)
ミケランジェロ・カルボナーラオ

録音:2015年4月7-8日、ローマ
1969年生まれのイタリアの作曲家ダヴィド・フォンタネージの新しいアルバム「Intimate Chamber Music」。歌と弦楽器のための室内楽作品集。 20世紀アメリカの画家、エドワード・ホッパーの「ニューヨークの部屋」を再現したような作品が収められています。この絵画は、ニューヨークの部屋 の一室、新聞を読む男とピアノを弾く女が描かれています。観る側の想像力を掻き立てるエドワード・ホッパーの絵画のような、イマジネーションに満ち た音楽が展開されています。 (Ki)
GB-5190
3種のオルガンで聴き比べ
フローベルガー(1616-1667):トッカータ二番.ニ長調
 カンツォーナ二番 ト長調
 カンツォーナ五番 ハ長調
パブロ・ブルーナ(1611-1979):右手のための第一旋法によるティエント
ヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693):パッサカリア
バッハ:協奏曲二短調BWV974〜アンダンテ
 協奏曲二短調BWV974〜アダージョ
 協奏曲二短調BWV974〜プレスト
タルクィニオ・メールラ(1594-1665):カプリッチョ・クロマティコ
ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):気まぐれな変奏曲 ハ長調
ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):さまざまな主題とアリアによる12のカプリッチョ 第1巻 〜「ラ・ソ・ファ・レ・ミによるカプリッチョ第二番」
フレスコバルディ:さまざまな主題とアリアによる12のカプリッチョ 第1巻〜「一つの主題によるカプリッチョ10番」
ザムエル・シャイト(1587-1654):アラマンダ
ブクステフーデ(1637-1707):前奏曲 ホ短調BuxWV143
アンドラーシュ・ガボール・ヴィラーフ(1984-):Tドレンテ
ヴィラーフ:Uコン・モート
 Vヴィヴァーチェ
1-2, 5-17:アッティラ・ヴァダース(Org)
3-4, 9-11:アルベルト・バルベッタ(Org)
5-8,12-14:スザンナ・ソフィアンティーニ(Org)
使用楽器:9-13:ナッツィーニ[1750](ムッツァーナ)、1-8:ダッチ[1774](マラーノ・ラグナーレ)、
14-17:フランチェスコ[2000](セスト・ラゲーナのベネティクト修道院)
録音:2014年10月2-3日、(ライブ)
イタリアのムッツァーナ・デル・トゥルニャーノで行われている若手のオルガニストのためのコンクールは、以下の3つの目的1.様々な街に存在する貴 重なオルガンへ注目、2.音楽特にオルガン音楽に興味を持ってもらうことの推進、3.若手演奏者への上演機会の提供をもとに開催されてきたコンクール です。本CDは、2014年の9月30日から10月3日に行われた、第4回となるコンクールで、受賞した演奏家3人の、セミファイナル、ファイナルで の演奏録音を収録しています。このコンクールでは4つのオルガンが使用されますが、CDでは、ムッツァーナにある「ナッツィーニ」、マラーノ・ラグナー レにある「ダッチ」、セスト・ラゲーナのベネティクト修道院にある「フランチェスコ」というオルガンが使用されています。オルガンの多彩な響きを聴き比 べはオルガン好きにはたまらない一枚です。有能な演奏者の演奏とともに、堪能することができます。 (Ki)
GB-5191
ブゾーニ:オルガン作品集
前奏曲とフーガ Op.5
24の前奏曲 Op.37より 第1〜9,15,20,21番
中世の道化役者 Op.33より 第1〜3番
古い舞曲 Op.11
ファンタスティックな物語 Op.12より 第1・2番
小前奏曲とフゲッタ
2つの舞曲 Op.30aより 第1番
パオロ・ボッティーニ(Org)
ブゾーニと言えばバッハのオルガン作品の技巧的なピアノ編曲で有名ですが、これは逆にブゾーニのオリジナル・ピアノ曲をオルガンで弾くという興味深 いアルバムです。バッハの形式を思わせながらも複雑なロマン派の和声が使われた、ネオ・バロック風の独特な味わい。クレモナ出身のイタリアのオルガ ニスト、ボッティーニ自らの編曲です。キ (Ki)
GB-5193
オフィチウム・サンクティ・ミニアティス エンツォ・ヴェントゥローニ(指)
ヴィリ・ガリレイCho
フェデリコ・バルダッツィ(指)
アンサンブル・サン・フェリーチェ

録音:2015年11月/イタリア、ヴィッラ・カロリア
フィレンツェに祀られた聖人、聖ミニアートへの祈りを称える聖歌。独唱によるレクティオ(朗読)、2群の合唱が交互に歌うアンティフォナ(交唱)、独 唱に合唱が応えるレスポンソリウム(応唱)からなり、セクションごとに女声、男声と交代しながら歌われます。 (Ki)
GB-5194
フレスキの秘曲集
フレスキ:アレグロ・アパッショナート
 ロマンス Op.18
 エレジー
 Urisda 〜カプリッチョ
 伝説 Op.20
 アルプスの思い出 〜アンダンテ
 Festa campestre 〜性格的なカプリッチョ
J. ブルグメイン(G.リコルディ):Tramway 〜性格的なギャロップ (4手ピアノのための)#
リスト:『リゴレット』による演奏会用パラフレーズ
バッジーニ:アンダンテ
 『ラ・トラヴィアータ』幻想曲
ルーチョ・デガーニ(Vn)
アンドレア・ルクリ(P)
アグネセ・トニウッティ(P)#

録音:2011年3月
知られざるイタリアの作曲家、アントニオ・フレスキ(1838-1916)の世界初録音となるヴァイオリンとピアノのための室内楽作品集です。オペラ最盛 期の19世紀においてあまり語られることのないイタリア器楽作品に光を当てる1枚。また同時代にリストらが書いたオペラに基づく器楽作品なども収録 しています。ヴァイオリンのルーチョ・デガーニは、2000年よりクラウディオ・シモーネ率いるイ・ソリスティ・ヴェネティでコンサートマスターを務める イタリアの名手。 (Ki)
GB-5195
20世紀の刺激的な無伴奏作品集
ソッリマ:アローン
シャリーノ:Ai limiti della notte
ボセッリ:BOGA(世界初録音)
ヘンツェ:セレナーデ
ブリテン:ザッハーの主題
ライマン:チェロのためのSOLO
シュトックハウゼン:In Freundschaft
パオラ・フレッタ(Vc)

録音:2016年3月
17世紀にヴィオラ・ダ・ガンバに代わる楽器として広まったチェロ。その楽器特有の語法はバッハやボッケリーニの作品によってひとつの完成を見、そ してハイドン、シューマン、ブラームス、ドヴォルザークらの名作により更に大きな世界が拓かれました。そして一転、新たな視点からチェロを見つめた作 品を収録したのが当アルバム。20世紀に書かれた技術的にも表現的にも並外れた無伴奏音楽が、チェロの新たな可能性を掘り下げます。世界初録音となるボセッリの「BOGA」はアルバム中で最も新しい作品。凄まじく技巧的でありながらも歌が滲み出てきます。またブリテンの「ザッハー の主題」はスイスの音楽家パウル・ザッハー(Sacher)の名前から取られた音列(Es-A-C-H-E-D)に基づく作品です。 (Ki)
GB-5196
ダヴィド・フォンタネージ(1969-):管弦楽作品集
フルート,オーボエと弦楽のための協奏曲(2015)
フルート,ファゴットと弦楽のための協奏曲(2015)
弦楽のための小組曲(2004)
管弦楽のための交響的素描(2001)
管弦楽のための賛歌(2009)
ジネーヴラ・ペトルッチ(Fl)
ルカ・ビニャーリ(Ob)
パオロ・カルリーニ(Fg)
カスパー・デ・ロー(指)
イ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニ

録音:2016年7月4-7日/ヴェローナ、リストーリ劇場
1969年生まれのイタリアの作曲家、フォンタネージによる管弦楽作品集です。弦楽アンサンブルとソリストのための小さな編成のコンチェルトから大 編成のフル・オーケストラまで収録。『交響的素描』では多少自由に響きを模索していくところもありますが、基本的にいわゆる現代音楽ではなく完全な 調性音楽の書法を用いる作曲家です。『小組曲』『賛歌』はロマン派和声の心地よい作品で映画音楽にも使えそう。また協奏曲はリズム感といい弦楽のみ のバックといい、イタリア・バロックを思わせる伸びやかで爽やかな語り口。 (Ki)
GB-5197
Candia 1669
La rose enflorese (伝承曲)
オロロージョ:イントラーダ XV
ツィアーニ:ソナタ第10番
Thalassaki (伝承曲)
S.ロッシ:ガリアルダ第1番
グアーミ:4声のカンツォン
マリーニ:『ラ・モニカ』によるソナタ
Avram avinu - Hicaz Mandira (伝承曲)
カヴァッリ:3 声のカンツォン
レグレンツィ:Salmo Credidi
Uskudar (伝承曲)
ベルナルディ:6声のソナタ第6番『戦い』
アンサンブル・アニマンティカ

録音:2016年10月30日
1644年から1669年にかけて起こったクレタ戦争の大部分を占めた「カンディア包囲戦」をテーマに、伝承曲やその時代に関連したバロック作品で 構成した1枚。民族楽器と古楽器が入り乱れ、熱のこもった演奏が展開されます。 (Ki)
GB-5198
スクリャービン:ピアノ作品集
練習曲Op.8-5、練習曲Op.8-12、左手のための前奏曲Op.9-1、前奏曲Op.11-4、前奏曲Op.11-9、前奏曲Op.27-2、ピアノ・ソナタ第4番 嬰へ長調Op.30、練習曲Op.42-4、アルバムのページOp.58、詩曲-夜想曲Op.61、前奏曲Op.67-1、ピアノ・ソナタ第9番『黒ミサ』Op.68、詩曲Op.69-1、詩曲Op.71-2、詩曲『焔に向かって』Op.72、5つの前奏曲Op.74(全曲)
ルイジ・カセッリ(P)

録音:2016年1月23・24日
スクリャービンが生涯をかけて作曲し続けたピアノ曲には、ショパン風のロマン的なものに始まり神秘和音を用いた独自の音響に至るまでの作風の変遷 が如実に表れています。2曲のピアノ・ソナタ、練習曲Op.8-12、『焔に向かって』といった有名曲を含め、さまざまな楽曲を作品番号順に並べたのがこのアルバ ム。スクリャービンの音楽を俯瞰することの出来る1枚です。ピアノを弾くルイジ・カセッリは1963年ボローニャ生まれ。録音にはスタインウェイを使用。 (Ki)
GB-5199
the bogeyman
ラファエレ・チェッコーニ:La morte di Narciso(コントラファゴット,ヴィオラ,クラリネット)
カルロ・ガランテ:Cinque Bagatelle per l’Uomo Nero(コントラファゴット独奏)
ジョヴァンニ・ソッリマ:Yafu(コントラファゴットと弦楽四重奏)
ウィリー・ヘス:コントラファゴットと弦楽のための五重奏曲
カルロ・ガランテ:Due Canzoni d’ombra(ヴァイオリン,ヴィオラ,コントラファゴット)
ジョヴァンニ・ソッリマ:Lamentatio(コントラファゴット独奏)
マッシモ・ココ:Fantasia sopra una tregenda(ファゴット,コントラファゴット,弦楽四重奏)「the bogeyman」
アレッシオ・ピサーニ( コントラFg)
アドリアーナ・ボスキ(Cl)
マリノ・ラゴマルジーノ(VnI)
ロベルト・スピロトロス(VnII)
マッシ モ・ココ(Va)
アルベルティ・ピサーニ(Vc)

録音:2017年5月1日〜6月12日/イタリア、ゼロディエーチ・スタジオ
世にも珍しいコントラファゴットのオリジナル作品を集めたアルバム。ファゴットの更に1オクターヴ下、地の底から響く低音が異様な音響効果をもたらし ます。さすがに現代曲ばかりですがどれも調性のある音楽です。

GB-5200
ブラームス:オルガン作品全集
前奏曲とフーガ イ短調(1856)
前奏曲とフーガ ト短調(1857)
フーガ 変イ短調(1856)
コラール前奏曲とフーガ イ短調『おお悲しみよ、心の苦しみよ』(1882)
11のコラール前奏曲 遺作(Op.122)
アルトゥーロ・サケッティ(オルガン;1922 年製ヴァルカー社)

録音:1990 年1月/ローマ、聖ジュゼッペ・デ・メローデ教会
バッハの作品の虜になったブラームスはクララ・シューマンにオルガン曲を作曲するように勧められ、バッハの影響を多大に受けた対位法を用いた作品 を残しました。特に1856年作曲の「前奏曲とフーガ イ短調」は、バッハの同一調性の作品BWV543の影響を色濃く呈しており、ブラームスの語り口・ 語法でありながらその陰には偉大なバッハの存在を感じることのできる実に華麗な作品です。
1896年、クララの死後、ブラームスは最愛のクララに対する思いと自身の死期への意識、さらに信仰心により再びバッハにたちかえり、11のコラー ル前奏曲を作曲しました。「わが心の切なる喜び」、「おお愛する魂よ、汝を飾れ」など、バッハが作曲した同一のコラールを用いたこの前奏曲集はブラー ムスの最期のメッセージのようで、ことに終曲「おおこの世、私は去らねばならない」は心に染み入ります。 (Ki)
GB-5201
ヴァイオリンとピアノによるタンゴ・アルバム
カルロス・ガルデル:El dia que me quieras
セバスティアン・イラディエル:La paloma
ヤコブ・ゲーゼ:Celos - Gelosia
ピアソラ:Chiquilin de Bachin
アンヘル・ビジョルド:El choclo
ピアソラ:Adios Nonino
ブルーノ・ツァンニ:Nostalgia
ヘラルド・マトス・ロドリゲス:La cumparsita
フアン・デ・ディオス・フィリベルト:Caminito
セバスティアン・ピアニャ:Milonga sentimental
カルロス・ガルデル:Por una cabeza
ピアソラ:Oblivion
ピアソラ:Libertango
アンジェラ・パルフラーダー(Vn)
ラファエッラ・ツァンニ(P)

録音:2018年4月
ヴァイオリンとピアノで奏でるタンゴ・アルバム。クラシックやジャズの要素も含むクロスオーバー的内容です。 (Ki)
GB-5202
ヴィヴァルディ:6つのソナタ Op.14
ヴィルジノ・ビアンキ(1926-1997):ファゴットのための3つの練習曲
マウロ・モングッツィ(Fg)
ワルター・マッマレッラ・ジョルダーノ(P)

録音:2018 年 6月23・24日
ヴィヴァルディのチェロ・ソナタ6曲をファゴットで演奏。予想以上に楽器の良さが出ていて驚かされます。様々な楽器のために大量の協奏曲を書いたヴィヴァ ルディはファゴット協奏曲についても先駆者で、すばらしい協奏曲を39曲残していますが、それを彷彿とさせる音楽になっています。ボーナストラックとして収録 されているビアンキの練習曲はファゴットの技巧を突き詰めた、高度な演奏技術を必要とする世界。歌い上げるヴィヴァルディとは対照的です。 (Ki)
GB-5203(2CD)
レーオ:詩篇112 “Beatus vir” (アルト、2つのヴァイオリン、通奏低音)*
 詩篇115 “Credidi propter quod licutus sum” (4声)*
 第2トッカータ ト短調 (アコーディオンで演奏)
 第3トッカータ ト短調 (アコーディオンで演奏)
 三重奏曲 ニ長調 (2つのヴァイオリンと通奏低音)
ポルポラ:シンフォニア (2つのヴァイオリンとヴィオラ)
 第3協奏曲 ト短調 (3楽器のための室内シンフォニア)
 第6協奏曲 変ロ長調 (3楽器のための室内シンフォニア)
ル チ ア・シュヴァルツ(S)
ミケーレ・アンダロー(C.T)
ラッファエーレ・ジョルダーニ(T)
マッテオ・ベッロット(Bs)
アンサンブル・アニマンティカ

録音:2018年10月30日、11月2・4日
*世界初録音
もに後期バロック時代にイタリアで活躍した作曲家の作品集です。教会で演奏しており、豊饒な残響を伴う録音。最低限の編成ですが贅沢な音響が味わえます。 通奏低音でアコーディオンを使用している楽曲もあり、自由度の高いオルガンのような面白い効果を上げています。
GB-5204(2CD)
ヨハン・バプティスト・クラーマー:60の練習曲(ハンス・フォン・ビューロー版) ジョルジョ・ファリーナ(P)

録音:2017年11月26-30日
「クラーマー=ビューロー」の名でピアノ学習者におなじみのこの練習曲。ヨハン・バプティスト・クラーマー(1771-1858)はクレメンティに習いベートー ヴェンと出会ったこともある作曲家で、ピアノ教師としても活躍しました。彼の残した練習曲から、指揮者・ピアニストとして有名なハンス・フォン・ビューロー (1830-1894)が校訂し編み直したものが、この60曲からなる練習曲集です。 ★イタリアのピアニスト、ジョルジョ・ファリーナによるこの演奏は機械的な指の運動だけのものとは一線を画す、生き生きとした快活なもの。YAMAHAのピア ノを使用しています。 (Ki)
GB-5206
レモ・ヴィンチグエッラ:4手ピアノ作品全集 イレーネ・ボッシ(P)
ダニエラ・スカレッティ(P)
1956年生まれのイタリアの作曲家ヴィンチグエッラはジャズやポップスの香りをまとったピアノ曲で知られています。教育用の親しみやすい作品も書い ており、「20世紀のバイエル」と呼ばれることも。ここに収録された4手作品も子供たちにクラシックに興味を持ってもらうための音楽となっています。 (Ki)
GB-5207
「時代の声」
ファビオ・グラッソ:Ocean sans greves
ジョヴァンニ・グアッチェロ:Impressioni per un preludio
ステファノ・タリエッティ:オーボエ、ファゴットとピアノの三重奏のための6楽章の協奏曲
エンリコ・マロッキーニ:Meditazioni sonore
トニーノ・バッティスタ:Prender l'aire
クラウディオ・チンパネッリ:Walking Along the Aurelian Walls
クラウディオ・チンパネッリ:Primi Baci lungo le Mura Aureliane (Tender love)
アンサンブル・リングアッジ・ソノーリ[リッカルド・ブリッチ(Ob)、マッシモ・マルトゥシエッロ(Fg)、アントニオ・トラッロ(P)]

録音:2019年
オーボエ、ファゴット、ピアノからなる三重奏団のアルバム。現代イタリアの作曲家がこの編成のために書いた作品を演奏しています。3つの楽器は自由 に歌い合いぶつかり合い、オーボエの技巧的な高音が耳に残ります。 (Ki)
GB-5208
ヴィオラとギターのためのイタリア音楽集
フランコ・マルゴーラ:幻想曲 dC758
 スケルツォ dC274
フェルナンド・カルッリ(1770-1841)二重奏曲 ハ長調 Op.137-1
ブルーノ・バッティスティ・ダマーリオ(1937-):ラ・フォンテ
パガニーニ:大型ヴィオラのためのソナタ
ラッファエレ・ジェルヴァジオ(1910-1994):Violakit
デュオ・メビウス[ファビオ・カターニア(Va)、ジョルジョ・ナポリターニ(G)]

録音:2018年7月14-15日
ヴィオラとギターのデュオを集めたアルバム。どちらも輝かしい高音より渋みのある中低音が得意な楽器だけに特有の魅力があります。細かなパッセージ の応酬も聴きものです。
GB-5211
カリッシミ:Indicium Extremum
ウッチェリーニ:Aria sopra la bergamasca
カリッシミ:オラトリオ『イェフタ』
フェデリコ・バルダッツィ(指)
アンサンブル・サン・フェリーチェ

録音:2017年4月
史上初のオラトリオとして知られるカリッシミの『イェフタ』を収録。勇壮な戦いの場面から一転、一人娘を生贄として神にささげるイェフタの悲しい物語が 見事に描かれた印象的な音楽です。 (Ki)
GB-5212
フランソワ・ドヴィエンヌ:6つのファゴット・ソナタ Op.24
第1番ハ長調/第2番ト長調/第3番ヘ長調/第4番 変ロ長調/第2番ト短調/第6番ハ長調
マウロ・モングッツィ(Fg)
ジョヴァンニ・ブロッロ(P)

録音:2019年7月15-16日
フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803)が残した革新的なファゴット・ソナタ集。ミラノRAISO、フェニーチェ歌劇場Oなどのファゴット奏者を務めるマウロ・モングッツィによる演奏です。
GB-5213
アルフレート・フーバー(1962-):作品集
『エニグマ(謎)』 Op.23 〜ヴァイオリンと室内オーケストラのための協奏曲
組曲第1番『ハフナー』Op.37 〜ヴァイオリン独奏と打楽器グループのための
『ディオスクロイ』Op.27 〜ピアノと弦楽オーケストラのための
エスター・ハフナー(Vn)
マルティン・ケルシュバウム、チェチーリア・マルテルッチ、ドミニク・プリーラー、フェレンク・シンシ(パーカッション)
アンドレア・ルクリ(P)
マッシモ・ベッリ(指)
フェルッチョ・ブゾーニ室内O
1983年の医学生時代に作曲を学び、それを自分のライフワークにしようと決意したアルフレート・フーバー。医者で化学者でもあったボロディンや保険屋に務 めたアイヴズ、精神医学を学んだシノーポリのように、2つの職業のキャリアを積んだ人物による作品集です。 (Ki)
GB-5214
ロッシーニ:小荘厳ミサ曲〜独唱、合唱、2台ピアノとハルモニウムのための アナスタシア・レオノヴァ(S)
ダニエラ・ヌッツォーリ(Ms)
北宅憲太郎(T)
ディエゴ・コッリ(Bs)
ジュゼッペ・ブルーノ(第1ピアノ)
ジャコモ・ベネデッティ(第2ピアノ)
ディミトリ・ベッティ(ハルモニウム)
ジャンニ・ミーニ(合唱指揮)
カプリッチョ・アルモニコ
フェデリコ・バルダッツィ(指)
ピアノ2台とハルモニウムという小編成の伴奏で書かれた荘厳ミサ。音楽の規模はまったく小さくなく、ピアノの伴奏がリズミカルで力強いトラックもあったりと 楽しめます。そして何といってもオペラ作曲家ロッシーニならではの巧みな声楽書法が魅力。

GB-5550(2CD)
B.マルチェルロ:合奏協奏曲Op.1(全曲) ルカ・アレティーニ(Vn)
ジャンタ・ソリス(Vn)
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
カウナスCO
GB-5568
ヘンデル:イタリア・カンタータ集 アンジェロ・マンゾッティ(ソプラニスタ)
マッシモ・メルチェッリ(Fl)
ソフィア・ルッフィーノ(Vc)
ジョルジュ・キス(Cem)
GB-5575
ルートヴィヒ・ホフマン(1738-1793):フルート協奏曲(3曲) マッシモ・メルチェッリ(Fl)
アルフォンソ・ザウラ・ラチェール(指)
シンフォニア・ペルジーナ
GB-5599
レオンカヴァッロ:ピアノ曲集Vol.1
はじめのワルツ、セレナーデ、甘い夜、愛の歌、
夜想曲、イタリアの夜、初めてのキス、サラバンド、
道化師のメヌエット、ヴェニスの舟歌、他
マルコ・ソッリーニ(P)
GB-5601
ベートーヴェン・レアリティーズVol.1 ベートーヴェン:未完ヴァイオリン協奏曲(1792頃)の
アレグロ・コン・ブリオ/
12のドイツ舞曲WoO.8/
騎士のバレエの為の音楽WoO.1
マルコ・ロリアーノ(Vn)
ロベルト・ティガーニ(指)
サッサーリSO
GB-5602
ピエトロ・アレッサンドロ・グリエルミ(1728-1804):クレディーディ/シンフォニア(6曲) エンリーカ・バッソ(S)
ルチア・シャンニマーニコ(Ms)
マン−タエク・ハ(Bs)
ジャンルイージ・フォンディ(Bs)
パオロ・ビアンカラーナ(指)
グリエルミCO

録音:1999年4月
GB-5603
フレスコバルディ:フィレンツェのアリアによるミサ フェデリーコ・バルダッツィ(指)
アンサンブル・サン・フェリーチェ

録音:1999年6月
GB-5604(2CD)
ジュゼッペ・マッテオ・アルベルティ(1685-1751):ヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ集 ダヴィデ・アモーデオ(Vn)
フランク・ベルネーデ、
ルチアーノ・コンティーニ(リュート)
アレッサンドロ・デ・マルキ(Cemb)
GB-5606
フランチェスコ・ビスコーリ(1740頃活動):「トランペット、オーボエ、ファゴット、
ヴァイオリンと通奏低音の為の協奏曲」
ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ(1701-1775):シンフォニア(4曲)
イ・ヴィルトゥオージ・イタリアーニ
GB-5607
ラ・スパーニャ
作曲者不詳(15世紀イタリア):ラ・スパーニャ*
イザーク:ミサ「ラ・スパーニャ」#/
あなたは何もかも美しく#/
私の頭に水を授けるものは#
トラバーチ:定旋律 第2旋法+
ルッツァスキ:ラ・スパーニャに基づくリチェルカーレ(*/+)
フランシスコ・デ・ラ・トーレ:「スペインの王様」
(ラ・スパーニャ)に基づくアルタ+
ロディオ:ラ・ミ・レ・ファ・ミ・レ
(ラ・スパーニャ)に基づくファンタジア(*/+)
カベソン:アルタの旋律に基づくトレス+
オルティス:単旋律(ラ・スパーニャ)に基づく
レセルカーダ(第1−6番)(*/+)
コッター:コッヒェルシュペルガー・シュパニエラー+
パオロ・パンドルフォ(ガンバ;*)
リューウェ・タミンガ(Org;+)
パオロ・ダ・コル(指)アンサンブル・オデカドン#
GB-5608
アルビノーニ:作品番号無しのヴァイオリン協奏曲とシンフォニア
[ヴァイオリン協奏曲(4曲)/4楽章のシンフォニア(8曲)]
ファブリツィオ・アンメット(Vn,指)
オルフェオ・アンサンブル
GB-5609
知られざるファゴット協奏曲
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):ファゴット協奏曲
ジョヴァンニ・シモーネ・マイル(1763-1845):ファゴット協奏曲
フェルディナンド・リツィオ(?-1778):ファゴット協奏曲ハ長調
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲ハ長調RV468
フェルディナンド・リツィオ(?-1778):ファゴット協奏曲変ロ長調
パオロ・カルリーニ(Fg)
アカデミア・イ・フィラルモニチ
アルベルト・マルティーニ(Vn)
マルコ・ズッカリーニ(指)

録音:2000年8月19-21日/ヴェローナ、モローネ・ホール
バロックから古典派にかけての珍しいファゴット協奏曲を収録。ソリストのパオロ・カルリーニは、バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、 いくつかのレーベルからCDもリリースしているイタリアの名ファゴット奏者です。香り高く美しい、モダン楽器ならではの響きが楽しめます。 ファゴット協奏曲の先駆者として知られるヴィヴァルディ、ここに収録されているRV.468は第1・2楽章のみの断片として残っている作品で、あまり聴 く機会のない貴重なものです。また同時代のリツィオの作品はヴィヴァルディと良く似た書法による佳曲。少し時代を下ったロッラとマイルは、モーツァル トを思わせる爽やかさと軽やかさが実に印象的です。 (Ki)
GB-5610
ジョヴァンニ・ナスコ(1500頃-1561):エレミヤの哀歌/レスポンソリウム「わが魂は死に至るほどに悲しむ」 マリーナ・マラヴァージ(指)
Ens.ヴォカーレ・スペクルム・ムジカーレ
GB-5611
ニグラ・スム〜修道院と宮廷におけるマリア信仰
聖母マリアの祝日の晩課(詩篇/アンティフォナ/マニフィカト)
聖母マリアのカンティガ集(13世紀) から
フェデリコ・バルダッツィ(指)
Ens.サン・フェリーチェ

録音:2000年9月
GB-5612
プラッティ:4声のミサ曲ヘ長調、
スターバト・マーテル、
4声のミサ曲イ長調
シモーナ・チェルボネスキ(S)、
ピエラ・カズーラ(Ms)、
ファブリオ・フレージ(T)、
アントーニオ・パーラ(Bs)、
パオロ・ルッジェーロ(Br)、
アントーニオ・サンナ(指)サッサーリ共同O、
イ・カントーリ・デッラ・レズレツィオーネ・ディ・ポルト・トレス

録音:2001年12月,サッサーリ
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティは、1697年、パドヴァに生まれた作曲家。1722年にヴュルツブルクに移り、1763年にこの地で亡くなるまでヴュルツブルクの宮廷で働いていました。バッハ、ヘンデルより一世代下に当たり、末期バロックから前古典派の特長が顕著です。音楽はいずれも優しい明るさのある親しみやすいもの。サッサーリの団体の愛情ある演奏と相まって、宗教曲マニアなら逃がせない出来栄えです。  (Ki)
GB-5613
おお、高貴なるローマよ〜
中世の巡礼たちの音楽、歌、声

ギロー・リキエ:慈愛と愛情と
(パリ国立図書館蔵の写本より)
「聖母マリアのカンティガ集」〜
聖母マリアは喜んで(第253番)/
聖母マリアを愛し(第7番)/
すばらしい奇跡を(第272番)/
今日から私は歌いたい(第1番)
「ベネディクト会交唱集」〜救い主の慈しみ深き御母
アダン・ド・サン=ヴィクトール:おおマリア、海の星(プローサ)
「モンセラートの朱い本」より
[声そろえ歌わん/われら死をめざして走らん]
伝ヴィトルキアーノのトラピスト会修道女:聖母よ
作曲者不詳:騎士たちよ(アンプロイアーナ写本より)
マルカブリュ:平安あれ、主の御名のもとに
作曲者不詳:おお、高貴なるローマよ
(モンテカッシーノ修道院の写本より)
アンサンブル・オリエンティス・パルティブス、
アルモニオーソ・インカント

録音:2001年8月8日〜10日、ペルージャ、聖チェチーリア教会祈祷所
GB-5614
インノチェンティウス・ダンモニウス(15c):ペトルッチのラウダ集第1巻の音楽 アンサンブル・ヴォカーレ・ドデカントゥス、
コンソート・ベネト
GB-5615
コスタンツォ・ポルタ(1529-1601):レクイエム/メメント・ドミネ・ダヴィド/
デウス・イン・アディウトリウム
アンサンブル・ヴォカーレ・スペクルム
GB-5616
パイジェッロ:聖週間の為の音楽
キリスト/ミゼレーレ/聖木曜日の晩の為のレツィオーネ/
聖週間の為の2つのモテット/オルガン・ソナタ
ウォン・ミ・ユン(S)
ジョルジョ・ウバルディ(指)
アンサンブル・ストルメンターレ・フォンス・アモリス、
パルマ・アッリーゴ・ボーイト
音楽院室内cho
GB-5617
ヴァッセナール伯ウーニコ・ヴィルヘルム:6つのコンチェルト・アルモニコ ファブリツィオ・アンメット(指)
スポレート・オルフェオEns.
ヘルマンス・コンソート

録音:2003年8月
GB-5618
アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(1796)/
友人カヴィナッティの為のアダージョ ヘ長調/
シンフォニア ニ長調
グイド・リモンダ(指)(Vn)
アレッサンドロ・ロッラ室内O

録音:2003年12月
GB-5619
フランチェスコ・カヴァッリ:宗教曲集
聖母マリアの為の晩課/
6声のマニフィカト/
サルヴェ・レジナ、他
マルコ・フラカッシ(指)
チャンピ器楽グループ
チャンピ声楽グループ
アンサンブル・デ・ラビリント
GB-5620
ヴィヴァルディ:弦楽と通奏低音のための協奏曲とシンフォニア集
協奏曲 ハ長調RV111、
シンフォニア.ハ長調RV111−第2楽章の遺稿RV111a、
協奏曲変ロ長調RV165、
シンフォニア.ハ長調RV802、
シンフォニア.ト長調RV147、
シンフォニア.ニ長調RV122、
シンフォニア.ヘ長調RV135、
シンフォニア変ロ長調RV162、
協奏曲ヘ長調RV139、
シンフォニア.ハ長調RVAnh.93、
シンフォニア.ト長調RVAnh.4
ファブリツィオ・アンメット(Vn,指)
スポレート・ロルフェオ・アンサンブル
世界初録音多数!スポレートの古楽団体、ロルフェオ・アンサンブルが演奏するヴィヴァルディ。珍しい作品がいろいろあります。小型チェンバロに弦楽四重奏の編成による演奏で、独特の鄙びた味わいがかえって新鮮です。 (Ki)
GB-5621
ボワモルティエ:ファゴットと通奏低音のためのソナタ集
 ソナタ イ短調Op.26/2、
 ソナタ ホ短調Op.26/4、
 ソナタ ト短調Op.26/5、
 ソナタ ホ短調Op.50/1、
 ソナタ ト長調Op.50/2、
 ソナタ ニ短調Op.50/4、
 ソナタ ハ短調Op.50/5、
ミルデ
:協奏練習曲Op.26−31,41,49
マルーロ・モングッツィ(Fg)
フェデリーカ・サイナーギ(Hp)

録音:2003年7月21−22日
18世紀前半のパリを代表する作曲家の一人、ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755)が1729年と1734年に出版したソナタ集から7曲を演奏しています。ファゴット・ソロにハープ伴奏という響きはなかなか乙です。フランス風の音楽に、イタリア的な名技性が盛り込まれています。 (Ki)
GB-5622
ファゴットとピアノの為の音楽
ピエルネ
:演奏会小品Op.35、
プレヴィン
:ファゴット・ソナタ、
ランセ
:二つの小品/エルガー:ロマンス
ピアソラ:ノヴィタンゴ/ロータ:トッカータ
ヴィオッツィ:ファゴット・ソナタ
パオロ・カルリーニ(Fg),
アレッサンドロ・スペッキ(P)

録音:2005年1月
20世紀のファゴット作品が7曲。お勧めはフランセの二つの小品、気が利いています! (Ki)
GB-5623
15,16世紀の無伴奏合唱曲集
アロンソ・ペレス・デ・アルヴァ:来たれよ創り主なる聖霊よ、
 めでたし天の女王、
フランシスコ・デ・ペニャローサ
:めでたし処女マリアより生まれ給いし、
 聖母よお願いします、
ファン・デ・アンキエタ
:主イエス・キリストの最期、めでたし聖なるみ顔,主よわれを解きはなちたまえ、
ジョスカン・デュプレ
:アヴェ・マリア、
 主よあなたの怒りで私を責めないでください、
アントワーヌ・ブリュメル
:御父の母であり娘よ、ほか(全15曲)
パオロ・ダ・コル(指)オデカトン

録音:2004年5月
BONGIOVANNIは時々優れた古楽ものを出してきますが、これもその1枚。スペイン女王イザベラに由来するモテットを集めたもの。パオロ・ダ・コル率いるオデカトンは1998年結成の、イタリアの声楽団体。古楽に不可欠な透明感を持ちつつ、イタリア的な陽光あふれる柔らかさが特徴です。 (Ki)

GB-5624(4CD)
スティ:英語による歌曲集
永遠にそして永遠に!、さようなら!、
私の心においで!、
あの日!しばらくそのままに、
もう訊かないでおくれ、
晩祈に、さようならを求めて、
私が祈るのを手伝ってくれ、
陽気な五月と共にやって来た、
私の愛と私、遅く来すぎた愛、
私たちは見て待った、
昨日、コヴェント・ゲイトにて、
愛は結ぶ、私たちは愛し合った、
夏の夜の夢、彼らに告げてくれ!、
懐かしい愛に戻れ、
さらば我がいとしい人、さらにさらに、
まだ覚えている、忘れようか、美人の目、
敬具、記憶、ここにいるように言ってくれ、
ヴェネツィアの歌、翼の生えたこだま、
人生の歌、あなたを愛します、
愛を目覚めさせよ、ナポリの歌、二つ、
なぜそんなに脈打つのだ心よ?、
黄昏の物語、私の夢、リドの海岸で、
薔薇の歌、休息の歌、落ち葉、
夜の静寂の中で、眠って、
思い出しなさい、いとしい人、舟歌、
愛の帰還、私の最愛の人、あなたゆえ、五月の時、誰が知っているというのか?、
もし、今日愛してくれ、話しておくれ!、
春、銀の裏地、愛の贈り物、別れ、
遠くに、別れの時、若い時分には、
ピエロの嘆き、私は公平でない、
愛の道、私を愛しておくれ!、
夏、もう一度!、星の光、決して!、
でも告げられたら!、告げられない、
誰が?、今!、最初のワルツ、
自由への連合国の行進曲、
リハーサルの二重唱
サラ・ケットナー(S)、
クリスティーナ・ファール(Ms)、
アルド・ディ・トーロ(T)、
デンヴァー・マーティン・スミス(Br)、
マルコ・モレスコ(P)、ロベルト・ルーポ(P)

※一部を除いて、題名の日本語訳は、確定的なものではありません。
フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846-1916)といえば、ロマンティックで情熱的なイタリア歌曲で知られた人物。今でも彼のイタリア歌曲は、大歌手から声楽初心者まで広く親しまれています。一方、実はトスティは30年以上もロンドンに滞在、王室付音楽教師となり、王室音楽アカデミーの教授に就任、英国人女性と結婚して、1906年には英国の市民権まで獲得していたということは、あまり知られていないのではないでしょうか。当然、彼は多数の英語の歌曲も作曲しています。現在「さようなら!Addio!」としてイタリア語で親しまれている曲も、実はGood-Bye!という英語の歌の翻訳なのです。従来、トスティの英語の歌曲は稀にしか取上げられませんでした。それをBONGIOVANNIが一挙集大成、なんとCD4枚に75曲も収録!これはトスティ・ファンにはたまりません!実力派の歌手が4人で、それぞれ適した声種を分担して歌っています。お値段もお得! (Ki)
GB-5628
アルビノーニ:3声のバッレット集Op.33(全12曲、世界初録音) アンサンブル・ベネデット・マルチェッロ
トンマーゾ・アルビノーニ(1671-1751)は、ヴィヴァルディと同世代のヴェネツィアの作曲家。裕福な家に生まれたため、自由な音楽活動をしたことで知られています(ちなみに有名な「アルビノーニのアダージョ」はほぼ捏造品。この3声のバッレット集Op.3は1701年に出版されたもの。バッレットBallettoとは、バレーもしくはバレー音楽のこと。4楽章ないしは3楽章の作品に、アッレマンダ,ガヴォッタ,サラバンダ,ギガなど、フランス由来の音楽が用いられています。アンサンブル・ベネデット・マルチェッロは、ヴァイオリン2つ、チェロ、チェンバロの時代楽器アンサンブル。溌剌とした演奏を繰り広げてくれています。 (Ki)
GB-5629
バード:四声のミサ曲,目覚めていよ,おお主よ僕が、
タリス
:哀歌I,哀歌II,われらをあわれみ給え
ラファエーレ・プッチャンティ(指)
オペラ・ポリフォニカ

録音:2005年5月
バードとタリスという、16世紀の英国音楽を代表する二人の宗教声楽作品を、イタリアの無伴奏声楽団体、オペラ・ポリフォニカが演奏。大らかさと明るさがさすが。ラファエーレ・プッチャンティは1972年フィレンツェ生まれ。 (Ki)
GB-5630
ペロージ:ヴァイオリンと弦楽合奏のための協奏曲、
ヴァイオリン協奏曲第2番
フランチェスコ・チェラート(Vn)、
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ミラノ・ヌォーヴァ・カメリスティカSO

録音:2003年10月25日,2002年11月11日
BONGIOVANNI社の進める、ロレンツォ・ペロージ(1872-1956)のシリーズの新刊です。ヴァイオリン協奏曲を2曲。1916年のヴァイオリン協奏曲第2番が、ペロージならではのしっとりとした宗教的情感を湛えた名曲。1903年のヴァイオリンと弦楽合奏のための協奏曲は、擬バロック風の作品で、弦の絡みが美しいもの。 (Ki)
GB-5631
ドメニコ・プッチーニ:テ・デウム、
フランス皇帝かつイタリア王ナポレオン陛下を讃える、
「クイント・ファビオ」序曲
バルバラ・ヴィニュデッリ(S)、
バルバラ・ディ・カストーリ(A)、
ダーノ・ラッファンティ(T) 
ニコラ・ムニャーニ(Bs)、
ヘルベルト・ハント(指)ジーリオ歌劇場SO、
ルッカ室内O

録音:2001年4月20日
ジャコモ・プッチーニの祖父にあたる、ドメニコ・プッチーニ(1771−1815)の作品。プッチーニ家はルッカで教会音楽に携わっていましたが、ドメニコはオペラに関心を持ち、ナポリでパイジェッロに学んでいます。たしかに音楽の印象はパイジェッロ風。1800年に書かれた「テ・デウム」を聞くと、ドメニコが非常に優れた作曲家であったことはすぐわかるでしょう。ドメニコはちょうどナポレオン時代を生きた人で、ナポレオンの聖名祝日のためのカンタータである「フランス皇帝、イタリア王ナポレオン陛下を讃える」などという機会音楽も書いています。この曲はピアノ伴奏によるソプラノ独唱曲。 (Ki)
GB-5632
モーツァルト:2つのチェンバロのためのソナタ集
4手のためのソナタハ長調K.19d、4手のためのソナタニ長調K.381(123a)、4手のためのアンダンテと5つの変奏曲ト長調K.501、2台のピアノのためのソナタニ長調K.448(375a)、フーガト短調K.401(375e)
マリア・クロティルデ・シエーニ(Cemb)、カーティア・ロッチ(Cemb)

録音:2006年9月,ローマ
チェンバロによる2台の鍵盤のための作品集。チェンバロ2台だと、ピアノ2台や、フォルテピアノ2台とも全く違った、雅なモーツァルトになるのが面白いものです。マリア・クロティルデ・シエーニはローマのチェンバロの大御所的存在。カーティア・ロッチはその高弟です。 (Ki)
GB-5633
パレストリーナ:教会で聞くパレストリーナの合唱曲
ミサ曲「おお、天の王を」、
スターバト・マーテル、
主よ今こそ御身のしもべを、
汝はペテロなり、デ・シルヴァ、
おお天の王を
ラッファエーレ・プッチアンティ(指)
フィレンツェ・アッカデミア・ムジカーレ・オペラ・ポリフォニカ

録音:2006年,フィレンツェ
パレストリーナの無伴奏宗教合唱曲集です。教会内の録音が、透明な合唱にさらに雰囲気を豊かにしています。ラッファエーレ・プッチアンティは1972年生まれのピアニスト、指揮者。 (Ki)
GB-5634
モーツァルトの周辺の作曲家のオペラ序曲集
ピッチンニ:「偽のトルコ人」序曲,
 「アメリカのナポリ人たち」序曲、
パイジェッロ
:「親切なアラビア人たち」序曲,
「ゼルミーラ」序曲,「ダルダネ」序曲、
 「太鼓」序曲、
アンフォッシ
:「迫害された見知らぬ女」序曲,「パルミーラのゼノービア」序曲、
ルケージ:「明かされた裏切り」序曲、
チマローザ
:「偽の貴族たち」序曲
フランチェスコ・クワットロッキ(指)
アブルッツォSO

録音:2006年
ニッコロ・ピッチンニ(1728-1800),ジョヴァンニ・パイジエッロ(1740-1816),パスクワーレ・アンフォッシ(1727-1797),アンドレア・ルケージ(1741-1801),ドメニコ・チマローザ(1749-1801)のオペラの序曲を10曲収録。 (Ki)
GB-5635
14世紀イタリアのカッチャとマドリガーレ
ヤコポ・ダ・ボローニャ
:「良い時が巡って来た」,
 「わたしが不死鳥だったとき」、
ジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ
:木蔭に腰掛けて、
ニッコロ・ダ・ペルージャ
:「考えながら過ごし」,
 「帆は壊れ」、
ランディーニ
:「想いに耽って」,
 「ああ、言っておくれ」、
ザカリアス
:「楽しみに狩りをして」、
作者不詳:「海岸で」,
 「甘美な水で漁をして」他、全13曲
アンサンブル・オリエンティス・パルティブス

録音:2005年,ペルージャ
ヤコポ・ダ・ボローニャとジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ(もしくはジョヴァンニ・ダ・カッシャ)は、ともにミラノでヴィスコンティ家に仕えた音楽家。アンサンブル・オリエンティス・パルティブスの演奏は、名前通り、東方風の響きを取り入れたもので、心地よいと同時に刺激的です。 (Ki)
GB-5636
チマローザ:宗教音楽集
チェリ・ヴォチェス、
ドミネ・アド・アディウヴァンドゥム、
クレド、マニフィカト、
アントラ・ウビ・クエストゥス・エコ
リンディタ・イスク(S)、
アレッシア・デ・アミチス(S)、
アントーニオ・ジョヴァンニーニ(CT)、
ルイージ・デ・ドナート(Bs)、
フランチェスコ・クワトロッキ(指)
アブルッツォSO,
スコラ・カントルム・サン・シスト

録音:2008年
18世紀後半のイタリアの大作曲家ドメニコ・チマローザ(1749−1801)は、オペラのみならず宗教音楽も多数の傑作を残していますが、実際に耳にできる機会はそうはありません。このCDにはチマローザの初期の宗教作品が録音されており、ナポリ在住の音楽学者、山田高誌が自らチマローザの自筆譜から演奏譜を起こしたもの。ほとんどが世界初録音です。メインのチェリ・ヴォチェスは1767年、つまりチマローザがまだ十代の頃の作品。50分に迫る大曲で、その瑞々しくも豊かな音楽は、チマローザがいかに若くして才能に恵まれていたかを示しています。クワトロッキとアブルッツォ交響楽団の誠実な演奏で作品の魅力を万全に伝えています。山田による詳細な作品解説(伊英文)も貴重。 (Ki)
GB-5637
スタービレ:モテット「羊飼いたちが互いに言うだろう」
ソリアーノ:教皇マルチェリスのミサ,8声のモテット
ラッファエーレ・プッチアンティ(指)
オペラ・ポリフォニカ

録音:2009年6月4-6日,フィレンツェ
フランチェスコ・ソリアーノ(1548/49−1621)は、16世紀末から17世紀初めにかけてのイタリアの作曲家。後半生をローマで過ごし、パレストリーナの流派を継いだ音楽家として重要な人物です。「教皇マルチェリスのミサ」は30分を越す大作で、パレストリーナの手法をさらに拡大しているという点で興味深い作品です。アンニバーレ・スタービレ(1535頃−1595)はもう一世代前のローマの作曲家。ラッファエーレ・プッチアンティは1972年生まれのピアニスト、合唱指揮者。オペラ・ポリフォニカを創設し、ルネサンス期の合唱作品を指揮して高い評価を得ています。 (Ki)
GB-5651
ペロージ:組曲第5番「トルトーナ」、組曲第7番「トリノ」* アルトゥーロ・サッケッティ(指)
ミラノ・ヌオーヴァ・カメリスティカSO

録音:2002年11月11日、2003年10月25日*
GB-5652
ロレンツォ・ペロージ:Inno Cattolico(金管合奏)
組曲第2番『ヴェネツィア』
弦楽四重奏第3番よりアダージョ(管弦楽版)
2つの道
主題と変奏
アルトゥーロ・サッケッティ(指)
オルケストラ・シンフォニア・スタービレ・「ジョヴァンニ・フランチェスコ・プレッセンダ」・ディ・アルバ他

録音:2002〜2008年
イタリアの作曲家、ロレンツォ・ペロージ(1872-1956)による管弦楽作品集です(1曲目のみ金管合奏)。ペロージはイタリアの各都市をテーマに した組曲を書くプロジェクトを立ち上げ、ここに収録されている『ヴェネツィア』以外に『ローマ』『フィレンツェ』『ミラノ』など計8曲を書き上げました。 そしておそらく彼の「第九」になったであろう『ナポリ』が、未完成作品として残っています。響きは古典的なもので、『2つの道』ではモーツァルトのメロディ が臆面もなく歌われます。 (Ki)

GB-8001
声のないアリア〜テノール編
GB-8002
声のないアリア〜バリトン編
GB-8003
声のないアリア〜ソプラノ編
GB-8004
声のないアリア〜
メゾ・ソプラノ・アリア集カラオケ

モーツァルト:フィガロの結婚〜恋とはどんなものかしら
ロッシーニ:セビリャの理髪師〜今の歌声は
ビゼー:カルメン〜ジプシーの歌
ヴェルディ:トロヴァトーレ〜炎は燃えて、他
シルヴァーノ・フロンタリーニ(指)
モルドヴァSO
GB-8005
声のないアリア〜ヴェルディ、プッチーニ/ソプラノ編
ヴェルディ:「ナブッコ」、「トロヴァトーレ」、
「仮面舞踏会」、「アイーダ」、「運命の力」
プッチーニ:「トスカ」、「蝶々夫人」、「トゥーランドット」から
シルヴァーノ・フロンターリ(指)
ウクライナPO
GB-10001(2CD)
パスクァーレ・アンフォッシ(1727-1797):歌劇「魔女チルチェ」(1788)*
モーツァルト:アンフォッシの歌劇の為の3つのアリア
[ああ、あなたに明かしたい、
おお神よK.178#/
手にキッスK.541+/
どうぞ、尋ねないでK.420**]
マーガレット・ベイカー=ジェノヴェージ(S;チルチェ)
アンナマリア・フェランテ(S;リンドーラ、S;#)
ジョルジョ・ガッティ(Bs;ブルノーロ、Bs;+)
ジュゼッペ・サバティーニ(T;プティ氏、T;**)
ロベルト・アッボンダンツァ(Br;ノチェセッカ男爵)
フラーヴィオ・コルッソ(指)(*/+/**)
イル・グルッポ・ディ・ローマ(*/+/**)
ジャン・ロザリオ・プレスッティ(P)#

録音:1987年10月、ローマ。世界初録音*
GB-10012
メルカダンテ:3声のミサ/サルヴェ・レジナ/タントゥム・エルゴ1/同2 マリア・ルイーザ・ファゾリーモ(S)
イオリオ・ゼンナーロ、
ルイジ・ペトローニ(T)
ロベルト・アボンダンツァ(Br)
マッシモ・モンデッリ
ジャン・ロザリオ・プレズッティ(指)
グランデ・アカデーミア・ヴォカーレ&ストルメンターレ
GB-10016(3CD)
ヴィヴァルディ:歌劇「館のオットーネ」RV.729 パトリツィア・パーチェ(S;クレオニッラ)
アンナ・マリア・フェランテ(S;トゥリア)
アリス・クリストフェリス(CT;カイオ)
ジャン・ニルエ(CT;オットーネ)
ルイージ・ペトローニ(T;デチオ)
フラヴィオ・コルッソ(指)
17世紀アンサンブル
GB-10019(2CD)
レオナルド・レオ(1694-1744):セレナータ「ディアーナ・アマンテ」(4声、1717) ロセッラ・ラガッソ(アモーレ)
モニカ・バチェッリ(ディアーナ)
フィリッポ・ピッコロ(エンディミオーネ)
ダニロ・セライオッコ(プロテオ)
ヴィート・パーテルノストロ(指)
レオナルド・レオO

録音:1988年12月3日

HISTORICAL OPERA COLLECTION
HOC-001(2CD)
ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」 チェーザレ・ヴァレッティ(アルマビーヴァ伯爵)
ロバート・メリル(フィガロ)
ロバータ・ピータース(ロジーナ)
チェーザレ・シエピ(バジーリオ)
フェルナンド・コレナ(バルトロ)
アルベルト・エレーデ(指)
メトロポリタン歌劇場O&cho

録音:1954年
HOC-003(2CD)
マスネ:歌劇「タイス」(イタリア語歌唱)*
プッチーニ:「外套」〜フィナーレ#
エットレ・バスティアニーニ(アタナエル;*/ミケーレ;#)
フィオレッラ・カルメン・フォルティ(タイス;*)
グラウコ・スカルリーニ(ニーチャ;*)、他
ルイージ・トッフォロ(指)*
トリエステ・ヴェルディ歌劇場O&cho*
ノーラ・デ・ローザ(ジョルジェッタ;#)
アントーニオ・マッサーリア(ルイージ;#)
マリオ・コルドーネ(指)
ハンブルクNDR響#

録音:1954年*/1953年#。
HOC-005(2CD)
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
マリオ・フィリッペスキのアリア集
ティト・ゴッビ(リゴレット)
リーナ・パリューギ(ジルダ)
マリオ・フィリッペスキ(マントヴァ公)
ジュリオ・ネーリ(スパラフチーレ)
トゥリオ・セラフィン(指)RAI管

録音:1946年
HOC-007(2CD)
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」(イタリア語歌唱)
ロザンナ・カルテリ〜「トラヴィアータ」からのアリア
ジュゼッペ・タデイ(Br;オネーギン)
ロザンナ・カルテリ(タチヤーナ)
チェーザレ・ヴァレッティ(T;レンスキー)
ユージニア・ザレスカ(オリガ)、他
ニーノ・サンツォーニョ(指)
RAIミラノO&cho

録音:1953年(放送音源)
HOC-009(2CD)
グノー:歌劇「ファウスト」(イタリア語版)*
歌劇「ファウスト」(イタリア語版)〜第4幕&第5幕フィナーレ+
フェルッチョ・タリアヴィーニ(ファウスト)*
ボリス・クリストフ(メフィストフェレ)*
アンナ・マリア・ロヴェーレ(マルゲリータ)*
エンツォ・マスケリーニ(ヴァランティーノ)*、他
ガブリエーレ・サンティーニ(指)*
ナポリ・サンカルロ劇場O&cho*

レナータ・テバルディ(マルゲリータ)
マリオ・フィリッペスキ(ファウスト)
イタロ・ターヨ(メフィストフェレ)
ウーゴ・サヴァレーゼ(ヴァランティーノ)

録音:1954年8月14日*、1950年7月30日+、ナポリ、ライヴ
HOC-011
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」(抜粋) アニタ・チェルケッティ(アイーダ)
ジーノ・ベンノ(ラダメス)
アレナ・ニコライ(アムネリス)
ジャンジャコモ・グェルフィ(アモナズロ)
ボリス・クリストフ(ランフィス) 、他
ガブリエーレ・サンティーニ(指)
ナポリ・サンカルロ劇場O&cho

録音:1954年7月24日、ナポリ、アレーナ・フレグレア、ライヴ
HOC-012
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」 フランコ・コレッリ(T;カニオ)
ティト・ゴッビ(Br;トニオ)
マファルダ・ミケルッツィ(S;ネッダ)
マリオ・カルリン(T;ベッペ)
リノ・プリーゼ(Br;シルヴィオ)
アルフレッド・シモネット(指)
ミラノRAIO&cho

録音:1954年9月26日、ミラノ
HOC-013(2CD)
マスネ:歌劇「マノン」 ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(マノン)
チェーザレ・ヴァレッティ(デ・グリュー)
フェルナンド・コレナ(レスコー)
ジェローム・ハインズ(デ・グリュー伯爵)、他
ピエール・モントゥー(指)
メトロポリタン歌劇場O&cho

録音:1954年12月18日、メトロポリタン歌劇場、ライヴ
HOC-015(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「アルバ公」(サルヴィ補筆版;1882) ジャンジャコモ・グェルフィ(Br;アルバ公)
アメーデオ・ベルディーニ(T;マルチェッロ・ディ・ブルジェス)
カテリーナ・マンチーニ(S;アメリア)
ダリオ・カゼッリ(Bs;サンドヴァル)
アルド・ベルトッチ(T;カルロ)、他
フェルナンド・プレヴィターリ(指)
ローマRAIO&cho

録音:1951年11月29日
HOC-017(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「シャモニーのリンダ」 ジャンニ・ライモンディ(T;シルヴァル子爵)
マルゲリータ・カルージオ(S;リンダ)
ジュゼッペ・タディ(Br;アントーニオ)
リナ・コルシ(S;ピエロット)、他
アルフレード・シモネット(指)
RAIミラノO&cho

録音:1953年
HOC-019(2CD)
ヴェルディ:歌劇「「仮面舞踏会」(全曲)
「仮面舞踏会」第2幕の二重唱*
ジンカ・ミラノフ(Sアメーリア),
リチャード・タッカー(Tリッカルド),
ヨゼフ・メッテルニヒ(Brレナート),
ロバータ・ピーターズ(Sオスカル),
ジーン・マデイラ(Msウルリカ)、
ディミトリ・ミトロプーロス(指)
メトロポリタン歌劇場O&cho
ユッシ・ビョルリンク*,
エリーザベト・レートベルク*

録音:1955年1月22日 ニューヨーク、1941年*
 ミトロプーロスのコントロールの効いたダイナミックな指揮が見事。 (Ki)
HOC-021(2CD)
プッチーニ:歌劇「トスカ」、
ビゼー:歌劇「カルメン」(抜粋/第1幕のミカエラとの二重唱、竜騎兵の歌、花の歌、第3幕フィナーレ、第4幕のカルメンとホセの二重唱)
フランコ・コレッリ(Tカヴァラドッシ)*
カルロ・タリアブエ(Brスカルピア)*
レナータ・エレディア・カプニスト(Sトスカ)*
アントーニオ・サッケッティ(Brアンジェロッティ)*,他
アントニーノ・ヴォットー(指)ミラノRAI響*&cho*

ジュリエッタ・シミオナート(Msカルメン),
フランコ・コレッリ(Tホセ),
セーナ・ユリナッチ(Sミカエラ),
ーゴ・サヴァレーゼ(Brエスカミーリオ)、
アルトゥール・ロジンスキー(指)
ナポリ・サン・カルロ歌劇場O&cho

録音:1955年*、1953、ナポリ
「トスカ」はRAIのTV収録のための音源。ビデオテープで映像ごと出まわったことはあるようですが、全曲の音源はLPでもCDでも出たことがなかった初出ものです。コレッリのカヴァラドッシは今のところこれが最も若い記録のようです。音質はまあまあというところ。「カルメン」抜粋は、1953年12月のサン・カルロ劇場でのライヴのようです。「トスカ」の第3幕の一部に、テープが伸びたためと思われる不安定な箇所があります。 (Ki)
HOC-023(2CD)
ビゼー:歌劇「カルメン」

ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」〜第2幕の二重唱*
ジュリエッタ・シミオナート(Ms:カルメン)
ニコライ・ゲッダ(T:ホセ)
ヒルデ・ギューデン(S:ミカエラ)
ミシェル・ルー(Br:エスカミーリオ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)ウィーンSO
ウィーン楽友協会cho

録音:1954年10月8日ウィーン、ムジークフェライン、
ライヴ(演奏会形式)
ユッシ・ビョルリング(T)*
エリーザベト・レートベルク(S)*
録音:1941年*
演奏会形式のライヴ。名演として知られているものです。 (Ki)
HOC-025(2CD)
ヴェルディ:「シチリア島の夕べの祈り」 マリオ・フィリッペスキ(Tアッリーゴ),
ジャンジャコモ・グエルフィ(Brモンフォルテ),
アンナ・デ・カヴァリエーリ(Sエレナ公女),
ジューリオ・ネーリ(Bsプロチダ)他、
トゥリオ・セラフィン(指)

録音:1955年,ナポリ
HOC-027(2CD)
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」(全曲)、
同曲抜粋*
全曲=アルド・プロッティ(Brリゴレット),
ヴィルジニア・ゼアーニ(Sジルダ)、
カルロ・ザンピーティ(Tマントヴァ公),
ニコラ・ザッカリア(Bsスパラフチーレ)、
ニーノ・サンツォーニョ(指)管弦楽団

抜粋=アルド・プロッティ(Brリゴレット),
ジャンナ・ダンジェロ(Sジルダ)、
マリオ・フィリッペスキ(Tマントヴァ公)

録音:1955年、1956年*
全曲は、おそらくRAIミラノの放送用録音。抜粋は、ベネズエラの首都カラカスでのライヴ。どちらも初出音源と思われます。プロッティの豪快な歌を楽しめます。 (Ki)
HOC-029(2CD)
プッチーニ:歌劇「トスカ」全曲、

■ボーナストラック
《テバルディ サン・フランシスコ・ライヴ》*
ボーイト:「メフィストーフェレ」,
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」、
チレーア:「アドリアーナ・ルクヴルール,
ヴェルディ:「椿姫」、
プッチーニ:「蝶々夫人」からのアリア
レナータ・テバルディ(トスカ),
フェルッチョ・タリアヴィーニ(カヴァラドッシ)、
ティート・ゴッビ(スカルピア)、
フランチェスコ・モリナーリ・プラデッリ(指)
コヴェントガーデン歌劇場O

録音:1955年コヴェントガーデン歌劇場、1950年,ニューヨーク*
HOC-031(2CD)
サン=サーンス:「サムソンとデリラ」(全曲)、
ヴェルディ
:「アイーダ」抜粋*
サン・サーンス=ロバート・メリル(Brアモナズロ)、ラモン・ヴィナイ(Tサムソン),エベ・スティニャーニ(Msデリラ)、アントーニオ・マンカゼッラ(Brダゴンの大司祭)、フリッツ・リーガー(指)管弦楽団
ヴェルディ=ラモン・ヴィナイ(Tラダメス),リューバ・ヴェリッチ(Sアイーダ)

録音:1955年ナポリ、1950年,ニューヨーク*
HOC-033(2CD)
プッチーニ:歌劇「ボエーム」 ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(Tロドルフォ),
ビドゥ・サヤン(Sミミ),
ジュゼッペ・ヴァルデンゴ(Brマルチェッロ),
チェーザレ・シエピ(Bsコッリーネ),他、
ファウスト・クレーヴァ(指)
メトロポリタン歌劇場O,cho

録音:1951年
HOC-035(2CD)
ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」 ベニアミーノ・ジーリ(ネモリーノ),
リーナ・ジーリ(アディーナ),
ジュゼッペ・タッデイ(ベルコーレ),
イタロ・ターヨ(ドゥルカマーラ),他、
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指)
サン・カルロ歌劇O,cho

録音:1953年
HOC-037(2CD)
ヴェルディ:歌劇「エルナーニ」

■ボーナス・トラック
チェーザレ・シエピ、ヴェルディとロッシーニを歌う
マリオ・デル・モナコ(Tエルナーニ),
ジンカ・ミラノフ(Sエルヴィーラ),
レナード・ウォーレン(Brカルロ),
チェーザレ・シエピ(Bsシルヴァ),ほか、
ディミトリ・ミトロプーロス(指)
メトロポリタン歌劇場O、cho

録音:1956年
豪華キャストとミトロプーロスのガップリ五つの白熱した上演。なんといってもデル・モナコの剛毅なタイトルロールがスリリング。 (Ki)
HOC-039(2CD)
ロッシーニ:歌劇「モゼ」 ニコラ・ロッシ・レメーニ(Bsモゼ),
アニタ・チェルケッティ(Sアナイーデ),
ジュゼッペ・タデイ(Brファラオーネ),
アゴスティーノ・ラッザーリ(Tエリゼーロ),
ジャンニ・ヤイヤ(Tアメーノフィ),ほか、
トゥリオ・セラフィン(指)RAIローマSO、cho

録音:1956年,ローマ
「モゼの祈り」で有名な、ロッシーニのパリ時代の傑作「モゼ」の現存する最初期の録音。なんといっても、伝説のソプラノ、アニタ・チェルケッティの素晴らしい歌だけでも聞く価値のあるもの。豊潤で奥行きのある声は旨みに満ちています。これで当時まだ20代半ばというのですから、驚くほかありません。録音状態はあまりよくありませんが、これは貴重な記録です。 (Ki)
HOC-041(2CD)
グノー:歌劇「ファウスト」(イタリア語) ジャンニ・ポッジ(Tファウスト),ラファエレ・アリエ(Bsメフィストフェレス),マルチェッラ・ポッベ(Sマルグリート),エットレ・バスティアニーニ(Brヴァランタン)、ガブリエーレ・サンティーニ(指)管弦楽団,cho

録音:1956年
おそらく1956年12月1日のナポリのサン・カルロ歌劇場でのライヴ録音。イタリア語ながらなんとバスティアニーニがヴァランタン!!おそらくこれ以外に録音は残されておらず、これは貴重です。この「ファウスト」は調べた限りではLPやCDで発売された形跡はなく、初出のようです。音も年代相応というところで、バスティアニーニ・ファンなら落とせないもの。 (Ki)
HOC-043(3CD)
ジャコモ・ラウリ・ヴォル
マイヤベーア
:歌劇「ユグノー教徒」(イタリア語)
■ボーナストラック(:ラウリ・ヴォルピ、アリア集)
ドニゼッティ:「ファヴォリータ」、
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」からの場面
ジャコモ・ラウリ・ヴォルピ(Tラウール),
ジュゼッペ・タッデイ(Brネヴェルス伯爵),
アントニエッタ・パストーリ(Sマルゲリータ),
アンナ・デ・カヴァリエーリ(Sヴァレンティーナ),ほか、
トゥリオ・セラフィン(指)RAIミラノSO&cho

録音:1955年
往年の名テノール、ジャコモ・ラウリ・ヴォルピ(1892-1979)の録音。「ユグノー」は、第5幕をカットして第4幕で終わっています。 (Ki)
HOC-046(2CD)
マスネ:歌劇「ウェルテル」 チェーザレ・ヴァレッティ(Tウェルテル),
ネル・ランキン(Msシャルロット),
アーサー・コセンツァ(Brアルベール),
ジョセフィーヌ・グィード(Sソフィー)、
レナート・チェッリーニ(指)
ニューオリンズ歌劇場O&cho

録音:1956年
ニューオリンズでのライヴ。ニューオリンズはもともとフランス移民の街として発展したので、フランスオペラが盛んでした。ここでは美声テノールのヴァレッティを中心に、スカラ座やメトでも活躍した米国のメッゾ、ランキンらを配した優れたキャストです。ちなみにコセンツァはその後27年もニューオリンズ歌劇場の総監督を務めた人。 (Ki)
HOC-048(2CD)
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」 マリオ・フィリッペスキ(Tマンリーコ)、
アントニエッタ・ステッラ(Sレオノーラ)、
アルド・プロッティ(Brルーナ)、
フェドーラ・バルビエリ(Msアズチェーナ)、フランコ・カプアーナ(指)
ナポリ・サンカルロ歌劇場O&cho

録音:1957年12月7日,ナポリ,サンカルロ歌劇場
以前THEGOLDENAGEOFOPERAというレーベルから出ていた、ナポリでのライヴ。プロッティのルーナ伯爵は、ひょっとしたらこれが唯一の録音かもしれません。ステッラが、最大の当り役レオノーラで瑞々しい歌を聞かせてくれます。音があまり良くない上に、小さな欠落もありますので、マニア向け。 (Ki)
HOC-050(2CD)
ロッシーニ:歌劇「グリエルモ・テル」(ウィリアム・テル) ジュゼッペ・タッデイ(Brテル)、
マリオ・フィリッペスキ(Tアルノルド)、
ガブリエッラ・トゥッチ(Sマティルデ)、
イーヴォ・ヴィンコ(Bsグアルティエーロ)ほか、
フランチェスコ・モリナーリ・プラデッリ(指)
ボローニャ市立歌劇場O&cho

録音:1957年
今まで一部だけがCDで聞けたボローニャでのライヴです。タッデイとフィリッペスキはCETRA録音でも共演していますが、こちらはライヴだけに一層役に入っています。特にタッデイのテルは圧倒的。 (Ki)
HOC-062(2CD)
ベニアミーノ・ジーリ/2つのライヴ
(1)レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」
(2)ヴェルディ:歌劇「運命の力」(抜粋)
(1)ベニアミーノ・ジーリ(T カニオ)
 ピーナ・マルガリーニ(S ネッダ)
 ジュゼッペ・ジェンティーレ(Br トニオ)
 ピエロ・デ・パルマ(T ベッペ)
 サトゥルノ・メレッティ(Br シルヴィオ)
 フランコ・パタネ(指)サンカルロO&cho
 録音:1952年1月8日、ナポリ

(2)ベニアミーノ・ジーリ(T アルヴァーロ)
 エリザベッタ・バルバート(S レオノーラ)
 エンツォ・マスケリーニ(Br ドン・カルロ)
 ジューリオ・ネーリ(Bs 修道院長)
 グィレルモ・ネヴィアーモ(Br フラ・メリトーネ)
 ジュゼッペ・モデスティ(Br カラトラーヴァ侯爵)
 アントニーノ・ヴォットー(指)
 リオ・デ・ジャネイロ市立劇場O&cho
 録音:1951年8月16日、リオ・デ・ジャネイロ
20世紀前半を代表する偉大なテノールの一人、ベニアミーノ・ジーリ(1890−1957)は、1914年のデビュー以来、50年以上に渡って第一線で活躍、 60歳を超えても素晴らしい美声と卓越した表現力、力強さと柔軟な歌い回しを堅持した驚異的な人。「道化師」は1952年のナポリでのライブ。聴衆の 熱狂的な喝采に「衣装を着けろ」をアンコールするのは珍しくはないとしても、そのアンコールはジーリの凄さをまざと感じさせる絶唱。今度は聴衆がシー ンと聞き入ってジーリの退場を見届けています。「運命の力」は1951年のリオ・デ・ジャネイロでのライヴ。全曲ではないものの、アルヴァーロが歌う 部分はすべて収録されています。ジーリはアルヴァーロを得意とし、リサイタルでもしばしばアリア「天使の腕に抱かれたあなたは」を歌って聴衆を熱狂さ せています(ブエノスアイレスにおけるリサイタルでの素晴らしい歌が IDIS 6356で聞けます)。しかしジーリの「運命の力」のまとまった録音はこれしか ないので、とても貴重です。 どちらも音の状態は良くありませんが、ジーリ目当てなら十分楽しめることでしょう。 (Ki)
HOC-064(2CD)
トーマ:歌劇「ミニョン」(イタリア語) ジュリエッタ・シミオナート(Ms ミニョン)
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(T ヴィルヘルム・マイスター)
チェーザレ・シエピ(Bs ロターリオ)
ヴェラルダド・ルス・グアハルド(S フィリーヌ)
グラシエラ・ミレラ(Ms フレデリク)
ジルベルト・セルダ(T ラエルテ)
イグナシオ・ルフィーノ(Bs ジャルノ)
グイード・ピッコ(指)パラシオ・デ・ベジャス・アルテスO&cho

録音:1949年6月28日、メキシコシティ
940年代末から1950年代初頭にかけて、メキシコシティのパラシオ・デ・ベジャス・アルテス(べジャス・アルテス宮殿)ではイタリアオペラの公 演が頻繁に行われ、そこでは1950年代のイタリアオペラを背負って立つ若き日の名歌手が多数出演していました。この1949年のトーマ「ミニョン」も その一つ。偉大なメッゾソプラノ、ジュリエッタ・シミオナートのタイトルロール、ジュゼッペ・ディ・ステーファノのヴィルヘルム、まだ26歳だったチェー ザレ・シエピのロターリオと、ビックリするような豪華キャストです。ただし録音状態については十分ご覚悟くださいますようお願いいたします。 (Ki)
HOC-066(2CD)
ビゼー:「カルメン」(イタリア語) ジュリエッタ・シミオナート(Ms カルメン)
フランコ・コレッリ(T ドン・ホセ)
レナータ・スコット(S ミカエラ)
エットレ・バスティアニーニ(Br エスカミーリオ)
アデリーナ・グリゴラート(S フラスキータ)
アウローラ・カステッラーニ(Ms メルセデス)
ヴィルジーリオ・カルボナーリ(Br ダンカイロ)
ピエロ・デ・パルマ(T レメンダード)
フランチェスコ・モリナーリ・プラデッリ(指)
アレーナ・ディ・ヴェローナO&cho

録音:1961年8月2日、ヴェローナ
1961年夏のアレーナ・ディ・ヴェローナでのライヴ録音。主要4役に、ジュリエッタ・シミオナート、フランコ・コレッリ、レナータ・スコット、エッ トレ・バスティアニーニと、これ以上ないくらい強力な歌手を揃えています。ベテランの貫禄で舞台を支配するシミオナートに、まだ若々しいコレッリが情 熱剥き出しで向かっていく終幕の二重唱は鳥肌モノ。バスティアニーニが歌うエスカミーリオはこれが唯一のCD(他にナポリのライヴがあるが未CD)。ファ ンには涙ものです。レナータ・スコットは当時27歳。彼女の歌うミカエラもこれが唯一の録音。20年近く前に一度CD化されただけで、待望の復活です。 野外劇場のライブなのでお世辞にも良好な音質ではないので、録音状態については十分ご覚悟くださいますようお願いいたします。 (Ki)
HOC-068(2CD)
プッチーニ:歌劇「ボエーム」(全曲)

◆ボーナス・トラック
(1)「ボエーム」(抜粋)
(2)「ボエーム」から
レナータ・テバルディ(S ミミ)
ジャンニ・ポッジ(T ロドルフォ)
マヌエル・アウセンシ(Br マルチェッロ)
ネッダ・ロヴェーロ(S ムゼッタ)
ジューリオ・ネーリ(Bs コッリーネ)
アルベルト・アルベルティーニ(Br ショナール)
ウーゴ・ラパーロ(指)
リセウ大劇場O&cho
録音:1954年11月11日、バルセロナ

(1)ジャンニ・ポッジ(T ロドルフォ)
アントニエッタ・ステッロ(S ミミ)
レナート・カペッキ(Br マルチェッロ)
ブルーナ・リッツォーリ(S ムゼッタ)
フランチェスコ・モリナーリ・プラデッリ(指)
ナポリ・サンカルロ劇場O&cho
録音:1957年、ナポリ

(2)ジャンニ・ポッジ(T ロドルフォ)
マエルゲリータ・カロージオ(S ミミ)
パオロ・シルヴェーリ(Br マルチェッロ)
アルダ・ノニ(S ムゼッタ)
ヴィクトール・デ・サバタ(指)
ミラノ・スカラ座O&cho
録音:1949年12月7日、ミラノ
初出となる、1954年11月11日、バルセロナのリセウ大劇場での「ボエーム」です。第プリマドンナ、レナータ・テバルディの圧巻のミミと、ロドルフォ を得意として二度も録音したジャンニ・ポッジの鉄壁のコンビです。マヌエル・アウセンシは地元バルセロナ生まれの名バリトン。音質は良くありませんが、 ライヴの高揚感が楽しめるでしょう。 ボーナスに、ナポリでのPHILIPS録音からの抜粋と、スカラ座でのライヴの2場面を収録。 (Ki)
HOC-070(2CD)
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」 フランコ・コレッリ(T マンリーコ)
イルヴァ・リガブエ(S レオノーラ)
アドリアーナ・ラッザリーニ(Ms アズチェーナ)
マリオ・ザナージ(Br ルーナ伯爵)
サルヴァトーレ・カターニア(Bs フェランド)
ヴィルジニオ・アッサンドリ(T ルイス)
エウジェニア・ヴァイアーニ(Ms イネス)
ジューリオ・サンドリ(老ジプシー)
パスクワーレ・トンマージ(伝令)
アルトゥーロ・バジーレ(指)
パルマ・レージョ劇場O&cho

録音:1961年1月1日、パルマ
フランコ・コレッリの最大の当たり役、ヴェルディ「トロヴァトーレ」のマンリーコは、EMI録音の他、数種のライヴがCD化されています。今回 BONGIOVANNIが発掘したのは、1961年の元日にパルマで上演されたもののライヴ。今のところこれがコレッリ出演の「トロヴァトーレ」の最古の録 音です。これまで部分的にCDになったことはあるものの、全曲のCDはおそらくこれが初めて。コレッリはいつも通り絶好調。レオノーラのイルヴァ・リ ガブエは、1932年、パルマの隣町レッジョ・エミーリアに生まれたソプラノ。プリマドンナとしてかなり活躍したにもかかわらず、残された録音が極めて 少ないので、これは貴重。ルーナ伯爵のマリオ・ザナージは、1927年、ボローニャ生まれのバリトン。1967年のイタリア歌劇団公演の「仮面舞踏会」 でレナートを歌って絶賛されたので、日本の昔からのオペラファンには知られた人。この人も録音が非常に少ないのでありがたいものです。 ちなみにコレッリはこの公演の直後の1月27日にやはり「トロヴァトーレ」でメトロポリタン歌劇場にデビュー、大センセーションを巻き起こし、メトのトッ プテノールに躍り出ました。 (Ki)
HOC-072(2CD)
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」 マリア・カニーリャ(S アイーダ)
ベニャミーノ・ジーリ(T ラダメス) 
エベ・スティニャーニ(Ms アムネリス)
アルマンド・ボルジョーリ(Br アモナズロ)
コッラード・ザンベッリ(Bs ランフィス)
ノーマン・ウォーカー(Bs エジプト王)
ブランド・ジュスティ(T 伝令)
ジョセフィン・レイ(S 巫女)
トーマス・ビーチャム(指)LPO
コヴェントガーデン王立歌劇場Cho

録音:1939年5月24日、ロンドン
巨匠トーマス・ビーチャムは生涯を通じてオペラに情熱を燃やしていましたが、ことに充実期していたのは、1932年にロンドン・フィルハーモニー管弦 楽団を組織してから第二次世界大戦までの間。この時期ビーチャムはコヴェントガーデン王立歌劇場で豪華な上演を立て続けに催し話題を呼びました。こ の1939年の「アイーダ」もその一つ。イタリアからカニーリャ、ジーリ、スティニャーニ、ボルジョーリと、当時の超のつく大スターを引っ張ってきた上 演は空前のものでした。歌手の豪華さに加え、ビーチャムの語り上手な指揮も見事なもの。1939年のライヴ録音なので音の状態は芳しいものではありま せんが、それでも当時最先端のフィリップス・ミラー方式の録音(特殊なフィルムに溝を刻んで光学式に再生する方式)が用いられたため、覚悟さえすれば、 夢の饗宴に随所で興奮することでしょう。 (Ki)
HOC-074(2CD)
プッチーニ:歌劇「トスカ」

■ボーナス
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」第3幕第2場*
マグダ・オリヴェーロ(S トスカ)
フラヴィアーノ・ラボー(T カヴァラドッシ)
ティート・ゴッビ(Br スカルピア)
ピエロ・デ・パルマ(T スポレッタ)
ヴィルジーリオ・カルボナーリ(Bs 堂守)
アレッサンドロ・マッダレーナ(Bs アンジェロッティ)
オリヴィエーロ・デ・ファブリティース(指)
アレーナ・ディ・ヴェローナO&cho
フラヴィアーノ・ラボー(T マンリーコ)*
アンナ・デ・カヴァリエーリ(S レオノーラ)*

録音:1962年7月26日ヴェローナ
1964年モンテヴィデオ*
名高い野外オペラ、アレーナ・ディ・ヴェローナで1962年7月に上演された「トスカ」のライヴ録音です。トスカ歌いとして極めて高く評価された偉 大なマグダ・オリヴェーロと、素晴らしく立派な響きの声で知られる名テノール、フラヴィアーノ・ラボーと、録音に恵まれなかった二人の名歌手の競演 が嬉しいもの。オリヴェーロにはいくつかトスカの録音は残されていますが、これぞと言うライヴ録音がありませんでした。この上演はまさに全盛期のオ リヴェーロの歌の凄さを物語る証言で、「愛に生き歌いに生き」の後、アレーナの観客の盛大なビス!の声に応えてもう一回歌って大喝采を受けています。 当然、ラボーが見事な「星は光ぬ」を歌った後もビス!の荒し。次の音楽が始まっているにもかかわらず鳴り止まず、ラボーもアンコール、もう大盛り上 がりです。そしてスカルピアは極めつけのティート・ゴッビ。名脇役テノールとして長年活躍し、つい先日、2013年4月5日に亡くなったピエロ・デ・ パルマもスポレッタで加わっています。指揮は巨匠オリヴィエーロ・デ・ファブリティース。 抜粋ではCDになったことがありましたが、全曲ではこれが初CD化です。なお1960年代の野外公演のライヴですので、録音にはかなりの限界があり ます(小さな欠落もあります)。声は比較的マイクに入っていますが、オーケストラはかすかに聞こえてくる程度です。十分ご覚悟くださいますようお願いい たします。 ボーナスにラヴォーがマンリーコを歌う「トロヴァトーレ」第3幕第2場、つまり「ああ、いとしの君」と「恐ろしい炎」を収録。こちらは比較的聞きや すい録音です。
HOC-076(3CD)
ヴェルディ:歌劇「運命の力」

■ボーナス
ヴェルディ:「アイーダ」から
レナータ・テバルディ(S レオノーラ)
ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(T ドン・アルヴァーロ)
アルド・プロッティ(Br ドン・カルロ)
ジュゼッペ・モデスティ(Bs 修道院長)
マリア・ペレス(Ms プレツィオシッラ)
レナート・カペッキ(Br メリトーネ修道士)
ジュゼッペ・ザンピエーリ(T トラブーコ親方)他
アントニーノ・ヴォットー(指)
ミラノ・スカラ座O&cho
録音:1955年、ミラノ、スカラ座

■ボーナス
レナータ・テバルディ(S アイーダ)
マリオ・フィリッペスキ(T ラダメス)
パオロ・シルヴェーリ(Br アモナズロ)
アントニーノ・ヴォットー(指)
録音:1951年、リオ・デ・ジャネイロ
スカラ座での豪華キャストの「運命の力」のライヴ録音です。レオノーラのテバルディもアルヴァーロのデ・ステーファノも極め付け、憎々しいプロッティ のカルロが最高です。ライヴで燃えるヴォットーの指揮も熱いもの。1955年4月26日の公演と言われています。約165分をCD2枚半に収録。 余白には、1951年、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロでの「アイーダ」から、第1幕の「勝って帰れ」と第3幕の「ああ祖国よ」以降を収録。おそら く1951年9月19日、リオ・デ・ジャネイロ市立劇場での上演の録音のようで、おそらくこれが初出の音源です。若き日の舞台のテバルディは予想以 上に熱烈に歌っていて驚かされます。 なお、「運命の力」も音は芳しくありませんが、「アイーダ」の音質は輪をかけて厳しいものです。貴重な録音ではありますが、十分ご覚悟の上お求めくだ さいませ。 (Ki)
HOC-079(2CD)
ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」

■ボーナス
ヴェルディ:「運命の力」から
アルド・プロッティ(Brナブッコ)
マルチェッラ・デ・オズマ(Sアビガイッレ)
ラッファエーレ・アリエ(Bsザッカリア)
フランコ・タリアヴィーニ(Tイズマエーレ)
ジョヴァンナ・ヴィーギ(Msフェネーナ)
ニコラ・レッシーニョ(指)管弦楽団

録音:1963年9月、オヴィエド
おそらく初出と思われる、1963年9月、北スペイン、オビエドでの「ナブッコ」のライヴ録音が登場。なんといっても名バリトン、アルド・プロッティ のタイトルロールが聞きもの。日本でも人気の高いプロッティは、幅広いレパートリーで活躍したものの、ナブッコ役の録音はなぜかライヴでもこれまで発 掘されていませんでした。プロッティ・ファン待望の録音でしょう。アビガイッレのマルチェッラ・デ・オズマは、1960年代を中心に活躍したドラマティッ クなソプラノで、近年は若いソプラノを育てる名教師としても知られています。ザッカリアにラッファエーレ・アリエ、イズマエーレにフランコ・タリアヴィー ニ、さらに指揮がニコラ・レッシーニョとなかなか豪華です。1963年のライヴ録音とあって音の状態は芳しくありませんが、声を主に捉えられた録音なので、 歌だけ楽しむ分にはなんとかなるでしょう。 ボーナスには、1961年、イタリア、フィデンツァでのヴェルディ「運命の力」から、デ・オズマの歌うレオノーラの3つのアリアを収録。 (Ki)
HOC-083(2CD)
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」

■ボーナス
ベッリーニ:「夢遊病の女」*―お前が分かるぞ、ああ、心地よい地よ
ヴェルディ:「群盗」#―カルロ!わしは死んでしまう,見知らぬ男が3ヶ月ほど前にやって来て,愛情に溢れる父親からの口づけのように
セスト・ブルスカンティーニ(Br リゴレット)
エミーリア・ラヴァーリャ(S ジルダ
アルド・ボッティオン(T マントヴァ公
マッシミリアーノ・マラスピーナ(Bs スパラフチーレ)
エレナ・ツィリオ(Ms マッダレーナ)
アンジェロ・ノゾッティ(Bs モンテローネ
カルロ・フランチ(指)RAIローマO&cho

セスト・ブルスカンティーニ(Br マッシミリアーノ)#
アドリアーナ・グエリーニ(S アマーリア)#
ラルフ・ランベルト(T カルロ)#
アルフレード・シモネット(指)RAIミラノO#

録音:1963年11月ローマ、1957年*、1951年#
これまでまったく流通した形跡のない音源がCDになりました。1963年にRAIローマが収録したヴェルディの「リゴレット」(11月5日放送。収録は 10月16日とされています)。これが素晴らしい名演で、しかもステレオ録音! 1950年代から1980年代まで幅広く活躍したバリトン、セスト・ブルスカンティーニ(1919―2003)は、モーツァルトやロッシーニ、ドニゼッティなど で高い評価を得た演技達者なバリトンでした。あまりドラマティックなバリトン役は歌わなかったブルスカンティーニでしたが、リゴレットは得意としていて 歌っていました。しかしこれまでまったく録音がありませんでしたので、このCDは貴重。ブルスカンティーニのリゴレットは、ヴェルディ・バリトンの押し の強いリゴレットとは異なり、父として道化としての感情を抜群の演技力で歌い上げるもので、聞くものの心に迫るたいへん優れたリゴレットです。マントヴァ 公のアルド・ボッティオン(1933―2009)は、1960年代から晩年まで長く活動したヴェネツィア生まれのテノール。イタリア伝統のスタイリッシュな歌 い口で人気を博しました。この録音は新進テノールとして活動の場を広げている頃のもの。エミーリア・ラヴァーリャは軽量級ソプラノで、コロラトゥーラ を軽々と歌っています。彼女自身まだ若かったのでしょう、瑞々しい声の初々しいジルダです。 驚いたことに正真正銘のステレオ録音。RAIでは1950年代末から1960年代にかけてのステレオ録音がいくつも確認されており、これもその一つだった ようです。やや歪っぽいものの、この年代のイタリアでの録音としては上々の音質です。観客入りの放送用録音で、拍手は基本的に幕の終わりだけで途中 には入りません。 ボーナスにベッリーニの「夢遊病の女」のアリアと、ヴェルディの「群盗」から3場面を収録。「群盗」は、RAIがヴェルディの没後50周年を記念して行っ た一連のヴェルディ録音の一つで、「群盗」の最初期の録音ですが、これまでCDにはなっていなかったもの。 (Ki)
HOC-085(2CD)
ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」 フラヴィアーノ・ラボー(T マンリーコ)
アンナ・デ・カヴァリエーリ(S レオノーラ)
マリア・モルクィート(Ms アズチェーナ)
ホルヘ・ボット(Br ルーナ伯爵)
フアン・カルボンネル(Bs フェランド)
マリタ・ペルドーモ(S イネス)
セザール・ヴィシコンテ(Bs 老ジプシー)
ホセ・ルイス・パルマ(T 伝令)
ニーノ・スティンコ(指)
ウルグアイ国立ソドレO&cho

録音:1964年9月、ウルグアイ、モンテビデオ
ラボーのマンリーコがついにCDになりました!イタリアの偉大なテノール、フラヴィアーノ・ラボー(1927―1991)は、1960年代を中心に人気を誇っ たものの、録音が極めて少なく、ファンを残念がらせています。ヴェルディにピッタリの声を持ったラボーは「トロヴァトーレ」のマンリーコを得意として度々 歌っていたものの、正規の録音を残せなかったばかりか、ライヴ録音の発掘も進んでいませんでした。今回登場したCDは1964年9月、ウルグアイの 首都モンテビデオで上演された「トロヴァトーレ」のライヴ録音です。このうち第3幕第2場だけは以前HOC 074(プッチーニ「トスカ」全曲の余白に 収録)で聞くことができました。重過ぎず軽すぎず極めて適切な声で、情熱をたっぷりこめつつも歌い崩しを許さないラボーの絶妙な歌は実に素晴らしい ものです。レオノーラのアンナ・デ・カヴァリエーリは、本名をアン・マックナイトというイリノイ州オーロラ生まれの米国人ソプラノ。トスカニーニに認め られ本名でプッチーニ「ボエーム」のムゼッタを歌っていましたが、1950年代にイタリアに渡りアンナ・デ・カヴァリエーリの名前でプリマドンナとして 活躍しました。彼女も録音が少ないのでこの録音はありがたいもの。かなり力のあるソプラノだったことが分かります。 1964年のライヴとしてはまずまず聞ける方の音です。 なおCDにはオーケストラ、合唱団名と録音月が記載されていませんが、記録によると上記の通りです。ソドレとは上演が行われたモンテビデオの劇場の 名前です。 (Ki)
HOC-087(2CD)
ロッシーニ:「セビリアの理髪師」 アルフレード・クラウス(T アルマヴィーヴァ伯爵)
レナータ・スコット(S ロジーナ)
アルド・プロッティ(Br フィガロ)
アルロ・バディオーリ(Br ドン・バルトロ)
エンリーコ・カンピ(Bs ドン・バジーリオ)
アンナ・ディ・スタジオ(Ms ベルタ)
マリアーノ・カルーゾ(T フィオレッロ)
ヴィンチェンツォ・ベレッツァ(指)
サン・カルロ劇場O&cho

録音:1958年7月、ナポリ
ルフレード・クラウス、レナータ・スコット、アルド・プロッティが共演したロッシーニ「セビリアの理髪師」のライヴ録音です。20年ほど前にThe Golden Age of OperaというBONGIOVANNIが取り扱いをしたイタリアのレーベルから発売されたことがあるだけの貴重な音源が、久々に復活しました。 ナポリでもサン・カルロ劇場ではなく、アレーナ・フレグレアという野外劇場での上演。当時プロッティは38歳になったところ(それでも若い)で既に広 く活躍していましたが、クラウスは 30 歳、スコットは 24 歳とまだデビューして間もない本当に若い頃。しかも 3 人ともそれぞれの役を正規録音で残して おらず、スコットにいたってはこれが唯一のロジーナの記録。スコットは前年エジンバラでベッリーニ「夢遊病の女」をカラスに代わって歌い大成功を収め たばかり。「少し前に聞こえた声は」は若々しく溌剌として大変素敵です。彼らの若々しい美声を聞いているだけで満足できます。 1958年の野外公演のライヴ録音なのでオーケストラはボケボケですが、声はマイクに近くわりと良く録れています。ただし始終プロンプターの声が強めに 被っているのはご容赦ください(おそらくマイクがプロンプターボックスの辺りにあったのでしょう)。また何度か飛行機のプロペラ音が轟くのも野外公演な らでは。ナポリの夏の宵を思い浮かべながら聞きましょう。 (Ki)
HOC-089(2CD)
プッチーニ:歌 劇『トスカ』 メアリー・カーティス・ヴァーナ(トスカ)
ユッシ・ビョルリンク(カヴァラドッシ)
コーネル・マクニール(スカルピア男爵)
ノーマン・スコット(チェザーレ)
ローレンス・デイビッドソン(堂守)
パウル・フランケ(スポレッタ)
ディミトリ・ミトロプーロス(指)
メトロポリタン歌劇場O

録音:1959年11月/ニューヨーク(ライヴ)
何種類か録音が残っているミトロプーロスの『トスカ』。59年のものは以前MYTOからリリースされていたものの今や入手難の音源で、うれしい発売。ビョルリ ンクら名歌手の歌唱がすばらしい。余白にボーナスとしてビョルリンクとシミオナートが歌う『カヴァレリア・ルスティカーナ』の抜粋が収録されています。 (Ki)

映像
※品番結尾に特に表記のないものは、全て1DVDです。
AB-20001(DVD)
ヴェルディ:歌劇「レニャーノの戦い」 セザール・エルナンデス(Tアッリーゴ)、
エリーザ・ベーテ・マトス(Sリーダ)、
ジョルジョ・チェブリアン(Brロランド)、
マンリーコ・シニョリーニ(Bsバルバロッサ)、ほか、
ネッロ・サンティ(指)
ベッリーニ大劇場管&cho

収録:2001年12月、110m、
リージョン・フリー、NTSC、
16:9、STEREO, DTS 5.1,、
Dolby digital 5.1、
字幕:伊・英・独・仏・日本語
ついにBONGIOVANNIがDVDに参入!第1弾は、ヴェルディの熱血愛国オペラ、「レニャーノの戦い」。2001年12月にカターニャのベッリーニ大劇場で上演された舞台を、RAIが収録、そこからライセンスを受けての発売です。画質はバッチリな上に、嬉しい日本語字幕付き!歌手で注目は、プエルト・リコ出身のテノール、セザール・エルナンデス!1970年10月13日生まれ、19歳の時に「ボエーム」のロドルフォでデビュー、近年は30代の人気テノールとして世界中で引っ張りだこです。 (Ki)
AB-20002(DVD)
ガッツァニーガ:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 ロベルト・ルリアーノ(Tドン・ジョヴァンニ)、
リンダ・カンパネッロ(Sドンナ・エルヴィーラ)、
クリスティーナ・マンテーゼ(Sドンナ・アンナ)、
パオラ・ヴァレンティーナ・モリナーリ(Sマトゥリーナ)、
マウリツィオ・レオーニ(Brパスクワリエッロ)、
ジョルジョ・トゥルッコ(Tオッターヴィオ公爵)、
アルベルト・ロータ(Bs騎士長)、
ルカ・タマーニ(ランテルナ)、
ピエランジェロ・ペルッキ(指)
ガエターノ・ドニゼッティO、
ドニゼッティ劇場cho

収録:2005年10月,ベルガモ/130’00”/字幕:伊英仏独
モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」作成にあたって、台本作家のロレンツォ・ダ・ポンテが、もう一つの「ドン・ジョヴァンニ」から<パクリ>をしていることは有名なこと。それこそがこのガッツァニーガの「ドン・ジョヴァンニ」。モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の初演に遡ること8ヵ月半、ヴェネツィアで初演され、人気を博した作品で、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」を理解するには不可欠の作品です。日本でも何度か上演されていますが、映像はこれが始めて。ベルガモのドニゼッティ劇場での上演です。なお、今日、ガッツァニーガの「ドン・ジョヴァンニ」は1幕もののオペラとして上演されていますが、もともとはプロローグがあったことが伝えられています。その部分は失われてしまったため、今回は音楽なしで簡単なプロローグが付けられています。 (Ki)
AB-20003(DVD)
ヴェルディ:歌劇「アロルド」 グスターヴォ・ポルタ(T)、
アドリアーナ・ダマート(S)、
フランコ・ヴァッサッロ(Br)、
エンリコ・ジュゼッペ・トーリ(Bs)、
ヴァルター・ボリン(T)他、
ピエール・ジョルジョ・モランディ(指)
アルトゥーロ・トスカニーニ財団O、
ピアチェンツァ市立劇場cho

収録:2003年10月13日/リージョン・オール/NTSC/120m/Stereo/Dolby5.1/字幕:伊・英・仏・日本語
なんとCDでも正規録音は2しかない、ヴェルディの極レア・オペラ「アロルド」が、DVDになりました。もちろんDVD初登場!「アロルド」は、数年前にカレーラスがタイトルロールを歌って大評判になったオペラ「スティッフェーリオ」の改作。「スティッフェ−リオ」は、大傑作「リゴレット」に先立つことわずか5ヶ月の作品で、ヴェルディの創作意欲が最も盛んだった頃の作品です。19世初頭を舞台に、妻の不倫に苦悩する牧師を描いた異色作に、ヴェルディはかなり入込んで作曲したにもかかわらず、大きな成功を収められませんでした。そこで、舞台設定を1200年頃の第三次十字軍の時代にし、1857年にリミニで初演したのが、この「アロルド」。宗教色が払拭されたものの、物語の大筋は「スティッフェ−リオ」と変わりません。「アロルド」は、かつては時折上演されたのですが、1990年代に「スティッフェーリオ」の再評価が進み上演が盛んになると、逆に「アロルド」の上演が稀になりました。このピアチェンツァでの上演の映像は貴重です。グスターヴォ・ポルタは、アルゼンチン生まれの、今バリバリに活躍中のテノール。2006年3月に藤原歌劇団の「蝶々夫人」でピンカートンを歌っています。アドリアーナ・ダマートは、南イタリア、バーリ出身のソプラノ。2003年、ドミンゴ主催のオペラリア国際声楽コンペティションで優勝、ドミンゴ主演のプッチーニ「エドガール」のCDにフィデーリア役に起用されています。ピッツィの、時代様式に則した、手堅くも鋭い演出も見物です。RAI収録の映像を、ライセンスを受けてDVD化。嬉しい日本語字幕付きです!!! (Ki)
AB-20004(DVD)
コッチャ:歌劇「アリゲット」 ゲジム・ミシュケタ(Brコルラード)、
エリザヴェータ・マルチロジャン(Sデスピーナ)、
エンリカ・ファッブリ(Sローザ)、
フィリッポ・アダミ(Tジャンノット)、
マウリツィオ・ロ・ピッコロ(Bsテバルド)、
ダヴィデ・ロッカ(Brパスクワーレ)、ほか、
ファブリツィオ・ドルシ(指)カルロ・コッチャSO、
演出:ロゼッタ・クッキ

収録:2005年11月/NTSC、リージョン・フリー、4:3、DolbyDigital5.1,、DlbyDigital2.0、字幕:伊・英・日本語
珍しいオペラがDVDで世界初登場。カルロ・コッチャ(1782−1873)は、ナポリ生まれの作曲家。パイジェッロに学び、1810年代から30年代前半まで、イタリアのみならずリスボンやロンドンなどでも活躍をしていました。しかし、ちょうどロッシーニの台頭する時代だったため、その陰に隠れて、忘れ去られていました。その後ノヴァラの大聖堂の楽長に就任、91歳を迎える前日にこの地で亡くなっています。「アリゲット」は、1813年1月9日、ヴェネツィアのサン・モイゼ劇場で初演されたオペラ。ちょうど同時期に同じ劇場で若きロッシーニが活躍していたことから、2005年8月にペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで蘇演、それを受けて同年11月に、コッチャ縁の地ノヴァラで上演された舞台です。庭師アリゲットを騙って身を隠すシチリアの副官テバルドを軸に、お嬢様デスピーナと召使いジャンノットの恋が絡み、ラストに意外などんでん返しがある、楽しめる話です。主要キャストの大半はペーザロと同じで、クッキの女性らしさの生きた演出と相まって、作品の魅力を十全に伝える出来栄えとなっています。うれしい日本語字幕付き! (Ki)
AB-20005
(1DVD+1CD)
ガルッピ:歌劇「狩りをする王」 [DVD]
クラウディオ・ザンコペ(Bsエンリーコ5世)、
ヴィート・マルティーノ(Tフィデリング卿)、
ジョヴァンナ・ドナディーニ(Sマリントン夫人)、
エレナ・ベルフィオーレ(Msジャンニーナ)、
ロベルタ・カンジャン(Sリゼッタ)、
マウリツィオ・ダレーナ(Tジョルジョ)、
ダニエレ・ガスパーリ(Tパスカレ・グァルディア)、
アッラ・シモニシュヴィリ(Sリッカルド)、
ジューリオ・ズヴェリャード(指)
コレギウム・シンフォニウム・ヴェネトO
[CD]
クラウディオ・ザンコペ(Bsエンリーコ5世)、
ヴィート・マルティーノ(Tフィデリング卿)、
ジョヴァンナ・ドナディーニ(Sマリントン夫人)、
ソーニャ・ザラメッラ(Msジャンニーナ)、
ロベルタ・カンジャン(Sリゼッタ)、
ニコラ・パミオ(Tジョルジョ)、
フィリッポ・ピッコロ(Tパスカレ・グァルディア)、
アッラ・シモニシュヴィリ(Sリッカルド)、
ジューリオ・ズヴェリャード(指
)コレギウム・シンフォニウム・ヴェネトO

DVD収録:2000年4月8日ヴェネツィア,カルロ・ゴルドーニ劇場
日本語字幕付、CD録音:1998年10月,パドヴァ
なんとDVDとCDが1セットになりました。しかも収録されているのはDVDとCDと別の演奏!これはBONGIOVANNIも太っ腹です。「狩りをする王」は、1763年にヴェネツィアで初演されたオペラ。婚約者を棄て若い水車小屋の娘ジャンニーナをものにしようとするフィデリング卿を、狩りに来ていたエンリーコ王が変装して解決するという物語。オペラは大ヒット、60年以上も上演されました。DVDはゴルドーニ縁のゴルドーニ劇場での上演。スタニーシも伝統的な演出で、初演にタイムスリップした気分になれます。嬉しい日本語字幕付きです!! (Ki)
AB-20006(DVD)
モーツァルト:歌劇「アルバのアスカーニオ」 マリアンナ・ピッツォラート(Msアスカーニョ)、
チンツィア・フォルテ(Sシルヴィア)、
エリーザベト・ノルベルイ・シュルツ(Sヴェーネレ)、
デジレ・ランカトーレ(Sファウノ)、
ベルンハルト・ベルヒトルト(Tアチェステ)、
オッターヴィオ・ダントーネ(指)
ボローニャ市立歌劇場O&cho、
演出:ミハウ・ズナニェツキ

収録:2005年12月16,18,20日,ボローニャ歌劇場/リージョン・オール/NTSC/128m/4:3/DolbyDigital5.1,2.0/字幕:伊英日本語
BONGIOVANNIからまた注目のDVDが登場!モーツァルト15歳の時のイタリアオペラ「アルバのアスカーニョ」です。2005年のボローニャ歌劇場での上演を収録したもの。バロック音楽でおなじみのオッターヴィオ・ダントーネが指揮に当たり、ピリオド・アプローチのキビキビしたモーツァルトを聞かせてくれます。タイトルロールのアスカーニョには、ロッシーニ・メッゾの新星、マリアンナ・ピッツォラート。アスカーニョが愛するシルヴィアには、チンツィア・フォルテ。女神ヴェーネレにはエリーザベト・ノルベルイ・シュルツ。そして脇役のファウノにデジレ・ランカトーレという、非常に豪華なキャストです。ミハウ・ズナニェツキは、ポーランド出身の演出家。18世紀風の衣装に、青い光を活用した幻想的な舞台が美しいもの。うれしい日本語字幕付き。 (Ki)
AB-20007(DVD)
マスネ:歌劇「ドン・キショット」(ドン・キホーテ) ジャコモ・プレスティア(Bsドン・キショット)、
アレッサンドロ・コルベッリ(Bsサンチョ)、
ラウラ・ポルヴェレッリ(Msドゥルシネ)、
マリー・ドゥヴェレロー(Sペドロ)、
トゥッリア・マンチネッリ(Sガルシアス)、
チェーザレ・ルータ(Tロドリゲス)、
ジャンルカ・ソレンティーノ(Tファン)ほか、
ドワイト・ベネット(指)
トリエステ・ジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場O&cho、
演出:フェデリーコ・ティエッツィ

収録:2006年2月
マスネ後期の傑作「ドン・キショット」のDVDです。2006年2月に、トリエステのジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場で上演されたライヴ映像。ドン・キショット役は、今イタリア人バスでも最も人気の高い一人、ジャコモ・プレスティア。1991年デビューという若さだというのに、ドン・キショットが驚くばかりのハマリ役。朗々とした声と堂々とした存在感で、すでに貫禄が漂うほど。そしてサンチョには、イタリアのバッソブッフォの至宝、アレッサンドロ・コルベッリ。さらにドゥルシネにはラウラ・ポルヴェレッリと、最上級のキャスト。ドワイト・ベネットは1945年、カナダ、オンタリオ州ピーターバラ生まれの指揮者。フェデリーコ・ティエッツィの演出は、舞台役者たちの物語にし、老俳優が現実と虚構が入り混じってドン・キショッテになりきり、ドゥルシネ役の女優に恋してしまう、というようなもの。良く考えられた演出です。装置や衣装もモダンでおしゃれ。これぞ21世紀の「ドン・キショット」です。 (Ki)
AB-20008(DVD)
モーツァルト:歌劇「フィンタ・センプリーチェ(見てくれの馬鹿娘)」 平川千志保(Sロジーナ)、
レオナルド・コルテッラッツィ(フラカッソ)、
ジョヴァンナ・ベレッタ(Sニネッタ)、
カタリーナ・ニコリク(Msドンナ・ジャチンタ)、
マウリツィオ・ミネッリ(Tドン・ポリドーロ)、
ヤンソン・ヴァルディス(Bsドン・カッサンドロ)、
カルロ・ガブリエーレ・ニコリーニ(Bsシモーネ)、
ファブリツィオ・ドルシ(指)A・ザネッラSO、
演出、装置、衣装:サンドロ・サンティッロ

収録:2006年10月,ピアチェンツァ/NTSC/16:9/リージョンオール/DolbyDigital5.1,DolbyDigital2.0/117m/字幕:伊語、英語、日本語
「フィンタ・センプリーチェ」は、モーツァルトが12歳の時に作曲したオペラ。「見てくれの馬鹿娘」というかなりヘンテコな邦題で知られています。話は、ドン・カッサンドロとドン・ポリドーロの兄弟の監視下で窮屈な生活をしている妹のジャチンタが、恋人のフラカッソの妹ロジーナをカマトト娘に仕立てあげて兄弟を翻弄し、無事恋人と結ばれるというもの。CDもDVDも僅かしかないので、このピアチェンツァでのライヴ映像は歓迎されるでしょう。ピアチェンツァ国立音楽院に留学していた若いソプラノ、平川千志保が主役のロジーナを歌っているのも注目。嬉しい日本語字幕付きです!!   (Ki)
AB-20009(DVD)
パイジェッロ:歌劇「セヴィリアの理髪師」 ミルコ・グァダニーニ(Tアルマヴィーヴァ伯爵)、
ドナート・ディ・ジョイア(Brフィガロ)、
ステファニア・ドンツェッリ(Sロジーナ)、
マウリツィオ・ロ・ピッコロ(Bsドン・バルトロ)、
パオロ・ボルドーニャ(Bsドン・バジーリオ)ほか、
ジョヴァンニ・ディ・ステーファノ(指)
ジョヴァンニ・パイジェッロ音楽祭CO

収録:2005年11月23,25日,オルフェオ劇場,ターラント
18世紀後半の最大のオペラ作曲家、ジョヴァンニ・パイジェッロの代表作と言えば、この「セヴィリアの理髪師」。後にロッシーニが同じ題材のオペラ(でも展開は結構異なります)を作曲、大人気となったために影が薄くなってしまいましたが、パイジェッロの「セヴィリアの理髪師」だって素敵な名作です。録音は数種あったものの、DVDはこれが初登場。パイジェッロの生地ターラントで行われるジョヴァンニ・パイジェッロ音楽祭でのライヴ収録です。アルマヴィーヴァ伯爵のミルコ・グァダニーニはミラノ出身のテノールで、現在メキメキと頭角を現している注目株。フィガロ役のドナート・ディ・ジョイアは、カンポバッソ出身。ロッシーニ、ドニゼッティなどを得意とするバリトン。ロジーナ役のステファニア・ドンツェッリは、娘役、スーブレット役で大活躍のソプラノ。さらにロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでも活躍のマウリツィオ・ロ・ピッコロとパオロ・ボルドーニャと、適材適所の配役。演出を手掛けるロゼッタ・クッキは、伴奏ピアニストとして高名な人。ルイージ・スコーリオの品の良い装置ともども、作品の特性を良く生かした舞台になっています。日本語のあらすじが付いていますので、この作品を全く知らない人でも安心です。  (Ki)
AB-20010(DVD)
チェドリンス〜プッチーニを歌う
「マノン・レスコー」、「ボエーム」、
「トスカ」、「蝶々夫人」、
「修道女アンジェリカ」、
「ジャンニ・スキッキ」、「トゥーランドット」、
からのアリア、前奏曲ホ長調、
「エドガール」第3幕前奏曲、
「マノン・レスコー」間奏曲、
「トスカ」第3幕前奏曲、
「蝶々夫人」第3幕前奏曲
フィオレンツァ・チェドリンス(S)、
ジュリアーノ・カレッラ(指)トスカーナO

収録:2006年3月12日,ルッカ
2008年はプッチーニ生誕150周年(誕生日は12月22日)。それを記念してプッチーニの故郷、ルッカで行われた、オール・プッチーニ・コンサートの模様を収録。歌うは、フィオレンツァ・チェドリンス。お得意のミミ、トスカ、蝶々さん、リューを始め、正統イタリア・プリマドンナの充実した声には、ただ感動!伴奏は熱血系オペラ指揮者、カレッラ。「マノン・レスコー」間奏曲なんて、かなり燃えてます! (Ki)
AB-20011(DVD)
カルロ・ペドロッティ:歌劇「皆で仮面をつけて」 パオロ・ボルドーニャ(Brアブダル)、
ダヴィド・ソトジュ(T騎士エミーリオ)、
ヨランダ・アウヤネット(Sヴィットーリア)、
ドメニコ・コライアンニ(Bsドン・グレゴーリオ)、
アンナリタ・ジェンマベッラ(Msドロテア)、
マッシミリアーノ・ヴィアピアーノ(Bsマルテッロ)他
ジョヴァンニ・ディ・ステーファノ(指)
サンレモ=リグリアSO
演出:ロゼッタ・クッキ、
装置:フェデリーコ・ビアンキ、
衣装:クラウディア・ペルニゴッティ

収録:2007年10月12−14日,サヴォナ、キアブレラ劇場
カルロ・ペドロッティ(1817−1893)は、ヴェローナ生まれの作曲家。後年は、トリノのレージョ歌劇場の監督になり、この歌劇場の水準を飛躍的に高めたことでも知られています。「皆で仮面をつけて」は、ヴェローナを拠点に活発な作曲活動をしていた時期の作品。「皆で仮面をつけて」は、1856年11月4日にヴェローナで初演され成功を収めた、ペドロッティの代表作です。台本は、ゴルドーニの喜劇「スミルネの興行主」を翻案したもの。プリマドンナのヴィットーリア、彼女を愛する騎士エミーリオ、ヴィットーリアのライバル歌手ドロテアとその夫で音楽マネージメント業のドン・グレゴーリオといった面々が、ダマスカスの大金持ちアブダラからトルコ巡業を持ちかけられ、それに端を発して起こるドタバタ模様の物語。ペドロッティはヴェルディとほぼ同時代人で、1856年というと、ヴェルディの「トラヴィアータ」の3年後、「シチリアの晩鐘」の翌年というイタリアオペラの傾向が大きく動き始めた頃。しかしペドロッティの「皆で仮面をつけて」は、そんなことにはお構いなしといった、ドニゼッティのブッファを思わせるような軽快ぶりで、ヴェルディの独走の陰には、まだまだこうした「昔ながら」のオペラが生きていたことを忍ばせます。ヴィットーリア役のヨランダ・アウヤネットは、スペイン、カナリア諸島のラス・パルマス・デ・グラン・カナリア出身のソプラノ。晩年のアルフレード・クラウスから実力を認められた逸材です。娘役を得意としています。対するドロテア役のアンナリタ・ジェンマベッラはロッシーニなどで活躍するメッゾ。騎士エミーリオ役のダヴィド・ソトジュは、ペルージャ出身の若手。2005年夏のマチェラータ音楽祭で「ドン・カルロ」のタイトルロールを歌っています。アブダル役のパオロ・ボルドーニャは、若手のバッソブッフォとしてここのところ活躍が目覚ましい人。ロゼッタ・クッキの優しい感性の演出も作品にぴったりです。もちろん世界初収録。日本語あらすじ付きです。(Ki)
AB-20012(DVD)
ヴェルディ:歌劇「ルイーザ・ミラー」 ラケーレ・スタニッシ(Sルイーザ)、
フランチェスコ・デムーロ(Tロドルフォ)
アルベルト・ガザーレ(Brミラー)、
アントーニオ・デ・ゴッビ(Bsワルテル伯爵)
パク・タイファン(Brヴルム)、
サラ・マリア・プンガ(Msフェデリーカ)ほか
カルロ・モンタナーロ(指)
サッサリ“マリアリーザ・デ・カロリス”コンサート協会O、
ルイージ・カネーパcho
演出:マルコ・スパーダ、
装置,衣装:トンマーゾ・ラガットッラ

収録:2007年12月5,7日,サッサリ
イタリア、サルデーニャ島最北部の町サッサリには、ヴェルディ劇場という歌劇場があり、こんな田舎の地方劇場とは思えないほど活発な公演を行っています。このDVDには、2007年12月に上演されたヴェルディの「ルイーザ・ミラー」を収録。ルイーザ役のラケーレ・スタニッシは、南イタリア、プーリア州ブリンディジ生まれのソプラノ。しっかりした質感のある声の持ち主で、ヴェルディソプラノとして着実にキャリアを伸ばしています。ロドルフォ役のフランチェスコ・デムーロは、1978年、サルデーニャ島のポルト・トレスに生まれた今注目されている若手テノール。2008年10月、パルマでのヴェルディ・フェスティヴァルでの「リゴレット」で、レオ・ヌッチ相手にマントヴァ公を歌っています。これに、日本でもおなじみのアルベルト・ガザーレ、ベテランのアントーニオ・デ・ゴッビが加わり、予想を遥かに越える水準になっています。マルコ・スパーダの伝統的で安定感のある演出も日本のオペラファンには歓迎されることでしょう。嬉しい日本語あらすじ付きです。(Ki)
AB-20013(DVD)
A.スカルラッティ:歌劇「コリントの牧人」 ブルーナ・トレディチーネ(Sクローリ)、
アンナ・カルボネーラ(Sフィッレ)
クリスティーナ・カッペッリーニ(Sニーゾ)、
カテリーナ・ノヴァーク(Msシルヴィオ)
カルロ・プテッリ(Tメリッソ)、
ロベルタ・デ・ニコラ(Sセルピッラ)
マッシモ・ディ・ステーファノ(Bsセルポッロ)
ロレンツォ・トッツィ(指)
ロマバロッカ・アンサンブル、
演出:ティート・スキーパ・ジュニア、
衣装:アドリアーナ・ルヴォーロ

収録:2007年8月17日,ボルセーナ
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660−1725)のオペラの復活が中々進まない中、嬉しい映像の登場です!「コリントの牧人」は、スカルラッティが最も精力的に活動していたナポリ時代(1984−1702)の末期に作曲されたもの。3幕仕立てながら、牧歌ものなので物語は単純。ニンファのクローリは、コリントの牧人シルヴィオと、テッサリアの牧人ニーゾから求愛されている。一方彼らの友人メリッソは、ニンファのフィッレを愛している。しかしフィッレはニーゾを愛している。この5人の恋の物語が本筋で、その合間にセルピッラとセルポッロの二人の喜劇役による滑稽場面が挟まれています。このDVDに収録されているのは、2007年8月に、イタリアのボルセーナ(ローマとシエナの中間辺りの小都市)で上演された舞台。演出のティート・スキーパ・ジュニアは、かの大テノールの息子で、ポップス歌手としても有名な人物。なお、完全な舞台上演ではなく、楽譜を持った上で簡単な所作をつけるセミ・ステージ形式です。嬉しい日本語あらすじ付きです。  (Ki)

AB-20014(DVD)
ジョルダーノ:歌劇「王様」 ジュゼッペ・アルトマーレ(Br王様)
パトリツィア・チーニャ(Sロザリーナ)
ファビオ・アンドレオッティ(Tコロンベッロ)
フランチェスコ・ファチーニ(Bs粉挽き)
マリア・スコーニャ(Ms粉挽きの妻)ほか
ジャンナ・フラッタ(指)カピタナータSO,
“ウンベルト・ジョルダーノ”リリコcho
演出,装置,衣装:ヌッチ・ラドガーナ

収録:2006年1月,フォッジャ
リージョン・オール/NTSC/DolbyDigital5.1,/Stereo/PCM/75m/字幕:伊英
ジョルダーノの「王様」は、1929年1月12日にミラノのスカラ座で初演されたオペラ。ジョルダーノはこの後オペラを完成させていないので、事実上の彼の最後のオペラです。粉挽きの娘ロザリーナは、コロンベッロという青年と婚約していたのに、突然恋人に冷淡になってしまった。理由を尋ねると、彼女は6日前に森の中で美しい王様に出会い、心を奪われてしまったのだという。王様としか結婚しないというロザリーナに困り果てるコロンベッロたちは、何とか王様に謁見し、事情を話す。すると王様は、彼女を宮廷に連れてくるように命じ、さらに彼女を一晩宮廷に泊まらせるという。これにコロンベッロたちは反対するが、王様は彼らを捕らえさせ、ロザリーナを呼ぶ。王の寝室で、ロザリーナは喜びに浸っている。しかし王様の本当の姿は禿げ頭の老人。これにはロザリーナは幻滅、現実に立ち返る。すべては王様の意図通りで、ロザリーナとコロンベッロが結ばれめでたし。初演はトスカニーニが指揮し、スカラ座の優れた歌手たちが出演したものの、成功は収められませんでいた。しかし近年、大人のためのお伽噺といった内容が評価され、上演の機会も増えています。ラドガーナの演出は、ちょっとオリエンタル趣味を混ぜ込みつつも、極めて真っ当なもの。指揮者のフラッタが金髪の美しいイタリア美女というのも映像ならでは楽しみです。 (Ki)
AB-20015(DVD)
カラーファ:歌劇「二人のフィガロ」 ジョルジョ・トゥルッコ(T;アルマヴィーヴァ伯爵)
ロッセッラ・ベヴァックワ(S;伯爵夫人)
キム・ウンシル(Sイネス)
サイモン・ベイリー(Bs-Br;ケルビーノ)
チンツィア・リッツォーネ(S;スザンナ)
カルミネ・モナコ(Br;フィガロ)ほか
ブラッド・コーエン(指)ヴュッテンブルクPO
ナポリ・サン・ピエトロ・マイエッラ音楽院cho
演出:ステーファノ・ヴィツィオーリ
装置:マティアス・ミュラー
衣装:クラウディア・メビウス

収録:2006年7月13,15日バート・ヴィルトバート
※リージョン・オール/NTSC/16:9/ステレオPCM/160m/字幕:伊、英
日本語あらすじ付き
ミケーレ・カラーファ(1787−1872)は、ナポリ生まれの作曲家。ロッシーニ(1792年生まれ)とほぼ同時代人です。実際カラーファはロッシーニの友人で、いくつかの作品ではロッシーニの作曲の手伝いもしています。彼は若い頃パリに留学し、ルイージ・ケルビーニに当時の最新の音楽を学んでおり、優れた作曲家として多数のオペラを残していますが、今日ではほぼ忘れ去られています。この「二人のフィガロ」は、カラーファがパリで観たオノレ・フランソワ・リショー(通称マルテリ)作の戯曲を元にしたもの。ボーマルシェの「フィガロの結婚」の後日談(15年後という設定)で、ただしボーマルシェとは縁のない物語です。後にベッリーニとのコンビで知られるフェリーチェ・ロマーニの台本で、1820年6月にミラノ・スカラ座で初演されました。「二人のフィガロ」というのは、すっかり立派な大人になったケルビーノが、フィガロを騙っていることを意味します。様々に「フィガロの結婚」のパロディが盛り込まれて愉快です。このDVDに収録されているのは、2006年7月に、ドイツのバート・ヴィルトバートで行われたロッシーニ音楽祭での上演。若手が中心となって、作品を楽しむに十分な出来栄えになっています。解説冊子に日本語あらすじ付き。
AB-20016(DVD)
ドニゼッティ:歌劇「劇場での都合と不都合」(1827) パオロ・ボルドーニャ(Br;マンマーガタ)
ドナータ・ダンヌンツィオ・ロンバルディ(S;ダリア)
エンリコ・マラベッリ(Br;プローコロ)
ステファニア・ドンッツェッリ(S;ルイージャ)
アンナ・カテリーナ・コルナッキーニ(MS;ピペット)
ダニロ・フォルマッジャ(T;グリエルモ)
ドメニコ・コライアンニ(Br;ビスクローマ)
アントーニオ・マラーニ(Br;チェーザレ)
ダニエーレ・ジロメッティ(Br;興行主)
フェルッチョ・フィネッティ(Br;(指)者)
ヴィート・クレメンテ(指)
ジョアキーノ・ロッシーニSO、
フォルトゥーナ劇場cho
演出:ロベルト・レッキア
衣装:セレーナ・マージ
照明:エミリアーノ・パスクッチ

収録:2009年2月21日ファーノ
リージョン・オール、
NTSC、Dolby 5.1/Stereo、
PCM、16:9
字幕:伊英。
日本語あらすじ付き
AB-20017(DVD)
ロッシーニ:歌劇「結婚手形」 ユリア・サムソノヴァ(S;ファンニ)
ヴィート・プリアンテ(Bs;トビア・ミル)
ダニエーレ・ザンファルディーノ(T;エドアルド・ミルフォルト)
ジュリオ・マストロトターロ(Br;スルック)
トマシュ・ヴィヤ(Br;ノルトン)
フランチェスカ・ルッソ・エルモッリ(MS;クラリーナ)
クリストファー・フランクリン(指)
ヴュルテンベルクPO
演出:アンネッテ・ホルンバッハー
装置:マティアス・ミュラー
衣装:クラウディア・メビウス

収録:2006年7月14日、16日、バート・ヴィルトバート、ロッシーニ音楽祭ライヴ
リージョン・オール、NTSC、
16:9、STREO PCM、73m
字幕:伊・英

AB-20022(DVD)
ロッシーニ:歌劇「パルミラのアウレリアーノ」 ボグダン・ミハイ(T アウレリアーノ)
フランコ・ファジョーリ(CT アルサーチェ)
マリア・アレイダ(S ゼノービア)
アスデ・カラヤヴズ(Ms プブリア)
メルト・シュンギュ(T オラスペ)
森雅史(Bs リチーニョ)
ルカ・ティットト(Bs 大祭司)
ジャコ モ・サグリパンティ(指)
イタリア国際O
ブラティスラヴァ・スロヴァキアCho
ティモシー・ネルソン(演出)
ティツィアーノ・サンティ(舞台装置)
ミシェル・カントウェル(衣装)
ニコス・ラゴウサコス(振付)
リージョン・オール

NTSC/16:9/170 分
Stereo PCM/字幕:伊英
収録:2011年7月、マルティーナ・フランカ
珍しいオペラを上演することで知られている南イタリア、マルティーナ・フランカのイトリアの谷音楽祭が2011年に取り上げたのは、ロッシーニのオペ ラの中でも特に珍しいものの一つ、「パルミラのアウレリアーノ」。この作品は、ロッシーニのオペラでは唯一カストラート歌手(アルサーチェ役のジョヴァ ンニ・バッティスタ・ヴェッルーティ 1780−1861)を想定したものとしても知られています。1813年12月26日にミラノのスカラ座のカーニヴァル シーズンの開幕を飾りましたが、その直前にタイトルロールを歌う予定だった名テノール、ジョヴァンニ・ダヴィドが降りてしまったこともあり、、初演は成 功を収められませんでした。しかしこのオペラの優れた曲は多々後の作品に再利用されています。中でも序曲は、今日「セビリアの理髪師」序曲としてあ まりにも有名なあの曲そのものです(ロッシーニはその前に、いくらか手直しをした上で「英国女王エリザベッタ」の序曲でも利用しています)。また第1 幕冒頭の合唱はやはり「セビリアの理髪師」の“空は微笑み”の旋律、などなど。ロッシーニ好きならあちこちに聞き覚えのある音楽を見つけられるでしょう。 タイトルロールのボグダン・ミハイは、今注目の若いロッシーニ・テノール。ルーマニアのブカレスト出身。ヴァイオリンを学んだ後、バリトンとして修行 を積んでいた時、ミレッラ・フレーニにテノール転向を勧められ、すぐに成功を収めました。7月にこの「パルミラのアウレリアーノ」を歌った直後、ペー ザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルで「アデライデ・ディ・ボルゴーニャ」に出演、大喝采を浴びました。ロッシーニ・テノールとして今後ます ます活躍が期待される逸材です。フランコ・ファジョーリは、バロック声楽ものが好きならご存知のカウンターテノール。1981年、アルゼンチンのトゥク マン生まれ。逸材が続出するカウンターテノールの中にあっても特に傑出した歌手として活躍しています。ゼノービアのマリア・アレイダはキューバ出身の 若いソプラノ。彼女もこの公演の後、ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでの「ランスへの旅」でフォルヴィル伯爵夫人を歌い、翌2012年には「ブ ルスキーノ氏」のソフィアを歌っています。ゼノービアにはかなり難しいアリアがありますが、アレイダが見事に歌いきり、ボローニャ歌劇場来日公演のベッ リーニ「清教徒」にも出演した森雅史がリチーニョを歌っています。 ジャコモ・サグリパンティは、1982年生まれ、2009年にオペラのデビューを果たしたばかりの若いイタリアの指揮者。しかし、ここでの指揮で分かる通 り、既にかなり完成度の高い音楽を聞かせてくれます。翌年マルティーナ・フランカに戻り、ベッリーニの「ザイーラ」を指揮しました。 ティモシー・ネルソンは、米国バージニア州クリスチャンズバーグ生まれの若い演出家。ここでは、ローマ帝国のパルミラ侵攻を、1941年に英国がフランス・ ヴィシー政権支配下にあるシリアに攻め入った歴史と重ねており、ローマ兵はスコットランドのキルト姿、パルミラの人々はアラブ人風。 会場は屋根の無い屋外劇場ですが、四方を壁に囲まれているので、映像ではさほど屋外を意識することはありません。 解説冊子に詳しい日本語あらすじがあります。
※1時間32分過ぎ、第1幕フィナーレの途中で、機種によってはほんの一瞬映像音声が途切れます。ご了解くださいませ。 (Ki)
AB-20023(DVD)
短編喜劇オペラ集

(1)D.スカルラッティ:「ディリンディーナ」

(2)チマローザ:「宮廷楽長」

(2)サッロ:「カナリア諸島の興行主」
(1)ジョルジョ・ガッティ(Bs ドン・カリッシモ) パトリツィア・チーニャ(S ディリンディーナ)
エルネスト・パラシオ(T リショーネ) ほか
リッカルド・チッリ(指)アルス・カントゥスO
ゴッフレード・ゴーリ(演出)
収録:1996年9月15日 ポッジョ・ア・カイアーノ

(2)ジョルジョ・ガッティ(Bs 宮廷楽長)
リッカルド・チッリ(指)アルス・カントゥスO
ゴッフレード・ゴーリ(演出)
収録:1995年9月9日 ポッジョ・ア・カイアーノ

(3)ジョルジョ・ガッティ(Bs ニッビオ) アドリアーナ・チコーニャ(S ドリーナ)
リッカルド・チッリ(指)アルス・カントゥスO
ゴッフレード・ゴーリ(演出)

収録:1998年12月19日 ポッジョ・ア・カイアーノ
ドメニコ・スカルラッティ(1685−1757)、ドメニコ・チマローザ(1749−1801)、ドメニコ・サッロ(1679−1744)と、三人のドメニコによ る短編喜劇オペラが映像になりました。 ドメニコ・スカルラッティの「ディリンディーナ」は、1715年に同じスカルラッティの「アムレート(ハムレット)」のインテルメッツォとして作られたもの。 音楽教師ドン・カリッシモには、ソプラノ歌手ディリンディーナという弟子がいる。彼女は怠惰で才能もあまりないのだが、若く美しい娘なので、カリッシ モは惹かれている。レッスンの最中に伊達男リショーネがやって来て、ディリンディーナにミラノの歌劇場から誘いが来ていると告げる。彼女が大喜びして 一人でミラノに行くと言い出すので、カリッシモは怒り出し、ディリンディーナの母を巻き込んで騒動に。リショーネはディリンディーナに、歌手として成功 する心得を教える。彼女がディドーネの自害の場面を歌っている時にカリッシモが現れ、彼女が本当に自殺しようとしていると勘違い、慌てて止めてディリ ンディーナとリショーネを結婚させようとするので、二人が困ってしまう、というような話。スカルラッティは後半生をポルトガルとスペインで過ごし、御 存知の通り多数の鍵盤作品を書き残します。一方オペラはもともと数が少ない上に現存するものはさらに少なく、この「ディリンディーナ」は貴重。溌剌 として気の利いた音楽は今見ても楽しいものです。 チマローザの「宮廷楽長」は、タイトル通り、宮廷楽長が愉快にオーケストラに稽古つけるというだけの話。珍しいバス一人だけの喜劇作品なので、バッ ソブッフォがよく歌う作品です。 サッロの「カナリア諸島の興行主」は比較的珍しい作品。1724年にナポリで初演されたサッロの「棄てられたディドーネ」のインテルメッツォ。カナリア 諸島の劇場興行主ニッビオがプリマドンナのドリーナと契約をするため彼女の元を訪れる。始めのうちは渋っていたドリーナも、段々に要求がエスカレート していくが、ニッビオが何でも承諾するのに疑心を持ち、逆に交渉を打ち切ってしまう、というプリマドンナの我が侭っぷりを痛烈に皮肉った内容。 3作ともバッソブッフォのジョルジョ・ガッティが大活躍。オーケストラは小編成ながらもピリオド楽器を使用したものです。 この上演は、フィレンツェ近郊の小さな町、ポッジョ・ア・カイアーノの観光名所メディチ荘で行われたもの。「ディリンディーナ」と「宮廷楽長」は夏の 公演なので、館の前での野外上演。「カナリア諸島の興行主」は室内上演です。 1990年代の収録にしては画質が今一つで、映像にノイズが入ったり、また観客が焚くストロボの光も気になりますが、これらの喜劇は映像で見ないと面 白さが十分伝わってこないところが多いので、DVD化はありがたいものです。 (Ki)

AB-20021(DVD)
ドニゼッティ:歌劇「ポリウート」 グレゴリー・クンデ(T ポリウート)
パオレッタ・マッローク(S パオリーナ)
シモーネ・デル・サヴィオ(Br セヴェーロ)
アンドレア・パピ(Bs カッリステネ)他
マルチェッロ・ロータ(指)
ベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ音楽祭O&cho
マルコ・スパーダ(演出)
アレッサンドロ・チャンマルーギ(装置,衣装)
ファビオ・ロッシ( 照明)

収録:2010年9月17、19日、ベルガモ

リージョン・オール
NTSC/120m
Stereo PCM
Dolby digital 5.1/字幕:伊英
ドニゼッティの傑作「ポリウート」のDVDが登場です。「ポリウート」は、ドニゼッティのナポリ時代の末期、1838年に作曲されたものの、初演目前 になって検閲から上演禁止を喰らってしまいました(聖人を題材としているためとも言われますが、本当の理由は不明)。ドニゼッティはパリに移ってから このオペラを大幅に改作、フランス語のオペラ「殉教者」として1840年に初演。その後「ポリウート」は、ドニゼッティが亡くなった1848年になって ようやくナポリで初演されましたが、これはドニゼッティの書いた通りのものではなく、「殉教者」の音楽を取り入れて改竄されたものでした。「ポリウート」 は近年までこの改竄版が一般的に用いられていました。ウィリアム・アシュブロックとロジャー・パーカーによるクリティカル・エディションが出来上がっ て以降はこれが一般的に用いられています。もちろんこのベルガモのドニゼッティ音楽祭での上演もクリティカル・エディションを使用。 タイトルロールは、ロッシーニ・テノールとして長年活躍しているグレゴリー・クンデ。近年著しく円熟味を増しており、ここでも風格のある歌が素晴らし いもの。パオリーナのパオレッタ・マッロークは、ムーティがスカラ座でのヴェルディ「マクベス」でマクベス夫人に起用したことで知られるソプラノ。微 妙な役どころを上手く演じ歌っています。セヴェーロのシモーネ・デル・サヴィオは、このところ急速に人気が上昇しているイタリア人バリトン。2012年 の夏にはザルツブルク音楽祭でラトル指揮の「カルメン」に出演予定。マルチェッロ・ロータはイタリアの中堅指揮者。2004年からチェコ国立交響楽団 の首席客演指揮者を務めています。ドニゼッティ音楽祭には2006年にも出演して好評を博しています。 マルコ・スパーダの演出は、物語をムッソリーニ時代に据えつつ、その中にローマ時代風の衣装や装置を巧妙に混ぜ込んだもの。分かりやすい舞台です。 ブックレットに詳しい日本語あらすじが付いています。 (Ki)
AB-20024(DVD)
ドニゼッティ:歌劇「ヴェルジ家のジェンマ」 マリア・アグレスタ(S ジェンマ)
グレゴリー・クンデ(T タマス)
マリオ・カッシ(S ヴェルジ伯爵)
クレメンカ・ディルチェヴァ(Ms イーダ)
レオナルド・ガレアッツィ(Br グイード)
ダーリオ・ルッソ(Bs ロランド)
ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ(指)
ベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ音楽祭O&cho
ロラン・ゲルバー(演出)
収録:2011年9月16、18日、ベルガモ

リージョン・コード:0
NTSC/16:9/140分
Stereo PCM
字幕:伊英
ドニゼッティの力作「ヴェルジ家のジェンマ」に初の映像が登場。「ヴェルジ家のジェンマ」は、1934年12月26日にスカラ座のシーズン開幕演目と して上演、成功を収めました。ドニゼッティお得意のプリマドンナ・オペラで、テノール役が復讐に燃えるアラブ人というのがかなり異色です。1970年代 にはモンセラ・カバリエがジェンマを度々歌い、録音もあったものの、近年は再び上演が途絶えていました。この映像はドニゼッティの故郷ベルガモで毎 年秋に催されるガエターノ・ドニゼッティ音楽祭で2011年9月に上演されたもの。 至難のジェンマは、イタリア期待の若手ソプラノ、マリア・アグレスタ。アグレスタは2012年10月にサントリー・ホールでのヴェルディ・ガラに出演、 日本ではまったくの無名のソプラノが素晴らしいヴェルディを歌ったと大きな話題になりました。2007年にデビューしたばかりの若いソプラノで、その後 数年で目覚しく台頭、2012年11、12月にはリッカルド・ムーティ指揮のローマ歌劇場で「シモン・ボッカネグラ」のアメーリアを歌い、2013年6月 にはスペインのヴァレンシアで、グレゴリー・クンデ、カルロス・アルヴァレスというベテランを相手に、ズビン・メータが指揮する「オテッロ」でデズデー モナを歌っているほど。しかもどちらも若手の二番手ではなく表のキャスト。ここでのジェンマは、まだ舞台姿は初々しいほどなのに、歌は実に堂々とした もので、彼女が間違いなく逸材なことが分かります。新人が頑張ればベテランも実力を見せます。アラブ人奴隷タマスは、ロッシーニ・テノールとして高 名なグレゴリー・クンデ。屈折した人物を圧倒的な存在感で歌い演じています。ヴェルジ伯爵は、1973年生まれのイタリアのバリトン、マリオ・カッシ。モー ツァルトやヴェルディ、プッチーニも得意としていますが、本領はロッシーニやロッシーニ。朗々と良く響く美声で、優柔不断がゆえに悲劇を招くヴェルジ 伯爵にピッタリです。指揮のロベルト・リッツィ・ブリニョーリはイタリアの中堅の指揮者。ここ数年国際的な活動が増え、ことにベルリン・ドイツオペラ で度々指揮をしている実力派です。 スイスの演出家、ロラン・ゲルバーの舞台はいたって伝統的なもので安心して見ていられるものです。 (Ki)

AB-20025(DVD)
ドニゼッティ:歌劇「パリのジャンニ」 エカテリーナ・リョーヒナ(S ナヴァラの王女)
エドガルド・ロチャ(T パリのジャンニ)
ロベルト・デ・カンディア(Br 執事長)
パオラ・ガルディーナ(Ms オリヴィエーロ)
アンドレア・ポルタ(Bs ペドリーゴ)
エレオノーラ・ブラット(S ロレッツァ)
ジャコモ・サグリパンティ(指)
イタリア国際O
ブラティスラヴァ・スロヴァキアCho
フェデリーコ・グラッツィーニ(演出)
収録:2010 年 7月、マルティーナ・フランカ

リージョン・コード:0(フリー)
NTSC/16:9
Stereo PCM/110 分
字幕:伊英
ドニゼッティの「パリのジャンニ」、初の映像が登場です。「パリのジャンニ」は、ドニゼッティが1828年から1832年にかけて作曲したものの、この 時は上演されることはなく、ずっと経った1839年になってミラノのスカラ座で初演されました。ナヴァラの王女と結婚することになっていたフランスの皇 太子は、彼女をよく知りたいと思い、裕福なパリ市民ジャンニに変装して王女の正体を様子を探る、という軽い恋愛物語です。日本語の詳しいあらすじが 付いていますので、それを読めば日本語字幕がなくても十分楽しむことができます。 ナヴァラの王女のエカテリーナ・リョーヒナは、ロシアのサマーラに生まれたソプラノ。モスクワで学んだ後、ドイツやオーストリアの各地で活躍、ロシア 風のパワーのあるコロラトゥーラソプラノとして人気を博しています。エドガルド・ロチャは、ウルグアイのリベラに生まれたテノール。2008年にイタリア に移り、ここ数年、ロッシーニ・テノールとしてイタリア、フランスなどで活躍、ことに《セビリアの理髪師》のアルマヴィーヴァと《チェネレントラ》のドン・ ラミーロを得意としています。軽く元気のある声で溌剌と歌っています。王女の執事長には、ベテランのバッソブッフォ、ロベルト・デ・カンディア。さす がの旨みで舞台を引き締めています。ジャコモ・サグリパンティは、1982年生まれ、2009年にオペラのデビューを果たしたばかりの若いイタリアの指揮者。 この2010年のマルティーナ・フランカでの「パリのジャンニ」の指揮が好評だったことから、同音楽祭では2011年にロッシーニの「パルミラのアウレリアー ノ」、2012年にはベッリーニの「ザイーラ」を指揮しました。イタリアやドイツの地方歌劇場で活躍しています。 フェデリーコ・グラッツィーニの演出は、時代を19世紀、おそらくフランスの7月王政(1830−1848)の頃に移し、落ちぶれる貴族と台頭するブルジョ ワジーの構図を盛り込んだもの。これも立派な「置き換え演出」ですが、分かりやすい舞台になっています。 解説冊子に詳しい日本語あらすじがついています。 (Ki)
AB-20026
ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」 ロレンツォ・レガッツォ(Bs ドン・パスクワーレ)
ガブリエーレ・ナーニ(Br マラテスタ)
エマヌエーレ・ダグアンノ(T エルネスト)
フェデリーカ・カルネヴァーレ(Ms ノリーナ)
ヤニス・ヴァシラキス(Br 公証人)
ジョヴァンニ・バッティスタ・リゴン(指揮)パドヴァ・エ・ヴェネトO
ドデカントゥスCho
フランチェスコ・ベッロット(演出)
マッシモ・ケッケット,セラーナ・ロッコ(舞台)
カルロス・ティエッポ(衣 装)

収録:2010年6月,ヴィチェンツァ
リージョン:ALL/NTSC
16:9/120'00
Stereo PCM/字幕:伊英
御存知「ドン・パスクワーレ」は、ドニゼッティが1843年にパリで初演したオペラブッファ。今でも人気がありますが、ここに収録されている「ドン・ パスクワーレ」はちょっと変り種。というのも、通常ソプラノが歌うノリーナがここではメッゾソプラノなのです。1845年秋、絶大な人気を誇ったメッゾ ソプラノ、ポリーヌ・ヴィアルド(1821―1910)がロシアのサンクトペテルブルグでノリーナを歌うことになり、彼女の声に合わせるための調整をドニゼッ ティが認めたものです。移調や旋律の改変は多々あり、第1幕の有名なノリーナのアリアも低く移されています。またオーケストラにも微妙な違いがあり、 たとえば序曲冒頭の印象的な旋律(第3幕のエルネストの「なんて心地よいんだ」の旋律)はチェロでなくホルンによって奏でられています。そして最大 の違いは幕切れ。ヴィアルドは本来のアリア・フィナーレを外し、彼女が得意とするマイケル・ウィリアム・バルフの代表作「ボヘミアの少女」のアリア「大 理石の広間に居た夢を見た」を当てはめています。当時はこうした改変はごく一般的だったとはいうものの、それを今に再現することはほとんどないので、 実におもしろい試みです。 キャストはかなり充実しています。タイトルロールは、知性派バッソブッフォとして人気の高いロレンツォ・レガッツォ。歌はいつもながら達者、また老けメ イクも決まっています。ノリーナは、ラクイラ出身の若いメッゾソプラノ、フェデリーカ・カルネヴァーレ。2006年に若手歌手の登竜門として知られるス ポレートのベッリ国際コンクールで優勝、スポレート実験劇場でのロッシーニ「セビリアの理髪師」のロジーナでデビュー。彼女は2007年と2008年 の同劇場来日公演に同行して地方公演でロジーナやチェネレントラを歌っていました。立派に成長した歌声が聞けます。マラテスタのガブリエーレ・ナー ニは、1979年、ベルガモ生まれの若いバリトン。現在イタリアとフランスで活躍しており、達者な歌に加えなかなかのイケ面なので人気に火が点くのも 時間の問題でしょう。エルネストのエマヌエーレ・ダグアンノは、1978年、ローマ生まれのテノール。2007年5月、2009年6月と藤原歌劇団公演に 出演して甘い声で人気を博しました。 会場はなんと世界遺産ヴィチェンツァのオリンピコ劇場。とはいえ時代は現代に移して分かりやすい舞台作りにしています。 (Ki)

AB-20027(DVD)
ドニゼッティ:歌劇「ベリザーリオ」 ダリオ・ソラーリ(Br ベリザーリオ)
ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ(S アントニーナ)
アンデカ・ゴロチャテギ(T アラミーロ)
アンヌンツィアータ・ヴェストリ(MS-イレーネ)
フランチェスコ・パルミエーリ(Bs ジュスティニャーノ)
アンドレア・ビスコンティン(T エウトロピオ)
ソーニャ・ルブリーニ(S エウドーラ)
カルロ・ボナレッリ(Br エウゼービオ)
フランチェスコ・コルティノヴィス(T オッターリオ)
フランチェスコ・ライーノ(Bs 百人隊長)
ロベルト・トロメッリ(指)ベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ音楽祭管弦楽団、合唱団
ルイージ・バリローネ(演出)
ピエラ・ラヴァージョ(演出助手)
アンジェロ・サラ(装置,衣 装)
クラウディオ・シュミット( 照明 )

収録:2012年9月、ベルガモ
リージョン:All/NTSC/16:9
125分/Stereo PCM
字幕:伊英
BONGIOVANNIが積極的にリリースしているベルガモのガエターノ・ドニゼッティ音楽祭の映像、新刊は「ベリーザリオ」です。 ベリザーリオとは、6 世紀の東ローマ皇帝ユスティニアヌス1世に仕えた極めて有能な将軍ベリサリウス(505―565)のこと。ベリサリウスはユスティ ニアヌスの命で北アフリカのヴァンダル王国を滅ぼしたほど優秀な指揮官でしたが、あまりの武勲ゆえに逆に皇帝から疎まれ、また妻がたいへんな悪 妻で、さびしい晩年を過ごしたと伝えられています。伝説では、彼は謀反を疑われて両目を潰されたとも言われ、ドニゼッティのオペラはこの伝説に基 づいています。「ベリザーリオ」は、「ルチア」初演からおよそ5ヵ月後の1836年2月4日、ヴェネツィアで初演され、成功を収めました。 タイトルロールのダリオ・ソラーリは、1976年、ウルグアイのモンテヴィデオ生まれのバリトン。ここ数年若手のヴェルディ・バリトンとしてイタリア各 地のみならず広く活躍しており、力強いバリトンの声は魅力的です。悪妻アントニーナのドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディは近年非常に人気の高い イタリアのプリマドンナ。プッチーニの蝶々さんが当り役で、2012 年夏にはトッレ・デル・ラーゴのプッチーニ音楽祭でも歌っています。アラミーロの アンデカ・ゴロチャテギは、1977年、北スペイン、バスク地方のアラディーニョ生まれのテノール。最近では珍しい太めの声のテノールで、力強い高音 も魅力。指揮のロベルト・トロメッリはジェノヴァの生まれ。もう40 年近くイタリアの様々な歌劇場で精力的に活動しているフリーの実力派オペラ指 揮者です。 ルイージ・バリローネの演出は、衣装などにいくらか東方趣味を強調した程度で、いたって伝統的な分かりやすいものです。 ブックレットに日本語の詳しいあらすじが掲載されています。 (Ki)
AB-20028(DVD)
ドニゼッティ:歌劇「マリア・ディ・ロアン」 マジェラ・クラー(S マリア)
サルヴァトーレ・コルデッラ(T リッカルド)
マルコ・ディ・フェリーチェ(Br エンリーコ)
ドメニコ・メニーニ(T アルマンド・ディ・ゴンディ)
アレクサンダル・ステファノスキ(Bs デ・フィエスク)
フランチェスコ・コルティノヴィス(T オーブリ)
ジュゼッペ・カポフェッリ(Bs シュズ子爵)
フランチェスコ・ライーノ(Bs シュヴルーズ公爵の従者)
グレゴリー・クンデ(指揮)
ベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ音楽祭O&cho
ロベルト・レッキア(演出)
アンジェロ・サラ(装置,衣装)
クラウディオ・シュミット(照明)
収録:2011年10月、イタリア、ベルガモ
リージョン:All/NTSC
16:9/Stereo PCM
字幕:伊英,日本語/120 分
ドニゼッティの隠れた傑作「マリア・ディ・ロアン」の初映像が登場しました。「マリア・ディ・ロアン」は、ドニゼッティの活動期の終わり近く、1843 年6月5日にウィーンで初演され大成功を収めました。三角関係を題材にしたプリマドンナ・オペラなのですが、しかしソプラノ、テノール以上にバリトン が大いに活躍することで、ドニゼッティとヴェルディの接点を強く感じさせるオペラです。実は初演でエンリーコを歌ったのは、ヴェルディの「ナブッコ」初 演のタイトルロール、ジョルジョ・ロンコーニ。二人とも偉大なバリトン、ロンコーニの魅力をそれぞれにたっぷり引き出したのです。 このDVDに収録されているのは、ドニゼッティの生地ベルガモで毎年秋に行われているドニゼッティ音楽祭の2011年10月の公演です。タイトルロールは、 アイルランド生まれでドニゼッティを得意とするマジェラ・クラー。ベテランらしい貫禄のある歌いっぷりで上演に重みを与えています。リッカルドのサルヴァ トーレ・コルデッラは、イタリア、レッチェ近郊の生まれ。今たいへんに注目されている売り出し中のテノールで、2013年1月に「マリア・ストゥアルダ」 でメトロポリタン歌劇場にデビュー、メトではさらにディアナ・ダムラウ、プラシド・ドミンゴと共にヴェルディ「椿姫」のアルフレードを、アンナ・ネトレプ コを相手にドニゼッティ「愛の妙薬」のネモリーノを歌っています。エンリーコのマルコ・ディ・フェリーチェは、1997年デビューのイタリアの中堅のバリトン。 この十年ほどでドニゼッティやヴェルディのバリトンとして目覚しく成長しています。新国立劇場には1999年12月にプッチーニ「蝶々夫人」のシャープレ スで初登場、そしてこの2015年4月のヴェルディ「運命の力」でドン・カルロを歌っています。 指揮はロッシーニ・テノールとして高名なグレゴリー・クンデ、これがオペラ指揮者デビューだそうです。クンデはニューヨークでグレゴリー・クンデ・コラー ルという合唱団を率いており、指揮経験は少なくありません。指揮姿はほんの少ししか見えませんが、これがピットでの初指揮とは思えないほど堂々とした もの。 ロベルト・レッキアの演出はなかなか工夫が見られます。衣装は時代物、しかし舞台は、中央に水が渦を巻いて吸い込まれるような大きな穴があり、また 背景には巨大な額縁が斜めに突き刺さっています。「マリア・ディ・ロアン」の物語の土台であるリシュリュー治世下での不安定な状況を示した舞台なのです。 この上演ではルカ・ゾッペッリ校訂のクリティカル・エディションを使用しています。「マリア・ディ・ロアン」には録音が数種ありますが、それらはいずれ もドニゼッティが初演の5ヵ月後にパリで上演した際に改訂した楽譜を用いており、アルマンド・ディ・ゴンディがメッゾソプラノ(ズボン役)でした。この ベルガモの上演では初演稿が用いられており、アルマンド・ディ・ゴンディはテノールの脇役、その他数箇所で他の録音とは異なった楽譜が用いられています。 なんと日本語字幕と日本語あらすじが共についています。BONGIOVANNIの力の入れようが感じられます。 (Ki)
AB-20029(2DVD)
ロッシーニ:歌劇「ギヨーム・テル(ウイリアム・テル、オリジナル・フランス語版)」 アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(Br ギヨーム・テル)
マイケル・スパイアズ(T アルノール・メルクタル)
ジュディス・ハワース(S マティルド)
ナウエル・ディ・ピエルロ(Bs ワルテル,メルクタル)
アルタヴァズド・サルキシャン(T ルオーディ,漁師)
タラ・スタッフォード(S ジェミ)
ラッファエーレ・ファッチョラ(Br ジェスレル)
ジューリオ・ペッリーグラ(T ロドルフ)
アレッサンドラ・ヴォルペ(Ms エドウィジュ)
アントニーノ・フォリアーニ(指)
ヴィルトゥオーシ・ブルネンシス
カメラータ・バッハCho
ヨッヘン・シェーンレバー(演出)
ロベルト・シュラーク(舞台装置)
クラウディア・メビウス(衣装)
マッテオ・グラツィアーノ(振付)
収録:2013年7月、ドイツ、バート・ヴィルトバート

リージョン:All/NTSC
16:9/Stereo PCM
字幕:仏英独伊/235分
ロッシーニ最後のオペラにして正味4時間ほどの大作、いわゆる「ウィリアム・テル」は、序曲はたいへんに有名なものの、規模の大きさと歌唱難易度 の高さから上演は稀です。これまでに発売された映像商品は1988年のスカラ座での上演だけでしたが、これはイタリア語訳を用いており、本来のフラン ス語による「ギヨーム・テル」の映像が待ち望まれていました。 今回BONGIOVANNIが発売するのは、2013年7月に、南ドイツ、シュトゥットガルトから40、50kmといったところにある温泉町、バート・ヴィルトバー トで毎年催されているロッシーニ音楽祭で上演された「ギヨーム・テル」のライヴ映像です。ロッシーニ音楽祭というとロッシーニの生地、イタリアのペー ザロが有名ですが、バート・ヴィルトバートのロッシーニ音楽祭も既に四半世紀を超える伝統があり、近年は人気もうなぎのぼり。2010年から新たにオ ペラ会場に加わったノイエ・トリンクハレ(新飲泉会館)での上演です。もちろんロッシーニ財団によるクリティカル・エディションが用いられています。 至難のアルノールを歌うのは、米国のテノール、マイケル・スパイアズ。ハイCの連発もまったく苦にせず見事に歌っています。タイトルロールのアンドルー・ フォスター=ウィリアムズは英国、ウィガン生まれのバリトン。ヘンデル、モーツァルト、ロッシーニなどで活躍しています。収録当時40歳目前でしたけれど、 とてもそうは思えないほど風格豊かな歌唱演技です。ヒロイン、マティルドのジュディス・ハワースは英国東部サフォーク州、イプスウィッチ生まれのソプラノ。 芸暦30年以上を誇るイングランドの名ソプラノで、若手ばかりのキャストの中で圧倒的な貫禄を見せ付けています。 指揮のアントニーノ・フォリアーニは、ジャンルイージ・ジェルメッティの弟子でアルベルト・ゼッダに認められた指揮者で、ロッシーニを得意としており、 2011年からこの音楽祭の音楽監督を務めています。 ヨッヘン・シェーンレバーの演出は、舞台を現代の独裁体制に対する民主化運動のように仕立てており、狭い舞台を有効に活用しながら見応えのあるもの にしています。 (Ki)
AB-20031(DVD)
カゼッラ:歌劇「蛇女」 アル ティド ー ル:アンジェロ・ヴィッラーリ
ミランダ:ズザナ・マルコヴァー
アルミーダ:ヴァネッサ・ゴイコエチェア
ファルツァーナ:アンタ・ヤンコフスカ
カンツァーデ:キャンディーダ・グイダ
デモゴルゴン:カルミネ・モナコ
アルトゥーロ・チリッロ(演出)
ファビオ・ルイージ(指)イタリア国際O
「トランシルヴァニア」クルージュ=ナポカ国立フィルハーモニーcho

収録:2014年7月26日/イタリア、マルティーナ・フランカ(第40回イトリア谷音楽祭ライヴ)
16:9 NTSC
リージョン:All
Stereo PCM
字幕:伊英/150’00
レスピーギに継ぐ色彩的なオーケストレーションが魅力で、交響曲を始め再評価が進んでいるイタリアの作曲家カゼッラ。ただオペラは未知の世界であり、 「蛇女」も今まで管弦楽曲の抜粋くらいしか録音がありませんでした。そこへ登場したのがこのルイージ指揮による2014年ライヴの全曲映像。華やかな 音楽と色鮮やかな衣装、目にも耳にも楽しい、注目のリリースです。 「蛇女」はイタリアの劇作家カルロ・ゴッツィ作の寓話劇で、ワーグナーの「妖精」もこの物語に基づいて書かれています。ゴッツィ原作のオペラは他に 「トゥーランドット」や「3 つのオレンジへの恋」があります。 (Ki)
AB-20032(1DVD)
ロッシーニ:歌劇『イングランドの女王エリザベッタ』 シルヴィア・ダッラ・ベネッタ(エリザベッタ)
アレッサンドロ・リベラトーレ(レイチェステル)
サンドラ・パストラーナ(マティルデ)
オレスヤ・ベルマン・チュプリノヴァ(エンリーコ)
ダヴィド・アレグレト(ノルフォルク)
ネストル・ロサン(グリエルモ)
フェデリコ・フェッリ(指)
“マリアリーザ・デ・カロリス”コンサート協会O&cho

収録:2015年10月/イタリア、サッサリ、コムナーレ劇場(ライヴ)
163’ 28’’ NTSC
リージョン:All、16:9
字幕:伊・英
1815年10月4日にナポリのサン・カルロ劇場で初演された『イングランドの女王エリザベッタ』はロッシーニが当劇場のために書いた9つのオペラ のうち一番初めにあたる、23歳の若き作曲家のナポリ・デビューを飾った作品です。劇場おかかえの名歌手を揃えたこともあり結果は上々、オペラ作曲 家ロッシーニの名を世に知らしめました。レチタティーヴォ・セッコを廃し、華麗なコロラトゥーラのパッセージを書くなど、19世紀のオペラに変革をも たらしたロッシーニならではの特徴は既に現れており、プリマドンナ活躍型の華々しいオペラであることも見逃せません。 (Ki)
AB-20033(DVD)
ドニゼッティ:歌劇「サン・ドミンゴ島の狂人」 シモーネ・アルベルギーニ(カルデーニオ)
チンツィア・フォルテ(エレオノーラ)
フランチェスコ・マルシリア(フェルナンド)
フィリッポ・モラーチェ(カイダマ)
レオナルド・ガレアッツィ(バルトロメオ)
マリアンナ・ヴィンチ( マルチェッラ)
ジョヴァンニ・ディ・ステファノ(指)
ベルガモ音楽祭O&cho
フランチェスコ・エスポシト(演出)

収録:2013年10月/ベルガモ、ドニゼッティ劇場
16:9、NTSC
リージョン:Al
字幕:伊・英、125’00’’
『サン・ドミンゴ島の狂人』は1833年にローマで初演され、ヨーロッパ中に人気が広まる成功作となりました。しかしその後しばらく忘れられていた 作品でもあり、1958年に復活上演されましたが、以降も取り上げられる機会はあまりありません。貴重な2013年の上演を収録した映像の登場です。 妻に裏切られ気が狂ってしまったカルデーニオは、サン・ドミンゴ島で療養中。そこへ自らの行いを後悔した妻エレオノーラが訪れます。カルデーニオ はすぐに正気を取り戻せないものの、最後は無事に結ばれハッピーエンド、という物語です。 (Ki)
AB-20034(DVD)
ジョヴァンニ・パチーニ(1796-1867):歌劇『石の客』 マッシミリアーノ・シルヴェストリ(T)
サンドラ・ブオングラーツィオ(Ms)
ジュリア・デ・ブラシス(S)
ダニエレ・クサリ(Bs)
ロベルト・クレスカ(T)
シナン・ヤン(Bs)
カルロ・トッリアーニ(T)
ダニエレ・フェッラーリ(指)
オルケストラ・アルケ
コーロ・ラボラトリオ・リリコ・サン・ニコラ

収録:2015年11月21日/ピサ、ヴェルディ劇場
16:9 NTSC
StereoPCM
原語:伊、字幕:伊英、105分
あらゆるスタイルで90曲以上のオペラを作曲した多作家パチーニの知られざる作品『石の客』。ガエターノ・バルビエーリの台本によるファルサ(笑劇) あるいはオペレッタに分類される作品で、タイトルから想像できるようにモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』のパロディ的作品であり、話を知っていれ ばすんなり楽しめます(もちろん地獄落ちのシーンもあり)。作曲家が家族ぐるみで上演するための作品だったらしく、人数の制限があったのかドンナ・エ ルヴィラは登場しません。代わりにツェルリーナの役割が増していて、フィナーレの直前にはコロラトゥーラの素晴らしいアリアが用意されています。他に も随所にパチーニの作曲技術の高さがうかがえるアリアが見られ、軽やかにして飽きの来ない楽しさに満ちた作品と言えます。 (Ki)
AB-20035(DVD)
ジャコモ・トリット(1733-1824):歌劇『石の客』 ウラディーミル・レウトフ(T)
ナタリツィア・カローネ(S)
ピオトル・ボロシュ(Br)
ジャヴィエル・ランデーテ(Br)
エリザベッタ・ファリス(S)
ジェルソミーナ・トロイアーノ(S)
ダニエレ・ピスコーポ(Br)
マルコ・インナモラーティ(Bs)
ヴァレンティーナ・イアンノーネ(S)
カルロ・イパータ(指)
オルケストラ・アルケ

収録:2015年11月14日/ピサ、ヴェルディ劇場
16:9 NTSC
StereoPCM
原語:伊、ナポリ語
字幕:伊英、93分
トリット(フルネームはジャコモ・ドメニコ・マリオ・アントニオ・パスクアーレ・ジュゼッペ・トリット)は生涯54のオペラを作曲し、当時チマローザ やパイジェッロと同じくらいの人気がありました。このジョヴァンニ・バッティスタ・ロレンツィの台本による『石の客』はファルサ(笑劇)に分類される 作品で、モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』と同じ題材です(もちろん地獄落ちのシーンもあり)。話の筋は同じですが、大きく異なるのはドン・ジョヴァ ンニの召使がレオポレッロではなくプルチネッラであること。白い衣装と黒いマスクに身を包み、風刺に満ちた空気を振りまくナポリの道化師プルチネッラ と、おなじみのドン・ジョヴァンニの絡みは見ているだけでも面白いです。 (Ki)
AB-20036(DVD)
ベッリーニ:歌劇『アデルソンとサルヴィーニ』 チェチーリア・モリナーリ
サラ・ロッキ
ジョヴァンナ・ランツァ
メルト・スング
ロディオン・ポゴソフ
バウルザン・アンデルザノフ
クレメンテ・アントニオ・ダリオッティ
エンリコ・マルケジーニ
ロベルト・レッキア(演出)
ホセ・ミゲル・ペレス・シエッラ(指)
オルケストラ・シンフォニカ“G. ROSSINI”
コーロ・リリコ・マルキジャーノ“V. BELLINI”

収録:2016年11月13日/イェージ、ペルゴレージ劇場
140分、NTSC、字幕:伊英
ベッリーニが23歳で作曲したオペラ処女作。新鮮な音楽が後年の傑作を予感させます。いくつかの版が残っておりスコアをまとめるのが困難でしたが、 2001年にミラノの図書館で重要な資料が見つかり演奏上の問題が多く解決されました。フレンチ・スタイルのオペラ・セミセリアです。 (Ki)
AB-20037(DVD)
アルファーノ:歌劇『サクンタラ』 シルヴィア・ダッラ・ベネッタ
カメリア・カデール
エンリケ・フェレール
フランチェスコ・パルミエーリ
アレッサンドロ・ヴァルゲット
パオロ・ラ・デルファ
フィリッポ・ミカーレ他
マッシモ・ベッリーニ劇場O&cho
ニクシャ・バレザ(指)
マッシモ・ガスパロン(演出)

収録:2016 年11月/カターニア、マッシモ・ベッリーニ劇場
NTSC、字幕:伊英、120 分
プッチーニの『トゥーランドット』を補筆完成させたイタリアの作曲家、フランコ・アルファーノによるオペラです。音盤自体珍しいですが、2016年収 録の映像が登場しました。この『サクンタラ』は古代インドの作家カーリダーサの詩を題材とし、台本はアルファーノ自ら手掛けています。異教的な雰囲 気が漂う作品で、ボローニャで公演を見たフリッツ・ライナーは「まるでイタリアのパルジファルだ」と言ったそうです。全盛期のイタリア・オペラだけあっ て聴き応えも抜群、一見の価値あり。 (Ki)
AB-20038(DVD)
ベッリーニ:歌劇『異国の女』 フランチェスカ・ティブルツィ
アレッサンドロ・ヴァルゲット
ソーニャ・フォルトゥナート
エマヌエレ・ダグアンノ
エンリコ・マッルッチ
リッカルド・パラッツォ
マウリツィオ・ムスコリーノ
カターニア・マッシモ・ベッリーニ劇場O&cho
セ バスティアーノ・ロッリ(指)
アンドレア・チンニ(演出)

収録:2017年1月/カターニア・マッシモ・ベッリーニ劇場(ライヴ)
145分、原語:伊、字幕:英伊
この『異国の女』をもって、ベッリーニは彼自身の書法を完成させました。物語と演技に則した声楽のヴィルトゥオジティが繰り広げられ、感情の高ま りと音楽表現が見事に合致したスタイルとなっています。レチタティーヴォはアリオーソに進化し、それまでにないイタリア・オペラへと発展します。 (Ki)
AB-20039(DVD)
マスカーニ:歌劇『イリス』 パオレッタ・マッロク
パオロ・アントニェッティ
カルミネ・モナコ・ダンブロジア
マンリコ・シニョリーニ
アレッサンドラ・ロッシ
ディビエール・ピエーリ
トマゾ・トンボローニ
マルコ・インナモラーティ
プッチニアーナ・フィルハーモニアO
コーロ・アルス・リリカ
ダニエレ・アジマン(指)
井原広樹(演出)

収録:2017年12月/リヴォルノ、ゴルドーニ劇場でのライヴ
140’00’’
字幕:伊英、NTSC
パオレッタ・マッロク パオロ・アントニェッティ カルミネ・モナコ・ダンブロジア マンリコ・シニョリーニ アレッサンドラ・ロッシ ディビエール・ピエーリ トマゾ・トンボローニ マルコ・インナモラーティ プッチニアーナ・フィルハーモニアO コーロ・アルス・リリカ ダニエレ・アジマン(指) 井原広樹(演出) 収録:2017年12月/リヴォルノ、ゴルドーニ劇場でのライヴ

AB-20040(DVD)
ドニゼッティ:歌劇『トルクァート・タッソー』 レ オン・アン(トル クァート・タッソー )
ジルダ・フィウーメ(エロノーラ・デステ)
ジョルジョ・ミッゼーリ(ロベルト・ジェラルディーニ)
マ ル ツィオ・ジョッジ(ドン・ゲラ ルド )
アンヌンツィアータ・ヴェストリ(スカンディアーノ伯爵夫人)
ガブリエレ・サゴーナ(アルフォンソ2世)
アレッサンドロ・ヴィオーラ(アンブロージョ)
ベルガモ音楽祭O&cho
セバスティアーノ・ロッリ(指)
演出:フェデリコ・ベルトラーニ

収録:2014年11月/ベルガモ、ドニゼッティ劇場
16:9、NTSC、Stereo
PCM、字幕:伊英、160分
リストの交響詩でも知られる16世紀イタリアの詩人タッソーを描き、1833年に初演されたドニゼッティの3幕のメロドラマ『トルクァート・タッソー』。『愛の 妙薬』(1832)や『ルクレツィア・ボルジア』(1833)と同時期のもので、ドニゼッティ自身とても力の入った作品で当時の反応は上々でした。 (Ki)
AB-20041(DVD)
ベッリーニ:歌劇『ノルマ』 ノルマ:マリア・デヴィーア
アダルジーザ:アンナリーザ・ストロッパ
ポリオーネ:ステファン・ポップ
オロヴェーゾ:リッカルド・ファッシ
クロティルデ:エレーナ・トラヴェルシ
フラヴィオ:マヌエル・ピエラッテッリ
アンドレア・バッティストーニ(指)
ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場O&cho

収録:2018年1月28、31日
150’00’’
字幕:伊 英
Stereo PCM
16:9 NTSC、リージョン All
バッティストーニ(指)フェリーチェ歌劇場の『ノルマ』ライヴ映像です。何といっても2018年のシーズンをもってオペラから引退したマリア・デヴィー アがノルマを歌っているのが最大の魅力。日本での最後のオペラ出演も2017年の藤原歌劇団の『ノルマ』でした。彼女の歌手人生を総括する最高の役 どころと言っても良く、1948年生まれのデヴィーアが70歳とは思えぬ素晴らしく力強い歌唱を聴かせてくれます。現代最高峰のベルカントを映像ととも にたっぷりとご堪能ください。 (Ki)


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