湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



NIFC
(ポーランド)



NIFC(Narodowy Instytut Fryderyka Chopina)は、文字通りショパン専門レーベル。ポーランド国立ショパン協会の自主レーベルで、ショパン存命当時のフォルテピアノでショパンのピアノ作品全曲録音の完成を目指しています。



※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 曲目 演奏者


NIFCCD-000-020(21CD)
ショパン:ピアノ作品全集 ネルソン・ゲルナー、ダン・タイ・ソン、ニコライ・デミジェンコ、タチアナ・シェバノワ、マレク・ドレヴノフスキ、エヴァ・ポブウォツカ、フー・ツォン、ヤヌシュ・オレイニチャク、ケヴィン・ケナー、カ・リン・コリーン・リー、ディーナ・ヨッフェ、ヴォイチェフ・シヴィタワ、ラウル・コチャルスキ、フランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラ、他

※NIFCCD-000〜020のセット化
ショパン存命当時に製作された「1849年製のエラール」&「1848年製のプレイエル」と、ショパン国際ピアノ・コンクールの覇者、入賞者など、ショパンやポーランドと縁の深い世界的ピアニストたちの共演が大きな話題を呼び続けているポーランド国立ショパン協会(Narodowy Instytut Fryderyka Chopina)の自主レーベル"NIFC"。ショパン・イヤーも終盤に突入した今、ショパンの孫弟子コチャルスキの歴史的録音から、ダン・タイ・ソンの「夜想曲」までの21タイトルを1つにしたインパクト絶大のボックス・セットが登場!ショパンの祖国ポーランドが、ショパン・イヤーの締めくくりとして贈るNIFCレーベルのボックス・セットは、まさに国家のプライドをかけた一大事業。この特別な機会をお見逃し無く!
NIFCCD-000
ラウル・コチャルスキ〜 ヒストリカル・ライヴ・レコーディングス1948
ショパン:前奏曲第2番イ短調Op.28-2
夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2
マズルカ第5番変ロ長調Op.7-1
子守歌変ニ長調Op.57/幻想即興曲
ワルツ第1番変ホ長調Op.18
バラード第1番ト短調Op.23
ラウル・コチャルスキ(フォルテピアノ/プレイエル1847)

録音:1948年2月21日ベルヴェデーレ宮殿ポンペリアン・ルーム(ワルシャワ)/ポーランド放送のアーカイヴからの復刻
※マスターに起因するノイズがございます。予めご了承下さい。
ショパン直系の孫弟子であり、神童、天才ショパン弾きとして讃えられたラウル・コチャルスキ最晩年の演奏がNIFCレーべルのナンバー"000"として復刻。コチャルスキが弾いている1847年製のプレイエルは、ショパンが1848年に滞在していたスコットランドのカルダー・ハウスで演奏したと伝わる銘器中の銘器。ショパンのピアニズムを受け継いだコチャルスキの高度な技巧をベースとした創造性豊かな演奏には"自由"というテーマが良く似合います。
NIFCCD-001
ショパン:マズルカ集
Op.50-3/Op.33-1/Op.24-3
Op.56-3/Op.63-2/Op.17-3
Op.24-4Op.30-1/Op.50-2
Op.24-1/Op.50-1/Op.33-4
Op.30-2/Op.17-2Op.41-1
Op.59-1/Op.7-2/Op.68-4
フー・ツォン(フォルテピアノ)
※エラール1849年製使用

録音:2005年3月14−17日、ポーランド放送・ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
国楽壇の重鎮フー・ツォン(1934−)のマズルカ集が、ショパン協会シリーズの記念すべきリリース第1弾。1955年の第5回ショパン国際ピアノ・コンクールで3位入賞とポーランド放送賞(マズルカ賞)を獲得したフー・ツォンにとってショパンの"マズルカ"は十八番中の十八番。アジア人初のショパン国際ピアノ・コンクール入賞者となりながらも、祖国の動乱で両親を失い亡命を余儀なくされるなど、激動の時代を生き抜いたフー・ツォンだからこそ表現できた深く美しい"マズルカ"です。
NIFCCD-002
ショパン:幻想曲へ短調、4つのマズルカOp.33、
幻想ポロネーズ、24の前奏曲〜6曲、
ピアノ・ソナタ第3番
カ・リン・コリーン・リー(フォルテピアノ)
※プレイエル1848年製使用

録音:2005年11月26−27日、ポーランド放送・ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
カ・リン・コリーン・リーは、2005年の第15回ショパン国際ピアノ・コンクールで6位入賞を果たした1980年香港出身の女流ピアニスト。リーは、コンクールで弾いた「ピアノ・ソナタ第3番」のライヴ盤もリリースされており、コンクール後に収録されたこのフォルテピアノによる演奏との聴き比べも興味深いところです。。
NIFCCD-003
ショパン:バラード(全4曲)、
夜想曲Op.48-2/Op.27-1,2
ネルソン・ゲルナ(フォルテピアノ) 
※プレイエル1848年製使用

録音:2005年12月1−4&14日、ポーランド放送・ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ 
アルゲリッチからの信頼も厚く、1990年のジュネーヴ国際音楽コンクールでは1位に輝いた南米アルゼンチンが世界に誇るピアニスト、ネルソン・ゲルナー。1848年製のプレイエルと、アルゼンチンの才能がシンクロすることによって誕生したショパンのバラードと夜想曲はこれまた絶品。仏ディアパソン・ドール受賞盤。
NIFCCD-004
ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番* ダン・タイ・ソン(フォルテピアノ)
フランス・ブリュッヘン(指)18世紀オーケストラ
※エラール1849年製使用

録音:2005年9月8日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール・ライヴ、2006年8月31日ポーランド国立歌劇場・ライヴ*
ピアノ協奏曲第1番」冒頭の新鮮な響きなど、ショパンのイメージをガラリと変える斬新で独創的な世界を創り出せるのは、ブリュッヘン&18世紀オーケストラだからこそ。
NIFCCD-005
ショパン:ワルツ集(全14曲)、
3つのエコセーズOp.72、舟歌、子守歌
タチヤナ・シェバノワ(フォルテピアノ)
※1849年製エラール使用

録音:2007年5月
1980年に行なわれた第10回ショパン・コンクールで第2位(1位はダン・タイ・ソン)を受賞したシェバノワ。最近話題のスタニスワフ・ジェヴェツキの母上なのと、たびたび来日しているので日本でもおなじみの存在です。彼女のショパンのワルツといえばポニー・キャニオン盤がありますが、この最新録音ではフォルテピアノに挑戦、何とも華やかな色香に円熟が加わり、独特味わいに満ちています。  (Ki)
NIFCCD-006
ショパン:24の前奏曲Op.28、
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22*
ヴォイチェフ・シヴィタワ(フォルテピアノ)
※1848年製プレイエル、1849年製エラール*

録音:2006年11月、2007年5月*
1967年生まれ、シヴィタワの前奏曲集。1990年に行なわれた第12回ショパン・コンクールでポロネーズのベスト演奏賞を受賞。ついに「24の前奏曲」もフォルテピアノによる全曲演奏の登場です。これまで気付かなかったニュアンスや効果など、驚きの発見の連続に興奮させられます。  (Ki)
NIFCCD-007
ショパン:練習曲集Op.10/Op.25 タチヤナ・シェバノワ(フォルテピアノ)
※1849年製エラール
1980年に行なわれた第10回ショパン・コンクールで第2位(1位はダン・タイ・ソン)を受賞したシェバノワ。彼女のショパンの練習曲演奏は、ロシアン・ピアニズムならではの切れ味の良い技巧とスピード感で定評がありますが、ここではフォルテピアノに挑戦、軽やかさと色香がさらに増し、曲の真髄を味わせてくれます。(Ki)
NIFCCD-008
ショパン:マズルカ集
 Op.17-4/Op.30-4/Op.24-1
 Op.24-2/Op.41-1、
ピアノ・ソナタ第2番、
夜想曲ホ短調Op.72/嬰ハ短調(遺作)
スケルツォ第2番、
ワルツホ長調(遺作)/第7番嬰ハ短調Op.64-2
ヤヌシュ・オレイニチャク(フォルテピアノ)
※1849年製エラール

録音:2007年9月
アンジェイ・ジュワフスキ監督の映画「ソフィ・マルソーの愛人日記」で、役者としてショパン役を演じたヤヌシュ・オレイニチャク。そのなかでショパン時代のピアノを奏し、ショパン・ファンたちを驚愕させました。当アルバムでは葬送行進曲付ソナタや嬰ハ短調のワルツなど人気作を1848年製エラールのフォルテピアノで披露してくれます。聴きものは凄まじい速さと軽さによるソナタのフィナーレ。ショパンの頭に響いていた世界を実感させてくれます。 (Ki)
NIFCCD-009
ショパン:「奥様お手をどうぞ」による変奏曲Op.2、
ポーランドの歌による幻想曲Op.13*、
ロンド・クラコヴィアクOp.14、
アンダンテ・スピアナートと華麗なポロネーズOp.22、
ポーランド国歌(オーケストラ演奏)*
ネルソン・ゲルネル(フォルテピアノ)、
フランス・ブリュッヘン(指)18世紀オーケストラ
※:1849年エラール使用

録音:2006年8月30日テアトル・ヴィエルキでのライヴ*、2007年11月11日、ポーランド放送コンサート・スタジオでのライヴ
ダン・タイ・ソンと共演した協奏曲が大ヒットしたブリュッヘンと18世紀オーケストラ、待望の第2弾登場です。それも協奏曲以外のピアノとオーケストラのための作品をすべて収めているのが贅沢の極み。ショパンの協奏曲の古楽器による録音はともかく、他の作品は初のお目見え。演奏は充実のひと言につき、またまた聴き惚れさせられます。今回のソリストは1969年生まれのアルゼンチンのヴィルトゥオーゾ、ネルソン・ゲルネル。当シリーズでバラード全曲(NIFCD003)をリリース済み。アルゲリッチが絶賛しているゲルネルの才能は、単に技巧派なだけでなく、深い音楽性に驚かされます。彼が1849年製エラールのフォルテピアノを用いて、ゾクゾクするほど魅力的なショパンを聴かせてくれます。さらに嬉しいのは、ポーランド国歌をブリュッヘンと18世紀オーケストラで聴けること。もちろん古楽器では初めてです。 (Ki)
NIFCCD-010
ショパン:前奏曲嬰ハ短調Op.45/変イ長調、
4つの即興曲。スケルツォ第3番
2つの夜想曲Op.32、
ポロネーズハ短調Op.40-2、
3つのマズルカIo.59
ケヴィン・ケナー(フォルテピアノ)
※1848年製プレイエル

録音:2008年3月
1990年に行なわれた第12回ショパン・コンクールで、1位なし2位に輝いたケヴィン・ケナー。彼が古楽器に挑戦した驚きのアルバム。幻想即興曲ももちろん含む即興曲全4曲をはじめ、こだわりの選曲で、繊細極まりない世界を創りあげています。 (Ki)
NIFCCD-011
ショパン:夜想曲第13番ハ短調Op.48-1
 ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44
 夜想曲第17番ロ長調Op.62-1
 マズルカ第12番変イ長調Op.17-3
 マズルカ第19番ロ短調Op.30-2
 ポロネーズ第3番「軍隊」*
 ワルツ第3番イ短調Op.34-2
 マズルカ第49番イ短調Op.68-2
 マズルカ第50番ヘ長調Op.68-3
 ポロネーズ第6番「英雄」
 マズルカ第51番ヘ短調Op.68-4
ヤヌシュ・オレイニチャク(フォルテピアノ)

録音:2008年2月7日−10日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
※使用楽器:エラール1849年製&プレイエル1849年製*
ショパンが生きた時代に製作された楽器を使用してショパンのピアノ作品全曲録音の完成を目指すシリーズの第11弾では、オレイニチャクが再び登場!1970年の第8回ショパン国際ピアノ・コンクール第6位入賞、1972年のアルフレード・カゼッラ国際ピアノ・コンクール第4位入賞など国際コンクールでの入賞実績、ショパン国際ピアノ・コンクールの審査員、映画「戦場のピアニスト」、同じく「ソフィー・マルソーの愛人日記」への出演や演奏など、様々な視点から祖国の偉人ショパンに接してきたオレイニチャク。前作(NIFCCD 008)で弾いた1849年製のエラールだけでなく、1831年製のプレイエルでの演奏経験を持っており、オレイニチャクのショパン存命当時の楽器によるショパン演奏への評価は非常に高いものがあります。プレイエルとエラール、2台の銘器を弾きこなすオレイニチャクのショパン。
NIFCCD-012
ショパン:スケルツォ第1番ロ短調Op.20
スケルツォ第4番ホ長調Op.54
ポロネーズ第2番変ホ短調Op.26-2
夜想曲集/マズルカ集
ディーナ・ヨッフェ(フォルテピアノ)

録音:2008年8月2日−22日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
※/使用楽器:プレイエル1848年製
旧ソ連時代のラトヴィアの首都リガで生まれ、モスクワのチャイコフスキー音楽院では、ヴェラ・ゴルノスタエワ教授の下で研鑽を積んだディーナ・ヨッフェ。1974年にドイツのツヴィッカウで開催されたロベルト・シューマン国際コンクール、翌年1975年のショパン国際ピアノ・コンクールで第2位を受賞一躍スターダムに躍り出るなど、現代屈指のショパン弾きの1人として活躍。
NIFCCD-013
ショパン:室内楽作品集
チェロ・ソナタ ト短調Op.65
序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3
マイアベーアの歌劇《悪魔のロベール》の主題による協奏的大二重奏曲ホ長調
ピアノ三重奏曲ト短調Op.8
ヤン・クシシュトフ・ブローヤ(フォルテピアノ/エラール1849)、
アンジェイ・バウアー(Vc)、
クーバ・ヤコヴィッツ(Vn)

録音:2009年7月6日−8日&10月22日−23日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
ワルシャワ時代、18歳のショパンが書き上げた唯一の「ピアノ三重奏曲Op.8」、同時期に作曲された「序奏と華麗なるポロネーズOp.3」。また、傑作「チェロ・ソナタOp.65」の献呈者でフランスの名チェリスト、オーギュスト・フランショームとの合作「協奏的大二重奏曲」など、数は少なくとも、まばゆい輝きを放ち続けるショパンの室内楽作品が、3人のポーランドの名手たちと1849年製のエラールによって作曲当時、そしてショパンが生きた時代の姿で響きます。1972年ワルシャワ生まれのヤン・クシシュトフ・ブローヤは、ワルシャワのショパン音楽アカデミー、フランクフルト、マイン、ハノーファーで学び、ポーランド楽壇の次代を担う逸材として期待されるピアニスト。1992年のミュンヘン国際音楽コンクール第1位、1989年のプラハの春国際音楽コンクール第3位という華々しい受賞歴を持つ名チェロ奏者アンジェイ・バウアー、ポーランドの名手クシストフ・ヤコヴィツの息子でツェートマイヤー・クヮルテットのヴァイオリニストとしても活躍中のクーバ(ヤクブ)・ヤコヴィッツといったポーランド弦楽器奏者たちも強力。

NIFCCD-014
ニコライ・デミジェンコ
ショパン:子守歌変ニ長調Op.57
夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1
タランテラ変イ長調Op.43/ボレロ ハ長調Op.19
ロンド ハ短調Op.1/ロンド変ホ長調Op.16
演奏会用アレグロ イ長調Op.46
ポロネーズ第8番ニ短調Op.71-1
モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲変ロ長調Op.2
ニコライ・デミジェンコ(フォルテピアノ/プレイエル1848)

録音:2008年12月15日−17日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
デミジェンコがプレイエル製のフォルテピアノで弾いたショパンの小品集。フォルテピアノを用いること自体は昨今は珍しくないですが、教条主義的なピリオド・アプローチによる演奏とは一線画します。それは1曲目の子守唄から明らか。なんというしっとりとした音の美しさ!大きなソナタなどではなく、このような軽い作品をこの楽器を用いたことの必然を感じる雰囲気たっぷりの音像が広がります。早い走句が続く「タランテ」では気ぜわしい感じよりもエレガントな華やぎが際立ちます。「ロンド」はリズムのセンスが抜群!  【湧々堂】
NIFCCD-015
ショパン:ピアノ・ソナタ第1番ハ短調Op.4
3つの新しい練習曲
5つのマズルカOp.7
マズルカ第10番変ロ長調Op.17-1
コントルダンス変ト長調WN.27
マズルカ第56番変ロ長調WN.56
カンタービレ変ロ長調WN.43
マズルカ ト長調第53番WN.8
マズルカ第52番変ロ長調WN.7
4つのマズルカOp.6
4つのマズルカOp.41
マズルカ第43番イ短調《ノートル・タン》
エヴァ・ポブウォツカ(フォルテピアノ/プレイエル1848)

録音:2008年2月7日−10日&2009年8月12日−13日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
ダン・タイ・ソンが第1位、タチアナ・シェバノワが第2位を獲得した1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールで、第5位とマズルカ賞を受賞したポーランドの女流ピアニスト、エヴァ・ポブウォツカ。2005年には、かつて自身が挑んだショパン国際ピアノ・コンクールの審査員に選ばれるなど、現代のポーランドを代表するピアニストの1人である。プレイエルの音色の特徴を活かした輝かしい「ピアノ・ソナタ第1番」、リズムが冴える「マズルカ」はどれもハイレベル。
NIFCCD-016
ショパン:歌曲集
乙女の願いOp.74-1
どこで会いましょうOp.74-5*
使者Op.74-7/魔力*
浮かれた女Op.74-4*
私の見えぬところにOp.74-6*
闘士Op.74-10*
リトアニアの歌Op.74-16
濁った水Op.74-3
花婿Op.74-15*/枯れ葉よOp.74-17
指輪Op.74-14*/いとしき娘Op.74-12*
春Op.74-2/美しき若者Op.74-8
ドゥムカ*/愁いOp.74-13
2人の死Op.74-11/メロディOp.74-9
アレクサンドラ・クルザック(S)
マリウシュ・クヴィエチェン(Br)*
ネルソン・ゲルナー(フォルテピアノ)

録音:2009年3月24日−26日&6月23日−27日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
※スリップケース&46ページ・ブックレット付
1829年から晩年の1847年にかけて作曲されながらもショパンの存命中には出版されず、死後10年以上が経過した1859年に友人のユリアン・フォンタナの尽力によってようやく出版が実現した「歌曲集」。アルゲリッチの秘蔵っ子、ネルソン・ゲルナーとの共演でショパンの歌曲集を歌うのは、METやコヴェントガーデン、ハンブルクなど欧米各国の主要歌劇場で評価急上昇中のポーランド人歌手、アレクサンドラ・クルザックとマリウシュ・クヴィエチェン。歌唱力、ポーランド語の歌詞への対応力、表現力は一級品!ゲルナーが弾くフォルテピアノの調べに乗り、ショパンの想いが歌となって響きます。やっぱりショパンはピアノだけじゃありません!
NIFCCD-017
ショパン:ラルゴ変ホ長調
エロルドの主題による華麗なる変奏曲変ロ長調Op.12
マズルカ風ロンド ヘ長調Op.15
ロンド ハ長調Op.73(WN.9)*
フーガ イ短調/マズルカ第57番ハ長調
マズルカ第58番変イ長調(WN.45)
マズルカ第55番ニ長調/モデラート ホ長調
4手のための変奏曲ニ長調WN.6**
パガニーニの主題による変奏曲イ長調WN.16
ベルリーニの歌劇《清教徒》の主題よる変奏曲ホ長調Dbop.29
ポロネーズ変ト長調WN.35
アレグレット嬰ヘ長調WN.36
ワルツ変ホ長調WN.8
春WN.52a(ピアノ独奏版)
タチアナ・シェバノワ(フォルテピアノ/エラール1849)、
ヤロスラフ・ジェヴィエツキ(プレイエル/1848)*、
スタニスラフ・ジェヴィエツキ(フォルテピアノ/エラール1849)**

録音:2009年4月15日−16日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
僅か2分という短い時間の中で広がるあまりにも美しく歌心に満ちた「ラルゴ」が心に響くシェバノワの「変奏曲、マズルカ、ロンド集」。「ロンドOp.73」での夫君ヤロスラフ・ジェヴィエツキとの夫婦共演、「変奏曲WN.6」での息子スタニスラフ・ジェヴィエツキとの母子共演など、シェバノワ・ファミリーによるショパンもかなり興味深いもの。
NIFCCD-018
ショパン:ポロネーズ&マズルカ集
ポロネーズ変ロ短調WN.10
ポロネーズ嬰ト短調WN.5
ポロネーズ第10番ヘ短調Op.71-3(WN.12)
ポロネーズ第1番嬰ハ短調Op.26-1
マズルカ第41番嬰ハ短調Op.63-3
マズルカ第20番変ニ長調Op.30-3
マズルカ第40番ヘ短調Op.63-2
マズルカ第34番ハ長調Op.56-2
マズルカ イ短調Dbop.42A
マズルカ第48番ハ長調Op.68-1(WN.24)
夜想曲第6番ト短調Op.15-3
マズルカ第33番ロ長調Op.56-1
マズルカ第39番ロ長調Op.63-1
ドイツ民謡《スイスの少年》による変奏曲ホ長調WN.4
ロンド ハ長調WN.15
ギャロップ変イ長調WN.59
タチアナ・シェバノワ(フォルテピアノ/エラール1849)

録音:2009年10月28日−29日&12月11日、2010年1月19日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
ロシアの名教師ヴィクトル・メルジャーノフの高弟で1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでは、ダン・タイ・ソンに次ぐ第2位に輝き、ポロネーズと協奏曲の最優秀演奏賞も獲得したロシア生まれのポーランド人ピアニスト、タチアナ・シェバノワ。これまでにNIFCレーベルでエチュード、ワルツ、エコセーズなどをエラールで弾いてきたシェバノワの新録音は"ポロネーズ"と"マズルカ"がテーマ。ポロネーズやマズルカの起源、ポーランド伝統の民族舞曲のリズムやカラーを鮮明に浮かび上がらせたベテランらしい好演奏を聴かせてくれます。
NIFCCD-019
ショパン:ワルツ&ポロネーズ集
ワルツ第1番変ホ長調Op.18《華麗なる大円舞曲》
ワルツ第2番変イ長調Op.34-1《華麗なる円舞曲》
ワルツ第3番イ短調Op.34-2《華麗なる円舞曲》
ワルツ第5番変イ長調《大円舞曲》
ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1《小犬のワルツ》
ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2
ワルツ第8番変イ長調Op.64-3
ワルツ第9番変イ長調Op.69-1《告別》
ワルツ第10番ロ短調Op.69-2
ワルツ第11番変ト長調Op.70-1
ワルツ第12番ヘ短調Op.70-2
ワルツ第13番変ニ長調Op.70-3
ワルツ第14番ホ短調WN.29
ワルツ第15番ホ長調WN.18
ワルツ第16番変イ長調WN.28
ワルツ第17番変ホ長調WN.53(ソステヌート)
ワルツ第19番イ短調WN.63
ポロネーズ第11番ト短調WN.2
ポロネーズ第13番変イ長調WN.3
ポロネーズ第12番変ロ長調WN.1
ポロネーズ第9番変ロ長調Op.71-2(WN.17)*
マレク・ドレヴノフスキ(フォルテピアノ/プレイエル1848&エラール1849*)

録音:2005年12月16日−17日&2009年3月12日−14日、12月12日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
レナード・バーンスタインにその才能を認められ、ヨーゼフ・ホフマン音楽祭(ネレックゾウ/ポーランド)、ショパン・ソロイスツ室内管弦楽団の創設するなど、ポーランド有数のショパン弾きとして高名なマレク・ドレヴノフスキがNIFCレーベルに初登場!
18曲のワルツと、若き日のショパンが書いた4曲のポロネーズを弾くドレヴノフスキ。プレイエルの華やかで細めの音色をここまで巧みに操り、持ち味を引き出せるピアニストには簡単には出会えないだろう。テンポの緩急、デュナーミクの扱い方も絶品です。
NIFCCD-020
ショパン:夜想曲集
夜想曲ハ短調WN.62
夜想曲第16番変ホ長調Op.55-2
夜想曲第12番ト長調Op.37-2
夜想曲第11番ト短調Op.37-1
夜想曲第10番変イ長調Op.32-2
夜想曲第1番変ロ短調Op.9-1
夜想曲第15番嬰ヘ長調Op.15-2
夜想曲第3番ロ長調Op.9-3
夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1
夜想曲第9番ロ長調Op.32-1
夜想曲第19番ホ短調Op.72-1(WN.23)
夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
夜想曲第15番ヘ短調Op.55-1
夜想曲第20番嬰ハ短調《レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ》(WN.37)
ダン・タイ・ソン(フォルテピアノ/エラール1849)

録音:2009年11月24日−25日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
1980年、第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでアジア人初の優勝という栄冠に輝いたダン・タイ・ソン。ブリュッヘン&18世紀オーケストラとのピアノ協奏曲集(NIFCCD-004)で大きなインパクトを与えてくれた東南アジア、ベトナムが輩出したショパン弾きのNIFCレーベル第2弾は、1849年製のプレイエルを弾いての"夜想曲集"!詩情あふれる「夜想曲」の旋律と、ダン・タイ・ソンが弾くプレイエルの繊細で豊かな響きが音楽の桃源郷へと誘ってくれる ――。ブリュッヘン&18世紀オーケストラとの共演時よりもさらに深みを増したダン・タイ・ソンとフォルテピアノの相性にも要注目。
NIFCCD-021
タチアナ・シェバノワ
ショパン:前奏曲変イ長調「プレスト・コン・レッジェレッツァ」(WN44)
24の前奏曲Op.28
前奏曲嬰ハ短調Op.45
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」
タチアナ・シェバノワ(フォルテピアノ/エラール1849)


※録音:2009年6月30日&2010年4月20日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
旧ソ連からポーランドへと渡り、"ポーランド"のショパン弾きとしての名声を築きながらも2011年に惜しくも他界したタチアナ・シェバノワ(1953−2011)。「前奏曲全集」と「ピアノ・ソナタ第2番」は、2010年のショパン生誕200周年のためにシェバノワが注いだ最期の情熱の記録です。名ピアニスト、タチアナ・シェバノワの至芸は永遠に ――。
NIFCCD-022
ショパン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第1番ハ短調Op.4
ピアノ・ソナタ第2番「葬送」
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
ハワード・シェリー(フォルテピアノ/エラール1849&プレイエル1848)

録音:2009年9月1日&3日−5日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
1849年製のエラールと1848年製のプレイエルで、ショパン存命当時のショパンの音楽、ショパンの響きを再現するNIFCレーベルの"リアル・ショパン"シリーズに加わる待望の『ピアノ・ソナタ集』を弾くのは、NIFC初登場となるイギリス名ピアニスト、ハワード・シェリー!ピアニスト、指揮者としてハイペリオン(Hyperion)を中心に120を超えるレコーディングを行い、大英帝国勲章(OBE)を受勲しているハワード・シェリー。この「ピアノ・ソナタ集」では1849年製のエラールをメインとして、「ピアノ・ソナタ第2番」の第2楽章(Scherzo)と第4楽章(Finale. Presto)の使用楽器を1848年製のプレイエルに変更するなど、2台の銘器、エラール&プレイエルと、ショパンの「ソナタ」の最適な組み合わせを徹底的に追及している。イギリス屈指の名ピアニストとショパンの音楽、そしてエラールとプレイエル。全てのピースが揃った"リアル・ショパン"の「ピアノ・ソナタ集」が遂に登場です!
NIFCCD-023
ショパン:歌曲集
ポーランドの歌Op.74〜濁った水Op.74-3、愁いOp.74-13、メロディOp.74-9、枯れ葉よOp.74-17、春Op.74-2、リトアニアの歌Op.74-16、使者Op.74-7、乙女の願いOp.74-1、美しき若者Op.74-8
(以上、ドイツ語版&ポーランド語版の2種の歌唱)
ドロテー・ミールズ(S)、
ネルソン・ゲルナー(フォルテピアノ/プレイエル1848)

録音:2009年10月19日−21日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
ブリュッヘン、ヘレヴェッヘ、レオンハルトなど古楽界の巨匠たちからの信頼も厚く、古楽唱法にも長けたドロテー・ミールズが歌うのは、"ドイツ語"と"ポーランド語"の2ヶ国語による「ポーランドの歌Op.74」からの9作品。"ドイツ語"と"ポーランド語"の2つの歌詞がショパンの音楽にもたらす表現とニュアンスの違いを、ドロテー・ミールズの歌声が美しくも繊細に、そして感動的に歌う ――。ドロテー・ミールズの歌声と、ネルソン・ゲルナーが弾くプレイエルの響きのブレンドも秀逸。
NIFCCD-024
ショパン:トマス・ムーアの民謡の主題による変奏曲ニ長調(4手連弾)
マイアベーアの歌劇「悪魔のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲ホ長調(4手連弾版
フリードリヒ・モッコヴィツ編曲)
ロンド ハ長調Op.73(2台ピアノ版)*
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21(ピアノ独奏版)+
ディーナ・ヨッフェ(フォルテピアノ)
ダニエル・ワイマン(フォルテピアノ)

使用楽器:エラール1849(ワイマン&ヨッフェ)/エラール1849(ワイマン)&プレイエル1848(ヨッフェ)*/プレイエル1848(ヨッフェ)+
※録音:2010年5月21日−25日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
ネイガウス・スクールの名教師ヴェラ・ゴルノスタエヴァからピアノを学んだディーナ・ヨッフェ。息子のダイエル・ワイマンとの共演での"4手連弾"、"2台ピアノ"のための作品では、エラール1849とプレイエル1848の2台の銘器を弾き、親子ならではの素晴らしいアンサンブルを披露。そして「ピアノ協奏曲第2番」の"ピアノ独奏版"では、プレイエルの持ち味を最大限に引き出した詩情あふれる演奏を聴かせてくれています。
NIFCCD-025
マグダレーナ・リサク
ショパン
:12の練習曲 Op.10
ポロネーズ第4番ハ短調 Op.40-
ポロネーズ第10番ヘ短調 Op.71-3
3つのマズルカ Op.56
舟歌嬰ヘ長調 Op.60
夜想曲第20番嬰ハ短調
マグダレーナ・リサク(フォルテピアノ/エラール1849年製)

録音:2011年2月28日&3月1日−3日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
NIFCレーベル初登場となるマグダレーナ・リサクは、ポーランドの名教師アンジェイ・ヤシンスキ、現代最高峰の名手クリスティアン・ツィメルマンにピアノ学び、1992年のシマノフスキ国際コンクールで優勝、1995年の第13回ショパン国際ピアノ・コンクールでは第6位入賞の実績を誇るポーランド、カトヴィツェ出身の女流ピアニスト。ポーランドのシレジア音楽協会の創設者兼会長であり、ポーランド内外の国際コンクールの審査員や、故郷のカトヴィツェ音楽院では指導者としても活躍する才女です。
リゲティにもその才能を高く評価されたポーランドの名ピアニストが弾くオール・ショパン・プログラム。1849年製のエラールとの相性にも乞うご期待。
NIFCCD-026
NIFCCD-211
ヴォイチェフ・シヴィタワ〜4つのバラード
バラード第2番ヘ長調Op.38
バラード第3番変イ長調Op.47
バラード第1番ト短調Op.23
バラード第4番ヘ短調Op.52
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1
夜想曲第14番嬰ヘ短調Op.48-2
スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
■NIFCCD-026
ヴォイチェフ・シヴィタワ(フォルテピアノ/プレイエル1848年製)

■NIFCCD-211
ヴォイチェフ・シヴィタワ(P/スタインウェイ)

録音:2011年2月7日−10日&5月30日−31日、ポーランド放送ヴィトルド・ルトスワフスキ・コンサート・ホール(ワルシャワ)
イタリア・バルドリーノ国際ピアノ・コンクール第1位、ロン=ティボー国際コンクール第2位&聴衆賞を獲得し、第12回ショパン国際ピアノ・コンクールではポロネーズ賞に輝いた、ポーランドの次代のショパン弾きとして期待されるヴォイチェフ・シヴィタワ(1967−)がシヴィタワがピリオドの"1848年製のプレイエル"とモダンの"スタインウェイ モデルD"で弾き分けるショパン。フレージング、タッチ、響きの創り方に独特の感性を持つシヴィタワ。"ショパン存命当時の楽器"と"モダン楽器"による演奏が、楽器の進化と共に歩んできたショパンの「4つのバラード」の響きの変遷を聴かせてくれます。
NIFCCD-027
ショパン:歌曲集 Op.74
美しき若者 Op.74-8(WN 54)*/どこで会いましょう Op.74-5(WN 22)+/乙女の願い Op.74-1(WN 21)*/私のいとしい人 Op.74-12(WN 51)+/リトアニアの歌 Op.74-16(WN 38)*/魅惑(WN 31)+/指輪 Op.74-14(WN 50)+/愁い Op.74-13(WN 57)*/枯れ葉よ Op.74-17(WN 49)+/濁った水 Op.74-3(WN 39)*/ドゥムカ(WN 57、愁い p.74-13の原典版)+/どこかで会いましょう Op.74-5(WN 22)*/浮かれた女 Op.74-4(WN 32)+/春 Op.74-2(WN 52)*/闘士 Op.74-10(WN 34)+/2人の死 Op.74-11(WN 58)*/花婿 Op.74-15(WN 40)+/使者 Op.74-7(WN 30)*/私の見えぬところに! Op.74-6(WN 33)*/メロディ Op.74-9(WN 61)+
オルガ・パシェチュニク(S)*、
ケヴィン・ケナー(ピリオド・ピアノ/プレイエル1848年製)*、
マリウシュ・ゴドレフスキ(Br)+、
ラドスラフ・クレック(ピリオド・ピアノ/エラール1838年製)+

録音:2009年&2017年、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベル「NIFC」のベストセラー・タイトルの1つ、BCJへの客演でもお馴染みのソプラノ、ハナ・ブラシコヴァが歌うショパンの「歌曲集 Op.74」(NIFCCD-037)以来、久々のショパン歌曲集が登場!
今回は、ウクライナ出身で現在はポーランドの声楽シーンに欠かせない存在となったソプラノ、オルガ・パシェチュニクと名匠ケヴィン・ケナーのコンビ、そして「モニューシュコ:歌曲集」(NIFCCD-112)での名唱が印象深いポーランドの名バリトン、マリウシュ・ゴドレフスキとカタジーナ・ポポヴァ=ズィドロン門下の実力派ラドスラフ・クレックのコンビが歌い分けるというスタイルを採用。
使用楽器も前回のブラシコヴァ盤は名工マクナルティが製作したグラーフ1819年頃製作のレプリカだったのに対し、パシェチュニク&ケナーのコンビは1848年製のプレイエル、ゴドレフスキ&クレックのコンビは1838年製のエラールのオリジナルを使用。名歌手たちの歌声と、ショパンの時代のオリジナル楽器とのブレンドも楽しみな聴きどころです。
NIFCCD-028
ショパン:24の前奏曲Op.28
プレスト・コン・レッジェレッツァ(前奏曲)変イ長調
24の前奏曲Op.28
即興曲第1番変イ長調Op.29
即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36
即興曲第3番変ト長調Op.51
幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
前奏曲第25番嬰ハ短調Op.45
海老彰子(フォルテピアノ/エラール1838年製)

録音:2011年6月6日−8日、ポーランド放送ヴィトルド・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
ポーランド国立ショパン協会(研究所)の自主レーベル"NIFC"に、フランス、パリを拠点に活躍する日本人ピアニスト、海老彰子が初登場!1975年の第15回ロン=ティボー国際コンクールでグランプリ&4つの特別賞を受賞し、続く1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでは第5位に入賞した実績を持つ海老彰子。NIFCでのレコーディングのために選んだ楽器は、ショパン協会が所有するヒストリカル・ピアノのコレクションの中で最も歴史の古い1838年製のエラール。フランスで長く活躍する海老彰子に相応しい銘器であり、響き渡るショパンの「前奏曲」と「即興曲」が、ショパンの生きた時代の光景を映し出す――。
NIFCCD-029J
初回400枚限定生産
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
ユリアンナ・アヴデーエワ(フォルテピアノ/エラール1849年製)
フランス・ブリュッヘン(指)
18世紀オーケストラ

録音:2012年8月27日−28日&9月1日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)

※日本盤限定日本語解説付き!(追加生産の可能性がございます)
ショパン・コンクールを制覇したモダン・ピアノの名手であると同時に、ヒストリカル・ピアノの演奏を学び、"モダン"と"ピリオド"をハイレベルで弾き分けることのできるアヴデーエワ。パートナーとなるヒストリカル・ピアノの1849年製エラールとの対話、ヤン・エキエル校訂のナショナル・エディションの使用、ブリュッヘン&18世紀オーケストラとの綿密なリハーサル。ショパンをプログラムとしたブリュッヘン&18世紀オーケストラとの"奇跡の共演"によって、ショパン国際ピアノ・コンクールの覇者、ユリアンナ・アヴデーエワの"ヒストリカル・ピアノ"の奏者としての姿が明らかになります。
NIFCCD-030
ヤヌシュ・オレイニチャク
ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
マズルカ第13番イ短調Op.17-4
マズルカ第14番ト短調Op.24-1
ポロネーズ第3番イ長調Op.40-1「軍隊」
マズルカ第26番嬰ハ短調Op.41-1
マズルカ第15番ハ長調Op.24-2
マズルカ第49番イ短調Op.68-2(WN14)
ワルツ第9番変イ長調Op.69-1「別れ」(WN47)
ワルツ ホ長調(WN18)
バラード第1番ト短調Op.23
夜想曲第13番ハ短調Op.48-1
ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2
ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄」
夜想曲第19番ホ短調Op.72(WN23)
マズルカ第21番嬰ハ短調Op.30-4
ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1「小犬」
ヤヌシュ・オレイニチャク(フォルテピアノ/エラール1838)

録音(ライヴ):2011年2月27日、ロイヤル・キャッスル(ワルシャワ)
ーランド・ピアノ界の重鎮にして現代最高のショパン弾きの1人、ヤヌシュ・オレイニチャクが2011年のショパン・ライヴで弾いたフォルテピアノは、ショパン協会(NIFC)第3の楽器「1838年製のエラール」!これまで使用されてきた「1849年製のエラール」、「1848年製のプレイエル」に続く形でNIFCのコレクションに加わった"ショパンが生きた時代の楽器"「1838年製のエラール」。ちなみに1838年は、28歳のショパンがジョルジュ・サンドと共にスペインのマジョルカ島へ向かった年であり、「軍隊ポロネーズ」や「雨だれ」が作曲された年でもあります。
NIFCCD-031
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
ノスコフスキ:交響詩「大草原」Op.66
アレクサンダー・ロンクィヒ(フォルテピアノ/エラール1849年製)、
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼO

録音:2011年8月18日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
ドイツの名ピアニスト、アレクサンダー・ロンクィヒが1849年製のエラールを弾いてNIFCレーベルに初登場!共演は同じく初登場となるピリオド・アプローチの世界的権威フィリップ・ヘレヴェッヘとシャンゼリゼOという強力布陣!"ピアノの詩人"ショパンの「ピアノ協奏曲第2番」と"19世紀ポーランドの重鎮"ノスコフスキの交響詩「大草原」。ロンクィヒが弾く1849年製のエラールと、ヘレヴェッヘ率いるピリオド・オーケストラ、シャンゼリゼOのサウンドとのバランスとブレンド感、音楽に表れる相乗効果など、楽しみは尽きません。

NIFCCD-032
ショパン:夜想曲集
夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
夜想曲第4番ヘ長調Op.15-1
夜想曲第6番ト短調Op.15-3
夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2
夜想曲第10番変イ長調Op.32-2
夜想曲第11番ト短調Op.37-1
夜想曲第14番嬰ヘ短調Op.48-2
夜想曲第17番ロ長調Op.62-1
夜想曲第18番ホ長調Op.62-2
夜想曲第20番嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
アレックス・シラジ(アップライトピアノ/プレイエル1847年製)

録音:2012年2月3日−6日、ポーランド放送ヴィトルド・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
1968年、イタリア、パルマ出身のハンガリーのショパン弾き、アレックス・シラジが弾く楽器は、なんとショパン存命当時に製作されたプレイエル1847年製の"アップライトピアノ"!!アレックス・シラジのコレクションでもあるプレイエル1847年製のアップライトピアノは、"13481"のシリアル・ナンバーが振られており、楽器全体のコンディションも申し分のない状態を保っているレアな銘器です。霧がかったかのような音色が響いたかと思えば、目の覚めるような鮮やかな色彩を放つなど、シラジとショパンが、プレイエルのアップライトピアノの奥深さを存分に聴かせてくれます。
NIFCCD-033
ショパン:ピアノ独奏版 協奏的作品集
モーツァルトの歌劇 「ドン・ジョヴァンニ」 の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲変ロ長調 Op.2
ポーランド民謡による大幻想曲イ長調 Op.13
ロンド 「クラコヴィアク」 ヘ長調 Op.14
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
ディーナ・ヨッフェ(フォルテピアノ/エラール1849)

録音:2013年3月12日−16日&9月30日−10月2日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
これまでNIFCでは、ピアノ独奏作品から息子ダニエル・ワイマンとのデュオまで録音し、お馴染みとなっているディーナ・ヨッフェ。2013年に録音された最新盤では、「ピアノと管弦楽のための作品」から、「ピアノ独奏版」へと生まれ変わった4つの作品を収録。ピアノ独奏でもしばしば演奏される名曲「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」に加え、独奏版では聴く機会の少ない、ショパンの管弦楽を伴った最初の3曲(Op.2、Op.13、Op.14)が1849年制のエラールで披露されます。
NIFCCD-034
ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番(ピアノ独奏版)
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
ディーナ・ヨッフェ(ピリオド・ピアノ)
※使用楽器:プレイエル1848、エラール1838*

録音:2010年5月24日−25日、2013年3月12日−13日*、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポ
ネイガウス・スクールの名教師ヴェラ・ゴルノスタエヴァのピアニズムを継承し、1975年のショパン国際ピアノ・コンクールでは第2位に入賞したラトビア生まれの大ピアニスト、ディーナ・ヨッフェ。NIFC(ショパン・インスティテュート)からリリースされた「ピアノ独奏版 協奏的作品集(NIFCCD-033)」に続き、2つの「ピアノ協奏曲」の"ピアノ独奏版"も登場!
ディーナ・ヨッフェがNIFCの2つ銘器、1848年製のプレイエルと1838年製のエラールを弾いた、ピアノ・ソロ版のショパン協奏曲。ショパン・ファンからピリオド楽器ファン、アレンジ・ファンまで、要注目のショパン新譜です!
NIFCCD-035(2CD)
ショパン:マズルカ全集
マズルカ Op.6/マズルカ Op.7/マズルカ Op.17/マズルカ Op.24/マズルカ Op.30/マズルカ Op.33/マズルカ Op.41/マズルカ Op.50/マズルカ Op.56/マズルカ Op.59/マズルカ Op.63/マズルカ イ短調 「エミール・ガイヤール」/マズルカ イ短調 「ノートル・タン」/マズルカ Op.67/マズルカ Op.68/マズルカ第52番変ロ長調(WN.7)/マズルカ第53番ト長調(WN.8)/マズルカ第54番ニ長調/マズルカ第56番変ロ長調(WN.41)/マズルカ第57番ハ長調/マズルカ第58番変イ長調(WN.45)
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピリオド・ピアノ/エラール1849)
Chopin: 57 Mazurkas /

録音:2013年−2014年、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
オレイニチャクは、2013年から2014年にかけてじっくりとスタジオで録音してきた57のマズルカを、作品6のマズルカから遺作のマズルカまで作品番号順に収録。2015年のショパン国際ピアノ・コンクールでも審査員を務めた名手が、ショパンの生きた時代の楽器で弾いた珠玉のマズルカです。
NIFCCD-037
ショパン:20の歌曲
消えうせろ Op.74-6/願い Op.74-1
どこで会いましょう Op.74-5/魅惑
使者 Op.74-7/浮かれた女 Op.74-4
闘士 Op.74-10
リトアニアの歌 Op.74-16
濁った水 Op.74-3/花婿 Op.74-15
私のいとしい人 Op.74-12
枯れ葉よ Op.74-17/指環 Op.74-14
春 Op.74-2/美しき若者 Op.74-8
ドゥムカ/愁い Op.74-13
2人の死 Op.74-11/メロディ Op.74-9
マズル「どんな花」(遺作)
ハナ・ブラシコヴァ(S)、
カタジナ・ドロゴシ(ピリオド・ピアノ)

録音:2013年10月21日−23日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
バッハ・コレギウム・ジャパンとの共演も多く日本でもなじみの深い、チェコ、プラハ出身のソプラノ、ハナ・ブラシコヴァが歌うショパンの歌曲集。「17のポーランド歌曲」に作曲者の没後に発見された「3曲」を組み合わせたショパンの20曲全ての歌曲を歌うブラシコヴァ。ポーランドのピリオド鍵盤楽器の若き名手カタジナ・ドロゴシが奏でる名工ポール・マクナルティが製作したグラーフ(1819年頃)のレプリカ・モデルの音色とのブレンド感が楽しみ。

NIFCCD-038
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3
マルタ・アルゲリッチ(P)
ミッシャ・マイスキー(Vc)
ヤツェク・カスプシク(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア

録音:録音(ライヴ):2010年8月27日&28日、ワルシャワ、ポーランド
女王マルタ・アルゲリッチが、2010年にポーランド、ワルシャワの「ショパンと彼のヨーロッパ」国際音楽祭で繰り広げた「ピアノ協奏曲第1番」のライヴ・レコーディングがNIFCから登場!ショパン・イヤーに、アルゲリッチがワルシャワで弾いた「ピアノ協奏曲第1番」では、ポーランドが誇るヤツェク・カスプシクとシンフォニア・ヴァルソヴィアの存在も心強い。
NIFCCD-039
フランス・ブリュッヘン追悼盤
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
クルピンスキ:モジャイスクの戦い*
フランス・ブリュッヘン(指)
18世紀オーケストラ

録音:2005年9月3日ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール、2013年8月25日ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ*
1830年、ショパンのワルシャワ・デビュー・コンサートで指揮を振ったことでも知られる19世紀ポーランドの音楽家、カロル・クルピンスキ(1785−1857)の「モジャイスクの戦い」は、ブリュッヘンが指揮した最後近年ショパンの音楽に積極的に取り組み、多くの名演を生み出したブリュッヘンが遺したメッセージが、NIFCから世界へと発信される――。
NIFCCD-040
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
夜想曲第1番変ロ短調 Op.9-1
夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2
夜想曲第3番ロ長調 Op.9-3
夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.27-1
夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2
夜想曲第14番嬰ヘ短調 Op.48-2
夜想曲第20番嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
マリア・ジョアン・ピリス(P)、
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア

録音(ライヴ):2010年8月29日(協奏曲)&2014年8月29日(夜想曲)、ワルシャワ、ポーランド
ポルトガルが生んだ現代を代表するピアニストの1人、マリア・ジョアン・ピリス。2010年と2014年の「ショパンと彼のヨーロッパ」国際音楽祭での『ショパン』のライヴ・レコーディングがNIFCから登場!
NIFCCD-042
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21**
海老彰子(ピリオド・ピアノ/エラール1849年製)、
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピリオド・ピアノ/エラール1849年製)、
フランス・ブリュッヘン(指)18世紀O

録音:2013年8月25日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ*&2010年2月26日、ワルシャワ・フィルハーモニック・コンサートホール**
海老彰子とオレイニチャクの使用楽器は、アルゲリッチ(NIFCDVD 004)やピリス(NIFCDVD 005)と同じく、ショパン・インスティテュートが所有するショパンの没年1849年に製作されたエラールのピリオド・ピアノ。
海老彰子が弾いた「ピアノ協奏曲第1番」は2013年8月の「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭、オレイニチャクが弾いた「ピアノ協奏曲第2番」は2010年2月のショパン生誕200周年記念コンサート・シリーズでの演奏であり、共にショパン国際コンクールでの入賞歴を持つ名手たちの解釈を、作曲者が生きた時代の銘器の響きで――。
NIFCCD-043
ショパン:ポロネーズ、マズルカ、前奏曲集
ポロネーズ第1番嬰ハ短調 Op.26-1/練習曲第19番嬰ハ短調 Op.25-7/即興曲第1番変イ長調 Op.29/夜想曲第20番嬰ハ短調 「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」(WN 37)/ポロネーズ第2番変ホ短調 Op.26-2/ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2/前奏曲第15番変ニ長調 Op.28-15 「雨だれ」/前奏曲第7番イ長調 Op.28-7/前奏曲第20番ハ短調 Op.28-20/前奏曲第6番ロ短調 Op.28-6/マズルカ第13番イ短調 Op.17-4/マズルカ第49番イ短調 Op.68-2/マズルカ第51番ヘ短調 Op.68-4/マズルカ第22番嬰ト短調 Op.33-1/ワルツ第9番変イ長調 Op.69-1 「別れ」
ズビグニェフ・ジェヴィエツキ(P/プレイエル1848)

録音:1961年、ワルシャワ・フィルハーモニック・コンサート・ホール
20世紀ポーランドのショパン弾きであり、数々の名ピアニストを育てた名教師としても知られるズビグニェフ・ジェヴィエツキ(1890−1971)のヒストリカル録音がNIFC(ショパン・インスティテュート)から登場。1848年製のプレイエル(シリアル・ナンバー 14810)で、ポロネーズ、マズルカ、前奏曲などショパンの名曲を弾いた1961年録音盤。ショパンが生きた時代のピリオド・ピアノから、ショパン演奏の伝統が息づいた味わい深い演奏が香しく漂います。
NIFCCD-044
パデレフスキ&マルトゥッチ:ピアノ協奏曲集
パデレフスキ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.17*
マルトゥッチ:ピアノ協奏曲第2番変ロ短調 Op.66**
ネルソン・ゲルナー(P/スタインウェイ)、
ヤツェク・カスプシク(指)
ポーランド国立RSO*、
シンフォニア・ヴァルソヴィア**

録音:2009年8月23日(マルトゥッチ)&2010年8月14日(パデレフスキ)、ワルシャワ
2009年&2010年の「ショパンと彼のヨーロッパ」国際音楽祭で披露された、イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860−1941)のピアノ協奏曲とジュゼッペ・マルトゥッチ(1856−1909)のピアノ協奏曲第2番。南米を代表するショパン弾き、ネルソン・ゲルナーが弾くパデレフスキ&マルトゥッチ。19世紀ピアノ・ファン要注目のアルバムです!
NIFCCD-045
アンジェイ・チャイコフスキー〜第5回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:夜想曲第16番変ホ長調 Op.55-2/即興曲第3番変ト長調 Op.51/練習曲第16番イ短調 Op.25-4/幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61/前奏曲嬰ハ短調 Op.45/練習曲第10番変イ長調 Op.10-10/マズルカ第35番ハ短調 Op.56-3/マズルカ第40番ヘ短調 Op.63-2/マズルカ第33番ロ長調 Op.56-1/スケルツォ第4番ホ長調 Op.54/ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21*
アンジェイ・チャイコフスキ(P)、
ズジスワフ・ゴルジンスキ(指)
ワルシャワ国立PO*

録音:1955年2月23日、3月11日、3月18日、ワルシャワ・フィルハーモニック・コンサート・ホール
NIFC(ショパン・インスティテュート)から、1955年に行われた第5回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴという貴重な録音が登場。アンジェイ・チャイコフスキ(アンドレ・チャイコフスキー/1935−1982)は、この第8回ショパン・コンクールで第8位に入賞し、ベルギーに留学、1956年のエリザベート王妃国際コンクールでは第3位に輝き、コンサート・ピアニストとして活躍。また、作曲家としての活動でも知られ、アンジェイ作曲のピアノ作品集や歌劇なども録音されているポーランドの音楽家。
ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト&作曲家として大きな期待を抱かれながら、47歳で早世してしまったアンジェイ・チャイコフスキの勇姿が刻み込まれています。
NIFCCD-047
ショパン:12の練習曲 Op.10
12の練習曲 Op.25
クシシュトフ・ヤブウォンスキ(ピリオド・ピアノ/エラール1849年製)

録音:2016年4月4日−7日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
来日公演で多くの聴衆を魅了したポーランドの名匠クシシュトフ・ヤブウォンスキ。1985年の第11回ショパン国際ピアノ・コンクールで第3位入賞を果たし、現在はワルシャワのショパン音楽大学で教鞭を執り、ショパン国際ピアノ・コンクールの審査員を務めるなど、名実ともにポーランドを代表するピアニストの1人であるヤブウォンスキが、2015年録音のスタインウェイでの「24の練習曲」(NIFCD 215)に続き、今回、早くもピリオド・ピアノで「24の練習曲」の録音!
ワルシャワのショパン・インスティテュート(NIFC)の歴史的銘器の1つである1849年製のエラールでヤブウォンスキが奏でてゆくショパンのエチュード。ポーランドが世界に誇るショパン演奏の権威の解釈と、ショパンの時代に製作されたピリオド・ピアノの音色との絶妙なブレンド感は特筆ものです。
NIFCCD-048
ショパン:4つのマズルカ Op.33/練習曲第19番嬰ハ短調 Op.25-7/夜想曲第12番ト長調 Op.37-2/舟歌嬰へ長調 Op.60/バラード第1番ト短調 Op.23/ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1「華麗なる円舞曲」/夜想曲第10番変イ長調 Op.32-2/幻想曲ヘ短調 Op.49 シモン・ネーリング(ピリオド・ピアノ/エラール1858年製)

録音:2016年10月24日−27日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
2015年の第17回ショパン国際ピアノ・コンクールでポーランド人唯一のファイナル出場、聴衆賞受賞を果たし、2017年4月〜5月に開催された第15回ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールでは見事優勝を飾ったポーランド・ピアノ界のニュースター、シモン・ネーリング。アックスやオピッツ、ガブリリュク、トリフォノフといった世界的名手たちを輩出してきたルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールを制覇しますます勢いに乗るネーリングが、ショパン・インスティテュート(NIFC)が所有するピリオド・ピアノの1つ、1858年製のエラールでショパンをレコーディング!さらなる進化を遂げたネーリングの煌めくピアニズムとセンス、歴史的銘器の音色が紡ぐショパンは、ポーランドの巨匠たちの系譜に連なる逸材の登場を確信させてくれる快演です。
NIFCCD-049
ショパン:夜想曲&マズルカ集、他(エラール)
夜想曲第4番ヘ長調 Op.15-1/スケルツォ第4番ホ長調 Op.54/夜想曲第15番ヘ短調 Op.55-1/夜想曲第16番変ホ長調 Op.55-2/マズルカ第7番ヘ短調 Op.7-3/マズルカ第17番変ロ短調 Op.24-4/マズルカ第37番変イ長調 Op.59-2/マズルカ第21番嬰ハ短調 Op.30-4/夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1/夜想曲第18番ホ長調 Op.62-2/バラード第1番ト短調 Op.23
ギャリック・オールソン(ピリオド・ピアノ/エラール1849)、(ピアノ/スタインウェイ)

録音:2017年4月10日−13日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)

NIFCCD-050
ショパン:初期ポロネーズ集&ピアノ・ソナタ第1番
ショパン:ポロネーズ ト短調(WN.2)/ポロネーズ変ロ長調(WN.1)/ポロネーズ変イ長調(WN.3)/ポロネーズ嬰ト短調(WN.5)/ポロネーズ変ロ短調 「別れ」(WN.10)/ポロネーズ変ト長調(WN.35)
ピアノ・ソナタ第1番ハ短調 Op.4
モーツァルトの歌劇 「ドン・ジョヴァンニ」 の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲変ロ長調 Op.2
フィリップ・ジュジアーノ(ピリオド・ピアノ/エラール1849)

録音:2016年11月6日−7日&9日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
1990年の第12回ショパン国際ピアノ・コンクールに初出場で入賞を果たし、1995年の第13回大会では見事最高位を受賞したマルセイユ生まれのフランスの名ピニスト、フィリップ・ジュジアーノ。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへの出演や日本でのコンサート、公開レッスンやマスタークラスも度々行っており、ちょうど2018年10月にも日本でマスタークラスが行われています。
前作(NIFCCD 216)は、NIFCのモダン・ピアノ・シリーズに初登場し、スタインウェイでショパンの初期ポロネーズ、ピアノ・ソナタ第1番、「お手をどうぞ」の主題による変奏曲を録音していますが、今度はNIFCの「リアル・ショパン・シリーズ」に登場。1849年製のエラール・ピアノを使い、まったく同じプログラムを弾き分けています。
2018年9月には第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールが開催されるなど、ピリオド楽器演奏に注目が集まる時代に、同じピアニスト、同じ曲目によるモダン・ピアノとピリオド・ピアノの弾き分けを体感できるという好企画です。
NIFCCD-051
パデレフスキ:ピアノ曲集
メロディ 変ト長調 Op.16-2
夜想曲 変ロ長調 Op.16-4
エレジー ロ短調 Op.4
レジェンド第1番 変イ長調 Op.16-1
ポロネーズ舞曲集 Op.5〔第1曲 クラコヴィアク ホ長調、第2曲 マズルカ ホ短調、第3曲 クラコヴィアク 変ロ長調〕
メヌエット ト長調 Op.14-1
ピアノ協奏曲 イ短調 Op.17
ダン・タイ・ソン(P)、
ウラディーミル・アシュケナージ(指)
フィルハーモニアO

録音:2015年8月27日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド/協奏曲)&2017年5月16日−17日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ/その他の小品)
2015年の「ショパンと彼のヨーロッパ(Chopin and his Europa)」国際音楽祭でアシュケナージ&フィルハーモニアOと共演したパデレフスキの「ピアノ協奏曲」、そして2017年録音のパデレフスキのピアノ小品集を収録。世界的なショパン弾きでもあるダン・タイ・ソンが披露する、ポーランドの偉大なコンポーザー=ピアニスト、イグナツィ・ヤン・パデレフスキの音楽にご期待ください!桂冠指揮者として良好な関係を継続し、新たにスタートしたラフマニノフの交響曲全集も好調なウラディーミル・アシュケナージ(指)とフィルハーモニアOとの共演もポイント。
NIFCCD-052
ハイドン:ピアノ協奏曲&チェロ協奏曲
ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調 Hob.XVIII:11*
スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.141*(アンコール)
ハイドン:チェロ協奏曲ハ長調 Hob.VIIb:1
バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV.1008より サラバンド、
 無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV.1009より ブーレ、
 無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV.1011より サラバンド(アンコール)
マルタ・アルゲリッチ(P)*、
ミッシャ・マイスキー(Vc)
アグニェシュカ・ドゥチマル(指)、
ポーランド放送アマデウス室内O

録音:1992年4月13日*、1993年11月26日、ポーランド放送‘S1’コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
ポーランドのショパン・インスティテュート(NIFC)から、マルタ・ アルゲリッチ、ミッシャ・マイスキーの貴重音源が登場! 1992年(アルゲリッチ)と1993年(マイスキー)にポーランド放送で行 われたハイドンの協奏曲録音。ポーランドでもっとも著名な女流指揮者 、アグニェシュカ・ドゥチマルとポーランド放送の室内オケ「アマデウ ス室内O」との共演で行われた2つの名演。ポーランドの聴衆に 深く刻み込まれた忘れがたい体験が、CDとなって世界へと届けられます 。 アンコールとして演奏されたスカルラッティのソナタ(アルゲリッチ) 、バッハの無伴奏チェロ組曲(マイスキー)の収録も嬉しいポイント。
NIFCCD-053
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.35
交響曲第9番変ホ長調 Op.70
マルタ・アルゲリッチ(P)、
ヤクブ・ヴァシュチェニウク(Tp)
アレクサンドル・ラビノヴィチ=バラコフスキー(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア

録音:2006年8月19日(Op.35)&28日(Op.70)、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
アルゲリッチとシンフォニア・ヴァルソヴィアの首席トランペット奏者ヴァシュチェニウクの超絶的なテクニックが丁々発止を演じ、ワルシャワの聴衆を熱狂と興奮の渦に巻き込んだショスタコーヴィチへの期待はいやが上にも高まります!
また、近年、指揮者としても注目を集めているラビノヴィチ=バラコフスキーが、メニューインによって創設されたシンフォニア・ヴァルソヴィアを指揮したショスタコーヴィチの「交響曲第9番」のライヴにも要注目です!
NIFCCD-054
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903、
 パルティータ第6番ホ短調 BWV.830
エヴァ・ポブウォツカ(P)、
カジミエシュ・コルト(指)ワルシャワPO

録音(ライヴ):1984年12月17日、ワルシャワ・フィルハーモニー(ショパン)、1985年2月5日、ワルシャワ・フィルハーモニー(バッハ)
1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでの入賞とマズルカ賞受賞の実績を持つ、現代のポーランドを代表するピアニストの1人であるエヴァ・ポブウォツカ。
母国ポーランドでは2005年のショパン国際ピアノ・コンクールでは審査員を務め、ここ日本では、第6回仙台国際音楽コンクールの審査員、音楽大学の客員教授として招聘されるなど、世界各地で幅広く活躍してます。ポブウォツカの60歳を記念し、その功績を称える形でNIFCからリリースとなるアニヴァーサリー・アルバムは、代名詞でもある「ショパン」と「バッハ」の80年代の秘蔵音源!
ポブウォツカの80年代、若かりし日のワルシャワ・ライヴは、師であるタチアナ・ニコラーエワやコンラート・ハンゼンの影響、さらにはポーランド有数のバッハ弾きと称される所以をじっくりと聴かせてくれることでしょう。もちろん、コルト&ワルシャワ・フィルとのショパンの「ピアノ協奏曲第1番」も要注目の演奏です!
NIFCCD-055
ザレンプスキ:3つのポーランド舞曲&ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲
ザレンプスキ:3つのポーランド舞曲(リスト編曲管弦楽版/世界初録音)〔ニ短調 Op.2-2(3つのガリツィア舞曲より)、ニ長調 Op.4-2(4つのマズルカより)、ト短調 Op.2-3(3つのガリツィア舞曲より)〕
ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲
 アンコール〜モニューシュコ:マズール(歌劇 「ハルカ」 第1幕より)
アンドレイ・ボレイコ(指)
アイ・カルチャー・オーケストラ

録音:2017年8月13日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
2017年の「ショパンと彼のヨーロッパ(Chopin and his Europa)」国際音楽祭ライヴは、ショパンの次の世代を代表する音楽家として期待されながらも結核のため31歳でこの世を去ったユリウシュ・ザレンプスキ(1854−1885)と、20世紀ポーランドを代表する作曲家、ヴィトルト・ルトスワフスキの音楽。ザレンプスキの「3つのポーランド舞曲」は、ピアノ連弾曲からフランツ・リストによって管弦楽版へと編曲された作品。リストが高く評価した、知られざるポーランドの天才の奇跡をご覧あれ。
2011年設立のアイ・カルチャー・オーケストラ(The I, CULTURE Orchestra)は、アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ジョージア、ハンガリー、モルドヴァ、ウクライナなど、東ヨーロッパと南コーカサス地方の若き有望な音楽家たちから、厳しいオーディションによって選ばれたユース・オーケストラ。ヨーロッパの主要音楽祭を始め、25の都市で41回のコンサートを行い、各国で高く評価されています。
NIFCCD-056
ショパン:ピアノ協奏曲第2番(ピアノ独奏版)
クルピンスキ:イタリアのポーランド軍の歌より「ポーランドは未だ滅びず」の主題によるフーガとコーダ
ショパン:バラード第2番ヘ長調 Op.38、
 ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21(ピアノ独奏版)、
 4つのマズルカ Op.7、
 夜想曲第14番嬰ヘ短調 Op.48-2
クシシュトフ・クションジェク(ピリオド・ピアノ/ブッフホルツ1825年−1826年頃製のレプリカ)

録音:2018年1月6日−7日、コンサート・ホール(クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロッパ音楽センター/ルスワヴィツェ、ポーランド)
今回クションジェクが弾くのは、ワルシャワ時代のショパンが愛用したと言われているポーランドのメーカー、フレデリク・ブッフホルツ製のピリオド・ピアノのレプリカ。ウクライナのクレメネツ歴史博物館に所蔵されている1825年−1826年頃製のブッフホルツ・ピアノから、数々の歴史的ピアノの複製で知られる現代の名工ポール・マクナルティの手によって復元された銘器です。この楽器は、2018年に第1回大会が行われる「ショパン国際ピリオド楽器コンクール」の使用楽器にも選ばれています。
また、「ピアノ独奏版」によるショパンのピアノ協奏曲第2番や、現代の「ポーランド国歌」として知られる「ポーランドは未だ滅びず」の主題によるクルピンスキの作品など、収録曲目も魅力的! ショパン愛好家必聴必携です!
NIFCCD-057
パデレフスキ:ピアノ曲集
サラバンド ロ短調 Op.14-2
ポーランド風間奏曲 ハ短調 Op.14-5
幻想的クラコヴィアク ロ長調 Op.14-6
ブルレスカ ヘ長調 Op.14-4
砂漠にて, トッカータ 変ホ長調 Op.15
メロディ 変ト長調 Op.16-2
カプリス ト長調 Op.14-3
夜想曲 変ロ長調 Op.16-4
メヌエット ト長調 Op.14-1
ピアノ・ソナタ 変ホ短調 Op.21
ケヴィン・ケナー(P)
※使用楽器:スタインウェイD233Y,1925

録音:2017年12月11日−14日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでは最年少受賞を果たし、再び挑んだ1990年の第12回では最高位(1位無しの2位)にまで上り詰めたアメリカ人ピアニスト、ケヴィン・ケナー。ショパンの4つの即興曲を収録したNIFCCD010以来となるNIFC(ショパン・インスティテュート)からのリリースは、パデレフスキのピアノ作品集!
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860−1941)は、ショパン以降のポーランドにおける優れたコンポーザー=ピアニストであり、ショパンの楽譜の編纂者、また首相や外務大臣を務めた政治家としても功績を残したポーランドの偉人。
今アルバムの最大のポイントは、パデレフスキが所有していたという1925年製スタインウェイ・ピアノを使用しているところ。
そして、NIFCの新シリーズ「Resonance(レゾナンス)」は、反応、反響、共鳴などの意味を持ち、ショパンの音楽に対する反応を見出していくもの。ここでは、パデレフスキの音楽におけるショパンの遺産の痕跡を、"パデレフスキのピアノ"を弾いたケヴィン・ケナーの妙技で表現してゆきます。
NIFCCD-058
シューベルト:冬の旅(スタニスワフ・バランチャクの詩による) トマシュ・コニエチュニー(Bs-Br)、
レフ・ナピェラワ(P)

録音:2017年12月14日、18日、20日ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
トマシュ・コニエチュニーは1972年ポーランド生まれ、1998年ドヴォルザーク国際声楽コンクール(カルロヴィ・ヴァリ、チェコ)で優勝し、現在は世界中のオペラ・ハウスで活躍するドラマティック・バス・バリトン。ディスコグラフィーにはサイモン・ラトル、フランツ・ウェルザー=メスト、クリスティアン・ティーレマン、マレク・ヤノフスキらとの共演盤が並ぶコニエチュニーの新録音が、NIFC(ショパン・インスティテュート)から登場。
20世紀ポーランドの著名な詩人であり翻訳家であったスタニスワフ・バランチャクの詩を用いたという、まさにNIFCならではのシューベルト「冬の旅」を歌います。もちろん、世界初録音。
コニエチュニーは2014年、2016年、2017年、2018年の東京・春・音楽祭に出演し日本での評価も着実に積み重ねています。コニエチュニーと定期的に演奏しているピアニストのレフ・ナピェラワは、2016年の東京・春・音楽祭でも共演しています。
NIFCCD-058140(2CD)
シューベルト:冬の旅×2
シューベルト:冬の旅(スタニスワフ・バランチャクの詩による)
冬の旅(ヴィルヘルム・ミュラーの詩による)(原詩)*
トマシュ・コニェチュニ(Bs-Br)、
レフ・ナピェラワ(P)

録音:2017年12月14日、18日&20日/2019年8月27日-28日&9月2日-3日*、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
2018年にリリースされた現代ポーランドの詩人、スタニスワフ・バランチャクの詩による「冬の旅」に、新たに原詩の歌唱をカップリングして新装再発売!

2018年にリリースされ話題を呼んだ、20世紀ポーランドの著名な詩人であり翻訳家であったスタニスワフ・バランチャクの詩を用いてトマシュ・コニェチュニが歌ったシューベルトの「冬の旅」。そのまさにNIFCならではといえる好企画盤が、この度同アーティストで新たに録音した原詩(ドイツ語歌唱)の「冬の旅」をカップリングしての新装再発売が決定!
コニェチュニは1998年にドヴォルザーク国際声楽コンクール(カルロヴィ・ヴァリ、チェコ)で優勝し、世界中のオペラ・ハウスで活躍するポーランド生まれのドラマティック・バス・バリトン。ディスコグラフィーにはサイモン・ラトル、フランツ・ウェルザー=メスト、クリスティアン・ティーレマン、マレク・ヤノフスキらとの共演盤が並ぶほか、2014年、2016年、2017年、2018年の東京・春・音楽祭に出演し日本での評価も着実に積み重ねています。また、コニェチュニと定期的に演奏しているピアニストのレフ・ナピェラワは、2016年の東京・春・音楽祭でも共演しています。
原詩による録音はポーランド語の詩での録音からおよそ2年後の2019年8月と9月に、同じワルシャワのヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオで行われました。原詩歌唱と並べることによってバランチャクの詩が傑作「冬の旅」に与えた現代的でまったく新しい側面がより一層際立つことでしょう。
NIIFCCD-059
アンジェイ・パヌフニク:ショパンへのオマージュ
フルートと弦楽五重奏のための 「ショパンへのオマージュ」*
弦楽四重奏曲第1番
弦楽四重奏曲第2番 「メッセージ」
弦楽四重奏曲第3番「切り絵」
アポロン・ミューザゲート・クァルテット、
ドーラ・オムボーディ(Fl)*、
スワヴォミル・ロズラフ(Cb)*

録音:2017年9月2日−5日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
2008年ミュンヘン国際音楽コンクールの優勝でその名を轟かせ、ECHOライジング・スター・ノミネート(2010)、BBCニュー・ジェネレーション・アーティスト(2012)、ボレッティ=ブイトーニ財団賞(2014)といった若手アーティスト向けの主要な賞を獲得してきたポーランドのSQ、アポロン・ミューザゲート・クァルテット(AMQ/ミューズを率いるアポロSQ)。
アンジェイ・パヌフニク(1914−1991)は、20世紀ポーランドの作曲家、指揮者、ピアニスト。近年では娘のロクサンナ・パヌフニク(b.1968)も作曲家として広く活躍しています。
パヌフニクが作曲した主要な室内楽作品、3つの弦楽四重奏曲全曲と「ショパンへのオマージュ」を収録。「ショパンへのオマージュ(Hommage a Chopin)」は、1949年、ショパンの没後100周年を記念してユネスコの委嘱により作曲された作品で、オリジナル・バージョンは「ソプラノとピアノ」のための編成。その後パヌフニク自身によって「フルートと弦楽オーケストラ」のためのバージョンにも編曲されていましたが、このアルバムでは「フルートと弦楽五重奏」のためのバージョンで演奏されています。
NIFCCD-060
フェリクス・ノヴォヴィエイスキ(1877−1946):バレエ 「風の王」序曲 Op.37、
 歌劇 「バルトの伝説」序曲 Op.28
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807−1867):交響曲第2番ハ短調 Op.15 「性格的」
グジェゴシュ・ノヴァク(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア

録音:2016年8月24日&8月19日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)が主催する「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」のライヴ録音シリーズ。2016年のライヴから、グジェゴシュ・ノヴァクが振ったドブジンスキの交響曲第2番&ノヴォヴィエイスキの序曲集が登場!
フェリクス・ノヴォヴィエイスキ(1877−1946)は、ベルリンでブルッフに作曲を学び、クラクフ芸術協会の芸術監督を務め、ポーランド独立後はポズナンに定住し第二次世界大戦後まで生きた作曲家。
ショパンと同世代のポーランド初期ロマン派の作曲家、イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807−14867)は、祖国に戻ることのなかった(戻れなかった)ショパンとは対照的に、帝政ロシアの圧政下にあったワルシャワで活動した作曲家。ショパンの師でもあるユゼフ・エルスネルに作曲を学び、エルスネルは管弦楽、合唱、室内楽の分野における和声と対位法の扱いについてはショパンよりも才能を見出していたそうです。交響曲第2番は1831年の「11月蜂起」をきっかけに書かれ、1835年のウィーンでのコンクールで第2位を受賞、1839年にライプツィヒで指揮したメンデルスゾーンから賞賛されたという作品。当初は「コンクール用交響曲」として知られていましたが、後により刺激的で国民性が強調された「ポーランド音楽の精神に基づく性格的(特徴的)交響曲」というタイトルが付けられおり、各楽章にポーランドの舞曲(ポロネーズ、クヤヴィアク、メヌエット/マズルカ、クラコヴィアク)が関連付けられています。
ワルシャワのテアトル・ヴィエルキ(ポーランド国立歌劇場)の音楽監督、英国ロイヤル・フィルの常任副指揮者を務めるポーランドの名匠グジェゴシュ・ノヴァクがシンフォニア・ヴァルソヴィアを振ったこの録音では、緩徐楽章の「エレジー」は1862年版(弦楽六重奏曲 Op.39の音楽を再利用して置き換えたバージョン)を使用しています。
NIFCCD-061
パデレフスキ:独創主題による変奏曲とフーガ 変ホ短調 Op.23
レオポルド・ゴドフスキー(1870−138):ヨハン・シュトラウスの主題による交響的変容 第1番「芸術家の生涯」
パデレフスキ
:夜想曲 変ロ長調 Op.16-4
ネルソン・ゲルナー(P)
※使用楽器:スタインウェイ, D 595375

録音:2018年4月16日ー18日、コンサート・ホール、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロッパ音楽センター(ルスワビツェ、ポーランド)
1990年のジュネーヴ国際音楽コンクールでは1位に輝いた南米アルゼンチンが世界に誇るピアニスト、ネルソン・ゲルナー。ショパン弾きとしても名高く、ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の「ザ・リアル・ショパン・シリーズ」にはソロや協奏的作品(ブリュッヘンとの共演)、歌曲伴奏で参加。その他、「パデレフスキ&マルトゥッチのピアノ協奏曲集(NIFCCD 044)」や「ノヴァコフスキ&クログルスキの室内楽作品集(NIFCCD 105)」などの録音でポーランド音楽への造詣の深さを魅せ、2018年にはポーランド文化省より文化勲章「Gloria Artis Gold Medal」を授与されています。
ショパン以降のポーランドにおける優れたコンポーザー=ピアニストであり、ショパンの楽譜の編纂者、また首相や外務大臣を務めた政治家としても功績を残したポーランドの偉人イグナツィ・ヤン・パデレフスキ。ショパンを始めとする様々な作曲家の作品のトランスクリプションや華麗なパラフレーズを数多く生み出したヴィルトゥオーゾ、レオポルド・ゴドフスキー。ロマンティックなピアノの伝統を代表し、ショパンの音楽遺産の痕跡を残す二人のコンポーザー=ピアニストの音楽を、ゲルナーの優雅で知的なピアノが贈ります。
NIFCCD-062(2CD)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV.846-869 エヴァ・ポブウォツカ(P/Shigeru Kawai SK-EX)

録音:2018年6月22日−25日&7月9日−11日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでの入賞とマズルカ賞受賞の実績を持つ現代ポーランドを代表するピアニストの1人、エヴァ・ポブウォツカ。母国ポーランドでは2005年のショパン国際ピアノ・コンクールでは審査員を務め、ここ日本では、第6回仙台国際音楽コンクールの審査員、音楽大学の客員教授として招聘されるなど、世界各地で幅広く活躍してます。ポブウォツカの2018年来日公演を記念して、公演プログラムでもあるバッハの「平均律クラヴィーア曲集」の新録音(2018年の6月-7月に録音したばかり!)を緊急リリース!
ポブウォツカが、河合楽器製作所の最高級グランド・ピアノ「Shigeru Kawai」シリーズのSK-EXを使用して吹き込んだバッハの偉大な聖典「平均律クラヴィーア曲集」にご期待ください!
NIFCCD-064
タンスマン(1897−1986):ポーランド狂詩曲
カロル・ラートハウス(1895−1954):ピアノ協奏曲 Op.45
ヤーラ・タール(P)、
ヤツェク・カスプシク(指)、
ワルシャワPO

録音:2018年9月9日&10日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
名ピアノ・デュオ「タール&グロートホイゼン」の一人として知られるイスラエル出身の女流ピアニスト、ヤーラ・タールによる「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」2018ライヴ。
「ポーランド系のルーツを持ち、海外で活躍した作曲家」という共通点を持つ二人の作曲家、アレクサンドル・タンスマン(1897−1986)とカロル・ラートハウス(1895−1954)の作品を組み合わせるという、ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)が主催する音楽祭ならではのプログラム。
タンスマンはポーランドで生まれ、フランスで成功した作曲家。カロル・ラートハウスが生まれたタルノーポル(テルノーピリ)は、現在はウクライナ、当時はオーストリア=ハンガリー帝国ですが、その前はポーランド系の領土でした。ラートハウスはアメリカ滞在時代にはポーランド芸術科学研究所のメンバーとしても活動しています。
NIFCCD-065
パデレフスキ:交響曲ロ短調 Op.24 「ポーランド」 グジェゴシュ・ノヴァク(指)、
ロイヤルPO

録音:2018年8月29日、ポーランド国立歌劇場大劇場(テアトロ・ヴィエルキ)
ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベル「NIFC」がリリースするライヴ・シリーズ最新作。NIFCが主催するポーランドの音楽祭「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭(International Music Festival ‘Chopin and his Europe’)」の2018ライヴ(「ドンブロフスキのマズルカ」をテーマとする6つのコンサートのうちの1つ)から、パデレフスキの知られざる大作交響曲「ポーランド」の新録音が登場。
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860−1941)は、ショパン以降のポーランドにおける優れたコンポーザー=ピアニストであり、ショパンの楽譜の編纂者、また首相や外務大臣を務めた政治家としても功績を残したポーランドの偉人。パデレフスキの音楽は、近年のNIFCからの活発なリリースもあり再評価の途上にあるものの、ピアノ作品が多くをしめており、管弦楽作品は未だ貴重。この交響曲「ポーランド」は20世紀初頭に完成した、政治家として活動する前のパデレフスキの最後期の作品の1つで、後期ロマン派のスタイル、民族主義的な要素を含む3楽章60分を超える大作ですが、これまでまとまった録音も少なく、今回のノヴァク&ロイヤル・フィルの録音は、ロングセラー盤となっていたマクシミウク&BBCスコティッシュSO(Helios/CDH 55351/録音:1998年)以来の決定盤となることでしょう。
NIFCCD-066
リスト:栄えよポーランド、ノスコフスキ:民衆の生活より
リスト:オラトリオ 「聖スタニスラウス」より 間奏曲「栄えよポーランド」*
ジグムント・ノスコフスキ(1846−1909):ショパンの前奏曲イ長調による幻想的絵画 「民衆の生活より」#
ヤツェク・カスプシク(指)*、
グジェゴシュ・ノヴァク(指)#、
シンフォニア・ヴァルソヴィア

録音:2018年8月25日(リスト)&18日(ノスコフスキ)、ポーランド国立歌劇場大劇場(ワルシャワ、ポーランド)
「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」2018で行われた2つのコンサート。フランツ・リストがポーランドの守護聖人「聖スタニスラウス」を題材に書いた未完のオラトリオからの1曲「栄えよポーランド(めでたしポーランド)」と、ポーランド後期ロマン派の作曲家&名教師、ジグムント・ノスコフスキが、TVCMなどでもお馴染みなショパンの人気作品「前奏曲第7番イ長調」をテーマに書いた交響的変奏曲「民衆の生活より(From the Life of the Nation)」を組み合わせ。現代ポーランドの重要指揮者、ヤツェク・カスプシクとグジェゴシュ・ノヴァク、同音楽祭でアルゲリッチやピリスらとも共演してきたシンフォニア・ヴァルソヴィアによる充実の演奏です。
NIFCCD-067
カルウォヴィチ:ヴァイオリン協奏曲&交響曲 「復活」
ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.8
交響曲ホ短調 「復活」 Op.7
アリョーナ・バーエワ(Vn)、
グジェゴシュ・ノヴァク(指)、
ロイヤルPO

録音:2018年8月29日−30日、モニューシュコ・オーディトリウム(ポーランド国立歌劇場)
ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)が主催する「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭。2018年のライヴ録音は、「若きポーランド」の一員として将来を嘱望されながらも32歳で早逝した天才作曲家、ミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876ー1909)。ポーランドの偉大なヴァイオリニスト、スタニスワフ・バルツェヴィチのために書かれた「ヴァイオリン協奏曲」と、ベルリンでの学びの集大成として書かれた「交響曲 「復活」」。 ソリストのアリョーナ・バーエワは、1985年キルギスタン(当時ソ連)生まれ、ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール(2001)、パガニーニ・モスクワ国際コンクール(2014)、仙台国際音楽コンクール(2017)で優勝。ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018にも出演し、2019年2月にはパーヴォ・ヤルヴィ指揮の下、NHKSOと初共演も果たし、世界で注目を浴びている次世代のヴァイオリニストの一人です。
NIFCCD-068
ヨーロッパの国歌と聖歌
ロルツィング(1801−1851):歌劇 「ポーランド男とその子ども」への序曲
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735−1782):チェンバロ協奏曲第6番ニ長調
ゴセック(1734−1829):自由への捧げもの 「ラ・マルセイエーズ」 ハ長調
リース(1784−1838):ピアノと管弦楽のための 愛国歌「ルール・ブリタニア」の主題による大変奏曲 変ホ長調 Op.116
ショパン(リフレインのハーモナイゼーション):ドンブロフスキのマズルカ(ポーランド国歌「ポーランドは未だ滅びず」)
ロルツィング:歌劇 「ポーランド男とその子ども」への序曲 より「ドンブロフスキのマズルカ」の抜粋
トビアス・コッホ(ピリオド・ピアノ/エラール1838)、
ジャンルカ・カプアーノ(指)
コンチェルト・ケルン

録音:2018年8月16日、ポーランド国立歌劇場大劇場(ワルシャワ、ポーランド)
ピリオド楽器奏者として評価を高めているドイツの鍵盤楽器奏者、トビアス・コッホのNIFC(ポーランド国立ショパン研究所)第2弾。コッホが1838年製のエラールを弾き、ドイツの名門古楽オーケストラ、コンチェルト・ケルンと共演。
「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」2018で披露された「ヨーロッパの国歌と聖歌(Anthems, Hymny Europy)」はショパンがハーモナイズしたポーランド国歌やポーランド国歌の旋律が使われているロルツィングの序曲、イギリス国歌「国王陛下万歳(ゴッド・セイヴ・ザ・キング)」のテーマを使用したJ.C.バッハの協奏曲、フェルディナント・リースによるイギリスの愛国歌「ルール・ブリタニア」の変奏曲など、国歌、愛国歌にまつわる作品を集めたこだわりのプログラムです。
NIFCCD-069
パデレフスキ:ポーランド幻想曲、エルガー/ワーグナー:ポローニア
ワーグナー:序曲 ハ長調 「ポローニア」 Op.39#
エルガー:交響的前奏曲 「ポローニア」 Op.76#
パデレフスキ:ポーランド幻想曲 嬰ト短調 Op.19*
グジェゴシュ・ノヴァク(指)ロイヤルPO#
ドミトリー・シシキン(P)*、
ミハイル・プレトニョフ(指)ロシア・ナショナルO*

録音:2018年8月29日(ワーグナー)、8月30日(エルガー)、8月27日(パデレフスキ)、ポーランド国立歌劇場大劇場(ワルシャワ、ポーランド)
「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」2018で行われた3つのコンサート。ポーランド民謡が使われたワーグナーの演奏会用序曲「ポローニア」と、ポーランド国歌やワルシャワ労働歌、ショパンやパデレフスキのテーマが引用されているエルガーの交響的前奏曲「ポローニア」。2つの珍しいポーランド的作品と、パデレフスキが書いたピアノと管弦楽のための作品「ポーランド幻想曲」をカップリング。
パデレフスキでは、2015年のショパン国際ピアノ・コンクールで、ロシア人唯一のファイナリストとなり、その強烈な個性と高い技術で6位入賞を果たしたドミトリー・シシキンがプレトニョフ&ロシア・ナショナル管と共演し、圧巻の演奏を聴かせてくれます。
NIFCCD-070
パデレフスキ、モニューシュコ、デュパルク:歌曲集
モニューシュコ:涙、少女の悲しみ、塔からの歌、ネマン川、村の吟遊詩人第4番
デュパルク:悲しき歌 Op.2-4、哀歌 Op.2-1、ロズモンドの館、フィディレ、旅へのいざない
パデレフスキ:カチュール・マンデスの詩による12の歌 Op.22
クリストフ・プレガルディエン(T)、
クリストフ・シュナッケルツ(P)

録音:2019年8月13日−16日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:スタインウェイ D 578221
ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベル「NIFC」による『ショパンの時代の音楽』シリーズから、ドイツの世界的リリック・テノール、クリストフ・プレガルディエンの新録音が登場!
リート、オペラ、オラトリオの多彩なシーンで活躍し、古楽界の様々な巨匠たちとも共演してきた巨星プレガルディエンが、ショパンと同世代のスタニスワフ・モニューシュコ、ショパン後のポーランド楽壇を担ったイグナツィ・ヤン・パデレフスキの歌曲を歌うという注目企画。それも歌詞はポーランド語ではなくフランス語です。1960年にAlfred des Essartsによってポーランド語からフランス語に翻訳されて出版されたモニューシュコの歌曲と、フランスの詩人カチュール・マンデス(カテュール・マンデス)の詩に曲を付けたパデレフスキの歌曲集。さらに、後期ロマン派のフランス歌曲を代表するアンリ・デュパルクの歌曲も加えられ、この魅惑の歌曲集が完成しています。ブックレットにはフランス語、ポーランド語、英語の歌詞掲載。
NIFCCD-071
アレクセイ・リュビモフ〜ショパンの家のピアノにて
ショパン:前奏曲嬰ハ短調 Op.45、舟歌嬰ヘ長調 Op.60、前奏曲変イ長調(遺作/Presto con leggierezza)、子守歌変ニ長調 Op.57
バッハ:「平均律クラヴィーア曲集第1巻」より 前奏曲とフーガ第4番嬰ハ短調 BWV.849、前奏曲とフーガ第13番嬰ヘ長調 BWV.858、前奏曲とフーガ第24番ロ短調 BWV.869
モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
アレクセイ・リュビモフ(ヒストリカル・アップライト・ピアノ/プレイエル1843年製作、シリアル・ナンバー10112)

録音:2019年8月26日−29日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
時代を超越した膨大かつ幅広いレパートリー、卓越した解釈と極められたピリオド奏法によって、生ける伝説的フォルテピアニストとして絶大な評価と支持を得ているロシアの鬼才アレクセイ・リュビモフ。
NIFCレーベル初登場となる鬼才リュビモフが弾いている楽器は、モダン・ピアノでもなく、ヒストリカルのグランド・ピアノでもなく、なんと1843年にフランスの名工プレイエルによって製作された「シリアル・ナンバー10112」の『アップライト・ピアノ(ピアニーノ)』!
1843年、プレイエルの工場でショパンは自分のアパート用に「シリアル・ナンバー10113」のアップライトを選び、同時にパトロン(であると同時に隣人)だったナタリア・オブレスコフ用に「シリアル・ナンバー10112」のアップライトを選んだのだが、社交で求められた場合には、ショパンはこの「10112」も度々弾いたに違いないとされており、今回リュビモフが弾いている「10112」はショパンと特別に縁の深い楽器の1つなのです!
ちなみにパリの音楽博物館には1839年にオブレスコフ家によって購入され、ショパンが同年から1841年まで弾いたプレイエルのグランド・ピアノ(シリアル・ナンバー7267)が所蔵されており、この事実からもピアノの詩人と同一族との関係の深さを窺い知ることができます。
リュビモフはショパンと非常に関係の深いこの「プレイエルのアップライト」を用いることにより、当時、聴衆のいないパリのスタディ・サロンでショパンとその弟子たちが、この楽器で古典派のレパートリーを演奏した時に聴こえていた響きとその世界の再現、さらにはバッハ、モーツァルト、そしてベートーヴェンの作品を、その魔法(プレイエルのアップライト)を使ってショパンの世界の音楽的イメージに変えてしまうという壮大なテーマに取り組んでいます。
リュビモフとプレイエルのアップライトによる、ショパン以前の大作曲家たちの「ショパン化」。その結果や如何に ――!? 乞うご期待!
NIFCCD-072
チェロ協奏曲集
シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
ルトスワフスキ:チェロ協奏曲
アンジェイ・バウアー(Vc)、
ヤツェク・カスプシク(指)、
ポーランド国立RSO

録音:2017年11月&2018年2月、ポーランド国立RSOコンサート・ホール(カトヴィツェ、ポーランド)
1992年のミュンヘン国際音楽コンクール第1位、1989年のプラハの春国際音楽コンクール第3位という華々しい受賞歴を持ち、ワルシャワのフレデリック・ショパン音楽大学とビドゴシュチのフェリクス・ノヴォヴィエイスキ音楽アカデミーで教授を務め、ワルシャワ・チェロネット・グループの創設者兼芸術監督としても活躍するポーランドを代表するチェリストの一人、アンジェイ・バウアー。
シューマンのチェロ協奏曲、チャイコフスキーのロココ変奏曲といった19世紀の偉大なチェロ協奏曲・協奏的作品に、ポーランドが誇る20世紀チェロ協奏曲の傑作、ルトスワフスキのチェロ協奏曲をカップリング。アンジェイ・バウアーはルトスワフスキ自身の指揮でチェロ協奏曲を演奏したことや、約20年前にも同曲を録音した経験があり、2003年から2006年にはルトスワフスキ協会の副会長に就任、ヴィトルト・ルトスワフスキ・チェイン音楽祭の芸術監督、ルトスワフスキ国際チェロ・コンクールの審査員なども務めた、ルトスワフスキ作品の演奏・研究・編曲のスペシャリストとしても知られています。
NIFCCD-073
ケルビーニ:レクイエム ハ短調
クルピンスキ:テ・デウム*
ヴァーツラフ・ルクス(指)、
コレギウム1704、
コレギウム・ヴォカーレ1704、
シモーナ・シャトゥロヴァー(S)*

録音:2019年8月14日、聖十字架教会(ポーランド、ワルシャワ)
東欧チェコの古楽界の旗手ヴァーツラフ・ルクスと、彼によって創設されたコレギウム1704&コレギウム・ヴォカーレ1704がNIFCレーベルに久々の登場!ショパンの心臓が安置されるワルシャワの聖十字架教会で収録されたケルビーニの傑作ハ短調レクイエムと、クルピンスキの知られざるテ・デウム!ショパンの時代に活躍した作曲家の美しくも演奏機会の少ない作品を、歴史的な情報に基づいた演奏を得意とするルクス&コレギウム1704が完璧な解釈でお届けします。
ルイ16世の追悼式典のために書かれたとされるルイジ・ケルビーニ(1760-1842)の「レクイエム ハ短調」は、ベートーヴェン、シューマン、ブラームスらによって絶賛されたレクイエムの傑作として知られています。ケルビーニを嫌っていたベルリオーズもこの作品に対しては称賛を惜しまず、ケルビーニを尊敬していたベートーヴェンは「もしレクイエムを書けと言われたら、ケルビーニの曲だけを手本にしただろう」と述べ、さらには自身の葬儀でこのレクイエムが演奏されることを望んだといいます。対位法の教本の著者としても有名なケルビーニの職人的な作曲技法と、独唱者なし、フルートなしの編成、ヴィオラの活用、恐怖の表現としての銅鑼の使用といったサウンド面でのオリジナリティが融合した、オペラと宗教音楽の大家ならではのレクイエム。ショパン以前の著名なポーランド人作曲家カロル・クルピンスキ(1785-1857)の知られざるテ・デウム(1829年にポーラ
NIFCCD-075
シマノフスキ&パデレフスキ:ヴァイオリン・ソナタ集
シマノフスキ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.9、神話 Op.30
パデレフスキ(1860−1941):ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.13
アリョーナ・バーエワ(Vn)、
ヴァディム・ホロデンコ(P)

録音:2020年12月8日−10日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ポーランド、ワルシャワ)
アリョーナ・バーエワは、1985年カザフスタン(当時はソ連)生まれ、ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール(2001)、パガニーニ・モスクワ国際コンクール(2004)、仙台国際音楽コンクール(2007)で優勝。ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018にも出演し、2019年2月にはパーヴォ・ヤルヴィ指揮の下、NHKSOと初共演も果たし、世界で注目を浴びている次世代のヴァイオリニストの一人です。1986年ウクライナ生まれのヴァディム・ホロデンコは、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール(2013)を始め、マリア・カラス国際ピアノ・コンクール(2004年)、仙台国際音楽コンクール(2010)などで優勝してきた俊英ピアニスト。ともに仙台国際音楽コンクールを制し、コンサートやレコーディングでも長く共演してきたバーエワとホロデンコの充実のデュオによる新録音。
NIFCでの前作「カルウォヴィチ:ヴァイオリン協奏曲」(NIFCCD067)に引き続き、シマノフスキ&パデレフスキという濃厚なポーランド・プログラムを1738年製の銘器グァルネリ・デル・ジェス"ex-William Kroll"の音色で贈ります。
NIFCCD-076
シューベルト:白鳥の歌 D.957
シューマン:リーダークライス Op.39
クリストフ・プレガルディエン(T)
ジュリアス・ドレイク(P/スタインウェイ,D 578221)

録音(ライヴ):2020年11月7日-10日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベル「NIFC」による『ショパンの時代の音楽』シリーズから、ドイツの世界的リリック・テノールである、クリストフ・プレガルディエンによる最新のシューベルトとシューマンの録音が登場です。プレガルディエンは、古楽からロマン派のオラトリオまで幅広いレパートリーを誇っており、彼の知的な解釈と明快で正確なその歌唱は世界の巨匠たちからも絶大な信頼を得ています。BPO、ウィーンPOといった世界トップクラスのオーケストラにソリストとして出演し、バレンボイム、ティーレマン、メッツマッハーなどとも共演しています。またこれまでの録音は150以上にも及び、数々の賞に輝いています。
リート歌手の重鎮の一人であるクリストフ・プレガルディエンと、これまでにも数々の声楽家とシューベルトを演奏してきた名ピアニスト、ジュリアス・ドレイクとの「白鳥の歌」と「リーダークライス」は聴き逃せない注目盤です。
NIFCCD-078

PNIFCCD-078
国内盤仕様
税込定価
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番#
ドブジンスキ:演奏会用序曲 Op.1
クルピンスキ:クラリネット協奏曲 変ロ長調(1823)+
ドブジンスキ:交響曲第2番 ハ短調 「性格的」 Op.15(1831)
18世紀オーケストラ、
アリョーナ・バーエワ(Vn)#、
エリック・ホープリッチ(Cl)+、
ホセ・マリア・フロレンシオ(指)

録音:2018年9月7日-9日、コンサート・ホール、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロッパ音楽センター(ルスワビツェ、ポーランド)
ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベル「NIFC」による『ショパンの時代の音楽』シリーズから、イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867)の交響曲第2番「性格的」をメインにしたアルバムが登場です。ドブジンスキは、帝政ロシアの圧政下にあったポーランドのショパンと同世代の作曲家で、ワルシャワでは同時期にユゼフ・エルスネルに師事していたというショパンと繋がりの深い作曲家です。同時収録されたロマン派ヴァイオリン協奏曲の傑作、ヘンリク・ヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲第2番では、ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール(2001)、パガニーニ・モスクワ国際コンクール(2004)、仙台国際音楽コンクール(2007)で優勝、そしてNHKSOとの共演で度々来日している(2022年5月にもN響と共演予定!)アリョーナ・バーエワをソリストに迎えています。また、カロル・クルピンスキ(1785-1857)のクラリネット協奏曲では、18世紀オーケストラの首席クラリネット奏者でありヒストリカル・クラリネットの名手エリック・ホープリッチをソリストに迎えています。ホープリッチは2019年にも18世紀オーケストラとの共演でクルピンスキの協奏曲を録音(GCD921128)していますが、こちらはその約1年前に録音されていたもの。指揮は、ブラジル出身のホセ・マリア・フロレンシオ(Jr.)で、彼はワルシャワ音楽院で指揮を学んだ後1985年以降はポーランドに定住し、ウッチ大劇場の指揮者、ヴロツワフ歌劇場やモニューシュコ大劇場の音楽監督、ポーランド放送合唱団やポズナン・フィルの芸術監督、ポーランド国立歌劇場(ワルシャワ大劇場)の常任指揮者など、ポーランドの主要なポストを歴任してきました。その豊富な経験とポーランド音楽に寄せる情熱を活かし、18世紀オーケストラと共に『ショパンの時代の音楽』を再現します。
NIFCCD-080(2CD)
ステファニ:歌劇「想定された奇跡、またはクラクフ人と山地の人々」(ピリオド楽器による世界初のスタジオ録音) コレギウム・ヴォカーレ1704、
コレギウム1704、
ヴァーツラフ・ルクス(指)、
ヴァーツラフ・チジェク(T)、
レンカ・カフォウルコヴァー(S)、
ナタリア・ルビス(S)、
クリスティアン・アダム(T)、
ヤン・マルチニーク(Bs)、
トマーシュ・クラール(Br)

録音:2017年7月21日−23日、チェコ放送スタジオ21(プラハ、チェコ)
東欧チェコの古楽界を代表するアンサンブルであり、世界の古楽シーンの最前線に躍り出たヴァーツラフ・ルクス率いるコレギウム・ヴォカーレ1704がNIFCに再登場!
前作「ドニゼッティ:レクイエム」(NIFCDVD 006)での卓越した演奏で、その実力の高さを改めて証明してくれた同コンビが取り上げているのは、啓蒙時代のポーランド語のオペラの最高傑作と名高い、ヤン・ステファニ(1746−1829)の歌劇「想定された奇跡、またはクラクフ人と山地の人々」!
18世紀末、1793年から94年にかけて作曲された全2幕から成る「想定された奇跡、またはクラクフ人と山地の人々」は、ヴォイチェフ・ボグスワフスキ(1757−1829)の台本と、ヤン・ステファニの音楽によるもので、ポーランドの伝統、音楽文化の豊かさと美しさを作品の重要な要素とし、具現化たステファニの代表作として知られています。
また、クラクフの都会に暮らす人々と、山地に暮らす素朴な人々の道徳観を対照させて、当時の社会階層の問題を浮き彫りにするという意味合いも持ち合わせた意義深い作品でもあります。
ルクス率いるコレギウム・ヴォカーレ1704はもちろんのこと、テノールのヴァーツラフ・チジェクやレンカ・カフォウルコヴァー、ナタリア・ルビスなど東欧方面で大活躍中の歌い手たちをズラリとソリストたちも豪華!
ショパン以前のポロネーズのスペシャリストであり、ワルシャワ大聖堂の楽長も務めたポーランドの重要作曲家の最高傑作のオペラを、最高の布陣で!
NIFCCD-082(2CD)
モニューシュコ:歌劇 「ハルカ」
(イタリア語版/演奏会形式/ピリオド楽器による世界初録音)
ファビオ・ビオンディ(指)
エウローパ・ガランテ、
ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニックcho
ティナ・ゴリナ(ハルカ/ソプラノ)、
モニカ・レジオン=ポルシンスカ(ソフィア/ソプラノ)、
マテウス・ポンペウ(ヨンテック/テノール)、
ロベルト・ギェルラフ(ジャンニ/バリトン)、
ラファウ・シヴェク(アルベルト/バス)、
カロル・コズウォフスキ(ジョヴァノット/テノール)、
コーラス・ソリスト 〜 マテウシュ・スタフラ(ジェンバ/バリトン)、
キリル・レパイ(コンタディーノ、ザンポニャーロ/テノール)、
パヴェウ・チホンスキ(コンタディーノ/テノール

録音:2018年8月21日−24日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルより、ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテの録音が登場! NIFCはショパンの音楽とともに、ショパン以外のポーランドの音楽の振興にも力を入れており、今年は生誕200周年となるスタニスワフ・モニューシュコ(1819−1872)のアルバムをリリース。
歌劇「ハルカ」は、1848年に全2幕の初版が上演され、全4幕に作り直された改訂版(ワルシャワ版)は1858年に上演。ポーランド国内にとどまらず、プラハ、モスクワ、サンクトペテルブルクなどでも上演されるなど熱狂的な人気を博したモニューシュコの代表作です。これによって、モニューシュコはポーランドのオペラ作曲家の第一人者としての名声を高め、「ポーランド・オペラの父(the father of Polish national opera)」と呼ばれるようになりました。
イタリア古楽界の巨匠ファビオ・ビオンディと手兵エウローパ・ガランテによって、2018年の「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」で上演された「ハルカ」は、イタリア語による演奏会形式で行われ、ピリオド楽器による世界初録音ともなっています。248ページに及ぶカラー・ブックレットには、イタリア語、ポーランド語、英語によるリブレットも掲載。
NIFCCD-087(2CD)
ヴェルディ:歌劇 「海賊」 ファビオ・ビオンディ(指)、エウローパ・ガランテ、ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニックcho、マテウス・ポンペウ(T)、イローナ・マタラジェ(S)、アレクセイ・ボグダノフ(Br)、カレン・ガルデアザバル(S)、マテウシュ・スタフラ(Bs)、パヴェウ・チホンスキ(T)

録音:2019年8月22日−24日、ポーランド国立歌劇場大劇場(テアトロ・ヴィエルキ)
※ピリオド楽器による世界初録音
ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルからリリースされる、ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテのオペラ録音プロジェクト。ポーランド国民楽派の作曲家、スタニスワフ・モニューシュコの「ハルカ」(NIFCCD082083)、「いかだ乗り」(NIFCCD086)に続く第3弾は、ジュゼッペ・ヴェルディの歌劇「海賊」が登場!
ビオンディ&エウローパ・ガランテ、ポドラシェ・オペラはGlossaからもヴェルディの「マクベス」(OGCD923411/GCD923411)をリリースし話題を呼びましたが、今回の新たなヴェルディ・オペラでも、その知られざるオペラに掛ける情熱が発揮されることでしょう。
「海賊」(イル・コルサーロ)は、「マクベス」の翌年の1848年に発表されたヴェルディの初期のオペラの1つ。「運命の力」などヴェルディの他の多くのオペラ同様、フランチェスコ・マリア・ピアーヴェが台本を書いており、あまり知られていないながらも見事な作品である「海賊」を、ビオンディの卓越したエネルギーと音楽性、ピリオド楽器によって初めて録音される優れたサウンドで、新しく発見することでしょう。
NIFCCD-091
モニューシュコ:歌劇 「貴族の言葉」
(1幕のオペラ)(ピリオド楽器による世界初録音)
ファビオ・ビオンディ(指)、エウローパ・ガランテ、ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニックcho、ヤン・マリティニク(Bs)、オルガ・パシェチュニク(S)、スタニスラフ・クフリュク(Br)、マリウシュ・ゴドレフスキ(Br)、アダム・パルカ(Bs)

録音:2021年8月12日-14日、ポーランド国立歌劇場「テアトロ・ヴィエルキ」(ワルシャワ)
れる、イタリア古楽界の巨匠ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテのオペラ録音プロジェクト。これまでリリースしてきたポーランド国民楽派の作曲家、スタニスワフ・モニューシュコの「ハルカ」(NIFCCD-082083)、「いかだ乗り」(NIFCCD-086)、「伯爵夫人」(NIFCCD-089090)に続いて、1860年頃に作曲された1幕のオペラ「貴族の言葉」が登場。
“ポーランド・オペラの父”とも呼ばれるモニューシュコが「伯爵夫人」のおよそ1年後に書き上げた「貴族の言葉」は1861年1月1日にワルシャワで初演され、小規模なオペラ・コミックながら「伯爵夫人」に続いて大反響を呼び、その後の公演にも大勢の観客が詰めかける大成功を収めました。今日では「ハルカ」、「伯爵夫人」の陰に隠れ上演機会こそ少ないものの、批評家の間ではポーランドにおけるオペラ・コミックの成熟した例の一つと見なされている名作です。
2021年に行われた「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」の一環として行われた録音であり、これまでのリリース同様、ピリオド楽器による世界初録音となります。

NIFCCD-100
ショパンの時代の音楽〜シューマン
シューマン:交響的練習曲Op.13
ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22
マルコム・フレージャー(フォルテピアノ/ペーター・ローゼンベルガー1845)

録音:1970年代、キャッスル・ミュージアム・ボールルーム(ワンツト/ポーランド)
リアル・ショパン(ブラック)、モダン・ピアノ(ホワイト)、第16回ショパン国際コンクール・ライヴ(ブルー)に続くNIFCレーベル第4のシリーズは、ショパンが生きた時代の音楽を、作曲当時の楽器で演奏する『ショパンの時代の音楽〜レッド・シリーズ』シリーズ第1弾はドイツ・ロマン派の大作曲家ロベルト・シューマン!20世紀アメリカのピアニスト、マルコム・フレージャー(1935−1991)がこのシューマンで弾いている楽器は、1845年にウィーンのペーター・ローゼンベルガーによって製作されたフォルテピアノ。「交響的練習曲」と「ピアノ・ソナ第2番」完成の数年後に製作されたローゼンベルガーのフォルテピアノとフレージャーのセンスが、時代の流れにあわせて楽器が進化を遂げたが故に、失われてしまった作曲当時の美を蘇らせます。
NIFCCD-101
ショパンの時代の音楽〜レッセル&ドブジンスキ
レッセル:ピアノ協奏曲ハ長調Op.14
ドブジンスキ:ピアノ協奏曲変イ長調Op.2
ハワード・シェリー(P&指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
使用ピアノ:スタインウェイ

※録音(ライヴ):2010年8月25日&2009年8月8日ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
作曲家の父を持ち、ウィーンでハイドンから音楽を学んだレッセルは、古典派のスタイルをベースにロマン派、そして次世代のショパンたちへの橋渡し的役割を担ったポーランドの重要な音楽家。
ウィーン古典派とポーランドの民族音楽の要素を組み合わせた作風を持つドブジンスキの音楽。1824年に作曲された「ピアノ協奏曲」は、同世代のショパンの音楽を彷彿とさせます。
NIFCCD-102
ショパンの時代の音楽〜ジョン・フールド:20の夜想曲(ピリオド・ピアノによる世界初録音)
夜想曲第1番変ホ長調/夜想曲第2番ハ短調/夜想曲第3番変イ長調/夜想曲第4番イ長調/夜想曲第5番変ロ長調/夜想曲第6番ヘ長調/夜想曲第7番ハ長調/夜想曲第8番イ長調/夜想曲第9番変ホ長調/夜想曲第10番ホ短調/夜想曲第11番変ホ長調/夜想曲第12番ト長調/夜想曲第13番ニ短調/夜想曲第14番ハ長調/夜想曲第15番ハ長調/夜想曲第16番ヘ長調/夜想曲第17番ホ長調/夜想曲第18番ホ長調/夜想曲変ロ長調(c.1816-1821)/夜想曲ハ長調 「トルバドゥール」(1832)
エヴァ・ポブウォツカ(P/エラール1838)

録音:2011年8月8日、2012年5月22日&6月28日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ショパンが生きた時代の音楽を、作曲当時の楽器で演奏する『ショパンの時代の音楽』シリーズ。「夜想曲(ノクターン)」の創始者であり、ショパンを始めロマン派の多くの作品に影響を与えたとされるアイルランドの作曲家、ピアニスト、ジョン・フィールド(1782−1837)の代名詞となる「夜想曲集」が登場。
演奏は、1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールで入賞&マズルカ賞受賞を果たし、現在は母国ポーランドを代表する女流ピアニストの1人として高い名声を誇るエヴァ・ポブウォツカ。ポブウォツカは1990年代に発売したジョン・フィールドの「夜想曲全集」(当時世界初録音)で「ジョン・フィールド・メダル」を受賞しており、改めて1838年製エラールのピリオド・ピアノを使用して録音されたこの夜想曲集(全20曲)も、新たな名盤となるに違いない。
NIFCCD-103
ショパンの時代の音楽〜レッセル&ドブジンスキ
ドブジンスキ:歌劇 「モンバル、または海賊」序曲*
レッセル:ピアノ協奏曲ハ長調Op.14
ドブジンスキ:ピアノ協奏曲変イ長調Op.2
ハワード・シェリー(フォルテピアノ&指)
ミヒャエル・ギュットラー(指)*
、コンチェルト・ケルン
※使用ピアノ:エラール1849年製

録音(ライヴ):2012年8月17日&19日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
作曲家の父を持ち、ウィーンでハイドンから音楽を学んだレッセルは、古典派のスタイルをベースにロマン派、そして次世代のショパンたちへの橋渡し的役割を担ったポーランドの重要な音楽家です。ウィーン古典派とポーランドの民族音楽の要素を組み合わせた作風を持つドブジンスキ。1824年に作曲された「ピアノ協奏曲」は、同世代のショパンの音楽を彷彿とさせる。
ピアニストはスタインウェイ版と同じくイギリスの名匠ハワード・シェリー。1849年製のエラールを操り、ドイツ三大古楽オーケストラの1つ、コンチェルト・ケルンを弾き振りしてのレッセルとドブジンスキ。作曲とほぼ同時代に作られたフォルテピアノによって、曲本来の響きが蘇る。もちろん、スタインウェイ版との聴き比べも楽しめます。
NIFCCD-104
ショパンの時代の音楽〜ポーランド・ロマン派のピアノ作品集
ミハウ・クレオファス・オギンスキ(1765−1833):ポロネーズ.イ短調「祖国への別れ」*
カロル・クルピンスキ(1785−1857):ポロネーズ.ニ短調#、
 ポロネーズ.ト短調#、ポロネーズ.ヘ短調#
 ポロネーズ.ハ長調#
マリア・シマノフスカ(1789−1831):ポロネーズ.ヘ短調**、
 夜想曲変ロ長調**、ワルツ第3番ヘ長調*
 練習曲第1番ヘ長調*、
 夜想曲変イ長調「ささやき」*
ユゼフ・エルスネル(1769−1854):マズルカ風ロンド.ハ長調+
ショパン:マズルカ変イ長調.Op.7-4a+
カロル・クルピンスキ:マズルカ.ニ長調+
マリア・シマノフスカ:マズルカ第17番ハ長調+
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807−1867):マズルカ.イ短調.Op.37-2+
ユゼフ・クログルスキ(1815−1842):マズルカ.ホ短調「ショパン風」+/
カロル・ミクリ(1819−1897):マズルカ.ヘ短調.Op.4#/
カロル・ザウスキ(1834−1919):マズルカ.ニ短調.Op.6-3#/
イグナーツ・フリードマン(1882−1948):マズルカ.ハ短調.Op.49-2#/
ショパン:マズルカ.ヘ短調.Op.68-4#
トビアス・コッホ(ピリオド・ピアノ/1848年製プレイエル*、1849年製エラール#、1838年製エラール+、1854年製プレイエル**)

録音:2014年5月19日−22日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ショパンを筆頭に、19世紀ポーランドの名女流ピアニストであるシマノフスカ、ショパンの師であるエルスネル、ショパンと同門のドブジンスキ、当時のワルシャワ楽壇の中心人物の1人クルピンスキ、そしてショパン後のポーランドが生んだ神童フリードマンなど、ポーランドを代表する音楽家たちの知られざるピアノ作品を集めたNIFCならではの見事なプログラム。使用楽器にも今まで以上のこだわりを見せており、トビアス・コッホが弾くピリオド・ピアノは、なんと計4台のエラールとプレイエル!ポーランドの作曲家、音楽と、4台のピリオド・ピアノ、そしてトビアス・コッホのピアニズムの共演によって、ポーランド・ロマン派の逸品が美しく、味わい深く響きます。
NIFCCD-105
ショパンの時代の音楽〜ノヴァコフスキ&クログルスキ:ピアノ室内楽作品集
ユゼフ・ノヴァコフスキ(1800−1865):ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.17
ユゼフ・クログルスキ(1815−1842):ピアノ八重奏曲ニ短調 Op.6*
ネルソン・ゲルナー(P/スタインウェイ)
、レナ・ノイダウアー(Vn)、
エルジャン・クリバエフ(Vn)*、
カタジナ・ブドニク=ガウォンスカ(Va)
マルチン・ズドゥニク(Vc)、
スワヴォミール・ロズラフ(Cb)、
ヤン・クシェショヴィエツ(Fl)*、
ラドスワフ・ソロカ(Cl)*

録音:2014年6月17日−18日&22日−23日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ショパンが生きた時代の音楽を世界に発信する、NIFC(ショパン・インスティテュート)の『ショパンの時代の音楽』シリーズ。ショパンと同時代のポーランドに生まれ、同じワルシャワ音楽院で学び、作曲家、ピアニスト、教師として活躍した二人の知られざる音楽家、ユゼフ・ノヴァコフスキとユゼフ・クログルスキの室内楽作品集が登場。ノヴァコフスキのピアノ五重奏曲は、シューベルトの「ます」と同じように、コントラバスを加えた形の五重奏。クログルスキのピアノ八重奏曲は、更にヴァイオリン1本とフルート、クラリネットが加わり多彩な表情を描いていく。アルゼンチン出身の世界的ショパン弾き、ネルソン・ゲルナーが牽引するのは、ポーランドを中心とした20代〜30代の若手有力奏者たちが集ったアンサンブル。ショパンだけではない、ポーランドの豊かな音楽文化を世に広める注目シリーズの最新作です!
NIFCC-106
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
アリエッタ Op.12-1
鐘の音 Op.54-6/小川 Op.62-4
家路 Op.62-6/郷愁 Op.57-6
詩的な音の絵第4番イ長調 Op.3-4
海の永遠の動きをあなたは知らない Op.52-3
夏の夕べ Op.71-2
春に寄す Op.43-6
夏の夕べ Op.71-2
ハリング Op.47-4/バラード ト短調 Op.24
アレクセイ・ズーエフ(ピリオドP/エラール1849年製&プレイエル1854年頃製)、
ケネス・モンゴメリー(指)18世紀O

録音:2014年8月29日(Op.216)、2016年3月18日−19日、ワルシャワ(ポーランド)
アレクセイ・ズーエフは、1982年、サンクトペテルブルク出身のピアニスト。サンクトペテルブルク国際プロコフィエフ・コンクール、ロンドン国際ピアノ・コンクール、スヴャトスラフ・リヒテル国際ピアノ・コンクール、ゲザ・アンダ国際ピアノ・コンクールでの入賞歴を持つ実力者。師であるアレクセイ・リュビモフとの共演も多く、ロシアン・ピアノ・スクールの伝統を受け継ぐヴィルトゥオーゾとして期待されています。
NIFCCD-107
モニューシュコ:ピアノ作品集
ワルツ 変ホ短調/ポロネーズ 第5番変ホ短調/バガテル 第4番変ロ長調/ポロネーズ 変ホ長調/バガテル 第9番ト短調/バガテル 第1番ト長調/カリヨンを伴うアリア/エレジー 変ホ長調/ポロネーズ 第1番嬰ヘ長調/マリー・ペシュケ嬢のアルバムより「思い出」変ト長調/ワルツ 変ホ長調/ポロネーズ 第6番ト長調/子守歌「喜びの日々」ニ長調/ポロネーズ 第2番変ホ長調/ポロネーズ 第3番変ホ長調/ワルツ イ長調/バガテル 第8番ハ長調/バガテル 第10番 ト長調/ポロネーズ 第1番変ニ長調/ポロネーズ 第2番変ロ長調/ポロネーズ 第3番変ホ長調/ポロネーズ 第6番ト長調/四手のためのポロネーズ「市民」*
トビアス・コッホ、カタジナ・ドロゴシュ*(P/クラール&ザイトラー、1864年)

録音:2020年7月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ポーランド、ワルシャワ)
ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の熱心な活動によって次々と明らかになるモニューシュコの魅力!19世紀のポーランドにおける最も優れたオペラ作曲家として、また約300曲の歌曲の作曲家として音楽史に名を残す「ポーランド・オペラの父」スタニスワフ・モニューシュコ。オペラや歌曲のリリースに続き、19世紀のサロンの雰囲気にぴったりなピアノ作品集『ベル・エポック』の登場です。声のための作曲で有名なモニューシュコですが、ピアノ作品も約180曲残しており、特にポロネーズは音楽愛好家や楽譜出版者の関心を集めました。本作でも全23曲中11曲をポロネーズが占めています。うち6曲はポーランド出身の作曲家・外交官、ミハウ・クレオファス・オギンスキ(1765-1833)のポロネーズをモニューシュコが和声含めアレンジしたもので、この曲集はフランツ・リストに献呈されています。
『ヨーロッパの国歌と聖歌』(NIFCCD068)、『ポーランドのロマン派ピアノ作品集』(NIFCCD104)でも味わい深いを聞かせたピリオド楽器の名手、トビアス・コッホが本作で使用しているのは、モニューシュコが高く評価し、パリ万国博覧会で「ポーランドのプレイエル」と呼ばれたワルシャワのピアノ工房、クラール&ザイトラー(Krall & Seidler)が1846年頃に製作したピアノ。モニューシュコが娘へ贈り、孫娘へと受け継がれた(そして恐らくモニューシュコ本人も弾いていたであろうと考えられる)シリアル・ナンバー「3043」入りの貴重なオリジナル楽器です。
NIFCCD-108
ドブジンスキ:ピアノ協奏曲
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807−1867):ピアノ協奏曲 変イ長調 Op.2(1824)、
創作主題による変奏曲 変ロ長調 Op.22(1833-1835)、
2つのマズルカ(ca.1846)、
リコルダンツァ ト長調 Op.49(1846)、
モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の主題による幻想曲(モーツァルトへのオマージュ)Op.59(1847)
フィリップ・ジュジアーノ(P)、
ハワード・シェリー(指)、
シンフォニア・ヴァルソヴィア
※使用楽器(P):スタインウェイ D, 578221

録音:2016年6月15日、2017年4月23日、25日&8月18日−19日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
近年、亡命した天才ショパンの影で厳しい環境に逆らいながらも創作活動を続け、祖国に音楽文化の礎を築いたポーランドの作曲家たちに注目が集まっています。本アルバムは、ショパンの師エルスネルによって「並外れた才能」と評されたポーランド初期ロマン派の作曲家、イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867)の創作に光を当てた1枚です。若き日の「ピアノ協奏曲 変イ長調」はドブジンスキの野心と作曲の才能を証明する力作で、ショパンのコンチェルト同様、先輩にあたるフンメルやモシェレスの影響が認められます。作曲家の生前に演奏された記録はなく、複数の版が存在していますが、ここではハワード・シェリーの編集した版をもとにしています。ショパンのOp.2と同じテーマで、同じくピアノと管弦楽のために書かれた「モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の主題による幻想曲」にも注目。ちなみにエルスネルは管弦楽、合唱、室内楽の分野における和声と対位法の扱いについては、ショパンよりドブジンスキの方に才能を見出していたそうです。
NIFCCD-109
ショパンの時代の音楽〜クログルスキ&レッセル
ユゼフ・ウワディスワフ・クログルスキ(1815−1842):ピアノ協奏曲第1番ホ長調
フランチシェク・レッセル(c.1780−1838):アダージョとポロネーズ風ロンド 変ホ長調 Op.9
ハワード・シェリー(P&指)、
シンフォニア・ヴァルソヴィア
※使用楽器:スタインウェイ, D 578221

録音:2018年8月21日ー22日(クログルスキ)&2010年12月2日(レッセル)、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ショパンが生きた時代の音楽を世界に発信する、NIFC(ポーランド国立ショパン研究所)の『ショパンの時代の音楽』シリーズ。HyperionやChandosを含め、ロマン派&古典派の膨大な協奏曲を録音してきた名匠ハワード・シェリーが、ショパンと同時代のポーランドの作曲家、ユゼフ・ウワディスワフ・クログルスキ(1815−1842)とフランチシェク・レッセル(c.1780−1838)が書いたピアノと管弦楽のための作品を録音(レッセルのピアノ協奏曲はNIFCで録音済〔NIFCCD-101、NIFCCD103〕)。
ワルシャワ音楽院でカロル・クルピンスキらとともに学んだユゼフ・クログルスキの華麗な書法によるピアノ協奏曲。ウィーンでハイドンに音楽を学んだフランチシェク・レッセルの「アダージョとポロネーズ風ロンド」は、ショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」の原型とも考えられている作品です。
NIFCCD-110
ジェレンスキ&モーツァルト:ピアノ四重奏曲集
ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837−1921):ピアノ四重奏曲ハ短調 Op.6
モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K.478
パヴェウ・ヴァカレツィ(P/スタインウェイ)、
ヤクブ・ヤコヴィチ(Vn)、
カタジナ・ブドニク(Va)、
マルチン・ズドゥニク(Vc)

録音:2018年4月12日−13日&10月29日−30日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
2010年の第16回ショパン国際コンクールでは、ポーランド人として唯一ファイナルに進んだ1987年トルン出身の天才ピアニスト、パヴェウ・ヴァカレツィを始め、ポーランドの若き有望なアーティストたちによる室内楽アルバム。 フンメルが室内楽版にアレンジしたモーツァルトの交響曲第40番とドブジンスキをカップリングしたアルバム(NIFCCD111)で人気を博した彼らの新たな録音は、クラクフ音楽院の院長を務めるなど教育分野にも大きく貢献したポーランド・ロマン派の作曲家・ピアニスト、ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837−1921)のピアノ四重奏曲と、モーツァルトのピアノ四重奏曲第1番をカップリング。メンデルスゾーンやシューマンのロマンティシズムに、ポーランドのリズム(マズルカ)やスラヴの要素を併せ持つジェレンスキのピアノ四重奏曲を、次代のポーランド楽壇を担う奏者たちの鮮烈な演奏で。
NIFCCD-111
モーツァルト(フンメル編):交響曲第40番ト短調 K.550(室内楽版)*
ドブジンスキ(1807−1867):弦楽五重奏曲第1番ヘ長調 Op.20**
パヴェウ・ヴァカレツィ(P/スタインウェイ)*
ウカシュ・ドゥウゴシュ(Fl)*、
ヤクブ・ヤコヴィチ(Vn)*/**、
アンナ・マリア・スタシキエヴィチ(Vn)**、
カタジナ・ブドニク(Va)**、
アンジェイ・バウアー(Vc)**、
マルチン・ズドゥニク(Vc)*/**

録音:2018年3月5日−8日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
2010年の第16回ショパン国際コンクールでは、ポーランド人として唯一ファイナルに進んだ1987年トルン出身の天才ピアニスト、パヴェウ・ヴァカレツィを始め、ポーランドの若き有望なアーティストたちによる室内楽アルバム。
注目は、フンメルが「ピアノ、フルート、ヴァイオリン、チェロ」の四重奏のために編曲したモーツァルトの交響曲第40番。カップリングのドブジンスキの弦楽五重奏曲は、現在のポーランド国歌としても知られる「ドンブロフスキのマズルカ(ポーランドは未だ滅びず)」のメロディーが使われている作品で、ポーランド音楽愛好家は要注目です。
NIFCCD-112
モニューシュコ:歌曲集
哀歌第10番/哀歌第6番/アイ・ラヴ・ユー・ソー!/会話U/待ち伏せ/ネメン川へ/戦争へ出発/カッコウ/不思議なヒヨコ/2人の仲間/コサック/桃/巡礼者/老いた女性と男性/無題の歌/おお、私の母よ/助言/夕べの歌/村のリラ弾き/フィドル弾き/マズルカ/兵士の歌/2つの夜明け/あこがれ/スピナー/子どもへ/クラコヴィアン/祈り
マリウシュ・ゴドレフスキ(Br)、
ラドスワフ・クレク(ピリオド・ピアノ/エラール1838)

録音:2017年9月11日ー13日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)が祝う、スタニスワフ・モニューシュコの生誕200周年レコーディング。第2弾は、ポーランド国内外の多くのオペラ・シーンで活躍し、ドイツ・リート、イギリス・バロックなどもレパートリーとするポーランド有数のバリトン歌手、マリウシュ・ゴドレフスキが歌う、モニューシュコの歌曲集。
モニューシュコの歌曲は、16世紀末ポーランドの詩人ヤン・コハノフスキから、20世紀の変わり目におこった新文学芸術運動「若きポーランド」の先駆けであるアダム・アスニクまで、3世紀にわたる多様な詩をテキストに用い、多彩なスタイルで作曲しています。
また、伴奏のピアノは、1838年製のエラール・ピアノを使い、当時のサウンドを再現しています。
NIFCCD-113
モニューシュコ:ピアノ作品&トランスクリプション集
スタニスワフ・モニューシュコ(1819−1872):マズルカ 変ホ長調(歌劇 「ハルカ」より/モニューシュコ編)、
 ポロネーズ ニ長調(歌劇 「ハルカ」より)
ユゼフ・ノヴァコフスキ(1800−1865):モニューシュコの歌劇「ハルカ」による幻想曲 Op.51
モニューシュコ:ヴィラネッラ 変ロ長調、
 ポルカ 「春」 ヘ長調、
 夜想曲 変イ長調、
 ヴィラネッラ 変ニ長調、
 トライフル イ長調、
 トライフル 変ロ長調、
 トライフル ハ長調、
 トライフル ト長調、
 マズルカ ニ長調、
 スピナー(ニコライ・フォン・ヴィルム編)、
 アルエット Op.2(オイゲン・デ・ヴェスト編)、
 ポロネーズ 変ホ長調、
 ポルカ 「ダニエル」 イ長調、
 ワルツ 変ホ短調、
 ザシアのドゥムカ(歌劇 「いかだ乗り」より/ウワディスワフ・クログルスキ編)、
 コサック(ヴィルヘルム・クリューガー編曲/コサックによるトランスクリプション・ファンタジー Op.123)、
 ドゥムカ ニ短調 「眠らない、食べない」(ミハウ・マリアン・ビェルナツキ編)、
 ドゥムカ(ヘンリク・メルツェル=シュチャヴィニスキによるパラフレーズ)、
 花(ベルンハルト・ヴォルフ編)、
 君よ知るや南の国(ヘンリク・メルツェル=シュチャヴィニスキ編)、
 夜の歌 Op.64(マウリツィ・ディートリヒ編)、
 マズルカ イ短調(歌劇 「幽霊屋敷」より/モニューシュコ編)
シプリアン・カツァリス(P)
※使用ピアノ:ベヒシュタイン D 282

録音:2019年3月11日−14日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
NIFCの副所長であり「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」の芸術監督を務めるスタニスワフ・レシュチンスキがカツァリスの演奏に惚れ込み、2019年5月5日のスタニスワフ・モニューシュコ生誕200周年記念コンサートを依頼し、偶然にも同じ誕生日(5月5日)であったカツァリスが快諾、そのコンサートに先駆けて録音されたのがこのアルバムです。
「ポーランド・オペラの父」と呼ばれたモニューシュコは、多くのオペラ、オペレッタ、ミサ曲、歌曲を書いていますが、ピアノ作品は限られており、ここではモニューシュコのわずかなピアノ小品と、作曲者自身が編曲した2つの名オペラ(「ハルカ」、「幽霊屋敷」)からのマズルカ、そして様々な作曲家が残した、オペラ、歌曲からのピアノ・トランスクリプションを収録。モニューシュコの素晴らしいこれらの作品(特にコサック、ドゥムカ、夜想曲)は、「もし世界中のアンコールで演奏されれば、国際的にヒットし、この偉大なポーランドの天才の名を広める助けになる」とカツァリスが称賛しています。
NIFCCD-114
カルウォヴィチ&モニューシュコ:歌曲集
ミチェスワフ・カルウォヴィチ(1876−1909):歌曲集 Op.1より〔第1曲、第2曲、第4曲、第5曲、第6曲〕、歌曲集 Op.3、カエデの木によって、秋の風が木々を剥ぎ取る、時々寝ぼけて夢を見る、おお信じない、新たな春とともに、私のもっとも美しい歌 Op.4
スタニスワフ・モニューシュコ(1819−1872):2つの夜明け、野生のバラ、スピンストレス、クラクフの息子、土地を知っているか
ピョートル・ベチャワ(T)、
ヘルムート・ドイチュ(P)

録音:2018年10月24日−26日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベル「NIFC」の新録音。 2018年の国際オペラ賞(International Opera Awards)を受賞(男声歌手部門)し、シカゴ、ニューヨーク、ベルリン、バルセロナ、ウィーン、チューリッヒ等世界の主要なオペラハウスで活躍するポーランドを代表する名テノール、ピョートル(ピオトル)・ベチャワが歌う19世紀ポーランド、カルウォヴィチとモニューシュコの歌曲集。 現代オペラのもっとも優れた歌手の一人であるベチャワとウィーンの名歌曲伴奏者ヘルムート・ドイチュが弾くスタインウェイの音色、そしてポーランド国立ショパン研究所とポーランド国立オペラのコラボレーションによって、近年強まるカルウォヴィチとモニューシュコの再評価を進めます。
NIFCCD-115
ゴウォンベク:交響曲集&クルピンスキ:クラリネット協奏曲
カロル・クルピンスキ(1785−1857):クラリネット協奏曲変ロ長調*
ヤクブ・ゴウォンベク(c.1739−1789):交響曲ハ長調、
 交響曲ニ長調第2番、交響曲変ロ長調、
 交響曲ニ長調第1番(1773)、
 管楽アンサンブルのためのパルティータ ハ長調(1770)
ロレンツォ・コッポラ(指)
ピリオド・クラリネット*)、
{oh!} オルキェストラ・ヒストリチナ

録音:2019年9月26日−30日、シレジア・フィルハーモニック・コンサート・ホール(カトヴィツェ、ポーランド)
ヤクブ・ゴウォンベクは1739年頃のシレジア(現在のポーランド南西部からチェコ北東部にかけての地域)出身、クラクフの聖マリア教会やヴァヴェル大聖堂で歌手(T)や作曲家として活動しヴァツワヴァ・シェラコフスキ音楽学校で歌の教師を務めました。ゴウォンベクの交響曲(シンフォニア)と宗教音楽は当時はクラクフ地域だけではなく広く知られており、ポーランド古典派音楽を形作る上で重要な役割を果たしましたが、現在では(特にポーランド国外では)ほとんど知られていない作曲家。ここでは、3楽章で演奏時間約10分前後の小規模な4つの交響曲と、「2本のクラリネット、2本のホルン、2本のファゴットのためのパルティータ」を収録。
ポーランド・ロマン派やショパンの登場を予感させるようなクルピンスキのクラリネット協奏曲でソロを務め、ゴウォンベクの交響曲で指揮を執るのは、ハーグ王立音楽院でエリック・ホープリッチに学び、2004年からはバルセロナのカタルーニャ音楽院(ESMUC)で自身もヒストリカル・クラリネットを教えているイタリアの名手、ロレンツォ・コッポラ。コンサートマスターのマルティナ・パストゥシュカとマネージャーのアルトゥル・マルケが中心になり2012年にカトヴィツェで設立されたポーランドの古楽器オーケストラ「{oh!} オルキェストラ・ヒストリチナ」(ヒストリカル・オーケストラ 「oh!」)の歴史的情報に基づいたヒストリカル楽器の艶やかな響きで、ポーランド古典派の知られざるシンフォニアを紐解きます。
NIFCCD-116
モニューシュコ:歌曲集第2巻
渡り鳥(1)/歌「低地で、高地で」/元気なお嬢さん/若者と少女/クラコヴィアクは決してない/土地を知っているか/私の魅惑の人(D.D.へ)/会話(1)/魔術/魅了/バーシアへ/悪天候/村長/イヴトの王/民間治療師の占い/私の富/何のためにため息をつくの?/ニダ川には/哀歌第3番/お母さん、あなたはもういない!/太陽の歌/出発/幸福/サヴォアの歌/村のハーディー・ガーディー・マン(4)/ハーディー・ガーディー・マン/軍歌/ビーズ
マリウシュ・ゴドレフスキ(Br)、
ラドスワフ・クレク(ピリオド・ピアノ/エラール1849

録音:2020年6月1日-5日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ポーランド、ワルシャワ)
生誕200周年を迎えた2019年にNIFC(ポーランド国立ショパン研究所)から様々な記念リリースが行われ、再発見・再評価の道を辿るスタニスワフ・モニューシュコ。アニヴァーサリー・イヤーが過ぎてからも主要なオペラをヒストリカル楽器で初録音するなどカタログの充実が進むNIFCから、モニューシュコの新たな歌曲集も登場。
前作(NIFCCD112)に引き続き、ポーランド国内外の多くのオペラ・シーンで活躍し、ドイツ・リート、イギリス・バロックなどもレパートリーとするポーランド有数のバリトン歌手、マリウシュ・ゴドレフスキが歌い、1849年製のエラール・ピアノで当時のサウンドを再現します。
モニューシュコの歌曲は、16世紀末ポーランドの詩人ヤン・コハノフスキから、20世紀の変わり目におこった新文学芸術運動「若きポーランド」の先駆けであるアダム・アスニクまで、3世紀にわたる多様な詩をテキストに用い、多彩なスタイルで作曲されています。
NIFCCD-117
モニューシュコ:歌曲集
つぼみに/春の歌/花/少女と鳥/誰かが私を心から愛してくれたら/変換/キティ/トリオレ(あなたは今ウェディング・ガーランドを編む)/金の魚/ドゥムカ(食べられない、眠れない、悩んでいる)/ウクライナを離れる/フォーク・ヒーラーの占い/ポジーリャのエレジー/マッチメイキング/糸紡ぎの女/ナジャの歌/恐ろしい少女/ドゥムカ(来て、マイ・ダーリン)/春の戻り/外国の歌手/追憶/ルエ/コサック/涙
オルガ・パシェチュニク(S)、
エヴァ・ポブウォツカ(ピリオド・ピアノ)

録音:2020年7月19日-23日、2021年3月29日-4月2日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:クラール&ザイトラー1864
ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)が総力を挙げて再評価・再興を進めているポーランドの重要作曲家の一人、「ポーランド・オペラの父」と呼ばれ、ショパンと並ぶポーランド・ロマン派を代表する音楽家、スタニスワフ・モニューシュコ。
モニューシュコの歌曲は、NIFCからはマリウシュ・ゴドレフスキ(Br)が歌う歌曲集(NIFCCD-112)が発売されていましたが、今度はソプラノのオルガ・パシェチュニクが歌う歌曲集が登場。
オルガ・パシェチュニクはウクライナのリウネ(リヴネ)でポーランド系の家系に生まれ、キエフ音楽院、ワルシャワのショパン音楽大学などで研鑽を積みました。在学中にワルシャワ室内歌劇場にデビューした以降、パリ、バイエルン、フランドル、ジュネーブ、ラインなどヨーロッパの多くのオペラ・ハウスで主役を演じ、ピアニストである妹のナターリャ・パシェチュニクとともに広くコンサート・ツアーも行い、約50枚のCDとDVDを録音しています(NIFCからは、ショパンの歌曲集(NIFCCD-027)もリリース)。
1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでの入賞とマズルカ賞受賞の実績を持つ現代ポーランドを代表するピアニストの1人、エヴァ・ポブウォツカが当時のピリオド・ピアノで伴奏するという豪華なセッティングも、本アルバムのポイント。ピアノは、1830年頃から1896年頃まで営業し、「ポーランドのプレイエル」と呼ばれてヨーロッパや東欧で高く評価されていたワルシャワのピアノ工房、クラール&ザイトラー(Krall & Seidler)の1846年頃に生産されたピアノ。更にこの録音で使用されているのは、モニューシュコが娘へ贈り、孫娘へと受け継がれた(そして恐らくモニューシュコ本人も弾いていたであろうと考えられる)シリアル・ナンバー「3043」入りの貴重なオリジナル楽器です。また、ドゥムカや「ウクライナを離れる」、「ポジーリャのエレジー」、「コサック」など、ウクライナをテーマにした作品が複数選ばれている点にもこだわりを感じられるアルバムです。
NIFCCD-118
ポーランド・ロマン派のギター
スタニスワフ・シュチェパノフスキ(1811?−1877):涙 − 感情的な小品(マターニャ・オフィー復元)
ショパン:マズルカ イ短調 Op.7-2(ヤン・ネポムツェン・ボブロヴィチ編)
ヤン・ネポムツェン・ボブロヴィチ(1805−1881):ウクライナの歌の主題にる変奏曲 Op.7
ショパン:マズルカ 変ロ長調 Op.7-1(ボブロヴィチ編)
ボブロヴィチ:気晴らし − 華麗で易しいロンドー
フェリックス・ホレツキ(1796−1870):幻想曲 Op.40
マレク・ソコウォフスキ(1818−1883):ポスト − 音楽のイメージ(アーベル・ナジトーティ=トート編集)
ボブロヴィチ:モーツァルトの歌劇 「ドン・ジョヴァンニ」より 「お手をどうぞ」の主題による大変奏曲 Op.6
ショパン:マズルカ 変イ長調 Op.7-4、マズルカ ホ長調 Op.6-3、マズルカ ヘ短調 Op.7-3、マズルカ 変ホ短調 Op.6-4、マズルカ 嬰ハ短調 Op.6-2、マズルカ 嬰ヘ短調 Op.6-1(ボブロヴィチ編)
ソコウォフスキ:練習曲ニ長調(ナジトーティ=トート編集)
シュチェパノフスキ:序奏とポーランド国家「ポーランドは未だ滅びず」による華麗なる変奏曲(マターニャ・オフィー編集)
マテウシュ・コヴァルスキ(G)
※使用楽器:Karl-Heinz Roemmich, 2015

録音:2020年9月11日−14日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベルNIFCから、なんとギターのアルバムが登場!
ショパンのマズルカのギター版に、ショパンと同世代のポーランドの作曲家たちの小品、「お手をどうぞ(ラ・チ・ダレム)による変奏曲」、「ドンブロフスキのマズルカ(ポーランド国家『ポーランドは未だ滅びず』)による変奏曲」を組み合わせた、ポーランド・ロマン派のギター作品集。英国ヴィクトリア女王のために演奏したという"ギターの王"スタニスワフ・シュチェパノフスキ、"ギターのバビロン"の名を冠されたマレク・ソコウォフスキ、そしてフランツ・リストによって"ギターのショパン"と称されたヤン・ネポムツェン・ボブロヴィチなど、いずれも偉大なギターの名手でもあったポーランドの作曲家たちの作品によって、「ポーランドとギター」というあまり馴染みのないイメージが深く結びつきます。ショパンの編曲もすべてボブロヴィチの手によるもので、同時代に編曲・演奏されていたギター・トランスクリプションです。
演奏は、ショパン音楽大学を首席で卒業し、23歳でウィーン楽友協会と上海大劇院でデビュー、2019年にEuroStrings国際ギター・コンクール(欧州各地のコンクール覇者による大会)で優勝したポーランドの若きヴィルトゥオーゾ・ギタリスト、マテウシュ・コヴァルスキ。現代のクラシック・ギター・ファンのみならず、ショパン愛好家、ポーランド音楽愛好家にとっても注目すべき重要なアルバムとなることでしょう。
NIFCCD-119(2CD)
ヤジェンプスキ:カンツォーナとコンチェルト集
アダム・ヤジェンプスキ(c.1590−1649):2声、3声または4声と通奏低音の為のカンツォーナとコンチェルト集(1627)
(オリジナル楽器による世界初録音)
ルーシー・ファン・ダール(Vn1&芸術監督)、マリネッテ・トロースト(Vn2)、ヤネケ・グイタルト(Vn3)、ブルース・ディッキー(ツィンク)、シャルル・トゥト(Tb)、アルベルト・グラッツィ(バスーン)、リヒテ・ファン・デル・メール(ヴィオラ・ダ・ガンバ1)、ライナー・ツィパーリング(ヴィオラ・ダ・ガンバ2)、ティティア・デ・ズヴァールト(ヴィオラ・ダ・ガンバ3)、フィオラ・デ・ホーフ(Vc)、マイケル・フェントロス(テオルボ)、アンソニー・ウッドロウ(ヴィオローネ)、ジャック・オッホ(クラヴィチェンバロ、オルガン)

録音:1993年10月18日−25日、ポーランド放送コンサート・スタジオ S-1(ポーランド、ワルシャワ)
グスタフ・レオンハルト、フランス・ブリュッヘン、トン・コープマンらオランダの巨匠たちと幅広く協力し、ブリュッヘンと共同で18世紀オーケストラを創設するなど古楽界の発展に寄与し、アムステルダム音楽院やハーグ王立音楽院で多くの後進を育成してきたオランダを代表するバロック・ヴァイオリニスト、ルーシー・ファン・ダール。NIFC(ポーランド国立ショパン研究所)の自主レーベルから、ポーランド放送の音源として残されていたルーシー・ファン・ダールの1993年の貴重な録音がリリース!
ポーランド国王ジグムント3世の宮廷で重用されたポーランド初期バロックの作曲家&ヴァイオリニスト、アダム・ヤジェンプスキ(c.1590−1649)の「カンツォーナとコンチェルト集」は、ヴァイオリン、管楽器、ヴィオラ・ダ・ガンバの中からの様々な組み合わせによる2声〜4声までと通奏低音で演奏される器楽曲集。ポーランド・バロック最古のコレクションとも言われるヤジェンプスキの作品を、ルーシー・ファン・ダールを筆頭にアメリカの名コルネット(ツィンク)奏者ブルース・ディッキーなど、当時の歴史的演奏のエリートたちが、初めてオリジナル楽器を用いてレコーディングし、その後のマイルストーンとなった名録音です。
NIFCCD-121134
(14CD)
ザ・リアル・ショパン〜タチアナ・シェバノワの芸術
ショパン:ピアノ作品集
■CD1/若き日の作品(1817−1827)
・ポロネーズ ト短調 [WN 2] (1817)
・ポロネーズ変ホ長調 [WN 1] (1817)
・ポロネーズ変イ長調 [WN 3] (1818)
・ポロネーズ嬰ト短調 [WN 5] (1824)
・ドイツ民謡「スイスの少年」の主題による変奏曲ホ長調 [WN 4] (1824)
・ロンド ハ短調 Op.1 (1825)
・マズルカ第53番ト長調 [WN 8] (1825−1826)
・マズルカ変イ長調(Op.7-4の第1稿) (1824)
・ワルツ変イ長調 [WN 28] (1827−1830)
・マズルカ風ロンド ヘ長調 Op.5 (1826以前)
・3つのエコセーズ Op.72 [WN 13] (1826? 1830?)
・マズルカ イ短調 op.68-2 [WN 14] (1826−1827)
・マズルカ第52番変ロ長調 [WN 7] (1825−1826)
・ポロネーズ ニ短調 Op.71-1 [WN 11] (1827?)
・葬送行進曲ハ短調 Op.72 [WN 9] (1826)
・ポロネーズ ロ短調 [WN 10] (1826)
■CD2/若き日の作品(1827−1830)
・夜想曲ホ短調 Op.72 [WN 23] (1827−1830)
・ソナタ ハ短調 Op.4 (1827−1828)
・ポロネーズ ヘ短調 Op.71-3 [WN 12] (1829?)
・ポロネーズ変ロ長調 Op.71-2 [WN 17] (1828)
・マズルカ ヘ長調 Op.68-3 [WN 25] (1829−1830)
・マズルカ第55番ニ長調 Op.posth (1829)
・ワルツ ハ短調 Op.69-2 [WN 19] (1829)
・ポロネーズ変ト長調 [WN 35] (1830)
・ワルツ変ニ長調 Op.70-3 [WN 20] (1829)
・マズルカ ハ長調 Op.68-1 [WN 24] (1830以前)
・変奏曲「パガニーニの思い出」イ長調 [WN 16] (1829)
■CD3/パリとワルシャワの間で(1829−1831)
・レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ嬰ハ短調 [WN 37] (1830)
・ワルツ ホ長調 [WN 18] (1829)
・ワルツ ホ短調 [WN 29] (1830?)
・4つのマズルカ Op.6 (1830−1831)
・ワルツ変ホ長調 (1830?)
・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22 (1830−1836)
・4つのマズルカ Op.7 (1830−1831)
・マズルカ ハ長調 Op.6-5 (1830−1831)
・3つの夜想曲 Op.9 (1830−1831)
・マズルカ嬰ヘ長調〜アレグレット [WN 36] (1829−1831)
・スケルツォ ロ短調 Op.20 (1831, 最終稿1834)
■CD4/パリにて(1831−1833)
・バラード ト短調 Op.23 (1831−1833)
・12の練習曲 Op.10 (1829−1832)
・4つのマズルカ Op.17 (1832−1833)
・マズルカ第56番変ロ長調 [WN 41] (1832)
・ワルツ変ト長調 Op.71-1 [WN 42] (1832)

■CD5/パリにて(1833−1836)
・3つの夜想曲 Op.15 (1830−1833)
・4つのマズルカ Op.24 (1833−1836), (1834−1835?)
・エロルドの「リュドヴィク」の主題による華麗な変奏曲 Op.12 (1833)
・マズルカ ハ長調 Op.67-3 [WN 48] (1835)
・マズルカ ト長調 Op.67-1 [WN 26] (1835?)
・マズルカ第57番ハ長調 Op.posth (1825? 1833?)
・ボレロ イ短調 Op.19 (1833)
・マズルカ第58番変イ長調「シマノフスカ」 [WN 45] (1834)
・前奏曲変イ長調(プレスト)[WN 44] (1834)
・ワルツ変イ長調 Op.69-1 [WN 47] (1835以前)
・幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66 [WN 46] (1834頃)
・2つのポロネーズ Op.26 (1831−1836)
■CD6/パリにて(1835−1837)
・12の練習曲 Op.25 (1837以前)
・4つのマズルカ Op.30 (1835−1837)
・2つの夜想曲 Op.32 (1835−1837)
・即興曲変イ長調 Op.29 (1837)
・スケルツォ ロ短調 Op.31 (1835−1837)
・夜想曲変ニ長調 Op.27-2 (1833−1836)
■CD7/パリ、マジョルカ島にて(1837−1839)
・ワルツ ヘ長調 Op.34-3 (1838以前)
・ワルツ変イ長調 Op.34-1 (1838以前)
・4つのマズルカ Op.33 (1836−1838)
・2つのポロネーズ Op.40 (1838−1839)
・24の前奏曲 Op.28 (1831?−1839)
■CD8/マジョルカ島、ノアンにて(1838−1839)
・バラード ヘ長調 Op.38 (1839)
・4つのマズルカ Op.41 (1838−1839)
・スケルツォ嬰ハ短調 Op.39 (1839)
・即興曲嬰ヘ長調 Op.36 (1839)
・2つの夜想曲 Op.37 (1839)
・夜想曲ハ短調 [WN 62] (1837−1838)
・ソナタ ハ短調 Op.35 (1839)
■CD9/パリ、ノアンにて(1840−1841)
・2つの夜想曲 Op.48 (1841)
・前奏曲嬰ハ短調 Op.45 (1841)
・ポロネーズ嬰ヘ短調 Op.44 (1841)
・マズルカ イ短調 Dbop.42A (1839−1840)
・フーガ イ短調(1827年または1841年)
・春 [WN 52a] (1838)
・ワルツ イ短調 Op.34-2 (1831)
・ワルツ変イ長調 Op.42 (1839−1840)
・ワルツ ヘ短調 Op.70-2 [WN 55] (1841)
・タランテラ変イ長調 Op.43 (1841)
・幻想曲ヘ短調 Op.49 (1841)
・バラード変イ長調 op.47 (1841)
■CD10/晩年の作品(1833−1842)
・演奏会用アレグロ イ長調 Op.46 (1832−1841)
・ベッリーニの歌劇「清教徒」の主題よる変奏曲ホ長調 Dbop.29 (1837−1838)
・スケルツォ ホ長調 Op.54 (1842)
・3つのマズルカ Op.50 (1842)
・即興曲変ト長調 Op.51 (1842)
・ワルツ変ホ長調 Op.18 (1833)
・バラード ヘ短調 Op.52 (1842)
・ポロネーズ変イ長調 Op.53 (1842)
■CD11/晩年の作品(1843−1844)
・夜想曲嬰ハ短調 Op.27-1 (1833?1836)
・モデラート ホ長調「アルバムの一葉」[WN 56] (1843)
・3つのマズルカ Op.56 (1843)
・2つの夜想曲 Op.55 (1843)
・ソナタ ロ短調 Op.58 (1844)
・子守歌変ニ長調 Op.57 (1844)
■CD12/晩年の作品(1845−1849)
・3つのマズルカ Op.59 (1845)
・舟歌嬰ヘ長調 Op.60 (1846)
・幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61(1845−1846)
・2つの夜想曲 Op.62 (1845−1846)
・3つのマズルカ Op.63 (1846)
・ギャロップ・マルキ変イ長調 (1846−1847)
・3つのワルツ Op.64 (1840−1847)
・マズルカ イ短調 Op.67-4 (1846−1847)
・マズルカ ト短調 Op.67-2 (1848−1849)
・ラルゴ変ホ長調 (1847)
・マズルカ ヘ短調 Op.68-4 (1849)
■CD13/オーケストラを伴う作品集
・ポーランド民謡による大幻想曲イ長調 Op.13 (1829)
・モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の「ラ・チ・ダレム・ラ・マーノ」による変奏曲変ロ長調 Op.2 (1827−1828)
・ロンド・ア・ラ・クラコヴィアク ヘ長調 Op.14 (1828)
・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22 (1834; 1830−1836頃)
■CD14/ピアノ協奏曲集 (1829−1830)
・ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21 (1829−1830)
・ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11 (1830)
タチアナ・シェバノワ(ピリオド・ピアノ/エラール1849年製)、
フランス・ブリュッヘン(指)、
18世紀オーケストラ

録音:ピアノ独奏作品:2007年−2010年、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド
協奏的作品:2009年−2010年、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ&ポーランド国立歌劇場「テアトロ・ヴィエルキ」(ワルシャワ、ポーランド)
1980年に開催された第10回ショパン国際ピアノ・コンクールではダン・タイ・ソンに続く第2位に輝くと同時に2つの特別賞(ポロネーズ賞、協奏曲賞)を受賞し、一挙にその名を世界へと広めたロシア出身の名女流タチアナ・シェバノワ。
モスクワ音楽院でロシアン・ピアノ・スクールの名ピアニストにして名教師ヴィクトル・メルジャーノフに師事し、ショパン・コンクール入賞後にはポーランド国籍を取得して主な活躍の場を「ショパンの祖国」へと移して世界有数のショパン弾きとして国際的な活躍を展開したシェバノワが、病を得て2011年3月1日に惜しくも58歳という若さでこの世を去ってから今年2021年で早くも10年を迎えました。
この没後10周年という節目の年にシェバノワの生前の多大な功績を称えるため、ポーランド、ワルシャワの国立フリデリク・ショパン研究所(NIFC)のプロジェクトとして2007年から2010年にかけてレコ―ディングが行われた、1849年製のエラールのピリオド・ピアノによる「ショパンのピアノ独奏作品&協奏的作品集」が14枚組のボックスで登場します!
国立フリデリク・ショパン研究所(NIFC)が所蔵している数多くの「ショパンの時代」に製作された貴重なピリオド・ピアノの中から1849年製のエラールを好んで弾き続けたシェバノワ。
このエラールとの運命的な出会いを果たしたシェバノワは新たな情熱と使命感を得て、その人生の最後の数年間を自身が最も愛した作曲家に捧げました。
いくつかの小品や室内楽作品、歌曲を除き、ショパンの主要なピアノ作品が歴史的な楽器(ピリオド・ピアノ)と1人のピアニストによって録音された初めての快挙であると同時に、稀代のショパン弾きであったタチアナ・シェバノワがその晩年にたどり着いたショパンの解釈の結論であり、その録音芸術のクライマックスの記録でもある今回の録音集成。
同じく今は亡き巨匠フランス・ブリュッヘンが指揮する18世紀オーケストラの共演を含め、シェバノワが晩年に遺した素晴らしき功績が輝きを放ちます。
NIFCCD-135
モニューシュコ:歌曲集 第3巻
四季/ジグムントの柱の下/3つの花/穏やかな川の上で/運命/マズールへの呼びかけ/私のコロヴァイ/小さなナイチンゲール/即興曲/天使の子/氷上のボール/鹿毛の雄馬を飼っていた/水を求めて/村長の歌/盗癖/涙/幸せな日々/夕暮れに/村のハーディー・ガーディー・マン(3)/漁師/歌「Lo the sun it’s dial’s hidden」/ラメント第5番/酔い騒ぐ老人/マチェク
マリウシュ・ゴドレフスキ(Br)、
ラドスワフ・クレク(ピリオド・ピアノ/クラール&ザイトラー1864)

録音(ライヴ):2021年1月3日-6日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
2019年に生誕200年を迎えNI-FC(ポーランド国立ショパン研究所)がその作品の再発見、再評価に総力を挙げている作曲家、スタニスワフ・モニューシュコの歌曲集第3弾!モニューシュコは「ポーランド・オペラの父」と言われ、フレデリック・ショパンと並ぶポーランドを代表する作曲家の一人です。近年ではピリオド楽器による主要なオペラ作品のリリースが続いており、歌曲集も継続しています。前作(NI-FCCD116)に引き続き、ポーランドの国内外の多くのオペラ・シーンで活躍し、ドイツ・リート、イギリス・バロックなどもレパートリーとするポーランド有数のバリトン歌手、マリウシュ・ゴドレフスキが歌います。今作では1864年製のクラール&ザイトラーのピアノが使用されており、前作までとはまた違った響きを出しています。
NIFCCD-136
レッセル、シューマン、ショパン:室内楽作品集
フランティシェク・レッセル(c.1780-1838):大三重奏曲 変ホ長調 Op.4(P、クラリネットとホルンのための)(c.1806)
シューマン:幻想小曲集 Op.73(クラリネットとピアノのための)(1849)
ショパン:三重奏曲 ト短調 Op.8(ロレンツォ・コッポラ編/クラリネット、チェロとピアノのための)(1828 lub/or 1829)
アンサンブル・ディアローギ〔クリスティーナ・エスクラペス(ピリオド・ピアノ/ブッフホルツc.1825-26モデル&グラーフc.1819モデル)、ロレンツォ・コッポラ(Cl)、クリスティン・フォン・デア・ゴルツ(Vc)、バルト・アールベイト(Hrn)〕

録音:2020年8月、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベル「NIFC」による『ショパンの時代の音楽』シリーズから、「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭2020」で行われた、アンサンブル・ディアローギのアルバムが登場です。アンサンブル・ディアローギは、創設者の一人であるフォルテピアノ奏者のクリスティーナ・エスクラペスと、フライブルク・バロック・オーケストラやラ・プティット・バンドなどの世界の主要なバロック・オーケストラと共演しているロレンツォ・コッポラ、1991年から2004年までフライブルク・バロック・オーケストラのメンバーであったクリスティン・フォン・デア・ゴルツ、そしてフライブルク・バロック・オーケストラの首席ホルン奏者のバルト・アールベイトといった凄腕揃いのアンサンブルです。2019年には一部メンバーは違いますが、来日公演も行っており非常に話題となりました。このアルバムでは、ハイドンに師事したポーランドの作曲家フランティシェク・レッセルと、シューマンとショパンの作品を、古楽アンサンブルとは思えないほど表情豊かに演奏しています。名手たちが集ったアンサンブル・ディアローギの圧巻の演奏をお楽しみください。
NIFCCD-137(2CD)
ショパンの時代
■CD1
アドルフ・グートマン(1819-1882):夜想曲 変イ長調 Op.8-1、つむじ風 〜華麗なるギャロップ Op.37、華麗なるポロネーズ Op.21
カール・フィルチュ(1830-1845):ヴェニスの別れ ハ短調 Op.posth.、舟歌 変ト長調 Op.3-2、マズルカ 変ホ短調 Op.3-3
カロル・ミクリ(1821-1897):マズルカ 変ニ長調 Op.3、マズルカ ト長調 Op.10、ルーマニア民謡集(セレクション)
■CD2
ユリアン・フォンタナ(1810-1869):ロリータ〜華麗なる大ワルツ Op.11、マズルカ ホ長調 Op.21
マティルド・ド・ロスチャイルド(1832-1924):アルバムの綴り Op.2
トマス・テレフセン(1823-1874):マズルカ ト長調 Op.3-2、マズルカ 変ロ長調 Op.3-3、マズルカ 嬰ヘ短調 Op.3-4、夜想曲 ホ長調 Op.11-2、夜想曲 ヘ長調 Op.2、夜想曲 変ト長調 Op.39、華麗なるワルツ 変イ長調 Op.5-1
シプリアン・カツァリス(P)

録音:2020年10月13日-16日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:ベヒシュタイン D 282
世界的なショパン弾きでもあるカツァリスは、NIFC(ポーランド国立ショパン研究所)からは、ショパンと同世代のスタニスワフ・モニューシュコのピアノ作品集(PNIFCCD113)というレア・レパートリーをリリースしていましたが、今作はショパンと同世代(年齢的には同い年から10〜20年程下の世代)の6人の音楽家のピアノ作品をセレクトした2枚組。それぞれショパンの弟子や友人であり、また助手やショパンの作品の清書、校訂、出版、教育などで彼の遺産を後世に繋いだコンポーザー=ピアニストたちで、当時は多くの作品が著名な出版社から出版され、パリのサロンで親しまれていましたが、19世紀末にはそのほとんどが演奏会からも出版市場からも姿を消しました。ここで紹介されるのは、夜想曲、マズルカ、ワルツ、バルカロール(舟歌)、ポロネーズ、ギャロップ、ルーマニア民謡、そしてフィルチュの「ヴェニスの別れ」、グートマンの「つむじ風」、ロスチャイルドの「思い出」(Op.2-3)など詩的なタイトルの付けられた小品から構成され、抒情的でどこか懐かしく、独特の魅力を持つ音楽が並びます。過度にピアニスティックな技術を要求するものはありませんが、いくつかの作品はヴィルトゥオーゾ的な特徴を持ち、時には高貴で英雄的な要素やパロディ的でサーカスのような性格の作品もあり、舞踏曲(マズルカ、ワルツ)と雰囲気のある小品(夜想曲)がバランスよく配置されています。ショパンの音楽を完全に手中に収めてきたシプリアン・カツァリスなればこそ、シンプルで繊細なこれらの知られざる作品の魅力を引き出せるというもの。反田恭平や小林愛実、ガジェヴ、ガルシア・ガルシアなどショパン・コンクールで活躍した若きスター達が参加し日本でも注目を浴びた『ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭2022』ではカツァリスはこのアルバムのプログラムを披露して喝采を浴びています。カツァリスがその魔法の両手で再現する19世紀の華麗なサロン音楽にご期待ください!
NIFCCD-139
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉 Hob.XX/1A
1. 序章(Maestoso ed adagio)
2. 朗読(ルカによる福音書 第23章 第33-34説)
3. ソナタ第1番(Largo) 「父よ、彼らをおゆるしください。」
4. 朗読(ルカによる福音書 第23章 第39-43節)
5. ソナタ第2番(Grave e cantabile) 「あなたはきょう、わたしと一緒に楽園にいるであろう」
6. 朗読(ヨハネによる福音書 第19章 第25-27節)
7. ソナタ第3番(Grave) 「婦人よ、ごらんなさい。これはあなたの子です」
8. 朗読(マタイによる福音書 第27章 第45-46節)
9. ソナタ第4番(Largo) 「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」
10. 朗読(ヨハネによる福音書 第19章 第28節)
11. ソナタ第5番(Adagio) 「わたしは、かわく」
12. 朗読(ヨハネによる福音書 第19章 第29-30節)
13. ソナタ第6番(Lento) 「すべてが終った」
14. 朗読(ルカによる福音書 第23章 第44-46説)
15. ソナタ第7番(Largo) 「父よ、わたしの霊をみ手にゆだねます」
16. 朗読(マタイによる福音書 第27章 第51-52節)
17. 地震(Presto e con tutta la forza)
フランス・ブリュッヘン(指)、
18世紀オーケストラ、
グスタフ・ホロウベク(朗読)

録音:2004年11月、ユトレヒト(オランダ)&ライデン(オランダ)でのライヴ録音/朗読部分:1999年9月30日、聖ペテロ&パウロ教会(カトヴィツェ)
Glossaからリリースされていたフランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラの名盤(GCD921109)、ハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」管弦楽版の2004年ライヴ録音が、NIFC(ポーランド国立ショパン研究所)から新装登場!
Glossa盤では、オランダ系アメリカ人作曲家のロン・フォード(1959-)が作曲した器楽による「間奏曲」を間に挟んで楽章間の空白を音楽的に活用していましたが、NIFC盤ではポーランドの名俳優、政治家としても活動したグスタフ・ホロウベク(1923-2008)による聖書(作品のコンセプトでもあるそれぞれの「イエスの言葉」が含まれる箇所)の朗読(1999年録音/ポーランド語)を楽章間に挟み、オラトリオ版のようなスタイルで再構成されています。
ブックレットには朗読部分のポーランド語&英語テキストと、「イエスの言葉」に対応する譜例などが掲載されています。
NIFCCD-141142(2CD)
モーツァルト:歌劇 「ドン・ジョヴァンニ」(ビゼー編曲ピアノ独奏版) シプリアン・カツァリス(P)

録音:2021年8月1日-8日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:ベヒシュタイン D 282
鍵盤の魔術師シプリアン・カツァリスがNIFC(ポーランド国立ショパン研究所)からリリースするスペシャル・プログラム第3弾は、なんとモーツァルトの名作オペラ「ドン・ジョヴァンニ」のピアノ独奏版!
「ドン・ジョヴァンニ」のピアノ版と言えば、リストの「ドン・ジョヴァンニの回想」や、ショパンの「ラ・チ・ダレム変奏曲」(『お手をどうぞ』による変奏曲)が有名で、カツァリスは過去にタールベルク編曲の「ドン・ジョヴァンニによる幻想曲」も録音していましたが、ここではジョルジュ・ビゼーが序曲やアリア、二重唱などをピアノ独奏用に編曲した全27曲を収録。1曲でも珍しいビゼー版ドン・ジョヴァンニですが、全曲録音はおそらく世界初ではないかと思われます。
1860年代、ローマ賞受賞者でありながら舞台作品の上演に苦労し、1863年リリック座で初演された「真珠採り」も酷評されたビゼーが、出版社のために(お金のために)書き下ろし、1866年に出版されたピアノ独奏版「ドン・ジョヴァンニ」。とはいえ、単純なトランスクリプションではなく、原曲に大胆な干渉も行い、後の傑作「カルメン」に繋がる明確な道しるべとしての役割も果たした魅力的な作品となっています(「ドン・ジョヴァンニ」と「カルメン」は物語の舞台やテーマなど多くの共通点も持っています)。
これまで、数々のピアノ・トランスクリプションの名録音を残してきたシプリアン・カツァリスが贈る「ビゼー版ドン・ジョヴァンニ」にご注目ください!
NIFCCD-143
リピンスキ:交響曲集
スタニスワフ・モニューシュコ:演奏会用序曲「おとぎ話」
カロル・リピンスキ:交響曲 ハ長調 Op.2-2、
 交響曲 変ロ長調 Op.2-3
{oh!} オルキェストラ・ヒストリチナ、
ディルク・フェルミューレン(指)

録音:2019年9月&2021年8月(ポーランド)
小泉元首相のお気に入りの作曲家としても知られる「ポーランドのパガニーニ」ことカロル・リピンスキ(1790-1861)の知られざる交響曲に、NIFCが積極的に録音を進めている19世紀ポーランド楽壇の重要人物、スタニスワフ・モニューシュコのもっとも優れたオーケストラ作品とされる「おとぎ話 Bajka」をカップリング!
リピンスキは当時の最も偉大なヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾのひとりであり、19世紀前半のポーランドのピアノ音楽を代表するのがショパンなら、ヴァイオリン音楽を代表するのはリピンスキだと言うことができるでしょう。1818年に彼と2度共演したパガニーニは、「1番のヴァイオリニストが誰かは分からないが、2番目はリピンスキである」と述べ、リピンスキにアマティのヴァイオリンを遺贈しています。またシューマンもリピンスキの演奏を称え、彼に「謝肉祭」を献呈しました。ここに収められた2つの交響曲はどちらも1810年以前に書かれたもので、旋律の豊かさ、創意工夫が若きリピンスキの疑う余地のない才能を証明しています。一方、モニューシュコの演奏会用序曲「おとぎ話」は、1848年頃に作曲・初演されたもので、作曲者自身の一番のお気に入り作品でした。作品はソナタや交響詩の要素を含んでおり、旋律の独創性、主題の巧みな扱い、色彩的なオーケストレーションなど、モニューシュコの魅力が詰まっています。これらの作品を色鮮やかに聴かせるのは、ヤクブ・ゴウォンベク(ポーランド古典派の作曲家、c.1739-1789)の交響曲集(NIFCCD-115)でも素晴らしい演奏を披露した、ポーランドの古楽器オーケストラ「{oh!} オルキェストラ・ヒストリチナ」(ヒストリカル・オーケストラ 「oh!」)です。


NIFCCD-200
ショパン協会モダン・シリーズ1〜ヤン・リシエツキ
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11*
ヤン・リシエツキ(P)
ハワード・シェリー(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア

録音:2008年8月21日、2009年8月20日* ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホールでのライヴ
「NIFC」レーベルの新シリーズ「ショパン協会モダン・シリーズ」第1弾。ソリストは、ポーランド人の両親を持つヤン・リシエツキ。1995年3月23日生まれなので、録音時点で10代前半!ヨーヨー・マ、エマニュエル・アックスといった名手たちと共演を重ね、2009年浜松国際ピアノアカデミーコンクールでは見事第3位を受賞。その演奏はいわゆる器用なだけのマセた演奏ではなく、洗練された音色を湛えた清流のような美しさに満ちています。忘れてならないのはピアニストとして著名なシェリーの指揮。アーティキュレーションやアクセントにかなりこだわった解釈で、リシエツキのすがすがしい演奏と好対照をなしながら、緊張感あふれる空気を醸し出し、終演後の拍手も盛大。 【湧々堂】
NIFCCD-201
ショパン:ピアノと管弦楽の為の作品集
モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲変ロ長調 Op.2
ポーランドの歌による幻想曲 イ長調 Op.13
ロンド・クラコヴィアク ヘ長調 Op.14
アンダンテ・スピアナートと華麗なポロネーズ 変ホ長調 Op.22
ピオトル・アレクセヴィチ(P/スタインウェイ D,578221)、
ハワード・シェリー(指)、
シンフォニア・ヴァルソヴィア

録音:2019年11月25日−28日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・ホール(ポーランド、ワルシャワ)
2000年生まれのポーランドの若き才能、ピオトル・アレクセヴィチと、ハワード・シェリー率いるシンフォニア・ヴァルソヴィアによる、ショパンのピアノと管弦楽の為の作品集!有望な若いアーティストを紹介するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)自主レーベルの「デビュー/ヤング・タレント」シリーズより2019年にリリースされたデビュー・アルバム(NIFCCD704 ショパンやリスト、ラヴェルの作品を収録)でも名演を聞かせたアレクセヴィチは、ダン・タイ・ソン、ジャック・ルヴィエ、ドミトリ・アレクセーエフらのマスター・クラスを受け、フランスの権威あるガニー国際ピアノ・コンクール2017でグランプリと聴衆賞を獲得した逸材。そのほかポーランドのグダニスクで行われたナショナル・ショパン・ピアノ・コンクール2017で第1位と協奏曲賞、ポーランドのサノクで行われた第8回国際ピアノ・フォーラムで「ゴールデン・パルナッソス2018賞」なども受賞し、2018年と2019年の「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」にも出演しているという、ポーランドの若い世代のもっとも才能あるピアニストの一人です。
NIFCCD-202
ショパン:夜想曲集
夜想曲第21番ハ短調WN.62
夜想曲第16番変ホ長調Op.55-2
夜想曲第12番ト長調Op.37-2
夜想曲第11番ト短調Op.37-1
夜想曲第10番変イ長調Op.32-2
夜想曲第1番変ロ短調Op.9-1
夜想曲第15番嬰ヘ長調Op.15-2
夜想曲第3番ロ長調Op.9-3
夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1
夜想曲第9番ロ長調Op.32-1
夜想曲第19番ホ短調Op.72-1(WN.23)
夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
夜想曲第15番ヘ短調Op.55-1
夜想曲第20番嬰ハ短調《レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ》(WN.37)
ダン・タイ・ソン(P/スタインウェイD 578221)

録音:2009年11月26日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
ダン・タイ・ソンがモダン・ピアノで弾く「夜想曲集」のプログラムは、1849年製エラールで弾いた「夜想曲」(NIFCCD 020)と同じ曲目、曲順で組まれており、レコーディングもエラールを弾いた翌日に行われ、演奏時間もその差は約12秒とほぼ同じ。
"ヒストリカル"の1849年製エラールと"モダン"のスタインウェイ。それぞれの楽器から生まれるショパンの「夜想曲」の表情、内から湧き上がる感情、響きの違いをダン・タイ・ソンの演奏で確かめることの出来る又と無い機会です。
NIFCCD-204(2CD)
ショパン:マズルカ全集
マズルカ.変ロ長調(WN.7)
マズルカ.ト長調(WN.8)
マズルカ.イ短調(WN.14)
マズルカ.ハ長調(WN.24)
マズルカ.ヘ長調(WN.25)
マズルカ.ト長調(WN.26)
マズルカ.変ロ長調(WN.41)
マズルカ.Op.6/マズルカ.Op.7
マズルカ.Op.17/マズルカ.変イ長調(WN.45)
マズルカ.ハ長調(WN.48)/マズルカ.Op.24
マズルカ.Op.30/マズルカ.Op.33
マズルカ.Op.41/マズルカ.イ短調 Dbop.42A
マズルカ.イ短調 Dbop.42B 「ノートル・タン」
マズルカ.Op.50/マズルカ.Op.56
マズルカ.Op.59/マズルカ.Op.63
マズルカ.イ短調(WN.60)
マズルカ.ト短調(WN.64)/マズルカ.ヘ短調(WN.65)
ドミトリー・アレクセーエフ(P/スタインウェイ D.578221)

録音:2013年4月21日−24日&7月22日−25日、
ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
アレクセーエフは、1947年モスクワ生まれ、モスクワ音楽院卒業、リーズ国際ピアノ・コンクール優勝をはじめとする数々の受賞歴を持ち、世界中で活動するピアニスト。2015年に行われる第17回ショパン国際ピアノ・コンクールでは審査員を務める予定です。アレクセーエフが弾くのは、ショパンが10代から晩年まで書き続けたポーランドの舞曲、マズルカ集。作品6が「5つのマズルカ」になっているなど、ナショナル・エディション(エキエル版)に基づく分類による55曲のマズルカ。すべて作曲年代順に収録されており、ショパン愛聴家にはもちろん、学習者やコンクール挑戦者にとっても価値のある音源となることでしょう。
NIFCCD-206
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2
夜想曲第17番ロ長調Op.62-1
ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44
夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2
バラード第3番変イ長調Op.47
夜想曲第3番ロ長調Op.9-3
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
アダム・ハラシェヴィチ(P/スタインウェイ)

録音:2010年3月31日&4月1日−2日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
1955年の第5回ショパン国際ピアノ・コンクールで第1位に輝き(第2位はアシュケナージ)、1995年の第13回から2010年の第16回まで4大会連続でショパン国際ピアノ・コンクールの審査員という重責を担ってきたポーランドの重鎮アダム・ハラシェヴィチ(1932−)。17年間をかけて完成させたショパンの「マズルカ全集」(NIFCCD-208-209)以来となるNIFCレーベルでのリリース第2弾は、スタインウェイで弾く「ピアノ・ソナタ第3番」をメインとしたプログラム。
NIFCCD-207
ショパン:ワルツ集、他
スケルツォ第1番ロ短調 Op.20
前奏曲第25番嬰ハ短調 Op.45
即興曲第1番変イ長調 Op.29
バラード第3番変イ長調 Op.47
ワルツ第12番ヘ短調 Op.70-2
ワルツ第10番ロ短調 Op.69-2
ワルツ変イ長調 WN28
ワルツ.イ短調 WN63
ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1「小犬」
ワルツ第8番変イ長調 Op.64-3
ワルツ第3番イ短調 Op.34-2「華麗なる円舞曲」
ワルツ第9番変イ長調 Op.69-1「別れ」
バラード第2番ヘ長調 Op.38
スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
エヴァ・ポブウォツカ(P)
※スタインウェイ

録音:2009年&2011年、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールで入賞&マズルカ賞受賞を果たし、現在は母国ポーランドの中でも特に傑出した女流ピアニストの1人として高い名声を誇るエヴァ・ポブウォツカ。2005年のショパン国際ピアノ・コンクールでは審査員に選出され、日本にも客員教授として招聘されるなど教育面での活躍も多いポブウォツカが、ヒストリカル・ピアノの1848年製プレイエルで弾いた演奏(NIFCCD 015)に続き、モダン・ピアノのスタインウェイでNIFC再登場!
NIFCCD-208(2CD)
ショパン:マズルカ全集
マズルカOp.6/マズルカOp.7
マズルカOp.17/マズルカOp.24
マズルカOp.30/マズルカOp.33
マズルカOp.41/マズルカOp.50
マズルカOp.56/マズルカOp.59
マズルカOp.63
マズルカ イ短調Dbop.42A
マズルカ イ短調Dbop.42B《ノートル・タン》
マズルカOp.67/マズルカOp.68
マズルカ第52番変ロ長調(WN.7)
マズルカ第53番ト長調(WN.8)
マズルカ第54番ニ長調
マズルカ第56番変ロ長調(WN.41)
マズルカ第57番ハ長調
マズルカ第58番変イ長調(WN.45)
アダム・ハラシェヴィチ(P/スタインウェイ)

録音:1993年−2010年、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
1955年の第5回ショパン国際ピアノ・コンクールでアシュケナージを押さえて第1位に輝いたアダム・ハラシェヴィチ。1995年、2000年、2005年、2010年のショパン国際ピアノ・コンクールで審査員を務めた重鎮が弾くマズルカ集は、ハラシェヴィチ、ポーランド放送、NIFCの長期間にわたる協力関係が実現させた記念碑的演奏!
NIFCCD-210
ショパン:トマス・ムーアの民謡の主題による変奏曲ニ長調(4手連弾) WN.6*/**
マイアベーアの歌劇「悪魔のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲ホ長調*/**(4手連弾)
ロンド.ハ長調 Op.73*/**(2台ピアノ)
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22*
4つのマズルカ Op.17*
ディーナ・ヨッフェ(P)*、
ダニエル・ワイマン(P)**
※スタインウェイ

録音:2010年5月21日−25日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
ネイガウス・スクールの名教師ヴェラ・ゴルノスタエヴァのピアニズムを継承し、1975年のショパン国際ピアノ・コンクール第2位受賞の大ピアニスト、ディーナ・ヨッフェ。ラトビアの名手ディーナ・ヨッフェと息子のダニエル・ワイマンの2度目となる共演盤は、前作(NIFCCD 024)のヒストリカル・ピアノ(エラール1849年製&プレイエル1848年製)ではなく、モダン・ピアノのスタインウェイを使用!ヨッフェ&ワイマン親子のデュオ・プログラムには、4手連弾&2台ピアノ、さらにはディーナ・ヨッフェのソロを収録。"リアル・ショパン"でのヒストリカル・ピアノ盤(NIFCCD 024)との聴き比べも非常に興味深いところ。
NIFCCD-212
ショパン:4つのスケルツォ
スケルツォ第1番ロ短調 Op.20
前奏曲第6番ロ短調 Op.28-6
スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
前奏曲第15番変ニ長調「雨だれ」
幻想曲ヘ短調 Op.49
スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
夜想曲第14番嬰ヘ短調Op.48-2
夜想曲第20番嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
ピオトル・パレチニ(P/スタインウェイ)

録音:2014年3月4日−7日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
20世紀〜21世紀初頭におけるショパンの演奏と研究の世界的権威ヤン・エキエル(1913−2014)の高弟の1人、ピオトル・パレチニ(1946−)の新録音!ドゥシニキ・ズドゥルイ国際ショパン音楽祭、国際パデレフスキ・ピアノコンクールの芸術監督としても活躍し、第17回ショパン国際ピアノコンクールで審査員を務めるパレチニの新たなショパンは、「4つのスケルツォ」に前奏曲や夜想曲などを組み合わせた味わい深いプログラム。ショパンの祖国ポーランドの今を代表する名手、パレチニによる待望の新録音が登場です。
NIFCCD-213
ショパン:4つのバラード
バラード第1番ト短調 Op.23
即興曲第1番変イ長調 Op.29
バラード第2番ヘ長調 Op.38
即興曲第2番嬰ヘ長調 Op.36
バラード第3番変イ長調 Op.47
即興曲第3番変ト長調 Op.51
バラード第4番ヘ短調 Op.52
3つのエコセーズ Op.72-3
フィリップ・アントルモン(P/スタインウェイ)

録音:2014年3月31日&4月1日−3日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
2010年の第16回に続き、2015年の第17回ショパン国際ピアノコンクールの審査員に名を連ねているフランスが誇る世界的ピアニスト、フィリップ・アントルモン。ショパン・コンクール・イヤーという絶好機にNIFC(ショパン・インスティテュート)から発売となるアントルモンのショパンは、「4つのバラード」がメイン・プログラム!現在のフランスを代表する名匠であり、世界有数のショパン弾き、アントルモンの"現在"のショパンを聴くことの出来る要注目盤です。

NIFCCD-214
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330、
 幻想曲ニ短調 K.397
ショパン:マズルカ第15番ハ長調 Op.24-2
 マズルカ第17番変ロ短調 Op.24-4、
 練習曲第13番変イ長調 Op.25-1 「エオリアン・ハープ」、
 ポロネーズ第1番嬰ハ短調 Op.26-1
アンジェイ・ヤシンスキ(P/スタインウェイ)

録音:2014年10月18日、20日−21日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
クリスチャン・ツィメルマンを始めとする多くの世界的ピアニストを育て、ショパン国際ピアノ・コンクールでの審査委員長(第14回〜第16回)など、多くの国際コンクールでの審査委員も務めてきたヤシンスキ。円熟の表現で魅せるモーツァルトのピアノ・ソナタ、ポーランドの息吹が根付いた極上のマズルカとポロネーズをご堪能あれ!
☆YouTubeにて、ヤシンスキが弾くモーツァルトのピアノ・ソナタK.330がご視聴いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=XlpNd7ZFT48
NIFCCD-215
ショパン:練習曲Op.10、Op.25 クシシュトフ・ヤブウォンスキ(P)

録音:2015年5月6日−8日、10日&6月9日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
クシシュトフ・ヤブウォンスキは、ポーランドに生まれカトヴィツェ音楽院ではアンジェイ・ヤシンスキに師事。1985年の第11回ショパン国際ピアノ・コンクールで第3位入賞を果たし、その後もミラノ、モンツァ、ダブリン、ニューヨーク、カルガリーなど各国際コンクールで入賞。現在はワルシャワのフレデリック・ショパン音楽大学で教鞭をとり、ショパン・コンクールの審査員も務めるなど、ポーランドを代表するショパン弾きの一人として活躍するピアニスト。たびたび来日公演も行っており、2017年2月にもリサイタル&アントニ・ヴィット指揮、新日本フィルとの共演を予定しているクシシュトフ・ヤブウォンスキ。ポーランドの巨匠がスタインウェイの輝かしく硬質な音色で魅せる、極上の練習曲集です。
NIFCCD-216
ショパン:ポロネーズ ト短調(WN.2)
ポロネーズ変ロ長調(WN.1)
ポロネーズ変イ長調(WN.3)
ポロネーズ嬰ト短調(WN.5)
ポロネーズ変ロ短調「別れ」(WN.10)
ポロネーズ変ト長調(WN.35)
ピアノ・ソナタ第1番ハ短調 Op.4
モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲変ロ長調 Op.2
フィリップ・ジュジアーノ(P/スタインウェイ)

録音:2016年6月14日−16日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
1990年の第12回ショパン国際ピアノ・コンクールに初出場で入賞を果たし、1995年の第13回大会では見事最高位を受賞したマルセイユ生まれのフランスの名ピニスト、フィリップ・ジュジアーノがNIFC初登場!パリ国立音楽院でジャック・ルヴィエにピアノを師事し、ショパン・コンクールで成功を収めた後、フランスのショパン弾きとしての名声を確立したフィリップ・ジュジアーノ。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへの出演など、近年日本での活躍も多いフランスの名手が、丁寧なアプローチ、粒立ちの揃った美しく煌めく高音を存分に聴かせてくれるショパンの新録音が登場です。

NIFCCD-217
ショパン:24の前奏曲 Op.28
ポロネーズ第1番嬰ハ短調 Op.26-1
ポロネーズ第2番変ホ短調 Op.26-2
カタジーナ・ポポヴァ=ズィドロン(P/スタインウェイ)

録音:2014年9月13日−15日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール
第9回ショパン国際ピアノ・コンクールで入賞し、コンサート活動からマスタークラスやセミナーなど教育活動にも情熱を注いでいるブルガリア出身のポーランド人ピアニスト、カタジーナ・ポポヴァ=ズィドロン。ラファウ・ブレハッチや、第16回ショパン国際ピアノ・コンクール(2010)で唯一のポーランド人ファイナリストとなったパヴェウ・ヴァカレツィの師として知られ、2015年の第17回ショパン国際ピアノ・コンクールではアンジェイ・ヤシンスキから審査委員長という重責を受け継いだピアニスト。ポポヴァ=ズィドロンの深い解釈から紡ぎだされる、完璧なバランスのプレリュード。優雅で情熱的なポロネーズ。ポーランド・ピアノ界を支える名手による上質のショパンです。
☆YouTubeにて、ポポヴァ=ズィドロンが弾く前奏曲Op.28-24がご視聴いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=uJvqhkl94VA
NIFCCD-218
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35「葬送」
舟歌嬰ヘ長調 Op.60
3つの新しい練習曲 Dbop.36〔第1番ヘ短調、第2番変イ長調、第3番変ニ長調〕
ポロネーズ第4番ハ短調 Op.40-2
夜想曲第6番ト短調 Op.15-3
ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44
ディナーラ・クリントン(P/スタインウェイ)

録音:2016年8月12日−14日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
2007年のブゾーニ国際ピアノ・コンクール、2013年のパデレフスキ国際ピアノ・コンクールなど多くの世界的ピアノ・コンクールで上位入賞を果たし、2015年の第17回ショパン国際ピアノ・コンクールでもそのスケールの大きな演奏で聴衆を沸かせたウクライナ生まれの才女ディナーラ・クリントン。モスクワ音楽院でエリソ・ヴィルサラーゼにピアノを師事した後、イギリスへと渡り英国王立音楽大学で研鑽を積んだディナーラ・クリントンのNIFCでの初のショパン・レコーディングは、「ピアノ・ソナタ第2番」をメインとしたプログラム。ロシアン・ピアニズムと西欧のスタイルの両方を備え持つディナーラ・クリントン・その演奏からは、本格的な飛躍の予感が漂います!
NIFCCD-219
ショパン:夜想曲&マズルカ集、他(スタインウェイ)
夜想曲第4番ヘ長調 Op.15-1/スケルツォ第4番ホ長調 Op.54/夜想曲第15番ヘ短調 Op.55-1/夜想曲第16番変ホ長調 Op.55-2/マズルカ第7番ヘ短調 Op.7-3/マズルカ第17番変ロ短調 Op.24-4/マズルカ第37番変イ長調 Op.59-2/マズルカ第21番嬰ハ短調 Op.30-4/夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1/夜想曲第18番ホ長調 Op.62-2/バラード第1番ト短調 Op.23
ギャリック・オールソン(ピアノ/スタインウェイギャリック・オールソン(ピアノ/スタインウェイ)
Chopin: Scherzo in E, Nocturnes, Mazuskas / Garrick Ohlsson(p)

録音:2017年4月4日−7日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
1966年ブゾーニ国際ピアノ・コンクール、1968年モントリオール国際コンクール、そして1970年の第8回ショパン国際ピアノ・コンクールで第1位に輝いたアメリカの名ピアニスト、ギャリック・オールソン。2018年8月には、ショパン演奏と教育への功績が認められ、ポーランド文化省より文化勲章「Gloria Artis Gold Medal」を受勲したオールソンが、ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベルNIFCへ初登場。
これまで、ダン・タイ・ソン(夜想曲集)、クシシュトフ・ヤブウォンスキ(練習曲集)などで行われてきた、まったく同じプログラムで「ピリオド・ピアノ」と「モダン・ピアノ」を弾き分けるというNIFCならではの企画。ギャリック・オールソンは1849年製のエラール・ピアノとスタインウェイ(D 578221)を見事に弾き分け、スケルツォ第4番、バラード第1番、そして詩情豊かな夜想曲とマズルカ集を録音。ポーランドが認めたアメリカ有数のショパン弾き、ギャリック・オールソンの新たなショパンにご期待ください。
NIFCCD-220
ショパン:ピアノ協奏曲集(室内楽版)
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21(ケヴィン・ケナー&クシシュトフ・ドンベク編曲/ピアノと弦楽五重奏のための)
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11(ケヴィン・ケナー&クシシュトフ・ドンベク編曲/ピアノと弦楽五重奏のための)
ケヴィン・ケナー(P)、
アポロン・ミューザゲート・クァルテット、
スワヴォミル・ロズラフ(Cb)

録音:2018年8月12日−14日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:スタインウェイ D578221
1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでは最年少受賞を果たし、再び挑んだ1990年の第12回では最高位(1位無しの2位)にまで上り詰めたアメリカ人ピアニスト、ケヴィン・ケナーが、NIFC(ポーランド国立ショパン研究所)の自主レーベルに再び登場。ケヴィン・ケナー自身と作曲家&チェリストであるクシシュトフ・ドンベクの二人が新しく編曲したショパンの2つのピアノ協奏曲を収録。
当時どのコンポーザー=ピアニストも一般的に行っていたように、ショパンもしばしば小編成バージョンで自分の協奏曲を演奏していましたが、残念ながらショパンの手によるピアノと弦楽のヴァージョンは残されておらず、ケヴィン・ケナーとクシシュトフ・ドンベクは様々な資料や歴史的文書を分析・研究し、この「ピアノと弦楽五重奏版」を復元。小さなアンサンブルに対応しながらも、できるだけショパンのオリジナルに近い形になるよう構成されています。楽譜は、ヤン・エキエル教授編集のナショナル・エディションとして2015年に出版されており、日本ではケヴィン・ケナー自身の2019年7月来日公演(第1番)や、ショパン国際ピリオド楽器コンクールで優勝したトマシュ・リッテルの2019年6月来日公演(第2番)などで演奏されています。伴奏は、ミュンヘン国際音楽コンクールの優勝でその名を轟かせたポーランドの若き四重奏団、アポロン・ミューザゲート・クァルテット(アポロン・ミューザゲートSQ)です。
NIFCCD-221
ショパン:室内楽作品集
ピアノ三重奏曲ト短調 Op.8(P、チェロ、ヴィオラ版)
チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
ピアノとチェロのための序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3
マイアベーアの歌劇「悪魔のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲ホ長調 DbOp.16A
シモン・ネーリング(P/スタインウェイ)、
マルチン・ズドゥニク(Vc)、
リシャルト・グロブレフスキ(Va)

録音:2019年7月3日−5日、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロピアン・センター・コンサート・ホール/2020年3月12日−13日&8月25日−26日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド
2015年の第17回ショパン国際ピアノ・コンクールでポーランド人唯一のファイナル出場、聴衆賞受賞を果たし、2017年に開催された第15回ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールでは見事優勝を飾ったポーランド・ピアノ界のニュースター、シモン・ネーリング。
ポーランド国立ショパン研究所(NI-FC)からリリースする、モダン楽器による「ホワイト・シリーズ」最新作は、シモン・ネーリングがマルチン・ズドゥニク、リシャルト・グロブレフスキといったポーランドの若き精鋭たちと共演したショパンの室内楽作品集。ピアノ三重奏曲は、ショパンが友人のヴォイチェホフスキへ送った手紙の中で「ヴァイオリンの代わりにヴィオラを使うというコンセプトが頭に浮かんだ」と書かれており、この録音では、通常奏されるヴァイオリンの代わりにヴィオラが使われています。
ショパンが残した19世紀の偉大な室内楽の傑作を、現代ポーランドの優れたミュージシャンたちとモダン楽器による最新の解釈で。


NIFCCD-600(2CD)
ユリアンナ・アヴデーエワ〜第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:夜想曲第17番ロ長調Op.62-1
スケルツォ第4番ホ長調Op.54
ワルツ第2番変イ長調Op.34-1「華麗なる円舞曲」
幻想曲ヘ短調Op.49/4つのマズルカOp.30
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
前奏曲第25番嬰ハ短調Op.45
バラード第4番ヘ短調Op.52
夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」
幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
ユリアンナ・アヴデーエワ(P)、
アントニ・ヴィト(指)ワルシャワPO*

録音:2010年10月3日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール&ポーランド国立歌劇場大劇場*(ワルシャワ)/使用ピアノ:YAMAHA
あのアルゲリッチ以来、45年振りの女性優勝者としてショパン・コンクールの歴史にその名を刻んだアヴデーエワ。アルゲリッチやダン・タイ・ソン、フー・ツォン、ハラシェヴィチなどの審査員たちに認められ、ワルシャワに集まった聴衆を熱狂させたアヴデーエワのショパンが鮮明に蘇ります。

NIFCCD-602(2CD)
インゴルフ・ヴンダー〜第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:バラード第4番ヘ短調Op.52
練習曲第5番変ト長調Op.10-5
練習曲第18番嬰ト短調Op.25-6
夜想曲第3番ロ長調Op.9-3
即興曲第3番変ト長調Op.51
スケルツォ第4番ホ長調Op.54
ワルツ第2番変イ長調Op.34-1「華麗なる円舞曲」
4つのマズルカOp.24
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
マズルカ風ロンド ヘ長調Op.5
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
インゴルフ・ヴンダー(P)、
アントニ・ヴィト(指)ワルシャワPO

録音:2010年10月3日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ)/使用ピアノ:スタインウェイ
14歳でヴァイオリンからピアノへと転向し、2010年のショパン・コンクールでは、第2位と幻想ポロネーズ賞、コンチェルト賞に輝いたヴンダー。ファイナルでは「ピアノ協奏曲第1番」の演奏が終わるに前に会場全体でスタンディングオベーションが巻き起こるなど、聴衆の心を惹きつけたヴンダーの実力は優勝のアヴデーエワを上回るという声も。

NIFCCD-604(2CD)
ルーカス・ゲニューシャス〜第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:練習曲第2番イ短調Op.10-2
12の練習曲Op.25
ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44
舟歌嬰ヘ長調Op.60
ワルツ第5番変イ長調Op.42
幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
ピアノ・ソナタ第2番「葬送」
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11*
ルーカス・ゲニューシャス(P)
アントニ・ヴィト(指)ワルシャワPO*

録音:2010年10月3日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
※使用ピアノ:スタインウェイ
NIFCのブルー・シリーズ、第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ・レコーディング第3弾は、インゴルフ・ヴンダーと第2位を分け合い、ポロネーズ賞を獲得したルーカス・ゲニューシャス(1990−)!モスクワの音楽一家に生まれたゲニューシャスは、ロシアの名教師ヴェラ・ゴルノスタエヴァの孫であり秘蔵っ子。このショパン・コンクールのライヴでも完全に自分の世界を創り上げており、その個性と成熟度は、名手揃いの入賞者の中でも群を抜いています。

NIFCCD-606(2CD)
ダニール・トリフォノフ〜第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:練習曲第8番ヘ長調Op.10-8
練習曲第18番嬰ト短調Op.25-6
夜想曲第17番ロ長調Op.62-1
スケルツォ第4番ホ長調Op.54
ワルツ第1番変ホ長調Op.18
舟歌嬰ヘ長調Op.60
3つのマズルカOp.56
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
アンダンテ・スピアナート変ホ長調Op.22
マズルカ風ロンド ヘ長調Op.5
幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
タランテラ変イ長調Op.43
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11*
ダニール・トリフォノフ(P)
アントニ・ヴィト(指)ワルシャワPO*

録音:2010年10月3日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
※使用ピアノ:ファツィオーリ
ポーランド国立ショパン協会(ショパン研究所)の自主レーベル"NIFC" のブルー・シリーズ第4弾は、第16回ショパン国際コンクールの第3位&マズルカ賞受賞者、ダニール・トリフォノフ(1991−)!輝かしい音色で疾走する「練習曲第8番」が衝撃的なトリフォノフは、今大会から公式ピアノに加わったイタリアの銘器"ファツィオーリ"使用の最上位入賞者。ファツィオーリを特色を完全に把握したトリフォノフのショパンは、間違いなくショパン・コンクールに刻まれた新たな1ページです。



NIFCCD-608(2CD)
エフゲニー・ボジャノフ(第4位)〜第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:夜想曲第17番ロ長調Op.62-1
練習曲第11番変ホ長調Op.10-11
練習曲第5番変ト長調Op.10-5「黒鍵」
バラード第3番変イ長調Op.47
舟歌嬰ヘ長調Op.60
マズルカ風ロンド.ヘ長調Op.5
即興曲第3番変ト長調Op.51
ポロネーズ第9番変ロ長調Op.71-2
ワルツ第5番変イ長調「大円舞曲」Op.42
3つのマズルカOp.59
幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
マズルカ第21番嬰ハ短調Op.30-4
マズルカ第29番変イ長調Op.41-4
マズルカ第32番嬰ハ短調Op.50-3
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11*
エフゲニー・ボジャノフ(P)
アントニー・ヴィト(指)ワルシャワPO*

録音:2010年10月3日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
※使用ピアノ:YAMAHA
ブルガリアの逸材エフゲニー・ボジャノフ(1984−)は、ボリス・ブロック、ゲオルク・フリードリヒ・シェンク、ドミトリー・バシキーロフドミトリー・バシキーロフ等に師事。2008年カサグランデ国際ピアノコンクール(イタリア)で優勝。2009年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール入賞、2010年エリザベート王妃国際ピアノ・コンクールで第2位受賞。
ボジャノフの魅力は、タッチの歯切れの良さと繊細なニュアンスを調和させる俊敏なバランス感覚。どんな音色でもよく鳴りきり、音像が脆弱になることはありません。しかし感覚的な音のバランスよりも、まず自身が感じた音楽的な衝動と作品の持ち味を一体化させることを何よりも重視しているように感じられます。
最初に印象付けられるのが、1曲目の「夜想曲第17番」。レガートが実に流麗で、弱音のデリカシーも十分。「黒鍵」は骨太なタッチが際立ち、音価の保ち方を微妙に変化させてニュアンスに彩を与えます。ペダリングも巧妙で、特にノンペダルを選択する際の躍動感が魅力的。
「幻想ポロネーズ」は、幻想性とともにポロネーズであることを強く意識したスケールのおきな演奏。ここでも表情のメリハリが利いており、第2部の沈静の佇まいも心に迫ります。「第3ソナタ」は第2楽章の一気に弾きあげるフレージングで、見事に精彩を放ちます。第3楽章も心の奥底から歌い上げますが、決して甘美な陶酔に浸ることはなく、意志の強さを感じさせます。
「協奏曲」も聴きもの。ベレゾフスキー・タイプとでも言いましょうか、強弱のコントラストの絶妙さ、旺盛な表現意欲が空回りせずに、音楽として確実に集約するセンスはやはり只者ではありません。第1楽章の第1主題に入るまでのなんという華麗さ!強靭な意志が打鍵の重みに直結し、聴く側に確かな手応えを与えてくれます。第2楽章も構えが大きく、独特の包容力を感じます。終楽章はボジャノフのバランス感覚の冴えが全開!出だしからパワーを惜しげもなく漲らせますが、リズムを正確に刻み、決して勢いに任せることがないので音楽が独りよがりの嫌味な印象を与えず、どこまで行っても伸びやかなのです。華麗なテクニックが作品の容量を超えて行き場を失い、結果的に掴みどころがないような演奏とは正反対の、久々に触れた立派な協奏曲です。【湧々堂】

NIFCCD-610(2CD)
フランソワ・デュモン〜第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:夜想曲第13番ハ短調Op.48-1
練習曲第10番変イ長調Op.10-10
練習曲第23番イ短調Op.25-11「木枯らし」
スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
ワルツ第5番変イ長調「大円舞曲」Op.42
幻想曲ヘ短調p.49
3つのマズルカOp.50
舟歌嬰ヘ長調Op.60
英雄ポロネーズ変イ長調Op.53
幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
子守歌変ニ長調Op.57
即興曲第1番変イ長調Op.29
即興曲第3番変ト長調Op.51
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11*
フランソワ・デュモン(P;ファツィオーリ&スタインウェイ*)、
アントニー・ヴィト(指)ワルシャPO*

録音:2010年10月3日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)/使用ピアノ:ファツィオーリ&スタインウェイ
ポーランド国立ショパン協会(ショパン研究所)の"NIFCブルー・シリーズ"第6弾では、名手揃いの第16回大会で第5位を獲得したフランスのピアニスト、フランソワ・デュモン(1985−)が登場!パリ国立高等音楽院では名教師ブルーノ・リグリットに師事し、バシュキロフ、フライシャーからもピアノを学んだデュモンは、2007年エリザベート王妃国際ピアノ・コンクール入賞、ジャン・フランセ国際ピアノ・コンクール第1位、2009年浜松国際ピアノ・コンクール第4位、クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール入賞という豊富な経験、実績を持ちます。またデュモンは、第1次予選から第3次予選までは"ファツィオーリ"、本選のコンチェルトでは"スタインウェイ"を弾いており、"使用ピアノの交代"に踏み切っているところも非常に気になるところ。ショパン・コンクールでの軌跡が、フレンチ・ピアニズムの新星デュモンのポテンシャルの高さを証明してくれます。
NIFCCD-612
パヴェル・ヴァカレツィ〜第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:夜想曲第16番変ホ長調Op.55-2
練習曲第2番イ短調Op.10-2
練習曲第8番ヘ長調Op.10-8
4つのマズルカOp.24
幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21*
パヴェウ・ヴァカレツィ(P/スタインウェイ)
アントニ・ヴィト(指)ワルシャワPO*

録音(ライヴ):2010年10月3日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
パヴェウ・ヴァカレツィは、次代の巨匠候補たちが続々と誕生した第16回ショパン国際コンクールで、ポーランド人として唯一ファイナルに進んだ1987年トルン出身の天才ピアニスト。ブレハッチの師匠としても高名な名教師カタジナ・ポポヴァ=ズィドロンの門下生でもあるヴァカレツィには、ポーランド・ピアノ界を背負って立つ存在として大きな期待が寄せられています。
NIFCCD-613
ミロスラフ・クルティシェフ〜第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
バラード第4番ヘ短調Op.52
練習曲第8番ヘ長調Op.10-8
夜想曲第16番変ホ長調Op.55-2
ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44
夜想曲第10番変イ長調Op.32-2
ワルツ第5番変イ長調「大円舞曲」Op.42
舟歌嬰ヘ長調Op.60
幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
4つのマズルカOp.30
即興曲第3番変ト長調Op.51
幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
ミロスラフ・クルティシェフ(P/スタインウェイ)

録音(ライヴ):2010年10月3日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
1985年、レニングラード(現サンクトペテルブルク)出身のミロスラフ・クルティシェフも第16回ショパン国際ピアノ・コンクールのファイナリスト。今大会のロシア勢では、第1位のアヴデーエワや第2位のゲニューシャスに注目が集まっているが、クルティシェフは2007年の第13回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で最高位に輝くなど、一足早く世界進出を果たした若き実力者です。


NIFCCD-614
ニコライ・ホジャイノフ〜第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:夜想曲第3番ロ長調Op.9-3
練習曲第1番ハ長調Op.10-1
練習曲第2番イ短調Op.10-2
幻想曲Op.49/バラード第2番Op.38
前奏曲第25番嬰ハ短調Op.45
スケルツォ第4番ホ長調Op.54
ピアノ・ソナタ第2番「葬送」
ニコライ・ホジャイノフ(P/ヤマハ)

録音:2010年10月5日&12日&15日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
2010年第16回ショパン国際ピアノ・コンクールの最年少ファイナリストでありロシアの天才ピアニスト、ニコライ・ホジャイノフ(1992−)のライヴ・レコーディングが遂に登場!ショパン国際ピアノ・コンクールでは惜しくも上位入賞こそ逃したものの、聴衆を魅了したホジャイノフの美しき音色、すでに確立されたスタイルとオーラは、大器としての証し。
NIFCCD-615
レオノラ・アルメリーニ〜第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:練習曲第11番変ホ長調Op.10-11
練習曲第4番嬰ハ短調Op.10-4
夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1
バラード第3番変イ長調Op.47
夜想曲第14番嬰ヘ短調Op.48-2
舟歌嬰ヘ長調Op.60
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
レオノラ・アルメリーニ(P/カワイ&スタインウェイ)
ヤツェク・カスプシク(指)
シンフォニア・ヴァルソヴィア

録音:2010年4日&10日、2011年8月26日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
1992年、イタリアのパドヴァ出身の女流ピアニスト、レオノラ・アルメリーニ。2009年のカミロ・トーニ国際コンクールなどイタリア国内で目覚ましい活躍を見せており、2010年のショパン国際ピアノ・コンクールでもそのピアニズムと将来性は高い評価を受けています。
NIFCCD-616
マルチン・コジャク〜第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:夜想曲第13番ハ短調Op.48-1
練習曲第17番ホ短調Op.25-5
練習曲第12番ハ短調Op.10-12「革命」
スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
幻想曲ヘ短調Op.49
マズルカ第22番嬰ト短調Op.33-1
マズルカ第23番ニ長調Op.33-2
マズルカ第25番ロ短調Op.33-4
ポロネーズ第6番「英雄」
幻想ポロネーズ変イ長調Op.61
夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2
スケルツォ第4番ホ長調Op.54
マルチン・コジャク(P/スタインウェイ)

録音:2010年10月6日&12日&15日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
1989年ポーランドのクラクフ生まれの新鋭、マルチン・コジャクのショパン・コンクール・ライヴ。2010年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンにも来日し、2010年3月1日にはワルシャワのフレデリック・ショパン・ミュージアムのオープニング・ガラのピアニストにも抜擢されるなど、独特の世界観を持つポーランド期待のピアニストです。
NIFCCD-617(2CD)
シャルル・リシャール=アムラン〜第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1
練習曲第17番ホ短調 Op.25-5
練習曲第12番ハ短調 Op.10-12 「革命」
バラード第3番変イ長調 Op.47
幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
ワルツ第8番変イ長調 Op.64-3
ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44
ロンド変ホ長調 Op.16
前奏曲第25番嬰ハ短調 Op.45
舟歌嬰ヘ長調 Op.60
4つのマズルカ Op.33
夜想曲第18番ホ長調 Op.62-2
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
シャルル・リシャール=アムラン(P/Yamaha)

録音:2015年10月1日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
ショパン国際ピアノ・コンクールも主宰する「ショパン・インスティテュート」の自主レーベル"NIFC"から、2015年に行われた第17回ショパン国際ピアノ・コンクールのライヴが登場。第1弾は、みごと第2位&最優秀ソナタ賞に輝いた、カナダ出身のシャルル・リシャール=アムラン!2011年の「ヨーロッパ賞」受賞を始め、モントリオール国際コンクール第2位、ソウル国際音楽コンクール第3位&特別賞などの受賞歴を誇り、ショパン・コンクールの第2位入賞によって大ブレイクを果たしたリシャール=アムラン。YAMAHAピアノから紡ぎだされる美しい音色によって、完成度の高いショパンを披露しています。
NIFCCD-619(2CD)
ケイト・リウ〜第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1
練習曲第2番イ短調 Op.10-2
練習曲第5番変ト長調 Op.10-5 「黒鍵」
幻想曲ヘ短調 Op.49
バラード第4番ヘ短調 Op.52
ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3 「華麗なる円舞曲」
スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
即興曲第3番変ト長調 Op.51
3つのマズルカ Op.56
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
ケイト・リウ(P)

録音:2015年10月1日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
ショパン国際ピアノ・コンクールを主宰する「ショパン・インスティテュート」の自主レーベル"NIFC"から発売するショパン国際ピアノ・コンクールのライヴ・シリーズ。2015年のコンクール・ライヴ第2弾は、第3位&マズルカ賞を受賞したケイト・リウが登場!ケイト・リウは1994年シンガポールに生まれ、8歳よりアメリカで育ち、ニューヨーク、モントリオール、韓国などのコンクールで入賞。アメリカのショパン財団からも奨学金を得ており、現在はカーティス音楽院でロバート・マクドナルド教授のもと学んでいます。十分な技術を持った上で技巧をひけらかすことなく、ショパンの詩情を見事に表現し、審査員のピオトル・パレチニからも絶賛されたケイト・リウの艷やかなるショパンです。

NIFCCD-621(2CD)
エリック・ルー〜第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2
練習曲第8番ヘ長調Op.10-8
練習曲第18番嬰ト短調Op.25-6
バラード第4番ヘ短調Op.52
マズルカ第13番イ短調Op.17-4
舟歌嬰ヘ長調Op.60
ワルツ第5番変イ長調 「大円舞曲」 Op.42
夜想曲第17番ロ長調Op.62-1
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
24の前奏曲Op.28
3つのマズルカOp.59
エリック・ルー(P)

録音:2015年10月1日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
1997年生まれのエリック・ルーは、エットリンゲン国際コンクール(2010年)、ミネソタ国際E-ピアノ・ジュニア・コンクール(2013年)、若いピアニストのためのモスクワ国際ショパン・コンクール(2014年)などの優勝歴を誇り、2015年春にはマイアミの全米ショパン・コンクールで優勝。第17回ショパン国際ピアノ・コンクールへの出場資格を獲得し、見事第4位入賞を勝ち取りました。弱冠17歳ながら実に円熟したショパンを披露してくれたエリック・ルー。「ソナタ第2番」、「ソナタ第3番」、「24の前奏曲」の中から課題曲を選択する第三次予選(セミファイナル)では、唯一「24の前奏曲」を選んでおり、特別な思いを込めて弾いた「24の前奏曲」も全曲収録しています。
NIFCCD-623
シモン・ネーリング 〜 第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:12の練習曲 Op.25
夜想曲第12番ト長調Op.37-2
4つのマズルカ Op.33/舟歌嬰ヘ長調 Op.60
ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44
シモン・ネーリング(P)

録音:2015年10月1日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
ショパン国際ピアノ・コンクールを主宰する「ショパン・インスティテュート」の自主レーベル"NIFC"から発売するショパン国際ピアノ・コンクールのライヴ・シリーズ。1995年ポーランドのクラクフ生まれのシモン・ネーリングは、5歳からピアノを学び、現在はブィドゴシュチュ音楽アカデミーで研鑽中。イェレニャ・グラ、ブィドゴシュチュ、ポズナンなどポーランド国内のコンクールを始め、ブダペスト、ローマ、ナルヴァ(エストニア)など各地のコンクールで入賞歴を誇る。第17回ショパン国際ピアノ・コンクールではポーランド人唯一のファイナリスト(入選)となり、その魅力的なパフォーマンスによって、インターネット投票による「聴衆賞」を見事受賞しています。
NIFCCD-619(2CD)
ケイト・リウ〜第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1
練習曲第2番イ短調 Op.10-2
練習曲第5番変ト長調 Op.10-5 「黒鍵」
幻想曲ヘ短調 Op.49
バラード第4番ヘ短調 Op.52
ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3 「華麗なる円舞曲」
スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
即興曲第3番変ト長調 Op.51
3つのマズルカ Op.56
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
ケイト・リウ(P)

録音:2015年10月1日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
ショパン国際ピアノ・コンクールを主宰する「ショパン・インスティテュート」の自主レーベル"NIFC"から発売するショパン国際ピアノ・コンクールのライヴ・シリーズ。2015年のコンクール・ライヴ第2弾は、第3位&マズルカ賞を受賞したケイト・リウが登場!ケイト・リウは1994年シンガポールに生まれ、8歳よりアメリカで育ち、ニューヨーク、モントリオール、韓国などのコンクールで入賞。アメリカのショパン財団からも奨学金を得ており、現在はカーティス音楽院でロバート・マクドナルド教授のもと学んでいます。十分な技術を持った上で技巧をひけらかすことなく、ショパンの詩情を見事に表現し、審査員のピオトル・パレチニからも絶賛されたケイト・リウの艷やかなるショパンです。
NIFCCD-625
チョ・ソンジン〜第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:練習曲第1番ハ長調 Op.10-1
練習曲第10番変イ長調 Op.10-10
幻想曲ヘ短調 Op.49
バラード第2番ヘ長調 Op.38
ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3 「華麗なる円舞曲」
4つのマズルカ Op.33
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
チョ・ソンジン(P/スタインウェイ)、
ヤツェク・カスプシク(指)ワルシャワPO*

録音:2015年10月1日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
最年少優勝以来、2011年チャイコフスキー国際コンクール第3位、2014年ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール第3位と輝かしい成績を収め脚光を浴びるチョ・ソンジン。優勝記念コンサートで披露された圧巻のコンチェルトにも注目です!
NIFCCD-626
小林愛実〜第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1
練習曲第4番嬰ハ短調Op.10-4
練習曲第17番ホ短調Op.25-5
舟歌嬰ヘ長調Op.60
バラード第1番ト短調Op.23
ピアノ・ソナタ第2番 「葬送」
4つのマズルカOp.17
スケルツォ第1番ロ短調Op.20
小林愛実(P)

録音:2015年10月1日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
日本人出場者12名中、見事本戦(ファイナル)へと進んだ小林愛実のライヴ録音が登場!1995年生まれの小林愛実は、3歳でピアノを始め、7歳でオーケストラ・デビュー、9歳で海外デビュー。ピティナ・ピアノコンペティション(Jr.G級)や全日本学生音楽コンクール、ショパン国際コンクールin Asia(コンチェルトC部門)などで優勝歴を誇り、ニューヨーク・カーネギーホールを始め、パリ、モスクワ、ワルシャワ、ブラジル等で演奏。更なる飛躍が期待される日本人若手ピアニストとして注目を浴びる小林愛実の勇姿を記録した感動のショパン・コンクール・ライヴです。
NIFCCD-627
イーケ・トニー・ヤン〜第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:舟歌嬰ヘ長調 Op.60
ワルツ第1番変ホ長調 Op.18 「華麗なる大円舞曲」
スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
ポロネーズ第6番 「英雄」
バラード第4番ヘ短調 Op.52
3つのマズルカ Op.59
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35 「葬送」
イーケ・トニー・ヤン(P)

録音:2015年10月1日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
ショパン国際ピアノ・コンクールを主宰する「ショパン・インスティテュート」の自主レーベル"NIFC"から発売するショパン国際ピアノ・コンクールのライヴ・シリーズ。コンクール当時16歳で、最年少入賞者となったカナダのイーケ・トニー・ヤンが登場!イーケ・トニー・ヤンは、1998年生まれ、ダン・タイ・ソンに師事し、ジュリアード音楽院ではジュリアン・マーティンに師事。アメリカのクーパー国際ピアノコンクール、カナダ・ショパン・コンクール、ベーゼンドルファー&ヤマハUSASU国際ピアノ・ コンクール、ヒルトン・ヘッド国際ピアノ・コンクールなどのコンクールで優勝や特別賞受賞を果たし、第17回ショパン国際ピアノ・コンクールでは、年齢制限が16歳へと引き下げられたことにより参加。詩的な解釈と瑞々しいエネルギーを込めたショパンにより見事史上最年少入賞となる第5位に輝きました。
NIFCCD-628
ドミトリー・シシキン〜第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:練習曲第1番ハ長調 Op.10-1
練習曲第2番イ短調 Op.10-2
練習曲第3番ホ長調 Op.10-3 「別れの曲」
ロンド ハ短調 Op.1
夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2
即興曲第4番嬰ハ短調 Op.66 「幻想」
ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53 「英雄」
スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35 「葬送」
ドミトリー・シシキン(P)

録音:2015年10月1日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
ショパン国際ピアノ・コンクールを主宰する「ショパン・インスティテュート」の自主レーベル"NIFC"から発売するショパン国際ピアノ・コンクールのライヴ・シリーズ。ロシア人唯一のファイナリストとなり、その強烈な個性と高い技術で6位入賞を果たしたドミトリー・シシキンのライヴ録音が登場!ドミトリー・シシキンは、1992年ロシア生まれ、2歳半からピアノを始め、初コンサートは3歳。4歳から地元チェリャビンスクのチャイコフスキー音楽学校で学び、5年後にはモスクワのグネーシン音楽学校へ入学、ミハイル・ホフロフに師事。2010年からはエリソ・ヴィルサラーゼに師事。ブゾーニ国際ピアノ・コンクール第3位を始め、ロシア、中国、ドイツ、ブルガリア、ポーランドの各コンクールで入賞。鋭い打鍵と個性的なショパンで注目を浴びた異才のショパン・ライヴをどうぞ。


NIFCCD-629(2CD)
ミシェル・ブロック〜第6回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53「英雄」
ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1「華麗なる円舞曲」
練習曲第17番ホ短調 Op.25-5
練習曲第15番ヘ長調 Op.25-3
練習曲第4番嬰ハ短調 Op.10-4
練習曲第22番ロ短調 Op.25-10
前奏曲第2番イ短調 Op.28-2
前奏曲第8番嬰ヘ短調 Op.28-8
前奏曲第24番ニ短調 Op.28-24
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35「葬送」
夜想曲第16番変ホ長調 Op.55-2
マズルカ第35番ハ短調Op.56-3
マズルカ第37番変イ長調 Op.59-2
マズルカ第21番嬰ハ短調 Op.30-4
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21*
ミシェル・ブロック(P/スタインウェイ)、
ヴィトルド・ロヴィツキ(指)
ワルシャワ国立PO

録音:1960年2月22日−3月13日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
全てステレオ・ライヴ
1960年のショパン・コンクールにおいて、審査員長を務めたルービンシュタインがその結果に疑問を抱き、優勝者であるポリーニに次ぐ待遇の特別賞「ルービンシュタイン賞」を授与したエピソードでその名を知られているベルギー生まれの名ピアニスト、ミシェル・ブロック(1937−2003)の演奏は、LPではポリーニの演奏の付録のようにカップリングされていましたが、ついに全貌が明らかになりました!
「英雄ポロネーズ」は、冒頭のリズム、アクセントにセンスが漲り、月並みの演奏とは一線を画す個性に惹かれます。中間部はかなりの高速ながら、決してお気楽ではなく、豊かなレガートで魅了。
練習曲Op.25-5は、下声部を強調した独特のバランスに驚きますが、その志向性は中間部の艶やかな色彩表出に見事に連動。
前奏曲Op.28−24
は、これが全24曲揃っていたらとてつもない名演になっていたと確信するほどの素晴らしさ!ニュアンスの凝縮力は尋常ではなりません。
第2ソナタは、このコンクールで弾かれた最高峰の名演の一つ。第1楽章第1主題は、ペダルを抑制下ニュアンスが、第2主題の甘美さと見事に対比をなし、提示部リピートは、最初に戻る印象を与えず自然な流れを維持した奇跡的な瞬間!第2楽章は一転粘着質のタッチを披露。それも演出ではない、感じきった表現で心を打ちます。中間部の清らかな歌も必聴。第3楽章はかなりの低速ですが、ドロドロの怪奇趣味に偏らないのいがブロックらしさ。中間部直前で、音楽が止まるほどリタルダンドするのがユニークですが、その中間部は逆にテンポを速めて、泉のように音楽を滾滾と湧かせるという大胆さ。それなのに、造形をいびつなものにせず、一貫した有機的な流れのうちに凝縮してしまうセンス!ルービンシュタインも、そこに只ならぬものを感じ取ったのかもしれません。【湧々堂】

NIFCCD-631
アンジェラ・ヒューイット 〜 第10回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
夜想曲第5番嬰ヘ長調 Op.15-2
練習曲第5番変ト長調 Op.10-5《黒鍵》
前奏曲第9番ホ長調 Op.28-9
前奏曲第10番嬰ハ短調 Op.28-10
前奏曲第11番ロ長調 Op.28-11
前奏曲第12番嬰ト短調 Op.28-12
ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44
練習曲第16番イ短調 Op.25-4
練習曲第7番ハ長調 Op.10-7
幻想曲ヘ短調 Op.49
3つのマズルカ Op.50
ピアノ・ソナタ第2番《葬送》
アンジェラ・ヒューイット(P)

録音:1980年10月5日−15日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
J.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」(Hyperion/PCDA 68146)の名演が記憶に新しい当代最高のバッハ弾き、鍵盤の女神アンジェラ・ヒューイット。時は遡り、1980年、22歳のヒューイットがポーランドのワルシャワ、第10回ショパン国際ピアノ・コンクールで奏でた"ショパン"の秘蔵音源。ダン・タイ・ソンがアジア人として初の優勝を飾り、天才ポゴレリチが落選し、アルゲリッチが審査員を辞任するなど、センセーショナルな大会となった第10回のショパン国際ピアノ・コンクール。その中で、ショパン特有のテンポ・ルバートを完全に把握し絶妙なフレーズを創りだすセンス、そして洗練された音色で聴衆から喝采を浴びた若きヒューイット。後に世界的ピアニストへと羽ばたくヒューイットのワルシャワでの貴重な記録がここに蘇ります。
NIFCCD-632
ショパン:バラード、夜想曲、ワルツ集
バラード第4番へ短調 Op.52/夜想曲 ホ短調 Op.72/夜想曲 嬰ハ短調 Op.27-1/夜想曲 ハ短調 Op.48-1/ワルツ 変ホ長調 Op.18/ワルツ イ短調 Op.34-2/ワルツ ロ短調 Op.69-2/ワルツ 変ニ長調 Op.64-1/練習曲 ホ長調 Op.10-3/マズルカ イ短調 Op.17-4
ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(P)

録音:1953年、ワルシャワ・フィルハーモニック・コンサート・ホール(ポーランド、ワルシャワ)
1922年、クラクフの音楽家一家に生まれたポーランドの著名なピアニスト、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(1922−2001)の1953年のショパン・リサイタルが登場!
1949年の第4回ショパン国際ピアノコンクールで第1位を獲し、パリではアルフレッド・コルトーに師事するなど、特にショパンのスペシャリストとして世界中で称賛されたチェルニー=ステファンスカ。本アルバムにはショパンの傑作バラード第4番や、奏者の音楽的才能が如実にあらわれるノクターンなど、彼女が生涯にわたって演奏し、その名を轟かせた作品が美しく印象的な解釈で収められています。録音からは半世紀以上が経過していますが、彼女の演奏は時代を超えて魅力的であり、音楽愛好家にとって素晴らしい体験となることは間違いありません。
NIFCCD-634
トマシュ・リッテル 〜 第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール・ライヴ
クルピンスキ:ポロネーズ ニ短調
ショパン:ポロネーズ第14番嬰ト短調 Op.posth
 練習曲第17番ホ短調 Op.25-5
 バラード第4番ヘ短調 Op.52
 ポロネーズ第1番嬰ハ短調 Op.26-1
 ポロネーズ第2番変ホ短調 Op.26-2
 4つのマズルカ Op.33
 ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
トマシュ・リッテル((P)

※使用楽器:フレデリク・ブッフホルツc.1825-26(2017)(1-2)/プレイエル1842(3-6)/エラール1837(7-14)

録音:2018年9月9日&10日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
2018年9月に記念すべき第1回が開催されピアノ・ファン、古楽ファンなどの間で話題となったショパン国際ピリオド楽器コンクール。同コンクールを運営するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)から、待望のライヴ・レコーディング・シリーズが登場。
第1弾は、見事優勝を飾ったポーランドの新星トマシュ・リッテル! トマシュ・リッテルは1995年ポーランドのルブリン生まれ。チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院では、ピアノをミハイル・ヴォスクレセンスキーに、チェンバロをマリア・ウスペンスカヤに、そしてピリオド・ピアノをアレクセイ・リュビモフに学び、アルトゥール・ルービンシュタイン国際ヤング・ピアニスト・コンクール(ポーランド)をはじめ、サン・セバスチャン(スペイン)、エンスヘーデ(オランダ)、プラハ音楽院(チェコ)など多くの国際コンクールで第1位を受賞しています。
リッテルは今回のコンクールで3種のピリオド・ピアノを演奏。最初の2曲で弾いている「フレデリク・ブッフホルツ」は、ワルシャワ時代のショパンが愛用したと言われているポーランドのメーカーで、数々の歴史的ピアノの複製で知られる現代の名工ポール・マクナルティの手によって復元されたレプリカです。
NIFCCD-635(2CD)
ザ・ベスト・パフォーマンス・オヴ・マズルカ
【CD1】
(1)マズルカ ホ短調 Op.41-1、マズルカ 変イ長調 Op.41-3
(2)マズルカ ト長調 Op50-1、マズルカ 変イ長調 Op.50-2、マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3
(3)マズルカ 嬰ヘ短調 Op6-1、マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3
(4)マズルカ ハ短調 Op30-1、マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3
(5)マズルカ ニ長調 Op.33-3、マズルカ イ短調 Op.17-4、マズルカ イ短調 Op.67-4、マズルカ ハ長調 Op.68-1
(6)マズルカ ハ短調 Op.56-3、マズルカ イ短調 Op.59-1、マズルカ ヘ短調 Op.68-4
(7)マズルカ 嬰ト短調 Op.33-1、マズルカ ニ長調 Op.33-3、マズルカ 嬰ハ短調 Op.50-3
(8)マズルカ イ短調 Op.59-1、マズルカ 変イ長調 Op.59-2、マズルカ 嬰ヘ短調 Op.59-3
(9)マズルカ ホ短調 Op.41-1、マズルカ 変イ長調 Op.41-3、マズルカ 嬰ハ短調 Op.41-4
【CD2】
(1)マズルカ ト短調 Op.24-1、マズルカ ハ長調 Op.24-2、マズルカ 変ロ短調 Op.24-4
(2)マズルカ イ短調 Op.59-1、マズルカ 変イ長調 Op.59-2、マズルカ 嬰ヘ短調 Op.59-3
(3)マズルカ イ短調 Op.59-1、マズルカ 変イ長調 Op.59-2、マズルカ 嬰ヘ短調 Op.59-3
(4)マズルカ 嬰ト短調 Op.33-1、マズルカ ニ長調 Op.33-3、マズルカ ハ長調 Op.33-2、マズルカ ロ短調 OP.33-4
(5)マズルカ ロ長調 Op.56-1、マズルカ ハ長調 Op.56-2、マズルカ ハ短調 Op.56-3
(6)マズルカ ロ長調 Op.56-1、マズルカ ハ長調 Op.56-2、マズルカ ハ短調 Op.56-3
(7)マズルカ ロ長調 Op.56-1、マズルカ ハ長調 Op.56-2、マズルカ ハ短調 Op.56-3
【CD1】
(1)ヘンリク・シュトンプカ(P)
録音:1948年
(2)ヘンリク・シュトンプカ(P
録音:1959年
(3)アレクサンダー・ウニンスキー(P
録音:1932年
(4)ヤコフ・ザーク(P)
録音:1949/1950年
(5)ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(P)
録音:1953年
(6)フー・ツォン(P)
録音:1955年
(7)イリーナ・ザリツカヤ(P)
録音:1960年
(8)マルタ・アルゲリッチ(P)
録音:1965年
(9)ギャリック・オールソン(P)
録音:1970年

【CD2】
(1)クリスティアン・ツィメルマン(P)
録音:1975年
(2)ダン・タイ・ソン(P)
録音:1980年
(3)エヴァ・ポブウォツカ(P)
録音:1980年
(4)マルク・ラフォレ(P)
録音:1985年
(5)ラファウ・ブレハッチ(P)
録音:2005年
(6)ダニール・トリフォノフ(P)
録音:2010年
(7)ケイト・リウ(P)
録音:2015年
1927年に第1回が開催され数々の名ピアニストを生んできたショパン国際ピアノ・コンクール。その長い歴史の中で「マズルカ賞(ポーランド放送局賞)」を受賞した15名のピアニストたちのマズルカ演奏(CD1トラック13〔チェルニー=ステファンスカ〕まではコンクール外のアーカイヴ音源、トラック14〔フー・ツォン〕以降はすべてショパン・コンクールのライヴ録音)だけを2枚組のCDに収めてた好企画が登場です。1932年のアレクサンダー・ウニンスキーから2015年のケイト・リウまでの半世紀以上に渡る演奏を網羅しておりますので、マズルカの演奏がどう変わってきたのかその変遷を辿るもよし、アルゲリッチやツィメルマン、そしてブレハッチなど偉大な名手たちの受賞当時の演奏を振り返るもよし、いろいろな楽しみ方の出来る充実の内容となっています。

NIFCCD-637
第7回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ 〜 ショパン:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21**
マルタ・アルゲリッチ(P)*、
アルトゥール・モレイラ・リマ(P)**
ヴィトルト・ロヴィツキ(指)、ワルシャワPO

録音:1965年3月13日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
女王マルタ・アルゲリッチの80歳を記念して、ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)から、アルゲリッチの秘蔵音源が登場! 1965年、第7回ショパン国際ピアノ・コンクールで第1位に輝いたマルタ・アルゲリッチと、第2位となったアルトゥール・モレイラ・リマがファイナル・ステージで披露したコンチェルトのライヴ録音が復刻となります!
アルゼンチンのアルゲリッチ、ブラジルのモレイラ・リマと、ともに南米大陸出身となる2人の偉大な芸術家によってワルシャワのフィルハーモニック・ホールが占拠され、第7回ショパン国際ピアノ・コンクールは、歴史に残る名勝負となりました。第1ステージでは、並外れたピアニズムと繊細で精妙なショパンのリリシズムを披露したモレイラ・リマが優勝候補となりました。その姿はショパンそのもので、まるでタイムマシンでやってきた幻のようだったとのこと。一方、アルゲリッチは第2ステージの最初の音で観客を魅了し、その後もずっと君臨しました。彼女の演奏は、優しさと繊細さに満ちていますが、何よりも並外れたエネルギーと自発性に支配されていました。
アルゲリッチが80歳となった2021年のショパン・コンクールでは、病気により審査員を辞退したネルソン・フレイレとともにアルゲリッチも共に辞退することとなり、フレイレの代役としてモレイラ・リマが審査員に加わりました。そんな数奇な運命辿ることとなったアルゲリッチとモレイラ・リマが、半世紀以上前に繰り広げた白熱のショパン・コンチェルト対決をお楽しみください。
NIFCCD-638
ブルース・リウ〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:バラード第2番ヘ長調 Op.38
マズルカ風ロンド Op.5
ピアノ・ソナタ第2番「葬送」
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
ブルース・リウ(P)、
アンドレイ・ボレイコ(指)ワルシャワPO*

録音(ライヴ):2021年10月3日-20日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクール。新型コロナの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せたコンクールのライヴ録音シリーズが、コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルより遂に登場!
第1弾は、激戦を勝ち抜いて見事優勝を勝ち取ったカナダ出身の24歳、ブルース(シャオユー)・リウのコンクール・ライヴから、ファイナル・ステージのピアノ協奏曲、サード・ステージのピアノ・ソナタ、セカンド・ステージのバラードとマズルカ風ロンドの4曲を収録。常に新しいアイデアや新鮮さを求めるというクリエイティブな姿勢を持ち、上品ながらも即興性に溢れインスピレーションに満ちたショパンを演奏し、審査員と多くの聴衆を魅了した感動のパフォーマンスをお届けします。特にファイナルでのオーケストラとの一体感や聴衆の熱狂は随一です!
NIFCCD-639(2CD)
アレクサンダー・ガジェヴ〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:練習曲第19番嬰ハ短調 Op.25-7#/練習曲第8番ヘ長調 Op.10-8#/練習曲第22番ロ短調 Op.25-10#/バラード第4番ヘ短調 Op.52#/前奏曲嬰ハ短調 Op.45+/舟歌嬰ヘ長調 Op.60+/ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44+/ワルツ第5番変イ長調 Op.42+/バラード第2番ヘ長調 Op.38+/幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61+/3つのマズルカ Op.56+/ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 「葬送」+/ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21*
アレクサンダー・ガジェヴ(P)、
アンドレイ・ボレイコ(指)
ワルシャワPO*

録音(ライヴ):2021年10月6日(第一次予選)#、10月11日(第二次予選)+、10月15日(第三次予選)+、10月19日(決勝)*、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)/※使用ピアノ:シゲル・カワイ
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクール。新型コロナの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せたコンクールのライヴ録音シリーズ最新巻が、コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルより登場!
第1位のブルース・リウ(PNIFCCD638/NIFCCD638)に続いてリリースされるのは、反田恭平と並んで第2位に輝き、「最優秀ソナタ賞(クリスチャン・ツィメルマン賞)」も受賞したイタリア/スロベニアのアレクサンダー・ガジェヴ!
ガジェヴは2015年に浜松国際ピアノ・コンクールで優勝&聴衆賞受賞を果たしており日本での根強いファンも多い他、2018年モンテカルロのワールド・ピアノ・マスターズで優勝、更にショパン・コンクールの数ヵ月前にオンラインで行われたシドニー国際ピアノ・コンクールでも見事優勝しています。ショパン・コンクールでは確かなテクニックやショパンの解釈と同時に、多彩な音色と瑞々しい個性を放ち、「葬送ソナタ」や「ポロネーズ第5番」などエモーショナルな表現で聴衆を魅了。反面、ファイナルでは選択されることの少ない「第2番」の協奏曲を選び、内省的で深いショパンの演奏を魅せてくれました。
NIFCCD-641(2CD)
エヴァ・ゲヴォルギアン〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
CD1
1. 夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.27-1
2. 練習曲第23番イ短調 Op.25-11「木枯らし」
3. 練習曲第16番イ短調 Op.25-4
4. スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
5. バラード第3番変イ長調 Op.47
6. ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1
7. ワルツ第3番イ短調 Op.34-2
8. ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3
9. ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44
10. 幻想曲ヘ短調 Op.49
CD2
4. 4つのマズルカ Op.17
5-8. ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35「葬送」
9-11. ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
エヴァ・ゲヴォルギアン(P)、
アンドレイ・ボレイコ(指)ワルシャワPO*

録音(ライヴ):CD11-4:2021年10月6日(第一次予選)
CD1 5-9:10月11日(第二次予選)
CD110&CD2 1-8:10月15日(第三次予選)
CD29-11:10月19日(決勝)
ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:スタインウェイ D, 611479
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされるコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)の第3弾は、ロシア/アルメニアの天才少女と噂され、堂々たるパフォーマンスでファイナルまで勝ち進んだエヴァ・ゲヴォルギアン(ゲヴォルギヤン)が登場!
各地から多彩なタレントが集まった2021年のショパン・コンクールですが、決勝に残ったJJ・ジュン・リ・ブイ、エヴァ・ゲヴォルギアン、ハオ・ラオの「17歳トリオ」も、コンクールの盛況に大きく貢献した要素の1つとなっています。中でもエヴァ・ゲヴォルギアンは円熟さえ感じさせる重厚な表現と鋭い感性、ファースト・ステージからファイナルまで安定したテクニックで多くの聴衆を虜にし、会場と世界中のリスナーを湧かせました。2004年生まれ、これまでに、クライバーン・ジュニア・コンクール第2位、クリーブランド・ジュニア・コンクール第1位、デュッセルドルフのシューマン・コンクール第1位、スイスのヤング・ショパン・コンクール(Jeune Chopin)第1位など、40以上の国際コンクールで受賞し、2019年ICMA(国際クラシック音楽賞)のディスカヴァリー賞受賞、エフゲニー・キーシンによってルール・ピアノ・フェスティヴァル2020のスカラーシップに選ばれたエヴァ・ゲヴォルギアンの前途洋々たる才覚にご注目ください!
NIFCCD-643644(2CD)
反田恭平〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:CD1〜1. 夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1/2. 練習曲第1番ハ長調 Op.10-1/3. 練習曲第22番ロ短調 Op.25-10/4. スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31/5. ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3/6. ロンド・ア・ラ・マズル ヘ長調 Op.5/7. バラード第2番ヘ長調 Op.38/8-9. アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22/3つのマズルカ Op.56/CD2〜1-4. ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35「葬送」/5. ラルゴ 変ホ長調 Op.posth 「神よ、ポーランドをお守りください」/6. ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53「英雄」/7-9. ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
反田恭平(P)、
アンドレイ・ボレイコ(指)*、ワルシャワPO*

録音(ライヴ):CD11-4:2021年10月4日(第一次予選)/CD1 5-9:10月9日(第二次予選)/CD110-12&CD2 1-6:10月14日(第三次予選)/CD27-9:10月18日(決勝)/ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:スタインウェイ D, 611479
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされるコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)から、アレクサンダー・ガジェヴと同率の第2位を受賞し、1970年の内田光子の受賞に並ぶ歴代日本人最高位に登り詰めた反田恭平のライヴ録音もついにリリース決定!
今回のライヴ盤も、第一次予選からファイナルまでコンクール全体を俯瞰する充実の2枚組。繊細なヴィルトゥオーゾ性を実現した第一次予選のノクターンやエチュード。印象的な速いテンポで魅せた第二次予選のワルツや「華麗なる」様式を輝かせたロンド・ア・ラ・マズル(マズルカ風ロンド)。第三次予選は『葬送ソナタ』と『英雄ポロネーズ』はもちろん、めったに聴くことのない遺作の『ラルゴ(神よ、ポーランドをお守りください)』にも注目です。多彩なリサイタルやオーケストラとの共演の他、自身のオーケストラや会社の設立、若手音楽家のための音楽サロン運営など、極めて精力的な活動を繰り広げる反田恭平がワルシャワで築いた雄姿に刮目あれ!
NIFCCD-645646(2CD)
マルティン・ガルシア・ガルシア〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:CD1〜1. 練習曲第16番イ短調 Op.25-4/2. 練習曲第4番嬰ハ短調 Op.10-4/3. 夜想曲第16番変ホ長調 Op.55-2/4. バラード第1番ト短調 Op.23/5. ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1/6. バラード第3番変イ長調 Op.47/7. 即興曲第3番変ト長調 Op.51/8. スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31/9. ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53「英雄」/10. 前奏曲第17番変イ長調 Op.28-17/11. 前奏曲第19番変ホ長調 Op.28-19/12. 前奏曲第23番ヘ長調 Op.28-23/CD2 〜 1-4. ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58/5-7. 3つのマズルカ Op.50/8. 前奏曲嬰ハ短調Op.45/9. ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3/10-12. ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21*
マルティン・ガルシア・ガルシア(P)、
アンドレイ・ボレイコ(指)*、
ワルシャワPO*

録音(ライヴ):CD11-4:2021年10月6日(第一次予選)/CD1 5-9:10月11日(第二次予選)/CD110-12&CD2 1-9:10月15日(第三次予選)/CD210-12:10月19日(決勝)/ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:ファツィオリ
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされるコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)から、第3位入賞と「コンチェルト賞」に輝いたスペインのマルティン・ガルシア・ガルシアが登場!
個性的な様々なタレントが集結した第18回ショパン・コンクールの中でも、ひときわ強い異彩を放ち、審査員の中で賛否ありながらも圧倒的な魅力で決勝まで勝ち進み、見事上位入賞を果たしたガルシア・ガルシア。厳格なショパン像が求められるとされてきたショパン・コンクールにおいても、自由奔放な解釈、歌うような表現と文字通り歌いながら弾く楽しそうなショパンで全世界のオンライン視聴者の間でも話題を席巻し、審査が進むにつれ審査員の評価も上昇。ファイナルでは選択されることの少ないヘ短調の協奏曲(第2番)を選び、「最優秀コンチェルト演奏賞」の栄誉に輝きました。
1996年スペインのヒホンに生まれ、スペインとニューヨークの音楽院で研鑽を積んだマルティン・ガルシア・ガルシア。2021年8月クリーヴランド国際ピアノ・コンクールで優勝し、2か月後のショパン国際ピアノ・コンクールで第3位入賞して国際的にも一躍有名に。2022年5月末〜6月にかけて待望の初来日公演も予定しています。
NIFCCD-649650(2CD)
ヤクブ・クシュリク〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:夜想曲 ホ長調 Op.62
練習曲 嬰ト短調 Op.25
練習曲 嬰ハ短調 Op.10
スケルツォ 嬰ハ短調
3つのワルツ Op.34
バラード ヘ長調 Op.38
ポロネーズ 嬰ヘ短調 Op.44
幻想曲 ヘ短調
4つのマズルカ Op.30
ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.58
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
ヤクブ・クシュリク(P)、
アンドレイ・ボレイコ(指)ワルシャワPO*
※使用ピアノ:スタインウェイ D, 611479

録音(ライヴ):CD11-4:2021年10月7日(第一次予選)/CD1 5-9:10月12日(第二次予選)/CD110-14&CD2 1-4:10月16日(第三次予選)/CD25-7:10月20日(決勝)/ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされるコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)から、小林愛実と共に第4位を受賞し、さらにマズルカ賞に輝いたポーランド人、ヤクブ・クシュリクの演奏がリリース!
地元ポーランド勢の中でも有力候補とされていたヤクブ・クシュリクは、審査委員長であるカタジーナ・ポポヴァ=ズィドロンに師事しており、他の参加者とはまた違ったプレッシャーも背負って臨んだコンクール。結果は、見事に第4位入賞、さらにはポロネーズ賞受賞という栄誉に輝きました。クシュリクはこれまでにパデレフスキ国際ピアノコンクールでも第2位入賞を果たしており、今後の活躍が期待されます。
NIFCCD-651652(2CD)

ONIFCCD-651652(2CD)
国内盤仕様
税込定価
進藤実優〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:夜想曲第13番ハ短調 Op.48-1
練習曲第18番嬰ト短調 Op.25-6
練習曲第1番ハ長調 Op.10-1
バラード第3番変イ長調 Op.47
バラード第1番ト短調 Op.23
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
ワルツ第5番変イ長調 Op.42
舟歌嬰ヘ長調 Op.60
4つのマズルカ Op.17
マズルカ風ロンド Op.5
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
進藤実優(P)
使用ピアノ:スタインウェイ D, 611479

録音(ライヴ):CD11-4:2021年10月4日(第一次予選)/CD1 5-9:10月9日(第二次予選)/CD2:10月14日(第三次予選)/ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
※国内盤:解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされ記録的大ヒットを連発しているコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)から、ショパン・コンクール初挑戦にして3次予選進出を果たした進藤実優のライヴ録音がリリース!
2002年生まれの進藤実優は現在人気急上昇中のピアニスト。ダン・タイ・ソンの助言でロシアへ渡りモスクワ音楽院付属中央音楽学校で腕を磨くと、2021年度の第45回ピティナ・ピアノ・コンペティション特級部門で銀賞(第2位)を受賞。勢いそのままに臨んだ第18回ショパン・コンクールでも19歳とは思えない成熟した演奏を披露し第1次、第2次予選を突破。惜しくもファイナル進出を逃したものの、第3次予選(セミ・ファイナル)では日本人参加者としては小林愛実、反田恭平に次ぐ高得点を獲得しました。今後ますますの活躍が期待される新星の雄姿に要注目です!
NIFCCD-647648(2CD)
小林愛実〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:CD1〜1. 夜想曲第14番嬰ヘ短調 Op.48-2/2. 練習曲第23番イ短調 Op.25-11「木枯らし」/3. スケルツォ第4番ホ長調 Op.54/4-7. 4つのマズルカ Op.30/8-31. 24の前奏曲 Op.28/CD2〜1. 幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61/2. バラード第2番ヘ長調 Op.38/3-4. アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22/5-7. ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
小林愛実(P)、
アンドレイ・ボレイコ(指)*、
ワルシャワPO*

録音(ライヴ):CD11-3:2021年10月7日(第一次予選)/CD1 4-31:10月16日(第三次予選)/CD21-4:10月12日(第ニ次予選)/CD2 5-7:10月20日(決勝)/ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:スタインウェイ D, 611479
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。
今回、コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされるコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)より、ハイレベルな演奏が次々に披露された今大会の中でも特に聴衆に深い感銘を与え、第4位入賞という快挙を成し遂げた小林愛実の演奏が緊急リリース!
優勝者のブルース・リウ、第2位の反田恭平、アレクサンダー・ガジェヴ、第3位のマルティン・ガルシア・ガルシア、JJ・ジュン・リ・ブイ、エヴァ・ゲヴォルギアン、ハオ・ラオの「17歳トリオ」や、前回大会、前々回大会のファイナリストであるゲオルギス・オソーキンスやシモン・ネーリング、ニコライ・ホジャイノフなど、世界各国から優れたピアニストたちが見事なショパンを聴かせてくれた第18回大会の中で、一際存在感を放った小林愛実。
前回大会(第17回/2015年)のファイナリストでもあった小林愛実は、この数年間での飛躍的な成熟を第一次予選から本選の全てで披露し、ワルシャワの聴衆、動画配信を通じて世界中の視聴者を魅了してくれました。
ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホールで披露された小林愛実の第18回ショパン国際コンクールでの「ショパンの世界」が今、ここに蘇ります!
NIFCCD-653654(2CD)

ONIFCCD-653654(2CD)
国内盤仕様
税込定価
JJ ジュン・リ・ブイ〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン:練習曲第3番ホ長調 Op.10-3「別れの曲」
練習曲第4番嬰ハ短調Op.10-4
練習曲第18番嬰ト短調 Op.25-6
舟歌嬰ヘ長調 Op.60
華麗なる変奏曲変ロ長調 Op.12
幻想曲ヘ短調 Op.49
ワルツ第8番変イ長調 Op.64-3
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
バラード第2番ヘ長調 Op.38
4つのマズルカ Op.24
マズルカ風ロンド Op.5
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
JJ ジュン・リ・ブイ(P)
アンドレイ・ボレイコ(指)ワルシャワPO*
※使用ピアノ:Shigeru Kawai

録音(ライヴ):CD11-4:2021年10月5日(第一次予選)/CD1 5-9:10月10日(第二次予選)/CD110-14&CD2 1-5:10月15日(第三次予選)/CD26-8:10月19日(決勝)/ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
※国内盤:解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされ記録的大ヒットを連発しているコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)から、第6位に入賞したJJ ジュン・リ・ブイのライヴ録音がリリース!
若き才能の活躍が特に目立った今大会、中でも決勝に残ったJJ ジュン・リ・ブイ、エヴァ・ゲヴォルギアン、ハオ・ラオの「17歳トリオ」が大きな注目を集めましたが、その中で唯一の入賞を果たしたのがJJ ジュン・リ・ブイ。ベトナム人と中国人の両親の間にカナダで生まれたJJ ジュン・リ・ブイは、オーバリン音楽院でダン・タイ・ソンに師事。変幻自在の音色を操るフレッシュな演奏で会場を魅了し、ベトナム出身の師のような偉大なピアニストになり得る才能の片鱗を覗かせました。
NIFCCD-655656(2CD)
レオノーラ・アルメリーニ〜第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ショパン夜想曲 ハ短調 Op.48
練習曲 Opp.25and 10
スケルツォ ホ長調
ソステヌート 変ホ長調
ワルツ 変イ長調 Op.34
バラード 変イ長調 Op.47
バラード ヘ短調 Op.52
ポロネーズ 変イ長調 Op.53
幻想ポロネーズ
4つのマズルカ Op.41
ピアノ・ソナタ 変ロ短調 Op.35
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11*
レオノーラ・アルメリーニ(P)、
アンドレイ・ボレイコ(指)ワルシャワPO*

録音(ライヴ):2021年10月3日-20日/ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
※使用ピアノ:ファツィオリ
2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされるコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)から、第5位入賞を果たしたイタリアの才女、レオノーラ・アルメリーニが登場!
レオノーラ・アルメリーニは前々回(2010年)のショパン国際ピアノ・コンクールでは第3次予選まで進んでおり、今回のコンクールは2度目の挑戦となりました。アルメリーニはこれまでにサンタ・チェチーリア音楽院や、ハンブルク音楽演劇大学で研鑽を積み、第16回ブゾーニ国際ピアノコンクールでファイナリストとなっています。今回のコンクールでもその特徴的な美しい音色と細部まで拘った演奏で、見事記録を更新し第5位入賞という成績を残しています。
NIFCCD-657

PNIFCCD-657
国内盤仕様
税込定価
川口成彦〜第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール・ライヴ
クルピンスキ:ポロネーズ ニ短調
ショパン:ポロネーズ第9番変ロ長調 Op.71-2
 練習曲第22番ロ短調Op.25-10
 バラード第2番ヘ長調 Op.38
 2つのポロネーズ Op.26
 4つのマズルカ Op.24
 ピアノ・ソナタ第2番「葬送」
川口成彦(ピリオド・ピアノ)
※使用楽器:ブッフホルツ(1-2)/プレイエル(3, 11-14)/エラール(4-6)/ブロードウッド(7-10)

録音(ライヴ):2018年9月2日-14日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
※国内盤:解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き
2018年9月に記念すべき第1回が開催されピアノ・ファン、古楽ファンなどの間で話題となったショパン国際ピリオド楽器コンクール。同コンクールを運営するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)からライヴ・レコーディング・シリーズの第2弾が登場。第1弾のトマシュ・リッテル(NIFCCD634)に続く本アルバムでは、第2位に輝いた川口成彦が待望の登場。
川口成彦は、1989年岩手県出身。東京藝術大学および、アムステルダム音楽院の古楽科修士課程を修了し、18世紀オーケストラ、{oh!} Orkiestra Historycznaなどとの協奏曲の共演や、2018年にはロイヤル・コンセルトヘボウOのメンバーと共に室内楽形式によるピアノ協奏曲のリサイタルをオランダにて開催するなど、モダン、ピリオド楽器の垣根を超えて第一線で活躍。これまでに、若手古楽器奏者の登竜門であるブルージュ国際古楽コンクール最高位をはじめ、第1回ローマ・フォルテピアノ国際コンクール(M. クレメンティ賞)優勝などの輝かしい受賞歴を持ち、本アルバムでもある、2018年の第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位受賞により、若手鍵盤楽器奏者のホープとして大きな注目を浴びています。
多くの歴史的鍵盤楽器との出会いを重ねていく中で培われてきた音楽性で、ショパンが生きた時代の名器のポテンシャルを引き出し、多くの聴衆も耳にしたであろう当時の響きを見事に再現しています。

NIFCCD-700
ショパン:3つのエコセーズ Op.72-3
ポロネーズ第6番「英雄」
4つのマズルカ Op.17
4つのマズルカ Op.68
バラード第1番ト短調 Op.23
3つのワルツ Op.34
ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44
マレク・ブラハ(P)

録音:2012年10月18日−19日&28日−31日、ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
ポーランド国立ショパン協会(ショパン研究所)の自主レーベル"NIFC(Narodowy Instytut Fryderyka Chopina )"から、有能な若いピアニストを紹介する新シリーズ「デビュー」がスタート! 第1弾は、1986年ワルシャワ生まれ、ショパン音楽大学のスター、マレク・ブラハのデビュー・レコーディング。ブラハは、2010年8月チェコのマリアーンスケー・ラーズニェで行われたショパン国際ピアノ・コンクールでは最高位(1位なしの2位)に輝き、2010年10月の本場ポーランドで行われるショパン国際ピアノ・コンクールには、ポーランド中の期待を背負って参加。結果は惜しくも2次予選で敗退となったが、美しい音色と歌い方で聴衆を魅了している。収録曲目は、2011年の来日公演でも披露された、「ポロネーズ第5番」、「バラード第1番」に、「英雄ポロネーズ」など、ブラハの高貴な音色が映える選曲。ショパンの故国、ポーランドのピアノ界を背負って立つ逸材です!
NIFCCD-701
シューマン:チェロとピアノのための作品集
アダージョとアレグロ変イ長調 Op.70
幻想小曲集 Op.73
3つのロマンス Op.94
民謡風の5つの小品 Op.102
おとぎの絵本 Op.113
マルチン・ズドゥニク(Vc)、
アレクサンドラ・シフィグト(P)

録音:2013年5月27日−29日&9月3日−5日、ポーランド放送ヴィトルド・ルトスワフスキ・コンサート・ホール(ワルシャワ)
1987年ワルシャワ生まれのマルチン・ズドゥニク(Marcin Zdunik)は、第6回ルトスワフスキ国際チェロ・コンクールでグランプリを受賞。フレデリック・ショパン音楽大学を卒業し、ポーランド文化省の他、プロ・ポロニア・ソサエティやドルトムント・モーツァルト協会など複数の奨学金を取得し、欧米各国で活躍しています。
アレクサンドラ・シフィグト(Aleksandra ?wigut)は1992年、ポーランドのノヴィ・ソンチ生まれの女流ピアニスト。ワルシャワのシマノフスキ音楽学校、フレデリック・ショパン音楽大学を卒業し、カトヴィツェのシマノフスキ音楽アカデミーでヴォイチェフ・シヴィタワに師事。ポーランド国立ショパン・ピアノ・コンクールでの第3位入賞を始め、若いピアニストのためのエトリンゲン国際ピアノ・コンクール(ドイツ)第2位と2つの特別賞受賞、エンスヘーデ国際ピアノ・コンクール(オランダ)第2位と特別賞受賞など、国内外の音楽祭やコンクールで活躍を続けています。
☆YouTubeで「アレグロ Op.70」が試聴できます! http://youtu.be/TEsMvOB1ihw

NIFCCD-702
リスト:ショパンの6つのポーランドの歌 S.480(乙女の願い S.480-1、春 S.480-2、指環 S.480-3、バッカナール S.480-4、私のいとしい人 S.480-5、家路 S.480-6)
ショパン:3つのワルツ Op.64(ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1 「小犬」、ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2、ワルツ第8番変イ長調 Op.64-3)、
 アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22、
 3つのマズルカ Op.50、
 幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
カロリナ・ナドルスカ(P/スタインウェイ)

録音:2013年9月29日−30日、10月2日、12月3日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
NIFC(ショパン・インスティテュート)による、有望な若きアーティストを紹介する「デビュー」シリーズ。第3弾は、カタジーナ・ポポヴァ=ズィドロンやピオトル・パレチニに学んだポーランドの若き女流ピアニスト、カロリナ・ナドルスカ。ブダペスト、カルロヴァツ(クロアチア)、グラナダ(スペイン)、韓国など数々の国際コンクールで優勝経験を持ち、既に日本を含むアジア、ヨーロッパ、南北アメリカ、オーストラリアなど世界のコンサート・ホールで演奏。母校のワルシャワ・ショパン音楽アカデミーでは、パレチニのアシスタントとしても活動しています。

NIFCCD-703
ショパン:夜想曲第3番ロ長調 Op.9-3、ワルツ第1番変ホ長調 Op.18 「華麗なる大円舞曲」、
 スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31、
 スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39、
 ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53 「英雄」
シューマン:謝肉祭 Op.9
スカルラッティ:ソナタ.ニ短調 K.1、
 ソナタ.ト短調 K.450、
 ソナタ.ハ長調 K.159
アンジェイ・ヴェルチンスキ(P/スタインウェイ)

録音:2015年5月3日−5日&6月8日−10日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
NIFC(ショパン・インスティテュート)による、有望な若きアーティストを紹介する「デビュー」シリーズ第4弾。1995年ワルシャワ生まれの新星、アンジェイ・ヴェルチンスキが弾く、ショパン、シューマン、そしてスカルラッティという濃密なプログラム。ヴェルチンスキは、ブダペスト、ダルムシュタット、スロベニアなど、多数の国際コンクールで優勝・特別賞受賞を果たし、2015年のショパン国際ピアノ・コンクールでも二次予選まで進出。ショパンの「スケルツォ第3番」とシューマンの「謝肉祭」は、2015年5月に行われた来日リサイタル(カワイ名古屋)でも演奏されています。
NIFCCD-704
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
ベートーヴェン:ロンド・ア・カプリッチョ(失われた小銭への怒り) ト長調 Op.129
ショパン:スケルツォ第2番 ロ短調 Op.31
ラヴェル:夜のガスパール
ピオトル・アレクセヴィチ(P/スタインウェイ)

録音:2018年4月23日−26日、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロッパ音楽センター(ルスワビツェ、ポーランド)
ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベル「NIFC」による、有望な若きアーティストを紹介する「デビュー(ヤング・タレント)」シリーズ。
第4弾は、2000年生まれ、現在カロル・シマノフスキ中等音楽学校で学んでいるピオトル・アレクセヴィチが登場。アレクセヴィチは、ダン・タイ・ソン、ジャック・ルヴィエ、ドミトリ・アレクセーエフらのマスター・クラスを受け、フランスの権威あるガニー国際ピアノ・コンクール2017ではグランプリと聴衆賞を見事獲得。また、ポーランドのグダニスクで行われたナショナル・ショパン・ピアノ・コンクール2017で第1位と協奏曲賞、ポーランドのサノクで行われた第8回国際ピアノ・フォーラムで「ゴールデン・パルナッソス2018賞」なども受賞し、2018年と2019年の「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」にも出演しているというポーランドの若い世代のもっとも才能のあるピアニストの一人です。

NIFCDVD-01J(DVD)
モーツァルト:レクイエム K.626 フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼO
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、
アカデミア・キジアーナ・シエナ、
クリスティーナ・ランドシャーマー(S)、
インゲボルク・ダンツ(A)
ロバート・ゲッチェル(T)、
マシュー・ブルック(Bs-Br)

録音:2010年10月17日、聖十字架教会(ワルシャワ、ポーランド)ライヴ
※書下ろし日本語解説付き(矢澤孝樹氏/音楽評論)
ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼOのモーツァルトの「レクイエム」は、各楽章間の司祭による祈祷の朗読やグレゴリオ聖歌の朗誦に従いながら演奏が進められます。ショパンが自らの葬儀の際に演奏を希望したと伝わるモーツァルトの「レクイエム」。ヘレヴェッヘがワルシャワの聖十字架教会で振ったモーツァルトの「レクイエム」は、161回目の命日においてショパンの願いを、そして典礼の中の1部分というレクイエムの姿を尊重して創り上げられた特別な演奏と言っても過言ではないでしょう。ヘレヴェッヘ、シャンゼリゼO、コレギウム・ヴォカーレ、4人の世界的ソリストたち、司祭、聴衆、そしてモーツァルトの音楽が一体となって実現した、唯一無二のモーツァルトの「レクイエム」の記録です。
NIFCDVD-001(DVD)
ショパンへのオマージュ
モーツァルト:レクイエムK.626
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼO、
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、
アカデミア・キジアーナ・シエナ、
クリスティーナ・ランドシャーマー(S)、
インゲボルク・ダンツ(A)、
ロバート・ゲッチェル(T)、
マシュー・ブルック(Bs-Br)

録音:2010年10月17日、聖十字架教会(ワルシャワ)
2010年10月17日、161回目のフレデリック・ショパンの命日を記念してワルシャワの聖十字架教会で演奏されたモーツァルトの「レクイエム」のライヴ・レコーディング。"ショパンへのオマージュ"と題されたヘレヴェッヘ&シャンゼリゼOのモーツァルトのレクイエムは、各楽曲の間に司祭による祈祷が挿入されるなど、まさしく"ショパンのためのレクイエム"です。ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管の演奏、映像作品としての構成はどちらも非常に質が高い。
※当タイトルは【PAL方式】のため、PAL方式対応のプレーヤー、DVD対応のパソコンでのみ再生することが出来ます。予めご了承ください。
NIFCDVD-002(DVD)
ザレンプスキ:ピアノ五重奏曲ト短調Op.34 マルタ・アルゲリッチ(P)、
バルトゥオメイ・ニジョウ(Vn1)、
アガタ・シムチェフスカ(Vn2)、
リダ・チェン(Va)、
アレクサンドル・ネウストロエフ(Vc)

録音(ライヴ):2011年8月17日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
第7回「ショパンと彼のヨーロッパ(Chopin and his Europe)」国際音楽祭で実現したマルタ・アルゲリッチとポーランド、スイス、ロシアの若き名手たちの共演。ワルシャワ・フィルハーモニック・コンサートホールが舞台となったスペシャル・チェンバー・コンサートで演奏されたのは、ショパンの次の世代を代表する音楽家として期待されながらも結核のため31歳でこの世を去ったユリウシュ・ザレンプスキ(1854−1885)の「ピアノ五重奏曲」!
アルゲリッチはザレンプスキの「ピアノ五重奏曲」を2011年のルガーノ、2012年の別府でも取り上げており、2011年のワルシャワ・ライヴでも圧巻の演奏で大喝采を浴びています。
※当タイトルはPAL方式に対応したプレーヤー、PCでのみ再生可能です。予めご了承下さい。
NIFCDVD-003(DVD)
ショパンへのオマージュ
ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45
イルセ・エーレンス(S)、
アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(Br)、
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼO、
コレギウム・ヴォカーレ

録音:2011年8月16日聖十字架教会(ワルシャワ)
モーツァルトの「レクイエム」(NIFCDVD 001)に続くNIFCの「ショパンへのオマージュ〜ロマンティック・レクイエム」シリーズの第2弾。ワルシャワで行われた第7回「ショパンと彼のヨーロッパ」国際音楽祭でのライヴを収録。
※当タイトルは【PAL方式】のため、PAL方式対応のプレーヤー、DVD対応のパソコンでのみ再生することが出来ます。予めご了承ください。

NIFCDVD-004(DVD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15

ブレス・オヴ・ザ・オーケストラ〜18世紀オーケストラとフランス・ブリュッヘンのポートレート
マルタ・アルゲリッチ(ピリオドP/エラール1849年製)、フランス・ブリュッヘン(指)18世紀オーケストラ

録音:2012年8月28日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ライヴ)
DVD仕様〜収録時間92分
画面:16:9
音声:DTS 5.1、PCM2.0ステレオ
字幕:英語、ポーランド語
NTSC、Region All
「ブレス・オヴ・ザ・オーケストラ」(約45分)は、2013年の「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭で撮影されたドキュメンタリー。リハーサル風景、ブリュッヘン、18世紀オーケストラのメンバーのインタビューなど、貴重な映像が収録されたこのDVDのもう1つの"主役"です。
※ ドキュメンタリー「ブレス・オヴ・ザ・オーケストラ」は、「NIFCDVD 005(アルゲリッチ)」と同内容となります。予めご了承下さい。
NIFCDVD-005(DVD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37

ブレス・オヴ・ザ・オーケストラ〜18世紀オーケストラとフランス・ブリュッヘンのポートレート
マリア・ジョアン・ピリス(ピリオドP/エラール1849年製)、
フランス・ブリュッヘン(指)18世紀O

録音:2012年8月28日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ライヴ)
DVD仕様〜収録時間86分(画面:16:9/音声:DTS 5.1、PCM2.0ステレオ/字幕:英語、ポーランド語/NTSC、Region All
ハーディング&スウェーデン放送響とのベートーヴェン(第3番&第4番)の名演が記憶に新しいマリア・ジョアン・ピリス。2012年「ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭」でのブリュッヘン&18世紀オーケストラとの「ピアノ協奏曲第3番」では、ピリオド・ピアノ(エラール1849年製)を使用!ブリュッヘンとのベートーヴェン、そして初となるピリオド・ピアノでのレコーディング。乞うご期待!
「ブレス・オヴ・ザ・オーケストラ」(約45分)は、2013年の「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭で撮影されたドキュメンタリー。リハーサル風景、ブリュッヘン、18世紀オーケストラのメンバーのインタビューなど、貴重な映像が収録されたこのDVDのもう1つの"主役"です。
※ ドキュメンタリー「ブレス・オヴ・ザ・オーケストラ」は、「NIFCDVD 004(アルゲリッチ)」と同内容となります。予めご了承下さい。
NIFCDVD-006(DVD)
ドニゼッティ:レクイエム ナタリア・ルビス(S)、アグニエシュカ・レフリス(Ms)、ヤロスラフ・ブジェジナ(T)、イジー・ブリュックラー(Bs)、ヤン・マルティニク(Bs)、ヴァーツラフ・ルクス(指)コレギウム・ヴォカーレ1704、コレギウム1704


録音:2016年8月19日、聖十字架教会(ワルシャワ、ポーランド)

字幕:英語、ポーランド語
フォーマット:16:9/ディスク・フォーマット:DVD/サウンド:PCM 2.0 STEREO, DTS 5.0/リージョンコード:0/収録時間77分
ヘレヴェッヘが指揮したモーツァルトの「レクイエム」(NIFCDVD 001J)」などを送り出してきた、ポーランドのショパン・インスティテュート(NIFC)の「ロマンティック・レクイエム・シリーズ」の最新巻となるドニゼッティの「レクイエム」。
ドニゼッティの「レクイエム」は、33歳という若さでこの世を去ったベッリーニの追悼のため、リコルディ社からの委嘱で作曲が始まったものの未完に終わり、作曲者の死後、1870年に出版と初演が行われた作品です。
19世紀前半のイタリアを代表するオペラ作曲家が遺した「レクイエム」からは、知られざる宗教音楽の作曲家としての一面を窺い知ることができるでしょう。
演奏は、東欧チェコの古楽界の旗手ヴァーツラフ・ルクスと、自身が創設したコレギウム1704&コレギウム・ヴォカーレ1704。世界が注目する古楽界の新鋭の演奏で、イタリア・ロマン派、ドニゼッティのレクイエムがワルシャワの聖十字架教会に響き渡ります。
NIFCDVD-007
(DVD/PAL)
モニューシュコ:歌劇 「幽霊屋敷」 アンドリー・ユルケヴィチ(指)、
ポーランド国立歌劇場テアトル・ヴィエルキO&cho
ポーランド国立バレエ&エキストラ

録音:2015年11月8日、ポーランド国立歌劇場大劇場(テアトロ・ヴィエルキ)
※当タイトルはPAL方式に対応したプレーヤー、PCでのみ再生可能です。予めご了承下さい。
「ポーランド・オペラの父(the father of Polish national opera)」と呼ばれたスタニスワフ・モニューシュコ(1819−1872)の代表的オペラの一つ「幽霊屋敷」。2019年はモニューシュコの生誕200周年ともに、日本ポーランド国交樹立100周年の記念年でもあり、2019年2月にはポーランド語による日本初演も行われ話題となった作品です。
ポーランド国立歌劇場とポーランド国立オペラによって、2015年にワルシャワのテアトル・ヴィエルキ(大劇場)で行われたライヴ。指揮は、2019年10月の新国立劇場にも出演を予定しているウクライナの指揮者、アンドリー・ユルケヴィチ。
NIFCDVD-008(DVD)
(PAL)
ジェレンスキ:歌劇 「ゴプラナ」 (3幕のロマンティック・歌劇) グジェゴシュ・ノヴァク(指)、
ポーランド国立歌劇場テアトル・ヴィエルキO&cho
ポーランドの2つの主要な音楽文化機関、ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)とポーランド国立歌劇場「テアトル・ヴィエルキ」の継続的な協力関係の賜物としてリリースされる知られざるポーランド・歌劇の映像作品。
ワルシャワ音楽院の教師、ワルシャワ音楽協会の芸術監督、クラクフ音楽アカデミーの院長を歴任し、19世紀のポーランド・ロマンティシズムの中心的役割を担った作曲家ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921)の歌劇「ゴプラナ」。指揮はグジェゴシュ・ノヴァク、演出はヤヌシュ・ヴィシニェフスキが担当し、2017年に名誉ある国際歌劇賞の最優秀再発見作品部門を受賞しています。リリシズム溢れる音楽と伝統的な伝説や壮大なポーランド文学に浸った「非現存の世界」をお楽しみください。
※当タイトルはPAL方式に対応したプレーヤー、PCでのみ再生可能です。予めご了承下さい。
NIFCDVD-009(DVD)
(PAL)
パデレフスキ:歌劇 「マンル」 (3幕歌劇) グジェゴシュ・ノヴァク(指)、
ポーランド国立歌劇場テアトル・ヴィエルキO&cho
ポーランドの2つの主要な音楽文化機関、ポーランド国立ショパン研究所(NIFC)とポーランド国立歌劇場「テアトル・ヴィエルキ」の継続的な協力関係の賜物としてリリースされる知られざるポーランド・歌劇の映像作品。
ショパン以降のポーランドにおける最も優れたコンポーザー=ピアニストであり、同国の首相や外務大臣を務めるなど政治家としても活躍した偉人イグナツィ・パデレフスキ(1860-1941)が作曲した唯一の歌劇「マンル」。ワーグナーの影響を受けた作品で、ライトモティーフの手法が取り入れられています。ドレスデンにおける初演(1901年)は大成功で、その後のポーランドやアメリカでの上演含め、パデレフスキ自身非常に満足していたようです。内容は不寛容と文化の違いがもたらす結果を描いた苦い物語で、マレク・ヴァイスの演出により、現実に対する考察を促すような、パワフルで示唆に富むものに仕上がっています。
※当タイトルはPAL方式に対応したプレーヤー、PCでのみ再生可能です。予めご了承下さい。


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