湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



fra bernardo
(オーストリア)




※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
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バッハ:2台のチェンバロのためのトランスクリプション集
カンタータ第21番「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV.21〜シンフォニア
カンタータ第20番「おお永遠よ、いかずちの声よ」BWV.20〜アリア
カンタータ第5番「われいずこに逃れゆかん」BWV.5〜アリア
トリオ・ソナタ第6番ト長調BWV.530
カンタータ第12番「泣き、嘆き、憂い、怯え」BWV.12〜シンフォニア
コラール「われ、汝を呼ぶ、主イエス・キリストよ」BWV.639
コラール「わが魂は主をあがめ」BWV.648
カンタータ第88番「見よ、われ多くの漁師をつかわさん」BWV.88〜アリア
カンタータ第132番「道を備え、大路を備えよ」BWV.132〜アリア
ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV.1051
カンタータ第76番「天は神の栄光を語る」BWV.76〜シンフォニア
カンタータ第198番「侯妃よ、なお一条の光を」BWV.198〜アリア
カンタータ第147番「心と口と行いと生命もて」BWV.147〜コラール「主よ人の望みの喜びよ」
ル・プチ・コンセール・バロック
〔シャニ&ナジャ・ルソニエ)
バーゼル・スコラ・カントルムで学んだシャニ・ルソニエとナジャ・ルソニエの姉妹によるチェンバロ・デュオ、ル・プチ・コンセール・バロック。自身の編曲によるバッハのカンタータやコラール、ブランデンブルク協奏曲などの、2台チェンバロ・トランスクリプション集! バッハの優れた対位法が鮮やかに浮かび上がる見事な編曲と演奏で、ラスト・トラックの「主よ人の望みの喜びよ」は白眉。仏ディアパソン・ドールや、International Records Reviewで特選盤(IRR Outstanding)にも選ばれています。

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フィルミヌス・カロン:ミサ曲&シャンソン集 ザ・サウンド・アンド・ザ・フューリー〔ダヴィド・エーラー(C.T)、ジョン・ポッター(T)、クリスティアン・ヴェークマン(T)、コリン・メイソン(Bs)、ミヒャエル・マンタイ(Bs)〕、ゲスト:スヴェン・シュヴァンベルガー(リュート)
フランスのシャンソン作家として、15世紀後半に高い評価を得ていたフィルミヌス・カロン(ca.1440−ca.1475)。ギヨーム・デュファイの影響を受け、独自に発展させたとされる5つミサ曲と7つのシャンソン(歌曲)を収録。

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ブルネンタール1715〜ドイツ、オーストリア、イタリアのコルネットとオルガンのための音楽
フレスコバルディ:トッカータ第5番
シャイデマン:モテット「De ore prudentis procedit mel」
ケルル:パッサカリア
メアッリ:ソナタ 「ラ・クレメンテ」
フレスコバルディ:アルトロ・リチェルカール
シャイデマン:ソナタ第10番
ケルル:シャコンヌ ハ長調
フローベルガー:聖体奉挙のためのトッカータ ト短調 FbWV.106
シュメルツァー:ソナタ第2番
ゲオルク・ムファット:チャコーナ、トッカータ第7番
フランシスコ・チェーラ(Org)、
ウィリアム・ドンゴワ(コルネット)

録音:2011年5月19日、ブルネンタール巡礼教会(ドイツ)
ドイツのオルガン職人一家に名を連ねるレオポルト・フレウンドが1715年にブルネンタールで製作した歴史的オルガンを使用した、オルガンとコルネットのための音楽。ブルネンタールで行われる音楽祭"Brunnenthaler Konzertsommer"のライヴ録音。

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クーラウ:フルート・ソナタ集
フルートとピアノのためのグランド・ソナタ・コンチェルタンテ Op.85
ピアノフォルテとオブリガート・フルートのためのグランド・ソナタ Op.83-1
ピアノフォルテとフルートのためのグランド・ソナタ Op.69
チャールズ・ゼブリー(Fl)、
リンダ・ニコルソン(P)
「フルートのベートーヴェン」と呼ばれた18世紀ドイツ生まれの作曲家、フリードリヒ・クーラウ(1786−1832)のグランド・ソナタ(フルート・ソナタ)集をピリオド楽器で演奏。Op.85のソナタでは、モーツァルトの「魔笛」からの音楽が引用されています。
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バッハ:カンタータ第199番 「わが心は血の海に浮かぶ」
カンタータ第82番 「われは満ち足れり」
ルビー・ヒューズ(S)、
フィリップ・フォン・シュタインエッカー(指)
ムジカ・セクロルム

録音:2011年8月27日、ブリクセン
シュタインエッカーの2011年ブリクセン・ライヴ盤は、イギリスの若きソプラノ、ルビー・ヒューズが歌うバッハのカンタータ集。ルビー・ヒューズは、2009年ロンドン・ヘンデル歌唱コンクールで第1位と聴衆賞を受賞、2011年と2013年にはBBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選ばれ、2014年にはロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ・ミュージック・アウォードにノミネート、そしてボルレッティ・ブイトーニ・トラスト賞も受賞している注目のアーティスト。
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オーストリアのバロック・トランペット
作曲者不詳(17世紀後半):9声のソナタ
ビーバー:5声のソナタ第7番
リットラー:18声のソナタ
ポリエッティ:ソナタ第7番
ビーバー:6声のソナタ 「Die Pauern Kirchfahrt genandt」
ヴェイヴァノフスキー:8声のソナタ・サンクティ・マウリティ
リットラー:7声のチャッコーナ、17声のソナタ
シュメルツァー:3声のソナタ
トラール(ドラー):10声のソナタ
ビーバー:4声の 「Trombett- undt musikalischer Taffeldienst」
リットラー:17声のソナタ・サンクティ・カロリ
コンチェルト・ステラ・マトゥティナ
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスやイングリッシュ・コンサート、オルフェオ・バロックOなど、世界有数のバロック・アンサンブルで活躍してきたメンバーたちによって2005年に創設されたオーストリアのピリオド・オーケストラ、"コンチェルト・ステラ・マトゥティナ"による、バロック・トランペットの饗宴。
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ベネデット・マルチェッロ:デュエット・ダ・カメラ
Piagarmi non puo il cor
ソナタ第3番
O fortunato quel fiumicello
Col pensiero vi bacio/ソナタ第6番
Vaghe calme d’amor
Ahi quanto e fiero e doloroso passo
ソナタ第2番/Ah che non puo piu vivere
Al cielo occhi simili ben siete
シルヴィア・フリガート(S)、
サラ・ミンガルド(A)
ガンベ・ディ・レーニョ
シルヴィア・フリガートとサラ・ミンガルドが歌う、ベネデット・マルチェッロの「二重唱曲(デュエット・ダ・カメラ)」と、ヴィオール・コンソート"ガンベ・ディ・レーニョ"による「ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ」を収録。
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ウン・ソロ・カミーノ〜ラテン・アメリカのハープ音楽 リンカーン・アルマーダ(パラグアイ・ハープ)、
エバンヘリナ・マスカルディ(バロック・ギター)
パラグアイ出身のハープ奏者、リンカーン・アルマーダがパラグアイ・ハープ(アルパ・パラグァージャ)を弾いた、20世紀ラテン・アメリカのハープ音楽。2曲で、アルゼンチン出身のバロック・ギタリスト、エバンヘリナ・マスカルディが参加。

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ハイドン:オラトリオ 「天地創造」(英語版) イーダ・ファルク・ヴィンランド(S)、
アンドリュー・ステイプルズ(T)、
デイヴィッド・スタウト(Br)、
ロバート・デイヴィス(Bs)、
フィリップ・フォン・シュタインエッカー(指)
ムジカ・セクロルム

録音(ライヴ):ブリクセン大聖堂(イタリア)
新日本フィルとのベートーヴェンの「第九」の共演で話題を呼んだ、ドイツの逸材フィリップ・フォン・シュタインエッカー。自ら創設した南チロルのピリオド・オーケストラ、ムジカ・セクロルムとの「天地創造」ライヴ盤。英語の台本からドイツ語訳され完成、その後英語版でも出版・演奏され英語版、ドイツ語版の双方が知られる「天地創造」だが、オリジナル楽器、特に大陸のオーケストラでの"英語版"は珍しい録音。
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オケゲム:任意の旋法によるミサ曲
種々の比率によるミサ曲
ザ・サウンド・アンド・ザ・フューリー〔アレッサンドロ・カルミニャーニ(C.T)、ジョン・ポッター(T)、クリスティアン・ヴェークマン(T)、ハンス・イェルク・マンメル(T)、ミヒャエル・マンタイ(Bs)〕
※初紹介旧譜
ヒリアード・アンサンブルの元メンバー、ジョン・ポッター、ハンス・イェルク・マンメルなどイギリス、ドイツの名歌手たちを擁する男声ヴォーカル・アンサンブル、ザ・サウンド・アンド・ザ・フューリーが、ヨハネス・オケゲムの傑作ミサを歌います。
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ダウランド:ラクリメ、または7つの涙 ガンベ・ディ・レーニョ
ガンベ・ディ・レーニョは、アンサンブル・アウローラやエウローパ・ガランテ、ヴェニス・バロック・オーケストラ、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、アンサンブル・ゼフィロなど、世界有数の古楽アンサンブル、オーケストラで活躍してきた名手たちによるヴィオール・コンソート。
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イタリア!〜17世紀イタリア・スタイルの鍵盤音楽
ロッシ:トッカータ第7番
ランディーノ:ガリアルダ第2番
フレスコバルディ:パッサカリアによるパルティータ
ピッキ:トデスカ、パッサメッツォ
フローベルガー:パルティータ第2番
ランディーノ:ガリアルダ第1番
ストラーチェ:チャコーナ
ケルル:トッカータ第1番、カンツォーナ第1番
作曲者不詳(17世紀):アルペッジョ前奏曲
パスクィーニ:フォリアによるパルティータ
カプスベルガー:Giunto il sole in Occidente
フローベルガー:トッカータ
ゲオルク・ムファット:パッサカリア
アンヌ・マリー・ドラゴシッツ(スピネット、Cemb)
イタリアからヨーロッパ全土を魅了した、実に多様で多彩な17世紀の鍵盤音楽集を、ヴォルフガング・グリュクサムやトン・コープマンに学んだチェンバリストが弾きます。
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ピペラーレVol.1
ピペラーレ:ミサ・ディシット・ドミヌス
ミサ・プール・アントルトニル・メス・アモール
ミサ・ロム・アルメ
ミサ・フォール・スルマン
ザ・サウンド・アンド・ザ・フューリー
〔ダヴィド・エーラー(C.T))、
ジョン・ポッター(T)、
クリスティアン・ヴェークマン(T)、
ハンス・イェルク・マンメル(T)、
ミヒャエル・マンタイ(Bs)、
ヨアヒム・ヘッヒバウアー(Bs)〕

録音:2013年6月、マウアーバッハ(オーストリア)
ヒリアード・アンサンブルの元メンバー、ジョン・ポッター、ハンス・イェルク・マンメルなどイギリス、ドイツの名歌手たちを擁する男声ヴォーカル・アンサンブル、ザ・サウンド・アンド・ザ・フューリー。フランドル楽派の音楽を重要なレパートリーとするザ・サウンド・アンド・ザ・フューリーが歌うマテーウス・ピペラーレ(ca.1450−ca.1515)。様々な形式を巧みに使い分け、数多くの優れたミサ曲やモテットを遺したフランドル楽派の知られざる巨匠です。
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ブルックナー:交響曲第1番ハ短調 WAB.101(リンツ稿) フィリップ・フォン・シュタインエッカー(指)
ムジカ・セクロルム
2013年12月にベートーヴェンの「第九」で新日本フィルと共演を果たし、才気あふれる演奏で話題を呼んだ、ドイツの逸材フィリップ・フォン・シュタインエッカー。
指揮者、チェリストとして急成長を見せているフィリップ・フォン・シュタインエッカーは、ヨーロッパのピリオド・アンサンブルやマーラー室内管のメンバーを集め、南チロル、ボルツァーノを活動の拠点とするピリオド・オーケストラ、ムジカ・セクロルムを創設。
ムジカ・セクロルムとのオリジナル楽器によるブルックナーの「交響曲第1番」では、瑞々しくクリアなサウンド、弦楽器と管楽器の絶妙のバランス、丁寧なアナリーゼが印象的。モダン、ピリオドの枠を越えた好演奏を披露してくれています。
ムジカ・セクロルムを率いるフィリップ・フォン・シュタインエッカーはドイツ出身。チェリストとしてマーラー室内管やルツェルン祝祭管で活躍し、イングリッシュ・バロック・ソロイスツとオルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティックでは首席チェロ奏者を務めるなど、モダンとピリオドの両面で豊富な経験を積み、近年では指揮者としても活発な活動を展開しています。
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ハイドン:オラトリオ「天地創造」 クレメンス・クラウス(指)VPO
ウィーン国立歌劇場Cho
トルーデ・アイッパーレ(S)、
ユリウス・パツァーク(T)、
ゲオルク・ハン(Bs-Br)

録音:943年3月28日ウィーン(放送録音)
クレメンス・クラウスとウィーン・フィルの名演が「フラ・ベルナルド(fb/fra bernardo)」レーベルから登場。クラウス&ウィーン・フィルはもちろんのこと、アイッパーレ、パツァーク、ハンといった名歌手たちの共演による「天地創造」は、名演の誉れが高い。音質面にも要注目。
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エト・イン・アルカディア・エゴ
トレッリ:シンフォニア.ニ長調
ガスパリーニ:室内カンタータ「Pecorelle correte」
ヘンデル:カンタータ「愛の妄想」
A・マルチェッロ:協奏曲第3番ニ長調
B・マルチェッロ:カンタータ「Senza gran pena」
コレッリ:4声のソナタ
スカルラッティ:オラトリオ「聖テオドシアの殉教」より
ヴァレンティーニ:協奏曲ニ長調
ヘンデル:オラトリオ「復活」より
フランチェスカ・ロンバルディ・マッツッリ(S)
クリストフ・ハンマー(指)
コンチェルト・ステラ・マトゥティナ
17世紀〜18世紀イタリアの文学運動「アカデミア派(Accademia dell’Arcadia)」にまつわる作曲家、作品を集めたアルバム。アリアやカンタータで美声を聴かせてくれるフランチェスカ・ロンバルディ・マッツッリは、ラ・ヴェネクシアーナの「カヴァッリ:歌劇「アルテミジア」(GCD 920918)」ではアルテミジア役も務めたイタリアの若きソプラノ。

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フェッランディーニ:カンタータ「聖母マリアの嘆き」
カンタータ「おお!そのような憂鬱な光景」
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S)、
ガンベ・ディ・レーニョ(指)
ロペラ・ストラヴァガンテ

録音:2008年8月のライヴ
グロッサ(Glossa)でおなじみのイタリアが誇る古楽界の歌姫ロベルタ・インヴェルニッツィが歌う、ジョヴァンニ・バッティスタ・フェッランディーニ(1709−1791)の宗教カンタータ集。ヴェネツィアで生を受けたフェッランディーニは、幼少期にミュンヘンへと移住。選帝侯の宮廷作曲家としても活躍したと伝わるフェッランディーニは、オペラなど声楽作品の作曲に長けており、聖墓での演奏のために作曲された独唱と器楽のための宗教カンタータでは、その音楽はもちろんのこと、インヴェルニッツィの歌声に要注目。
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カルダーラ&ストラデッラ:バス・カンタータ集
カルダーラ:カンタータ「Brutto a Romani」、
カンタータ「Il Dario」
ストラデッラ:カンタータ「Seneca a Nerone」、
 カンタータ「Seneca Svenato」
パスクィーニ:Partite diverse di Follia
マウロ・ボルジョーニ(Bs)、
フランチェスコ・バローニ(Cemb)
17世紀のローマで活躍した、アントニオ・カルダーラとアレッサンドロ・ストラデッラの独唱カンタータ集。イタリアのカンタータの多くはソプラノやコントラルトのために書かれてきたが、ここでは比較的珍しいバスのためのカンタータを集めています。2014年10月の"ラ・ヴェネクシアーナ"来日公演にも参加したバリトン、マウロ・ボルジョーニが優れたローマの低音を聴かせてくれます。

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満足は富にまさる〜ヴィオールとテオルボのための音楽
シュテッフケン、オトマン、ル・モワヌ、リュリ、ジェンキンス、サン=リュック、シンプソンの音楽
リトル・コンソート

録音:2010年1月、マウアーバッハ(オーストリア)
オーストリアのクラーゲンフルト近郊、ゴーエス一族のエーベンタール城の書庫に所蔵されていたタブラチュア写本から蘇った1650年〜80年頃の音楽。リュリやオトマンなど大作曲家の音楽が、リラ・ヴィオール、テオルボ、バス・ヴィオールのトリオで儚く、美しく語られます。
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ヴィオリーノVol.1
作曲者不詳:無伴奏ヴァイオリンのための組曲イ長調
無伴奏ヴァイオリンのための組曲ニ短調
ヴァイオリンの通奏低音のためのシャコンヌ変ロ長調
無伴奏ヴァイオリンのための組曲ト短調
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第1番ニ短調
組曲ニ短調/組曲イ長調
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタイ短調(全曲世界初録音)
ヴェロニカ・スクプリク(Vn)、
エヴァンゲリーナ・マスカルディ(Lute)

録音:2014年3月16日、マウアーバッハ(オーストリア)
1680年頃の作曲とされる作曲者不詳、オーストリアのヴァイオリン作品集。イギリスのロンドン、チェコのクロメルジーシュの図書館で発見された「クラーゲンフルトの写本」。ラルぺッジャータやオルトレモンターノ、コンチェルト・パラティーノなどでも活躍するドイツの女流ヴァイオリニスト、ヴェロニカ・スクプリクのバロック・ヴァイオリンが、「無伴奏ヴァイオリンのための組曲」をはじめとする8作品を、クラーゲンフルトの写本から浮かび上がらせます。
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ラ・パッショーネ〜ボッケリーニ&ハイドン
ボッケリーニ:交響曲(シンフォニア)ニ短調 G.522
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIa-1
ボッケリーニ:チェロ協奏曲第7番ト長調
ハイドン:交響曲(シンフォニア)第44番ホ短調 「悲しみ」 Hob.I-44
ステファーノ・ヴェッジェッティ(Vc)、
エーリッヒ・ヘーバルト(Vn&指)
アンサンブル・コルディア

録音:2013年5月9日、ボルツァーノ
ブルネック(ブルーニコ)古楽アカデミーやヴェローナ音楽院で教鞭を執り、ニコラ・ガリアーノ1737年製の銘器を操るステファーノ・ヴェッジェッティは、アンサンブル・コルディアを創設し、プラッティ、ヴラニツキーなど知られざるチェロ協奏曲の蘇演を行ってきたチェリスト。2013年ボルツァーノ・ライヴは、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクムのコンサートマスター、モザイク・カルテットの第1ヴァイオリンを務めるベテラン、エーリッヒ・ヘーバルトの指揮&ヴァイオリンで、ハイドンとボッケリーニの協奏曲、交響曲(シンフォニア)を1曲ずつ取り上げたプログラム。
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コスタンツィ:クリスマス・カンタータ ガンベ・ディ・レーニョ、
アレッシオ・トシ(T)、
シルヴィア・フリガート(S)、
エレーナ・ビスキュオーラ(C.A)
18世紀ローマの作曲家、チェロ奏者であった、ジョヴァンニ・バッティスタ・コスタンツィのクリスマス・カンタータ 「Elpino, Tirsi e Angelo」。アレッサンドロ・チッコリーニ率いるアンサンブル "ガンベ・ディ・レーニョ"と3人のソリストによって、効果的な対位法と印象的なメロディー、鋭いリズムで構成されるクリスマスのためのカンタータが再現されます。
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ヴェラチーニ:歌劇「シリアのハドリアヌス帝」 ファビオ・ビオンディ(Vn,&指)、
エウローパ・ガランテ、
ソニア・プリナ(ハドリアヌス/アルト)、
アン・ハレンベリ(ファルナスペ/メゾ・ソプラノ)、
ロベルタ・インヴェルニッツィ(エミレーナ/ソプラノ)、
ロミーナ・バッソ(サビーナ/メゾ・ソプラノ)、
ルチア・チリッロ(イダルマ/メゾ・ソプラノ)
ウーゴ・グアリアルド(オスロア/バス)

録音(ライヴ):2014年1月17日−19日、ウィーン・コンツェルトハウス大ホール(オーストリア)
イタリアが誇るバロック・ヴァイオリンの鬼才ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテのイタリア・オペラ探究!18世紀イタリアのヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690−1768)の歌劇「シリアのハドリアヌス帝(シリアのアドリアーノ)」のウィーン・コンツェルトハウス・ライヴ!1733年頃、ロンドンに渡ったヴェラチーニが、アンジェロ・コッリ、ピエトロ・メタスタージオの台本を基に作曲した最初のオペラ「シリアのハドリアヌス帝」。
1735年11月26日の初演から20回上演されたという記録が残る「シリアのハドリアヌス帝」は、ヴェラチーニのロンドン時代を代表する大作です。"ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ"という共通点を持つ、ビオンディとヴェラチーニ。現代と18世紀のイタリアの鬼才の才能の共演がここに実現!エミレーナを歌うイタリアの情熱の歌姫、ロベルタ・インヴェルニッツィの歌声にも要注目。
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パルピティ・デル・クオーレ
ヘンデル:トリオ・ソナタ.ト短調 Op.2-8, HWV.393
マンチーニ:カンタータ「この情熱はなんと甘いことか」
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ.イ短調 Op.14-7, RV.44
フォンタナ:ソナタ第2番
ストロッツィ:アリア「ラ・トラヴァリアータ」
 アリア「ラ・ヴェンデット」
フォンタナ:ソナタ第14番
ヘンデル:カンタータ「私の胸は騒ぐ」HWV.132c
ラ・ボッタ・フォルテ

録音:2013年3月5日−8日、マウアーバッハ(オーストリア)
バーゼル、ロンドン、パリ、バルセロナ、そしてジュネーヴで研鑽を積んだ若き古楽器奏者たちによって結成されたラ・ボッタ・フォルテ。17〜18世紀の室内楽作品を得意とするラ・ボッタ・フォルテは、フランス・アンブロネ音楽祭とブカレスト古楽音楽祭のアンサンブル・イン・レジデンスに選ばれるなど、名実ともに急上昇中!

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ブルックナー:モテット集
パンジェ・リングァ ハ長調(1835)
主よ、われにヒソプを注ぎたまえ
主よ、われ汝に捧げん/最後の夜に
死者のための歌 WAB.47
死者のための歌 WAB.48
アヴェ・マリア
パンジェ・リングァ(フリギア旋法/1868)
この場所は神が作り給う
おおマリア、御身は何と美しく
正しい者の口は知恵を語る
キリストはおのれを低くして
救いたまえ御身の民を
エサイの枝は芽を出し/王の御旗は翻る
フィリップ・フォン・シュタインエッカー(指)
ムジカ・セクロルム

録音(ライヴ):2014年8月28日−29日、ノイシュティフト修道院(シュティフト教会)
南チロルに集まったヨーロッパの名手たちによって、完璧なイントネーションと繊細なサウンドバランスで表現されるブルックナーのモテット。2015年、2016年にはベートーヴェンの交響曲サイクルも予定するなど、今後の活躍にも期待のかかるシュタインエッカーとムジカ・セクロルムにご注目ください。
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フンメル:ソナタと変奏曲
フルートまたはヴァイオリンとピアノ伴奏のためのソナタ.ニ長調 Op.50
ヴァイオリンまたはフルートとピアノ伴奏のためのグランド・ソナタ.イ長調 Op.64
チェロとピアノのためのモンフェッリーナ風変奏曲 ニ短調 Op.54
ピアノ,フルートとチェロのためのロシアの主題によるアダージョ、変奏とロンド
リンデ・ブルンマイア=トゥッツ(フラウト・トラヴェルソ)、
ヤープ・テル・リンデン(Vc)、
バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)

録音:2008年10月20日−23日、Kartause Mauerbach(オーストリア)
ムジカ・アンティクヮ・ケルン、イングリッシュ・コンサート、アムステルダム・バロック・オーケストラの首席チェリストを務めたオランダ古楽界の巨匠、ヤープ・テル・リンデンらによる、ヨハン・ネポムク・フンメル(1778−1837)の室内楽作品集が、オーストリアのFra Bernardoから登場!優れたピアニストとしても名声を博し、現在でもピアノ作品の録音が多いフンメルだが、ここではフルート・ソナタ、チェロ変奏曲、そしてピアノ、フルート&チェロのための変奏曲という、多方面に才能を発揮した天才フンメルの新たな魅力が詰め込まれています。
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B・マルチェッロ:オラトリオ 「四季の嘆きと微笑み」 シルヴィア・フリガート(S)、
エレーナ・ビスクオーラ(A)
ラファエレ・ジョルダーニ(T)、
マウロ・ボルジョーニ(Bs)、
ロベルト・ザルペロン(指)
ヴェニス・モンテヴェルディ・アカデミー、
アンサンブル・ロレンツォ・ダ・ポンテ

録音:2013年12月26日、アーゾロ大聖堂
イタリアのマルチェッロ兄弟の弟、ベネデット・マルチェッロの「四季の嘆きと微笑み」は、聖母マリア被昇天の祝日のために作曲された二部形式のオラトリオ。
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テレマン:協奏曲集
10声の協奏曲ヘ長調 TWV.54:F1/6声の協奏曲ヘ長調 TWV52:F1/3声の協奏曲ヘ長調 TWV42:F14/序曲ヘ長調 TWV.55:F3
コンチェルト・ステラ・マトゥティナ、
ヴォルフラム・シューリッヒ(指&リコーダー)
ヘルベルト・ヴァルザー=ブレウス(Hrn)
バルバラ・メディツ

録音:2014年6月13日ライヴ
オルフェオ・バロックOは、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスやイングリッシュ・コンサート、オルフェオ・バロックOなど、世界有数のバロック・アンサンブルで活躍してきたメンバーたちによって2005年に創設されたオーストリアのピリオド・オーケストラ。
オーストリア、フォアアールベルクでのコンサート・シリーズを中心に、17世紀〜18世紀のレパートリー、さらにはジャズやフュージョン、コンテンポラリー・ダンスとのコラボレーションなど、ジャンルの枠にとらわれない活動を展開しています。今回のテレマンのプログラムは「ヘ長調」がテーマ。ケース・ブッケの高弟の1人、ヴォルフラム・シューリッヒを筆頭とするソリストたちの好演も光ります。
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ゴンベール:モテット集 ビューティー・ファーム

録音:2014年10月25日−27日、オーストリア
2014年に設立された男声6人によるヴォーカル・アンサンブル、"ビューティー・ファーム"のファースト・アルバムは、ジョスカン・デ・プレとパレストリーナの間の世代にあたるルネサンスの偉大な作曲家、ニコラ・ゴンベールのモテット集。コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクエチェント、グランドラヴォア、カピラ・フラメンカ、ウエルガス・アンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルのメンバーによって結成されており、高いクオリティでゴンベールの4声〜6声のモテット19曲が歌われています。
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ジョヴァンニ・ロレンツォ・ルリエール:カンタータ 「グローリア、ローマとヴァローレ」 (世界初録音) ファビオ・ミッサッジャ(Vn、指)、
イ・ムジカーリ・アッフェッティ、
リーア・セラフィーニ(S)、
キアーラ・バラッソ(S)、
マッテオ・ピガート(C.T)

録音:2014年11月26日−27日、ヴィチェンツァ
バロック・ヴァイオリニスト、ファビオ・ミッサッジョと、ミッサッジョが1997年に創設したアンサンブル、イ・ムジカーリ・アッフェッティによる、知られざるイタリア音楽再興。ジョヴァンニ・ロレンツォ・ルリエール(ca.1662−1700)による、3人の歌手と器楽によるカンタータ「グローリア、ローマとヴァローレ(La Gloria, Roma e Valore)」の世界初録音。
FB-1506262
新皇帝ヨーゼフ
エルレバッハ:Actus Homagiali(行進曲/セレナータ 「新皇帝ヨーゼフ」/協奏曲/行進曲)、
 序曲第6番ト短調
バッハ:カンタータ第71番 「神はわが王なり」 BWV.71
アルフレード・ベルナルディーニ(指)
コンチェルト・ステラ・マトゥティナ

録音:2013年8月28日−29日、ブリクセン
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスやイングリッシュ・コンサート、オルフェオ・バロックOなど、世界有数のバロック・アンサンブルで活躍してきたメンバーたちによって2005年に創設されたオーストリアのピリオド・オーケストラ、コンチェルト・ステラ・マトゥティナ。神聖ローマ皇帝ヨーゼフ1世のための音楽で指揮を執るのは、アンサンブル・ゼフィロの創設者で古楽界有数のバロック・オーボエ奏者、アルフレード・ベルナルディーニ!ミュールハウゼンの図書館に保存されていたフィリップ・ハインリヒ・エルレバッハのセレナータ「新皇帝ヨーゼフ(Josephs Neuer Kayser-Thron)」が、300年の時を経て現代に蘇ります。
FB-1507153
対話
バンキエーリ:ソナタ第1番、リチェルカーレ、対話によるソナタ第3番
トムキンズ:ファンシー
ボネッリ:トッカータ・クレオパトラ
G・ガブリエリ:カンツォン・ソ・ソ・ラ・ソ・ファ・ミ
ボネッリ:トッカータ・アトランタ
作曲者不詳:Bayle Del Gran Duque
ズッキネッティ:2つのオルガンのための協奏曲
ヴァンハル:ディエッティーノ(第18番、第10番、第23番、第24番、第20番)
ルティーニ:6つのディヴェルティメント
ジュッサーニ:ソナタ・コンチェルタータ
ピアッツァ:ソナタ第1番
グスタフ・アウツィンガー(オルガン、クラヴィコード)、
マルティナ・ショーベルスベルガー(チェンバロ、オルガン、クラヴィコード)

録音:2015年4月17日−18日、オーストリア
アドリアーノ・バンキエーリの「対話によるソナタ第3番」やセヴェーロ・ジュッサーニの「ソナタ・コンチェルタータ」など、「オルガンとチェンバロ」という組み合わせのために書かれた作品を多数収録した作品集。

FB-1511291
レオポルト1世:イル・ルット・デル・ウニヴェルソ ガンベ・ディ・レーニョ、フ
ランチェスコ・バローニ(Or、指)、
アルベルト・アレグレッツァ(T)、
マウロ・ボルジョーニ(Bs)、
エマヌエラ・ガッリ(S)、
ガブリエラ・マルテラッチ(A)、他

録音:2015年5月28日−30日、ブリクセン
作曲家としての顔も持ち、「バロック大帝」と呼ばれた神聖ローマ皇帝、レオポルト1世(1640−1705)の作品、宮廷詩人フランチェスコ・スバッラの詩に基づく「イル・ルット・デル・ウニヴェルソ(Il lutto dell' universo/宇宙の悲しみ)」。ラ・ヴェネクシアーナのメンバーとしても知られるエマヌエラ・ガッリやアルベルト・アレグレッツァ、マウロ・ボルジョーニなどの名歌手が参加。
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スカルラッティ:ソナタ集
ソナタ.イ長調 K.208/ソナタ.イ長調 K.209/ソナタ.ヘ短調 K.238/ソナタ.ヘ短調 K.239/ソナタ.ハ長調 K.513 「パストラーレ」/ソナタ.ニ短調 K.32 「アリア」/ソナタ.ニ短調 K.141/ソナタ.ヘ短調 K.185/ソナタ.ヘ短調 K.184/ソナタ.ニ長調 K.119/ソナタ.ト短調 K.30 「フーガ」/ソナタ.変ホ長調 K.193/ソナタ.ハ長調 K.132/ソナタ.ハ長調 K.133/ソナタ.イ短調 K.175
ヨハネス・マリア・ボグナー(クラヴィコード)

録音:2015年2月28日−3月1日、Kartause Mauerbach(オーストリア)
ウィーン国立音楽大学で講師を努め、これまでもクラヴィコードによる作品集をいくつも録音してきた鍵盤楽器奏者、ヨハネス・マリア・ボグナー。スカルラッティともゆかりの深い楽器製作者、バルトロメオ・クリストフォリのモデルによるレプリカ(トーマス・ヴィンセント・グリュック製作)のクラヴィコードを弾いた、ドメニコ・スカルラッティのソナタ集。ピアノともチェンバロともまた違う、クラヴィコードの素朴で艶やかな音色を楽しめます。

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ベルトーニ:歌劇 「オルフェオとエウリディーチェ」 ヴィヴィカ・ジュノー(オルフェオ/メゾ・ソプラノ)、
フランチェスカ・ロンバルディ=マッツッリ(エウリディーチェ/ソプラノ)、
ヤン・ペトリカ(イメネーオ/テノール)、
ロベルト・ザルペロン(指)
フェッラーラ・サント・スピリト・アカデミアCho
アンサンブル・ロレンツォ・ダ・ポンテ

録音:2014年2月15日、フェッラーラ市立劇場(ライヴ)
アラスカ出身の名メゾ・ソプラノ、ヴィヴィカ・ジュノーが歌うのは、フェルディナンド・ベルトーニ(1725−1813)の唯一知られている歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」。グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」と同じカルツァビージの台本に基づく3幕のオペラ。18世紀イタリアの名カストラート、ガエターノ・グアダーニのために書かれ、グアダーニが務めたオルフェオ役を、現代の名歌手が再現します。
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モンテヴェルディ:コントラファクタ、インタブレーション&モテット集
モンテヴェルディ:「Ecce panis angelorum」(マドリガーレ集第7巻「金色の髪」からのコントラファクトゥム)、
「Jesum viri senesque」(マドリガーレ集第7巻「隠されたとげを持つ美しさ」からのコントラファクトゥム)、
「Spera in Domino」(音楽の諧謔「これまで武装し続けた私」からのコントラファクトゥム、「Cantate Domino」(音楽のパルナッソス山より)、
Ballo del Monteverde(マドリガーレ集第8巻「情け知らずの女たちのバッロ」より、
「O quam pulchra」(聖なる花環より)、
「Quante son stell’intorn’a l’aureo crine」(3声のカンツォネッタ集第1巻 「空には何と多くの星」からのコントラファクトゥム)、
「Prima vedro che in questi prati nascano」(I nuovi fiorettiからのコントラファクトゥム)、
われを見捨てよ(「アリアンナの嘆き」より)、
「Longe, mi Jesu」(マドリガーレ集第7巻「哀れな男よ、話したらいいのか」からのコントラファクトゥム)、
このすばらしい合奏(マドリガーレ集第5巻からのインタブレート)、
「Occhi miei, se mirar piu non debb’io」(3声のカンツォネッタ集第1巻「Occhi miei, se mirar piu non debb’io」からのコントラファクトゥム、二人の熾天使が
フレスコバルディ:チャコーナのパルティータ
 トッカータ第6番、カンツォネッタ第3番
パスクィーニ:デュレッツァ、トッカータ
グランディ:「Salvum me fac」
イル・ペガーソ、マウリツィオ・クローチ(オルガン、芸術監督)

録音:2014年8月22日−24日、イタリア
オルガニスト、マウリツィオ・クローチが率いる若きアンサンブル「イル・ペガーソ」によるモンテヴェルディ・アルバムは、マドリガーレなどの世俗歌曲を宗教的な歌詞に変えた「コントラファクトゥム」や、世俗歌曲から器楽曲へと編曲された「インタブレーション」を集めた作品集。ソリストには、イタリアを中心に活躍し、ラ・ヴェネクシアーナやBCJにも参加するテノール櫻田亮も名を連ねています。
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ブイヤベース〜フランスのカンタータとシャンソン
ジャケ・ド・ラ・ゲール:カンタータとサンフォニー
ド・ヴィゼー:前奏曲
ブラヴェ:フルート・ソナタ第3番(ソナタ集第3巻 Op.3 より)
ラモー:聖ルイの祭日のためのカンタータ
作曲者不詳:フランスの伝統的なシャンソン
アンサンブル392〔マリー=ソフィー・ポラック(S)、ジュリア・ストッカー(トラヴェルソ)、ヨハネス・エッツブルガー(テオルボ)、ティツィアン・ナエフ(Cemb)〕

録音:2014年3月、トロッシンゲン音楽大学(ドイツ)
フランス・バロック・オペラのピッチ 「A=392」にちなんで名付けられたアンサンブル392は、17世紀〜18世紀のフランス音楽を専門とする、2011年創立の若きアンサンブル。イタリアのカンタータの影響を受けて発展していった18世紀フランスの音楽を、カンタータとシャンソンを交えて探求する好企画。
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カプスペルガー:インタヴォラトゥーラ〜テオルボのための作品集
前奏曲第1番&第2番
5声のパッセジャート 「Com’esser puo」
前奏曲第10番&第9番
トッカータ・セコンダ・アルペジャータ
ガリアルダ、パルティータ第1番&第2番
前奏曲第3番&第4番
トッカータ第2番
コレンテ第2番
バッロ第1番〜ウシータ、バッロ、ガリアルダ、コレンテ
前奏曲第11番&第12番
4声のパッセジャータ 「Ancidetemi pur」
パッサカリア
前奏曲第5番&第6番
トッカータ第3番/トッカータ第5番
バッタリア
バッロ第3番〜ウシータ、バッロ、ガリアルダ、コレンテ
トッカータ第4番
コレンテ第1番/トッカータ第1番
ステファーノ・マイオラーナ(テオルボ)

録音:2014年4月12日−15日、ローマ
サンタ・チェチーリア音楽院でクラシック・ギターを学び、キジアーナ音楽院ではポール・オデットとオスカー・ギリアに学んだ、リュート、アーチリュート、テオルボ、バロック・ギター奏者、ステファーノ・マイオラーナ。ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー(カプスベルガー)が書いたソロ・テオルボ(キタローネ)のための作品を、リズムや表情も豊かに描きます。
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嵐の夜〜ヘンデルのアリアとヴィヴァルディの協奏曲集
ヘンデル:歌劇 「エジプトのジューリオ・チェーザレ」 HWV.17〜アリア「Da tempeste」
ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲ト短調 「夜」 RV.43
ヘンデル:オラトリオ 「ソロモン」 HWV.67〜アリア「Will the sun forget to streak」、
 カンタータ 「アーチ、ガラテアとポリフェーモ」 HWV.72〜アリア「he non puo la gelosia」
ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲ハ長調 RV.447
ヘンデル:カンタータ 「アーチ、ガラテアとポリフェーモ」 HWV.72〜アリア「Qui l’augel da pianta in pianta」、
 歌劇 「リナルド」 HWV.7〜アリア「Vo’ far Guerra」
バロカーダ(ザ・イスラエル・バロック・コレクティヴ)、
クレア・メナージ(S)、
シャイ・クリブス(Ob、リコーダー)

録音:2013年12月、イスラエル
アンサンブル「バロカーダ(Barrocade)」。「嵐の夜(notte di tempesta)」をテーマにした、ヘンデルのアリアとヴィヴァルディの協奏曲集。イスラエルのソプラノ、クレア・メナージとオーボエ&リコーダー奏者、シャイ・クリブスの高い技巧からは、イスラエルのバロック・シーンの高いレベルも伺えます。
FB-1609113
フローベルガー氏の旅
フローベルガー:トッカータ.イ短調 FbWV 101
組曲第29番イ短調
ローマ皇帝フェルディナンド4世の悲しき死に捧げる哀歌(組曲第6番より)
パルティータ第6番 「Auff die Mayerin」 FbWV 606
パルティータ第2番ニ短調 FbWV 602
ファンタジア第8番
トッカータ第19番ニ短調 FbWV 119
カンツォン第5番 FbWV 305
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラによるファンタジア FbWV 201
ヴォルフガング・グリュクサム(Cemb 、Org)

録音:2016年2月&3月、オーストリア
使用楽器: チェンバロ - Willem Kroesbergen, Utrecht 1981
オルガン - Johann Wockherl, 1642(ウィーン、フランチスカン教会)
バッハが登場する前の17世紀ドイツで活躍し、イタリア、フランス、ドイツの様式を採り入れるなど鍵盤音楽の発展に大きな足跡を残したヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616−1667)。近年再評価が進んでおり、特に生誕400周年となる2016年に改めて注目を浴びたフローベルガーの華麗なる鍵盤楽器作品を、ヒロ・クロサキとの録音でも知られるオーストリアのチェンバリスト、ヴォルフガング・グリュクサムが弾きます。
FB-1610921(2CD)
バッハ・ヴァリエーションズ&モア
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
幻想曲イ短調 BWV.922
組曲イ短調 BWV.818a
アリアと変奏イ短調 BWV.989
ソナタ.ニ短調 BWV.964
前奏曲,フーガとアレグロ変ホ長調 BWV.998
音楽の捧げもの〜3声のリチェルカーレ
ヴォルフガング・グリュクサム(Cemb)

録音:2000年9月(ゴルトベルク変奏曲)、1995年1月(その他の作品)
アムステルダムのスヴェーリンク音楽院でトン・コープマンに学んだオーストリアのチェンバリスト、ヴォルフガング・グリュクサム。 ヒロ・クロサキとの録音などでも知られるグリュクサムが録音した、ゴルトベルク変奏曲と鍵盤作品集がセットになって登場! 使用楽器は、オランダの名工ヴィレム・クルスベルヘンが1986年にユトレヒトで製作したフランコ・フレミッシュ二段チェンバロ。
FB-1611782
多感様式〜C.P.E.バッハ、クヴァンツ、キルンベルガー、ベンダ:フルート・ソナタ集
キルンベルガー:フルート・ソナタ ト長調
クヴァンツ:フルート・ソナタ ト長調 Nr.273, QV I:109
C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ イ短調 Wq 128
フランツ・ベンダ:フルート・ソナタ イ短調
クヴァンツ:アダージョ ハ長調(「フラウト・トラヴェルソの演奏試論〔1752〕」より)
C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ ニ長調 Wq 131
リンデ・ブルンマイア=トゥッツ(フラウト・トラヴェルソ)、
ラース・ウルリク・モーテンセン(Cemb)

録音:2015年10月27日−29日、オーストリア
これまでBCJや18世紀オーケストラ、フライブルク・バロック・オーケストラなどと共演してきたオーストリア出身のフラウト・トラヴェルソ奏者、リンデ・ブルンマイア=トゥッツ。コンチェルト・コペンハーゲンの指揮も務めるデンマークを代表するチェンバリスト、ラース・ウルリク・モーテンセン。バッハのフルート・ソナタ集でも共演したこのデュオによる新録音は、C.P.E.バッハを始めとする18世紀ドイツの「多感様式」の作曲家たちによるソナタ集。
FB-1611911
バッハ・ミラード〜パラレル・プレリュード、ファンタジア&フーガ
前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532
前奏曲 ハ長調 BWV.545a
前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543
幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903
幻想曲とフーガ イ短調 BWV.944
前奏曲 ハ長調 BWV.870a
トッカータ ニ長調 BWV.912
マウリツィオ・クローチ(Cemb、Org)

録音:2016年4月23日−25日、スイス
イタリアの名鍵盤楽器奏者、マウリツィオ・クローチが弾くバッハ・アルバムは、作曲家自身によっても様々な楽器に転用されてきたバッハの作品をオルガンとチェンバロの弾き分けによって表現。
FB-1612457(2CD)
ゴンベール:モテット集 Vol.2 ビューティー・ファーム

録音:2016年5月25日−28日、オーストリア
2014年に設立された初期ルネサンスの作品を専門とする男声6人のヴォーカル・アンサンブル、"ビューティー・ファーム"。好評を博したファースト・アルバム(FB-1504211)に引き続き、セカンド・アルバムもゴンベールのモテット集を録音! メンバーは、コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクエチェント、グランドラヴォア、カピラ・フラメンカ、ウエルガス・アンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルのメンバーからなり、ジョスカン・デ・プレとパレストリーナの間の世代にあたるルネサンスの偉大な作曲家、ニコラ・ゴンベールの緊密なモテットを、精度の高いアンサンブルで歌います。
FB-1615566(2CD)
ヘンデル:アレクサンダーの饗宴 HWV.75 ミリアム・フォイエルジンガー(S)、
ダニエル・ヨハンセン(T)、
マティアス・ヘルム(Br)、
ベンヤミン・ラック(指)
フェルトキルヒ室内cho
コンチェルト・ステラ・マトゥティナ

録音:2015年1月5日、Montforthaus Feldkirch(オーストリア)
ジョン・ドライデン(1631−1700)が書いた聖セシリアを讃えるオードに、ヘンデルが音楽を書いた「アレクサンダーの饗宴」。 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスやイングリッシュ・コンサート、オルフェオ・バロックOなど、世界有数のバロック・アンサンブルで活躍してきたメンバーたちによって2005年に創設されたオーストリアのピリオド・オーケストラ、"コンチェルト・ステラ・マトゥティナ"による2015年のライヴ録音。若き古楽系ソプラノ、ミリアム・フォイエルジンガーやバリトンのマティアス・ヘルムなど、オーストリアの有力歌手陣の参加もポイント。
FB-1618479
ジェズアルド:マドリガーレ集 ルーチセレーネ、
マウロ・ボルジョーニ(Bs、指)

録音:2016年3月18日、オーストリア
聖職者の家柄、ヴェノーサ公、コンツァ伯という貴族であると同時に、妻と不倫相手を殺めた血塗られた側面、晩年の孤独な末路という数奇な人生を歩んだ天才作曲家、カルロ・ジェズアルド(1566−1613)。 2014年にラ・ヴェネクシアーナのメンバーとして来日を果たしたイタリアの歌手、マウロ・ボルジョーニ率いるヴォーカル・アンサンブル、ルーチセレーネ(LuciSerene)が、ジェズアルドの生誕450周年を記念して歌う5声のマドリガーレ集。

FB-1701429
(DVD-Video/PAL)
ハイドン:オラトリオ 「天地創造」(英語版) イーダ・ファルク・ヴィンランド(S)、
アンドリュー・ステイプルズ(T)、
デイヴィッド・スタウト(Br)、
ロバート・デイヴィス(Bs)、
フィリップ・フォン・シュタインエッカー(指)
ムジカ・セクロルム

録音(ライヴ):2012年9月12日、ブリクセン大聖堂
新日本フィルとのベートーヴェンの「第九」の共演で話題を呼んだ、ドイツの逸材フィリップ・フォン・シュタインエッカー。自ら創設した南チロルのピリオド・オーケストラ、ムジカ・セクロルムとの「天地創造」、2012年ブリクセン大聖堂でのライヴ録音がDVDで登場!英語の台本からドイツ語訳され完成、その後英語版でも出版・演奏され英語版、ドイツ語版の双方が知られる「天地創造」ですが、オリジナル楽器、特に大陸のオーケストラでの"英語版"は珍しい録音です。
※当タイトルはPAL方式のため、PAL方式対応の再生機器のみで試聴可能です。予めご了承ください。
FB-1701743
オケゲム:ミサ曲集
ミサ・ロム・アルメ(ミサ曲 「武装した人」(4声)
ミサ・クインティ・トニ(第5旋法によるミサ)(3声)
ビューティー・ファーム
〔バート・ウヴィン(C.T)、アドリアーン・デ・コスター(T)、ハンネス・ヴァーグナー(T)、クリストフ・ドレッシャー(Br)、マーティン・フェゲール(Br)、ヨアヒム・ヘヒバウアー(Bs)〕

音:2015年7月&2016年3月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)
"ビューティー・ファーム"は、2014年に設立された男声6人の新しいヴォーカル・アンサンブル。メンバーは、コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクエチェント、グランドラヴォア、カピラ・フラメンカ、ウエルガス・アンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルのメンバーからなり、オーストリア、マウアーバッハのカルトジオ会修道院を拠点に、ルネサンス期のフランコ=フレミッシュ・ポリフォニーの音楽を中心に歌っています。ニコラ・ゴンベールのモテット集(FB 1504211)で衝撃的なデビューを飾り、続くゴンベール第2弾(FB 1612457)も国際的に賞賛されたビューティー・ファームのアルバム第3弾では、15世紀フランドル楽派の巨匠ヨハネス・オケゲム(c.1420−1497)の2つのミサ曲を歌います。凝ったプログラムと緻密な演奏はもちろん、刺激的なジャケット・デザインもポイント。
FB-1702576
ババ・ムジカーレ〜ハラハ伯爵の財宝
ファッシュ:シンフォニア ヘ長調
シュトゥリック:協奏曲ハ長調
ティール:協奏曲ハ長調
ファッシュ:協奏曲ヘ長調
サッリ:歌劇「パルテノーペ」序曲
フィオレンツァ:協奏曲イ短調
ゲオルク・ロイターU世:シンフォニア ニ短調
カルダーラ:シンフォニア ハ長調
コンチェルト・ステラ・マトゥティナ、
ヴォルフラム・シューリッヒ(指&リコーダー)

録音:2016年4月15日、オーストリア
美術や音楽にも情熱を捧げていたオーストリアの貴族、外交官でありナポリ副王とシチリア副王に任命されたアロイス・トマス・ライムント・フォン・ハラハ伯爵(1669−1742)のコレクションによるドイツ、イタリアの器楽のためのシンフォニア&協奏曲集。
FB-1703017(2CD)
「ブルネンタール夏の音楽祭」ライヴ 2015&2016 コンチェルト・ステラ・マトゥティナ、
エバンヘリナ・マスカルディ(バロックG)、
グスタフ・アウツィンガー(Org)、
アンサンブル392、
マリー=ソフィー・ポラック(S)、
オルフェオ・バロックO、
イル・ボット・フォルテ、
フラヴィオ・フェッリ=ベネデッティ(C.T)、他

録音(ライヴ):2015年&2016年、ブルネンタール
オーストリア北部のブルネンタールで毎年行われている古楽音楽祭、「ブルネンタール夏の音楽祭(Brunnenthaler Konzertsommer)」のライブ録音集。 オルフェオ・バロック管やコンチェルト・ステラ・マトゥティナ、アンサンブル392などの名アンサンブルやソリスト、歌手たちの演奏で、最先端のオーストリア古楽シーンをどうぞ。
FB-1703213
フローベルガーの足跡
トッカータ第2番/カプリッチョ第3番/パルティータ 「Auff die Mayerin」/トッカータ第6番/ブランシュローシュ氏の死に寄せるパリで作られたトンボー/リチェルカール第1番/トッカータ第1番/カンツォーナ第6番/組曲第30番/ソ・ラ・レによるファンタジア
ヨハネス・マリア・ボグナー(クラヴィコード)
※使用楽器:トーマス・ヴィンセント・グリュック製作のクラヴィコード(バルトロメオ・クリストフォリによるレプリカ)

録音:2016年2月、Kartause Mauerbach(オーストリア)
ウィーン国立音楽大学で講師を務め、これまでもクラヴィコードによる作品集を多数録音してきた鍵盤楽器奏者、ヨハネス・マリア・ボグナー。2016年には生誕400周年を迎え再評価の進むヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616−1667)は、バッハが登場する前の17世紀ドイツで活躍し、イタリア、フランス、ドイツの様式を採り入れるなど鍵盤音楽の発展に大きな足跡を残した作曲家。18歳のときにフローベルガーの作品と出会いそれらに魅了されたボグナーが、クラヴィコードの素朴な音色でフローベルガーの鍵盤作品をお贈りします。
FB-1709761(2CD)
ノエル・バウルデヴェイン:ミサ曲集
ミサ・アン・トゥルール・アン・トリステス
ミサ曲 「汚れなく、罪なく、貞節なる」
ミサ曲 「我が愛しき茶の瞳」
ミサ・シネ・ノミネ
ビューティー・ファーム

録音:2017年6月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)
ビューティ・ファームが、「なぜ現代ではあまり知られていないのか?」と投げかけるバウルデヴェインは、一部の作品が20世紀に入るまではジョスカン・デ・プレの作品と考えられていたなど、優れた様式を備えています。ジョスカン・デ・プレとその継承者の影響を受けながら、巧みな低音域や力強いリズムなど、個性的な魅力を放つバウルデヴェインのミサ曲(世界初録音)にご注目ください。もちろん、第1弾から続く刺激的なジャケット・デザインもポイントです。
FB-1710593
ビーバー&ビーバー
カール・ハインリヒ・ビーバー:ミサ曲 「主の復活」
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー:レバノンの杉のごとく、イスラエルの民エジプトを出で、思い出せ
カール・ハインリヒ・ビーバー:レクイエム
コンチェルト・ステラ・マトゥティナ、
ヨハネス・ヘマーレ(Org、指)、
マリー=ソフィー・ポラック(S)、
カスパー・クレーナー(C.T)、
ハンス・イェルク・マンメル(T)、
ミヒャエル・クラーネビッター(Bs)

録音:2017年5月、神学校教会(ブリクセン)
傑作「ロザリオのソナタ」で知られる作曲家&ヴァイオリニストのハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644−1704)と、11人の息子のうちの8番目の息子であるカール・ハインリヒ・ビーバー(1681−1749)の宗教作品をカップリング。大ビーバーはヴァイオリン作品を取り上げられることが多いですが、宗教音楽も同時代のウィーンの作曲家と比肩しうる人気を誇っていたと言われます。そして父の影に隠れ陽の目を浴びることの少ない息子カール・ハインリヒも、父と同じザルツブルクの宮廷楽長を務めた実力ある音楽家。フランツ・フォン・ビーバーの後継者となったカール・ハインリヒの、知られざる「ミサ曲」と「レクイエム」にご注目ください。
FB-1711192
ノスタルジア〜ソミス:リコーダー・ソナタ集
ソナタ ト短調 Op.3-3
ソナタ ハ長調 Op.3-2
ソナタ 変ロ長調 Op.4-8
ソナタ 嬰ヘ短調 Op.3-12
ソナタ イ短調 Op.3-8
ソナタ 嬰ハ短調 Op.3-11
ソナタ ヘ長調 Op.4-9
ソナタ ニ長調 Op.3-10
ソナタ ト短調 Op.3-5
ヴォルフラム・シューリッヒ(リコーダー)、

録音:2016年2月16日−18日、オーストリア
コレッリを師に持ち、タルティーニの同世代で、プニャーニやジャルディーニを、さらにはフランスのルクレールも育成したコンポーザー=ヴァイオリニスト、ピエモンテ楽派の巨匠ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス(1686−1763)のソナタ集。このアルバムでは、一般的には「ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ」として知られているOp.3とOp.4のソナタから9曲をリコーダーで演奏。
しかしこれは、奇抜な編曲や変わり種の録音というわけではありません。当時の演奏習慣から見ても大胆なことではなく、ソミスのソナタのある側面は、もともとフラウト・ディリット(まっすぐな笛=縦笛)による演奏を示唆している、などの研究成果から導かれた録音です。
演奏は、チューリッヒ音楽院でケース・ブッケにリコーダーを、シュトゥットガルト音楽院でヘルムート・ラッヘンマンに作曲を学んだリコーダー奏者&作曲家のヴォルフラム・シューリッヒ。Fra Bernardoからはコンチェルト・ステラ・マトゥティナの指揮&リコーダー独奏者として「テレマン:協奏曲集(FB 1702576)」等の名盤を録音しています。
FB-1712223
バッハ:キリストは死の縄目につながれたり
パッサカリア ハ短調 BWV.582
ミサ曲 ト短調 BWV.235
コラール 「おお愛する魂よ、装いせよ」 BWV.654
カンタータ第4番 「キリストは死の縄目につながれたり」 BWV.4
オットー・カーグル(指)
ザンクト・ペルテン大聖堂聖歌隊、
マルティナ・ダックスベック(S)、バルバラ・ツィダー(S)、アンナ・カーグル(A)、ヨハネス・バンベルガー(T)、ダニエル・グートマン(Bs)、リカルド・ボホルケス・マルティネス(Bs)、
ルートヴィヒ・ルッッサー(Org)、
カペラ・ノーヴァ・ストゥルメンターレ

録音:2016年5月1日、ザンクト・ペルテン大聖堂(オーストリア)
オーストリアの都市、ザンクト・ペルテンの観光名所ともなっている大聖堂の聖歌隊、ザンクト・ペルテン大聖堂聖歌隊(聖ペルテン・ドムカントライ)によるバッハのライヴ録音。1992年にカペルマイスターとなったオットー・カーグルが創設し、オーストリアでもっとも優れたアマチュア合唱団の1つに育て上げ、オルフェオ・バロックOとの共演を含む一連の録音でも知られています。


FB-1800751(2CD)
ラ・リュー:ミサ曲集
ミサ・アルマーナ
ミサ曲 「聖アントニウス」
ミサ曲 「幼子われらに生まれ」
ミサ曲 「あらゆる悲しみは」
ビューティー・ファーム

録音:2016年12月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)
"ビューティー・ファーム"は、2014年に設立された男声6人のヴォーカル・アンサンブル。コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクエチェント、グランドラヴォア、カピラ・フラメンカ、ウエルガス・アンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルで活躍してきたメンバーでスタートし、オーストリア、マウアーバッハのカルトジオ会修道院を拠点に、ルネサンス期のフランコ=フレミッシュ・ポリフォニーの音楽を中心に歌っています。
高い完成度を誇るポリフォニーと刺激的なジャケット・デザインの両面で注目を浴びるビューティー・ファームのアルバム第5弾は、フランドル楽派を代表する作曲家の一人、ピエール・ド・ラ・リュー(c.1452−1518)の4つのミサ曲。ラ・リューの最後の創作期に作られた4声のミサ曲は、ラ・リューの並外れた多声技法が示されています。
FB-1801273
フランス・バロックのカンタータ集
フィリップ・クルボワ:アリアンヌ
ブラヴェ:フルート・ソナタ第2番ロ短調 Op3.3/II
ジャン=バティスト・モラン:ラ・ローズ
フランソワ・コラン・ド・ブラモン:ヨーロッパ
アンサンブル392〔マリー=ソフィー・ポラック(S)、ジュリア・ストッカー(バロック・フルート)、ヨハネス・エッツブルガー(テオルボ、バロック・ギター)、ティツィアン・ナエフ(Cemb)〕

録音:2017年10月17日−19日、オーストリア
「アンサンブル392」は、2011年創立、フランス・バロック・オペラのピッチ 「A=392」にちなんで名付けられた、17世紀〜18世紀のフランス音楽を専門とするアンサンブル。イタリア音楽の影響を受けて発展していった18世紀フランスの華麗なカンタータを、ソプラノ、バロック・フルート、テオルボ、チェンバロの4名で演奏。名フルート奏者であったミシェル・ブラヴェのフルート・ソナタも収録。ブラヴェを除き、全曲世界初録音。
FB-1803913
フォー・ハンズ・オン・モーツァルト
モーツァルト:ソナタ ニ長調 K.381
アンダンテと変奏 K.501
ソナタ ハ長調 K.521
ソナタ 変ロ長調 K.358
フーガ K.401(断片)
パトリック・アイルトン(ハープシコード)、
ヴォルフガング・グリュクサム(ハープシコード)

録音:2001年9月、フレ教会(ブルゴーニュ、フランス)
ハーグ王立音楽院でトン・コープマンに師事し、現在はハープシコード奏者、オルガン奏者、指揮者として活躍するイギリスの音楽家パトリック・アイルトン。アムステルダムのスヴェーリンク音楽院でトン・コープマンに師事したオーストリアのハープシコード奏者、ヴォルフガング・グリュクサム。ホロヴィッツの「ジャズ・ハープシコード協奏曲」を含む、ジャズ・スタイルのハープシコード作品集という秀逸なアルバム(GLO 5272)を録音したアイルトン、fra bernardoレーベルにバッハやフローベルガーの優れた録音を残しているグリュクサムという2人の才能が交わる「4手ハープシコード」のためのアルバム。
姉ナンネルとの連弾用に書かれたと考えられているモーツァルトの「4手のためのピアノ・ソナタ」は、もともと「フォルテピアノもしくはハープシコード(Cemb)のため」に書かれており、ここではハープシコードによる新鮮な響きでモーツァルトの「4手のためのソナタ」を堪能できます。
FB-1810455(2CD)
ラ・リュー:ミサ曲集
ミサ・パスカーレ(復活祭ミサ)
ミサ・イスタ・エスト・スペシオサ
ミサ・ロム・アルメ
死者のためのミサ曲(レクイエム)
ザ・サウンド・アンド・ザ・フューリー〔アレッサンドロ・カルミニャーニ(C.T)、ジョン・ポッター(T)、クリスティアン・ヴェークマン(T)、クリスティアン・M.シュミット(Bs)、ヴィルヘルム・シュヴィングハマー(Bs)〕

録音:2013年10月、オーストリア
ザ・サウンド・アンド・ザ・フューリー〔アレッサンドロ・カルミニャーニ(C.T)、ジョン・ポッター(T)、クリスティアン・ヴェークマン(T)、クリスティアン・M.シュミット(Bs)、ヴィルヘルム・シュヴィングハマー(Bs)〕
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ケルビーニ・イン・ウィーン〜フンメル:トランペット協奏曲
アントン・フィッシャー:歌劇 「青ひげラウル」 序曲
アンドレ=エルネスト=モデスト・グレトリ(A.フィッシャー編):歌劇 「青ひげラウル」より〔マルシア(行進曲)、ドーポ・ラ・マルシア、バッタリア、ドーポ・ラ・バッタリア〕
ケルビーニ(編曲者不詳):歌劇 「二日間(ドイツ語題「危険な日々」)」 序曲
ケルビーニ:歌劇 「二日間」より 第9曲(フィナーレ2)
フンメル:トランペット協奏曲ホ長調
イグナーツ・フォン・ザイフリート:小カンタータ付きのセレナータ集より〔1.グレトリの歌劇「青ひげラウル」より 行進曲、4.クオドリベット〜第23番ラルゲット&第24番アンダンテ、5.ケルビーニの歌劇「危険な日々」より 行進曲〕
ケルビーニ:歌劇 「ロドイスカ(ドイツ語題「Zwischenakte」)」より〔第2幕への序奏、第3幕への序奏〕、歌劇 「ファニスカ」 序曲
コンチェルト・ステラ・マトゥティナ、
ヘルベルト・ヴァルザー=ブロイス(キー・トランペット)、
マーティン・スカムレツ(指)

録音:2017年6月13日−15日、オーストリア
コンチェルト・ステラ・マトゥティナは、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスやイングリッシュ・コンサート、オルフェオ・バロックOなど、世界有数のバロック・アンサンブルで活躍してきたメンバーたちによって2005年に創設されたオーストリアのピリオド・オーケストラ。「ケルビーニ・イン・ウィーン」は、イタリア出身、フランスで活躍したルイジ・ケルビーニのウィーン時代の音楽と、それにまつわる作品を収録。ケルビーニのパリ時代の代表作「二日間」のウィーン版(ドイツ語題「危険な日々/Die Tage der Gefahr」)や「ロドイスカ」のウィーン版(ドイツ語題「Zwischenakte」)、ウィーンで作曲された「ファニスカ」、グレトリのオペラをアン・デア・ウィーン劇場の音楽監督であったアントン・フィッシャーが編曲したウィーン版、同じくアン・デア・ウィーン劇場の音楽監督を務めていたイグナーツ・フォン・ザイフリートによるケルビーニらの引用作品など、当時のウィーン劇場で人気を博したフランス・オペラの序曲等を収録。ウィーン版オペラは単にセリフや歌詞をドイツ語に変えただけではなく、ウィーンのオーケストラに合わせて楽器編成も大きく変更が加えられており、このアルバムではトランペットを中心に金管楽器が充実したウィーン版の響きが楽しめます。
また、ケルビーニの「二日間」の行進曲が引用されているフンメルのトランペット協奏曲も、このアルバムの重要作品。ハイドンのトランペット協奏曲と同じく、キー・トランペット(有鍵トランペット)の発案者であるアントン・ヴァイディンガーのために書かれており、オーストリアのトランペット奏者、ヘルベルト・ヴァルザー=ブロイスが、キー・トランペット(Rainer Egger / after Alois DOKE, ca.1823)で素晴らしいソロを聞かせてくれます。ヴァルザー=ブロイスは、アーノンクールのウィーン・コンツェントゥス・ムジクスやイル・ジャルディーノ・アルモニコ等で定期的に演奏し、コンチェルト・ステラ・マトゥティナの創設メンバー、またクラシックとジャズの両面

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メラーンのクア・コンサート〜シュトラウス、プッチーニ、ワーグナー、レハール
レハール:ワルツ 「金と銀」
R・シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」による幻想曲
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル 「憂いもなく」
R・シュトラウス:「エレクトラ」による幻想曲
J・シュトラウス: 「こうもり」 序曲
プッチーニ:「ラ・ボエーム」より ムゼッタのアリア「私が街をあるけば」
ワーグナー:「パルジファル」より 聖金曜日の音楽
J・シュトラウス:皇帝円舞曲
拍手(メラン・クアオーケストラのアーカイヴからの演奏資料)
フィリップ・フォン・シュタインエッカー(指)、
ムジカ・セクロルム、
ラウラ・ジョルダーノ(S)

録音ライヴ:2017年10月18日、クアザール(メラーン)
2019年10月には東京都SOとの共演も予定しているドイツの逸材フィリップ・フォン・シュタインエッカーと、自ら創設した南チロルのアンサンブル、"ムジカ・セクロルム"。注目の新録音は、1900年頃に上流社会の人気リゾート地として人気を誇ったメラーン(現在のイタリア、メラーノ)のサロン・コンサートを再現したライヴ。療養地、温泉街、休暇先の観光地として栄え、娯楽やダンスのための野外パビリオンやクアオーケストラ(温泉オーケストラ、スパ・オーケストラ)によるサロン・コンサートで、老若男女を楽しませていました。そこで演奏される音楽は、ワーグナーやプッチーニの当時最先端のオペラからのアリアや華やかな序曲、シュトラウス一家による楽しい舞曲など、魅力的でカラフルなサウンドが満載です。
FB-1904783
バッハ:無伴奏チェロ組曲 Vol.1
組曲第1番ト長調 BWV.1007/組曲第2番ニ短調 BWV.1008/組曲第3番ハ長調 BWV.1009
フランチェスコ・ガッリジョーニ(Vc)

録音:2018年10月8日−10日、サンテウフェーミア教会(ニゴリネ、イタリア)
パドヴァのC.ポッリーニ音楽院で学んだあとバロック・チェロやヴィオラ・ダ・ガンバも専門的に学び、ヴェニス・バロック・オーケストラの創設メンバーとしてジュリアーノ・カルミニョーラらと多くの演奏・録音に参加してきたバロック・チェリスト、フランチェスコ・ガッリジョーニの弾くバッハ無伴奏チェロ組曲。
組曲第1番〜第3番を収録した第1集では、17世紀末の製作者不詳の楽器(クレモナ産)を使用し、悠々としたバッハを聴かせてくれます。
FB-1905157(2CD)
オブレヒト:ミサ曲集
アントワーヌ・ビュノワ(c.1435−1492):絶望的な運命の女神(3世)
ヤーコプ・オブレヒト(1457/8−1505):ミサ・フォルトゥーナ・デスペラータ(ミサ曲 「絶望的な運命の女神」)(4声)
伝統的な聖歌(1500年頃):尊く優しいマリア
オブレヒト:ミサ・マリア・ツァルト(ミサ曲 「優しいマリア」)(4声)
ビューティー・ファーム

録音:2018年8月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)
"ビューティー・ファーム"は、2014年に設立された男声6人のヴォ ーカル・アンサンブル。コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクエ チェント、グランドラヴォア、カピラ・フラメンカ、ウエルガス・ア ンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルで活躍してきたメンバー でスタートし、オーストリア、マウアーバッハのカルトジオ会修道院 を拠点に、ルネサンス期のフランコ=フレミッシュ・ポリフォニーの 音楽を中心に歌っています。
これまで、オケゲム、ラ・リューといったルネサンスの巨匠たちの ミサ曲録音で高い評価を得てきたビューティー・ファームの6枚目の アルバム。当時流行したシャンソンや俗謡、聖歌などの旋律からミサ 曲(パロディ・ミサ)を多数作曲したフランドルの作曲家、ヤーコプ ・オブレヒトの2つのミサ曲。原曲となるビュノワの(作と考えられ ている)シャンソン「絶望的な運命の女神」、聖歌「尊く優しいマリ ア」も併録し、高い完成度を誇る精緻なポリフォニーを披露します。 ビューティー・ファームのアルバムでは恒例となっている、刺激的で 印象的なジャケット・デザインにも注目。
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ミケランジェロ・ロッシ:トッカータ&コレンタ集
トッカータ第6番/コレンタ第6番/トッカータ第2番/コレンタ第2番/トッカータ第1番/コレンタ第1番/トッカータ第3番/コレンタ第3番/トッカータ第5番/コレンタ第5番/トッカータ第4番/コレンタ第4番/チャッコーナ第1番/チャッコーナ第2番/トッカータ第7番/コレンタ第7番/トッカータ第10番/コレンタ第10番/トッカータ第9番/コレンタ第9番/トッカータ第8番/コレンタ第8番/「ラ・ロマネスカ」によるパルティータ
ロレンツォ・フェデル(ハープシコード)

録音:2017年11月7日−9日、オーストリア
ロレンツォ・フェデルは、1980年イタリア生まれ、ヴィンチェンツァ音楽院でパトリツィア・マリサルディに、ハーグ王立音楽院でトン・コープマンに学んだチェンバリスト。バルトロメオ・ステファニーニ1694年製モデルのハープシコード(ヴィレム・クルスベルヘン1979)を弾いたミケランジェロ・ロッシのトッカータとコレンタ(クーラント)集。
FB-1909373(2CD)
オケゲム:ミサ曲集 Vol.2
ミサ・ミ・ミ/ミサ・エッチェ・アンチルラ・ドミニ/ミサ・カプト/ミサ・クユスヴィス・トニ
ビューティー・ファーム

録音:2018年9月&2019年5月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)
ビューティー・ファーム"は、2014年に設立された男声6人のヴォーカル・アンサンブル。コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクエチェント、グランドラヴォア、カピラ・フラメンカ、ウエルガス・アンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルで活躍してきたメンバーでスタートし、オーストリア、マウアーバッハのカルトジオ会修道院を拠点に、ルネサンス期のフランコ=フレミッシュ・ポリフォニーの音楽を中心に歌っています。
これまで、オケゲム、ラ・リュー、オブレヒトといったルネサンスの巨匠や知られざるフランドル楽派のミサ曲録音で高い評価を得てきたビューティー・ファーム。レコーディング第7弾は、「ミサ・ロム・アルメ」などを収録した前作(FB 1701743)に続く、ヨハンネス・オケゲム(c.1420−1497)のミサ曲集第2巻。デュファイとジョスカンの間を繋ぐ重要人物として再評価が進んでいる15世紀フランドル楽派の巨匠です。高い完成度を誇る精緻なポリフォニーはもちろん、ビューティー・ファームのアルバムでは恒例となっている、刺激的で印象的なジャケット・デザインもポイントです。
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初期バロックのヴェネツィアのモテット集
バルトロメオ・バルバリーノ:Paradisi Porte
アマディオ・フレッディ:サルヴェ・レジナ
バルバリーノ:聴け, 甘美なるわが恋人よ
ジョヴァンニ・ロヴェッタ:おおマリア, 御身は美しきかな
ミケランジェロ・ロッシ:トッカータ第7番
モンテヴェルディ:マドンナの涙
ジョヴァンニ・ガブリエリ:カンツォン「ラ・スピルタータ」
バルバリーノ:天の女王、ようこそ天の女王、聖母マリア, 優しく真心深き方
フランチェスコ・ウスペル:汝、神の子ぞ生まれる
フレスコバルディ:ベルガマスカ
アレッサンドロ・グランディ:すべての者よ喜ばん
モンテヴェルディ:わたしは野の花/ジョヴァンニ・パオロ・カプリオーリ:もろびとわれを祝福せり
フレスコバルディ:オルガンのためのトッカータ第4番
アレッサンドロ・グランディ:美しきかな、おおマリア
マティアス・ルフト(C.T)、
ユルゲン・バンホルツァー(ハープシコード、オルガン)

録音:2018年6月&11月、オーストリア&イタリア
ゲルト・テュルクに歌を学び、アムステルダム音楽院、バーゼル・スコラ・カントルムで古楽や歴史的演奏を研究したドイツのカウンターテナー、マティアス・ルフトが歌う初期バロックのヴェネツィアのモテット集。モンテヴェルディの時代の世界的なファルセッティスト(C.T)であり、「イル・ペザリーノ(Il Pesarino)」の呼び名でも知られた音楽家バルトロメオ・バルバリーノの作品を中心にしたプログラム。


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FRANCISCI MAGNVS AMOR〜初期鍵盤楽器のコレクターと愛好家の偉大な愛を探る
アンドレア・ガブリエリ、ジョヴァンニ・ガブリエリ、ジョヴァンニ・パオロ・チーマ、アンニーバレ・パドヴァーノ、アンドレア・アンティコ、ジローラモ・カヴァッツォーニ、マルコ・アントニオ・カヴァッツォーニ、ピーター・フィリップス、ジョヴァンニ・ピッキ、アントニオ・ヴァレンテ、ルッジェーロ・トロフェオ、フランチェスコ・ビアンカルディ等の作品
ペーター・ヴァルトナー(ヴァージナル、ハープシコード)

録音:2019年2月1日−2日、スイス
オルガン、ハープシコード、フォルテピアノなどの歴史的鍵盤楽器の名手でありヒストリカル演奏と楽器の知識にも富んだ音楽学者、ペーター・ヴァルトナーが、歴史的鍵盤楽器のコレクターと愛好家に贈るアルバム。細心の注意をはらって復元された、16世紀フィレンツェのヴァージナルと、16世紀ナポリのハープシコードを演奏しています。
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バッハ:無伴奏チェロ組曲 Vol.2
組曲第4番変ホ長調 BWV.1010
組曲第5番ハ短調 BWV.1011
フランチェスコ・ガッリジョーニ(Vc)

録音:2019年11月4日−5日、サンテウフェーミア教会(ニゴリネ、イタリア)
パドヴァのC.ポッリーニ音楽院で学んだあとバロック・チェロやヴィオラ・ダ・ガンバも専門的に学び、ヴェニス・バロック・オーケストラの創設メンバーとしてジュリアーノ・カルミニョーラらと多くの演奏・録音に参加してきたバロック・チェリスト、フランチェスコ・ガッリジョーニの弾くバッハ無伴奏チェロ組曲。
第2集では、「第6番」は残して、「第4番」と「第5番」だけを収録。その分第4番では、アルマンドとクーラントの後に「ダブル」の楽章が追加されています。
前作に引き続き17世紀末に作られた製作者不詳の楽器(クレモナ産)を使用し、ゆったりとしたテンポのなかでも時に荒々しく、生き生きと情熱的に仕上げた個性的なバッハを聴かせます。
FB-2005329(2CD)
ゴンベール:ミサ曲集
■CD1〜戴冠式ミサ(ミサ・ア・ラ・インコロネーション)(5声)/生涯の真中で(メディア・ヴィータ)(6声)/ミサ曲 「生涯の真中で」(ミサ・メディア・ヴィータ)(5声)
■CD2 〜 ミサ・フィロメナ・プレヴィア(5声)(世界初録音)/主を畏れたるすべての者は幸いなり(ベアティ・オムネス)(5声)(世界初録音)/ミサ曲 「主を畏れたるすべての者は幸いなり」(ミサ・ベアティ・オムネス)(4声)
ビューティー・ファーム

録音:2019年5月&10月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)
"ビューティー・ファーム"は、2014年に設立された男声6人のヴォーカル・アンサンブル。コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクエチェント、グランドラヴォア、カピラ・フラメンカ、ウエルガス・アンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルで活躍してきたメンバーでスタートし、オーストリア、マウアーバッハのカルトジオ会修道院を拠点に、ルネサンス期のフランコ=フレミッシュ・ポリフォニーの音楽を中心に歌っています。
これまで、オケゲム、ラ・リュー、オブレヒトといったルネサンスの巨匠や知られざるフランドル楽派のミサ曲録音で高い評価を得てきたビューティー・ファームのレコーディング第8弾。既にビューティー・ファームが2つのモテット集(FB-1612457、FB-1504211)も録音しているニコラ・ゴンベール(c.1495−c.1560)のミサ曲集。有名な「ミサ・メディア・ヴィータ」から、世界初録音となる「ミサ・フィロメナ・プレヴィア」まで、ジョスカンの弟子にあたるフランドル楽派の巨匠の巧みな作曲技法を探求します。高い完成度を誇る精緻なポリフォニーはもちろん、ビューティー・ファームのアルバムでは恒例となっている、刺激的で印象的なジャケット・デザインもポイントです。
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パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ
作者不詳(主の待降の賛歌):来ませ, 異邦人の贖い主よ
パレストリーナ:キリエ(教皇マルチェルスのミサより)
作者不詳(キリスト聖体節の賛歌):パンジェ・リングァ
パレストリーナ:グローリア(教皇マルチェルスのミサより)
作者不詳(洗礼者聖ヨハネの賛歌):汝のしもべが
パレストリーナ
:クレド(教皇マルチェルスのミサより)
作者不詳(祝福されし乙女マリアの賛歌):めでたし, 海の星(アヴェ・マリス・ステラ)
パレストリーナ:サンクトゥス(教皇マルチェルスのミサより)
作者不詳(聖ベルナルドの賛歌):ベルナルドゥス・ドクトル・インクリトゥス
パレストリーナ:アニュス・デイ(教皇マルチェルスのミサより)
作者不詳(聖霊の賛歌):テ・デウム
ビューティー・ファーム

録音(ライヴ):2020年10月11日、ブルネンタール訪問教会(オーストリア)
"ビューティー・ファーム"は、2014年に設立された男声6人のヴォーカル・アンサンブル。コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクエチェント、グランドラヴォア、カピラ・フラメンカ、ウエルガス・アンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルで活躍してきたメンバーでスタートし、オーストリア、マウアーバッハのカルトジオ会修道院を拠点に、ルネサンス期のフランコ=フレミッシュ・ポリフォニーの音楽を中心に歌っています。
これまで、オケゲム、ラ・リュー、オブレヒト。ゴンベールといったフランドル楽派の知られざるミサ曲録音で高い評価を得てきたビューティー・ファームの新録音は、少し路線を変え、イタリア・ルネサンスの巨匠ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナの傑作「教皇マルチェルスのミサ」をリリース! タリス・スコラーズ以前の英国古楽界をリードしていたア・カペラ・グループ、「プロ・カンティオーネ・アンティクァ」を指揮した高名な音楽学者ブルーノ・ターナーの生誕90周年に捧げる特別プログラムで、16世紀半ばにトレント公会議による規制によって危機に瀕したカトリック教会音楽を守ったというエピソードを持つ「教皇マルチェルスのミサ」が、現代のパンデミックにおける音楽の危機になぞらえられています。ミサ曲の間に、「来ませ, 異邦人の贖い主よ」、「アヴェ・マリス・ステラ」、「テ・デウム」などの有名な賛歌(イムヌス)を挟んで歌われたライヴのレコーディングです。
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いとしい妻よ〜ヘンデル氏の喜び
ヘンデル:歌劇 「リナルド」より アリア「私を泣かせてください」*/組曲 「水上の音楽」 ヘ長調より 序曲、アダージョ・エ・スタッカート、アレグロ、アンダンテ/歌劇 「リナルド」より 序曲、アダージョ、ジグ、前奏曲、アリア「いとしい妻よ」、アリア「風よ、暴風よ」/歌劇 「アリオダンテ」より 序曲、アリア「君の血が、そして君の熱意が」、シンフォニア、ミュゼット1、ミュゼット2、アリア「嘲笑せよ、不実な女よ」、バッタリア/歌劇 「テゼオ」よりアリア「守りたまえ、正義の神々よ」/「王宮の花火の音楽」より 序曲, アダージョ、アレグロ − レンテメント − アレグロ/歌劇 「リナルド」より アリア「いとしい妻よ」#
ル・プティ・コンセール・バロック〔シャニ&ナージャ・ルソルニエ(ハープシコード)〕、フランチェスカ・ロンバルディ・マッズーリ(S)*、アンサンブル・ロレンツォ・ダ・ポンテ*、ロベルト・ザルペロ(指)*、フィリップ・ジャルスキー(C.T)#、アンサンブル・マテウス#、ジャン=クリストフ・スピノジ(指揮&ヴァイオリン)#

録音(ライヴ):2007年10月、マウアーバッハ(オーストリア)/2015年1月、イタリア*/2006年1月、ウィーン・コンツェルトハウス(オーストリア)#
オーストリアの古楽系レーベル、Fra Bernardoが贈る素敵なヘンデル・アルバム。姉妹ハープシコード・デュオ "ル・プティ・コンセール・バロック"がヘンデルの「水上の音楽」、「王宮の花火の音楽」、オペラからのアリアや器楽曲を演奏した音源を中心に、フランスの名カウンターテナー、フィリップ・ジャルスキーが歌う「いとしい妻よ」、イタリアの名花フランチェスカ・ロンバルディ・マッズーリが歌う「私を泣かせてください」の2つの名アリアの録音を加え、時代を越えて愛されるヘンデルの激しい感情の音楽をお届けします。
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シルク&ツイード〜ニコラ・マッテイスのセンティメンタル・ジャーニー
ニコラ・マッテイス:パッサージョ・ロット、アダージョ、アッレマンダ、サラバンダ・アモローサ(愛のサラバンド)
ヴィヴァルディ:ソナタ ニ短調 Op.2-3
ジョヴァンニ・ザンボーニ:ソナタ ト短調 Op.1-6
ジョヴァンニ・ブオナベントゥーラ・ヴィヴィアーニ:ソナタ第1番ト短調
ゴットフリート・フィンガー:ソナタ第2番ヘ長調
ジョン・プレイフォード:ノーフォード公、イタリアのグラウンド、ジョン今キスして
ヴェロニカ・スクプリク(Vn)、
アンドレアス・アレンド(アーチリュート)

録音:2020年2月25日−26日、ドイツ
ラルぺッジャータやオルトレモンターノ、コンチェルト・パラティーノなどでも活躍するドイツの女流ヴァイオリニスト、ヴェロニカ・スクプリク。ナポリに生まれイギリスで名声を得た17世紀のヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾ、ニコラ・マッテイス(c.1644-1649−before 1695)からスタートし、ヴィヴァルディ、ザンボーニ、ヴィヴィアーニ、フィンガー、プレイフォードへと至るセンティメンタルなヴァイオリンの旅。
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ド・ヴィゼー:テオルボ作品集
前奏曲、アルマンド、パッサカイユ、ロジスティーユ(リュリ氏)
前奏曲、アルマンド 「会話」、クーラント、ロンドー 「ラ・ミュゼット」、サラバンド、ハーレクインのシャコンヌ(リュリ氏)、「嘆き」または「ド・ヴィゼー嬢のトンボー」
前奏曲、アルマンド、シャコンヌ、サラバンド、ジグ
ヨハネス・エッツブルガー(テオルボ)

録音:2019年10月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院図書館(オーストリア)
ヨハネス・エッツブルガーは、Fra Bernardoレーベルでは「アンサンブル392」のメンバーとして複数のレコーディングに参加しているオーストリアのヒストリカル・リュート、テオルボ、バロック・ギター奏者。ルイ14世の宮廷音楽家、王のギター教師を務め、当時パリ最高のギター&テオルボ奏者と評されたロベール・ド・ヴィゼー(c.1656/60−1732)のテオルボのための3つの組曲。

FB-2104397(2CD)
アッティリオ・アリオスティ(1666−1729):オラトリオ 「サマリア包囲戦におけるエリシャの予言」 (ウィーン, 1705) (世界初録音) ロベルト・ザルペロン(指)、アンサンブル・ロレンツォ・ダ・ポンテ、マリー=ゾフィー・ポラック(S)、マルタ・レダエッリ(S)、アレッシオ・トージ (T)、マウロ・ボルジョーニ(Bs)、マッテオ・ピガート(C.T)

録音(ライヴ):2017年5月12日、マウアーバッハ・チャーターハウス教会(ウィーン)
ボローニャ出身、30以上のオペラとオラトリオ、数多くのカンタータと器楽作品を残したイタリア・バロックの作曲家、アッティリオ・アリオスティ(1666−1729)の知られざるオラトリオ世界初録音!
神聖ローマ皇帝レオポルト1世が旧約聖書の中から選んだ予言者エリシャの物語(リブレットはジョヴァンニ・バッティスタ・ネーリ)に当時ウィーン宮廷で働いていたアリオスティが作曲した「サマリア包囲戦におけるエリシャの予言」(La Profezia D'Eliseo Nell'assedio di Samaria)は、神聖ローマ帝国の揺るぎない信仰を支えることとなった作品。
ロベルト・ザルペロンが率いるアンサンブル・ロレンツォ・ダ・ポンテは、ウィーン・フィル、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、チューリッヒ歌劇場、ミラノ・スカラ座、モーツァルトO、ヨーロッパ室内O、ブダペストSOのメンバーなど、中央ヨーロッパ地域の優れたミュージシャンたちが集う室内オーケストラ。真摯な演奏と感極まる表情豊かなソリストたちによって、バロック様式のイタリア・オラトリオの新たな傑作を発掘します。
FB-2104505
ヴィオリーノVol.2〜1680年頃ウィーンのヴァイオリン音楽
作曲者不詳:ソナタ11 ニ短調、
 ソナタ2 ニ短調、ソナタ15 イ短調、
 カプリッチョ4 イ短調
アレッサンドロ・ポリエッティ(?-1683):第2旋法による前奏曲/作曲者不詳:ソナタ13 ト短調
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(c.1620/1623-1680):ソナタ14 ト短調
ジョヴァンニ・バッティスタ・フェッリーニ(1601-1674):マントヴァのバッロ
J.H.シュメルツァー:ソナタ3 ニ長調
作曲者不詳:ソナタ20 イ長調、ソナタ21 イ短調
ヴェロニカ・スクプリク(Vn)、
イェルク・ヤコビ(Org)
※使用楽器:ヴァイオリン Cahuzsac Brothers, London 1787/オルガン Hermann Kroger Berend Hues 1650/51

録音:2020年10月14日ー16日、聖ラウレンティウス教会(ラングヴァルデン、ドイツ)
ルぺッジャータやオルトレモンターノ、コンチェルト・パラティーノなどでも活躍するドイツの女流ヴァイオリニスト、ヴェロニカ・スクプリク。「クラーゲンフルトの写本」による1680年頃オーストリアの音楽を収録した「ヴィオリーノVol.1」(FB1405799)から、約7年ぶりに実現した続編「ヴィオリーノVol.2」は、ロンドンの有名な大英図書館に所蔵されている手稿譜(MS.ADD 31.500)からひも解く、1680年頃ウィーンの知られざるヴァイオリン・ソナタ。「悪魔のヴァイオリニスト」ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァーや作曲者不詳の数々の優美なソナタを、スクプリクのヴィルトゥオージティと比類なき感性で仕上げています。
FB-2105989
ルイ・クープラン:プレリュード・ノン・ムジュレ集
前奏曲ヘ長調(13 | p.18)、前奏曲ニ短調(1 | p.1)、前奏曲ハ長調(11 | p.16v)、前奏曲ト短調(3 | p.6)、前奏曲ト短調(4 | p.7v)、前奏曲ホ短調(14 | p.19v)、前奏曲イ短調(6 | p.9) 「フローベルガー氏を模して」[MS Parville]、前奏曲ハ長調(9 | p.14)、ピエモント地方の女 イ短調(102 | p.64v)、前奏曲イ短調(7 | p.12v)、前奏曲イ長調(8 | p.13)、前奏曲ハ短調[MS Parville]、パッサカイユ ハ長調(27 | p.24v)、前奏曲ニ長調(2 | p.4)、前奏曲ト短調(5 | p.8v)、前奏曲ハ長調(10 | p.15v)、前奏曲ヘ長調(12 | p.17)、前奏曲ト長調[MS Parville](16)、ド・ブランロシェ氏のトンボー ヘ長調(81 | p.49)[MS Parville]
ヨハネス・マリア・ボグナー(ハープシコード)

録音:2020年11月、マウアーバッハ・チャーターハウス、エンペラーズ・ホール(オーストリア)
ウィーン国立音楽大学で講師を務め、これまでもフローベルガーのクラヴィコード作品集(FB-1703213)などの録音で評価を高めてきた鍵盤楽器奏者、ヨハネス・マリア・ボグナー。新録音は、大クープランことフランソワ・クープランの伯父であるルイ・クープラン(1626-1661)のクラブサン(ハープシコード)作品集。不規則なリズムや音価、拍子で記譜された「プレリュード・ノン・ムジュレ」を最初に取り入れた作曲家と言われるルイ・クープランの作品は、17世紀の自由な演奏芸術の頂点を表しています。
FB-210742
オー・ソレ・ミオ〜歌と愛の芸術への旅
デ・ローレ:別れの時は
カッチーニ:あなたの美しい手で
ファルコニエーリ:カーラとバラ
カッチーニ:アモールよ、どうしたいの?
フォーレ:夢のあとに Op.7-1
アルベルト・バルベリス:ムナステリオと聖キアラ
フォーレ:愛の歌 Op.27-1
ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ
モンテヴェルディ:苦しみはかくも甘美 SV 332
ロドルフォ・ファルヴォ:あなたの友に伝えておくれ
アルフィオ・アンティーコ:昨夜ノルマンと共にあることを夢見て
アンティーコ:小さなスズメを見ていた
ロベルト・ムローロ:カーラ・ルチア
パーセル:束の間の音楽
ナポリ民謡:ロ・グァッラチーノ*
アッコルドーネ〔マルコ・ビーズリー(ヴォイス)、グイド・モリーニ(P、ハープシコード、オルガン)〕、アルフィオ・アンティーコ(ヴォイス、パーカッション)、ロルフ・リスレヴァンド(テオルボ)、エドゥアルド・エグエス(テオルボ)、パオロ・フレス(Tp)、ステーファノ・ロッコ(バロック・ギター)*

録音(ライヴ):2000年3月、2001年1月、2001年9月/1998年*
歌の都ナポリの至宝、当代随一のハイテナー、マルコ・ビーズリー。ビーズリーが、グイド・モリーニ、ステーファノ・ロッコと共に1984年に結成した古楽アンサンブル、アッコルドーネのライヴ録音集。チプリアーノ・デ・ローレ、カッチーニ、モンテヴェルディ、ファルコニエーリなどの作品からナポリ民謡(カンツォーネ)の代表的ソング「オー・ソレ・ミオ(私の太陽)」やガブリエル・フォーレの麗しい歌曲、アルフィオ・アンティーコの作品まで、数世紀にわたる、クラシック音楽、トラディショナル音楽、歌謡曲の境界を超えたプログラム。
FB-2121419(2CD)
ア・ラ・ヴィーダ〜ジョルディ・サヴァール・ライヴ・イン・コンサート

■CD 1
[1] バルトロマウス・リードル:長く美しい行列
[2] ビーバー:53声の「ザルツブルク大聖堂ミサ曲」より グローリア
[3] フアン・カバニーリェス:序曲
[4] セバスティアン・デュロン:歌劇 「巨人の戦争」より 第4場
[5] フアン・アラニェス:シャコンヌの夜会
[6] ルイス・デ・ミラン:パヴァンとガリャルダ
[7] セファルディの伝承曲:Por que Ilorax blanca nina
[8] セファルディの伝承曲:Paxarico tu te Ilamas
[9] セファルディの伝承曲:Por alli paso un cavallero
[10] ペドロ・ゲレーロ:ディ・ペラ・?モーラ
[11] フアン・デル・エンシーナ:Leventa, Pascual
[12] シャルパンティエ:Canticum pro pace H.392
[13] モンテヴェルディ:マドリガーレ集第8巻より 「今や天も地も」
[14] エンリケス・デ・バルデラーバノ:スペイン王フィリップス
[15] ウィリアム・ブレイド:トルコのイントラーダ
[16] ウィリアム・ブレイド:サテュロスの踊り
[17] ウィリアム・ブレイド:スコットランドの踊り
[18] カルロ・ベラルディ:Viva el gran Rey Don Fernando
[19] フランシスコ・ゲレー:Si la noche haze escura
[20] 作者不詳(インプロヴィゼーション):ラ・フォリア
[21] マテオ・フレチャ:エンサラーダ「ラ・ボンバ」
■CD 2
[1] サンティアゴ・デ・ムルシア&ベラクルスの伝承曲:ホタ「マリア・チュチェーナ」
[2] ベラクルスの伝承曲:カチュア「Nino il mijor quey logrado」
[3] ガスパール・サンス:ハカラス
[4] フアン・ガルシア・デ・セスペデス&ティクストラの伝承曲:!Ay, que me abraso, ay!
[5-7] コレッリ:合奏協奏曲ニ長調 Op.6-4

エスペリオンXX(I)30周年記念コンサート
[8] ディエゴ・オルティス:ロマネスカ&パッサメッツォ
[9] マラン・マレ:ヴィオール曲集第3巻より ミュゼット イ短調
[10] アリカンテの伝承曲:子守歌「Mareta, mareta nom faces plorar」
[11] 作者不詳::カナリオス(インプロヴィゼーション)
[12] タルクィニオ・メールラ:カンツォネッタを聴いてください
[13] フアン・イダルゴ:Trompicavalas amor
[14-25] ブラス・デ・ラセルナ:Fin de Fiesta de las Funciones Reales celbradas(1803)[26] ガブリエル・メナ:De Tu Viste Celoso
[27] アントニオ・マルティン・イ・コル:エル・ビリャーノ
[28] フアン・アラニェス:シャコンヌの夜会
■CD 1

[1] [2] ジョルディ・サヴァール(指)、ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ、エスペリオンXXI、ハンナ・バヨディ=ヒルト(S)、マリアンネ・ベアーテ・シェラン(Ms)、パスカル・ベルタン(C.T)、ダヴィド・サガストゥメ(C.T)、ニコラス・ムルロイ(T)、リュイス・ビラマジョ(T)、マルコ・スカヴァッツァ(Bs)、ダニエーレ・カルノヴィチ(Bs)
録音:2015年1月18日
[3] [4][5] ジョルディ・サヴァール(ヴィオール&指揮)、ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ、モンセラート・フィゲーラス(S)、イザベル・アルバレス(S)、カルロス・メナ(C.T)、ランベルト・クリメント(T)、フランチェスク・ガッリゴーサ(T)、ダニエーレ・カルノヴィチ(Bs)
録音:1996年1月20日
[6] -[11] ジョルディ・サヴァール(ヴィオール)、エスペリオンXX、モンセラート・フィゲーラス(S)、セルジ・カサデムント(ヴィオール)、ロレンツ・ドゥフトシュミット(ヴィオール)、アンドルー・ローレンス=キング(Hp)、ペドロ・エステバン(パーカッション)
録音:1996年1月21日
[12] [13] ジョルディ・サヴァール(ヴィオール&指揮)、ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ、エスペリオンXXI、アリアンナ・サヴァール(S)、レティツィア・シェレール(S)、アドリアーナ・フェルナンデス(S)、パスカル・ベルタン(オート・コントル)、リュイス・ビラマジョ(T)、ランベルト・クリメント(T)、フリオ・ザナージ(Bs)、ダニエーレ・カルノヴィチ(Bs)
録音:2004年1月17日
[14] -[21] ジョルディ・サヴァール(ヴィオール&指揮)、ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ、モンセラート・フィゲーラス(S)、カルロス・メナ(C.T)、ランベルト・クリメント(T)、フランチェスク・ガッリゴーサ(T)、ダニエーレ・カルノヴィチ(Bs)、アントニオ・アベテ(Bs)、マンフレッド・クレーマー(Vn)、リッカルド・ミナージ(Vn)、ソフィー・ヴァティヨン(ヴィオール)、セルジ・カサデムント(ヴィオール)、エウニーチェ・ブランダオ(ヴィオール)、ロレンツ・ドゥフトシュミット(ヴィオローネ)、ジャン=ピエール・カニャック(コルネット)、マリー・ガルニエ(コルネット)、ベアトリス・デルピエール(ショーム)、ダニエル・ラサール(Tb)、ジョゼップ・ボラス(ドルシアン)、ミヒャエル・ベーリンガー(ハープシコード)、ロルフ・リスレヴァンド(ビウエラ、テオルボ&バロック・ギター)、ハビエル・ディアス(リュート&キタローネ)、アリアンナ・サヴァール(Hp)、ペドロ・エステバン(パーカッション)
録音:1999年1月24日
■CD 2
[1] -[4] ジョルディ・サヴァール(ヴィオール&指揮)、ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ、エスペリオンXXI、テンベンベ・アンサンブル・コンティヌオ、アドリアーナ・フェルナンデス(S)、ダヴィド・サガストゥメ(C.T)、リュイス・ビラマジョ(T)、ダニエーレ・カルノヴィチ(Bs)、イヴァン・ガルシア(Bs)、フィリップ・ピエルロ(ヴィオール)、ハビエル・プエルタス(ヴィオローネ)、アンドルー・ローレンス=キング(Hp)、ハビエル・ディアス(バロック・ギター)、ピエール・アモン(リコーダー)、ベアトリース・デルピエール(ショーム)、ダニエル・ラサール(Tb)、ペドロ・エステバン(パーカッション)
録音:2013年1月20日
[5-7] ジョルディ・サヴァール(ヴィオール&指揮)、ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ、マンフレッド・クレーマー(Vn)、ダヴィド・プランティエ(Vn)、バラース・マーテー(Vc)、ハビエル・ディアス=ラトーレ(バロック・ギター&テオルボ)、ミヒャエル・ベーリンガー(ハープシコード)
録音:2012年1月22日
[8]-[13] エスペリオンXXI、モンセラート・フィゲーラス(S)、アリアンナ・サヴァール(ソプラノ&ハープ)、フェラン・サヴァール(ヴォイス&テオルボ)、ジョルディ・サヴァール(ヴィオール)、ペドロ・エステバン(パーカッション)、ゲスト:ホプキンソン・スミス(リュート、ビウエラ&バロック・ギター)
録音:2005年1月26日
[14-25] ジョルディ・サヴァール(指)、ル・コンセール・デ・ナシオン、ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ、アドリアーナ・フェルナンデス(S)、マリリア・バルガス(S)、メルセデス・エルナンデス(S)、リュイス・ビラマジョ(T)、フランチェスク・ガッリゴーサ(T)、イヴァン・ガルシア(Bs)、マンフレッド・クレーマー(Vn)
録音:2003年1月26日
[26] -[28] ジョルディ・サヴァール(ヴィオール&指揮)、ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ、エスペリオンXXI、モンセラート・フィゲーラス(S)、アリアンナ・サヴァール(S)、リュイス・ビラマジョ(T)、フランチェスク・ガッリゴーサ(T)、フリオ・ザナージ(Bs)、ダニエーレ・カルノヴィチ(Bs)
録音:2008年1月25日
スペインが誇る古楽界の巨匠、ジョルディ・サヴァール(b.1941)の生誕80周年を記念したスペシャル・アルバムが、オーストリアのFra BerNAR-doから登場!
ウィーン・コンツェルトハウスで行われている「Resonanzen(レゾナンツェン古楽音楽祭)」では、ジョルディ・サヴァールは数十年にわたって常連アーティストとして参加し、中世から古典派の音楽まで、熱狂的な聴衆に新しい地平を切り開いてきました。このアルバムでは、ヴィオラ・ダ・ガンバのソリストとして、指揮者として、アンサンブルの主役としてのジョルディ・サヴァールという音楽家の無限の可能性を引き出し、サヴァールが創設した古楽アンサンブル「エスペリオンXX(I)」、ピリオド・オーケストラ「ル・コンセール・デ・ナシオン」、ヴォーカル・アンサンブル「ラ・カペッリャ・レイアル・デ・カタルーニャ」とともに、その偉大な芸術を2枚のディスクに収めています。参加するアーティストは、サヴァールの妻であるモンセラート・フィゲーラスを始め、子のアリアンナ&フェラン、アドリアーナ・フェルナンデス、リュイス・ビラマジョ、ダニエーレ・カルノヴィチ、アンドルー・ローレンス=キング、ペドロ・エステバンなどの名手たちが並びます。
FB-2121577
オルガン作品集
ブクステフーデ:前奏曲 ニ短調 BuxWV 140
フランツ・トゥンダー(1614-1667):An Wasserflussen Babylon
ヨハン・アダム・ラインケン(1643-1722):An Wasserflussen Babylon
バルトロメオ・バルバリーノ(c.1568-1617):In te domine speravi
トゥンダー:In dich hab ich gehoffet, Herr
マルティン・ルター(1483-1546):Nun freut euch lieben Christen gmein
ブクステフーデ:いまぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間よ BuxWV 210
ベネディクトゥス・ドゥチス(1490-1544):いまぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間よ
ブクステフーデ: Was mich auf dieser Welt betrubt BuxWV 105、パッサカリア ニ短調 BuxWV 161、おお神の都 BuxWV 87
ユルゲン・バンホルツァー(Org)、
ゲオルク・ポプルッツ(T)
北ドイツのシュターデにあるシュニットガー製のオルガンの特徴を出すために選曲された、ブクステフーデを中心としたオルガン作品とオルガン伴奏付きの声楽曲を収めた作品集。オルガンのユルゲン・バンホルツァーは、特にバロック期の作品を得意としており、フライブルク・バロックオーケストラなどとも共演しています。
FB-2122007
オケゲム:ミサ曲集 Vol.2
ミサ・エッチェ・アンチルラ・ドミニ(ミサ曲 「見よ、主のはしためを」
ミサ・ミ・ミ
ザ・サウンド・アンド・ザ・フューリー〔ダーフィト・エーラー(C.T)、ジョン・ポッター(T)、コリン・メイソン(Bs)、リチャード・ウィストライク(Bs)〕

録音(ライヴ):2010年11月7日、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)
初期はトーマス・E.バウアーが監督し、ヒリアード・アンサンブルの元メンバー、ジョン・ポッターが中核メンバーを務め、15世紀後半から16世紀前半のフランドル楽派のルネサンス・ポリフォニーを専門とするオーストリアの男声ヴォーカル・アンサンブル、ザ・サウンド・アンド・ザ・フューリー(音と熱狂)。デュファイとジョスカンの間を繋ぐ重要人物として再評価が進んでいる15世紀フランドル楽派の巨匠ヨハネス・オケゲム(c.1420-1497)のミサ曲を歌った2010年のライヴ録音がfra bernardoレーベルから復刻。
ジョン・ポッター以外のメンバーも、80以上のアルバムに参加する他、楽譜編集者としても功績を残すドイツのダーフィト・エーラー、キングズ・シンガーズの元メンバーでもあるスコットランドのコリン・メイソン、ロンドン王立音楽カレッジ教授など講師・研究者としても高名なイギリスのリチャード・ウィストライクなど、その道のエキスパートたち4人による高品質なポリフォニーを堪能できます。
FB-2122377
バッハ:無伴奏チェロ組曲 Vol.3
バッハ:組曲第6番ニ長調 BWV.1012
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調(Wf X/3)、
 チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調(Wf X/1)
ヨハン・フィリップ・バッハ(1752ー1846):スコットランドの旋律と変奏(世界初録音)
フランチェスコ・ガッリジョーニ(Vc)、
ロベルト・ロレジャン(ハープシコード

パドヴァのC.ポッリーニ音楽院で学んだあとバロック・チェロやヴィオラ・ダ・ガンバも専門的に学び、ヴェニス・バロック・オーケストラの創設メンバーとしてジュリアーノ・カルミニョーラらと多くの演奏・録音に参加してきたバロック・チェリスト、フランチェスコ・ガッリジョーニの弾くバッハ無伴奏チェロ組曲。
第3集では残った「組曲第6番」に、バッハ・ファミリーのチェロ・ソナタをカップリング!
「ビュッケブルクのバッハ」とも呼ばれた大バッハの下から2番目の息子、ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハの2つのチェロ・ソナタに、ザクセン=マイニンゲンの宮廷画家&オルガニストであったヨハン・フィリップ・バッハ(大バッハからすると、はとこの孫といった遠縁)の世界初録音となる「スコットランドの旋律と変奏」が収録されています。

FB-2211700
バッハ:フルート・ソナタ&パルティータ
バッハ:フルート・ソナタ ホ短調 BWV 1034*/フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035*/無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV 1013*/フルート・ソナタ ロ短調 BWV1030*/ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調 BWV1051#
リンデ・ブルンマイア=トゥッツ(バロック・フルート)*、ラース・ウルリク・モルテンセン(Cemb)*、エドゥアルト・メルクス(バロック・ヴィオラ)#、エディト・シュタインバウアー(バロック・ヴィオラ)#、ニコラウス・アーノンクール(ヴィオール)#、グスタフ・レオンハルト(ヴィオール)#、フリーダ・クラウゼ=リチャウアー(バロック・チェロ)#、ブルーノ・ザイドルホーファー(Cemb)#、ヨゼフ・メルティン(指)#

録音:2005年1月11日-14日、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院ライブラリー*/1950年、カジーノ・バウムガルテン(ウィーン)#
リンデ・ブルンマイア=トゥッツは、インスブルックでリコーダーと医学を学び、バーゼルのスコラ・カントルムでハンス=マルティン・リンデに、ハーグ王立音楽院でバルトルト・クイケンにフルートを師事しました。彼女はソリストとして、古楽オーケストラと数多く共演しており、バッハ・コレギウム・ジャパン、フライブルク・バロックO、バルタザール=ノイマン・アンサンブル、ル・コンセール・デ・ナシオンそして18世紀オーケストラなどと演奏しています。このアルバムでも一流のオーケストラに招かれる実力を存分に発揮し、ラース・ウルリク・モルテンセンとの息の合ったバッハを聴かせてくれています。
古楽の分野において多大な功績を残したグスタフ・レオンハルト。彼の没後10周年を記念して非常に貴重な録音をエクストラトラックとして収録しています。戦後間もない1950年に「ブランデンブルク協奏曲第6番」を古楽器で世界で初めて録音した音源が登場です。メンバーも非常に豪華で古楽の第一人者ばかり。指揮はウィーンの古楽研究の先駆者のひとり、ヨゼフ・メルティン。その他にもメルティンの教え子のエドゥアルト・メルクスに、20世紀を代表する古楽器奏者で指揮者であるニコラウス・アーノンクール、そして、グスタフ・レオンハルトはチェンバロではなくヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)を演奏しています。その後来る古楽器ブームの先駆けとなる録音をぜひご堪能下さい。

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ドン・アントニオ〜ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲集
フラウティーノ協奏曲ハ長調 RV.443/室内協奏曲ト短調 RV.107(リコーダー、オーボエ、ヴァイオリン、ファゴット、通奏低音)/室内協奏曲ト長調 RV.101(リコーダー、オーボエ、ヴァイオリン、ファゴット、通奏低音)/フルート協奏曲ト短調 RV.439 「夜」/室内協奏曲ト短調 RV.103(リコーダー、オーボエ、ファゴット)/フルート協奏曲ニ長調 RV.428 「ごしきひわ」
ミヒャエル・オマン(リコーダー、ディレクター)、アマンディーヌ・ベイエ(バロック・ヴァイオリン)、パオロ・グラッツィ(バロック・オーボエ)、アルベルト・グラッツィ(バロック・ファゴット)、オーストリアン・バロック・カンパニー
オーストリアのバロック・リコーダー奏者兼ディレクター、ミヒャエル・オマンが2001年に設立したバロック・アンサンブル、オーストリアン・バロック・カンパニー(ABC)。マッテイスやヘンデル、パーセル等様々な17世紀〜18世紀イギリスの作品を集めて高い評価を得た「ロンドンの呼び声」(FB2001111)に続く、Fra Bernardoレーベルからのリリース第2弾は、ミヒャエル・オマンの華麗な技巧が存分に発揮されたヴィヴァルディの協奏曲集!
赤毛の司祭がヴェネツィアのピエタ院の優れた孤児の少女たちのために書いた夥しい数の協奏曲から、有名な「夜(ラ・ノッテ)」や「ごしきひわ(イル・ガルデリーノ)」を含む、6つのソロ協奏曲、室内協奏曲をセレクト。バーゼル・スコラ・カントルムでキアラ・バンキーニに学んだフランス古楽界の新世代を代表するバロック・ヴァイオリン奏者、アマンディーヌ・ベイエを始め、ヴェニス・バロック・オーケストラのチェロ奏者(創設メンバー)として活躍したフランチェスコ・ガッリジョーニ、アルフレード・ベルナルディーニとともにアンサンブル・ゼフィロを創設したパオロ&アルベルト・グラッツィ兄弟など、古楽器の精鋭たちと追究する"ドン・アントニオ"・ヴィヴァルディの鮮烈な協奏曲をどうぞ。
FB-2272645
ex g〜ハープシコードのための独奏作品集
ブクステフーデ:アリアと変奏イ短調 BuxWV 249
ベーム
:組曲ニ短調
ブクステフーデ:前奏曲ト短調 BuxWV 163
ベーム:組曲ハ短調
ブクステフーデ:組曲ニ短調 BuxWV 233
ムファット
:パッサカリア ト短調(音楽とオルガンの資料より 第14曲)
ティツィアン・ナエフ(ハープシコード)

録音:2021年7月16日-17日、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)
※使用楽器:Neapolitan harpsichord after Giovanni Natale Boccalari (Naples 1679) made from a kit (Marc Ducournet and Emanuel Danset) by Tizian Naef in 2015. Disposition C-c3. 2X8'. Tuning pitch 415 Hz
トロッシンゲン音楽大学の古楽研究所でマリーケ・スパーンスに、バーゼル・スコラ・カントルムでイェスパー・クリステンセンに学んだスイスの若きハープシコード奏者、ティツィアン・ナエフがソロ・デビュー。アンサンブル392のメンバーとして、ドイツ音楽コンクールでは決勝に進出し、アンサンブル392の複数のレコーディングにも参加しています。
デビュー・アルバムの「ex g」は、歴史的な楽器の準自作のコピーを用い、ブクステフーデ、ベーム、ムファットら17世紀ドイツの鍵盤楽器作品を探求。深く感じる音楽だけでなく、ハープシコードの丸みを帯びた歌心も内包し、その後のバッハへの道も示すクラヴィーア音楽です。


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