湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



King International
(日本)



N響90周年記念シリーズ

N響85周年記念シリーズ

キングレコード秘蔵音源シリーズ



※品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者

KKC-032
ブラームス:後期ピアノ作品集
幻想曲集Op.116*、3つの間奏曲Op.117、
6つの小品Op.118、4つの小品Op.119*
セルゲイ・シェプキン(P)

録音:2011年7月7日、8月30日 ジョーダンホール、ニューイングランド音楽院、ボストン
最初の録音から13年ぶりに再録音されたゴルトベルク変奏曲(KKC-29)を2010年リリースしたセルゲイ・シェプキンが、新たに挑むブラームスのピアニズム。ブラームス晩年の深みと憂いに満ちた作品を収録しています。3つの奇想曲と4つの間奏曲からなる「幻想曲集」作品116は、シューマンとパガニーニの影響が見て取れ、また親しい友人を相次いで亡くした時期でもあり、作品全体にほの暗い不安定な感情が漂っています。ブラームス自身が「苦悩の子守歌」と呼んでいた3つの間奏曲作品117は、激しい感情が交錯する劇的な作品集。ブラームスのピアノ作品の中でも最も有名な曲集、6つの小品作品118は、哀愁に満ちた旋律が穏やかに心に残る詩情豊かな作品です。そして豊かで深い感動が胸を打つブラームスのピアノ作品最後の作品4つの小品作品119。ブラームスの心境を丁寧に表現し、ブラームスが残したピアノ音楽の「最後の言葉」として、究極の作品集をシェプキンが世に放ちます。 (Ki)

KKC-033
宇野功芳/傘寿記念ライヴ
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
シューベルト:交響曲第8番「未完成」
宇野功芳(指)
宇野功芳傘寿記念日本大学OB管

録音:2011年9月19日上野学園石橋メモリアルホール(ライヴ)
『第7交響曲は情熱のかたまりであるが、僕は第1楽章展開部に苦悩の痕跡を感じ取り、演奏ではそれにこだわっている。もうひとつの問題点は第3楽章スケルツォのABABAという5部形式で、これは明らかに冗長である。さすがのベートーヴェンも聴衆を退屈させまいと、2度目のAを少し変え、弱音部を長く続けているが、僕には弱気になっているとしか思えない。そんなベートーヴェンは見たくないので、本日はABAの3部形式で演奏することにした。おそらくこの試みは史上最初にして最後になるだろう。(宇野功芳。ライナーノーツより)』
宇野功芳氏の傘寿(80歳)を記念した演奏会のライヴ。の当日は演奏に先立ち、宇野氏への花束贈呈と簡単なインタヴューが行われましたが、年齢の割に若く見える宇野氏のイメージは全く変わらず、指揮台の上がってからもその動きの全くの衰えを見せず、最後まで意欲満点の音楽を聴かせてくれました。試聴して驚いたのは、当日の会場の印象よりも音が生々しく、血肉をはっきりと感じさせる点。それによって、今までも度々触れてきた宇野氏独自のベートーヴェンが単なる熱演を狙ったものではなく、「心を抉ること」に心血を注いでいるかが改めて実感できるとともに、「マンネリの爆演」と呼ばせないだけのスコアへの飽くなき探求ぶりにも頭が下がるばかりです。オーケストラはこの演奏のためだけに集結したメンバーで構成され、同じ日大系でも今までとは顔ぶれがかなり異なり、音程の確かさも過去の演奏を明らかに上回っている点も需要なポイントです。
前半に演奏されたのは「未完成」(このCDではベートーヴェンが先に収録されています)。ワルターの名演をベースにしたような歌と、巧妙にバランスさせた声部の彩が魅力で、アゴーギクを多用せずに繊細なシューベルトの佇まいが溢れます。
第1楽章序奏は、弱々しい弱音を嫌う宇野氏ならではの明確に意思を打ち出したフレージングで開始。主部の弦のさざなみは、アマチュアとしては上等の音程で、神秘的なニュアンスを醸し出します。おそらく、このオケの水準を確保した上で満を持して望んだ「未完成」だったのでしょう。精度を注目は展開部。各声部の配分に細心の注意を払いながら立体的な音像を展開し、ベートーヴェンでは大きなテンポ変動を駆使して楽章全体の構成に山場を築くのとは対照的に、歌の流れを連綿と汲み出しています。展開部最後のピチカート(10:18〜)前代未聞の強靭さ!第2楽章も3:56からの精神的な高揚が感動的で、根底にはクナのような凄みが息づきます。特に4:34からの低弦とヴァイオリンの応酬の神々しい威容は是非ともお聴き逃しなく!
メインのベートーヴェンは、宇野氏自身が最後の「ベト7」と公言しているように、長年こだわり続けた宇野氏の最後の結論であることが痛切に感じさせる素晴らしさ!。脳天を打ち砕くようなティンパニの強打、第1楽章展開部の壮大な山場の築き方、終楽章の猛烈なスピード感などは相変わらずですが、上記のような第3楽章への配慮だけでなく、今まで一貫してテンポを激変さていた箇所をインテンポのまま進行たり、変化させてもその差異を抑えるなど、ここへ来て軌道修正した部分もあり、いびつな造型を築くことの唐突感よりも、全体の整合性への配慮も志向している点が興味深いところです。だからと言って綺麗事に傾くことなどあり得ず、結果的に今までのどの7番よりも求心力の高い熱演を実現させているのです。何と言っても終楽章の最後のアッチェレランドの物凄さ!今までもそのスタイルで熱狂を煽ってはいましたが、ここまで確実にキマった演奏はなかったように思えます。「ベト7」ファン、「未完成」ファン、共に必聴の演奏です! 【湧々堂】
KKC-038
ピアソラの天使〜ピアソラ・オン・ピアノ
ピアソラ(山本京子編):エスクアロ*
オブリビオン/アディオス・ノニーノ
リベルタンゴ/ソレダード
天使の死/天使のミロンガ
天使の復活
赤松林太郎(P)

録音:2013年12月4日ベルフォーレ津山*、2014年8月14、15日神戸市立北神区民センター ありまホール
「ふたりのドメニコ」で強烈な印象を残した赤松林太郎。圧倒的な存在感と説得力あふれる解釈が高い評価を受けました。その第2弾はピアソラのタンゴ集。関西で活躍する山本京子の編曲によるピアノ独奏版。
演奏活動のかたわら、エッセイストとして新聞や雑誌にも連載を持ち、「美しいキモノ」ではモデルも務めるマルチ・タレントです。派手な技巧に加え、自然なフレージングと朗々とした音が非常に魅力的。ピアソラのタンゴのなかから、ここでは天使のシリーズをメインに、人気の高い「オブリビオン」や「リベルタンゴ」ももちろん収録。民族色豊かな作品に巧いところを見せる赤松ならではの、南米そのものの空気を感じさせてくれます。 (Ki)
KKC-039
アルゲリッチの「春の祭典」
ストラヴィンスキー(作曲者編):バレエ音楽「春の祭典」(4手版)
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28
 バレエ音楽「ロミオとジュリエット」〜少女ジュリエット/モンテッキとカプレッティ/マーキュシオ
ラヴェル(酒井茜編):マ・メール・ロワ(独奏版)
マルタ・アルゲリッチ(P)*、
酒井茜(P)

録音:2014年6月オーディトリウム・ステリオ・モーロ(ライヴ)*
2015年2月21日キング関口台第1スタジオ
2014年6月に行われたルガーノ音楽祭から、アルゲリッチと愛弟子・酒井茜のピアノ・デュオによるス トラヴィンスキーの「春の祭典」をCD化。アルゲリッチは同曲を同年4月にバレンボイムと録音、さらに5月に酒井茜とフォル・ジュルネ・オ・ジャポ ンで演奏、そして6月にルガーノで披露しました。フォル・ジュルネでの演奏でも日本の聴衆の度肝を抜きましたが、その一ヶ月後の演奏はさらにこなれ、 ニュアンスの多様さは大オーケストラにひけをとらぬばかりか、「アルゲリッチの春の祭典」という世界を作り上げています。
酒井茜も完全に音楽へ入り込み、魔術のような霊感あふれる演奏をアルゲリッチと繰り広げています。2台ピアノで奏しているため、手の重複やペダル の自由度も富み、アンサンブルは精密の極み。どんなに複雑な個所もテンポが遅くなることなく進むところなど、まさにアルゲリッチの真骨頂。
フィル・アップは酒井茜の新録音。得意のプロコフィエフと、酒井自身が独奏用に編曲したラヴェルの「マ・メール・ロワ」。アルゲリッチも激賞する独 特な語り口全開。プロコフィエフのピアノ・ソナタ第3番が説得力満点。ことに歌い込む部分での味わいは格別で、プロコフィエフの魅力を再発見できま す。また某CMで有名になった「ロミオとジュリエット」の「モンテッキとカプレッティ」の迫力にも圧倒されます。そしてラヴェルの「マ・メール・ロワ」 ではデリカシーの極みを聴かせてくれます。 (Ki)
KKC-043
中野真帆子〜ロマンチック・タイム
メンデルスゾーン:幻想曲 嬰へ短調 作品28「スコットランド・ソナタ」
ショパン:3つのノクターン 作品9
 ノクターン第20番 嬰ハ短調 遺作
 3つのマズルカ 作品59
リスト:愛の夢第3番 変イ長調
 ジュネーヴの鐘〜巡礼の年第1年「スイス」第9曲
 エステ荘の噴水〜巡礼の年第3年 第4曲
 タランテラ〜巡礼の年 第2年 補稿「ヴェネツィアとナポリ」
中野真帆子(P)

録音:2014年6月2-3日/武蔵野市民文化会館大ホール
日本語帯・解説付
ロマン派時代の幕開けと共に、世界の中心として輝いていたパリで出逢い、独自の発想を自由に表現しながらそれぞれのスタイルを確立していったメン デルスゾーン、ショパン、リスト。時流にのって、自らの夢を実現させたヴィルトゥオーゾたちの作品を、パリを拠点に活躍する実力派ピアニスト、中野真 帆子が録音しました。ウィーン国立音楽大学を経て、パリ・エコールノルマル音楽院コンサーティストを審査員全員一致で修了後、カナダ・バンフセンター にて研鑽を積んだ中野真帆子は、ヨーロッパでのコンクール入賞をきっかけに、ソリスト・室内楽奏者として世界各地の音楽祭に定期的に招聘されていま す。 (Ki)
『ピアニストで音楽学者のシャルル・ローゼンは、『ロマン派世代』と題した著作の中で、1827年に没したべートーヴェンの死に至る、1820年から 1830年にかけての転換期に、独自のスタイルを確立した一連の音楽家たちを一望している。この時代を20年ほど遡る時期に生まれた同世代の音楽家 たちは(ショパンとシューマンは1810年、メンデルスゾーンは1809年、リストは1811年)出会いから絶えず連絡を取りあい、生涯に亘る友情を育ん だ。例えば、1832年2月26日、ポーランドからの若き亡命者であったショパンは、ピアノ製作者のカミーユ・プレイエル氏が所有するカデ通り9番地 のホールでパリ・デビューしたが、メンデルスゾーンとリストはこの演奏会に連れ立って姿を見せている。自然への愛着、鋭敏な感性、郷愁、憂鬱、生存 への不安、そして何よりも現実を凌駕しようとする抑え難い欲求―彼らの作品に窺えるこうした要素は、ロマン派の時代が創作に適していたことを明らか にし、その共通した思考方法が、彼らの世代の作風を特徴づける。』ブックレットより
KKC-045
日本語帯・解説付
そして鐘は鳴る
ペルト:アリーナのために
ヘンデル:幻想曲 ハ長調 HWV.490
モーツァルト(リスト編):アヴェ・ヴェルム・コルプス KV.618
シューマン:蝶々Op.2
グラナドス:嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす
マリピエロ:クロード・ドビュッシーのために
ドビュッシー:喜びの島
スクリャービン:左手のための前奏曲とノクターンOp.9
 詩曲Op.32の1
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3の2「鐘」
レーガー:クリスマスの夢Op.17の9
赤松林太郎(P)
使用楽器:YAMAHA CFX

録音:2016年8月8日、9日 神戸市立北神区民センターありまホール
リリースするディスクすべてが強烈な印象を残す赤松林太郎。圧倒的な存在感と説得力あふれる解釈が高い評価を受ける彼の第3弾。 演奏活動のかたわら、エッセイストとして新聞や雑誌にも連載を持ち、「美しいキモノ」ではモデルも務めるマルチ・タレントです。派手な技巧に加え、 聴く人をとらえて離さない不思議なオーラを持つ貴重な存在。★テーマは「鐘」。ヨーロッパの人々にとって鐘は共同体と結びつき、人々の心の拠り所でした。鐘はヨーロッパ音的風景の根幹にあるもので人の心を動 かしてやまないため、作曲家は様々な鐘の音を音楽に織りこんでいます。 このアルバムは鐘の音にかかわる音楽を集めています。夏の夜に、雪深き聖夜に。歓喜の鐘、あるいは弔鐘。ときにきらびやかに、ときに澄んでささやかに、 ときにはまったく重々しいなど、さまざまな鐘の音がピアノ音楽となっています。 赤松林太郎のピアノ演奏は管弦楽を彷彿とさせる交響的なもので、大きな音楽の作り方に特色があります。響きはなめらかでときに官能的。心の歌を奏 でます。 (Ki)

KKC-046
「死んだ男の残したものは」
ヘンデル(大萩康司編):オンブラ・マイ・フ*
イングランド民謡(グリーン・スリーヴス**
アイルランド民謡(ダニー・ボーイ**
多忠亮(大萩康司編):宵待草*
山田耕筰(Momo編):この道*
越谷達之助:初恋#
橋本國彦:お菓子と娘#
高田三郎:くちなし#
アイルランド民謡(ブリテン編):夏のなごりのバラ#
アイルランド民謡(ブリテン編):サリー・ガーデン*
スコットランド民謡(ブリテン編):流れは広く*
加藤昌則:こもりうた##
加藤昌則:てがみ(藤木大地にささげる新曲)##
武満徹(荘村清志編):小さな空+
武満徹(荘村清志編):死んだ男の残したものは+
菅野よう子(加藤昌則編):花は咲く(*ギター&##ピアノ)
藤木大地(C.T)
福田進一(G)*
西 山まりえ(ハープ )**
松本和将(P)#
加藤昌則(ピアノ・作曲)##
大萩康司(G)+

録音:2016年12月、2017年1月キング関口台スタジオ
日本語帯・解説・歌詞訳付
カウンターテナー、藤木大地のデビューCDの登場です。藤木は2017年4月にオペラの殿堂ウィーン国立歌劇場でのデビューが決まっている注目の 存在。2016年秋に放映されたTV番組『題名のない音楽会』で武満徹の「死んだ男の残したものは」を熱唱、大きな話題となりました。本人にとって も特別な思い入れのある「死んだ男の残したものは」をタイトルに、様々な名曲がならぶ1枚。なにより美しい藤木の歌声にまず心うばわれます。そして 妥協を許さない歌詞の明瞭な発音やダイナミクスにより、それぞれの作品が持つ世界感を繊細かつ大胆に描き、知性を感じさせる藤木の歌の魅力を存分 に味わうことができます。そんな藤木のデビューを祝うかのように、共演者陣も実に豪華な顔ぶれがそろいました。加藤昌則氏の新曲(もちろん世界初録音) が収録されているのもまた魅力。注目盤の登場です。 (Ki)
■藤木大地(ふじき・だいち)
2012年、日本音楽コンクール声楽部門第1位。権威ある同コンクールにおいて、史上初めてカウンターテナーが優勝したことは、大きな話題となった。 13年5月にボローニャ歌劇場にてグルック「クレーリアの勝利」マンニオ役に抜擢されてデビュー。続けて同劇場でバッティステッリ「イタリア式離婚狂想曲」 カルメロ役で出演し国際的に高い評価を得る。 2016年7月には兵庫県立芸術文化センターで行われたブリテン「夏の夜の夢」(佐渡裕氏指揮)に主演。2016年秋、テレビ番組「題名のない音楽会」 で没後20年を迎えた武満徹の「死んだ男の残したものは」を熱唱、大きな話題となった。2017年は1月に行われた第60回NHKニューイヤーオペラ コンサートに4年連続出演するなど活躍の場を拡げている。 2017年4月には日本人カウンターテナーとして初めてウィーン国立歌劇場とソリスト契約をしてデビューすることが決まっている(ライマン「メデア」ヘ ロ ル ド 役 )。 15年第19回松方ホール音楽賞受賞。15年度第25回青山音楽賞青山賞受賞。ウィーン国立音楽大学大学院(文化経営学)修了。ウィーン在住。

KKC-047
失われた時の音楽〜セヴラック・アルバム
セヴラック:即興曲第2番 嬰ハ短調
 ラングドック地方で(全5曲)
 休暇の日々第1集(全8曲)
カントルーブ:友の思い出「デオダ・ド・セヴラックへのオマージュ」
深尾由美子(P)

録音:2016年2月29日、5月16日/キング関口台第1スタジオ
日本語帯・解説付
フランス音楽、ことにセヴラックの作品に熱意を燃やすピアニスト深尾由美子の最新アルバム。前作ジェラール・プーレとのヴァイオリン作品のCD (KKC-028)はレコード芸術誌特選となりました。洒脱で独特の香りに満ちたフランス・ピアニズムを聴かせてくれます。
今回はセヴラックの大作「ラングドック地方で」と親しみやすい「休暇の日々第1集」をメインに驚きの円熟した解釈を聴かせてくれます。さらにセヴ ラック1898年頃の習作「即興曲第2番」が大歓迎。シューマンの影響が濃いものの、セヴラックならではのメロディにあふれていて非常に魅力的。新し い宝物を見つけたような気持ちになります。
もうひとつの注目は、「オーヴェルニュの歌」で知られるカントルーブのセヴラック追悼曲「友の思い出」。カントルーブはセヴラックに私淑し、多大な影 響を受けました。彼はセヴラックの死後、未亡人から遺品の整理を頼まれ、1929年8月にセヴラックの書斎でスケッチや未完成作品の目録を作りました。 その際に強いインスピレーションを受けて「友の思い出」を一気に作曲したといわれます。もとは「月桂樹」と題された3曲から成るオーケストラ曲の第 2曲ですが、カントルーブ自身によるピアノ独奏版の自筆譜を入手して今回世界初録音。セヴラックの作品中で情念あふれる「リヴィアのキリスト像を前に したらば曳きたち」と「春に墓地の片隅で」からの引用がみられ、カントルーブの落涙と慟哭で進み、驚くほど感動的なクライマックスを迎えます。セヴラッ ク好きは涙なしにすませられない作品を、深尾由美子が入魂の演奏で聴かせます。 (Ki)
■深尾由美子
桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ科卒業、フランス・リヨン国立音楽院室内楽コースを首席で終了。フランス音楽、ことに作曲家デオダ・ド・セヴラックについて研究。カタルーニャ人のピアニスト、テレサ・リャックーナ女史、オルガン奏者でセヴラック研究の権威ピエール・ギヨー氏らとの出会いから、研究のために2003年〜2006年渡仏、各地で多数演奏会を行うほかラジオ放送・講演などに出演する。深尾由美子セヴラックコンサート・シリーズを主催し、ピアノ曲や室内楽曲を含むコンサートでは両国でセヴラック・ファンを作り、その解釈には高い評価を得ている。これまでに、テレサ・リャックーナ、青柳いづみこ、岩崎淑、林秀光、加藤伸佳、レオニード・ブルンベルク、ジャン・クロード・ペヌティエ氏に師事。
KKC-048
インヴェンションへのオマージュ
バッハ(ジロティ編):無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007〜プレリュード
 2声のインヴェンションBWV772-786(全15曲)
 フランス組曲第2番 ハ短調BWV813
バッハ(ケンプ編):主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639
バッハ(ジロティ編):小前奏曲ホ短調BWV555
バッハ(ケンプ編)チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056〜ラルゴ
バルトーク:ミクロコスモス第3巻〜J.S.Bを讃えて
赤松林太郎(P)

録音:2017年8月17日、18日 キング関口台スタジオ第1スタジオ
リリースするディスクすべてが強烈な印象を残す赤松林太郎。圧倒的な存在感と説得力あふれる解釈が高い評価を受ける彼の第4弾はバッハ作品集。 演奏活動のかたわら、エッセイストとして新聞や雑誌にも連載を持ち、「美しいキモノ」ではモデルも務めるマルチ・タレントです。派手な技巧に加え、 聴く人をとらえて離さない不思議なオーラを持つ貴重な存在。
テーマは「インヴェンション」。バッハの名作「2声のインヴェンション」全15曲をメインに、インヴェンションの意味「発明、工夫」を考察します。
チャイコフスキーの愛弟子で、ラフマニノフの従兄として知られるアレクサンドル・ジロティの編曲した「無伴奏チェロ組曲第1番」のプレリュードにま ず注目。調性は同じながら音域を上げているため平均律クラヴィア曲集第1巻第1番のプレリュードを思わす世界になっています。1声のこの作品に始まり、 インヴェンションを経て3声を含むフランス組曲へと発展します。単なる声部数だけでなく、最後無調的なバルトークへ至る音楽的な「インヴェンション」 も示唆されます。
赤松林太郎のピアノ演奏は管弦楽を彷彿とさせる交響的なもので、大きな音楽の作り方に特色があります。タルコフスキーが「惑星ソラリス」に用いて 人気のあるコラール前奏曲「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」(ケンプ編)では深みと厳粛さで涙がでるほど感動的。ジロティ編曲の「小前奏曲ホ短 調」も底知れぬ闇を感じさせます。 (Ki)
KKC-052(2CD)
バッハ:6つのパルティータ BWV825-830
CD 1(73’48”)
パルティータ第1番 変ロ長調 BWV 825
パルティータ第3番 イ短調 BWV 827
パルティータ第6番 ホ短調 BWV 830
CD 2(77’58”)
パルティータ第5番 ト長調 BWV 829
パルティータ第2番 ハ短調 BWV 826
パルティータ第4番 ニ長調 BWV 828
植山けい(チェンバロ(調律法:レーマン))
録音:2017 年10月23日-27日/ヴィラルソー城(イル=ド=フランス)
使用楽器:マルク・デュコルネ氏の協力によりC.クロール(1776)のチェンバロを使用
世界で活躍するチェンバロ奏者の植山けいが満を持してJ.S.バッハのパルティータ全6曲を録音しました。収録はヴィラルソー城(イル=ド=フランス) にて、18世紀の名器クリスチャン・クロール(1776年製作)のチェンバロを使用しました。この楽器は当時のままの弦とプレクトリウムが残った状態で 発見された大変に貴重なものです。植山のもっとも大事にしてきたレパートリーである6つのパルティータをこの名器を用いて丹精を込めて奏でます。ブッ クレットにはチェンバロ奏者にして音楽学の権威、オルハン・メメッドによる書き下ろしの曲目解説および使用楽器の解説付き(日英仏)です。
「チェンバロ奏者、植山けいさんのバッハ音楽、第2弾はパルティータ全曲!植山さんは僕のクラスで4年間、古楽を学びピア二ストへの修行の旅に出 て、遂にはチェンバロ奏者へと自らの地を見つけました。今は世界で活躍する堂々たるチェンバロ奏者へと!植山さんの愛情溢れる音楽への探求心は常に 私たちにたくさんのメッセージと音楽の喜びを送ってくれています。貴重な1776年製のオリジナル名器、クリスチャン・クロールから流れ出すバッハ音楽 に、暫しファンタジックな世界に誘われます。」有田正広(トラヴェルソ奏者) (Ki)

KKC-285(Bluray)
[RCO LIVE] RCO.17110
日本語帯・解説付
税込定価

KKC-9286(DVD)
[RCO LIVE] RCO.17111
日本語帯・解説付
税込定価
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、
 交響詩「海」
ストラヴィンスキー:春の祭典
ロイヤル・コンセルトヘボウO
ダニエレ・ガッティ(指)

収録:2017年1月11-12日、コンセルトヘボウ、アムステルダム(ライヴ)
◆Bluray
画面:16:9,1080p24
音声:DD2.0(48kHz/16bit),
DTS-HD MA 2.0(192kHz/24bit),
DTS-HD MA 5.0(96kHz/24bit),
Auro-3D 9.0(96kHz/24bit),
収録時間:78’ 35
◆DVD
画面:16:9,NTSC
音声:LPCM2.0,DD5.0
収録時間:78’ 35
2016/17シーズンからロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の第7代目首席指揮者として本格始動したダニエレ・ガッティ。「ベルリオーズ:幻想交響曲」、 「マーラー:交響曲第2番」のリリースに続いて、2017年1月に行われたコンサート映像が発売されます。演目は、20世紀の音楽語法に大きな影響 を与えた、ストラヴィンスキーの「春の祭典」とドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」「海」という刺激的な内容。ガッティは同プログラムをフランス 国立管と録音しており、いずれも高い評価を得ています。 刻一刻と変化する海の表情を見事に音化させたドビュッシーの「海」は、50年代にはベイヌム、70年代のハイティンク、2007年にはヤンソンスと RCO歴代の指揮者によって脈々と演奏されてきた重要な楽曲。ガッティの緻密な指揮、RCOの鮮やかに色彩を描き分ける表現力は圧巻です。そして鮮や かなコントラストで聴かせるストラヴィンスキーの「春の祭典」。RCOにとっても、録音のみならず、幾度となく実演で取り上げてきたゆかりの演目です。 RCOのアーカイヴには1924年以来118回もの公演が行われたと記録されています。1926年にはストラヴィンスキー自身がRCOを振り、ベイヌム以 降すべて首席指揮者が「春の祭典」を演奏しています。そしてここに、ガッティの記念すべき演奏がRCOの歴史に刻まれることになりました。それぞれにとっ て得意のレパートリーということもあって、両コンビの輝かしい未来を予感させるアグレッシヴかつ密度の濃い演奏が繰り広げられています。 さらにブルーレイには、いま話題の次世代オーディオ・フォーマットのAuro-3Dが収録されています。Auro-3Dは、2010年にベルギーで設立された AURO TECHNOLOGIESによって開発された技術。ノルウェーの高音質レーベル2Lのディスクには数年前から収録されています。Auro-3Dは、従 来のサラウンドフォーマットと同じく各チャンネルで “立体音響” を実現します。フロントスピーカー2chとリアスピーカー2chそれぞれの上部に、合計 4ch分のハイトスピーカーを足した9.0chを可能としています。この最新技術によって、世界最高峰の響きを誇るアムステルダムのコンセルトヘボウの極 上の音質をご自宅で再現することができます。(*Auro-3D対応の再生機器をご利用ください) (Ki)



KKC-2064(9CD)
初回限定生産
ウィルヘルム・ケンプ1961年ベートーヴェン・ピアノソナタ全曲連続演奏会ライヴ
■Disc 1
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2の1
ケンプの挨拶(通訳付き)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第2番イ長調Op.2の2
 ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2-3
モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
■Disc 2
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7
 ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10の1
 ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2
 ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」
■Disc 3
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10の3
バッハ(ケンプ編):シチリアーノ〜フルート・ソナタ第2番BWV1031より
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op. 14の1
 ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14の2
 ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22
■Disc 4
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番「葬送」
 ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調Op.27の1
 ピアノ・ソナタ第14番「月光」
 バガテルOp.33の4
 ピアノ・ソナタ第15番「田園」
■Disc 5
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31の1
 ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」
 ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31の3
 エコセーズ WoO.86(ケンプ編)
グルック(ブラームス編):ガヴォット〜「アウリスのイフゲニア」より
■Disc 6
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49の1
 ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」
 ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54
 ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」
■Disc 7
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49の2
バッハ(ケンプ編):ラルゴ〜チェンバロ協奏曲第5番BWV1056より
ブラームス:間奏曲Op.117の2
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第24番「テレーゼ」*
 ピアノ・ソナタ第26番「告別」*
 ピアノ・ソナタ第25番「かっこう」*
 ピアノ・ソナタ第27番ホ短調* Op.90
■Disc 8
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101
 ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィア」
モーツァルト:ピアノ・ソナタイ長調K.331〜トルコ行進曲
 ロンド.ト長調Op.51の2
■Disc 9
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
 ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
 ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
バッハ(ケンプ編):シンフォニア〜カンタータ第29番「神よ、あなたに感謝を捧げます」BWV29より
ウィルヘルム・ケンプ(P)

■Disc 1〜1961年10月10日/文京公会堂(ライヴ)

■Disc 2〜1961年10月10日(Op.7)、12日/文京公会堂(ライヴ)

■Disc 3〜1961年10月12日、14日(Op.22)

■Disc 4〜1961年10月14日、16日(Op.28) /文京公会堂(ライヴ)

■Disc 5〜1961年10月16日/文京公会堂(ライヴ)

■Disc 6〜1961年10月26日/文京公会堂(ライヴ)

■Disc 7〜1961年10月26日、1961年10月27日*/文京公会堂(ライヴ)

■Disc 8〜1961年10月30日/文京公会堂(ライヴ)

■Disc 9〜1961年10月30日/文京公会堂(ライヴ)

全曲、NHKによる収録

美麗函+ケース入
ドイツの巨匠ピアニスト、ウィルヘルム・ケンプ(1895-1991)は1961年10月に来日し、ベートーヴェンのピアノソナタ全曲を7夜にわたり連続演 奏しました。単独のピアニストがベートーヴェンのピアノソナタを全曲集中して演奏することは日本初だったとされ、日本音楽界の一大イベントとして非常 な話題となりました。
当時ケンプは66歳。ベートーヴェンのピアノソナタ全集は、1950-6年のモノラルと1964-5年のステレオの2種のセッション録音が存在し、いずれ も最高の名盤ですが、その中間期、ケンプ最盛期の全集がもうひとつ存在したことは驚愕の極み。すべてNHKがラジオ放送用に収録したもので、当時 最高の技術が駆使されています。ケンプはライヴで最良の面が発揮されるピアニストのため、まさにピアノ音楽史上の至宝の音源と申せましょう。
回を重ねるごとに自由かつ雄弁となり、後期作品では人間業とは思えぬ境地に至っています。毎回弾かれたアンコールも収録。これがまたケンプならで はの滋味あふれる絶品。最終夜、全ソナタを弾き終えた後、鳴りやまぬ拍手に応えて弾いたバッハは涙なしに聴けません。偉業を成し終えた後、「神よ、 あなたに感謝を捧げます」と題されたカンタータの前奏曲しか弾くことができなかったケンプの、全力を尽くしきった姿は真に感動的です。
当時の雰囲気、臨場感を味わっていただくため、ブックレットには都民劇場の事前宣伝、プログラム、音楽雑誌の特集、記者会見、演奏会評を可能な 限り収録。興味津々なのが、当時影響力のあった大物評論家、寺西春雄、野村光一、遠山一行、吉田秀和各氏の対談。彼らが俎上に載せ、論じている 演奏をまさに自分の耳で確認できるのも大きな楽しみと申せましょう。当時の関係者たちの熱い思いが伝わってきます。
初回生産のみのため、機会を逸すると入手は極めて難しくなり、対応できかねることもございます。余裕をもったオーダーをお願い致します。また、キ ングインターナショナル独自制作のため、輸入盤は存在しません。 (Ki)
KKC-2090
伊福部昭/生誕百年記念アルバム
(1) ヴァイオリンと管弦楽のための協奏風狂詩曲
(2)土俗的三連画
(3)箜篌歌
(4)知床半島の漁夫の歌
(1)前橋汀子((Vn)
 山田夏精[一雄](指)東京PO
 録音:1960年 セッション
(2)ニクラウス・エッシュバッハー(指)
 NHK響
 録音:1955年ライヴ
(3)渡辺範彦(G)
 録音:1969年10月16日ステレオ収録
(4)立川清澄(Br)、是安亨(P)
 録音:1971年8月31日 ステレオ・セッション
2014年に生誕百年を迎える作曲家・伊福部昭。根強いファンを持つ氏の作品は、現代邦人作曲家のなかでは破格にCDリリースが多いと申 せましょう。NHKも放送用に多数の録音を行ないましたが、そのなかから、これまで知られずにきたファン垂涎の秘蔵音源4点を発掘。「ゴジラ」のメロディ がそのまま出てくることで知られる「ヴァイオリンと管弦楽のための協奏風狂詩曲」の独奏は何と前橋汀子。当時17歳で、ソ連に留学する以前の貴重な 記録。さらに凄いのは、伴奏がやはり根強い人気のある山田一雄の指揮であること。両者ならではの情念とスピード感が非常な魅力。この共演は伝説となっ ていましたが、ついに日の目を見ることとなりました。完全初出です。
中間部にアイヌの漁労歌が引用されている大作歌曲「知床半島の漁夫の歌」は、1970-80年代に非常な人気を誇った立川清澄の独唱。立川ならでは の親しみやすく溌剌とした歌唱と優しげな声質を再認識。10分かかる作品ながら、物語として引き込まれます。
ギターのための「箜篌歌」は、初演者・渡辺範彦の演奏なのも貴重。渡辺が天才として世界の注目を集めていた時期のもので、神業ともいえる驚くべき水準。 これも彼のディスコグラフィにない、伝説の演奏。
いずれも作曲者立ち会いのもと、細かい指示に基づいた演奏。驚くほどの大物たちによる超豪華版・伊福部アルバムの登場です。


KKC-2127(7CD)
NHK交響楽団/ベートーヴェン生誕200年記念ツィクルス1970
■Dics 1 第1夜
交響曲第1番ハ長調Op.21
交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
■Disc 2 第2夜
交響曲第8番ヘ長調Op.93
交響曲第5番ハ短調Op. 67「運命」
■Disc 3 第3夜
交響曲第2番ニ長調Op. 36
交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
■Dics 4 第4夜
交響曲第4番変ロ長調Op.60
交響曲第7番イ長調Op.92
■Disc 5 第5夜
交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
■Disc 6 第6夜
荘厳ミサ曲Op.123
■Disc 7 その他
エグモント序曲Op.84
レオノーレ第3番Op.72b
レオノーレ第1番Op.138
コリオラン序曲Op.62
合唱幻想曲ハ短調Op.80
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
NHK響

■Dics 1 
録音:1970年4月15日東京文化会館
■Disc 2 
録音:1970年4月20日東京文化会館
■Disc 3 
録音:1970年4月25日東京文化会館
■Dics 4 
録音:1970年4月30日東京文化会館
■Disc 5 
録音:1970年5月6日東京文化会館
中沢桂(S)、伊原直子(A)、丹羽勝海(T)、大橋国一(Bs)、東京放送cho、二期会、日本合唱協会、藤原歌劇団合唱部
■Disc 6 
録音:1970年5月13日東京文化会館
蒲生能扶子(S)、長野羊奈子(A)、丹羽勝海(T)、大橋国一(Bs)、東京放送cho、二期会、日本合唱協会、藤原歌劇団合唱部
■Disc 7
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(P)
東京放送cho、二期会、日本合唱協会、藤原歌劇団合唱部
(全てステレオ録音)
NHK交響楽団が初の世界一周ツアーを行ってからちょうど10年の1970年は、ベートーヴェンの生誕200年でした。それを記念して、当時の名誉 指揮者サヴァリッシュが全交響曲と荘厳ミサ曲の連続演奏会を催しました。日本でも人気のある楽聖の記念ということもあり、NHK交響楽団としても一 大事業となりました。同年4月15日から5月13日まで6回に分けられ、交響曲の前には序曲や合唱幻想曲まで演奏されていたものの音源がすべて残っ ており、47年を経て音で確認することが実現しました。 合唱付きのピアノ協奏曲の体をなす合唱幻想曲では、サヴァリッシュ自身がピアノ・パートを受け持ち、名人芸を発揮しているのも興味津々。 独唱陣も豪華。今は亡き中沢桂、大橋国一の美声を聴くことができるのも貴重です。 演奏史譚・山崎浩太郎氏入魂の解説は読み物としても面白く、臨場感伝わる力作。サヴァリッシュによるベートーヴェンの主要管弦楽集という魅力も含め、永久保存の宝物となること間違いなしのBoxです。 (Ki)


N響ライヴ・シリーズ〜エフゲニー・スヴェトラーノフ
ロシアの大指揮者エフゲニー・スヴェトラーノフ(1928-2002)は、73年の生涯に15回の来日公演を行っています。大半は手兵ソヴィエト国立交響楽団を率いてですが、NHK交響楽団の定期にも5度登場しています。今回はそのなかから初出のマーラーと協奏曲を中心に彼の巨匠芸をお楽しみください。
KKC-2154
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)NHK響

録音:2000年9月28日/NHKホール(ステレオ・ライヴ)
スヴェトラーノフは2000年の9月から10月にかけてNHK響に客演しましたが、これが最後の来日となりました。その際に話題となったマーラー の交響曲第5番がついにCD化。これまでN響は同曲をさまざまな指揮者と共演しましたが、そのどれとも異なる巨大さで、ことに恰幅良く金管を鳴ら すところなど、まるでチャイコフスキーのような音世界を創り上げていました。また「アダージェット」ではN響の弦の美しさをたっぷりと歌わせながら、 凛とした気品を保つ神業。演奏終演後の聴衆の興奮も聴きものです。 (Ki)
KKC-2155(2CD)
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)NHK響

録音:1999年2月11日/NHKホール(ステレオ・ライヴ)
交響曲第6番は、マーラー作品のなかでも最もスヴェトラーノフ向きと思われ、炸裂する打楽器群、強圧的なマーチ、全体を覆う悲劇性はショスタコーヴィ チを連想させます。スヴェトラーノフは事実N響から驚くほど豊かな音を引き出し、80分を越える大曲を一気に聴かせてくれます。スヴェトラーノフなら ではの堂々としたマーラーを存分に味わえます。 (Ki)
KKC-2157(2CD)
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)NHK響

録音:1997年9月11日/NHKホール(ステレオ・ライヴ)
スヴェトラーノフとN響によるマーラーの交響曲第7番はまさに期待通りの爆演を聴かせてくれる逸品。オーケストラを恰幅良く鳴らすだけでなく、テ ンポの幅も大きく歌わせ方も濃厚です。終楽章での光を放つ表現も独特。ロシア的なマーラーの魅力満点です。 (Ki)
KKC-2158
スヴェトラーノフ/ロシア管弦楽曲集
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ムソルグスキー:歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」〜序奏とポロネーズ
 歌劇「ホヴァンシチナ」〜第4幕への間奏曲*
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」〜ダッタン人の踊り
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲Op.34
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)NHK響

録音:1999年2月26日、1993年2月3日*/NHKホール(ステレオ・ライヴ)
広いレパートリーを誇るスヴェトラーノフですが、やはりロシアのオーケストラ名曲は他の追随を許さぬ充実感と巧さ。ロシア音楽の醍醐味の楽しさと 醍醐味を満喫させてくれます。「ルスランとリュドミラ」序曲や「スペイン奇想曲」のにぎにぎしさ、「ロミオとジュリエット」の中間部や「ダッタン人の踊り」 のしみいるような歌い回しも絶品です。


KKC-4009(2CD)
チョン・キョンファ/衝撃の東京ライヴ第1夜
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ長調「二重奏曲」 D.574 Op.162
 幻想曲 ハ長調 D.934 Op.159
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 Op.121
バッハ:G線上のアリア BWV1068-2
クライスラー:愛の哀しみ
ポルディーニ(クライスラー編):踊る人形
ドヴォルザーク:ユモレスク
ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しい夕暮れ
チョン・キョンファ(Vn)、
イタマール・ゴラン(P)

ライヴ録音:1998年4月26日、サントリーホール、東京(ライヴ)
語り草となっている、1998年4月、チョン・キョンファの東京ライヴがついに正規盤で登場!ただならぬ集中力と緊迫感さえ伝わってくる衝撃のライヴ です。情熱的で自由に演奏しているようでいて、ピアニストのイタマール・ゴランと一糸乱れぬ演奏をしております。ライヴでありながらこの完成度に驚き を隠せません。アンコールを含む1夜のライヴが再現された、チョン・キョンファのライヴ史上最高の演奏です。ブックレットも充実で当日の公演に足を 運んでいた許光俊氏、平林直哉氏が当日の演奏について、またチョン・キョンファの来日公演の仕掛け人である泉 征郎氏がチョン・キョンファとの出会い からこれまでの来日公演についてそれぞれ熱く語っております。  (Ki)
「人々を驚かせたのは彼女の演奏の比類なき燃焼度の高さだった。小柄な東洋の女性が強烈な存在感で舞台を支配する姿に世界が息をのんだのだった。 細かいことをあれこれ言うのも愚かしいと思われるほどの、音楽が持つ根源的な力にじかに触れるような衝撃性があったのである。」(ライナーノーツより  許光俊)
KKC-4009SA
(1SACD)
シングルレイヤー
チョン・キョンファ/衝撃の東京ライヴ第1夜
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ.イ長調「二重奏曲」 D.574 Op.162
 幻想曲ハ長調 D.934 Op.159
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 Op.121
バッハ:G線上のアリア BWV1068-2
クライスラー:愛の悲しみ
ポルディーニ(クライスラー編):踊る人形
ドヴォルザーク:ユモレスク
ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しい夕暮れ
チョン・キョンファ(Vn)
イタマール・ゴラン(P)

録音:1998年4月26日、サントリーホール・ライヴ
人々を驚かせたのは彼女の演奏の比類なき燃焼度の高さだった。小柄な東洋の女性が強烈な存在感で舞台を支配する姿に世界が息をのんだのだった。 細かいことをあれこれ言うのも愚かしいと思われるほどの、音楽が持つ根源的な力にじかに触れるような衝撃性があったのである。」 (ライナーノーツより 許光俊)
※このディスクはSACD対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプレーヤーでは再生することができません。

KKC-4011(2CD)
チョン・キョンファ/衝撃の東京ライヴ第2夜
バッハ:G線上のアリア BWV1068-2
ストラヴィンスキー:協奏的ニ重奏曲
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番
ラヴェル:ツィガーヌ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
クライスラー:美しきロスマリン
 中国の太鼓
ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しい夕暮れ
チョン・キョンファ(Vn)、
イタマール・ゴラン(P)

ヴ録音:1998年4月28日、サントリーホール、東京(ライヴ)
チョン・キョンファ、衝撃の東京ライヴ第2夜(1998年4月28日)。当初、プログラムの予定にはなかったG線上のアリアを冒頭に演奏!キョンファ が愛奏したバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番とバルトーク、そしてラヴェルの作品を披露しました。当日演奏会に足を運んでいたポリーニ も激賞したと言われている衝撃のリサイタルです。  (Ki)
(中略)「極めつけはバッハのパルティータ第2番である。彼女は1983年に同じ曲を弾き、聴衆を金縛りにしたが、この第2夜はそれを上回ったのである。 その時の様子が、このディスクではかなり忠実に再現されているのが何よりも嬉しい。バルトークの切れ味、ラヴェルの自在な表情と蠱惑的な音色も最高 である。」(ライナーノーツより 平林直哉)
KKC-4011SA
(1SACD)
シングルレイヤー
チョン・キョンファ/衝撃の東京ライヴ第2夜
バッハ:G線上のアリア BWV1068-2
ストラヴィンスキー:協奏的ニ重奏曲
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2 番
ラヴェル:ツィガーヌ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
クライスラー:美しきロスマリン
 中国の太鼓
ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しい夕暮れ
チョン・キョンファ(Vn)
イタマール・ゴラン(P)

録音:1998年4月28日、サントリーホール・ライヴ
チョン・キョンファ、衝撃の東京ライヴ第2夜(1998年4月28日)。当初、プログラムの予定にはなかったG線上のアリアを冒頭に演奏!キョンファ が愛奏するバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番とバルトーク、そしてラヴェルの作品を披露しました。当日演奏会に足を運んでいたポリーニ も激賞したと言われている衝撃のリサイタルがSACDの高音質で堪能できます。
(中略)「極めつけはバッハのパルティータ第2番である。彼女は1983 年に同じ曲を弾き、聴衆を金縛りにしたが、この第2 夜はそれを上回ったのである。 その時の様子が、このディスクではかなり忠実に再現されているのが何よりも嬉しい。バルトークの切れ味、ラヴェルの自在な表情と蠱惑的な音色も最高 である。」  (Ki)
※このディスクはSACD対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプレーヤーでは再生することができません。


KKC-4022(1SACD)
シングルレイヤー
初回完全限定生産
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op. 54
R. シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
マルコム・フレージャー(P)
ペーター・ミリング(独奏Vn)
ルドルフ・ケンぺ(指)
シュターツカペレ・ドレスデン

録音:1974 年 3月15日/ドレスデン、クルトゥーアパラストにおけるライヴ(ステレオ)
リマスタリング:2014年/ドルマーゲン、THS Studio
リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー
※原盤:Profil
※日本語オビ&解説つき
ドイツの名匠ルドルフ・ケンペが、音楽監督を務めてゆかりの深い名門シュターツカペレ・ドレスデンを指揮して1974年3月15日におこなったコンサー トの模様を、当日のプログラムにしたがってSACDシングルレイヤーのディスク1枚に完全収録。
シュトラウスの「英雄の生涯」は、当コンビによる名盤の誉れ高いセッション録音とは異なり、ヴァイオリン両翼型の楽器配置を採用。ブックレットでは、 その立体的音響の効果について、音楽評論家金子建志氏が詳細に論じています。
ドビュッシーの「牧神」といった意外なレパートリーが聴けるのも貴重なうえに、そもそもこの顔合わせによるライヴ演奏は、ほとんど残されておらず、 ケンペ&シュターツカペレ・ドレスデンを語るうえで外せない演奏内容となっております。
すべてホルガー・ジードラーによる2014 年の最新リマスタリング。
当シリーズは、海外にてプレスしたディスクを直輸入、国内で日本語オビと解説を製作し、美麗紙製デジパック・パッケージに収めた愛蔵版仕様となっ ております。初回 500 セット完全限定生産品となります。
※このディスクはSACD対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプレーヤーでは再生することができません。
 (Ki)

「英雄の生涯」、冒頭テーマから、ケンペの温かな人柄をそのまま反映したような馥郁としたニュアンスに心打たれます!カラヤンの演奏が、カラヤン自身をヒロイックに投影した演奏とすれば、これはケンペ自身がこれまで培ってきた人間性の全てをさらけ出した凄演と言えましょう。威厳に満ちながらも高圧的な響きは一切無く、大きな包容力に自然と身を委ねたくなること必至。1曲目コーダのアゴーギクのセンスにも唖然。「英雄の伴侶」のヴァイオリン・ソロのミリングがまた魅力的。決して媚びていないにもかかわらず、ニュアンスの発信力が強く、他の弦楽器群や木管と融合する際には、オケ全体に育まれた均質の音色感が最高に功を奏して、他では味わえない官能的なブレンドの妙を見せつけます。「戦場」は十二分で凶暴でありながら決煩くなく、美しい調和が保たれていることに驚愕。曲が進行するに連れてテンションは上がるばかりで、ドレスデンのオケにとっても異例とも言える灼熱的な鳴りっぷりを示しますが、音楽作りに強引さがないだけに、「オケの自発性を引き出す」ということの究極の姿をありありとを思い知らせれます。これで鳥肌がたたない人などいるでしょうか?「業績」も単に懐かしい回想ではなく、特に「ティル」のテーマが出現する辺りからの音への慈しみへの度合いが尋常ではなく、感動の極み。「英雄の隠遁」に至っては、心が震えすぎて言葉が出ません!音色の美しさとは?スケールの大きさとは?心を込めるとはどういうことを言うのか?呼吸とは?…それらの答えが全てここに詰まっています。42:15以降の潮が引いていくような静寂と余韻。そしてコーダの前代未聞の荘厳さ!この神々しいニュアンスは、EMI盤とは明らかに異なります。会場のノイズもほとんどなく、この演奏の緊張感に息を飲んでいるかのようです。
「牧神」も、冒頭から柔らかで深みを湛えた音色で魅了。R・シュトラウスなどでも明らかなように、ケンペが編み出す色彩には肌に吸いつくような色香がありますが、ここでもそれが大全開!弦にほんの僅かにポルタメントが掛かりますが、よく聴かなければ気づかない程度に施すそのセンス!単に曖昧模糊とした雰囲気に流れず、フレージングの求心力が保持されている点にも注目です。
フレーガーがソロを務めるシューマンは、持ち前の美音が活きた佳演。  【湧々堂】
KKC-4023(1SACD)
シングルレイヤー
初回完全限定生産
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1878-80年版) クルト・ザンデルリング(指)
バイエルンRSO

録音:1994年11月4 & 5日ミュンヘン、ヘルクレスザールにおけるライヴ(ステレオ)
リマスタリング:2014年/ドルマーゲン、THS Studio
リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー
※原盤:Profil
※日本語オビ&解説つき
冒頭、弦のトレモロに乗って静かに浮かび上がる、深く息の長いホルンのソロ。ここから始まる最初の5分を聴けばたちどころに、この演奏がいかにと んでもないかをお分かりいただけるはず。  巨匠クルト・ザンデルリングが1994年にバイエルン放送響に客演した際に「ロマンティック」を演奏したこのライヴは、ファンのあいだでは広く知られ ていたもの。正規リリースを実現したProfilより、このほど新たなマスタリングを施されSACDシングルレイヤー盤として登場します。
ザンデルリングが指揮したブルックナーの交響曲では、シュトゥットガルト放送響との第7番(1999年ライヴ)における自然体の音楽も思い起こされ ますが、この第4番は格別の出来栄え。巨匠スタイルの圧倒的なアプローチに応える、バイエルン放送響の底知れぬ実力が際立つ内容で、たとえば第2 楽章アンダンテ。柔らかく繊細に始まり、やがてあたかも木漏れ日が射しこむかのような優しい表情をみせるあたりなど、言葉を失うほどの美しさ。壮大なフィ ナーレに至ってはこのうえなく感動的でしびれます。録音も見事で、ザンデルリングの至芸が味わえる極め付きの一枚といえます。
すべてホルガー・ジードラーによる2014年の最新リマスタリング。
当シリーズは、海外にてプレスしたディスクを直輸入、国内で日本語オビと解説を製作し、美麗紙製デジパック・パッケージに収めた愛蔵版仕様となっ ております。初回500セット完全限定生産品となります。
※このディスクはSACD対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプレーヤーでは再生することができません。

KKC-4061
モーツァルト: ピアノ・ソナタ第1番ハ長調K.279
オランダ歌曲「ヴィレム・ファン・ナッサウ」の主題による7つの変奏曲K.25
ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付き」
ロンド.イ短調K.511
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576
江黒真弓(フォルテピアノ;アントン・ツィーラー1800頃製作)

録音:2015年7月16-18日/ウェストフェスト教会
オランダを本拠に活躍するフォルテピアノ奏者・江黒真弓のデビュー・アルバム。モーツァルトの作品を集めていますが、注目は一昨年ブダペストで発 見された「トルコ行進曲付きソナタ」の異版自筆譜を用いての演奏ということ。誰もが知る「トルコ行進曲」の違うフレーズに驚かされます。もうひとつ の注目点は、繰返し時に変奏を施していること。往時のスタイルを研究して反映させているのが興味津々。 フォルテピアノによるモーツァルト演奏は珍しくありませんが、ここでは1800年アントン・ツィーラー製作のオリジナル楽器で演奏している点が注目。 5オクターヴの音域を持ち、全音に2本ずつしか弦が張られていないため、モーツァルトの愛用したシュタインの音色に近い世界が実現されました。 江黒真弓は桐朋学園音楽科を卒業後、アムステルダム音楽院でホッホランドにフォルテピアノを師事、2013年からアントワープ音楽院でフォルテピアノ を教えるかたわら、ソリストとして活躍。 (Ki)



KKC-4119(6CD)
ワルター〜不滅のライヴ
【CD 1】
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
◎ライヴならではの激しい心の動きを持った「新世界」・・・65歳の指揮者の表現とは思えない。円熟から最も遠い演奏がここにある。そのワルターの人間味の、なんと魅力的なことであろう!
【CD 2】
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
◎ワルターの3種*の「第九」の中ではこれが最高であろう。ライヴということもあって全曲を一貫した主張に最も筋が通り、曖昧さが見られないからである。とくに初めの二つの楽章の緊迫感がすばらしく、トスカニーニ的な迫力と推進力が見事だ。*編注:ほかにニューヨーク・フィル49年盤、コロンビア響59年盤。1994年時点のディスコグラフィーに基づいています。
【CD 3】
マーラー:交響曲第1番「巨人」
◎ワルターの第1回目の「第一」としての価値は高い。第1楽章の若々しいテンポの張りとコーダのものすごい加速、第2楽章の嵐のように荒れ狂うスケルツォと、まるでウィンナ・ワルツのように力を抜き、速いテンポで洒落た表現を示すトリオ、いつも積極的に語りかけるフィナーレ。 
【CD 4】
1. ショパン:ピアノ協奏曲第1番
2. ゴルトマルク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調
◎実にロマンティックな解釈である。おそらくこの曲の数多いレコードの中で、最も確信に満ちた、立派な指揮ぶりといえよう。・・ルービンシュタインは例の骨太のタッチで大柄に弾いてゆく。若々しく、少しもいじけず、高音のきらびやかなことは無類だ・・(ショパン)/ミルシテインのすんなりした耽美、抜け切ったロマンティシズム、デリケートななつかしさが十二分に発揮されており、とくに両端楽章がチャーミングなニュアンスにみちみちている。(ゴルドマルク)
【CD 5】
1. ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
2. ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
◎ワルターが高く評価していた名ピアニスト、マイラ・ヘスとのライヴである。女流ながら構えが大きく、決然たる威厳にみち、すべての音が鳴り切ったシンフォニックな響きは男性的とさえいえよう。・・・ワルターの指揮も立派だ。終始、厚みと充実感と豊かな歌があり、むせるようなロマン、いじらしさ、熱狂的な追い込みなど、音楽を堪能させてくれる。(1)/ヴィトゲンシュタインは第1次世界大戦で右手を失ったオーストリアの名ピアニストで、ラヴェルにこの曲を依頼したのは彼である。演奏は実に美しい。素朴を極め、外面的な効果はいっさい狙わず、大切な音しか鳴らさない透明度の高い弾き方の中から、そこはかとない夢やポエジーや哀切さが漂ってくる。(2)
【CD 6】
モーツァルト:レクイエム(ジュスマイヤー版)
◎彼の「レクイエム」の中では、この最後の録音を最も高く評価したい。・・・今回は遅めの一定したテンポで実に立派に全曲を造型している。威厳に満ち、内面の迫力は最高であり、スケールも大きい。そして「トゥーバ・ミルム」において、はるか彼方に手を差しのべるヴァイオリンの美しさ、「ラクリモーザ」における、心の中でしのび泣く前奏、「アニュス・デイ」の意味深い前奏など、名演奏が如実に迫ってくる。

◎=このCDへの宇野功芳氏の批評。宇野功芳著『名指揮者ワルターの名盤駄盤』(講談社+α文庫、1994年刊)より抜粋。ブックレットにはこの批評全文を転載します。
全て、ブルーノ・ワルター(指)

【CD 1】
ロスアンジェルスPO
録音:1942年7月16日 ロスアンジェルス(ライヴ)
(お断り)このマスターテープでは第4楽章の冒頭2小節が欠落しています。
●旧CD=セブンシーズK30Y-301 (1988.12.21) 世界初出音盤
※このマスターテープでは第4楽章の冒頭2小節が欠落しています。

【CD 2】
LPO&cho
イソベル・ベイリー(S)、
カスリーン・フェリアー(C.A)、
ヘドル・ナッシュ(T)、
ウィリアム・パーソンズ(Bs-Br)
録音:1947年11月13日 ロイヤル・アルバート・ホール、ロンドン(ライヴ)
●旧CD=セブンシーズK30Y-302 (1988.12.21) 初のCDとなった。「ロンドン交響楽団」と表記。

【CD 3】
NBC響
録音:1939年4月8日 8Hスタジオ、ニューヨーク(ライヴ)
●旧CD=セブンシーズK30Y-304 (1988.12.21) 世界初出音盤

【CD 4】
)NYO
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)(1)
ナタン・ミルシテイン(Vn)(2)
録音:1947年2月9日(1)、1942年11月1日(2)、カーネギー・ホール、ニューヨーク(ライヴ)
●旧CD=セブンシーズK30Y-309 (1988.12.21) 世界初出音盤。レコ芸特選盤に選出されました!

【CD 5】
)NYO(1)、アムステルダム・コンセルトヘボウO(2)
マイラ・ヘス(P)(1)、
パウル・ヴィトゲンシュタイン(P)(2)
録音:1951年2月11日 カーネギー・ホール、ニューヨーク(ライヴ)(1)、1937年2月28日 コンセルトヘボウ、アムステルダム(ライヴ)(2)
●旧CD=セブンシーズK30Y-308(1)+ K30Y-306より(2) (1988.12.21)。(1)は初のCD、(2)は世界初出音盤。

【CD 6】
CSO&cho
マリア・シュターダー(S)、
モーリン・フォレスター(A)、
デイヴィッド・ロイド(T)、
オットー・エーデルマン(Bs)
録音:1958年3月13日 オーケストラ・ホール、シカゴ(ライヴ)
●旧CD=セブンシーズK30Y-310 (1988.12.21) 世界初出音盤

6枚収納のマルチケース
+12pブックレット(解説:宇野功芳/平林直哉)+オビ付
日本語帯・解説付
●=キングレコードから発売されたときのCDの番号(発売年月日)
唯一のライヴ音源「新世界」、戦後初のライヴ「第九」、この曲の1回目の録音「巨人」と最後の録音「モツレク」、さらにはルービンシュ タイン、ミルシテイン、ヘス、ヴィトゲンシュタインとの協奏曲まで、プレミア級の秘蔵名演ライヴがついに復活!レコ芸特選になった CD4をはじめとして、世界初出音盤や世界初CDとなった貴重・稀少な音源ばかり!! キングレコードの倉庫に眠っていた加キャヴィア(CAVIAR RECORDS)制作・提供のアナログ・マスターテープ(38cm/秒)から、 キング関口台スタジオで30年ぶりにリマスタリング!最新デジタル技術でよみがえるファン垂涎の貴重・稀少音源にご注目ください! (Ki)

KKC-5501
初回完全限定盤
税込定価

ブルックナー:交響曲第3番(ノヴァーク第3稿/1889年) ギュンター・ヴァント(指)北ドイツRSO

録音:1985年12月23日ハンブルク、ムジークハレにおけるライヴ
※輸入盤(Profil)・日本語帯・解説付
KKC-5502
初回完全限定盤
税込定価

ブルックナー:交響曲第7番(ハースによる原典版) ギュンター・ヴァント(指)北ドイツRSO

録音:1999年4月18日-21日ハンブルク、ムジークハレにおけるライヴ
※輸入盤(Profil)・日本語帯・解説付
KKC-5503(2CD)
初回完全限定盤
税込定価

ブルックナー:交響曲第8番(1884-90年稿,ハース版) ギュンター・ヴァント(指)北ドイツRSO

録音:2000年4月30日-5月3日ハンブルク、ムジークハレにおけるライヴ
※輸入盤(Profil)・日本語帯・解説付

KKC-5505
初回完全限定盤
税込定価

ブルックナー:交響曲第9番(原典版) ギュンター・ヴァント(指)北ドイツRSO

録音:1998年4月5日‐7日
ハンブルク、ムジークハレにおけるライヴ
※輸入盤(Profil)・日本語帯・解説付
2014年に独Profilよりリリースされ、大きな反響を呼んだ「ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送交響楽団ライヴ集成第2集」。そのおおきな目玉であっ たブルックナーの交響曲4曲を国内盤分売リリース致します。
収録は1985年の第3番、1999年の第7番、2000年の第8番、1998年の第9番と、ヴァントが充実していた時期におこなわれています。ヴァントがもっ とも信頼を寄せ、すみずみまで表現意図を汲む楽団との顔合わせでたっぷりと楽しめるのは、なによりの魅力といえるでしょう。
すべてがBMGリリースとは一切重複なしの内容。NDR提供のオリジナルマスターによりCD化されているため、音質面も万全の仕上がりとなっています。
ディスクは海外より直輸入。ジャケット・デザインを一新して、写真家木之下晃氏による入魂のポートレイトを前面にあしらった満足度の高い仕上がりとし ております。 (Ki)


KKC-8034(55CD)
The Art of Accent
■Disc1(ACC10001)
18世紀ドイツのリュート音楽
バッハ:アダージョ(BWV1001)、フーガ(BWV1000)、組曲ハ短調(前奏曲/フーガ/サラバンド/ジーグ)
ヴァイス:カイェタン男爵の死に寄せるトンボー、組曲ニ短調(前奏曲/ウン・ポコ・アンダンテ/バディナージュ(戯れ)/シシリアン/ガヴォット/メヌエット/ジーグ)
■Disc2(ACC10002)
パーセル:それは自然の声〜歌と哀歌
1.自然の声2.しばらくの間楽の音に3.人の目を逃れて4.愛しいアストレア5.信心深いセリアンダは6.レスビアよ無駄なことだ(メアリー女王を悼む哀歌)7.ああ酷いニンフよ8.運命の時が9.アモレットとサーシスが寝そべって10.薔薇の花よりも甘く11.私は美しいチェチーリアに恋をした12.若きシーサスの運命を
■Disc3(ACC10003)
テレマン:無伴奏フルートのための12のファンタジー第1番イ長調、第2番イ短調、第3番ロ短調、第4番ロ長調、第5番ハ長調、第6番ニ短調、第7番ニ長調、第8番ホ短調、第9番ホ長調、第10番嬰ヘ短調、第11番ト長調、第12番ト短調
■Disc4(ACC10006)
室内楽作品集
テレマン:トリオ・ソナタ.ト短調
ヘンデル:4声のコンチェルト
ガルッピ:ソナタ.ト長調
J.G.ヤーニチュ:フルート・トラヴェルソ、ヴァイオリン、オーボエ、チェロと通奏低音のための四重奏曲ヘ長調
J.C.バッハ:フルート・トラヴェルソ、ヴァイオリン、オーボエ、チェロ、ハープシコードのための五重奏曲ニ長調
■Disc5(ACC10008)
後期フランス・ヴィオール音楽集
シャルル・ドレ:組曲第2番ハ短調
アントワーヌ・フォルクレ:組曲第3番ニ長調
■Disc6(ACC10010)
ジルヴィウス・レオポルト・ヴァイス:組曲ハ短調(序曲/アルマンド/クーラント/ガヴォット/サラバンド/メヌエット/ジーグ)
前奏曲とフーガハ長調
組曲ト短調(前奏曲/アルマンド/クーラント/ブーレー/サラバンド/メヌエットI&II/ペイザン/ジーグ)
■Disc7(ACC10011)
ムツィオ・クレメンティ:ピアノ・ソナタ集
ソナタOp.24-2変ロ長調/ソナタOp.25-5嬰ヘ短調/ソナタOp.37-2ト長調/ソナタOp.13-6ヘ短調
■Disc8(ACC10012)
ドイツの教会カンタータとアリア集
ブクステフーデ:アリア「それでもなお死は逃げられないのか」,カンタータ「全地よ、主に向って喜びの叫びをあげよ」
J.C.バッハ:アリア「ああ、私が頭に豊かな水を持っていれば」
テレマン:カンタータ「主よ、怒って私を責めないで下さい」、「人々よ、聞きなさい」*
■Disc9(ACC10014)
17世紀イギリスのヴィオールのための音楽集
クリストファー・シンプソン:低音主題による変奏曲ト長調、ヘ長調、ホ短調
ジョン・ジェンキンズ:ヴィオリーノとヴィオラのためのファンタジアト長調、ニ短調
マチュー・ロック:1652年作曲のベース・ヴィオールのための二重奏曲ハ長調、ハ短調
トマス・フォード:パヴァーヌとガリヤード、バグパイプ、どうしてここに居ないの?
■Disc10(ACC10016)
イタリアン・リュート・ミュージック
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー
■Disc11(ACC10017)
アリエッテとカヴァティーネ
ドニゼッティ:「舟人」、「漁夫」、「ああ思い出しておくれ、美しいイレーネ」
ベッリーニ:アリエッタ「私のフィッレの悲しげなおもかげ」、アリエッタ「愛しいひとはいつ来るのだろう」、アリエッタ「ゆかしい月よ」
シューベルト:「目の魔力」、「ごらん、あんなに月の明るいこと」
ロッシーニ:「この心を燃え上がらせた貴女」〜タンクレディより
ベートーヴェン:「友情の幸せ」、「この暗い墓のうちに」、「愛の嘆き」
■Disc12(ACC10018)
モーツァルト:ピアノ作品集
幻想曲ハ短調KV475,ソナタハ短調KV457,幻想曲ニ短調KV397,きらきら星変奏曲
「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲,ロンドイ短調KV511
■Disc13(ACC10019)
ドイツ・バロック室内楽曲集
バッハ:フルート・ソナタBWV525
テレマン:フルート組曲ニ短調、フルート・トラヴェルソ、2つのヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための四重奏曲ト長調
C.P.E.バッハ:フルート・トラヴェルソ、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ
■Disc14(ACC10022)
鍵盤楽器作品集
ヨハン・ヨーゼフ・フックス:アルペジオとフーガト長調、シャコンヌニ長調、組曲イ短調(アルマンド/クーラント/サラバンド/アリア/ジーグ/メヌエット)
ヨーゼフ・ハイドン:ソナタ第43番変ホ長調、ソナタ第44番ヘ長調、ソナタ第40番変ホ長調、「神よ、皇帝フランツを守り給え」の主題による変奏曲、アダージョヘ長調
■Disc15(ACC10025)
モーツァルト:フルート四重奏曲集(全曲)
第1番ニ長調K285、第2番ト長調K285a、第3番ハ長調K285b、第4番イ長調K298
■Disc16(ACC10030)
ヴィルトゥオーソ・ロマンティック・オーボエ
シューマン:オーボエのための3つのロマンスOp.94、月の夜Op39-5(オーボエ編)
ヤン・ヴァーツラフ・カリヴォダ:サロンのための小品Op.228
ヨハン・ペーター・ピクシス:オーボエの大ソナタOp.35
■Disc17(ACC10031)
ファゴットと通奏低音のためのソナタ集
ミシェル・コレット:ソナタ集「孤独の快感」
ボワモルティエ:ソナタ集
■Disc18(ACC10032)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」、第8番ハ短調「悲愴」、6つのバガテルOp.126、アンダンテWoO57
■Disc19(ACC10033)
コレッリ:ソナタ集作品5
ソナタ第1番ニ長調、第3番ハ長調、第6番イ長調、第11番ホ長調、第12番「ラ・フォリア」
■Disc20(ACC10034)
ベートーヴェン:交響曲第7番作品92(作曲者自身の編曲による9声部ハルモニー版)
歌劇「フィデリオ」序曲作品72b(ヴェンツェル・セドラック編)
■Disc21(ACC10037)
フランスのオーボエ音楽集
オトテール:オーボエと通奏低音のための組曲集第2巻より第1番、第2番
フィリドール:オーボエと通奏低音のための組曲集第1巻より第5番
クープラン:王宮のコンセール第1番
■Disc22(ACC10038)
モーツァルト:ピアノ、オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための五重奏曲変ホ長調K452
ベートーヴェン:ピアノ、オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための五重奏曲変ホ長調Op.16
■Disc23(ACC10044)
マラン・マレ:ヴィオール曲集第5巻(組曲ト短調/組曲イ短調)
ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ:N.ベルトラン製1690年頃)
■Disc24(ACC10060)
管楽と軍楽の作品集
ロゼッティ:パルティア
シュポア:ノットゥルノ
ベートーヴェン:ウェリントンの勝利Op.91
■Disc25(ACC10062)
ピータ・フィリップス(1560−1628):「宗教の楽園」(1628)
■Disc26(ACC10064)
シンフォニア・アンジェリカ〜マドリガーレ集
フーベル・ワールラン/コルネリス・ヴァードンク/ルカ・マレンツィオ/フィリップス・デ・モンテ/ジョヴァンニ・デ・マケ/ジョヴァンニ・ガストロディ/ジョヴァンニ・フェレッティ/ジョヴァンニ・ナニーノ/イッポリート・バックージ/アンドレア・ガブリエリ
■Disc27(ACC10068)
15世紀のヴェネツィア、ナポリ歌曲集
■Disc28(ACC10069)
ドメニコ・スカルラッティ:スターバト・マーテル*
ジョアン・ロドリゲス・エステヴェス:8声のミサ
■Disc29(ACC10070)
イタリア・チェロ曲集
ドメニコ・ガブリエリ:チェロと通奏低音のためのソナタ.ト長調、チェロと通奏低音のためのソナタイ長調
ベネデット・マルチェッロ:チェロと通奏低音のためのソナタ.ト短調作品2-4
ジョバンニ・バッティスタ・ボノンチーニ:2つのチェロのためソナタイ短調
アレッサンドロ・スカルラッティ:チェロと通奏低音のためのソナタニ短調
ウィレム・デ・フェッシュ:チェロと通奏低音のためのソナタイ短調作品13-6
■Disc30(ACC10073)
なんと官能的なコルネットよ〜超絶技巧コルネット曲集
メルーラ:ヴァイオリンまたはコルネットとバスのためのソナタ第1番
ダ・ローレ:モテット「羊飼いの天使」
アンドレア・ガブリエリ:マドリガル「大事な優しいひと」
フレスコバルディ:カント・ソロのためのカンツォーナ第2番「ベルナルディーナ」、2
つのバスのためのカンツォーナ第15番「リエヴォラッタ」、カントとバスのためのカンツォーナ第19番「カプリオーラ」
パレストリーナ:マドリガル「私は傷ついて」
トマ・クレキヨン:5声のシャンソン「昔の愛」、シャンソン「昔の愛」
フォンターナ:ソナタ第2番
パレストリーナ:モテット「私の心の愛している者」
トマ・クレキヨン:4声のシャンソン「小さな花」、シャンソン「小さな花」
ケンピス:ヴァイオリン・ソロのためのソナタ
■Disc31(ACC10074)
シュッツ:カンツィオーネ・サクレ(1625)
■Disc32(ACC10076)
セゴビア大聖堂の歌曲集
ハインリヒ・イザーク、ヤーコプ・オブレヒト、アントワーヌ・ビュノワ、ヨハネス・ティンクトーリス、エーヌ・ヴァン・ギゼゲム、ヨハネス・ヴレーデ、フアン・デル・エンシーナ、フランシスコ・デ・ラ・トーレ
■Disc33(ACC10080)
ヘンデル:フルート・ソナタ集
ホ長調Op.1-1HWV359,ト長調Op.1-5HWV363b,ロ短調Op.1-9HWV367b,ニ長調HWV378,イ短調HWV374,ホ短調HWV375,ロ短調HWV376,ホ短調HWV379
■Disc34(ACC10081)
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ.ホ短調RV.40/変ロ短調RV.46/ト短調
ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ第6番イ短調/第3番ハ長調/第2番ニ短調
■Disc35(ACC10087)
バッハ:モテット集
来たれ、イエスよ、来たれBWV229
恐れるなかれ、われ汝とともにありBWV228
主をたたえよ、すべての異教徒よBWV230
聖霊はわれらの弱きを助けたもうBWV226
わが喜びなるイエスBWV227
主に向かって新しい歌をうたえBWV225
■Disc36(ACC10088)
クープラン:ヴィオール作品集
組曲第1番ホ短調(1728)
ヴィオール組曲第2番イ長調(1728)
新しいコンセール第12番イ長調(1724)
新しいコンセール第13番ト長調(1724)
■Disc37(ACC10090)
フランソワ・ドヴィエンヌ:6つのバスーンのためのソナタOp.24
■Disc38(ACC10093)
ラモー:コンセール用のクラヴサン曲集【第1〜第5番】
■Disc39(ACC10095)
バッハ:カンタータ「われは満ちたれり」BWV82
カンタータ「われ希望を持ちて、歩み求めん」BWV49
カンタータ「ああ神よ、心の傷手、いかに多く」BWV58
■Disc40(ACC10101)
サン・マルコ大聖堂の音楽〜ヴェネツィア楽派の二重合唱曲集
ヴィラールト:1550年の詩篇より/新音楽(1547)より
ガブリエリ:サクラ・シンフォニア集(1597)より/カンツォンとソナタ集(1615)より
/サクラ・シンフォニア集(1615)より
■Disc41(ACC10103)
16世紀カタルーニャのマドリガーレとエンサラーダス
■Disc42(ACC10112)
ジャケ・ド・ベルヘム(1505〜1565):「オルランドの物語」
■Disc43(ACC10120)
フレスコバルディ:オルガン作品集〜トッカータ、ファンタジア
■Disc44(ACC10123)
ペルゴレージ:幕間劇:「リヴィエッタとトラコッロ(ずるい田舎女)」*、歌劇「奥様女中」
■Disc45(ACC10127)
リチェルカーレ集〜16世紀イタリアのリチェルカーレの至芸
パドヴァーノ:第6旋法のトッカータ(とリチェルカーレ)
カヴァッツォーニ:リチェルカーレ第4番
ビュース:イントナチオーネ(A.ガブリエリ作)と第3旋法のリチェルカーレ第3番
パドヴァーノ:《サルヴェ・レジーナ》によるリチェルカーレ第7番
ロディオ:《ラ・ソ・ファ・レ・ミ》によるリチェルカーレ第7番
A.ガブリエリ:第1旋法のリチェルカーレ
コンフォルティ:《アヴェ・マリア》によるリチェルカーレ第14番
パドヴァーノ:イントナチオーネ(G.ガブリエリ作)と第6旋法のリチェルカーレ
パドヴァーノ:イントナチオーネ(A.ガブリエリ作)と第3旋法のリチェルカーレ第1番,
ルッツァスキ:トッカータと第4旋法のリチェルカーレ
A.ガブリエリ:イントナチオーネと第5旋法のリチェルカーレ
J.ブリュメル:イントナチオーネ(G.ガブリエリ作)と第12旋法のリチェルカーレ
ビュース:イントナチオーネ(A.ガブリエリ作)と第6旋法のリチェルカーレ第7番
■Disc46(ACC10129)
ヴィレム・ヘルマンス製作によるオルガンの響き〜ピストイア(1664)&コッレシポリ(1678)
スクロンクス、コルネット、アントニ・ファン・ノールト、タルクィニオ・メールラ、トマ・バブー、アブラハム・ファン・デン・ケルクホーフェン、ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク、ザムエル・シャイト、ピエトロ・ダレム、ベルナルド・パスクィーニ
■Disc47(ACC10136)
オーボエと通奏低音のためのソナタとトリオ・ソナタ集
ヴィヴァルディ:ソナタ.ハ短調、トリオ・ソナタ.ト短調
ヘンデル:オーボエと通奏低音のための3つのソナタ(第1番ハ短調Op.1−8,第2番変ロ長調「フィッツウィリアム・ソナタ」,第3番ヘ長調)、トリオ・ソナタ.変ロ長調
■Disc48(ACC10140)
ベルリン宮廷におけるフルート音楽
フランツ・ベンダ:ソナタ.ホ短調
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ:幻想曲、奇想曲集より
C.P.E.バッハ:ソナタ.イ短調、ソナタ.ニ長調
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー:ソナタト長調、テンポ・ディ・メヌエット
ヨハン・ゴットリープ・グラウン:トリオ
■Disc49(ACC10142)
エティエンヌ・オジ(1754-1813):「バスーンの新しい教則本(メソッド)」(1803/パリ刊)より6つの大ソナタ
■Disc50(ACC10204)
ヨハン・フィリップ・キルンベルガー:フルート・ソナタ集
■Disc51(ACC10400)
愛の小舟〜16世紀のコルネット作品集
作曲者不詳:エル・ビッソン(パヴァーヌ)/愛の小舟(ガイヤルド)
ジョヴァンニ・バッサーノ:スザンナはある日
作者不詳:パヴァーヌ/サルタレッロ
ジローラモ・ダラ・カーザ:あなたに喜びをあげよう
ピエール・アテニャン:パヴァーヌ/ガイヤルドW
ジョヴァンニ・バッサーノ:春は丘を彩り/ミラーミわが命
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ:ソナタ第4番
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ:わたしは傷ついた
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ:ソナタ第6番
リッカルド・ロニョーニ:ふたたび別れて
ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第2番「ラ・チェスタ」
リッカルド・ロニョーニ:あなたは美しい、恋人よ
作曲者不詳:ルッジェーロ/シャコンヌ
■Disc52(ACC10401)
甘美なる旋律17世紀イタリアの音楽
ジュゼッペ・スカラーニ:ソナタ「ラ・ノヴェッラ」
マウリツィオ・カッツァーティ:カプリッチョ「イル・ボヴィオ」/ガリアルダ「ラ・マニャーニ」/コッレンテ・フランチェーゼ「ラ・グラッサ」
バルトロメオ・ディ・セルマ:カンツォーナ第11番
ジュゼッペ・スカラーニ:ソナタ第16番
マウリツィオ・カッツァーティ:カプリッチョ「イル・ファントゥッツィ」
アンドレア・ファルコニエリ:甘美な旋律/フォリアス
バルトロメオ・ディ・セルマ:ファゴットのためのファンタジア
マウリツィオ・カッツァーティ:カプリッチョ「イル・コスピ」/アッレマンダ「ラ・ギシ
ラルディ」/ジガ「ラ・マルシーリャ」
バルトロメオ・ディ・セルマ:カンツォーナ第17番
ジュゼッペ・スカラーニ:ソナタ第3番
アンドレア・ファルコニエリ:パサカーユ=チャコーナ
マウリツィオ・カッツァーティ:カプリッチョ第12番「夜」/陰のバッロ/コンタディーニのバッロ/パッサカリオ
メルーラ:チャコーナ
■Disc53(ACC10402)
2本のコルネットのためのイタリアの音楽集
ニコロ・コッラディーニ:ラ・ゴルフェランマ
フランチェスコ・ロニョーニ:2つのコルネットのためのカンツォン第2番(1626)/来たれ主よ/2つのコルネットのためのカンツォン第1番(1626)
サロモーネ・ロッシ:ソナタ「ラ・ヴィエナ」(1623)/ソナタ「ラ・ロマネスカ(1626)/ソ
ナタ「ラ・ベルガマスカ」(1642)
ジュゼッペ・スカラーニ:2声のソナタ第3番
チプリアーノ・デ・ローレ/ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ編:ふたたび別れて
ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチオ:ソプラノ2声のエコーのソナタ
ジュゼッペ・スカラーニ:2声のソナタ第5番
ジョヴァンニ・ガブリエリ:カンツォン第1旋法
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ/ジョヴァンニ・バッサーノ編:あな
たは完全に美しい
ジュゼッペ・スカラーニ:2声のソナタ第1番
ダリオ・カステッロ:ソプラノ2声のソナタ第2番/ソプラノ2声のソナタ第1番
ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチオ:立ちつくすマリア(1617)
ジョヴァンニ・ガブリエリ:エコーのカンツォン第12旋法
■Disc54(ACC10403)
フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ集第1〜第6番
■Disc55(ACC10405)
ハイドン:四重奏のためのディヴェルティメント(ニ長調Hob.Deest、イ長調Hob.III:7、ニ長調Hob.III:3)
■Disc1(ACC10001)
コンラート・ユングヘーネル(Lute)
録音:1978年9月


■Disc2(ACC10002)
ルネ・ヤーコプス(C.T)、ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ:18世紀ティロル製)、コンラート・ユングヘーネル(テオルボ:ヤコブ・ファン・デル・ゲースト製)
録音:1978年9月


■Disc3(ACC10003)
バルトルド・クイケン(フルート・トラヴェルソ:G.A.ロッテンブルグ製1740年頃)
録音:1978年10月


■Disc4(ACC10006)
ヤネケ・ファン・デル・メール(ヴァイオリン:モンタナーニャ18世紀初期)、ポール・ドンブレヒト(オーボエ:ステンズビー/A.グラット製)、リヒテ・ファン・デル・メール(ヴィオロンチェロ:ボケー製18世紀初期、パリ)、ヨハン・ヒュイス(ハープシコード:クレイゾン&ギャレット製/ドゥルケン・モデル)
録音:1978年11月


■Disc5(ACC10008)
ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ:作者不詳1750年頃、ティロル)、シギスヴァルト・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ:R.オッセンブルンナー製)、ロベルト・コーネン(ハープシコード:F.ハバード製/ルッカース/タスカン)
録音:1978年11月


■Disc6(ACC10010)
コンラート・ユングヘーネル(リュート/ニコ・ファン・デル・ワールス1976年製)
録音:1979年9月


■Disc7(ACC10011)
ジョス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ:ミヒャエル・ローゼンベルガー1795年製)
録音:1979年10月


■Disc8(ACC10012)
ルネ・ヤーコプス(C.T)、クイケン・コンソート、パルナッスス・アンサンブル*
録音:1979年10月、1981年6月


■Disc9(ACC10014)
ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、シギスヴァルト・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴァイオリン)、ロベール・コーネン(Cemb)
録音:1980年5月


■Disc10(ACC10016)
コンラート・ユングヘーネル(Lute)
使用楽器:コース・リュート:ヤコブ・ファン・デル・ゲースト1973年製コース・キタローネ:ヤコブ・ファン・デル・ゲースト1973年製リュート・アティオルバート:ヤコブ・ファン・デル・ゲースト1974年製
録音:1980年6月


■Disc11(ACC10017)
ルネ・ヤーコプス(C.T)、ジョス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ:トラウゴット・ベルント1837-40年製)
録音:1981年1月


■Disc12(ACC10018)
ジョス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ:クロード・ケレコム1978年製/J.A.シュタイン1788年製)
録音:1980年9月


■Disc13(ACC10019)
バルトルド・クイケン(フルート・トラヴェルソ:G.A.ロッテンブルグ製1745年頃)、シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン:ジョヴァンニ・グランチーノ1700年製、ヴィオラ・ダ・ガンバ:ピエール・プレヴォス1634年製)、ヴィーラント・クイケン(ヴィオロンチェロ:アンドレア・アマティ1570年製、ヴィオラ・ダ・ガンバ:イギリス17世紀頃)、ロベルト・コーネン(ハープシコード:ヨハネス・ダニエル・ドゥルケン1755年製)
録音:1980年10月


■Disc14(ACC10022)
ロベルト・コーエン(ハープシコード)
使用楽器:ヨハネス・ダニエル・ドゥルケン1755年製、バーカト・シューディ&ヨハネス・ブロードウッド1773年製


■Disc15(ACC10025)
バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ:ルドルフ・トゥッツ製/オーギュスト・クレンザー複製)、シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン:ジョヴァンニ・グランチーノ1700年製)、ルシー・ファン・ダール(ヴィオラ:サミュエル・トンプソン1771年製)、ヴィーラント・クイケン(ヴィオロンチェロ:アンドレア・アマティ1570年製)
録音:1982年3月


■Disc16(ACC10030)
パウル・ドムブレヒト(オーボエ:トリエベルト1850年頃)
ジョス・ファン・インマゼール(エラール1850年製)
録音:1983年4月


■Disc17(ACC10031)
ダニー・ボンド(Fg:ピーター・ド・コーニング1765年頃)
リヒテ・ファン・デル・メール(ヴィオロンチェロ:ボケー製1719年)
ロベルト・コーネン(ハープシコード:ヨハネス・ダニエル・ドゥルケン1755年製)
録音:1983年6月


■Disc18(ACC10032)
ジョス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ、コンラード・グラーフ1824年製)
録音:1983年11月


■Disc19(ACC10033)
シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン:ジョヴァンニ・グランチーノ1700年製)
ヴィーラント・クイケン(ヴィオロンチェロ:アンドレア・アマティ1570年製)
ロベール・コーネン(ハープシコード:ヨハネス・ダニエル・ドゥルケン1755年製)
録音:1984年4月


■Disc20(ACC10034)
オクトフォロス[ポール・ドンブレヒト(Ob)、マルセル・ポンセール(Ob)、ハンス・ルドルフ・シュタルダー(Cl)、エルマー・シュミット(Cl)、ピート・ドンブレヒト(Hrn)、クロード・モーリー(Hrn)、ダニー・ボンド(Fg)、ドナ・アグレル(Fg)、クロード・ヴァスマー(コントラ・ファゴット)]
録音:1984年8月


■Disc21(ACC10037)
パウル・ドムブレヒト(Ob)、ヴィーラント・.クイケン(ヴィオール)、ロベルト・.コーネン(ハープシコード)
録音:1988年4月


■Disc22(ACC10038)
ジョス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ:アルベルト&クリス・マーネ製1790年モデル)オクトフォロス
録音:1985年12月


■Disc23(ACC10044)
ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ:N.ベルトラン製1690年頃)
上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ:R.オッセンブルンナー製)
ロベール・コーネン(ハープシコード:R.グリーンベルク製)
録音:1987年3月


■Disc24(ACC10060)
ポール・ドムブレヒト(指)オクトフォロス
録音:1988年11月


■Disc25(ACC10062)
エリク・ファン・ネーヴェル(指)クレンデ・ヴォーカル・アンサンブル
録音:1988年11月、1989年5月


■Disc26(ACC10064)
ユングヘーネル(指&リュート)、マイテ・アルアバレッナ(S)、カテリイェ・ファン・レーセム(S)、ミラ・ヴァレンタ(A)、ヨーゼフ・ベネット(T)、マリウス・ファン・アルテナ(T)、、ヨゼフ・カプレ(Bs)、ティティア・デ・ツヴァールト(ヴィオール)、アンネケ・ポルス(ヴィオール)、リヒテ・ファン・デル・メール(ヴィオール)
録音:1989年9月


■Disc27(ACC10068)
1アンサンブル・ダエダルス
録音:1990年7月


■Disc28(ACC10069)
エリック・ファン・ネーヴェル(指)ヴォーカル・アンサンブル・クレンデ、エリザベス・ヘルマンス(S)*、ヤン・ファン・エルサッケル(T)*
録音:1990年8月


■Disc29(ACC10070)
ロエル・ディールティエンス(ヴィオロンチェロ)、リヒテ・ファン・デア・メール(ヴィオロンチェロ)、コンラート・ユングヘーネル(テオルボ)ロベール・コーネン(ハープシコード)
録音:1990年9月


■Disc30(ACC10073)
ブルース・ディッキー(コルネット)、スティーヴン・スタッブス(キタローネ、ビウエラ)、エリン・ヒードリー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、アンドリュー・ローレンス=キング(ダブルハープ、ルネサンス・ハープ、オルガン)
録音:1991年1月


■Disc31(ACC10074)
エリック・ファン・ネーヴェル(指)クレンデ・ヴォーカル・アンサンブル
録音:1991年2月


■Disc32(ACC10076)
アンサンブル・ダエダルス
録音:1991年8月


■Disc33(ACC10080)
ロバート・コーネン(ハープシコード:ドゥルケン1755年)
録音:1991年9月


■Disc34(ACC10081)
ロエル・ディールティエンス(ヴィオロンチェロ)、リヒテ・ファン・デル・メール(通奏低音)、アンソニー・ウッドロー(Cb)、ロバート・コーネン(オルガン、ハープシコード)
録音:1991年11月


■Disc35(ACC10087)
シギスヴァルト・クイケン(指)ラ・プティット・バンド
録音:1992年6月


■Disc36(ACC10088)
ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ:ニコラス・ベルトラン製1690年頃)
上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ:ロマン・シャロン製1700年頃)
ロベール・コーネン(ハープシコード:ドゥルケン製1755年)
録音:1992年6月


■Disc37(ACC10090)
ダニー・ボンド(ファゴット:ピーター・デ・コーニン製1765年)
リヒテ・ファン・デル・メール(ヴィオロンチェロ:ボケー製1719年)
ロベール・コーネン(ハープシコード:ドゥルケン製1755年)
録音:1992年12月


■Disc38(ACC10093)
ロベルト・コーネン(ハープシコード:ドゥルケン製1755年)
バルトルト・クイケン(フルート・トラヴェルソ:ロッテンブルク製1745年l)
ジギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン:ジオヴァニ・グランチーノ製1700年頃)
ヴィーラント・クイケン(ニコラス・ベルトラン製1705年頃)
録音:1994年2月


■Disc39(ACC10095)
シギスヴァルト・クイケン(指)ラ・プティット・バンド
ナンシー・アージェンタ(S)、クラウス・クレメンス(Bs)、鈴木秀美(ヴィオロンチェロ、ヴィオロンチェロ・ピッコロ)、ピエール・アンタイ(Org)、マルセル・ポンセール(オーボエ・ダモーレ)
録音:1993年6月


■Disc40(ACC10101)
エリック・ファン・ネーフェル(指)コンチェルト・パラティーノ、クレンデ・アンサンブル
録音:1993年10月


■Disc41(ACC10103)
ホアン・ブルディエウ,アルベルク神父,マテウ・フレーチャ
ラ・コロンビーナ
【マリア=クリスティーナ・キール(S)、クラウディオ・カヴィーナ(A)、ジョゼプ・ベネット(T)、ジョゼプ・カグレ(Br)】
録音:1994年3月


■Disc42(ACC10112)
ロベルト・フェスタ(指)アンサンブル・ダイダロス
マウリツィオ・マイオラーナ
録音:1995年3月


■Disc43(ACC10120)
リウヴェ・タミンガ(オルガン:ボローニャ、サン・ペトロ教会の歴史的オルガン)
録音:1996年12月


■Disc44(ACC10123)
ドナート・ディ・ステファノ(ウベルト)*、パトリツィア・ビッチーレ(セルピーナ)*、ナンシー・アージェンタ(リヴィエッタ)、ヴェルナー・ファン・マッケレン(トラチェロ)、シギスヴァルト・クイケン(指)ラ・プティット・バンド
録音:1996年11月


■Disc45(ACC10127)
ルイヴ・タンミンガ(オルガン:ボローニャ,サン・ペトロニオ・バシリカ教会の1471-5年ロレンツォ・ダ・プラト製および1534年G.バッティスタ・ファッケッティ製の書簡側オルガン使用)
録音:1997年11月


■Disc46(ACC10129)
ルイヴ・タンミンガ(Org)
録音:1998年9月


■Disc47(ACC10136)
マルセル・ポンセール(Ob:マルセル・ポンセール製1999年、トーマス・ステンズビーJr複製1740年頃)、アン・ヴァンランケル(Ob :マルセル・ポンセール製1994年、トーマス・ステンズビーJr複製1740年頃)、エワルド・ドメイエール(ハープシコード:ヤン・ブーン製1997年、カルロ・グリマルディ複製1697年)、リヒテ・ファン・デル・メール(ヴィオロンチェロ:ボケー製1719年)
録音:1999年2月


■Disc48(ACC10140)
フランク・トインス(フルート・トラヴェルソ:1987年頃ヴィーマール製、1740年頃ロッテンブルク製)
エヴァルト・デマイヤー(ハープシコード:ウィリアム・ダウド1979年製)
録音:2000年2月


■Disc49(ACC10142)
リヒテ・ファン・デル・メール(ヴィオロンチェロ:ボケー製1719年)
録音:2000年9月


■Disc50(ACC10204)
フランク・トゥンス(フルート・トラヴェルソ:ヴィーマール製、ロッテンブルク複製1720年頃)エヴァルト・デメイエール(ハープシコード:ヨハン・ペトラス・ブル製1778年)リヒテ・ファン・デル・メール(ヴィオロンチェロ:ボケー製1719年)
録音:1998年


■Disc51(ACC10400)
ウィリアム・ドンゴワ(コルネット)、ル・コンセール・ブリゼ
録音:1997年


■Disc52(ACC10401)
アンサンブル・バディネリ
ラヘル・シュテルガー(リコーダー)、ウィリアム・ドンゴワ(コルネット)、クリステャイン・ボイス(ドゥルツィアン)、アレクサンダー・ヴァイマン(クラヴサン)、カール=エルンスト・シュレーダー(Lute)
録音:2000年4月


■Disc53(ACC10402)
ル・コンセール・ブリゼ
ウィリアム・ドンゴワ(コルネット)、濱田芳道(コルネット)、カーステン・ローフ(Org)、ピエール=アラン・クレルク(Org)
録音:1998年10月


■Disc54(ACC10403)
アルカディア
クリストフ・エールサム(リコーダー:1984年平尾重治製)
ユーニス・ブランダン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、アッティリオ・クレモネージ(クラヴィチェンバロ)
録音:1991年6月


■Disc55(ACC10405)
ピッコロ・コンチェルト・ウィーン
ジェン=ピン・チェン(Vn)、ヨハンナ・ガメリト(Vn)、ゲルスヴィント・オルトホフ(Va)、ロベルト・センシ(Vc)
録音:2007年7月
クイケン三兄弟をはじめとするベルギー古楽陣の名盤を擁するレーベルACCENT。 1979年にドイツ人の楽器製作者アンドレアス・グラット、そして夫人のアーデルハイド・グラットによって設立されました。アンドレアス・グラットは、優 秀なリコーダー奏者であり、楽器製作者として活躍しており、1972年には18世紀ロンドンの名工トーマス・ステンズビーJr作によるリコーダーのレプ リカを製作。オリジナル楽器を忠実に再現する名製作者として名を馳せました。その後、夫人のアーデルハイドと共に1979年にACCENTレーベルを設立。 クイケン三兄弟をはじめ、ユングヘーネル、ルネ・ヤーコプス、インマゼール、ロベルト・コーネンなどオリジナル楽器で演奏する、現代の古楽界を牽引 する実力派たちの録音を次々とリリース。アンドレアス・グラットの録音は楽器製作同様に、ベルギー各地の教会で自然な響きの中で録音を行い、アナロ グ時代にはあの故長岡鉄男氏の絶賛した優秀録音を発表してきました。現在もその録音のクオリティには定評があります。 このボックス・セットは、そんなACCENTレーベルの歴史を凝縮した内容。ACCENTレーベルの数々の名盤を再発売してきたACCENT Plus全シリー ズ55タイトルを収録。今はそのほとんどが廃盤となっており入手困難なタイトルばかり。ルネ・ヤーコプスがカウンターテナーとして歌い、インマゼール が伴奏する。そしてヴィーラント、シギスヴァルト、バルトルドのクイケン三兄弟によるモーツァルトなど、色褪せないACCENTの名録音がぎっしりと詰まっ ています。創立者アンドレアス・グラットは2013年に惜しくも67歳という若さでこの世を去ってしまいましたが、彼の素晴らしい録音の数々を堪能でき るセットとなっています。 (*解説書はついておりません。) (Ki)


KKC-8571(55SACD)
限定アンコールプレス
税込定価
J.S.バッハ:教会カンタータ全集 鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン

録音:1995-2013年/神戸松蔭女子学院大学チャペル
※日本語解説&対訳付
今年7月に発売したバッハ・コレギウム・ジャパンによるJ.S.バッハ「教会カンタータ全集」が、このたび音楽之友社レコード・ アカデミー賞特別部門「企画・制作賞」の栄誉に輝きました。1995年に開始、18年を経て2013年に完結した日本の団体としては初の全集で、まさ に世界に誇る偉業。前回入手できなかったみなさまから再生産の要望も高いため、今回一度きりのアンコール・プレスを決定致しました。
当Boxの注目は全点がSACDハイブリッド盤であること。同シリーズ既発分のうち、第1巻から27巻までは通常盤CDでしたが、BIS社社長フォン・ バール氏自らがリマスタリングを行ない、すべてSACDハイブリッド化を実現。それにより、より臨場感あふれるサウンドでお楽しみいただけます。こと に初期のメンバーだった米良美一は今聴いてもゾクゾクする美声。あらためてBCJの実力を実感できます。声楽陣も常連のゲルト・テュルク、ペーター・ コーイをはじめ、鈴木美登里、野々下由香里といった懐かしいメンバーから、最近のハナ・ブラシコヴァやキャロリン・サンプソンら豪華な名が並びます。 器楽陣も鈴木秀美、寺神戸亮、三宮正満ら常連のほか、コンチェルト・パラティーノ、ダン・ラウリンら世界的名手も出演するなど、考えうる最高のキャ ストで臨んでいます。
日本語解説書も全面改訂したうえで合本化(豪華上製本)。クラウス・ホーフマンによる詳細な解説も読み物として面白く、豊富な知識を与えてくれます。 歌詞はすべて対訳なのも嬉しい限り。 外箱の装丁も非常にオシャレ。高級感あふれるインテリアとしてもピッタリ。これ1セットあれば、バッハの教会カンタータ通になれる、超弩級の全集です。
注文数のみの限定生産。今回の機会を逃すと入手不可能となります。
※品番、POS、価格が変わっておりますので、ご注意下さい。初回特典のCDは今回付いておりません。 (Ki)



KKC-8627(30CD)
限定盤
税込定価
バルトーク大全集
■CD1 歌劇
歌劇「青ひげ公の城」Op.11
■CD2 バレエ音楽
バレエ音楽「木製の王子」Op.13
パントマイム音楽「中国の不思議な役人」Op.19
■CD3 声楽と管弦楽
カンタータ・プロファーナBB100
3つの村の情景BB87b
7つの合唱曲BB111b
5つのハンガリー民謡BB108
5つの歌曲Op.15(コダーイ編曲)
■CD4 管弦楽曲1
コシュートBB31
2つの肖像Op.5
2つの映像 Op.10
4つの管弦楽曲Op.12
■CD5 管弦楽曲2
組曲第1番Op.3
組曲第2番Op.4
■CD6 管弦楽曲3
「中国の不思議な役人」組曲Op.19
「木製の王子」組曲Op.13
ルーマニア舞曲集BB61
ルーマニア民俗舞曲BB76
トランシルヴァニア舞曲BB102b
ハンガリーのスケッチBB103
ハンガリー農民歌BB107
■CD7 管弦楽曲4
管弦楽のための協奏曲BB123
弦楽のためのディヴェルティメントBB118
スケルツォ〜交響曲変ホ長調BB25より
■CD8 管弦楽5
舞踏組曲BB86
弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
2台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲BB121
■CD9 協奏曲1
ピアノ協奏曲第1番BB91
ピアノ協奏曲第2番BB101
ピアノ協奏曲第3番BB127
■CD10 協奏曲2
ピアノと管弦楽のための「ラプソディー」Op.1
管弦楽とピアノのためのスケルツォOp.2
ヴァイオリンと管弦楽のための「ラプソディー第1番」BB94b
ヴァイオリンと管弦楽のための「ラプソディー第2番」BB96b
■CD11 協奏曲3
ヴァイオリン協奏曲(第1番)BB48a
ヴァイオリン協奏曲(第2番)BB117
ヴィオラ協奏曲BB128
■CD12 室内楽曲1
アンダンテ イ長調BB26b
ラプソディー第1番BB94a
ラプソディー第2番BB96a
チェロとピアノのためのラプソディー第1番BB94c
ハンガリー民謡BB109
ヴァイオリン・ソナタBB28
■CD13 室内楽曲2
ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.21
ヴァイオリン・ソナタ第2番BB85
無伴奏ヴァイオリン・ソナタBB124
■CD14 室内楽曲3
2つのヴァイオリンのための44の二重奏曲BB104
2台のピアノと打楽器のためのソナタBB115
■CD15 室内楽曲4 弦楽四重奏
ピアノ五重奏曲BB33
弦楽四重奏曲第1番Op.7
■CD16 室内楽曲5 弦楽四重奏
弦楽四重奏曲第2番Op.17
弦楽四重奏曲第3番BB93
弦楽四重奏曲第4番BB95
■CD17 室内楽曲6 弦楽四重奏
弦楽四重奏曲第5番BB110
弦楽四重奏曲第6番BB119
ヴァイオリン,クラリネット,ピアノのための「コントラスツ」BB116
■CD18 ピアノ曲1
4つのピアノ曲BB27
ラプソディーOp.1
チーク地方の3つのハンガリー民謡BB45b
14のバガテルOp.6
■CD19 ピアノ曲2
10のやさしいピアノ曲BB51
2つのエレジーOp.8b
子供のためにBB53
■CD20 ピアノ曲3
子供のためにBB53
■CD21 ピアノ曲4
3つのブルレスケOp.8c
アレグロ・バルバロBB63
ピアノの初歩BB66
ソナチネBB69
ルーマニア民俗舞曲BB68
ルーマニアのクリスマス・ソングBB67
組曲Op.14
5つのハンガリー民謡BB80b
15のハンガリー農民歌BB79
3つの練習曲Op.18
■CD22 ピアノ曲5
8つのハンガリー農民歌による即興曲Op.20
舞踏組曲BB86
ピアノ・ソナタBB88
野外にてBB89
9つのピアノ小品BB90
■CD23 ピアノ曲6
民謡旋律による3つのロンドBB92
小組曲BB113
ミクロコスモスBB105
■CD24 ピアノ曲7
ミクロコスモスBB105
■CD25 ピアノ曲8
ミクロコスモスBB105
2台のピアノのための「ミクロコスモス」からの7曲BB120
2台のピアノのための組曲BB122
■CD26 独唱とピアノ
ハンガリー民謡BB42
ハンガリー民謡第2巻BB43
8つのハンガリー民謡BB47
20のハンガリー民謡BB98
■CD27 独唱とピアノ
ハンガリー民謡「デブレツェンには1つの水の流れがある」BB53
5つの歌曲Op.15
5つの歌曲Op.16
「ミクロコスモス」より4つの歌曲BB105
5つの村の情景BB87a
スロヴァキア民謡BB77(男声合唱)
4つのスロヴァキア民謡BB78(混声合唱)
4つのハンガリー民謡BB99(混声合唱)
■CD28 男声合唱
4つの古いハンガリー民謡BB60
セーケイ民謡BB106
過去よりBB112
27の2部および3部の合唱曲BB111a
■CD29 その他の作品(新録音)
ジェルジョー村からBB45a(リコーダーとピアノ)
2つのハンガリー民謡BB44(独唱とピアノ)
セーケイ民謡「赤いりんご」BB34(独唱とピアノ)
4つのスロヴァキア民謡BB46(独唱とピアノ)
ピアノのための小品BB24
4つの歌BB24(独唱とピアノ)
スケルツォまたはファンタジーOp.18(ピアノ)
夕べBB29(独唱とピアノ)
葬送行進曲BB31(ピアノ)
夕べBB30(男声合唱)
■特典盤
ピアノ協奏曲第2番BB101〜5つの断片 (1938年録音)
「ミクロコスモス」〜バグパイプ/バリ島から/ブルガリアのリズムによる舞曲第1
トランシルヴァニアの夕暮れ〜10のやさしい作品BB51 (1935年)
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448 (1939年)
ショパン:夜想曲嬰ハ短調Op.27の1 (1939年)
バルトークのインタビュー(英語)(1944年)
■CD1
ジェルジ・メリシュ(Br)、カタリン・カサ(S)、ヤーノシュ・フェレンチク(指)ブダペストPO、ハンガリー放送Cho
■CD2
ヤーノシュ・フェレンチク(指)ブダペストPO、ハンガリー国立歌劇場Cho
■CD3
ヨージェフ・レーティ(Ten)、アンドラーシュ・ファラゴー(Br)、ヤーノシュ・フェレンチク(指)ブダペストPO、ブダペストCho/
ラウラ・ファラゴー、アンア・アーダーム(S)、ジュール少女Cho、アンタル・ドラティ(指)ブダペスト室内アンサンブル/
アンタル・ドラティ(指)ブダペストSO、ブダペスト・フランツ・リスト音楽院室内Cho/
ユリア・ハマリ(Ms)、アンドラーシュ・コーロディ(指)ハンガリー国立O/
ユリア・ハマリ(Ms)、ヤーノシュ・コヴァーチュ(指)ハンガリー国立O
■CD4
ジェルジ・レヘル(指)ブダペストSO/
ミーハイ・シューチュ(Vn)、ミクローシュ・エルデーイ(指)ブダペストPO
■CD5
 ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O/
 ミクローシュ・エルデーイ(指)ブダペストSO
■CD6
ジェルジ・レヘル(指)ブダペストSO/
アンドラーシュ・コーロディ(指) ブダペストPO/
ミクローシュ・エルデーイ(指)ブダペストPO/
ヤーノシュ・シャーンドル(指)ブダペストPO
■CD7
アンタル・ドラティ(指)ハンガリー国立O/
ジェルジ・レヘル(指)ブダペストSO
■CD8
ヤーノシュ・シャーンドル(指)ブダペストPO/
ジェルジ・レヘル(指)ブダペストSO/
ディッタ・バルトーク=パーストリ、エルジェーベト・トゥシャ(P)、フェレンツ・ペツ、ヨージェフ・マルトン(Perc)、ヤーノシュ・シャーンドル(指)ブダペストPO
■CD9
ゾルターン・コチシュ(P)、ジェルジ・レヘル(指)ブダペストSO/
デジュー・ラーンキ(P)、ヤーノシュ・フェレンチク(指)ハンガリー国立O
■CD10
エルジェーベト・トゥシャ(P)、ジュラ・ネーメトゥ(指)ブダペストSO/
ジェルジ・レヘル(指)ブダペストSO/
デーネシュ・コヴァーチュ(Vn)、ヤーノシュ・フェレンチク(指)ブダペストSO
■CD11
デーネシュ・コヴァーチュ(Vn)、アンドラーシュ・コーロディ(指) ブダペストPO/
エルヴィン・ルカーチ(指)ブダペストSO/
ゲーザ・ネーメトゥ(Va)、アンドラーシュ・コーロディ(指) ブダペストPO
■CD12
ジェルジ・パウク(Vn)、ペーター・フランクル(P)/
ゾルターン・セーケイ(Vn)、イソベル・ムーア(P)/
ラースロー・メゾー(Vc)、エルジェーベト・トゥシャ(P)/
ミーハイ・シューチュ(Vn)、エルジェーベト・トゥシャ(P)/
ヴィルモシュ・サバディ(Vn)、マールタ・グヤーシュ(P)
■CD13
ギドン・クレーメル(Vn)、ユーリ・スミルノフ(P)/
デーネシュ・コヴァーチュ(Vn)
■CD14
ヴァンダ・ヴィウコミルスカ、ミーハイ・シューチュ(Vn)/
ゾルターン・コチシュ、デジュー・ラーンキ(P)、
フェレンツ・ペツ、ヨージェフ・マルトン(Perc)
■CD15
チッラ・サボー(P)、タートライSQ
■CD16
タートライSQ
■CD17
タートライSQ/
ミクローシュ・セントヘリュイ(Vn)、カールマーン・ベルケシュ(Cl)、ゾルターン・コチシュ(P)
■CD18
ガーボル・ガボシュ/
コルネール・ゼンプレーニ(P)
■CD19
コルネール・ゼンプレーニ/
ロラーント・シューチュ(P)
■CD20
 コルネール・ゼンプレーニ/
ロラーント・シューチュ(P)
■CD21
デジュー・ラーンキ/
ガーボル・ガボシュ(P)
■CD22 ピアノ曲5
ガーボル・ガボシュ/
エルジェーベト・トゥシャ(P)
■CD23
エルジェーベト・トゥシャ(P)/
ロラーント・シューチュ(P)
■CD24
ロラーント・シューチュ/
コルネール・ゼンプレーニ(P)
■CD25
コルネール・ゼンプレーニ/
ディッタ・バルトーク=パーストリ、エルジェーベト・トゥシャ(P)/
ディッタ・バルトーク=パーストリ、マーリア・コメンショリ(P)
■CD26
 エステル・コヴァーチュ(S)、アーダーム・フェッレギ(P)/
 テレージア・チャイボーク(S)、ロラーント・シューチュ(P)/
 エリカ・シクライ(S)、イシュトヴァーン・ラントシュ(P)
■CD27
エルジェーベト・テレク(S)、イシュトヴァーン・ハイドゥ(P)/
エステル・コヴァーチュ(S)、アーダーム・フェッレギ(P)/
エリカ・シクライ(S)、イシュトヴァーン・ラントシュ(P)/
ハンガリー国民軍男声Cho、ゾルターン・ヴァーシャールヘイ(指)/
スロヴァキアPOハーモニーCho、ラディスラフ・ホラーセク(P)、ミクローシュ・サボー(指)
■CD28
ハンガリー国民軍男声Cho、ゾルターン・ヴァーシャールヘイ(指)/
ジュール少女Cho、ミクローシュ・サボー(指)
■CD29
ガーボル・カーライ(リコーダー)、アンドレア・メラート(S)、エメシュ・ヴィラーグ、イシュトヴァーン・カッシャイ(P)、アンドラーシュ・トート(指)ハンガリー国民軍男声Cho

■特典盤
ベーラ・バルトーク(P)、
ブダペスト・コンサートSO
ディッタ・バルトーク=パーストリ(P)

録音:1964-1999年(特典CDを除く)
フンガロトン・スタジオ(ブダペスト)
ハンガリーが国をあげて制作したバルトーク大全集。LP時代にキングレコードより国内盤発売され話題となりました。その後未収録作 品を1999年に録音し、完全全集となりましたが、一般市販されるのは初めて。まさに世界に誇る至宝ながら、現在全点が本国ハンガリーでも廃盤となり、 入手できない状態となっています。この全タイトル29枚を特別プレスし、日本独自の豪華ボックス・セットにして発売致します。
注目は、フェレンチク、ドラティら指揮者、コチシュ、ラーンキらピアニストなどハンガリーを代表する超豪華演奏陣。社会主義国時代のハンガリーが、 国の威信をかけて制作した意気込みが伝わってきます。バルトークの音楽に見られるハンガリーの民族的要素も、さすがお国物で自然かつ説得力満点。 最新録音ではありませんが、これ以上のバルトーク演奏は望めません。
なによりも魅力は、A5単行本仕様の豪華日本語解説書。バルトークの権威たちによる読み応えのある解説、全声楽作品は貴重な対訳で全367ペー ジの大著。これだけでも欲しくなる、バルトークの日本語資料として完璧なものです。 特典盤として、ピアニスト、バルトークの貴重な録音を集めた約50分の特製CDつき。自作のピアノ協奏曲第2番の断片や、モーツァルト、ショパンまで、 彼の腕前を堪能できます。さらに1944年にアメリカで行われたインタビュー(英語)で、バルトークの肉声も聴くことができる超お宝も収録されています。
外箱も百科事典装丁でオシャレ。本箱にもピッタリ。この価格でこれだけのものは二度と実現できません。バルトーク通になれる、超弩級の全集です。 (Ki)

KKC-8656(7SACD)
税込定価
限定生産
J.S.バッハ:管弦楽BOX
■DISC 1
ブランデンブルク協奏曲全集1
第1番ヘ長調BWV1046/第2番ヘ長調BWV1047/第3番ト長調BWV1048
■DISC 2
ブランデンブルク協奏曲全集2
第4番ト長調BWV1049/第5番ニ長調BWV1050/第6番変ロ長調BWV1051/第5番第1楽章の初版BWV1050a
■DISC 3
ブランデンブルク協奏曲全集1
第1番ヘ長調BWV1046/第2番ヘ長調BWV1047/第3番ト長調BWV1048/第4番ト長調BWV1049
■DISC 4
ブランデンブルク協奏曲全集2、管弦楽組曲全集1
第5番ニ長調BWV1050/第6番変ロ長調BWV1051/組曲第4番ニ長調BWV1069
■DISC 5
管弦楽組曲全集2
第3番ニ長調BWV1068/第1番ハ長調BWV1066/第2番ロ短調BWV1067
■DISC 6
ヴァイオリン協奏曲全集
第1番イ短調BWV1041/第2番ホ長調BWV1042/2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043/
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調BWV1060
■DISC 7
2台のチェンバロのための協奏曲全集
協奏曲第1番ハ短調BWV1060/第2番ハ長調BWV1061/第3番ハ短調BWV1062/管弦楽組曲第1番BWV1066(鈴木優人編による2台チェンバロ版)
鈴木雅明、鈴木優人(Cemb)
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン、
寺神戸亮、若松夏美(Vn)、
鈴木優人(Cem)
寺神戸亮、若松夏美(Vn)
マルセル・ポンセール(Ob)他

録音:DISC 1…2000年5-6月/初SACD化
DISC 2…2000年5-6月/初SACD化
DISC 3,4…2008年6月/新録音
DISC 6…1998年/初SACD化
1998-2013年神戸松蔭女子学院大学チャペル、彩の国さいたま芸術劇場コンサートホール
美麗BOX仕様/日本語解説書付
昨年発売したJ.S.バッハ「教会カンタータ全集」が大好評だったバッハ・コレギウム・ジャパン。多くの御要望に応じて管弦 楽作品をBOX化。ただしチェンバロ協奏曲(1台、3台、4台)はまだ録音されていないため、残念ながら全集にはなりませんが、完成までまだ時間 を要することを鑑み、現時点での全集にまとめました。
当Boxの注目は全点がSACDハイブリッド盤であること。このうち、ブランデンブルク協奏曲(旧盤)とヴァイオリン協奏曲全集は通常盤CDでしたが、 BIS社社長フォン・バール氏自らがリマスタリングを行ない、SACDハイブリッド化を実現。それにより、より臨場感あふれるサウンドでお楽しみいただ けます。今回は器楽のみですが、協奏曲のソリストは寺神戸亮、若松夏美、鈴木雅明、鈴木優人ほかで、アンサンブルも鈴木秀美、高田あずみ、三宮正 満など、考えうる最高のキャストで臨んでいます。また、ブランデンブルク協奏曲の新盤では、ヴィオリーノ・ピッコロ(寺神戸亮)、ヴィオロンチェロ・ダ・ スパラ(ディミトリー・バディアロフ)といった楽器を用いているのも興味津々です。 ★外箱の装丁も非常にオシャレ。カンタータ全集、宗教音楽集と連続するデザインで、高級感あふれるインテリアとしてもピッタリ。これ1セットあれば、バッ ハのシリーズを最新録音、最高の演奏で揃えることができます。
注文数のみの限定生産。今回の機会を逃すと入手不可能となります。お忘れなくご注文下さい。 (Ki)
KKC-8675
(69CD+1CD)

日本語帯・解説・歌詞対訳付
完全限定盤
税込定価
シベリウス大全集
■CD 1-1 (82’ 27”)管弦楽
エン・サガOp.9(原典版)/レンミンカイネン組曲Op.22(原典版)
■CD 1-2 (76’ 49”)管弦楽
即興曲(「春の歌」の初稿)/森の精Op.15/エン・サガOp.9(現行版)/カッサツィオーネOp.6(原典版)/ある情景への音楽/フィンランドは目覚める
■CD 1-3 (77’ 38”)管弦楽
フィンランディアOp.26/春の歌Op.16/葬送行進曲「イン・メモリアム」Op.59(現行版)/レンミンカイネン組曲Op.22(現行版)
■CD 1-4 (74’ 49”)管弦楽
ポホヨラの娘Op.49/夜の騎行と日の出Op.55/森の精Op.45の1/舞踏間奏曲Op.45の2/吟遊詩人Op.64/大洋の女神Op.73(現行版)/タピオラOp.112
■CD 1-5 (77’ 13”)管弦楽
ルオンノタールOp.70/大洋の女神Op.73(1914年版)/葬送行進曲「イン・メモリアム」Op.59(原典版)/カッサツィオーネOp.6(現行版)/「歴史的情景」第1組曲Op.25/「歴史的情景」第2組曲Op.66
■CD 2-1 (74’ 28”)室内楽(弦楽四重奏)
モルト・モデラート〜スケルツォJS134/[スケルツォ]ロ短調/弦楽四重奏曲変ホ長調JS184(1885)/[4つの主題](1887)/アラ・マルチアホ短調JS16/プレストヘ長調JS154/主題と変奏ト短調JS197/アレグレットニ長調JS20/アンダンティーノハ長調JS39/主題と変奏嬰ハ短調JS195/[33の小品](1888-89)/[アレグロ]ト短調/アンダンテ〜アレグロ・モルト二長調JS32/アンダンテ・モルト・ソステヌートロ短調JS37
■CD 2-2 (69’ 11”)室内楽(弦楽四重奏)
モデラート〜アレグロ・アパッシオナート嬰ハ短調JS131/アレグロホ短調JS28/アレグレットイ長調JS17/アダージョヘ短調JS14/アレグレット変ロ長調(1889)/マルティン・ウェゲリウスのためのフーガJS85/弦楽四重奏曲イ短調JS183
■CD 2-3 (78’ 50”)室内楽(弦楽四重奏)
アダージョ二短調JS12/弦楽四重奏曲変ロ長調Op.4/弦楽四重奏曲二短調「親愛の声」Op.56/弦楽四重奏曲二短調「親愛の声」の終結部異稿/アンダンテ・フェスティーヴォJS34a
■CD 2-4 (72’ 18”)室内楽(ピアノ三重奏)
ピアノ三重奏曲ト長調JS205/[メヌエット]二短調(1882)/メヌエットヘ長調JS12/[アンダンテ]〜アダージョ〜アレグロ・マエストーソ(1883-85)/ピアノ三重奏曲イ短調JS206/[モデラート]イ短調/[アレグロ]ハ長調/アレグロニ長調JS27/[アンダンティーノ]イ長調(1886)/ピアノ三重奏曲イ短調「ハフトラスク」JS207
■CD 2-5 (66’ 39”)室内楽(ピアノ三重奏)
ピアノ三重奏曲ニ長調「コルポ」JS209/アンダンティーノト短調JS43/ピアノ三重奏曲ハ長調「ロヴィサ」JS208/[アレグレット]変イ長調(1888)/[アレグレット]変ホ長調(ヤーッコ・クーシスト補完)/[アレグロ]二短調(カレヴィ・アホ補完)/ヘルシンキ大学解剖学学院の華麗な行進曲JS116
■CD 2-6 (76’ 21”)室内楽(ピアノ四重奏)
ピアノ四重奏曲二短調JS157/光の乙女(1885)/スケルツォホ短調JS165/アンダンテ・カンタービレ変ホ長調JS30b(ピアノとハルモニウムのための)/ヴァイオリン、チェロ、ハルモニウム、ピアノのための四重奏曲ト短調JS158/ピアノ四重奏曲ハ短調JS156
■CD 3-1 (80’ 46”)声楽と管弦楽
クレルヴォ交響曲Op.7
■CD 3-2 (79’ 05”)声楽と管弦楽
大学祝典のカンタータJS105(1894)/恋する人〜テノール、男声合唱、弦楽版JS160(1894)/2つのコラール〜混声合唱と管弦楽(1889)/森の精Op.15〜朗読とピアノ(1894/5)/セレナードJS168(1894/5)/ニコライ二世の戴冠式のためのカンタータJS104(1896)
■CD 3-3 (76’ 29”)声楽と管弦楽
歌劇「塔の中の乙女」JS101(1896)/レンミンカイネンの歌Op.31の1/いかだ流しの花嫁たちOp.33/「クリスチャン二世」より蜘蛛のこっけいな歌Op.27の4〜バリトンと管弦楽/サンデルスOp.28/アテネ人の歌Op.31の3(初版)/ウレオー川の氷解けOp.30
■CD 3-4 (76’ 11”)声楽と管弦楽
アテネ人の歌Op.31の3(改訂版)/スネフリドOp.29/即興曲Op.19(原典版)/火の起源Op.32(原典版)/あれ以来私は尋ねたことがなかったOp.17の1/秋の夕べOp.38の1/渚のバルコニーでOp.38の2/夜にOp.38の3/お前に勇気があるかOp.31の2/秋の夕べOp.38の1/解放された女王Op.48/伯爵夫人の肖像JS88(1906)/即興曲Op.19(改訂版)
■CD 3-5 (78’ 29”)声楽と管弦楽
解放された女王Op.48(男声合唱版)/火の起源 Op.32(改訂版)/お前に勇気があるかOp.31の2(第2版)/アリオーソOp.3/お前に勇気があるかOp.31の2(第3版)/マグヌス大公Op.57の6/大気の精Op.70/日の出Op.37の3/春は急ぎゆく Op.13の4/お前に勇気があるかOp.31の2(第4版)/サンデルス Op.28(改訂版)/三月の雪の上のダイヤモンド Op.36の3/イェーガー隊行進曲 Op.91a/少年団行進曲 Op.91b/わが祖国Op.92
■CD 3-5 (56’ 36”)声楽と管弦楽
大地の歌Op.93/昔々Op.96b/大地讃歌Op.95/ヴァイノ賛歌Op.110/行列Op.113の6/いかだ流しの花嫁たちOp.33/孤独なシュプールJS77b/クレルヴォの嘆きOp.7/来たれ、死よOp.60の1
■CD4-1 (77’ 39”)ピアノ曲
スケルツォJS134a/コン・モト・センプレJS52/アンダンテJS74/メヌエットJS5/テンポ・ディ・ヴァルスJS2/スケルツォJS134b/11の変奏曲/ワルツとアンダンティーノ(118の和声課題より)/主題カタログ(50の小品)/あこがれJS293(朗読付)/アンダンテJS30a/朝の歌JS46/黄昏にJS47/テンポ・ディ・メヌエット嬰ヘ短調/アレグロホ長調/モデラートヘ短調/ヴィヴァーチェ変ホ長調/アンダンティーノハ長調
■CD4-2 (77’ 35”)ピアノ曲
アンダンティーノロ長調JS44/アレグレット変ロ短調JS18/アレグロヘ短調/ワルツホ長調/ピウ・レント〜テンポ・ディ・ヴァルスJS150/ワルツ断片ヘ短調/アンダンティーノホ長調JS41/2つのスケッチJS6/アレグレットJS24/モデラート〜プレストJS133/アレグロ断片ホ長調/ああ、あなたが見たならJS141(朗読付)/ラルゴJS117/ヴィヴァーチェJS221/アダージョJS11/3つのフーガ呈示部/ポルカJS75/組曲「フロレスタン」JS82/アレグレットJS21/ワルツ「ベッツィ・ルルーシュのために」JS1/ソナタ・アレグロニ短調(呈示部と展開部)JS179a/ベッケルのためのソナタ断片(1889)/2つのソナタ・スケッチ/11のソナタ・スケッチ/ソナタ・アレグロヘ短調(呈示部)JS179b/ソナタ・アレグロハ長調(呈示部)JS179c/ソナタ・アレグロホ長調JS179d/ソナタ・アレグロハ短調(呈示部)JS179e/ポルカ断片/マズルカのスケッチ/スケルツォJS164
■CD4-3 (79’ 58”)ピアノ曲
メヌエット変ロ長調/ワルツ変ニ長調/6つの即興曲Op.5/「カレリア組曲」より間奏曲とバラードOp.11/ピアノソナタヘ長調Op.12/森の精Op.15/アレグレットJS23/カプリッチョ変ロ短調/レントJS119/アレグレットJS225/カプリスロ短調/アンダンティーノOp.24の7(初稿)/メヌエット変ロ長調/悲しき行進曲JS124/アレグロト短調/騎士JS109
■CD4-4 (78’ 25”)ピアノ曲
アンダンティーノヘ長調/10の小品Op.24/牧歌Op.24の6(第2稿)/フィンランディアOp.26/付随音楽「クリスチャン2世」Op.27/3つのスケッチ/ラルガメンテニ短調/お前に勇気があるか?Op.31の2/アテネ人の歌Op.31の3
■CD4-5 (79’ 08”)ピアノ曲
フィンランド民謡集のピアノ編曲JS81/私の恋人の何と美しきこと/アダージョハ長調/ポルカ「アイノ」ハ短調/クプレOp.34の4(初稿)/10のバガテルOp.34/アンダンテ嬰ハ短調(交響曲第1番第2楽章の試作的スケッチ)/10の叙情的瞑想Op.40/キュリッキOp.41/悲しきワルツOp.44の1(編曲試作)/悲しきワルツOp.44の1(編曲決定稿)/森の精Op.45の1/舞踏間奏曲Op.45の2
■CD5-1 (79’ 10”)劇音楽
クリスチャン2世Op.27(オリジナル完全版)/クオレマOp.44(完全版)/白鳥姫〜第9曲の予備的スケッチ/白鳥姫Op.54(オリジナル完全版)
■CD5-2 (70’ 37”)劇音楽
ペレアスとメリザンドOp.46(オリジナル完全版)/誰も彼もOp.83
■CD5-3 (79’ 26”)劇音楽
クオレマOp.44〜悲しきワルツOp.44の1、鶴のいる風景Op.44の2/テンペストOp.109(オリジナル完全版)/テンペスト〜カノン(1927)初稿
■CD5-4 (79’ 04”)劇音楽
ベルシャザール王の饗宴Op.51(オリジナル完全版)/クリスチャン2世Op.27(演奏会用組曲)/白鳥姫Op.54(演奏会用組曲)/十二夜Op.60〜来たれ、死よ/鳥の言葉〜結婚行進曲JS62
■CD5-5 (79’ 00”)劇音楽
ベルシャザール王の饗宴Op.51(演奏会用組曲)/スカラムーシュOp.71
■CD5-6 (78’ 10”)劇音楽
ペレアスとメリザンドOp.46(演奏会用組曲)/カンツォネッタOp.62a/ロマンティックなワルツOp.62b/テンペストOp.109(演奏会用組曲)
■CD6-1 (77’ 31”)ヴァイオリン曲
ヴァイオリンソナタイ短調 JS177(1884)/アンダンテ・グラツィオーソJS35(1884/5)/ソナタ断章ニ短調(1885)/プレストJS7(1886) /メヌエットニ短調(1886)/メヌエットホ長調JS67(1886/7) /アンダンティーノJS8(1886/7)/アレグレット ト長調JS86(改訂稿)/テンポ・ディ・ヴァルスロ短調JS89(ヤーッコ・クーシスト完成)/マズルカ イ長調JS4/アンダンテ・モルトJS49/朝の歌JS3/スケルツィーノJS78/アンダンテ・エレジアーコ(1887)/アンダンテ・カンタービレJS33/ソナタ・アレグロの提示部JS90/組曲ニ短調JS187
■CD6-2 (68’ 37”)ヴァイオリン曲
モデラート変ホ長調JS132/間奏とマエストーソ(1887/8)/レント変ホ長調JS76/アレグレット変ホ長調JS22/アレグレットハ長調JS19/テンポ・ディ・ヴァルス イ長調(1888)/組曲ホ長調JS188/アレグロイ短調JS26/ラルゲット(断片)(1889)/ヴァイオリンソナタヘ長調JS178/ラルガメンテ(断片)(1889/91)/アダージョニ短調(1890)/グラーヴェ(断片)(1891/4)/2つの小品Op.2(1911年の改訂版)
■CD6-3 (72’ 27”)ヴァイオリン曲
ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47(オリジナル版。作曲者自身によるヴァイオリンとピアノ版。第1楽章のピアノ・パートはカレヴィ・アホの補筆による)/ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47(現行版。作曲者自身によるヴァイオリンとピアノ版)
■CD6-4 (78’ 33”)ヴァイオリン曲
愛の情景〜スカラムーシュOp.71より(1925編曲)/2つの荘重な旋律Op.77/4つの小品Op.78/6つの小品Op.79/アンダンテ・ソステヌート(1915)/ソナチネホ長調Op.80/5つの小品Op.81/ノヴェレッテOp.102
■CD6-5 (66’ 14”)ヴァイオリン曲
5つの田園舞曲Op.106/4つの小品Op.115/3つの小品Op.116,無伴奏作品:マズルカ ハ長調(1883)/即興曲ト短調(1884)/練習曲ニ長調JS55/アレグレット(1889)/めでたき楽師JS70/アレグレットト長調(初稿)/2つの小品Op.2(初版)/ロマンスOp.78の2(初版)/ヴァイオリン協奏曲のossia(6種)
■CD7-1 (81’ 09”)歌曲
セレナードJS167/北風が荒れる間 (1888)/水の精JS138 (1888)/世がまだ創られていなかった頃JS56 (1888)/ひとつの歌JS71 (1888)/太陽が空を赤らめ (1888断片)/酒神祭JS143 (1888)/森の精JS171 (1889)/秋の宵 (1888断片) /乙女は冬の朝出て行った (1890/2断片)/俺はお前に飽きずキスする (1889/91)/知恵は家なし (1890/1)/相似JS120 (1890) /ファーストキスJS57 (1891/2)/おいでおいで、いとしい人JS211 (1892)/7つの歌Op.13/7つの歌Op.17/急流下りの名人の花嫁Op.33(作曲者によるピアノ伴奏版)
■CD7-2 (76’ 41”)歌曲
愚者の蜘蛛の歌Op.27の4(作曲者によるピアノ伴奏版)/帆走JS166 (1899)/泳げ、青鴨よJS180 (1899)/アンダンティーノ変ホ短調JS42 (1900) /6つの歌Op.36/5つの歌Op.37/私がインドにいたならば (1903/4)/5つの歌Op.38/3人の盲目の姉妹Op.46の4(作曲者によるピアノ伴奏版)/6つの歌Op.50/喪失JS73 (1906)
■CD7-3 (78’ 11”)歌曲
2つの歌Op.35/友情の花JS215 (1909)/8つの歌Op.57/シェイクスピアの「十二夜」による2つの歌Op.60/8つの歌Op.61/アリオーソOp.3/5つのクリスマスの歌Op.1
■CD7-4 (75’ 42”)歌曲
大気の精Op.70/4つの歌Op.72/思いJS192 (1915)/6つの歌Op.86/6つの歌Op.88/6つの歌Op.90/クレルヴォの嘆きOp.7(作曲者によるピアノ伴奏版1917/8)/おばあさんの誕生日の歌JS136 (1919)/田園曲Op.96b(作曲者による二重唱編曲)/若い娘たちJS174 (1920)/水仙JS140 (1925) /橋の警備兵JS179b/ユダヤ人の少女の歌JS48の2b(原典版)/タイスへの賛歌JS97 (1948年改訂版)
■CD7-5 (44’ 28”)歌曲
セレナードJS167(原典版)/キスの願いOp.13の2(初稿)/心のあけぼのOp.13の3(初稿)/夢Op.13の5(初稿)/クレルヴォの嘆きOp.7(原典版1892)/あれ以来私はOp.17の1(草稿)/夕べにOp.17の6(草稿)/日の出 JS87 (1902)/ユダヤ人の少女の歌Op.51の2(作曲者によるピアノ伴奏版)/百の道Op.72の6(初稿)/テオドラOp.35の2(初稿)/タイスへの賛歌JS97 (1909年初版)/シェイクスピアの「十二夜」による2つの歌Op.60(オリジナル・ギター伴奏版)/暇を楽しむOp.61の6(初稿)/雪は深く積もってOp.1の5(作曲者による二重唱編曲)/田園曲Op.96b
■CD8-1 (70’ 45”)管弦楽2
序曲ホ長調JS145/バレエの情景JS163/劇音楽「カレリア」JS115(カレヴィ・アホ補作による完全版)
■CD8-2 (79’ 07”)管弦楽2
カレリア序曲Op.10/カレリア組曲Op.11/弦楽のための即興曲(改訂版)/弦楽のためのプレスト/新聞祭典の音楽JS137
■CD8-3 (73’ 14”)管弦楽2
メヌエットJS127/戴冠式行進曲/ポリ行進曲JS152/序曲イ短調JS144/弦楽のためのロマンスOp.42/行列JS54/パンとエコーOp.53/伯爵夫人の肖像JS88/ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47(現行版)
■CD8-4 (70’ 56”)管弦楽2
恋する人Op.14(パリ版)/管弦楽組曲断章(「海の精」の原案)/2つのセレナードOp.69/2つの荘重な旋律Op.77(ヴァイオリン版)/ユモレスクOp.87, 89(全6曲)/アカデミー行進曲JS155/イェーガー隊行進曲Op.91a
■CD8-5 (51’ 23”)管弦楽2
3つの小品Op.96/可愛い組曲Op.98a/田園組曲Op.98b/特徴的な組曲Op.100/ジャコブ・ド・ジュラン氏のモチーフによるロマン的小品JS135a/ヴァイオリンと弦楽のための組曲 JS185/アンダンテ・フェスティーヴォJS34b/行列Op.113の8
■CD8-6 (76’ 04”)管弦楽2
劇音楽「カレリア」JS115(第7場の異版)/弦楽のための即興曲(原典版)/ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47(原典版)/恋する人Op.14(原典版)/2つの荘重な旋律Op.77(チェロ版)/ユモレスクOp.87第1曲(原典版)
■CD9-1 (58’ 14”)室内楽2
水滴JS216/空中楼蘭JS65*/アンダンティーノJS40/アンダンテ・モルトJS36/セレナータJS169*/メヌエットとアレグロJS128*/テンポ・ディ・ヴァルスJS193(ピアノ・パート;カレヴィ・アホ補作)*/デュオJS68*/無伴奏チェロのための主題と変奏JS196/レントJS76*/モデラート (1885/9)*/マズルカ (1887/9)*
■CD9-2 (56’ 34”)室内楽2
アンダンテJS91*/アンダンティーノJS92*/アンダンテ・モルト (1888/9)*/ピアノ五重奏のためのアンダンテ〜アレグロJS31/カノンJS50*/弦楽三重奏のためのアンダンティーノ (1889)*/弦楽三重奏のための組曲JS186/チェロとピアノのための幻想曲JS79*/アダージョJS15*/ルルのワルツJS194
■CD9-3 (62’ 07”)室内楽2
序曲ヘ短調JS146(金管合奏)/アレグロJS25(金管合奏)/アンダンティーノとメヌエットJS45(金管合奏)/ピアノ五重奏のためのヴィヴァーチェ (1890) /ピアノ五重奏曲ト短調JS159
■CD9-4 (60’ 31”)室内楽2
メヌエット (1891)*/前奏曲(金管合奏とトライアングル)/ヴァイオリンとヴィオラのためのデュオJS66/メロドラマ「嫉ましき夜」JS125/弦楽三重奏曲 JS210/ヴィオラとピアノのためのロンド/弦楽三重奏のためのカノン*/カンテレのためのモデラートJS130*/カンテレのためのドルチッシモJS63*/カンテレとヴァイオリンのためのワルツJS222/ティエラ(金管合奏と打楽器JS200/行進曲(金管合奏と打楽器)(1897/9)*
■CD9-5 (53’ 42”)室内楽2
マリンコニアOp.20/付随音楽「とかげ」Op.8/2つの荘重な旋律Op.77/4つの小品Op.78/無伴奏チェロのための主題と変奏(第4変奏異版)/マズルカ (1887/9)(異版)[*=世界初録音。]
■CD10-1 (75’ 57”)ピアノ曲2
付随音楽「ペレアスとメリザンド」Op.46/ベルシャザールの饗宴組曲Op.51/10の小品Op.58
■CD10-2 (72’ 42”)ピアノ曲2
パンとエコー Op.53*/3つのソナチネ Op.67/2つのロンディーノ Op.68/カリオの教会の鐘 Op.65b/付随音楽「スカラムーシュ」より2曲 Op.71/スパニュオロ JS181 (1913)/あこがれに JS202 (1913)/4つの叙情的小品 Op.74/樹の小品集 Op.75/ライラック Op.75の6 (1914)*
■CD10-3 (69’ 53”)ピアノ曲2
13の小品 Op.76/付随音楽「誰も彼も」より5曲 Op.83*/花の小品集 Op.85/マンドリナート JS123 (1917)/フィンランド狙撃兵行進曲 Op91a/デンマークの少年団の行進曲 Op.91b/6つの小品 Op.94/アンダンティーノ JS201 (1919)*/コン・パッショーネ JS53 (1919)*/3つの小品 Op.96
■CD10-4 (76’ 01”)ピアノ曲2
6つのバガテル Op.97/可愛らしい組曲 Op.98a/田園組曲 Op.98b/8つの小品 Op.99/特徴的な組曲 Op.100/5つのロマンティックな小品 Op.101/5つの特徴的な印象 Op.103/付随音楽「テンペスト」より3曲 Op.109
■CD10-5 (51’ 44”)ピアノ曲2
ジャコブ・ド・ジュランのモチーフによるロマンティックな小品 JS135b (1925)/孤独なシュプールJS77a/5つのスケッチ Op.114/連弾のためのアダージョ「わが愛するアイノに」JS161 (1931) */付随音楽「ベルシャザールの饗宴」より2曲 JS48*/バラード(樹の小品集 Op.75第3曲「ポプラ」の下書き)*/樅の木(樹の小品集 Op.75の5の下書き。1914)*/叙情的ワルツ(Op.96aの下書き。樹の小品集の「ライラック」と「樅の木」の組み合わせ素材。1919)*/騎士のワルツ(Op.96cの下書き。1921)*/歌(Op.97の2の下書き。1920)*/即興曲(Op.97の5の下書き。1920)*/アンダンティーノ〜アレグロ(ロマンティックな情景 Op.101の5の下書き。1923/4)*/悲しみに沈んで(Op.103の5の下書き。1923/4)*/森の中の歌(Op.114の4の下書き。1929)* [*=世界初録音。]
■CD11-1 (78’ 52”)男声合唱曲
クッレルヴォOp.7*/愛する人JS160a/6つの合唱曲Op.18/止め豪雨、汝泡たてりJS94(ベルイマン補筆完成)/苦しみのうちに生れし御子Op.21/月光をあびて JS114/アテネ人の歌Op.31の3/サンデルスOp.28*
■CD11-2 (76’ 06”)男声合唱曲
おまえに勇気があるかJS93*/嘆くことなくJS69*/歌の力JS118(ヤーゼプス・ヴィートルス原曲)/異郷にいるわが兄弟JS217/祖国にJS98b(最終版)/火の起源Op.32*/おまえに勇気があるかOp.31の2(改訂版)*/ウースマーの人々の歌JS214b/5つの合唱曲Op.84/フリードリンの愚行JS84/ヨナの航海JS100/シベリソンの2つの歌JS224/肖像JS121/イェーガー隊行進曲Op.91a*/ヴィープリchoの祝賀行進曲(2種)/2つのパートソングOp.108/スキドスコル行進曲JS173/橋の警備兵JS170a/カレリアの運命JS108*/栄誉はいらないOp.1の4(フィンランド語版)/フィンランディア賛歌
■CD11-3 (66’ 31”)混声合唱曲
森の奥にひとりJS72/ふたたび春めばえし時JS139/ごらん、鳥が舞い降りるのをJS191/すべてがかくも色褪せてJS96/空気中に立ち昇るJS213/ああ、聞いてギレンボリ嬢JS10/労働者の行進曲JS212/遊べ、可愛い乙女よJS176/祝典行進曲〜大学祝典カンタータより/イタリア民謡編曲(2曲)JS99*/1897年ヘルシンキ大学祝典のためのカンタータOp.23/カルミナリアJS51a(混声三部版)/愛する人JS160c/歌いつぶした声Op.18の1/船の旅Op.18の3/島の火Op.18の4/わが心の歌Op.18の6/つぐみのように慌ただしくJS129/祖国にJS98a
■CD11-4 (73’ 21”)混声合唱曲
朝霧にぬれてJS9a/1902年10月25日テレーゼ・ハールに(2種)/嘆くことなくJS69(現行版)/水車を聴き(断片)JS122*/2つの合唱曲Op.65/ウースマーの人々の歌JS214a/アメリカン・スクールのための3つの歌JS199/夢JS64/少年団行進曲Op.91b/学校への道JS112/学校歌JS172/高貴な天JS58a/赤子がわれらに生まれりJS142/嘆くことなくJS69/フィンランディア賛歌(ヘ長調版)
女声、児童合唱曲:パパ、どうして私の鳥にキスするのJS218/カルミナリアJS51c/郷愁JS111/即興曲Op.19(ピアノ伴奏版)*/小学生行進曲JS103/コノウの詩によるカンタータJS107/朝霧にぬれてJS9b/ようこそ王女〜ニコライ2世の戴冠式のためのカンタータより/風景が息づき〜ウレオ川の氷解けより/敬いの賛歌が〜1897年ヘルシンキ大学祝典のためのカンタータより/栄誉はいらないOp.1の4/雪は深く積もってOp.1の5/少年団行進曲Op.91b.
■CD11-5 (65’ 10”)学生時代の課題、習作*
マルティン・ヴェゲリウスのための10のコラール(1887-9)/アルベルト・ベッカーのための24のコラール (1889-90)
■CD11-6 (77’ 34”)異版、初稿
1897年ヘルシンキ大学祝典のためのカンタータJS106/苦しみのうちに生れし御子Op.21(原典版)/カルミナリアJS51b/祖国にJS98a(原典版)/アテネ人の歌Op.31の3(児童、男声合唱版)/即興曲Op.19(原典版)/おまえに勇気があるかOp.31の2(原典版)/悲しみなしにJS69/風景が息づき(別エンディング)/海辺へOp.84の5(原典版)/栄誉はいらない(児童三部合唱用1954年編曲)/栄誉はいらない(女声四部合唱用1942年編曲)/栄誉はいらない(女声三部合唱用1942年編曲)/主よ、汝は偉大なりJS58b/フィンランディア賛歌(男声合唱用1938年編曲)/フィンランディア賛歌(混声合唱用変イ長調版1948年編曲)[*=世界初録音。]
■CD12-1 (80’ 44”)交響曲
第1番ホ短調Op.39/第2番ニ長調Op.43
■CD12-2 (71’ 00”)交響曲
第3番ハ長調Op.52/第4番イ短調Op.63
■CD12-3 (67’ 32”)交響曲
第5番変ホ長調Op.82(原典版)/第5番変ホ長調Op.82(現行版)
■CD12-4 (50’ 26”)交響曲
第6番ニ短調Op.104/第7番ハ長調Op.105
■CD12-5 (49’ 32”)交響曲
第1番第3楽章の初稿(完全版)と断片(4種)/第2番の断片(2種)/第3番第2楽章の初稿(完全版)と断片(2種)/第4番第2楽章の初稿(完全版)と断片/第7番の断片(2種)
■CD13-1 (62’ 49”)宗教作品
2つの小品Op.111/2つの小品JS153(1925/6)/3つのアンティフォナ(混声合唱)JS110(1925)/主の恵み(Br)JS95(1925)/フリーメイソンのための儀式の音楽 Op.113(オリジナル・フィンランド語版)
■CD13-2 (47’ 04”)断片、スケッチ
管弦楽:大気の精〜ホホヨラの娘の断片/無題の断片イ長調 (1907-10)
室内楽:人魚姫JS59(1888/9)(アンデルセン台本)(朗読とSQ)
ピアノ曲:クッレルヴォ第2楽章のスケッチ(1891)/交響曲第2番終楽章のスケッチ(1899)/交響曲第5番のスケッチ/子どものためのピアノ曲集(全21曲)JS148(1898/9)/キュリッキOp.41全3曲のスケッチ/風景2のための2つのスケッチ(1928/9) /「おお、主の恵みの」スケッチ(1930年代)
オルガン曲:4つの音楽例(1886) /即興演奏のための主題(1933) /2つの小品Op.111のスケッチ

■CD13-3 (53’ 12”)異版
2つの小品Op.111(異版)/2つの対位法例(混声合唱と管弦楽)/カッリオ教会の鐘のメロディの企画案2種(グロッケンシュピールのための)(1911)/カッリオ教会の鐘Op.65b/フリーメイソンのための儀式の音楽 Op.113(1,2,7,9曲の異版、1,5曲のハルモニウム版、4,10曲のピアノ版)
シベリウス本人の記録:アンダンテ・フェスティーヴJS34b(ジャン・シベリウス指揮フィンランド放送響1939年1月1日放送。モノラル)/くつろぐシベリウス(1927年と1945年に撮影された、シベリウスの貴重な動画)
■特典盤
1. 4つのフラグメント (1930-57)
2. アンダンティーノ ニ長調 (1889)
3. 即興曲 ロ短調 (1893頃)
4. アダージョ ホ長調 JS13ほか
■CD 1-1 (82’ 27”)管弦楽
■CD 1-2 (76’ 49”)管弦楽
■CD 1-3 (77’ 38”)管弦楽
■CD 1-4 (74’ 49”)管弦楽
■CD 1-5 (77’ 13”)管弦楽
オスモ・ヴァンスカ(指)ラハティSO、
ネーメ・ヤルヴィ(指)エーテボリSO(「歴史的情景」のみ)


■CD 2-1 (74’ 28”)室内楽(弦楽四重奏)
■CD 2-2 (69’ 11”)室内楽(弦楽四重奏)
■CD 2-3 (78’ 50”)室内楽(弦楽四重奏)
■CD 2-4 (72’ 18”)室内楽(ピアノ三重奏)
■CD 2-5 (66’ 39”)室内楽(ピアノ三重奏)
■CD 2-6 (76’ 21”)室内楽(ピアノ四重奏)
テンペラQ、
ヤーッコ・クーシスト、
サトゥ・ヴァンスカ(Vn)、
マルコ・イーロネン、
タネリ・トゥルネン(Vc)、
フォルケ・グラスベック、
ペテル・レンクヴィスト(P)、
ハッリ・ヴィータネン(ハルモニウム)


■CD 3-1 (80’ 46”)声楽と管弦楽
■CD 3-2 (79’ 05”)声楽と管弦楽
■CD 3-3 (76’ 29”)声楽と管弦楽
■CD 3-4 (76’ 11”)声楽と管弦楽
■CD 3-5 (78’ 29”)声楽と管弦楽
■CD 3-5 (56’ 36”)声楽と管弦楽
ヘレナ・ユントネン、
マリアンネ・ハッガンデル(S)、
リリ・パーシキヴィ(Ms)、
エルランド・ハゲゴード(T)、
ヨルマ・ヒュンニネン(Bs)、
スティナ・エクバルド、
ラッセ・ポイスティ(朗読)、
YL男声cho、ドミナンテcho、
ユビラーテcho、
ネーメ・ヤルヴィ、
ヨルマ・パヌラ(指)エーテボリSO,
オスモ・ヴァンスカ(指)ラハティSO


■CD4-1 (77’ 39”)ピアノ曲
■CD4-2 (77’ 35”)ピアノ曲
■CD4-3 (79’ 58”)ピアノ曲
■CD4-4 (78’ 25”)ピアノ曲
■CD4-5 (79’ 08”)ピアノ曲
フォルケ・グラスベック(P)、
ラッセ・ポイスティ(朗読)


■CD5-1 (79’ 10”)劇音楽
■CD5-2 (70’ 37”)劇音楽
■CD5-3 (79’ 26”)劇音楽
■CD5-4 (79’ 04”)劇音楽
■CD5-5 (79’ 00”)劇音楽
■CD5-6 (78’ 10”)劇音楽
オスモ・ヴァンスカ、
ヤーッコ・クーシスト(指)ラハティSO、
ネーメ・ヤルヴィ、
ヨルマ・パヌラ(指)エーテボリSO、
ラハティ室内cho、ラハティ歌劇場cho、
キルシ・ティーホネン(S)、
リリ・パーシキヴィ、
アンナ=リサ・ヤコブソン(Ms)
ヨルマ・ヒュンニネン,
ライモ・ラウッカ,
サウリ・ティーリカイネン,
ヘイッキ・ケイノネン(Br)


■CD6-1 (77’ 31”)ヴァイオリン曲
■CD6-2 (68’ 37”)ヴァイオリン曲
■CD6-3 (72’ 27”)ヴァイオリン曲
■CD6-4 (78’ 33”)ヴァイオリン曲
■CD6-5 (66’ 14”)ヴァイオリン曲
ヤーッコ・クーシスト、
ニルス=エリク・スパルフ、
佐藤まどか(Vn)、
フォルケ・グラスベック、
ベングト・フォシュベルイ(P)


■CD7-1 (81’ 09”)歌曲
■CD7-2 (76’ 41”)歌曲
■CD7-3 (78’ 11”)歌曲
■CD7-4 (75’ 42”)歌曲
■CD7-5 (44’ 28”)歌曲
ヘレナ・ユントネン(S)、
アンネ=ソフィ・フォン・オッター、
モニカ・グロープ(Ms)、
ダン・カルルストレム(T)、
ガブリエル・スオヴァネン、
ヨルマ・ヒュンニネン(Br)、
フォルケ・グラスベック、
ベングト・フォシュベリ、
ルーヴェ・デルヴィンエル(P)、
ヤーッコ・クーシスト(Vn)、
マルコ・イーロネン、
ヨエル・ラークソ(Vc)、
ラッセ・ポイスティ(朗読)


■CD8-1 (70’ 45”)管弦楽2
■CD8-2 (79’ 07”)管弦楽2
■CD8-3 (73’ 14”)管弦楽2
■CD8-4 (70’ 56”)管弦楽2
■CD8-5 (51’ 23”)管弦楽2
■CD8-6 (76’ 04”)管弦楽2
ネーメ・ヤルヴィ(指)エーテボリSO、
オスモ・ヴァンスカ(指)ラハティSO、
レオニダス・カヴァコス、ドンスク・カン、
ヤーッコ・クーシスト(Vn)、
マルコ・イーロネン(Vc)


■CD9-1 (58’ 14”)室内楽2
■CD9-2 (56’ 34”)室内楽2
■CD9-3 (62’ 07”)室内楽2
■CD9-4 (60’ 31”)室内楽2
■CD9-5 (53’ 42”)室内楽2
トーレイヴ・テデーン、
タネリ・ツルネン、ヨエル・ラークソ(Vc)、
ヤーッコ・クーシスト、
ラウラ・ヴィクマン(Vn)、
今井信子、
アンナ・クレーッタ・グリバイチェヴィチ(Va)、
フォルケ・グラスベック(P)、
スヴィ・レートネン=グラスベック(カンテレ)
、ブラスパートアウト


■CD10-1 (75’ 57”)ピアノ曲2
■CD10-2 (72’ 42”)ピアノ曲2
■CD10-3 (69’ 53”)ピアノ曲2
■CD10-4 (76’ 01”)ピアノ曲2
■CD10-5 (51’ 44”)ピアノ曲2
フォルケ・グラスベック(P)


■CD11-1 (78’ 52”)男声合唱曲
■CD11-2 (76’ 06”)男声合唱曲
■CD11-3 (66’ 31”)混声合唱曲
■CD11-4 (73’ 21”)混声合唱曲
■CD11-5 (65’ 10”)学生時代の課題、習作*
■CD11-6 (77’ 34”)異版、初稿
マッティ・ヒヨッキ(指)
YL(ヘルシンキ大学)男声cho、
ロベルト・スンド(指)オルフェイ・ドレンガル、
ヘンリク・ヴィクストレム(指)
アカデミカ・ソングフェレニンゲン、
アストリド・リスカ(指)ユビラーテcho、
セッポ・ムルト(指)ドミナンテcho、
ウルフ・ラングバツカ(指)フローラcho、
フォルケ・グラスベック、
イーモ・ランタ(P)


■CD12-1 (80’ 44”)交響曲
■CD12-2 (71’ 00”)交響曲
■CD12-3 (67’ 32”)交響曲
■CD12-4 (50’ 26”)交響曲
■CD12-5 (49’ 32”)交響曲
オスモ・ヴァンスカ、
ヤーッコ・クーシスト(指)ラハティSO


■CD13-1 (62’ 49”)宗教作品
■CD13-2 (47’ 04”)断片、スケッチ
■CD13-3 (53’ 12”)異版
ハッリ・ヴィータネン(Org)、
ヨルマ・ヒュンニネン(Br)、
セッポ・ムルト(指)ドミナンテcho、
ハンヌ・ユルム(T)、
マッティ・ヒョッキ(指)
ヘルシンキ大学男声cho、
オスモ・ヴァンスカ、
ヤーッコ・クーシスト(指)
ラハティSO、
ユーハン・シムベリ(朗読)、
テンペラQ、
フォルケ・グラスベック(P)、
アンドルー・バーネット(グロッケン)


■特典盤
1. 4つのフラグメント (1930-57)
2. アンダンティーノ ニ長調 (1889)
3. 即興曲 ロ短調 (1893頃)
4. アダージョ ホ長調 JS13ほか



録音:1982-2013年(特典CDを除く)/スウェーデン、フィンランド
シベリウスは1865年12月生まれで、今年は生誕150年周年期間にあたります。スウェーデンのBIS社がたゆまぬ努力と執念でシベリウスの 全作品録音を完了しました。それをBOX化した世界唯一の全集を日本で実現します。 現在ジャンル別の直輸入盤で流通していますが、当全集なによりの魅力はシベリウスの権威アンドルー・バーネットによる読み応えのある日本語解説、さらに多数 ある声楽曲の対訳を完備した約500ページの単行本型解説書が付いていること。この本だけでも欲しくなります。 お求めやすさを追求し、できる限り価格をおさえました。その結果、日本語解説、対訳つきながらジャンル別BOX直輸入盤で全部揃えるより低価格を実現しました。 また、場所をとらないコンパクトな百科事典仕様にし、CDは紙ケース封入としました。
演奏はBISのシベリウス・シリーズを一躍有名にしたネーメ・ヤルヴィとオスモ・ヴァンスカの指揮者、アンネ・ソフィー・フォン・オッター、ヨルマ・ヒュンニネ ンら歌手をはじめ北欧を代表する豪華演奏陣がオールスター出演。BISの威信をかけた意気込みが伝わってきます。単なる全集としてではなく、これ以上のシベリウ ス演奏は望めません。
特典として、全集完成後に楽譜が発見されたものの録音をまとめた貴重なアルバムをもれなくプレゼント。 外箱も百科事典装丁でオシャレ。本箱にもピッタリ。この価格でこれだけのものは二度と実現できません。これさえあればシベリウスがすべてわかる、超弩級の全 集です。これまでになかったシベリウスの日本語資料で、学校や図書館必需のセットと申せましょう。


KKC-9150(DVD)
税込定価
チャイコフスキー・ファイル〜ある作曲家の告白

挿入映像:バレエ「チャイコフスキー」ウラジーミル・マラーホフ主演、ボリス・エイフマン振付
監督:ラルフ・プレガー
出演:ダーク・ジョンストン
(インタビュー):ウラジーミル・マラーホフ、キャメロン・カーペンター、カディア・グレンケ、フィリップ・バロック

画面:NTSC、カラー、16:9
音声:PCMステレオ
言語:英語、独語
字幕:日本語
リージョン:All、53分
輸入盤・日本語帯・解説付
奇才ラルフ・プレガーによるチャイコフスキーのドキュメンタリー。とは言っても音楽物でも伝記物でもなく、彼の人生と死を同性愛の見地から考証しています。 チャイコフスキーが男色家であったことは知られていますが、何分にもロシア文化の象徴の大作曲家だけに、タブーの領域とされてきました。このドキュメン タリーでは、手紙や日記から彼のゲイライフや偽装結婚の真実などを暴露。映像は幻想的で、腐女子好みのBL 的な美しさに満ちています。さらに同じ世界 の住人であるダンサーのマラーホフやオルガニストのカーペンターが、バレエや音楽でなくチャイコフスキーと同性愛問題について個人的かつ親密な意見を述 べています。その合間にマラーホフ演じるバレエ「チャイコフスキー」の情景や、ドイツのイケメン俳優ダーク・ジョンストンが妄想上のカレ役を演じ、チャイ コフスキーの歌曲「ただ憧れを知る者だけが」を妖しげな眼差しで、韓流ポップス風に歌う様もゲイと腐女子狂喜の世界となっています。
日本語解説書には、ゲイをカミングアウトしている作家・漫画家にして人気ブログ「ゲイです、ほぼ夫婦です」の著者歌川たいじが、同性愛者の視点から見たチャ イコフスキーの私生活の足跡をたどっております。今まで知らなかったチャイコフスキーの真の姿と人生を、歌川氏が思慮深くかつ非常に読みやすい文章でま とめており、映像だけでは理解できない繊細なニュアンスまでも日本語解説として書いていただきました。歌川氏ファンならずとも注目の内容と言えましょう。
「溢れ出る才気、その過剰なエネルギーは苦しみでもある。鬱勃たる情動を恋愛に注ぎ込んでいる最中に、チャイコフスキーは必ず耐え難い打撃に見舞われる。 そして、大きな痛みの中で音楽家として飛躍するのだ。天才チャイコフスキーは生涯、その輪廻から逃れることはできなかった。」(歌川たいじ)
■歌川 たいじ
1966年東京都生まれ。作家・漫画家。 1日10万アクセスをカウントする人気ブログ「ゲイです、ほぼ夫婦です」の著者。 サラリーマン時代に全国紙の一面を使った広告でゲイをカミングアウトし、話題に。ゲイであることを公表しながら株式会社リクルートなどでキャリアを積み、 その後情報サイト「オールアバウト」の同性愛カテゴリを担当、人気を博す。 主な著書に、自身の壮絶な生育歴をドラマティックに描いた伝説的コミックエッセイ『母さんがどんなに僕を嫌いでも(KADOKAWA)』『母の形見は借金地獄 (KADOKAWA)』のほか、ゲイライフの日常を切りとったコミック『じりラブ(集英社) 』などがある。老若男女、セクシャリティを問わず多くの熱烈なファ ンをもつ。2015年『やせる石鹸』で小説家デビュー。

イザベル・ファウスト〜SACDシリーズ (GREAT CONCERTOS 第1弾発売) 限定盤
並外れたテクニックと洗練された音楽性で非常に高い評価を獲得し、その活躍ぶりが目覚ましいヴァイオリニスト、イザベル・ファウスト。 2013年秋に発売されたSACDシングルレイヤー盤「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲」と「ベートーヴェン:ヴァ イオリン・ソナタ全集」は、彼女の卓越した技術と音楽性はもちろん、ハルモニア・ムンディ・フランスの録音の質の高さ、及び角田郁雄 氏が行ったSACD化に際しての技術監修も話題となり、音楽愛好者のみならずオーディオ愛好者の間でも高い評判を得ました。 今回は、そうしたファンからも要望の高かった協奏曲録音をSACDシングルレイヤー盤として6タイトル発売することになり、第1弾発売 の3タイトルをご案内いたします。「GREAT CONCERTOSシリーズ」もベルリンのテルデックス・スタジオから提供されたマスター音源を 角田郁雄氏技術監修のもと、キング関口台スタジオでDSDマスタリングを行いました。
HMSA-0023(1SACD)
シングルレイヤー
国内企画限定盤
税込定価
Isabelle Faust - GREAT CONCERTOS Vol.1
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
弦楽六重奏曲第2番ト長調 op.36*
イザベル・ファウスト(Vn)
マーラー・チェンバー・オーケストラ
ダニエル・ハーディング(指)
ユリア=マリア・クレッツ(Vn)
ステファン・フェーラント、ポーリーヌ・ザクセ(Va)
クリストフ・リヒター、シェニア・ヤンコヴィチ(Vc)

録音:2010年2月/ソシエダ・フィラルモニカ(ビルバオ)
2010年9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)*
※輸入盤:HMC.902075
輸入盤・日本語帯・解説付
ダニエル・ハーディング指揮、マーラー・チェンバー・オーケストラとの共演によるブラームスのヴァイオリン協奏曲。冒頭のヴァイオリン・ソロにまず耳を 奪われます。その後もファウストの繊細かつ芯のある美音が冴え渡ります。なお、ファウストは、ブゾーニのカデンツァを採用。「表情豊かで、作品への畏敬 の念に満ち、構造的には単純ながらオリジナリティに溢れ、ブラームスらしさを保ちつつも、ヴァイオリニストの技量の見せどころもちりばめられている」とファ ウスト自身が熱く語っています。カップリングの弦楽六重奏曲は、繊細な冒頭から見事なアンサンブル。マーラー・チェンバーの若手奏者のほか、ナヴァラや フルニエに師事したクリストフ・リヒターなど世代を超えたメンバーによる演奏で、親密でロマンティックな名曲をたっぷりと聴かせます。 (Ki)
HMSA-0024(1SACD)
シングルレイヤー
国内限定企画盤

税込定価
Isabelle Faust - GREAT CONCERTOS Vol.2
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」*
イザベル・ファウスト(Vn)
プラハ・フィルハーモニア
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
アレクサンドル・メルニコフ(P)

録音:2006年4月/ルドルフィヌム(プラハ)
2006年5月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)*
※輸入盤:HMC.901944(廃盤)
輸入盤・日本語帯・解説付
ベートーヴェンの2大ヴァイオリン名曲を収録した1枚。その格調の高さ、たおやかな美しさ、楽曲のスケールとすべての条件を満たして、王座に君臨するベー トーヴェンのヴァイオリン協奏曲。ファウストは麗しい音色で歌い上げ、特に第2楽章では幸福感に満ちた演奏で聴かせています。一方10曲あるベートーヴェ ンのヴァイオリン・ソナタの最高峰「クロイツェル」。メルニコフとの熱く激しい掛け合いが、いまにも火花が飛び散るかのような熱演を披露しています。この 演奏は「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集」にも収録されている同一音源です。 (Ki)
HMSA-0025(1SACD)
シングルレイヤー
国内企画限定盤

税込定価
Isabelle Faust - GREAT CONCERTOS Vol.3
ジョリヴェ:ヴァイオリン協奏曲
ショーソン:詩曲 op.25
イザベル・ファウスト(Vn)
ベルリン・ドイツSO
マルコ・レトーニャ(指)

録音:2005年12月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
※輸入盤:HMC.901925(廃盤)
日本語帯・解説付
ショーソン生誕150年、ジョリヴェ生誕100年というアニバーサリー・イヤーである2005年に録音されたアルバム。ジョリヴェのヴァイオリン協奏曲は、オー ケストラ、ヴァイオリンの両者にものすごいエネルギーと技巧を要求する難曲。ファウストは、このマグマのような熱い作品に、自身のもつしなやかさ、強さ、 そして優しさ、すべてのパワーを全開にして立ち向かっています。エネルギーと叙情の核融合的作曲家、ジョリヴェのヴァイオリン協奏曲の決定盤といってもよ い名演奏の誕生です。続くショーソンの「詩曲」は、ただならぬ雰囲気を持つオケの前奏から入り、絶妙な間の取り方でファウストのヴァイオリンのソロが奏 でられる瞬間など、背中がゾクゾクするような美しさです。 (Ki)


SUSA-0001(4SACD)
シングルレイヤー
日本国内独自企画
初回完全限定生産品

クレツキ&チェコ・フィル〜ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番 ハ長調 Op. 21
交響曲第2番 ニ長調 Op. 36
交響曲第3番 Op. 55《英雄》
交響曲第4番 変ロ長調
序曲《コリオラン》Op. 62
交響曲第5番 Op. 67「運命」
交響曲第6番Op. 68《田園》
《エグモント》序曲
交響曲第7番 イ長調 Op. 92
交響曲第8番 ヘ長調 Op. 93
交響曲第9番Op. 125《合唱》
インゲボルク・ヴェングロル(ソプラノ)
アンネリース・ブルマイスター(Ms)
マルティン・リッツマン(T)
ロルフ・キューネ(Bs)
チェコ・フィルハーモニーCho

パウル・クレツキ(指)チェコPO

録音:1964〜1968年/プラハ、ルドルフィヌム
レコーディング・ディレクター:エドゥアルド・ヘルツォーク(第1番〜第3番、第5番、第7番&第8番)、ミロスラフ・クバ(第4番)、ラディスラフ・シープ(第6番、第9番、エグモント&コリオラン)
サウンド・エンジニア:フランティシェク・ブルダ
リマスタリング:2015年
※日本語帯・解説付
ポーランドに生まれた、20世紀を代表する指揮者のパウル・クレツキが、名門チェコ・フィルを指揮してセッション録音したベートーヴェンの交響曲全 集を、このたび初SACDシングルレイヤー化。首席指揮者アンチェルのもと黄金時代を迎えていた楽団の鍛え抜かれたアンサンブルが、名匠クレツキが 打ち出すきびしいまでの造形美を体現するこの録音は、数あるベートーヴェン演奏のなかでも特別な光を放つものとして高い評価を得ています。
SUPRAPHONがオリジナル・マスターより2015年に入念にリマスタリングを施し、ドイツでプレスしたディスクを直輸入して、日本国内でパッケー ジ化おります。クレツキとチェコ・フィルによる最良の遺産を、望み得る最高のクオリティでお楽しみいただけます。
上製ディジパックによる愛蔵版仕様。日本国内独自企画、初回完全限定生産品となりますので、お早めにお求めください。 (Ki)

N響85周年記念シリーズ
NHK交響楽団は、2012年10月5日で創立85年を迎えました。それを記念して、過去の名演の中から選りすぐりを初CD化。他では手に入りません。いずれも伝説となった公演だけに、それを耳にできることは信じ難い嬉しさと申せましょう。マスタリングはALTUSが担当。また、それぞれの演奏についての「音楽の友」誌あるいは「音楽芸術」誌に掲載された、当時の批評を採録。高名な評論家が褒めたり貶したりしているものを読みつつCDに耳を傾けることで、文章と実演を自身で確認できるという新しい試みです。
一部のタイトルは『UHQCD』仕様(新マスタリング)です。
■UHQCD新マスタリング
マスターの音質を極限まで再現するUHQCD(Ultimate Hi Quality CD)。新製法の微細ピット転写技術と反射膜に特殊合金を採用することで、従来の高音質ディスクよりさらにマスターに忠実な音を再現します。全てのCDプレイヤーでお楽しみいただけます。
※通常CDは廃盤となっております。

KKC-2001(2CD)
UHQCD新マスタリング
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
D・スカルラッティ:ソナタ.ホ長調K.380(L.23)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番*
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番*
ワルター・ギーゼキング(P)
エミール・ギレリス(P*)、
クルト・ヴェス(指)
ウィルヘルム・ロイブナー(指)*
NHK響

録音:1953年3月21日 日比谷公会堂/モノラル、1957年10月12日共立講堂/モノラル*
2人のピアニストの全盛を伝えきった貴重なドキュメント!曲目的に珍しくないからといって聴き逃したら大きな損失です!ギーゼキングは当時58歳で、これがただ一度の来日。知的に制御されたペダリング、アーティキュションに確信が漲り、求心力の高い演奏から放たれるパワーがモノラルにもかかわらずビシビシ伝わります。「皇帝」は、可憐な弱音から威厳溢れる強打鍵まで、音の芯が一切ぶれることなく推進力を確保しているのがいかにもギーゼキングらしく、第1楽章は18分弱の高速で駆け抜けます。新即物主義の騎手というイメージとは裏腹に、第2楽章では柔軟なアゴーギクを交えて心からのフレー0ジングが聴かれ、タッチの美しさも特筆もの。終楽章は感情剥き出しといえるほどリズムの躍動を最優先した凄みを効かせ、4:27からの激しさは腰を抜かすほど衝撃的。それでも音楽の造形を崩さないところは流石です。引き締まった伴奏を繰り広げるヴェスの指揮も聴きもの。
一方ギレリスもこれが初来日(41歳)。当時の新聞評にもその会場の興奮ぶりが掲載されましたが、こうして録音を通じてもその様子がリアルに目に浮かぶほど白熱的。チャイコフスキーは、ライナーとのスタジオ録音の何倍もギレリスの資質の全てを出し尽くしており、その気迫と推進力、オケとの一体感において、ギレリスの同曲異演盤を大きく凌駕していると言えましょう。終楽章など最初から最後まで火の玉モード!コーダの追い込みに至ってはホロヴィッツの全盛期と双璧の異常ヴォルテージに達し、それを受けてN響が負けじと応酬するのですからたまりません!ベートーヴェンは打って変わって内省的なタッチを聞かせますが、それでも音楽自体は萎縮せず、明るい希望を湛えながら息の長いフレージングを築いています。2曲とも後年の円熟した演奏もありますが、この時期の没入スタイルの最高の演奏であることは間違いなく、それを引き出したのは、決然としたダイナミズムを持つロイブナーの指揮であることも間違いないでしょう。
全てモノラルですが、両ピアニストの特色は余すことなく明瞭に捉えられているのも嬉しい限りです。【湧々堂】

KKC-2003(2CD)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲*
アイザック・スターン(Vn)
クルト・ウェス(指)
ジャン・マルティノン(指)*
NHK響

録音:1953年9月24日、1953年10月28日 全て日比谷公会堂/モノラル*
スターン初来日のライヴ。当時まだ30代ながら、その音楽は既に円熟しており、勢いに走ったり感覚的な美しさに傾かない真摯な演奏スタイルが確立していたことを窺わせます。中でもベートーヴェンは聴きもので、じっくりとしたテンポで一貫し、持ち前の強めの弓圧も、ここでは精神的な深みを湛えながら美しく輝き、音色コントロールに掛ける集中力も見事としか言いようがありません。マルティノンの男性的な伴奏とのコンビネーションも絶妙!【湧々堂】

KKC-2005(2CD)
UHQCD新マスタリング
ラヴェル:ピアノ協奏曲*
リスト:ピアノ協奏曲第1番**
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
 ピアノ協奏曲第4番#
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)*,**、
フリードリヒ・グルダ(P)、
アレクサンダー・ルンプフ(指)*,**
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)#
NHK響

録音:1965年4月3日*、5月31日**、1967年2月22日、1969年5月2日# 全て東京文化会館/ステレオ
当時異端視されていた二人のピアニストの初来日時のライヴを収録。このN響シリーズは、ほぼ全てのライナーに当時の批評記事が掲載されていますが、ここではその異端ぶりを受け止め切れない評論家の文章が載っています。その反応は確かに隔世の感はありますが、ただミケランジェリが弾くリストだけは、今聞いても普通ではありません。まずこの曲をステレオで聴けるのは大変貴重。それだけに禁欲的な佇まいとタッチの厳格な峻別ぶりが恐いほどリアルに伝わります。特に第3楽章では、音価の保ち方、左右声部のバランスなど非の打ち所のない潔癖さが顕著に現れ、激辛の音楽に変貌。随所に入るトライアングルまでも凍りついています!終楽章も、一瞬でもウキウキした顔を見せたらそっと刺されそうな緊張感!技巧のデモンストレーションを徹底的に排して、音楽を克明に鳴らすことのみに専心した演奏…と言えますが、その裏ではその技巧に尋常でない磨きをかけていたことを改めて痛感させる演奏です。
同じ異端でも、ミケランジェリと好対照なのがグルダ。音楽する楽しみを皆で共有したいという意欲に溢れた演奏で、特に第4番は、マタチッチのスケールの大きな指揮も含めて感動的です。【湧々堂】

KKC-2007(2CD)
ボロディン:交響曲第2番
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
シューベルト:ロザムンデ序曲*
 交響曲第9番「ザ・グレイト」*
 「ロザムンデ」〜バレエ音楽第2番*
ジョゼフ・ローゼンストック(指
ウィルヘルム・ロイブナー(指)*
NHK響

録音:1977年2月16日、2月4日NHKホール/ステレオ、1964年1月19日NHKホール/モノラル*
N響の基礎を築いたローゼンストックが指揮する2曲は、現在のNHKホールでの唯一の録音で、しかもステレオ!ロシア的な野趣よりも、細部を蔑ろにしない厳格さと品格を感じさせる演奏です。ボロディンでは特に第2楽章が、ホルンの感動的なソロも含めてフレージングの美しさが際立ちます。
「悲愴」では第1主題などでロマンティックなアゴーギクが見られますが、全体の構築は常に見通しがよくスタイリッシュ。情に流されないストイックなアプローチが光り、緊張感溢れる演奏を展開。第1楽章展開部や第3楽章の声部バランスの完璧さは驚異的で、呼吸の振幅の素晴らしさには、ローゼンストックが如何にスケールの大きな音楽性を保持していたかを思い知らされます。終楽章冒頭は節度をもって滑り出しますが、逆にこれ見よがしに絶叫しないそのスタイルがチャイコフスキーの音楽自体を更に高みへと昇華させており、独特の威厳を醸し出しています。ローゼンストックがこの最後の公演以降、事実上引退生活に入ってしまったことが痛恨の極みです。
一方のロイブナーは生粋のウィーン人で、ローゼンストックとはまさに好対照の音楽作りながら、ここで聴く限り、なかなかに引き締まった音像を築き、推進力のある演奏を繰り広げています。
「グレート」は、全体に穏健なテンポ感で進行しますが、第1楽章序奏から首部への移行や、第2主題への場面転換はメリハリが効き、決してなんとなく優雅に流すという意味での「ウィーン風」な演奏ではありません。ただ、第3楽章中間部だけは、鄙びたウィーンの田舎風。終楽章コーダは、なんとクレッシェンドで締めくくります!
なお、このシーズンにはウィーン・フィルのウィルヘルム・ヒューブナーが客演コンサートマスターを務めたそうですが、「ロザムンデ」序曲の序奏部で、浮き上がったように甘美な音を奏でているのが彼かもしれません。【湧々堂】

KKC-2009(2CD)
UHQCD新マスタリング
ブルックナー:交響曲第2番(ノヴァーク版)
交響曲第4番「ロマンティック」(ノヴァーク版)*
オットマール・スウィトナー(指)NHK響

録音:1980年11月27日NHKホール/ステレオ、1971年12月6日東京文化会館/ステレオ*
スウィトナーらしい、重厚でありながらも一切深刻ぶらないブルックナー。
「第4番」は、スウィトナー初来日時の演奏で、ライナーに掲載されている大木正興氏の文章にある通り、N響の自発性がいかんなく発揮されているのが特徴的。第1楽章から実に清々しく、第2主題がこれほど虚飾なく素直に歌われることも珍しいのではないでしょうか。第2楽章さえも常に明るい日差しが立ち込め、和声の見通しもよく、インテンポを貴重とした進行が清々しい空気を運びます。第3楽章は荒削りなほど推進力満点。終楽章も一切身構えた所がなく、音楽の輪郭を明確にしながら生の歓びを謳歌。9:42からの極めてロマンティックなはずの弦の楽想が、野武士のように荒くれているのにも驚愕。
更に感動的なのが「第2番」。これは、マタチッチ晩年の「第8番」と並ぶ名演奏と叫ばずにはいられません!
「第2番」も必要以上に表情を後付けせずに、素直な進行を目指した点では「第4番」と同じですが、この9年間のスウィトナーの円熟には目を見張るばかりです。第4番とは曲想が異なる点を差し引いても、内省的な深みが格段に増していることは第1楽章第2主題で既に明らかで、スウィトナーの持ち味である歌の要素もバランスよく配合。そしてコーダの響きの雄渾さ!第2楽章は最初の出だしからオーラを感じ、ホルンの副主題が登場する前の静謐さや、3:31からの主題回帰のしなやかさは心を捉えて離しません。コーダの難関ホルンも敢闘賞もの。第3楽章も粗野な楽想をそのまま放出せず、音の凝縮ぶりが素晴らしく、格調高い緊張が漲ります。その緊張は終楽章で更に熱く強固となり、N響もコンディションを崩さず、自発的な音楽奉仕に専心。魂を感じない音など一音も存在しません。この名演だけでスウィトナーをブルックナー指揮者と格付けなどできませんが、少なくとも「第2番」に関しては、曲の構造面のみならず、音の全てに精神を凝縮し尽くした点で、古今を通じて決して忘れてはならない存在だと確信した次第です。【湧々堂】

KKC-2011(2CD)
UHQCD新マスタリング
ワーグナー:「神々の黄昏」〜ジークフリートのラインの旅/葬送行進曲
 「ジークフリート」〜森のささやき
 「ローエングリン」〜第1幕前奏曲/第3幕前奏曲
 「リエンツィ」序曲
 「トリスタンとイゾルデ」〜イゾルデの愛の死
ハチャトリアン:組曲「仮面舞踏会」*
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」*
ホルスト・シュタイン(指)NHK響

録音:1973年2月5日、1975年2月21日、2月26日東京文化会館/ステレオ、1990年2月2日NHKホール/ステレオ*
ワーグナーはシュタインの日本デビューの1973年から、N響名誉指揮者に任命された1975年までの演奏を収録。シュタインには同様のワーグナー作品集の録音が他にもありますが、その鬱蒼とした雰囲気を湛えた音色の味わいと呼吸のうねらせ方、渾身の表現意欲の結晶度は、この録音がダントツと言えましょう。シュタインは当時まだ40代で、「ジークフリートのラインの旅」で顕著なように、キビキビとしたリズムの弾力と推進力は、時にトスカニーニを思わせるほど。「リエンツィ」のような軽い作品でも運動会的な浮かれた響きではなく、着実にブロックを積み上げて重厚な響きを形成する劇場叩き上げの匠の技には、時を忘れて聴き入るばかりです。特に序奏部の深みは出色。「トリスタンとイゾルデ」は、フレーズが綺麗に水平に流れるだけでなく、無骨な造型と芯のある拍節がまさに純正ドイツの響きで、官能的な味付けを表面的に施す必要など感じさせない求心力の高さ。そして圧巻は「葬送行進曲」!
ディスク2は、シュタインがワーグナーとは別の意味で愛着を持ち続けたロシア音楽集。リズムの腰の入れ方はドイツ的とも言えますが、そこには常に嘘のない表現の衝動が宿っているので、慣れない作品を無理やり振ったような据わりの悪さなどもちろん皆無。
「仮面舞踏会」の“ワルツ”や“マズルカ”の愛嬌たっぷりのニュアンスだけでもそれは明らかでしょう。最後の“ギャロップ”も金管にスパイスを効かせるロシア的アプローチとは異なり、全体のブレンド感を重視した骨太な演奏で、有無を言わせぬ説得力。
「シェエラザード」がこれまた大名演!これは、シュタインのN響との共演の中で、後年のR・シュトラウス:「英雄の生涯」などと並ぶ屈指の名演奏です!徹頭徹尾各パートが意味深く響き、かつ緊密に融合し合った演奏で、第1楽章だけでも、単なる情景描写ではなく、純音楽的なイメージの増幅力が尋常ではありません。第2楽章は、まずオーボエ・ソロが鳥肌ものの巧さ!泣かせます!その他のシーンでも管楽器ソロの巧さはどれも信じ難いものばかりですが、このオーボエは特に必聴。そして中間部の起伏の豊かさ!第3楽章の包容力のあるロマンも、聴き手の心の深部にじっくりと語り掛けます。中間部の音色の遠近法的なコントラストの絶妙さにも唖然。8:37の壮大な音像の広がりと色彩のリアルさも聴きもの。終楽章もスピード感で畳み掛けるのではなく、どこまでも熟成の音楽。舞台上の登場人物が演技しやすい最適な音楽を常に提供しているような、劇場叩き上げ指揮者の面目躍如たる棒さばき!難破シーンも音量で度肝を抜く魂胆など皆無で、音楽の有機的な流れを重視。スカっとした爽やかな演奏にはない、音楽のひだの風合いを是非感じていただきたいものです。【湧々堂】

KKC-2013(2CD)
UHQCD新マスタリング
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番
ヘンデル:ハープシコード組曲第7番ト短調HWV.432〜パッサカリア
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」#
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲*
 夜想曲*〜「雲」/「祭」*
デュカス:魔法使いの弟子*
ラヴェル:道化師の朝の歌*/ボレロ*
エリック・ハイドシェック(P)、
アンドレ・イゾアール(Org)
ピエール・デルヴォー(指)NHK響

録音:1978年11月8日、11月15日#、1978年11月17日* 全てNHKホール/ステレオ*
N響の過去の演奏の中でCD化して欲しいものはたくさんありますが、中でも個人的に最も熱望していたのがこのデルヴォーの演奏会でした。改めてCDで聴くとあの日の感動が偶然のものではなかったことが確認できるだけでなく、デルヴォーにしか成し得ないふんわり漂うようなハーモニーの感覚とリズムの洒脱さ、日本のオケとは思えぬ音色に驚きを禁じえず、感動もひとしおです。
まずはDisc2。「牧神の午後の前奏曲」は、出だしの音からびっくり!なんと柔らかく頬に擦り寄る音色でしょう。フルートに続のくホルンの合いの手は、ヴィブラートの掛かり具合といい色香といい、フランスのオケと錯覚するほど。0:43のハープの入り方は、直前の全休止との間合いの良さも含め、砂に水が染みこむように優しく浸透。その瞬間に全身がとろけそうです。第1主題の変奏部分(3:19〜)の各パートの音は、小さな花火のように可憐に飛び散り、第2主題はシルキーで伸びやか。中間部主題はメロディアスな美しさだけでなく、弦の背後でピコピコうごめく木管の音型を浮揚させて愛の営みを彷彿とさせるのです。信じ難い名演です。
デュカスは、終止チャーミングでパステルカラーの音彩の魅力に溢れています。曲の進行と共に後半は深くなり、音の重心は軽く維持したまま緊張感を確実に高めていく手腕は流石。コーダ直前の脱力感と透明な音色も魅力。最後のトゥッティがまた洒脱の極み!
「道化師の朝の歌」もテンポの伸縮といい色変の放ち方といい、簡単に真似できる代物ではありません!リズムを決して深く打ち込み過ぎないことで人懐っこい雰囲気が湧き立ち、音楽の流動性もグンとアップ。ファゴット・ソロが始まると空気は一変!テンポを落として弦が密やかな空気を醸し、スーッと音が浸透。その浸透力がまた心に染み入るのです。
「ボレロ」は18分以上要するスローテンポ。高圧的な威厳とは異なり、ここでも終始小粋。段階的な音の積み上げが説明調にならず、気がつくと華やかな大団円に達しています。小太鼓をかなり全面に出しているのも特徴的。
Disc1のモーツァルトも絶品。ハイドシェックは例によって独自のアゴーギクと強弱対比を駆使して自身の美学を貫徹。デルヴォーもそれに完全に付き従っています。特に終楽章の陰影の濃さは比類なし。通常に比べてかなり強い打鍵にも確信が満ちており、深みのある弱音との対比によって、恐ろしく意味深い音楽に変貌しています。
しかしなんといっても目玉はサン・サーンス。TV放映で見た時の感動が鮮やかに蘇ると同時に、30年以上も前の記憶がいかに曖昧で、当時は大切なニュアンスを聴き漏らしていたかを思い知らされました。
第1楽章冒頭は、柔らかなテクスチュアで詩的な雰囲気満点。主部はゆっったりとしたテンポでハーモニーのニュアンスを確認するように着実に進行。楽想が変わるたびに律儀にテンポを落とすのには、一時代前のロマンティックな音楽作りの名残を感じさせます。音の全てが愛くるしい表情を浮かべて語りかけ、今まで聴いてきた演奏が立体的な構築を最優先したものばかりだったことに気付かされます。音楽は小じんまりするどころか自然なスケール感を確保し、聴き手を包み込む懐の深さによって大きな宇宙を形成しているのです。アダージョに入ると涙を禁じ得ない美しさ!スコアからこれ以上音楽的要素を炙り出しようがないというほど、美の全てがここに凝縮されていると言っても過言ではありません。そして第2楽章後半はデルヴォーの色彩センスの大放出!テンポはスローで悠然と進行しますが、スヴェトラーノフのように下から突き上げるようなスケール感とは好対照で、浮揚する音の波動を捉え、空気感で勝負するようなこんな奥義、ちょっと他では聴けません。名手イゾアールのオルガンはかなり盛大で、金管も容赦なく全面に突出させていますが、それは決して部分的な演出ではなく、そのバランスでなければイメージする全体像を表出できない信念に満ちているので、説得力も絶大。
コーダの大きなテンポの落とし方も感動的。徹頭徹尾、この作品がフランス音楽であること痛感させる素晴らしき演奏です。
N響の適応力の高さにも改めて感服。フランス風イディオムをなぞるだけでなく、NHKホールの絵が浮かばないほど、フランスの音なのです。それを短い練習期間のうちにやってのけたのがデルヴォー。この2枚組は音の良さも手伝って、そのデルヴォーの魅力の全てを捉えきった初めての録音と言わずにいられません。【湧々堂】

KKC-2015(2CD)
UHQCD新マスタリング
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
ブルックナー:交響曲第8番(1890年版)*
ギュンター・ヴァント(指)NHK響

録音:1979年11月9日、1983年12月15日* 全てNHKホール/ステレオ
ヴァントがブレイクする直前にN響と共演した記録。
シューベルト
はその初来日時の公演ですが、これが凄い!有名なベルリン・フィルとの録音なども存在しますが、それらにはない魅力が満載。否、ヴァント最高の「グレート」言いたい逸品です!第1楽章序奏はゆったりと何の変哲もなく流れているようでいて、各パートの音は鋼のような強さを宿し、早々にドイツ精神の底力を見せつけます。BPOとの録音ももちろん素晴らしいですが、ここでは初共演ゆえの慣れ合いのなさとも相まって、絶対に譲れない意地のようなものを強烈に感じさせるのです。主部以降も音楽の骨格は終始強靭。対旋律や金管の裏打ちリズムも妥協を許さず表出させ、恐ろしく立体的な音像が聳え立ちます。終結部に向かう13:24からのテンポの落とし方、刻印の強さも他の録音にはない魅力。第2楽章は強弱対比の意思が明確で、それが説明調にならないのは流石。2:27から次の楽想へ移る際のインテンポによる強烈なエネルギー放射にはびっくり!少しでもテンポを落としたら許さないというヴァントの形相が目に浮かびます。中間部は高潔の極み。ここでもオケに休息を与えないのは言うまでもありません。終楽章は速めのテンポで推進力満点ですが、0:57のように金管の対旋律を徹底表出させるなど、独特の骨のある造型力も大発揮。N響のアンサンブルも最後まで本気。
全く同じ事がブルックナーにも当てはまり、他の異演盤を凌ぐ意志の強さに圧倒されます。この1983年の共演がN響との共演は最後になってしまいましたが、1979年と比べてN響もヴァントの手法に慣れたと見えて、一層自発的な演奏を繰り広げています。しかし、細部へのこだわりと音楽の仕組みを明らかにするヴァントの意志は相変わらず強靭で、その精神力には敬服するばかりです。中でも第3楽章の祈りの深さは異演盤と比べても出色で、音の末端まで緊張が浸透し尽くしています。終楽章の迫力も強烈ですが、人間臭さ丸出しのそれとは異なる超然とした精神の塊として飛翔を続けます。やはりここでもN響は疲れ知らずでヴァントの要求に応え尽くし、遂にはN響のブル8演奏史上最高といえる感動的なコーダに持ち込むのです!
ヴァントは同じ作品でも、その都度アーティキュレーションやアクセントなど綿密に洗い直していましたが、その音楽構造にかける意志をここまで強く感じさせる演奏も珍しく、しかもその全てが音楽的な感興に結びついているのですから感動もひとしおです。シュトゥットガルト時代のチェリビダッケが最もチェリビダッケらしかったという言い方ができるのと同様に、この時のヴァントが最もヴァントらしかったとも言えるのではないでしょうか。【湧々堂】

KKC-2017(3CD)
UHQCD新マスタリング
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 ウィルヘルム・ケンプ(P)
森正(指)NHK響

録音:1970年4月7日(1‐3番)、9日(4、5番)
全て、東京文化会館・ステレオ・ライヴ
5度目の来日をした際のベートーヴェンのピアノ協奏曲連続演奏シリーズを収録。ケンプというとお決まりのように「技巧型ではなく精神で奏でる」と評されますが、その技巧とは何を指しているのでしょうか?子供でも判別できる「音を外す」ことを言うのなら、あのポリーニだって外すことはあります。逆に技巧派と言われる人でも音色の使い分けができない人は存在します。ここでの特に初期の作品を聴くと、そういう疑問が増大するばかりです。
とにかく、語り口からこぼれる人間的な優しさ、独特の緊張に裏打ちされた揺るぎないフレージングの魅力はかけがえの無いものです。また当時ケンプは75歳でしたが、精神は全く枯れていないばかりか、モーツァルトの影響を意識した小じんまりした演奏にも傾くことなく、内面に強靭な意志を湛えた求心力の高い演奏となって繰り広げられます。「第1番」第1楽章展開部、最後の急降下音型の鮮烈さ、カデンツァでの渾身のアクセントを伴う打鍵など、まさに名人の語り口そのもの!「第3番」第1楽章主題最後の音の、決して感覚的な切れ味からは引き出し得ない強靭な重みとその直後の柔和なニュアンスのコントラスのと妙も精神とテクニックのバランスの絶妙さの表れではないでしょうか。終楽章冒頭もタッチは柔らかいのにそこに宿る意志は揺るぎなく、フレージングに一貫した緊張をもたらしているのが感じ取れます。
「皇帝」では、第1楽章6:50以降、アクセントが少しのあざとさも帯びずに生命力を与えるさまをお聴き逃しなく。
森正の指揮も絶妙。ピアノを引き立てながらも当たり障りのない伴奏に終始するのではなく、確かな造形力を持ってベートーヴェンに相応しい音像を築いています。【湧々堂】

KKC-2020(2CD)
UHQCD新マスタリング
リヒテル&ベルマン
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番*
 ピアノ協奏曲第27番*
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
スクリャービン:練習曲変ロ短調Op.8-11/嬰ニ短調Op.8-12
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調Op.3-2
ベートーヴェン(ルビンシテイン編):トルコ行進曲
スヴャトスラフ・リヒテル(P)*、
ラザール・ベルマン(P)
ルドルフ・バルシャイ(指)*
岩城宏之(指)、NHK響

録音:1970年9月15日東京文化会館*、1977年10月6日NHKホール
全てステレオ・ライヴ
“鉄のカーテンを越えてやって来た二人の巨匠ピアニストの初来日公演”
リヒテルによるモーツァルトの「第22番」は、まずオケの導入の重厚な響きにびっくりさせられますが、それに続くリヒテルのピアノは例によって内省の極み。優しく微笑みながらもどこか暗さを秘めたフレージングと音色はリヒテル以外の何物でもなく、展開部ではそのニュアンスの陰影が更に深まります。そんなリヒテルの芸術性と作品の持ち味が完全に一致を見る第2楽章は感動の極み。終楽章はタッチの質がこれ以上望みようのない厳選され尽くされたまろやかさ!5:01以降の「慈しみ」などという単純な形容では収まらない感興豊かさ、6:39からの弦のピチカートと完全に同化した幻想的なニュアンスなど、聴き逃せないシーンの連続です。
「第27番」はブリテンとの共演による録音も存在しますが、残念ながらリヒテルの大きな弾き損じがあっただけに、この来日ライヴの復刻は垂涎!しかも、録音の良さも含め、ブリテン盤以上に表現の訴求力が深く、それでいながら、演奏者の個性が作品を飛び越えることなく完全に調和しながら幽玄のニュアンスが紡ぎ出される様に涙を禁じえません。特に第2楽章の琴線に触れる情報量の多さは驚異的で、その全てを受け止めるには、聴き手にも相当の覚悟が必要でしょう。
作品も芸風もリヒテルと対照的なのがベルマン。チャイコフスキーでは想像通りの豪放なピアニズムを披露し、終楽章2:03から倍にテンポを落とすなどユニークな解釈も見られますが、ここでもむしろソロ作品の説得力の高い演奏にご注目を。妖艶なスクリャービン。そして極めつけは、ベルマンのトレードマークとも言える「トルコ行進曲」。超重量級の快演で、存在感絶大です。【湧々堂】 
※モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番は、第3楽章冒頭にあるべきトラックが、第2楽章の途中に割り振られています。

KKC-2022(2CD)
UHQCD新マスタリング
ギレリス&ゲルバー
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
バッハ(ジロティ編):前奏曲ロ短調
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番*
エミール・ギレリス(P)
ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(P)*、
ヴァルフガング・サヴァリッシュ(指)
NHK響

録音:1978年4月19日、1980年4月9日*
全て、NHKホール・ステレオ・ライヴ
“サヴァリッシュの盤石の指揮で実現した、二人のピアニストの絶頂期の名演!”
2人のピアニストにとって十八番といえる作品であるだけに質の高い演奏であることは聴く前から予想できるにもかかわらず、これ程感動させられるとは!もう誤解を恐れず、両者のスタジオ録音を上回る名演と断言せずにはいられません。
「皇帝」は、ギレリスの絶頂期の幕開きを告げる素晴らしさ。強打鍵はもちろんのこと些細な弱音にも毅然とした芯が宿り、表現意欲も極めてアグレッシブ。第1楽章のカデンツァなど、いきなりインテンポで飛び込んだかと思うと繊細なアルペジョまであっという間に音楽が流れ、こんな短いカデンツァだったかと思うくらい聴き取るべきニュアンスが豊富。そういう意味では、第2楽章はまさに時間を忘れさせる究極の美しさで、終楽章に進まずこのままこの夢のニュアンスに浸っていたいと思うほど。しかしその終楽章、冒頭主題のテンポに誰にも有無を言わせぬ強靭な意思が脈打つのを聴いて早々にノックアウト。テンポそのものに音楽性が漲るという奇跡をぜひご体感ください。
ゲルバーは、これがN響との初共演ですが、これまた月並みな感動では済まされません!第1楽章で最初に強打鍵で圧倒する箇所(3:35付近以降)の、音が割れる寸前の強烈な打ち込みと神々しさに、さっそくブラームスを徹底的に堪能しているという実感が得られます。ゲルバーは手が小さいことでも有名ですが、6:37以降で更に熾烈を極める強打の応酬は、その重量感といいタッチの高潔さといい、どうしてこんなことが可能なのでしょう?そしてコーダでのトリルの尋常ならざるヴォルテージも、これ以上のものがあれば是非お教え下さい。緩やかな第3楽章でさえ弱音の底流には熱い精神が絶え間なく息づき、決して聴き手を安らぎを与えることはありません。感覚的にメランコリックなフレージングであってもも綺麗に横滑りさせるのではなく、ブロック的な構築を貫徹している点も、まさにブラームス以外の何物でもありません。聴き手に息をつかせる瞬間を敢えて探せば終楽章の前半ですが、気がつけば巨匠サヴァリッシュを向こうに回すほどの風格と精神高揚力に全身鳥肌!ゲルバーはこの曲を弾くために生まれてきたとしか思えません。  【湧々堂】

KKC-2024(2CD)
シュヒターの「新世界」
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」*
レスピーギ:交響詩「ローマの松」*
ドヴォルザーク:交響曲第8番
スメタナ:交響詩「モルダウ」
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第10番ホ短調Op.72-2
ウィルヘルム・シュヒター(指)NHK響

録音:1959年3月21日、1959年11月8日(ステレオ・ライヴ)*、1959年10月4日(モノラル・ライヴ) 以上,旧NHKホール
“ただの鬼トレーナーではない!シュヒターの深い歌心と色彩感覚にご注目を!”
1959年から62年までN響の常任指揮者を務めたドイツの指揮者シュヒターの、厳しいトレーニングの成果を凝縮した貴重な録音集。
シュヒターのお披露目演奏会である「新世界」は、トスカニーニ張りの快速テンポで厳格な構成力が際立つ演奏。第1楽章の第2主題では明確に減速処理を行い、続くフルートの小結尾主題もノスタルジックな性格を確実に刻印するなど、シュヒターの強固な意志に一切の揺るぎはありません。終結部のトランペットのクレッシェンドもスコアの指示を露骨なまでに厳守。終楽章も感傷を排したイン・テンポ進行。団員の決死の形相が眼に浮かぶほど緊張が渦巻いまています。シュヒターの唸り声も随所に聞かれます。
それに対して「交響曲第8番」は、第1楽章の序奏からローカルな味わいを全面に出し、フルートソロも懐かしさを噛み締める風情を漂わせる、「新世界」と同じ指揮者とは信じがたいほど。主部に入ってからも推進力よりも濃厚なアゴーギクを盛り込みながら感情のひだに訴えるフレージングを敢行。2:22からの弦のフレーズのなんと物憂げなこと!第2楽章の滑り出しも同様に憂い満点。呼吸の大きさと余韻の深さが心の響きます。更に第3楽章では後ろ髪をひかれる風情がますます濃厚となり、第2主題直前で一旦ルフト・パウゼを挿入してからテンポを落として中間部へ入るその情感たるや、溜息が出るばかりです。3:28からの弦のフレージングでは、掛けられる全ての箇所にポルタメントを付加しますが、嫌らしいどころか音が結晶化し切っているので芳しさの限り!終楽章冒頭のファンファーレはごく標準的なテンポで始まりますが、続くチェロの主題はこれまた郷愁の塊!主部はまさにシュヒターならではの厳格な構成力を駆使して凝縮力の高い演奏を展開しますが、それでも「新世界」終楽章のような向こう見ずな推進力とは別物。
驚愕の名演がスラブ舞曲!全曲の中で最も感傷的なこのOp.72-2の性格を更に押し広げ、緩急自在の即興的なテンポ変動を交えながら感情の揺れをここまで徹底的に炙り出した演奏が他にあったでしょうか?しかも中間部との音像コントラストの実に鮮やかなこと!
しかし、全収録曲の中で白眉は「ローマの松」でしょう。まず驚くのが音質の良さ!「新世界」同様ステレオ収録ですが、こちらは放送のために万全の体制で行われた録音(拍手なし)で、ホールの空間的な広がりまで見事に捉えられています。妥協のないリズムの躍動はもちろんのこと、「カタコンブ」に象徴されるように幻想的な音の色彩の表出と、しなやかなフレージングの訴求力の高さ、綻びが皆無に近いアンサンブルの質の高さなど、驚異の連続!。そして最後は、恐ろしく陰影の濃いド迫力の「アッピア街道」に打ちのめされることになります。【湧々堂】

KKC-2026(2CD)
UHQCD新マスタリング
マタチッチ〜ワーグナー他
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲*
ワーグナー:「リエンツィ」序曲**
 「さまよえるオランダ人」序曲
 「タンホイザー」序曲
 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲
ヤナーチェク:シンフォニエッタ##
コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」##
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1945年版)#
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)NHK響

録音:1969年5月27日東京文化会館*、
1973年12月27日、1975年12月4日**、
1973年12月5日#、1973年12月14日## 以上,NHKホール
全てステレオ・ライヴ
“「ハーリ・ヤーノシュ」〜間奏曲の面白さは空前絶後!”
指揮姿はぶっきぼうでも、全身から溢れ出る強烈なオーラで団員を奮起させるマタチッチの芸の威力をまざまざと思い知らせれる2枚組です。
ワーグナーは、細部を精緻に突き詰めるスタイルとは対照的な演奏。テンポ自体はごく標準的なのに、弾丸のような推進力が常に漲り、オケ全体がマタチッチの放つオーラに自然に突き動かされて体当りしている姿が目に浮かびます。特に、刻々と変化するテンポに伴って多彩なニュアンスが現出され、終結部で豪放な迫力を見せる「オランダ人」は聴きもの!「マイスタージンガー」もまさに弾丸モード。
ディスク2では、まず「ハーリ・ヤーノシュ」が強烈!ハンガリー的な民族色以上に音の凄みで圧倒し続け、空前絶後のドラマティックな演奏となっていますます。“ウィーンの音楽時計”は速めのテンポで畳み掛け、この上なく豪奢。“間奏曲”も猛獣のような勢いで突進する一方で、ツィンバロンのソロに配慮してオケの音量を慎重に加減する配慮も見られます。腰を抜かしそうになるのが、ツィンバロンのカデンツァを引き立てるために、オケのフレーズの最後を延々と引き伸ばし、「さあお聴きあれ!」と言わんばかりに名人芸に華を持たせる粋な計らい!そのツィンバロン・ソロの土臭いというよりもドギツいまでの派手さも必聴!
「火の鳥」は、珍しい1945年版による演奏。スヴェトラーノフもN響と同じ版で大名演を聴かせましたが、その重戦車のような演奏とは異なり、リズムのエッジを立て、表情の明暗、硬軟のコントラストを克明に表出。“王女たちのロンド”は単なるノスタルジックな演奏ではなく、0:21からのオーボエの旋律から0:49までをカデンツァ風に一息で描くフレージングの妙からイチコロ!他の版との響きの違いが最も顕著な“終曲”も個性満点。2:14からの八分音符の鋭利な刻みは、ピアノの響きを強調して、独特のドライな色彩を引き出し、1919年版の朗々と歌う四分音符のフレーズとの差異を露骨に表出!度肝を抜かれます。【湧々堂】

KKC-2028(3CD)
UHQCD新マスタリング
ブラームス:交響曲全集
交響曲第1番ハ短調Op.68
交響曲第2番ニ長調Op.73*
交響曲第3番ヘ長調Op.90**
悲劇的序曲Op.81#
交響曲第4番ホ短調Op.98##
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
NHK響

録音:1973年6月23日NHKホール(柿落し公演)
1971年5月8日東京厚生年金会館*
1972年4月19日東京文化会館**
1972年5月4日東京文化会館#、
1975年4月23日NHKホール##
全てステレオ・ライヴ
サヴァリッシュ40代後半の活気漲る演奏。基本的に過剰な物々しさや大きなテンポの緩急は避け、音楽の推進力を際立たせていますが、ピンポイント的にガクッとテンポ落として見得を切る箇所も散見され、そこにはいかにも大家然とした余裕と言うよりは厳格な統制の痕跡を感じさせるのが特徴的で、N響の団員も襟を正して緊張の面持ちで臨んでいる様子が目に浮かびます。このコンビのブラームスは後年のさらに円熟した演奏も存在しますが、ここでのストレートな内燃エネルギーの凝縮力と放射の鋭敏な切り替えは、この時期ならではの魅力で、第1番の終楽章コーダの思い切ったインテンポでの畳み掛けなどはその好例でしょう。
交響曲もさることながら、忘れてはならないのは「悲劇的序曲」の濃密な名演!【湧々堂】

KKC-2031(2CD)
スウィトナーのマーラー
交響曲第1番ニ長調「巨人」
交響曲第2番ハ短調「復活」*
オットマール・スウィトナー(指)
NHK響、曽我栄子(S)、辻宥子(Ms)、
国立音楽大学cho

録音:1973年1月12日東京文化会館、1979年1月12日NHKホール*
共にステレオ・ライヴ
スウィトナーの素直で純朴な歌心が生きた演奏であると同時に、スウィトナーのマーラーに対する基本姿勢を改めて窺わせる意味深い復刻です。
「巨人」第1楽章序奏部の春の日差しを思わせる明朗で温かな響き!これこそまさにスウィトナーのマーラーを象徴するものではないでしょうか。主部以降は、自然な流れに任せているようでいて木管の些細なフレージングにも愛情を滲ませ、表情にもデリカシーが香り、頬に吸い付くような風合いの音楽が流れます。「明朗」といえば、第3楽章冒頭のコントラバスのソロの伸びやかさにはには一瞬驚かされます。息も絶え絶え歩むイメージとは正反対で、過剰な女々しさや消沈を露骨に晒すのはスウィトナーの趣味とは反し、「希望の光のない音楽なんて耐えられない」という声が聞こえてきそうですが、それで脳天気な音楽に成り下がるどころか、嘘のない共感が聴く側の心を捉えて離さないのです。イタリア人の血も引くスウィトナー特有のカンタービレの魅力も満載。終楽章ももったいぶった表情は避けることでかえって音楽の構造がクッキリと浮上し、4:18からの弦の熱い愛情迸るカンタービレもビリビリと胸に迫ります。必要十分な推進力とダイナミズムもしっかり確保されていることは言うまでもなく、コーダの熱気は圧巻。終演後の聴衆の熱狂も大いに頷けます。
更なる名演が「復活」!深刻にならざるをえないこの曲でもスウィトナーのスタンスは同じで、いわゆる「毒」を前面に出さないのですが、音楽の充実感は破格で、特に9:07付近からの厳格に低速を貫徹して強固に意志を刻印するシーンでも明らかなように、内容自体は踏み込みの強い濃厚なものとなっており、それが感動に直結!この感覚、プレートルのマーラーに心底共鳴された方ならお分かりいただけるのではないでしょうか。辻宥子が歌う「原光」は稀に見る名唱ですが、終楽章の素晴らしさといったらもう尋常ではありません!アンサンブルの精度も含め、N響のマーラー演奏史上これは屈指の名演奏と言えましょう。合唱の歌い始めのニュアンス!明らかに普通のモードではありません!しかもこの合唱の奇跡的な素晴らしさはこの一瞬の出来事ではなく、コーダでは絶対的な存在感を示し、スウィトナーのとてつもなく大きな包容力とともに宇宙規模のスケール感に発展するのです。 【湧々堂】

KKC-2033(2CD)
UHQCD新マスタリング
ホルスト・シュタインのシベリウス
交響曲第2番ニ長調Op.43
トゥオネラの白鳥Op.22-2*
交響詩「フィンランディア」**
交響曲第1番ホ短調Op.39**
交響曲第7番ハ長調Op.105#
ホルスト・シュタイン(指)NHK響

録音:1975年2月26日、1981年2月6日* 以上,東京文化会館
1987年11月18日#、1990年2月8日** 以上,NHKホール
全てステレオ・ライヴ
“作品のイメージに囚われず「音楽のあり方」を実証したシュタインの偉業!”
シュタインお得意のシベリウスですが、録音年も会場も異なるにもかかわらず、全てにシュタインらしさがはっきり刻印されていることに驚きを禁じえません。重心を低く保って中低域をたっぷり響かせる音楽作りは、本領のドイツ音楽でもシベリウスでも基本的に変わらず、どんな音楽にでも適用できる特有のセンスを持ちあわせていた指揮者だったことをを再認識させられます。
交響曲第2番は、第1楽章の弦の導入部で優しく温かな語り口心を捉えます。響きは意外なほど洗練されており、特に弦のテクスチュアの美しさは格別。主旋律を主体とした音像作りにもかかわらず、音楽が皮相なものにならずに奥行きと豊かさを感じさせるのも並外れた音楽家魂の象徴。聴きものはやはり終楽章。朴訥とした表情の中にも揺るぎない確信と共感が漲り、スケールも雄大。音量増大によるものではなく音楽の構え自体が大きいので、その安定感は抜群。
「トゥオネラの白鳥」は、しなやかな呼吸と精妙な響きの統制、心からの共感によって、単に陰鬱な音楽ではなく真に詩的なニュアンスを表出。しかも内省一辺倒ではなく、情感を大きく揺さぶりながらフレージングを繰り返すので実にドラマチック。こんな心のこもった「トゥオネラ」は、久々に聴いた気がします。
交響曲7番も大名演。シベリウス晩年の内省的な情緒を重視した演奏が多い中で、音の隈取を克明に描き、音楽的なうねりを注入しながら人間味溢れる名演奏を披露。響きのクオリティを十分に吟味しつくしながらも音楽が全く痩せることがないという、シュタインの音楽作りの魅力も十分に堪能できます。1:46からの弦のトレモロのなんという意味深さ!5:01からの金管の深遠さ!11:55からの旋律の表面的な透徹など物ともしない骨太な精神が宿る響きもシュタイン節。アンサンブルの精度の高さも特筆もの。
このCDの最高峰は交響曲第1番!やはり第1楽章冒頭の響きはいかにも凍てつく北欧の空気感とは異なりますが、一途な共感一本で勝負したような温かさ。これが心を捉えて離さないのです。親分肌のシュタインを彷彿とさせる思いきりの良い進行が作品のドラマ性と完全に融合して醸し出される勇壮さが実に魅力的。7:57からの物凄い呼吸の膨らませ方と幸福の謳歌ぶりは鳥肌必至!コーダは任侠映画のような凄み。第3楽章の音楽を根底から揺さぶる独特の牽引力が並ではなく、この楽章をこれほど濃密に描いた演奏も稀でしょう。もちろんティンパニの打ち込みも魂の叫び。終楽章に至っては全てがパーフェクト!スケール感はもちろんのこと包容力という点でこれにまさる演奏がありましょうか?8:40からの気の遠くなるほど熱いフレージングと意味を満々と湛えた分厚い響きのオーラ!ここまま死んでもいい…とさえ思えるほど感動的です。【湧々堂】

KKC-2035(2CD)
UHQCD新マスタリング
ブロムシュテットのマーラー
交響曲第4番ト長調
交響曲第5番嬰ハ短調*
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)NHK響
中嶋彰子(S)、

録音:2001年4月28日
1985年12月5日* 
共にNHKホール/ステレオ・ライヴ
ブロムシュテットならではの衒い皆無のマーラー。いわゆるマーラーらしい毒にはどこにもなく、古典的なフォルムの中で品格を持って丹念に音楽を奏でることに終始しており、エキセントリックなマーラーに疲れた耳には新鮮に響きます。 【湧々堂】

KKC-2037(2CD)
UHQCD新マスタリング
ノイマンの「わが祖国」
スメタナ:交響詩「わが祖国」
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1集&第2集(全曲)
ヴァーツラフ・ノイマン(指)NHK響

録音:1978年12月13日
1990年11月9日
共に、NHKホール/ステレオ・ライヴ
“「スラブ舞曲」の原点を思わせる深い見識と味わい!”
「わが祖国」は、N響との初共演。節度と品格を湛えた演奏で、内声バランスやアクセントに凝ったり、民族色を強烈に打ち出すこともなく、徹底的に自然体の佇まいを重視しているので、最後まで安心して作品に魅力に浸ることができます。ただ、終曲のコーダはN響の自発性も手伝って、チェコ・フィルとの共演ではあまり見せない爆発力も発揮しています。なお音源劣化のせいか、「モルダウ」の途中から「シャルカ」までは左チャンネルが詰まったような音になっています(第4曲目から回復)。
一方の「スラヴ舞曲」は、N響との最後の共演から。これが名演奏!ノイマンの指揮によるこの作品はスタジオ録音のCDで聴き尽くしたつもりでいましたが、表情の一つ一つに細心の注意をはらい、閃きに富んだニュアンスを盛り込んでいたことには気づきませんでした。終始落ち着いたテンポで貴重として、シンフォニックな手応えよりも素朴な情感を大切にした演奏で、特にテンポの速い部分において、過度に速くならないように節制することによって生まれる馥郁たる雰囲気はかけがえのないものです。Op.46の1曲目からその悠然としたテンポ感にはっきりとしたコンセプトが感じられ、しかも必要十分なスケール感も確保されているので味わいもひとしお。プレストのOp.46-8も同様。これを聴くと、猛烈なスピードでまくし立てる指揮者の見識をつい疑いたくなります。
Op.46-6もここまでゆったりしたテンポを採用していたことにあらためて驚かされます。ノイマンは他の作品で3拍子系の曲でゆったりしたテンポを取って鄙びた雰囲気を出すことが多いですが、ここでもその効果と味わいは絶大。この1曲を聴くだけでも損はありません。過度な物々しさを避けたOp.72-5の品格あるアプローチも忘れられません。Op.72-8の黄昏の雰囲気とノスタルジーも他の指揮者とは比べ物にならない程の余韻を残し、最後の一音まで純朴。正直なところ、この1曲は最後まで通して聴いた経験が殆どありません。他の曲に比べ演奏時間が長いせいもありますが、綺麗なメロディーが延々と流れるという印象しか与えない演奏ばかりだったのです。N響団員の多くが、この演奏を特に忘れられない名演と語っているそうですが、大いに頷けます。【湧々堂】

KKC-2039(2CD)
UHQCD新マスタリング
ライトナーのベートーヴェン
交響曲第5番「運命」/交響曲第7番*
序曲「レオノーレ」第2番**
交響曲第6番「田園」#
フェルディナント・ライトナー(指)NHK響

録音:1983年7月8日、1981年3月14日*、1981年3月18日**、1986年5月7日#
全て、NHKホール/ステレオ・ライヴ
“渋いサウンドに隠されたドイツ精神の貫徹!!”
ライトナーの演奏評には、必ずと言ってよいほど“劇場叩き上げの堅実さ”とか“極めて地味”といったという形容がされます。確かにガツンと腹に響くサウンドとは無縁ですが、決して何もしていないわけではなく、例えば指揮者なしで演奏した場合に、こうした響きには絶対にならないことを考えれば、テンポにも響きにも確固としたヴィジョンを頑固に貫いていたことは明らかで、なによりも、その地味な響きから作品自体の持ち味を浮かび上がらせる指揮芸術はかけがえのないものだったと改めて痛感させられます。
ここに聴く「レオノーレ第2番」も、冒頭で強固にティンパニを打ち鳴らすことで強靭な力感をアピールするのが通例ですが、ここではそんな手法は邪念でしかないとばかりに、燻したような響きがじんわりと広げます。しかし、主要主題が盛り上がるシーンではまさに精神的な高揚を見せ、厳しい締めつけ感のない自然体の造形力の中から独特の風格美を生み出しており、作品そのものに発言させる流儀の貫徹ぶりには本当に頭が下がります。
その徹底してけれん味のない芸風が生きているのが「田園」。全ての楽章が無理のないテンポで、絵葉書的なイメージとは一線を画したスコアの丹念な再現に専心。キリッとしたリズム感と見通しの利いたハーモニー表出といった昨今の風潮と最も顕著な違いを示しているのが第3楽章。ゆったりとしたテンポ、中低域をベースとした厚みのある響きと、決してリズムを独り歩きさせない音の抽出から、温かな情感が引き出されます。当然第4楽章でも感覚に訴える仕掛けなど皆無。調和のとれた響きからはみ出ることなく、聴き手のイマジネーションに問いかけます。終楽章に至っては、完全にニュートラル運転のように指揮者の存在は影を潜めますが、無機質な響きはどこにもなく、そこはかとない味わいがじんわりと広がります。
「運命」は、朝比奈隆の指揮を更に渋くしたような、リズムのエッジを立てず、音の隈取りも磨きをかけない古色蒼然としたスタイルの極み。あくまでも弦楽器群を主体とした、かつてのドイツの伝統的なスタイルを全ての楽章で貫徹。特に終楽章は、ここまで外面的な効果を排して「精神的な高揚」のみを目指した演奏は稀有で、その味わい深さも他に類例を見ません。なお、第1楽章だけでなく終楽章においてもリピートを敢行しているのはこの世代の指揮者としては予想外。
「第7番」も基本的に同じスタイルですが、あまりにも意外なのは、終楽章開始直後0:34から突如として強靭なフォルティッシモで斉奏させ、その直後に音量を落とすというコントラストを築いている点。これはM・ヤンソンスが来日公演でも行なっていた手法ですが、その芸の懐の深さといえば、その差はあまりにも歴然としています。 【湧々堂】

KKC-2041(2CD)
UHQCD新マスタリング
ヴァント〜ヘンデル、モーツァルト他
ヘンデル:「王宮の花火の音楽」序曲
モーツァルト:セレナード第9番K.320「セレナード」*
ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番*
ヘンデル:オルガン協奏曲第1番**
モーツァルト:セレナード第7番K.250「ハフナー」#
ギュンター・ヴァント(指)NHK響
リオネル・ロッグ(Org)**

録音:1982年4月7日、1979年11月9日*、1979年11月9日**、1983年12月2日#
全て、NHKホール/ステレオ・ライヴ
“「ハフナー・セレナード」はN響のモーツァルト演奏史上トップクラスの名演”
ヴァントが他の指揮者とは桁違いに厳しい練習を要求したという事実は、1曲目の「王宮の花火の音楽」の冒頭数秒聴いただけでも明白。表面上はしなやかでもアンサンブルは透徹を極め、寸分の淀みもありません。リズムも豊かに弾みながらも厳格。5:51〜7:02で次第に沈静化していく様はブルックナーを思わせる敬虔さ。2曲のモーツァルトもヴァントの十八番ですが、高潔な音楽作りが決して窮屈になることなく、また交響曲のような構造重視に傾き過ぎることなく、モーツァルトの至純な楽想を引き立てるのに大きく貢献しています。「ポストホルン」は第2楽章トリオのフルートとファゴットの慎ましい対話、第4楽章の匂い立つメルヘンにはヴァントの音色センスが如実に反映。終楽章は手応え満点。団員には自ら楽しむことを厳しく戒め、聴衆を一人の残らず納得させる演奏に徹せよというミッションを忠実に守ったような演奏で、後半の立体的な造型の打ち立て方はまさに巨匠芸。
それに対して意外なのは「ハフナー」での吹っ切れたようなオケのレスポンス!既出の音源も存在しますが、特に第1楽章の主部以降でこれほど自発的なアンサンブルが作品の魅力を残さず開花させていた演奏はなかったと思います。第2楽章もヴァントにしては主情的といえるほどフレージングの陰影が濃厚。第4楽章はリズム感が瑞々しく、ヴァイオリン・ソロも臆することなく伸びやか。第5楽章はトリオにご注目。短調に転じることによる緊張とそこはかとない哀愁とのブレンド具合はこれ以上望みようがありません。再び長調に戻る際の弦のトリルがまた鮮烈!第6楽章は何と優しい微笑み掛けでしょう!まるでビーチャムのようです。テンポといいリズムの弾力加減といい、全てがそのニュアンスに向けられており、ヴァントのあまり語られないロマンティックな情感の豊かさも再認識。
「レオノーレ」ももちろん名演。冒頭の一撃で、金管とティンパニが核となった響きからフルートが残り弦につながるという段階的な推移がここまではっきり感じられる演奏もあまり例がないでしょう。

KKC-2043
UHQCD新マスタリング
ジョルジュ・シフラ
カバレフスキー:歌劇「コラ・ブルニヨン」序曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
リスト:ピアノ協奏曲第1番
ジョルジュ・シフラ(P)、
岩城宏之(指)NHK響

録音:1964年5月9日日比谷公会堂(ステレオ)
シフラの初来日時の公演記録。
チャイコフスキーの第1楽章は冒頭からパワー炸裂と思いきや、意外にも節度を持った丹念な打鍵を続けますが、畳かけるシーンでの猛進ぶりはやはりシフラならでは。第2楽章は、シフラは歌心に欠けるとイメージを覆す可憐なフレージングが印象的。終楽章はなんと言ってもコーダの刃こぼれ皆無の上行音型の凄さにご注目。
リストは、冒頭のオケの導入で、第1音を異様に引き伸ばすのがユニーク。シフラのピアノはここでも緩急自在。しっとりと歌わせるべき箇所と猛烈に突進するシーンのコントラストが明確で、そのギャップの大きさが独特の魅力につながっています。終楽章2:49以降の痛快さは空前絶後。締めくくりにはサラリとグリッサンドが追加され、実に粋!【湧々堂】

KKC-2045
UHQCD新マスタリング
若き日のマイスキー
ハイドン:チェロ 協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb-1*
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番〜サラバンド
ミッシャ・マイスキー(Vc)、
フェルディナント・ライトナー(指)*
オットマール・スウィトナー(指)
NHK響

録音:1986年5月14日*、1988年3月16日 NHKホール
“若きマイスキーがライトナーと共に築いた麗しのハイドン!”
まずは、ハイドンの何という素晴らしさ!マイスキーのチェロはもぎたての果実のようにフレッシュでありながら、若さに任せた感を与えず、強弱の振幅を抑制して、古典的な様式美の中に豊かな表現を結実。通奏低音を含めてライトナーが敷き詰めた典雅な雰囲気と見事な協調を図った賜物でしょう。終楽章はエッジを立てたスポーティな演奏が多いですが、ここではテンポは快速ながら歌心を絶やさず、しっとりとした余韻すら残すのです。
ドヴォルザークは、一層表現が大きくなりますが、こちらも濃厚でありながら繊細なフレージングが心を捉えます。第1楽章第2主題など、実にリリカル。終楽章は、スウィトナーを尻目に物凄い気迫で迫り続けますが決して空回りせず、気品も確保。郷愁の限りを尽くします。【湧々堂】

KKC-2047(2CD)
UHQCD新マスタリング
ワルター・クリーンのモーツァルト
ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491#
ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488##
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595*
ワルター・クリーン(P)
ホルスト・シュタイン(指)
若杉弘(指)*、NHK響

録音:1980年2月9日東京文化会館、
1983年3月2日#、1977年12月9日##、1989年12月1日* 以上NHKホール(全てステレオ)
“モーツァルトを真に体現でききたピアニスト、ワルター・クリーン最高名演!”
湧々堂がかねてからメーカーにCD化を要請していた名盤が復刻!特に「第27番」は、ヘブラーによる「第17番」など共に、N響によるモーツァルトととしては5本の指に入る名演奏と確信しております。愛情あふれる若杉の指揮に続くクリーンのピアノは、これまた馥郁たる魅力満点!打鍵は明瞭ながら、一音ごとに音を刻印するのではなく、あくまでもフレーズの流れを意識した歌心をベースにして、硬軟自在なタッチが夢の様な空間を導きます。第2主題をこれ程オケに対して音楽の受け渡しを丁寧に行った演奏も珍しく、フレーズ結尾でフッと息を抜く間合いのなんと見事なこと!展開部は悲しみを誇張することなく愚直なほど素朴なタッチを貫きますが、それが返って涙を誘います。最後のカデンツァが、まさに今生まれたての即興性を持って響くのも実に稀なこと。第2楽章もタッチはあくまでも明瞭。その明るさ常に悲哀と慈愛が寄り添い、聴く者の心の迫り、得も言われぬ余韻の残しながら進行します。2:37からの中間部は、奇跡としか言いようのないほど感動的!これこそまさに計算を超えた音楽の塊で、誰も真似の出来ない奥義であることをどなたも実感されることでしょう。終楽章は、内省味を湛えたカーゾン等とは対照的に健康的に開始しますが、これがまた意味深い光を放ちます。同じフレーズを繰り返す際に、決して同じニュアンスではない点にもご注目を。そこに一切恣意性を感じさせないのは、まさにクリーンの経験とセンスの賜物。歌曲「春へのあこがれ」をモチーフにしたカデンツア(VOX録音と同じ)が流れ出してからは、もはや涙腺が完全に弛緩。とても言葉になりません!なお、この演奏のわずか1か月後に、W.クリーンはウィーンで他界。しかし演奏には死の影など微塵も感じられません。
他の3曲はこれよりもかなり以上前の録音ですが、「27番」と音楽作りの基本と熟成度に差がないのが嬉しいところ。
「第23番」第2楽章は、最初にピアノが築き上げた雰囲気をオケが共有していない例が多いですが、ここでの一体感は理想の極み。後半でのクリーンのセンスが光る装飾音の追加も聴きもの。
「第24番」だけは、他とは趣を異にします。まずシュタインの伴奏が実に見事。モーツァルトにしては立派過ぎると思いきや、これこそがミソ!まろやかでありながら芯のしっかりしたクリーンのタッチはここでも健在。特に弱音の多用を徹底的に避け、ベートーヴェンへと繋がる強靭さを表出。シュタインが繰り広げる勇壮な伴奏と一体となって恐ろしいほどの緊張感を伴って聴き手に迫るのです。【湧々堂】

KKC-2049(2CD)
UHQCD新マスタリング
シルヴェストリ〜エキゾチック作品集
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番*
チャイコフスキー:交響曲第4番#
アルヴェーン:スウェーデン狂詩曲第1番 「夏至の徹夜祭」#
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番Op.46-1#
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
NHK響

録音:1964年4月5日、3月21日*、5月2日# 以上,東京文化会館(全てステレオ)
“綺麗事全廃!ただの奔放ではなく確信に裏打ちされた本音の音楽!”
シルヴェストリとN響との唯一の共演となった1964年のライヴ音源集。モノラルながら、演奏の凄さを体感するのに十分な音質です。演奏内容に触れる前に書解説書について一言。シルヴェストリと宇野功芳氏による当時の対談記事が掲載されており、まずこれが興味深いのです!EMIに残した数々の録音からも、自身の閃きを信じて奔放なスタイルに徹していたことは十分認識できますが、楽譜の正確な再現よりも魂を重視すること、レコードと実演では解釈を変えることなどへの強い信念を窺い知ることができます。それとは別に、シルヴェストリの芸術について記した解説文の中に「爆演系」という単語が出てきますが、実際の音源を聴くと、単に血気発散を目指したものとは意味合いが異なることに気付かされます。つまり、血の「勢い」ではなく血の「臭い」を徹底的に曝け出すことを常に考えていたと思われるのです。そのことを特に痛感するのは、チャイコフスキーの第4楽章冒頭。単に暴走を目指すのであればこんな屈折したテンポ設定(特に0:45〜0:53)はありえません。第1楽章冒頭動機の斉奏もアーティキュレーションといい発作的なテンポ加速といい不健康の極みで、お行儀の良い演奏からは湧き出るはずもない人間のドロドロした内面を露骨に表出。第1主題の泣きじゃくり方は常識も良識も通用せず、人間の業が丸出し。
「新世界」は御存知の通りシルヴェストリのトレードマーク。そのレコード録音での暴走ぶりがこの指揮者のイメージを決定づけたとも言えますが、対談記事にもあるように、レコードの録音ではテンポや強弱のコントラストを敢えて抑えてスッキリとしたアプローチを取ることで、結果的に推進力に満ちた名演が実現したという事実に気づきます。ポルタメントの多用、音価の自在な伸縮、アクセントの位置、強弱を付ける箇所等々…レコード録音では封印していアプローチをここでぶちまけています。第1楽章序奏では、2小節ごとに過去を振り返るように呼吸を挟む迫真のニュアンスにドッキリ!主部は、第1主題のアクセントの腰が誰よりも強靭で、全体の気迫も尋常ではありません。しかし感情に任せているようでいて、声部バランスは精妙に制御され、第2主題も弦に移ってからテンポを落とすなど、知的な設計が全体を引き締めているので散漫な印象を与えず、終始手に汗握ります。第2楽章は速めのテンポで朴訥さを際立たせ、草書風の佇まいが魅力。圧巻はやはり終楽章。EMI盤よりも全てのニュアンスが倍加して表出され、弾丸的な推進力もEMI盤以上。5:56からの弱音の浸透力はお聴き逃しなく!こうした透明度の高い響きから芳しい香りを引き出す裏技も持つことに意外性を感じる方も多いことでしょう。そしてコーダの猛烈な鳴りっぷりと最後の和音のフェルマータの意味深さ!!腹をくくって強固なアンサンブルを貫徹するN響もあっぱれ!
「スペイン奇想曲」と「ルーマニア狂詩曲」は、共にこれ以上不可能と思えるのめり込みの激しさで、各曲の演奏史の頂点をなす超名演!
「スペイン奇想曲」は「変奏曲」の色彩濃淡のコントラスの強烈さが驚異的で、「ジプシーの歌」のとことん肉感的な艶めかしさにも鳥肌が立ちますが、なんと11:58では空前絶後のギアチェンジが出現しますのでくれぐれも御用心!最後の「ファンダンゴ」は大噴火!
「ルーマニア狂詩曲」は、何と言ってもfffの旋律4のトゥッティ以降の音の塊の威力に唖然。非人道的な打楽器強打、決死のアンサンブル貫徹ぶり!これがN響、いや日本のオケで実現していたのです!
「スラブ舞曲」は間違いなく史上最速でしょう。しかも繰り返し部分で粋な強弱対比を盛り込むセンス!このテンションで全16曲演奏していたら、団員は誰も生きて帰れなかったでしょう。
綺麗事からは何も生まれないという信念を貫いたこれらの演奏を聴くと、亡き立川談志が定義した「落語とは人間の業の肯定」という言葉が思い出されてなりません。【湧々堂】
KKC-2051(2CD)
ノイマン〜「新世界」他
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
ヤナーチェク:シンフォニエッタ*
 タラス・ブーリバ*
ベートーヴェン:交響曲第1番*
ヴァーツラフ・ノイマン(指)NHK響

録音:1978年12月1日、12月7日*(CD2)  NHKホール(共にステレオ)
日本にもたびたび客演しておなじみのチェコの巨匠ヴァーツラフ・ノイマン。1978年の公演では母国を代表するスメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェ クを採り上げ、NHK響から濃厚なボヘミア色を引き出しています。特に十八番の「新世界交響曲」は格別で、しみじみとした味わいは感動的です。 珍しいのがベートーヴェンの交響曲第1番。ノイマン節のユニークな世界に浸れます。 (Ki)

KKC-2053(3CD)
UHQCD新マスタリング
ホルスト・シュタインのベートーヴェン
交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」*
交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」*
交響曲第7番イ長調Op.92#
ホルスト・シュタイン(指)NHK響

録音:1985年11月6日NHKホール、1992年4月26日サントリーホール*、1989年2月3日NHKホール#(全てステレオ)
シュタインのベートーヴェンを演奏する際のスタンスを徹底的に思い知ることができる興味深いセットです。シュタインは、「ベートーヴェン」という名を耳にするだけで恐れ慄いたそうですが、いかにベートーヴェンを別格の存在として崇めていたか、ここに収録されている曲を聴けば一目瞭然。さらに同シリーズのシベリウスやロシア音楽集の親方気質を反映した演奏と比べれば、指揮するにあたって異なるセンサーを用いていたことは歴然です。
とにかく全4曲に見事なまでに共通しているのは「遊び」のなさ。自我の混入を避け、スコアをありのままに鳴らすことに徹する姿勢は朝比奈以上で、パワー炸裂とか剥き出しの闘志などは入る余地さえありません。バスをたっぷり利かせた弦を主体とし、特定の声部を突出させずにたっぷりと鳴らし、作品の立体感を意図的に強調することも厳禁。まるでシュタインが自分自身と格闘しているかのような独特の緊張が終始漲っているのです。
そのストイックな姿勢が顕著に表れているのが、「運命」第1楽章。遅めのテンポで一音たりとも取りこぼしの内容に刻印し、テンポの微妙な揺らぎさえ許しません。終楽章に至っても、音の量感は凄まじい一方で、造型の誇張や声部解析は最小限に抑え、勝利宣言のような付加価値もないので、痛快さとは無縁の余韻が漂います。
さすがに「田園」ともなれば優雅さが漂うと思ったら大間違い。第1楽章の一点一画も蔑ろにしない強い意志に変わりはなく、メロディアスに流れることも厳しく律しています。それでも音楽が停滞することなく、明確なその意志力が独特の推進性につながっています。第4楽章は音の風圧が壮絶ながら、全体の声部が渾然一体となることに細心の注意が払われています。のどかさを演出せずしっかり鳴らすことに徹するのは終楽章でも同じ。聴き進むうちに、一般的に思い描く「田園交響曲」のイメージは脳裏から消え去り、作品のあるがままの姿を堪能していただけることでしょう。
「第7番」も「舞踏の権化」というレッテルは無用。誠心誠意ひたむきに音楽に打ち込むだけです。終楽章は、第5番の終楽章同様に鳴りっぷりが半端ではありませんが、やはり爆演に逃げ込まない精神力に頭が下がります。【湧々堂】

KKC-2056
デュトワ/N響常任指揮者就任記念コンサート
ラヴェル:道化師の朝の歌
ベルリオーズ:幻想交響曲
シャルル・デュトワ(指)NHK響

録音:1996年12月21日 NHKホール
デュトワがN響が初共演を果たしてから既に約9年を経過しているので、この時点で既ににデュトワならではのクリアで絶妙なバランスを誇るアンサンブルを確立していたことがわかります。 
2曲ともデュトワの十八番だけに、どこをとっても確信と安定感に満ちたニュアンス。一切デフォルメのないアプローチはややもすると模範解答的な演奏に陥りがちですが、デュトワは「ツボを絶対に外さない」安心感を聴き手に与えた上で、ただただ音楽の素晴らしさを味わい尽くす方向へと自然に誘い、確実な手応えに到達することを改めて実感できます。終楽章の最後の追い込みで、金管の細かい音型を取りこぼしなく吹かし尽くし、最後の一音まで高潔さ確保していますが、その背後には団員の尋常でない緊張感もあったことでしょう。その緊張も含めた濁りのない響きの飛翔!これ真の巨匠芸です。【湧々堂】
KKC-2058(2CD)
アシュケナージ〜ブリュッセル・ライヴ他
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
 ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482
ショスタコーヴィチ:交響曲第5 番*
 バレエ音楽「黄金時代」〜ポルカ*
ウラディーミル・アシュケナージ(Pと指)
NHK響

録音:1975年5月26日東京文化会館、2004年7月10日ブルージュ、コンセルトヘボウ*(共にステレオ)
アシュケナージ、ピアニストとNHK響首席指揮者両方の顔を見ることが出来るアルバム。ピアノ協奏曲は、当時38歳のアシュケナージが弾き 振りしたもので、若きアシュケナージならではの輝かしいモーツァルトを聴くことができます。ショスタコーヴィチの交響曲第5番は、NHK響が 2004年7月に行ったベルギー、ブリュッセルでの公演で、非常な熱演のうえ、当地の聴衆の反応も興味津々。貴重な記録の復活です。 (Ki)

KKC-2060(2CD)
UHQCD新マスタリング
プレヴィンのモーツァルト
歌劇「フィガロの結婚」序曲
ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
交響曲第39番変ホ長調K.543
アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525*
交響曲第40番ト短調 K.550*
交響曲第38番ニ長調「プラハ」#
アンドレ・プレヴィン(P,指)NHK響

録音:1998年5月9日、1995年10月19日*、1999年5月28日# NHKホール
“ふくよかに歌い上げるプレヴィンのモーツァルトはワルターへのオマージュ!”
これがプレヴィン初のモーツァルト交響曲集!ピリオド・アプローチが当たり前の昨今、「これこそが人間の感性に訴えかけるモーツァルト像」という信念は揺るぎなく、シンプルなモーツァルトのスコアから豊麗な響きを引き出している点にまず拍手!中でも「第40番」は、ワルターへ憧憬を込めた琴線に触れる名演奏で、得も言われぬ安定感と安心感のうちに至福の時が流れます。第1楽章はゆったりとしたテンポで心ゆくまで歌いぬき、推進性を排しながらもリズムは芯から息づき、楽想の魅力をふんだんに堪能させてくれます。驚くのは展開部後半(6:35)に登場するルフト・パウゼ!例のワルターと同じスタイルとっているという事実だけでもいかにその憧れの強さを伺わせますが、迫って来る音楽が決して借り物ではなく、プレヴィン自身の言葉としてふくよかに香ってくる点が魅力的。第2楽章の語りの巧さもlスタイルの新旧など云々させぬ説得力。終楽章も攻撃性などお呼びでなく、じっくり熟成させた音だけを丹念に紡ぐことに専心。N響初登場から2年後のこの演奏は、オケのプレヴィンへの「惚れ込み」がアンサンブルの精度にも反映して程よい緊張を生み、プレヴィンの統率力も盤石。なおプレヴィンは、この曲を2009年の定期演奏会でも取り上げていますが、1楽章のルフト・パウゼはなく、アンサンブルもやや散漫になっていたので、その点でもこの日の演奏はかけがえの無いものです。
ふくよかな歌をを確保しつつも立体的な構築力も見せる「プラハ」、軽快テンポで運びながらリズムを鋭利に立てず微笑み続ける「フィガロ」、終楽章でのホルンの強調など、隈取り明確な音像を目指した「第39番」も聴き逃せません。【湧々堂】
※アーティスト・ロイヤリティの関係で、他のタイトルよりも値段が高く設定されています。 (Ki)
KKC-2077(2CD)
デュトワのチャイコフスキー
交響曲第4番ヘ短調Op.36
交響曲第5番ホ短調Op.64*
交響曲第6番ロ短調「悲愴」#
シャルル・デュトワ(指)
NHK響

録音:2001年6月13日、2008年12月17日*、2007年1月17日#/サントリーホール(ステレオ)
デュトワのチャイコフスキーの三大交響曲といえば、1988-1990年のモントリオール交響楽団とのデッカ盤が有名ですが、NHK交響楽団との円熟の 名演が登場します。まず何より柔らかく美しい響きに魅了されます。ロシア的色彩は希薄ながら、チャイコフスキーの交響曲をこれほどふくよかに美しく歌 わせた演奏は稀と申せましょう。4番でのドラマ、「悲愴」での諦念ももちろん不足はなく、さらに全体がバレエ音楽のような華やかさに満ちていてさすがデュ トワと申せましょう。 (Ki)
KKC-2079(2CD)
UHQCD新マスタリング
プレヴィン/メンデルスゾーン他
メンデルスゾーン
:交響曲第4番「イタリア」
ドヴォルザーク:交響曲第8番
ブラームス:大学祝典序曲
 交響曲第4番ホ短調Op.98
アンドレ・プレヴィン(指)
NHK響

録音:1995年10月25日、12月9日 NHKホール(ステレオ)
66歳のプレヴィンがNHK交響楽団と共演した貴重な記録。メンデルスゾーンの「イタリア」の輝くばかりの演奏に魅了されます。その流麗さ、推進 力に満ちた音楽性はいつまでも聴いていたくなる素晴らしさ。プレヴィンならではの優しさが光ります。カラフルなドヴォルザーク、淡々としながらも滋味 あふれるブラームスと、いずれも絶品。N響がウィーン・フィルのような響きを紡ぎ出しているのも注目です。

KKC-2081(2CD)
UHQCD新マスタリング
カイベルト/ブルックナー他
ハイドン
:交響曲第94番「驚愕」
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」#
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」*
ヨゼフ・カイルベルト(指)
NHK響

録音:1968年5月14日、21日*、22日# 東京文化会館(ステレオ)
“カイルベルト、死の2ヶ月前の壮絶ライヴ!”
カイルベルトの死の2ヶ月前、最後の来日時のあまりにも感動的な名演集。質実剛健なその至芸をたっぷり堪能することが出来ます。
ハイドンは、媚びるような表情が一切なく、どこまで言ってもスコアを上の音符を立体的に構築することに専心。第2楽章でも中低音を重視した響きで構えが大きく、極めて純音楽的進行を貫くのが逆に新鮮。びっくりにの一撃は、レオノーレ第3番序曲の冒頭のような勇壮さ。ニヤリとする素振りすら見せません。第3楽章ではリズムの重心が常に下方へ向かい、無骨さの極み。終楽章に至っても吹きれたような晴朗な空気が立ち込めることを固く禁じた強固な音楽が流れます。聴き手を夢見心地にさせないという点ではクレンペラー以上かもしれません。
そのスタイルが更に作品と融合し、強い説得力を放つのがモーツァルト。第1楽章第1主題で弦の音価を厳格に統制し、0:35からのフレーズを鉄壁のイン・テンポで押し切る男らしさにシビれる方も多いことでしょう。弱音の多用を避けた第2楽章での克明なニュアンス表出も絶品!これを聴くと、多くの指揮者が繊細さに囚われるあまり音楽を萎縮させてしまっていることに気付かされます。終楽章は、カイルベルトの尋常ならざる意思力に圧倒されっぱなし。0:31で一瞬ルフとパウゼを挟むのは旧スタイルの名残りですが、その確信的なアプーローチを前にして、古臭いなどという印象など微塵も与えません。
ブルックナーは、精緻な演奏に慣れた耳には大掴みな演奏に感じるかもしれませんが、少なめの残響と、今ほど技術的に洗練されていないオケの機能性が、良い意味での雑味となってかけがえのない味わいに転じています。音楽の築き方はハイドン、モーツァルトと基本的に同じで、後付けのニュアンスなど一切ない実直なダイナミズムに溢れたもの。第1楽章展開部の猛々しい響きはカイルベルト節そのもの。第2楽章も主張が強く、瞑想的なニュアンスとは一線を画します。終楽章の内容の濃さも圧倒的。5:29〜6:30までの響きの充実ぶりには当時のN響の持てる力のすべてが凝縮れており、その最後の一音まで渾身の音を出し尽くしているのが分かります。そして腰を抜かすほど凄いのがコーダ!「格調」とか「透徹」といった衣を完全に脱ぎ去った異常な高揚感!どんな敬虔なブルックナー・ファンでも、これほどの音楽的な衝動に異を唱えることなでできましょうか!
とにかく、ブルックナーの音楽のゴツゴツとした造型の妙味をこれほど痛感させる演奏はなく、もちろん将来も望めません。【湧々堂】
KKC-2085
UHQCD新マスタリング
ケンプ〜1965年のモーツァルト
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」*
ウィル ヘルム・ケンプ(P)
アレクサンダー・ルンプフ(指)
外山雄三(指)
共に、NHK響*

録音:1965年6月8日東京文化会館、1967年11月3日(共に東京文化会館/ステレオ・ライヴ)
ウィルヘルム・ケンプ3度目の1965年の来日公演で、アレクサンダー・ルンプフ指揮NHK交響楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第24番を演奏し ました。それが当時のNHKラジオ番組「立体音楽堂」用にステレオ収録された音源が残されていました。これがケンプの息遣いまで生々しく伝わってく るような鮮明さ。緊迫感と激しさに満ちた短調のモーツァルトの世界を描くケンプの音色が見事の一言に尽きる至芸。技術、音楽性ともに当時絶頂にあっ たケンプの神業を真に味わえます。1967年、4度目の来日の際に、外山雄三指揮でベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏を行ないましたが、「皇帝」 の音源が残っていました。これも堂々とした名演で、全曲を一気に聴かせてしまう魔力に満ちています。 (Ki)

KKC-2086
UHQCD新マスタリング
最晩年のボレット
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
ショパン:夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2
ホルヘ・ボレット((P)
デーヴィッド・アサートン(指)NHK響

録音:1988年11月9日NHKホール(デジタル・ライヴ)
“至上の歌とまろやかな音色に彩られた、感動必至のラフマニノフ!”
ラフマニノフもショパンも、以前にNHKの放映されましたが、その時の衝撃がリアルに蘇りました!
ラフマニノフは、ボレットの最晩年、演奏活動から離れる直前の貴重な記録であるだけでなく、彼のラフマニノフへの崇拝ぶりが演奏に完全投影され、技巧偏重ではない温かい情感を漂わせた不朽の名演である点で、忘れるわけには行きません。ボレットが遺した最高の協奏曲録音であるとともに、この演奏を抜きにしてこの作品が語れれるはずがありません!
第1楽章のテーマから、その深いリリシズムと甘美な音色は、他の誰とも異なる魅力を放ちます。その内面的な深さは、第2楽章でさらに開花。全てのタッチが愛で塗り固められており、中間の山場では叩き付ける打鍵をも持ち込まず、心を極限まで焦がして憧れのニュアンスを飛翔させる様は言葉も出ません!終楽章はかなりの低速ですが、そのテンポ以外は考えられない比類なき説得力!開始直後、耳元で囁くような弱音でのグリッサンドが奏でられると、もうモロメロ!展開部でも一切弛緩しないどころか、この夢の空間が永遠に続いて欲しいと願わずにはいられない魅力が連綿と流れ、再現部以降はもう涙が止まりません!
亡き名匠アサートンの、含蓄に富んだ棒も安定感抜群。
なお、ボレットのこの曲の録音は他にも2種存在しますが、録音の自然な臨場感は、他の録音を引き離しています。
ショパンも、奇跡としか言いようのない美しさ!「歌う」とは、こういうことなのです!ボレットが不世出のピアニストであったか改めて思い知ります。【湧々堂】
KKC-2088(2CD)
UHQCD新マスタリング
アニー・フィッシャー〜生誕100年
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調*
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番**
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番#
アニー・フィッシャー(P)
クリストフ・ペリック(指)*
ミルディアス・カリーディス(指)**
フェルディナント・ライトナー(指)#
NHK響

録音:1985年10月18*、1987年10月16日**、1983年6月22日*、 (全てNHKホール/デジタル・ライヴ)
2014年に生誕百年を迎えるハンガリー出身の名女流アニー・フィッシャー。彼女は1980年以来、亡くなる前年の1994年まで数回日本を訪れ ています。ここではNHK交響楽団と共演した協奏曲4篇を初リリース。いずれも70歳頃の演奏ですが、エネルギーと気迫に満ちた演奏ぶりに感動させ られます。クレンペラーとの名盤で知られるシューマン、フリッチャイとの名盤で知られるベートーヴェンの第3番も違いを味わえます。かのリヒテルも尊敬したというアニー・フィッシャーの芸術を存分に味わ えます。 (Ki)

KKC-2092(8CD)
NHK交響楽団/世界一周演奏旅行1960
■Dics1〜ソ連
(1)チャイコフスキー:交響曲第5番
(2)ハイドン:チェロ協奏曲第2番
■Disc2〜ソ連、スイス
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(2)同:交響曲第6番「悲愴」〜第1、2楽章
■Disc3〜スイス、オーストリア、チェコ
(1)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」〜第3、4楽章
(2)オーストリア、日本両国国歌
(3)J.シュトラウス:美しき青きドナウ
(4)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調
■Dics4〜ポーランド
(1)ポーランド、日本両国国歌
(2)矢代秋雄:チェロ協奏曲
(3)シャベルスキ:3つのソネット
(4)間宮芳生:杁(えんぶり)
(5)黛敏郎:越後獅子
(6)外山雄三:小交響曲〜第2楽章
(7)同:ラプソディー
■Disc5〜ドイツ、イタリア
(1)黛敏郎:曼荼羅交響曲
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
(3)イタリア、日本両国国歌
(4)ブラームス:交響曲第1番〜第1、2楽章
■Disc6〜イタリア
(1)ブラームス:交響曲第1番〜第3、4楽章
(2)近衛秀麿:越天楽
(3)高田三郎:山形民謡によるバラード
(4)グリーグ:ピアノ協奏曲
(5)外山雄三:ラプソディー
■Disc7〜イギリス
(1)イギリス、日本両国国歌
(2)外山雄三:ラプソディー
(3)ショパン:ピアノ協奏曲第1番
(4)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」〜第1、2楽章
■Disc8〜イギリス、フランス
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」〜第3、4楽章
(2)ブラームス:悲劇的序曲
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
(4)ラヴェル:スペイン狂詩曲
■Dics1〜ソ連
堤剛(Vc)、岩城宏之(指)NHK響
録音:1960年9月4日/モスクワ、チャイコフスキー・ホール(ライヴ)
■Disc2〜ソ連、スイス
松浦豊明(P)、岩城宏之(1)、外山雄三(2)(指)NHK響
録音:1960年9月4日/モスクワ、チャイコフスキー・ホール(1)、9月9日/アスコナ、パラッツォ・スコラスティコ(ライヴ)
■Disc3〜スイス、オーストリア、チェコ
堤剛(Vc))、岩城宏之(指)NHK響
録音:1960年9月9日/アスコナ、パラッツォ・スコラスティコ(1)、9月13日(2)、14日(3)/ウィーン楽友協会ホール、9月17日/プラハ、スメタナ・ホール(4)(ライヴ)
■Dics4〜ポーランド
堤剛(Vc)、岩城宏之(指)NHK響
録音:1960年9月19日/ワルシャワ、フィルハーモニア(ライヴ)
■Disc5〜ドイツ、イタリア
園田高弘(P)、岩城宏之(指)NHK響
録音:1960年9月24日/ベルリン、ホッホシューレ・ザール(1)、9月26日/ミュンヘン、ドイツ美術館会議場(2)、10月7日/ローマ、アウディトリウム・フォノ・イタリアーノ(3)(4)(ライヴ)
■Disc6〜イタリア
松浦豊明(P)、岩城宏之(1)、外山雄三(2)‐(5)(指)NHK響
録音:1960年10月7日(1)、8日(2)‐(5)/ローマ、アウディトリウム・フォノ・イタリアーノ(ライヴ)
■Disc7
中村紘子(P)、ヴィルヘルム・シュヒター(指)NHK響
録音:1960年10月18日/ロンドン、ロイヤル・フェスティバル・ホール(ライヴ)
■Disc8〜イギリス、フランス
中村紘子(P)、ヴィルヘルム・シュヒター(1)、岩城宏之(2)‐(4)(指)NHK響
録音:1960年10月18日/ロンドン、ロイヤル・フェスティバル・ホール(1)、10月25日/パリ、サル・プレイエル(2)‐(4)(ライヴ)

※全てモノラル/日本語帯・解説付
1960年、NHK交響楽団は戦後初の世界一周ツアーを行いました。敗戦から15年、高度成長期を迎える前の日本の、文化復興を諸外国に披露する ため国を挙げての一大事業となりました。同年8月29日から11月4日まで、インドに始まりアメリカまで大成功の連続だった伝説を、55年を経て音 で確認することが実現しました。出演も岩城宏之、外山雄三の指揮、園田高弘、松浦豊明、中村紘子のピアノ、堤剛のチェロと超豪華。いずれも若く、岩城宏之(28)、外山雄三(29)、 園田高弘(32)、松浦豊明(31)で、堤剛は18歳、中村紘子に至っては16歳。彼らが日本の威信にかけて臨むエネルギーと緊張が伝わってきます。
このツアーのために、当時注目の若手邦人作曲家たちに新作を委嘱しましたが、それらが収録されているのも貴重。外山雄三の人気曲「ラプソディー」 もそのひとつで、ヨーロッパ各都市でアンコールとして奏されるたびに、聴衆が熱狂したと語り草になっています。今回、ワルシャワ、ローマ、ロンドンで の記録を収録、当時の聴衆と興奮を共有できます。 (Ki)

KKC-2100(2CD)
N響世界一周演奏旅行1960補巻
ルーセル:組曲ヘ長調Op.33
ヴォルフ(作曲者編):ゲーテ詩集〜竪琴弾きの歌(全3曲)
ショパン:ピアノ協奏曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
アレクサンダー・ウニンスキー(P)
パウル・クレツキ(指)NHK響

録音:1960年10月24日パリ、サル・プレイエル(ライヴ)モノラル
日本語帯・解説・歌詞対訳付
大注目のNHK交響楽団1960年の世界一周ツアー、番外編の録音が残っていました。10月24日にパリのサル・プレイエルで行われた公演で、大指 揮者パウル・クレツキと、大歌手フィッシャー=ディースカウが何とN響と共演しています。その後の共演はなく、パリゆえ実現した夢の公演といえます。 当時35歳のフィッシャー=ディースカウが絶品。ヴォルフ自身がオーケストラ伴奏に編曲した3曲の「竪琴弾きの歌」の繊細さ、マーラーへの共感い ずれも見事で、クレツキの指揮のもとN響がヨーロッパの響きを紡ぎ出しています。 もうひとつの注目は、1932年の第2回ショパン国際コンクール優勝者アレクサンダー・ウニンスキーを独奏に迎え、ショパンのピアノ協奏曲第1番を 演奏していること。ウニンスキーは歴代の優勝者のなかで、ショパンのピアノ協奏曲録音が入手できない人なので貴重。それもポーランド出身のクレツキ が伴奏しているのも価値を高めています。ウニンスキーのショパン演奏を語るうえでも必須の録音で、即興性満点(ことにフィナーレのコーダ)に驚かさ れます。 *古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点がございます。予めご了承下さい。

N響90周年記念シリーズ〜日本人指揮者篇1
日本語帯・解説付。
古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点がございます。予めご了承下さい。

KKC-2102
近衛秀麿〜レーガー他
レーガー:祖国への序曲Op.140
バッハ:管弦楽組曲第3番BWV1068
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
潮田益子(Vn)
近衛秀麿(指)NHK響

録音:1967年4月26日、5月3日東京文化会館(ステレオ・ライヴ)
近衛秀麿(1898-1973)は、1926年にNHK交響楽団の前身である新交響楽団を結成した、まさに生みの親。1927年2月20日に行われた第1 回演奏会も近衛の指揮で行われました。彼は生涯に92回NHK交響楽団のステージに登場しましたが、その最後の演奏会にあたる1967年5月3日 で潮田益子と共演したバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番の音源が残っていました。前年行われた第3回チャイコフスキー国際コンクール、ヴァイオ リン部門第2位入賞を果たした潮田の煌めくような独奏にピッタリ合わせ、バルトークならではの活き活きとした世界を繰り広げます。またドイツ国歌が 高らかに謳われるレーガーの「祖国への序曲」、高貴の極みのバッハの管弦楽組曲第3番と、近衛芸術を堪能できます。 (Ki)

KKC-2103
山田一雄 T〜シベリウス他
黛敏郎:曼荼羅交響曲
シベリウス:交響曲第2番ニ長調Op. 43
山田一雄(指) NHK響

録音:1976年10月13日NHKホール(ステレオ・ライヴ)
山田一雄(1912-1991)は、1941年にN響の前身である新交響楽団の補助指揮者、翌年専任指揮者となり、同楽団を育て上げました。当アルバム は何と山田一雄が20年ぶりにN響定期に登場した記念すべき公演。黛敏郎の「曼荼羅交響曲」はN響世界一周演奏旅行でも聴くことができますが、 さすが日本の現代音楽の旗頭・山田一雄、驚きの説得力で魔術のように聴き手の心を掴みます。もうひとつは山田一雄貴重なレパートリーと言うことので きるシベリウスの交響曲第2番。山田ならではの大きなドラマを聴かせてくれます。 (Ki)

KKC-2104(2CD)
山田一雄 U〜マーラー他
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
 交響曲第41番「ジュピター」*
山田一雄(指) NHK響

録音:1985年2月13日NHKホール、1990年11月26日サントリーホール* (ステレオ・ライヴ)
N響史で欠くことのできぬ貢献者山田一雄(1912-1991)。草創期から200回以上NHK交響楽団のステージに登場した彼が晩年にN響と共演した 貴重な記録です。1985年2月13日の第953回定期公演は、もともとスウィトナーの予定ながら急病で来日不能となり、山田一雄の代役が実現したもの。 十八番のマーラーだけに自在かつ自然。心から感動させられます。モーツァルトの透明さも絶品です。 (Ki)

KKC-2106(2CD)
岩城宏之のチャイコフスキー
交響曲第4番ヘ短調Op.36
交響曲第5番ホ短調Op.64*
交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」#
岩城宏之(指) NHK響

録音:1968年3月17日東京文化会館、1974年6月19日*、1983年2月11日# 以上,NHKホール(全てステレオ・ライヴ)
NHK交響楽団の指揮者といえば岩城宏之(1932-2006)。1954年に指揮研究員として入団、1969年に正指揮者となり、亡くなるまでそのポストを 務めたまさにN響の顔と申せましょう。その岩城の十八番、チャイコフスキーの三大交響曲をお楽しみいただきます。第4番が35歳、5番が41歳、6 番が50歳と岩城の円熟の過程も見てとれます。ことに「悲愴」の大きく深い演奏は感動的。岩城宏之の芸術をたっぷり堪能できます。 (Ki)

KKC-2108(2CD)
若杉弘 T
(1)モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
(2)同:交響曲第38番「プラハ」
(3)同:交響曲第41番「ジュピター」
(4)ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
若杉弘(指) NHK響

録音:1995年5月18日(1)(2)(3)、1986年6月27日(4)/NHKホール(ライヴ)
若杉弘(1935-2009)は、東京藝術大学で伊藤栄一、金子登、斎藤秀雄に指揮を師事。1963年からNHK響の研究員として学ぶかたわら、 読売日本交響楽団、二期会、東京室内歌劇場の監督として活躍しました。さらにドイツ各地のオーケストラや歌劇場の音楽監督を務めるなど、ヨーロッ パで認められた日本の指揮者を代表する存在です。NHK響は1995年から死の時まで正指揮者を務めました。 当アルバムには若杉の魅力が最も発揮されたモーツァルトとブルックナーを収録。モーツァルトは気をてらわず、切れの良いリズム、きびきびとした音運 びを堪能できます。お宝は伝説となっているブルックナーの4番。何故か録音がないものの、若杉の気質と合い、稀有の感動的世界を作り上げています。 (Ki)

KKC-2110(2CD)
若杉弘 U
ヘンデル(モーツァルト編):メサイア
豊田喜代美(S)、永井和子(Ms)
近藤伸政(T)、勝部太(Br))
日本プロ合唱連合
若杉弘(指) NHK響

録音:1992年1月27日/サントリーホール(ライヴ)
れも若杉弘ならではのレパートリー。ヘンデルの名作「メサイア」ながら、モーツァルトが近代オーケストラ用に編曲した版を使用。驚くべき生気と 推進力で大曲をあっという間に聴かせてしまう凄さ。歌手陣も素晴らしく、ヘンデルにモーツァルトの魅力が加わった最強の作品となっています。 (Ki)

KKC-2112(3CD)
尾高忠明 T〜エルガー作品集
(1)交響曲第1番変イ長調Op.55
(2)交響曲第2番変ホ長調Op.63
(3)交響曲第3番ハ短調Op.88
(4)「威風堂々」第1番
(5)序奏とアレグロOp.47
(6)演奏会用序曲「フロワサール」Op.19
尾高忠明(指) NHK響

録音:1991年11月20日(1)、2009年5月15日(2)、2011年5月13日(3)、1975年7月23日(4)、1991年11月日(5)、2013年5月11日(6)/NHKホール(ライヴ)
高忠明(1947-)は1971年にNHK響で指揮者デビュー、以後数多く活躍し、2010年から正指揮者の任にあるNHK響の顔となって きました。彼はBBCウェールズ交響楽団の首席指揮者を務めるなどイギリスと縁が深く、NHK響でも積極的にイギリス作品を紹介しました。な かでもエルガーは絶品。ブルックナーやマーラーのような構成力はもとより、NHK響がイギリスならではの壮麗な響きを発しているのもさすがです。 (Ki)

KKC-2115(2CD)
尾高忠明 U
(1)ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)
(2)尾高尚忠:交響曲第1番(2楽章版)
尾高忠明(指) NHK響

録音:2007年6月2日(1)、2011年5月7日(2)/NHKホール(ライヴ)
尾高忠明はブルックナーを振りたくて指揮者になったといわれるほど、この作曲家に強い思い入れを持っているとされます。満を持して2007年6月に N響と披露した第8番は、あまりの深さ、音楽の大きさで聴衆を圧倒する名演だったと語り継がれています。それがついにCD化されました。カップリン グは尾高の父でやはりNHK響の前身・新交響楽団の指揮者を務めた尚忠(1911-1951)の未完の交響曲。近年発見された第2楽章付で、稀な 父作子演となっていて、壮絶かつ胸を打つ世界を作り上げています。 (Ki)

KKC-2117(2CD)
山本直純
(1)ブリテン:青少年のための管弦楽入門
(2)ルロイ・アンダーソン:トランペット吹きの子守歌
 フィドル・ファドル/ラッパ吹きの休日
 シンコペー テッド・クロック
(3)レノン&マッカートニー:イエスタデイ
 ヘイ・ジュード
(4)ジョン・ウィリアムズ:「スター・ウォーズ」組曲(全3曲)
(5)ガーシュウィン:パリのアメリカ人
(6)バーンスタイン:「ウエストサイド物語」〜シンフォニック・ダンス
(7)ガーシュウィン:スワニー
山本直純(指) NHK響

録音:1979年3月25日(1)(2)(3)、1989年7月31日(4)、1990年8月1日(5)、
1991年7月31日(6)(7)/NHKホール(ライヴ)
山本直純(1932-2002)は昭和時代に放送等で絶大な人気を誇りました。陽気で豪快なキャラクターで、彼のおかげでクラシック音楽に興味を持った人々 も数知れません。そうした啓蒙的活動はもちろんながら、指揮者、作曲家としても天才で、NHK響をボストン・ポップスさながらに変身させています。 ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」は自身がナレーターも務め、ユーモアたっぷりに楽器について教えてくれます。またジョン・ウィリアムズの「スター・ ウォーズ」、バーンスタインの「ウエストサイド物語」などクラシック様式で書かれた映画音楽やルロイ・アンダーソンの楽しいナンバーもポップな感覚満点。 高水準でクラシックの敷居を下げた最高の演奏をお楽しみいただけます。 (Ki)

N響90周年記念シリーズ〜日本人ソリスト篇
大好評のN響90周年シリーズ最終回は、N響の華やかに彩った邦人ソリストたち。いずれも見事な演奏を聴かせてくれますが、伝説のみ流布されていた一連の演奏を実際にお楽しみいただけます。

KKC-2119(2CD)
園田高弘&N響
(1)シューマン:ピアノ協奏曲
(2)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
(3)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番*
園田高弘(P)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)
イルジー・コウト(指)*
NHK響

録音:(1)1964年11月10日東京文化会館
(2)1969年4月17日東京文化会館、
(3)1999年10月23日NHKホール
(全てステレオ・ライヴ)
園田高弘(1928-2004)は、演奏、教育両活動で20世紀日本ピアノ界を代表する巨人。父とレオ・シロタに師事した後、1950年渡欧してベルリン とパリで学び、1954年に初来日したカラヤン指揮のNHK響とも共演しました。広範なレパートリーを誇りましたが、重厚なドイツ音楽に魅力が 発揮されています。このアルバムに収められた3作は、いずれも至難な技巧と構成力を必要とされ園田の音楽性にぴったり。サヴァリッシュの好サポート とあいまって、NHK響からドイツの響きを導き出しています。 (Ki)

KKC-2121
安川加寿子&N響
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
(2)ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲*
(3)ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲#
安川加寿子(P)
森正(指)、岩城宏之(指)*、
外山雄三(指)#
NHK響

録音:(1)1981年5月28日NHKホール、
(2)1966年4月5日東京文化会館、
(3)1975年10月8日NHKホール
(全てステレオ・ライヴ)
安川加寿子(1922-1996)は幼くしてフランスに渡り、ラザール・レヴィに師事して日本へ純フランス風ピアニズムを伝えた名ピアニスト。東京藝術大 学で多くの弟子を育てましたが、同時に多くのフランス作品を日本に紹介しました。ここではモーツァルトとラヴェルを披露。さらに珍しいのがダンディの「フ ランスの山人の歌による交響曲」。あくまで交響曲で、ピアノはオーケストラの楽器のひとつとしてとらえられますが、非常に技巧的で華麗なピアニズムを 発揮します。 (Ki)

KKC-2122
吉田雅夫、千葉馨&N響
(1)モーツァルト:フルート協奏曲第2番
(2)尾高尚忠:フルート協奏曲*
(3)R・シュトラウス:ホルン協奏曲第2番#
(4)R・シュトラウス:ホルン協奏曲第1番##
吉田雅夫(Fl) 、千葉馨(Hrn)
ジャン・マルティノン(指)
外山雄三(指)*、岩城宏之(指)#
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指)##
NHK響

録音:(1)1963年4月15日東京文化会館(ステレオ)、
(2)1961年11月30日杉並公会堂(モノラル)
(3)1965年3月26日東京文化会館(ステレオ)
(4)1969年5月27日東京文化会館(ステレオ)
日本の管楽器界を代表する巨匠ふたり、フルートの吉田雅夫(1915-2003)とホルンの千葉馨(1928-2008)。吉田は1942年から1963年まで、千葉は1949年から1983年までNHK響の奏者を務め、オーケストラの個性を創り上げることに貢献しました。両巨匠は独奏者としてNHK響と協奏曲を演じもしました。吉田雅夫の演奏によるモーツァルトの第2番は何とマルティノンの指揮。柔らかい音 色と推進力が魅力。尾高の協奏曲は大オーケストラ版で、他の追随を許さぬ説得力で心を打たれます。千葉馨はリヒャルト・シュトラウスの協奏曲2篇。 第1番はマタチッチの指揮が魅力。シュトラウスならではのボルテージの高さを千葉が見事に再現しています。 (Ki)

KKC-2123(2CD)
堀米ゆず子&N響
(1)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
(2)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲*
(3)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第2番**
(4)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲#
堀米ゆず子(Vn)
ヘルベルト・ケーゲル(指)
ヘルベルト・ブロムシュテット(指)*
外山雄三(指)**、広上淳一(指)#
NHK響

録音:(1)1980年9月20日NHKホール
(2)1981年11月13日NHKホール、
(3)1987年7月14日サントリーホール
(4)2010年1月20日(4)サントリーホール
(全てステレオ・ライヴ)
堀米ゆず子(1957-)は、1980年に行われたエリーザベト王妃国際コンクールのヴァイオリン部門で、日本人として初優勝を飾りました。その直後、 日本でのデビュー・コンサートとなったのがケーゲル指揮NHK響とのシベリウスの協奏曲でした。その貴重な記録が世に出ます。シベリウスの協 奏曲はコンクールの本選でも弾いた作品で、23歳とは思えぬ堂々とした精神、内心からの共感に溢れる熱い演奏は語り草となっています。ケーゲルの伴 奏も聴きものです。さらにドヴォルザーク、モーツァルトから最近のベートーヴェンまで、堀米の成熟の過程がみてとれます。 (Ki)

KKC-2125(2CD)
中村紘子&N響
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(2)ショパン:ピアノ協奏曲第1番
(3)矢代秋雄:ピアノ協奏曲*
中村紘子(P)
岩城宏之(指)、森正(指)*
NHK響

録音:(1)1963年2月26日日比谷公会堂(モノラル)
(2)1967年7月8日(2)旧NHKホール(ステレオ)
(3)1967年11月29日東京文化会館(ステレオ)
中村紘子(1944-2016)は、日本のクラシック演奏家のなかで最も人気を誇ったひとり。彼女のおかげでピアノ音楽に興味を持った人も多い大スターで した。惜しくも昨年他界されましたが、今回最初期の演奏が蘇りました。中村のトレードマークであるチャイコフスキーの協奏曲は18歳当時のもので、 現在聴くことのできるいちばん古い記録。音楽に向う真摯な態度に圧倒されます。注目は矢代秋雄の協奏曲。1967年の作で、中村紘子により放送初演され、 その3週間後にステージ初演されました。まさにその際の演奏で、今日多くのピアニストに愛奏される名作が、まさに世に出た瞬間にタイムスリップでき ます。 (Ki)


KKC-2134
ストラヴィンスキーとN響伝説の共演
ストラヴィンスキー:交響詩「うぐいすの歌」
バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)
花火
バレエ音楽「ペトルーシュカ」より*
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指)
NHK響

録音:1959年5月1日大阪フェスティバルホール、5月3日日比谷公会堂* (全てモノラル・ライヴ)
大作曲家ストラヴィンスキーは1959年の4月から5月にかけ、一か月ほど日本に滞在しました。その間、NHK響で自作を指揮したことは、日 本音楽史の重大事として知られています。その際に演奏した「火の鳥」は映像で残されていて、世紀の巨匠がN響を振る感動的な光景を目にすることが できます。それらがついにCD化されました。「火の鳥」「うぐいすの歌」に加え、ペトルーシュカの抜粋が19分ほどありました。黛敏郎や岩城宏之が団 員として参加したといわれる伝説の演奏、永久保存の日本音楽史の宝と申せましょう。 (Ki)

KKC-2135
ベートーヴェン:「レオノーレ:序曲第3番
 交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調Op.10
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
NHK響

録音:1964年4月11日東京文化会館(全てモノラル・ライヴ)
熱心なファンを持つルーマニア出身の指揮者コンスタンティン・シルヴェストリ。彼が1964年に来日し、NHK響を指揮した公演のうち、4月 11日の回をCD化。注目は他で聴くことのできないベートーヴェンの「運命」。シルヴェストリならではの自由な解釈が痛快です。また作曲者とも面識のあっ たショスタコーヴィチの交響曲第1番も興味津々。作品の芯をえぐる名演です。 (Ki)

KKC-2136
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
コンスタンティン・シルヴェストリ(指)
NHK響

録音:1964年4月21日東京文化会館(全てモノラル・ライヴ)
熱心なファンを持つルーマニア出身の指揮者コンスタンティン・シルヴェストリ。彼が1964年に来日し、NHK響を指揮した公演のうち、4月 21日の回をCD化。圧巻は幻想交響曲。第1楽章の表情の濃さと熱い音、逆に即物的な第4楽章、わざとらしさのない第5楽章いずれも緻密。N響 がシルヴェストリに終始興じているのも聴きものです。 (Ki)

KKC-2137(4CD)
ウィリー・ボスコフスキー
■Disc 1
ウェーバー:歌 劇「オベ ロン」序 曲
モーツァルト:交響曲第35番ニ長調「ハフナー」
ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93
■Disc 2
J・シュトラウス:「こうもり」序曲
 ポルカ「クラップフェンの森で」
 ワルツ「ウィーン気質」/トリッチ・トラッチ・ポルカ
 加速度円舞曲/ペルシャ行進曲
 チック・タック・ポルカ/ポルカ「浮気心」
 皇帝円舞曲
ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「うわごと」
 ポルカ・マズルカ「女心」
■Disc 3
J・シュトラウス:ポルカ「雷鳴と電光」
 ワルツ「美しく青きドナウ」/ポルカ「狩り」(2種)
 アンネン・ポルカ/ワルツ「千夜一夜物語」
 ピチカート・ポルカ
J・シュトラウスT:ラデツキー行進曲
ヨゼフ・シュトラウス:かじやのポルカ
 ワルツ「オーストリアの村つばめ」
 ワルツ「わが人生は愛と喜び」
 ポルカ「憂いもなく」/マズルカ「とんぼ」
 ポルカ「騎手」
エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「テープは切られた」
■Disc 4
J・シュトラウス:「くるまば草」序曲
 ワルツ「愛の歌」/新ピチカート・ポルカ
 エジプト行進曲/ワルツ「ウィーンの森の物語」
 ポルカ「ハンガリー万歳」/常動曲
 ワルツ「南国のばら」/ポルカ「観光列車」
ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「風車」
J・シュトラウスT:ラデツキー行進曲
ウィリー・ボスコフスキー(指)
NHK響

録音:1963年8月25旧NHKホール、31日、9月10日東京文化会館大ホール(全てモノラル・てライヴ)
ウィリー・ボスコフスキー(1909-1991)は、ウィーン・フィルのコンサートマスターから指揮者となった生粋のウィーン子。そのボスコフスキーが 1963年に、NHK響でシュトラウス一家の作品をふんだんに紹介したことは語り草となっています。そのすべてをCD化。ウィーン風のリズムにN 響が見事に応えているのも聴きものです。「狩のポルカ」ではピストルで打ち合う演出に会場も大ウケ。さらに彼がモーツァルトやベートーヴェンの交響曲 を指揮した珍しい音源も含め、残されたボスコフスキーとN響の全記録を公開します。 (Ki)

KKC-2141(3CD)
ライトナー/ブラームス:作品集
(1) 交響曲第1番ハ短調Op.68
(2) 交響曲第2番ニ長調Op.73
(3) ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
(4) 交響曲第4番ホ短調Op.98
(5) ドイツ・レクイエムOp.45
フェルディナント・ライトナー(指)
NHK響
曽我栄子(S)、芳野靖夫(Br)、
国立音楽大学cho

録音:1988年12月18日サントリーホール(1)、1983年6月22日(2)、7月8日(3)以上NHKホール、
1983年7月14日名古屋市民会館(4)、1979年2月21日NHKホール(5)
(すべてステレオ・ライヴ)
N響にたびたび客演しておなじみのドイツの巨匠フェルディナンド・ライトナー。彼のブラームスは世界的に評価が高く、N響ともブラームスの交響曲第1、2、4番を演奏しています。そのすべてをCD化。さらに「ハイドンの主題による変奏曲」と「ドイツ・レクイエム」も収録しました。悠然とした流 れのなかに人間的な温かみあふれる名演。N響のドイツ音楽の代表的名盤と申せましょう。ことに曽我栄子と芳野靖夫の名唱光る「ドイツ・レクイエム」 はもう一度聴きたかったという声の大きかった演奏です。ことに曽我女史はなんども歌った「ドイツ・レクイエム」の中でも最高の演奏でした。とのお墨 付き。ご期待ください。 (Ki)
KKC-2147
クルツのロシア・バレエ作品集
カバレフスキー:組曲「道化師」(全10曲)*
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」より5曲*
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
ハチャトゥリヤン:「ガイーヌ」〜ばらの乙女の踊り/子守歌/剣の舞
 「仮面舞踏会」〜ワルツ
プロコフィエフ:「3つのオレンジへの恋」〜スケルツォ/行進曲#
バーバー:弦楽のためのアダージョ#
エフレム・クルツ(指)
NHK響

録音:1962年5月5日*、5月26日旧NHKホール(公開収録)、6月7日# 東京厚生年金会館(全てモノラル・公開収録)
エフレム・クルツ(1900-1995)はロシア出身、革命後は欧米で活躍した指揮者で、1962年にN響と共演しました。ここではクルツ十八番のロシア・ バレエ及び劇音楽の小品を聴かせてくれます。いずれも華やかな舞台を彷彿させ、フィギュア・スケートでもお馴染みのハチャトゥリヤンの「仮面舞踏会」 のワルツもロシアならではの濃厚な歌い回しが絶品。運動会の定番音楽「ギャロップ」を含むカバレフスキーの「道化師」も貴重。バーバーの名作「弦 楽のためのアダージョ」も、クルツの手にかかるとまるでチャイコフスキーのようになるのに驚かされます。 (Ki)
KKC-2148
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47
交響曲第9番変ホ長調Op.70*
エフレム・クルツ(指)
NHK響

録音:1962年4月14日旧NHKホール、5月15-17日東京文化会館 *(モノラル・ライヴ)
エフレム・クルツ(1900-1995)はペテルブルグ音楽院でグラズノフに師事しているので、ショスタコーヴィチの兄弟子にあたります。同じ時代の空気を 吸ったクルツのショスタコーヴィチは、さすがの説得力にあふれています。ことに名作第5番は他に録音がなく貴重。第9番は1949年のニューヨーク・フィ ルとの録音がありますが、こちらの方が新しくクルツの解釈が堪能できます。
KKC-2149
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
幻想序曲「ロミオとジュリエット」*
エフレム・クルツ(指)
NHK響

録音:1962年5月21日/杉並公会堂、6月7日/東京厚生年金会館* (全てモノラル・公開収録)
エフレム・クルツのチャイコフスキーといえばバレエ音楽の名盤が有名ですが、交響曲はあまり聴く機会がありませんでした。クルツがN響と共演したチャ イコフスキーの交響曲第4番が日の目を見ます。クルツは同年代ロシアのムラヴィンスキーやアノーソフと共通する大きさと推進力に満ち、ロシアならでは のチャイコフスキーを聴かせてくれます。「ロミオとジュリエット」の歌い回しも最高です。 (Ki)
KKC-2150(2CD)
マルケヴィチとN響の全共演
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
ムソルグスキー:展覧会の絵
イーゴリ・マルケヴィチ(指)
NHK響

録音:1983年1月12日NHKホール(ステレオ・ライヴ)
ロシア出身のマルケヴィチは1983年に一度だけN響と共演しました。その時の名演は今日でも語り草となっています。今回すべてをCD化。最晩年 のマルケヴィチが到達した凄みと深みに慄然とさせられる、まさに歴史に残る演奏と申せましょう。

KKC-2152
(1CD+ボーナスCD)
初回のみボーナスCD付
カラヤンと園田高弘
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
■初回ボーナスCD
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番*
園田高弘(P)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
NHK響

録音:1954年4月21日日比谷公会堂(モノラル・ライヴ)、1954年4月放送用録音*
とんでもないお宝音源が出現しました。カラヤンは1954年に初来日し、一度だけN響へ客演しました。まだ戦後9年、復興途上の日本に登場した世界的指揮者は、当時の音楽界の大ニュースとなりました。カラヤンは当時46歳の若さながら、重量感あふれる風格ある指揮ぶりは日本の音楽ファンに深 い感銘を与えたと伝説になっています。それを音で確認することが実現しました。 これまでチャイコフスキーの「悲愴」のみ録音が知られていましたが、何と園田高弘を独奏に迎えたベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番の音源をこの たび発見、初めて日の目を見ることとなりました。当時26歳の園田の若々しい推進力とピアノの粒立ちの美しさが、64年の時を経て蘇りました。特筆す べきはカラヤンの伴奏の巧さで、ぴったりと園田の独奏に寄り添いながら、しっかり自分の個性も主張しています。 チャイコフスキーの「悲愴」は過去のディスクが音質の悪さで知られていましたが、今回マスタリングをやり直し、大幅に音質が改善。カラヤンの凄絶 な演奏が出現しました。 (Ki)
KKC-2159
チェルカスキーとスヴェトラーノフ
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番*
スヴェトラーノフ:詩曲「オイストラフの想い出に」#
シューラ・チェルカスキー(P)
加藤知子(Vn)#
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)NHK響

録音:1993年2月3日*、1999年2月26日/NHKホール(ステレオ・ライヴ)
スヴェトラーノフとN響のロシア協奏曲集。チャイコフスキーは珍しい第2番を最晩年のシューラ・チェルカスキー(1909-1995)と共演。当時84歳 の高齢ながら、有名な第1番以上に難技巧と体力が要求される作を見事に演奏。独特なねっとりした美音と語り口の巧さは健在で、スヴェトラーノフの サポートとあいまって19世紀風グランドマナーのピアニズムを聴かせてくされます。加藤知子はスヴェトラーノフ作曲による「詩曲」を演奏。スヴェトラー ノフの作風は美しく詩的メロディと色彩的なオーケストレーションが特徴で、陶酔的なひとときを楽しめます。 (Ki)

KKC-2160
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 佐藤しのぶ(S)、永井和子(A)、市原多朗(T)、多田羅迪夫(Bs)
国立音楽大学合唱団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)NHKSO
録音:1995年12月22日/NHKホール(ライヴ)
スヴェトラーノフの「第9」のCDはありそうでなく、このN響との演奏が現時点で唯一聴くことのできる音源です。佐藤しのぶをはじめ4名の独唱者 も豪華で、豪快きわまりない「歓喜の歌」を満喫できます。第3楽章の孤高な情感も絶品でスヴェトラーノフ晩年の境地が垣間見れる思いがします。 (Ki)
KKC-2161
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
バッハ:管弦楽組曲第3番〜アリア*
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指
)NHKSO

録音:1999年2月17日サントリーホール、1993年1月22日NHKホール* (以上ステレオ・ライヴ)
ヴェトラーノフは自然を愛し、オフには郊外で過ごすことが楽しみだったといわれます。N響との「田園」はまさにロシアの自然美を描いたような平和 で美しい世界が広がります。スヴェトラーノフの慈しみに満ちた音楽を存分に味わえます。 (Ki)
KKC-2162
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ラフマニノフ:交響曲第2番*
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)
NHKSO

録音:1999年2月26日NHKホール(1)、2000年9月20日サントリーホール* (以上ステレオ・ライヴ)
近年人気の高いラフマニノフの交響曲第2番をスヴェトラーノフ&N響で楽しめる1枚。豪快な迫力、センチメンタルな歌い回しいずれも納得の名演。 NHKホールがロシアの情感にあふれています。 (Ki)
KKC-2163
チャイコフスキー:三大バレエ
「くるみ割り人形」〜クララとくるみ割り人形/くるみ割り人形とねずみの王様の戦い/冬の樅の森/雪片のワルツ/パ・ド・ドゥ
「白鳥の湖」〜情景/ワルツ/白鳥たちの踊り
「眠れる森の美女」〜序奏‐リラの精/アダージョ/パノラマ/ワルツ
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)
NHKSO、
東京少年少女合唱隊

録音:2000年10月6、7日NHKホール(ステレオ・ライヴ)
レコ芸特選。スヴェトラーノフが振る3大バレエは交響曲と見まごう恰幅の良さで、充実度満点。いずれも抜粋ですが、「白鳥の湖」と「眠れる森の美女」 は定番を押えていますが、「くるみ割り人形」は比較的珍しい3曲に、アンコールとして感動的な「パ・ド・ドゥ」がとりあげられています。「パ・ド・ドゥ」 はオーケストラの音の渦に引き込まれるかのようです。 (Ki)
KKC-2164
ブラームス:交響曲第3番
ベートーヴェン:序曲「献堂式」
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)
NHKSO

録音:1993年1月28日NHKホール(ステレオ・ライヴ)
スヴェトラーノフがN響を指揮した、1993年1月28日のブラームスの交響曲第3番は稀代の名演として伝説になっています。それを証明するのが当 アルバム。「第1楽章での切羽詰まったような気迫と前進性、リズムや響きがきしみ、きれいごとでない音楽が眼前を通りすぎてゆく」(宇野功芳)
KKC-2165
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
モーツァルト:交響曲第34番ハ長調K.338
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)
NHKSO

録音:1993年1月22日/HKホール(ステレオ・ライヴ)
チャイコフスキー後期交響曲中もっともドラマティックな第4番。まさにスヴェトラーノフ向きのこの作品をN響と共演した記録。興味深いのはスヴェト ラーノフとしては珍しいレパートリーであるモーツァルトの交響曲第34番。極めて楷書的に端正な演奏を繰り広げています。 (Ki)


キングレコード秘蔵音源シリーズ
全点初CD化。歴史をもつキングレコードには、数多くの自社音源があります。そのなかには、歴史上の存在となっている邦人演奏家外な演奏もあります。これまでCD化されることのなかったそれら秘蔵音源を発掘し、キングインターナショナルが発ることとなりました。第1回発売はピアノの豊増昇と松浦豊明、ハープのモルナール。いずれもステレオ・セッション伝説のエンジニア菊田俊雄の正統派録音の醍醐味を味わえます。

KKC-4055
豊増昇/バッハを弾く
イタリア協奏曲ヘ長調BWV971
フランス組曲第5番ト長調BWV816
パルティータ第3番イ短調BWV827
豊増昇(P、ベーゼンドルファー)

録音:1968年4月15日、5月17日キング音羽第2スタジオ・ステレオ
(エンジニア・菊田俊雄)
豊増昇(1912-75)はベルリン高等音楽大学でレオ・シロタ、フレデリック・ラモンドに師事し、日本人として初めてベルリン・フィルの定期に出演し た伝説のピアニスト。小澤征爾、園田高広、舘野泉のピアノの師としても知られています。残された録音は少なく、ことにバッハの権威として有名ながら、 音で聴くことができませんでした。何とそのバッハ録音がキングレコードに遺されていました! この録音は作曲家・中田喜直の働きかけで実現したもの。キング音羽スタジオにはベーゼンドルファーがあり、これを用いての録音。氏の柔らかな美しい音、 豊かな音楽性が十全に捉えられた名録音。日本人離れした演奏に驚かされます。 (Ki)

KKC-4056
松浦豊明/ピアノ・リサイタル
(1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ.第21番「ワルトシュタイン」
(2) シューマン:トロイメライ
(3) ブラームス:ワルツ変イ長調Op.39-15
(4) シューベルト:楽興の時ヘ短調Op.94-3
(5) ショパン:バラード第4番ヘ短調Op.52
(6) シューマン:トッカータOp.7
松浦豊明(P、スタインウェイ)

録音:1966年10月26日、31日キング音羽第1スタジオ
(エンジニア・菊田俊雄)
松浦豊明(1929-2011)は1958年第1回チャイコフスキー国際コンクールで第7位入賞、59年ロン=ティボーコンクールで優勝(日本人初の国際 音楽コンクール優勝者)。その後ヨーロッパで活躍、69年帰国後は音楽大学教授等をつとめていました。全盛期はハンブルクを本拠としていただけに、 スタジオでの正規録音がキングに遺されていたことは全くの驚き。あざやかな指の冴えをみせる「ワルトシュタイン」「トッカータ」、聴きなれた曲でありな がら味わい深い表現の「トロイメライ」、親しみを込めた「ワルツ」「楽興の時」、そしてみずみずしい表現で魅了してやまない「バラード」まで、端正か つ色彩感豊かな演奏が際立ちます。また、アナログ円熟期のキング録音が松浦の美音を完璧にとらえています。 (Ki)

KKC-4057
ヨセフ・モルナール/ハープ・リサイタル
(1)ドビュッシー:フルート,ヴィオラとハープのためのソナタ
(2)ボクサ:前奏曲
(3)アセルマン:ヒターナ
(4)J.トーマス:演奏会用練習曲第11番
(5)ディジ:ハープ・ソナタ.変ホ長調
(6)ク ルムフォルツ:フルートとハープのためのソナタ.ヘ長調
(7)ヘンドリク・アンドリーセン:間奏曲
(8)宮城道雄:春の海(モルナール編)
(9)デュセック:ハープ・ソナタ.ハ短調 Op.2-3
(10)ベートーヴェン:スイス民謡による変奏曲 WoO.64
ヨセフ・モルナール(Hp)
吉田雅夫(Fl)(1)、
菅沼準二(Va)(1)、
林りり子(Fl)(6)-(8)

録音:1965年12月23日杉並公会堂(1)、1967年12月8日キング音羽スタジオ(2)-(5)、1968年10月19日キング音羽スタジオ(6)-(10)
(エンジニア・菊田俊雄(1)/秋山猛夫(2)-(5)/長尾和夫(6)-(10))
日本ハープ界の祖」ヨセフ・モルナール(1929-)の録音がキングに遺されていました。1965-68年、モルナール30代後半、まさに全盛期の録音です。 往年の名フルート奏者、林りり子と共演した「春の海」ほかの3曲とベートーヴェンの変奏曲はこれまで未発売のままとなっていました。今回全部まとめ てCD1枚に収録しての発売となります。モルナールの繊細かつ芯のあるしっかりした音色が魅力で、まさに「男の楽器・ハープ」の理想的演奏。林りり 子の初出音源も極めて貴重で、木目調の音色も美しく録られています。 (Ki)
KKC-4062
アルハンブラの思い出/マリア・ルイサ・アニードの芸術
アルベニス(リョベート編):グラナダ
アルベニス(アニード編):タンゴ
タレガ:アルハンブラの思い出
リョベート:無窮動
アルベニス(アニード編):パストラール(田園曲)
アニード:北の歌、コージャの行列
バリオス:パラグアイ舞曲
V.ガリレイ(アニード編)シチリアーノ
V.ガリレイ(ドミンゴ・プラト編)サルタレロ
バッハ(リョベート編):前奏曲〜「無伴奏チェロ組曲第1番」より
ラモー(アニード編):メヌエット〜「3つの舞曲」より、サラバンド
アニード:遥か彼方(レハニア)〜「郷愁の前奏曲集」より(アニード) 【未発売曲】
マリア・ルイサ・アニード(G)

録音:1963年1月10日、11日/文京公会堂【エンジニア:菊田俊雄】ステレオ
マリア・ルイサ・アニード(1907-1996)は、スペイン・ギター界の巨星ミゲル・リョベート(1878-1938)に師事したアルゼンチンの伝説的名ギタリスト。 その容姿とロマンティックな芸風で “ギター界の貴婦人” と呼ばれました。1954年に初来日して評判になり、71年まで4回訪れていますが、63年に 再来日した折キングへ貴重な録音が遺されていました!おなじみアルベニス、タレガやバッハ、ラモーの名曲から、パラグアイのバリオス、大天文学者の父ヴィ ンチェンツォ・ガリレイの代表曲、さらには作曲家アニードとしての作品まで全14曲、タレガ、リョベートの流儀を継いだ女流名ギタリストの遺産が詰まっ ているアルバムです。甘美で繊細かつ華麗な音色をみごと捉えきったキングの録音技術にもご注目ください。 1963年発売LP(SKJ-4)の初CD化。未発売曲1曲含む。 (Ki)
KKC-4063
中田喜直ピアノ作品集/宮沢明子
組曲《時間》/組曲《光と影》
ピアノ・ソナタ(1969)【未発売曲】*
宮沢明子(P)

録音:1967年4月15日キング音羽スタジオ【エンジニア:菊田俊雄】、1969年1月18日キング音羽スタジオ【エンジニア:山崎聖次】* ステレオ
宮沢明子は、桐朋学園大学・エール大学・ジュリアード音楽院出身、1963年ジュネーヴ国際音楽コンクールで1位なしの2位受賞、1964年ヴィオッティ 国際音楽コンクール金賞第1席受賞のキャリアをもつ名ピアニスト。彼女が、60年代に中田喜直のピアノ曲、それも主要3作品を録音していました!「夏 の思い出」や「雪の降る街を」など歌曲・童謡に名作の多い中田喜直ですが、東京音楽学校(現・東京芸術大学)ピアノ科を卒業後、ピアニストを志し、 豊増昇に師事していただけに、ピアノ作品は重要なレパートリー。とりわけ「ピアノ・ソナタ」は59年に日本音楽コンクール2位を受賞しながら、満足 できずその後20年をかけて書き直し69年に完成をみた特別な思い入れのある作品です。3曲とも中田は録音に宮沢明子を指名。期待にこたえた宮沢 明子の弾きっぷりに中田は感嘆と称賛の言葉をライナーに寄せています。カプリング曲が決まらずLP未発売に終わっていた「ピアノ・ソナタ」音源は今回、 世界で唯一の音盤として登場です。1967年発売LP(SKR-1001)の初CD化。未発売音源(ピアノ・ソナタ)の初発売含む。 (Ki)
KKC-4064
エリーゼのために〜イエルク・デムス・ピアノ・リサイタル
ベートーヴェン:エリーゼのために
シューベルト:楽興の時Op.94-3
ブラームス:間奏曲 変ロ短調Op.117-2
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 「前奏曲集」第1巻〜沈める寺
ショパン:子守歌 Op.57
シューマン:アラベスクOp.18
 子供の情景  
イエルク・デムス(P)

録音:1963年11月28日/イイノホール【エンジニア:菊田俊雄】ステレオ
1961年の初来日以降、近年は毎年のように来日を重ねているウィーンの巨匠イエルク・デムス。50年代にウェストミンスター・レーベルに数多くの 名盤を遺し、グルダ、バドゥラ=スコダとともに “ウィーンの三羽烏” と呼ばれていたころ、1963年に再来日した折のキングへの録音が初CD化されて登 場します。その後の独奏曲全集録音でもわかる極めつけレパートリーのシューマン、ドビュッシーのほか、十八番のアンコールピース「エリーゼのために」 などを収録。「粋で、繊細さと優雅さをたたえている。古都ウィーンの伝統の匂いがする」(野村光一)と評された、デムスが35歳になる直前、ウィーン の香りも色濃く、感受性に富んでいた全盛期の名演をご堪能ください。 1964年発売LP(SLC-1293)の初CD化。 (Ki)
KKC-4065(2CD)


平田美知の芸術
ショパン:ピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
平田美知(P)
ジュリア・タイ(指)
ノースウエストPO

録音:2015年9月20日/ワシントン大学ミーニー・ホール(シアトル)(ライヴ)
平田美知(本名・平田美智子)は1932年生まれのピアニスト。戦前の1940年に8歳で尾高尚忠指揮新交響楽団(現・NHK交響楽団)とモーツァ ルトのピアノ協奏曲第27番を、10歳で山田和男指揮東京交響楽団(現・東京フィル)とハイドンのピアノ協奏曲とモーツァルトのピアノ協奏曲第20番 を共演したという神童。
1951年、19歳の時に渡米してジュリアード音楽院でロジーナ・レヴィン(クライバーンや中村紘子の師)に師事、その後アメリカに定住したため日 本では忘れられました。しかしシアトルと本拠に演奏活動と教育活動を行い、昨2015年にデビュー75周年を祝い、地元のオーケストラとショパンおよ びチャイコフスキーの協奏曲を一晩で演奏しています。当時83歳の高齢ながらテクニックは衰えを知らず、すさまじいエネルギーを放っています。往年の レオニード・クロツァーやシューラ・チェルカスキーを思わす濃厚で独特な19世紀風ピアニズムが興味深く貴重。長い作品をあっという間に聴かせてし まいます。
楽章間と終演後の観客の熱狂ぶりは、あたかも地元チームがサッカーかアメフトがゴールを決めた時のような凄さで、平田がいかにシアトルの人々から 愛されているかが伝わってきます。
平田美知の音源は今日ひとつも聴くことができず、生きながらにして伝説と化しています。この音源は記録用で、発売を前提としたクォリティではありま せんが、平田の最新演奏に触れられる稀有な機会ゆえ発売を決定しました。日本が世界に誇る至芸をご堪能いただけます。 (Ki)
KKC-4067
バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988 豊増昇(P)

旧東ドイツでの放送用セッション録音・モノラル
日本人による「ゴルトベルク変奏曲」のオフィシャルな最初の録音は、神西敦子によるコロムビア盤とされていますが、それ以前に豊増昇が録音を残し ていました。1950-60年代に旧東ドイツで放送用セッション録音されたもので、遺族が奇跡的にマスターを所蔵していた貴重な記録。モノラルで、放送 用のため繰返しを一切行っていませんが、カット等はない全曲演奏。豊増は当時日本を代表するバッハの権威で、その演奏で「ゴルトベルク」を聴くこと ができるのは幸せな限り。極めて端正な楷書風の造形感のなかにも、活力と愉悦に満ちた音楽を聴かせ、ピアノのよる「ゴルトベルク変奏曲」の魅力を存 分に味あわせてくれます。豊増芸術の粋を示した名演の登場です。 (Ki)
KKC-4068
バッハ:フーガの技法BWV1080
(エーリッヒ・シェエーブシュによるヴォルフガング・グレーザー版の2台ピアノ用編曲)
豊増昇、アマデウス・ウエーバージンケ(P)

録音:1971年4月13日日比谷公会堂(ライヴ)モノラル
バッハ最晩年の作「フーガの技法」は、未完なうえ楽器の指定もない大作。さらにフーガという高度な作曲技法を極限まで追求しているため、おいそ れと近づくことのできない要塞の呈をなしています。日本でも滅多に演奏されませんが、バッハの権威だった豊増昇は、1950年(昭和25年)に東京で 独奏しています。その21年後の1971年に東京の日比谷公会堂で、ドイツの名ピアニスト、アマデウス・ウエーバージンケと2台のピアノで披露しました。ヴォ ルフガング・グレーザー校訂譜を、エーリッヒ・シェエーブシュが2台のピアノ用に編曲した楽譜によりますが、楽器の指定はないものの、3つの変奏は「2 台のクラヴィアのため」と明記されているため、全体として説得力に満ちています。技術的にも余裕で、複雑の極みの音符から、いとも清明な音楽を引き 出し思わずひき込まれます。 (Ki)


KKC-4072(13SACD)
モノラル
DSD Mastering
完全限定プレス
ワーグナー:「ニーベルングの指環」全曲
楽劇「ラインの黄金」全曲(KKC.4072/73)
楽劇「ワルキューレ」全曲(KKC.4074/76)
楽劇「ジークフリート」全曲(KKC.4077/80)
楽劇「神々のたそがれ」全曲(KKC.4081/84)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ミラノ・スカラO&cho
合唱指揮:ヴィットーレ・ヴェネツィアニ
キルステン・フラグスタート (S)、フェルディナント・フランツ(Bs)、セット・スヴァンホルム (T)、マックス・ロレンツ (T)、ルートヴィヒ・ウェーバー(Bs)、ギュンター・トレプトウ(T)、ヒルデ・コネツニ (S)他

録音:1950年3月4日、年3月9日、年3月22日、年4月4日/ミラノ・スカラ座でのライヴ
カートンボックス
歌詞対訳付き解説書(548頁予定)
キングレコードがイタリア・チェトラ社の輸入LPを発売した当時(1983年)、これが1950年のライヴ録音とは信じられないくらいの音質で大騒ぎになり ました。キングでは86年にこの復刻音源の制作元(DISCOS, Milano)から取り寄せたアナログ・マスターテープ(36巻!)から初CD化して発売(K00Y-201 〜14)。今回、30年ぶりにキング関口台スタジオで最新リマスタリング、それもマスターテープからのダイレクトDSD変換で、世界初SACD化発売になります!
■フルトヴェングラーの50年版の「指環」を聴いて―――岡 俊雄
フルトヴェングラーの「指環」の全曲録音は1953年のローマ放送局版がすでにCD化されている。生命力にあふれた名盤だが、このトリノ放送版はテープ 録音で、音質はケタ違いに凄かった。名だたるスカラ座のオーケストラのさん然たる演奏ぶり、舞台上の歌唱とのバランス、そのいずれをとってもこれは、フ ルトヴェングラーのおびただしいライヴ録音の中でも、ひときわ凄いもので、同時代のスタジオ録音の最上のものとくらべてもヒケをとらない。ピット内のオー ケストラに対するマイクが近すぎ、金管が鳴りすぎたり、ややデッド気味な音だが、細部のよく入っていることに驚嘆する。演奏会前の客席のノイズも適当な リアリティを生み出しており、これはあらゆる角度からみて、1950年のライヴとしては奇蹟としかいいようのない音質をもっている。スカラ座の名演の神髄が ここに具現化されたというほかはないほど聴きおわって、呆然たる思いをさせられた。(1986年記)
■驚異のライヴ、スカラ座での《指環》1950―――小林利之
キングレコードによる国内発売(LP、1983年)が実現して、ようやく聴き得たスカラ座の《指環》全4部作のオーソライズド盤は、その音質が、1950年 のライヴとは信じがたいほどのクオリティをもっていたことで、まさに驚異的なものに感じられた。・・・(略)・・・音質だけではない、いやむしろ感動的なの は、全4部作の1作ごと、1幕ごとに、曲の開始から最後の消えていく音にいたるまで、終始一貫、恐ろしいまでの緊迫感を保持しつつ進むフルトヴェングラー の演奏の劇的生命感の迫力とその無類の美しさである。(1986年記)
■ミラノ盤のほうが解釈が徹底しており、存在価値がある―――宇野功芳
クナッパーツブッシュのワーグナーを最高のものと考える僕にとって、フルトヴェングラーの演奏はあまりにもソナタ形式的であり、意志的、主観的、人間的で ありすぎ、つけ加えられたドラマがありすぎる。したがって音楽自体が自然に息づかず、ワーグナーを聴くよりはフルトヴェングラーの音楽を聴く感じが強い。(略) しかしフルトヴェングラーの2種の「指環」全曲盤を比較すると、彼の体臭がより強く表れている、このミラノ盤のほうが解釈が徹底しており、存在価値があ るように思われる。

KKC-4085(13SACD)
DSD Mastering
完全限定プレス
ワーグナー:「ニーベルングの指環」全曲
楽劇「ラインの黄金」全曲(KKC.4085/86)
楽劇「ワルキューレ」全曲(KKC.4087/89)
楽劇「ジークフリート」全曲(KKC.4090/93)
楽劇「神々のたそがれ」全曲 (KKC.4094/97)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
バイロイト祝祭O&cho
合唱指揮:ヴィルヘルム・ピッツ
ハンス・ホッター(B/Br)/アストリト・ヴァルナイ(S)/ヴォルフガング・ヴィントガッセン (T)/ベルント・アルゼンホッフ(T)/ビルギット・ニルソン(S)/ラモン・ヴィナイ(T)/ヨゼフ・グラインドル (Bs)/グスタフ・ナイトリンガー(Bs)/エリーザベト・グリュンマー (S)/パウル・キューン (T) ほか

録音:1957年8月14日、8月15日、年8月16日、年8月18日/バイロイト音楽祭でのライヴ
カートンボックス
歌詞対訳付き解説書(540頁予定)
クナッパーツブッシュはバイロイト音楽祭で、1951年(1回)、56年(1回)、57年(2回)、58年(2回)の計6回、「指環」の指揮をとりました。このうち、56年・57年・58年の全曲ライヴ録音は他社の復刻CDでも陽の目をみていますが、もっとも出来が良く、夢のような豪華歌手陣をそろえて魅力的なのは、今回世界初SACD化になる57年盤です。
57年8月のライヴ音源は伊チェトラの<チェトラ・オペラ・ライヴ>シリーズで世界初(市販)LPが発売されました。キングレコード(セブンシーズ)はその音源元(DISCOS,Milano)が制作したアナログ・マスターテープから1979年に国内盤LPを発売(GT-7030/2,7033/7,7038/42,7043/7)。今回、なんと37年ぶりにキング関口台スタジオでマスターリールを開巻、ダイレクトにDSDとPCMに変換しつつ、マスタリングを行ないました。デジタル機器・技術の進化はめざましく、LP時代の音質がいっそうリアルに改善されています。そしてクナの超絶的演奏!一世を風靡したバイロイト・オールスターズを指揮して、史上空前ともいうべきスケール感でワーグナー《指環》の世界を現出しています。
■このレコードの演奏について―― 渡辺護
クナッパーツブッシュは戦後バイロイト音楽祭が再開された1951年から、彼の死の前年1963年まで、1953年の例外を除いては、毎年この音楽祭を指揮した。戦前のバイロイトの歴史にかがやくハンス・リヒター、フェリックス・モットル、ジークフリート・ワーグナーのような大指揮者の伝統を継ぐべき専門のワーグナー指揮者は、戦後はクナッパーツブッシュひとりということになる。(略)クナッパーツブシュの演奏が悠揚迫らざるテンポを持ち、その音楽が大河の如く、また洋上の大波の如く、うねりを持ち流れていく――といった特徴を持つことはよく知られている。しかしそのスケールの大きさの底には、てこでも動かせぬような重量感があってそれがこの「指環」の表現に大きなプラスとなっていることは疑いを容れない。(略)このレコードの歌手陣も大したものである。戦争直後の荒廃期からようやく立ち直って、いわば土灰にまみれて、その存在をすら忘れられていた名歌手たちが、今やその全貌を現して、この芸術の殿堂にこぞって集合したかの感をあたえる。たしかにこの、ウィーラントとクナッパーツブッシュのコンビの時代は、歌手たちもふくめて、バイロイトのひとつの盛期であり、「群星の輝く時代」であった。しかもここに出演している歌手たちには、おのずから一種の様式的統一がある。今日の歌手たちにはいくらか希薄になってしまったドラマ的表現力を、このレコードの歌手たちは充分そなえており、しかも一時代前の歌手たちに見られるような音楽的なくずれが無いのである。(略)ホッターの演ずるウォータンは、独特の柔らかみを持つ美声に無比の力強さを発揮している。・・ジークフリートを演ずるアルデンホッフも、ヴィントガッセンも、若々しい張りのある声で実に見事に歌っている。・・アルベリヒを歌うナイトリンガーや、ファーフナーとハーゲンを歌うグラインドルはこのころが最高の時期・・・・ジークリンデを歌うニルソンも、彼女の右に出るワーグナー・ソプラノは今日も見当たらない。ヴァルナイは最もブリュンヒルデらしいブリュンヒルデだ。(以下略) (1979年記)(解説書には生前ドイツでクナの演奏会に接してきた、ワーグナー研究の権威、故・渡辺護氏のLPライナーノートを転載します)

KKC-4099
(1SACD)
日本語帯・解説付
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻、第2巻より
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV846(第1巻 第1番)(4’08”)
前奏曲とフーガ ハ短調 BWV847(第1巻 第2番)(2’57”)
前奏曲とフーガ 変ロ短調 BWV891(第2巻 第22番)(8’37”)
前奏曲とフーガ ニ長調 BWV850(第1巻 第5番)(2’59”)
前奏曲とフーガ ヘ長調 BWV880(第2巻 第11番)(4’58”)
前奏曲とフーガ 変ロ短調 BWV867(第1巻 第22番)(6’03”)
前奏曲とフーガ 嬰ヘ長調 BWV858(第1巻 第13番)(2’54”)
前奏曲とフーガ 嬰ヘ短調 BWV883(第2巻 第14番)(4’55”)
前奏曲とフーガ ト長調 BWV884(第2巻 第15番)(3’20”)
前奏曲とフーガ ト短調 BWV861(第1巻 第16番)(4’09”)
前奏曲とフーガ ニ長調 BWV874(第2巻 第5番)(8’15”)
前奏曲とフーガ ロ短調 BWV869(第1巻 第24番)(11’25”)
御喜美江(アコーディオン;Giovanni Gola / Hohner 1972)

録音:2016年10月/レンナ教会(スウェーデン)
日本が誇るアコーディオンの女王・御喜美江。BISレーベルからの5年ぶりの新譜は、バッハの平均律クラヴィーア曲集からの抜粋です。 90年代半ばにリリースしたバッハのアルバムでも非常に高い評価を得ただけに期待が高まります。 「数限りなくたくさんの美しさ、驚き、魔力、冒険が隠されていて、弾けば弾くほど新しい発見が絶えない」と御喜美江が語るバッハの平均律は録音の構想か ら実に5年、満を持してついに実現しました。ピアニストならば必ず演奏するこの曲集は、第1巻、第2巻とそれぞれ24の全ての調による前奏曲とフーガで 構成されており、ハンス・フォン・ビューローが “音楽の旧約聖書” と呼び賞賛したことでも有名です。御喜美江のアコーディオンの演奏は、実に多彩な表情を 見せ、ことにフーガの各声部の表現は圧巻でバッハへの敬愛と音楽への真摯な姿勢を聴くことができます。温かみのある美しいアコーディオンの音色がスウェー デンのレンナ教会に響き渡ります。
※国内品番のみのご案内です。 (Ki)


KKC-4102
コンドン・コレクション(1)〜ホロヴィッツ
ラフマニノフ:前奏曲ロ短調Op.32の10
前奏曲イ短調Op.32の8
サン=サーンス(リスト編):死の舞踏
ホロヴィッツ:カルメン変奏曲
シューベルト(リスト編):「白鳥の歌」〜愛の便り
ショパン:練習曲変ホ短調Op.10の6
 練習曲ハ短調Op.25の12
ホロヴィッツ:ワルツ ヘ短調
チャイコフスキー:ドゥムカOp.59
ラフマニノフ:前奏曲ト短調Op.23の5
ホロヴィッツ:変わり者の踊り
リスト(ブゾーニ編):モーツァルトの「フィガロの結婚」による幻想曲
ウラディーミル・ホロヴィッツ(P)

日本語帯・解説付
20世紀最高のピアニストのひとりウラディーミル・ホロヴィッツ。彼が1928年にアメリカ・デビューで大センセーションを巻き起こした頃の記録。 1925年から1932年にドイツのピアノ・ロールメーカー「ウェルテ・ミニヨン」社で記録したもので、若きホロヴィッツの天才ぶりを目の当たりにできま す。大半の曲は実際の録音がありますが、若き日の演奏を最新の音で再現しているのが強み。ショパンの「練習曲変ホ短調」など、ホロヴィッツならでは の歌い回しに興奮させられます。また、リスト=ブゾーニの「フィガロの結婚」による幻想曲、自作のワルツなどその後録音しなかったものも貴重です。 (Ki)
KKC-4103
コンドン・コレクション(2)〜コルトー
ショパン:練習曲イ短調「木枯らし」Op.25の11
ショパン(リスト編):乙女の願い
ショパン:練習曲変ト長調「蝶々」Op.25の5
 練習曲ハ短調Op.25の12
 アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズOp.22
 即興曲第3番変ト長調Op.51
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調OP.109
ショパン (リスト編 ):春
スクリャービン:練習曲嬰ニ短調Op.8の12
シャブリエ:牧歌
バッハ:チェンバロ協奏曲第5番BWV1956〜アダージョ
リスト:ハンガリー狂詩曲第11番イ短調
フォーレ(コルトー編):ドリーOp.56〜子守歌
サン=サーンス:ワルツ形式による練習曲Op.52の6
アルフレッド・コルトー(P)

日本語帯・解説付
深い音楽性と味わいで人気の高いピアニスト、アルフレッド・コルトー(1877-1962)。彼壮年期1920年代に制作したピアノ・ロール。後年の枯れた 芸風とは異質の情熱的な演奏を味わえます。さらにベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番、スクリャービンやシャブリエなど、後に録音しなかった作品 が貴重。どれも素晴らしく、さすがコルトーと唸らされます。 (Ki)
KKC-4104
コンドン・コレクション(3)〜パハマン
リスト:リゴレット・パラフレーズ
メンデルスゾーン:そよぐ風Op.102の4
ショパン:ノクターン第7番嬰ハ短調Op.27の1
モーツァルト:トルコ行進曲
バッハ:イタリア協奏曲BWV971
シューベルト:楽興の時ヘ短調Op.94の3
ショパン:ワルツ第6番変ニ長調Op.64の1「小犬」
 ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64の2
 マズルカ第31番変イ長調Op.50の2
 マズルカ第34番ハ長調Op.56の2
 華麗なワルツ第4番ヘ長調Op.34の3
 マズルカ第45番イ短調Op.67の4
 前奏曲ヘ長調Op.28の23
 即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36
メンデルスゾーン:五月のそよ風Op.62の1
ショパン:ノクターン第9番ロ長調Op.32の1
 バラード第3番変イ長調Op.47
ウラ ディーミル・ド・パハマン(P)

日本語帯・解説付
ウラディーミル・ド・パハマン(1848-1933)は繊細なタッチと弱音で知られ、稀代のショパン弾きとして絶大な人気を誇りました。彼の録音はかなり ありますが、当時の録音技術ではその「羽毛のタッチ」はノイズに消され、電気録音になってからは老齢でテクニック的に万全の演奏ができませんでした。 ここでは彼の最盛期の、それも規模の大きな作品に触れられる奇蹟のひとときを味わえます。録音のないモーツァルトの「トルコ行進曲」で示す端正な美 しさ、バッハの「イタリア協奏曲」での非ロマン的解釈に驚かされます。 (Ki)
KKC-4105
コンドン・コレクション(4)〜パキータ・セゴビア
グラナドス:演奏会用アレグロOp.46
 歌劇「ゴエスカス」〜間奏曲
アルベニス:アラゴンOp.47の6
 スペインのセレナードOp.181
 セビーリャOp.47の3
シャミナード:モレナOp.67
ドライエ:蝿Op.12
パキータ・セゴビア:パストラール【1.サテュロスとニンフの踊り/2.キャラヴァン】
ドビュッシー:アラベスク第2番ト長調
リスト:コンソレーション第3番変ニ長調
オルセン:蝶々Op.50の5
モシュコフスキ:スペイン舞曲集〜第2曲/第5曲「ボレロ」
 火花Op.36の6
 スペイン奇想曲Op.37
パキータ・マドリゲラ・セゴビア(P)

日本語帯・解説付
大ギタリスト、セゴビアの夫人だったパキータ・マドリゲラ(1900〜65)。彼女のピアニストとしての技量は伝説となっていますが、音で聴くことがで きませんでした。ここでは彼女がハイティーンの頃にピアノ・ロールへ記録した驚きの演奏を楽しめます。スペインがらみの作品を集めていますが、その歌 い回し、明るい音色、情熱はアルゲリッチを思わせもします。超貴重。 (Ki)

KKC-4107(5CD)
ベートーヴェン:交響曲全集/フルトヴェングラー(& E・クライバー)


【CD1】
交響曲第1番ハ長調作品21
(2)交響曲第3番「英雄」

【CD2】TT:68:09
(1)交響曲第4番変ロ長調作品60
(2)<ボーナストラック>
交響曲第2番ニ長調作品36

【CD3】
(1)交響曲第5番「運命」
(2)交響曲 第7番イ長調作品92

【CD4】
(1)交響曲第6番「田園」
(2)交響曲第8番ヘ長調作品93

【CD5】
交響曲第9番「合唱付き」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)[2番を除く]
【CD1】TT:76’28
(1)アムステルダム・コンセルトヘボウO/録音:1950年7月13日アムステルダム(ライヴ)
(2ローマ・イタリアRSO/録音:1952年1月19日ローマ(ライヴ)
【CD2】TT:68:09
(1)BPO/録音:1943年6月27-30日フィルハーモニー、ベルリン(第1・2楽章はライヴ、第3・4楽章は聴衆不在の放送用録音)
(2)<ボーナストラック>
エーリヒ・クライバー(指)ベルリン国立歌劇場O/録音:1929年ベルリン、スタジオ(SP収録)
【CD3】TT:73:48
(1)ローマ・イタリアRSO/録音:1952年1月10日ローマ(ライヴ)
(2)BPO/録音:1943年10月31日〜11月3日フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
【CD4】TT:71:19
(1)ローマ・イタリアRSO/録音:1952年1月10日ローマ(ライヴ)
(2)ストックホルムPO/録音:1948年11月13日ストックホルム・コンサートホール(ライヴ)
【CD5】TT:約74分
ストックホルムPO&cho、ヒョルディス・シンベリ(S)、リサ・テュネル(A)、ヨースタ・ベケリン(T)、シーグルド・ビョルリンク(Bs)/録音:1943年12月8日ストックホルム・コンサート―ホール(ライヴ)
96kHz 24bit、デジタル変換音源
国内製造品、日本語帯・解説付
1974年9月に米オリンピック・レコードから発売されたフルトヴェングラー史上初の「べートーヴェン交響曲全集」。同年12月に日本のフォノグラムからも国内発売され、世界中のファンを驚愕させました。当時発見されていなかった「第2番」が収録されていたためでもありますが、「サンフランシスコの研究家が秘蔵していた戦前のベルリン・フィルの放送用録音」と解説に書かれていたこの音源、じつはエーリッヒ・クライバーの演奏であることが後年米「ハイ・フィデリティ」誌の調査で判明、この「全集」は再製造されることなく、“幻”の「全集」となりました。・・・往年のファンならだれでも知っているフルトヴェングラーレコード史上最大の事件となったこの「全集」、「2番」以外の曲は音源・音質ともに”まとも”で、『捨て置けぬLP』と、平林直哉氏は著『フルトヴェングラーを追って』(青弓社2014年刊)のなかで、3ページを割いて大きく紹介しています。
1974年に制作されたこの「全集」のマスターテープの所在をつきとめ、96kHz24bitでデジタル変換された音を入手しました。世界初出LPとなった「1番」「3番」「5番」「6番」、2番目のLP登場となった「8番」「9番」、戦前の壮絶名演ライヴとして有名な「4番」「7番」の全8曲。最初期LPのマスターテープ音質はステレオ・リバーブ感をもたせた、非常に雰囲気豊かなしっかりした音!ほとんど「整音」していないだけに、音の真実味が増しています。この音源をキング関口台スタジオでリマスタリング、一部の曲には修復を行い(「3番」「9番」のピッチ見直し、「7番」第4楽章冒頭欠落和音の補てん)、エーリッヒ・クライバー指揮の「2番」はボーナストラックとして組み込み、オリジナルのカプリングによる「全集」で発売! 国内製造で、フルトヴェングラーファン垂涎の貴重な「名盤」を蘇らせます。EMIの「全集」とは、8番しか音源がかぶらないので、稀少価値ある「全集」と申せましょう。5枚収納のマルチケース+12pブックレット(解説:平林直哉)+オビ付。 (Ki)


KKC-4112(6CD)
国内製造品
日本語帯・解説付
戦中のフルトヴェングラー

【CD1】
(1)ベートーヴェン:交響曲第4番
(2)ベートーヴェン:交響曲第7番

【CD2】
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

【CD3】
ブラームス:交響曲第2番

【CD4】
ブラームス:交響曲第4番
ハイドンの主題による変奏曲

【CD5】
(1)シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」
(2)ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲

【CD6】
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版=原典版)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
【CD1】原盤:米オリンピック(P)1974
(1)BPO、録音:1943年6月27-30日 フィルハーモニー、ベルリン(第1・2楽章はライヴ、第3・4楽章は聴衆不在の放送用録音)
(2)BPO、録音:1943年10月31日-11月3日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
【CD2】原盤:米エヴェレスト(P)1969
BPO、ブルーノ・キッテルcho、ティラ・ブリーム(S)、エリーザベト・ヘンゲン(A)、ペーター・アンデルス(T)、ルドルフ・ヴァッケ(Bs)、録音:1942年3月22-24日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
【CD3】原盤:米オリンピック(P)1975
VPO、録音:1945年1月28-29日 ムジークフェラインザール、ウィーン(ライヴ)
【CD4】原盤:英ジャブリン(P)1997
BPO、録音:1943年12月12-15日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
【CD5】原盤:英ジャブリン(P)1997
(1)BPO、録音:1942年12月6-8日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
(2)BPO、録音:1944年3月21日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
【CD6】原盤:英ジャブリン(P)1997
VPO、録音:1944年10月17日 ムジークフェラインザール、ウィーン(放送用録音)
「フルトヴェングラーの最高の演奏というと、戦時中の録音に着目するのが習いとなっている」(ジョン・アードイン『フルトヴェングラー・グレート・レコーディングズ』藤井留美訳、音楽之友社刊)
★戦火まじえる激動の時代にあっても、自らの芸術活動に命を懸けたフルトヴェングラー。1942年3月の「第九」から、戦時中最後のコンサートとなった45年1月の「ブラームス2番」まで、巨匠の “最高の演奏” 9曲をCD6枚組に集成。ファン必携!壮絶な爆演の数々が最新デジタルリマスター音源でよみがえります!
★1942年よりフルトヴェングラー指揮の演奏会が全欧に向け放送されるようになり、ドイツ帝国放送局がコンサートのライヴ録音や聴衆不在の通し録音を行いました。この9曲はその “戦中のマグネットフォン録音” として有名なものです。音質自体は、76cm/秒速のテープにメインマイク1本によるワンポイント録音と、アナログ・テープ録音方式としては理想的といってよいかもしれません。これらの録音テープは終戦後ソ連に持ち帰られ、露メロディアからLPが発売されました。この板おこしで英ハンター社がユニコーン・レーベルのLPを発売。また、一部の曲はコピーテープが西ドイツ内の放送局に遺されていて、このテープ系音源をもとに仏ターラ等がCDを制作しています。有名な録音だけに、これまで各社から盤おこし系、テープ系と数多くの復刻CDが発売されてきましたが、今回、“復刻CDの決定盤” とすべく、キングインターナショナルが独自で音源を調達して復刻するものです。戦時中の巨匠の内奥にまで迫った衝撃の音再現にご注目ください。

●ベートーヴェン「4番&7番」(1943)・・・ともに、5種類ある同曲の録音のなかで、最初の録音。米オリンピック原盤「ベートーヴェン交響曲全集」
(5CD,KKC4107/11)から編集。最初期LPのマスターテープからつくられた極上の復刻です!
●ベートーヴェン「9番」(1942)・・・緊迫感にみちたドラマチックな指揮、オーケストラとコーラスの傑出したできばえから、ファンの間では「バイロイトの第九」をも凌ぐ評価の「ベルリンの第九」。1969年に米エヴェレストが発売したLPのマスターテープを96kHz/ 24bitでデジタル化。LP1枚に詰め込むため、テンポを上げていますが、音質そのものは最初期のLPらしく芯のしっかりした音!キング関口台スタジオでピッチを修正したうえでリマスタリング、初 CD 化!
●ブラームス「2番」(1945)・・・3種あるうち最初の録音。「最も引力が強い演奏」(アードイン、前掲の書より)。1975年に米オリンピックが発売したLPのマスターテープを96kHz/ 24bitでデジタル化し、さらにキング関口台スタジオでピッチを修正したうえでリマスタリング、初CD化するもの。

以下5曲(CD3枚)の音源は、英ジャブリン社の原盤デジタルマスターを使用。1997年に海外でMAGIC TALENTレーベルで発売されたことがあります。
今回、キング関口台スタジオで最新リマスタリング。鮮度アップして国内盤化!
・ブラームス「4番&ハイドンの主題による変奏曲」(1943)・・・それぞれ4種、7種あるうち最初の録音。「(4番)最も望ましいのは戦時中のベルリンでのもの」(アードイン、前掲の書より)。
●シューベルト「9番」(1942)・・・5種あるうちの最初の録音。42年盤「グレイト」として、あまりにも有名な演奏。
・ラヴェル「ダフニスとクロエ」第2組曲(1944)・・唯一の録音。「グレイト」と同じ日の演奏。
●ブルックナー「8番」(1944)・・・4 種あるうちで最初の録音。壮大な構築の内にウィーン・フィルの美質を収めた名演。
6 枚収納のマルチケース+12pブックレット(解説:平林直哉)+オビ付。

KKC-4125(6CD)
国内製造品
日本語帯・解説付
戦時のフルトヴェングラー 〜ターラ編

【CD1】
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
【CD2】
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
交響曲第5番「運命」*
【CD3】
ベートーヴェン:1.序曲「コリオラン」
 交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」*
ワーグナー:.楽劇「トリスタンとイゾルデ」−前奏曲と愛の死#
【CD4】
シューベルト:「ロザムンデ」−間奏曲第3番
モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
【CD5】
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D944「ザ・グレイト」
【CD6】
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
ピアノ協奏曲第2番
全て、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
【CD1】原盤:仏ターラ(FURT1031)
VPO/録音:1944年12月19日または20日 ムジークフェラインザール、ウィーン
(放送録音)
【CD2】原盤:仏ターラ(FURT1035)
BPO、コンラート・ハンゼン(P)/録音:1943年11月3日フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)、1943年6月27〜30日フィルハーモニー、ベルリン(放送録音)*
【CD3】原盤:仏ターラ(FURT1005)
BPO/録音:1943年6月27〜29日フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)、1944年3月20〜22日国立歌劇場・ベルリン(ライヴ)*、1942年11月8〜10日フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)#
【CD4】原盤:仏ターラ(FURT1015)
VPO/録音:1944年6月2、3日 ムジークフェラインザール、ウィーン(ライヴ)
【CD5】原盤:仏ターラ(FURT1040)
VPO/録音:1943年5月12日 コンサート・ホール、ストックホルム(ライヴ)
【CD6】原盤:仏ターラ(FURT1038)
BPO、ドリアン・エッシュバッヒャー(P)/録音:1943年12月12〜15日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
戦時中の巨匠の名演の数々を集成した「戦中のフルトヴェングラー」(6CD)(KKC-4112/7)はいまベストセラー中ですが、こんどは仏ターラ原盤を 集めて、続編を発売!1943年の「運命」、44年の「英雄」(ウラニアのエロイカ)、44年の「田園」など、巨匠の “最高の演奏” 11 曲をCD6 枚組に 集成。ファン必携!壮絶な爆演の数々が最新デジタル・リマスター音源でよみがえります!
フランスのターラ(TAHRA)社はフルトヴェングラーとも親交のあった大指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘ミリアムと仏フルトヴェングラー協会の重鎮ルネ・ トレミーヌが1993年に設立したレコード会社。放送局等のオリジナル音源からフルトヴェングラーの貴重な録音を未亡人(故人)はじめ関係団体の正規 承認を受けて、CDに復刻して発売。それまで海賊盤の粗悪な音質でしか聴くことのできなかった巨匠の神髄にふれるすばらしい音質に世界中のファンが 驚喜しました。2014年トレミーヌの急逝により、ターラ社は活動を終了してしまいましたが、今回、“復刻CDの決定盤” とすべく、キングインターナショ ナルが独自でターラより音源を調達、キング関口台スタジオでデジタル・リマスタリングをおこない、音にいっそう磨きをかけます。戦時中の巨匠の内奥 にまで迫った衝撃の音再現にご注目ください。ブックレットは12ページ(解説:平林直哉)になります。 

●ベートーヴェン「英雄」(1944)・・・有名な「ウラニアのエロイカ」とはこの録音のこと。1953年にアメリカのウラニア社が初めてLP盤で発売しましたが、フルトヴェングラーの許諾を得ていなかったため、すぐ発売中止になり、超幻の名演となりました。聴衆不在の放送用録音ながら、10種以上あるとされるフルトヴェングラーの「英雄」のなかでは最も劇的で最高の評価が与えられている演奏です。メロディア系(ソ連に持ち帰られたテープからの復刻とされる)、ユニコーン系(ソ連からのコピーテープの復刻とされる)、ウラニアLPの板起こし系など、各種の復刻盤が出回っていますが、西ドイツ放送局に遺されていたテープから復刻、98年に発売されたターラ盤への音質評価は高いものがあります。もちろんピッチは正常。
●ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番」(1943)・・・「これはフルトヴェングラーの遺した数多いディスクの中でも、特にすばらしい名演奏の一つである。コンラート・ハンゼンは1906年生まれのドイツのピアニストで、あまり有名ではないが、この<第4>に関するかぎりバックハウスよりも遥かに見事だ。」(宇野功芳)(『フルトヴェングラーの全名演名盤』講談社刊)
●ベートーヴェン「運命」(1943)・・・戦時中の緊迫とした雰囲気の中での、手兵ベルリン・フィルを従えたフルトヴェングラーの変幻自在、流麗にして劇的、思うがままの指揮は圧倒的な説得力をもって“運命”の本質をえぐる!聴衆不在の放送録音ながら、有名な戦後の復帰演奏会(47年5月25日)に肉薄する熱狂的な演奏です。
●ベートーヴェン「コリオラン」(1943)・・・「演奏は3種におよぶフルトヴェングラーの「コリオラン」のベストであるばかりでなく、彼の数多いディスクの中でも最高の出来栄えの一つであろう。その異常な緊張力と鬼気迫るような迫力、ドラマティックな訴えは見事でことに冒頭とコーダにおけるティンパニの最強打が凄まじい。」(宇野功芳)(『フルトヴェングラーの全名演名盤』講談社刊)
●ベートーヴェン「田園」(1944)・・・1944年1月30日、ベルリン・フィルが本拠地としていた旧フィルハーモニーが連合軍の爆撃で大破し、その後、定期公演は会場を国立歌劇場に移して行われました。「田園」はこの時の演奏で、フルトヴェングラーの7種ある「田園」のなかでも最も劇的で凄絶な演奏として有名です。
●ワーグナー「前奏曲と愛の死」(1942)・・・「1938年盤に負けない名演。・・・冒頭のチェロの音色は情感を湛えてフルトヴェングラーのディスクの中でも最美といえようし、つづく木管にも色と心がある。その後の感情表現も見事で、この指揮者を愛する人は二枚とも備えたい。」(宇野功芳)(『フルトヴェングラーの全名演名盤』講談社刊)
●シューベルト「ロザムンデ間奏曲」(1944)・・・「いちばんの特徴は、ウィーン・フィルの弦を歌わせている点で、その歌はどこまでも人なつっこく、明るい微笑に満ちあふれ、ほかの二盤との違いを強く刻印している。」(宇野功芳)(『フルトヴェングラーの全名演名盤』講談社刊)
●モーツァルト「40番」(1944)・・・「フルトヴェングラーのベストの「40番」で、音質の良いのにまずおどろかされる。・・・演奏スタイルにはわざとらしい素っ気なさがなく、ウィーン・フィルの艶やかで甘美な弦の音色を徹底的に生かしているのが成功の原因であろう。」(宇野功芳)(『フルトヴェングラーの全名演名盤』講談社刊)
●シューベルト「グレイト」(1943)・・・有名なベルリンでのライヴ(1942年)は極端に緩急の差をつけて、ドラマティックに盛り上げていますが、このストックホルムでのライヴもかなり近い表現。ウィーン・フィルの弦が格別に魅力的です。なお、第2楽章の330〜347小節はカットされていますが、これはフルトヴェングラー自身の独自のカットです。
●ブラームス「ハイドン変奏曲」(1943)・・・「戦中のフルトヴェングラー」(KKC-4112/7)にも英ジャヴリン原盤を収録したこの曲1回目の録音。「フルトヴェングラーの「ハイドン・ヴァリエーション」を聴くなら、音が古くても味の濃い1回目のCDか、あるいは音が良くて表現の熟した4回目のCD(50年ベルリン盤)を選ぶべきだ。」(宇野功芳)(『フルトヴェングラーの全名演名盤』講談社刊)
●ブラームス「ピアノ協奏曲第2番」(1943)・・・巨匠の熱っぽくうねるような指揮が聴かせどころ。録音時31歳のスイスのピアニスト、アッシュバッヒャーが、すっきりしたリリシズムを醸し出しています。なおターラの初出CD(FURT1004/7)では、ピッチが高くなっていましたが、リマスターCD(FURT1038)では、修正ずみ。(Ki)

KKC-4131(6CD)
クナッパーツブッシュの遺産〜ターラ編


【CD 1】
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」

【CD 2】
ブラームス: 交響曲 第2番
交響曲 第3番*
【CD 3】
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ブラームス:交響曲 第4番
【CD 4】
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲「皇帝」
交響曲 第8番
【CD 5】
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲
シューマン:交響曲 第4番*
【CD 6】
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525
バッハ: ブランデンブルク協奏曲 第3番*
管弦楽組曲 第3番*
ヴァイオリン協奏曲 イ短調 BWV.1041#
全て、ハンス・クナッパーツブッシュ(指)

【CD 1】 原盤:仏ターラ (TAH-294)(P)1998
ミュンヘンPO団
録音:1953年12月17日 ヘルクレス・ザール、ミュンヘン(ライヴ)
【CD 2】原盤:仏ターラ (TAH-322)(P)1998
BPO
録音:1944年3月26日 マズーレンアレー放送局、ベルリン(放送録音)
1944年9月9日 バーデンバーデン(放送録音)*
【CD 3】 原盤:仏ターラ (TAH-606)(P)2007
ケルンRSO
録音:1953年5月8日 フンクハウス、ケルン(ライヴ)
【CD 4】原盤:仏ターラ (TAH-134)(P)1995
北ドイツRSO
パウル・バドゥラ=スコダ(P)
録音:1960年3月14日 ムジークハレ、ハンブルク(放送録音)
【CD 5】原盤:仏ターラ (TAH-608)(P)2007
VPO、シュターツカペレ・ドレスデン*
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
録音:1954年1月17日 ムジークフェラインザール、ウィーン(ライヴ)
1956年11月4日 シュターツテアター、ドレスデン(ライヴ)*
【CD 6】原盤:仏ターラ (TAH-320)(P)1998  
VPO
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)
録音: 1940年5月12日 ウィーンの放送局スタジオ(放送録音)
1944年6月24日 ムジークフェラインザール、ウィーン(放送録音)*
1944年7月1日 ムジークフェラインザール、ウィーン(放送録音)#
国内製造品、日本語帯・解説付
宇野功芳が選んだクナッパーツブッシュ(仏ターラ盤)の “黄金の名演” CD!2012年にキングレコードから「クナッパーツブッシュ至高の遺産(監修:宇野功芳)」(全10タイトル)で発売されましたが、その後ターラ(TAHRA)は活動を停止してしまい、輸入盤は入手困難になっていました。今回、6タイトルが、キング関口台スタジオでの最新リマスタリングにより、6CD企画として復活!もともと復刻技術に定評あるターラ社の正規音源から音質面もさらに改善された、クナッパーツブッシュの「遺産」をこの機会にお忘れなきようお求めください。ブックレット(20ページ予定)には、宇野功芳&平林直哉、両氏による貴重な解説・批評文を掲載しています。 (Ki)

ライナーノートに転載された「宇野功芳のディスク批評」より(抜粋)
【CD 1】残響のあるふっくらとした録音で雰囲気満点、ブレーメン盤のようにやっていることが目立たず、クナの「エロイカ」の中ではこれが最も芸術的である。
【CD 2】初めてクナの3番に接した思い出のレコードである。昭和四十年代の終わり、それまでにも彼の数々の凄演に接し、その巨人ぶりに圧倒されていたが、このブラームスこそ決定打、おそらくワーグナーを除けばクナのベスト曲といえよう。
【CD 3】( ジークフリート牧歌 ) さすがはクナ、こんな小曲を振ってもブルーノ・ワルターやフルトヴェングラーのはるかに上をゆく。そして振る度に基本は同じでも新しい魅力が満載されているのだ。(ブラームス4番)クナのブラームスではなんといってもまず3番、つぎにはこの4番が凄絶だ。このCDを聴かないで、他の演奏についてあれこれ言っている人が気の毒になる。
【CD 4】クナがたどりついた最後の8番である。56年盤の表現をさらに遅く、さらに極大に、さらに内容的に凄みを増した解釈で、われわれの考えるこ
の曲のイメージからは最も遠く、しかしクナの芸術としては最も高い境地に達したものといえよう。
【CD 5】クナはシューマンの交響曲では 4 番をことのほか好んでいたようで、CDを聴いているとその理由が分る。
【CD 6】クナの唯一の「アイネ・クライネ」 であるが、その味の濃い名表現に心底びっくりし、かつ感動した。これは彼の録音の中でも特筆大書すべきものだと思う。

KKC-4137(6CD)
ブルーノ・ワルターの遺産〜ターラ編


【CD 1】
モーツァルト:交響曲第40番
ブラームス:交響曲第2番

【CD 2】
「アムステルダムのブルーノ・ワルター」
ブラームス:運命の歌
マーラー:交響曲第1番「巨人」

【CD 3】
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
マーラー:交響曲第4番

【CD 4】
ブルックナー:交響曲第9番
【CD 5】
マーラー:交響曲第4番 ト長調

【CD 6】 
「ローマのブルーノ・ワルター」
モーツァルト:交響曲第40番
ベートーヴェン:交響曲第7番
全て、ブルーノ・ワルター(指)
【CD 1】 原盤:仏ターラ (TAH-452)(P)2002
BPO
録音:1950年9月25日 ティタニア・パラスト、ベルリン(ライヴ)
【CD 2】原盤:仏ターラ (TAH-504)(P)2003
アムステルダム・コンセルトヘボウO
アムステルダム・トーンクンストcho
録音:1947年10月22日(1)、1947年10月16日(2) コンセルトヘボウ、
アムステルダム(ライヴ)
【CD 3】 原盤:仏ターラ (TAH-524)(P)2004
NYO
イルムガルト・ゼーフリート(S)
録音:1953年1月4日 カーネギーホール、ニューヨーク(ライヴ)
【CD 4】原盤:仏ターラ (TAH-571)(P)2005
NYO
録音:1953年12月27日 カーネギーホール、ニューヨーク(ライヴ)
【CD 5】原盤:仏ターラ (TAH-572)(P)2005
VPO
イルムガルト・ゼーフリート(S)
録音:1950年8月24日 旧祝祭劇場、ザルツブルク(ライヴ)
【CD 6】原盤:仏ターラ (TAH-620)(P)2007  
ローマ・イタリアRSO
録音:1952年4月19日(1)、1954年5月18日(2) ローマ(ライヴ)
国内製造品、日本語帯・解説付
宇野功芳が仏ターラ盤の中から選んだブルーノ・ワルターの “傑作” CD!2012年に「ブルーノ・ワルター至高の遺産(監修:宇野功芳)」シリーズ(全10枚)としてキングレコードから発売されましたが、その後ターラ社は活動を停止してしまい、輸入盤は入手不可になっていました。このたび、6タイトルを選び、キング関口台スタジオでの最新リマスタリングにより、6CDに集成して発売。音質もさらに改善された、ワルター最盛期の完熟ライヴをご堪能ください。ブックレット解説は宇野功芳と平林直哉の両氏。歌詞対訳も完備しています。 (Ki)
【CD 1】有名なワルターのベルリン帰郷公演。1932年ナチスから追われて以来のドイツでのコンサートで、戦後BPOとの唯一のライヴとなった名演。「(ブラームスは)BPOの上に自然に乗った指揮ぶりである。最も抵抗なく味わえる完熟の演奏であり、もちろんワルターならではの幻想的でロマンティックな歌は十分だ。」(宇野功芳)
【CD 2】メンゲルベルクの影が遺る戦後間もないコンセルトヘボウで、マーラー随一の愛弟子ワルターが「巨人」を振る!歴史的に見ても貴重な音源。オランダ放送局所蔵のマスターテープからの完全復元(開始前の拍手から、楽章間のインターバル、終了後の拍手までカットなしに収録)。
【CD 3】「(「ハフナー」は)翌日のスタジオ録音よりもさらに凄まじい。テンポの変動、ホルンの最強奏、これこそアンチ・ロココのモーツァルトだ」(宇野功芳)
【CD 4】異様なまでの緊迫感と熱気をはらんだワルター畢生の豪演。「これはワルターが録音したブルックナーの交響曲の中で最も魅力的なものである。ここには史上最高の豊かな歌が洪水のように流れるブルックナーがある。」(宇野功芳)
【CD 5】「1955年11月のウィーンでのライヴ録音が出現するまではワルターの『第4』の王座にあったCDである。このウィーン盤は彫りの深い各楽器の生かし方によって、第1楽章ではメルヘンの世界に遊ばせてくれるし、第2楽章はとくに味が濃く、鋭い音彩やアクセントが作曲当時の前衛そのものだ。」(宇野功芳)
【CD 6】1950年代、ワルターがローマに客演した際の、枯れる前の気力みなぎる演奏。とくにベートーヴェンはスタジオ録音とは違った白熱の演奏。ワルターの「ベト7」唯一のライヴ音源として、誠に貴重です。「ライヴならではの、たった今、音楽が創り出されてゆく雰囲気が濃厚である。」(宇野功芳)
KKC-4144(2SACD)
House of Cards(ハウス・オブ・カード 野望の階段)』をテーマにした作品集
ジェフ・ビール
(1963-):
[Disc 1]
「ハウス・オブ・カード」交響曲(House of Cards Symphony)*
1.フォワード・マーチ(Forward March)
2.裏切り(Betrayal)
3.新たな取引(New Deal)
4.クレア・アンダウッド(Clair Underwood)
5.ロシア(Russia)
6. 結婚の肖像(Portrait of a Marriage)
7. 権力(Power)
8. 威厳(Dignity)
9.人形使い(Puppet Master)
10.歴史作り(Making History)
[Disc 2]
1.「ハウス・オブ・カード」幻想曲(House of Cards Fantasy)〜フルートと管弦楽の為の**
2.-4.シックス・シクスティーン(Six Sixteen)〜ギターと室内管弦楽の為の***
5.頌歌(Canticle)〜弦楽オーケストラの為の#
6.-8.フルートと管弦楽の為の協奏曲##
ジョーン・ビール(S)*、
ジェフ・ビール(フリューゲルホルン)(即興)*、
ヘンリー・ビール(ベースギター)*/##、
ヨアキム・ルンドストレム(G)* 、
マッティン・オッラリード(ドラムキット )* 、
フレ ードリク・イン ゴー(P)* 、
エーリク・モンソン(P)*、
シャロン・べザリー(Fl)**/##、
ジェイソン・ヴィオー(G)***、
ヘンリク・ユン・ペーテシェン(Vnソロ)#
ジェフ・ビール(指)ノルショーピングSO

録音:2017年6月/ルイ・ド・イェール・コンサートホール(ノルショーピング、スウェーデン)

原盤:BIS
日本語解説付
「ひとりの下院議員が、彼に劣らず狡猾な妻と手を携え、裏切り者たちへの復讐を進めていく」(IMDb)。ケヴィン・スペイシー主演の Netflix テレビ・シリー ズ『House of Cards』(邦題『ハウス・オブ・カード 野望の階段』)は、2013年から2018年まで6シーズン、66のエピソードが制作されました。「ポ リティカル・スリラー」のドラマは人気を集め、テレビを変えたとまでいわれる評価を獲得しました。このシリーズの音楽は、ロサンジェルスを本拠にテレビ の分野を中心に活躍するジェフ・ビール(1963?)が担当。シリーズのクリエーター、ボー・ウィリモンは、急展開するドラマの中で移ろう人々の心理を各 エピソードの全体像を見据えながら「独自の声」で表現した音楽がシリーズに欠かせない要素だったと語っています。
「ハウス・オブ・カード」交響曲は、シリーズの音楽を約83分の管弦楽曲とした作品です。ワシントンのジョン・F・ケネディ・センター、マイアミ、オランダ、 デンマーク、イェルサレムで行われた「『ハウス・オブ・カード』イン・コンサート」を基に創られました。作曲者ビールは、〈Forward March(フォワード・ マーチ)〉から〈Making History(歴史作り)〉まで10の楽章を、時系列によらず、アンダウッド家を取りまくドラマの情緒的、劇的な流れに沿って配置。 サウンドトラックの演奏に使われたエレクトリックベース、ギター、フリューゲルホルンといった楽器とソプラノの声を残しながらフルオーケストラの為のオー ケストレーションを行なっています。
「ハウス・オブ・カード」幻想曲は、メインタイトル、フランクとクレアの「愛と策略」のテーマ、フランク・アンダウッドの人形使いのモチーフを素材に使い、 「シャロン・べザリー・フォン・バールのため」に「フルート協奏曲」のアンコールとして作られた小品です。
「シックス・シクスティーン」は、ギターと室内オーケストラの為の「急−緩−急」3楽章の作品。曲名は、室内楽のために書かれた原曲の「弦の数」(ギター の6本、弦楽四重奏の楽器の弦の数4本の4倍)からとられ、「白日夢」や「記憶の感覚」のストーリーをイメージした、時刻(午前6時16分)、部屋番号、 番地、特別の日なども示しています。「クラシカル・ギタリストのエリート」のひとり、アメリカのジェイソン・ヴィオー(1973-)がソロを弾いています。
弦楽オーケストラの為の「頌歌」は、憧れや大きな喪失といった気分を歌った「ショートストーリー」あるいは「祈り」の音楽です。
「フルート協奏曲」は、2015年6月、北欧の夏の太陽に照らされたストックホルム港で作曲者のビールがシャロン・ベザリーとコーヒーを飲みながら雑 談していて浮かんだアイデアにより作曲されました。「テスラを運転しながらアクセル性能の良さを見せびらかすベザリーとフルートを吹くべザリー」のイメー ジされた「喜び、活力、リズムにあふれた協奏曲」。ミネソタOの『American Voices(アメリカの声)』と題するコンサートで、ベザリーのソロ、オ スモ・ヴァンスカの指揮で初演されました。『ハウス・オブ・カード』に熱中したというBISレーベルのオーナー、ロベルト・フォン・バールのたっての願い で制作されたアルバムです。 ※国内品番のみのご案内です。 (Ki)
KKC-4106
コンドン・コレクション(5)〜ブゾーニ
リスト:パガニーニによる練習曲〜狩
 超絶技巧練習曲〜鬼火
 ポロネーズ第2番ホ長調
バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
ショパン:前奏曲集Op.28(全23曲)
フェルッチョ・ブゾーニ(P)

日本語帯・解説付
フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)はレコード黎明期に少しの録音を残し、いずれも神々しいものですが、残念なことに大曲を残すまでは存命でき ませんでした。ゆえにブゾーニの代表作であるバッハの「シャコンヌ」編曲、リストの「ポロネーズ」、ショパンの「前奏曲集」などがピアノ・ロールで遺 されたことは人類の財宝と申せましょう。各曲で示す個性と大きな表現は驚き。あらゆるピアノ関係者が聴かねばならない演奏でしょう。 (Ki)


KKC-5742(12CD)
特製カートンボックス
税込価格
臨時再生産!!
生誕100年記念BOX/リパッティ・コレクション
■CD1(戦前の録音:1936-1938)
(1)バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825〜アルマンド*
(2)バッハ(ブゾーニ編):トッカータハ長調〜リパッティの即興*
(3)エネスコ:ピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調〜第2楽章*
(4)ブラームス:間奏曲変ロ短調Op.117の2*
(5)ブラームス:間奏曲変ホ長調Op.118の6(断片)*
(6)ブラームス:4手のためのワルツ集Op.39〜第1,2,5,6(2種),10,14,15番
(7)ブラームス:ワルツ集「愛の歌」Op.52(全18曲+第1曲繰り返し)*
■CD2(戦争中の録音1:1941-1943)
(1)バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよBWV147*
(2)スカルラッティ:ソナタト長調L387(K14)*
(3)ブラームス:間奏曲イ短調Op.116の2*
(4)ブラームス:間奏曲変ホ短調Op.117の1*
(5)シューマン:交響的練習曲Op.13〜第9変奏*
(6)ショパン:練習曲変ト長調Op.10の5「黒鍵」*
(7)リスト:演奏会用練習曲「小人の踊り」S.145,No.2*
(8)リパッティ:古典様式による小協奏曲Op.3(1936)*
(9)リパッティ:左手のためのソナチネ(1941)*
■CD3(戦争中の録音2:1943)
(1)エネスコ:ピアノ組曲第2番ニ長調Op.10〜ブーレ*
(2)エネスコ:ピアノ・ソナタ第3番ニ長調Op.24の3
(3)エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ヘ短調Op.6*
(4)エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調Op.25*

(戦後の録音:1945-48)
■CD4
(1)リパッティ:ルーマニア舞曲集〜ピアノと管弦楽のための*
(2)リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124
(3)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16

■CD5
(1)バッハ(ブゾーニ編):ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV1052
(2)バルトーク:ピアノ協奏曲第3番ホ長調Sz.119

■CD6
(1)シューマン::ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(2)リパッティ:古典様式による小協奏曲Op.3(1936)*

■CD7
(1)ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
(2)ショパン:ノクターン第8番変ニ長調Op.27の2
(3)ショパン:ワルツ第2番変イ長調Op.34の1*
(4)ショパン:舟歌Op.60
(5)スカルラッティ:ソナタホ長調L.23
(6)スカルラッティ:ソナタニ短調L.413
(7)リスト:ペトラルカのソネット第104番S.161,No.5
(8)リスト:演奏会用練習曲「軽やかさ」S.144,No.2*
(9)ラヴェル:道化師の朝の歌
<ボーナス・トラック>
(10)フォーレ(カザルス編):夢のあとにOp.7の1*
(11)ラヴェル(バズレール編):ハバネラ形式による小品*
(12)リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行*

ディヌ・リパッティ最後の年(1950)
■CD8
(1)ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
(2)ショパン:ノクターン第8番変ニ長調Op.27の2(即興付き)
(3)ショパン:練習曲ホ短調Op.25の5
(4)ショパン:練習曲変ト長調Op.10の5「黒鍵」
■CD9
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
(2)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
■CD10
(1)ショパン:14のワルツ集
華麗なる大円舞曲(ワルツ第1番)変ホ長調Op.18/ワルツ第2番変イ長調Op.34の1/第3番イ短調Op.34の2/第4番ヘ長調Op.34の3/第5番変イ長調Op.42/第6番変ニ長調Op.64の1「小犬のワルツ」/第7番嬰ハ短調Op.64の2/第8番変イ長調Op.64の3/第9番変イ長調Op.69の1「別れのワルツ」/第10番ロ短調Op.69の2/第11番変ト長調Op.70の1/第12番ヘ短調Op.70の2/第13番変ニ長調Op.70の3/第14番ホ短調[遺作]
(2)ショパン:マズルカ第32番嬰ハ短調Op.50の3
■CD11
(1)バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825
(2)バッハ(ケンプ編):シチリアーノ(フルート・ソナタ第2番BWV1031から)
(3)バッハ(ブゾーニ編):いざ来たれ、異邦人の救い主よBWV659
(4)バッハ(ブゾーニ編):主イエス・キリストわれ汝を呼ぶBWV639
(5)バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよBWV147
(6)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310
<ボーナス・トラック>ラジオ・ジュネーヴのインタビューより
(7)バッハ(ブゾーニ編):主イエス・キリストわれ汝を呼ぶBWV639*
(8)ショパン::ワルツ第3番イ短調Op.34の2(断片)*
■CD12(ブザンソン告別演奏会)
(1)登場即興
(2)バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825
(3)登場即興
(4)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310
(5)シューベルト:即興曲変ト長調D.899の3
(6)シューベルト:即興曲変ホ長調D.899の2
(7)ショパン:ワルツ第5番変イ長調Op.42
(8)同第6番変ニ長調Op.64の1「小犬のワルツ」
(9)同第9番変イ長調Op.69の1「別れのワルツ」
(10)同第7番嬰ハ短調Op.64の2
(11)同第11番変ト長調Op.70の1
(12)同第10番ロ短調Op.69の2
(13)同第14番ホ短調[遺作]
(14)同第3番イ短調Op.34の2
(15)同第4番ヘ長調Op.34の3
(16)同第12番ヘ短調Op.70の2
(17)同第13番変ニ長調Op.70の3
(18)同第8番変イ長調Op.64の3
(19)同第1番変ホ長調Op.18「華麗なる大円舞曲」
<ボーナス・トラック>
(20)バッハ(ヘス編):主よ人の望みの喜びよBWV147*(注)
■CD1
ナディア・ブーランジェ(第2ピアノ)(6)(7)
イレーヌ・ケドロフ(S)、マリー=ブランシュ・ド・ポリニャック(A)、ポール・ドランヌ(T)、ドーダ・コンラッド((Bs)(7)
録音:1936年6月25日エコール・ノルマル音楽院(ライヴ)(1)-(5)、
1937年2月25日、1937年2月20日-1938年1月22日パリ(スタジオ)(6)(7)
■CD2
ハンス・フォン・ベンダ(指)
ベルリン・フィル室内O(8)
録音:1941年4月28日ブカレスト(スタジオ)(1)-(7)、
1943年1月14日ベルリン(ライヴ)(8)
1943年3月4日ブカレスト(スタジオ)(9)
■CD3
ジョルジュ・エネスコ(Vn)(3)(4)
録音:1943年3月2日(1)、3月13日(3)、3月11日(4)/ブカレスト(スタジオ放送用)、10月18日/ベルン(スタジオ放送用)(2)

■CD4
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO(1)(2)、
アルチェオ・ガリエラ(指)フィルハーモニアO(3)
録音:1945年10月10日(1)、1947年6月6日(2)/ジュネーヴ(ライヴ)、
1947年9月18-19日/ロンドン(スタジオ)(3)
■CD5
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指)アムステルダム・コンセルトヘボウO(1)、
パウル・ザッハー(指)南西ドイツRSO(2)
1947年10月2日アムステルダム(ライヴ)(1)、
録音:1948年5月30日バーデン=バーデン(ライヴ)(2)
■CD6
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)フィルハーモニアO(1)、
指揮者と演奏団体不明(2)
録音:1948年4月9-10日/ロンドン(スタジオ)(1)、1948年(ライヴ)(2)
■CD7
アントニオ・ヤニグロ(Vc)(10)-(12)
録音:1947年3月1,4日(1)、2月20日(2)(6)、9月24日(3)(7)、9月25日(8)、9月27日(5)、1948年4月17,21日(4)(9)/ロンドン(スタジオ)、1947年5月24日(10)-(12)/チューリヒ(スタジオ)
■CD8
オットー・アッカーマン(指)チューリヒ・トーンハレO(1)
録音:1950年2月7日チューリヒ、トーンハレ(ライヴ)
■CD9
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)ルツェルン祝祭O(1)、
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO(2)
録音:1950年8月23日ルツェルン音楽祭(ライヴ)(1)、2月22日ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(ライヴ)(2)
■CD10
録音:1950年7月3-12日ジュネーヴ(スタジオ)
■CD11
録音:1950年7月9日(1)(6)、7月6日(2)、7月10日(3)-(5)/ジュネーヴ(スタジオ)、
7月27日/ラジオ・ジュネーヴ(スタジオ)(7)(8)
■CD12
録音:1950年9月16日ブザンソン音楽祭(ライヴ)(1)-(19)、
1947年9月24日ロンドン(スタジオ)(20)


日本語オビ+日本語解説書(オリジナル・ライナーノーツの和訳、
全曲目解説、演奏者紹介、歌詞対訳を含む32ページ)付


*印=国内初出音源


注 ( プログラム)最後の曲、ワルツ第2番Op.34 No.1を演奏する体力は残されていませんでした。この後、(アンコールにこたえて)リパッティはバッハのコラール「主よ、人の望みの喜びよ」を演奏しましたが、このライヴ演奏は録音されていません。このボーナス・トラックは1947年の演奏です。このコラール曲は、(1935年5月20日パリでの)彼の最初のリサイタルの1曲目に演奏した作品でもありました。
2017年6月にリリースされた「リパッティ・コレクション」。今まで世に出たリパッティ録音の完 璧なコレクションとして好評で、国内盤はあっという間に完売してしまいました。その後もお求め をご希望される声が多いので、今回再生産することになりました。基本は受注分のみとなります。 お買い逃しないようご注意ください。
「神のような魂を持った芸術家」、これはプーランクがウォルター・レッグに彼を紹介した時の言葉です。ディヌ・リパッティ(1917.3.19−1950.12.2)、白血 病のため、33歳で夭折した天才ピアニスト。遺された録音は数少なく、いまだに彼を慕って追い求めるファンは数多い。そんな状況下、生誕100年記念として、 ドイツ・プロフィール・レーベルから12枚組のCD BOXが発売されました。
★EMIがスタジオ録音のほか、有名なライヴ録音多数を発売してきましたが、今回の12枚のCDのうち、4枚分はこれに該当しない本邦初出音源!いままでSP やLPやCDで世界各社から発売されたことのあるリパッティ録音はすべて網羅されている完璧なコレクションです!
★古くは10 代の頃のものからあり、バッハ作品では珍しいリパッティのチェンバロ演奏に触れることができます。また、ブラームスのワルツは恩師ナディア・ブーラ ンジェと連弾していて、リパッティのみならずブーランジェのピアノ演奏も聴くことができます。
★代夫にして人生の恩人エネスコを独奏者としたヴァイオリン・ソナタ2 篇は国内盤も出ていなかった貴重な音源。チェリスト・ヤニグロの伴奏をつとめた録音は、 前年にジュネーヴ国際コンクールでデビューしたヤニグロの力量を買い、共演コンサートを経て、チューリヒのコロンビアにテストレコーディングしたもの。息の合っ た絶妙のアンサンブルが聴けます。バッハ=ブゾーニの神々しい演奏はピアノ録音史上の至宝とまで言われています。
★さらにカラヤン指揮フィルハーモニア管と共演したシューマンの協奏曲が貴重。これは1967 年に放映された「ウルトラセブン」最終回で、主人公モロボシ・ダ ンがアンヌに自分がウルトラセブンであることを告白した時にかかる音源。音楽を担当した作曲家・冬木透氏によれば、あとのない切迫した感覚がこの作品とこの演 奏しかないと選んだもので、特撮物にクラシック音楽が延々とかかる前代未聞の劇伴音楽となりました。多くの少年をクラシック・ファンにした鬼気迫る名演です。
★このほかの協奏曲もリパッティの自作2 篇をはじめバッハ、モーツァルト、ショパン、グリーグ、リスト、バルトークの名作。いまなお決定盤の評価が高い歴史的 名演がたっぷり堪能できます。
★名高いブザンソンの告別演奏会も収録していますが、ショパンのワルツを1 曲残して終わったこの演奏会を “復元”。アンコールで演奏されながら録音が遺されて いない「主よ、人の望みの喜びよ」、彼のライフ・モティーフでもあるこの曲を3年前のスタジオ録音(国内未発売音源)で補い、感動的にアルバムを完結させて います。
★世界で唯一、「リパッティ録音全集」ともいえるこのCD BOXの価値を広めるため、充実した日本語解説書を添付して国内発売!ホルガー・ジードラー(THSス タジオ)の手になるマスタリング音質にも文句ありません。復刻にも入念な作業ぶりで、たとえばCD3に収録されたエネスコのピアノ・ソナタ第3番は、これまで にリリースされたディスクはすべて誤ったピッチであったのを正しいピッチ、ニ長調に修正しています。ファンならずとも座右の愛聴盤にしておきたい永久保存盤です。

KKC-5779(5CD)
日本語帯・解説付
完全限定生産

税込定価
ヘンツェ:交響曲全集
[CD1] 交響曲第7番(1983/84)、交響曲第8番(1992/93)
[CD2] 交響曲第9番(1996/97)
[CD3] 交響曲第3番(1949/50)、交響曲第4番(1955)、交響曲第5番(1962)
[CD4] 交響曲第1番(1947/1963、1991改訂)、交響曲第6番(1969、1994改訂)
[CD5] 交響曲第2番(1949)、交響曲第10番(1997-2000)
マレク・ヤノフスキ(指)
ベルリンRSO
ベルリン放送cho

録音:[CD1] 2006年11月15-17日(第7番)、2007年2月7-9日(第8番)
[CD2] 2008年11月21-23日
[CD3] 2010年1月5-7日(第3番、第4番)、2010年9月10日(第5番)
[CD4] 2012年8月28-29日(第1番)、2012年1月8-9、11日(第6番)
[CD5] 2012年8月28-29日(第2番)、2013年6月12-14日(第10番)
※輸入盤=WER-6959
20世紀ドイツを代表する作曲家ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012)が残した作品の中で、特に重要な10曲の交響曲。現代音楽でありながら連綿 と続くドイツ・シンフォニーの系譜を受け継ぐ音楽であり、ヘンツェ自身の生涯を辿る上でも重要な意味を持つ作品です。全集録音は現時点でこのヤノフスキ盤のみ しか存在しません。現代音楽の名門WERGOレーベルが打ち立てた金字塔的名盤であり、演奏水準を考えてもこれ以上の全集はまず現れないであろう、素晴らし い内容のセットです。 ヘンツェ没後5年となる今年2017年、今一度ヘンツェの交響曲を顧みるために、国内仕様盤を限定数生産で発売いたします。輸入盤のライナーノートに載って いる詳細な曲目解説はすべて日本語に訳しました。この解説書を読めば各曲についてはもちろん、ヘンツェの作風の変遷やその生涯まで、幅広く理解の助けになる でしょう。また声楽付きの第9番は歌詞訳も完備。日本語資料としてとても貴重です。 (Ki)
【楽曲について】
[第1番] 20歳の時に書かれた記念すべき作品。しかしヘンツェは内容に満足がいかず後に改定を施し、より統一感ある音楽に生まれ変わった。
[第2番] 初めて12音技法を大幅に取り入れた作品。パッサカリアやBACH音列、コラール旋律などが登場する。
[第3番] イタリアに移住する数年前に書かれた作品。12音技法を用いながらも地中海風の明るさがあり、熱狂的な舞曲が印象的。
[第4番] オペラ『鹿の王』の音楽に基づく牧歌的交響曲。約20分の単一楽章制ながら密度の高い書法で、伝統的な4楽章制を内包している。
[第5番] バーンスタイン&ニューヨーク・フィルハーモニック委嘱作品。現代のローマを表現したという劇的な音楽。コーダの激しさが圧倒的。
[第6番] キューバ訪問から生まれ、ハバナで自身の指揮で初演。エレキギターやバンジョーなども用い、新境地を開拓した作品。
[第7番] ベルリン・フィル委嘱作品。ベートーヴェン的とも言える伝統的な交響曲の様相を持つ。作曲にあたりヘルダーリンの詩からインスピレーションを受けた。
[第8番] ボストン響委嘱作品。初演指揮は小澤征爾。シェイクスピアの『夏の夜の夢』から3つのシーンを切り取り3楽章の交響曲として描いた。
[第9番] ベルリン音楽祭委嘱作品。初演はメッツマッハー&ベルリン・フィル。アンナ・ゼーガースの小説『第七の十字架』を題材とした声楽付き交響曲。ベートー
ヴェンのそれとは違い哀しみと恐怖に満ちた厳しい内容だが、「ドイツ作曲家の第九」として不朽の価値を誇る名作。
[第10番] ヘンツェのパトロンの一人、パウル・ザッヒャーへの追悼作品。初演指揮はラトル(第1楽章のみ)。恐怖や苦痛から解放され、穏やかに終結する。





KKC-8556(12CD)
バッハ:8大宗教曲集
■CD1-3
マタイ受難曲BWV 244
■CD4-5
ヨハネ受難曲BWV245(1749年第4稿)※BIS原盤 (BIS-921/2)
■CD6
マニフィカト集
クーナウ:マニフィカトハ長調
ゼレンカ:マニフィカトハ長調ZWV107
同:マニフィカトニ長調ZWV108
バッハ:マニフィカトニ長調BWV243
■CD7-8
ミサ曲ロ短調BWV232
■CD9-10
クリスマス・オラトリオBWV248
■CD11
モテット全集
歌え、主に向かい新しい歌をBWV225
来たれ、イエスよ、来たれBWV229
イエス、わが喜びよBWV227
主を讃えよ、すべての異邦人よBWV230
恐れるな、私はあなたと共にいるBWV228
あなたを離しません、私を祝福してくださらなければBWVAnh159
御霊は我らの弱さを支え助け給うBWV226
おおイエス・キリスト、わが命の光よBWV118(第2稿)
■CD12
オラトリオ集
復活祭オラトリオBWV249
昇天祭オラトリオBWV11
全て、鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
■CD1-3
エヴァンゲリスト:ゲルト・テュルク(T)、イエス:ペーター・コーイ(Bs)、ナンシー・アージェンタ(S)、ロビン・ブレイズ(A)、櫻田亮(T)、浦野智行(Bs)、証人I:キルステン・ソレク=アヴェラ(A)、祭司長I:萩原潤(Bs)、祭司長II:小田川哲也(Bs)、女中I:鈴木美登里(S)、女中II:緋田芳江(S)/録音:1999年3月22-27,29-31日神戸松蔭女子学院大学チャペル
■CD4-5
エヴァンゲリスト:ゲルト・テュルク(T)、イエス:浦野智行(Bs)、イングリット・シュミットヒューゼン(S)、米良美一(A)、櫻田亮(T)、ペーター・コーイ(Bs)/録音:1998年4月神戸松蔭女子学院大学チャペル
■CD6
ミア・パーション、野々下由香里(S)、太刀川昭(A)、ゲルト・テュルク(T)、浦野智行(Bs)/録音:1998年12月神戸松蔭女子学院大学チャペル
■CD7-8
キャロリン・サンプソン、レイチェル・ニコルズ(S)、ロビン・ブレイズ(A)、ゲルト・テュルク(T)、ペーター・コーイ(Bs)/録音:2007年3月神戸松蔭女子学院大学チャペル
■CD9-10
モニカ・フリンマー(S)、米良美一(A)、ゲルト・テュルク(T)、ペーター・コーイ(Bs)/録音:1998年1月彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
■CD11
野々下由香里、松井亜希(S)、ダミアン・ギヨン(A)、水越啓、谷口洋介(T)、ドミニク・ヴェルナー(Bs)/録音:2009年6月2-4日、7月7-9日神戸松蔭女子学院大学チャペル
■CD12
野々下由香里(S)、パトリック・ファン・フーテム(A)、ヤン・コボウ(T)、浦野智行(Bs)/録音:2004年5月神戸松蔭女子学院大学チャペル
バッハの教会カンタータ全集が大好評のバッハ・コレギウム・ジャパン。待望のBox第2弾は、カンタータ以外の宗教曲を集めた12枚組。 教会カンタータ以上に親しまれた8大宗教曲を日本独自の豪華ボックス・セットにして発売致します。
いずれも発売時に高い評価を受けた名盤揃い。ことごとく特選なうえ、「マニフィカト集」は1999年度第37回レコード・アカデミー賞音楽史部門、「ミ サ曲ロ短調」は2007年度第45回レコード・アカデミー賞銀賞受賞という凄さ。それがこの価格で入手できる夢のようなチャンス。演奏陣も米良美一 をはじめとするBCJオールスター・キャスト。
日本語解説書も全面改訂したうえで合本化(豪華上製本)。詳細な解説も読み物として面白く、豊富な知識を与えてくれます。歌詞はすべて対訳なのも 嬉しい限り。 外箱の装丁も非常にオシャレ。高級感あふれるインテリアとしてもピッタリ。バッハの教会カンタータ全集と並べれば、バッハの宗教曲通になれます。 *このアルバムは通常CDで、SACDハイブリッド盤ではありません。 (Ki)
KKC-8744(6SACD)
日本語帯・解説付
J.S.バッハ:管弦楽曲6枚セット
■DISC 1
ヴァイオリン協奏曲全集
第1番イ短調BWV1041/第2番ホ長調BWV1042/2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043/オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調BWV1060
■DISC 2
ブランデンブルク協奏曲全集1 (2000年録音)
第1番ヘ長調BWV1046/第2番ヘ長調BWV1047/第3番ト長調BWV1048
■DISC 3
ブランデンブルク協奏曲全集2 (2000年録音)
第4番ト長調BWV1049/第5番ニ長調BWV1050/第6番変ロ長調BWV1051/第5番第1楽章の初版BWV1050a
■DISC 4
ブランデンブルク協奏曲全集1 (2008年録音)
第1番ヘ長調BWV1046/第2番ヘ長調BWV1047/第3番ト長調BWV1048/第4番ト長調BWV1049
■DISC 5
ブランデンブルク協奏曲全集2 (2008年録音)、管弦楽組曲全集1
第5番ニ長調BWV1050/第6番変ロ長調BWV1051/組曲第4番ニ長調BWV1069
■DISC 6
管弦楽組曲全集2
第3番ニ長調BWV1068/第1番ハ長調BWV1066/第2番ロ短調BWV1067
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン、
寺神戸亮、若松夏美(Vn)

録音:1998-2008 年/神戸松蔭女子学院大学チャペル、ミューザ川崎シンフォニーホール
2016年に発売して話題となったBCJの管弦楽Box。またたく間に完売しましたが、現在でも問い合わせが続く商品となって います。そこで今回は6枚組ジュエルケースにて廉価発売。もちろん日本語解説書つき。BCJの演奏によるSACDハイブリッド盤がこの価格でお求めで きるのは驚きと申せましょう。
ブランデンブルク協奏曲(旧盤)とヴァイオリン協奏曲全集のSACDハイブリッド盤は、現在これしか入手できないため超貴重。協奏曲のソリストは 寺神戸亮、若松夏美、鈴木雅明ほかで、アンサンブルも鈴木秀美、高田あずみ、三宮正満など、考えうる最高のキャスト。また、ブランデンブルク協奏 曲の新盤では、ヴィオリーノ・ピッコロ(寺神戸亮)、ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ(ディミトリー・バディアロフ)といった楽器を用いているのも興味津々 です。 (Ki)

KKC-9206
(Bluray)
日本語帯・解説付
GLORIA IN EXCELSIS DEO
「いと高きところには神に栄光あれ」


■演奏
バッハ:カンタータ第69番「わが魂よ、主を讃え」 BWV 69
カンタータ第30番「喜べ、贖われし者たちの群れよ」 BWV 30
カンタータ第191番「いと高きところには神に栄光あれ」 BWV 191
《我らに平和を与えたまえ》〜ミサ曲 ロ短調 BWV 232より

■インタビュー
鈴木雅明、鈴木環、鈴木優人、鈴木秀美、三宮正満、寺神戸亮、若松夏美、高田あずみ、青木洋也、緋田芳江、ペーター・コーイ、ロビン・ブレイズ、ハナ・ブラシコヴァ、ゲルト・テュルク、ロベルト・フォン・バール(BISレコード最高経営責任者)、ロビン・A・リーヴァー(音楽学 / イェール大学宗教音楽研究所)、郡司隆男(神戸松蔭女子学院大学学長)

■特典映像
●あなたにとって「教会カンタータ」とは?【三宮正満、寺神戸亮、緋田芳江、鈴木優人、若松夏美、青木洋也、鈴木秀美、ロビン・ブレイズ、ハナ・ブラシコヴァ、ペーター・コーイ、ゲルト・テュルク、イェンス・ブラウン(サウンド・プロデューサー)、トーレ・
ブリンクマン(サウンド・プロデューサー)】
●ロビン・A・リーヴァー氏による曲目解説 ●舞台裏T ●舞台裏U
■演奏
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン、ハナ・ブラシコヴァ(S)、ロビン・ブレイズ(C.T)、ゲルト・テュルク(T)、ペーター・コーイ(Bs)、菅きよみ(フラウト・トラヴェルソ)、三宮正満(オーボエ・ダモーレ)、寺神戸亮(Vn)
収録:2013年2月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
■インタビュー
出演者の肩書きは収録当時のものです。

画面:16:9
HD 1920×1080/59.94i
音声:LPCMステレオ、
LPCM 5.0 Surround,
24bit / 96 kHz(演奏)
LPCMステレオ,24bit / 48kHz
(インタビュー&特典映像)
収録時間:133分(演奏 68 分+インタビュー &特典映像25 分)
字幕:英独,日本語

※国内品番のみのご案内となります。
1995年に開始したバッハ・コレギウム・ジャパンによる大偉業、バッハのカンタータ全集録音は18年を経て2013年に完結しました。当ブルーレイ・ディ スクはその最終となった第55巻を映像収録(ミサ曲 ロ短調 BWV 232からの《我らに平和を与えたまえ》は第55巻に収録されていないので初出!)したもので、 映像商品のリリースはBISレーベルからは初となります。しかも、本編にあたる演奏は24bit / 96 kHz、インタビュー&特典映像は24bit / 48kHzでの収録でハ イレゾであることも注目です! ★日本の団体としては初で、まさに世界に誇る偉業は、録音当初より神戸松蔭女子学院大学チャペルで行われてきました。カンタータ全集録音の最後を飾った 2013年2月の収録は、カンタータ第69番「わが魂よ、主を讃え」、第30番「喜べ、贖われし者たちの群れよ」、第191番「いと高きところには神に栄光あれ」、 そして《我らに平和を与えたまえ》〜ミサ曲 ロ短調でした。たくさんの思いがつまった演奏に加え、音楽監督の鈴木雅明をはじめ、鈴木秀美、鈴木優人、寺神戸亮、 若松夏美、高田あずみ、三宮正満といった演奏者、ハナ・ブラシコヴァ、ロビン・ブレイズ、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイ、鈴木環といった歌手陣のインタ ビューも収録。さらにBISレーベルの社主、ロベルト・フォン・バールがこのプロジェクトの始まりから、「彼ら(BCJ)がバッハの音楽の持つ意味を正しく伝えら れると知り圧倒された」体験から大偉業の成功の確信までを熱く語っています。演奏者、関係者が人生をかけて作り上げたカンタータ大全集の締めくくりに相応しい 充実の内容です。日本語字幕付。ブルーレイのみのリリースです。 (Ki)

最高音質実現!
フルトヴェングラー「RIAS放送録音」、SACDシングルレイヤー化第2弾!
日本独自企画 限定製造品(auditeより直輸入)

※これらのディスクはSACD対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプレーヤーでは再生することができません。
KKC-10005(1SACD)
シングルレイヤー
限定生産
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
交響曲第3番 ヘ長調 Op.90*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1948年10月24日、1949年12月18日*、ティタニ ア・パラスト、ベ ルリン( ライヴ )
※ 原盤:audite
※日本語帯・解説付
KKC-10006(1SACD)
シングルレイヤー
限定生産
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死
 「神々の黄昏」〜ジークフリートの葬送行進曲*
 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲*
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1954年4月27日 1949年12月19日、ティタニ ア・パラスト、ベ ルリン( ライヴ )
※ 原盤:audite
※日本語帯・解説付
KKC-10007(1SACD)
シングルレイヤー
限定生産
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO
録音:1950年6月20日 ティタニア・パラスト、ベルリン(ライヴ)
※ 原盤:audite
※日本語帯・解説付

KKC-10008(1SACD)
シングルレイヤー
限定生産
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
BPO

録音:1952年12月8日 ティタニア・パラスト、ベルリン(ライヴ)
※ 原盤:audite
※日本語帯・解説付
アウディーテがドイチュラントラジオ(旧RIAS放送)所蔵の76センチ/毎秒のオリジナル・マスターを使用してフルトヴェングラー「RIAS放送 録音全集」(12CD)(AU21403)を発売したのが2009年。さらに2012年、その中から「運命」「田園」(1947&1954)、シューベルト「未 完成」「ザ・グレイト」、ブルックナー第8番など4点がSACDシングングルレイヤー化された(現在全て廃盤)が、今回のディスク4点はその続 編である。現有のフォーマットとしてはSACDは最も優れており、生の音にさらに一歩近づいた音質で楽しめるのは、ファンにはたまらない。 SACDで聴くと、モノーラルでありながら奏者の座席位置さえ見えるようであり、内声部も非常に明瞭に捉えられる。また、空間的な広がりも豊か になり、個々のパートの表情がより滑らかに、自然に響いている。フルトヴェングラー&ベルリン・フィルの生演奏にさらに一歩近づいた、まさに永 久保存盤と言えるものであろう。  平林直哉(解説書より)



HMSA-0001
(5SACD)

(税込定価)
パニアグワの芸術

[disc1]
古楽療法「タランテラ」

[disc2]
古楽幻想「アラブ=アンダルシアの音楽」

[disc3]
ミューズへの讃歌「古代ギリシャの音楽」

[disc4]
古楽追想「ビリャンシーコ」〜ルネッサンス・スペインの愛とたわむれの歌

[disc5]
古楽狂想「ラ・フォリア」
グレゴリオ・パニアグワ(指)
アトリウム・ムジケー古楽合奏団

[disc1]録音:1976年10月/録音技師:アルベルト・ポーラン

[disc2]録音:1976年10月/録音技師:アルベルト・ポーラン

[disc3]録音:1978年6月

[disc4]録音:1976年10月/録音技師:ジャン=フランソワ・ポンテクラフト

[disc5]録音:1980年6月/録音技師:ジャン=フランソワ・ポンテクラフ

DSDマスタリング:2011年10月19日/マスタリング:杉本一家
注:この商品はシングルレイヤーです。ハイブリッド商品ではありませんので、SACD対応のプレイヤー等が必要となります。
――グレゴリオ・パニアグワ指揮アトリウム・ムジケー古楽合奏団と言えば、オーディオ評論家、故長岡鉄男氏が絶賛したこともあり、オリジナルLPは現在もなお、中古レコードショップで高値がついているほどの人気だそうだ。その魅力はグレゴリオ・パニアグワが単に当時の音楽の断片を探り、その時代の楽器を復元するという考古学的に(難しく)古楽を掘り下げただけではなく、その時代にワープするかのような楽曲とともに、古楽の楽しみを多くの音楽愛好家に与えてくれているような楽曲に仕上げていることが特徴のように思える。例えば、金属パーカッションと笛がドラマティックかつ鮮やかに鳴り響くミューズへの讃歌「古代ギリシャの音楽」と、あたかも水中に潜り、水面に浮び上がった時に、メロディアスな古楽の世界に遭遇するイメージを感じさせる古楽狂想「ラ・フォリア」の始まりは、まさに難しさを感じさせる古楽というよりは、「古代音楽のラビリンス」に迷い込むようなファンタスティックさまで感じられる。私はこの永遠不滅とも言える作品(アナログマスター)を何とか一番アナログに近いと言われるDSDにトランスファーし、シングルレイヤー非圧縮SACD盤で、多くの愛好家に楽しんで欲しいと考えた。その技術的手法はアナログマスターの鮮度を失うこと無く、シンプルな機器構成により忠実かつ高精度なトランスファーを行うことを基本とした。ぜひとも、繊細で柔らかな音質を聴かせてくれる弦楽器、鮮やかでパルシヴな金属打楽器、古代を印象づける大小の太鼓など豊かな倍音や自然な音の階調を見るような響きの世界を味わっていただければと思う。――(監修者:角田郁雄)
炭山アキラ氏による、各タイトルのポイント
[disc1]古楽療法「タランテラ」
澄み切った音場空間に穏やかなメロディが流れる癒しの時間が快い。小さな音の楽器が多いのだが、手元所有の旧盤CDとは比べ物にならないくらい音が美しく繊細に再現され、自然さも大幅に増している。
[disc2]古楽幻想「アラブ=アンダルシアの音楽」
マイク至近で奏でられる鈴やタンバリン、やや遠くで軽々と響く胴の浅い太鼓、弦、リコーダー、ポルタティーフ・オルガンなど、楽器の配置が手に取るように分かる。"噴水"のチョロチョロと流れる音も絶品だ。
[disc3]ミューズへの讃歌「古代ギリシャの音楽」
炸裂する金属打楽器、上空遥か彼方でさえずる小鳥、「ぎょっとするほど生々しい」という言葉にふさわしい永遠の定番高音質ソフトである。完璧な再生はひどく難しいが、オーディオマニアならぜひ一度は挑んでほしい。
[disc4]古楽追想「ビリャンシーコ」〜ルネッサンス・スペインの愛とたわむれの歌
冒頭、遥か遠くからせり寄ってくる音像と、ティンパニーの軽く炸裂する低音が素晴らしい。声は素朴だが滋味に溢れる。再生装置でこれほど表現の方向が変わってしまう盤も珍しく、できるだけシンプルな装置で楽しみたい。
[disc5]古楽狂想「ラ・フォリア」
小編成の室内合奏かと思えば意外な大迫力のアタックや低音、そして随所に盛り込まれた音楽上の仕掛けに驚かされる。楽器1本ずつから放たれた直接音がホールへ飛び散り、消えゆく様が目に見えるようだ。
HMSA-0026(1SACD)
シングルレイヤー
限定盤
税込定価
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第1番 Sz.36(遺作)
ヴァイオリン協奏曲 第2番 Sz.112
イザベル・ファウスト(Vn/ストラディヴァリウス 1704年製「スリーピング・ビューティ」)
スウェーデンRSO
ダニエル・ハーディング(指)

録音:2012年4月/ベルワルドホール(ストックホルム)
国内プレス
日本語帯・解説付
人気・実力とも急上昇中のヴァイオリニスト、イザベル・ファウストと気鋭指揮者のダニエル・ハーディングによるバルトークのヴァイオリン協奏曲集。バルトー クは、ファウストがデビュー盤で取り上げた作曲家。彼女の魅力が炸裂する作曲家の一人です。第1番は、バルトークが26歳の頃に書かれたもの。当時熱 い思いを寄せた女性ヴァイオリニスト、シュテフィ・ゲイエルに献呈されましたが、一度も演奏されないままに、彼女もバルトークの死後10年ほどでこの世 を去ってしまい、ふたりの死後しばらくしてからこの作品の存在が知られることとなった遺作です。ファウストはこの録音にあたり、草稿など様々な資料にあた り、バルトーク自身による書きこみなどを発見。バルトークの思いを可能な限り汲んだ力演を聴かせています。冒頭の長七の和音を静かに上行する4つの音か らなる音型は、シュテフィ・ゲイエルをあらわすモティーフ。ファウストが奏でる内省的な音色から、一気に世界に引き込まれます。第2番はバルトークの中期、 最も創作的に充実していた時期に書かれたもの。ハンガリー民謡的な旋律、抒情的な旋律、五音音階から十二音技法、さらには四分音まであらわれる、多種 多様の素材が見事に融合・構築され、高度の集中を要求するこの作品には、バルトークのすべてが詰まっているといっても過言ではないでしょう。なお、ライナー ノートはファウスト自身の筆によるもので、作品の背景やファウストが発見した事実などが述べられており、実に興味深い内容となっています(日本語訳掲載)。 (Ki)
HMSA-0027(1SACD)
シングルレイヤー
限定盤
税込定価
マルティヌー:ヴァイオリン協奏曲 第2番 H.293
弦楽セレナード 第2番 H.216
トッカータと2つのカンツォーナ H.311(ピアノと弦楽合奏のための)
イザベル・ファウスト(Vn)
セドリック・ティベルギアン(P)
プラハ・フィルハーモニア
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)

録音:2006年6月ルドルフィヌム(プラハ)
東欧諸国からパリに集まった作曲家のグループ「エコール・ド・パリ」のメンバー中、もっとも演奏・録音に恵まれているチェコ出身のボフスラフ・マルティヌー。 何とイザベル・ファウストの演奏で協奏曲が登場です。それも急進的な傾向の強い第1番でなく、かのエルマンに捧げられた叙情的な第2番を取り上げています。 マルティヌーの作品の中でもとりわけ美しい旋律にあふれ、平和で田園的な世界が続きます。ファウストの美音も冴え、ビエロフラーヴェクのボヘミア的濃厚 な伴奏も絶品。マルティヌー観の変わるアルバムと申せましょう。もうひとつの注目は、ピアノの協奏的作品「トッカータと2つのカンツォーナ」の独奏をセド リック・ティベルギアンが務めていること。明るい喜悦性に富んだ曲で、あまり知られていない曲ですが、存分に楽しめます。 (Ki)
HMSA-0028(1SACD)
シングルレイヤー
限定盤
税込定価
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53
ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 Op.65*
イザベル・ファウスト(Vn)
ジャン=ギアン・ケラス(Vc)
アレクサンドル・メルニコフ(P)
イルジー・ビエロフラーヴェク(指)
プラハ・フィルハーモニア

録音:2003年9月ルドルフィヌム(プラハ)
2003年12月テルデックス・スタジオ(ベルリン)*
イザベル・ファウストのドヴォルザーク。有名な協奏曲に加え、ピアノ三重奏曲もジャン=ギアン・ケラス、アレクサンドル・メルニコフの今では定番となっ た共演者と収録しています。イザベル・ファウストのドヴォルザークは、細やかな感性を十分に読みきった演奏で常に透明感を失わず、詩情を大事にした音楽 が爽やかな後味を残してくれます。ビエロフラーヴェクの好サポートも楽曲の本質をあぶりだしています。一転して渋い作風のピアノ三重奏曲では、ファウスト、 ケラス、メルニコフの3人がしっかりとタッグを組み、お互いの音楽性を尊重しながらも、個性を出した名演となっております。 (Ki)

HMSA-5018(2SACD)
シングルレイヤー
アンコール・プレス
完全限定生産

税込定価
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータBWV 1001-1006(全曲) イザ ベ ル ・ファウスト(Vn)
[使用楽器:1704年製ストラディヴァリ “スリーピング・ビューティー”]

録音:2009年9月、2011年8月&9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
2013年秋の発売まもなく完売致しました、イザベル・ファウストの「バッハの無伴奏」SACDシングルレイヤー盤。お客様の熱い要望にお応えして、 このたびharmonia mundi FRANCEより特別に許諾を得て、アンコール・プレス致します。完全限定生産品となります。
アルバム・デビュー以来10年あまりの時を重ねて、当代きっての人気と実力を誇るファウストが取り組んだ「バッハの無伴奏」全曲録音を日本国内独 自企画でSACD化。 直筆譜を丹念に読み込み、ストラディヴァリウス製作の「スリーピング・ビューティー」の神々しいまでに崇高な音色ときわめて高度なテクニックとを駆使 して、ファウストが深く鋭く切り込む姿を捉えた名録音を、24 bit/96 kHz収録オリジナル・マスター使用によるDSDマスタリングで、銘器本来のみ ずみずしい質感と、空間いっぱいに拡がる自然な空気感、アーティストのこまやかな息づかいまで再現しました。 (Ki)

LP

初回完全限定生産品HMLP-0001(6LP)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ(全10曲) イザベ ル ・ファウスト(Vn)
アレクサンドル・メルニコフ(P)

録音:2006年5月、2008年6月、7月 & 9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
※harmonia mundi FRANCEライセンス製作
イザベル・ファウストによる「バッハの無伴奏全曲」に続き、harmonia mundi FRANCE監修によるLPシリーズ第2弾として、ファウストが盟友メ ルニコフと組んだ「ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集」をリリース致します。  本LP製作に際しては、前作の「ファウストによるバッハ:無伴奏全曲」と同じく、往時の製作過程を踏み、アナログレコーダー(TELEFUNKEN-15A)を使用して、アナログマスターテープ(BASF468)を製作したうえで、カッティングを行いました。  その際、ベルリンのTELDEX STUDIOより提供されたオリジナル・デジタル・マスターを、一切手を加えずにそのままこのたびのLPのマスターに使 用しております。  通常、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集のレコードといえば、4枚ないし5枚組とするところ、このたびは贅沢に6枚に全10曲を配分、第 1番から第8番までは、一曲につき一面を使い切り、さらに、大規模な「クロイツェル」と第10番については、余裕をもってそれぞれ一枚ずつに切りま した。これにより、ヴァイオリン再生の難しさであった内周歪み等の問題を解決しております。  繊細な微弱音から激烈なフォルティッシモまで、名器ストラディヴァリウスを鳴らし切るファウストの底知れぬ表現力。これに陰影ゆたかな音色と懐深く 考え抜いた打鍵とでひたむきに応えるメルニコフ。アナログ・レコードから立ち現れるこのうえない実体感にあらたな感動を呼ぶこと必至の内容です。 (Ki)


KKC-1049(3LP)
限定プレス
税込定価
C・クライバー/ベートーヴェン:交響曲集
(1)交響曲第4番 変ロ長調 op.60
(2)交響曲第6番 ヘ長調 op.68「田園」
(3)交響曲第7番イ長調Op.92
カルロス・クライバー(指)
バイエルン国立歌劇場O

録音:(1)1982年5月3日
(2)1983年11月7日
(3)1982年5月3日(全てステレオ)
180 グラム重量盤/日本語解説付
プレス工場:P + O Compact Disc(ディープホルツ、ドイツ)
ORFEOレーベルの3大名盤、カルロス・クライバーのベートーヴェン交響曲のボックスLPの登場。交響曲第6番、7番は初LP化ということで注目です。 カルロス・クライバーがバイエルン国立管弦楽団を指揮してベートーヴェンの第4 交響曲を演奏したアルバムは、天才指揮者クライバーの代表的アルバ ムであるばかりでなく、クラシックというジャンルの枠を超えてすべての音楽ファンを惹きつけてやまない不滅の内容。アナログ盤で初リリースされた際にも、 オーディオ評論家長岡鉄男氏も絶賛していました。初LP化となる第7番のCDは2006年1月に発売されましたが、この交響曲第4番と同じ日に行わ れたライヴで、異常なハイテンションと疾走する音楽性は、天才クライバーの姿をありのままに刻印した、とてつもない内容です。同じく初LP化となる交 響曲第6番も、クライバー唯一の演奏録音。同内容のCDが2003年秋に発売され、ベストセラーとなっている名盤です。 (Ki)
チョン・キョンファ〜衝撃の東京ライヴ、LP化!
ただならぬ集中力と緊迫感さえ伝わってくる、1998年4月のチョン・キョンファの東京ライヴが遂にLPで発売!情熱的で自由な表現でありながら、ピアニストのイタマール・ゴランと一糸乱れぬ演奏には脱帽です。アンコールを含む1夜のライヴが再現された、チョン・キョンファのライヴ史上最高の演奏がLPで堪能できます。今回LP化にあたりアナログテープを新たに作り丁寧にカッティングしております。完全限定プレス。


KKC-1056(2LP)
初LP化
完全限定プレス
チョン・キョンファ/衝撃の東京ライヴ第1夜
■KKC 1056(A面)
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調「二重奏曲」 D.574 Op.162
■KKC 1056(B面)
シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.934 Op.159
■KKC 1057(A面&B面)
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 Op.121
■KKC 1057(B面)
バッハ:G 線上のアリア
クライスラー:愛の悲しみ
ポルディーニ(クライスラー編):踊る人形
ドヴォルザーク:ユモレスク
ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しい夕暮れ
チョン・キョンファ(Vn)
イタマール・ゴラン(P)

ライヴ録音:1998年4月26日/サントリーホール(東京)
日本語帯・解説付
KKC-1058(2LP)
初LP化
完全限定プレス
チョン・キョンファ/衝撃の東京ライヴ第2夜
■KKC 1058(A面)
バッハ:G 線上のアリア
ストラヴィンスキー:協奏的ニ重奏曲
■KKC 1058(B面)
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2 番 ニ短調 BWV1004
■KKC 1059(A面)
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2 番
■KKC 1059(B面)
ラヴェル:ツィガーヌ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
クライスラー:美しきロスマリン
 中国の太鼓
ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しい夕暮れ
チョン・キョンフ(Vn)
イタマール・ゴラン(P)

ライヴ録音:1998 年4月28日/サントリーホール(東京)
日本語帯・解説付
チョン・キョンファ、衝撃の東京ライヴ第2夜(1998年4月28日)。当初、プログラムの予定にはなかったG線上のアリアを冒頭に演奏!キョンファ が愛奏するバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番とバルトーク、そしてラヴェルの作品を披露しました。当日演奏会に足を運んでいたポリーニ も激賞したと言われている衝撃のリサイタルをLPで堪能することができます。 「極めつけはバッハのパルティータ第2番である。彼女は1983年に同じ曲を弾き、聴衆を金縛りにしたが、この第2夜はそれを上回ったのである。その 時の様子が、このディスクではかなり忠実に再現されているのが何よりも嬉しい。バルトークの切れ味、ラヴェルの自在な表情と蠱惑的な音色も最高である。」 (平林直哉)

KKC-1103(2LP)
日本語帯・解説付
税込定価
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番*
■A面(20’52)
 第1楽章
■B面(13’38)
 第2楽章
 第3楽章
C面(19’42)
チャイコフスキー:少しショパン風に Op.72-15
ショパン:舟歌 Op.60
シューベルト(リスト編):魔王/春の思い
■D面(16’13)
シューベルト(リスト編):ます/水の上で歌う
 町
シューマン(リスト編):献呈
[ボーナス]
ムソルグスキー:ゴパック
ダニール・トリフォノフ(P)
マリインスキー劇場O*
ワレリー・ゲルギエフ(指)*

録音:2011年10月25日&12月30日*、2011年10月26日&2012年1月24日、4月12日、
サンクト・ペテルブルク、マリインスキー・コンサート・ホール
原盤:MARIINSKY]
トリフォノフとゲルギエフのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番が遂にLP化。 2011年に行われた第14回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門優勝のダニール・トリフォノフは1991年生まれ、グネシン音楽学校でタチヤナ・ ゼリクマン(リフシッツやコブリンを育てた名伯楽)に師事。現在21歳の若さながら、2010年の第16回ショパン国際コンクール第3位、2011年の ルビンシュタイン国際コンクール優勝、そして同年第14回チャイコフスキー国際コンクール優勝という輝かしい経歴を誇る天才。かのアルゲリッチが「彼 の手から生み出されるテクニックは信じ難いものです。そして彼のタッチ。柔らかさに悪魔性もはらみ、私はかつてこのようなものを聴いたことがありません」 と絶賛。アルゲリッチのみならず、ゲルギエフも彼を絶賛。 ショパン作品を得意とするトリフォノフのスタイルは繊細極まる「ピアノの詩人」ですが、ロシア・ピアニズムの系譜らしいぞっとするような超絶技巧も示 します。チャイコフスキーの協奏曲はまさにピッタリで、鳥肌が立つほど興奮をさせられます。また得意のショパンの『舟歌』もデリケート極まりなく絶品。 さらにリスト編曲の歌曲編曲では、トリフォノフならではの美しいタッチと歌心に酔わされますが、リスト特有の豪快な技巧も爽快。LPでは、トリフォノ フのタッチが細部まで表現され,さらにLPだけの特別トラックとしてムソルグスキーのゴパックも収録。 (Ki)

KKC-1105(2LP)
日本語帯・解説付
税込定価
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
A面(17’40)
第1楽章:アレグロ・マ・ノン・タント
B面(23’07)
第2楽章:インテルメッツォ、アダージョ
第3楽章:フィナーレ、アッラ・ブレーヴェ
C面(26’05)
ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1(改訂版)*
D面(22’14)
パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
デニス・マツーエフ(P)
マリインスキー劇場O
ワレリー・ゲルギエフ(指)

録音:2009年2月15-20日&2014年11月16日* マリインスキー劇場コンサートホール
原盤:MARIINSKY]
1998年に行われた第11回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門で優勝したデニス・マツーエフはゲルギエフの超お気に入りで、その強い希 望もあって録音されたラフマニノフの協奏曲集がついにLPで発売されます。第3番とパガニーニの主題による狂詩曲を収録した盤(MAR-0505)とシチェ ドリンとのカップリング盤(MAR-0587)に入っていたピアノ協奏曲第1番を収録した2枚組LPです。 第3番は雄大なテンポによる演奏で、ゲルギエフの伴奏ともに近年稀に見る大きな音楽に圧倒されます。もちろんマツーエフの技巧は全く危なげな所がな く、ギレリスを思わせる鋼鉄のタッチとクリアな音色で曲を征服。独奏、指揮、オーケストラと三拍子揃った滅多にないラフ3の豪華新録音と申せましょう。 パガニーニの主題による狂詩曲も、有名な第18変奏でのゲルギエフならではの華麗な世界が繰り広げられます。ラフマニノフの1番はマツーエフお気に 入り作品のひとつとのことで、説得力満点。ことに指がもつれそうなピアニズムの続くフィナーレも、一切の曖昧さなく駆け巡り爽快。若きラフマニノフの 希望と心意気がにじみ出ます。ゲルギエフとマツーエフ才気煥発の演奏がLPに余すところなく収録されています。 (Ki)


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