湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



la musica
(フランス)




※表示価格は全て税込定価。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
LMU-001
インディオのミサ(土着のミサ)
アリエル・ラミレス:メサ・クリオージャ〔キリエ、グローリア、クレド、サンクトゥス、アニュス・デイ〕
Tonada El Chimo(マルティネス・コンパニョン写本c.1782-1785)
ある愛に(En Aquel Amor)(‘青い目’ に基づく)
ルイス・リゴー:コンドルのフーガ
あなたは死んでいる(スオラ写本)
トナーダ・エル・ディアマンテ(マルティネス・コンパニョン写本c.1782-1785)
Hanacpachap(南米の音楽)
別れの歌(マルティネス・コンパニョン写本c.1782-1785)
Bico Payaco Borechu(南米の音楽)
エドゥアルド・エグエス:銀の糸のように(器楽)
Intiu Khana
エドゥアルド・エグエス:静寂についての歌(器楽)
エドゥアルド・エグエス:アレルヤ
ルイス・リグー(歌、笛) 
バルバラ・クサ(歌)
パンプローナ室内Cho(合唱指揮:ダヴィド・ガルベス・ピンタード)
ラ・キメーラ、エドゥアルド・エグエス
エグエス率いるラ・キメーラの最新盤は、「土着のミサ」と題したアルバム。古の写本からのミサとエグエスら現代の音楽家による創作を盛り込んだ内 容です。南米の空気感たっぷりの世界を、伝統の笛と古楽アンサンブルによる演奏で味わうことができます。 (Ki)
LMU-002
ラモー:新クラヴサン組曲集 第3巻より
第4組曲 イ短調〔アルマンド- クーラント- サラバンド- 3つの手- ファンファリネット- 意気揚々- ガヴォットとドゥーブル〕
第5組曲 ト長調〔トリコテ(ロンドー)- 無頓着- メヌエットT&U- 雌鶏- 3連音- 未開人- エンハーモニック(優雅に)- エジプトの女〕
アレクサンドル・パレイ(P)

録音:2014年5月12-14日/パリ、ボン=セクール寺院
アレクサンドル・パレイはモルダヴィア出身のピアニスト。6歳でピアノを始め、13歳でリサイタル・デビュー、16歳でモルダヴィア音楽コンクールで 優勝します。モスクワ音楽院でベラ・ダヴィドヴィチとヴェラ・ゴルノスタエヴァに師事。ライプツィヒ国際バッハコンクールで第1位、フランスのヴィクト ワール・ドゥ・ラ・ミュジークなどで優勝するなど、輝かしい成績を残しています。世界中のコンサートホールで演奏。チョン・ミョンフンやイヴァン・フィッ シャーらと数多く共演、また、ロストロポーヴィチらともよく演奏をしていました。現在はニューヨークとパリに拠点を構え、幅広いレパートリーとテクニッ クで世界の聴衆を魅了しています。 (Ki)
LMU-003
ラモー:クラヴサン組曲集 第2巻より
第2組曲〔アルマンド- クーラント- ロンドー形式のジーグ- ロンドー形式の第2のジー
グ- 鳥のさえずり- 第1リゴードン- 第2リゴードン- ロンドー形式のミュゼット- タンブラン- 村娘(ロンドー)〕
第3組曲〔やさしい訴え(ロンドー)- ソローニュのひなどり- 第1ドゥーブル- 第2ドゥーブル- ため息- 歓喜- いたずら好き- ミューズたちの対話- つむじ風邪- 一つ目の巨人- あざけり- 足の不自由な女〕
アレクサンドル・パレイ(P)

録音:2014年5月12-14日/パリ、ボン=セクール寺院
レクサンドル・パレイによるラモー。シンプルな旋律のすみずみまで慈しむように演奏しています。 (Ki)
LMU-006
ああむごい運命よ〜スペイン音楽の黄金期
1. Vaya de fiesta (Juan Manuel de la Puente)
2. Si me llaman a mi (Juan Vazquez)
3. Marizapalos (Santiago de Murcia)
4. Paseabase el rey moro (Luis de Narvaez)
5. Que alegre se viste el ayre (Anonyme)
6. Fantasia del primero tono (Luis de Narvaez)
7. Gritos daba la morenica (Esteban Daca)
8. Ay fortuna cruel (Esteban Daca)
9. Romanesca ? Guardame las vacas (Alonso Mudarra)
10. Zagales los que me oyen (Anonyme)
11. Isabel, perdiste la tua faxa (Alonso Mudarra)
12. Fantasia del octavo tono (Luis Milan)
13. Romerico tu que vienes (Juan del Encina)
14. Claros y frescos rios (Alonso Mudarra)
15. Sospiro una senora (Luis Milan)
16. ?Para que son las iras? (Jose Martinez de Arce
17. Fantasia de pasos largos (Esteban Daca)
18. Toda mi vida hos ame (Luis Milan)
19. Luceros volad corred (Tomas de Torrejon y Velasc
バルバラ・クサ(S)
エドゥアルド・エグエス(ギター、ビウエラ)

録音:2016年6月29,30&7月1日/パリ、サン=ピエール寺院
アルゼンチンのブエノス・アイレス生まれのエグエスと、サン・ルイス生まれのバルバラ・クサによる、スペイン歌曲集。スペイン音楽黄金期と題し、 16−18世紀の歌曲を集めました。エグエスのソロも収録されており、古の響きに思いを馳せる愉悦の1枚です。 (Ki)
LMU-007
チャイコフスキー:ドゥムカOp.59
 ロマンスOp.5
ムソルグスキー:展覧会の絵
ラフマニノフ:エレジーOp.3の1
 ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36
イリヤ・ラシュコフスキー(P)

録音:2015年8、9月/スウェーデン放送スタジオ2
1984年生まれ、2012年第8回浜松国際ピアノ・コンクール優勝のイリヤ・ラシュコフスキー。これまでショパンのアルバムなどがありましたが、待 望のロシア・ピアノ作品集が登場です。メインはムソルグスキーの「展覧会の絵」。師クライネフゆずりか、ブロンドの貴公子風容姿からは想像できない 骨太で強靭な演奏に驚かされます。同じく難曲であるラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番もボルテージの高い爆演。またチャイコフスキーの「ロマンス」 やラフマニノフの「エレジー」という両作曲家若き日の叙情も、独特の濃さでたっぷり歌いあげます。近年珍しいロシア・ピアニズム満開のアルバムと申 せましょう。 (Ki)
LMU-008
シューベルト:ピアノ・ソナタ集
第23 (21)番変ロ長調D.960
第16 (14)番イ短調D.784
ドニ・パスカル(P)

録音:2016年7月4- 6日/ボン・セクール教会(パリ)
1961年生まれのフランスのベテラン・ピアニスト、ドニ・パスカル。これまでリストやショパン、さらにはジェラール・プーレと共演したショーソンのディ スクがありましたが、今回満を持してシューベルトに挑戦。パスカルはピエール・サンカン、ジャック・ルヴィエ、レオン・フライシャー門下で、2010年 からはリヨン音楽院、2011年からはパリ音楽院で教鞭をとっています。清潔かつエスプリあふれる演奏で、フランス・ピアニズムを堪能させてくれます。 (Ki)
LMU-009
ウィーン=パリ=ハリウッド
1. Serait-ce un reve ?(W.R.ハイマン)
2. Love for love(コルンゴルド)
3. I'm a stranger here myself(クルト・ヴァイル)
4. Sophie(グランツベルク)
5. Music in the night & Two hearts in 3/4 time(コルンゴルト)
6. Qui j'aime ?(ホレンダー)
7. Ohne dich(器楽曲/コルンゴルト)
8. Tomorrow (when you are gone)(コルンゴルト)
9. Gone with the wind(マックス・シュタイナー)
10. As time goes by(エルマン・ユプフェル)
11. Old spanish song(コルンゴルト)
12. Youkali(クルト・ヴァイル)
13. Quinquaginta Foxtrott(コルンゴルト(器楽曲))
14. Jenny la chance(グランツベルク)
15. Speak low(クルト・ヴァイル)
16. Ich bin von Kopf bis Fuss(ホレンダー)
17. Irgendwo aud der Welt & Sweet melody of night(ハイマン)
18. Leyg Dayn Kop(ライプ・レヴィン)
イザベル・ジョルジュ(S)
ジェフ・コ ー エン(P)

録音:2016年12月、マランボ・スタジオ、ボワ=コロンブ(フランス)
イザベル・ジョルジュはパリ(フランス)のミュージカル・スター歌手。ミュージカル「壁抜け男」や「雨に唄えば」などで主要な役を演じている他、自ら脚本・ 作曲をし、ジュディー・ガーランドに捧げる「星と私」を上演するなど、マルチな才能でフランス全土を魅了しています。この盤では、フランスやハリウッ ドに亡命したユダヤの作曲家達の作品を集めています。歌詞の明瞭な発語はさすが、そして芝居っけたっぷりな歌唱はまるでミュージカル劇場の客席に座っ ているような気分を味わえます。ジェフ・コーエンのピアノもそれぞれの曲の世界を盛り上げます。 (Ki)
LMU-010
ショパン:ワルツ集
華麗なる大円舞曲 変ロ長調 op.18/3つのワルツ op.34/変イ長調op.42/3つのワルツ op.64/2つのワルツ 遺作 op.69/3つのワルツ 遺作 op.70/ワルツ 嬰ヘ短調/変ロ長調 遺作 KKIVa/13/変ホ長調 遺作 KKIVa/14/変ホ長調遺作KKIVb/10/ホ長調 遺作KKIVa/12/イ短調 遺作KKIVb/11/ホ短調 遺作KKIVa/15
エマニュエル・シュヴィエルツ=ラムーア(P)

録音:2017年4月15-17日
エマニュエル・シュヴィエルツ=ラムーアは、9歳でピアノをはじめ、2年後にはコンサート・デビュー。16歳でコンセルヴァトワールに進み、ミシェル・ ベロフ、ドゥニ・パスカル、レオン・フライシャー、ペライア、クルタークらに師事、マリア・カナルスコンクールなどで入賞するなど、活躍が期待されて いるピアニストです。フランスの ‘ピアニスト’ 誌の好きなピアニストにも選ばれています。 (Ki)
LMU-012
GRACIAS A LA VIDA〜このいのちへの感謝
レオン・ギエコ(b.1951):5世紀もかわらず
ダニエル・レゲイラ(1912-1963):わたしは光になりたい
アリエル・ラミレス(1921-2010):アルフォンシーナと海
アンドレス・フローレス(1690-1754):おお!美しいひとよ
ヴィオレッタ・パルラ(1917-1967):このいのちへの感謝、ほか全16曲
バルバラ・クサ(S)
マリアナ・レヴェルスキ(Ms)
ルイス・リゴー(笛&声)
エドゥアルド・エグエス(指揮&リュート、ギター)&ラ・キメーラ

録音:2017年 2月
エグエス率いるアンサンブル、ラ・キメーラとソプラノのバルバラ・クサの最新盤は、南米の音楽。インカ帝国の音楽を再現するこころみ、いわば想像 上のフォークロアです。20世紀の作曲家たちによる作品がならびますが、どれも非常に親しみやすく、また、エグエス率いる器楽アンサンブルが世界を盛 り上げます。 (Ki)
LMU-013
17世紀ヴェネツィアの声楽作品
カヴァッリ(1602-1676):A pie d’un bel cipresso(美しい糸杉のもとで)
ドメニコ・オヴィッツィ(1611頃-1631頃):Dimmi Filli, mio ben(言っておくれ、いとしいフィリスよ)/O sospiro amoroso(お
お、恋に破れたため息よ)/Udite, udite o selve(もりよ、聞いておくれ)
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):V’ho inteso abbastanza(君のことはもうわかった)/Belle donne io tengo un
core(美しい女性たちよ、私の心は)
ビアジョ・マリーニ(1594-1663):Ricciutella Pargoletta(小さな巻き毛のかわいい娘)
モンテヴェルディ:Rosa del Cie(天のバラ)【器楽曲】/Ecco di dolci raggi il sol armato(やさしい光につつま
れた太陽が)/Eri gia tutta mia(あなたはかつて私のすべてだった)/Quel sguardo sdegnosetto(あの軽蔑の一瞥が)
ジョヴァンニ・ロヴェッタ(1596-1668):Le lagrime d’Erminia(エルミニアの涙)
ジョヴァンニ・ステファニ(1620年頃活躍):Eternita d’amore(愛の永遠性)
ザカリ・ワイルダー(T)
ジョセプ・マリア・マルティ・デュラン(アーチリュートおよびバロック・ギター)

録音:2016年5月、2018年1月
注目のアメリカ出身のテノール、ザカリ・ワイルダーによる、モンテヴェルディとその後の世代の作曲家たちによる作品集。当時人 々は 、こうした 作 品 を ヴェ ネツィアのサロンで演奏し、自身の知性を披露していました。それぞれの楽曲が歌う愛の様々な世界を、ワイルダーの明晰な発音とクリアな声で聴くこと ができます。
ワイルダーは、2018年12月のBCJのメサイア公演に出演予定。7月の歌舞伎座「源氏物語」公演に光の精霊役として出演しているなど、日本での人気・ 知名度も急上昇中。2013年にはクリスティ主宰の声楽アカデミー「声の庭」第6回生にも選ばれております。 (Ki)
LMU-016
ラヴェル:作品集
(1)高雅にして感傷的なワルツ
(2)ピアノ三重奏曲
(3)クープランの墓
(4)ツィガーヌ
(1)ドニ・パスカル(P)
(2)ドニ・パスカル(P)、オーレリアン・パスカル(Vc)、スヴェトリン・ルセフ(Vn)
(3)デイヴィッド・ライヴリー(P)
(4)ツデイヴィッド・ライヴリー(P)、スヴェトリン・ルセフ(Vn)

録音:2015-2017年
サル・ガヴォーにて初演されたラヴェル作品を集めた1枚。スヴェトリン・ルセフはプーレやカントロフに師事、2008年からはカントロフの後任としてパリ国 立高等音楽院で後進の指導にあたっている名手です。ピアノのデイヴィッド・ライヴリーは、APARTEレーベルでもおなじみのアメリカ生まれのフランス人ピアニ ストで、カーターやコープランドといった20世紀のアメリカ作品のほか、幅広いレパートリーの実力派です。1994年生まれの注目のフランスのチェリスト、オー レリアン・パスカルら、豪華演奏者陣による演奏でお楽しみいただけます。 (Ki)
LMU-017
ハンガリー風に
ポッパー:小さなロシアの歌による幻想曲 op.48
コダーイ:アダージョ
 )無伴奏チェロ・ソナタ op.8
ドホナーニ(1877-1960):ハンガリー牧歌 op.32(チェロとピアノ版として世界初録音)
オーレリアン・パスカル(Vc)
パロマ・クイデール(P)

録音:2018年
オーレリアン・パスカルは、1994年生まれ、2005年に弱冠11歳でパリ市主催の第1回ロストロポーヴィチ・ジュニア・コンクール入賞し、2014年エマニュ エル・フォイアマン・グランプリで第1位となったフランスのチェリスト。チェロの重要作品コダーイの無伴奏チェロ・ソナタでのハリのある高音、そして深くさ さる低音は圧巻。美しい音色で聴かせます。ピアノのパロマ・クイデールはヴィルサラーゼらに師事したフランスのピアニストで、オーレリアン・パスカルのほか、 アレクサンドラ・スム(Vn)ら、弦楽器奏者たちとの共演も多い実力派ピアニストです。 (Ki)
LMU-018
シューベルト:ソナタ第20番イ長調 D.959
4つの即興曲 D.899 op.90
ドニ・パスカル(P)

録音:2016年9月
1961年生まれのフランスのベテラン・ピアニスト、ドニ・パスカル。シューベルトの第2弾の登場です(第1弾:LMU 008)。パスカルはピエール・ サンカン、ジャック・ルヴィエ、レオン・フライシャー門下で、2010年からはリヨン音楽院、2011年からはパリ音楽院で教鞭をとっています。清潔かつ エスプリあふれる演奏で、フランス・ピアニズムを堪能させてくれます。ここでもカラリとした音色のシューベルトが展開されています。 (Ki)
LMU-019
ナポリのモテット集
(1)レオナルド・レーオ:天と海が荒れ狂い
(2)A・スカルラッティ:愛に対して全く弱いもの
(3)ニコラ・ポルポラ:天の女王
(4)A・スカルラッティ:暗い穴から
アンテア・ピシャニク(C.A)、
ティボー・ノアリ(指)レ・ザクサン

録音:2019年7月16-19日/サン=ピエール・ルーテル教会(パリ)
アンテア・ピシャニクは「真珠、ビロードの輝き」と称される深い声質と明快な発音で将来を期待されるフランスのコントラルト。初のソロ・アルバムは 17世紀イタリアのモテット集。有名なヴィヴァルディをあえて避け、レオとポルポラの世界初録音を加えるなど意欲的なところを見せています。宗教作品な がら低い声が妖しげな雰囲気さえ出していて魅力的。目の離せないアーチストと申せましょう。
LMU-020
ラヴェル:歌曲集
(1)ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ(全3曲)
(2)2つのヘブライの歌
(3)マダガスカル先住民の歌(全3曲)
(4)民謡集(全5曲)
(5)5つのギリシャ民謡
(6)博物誌(全5曲)
(7)ロンサールここに眠る/(8)草の上
ヴィクトル・シカール(Br))、
アンナ・カルドナ(P))
オレリアン・パスカル(Vc)(3)、
マチルデ・カルデリーニ(Fl)(3)

録音:2019年9月9-12日/ボン・スクール教会(パリ)
ラヴェルは器楽曲に天才的な能力を発揮しましたが、歌曲の分野も魅力的な作品を残しました。その多くが非ヨーロッパを含む民俗音楽を素材にしていて、 今日のワールドミュージックを一世紀も先取りする感覚を見せています。
そうした作品をメインにした興味深いアルバムの登場です。独唱のヴィクトル・シカールは1987年生まれ、クリスティに美声を認められ、彼の海外ツアー に参加して注目を集めました。2011年モーツァルト声楽コンクールで優勝、本当ならば今年2020年のフォルジュルネ音楽祭に出演予定でした。古楽歌唱 でラヴェルの古典的な端正さを極立たせ、エスニックな味わいも自然な名唱。 (Ki)
LMU-021
ピアノによるラモー
クラヴサン曲集第1巻(全10曲)
コンセールによるクラヴサン曲集からの小品(全4曲)
歌劇「ボレアード」からの4章(ルイ・ディエメル編)
アレクサンドル・パレイ(P)

録音:2014年5月12、13日/ボン・スクール教会(パリ)
旧ソ連モルダヴィア出身のベテラン、パレイの「ピアノによるラモー」第3弾。ダヴィドヴィチとゴルノスタエヴァに師事し、アントン・ルビンシテン、バラキレフ、 メトネルなど難曲を得意としてきたパレイは、近年ラモーに力を注いでいます。
今回はラモーのクラヴサン曲を代表する「クラヴサン曲集第1巻」と室内楽で知られる「コンセールによるクラヴサン曲集」の独奏版。ピアノならではの 美感とをじっくり楽しめます。
注目はコルトーやレヴィの師の大ピアニストで、近代チェンバロ復興の礎を築いたルイ・ディエメルが編曲した歌劇「ボレアード」からの4章。パレイは 技巧派としての本領を発揮、華やかな世界を描いています。 (Ki)
LMU-022
ラクリメ
ダウランド
@プロローグ
サー・ヘンリ・アンプトンの葬送/おお、今こそ別れねばならぬ*
Aいにしえの涙
デンマーク王のガイヤルド/蘇った最初のラクリメ/おおやさしい森、孤独の喜びよ*
B再び流れるいにしえの涙
バクトン氏のガイヤルド/新たな形のラクリメ/いとしい人よ、もしも君が心変わりするなら*
C歌う涙
溜息のラクリメ/ヘンリー・ノエル氏のガイヤルド/もしも私のうけた苦しみが情熱を動かすなら*
D悲しみの涙
悲しみのラクリメ
E無理な涙
ジャイルズ・ホビー氏のガイヤルド/偽りのラクリメ/彼の金髪も時が銀髪に変えて*
F愛する人の涙
ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルマンド/愛情深いラクリメ/行け、透き通った涙よ*
G真実の涙
サー・ジョン・スーチ氏のガイヤルド/真実のラクリメ
H運に祝福されぬ彼は笑いも涙もなく
あふれよわが涙*/ダウランドは常に悲しむ
ザッカリー・ワイルダー(T)*
エドゥアルド・エグエス(指揮、リュート)
ラ・キメラ

録音:2019年8月/聖ロクス教会(クミアーナ、トリノ)
ダウランドの「ラクリメ」は絵画のように人のさまざまな形の涙を描いています。俗と聖、ニヒリズムと揺れ動く感情の間に浮かび上がる陶酔感は誰もが心動か されます。
2018年の七月大歌舞伎「源氏物語」公演で海老蔵と共演したり、バッハ・コレギウム・ジャパンにも参加して注目されているアメリカのテノール歌手ザッカリー・ ワイルダーが涙にくれるダウランドを見事に表現しています。 (Ki)
LMU-023
フーガと神秘〜バッハとピアソラ
(1)バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV565
(2)ピアソラ:ブエノスアイレスの夏
(3)同:忘却
(4)バッハ:シャコンヌ〜無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番BWV1004
(5)ピアソラ:フーガと神秘
(6)バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042
(7)テルッジ:スズメバチ
シモーネ・ルビーノ(ヴィブラフォン)、
エドゥアルド・エグエス(指)
ラ・キメラ
バッハとピアソラの名作を、ヴィブラフォンとヴィオラ・ダ・ガンバ合奏の独特な音響で楽しむ一枚。「トッカータとフーガ」や「シャコンヌ」は、ヴィブラフォ ンのモダンで神秘的な音で奏されてもバッハ像が崩れないのはさすが。むしろ今日風の色彩にたっぷり浸れます。反対にピアソラ作品はヴィオラ・ダ・ガン バの深い音色に何の違和感もなく、むしろ神々しささえ漂わせています。シモーネ・ルビーノは1993年生まれのイタリアの打楽器奏者。 (Ki)
LMU-024
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調「鐘」Op3の2
10の前奏曲Op.23
音の絵Op.33〜第1,2,5,6,7,8曲
アレクサンドル・パレイ(P)

録音:2020年8月10-12日/ボン・スクール・プロテスタント教会
ロシアの難曲を次々と録音、リリースしているモルドヴァ出身の名手アレクサンドル・パレイ。今回はラフマニノフの前奏曲集と練習曲「音の絵」Op.33 に挑戦。前奏曲は「鐘」の愛称で知られる嬰ハ短調とOp.23の10曲。鮮やかな技巧が聴きもの。「音の絵」Op.33は、今日全8曲で知られていますが、 パレイは1914年のグートヘイル社初版を用いて演奏しているため、3番、9番、もともと欠番の 4 番は含まれておりません。 (Ki)
LMU-028
イグアス
(1)ラミレス(ルーナ詩):矢の持ち主
(2)作者不詳17世紀:あわれみの聖母
(3)同:ああ、イエス・キリスト
(4)同:私の優しきイエス
(5)伝承曲:聖杯
(6)エグベルト・ジスモンチ:カラテ
(7)ヴィラ=ロボス(ルース・バジャダレス・コレア詩):ブラジル風バッハ第5番〜アリア
(8)ホルヘ・ファンデルモーレ:瀞場への祈り
(9)エドゥアルド・ファルー:ハンガデロの歌
(10)ジョビン:三月の雨
(11)レオポルド・ポロ・マルチ:水の夢
(12)ペドロ・ラウレンス(ホセ・マリア・コントゥルシ詩):わが愛のミロンガ
ラ・キメラ【バルバラ・クサ、ルアンダ・シケイラ(S)、ビア・クリーガー(歌)、ルイス・リゴウ(アンデス笛、歌)、ラウル・バルボーサ(アコーディオン)、エドゥアルド・エグエス(ギター、テオルボ、ビウエラ、指揮)】

録音:2020年2月26-29日/フラヴィンヌ城(ベルギー)
イグアスはスペイン語で「大いなる水」を意味する南米大陸を横切るラプラタ水系の大河。この河の流れに乗ってラテン・アメリカ諸国を音楽旅行。2001年結 成の古楽器団体ラ・キメラは当初ヴィオラ・ダ・ガンバ・コンソートでしたが、その音の特徴を残しつつもさまざまな楽器を加えてカラフルな世界を作り上げてい ます。メンバーも南米のみならずフランスやアフリカ、北欧まで多彩。
南米の古楽からヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ第5番」のアリアや民謡、ジョビンのボサノヴァ、ペドロ・ラウレンスのタンゴまで南米音楽の魅力を堪能さ せてくれます。 (Ki)
LMU-029
ラ・ルクレツィア
ヘンデル:カンタータ第145番「おお、永遠の神々よ」HWV145
同:カンタータ第139番「ニンフさん、牧人さん」HWV139b
同:カンタータ第103番「ああ、そっとしておいて傷つけないで」HWV103
ポルポラ:カンタータ「おお、それが私の心なら」S.74
ヴィヴァルディ:カンタータ「泣き、嘆き」RV676
カルロ・ヴィストーリ(C.T)
レ・スタジオーニ【パオロ・ザンズ(チェンバロ、指揮)、マルコ・フレッツァート(Vc)、シモーネ・ヴァッレロトンダ(テオルボ)】

録音:2021年
1987年スペイン出身のカウンターテナー歌手カルロ・ヴィストーリ。ガーディナーのヘンデル「セメレ」やクリスティとレザール・フロリサンの「イタリアの庭で」 の録音で安定感のある美声で注目されています。そのヴィストーリ待望のソロ・アルバム登場。
彼の十八番ヘンデルをたっぷり味わえるのも大歓迎。ヘンデルのカンタータはライバルのバッハと異なりオペラのように伸びやかなメロディが魅力ですが、ヴィス トーリは、ある時はドラマティックに、ある時は甘く官能的なまでの美しさで表現。チェンバロ、チェロ、テオルボによるレ・スタジオーニの味わい深い伴奏がいろど りを添えています。
LMU-030
ショパン:バラード第1番ト短調Op.23
バラード第2番ヘ長調Op.38
バラード第3番変イ長調Op.47
バラード第4番ヘ短調Op.57
幻想即興曲Op.66
即興曲第1番変イ長調Op.29
即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36
即興曲第3番変ト長調Op.51
フランソワ・デュモン(P)

録音:2020年12月12、13日/サル・モリエール(リヨン)
1985年リヨン生まれのピアニスト、フランソワ・デュモンのショパン。彼は2010年の第16回ショパン国際コンクール第5位(優勝はアヴデーエワ)でもあり、 その解釈は最高の称讃を受けています。バラードと即興曲ともに全曲を収めたこのアルバムでは、完璧な技巧と無限の想像力、止むことのない歌をたっぷり味わえ ます。


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