湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



METIER
(イギリス)



※品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 曲目 演奏者
MSVDX-103(DVD)
NX-C05
エド・ヒューズの音楽とサイレント・フィルム
ブライトン:都市のシンフォニー
不思議な国のアリス
月への旅
鼻(映像ライセンス:シネドック・パリ)
夜の音楽

ボーナス・フィーチャー(音楽なし):スカイ・ジャイアント
クレア・ハモンド(P)
リチャード・ケーシー(P)
ニュー・ミュージック・プレーヤーズ
エド・ヒューズ(指)
オーケストラ・オブ・サウンド・アンド・ライト

録音:2015.2016年
Total Playing Time:109'44"
NTSC方式
ブリストル生まれの作曲家エド・ヒューズ。様々な作品を書いていますが、とりわけエイゼンシュタインの無声映画「戦艦ポチョ ムキン」に付けた音楽(2007)が高く評価されるなど「映像と音楽のコラボレーション」の分野で知られています。このDVDでは 新しい映像だけでなく、歴史的映像にも工夫の凝らされた音楽が付けらえれており、ヒューズが編み出した独創的な世界を 楽しむことができます。
MSVCD-2001
バッハ:トッカータ(全曲)
ニ短調BWV913/ト短調BWV915
ホ短調BWV914/嬰ヘ短調BWV910
ハ短調BWV911/ト短調BWV916/ニBWV912
キャサリン・デュラン(P)
MSVCD-2002(2CD)
バッハ:平均率クラヴィア曲集第2巻 ダイアナ・ボイル(P)
MSVCD-2003
ベートーヴェン探究
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ10番op.96、
ロンドト長調WoO41、
「フィガロの結婚」の「伯爵様が踊るなら」の主題による12の変奏曲ヘ長調、
ルドルフ大公:ヴァイオリンとピアノの為の変奏曲ヘ長調(110)
ペーター・シェパード・スカーヴェド(Vn)、
アーロン・ショル(P)
MSVCD-2005
ベートーヴェン探索Vol.3
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.30-1(第6番)、
 ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.30-2(第7番)、
 ヴァイオリン・ソナタ ト長調Op.30-3(第8番)
フランツ・クレメント(1780-1842):グレトリーの歌劇《青いスカーフ》による変奏曲(無伴奏ヴァイオリンのための)
ペーター・シェパード・スカーヴェド(Vn)、
アーロン・ショル(P)

録音:2000年
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタに当時の珍しい作品をカップリングした好評の「ベートーヴェン探索」シリーズの第3集。スカーヴェドは現代音楽を得意としており、METIERやNAXOSに録音があり、ヘンツェやロックバーグが好評を得ています。余白に収められたフランツ・クレメントはベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を初演したソリストで自身もヴァイオリン協奏曲を作曲しています。
MSVCD-2006
ベートーヴェン探索Vol.4
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ.イ短調Op.23(第4番)
 ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調《春》Op.24(第5番)
フェルディナント・リース(1784-1838):ヴァイオリン・ソナタ ハ短調Op.38
ペーター・シェパード・スカーヴェド(Vn)、
アーロン・ショル(P)

録音:1999年
余白に収められたフェルディナント・リースはベートーヴェンの弟子で師の死後、ベートーヴェンの回想録を出版。自身は8つの交響曲、9つのピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲ほか多くの作品を残しています。
MSVCD-2007
ベートーヴェン探求Vol.5
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2
ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
ロンベルク:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 Op.9-2
ペーター・シェパード・スカーヴェド(スケアヴェズ)(Vn)
アーロン・ショル(P)

録音:1999年10月、セント・ジョンズ・スミス・スクエア、ロンドン
ペーター・シェパード・スカーヴェド(スケアヴェズ)とアーロン・ショルによるベートーヴェン探究の第5巻。ベートーヴェンのソナタに他の作曲家の作品をカップリングしたユニークなシリーズだが、この第5 巻をもってヴァイオリン・ソナタは全10曲揃いました。このシリーズ自体は第6巻まで発売される予定。スカーヴェドは現代音楽を得意としており、自身が率いるクロイツァー弦楽四重奏団でも盛んに現代音楽を演奏しています。このアルバムは Op.12 のヴァイオリン・ソナタ 3 曲に加え、ベートーヴェンとおおよそ同時代のドイツの作曲家、アンドレアス・ロンベルク(1767-1821)のヴァイオリン・ソナタを収録している。現代的な感性による爽やかな演奏です。
MSV-28504
ブライアン・ファーニホー:室内楽作品集
小雨(アンサンブルのための)、G.Sのためのトリプティーク(コントラバス独奏)、
書き出し(ヴィオラと打楽器のための)、
コロラトゥーラ(オーボエとピアノのための)、
イン・ノミネa3(アンサンブルのための)
アルゲブラー(Ob)、
ロジャー・レッドゲイト(指)
アンサンブル・エクスポゼ【クリストファー・レッドゲイト(Ob)、コラド・カノニチ(Cb)他】

録音:2003年
ダルムシュタットで一時代を築き、日本でも若手作曲家が大いに影響を受けたファーニホーの主要な室内楽を集めた。神経を逆なでする楽器の叫び、頻発する特殊奏法。ラッヘンマンと並ぶ、今もっとも攻撃的な作曲家です。
MSV-28507
現代イギリスの弦楽四重奏曲
ジョン・カスケン:弦楽四重奏曲第2番、
ジュディス・ウィアー:弦楽四重奏曲、
ロバート・サクストン:歌と踊りとエリプス(楕円)
クロイツァーQ

録音:1999-2002年
新世代のイギリスの作曲家の弦楽四重奏曲を集めた。カスケンは1949年ヨークシャー出身。この弦楽四重奏はストラヴィンスキー、ベルクの影響が感じられます。ウィアーは1954年スコットランド出身。現代的な響きのなかにイギリス民謡的な香りが感じられ美しい。サクストンは旋法的な旋律が集積し、結果的にクラスターとなって密度の濃い音の流れが形作られます。
MSV-28508
エドウィン・ロクスバラ(1937-):オーボエ作品集
スタディT/アウロディ/印象
エクリッシ/アンタレス/悲歌/カンティレーナ
クリストファー・レッドゲイト(Ob,Ob ダモーレ)、
ステファン・ロビングス(P)、
ロジャー・レッドゲイト(指)
アンサンブル・エクスポーズ

録音:2008年
ロクスバラは1937年リヴァプール生まれ。ハウエルズやナディア・ブーランジェ、ダラピッコラなどに学んだ。オーボエ独奏からピアノ伴奏、アンサンブルとエレクトロニクス伴奏のものまで多彩な作品を収録しています。
MSV-28510
アウト・オブ・ザ・クール〜イギリス現代のフルート作品集
リチャード・ロドニー・ベネット(b.1936):冬の音楽
ロバート・サクストン(b.1953):クリスタレン
セシリア・マクドウォール(b.1951):月の踊り
アーサー・バターワース(b.1923):オーバード
リチャード・ロドニー・ベネット(b.1936):夏の音楽
デイヴィッド・ヒース(b.1956):アウト・オブ・ザ・クール
ブライアン・ロック(b.1967):フルート・ソナタ
スーザン・ミラン(Fl)、
アンドリュー・ボール(P)

録音:2008年
重鎮ベネットを始め、決して前衛的ではなく、親しみやすさとモダニズムが程よくブレンドしたウェル・メイドな佳曲揃い。スーザン・ミランはロイヤル・フィルの首席を勤めた後、ソリストとして多くの同時代の作曲家から信頼され作品を献呈されている。CHANDOSレーベルに多数の録音があり、また山形由美の師匠の一人でもあります。
MSV-28511(2CD)
バッハ・プラス
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番
B.A.ツィンマーマン:無伴奏チェロ・ソナタ
バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番
ハワード・スケンプトン:6つの形
バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番
サイモン・ホルト:フィート・オブ・クレイ
バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番
ゲラルド・バリー:トリオルチック・ブルース
バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番
ヘンツェ:無伴奏チェロのためのセレナーデ
ウルリヒ・ハイネン(Vc)

録音:2008年9月、12月CBSOセンター,バーミンガム
バッハの無伴奏チェロの名曲の間に20世紀に書かれた無伴奏チェロ作品を置いた意欲作。ツィンマーマンの錯乱気味の狂気の世界はバッハとの間に激しいコントラストを作り、スケンプトン作品はバッハの様式を模倣しつつスウィンギーなジャズの要素を加えた粋な音楽。ヘイネンはサイモン・ラトルの招きでバーミンガム市響の首席を長らく勤める一方、現代音楽の紹介に力を入れています。
MSV-28517
内部へ(inward)
ドミニク・カルスキ(b.1972):ストリーム・フォーム(バスFl)(2003)
ブライアン・ファーニホー(b.1943):ユニティ・カプセル(1975-6)
エバン・ジョンソン(b.1980):クラヴサンに触れる技術II〜ヴァイオリンを伴うピッコロのための(2009)*
マリン・バング(b.1974):アルファー波(アルトFl)
サルバトーレ・シャリーノ(b.1947):ヴィーナスの花とその美神(1989)
ジョン・クロフト(b.1971):「...それはオーラが揺れて」(アルト・フルートとエレクトロニクスのための)(2007)
リチャード・バレット(b.1959):「内部へ」(Fl&打楽器)(1994-5)#
リチャード・クレイグ(Fl)、
K.ヘルクヴィスト(Vn)*、
P.ランゲンドルフ(Perc)#

録音:2009-10年
クレイグはスコットランド出身のフルーティストで現代音楽を得意とするマリオ・カローリ、ピエール・イヴ・アルトーらに師事、ここに収められた作曲家以外にラッヘンマン、エンノ・ポッペ、サーリアホ、フラーなどヨーロッパ前衛の作品を積極的に初演、演奏しています。本CDはとファーニホー以下、特殊奏法のオンパレードでフルートとは思えない、電子音楽のような響きが繰り広げられます。
MSV-28519(2CD)
デイヴィッド・ラムズデイン(b.1931):歌曲とサウンド・スケイプ
(1)オーストラリアの音風景I
(2)トレーシー・チャドウェルの追憶による小さなカンタータ
(3)オーストラリアの音風景II
(4)ブルー・アポン・ブルー
(5)オーストラリアの音風景III
(6)6つのポストカード(Pf)
(7)オーストラリアの音風景IV
(8)オルフェウスの話す木
(9)オーストラリアの音風景V
(10)ムレット・クリークでの変容
(11)ノーフォーク・ソングブック
(12)カンベワラ(Pf)
(2)(8)(11)レスリー=ジェーン・ロジャーズ(S)、
(2)(10)(11)ジョン・ターナー(リコーダー)、
(2)(6)(12)ピーター・ローソン(Pf)、
(4)ジョナサン・プライス(Vc)
(8)マーティン・ブラビンズ(指)ジェミニ

録音:2004年
ラムズデインは1931年シドニー出身のオーストラリアの作曲家でシドニー大学で作曲を学んだ。この作品集はオーストラリアの音風景と題されたオーストラリアの自然の環境音を間に挟みながらリコーダー独奏や歌曲、チェロ独奏曲が並べられています。いずれも旋律豊かで抒情的。
MSV-28520
ジョン・ヴィールとロバート・クロフォードの作品集
(1)ジョン・ヴィール(1922-2006):弦楽四重奏曲
(2)ロバート・クロフォード(b.1925):悲しげな五重奏曲
(3)ジョン・ヴィール:即興曲
(4)ロバート・クロフォード:3つの2声のインヴェンション
(5)ジョン・ヴィール:トリプティーク
(6)ロバート・クロフォード:クラリネット五重奏曲
(2)(3)(4)(5)ジョン・ターナー(リコーダー)、
(4)(5)リンダ・メリック(Cl)、
(1)(2)(5)(6)アダバリー・アンサンブル(弦楽四重奏)

録音:2009年5月オックスフォード
ジョン・ヴィールは1922年生まれのイギリスの作曲家でオックスフォード大学で作曲を学んだが後に渡米しロジャー・セッションズとロイ・ハリスに師事しました。ロバート・クロフォードは1925年生まれで作曲の傍ら、BBCの音楽プロデューサーを長く勤めました。ともにバックス、エルガー、ブリテンらに続く、基本は調性を使いながら新しい時代にふさわしいロマンティシズムを追求した作品を残しています。イギリスのやや曇った空を思わせるほの暗いハーモニーがイギリス音楽ファンを虜にすることでしょう。
MSV-28521(2CD)
ジョージ・ロックバーグ(1918-2005)の音楽
ヴァイオリン・ソナタ(1988)
カプリース変奏曲(1983)*
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)、
アーロン・ショアー(P)

録音:2004年、2000年*
METIERレーベルのベスト・セラーだったロックバーグのカプリース変奏曲(旧品番:MSVCD92065)にヴァイオリン・ソナタをカップリングして待望の再発売。ジョージ・ロックバーグはジョージ・セルに師事した経歴もあるアメリカの作曲家。ヴァイオリン・ソナタは12音技法を中心とした表現主義的な音楽だが、ヨーロッパ前衛とは一線を画し、厳しい表現のなかにも硬質な抒情性が漂います。カプリース変奏曲はパガニーニの無伴奏ヴァイオリンのためのカプリースを意識した51曲からなる90分の大作で、19世紀ロマン派のスタイルと20世紀のスタイルが折衷されています。
MSV-28524
「ベールに包まれた声」〜スペクトラル音楽
ジョシュア・ファインバーグ(b.1969):震え
稲妻/幻想的動物学/グレー/ベール
人間の声が我々を目覚めさせるまで
ユーグ・デュフール(b.1943):魔王
マリリン・ノンケン(P)

録音:2012年1月〜5月
倍音の性質を高度にシステマティックに作曲に応用したスペクトル楽派の手法を用いた二人の作曲家のピアノ作品集。ジョシュア・ファインバーグはフランスのIRCAMの研究員に在籍中、トリスタン・ミュライユに師事しました。ユーグ・デュフールは、グリゼーやミュライユとともにスペクトル楽派の元祖としても知られ、IRCAMで長年、研究と創作に励みました。スペクトル技法に基づいた複雑で豊穣なサウンドが圧倒的な迫力で展開されます。
MSV-28525
エリック・クレーヴン:ピアノのためのセット(1-12) メアリー・ダレー(P)

録音:2011年6月
エリック・クレーヴンは数学者としても活動しており、マンチェスター大学で音楽と数学の教鞭をとっている変り種の作曲家。作品にも数学の理論が使われているとのことだが、協和音が時にリズミカルに、また時にはゆったりと響きの帯をたなびかせてゆく様はサティやフェルドマンを思わせる。作品は大小様々な12の小品から構成されています。
MSV-28529
オーボエのための新しい音楽Vol.1
エドウィン・ロクスバラ(b.1937):「平均律オーボエ」(エオリアン・プレリュード
悲劇的アリオーソ/半音階的幻想曲
マルチフォニック・トッカータ)
マイケル・フィニシー(b.1946) :「神秘的な必然の歌(Awaz-e Niyaz)」*
クリストファー・レッドゲイト(Ob)、
ステファン・ロビンス(P)、
マイケル・フィニシー(P) *

録音:2011年6月
現代イギリスの作曲家二人によるオーボエのための新作でオーボエの可能性を探る一枚。オーボエのクリストファー・レッドゲイトは現代音楽のスペシャリストとしてイギリス、アメリカ、アジアなどで活動、多くのオーボエのための新しい作品を委嘱、初演してきた。このディスクでは重音奏法など、楽器の機能を縦横無尽に駆使した音響的に多彩な作品が選ばれています。フィニシー作品は元々ペルシャ語のタイトル。
MSV-28532(2CD)
TIDE(潮流)〜ジェームズ・ウィークス(b.1978):作品集
TIDE(潮流)〜複合バージョン
バーナム・エアー(2008/09)*
Tide(潮流)(2007)#/空(2010)##
アパートメント・ハウス
【アントン・ルコセヴィエゼ(Vc)#、
クリストファー・レッドゲイト(Obダモーレ)*、
アンドルー・スパーリング(Cl)##】

録音:2010年7月
ジェームズ・ウィークスはイギリス・サウサンプトン出身の若手で作曲をマイケル・フィニシーに師事した。CD1の「TIDE(潮流)〜複合バージョン」では3楽器が延々とひとつの音を伸ばしながら次第に密度を増し絡み合ってゆくプロセスとしての作品でスペクトル楽派の音楽を思わせる。CD2の「Tide(潮流)」はCD1の同名の作品とは別の曲で、こちらはチェロの重音がこれまた延々とグリッサンドをかけながら持続してゆき、聴き手はさながら乗り物酔いしたかのような感覚に襲われます。「空」も基本的な発想は同じで、こちらはクラリネットがいつ果てるともなく、ひとつふたつの音を延々と吹き続ける。キンキンと頭が痛くなること間違いなし。
MSV-28534
トーマス・フォルトマン(b.1951):作品集
プロリテウス組曲
南方の日記*/人口と砂糖#
アンドレイ・グラヴィーク(Vn)、
ミシャ・クィント(Vc)、
カルロ・A.ラペーニャ(P)
マンリコ・パドヴァーニ(Vn)*、
益子明美(P) *
マンリコ・パドヴァーニ(Vn)#、
ナターシャ・コルサコヴァ(Vn)#
トーマス・フォルトマンはスイス出身で、70年代はまずロックの分野でソング・ライターとして成功した。20代後半になってクラシックの作曲を学び、多くの室内楽曲、2つの交響曲、オラトリオ、オペラを作曲した。ここに収められた室内楽曲はいずれも元ロック・ミュージシャンの作曲らしい活き活きとしたリズムと実験性、攻撃性がある一方で豊かなリリシズムと時にユーモアがあふれています。
MSV-28536
マイケル・フィニシー(b.1946):室内楽作品集
評決の批判(フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ)
未踏の大地(バリトン、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ)*
ニースの約束(フルート、チェロ、ピアノ)
ニュー・ミュージック・プレイヤーズ、
(2)リチャード・ジャクソン(Br)*

録音:2003-2004年
ブライアン・ファーニホーと並んで現代音楽における「新しい複雑性」の作曲家として知られるフィニシーの10年程前の室内楽作品を収録。フィニシーは90年代以降、それまでの複雑性から一転、麗な旋律を取り入れるようになり、より柔軟な姿勢に変化してきている。ここの収められた作品はいずれも静謐で瞑想的な雰囲気にあふれており、過去の音楽様式の引用も見られ、独自の抒情性が感じられる音楽となっています。
MSV-28537
タペストリー〜エリオット・シュウォーツの室内楽作品集
エリオット・シュウォーツ(b.1936):弦楽四重奏曲第2番「ルイーズとアーロンのために」(2008)
2声部のメモリアル(1984)*
タペストリー**
ウォーター・ミュージック(2002)#
クロイツァー四重奏団
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)*、アーロン・ショア(P)*
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)**、
ニコール・ジョンソン(Vc)**、
アーロン・ショア(P)**
ロング・ボウ(弦楽オーケストラ)#

録音:2003-2004年
エリオット・シュウォーツはニューヨーク出身でコロンビア大学でジャック・ビーソンに師事した。作風は典型的なアメリカ東海岸流のアカデミズムの文化圏にあり、セリエリズムを基本としつつ、それに他の諸技法や実験を適宜取り入れて自己の語法を拡大しようとている。「タペストリー」ではロマン派の語法と現代が交錯し、弦楽オーケストラのための「ウォーター・ミュージック」では表現主義的な厳しい音楽の背後でテープで水や雷の音、鳥の鳴き声などが流される。なお作曲者は著述家としても知られ、ヴォーン=ウィリアムズの交響曲の解説書や現代音楽に関する著書を執筆している。
MSV-28538
カーソン・クーマン(b.1982):金管楽器を伴う室内楽作品集
月を追いかけて(2009)
カントゥス I(2011)
クイドネット・シャドウ(2009)
カントゥス II(不可知の光の中へ)(2011)
秋の太陽の賛歌(2005)
ウッドベリー・セスティーナ(2009)
チューバ・ソナタ(2007)
イズコール(2011)
タルジナ・サデイ(Ms)
クリス・ゲッカー(Tp, フリューゲルHr)、
マーク・ネルソン(Tub)、
ジェフリー・グロスマン(P)、
マリー・シエラ(P)、
レベッカ・スミス(Hrp)

録音:2012年
カーソン・クーマンは若くして既にオペラ、オーケストラ曲、室内楽などおよそ百曲の作品を発表しているアメリカのホープで作品は Naxos、Albany、Altarus、Metier などのレーベルから盛んにリリースされています。作風は多様で一言では言い切れないが、このディスクに収められた金管楽器を含む室内楽曲集では後期ロマン派、新古典主義、アメリカの保守的な傾向の作曲家(コープランドなど)、キース・ジャレットなどのクラシック寄りのジャズからの影響を聴き取ることができる。現代の抒情主義の作曲家と言えましょう。
MSV-28553
アメリカのクラリネット作品集
ウィリアム.O.スミス:反射
ピーター・ウォーロック/バーニー・チャイルズ:眠り-そしてそれは続く
エリック.P.マンダット:バーニーのためのエチュード
ウィリアム.O.スミス:碑文<アンティビア/雄ヤギ/兵士/鳥/エラト/平原の牧神/イルカ>
クリスティアン・ウォルフ:一人、二人、三人のために
ジョン・ケージ:クラリネット・ソナタ
マール・トラヴィス:暗闇の迷宮
クリスティアン・ウォルフ:暗闇の迷宮
クリスティアン・ウォルフ:今でしょ?
トム・ジョンソン:寝物語-第12番
イアン・ミッチェル(Cl)
2013トリニティ・ラバン・クラリネット・クラス(声楽アンサンブル)
レイトン・アトキンソン(T)
アレクサンダー・シャルム(P)

録音:2013年9月-2014年4月
なんとも挑発的で前衛的な曲ばかりを集めたこの「現代アメリカのクラリネット作品集」。演奏しているイアン・ミッチェルは主に現代作品を得意とするヨーロッパ有数のクラリネット奏者で、アンサンブル・ジェミニのディレクターであり、数多くのSOやアンサンブルと共演、40を越える委嘱作の初演も行っている人です。このアルバム、冒頭から不思議な音が聞こえてきます。長く引き伸ばされた声をバックにクラリネットが自在に歌う「反射」、ウォーロックの少し古めかしい歌曲「眠り」をチャイルズがアレンジしたという後日譚のような作品…以降、ダブル・クラリネット(!)も含めた、超絶技術を極めつつ、詩の朗読もはさみながら、即興的な音楽が延々と続いていきます。
MSV-28554
フォルトマン、ネルソン、リューウェン、グレインジャー:管弦楽作品集
トーマス・フォルトマン:交響曲第2番「エトゥルーリア」
ロバート・ネルソン:ヴァイオリンと管弦楽のための「カプリッチョ」
ピーター・リューウェン:アストラル・ブルー
パーシー・グレインジャー:リンカーンシャーの花束(メルリン・パターソンによる管弦楽編)
アンジェイ・グラヴィツ(Vn)
ムーアSO
フランツ・アントン・クレーガー(指)

録音:3009年3月5日、2009年10月28日、2008年2月20日、2013年2月13日
テキサス、ヒューストン大学ムーア・オペラ・ハウス
全てが世界初演という、アメリカの現代作品集。トスカーナの風景に触発された音にジャズ風味を加えたというフォルトマンの「交響曲第2番」、夢うつつなオーケストラと美しいヴァイオリンが印象的なネルソンの「カプリッチョ」、幻想的で華やかななリューウェンの「アストラル・ブルー」。そしてこちらはグレインジャーの名曲「リンカーンシャーの花束」に現代的なオーケストレーションを施したパターソンの編曲版、と興味深い曲が並びます。ムーアSOはヒューストン大学の学生を主体をした100名以上のメンバーで構成されたオーケストラです。その高い技術は国際的に評価されています。
MSV-28556
Dancingin Daylight
ジョン・バックリー(1951-):ピアノ三重奏曲
ファーガス・ジョンストン(1959-):ピアノ三重奏曲
ローナ・クラーク(1958-):ピアノ三重奏曲第2番
ショールシャ・ボドリー(1933-):ピアノ三重奏曲「Dancingin Daylight」
フィデリオ三重奏団

録音:2015年7月4-5日UKベルファスト,ソニック・アーツ・リサーチ・センター
この「現代作曲家の三重奏曲集」は、NAXOSレーベルからコルンゴルドのピアノ三重奏曲(8.572758)をリリースしているフィデリオ三重奏団による演奏です。彼らはヨーロッパで最も技巧的、かつ革新的なアンサンブルとして知られ、これまでにもヨーロッパの各地で演奏し、高い評価を受けています。そのレパートリーはどちらかというと現代音楽が多く、メンバーたちは常に新しい作品を紹介することに喜びを感じているのだと言います。ここで演奏されている作品も、バックリーとジョンストン、ボドリーの曲はフィデリオ三重奏団の委嘱作であり、新しい作品に出会える喜びを満喫させてくれる1枚となっています。
MSV-28557B07
マイケル・フィニッシー:声楽作品集
メルボルン男爵/歌第1番
歌第16番/歌第11番/歌第14番
われらもまた同じ/歌第15番
Beuko'ニューキャッスルの歌曲集
カール・ロスマン(Cl)
デイヴィッド・レッサー(P)
クレア・レッサー(S)

録音:2005年ターナー・シムズコンサート・ホール、2006年ドルセットセムリー聖レオナルド教会
Metierレーベルから一連の作品をリリースしているイギリスの現代作曲家、ピアニスト、マイケル・フィニッシー(1946-)。 この2枚組は彼の70歳の誕生日を記念して制作されました。彼の作品の多くは、古典的な作品や民族音楽から影響を受け、 複雑な様式を持っていますが、この声楽作品は比較的簡素な様式で書かれており、タッソやペトラルカ、ホイットマンなどの 名作を歌詞にした「歌」は一部の曲こそ、ピアノとオブリガード・クラリネットが用いられているものの、ほとんどは多重録 音も駆使した無伴奏の声のみで歌われます。シュトックハウゼン作品の研究者であり、現代作品を得意とするソプラノ、クレ ア・レッサーの素晴らしい歌唱が聴きものです。
MSV-28560
NX-B07
シェーンベルク:シュテファン・ゲオルゲの「架空庭園の書」より15の歌曲 Op.15
ショールシャ・ボドリー:歌曲集「少女」
アイリッシュ・ケリガン(Ms)
ダーブラ・コリンズ(P)

録音:2014年7月21-25日
シェーベルクが「浄夜」や「グレの歌」など、後期ロマン派の作風にどっぷり浸かった作品を書いていたのは1900年代の初めの頃でした。 その「グレの歌」が完成したのは1911年でしたが、それ以前にシェーンベルクは既に調性から脱却を図り、1908年にはソプラノ独唱を 伴った「弦楽四重奏曲第2番」が作曲されています。ここで使われたゲオルゲの詩は、同時期に作曲された「架空庭園の書」でも用い られ、詩の内容を完全に表現するとともに、曲はほとんど無調となりつつも、官能的なイメージと抑制された熱情が表出された、シェー ンベルクの傑作の一つとなっています。ボドリーの「少女」は1978年に初演された作品で、抑圧された社会の中で望まぬ子供を宿して しまった少女の苦悩が描かれており、少女の移り変わる感情が綿密に歌われていくという22曲からなる歌曲集です。ブレヒトを得意と する現代アイルランドの歌手、ケリガンとドイツ・リートの伴奏に長けているコリンズの演奏です。
MSV-28561
NX-B07
ローナ・クラーク(1958-):作品集
ピアノ三重奏曲 第3番(2002/2005改編)
Gleann Da Loch(1995/1996改編)
ピアノ三重奏曲 第2番(2001/2015改編)
コン・コーロ(2011)
ピアノ三重奏曲 第4番「A DIFFERENT GAME」
フィデリオ三重奏団
【メンバー】
ダラー・モーガン(Vn)
アディ・タール(Vc)
マリー・ドゥレア(P)

録音:2016年8月22-24日
アイルランドの音楽というと、民謡もしくは舞踊曲ばかりが知られており、この国の多くの作曲家たちはこれらをうまく用いた耳馴染みのよ い音楽を書いている印象があります。そのため、先進的な作品を書く作曲家はどうしても陰に隠れてしまう傾向があり、残念なことに、 女性作曲家ローナ・クラークも「あまり知られていない人」の一人です。彼女は決して伝統におもねることはなく、常に新しい作品を創 造しており、これらの中には合唱、室内楽、管弦楽、電子作品など多岐に渡るジャンルの曲が含まれています。電子を用いた作品の 特徴は、厳密なピッチの中に忍ばせた不協和音であったり、躍動的なリズムを持っていたり、時にはジャズ風であったりと、その作風は 常に革新的で流動的です。「ピアノ三重奏曲第2番」は、同じフィデリオ三重奏団の「Dancing in Daylight」にも収録されています が、このアルバム(MSV28556)がリリースされた時に“彼女の作品をもっと聞きたい”という要望に応え、彼女の作品のみのアルバムを 企画し、この曲を改めて演奏したという、フィデリオ三重奏団の力の入れ方にも注目です。
MSV-28562
NX-B07
ナタリー・シュヴァーベ〜ピッコロ・リサイタル
レヴェンテ・ジェンジェシ:ピッコロ・ソナタ
ゲルト・ヴィルデン・ヴィルデン(1923-):2つと半分の小品
フランコ・ドナトーニ(1927-2000):ニディ
マイク・モウワー(1958-):ピッコロ・ソナタ
フランツ・カネフスキ:ハーメルンの笛吹き男
ヤン・エリク・ミカルセン(1979-):Huit ilium
デレク・チャーク(1974-):ラクリモース
ナタリー・シュヴァーベ(ピッコロ&Fl)
ヤン・フィリップ・シュルツェ(P)

録音:2014年3月31日、2015年7月23日、2015年8月4日
東京で生まれ、香港で育ち、現在はロンドンに拠点を置くフルート奏者シュヴァーベのリサイタル・アルバム。 彼女は香港ジュニア・アカデミーで音楽と舞台芸術を学び、ロンドンのパーセル音楽院を卒業後、ミュンヘンでパウル・マイ ゼン教授に師事しました。21歳でミュンヘンSOの首席奏者になり、数年後にはミュンヘン放送SOに入団、 1996年にはバイエルン放送SOのフルート奏者になり現在に至っています。またソリスト、室内楽奏者としても活 発な活動を続けています。 このアルバムに収録された7人の作曲家による新しい作品は、ジェンジェシの明るいソナタをはじめ、ジャズ調のモウワーの ソナタなど、どれも様々な曲調を持っており、ピッコロの音色の特徴が存分に生かされています。 バイエルン放送局との共同制作です。
MSV-28563
NX-B07
宮地文子:作品集
1.Co27 (Cobalt)
2つのシェークスピア歌曲
Ag47 (Silver)
C12
L.S. No.1
L.S. No.2
Au79 (Gold)
宮地文子&ケイト・ハルシャル(Pデュエット)
宮地文子(Pピアノ)
スージー・パーキス(ヴォーカル)
ジャック・マクニール(Cl)
宮地文子(P)
ルイス・スタンホープ(アルト・サクソフォン)
マット・ジョンストーン(Va)
パトリック・ウォーマック(ドラム)
ホセ・ダニエル・マルティネス・マーティン(ヴァイブラフォン)
バーミンガム・コンセルヴァトワール・ブラスバンド
イアン・ポートハウス(指)

録音:2015年8月11日、2015年8月18日.10月7日、2016年2月22日、2016年4月21日、2016年5月4日、2017年1月6日
1979年、東京に生まれた宮地文子の作品集。1993年に父親の転勤に伴い渡英、3歳からピアノを学んだ彼女は、英国王立 音楽学校のジュニアデパートメントでチェロを学ぶも、作曲に転向。以降、もともと映画音楽などの耳コピが得意だった彼女は、作 曲家、ピアニストとして経験を積んできました。ギルドホール音楽演劇学校(Guildhall School of Music and Drama)にて作 曲の学士課程(特待生)及び修士課程修了後、サセックス大学にてマーティン・バトラー教授に師事し、博士課程修了。 2006年からはバーミンガム音楽院で教鞭をとっています。 このアルバムは、彼女とハルシャルによるピアノ・デュオの最初のショーケースであり、色彩豊かな響きを持つ、鋭いリズム・パターンに 支配された独特な音楽を聴くことができます。編成が大きな曲になるにつれ、そのユニークさは更に深化。興味深い世界が広がり ます。
MSV-28564
NX-B07
ジョシュア・ファインバーグ(1969-):作品集
L'abime-バス・クラリネット、ファゴット、チェロのための (2015-16)
just as much entangled with other matter-アコーディオンのための(2013)
La Quintina-弦楽四重奏とエレクトロニクスのための(2011-12)
Objets trouves-ピアノと室内アンサンブルのための(2008-09)
タレア・アンサンブル
パスカル・コンテット(アコーディオン)
アルディッティ四重奏団
アルジェント室内アンサンブル

録音:2017年2月21日 Oktaven Audio, Yonkers, New York, USA…1
2016年1月9日 La Muse en Circuit, Alfortville, France…2
2016年10月16日,2017年10月4-6日 SWR Experimentalstudio,
Freiburg, Germany…3
2016年5月20日 Systems Two Recording Studio, Brooklyn, New
York, USA…4
アメリカのスペクトル音楽(音響現象を音波として捉え、その倍音をスペクトル解析したり理論的に倍音を合成する)を長い 間牽引してきた作曲家ジョシュア・ファインバーグ。最近は少し方向を転換し、“抽象的な音楽とプログラム音楽の対比を追 求する”ソニック・フィクションと呼ばれる分野に目を向けているということです。このアルバムではアルディッティ四重奏団やアコー ディオン奏者パスカル・コンテットなど、国際的に高く評価された奏者たちによる演奏を聴くことができます。
MSV-28565
NX-B07
ニコラ・レファニュ(1947-):Invisible Places 目にみえぬ場所
デイヴィッド・ラムズデーヌ(1931-):Fire in Leaf and Grass 葉と草の中の炎
レファニュ:トリオ II-ペーターのための歌
ラムズデーヌ:マンダラ III
ジェミニ(アンサンブル)
イアン・ミッチェル(指)
サラ・レナード(S)
イアン・ミッチェル(Cl)
ソフィー・ハリス(Vc)
アレクサンダー・スラム(P)

録音:1995年9月20日、2015年10月17日、2015年8月1日
このアルバムで紹介されている2人の作曲家は、イングランドとオーストラリアで40年以上に渡って創作活動を続けている 夫婦。このアルバムはニコラの70歳を記念してのリリースです。彼らの作品の特徴は、どの作品も大自然への敬意が払わ れており、難解な音の中にも、どこか優しい響きが聞こえてくるものばかりです。アンサンブル「ジェミニ」は彼らの作品を積 極的に演奏、紹介しています。
MSV-28568
NX-B07
ロブ・キーリー(1960-):作品集
4つのアナクロなダンス(2015)
3つのインヴェンション
Interrupted Melody and Breathless Scherzo
Twists and Turns
2台のヴァイオリンのための「2部作」
オーボエ・トリオのための「Some Reeds in the Wind 」
管楽五重奏のための「7つのスタディ」
ハリソン・バートウィスル:サラバンド-王の告別のための(キーリー編)
Interleaves
リンダ・メリック(Cl)
ロブ・キーリー(ハープシコード)
ジョン・ターナー(リコーダー)
キャロライン・ボルディング(Vn)
ルート・エーリッヒ(Vn)
パイパーズ3(オーボエ・アンサンブル)
ロンドン・ミリアッド(アンサンブル)
マンチェスター・チェンバー・アンサンブル

録音:2016年10月5日、2015年3月1日、2011年11月5日、2015年6月13日、2015年9月2日
バートウィスルやフィニッシーと同様に「複雑な作品」を書く人として知られる英国の作曲家、ピアニストのロブ(ロバート)・キーリー。 常に新しい響きを探求し、様々な楽器を用いて独創的で思いがけない作品を生み出しています。このアルバムでは彼自身がハー プシコードを演奏して参加、タイトル通り「アナクロ(時代遅れ)な」4つのダンスや、インヴェンションなどを華麗に弾きこなしています。 もともと不思議な味わいを持つバートウィスルの「サラバンド」もキーリーの手にかかると、一層独創的な作品になっているのも興味 深いところです。
MSV-28569
NX-B07
ケヴィン・ラフテリー(1951-):室内楽作品集
弦楽四重奏曲 第1番
First Companion
Pleasantries
五重奏曲「墓地」
ヒース四重奏団
バークレー・アンサンブル
アニマーレ・アンサンブル

録音:2016年2月16日、2013年5月11-12日、2011年5月8日
アメリカの作曲家ケヴィン・ラフテリーの作品集。1951年セントルイスに生まれ、カリフォルニア大学で作曲を学び、1989年からロン ドンで活動。現在はニュー・ロンドン室内合唱団で歌い、アンサンブルではファゴットを演奏、またリッチモンド・コンサート・ソサエティの 音楽監督も務めています。彼の作品はモダンでありながらもどこか抒情性を帯びた曲調が魅力的。このアルバムには4作品が収録 されています。
MSV-28570
NX-B07
マーカス・ブラント(1947-):管弦楽作品集
ピアノ協奏曲
弦楽オーケストラのための「Aspects of Saturn 土星の側面」
ファゴットと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ
交響曲 第2番
マレイ・マクラクラン(P)
レスリー・ウィルソン(Fg)
スティーヴン・スレルフォール(指)
マンチェスター・カメラータ

録音:2016年7月18日、2016年12月19日
2017年に70歳になったイギリスのマーカス・ブラント。ロマン派の伝統の中に、独自の味付けを施した和声を取り込むという 神秘的な旋律が持ち味の作曲家です。このアルバムにはマクラクランの独奏によるピアノ協奏曲をはじめ、交響曲、ファゴット 協奏曲、弦楽オーケストラのための作品の全4曲を収録。ピアノ協奏曲では、長年ブラント作品を愛し、演奏し続けているピ アニスト、マクラクランが独奏を務め、作品の魅力を伝えています。
MSV-28573
NX-B07
クリストファー・フォックス(1955-):作品集
2本のクラリネットのための「石、風、雨、太陽」(1989)
2本のバスクラリネットとテープのための「Straight lines in broken times」(1994)
クラリネットのための「…or just after」(1984)
クラリネットとバスクラリネットのための「Early one morning」(2014)
クラリネットとプレイバックのための「Unlocking the grid」(2015)
コントラバスクラリネットのための「Escalation」(2003)
E♭クラリネットと矩形波のための「Headlong」(2007)
バス・クラリネットのための「Diversions」(1980)
ヘザー・ロッチェ(Cl)

録音:2017年8月7.8.9.10日
アヴァンギャルドな作品で知られるイギリスのクリストファー・フォックス。大規模な編成はあまり好まず、室内楽や器楽曲の分 野で独特な作品を発表している作曲家です。このアルバムには独奏クラリネットのための作品を収録。奏者ロッチェはB♭ク ラリネットだけでなく、バスクラリネット、コントラバスクラリネットを駆使し、時にはエレクトロニクスのサンプリングや、オーバーダビン グなど様々な技法を用い、作品の要求に応えています。斬新な音楽は聴き手に新しい発見をもたらします。
MSV-28574
NX-B07
マイケル・アレク・ローズ(1959-):作品集
ヴァイオリンとヴィオラのための「Unturned Stones-転がることのない石」(2012)
独奏ヴァイオリンのためのペラムブレーション「Il Ritorno-リターン」(2013-2015)
ヴァイオリンとヴィオラのための「Mornington Caprice」(2015)
独奏ヴァイオリンのための「Diaphany」(2016)
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)
ダイアナ・マシューズ(Va)

録音:2016年7月22日、2016年3月16日、2016年7月18日、2016年12月19日
イギリス現代音楽界を牽引する作曲家の一人、マイケル・アレク・ローズの作品集。彼は現在までに30を超える賞を受賞 し、ナッシュビルのヴァンダービルト大学で教鞭を執り、またエッセイや著作の分野でも活躍しています。このアルバムにはヴァ イオリンとヴィオラのデュオと、ソロ・ヴァイオリンのための作品を収録。どの曲も瞑想的な雰囲気を持っており、ポスト印象派と 呼ぶにふさわしい音楽です。演奏しているのは、英国で名高いヴァイオリニスト、スケアヴェズ。現代曲の普及に力を尽くす 名手です。
MSV-28575
NX-B07
デイヴィッド・ブレイド(1970-):作品集
Upon Silver Trees-銀の樹に Op.34
祈りとコンティニュウム Op.38
ギター・ソナタ Op.19
インヴェンションとフーガ Op.36
Songs of Contrasting Subjects-対比対象の歌 Op.47
4つの親密な小品 Op.21
第1のピアノ・ソナタ Op.14
無言歌 Op.45
アレックスのために Op.43
ブレイド・アンサンブル
【メンバー】
エミリー・グレイ(Ms)
クレア・オヴァーバリー(Fl)
エレナ・ズッキーニ(ギター)
ピーター・チグレリス(Cl)
セルゲイ・ポドベドフ(P)
ロシッツァ・ストイチェヴァ(ピアオン)
ディヴィッド・ブレイド(アルクトップ・ギター)

録音:2014年9月6日
2016年4月25日
2015年12月14日
2014年3月1日
2015年8月29日…9-13.21-22
「新しい音楽のスタイルを創り出すことができる」と評されているイギリスの作曲家デイヴィッド・ブレイドの作品集。クラシックと ジャズ、他のジャンルとの融合によって生まれた穏やかな曲は、エミリー・グレイの透明な声によって歌われることで、その美し さが際立ちます。また伴奏はピアノでなくギター(時にエレクトリックの場合もある)を用いることで、更に幽玄さが加わって います。
MSV-28584
NX-B07
ベイジル・アタナシアディス(1970-):作品集
笙とヴァイオリンのための「To the Touch」
女声と笙のための「Air Still」
ヴァイオリン、ソプラノとサクソフォンのための「For the Ice II」
アルト・フルートのための「Pale Views」
女声、ヴァイオリンとピアノのための「The Cat in Love」
ピアノのための「Dream of a Butterfly III」
女声、フルートとピアノのための「Soft Light」
Shonorities(アンサンブル)
「メンバー」
シエ・ショウジ(Ms)
ナオミ・サトウ(笙、ソプラノ・サクソフォン)
リン・リン(フルート、アルト・フルート)
ステリオス・チャツィオシフィディス(Vn)
ジャスミナ・サムッスリ(P)

録音:2017年2月17日 St John the Evangelist Church, Oxford…4-8.10
2017年9月13日 Colyer-Fergusson Hall, University of Canterbury…
1-3
2018年1月7日 Berlin…9
ギリシャの作曲家ベイジル・アタナシアディスは、一時期東京で生活し、文学、俳句、能楽など日本文化の研究に没頭しま した。その後イングランドに移住しユニークなアンサンブル「Shonorities-ショーノリティーズ」を設立、ギリシャと日本を中心に 様々な文化を融合させた作品を上演しています。このアルバムに収録された7つの作品は2003年から2017年までに書か れており、笙やフルートなどを駆使した美しく神秘的な音楽は極めて魅力的です。

MSV-77202(2CD)
アンソニー・バージェス〜人と音楽
アンソニー・バージェス:リコーダーとピアノのためのソナチネ
ニコラス・マーシャル:リコーダー・ソナタ
アラン・ギブス:軽率な心
ゴードン・クロス:羽がついたもの
ウィルフレッド・ジョセフス:ソナチネ
バリー・ファーガソン:忘れない人は単語ではなく言葉を持っている
デイヴィッド・デュベリー:リコーダー・ソナタ
アラン・ロースソーン(デイヴィッド・エリス編):ハムレットからの間奏曲
ロイ・ヒートン・スミス:幻想的ソナチネ
アンソニー・バージェス:3つの小品
ハーバート・ムリル:サラバンド
ピーター・ポープ:リコーダーとピアノのためのソナチネ
ディック・ブラックフォード:ダンス風ソナタ
クリストファー・ライト:リコーダー・ソナタ
マティアス・セイバー:パストラル
ジョン・サリヴァン:うきうきした気分
アンソニー・バージェス:リコーダー・ソナタ第1番
アンソニー・バージェス:シチリアーノ
ジョン・ターナー(リコーダー)、
ハーヴェイ・デイヴィス(P)

録音:2012年インターナショナル・アンソニー・バージェス・センター
タイトルになっているアンソニー・バージェス(1917-1993)はイギリスの著名な小説家で彼は詩作、脚本家、ジャーナリストとしても活動し、また作曲も行った。小説家としてはスタンリー・キューブリックの映画「時計仕掛けのオレンジ」の原作を手がけ、また脚本家としてはフランコ・ゼッフィレリの映画「ナザレのイエス」を手がけた。作曲家としてはリコーダーのための作品を多く残している。このディスクにはバージェスと親交のあった作曲家の作品とともにリコーダーとピアノのデュオ作品が集められています。バージェスの音楽はフランス六人組に似た都会的で洗練された作風。
MSV-77206
NX-B07
リズ・ジョンソン(1964-):作品集
【CD1】
1.弦楽四重奏曲 第3番「Intricate Web」
2.チェロ組曲 第1部
3.海を越えて
4.Jo Shapcott Settings:Cabbage Dreams
5-7.弦楽四重奏曲 第1番「Images of Trees」
8.Sleep Close
9.Tide purl
10.チェロ組曲 第2部
11.Jo Shapcott Settings:Watching Medusa
12.Fantasia Forty-something
【CD2】
1.クラリネット五重奏曲「Sea-change」
2-4.弦楽四重奏曲 第2番「For Elliott」
5.Jo Shapcott Settings:Elephant Woman
6.Jo Shapcott Settings:Pig
7.チェロ組曲 第3部
8.弦楽四重奏曲 第4番「Sky-burial」
ロレ・リクセンベルク(S)…CD1:8.11,CD2:5.6.8
ロナルド・ウッドリー(クラリネット)…CD1:3,CD2:1(P)…CD1:4.8
ヘザー・トゥアック(独奏チェロ)

フィッツウィリアムSQ
【メンバー】
ルーシー・ラッセル(Vn)
マーカス・バーチャム=スティーヴンズ(Vn)
アラン・ジョージ(Va)
ヘザー・トゥアック(Vc)

録音:2014年11月3-5日 St.Martins Church, East Woodhay…CD2:8
2015年5月20-22日 St.Martins Church, East Woodhay…CD1:2.5-
7.9.10,CD2:7
2015年10月12-14日 St.Martins Church, East Woodhay…
CD1:1.12,CD2:2-4
2016年5月8日 Henry Wood Hall, London…CD1:4.8.11,CD2:5.6
2016年6月6-8日 St.Martins Church, East Woodhay…CD1:3,CD2:1
英国の作曲家リズ・ジョンソンの作品集。その作品は前衛的な響きを持っていますが、決して異端なものではなく、むしろ舞踊の世 界では積極的に使われていることで知られています。 合唱作品や独奏曲など、多彩な作品がありますが、この2枚組には室内楽作品が収録されており、複雑な楽想を持つ4つの弦 楽四重奏曲を含む15曲が楽しめます。

MSVCD-92002
ハロルド・ドレイク:狂詩曲op.4、
ウォルター・アルコック:序奏とパッサカリア、
ヒーリー・ウィラン:序奏,パッサカリアとフーガ、
フランシス・ジャクソン:トッカータ、コラールとフーガop. 16、
ブライアン・ブロックレス:序奏,パッサカリアとコーダ
アンドルー・ジョンストン(org)
MSVCD-92004
ティペット:ピアノ・ソナタ第3番、
ジョン・マケイブ:リストの主題による幻想曲、
ポール・パターソン:時間のトンネル、
ナイジェル・クラーク:極点
グラハム・カスキエ(P)
MSVCD-92005
ウィリアム・マシアス:弦楽四重奏曲第1番〜第3番 メデアQ
MSVCD-92006
バックス:フルート・ソナタ、
スティーヴン・ドジソン:ニ重奏曲、
ハーティ:アイルランドで、
ウィリアム・アルウィン:水の精、
ニコラス・モー:夜の考え
エミリー・ベイノン(Fl)、
キャサリン・ベイノン(hp)
MSVCD-92008
ティペット:ピアノ・ソナタ第2番、
ニコラス・サックマン:ピアノ・ソナタ、
ロバート・サクストン:左手のためのシャコンヌ、
ジャスティン・コノリー:5つの練習曲形式のソナティネ
スティーヴン・ノイガルテン(P)
MSVCD-92009
ティペット:ピアノ・ソナタ第4番、
ロバート・サクストン:ピアノ・ソナタ、
コリン・マシューズ:速度の練習曲、
コンスタン・ランバート:悲歌
ニコラス・アンウィン(P)
MSVCD-92010
マイケル・フィニシー:「民謡」
民謡2/私の愛は赤い赤いバラのよう
どんなにいとしく/柳よ柳
古いクリスマス・キャロル
オーストラリアの海のはやし歌第2集
ポーランド舞曲op. 32スヴァトヴァツ(ハンガリーのフォークダンス)ほか
マイケル・フィニシー(P)
MSVCD-92011
マイケル・フィニシー:だれのでもないジーグ、
弦楽四重奏曲、
束縛の多様な形、あこがれ、
単純な和声
クロイツァーQ
MSVCD-92012
ロベルト・ヘラルド:ピアノ三重奏曲、
チェロ・ソナタ、シャコンヌ、ジェミニ
カタメン・ピアノ三重奏団
MSVCD-92013
エリザベス・マコンキー:幻想曲、
アンソニー・パワーズ:海、歌、
ピアズ・ヘラウェル:高い要塞、
バートウィスル:詩、
R.R.ベネット:シェーナ3、
ヒュー・ウッド:「極楽鳥」によるパラフレーズ、
ゴードン・クロス:1年と1日、
マーティン・バトラー:カピストラーノ、
マイケル・バークリー:飛行
ケイト・ロマノ(Cl)、アラン・ヒックス(P)
MSVCD-92014
エドワード・ハーパー:幻想曲3、
ルイジ・ダラピッコラを記念するリチェルカーレ、
バードの編曲、
リエル・クレスウェル:くじいた背骨の回復への祈り、
音楽のための言葉、六重奏曲
ジェーン・マニング(S)、
スコットランド・ニュー・ミュージック・グループ、
エドワード・ハーパー(指)
MSVCD-92015MID
エドワード・ハーパー:歌劇「ファニー・ロビン」 J.マニング、N.ウォー、
R.ホーン(独唱)、
スコティッシュ・オペラcho、
スコティッシュ子、E.ハーパー(指)
MSVCD-92016
ニコラス・サックマン:弦楽四重奏曲第2番、
ジョージ・ニコルソン:弦楽四重奏曲第3番
ボックマン四重奏団
MSVCD-92017
日本プロジェクト
平野正也:Alone、
中村寛:Angelus novus、
後藤国彦:inquisition/cloister 野分の門、
小内将人:Sociological Japan、
前田克治:インテルメッツォ、
横山勝巳:痕跡II、
藤井喬梓:Dancing bones
バリー・ウェブ(Tb)
MSVCD-92018
イタリアの合奏曲
ルカ・フランチェスコーニ:眠らない旅行者、
 小説の筋、
ジャチント・シェルシ:Kya、
アダ・ジェンティレ:命じられた沈黙の中で、
ダリオ・マッジ:まっ暗な森で、他
ファイアバード合奏団、
バリー・ウェブ(指)
MSVCD-92019
リック・グレブナー:風景の中のヴィーナス、稲妻、
復活、彫像のディヴェルティメント
テープ作品
MSVCD-92022
クリストファー・フォックス:もっと光を、2つずつ、
最高の場所、挨拶の形、空中で見える以上のもの
イアン・ペース(P)
MSVCD-92023MID
マイケル・フィニシー:7つの宗教的モテット ヴォーチェス・サクラ、
J.マーティン(指)
MSVCD-92024
ナイジェル・クラーク:ホーリー島の石、
こだまとナルキッソス、分光器、極点、
予感、ペルナンブコ、中国のパズル
N.ハイド(Vc)、本間たまみ、
P.ミード(P)、
P.S.スカーヴェド(Vn)、
J.トムセン(Fl)、J.ワトソン(tp)
MSVCD-92025
スコットランド歌曲集
ジェイムズ・マクミラン:バラード
 子供たち/スコットランドの歌、
エリザベス・マコンキー:太陽と月と星、
ジュディス・ウィア:スコットランドの吟遊詩人たち、
ロビン・ホロウェイ:私たちがどこにいても、
ニコラ・ルファヌ:でも星は残っている、
ジョージ・ニコルソン:周囲の光景他
アリソン・スマート(S)、
キャサリン・デュラン(P)
MSVCD-92026
カタルーニャの弦楽四重奏曲
ホセプ・ソレル:四重奏曲第1・5番、
ミケル・ロヘル:四重奏曲第2番、
アルベルト・サルダ:四重奏曲
クロイツァーQ
MSVCD-92027(2CD)
マイケル・フィニシー:ヴェルディ編曲集
雪の吹きだまり、行ったり来たり、
ピアノ協奏曲第4・6番
イアン・ペース(P)
MSVCD-92028
フィルハーモニック練習曲
ナジ・ハキム:ソナタ、
デーヴィッド・マシューズ:フーガ、
 3つの練習曲、
ディミトリ・スミルノフ:2つのフーガ、
ヘンツェ:フィルハーモニック練習曲
 セレナード、ソナタ
ペーター・シェパード・スカーヴェド(Vn)
MSVCD-92029MID
星の前奏曲
ジョン・マケイブ:混乱した踊り
 星の前奏曲、
アラン・ロースソーン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ、2つのヴァイオリンのための主題と変奏
ペーター・シェパード・スカーヴェド、
クリスティーヌ・ゾーン(Vn)、
本間たまみ(P)
MSVCD-92030
マイケル・フィニシー:ガーシュイン編曲集「もっとガーシュイン」 イアン・ペース(P)
MSVCD-92031
クリストファー・フォックス:あなた私たち私A-N-N-A 花開く時、
あなた私たち私、ルイジアナ、
MERZソナタ、2番目の8、塊、
ミューズと自分のために歌う、他
アマンダ・クローリー(S)、
イアン・ペース(P)、
クリストファー・フォックス(テープ編集)
MSVCD-92032
ロベルト・ヘラルド:弦楽四重奏曲第1・2番 クロイツァーQ
MSVCD-92033
ジェイムズ・クラッパートン:長い帰路、
スティーヴンのピアノの本、冷たい海霧、
マイケルのピアノの本、
クレセイドの遺言、2つの東北の歌他
ジェイムズ・クラッパートン(P)
MSVCD-92035
まさに一生はそんなもの
マイケル・バークリー:8つのモテット、
ガブリエル・ジャクソン:遠くから見る、
 おお神聖な宴、明日あなたは先へ行く、
マグナス・ウィリアムソン:3声のミサ、
ボブ・チルコット:まさに一生はそんなもの、愛、そっと立ち去れ
ヴォーチェス・サクラ、
ジュディ・マーティン(指)
MSVCD-92036
動物天国
エドワード・ハーパー:光は消えた、
クレスウェル:土地の霊をなだめる祈り、
ケネス・ライトン:動物天国、
ロジャー・ウィリアムズ:おお!リア様!、
デーヴィッド・ジョンソン:神・人間・動物、他
アリソン・ウェルズ(S)、
ジョン・ターナー(bfl)、
キース・エルコム(cemb)、
ジョナサン・プライス(Vc)
MSVCD-92037(2CD)
アイヴズ:「様々な空気」
ピアノ・ソナタ第1番/第2番<コンコード>、
3ページのソナタ、
習作第2・9・20・21・22・23番、
ワルツ・ロンド、5つの戯作集
フィリップ・ミード(P)、
ヘレン・ブラメン(Fl)、
エレナ・アrテモノヴァ(Va)
MSVCD-92038
アンソニー・パワーズ:あせない色、
二重ソナタ、
日光の中で、五重奏曲、島の別の部分
サッファ
MSVCD-92039
「子供部屋」
フレーザー=シモン:動物園で/洗礼式/4人の友人/行方不明/2度/反抗/王の朝食/皇帝の詩歌/丘の上の風/バッキンガム宮殿/もし私が王だったら/線と正方形/市場の広場、
ジャーマン:最初の友人/ラクダのこぶ/私には6人の正直な下男がいる/バルキスのような女王は決していなかった/リオへ下る、
ムソルグスキー:子供部屋、
マズグレイヴ:子供の歌の組曲他
サンドラ・リセンデン(S)、
キャサリン・デュラン(P)
MSVCD-92040
アルウィン・プリチャード:「見えない都市」
春/ピアノ五重奏曲<バーバラ・アレン>
帰還か場所/母体/小人/道具箱
不幸な天使/見えない都市
トポロジーズ
【I.ペース(P、芸術監督)、
A. トマス(g)、G.カウリー(Cl)、
D.モーガン(Vn)、C.ジョージ(Vn)、
B.ケアリー(Va)、B.テイラー(Vc)、
A.プリッチャード(声)】
MSVCD-92041MID
「実行可能性調査」
セア・マズグレイヴ:古代世界からの声、
ゴードン・マクファーソン:3分の哲学、
エドワード・マクガイア:ケルトの編み細工、
ジャンゴ・ベイツ:鳥の絵
スコティッシュ・フルート三重奏団、
ティム・ウィリアムズ(perc)
MSVCD-92042
「不安」
ポール・アーチボルド:動きのある練習曲
すれ違った運命/パ・ド・ドゥ
迷いからさめた声、
ファブリス・フィッチ:ブロンズの構造
レンブール兄弟のための線状細工/不安
エクスポゼ合奏団、
ロジャー・レッドゲイト(指)、
P.ヒル(P)、H.ウェブ(hp)、B.ケアリー(Va)、
B.ウェブ(tb)、J.ウォーバートン(perc)
MSVCD-92043
ジェーン・ウェルズ:「機会音楽」
群青色/人々と場所/次のどこでも/月曜日の子供他
メアリー・ウィーゴルド(S)、
コンポーザーズ合奏団、
ピーター・ウィーゴルド(指)
MSVCD-92044
リチャード・エムスリー:「流れの形式」
狼狽/流れの形式/ピアノのために3
...岸の湾曲から入江の湾曲へ...
フィニシーの50歳/ギターのために1
ピアノのために2/エニシダの木
トポロジーズ
【I.ペース(p、芸術監督)、
M.トムズ(指)、A.トマス(g)、
C.レッサー(S)、N.ルファー(Fl)、
J.ウォーバートン(perc)】
MSVCD-92046
ジャスティン・コノリー:「夜の思考」
ソナティネ第2番 , 9部から成る/夜曲
モザイク用小片F-黒の支配
スカルダネリの夢
N.ホッジ(P)、N.ルファー(Fl)、
J.ウォーバートン(perc)、
C.カノニチ(cb)、
A.スパーリング(Cl)、
S.アンダーソン(MS)
MSVCD-92050
マイケル・フィニシー:「失われた土地」
失われた土地/月が沈む/荒野の管理他
トポロジーズ
【レッドゲート(Ob)、
ウォーバート(perc)、
マックニール(sax)、I.ペース(P)、
M.トムス(指)他】
MSVCD-92051
「変奏曲」
エリオット・シュワルツ:ベラギオ変奏曲、
ジョージ・ロックバーグ:弦楽四重奏曲第3番
クロイツァーQ
MSVCD-92053
サディー・ハリソン:飛ぶこと
はざま飾り/形のない標章/エゾ菊他
クロイツァーQ
[P.S.スカーヴェド(Vn)、A.ショル(P)
L.-J.ロジャーズ(S)、N.ルファー(fl])
MSVCD-92054
キャサリン・ノーマン:透明なもの
鐘と怪物像/翻訳の試み/強い力
流れの中で/心のフーガ
フィリップ・ミード(P)、
キャサリン・ノーマン(テープ・電子楽器)
MSVCD-92055
P・M・デイヴィス:室内楽作品集(1952〜1987)
四重奏楽章、
ピアノのための5つの小品op.2、
クラリネット・ソナタ、弦楽四重奏曲、
賛歌、7つの輝き、小四重奏曲第1・2番
クロイツァーQ、
ガイ・カウリー(Cl)、イアン・ペース(P)
MSVCD-92056
サディー・ハリソン:題不要、3つの提示、
 円柱の後ろ、
プリオール・レーニエ:クラリネットとピアノのための組曲
 ヴィオラ・ソナタ、
 鍵盤楽器用の5つの小品
ダブル・イメージ
MSVCD-92057(2CD)
ヴァルター・ツィマーマン:「初心者の心」
隠居/荒野の旅/私が84歳だった時
ワンダ・ランドフスカの消えた楽器他
イアン・ペース(p, cemb, 声)
MSVCD-92058
ウィルフレッド・ジョゼフス:クラリネット五重奏曲、
クラリネットとピアノのためのソナタ第1・2番
リンダ・メリック(Cl)、
ベンジャミン・フリス(P)、
クロイツァーQ
MSVCD-92059
クリストファー・フォックス:「内部」
断続的な時間の中の直線3
繋留された歌
一般的な作品第3・4・5番/内部
アントン・ルコスツェヴィーツェ(Vc)
MSVCD-92061
ジェフリー・プール:「9月の」
冷淡な触感/9月の
弦楽四重奏曲第3番/紅玉鳥
J.ポーター、G.プール(P)、ジェミニ、
リンジーQ、J.ショー(Ob)、A.-M.ハスティングズ(P)
MSVCD-92062
ジョージ・ニコルソン:「世界への手紙」
春の歌/正義の言葉からの3曲/難局
世界への手紙
J.ターナー(bfl)、P.ローソン(P)、
P.エドワード(Cl)、G.ニコルソン(P)、
A.ウェルズ(S)、K.エルコム(cemb)
J.プライス(Vc)
MSVCD-92063
多様性
ブライアン・ファニヒュー:上付き文字、
ジェイソン・エッカート:多様性、
ヘンリー・カウエル:万国のフルート、
ジェイムズ・ディロン:回折、
マイケル・パーキン:悲歌他
ナンシー・ルファー(Fl)
MSVCD-92066
ジュリア・アッシャー:「神聖な薬」
神聖な薬/風の中の葦/日が暮れないうちに/潟の島々/経験の代償とは/祈り <裸の哀れな人たち>
ブルームフィールド(ob,ehr)、
P.ローソン(P)、
プライス(Vc)、ロジャーズ(S)、
J.シンプソン(cemb)、J.ターナー(bfl)
MSVCD-92069
マイケル・フィニシー:この教会 (独唱、語り手、合唱、合奏のための) R.ジャクソン(Br)、J.マニー(Ms))、
P.アダムズ(org)、
イクシオン、ハウラ・聖メアリー教会cho、
M.フィニシー(指)他
MSVCD-92075(2CD)
ゲルハルト・シュテープラー:ダリ/夢1
9/92/インターネット1.1/1.5/1.9
ウィンドウズ1−ウィンドウズ5/合計
ファン・ブラントワインとフィンスターニッセン他
パウロ・アルヴァレス(P)
MSVCD-92084
サディー・ハリソン:「明るい庭」
明るい庭/14番目のテラス
バヴァド・カイール・バキ!
アフガニスタンの伝統音楽
テイト合奏団、ロンターノ、
A.スパーリング(Cl)、
O.デ・ラ・マルティネス(指)、
P.S.スカーヴェド(Vn)他

MSVCD-92105
NX-A14
QUARTET CHOREOGRAPHY
ストラヴィンスキー:弦楽四重奏のための3つの小品
ルトスワフスキ:弦楽四重奏曲
リゲティ:弦楽四重奏曲 第2番*
フィニッシー(1946-):弦楽四重奏曲 第2番*
クロイツェルSQ
【メンバー】
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)
ミハイロ・トランダフィロフスキ(Vn)
モルガン・ゴフ(Va)
ニール・ヘイド(Vc)

録音:2007年10月8日、2008年10月26日*
2012年にリリースされたDVD(MSVDX 101)と同じ収録内容を持つこのアルバム。最初はデジタル・ダウンロードのみの 発売でしたが、CDとしての発売を待ち望んでいた人が多く、今回の発売となりました。近現代を代表する3人の作曲家の 弦楽四重奏曲に、イギリスの現代作曲家フィニッシーの作品を加えたこの1枚は、現代英国作品のリリースに力を入れて いるMetierレーベルを象徴するにふさわしいアルバムです。スケアヴェズを筆頭に名手4人で構成されるクロイツェル弦楽 四重奏団は、現代作品を得意とするアンサンブル。Metierレーベルの他、NAXOS、Toccataレーベルにおいて多彩な 曲を録音しています。
MSV-92107
NX-A14
マヒール・ケティス&パナヨティス・デモプーロス:作品集
マヒール・ケティス(1977-):小アンサンブルのための「Mist Bells」(2002-03)
ケティス:独奏ピアノのための「三部作」(2003)
ケティス:独奏ファゴットのための「ポラリゼーション」(2002)
パナヨティス・デモプーロス(1977-):フィリッポ・アツァイオーロの「Villota」の主題による変奏曲
デモプーロス:バスとピアノのための3つの歌曲(2002)
デモプーロス:チェロとピアノのための組曲「第7の扉に」(2002)*
マシュー・クーレイ(指)
アナイレシス・アンサンブル
【メンバー】
オーウェン・コックス(Vn)
サイモン・デントン(Vc)
クレア・バビントン(Vc)
サラ・エーブルマン(Cl)
クリシー・ディミトリオウ(Fl)
ティアン・ファンヘン(コーラングレ)
アテス・キルカン(Fg)
トム・オズボーン(Tp)
ブライアン・ワルターズ(Hrn)
リチャード・ウィーゴールド(Bs)
ジュリアン・ウォルステンクロフト(パーカッション)
マヒール・ケティス(P)
パナヨティス・デモプーロス(P)

録音:2003年5月9日ライブ*、2003年6月11日
Dunelm Recordsから発売されていたアルバムの再発盤。ギリシャのデモプーロスと、トルコのケティスのコラボレーションから 生まれたサウンドは、時にはエキゾチックであり、また前衛的でもあります。

MSVDX-101(DVD)
コレオグラフィ(振り付け)/クロイツァー四重奏団
ストラヴィンスキー:弦楽四重奏のための3つ
の小品(1914)
ルトスワフスキ:弦楽四重奏曲(1964)
リゲティ:弦楽四重奏曲第2番(1968)*
マイケル・フィニシー:弦楽四重奏曲第2番(2006-07)*
クロイツァーQ
【ピーター・シェパード・スケアヴェズ(Vn)、ミハイロ・トランダフィロフスキ(Vn)
モーガン・ゴフ(Va)、ナイル・ハイド(Vc)】

収録:2007年10月、2008年10月*  ロンドン王立音楽院デュークズ・ホール
(NTSCとPALの両面2層DVD、リージョン0)
現代音楽を得意とするクロイツァー四重奏団による20 世紀の弦楽四重奏のクラシックと21 世紀のフィニシー作品を収録。ストラヴィンスキーの3 つの小品は3 大バレエの反響が聴こえる気の利いた佳品、セリエリズムを中心にしつつ、当時考えられるあらゆる新しい技法や実験を盛り込んだルトスワフスキ唯一の弦楽四重奏曲、トレード・マークとなったクラスター音群作法を既に脱し新たな段階に入った時期のリゲティの第2 番、そして現代イギリスの重鎮フィニシーの最新作まで、触ると切れそうなほどの緊張感と精度を持った迫真の映像。いずれの曲も映像の形ではなかなか手に入らない、貴重なDVD。
MSVDX-102D(DVD)
マティアス・ロイメルト〜ソロパーカッション・マスターワークmeetアート・シネマ
ピエール・ヨドロフスキ:タイム&マネー
クセナキス:プサッパ
フランコ・ドナトーニ:オマール
ヴィンコ・グロボカー:?コルポレル
ブリアン・フェルネイホウ:ボン・アルファベット
ヘンツェ:雪国からの5つの情景
クセナキス:ルボン
マティアス・ロイメルト(パーカッション)

収録2011-2013年コペンハーゲン&マルメPAL&NTSC両面仕様
パーカッションの演奏は、音で聴くだけでも楽しいのですが、やはり映像を見るほうがその凄さをダイレクトに感じることができるのではないでしょうか?この映像はデンマークの映画監督クリスチャン・ホルテン・ボンケの手によるもので、様々な楽器の姿と、それを操る奏者の動きが捉えられたこれらの映像は、まさに「アート作品」なのです。光と影を見事に操った映像の美しさと素晴らしい響きは、見る者全てを圧倒するかのようです。マティアス・ロイメルトはヨーロッパ有数のパーカッショニストの一人で、2015年のデンマーク音楽批評家賞を受賞した人です。


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