湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



TUDOR
(スイス)


レギュラー…1枚あたり(税抜)
ミッド… 1枚あたり(税抜)
バジェット… 1枚あたり(税抜)
SACD…1枚あたり(税抜)


※品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
TUD-701B
モーツァルト:フルート四重奏曲(全4曲) オーレル・ニコレ(Fl)、
ミュンヘン弦楽トリオ
TUD-704B
フィオリッロ:協奏交響曲ト長調、
カンビーニ:協奏交響曲第3番、
チマローザ:2つのフルートの為の協奏交響曲ト長調
アンネ・ウタガワ(Fl)、フンツィカー(Fl)、
ポール・クエンツCO、ポール・クエンツ(指)
TUD-705
プフィッツナー:6つの変奏曲Op.51、
5つの小品Op.47他
ギルベルト・シュヒター(P)
TUD-707B
D.スカルラッティ:「四季」
(4人のソロと合唱、オーケストラの為のセレナータ)
レーファス(S),ボーレン(Ms),マルハイネケ(S),
ホブファー(T)、H.L.ヒルシュ(指)ミュンヘンco,他
TUD-709B(2CD)
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ集(第1番〜第9番) C.スタック(vc)、I.アウルグリム(cemb)、
M.フレイ(vn・コンティヌーオ)
TUD-714M
10〜15世紀のグレゴリオ聖歌集
(ピエール・ケーリン監修)
フライブルク大聖堂聖歌隊、
クラウス・スロンゴ(org)、(ピエール・ケーリン監修)
TUD-721M
ヴェーバー:フルート・ソナタ変イ長調、
フランク:フルート・ソナタイ長調
オーレル・ニコレ(Fl)、ポリス・ベルマン(P)
TUD-722M
シュランメル音楽の楽しみ
ヨハン・シュランメル:ウィーンはいつもウィーン/
ウィーンなまりで/気まぐれに/ハンスリヒター行進曲/
ヘクトル行進曲/ステファニー万才/ウィーンの芸術家/
ウィーン情緒/ウィーン・ベルリン/バウリーネへの春の挨拶/
メラン行進曲、
J.シュトラウス:狩の冒険/ロイス・ベックビエスティングタラー、
ランナー:狩人ハンス・ポルカ、
ツィーラー:新しい世界の花輪舞曲、
作曲者不詳:古いウィーン舞曲
オリジナル・ウィーン・シュランメルQ
〔ロイス・ペック(1st.vn)、アントン・ペルクナー(2nd.vn)、シェーンホーファー(Cl)、エマーリヒ・フランツ(g)〕
TUD-725M
ブクステフーデ:前奏曲とフーガ嬰ヘ短調Bux.146
バッハ:バッサカリアとフーガハ短調BWV.582、
モーツァルト:幻想曲第1番/同第2番、
フランク
:コラール第3番イ短調、
ジョルジュ・アクナシアデ:オルガン組曲
ジョルジュ・アタナシアデ(org)、
※ホーヘン・パッサワ大聖堂のオルガン
TUD-727
プロコフィエフ:クラリネット・ソナタOp.94(E.ブルンナー編曲)
ヴァジリー・ロバノフ:クラリネット・ソナタOp.45、
フルート・ソナタOp.38、
ショスタコーヴィチ:フルート,クラリネット,ピアノの為の4つのワルツ(L.アトヴミャン編〜春の声/ワルツ・スケルツォ/ワルツ/ワルツ・シャルメーン)
アンドラーシュ・アドリヤーン(Fl)、
エドゥアルド・ブルンナー(Cl)、
ヴァジリー・ロバノウ(P)、
ロバート・レヴィン(P)
TUD-728
A.ジャンビエリ:ヴェニスの謝肉祭(クラリネットとオーケストラの為のカプリチオ・ヴァリアート変ロ長調)、
チマローザ:クラリネット協奏曲ハ短調、
ドニゼッティ:クラリネット協奏曲変ロ長調、
ロッシーニ:クラリネットと室内楽の為の変奏曲ハ長調、
メルカダンテ:クラリネット協奏曲変ロ長調
E.ブルンナー(Cl)、
シュタットルマイアー(指)ミュンヘンCO
TUD-729
ドヴィエンヌ:フルート協奏曲Vol.1
協奏曲第12番イ長調、協奏曲ト長調(遺作)、
協奏曲第9番ホ短調
アンドラーシュ・アドリアン(Fl)、
シュタットルマイアー(指)、ミュンヘンCO(録音:Feb.1991)
TUD-730
メルカダンテ:フルート四重奏曲集
イ短調、ハ長調、ホ短調、イ長調
A.アドリヤン(Fl)、A.チュマチェンコ(Vn)、
O.リジィ(va)、W.メールホルン(vc)
TUD-731B(4CD)
ドビュッシー:ピアノ曲集
映像(全2巻)、小さな黒ん坊、子供の領分、
ベルガマスク組曲、レントよおそく、前奏曲集(全2巻)、
ジプシーの踊り(ボヘミア風舞曲)、マズルカ、
スラヴ風バラード、ハイドン礼讃、版画、喜びの島、
夜想曲、仮面、ピアノのために、2つのアラベスク、
練習曲集(全2巻)、夢、ロマンティックなワルツ、
英雄的な子守歌、舞曲(スティリー風のタランテラ)、
スケッチ帳より
ジャン・ボーグェ(P)
TUD-735
カリッシミ、ヴィヴァルディ、マンチーニ、マルチェッロ:サルテリオ(プサルサリウム)四重奏曲集、
フラウト・ドルチェと通奏低音の為のソナタOp.2-12、
ソナタ第2番他
ハシモト・ヤスコ(S)、
カール・ハインツ・シックスハウス(サルテリオ)、
オーレンロート(fl、ドルチェ)他
TUD-737
L・モーツァルト:ディヴェルティメントヘ長調「音楽の橇の旅」、
カッサシオン ト長調「おもちゃの交響曲」、シンフォニアニ長調(アイゼンD..26)、シンフォニア・ダ・カッチャト長調「狩りのシンフォニー」
シュタットルマイアー(指)ミュンヘンCO
TUD-739
シュターミッツ:クラリネット協奏曲集1
第7番(ダルムシュタット協奏曲第1番)/第1番/
第11番/第8番(ダルムシュタット協奏曲第2番)(カデンツァ:R.レヴィン)
エドゥアルド・ブルンナー(Cl)、
ハンス・シュタットルマイアー(指)ミュンヘンCO、
TUD-740B(12CD)
シューベルト:ピアノ作品全集
ソナタ全19曲、幻想曲全2曲/即興曲全曲/
「樂興の時」全6曲/変奏曲全3曲/
感傷的なワルツ集/その他、ドイツ舞曲、
レントラー舞曲、エコセーズなど
ギルバート・シュヒター(P)
TUD-754
M.ハイドン:罪なきみどり児の祝日の為の聖レオポルド・ミサ
モーツァルト:罪なきみどり児の祝日の為の晩餐
ハイドン:アンダンテヘ長調k.616(チェロ編曲版)、
笛時計の為の作品Mob.XIXより5曲
R.ツェラ+A.シュラム(S)
O.メッセ(A)他
G.アンタナシアゲ(org)チューリッヒ少年cho、
カベラ・コンチェルタンテ
TUD-755
レーガー:セレナード第1番ニ長調Op.77a、
ロマンス.ト長調、
アレグレット・グラツィーオーソ.イ長調、
組曲イ短調Op.103a、
セレナード第2番ト長調Op.141a
アンドラーシュ・アドリアン(Fl)、
チュマチェンコ(Vn),オスカー・リジー(Va)、
アルフォンス・コンタルスキー(P)
TUD-756M
ハンガリー幻想曲
アンデルセン(1847-1909デンマーク):ハンガリー国民幻想曲Op.59-6ファルカス(1905-ハンガリー):組曲「15のハンガリー農民の歌」(パウル・アルマ編)ハンガリーの古い舞曲エルンスト・フォン・ドホナーニ:アリアOp.48-1ドップラー:ハンガリー田園幻想曲、コシャール:ハンガリーへ挨拶、テルシャク:ハンガリーの憂鬱、ポップハンガリーへ挨拶
アンドラーシュ・アドリアン(Fl)、
クリスティアン・イヴァルディ(P)
TUD-757
F.V.クロンマー:協奏交響曲ニ長調Op.80、
F.X.S.フォン・ヴァルテンジ:2つのクラリネットの為の協奏交響曲
P.L.グラーフ(Fl)、
H.R.シュタルダー、T.ヴィッキー(Vn)、
T.フリードリ(Cl)、
アンサンブル・カプリッチョ
TUD-760
ヤナーチェク:ピアノ作品集1
「霧の中で」
、ピアノ・ソナタ変ホ長調「1905年10月1日街頭にて」、
「草陰の小道を通って」(15曲)
ギリード・ミショリー(P)
TUD-761B(2CD)
ブラームス:「マゲローネのロマンス」
(語りつき〜ルートヴィヒ・ティークによる不思議な物語「美しいマゲローネとプロヴァンスのピェール伯とのラヴ・ストーリー」から15のロマンス)
ヴォルフガング・ホルツマイヤー(Br)、
ジェラルド・ウィズ(P)、クァトフリーク(語り)
TUD-762
シューベルト:「歌曲集」第1集
「野外で」Op.80-3(D.880)/「星」Op.96-1(D.939)/「夜と夢」Op.43-2(D.827)/(さすらい人の月に寄せる歌)Op.80-1(D.870)/「窓辺に」Op.105-3(D.878)/「あこがれ」Op.105-4(D.879)/「岩上の牧人」Op.129(D.965)/「ウルフルがつりをするように」Op.21-3(D.525)/「流れのほとりで」Op.8-4(D.539)/「夕べの星」(D.806)/「舟人」Op.21-2(D.536)/「漁夫の歌」Op.96-4(D.881)/「娘の恋のたち聞き」(D.698)/「若者と死」(D.545)/「白鳥の歌」 Op.23-3(D.744)/「春の小川のほとりで」Op.109-1(D.361)/「双子座に寄せる船乗りの歌」Op.65-1(D.360)/「至福の世界」Op.23-2(D.743)/「罪を清められたオレスト」(D.743)/「自ら沈みゆく」(D.700)/ヘリオポリス-2「累々たる岩」(D.754)
ヴォルフガング・ホルツマイヤー(Br)、
ジェラルド・ウィズ(P)
TUD-764
シューベルト:ヨハン・マイアホーファーの詩による歌曲集
夜の曲」D.672(Op.36-2)、「雷雨ののちに」D.561、
「ゴンドラの漕ぎ手」D.808、「エルラフ湖」D.586(Op.8-3)、
「帰り道」D.476、「ドナウ川の上で」D.553(Op.21-1)、
「星月夜」D.670(Op.165-2)、アルプスの狩人D.524b(Op.13-3)、「冥府への旅」D.526、
「アテュス」D.585、「ウラーニアの逃亡」D.554、
「フィロクテート」D.540、「怒れるディアナ」D.707b(Op.36-1)
ヴォルフガング・ホルツマイヤー(Br)、
ジェラール・ヴィース(P)(Rec.May1991)
TUD-765
ドヴィエンヌ:フルート協奏曲集Vol.2
協奏曲第4番ト長調/第5番ト長調/第6番ニ長調/第7番ホ短調
アンドラーシュ・アドリアン(Fl)、
シュタットルマイアー(指)ミュンヘンCO
TUD-766
ジョルジ・ブーランジェへのオマージュ
ブーランジェ:ワルツ,ポルカ,行進曲集
ミルトン・カチンスキー(指)
オリジナル・サロン・アンサンブル「プリマ・カレッツァ」
TUD-767
清しこの夜(ダルシマハによるクリスマス)
エーベルリン(1702-63/ドイツ):クリスマスの子守歌、
パストラール(「ドーチェ・ピエツァス・ア・プサルテリオ」より)、
ラトゲバー
(1682-1750):クリスマス時のパストラール、
コレルリ:クリスマス協奏曲〜パストラール、
ヴィヴァルディ:協奏曲RV.270〜「クリスマスの為の」/協奏曲Op.3-11RV.565〜ラルゴ
ノエリ(1727-89):パストラール・ソナタ
クリスマスの歌、
グルーバー:きよしこの夜
カール・ハインツ・シックスハウス(指)、
パンタレオン・アンサンブル[フィンケンツェラー(ダルシマー、hrp)、ローダー(ダルシマー)、ローデ(Vn)ミハエル・エバート(cemb)]
TUD-768M
バッハ:6つのシンフォニア
第1番変ホ長調、第2番ハ長調、第3番変ホ長調、
第4番変ロ長調、第5番ニ長調、第6番変ロ長調
スイス管弦Ens
[クルト・ウェーバー(Cl)、
カプリオーンネ(Cl),ラセリ(hrn)、
ドナート・アイマン(hrn)、
クリストフ・カール(fg)、インゴ・ベカー(fg)]
TUD-770M
チャイコフスキ−:弦楽四重奏曲第3番変ホ長調Op.30
弦楽四重奏曲変ロ長調(1楽章のみ)(1865習作)、
「中級程度の12の小品」Op.40(1876-78)より、
「葬送行進曲」、「悲しい歌」
カルミナSQ
[エンデルレ(Vn)、ヘーク(Vn)、
シャンプニー(va)、ゲーナー(vc)]
ヴァシリー・ロバノフ(P)

録音:1991年9月
TUDOR-771
ブラームス:ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40、
ケクラン
:4つの小品、
ドン・バンクス
(1923-):ホルン三重奏曲(1962)
バリー・タックウェル(Hrn)、
ブレントン・ラングバイン(Vn)、
モーリーン・ジョーンズ(P)

録音:1987年4月
再プレス盤。名ホルン奏者バリー・タックウェルの名盤が待望の再プレス。ホルン奏者にとって最も重要なレパートリーの一つブラームスのトリオに、フランス近代の佳品ケクランの小品集、今回演奏している3人のために作られたバンクスのトリオとバラエティにとんだ内容です。ちなみにバンクスと演奏している3人は全員オーストラリア出身です。
TUD-772
ヤナーチェク:カプリチョ(左手の為の)(1926)
コンチェルティーノ(1925)
インターメッツォ・エロティコ(消えた男の日記から)
3つのモラヴィア地方の戯曲
15のモラヴィア地方の民謡
ギレアド・ミショリー(P)、
バイエルン放送SOのソリスト達
TUD-774
フルート変奏曲集
ベートーヴェン:「オーストリアの歌」Op.105-3
「スコットランドの歌」Op.105-4
「ティロルの歌」Op.107-5
シューベルト:序奏と「しぼめる花」による変奏曲D.802
ジルヒャー:パイジェルロの「ネル・コル・ピウ」による変奏曲
ショパン:ロッシーニの「シンデレラ」の主題による変奏曲(遺作)
ワルター・ギーゼキング:グリークの主題による変奏曲「アリエッタOp.12-1」
アンドラーシュ・アドリアン(Fl)、
アルフォンス・コンタルスキー(P)
TUD-775
C.シュターミッツ:クラリネット協奏曲集2
第2番変ロ短調/第3番変ロ長調/
第4番変ロ長調/第5番変ホ長調
エドゥアルト・ブルンナー(Cl)、
シュタットルマイアー(指)ミュンヘンCO
TUD-776M
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
フルート四重奏曲集第1番、
2つのヴァイオリンの為のコンチェルトーネ.ハ長調k.190
トーマスフューリ(指)カメラータ・ベルン、
オーレル・ニコレ(Fl)、ミュンヘン弦楽三重奏団
録音:1983年3月、1978年5月

TUD-777M
ラヴェル:クープランの墓、前奏曲
ハイドンの名によるメヌエット、
グロテスクなセレナード、ソナチネ、
高雅で感傷的なワルツ、
亡き王女の為のパヴァーヌ
ホメロ・フランセシュ(P)
フランセシュは、デビュー当時にはバーンスタインにも可愛がられて脚光浴びていましたが、その後は、北欧レーベル(Kontrapunkt)へのモーツァルトの録音など、地味ながら自身の音楽性としっかり向き合った、堅実な活動を続けてきました。そのモーツァルトも素晴らしいものでしたが、このラヴェルは、彼の芸術性の全てを凝縮したものとして、まず最初にお聴きいただきたい一枚です。まず、センス満点のアゴーギクをふんだんに盛り込みながら、じっくり、しっとりと語りかける「クープランの墓」が極美!“フォルラーヌ”や“メヌエット”では、全ての音を丹念に吟味し、自ら発した音を体内に浸透させてから聴き手の耳に届けるようなゆとりから生まれる余情が感動を誘い、“トッカータ”では眩しいほどの色彩を放ちながら、押し付けがましくならず、ふわっとした呼吸で聴き手を自然と引き付けます。「ソナチネ」第1楽章の、速いパッセージでの輝きと、ゆったりしたテンポから香るエレガンスの対比も絶妙。「高雅で感傷的なワルツ」は、まず1曲目のしっかり地に足をつけたリズムとテンポの安定感が魅力で、以下の曲はどれも優しい語り口と瑞々しい音色美が堪能できますが、第5曲の沈静の中でのニュアンスの息遣せか方などは、美しすぎて言葉が出ません!録音も極上で、ホール・トーンをうまく生かしています。【湧々堂・殿堂入り】
TUD-778M
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調「ます」、
歌曲集「鱒」Op.32、しおれた花、
「美しき水車屋の娘」より、
序奏と(しおれた花)による変奏曲ホ短調Op.160/D.802
(1) エンゲル(P)、フューリ(Vn)、シラー(Vc)、
デメンガ(Vc)、フンベルト(cb)、
(2)ホルツマイアー(Br),ジェラード・ヴィス(P)、
(3)アドリアン(Fl)、A.コンタルスキー(P)
TUD-779M
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」ハルモニームジーク(トリーベシー編)、
サリエリ:夜の教会の為のハーモニー
ラ・グラン・パルティータ(チューリッヒ管楽八重奏団)
TUD-781M
ラヴェル:夜のガスパール、水の戯れ、
古風なメヌエット、鏡、ポロディン風に、シャブリエ風に
ホメロ・フランセシュ(P)
TUD-782
クロンマー:クラリネット協奏曲変ホ長調Op.36
フンメル:序奏と主題と変奏曲Op.102
アイブラー(1765-1845):クラリネット協奏曲変ロ長調
エドゥアルト・ブルンナー(Cl)、
シュタットルマイアー(指)ハンベルクSO
録音:1992年4月
TUD-783M
チャイコフスキー:ロマンス.ヘ短調Op.5
2つの小品Op.10、
同一主題による6つの小品Op.21、6つの小品Op.19
ヴァシリー・ロバノフ(P)
録音:1991年9月
TUD-784M
ラフ:交響曲第8番イ長調「春」Op.205、
春への頌歌Op.76(ピアノと管弦楽の為の)
バーゼルRSO、(1)レヘル(指)、
(2)ヨスト・マイアー(指)、
(2)ベーテル・アロンスキー(P)
TUD-785M
ラフ:交響曲第9番ホ短調「夏」Op.208、
ピアノ協奏曲ハ短調Op.185
オーベルソン(指)、パーメルト(指)、
バーゼルRSO、
ペーター・アロンスキー(P)
TUD-786M
ラフ:交響曲第10番ヘ短調「秋」Op.213、
「祭りの城は我が神」Op.127(30年戦争のドラマへの序曲)
(1)フランシス・トラヴィス(指)、
(2)ピンカス・スタインバーグ(指)、バーゼルRSO
録音:1975年5月/1979年12月)
TUD-787M
ラフ:交響曲第11番イ短調「冬」Op.214、
シンフォニエッタヘ長調Op.188
(1)マリオ・ヴェンツァゴ(指)、
(2)アンドレス・ヨーホ(指)、バーゼルRSO
録音:1985年6月/1981年12月
TUD-788
クララ・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.7
ピアノ三重奏曲ト短調Op.17、
ヴァイオリンとピアノの為のロマンスOp.22
ヴェロニカ・ヨッフム(P)、ハンベルクSO、
J.シルヴァースタイン(指/vn)、
コリン・カール(vc)
録音:1988年1月
TUD-790M
ブラームス:オルガン作品集
11のコラール前奏曲Op.122、
前奏曲とフーガイ短調、前奏曲とフーガト短調、
コラール前奏曲とフーガ「おお悲しみよ、心の苦しみよ」
ゲオルゲス・アタナシアデス(org)
※ヴァルトザッセン参次会バシリカのオルガン
TUD-791
シューベルト:ゲーテ歌曲集
魔王D.328/悲しみの喜びD.260
月に寄すD.259/ひめごとD.715/希望D.295
さすらい人の夜の歌「山々に憩いあり」」D.768
休みなき愛D.138/狩人の夕べの歌D.368
朝の歌D.266/ミニョンにD.161
さすらい人の夜の歌D.224/ガニュメートD.544
トューレの王D.367/流れのほとりにD.766
御者クロノスにD.369/誘惑者D.255
海の静けさD.216/羊飼いの嘆きの歌D.121
愛の挨拶D.142/野ばらD.257
はるかなる恋人にD.765/ミューズの息子D.764
ヴォルフガング・ホルツマイヤー(Br)、
ゲラルト・ヴィス(P)
TUD-792
ライネッケ:フルート・ソナタホ短調Op.167
組曲「揺り篭から墓場迄」Op.202(ケーラー編曲)、
バラード(フルートとオーケストラの為の)Op.288、
3つのソナティネOp.108
アンドラーシュ・アドリアン(Fl)、
クリスティアン・イヴァルディ(P)
TUD-793M
スクリャービン:24の前奏曲Op.11
ピアノ・ソナタ第2番嬰ニ短調「幻想」Op.19、
ピアノ・ソナタ第3番変ニ短調Op.23
エヴァリーンネ・デュプール(P)
録音:1972/1971年
TUD-794
ドヴィエンヌ:フルート協奏曲集3
フルート協奏曲第1番/第2番/第8番/第11番
アンドラーシュ・アドリアン(Fl)
シュタットルマイアー(指)ミュンヘンCO
TUD-795
碧空/エクスタシー
G.プーランジュ:「タンゴ・トレロ」/「子供の行列」/「マックスとモリッツ」/「トカイ」/「ラジオ・マーチ」/「ラ・トリオレッタ」/「ピッチカート・ワルツ」/「ご夫人の愛」/「アメリカの幻想」、
P.マルキーナ:「スパニッシュ・ジプシー・ダンス」、
フチーク:「フローレンス行進曲」、
リクスナー:「碧空」、
グローテ:「イリュージョン」、
ガンヌ:「エクスタシー」
リッター:「赤いばら」、
タイケ:「旧友」、
シュレンブルク:「マヤルスカ」、
ヴィンクラー:「ナポリのセレナード」
プリマ・カレッツァ(オリジナル・サロンEns)
[ミルトン/J.カジンチー(Vn)、グロゴヴィロディ(Vn)、ツァレボルスキ(vc)、エシ(cb、tub)、コルネスク(P)、ビプツィンスキ(アコーディオン)、ボドチー(Cl)]
TUD-796B
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番(1889年改訂版)、第2番 トリオ・ノヴァンタ
[カール・アンドレアス・コリー(P)、アンドレアス・フリートリヒ(vn)、ダヴィッド・イリニカー(vc)]
TUD-797B
ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番、第1番(第1版) トリオ・ノヴァンタ
[カール・アンドレアス・コリー(P)、アンドレアス・フリートリヒ(vn)、ダヴィッド・イリニカー(vc)]
TUD-798
モーツァルト:ピアノ三重奏曲変ホ長調「ケーゲルシュタット・トリオ」K.498、
ライネッケ:ピアノ三重奏曲イ長調Op.264、
フルート・ソナタ.ホ短調(ウンディーネ)Op.167
(1)(2)カール・ライスター(Cl)、クリストフ・シラー(Va)、ホメロ・フランチェス(P)、(3)A.アドリアン(Fl)、イヴァルディ(P)
TUD-799
ダンツィ:ポプーリ(メドレー)第1番ホ長調Op.45、
ポプーリ第2番〜モーツァルトの(ドン・ジョヴァンニ)の主題による変奏曲、
ポプーリ第3番変ロ長調、(4)協奏曲変ロ長調Op.47(cl.fgの為の)、
小協奏曲変ロ長調Op.41(fl.clの為の)
オーレル・ニコレ(Fl)、
エドゥアルド・ブルンナー(Cl)、
クラウス・トゥーネマン(fg)、
(1)〜(4)シュタットルマイアー(指)ミュンヘンCO、
(5)フェルバー(指)ヴュルテンベルクCO
TUD-810
チューリヒ少年合唱団のクリスマス・コンサート アルフォンス・フォン・アールブルク(指)
チューリッヒ少年cho、
ジーバー(Org、P)、リュチヒ(Vn)
TUDOR-1600(9CD)
ヨアヒム・ラフ:交響曲全集+管弦楽曲集
交響曲第1番《祖国に寄せて》
交響曲第2番、組曲《チューリンゲンにて》
交響曲第3番《森のなかで》、イタリア組曲
交響曲第4番、序曲《ベネデット・マルチェッロ》、
序曲《ダーメ・コボルト》、序曲《言葉》、
演奏会用序曲、交響曲第5番《レノーレ》、
組曲第1番、交響曲第6番、
組曲第2番《ハンガリーにて》
交響曲第7番《アルプスにて》、
管弦楽の為の《シャコンヌ》〜バッハのシャコンヌの管弦楽編曲、
夕べの狂詩曲、交響曲第8番《春の響き》、
交響曲第10番《秋に》、交響曲第9番《夏に》、
交響曲第11番《冬》
ハンス・シュタードルマイアー(指)
バンベルクSO

録音:1999年〜2002年,ヨゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク
これまでシュタードルマイアーがTUDORに録音したヨーゼフ・ヨアヒム・ラフの交響曲全集を一挙まとめてBOX化。ラフは一部で熱心なファンがおり、交響曲の録音も他に複数あるが、バンベルク交響楽団ほどの名門オーケストラによるそれは、その決定盤といえましょう。ラフはリストの助手としてキャリアを始め、19世紀前半から後半にかけて絵画的でロマンティックな管弦楽作品を多数発表、後のR.シュトラウスにも大きな影響を与えました。その作風はベートーヴェンの骨太な構成とリストの劇的な展開、そして何よりもシューマン、メンデルスゾーンのみずみずしい歌謡性を加えた大変雄大で抒情的です。《春の響き》《夏に》《秋に》《冬》《森のなかで》のタイトルにも表されているように大自然の神秘を悠々と歌い上げます。
TUDOR-1610
(4SACD+2CD)
シューベルト:交響曲全集+エピローグ&ディアローグ
■ディスク1
交響曲第1番、第3番、第8番「未完成」(第3楽章冒頭断片も収録)
■ディスク2
交響曲第2番、第4番「悲劇的」
■ディスク3
交響曲第5番、第6番
■ディスク4
交響曲第9番「グレイト」

■ディスク5「シューベルト・エピローグ」
(1)ベリオ:レンダリング〈翻訳〉(1990)
(2)ライマン:シューベルトのメヌエットによるメタモルフォーゼン
(3)ヘンツェ:「大気の息子」より管弦楽のための幻想曲「魔王」
(4)ツェンダー:シューベルトの合唱曲1〜4(挽歌D.836、詩篇23番D.706〜神は私の牧者である、ゴンドラの舟人D.809、晴れた夜D.892)
(5)シュヴェルツィク:ロザムンデへのエピローグ
■ディスク6「シューベルト・ディアローグ」
(1)イェルク・ヴィトマン(1973〜):管弦楽のための歌(2003)
(2)W.リーム:「現象」〜シューベルトについてのスケッチ、9つの弦楽器とピアノのための(1978)
(3)ブルーノ・マントヴァーニ(1974〜):「表情豊かに」〜クラリネットと管弦楽のため(2003)
(4)D.シュネーベル(1930〜):シューベルト・ファンタジア(1978/1989)
ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO

録音:2002〜06年
※交響曲を収めた4枚分はSACDハイブリッド盤
※縦152×横300×厚26の豪華特殊BOX仕様
ジョナサン・ノット&バンベルク交響楽団のCD第1弾だったシューベルト:未完成を初めとする、交響曲全集とシューベルトにからむ現代音楽の録音。彼らの実力を世界に知らしめた出世作シリーズが待望のBOXセット化!
TUD-1620(4CD)
ドヴィエンヌ:フルート協奏曲全集
フルート協奏曲(第1 番 ニ長調
第2 番 ニ長調/第3 番 ト長調
第4 番 ト長調/ 第5 番 ト長調
第6 番 ニ長調/第7 番 ホ短調
第8 番 ト長調/第9 番 ホ短調
第10 番 ニ長調/第11 番 ホ短調
第12 番 イ長調)
フルート協奏曲 ト長調
フルート協奏曲 ニ長調
協奏交響曲 Op.76 ト長調 *
アンドラーシュ・アドリアン(Fl)、
ハンス・シュタードルマイアー(指)
ミュンヘン室内O
マリアンネ・ヘンケル(Fl)*

録音:1991 年〜1995 年ミュンヘン
※旧TUDOR 729、TUDOR 765、TUDOR794、TUDOR 7010、のセット化。分売は廃盤です。
名フルート奏者、アンドラーシュ・アドリアンが TUDOR に録音した4 枚のドヴィエンヌのフルート協奏曲をまとめたもの。12の番号付き協奏曲、2 曲の遺作、そして協奏交響曲が収録されています。フランソワ・ドヴィエンヌ(1759−1803)は、モーツァルトと同世代のパリのフルート奏者、作曲家で、革命期のパリで大人気を博した。フルート協奏曲はいかにもこの時代のパリを感じさせる華やかなもの。アンドラーシュ・アドリアン(ハンガリー風の読みだとアドリャーン)は、ハンガリーのブタペスト生まれ、1974 年以来ミュンヘンを拠点に活躍しています。様々なオーケストラの首席フルート奏者を務め、また1996 年から2013 年までミュンヘン音楽演劇大学の教授を務めました。ハンス・シュタットルマイヤーは 1929 年生まれのオーストリアの指揮者。1950年から1995 年までの長きにわたってミュンヘン室内管弦楽団の首席指揮者を務めました。
TUDOR-1630(3CD)
カール・シュターミッツ:クラリネット協奏曲全集
クラリネット協奏曲第7番(ダルムシュタット協奏曲第1番)変ホ長調
クラリネット協奏曲第1番へ長調
クラリネット協奏曲第8番(ダルムシュタット協奏曲第2番)変ロ長調
クラリネット協奏曲第11番変ホ長調
クラリネット協奏曲第3番変ロ長調
クラリネット協奏曲第5番変ホ長調
クラリネット協奏曲第2番変ロ長調
クラリネット協奏曲第4番変ロ長調
ヴァイオリンとクラリネットのための協奏曲変ロ長調*
クラリネット協奏曲第10番変ロ長調
クラリネット協奏曲第6番変ロ長調
クラリネットとファゴットのための協奏曲変ロ長調#
エドゥアルド・ブルンナー(Cl)、
ハンス・シュタードルマイアー(指)
ミュンヘンCO
アナ・チュマチェンコ(Vn)*
クラウス・トゥーネマン(Fg)#
録音:1986-1992年ミュンヘン

(旧TUDOR-739、TUDOR-775、TUDOR-7004 のセット化、分売は廃盤)
TUDOR が名クラリネット奏者エドゥアルド・ブルンナーをソリストに行った偉業、シュターミッツ:クラリネット協奏曲全集が待望のセット化。シュターミッツの11 曲あるクラリネット協奏曲の中から紛失してしまった第9番以外の現存する10 曲とヴァイオリン、ファゴットを含めたクラリネットとの二重協奏曲が収録されている。シュターミッツの協奏曲をまずどれから聴いてよいかわからないブルンナー・ファン、クラリネット学習者は必携。

TUD-1640(12CD)
シューベルト:ピアノ作品全集
ピアノ・ソナタ第3番ホ長調.D459+459A
フッテンブレナー変奏曲.D576
グラーツ幻想曲.D605A
ハンガリーの旋律.D817
12の優雅なワルツop.77.D969
アダージョ.D178
ピアノ・ソナタ第16番イ短調op.42.D845
ピアノ・ソナタ第11番へ短調.D625
10のレントラー(op.18、.D145より)
メヌエット.D600
ソナタ断章.D571+スケルツォ.D570
16のドイツ舞曲op.33より.D783
ピアノ・ソナタ第15番《レリーク》.D840
《楽興の時》op.94.D780
9つのエコセーズ(op.18、.D145より)
アルバムブラット.D844
ピアノ小品.D604
4つの即興曲op.post.142.D935
ドイツ舞曲.D643より嬰ハ短調
ピアノ・ソナタ第13番イ長調op.post.120.D664
2つのドイツ舞曲.D974
11のエコセーズより.D781
アレグレットハ短調.D915
ピアノ・ソナタ変ニ長調op.post.122.D567
ピアノ・ソナタ第4番イ短調op.post.164.D537
スケルツォ変ニ長調.D593Nr.2
ピアノ・ソナタ第2番ハ長調.D279
ディアベリ変奏曲ハ短調.D718
幻想曲ハ短調.D2E(以前の.D993)
ピアノ・ソナタ第9番ロ長調op.post.147.D575
行進曲ホ長調.D606
6つの感傷的なワルツop.50より.D779
4つの即興曲op.90.D899
10の変奏曲へ長調.D156
ピアノ・ソナタ第1番ホ長調.D157
2つのエコセーズ(op.33、.D783より)+ドイツ舞曲.D722
3つのピアノ小品.D946
幻想曲(断片).D605+アンダンテ.D29
ピアノ・ソナタ第14番イ短調op.post.143.D784
アダージョ.D612
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調.D958
幻想曲ハ長調《さすらい人》op.15.D760
ピアノ・ソナタ第20番イ長調.D959
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調《ガスタイン・ソナタ》op.53.D850
最初のワルツop.9.D365/I
コティヨン.D976
ピアノ・ソナタ第5番変イ長調.D557
スケルツォ.D593Nr.1
メヌエットop.post.122.D568
アレグレット.D900
ピアノ・ソナタ第6番ホ短調.D566
スケルツォ.D506つき
ピアノ・ソナタ第18番ト長調《幻想》op.78.D894
ギャロップと8つのエコセーズop.49.D735
最初のワルツop.9.D365/II
12のドイツ舞曲op.post.171.D790
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調.D960
ギルベルト・シュヒター(P)
※ベーゼンドルファー・インペリアル使用

録音:1968-1969年スタジオ・カジノ・バウムガルテン(ウィーン)
TU.DORレーベルが1989年にリリースしたギルベルト・シュヒターのシューベルト・ピアノ作品全集BOXが装いも新たに再発売です(旧品番:TUDOR740)。シュヒターは1919年生まれ。9才で初コンサートを開き、その後ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でピアノをフランツ・レヴィンカに、指揮法をヴィンフリート・パウムガルトナーに学びました。そして1945年の8月、戦後初のザルツブルク音楽祭でオイゲン・ヨッフムとの共演が絶賛を博し評価を不動のものにしました。その後はベーム、カラヤン、ミンシュ、ヴァント、サヴァリッシュらとも共演を重ね、ドイツ、オーストリア系の作曲家の作品を得意としてヨーロッパのみならず世界中に多くのファンを作りました。TUDORレーベルには多数の録音を残し、モーツァルト:ピアノ作品全集、プフィッツナー:ピアノ作品全集はいまだに評価が高く、ものによってはネット市場で高値がついているものもあるようです。さて、そんなシュヒターは特にシューベルトに思い入れが深かったようで、この録音ではベーゼンドルファー・インペリアルをじっくりと弾き込みメロディをたっぷりと歌わせています。シュヒターの暖かい人柄を思わせる、実に滋味深い演奏です。
TUD-1660(4SACD)
シューベルト:交響曲全集
交響曲第1 番 ニ長調D.82
交響曲第2 番 変ロ長調D.125
交響曲第3 番 ニ長調D.200
交響曲第4 番 ハ短調「悲劇的」D.417
交響曲第5 番 変ロ長調D.485
交響曲第6 番 ハ長調D.589
交響曲第7 番 ロ短調「未完成」D.759(第3 楽章冒頭の断片も収録)
交響曲第8 番「グレート」D.944
ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO

録音:2003 年3 月〜12月、2006年9月 ヨーゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク
現在、東京SOの音楽監督を勤め、日本でもお馴染の指揮者となったジョナサン・ノット。2000 年から率いるもう一つの手兵バンベルクSOとの CD デビュー作だった「シューベルト:未完成」を初めとする交響曲全集です。彼らの実力を世界に知らしめた出世作シリーズがコンパクトなBOX セット化!SACD ハイブリッドによる高音質も特筆ものです。

TUD-1670(12SACD)
マーラー:交響曲全集
第1番「巨人」/第2番「復活」
第3番/第4番
第5番/第6番「悲劇的」
第7番「夜の歌」
第8番/第9 番
ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO
第2番…アンネ・シュヴァネヴィルムス(S)
リオバ・ブラウン(A)、
バンベルク響Cho
第3番…藤村実穂子(A)、
バンベルク大聖堂少年Cho、
バンベルク交響楽団Cho女声団員
第6番…ヤニナ・ベヒレ(S)、リオバ・ブラウン(A)、ミハエラ・カウネ(S)、 マリソル・モンタルヴォ(S)、マヌエラ・ウール(S)、アルベルト・ドーメン(Bs-Br)、 ミハエル・ナジ(Br)、シュテファン・フィンケ(T) バンベルク響Cho、チェコ・フィルCho、ヴィンツバッハ少年Cho

録音:2003 年〜11 年ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク
(SACD ステレオ、SACD5.1 チャンネル、通常ステレオCD のハイブリッド盤)
2003 年に第5 交響曲で始まったノットのマーラー交響曲全集録音チクルス。全集完結までに9 年の歳月をかけているところは何事も拙速に成果が求められる昨今の一般世情を考えると極めて慎重、かつ万全の準備と綿密な計画のもと一連の録音が行われたことがわかります。好評をもって迎えられていたこのシリーズ、分売でもベスト・セラーを続けていましたが、待望のセット化でお求めやすくなりました。
TUD-1690(3CD)
「ピアノの喜び」
CD1)
シューマン:子供の情景
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 D664
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 K.545
CD2)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 「月光」
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960
ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49、
 子守歌 変ニ長調 Op.57
CD3)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
ショパン:ワルツ集
ワルツ 変ホ長調 Op.18 「華麗なる大円舞曲」/ワルツ 変イ長調 Op.34-1 「華麗なる円舞曲」/ワルツ イ短調 Op.34-2 「華麗なる円舞曲」/ワルツ ヘ長調 Op.34-3 「華麗なる円舞曲」/ワルツ 変イ長調 Op.42 「大円舞曲」/ワルツ 変ニ長調 Op.64-1 「小犬のワルツ」/ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/ワルツ 変イ長調 Op.64-3/
ワルツ 変イ長調 Op.69-1 「別れ」/ワルツ ロ短調 Op.69-2/ワルツ 変ト長調 Op.70-1/ワルツ ヘ短調 Op.70-2/ワルツ 変ニ長調 Op.70-3/ワルツ ハ短調
ペーター・アロンスキー(P)

録音:CD1:2016年2月4−6日、
CD2:2016年9月26-28日、
CD3)2017年1月30日-2月1日 エンメリヒ=スモラ=スタジオ,カイザースラウテルン(SWR共同制作)
スイスの名ピアニスト、ペーター・アロンスキーによるモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、シューマンの 作品が3CD セットで登場。ペーター・アロンスキーはチューリヒの生まれ。半世紀以上欧米で活躍しているが、録音はあまり 残されていなかった。これら3 枚はペーター・アロンスキーの実力の高さを存分に伝えてくれるものばかりである。

TUD-1744 (2CD)
ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 *
ヤクブ・フルシャ(指)
バンベルクSO

録音:2017 年5 月3-5 日、2017 年10 月28-30 日* バンベルク
ドイツの名門オーケストラ、バンベルクSOの首席指揮者を2016 年9 月から 務めるヤクブ・フルシャの新シリーズ、「ブラームス:交響曲全集+ドヴォルザーク:交 響曲集」がスタート!。第1弾は二人の作曲家の最後の交響曲のカップリングです。 バンベルク響はドイツ伝統のサウンドを受け継ぎつつ、前首席のジョナサン・ノットの 薫陶をうけ現代的な機能性も手に入れ、近年の充実ぶりは目を見はるものがありま す。このアルバムはフルシャの母国チェコ出身の大作曲家ドヴォルザークとドヴォル ザークに大きな影響を与えたドイツ本流の作曲家ブラームスの交響曲を組み合わ せで、さらにバンベルク響はプラハのドイツ人オーケストラが前身ということで、この 組み合わせの再現に最も適しているといえましょう。

TUD-3339
(DVD-PAL)
メニューイン未発表ライヴ映像
(1)バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004 ニ短調
(2)ヴィヴァルディ:3つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 RV551
(3)ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ短調 RV510
(4)バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV1041
(5)バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
ユーディ・メニューイン(Vn)

(2)ロバート・マスターズ(Vn)
(2)(3)アルベルト・リシ(Vn)
(3)ヴォルフガング・メールホルン(Vc)
(2)-(4)カメラータ・リシ

録音:1976年8月7−14日、スイス、ザーネン=グシュタード
PAL /86 分/4:3 /STEREO
字幕:独仏伊
20 世紀を代表する名ヴァイオリニストの一人、ユーディ・メニューイン(1916-1999)が、1976 年 8月にザーネン=グシュタードのマウリティウス教会で行った演奏会の未発表映像が DVD 化された。メニューインの愛弟子のアルゼンチン出身のヴァイオリニスト、アルベルト・リシ(1935-2009)が中心となって、スイスのグシュタードでメニューインが若い音楽家を教育する夏のセミナーを催し、その一環の演奏会だったようだ。メニューインの盟友である英国のヴァイオリニスト、ロバート・マスターズ(1917―2014)も参加している。会場は小さな教会の中。協奏曲は全体に和やかな雰囲気に包まれている。一方無伴奏曲では、メニューインの集中した演奏にひきつけられる。カラー映像は当時としては標準的な水準。曲と曲の間にメニューインのインタビューも収録されている。

TUD-7001
クロンマー:パルティータ集第1集
変ホ長調Op.79/変ホ長調Op.69/
ヘ長調Op.57/変ロ長調Op.67
ラ・グラン・パルティータ(チューリッヒ木管八重奏団)
TUD-7004
シュターミッツ:クラリネット協奏曲第3集
協奏曲変ロ長調(vnとfgの為の)、
協奏曲第10番変ロ長調、
協奏曲第6番変ロ長調、
協奏曲変ロ長調(vnとfgの為の)
エドゥアルド・ブルンナー(Cl)、
アナ・チュマチェンコ(Vn)、クラウス・トゥーネマン(fg)
シュタットルマイアー(指)ミュンヘンCO
録音:1986、90、92
TUD-7006
クロンマー:協奏交響曲変ホ長調Op.70(フルート、クラリネット、ヴァイオリンとオーケストラの為の)、
小協奏曲ト長調Op.39(フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスと2つのホルンの為の)
ヴィッキー=ボルナー(指、Vn)
ウィーン・コンソルティウム、ヴァルター・ショーバー(Fl)、
ハンス・ルドルフ・シュタルダー(Cl)、
クルト・マイヤー(ob)
TUD-7007
クララ・シューマン:ロマンティックなワルツOp.4、音楽の夜会(ソアレ・ミュージカル)Op.6
即興曲(ウィーンの思い出)Op.9、
スケルツォ第1番Op.10/第2番Op.14
ロマンスOp.3、即興曲、
ロベルト・シューマンの主題による変奏曲Op.20
ヴェロニカ・ヨアヒム(P)
TUD-7008
ホフマイスター:クラリネット協奏曲第2番
シュターミッツ:クラリネット協奏曲変ロ長調、
ボコルニ(1729-94):クラリネット協奏曲第1番変/第2番
エドゥアルト・ブルナー(Cl)、
ハンス・シュタットルマイヤー(指)ミュンヘンCO
TUD-7009
シュボア:クラリネット協奏曲第1番&第2番
アルルーチの主題によるクラリネット変奏曲Wo0..15
エドゥアルト・ブルンナー(Cl)、
シュタットルマイアー(指)ハンベルクSO
TUD-7010
ドゥヴィエンヌ:フルート協奏曲第3番
第10番、協奏曲ニ長調、協奏交響曲
アンドラーシュ・アドリアン(Fl)
シュタットルマイアー(指)ミュンヘンCO
TUD-7021
ヴィオッティ:フルート四重奏曲集Op.22
(第1番変ロ長調/第2番ハ短調/第3番変ホ長調)
ジャン=ルカ・ベトゥルッチ(Fl)、
コダーイSQのメンバー
TUD-7022
クロンマー:オーボエ四重奏曲第1番ハ長調/第2番ヘ長調、
J.フィアラ(1748-1816):オーボエ四重奏曲第1番、第2番
シモン・ワックス(ob)、
ノヴシャーク三重奏団[プリモス・ノヴシャーク(Vn)ミシェル・ルイユ(va)、ズサンネ・パシュラー(vc)]
TUD-7023
プリマ・カレッツァ第3集
レハール:モレスカ((ジプシーの恋)より(ツィンバロンの響きを聞けば))
ジョルジュ・ブーランジェ:(今日はブダベスト!)、タンゴ・ノラ、ハイムヴェー(家族の悩み)/他
ワルトトイフェル:スペイン、
J.バディッラ:エル・レリカリオ、
ディニク(ハイフェッツ編):ホラ・スタッカート、
フチーク:「剣士の入場」、
マルケッティ:魅惑のワルツ、
クライスラー:小さなウィーン・マーチ、
バッジーニ:夢、
バガニーニ:奇想曲(悪魔の笑い)op1-13、
ドルトラ:思い出、他全19曲
オリジナル・サロン・アンサンブル(プリマ・カレッツア)
TUD-7024M
リスト:オルガン作品集
「BACH」の名による前奏曲とフーガS.260、
前奏曲「泣き、笑い、悲しみ、おののき」S.673(J.S.バッハ)、
システィーナ礼拝堂への祈り(アレグリ、モーツァルト)、
「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガS.259
ジョルジュ・アタナシアデ(org)
※ヴァレ=スイス.聖モーリス大聖堂のオルガン
TUD-7025M
スクリャービン:ピアノ協奏曲
交響曲第5番「プロメテウス」
エヴリン・デュブール(P)
ニコラス・ウリャノフ(指)ソフィアPO、
スロヴァキアRSO、ブラティスラヴァ市cho
TUD-7026M
C.P.E.バッハ:フルート協奏曲集
イ短調wq.168/変ロ長調wq.167/ト長調wq.189
アンドラーシュ・アドリアン(Fl)、
アレクサンダー・ルーディン(指)モスクワCO
TUD-7027
クロンマー:木管八重奏の為のバルティータ集
変ホ長調Op.71/ヘ長調Op.73/ヘ長調Op.77/変ロ長調Op.78)
ラ・グラン・パルティータ(チューリッヒ管楽八重奏団)
TUD-7028M
クララ・シューマン:ロマンスOp.3、
ロベルト・シューマンの主題による変奏曲、
シューマン:クララ=ヴィークの主題による即興曲Op.5/(雑記帳)、
ブラームス:シューマンの主題による変奏曲
ヴェロニカ・ヨッフム(P)
TUD-7029M
アヴェ・マリア/チューリッヒ少年合唱団
アヴェ・マリア集(バッハ/グノー、フランク、アルカデルト、トスティ、サン=サーンス、シューベルト、ブルックナー)、
レーガー:マリアの子守唄、
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス、
ヴェルディ:聖母マリアの賛歌、
フランク:天使のパン、
シュッツ:「わが魂よ、主を讃よ」(ダヴィチの詩篇歌集)より、
ブルックナー:エサイの枝は芽を出し、
バッハ:主よ人の望みの喜びよ
アルフォンス・フォン・アールブルク(指)
チューリッヒ少年cho、
フリーダー・ラング(T)、アラン・クレマン(Bs)、
リュツィヒ(vc)、シュプバッハ(vc)、
リューティ(hrp)、ヴィニガー(org)
TUD-7030B(2CD)
バッハ:フーガの技法BWV.1080 イゾルデ・アールグリム(ペダル・cemb)、
フリーデリケ・レーゼレ(第2cemb)(録音:1967年5月)
TUD-7032B(2CD)
フランク:協奏的ピアノ三重奏曲第1-4番
前奏曲,コラールとフーガ
トリオ・ノヴァンタ[カール・アンドレアス・コリー(P)、
アンドレアス・フリートリヒ(vn)、ダヴィッド・イリニカー(vc)]
TUD-7035M
ラフ:ピアノと管弦楽の為の「春への頌歌」
ピアノと管弦楽の為のコンツェルトシュトゥック
ピアノ協奏曲
ペーター・アロノスキー(P)、
ジョス・メイアー,バーメルト(指)バーゼルRSO
TUD-7036M
ロルフ・ウルス・リンガー(1935-/スイス):「喜び」(1984)
「オデレッチ」(1987/1989)
「日の出の一瞬」(1991)
「オディオ!」(1992)
「クアンド・エル・フエゴ・セ・エタ・アバカンド・・・」(1939)/他
ジョエル・マシアス・ジェニー(指)ECO、
タリス室内cho、プロスニツ(P)
TUD-7037
ブラームス:ハンガリー舞曲集(全21曲) ミケラ・パエチュ・ネフテル(Vn)、
リーゼ・クラーン(P)
TUD-7039M
C.P.E.バッハ:フルート協奏曲集
ニ短調wq.22/変ロ長調wq.164/
イ長調wq.438/変ニ長調wq.165
アンドラーシュ・アドリヤン(Fl)、
アレクサンダー・ルディン(指)ムジカ・ヴィヴァCO
TUD-7043
シュポア:クラリネット協奏曲第3番/第4番
ペーター・フォン・ヴィンターの2つの主題によるクラリネットとオーケストラの為のポプリ
エドゥアルト・ブルンナー(Cl)、
シュタットルマイアー(指)バンベルクSO
TUD-7044M
ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲、
シューベルト:10の変奏曲D.156、
13の変奏曲D.576、グラーツの幻想曲D.605a
エヴリン・デュボルク(P)
TUD-7046
ハイドン:聖ゴッタルディを讃えるミサ クリストフ・ポッペン(指)ミュンヘンCO、
チューリッヒ児童cho
TUD-7047
クラリネットのための作品集
デイヴ・ブルーベック:トルコ風ブルー・ロンド
ビル・エヴァンス:ワルツ・フォー・デビー
チャーリー・パーカー:ヤードバード組曲
サド・ジョーンズ:ア・チャイルド・イズ・ボーン
ドビュッシー:第1狂詩曲
オネゲル:ソナチネ
ストラヴィンスキー:クラリネットと独奏の為の3つの小品
ブーランク:クラリネットとピアノのためのソナタ
ジョアン・ジルベルト(ドナート編):ミンニャ・サウダージ
カール・H・シュテフェンス(Cl)、
ダヴィッド・カザロフ(P)マーティン・ツェーン(P)、
キース・コーブランド(ds)、クリス・ラコッタ(Bs)
TUD-7049
モーツァルト:オーボエ四重奏曲へ長調
フルート四重奏曲第3番ハ長調、
アダージョハ長調、ディヴェルティメントニ短調
ノブシャーク三重奏団/他シモン・フックス(ob)
TUD-7050B
バッハ:若き日のオルガン作品集
8つの小前奏曲とフーガ,フーガ「いと高きにある神にのみ栄光あれ」ほか
ハンス・フォレンヴァイダー(org)
TUD-7051
モーツァルト:クラリネット五重奏曲
2本のクラリネットの為の「魔笛」
2本のクラリネットの為の「フィガロの結婚」
クラリネット五重奏曲変ロ長調(断片)
カール=ハインツ・シュテフェンス(Cl)、
ヴェルナー・ミッテルバッハ(Cl)、
シャリス・アンサンブル
TUD-7052
ハイドン:クラリネット,ヴァイオリンとチェロの為の3つの三重奏曲、
ケルターボーン:クラリネットと弦楽四重奏の為の幻想曲、
モーツァルト:クラリネット五重奏曲変ロ長調k.anh.91、
ヒンデミット:クラリネット五重奏曲
エドゥアルト・ブルンナー(Cl)、
アマティ四重奏団
TUD-7053M
ノイブルク修道院のオルガン
パーセル:トランペット・チューン、エアー、
フレスコバルディ:トッカータ、ポーランド舞曲、
モーツァルト:アンダンテk.616、
ベートーヴェン:機会仕掛けのオルガンの為の組曲
ジョルジョ・アタナシアデ(org)
TUD-7054M
マルティヌー:幻想曲とトッカータ
3つのチェコ舞曲、ドゥムカ、ソナタ第1番
庭の窓、3つのエスキス
ボフスラフ・カスパール(P)
TUD-7057M
バッハ:オルガン曲集
トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
パストラーレ ヘ長調BWV.590
幻想曲とフーガ ト短調BWV.542
コラール《最愛のイエス,われらここにあり》
コラール《いまぞ喜べ愛するキリスト者の仲間たち》
コラール《主よ人の望みの喜びを》
コラール《汝のうちに喜びあり》ほか
ジョルジュ・アタナシアデ(org)
※スイス・ヴァレーの聖モーリス教会のオルガン
TUD-7058
ブラームス:ハンガリー舞曲第1&5番
マスネ:エレジー
クライスラー:美しきロスマリンほか
オリジナル・サロン・アンサンブル「プリマ・カレッツァ」
TUD-7059
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
第23番/同第32番/同第36番/同第37番
ギレアド・ミショリー(P)
TUD-7060
モシュコフスキ:4手ピアノの為の作品集
ドイツ舞曲、ポーランド民俗舞曲、
組曲《世界中の国々から》、スペイン舞曲集第2巻
ウルリヒ・コエラ&ジェラルド・ヴァイス(P)
TUD-7061
ドニゼッティ:弦楽四重奏曲集
第6番、第7番、第9番、第16番
コダーイ弦楽四重奏団のメンバー、
ジャン=ルカ・ベトゥルッチ(Fl)
TUD-7062
オルガン小品集
星条旗よ永遠なれ/ミッシェル/ボレロ/オオ・ドンナ・クララ/マラゲーニャ/トラッチ・ポルカ
ハネス・メイヤー(org)
※チューリッヒ、バーゼル、各地の有名な教会のオルガン
TUD-7063
ライマン:ソプラノと弦楽四重奏の為のソング・サイクルミニオン
5つのオフェーリアの歌、6つの歌、8つの歌と断片
ユリアーネ・バンゼ(S)、
ケルビーニ四重奏団
TUD-7065
メンデルスゾーン:無言歌集
「真夏の夜の夢」〜スケルツォ
イヴ・アンリ(P)、ベノワ・フロマンジェ(Fl)
TUD-7066
L・モーツァルト:シンフォニア・パストレッラ
シンフォニア・ブルレスカ
軍隊風ディヴェルティメント
新ランバッハ交響曲
シュタットルマイアー(指)ミュンヘンCO
TUD-7067
ベルエポックの室内楽
フォーレ:シシリエンヌ、パヴァーヌ、子守歌、
 ヴォカリーズ、エチュード、夢のあとに、ゆりかご、
 ひめごと、川のほとりで、月の光、
サン=サーンス:オーボエソナタ、
ピエルネ:セレナードOp.7/小品Op.5、
田園幻想曲、
サティ:3つのジムノペディ、
ボザ:田園幻想曲、
ケックラン:遠いところに
アルブレヒト・マイヤー(Ob)、
カリーナ・ヴィスニーフスカ(P)
TUD-7068
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番/第2番 サシュコ・ガヴリーロフ(Vn)、
ギレアド・ミショリー(P)
TUD-7069
ジョリヴェ:フルート協奏曲、
クロード・パスカル:フルート協奏曲、
レイモン・フランソワ:フルートと管弦楽の為の「葦」、
ティリエ:フルート協奏曲
ベノワ・フロマンジェ(Fl)、
クリストフ・ポッペン(指)ミュンヘンCO
TUD-7070
シューベルト:「死と乙女」弦楽合奏版
サルヴェ・レジーナ イ長調
オッフェルトリウム「心に悲しみを抱いて」
パウル・マイアー(Cl)、ユリアーネ・バンゼ(S)、
クリストフ・ポッペン(指)ミュンヘンCO
TUD-7071
フェルステル:チェロ・ソナタ第1番/第2番
アルト、チェロとピアノの為の3つの夜想曲
チェロとピアノの為のメロディ
デュオ・モラヴィア〔ジリ・ハノウセク(Vc)、パウル・カスパー(P)〕、
エリカ・スポレローヴァ(A)
TUD-7073
モーツァルト:コンサート・アリア集 ユリアーネ・バンゼ(S)
クリストフ・ポッペン(指)ミュンヘン室内管
TUD-7074
メンデルスゾーン:フルート三重奏曲第1番、
ファレンク:フルート三重奏曲
ジャン=ルカ・ペトルッチ(Fl)、
ヤーノシュ・デヴィッチ(Vc)、イェネ・ヤンドー(P)
TUD-7075
ホフマイスター:五重奏の為のノットゥルノ集
第1番、第2番、第3番、第6番
フックス(ob)、ヘフティ(Hrn)、
ザックス(fg)、ロウイリー(va)、
カティア・リヒター(va)
TUD-7077
ラフ:交響曲第5番「レオノーレ」
管弦楽の為の組曲第1番
シュタットルマイアー(指)バンベルクSO
TUD-7078M
木管五重奏の為の作品集
イベール:3つの小品、
ダンツィ:木管五重奏曲ホ短調
モーツァルト:幻想曲第1番(自動オルガンの為のアダージョとアレグロ K.594)、
タファネル:木管五重奏曲ト短調
オルソリーノ五重奏団
TUD-7079
ラフ:弦楽四重奏曲第1番
第7番《美しい水車小屋の娘》
ミラノSQ
TUD-7080
クロンマー:クラリネット四重奏曲集
変ホ長調Op.21-1/変ロ長調Op.21-2/
ニ長調Op.82/変ロ長調Op.83
エドゥアルト・ブルンナー(Cl)、アマティ四重奏団員
TUD-7081M
ニコラ・マッテイス:グラウンド、アリア・アモローザ、
ビーバー:ソナタ・レプレゼンティーヴァ、
バルツァー:《John Come Kiss Me Now》変奏曲、
コレッリ:ソナタ《ラ・フォリア》、
バッハ:無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ第2番
アリアドネ・ダスカラキス(Vn)、
エレーネ・レルク(cemb)、ガブリエッラ・シュトゥルンペル(Vc)
TUD-7083
クロンマー:弦楽四重奏曲Op.18(全3曲) ミラノ四重奏団
TUD-7084B(10CD)
モーツァルト:ピアノ独奏作品全集
ピアノ・ソナタ(全18曲)、変奏曲(全17曲)、
メヌエット(5曲)、ロンドンのスケッチブック、
フーガ(2曲)、幻想曲とフーガ、幻想曲(全4曲)、
アレグロ(2曲)、アダージョ(3曲)、
組曲/ロンド(2曲)、ジーグ、アンダンテ、
前奏曲、断章(8曲)
ギルベルト・シュヒター(P)
TUD-7086
ラフ:ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番
ヴァイオリンとオーケストラの為のカヴァティーナ
ヴァイオリンとオーケストラの為の「ハンガリー風」
ミヒャエラ・パエッシュ・ネフテル(Vn)、
シュタットルマイアー(指)バンベルクSO
TUD-7087
シュターミツ:ヴィオラ協奏曲Op.1、
ホフマイスター:ヴィオラ協奏曲、
ツェルター:ヴィオラ協奏曲
ハリオルフ・シュリヒティヒ(va、指)
ミュンヘンCO
TUD-7088
ラフ:交響曲第3番「森にて」、イタリア組曲 シュタットルマイアー(指)バンベルクSO
TUD-7089
クロンマー:クラリネット五重奏曲Op.95&69
2台のクラリネットとヴィオラの為の13の小品
エドゥアルト・ブルンナー(Cl)、
アマティ四重奏団、
マルセル・ローレマンク(Cl)、ポッペン(va)
TUD-7097
リングゲル:バレエ「イカルス」
バレエ「イッポーリト」
アルミン・ブルンナー(指)バーゼルRSO
TUD-7098
ルフェーヴル:クラリネット協奏曲集
第4番/第3番/第6番
エドゥアルト・ブルンナー(Cl)、
ラインハルト・ゲーベル(指)ミュンヘンCO
TUD-7099
ラフ:交響曲第1番「祖国に」 シュタットルマイアー(指)バンベルクSO
TUD-7101M
ケルビーニ:ホルンと弦楽四重奏の為の2つのソナタ、
グラウン:ホルンと2台のヴァイオリン,チェロの為の四重協奏曲、
コール:ホルン四重奏曲第3番、
ハイドン:ホルンとヴァイオリン,チェロの為のディヴェルティメント、
ロッシーニ:ラ・グランデ・ファンファーレ(ヘルマン・バウマンによる編曲)
アレッシオ・アレッグリーニ(Hrn)、
イ・ソリスティ・デラ・スカラ・ミラノ
TUD-7102
ラフ:交響曲第2番、組曲「テューリンゲンより」 シュタットルマイアー(指)バンベルクSO
TUD-7103
ルッシュ・ライフ:ジャズ作品集
(デューク・エリントン/ガーシュイン/セロニアス・モンクほか)
カール=ハインツ・ステフェンス(Cl)、
ダヴィッド・ガツァロフ(P)
TUD-7104
ピアノ・ロールによる伝説の音楽家たち

(1)ウェーバー:舞踏への勧誘
(2)ドリーブ:「コッペリア」〜ワルツ
(3)マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
(4)リスト:「愛の夢」第3番
(5)ゲイン:前奏曲/かっこう
(6)モーツァルト・ピアノ・ソナタ第16番〜第1楽章
(7)ベートーヴェン:「ヴァルトシュタイン」〜第1楽章
(8)リスト:ラ・カンパネッラ/「ノルマ」大幻想曲
(9)ショパン:ポロネーズ第9番
(10)ゴダール:ガヴォット
(11)メンデルスゾーン:結婚行進曲
(12)シュレツェール:エチュード
(13)ザウアー:演奏会用ワルツ
(1)アルトゥール・シュナーベル
(2)アルトゥール・ニキシュ
(3)ゲオルク・ツシェルネク(レーガーの弟子)
(4)オイゲン・ダルベール
(5)ファニー・デイヴィス(クララ・シューマンの弟子)
(6)ラウル・プーニョ(ピュニョ)
(7)テレサ・カレーニョ(ダルベールの妻)
(8)フェルッチョ・ブゾーニ
(9)テオドール・レシェティツキ
(10)ラザロ・ウツィエッリ(クララ・シューマンの弟子)
(11)フェリクス・ドライショク(アレクサンダー・ドライショクの甥)
(12)ヨゼフ・レヴィン
(13)エミール・フォン・ザウアー
 ピアノ・ロール演奏
※シルス・マリア・ヴァルトハウス・ホテルのピアノ・ロール(1910年設置)
TUD-7106
シューベルト:歌詞のない歌曲集
〔水車屋の花,しおれた花,野ばら,アヴェ・マリアほか〕
ベノワ・フロマンジェ(Fl)、ギレアド・ミショリー(P)
TUD-7108
ラフ:交響曲第6番、
「ハンガリーのメロディ」組曲第2番
ハンス・シュタットルマイアー(指)バンベルクSO
TUDOR-7111
ヴェルテ=ミニョン・ピアノ 第2集
(1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番〜「トルコ行進曲」、
(2)モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475
(3)シューベルト(リスト編):セレナード、
(4)ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
(5)リスト:ハンガリー狂詩曲第11番
(6)バッハ(サン=サーンス編):テンポ・ディ・ブーレ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 BWV.1002から)
(7)メンデルスゾーン:無言歌 Op.53-4 「心の悲しみ」、
(8)サン=サーンス:オーヴェルニュ狂詩曲 Op.73
(9)ワーグナー:「ローエングリン」〜エルザの夢、(
10)スミス:マルタ幻想曲第2番 Op.119
(11)ジョセフ・ヴィエニャフスキ:演奏会ワルツ Op.3、
(12)グリンカ(バラキレフ編):ひばり
(13)カレーニョ:小さなワルツ《私のテレシータ》
(1)ウラディーミル・ド・パハマン、
(2)テオドール・レシェティツキ、
(3)イグナツィ・ヤン・パデレフスキ、
(4)ファニー・ブルームフィールド=ツァイスラー
(5)ラウル・プーニョ、
(6)ダヴィド・ショル、
(7)アルトゥール・フリートハイム、
(8)カミユ・サン=サーンス、
(9)フェリックス・モットル、
(10)カール・シュミット、
(11)ヘドヴィヒ・キルシュ、
(12)アリス・リッパー、
(13)テレサ・カレーニョ
以上全てピアノ・ロール演奏

録音:2000年9月
第1集(7104)に続く、ヴェルテ=ミニョン社制作のピアノ・ロールを再生した録音。パハマン、パデレフスキ、プーニョ、モットル、そしてサン=サーンスなどの高名な音楽家の演奏が最新録音で聞けます。
TUD-7112M
リスト:バラード第2番、
ペトラルカのソネット第47,104&123番、
悲しみのゴンドラ(第2版)
リスト,タールベルク,ピクシス,ヘルツ,チェルニー,ショパン合作:ヘクサメロン変奏曲
エヴリン・デュボルク(P)
TUD-7114
シューベルト:八重奏曲ヘ長調Op.166,D803 シャロウン・アンサンブル・ベルリン
【P.ガイスラー(Cl)、K.トゥーネマン(Fg)、
S.d.L.イェツィエルスキ(Hrn)、
A.カッポーネ(Vn)、A.イヴィッチ(Vn)、
U.クネルツァー(Va)、R.デュヴェン(Vc)、
P.リーゲルバウアー(Cb)】

録音:2001年6月
旧譜TUDOR7114のSACD化(品番・バーコードは同じ)。音質の向上により、より声部間の細やかなやり取りが鮮明に聴き取れるように。
TUD-7115
ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調 、
クラリネット・ソナタヘ短調、
クラリネット・ソナタ変ホ長調
カール=ハインツ・シュテッフェンス(Cl)、
ミヒャエル・フリートランダー(P)、
ルートヴィヒ・グヴァント(Vc)
カール=ハインツ・シュテッフェンスは1961年生まれ。1989年にバイエルン放送交響楽団のソロ・クラリネット奏者に、さらに2000年にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・クラリネット奏者に就任、ベルリン・フィルのメンバーによるシャロウン・アンサンブル・ベルリンにも参加。
TUD-7120
ラフ:交響曲第9番Op.208「夏に」、
響曲第11番Op.214「冬」
ハンス・シュタードルマイアー(指)バンベルクSO
録音:2002年10月15-18日
第9番「夏に」は、1878年に作曲され、翌年の3月にヴィースバーデンで初演され、大成功を収めました。メンデルスゾーン的な幻想味に、ほのかな後期ロマン派のロマン色が加味されたような名作。第11番「冬」は、1876年から77年にかけて作曲されましたが、番号としてはラフの最後の交響曲となり、ラフの死後1883年2月にヴィースバーデンで初演されました。この曲も人気の高かった作品で、19世紀前半からの伝統的中規模のオーケストラのすっきりした音で、ロマン色豊かな音楽を描くという、ラフの姿勢が結実しています。またチャイコフスキーとの近似が指摘される作品でもあります。

TUD-7121
ラフ:チェロ協奏曲第1番ニ短調 Op.193、
チェロ協奏曲第2番ト長調(遺作)、
小曲集「出会い」 Op.86-1、
チェロとピアノの二重奏曲イ長調 Op.59
ダニエル・ミュラー・ショット(Vc)、
ハンス・シュタットルマイアー(指)
バンベルクSO

録音:2003年〜2004年 
デジタル録音
これはハマる!素朴さと甘さが入り混じる不思議なメロディの応酬!ドイツ・ロマン派あたりの音楽がお好きな方は驚喜することうけあいです。TUDORレーベルが執念を燃やし続けているラフの録音シリーズですが、このチェロ協奏曲を聴くと、今までリリースされたCDを聴き返したくなること間違いなし!なんという旋律の美しさ、とことん分かりやすい展開、そうしたくなる気持ちが痛いほどわかる楽器配分等、気の置けない友達みたいな親近感で音楽が擦り寄ってくるのです。第1番の冒頭、ティンパニがボンボコボンボンと固定動機のように囁くと、いきなりチェロが甘美な主題をおもむろに弾き始めますが、この名旋律(?)は、鼓膜に染み付いて離れません!その旋律をオケがそっくり受け継ぐというお約束のパターンを経て、しっとりとした第2主題をチェロが奏でますが、これまたなかなかノスタルジック。展開部では、第1主題が憂いを加えてカデンツァで登場。いつの間にかアタッカでなだれ込む第2楽章は、ブルッフのVn協奏曲1番の2楽章風。ここでも例の主題が、この楽章に相応しい衣装をまとってチョロチョロ顔を出します。終楽章は元気なファンファーレで開始される颯爽とした音楽。全てを振り切った清々しさが、ミュラー・ショットの鮮やかなテクニックによって更に引き立っています。この2年後の作曲されながら、ラフ存命中は演奏されず、死後100年以上経った1997年にやっと日の目を見た第2協奏曲も耳が嬉しがる佳作。エルガーの「愛の挨拶」風の旋律がいきなりチェロのソロで飛び出すのを皮切りに、ト長調という調性が平明な展開が続きます。第1楽章6:02からの主題は、もうお伽の世界!ほかの小品の、独特の洒落た感覚が横溢。このCDをこれほど聴き栄えのするものにしているのは、シフやイッサーリスの門下でチャイコフスキー・コンクールの覇者、ミュラー・ショットの功績が大きいことは明らか。万全の技巧を誇示することなく、作品のありようをそのまま自然に引き出す力量は、ただ事ではありません。第2協奏曲の終楽章で急速なパッセージが続く箇所の力みのなさ、ヴァイオリンを弾くような軽妙な弓さばき、終楽章カデンツァの豊かな表情も見事。OrfeoやEMIからも、彼のアルバムはリリースされています。 【湧々堂】
公式ホームページあり。 
TUD-7124(1SACD)
ホフマイスター:五重奏曲第1番変ロ長調、
五重奏曲第2番変ニ長調、
五重奏曲第3番変ホ長調、
五重奏曲第5番ヘ長調、
五重奏曲第6番ハ長調
シモン・フックス(Ob)、
プリモシュ・ノヴザァーク(Vn)、
ミシェル・ルイリー(Va)、
カーチャ・フックス(Va)、
ヤコブ・ヘフティ(Hrn)、
マンフレート・サックス(Fg)

録音:2003年6月16−19日
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812)は、モーツァルトよりも1年半先にウィーンで生まれた作曲家。彼は一度楽譜出版業で成功するものの、後にそれはことごとく失敗し、晩年はかなり悲惨な境遇だったようです。ハイドンからの影響の濃いウィーン古典派の作風。シモン・フックスはチューリヒのトーン・ハレ管弦楽団のソロ奏者。
TUD-7125
マルティヌー:練習曲とポルカ集(第1巻、第2巻、第3巻)、
楽園の蝶と鳥、ボロヴァー(7つのチェコの舞曲)
パウル・カスパール(P)

録音:2003年
第1集(品番:7054)に続くCD。パウル・カスパールはチェコ出身。ブラティスラヴァ、プラハ、ミュンヘンで学んだピアニスト。

TUD-7126(1SACD)
マーラー:交響曲第5番 ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO

録音:2003年9月15-19日 ヨゼフ・カイルベルト・ザール
“ジョナサン・ノットとバンベルク響の幸福な融合!”
録音の優秀さも含め、この作品に期待する全ての要素を内包していると言いたいほど素晴らしい名演奏!確かな造形美の中でマーラーの深層心理にどこまで接近できるかに掛ける意欲は最後まで貫徹されています。第1楽章冒頭トランペットからして、奏者にお任せの無秩序とは無縁で、心に突き刺さる死の宣告。囁くようなティンパニ・ソロに続く10:33からの弦の旋律のデリカシーは、テクスチュアの美しさとも相俟って儚さの限り。その後のトゥッティ(11:58)の響きはただの大音量ではなく、精魂尽き掛けの最後の絶叫のよう。そういう生々しい表情に演出めいた嫌らしさがないので、心にダイレクトに迫るのです。第4楽章も耽美的なメロディーを誇示する素振りは見せず、ひたすら一途な愛情を持って音化に専念。バンベルク響の弦の響きの美しさも格別。終楽章は前半では歓喜に湧き立つのはグッと堪えて内省的なニュアンス表出に専心。中盤以降で次第にリズムに強靭さを加味しながら男性的な力感を段階的に増幅していく手法が素晴らしく、冗長になりがちなこの楽章が明確なコントラストを伴った訴求力の高い音楽に昇華されています。注目すべきはコーダ品格!14:35からのティンパニとのハーモニーをきちんと表出し、最後の一音までたがを外すことなく毅然と締めくくります。
2000年にイギリス出身のジョナサン・ノットがバンベルク響の音楽監督に就任したことは当時は意外な結付きに思われましたが、これを聴くと互いの魅力を高め合う幸福な出会いであったことを痛感せずにはいられません。 【湧々堂】
TUD-7127
ラフ:交響曲第8番Op.205「春の響き」、
響曲第10番Op.213「秋に」
ハンス・シュタードルマイアー(指)バンベルクSO
録音:2002年9月10-13日
交響曲第8番から第11番までは、それぞれに春夏秋冬の標題が与えられており、いわばラフの四季交響曲集となっています。第8番「春の響き」は、1877年3月にヴィースバーデンで初演。イ長調の明るさが春の喜びを表す一方で、第2楽章ではワルプルギスの夜(4月30日)を描いているといるのがユニーク。第10番「秋に」は、1879年作曲。この曲は<エレジー>と題された第3楽章でよく知られており、その美しさは、1880年代の他の作曲家の作品に大きな影響を与えただろうといわれています。第4楽章は一転して勇壮な狩の様子を描く作品。
TUDOR-7129
ラフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調、第5番ハ短調
アリアドネ・ダスカラキス(Vn)、
ログリット・イシャイ(P)
録音:2004年
交響曲全集は完結し後は室内楽作品もじわじわと録音が進んでいます。ヴァイオリン・ソナタは既に本盤と同じ演奏者によって第1・3番/半音階的ソナタ(CD7122)がリリースされています。新ドイツ派といわれるラフですが、フランク、フォーレを思わせる抒情的な音楽です。
TUD-7132
シューベルト・ディアローグ
ヨルグ・ヴィトマン(JORG WIDMANN,1973〜):管弦楽の為の歌(2003)
ヴォルフガング・リーム(1952〜):「現象(Erscheinung)」〜シューベルトについてのスケッチ、9つの弦楽器とピアノのための(1978)
ブルーノ・マントヴァーニ
(1974〜):「表情豊かに」〜クラリネットと管弦楽のため(2003)
ディーター・シュネーベル(1930〜):シューベルト・ファンタジア(1978/1989)
ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO
現代作曲家によるシューベルトを題材にした作品集。今回もヴォルフガング・リームといった大物から若手まで興味深い4作品を集めています。
TUD-7133(1SACD)
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」(第1稿) ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO

録音:2003年12 ・〜4日,バン
ベルク
TUD-7134
シューベルト:シラーの詩による歌曲集
人質 D.246、4つの時代 D.391、
タルタルスの群れ D.583、
ヘクトールの別れ D.312、
バッカス讃歌D.801、ギリシャの神 D.677、
春に寄す D.587、巡礼者 D.794、
ラウラに感じる恍惚 D.390、希望D.637、
ひめごと D.793、アルプスの狩人D.588、
小川のほとりの若者 D.30、逃亡者D.402、
あこがれ D.636
ヴォルフガング・ホルツマイアー(Br)、
ジェラード・ヴィス(P)

録音:2004年12月20-24日
TUDORレーベルへのシューベルト歌曲の第5集。ヴォルフガング・ホルツマイアーはオーストリア出身のバリトン。バリトンといっても、限りなくテノールに近いほどのハイ・バリトンで、これはドイツ・リート、とりわけシューベルトの歌曲には打ってつけの声。かつてPHILIPSにシューベルトの「冬の旅」やシューマン夫妻の歌曲集、フランス歌曲集を録音していました。

TUD-7135(1SACD)
ヤナーチェク:シンフォニエッタ、
狂詩曲「タラス・ブーリバ」、
「利口な牝狐の物語」組曲(イーレク編)
ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO

録音:2004年10月25〜28日ヨーゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク
「シンフォニエッタ」1曲目のメロウさと力感を兼ね備えたハーモニーの魅力にさっそくハマリます!音の立ち上がりが実にしなやかな上に、ホールトーンと見事に溶け合ったその豊かな響きはなかなか得がたいものです。第2曲はリズム感が良く、快活に沸き立つだけでなく、アーティキュレーションに即応したアクセントのセンスが抜群で、真の躍動感を表出。第3曲冒頭の陶酔的なフレージングも魅力。木目調の風合いを感じさせる弦の響き、トローンボーン・ソロのしなやかな技巧にもご注目。終曲コーダがこんなに豊麗に内容量を湛えながら迫る演奏もそう多くありません。全体的に民族色を意識的に強調しようとしていない点がかえってオケの特性とノセダの個性を遺憾なく引き出す結果となり、瑞々しい感覚で、今までの録音にはない一皮向けた新生「シンフォニエッタ」として是非耳にしていただきたいものです。「タラス・ブーリバ」では、バンベルク響の温かで精緻なアンサンブルがさらに際立ちます。【湧々堂】
TUDOR-7136
ジャン・クサヴァー・ルフェーヴル(1763-1829):クラリネット四重奏曲第1番〜第4番 エドゥアルド・ブルンナー(Cl)
アナ・チュマチェンコ(Vn)、
ウェン・シン・ヤン(Vc)、
ハリオルフ・シュリヒティヒ(Va)

録音:2005年
ルフェーヴルはスイス生まれでモーツァルト、ベートーヴェンと同時代の作曲家。音楽はモーツァルトによく似ているがパリで勉強しただけあって、軽く洒落た味わいが特長。彼はクラリネット奏者としても活躍したため、クラリネットのための作品が多く、当レーベルではクラリネット協奏曲(TUDOR7098)があった。ブルンナーはクーベリック時代のバイエルン放送響での首席奏者を皮切りにキャリアを積んだ後、ソリストとしてクレーメル、ブレンデル、バシュメットらと共演する名手。やはり元バイエルン放送響首席で最近評価の高いチェロのウェン・シン・ヤンとの共演も聴き所のひとつ。
TUDOR-7137
(1SACD)
モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581、
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
シャロウン・アンサンブル・ベルリン
【カール・ハインツ・シュテッフェンス(Cl)
、ガイ・ブラウンシュタイン(Vn)、
クリストフ・シュトロイリ(Vn)、
ウルリヒ・クニェルツァー(Va)、
リヒャルト・デュヴァン(Vc)】
ベルリン・フィル首席クラリネット奏者シュテッフェンスのTUDORへの6枚目のアルバムカール=ハインツ・シュテッフェンスは、1961年、ドイツのトリーアに生まれたクラリネット奏者。1989年にバイエルン放送交響楽団のソロ・クラリネット奏者に、さらに2000 年にはベルリン・フィルのソロ・クラリネット奏者に就任しています。シャロウン・アンサンブル・ベルリンは、最大八重奏のアンサンブル。今回はベルリン・フィルの第1コンサートマスター、ガイ・ブランシュタインが率いる弦楽四重奏団で、全員がベルリン・フィルの団員。スーパー・オーケストラ、ベルリン・フィルの粋が結晶したような2曲です。
TUDOR-7138(1SACD)
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番、第2番
チェロ・ソナタ.ニ短調
ラフマニノフ・トリオ・モスクワ
[ナタリア・サヴィノヴァ(Vc)、ミハイル・ツィンマン(Vn)、ヴィクトール・ヤンポリスキー(P)]

録音:2005年
作曲家若輩17才の時の若いエネルギーのほとばしるみずみずしいピアノ三重奏曲第1番、それからおよそ20年後の第二次大戦末期に書かれた第2番は音楽に遥かに深みが感じられます。他にチェロ・ソナタを収録。ラフマニノフ・トリオ・モスクワは1995年に結成。CDは他にハイペリオンよりグリンカ、チャイコフスキー、ラフマニノフ、グレチャニノフのトリオがあります。
TUD-7139
バッハ=ブゾーニ編曲/ピアノ作品集
トッカータ第1番ハ長調BWV564、
トッカータ第2番ニ短調BWV565、
コラール・プレリュード第3番、第8番、第5番、第2番、
シャコンヌ ニ短調BWV1004
マウリツィオ・バリーニ(P)

録音:2005年
バリーニは1975年生まれ。ラザール・ベルマン、マウリツィオ・ポリーニに教えを受けた経験を持ち、ギドン・クレーメルらとも活動をともにしたことがあり、ヨーロッパ、アメリカを中心に活躍する若き俊英。
TUDOR-7141(1SACD)
シューベルト:交響曲第1番、第3番、
第8番「未完成」(第3楽章冒頭の断片も収録)
ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO
TUDOR-7143(1SACD)
シューベルト:交響曲第5番、交響曲第6番 ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO
ベーレンライター社新校訂版による交響曲全集第3弾。ノットのきびきびした演奏はこれらの曲をより一層魅力的なものにしています。
TUDOR-7144(1SACD)
シューベルト:交響曲第9番「グレート」 ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO
録音:2006年9月19-22日
ジョナサン・ノットとバンベルク交響楽団による、シューベルトの交響曲全集が完結。このシューベルトの大交響曲を聞くと、たしかに両者の蜜月が窺えます。ノットの音楽はきちんと整理されています、しかし無機的になることはなく、音楽は一貫して豊かで柔和なニュアンスが込められています。
TUDOR-7145(1SACD)
ストラヴィンスキー:春の祭典、
 3楽章の交響曲
ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO
録音:2006年2月2-3日、
2005年1月19-20日ヨゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク
ノットはアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督を務めるなど現代音楽を得意としており、TUDORにもシューベルトにまつわる現代作品集やヤナーチェクなどを録音してきました。ノットが音楽監督を務めるバンベルク交響楽団も以前はドイツの重厚なオケというイメージがありましたが、今では機敏な、機能的にもかなり優れたオーケストラに変貌しています。 「春の祭典」は早めのテンポが基本ですが、微妙なルバートをかけるなど表現力がとても豊か。また、打楽器の激しい打ち込みや音を割りぎみで吼える金管など、ダイナミック・レンジがとてつもなく広く、しかしながら、縦の線はバッチリで曖昧さのない、スタイリッシュな名演となっています。「3楽章の交響曲」も同様で、あまり演奏されないこの曲ですが、例えば第1楽章のカッコよさにはしびれます。【湧々堂】
TUD-7146
ベートーヴェン:七重奏曲変ホ長調Op.20#
管楽六重奏曲変ホ長調Op.71*
シャロウン・アンサンブル・ベルリン
【W.ブランドル(Vn)#、M.アフカム(Va)#、
R.デュヴェン(Vc)#、
P.リーゲルバウアー(Cb)#、
A.バーダー(Cl)、M.ヴァイトマン(Fg)、
S.d.L. イェツィエルスキ(Hrn) 】

G.V.ブオノマーノ(ClU)*、S.ウィリス(HrnU)*、H.トロック(FgU)*

録音:2008年10月,2009年5月*,ベルリン
シャロウン・アンサンブル・ベルリン最新録音。シャロウン・アンサンブル・ベルリンはベルリン・フィルハーモニーの首席奏者が集まって1983年に結成。レパートリーは古典から現代まで幅広く、アバド、バレンボイム、ラトルとも共演しています。ベルリン・フィルでも、とりわけのよりぬき達が集まって結成されたこのアンサンブルは何といっても古典室内楽に絶妙なアンサンブルを聴かせてくれます。指揮者のいない分、各奏者の自主性が生かされ、活き活きとした音楽が展開。
TUDOR-7147(1SACD)
マーラー:交響曲第1番「巨人」 ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO
録音:2005-06年
ジョナサン・ノットとバンベルク交響楽団による、マーラーの交響曲第2集。このコンビの最初のCDがマーラーの5番でした。この5番は好録音も相まって2004年の発売依頼コンスタントに売れ続ける名演です。ノットは、現代音楽を好んで指揮するバリバリの前衛指揮者でもありますが、当録音では、じっくりと遅めのテンポが採用されており、古き良きヨーロッパ・ロマンの香りが満ちております。バンベルク響のマーラーも珍しいものですが、当演奏では音色も輝かしくマッシブなパワーにも不足はなく、現代のヴィルトウオーゾ集団として実力を示しております。録音も距離感のはっきりしたもので、近くの楽器は近くから、遠くの楽器は遠くから聴こえる実演に限りなく近い優秀録音で好ましいです。
TUDOR-7148
マルティヌー:ピアノ作品集第3集
8つの前奏曲(H181,1929)
リトルネッロ集(H.227,1932)
マリオネットT(H.137,1914-24)
マリオネットU(H.116,1914-18)
マリオネットV(H.92,1912-14)
パウル・カスパー(P)
カスパーはチェコ出身で1983年にミュンヘンへ移住。彼と同じく祖国を離れ帰国できなかったマルティヌーの紹介に意欲を燃やしています。第3集は5つの小品集を集めている。それぞれの作品は1分から5分程度のもの。サティや6人組の影響が大きい都会的な作品が多いです。
TUDOR-7149
アダージョ〜チェロとオルガンのための作品集
エネスコ:宗教的アンダンテ*、
タルティーニ:コレッリの主題による変奏曲*
バッハ:チェンバロ協奏曲第5番−アリオーソ*
ケ=デルヴロワ:組曲 ニ短調*、
シューベルト:八重奏曲−アダージョ*、
ヴィヴァルディ
:ソナタ第6番、
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調 K.581−ラルゲッ、
 セレナード第7番「ハフナー」〜ロンド、
カザルス:鳥の歌、
ショスタコーヴィチ:アダージョ
アレクサンドル・モロシャヌ(Vc)、
マグダレーナ・モロシャヌ(Vc)*、
ジョルジュ・アタナシアデ(Org)

録音:2006年8月28−30日
チェロとオルガン伴奏による面白いアルバム。パイプオルガンの荘厳な音色と、チェロの渋さが相まって、非常に渋く美しい世界が繰り広げられます。アレクサンドル・モロシャヌは、ヴィオッティ国際コンクールで優勝したことのある名手。マグダレーナは彼の娘。
TUDOR-7150
ジャン・クサヴァー・ルフェーヴル(1763-1829):クラリネット四重奏曲第5番 変ホ長調
クラリネット四重奏曲第6番 変ロ長調
クラリネット・ソナタOp.12(全3曲)*
エドゥアルド・ブルンナー(Cl)
アナ・チュマチェンコ(Vn)
ウェン=シン・ヤン(Vc)
ハリオルフ・シュリヒティヒ(Va)
アドリアン・エーティカー(P)

録音:2005年6月、2007年1月*
クラリネット四重奏曲第1〜4番に続くブルンナーと仲間達によるルフェーヴル第2弾。ルフェーヴルはスイス生まれの古典派の作曲家でクラリネット奏者。このアルバムに収められた作品もクラリネットの機能と音色を活かしており、クラリネット四重奏曲はそれぞれ4楽章構成で16分程度、3曲のクラリネット・ソナタはそれぞれ3楽章構成で10分弱、と均整のとれたフォルムで古典派らしい優雅な作風です。名クラリネット奏者ブルンナーはクラリネット協奏曲(TUDOR7098)も録音していました。今回も最近評価の高いチェロのウェン=シン・ヤンが共演しています。
TUDOR-7151(1SACD)
マーラー:交響曲第4番ト長調 ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO、
モイカ・エルドマン(S)
録音:2006年12月18-22日,ヨーゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク
ジョナサン・ノット&バンベルク交響楽団のマーラー第3作。この演奏は、前作の第1番「巨人」同様にかなりゆっくりとしたテンポが採用されているせいもありますが、往年の名指揮者ブルーノ・ワルターの名演を想起させる叙情と空想に満ちたこれまた名演です。ノットはワルターに心酔しているのではないでしょうか。ヴァイオリンを左右両翼に配し、低弦を左側に振るという古典配置によっており、その音響の見通しの良さは無類。第3楽章の止まる寸前まで遅く設定されたテンポなど、ワルターにそっくり。第4楽章は、ハンブルク生まれの名花モイカ・エルドマンのソプラノを得て、メルヘンティックな趣で透徹しており、これぞリリシズムと言った満足を得られます。
TUD-7152
アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番 Op.32
ピアノ三重奏曲第2番 Op.73
モスクワ・ラフマニノフ三重奏団【ヴィクトール・ヤンポルスキー(P)、ミハイル・ツィンマン(Vn)、ナターリャ・ザヴィノヴァ(Vc)】
アントン・アレンスキーの代表作であるピアノ三重奏曲2曲をモスクワ・ラフマニノフ三重奏団が演奏した録音。モスクワ・ラフマニノフ三重奏団は1995年結成。ピアノのヴィクトール・ヤンポルスキー、 ヴァイオリンのミハイル・ツィンマン、チェロのナターリャ・ザヴィノヴァはいずれもチャイコフスキー音楽院の卒業生である。現代的感性とロシア室内楽の伝統の融合を感じさせる演奏です。
TUDOR-7153
ロルフ・ウルス・リンガー(1935〜):ピアノ作品集(全21曲) マウリツィオ・バリーニ(P)

録音:2007年6月
リンガーはチューリヒ生まれのスイスの作曲家。チューリヒ音楽院で学んだあと1956年ダルムシュタット講習会に参加。作曲をアドルノやヘンツェに学びました。このCDでは1975年から2005年までのピアノ作品を収録。作風は無調で落ち着いた雰囲気ながら、時折聴けるきらめくような色彩豊かな音が美しです。
TUDOR-7154
メンデルスゾーン:ヴィオラ・ソナタ ハ短調
クラリネット・ソナタ 変ホ長調
ピアノ三重奏曲 ハ短調(1820)
アナ・チュマチェンコ(Vn)
ハリオルフ・シュリヒティヒ(Va)
エドゥアルド・ブルンナー(Cl)
アドリアン・オーティカー(P)

録音:2008年10月,2009年1月,ミュンヘン
メンデルスゾーンの比較的珍しい作品を収録。ヴィオラ・ソナタは1823年、クラリネット・ソナタは1824年の作品。三重奏曲は、はっきりとした年代は分からないものの、1820年代の作曲と思われる。いずれもメンデルスゾーンが十代の頃の作品です。アナ・チュマチェンコ(クマケンコ)は、1945年、イタリアのパドヴァ生まれのロシア系ヴァイオリニスト。アルゼンチンで育ち、晩年のヨゼフ・シゲティに学んでいるベテランの名手です。
TUD-7156
ブゾーニ=バッハ・トランスクリプションズVol.2
半音階的幻想曲とフーガBWV903(原曲チェンバロ)
前奏曲とフーガ《聖アン》BWV552(原曲オルガン)
コラール前奏曲(原曲オルガン)
 第1番BWV667/第4番BWV734a、
 第6番BWV617/第7番a BWV637、
 第7番b BWV705/第9番BWV665
前奏曲とフーガBWV532(原曲オルガン)
マウリツィオ・バリーニ(P)

録音:2008年12月
Vol.1(TUDOR7139)に続くブゾーニによるバッハ編曲集。ブゾーニは多くのピアノのためのバッハ編曲を残しましたが今回は大曲、オルガンのためのコラール前奏曲が取り上げられています。バッハ・トランスクリプションといえばシャコンヌばかりが有名で、確かにあの過剰な音と豊穣な響きの編曲はすばらしいのですが、コラール前奏曲を聴くと、選び抜かれた音と洗練されたピアニズムからは、ただ敬虔な祈りの歌だけが聞えてきます。前回同様、バリーニのどこまでも澄み切った音色に心洗われる思いがします。ぜひお店の試聴機に入れてみて下さい。震災後の疲れきった心にはバッハの音楽が一番の薬です。

TUD-7157
タン・シアオタン/ピアノ・リサイタル
ショパン:バラード第1番Op.23
 スケルツォ第2番Op.31
 ポロネーズ第5番Op.44
 マズルカ集Op.30(全4曲)
 華麗なる大円舞曲Op.18
 2つの夜想曲Op.48
葉小鋼(イエ・シアオガン)(b.1955):ナムクオ(2006)
陳其鋼(チェン・チガン)(b.1951):京劇の瞬間(2004)
タン・シアオタン(.小棠)(P)

録音:2008-2009年
タン・シアオタン(.小棠)は1979年北京生まれ。12歳で「中国希望杯ピアノコンクール」第1位入賞。1998年北京中央音楽学院ピアノ科に首席で卒業し、ドイツに留学、ウゴルスキー、ゲルハルト・オピッツに師事。2004年6月、第2回仙台国際音楽コンクール第1位を受賞、2005年12月にパリにおいて第9回アニマート大賞ランコントル国際ピアノコンクールで第1位を受賞。来日し日本フィル、仙台フィル、 東京シティ・フィルとも共演している若手ピアニスト。
さて、久々に困った事態になりました。ショパンのCDを立て続けに聴いた後だっただけにこのCDを聴くのは気が重かったのですが、思い切って再生したらこれが大変なことに!途中で切り上げられずに夢中で聴き入ってしまいました。聴くからには当然ながら感動に出会うことを期待して聴くわけですが、その期待も想定も超えすぎていたのです。とにかくこの種の感動はかつて一度も経験したことがないので、どの箇所がどう美しいなど言える次元の演奏ではないといことをお察しいただきたいのですが、まず何と言っても、音楽の深さが尋常ではないのです。そう言うといかにも神妙なテンポで思わせぶりな…と思われがちですが全く逆で、表面的には全くお手本のような演奏。しかし、紡ぎ出される音の粒の質感といったら、リヒテルさえ羨むのではと思えるほどなのです。
まずは選曲の良さ。脈絡なく名曲を散りばめたのではなく、ソナタ以外の各ジャンルからチョイスされており、そのどれもがシアオタンが最も弾き込んでいると思われる逸品ばかり。その最初の曲「バラード第1番」は、まず音色の美しさに惹かれますが、このピアニストの素晴らしさの本質は、むしろその美しさが生まれる過程の中にあるのです。タッチの余韻を感じながら開始する冒頭部分から、「数々のコンクール優勝歴を誇る中国人ピアニスト=技巧変調型」というイメージを完全に払拭し、聴き手を本気で作品へ誘う不思議な魅力を放っているのです。楽想の変化にも機敏に反応しながら、感情に任せる素振りは微塵もなく、第2主題が大きく飛翔する際も、幸福感を十分に溢れさせながら、どこか内省的な佇まいを宿しているのにも唖然。この素晴らしさを的確に形容する言葉が見当たりません。全体を通じて分かりやすい個性的な細工が全く無いので、十分に練りこんだ知的な構成力と各フレーズをを美しく関連付ける技が際立って、作品が生まれたてのような瑞々しさを持って迫るのです。
「スケルツォ」は、この曲に誰もが期待する切れ味、迫力も十分。しかしそれらが感覚的な圧倒で終わらず、確かなニュアンスが常に寄り添いながら打ち鳴らされるのです。3:44からの静謐な空間の中での間の取り方、余情の感じ方は鳥肌もも!この部分だけでもこのCDを聴く価値は絶大です。
「ポロネーズ」は、最も激情的な第5番が選ばれていますが、感覚的な凄みはあくまでも結果であって、常に鳴り響くのは心から感じ、歌う音楽。この曲の冒頭部分で「歌」を感じた演奏などかつて聴いたことがありません。「華麗なる大円舞曲」は、これまた類例のない気品。タッチにもアゴーギクにも押し付けがましさの一切ない自然でやさしい湧き上がりを感じさせ、軽くニコッと微笑むだけで相手の心を鷲掴みにしてしまうような魔力のようなものを感じずにはいられません。
感性が疲弊しきっている現代において、作為を用いずに感動を与えられる演奏家が出現する余地がまだ残されていたことに望外の喜びを禁じえません!【湧々堂】
TUDOR-7158(1SACD)
マーラー:交響曲第2番「復活」 ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO
アンネ・シュヴァネヴィルムス(S)、
リオバ・ブラウン(A)
バンベルク交響楽団cho

録音:2008年3月14・15日ヨゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク、ライヴ
この「復活」はそれに加えてライヴならではの熱気に満ちています。しかしノット特有の精緻に音を積み上げ、一つの音もないがしろにしない音楽作りは相変わらず。また現代音楽を得意とするノットは打楽器の強烈な打ち込みなども躊躇しません。優秀録音であることも手伝ってこの「復活」も新鮮に鳴り響きます。それが、ライヴでこの熱気を伴って達成されていることは驚異的です。これは耳の良い指揮者が確たる信念をもってオーケストラをトレーニングした結果でしょう。ノットとともに黄金時代を迎えつつあるバンベルク交響楽団は、2004 年から3年に一度「マーラー指揮者コンクール」を開催(第1回優勝者はあのドゥダメル)。バンベルクは新しいマーラーの聖地になりつつあります。
TUD-7159(1SACD)
ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番 ヘ短調 Op.73
クラリネット協奏曲第2番 変ホ長調 Op.74
クラリネット小協奏曲 ハ短調/変ホ長調Op.26
カール=ハインツ・シュテッフェンス(Cl)
ラドスラフ・スルク(指)バンベルクSO

録音:2009年12・1-23日、バンベルク、52'04
カール=ハインツ・シュテッフェンスの新録音は、ウェーバーのクラリネット協奏曲全曲。シュテッフェンスは1961年、ドイツ最西部のトリーアの生まれ。2001年から2007年までベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・クラリネット奏メを務めたことで名高い。ラドスラフ・スルクはポーランド生まれのヴァイオリニスト、指揮者。バイエルン放送交響楽団のコンサートマイスターを務めた後、2004年に大阪で指揮者デビューを果たしました。
TUDOR-7160
「なぜです、奥様?」
G.ブーランジェ:アフリカ,
 マックスとモーリッツ,トレロ・タンゴ,
 私の心,クラッシュ・チャールダーシュ,
 フラジオレット・ワルツ第1番,トカイ,
 ピツィカート・ワルツ,なぜです、奥様?
 ジプシーのセレナード,満足,
 ハンガリーの踊り,ホラ・マーレ
ディニク:小3月のホラ
シュミッツ:タンゴよお前はまだ私のお気に入りの音楽
シュミットセーダー:ジプシーの感じること
ネドバル:悲しいワルツ/モンティ:チャールダーシュ
レハール:マリスカ
エーデルマン:ハンガリーの故郷/他
ミヒャエラ・ペッチュ=ネフテル(Vn)、
クラウス・ネフテル(Vn)、
ヴィエスワフ・ピプチンスキ(アコーディオン)

録音:2008年3月28-30日
ルーマニア出身のヴァイオリニスト、ジョルジュ・ブーランジェ(1893-1958)の作品を中心とした小品集。チャールダーシュあり、タンゴありで、どれも楽しめる作品ばかりです。
TUDOR-7161(1SACD)
イタリアのトランペット協奏曲
ヴィヴァルディ:トランペット協奏曲変ロ長調、
A.スカルラッティ
:「砕け、壊せ」*、
マルチェッロ:トランペット協奏曲ニ短調、
A.スカルラッティ:「私の宝物、私はあなたのために死のう」*、
ピエトロ・バルダサーレ:トランペット・ソナタヘ長調、ガルッピ:評判のトランペット*、
タルティーニ:トランペット協奏曲二長調、
ヴィヴァルディ:「グローリア」〜「ドミネ・デウス」*、
アルビノーニ:トランペット協奏曲変ロ長調
ガボール・タルコヴィ(Tp)、
ラドスラフ・スルク(指)バイエルン放送響CO、モイカ・エルドマン(S)

録音:2008年5月13-16日、バイエルン放送スタジオ1
ベルリン・フィルの首席トランペット奏者ガボール・タルコヴィのおそらく初のソロ・アルバム。タルコヴィは1969年ハンガリー生まれ。ヴュルテンベルグ・フィル、ベルリン交響楽団、バイエルン放送響を経て2005年からベルリン・フィルの首席を務めている。このアルバムは協奏曲とトランペット付のアリアを交互に収録。ソプラノはジョナサン・ノットのマーラー:交響曲第4番で好評だったモイカ・エルドマン。伴奏は旧知の仲のバイエルン放送響のメンバーです。リラックスした雰囲気の中でタルコヴィの伸び伸びとした素晴らしいトランペットが堪能できます。
TUDOR-7162
(2SACD)
マーラー:交響曲第9番ニ長調 ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO

録音:2008年9月15〜19日ヨゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク
※日本語オビ、解説付き
ジョナサン・ノット+バンベルク交響楽団のマーラー第4作です。この演奏は、前作の第4番同様にかなりゆっくりとしたテンポが採用されています。ノットがこの作曲家を後期ロマン派の極北と位置づけているのは明確で、第1楽章は30分近いスローテンポです。この演奏は、ヴァイオリンを左右両翼に配し、低弦を左側に振るという古典配置によっており、その音響の見通しの良さは無類です。「第9」は、第4楽章に代表されるように弦楽合奏による聴かせどころが多い曲ゆえに、ノットのプランニングが奏功しています。第1楽章からして複雑な曲想の謎解きが明快で、これにはバンベルク響の能力の高さも大いに貢献しています。この不況下に、5日間を掛けて、スタジオセッションを組んで録音されており、仕上がりの良さは無類です。今回の「第9」は、ノットの鼻息や唸り声が結構入っているという事情もありますが、ノット自身が曲にのめりこみ私的な憧憬を隠そうともしていない点が前作までと異なります。それだけ、曲に心酔没頭していることの証左と申せましょう。
TUDOR-7164
ジョルジュ・クラメール/ローザンヌ・聖フランソワ教会のグランド・オルガン
ヘンデル:オルガン協奏曲変ロ長調Op4-2
バッハ:トッカータ.アダージョとフーガ.ハ長調BWV.564*
クレランボー:第1旋法による組曲**
ヴィドール:変奏曲(オルガン交響曲第5番より)#
ジョルジュ・クラメール:旋法組曲##
ジョルジュ・クラメール(Org)

録音:1968年8月22日、
1956年10月9日*、
1974年4月3日**、
1970年3月20日#、
1960年11月6日##
クラメール(1909-1981)はオルガニスト兼作曲家で1947年から1974年までローザンヌの聖フランソワ教会のオルガニストを勤めた。このCDはその期間に残した貴重な録音の復刻です。
TUDOR-7165
ハイドン:オルガン協奏曲第1番Hob.XVIII-1
ハイドン:オルガン協奏曲第2番Hob.XVIII-2
プーランク:オルガン,弦楽とティンパニのための協奏曲
ジョルジュ・アタナシデ(Org)
ジン・ワン(指)
ユーラシア・シンフォニエッタ

録音:2009年2月24-26日ヴュルツブルグ大学
TUDORレーベルへ継続的に録音を続けているアタナシアデ(1929年生まれ)の最新録音。意外なことに協奏曲は初録音です。一見変わったカップリングですが、ハイドンもプーランクも弦楽を伴奏にしている(ティンパニもありますが)共通項を持っています。ハイドンの2曲の協奏曲はチェンバロ協奏曲としても知られる作品です。ジン・ワンは中国生まれの指揮者で、ウィーン音楽大学でハーガーに学びその後バーンスタイン、メータに学んだあとエトヴェシュのアシスタントを務めました。ヨーロッパの歌劇場などで活躍しています。ユーラシア・シンフォニエッタはジン・ワンが組織したアジアとヨーロッパの若手奏者を集めたオーケストラです。
TUDOR-7167
ブラームス:合唱と管弦楽のための作品集
ネニー(悲歌)Op.82/運命の女神の歌Op.89
アルト・ラプソディOp.53/運命の歌Op.54
ロビン・ティチアーティ(指)バンベルクSO
バイエルン放送cho、アリス・クート(A)

録音:2009年3月,ヨゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク
アルト・ラプソディを歌うアリス・コートはイギリス出身でこれまでにブリギッテ・ファズベンダー賞、キャスリン・フェリアー賞などを受賞、ドホナーニ、ゲルギエフ、サロネンらと共演。リートとオペラの両分野で活躍しています。太く柔らかな低音とともに高音域の輝きもすばらしく、次世代の名アルトとして注目されています。指揮のロビン・ティチアーティ(1983年生まれ)はシャルル・デュトワのもとで研鑽を積み、2005年には史上最年少でミラノ・スカラ座にデビューした。オーケストラと合唱との絶妙なバランスが実現され未来の巨匠を予感させます。SACD驚異の高音質。
TUD-7168
ヴァイオリンとアコーディオンによる作品集
ラ・カンパネラ(パガニーニ)
気まぐれ女(エルガー)
ワルツ(グリーグ)/ロザリオ(ネヴィン)
楽興の時(シューベルト)
シャコンヌ(ヴィターリ)
ハンガリー風ロンド(ハイドン)
アラビアの歌(リムスキー=コルサコフ)
ユーモレスク(ドヴォルザーク)
シシリエンヌ(パラディス)
夜鳴きうぐいす(アリャビエフ)
タンゴ(アルベニス)
夢のあとに(フォーレ)
カンタービレ(パガニーニ)
カルメン幻想曲(サラサーテ)
愛の歌(クライスラー)
アンダルシアのロマンス(サラサーテ)
ウィーン奇想曲(クライスラー)
酒宴の歌(ベートーヴェン)全19曲
ミヒャエラ・ペッチュ=ネフテル(Vn)、
ヴィスワフ・ピプチンスキ(アコーディオン)

録音:2009年
ヴァイオリンとアコーディオンによる誰もが知っている名曲集。ウィーンのカフェにいる気分にさせてくれるおしゃれな一枚。
TUD-7169(1SACD)
古典派トランペット協奏曲集
ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調 Hob.VIIe-1
L・モーツァルト:トランペット協奏曲ニ長調
ネルーダ:トランペット協奏曲変ホ長調
フンメル:トランペット協奏曲ホ長調
ガボール・タルコヴィ(Tp)
カール=ハインツ・シュテフェンス(指)
バンベルクSO

録音:2009年5月4-8日
イタリアのトランペット協奏曲(TUDOR 7161)に続くガボール・タルコヴィのトランペット協奏曲集。タルコヴィは1969年、ハンガリー生まれ。2005年以来ベルリン・フィルのソロ・トランペット奏者を務めている。前回がバロック音楽中心だったのに対し、今回は古典派が中心。ヨハン・バプティスト・ゲオルク・ネルーダ(1707−1780)のトランペット協奏曲が比較的珍しい。伴奏の指揮はベルリン・フィルを2007年に退団したクラリネット奏者・指揮者で、気心の知れたシュテフェンスです。
TUD-7170(1SACD)
マーラー:交響曲第3番ニ短調 ジョナサン・ノット(指)
バンベルクSO
藤村実穂子(A)
バンベルク大聖堂少年cho、
バンベルクSO合唱団女声団員

録音:2010年5月25-30ヨーゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク、ライヴ

※日本語オビ・解説付き
2003年から始まったジョナサン・ノットのマーラー交響曲録音シリーズ最新盤。今回はマーラーの作品のなかでもとりわけ巨大で奔放な規模を持つ第3番。「交響曲は世界だ。ゆえにすべてを包含しなければならない」というマーラーの交響曲観をもっとも体現した作品で、その膨大な音の情報量、詰め込まれた音楽の多様さ、宇宙、自然への感謝と畏怖がこめられた音楽は現在までも他に類を見ません。第4楽章でアルト独唱を受け持つ、近年目覚しい活躍をする藤村実穂子の歌唱も聴きものです。超高音質により音のディテール、立体感に優れ、マーラーの思い描いた大自然のヒ響き、牧神の深いため息が聴き取れることでしょう。
[Disc1]第1楽章(34:45)
[Disc2]第2〜6楽章(10:07/17:48/11:03/4:26/25:56)
TUDOR-7173
リチャード・マッジ(1718-63):6つの協奏曲(協奏曲第1番 ニ長調
協奏曲第2番 変ロ長調
協奏曲第3番 ト長調
協奏曲第4番 ニ短調
協奏曲第5番 変ロ長調
協奏曲第6番 ヘ長調)
ノン・ノビス・ドミネ
カプリッチョ(バロック・オーケストラ)

録音:2008年6月30-7月4日,バーゼル・マルティン教会、DDD
バロック協奏曲ファンに大いにお勧めの1枚。リチャード・マッジ(1718-1763)は、18世紀イングランドのビドフォード生まれの作曲家。本業は牧師で、この6つの協奏曲など僅かな作品しか伝わっていない。6つの協奏曲は1749年に出版されたもの。ヘンデルなどからの影響も見られつつ、穏健で愉しい音楽である。カプリッチョは1999年創立のバーゼルのバロック・オーケストラで、たいへん優れた奏を繰り広げています。
TUDOR-7176(1SACD)
マーラー:交響曲第7番ホ短調 ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO

録音:2011年7月11-15日ヨーゼフ・カイルベルト・ザール
※日本語オビ・解説付き
好評のジョナサン・ノットのマーラー交響曲録音シリーズ第7弾。《夜の歌》と呼ばれることもあるこの作品は夢とうつつの境目を往き来するかような夢幻的な雰囲気と美しい旋律で溢れています。全体の構成がラプソディックであるため、全体のポイントをどこに置くかによって演奏の方向性が指揮者によって著しく異なる問題作でもありますが、さてノットはいかなるアプローチをとっているのかは聴いてのお楽しみ。管楽器ソロの出番も多く、艶やかで流麗なバンベルク響の管楽セクションの妙技も聴き逃せません。ハリウッドの映画音楽かと見紛うほど効果絶大かつ豪華絢爛な両端楽章とシェーンベルクらに霊感を与え表現主義音楽の確立に決定的な影響を与えた中間楽章の「夜の音楽」の鮮烈なコントラスト。豪快な大管弦楽のサウンドと繊細な室内楽の要素を併せ持つ複雑な総譜をこれほどの解像度でリアリゼーション出来る指揮者は今日ノットをおいて他にいません。
[演奏タイミング]
(21:56/16:08/9:15/14:07/17:53)
TUDOR-7177
テレマン:管弦楽作品集
管弦楽組曲 ト短調 TWV55:g4
協奏曲 ホ長調TWV 51:E1
ソナタ ヘ短調 TWV44:32
協奏曲 ヘ長調 TWV53:F1
管弦楽組曲 変ロ長調 TWV55:B5
ドミニク・キーファー(指)
カプリッチョ(バロック・オーケストラ)

録音:2009年7月
テレマンの管弦楽作品を収録している。カプリッチョは、1999年に結成された、スイス、バーゼルのピリオド楽器オーケストラ。マッジ:6つの協奏曲(TUDOR7173)に続くアルバム。コンサートマスターのドミニク・キーファーが音楽監督を務め、活発に活動している。ドイツ風のゴツゴツしたテレマンではなく、フランス風の柔らかさが生かされた演奏です。
TUDOR-7178(1SACD)
ハンス・ゾンメル:管弦楽伴奏つき歌曲集
ハンス・ゾンメル(1837-1922):サッフォーの歌Op.6(テキスト:カルメン・シルヴァ)
管弦楽伴奏つき歌曲集(オデッセウス/夜/漁師/王様と蚤/宮殿の見張り台で塔守は歌う/月へ/他全15曲)
エリザベト・クルマン(M.S)、
ボー・スコウフス(Br)、
セバスティアン・ヴァイグレ(指)
バンベルクSO

録音:2010年5月-8月、バンベルク
ハンス・ゾンメルは日本では殆ど知られていないが、ブラームスと同い年のドイツの作曲家。生涯に多くの歌劇(その多くはおとぎ話を題材としている)とおびただしい数の歌曲を作曲しています。
ワーグナーとR.シュトラウスの間のミッシング・リンクを埋めるような作風で極めて興味深い存在といえよう。またイタリア歌劇から影響を感じさせる伸びやかで美しい旋律性をも兼ね備えています。
いずれも管弦楽の伴奏つきで、さながら歌劇のアリアを思わせるドラマティックな歌曲。 ソプラノのエリザベス・クルマンはオーストリアの若手でウィーン・フィルの演奏会に度々登場し、アーノンクール、メータ、ムーティらと共演している。バリトンのボー・スコウフスはデンマーク出身でドン・ジョヴァンニからツェムリンスキー、ヴォツェックなどオペラも得意としているが、ドイツ歌曲も得意としSONY CLASSICALから多数のアルバムが発売になっています。
TUD-7179
アレンスキー:チェロとピアノのための2 つの小品Op.12
ヴァイオリンとピアノのための4 つの小品Op.30
ピアノ五重奏曲ニ長調Op.51*
チェロとピアノのための4 つの小品Op.56
モスクワ・ラフマニノフ三重奏団
【ミハイル・ツィンマン(Vn)、
ナターリア・サヴィノヴァ(Vc)、
ヴィクトール・ヤンポルスキー(P)】
レオニード・ルンドストレーム(Vn) *
イリヤ・ゴフマン(Va) *

録音:2009年モスクワ
アレンスキー:ピアノ三重奏曲集(TUDOR7152)に続くモスクワ・ラフマニノフ三重奏団のアレンスキー第2 弾。 ロシア叙情たっぷりのアレンスキーの弦楽器のための室内楽曲集。アレンスキーはリムスキー・コルサコフとチャイコフスキーの多大な影響のもと、さらにショパン、フランス音楽の影響も臆せずに受け、ロシアの作曲家の中でも突出して洗練された作風を確立しました。大作、ピアノ五重奏曲を中心にヴァイオリン、チェロのための小品など、いずれも美しい旋律にあふれた佳曲がそろっています。モスクワ・ラフマニノフ・トリオは結成 18 年になる中堅アンサンブルで当TUDOR からはショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲集(TUDOR 7137)も出ています。なお、ラフマニノフ・トリオとも表記されることもありますが Centaur に録音があるラフマニノフ三重奏団とは別団体。

TUDOR-7181(1SACD)
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
序奏と協奏的アレグロ.ニ短調 Op.134
協奏的小品ヘ長調 Op.86
序奏とアレグロ・アパッショナート.ト長調 Op.92
ゲルハルト・オピッツ(P)
マルク・アンドレーエ(指)バンベルクSO

録音:2010年6月28日-7月2日、バ
ンベルク
※日本語オビ・解説付き
TUDORのバンベルクSOのシリーズ、ゲルハルト・オピッツを迎えてのシューマンのピアノ協奏曲集。オピッツはシューマンも得意としているが、ピアノ協奏曲も含めてこれらの曲は意外なことに初録音(恐らく)。過度の思い入れをせず、我を押し出し過ぎずしかししっかりと自己主張をする、身の詰まったシューマンを聞かせてくれる。バックをスイスの名匠マルク・アンドレーエが受け持っています。
TUD-7182
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789):協奏曲&シンフォニア集
協奏曲イ短調(ファゴット、弦楽と通奏低音のための)
シンフォニア ニ長調(2つのフルート、2つのオーボエ、2つのホルン、弦楽と通奏低音のための)
協奏曲変ロ長調(ファゴット、弦楽と通奏低音のための)
シンフォニア ト長調(2つのホルン、弦楽と通奏低音のための)
協奏曲変ホ長調(ファゴット、2つのオーボエ、2つのホルン、弦楽と通奏低音のための)
シンフォニア第6番a 変ロ長調〜(2つのファゴット、弦楽と通奏低音のための)
ドミニク・キーファー(指)
カプリッチョ(バーゼル・バロック・オーケストラ)、
セルジオ・アッツォリーニ(Fg)

録音:2010年
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789)はドイツの作曲家でJ.S.バッハの弟子に師事して音楽を学んだとされています。アイゼナックの宮廷楽団のコンサート・マスターを皮切りに多くの宮廷楽団の楽員としてキャリアを積み、同時に多くの協奏曲、シンフォニアを作曲しまし。バッハの流れを汲む作曲家とはいえ、イタリア音楽の影響を強く受けたカンタービレあふれる協奏曲です。演奏のカプリチオ・バーゼル・バロック・オーケストラは1999年に結成されバロックから古典、初期ロマン派をレパートリーとしており、モンテヴェルディの歌劇からベートーヴェンの交響曲まで演奏します。当レーベルには他にマッジの6つの協奏曲(TUDOR7173)、テレマンの序曲・協奏曲集(TUDOR7177)が出ています。
TUD-7183(1SACD)
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
セレナード第1番 ニ長調 Op.11
ハンガリー舞曲第1番,第3番,第10番
ロビン・ティチアーティ(指)
バンベルクSO

録音:2010年9・-11日、バンベルク
素晴らしいブラームス。これほど若く瑞々しく柔らかく、喜ばしさとデリケートな感性、そして上質な味わいを湛えたブラームスは極めて稀。ロビン・ティチアーティは1983年、ロンドンに生まれた、まだ20代の指揮者。しかしその才能は十代から注目されており、既に20代前半には英国音楽界の一線で活躍。日本でも2008年5月ザルツブルク音楽祭のプロダクションによる「フィガロの結婚」を指揮、エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団を率いて見事なモーツァルトを演奏し、耳の鋭い人たちから賞賛されてました。今回は、ティチアーティが首席客演指揮者を務めるバンベルク交響楽団を指揮してのブラームス。快速でありながら往年の巨匠指揮者たちが持っていたような弾む広がりを持つ変奏曲もさることながら、瘴曹ォ扱いされることも少なくないセレナード第1番が「初期交響曲」と呼ぶに相応しい傑作であることをティチアーティは明確に示している。この演奏を聞けば誰もが、21世紀半ば偉大な指揮者の「若き日の足跡」がここにあることを認めることだろう。SACDによってバンベルク交響楽団が未だ残すドイツ・ローカルの音色が堪能できるのも魅力です。
TUD-7185
リュリ:「ファエトン」〜序曲、
エールと舞曲
「アティス」〜序曲、エールと舞曲
「アルミード」〜序曲、シャコンヌ、エールと舞曲
ドミニク・キーファー(指)
カプリッチョ(バロック・オーケストラ)

録音:2011年3月10−13日、ラインファイデ
マッジ:協奏曲集(TUDOR7173)、テレマン:管弦楽作品集(TUDOR7177)、ヘルテル:作品集(TUDOR7182)に続くカプリッチョ(バーゼル・バロック・オーケストラ)のCD第4弾。リュリのオペラ3作から、管弦楽曲を抜き出したもの。カプリッチョは1999年に創設されたバロック・オーケストラ。スイスの団体らしく、ドイツ風の演奏よりは明るく柔らかめ、フランスの団体よりは素朴な温もりがある演奏。肩肘張らない心地よいリュリを聞くには打ってつけのCD。
TUD-7186
サンマルティーニ(1695-1750):6 つのコンチェルト・グロッソ Op.5
(第1 番 ホ短調/第2 番 変ロ長調/第3 番 ト短調/第4 番 イ短調/第5 番 ハ短調/第6 番 ト短調)
オーボエ,弦楽と通奏低音のための協奏曲 変ホ長調
リコーダー,弦楽と通奏低音のための5声の協奏曲
ドニミク・キーファー(指)
カプリッチョ(バロック・オーケストラ)

録音:2013年10月8-10日 ラインフェルデン,スイス
サンマルティーニ兄弟の兄、ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695-1750)の作品を集めて いる(弟はジョヴァンニ(1698頃-1775)。彼は1736年以降をロンドンで過ごしており、6つのコ ンチェルト・グロッソ Op.5はその時期の1747年に出版された。3楽章から5楽章まで形式は 様々で、また編成にも変化がある。 カプリッチョは1999年創立のバロック・オーケストラ。リーダーのドニミク・キーファーは創設者 の一人で、バロックヴァイオリンの名手。
TUD-7187
ドヴォルザーク:室内楽作品集
バガテルOp.47 B.79
テルツェット(三重奏曲) Op.74 B.148
弦楽五重奏曲第2番 Op.77 B.49
シャロウン・アンサンブル・ベルリン
【ヴォルフラム・ブランドル(Vn)
レイチェル・シュミット(Vn)
ミシャ・アフカム(Va)、
リチャード・デュヴェン(Vc)
ペーター・リーゲルバウアー(Cb)
ヴォルフガング・キューン(ハーモニウム)】

録音:2013年5月〜6月
1983 年ベルリン・フィルのメンバーによって設立されたシャロウン・アンサンブル・ベルリン。現在はドイツの主要なオーケストラに在籍するメンバーで構成されています。ヴァイオリンのブランドルは 10 年間ベルリン・フィルで活躍。現在ベルリン国立歌劇場管弦楽団のコンサート・マスターを務めている実力派です。 ドヴォルザークのユニークな編成の室内楽作品を収録。「バガテル」は 2 本のヴァイオリン、チェロとピアノの代わりにリードを用いたオルガン“ハーモニウム”を用いた作品。「テルツェット(三重奏曲)」はヴァイオリン 2 本とヴィオラ。「弦楽五重奏曲第 2 番」は弦楽四重奏+コントラバスの編成。シャロウン・アンサンブル・ベルリンはドヴォルザークの民俗色を洗練された演奏で楽しませてくれます。
TUDOR-7189M
ベルリン・フィル・ブラス・アンサンブル
シャーンドル・バローグ(b.1958):ブレーメンの金管音楽隊*
ショスタコーヴィチ(ドラーゲ&アンドレセン編):舞台管弦楽のための組曲より(4曲)
シャーンドル・バローグ(指)
ベルリン・フィルハーモニー金管アンサンブル、
クラウス・ヴァレンドルフ(朗読・ドイツ語)

録音:2009年3月、2012年2月
ベルリン・フィルの精鋭たちが集まった金管アンサンブルによる楽しい音楽劇。シャーンドル・バローグはハンガリー出身のバス・トロンボーン奏者でハンガリー放送響、ブダペスト祝祭管などで活動する傍ら、ブラスのための作編曲を数多く手がけている。「ブレーメンの金管音楽隊」はバローグのオリジナル作品で有名な童話に基づく音楽劇。8 曲からなる組曲の合間に朗読(ドイツ語)が入る。ショスタコーヴィチの組曲はかつては「ジャズ組曲第2 番」として知れられていた作品から4 曲選んで金管アンサンブルのために新たに編曲してまとめたもの。
TUDOR-7190
永遠の幻影
オットー・オルソン(1879-1964):オルガン交響曲第2番「クレド・シンフォニアクム」Op.50
シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲
第10番《ローマ風》Op.73
ジョルジュ・アタナシアデ(Org)

録音:2011年、サン=モーリス大聖堂の大オルガン使用
オットー・オルソンはスウェーデンの作曲家で後期ロマン派とフランス音楽の影響を受け、華麗なハーモニーを持った壮麗なオルガン曲や宗教曲を多数作曲しました。他にヴィドールの代表作のひとつ《ローマ風》交響曲を収録。ジョルジュ・アタナシアデは1929年スイス生まれのオルガンの巨匠で、このディスクが最新録音となる。フランス・サン=モーリス大聖堂の大オルガン使用。
TUD-7191
(1SACD)
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」 ジョサナン・ノット(指)
バンベルクSO

録音:2008年10月27-31日,ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク
2003年に第5交響曲で始まったノットのマーラー交響曲全集録音チクルスもいよいよ今回リリースされる第6、8 番をもって完結します。全集完結までに9 年の歳月をかけているところは何事も拙速に成果が求められる昨今の一般世情を考えると極めて慎重、かつ万全の準備と綿密な計画のもと一連の録音が行われたことがわかります。さてノットが最後に残しておいた2 つの交響曲はいずれも難物、超大作。その複雑な対位法と全体の造形の完成度の高さから第 9 番を差し置いてマーラーの最高傑作との呼び声も度々聞かれる第 6 番は指揮者とオーケストラの技量のほどを厳しく問われる難曲ですが、冒頭からノットは尋常ならざるハイテンションで飛ばし、さらに咆哮する音響の渦の中を巨木の幹と枝のようにうねり、のたうち回る緻密な対位法をノットは冷徹な眼差しでクリアに浮かび上がらせます。マーラーが偏執狂的なまでに細かく書き込んだ指定は忠実に守られ、結果として極端なまでのコントラスト、光と影が生まれ、さながらギリシャ彫刻のような美しさを実現します。また第3 楽章の痛々しいまでのセンチメンタリズムも特筆に値します。SACDの超優秀録音とあいまってバンベルク響のサウンドもさらに壮麗を極め、この作品が一種の「管弦楽のための協奏曲」的な発想のもと書かれていたことに改めて気づかされます。ブーレーズの冷静さとバーンスタインの情熱が融合した稀有の第6 番の決定盤がついに登場です。
TUD-7192
(1SACD)
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 ジョサナン・ノット(指)バンベルクSO
ヤニナ・ベヒレ(S)、
リオバ・ブラウン(A)、
ミハエラ・カウネ(S)、
マリソル・モンタルヴォ(S)、
マヌエラ・ウール(S)、
アルベルト・ドーメン(B-Br)、
ミハエル・ナジ(Br)、
シュテファン・フィンケ(T)、
バンベルク響ga
チェコ・フィルgCho
ヴィンツバッハ少年Cho

録音:2010年7月21-26日,ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク
交響曲第6 番や第9 番、「大地の歌」に見られる神経質で厭世的な、いわゆる典型的なマーラー像はこの第8 番では影を潜め、信仰告白と恍惚とした忘我の境地が高らかに歌われます。しかし管弦楽と分厚い声楽パートの光彩の中にも極めて綿密な音響設計と対位法が施され、そうした部分での緻密な処理は現代音楽を得意とするノットの面目躍如です。たとえ洪水のようにも思われる音響の中でもノットのオーケストラ・コントロールは繊細さを極め、この曲を単なるお祭り騒ぎではなく、メシアンにも通じるクリアな次元へと聴き手を導きます。また前半と著しいコントラストをなす第2 部の室内楽的な書法におけるノットの現代音楽を演奏するかのような精密な棒さばきにも注目です。マーラーが人生最後に聴いた自作はこんな演奏だったのではないかと思わせる名演です。
TUD-7193(1SACD)
ブルックナー:ミサ曲第3番ヘ短調 ハンナ=エリーザベト・ミュラーs
アンケ・フォンドゥング(A)
ドミニク・ヴォルティヒ(T)
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(Bs)
ロビン・ティチアーティ(指)バンベルクSO
バイエルン放送Cho

録音:2013年4月8-12日、バンベルク・コンツェルトハレ「ヨゼフ・カイルベルト・ザール」
ミサ曲第3番は、ブルックナーがウィーンに移住する直前の1867−1868 年に作曲、その後1870 年代、1880 年代、さらには1890 年代まで断続的に改訂をしている。宗教的敬虔さに満ちた感動的な大作だが、同時に初期の交響曲と同様のまとめづらさのある難曲でもある。ティチアーティは持ち前のバランスの良さと、透明感溢れる柔らかな色彩を生かして、ドイツ風のゴツゴツした演奏からは想像もできないほど美感滴るブルックナーに仕立てている。4 人のソリストとバイエルン放送合唱団の声楽陣もティチアーティの意を見事に汲んでいる。新鮮な美しさをSACD の優秀録音が一層引き立てています。
TUD-7194(1SACD)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
アメリカ組曲 イ長調Op.98b
ロビン・ティチアーティ(指)
バンベルクSO

録音:2013年12月、バンベルク・コンツェルトハレ「ヨゼフ・カイルベルト・ザール」
ロビン・ティチアーティは1983 年の生まれ。このディスクに収録されているドヴォルザークは2013 年暮の録音なので、ちょうど30 歳の時の演奏である。30 歳といえば一般的にもまったくの青年、指揮者とあらば普通はまだ駆け出しの年齢である。しかしティチアーティは 20 代で既に高い評価を得ていた。26 歳でスコットランドの名オーケストラ、スコットランド室内管弦楽団の首席指揮者に就任、27 歳にはこの録音で演奏しているバンベルク交響楽団の首席客演指揮者に就任。これだけでも驚きだが、さらにこの録音の翌年には英国の格式高いグラインドボーン音楽祭の音楽監督に就任している。就任時、ティチアーティはようやく31 歳になったところだった。
だが年齢で驚いている場合ではない。この青年指揮者の演奏が抜群に素晴らしいのだ。彼の演奏を聞けば、30 歳で国際的名声を築いたのも当然と理解できるだろう。 このディスクに聞けるティチアーティのドヴォルザークの演奏はたいへんに充実したものだ。
響きは豊かで旨みに溢れ、音楽の運びには既に風格すら感じられる。全体の構成をキチッと見通していて抜かりなく、楽譜の指示もとてもよく読み込んでいる。勢いにまかせるようなことのない成熟した演奏なのだが、しかし音楽の端々には、若く才能豊かな音楽家だけが持つ瑞々しい感性が宿っている。ティチアーティがいずれ大家、巨匠と呼ばれる指揮者になった時でも、このドヴォルザークのディスクは30 歳のティチアーティの魅力をSACD Hybrid の優秀録音で伝え続けてくれるだろう。
TUD-7195(1SACD)
名序曲集
グルック(ワーグナー編):「アウリスのイフェジェニー」序曲
モーツァルト:「クレタの王イドメネオ」〜序曲,バレエ音楽
ケルビーニ:「メデ」序曲
ベートーヴェン:「アテネの廃墟」序曲
ウェーバー:「オベロン」序曲
メンデルスゾーン:「夏の夜の夢」序曲
カール=ハインツ・シュテフェンス(指)
バンベルクSO

録音:2014年11月4−8日 バンベルク
カール=ハインツ・シュテフェンスがバンベルク交響楽団を指揮した序曲集。シュテフェンスは1961 年、ドイツ西部のトリーアの生まれ。元々はクラリネット奏者でTUDOR レーベルへも多数の録音がある。バイエルン放送交響楽団(1989-1996)やベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2001-2007)のソロ・クラリネット奏者を務めたが、2007 年に指揮者に転向、ハレ歌劇場(2007-2013)やルートヴィヒスハーフェン・ラインラント=プファルツ州ドイツ国立フィルハーモニー管弦楽団(2009-)の音楽監督を歴任。短期間で指揮者としての名声を高め、2008 年にはベルリン国立歌劇場に「フィデリオ」で初登場、2012 年にはスカラ座に「ドン・ジョヴァンニ」で初出演、同年は NHK 交響楽団でも指揮をしている。2013 年に古巣ベルリン・フィルを指揮して話題になった。ソリストとしてやっていけるほどの腕前のクラリネット奏者でありながら、地方の歌劇場、オーケストラから再出発した人だけに、指揮者歴がまだ 10 年に満たないとは思えないほど叩き上げ的な実力を持っており、様々なタイプの音楽をいずれも見事に説得力あるものにしている。この SACD を聞いた人は間違いなくシュテフェンスの名前を良く覚えておこうと思うことだろう。バンベルク交響楽団のしっとりとした音色も美しく、それを優秀録音がよく捉えている。
TUD-7196(1SACD)
スメタナ:交響詩「わが祖国」 ヤクブ・フルシャ(指)
バンベルクSO

録音:2015年9月7、8日,2016年3月21-23日 バンベルク
2016 年9 月、チェコの有望な若手指揮者、ヤクブ・フルシャがドイツの名門オーケスト ラ、バンベルク交響楽団の首席指揮者に就任。そしてこの期待の組み合わせの初録音 として、チェコ音楽の金字塔、スメタナの「わが祖国」全曲が SACD hybrid で発売され た。東京都交響楽団の首席客演指揮者として日本でもお馴染みのフルシャは、まだ 30 代半ばだがチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の常任客演指揮者にも任じられており、 21 世紀のチェコのクラシック音楽界を背負って立つ才能として大きな期待が寄せられて いる。この録音はその期待に答えた素晴らしい演奏だ。チェコ人が持つ「わが祖国」へ の熱い思いが湧き上がりつつも、現代的な知性で楽譜の隅々にまで配慮を行き届かせ た演奏である。そして前身がプラハのドイツ人オーケストラであるバンベルク交響楽団 が、フルシャの素晴らしい音楽にドイツのオーケストラの充実した音を加えている。 始まったばかりのフルシャとバンベルク交響楽団の時代だが、就任前のこの録音から既 に素晴らしい一時代が築かれることが予見できるようだ。 定評あるTUDOR のSACD hybrid の優秀録音、SURROUND SOUND 5.1。  (Ki)
TUD-7198
ヘンツェ: 新しい民謡と羊飼いの旋律(1983/1996)〜ファゴット・ギター・弦楽三重奏のための
室内楽 1958(1958/1963)〜ヘルダーリンの「明るい青空に」によるテノール、ギター、8つの楽器のための
シャロウン・アンサンブル:
【ヴォルフラム・ブランドル(Vn)、クリストフ・ホラク(Vn)、 クリストフ・シュトロイリ(Vn)、ミヒャ・アフハム(Va)、 クラウディオ・ボホルケス(Vc)、リチャード・デュヴェン(Vc) 、ペーター・リーゲルバウアー(Cb)、アレクサンデル・バーダー(Cl) 、マルクス・ヴァイドマン(Fg)、シュテファン・ドゥ・ルヴァル・イェジエルスキー(Hrn)】
ユルゲン・ルック(G)
アンドルー・ステープルズ(T)
ダニエル・ハーディング(指)

録音:2016年2月、2013年9月、2014年7月、何れもカンマームジーク・ザール,ベルリン・フィルハーモニー
2012 年に86 歳で亡くなった、ドイツの巨匠作曲家ヘンツェ。同時代の前衛とは一線 を画した、二つの情感豊かな音楽を収録している。テノールとギターとアンサンブルの ために書かれた「室内楽 1958」は、ヘルダーリンの詩「明るい青空に」を用いた声楽 曲。ブリテンに献呈され、そのブリテンを思わせる沈みがちな抒情あふれる歌唱がい い。ハーディング指揮シャロウン・アンサンブルも中間色を巧みに生かした色彩感で聴 かせる。ファゴット、ギターと弦楽三重奏のための「新しい民謡と羊飼いの旋律」は新古 典主義風。オーストリア民謡の牧歌風の旋律に、深々としたメランコリーが入り交じる。
TUD-7199
クロンマー:フルート四重奏曲 ニ長調 Op.93
フルート四重奏曲 ハ長調 Op.90
フルート四重奏曲 ト長調 Op.92
アンドレアス・ブラウ(Fl)
クリストフ・シュトロイリ(Vn)
ウルリヒ・クネルツァー(Va)
ダーフィト・リニカー(Vc)

録音:2014年12月8、9日、2015年1月12、1日、2月23日、ベルリン
近年急速に再評価が進んでいるフランツ・クランマー(ボヘミア名でフランティシェク・ヴィンツェンツ・クラマージュ 1759―1831)のフルート四重奏曲集。クランマーはボヘミア、イフラヴァ地方の小村カメニツェに生まれた作曲家。モーツァルトと同世代で、ベートーヴェンより4 年長命した。ハンガリーやウィーンで活動した後、ウィーンで宮廷楽長の地位に就き、同地で亡くなった。このCD に収録されている3 曲のフルート四重奏曲は、ハイドンの後期やところどころ初期のベートーヴェンを思わせるたいへん魅力的な作風である。1969 年から 2015 年まで実に 46 年間、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者を務めたアンドレアス・ブラウが、円熟の笛の音としか言いようのない素晴らしい演奏でクロンマーの魅力を存分に引き出している。

TUD-7200
シャーンドル・バローグ(b.1958):ブレーメンの音楽隊(日本語ナレーション版) (台本:クラウス・ヴァレンドルフ) *
ショスタコーヴィチ(ドラーゲ&アンドレセン編):舞台管弦楽のための組曲より
(マーチ、ワルツ第2番、小ポルカ、ダンス第1番)
シャーンドル・バローグ(指)
ベルリン・フィルハーモニー金管アンサンブル:【ガボール・タルコヴィ(Tp)、タマーシュ・ヴェレンツェイ(Tp)、ゲオルク・ヒルザー(Tp)、ギヨーム・ジェル(Tp)、マルティン・クレッツァー(Tp) 、サラ・ウィリス(Hrn)、リストハルト・ゲスリンク(Tb)、オラフ・オット(Tb)、 トーマス・ライエンデッカー(Tb)、イェスパー・ブスク・ソレンセン(Tb)、シュテファン・シュルツ(Tb)、アレクサンダー・フォン・プットカーマー(Tub)】

クラウス・ヴァレンドルフ(朗読・日本語) *
エルネー・ウェセリー(アコーディオン)*、
タマシュ・ホルヴァート(G)*
フランツ・シンドルベック(ドラム・セット)*、ヤン・シュリヒテ(Perc)*

録音:2009年3月、2012年2月、
日本語解説・台本付き
グリム兄弟作のメルヘン作品の中でも「ヘンゼルとグレーテル」に次ぐ著名作品が「ブレーメンの音楽隊です」。クラウス・ ヴァレンドルフとシャーンドル・バローグの音楽バージョンはこの興味深い物語を格別お茶目に、かつ今日的に語ります。 5人の主人公(登場動物たち)が話す受難の出来事はセルゲイ・プロコフィエフの作品「ピーターと狼」と同じく、例えばロバ の鳴き声は二本のトランペットが、犬は金重なホルンのソロが、猫の愚痴はピッコロトランペットが、そしてトロンボーンは雄鶏 の雄叫び、と様々な楽器で表現されます。 この作品はベルリン・フィルの教育プログラムの一環であるファミリーコンサートのために作られました。ファミリーコンサート はベルリン・フィルの数あるシリーズの中でも大事なハイライトです。このコンサートでは、アドリヴのような場面に即座に反応 する子供達が特別な雰囲気を作ります。そしてショスタコーヴィチの「舞台管弦楽のための組曲」くらい、この高揚したサー カス小屋のような雰囲気に合う音楽はありません。子供達のためだけじゃありません、どうぞお楽しみください。 ※シャーンドル・バローグはハンガリー出身のバス・トロンボーン奏者でハンガリー放送響、ブダペスト祝祭管などで活動す る傍ら、ブラスのための作編曲を数多く手がけている。「ブレーメンの音楽隊」はバローグのオリジナル作品で有名な童話に 基づく音楽劇。8 曲からなる組曲の合間に朗読が入るが、このアルバムでは台本のヴァレンドルフ自ら日本語版に挑戦!。 ちょっと拙いですが、温かみのある語り口です。ショスタコーヴィチの組曲はかつて「ジャズ組曲第 2 番」として知れられてい た作品から4 曲選んで金管アンサンブルのために新たに編曲してまとめたもの。
TUD-7201
ブリリアント・ブラス
トーマス・ガンシュ:5つの艦隊
ヴィクトル・エヴァルド:金管五重奏曲第1番 変ロ短調
ヨーゼフ・ランナー(マリアンヌ・ブルックナー編):シュタイアー風舞曲
マルコム・アーノルド:金管五重奏曲Op.73
ヴェルナー・ピルヒナー:金槌をポケットに持った男
ウィーン=ベルリン・ブラス・クインテット
【ガボール・タルコヴィ(トランペット/ベルリン・フィル首席)、
ギョーム・ジェル(トランペット/ベルリン・フィル) 、
トーマス・イェプストル(ホルン/ウィーン・フィル)、
ディートマル・キューブルベック(トロンボーン/ウィーン・フィル首席)、
アレクサンダー・フォン・プットカマー(テューバ/ベルリン・フィル)】

録音:2014年5月 シンフォニア・スタジオ(ウィーン)
管楽器ファン、大注目のアルバムがリリース。世界的ソリストとしても活躍する 5 人が、オーケストラという枠を超えて結成した「ウィーン=ベルリン・ブラス・クインテット」。ベルリン・フィル、ウィーン・フィルのメンバーによる世界最高峰の響きを堪能できます!コンクールの定番“エヴァルドの金管五重奏曲第1番”や、“アーノルドの金管五重奏曲”など、最高の演奏で聴く金管五重奏曲はまさに極上の時間。

TUD-7202(1SACD)
マーラー:交響曲「大地の歌」 ロベルト・サッカ(T)
スティーヴン・ガッド(Br)
ジョナサン・ノット(指)バンベルクSO

録音:2016年2月8-13日バンベルク・コンツェルトハレ・ヨゼフ・カイルベルト・ザール
ジョナサン・ノットはウィーン・フィルとも「大地の歌」を録音しましたが、そちらはテノールのカウフマンが一人で全部歌ってしまった代わりダネでした。このバンベルクでの声楽陣はバーンスタイン&ウィーン・フィルの録音でも採用され、その後も時々行われているテノール、バリトン歌手によるバージョンです。
一聴して感じるのはバンベルク響の柔らかく耽美的な音色です。蜜のように滴る甘いホルンの響き、官能の極みのような木管、弦楽セクション。ノットは繊細きわまるこの作品の室内楽的書法を注意深く再現しつつ、どこまでも優美に陶酔感をもって進みます。またTUDOR特有の優れた録音技術も特筆に値し、各声部の細やかな旋律の綾も鮮やかにとらえられています。人生の無常を謳ったこの作品をこれほどまで枯淡の境地から程遠く、悩ましく官能的、耽美的に演奏したディスクは近年珍しいでしょう。因みにテノールのロベルト・サッカはマゼール、小澤征爾、ハーディングらと共演、2015、16年にはミラノ・スカラ座に「ヴォツェック」(!)でデビュー、バリトンのスティーヴン・ガッドはキャリアの最初にキャスリーン・フェリアー奨学金を得たのも今回の録音との何かの縁か、その後プラシド・ドミンゴ・オペラ・コンペティション上位入賞、世界各地の歌劇場で目覚ましい活躍を続けている、いずれも今、もっとも脂の乗り切った歌手たちです。
TUD-7203
アヴェ・マリア/歓喜/ハレルヤ
バッハ:管弦楽組曲第3番〜アリア
ヘンデル:セルセ〜オンブラ・マイ・フ
 メサイア〜「シオンの娘よ、大いに喜べ」「ハレルヤ」
ジャゾット(伝アルビノーニ):アダージョ
モーツァルト:証聖者の荘厳晩課 K.339〜主を称えよ
バッハ(グノー編):アヴェ・マリア
ヘルベック:歌え、子らよ
フランク:天使の糧
パッヘルベル:カノン
シューベルト:アヴェ・マリア D839
メンデルスゾーン:主よ、私の祈りを聞いてください
アルフォンス・フォン・アールブルク(指)
チューリヒCO
チューリヒ少年Cho
ヨナー・シェンケル(Boy-S)

録音:2014年4月4-6日,チュ
ーリヒ
バロック音楽および古典派の宗教(的)音楽の名曲を集めたCD。しかしさすがはTUDOR、ありがちな耳当りの良い癒しの名曲集などではなく、とても本格的な充実した演奏を聞かせてくれる。それもそのはず、チューリヒ室内管弦楽団は 1945 年創設という歴史ある室内オーケストラで、しかも 2011 年からはロジャー・ノリントンが首席指揮者を務めているのだ。またチューリヒ少年合唱団はアルフォンス・フォン・アールブルクによって 1960 年に結成、半世紀以上に渡って活躍している少年合唱団。独唱を務めているヨナー・シェンケルはその団員。1999 年生まれ。透き通った美声が素晴らしい。
TUD-7205
アタナシアデのアンコール
バッハ:イエスは私の喜びであり続ける
ブラームス:私の心からの願い Op.122-10
ワーグナー(リスト編):「タンホイザー」の巡礼者の合唱
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16 番 ハ長調 K.545
シューベルト:万霊節の連祷 D 343
ショパン(リスト編):前奏曲集 Op.28〜第4 番 ホ短調
ショパン:前奏曲集 Op.28〜第6 番 ロ短調,第20 番 ハ短調
バッハ:カンタータ「神の時が最も良き時」 BWV 106〜ソナティーナ
 管弦楽組曲第3番 BWV 1068〜エア
 カンタータ「私は片足を墓の中に入れて立っている」〜シンフォニア
ジョルジュ・アタナシアデ(Org)

録音:2016年6月 サン=モーリス,ヴァレ州,スイス
ジョルジュ・アタナシアデは1929 年、スイスのロマンド地方(フランス語地区)に生まれたオルガニスト。1952 年からスイス、ヴァレ州のサン=モーリスの修道院の教会参事会員に就き、演奏活動、教育活動にいそしんでいる。 このCD では有名作曲家たちの作品(オリジナルも編曲も)をオルガンで弾いている。有名なモーツァルトのハ長調のピアノ・ソナタ K.545 をパイプオルガンで弾いているのが珍しい。いずれもサン=モーリスのバジリカ聖堂の大オルガンの素晴らしい音色を優秀録音で楽しめる。
TUD-7206
アタナシアデホ他:オルガン作品集
ジョルジュ・アタナシアデ(b.1929):大オルガンのための組曲(1981)
 パスカリア(1999)
 アゴネンシア(1992)
 リスティアーナ・ヘレニカ(2012)
ルイ・ブロケ(1888-1954):アンダンテ(1929)
 オルガンのための組曲(1930)
ジョルジュ・クラメール(1909-81):喜ばしい組曲(1956)
ジョルジュ・アタナシアデ(Org)

録音:2016年6月14-16日 サン=モーリス,ヴァレ州,スイス
1929 年、スイス生まれのオルガニスト、ジョルジュ・アタナシアデが、自作やルイ・ブロケ(1888-1954)、ジョルジュ・クラメール(1909-1981)らの作品を弾いたもの。ことにアタナシアデの大オルガンのための組曲は、サン=モーリスのバジリカ聖堂の大オルガンの魅力をたっぷり味わえる。
TUD-7212
AVE GENEROSA
1. Attende Domine - グレゴリオ聖歌
2. Victimae paschali laudes - グレゴリオ聖歌
3. オラ・イェイロ:Ubi caritas
4. カザルス:O vos omnes
5. ビクトリア:Tenebrae
6. フランソワ・パンティヨン:Une Croix (詩: Maurice Budry)
7. アレグリ:Miserere mei, Deus
8. ルドルフ・マウエルスベルガー:Herr, lehre doch mich:
9. フランツ・ビーブル:Ave Maria / Angelus Domini
10. Joseph Reveyron:Psaume du Serviteur
11. オラ・イェイロ:Ave Generosa (詩:ヒルデガルド・フォン・ビンゲン)
12. Vytautas Mi?kinis:Cantate Domino
13. カルロ・ボラー:Christus Vincit
14. アンドレ・ドゥクレ:Notre Pere
15. ジョゼフ・ボヴェ:Veille sur nous
アマリリス・ド・ラ・グリュイエールcho
ニコラ・フラニェール(指)

録音:2022年6月2、9、12、23日
アマリリス・ド・ラ・グリュイエールは、チーズで名高いスイスの山里グリュイエールにある男声合唱団。グリュイエール博 物館の館長アンリ・グルモーとビュルの音楽教師アンドレ・コルボによって1955年に設立されました。アンドレ・コルボ は名指揮者ミシェル・コルボのおじで、ミシェルが音楽の道に進む上で大きな影響を受けた人物です。設立当時は 16人のメンバーで主にスイス民謡を歌っていました。その後、一時活動を中断したものの、1976年に再開。今で はメンバーも36人に増えました。このアルバムではグレゴリオ聖歌からルネサンスのポリフォニー、近現代の宗教曲を 歌っています。ピンポイントで高精度に磨き上げられた歌唱とは少し雰囲気の異なる、あたたかみのあるハーモニー が魅力です。

TUD-7501M
モーツァルト:フルート四重奏曲ハ長調 KV Anh.171(285b)
(第3番)
フルート四重奏曲ト長調KV285a(第2番)
フルート四重奏曲イ長調KV298(第4番)
フルート四重奏曲ニ長調KV285(第1番)
オーレル・ニコレ(Fl)
ミュンヘン弦楽三重奏団:
【アナ・チュマチェンコ(Vn)
オスカー・リジー(Va)
ワルター・ノータス(Vc)】

録音:1978年フォナーグ・トンスタジ
オ,リンダウ、スイス
2016 年 1 月、90 歳を目前にして亡くなったフルート奏者オーレル・ニコレを追悼する 意味で彼が最も脂の乗っていた時期の録音のひとつ、モーツァルト:フルート四重奏曲集 を再発売します(旧品番:TUDOR701)。ニコレはスイス出身でフルトヴェングラーのもとベ ルリン・フィルの首席フルート奏者を務め、退団後はソリストとしてバロックから現代音楽ま で幅広いレパートリーを持ち、多くのファンから尊敬されました。ミュンヘン弦楽三重奏団 は商業的な意味での派手さはありませんが、ヴァイオリンのアナ・チュマチェンコをリーダ ーとして実に堅実で真摯な音楽作りをしており、ニコレとの相性は抜群。数あるモーツァ ルトのフルート四重奏曲の録音の中でも上位に位置する名演です。
TUD-7503
NX-A14
シューベルト:ドイツ・ミサ曲/ブラームス: 四重唱曲 Op.92他
シューベルト:ドイツ・ミサ曲
ロッシーニ:ゴンドラ乗り
小さな旅
ブラームス:四重唱曲 Op.92- 合唱とピアノのために
ルツェルン・ヴォーカル・ゾリステン
【メンバー】
ブリギッテ・クーン/ハイディ・ロイトホルド/コリンネ・リュシャー
ブリギット・シュミット(S)
ブリギッタ・フルーリー/ヨハンナ・クラウス/ヨハンナ・モン
クリスティーネ・ヴァルザー(A)
エルンスト・デスター/ローベルト・ランカー/宇佐美 尊(T)
ミシェル・ジャカール/ミヒャエル・パヴル/シェルドン・パイン
ペーター・タールマン(Bs)
イル・ディヴェルティメント
【メンバー】
ハンス=ルドルフ・シュタルダー/リヒャルト・シェーネンベルガー(Cl)
レナーテ・ヒルデブラント/ランドール・クック(Ob)
トーマス・ミュラー/ユルク・アーレマン(Hrn)
ヴァルター・シュティフトナー/ドンナ・アグレル(Fg)
アンサンブル・エドワード・H・タール
【メンバー】
エドワード・H・タール/ボー・ニルソン(Tp)
ハインリヒ・フーバー/ポール・シャピュイ/ハワード・ウェイナー(Tb)
エーリッヒ・ジンガー(ティンパニ)
マルティン・ミュラー(Cb)
ミェチスワフ・ホルショフスキ(P)
フランツ・クサヴァー・ヤンス(指)

録音:1980年12月20、21日
1970年、ルツェルン音楽祭でアレッサンドロ・スカルラッティの「聖チェチーリアの夕べの祈り」の世界初演をきっ かけに、フランツ・クサヴァー・ヤンスとハンス・イェルク・ヤンスの2人によって創設された声楽アンサンブル「ルツェ ルン・ヴォーカル・ゾリステン」。ペーター・マークやヴォルフガング・サヴァリッシュ、ミシェル・コルボら錚々たる指揮 者たちとも共演し、バロックから近現代まで幅広い演目を歌いましたが、出発点となったアレッサンドロ・スカル ラッティには特に注力、1983年から88年まで毎年ルツェルン音楽祭の期間中に、聖レオデガー教会でハン ス・イェルク・ヤンスの指揮のもと演奏を重ねました。 1980年に録音されたこのアルバムには、2つの器楽アンサンブル"イル・ディヴェルティメント"と"アンサンブル・エ ドワード・H・タール"との共演による、シューベルトの「ドイツ・ミサ曲」を中心にしたプログラムが収録されていま す。絶妙に溶け合う美しい声の饗宴が繰り広げられます。ブラームスの四重唱曲にピアノ伴奏で参加してい るのは名手ミェチスワフ・ホルショフスキ。この時点ですでに88歳という年齢にもかかわらず味わい深い演奏を 聞かせます。*既発のLPより復刻となります。
TUD-7504
NX-A14
おお、大いなる奇跡
モンテヴェルディ:Christe Adoramus te キリストよ、われらは御身をあがめ
 Domine ne in furore tuo 主よ、われらを懲らしめたもうな
A・スカルラッティ:Domine refugium factus est
 Completi Sunt
 O Magnum Mysterium おお、大いなる奇跡
 Tenebrae factae sunt あたりは闇となり
 Caligaverunt Oculi Mei わたしの両目は、涙で曇らされて
 Salve regina 元后あわれみの母
ヴェルディ:Pater Noster 天にましますわれらの父よ
 Laudi alla vergine Maria 聖母マリアの讃歌
 Ave Maria アヴェ・マリア
ルツェルン・ヴォーカル・ゾリステン
【メンバー】
フランソワーズ・アルブレヒト/レナーテ・レーマン
コリンネ・リュシャー/ブリギット・シュミット
ウルズラ・ヴィック=ヴァイス(S)
ヨハンナ・クラウス/カリン・マリア・クラウアー
ギラ・ラーセンズ=ティヴァー/ヨハンナ・モン(A)
エルンスト・デスター/ウルス・デットヴァイラー/ローベルト・ランカー
宇佐美 尊(T)
ハンスペーター・ブラント/ルイス・キュファー
ロルフ・ニュンリスト/ペーター・タールマン (Bs)
フランツ・クサヴァー・ヤンス(指)

録音:1978年頃
※初CD化
1970年、ルツェルン音楽祭でアレッサンドロ・スカルラッティの「聖チェチーリアの夕べの祈り」の世界初演をきっかけに、フランツ・クサヴァー・ヤンスとハン ス・イェルク・ヤンスの2人によって創設された声楽アンサンブル「ルツェルン・ヴォーカル・ゾリステン」。ペーター・マークやヴォルフガング・サヴァリッシュ、ミシェ ル・コルボら錚々たる指揮者たちとも共演し、バロックから近現代まで幅広い演目を歌いましたが、出発点となったアレッサンドロ・スカルラッティには特に 注力、1983年から88年まで毎年ルツェルン音楽祭の期間中に、聖レオデガー教会でハンス・イェルク・ヤンスの指揮のもと演奏を重ねました。 このアルバムにはモンテヴェルディ、アレッサンドロ・スカルラッティ、ヴェルディの教会音楽を収録。3人ともオペラ作曲家として知られ、宗教的作品にもそ のドラマティックな感覚が生かされています。ルツェルン・ヴォーカル・ゾリステンは、作品の持つ敬虔な宗教性を生かし、重厚なアカペラで歌い上げてい ます。*既発のLPより復刻となります。
TUD-7505
2つのフルートのための協奏交響曲集
フィオリッロ:シンフォニア・コンチェルタンテ ト長調〜2 つのフルートと管弦楽のため
カンビーニ:シンフォニア・コンチェルタンテ第3番ト長調〜2 つのフルートと管弦楽のため
チマローザ:2つのフルートと管弦楽のための協奏曲 ト長調
宇田川杏奴(Fl)
ドミニク・フンツィカー(Fl)
ポール・クエンツ(指)
ポール・クエンツCO

録音:1978年2月 パリ
旧 TUD-704。スイスと日本を拠点に活躍する宇田川杏奴(うたがわあんね)とドミニク・フ ンツィカーの夫妻による2 つのフルートのための協奏曲集。ポール・クエンツの指揮も含め、華 やかでかつ親しみのある演奏が快い。
TUD-7506
ヴェネツィアの謝肉祭
伝承曲:ヴェネツィアの謝肉祭
チマローザ:クラリネット協奏曲 ハ短調
ドニゼッティ:クラリネット協奏曲 変ロ長調
ロッシーニ:クラリネットと室内楽のための変奏曲ハ長調
メルカダンテ:クラリネット協奏曲 変ロ長調
エドゥアルド・ブルンナー(Cl)
ハンス・シュタードルマイアー(指)
ミュンヘンCO

録音:1988年6月7,8日 ミュンヘン
旧TUD-728。昨年2017 年4 月に亡くなったバーゼル生まれのクラリネット奏者、エドゥア ルド・ブルンナーの演奏するイタリアの作曲家のクラリネットと管弦楽のための作品集。49 歳の 時のこの録音は全盛期のブルンナーの魅力を見事に伝えている。なお旧盤では「ヴェネツィア の謝肉祭」はジャンピエリ作曲となっていたが、このCD では修正されている。

TUD-7601(2CD)
シューベルト:ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 作品99 D898
ピアノ三重奏曲変ロ長調 D28
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 作品100 D929
ピアノ三重奏曲変ホ長調「ノットゥルノ」作品148 D897
モスクワ・ラフマニノフ三重奏団
【ミハイル・ツィンマン(Vn)、
ナタリア・サヴィノヴァ(Vc)、
ヴィクトール・ヤンポルスキー(P)】

録音:2013年8月モスクワ
シューベルトはピアノ三重奏曲を生涯で4 曲残しました。D.28 は15 歳の時の作品。残りの3曲は晩年に作曲しています。「第1 番」と「第2 番」は長大で晩年の傑作として名高いもの。美しいメロディの中から訪れる絶望の影。シューベルトの深淵な音楽がここにある。モスクワ・ラフマニノフ・トリオはロマンティックで喜びに溢れ、穏やかな気分を存分に表現した演奏を繰り広げています。


このページのトップへ


このサイト内の湧々堂オリジナル・コメントは、営利・非営利の目的の有無に関わらず、
これを複写・複製・転載・改変・引用等、一切の二次使用を固く禁じます
万一、これと類似するものを他でお見かけになりましたら、メール
でお知らせ頂ければ幸いです




Copyright (C)2004 WAKUWAKUDO All Rights Reserved.