湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Arte dell'arco Japan
(日本)


鈴木秀美、オーケストラ・リベラ・クラシカによる演奏の録音を中心にリリースしているレーベルです。


※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
ADJ-002
ハイドン:交響曲第6番ニ長調「朝」、
交響曲第7番ハ長調「昼」、
交響曲第8番ト長調「晩」
鈴木秀美(指)
オーケストラ・リベラ・クラシカ

録音:2002年9月27日、浜離宮朝日ホール(ライヴ録音)
※TDK*AD-002の再発売
「快哉を叫びたい、歴史的な第一歩(レコード芸術2002年10月号、平野昭氏)」と絶賛されたデビュー・アルバムに続き発売されたOLCの第2弾。このアルバムは青年ハイドンの覇気とユーモアに溢れた「朝」「昼」「晩」が収録されております。鈴木秀美の指揮のOLCの憧れと愉悦感に満ちたハイドン青春の調べ、楽の各所にフューチャーされたソロを演奏するOLCソリストたちの名技の冴えをお楽しみください。 (Ki)
ADJ-006
モーツァルト:セレナード第13番ト短調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、
ディヴェルティメント.ニ短調K.136、
同変ロ長調K.137、同ヘ長調K.138、
アダージョとフーガ ハ短調K.546
鈴木秀美(指、Vc)、
オーケストラ・リベラ・クラシカ
〔若松夏美,高田あずみ,荒木優子,
竹嶋祐子(Vn)、森田芳子(Va)、
西澤誠治(Cb)〕

録音:2003年5月、三鷹市芸術文化センター、風のホール、セッション録音
※(TDKAD-006の再発売
OLCの選抜メンバーと、鈴木秀美氏が自らチェロを弾き、指揮もした大変な熱演。衝撃的なアイネクライネと、腹をえぐるようなバスが炸裂するアダージョとフーガなど絶品の演奏で、オリジナル楽器独特の美しく暖かい音色、澄みきったハーモニーを堪能できます。ディヴェルティメントの有名曲3曲もリズムが弾みきった演奏。録音も抜群でエンジニア櫻井卓の快心の出来。OLC初のセッション録音オーディオ的にも大満足! (Ki)
「オリジナル楽器を用い当時の演奏習慣を研究して、古典派、なかでもハイドンに再び新鮮な息吹を与えよう、というのが私達オーケストラ・リベラ・クラシカの基本的な活動である。演奏されることが少ないハイドンの初・中期の交響曲は専門家であるはずの私どもにとってもまことに新鮮で、玩具箱にまだ使っていない玩具があるのを発見した子供のように、私たちは一つ一つを楽しみつつ演奏してきた。誰もが知っていると思う作曲家の知られざる側面を紹介するのは音楽家、或いはいわゆる「古楽奏者」の冥利に尽きる仕事である。.鈴木秀美」〜ライナー・ノーツより〜 (Ki)

ADJ-009
ドメニコ・ガブリエリ:チェロ作品全集
チェロ・ソナタ.ト長調
無伴奏チェロのリチェルカーレ全7曲
2つのチェロのためのカノン
チェロ・ソナタ.イ長調
チェロ・ソナタ.ト長調(異稿)
鈴木秀美(Vc)
エマニュエル・バルサ(Vc) 
大塚直哉(Cemb)

録音:2003年 11月秩父ミューズパーク音楽堂
身がチェロ奏者だった1651年生まれの天才ガブリエリ。チェロのために史上初めて書かれた作品を全て網羅。あまりの曲の面白さにびっくり。さすが秀美氏のバロック・チェロ。高いボルテ−ジで凄いテンションで弾き切っています。美しい曲あり、前衛風の曲ありで、全く飽きさせません。今まで録音があまり無かったのが不思議。39 才で世を去った天才の作品をバロック・チェロの王者、鈴木秀美が見事に甦らせました。(TDKAD-009の再発売商品)

■アルテ・デラルコ (弓の芸術 )
チェロ奏者/指揮者の鈴木秀美が、自らプロデュース。主宰するオーケストラ・リベラ・クラシカ、自身のソロ、また声楽アンサンブル、ラ・フォンテヴェルデなどのCDをリリースする期待のレーベルです。
ADJ-011
ハイドン:交響曲第59番「火事」Hob.I-59
モーツァルト:セレナード.ニ長調K.239「セレナータ・ノットゥルナ」
ハイドン:交響曲第45番「告別」
鈴木秀美(指)
オーケストラ・リベラ・クラシカ

ライヴ録音:2004年6月18日、浜離宮朝日ホール・ライヴ
オーケストラ・リベラ・クラシカによるハイドン交響曲シリーズの第9弾は、にぎやかで楽しい第59番「火事」、そして名曲「セレナータ、ノッツゥルナ」「告 別」といううれしい3曲。「告別」はハイドンがホームシックにかかった楽団員のために書いたという名曲。終楽章では楽団員が一人ずつステージから去っ ていくというもので、これを見た皇帝がオーケストラに休みをあたえたという逸品。ティンパニー奏者に、18世紀オーケストラやコンセルトヘボウ、またヤー コプスの「四季」などでお馴染みの名手マールテン・ファン・デア・ファルクをむかえているのもまた聴きもの。(TDKAD-011の再発売商品) (Ki)
ADJ-012(2CD)
ヴィヴァルディ:チェロと通奏低音のためのソナタ集(9曲)全集
変ロ長調RV.47/ヘ長調RV.41
イ短調RV.43/変ロ長調RV.45
ホ短調RV.40/変ロ長調RV.46
イ短調RV.44/変ホ長調RV.39
ト短調RV.42
鈴木秀美(Vc)、
ライナー・ツィパーリング(Vc)、
エーロ・パルヴィアイネン(アーチLute&バロックG)

録音:2003年11月26、27、29&30日、秩父ミューズパーク音楽堂
ィヴァルディの名曲6つのチェロ・ソナタ集に筆写譜の残っている3曲を加えて現在確認できる事実上の全集です。演奏、録音とも快心の出来栄えで、 非常に引き込まれます。ツィパーリングとソロパートを繰り返しで交替して弾くなど「ステレオ効果」も楽しめます。RV40はキューブリック監督の名画「バ リー・リンドン」で使われ絶大な効果を発揮した世にも美しい名曲です。また、通奏低音のメンバーも素晴らしく、フィンランド生まれでホプキンソン・ス ミスの弟子のリュート名人パルヴィアイネン。この録音、通常のチェンバロでなくリュートとバロック・ギターで奏でられているのも特徴。もう一人は18 世紀オケやラ・プティット・バンドのメンバーの大家ツィパーリング。ヴィヴァルディ・ファンならずとも注目の内容です。 (TDKAD-012の再発売商品)  (Ki)
ADJ-017
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲集
弦楽五重奏曲 イ長調 G.316
弦楽五重奏曲 ハ短調 G.314
弦楽五重奏曲 ト短調 G.318
小弦楽五重奏曲 変ホ長調 G.304
若松夏美(Vn)、高田あずみ(Vn)
森田芳子(Va)、鈴木秀美(Vc)
懸田 貴嗣(Vc)

録音:2005 年4 月 秩父ミューズパーク音楽堂
2005年ボッケリーニ没後200 周年に録音。発売された鈴木秀美と弓の仲間たちによるボッケリーニの弦楽五重奏曲集の再発売商品。ボッケリーニの 筆に託された親密な歌心と、清明な地中海の風光に満ちた、至福の響きを味わうことの出来る楽曲です。 ボッケリーニは多作家で、当時のヨーロッパで絶大な人気を博し、特に自身の楽器であるチェロを活用した作品は非常に素晴らしいものばかりです。ボッ ケリーニの魅力は、明るくて分かりやすい旋律が自然に広がり展開していく所です。チェロ2本を用いた弦楽五重奏曲では、超絶技巧も交えた味わい深い 作品です。鈴木秀美のチェロが朗々と鳴り響きます。
『日曜の午後に神様自身が楽しむなら、きっとこれを取り上げただろう』と19世紀のヴァイオリン奏者カルティエに言わしめたボッケリーニの室内楽、チェ ロ2本のクインテットはその神髄!ガットの豊かな音色が綾なす日曜の午後の対話をお楽しみください。(TDKAD 017の再発売商品) (Ki)

ADJ-028
モーツァルト:ピアノ四重奏曲ト短調K.478
ピアノ四重奏曲変ホ長調K.493
ピアノ・トリオト長調K.564
スタンリー・ホッホランド(フォルテピアノ)
若松夏美(Vn)、成田寛(Va)、
鈴木秀美(Vc)

録音:2010年6月6-9日、秩父ミューズパーク音楽堂
フォルテピアノの名匠スタンリー・ホッホランドとの共演によるモーツァルトのピアノ四重奏曲2曲(ト短調K.478、変ホ長調K.493)と、ピアノ三重奏曲(ト長調K.564)です。四重奏曲の2曲、特にト短調の方は比較的よく演奏されますが、オリジナル楽器で聴くと全く違った色合いや風景が現れてきます。まさに極上のモーツァルト!優れた手腕を備えた4人の音楽家によって奏でられる、真の音楽ここにありと申せましょう。演奏のホッホランドはフォルテピアノ奏者の先駆者の一人として数多くの録音を行い今もなお勢力的に演奏活動をしております。鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカとの共演によるモーツァルト:ピアノ協奏曲ニ短調K.466、また名手ヴェラ・ベスとの共演によるシューベルト作品集(CCAD030)はレコード芸術をはじめ高い評価を得ております。 (Ki)
ADJ-029
「文学の響き」イタリアン・マドリガル集
アルカデルト(c.1505-1568):「白く優しい白鳥」Il bianco e dolce cigno
モンテヴェルディ:「星に向かって打ち明けた」Sfogava con le stelle
 「誰も私に忠告するな」Alcun non mi consigli
ジュゼッペ・カイモ(c.1540-1584):「嘆け、谷よ」Piangete valli
モンテヴェルディ:「死んでしまいたい」Si, ch'io vorrei morire
アドリアン・ヴィラールト(c.1490-1562):「愛は私を死なせる」Amor mi fa morire
ディンディア(c.1582-1629):「無慈悲な慰め」Dispietata pietate
モンテヴェルディ:「さあ、さあ、可愛い羊飼いたちよ」Su, su, su pastorelli vezzosi
ディンディア:「“ああ”、とフィレーノは言った」"Lasso", dicea Fileno
フィリップ・ヴェルドロ(1480-1532):「わがイタリアよ」Italia mia
チプリアーノ・デ・ローレ(c.1516-1565):「別れのとき」Ancor che col partire
シジスモンド・ディンディア(c.1582-1629):「“情けを”、と泣きながら叫んでも」"Merce!", grido piangendo
モンテヴェルディ:「ああ私の愛しい人はどこに」Ohime dov'e il mio ben
カイモ:「カッコーが鳴く間に」Mentre il cuculo
モンテヴェルディ:「私は若い娘」Io mi son giovinetta
マルコ・ダ・ガリアーノ(1582-1643):「あのころ私は燃えていた」Arsi un tempo e l'ardoro
オラツィオ・ヴェッキ(1550-1625):「知っているよ、誰が楽しい思いをしているか」So ben mi c'ha bon tempo
ルカ・マレンツィオ(1553-1599):「千回の口づけを」Basciami mille volte
マレンツィオ:「輝く愛しい星に告げた」Dissi a l'amata mia lucida stella
ジョバンニ・ジャコモ・ガストルディ(c.1550-1622):「勝ち誇る愛の神」Amor vittorioso
ラ・フォンテヴェルデ【星川美保子、鈴木美登里、山村奈緒子(S)、上杉清仁(C.T)、谷口洋介(T)、浦野智行、小笠原美敬(Bs)、上尾直毅( Cemb,Org)、金子浩(Lute)】

録音:2010 年6 月10 .13 日、秩父ミューズパーク音楽堂
鈴木美登里を中心に結成された実力派声楽アンサンブル“ラ・フォンテヴェルデ” の初アルバムが遂に登場!モンテヴェルディ他マドリガーレ作曲家達に よる珠玉の作品を集め、「声による言葉の表現」に焦点を当てて精緻なアンサンブルを聴かせてくれます。 「日本人によるマドリガーレのグループを作りたい」という想いを10 年程も持ち続けた後、2002 年に《ラ・フォンテヴェルデ》は誕生した。メンバーの殆ど は古楽の分野で活躍している歌手であったがマドリガーレに関しては初体験に近く、試行錯誤の日々が続いた。更に8 年の年月を経た今、ようやく録音に至っ たことはこの上ない喜びである。( プログラムノート鈴木美登里 より) (Ki)

ADJ-031
ペルゴレージ:シンフォニア.ヘ長調
ベルトー:ソナタニ長調Op.1-1 / ト長調Op.1-3
ランゼッティ:ソナタ嬰へ短調Op.1-10
ジェミニアーニ:ソナタイオ5-2
鈴木秀美(Vc)、山本徹(Vc)、
上尾直毅(Cemb)

録音:2010年7月5-7日、秩父ミューズパーク音楽堂
ストラヴィンスキー《プルチネッラ》の原曲、《サンマルティーニのソナタ》の本当の作者、未だ多くは知られないナポリ生まれのチェリスト等々、鈴木 秀美が上尾直毅と山本徹の好サポートを得てお送りするチェロ作品の魅力の数々を収録した「再発見の歓び」をリリース。実演、録音ともに少ない、し かし音楽的に非常に魅力的な作品ばかりを集めた鈴木秀美、渾身の新録音です。
「古楽を専門としない多くのチェリストにとって、18世紀前半のレパートリーは多くない。J.S.バッハの無伴奏組曲を除けば、ヴィヴァルディのソナタ集、 そしてジェミニアーニのソナタ集などは知られているだろうが、ステージで演奏されることは殆どないだろう。しかし、そのような時代にも魅力ある音楽を 遺してくれた先達がいる。ここに録音した数曲は、その少ないレパートリーにささやかな花を添えるものである。」(鈴木秀美~ライナーノーツより)  (Ki)
ADJ-032
モーツァルト:交響曲第39番
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
鈴木秀美(音楽監督・指)
オーケストラ・リベラ・クラシカ

録音:2011年10月21日(石橋メモリアルホール)、22日(逗子なぎさホール)ライヴ収録
鈴木秀美とOLCの最新アルバムは2011年10月の第28回定期公演ライヴ録音。モーツァルトの3大交響曲のひとつ、第39番では透き通る ような弦と溌剌とした金管が響きわたります。また期待のベートーヴェン第3番「英雄」では、かつてないほどに切れ味抜群でありながら驚くほ どまろやかな響きに脱帽!「変ホ長調交響曲」の代表曲と言えるこの2つの名曲に新たな名録音の登場です。
=オーケストラ・リベラ・クラシカ=
オリジナル楽器で古典派音楽を中心に演奏するオーケストラ。チェロ奏者、鈴木秀美が主宰、音楽監督を務め、2001年に結成、2002年5月に旗 揚げ公演を行った。専門的研究と活動を展開するメンバー30数名が国内外から集結、新鮮な躍動感と斬新なアプローチが話題になっている。決し て広く知られてはいないハイドンの初・中期交響曲に新たな光を当てるほか、《パリ交響曲集》やモーツァルトの名交響曲、セレナーデ、ベートーヴェ ンの交響曲などを演奏。鈴木自身のチェロをはじめ若松夏美、スタンリー・ホッホランドのフォルテピアノ他様々な独奏(唱)者を招いて共演した。 定期公演はライヴ収録され、鈴木自身のレーベル《アルテ・デラルコ(弓の芸術)》からリリース、演奏会と併せて好評を博している。 (Ki)
ADJ-033
メンデルスゾーン:弦楽シンフォニアより
第1番ハ長調、第2番ニ長調、
第3番ホ短調、第7番ニ短調、
第8番-a ニ長調
OLCストリングス
【若松夏美(コンサートマスター)、竹嶋祐子、荒木優子、高田あずみ、高田はるみ、堀内麻貴、原田陽、パウル・エレラ、山内彩香、廣海史帆(以上Vn)、:成田寛、森田芳子、(原田陽;第8番a-U)(以上Va)
鈴木秀美、山本徹(以上Vc)
今野京(Cb)】

録音:2012年6月23日、上野学園 石橋メモリアルホール・ライヴ
オーケストラリベラクラシカ(OLC)第29回公演のライヴ録音。OLCストリングスによる鮮烈な響きで今ここに蘇る少年メンデルスゾーンの弦楽シンフォ ニアです。メンデルスゾーンの弦楽シンフォニアは全部で12曲と単一楽章一つで、1821年?23年、彼が12歳から14歳の間に書かれていますが、こ こに収録されているのは第1?3番と第7,8a番です。これらのシンフォニアは恐らくメンデルスゾーンの家庭での日曜音楽会で演奏されていたものですが、 その際自分ではピアノで通奏低音を弾いていたと考えられています。若かりしメンデルスゾーンの作品をOLCストリングスによる白熱のライヴ録音です! (Ki)
ADJ-034
コレッリ:ソナタ(リコーダー版) Op.5より
第4番ヘ長調/第5番ト短調/第7番ニ短調/第8番ホ短調/第9番イ長調/第10番ヘ長調/フォリア.ト短調(原調:ニ短調)
ダン・ラウリン(リコーダー)、
鈴木秀美(Vc)、上尾直毅( Cemb、Org)

録音:2010年 9月21-23日、秩父ミューズパーク音楽堂( セッション録音 )
後期バロック音楽におけるトリオ・ソナタなどの器楽形式の形成期に最大の役割を果たした作曲家、ヴァイオリニストのアルカンジェロ・コレッリは 2013年に生誕360年、歿後300年を迎えます。この記念すべき年にリコーダーの名手、ダン・ラウリンが驚異的なテクニックをコレッリの作品で披露。 チェロの鈴木秀美とチェンバロの上尾直毅とともにバロック器楽の最重要レパートリーの一つ、コレッリのソナタ Op.5に新たな息吹を与えます。フォリア 以外の全ては原調で演奏されており、既成概念を覆す鮮烈な新録音です! (Ki)
ADJ-035
モーツァルト:フルート四重奏曲
第1番 ニ長調 K.285/第2番 ト長調 K.285a/第3番 ハ長調 K.Anh.171(285)/第4番 イ長調 K.298
菅きよみ(Fl)、若松夏美(Vn)、
成田寛((Va)、鈴木秀美(Vc)

録音:2011年9月8&9日、稲城市立iプラザ
チェロ奏者でオーケストラ・リベラ・クラシカの主宰である鈴木秀美のレーベル、アルデ・デラルコ・ジャパンからまたも注目のアルバムが登場!それは 『世に最もよく知られた室内楽』の一つであるモーツァルトのフルート四重奏曲です。フルートを担当したのはOLC、BCJ等の数々のソロで聴衆を魅了し てきた菅きよみです。この録音で用いられている楽器はモーツァルトの時代と同じ1キーのフルート、つまり届かない右小指の分にだけキーと呼ばれる指 穴カバーがあり、それ以外は指穴そのままの、木管のフルートです。弦楽四重奏曲のように繊細で緻密な雰囲気をもつこのフルート四重奏曲は、オリジ ナル楽器を用い、当時の奏法を考えて演奏したときに比類なく高まります。鈴木秀美、若松夏美、成田寛と共に醸し出す、味わい深く温かく、透徹した演 奏はこれらの曲がもつ雰囲気と絶妙な音色を聴かせてくれます。周知の名曲に新たな光を投げかける1枚、注目です!
■菅きよみ(フルート)
10歳より、リコーダーとフルートを若林正史に師事。16歳より、フラウト・トラヴェルソを有田正広に師事し、1992年、桐朋学園大学音楽学部古楽 器科卒業。又、94年、同大学研究科修了。ブリュッセル王立音楽院にて、フラウト・トラヴェルソをバルトルド・クイケン、マルク・アンタイの各氏に師 事し、98年同大学院をグラン・ディスティンクションで卒業。99年夏、ブルージュ古楽コンクールにて3位入賞。ラ・プティット・バンド、アニマ・エ テルナ等に参加。2007年に帰国、BCJ、OLCをはじめ活発な活動を展開している。
ADJ-036
カルロ・ジェズアルドの芸術
かぎりなく優しいわが愛しの人よ―第5巻
綺麗な天使さん―第1巻
麗しい方がその姿を―第1巻
苦しみがこんなにも甘美なら―第2巻
ああ、今まで私の苦しみに残酷だったとしても―第3巻
優しい愛の精よ―第3巻
ああ、悲しい喜び―第5巻
おまえが逃げるなら―第5巻
私は黙るだろう―第4巻
「情けを」と泣きながら叫んでも―第5巻
麗しの人は胸に氷を―第1巻
あなたが私の死を望むなら―第6巻
フランス風カンツォン
おまえは私を殺す、おお、残酷な人よ―第5巻
ああ、絶望的な人生よ―第3巻
にこやかで美しく―第6巻
私は去る―第6巻
あなたに慈悲があるのなら―第3巻
ああ、私は死ぬ、悲しみゆえに―第6巻
ラ・フォンテヴェルデ
[鈴木美登里(S)、
星川美保子(S)、
上杉清仁(C.T)、
谷口洋介(T)、
中嶋克彦(T)、
浦野智行(Bs)、小笠原美敬(Bs)]

録音:2012年10月1-4日、秩父ミューズパーク音楽堂
これがルネサンス?!苦悩や死、陰鬱を表す強烈な不協和音と半音階、幻想的な和声。数奇な運命を辿ったジェズアルドの音楽です。鈴木美登里率いるラ・ フォンテヴェルデが作り出す声楽アンサンブルならではの絶妙な響きです! (Ki)
ADJ-037
C.P.E.バッハ:クラヴィーア協奏曲ホ短調Wq.15#
弦楽シンフォニア.ト長調Wq.182-1
弦楽シンフォニア.ロ短調Wq.182-5
チェロ協奏曲イ長調Wq.172*
弦楽シンフォニア.イ長調Wq.182-4
鈴木秀美(指、Vc*)、
上尾直毅(タンゲンテンフリューゲル)#
オーケストラ・リベラ・クラシカ

録音:2012年10月20日、上野学園、石橋メモリアルホール(オーケストラ・リベラ・クラシカ第30回公演)ライヴ
ーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第30回公演ライヴ録音。当ライヴはカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの作品で構成されました。1曲 目は上野学園所蔵のタンゲンテンフリューゲルを使用してのクラヴィーア協奏曲ホ短調です。タンゲンテンフリューゲルはチェンバロの固い輝かしさとは似 ても似つかない独特の響きで、クラヴィコードの透明な響きとフォルテピアノの響きをあわせもった楽器で日本にはこの一台しかありません。おそらく日本 初演の貴重なライヴ録音、この上なく美しい響きをご堪能ください。この他、難曲として知られる弦楽シンフォニアとチェロ協奏曲が収録されております。 奇想天外なアイディアと抒情性が併存するC.P.Eバッハの世界を、上尾直毅と鈴木秀美&OLCが大胆かつ雄弁に表現します。
■上尾直毅(タンゲンテンフリューゲル)
東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を卒業後、オランダに渡りチェンバロ、フォルテピアノを学び、それぞれソリストディプロマを得て卒業。チェンバ ロを鈴木雅明、渡邊順生、レオンハルト、アウテンボッシュの各紙、フォルテピアノをホッホランド氏に師事。現在桐朋学園大学音楽学部講師。

ADJ-038(6CD)
ホッホランドの芸術

■Disc 1
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 変ホ長調K.282
ピアノ・ソナタ.イ短調K.310
幻想曲 ハ短調K.475 
ピアノ・ソナタ.ヘ長調K.533/494
ロンド.イ短調K.511
■Disc 2
モーツァルト:ピアノ三重奏曲 変ロ長調K.502
ピアノ三重奏曲 ホ長調K.542
ピアノ三重奏 ハ短調K.548
■Disc 3
モーツァルト:ピアノ四重奏曲 ト短調K.478
ピアノ四重奏曲 変ホ長調K.493
ピアノ・トリオ ト長調K.564
■Disc 4
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調K.466
ピアノ協奏曲第12番 イ長調K.414〜第2楽章
■Disc 5
シューベルト:華麗なるロンド.ロ短調op.70, D895
ソナタ(二重奏曲)イ長調 Op.post.162, D574
幻想曲ハ長調 Op.post.159, D934
■Disc 6
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959
レントラー集(12のドイツ舞曲)D790〜第1、3-8、11番
スタンリー・ホッホランド(フォルテピアノ)

■Disc1
録音:2007年5月27-29日、秩父ミューズパーク音楽堂
■Disc2
若松夏美(Vn)、鈴木秀美(Vc)
録音:2007年5月24-26日、秩父ミューズパーク音楽堂
■Disc3
若松夏美(Vn)、成田寛(Va)、鈴木秀美(Vc)
録音:2010年6月6-9日、秩父ミューズパーク音楽堂
■Disc4
鈴木秀美(指)オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2006年10月21日東京、浜離宮朝日ホール(ライヴ)
■Disc5
ヴェラ・ベス(Vn)
録音:1982年6月、ヴァールセ教会(アムステルダム、オランダ)
■Disc6
録音:2008年12月12-24日スタジオ・オンデア・デ・リンデン(ファルテルモント、オランダ)

ジュエルケース+スリーブケース+日本語解説書付)
フォルテピアノ界の静かなる巨匠、スタンリー・ホッホランドの滋味溢れる演奏の集大成。1982年のヴェラ・ベス(Vn)の共演から、鈴木 秀美(チェロ)、若松夏美(Vn)、成田寛(ヴィオラ)との室内楽、さらにはオーケストラ・リベラ・クラシカとの協奏曲、そして2008年のシュー ベルトまでを網羅する貴重な録音集です。語法を重んじながらも夢と詩情に溢れるフォルテピアノ界の先駆者、スタンリー・ホッホランドが、千変万化の タッチで語りかけるモーツァルト、シューベルトの名演の数々を6枚組ディスクにまとめました。ブックレットも充実で日本語・英語の解説をはじめ、録音 時の写真などが掲載されております。
■スタンリー・ホッホランド(フォルテピアノ)
アムステルダム音楽院でピアノと音楽理論をヤープ・スパーンデルマン師に師事。その後ロンドンでマリア・クルチオ、ブルーミントン(アメリカ)でメナハ ム・プレスラー各氏のもとで研鑽を積む。ソリスト、また室内楽奏者として、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、日本などで演奏活動を行っている。ホッ ホランドはフォルテピアノ奏者としての先駆者の一人であり、70年代のはじめからアンナー・ビルスマ、ヴェラ・ベスらとの共演で多くの録音を行った。また、 ブリリアント・クラシックスによるハイドンの鍵盤楽器のためのソナタ全曲録音に参加。多くの室内楽に参加し、古楽音楽祭に招待されている。18世紀オー ケストラとベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏会に参加し、ヨーロッパ数都市で演奏会を行った。モーツァルト・イヤーには同オーケストラと最も重要 なピアノ協奏曲を演奏するプロジェクトに参加。巨匠の名にふさわしいフォルテピアノ奏者。 (Ki)

ADJ-044
ハイドン:交響曲第4番 ニ長調 Hob.I-4
チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VII-b.1
交響曲第87番イ長調 Hob.I-87
鈴木秀美(指、Vc)
オーケストラ・リベラ・クラシカ

録音:2013年6月8日、上野学園石橋メモリアルホール(ライヴ)
OLC第31回公演ライヴ録音。力強く、しかしエレガントなハイドンのチェロ協奏曲第1番は鈴木秀美3度目の録音。そして初期の交響曲第4番と 交響曲第87番が加わり、パリの聴衆の大興奮がここに蘇ります。ハイドンを中心に演奏活動をしているOLCならではの溌剌とした香り高きライヴ録音 です。
「ハイドンはパリに一度も行かなかったが、作品は1770年代から既に段々知られはじめ、80年代にはかなりの人気だったようだ。1725年から90年ま で続いたコンセール・スピリチュエルという演奏会シリーズはパリの音楽界にとって重要なものだったが、81年から90年の間にあった335回の演奏会 のうち191回にハイドン作品は取り上げられ、85年以降は1曲以上取り上げられることも少なくなかった。同時期に演奏されたモーツァルトの作品は、 私の数えたところでは7回であった(鈴木秀美〜ライナーノーツより)」 (Ki)

ADJ-046
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第1巻(1587)
あなたが私の命を愛していることは/ああ、あなたに心を捧げたために/なぜ幸せを奪うのか?/愛の神よ、お願いだ/甘く優しい口づけよ/あなたは許してくれないけれど/愛しいフィリスよ/愛の神よ、お前が私の苦しみを/羊飼い娘フーミアは―(第1部)/気高く神々しい太陽よ―(第2部)/その時テヴェレのすべての羊飼いと―(第3部)/命の人よ、あなたのもとを去るとき/我々を燃やす無数の炎と/ニンフたちよ、さあこの森から出て/その美しい手が、罠を編み/可愛らしい羊飼い娘が/愛の神よ、もしお前の矢と/愛する人よ、あなたを見つめると私は氷になってしまう/私は燃えているが、あなたを愛しているわけではない/燃えるなり凍るなりお好きなようになさい―(返答)/私は自らの意思で燃え凍ったのだ ―(応答)
ラ・フォンテヴェルデ【鈴木美登里・星川美保子・染谷熱子(S)、上杉清仁(C.T)、谷口洋介・中嶋克彦(T)、浦野智行・小笠原美敬(Bs)】上尾直毅(Cemb)

録音:2013年5月20-22日、2013年10月7-9日、2014年5月19-21日、2015年3月2日/秩父ミューズパーク音楽堂(録音:櫻井卓)
2002年に鈴木美登里を中心に結成された本格派声楽アンサンブル、ラ・フォンテヴェルデがついに始めたモンテヴェルディのマドリガーレ全曲録音、 そのシリーズ第1弾となる「マドリガーレ集第1巻」全曲がリリースされます。日本人としてははじめてで、ヨーロッパでもほとんど例のない貴重な試み となるこの一大企画では、作曲家の成長と作風の変化に焦点を当て、モンテヴェルディの生涯に沿ってプロジェクトを進めていく形を取っています。もっぱ らオペラなどの大作で知られる作曲家の半世紀をかけたライフワークが今ここに巻を追って響きとなります。注目のシリーズ開始と言えましょう!
「モンテヴェルディは「オルフェオ」や「ポッペアの戴冠」などのオペラで一世を風靡し、バロックの扉を開いた作曲家として著名である。しかし彼がラ イフワークとしていたのは、16世紀から17世紀にかけてヨーロッパ全土で流行したマドリガーレであった。1587年に出版されたマドリガーレ第1巻か ら1638年の第8巻に至るまで、彼は実に半世紀もの年月をその創作に費やし、新しい作曲技法や様式を追求し続けた。マドリガーレをレパートリーと するグループにとって、モンテヴェルディほど魅力的な作曲家は他にいないだろう。(鈴木美登里 ライナーノーツより)」
ADJ-047
モーツァルト:交響曲ニ長調K.196+121
ファン・マルデレ:交響曲変ロ長調Op.4-3
ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb-2
 交響曲第71番変ロ長調Hob.I-71
鈴木秀美(指、Vc)
オーケストラ・リベラ・クラシカ

ライヴ録音:2014年6月15日/石橋メモリアルホール
このアルバムはオーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第33回公演のライヴ録音で、今回のプログラムはモーツァルトの交響曲ニ長調 K.196+ 121、マルデレの交響曲 Op.4-3、ハイドンのチェロ協奏曲第2番、そしてハイドンの交響曲第71番です。
ハイドンのチェロ協奏曲第2番はOLC第6回公演以来の演奏で、録音としては3度目となります。また、ファン・マルデレの交響曲はプログラムで取 り上げたことはありませんが、OLC第1回のアンコールに一つの楽章を演奏した思い出の作品です。最後のハイドンの交響曲第71番はパリ・セット辺 りと比べると規模はやや小さめかもしれませんが、充実した中身を持っております。有名・無名の作曲家、作品からこぼれる古典派の作品をご堪能ください。 (Ki)
ADJ-048
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第2巻(1590)
1.夜明けはまだ訪れず/2.一方の魂がため息をつきながら言った/3.僕のフィリスは飲んでいた/4.いとも甘美な絆/5.僕たちはヒヤシンスでも水仙でもなく/6.紅く美しい唇の周りで/7.この岸辺には愛する人の唇ほど紅い花はない/8.すべての美しい口が/9.愛する人よ、今あなたのもとに帰ります/10.僕は影になりたい/11.もし愛の神が狩りに行くなら/12.愛する人の燃えるような美しい目を/13.酷い人よ、僕を捨てるのなら君にとっても痛手だ/14.波はささやき/15.かつてこの口は、辛辣極まりない言葉を発し/16.僕のクローリが穏やかに眠っていると/17.残酷な人よ、なぜ僕から逃げるのだ/18.この鏡をあげるから/19.死ぬことは大したことではない/20.愛の神よ、愛する女性がお前の翼を切った/21.かつて私は歌った
ラ・フォンテヴェルデ【鈴木美登里・星川美保子(S)、上杉清仁(C.T)、谷口洋介・中嶋克彦t、浦野智行・小笠原美敬bs】
上尾直毅(Cemb))

録音:2013年5月20-22日、10月7-9日、2014年5月19-21日、9月21-23日、2016年3月15-17日/秩父ミューズパーク音楽堂(録音:櫻井卓)
2002年に鈴木美登里を中心に結成された本格派声楽アンサンブル、ラ・フォンテヴェルデによるモンテヴェルディのマドリガーレ全曲録音の第 2弾「マドリガーレ集第2巻」がリリースされます。日本人としてははじめてで、ヨーロッパでもほとんど例のない貴重な試みであるこの一大企画 では、作曲家の成長と作風の変化に焦点を当て、モンテヴェルディの生涯に沿ってプロジェクトを進めていく形を取っています。もっぱらオペラな どの大作で知られる作曲家の半世紀をかけたライフワークが今ここに巻を追って響きとなります! 「モンテヴェルディは『オルフェオ』や『ポッペアの戴冠』などのオペラで一世を風靡し、バロックの扉を開いた作曲家として著名である。しか し彼がライフワークとしていたのは、16世紀から17世紀にかけてヨーロッパ全土で流行したマドリガーレであった。1587年に出版されたマド リガーレ第1巻から1638年の第8巻に至るまで、彼は実に半世紀もの年月をその創作に費やし、新しい作曲技法や様式を追求し続けた。マドリガー レをレパートリーとするグループにとって、モンテヴェルディほど魅力的な作曲家は他にいないだろう。1590年に出版された第2巻は当時主流で あった『対位法』という保守的な様式と革新的な様式が混在しており、彼が新境地に向かって飛び立とうとしていることが窺われて極めて興味深い。 (鈴木美登里 ライナーノーツより)」
ADJ-049
モーツァルト:ディヴェルティメント変ホ長調 K.563 若松夏美(Vn)、成田寛(Va)
鈴木秀美(Vc)

録音:2013年3月19,21,22日/彩の国さいたま芸術劇場
★鈴木秀美、若松夏美、成田寛による極上の弦楽トリオによる最新録音はモーツァルトが作曲した唯一の弦楽三重奏曲、ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563です。オリジナル楽器によって紡ぎだされた “線画” が構築する響きは格別です。構成は全6楽章からなります。充実したソナタ形式の第1楽章、一種の崇高ささえ感じられる第2楽章、非常によく練られた変奏手法の第4楽章、 主題の展開を含むロンド形式の第6楽章など、全て弦楽四重奏から獲得した成果と考えられます。この “最小弦” が紡ぎだす最大限の充実を名手による 演奏でお楽しみください。 (Ki)
ADJ-051
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第3巻(1592)
1.若い草木は/2.ああ、なんと苦しいことか!/3.フィッリが月桂樹の木陰で/4.ああ僕の愛しい魂の人よ/5.どうか私 の心臓を引き裂いて/6.流れゆく小川の上の緑の木の上に/7.もしも激しい熱情によって/8.残酷な人よ、私と別れら れる安堵とともに去っていって/9.ああ残忍な戦士よ、あなたはそこで負傷して/10.彼女が意識を取り戻すと、辺り一 面は見渡すかぎり/11.おお春よ、一年のうちの青春期よ/12.このうえなく不実な顔よ/13.愛する人よ、僕が君を愛し てないだって?/14.かつて僕の命だった目よ/15.僕は苦しみと悩みと怒りのなかを/16.ああ、純潔で美しいクロリン ダの体の亡骸は/17.愛する遺骸よ、もしまだ獣たちの餌食になっていないなら/18.愛しい瞳よ/19.「安らかに」ティ ルシはため息をつきながら/20.ティルシの顔には彼女の死が刻印され、こう言った
ラ・フォンテヴェルデ【鈴木美登里・染谷熱子・星川美保子(S)、布施奈緒子(Ms)、上杉清仁(C.T)、谷口洋介・中嶋克彦(T)、浦野智行・小笠原美敬(Bs)】
上尾直毅(Cemb)

録音:2013年5月20-22日、2013年10月7-9日、2014年9月21-23日、2015年3月2日、2016年3月15-17日、2016年5月15-18日/秩父ミューズパーク音楽堂(録音:櫻井卓)
鈴木美登里を中心に結成された本格派声楽アンサンブル、ラ・フォンテヴェルデによるモンテヴェルディのマドリガーレ全曲録音の「マドリガーレ集第 3巻」がリリースされます。日本人としてははじめてで、ヨーロッパでもほとんど例のない貴重な試みであるこの一大企画では、作曲家の成長と作風の変 化に焦点を当て、モンテヴェルディの生涯に沿ってプロジェクトを進めていく形を取っています。もっぱらオペラなどの大作で知られる作曲家の半世紀をか けたライフワークが今ここに巻を追って響きとなります! モンテヴェルディは『オルフェオ』や『ポッペアの戴冠』などのオペラで一世を風靡し、バロックの扉を開いた作曲家です。しかし彼がライフワークとし ていたのは、16世紀から17世紀にかけてヨーロッパ全土で流行したマドリガーレでした。1587年に出版されたマドリガーレ第1巻から1638年の第 8巻に至るまで、彼は実に半世紀もの年月をその創作に費やし、新しい作曲技法や様式を追求し続けました。第3巻が出版されたのは1592年。第2巻 (ADJ 048)においても既に当時としては新しい試みがなされていますが、第3巻ではそれが更に顕著になっています。ますますの充実をみせるラ・フォ ンテヴェルデによる美しい歌声をご堪能ください。 (Ki)
ADJ-054
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第4巻(1603)
1.ああ、つらい別れ
2.愛しい人よ、あなたを見つめていると
3.僕の心よ、お前は死なないのか?死んでしまえ!
4.星に向かって
5.僕の愛する人は、優しく
6.愛する人よ許して下さい―(第1部)
7.あなたが私の心なら―(第2部)
8.明るく澄んだ瞳よ
9.僕の心にある傷は
10.つれない人よ、あなたは私と別れても
11.あなたが、その美しく輝く瞳で見回すと
12.ああ、もし「ああ」という声を聞くのがそれほどお好きなら
13.わたしは若い娘
14.かくも甘く歌い
15.お願いだ、もう戦争はやめてくれ
16.そうなのだ、死にたいのだ
17.痛ましき魂よ、お前は生きながら
18.わたしの心を司る魂の人よ
19.愛する人よ、君と別れてから
20.彼女が涙を流し溜息をついていると
ラ・フォンテヴェルデ【鈴木美登里・染谷熱子(S)、上杉清仁(C.T)、谷口洋介・中嶋克彦(T)、小笠原美敬(Bs)】、金子浩(リュート)、上尾直毅(Cemb)

録音:2014年9月23日、2015年3月2日、2015年8月30-9月2日/秩父ミューズパーク音楽堂(録音:櫻井卓)
鈴木美登里を中心に結成された本格派声楽アンサンブル、ラ・フォンテヴェルデ。現在進行中のモンテヴェルディのマドリガーレ全曲録音の「第4巻」 がリリースされます!日本人としてははじめてで、ヨーロッパでもほとんど例のない貴重な試みであるこの一大企画では、作曲家の成長と作風の変化に焦 点を当て、モンテヴェルディの生涯に沿ってプロジェクトを進めていく形を取っています。もっぱらオペラなどの大作で知られる作曲家の半世紀をかけたラ イフワークが今ここに巻を追って響きとなります!
モンテヴェルディは『オルフェオ』や『ポッペアの戴冠』などのオペラで一世を風靡し、バロックの扉を開いた作曲家です。しかし彼がライフワークとし ていたのは、16世紀から17世紀にかけてヨーロッパ全土で流行したマドリガーレでした。1587年に出版されたマドリガーレ第1巻から1638年の第 8巻に至るまで、彼は実に半世紀もの年月をその創作に費やし、新しい作曲技法や様式を追求し続けました。
「『5声のマドリガーレ第4巻』が出版されたのは1603年。第4巻はどの曲を取っても驚きと感動があり、モンテヴェルディのマドリガーレ集の中で も極めて完成度の高い曲集となっている。強烈な不協和音や多彩な表現方法など『声楽アンサンブル』というジャンルの醍醐味をこれほどまでに味わわせ てくれる曲集は他に類を見ない。」(鈴木美登里〜ライナーノーツより)
現在、マドリガーレ集第3巻(ADJ 053)、マドリガーレ集第2巻(ADJ 048)、マドリガーレ集第1巻(ADJ 046)がリリースされ好評を博しております。 (Ki)
ADJ-061
OLC第39回定期演奏会
メユール:歌劇「ストラトニース」序曲
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ハイドン:交響曲第94番「驚愕」
佐藤俊介(Vn)
鈴木秀美(指)、
オーケストラ・リベラ・クラシカ

ライヴ録音:2017年6月24日/三鷹市芸術文化センター、風のホール
エティエンヌ・ニコラ・メユール(1763-1817)は主に歌劇で活躍したフランスの作曲家。「ストラトニース」はハイドン「驚愕」と同じ1792年の作品です。
佐藤俊介を迎えてのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲ではカデンツァにも注目。あのメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調の初演を委ねたことでも知られるヴァイオリニスト、フェルディナンド・ダーヴィッド作のカデンツァに佐藤俊介が少し手を入れたもの演奏。佐藤俊介は自由自在なテクニックと実に雄弁な表現力で圧倒的な演奏を披露しており、同作品の新たな魅力に出会える名演です!
そして、ハイドンの「驚愕」「びっくりシンフォニー」。第2楽章で突然、太鼓を含む全合奏が鳴り響くあまりにも有名なこの作品を鈴木秀美率いるOLCが快演を聴かせてくれます! (Ki)
ADJ-062
OLC第40回定期演奏会
(1)ハイドン:歌劇「無人島」序曲 Hob.XXVIII:9
(2)モーツァルト:前奏曲 K.284a(アレグレット−カプリッチョ−アンダンティーノ)
(3)モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271「ジュナミー」
(4)モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550(第1稿第2段階)
鈴木秀美(指)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
(2)(3)上尾直毅(タンゲンテンフリューゲル)

ライヴ収録:2017年10月21日/上野学園 石橋メモリアルホール
蘇るモーツァルトの名曲を知られざる響きで鈴木秀美率いるOLCが熱演! モーツァルトのピアノ協奏曲第9番「ジュナミー」の演奏に使用したのは上野学園所蔵のタンゲンテンフリューゲルです。この協奏曲に最も相応しいと いえる楽器を名手上尾直毅が奏でます。またモーツァルトの交響曲第40番は最近まで知られていなかった第3番目の稿を用いて演奏しています。当作品、 一般的にはクラリネット無しが第1稿、含むのが第2稿とされていますが、モーツァルト自身が第2稿を書いたのちも第1稿を破棄しておらず、最後に 手を入れたのは再び第1稿に戻って変更を加えています。この第3番目の稿(第1稿第2段階)は第2楽章で管楽器による部分が弦楽器によって奏で られる箇所が他稿との最も大きな違いです。OLCが送る新鮮な驚きの響きをお楽しみください! (Ki)
ADJ-063(2CD)
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第7巻『コンチェルト』(1619)
(CD1) 75'12
1.シンフォニア(T)
2.私は竪琴の調子を合わせ
3.シンフォニア(U)
4.この楡へ、この木蔭へ、この泉へ
5.優しい心を持っていないのだ
6.ああ、なんて優しく歌うのだ
7.私はとっても愛らしい羊飼い娘
8.ああ燃え盛る炎よ、ああ熱いため息よ
9.ああフィッリ、君にキスしたいな
10.僕の美しいリコーリは
11.僕がこの先、美しい天空の星々を見ることはないだろう
12.ああ、操を立てている者を
13.ああ虎のように残酷な女よ
14.なぜ柳の中に逃げるの?
15.愛しい口づけよ戻ってきてくれ
16.甘美で自由な人よ
17.愛する人よ、あなたの心は
18.断ち切られた希望、永遠の真心
19.声高らかに歌う小鳥よ
20.夜露にぬれた薔薇が
(CD2) 64'39
21.キスの準備はできてるわ
22.哀れな僕は告白すべきか黙るべきか?
23.眠っているのか?ああ、残酷な心を持った人よ
24.星明りのもと
25.芳しい唇よ、なんという甘さなのだ!
26.ああ、僕の愛しい人はどこ?心の人はどこ?
27.恋文
28.愛の別れ
29.黄金の髪よ、美しい宝よ
30.愛の神よ、僕はどうしたらいいのだ?
31.ティルシとクローリのバッロ
ラ・フォンテヴェルデ【鈴木美登里・染谷熱子(S)、布施奈緒子(Ms)、上杉清仁(C.T)、
谷口洋介・中嶋克彦(T)、小笠原美敬・浦野智行(Bs)】
田中せい子・ダニエレ・ブラジェッティ(リコーダー)、若松夏美・荒木優子(Vn)、成田寛・佐藤駿太(Va)、
福沢宏・鬼澤悠歌(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、山本徹(Vc)、西澤誠治・角谷朋紀(ヴィオローネ)、平塚拓未(Cb)、
伊藤美恵(バロック・ハープ)、金子浩(Lute)、上尾直毅(Cemb)、今井奈緒子(Org)

録音:2013年5月20-22日、2014年9月21-23日、2016年5月15-18日、2017年5月15-18日、2017年9月11-14日、
2018年7月23-25日、2018年12月4-6日/秩父ミューズパーク音楽堂(録音:櫻井卓)

日本語帯・解説・歌詞対訳付
鈴木美登里を中心に結成された本格派声楽アンサンブル、ラ・フォンテヴェルデ。現在進行中のモンテヴェルディのマドリガーレ全曲録音の「第7巻」がリリー スされます!日本人としてははじめてで、ヨーロッパでもほとんど例のない貴重な試みであるこの一大企画では、作曲家の成長と作風の変化に焦点を当て、モンテ ヴェルディの生涯に沿ってプロジェクトを進めていく形を取っています。もっぱらオペラなどの大作で知られる作曲家の半世紀をかけたライフワークが今ここに巻 を追って響きとなります!
モンテヴェルディは『オルフェオ』や『ポッペアの戴冠』などのオペラで一世を風靡し、バロックの扉を開いた作曲家です。しかし彼がライフワークとしていたのは、 16世紀から17 世紀にかけてヨーロッパ全土で流行したマドリガーレでした。1587年に出版されたマドリガーレ第1巻から1638年の第8巻に至るまで、彼は実 に半世紀もの年月をその創作に費やし、新しい作曲技法や様式を追求し続けました。
『コンチェルト。1声、2声、3声、4声および6声とその他の種類の歌』とタイトルに書かれている「第7巻」(1619年)は充実の器楽陣が加わり、より一層華やか な世界が広がった全31曲の長大な曲集です!
現在、マドリガーレ集「第6巻」(ADJ 060)マドリガーレ集「第5巻」(ADJ 058)、マドリガーレ集「第4巻」(ADJ 054)、マドリガーレ集「第3巻」(ADJ 051)、マ ドリガーレ集「第2巻」(ADJ 048)、マドリガーレ集「第1巻」(ADJ 046)がリリースされ好評を博しております。  (Ki)
ADJ-064(2CD)
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第8巻『戦いと愛のマドリガーレ』(1638) ラ・フォンテヴェルデ【鈴木美登里・染谷熱子(S)、布施奈緒子(Ms)、上杉清仁(C.T)、
谷口洋介・中嶋克彦(T)、小笠原美敬・渡辺祐介(Bs)】
若松夏美・荒木優子(Vn)、成田寛(Va)、福沢宏・鬼澤悠歌(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、山本徹(Vc)、
西澤誠治・角谷朋紀(ヴィオローネ)、平塚拓未(Cb)、金子浩(リュート / バロック・ギター)、
伊藤美恵(バロック・ハープ)、上尾直毅(チェンバロ / オルガン)、今井奈緒子(Org)

録音:2016年5月15-18日、2017年5月15-18日、2017年9月11-14日、2018年4月8-10日、2018年7月23-25日、
2018年12月4-6日/秩父ミューズパーク音楽堂(録音:櫻井卓)
※日本語帯・解説・歌詞対訳付
鈴木美登里を中心に結成された本格派声楽アンサンブル、ラ・フォンテヴェルデ。当アルバムはモンテヴェルディのマドリガーレ全曲録音の「第8巻」です!日本 人としてははじめてで、ヨーロッパでもほとんど例のない貴重な試みであるこの一大企画では、作曲家の成長と作風の変化に焦点を当て、モンテヴェルディの生涯 に沿ってプロジェクトを進めていく形を取っています。もっぱら歌劇などの大作で知られる作曲家の半世紀をかけたライフワークが今ここに巻を追って響きとな ります!
モンテヴェルディは『オルフェオ』や『ポッペアの戴冠』などの歌劇で一世を風靡し、バロックの扉を開いた作曲家です。しかし彼がライフワークとしていたのは、 16世紀から17 世紀にかけてヨーロッパ全土で流行したマドリガーレでした。1587年に出版されたマドリガーレ第1巻から1651年の第9巻に至るまで、彼は 実に半世紀以上の年月をその創作に費やし、新しい作曲技法や様式を追求し続けました。
第8巻「戦いと愛のマドリガーレ」は、作曲家生前に出版された最後の巻。その中には通奏低音を伴う独唱歌曲から器楽の入った大規模な作品まで実に多彩で、 モンテヴェルディ自身が創案した『興奮様式』による円熟期の傑作集です!(「第8巻」の中で踊り付きの「Ballo」という表題がついている2曲がありますが、こ ちらは「第9巻」と一緒にリリース予定です。)
現在、マドリガーレ集「第7巻」(ADJ-063)、マドリガーレ集「第6巻」(ADJ-060)、マドリガーレ集「第5巻」(ADJ-058)、マドリガーレ集「第4巻」 (ADJ-054)、マドリガーレ集「第3巻」(ADJ-051)、マドリガーレ集「第2巻」(ADJ-048)、マドリガーレ集「第1巻」(ADJ-046)がリリースされており 好評を博しております。 (Ki)
ADJ-065
オーケストラ・リベラ・クラシカ第42回定期演奏会
ハイドン:交響曲第103番変ホ長調 Hob.I:103「太鼓連打」
ミサ曲 ハ長調 Hob.XXII:9「太鼓ミサ」(戦時のミサ)
鈴木秀美(指)、
オーケストラ・リベラ・クラシカ
中江早希(ソプラノ独唱)、布施奈緒子(アルト独唱)、谷口洋介(テノール独唱)、小笠原美敬(バス独唱)、コーロ・リベロ・クラシコ(合唱)

ライヴ録音:2018年10月13日/上野学園 石橋メモリアルホール
録音:櫻井卓
オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第42回定期演奏会を収録した当盤はティンパニが大活躍のハイドンの「太鼓連打」と「太鼓ミサ」!鈴木秀美率いる OLC、コーロ・リベロ・クラシコ(CLC)、そして実力派独唱者による演奏です!
導入部がティンパニの連打で始まる交響曲第103番「太鼓連打」。ティンパニ奏者、菅原淳が躍動感に溢れる演奏を展開し、この個性的な作品の魅力を際立た せております。また、第3楽章のメヌエットのトリオでは、クラリネットが目立って現れるのも魅力。そして、終楽章の冒頭のホルンのファンファーレもまたこの作品 の華やかさを表現しております。ミサ曲 ハ長調 Hob.XXII:9「戦時のミサ」、通称「太鼓ミサ」もまたティンパニが効果的にあらわれる作品。敬虔な雰囲気と戦争 の雰囲気が交じり合ったミサ曲です。
合唱は声楽アンサンブル「ラ・フォンテヴェルデ」のメンバーを中心とした古楽のスペシャリスト達が集めって創設されたコーロ・リベロ・クラシコ(CLC)が担当。 また、独唱は圧倒的な歌唱力で注目されているソプラノ中江早希をはじめ、アルト布施奈緒子、テノール谷口洋介、バス小笠原美敬と実力派の歌手が揃いました。 歌詞対訳付です。
ティンパニが意味深い箇所で登場するこの2大作品をOLCとCLC、そしてソリスト達の名唱でお楽しみください! (Ki)
ADJ-066
オーケストラ・リベラ・クラシカ第43回定期演奏会
モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』 K.588より
 序曲
 アリア「岩のように」*
 レチタティーヴォ「ああ、行ってしまう…」*
 ロンド「お願いです、愛しい人」*
ハイドン:交響曲第10番ニ長調 Hob.I:10
 交響曲第100番ト長調 Hob.I:100『軍隊』
鈴木秀美((指)チェロ)
中江早希(ソプラノ独唱)*
オーケストラ・リベラ・クラシカ

ライヴ録音:2019年6月29日三鷹市芸術文化センター、風のホール
オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第43回定期演奏会をライヴ収録した当盤はモーツァルトの歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』より序曲と主役のフィオルディ リージが歌うアリア2曲、ハイドンの交響曲第10番そして名曲第100番『軍隊』です!
フィオルディリージ役は現在最も注目されている気鋭のソプラノ中江早希が独唱を務めました。中江が最も得意するモーツァルト。2016年6月のOLC第37 回定期演奏会で超絶技巧を要するモーツァルトのコンサート・アリア2曲を歌いその圧倒的な歌唱で注目され、同ライヴを収録したディスク(ADJ-057)はレコー ド芸術誌の特選盤をはじめ絶賛されています。鈴木秀美が絶大な信頼を寄せる中江が豊かな声量と表現力で見事に歌い上げます。ブックレットには中江早希訳の 歌詞対訳付です。
後半はハイドンの交響曲10番と「ハイドン・セット」でおなじみの第100番『軍隊』を収録!第10番は当時の弦楽器の基本的なサイズである3-3-1-1-1で 演奏。そして軍楽隊の楽器であったトライアングル、シンバル、大太鼓などの打楽器が加わる編成の『軍隊』。ハイドンの代名詞『軍隊』を初期の爽やかな交響曲と 共に鈴木秀美率いるOLCのメンバーがお届けします! (Ki)
ADJ-067
ハイドン:バリトン・トリオ集
(1)第101番ハ長調 Hob.XI:101
(2)第96番ロ短調 Hob.XI:96
(3)第125番ト長調 Hob.XI:125
ハイドン:バリトン・トリオ集
(4)第109番ハ長調 Hob.XI:109
(5)第87番イ短調 Hob.XI:87
(6)第97番ニ長調 Hob.XI:97「エスターハージ侯爵の命名祝日のために」
ライナー・ツィパーリング(Br)、
若松夏美(Va)、鈴木秀美(Vc)

録音:2018年3月13-15日六花亭 ふきのとうホール(札幌)
エスターハージ候ニコラウスが愛好していた楽器「バリトン」。ヴィオラ・ダ・ガンバに似た楽器で共鳴弦をネックの後ろ側ではじくことができるのが特徴です。 ハイドンはこの楽器を含むおびただしい作品を残しておりヴィオラ、チェロを伴うバリトン・トリオは1770年代半ばまでに、少なくても126曲を残しています。当 アルバムには6曲を収録しました。
こんにちではほとんど弾かれなくなった「バリトン」を名手ライナー・ツィパーリングが演奏。若松夏美、鈴木秀美という古楽界の名手たちとともにハイドンが想 定した楽器で演奏、録音した当アルバムは非常に喜ばしいことと言えます。ハイドンのミニチュア・ワールドをご堪能ください! (Ki)
ADJ-068(2CD)
オーケストラ・リベラ・クラシカ/第44回定期演奏会
ハイドン:交響曲第4番ニ長調 Hob.I:4
ハイドン:交響曲第104番ニ長調 Hob.I:104「ロンドン」
モーツァルト:フルート協奏曲第1番ト長調 K.313
J.C.バッハ:フルート協奏曲 ニ長調 W.C79
バルトルド・クイケン(Fl)(3)
鈴木秀美(指)、
オーケストラ・リベラ・クラシカ

ライヴ録音:2019年11月9日上野学園 石橋メモリアルホール
オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第44回定期演奏会をライヴ収録した当盤は、ハイドンの交響曲第4番、第104番「ロンドン」、そして巨匠バルトルド・ クイケンを独奏に迎えたモーツァルトのフルート協奏曲第1番とヨハン・クリスチャン・バッハのフルート協奏曲という充実のプログラムです!
ハイドンの交響曲第4番は颯爽とした勢いと、彼の頭の回転を示すかのように不思議なフレージングが特徴的な初期作。一方、ハイドンの代表作「ロンドン」はハ イドンが63歳の時の産物。最初期・最後期、ともにニ長調の交響曲を組み合わせるのも鈴木秀美率いるOLCならではといえます。
そしてバルトルド・クイケンとの2つの協奏曲も大注目!鈴木秀美をはじめOLCのメンバーの中にもクイケン兄弟から様々な形で多くを学んできました。バルト ルド・クイケンを独奏に迎えての演奏は実に感慨深く、生き生きとした彼らの音楽は愛情と温かさに満ちています。当演奏会ではモーツァルトの第1番と知られざ る名曲J.C.バッハという2篇の協奏曲が演奏されました。OLCのアルバムから新たな必聴盤の登場です! (Ki)
ADJ-069(2CD)
日本初のモンテヴェルディのマドリガーレ全集・完結編
モンテヴェルディ
■CD1
マドリガーレ集第9巻『2声と3声のマドリガーレとカンツォネッタ』(1651)
1.「すてきな羊飼いさん」
2.「西風が戻り」
3.「誰も私に忠告しないように」
4.「愛の神は常に、楽しんでもよいと」
5.「お前の胸に」
6.「愛したくない」
7.「今日、そよ風はなんと甘く」
8.「踊りへ、喜びへ、楽しみへ」
9.「なぜ、僕を嫌ってたのに」
10.「そう、可愛らしく美しい」
11.「ほらほら、幼く愛らしい羊飼いたちよ」
12.「愛する人よ、命の人よ」

■CD2
「薄情な女たちのバッロ」〜マドリガーレ集第8巻『戦いと愛のマドリガーレ』(1638)より
プルート:小笠原美敬
ヴィーナス:鈴木美登里
愛の神:染谷熱子
薄情な女:森川郁子
地獄の霊たち:上杉清仁、谷口洋介、中嶋克彦、小笠原美敬
4人の薄情な女たち:森川郁子、染谷熱子、鈴木美登里、上杉清仁
■CD1
ラ・フォンテヴェルデ【鈴木美登里・染谷熱子(S)、布施奈緒子(Ms)、上杉清仁(C.T)、谷口洋介・中嶋克彦(T)、小笠原美敬(Bs)】
金子浩(リュート / バロック・ギター)、伊藤美恵(バロック・ハープ)、上尾直毅(Cemb)

■CD2
若松夏美・荒木優子(Vn)、成田寛・佐藤駿太(Va)、山本徹(Vc)
西澤誠治(ヴィオローネ)、金子浩(Lute)、伊藤美恵(バロック・ハープ)、上尾直毅(チェンバロ / オルガン)

録音:2013年10月7-9日、2014年9月21-23日、2016年5月15-18日、2017年5月15-18日、
2017年9月11-14日、2018年4月8-10日、2018年7月23-25日、2018年12月4-6日/秩父ミューズパーク音楽堂
鈴木美登里を中心に結成された本格派声楽アンサンブル、ラ・フォンテヴェルデ。6年の歳月をかけたモンテヴェルディのマドリガーレ全集、そのアルバム最終章 はマドリガーレ集第9巻『2声と3声のマドリガーレとカンツォネッタ』と第8巻『戦いと愛のマドリガーレ』より「薄情な女たちのバッロ」を収録。ここに完結いた します!
日本人としてははじめてで、ヨーロッパでもほとんど例のない貴重な試みであるこの一大企画では、作曲家の成長と作風の変化に焦点を当て、モンテヴェルディ の生涯に沿ってプロジェクトを進めていく形を取っています。もっぱらオペラなどの大作で知られる作曲家の半世紀をかけたライフワークが今ここに巻を追って響 きとなります!
モンテヴェルディは『オルフェオ』や『ポッペアの戴冠』などのオペラで一世を風靡し、バロックの扉を開いた作曲家です。しかし彼がライフワークとしていたのは、 16世紀から17世紀にかけてヨーロッパ全土で流行したマドリガーレでした。1587年に出版されたマドリガーレ第1巻から1651年の第9巻に至るまで、彼は 実に半世紀以上の年月をその創作に費やし、新しい作曲技法や様式を追求し続けました。第9巻は1630年頃流行した舞踏歌と同じスタイルの三重唱が多数でそ の多くが有節歌曲です。巨匠のライフワーク、今ここに完結いたします! (Ki)


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