湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  特価品!!
殿堂入り: 交響曲  管弦楽  協奏曲  器楽曲  室内楽  声楽曲  オペラ  バロック レーベル・カタログ チャイ5



CASCAVELLE
(スイス)



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※全て税込価格。品番結尾に特に表記のないものは全て1CDです。
品番 内容 演奏者
VEL-1069
スメタナ:ピアノ三重奏曲 Op.15
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第2番 Op.26
トリオ・アニメ

録音:1996年8月14-16日、ウイス
VEL-1072
アイヴズ:ピアノ三重奏曲(1904/1911)
ピアソラ(ブラガド編):ブエノスアイレスの四季
 革命家/オブリビオン
トリオ・アニメ

録音:1997年5月18-19日、8月6-7日、スイス
VEL-1516
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第1 番変ホ長調 Op.12
弦楽四重奏曲第2 番イ短調 Op.13
カプリッチョ ホ短調 Op.81-3
シネ・ノミネQ【パトリック・ジュネ(Vn)、フランソワ・ゴトロー(Vn)、ニコラシュ・パシュ(Va) 、マルク・ジェルマン(Vc)】

録音:1987 年7 月パリ
VEL-1054の再発売。スイス、ローザンヌを拠点とするベテランSQ、シネ・ノミ ネ四重奏団が、1985年にエヴィアン・コンクールで最優秀賞を受賞してすぐの録音。既に 技術精度は極めて高く、しかも瑞々しい音色で4弦すべてがよく歌い、これはコンクール 優勝も当然と言う他ない演奏。またこの録音はこの四半世紀ほどで一気に人気が高まっ たメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲の火付け役の一つでもあった。特に18歳のメンデル スゾーンがベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲に感化されて書き上げたイ短調は実に 見事。
VEL-1517
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第11 番ハ長調 Op.61
弦楽四重奏曲第13 番ト長調 Op.106
シネ・ノミネQ【パトリック・ジュネ(Vn)、フランソワ・ゴトロー(Vn)、ニコラシュ・パシュ(Va) 、マルク・ジェルマン(Vc)】

録音:1988 年スイス,コルソー・シュル・ヴヴェイ
VEL-1055の再発売。有名な第12番「アメリカ」の前後に書かれたドヴォルザークの2曲 の弦楽四重奏曲を収録。両曲とも40分に迫る大曲。ハ長調の第11番は渋めなものの風 格豊かな傑作。ト長調の第13番は、第2楽章のアダージョ・マ・ノン・トロッポがしみじみと 美しいことで知られています。シネ・ノミネ四重奏団の演奏はたいへんに新鮮なもので、両作品の魅力を改めて実感させられます。
VEL-1518
ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲第2 番ト長調 Op.77
ピアノ五重奏曲第2 番イ長調 Op.81
シネ・ノミネQ【パトリック・ジュネ(Vn)、フランソワ・ゴトロー(Vn)、ニコラシュ・パシュ(Va) 、マルク・ジェルマン(Vc)】
ヴァンサン・パスキエ(Cb)
フィリップ・ダンクル(P)

録音:1991 年6 月ドンブレソン、68'23
VEL1018の再発売。ドヴォルザークの弦楽五重奏曲第2番とピアノ五重奏曲第2番を収 録。どちらもシネ・ノミネ四重奏団の美音とじっくりした音楽作りがドヴォルザークに合って おり、聞き応えがある。 フィリップ・ダンクルはスイス、ジュネーヴのピアニスト。伴奏ピアニストや室内楽で活躍し ています。ヴァンサン・パスキエはフランスのコントラバス奏者。パリOの第1ソロ・コン トラバス奏者を務めています。
VEL-1599(8CD)
「ギ・ファロ 録音集」

(1)バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長BWV564〜アダージョ
メシアン:世の終わりのための四重奏曲〜イエの永遠性への賛歌
バッハ:無伴奏チェロ組曲第 5 番ハ短
BWV1011〜サラバンド
フォーレ:チェロ・ソナタ第 2 番ト短調 Op.117
アンダンテ
ショパン:チェロ・ソナタ Op.65〜ラルゴ
(2)ブロシュ:パレスチナ組曲
ケ=デルヴロワ:組曲第2 番ニ長調
(3)コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ
オネゲル:チェロ・ソナタ H.32
(4)ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
(5)ハイドン:チェロ協奏曲第2 番ニ長調 Hob.VIIb-2
(6)シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
(7)ラフマニノフ:チェロ・ソナタ Op.19
マルティヌー:チェロ・ソナタ第1 番
(8)フランク:ソナタ イ長調(原曲 ヴァイオリン・ソナタ)
フォーレ:悲歌
ファリャ:スペイン民謡組曲(全6 曲)
バズレール:中国の子守唄 Op.115
(9)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
(10)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 イ短調
Op.102
(11)ブラームス:チェロ・ソナタ第1 番ホ短調 Op.38-1
チェロ・ソナタ第2 番ヘ長調 Op.99
(13)シューベルト:ピアノ三重奏曲第2 番変ホ長調 D929
(14)インタビュー
ギ・ファロ(Vc)
(1)リタ・ポッサ(ピアノ, 除サラバン
ド)
録音:1997 年11,12 月 ローザンヌ (ス
テレオ)

(2)アルパド・ゲレツ(指)
ローザンヌ室内O
録音:1968 年1 月26 日 スイス・ロマン
ド放送 (ステレオ)

(3)モニク・ファロ(ピアノ,オネゲル)
録音:1961 年5 月 パリ

録音:1955-2008 年、約489 分
(4)ヴラド・ペルルミュテール(P)
録音:1968 年1 月3 日 スイス・ロマンド
放送 (ステレオ)
(5)クルト・レーデル(指)モントリオールO
年代不詳
(7)アテナ四重奏団:【ジュリー・ラフォンテーヌ,レベッカ・エシュバ
ッハ,エルチム・オズデミル,パスカル・ミシェル】
録音:2003 年3 月9 日 スイス・ロマンド放送 (ステレオ)
(7)エマニュエル・ラマス(P)
録音:1971 年 (ステレオ)
(8)エマニュエル・ラマス(ピアノ, 除フォーレ)
モニク・ファロ(ピアノ, フォーレ)
1973 年 (ステレオ)
(9)エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO
録音:1955 年11 月9 日 スイス・ロマンド放送
(10)アイラ・エルドゥラン(Vn)
ピエール・コロンボ(指)スイス・ロマンドO
1964 年10 月28 日 スイス・ロマンド放送
(12)モニク・ファロ(P)
録音:2008 年 ローザンヌ (ステレオ)
(13)ギュラ・ストゥラー(Vn)
ポール・コウカー(P)
録音:1993 年1 月26 日 スイス・ロマンド放送 (ステレオ)
(14)アンリ・ジャトン(聞き手)
録音:1972 年2 月12 日 スイス・ロマンド放送
フランスのチェロ奏者、ギ・ファロ(1927-2018)の様々な録音を集めた 8CD。ギ・ファロはフランス、ナンシーの生まれ。少 年の頃にローザンヌ音楽院で学んだ後、パリ音楽院で名教師として高名なポール・バズレール(ピエール・フルニエの師で もある)に学んだ。その後世界中で活躍するのだが、40 歳という奏者として脂の乗り切った時期に左の2 本の指の故障に見 舞われてしまう。6 回もの手術を受けた後に現役復帰し、21 世紀に入るまで活動を続けた。教師としても有名。 ファロの録音は極端に少なく、実像が伝わりづらかったのだが、8 時間を越える録音が一挙に出ることでこの偉大なチェリス トの芸術の概要が分かるようになった。一部は既にGALLO-から単発のCD として発売されていたが、放送録音も多く、その ほとんどが初 CD 化と思われます。共演者にはヴラド・ペルルミューテル、クルト・レーデル、エルネスト・アンセルメらの名が連 なっており、ことにアンセルメとスイス・ロマンドOはドヴォルザークの録音そのものが少なく二重に貴重。ブラームス の二重協奏曲でヴァイオリンを演奏するアイラ・エルドゥラン(1933―)はトルコ、イスタンブル生まれのヴァイオリニスト。 パレスチナ組曲を作曲したフランスの作曲家、アンドレ・ブロシュ Andre Bloch(1873―1960)の作品の録音は非常に珍し い。
Guy のカナ表記にはギィやギュイなどもありますが、フランス語では一般的にシンプルに ギ と読みます。
ステレオ表記はケース、ジャケット、ブックレットなどには表記がなく、音から判断したものです。録音状態はまちまちで、ご 参考程度にご理解くださいませ。
VEL-1617
シューマン:「ミルテの花」 Op.25(全26 曲) ソフィー・コッシュ(Ms)
ネルソン・ゲルナー(P)

録音:2004 年 12 月 22-24 日 パリ
旧VEL 3085の再発売。歌劇で大人気のフランスのメッゾソプラノ、ソフィー・コッシュがシューマンのリートに挑んだ
ことで初発売時話題になった。しっとりとした美声と知的な歌い口、そしてネルソン・ゲルナー
の味わい深い伴奏と、たいへん見事な出来栄え。嬉しい復活だ。
VEL-1620
「アルミン・ジョルダンを讃えて」
(1)ブロッホ:シェロモ
(2)デュティユー:遥かなる遠い世界へ
フランソワ・ギエ(Vc)
アルミン・ジョルダン(指)
スイス・ロマンドO

録音:(1)1990年5月、(2)1991年3月6日,ジュネーヴ
名指揮者アルミン・ジョルダンの放送録音をCD化。2曲ともチェロ独奏が活躍す る、ブロッホの「シェロモ」とデュティユーの「遥かなる遠い世界へ」。どちらの作品 も、またブロッホもテュティユーも、ジョルダンは録音を残していなかったと思われ る。どちらも大変な名演で、特にデュティユーの「遥かなる遠い世界へ」では、スイ スのチェロ奏者、フランソワ・ギエともども熱く燃えています。フランソワ・ギエは1953 年、地元ジュネーヴ生まれ。1979年から最近までスイス・ロマンドOの首席 ソロチェロ奏者を務めていた。
VEL-1628
チェロの祈り/クリストフ・パンティヨン
(1)ブロッホ:祈り
(2)オリヴィエ・グレフ(1950-2000):その空に〜チェロとピアノのための聖歌
(3)アルベルト・ヘムシ(1898-1975):アルメニアの様式による瞑想曲
(4)アレクサンドレ・ギルマン(1837-1911):祈り
(5)サン=サーンス:祈りOp.158〜チェロとオルガン伴奏のための
(6)ダヴィド・シャイユ(b.1971):ソロ〜無伴奏チェロのための
(7)フェルナン・アルファン(1872-1917):アンダンテ・レリジョーソ〜ヘブライの主題による
(8)ゾーイ・マートリュー(b.1968):バビロニアの祈り〜弓なし無伴奏チェロのための
(9)オトマール・シェック(1886-1957):夕べの祈り
(10)メンデルスゾーン:アダージョOp.58
(11)バッハ:サラバンド〜無伴奏チェロ組曲BWV1011より
(12)ピーター・スカルソープ(1929-2014):哀歌〜無伴奏チェロのための
(13)ジョン・タヴナー:哀歌〜無伴奏チェロのための
(14)メシアン(1908-92):イエスの永遠性への賛歌〜世の終わりのための四重奏曲
クリストフ・パンティヨン(Vc)
(1)-(4)(9)(14)ミカエル・パンティヨン(P)、
(5)(7)ヴォルフガング・ザウゼング(Org)

録音:2020年8月24日、31日ウィーン音楽院
※祈り、瞑想にまつわるチェロのための小品、中品を収録。普段あまり聴くことのできない作品ばかりを収録しているので大変貴重。なお上記作品で特に記載のないものはチェロとピアノのために書かれています。近現代の作品を中心にどれも神秘的で美しい旋律に溢れた作品ばかり。ブロッホのユダヤ的な祈りの音楽からスカルソープのオーストラリアの雄大な大地を思わせる大らかな「哀歌」、かつてビートルズにも曲を提供したタヴナーの「哀歌」を経てメシアンの「世の終わりのための四重奏曲」の中の一曲まで聴き手を一瞬たりとも飽きさせない。チェロのクリスティオ・パンティオンはバレンティン・エルベンとミッシャ・マイスキーに師事。低音から高音までつやのある美音が特徴の優れたチェリストです。
VEL-1644
3つの世紀の傑作/フルートとその詩人、バッハからフォーレまで
(1)バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータよりアルマンド
(2)-(4)プロシアのフレデリック2世(1712-1786):フルート・ソナタ ニ短調
(5)ルクレール(1697-1764):アダージョ〜ハ長調の協奏曲よりイ短調
(6)-(9)テレマン:ヘ短調のソナタ
(10)グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」より「シャンゼリゼの場面」
(11)(12)モーツァルト:フルートとオルガンのためのソナタ変ロ長調KV.15
(13)-(16)シューベルト:「美しき水車小屋の娘」の主題による序奏と変奏
(17)ドニゼッティ:フルート・ソナタ
(18)フォーレ:幻想曲
(19)ラファエル・フュメ(1898-1979):ロマンティックな間奏曲
ガブリエル・フュメ(Fl)
(2)-(4)ジョルジュ・ラボル(Cemb)、
(5)ジャン・ガラール(Org)、
(6)-(12)ジャン=ポール・インベール(Org)、
(13)-(16)シルヴィー・デュガ(P)
(17)ナタリー・ワイセ(P)、
(18)エリック・ベルショー(P)、
(19)ダヴィド・ベルデリー(P)[
フルートのガブリエル・フュメは国立パリ音楽院でフルートと室内楽の分野でプルミエ・プリを取得、その後ヨーロッパのコンクールで上位入賞を果たし、現在ノリに乗っているソリストの一人。このディスクでは無伴奏からピアノ、オルガンを伴った古今東西の作品を吹いています。バロックから古典派、近代まで見事に自家薬籠中にした澄んだ音が聴きどころ。
VEL-1651
ソメル(1921-97):弦楽四重奏曲第1 番ニ短調
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1 番ホ短調 「クロイツェル・ソナタ」
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12 番ヘ長調 Op.96 「アメリカ」
ロンターQ【ポリーヌ・クラウス(Vn)、フロラン・ビリー(Vn) 、ロイク・アブデルフェッター(Va)、カミーユ・ルノー(Vc)】

録音:2021年4月27-30日 プラトー・ダシ、2021年5月22-23日 パリ 70'26
ロンターノ四重奏団によるボヘミアの作曲家の弦楽四重奏曲 3 曲。ドヴォルザークの「ア メリカ」とヤナーチェクの「クロイツェル・ソナタ」も素晴らしい演奏だが、このCD にはウラディ ミール・ソメル(1921-1997)の弦楽四重奏曲第1 番が収録されているのがボヘミア音楽好き に嬉しいでしょう。ヴラディミール・ソメルは、現在はチェコのドイツ国境に近いホルニー・イジ ェティーンに生まれた作曲家。プラハ音楽院で学んだ後、チェコで作曲家として活動。弦 楽四重奏曲第1 番は彼の代表作の一つ。 ロンターノ四重奏団は 2015 年にパリ高等音楽院の仲間たちによって結成された若い弦楽 四重奏団。
VEL-1670
ショパン〜天使か悪魔か?
ショパン(セルヴェ編):夜想曲 Op.9-2
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
ピアソラ(ポロナーラ編):天使の三部作
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3
サン=サーンス(ミクルスカ編):死の舞踊 Op.40
デュオ・フォルテチェロ【アンナ・ミクルスカ(Vc)、フィリップ・アルジェンティ(P)】

録音:2021年5月11-15日 フランス ドゥー=セーヴル県サン=メクサン=レコール
チェロとピアノのデュオ、デュオ・フォルテチェロのおそらく国際的発売のCDデビュ ー。デュオ・フォルテチェロは2014年結成。1987年、ポーランドのクラクフ生まれのチ ェロ奏者、アンナ・ミクルスカと、1984年、スペインのカタルーニャ・ピレネー地方に生 まれたピアニスト、フィリップ・アルジェンティのコンビが相性が良く、瞬く間に評判が 広まった。このCDには、ミクルスカ自身が編曲したサン=サーンスの死の舞踊や、 ピアソラの天使の三部作など、意欲的な内容になっています。
VEL-1654
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 Op.75
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
サスキア・ルティエク(Vn)、
ジェローム・グランジョン(P)

録音:2021年1月29、30、31日 パリ
フランクを初め近代フランスのヴァイオリン・ソナタの名曲を 3 曲収録。しかしただの名曲 集ではない。ピアノは1875 年のエラールのグランドピアノを使用、つまり作曲された当時の パリのピアノ。20 世紀のピアに比べると音が優しく繊細な表現に長けており、どの曲も今日 一般的な演奏よりも控えめな美感に満ちています。もちろんヴァイオリンもそれに合わせた優 美な演奏で、決して弦を唸らせて歌うようなことのない気品溢れる音楽。

RSR-2003(2CD)
ヴェルディ:「仮面舞踏会」 マリオ・デル・モナコ(テノール リッカルド)
カルラ・カステッラーニ(ソプラノ アメーリア)、
ピエロ・ビアジーニ(バリトン レナート)
ジュリエッタ・シミオナート(メッゾソプラノ ウルリカ)、
マリサ・モレル(ソプラノ オスカル)
アルセニオ・ジュンタ(バリトン シルヴァーノ)、
カルロ・バディオーリ(バス サムエル)
ジーノ・ベッローニ(バス トム)、
ルイージ・ナルディ(テノール 判事,アメーリアの召使)
ニーノ・サンツォーニョ(指)
スイス・ロマンドO

録音:1946年5月8日 スイス ジュネーヴ大劇場、モノラル(旧RSR 6167)
偉大なテノール、マリオ・デル・モナコがヴェルディ「仮面舞踏会」に出演した貴重なラ イヴ録音。デル・モナコがリッカルドを歌ったのは若い頃だけで、全曲録音を残さなかっ た。このジュネーヴでのライヴ録音は、デル・モナコはまだ 30 歳、デビューして 5 年半の 新進テノール、さすがに声は瑞々しく魅力的。しかし幕切れの死の場面では後の偉大な オテッロのドラマティックな歌も垣間見られます。ウルリカが 36 歳直前のジュリエッタ・シミオ ナートなのも嬉しい。1940 年代半ばのライヴ録音なので音質は良好とは言い難いもの の、舞台上の声は良く捕らえていて年代にしてはまずまず聞きやすいでしょう。
VEL-2012
ロベール・カザドシュ〜ピアニスト、作曲家の思い出
ラヴェル:水の戯れ*
フォーレ:前奏曲第5番ニ短調 Op.103+
 即興曲第5番嬰ヘ長調 Op.102+
セヴラック:セルダーニャ第5番「ラバ曳きたちの帰り道」+
ドビュッシー:前奏曲集第2巻#
カザドシュ:フルートとピアノのためのソナタ Op.18**
 ピアノ協奏曲第2番「D.ミトロプーロスに捧ぐ」++
ロベール・カザドシュ(P)
ルネ・ル・ロワ(Fl)**
レオポルド・
ストコフスキー(指)NYP++


録音:1928年6月20日*/1935年11月21日パリ+/1945年6月12日ニューヨーク#/1935年6月3日パリ**/1948年3月14日ニューヨーク・ライヴ++
原盤:Columbia SP(++ 以外)
VEL-2013
シャブリエ:歌劇「エトワール(星)」(抜粋) ニノン・ヴァラン:ラズリ
リゼ・ブラッチ:王女ラウラ
シルヴァン・パガーニ:アロエ
ユーグ・キュエノ:国王ウフ1世他
エルネスト・アンセルメ(指)
スイス・ロマンドO

録音:1941年7月2日

VEL-3013
ヴァイオリンとギターのための作品集
カルッリ:夜想曲 Op.115
パガニーニ:「チェントーネ・ディ・ソナタ」〜ソナタ第1番とカンタービレ
モリーノ:夜想曲 Op.37
イベール(ピニャータ&ブリアスコ編曲):寓話/間奏曲
ピアソラ:タンゴの歴史
リオネル・ズルヒャー(Vn)
ダニエル・ホフマン(P)

録音:1999年1月
VEL-3018
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲ニ短調 Op.49
アレンスキー:ピアノ三重奏曲 ニ短調
 「カルル・ダヴィードフの思い出に」Op.32
トリオ・アニメ

録音:1997年9月
VEL-3022
十字架の道〜朗読と音楽
フランク:前奏曲ロ短調
ショパン:エチュード「革命」/「別れの曲」/ソナタ第2番変ロ長調「葬送」
 前奏曲第6番ロ短調/第4番ホ短調/第20番ハ短調
シューベルト:即興曲第2番変ホ長調 D.946
 アヴェ・マリア(E・S編曲)
リスト:慰め 第3番
シューマン:変奏曲(遺作)〜第5曲
バルトーク:組曲 Op.14〜第3曲
バッハ:イエス、わが喜び
バッハ(ブゾーニ編):間奏曲イ短調 BWV564
 コラール「イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」
ニコラス・ブテ(朗読)
エリザベート・ゾンバルト(P)
VEL-3026
マルタン:小協奏交響曲*
 「イェーダーマン」〜6つのモノローグ+
 7つの管楽器、弦楽とティンパニのための協奏曲#
エヴァ・グイベンティフ(Hp)*
クリスティアーヌ・ジャコテ(Cemb)*
ウルズラ・ルッティマン(P)*
ジル・カシュマイユ(Br)+
アルミン・ジョルダン(指)
スイス・ロマンドO

録音:1991年1月*、6月+、1898年12月#、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
VEL-3030(2CD)
現実との3分間〜ピアソラ:クラシカル・タンゴ・アルバム
ピアソラ/ブラガド編曲(ピアノ三重奏):鮫
 ソレダード(孤独)/フガータ/トッカータ
 ムムキ/ルンファンド
 アディオス・ノニーノ
 現実との3分間/天使のミロンガ
 天使の死
 天使の復活/来るべきもの/
 バンドー/オブリビオン
ホセ・ブラガド:ミロンタン
 悲しみとサンバ/チャカレーラ
トリオ・アニメ

録音:2000年12月12-13日、2001年1月24-25日
VEL-3031
ヴェルディ:歌劇名場面集
(1)「ナブッコ」〜行け思いよ黄金の翼に乗って
(2)「運命の力」〜平和を神よ
(3)「椿姫」〜乾杯の歌*/ある日*/パリを離れて+
(4)「トロヴァトーレ」〜恋はばら色の翼に乗って
(5)「アイーダ」〜清きアイーダ*/勝ちて帰れ!+/凱旋行進曲
 来たれ兵士よ/司祭たちが集まった#
(6)「ドン・カルロ」〜虚しさよ(7)「マクベス」〜勝利の日に
(1)リコ・サッカーニ(指)
 シンフォニエッタ・ド・ローザンヌ
 アヴォンシュ・オペラ祝祭cho
(2)フランソワ・ポレ(S)
 フリードマン・ライヤー(指)モンペリエPO
(3)ローザ・ヴェント(S)*
 ヤーノシュ・アクシェ(指)ブダペストPO
 アヴォンシュ・オペラ祝祭cho+
(4)フランソワ・ポレ(S)
 フリードマン・ライヤー(指) モンペリエPO
(5)ランド・バルドリーニ(T;*/#)
 ゲーナ・ディミトローヴァ(Ms)#
 アンジェロ・カヴァッラーロ(指)
 ルコントルス・ミュージカル・ローザンヌO
 フランソワ・ポレ(S)+
 フリードマン・ライヤー(指)ンペリエPO+
(6)フランソワ・ポレ(S)
 フリードマン・ライヤー(指)モンペリエPO(7)ゲーナ・ディミトローヴァ(Ms)
フランセス・ボンニン(指)
ルコントルス・ミュージカル・ローザンヌO
VEL-3032
ジョゼフ・ボヴェ師:崇高なる救い主のミサ曲 リュドミラ・ゼレンカ(S;聖母マリア)
エリゼダ・デュミトリュ(A;イヴ/マグダラのマリア)
クリストフ・アインホルン(T;カイン/聖ヨゼフ/聖パウロ/良き盗人/法王/ベネディクトゥス)
ミシェル・ブロダール(B;ダニエル/ノア/1人目のマギ/シメオン/司教)
ポール・カレイ(アダム)
コリーヌ・ヴァラ(エステル/ラケル)
シルヴィー・ルモ(教理教授者)
クリスティアーヌ・ブンチュ(大天使ガブリエル)
フィリップ・モラール(2人目のマギ)
コンラート・ティンゲリ(3人目のマギ)
ジョナサン・スピチャー(少年)
アンドレ・ボシュ(大Org)
フランソワ・セイドゥ(ポジティフOrg)
ピエール=ジョルジュ・ルバティ(指)
ヴィラール・シュル・グラーヌCO、&cho
ユペール・レディ(指)
ディヴェルティメント・ヴォカーレ(cho)
ミシェル・コルパト(指)男声cho
ジェルメーヌ・プフィステル=ムネトレ(指)
マルムセト児童グループ(cho)
VEL-3036(2CD)
ミヨーとそのスペシャリストたちによる録音集成
[CD-1]平和の時代
ミヨー:「プロテウス」/交響的組曲第2番 Op.57
 (ピエール・モントゥー(指)サンフランシスコSO)
 バレエ「屋根の上の牛」 Op.58(ディミトリ・ミトロプーロス(指)ミネアポリスSO)
 弦楽四重奏曲第7番 Op.87(ガリミールSQ)
 コレットに倣った組曲 Op.161b(パリ木管Q)

[CD-2]戦争の時代
ミヨー:交響曲第1番 Op.210(ダリウス・ミヨー(指)CBSSO)
 序奏とアレグロ Op.220(ヴラディーミル・ゴルシュマン(指)セントルイスSO)
 4つのロンサールの歌 Op.223(リリー・ポンス(S)アンドレ・コステラネッツ(指)管弦楽団)
 マルティニアック島の舞踏会 Op.249(ロベール&ギャビー・カザドシュ(P))
 フランス組曲 Op.248b(ダリウス・ミヨー(指)NYP)
イン・メモリアム(2つの行進曲) Op.26(ダリウス・ミヨー(指)CBSSO)
左記参照

録音:1935年〜1947年
※原盤:RCA、COLUMBIA、DECCA/他
VEL-3037(3CD)
モントゥー〜フランス音楽名演集
ベルリオーズ:幻想交響曲
シャブリエ:ポーランドの祭
ラヴェル:ラ・ヴァルス/おやゆび小僧
ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲*
フランク(C.オコンネル編):英雄的小品
ショーソン:交響曲変ロ長調
ドビュッシー:「イベリア」より[ジーグ/春のロンド]
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第1組曲/
 高雅で感傷的なワルツ
ドビュッシー(ラヴェル編):サラバンド
イベール:寄港地
メシアン:キリストの昇天
マキシム・シャピロ(P)*
ピエール・モントゥー(指)パリSO、
ボストンSO、サンフランシスコSO

録音:1928年〜1950年
※音源:仏Grammophon&RCAビクター
VEL-3038
モーツァルト:ディヴェルティメント集 K.439b
(3つのバセットホルンのためのオリジナル版;第1番〜第5番)
トリオ・エベヌ
[ジャンカルロ・ジェローザ、
フレデリック・ラパン、
オーレル・ヴォレ
 (バセットホルン)]

録音:2000年6月
VEL-3039
ルール・メタルズ&フレンズ
アンソニー・プログ(1947-):4つのスケッチ(1989)
タデウシュ・カッサッティ(1948-):ソナチネ*
ディヴィド・ワルター(1958-):Nabra#
スタンリー・フリードマン(1951-):絵画+
マルコム・アーノルド五重奏曲(1961)**
ミシェル・ベケ(Tb)*
エリック・オービエ(Tp)+
スパニッシュ・ブラス
「ルール・メタルズ」

録音:2000年2月〜5月、トレント、バレンシア
VEL-3040
マルタン:ピアノ五重奏曲(1920/21)*
マルク・ブリケ(1896-1979):ピアノ五重奏曲#
ブロッホ:ピアノ五重奏曲第2番
アディリア・アリエヴァ(P)
オルティスSQ
VEL-3041
ドルリアク&リヒテル〜夫妻共演集
グリンカ(13曲)/ダルゴムィスキー(3曲)
ムソルグスキー:子供部屋*
ラフマニノフ(2曲)
シューマン:詩人の恋/他2曲、
プロコフィエフ(7曲)/バッハ(9曲)
モーツァルト:春へのあこがれ/他1曲
シューベルト(6曲)
リスト(1曲)/ヴェッケルラン(5曲)/
ドビュッシー(1曲)/フランス民謡(3曲)
ニナ・ドルリアク(S)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)

録音:1943年、モスクワ/1956年
VEL-3044
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲*
ロマンス第1番 ト長調Op.40#
ロマンス第2番 ヘ長調Op.50#
マンリコ・パドヴァーニ(Vn)
ボリス・ペレヌ(指)
モスクワ・ロシアPO

録音:1999年6月15日〜16日*/11月23日#
VEL-3045
モーツァルト:フルート四重奏曲集(全4曲) ブルーノ・グロッシ(Fl)
イザベラ・ビッチョーニ(Vn)
ジュアン・ルカス・アイゼンベルク(Va)
ピエロパオロ・トーゾ(Vc)

録音:2001年6月10日〜12日、ルガノデジパック仕様
VEL-3046
祈りと踊り〜スペインのギター音楽
ソル:悲歌風幻想曲Op.59
プホール:アケラレ(魔女の夜宴)#
フリアン・アルカス(1832-1882):ヴェルディの「椿姫」の主題による幻想曲*
トゥリーナ:ファンダンギーリョ
ロドリーゴ:祈りと踊り
グラナドス:スペイン舞曲第5番
タレガ:アラビア風奇想曲
アルベニス:アストゥーリアスOp.232-1
マリア・リヴィア・サン=マルコス(G)

録音:2001年6月、サンパウロ
VEL-3047(3CD)
ラヴェル〜その作品と時代 Vol.1(1899-1911)
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/ギャビー・カザドシュ(P)
 〔録音:1945年ニューヨーク原盤:Polydor〕
 水の戯れ/アルフレッド・コルトー(P)〔録音:1931年5月11日、ロンドン原盤:英EMI〕
 弦楽四重奏曲 ヘ長調/プロ・アルテSQ
 〔録音:1933年12月3、8日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ原盤:英EMI〕
 歌曲集「シェエラザード」/シュザンヌ・ダンコ(S)アンセルメ(指)パリ音楽院O
 〔録音:1948年5月28日、パリ原盤:Decca〕
 ソナチネ/アルフレッド・コルトー(P)
 〔録音:1948年4月17日、ロンドン、EMI第3スタジオ原盤:英EMI〕
 道化師の朝の歌/ディヌ・リパッティ(P)〔録音:1931年5月11日、ロンドン原盤:英EMI〕
 亡き王女のためのパヴァーヌ/アンドレ・アスラン(Vn)リュシアン・プティジャン(P)
 〔録音:1930年3月、パリ原盤:仏Grammophon〕
 鏡〜[悲しい鳥たち/道化師の朝の歌/鐘の谷]/マルセル・メイエ(P)
 〔録音:1948年1月27日、パリ原盤:EMI〕
 鏡/ワルター・ギーゼキング(P:プレイエル製)
 〔録音:1949年5月28、30日、パリ原盤:Columbia〕
 序奏とアレグロ/リリー・ラスキーヌ(Hp)マルセル・モイーズ(Fl)
 ユリス・ドレクリューズ(Cl)カルヴェSQ
 〔録音:1938年5月19日、パリ、スタジオ・アルベール原盤:英EMI〕
 博物誌〜[くじゃく/こおろぎ/かわせみ]/ジャーヌ・パトリ(Ms、P)
 〔録音:1929年4月3日、パリ、スタジオ・アルベール原盤:仏EMI〕
 草の上(ヴェルレーヌ詩)/聖女(マラルメ詩)/ピエール・ベルナック(Br)F.プーランク(P)
 〔録音:1936年11月3日、6月6日、パリ原盤:英EMI〕
 スペイン狂詩曲/ストコフスキー(指)フィラデルフィアO
 〔録音:1934年3月17日原盤:仏Grammophon〕
 ハバネラ形式の小品/モーリス・マッレシャル(Vc)モーリス・フォール(P)
 〔録音:1929年4月8日、パリ、スタジオ・アルベール原盤:仏EMI〕
 ハバネラ形式の小品/ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)ミルトン・カイエ(P)
 〔録音:1944年10月17日、アメリカ原盤:米Decca〕
 歌劇「スペインの時」/ジャンヌ・クリーゲル(S)ルイ・アルヌルト、ラオル・ジル(T)
 ジャン・オベール(Br)エクトル・デュフランヌ(Bs)ジョルジュ・トリュク(指)O
 〔録音:1929年3月6、8、9、11日、パリ、スタジオ・アルベール原盤:Columbia〕
 歌劇「スペインの時」〜[第17場/第18場]/ファニー・エルディ(S)
 ピエール・ファヴロー(T)ルイ・モルテュリエ(Br)ピエロ・コッポラ(指)O
 〔録音:1930年2月18日、パリ原盤:英EMI〕
 夜のガスパール/ワァルター・ギーゼキング(P)〔録音:1937年1月31日、
 ロンドン(オンディーヌのみ)、1938年8月11日、ベルリン原盤:Columbia〕
左記参照
VEL-3048(3CD)
ラヴェル〜その作品と時代 Vol.2(1919-1925)
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/G.ピエルネ(指)コロンヌO
 〔録音:1929年2月19日、パリ、サル・ガルヴォー原盤:Odeon〕
 民謡集〜[スペインの歌/フランスの歌/ヘブライの歌]/
 シャルル・パンゼラ(Br)マドレーヌ・パンゼラ=バイヨ(P)
 〔録音:1929年6月5-6日、1927年10月7日、パリ原盤:英EMI〕
 バレエ「ダフニスとクロエ」第1組曲/P.コッポラ(指)パリ音楽院O
 〔録音:1934年2月5日、パリ、サル・ド・コンセルヴァトワール原盤:英EMI〕
 バレエ「ダフニスとクロエ」第2組曲/フィリップ・ゴーベール(指)ストララムO
 〔録音:1930年3月24-25日、パリ、シャンゼリゼ劇場原盤:Columbia〕
 高雅で感傷的なワルツ/マルセル・メイエ(P)
 〔録音:1948年1月27日、パリ原盤:英EMI〕
 高雅で感傷的なワルツ/P.コッポラ(指)パリ音楽院O
 〔録音:1934年2月5日、パリ、サル・ド・コンセルヴァトワール原盤:英EMI〕
 マ・マール・ロワ/P.コッポラ(指)パリ音楽院O
 〔録音:1933年3月15日、パリ原盤:英EMI〕カディッシュ(歌唱:フランス語)/
 シャルル・パンゼラ(Br)マドレーヌ・パンゼラ=バイヨ(P)
 〔録音:1928年6月6日、パリ原盤:英EMI〕
 カディッシュ(歌唱:アラム語)/ニナ・コヒツ(Ms)O伴奏
 〔録音:1928年4月5日、カムデン原盤:英EMI〕
 民謡集〜ヘブライの歌(歌唱:イディッシュ語)/カディッシュ(歌唱:アラム語)/
 永遠の謎(歌唱:イディッシュ語)/マドレーヌ・グレイ(Ms)P伴奏
 〔録音:1932年6月、パリ原盤:Polydor〕ピアノ三重奏曲/
 J.ハイフェッツ(Vn)G.ピアティゴルスキー(Vc)A.ルービンシュタイン(P)
 〔録音:1950年8月28日、ハリウッド、RCAビクター・スタジオ原盤:RCA Victor〕
 混声合唱のための3つの歌/エミル・ブルモク(指)リヨンcho
 組曲「クープランの墓」〜
 前奏曲/ギャビー・カザドシュ(P)〔録音:1944年、ニューヨーク原盤:Polydor〕
 フォルラーヌ/A.ルービンシュタイン(P)〔録音:1934年2月23日原盤:英EMI〕
 リゴドン/ヴィクトル・シュタウプ(P:エラール)〔録音:1927年1月、パリ原盤:Odeon〕
 メヌエット/ロベール・カザドシュ(P)
 〔録音:1940年2月23日、ニューヨーク原盤:Columbia〕
 トッカータ/ベンノ・モウセイヴィチ(P)
 〔録音:1946年3月21日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ原盤:HMV〕
 [前奏曲/フォルラーヌ/メヌエット/リゴドン]/D.ミトロプーロス(指)ミネアポリスO
 〔録音:1941年12月、ミネアポリス〕
 歌劇「子供と魔法」/ナディーヌ・ソートロー(S)ドゥニーズ・シャルレ(Ms)
 アンドレ・ヴェシエール(Bs)ソランジュ・ミシェル(Ms)他
 エルネスト・ブール(指)フランス国立放送Oフランス放送choフランス放送聖歌隊
 〔録音:1948年、パリ、シャンゼリゼ劇場原盤:Columbia〕
左記参照
VEL-3049(3CD)
ラヴェル〜その作品と時代 Vol.3(1918-1934)
ラヴェル:道化師の朝の歌/ワルター・ストララム(指)コンセール・ストララムO
 〔録音:1931年3月30日、パリ、シャンゼリゼ劇場原盤:Columbia〕
 ラ・ヴァルス/ピエール・モントゥー(指)サンフランシスコSO
 〔録音:1941年4月21日、サンフランシスコ原盤:Victor〕
 ヴァイオリンとチェロのためのソナタ/
 オスカー・シュムスキー(Vn)バーナード・グリーンハウス(Vc)
 〔録音:1948年、ニューヨーク原盤:アンフィオン〕
 組曲「展覧会の絵」(ムソルグスキー原曲)/パウル・クレツキ(指)フランス国立放送O
 〔録音:1948年5月15-16日、パリ、シャンゼリゼ劇場原盤:Columbia〕
 フォーレによる子守歌/マルセル・ダリオー(Vn)P伴奏
 〔録音:1930年5月、パリ原盤:Odeon〕
 サラバンド(ドビュッシー原曲)/S.クーセヴィツキー(指)ボストンSO
 〔録音:1930年10月30日、ボストン、シンフォニー・ホール原盤:Victor〕
 ツィガーヌ/ジノ・フランチェスカッティ(Vn)モーリス・フォール(P)
 〔録音:1931年4月24日、パリ、スタジオ・アルベール原盤:Columbia〕
 ツィガーヌ/ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)アールバード・シャーンドル(P)
 〔録音:1934年2月6日、ニュージャージー州カムデン、RCAスタジオ原盤:Victor〕
 マダガスカル島民の歌/マドレーヌ・グレイ(Ms)ラヴェル(指)アンサンブル
 〔原盤:Polydor〕
 ヴァイオリン・ソナタ/ジャンヌ・ゴーティエ(Vn)イヴォンヌ・ルフェビュール(P)
 〔録音:1950年4月10日、パリ原盤:Chant du Monde〕
 ボレロ/ピエロ・コッポラ(指)グラモフォン大O
 〔録音:1930年1月30日、パリ、サル・プレイエル(ラヴェル監修)原盤:英EMI〕
 古風なメヌエット/アルベール・ヴォルフ(指)ラムルーO
 〔録音:1930年1月、パリ原盤:Polydor〕
 左手のためのピアノ協奏曲/ジャック・フェヴリエ(P:スタインウェイ)ミュンシュ(指)
 パリ音楽院O〔録音:1942年10月8日、パリ、スタジオ・アルベール原盤:Columbia〕
 左手のためのピアノ協奏曲/A.コルトー(P)ミュンシュ(指)パリ音楽院O
 〔録音:1939年5月12日、パリ、ピガール劇場原盤:英EMI〕
 ピアノ協奏曲 ト長調/マルグリット・ロン(P)ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ(指)O
 〔録音:1932年4月14日、パリ、スタジオ・アルベール原盤:Columbia〕
 ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ/マルシアル・サンゲル(Br)P.コッポラ(指)O
 〔録音:1934年11月20日、パリ、サル・ショパン(プレイエル)原盤:英EMI〕
 ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ/
 イヴォン・ル・マルカドゥール(Br)マルシア・ル・マルカドゥール(P)
 〔録音:1946年3月4日、パリ原盤:ラ・プワト・ア・ミュジーク〕
 ロンサール、己が魂に/マルシアル・サンゲル(Br)P.コッポラ(指)O
 〔録音:1934年11月20日、パリ、サル・ショパン(プレイエル)原盤:英EMI〕
左記参照
VEL-3051
ネルソン・ゲルネル
ラフマニノフピアノ協奏曲第3番*
 3つの前奏曲#〔Op.32 Nos.5, 12 /Op.23-2 〕
ブルーメンフェルト:左手のための練習曲 変イ長調Op.36#
ネルソン・ゲルネル(P)*
ワシーリー・シナイスキー(指)BBCPO*

録音:2000年2月、ブリッジウォーター・ホール、マンチェスターライヴ/2002年3月、ジュネーヴ
VEL-3057
聖母マリアの晩課
グランディ:主よ、われを助けに来たりたまえ
 われ喜びに満てり/いと聡明なる処女
 夜ごふしどに恋い慕う人を求めても
 エルサレムよ、ほめたたえよ
モンテヴェルディ:主は言われた
 おお、いと麗しき/
 しもべらよ、主をほめたたえよ
 主が建てたまわずば/マニフィカト(第2)
 サルヴェ・レジナ
グレゴリオ聖歌による交唱:王が幕屋に下りし時
 左の腕で私の頭を支え
 私は色黒い/なんとすばらしく喜ばしき御業/他
オルガンによるトッカータ、リチェルカーレ
ロラン・シャンドル(指)
アンサンブル・オルランド・フリブール

録音:2002年7月5日〜7日、スイス、フリブール州、プランファヨン(プラファイエン)教会
VEL-3059
ジュリアン=フランソワ・ツビンデン(1917-):
ピアノ作品集
トリオ前奏曲 Op.4(1944-1946)
4つの孤独な四重奏 Op.17(1951)〜レント「常ならぬ平静さ」/アレグリッシモ「懐疑的なよそよそしさで」]
幻想ソナタ Op.54(1975-1976)
トリオ・イメージ・エルヴェティクOp.65
タンゴ Op.73/瞑想曲 Op.90
「M.A.R.C.」をともなう旅程 Op.94
マーク・パンティヨン(P)

録音:2002年1月8日-9日、エルネスト・アンセルメ・スタジオ、ラジオ・スイス・ロマンド、ジュネーヴ
VEL-3060
レジスタンス〜シャルル・ミュンシュ
オネゲル:死の舞踏*/
 交響曲第2番+
ジョリヴェ:兵士の3つの訴え#
ジャン=ルイ・バロ(朗唱;*)
オデット・テュルバ=ラビエ(S)*
シャルル・パンゼラ(Br)*
エリエット・シェンネベルク(Ms)*
アンドレ・パスカル(Vn)*
エール・ベルナック(Br;#)
シャルル・ミュンシュ(指)パリ音楽院O

録音:1941年3月27日&28日*/1942年10月15日、16日&1944年3月1日+/1943年10月29日&1944年3月1日#、以上パリ音楽院大ホール
VEL-3061(5CD)
1950年第1回プラド音楽祭〜バッハ没後200年祭

(1)バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番*
 ブランデンブルク協奏曲第2番+
 ブランデンブルク協奏曲第3番#
 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903**
 イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971**

(2)バッハ:管弦楽組曲第1番
 ヴァイオリン協奏曲ニ短調 BWV.1052(クラヴィーア協奏曲第1番より、ライツ編)*
 ブランデンブルク協奏曲第5番(*/+)

(3)バッハ:合奏協奏曲イ短調 BWV.1044*
 管弦楽組曲第2番
 ブランデンブルク協奏曲第4番+

(4)バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番*
 ブランデンブルク協奏曲第6番+
 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043#
 トリオ・ソナタ ト長調 BWV.1038**
 トッカータ ホ長調 BWV.914++

(5)バッハ:平均律クラヴィーア曲集〜第8曲(前奏曲とフーガ)*
 クラヴィーア協奏曲第5番 BWV.1056+
 ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV.1060R#
 音楽の捧げもの〜抜粋**
(1)アレクサンダー・シュナイダー(Vn;*/+)
 マルセル・タビュトー(Fl;*/+)
 フェルナンド・ヴァレンティ(Cemb;*/+)
 リュシアン・テヴェ、
 ジェラール・クルシエ(Hrn)*
 ライラ・シュトルフ、
 ジョン・マック(Ob)*
 モリス・アラール(Fg;*)
 マルセル・ミュール(S-Sax;+)
 ジョン・ワマー(Fl)+
 ポール・トルトゥリエ(Vc;+)
 パブロ・カザルス(指)プラド祝祭O(*/+/#)
 ルドルフ・ゼルキン(P)**
(2)ヨゼフ・シゲティ(Vn)*
 ジョン・ワマー(Fl)+
 ユージン・イストミン(P)+
 パブロ・カザルス(指)プラド祝祭O
(3)ジョン・ワマー(Fl)
 アレクサンダー・シュナイダー(Vn;*/+)
 ミェチスワフ・ホルショフスキ(P)*
 バーナード・ゴールドバーグ(Fl)+
 フェルナンド・ヴァレンティ(Cemb)+
 パブロ・カザルス(指)プラド祝祭O
(4)アイザック・スターン(Vn;*/#/**)
 フェルナンド・ヴァレンティ(Cemb)+
 アレクサンダー・シュナイダー(Vn)#
 ジョン・ワマー(Fl)**
 ユージン・イストミン(P;**/++)
 パブロ・カザルス(指)プラド祝祭O(*/+/#)
(5)イヴォンヌ・ルフェビュール(P)*
 クララ・ハスキル(P)+
 アイザック・スターン(Vn)#
 マルセル・タビュトー(Ob;#)
 パブロ・カザルス(指)(+/#/**)
 プラド祝祭O(+/#)
 アレクサンダー・シュナイダー、
 オレア・ベルネル(Vn)**
 ミルトン・トマス、
 カレン・タートル(Va)**
 レオポルド・テラスパルスキー、
 ダニエル・ザイデンベルク(Vc)**
 ジューン・ローテンバーグ(Cb)**
 ジョン・ワマー(Fl)**
 レオポルド・マンズ(P)**

録音:1950年6月2日〜20日、プラド、ライヴ、モノラル
VEL-3062
グレトリ:喜歌劇「ピョートル大帝」(3幕版) フランソワ・フェロレルト:人民委員
フィリップ・ル・シュヴァリエ
:フランソワ・ルフォール
クリストフ・アインホルン:ピョートル大帝
アンヌ=ソフィー・シュミット:カトリーヌ他
オリヴィエ・オプテベーク(指)
COナミュール室内cho

録音:2001年10月、ライヴ
VEL-3065
ジャン=リュク・ダルベリー(1946-):レゾナンス
信号(2つのホルンのための)/
−ラ−(クラリネット、ヴァイオリンと音叉のための)/
管楽八重奏曲/チェロ協奏曲/
空間(バセットホルンのための)/
道順(2つのチェロのための)/
失われた像(チェロとピアノのための)/
呼び声(2つのチェロのための)
オリヴィエ・ダルベリー(Hr、Vc)
トーマス・ミュラー(Hrn)
ワルター・シュタウフェル(Cl)
エリザベート・ダルベリー(Cl、バセットホルン)
井上雅美(Vn)
ペーター・ヘル(Vc)
アイカワ・リエ(P)

録音:1998年10月7日/1992年10月8日/1994年8月28日/1993年11月5/11日
VEL-3066(2CD)
コンセール・コロンヌ管弦楽団〜歴史的録音集
ラヴェル:スペイン奇想曲*
シャブリエ:「いやいやながらの王様」から#
ラロ:「イスの王」序曲#
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲#
シャブリエ:スペイン#
ピエルネ:バレエ「ジラション」#
ベルリオーズ:ハンガリー行進曲+
ウェーバー/ベルリオーズ編曲:舞踏への勧誘+
ショパン:葬送行進曲+
モーツァルト:トルコ行進曲+
デュカス:バレエ「ペリ」**
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番**
メサジェ:バレエ「二羽の鳩」##
フォーレ:「ペネロープ」序曲##
ラロ:スケルツォ##
ピエール・テルヴォー(指)*
ガブリエル・ピエルネ(指)#
エドゥアール・コロンヌ(指)+
ポール・パレー(指)**
ジャン・フルネ(指)##
コンセール・コロンヌO

録音:1960年*/1929/30年#/1908/09年+/1948/49年**/1947/48年##
VEL-3067(4CD)
マルグリット・ロンの芸術
■CD1
フォーレ:バラードOp.19(フィリップ・ゴーベール(指)管弦楽団/1930年4月1日、パリ)/
 即興曲第2番 ヘ短調(1933年3月6日、パリ)/即興曲第5番 嬰ヘ短調(1933年7月13日、パリ)/
 夜想曲第6番 変ニ長調
 夜想曲第4番 変ホ長調
 舟歌第6番 変ホ長調Op.70
 揺りかごOp.23-1
 ピアノ四重奏曲第2番 ト短調Op.45
 (ジャック・ティボー(Vn)モーリス・ヴュー(Va)
 ピエール・フルニエ(Vc)/1941年5月10日、パリ)
■CD2
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番(フィリップ・ゴーベール(指)管弦楽団/1935年12月13日、パリ)
ショパン:幻想曲(1929年5月11日)
 ワルツ第8番Op.64-3(1929年5月、パリ)
 ワルツ第13番Op.70-3(1929年5月、パリ)
 舟歌 (1933年5月、パリ)/
 スケルツォ第2番(1936-37年、パリ)
 マズルカ Op.59-3(1929年11月6日、パリ)
ドビュッシー:レントより遅く(1929年11月6日、パリ)/雨の庭(1929年11月12日、パリ)
 アラベスク第1番&第2番(1930年7月10日、パリ)
■CD3
ダンディ:フランス山人の歌による交響曲(ポール・バレー(指)コンセール・コロンヌO/1934年5月)
ラヴェル:ピアノ協奏曲(ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ(指)管弦楽団/1935年4月14日、パリ)
ミヨー:ピアノ協奏曲第1番(ダリウス・ミヨー(指)フランス国立O/1935年4月5日、パリ)
 パイサンドュ(1935年5月10日、パリ)/アルファマ(1935年5月10日、パリ)
ハルフテル:ポルトガル狂詩曲(シャルル・ミュンシュ(指)パリ音楽院O/1941年10月27日)
■CD4
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(フェリックス・ワインガルトナー(指)パリ音楽院O/1939年6月)/
 ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(シャルル・ミュンシュ(指)パリ音楽院O/1944年6月)
全て、マルグリット・ロン(P)

その他、左記参照
VEL-3068(4CD)
ジャック・ティボーの芸術
■CD1
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219(シャルル・ミュンシュ(指)パリ音楽院O/1941年1月6日、パリ)
 ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216(ポール・パレー(指)コンセール・ラムルーO/1947年、パリ)
ショーソン:詩曲(ウジェーヌ・ビゴ(指)コンセール・ラムルーO/1947年、パリ)
サン=サーンス:オラトリオ「ノアの洪水」前奏曲
ドビュッシー(ティボー編):小組曲(ヘスス=マリア・サンロマ(P)/1924年2月26日、キャムデン)
■CD2
シューマン:ピアノ三重奏曲第1番(アルフレッド・コルトー(P)、パブロ・カザルス(Vc)/1928年11月、ロンドン)
ショーソン:ヴァイオリン,ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調(アルフレッド・コルトー(P)、パブロ・カザルス(Vc)/1931年7月2日、パリ)
 フォーレ:子守歌(アルフレッド・コルトー(P)/1931年7月2日、パリ)
 シューベルト(クライスラー編):楽興の時第3番
 ローデ:メヌエットとカプリス(ハロルド・クラクストン(P)/1922年2月7日)
■CD3
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲Op.3-11〜アダージョ(タッソ・ヤノプーロ(P)/1930年4月24日、ロンドン)
パラディース:シシリエンヌ(タッソ・ヤノプーロ(P)/1930年4月23日、ロンドン)
マルシック(クライスラー編):スケルツァンド
ポルディーニ:踊る人形/シマノフスキー:アレトゥーサの泉
アルベニス:タンゴ(タッソ・ヤノプーロ(P)/1930年7月1日、ロンドン)
サン=サーンス:ハバネラ(タッソ・ヤノプーロ(P)/1930年7月2日、ロンドン)
ヴィターリ:シャコンヌ
バッハ:ガヴォットとロンド
モーツァルト:ハフナー・セレナーデ・ロンド(タッソ・ヤノプーロ(P)/1936年3月21日、パリ)
ラロ:スペイン交響曲(アタウルフォ・アルヘンタ(指)スペイン国立O/1951年3月14日、パリ)
■CD4
フォーレ:子守歌/ラヴェル:ハバネラ形式の小品
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第3番 ト短調 D.408
 ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番 ニ長調 D.384〜ロンド(タッソ・ヤノプーロ(P)/1944年5月28日、パリ)
ブラームス:ワルツ 変イ長調Op.39-15
ルクレール(クライスラー編):太鼓
ベートーヴェン:ロマンスOp.50
ドビュッシー:ゴリヴォーグのケークウォーク(ハロルド・クラクストン(P)/1925年11月25日、ヘイズ)
全て、ジャック・ティボー(Vn)

左記参照
VEL-3069
パンフルートによる名曲集
バッハ:管弦楽組曲第2番〜バディネリ
 ヴァイオリンとフルートのための協奏曲BWV.1060 〜
 アダージョ(原曲:2つのチェンバロのための協奏曲第1番)
チマローザ:2つのフルートのための協奏曲〜第3楽章
 フルート協奏曲〜第1楽章
モーツァルト
 アンダンテ K.315
 歌劇「魔笛」〜パパゲーノのアリア/
 パンとバター/トルコ行進曲
フォーレ:シシリエンヌ
シュターミッツ:フルート協奏曲 ト長調〜アンダンテ
バルトーク:ルーマニア舞曲第3番/同第4番
ボッケリーニ:協奏曲 Op.27〜アダージョ
テレマン:組曲 イ短調〜メヌエット
ルクレール:協奏曲 ハ長調〜アダージョ
A.マルチェッロ:協奏曲 イ短調〜アダージョ
ヴィヴァルディ:2つのフルートのための協奏曲 RV.533〜第1楽章
シミオン・スタンチュ・シランクス(パンフルート)
ピエール・ランパル(Fl)
クラウディオ・シモーネ(指)
イ・ソリスティ・ヴェネティ
ハンス・グラーフ(指)モーツァルテウムO
アルマン・ジョルダン(指)ローザンヌCO 他
VEL-3070
ショート・カッツ〜ピアノ三重奏小品集
ドニゼッティ:三重奏曲「ベッティ家で」/同「バリオーニ家で」
シチェドリン:ピアノ三重奏のための愉快な作品
ラフマニノフ(クライスラー編):パガニーニの主題による変奏曲〜第18変奏
ラフマニノフ(ハイフェッツ編、アニマエ三重奏団編):ひなぎく
ゴダール:易しい変奏曲
グリンカ(ハーマン編):3つのロシア民謡
マフィア(ピアソラ編、ヒルパート編):靴音高く
ブラガート(ピアソラ編、ヒルパート編):ネグラーチャ
グレンジャー(ピアソラ編、ヒルパート編):植民地風の歌/シェパーズ・ヘイ!
 わたしのロビンは緑の森へ
 ストランド街のヘンデル
アニマエ三重奏団
[トマシュ・ドラトヴァー(P)
ジャン=クリストフ・ガヴリシアク(Vn)
ディーター・ヒルパート(Vc)]

録音:2003年3月17-19日
VEL-3071
秘密にされた魂
ペルト:モーツァルト・アダージョ(1992/1997)
シュニトケ:ピアノ三重奏曲(1985/1992)
ヴァスクス:エピソードと終わりのない旅(1985)
トリオ・アニメ
VEL-3072
スペインの道
アルベニス:スペイン組曲〜アラゴン/カディス
 セビーリャ/グラナダ
 アストゥーリアス
ファリャ:歌劇「はかない人生」〜導入と舞曲
 バレエ「恋は魔術師」〜火祭りの踊り
 バレエ「三角帽子」〜ファルカ
チャピ:「レボルトーサ」前奏曲
ヒメネス:「ルイス=アロンソの結婚式」〜間奏曲
同:「テンプラニカ」〜サパテアード
タレガ:アルハンブラの思い出
ララ:グラナダ他
スパニッシュブラス[ルールメタルス]

録音:2002年11月8-11日
VEL-3073
ハイドン&モーツァルト:宗教曲アリア集
モーツァルト:証聖者の盛儀晩課 ハ長調 K.339
 エクスルターテ・ユビラーテ K.165
 ミサ曲 ハ長調 K.317「戴冠式ミサ」
 ミサ曲第16番 ハ短調 K.427(417a)
 聖体の秘蹟のための連祷 K.243
ハイドン:オラトリオ「トビアの帰還」
 オラトリオ「四季」
 オラトリオ「天地創造」/スターバト・マーテル
 (以上から抜粋)
アニク・マシス(S)
ダニエル・インバル(指)コロンヌO&cho
VEL-3074(2CD)
メサジェ:「ヴェロニク」、「法曹団」、
 「お菊夫人」、「フォルチュニオ」、
 「仮面の愛」、「ボーケール氏」、
「熱烈に」、「不意の横揺れ」からの場面
エドメー・ファヴァール
ロベール・ビュルニエ
ダヴィド・ディヴリース
ミゲル・ヴィラベラ(T)
リュシアン・フュジェル
アンドレ・ボージェ(Br)
宮川美子(S)
ロジェ・ブールダン
二ノン・ヴァラン
ジョルジュ・ティル(T)
イヴォンヌ・プランタン(S)
サシャ・ギトリールネ・コヴァル
エミル・ルソーエディト・マネ
ジェレメン・フェラルディ他
VEL-3075(2CD)
ラヴェル:ピアノ作品全集
古風なメヌエット
亡き王女のパヴァーヌ/水の戯れ
ソナチネ/鏡/耳で聴く風景*
マ・メール・ロワ*/夜のギャスパール
ハイドンの名によるメヌエット
高雅で感傷的なワルツ
シャブリエ風に/ボロディン風に
前奏曲/クープランの墓
フィリップ・アントルモン(P)
ラウラ・ミッコラ(P)*

録音:2003年&2004年、パリ
VEL-3077
アブソリュート
バッハ(マイルズ編):トッカータとフーガ ニ短調
マウッソン:影
コロメル:言葉にできない対話
ルトスワフスキ:小序曲
デラノフ:協奏曲
リンドベリ:グラウンドホグ・マンバ
スパニッシュブラス[ルールメタルス]

録音:2003年11月28-30日、12月12-14日
VEL-3078
アントルモンとモントゥー
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
フィリップ・アントルモン(P)
ピエール・モントゥー(指)LSO

録音:1958年
※原盤:DECCA(未発表音源)
DECCA 録音。しかしアントルモンが直後に移籍してしまったため、DECCAはこの録音の発売を見送り、半世紀近くも棚に眠っていたのでした。当時まだ24歳という若さだったアントルモンの颯爽としたピアノも見事、しかし若者を温かく見守りつつ、大貫禄の音楽を聞かせるモントゥー翁が絶品!余裕たっぷりで、決め所は全てバシッと決める、まさに巨匠の至芸です。あまりにも有名で録音も多数あるこのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番のなかでも、大いに存在意義を知らしめることのできる名盤です。 (Ki)
VEL-3079
ピーター・ブレイナー(1957-):ソナタ・オスティナータ/誕生日のバッハ氏に
「…何かあるはずだ…」(ピアノ三重奏とオーケストラのための協奏曲;2001)*
アニマエ三重奏団
ピーター・ブレイナー(指)
スロヴァキア国立PO

録音:2003年3月19日-20日/2002年2月21日、初演ライヴ*
VEL-3080
ユグ・キュエノー
クープラン:聖水曜日のルソン・ド・テネブル第1番*
 3つの歌*/すべての者よ恐れ聞け*
ストラヴィンスキー:カンタータ集+
モーツァルト:フリーメーソンの音楽集#
クープラン:聖水曜日のルソン・ド・テネブル第1番**
ドラノワ:「フィリピン」〜哀歌
ユグ・キュエノー(T)
ダニエル・ピンカム(指)合奏団*
ジェニー・トゥーレル(A;+)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指)アンサンブル+
ニューヨーク・コンサートcho+
ジェラール・スゼー(Br;#)
ジャン・ジロドー、
エレーヌ・サロメ(P)#
ヨゼフ=ヴィクトール・マイヤー(指)プロ・ムジカO#
ミュールハウス・オラトリオcho#
ポール・ドレンヌ(T)**
ジャン・エヴラール(指)合奏団**
イヴォンヌ・グヴェルネcho**
モーリス・ジョベール(指)O++

録音:1950年12月、ボストン*/1952年12月22日、ニューヨーク+/1950年9月21-22日、パリ#/1936年12月11日、パリ**/1937年11月19日、パリ++
VEL-3081(2CD)
モンテヴェルディ(ブーランジェ編):マドリガル集(9曲)、
小音楽会(フォーレ,ドビュッシー,リリー・ブーランジェ,F.クープラン,ド・セルミジ,リュリ,フランセらの小品全16曲)、
ブラームス
:「愛の歌」Op.52,
 姉妹 Op.61-1,
 響きその2 Op.66-2,
 ワルツ集 Op.39から、
シューベルト
:月の光 D.875,Op.102、
フランソワ
:ピアノ協奏曲、
リリー・ブーランジェ:導入と行列,
 夜想曲
ナディア・ブーランジェ(指,P)、
ディヌ・リパッティ(P),
ユグ・キュエノー(T)、
器楽アンサンブル,他多数
ナディア・ブーランジェ(1887-1979)といえば御存知フランスの音楽界で重きをなした音楽指導者。なによりも厳格な教育家として多数の音楽家を育てあげたことで知られていています。そのブーランジェ女史の演奏活動を集めたものです。SP 録音を中心に様々な曲が多数収録されている中、最も注目なのは、ディヌ・リパッティが参加しているブラームスの「愛の歌」(1937−38 年録音)、2 つのピアノためのワルツ集(1937 年)、それにナディアの妹で、夭折した天才作曲家、リリー・ブーランジェの作品(導入と行列、夜想曲、それと「小演奏会」のなかにピエ・イェズが含まれます)など、興味深いものが目白押しです。 (Ki)
VEL-3082
ラヴェル(ワルター編):ツィガーヌ(弦楽合奏伴奏版)
ショーソン(ワルター編):詩曲 Op.25(弦楽合奏伴奏版)
ショーソン:ピアノ,ヴァイオリンと弦楽合奏のための協奏曲 ニ長調 Op.21
オーギュスタン・デュメイ(Vn)(指)
ワロン王立CO
ジャン・フィリップ・コラール(P)

録音:2005年7月9-13日、ベルギー、モンス、サン=ドゥニ教会
デュメイとコラールによるおなじみのフランス近代の名作たち。ポイントはすべてバックが弦楽アンサンブルに置き換えられていること。まず、詩曲とツィガーヌ。「フルオケでは響きが重たすぎる」という動機から、アイザック・スターンのために編曲を手がけたのはモラーゲス五重奏団のオーボエ奏者デイヴィッド・ワルター。そして特異な編成によるフランス室内楽の傑作、協奏曲(コンセール)。タイトルに反して、実体は純然たる室内楽というこの作品がここでは「協奏曲」として鳴っています。しかも、弦楽四重奏版のよいところはそのままに、程よいスケールの拡がりで見通しもすっきり。2004年からデュメイが主席指揮者を務めるアンサンブル(19 人編成)は、1958年創設のベルギー最古の室内オケ。エリザベート王妃国際コンクール本選でもソリストをサポートしています。 (Ki)
VEL-3083(3CD)
グリーグ:抒情小品集第1巻−第10巻 アルド・チッコリーニ(P)

録音:2004年、パリ
VEL-3084
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
第21番 ハ長調 K.467
フィリップ・アントルモン(P,指)
ミュンヘンSO

録音:2004年9月
VEL-3085
シューマン:歌曲集「ミルテの花」Op.25(全26曲) ソフィー・コッシュ(Ms)
ネルソン・ゲルナー(P)

録音:2004年12月22-24日
ソフィー・コッシュはフランスのメッゾソプラノ。まだ若いながらも、2005 年にはザルツブルク音楽祭でリサイタルを催し大好評を博すなど、アンネ・ソフィー・フォン・オッターの後を継ぐメッゾとして大いに期待されている人です。パリで学び、まずフランス国内で活動してから、1998 年にロンドンで「セビリアの理髪師」のロジーナを歌い国際舞台にデビュー、すぐにヨーロッパの主要劇場で活躍するようになりました。モーツァルトの「フィガロの結婚」のケルビーノ、シュトラウスの「バラの騎士」のオクターヴィアン、同じく「ナクソス島のアリアドネ」の作曲家などが当り訳です。また歌曲の分野でも、フランス歌曲でも、ドイツ・リートでも高い評価を得ています。ことにシューマンとの相性は抜群。名作揃いの歌曲集「ミルテの花」も、独特の翳りと潤いのある声と充実した表現力で歌いきっています。ソリストとしても有名なネルソン・ゲルナーがまた見事な伴奏。 (Ki)
VEL-3086
(2CD+DVD-PAL)
パンフルートによるフルート協奏曲集
[CD]*
チマローザ:フルート協奏曲
ヴィヴァルディ:2つのフルートのための協奏曲
マルチェッロ:6つの協奏曲〜ホ短調
アルビノーニ:オーボエ協奏曲(フルート編曲版)
ボッケリーニ:フルート協奏曲
バッハ:管弦楽組曲第2番 BWV.1067
モーツァルト:アンダンテ K.315/ロンド K.184
テレマン:組曲 ホ短調
[DVD]+
シュターミッツ:フルート協奏曲
バルトーク:ルーマニア舞曲
バッハ:管弦楽組曲第2番
チマローザ:2つのフルートのための協奏曲
ヘンデル:フルート・ソナタ
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
ヴェラチーニ:ラルゴ
ボッケリーニ:メヌエット
スタチュウ:ホラ・スタッカート
シミオン・スタチュウ(パンフルート)
アラン・マリオン(Fl)
ミシェル・デジャルダン(P)
ジャン・ピエール・ベルリンゲン(指)
ノルマンディーO

録音:1989-1999年*/1993年2月、フランス、ベルネイ+
VEL-3087(2CD)
コルボ・エディション Vol.1
バッハ:ヨハネ受難曲 BWV.245
マルティナ・リンス(S)
アンドレアス・ショル(CT)
チャールズ・ダニエルズ、
クリストフ・プレガルディエン(T)
ピーター・ハーヴィー、
ミシェル・ブロダール(Bs)
ミシェル・コルボ(指)
ローザンヌ声楽&器楽アンサンブル

録音:1994年2月10-11日、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール、ライヴ
ライヴゆえの求心力の高さが魅力。ショルにとっては記念すべきヨハネ・デビュー盤。 (Ki)
VEL-3088(2CD)
コルボ・エディション Vol.2
シャルパンティエ:イエズス会士の晩課
チャールズ・ダニエルズ(オートコントル)
マーク・タッカー、
ハンス=イェルク・リッケンバッハー(T)
ピーター・ハーヴィー、
ステファン・インボーデン(Bs)
ミシェル・コルボ(指)
ローザンヌ声楽アンサンブル
ミュンヘン・ラルパ・フェスタンテ・バロック・アンサンブル

録音:1993年1月、6月、ローザンヌ放送デザルツェンス・スタジオ
2004年はシャルパンティエ没後300 年でしたが、これは生誕350 周年記念にあたる1993年に、シャルパンティエ協会の協力で復元されたものでこれが世界初録音。 (Ki)
VEL-3089(2CD)
コルボ・エディション Vol.3
モーツァルト:レクイエム K.626*
 ミサ ハ短調 K.427(417a)+
 アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618#
カトリーヌ・デュボスク(S)*
オードリー・ミシェル、
ベルナルダ・フィンク(S)+
エヴェ・ポドレシュ(A)*
ギー・ド・メイ(T)*
マーク・タッカー(T)+
ミシェル・ブロダール(B;*/+)
フィリップ・コルボ(Org)
ミシェル・コルボ(指)
ローザンヌ声楽&器楽アンサンブル

録音:1990年3月、スイス、フリブール・サン=ミシェル教会*/1989年11月、スイス、ローザンヌ・グランジュ・ド・ドリニー(+/#)
演奏内容とレクイエム+大ミサというカップリングで、ベストセラーを続けるコルボの代表的名盤がセットになってさらに魅力! (Ki)
VEL-3090(2CD)
コルボ・エディション Vol.4
バッハ:モテット BWV.225-230*
ブラームス:リート、モテットと宗教歌曲+
 憧れ Op.112-1
 夜に Op.112-2/秋に Op.104-5
 最後の幸福 Op.104-3/夜警 I Op.104-1
 おお美しい夜 Op.92-1/晩秋 Op.92-2
 夕べの歌 Op.92-3/なぜ? Op.92-4
 幸運と幸福は私から過ぎ去った Op.62-7
 わたしの胸の思いすべて Op.62-4
 森の夜 Op.62-3/夕べ Op.64-2
 静かな夜に/死んだ子供
 せむしのヴァイオリン弾き Op.93a-1
 おお、心地よき五月 Op.93a-3
 乙女 Op.93a-2
 なぜ光を賜り Op.74-1
 ああ救世主よ Op.74-2
ミシェル・コルボ(指)
ローザンヌ声楽アンサンブル
ユネ・ディンケル(P)+

録音:1995年1月13-15日*/1997年2月、スイス+
VEL-3091(2CD)
コルボ・エディション Vol.5
オネゲル:交響詩篇「ダヴィデ王」*
 死の踊り+
 クリスマス・カンタータ#
 復活祭の賛歌**
ランベルト・ウィルソン(朗読;*)
イヴェッテ・テロラス(巫女;*)
ブリジット・フルニエ(S)*
フェリシティ・パーマー(A)*
ジョン・エルウィズ(T)*
ジル・カシュマイユ(Br;+/#)
オカダ・ナオコ(S)+
フリギッテ・バレイズ(Ms;+)
オエルシュ・キシュファルディ(朗読;+)
ニコラス・マクネアー(Org;+/#)
マクス・ラビノヴィチ(Vn;+)
スサナ・オリヴェイラ・テイセイラ(A;#)
文芸クラブ児童cho
ミシェル・コルボ(指)
グルベルキアン財団O&cho

録音:1991年*、1989年(+/#)、1990年**、リスボン
VEL-3092(2CD)
ラモー:6つのコンセール*
「優雅なインドの国々」+
イレーネ・ヨアヒム(S)+
カミーユ・モラーヌ(Br)+
レーモン・マルヴァシオ(T)+
モーリス・エウィット(指)モーリス・エウィットO*
モーリス・エウィット・アンサンブル+他

録音:1952年*/1942年11月+
伝説的なカペー四重奏団の第2ヴァイオリン奏者として活躍した後、自身の四重奏団を率いつつ、指揮者活動も盛んだったヴァイオリニスト、モーリス・エウィット(1884-1971)。そのエレガンスの極みともいうべき気品ある音楽は絶賛されました。しかし1955 年頃を境にパッタリ活動が聞かれなくなり、忘れられてしまいました。ここに復活したラモーはいずれも古楽復興運動以前のスタイルながら、演奏は最高!ことに6 つのコンセールは、ディスコフィル・フランセによる録音も優秀で、品良く薫り立つ音楽が最高です。これを聞くと、パイヤールあたりがエウィットの大きな影響下にあるのがよく分かります。「優雅なインドの国々」はSP 復刻なので音は劣るものの、モラーヌの美声が楽しめます。解説によると、エウィットには意外に多くの録音があるそうです。このCD が成功すれば、続編が出てくるかもしれません。  (Ki)
VEL-3093
カントルーブ:オーヴェルニュの歌(11曲)
ラヴェル:ヘブライの歌(3曲)
マダガスカル島民の歌(3曲)
マドレーヌ・グレイ(S)
エリ・コーエン、モーリス・ラヴェル、
ロジェ・デゾルミエール(指)O

録音:1930-1938年
マドレーヌ・グレイ(1897-1979)は、アルフレード・コルトーにも学んだ有望なピアニストでしたが、歌手に転向して成功したという人。歌手としては欠点もある人ながら、絶対に他の人では出せない、彼女だけの「味」が絶大。ラヴェルが気に入って重用したことで知られ、「ヘブライの歌」の2 曲は、彼女が初演で歌っています。またラヴェルの指揮で「ヘブライの歌」と「マダガスカル島民の歌」の録音も残しており、それがここに収録されています。従来グレイというとこの録音ばかりが有名でしたが、「オーヴェルニュの歌」も実に素晴らしいものです。ブックレットに指揮を執るラヴェルの貴重な写真も掲載。  (Ki)
VEL-3094
フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調、
ヴァイオリン・ソナタ*
フィリップ・アントルモン(P)、
ダン・チュウ(Vn)、アロンQ

音:2006年3月22&23日ウィーン、2006年2月3&4日パリ
指揮者としての活躍もめざましいフランスの名手アントルモン。最新アルバムは、ピアノのパートに難度と比重が高いことで知られるフラ ンクの室内楽。名作ヴァイオリン・ソナタで共演するダン・チュウは、ジェラール・プーレやルッジェーロ・リッチに師事した北京生まれの 若手。いっぽう、弟子オルメスへの激しい想いに全曲が染め上げられたピアノ五重奏は、1998年にウィーンの音楽家たちで結成されたアロ ン四重奏団との共演。こちらは、メンバー全員がアルバン・ベルク四重奏団の薫陶を受けたアンサンブルです。 どちらも1934年生まれの大家が弾くピアノは、なまめかしい香気を漂わせて魅力たっぷり。ここでアントルモンは、五重奏でベーゼンドル ファーを、ソナタではファツィオーリ(F 278)とふたつの楽器を弾き分けているのも注目です。 (Ki)
VEL-3096
アントルモンのグレイト
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D.944「グレイト」
R.シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」〜弦楽六重奏曲(序奏)
フィリップ・アントルモン(指)
ミュンヘンSO

録音:2005年10月、ライヴ
リズムが弾む、迫力の「グレート」。これまでにもウィーン室内管などとの指揮活動が知られるアントルモン。新たに主席指揮者に就任したミュンヘン交響楽団とのアメリカ・ツアーでのライヴは、同オケの創立60 周年記念アルバム。改めて指揮者としての実力の高さを裏付ける内容となっています。“すぐれたピアニスト、必ずしも偉大な指揮者ならず”などとも言われますが、アントルモンは数少ない例外。こちらをお聴きになれば個性の輝きはすぐにお分かり頂けるはず。しかもオーマンディに指揮を師事した彼は高名なオペラ指揮者を父に持ち、そもそも血筋も折り紙つき。指揮者としてもなんとも楽しみな存在です。今後も続いてライヴ・シリーズのリリースが予定されています。 (Ki)
VEL-3098(2CD)
グノー:歌劇「ミレイユ」 ダニエル・ボルスト(S ミレイユ)、
クリスティアン・パピ(T ヴァンサン)、
マルセル・ヴァノ(Br ウリア)、
ベルナルデット・アントワーヌ(Ms タヴェン)、
ジャン=フィリップ・クルティス(Bs ラモン)、
川道博子(S ヴァンスネット)、ほか、
シリル・ディードリヒ(指)
ランコーントル・ミュジカルO

録音:1993年11月,ローザンヌ
旧VEL 1048 の再発売。グノーのオペラでは、「ファウスト」,「ロメオとジュリエット」に次いで人気の高い「ミレイユ」ですが、全曲盤 はごく僅か。その貴重な一つがお買得になって再発売です。
VEL-3099
シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D.667「ます」
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調Op.81*
フィリップ・アントルモン(P)、
ルートヴィヒ・ミュラー(Vn)、
キャロライン・ハリソン(Va)、
マイケル・ウィリアムズ(Vc)、
チロ・ヴィジランテ(Cb)、ウィーン・アロンQ*

録音:2003年(ライヴ)、2001年3月(ライヴ)*
大家アントルモンのピアノで聴く五重奏の名作。ライヴの豊かな感興のもと、円熟の芸が楽しめます。ドヴォルザークで組むのは、 シューベルトでヴァイオリンを弾くミュラーが98 年に結成したアンサンブル。  (Ki)
VEL-3100(10CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 アルド・チッコリーニ(P)
※使用ピアノ:スタインウェイ D274

録音:1995年〜1999年
1925年ナポリ生まれ、80歳を過ぎてもなお真摯にピアノに向かい合う巨匠アルド・チッコリーニ。100歳まで演奏を続けたいと語るチッコリーニ、その闊達とした姿に多くのファンを魅了し続けています。イタリア出身ながらロン=ティボー国際コンクールに優勝、1949年からパリに移住、長らくパリ国立高等音楽院の教授を務め、1971年にフランス国籍取得。フランス音楽はもちろんモーツァルトやベートーヴェンのスペシャリストとしても知られるチッコリーニ。このセットに収められた全曲録音はBongiovanni レーベルから発売され、長らく廃盤となっていたベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集の再発BOX です。伝統を感じる堅実さ、率直な感性から描き出される美音、ダイナミックさとデリケートさをあわせ持つタッチ。チッコリーニの歩んできた音楽人生を体現するような演奏です。 (Ki)
VEL-3101
リスト:ピアノ・ソナタロ短調、
 バラード第2番ロ短調、
 調性のないバガテル、
ワーグナー
(リスト編):イゾルデの愛の死
リスト:メフィスト・ワルツ第1番
ネルソン・ゲルネル(P)

録音:2007年4月ワルシャワ、ポーランド放送局ヴィトルド・ルトスワフスキ・スタジオ
ゲルネルは、アルゲリッチが絶賛して一躍その名を知られるところとなったヴィルトゥオーゾ・ピアニスト(1969年アルゼンチン生まれ)。つい先ごろロック・バンド「ディープ・パープル」のキーボード、ジョン・ロード作品を集めた異色のアルバムを発表して、驚異的な腕前を披露していたのはまだ記憶に新しいところです。さて、ホームグラウンドに戻っての最新アルバムは、超絶技巧練習曲集(99年/VEL.3029)以来となる、クラシックのヴィルトゥオーゾといえばこのひと、リストのピアノ曲集。メフィスト・ワルツなど超絶技巧を絵に描いたような難曲から、いっぽうでただ指が廻るだけではどうにもならないソナタの長丁場も、甘美な面や宗教的沈潜といった複雑な要素をみごとにまとめあげています。 (Ki)
VEL-3102
ショスタコーヴィチ:交響曲第15番(作曲者自身による2台のピアノ版=世界初録音)、
2台のピアノのための協奏曲 Op.94
フィリップ・アントルモン、ラウラ・ミッコラ (2台P)
ショスタコーヴィチ最後の交響曲にあたる15 番は、内面の複雑さにもかかわらず、一見軽快で透明なところが親しみやすい 作品。最近ショスタコーヴィチの交響曲のピアノ・デュオ版によるCDが出始めていますが、まさか15番もあったとは驚き。そ れを巨匠アントルモンとフィンランド期待の若手ミッコラという贅沢な演奏で楽しめます。技巧的にも安心で、ショスタコなら ではの猛毒にも不足していません。この交響曲の素顔が納得できる超オススメ盤です。 (Ki)
VEL-3104
ワインベルク:ピアノ三重奏曲 Op.24
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 Op.67
ウィーン・レシェティツキ三重奏団
[スタニスラフ・チーホノフ(P)
クララ・フリーダー(Vn)
クリストフ・ダヴィド・パンティヨン(Vc)]
師弟的な絆で結ばれたショスタコーヴィチとワインベルクが第2次世界大戦末期に作ったピアノ三重奏曲。どちらもシリアスな内容ながら、ユダヤの旋律を用い、独特なエネルギーに満ちていて聴き応え満点。2003 年にデビューしたウィーン・レシェティツキ三重奏団。新グループながらベテランのロシア、オーストリア、スイス人音楽家から成り、ヨーロッパで注目されています。 (Ki)
VEL-3105
アレヴィ:「シャルル6 世」、
マイヤベーア:「ディノーラ」、
オーベール:「ハイデ」からのアリア,場面
イザベル・フィリップ(S)、
ミケル・オルテガ(指),
オリヴィエ・オプデベック(指),
ミシェル・スヴィエルシェヴスキ(指),
フランス・アルベリック・マニャールO

録音:2004,2005年、コンピエーニュ
アレヴィ、マイヤベーア、オーベールという、19世紀半ばのフランスオペラを代表する3 人珍しい録音が登場しました。マイヤベーアの 「ディノーラ」のアリア“影の歌”は非常に有名ですが、あとはどれも文献でしか知らないような作品ばかり。このCDには、アレヴィの「シャ ルル6世」から2 曲(約30分)、「ディノーラ」から影の歌を含む3曲(約20分)、そしてオーベールの「ハイデ」から、短い序曲を含めて 4曲(20 分強)と、それぞれのオペラをたっぷり聞かせてくれます。イザベル・フィリップは、コンピエーニュのアイドルといってよいほ ど活躍しているソプラノ。まだ地方劇場が中心とはいえ、フランスオペラでの評価が抜群。加えて高度なコロラトゥーラ技術で「ナクソス 島のアリアドネ」のツェルビネッタなども得意としています。 (Ki)

VEL-3106
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」 アルミン・ジョルダン(指)
スイス・ロマンドO

録音:1987年11月9日、ロサンゼルス、UCLA ロイス・ホール、ライヴ
CASCAVELLEがショスタコーヴィチ生誕100年記念におくる一枚は、スイスの生んだ国際的な指揮者ジョルダンが振った大傑作「革命」交響曲。1985 年から97 年まで首席指揮者と音楽監督を務めた手兵スイス・ロマンド管とのアメリカ・ツアーにおけるライヴです。しかも、このライヴが行なわれた1987 年は、作品が初演された1937 年11 月からちょうど50 年の節目にあたります。ジョルダンのショスタコーヴィチ録音では、同レーベルへのオペラ「鼻」も高評価を得ていたことも記憶に新しいところ。アンセルメ以来の黄金時代を築いたとの呼び声も高いアンサンブルは、見通しのすっきりした美しいサウンドが特徴。加えてここではライヴ特有の緊張感と熱も十分で、メモリアルにふさわしい内容といえるでしょう。 (Ki)
VEL-3107
パーセル:歌劇「ディドーとエネアス」 イルマ・コラッシ(Ms ディドー)、
イヴォン・ル・マルカドゥール(Br エネアス)、
ジゼル・ヴィヴァレッリ(S ベリンダ)、
ユーグ・キュエノー(T 精霊)、
マルグリート・ピフトー(Ms 魔女) ほか、
ピエール・カプドヴィーユ(指)
スイス・ロマンドO団員,
ジュネーヴ音楽院cho

録音:1951年1月11日,ジュネーブ
貴重な音源が発掘されました! 1951年にジュネーヴで放送用に収録されたパーセルの「ディドーとエネアス」です。今でこそ人気も高 く、多数の録音がある「ディドーとエネアス」ですが、かつてはあまり顧みられることがありませんでした。フラグスタートを起用した初の本格的な全曲の商業録音が1952年ですので、それに先立つこの録音は、まさに画期的な試みだったと言えるでしょう。ディドー役の コラッシは、1918年アテネ生まれのメッゾ。幼い頃パリで育ち、その後アテネで音楽教育を受けました。1948年からフランスを拠点に活 動し、血性派のメッゾとして幅広いレパートリーで高い評価を得ました。残された録音は多くはないものの、現在でも熱狂的なファンがいる、知る人ぞ知る名歌手です。イヴォン・ル・マルカドゥール(1898-1985)は、古楽復興のパイオニア的存在のバリトン。録音も十 分良好で、当時の時代の最先端を感じられる演奏です。 (Ki)
VEL-3108
ラフマニノフ:交響曲第2番*
プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」〜モンタギュー家とキャピュレット家/少女ジュリエット/メヌエット−客人たちの登場 /タイボルトの死/仮面/5組の踊り/ジュリエットの墓の前のロメオ
フィリップ・アントルモン(指)
サン・ドミンゴ音楽祭O

録音: 2001年3月*、2003年(ライヴ)
指揮者アントルモンの最新アルバムはラフマニノフの第2 交響曲。名高いアダージョに象徴される独特のメランコリックな作風が充満するこの作品、奇しくもアシュケナージ、プレヴィンらがめっぽう得意としてきたのと同じように、ピアニストとしての経験が本能を呼び覚ますからでしょうか。アントルモンもまた曲との相性はバッチリ。しかも自身が芸術監督を務める音楽祭におけるライヴとあって、フィナーレにおける爆発的なエネルギーもとんでもないものです。カップリングは、ラフマニノフより10 年後の1953 年に世を去ったプロコフィエフのロメジュリ組曲。すっかりおなじみのモンタギュー家とキャピュレット家や、荒れ狂うタイボルトの死など聴きごたえ満点です。 (Ki)
VEL-3109
ブラームス:ハンガリー舞曲集〜第6番/第1番/第5番/第8番
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲、
ポルムベスク
:望郷のバラード、
ディニク
:ホラ・スタッカート、
グリンカ
:「ルスランとリュドミラ」序曲、
シミオン・スタンチウ:ルーマニアの踊り
 モルダヴィア狂詩曲
 ルーマニア・ノスタルジー、
ドビュッシー:パンの笛
シミオン・スタンチウ(パンフルート)、
クロード・シュニッツラー(指)モンテ・カルロPO

録音:1987年9月モンテ・カルロ、サル・ド・コンセール
VEL-3110(2CD)
シューマン:オラトリオ「楽園とぺリ」Op.50 イーディス・ウィーンズ(S:ぺリ)、
ルヴィア・エルマン(S:若い女)、
アンヌ・イェヴァング(A:天使)、
バート・ギャンビル(T)、
クリストフ・プレガルディエン(T:若者)、
ハンス=ペーター・シャイデッガー(Br:ガツナ、男)、
ロマンド室内Cho、
ローザンヌ・プロ・アルテCho、
アルミン・ジョルダン(指)スイス・ロマンドO

録音:1988年10月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
「管弦楽の年」1841 年の8 月に着手し、1843 年に完成をみたシューマンの自信作であるオラトリオ「楽園とぺリ」。かつて仏エラート より出ていたこの録音は、ジョルダン持ち前の穏当な表現が作品のもつ幸福なムードとマッチした名演奏として知られていたものです。 廃盤となって久しかっただけにこのたびの復活は喜ばしいところです。録音スタッフは、ディレクターがミシェル・ガルサン、エンジ ニアがジャン・シャトレの名コンビ。

VEL-3111(2CD)
シューマン:交響曲全集 アルミン・ジョルダン(指)スイス・ロマンドO

録音:1989年9月、1990年2月&3月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
※Erato音源
ジョルダンが遺した録音にはほとんど駄演というものが存在しませんが、このシューマンは特に忘れることができない逸品です!無理のない造型力と透明度の高い音像バランス力が隅々まで行き渡り、シューマン特有ののオーケストレーションに対して過剰にふるまうことなく自然な再現を貫徹しているあたりに改めてジョルダンの手堅い芸風を思い知らされます。さりげなくティンパニのパートを改変(特に第3番)している点も印象的です。
「第1番」は男性的な推進力と気品を融合させたアプローチが特徴的。第1楽章は響きの透徹よりもインテンポを基調とした心地よい進行を貫きますが、コーダに至って透き通るような佇まいを見せます。ジョルダンのセンスを思う知る一例としては、終楽章の0:37からの些細なリズム反復箇所。次第にディミニュエンドして次にサラッと繋げるとはなんという洗練美!「第3番」も声高に自己主張こそしませんが、作品の内側からじっくり香るロマンの香りと有機的なニュアンスが途絶えることなく、だらだらと流れがちな第1楽章に独自の豊穣さを盛り込んでいます。ここでももちろんインテンポが主体となっていますが、7:54で一瞬念を押すような強調が行なわれ、まさに隠し味的な効果!第3楽章はジョルダンのためにあるような音楽。終楽章は、リズム自体が実にハイセンス!こんなにも清々しく響かせながら一切音楽に軽さを感じさせないこの奥義!ジョルダンの音楽性から最も遠いと思われる「第4番」は、これまた新鮮なインパクトの連続。第1楽章の序奏部はゆったりと進行しながらも深刻にならず、響きの美しさを重視。主部もドイツ風の剛直さとは無縁。それでいながら音楽の芯がキリっと立ち上がって聞こえるのは、拍節感が緻密かつ自然な形で表出されているからでしょう。コーダではハーモニーの重なりから思いもよらぬ色彩の粒が弾け散り、見事な力感の高揚ぶりと共に二度おいしい演奏となっています。終楽章導入の壮麗さにもびっくりした後、主部は淀み皆無の清潔な音楽で、この曲が持つアクのようなもの敬遠される方にとって、これこそ待ち望んでいた演奏なのではないでしょうか?しかし、中盤以降は声部の抉り方、アクセントの強靭さが増し、他のどの曲よりもアグレッシブは表現を加え、これまた予期せぬスリリングな展開となります。
このようにどの曲も優劣など付けられない素晴らしい演奏ばかりですが、あえて1曲頂点に置くとしたら「第2番」!第1楽章序奏は、まるで「ダフニスとクロエ」の“夜明け”を思わせる神秘的な色彩で幕開け。しかもなんという含蓄のあるフレージングでしょう!主部は何の変哲もないインテンポが進行の全てのシーンが惰性で流れることなく、求心力の高い音楽が繰り広げられます。再現部7:27以降の3連音の清潔極まりない立ち上がりにもハッとさせられますが、これが恣意的に響かないところがジョルダンらしいいとところ。響きのブレンドの凝縮度もダントツ。第3楽章は決め細やかな弦の響きの彩そのものに心奪われます。センチメンタルな曲想の上にさらに感傷的なニュアンス上乗せするアプローチも可能でしょうが、響きのバランス操作を緩めず、スコアをそのまま鳴らしたこの演奏からは、作品の内なる声が聞こえてくる気がします。管楽器の斉奏を経た後、2:01からの低弦を一貫して安定させながら他の声部が豊かに絡み合う様は感動の極み!終楽章は声部バランスが驚異的な素晴らしさ!全ての箇所が微妙なさじ加減のぎりぎりのところで維持され、しかもそれをオケに厳格に従わせたような窮屈さなど一切伴わず、自然に融合し、音楽がどこまでも湧き立つのですから言葉を失いっぱなしです。「第2番:は最近は決してマイナーな作品でななくなりましたが、「第3番」などと同列の安定感と存在感を示した演奏というのは未だに多くない中で、ジョルダンが果たした功績を誰もが今こそ思い知るべきではないでしょうか。   【湧々堂】
VEL-3112(2CD)
ベルリオーズ:幻想交響曲、
劇的交響曲「ロメオとジュリエット」Op.17*
イルマ・コラッシ(Ms)、
ジョゼフ・ペロン(T)、
ルシアン・ロヴァノ(Br)、
シャルル・ミュンシュ(指)
フランス国立放送O&cho

録音:1949年7月5日、1953年*、パリ・シャンゼリゼ劇場(ライヴ)
途方もない編成によるきわめて破天荒なベルリオーズの音楽。今でこそ数多くの指揮者たちがこぞって取上げていますが、そ のむかしベルリオーズといえばミュンシュの独壇場でした。いち早くその魅力に着目したミュンシュによる「ロメジュリ」では、 1953年2月に行なわれたボストン響との史上初の全曲録音がたいへん有名ですが、こちらは同年のライヴ。フランス語を母国語 とするキャストが強みです。いっぽう同じくライヴによる1949 年の幻想は、数あるミュンシュの幻想の中でも最初のもの。既 出TAHRA盤(TAH.528)では9月とデータの記述に違いがみられますが同一のものとおもわれます。このたびの復刻ではヒスノイ ズはあるものの、楽音に影響を与えないような配慮がなされていて聴き易い音質です。 (Ki)
VEL-3113
シューベルト:ミサ曲変ホ長調D.950 オドレイ・ミシェル(S)、
ブリギッテ・バレイズ(A)、
アルド・バルディン(第1T)
クリストフ・ホムベルガー(第2T)、
ミシェル・ブロダール(Bs)、
ロマンド室内cho
ローザンヌ・プロ・アルテcho
アルミン・ジョルダン(指)スイス・ロマンドO

録音:1987年5月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
ふんわりと温かいキリエの斉唱が優しく包み込む、シューベルトが最晩年に書いた最後のミサ曲。ジョルダンの手堅い棒のもと素朴 な美しさがめいっぱい引き出されています。プロデューサーはミシェル・ガルサン、エンジニアはヨランタ・スクラ。かつての旧番号VEL.1056からプライスダウンしてカタログに復活です。 (Ki)
VEL-3114
オルフ:カルミナ・ブラーナ(2台ピアノ&パーカッション版) ブリジット・フルニエ(S)、
ペーテル・ジグリスト(T)、
ミシェル・ブロダール(Br)、
カメダ・マユミ&ジャン=ジャック・バレ(P)、
ベルナール・エリティエ(指)
ジュネーヴ・パーカッション・アンサンブル、
ノヴァンティクァ・ド・シオンcho
スコラ・デ・プティ・シャントゥール・ド・シオン

録音:1990年
オルフ最大の傑作で、映画やTV でも多用されいまやすっかりポピュラーになった「カルミナ・ブラーナ」。ここでは作曲者自身の編曲版 による演奏。クロマータ・アンサンブル盤(BIS.734)でも知られるように、打楽器の迫力が強調されオケ版にも負けないパワーに、原色 のひびきともいえる味わいがまた新たな魅力です。(旧品番VEL.1009)。
VEL-3115(5CD)
シューベルト:弦楽四重奏曲全集 シネ・ノミネQ
CASCAVELLEのみならず、Clavesにも数多くの録音があるスイスの名門シネ・ノミネ四重奏団。彼らの代表的録音シューベルト全集が、こ れまでのフルプライス分売(VEL.1041 〜 1045)からスリムボックス仕様のセットになって、価格も3 分の1 以下とお得になりました。親し い仲間との団欒のために作曲されたものに始まり、第8 番以降の高度な書法による作品まで、歌ごころあふれるシネ・ノミネの演奏はいまなお新鮮です。
VEL-3116
バッハ:管弦楽組曲第2番〜バディネリ、
クヴァンツ:フルート協奏曲ト長調、
モーツァルト
:フルート協奏曲第1番
シミョン・スタンチウ(パンフルート)
アルミン・ジョルダン(指)ローザンヌCO

録音:1984 〜 1985年
ブカレスト生まれ、パンフルートの名手スタンチウの代表的アルバムが2007年24ビット新マスタリングで復活。かわいらしく、どこ となくユーモラスな音色は、ふつうのフルートで聴くのと一味もふた味もちがって新鮮です。 (Ki)
VEL-3117
R.シュトラウス:歌曲集
夜 Op.10-3、わが子に Op.37-3、
ひそやかな誘いOp.27-3、
春のひしめき Op.26-1、
君を愛す Op.37-2、
憩えわが魂よ Op.27-1、
とき放たれた心 Op.39-4、
あああなたが私のものなら Op.26-2、
なにも Op.10-2、
ひどい天気 Op.69-5、
万霊節Op.10-8、明日 Op.27-4、
献身 Op.10-1、
ツェツィーリエOp.27-2
ソフィー・コッシュ(Ms)、
フィリップ・アントルモン(P)

録音:2006年10月,パリ
フランスのメッゾソプラノ、ソフィー・コッシュの歌うR.シュトラウスの歌曲集です。コッシュはパリで学び、フランス国内で活動 した後、1998年にロンドンでの「セビリアの理髪師」のロジーナを歌って大成功、ザルツブルク音楽祭など国際的に活躍するようになり ました。またドイツ・リートでも高い評価を得ており、ことにR.シュトラウスには定評があります。このCD では、伴奏を大ピアニスト、 フィリップ・アントルモンが担当、若手とベテランの見事な融合を楽しむことが出来ます。  (Ki)
VEL-3118(3CD)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 クリスティアン・ツァハリアス(P)
アルミン・ジョルダン(指)スイス・ロマンドO

録音:1994年11月9&11日ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(デジタル・ライヴ)
スイスのレーベルCASCAVELLEは、母国の名指揮者アルミン・ジョルダン(1932−2006)の功績を讃えてリリースに力を入れていますが、ここに思いがけないライヴが登場します。初登場となる内容は手兵スイス・ロマンド管弦楽団を振ったベートーヴェンのピアノ協奏曲全集。ソリストはドイツに生まれ、ベートーヴェンをレパートリーの中心に据える本格派ツァハリアス。ジョルダンの志向として、ベートーヴェンに求められる力強さにも不足しませんが、総じてこの名匠の美質である、堅実な音楽運びとデリケートな美しさに惹かれます。いっぽうのツァハリアスはフォンク指揮シュターツカペレ・ドレスデンと全曲のセッション録音(1986−1989年)を行っており、彼自身の代表的録音に数えられますが、このたびのライヴもまた格別の出来栄え。剛のツァハリアスに対する柔のジョルダン。好対照をなす顔合わせでまさに協奏曲の醍醐味満点。なお、ツァハリスは1992年に指揮者としてのキャリアを当スイス・ロマンド管弦楽団よりスタートさせています。しかも当セット、優秀録音で価格もお手ごろというのもポイントとなっています。八面デジパック仕様。  (Ki)

VEL-3119(8CD)
エルネスト・アンセルメ/ジ・アーリー・デイズ1916−1955
[CD1] 61'10"
ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲/LPO[946年12月]
ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ/イーゴル・ストラヴィンスキー(P)、コンセール・ストララムO[1930年5月8,9&10日]
詩篇交響曲/LPO、ロンドン・フィルcho[1947年10月]

[CD2] 68'32"
ストラヴィンスキー:バレエ「ペトルーシュカ」/エルネスト・クリステンセン(P)、LPO[1946年]
R=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」〜海とシンドバッドの船(ハイライト)/バグダッドの祭り(ハイライト)
歌劇「雪娘」〜道化師(軽業師)の踊り
ニコライ・チェレプニン:バレエ「アルミーダの館」〜高雅な大円舞曲
シューマン:「謝肉祭」〜前口上(グラズノフ編)/高貴なワルツ(ペトロフ編)/コケット(カラファティ編)/めぐりあい(ヴィトリンシュ編)/パガニーニ(リャードフ編)/ドイツ風ワルツ(リャードフ編)/告白(ソコロフ編)
ショパン:バレエ「レ・シルフィード」〜ワルツOp.70-1/マズルカOp.33-2/前奏曲Op.28-7/ワルツOp.64-2/以上、ディアギレフ・バレエ・リュスO[以上1916年アコースティック録音]

[CD3] 68'00"
モーツァルト:交響曲第40番&第41番「ジュピター」/以上スイス・ロマンドO[1942年10月ジュネーヴ、スイス・ロマンド放送第1スタ
ジオ]
モテット「エクスルターテ・イウビラーテ」/ジャニーヌ・ミショー(S)、パリ音楽院O[1948年パリ、サル・ド・ラ・ミュチュアリテ]

[CD4] 69'16"
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」/LSO[1947年]
R=コルサコフ:歌劇「金鶏」〜序奏&婚礼の行列/スイス・ロマンドO
ラヴェル:ラ・ヴァルス/パリ音楽院O
歌曲集「シェエラザード」/シュザンヌ・ダンコ(S)、パリ音楽院O[以上1948年]]

[CD5] 78'03"
ヘンデル:合奏協奏曲第2番ヘ長調/第3番ヘ短調/第4番イ短調/第6番ト短調/
第10番ニ短調/第12番ロ短調/デッカ・ストリング・オーケストラ、ウィリアム・プリムローズ(リーダー)、レスリー・ヒュアード(Cem;1790年ブロードウッド)[1929年9月]

[CD6] 61'50"
ハイドン:交響曲第101番「時計」/スイス・ロマンドO[1948年]
シューマン:歌劇「ゲノフェーファ」序曲/パリ音楽院O[1947年]
ピアノ協奏曲イ短調Op.54/ファニー・デイヴィス(P)、ロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ[1928年6月15&16日]

[CD7] 73'18"
ドビュッシー:交響詩「海」/スイス・ロマンドO[1947年10月]
ドビュッシー(ビュッセル編):小組曲/パリ音楽院O[1948年]
ファリャ:交響的印象「スペインの庭の夜」/ジャクリーヌ・ブランカール(P)、スイス・ロマンドO[1942年10月]
オネゲル:オラトリオ「ダヴィデ王」(ハイライト)/ロマンドcho、スイス・ロマンドO[929年ジュネーヴ、大劇場]
夏の牧歌/スイス・ロマンドO[1942年]

[CD8] 67'54"
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲、ピアノ協奏曲ト長調/以上、ジャクリーヌ・ブランカール(P)[以上1953年10月]、
歌曲集「シェエラザード」、マラルメの3つの詩/以上、シュザンヌ・ダンコ(S)、以上全てスイス・ロマンドO[以上1954年]
全て、エルネスト・アンセルメ(指)
20世紀の音楽史に偉大な足跡を残したスイスの大巨匠エルネスト・アンセルメ(1883−1969)。このたびスイスのCASCAVELLEがなんとも価値あるセットを出してきました。同時代を生きて親交を結び、スペシャリストの所以ともなったドビュッシーにラヴェルそしてストラヴィンスキー。さらに、貴重なヘンデルやモーツァルトなどトータル8枚におよぶ内容は、すべてAndanteやDanteほかで過去に出たことのあるものですが、こうしてまとめて聴けるのはたいへんありがたいところです。クラムシェル仕様ボックス入り。  (Ki)
VEL-3121
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043*
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ハ短調 BWV10603#
ピエール・アモイヤル(Vn,指)
カメラータ・デ・ローザンヌ
テディ・パパヴラミ(第2Vn)*
モーリス・ブルグ(Ob)#

録音:2008年5月、ルールブルー、ラサルドミュージック、ラ・ショー=ド=フォン
巨匠アモイヤル、久々の新譜はバッハ協奏曲集です!共演はアモイヤルの呼びかけにより結成されたカメラータ・デ・ローザンヌ。若き才能にあふれた演奏家で構成された当アンサンブルは技術的にはもちろん、その音楽的水準の高さも定評があります。アモイヤルとカメラータ・デ・ローザンヌの演奏は、まるで父親(アモイヤル)が、子供たち(カメラータ・デ・ローザンヌ)を思うように、暖かく愛情に満ちております。音楽の父バッハは、このように弾いていたのかもしれません!?また独奏者も豪華。BWV1060のオーボエ・ソロはパリ管弦楽団の首席オーボエ奏者モーリス・ブルグ、BWV1043の第2ヴァイオリンはアモイヤルの弟子でもある実力派ヴァイオリニスト、テディ・パパヴラミとの共演です。つややかで、やわらかいアモイヤルの音色との美しき共演をお楽しみいただけます。 (Ki)
VEL-3123
パンフルートとオルガンによるクラシック名曲集
バッハ:主よ人の望みの喜びよ
バッハ(グノー編):アヴェ・マリア
ヴィヴァルディ:「主が家を建てられるのでなければ」RV.608
ヘンデル:「メサイア」より『パストラール』
バッハ:「目覚めよとわれら呼ばわる物見らの声」
フランク:天使の糧
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
フランク:アヴェ・マリア
ボエルマン:聖母への祈り
モーツァルト:レクイエム〜ラクリモーザ
シューベルト:アヴェ・マリア
シモン・スタンチウ・シリンクス(パンフルート)
フィリップ・ブランディス(Org)
パンフルートとパイプオルガンによる癒しのクラシック名曲集。パイプオルガンの先祖パンフルートは、古代ギリシャ世界に存在しました。パイプオルガンとの絶妙な相性はもちろんのことですが、その美しき音色が教会全体に響きわたるのは何とも言い難い至福のときと言えましょう。 (Ki)
VEL-3125(2CD)
ブリテン:イリュミナシオンOp.18、
 戦争レクィエムOp.66、
ベルク
:7つの初期の歌
シュザンヌ・ダンコ(S)、
クロエ・オーウェン(S)#、
ヘザー・ハーパー(S)*、
ピーター・ピアーズ(T)*、
トマス・ヘムズリー(Br)*、
スイス・ロマンド放送cho、
プロ・アルテcho、
コレージュ・ヴィラモン少年cho、
アンドレ・シャルレ(合唱指揮)、
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO

録音:1953年12月17日、1967年4月26日*、1959年11月5日# ジュネーヴ(全てモノラル・ライヴ) ラジオ・スイス・ロマンド収録
アンセルメによる戦争レクィエムのライヴは、1962年5月30日作曲者指揮の世界初演からわずかに5年ほど。冷戦構造下におけるドキュメントとしてもはかり知れない意味を持つ内容といえるでしょう。なかでも、注目はハーパー、ピアーズとソリストに初演者のうち、ふたりを起用している点。これは説得力絶大。ほかにこちらも正規初出のベルクと、ダンコが圧倒的存在感を誇るイリュミナシオンを収録。  (Ki)

VEL-3126
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、
交響曲第5番「運命」
ルドルフ・ゼルキン(P)、
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO

録音:1966年4月27日ジュネーヴ(モノラル・ライヴ) ラジオ・スイス・ロマンド収録
アンセルメが振るたいへん貴重なベートーヴェン・ライヴ。まず、ベートーヴェン弾きゼルキン独奏による「皇帝」が最高の聴きもの。神々しいまでの輝きを放ちこのうえない魅力です。「皇帝」がアンセルメとしては全曲ではこれが唯一となるのに対して、交響曲は英デッカにステレオ・セッションで1958年から1963年にかけて全集を完成させています。その全集から8年を経たライヴによる「運命」は、造型美と重厚なひびきでドイツの名匠たちに比肩し得るもの。熱い演奏です。  (Ki)
VEL-3127
デュティユー:交響曲第1番、
マルティヌー
:交響曲第4番*
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO

録音:1956年3月22日、1967年3月15日* ジュネーヴ(全てモノラル・ライヴ) ラジオ・スイス・ロマンド収録
巨匠アンセルメは同時代の音楽の紹介に熱心なことでも知られます。デュティユーの第1交響曲が作曲されたのは1951年のこと。いまではデュティユーの代表作に数えられる作品ですが、こうしてライヴでいち早く取り上げていることにアンセルメの確かな目が光ります。デュティユーも1960年にジュネーヴでの第1交響曲の演奏に対してアンセルメに謝辞を寄せています。カップリングはアンセルメと親交のあったマルティヌー作の第4交響曲。久しぶりのカタログ復活となります。
※マルティヌーの収録年について、ブックレットには1976年とありますが1967年の誤記とおもわれます。 (Ki)
VEL-3128
マニャール:交響曲第3番変ロ短調Op.11、
ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲Op.25*
ロベール・カサドシュ(P)、
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO

録音:1968年9月25日、1955年10月5日* ジュネーヴ(全てモノラル・ライヴ) ラジオ・スイス・ロマンド収録
この一枚はスタジオ盤(1968年9月デッカ)でも知られるマニャールと、おそらく初出となるダンディというカップリングで、ともにアンセルメ得意のフランスものとなっています。ダンディにおけるソリスト、名手カサドシュにはミュンシュ(1950年代)、オーマンディ(1958年)との別録音があるように、こちらも得意のレパートリー。息の長いフレーズで聴かせる第1楽章から、この作品の持つなんともいえない鄙びた雰囲気をよく伝えています。  (Ki)
VEL-3131(2CD)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ選集
第8番ハ短調Op.13「悲愴」
第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」
第23番ヘ短調Op.57「熱情」
「エリーゼのために」*
第29番「ハンマークラヴィーア」
第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」
アルド・チッコリーニ(P)
※使用楽器:スタインウェイD274]、
トゥルーデリース・レオンハルト(P)*

録音:1995-2001年
名手チッコリーニが弾いたベートーヴェンのソナタは、全集として2001年にイタリアのボンジョヴァンニ社からリリースされ、のちにカスカヴェル社へと発売が移行されましたが、ほどなく廃盤となって入手難の状態がつづいていたものです。演奏は全体として、近年の来日における伝説と化した評判を裏付ける内容といえ、この1925年ナポリ生まれの巨匠ピアニストの音楽人生のすべてが凝縮したかのような味わいが心に残るものでした。このたびはその全集録音から、3大ソナタを含む表題つきの有名作品5曲がカタログに復活となります。なお、どういうわけか「エリーゼのために」1曲のみ、高名な鍵盤楽器奏者グスタフ・レオンハルトの妹トゥルーデリースによる録音が収められています。   (Ki)
VEL-3132
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、
 合唱幻想曲Op.80
フィリップ・アントルモン(P)
ジャン・マルティノン(指)フランス国立O&フランス国立放送cho

録音:1970年2月11日 フランス国立放送収録ライヴ(ステレオ)
『皇帝』の冒頭、ハープを思わせるアントルモンのタッチ。それは決して弱々しい音では無く、寧ろ堂々たるアントルモンの繊細な音楽表現がさえ渡ります。カップリングの『合唱幻想曲』もマルティノンとの息もぴったり。迫力の合唱が印象的です。アントルモンは今年75歳。数年前に放送されたスーパー・ピアノレッスンにおいて、強調していたのが「ディグニティ」という単語です。“威厳”“気高さ”を最も重要と考える、アントルモンの確固たる音楽理論で、再び大注目されています。この録音はアントルモンが36歳、1970年のライヴ録音。アントルモンは今年9月に来日を予定しております。 (Ki)
VEL-3133
ブラームス:交響曲第4番
バッハ:管弦楽組曲第2番*
カール・シューリヒト(指)スイス・ロマンドO
アンドレ・ペパン(Fl)

録音:1952年、1955年* スイス・ロマンド放送
あまりの音の良さに仰天!ウソ偽りなしに驚きました。モノラルなのにレンジの狭さを感じさせないばかりか、瑞々しい美音にもまた驚き、シューリヒトの残された録音で、音そのものが美しいとはじめて感じられました。その上、モノラルにもかかわらず、すごい解像度!ブラームスの交響曲第4番は初出。一方、J.S.バッハの管弦楽組曲第2番は、CD-Rのレーベルで出ておりました。 (Ki)
VEL-3134
トリビュート・トゥー・スペイン
ファリャ:「スペインの庭の夜」、オマージュ*
ドビュッシー:イベリア**
ラヴェル:スペイン狂詩曲#
エルネスト・アンセルメ(指)
スイス・ロマンドO
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)

録音:1960年4月27日、1960年2月24日*、1958年9月24日**、1961年5月15日 ジュネーブ、ヴィクトリア・ホール# (共にモノラル)
当カスカヴェル・レーベルのヒストリカル音源は全てスイス・ロマンド放送やフランス国立アーカイヴなどからライセンスを受けて発売されているオリジナルの音。大変素晴らしい音質です。アンセルメのフランスものはデッカが有名ですが、ライヴは随分印象が異なり大変興味深いものがあります。 (Ki)
VEL-3135
フォーレ:レクイエム
R・シュトラウス:4つの最後の歌*
テレサ・シュティッヒ=ランダル(S)
ジェラール・スゼー(Br)
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO

録音:1957年2月20日、1961年5月17日* ヴィクトリア・ホール、ジュネーブ(共にモノラル)
デッカにダンコ、スゼーの歌手陣で録音をのこしたアンセルメですが、ライヴはスタジオとずいぶん違い濃厚な味わいです。尋常ではない色気を漂わす肉体派歌手として知られたシュティッヒ=ランダルがやはり素晴らしく、一聴、心に残ること間違いなし。「4つの最後の歌」も言うことなしの名演です。アンセルメの芸の広さを堪能。 (Ki)
VEL-3136(2CD)
サン=サーンス:交響曲全集
交響曲第1番/交響曲第2番
交響曲第3番「オルガン付き」
オンファーレの糸車/ファエトン
死の舞踏/英雄行進曲
ヨエル・レヴィ(指)フランス国立O
ヴィンセント・デュボア(Org)

録音:2009年パリ郊外アルフォルトヴィル、メゾン・ド・オルケストル
フランス国立管によるサン=サーンスの交響曲全集の名盤と言えば、マルティノンですが、ここに同管弦楽団の首席指揮者レヴィによる新名盤が誕生いたしました!その指揮ぶりは非常に端正で硬派。楽譜を細部まで読み込んだ折り目正しい演奏が好印象。交響曲全集に加え『死の舞踏』など管弦楽作品も収録された嬉しい内容でございます。ヨエル・レヴィはルーマニア生まれのイスラエル育ち。フランコ・フェラーラ、キリル・コンドラシンのもとで研鑽を積み、1978年にはブザンソン国際指揮者コンクールで優勝しました。その後、ロリン・マゼールのアシスタントとして、クリーヴランド管弦楽団で指揮を学び、正指揮者となりました。2005年よりフランス国立管弦楽団の指揮者となり、マーラーの交響曲第2番の演奏で絶賛されました。2008年には同管弦楽団の首席指揮者となり今後も勢力的演奏活動が期待されます。『オルガン付き』を演奏したヴィンセント・デュボアは世界的な若手オルガニスト。パリにてオリヴィエ・ラトリーに師事し、これまでにカルガリー、トゥールーズでの国際オルガン・コンクールで優勝。その後、各国でオルガン・リサイタルを成功させております。 (Ki)
VEL-3137
ショスタコーヴィチ:祝典序曲、
交響曲第5番
フィリップ・アントルモン(指)シンセンSO

録音:2008年11月 深.、中国
アントルモンと関係の深いカスカヴェル・レーベルから意外な新譜が登場。なんとオケは世界第2の経済大国になるはずの、中国から。その経済の要、深.(シンセン)のオーケストラ。いつの間にか、こんなうまいオーケストラができていたのかとびっくりさせられました。すごい実力です。いろいろの意味で必聴と思われます。録音も大変いいものでございます。 (Ki)
VEL-3140(7CD)
シミオン・スタンチウ・シリンクス〜パンフルートの芸術〜

■CD1
ヴィヴァルディ:2つのフルート(フルート&パン・フルート)のための協奏曲ヘ長調
 演奏:ジャン=ピエール・ランパル(Fl) 
 ジャン=ピエール・ベランゲン(指)
 アンサンブル・オルケストラル・ド・ノルマンディー
ヴィヴァルディ:フルート協奏曲Op.10〜「海のあらし」ヘ長調RV.433/「夜」ト短調RV.439/「ごしきひわ」ニ長調RV.428、
ヴァイオリン(パンフルート版)協奏曲イ短調作品3-6
マルチェッロ:協奏曲イ短調
 演奏:クラウディオ・シモーネ(指)
 イ・ソリスティ・ヴェネティ
アルビノーニ:5声の協奏曲ニ短調Op.9-2
チマローザ(シリンクス編曲):フルート協奏曲
 演奏:ジャン=ピエール・ベランゲン(指)
 アンサンブル・オルケストラル・ド・ノルマンディー
■CD2
チマローザ:二つのフルートのための協奏曲ト短調
 演奏:ジャン=ピエール・ランパル(Fl) 
 ジャン=ピエール・ベランゲン(指)
 アンサンブル・オルケストラル・ド・ノルマンディー
ボッケリーニ:フルート協奏曲ニ長調Op.27
 演奏:エドモン・ド・ストゥ(指)
 チューリッヒ室内O
ジュリアーニ:グランド・ソナタOp.85
 演奏:アレクサンドル・ラゴヤ(G)
レハール:協奏曲ハ長調
 演奏:クラウディオ・シモーネ(指)
 イ・ソリスティ・ヴェネティ
■CD3
バッハ:管弦楽組曲第2番(全曲)
シュターミッツ:フルート協奏曲ト長調
 演奏:エドモン・ド・ストゥ(指)
 チューリッヒ室内O
バッハ:管弦楽組曲第2番〜バディネリ
 演奏:アルミン・ジョルダン(指)
 ローザンヌ室内O
テレマン:組曲イ短調
 演奏:クラウディオ・シモーネ(指)
 イ・ソリスティ・ヴェネティ
■CD4
テレマン:フルート協奏曲へ短調
 フルート協奏曲ニ長調
ハイドン:フルート協奏曲ニ長調
 演奏:クラウディオ・シモーネ(指)
 イ・ソリスティ・ヴェネティ
クヴァンツ:フルート協奏曲ト長調
 演奏:アルミン・ジョルダン(指)
 ローザンヌ室内O
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第6番ホ長調(パンフルート&ハープ版)
 演奏:マリエル・ノールマン(Hp)
■CD5
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299
 アンダンテK.315
 演奏:ハンス・グラーフ(指)、
ヘルガ・ストーク(ハープ)、
モーツァルテウムO
モーツァルト:フルート協奏曲第1番ト長調K.313
 演奏:アルミン・ジョルダン(指)
 ローザンヌ室内O
■CD6
モーツァルト:フルート協奏曲第2番二長調K.314/ロンドニ長調
 演奏:ヘルガ・ストーク(Hp)、
 モーツァルテウムO
モーツァルト:魔笛〜「パパゲーノ・アリア」/トルコ行進曲
 演奏:マリエル・ノールマン(Hp)
シャイトラー:ソナタニ長調
 演奏:アレクサンドル・ラゴヤ(G)
ショパン:ロッシーニの主題による変奏曲
 演奏:ミシェル・デシャルディン(P)
ブラームス:4つのハンガリー舞曲、
グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
 演奏:クラウド・シュニッツラー(指)、
モンテ・カルロPO、
■CD7
シューベルト:セレナード、
ラフマニノフ:ヴォカリース、
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 演奏:ミシェル・デシャルディン(P)
フォーレ:シチリアーノ、
ラヴェル:ハバネラ、
イベール:間奏曲
 演奏:アレクサンドル・ラゴヤ(G)
バルトーク:ルーマニア民族舞
ポルムベスク:望郷のバラード
ドィニク:ホラ・スタッカート
 演奏:クラウド・シュニッツラー(指)、
モンテ・カルロ・フィルハーモニーO
シミオン・スタンチウ・シリンクス:クランドゥイユ/2つのフルートのためのミニチュア
ドビュッシー:シリンクス
 演奏:シミオン・スタンチウ・シリンクス(パンフルート)
演奏:シミオン・スタンチウ・シリンクス(パンフルート)

シミオン・スタンチウ・シリンクス(パンフルート)、他
録音:1984年.1999年
ルーマニアのブカレスト生まれのパンフルート奏者、シミオン・スタンチウ・シリンクスがスイスCascavelleレーベルにのこしたクラシック・レパートリーの集大成、豪華7枚組。シリンクスは幼少の頃よりその才能を開花させ、ルーマニアの民謡はもちろんのこと様々なジャンルに積極的に挑戦してきました。なかでもクラシック音楽ではバッハから現代、そして自作までと幅広いレパートリーに挑み、パンフルートという民族楽器の可能性をひろげてきました。また、演奏活動も盛んで、ルーマニアはもちろんのこと、ロシア、イギリス、フランス、スイス、アメリカなど、世界各国で活動をし、パンフルートの魅力を世界に知らしめた第一人者として名を馳せました。シリンクスが奏でるパンフルートの独特な音色はクラシックの名曲に新たな可能性を広げ、またシリンクスにとって土着の音楽である、バルトークのルーマニア民族舞曲などでは、彼でしか表現することのできない、間合い、テンポなど、聴き手にとって新発見の連続です。この偉大な奏者が2010年7月、長きに渡る闘病生活の末、ジュネーヴにて惜しまれつつ亡くなりましたが、シリンクスの奏でた音楽は今もなお生き続けております。 (Ki)

VEL-3141(6CD)
チッコリーニ/ショパン、シューマン、グリーグ

CD-1
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化
森の情景、ピアノ・ソナタ第3番
CD-2
ショパン:夜想曲第1番〜10番
CD-3
ショパン:夜想曲Op.37、第11〜21番
CD-4
グリーグ:抒情小曲集第1集Op.12/第2集Op.38/第3集Op.43/第4集Op.47
CD-5
グリーグ:抒情小曲集第5集Op.54/第6集Op.57/第7集Op.62
CD-6
グリーグ:抒情小曲集第8集、第9集Op.68、第10集Op.71
アルド・チッコリーニ(P)

録音:2002年(CD-1,2,3)、2004年(CD-4,5,6)、パリ
音色美の極み!幻のピアノ、ファツィオリで聴くチッコリーニの名演6枚組【シューマン(VEL3056),ショパン(VEL3064),グリーグ(VEL3083)と同内容】がボックスで再登場!名手チッコリーニ1925年8月生まれ、今年84歳を迎えました。チッコリーニは年齢を重ねてなお、冴え渡るテクニックには格別の味わいがあります。本録音は全て70代後半の円熟の演奏。ゆったりとしたテンポと繊細なタッチは一度聴いたら惚れ込むこと間違いなしです!
〜魅惑の音色、ファツィオリ・ピアノ〜
著名なピアニストでも愛好家が多いファツィオリ。パオロ・ファツィオリはピアノを学び続けながら、家業の家具工場を継ぐためにローマ大学で工学を専攻、工学学士の学位を取得しました。世界最高水準の製造技術と仔細な分析の結果、自分が造りたいピアノの全ての要素を明確に決め、最先端の音響と素材の研究から考案した様々な設計の改良を加えたことで、世界最高の音色を実現させました。チッコリーニは「ファツィオリのグランドピアノに恋してしまったみたいだ。そのすばらしい音楽性が私の心と共鳴する。」と激賞している、ファツィオリの音色をお楽しみください。 (Ki)
VEL-3143
アンセルメの「幻想交響曲」〜来日ライヴ
ベルリオーズ:幻想交響曲
ワーグナー:ファウスト序曲*
リスト:交響詩「フン族の戦い」#
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO

録音:1968年6月24日東京文化会館、1950年11月14日ジュネーヴ*、1959年4月8日ヴィクトリア・ホール#(全てモノラル・ライヴ)
ここに聴くアンセルメの幻想交響曲は円熟の域に達し、落ち着いたテンポと正統的な解釈で演奏されております。来日時は6月梅雨の時期。湿度も高いこの時期に楽器の状態は良好ではないと思われますが、集中力をきらすことなく演奏されております。この他、カップリングには1959年録音のW.カウルバハの絵により作曲されたリスト「フン族の戦い」、1950年録音のワーグナー「ファウスト序曲」が収録されております。 (Ki)
VEL-3144
フルニエとスイス・ロマンド管との歴史
シューマン:チェロ協奏曲
マルティヌー:チェロ協奏曲(1955)
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番
ピエール・フルニエ(Vc)
フェレンツ・フリッチャイ(指)
(2)ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)*
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指)#
スイス・ロマンドO

録音:1957年2月6日、1978年3月15日*、1962年12月19日# ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ
このCDは「チェロの貴公子」と呼ばれたピエール・フルニエ(1906-1986)が1950年代〜70年代にかけてライヴ録音したスイス・ロマンド管弦楽団とのコンチェルト集です。スイス・ロマンド管弦楽団は、1918年アンセルメよって設立され、一躍国際的な地位を築き上げられました。そのスイス・ロマンド管と巨匠フルニエの歴史がここに凝縮!フリッチャイとのシューマン(57年)は上品なポルタメントが美しく、モノラルながらのその堂々たる演奏に惹きこまれます。ホーレンシュタインとのショスタコーヴィチ(62年)では緊迫したメロディを絶妙なアーティキュレーションで熱演!そして、サヴァリッシュとのマルティヌー(78年)ではその明るく快活なメロディを自由自在にコントロールした演奏で、フルニエの妙技が堪能できます。各時代のフルニエの妙技に圧巻でございます。 (Ki)
VEL-3146(7CD)
R・シューマン/バイセンテナリー・エディション

[CD1]
交響曲第1番変ロ長調「春」
交響曲第2番ハ長調 
[CD2]
交響曲第3番変ホ長調「ライン」
交響曲第4番ニ短調

[CD3]
ピアノ協奏曲/チェロ協奏曲*

[CD4]
ウィーンの謝肉祭の道化芝居Op.26
森の情景/ピアノ・ソナタ第3番

[CD5]
歌曲集「ミルテの花」Op.25〜献呈/私を彼の胸によりかからせて/私の心は重く/西方にて/東方のばらより/終わりに)
子供のための歌のアルバムOp.79〜松雪草
「恋の曙」より12の詩Op.37〜天は一滴の涙を落とし/おお殿方よ
3つの詩〜月に寄す
5つのリュートと歌〜あなたの顔は
女の愛と生涯Op.42

[CD6][CD7]
楽園とペリ Op.50
[CD1][CD2]
アルミン・ジョルダン(指)スイス・ロマンドO
録音:1989年9月、1990年2月2日、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ(ステレオ)

[CD3]
ヴィルヘルム・ケンプ(P)、
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO
録音:1959年2月18日、ライヴ録音(モノラル)
ピエール・フルニエ(Vc)、
フェレンツ・フリッチャイ(指)スイス・ロマンドO*、
録音:1957年2月6日、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ(モノラル)*

[CD4]
アルド・チッコリーニ(P)
録音:2002年3月(ステレオ)

[CD5]
エディット・ウィーンズ(S)、ルドルフ・ヤンセン(P)
録音:1992年12月(ステレオ)

[CD6][CD7]
イーディス・ウィーンズ(S:ぺリ) 
シルヴィア・エルマン(S:若い女)
アンヌ・イェヴァング(A:天使) 
ロバート・ギャンビル(T)
クリストフ・プレガルディエン(T:若者)
ハンス=ペーター・シャイデッガー(Br:ガツナ、男)
スイス・ロマンド室内cho、
ローザンヌ・プロ・アルテcho
アルミン・ジョルダン(指)スイス・ロマンドO
録音:1988年10月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(ステレオ)
CD-1,CD-2の交響曲は、全くてらいのないシューマンで、サヴァリッシュ以来の正統派の名演!ジョルダン置き土産。CD-3はすごいメンバーによる協奏曲でモノラルながら抜群の音質に驚き!フルニエの終楽章でのゴリゴリなるチェロがインパクト大。CD-4の名人巨匠ぶりに近年ますます磨きがかかるチッコリーニですが、このシューマンは素晴らしい!CD-5はゼーフリートの再来と言われるウィーンズ!やさしく美しく、少し甘口の語り口が大変魅力的。CD-6,CD-7は新たな名盤誕生!同曲の決定盤的存在になることと思われます。
VEL-3147
モーツァルト:ディヴェルティメント第11番ニ長調K.251
2つのピアノための協奏曲変ホ長調K.365
交響曲第40番ト短調K.550
IITTIフェスティヴァル・オーケストラ
フィリップ・アントルモン(指&P)
ラウラ・ミッコラ(P)

録音:2009年6月13日IITTIフェスティヴァル(ライヴ)
2010年の5月の来日公演で健在ぶりを知らしめた巨匠アントルモン。最新録音は彼のライフ・ワークでもあるモーツァルト、Iittiフェスティヴァルにおけるライヴ録音です。曲目はディヴェルティメント第11番、2つのピアノのための協奏曲K.365(Cascavelleでお馴染みのミッコラとの共演)、そして交響曲第40番。ピアノの名手として知られるアントルモンはNHKの教育テレビで放送されたスーパーピアノレッスン「モーツァルト」の講師として日本でも大人気のピアニストですが、近年は指揮活動を積極的に行っております。前作、シンセン交響楽団とのショスタコーヴィチの「革命」(VEL3137)は話題となりました。心地よいテンポ設定で演奏された交響曲第40番の本録音は、過剰な演出は一切せず端正に音楽を紡ぎ出しております。(Ki)
VEL-3148(2CD)
R・シュトラウス:ばらの花環Op.36-1、
 森の喜びOp.49-1、子守歌Op.41-1、
 懐かしい面影Op.48-1、
 東方の聖なる三博士Op.56-6、
 明日の朝Op.27-4
マーラー:交響曲第2番「復活」*
フェリシティ・ロット(S)
シルク・カイザー(S)*
コルネリア・カリッシュ(Ms)*
アルミン・ジョルダン(指)スイス・ロマンO

録音:1996年、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ(セッション録音、ライヴ録音*)
湧々堂・殿堂入り名盤の待望復活!スイスの名指揮者アルミン・ジョルダンと手兵スイス・ロマンド管弦楽団によるマーラー「復活」の登場です。シューマンの交響曲全集(VEL-3111)、ツァハリアス(ピアノ)独奏のベートーヴェンのピアノ協奏曲全集(VEL-3118)をはじめジョルダンは当オーケストラと名録音をのこしてきました。ジョルダンの音楽は情感の温かさに魅了されてしまいます。またソリストのカイザー、カリッシュの美声が光る生命力を感じる演奏です。 (Ki)

VEL-3149(2CD)
クレンペラー&ハスキル
(1)モーツァルト:交響曲第29番
 ピアノ協奏曲第27番*、
 セレナード「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
 交響曲第41番「ジュピター」
(2)シューマン:ピアノ協奏曲
(1)クララ・ハスキル(P)*、
オットー・クレンペラー(指)
ケルン・ギュルツェニヒO
録音:1956年9月9日、モントゥルー・ライヴ

(2)クララ・ハスキル(P)
エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO
録音:1956年10月10日、ライヴ、ジュネーヴ・ヴィクトリア・ホール
昔よりピアノ協奏曲第27番の名演中の名演として有名だったクレンペラー&ハスキルの1956年モントゥルー音楽祭のライヴ録音が、スイス・ロマンド放送提供による音源で遂に正規盤でリリースされます。しかも、なんと当日の演奏会を完全収録!クレンペラー&ケルン・ギュルツェニヒ管によるモーツァルトのセレナード第13番、交響曲第29番、そして交響曲第41番「ジュピター」です。交響曲第29番は同年、バイエルンRSOとのライヴなどが録音で残っておりますが、モーツァルト一色で構成された本ライヴ録音では、クレンペラーならではの冷静さとライヴならではの情熱が伝わってきます。1956年の録音とは思えぬすばらしい音質での完全収録はクレンペラー・ファンのみならずとも狂喜する充実の内容です。また、ボーナス・トラックとしてこちらもスイス・ロマンド放送蔵出し音源で、1956年10月のライヴでハスキルの十八番、シューマンのピアノ協奏曲が収録されております。心に迫るハスキルならではのシューマンです。 (Ki)
VEL-3150
デュパルク(1848-1933):セレナード(1868;G.マルク)
波と瞳(1871;F.コペ)
旅への誘い(1870;ボードレール)
溜め息(1868/69;T.ゴーティエ)
悲しき歌(1868;J.ラオール)
ギャロップ(1868;シュリー・プリュドム)
恍惚(1874;J.ラオール)
戦いのある国へ(1869/70;T.ゴーティエ)
嘆き(1883;A.シルヴェストル)
ミニョンのロマンス(1868;ゲーテの仏語訳)
悲歌(1874;T.ムーアの仏語訳)
遺書(1883;A.シルヴェストル)
フィレンツェのセレナード(1880;J.ラオール)
前世(1876-84;ボードレール)
フィディレ(1872-82/C.M.R.ルコント・ド・リール)
ロズモーンドの館(1879;R.ボニエール)
ノラ・グビッシュ(Ms)
アラン・アルティノグル(P)

録音:2007年8月29-31日 ヴァンセンヌ、フランス
フランクに師事し印象主義の前提をなす近代フランス歌曲に、珠玉のような名作を残したデュパルク。彼の作品は生前に破棄された作品が多く現存する曲は少ないです。その中ゲーテやゴーティエの詩に残された作品に美しき歌曲が残されております。 (Ki)

VEL-3152
リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調
ブラームス:交響曲第1番ハ短調
アルド・チッコリーニ(P)
フェレンツ・フリッチャイ(指)
スイス・ロマンドO

録音:1956年2月8日、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ
フリッチャイの貴重なブラームス:交響曲第1番のライヴ!収録は56年とのことですので白血病を患ったとされる前年、フリッチャイがバイエルン国立歌劇場の音楽監督に就任した年です。彼はヴァイオリン、ティンパニ、トロンボーンほか多くの楽器を習得しており、それぞれの楽器を知り尽くした上での表現は非常に深くまた情熱に満ちております。とりわけ弦の歌わせ方、効果的なティンパニのダイナミクスなどは希有の才能をもってして、と言えましょう。そして注目のもう一つのプログラムは、チッコリーニのリストのピアノ協奏曲第2番のカップリング。日本でも人気の巨匠チッコリーニですが録音当時は30歳。1949年にロン・ティボー国際コンクールに優勝してから5年が経ち、名声を広めはじめたチッコリーニ若かりし貴重なライヴ録音です。決して力任せではない深い低音と繊細なまでも美しい高音が魅力のチッコリーニですが、30歳にして完璧なまでに表現しております。フリッチャイの好サポートも得た名演と申せましょう。 (Ki)
モノラルながら音質良好。そのため、リストではチッコリーニのタッチの美しさがたっぷり堪能できます。夜露が落ちるような第1楽章のテーマから極美。終楽章終盤のグリッサンドも泥臭さとは無縁ですが、その代わりフリッチャイの伴奏が巧妙で、ティンパニを際立たせて野趣満点。最後には圧巻の結末を迎えます。更に凄いのはブラームス!フルトヴェングラーの精神が宿ったような感動的な演奏で、音楽が高揚する際の内面からの意欲の溢れ出し方が尋常ではありません。終楽章の第1主題は素朴な歌いまわしの中に不思議な暗さがまとわり付く、まさにフリッチャイ節。最後の金管コラールではトスカニーニに似たティンパニの大々的な追加があり、興奮も頂点を極めます!【湧々堂】

VEL-3154
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
序曲「コリオラン」
交響曲第1番ハ長調Op.21*
ヨゼフ・クリップス(指)
フランス国立放送O
アイザック・スターン(Vn)

録音:1958年9月18日(モノラル・ライヴ)、1965年8月28日(ステレオ・ライヴ)*、パリ
アイザック・スターン38歳の力強さと語りかけるような人間味あふれた演奏。スターンはグァルネリ・デル・ジェスを愛用し、この録音では1737年製『Vicontede Panette』(1947年〜1994年所有)使用していると思われます。生涯通じるスターン独自の音色をもち、音楽への誠実さ素直さはこのときからすでに確立されております。 (Ki)
まずご注目いただきたいのが、ステレオ録音の交響曲!裏の声部を無理に引っ張り出したりせず、かといって主旋律を追うだけの単純な造形でもない、自然なバランスを保った美しいハーモニーで聴き手を魅了するクリップスのセンスの高さを改めて痛感させる逸品です!第1楽章序奏部は、懐かしいゆったりとしたテンポ感を楽しむような風情が魅力で、そのテンポによって弦と木管との絡みが一層意味深く響きます。主部以降の無理のない自然な流れもそれ自体が美しく、展開部での第2ヴァイオリンのパートはくっきりと浮き上がらせながらも恣意性は皆無。まさに職人芸の極みと言えましょう。第3楽章中間部でリズムの着地をしっかり刻印するのは朴訥さ丸出しですが、なんとなく夢の中を漂うような雰囲気とは違い、現実世界の楽しさを実感しているような趣があるのです。終楽章も慌てず騒がず、大人の音楽作り。一歩一歩足場を固めながら先へ進む安定感が格別。そしてコーダは千両役者のような堂々たる締めくくり!オケの響きも、シューリヒトの名演奏で実証されているように、ドイツ系のオケのような音色のくすみがない分、クリップスのピュアな音楽性をストレートに現出させるのに大きく貢献。名匠が丹誠込めて作り上げた木工家具のような風合いと、この作品の古典的な味わいを久しぶりに思い起こさせてくれた貴重なひとときでした。スターンの協奏曲も、特有のやや強めの弓圧を終始貫徹させ、ベートーヴェンの音楽の深部と対話するような真摯なアプローチで丹念に奏できって好演。【湧々堂】

VEL-3155
ウェーバー:「オベロン」序曲
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」*
ヨゼフ・クリップス(指)
フランス国立放送O

録音:1957年10月10日(モノラル・ライヴ)、1954年10月4日(モノラル・ライヴ)*、パリ
ヨゼフ・クリップス・エディション開始!クリップスがフランスのオーケストラ特有のとろけるようなホルンと声部がエレガントなチェロを歌わせ、それでいて決して音色がぼやけることはなく絶妙にコントロールされた絶品の演奏です。シューベルトのグレイト、第1楽章のコーダでは崩れる寸前のテンポ感が見事、これは大歌舞伎です! (Ki)
これは凄い!シューベルトの「グレート」ほど新旧の録音を含め次々と名演が出現する曲もないのでは?と思いますが、このライヴの味わい深さも並大抵のものではありません!
まず1曲目の「オベロン」。これからして息を飲みます!冒頭のホルンは腐乱すのオケにありがちな振幅の大きなヴィブラートを感じさせず馥郁としたニュアンスが立ち込め、木管の急速な下降音型は春の訪れを告げるかのよう。そんな雰囲気を打ち砕くように、主部に入る際のトゥッティは重量級の一撃!その先は中低音のリズムをベースにした圧倒的な音圧を誇る音楽が滔滔と流れ、強靭なコシを持つリズムの躍動と共に堂々たる進行を続けます。第2主題のクラリネットの太い音色と弦のうねりとの美しい連携も聴きもの。もちろん衒いは一切なし。それだけに「なんていい曲なのなのだろう」とつくづく感じ入った次第です。
 そして更に感動的な「グレート」!偶然にもホルンで開始される作品ですが、これも「オベロン」同様ヴィブラートの癖を感じさせず、小細工のない純朴な共感に溢れ、オケの響きの透明さ、シューベルトの純真さ、クリップスの素朴さが完全に調和したハーモニーの素晴らしさに酔いしれます。主部は雄壮に進行、随所に挿入される木管のアクセントは、まさにフランスのオケの持つ明るい音色の魅力が効果的なスパイスとして作用して音楽の魅力を増幅。驚愕するのは終結部の13:05から突如テンポを落とすあまりにも意外な技!それによって生まれる安定感と味わいもさることながら、このギアチェンジをなんの計略性も感じさせずに愚直にやり抜いてしまう心意気に、思わず「名人!」と声を掛けたくなる衝動に駆られます。「皆さんどうです!」といった大見得とは違う夢の世界です!第2楽章がこれまたテンポといい響きといい美の極み。付点リズムのエッジを立てずまろやかな人間的な温もりを大切にしながらも、リズムは終始息づくという素晴らしさ。副部主旋律(3:10〜)のイン・テンポのまま進行しますが、移行の際のほんの僅かな揺らぎから滲む味わいは、単に楽譜通りに演奏したものとは一線を画します。第3楽章はリズムの威力が全開。オケの自発的な呼吸の振幅も感動を更に増幅。中間部の牧歌も泣かせます。終楽章は、昨今では細かいフレーズの動きをあの手この手で解析した演奏が増えていますが、ここではそれ以上に重要な音楽のエッセンスが満載!決して音がダンゴという意味ではなく、歌とハーモニーを融合し、塊にして結晶化させる技の違いを見せつけられる思いです。2曲は録音年代が離れていますが共に均質に明瞭な音質。DECCAのスタジを録音やOrefeoのライヴを遥かに上回るこの説得力の高い演奏、是非お聴きを!【湧々堂】

VEL-3156
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618
 レクイエムニ短調K.626
ヨゼフ・クリップス(指)
フランス国立放送O
アグネス・ギーベル、マルガ・ヘフゲン、
ハンス・ウルリヒ・ミールシュ、
ボリス・カルメリ、
フランス国立放送cho、
ルネ・アリックス(合唱指揮)

録音:1965年12月2日(モノラル・ライヴ)、パリ
ヨゼフ・クリップス・エディション開始!クリップスの十八番であるモーツァルトだけあり、その美しさは群を抜いております。レクイエムとアヴェ・ヴェルム・コルプスの格調高さを再認識できる名演でモノラルながら分離も非常によく美しい録音でございます。 (Ki)

VEL-3158(7CD)
ミシェル・コルボBOX

■CD-1
モンテヴェルディ:4声のミサ曲と祝福されし聖母のためのリタニア
G.カリッシミ:イェフタの物語*
スカルラッティ:スターバト・マーテル

■CD-2
シャルパンティエ:イエズス会士の晩課

■CD-3
シャルパンティエ:アヴェ・マリス・ステラニ短調、
マニフィカトト長調、ドミネ・サルヴム

■CD-4&5
バッハ:モテット集BWV225〜230
 ヨハネ受難曲BWV245

■CD-6
モーツァルト:ミサ曲ハ短調K.427(417a)
モーツァルト:アヴェ・ヴェルムK.618
メンデルスゾーン:キリエ

■CD-7
ブラームス:2つのモテット作品74
マルタン:カンタータ「エ・ラ・ヴィエ・ランポルタ」
ミシェル・コルボ(指)
ローザンヌ声楽&器楽アンサンブル

■CD-1
フィリップ・コルボ(Org)、アルノー・ヨーカム(Vn)
サンドリーヌ・ピオー(S)*、シモン・ジョナン(Br)*
■CD-2
ミュンヘン・ラルパ・フェスタンテ・バロック・アンサンブル
■CD-3
チャールズ・ダニエルズ(C.T)、マーク・タッカー&ハンス=ヨルグ・リッケンバッハー(T)、
ピーター・ハーヴィー&ステファン・インボーデン(Bs)、
ミュンヘン・ラルパ・フェスタンテ・バロック・アンサンブル
■CD-4&5
マルティナ・リンス(S)、アンドレアス・ショル(C.T)、
チャールズ・ダニエルズ&クリストフ・プレガルディエン(T)、
ピーター・ハーヴィー&ミシェル・ブロダール(Br)
■CD-6
オードリー・ミシェル&ベルナルダ・フィンク(S)、
マーク・タッカー(T)、ミシェル・ブロダール(Bs)、
フィリップ・コルボ(Org)

録音:1989年.1997年、スイス、ローザンヌ
ラ・フォルジュルネ音楽祭でも毎年来日をしている、“合唱の神様”ミシェル・コルボが母国スイスの名門レーベルcascavelleに録音してきた数々の選りすぐりの名演奏、超お買い得の7枚組が登場いたします。コルボ・エディションにも含まれるアンドレアス・ショルの記念すべきヨハネ受難曲のデビュー盤やシャルパンティエ協会の協力で復元された世界初録音のシャルパンティエのイエズス会子の晩課、また長らく廃盤であったカリッシミ:「イェフタの物語」、メンデルスゾーン:「キリエ」、マルタン:カンタータ「エ・ラ・ヴィエ・ランポルタ」など、合唱の名曲からコルボならではの選曲とこの上ない充実の7枚組です! (Ki)
VEL-3160(2CD)
マーラー:交響曲第3番
ベルク:組曲「ルル」*
ジャン・マルティノン(指)
フランス国立放送O(現:フランス国立O)、cho
ヒルデガード・ルトガース(Ms)、
マリー・リンゼイ(S)*

録音:1971年11月3日*、1973年10月3日、フランス、ライヴ
マルティノンによる第3交響曲の録音では、1967年当時音楽監督であったシカゴ交響楽団&レジーナ・レズニク(Ms)がありますが、このディスクの録音はその6年後にあたる1973年10月、こちらも当時音楽監督であったフランス国立放送管とのライヴ録音です。フランス指揮界における重鎮として活躍し、ドビュッシーやサン=サーンスなどフランスものの評価の高いマルティノンですが、非常に明快・明晰な演奏は大曲であるマーラーでも冴えており、かつ堂々たる演奏をしております。なお、マルティノンは1967年にグスタフ・マーラー国際交流協会(the International Association Gustav Mahler)よりメダルを授与されており(ラファエル・クーベリックやジョン・バルビローリも同賞を授与)、まさにお墨付きを得たマーラーと言えましょう。また、カップリングのベルク:「ルル」は、71年11月フランス国立放響の音楽監督として最も充実し、マルティノンの音楽性の高さ、表現力の豊かさを聴くことのできる渾身のライヴです。 (Ki)
VEL-3161
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488(カデンツァ:モーツァルト)
ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466(カンデツァ:ライネッケ)
フィリップ・アントルモン(P)
ジャン・アントルモン(指)
フランクフルトRSO

録音:1957年、ヘッセン放送協会のスタジオ、フランクフルト
モーツァルト弾きとして知られる巨匠、フィリップ・アントルモンの最初期録音が発見されました!曲目はモーツァルトのピアノ協奏曲第23番そして第20番です。指揮はなんとフィリップの父、ジャン・アントルモンで、録音されたのは1957年とのことですからフィリップがロン=ティボー国際コンクールで最高位(1953年)を得た4年後、23歳の時の演奏ということになります。テクニックは言わずもがなで、玉を転がすようなタッチと格調高い音楽性、そして歌うように自由自在に弾くフィリップのこの演奏を聴くと、20代のときからすでにアントルモンの演奏スタイルが確立されていたことがわかります。またカデンツァにも注目!第20番ではドイツの作曲家カール・ライネッケ(1824-1910)作曲のカデンツァを演奏しております。この曲はベートーヴェンのカデンツァがあまりに有名で、その存在から別のカデンツァを弾かれることはそう多くはありません。第1楽章のカデンツァではベートーヴェンのカデンツァに引けを取らないボリュームです。また第3楽章のカデンツァでは同楽章のテーマから第2楽章のテーマへと自然に移行し、やがてニ長調に転じていく構成で、ベートーヴェンのカデンツァに慣れ親しんでいる方には非常に新鮮な感覚をあたえます。父、ジャン・アントルモンの好サポートのもとフィリップの溌剌とした演奏は、単にテクニックだけに走ることのない充実の内容で、アントルモンの代表盤がまた一つ誕生したと言えましょう。 (Ki)
VEL-3163
リスト:悲しみのゴンドラS134
6つのコンソレーション「慰め、6つの詩的思考」S172
第1番ハ長調(原曲;ホ長調)
第4番変ニ長調
第2番イ長調(原曲;ホ長調)
第3番ホ長調(原曲;変ニ長調)
第5番ト長調(原曲;ホ長調)
第6番ハ長調(原曲;ホ長調)
エレジー第1番S130
エレジー第2番S131
忘れられたロマンスS132
忘れられたワルツ第1番S215
「ノンネンヴェルト島の僧房」S382
「夕べの鐘、守護天使への祈り」
クリストフ・パンティロン(Vc)
マルク・パンティヨン(P;YAMAHA)

録音:2011年8月6,7日、ウィーン、ヤマハ・ホール
編曲作品を含むリストのチェロ作品集です。その内容は第3番が有名なコンソレーション全6曲やブゾーニ編曲の忘れられたワルツ第1番などで、リストならではの美しいメロディを低音のチェロが担当することにより非常に落ち着いた説得力のあるものとなっております。このチェロ編曲を聴けばリストの作品の新たな魅力に気づかされるでしょう。演奏のパンティロン兄弟はこれまでに多くの録音を残し、ヨーロッパを中心に活躍しております。ふたりの端正な演奏には定評があり、このアルバムでも兄弟ならではの息のぴったりとあった演奏を披露しております。(Ki)

VEL-3164(4CD)
J・クリップス・エディション第4集〜ルービンシュタイン
(1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15(カデンツァ:ブゾーニ)
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(4)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
(5)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73『皇帝』
(6)モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491(カデンツァ:フンメル)
(7)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
(8)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
アルトゥール・ルービンシュタイン(P)

ヨゼフ・クリップス(指)
シンフォニー・オブ・ジ・エア、RCA響

録音:(1)956年12月16日、(2)1956年12月14日
(3)1956年12月6日、(4)1956年12月6-7日
(5)1956年12月14日、(6)1958年4月12日(ステレオ)
(7)1958年4月4日ステレオ)、(8)1958年4月5-6日(ステレオ)
ヨゼフ・クリップス・エディション第4集はルービンシュタインを独奏にむかえたベートーヴェン全曲、ブラームス第2番、モーツァルト第24番そしてシューマンのピアノ協奏曲集です。ベートーヴェンは1956年12月に集中的に録音されたものでルービンシュタインにとってはじめてのベートーヴェン全曲録音になります(1970年代にバレンボイムとの同全曲録音をしておりますが、その約20年前60代後半の録音にあたります)。とても60代後半とは思えないルービンシュタインの煌びやかで溌剌とした演奏はクリップスの好サポートを得て、喜びに満ちた演奏となっております。この他のブラームス、モーツァルト、シューマンはベートーヴェンの録音から2年後、1958年に録音されたものですが、これはベートーヴェンの成功からルービンシュタイン、クリップスの親交が深まり録音が実現しました。70歳も目前にしながらも難曲をいとも簡単に弾きこなし、そして音楽的成熟していったルービンシュタインの演奏にはただただ脱帽ですが、それはクリップスとの阿吽の呼吸からうまれるものだと再認識される録音集です。 (Ki)

VEL-5000
パン・フルートによるクラシック
バッハ:管弦楽組曲第2番、ほか
シミオン・スタンチウ(パンフルート)
エドモンド・シュトゥーツ(指)
チューリヒCO
VEL-5001
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番
 即興曲Op.90-3&4
マリア=ジョアン・ピリス(P)
VEL-5002
ハイドン:弦楽四重奏曲第50番〜第56番
「十字架上の最後の七つの言葉」
シネ・ノミネSQ
VEL-5003
ロシア正教典礼聖歌集「十字架賛美」 アレクサンドル・ディアコフ(指)
ジュネーヴ・ロシア正教会聖歌隊
VEL-5004
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ドビュッシー:遊戯
デュカ:ラ・ペリ
アルミン・ジョルダン(指)
スイス・ロマンドO
VEL-5005
パーセル:オペラ「ディドーとエネアス」 テレサ・ベルガンサ(S)
ミシェル・コルボ(指)
ローザンヌ器楽アンサンブル
VEL-5006
ストラヴィンスキー:春の祭典
ファリャ;スペインの庭の夜*
ロベール・カサドシュ(P)*
イゴール・マルケヴィッチ(指)
エルネスト・アンセルメ(指)*
スイス・ロマンドO
VEL-5007
ラテン・アメリカの古典ピアノ名曲集
ヴィラ=ロボス:ショーロ第1番
 ショーロ第5番/苦悩のワルツ/他
ピアソラ:天使のミロンガ/天使の死
 天使の復活
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集
ナザレー:オデオン/他
ルイス・アスコット(P)
VEL-5008
モーツァルト:レクイエム カトリーヌ・デュボスク(S)
エヴァ・ポドレス(A)
ギ・ド・メイ(T)
ミシェル・ブロダール(Bs)
ミシェル・コルボ(指)
ローザンヌ器楽アンサンブル
REF-65434
パンフルート、ヴァイオリンとツィンバロンによるルーマニア音楽
私の若き日の穏やかな流れ
大地の苦悩の叫び/魂の音楽
オーロラの北風/恋の炎/
川の向こう側から/他(全12曲)
シミオン・スタンチュ・シリンクス(パンフルート)
二コラエ・サム(Vn)
イオン・ミウ(ツィンバロン)他
REF-65439
ピアソラ:レビラード
アルフレッド・ゴッビの肖像
フラカナパ/ラ・ムーファ/キチョ
天使の死/天使の復活
五重奏のためのコンチェルト
ダニエル・ツィスマン(Vn)
ミカエル・ツィスマン(バンドネオン)
フランシス・コレッタ(G)他
REF-65458
アルプホルン四重奏曲集
ファーヴル:序曲「2000年」
ゾンマー:青い湖
レッチュ:アルプホルン・ブルース/他(全19曲)
スイス・アルプホルン四重奏団
REF-65477
マルグリット・ドートリッシュの楽譜集
ピエール・ド・ラ・リュー:(伝ド・ラ・リュー) モテット「めでたし、いとも聖なるマリア」(6声)、
 シャンソン「何で死にたくないのだろう」(4声)、
 モテット「あなたを思ってわたしは悲しむ」(4声)、
 シャンソン「そのために、後悔し続けることはけっしてない」(3声)、
 シャンソン「それは当てにならない空約束だ」(4声)、
作曲者不詳:シャンソン「大変なことが起きた時は」(5声)、
 シャンソン「わたしは一言も発しない」(6声)、
 ロンドー「災難に見舞われたなら」(4声)、
 ロンドー「私はつらい」(3 声)、
ジョスカン・デプレ:シャンソン「悲嘆に満ちて」(5声)、
 シャンソン「もはやいかなる哀惜もなく」(4声)、
(伝ジョスカン・デプレ)モテット「ああ、何たる悲しみ
 ピエ・イエス(いつくしみ深き主、イエスよ)」(7声)、
 (スピナチオ・リュート編曲)「平和のうちに身を横たえ」、
カピローラ
(リュート編曲):(アグリコラ原曲)「眠りを与えず」、
(ハイネ・ファン・ヒーゼヘム原曲)「行けよ悲しみ」
アドリアーノ・ジャルディーナ(指)
アンサンブル・ラ・セスティーナ

録音:2004年7月スイス、ソロトゥルン州、ゼーヴェンのカトリック教会
当時の経済的先進地域である低地地方(現在のベネルクス諸国)を総督として治め、甥である、後の皇帝カール5世を養育し たことでよく知られるマルグリット・ドートリッシュは、この地方の文化振興を先導したことでも知られています。彼女の楽譜 集は、この時代の音楽を知る上で第1 級の史料であり、ジョスカン・デプレとド・ラ・リューの作品が数多く収録されている点 でも貴重なものです。この録音では、その中から2人の作品を中心に曲を選び、当時の音楽生活を偲ばせてくれます。 (Ki)
REF-65620
ビクトリア:モテット集(1572年刊)
[聖母マリアの]
「サルヴェ・レジナ(めでたし、元后)」(6声)、「恐れるな、マリア」(4声)、「老人は幼子を抱き」(4声)、「喜べ、処女マリアよ」(5声)、「なんと美しいことか、あなたの足は」(4声)、「アヴェ・レジナ・チェロルム(幸あれ天の元后」」(5声)、「皆わたしをほめなさい」(6声)、「アヴェ・マリア」(8声)
[降誕節]
「だれを見たのか、羊飼いたちよ」(6声)、「オ・レジナ・チェリ(おお、天の元后よ)」(4声)、「おお、大いなる神秘よ」(4声)
[その他のモテット]
「わたしたちの病を」(4声)、「主の天使が下って」(5声)、「聖霊降臨祭の日が来て」(5声)
アドリアーノ・ジャルディーナ(指)
アンサンブル・ラ・セスティーナ

録音:2006年8月スイス、ソロトゥルン州、ゼーヴェンのカトリック教会
1572年に刊行された、このモテット集は、この後、連綿と出版が続くビクトリアの作品集、最初のものであり、彼の作品の魅力を全て包括しています。曲集は全33 曲から成りますが、この録音ではその中から、聖母マリアに関連するものを中心に14曲が選ばれています。どの曲も、神々しいまでの清澄さに満ち溢れており、ラ・セスティーナは、その魅力を十分引き出すのに成功しています。 (Ki)
VELD-7005(2DVD)
フランク・マルタンと共に

(1)フランク・マルタンへのインタビュー/TV番組出演/生立ち紹介/他
(2)オラトリオ「魔法の酒」
(3)フルートとピアノのためのバラード
(4)アノと管弦楽のためのバラード

(5)トロンボーンと管弦楽のためのバラード
(6)「イェーダーマン」からの6つのモノローグ(ピアノ版)
(7)小協奏交響曲
(8)受難オラトリオ「ゴルゴダ」
(9)3つのクリスマスの歌
(10)8つの前奏曲
(11)チェロとピアノのためのバラード
(12)「イェーダーマン」からの6つのモノローグ(管弦楽版)
(13)ヴァイオリン協奏曲
(14)チェンバロ協奏曲
(15)「嵐」からの3つの断章
(16)悪魔への侮蔑(小編成版)
(17)クリスマス・オラトリオ「生誕の秘蹟」
(18)3つの愛の歌
(19)「プルソーニャック氏」
(20)大管弦楽のためのパッサカリア
(21)チェロ協奏曲
(22)ピアノ協奏曲第2番
(23)マリア三部作
(24)死の詩
(25)レクイエム
(26)ポリプティク
(27)コルネット
(2) ナタ・トゥシャー(イズ)、エリック・タピー(トリスタン)、
 ハインツ・レーフス(マルク王)、フランク・マルタン(P)
 ヴィクトール・デザルザンス(指)ヴィンタートゥール市立O団員
(3)ロバート・ウィロビー(Fl)、フランク・マルタン(P)
(4)セバスチャン・ベンダ(P)、フランク・マルタン(指)ローザンヌCO
(5)アルマン・ロザン(Tb)、フランク・マルタン(指)ローザンヌCO
(6)ハインツ・レーフス(Br)、フランク・マルタン(P)
(7)エーファ・フンツィカー(Hp)、ジェルメン・ヴォシェ=クレール(Cemb)、ドリス・ロシオー(P)、フランク・マルタン(指)スイス・ロマンドO
(8)ワリー・シュテンプフリマリー=リーズ・ド・モンモラン
 エリック・タピーピエール・モレフィリップ・フッテンロッハー
 ロバート・フォラー(指)O、フォラーcho、ローザンヌ大学cho
(9)エリー・アメリング(S)、ピーター・オデー(Fl)、フランク・マルタン(P)
(10)フランク・マルタン(P)
(11)アンリ・オネガー(Vc)、フランク・マルタン(P)
(12)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、フランク・マルタン(指)BPO
(13)ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)、フランク・マルタン(指)ルクセンブルク放送SO
(14)クリスティーヌ・ジャコテ(Cemb)、フランク・マルタン(指)ローザンヌCO
(15)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)、フランク・マルタン(指)BPO
(16)エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO 他
(17)エルネスト・アンセルメ(指)スイス・ロマンドO 他
(18)エリー・アメリング(S)、フランク・マルタン(P)
(19)フランク・マルタン(指)ユトレヒトSO
(20)フランク・マルタン(指)BPO
(21)ジャン・ドゥクロー(Vc)、ベルナルト・ハイティンク(指)
 アムステルダム・コンセルトヘボウO
(22)パウル・バドゥラ=スコダ(P)、フランク・マルタン(指)ルクセンブルク放送SO
(23)イムガルト・ゼーフリート(S)、ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)、フランク・マルタン(指)スイス・ロマンドO
(24)フランク・マルタン(指)3人のエレクトリック・ギター奏者他
(25)エリーザベト・シュパイザー(S)、 リア・ボレン(A)、エリック・タピー(T)、ピーター・レッジャー(Bs)、アンドレ・リュイ(Org)、フランク・マルタン(指)スイス・ロマンドO、ユニオン・コラール,ローザンヌ女声cho、アルス・ラエタ声楽cho
(26)ユーディ・メニューイン(Vn)、エドモン・ド・ストゥーツ(指)O
(27)リア・ボレン(A)、フランク・マルタン(指)ベルギー放送SO

Radio Suisse Romande
RSR-2003(2CD)
ヴェルディ:「仮面舞踏会」 マリオ・デル・モナコ(テノール リッカルド)
カルラ・カステッラーニ(ソプラノ アメーリア)、
ピエロ・ビアジーニ(バリトン レナート)
ジュリエッタ・シミオナート(メッゾソプラノ ウルリカ)、
マリサ・モレル(ソプラノ オスカル)
アルセニオ・ジュンタ(バリトン シルヴァーノ)、
カルロ・バディオーリ(バス サムエル)
ジーノ・ベッローニ(バス トム)、
ルイージ・ナルディ(テノール 判事,アメーリアの召使)
ニーノ・サンツォーニョ(指)
スイス・ロマンドO

録音:1946年5月8日 スイス ジュネーヴ大劇場、モノラル(旧RSR 6167)
偉大なテノール、マリオ・デル・モナコがヴェルディ「仮面舞踏会」に出演した貴重なラ イヴ録音。デル・モナコがリッカルドを歌ったのは若い頃だけで、全曲録音を残さなかっ た。このジュネーヴでのライヴ録音は、デル・モナコはまだ 30 歳、デビューして 5 年半の 新進テノール、さすがに声は瑞々しく魅力的。しかし幕切れの死の場面では後の偉大な オテッロのドラマティックな歌も垣間見られます。ウルリカが 36 歳直前のジュリエッタ・シミオ ナートなのも嬉しい。1940 年代半ばのライヴ録音なので音質は良好とは言い難いもの の、舞台上の声は良く捕らえていて年代にしてはまずまず聞きやすいでしょう。
RSR-6126(2CD)
フランシス・プーランク〜昨日と今日
冷気と火、カリグラム、パリの風物[ピエール・ベルナック(Br)フランシス・プーランク(P)]
オーバード[フランシス・プーランク(P)ヴィクトル・デザルツェンス(指)ローザンヌCO]
フルート・ソナタ[エドモンド・デフランチェスコ(Fl)フランシス・プーランク(P)]
ホルンとピアノのための悲歌[エドモン・ルロワール(Hrn)フランシス・プーランク(P)]
SIMC(国際現代音楽教会)ローザンヌ支部における公演、1961年10月31日
ロンサールの5つの詩、仮面舞踏会、村人の歌
 [ジャン=シュック・シェニョ(Br)ファビオ・ルイージ(指)SRO]
枯渇[ギョーム・トゥルニエール合唱(指)モテ・ド・ジュネーヴファビオ・ルイージ(指)SRO]
左記参照
RSR-6127
ブラームス:弦楽四重奏曲第1番 Op.51-1*
クラリネット五重奏曲 Op.115+
ヴェーグQ
アントワーヌ=ピエール・ド・バヴィエ(Cl)+

録音:1949年5月28日*、11月23日
RSR-6132(3CD)
オネゲル:交響曲全集
交響曲第1番〜第5番/夏の牧歌
パシフィック231
交響曲第2番「ラグビー」/第3番
ファビオ・ルイージ(指)スイス・ロマンドO

録音:1999年7月5-7日、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
RSR-6134
ロータ:フェリーニ監督映画音楽集
「アルマコルド」/「ローマ」/「道」/「81/2」
ファビオ・ルイージ(指)
スイス・ロマンドO

録音:1997年9月18日、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
RSR-6138
オリヴィエ・ダルブレー〜2000年「若き演奏家賞」ホルン奏者
R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番 Op.11*
デュカス:ヴィラネル*
シューマン:アダージョとアレグロ*
メシアン:峡谷から星たちへ〜恒星の呼び声+
グリエール:ロマンス Op.35-6#/夜想曲 Op.35-10**
ジャン=リュク・ダルブレー(1946-):ホルン協奏曲〜インカント++
オリヴィエ・ダルブレー(Hrn)
パトリツィオ・マッツォーラ(P;*/**)
ジャン=リュク・ダルブレー(指)モスクワPO++

録音:1999年9月22日、スイス・ロマンド放送(*/#/**)/2000年2月13日、スイス・ドイツ語放送+/1998年5月21日、モスクワ++
RSR-6140(2CD)
ローザンヌのシューベルティアーデ
(1)プレトリウス:舞曲集「テルプシコーレ」より
(2)コレット:オーボエ、クラリネット、ファゴット、コントラバスと
 手回しオルガンのための協奏曲
(3)シーマン:流浪の民
(4)メンデルスゾーン:八重奏曲〜第1楽章
(5)マーラー
:歌曲集「子供の不思議な角笛」〜
 ラインの伝説/誰がこの歌を作ったのだろう/原光
(6)マルタン:アイルランド民謡による三重奏曲〜第2−第3楽章
(7)ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番〜第3−5楽章
(8)ジャヌカン:おちゃめでかわいいニンフ
 ラッスス:一日羅紗打ちで暮ら
 マレスコッティ:さて、黙っていないで
 ライヒェル:マニフィカト
(9)ラヴェル:ピアノ三重奏曲〜第1楽章
(10)バルトーク:コントラスツ〜第3楽章
(11)カステレード:コンチェルティーノ〜第3楽章
(12)シューベルト:ドイツ・ミサ D.872〜4つの楽章
(13)ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番〜
(14)シューベルト:さすらい人の月に寄せる歌 D.870
 歌曲集「白鳥の歌」〜第3曲、第6曲
(1)ルツェルン・フィルハーモニック・ブラス
(2)アンサンブル・バルバロック
(3)ローザンヌ・エウテルペ声楽Ens.
(4)シネ・ノミネQ、アリアQ
(5)フィリップ・フッテンロッハー(Br)
 I・フルニエ(P)
(6)アルシカ・トリオ
(7)アテナQ
(8)ミシェル・コルボ(指)
 ローザンヌ声楽Ens.
(9)アルペッジョ・トリオ
(10)エリス・トリオ
(11)スイス室内金管三重奏団
(12)A・シャルレ(指)
 ローザンヌ・プロ・アルテcho
 スイス・ロマンドOメンバー
(13)シューマンQ
(14)C・ホンベルガー(T)、 U・ケッラ(P)

録音:2000年9月1-3日、ローザンヌ=ウーシー、ライヴ
RSR-6143(3CD)
アロイス・フォルヌロ(1890-1965)作品集
小ミサ曲Op.12*/テ・デウムOp.37#
荘厳ミサ曲Op.38+/管弦楽組曲「春の旅」Op.28**
室内管弦楽のためのコンセール第2番Op.35##
ピアノ協奏曲Op.29++
木管三重奏のための田園的ディヴェルティスマン***
フルートとピアノのための4つの小品Op.46b###
ピアノ・ソナタOp.39+++
ピアノのための2つの小品Op.14+++
チェロ・ソナタOp.24(****)
弦楽四重奏曲Op.47####
ピエール・シャントン(指)
聖シュルピス教会ピュイ声楽Ens.*
アンドレ・シャルレ(指)
ヴォー州教会児童cho/他#
ピエール・カエラン神父(指)
スイス・ロマンドO/他+
アルミン・ジョルダン(指)ローザンヌCO**
アルパード・ゲレッツ(指)ローザンヌCO##
ジャクリーヌ・ブランカール(P)++
ヴィクトル・デザルツェンス(指)ローザンヌCO++
ジュネーヴ・コンヴィヴィウム・ムジクム木管三重奏団***
ピエール・ワヴル(Fl;###)
フランソワ・ギュイ(Vc;****)
クリスティアン・ファヴル(P;###/+++/****)
シネ・ノミネSQ####
RSR-6147
モーツァルト:歌劇「魔笛」(抜粋) リーザ・デラ・カーザ(S;パミーナ)
リベロ・デ・ルーカ(T;タミーノ)
エマヌエル・リスト(B;ザラストロ)
フリッツ・オレンドルフ(Br;パパゲーノ)
アドリエンヌ・ミリェッティ(S;夜の女王)他
カール・ベーム(指)スイス・ロマンドO
ジュネーヴ大劇場cho

録音:1949年9月
RSR-6150
レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」
 交響詩「ローマの祭り」
リスト:死の舞踏*
マルクス・グロー(P)*
ファビオ・ルイージ(指)
スイス・ロマンドO

録音:2000年6月3日、ヴィクトリア・ホール
RSR-6158
ユーグ・クェノー/未発表録音集 1948-1965
クレランボー:「泉の物語」(抜粋)*
プレジェ:彼はあなたの方へ行くだろう#
 神よ、わが弓を祝福し給え#
 十字架上の聖ヨハネ頌歌#
リリ・ブーランジュ:あわれみ深きイエス#
 彼女は牧場の麓に降りた+
アンリ・カザドシュ:眠り姫+
 パリのきれいな橋の上で+
ウェーバー:時**/灼熱の恋**
 私にまどろみを**/快活なニンフ**
レニエ・プリオ:「信仰心」〜朗読群##
ドビュッシー:感傷的な対話++
 バルコニー++
リーバーマン:中国の愛の歌***
ユーグ・クェノー(T)
クリスティアーヌ・ジャコテ(Cemb)*
ナディア・ブーランジェ(指)
ローザンヌ室内O#
マドレーヌ・リパッティ(P)+
ヘルマン・レープ(G)**
マルシア・ル・マルカドゥール(P)++
ヴィクトル・デサルツェンス(指)
ローザンヌ室内O***

録音:1965年5月19日、ローザンヌ*/1948年10月28日、ローザンヌ#/1949年3月21日、ジュネーブ+/1957年11月11日、チューリッヒ**/1955年9月26日、ジュネーブ##/ 1958年12月23日、ジュネーブ++/1954年6月23日、ローザンヌ***
RSR-6163
ヒンデミット:無伴奏チェロ・ソナタ Op.25-3
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ Op.19〜アンダンテ
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3
ヨンゲン:詩曲 Op.16
ブロッホ:シェロモ
パガニーニ:ロッシーニの主題による変奏曲
プロコフィエフ:兵士の行進
ダヴィド・コーエン(Vc)
オルガ・シトコヴェツキ(P)
ジャン=ピエール・ヘック(指)
リエージュPO
RSR-6169
ノルベール・モレ(1921-1998):トランペット協奏曲*
組曲「時の印象」(2つの弦楽合奏のための)+
ホルン協奏曲#
ジェフリー・シーガル(Tp)*
オッコ・カム(指)*
へスス・ロペス=コボス(指)(+/#)
ブルーノ・シュナイダー(Hrn)#
ローザンヌCO

録音:2001年3月9-10日*/1998年10月17日、1999年2月24日+/1998年10月14、16日
モレ(1921 −98)はパリでメシアンとレイボヴィッツに、さらにウィーンでオネゲル、フルトヴェングラー、クラウスに師事したスイスの作曲家。 (Ki)
RSR-6170
ブロッホヴィオラ作品集
ヘルベティア(管弦楽のための交響的フレスコ画)
ヴィオラと管弦楽のための組曲
ヘブライ組曲
ジェラール・コセ(Va)
リオール・シャマバダル(指)
スイス・ロマンドO

録音:2002年9月1-2日
「シェロモ」で知られる、スイスの作曲家、エルネスト・ブロッホ(1880-1959)の、ヴィオラのための作品集。ここでもユダヤ魂が燃えています。ヘルベティアとはスイスのラテン語名で、「管弦楽のための交響的フレスコ画」と銘打たれています。ジェラール・コセは1948 年トゥールーズに生まれ、パリ音楽院に学んだヴィオリスト。ガーディナーの指揮したベルリオーズの「イタリアのハロルド」の録音でソロを務めるなど、今日のヴィオラ独奏者の第一人者です。 (Ki)
RSR-6172
マルタン:協奏交響曲(ハープ、チェンバロ、ピアノと2群の弦楽合奏のための)*
弦楽合奏のための練習曲集+
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン+

■ボーナス・トラック
パウル・ザッハー、R.シュトラウスについて語る#
グザヴィエ・ド・メストレ(Hp)*
ジョリ・ヴィニクール(Cemb)*
デーネシュ・ヴァーリョン(P)*
アルミン・ジョルダン(指)
ローザンヌCO

録音:2002年9月7-10日、ローザンヌ、サル・メトロポル(*/+)/1995年2月16日、スイス・ロマンド放送アーカイヴ#
パウル・ザッハーはバルトーク、ヒンデミット、オネゲルなどさまざまな作曲家に作品を委嘱したことで知られるスイスの名指揮者。ハープ、チェンバロ、ピアノと2 群の弦楽オケという編成による小協奏交響曲は、そのザッハーの委嘱作で代表作。序曲と4 つの練習曲からなる練習曲集も、ザッハーの要請で作曲されたもの。ここには初演者ザッハーに献呈されたシュトラウスを含め、すべて「20世紀音楽のパトロン」ゆかりの作品が収められています。 (Ki)
RSR-6176
ハインツ・レーフス〜未発表ドイツ歌曲録音集
シューベルト:ドナウ河の上で D.553
 漁師の歌 D.881
 墓掘り人の郷愁 D.842
 独りずまい D.800/メムノン D.541
 双子座に寄せる舟人の歌 D.360
 夜の曲 D.672
シューマン:君は花のよう Op.25-24
 私の馬車はゆっくりと行く Op.142-4
 私の悲しみの美しいゆりかご Op.24-5
ブラームス:低声のための5つの歌曲 Op.94
 [40歳ともなれば/現われよ、いとしい影
 私の心は重い/サッフォー風の頌歌/
 家もなく、故郷もなく]
ウェーバー:小さなばら Op.15-5,J.67
 自由な歌手たち Op.47-2,J.198
 私は君を思う Op.66-3,J.48
 子守歌 Op.13-2,J.96
ヴォルフ:緑の露台の上から
 花を摘みに行くなら
 さあ、歩くのだ、マリア
ハインツ・レーフス(Br)
マルシア・ル・マルカドゥール(P)
ローゼ・ドボス(P)
ドリス・ロシオ(P)

録音:1957年-1963年おそらくスイス・ロマンド放送の放送用録音
ハインツ・レーフス(1917-1988)は、ドイツのフランクフルト生まれでスイスで育ち、後にアメリカに移住したバス・バリトン。父母とも歌手という恵まれた環境で、1938 年にデビュー、ルツェルンやチューリヒの歌劇場で活動した後、欧米に知られるようになりなりました。スイス育ちということで、ドイツものでもフランスものでも対応でき、オペラの分野でも歌曲の分野でも高い評価を受けました。このCD はドイツ歌曲ばかりを集めたもの。ことにウェーバーの歌曲が珍しいでしょう。 (Ki)
RSR-6177
ローザンヌ室内管〜ライヴ名演集
バッハ
:ブランデンブルク協奏曲第3番*
ハインツ・ホリガー:歌曲集「朝の星」+
J・シュトラウス:皇帝円舞曲 Op.437#
フリードリヒ・グルダ:チェロ協奏曲〜第2&3楽章**
シューマン:交響曲第3番「ライン」〜第3−5楽章++
トン・コープマン(Cemb)*(指)*
ハインツ・ホリガー(指)+
ローレンス・フォスター(指)#
ブルーノ・ワインマイスター(Vc)**
オッコ・カム(指)**
クリスチャン・ツァハリアス(指)++
ローザンヌCO

録音:2004年1月27日*、2003年10月28日#、同年11月25日**、2004年1月13日++、ローザンヌ、サル・メトロポル/2004年3月25日、ヴィクトリア・ホール+
1940年創設、スイスの名門ローザンヌ室内管の近況を伝えるライヴ録音集。 
RSR-6183(2CD)
ショスタコーヴィチ:歌劇「鼻」 アンドルー・シュレーダー(Br:コワリョーフ)
ウラジーミル・マトーリン(B:イワン・ヤコウレヴィチ)
ジェニファー・スミス(S:プラスコーヴィヤ・オーシポウナ,女商人)
ボー・パルマー(T:鼻)他
アルミン・ジョルダン(指)ローザンヌCO
ローザンヌ歌劇場cho

録音:2001年11月11、13日、ローザンヌ歌劇場、ライヴ
ショスタコーヴィチ若き日の異色作「鼻」の久々の新録音です!「鼻」はゴーゴリの戯曲に基づくオペラで、諷刺の利いた話と音楽は極めて独創的なもの。1929年に初演されました。しかし人気はむしろ戦後になって上がり、1974年にモスクワ室内歌劇場でポクロフスキー演出が大成功を収めてから人気演目として定着しています。録音はそのモスクワ室内歌劇場の1975年録音と、同じく1995年の映像があっただけ。西欧での録音はこれが初めてです。しかも指揮は御大ジョルダン!ベルクからの影響が大の音楽を生き生きと鳴らしています。ローザンヌ歌劇場でのライヴ録音。 (Ki)
RSR-6187
オネゲル:組曲「スイスの祭りの日」
ラジオ・パノラミック*
バレエ「雅歌」+
ブリジット・バレイズ(Ms;*/+)
クリストフ・アインホルン(T;*/+)
マルコス・フィンク(B-Br;+)
ジャック・チャムケルテン
(オンドマルトノ;+)
ローザンヌ・プロ・アルテcho(*/+)
ギヨーム・トゥルニエール(指)
スイス・ロマンドO

録音:2005年8月27-30日、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
世界初録音!オネゲルに関心のある方には、これは見逃せないアルバムが登場します。7曲からなる組曲「スイスの祭りの日」は、機能美ともいうべき運動性あふれる内容がまぎれもなくオネゲルその人を感じさせます。1945年ヴィンテルトゥールで作曲。1935年ジュネーヴで作曲の「ラジオ・パノラミック」は文字通り、ジュネーヴ放送10周年を記念してラジオ放送用に書かれたもの。全2幕からなるバレエ音楽「雅歌」は、1938年にパリのオペラ座で初演されています。指揮のトゥルニエールをはじめ、作品の魅力を伝える優れた演奏です。 (Ki)
RSR-6192
「シューベルティアーデ/2005年9月3〜4日ヌーシャテル」
(1)シューベルト:行進曲 ト長調
(2)ペルト:聖母と乙女
(3)ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第5 番よりアリア
(4)ハイドン:交響曲第88 番ト長調より第1 楽章
(5)シューベルト:ドイツ・ミサより福音誦とクレドのために、奉献誦のために
(6)シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」〜第4楽章
(7)シューベルト:歌劇「謀反人たち、または家庭戦争」より終曲
(8)ガーデ:幻想小曲集Op.43 より第4 曲
(9)ヤン・サンドストレム:そこに一本の花開いたバラがある
(10)ブラームス:ピアノ五重奏曲へ短調Op.34 より第3 楽章
(11)ギイ・ボヴェ:「M. バッハのバカンス」
(12) シューベルト:夜
エディ・ケンプフェン(指)オーベルバレー声楽アンサンブル、
(3)ブリジット・フルニエ(S)、イス・ロマンドOのチェリストたち
(4)ヤン・シュルツ(指)ヌーシャテルCO
(5)アンドレ・シャルレ(指)ローザンヌ・プロ・アルテCho、ヌーシャテルCho、スイス・ブラス・コンソート
(6)白馬五重奏団
(7)ペーター・ジーグヴァルト(指)チューリヒ声楽アンサンブル、ベッティナ・ズッター(P)
(8)ピエール=アンドレ・タイアール(Cl)、エドアルド・トルビアネッリ(P)
(9)ハンスルエディ・ケンプフェン(指)オーベルバレー声楽アンサンブル
(19)フィリップ・ディンケル(P)、シネ・ノミネQ
(11)ギイ・ボヴェ&ピエール・ローラン・へスラー(Org)
(12)ミシェル・コルパトー(指)グリュエール牧羊Cho

録音:2005年9月3-4日スイス、ヌーシャテル(ライヴ)[スイス・ロマンド放送制作]
スイス領内最大の湖ヌーシャテル湖。ワインの名産地でもある豊かな自然に囲まれるなかで催される音楽祭の模様をハイライトで収めたアルバムです。 (Ki)
RSR-6193
ミルシテイン&クリュイタンス
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲*
ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲
ナタン・ミルシテイン(Vn)*
アンドレ・クリュイタンス(指)
ケルン・ギュルツェニヒO

録音:1953年9月7日、モントルー、パビリオン、モントルー九月音楽祭、ライヴ(スイス・ロマンド放送による収録)
このようなライヴ音源が残されていたとは!チャイコフスキーが白熱の演奏。特に第1楽章。ほかの40年、59年 & 72年とあるすべてのスタジオ盤が作り物めいて聞こえるほど圧倒的。ちょっとあり得ない、ものすごいヴァイオリンが聴けます。クリュイタンスの指揮もまたテンポが自在で生き物のよう。一歩も譲らぬきわめてスリリングなやりとりのため、第1楽章が終わるやいなや会場から拍手が沸き起こるほど。クリュイタンスによる珍しいストラヴィンスキーでは、鋭い響きにオケも一変。バレエ音楽における語り口のうまさはさすがというほかありません。ミルシテイン、クリュイタンスそしてギュルツェニヒ管。このような異色の顔合わせが実現し得たのは音楽祭というイベントならではといえるでしょう。ライヴの熱さと躍動感がビシビシと伝わってくる一枚です。 (Ki)
RSR-6197
デオダ・ド・セヴラック(1872-1921 1921):管弦楽曲集
コート・カタラン、たそがれのニンフ(交響詩)、3つの想い出、ピッペルマン- ジェ(ワルツ)、幻影(付帯音楽)#、月の光(セレナーデ)、イボン・ブレール/ セヴラック:オペレッタ「ピナール王」による組曲(ロベルト・ベンツィによる改訂版)
ロベルト・ベンツィ(指)スイス・ロマンドO、
ジャエル・アッツァレッティ(S)*、
チンリャン・ウー指揮による声楽アンサンブル

録音:2004年9月
南仏ランドック地方で生まれ、南仏の陽光、土の香りを作品に色濃く投影したセヴラック。ピアノ作品は舘野泉氏などによって現在広く知られようにはなってきましたが、その他の作品はまだ十分に紹介されておりません。ここでは管弦楽作品を中心にセヴラックの魅力に迫っています。セヴラック30 歳の作曲「たそがれのニンフ」は未出版作品。セヴラックのオルガン曲を録音しているピエール・ギヨーとロベルト・ベンツィによる復元版で演奏されています。フランス近代音楽の洗練された響きと、光彩溢れる南仏の素朴な風味が溶け合った、豊麗な作品です。 (Ki)

RSR-6202
1955年モントルー9月音楽祭ライヴ
ベートーヴェン:エグモント序曲、
 ピアノ協奏曲第1番、
ビゼー:交響曲第1番
ヴィルヘルム・ケンプ(P)、
カール・シューリヒト(指)フランス国立放送O
アンドレ・クリュイタンス(指)フランス国立放送O*

録音:1955年9月14日、1955年9月11日モントルー*
ミルシテイン&クリュイタンスによるチャイコフスキーほか(RSR.6193)の大爆演が記憶に強烈な、スイス・ロマンド放送の 正規音源使用による「モントルー9月音楽祭ライヴ」。今年もまた強力なタイトルが加わることになりました。 2007年に没後40年を迎えるシューリヒトのベートーヴェン。なんという風格。まずエグモント序曲から重厚な響きと緊張感に 満ちた音楽でいきなり釘付けとなります。続いてケンプをソリストに迎えた第1協奏曲では、意欲もテクニックも十分なピアノ とのやりとりがまことに痛快。そしてクリュイタンスのビゼー。巨匠十八番のプログラムですが、起伏に富み快活で弾み返るさ まが、さきのストラヴィンスキー「火の鳥」組曲での白熱ぶりをどこかほうふつとさせます。 スイス・ロマンド放送アーカイヴの音源は保存状態も抜群で、モノラルながらたいへん生々しい音質です。 
RSR-6205(2CD)
1956年モントルー9月音楽祭ライヴ
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
(2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
(3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
(4)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
(1)クララ・ハスキル(P)、
 オットー・クレンペラー(指)
 ケルン・ギュルツェニヒO
(2)アイザック・スターン(Vn)、
 アンドレ・クリュイタンス(指)国立パリO
(3)ヴィルヘルム・ケンプ(P)、
 ヨゼフ・カイルベルト(指)
 ケルン・ギュルツェニヒO
(4)ナタン・ミルシテイン(Vn)、
 パウル・クレツキ(指)ケルン・ギュルツェニヒO

録音:1956年9月、モントルー、パビリオン(スイス・ロマンド放送によるライヴ収録)
1956年のモントルー音楽祭はこの上なく充実したソリスト陣!ハスキル&クレンペラーのモーツァルトピアノ協奏曲第27番の名演、クリュイタンス&スターン白熱のブラームス、ミルシテイン&クレツキのドヴォルザーク、そして、ケンプ&カイルベルトです。ケンプのベートーヴェンといえば、1961年ライトナー&BPOとのスタジオ録音有名ですが、その5年前にあたる当ライヴ録音はカイルベルトの好サポートのもとケンプらしい腰の座ったピアノ協奏曲第4番です。この時代に生きた巨匠の至芸をお聴き逃しなく!いずれもモノラルながら良質の録音です。 (Ki)

RSR-6222(2CD)
1957年モントルー9月音楽祭ライヴ
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(カデンツァ:・ミルシテイン)
ブラームス:交響曲第2番*
ハイドン:チェロ協奏曲Op.101*
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界から」
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツRSO
ナタン・ミルシテイン(Vn)
ピエール・フルニエ(Vc)

録音:1957年9月6日*、1957年9月11日モントルー、パビリオン(スイス・ロマンド放送によるライヴ)
ドイツ音楽を得意とするハンス・シュミット=イッセルシュテットは、非常に安定した構成力とテンポが魅力ですが、とりわけお得意のブラームス交響曲第2番では、ダイナミックな音楽表現も実に見事です。また、ドヴォルザークの「新世界から」では非常に歯切れのよいストレートな演奏。また協奏曲も大注目!ミルシテイン絶頂期のベートーヴェン!しかも全て自作のスタジオ録音とは違うカデンツァ。ミルシテインはライヴを含めてベートーヴェンの協奏曲を数多く録音を残しておりますが、この演奏ほど白熱したものはないでしょう。技術もさることながらミルシテイン独特のボーイングとフィンガリングで自由自在に歌いまくる演奏は圧巻です。そして、この時期にシュミット=イッセルシュテットとの共演も多いフルニエ独奏の軽やかなハイドンのチェロ協奏曲も見逃せません!協奏曲を振ったら右に出るもの無しのシュミット=イッセルシュテットならではの名演がお楽しみいただけます。 (Ki)
最大の聴きものは「新世界」!第1楽章序奏部のティンパニの豪放さから表現意欲満点。、主部の推進力も凄まじく、手に汗握ります。第3楽章はリズムが高潔の極み。終楽章は共感の深さが頂点に達し、弦のはちきれんばかりの渾身のフレージングに胸が熱くなります。S=イッセルシュテットはケンペなどと同様に、決して穏健なだけの指揮者ではないことを如実に示した名演です。フルニエとの共演によるハイドンは、平和を象徴するかのような美しい演奏。【湧々堂】
RSR-6233
1958年モントルー9月音楽祭ライヴ
R・シュトラウス
:交響詩「ドン・ファン」
ブラームス:交響曲第1番
オイゲン・ヨッフム(指)バイエルンRSO

録音:1958年9月5日、モントルー、パビリオン(スイス・ロマンド放送によるライヴ収録)
1960年まで首席指揮者と務めたオイゲン・ヨッフム率いるバイエルンRSOとのブラ1とR.シュトラウスのドン・ファン。オケを自由自在に操る変幻自在のテンポのブラームスはモノラルながらすさまじい重厚感に満ちております。ヨッフムの情熱と尽力によりこの時期に世界のトップ・クラスにのぼりつめたバイエルンRSO、1958年の成長著しい渾身のライヴです。 (Ki)
REF-65477
マルグリット・ドートリッシュの楽譜集
伝ド・ラ・リュー:モテット「めでたし、いとも聖なるマリア」(6声)
作曲者不詳:シャンソン
 「大変なことが起きた時は」(5声)
ジョスカン・デプレ:シャンソン「悲嘆に満ちて」(5声)
ド・ラ・リュー:シャンソン「何で死にたくないのだろう」(4声)
ジョスカン・デプレ:シャンソン「もはやいかなる哀惜もなく」(4声)
アグリーコラ(カピローラ編):眠りを与えず(リュート編曲版)
ド・ラ・リュー:モテット「あなたを思ってわたしは悲しむ」(4声)
伝ジョスカン・デプレ:モテット「ああ何たる悲しみ」/ピエ・イエス/
 いつくしみ深き主、イエスよ(7声)
ジョスカン・デプレ(スピナチオ編):平和のうちに身を横たえ(リュート編曲版)
作曲者不詳:シャンソン「わたしは一言も発しない」(6声)/
 ロンドー「災難に見舞われたなら」(4声)
ド・ラ・リュー:シャンソン「そのために後悔し続けることは
 けっしてない」(3声)
ハイネ・ファン・ヒーゼヘム(カピローラ編):行けよ悲しみ(リュート編曲版)
ド・ラ・リュー:シャンソン「それは当てにならない空約束だ」(4声)
作曲者不詳:ロンドー「私はつらい」(3声)
アドリアー・ジャルディーナ(指)
アンサンブル・ラ・セスティーナ

録音:2004年7月、スイス、ソロトゥルン州、ゼーヴェンのカトリック教会


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