湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Christophorus
(ドイツ)



※表示価格は全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
CHR-77128(2CD)
ヘンデル:オラトリオ「ユダス・マカベウス」(英語版全曲) イェルク・デュルミュラー(T)、
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(Bs)、
モニカ・マイヤー=シュミット(S)、
エリザベト・フォン・マグヌス(Ms)、
ロベルト・ヴェーレ(T)、
トーマス・フェイ(指)シュリーアバッハー室内O、
シュリーアバッハー・モテットcho

録音:1992年6月20日−26日、シュヴェッツィンゲン
過激で刺激的なアプローチで人気の指揮者トーマス・フェイが、ハイデルベルク響の前身シュリーアバッハー室内管を率いて1992年に収録したヘンデルの「ユダス・マカベウス」がディジパック仕様にリニューアル!シリア軍と戦いエルサレムを奪還したユダヤの英雄ユダス・マカベウス(マカベウスのユダ)を題材としたヘンデルのオラトリオ。ヘンデル・イヤーにファイの指揮で「見よ勇者は帰る」をお楽しみ下さい!
CHR-77213
マテリア・ミスティカ エスタンピー
CHR-77215
ヴィンプフェンの修道院で発見された断片的手稿譜による13世紀のモテット集(全15曲) イ・チャルラターニ
CHR-77217
合唱曲集
パウル・ホフハイマー:Salve Regina
ハインリヒ・イザーク:Salve Sancta parens
 Virgo prudentissima
 Christ ist erstanden
ルートヴィッヒ・ゼンフル:De profundis clamavi
不詳:Inviolata, integra et casta es Maria
ジョスカン・デ・プレ:Proch dolor - Pie Jhesu
ハインリヒ・イザーク:ancti Spiritus assit nobis gratia
コンスタンツォ・フェスタ:Quis dabit oculis (attrib. to Senfl)
ハインリヒ・イザーク:Christus surrexit
ミヒャエル・プロクター(指)
アンサンブル・ホフカペレ
CHR-77218
ハインリヒ・イザーク:ア・ラ・バッターリャ
ヴィルゴ・プルデンティッシマ(グレゴリオ聖歌)
サ・ヴィルゴ・プルデンティッシマ
オプティメ・パストール
カール=ルートヴィヒ・ニース(指)
ミュンヒナー・ドムムジークのカペラ・カテドラーリス
エッコ・ラ・ムジカ(器楽)
クリストフ・ハンマー(Org)
CHR-77219
ピッコロ・トランペットの為の室内楽作品
ヴィヴァルディ:協奏曲 ト短調
J.C.バッハ:ソナタ 変ホ長調
ヘンデル:ソナタ ヘ長調/第1番ハ短調
モーリス・アンドレ:バロック様式によるカプリース
カンピオン:易しい組曲
ルイエ:ソナタ
ヨアヒム・シェーファー(ピッコロTp)
ゲジーネ・カルプヘン(Vn)
ベルンハルト・ヘントリヒ(Vc)
マルティン・ストロヘッカー(Cemb/Org)
CHR-77222
17世紀ドイツのヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾたち
ヨハン・ヤーコブ・ヴァルター:セレナータ
ビーバー:ヴァイオリン・ソナタニ長調/ト短調
フローベルガー:チェンバロ組曲第6番
ベデッカー:ヴァイオリン・ソナタ
ムファット:パッサカリア
トーマス・ピーチュ(Vn)
ボブ・ファン・アスペレン(Cemb)
CHR-77225
メランコリア〜中世ドイツの愛の歌(全19曲)
ロッハマー、ロストック、シェーデル、グローガウの歌集
アウグスブルグ古楽アンサンブル
CHR-77231
マキシム・コヴァレフスキー(1903-1988):ミサ曲「リマの聖餐」 ヴィルフリート・ロンバッハ(指)
テュービンゲン・ヨーナス・カントライ
アンサンブル・オフィツィウム
CHR-77232
ゲオルク・フォルスター(1510頃-1568)編纂:ドイツ語小歌曲集 第3巻
カスパル・オトマイヤー(1515-1553):Ich kam fur einr fraw wirtin hauss
ヨプスト・フォム・ブラント(1515-1570): Drey laub auff einer linden
グレーゴル・ペッシン(1500頃-1547以前):Wol dem die vbertrettung gross
ゲオルク・フォルスター:Von gotes gnad wart in den tod
カスパル・オトマイヤー:Wolauf, gut gsel, von hinnen
ヨハン・レオナルド・フォン・ランゲナウ(1515-1534活動):Wol auff, gut gsel, von hinnen schiag umb
ヨプスト・フォム・ブラント:O Herr nit ferr sey dein genad
デオルク(ゲオルク?)・フォルスター: Meins freundlich B/Hertz liebster man
ローレンツ・レムリン(1495頃-1549以前):
 Lust, freud thet mich vmgeben gar
ヨプスト・フォム・ブラント:Mancher wunschet im grosses gut
ゲオルク・フォルスター:Ich bin ein weiss gerber genant
カスパル・オトマイヤー:Entlaubt ist vns der walde/Gluck mit der zeyt
ヨプスト・フォム・ブラント:Ich armes keutzlein klein
シュテファン・ツィルラー(1520頃-1568):Sie ist mein trost vnd auffenthalt
カスパル・オトマイヤー:Non argus, largus/Phillppe qui videt me
Mir ist ein schonss braunss meidelein
イ・チャルラターニ
CHR-77233
インヴォカーツィオ〜エストニアの新しい合唱曲
ルネ・イースペレ(1953-):インヴォカーツィオ(祈願)
グロリフィカーツィオ(栄光)
デ・アモーレ・エテルノ(永遠の愛)
フェスティーナ・レンテ
リトゥス(典礼)
スブ・スパシエ・クィターリス/2つの歓呼
イヴィ・イースペレ(指)
タリン音楽学校シニアcho
アンツ・ウレオヤ(指)
エストニア国立男声cho
CHR-77234
ボールダン・ホユール(1548-1594):サクレ・カンツィオネス(宗教的モテット集) マイケル・プロクター(指)
アンサンブル・ホフカペレ
CHR-77235
ピッコロ・トランペット協奏曲集
アルビノーニ:協奏曲ニ長調 Op.7-6
ヘンデル:協奏曲第3番ト短調
テレマン:協奏曲ロ長調
アルビノーニ:協奏曲ヘ長調*
ピエトロ・バルダサーレ(?-?):ソナタ第1番ヘ長調
ルイエ(1680-1730):?
ロベルト・ヴァレンチノ(1680-1735):ソナタ ヘ長調
ヨアヒム・シェーファー(Tp)
フランク・ヴァルター(Tb)*
アントン・ポポヴィッチ(指)
ブラティスラヴァ・チェンバー・ソロイスツ
CHR-77236
パレストリーナ(1525-1594):宗教的マドリガーレ集「聖処女」
グレゴリオ聖歌:アンティフォナ「めでたし天の女王」
パレストリーナ:ミサ「めでたし天の女王」(4声/5声)
ヴィルフリート・ロンバッハ(指)
アンサンブル・オフィチウム
CHR-77238
ジョヴァンニ・ヴァレンティーニ(1583-1649):2人のソプラノの為のモテットとマドリガーレ集
今宵キリストが生まれたもうた
良きかなイエス
ガウデアウムス(こぞりて天に召され)
神よこの甘き別れは
世の贖いのために生まれたもう
汝を讃えん/われ嘆きにありし時
つれなさと激しさと/御子のもとに集いて
ああこの地には
美しいクローリスはとどまる
別れのときはせまって
つれないアマリリス
不幸のうちにあって私は信じた
恋から放たれる術はなし
イラリア・ヘロルディ、
マリーナ・モレッリ(S)
アンサンブル・ラ・モデルナ・プラッティカ
ステファノ・モラルディ(通奏低音)
CHR-77239
王の私的な音楽〜リコーダーによる17世紀イギリス王室の音楽
ジョン・ジェンキンズ(1592-1678):アルマンド/ファンタジア
マシュー・ロック(1621/2頃-1677):組曲ト短調
ジョン・ジェンキンズ:パヴァーヌ/アルマンド
トマス・ルポ(1571頃-1627):ファンタジア
パーセル:ファンタジア第10番 Z.741
ジョン・コペラリオ(1570/80頃-1626):ファンタジア/ファンタジア
シュー・ロック:組曲ニ短調
オーランド・ギボンズ(1583-1625):ファンタジア
ジョン・ジェンキンズ:パヴァーヌ/アルマンド
パーセル:ファンタジア第12番 Z.743
アルフォンソ・フェラボスコ(1575-1628):ファンタジア
パーセル:ファンタジア第8番 Z.739
アムステルダム・ブリスク・リコーダーQ
CHR-77240
協奏するバロック〜ピッコロ・トランペットとオルガンの為の音楽
アルビノーニ:2つのオーボエの為の協奏曲 ハ長調Op.7-12
ヘンデル:オーボエ協奏曲第2番 変ロ長調
ペトロニオ・フランチェスキーニ(1650頃-1680):2つのトランペットの為のトリオ・ソナタ ニ長調
ヘルテル(1727-1789):オーボエ協奏曲 ト長調
ヘンデル:組曲第3番 ト長調
テレマン:幻想曲 イ長調
マンフレディーニ:2つのトランペットの為の協奏曲 ニ長調
ヨアヒム・シェーファー(ピッコロTp)
マティアス・アイゼンベルグ(Org)
CHR-77241
皇帝アレクサンドル1世とその家族の為の音楽
プレイエル(1757-1831):ソナタ(トリオ) へ長調 Op.47-1
フンメル(1778-1837):ピアノとチェロの為のグランド・ソナタ イ長調 Op.104
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
ヘスラー(1747-1822):ソナタ(トリオ) ホ短調
サンクトペテルブルク・プレイエル・トリオ
[ユーリ・マルティノフ(P)
セルゲイ・フィルツェンコ(Vn)
ディミトリ・ソコロフ(Vc)]
CHR-77242
ミンネザンク エスタンピー
イ・チャルラターニ 他
CHR-77243
大聖堂の響き〜サクソフォーン即興とグレゴリオ聖歌 ユルゲン・シーフェルダー(Sax)
ヴィルフリード・ロンバッハ(指)
アンサンブル・オフィツィウム
CHR-77245
タイレ:ゴットルフ城の為のカンタータ集
ヨハン・ショップ(1590頃-1667):パドゥアナ/ガリアルド
ヨハン・タイレ(1646-1724):聖なるキリストの魂
 プレリュード/アリア
 クーランテ/サラバンド
 イエス、わが主、わが神/
 3声のソナタ/主よ私をお救い下さい
ヨハン・ショップ:カンツォンVIII
ヨハン・フィリップ・フェルチェ(1652-1732):深き淵より我、主よ、汝に呼ばわる
ヨハン・ショップ:ラクリメのパヴァン
バレエ
ヨハン・フィリップ・フェルチェ:来れ創造主なる聖霊よ
ヘドウィヒ・ウェストホフ=ドゥップマン(S)
マルティン・バックハウス(Bs)
シモーネ・エッケルト(指)
ハンブルク・ラッツムジーク
CHR-77247
ミューテル(1728-1788):ピアノ作品集
ソナタ 変ロ長調/ソナタ ハ長調
アリオーソ(12の変奏による) ハ短調
アリオーソ(12の変奏による) ト長調
ザーネ・ストラディナ(P)
CHR-77248
カルロ・ファリーナ(1604?-1639): 2つのヴァイオリンと通奏低音の為のソナタ集
「ラ・ポラーカ」/「ラ・カプリオーラ」
「ラ・モレッタ」/「ラ・フランツォジーナ」
「ラ・ファリーナ」/「ラ・グレーツァ」
「ラ・ツィンガーラ」/「ラ・フィアーマ」
「ラ・センプリーサ」/「ラ・デスペラータ」
ルーカス・フリードリヒ(Vn)
クリスティーネ・ブッシュ(Vn)
バルバラ・ネルデーケ(Vc)
ユベール・ホフマン(アーチリュート)
イェルク=ハネス・ハーン(Cemb/Org)
CHR-77249
ヨハン・カスパル・ケール(1627-1693):宗教的作品集
ミサ曲/3声のソナタ/アマ・コル・メウム
勝ち誇った星座生まれたもう/パッサカリア
愛するものよマリア/カンツォーナ
信仰厚き人々をたたえよ/天使の糧
アルノ・パドゥフ(指)
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル
CHR-77251
ハインリヒ2世の神聖ローマ皇帝即位式とミサ(1002)
グレゴリオ聖歌
ヴェルナー・ペース(指)
スコラ・バンベルク
CHR-77250
イヴァン・プラッチェ(1750?-1818):ソナタ ハ長調Op.1
ピアノとチェロの為のソナタ イ短調Op.6
ロンド/ファンダンゴOp.2
モーツァルト四重奏曲Op.4
サンクト・ペテルブルク・プレイエル・トリオ
CHR-77252
サンマルティーニ(1695-1750):リコーダーの為のソナタ集
フルート・ソロと通奏低音の為のソナタ ト短調
フルート・ソロと通奏低音の為のソナタ ヘ長調
チェンバロ協奏曲第3番 ニ短調
フルート・ソロと通奏低音の為のソナタ 変ロ長調
チェロと通奏低音の為のソナタ第3番 イ短調
フルート・ソロと通奏低音の為のシンフォニア ト長調
フルート・ソロと通奏低音の為の協奏曲 ヘ長調
アンサンブル・メディオラヌム
[ザビーネ・ンボス(Bfl)
フェリックス・コッホ(Vc)
ヴィープケ・ヴァイダンツ(Cemb)]
CHR-77253
ラメンタツィオ〜1500年ころの受難曲
ベルンハルト・イカルト(15世紀):預言者エレミヤの哀歌
ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):サンタ・クルスの固有聖歌
ジョスカン・デ・プレ(1440頃-1521):神よ、私を憐れんでください(詩篇第50篇)
ヴィルフリート・ロームバッハ(指)
アンサンブル・オフィシウム
CHR-77254
ブランデンブルク(1490-1545):宗教改革 アルノ・パドゥッチ(指)
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル
CHR-77255
ラッスス(1532頃-1594):聖ペテロの涙
メランコリア−生と死の格言
ミヒャエル・プロクター(指)
アンサンブル・ホーフカペレ
CHR-77257
パッヘルベル(1653-1706): 祝祭の為の教会音楽集
その聖所で主をほめたたえよ
キリストは死の絆につかれた
主はわたしの忠実な牧者である
テオルボ独奏の為の組曲
神よわれらに恵みをあたえたまえ
マニフィカト・アニマ・メア
アルノ・パドゥヒ(指)
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル
CHR-77258
Tempus Fugit〜中世の音楽
王宮の歌集(スペイン15-16世紀)から
ヴォルケンシュタイン(1377-1445):アヴェ・マテール・オ・マリア
ダウランド:時は静止して
他(全18曲)
アーリー・ミュージック・フライブルク
CHR-77262
トランペットが鳴り響くとき
ヘンデル:「水上の音楽」組曲
バッハ:協奏曲 ニ長調
パーセル:ソナタ.ニ長調
ストラデッラ:シンフォニア・アヴァンティ
ヴィヴァルディ:協奏曲 ハ長調Op.46-1
ビーバー:ソナタ第4番 ハ長調
トレッリ:5声のソナタ
シュメルツァー(1623-1680):ソナタ・キエザ・カメラ
ゴードン・ヤング(1919-1998):古典形式による前奏曲
ヨアヒム・シェイファー・トランペット・アンサンブル、
マティアス・アイゼンバーク(Org)
ロルフ・ヘンリー・クンツ(Org)
アントン・ポポヴィチ(ディレクター)
カメラータ・インストゥルメンターレ・
ベルリン
CHR-77263
ペドロ・デ・エスコバル(1465/70-1535/54):4声のミサ(1520年頃のグラナダのミサ)
グレゴリオ聖歌:土曜日の聖母マリアの聖務日課
ドミニク・ヴェラール(指)
アンサンブル・カントゥス・フィグラートゥス
CHR-77265
ナッサウ=ザールブリュッケン公爵夫人ゾフィー・エルトムーテの歌曲集〜田園牧歌、幸せな愛、ユーモラスな歌
テレマン:ソナタ.ト長調
トーマス・マルク(18世紀):トレブル・ヴィオールの為の小品組曲
イングリット・シュミットヒューゼン(S)
マルクス・シェーファー(T)
シモーネ・エッケルト(トレブル・ヴィオール)
ウルリヒ・ウェーデマイアー(バロック・ギター)
CHR-77268
ド・ラ・リュー(1460頃-1518):レクイエム/聖母マリアのミサ ヴィルフリート・ロンバッハ(指)
アンサンブル・オフィチウム
フランドル楽派を代表する作曲家ラ・リューの名曲2曲をカップリング。ウィルフリート・ロンバッハによって1999年に結成された合唱アンサンブル、アンサンブル・オフィチウムは、2度のコンクール優勝歴を持つグレゴリオ聖歌、ルネサンス歌曲のスペシャリスト。
CHR-77269
クーニグンデ(ノヴァ・ヒストーリア)〜皇后の為のグレゴリオ聖歌集
晩課 から/第1の夜課 から/第2の夜課 から
ヴェルナー・ペース(指)
スコラ・バンベルク
CHR-77271
ミンネザング〜中世ドイツ愛の歌
タンホイザー(13世紀):Ich lobe ein wip/ Steter dienest der ist guot
ナイトハルト・フォン・ロイエンタール(1180?-1240?):sing ein guldein hun/ Ich sahe die haide、sumer diner suzzen wunne
ザルツブルクの修道士(14世紀):Das kchuforn/ Das nachthorn
他( 全18曲)
エスタンピー
イ・チャルラターニ 他
CHR-77272
2人のオルガン奏者によるシンフォニック・ダンス
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番〜第3番,第5番
サン=サーンス:死の舞踏
ラヴェル:ボレロ
チャイコフスキー:バレエ組曲「くるみ割り人形」から
ベアトリス=マリア・ヴァインベルガー、
ゲルハルト・ヴァインベルガー(Org)
なんとオルガンの4手編曲とはまた豪勢な!ドイツのオルガン奏者たちの妙技によって荘厳に鳴り響きます。
CHR-77273
オーボエとハープの為の作品集
バッハ:ソナタ ト短調
アンリエット・ルニエ(1875-1956):Pres d'un Berceau
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
トマジ:Le Petit Chevrier Corse
ルトスワフスキ:マギア
イベール:間奏曲
ルイエ(1680-1730):ソナタ ハ長調
ロッシーニ:アンダンテと変奏
ドニゼッティ:アンダンテ・ソステヌート ヘ短調
ショパン:ロッシーニの「シンデレラ」の「悲しみは消えて」による変奏曲
ギュンター・シーベルト(Ob)
ヴォルカー・セルマン(Hp)
ドイツのオーケストラ、イェーナ・フィルハーモニックでソロ・オーボエ奏者をつとめるシーベルトとビシュコフ、アーノンクール、バルシャイといった巨匠との共演経験を持つハープ奏者セルマンの演奏による作品集。
CHR-77274
バッハ:組曲 イ短調 BWV.818a
 アリアと変奏イ短調 BWV.989
 幻想曲とフーガ ハ短調 BWV.906
W.F.バッハ:幻想曲 ホ短調
 ソナタ ト短調
C.P.E.バッハ:ソナタ.ト長調 Wq.56-2
 アレグレットと6つの変奏曲 Wq118-5
ゲラルト・ハンビツァー(Cemb)
J・S・バッハの友人であったヨハン・ゴットフリート・ジルバーマンの1740年製チェンバロのコピーを用いたバッハ・ファミリーの作品集。
CHR-77275
パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ
ガリラヤ人たちよ/すべての民よ
主を畏れたるすべての者は幸いなり
神は昇りたまいぬ
ガリラヤ人たちよ−神は昇りたまいぬ
わが肉体は/イエスはこの宴にて
ウィルフリード・ロンバッハ(指)
アンサンブル・オフィチウム
パレストリーナの大作「教皇マルチェルスのミサ」の曲間にモテットを導入して構成を行ったディスク。演奏は200年よりハイデルベルク大学で教会音楽、グレゴリオ聖歌の指導を行っている指揮者、オルガン奏者のロンバッハとルネッサンス音楽、グレゴリオ聖歌を得意とするアンサンブル・オフィチウム。
CHR-77276
セバスティアン・クヌッファー(1633-1676):聖コンチェルト集
私の神の思う事は
深き淵よりわれ汝を呼ぶ
エルサレムよ、主をほめたたえよ
今ぞみな神に感謝せよ
主よ、滅びより救いたまえ
見よ、何という幸せ、何という喜び
何を食べようか
神のひとり子なる主キリスト
アルノ・パドゥフ(指)
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル
クヌッファーは、J・S・バッハの前任として聖トーマス教会のコラールマスターとして活躍していた人物。これは、音源としても音楽史の視点からも貴重な録音!ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブルはアルノ・パドゥヒを中心に1995年に結成された古楽アンサンブルで、ドイツ、ポーランド、チェコなどを中心に活躍中です。
CHR-77277
グレゴリオ聖歌:思い出したまえ
パウル・ホフハイマー(1459-1537):思い出したまえ
ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):聖母マリアのミサ
ジョスカン・デ・プレ:アヴェ・マリア
マイケル・プロクター(指)
アンサンブル・ホーフカペレ
ダーヴィト・ブルンデン(Org)
アンサンブル・ホフカペレは、イギリスの音楽家ミヒャエル・プロクターによって1998年に結成され、ルネサンス時代の宗教作品を主なレパートリーとして内外より高い評価を獲得している合唱団。プロクターは、宗教音楽のスペシャリストであると同時に、自身が運営する出版社「エディション・ミヒャエル・プロクター」では、600曲にも及ぶルネサンス音楽のカタログを保有。
CHR-77278
トランペット・フェスティヴァル
エルガー:威風堂々
A.スカルラッティ:アリア「Mio Tesoro Per Te Moro」/同「彼女は壊させる」
ヴィヴァルディ:協奏曲 変ロ長調
ドニゼッティ:ソナタ ヘ長調
バッハ:カンタータ第147番〜主よ、人の望みの喜びよ
モーツァルト:ソナタ 変ホ長調 K.282
フォーレ:リディア Op.4-2
ジュゼッペ・アルドロヴァンディーニ:協奏曲第2番
トレッリ:協奏曲 ニ長調「エティエンヌ・ロジェ」
ペーター・ブレイナー:ビートルズ・コンチェルト・グロッソ〜[レディ・マドンナ/グッド・ナイト/ペニーレイン]
ヨアヒム・シェーファー(Tp)
ゲシーヌ・フォルベルガー(S)
シュテファン・カサール(P)
オリヴァー・シュティーヒバルト(Org)
カメラータ・インストゥルメンターレ・ベルリン
ブラチィスラヴァ・チェンバー・ソロイスツ
ヨアヒム・シェーファー・トランペット・アンサンブル
CHR 77279
ヴァイセンベルクのオトフリート(c.800−870):福音書〜シャルルマーニュ王時代の詩と音楽 ウィルフリード・ロンバッハ(指)アンサンブル・オフィチウム
ヴァイセンベルクのオトフリートについてその多くはいまだ知られていませんが、フルダ修道院長であり大司教として高名なラバヌス・マウルスの弟子であり、中世ドイツ文学の歴史にその名を残しています。

CHR-77281
リスト:バッハの主題による変奏曲、
前奏曲「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」
コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ
ゲルハルト・ワインベルガー(Org)
ワインベルガーは、ドイツの名門デトモルト音楽大学でオルガン科と教会音楽学の教授を務め、ライプツィヒ・新バッハ協会のディレクターとしても活動するドイツの世界的オルガン奏者。
CHR-77282
ハープのためのバロック音楽と新しいバロック音楽
バッハ:小品ト長調
ヘンデル:パッサカリア、主題と変奏ト短調、ダヴィデ王のハープ
マルセル・グランジャニー
(1891−1975):古典形式による小組曲
ゴットフリート・カークホフ(1685−1746):アリアとリゴードン
ジャン=バティスト・ルイエ(1653−1728):トッカータ
ルイ・シャルパンティエ(1902−1964):古風な形式の小品
ジョヴァンニ・バティスタ・ペシェッティ(1704−1766):ソナタ第6番ハ短調
ジョン・パリー(1710−1782):ソナタ第1番ニ長調
ニーノ・ロータ(1911−1979):サラバンドとトッカータ
フォルカー・セルマン(ハープ)
フォルカー・セルマンは、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でハープを学び、現在はケルンWDR響やフランクフルト放送響に客演を行い、アーノーンクールやバルシャイ、ビシュコフといった指揮者と共演を重ねる期待のハープ奏者です。
CHR-77283(1SACD)
レオポルト1世の戴冠式の音楽
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(c.1623-1680):
クーラント/8声のソナタ第1番/ソナタ第8番
 グレゴリオ聖歌より
アントニオ・ベルターリ(1605-1669):
Introitus de Pentecoste /ミサ「精霊」/
来たれ精霊よ/民よ来て/クレド/
サンクトゥス/アニュス・デイ
ヴォルフガング・エブナー(1612-1665):第3旋法によるトッカータ
アントニオ・カルダーラ(1670-1736):テ・デウム
アルノ・パドゥフ(指)
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル
全曲世界初録音!貴重な中世ルネサンス音楽の発掘や紹介を行い多くの支持を獲得しているドイツのレーベル「クリストフォルス(Christophorus)」。同レーベルにとって初となるSACDハイブリッド盤は、神聖ローマ皇帝レオポルト1世の音楽の再現を試みた意欲あふれる好企画で登場!ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブルは、ドイツ有数の音楽学者パドゥフによって1995年に結成されたピリオド楽器によるアンサンブル。特に金管楽器の音色が戴冠式の豪華絢爛な雰囲気を見事に表現しています。
CHR-77284
パーセル兄弟の音楽
H・パーセル:新しいアイルランド風の調べ、エアとブーレ、エア ト短調(チェンバロ独奏)、ホーンパイプ ト短調、ジグ ト短調、全音階によるグラウンド、
ダニエル・パーセル(c.1664−1717):ソナタ第3番ハ長調、
H・パーセル:トッカータ イ長調(チェンバロ独奏)、
D・パーセル:ソナタ第2番二短調、
H・パーセル:組曲(チェンバロ独奏)、
D・パーセル:ソナタ第6番ト短調、
H・パーセル:トランペット・チューン(チェンバロ独奏)、セベル、
D・パーセル:トッカータ イ短調(チェンバロ独奏)、シャコンヌ イ短調、
H・パーセル:新しいグラウンド ホ短調(チェンバロ独奏)、ホーンパイプ ホ短調、新しいグラウンド ホ短調、
D・パーセル:ソナタ第1番ヘ長調
アンサンブル・メディオラヌム
音楽史上で光り輝くイギリス史上最大の作曲家ヘンリー・パーセルとその弟ダニエル・パーセルの作品を取り上げたまさしく「パーセル兄弟の音楽」。偉大すぎる兄ヘンリーの陰に隠れてしまい、弟ダニエルの作品に接する機会が少ないだけに両者の音楽を聴き比べることができるという点でも非常に貴重なアルバムと言えるでしょう。アンサンブル・メディオラヌムは、リコーダーのザビーネ・アンボス、チェロのフェリックス・コッホ、チェンバロのヴィープケ・ヴァイダンツの3人によって1999年に結成されたピリオド・アンサンブル。躍動感にあふれるチェンバロ、卓越した技巧が発揮されたリコーダー、安定感抜群のチェロ・・・アンサンブル・メディオラヌムのハイレベルのパフォーマンスが「パーセル兄弟」の音楽を見事なまでに伝えてくれます。録音も優秀。
CHR-77285
中世の神秘主義
ハインリヒ・フォン・マイセン(1250−1318):In gottes schos
Der cron gestirn/Nu merckent
Stunt die sache
Die dry person/Kung Salomon
Die kuniginne von saba
Ich bin die wurtzel us yesse
Ich han gestirne/Zarten Ton
Die magt
ペル=ソナ
詩や旋律の作品は現存しているものの、その生涯や人物像の手がかりは僅かな文献にしか残されていないという「フラウエンロープ」ことハインリヒ・フォン・マイセン。中世ドイツで最も重要な詩人であったとされる「フラウエンロープ」の音楽からは、愛や哀しみ、喜びなど人間の様々な感情が次々と浮かび上がります。ペル=ソナは、歌い手のザビーネ・ルッツェンベルガーと中世ハープ、リコーダー奏者のノルベルト・ローデンキルヒェンのデュオ。どこか物悲しさを漂わせるルッツェンベルガーの歌声が「フラウエンロープ」の音楽に込められた感情を解き放ちます。
CHR-77287
聖ヨハネ・クリソストモスの典礼
ロシア正教会における中世の歌曲
ゲオルギ・ソフォノフ(ディレクター)、
モスクワ・ダニロフ僧院聖歌隊
ポーランドのスプラスル僧院に中世から伝わる16世紀の手稿譜「聖ヨハネ・クリソストモスの典礼」。この「手稿譜」にロシア教会音楽の権威であるアナトリー・コノトプ教授が復元と再構成を施しており、16世紀ロシア正教のために作曲された典礼音楽が確かな形となって現代に蘇ります。中世ロシア正教の歴史を紐解くという意味でも貴重な録音と言えるでしょう。
CHR-77288
(1SACD)
パレストリーナ:チェチーリアは楽器を奏で、
 曙が領主を照らし時、
 ソロモンの雅歌より、
 第1旋法のマニフィカト、
 その頭にいただきたる金色の冠は
パレストリーナを含む「ローマ音楽家名人会」による共作:ミサ「チェチーリアは楽器を奏で」
ヴィルフリート・ロンバッハ(指)
アンサンブル・オフィチウム
これまでに「パレストリーナ」や「ヴァイセンブルクのオトフリート」の作品集など、数多くの意欲的なプログラムを打ち出してきたロンバッハ率いるドイツのアンサンブル「アンサンブル・オフィチウム」は、ルネサンス時代の宗教音楽、グレゴリオ聖歌のスペシャリスト集団。このロンバッハとアンサンブル・オフィチウムによる新しいパレストリーナの作品集には、「ローマ音楽家名人会」の共作である「ミサ「チェチーリアは楽器を奏で」」を収録。「ミサ「チェチーリアは楽器を奏で」」とは、教皇の庇護のもとに1584年に創立された「ローマ音楽家名人会」の会員であるスタビレ、ソリアーノ、ドラゴーニ、ジョヴァンネッリ、サンティーニ、マンチーニ、そしてパレストリーナが各楽章を分担して手懸けた12声のためのミサ曲です。全曲を通してアンサンブル・オフィチウムの高い歌唱力が豊かなハーモニーを生み出しており、天まで響き渡るであろうその歌声は感動的です。
CHR-77289
アヴェ・マリス・ステラ〜中世の聖母マリアへの崇拝
作曲者不詳:アヴェ・マリス・ステラ
H・V・ビンゲン:アベ・ジェネロサ
O・V・ヴォルケンシュタイン:めでたし御母おおマリア
G・リキエル
:Humils, forfaitz, repres e penedens
P・d・ヴィトリ:Vos qui admiramini
他全15曲
エスタンピー

録音:1990年
廃盤となっていた古楽演奏団体「エスタンピー」の演奏による中世の作品集「アヴェ・マリス・ステラ」が大幅にリニューアルされて再登場。
CHR-77290
嫌なことでも歌わなければ
ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ(c.1170−c.1230):Under der linden
オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(c.1377−c.1445):Los frouw und hor
ベアトリス・ド・ディア
(12世紀):嫌なことでも歌わなければ
マルティン・コダス(13世紀):Ondas do mar、Mia yrmana fremosa
テオバルド1世(1201−1253):Dame merci
ギョーム・ド・マショー:Moult sui de bonne heure nec/他
エスタンピー

録音:1989年
アルバムのタイトルにもなっている「嫌なことでも歌わなければ」とは、ベアトリス・ド・ディアが書いた現存する女性トルヴァドールによる貴重な歌である。CHR 74583からの移行再発売。
CHR-77291
ルネサンス時代の管楽アンサンブルの音楽
作曲者不詳:Vil liber zit uff diser erde、
ビュノワ:絶望した幸福の女神、
アグリーコラ
:Dites moy、
ジョスカン:王様万歳、
コンペール
:Au Travail Suis、
オケゲム
:D'un autre amer、
ジョスカン
:ビスケーのマスク、
オブレヒト:Staat een Meskin、
ストッケム
:Hor Oirez、他、全21曲
アンサンブル「レゾーゼ・レバ」
ショームとサックバットという編成の15世紀の合奏形態"アルタ"。ここでは作曲者不詳の作品からジョスカンなど、15世紀の宮廷でアルタによって演奏されたとされる作品を取り上げている。オーボエ属のボンバルド、ショーム、スライド・トランペット、サックバットといった古楽管楽器が奏でる独特のハーモニーと、現代の管楽アンサンブルの演奏の共通点を探すのも一興。数々の古楽管楽器を使い分けるアンサンブルの実力も相当なものです。
CHR-77292
パッサカリア
バッハ:パッサカリアBWV.582
バッハ(ダルベール編):パッサカリアBWV.582(ピアノ版)
バッハ(リスト&トプファー編):パッサカリアBWV.582(オルガン版)
バッハ(レーガー編):パッサカリアBWV.582(4手連弾版)
バッハ(スコトフスキー編):パッサカリアBWV.582(管弦楽版)
クリスティアン・リーガー(Org)、
エルンスト・ブライデンバッハ(P)、
ヨハネス・マティアス・ミヒェル(Org)、
オリヴァー・コルブ(P)、
ニコス・アティネオス(指)
フランクフルト・ブランデンブルク州立O

録音:1997年
大バッハの名作「パッサカリア」の原曲を含めた5種類の編曲、編成によるバージョンを1枚のディスクに収めたユニークな企画。「パッサカリア」好きには特に嬉しい1枚。
CHR-77293
15世紀イタリアの舞曲集
ドメニコ・ダ・ピアチェンツァとグリエルモ・エブレオ・ダ・ペサロの舞曲(全26曲)
イアン・ハリソン(ディレクター)、
アンサンブル「Les haulz et Les bas」

録音:1997年
サックバットやスライド・トランペット、リュート、フィドルなどの様々な種類を駆使したドイツの古楽器アンサンブルによるイタリアの舞曲集。CHR 77208からの移行再発売。
CHR-77294
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699−1783):フルート協奏曲
協奏曲ロ短調/ソナタ イ長調
5声の協奏曲ト長調/三重奏曲ホ短調
協奏曲ハ長調/協奏曲ニ長調
5声のシンフォニア ト長調
ローレンス・ディーン(フラウト・トラヴェルソ)、
クリスティーナ・アーレンス=ディーン(フラウト・トラヴェルソ)、
ハノーファー・ホフカペレ
18世紀のドイツ、イタリアで数多くの優れたオペラを生み出し、貴族や宮廷から厚い信頼を寄せられたヨハン・アドルフ・ハッセ。ハッセのフルート作品は当時のフリードリヒ大王が感嘆の声をあげたほどの傑作であり、その大半はロンドンで出版され、残る一部の作品はドレスデン時代のものと伝えられています。バルトルド・クイケンの弟子ローレンス・ディーン、ウィルベルト・ハーツェルツェットに師事したアーレンス=ディーンが紡ぐハッセの音楽からは、本当の笛の音色とトラヴェルソの魅力が伝わります。ちなみにこのタイトルは、惜しくも2006年に他界したローレンス・ディーンの追悼のために製作されたものです。
CHR-77295
舞踏会〜初期バロック時代の社交ダンス
作曲者不詳/プレトリウス:ブルターニュのパスピエ
プレトリウス
:教会のブランル
マンジャン:ブランル
コーディエ
:ブランル
プレトリウス
:ロレーヌのブランル
作曲者不詳:クーラント/他
レジナ・カビス(S)、ベノワ・ハラー(T)、
クラウス・ヴィンクラー(指)
イ・チャルラターニ
ここではルイ14世時代のヴェルサイユ宮殿でのバレエやダンスに比べて、あまり知られていないルイ14世以前の1600年頃フランスで流行した社交ダンスに着目。小編成アンサンブルにヴァイオリンなどの独奏や歌が加わるなど、宮廷の華やかなバレエやダンスとは違った素朴ながらも洗練された当時の宮廷や貴族の文化が垣間見えます。
CHR-77296
中世音楽と打楽器
作曲者不詳:ダンス、ラウダ・ノヴェラ・シア・カンタータ、エスタンピー
アルフォンソ・エル・サビオ(1221−1284):聖マリアはお許しにならない
バルトロメ・カステレス(16世紀):Tau garco, la durundena、
 ダンス、サンタ・マリア・ステラ・ド・ミア
オズワルド・フォン・ヴォルケンシュタイン
(ca.1377−1445):Wer ist die da durchleuchtet
ヨハンネス・チコーニア(ca.1370−1412):栄光の女王、
 ファンタジア・デル・ペレグリン/他
シュピーレイト〜アーリー・ミュージック・フライブルク
トルコのケトルドラム、タンブレロ、ヒストリカル・カスタネット、ガッタム、フリーハンド・ドラムなど様々な種類の中世の打楽器が活躍する作品集。中世の愛の歌からトレチェント音楽、初期バロックの室内楽までをレパートリーとするフライブルクの古楽アンサンブル「シュピーレイト」が、中世の打楽器と古楽器、そして声楽が組み合わさることによって生まれた「中世の音楽」を現代に蘇らせています。
CHR-77297
宗教改革期フランスの声楽作品集
パスカル・ド・レストカール(c.1539−c.1584):Tu me seras tesmoin
ギョーム・モレイユ
(c.1515−c.1560):Du fond de ma pensee
デ・ラッスス
(1532−1594):Le vertueux
アドリアン・ル・ロワ
(c.1520−1598):Entens pourquoy je m'ecrie
クロード・グディメル
(c.1510−1572):Du fond de ma pensee
ウスタシュ・デュ・コロワ(c.1549−1609):Fantasie XX
ルイ・ブルジョワ
(c.1510−c.1561):Le cantique de Simeon
クロード・ル・ジューヌ
(c.1530−1600):Alors qu'affliction me presse
ジャン・コウレリー
(c.1556):Pere de nous-Pardonne nous
ユベール・ワールラント
(c.1517−1595):Rendez a Dieu louange et gloire
ベネディクトゥス・アッペンツェラー(c.1510−1572):Du fond de ma pensee
他 全31曲
チャント1450
〔太刀川昭(C.T)、
ジョヴァンニ・カンタリーニ(T)、
ダニエル・マンハート(T)、
ライティス・グリガリス(Br)、
菅原徳尚(リュート&ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
グレゴール・エーサム(Org)〕
バッハ・コレギウム・ジャパン、コンチェルト・ヴォカーレ、アンサンブル・ヴォカール・ユーロペアンなどで活躍する日本人カウンターテナー奏者である太刀川昭を中心として新しく結成されたアンサンブルのデビュー・アルバム。様々な国籍のメンバーそれぞれがグレゴリオ聖歌やルネサンス音楽に深く精通しており、ミサ曲、モテットなどの宗教作品、シャンソン、グレゴリオ聖歌のスペシャリスト集団としてヨーロッパでは早くも大きな期待が寄せられています。
今回のリリースはクリストフォルス(Christophorus)としては非常に珍しいディジパックと斬新なジャケットデザインに仕上げられています。
CHR-77298
ルネサンス時代の葬送音楽
アッペンツェラー:ムーサたちよ/
ジョスカン
:この貧しい托鉢修道士、すべての人の心は乱れ
スピナチーノ:リチェルカーレ
オケゲム
:あなたの死は心を痛め
コンペール
:口さがないよこしまな者よ
グレゴリオ聖歌:死者のためのミサ曲/他、全21曲
チャント1450
〔太刀川昭(C.T)、ダニエル・マンハート(T)、フアン・ディアス・デ・コルクエラ(T)、エリザベス・ラムゼイ(リュート&ヴィオラ・ダ・ガンバ)、アルト理子(Hp)、菅原徳尚(リュート&ヴィオラ・ダ・ガンバ)、グレゴール・エーサム(Org)〕
「宗教改革期フランスの声楽作品集」(CHR 77297)でCDデビューを果たした新世代の古楽アンサンブル、"チャント1450"のリリース第2弾。「ルネサンス時代の葬送音楽」と題された宗教作品集は、バンショワの死を悼む1460年に作曲されたオケゲムの哀歌、同じくオケゲムの死を悼むためのジョスカン、ジョスカンの死のためのアッペンツェラーなど、作曲家の死を悼むために作曲されたモテットやシャンソンと、グレゴリオ聖歌の「死者のためのミサ曲」によって構成されており、熟考に熟考を重ねたプログラムがアンサンブルの実力を物語ります。"チャント145"0は、ルネ・ヤーコプス、ドミニク・ヴェラールに学び、BCJ、コンチェルト・ヴィカーレ、アンサンブル・ジルバンショワなどでも活躍する日本人カウンターテナー歌手の太刀川昭や、リュート&ガンバ奏者の菅原徳尚が名を連ねるなど、2003年の結成以来、世界各国から注目を浴びる15〜16世紀音楽のスペシャリスト集団。
CHR-77299
使徒パウロのテキストによるグレゴリオ聖歌集 フラウエンスコラ
教皇ベネディクト16世によって使徒パウロの生誕2000年を記念して定められた「パウロ年(2008年6月28日〜2009年6月29日)」のためにフライブルクの女声合唱によって録音が行われたグレゴリオ聖歌集。

CHR-77300
サンテイアゴ巡礼の道〜中世サンテイアゴ巡礼の音楽
別れ、巡礼(2部)、到着、神殿にて
アウグスブルク古楽アンサンブル

録音:1986年3月
キリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道を、中世ヨーロッパ各地に伝わる音楽、カリクスティヌ写本からの音楽でたどる。CHR 77264からの移行新装発売。
CHR-77301
クレルヴォーのベルナール(c.1090−1153)〜シトー修道会の中世の音楽
ユビラス・リズミクス(Jubilus rhythmicus)、他
ウィルフリート・ロンバッハ(ディレクター)、
アンサンブル・オフィチウム
クレルヴォーのベルナールは、シトー修道会を大きく発展させ、クレルヴォー修道院の院長、カトリックの指導者としてなど絶大な影響力を持った12世紀フランスの神学者。シトー修道会の聖歌の復権にも力を注いだベルナールのものとされる作品、改定や編纂に携わったと伝わる作品を歌うのは、ドイツのア・カペラ・グループ、アンサンブル・オフィチウム。12世紀の神聖で神秘的なハーモニーが現代に蘇ります。
CHR-77302
ヘンデル:組曲「王宮の花火の音楽」
協奏曲第1番変ロ長調HWV.301
ソナタ第2番変ロ長調
協奏曲第2番変ロ長調HWV.302a
「水上の音楽」組曲第2番HWV.350
同組曲第3番HWV.350
ヨアヒム・シェーファー(ピッコロTp)、
トランペット・アンサンブル・ヨアヒム・シェーファー、
プロイセンCO
このヘンデル・アルバムでは、「王宮の花火の音楽」と「水上の音楽」は8本のトランペット、ティンパニと通奏低音、原曲がオーボエ・ソロの2つの協奏曲とソナタはそれぞれトランペットがソロという編成になっており、全編を通じてトランペットが完全な主役!ピッコロ・トランペットの名手シェーファーとそのアンサンブルによるヘンデルはさらに輝かしく豪華絢爛!管楽器コーナーのヘンデル特集に是非!
CHR-77303
ハンマー:ソナタ ニ長調、同イ長調
アーベル:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための「アダージョとアレグロ.ニ短調」
ハンマー:ソナタ ニ長調、同イ長調、同イ長調
ハンブルク・ラツムジーク
〔シモーネ・エッケルト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
ウルリヒ・ヴェデマイヤー(テオルボ)、
ドロシー・パルム(Vc)、
カール=エルンスト・ヴェント(Cemb &ハンマークラヴィア)〕

録音:1999年
18世紀後半にヴィオラ・ダ・ガンバが歴史から姿を消してしまう前、ガンビストの代表的存在であるアーベルの次の世代の名手として奮闘したフランツ・クサヴァー・ハンマー(1741−1817)のヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集。CHR-77223からの新装移行再発売。
CHR-77304
ヴォルケンシュタイン:騎士と吟遊詩人
Es fuegt sich
Vil lieber grusse susse
Herz prich
Qui contre fortune
Nu rue mit sorgen
Der himel furst uns heut bewar
Mein herz das ist versert
Frolich zartlich
Die minne fueget/他
アウグスブルク古楽アンサンブル

録音:1987年12月
南ドイツ地方における最後の吟遊詩人、騎士詩人と伝えられるオスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン(1376?−1445)。中世ドイツでも指折りの叙情的な吟遊詩人と言われるヴォルケンシュタインは、騎士見習い、密使、外交使節などを務めながらも、相続争いに巻き込まれ、数度投獄されるなど波乱万丈の人生を送った吟遊詩人でもあります。吟遊詩人の"存在"と、その"詩"を証明する大切な録音の復刻。
CHR-77305
カウンターテナーとヴィオール・コンソートのための教会音楽集
リガッティ:めでたし天の后
ビーバー:4声のためのバレッティ・ラメンタービリ
フェルディナント3世:賛歌「イエスよ、乙女らの花冠」
レグレンツィ
:ソナタ第6番
H・バッハ:ああ、私の頭が水で満ちていたなら/
フンク
:組曲/
ガイスト
:主の祈り
アーレ:イエスの甘き思い出
ティーメ
:ヴィオールのためのソナタ ニ短調
クリーガー:我は平安に入りて
フランツ・ヴィッツム(C.T)、
ル・エスカパード
ドイツの男声ア・カペラ・グループ、シュティムヴェルクのメンバーにも名を連ねるルネサンス音楽のスペシャリストが、ヴィオール・コンソートの伴奏で歌う教会音楽集。最後の宗教戦争とも呼ばれる三十年戦争(1618−1648)直後の教会音楽を、カウンターテナーとヴィオール・コンソートの組み合わせが聴かせてくれます。フランツ・ヴィッツムは、ドイツの男声ア・カペラ・アンサンブル"シュティムヴェルク"のメンバーでもあるカウンターテナー。その美声はドイツ新世代の有望株として脚光を浴びています。
CHR-77306
ド・ヴィゼー:太陽王ルイ14世のための7つの組曲
組曲イ短調/同ト長調/同ニ短調
同イ短調/同ハ短調
同変ホ長調/同ホ短調
カルステン・エリック・オーセ(リコーダー&ディレクター)、
オーナメント99
ルイ14世の枕元でギターを奏でていたというエピソードも残されている17世紀〜18世紀フランスの音楽家ロベール・ド・ヴィゼー(c.1660−c.1732)。ルイ14世の音楽教師、宮廷楽団付きの歌手を務めていた頃のヴィゼーが1716年に作曲した「組曲集」を演奏するのは、作品の発見者でもあるリコーダー奏者兼音楽学者エリック・オーセと古楽アンサンブル"オーナメント99"。太陽王ルイ14世が聴いていた安らぎの音楽が、時を越えて現代に甦ります。
CHR-77307
ヴァレンテ:チェンバロのためのインタヴォラトゥーラ集〜チェンバロのための作品全集
ナポリのガリアルダ/チ・ラ・ドゥラ/テノーレ・グランデ・アラ・ナポリターナ/第1旋法によるファンタジア/ロンバルダのガリアルダ&ロンバルダのバッロ/第8旋法によるレセルカータ/ロ・バッロ・デリントルチア/第1旋法によるレセルカータ/テノーレ・デル・パッソ・エ・メッツォ/第3旋法によるレセルカータ/サルヴェ・レジナ/第9旋法によるレセルカータ/テノーレ・デ・ゼフィロ/第1旋法による5声のレセルカータ/バッシア・フラミーニャ/第6旋法によるレセルカータ/ラ・ロマネスカ
レベッカ・マウラー(Cemb)
16世紀のナポリで活躍した盲目の音楽家アントニオ・ヴァレンテ(c.1520−c.1580)の「チェンバロのためのインタヴォラトゥーラ集」(1576)は、独自のタブラチュアで記譜され、様々な曲種を収録した当時のナポリでも画期的な鍵盤作品集として現在に伝わっています。
セントルイスのクラブにラグタイムを持ち込んだジョプリンのように、ナポリのサロンにチェンバロ音楽を届けたヴァレンテは"16世紀のスコット・ジョプリン"と言えるかもしれません。
CHR-77308
カッシア:ビザンチンの賛歌集(世界初録音) ヴォーカメ
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098−1179)よりも約3世紀前を生きた東ローマ帝国(ビザンチン)の修道女、詩人そして作曲家だったカッシア(ca.810−843/867)の世界初録音となる賛歌集。後に自ら修道院を設立し初の女性修道院長となったカッシアは、容姿、教養に優れていたため皇帝の婚礼相手の候補であったとも伝えられています。ミズーリ大学セントルイス校の教授でカッシアの研究を続けてきたダイアン・トーリアトスの協力を得て実現した「賛歌集」を歌うのはドイツのアンサンブル"ヴォーカメ(VocaMe)"。
CHR-77309
イエス・キリストの血〜グレゴリオ聖歌集 シュテファン・ヨハネス・モレント(指)
オルド・ヴィルトゥトゥム
現在でも謎多き"聖杯"が運んだとされるキリストの聖血。13世紀にドイツのヴァインガルテンでキリストの聖血を崇めるために歌われたとされるグレゴリオ聖歌集を、音楽学者シュテファン・ヨハネス・モレントが結成したドイツのヴォーカル・アンサンブル、オルド・ヴィルトゥトゥムが歌います。
CHR-77310
プラッティ:リチェルカータ第1番/ソナタ第4番
リチェルカータ第2番/リチェルカータ第3番
ソナタ第3番/リチェルカータ第4番
ノイマイヤー・コンソート
18世紀ドイツのヴュルツブルク宮廷で宝石のように輝いたイタリア人作曲家プラッティのチェロ作品を、ドイツのピリオド・アンサンブル、ノイマイヤー・コンソートが発掘!ジョヴァンニ・ベネデッティ・プラッティ(c.1697−1763)は、その活躍の場となったドイツで"ベートーヴェンの先駆者"とも称された"かなりドイツ的な"イタリア人作曲家です。チェロ作品から満ち溢れる活気に満ちた旋律やリズムは、確かに一級品。
CHR-77311
ドイツ・ルネサンス時代の歌曲集
ラッスス、ゼンフル、イザーク、レヒナー、
グライター、ホフハイマー、オトマイヤー、
パミンガー、プレトリウス、デ・ヴェントの歌曲
シュティムヴェルク
シュティムヴェルクは、ドイツ期待のルネサンス音楽の申し子、フランツ・ヴィッツムを中心として2001年にミュンヘンで結成された男声4重唱のア・カペラ・グループ。"「聖エメラムの写本」からの音楽"(AE-10023)に続くシュティムヴェルクの新たなプログラムは、ルネサンス・ギターやルネサンスリュートを伴奏に加えてのドイツ・ルネサンス時代の歌曲集。4人という小編成の男声のみで織り成すシュティムヴェルクの崇高なハーモニーが、ドイツの宗教音楽界の新たな象徴となります。
CHR-77312
聖マリアを崇拝する中世の巡礼者たちの歌
モンセラートの朱い本より
聖母マリアのカンティガスより
クリスティン・ヘーフェナー(Ms、ディレクター)、
アンサンブル・カンティカ
黒い聖母マリア像の存在で知られるスペイン、カタルーニャ州のモンセラート修道院。このモンセラート修道院に古くから伝わり、巡礼者たちによって歌われたとされる「モンセラートの朱い本」からの音楽を女声ヴォーカル・グループ、アンサンブル・カンティカのハーモニーが聖母マリアへの祈りとして捧げるます。
CHR-77313(1SACD)
パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ
ガリラヤ人たちよ/すべての民よ
主を畏れたるすべての者は幸いなり
神は昇りたまいぬ
ガリラヤ人たちよ−神は昇りたまいぬ
わが肉体は/イエスはこの宴にて
ウィルフリード・ロンバッハ(指)
アンサンブル・オフィチウム
パレストリーナの大作「教皇マルチェルスのミサ」の曲間にモテットを導入して構成を行ったディスク。演奏はハイデルベルク大学で教会音楽、グレゴリオ聖歌の指導を行っている指揮者、オルガン奏者のロンバッハとルネッサンス音楽、グレゴリオ聖歌を得意とするアンサンブル・オフィチウム。CHR-77275からのフォーマット変更(SACD Hybrid)による移行再発売。
CHR-77314
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン〜作曲家と神秘家 アウグスブルク古楽アンサンブル
修道女、神秘家であり、古代ローマ時代以降の歴史上で最初の女流作曲家とされているヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098−1179)の作品とフランスの神学者ペトルス・アベラール(1079−1142)作と伝わる音楽を、アウグスブルクの中世音楽のスペシャリストたちが解読します。CHR-74584からの移行再発売。
CHR-77315
ウッチェリーニ:ヴァイオリン作品集
トッカータOp.7/ソナタ第2番Op.4
クーラント第17番Op.7/ソナタ第11番Op.7
トッカータ第5番Op.4/アリア第2番
ソナタ第12番Op.7a/ソナタ第1番(第3巻)
ソナタ第1番Op.7/ソナタ第4番Op.5
ソナタ第14番Op.4/アリア第2番
ソナタ第3番Op.7/クーラント第20番Op.7
ソナタ第11番Op.5
エレーヌ・シュミット(バロックVn)、
マルクス・メルクル(Cemb&Org)
カール=エルンスト・シュレーダー(テオルボ&ギター)、
アルノ・ヨヘム(ヴィオローネ&Vc)

録音:1999年2月23日−25日、フランクフルト
フランスのメッツ音楽院、パリ・エコール・ノルマルを経て、スイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで古楽奏法を学んだフランスの女流バロック・ヴァイオリン奏者、エレーヌ・シュミットのウッチェリーニが新装復活!知られざる傑作を弾き続けてきたエレーヌ・シュミットと仲間たちが、イタリア初期バロックの音楽家ウッチェリーニの魅力を存分に教えてくれます。
CHR-77316
ザルツブルクの伝統的な室内音楽 トビ・ライザー・クァルテット
ザルツブルク弦楽アンサンブル
ザルツブルク・ギター三重奏団

録音:1965年頃
ギター、ハックブレット、ツィター、ハープ、ハーモニカなどが奏でる小品集。穏やかなメロディ、響きがリラックスさせてくれます。
CHR-77318
クラーサ:子供のためのオペラ「ブルンジバル」
シュヴェンク:テレージェンシュタットのための賛歌
マリア・ヴェロニカ・グレーテルス(指)
フライブルク聖ウルスラ・ギムナジウム合奏団&cho

録音:1986年12月5日−6日
※初CD化
ツェムリンスキー、ルーセルと親交を深めながらも、ナチスによってテレージェンシュタット、アウシュヴィッツに送られ無念の最期を遂げたチェコの作曲家ハンス・クラーサ(1899−1944)。55回もの改訂が加えられたアリストパネスの戯曲に基づく子供のためのオペラ「ブルンジバル」の録音は、クリストフォルス(Christophorus)とSWRの共同製作によるもの。
CHR-77319
ローゼンミュラー:ドイツ語の宗教コンチェルト集
神の御業を見よ
主よ、御身の怒りでわれを罰することなかれ
父よ、われは罪を犯した
ヴァイオリンとファゴットのためのソナタ
おお優しきイエス、御身を思う者は
驚け、自然よ
あなたはなぜそこに立っているのか?
われは知る、わが救世主の生けるを
ここに神の愛の証あり
アルノ・パドゥフ(指)
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル

録音:2000年11月1日−3日
※CHR-77227からの移行再発売
ライプツィヒで将来を約束されながらも同性愛疑惑により同地を追われ、ハンブルク、ヴェネツィアで活躍の場を得た音楽家ヨハン・ローゼンミュラー(1619−1684)。ヨハン・ローゼンミュラーの名を受け継いだドイツのアンサンブルによる宗教コンチェルト集は、初リリース時にも高い評価を受けた実績を持ちます。
CHR-77320
愛と死の歌
ブラームス:ドイツ民謡より
シュポア:7つの歌曲
シューベルト:さすらい、夜の歌、死と少女、
 夜、仕事を終えて、海の静けさ、
 挨拶を贈ろう、トゥーレの王、夜と夢、
 辻音楽師
クリストフ・プレガルディエン(T)、
ティルマン・ホップストック(G)

録音:1998年3月&7月
※独Signum(SIGX 9500)からの移行再発売
ドイツのリリック・テノール、クリストフ・プレガルディエンがギター伴奏で歌うドイツ歌曲集が復刻リリース!ピアノ伴奏ではなくシンプルな音色のギター伴奏が、プレガルディエンの歌声の魅力をさらに引き出しており両者の相性も抜群。ギター伴奏で聴くプレガルディエンの歌声もまた美しい。
CHR-77321
チフラ:ロレートの夕べの祈り アンサンブル・オフィチウム、
インストゥルメンタ・ムジカ、
ウィルフリード・ロンバッハ(指)

録音:2009年8月
アントニオ・チフラ(1584−1629)は、イタリア、ロレートのサンタ・カーザの楽長を務め、グレゴリオ・アレグリたちと並びローマ楽派の教会音楽作曲家として多くの音楽を作曲。チフラは、カルロ・ジェズアルドの半音階技法から影響を受けた貴重な作曲家でもあり、12声のための「ロレートの夕べの祈り」は最晩年の1929年に作曲されたヴェスプロであります。
CHR-77322
ロシア正教会の受難曲(16世紀頃)〜聖金曜日のためのアンティフォン ゲオルギー・サフォノフ(指)
モスクワ・ダニーロフ修道院聖歌隊、

録音:2000年
1598年のイルモロギ写本から現代に蘇ったロシア正教会のための聖歌集。13世紀に建設され現在はモスクワ総主教直属の修道院となっているダニーロフ修道院の聖歌隊の歌声は、ロシア正教会の歴史を具現化したものと思えるほど深く厳粛。
CHR-77323
カイザー:マルコ受難曲 ベルンハルト・ヒルトライター(T)、
ハルトムート・エルベルト(Bs)、
ヨッヘン・エルベルト(T)、
ターニャ・ダルタン(S)、
ペトラ・ガイトナー(S)、
メリンダ・パウルセン(A)、
クリスティアン・ブレンベック(指)
パーセニア・ヴォーカル、
パーセニア・バロック

録音:1993年
17世紀〜18世紀のハンブルクでドイツ・バロック・オペラの中心として活躍したラインハルト・カイザー(1674−1739)。バッハの「受難曲」の先駆け的存在となった「マルコ受難曲」は、カイザーの宗教音楽家としての優れた作曲手腕が発揮されたドイツ音楽史における重要な作品。
CHR-77324
バンベルクの聖オットー〜グレゴリオ聖歌と新しい合唱音楽
グレゴリオ聖歌集
ベンビナウ:モテット/クカル:モテット
サリ:モテット/ベイメル:モテット
フィアラ:アンティフォナW
ザーンハウゼン:アンティフォナY
ドレゼル:モテット
ヴェルナー・ペース(指)
スコラ・バンベルク

録音:2008年11月2日−4日
バンベルク司教聖オットー(1060−1139)時代のグレゴリオ聖歌と、現代作曲家たちのモテット&アンティフォナを組み合わせた時空を超える宗教合唱の饗宴。スコラ・バンベルクの分厚い男声パートがグレゴリオ聖歌の神秘性を高めています。
CHR-77325
バラのロマンスと愛の歌 ペル・ソナ、
ザビーネ・ルッツェンベルガー(ヴォーカル)

録音:2009年9月8日−10日
1230年から1275年の間に書かれたとされる中世フランスの詩「バラのロマンス(Le Roman de la Rose)」にまつわる中世の音楽の数々。マショーやソラージュ、写本に収められた作曲者不詳の音楽が、古代、中世から現代まで、「バラ」が愛や女性を表現する題材として大切にされてきた歴史を伝えます。
CHR-77326(2CD)
マンゴルト:オラトリオ「アブラハム」 ヴォルフガング・ゼーリガー(指)
ダルムシュタットPO
コンツェルトコール・ダルムシュタット

1986年10月4日−6日、シュトゥットガルトでの録音(世界初録音)
ヴェルディとワーグナーと同じ年に生まれたカール・アマント・マンゴルト(1813−1889)はパリ音楽院で研鑽を積み、ダルムシュタットの宮廷楽長にまで上り詰めた19世紀ドイツの音楽家。宮廷楽長在任中の1860年に作曲された「アブラハム」は、その名を通り預言者アブラハムを題材としたオラトリオ。天使役には名テノール、ゲルト・テュルクの名前が!
CHR-77327
ナイトハルト・フォン・ロイエンタール〜13〜14世紀の吟遊詩人の歌 アウグスブルク古楽アンサンブル

録音:1990年7月、アウグスブルク
中世ドイツで最も有名な吟遊詩人の1人、ナイトハルト・フォン・ロイエンタールの歌曲集。声楽と古楽器というシンプルな編成が魅惑の世界を創り出す。アウグスブルク古楽アンサンブルの質の高い演奏が中世の風景を連想させてくれます。
CHR-77328
至福の島〜ライヒェナウ島の中世の音楽 オルド・ヴィルトゥトゥム、
シュテファン・ヨハネス・モーレント(ディレクター)

2009年9月4日−7日、聖ゲオルク教会(ライヒェナウ島)
ドイツのコンスタンツ湖に浮かび、2000年に世界遺産に登録されたライヒェナウ島。ベネディクト会のライヒェナウ修道院で中世、9世紀から11世紀にかけて演奏されたとされる神聖なる秘曲を集めた貴重な作品集。ベルノ・フォン・ライヒェナウ(ライヒェナウ修道院長ベルノ)やヘルマヌス・コントラクトゥスの音楽が、ライヒェナウ修道院が当時の芸術に果たした役割の大きさを物語ります。
CHR-77331
パミンガー:宗教声楽作品集
レオンハルト・パミンガー(1495−1567)とジギスムント・パミンガー(1539−1571)の音楽
シュティムヴェルク

録音:。2010年4月20日−23日
レオンハルト・パミンガーは、ジョスカンの後継者の様式とドイツの伝統様式の融合を目指した16世紀オーストリアの作曲家。出版譜だけで約700曲、さらに近年作品が発見されるなど、16世紀の多作家としても有名な音楽家である。パミンガーの宗教音楽がこれだけまとまった録音にはなかなか出会えません。
CHR-77332
15世紀ブルゴーニュのイギリス様式〜ダンスタブル、デュファイ、バンショワ、
ブラサール、デ・アングリア、ブラサール、
パウマンの音楽
チャント1450

録音:2009年8月11日−15日
ヨーロッパ各国の文化が行き来を始めるターニング・ポイントとなったコンスタンツ公会議(1414−1418)。バーゼル・スコラ・カントルム出身のアンサンブル、チャント1450が、15世紀初期にイギリスからブルゴーニュへと伝わったとされる音楽の形式、影響を声楽と通奏低音の演奏で表現します。
CHR-77333
ローゼンミュラー:ヴェネツィアの夕べの歌〜ラテン語の詩篇協奏曲集 アルノ・パドゥチ(指)
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル

録音:2009年9月−10月
収監されていたドイツの牢獄からヴェネツィアへと逃れ、サン・マルコ大聖堂ではトロンボーン奏者、ピエタ慈善院では合唱監督に任命されるなど異国の地ヴェネツィアで活躍した17世紀ドイツの音楽家。器楽伴奏付きの"詩篇"はローゼンミュラーの音楽の大きな特徴です。
CHR-77335
吟遊詩人のクリスマス〜ストラスブールの賛美歌集(1697)より シュピーレイト

録音:2010年6月11日−13日
1697年にストラスブールで編纂された賛美歌集から選りすぐられた聖歌と舞曲を、ドイツ、フライブルクの古楽アンサンブル、シュピーレイトが当時のスタイルで蘇演。17世紀の吟遊詩人たちによって歌われ、奏でられたクリスマスのための音楽が21世紀に響きます。
CHR-77336
ロシアのクリスマス
ロシア正教会のクリスマスの夕べの祈り
マルセル・ニコラエヴィチ・ヴェルホフ(指)
ドン・コサックcho

録音:2008年10月22日−26日
セルゲイ・ジャーロフが結成、率いたロシアの伝説的合唱団、ドン・コサック合唱団が歌う「クリスマスの夕べの祈り」。オランダ人の現首席指揮者ヴェルホフとドン・コサック合唱団の重厚で力強い歌声は、広大なロシアの大地を思い起こさせます。西欧の合唱団とは全く別物の存在感、迫力は圧倒的。ちなみにロシア正教会はユリウス暦を採用しているため、クリスマスは"12月25日"ではなく"1月7日"となります。
CHR-77338
レ・エスカパード・デュ・ロワ
シャルパンティエ:序曲とエアー
マレ:ミュゼット
クープラン:ソナタ「サルタン」
フォルクレ:摂政婦人
リュリ:王のシャンブルのトリオ
フォルクレ:組曲(断章)
シャルパンティエ:4声の協奏曲
ラランド:シャコンヌ/他
モニカ・マウク(S)、レ・エスカパード

録音:2010年5月
栄華を極めたルイ14世時代のフランス、ヴェルサイユで活躍した大作曲家たちによる、ソプラノ、ヴィオール・アンサンブルのための作品集。シャルパンティエ、マレ、クープラン、ヴィゼー・・・豪華です。
CHR-77339(2CD)
12世紀〜15世紀のミンネザング〜偉大なるアンソロジー アウグスブルク古楽アンサンブル、
イ・チャルラターニ、
エスタンピー、
アンドレア・フォン・ラム(Ms)

録音:1984年−1996年
クリストフォルス(Christophorus)と、ドイツ文学研究のフォルカー・メルテンス教授との共同編集、中世ドイツ語圏の叙情詩と愛の歌、ミンネザングのアンソロジー集。カルミナ・ブラーナ写本、タンホイザー、ヴォルケンシュタインなど、約3世紀にわたりドイツで流行したミンネザングの歴史のハイライトであり、音楽史資料としての価値もまた見逃せません。
CHR-77341
バルブルス:ザンクト・ガレン修道院のゼクエンツ、トローペとグレゴリオ聖歌 アンサンブル・オルド・ヴィルトゥトゥム

録音:2010年4月
スイスのザンクト・ガレン修道院の書庫に眠っていた未出版の写本の蘇演に、中世の声楽、器楽音楽の演奏を専門とするドイツの古楽演奏団体アンサンブル・オルド・ヴィルトゥトゥムが取り組む。
ザンクト・ガレンのノートケル(9世紀)のものとされる音楽が、はるかなる時を越えてその姿を現します。
CHR-77342
ベンダ:フルート協奏曲集
協奏曲ホ短調
フルート・ソナタ ト長調
協奏曲イ長調
ヴァイオリン・ソナタ ト長調
協奏曲ト長調
ローレンス・ディーン(フラウト・トラヴェルソ)、
ハノーファー・ホフカペレ

録音:2002年1月
2006年に他界したトラヴェルソの名手、ローレンス・ディーンが吹くフランツ・ベンダ(1709−1786)の協奏曲集が追悼盤として復刻。ウィルベルト・ハーツェルツェット、バルトルト・クイケンの高弟で、将来を嘱望されていた名手が遺した名盤の1つ。
CHR-77343
ロンドンのルイエ〜ジャン=バティスト・ルイエ:室内楽作品集
ソナタ第1番ハ長調
ソナタ第2番ニ短調
ソナタ第3番ヘ長調
ソナタ第4番イ短調/組曲ヘ長調
ソナタ第5番ト短調
ソナタ第6番ニ短調
アンサンブル・メディオラナム

録音:2010年3月
フランドルの音楽一族"ルイエ家"の一員であり、ロンドンを活躍の場とした"ジョン・ルイエ"ことジャン=バティスト・ルイエ(1680−1730)のリコーダー・ソナタ集。ザビーネ・アンボスのアルト・リコーダーの奥深い音色と自在なフレージングが、他のルイエと混同されがちな"ロンドンのルイエ"の作品の魅力を語ります。
CHR-77344
ハンマーシュミット:ダイアローゲ、協奏曲とマドリガーレ
パドゥアン ト短調/ガリアルダ ト短調
ローベ・デン・ヘレン
何とうれしいことでしょう
アリア.ヘ長調/パドゥアン.ホ長調
私の友は私のもの/クーラント.イ短調
あなたは私の心を奪った/他
モヴィメント

録音:2011年1月
17世紀ドイツの宗教音楽の分野において、シュッツ、バッハと並び立ったアンドレアス・ハンマーシュミット(1611/12−1675)の宗教、世俗、器楽作品集。コンチェルタート様式、コラール・モノディ様式を特徴とするハンマーシュミットの音楽を奏でるモヴィメントは1992年に結成されたドイツの古楽アンサンブル。声楽、器楽ともに気品のある響きが印象的。
CHR-77345
システィーナ礼拝堂の音楽
ビクトリア:聖週間聖務曲集〜聖木曜日のための哀歌T〜V、
 聖金曜日のための哀歌T〜V、
 聖土曜日のための哀歌T〜V
アレグリ:ミゼレーレ
ウィルフリート・ロンバッハ(指)
アンサンブル・オフィチウム

録音:2009年−2010年
ローマのシスティーナ礼拝堂に響き渡ったアレグリとビクトリアの崇高なる音楽。ビクトリアの哀歌では珍しい初稿版が使用されています。アンサンブル・オフィチウムは1999年にウィルフリート・ロンバッハによって創設されたルネサンス音楽とグレゴリオ聖歌を専門とするドイツのア・カペラ・グループ。ドイツのハーモニーによるアレグリのミゼレーレも興味深いところ。
CHR-77346(2CD)
ベルンハルト:宗教的ハルモニア集Op.1 クリスティアン・ブレンベック(指)
パーセニア・バロック
パーセニア・ヴォーカル

録音:1995年2月
17世紀ドイツを代表する音楽理論家、クリストフ・ベルンハルト(1627−1692)。1665年の作品「宗教的ハルモニア集Op.1」は、ハンブルク市の教会音楽監督に着任したベルンハルトが市の長老たちに献呈した宗教コンチェルト集です。
CHR-77347
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路〜聖ヤコブのための声楽作品集
作曲者不詳:ソー・エル・エンシーナ
グレゴリオ聖歌:入祭唱、賛歌、交唱
パリシエンシス:共に喜べ、カトリックたちよ
ガルス:ミシット・ヘロデス
ゲレーロ:イバント・アポストリ
ビクトリア:イスパニアの光にして徳
ビアダーナ:詩篇第112番
ベイメル:巡礼者の歌/カベソン:聖母
ビクトリア:アヴェ・マリス・ステラ
シャンデール:ラング・イスト・ディエ・ツァイト
ヴェルナー・ペース(指)
スコラ・バンベルク

録音:2010年7月
キリスト教の聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ。同地に祀られている聖ヤコブのために、11世紀から21世紀にかけて作曲された音楽を、世界遺産の都市バンベルク合唱界の精鋭たちスコラ・バンベルクが歌います。モラレスやビクトリア、ゲレーロたちの音楽が、聖ヤコブの存在の大きさ、巡礼の長き歴史を物語っています。
CHR-77348
ジョスカンのファンタジー〜ジョスカン・デ・プレ:器楽作品集
 ジョスカンのファンタジー
 最高のうちでも最高の人/無題の小品
 私の愛しい女は、あらゆるすぐれた才のたけ
 アッハ・ハルフ・ミッヒ・ライド
 ラ・スパーニャ/無題の小品
 絶望的な運命の女神/ビスケーの娘
 ラ・ベルナルディーナ/その時には
 ああ、奥様/いとしい肩を失ったら
 戦士/ただそれだけ
 さようなら、わが愛するものたちよ
ペルト:ほめ讃えよ、おお樹よ(世界初録音)
マルク・レヴォン(kute&G&ヴィオラ・ダルコ&指)
アンサンブル・レオネス、

録音:2010年2月
盛期ルネサンス時代の最高峰、フランドル楽派の巨匠ジョスカン・デ・プレ(c.1450−1521)の宗教作品ではなく、器楽作品、または器楽伴奏を伴う世俗作品を集めた画期的な作品集。「ジョスカンのファンタジー」から始まり、ジョスカンの作曲と伝わる音楽、さらには作曲者不詳の作品まで、「ジョスカンの音楽」という可能性を持つ器楽作品との貴重な出会いが待っています。また世界初録音となるペルトの作品では、なんと樹齢2000年以上(!!!)という木材を用いた楽器が使われている。ジョスカンの器楽作品はもちろんのこと、"紀元前"と"ペルト"の組み合わせも要注目!
CHR-77349
愛の勝利〜中世の愛の歌
コダス:カンティーガス・デ・アミーゴ
作曲者不詳:パルラメント
ヴォルケンシュタイン:アヴェ・マーテル・オー・マリア
作曲者不詳:アモール・ミ・ファ・カンタール・ア・ラ・フランチェスカ
フィレンツェ:フラ・ミレ・コルビ/他
アンサンブル・ア・カンタール

録音:2010年7月
13世紀ガリシア地方の吟遊詩人マルティン・コダス、ドイツの吟遊詩人オズヴァルド・フォン・ヴォルケンシュタイン、そしてイタリアとスペインの作曲者不詳の「愛の歌」を集めた中世の歌曲集。ソプラノのレジーナ・カビスの優しくも物悲しい歌声、古楽器の異国情緒あふれる響きのアンサンブルが、感情豊かに中世の愛の歌を奏でてくれます。
CHR-77350
ロシアのロマンス
ムソルグスキー・ファンタジー
ロシアの作曲家たちの主題によるメドレー
ユー・アー・マイ・メロディ/ロシアのロマンス/他
マルセル・ニコラエヴィチ・ヴェルホフ(指)
ロシア・ドン・コサックcho
ステイト・ソロイスツ・アンサンブル「フィラルモニア」

録音:。2010年12月
ドン・コサック合唱団の分厚く力強い歌声と、バラライカ&バヤンのアンサンブル"フィラルモニア"が繰り広げるロシアン・ロマンス。ムソルグスキーの音楽を題材とした「ムソルグスキー・ファンタジー」や、ロシアの大作曲家たちのメドレーなど、そのスケールは雄大。
CHR-77351
グレゴリアン・ブルー・ノート〜グレゴリオ聖歌とサクソフォンのインプロヴィゼーション ユルゲン・ゼーフェルダー(Sax)、
アンサンブル・オフィチウム、
ウィルフリート・ロンバッハ(指)

録音:2001年7月22日、聖ペーター大聖堂(ヴォルムス)でのライヴ
ドイツのア・カペラ・グループ、アンサンブル・オフィチウムの"グレゴリオ聖歌"と、ドイツのジャズ・サクソフォン奏者ユルゲン・ゼーフェンターの"即興"が時空を超えて1つとなった中世の教会音楽とジャズとのクロスオーヴァー。その響きは荘厳、幽玄であり神秘的。
CHR-77352
プレガルディエン&ホップシュトック・イン・コンサート
シューベルト:歌曲集「冬の旅」より
野ばらD.257/仕事を終えてD.795-5
死と乙女D.531/トゥーレの王D.367
どこへ?D.795-2
クリストフ・プレガルディエン(T)、
ティルマン・ホップシュトック(G)

録音:2006年10月26日&2003年12月5日のライヴ
ドイツの名テノール、クリストフ・プレガルディエンと、ドイツのギタリスト、ティルマン・ホップシュトックのデュオによるシューベルトのライヴ・レコーディング。リリック・テノール、プレガルディエンの円熟味を増した歌声と、ホップシュトックのシンプルなギターの音色との相性、ブレンド具合も実に見事。テノールとギターのデュオによる儚くも感動的な「冬の旅」が始まります ――。
CHR-77353
ジャパール:世俗作品集
ロム・アルメ、以前に運命の女神は、
 美しきわが愛に別れを告げても
ジョスカン:ロム・アルメ、
 以前に運命の女神は、
 美しきわが愛に別れを告げても
マルティーニ:以前に運命の女神は
作曲者不詳:ロム・アルメ、
 美しきわが愛に別れを告げても/他
ミヒャエル・フォルム(Fl&指)
レ・フランボヤン

録音:2010年6月
ジャン・ジャパール(fl.1474−1481)は、フェッラーラ公の宮廷歌手であったこと、23曲のシャンソン以外はほとんど知られていないフランドルの音楽家。ジョスカンやマルティーニの音楽と聴き比べることにより、ジャパールが非常に優れた対位法の持ち主であったという事実、ジョスカンと才能を認め合っていたという説に納得させられます
CHR-77354
天の歌〜コべリウス、エルレバッハ、ヒルデブラントたちの宗教歌曲とカンタータ集
エルレバッハ:Kommt ihr Stunden
ヒルデブラント:Der V. Krieges-Angst-Seufftzer
ショップ:Lachrimae Pavan
ベーム:Mein Herz tichtet ein feines Lied
コべリウス:Ich furchte keinen tod auf erden/他
フランツ・ヴィッツム(C.T)、
カプリコルナス・コンソート・バーゼル

録音:2011年3月
男声ヴォーカル・アンサンブル、シュティムヴェルクのメンバーで、ドイツ古楽界が期待を寄せるカウンターテナー、フランツ・ヴィッツムが歌うドイツ・バロックの音楽。ヴィッツムの澄み切った歌声、洗練されたノンビブラート唱法が、大バッハとの競争を制して聖ヤコビ教会オルガニストの座を勝ち取ったコべリウスのカンタータなどを"天の歌"へと昇華させます。
CHR-77355(4CD)
18世紀ドイツのリュート作品集
シャルル=デュラン:無伴奏リュート・ソナタ.イ短調
クラインクネヒト:無伴奏リュート・ソナタ 変ロ長調
ヴァイス:ソナタ第30番ト短調、
 シャコンヌ.ト短調、序曲変ロ長調、
 組曲ニ短調
ファルケンハーゲン:フーガ.イ長調、
 パルティータ第1番Op.1
キューネル:ソロ.イ長調、
 パルティータ第4番ヘ長調
ダウベ:リュート・ソロ.イ長調、
 ファンタジア.ニ短調、ソナタ.ニ短調、
 リュート・ソロ.ヘ長調、
 無伴奏リュート・ソナタ.ホ短調
シュトラウベ:無伴奏リュート・ソナタ第2番&第1番
バロン:無伴奏リュート・ソナタ
バッハ:フーガ ト短調BWV.1000
クロッップフガンス:パルティータ.ヘ長調
コハウト:無伴奏リュート・ソナタ.ニ長調
ケルナー:ファンタジア.ニ長調、
 ファンタジア.ヘ長調、ファンタジア.ニ短調
 ファンタジア.イ短調、ファンタジア.ハ長調
 ファンタジア.イ長調
ラウフェンシュタイナー:組曲変ロ長調
ハーゲン:無伴奏リュート・ソナタ.ハ短調
アルベルト・クルニョーラ(バロックLute)

録音:2005年−2008年
※DISC1〜3はSYMPHONIA音源からの復刻
バイロイト宮廷で奏でられた音楽、バッハからハイドンの時代に活躍した最後の世代のリュートニストたちの作品など、18世紀のドイツで誕生したヴァイスをはじめとするリュートのための音楽のアンソロジー。リュートの音色に惹かれた作曲家たちのシンプルな美を漂わせる音楽が、余韻も豊かに響き渡ります。
CHR-77356
イザーク:復活祭ミサ(6声) ウィルフリード・ロンバッハ(指)
アンサンブル・オフィチウム

録音:2003年4月24日−26日
ジョスカンと同世代のフランドルの巨匠ハインリヒ・イザーク(c.1450−1517)の6声の「復活祭ミサ」。長く所在不明とされていた「クレド」は、ドイツ、テューリンゲン州のイェーナ大学のクワイアー・ブック(No.33)から発見された作品。アンサンブル・オフィチウムの安定感ある歌声も優秀。
CHR-77357
ギターのためのバロック組曲集
ブクステフーデ:組曲イ長調BuxWV.238/226
クープラン:組曲ニ短調
フローベルガー:組曲第18番
ブクステフーデ:組曲ニ短調BuxWV.241/244
フローベルガー:ブランシュローシュ氏の死に寄せるパリで作られたトンボー、
 組曲第20番ニ長調
バッハ:幻想曲と半音階的フーガBWV.919/906
ティルマン・ホップシュトック(G)

録音:2000年3月、10月&2001年4月
プレガルディエンとのデュオによるシューベルトの「冬の旅」(CHR-77352)が話題を呼んだドイツの名ギタリスト、ティルマン・ホップシュトックが弾くバロック作品集。17世紀前半のドイツ(バッハ、ブクステフーデ、フローベルガー)、フランス(クープラン)の音楽を、ホップシュトックのギター・アレンジが、バロック時代の音楽をぬくもりのある音色で爽やかに響かせてくれます。ホップシュトックはソリストとしてだけでなく、ダルムシュタットやマインツ、スウェーデンのピーテオーなどで後進の育成にも携わるなど、現代ドイツを代表するギタリストとして活躍しています。
CHR-77358
1683年、オスマン帝国の第2次ウィーン包囲
ケルル:ウィーン包囲の嘆きを慰めるミサ曲
ソナタ(3声)/愛,わが心(4声)
勝ち誇った星座が生まれたもう(18声)
パッサカリア ニ短調
愛するものよ、マリア(10声)
カンツォーナ(3声)
信仰厚き人々をたたえよ(2声)
天使の糧(12声)
アルノ・パドゥフ(指)
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル

録音:2001年10月8日−10日
「ウィーン包囲の嘆きを慰めるミサ曲」は、ドイツ・バロックの作曲家ヨハン・カスパール・ケルル(1627−1693)、1683年に当時滞在していたとされるウィーンをオスマン帝国に包囲された際に作曲を行った後期のミサ曲。
CHR-77359
ハーメルンの笛吹き男1284〜中世のフルート作品集
リューゲン侯ヴィツラフ3世/作曲者不詳/ペーター・フォン・アーベルク/マイスター・アレクサンダー/フラウエンローブ/他
ノルベルト・ローデンキルヒェン(中世フルート)、
ジュゼッペ・パオロ・チェーゼレ(フィドル&プサルテリウム&リュート)、
ヴォルフガング・ライトホーファー(打楽器)

録音:2011年12月20日−21日
1284年6月26日、ドイツの街ハーメルンで起きたと伝わる"ハーメルンの笛吹き男"の有名な伝承。歴史の研究成果に基づき、この"ハーメルンの笛吹き男"が演奏したであろうと思われる同時代の音楽を集めたユニークな中世フルートのためのプログラム!130人の子供たちを連れ去ったというハーメルンの笛吹き男。ハーメルンの街に響いた音楽がこの中にあるかもしれません。
CHR-77360
イザーク:世俗作品集
イザーク:パッレ・パッレ、タルト・アラ
作曲不詳:私は愛をかちえた
イザーク:私は愛をかちえた(3声)、
 私は愛をかちえた(4声)、
 ラ・スパーナ、
 負けずに盃を乾かしますぞ、
 わたしの心の中で、
 テキストの無い作品(3声)、
 すべてのよきことのなかで、
 父が夫をくれました、テキストの無い作品(3声)
バルビロー:楽しきもの
イザーク:楽しきもの(2声&3声)、
 楽しきもの(4声)
デュファイ:厚遇を受けるしもべとして
イザーク:下僕、あななたちの悲しみは
 犬、ベネディクトゥス、幸運の女神
デ・ウレーダ:ヌンカ・フエ・ペナ・マイオール
作曲者不詳:ヌンカ・フエ・ペナ・マイオール/
イザーク:ある朝早く
ビュノワ:絶望した幸福の女神
イザーク:絶望した幸福の女神、
 サンクトゥス
作曲者不詳:聖コンラート
イザーク:コンラドゥス修道士、運命、
 聖コンラート、絶望した幸福の女神、
 聖ペテロ、我らのために祈り給え
レ・フランボヤン、
ミヒャエル・フォルム(Fl&指)

録音:2010年6月
ジョスカン・デ・プレと同じ時代を生きたフランドル楽派の巨匠ハインリヒ・イザーク(c.1450−1517)の声楽と器楽による世俗作品集。エルス・ヤンセンス=ファンミュンスター、ミヒャエル・フェイファーの飾らぬ純真な歌声、雰囲気が、イザークの世俗音楽と調和します。
CHR-77361
1511年、ローマのルター
ロッセッリ:キリエ
作曲者不詳:オセリーノ
エスディモア:トゥクト・イル・モンド・エ・ファンタジア
作曲者不詳:セリア・イル・ミオ・セルヴィル・フェリーチェ
ジョスカン:御身ただひとり奇蹟をなす者
作曲者不詳:ラ・バルチャ
ムトン:アヴェ・マリア
トロンボンチーノ:アモール!/他
コンチェルト・ロマーノ、アレッサンドロ・クァルタ(指)

録音:2011年12月4日−6日
1511年にマルティン・ルターが"地上の地獄"と称した当時のローマ。教会音楽、舞曲、カンツォーネなど様々な音楽で、ルターが滞在していた当時のローマの再現を目指した好企画。2006年に結成されたコンチェルト・ロマーノは、フランチェスコ・フォッジャ(1604−1688)の忘れられた音楽を再興に導くなど、17世紀ローマの音楽のスペシャリストたち。
CHR-77362
ゼレ:宗教コンチェルト集
私は眠り/汝なにゆえにうなだるるや/ベソ・ラス・マノス/主よ、御言葉を持って/おお、私の甘く最愛なるイエス/マグナ・デイ・ボニタス/おお、いと優しき主よ/おお、不幸よ!/それは神によって作られた/こちらへ来て、見よ/アマリリ/他
アンサンブル・メタモルフォージ、
モニカ・マンデラルツ(ハープ、リコーダー、オルガン、指揮)

録音:2011年9月
2013年が没後350周年となる17世紀ドイツの音楽家トーマス・ゼレ(1599−1663)。ハンブルクの教会音楽監督など、北ドイツで重要なポストを歴任したゼレの「宗教コンチェルト」は、形式にミヒャエル・プレトリウスからの影響がみられる17世紀ドイツの秀作です。
CHR-77363
1617年、宗教改革100周年のための祝祭音楽
アルテンブルク:ガウディウム・クリスティアヌム(世界初録音)
スヴェーリンク:エコー・ファンタジア
トゥンダー:合唱幻想曲
シャイト:主よ、われらこぞりて汝を頌め歌わん(世界初録音)
シュッツ:天に戦いが起こり
M・フランク:天に戦いが起こり
デマンティウス:天に静けさがあり
ヨハン・クリストフ・バッハ:天に戦いが起こり
バート・ホンブルク室内Cho、
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル、
スザンネ・ローン(Oeg&指)

録音:2012年2月16日−19日
1517年の宗教改革から100周年を記念して作曲、演奏された祝典のための音楽の数々。"チューリンゲンのオルランドゥス(・ラッスス)"と称された作曲家、牧師のミヒャエル・アルテンブルク(1584−1640)の1617年、イェナでの作品「ガウディウム・クリスティアヌム(Gaudium Christianum)」はこの演奏が世界初録音となる。祝祭の華やかな雰囲気があふれた作品です。
CHR-77364
ルネサンスと初期バロックの待降節とクリスマスの音楽
シャイト:おお、やさしきイエスよ
グレゴリオ聖歌:ダビデの鍵
作曲者不詳:フィト・ポルタ・クリスティ・ペルヴィア
ハスラー:真心もて、おお人の子らよ
グレゴリオ聖歌:おお、神よ
ロイスナー:ベツレヘムに幼な子生まれぬ
作曲者不詳:ガウデ、ガウデ・レタレ
グレゴリオ聖歌:おお、異教徒の王よ
プレトリウス:エサイの根より/他
シュティムヴェルク、ネレ・グラムス(S)、
クリストフ・エグルフーバー(Lute&打楽器)、
ミヒャエル・フーベルト(Org)、
ラインヒルト・ヴァルデク(Hp)

録音:2012年4月
ドイツ古楽界の未来を担う逸材として期待されるカウンターテナー、フランツ・ヴィッツムが参加する男声ヴォーカル・アンサンブル、シュティムヴェルクが器楽、オルガン、打楽器との共演で歌う降臨節とクリスマスの音楽。ルネサンス時代と初期バロック時代に作曲されたイエス・キリストの誕生を祝う祝祭の音楽が、厳かに奏でられます。シュティムヴェルクのハーモニーはこれまでにも増して絶品です。
CHR-77365
8本のトランペットのためのクラーク&ヘンデル
クラーク(シェーファー編):劇場のためのエアーによる組曲
ヘンデル(アラン&シェーファー編):オラトリオ「メサイア」より
トランペットアンサンブル・ヨアヒム・シェーファー

録音:2011年8月
ドイツ、ドレスデンの名トランぺッター、ヨアヒム・シェーファーが主宰するトランペット・アンサンブルが奏でるクラークの「組曲」とヘンデルの「メサイア」のトランペット・ヴァージョン。中でもメサイアの「ハレルヤ」は、トランペット・アンサンブルの豪華絢爛なサウンドが抜群のカッコ良さ!トランペットで聴く「ハレルヤ」も格別です。
CHR-77367
レヒナー:祝祭ミサ曲(ミサ・スーペル・ドミネ)、
 クイド・カオス(24声)、
 宗教モテット集(1575)より、
 クロンボー・モテット(1583)、
 ラウダーテ・ドミヌム(15声)
ラッスス:主よ、われらの主は
A・ガブリエリ:第2旋法による前奏曲
ウィルフリート・ロンバッハ(指)
アンサンブル・オフィチウム

録音:2011年&2012年
レオンハルト・レヒナ―(c.1553−1606)は、オーストリア出身のドイツの作曲家で、若き日にはラッススに師事したという説も残されている16世紀の音楽家。
イタリア的な手法でドイツ・リートにも大きな影響を与えたレヒナーは、合唱音楽の作曲、指揮、指導に優れた手腕を発揮しており、24声や15声などの"多声"を巧みに使いこなした作曲家です。
CHR-77368
暗闇の中の色彩〜アレクサンデル・アグリコラ:器楽作品集
イン・ミネン・ツィン/私の愛しい女は、あらゆるすぐれた才にたけ/タンデルナーケン/美しきわが愛に別れを告げても/D.../私は愛さずには/チェクス・ノン・ユディカート・デ・コロリブス/ただ死を/デュオ/私の父は農夫です/われがすべて/エラス・マダメ、クエ・フェライジェ/尽くす人/絶望的な運命の女神/
フィッチ:アグリコラ[、アグリコラ\
アンサンブル・レオネス、
マルク・レヴォン(リュート、ギター、チェトラ、ヴィオラ・ダルコ、指揮)

録音:2012年4月23日−26日、ハイリッヒ・クロイツ教会(スイス)
15世紀後半〜16世紀初期にイタリア、フランス、ネーデルラントなどヨーロッパの各地で活躍し、器楽作品を中心に優れた作品を遺したフランドル楽派の作曲家アレクサンデル・アグリコラ(ca.1456−1506)。同じフランドル楽派のオケゲムやジョスカン、イザークたちの作曲技法を感じさせるアグリコラは、フランドル楽派有数の器楽作品の作曲家であり、フランス宮廷時代に接したブルゴーニュ楽派とフランドル楽派の様式を兼ね備えた稀有な存在です。ジョスカン・デ・プレの器楽作品集(CHR-77348)という画期的なプログラムでクォリティの高い演奏を聴かせてくれたアンサンブル・レオネスは、ドイツで結成された中世&ルネサンスの"器楽作品"のスペシャリストたち。
CHR-77369
ヴィオール・コンソートのためのイギリス作品集
ジェンキンス:アルメイン
ミコ:ファンタジア第3番
シンプソン:アルメイン第2番、
 エアー第4番、コラント第3番、
 エアー第6番
ギボンズ:ファンタジア第1番
バッサーノ:アウグスト・パヴァン
バード:ブラウニング
ホルボーン:メランコリーとガリアルドの印象
フェッラボスコ:ファンタジア第14番
ヒューム:音楽の情熱
ギボンズ:イン・ノミネ&ファンタジー第1番
シンプソン:愛らしいロビン
作曲者不詳:Chow Bente
ブル:ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ、クロマティック・ヘクサコード・ファンタジー
ロック:ファンタジー
バード:セリンジャーのラウンド
レゼスカパード(レ・エスカパード)

録音:2012年10月
1600年にイギリス東インド会社が設立し、ロンドンが北海における貿易港として重要な役割を担ってた時代のヴィオール・コンソートための作品集。バードやジェンキンス、ギボン、ロックなどのブラウニングやファンシー、ファンタジアが、当時にイギリスにおけるヴィオール・コンソートの隆盛を伝えてくれます。女流ヴィオール奏者4人のアンサンブル、レゼスカパード(レ・エスカパード)の音色の一体感が美しい。
CHR-77371
プファルツ選帝侯フリードリヒ5世とエリザベス・ステュアートの結婚の祝典音楽
コペラリオ、ジョンソン、バード、ダウランド、キャンピオン、プレトリウス、イーストの音楽
イ・チャルラターニ

録音:1997年6月
"ライン川とテームズ川の結婚"と呼ばれたプファルツ選帝侯フリードリヒ5世とエリザベス・ステュアートの、1613年に執り行われたロンドンとハイデルベルクでの結婚式を音楽で再現。当時のイギリスとドイツの音楽が、フリードリヒ、ステュアートの心情、2人を祝う人々の祝福を描いています。イ・チャルラターニの古楽アンサンブル、選曲共に見事な仕上がり。
CHR-77374
スペインの花〜スペイン・ルネサンスの東洋と西洋
単旋律聖歌(1500年頃):キリエ
アンシエタ:主イエス・キリストよ
トゥルクマニ:アリル/単旋律聖歌(1500年頃):グローリア
リベラ:ダヴィデ王は
トゥルクマニ:フィクラ
単旋律聖歌(1500年頃):主の受難
エスコバル:スターバト・マーテル
トゥルクマニ:アキド
単旋律聖歌(1500年頃):セクエンティア
トゥルクマニ:ガムザ
単旋律聖歌(1500年頃):サンクトゥス
アンシエタ:聖母と母
ミランス(16世紀初期):おお、いと高き主よ
トゥルクマニ:サルサラ
リベラ:アヴェ・マリア
単旋律聖歌(1500年頃):アニュス・デイ
チャント1450
マフムード・トゥルクマニ(ウード)

録音:2011年&2012年
1500年頃のスペイン・ルネサンス時代の音楽と、アラブの伝統楽器ウードの世界的名手トゥルクマニのコラボレーション。2003年にバーゼル・スコラ・カントルムで結成された男声ヴォーカル・クヮルテット、チャント1450が歌うア・カペラの宗教音楽とトゥルクマニの即興。西洋と東洋、作曲と即興、声楽と器楽という2つの要素のコントラストが、ユダヤやアラブ、ジプシーの音楽が同居したルネサンス・スペインの空気を運んでくる。
CHR-77375
オリエンタル・タッチ〜アーリー・ミュージック・ミーツ・オリエンタル・ジャズ
トレス・モリアス/ガエッタ
ベン・ポージ・サンタ・マリア
ケン・ボア・ドナ・ケルラ
B´Tayhi-M´Saddar
コモ・ポデン・ペル・サス・カルパス
マイエ:オスティナート1
パサカリ・デラ・ビタ
モンテヴェルディ:苦しみは かくも甘き
ジョスクン:ジャミラ
アイ・リンダ・アミーゴ
ポル・ケ・ロラクス・ブランカ・ニーニャ
カンド・エル・レイ・ニムロデ
シュピーレイト、フィス・フズ
録音(ライヴ):2013年3月13日−14日(ドイツ)
ドイツのフライブルクを拠点とするスイスの中世アンサンブル「シュピーレイト(Spielleyt)」は、フライブルク大学とバーゼル・スコラ・カントルムの学生から選ばれたメンバーで、これまでChristophorusレーベルでも美麗な演奏を聴かせてくれています。オリエンタル・ジャズ・アンサンブルの「フィス・フズ(FisFuz)」はクラリネット、パーカッション、ウードのトリオ。トルコ、東洋の旋律とジャズを融合させたエキゾチックなサウンドで人気を誇っています。
東と西、異なる文化の出会い。今と昔、千年前を隔てた音楽の出会い。アーリー・ミュージックとオリエンタル・ジャズの甘美なる出会いが実現する。
CHR-77376
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:平和のキス〜デンデルモンド写本からの歌曲集 PER-SONAT
〔ザビーネ・ルッツェンベルガー(ソプラノ、ベル)、
バプティスト・ロメイン(中世フィドル、ボウド・リラ)〕

録音:2012年
中世ドイツの神秘家、作曲家、そして世界最古の女性作曲家とも言われるヒルデガルト・フォン・ビンゲン。中世アンサンブル "ペル=ソナット(PER-SONAT)"のメンバー、ドイツの古楽ソプラノ、ザビーネ・ルッツェンベルガーの神秘的な歌唱で、ビンゲンが直接関わったとされる宗教歌曲集の写本を聴く。ドイツのレーベルChristophorus(クリストフォルス)は、ビンゲンの作品や中世の音楽のリリースにも積極的で、演奏もパッケージもクオリティが高い。
CHR-77377
バッハとイタリアの作曲家たち
コレッリ:トランペット・ソナタ イ長調
バッハ(シェーファー編):協奏曲ニ長調
アルビノーニ:トランペット協奏曲ニ短調 Op.9-2
バッハ(クンツ編):協奏曲ニ長調 BWV.249
トレッリ:トランペット・ソナタ ニ長調
バッハ:G線上のアリア
ロマニーノ(シェーファー編):トランペット協奏曲ニ長調
トランペット・アンサンブル・ヨアヒム・シェーファー、ヨアヒム・シェーファー(Tp&指)

録音:2012年3月&10月
ドイツ、ドレスデンのピッコロ・トランペットの名手、ヨアヒム・シェーファーと仲間たちのアンサンブルによる"バッハ"と"同世代の作曲家"たちのトランペット作品集。「ブランデンブルク協奏曲第2番」での華々しいトランペットの活躍をヒントに、ヨアヒム・シェーファーとロルフ・ヘンリー・クンツが、「宗教作品」を「トランペット協奏曲」にアレンジ!バッハの音楽と、同世代のイタリアの作曲家たちの音楽が、ドイツの名トランぺッターの輝かしいサウンドで響きます。
CHR-77378
ドイツ・バロックのソロモンの雅歌〜バッハ、ブクステフーデ、ローゼンミュラー モヴィメント

録音:2009年1月26日−27日(ドイツ)
バッハを始め、ヨハン・クリストフ・バッハ、ハンマーシュミット、ブクステフーデ、ローゼンミュラー、カプスベルガー、シュッツなど、ドイツ・バロックの偉大な作曲家たちによる雅歌を、ドイツの古楽アンサンブル「モヴィメント」が歌う。ジェズアルド・コンソート・アムステルダムのディレクター、ハリー・ファン・デル・カンプ(Bs)や、オランダ・バロック協会のユディート・ステーンブリンク(Vn)など優れた古楽アーティストたちの気品ある響きで、聖書に描かれた美しくも官能的な男女の愛が綴られます。
CHR-77379
国際人〜オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインの歌 アンサンブル・レオネス、
マルク・レヴォン(歌、リュート、チェトラ、ヴィオラ・ダルコ、指)

録音:2013年4月2日ー5日、ビニンゲン聖十字架教会(スイス)
「ジョスカン・デ・プレ(CHR-77348)」、「アレクサンデル・アグリコラ(CHR-77368)」らの器楽作品集といった、画期的なプログラムとクオリティの高い演奏で評判を呼んだアンサンブル・レオネス。最新盤は、ヨーロッパから西アジア、北アフリカまで渡り歩いたという中世ドイツ語圏の詩人・作曲家、オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインの歌曲と器楽作品集。「国際人(The Cosmopolitan)」というアルバム・タイトルのとおり、各地の文化を吸収・発展させていった、豊かで個性的な音楽が収録されており、カウ・ホルン、ハーディ・ガーディ、バグパイプ、中世フルート、ヴィエールなど、中世器楽のスペシャリスト達の演奏と歌が楽しめます。
CHR-77380
マンフレディーニ:教会シンフォニア集Op.2
シンフォニア第9番ハ長調
シンフォニア第8番ト長調
シンフォニア第3番変ロ長調
シンフォニア第6番ト短調
シンフォニア第2番ニ短調
シンフォニア第11番イ長調
シンフォニア第5番ロ短調
シンフォニア第7番ハ短調
シンフォニア第1番ヘ長調
シンフォニア第4番ニ長調
シンフォニア第10番ホ短調
シンフォニア第12番ニ長調
カプリコルヌス・コンソート・バーゼル、ペーテル・バルシ(指、Vn)

録音:2013年2月4日−7日、カトリック教会(ゼーヴェン、スイス)
※第10番、第12番を除く10曲は世界初録音
トレッリにヴァイオリンを師事し、聖フィリッポ大聖堂の音楽監督を務めたイタリア後期バロックの作曲家、フランチェスコ・マンフレディーニ(1684−1762)。作品3の中の「クリスマス協奏曲」で知られるマンフレディーニだが、それ以外の作品はほとんど録音の機会がなかっただけに、1709年にボローニャで出版された「教会シンフォニア集(Sinfonie da chiesa)Op.2」のまとまった録音は嬉しい記録となります。スイスのピリオド・アンサンブル、カプリコルヌス・コンソート・バーゼルは、丁寧な演奏で貴重で優雅なシンフォニアを聴かせてくれます。
CHR-77382(2CD)
スミス:オラトリオ 「四季」 エマ・カークビー(S)、
ティム・ミード(C.T)
ハンス・イェルク・マンメル(T)、
マルクス・シモン(Bs)、
ヴォルフガング・リーデルバウフ(指)
ラ・バンダ、ムジカ・フランコニア祝祭Cho

録音:2012年7月14日−15日(ライヴ)
イギリスに赴いたヘンデルのサポートを行ったことで知られるジョン・クリストファー・スミス(1712−1795)。1740年にスコットランドの詩人トムソンの詩「四季」に曲を付けたオラトリオ。
4つの季節を描き、自然を讃える壮麗な合唱や魅力的なアリアなど、「ヘンデルの秘書」としてだけではなく、作曲家としても十分な実力を持っていたスミスの作曲技法を知らしめてくれます。
CHR-77384
モスクワ救世主ハリストス大聖堂〜ロシア正教会の新しい典礼の歌
ハスラー&トルカチェフ:合唱作品集
イリヤ・トルカチェフ(指
)モスクワ大司教座Cho

録音:2013年6月、モスクワ救世主ハリストス大聖堂(ロシア)
モスクワの救世主ハリストス(キリスト)大聖堂で歌われる、モスクワ大司教座合唱団の歌声。ナタリア・ハスラー(b.1970)、イリヤ・トルカチェフ(b.1964)、二人の現代ロシアの作曲家によるロシア正教会の音楽。2012年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでは力強い男声合唱を聴かせてくれたモスクワ大司教座合唱団だが、ここでは混声合唱で、ロシア正教会の伝統に根ざしながらも新たに拡張された現代のロシア音楽が歌われます。
CHR-77385
パッヘルベル:祝祭のための宗教音楽
その聖所で主をほめたたえ
キリストは死の絆につかれた
主はわたしの忠実な牧者である
組曲(テオルボ独奏)
神よ、我等に恵みをあたえ
マニフィカト・アニマ・メア
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル、
アルノ・パドゥヒ(指)

録音:1991年5月、1992年10月、イタリア
※CHR-77257からの移行再発売
ヨハン・パッヘルベルといえば多数のオルガン作品、カノンで有名であるが、優れた教会音楽作曲家としてその作品も再評価されています。ここに収録されている作品は主に協奏的宗教声楽曲と称されるもので、すべて世界初録音。
CHR-77386
ラ・リュー:レクイエム(死者のためのミサ)
聖母マリアのミサ
ヴィルフリート・ロンバッハ(指)
アンサンブル・オフィチウム

録音:2002年2月、2003年11月、ドイツ
数あるレクイエムのなかでも最初期に属する、ピエール・ド・ラ・リュー(c.1460−1518)のレクイエムと聖母マリアのミサ曲。
ヴィルフリート・ロンバッハによって1999年に結成された合唱アンサンブル、アンサンブル・オフィチウムは、2度のコンクール優勝歴を持つグレゴリオ聖歌とルネサンス声楽のスペシャリストで、Christophorusからも多くの録音が発売されています。
CHR-77387
ドイツのアドヴェント・ソング
バルタザール・レジナリウス、アンドレアス・ラゼリウス、ミヒャエル・プレトリウス、ヨハン・ショップ、オルランド・ディ・ラッソ、クリストフ・グラウプナー、マティアス・ウェックマン、ハインリヒ・イザーク、他の作品
ミリアム・フォイエルジンガー(S)、
ダニエル・シュライバー(T)、
レゼスカパデ

録音:2015年4月29日−5月1日、カールスルーエ
クリストフ・グラウプナーのカンタータ集(CHR 77381)で注目を浴びたオーストリアの若き古楽系ソプラノ、ミリアム・フォイエルジンガー。ヴィオラ・ダ・ガンバ四重奏団の「レゼスカパデ(Les Escapades)」の伴奏に乗せて歌うクリスマス・ラウバム。
CHR-77388
ルターのリュート
マルティン・ルター、ライティス・グリガリス、ルートヴィヒ・ゼンフル、ジョスカン・デ・プレ、ハンス・ノイジトラー、アルノルト・シュリック、クロード・グディメル、トーマス・ラヴェンスクロフトの作品
フランツ・ヴィッツム(C.T)
ジュリアン・ベール(Lute)

録音:2014年11月18日−20日、オーストリア
男声ヴォーカル・アンサンブル、シュティムヴェルクのメンバーで、ドイツ古楽界が期待を寄せるカウンターテナー、フランツ・ヴィッツム。宗教家のみならず、作曲家としても多くの作品を残したマルティン・ルターを始めとする、ドイツ・ルネサンスのリュート歌曲集。
CHR-77389
ダニエル・ボリウス:オラトリオ 「聖ヨハネ」 ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル、
アルノ・パドゥヒ(指)

録音:2014年5月9日−11日
17世紀前半のドイツで、作曲家、オルガニスト、教師として活躍し、多くの優れたオルガニストを育てたダニエル・ボリウス(c.1590−c.1642)。ドイツにおいてイタリアのオラトリオ形式によって作品を書いた最初期の作曲家であり、その代表作が、洗礼者聖ヨハネの誕生と前半生を描いたこのオラトリオです。
CHR-77390
サン・マルコ寺院の音楽 〜アンドレア・ガブリエリ:サクレ・カンティオーネス(1565) ヴィルフリート・ロンバッハ(指)
アンサンブル・オフィチウム
アンサンブル・ガビネット・アルモニコ

録音:2013年9月、2014年9月−10月、2015年7月
ヴェネツィアのサン・マルコ寺院でオルガニストを努め、宗教作品から世俗音楽まで多くの作品を生み出したアンドレア・ガブリエリの聖歌集。
2度のコンクール優勝歴を持つ、グレゴリオ聖歌とルネサンス声楽のスペシャリスト、アンサンブル・オフィチウムが、450年前のサン・マルコ寺院で演奏されたであろう壮麗な音楽を再現します。
CHR-77391
カールスルーエ宮廷の音楽
ケーファー:組曲ハ長調 「戦いの音楽」
モルター:交響曲ト長調
ボディヌス:シンフォニア変ロ長調
シュヴィンドル:シンフォニア ニ長調 Op.9-3
ブランドル:交響曲変ホ長調 Op.12
ダンツィ:ジングシュピール 「トゥーランドット」 への序曲
フェスカ:序曲ニ長調 Op.41
カールスルーエ・バロック・オーケストラ、
キャスティン・カレス(指)

録音:1988年5月、BRTスタジオ(ベルギー)
1715年に設立され、2015年で300周年を迎えるドイツの都市カールスルーエ。そのアニバーサリーを記念して発売される「カールスルーエ宮廷の音楽」は、およそ300年前にこの地で聴かれたであろう優雅で壮麗な響きを蘇らせてくれます。フェスカの序曲を除く6曲はすべて世界初録音。
CHR-77392(2CD)
バッハ:ギター作品集
組曲ホ短調 BWV.996
組曲イ短調 BWV.995
組曲ホ長調 BWV.1006a
パルティータ.ハ短調 BWV.997〜前奏曲とフーガ
シャコンヌ.ニ短調 BWV.1004-5
フランス組曲第1番ホ短調 BWV.812
幻想曲と半音階的フーガ BWV.919/906
パルティータ第1番変ホ長調 BWV.825
幻想曲とフーガ.イ短調 BWV.904#
フーガ.イ短調 BWV.539#
トリオ・ソナタ.ニ長調 BWV.529*
ソナタ イ短調 BWV.1020*
ティルマン・ホップシュトック(G)、
ライナー・ツィパーリング(ピッコロVc)*
ウルフ・グロースマン(G)#、
オラフ・ファン・ゴニッセン(G)#
リュート組曲や無伴奏ヴァイオリン・パルティータからの「シャコンヌ」、「フランス組曲」や「パルティータ」など鍵盤楽器作品からの編曲、そして名手ライナー・ツィパーリングがピッコロ・チェロで参加するトリオ・ソナタやフルート・ソナタなど、ギターとバッハの魅力を満載した2枚組です。
CHR-77393
わが心 たたえよ主を〜テゼの歌 ノーマン・モリス(指)
リーディング・フェニックス・クワイア
フランスのテゼ村から発足し世界に広がったキリスト教の修道会の1つ、「テゼ共同体」による祈りの歌。
民族や国、言語の壁を乗り越えた「和解」目指したテゼ共同体の祈りは、言語の異なる人々でも共に祈れるよう、聖書の単純な言葉を何度も繰り返して歌われるのが特徴。
CHR-77394
フォーゲルヴァイデ:力と愛の歌 PER-SONAT
〔ザビーネ・ルッツェンベルガー(S)、エリザベス・ラムジー(フィドル)、トビー・ミラー(ハーディー・ガーディ、中世フルート)、バプティスト・ロメイン(フィドル、ボウド・リラ、バグパイプ)〕

録音:2014年5月6日−8日、ドイツ
中世のもっとも重要な詩人の一人、ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ(1170頃−1230頃)の詩による作品を収録。中世アンサンブル "ペル=ソナット(PER-SONAT)"のメンバー、ドイツの古楽系ソプラノ、ザビーネ・ルッツェンベルガーの柔らかい歌声に、フィドルやハーディー・ガーディ、バグパイプなどの素朴な音色の伴奏が絶妙に溶け込んでいます。
CHR-77395
聞け、キリスト教徒よ!〜吟遊詩人の最後の聖なる歌
オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン、メンヒ・フォン・ザルツブルク、作曲者不詳、他の作品
アンサンブル・レオネス、
マルク・レヴォン(歌、リュート、ギターン、ヴィエル、指)

録音:2013年10月12日−15日、ドイツ
「ジョスカン・デ・プレ(CHR 77348)」、「アレクサンデル・アグリコラ(CHR 77368)」らの器楽作品集といった、画期的なプログラムとクオリティの高い演奏で評判を呼んだドイツの中世グループ、アンサンブル・レオネス。オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインやメンヒ・フォン・ザルツブルクなどのミンネゼンガー(中世ドイツの吟遊詩人)たちによる宗教音楽という、これまでほとんど注目されていなかった側面を描いています。同じく中世のアンサンブル "PER-SONAT" などでも活躍するドイツの古楽系ソプラノ、ザビーネ・ルッツェンベルガーの歌声も見事。
CHR-77396
詩篇集〜キリスト教とユダヤ教の対話
ラインベルガー:5つのモテット Op.40より 第1番「詩篇第114篇」、第2番「詩篇第2篇」、第3番「詩篇第20篇」
シューベルト:詩篇第92篇 D.953
メンデルスゾーン:3つの詩篇 Op.78より 第3番「詩篇第22篇」
レヴァンドフスキ:詩篇第21篇、詩篇第130篇
ローズ:詩篇第92篇
レヴァンドフスキ:詩篇第103篇、詩篇第16篇
ミショリー:水の詩篇
シェーンベルク:詩篇第130篇 Op.50b
ミヒャエル・アルバー(指)ドイツ室内Cho

録音:2012年7月14日−15日(ライヴ)
2015年、ドイツとイスラエルの国交樹立50周年を記念した詩篇集。ユダヤ人の家系に生まれた名作曲家メンデルスゾーンやシェーンベルクから、ルイス・レヴァンドフスキ(1821−1894)やギリアド・ミショリー(b.1960)まで、キリスト教とユダヤ教の相互的な文化の影響を反映した詩篇集を、ドイツとイスラエル、キリスト教とユダヤ教の友好に捧ぐ。
CHR-77397
エロスとタナトス〜ルネサンスの愛の歌と死者のための単旋律聖歌 ケン・ズッカーマン(サロード)、
チャント1450

録音:2013年4月、5月、9月、ドイツ
2003年にバーゼル・スコラ・カントルムで結成された男声ヴォーカル・クヮルテット、"チャント1450"が歌う「エロスとタナトス」は、スペイン・ルネサンスの作曲家、フアン・デル・エンシーナの愛の歌(エロス)と死者のためのグレゴリオ聖歌(単旋律聖歌)(タナトス)を組み合わせたプログラム。スペインの詩人・作曲家であるケン・ズッカーマンによるサロード(北インドの古典音楽で使われる弦楽器)の即興が随所に加わり、アルバムの完成度を高めています。
CHR-77398
パスクィーニ:オラトリオ 「キリストの渇き」 コンチェルト・ロマーノ、
アレッサンドロ・クァルタ(指)
フランチェスカ・アスプロモンテ(S)、
フランチスコ・フェルナンデス=ルエダ(T)
ルカ・チェルヴォーニ(T)、
マウロ・ボルジョーニ(Br)

録音:2015年2月7日−10日、イタリア
2006年に結成されたコンチェルト・ロマーノは、フランチェスコ・フォッジャ(1604−1688)の忘れられた音楽を再興に導くなど、17世紀ローマの音楽のスペシャリストたち。現在ではイタリア・バロックの鍵盤楽曲の作曲家として知られる、ベルナルド・パスクィーニ(1637−1710)が書いた受難オラトリオ「キリストの渇き(La Sete di Christo)」。
CHR-77399
ドイツ・バロックのカンタータ集〜グラウプナー、クーナウ、バッハ
グラウプナー:カンタータ 「わが心は血にまみれ」 GWV.1152/12b
クーナウ:カンタータ 「心から憂いを消し去れ」
テレマン:四重奏曲ト長調 TWV.43:G5
バッハ:カンタータ 「わが心は血にまみれ」 BWV.199
ミリアム・フォイエルジンガー(S)、
ペーテル・バルシ(指、Vn)
カプリコルヌス・コンソート・バーゼル

録音:2015年10月6日−9日、ハイリッヒ・クロイツ教会(バーゼル/スイス)
グラウプナーの知られざるカンタータの見事な歌唱で話題を呼んだオーストリアの若き古楽系ソプラノ、ミリアム・フォイエルジンガー。Christophorusから発売されるソロ・アルバム第2弾は、ヘッセン=ダルムシュタット方伯の宮廷楽長を務めたクリストフ・グラウプナー、グラウプナーの師であり、聖トーマス教会ではバッハの前にトーマスカントルを務めたヨハン・クーナウ、そしてバッハの作品を収録した、ドイツ・バロックの珠玉のカンタータ集。各カンタータで披露されるフォイエルジンガーの凛として美しい歌声はもちろん、テレマンの四重奏曲ではスイスのバーゼル・スコラ・カントルムで学んだアーティスト達によって結成されたピリオド・アンサンブル、カプリコルヌス・コンソート・バーゼルの上質な演奏にも注目。

CHR-77400(2CD)
バッハ:ブランデンブルク協奏曲 ノイマイヤー・コンソート、
フェリックス・コッホ(指)

録音:2013年9月&10月、ドイツ
2007年に設立されたドイツのバロック・オーケストラ「ノイマイヤー・コンソート」による、「ブランデンブルク協奏曲全曲録音」が登場。デビューCD(CHR 77310)では、ジョヴァンニ・ベネデッティ・プラッティ(c.1697−1763)という知られざる作曲家の紹介を行い、その後もヘンデルの合唱作品集、ペルゴレージのスターバト・マーテルなどの録音で評価を得てきたノイマイヤー・コンソートが贈る、バロック音楽史上の名曲です。
CHR-77401
ヨハン・ミヒャエル・ニコライ〜シュトゥットガルト宮廷の音楽 エッコ・ラ・ムジカ、ガーリンデ・サマン(S)、
カイ・ヴェッセル(A)
ヨハネス・カレシュケ(T)、
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(Bs)

録音2015年8月28日−31日、シュトゥットガルト
17世紀にザクセン=ラウエンブルク公の宮廷楽団、シュトゥットガルトの宮廷楽団の一員として活動したヨハン・ミヒャエル・ニコライ(1629−1685)の作品集。トロンボーンやヴィオローネを伴ったヴァイオリン・ソナタや宗教音楽など、ほとんどが世界初録音となるもの。
CHR-77402
ロシア正教会の隠された音楽〜1917ロシア革命後の聖なる歌 イリヤ・トルカチェフ(指)
モスクワ大司教座Cho

録音:2015年2月、モスクワ救世主ハリストス大聖堂(ロシア)
「ロシア正教会の新しい典礼の歌」(CHR 77384)に続く、救世主ハリストス(キリスト)大聖堂のモスクワ大司教座合唱団のアルバム。1917年のロシア革命後にソビエト政権による弾圧から隠れて伝えられてきた、アレクサンドル・アレクサンドロフ、ニコライ・ゴロヴァノフ、アレクアサンドル・ニコルスキー、パーヴェル・チェスノコフ、アレクサンドル・カスタルスキーらの宗教音楽。
CHR-77403(9CD)
ルターと音楽

CD1 ローマのルター
CD2 ルターのリュート
CD3 マルティン・ルターと音楽
CD4 センフル:マルティン・ルターと宗教改革のための音楽
CD5 マルティン・ルターとライバル、アルブレヒト・フォン・ブランデンブルク
CD6 パミンガー:宗教声楽作品集
CD7 宗教改革期フランス語圏の詩篇とシャンソン
CD8 1617年宗教改革100周年のための祝祭音楽
CD9 マルティン・ルターのテキスト
アレッサンドロ・クァルタ(指/CD1)、
コンチェルト・ロマーノ(CD1)、
フランツ・ヴィッツム(C.T/CD2)、
ジュリアン・ベール(リュート/CD2)、
ウィーン・モテットcho(CD3)、
ベルンハルト・クレーベル(指/CD3)、
ムジカ・アンティクヮ・ウィーン(CD3)、
ヴィルフリート・ロンバッハ(指/CD4)、
アンサンブル・オフィチウム(CD4)
、アルノ・パドゥフ(指/CD5)、
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル(CD5)
シュティムヴェルク(CD6)、
チャント1450(CD7)、
バート・ホンブルク室内cho(CD8)、
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル(CD8)、
ゲルト・ウェストファル(朗読/CD9)

録音:1966年、1982年〜2014年
グレゴリオ聖歌や宗教声楽作品、中世ルネサンスなどの音楽を中心に、ハイクオリティな古楽、宗教音楽を世界に送り出しているドイツ最古のレーベル、クリストフォルス(Christohorus)。1517年の宗教改革から500周年となる2017年に向けたアニヴァーサリーBOXが登場! 80年超の歴史を誇るレーベルが遺してきた膨大な音源の中から、マルティン・ルターの音楽、ルターが書いたテキストの朗読、宗教改革の時代のイタリア、ドイツ、フランス各地の音楽、宗教改革100周年のための音楽など、マルティン・ルターにまつわる音楽、宗教改革の時代の音楽を集成した豪華アンソロジーBOXです。 演奏は、コンチェルト・ロマーノを始め、フランツ・ヴィッツム、アンサンブル・オフィチウム、ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル、チャント1450など、Christophorusを代表する専門家達によるもの。Christophorusが勢力を挙げて贈る、古楽ファン、宗教音楽愛好家要注目のBOXセットです!
CHR-77404
シュッツ:クリスマス物語 SWV.435 クレール・ルフィリアトル(S)、
ハンス=イェルク・マンメル(T)、
ジャン・テュベリー(指)
ナミュール室内cho、ラ・フェニーチェ

録音:2003年11月15日−18日、ベルギー
ツィンク(イタリアン・コルネット)奏者としても知られるジャン・テュベリーが2003年に録音したシュッツ。ドイツの巨匠、ハインリヒ・シュッツ(1585−1672)の傑作の一つ、キリストの降誕の物語を描いたオラトリオ「クリスマス物語」がChristophorusから復刻。
CHR-77405
テレマン:神はわがやぐら〜宗教改革記念日と聖ミカエルの祝日のための祝祭カンタータ集 バート・ホンブルク室内cho、
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル、
アルノ・パドゥフ(指)他

録音:2016年4月13日−16日、ドイツ
ハイクオリティな古楽、宗教音楽を世界に送り出しているドイツ最古のレーベル、クリストフォルス(Christohorus)。 マルティン・ルターと宗教改革の音楽を集成したBOXセット「ルターと音楽(CHR 77403)」に続く、宗教改革500周年記念リリース第2弾は、「神はわがやぐら(Ein' feste Burg ist unser Gott)」をはじめとする、テレマンが宗教改革記念日と聖ミカエルの祝日のために作曲した祝祭カンタータ集。 ルターが作詞作曲した讃美歌「神はわがやぐら」と言えば、バッハのコラールや、メンデルスゾーンの交響曲第5番 「宗教改革」など、様々な作曲家によって使用されていますが、ここでは世界初録音となる、テレマンが壮麗なオーケストレーションを施した祝祭カンタータが収録されています。 ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブルは、ドイツのコルネット奏者アルノ・パドゥフが1995年に設立したピリオド・アンサンブル。これまで、アンサンブル名の元となったヨハン・ローゼンミュラーをはじめ、ヨハン・カスパル・ケール、アルブレヒト・フォン・ブランデンブルク、ヨハン・パッヘルベル、ダニエル・ボリウス、セバスティアン・クヌッファーなど、17世紀〜18世紀の知られざる音楽を歴史的資料に基づき演奏・録音してきました。
CHR-77406
アンドレアス・クリストフ・クラーマー:メンサ・ハルモニカ〜ザルツブルク大司教マクシミリアン・ガンドルフ・グラーフ・ツー・キューンブルクのためのターフェルムジーク ドルチェ・リゾナンツァ

録音:2015年1月10日−11日&9月25日−26日
ザルツブルク大聖堂のオルガニスト&楽長であったガウデンツ・クラーマーの息子として生まれ、ザルツブルクで聖職者、音楽家として重要な役割を果たしたオーストリア・バロックの知られざる作曲家、アンドレアス・クリストフ・クラーマー(1633−1701)。
1682年、ザルツブルク大司教の設立1100年を祝う盛大な祝典のために演奏されたターフェルムジーク(食卓の音楽)は、クラーマーの繊細な作曲技術が活かされた、華麗で優雅な器楽合奏を楽しめます。
CHR-77407
ザムエル・カプリコルヌス:イエスの受難と死の歌
テアトルム・ムジクム(抜粋)
ブノワ・アレ(指)
ラ・シャペル・レナーヌ

録音:2006年1月19日−21日、フランス
ザムエル・カプリコルヌス(1628−1665)は、チェコ(ボヘミア)生まれ、ブラチスラヴァで音楽教師&音楽監督やシュトゥットガルトで宮廷楽長として活躍。多くの楽曲を残し、その高い水準、独創性や多様性によって、当時の偉大な宗教音楽家の一人として認められていながらも、現代では不当に忘れられてきたバロック期の作曲家。カプリコルヌスのもっとも独創的な作品の一つである「イエスの受難と死の歌」が、Christophorusから新装登場。
CHR-77408
聖なるサルテリオ〜ソプラノとオブリガート・サルテリオ、通奏低音のための聖週間の哀歌集
ドメニコ・メローラ:レッツィオーネ第2番
作曲者不詳(18世紀):聖木曜日のための哀歌第2番
ジェンナーロ・マンナ:聖金曜日のためのレッツィオーネ第3番
作曲者不詳:Atto di dolore di Metastasio
ミリアム・フォイエルジンガー(S)、
イル・ドルチェ・コンフォルト〔フランツィスカ・フライシャンデル(サルテリオ、ディレクター)、ジョナサン・ペセク(Vc)、ダニエル・ペレル(Org)

録音:2016年4月3日−6日、オーストリア/使用楽器:Michele Barbi1725年製(ローマ)のサルテリオ
18世紀イタリアの修道女によって演奏されていたハンマーダルシマー型の楽器、"サルテリオ"に焦点を当てたアルバム。
グラウプナーの知られざるカンタータの見事な歌唱で話題を呼んだオーストリアの古楽系ソプラノ、ミリアム・フォイエルジンガーが歌うナポリ派の哀歌に、サルテリオのきらめくようなオブリガートが重なり、当時の教会音楽が蘇ります。サルテリオを演奏するフランツィスカ・フライシャンデルは、オーストリア生まれでサルテリオやハックブレットの演奏・研究を専門として活動する音楽家。
CHR-77411
ザムエル・シャイト:宗教的コンチェルト集 イ・ソナトーリ

録音:2016年8月1日−3日、ドイツ
ハインリヒ・シュッツ、ヨハン・ヘルマン・シャインと並ぶ「ドイツ3大S」の一人、ザムエル・シャイト(1587−1654)の宗教作品集を中心に、同世代の作曲家、メルヒオール・フランク、ヨハン・エラスムス・キンダーマン、アンドレーアス・ハンマーシュミット、トーマス・ゼレ、バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデらの作品も収録。ピリオド楽器アンサンブル "イ・ソナトーリ"の編成は、ドイツのベテラン歌手クヌート・ショッホが歌うテノール独奏に、ヴァイオリン、バス・ドゥルシアン、オルガン、ヴィオローネ。
CHR-77412
テレマン:管弦楽組曲(序曲)集
組曲ト長調 「ラ・ビザール」 TWV.55:G2(弦楽&通奏低音)
組曲ト短調 「ラ・シャーンジャント」 TWV.55:g2(弦楽&通奏低音)
組曲イ短調 TWV.55a2(リコーダー,弦楽&通奏低音)
組曲ト短調 「昔と今の諸国の民」 TWV.55G4(弦楽&通奏低音)
ノイマイヤー・コンソート、
フェリックス・コッホ(指)
カースティン・ファール(リコーダー)

録音:2016年9月27日−29日、ドイツ
2007年フェリックス・コッホにより設立されたドイツのバロック・オーケストラ「ノイマイヤー・コンソート」。バッハの「ブランデンブルク協奏曲(CHR 77400)」の好演も話題を呼んだノイマイヤー・コンソートの新録音は、テレマンの管弦楽組曲集(第1曲にフランス風序曲が配置されていることから、組曲全体を「序曲」あるいは「序曲・組曲(overture-suite)」などと呼ばれることもある)。バッハの「管弦楽組曲」に代表されるように、18世紀前半のドイツで特に大きな人気を誇った組曲はテレマンも優に100曲を超える多様な作品を残しており、その中から「ラ・ビザール(風変り)」や「ラ・シャーンジャント(変化)」、「昔と今の諸国の民」など特徴的なタイトルの付けられた3つの組曲と、リコーダー独奏を伴う「組曲イ短調」を収録。
リコーダー独奏は、ノイマイヤー・コンソートを始めフライブルク・バロック・オーケストラやスタジオーネ・フランクフルト、アルパ・フェスタンテなどの世界的な古楽アンサンブルと共演し、2015年以降はフランクフルト音楽・舞台芸術大学でリコーダーを教えているドイツの名手、カースティン・ファール。
CHR-77413
マルティーニ:ルイ16世とマリー・アントワネットのためのレクイエム
グルック:深き淵より
コリンナ・シュライター(S)、
マーティン・プラッツ(T)、
マルクス・シモン(Bs)、
ムジカ・フランコニア祝祭cho
ヴォルフガング・リーデルバウフ(指)
ラ・バンダ

録音:2016年7月23日(ライヴ)、ドイツ
ドイツに生まれフランスで宮廷楽長として活躍したジャン・ポール・エジード・マルティーニ(1741−1816)のレクイエムは、フランス革命によって処刑されたルイ16世とマリー・アントワネットのために作曲されたマルティーニ最晩年の作品。
マルティーニの生地であるドイツ、フライシュタットの教会で世界初録音されたライヴ・レコーディング。
CHR-77414
テレマン:ラテン語宗教作品集
もろもろの国よ主をほめたたえよ TVWV 7:25
教会のアレグロ TVWV 52c1
Deus judicium tuum TVWV 7:7
教会のコンチェルト TVWV 33:2
ラテン・マニフィカト TVWV 9:17
アッラバストリナ・クワイア&コンソート
エレーナ・サルトーリ(Org&指)、
エマヌエラ・ガッリ(S)、
エリーザ・ボナッツィ(Ms)、
ガブリエッラ・マルテッラッチ(A)、
ラッファエーレ・ジョルダーニ(T)、
マウロ・ボルジョーニ(Br)、ロッコ・リア(Bs)

録音:2017年6月21日−23、イタリア
プロテスタントであったテレマンはドイツ語によるカンタータを数多く書いていますが、ラテン語による宗教音楽もいくつか残しています。テレマンのラテン語によるマニフィカトや詩篇を元にした作品を演奏するのは、Glossaではフランチェスカ・カッチーニの知られざる歌劇(GCD 923902)の録音で話題を呼んだイタリアの女流鍵盤奏者、エレーナ・サルトーリと、ピリオド・オーケストラ&合唱団のアッラバストリナ。エマヌエラ・ガッリやラッファエーレ・ジョルダーニ、マウロ・ボルジョーニらイタリアの一流歌手陣の参加もポイントです。
CHR-77415
バッハ:トランペット協奏曲集
協奏曲イ短調 BWV.593(原曲:ヴィヴァルディ)
協奏曲ニ長調 BWV.972(原曲:ヴィヴァルディ)
協奏曲ト短調 BWV.975(原曲:ヴィヴァルディ&シェドヴィル)
カンタータ第137番 BWV.137より コラール「主をほめたたえよ」
協奏曲ニ短調 BWV.974(原曲:B.マルチェッロ)
カンタータ第151番 BWV.151より アリア ト長調
ドレスデン・バッハ=ゾリステン〔ヨアヒム・K・シェーファー(トランペット)、カン・ミンジョン(Vn)、 ウーヴェ・ヒルト=シュミット(Vc)、北村あゆみ(チェンバロ、オルガン)〕

録音:2016年9月&11月、ドイツ
「トランペット・アンサンブル・ヨアヒム・シェーファー」など、数々のアンサンブルを創設しリーダーを務めてきたドレスデンのトランペットの名手、ヨアヒム・(カール・)シェーファー。ドレスデン・バッハ=ゾリステン(ドレスデン・バッハ・ソロイスツ)は、ヨアヒム・シェーファーが新しく創設した、トランペット、ヴァイオリン、チェロ、チェンバロ(Org)によるアンサンブル。ヴィヴァルディやマルチェッロなどの作品を原曲とするバッハの協奏曲を、心洗われるトランペットの音色でご堪能ください。
CHR-77417
シュッツ:復活の物語 SWV.50
葬送の音楽 SWV.279-281
ブノワ・アレ(指)
ラ・シャペル・レナーヌ

録音:2007年7月14日−18日、フランス
ドイツ語の最初のオラトリオとされるハインリヒ・シュッツの傑作、「イエス・キリストの復活の物語(復活祭オラトリオ)」と「葬送の音楽(ムジカーリッシェ・エクセークヴィエン)」。ブノワ・アレが2001年に設立した声楽と器楽によるフランスのアンサンブル、"ラ・シャペル・レナーヌ"の2007年録音盤がChristophorusより新装再発売。
CHR-77418
スペインの花〜ヴィオール・コンソートとギターのための音楽
ミラン:パヴァーナとガリャルダ
ブルーナ:第1旋法によるティエント・デ・ファルサス
サンス:アチャス
オルティス:リチェルカーダ第4番
ブルーナ:Obra de 5° tono por Ce sol fa ut
カベソン:Ilano del Cavalleroによる変奏曲
ブルーナ:第2旋法によるティエント・デ・ファルサス
エンシーナ:ファータ・ラ・パルテ
カベソン:Dama le demandaによる変奏曲
サンス:ルヘロとパラデタス
アギレラ・デ・エレディア:第4旋法によるティエント・デ・ファルサス
オルティス:リチェルカーダ第8番
フランシスコ・デ・ラ・トーレ:ダンツァ・アルタ
サンス:マリサパロス、ハカラス
カベソン:イタリアのパヴァーナ、
 ミラノのガリアルダによる変奏曲
サンス:フォリアス
作曲者不詳:エスパノレータ
カバニーリェス:パサカリェス
サンティアゴ・デ・ムルシア:ガリャルダス
カバニーリェス:フォリアによる変奏曲
マリア・フェレ(ルネサンス&バロック・ギター)、
レゼスカパード

録音:2017年2月15日−17日、ドイツ
多くの芸術が栄えたスペイン黄金世紀、15世紀〜17世紀スペインのギターとヴィオール・コンソートのための作品集。スペインのカタルーニャ出身、バルセロナの音楽院とドイツのトロッシンゲン音楽大学、スイスのバーゼル・スコラ・カントルムで学んだギター&リュート奏者マリア・フェレが、女流奏者4人からなるフランスのヴィオール・アンサンブル、「レゼスカパード(レ・エスカパード)」と共演し、色鮮やかなスペインの花々を咲かせます。
CHR-77419
ア・ラ・フランセーズ〜フランス・ロマン派のアート・ハーモニウムとピアノのための二重奏曲集
マリー・プレスタ:結婚行進曲 Op.5
エルネスト・プーラン:瞑想曲 Op.75
シャルル・ロレ:子守歌
アルベール・ザイツ:ラメント Op.45
アドルフ・ブラン:ソナタ Op.55
ジョルジュ・スペッツ:アルバムブラット
レティシア・サリ:コズリ Op.23
イグナース・レイバック:ポロネーズ
グノー(アレクサンドル・ギルマン編):ロシア国歌による幻想曲
マリー・プレスタ:前奏曲とフーガ Op.28
ヤン・ヘーニヒ(アート・ハーモニウム)、
エルンスト・ブライデンバッハ(P)

録音:2016年3月19日−21日、フランクフルト(ドイツ)
(全曲世界初録音)
※使用楽器−ピアノ:エラール1858/アート・ハーモニウム:Vor Mustel 1902
「芸術的ハーモニウム(Harmonium D’Art)」と呼ばれたリード・オルガンとピアノという珍しい組み合わせのアルバム。19世紀後半フランスのブルジョワ階級で流行したというアート・ハーモニウムとピアノのための知られざる作品集。アート・ハーモニウムの専門家として複数のアルバムを録音しているヤン・ヘーニヒと、以前にも「ハーモニウムとピアノによるデュオ(CHE 0129-2)」というアルバムを録音しているエルンスト・ブライデンバッハの二人のスペシャリストが、歴史的銘器を演奏します。
CHR 77421
ラインハルト・カイザー:マルコ受難曲 クリスティアン・ブレンベック(指)
パーセニア・ヴォーカル、
パーセニア・バロック
ベルンハルト・ヒルトライター(T)、
ハルトムート・エルベルト(Bs)、
ヨッヘン・エルベルト(T)、
ターニャ・ダルタン(S)、
ペトラ・ガイトナー(S)、
メリンダ・パウルセン(A)


録音:1993年5月10日−12日、ドイツ
17世紀〜18世紀のハンブルクでドイツ・バロック・オペラの中心として活躍し、当時ヘンデルやテレマンといった巨匠と並び称された作曲家、ラインハルト・カイザー(1674−1739)。
ラインハルト・カイザー作と伝わるものの、父であるゴットフリート・カイザーやフリードリヒ・ニコラウス・ブルーンスの作ではないかとの説もあり、「伝ラインハルト・カイザー」とも表記される「マルコ受難曲」は、バッハが複数回演奏するなどその作品を愛し、「マタイ受難曲」の参考にしたとも言われているドイツ音楽史の重要作。
日本では2017年に「東京マルコ受難曲合唱団」によって日本初演が行われ注目を浴びた、伝カイザーの「マルコ受難曲」。テルツ少年合唱団の伴奏者としても活躍したドイツのオルガン&チェンバロ奏者、指揮者のクリスティアン・ブレンベックが90年代に残したChrsitophorusの名録音が新装再発売となります。
CHR-77422
バッハ:無伴奏チェロ組曲集(ギター版)
無伴奏チェロ組曲第5番ヘ短調 BWV.1011/995、無伴奏チェロ組曲第2番イ短調 BWV.1008、無伴奏チェロ組曲第1番ニ長調 BWV.1007/フランチェスコ・ダ・ミラノ/バッハ:ファンタジアとコラール集/ボーナス・トラック〜 バッハ:G線上のアリア(管弦楽組曲第3番 BWV.1068より) ※全編曲:ティルマン・ホップシュトック
ティルマン・ホップシュトック(G)

録音:2016年7月、2017年1月&4月&11月、ドイツ
使用楽器:Christopher Dean, 2000 (組曲第5番)、Antonius Muller, 2012 (組曲第2番)、Santos Hernandez, 1929 (組曲第1番&ファンタジアとコラール集)
ギターとチェロをダルムシュタットとケルンで学び、現在ではドイツを代表するギタリストとして、世界中で活躍するティルマン・ホップシュトック。これまでもバッハのリュートやヴァイオリン、フルート、鍵盤楽器作品など様々な楽器からのギター・アレンジを行い録音してきたホップシュトックが、ついに無伴奏チェロ組曲をレコーディング!
チェロ組曲第1番、第2番、第5番に、イタリア・ルネサンスのリュート奏者フランチェスコ・ダ・ミラノのファンタジアとバッハのコラールを組み合わせた作品を収録。ボーナス・トラック「G線上のアリア」の華麗なアレンジも聴き物。「バッハのリュート作品におけるポリフォニー」という論文で博士号まで取得しているホップシュトックが弾くバッハ無伴奏チェロ組曲。ギター関係者はもちろん、すべてのバッハ・ファン、アレンジ・ファンにオススメです。 
CHR-77423(2CD)
バッハ:マルコ受難曲 BWV.247(1744年版) グーテンベルク室内cho
ノイマイヤー・コンソート、
フェリックス・コッホ(指)
ヤスミン・ヘルナー(S)、
ユリアン・フライムート(C.T)、
ゲオルク・ポプルッツ(T)、
クリスツィアン・ヴァーグナー(Bs)、
ヴォルフガング・ファーター(朗読)
J
録音:2017年3月17日−20日、クリストフォルス教会(ヴィースバーデン、ドイツ)
現在は楽譜が失われ、台本のみが残されるなか、様々な復元・再構築が行われてきたマルコ受難曲。ここでは、Diethard Hellmann(1964年)とAndreas Glockner(2001年)の復元版をベースに、マインツ音楽大学の名誉教授を務めるフランクフルトの音楽学者、Karl Bohmerが2016年に校訂・補完を行い、1744年に演奏された改訂版を再現。レチタティーヴォが朗読されるなどの特徴があります。
演奏は、マインツ音楽大学の教授、ヨハネス・グーテンベルク大学マインツのコレギウム・ムジクムの指揮者、フランクフルト古楽フォーラムの芸術監督などを務める指揮者、チェリスト、音楽教師のフェリックス・コッホと、ヨハネス・グーテンベルク大学マインツのコレギウム・ムジクムの一部であるグーテンベルク室内合唱団、2007年にフェリックス・コッホが設立したバロック・オーケストラ「ノイマイヤー・コンソート」によるものです。
CHR-77424
われらに平和を与えたまえ〜三十年戦争の音楽
シュッツ:シンカルマ・ムジクム 「En novus elysiis」 SWV.49
ニコラウス・ヴァイスベック:世界の門を上げ
ヨハン・シクスト・フォン・レルヘンフェルス:テ・デウム、主よ平和を与えたまえ
ポルジッツ&ヴェゼリッツ:主により頼む人は
パウル・シェーファー:主に向かって喜び歌おう
シュッツ:主よ平和を与えたまえ SWV.465
マルクス・ディートリヒ・ブランディシウス:英雄が勇敢に戦った
アンドレアス・デューベン:われ良き戦いを戦い
シュッツ:ドイツの長い戦いが SWV.338
ヨハン・ヒルデブラント:おお神よ, われらは知らなかった
マティアス・ヴェックマン:町はなんと静まり返っているか
シュッツ:われらに平和を与え給え&われらの支配者に SWV.372&373
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル、
アルノ・パドゥフ(指)

録音:2017年8月28日−31日、レッシンク聖ペテロ&パウロ教会(ドイツ)
今から400年前、ドイツ(神聖ローマ帝国)を中心に起こった人類史上もっとも長く破壊的な戦争の1つと言われる、「三十年戦争(1618年〜1648年)」にまつわる宗教作品集。皇帝に捧げられた政治的な歌「テ・デウム」や戦意高揚を煽る音楽から、戦争の悲惨さを描いたものや平和と安寧をもとめる作品まで、ハインリヒ・シュッツを中心に当時の様々な作曲家が遺した音楽から「三十年戦争」を振り返るという意義深いアルバムです。
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブルは、ドイツのコルネット奏者アルノ・パドゥフが1995年に設立したピリオド・アンサンブル。これまで、アンサンブル名の元となったヨハン・ローゼンミュラーをはじめ、ヨハン・カスパル・ケール、アルブレヒト・フォン・ブランデンブルク、ヨハン・パッヘルベル、ダニエル・ボリウス、セバスティアン・クヌッファーなど、17世紀〜18世紀の知られざる音楽を歴史的資料に基づき演奏・録音してきました。
CHR-77425
ヨハン・ローゼンミュラーと同世代の作曲家たちによる宗教コンチェルト集
ヨハン・ローゼンミュラー:わたしは主を大いに喜び*
ニコラウス・アダム・シュトルンク:6つのヴィオールによるソナタ(器楽)
ゲオルク・クリストフ・シュトラットナー:主よ, いつまでわたしをお忘れになるのか*
ローゼンミュラー:主を喜びとしなさい*
ジョヴァンニ・レグレンツィ:4つのヴィオラ・ダ・ガンバによるソナタ第5番(器楽)
ローゼンミュラー:わが魂はかわいているように神を慕い*
アントニオ・ベルターリ:6声のソナタ(器楽)
ローゼンミュラー:神は我らと共に*
アウグスティン・プフレーガー:おお慈悲深き父よ*
クリスティアン・フロール:主よ, もはや十分です
ミリアム・フォイエルジンガー(S)、
レゼスカパード

録音:2017年10月16日−19日、聖心教会(カールスルーエ、ドイツ)
(*=世界初録音)
ヨハン・ローゼンミュラー(1626−1686)は、ライプツィヒ聖トーマス教会のカントルに内定しながらも同性愛疑惑により投獄され、脱獄しイタリアで活動しながらその名を広めた作曲家。「イタリアの"官能"とドイツの"実直"をもっとも調和のとれた方法で融合させることができる」と言われ、当時は高名な音楽家の一人に名を連ねながらも現代では演奏・録音の機会が少ないローゼンミュラーの音楽を、オーストリアの美しきソプラノが優美な歌声で復権します。
女流奏者4名からなるヴィオール・アンサンブル、「レゼスカパード(Les Escapades)」にヴァイオリン、テオルボ、オルガンのゲスト・ミュージシャンが加わった8名で、宗教的コンチェルトの伴奏と3つのソナタを演奏しています。
CHR-77427
グラウプナー:ソプラノとアルトのための二重唱カンタータ集
「欲望」(序曲ヘ長調 GWV.445より)
カンタータ「今こそ謙虚になりなさい」GWV.1144/12
アフェトゥオーソ(トリオ・ソナタ ニ長調 GWV.204より)
カンタータ「闘いに向けてわが精神よ武装せよ」GWV.1148/20
グラーヴェ(カノン変ロ長調 GWV.1143/12)
カンタータ「私たちがいちばん困っている時に」GWV.1143/12
ソナタ ト短調 GWV.724
カンタータ「去れ、忌まわしい罪深い人生よ」GWV.1147/20
ミリアム・フォイエルジンガー(S)、
フランツ・ヴィッツム(C.T)、
カプリコルヌス・コンソート・バーゼル、
ペーター・バルチ(指&バロックVn)

録音:2018年5月7日−9日、ハイリッヒ・クロイツ・カトリック教会(ビンニゲン、スイス)
古楽界で花開いたオーストリアの美しき古楽系ソプラノ、ミリアム・フォイエルジンガー。 グラウプナーの「カンタータ集」(CHR 77381)で2014年にドイツの権威あるエコー・クラシック賞を受賞し、その名と歌声を世界へと響かせたフォイエルジンガーが、ヴォーカル・アンサンブル「シュティムヴェルク」のメンバーとしても活躍中のドイツのカウンターテナー、フランツ・ヴィッツムとのデュオで再びグラウプナーをレコーディングしました!
ライプツィヒ聖トーマス教会のカントールを務めていたヨハン・クーナウに師事したクリストフ・グラウプナー(1683−1760)。クーナウの死後、聖トーマス教会のカントールの後任に指名されたテレマンが辞退したためグラウプナーに話しが舞い込んだものの、当時の雇用主であったダルムシュタット方伯エルンスト・ルートヴィヒが許可を出さなかったため、最終的にはバッハがカントールの座に着いたというエピソードでも知られています。 存命当時はテレマンやヘンデル、そしてバッハと並び立つほどの人気を博していたにも関わらず、その膨大な作品は20世紀後半に入るまでほとんど陽の目を浴びることが無かったため、フォイエルジンガーとヴィッツムの二重唱によるカンタータ集は、この"ダルムシュタットの巨匠"の再評価の機運をさらに高めてくれることでしょう。
CHR-77428
セバスティアン・クニュプファー:宗教的コンチェルト集
私の神の思う事は/深き淵よりわれ汝を呼ぶ/エルサレムよ、主をほめたたえよ/今ぞみな神に感謝せよ/主よ、滅びより救いたまえ/見よ、何という幸せ、何という喜び/何を食べようか/神のひとり子なる主キリスト
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル、
アルノ・パドゥフ(指)

録音:2004年10月18日−20日、ドイツ/CHR-77276からの新装再発売。
バッハの3代前にトーマスカントルを務めたドイツの音楽家、セバスティアン・クニュプファー(1633−1676)の声楽とアンサンブルによるドイツ語とラテン語の宗教的コンチェルト集。わずか24歳でライプツィヒ聖トーマス教会のカントル(トーマスカントル)という要職に就き、シュッツなど当時の重要な音楽家たちと交流を持ちながら、43歳という若さで亡くなったクニュプファ―。現存する作品はわずかしか残っておらず、このアルバムに収録されている作品の大半も、当時世界初録音だったものです。
CHR-77429
クッサー:6つのフランス風序曲(シュトゥットガルト、1682年) ムジカ・エテルナ・ブラティスラヴァ、
レ・ムニュ・プレジール、
ペーター・ザジチェク(指)

録音:1993年3月3日−7日、モイゼス・ホール(ブラティスラヴァ、スロヴァキア)
ヨハン・シギスムント・クッサー(1660−1727)は、パリとヴェルサイユに滞在した6年の間にリュリの下でフランスの様式を学び、その後、ドイツ各地の歌劇場や宮廷で楽長を務めた後、イギリスへと渡りアイルランドのダブリンで活躍した音楽家。 フランスの様式を採り入れた「フランス風序曲集」など、リュリ直伝の作曲技法を活かしたクッサーの音楽は、次世代のテレマンやグラウプナー、ヘンデルなどに影響を与えたことでも知られています。
CHR-77430
インヴィジブル〜シトー会の修道女の歌 ザビーネ・ルッツェンベルガー(Ms&指)、
アンサンブル・ペル=ソナット

録音:2018年4月13日−15日、ドイツ
中世からルネサンスの音楽を専門とする歌手、ザビーネ・ルッツェンベルガーと、彼女が芸術監督を務める古楽アンサンブル "ペル=ソナット(PER-SONAT)"。 11世紀の終わりに生まれたカトリック教会に属する修道会の1つ、シトー会(シトー修道会、またはベルナルド会)の修道女たちの音楽。シトー会は聖ベネディクトの戒律を厳格に守り、華美な彫刻や装飾を排する姿勢でヨーロッパ中に広がり、偉大な建築と典礼音楽を残しています。
CHR-77431
ホップシュトク(ウィルコックス):ギター作品集
ティルマン・ホップシュトック(アラン・ウィルコックス):ギターのための12の印象的なスケッチ
ギターのための12の小さな前奏曲
ドビュッシーの主題による変奏曲
ギターのための12の練習曲
ギター四重奏のためのトランセンデント組曲
ティルマン・ホップシュトック(G)、
ロサンゼルス・ギター四重奏団

録音:2010年、2012年、2016年、2017年、2018年
ギターとチェロをダルムシュタットとケルンで学び、現在ではドイツを代表するギタリストとして、世界中で活躍するティルマン・ホップシュトック。
ホップシュトックが、アラン・ウィルコックス(1869−1959)という架空の人物の名前で作曲してきたギター作品集。これは、「印象派の時代のギター音楽が欠けている」との理由から人物像が作られており、ドビュッシーやラヴェルのような音楽言語、そしてイギリスのシリス・スコットやジョン・アイアランドのような色彩を連想させるギター作品です。
CHR-77432(11CD)
偉大なるミンネゼンガー
■CD1 ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ:力と愛の歌(CHR 77394)
■CD2 ナイトハルト・フォン・ロイエンタール:歌曲集(CHR 77327)
■CD3 コンラート・フォン・ヴュルツブルク〜ミンネザングの巨匠(CD 74542)
■CD4 ザルツブルクの修道士〜ミンネザング後期の世俗歌曲集(CHE 0187-2)
■CD5 オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン〜最後のミンネゼンガー(CHR 77304)
■CD6 オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン〜国際人(CHR 77379)
■CD7 ヨーロッパのミンネザング〜トゥルバドゥール、トルヴェール、ミンネゼンガー(CHE 0148-2)
■CD8 中世の女性の歌(CHR 77290)
■CD9 ハインリヒ・フォン・マイセン〜フラウエンロープの神秘主義(CHR 77285)
■CD10 後期ミンネザングの聖なる歌(CHR 77395)
■CD11 マネッセ写本〜大ハイデルベルク歌謡写本(CHE 0138-2)
ペル=ソナット(CD1, 9)、
アウグスブルク古楽アンサンブル(CD2, 4, 5, 7)、
アンドレア・フォン・ラム(ヴォイス/CD3)、
アンサンブル・レオネス(CD6, 10)、
エスタンピー(CD8)、
イ・チャルラターニ(CD11)


録音:1984年〜2014年
※CD3に全オリジナル・ブックレットのPDFデータを収録
ミンネゼンガー(Minnesanger)とは、中世ドイツ語圏の恋愛歌曲や抒情詩「ミンネザング(Minnesang)」を作曲、演奏する音楽家、吟遊詩人たちのこと。これまで、多くのミンネザング・アルバムを録音・リリースしてきたドイツのChristophorusレーベルから、ミンネゼンガーたちの作品を集成した11枚組BOXが登場。ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデやナイトハルト・フォン・ロイエンタール、オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインらの偉大なミンネゼンガーから、女性ミンネゼンガーにスポットライトをあてたアルバム、ミンネゼンガーによる宗教作品、ドイツだけでなくフランスのトゥルバドゥールやトルヴェールと比較したアルバムなど、多様なプログラムを組み合わせた、まさにChristophorusならではの好企画です。
CHR-77433
ベデッカー:聖なる楽譜〜独唱モテット&ソナタ集
フィリップ・フリードリヒ・ベデッカー:マニフィカト
ヨハン・ウルリヒ・シュタイグレーダー:主の祈り(変奏第4、第19、第28)
ベデッカー:O Vatter aller Frommen
シュタイグレーダー:主の祈り(変奏第40)
ベデッカー:Haec est Dies、Veni Salvator
ザムエル・フリードリヒ・カプリコルヌス:ソナタ(ヴァイオリン独創と通奏低音)
ベデッカー:イエスは生まれた、ソナタ・ソプラ 「ラ・モニカ」(ファゴット独奏と通奏低音)、わが神よ、Christ lag in Todesbanden、ヴァイオリン・ソナタ、主を賛美せよ
クヌート・ショホ(T)、
イ・ソナトーリ

録音:2018年10月22日−24日、ドイツ
"イ・ソナトーリ"は、2019年2月〜3月にも日本での演奏会や東京藝術大学、明治学院大学等での特別講座が開かれたドイツのテノール、クヌート・ショホを中心に、ヴァイオリン、バス・ドゥルシアン、オルガン(&チェンバロ)、ヴィオラ・ダ・ガンバの編成からなるピリオド楽器アンサンブル。
シュトゥットガルトやヴュルテンベルクでオルガニストを務めた17世紀ドイツの音楽家、フィリップ・フリードリヒ・ベデッカー(1607−1683)の、独唱モテットといくつかの器楽ソナタ集。
CHR-77434
イタリアの香水〜マンドリンのための協奏曲&ソナタ集
エヴァリスト・フェリーチェ・ダッラーバコ:複数の楽器のための協奏曲 Op.5-6
カルロ・アッリゴーニ:マンドリンと通奏低音のためのソナタ
ダリオ・カステッロ:ソプラノ・ソロのためのソナタ第2番
ニッコロ・マッテイス:エア
D.スカルラッティ:ソナタ K.89
ヨハン・ジギスムント・ヴァイス:協奏曲ニ短調
ヴィヴァルディ
:コンチェルト・ダ・リピエーノ ハ長調
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ:ソナタ ニ短調
マルコ・ウッチェリーニ:ラ・ベルガマスカ
アルテマンドリン

録音:2011年、ルクセンブルク
2001年に結成されたバロック・マンドリンによるアンサンブル、アルテマンドリン。ヴィヴァルディやファッシュ、スカルラッティらイタリア・バロックの高貴で素晴らしいマンドリン作品を集めたアルバム。イタリアの香り漂う魅惑のマンドリン音楽をどうぞ。
CHR-77435(2CD)
ヨハン・ゲオルク・キュンステル:マルコ受難曲 ポリハルモニーク、
ラルパ・フェスタンテ

録音:2018年5月15日−18日、マルクト・ノルトハイム(ドイツ)
ヨハン・ゲオルク・キュンステル(c.1645−1695)は、南東ドイツのフランコニア(フランケン)地域のアンスバッハやコーブルクの宮廷で楽長やオルガニストとして活動し、生涯その地域を大きく離れることはなかった17世紀ドイツの音楽家。生まれや詳細な経歴はわかっていませんが、ヨハン・ゴットフリート・ヴァルターが出版した音楽辞典には、キュンステルの重要性の手がかりが含まれています。現存するわずかな作品は、ワイマールの音楽アーカイヴやフランクフルト大学図書館に残されており、この「マルコ受難曲」は、作曲家の死後にもコーブルクで頻繁に演奏されていた記録から、キュンステルのもっとも重要な作品と考えられています。
演奏は、カウンターテナー歌手のアレクサンダー・シュナイダーが芸術監督を務めるヴォーカル・アンサンブル "ポリハルモニーク"と、様々な知られざるバロック音楽の録音実績を持つ古楽アンサンブル "ラルパ・フェスタンテ"。エヴァンゲリストは、鈴木優人&バッハ・コレギウム・ジャパンのバッハ「マタイ受難曲」(2015年)や「ヨハネ受難曲」(2018年)でもエヴァンゲリストを務めた実績のあるドイツ古楽系名テノール、ハンス・イェルク・マンメルが担当しています。
CHR-77436
ブクステフーデ:われらがイエスの四肢 BuxWV.75 ラ・シャペル・レナーヌ、
ブノワ・アレ(指)、
ラ・メトリーズ・ド・ギャルソン・ド・コルマール

※録音(ライヴ):2007年10月28日、サン=グレゴワール・ドゥ・リボーヴィレ(フランス)
プロテスタントであるブクステフーデの作品のなかで、唯一ラテン語で書かれたカンタータ「われらがイエスの四肢」。ブノワ・アレが2001年に設立した声楽と器楽によるフランスのアンサンブル、"ラ・シャペル・レナーヌ"の2007年ライヴ録音盤がChristophorusより新装再発売。
CHR-77437
ドイツ・バロックのカンタータ集
クリスティアン・アウグスト・ヤコビ(1688−after 1725):カンタータ「わたしの不義はわたしの頭を越え」
ヨーハン・ダーフィト・ハイニヒェン(1683−1729):カンタータ「Einsamkeit, o stilles Wesen」、Musicalischer Circul(ハープシコード・ソロ)
ヨハン・クーナウ(1660−1722):カンタータ「われはこの世を去り」
エルンスト・ニコラウス・タウル(1673−1723):カンタータ「主の祝福は汝を豊かにする」
バッハ:小さな調和ある迷宮(ハープシコード・ソロ)、
 カンタータ「神より生まれし者はすべて」 BWV.80a(ハンス・ベルクマン再構築によるオリジナル・ヴァイマル・ヴァージョン)
ラルパ・フェスタンテ、
クリストフ・ヘッセ(指)

録音:2017年2月22日−24日、ドイツ
ヨハン・ゲオルク・キュンステルの「マルコ受難曲」(CHR 77435)を蘇演するなど、様々な知られざるバロック音楽の録音実績を持つ古楽アンサンブル "ラルパ・フェスタンテ"の新録音。バロック期のドイツでどれだけ素晴らしい音楽が生み出されてきたのかを証明するプログラムで、中央ドイツの4人の作曲家、ヤコビ、ハイニヒェン、クーナウ、タウルによる世界初録音となるカンタータと大バッハのカンタータ「神より生まれし者はすべて」BWV.80aを収録。「神より生まれし者はすべて」は、ルターの「神はわがやぐら」が取り入れられたバッハの人気カンタータ「われらが神は堅き砦」(BWV.80)の原曲となる作品で、アンサンブル・ムジカ・ポエティカ・フライブルクの創設者ハンス・ベルクマンが再構築したオリジナル・ヴァイマル・ヴァージョンです。
CHR-77438
皇帝マクシミリアン1世の時代の歌曲、シャンソン、舞曲集
イザーク、オケゲム、ゼンフル、ジョスカン・デ・プレ、ホーフハイマー、他、作曲者不詳の作品
ザビーネ・ルッツェンベルガー(メゾ・ソプラノ&指揮)、
アンサンブル・ペル=ソナット

録音:2019年1月11日−13日、ドイツ
Christophorusが贈る、神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世(1459−1519))の没後500周年記念リリース。アンサンブル・ホフカペレによるモテット&ミサ曲集(CHR 77439)に続く第2弾は、中世からルネサンスの音楽を専門とする歌手、ザビーネ・ルッツェンベルガーと、彼女が芸術監督を務める古楽アンサンブル "ペル=ソナット(PER-SONAT)"によるマクシミリアン1世の時代の音楽。イザーク、オケゲム、ジョスカン・デ・プレなど、マクシミリアン1世の宮廷へ招かれて活動した当時の重要な作曲家たちによる歌曲、シャンソン、舞曲集です。
CHR-77439(2CD)
皇帝マクシミリア1世のための音楽
■マクシミリアン1世のためのモテット
ハインリヒ・イザーク、ルートヴィヒ・ゼンフル、ジョスカン・デプレ、パウル・ホフハイマー、グレゴリオ聖歌
■マクシミリアーノのためのミサ曲
イザーク:聖処女マリアのミサ(4声&6声)、ジョスカン・デプレ、ホフハイマー
アンサンブル・ホフカペレ、
マイケル・プロクター(指)
アンサンブル・ホフカペレはイギリスの音楽家マイケル・プロクタ ーによって1998年に結成され、ルネサンス時代の宗教作品を主なレパ ートリーとして内外より高い評価を獲得している合唱団。プロクター は宗教音楽のスペシャリストであると同時に、自身が運営する出版社 「エディション・マイケル・プロクター」では600曲にも及ぶルネサ ンス音楽のカタログを持っています。 プロクター&アンサンブル・ホフカペレによってChristophorusに録 音された神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世のための音楽(イザーク のモテット集と2つのミサ曲を中心とするもの)が、マクシミリアン1 世の没後500周年を記念し、セットになって新装再発売されます。
CHR-77440
ヨハン・ザムエル・ヴェルター:コラール・カンタータ集
パウル・ハインライン(1626−1686):5声のソナタ 「Battallia ex C」
ヨハン・ザムエル・ヴェルター(1650−1720):主イエス・キリスト, 汝こよなき宝*
ヨハン・ミヒャエル・ニコライ(1629−1685)2声のソナタ第14番*
ヴェルター:神がわれらを憐れみ*
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623−1665):3声のソナタ
ヴェルター:Auff, auff ihr Gottes Hausgenossen*
作者不詳(17世紀):2声のヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ*
ヴェルター:わが愛する神に*
アントニオ・ベルターリ(1605−1669):6声のソナタ第101番
ヴェルター:Wenn wir in hochsten Nothen seyn*
エッコ・ラ・ムジカ

録音:2018年11月5日−7日、SWR放送スタジオ(シュトゥットガルト)

*=世界初録音
エエコ・ラ・ムジカは、ヴィオール奏者のハイケ・ヒュンマーとサックバット奏者のマティアス・シュプリンツが主宰し、1987年の設立以来17世紀前半の豊かな音楽遺産を発表し続けてきた声楽と器楽による古楽案サンプル。
ヨハン・ザムエル・ヴェルターはシュヴェービッシュ・ハルの聖ミヒャエル教会で45年にわたってオルガニストを務めた音楽家。ベルリン、フランクフルト、アウクスブルクでも役職を与えられ、生涯で400以上の作品を書いたと言われていますが、現存するのはわずか10数曲のカンタータのみです。ここでは、コラール・カンタータの歴史において、プレトリウスとバッハの間のもっとも重要な音楽家ともいわれるヴェルターの5つのカンタータ(いずれも世界初録音)と、同時代の様々な器楽曲を収録しています。
CHR-77441
ヘンデル:宗教的アリア集
神々しい光の永遠の源よ(アン女王の誕生日のための頌歌 HWV.74 より)/英雄たちは栄光に燃え(オラトリオ 「ヨシュア」 HWV.64 より)/オラトリオ 「アレグザンダー・バルス」HWV.65 からの序曲/Mighty love now calls to arm(オラトリオ 「アレグザンダー・バルス」HWV.65 より)/おお主よ、あなたの慈しみは限りなく(オラトリオ 「サウル」 HWV. 53 より)/On the rapid whirlwind´s wing(オラトリオ 「スザンナ」 HWV.66 より)/合奏協奏曲ハ長調 「アレグザンダーの饗宴」HWV.318/朝が薔薇色の足取りで(オラトリオ 「テオドーラ」HWV.68 より)/合奏協奏曲 Op.3-4 HWV.315/歓喜した魂は(オラトリオ 「テオドーラ」HWV.68 より)/Bless´d be the Lord & What though I trace(オラトリオ 「ソロモン」HWV.67 より)/オラトリオ 「スザンナ」HWV.66 からの序曲/When first I saw my lovely maid(オラトリオ 「スザンナ」HWV.66 より)
フランツ・ヴィッツム(C.T)、
オルフェオ・バロックO
ユリアン・クリストフ・トーレ(ディレクター)
カウンターテナー、フランツ・ヴィッツム!

録音:2019年7月14日−15日、ドイツ
男声ヴォーカル・アンサンブル、シュティムヴェルク(Stimmwerck)の創設メンバーであり、ドイツ古楽界が期待を寄せるカウンターテナー、フランツ・ヴィッツム。フィリップ・ヘレヴェッヘ、ニコラス・マギーガン、ヘルマン・マックスら古楽界の名匠と共演し、レコーディングでは、ミリアム・フォイエルジンガー(S)、カプリコルヌス・コンソート・バーゼル(ピリオド・アンサンブル)、ジュリアン・ベール(Lute)などとコラボレーションしてきました。新たなソロ・アルバムは、ヘンデルのオペラではなく「神聖なドラマ」とも呼ばれた"オラトリオ"からのアリアを集め、オルフェオ・バロックOをバックにその端正で気高い歌声を聴かせます。 
CHR-77442
老年の叡智〜ミンネザングの中のアルス・モリエンディ アウグスブルク古楽アンサンブル
これまでもChristophorusレーベルから多数のミンネザング(中世ドイツ語圏の恋愛歌曲や抒情詩)のアルバムを録音してきたアウグスブルク古楽アンサンブル(ensemblefur fruhe musikaugsburg)による、新たなミンネザング・アルバム。15世紀の黒死病(ペスト)の流行に際して、死を目前にしての心構えなどを説いた「アルス・モリエンディ(死亡術、あるいは往生術とも)」をテーマにした、様々なミンネジンガーたち(ナイトハルト・フォン・ロイエンタール、オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン等)の作品を収録。
CHR-77443
ポンセ:パリ時代のギター作品集
南のソナティナ/主題・変奏と終曲
8つの前奏曲/ソナタ第3番
「スペインのラ・フォリア」による変奏曲とフーガ
ティルマン・ホップシュトック(G)

録音:1998年、1999年、2000年
ギターとチェロをダルムシュタットとケルンで学び、現在ではドイツを代表するギタリストとして、世界中で活躍するティルマン・ホップシュトック。「メキシコ国民楽派の開祖」や「近代メキシコ国民楽派の父」とも呼ばれるポンセ:(1882−1948)が、パリ音楽院でデュカスに作曲を学び、セゴビアと親交を深めたパリ時代(1926年〜1932年)のギター作品集が、ドイツのChristophorusから復刻。「南のソナティナ」と「主題・変奏と終曲」はオリジナル・マニュスクリプトによる演奏です。
CHR-77444
ロシアのおとぎ話〜トランペットのためのヴィルトゥオーゾ・サロン・ミュージック
ジュール・レヴィ:ロシア民謡による大幻想曲
ユリウス・ナーゲル:幻想曲 「ロシアのおとぎ話」
オスカー・ベーメ:ロシアの舞曲 Op.32
ヴァシリー・ブラント:子守歌 Op.14、演奏会用ポルカ Op.13、演奏会用小品第1番Op.11
オスカー・ベーメ:愛の歌 Op.22-2、
 サンクトペテルブルクの夜 Op.23、
 サンクトペテルブルクの思い出
ヴァシリー・ブラント:演奏会用小品 Op.12
アレンスキー:演奏会用ワルツ
チャイコフスキー:バレエ 「白鳥の湖」より ナポリの踊り
ヨアヒム・K・シェーファー(コルネット&トランペット)、ドレスデン・バッハ=ゾリステン

録音:2019年3月15日−17日、ドイツ
「トランペット・アンサンブル・ヨアヒム・シェーファー」など、数々のアンサンブルを創設しリーダーを務めてきたドレスデンのトランペットの名手、ヨアヒム・(カール・)シェーファー。
自身が創設したアンサンブル、ドレスデン・バッハ=ゾリステン(ドレスデン・バッハ・ソロイスツ)を率いて、ロシアの民謡や旋律を輝かしきトランペットの音色で披露。トランペット(orコルネット)、ピアノ、コントラバスという編成で、当時の最高のトランペット奏者の一人であったジュール・レヴィ(1838−1903)、オスカー・ベーメ(1870−1938)、ヴァシリー・ブラント(1869−1923)らによる、美しい旋律とヴィルトゥオーゾ性を兼ね備えた作品を優雅に聴かせます。そして、チャイコフスキーの名曲「ナポリの踊り」(白鳥の湖より)の収録も嬉しいポイントです。
CHR-77445
ローゼンミュラー:クリスマス協奏曲集
ヨハン・ローゼンミュラー:同じ地方の草原に羊飼いらがいて、グローリア ― 言葉は肉体となり
シュッツ:クリスマス物語 Sw.435
ブノワ・アレ(指)、
ラ・シャペル・レナーヌ

録音:2019年4月25日−29日、フランス
ヨハン・ローゼンミュラー(1626−1686)は、ライプツィヒ聖トーマス教会のカントルに内定しながらも同性愛疑惑により投獄され、脱獄しイタリアで活動しながらその名を広めた作曲家。「イタリアの"官能"とドイツの"実直"をもっとも調和のとれた方法で融合させることができる」と言われ、当時は高名な音楽家の一人に名を連ねながらも現代では演奏・録音の機会が少なく、Christophorusからのいくつかの録音(CHR 77425、CHR 77333、CHR 77319等)により少しずつ復権が行われています。
このアルバムでは、ローゼンミュラーが17世紀半ばにライプツィヒで書いたキリストの降誕を描いた「クリスマス物語」、声楽と器楽のためのクリスマス協奏曲集に、有名な方の「クリスマス物語」であるハインリヒ・シュッツの作品をカップリング。演奏は、ブノワ・アレが2001年に設立した声楽と器楽によるフランスのアンサンブル、"ラ・シャペル・レナーヌ"。ブノワ・アレの妹でもあり、エルヴェ・ニケのル・コンセール・スピリチュエルとも度々共演しているソプラノ歌手、サロメ・アレ(サロメ・アレール)も参加しています。
CHR-77446(2CD)
オッフェーレ:オラトリオ 「見よ、王なる主が来たまえり」
ヴィンフリート・オッフェーレ(b.1939):ソリスト、カントル、7つの合唱、管弦楽とオルガンによる降誕節のためのオラトリオ 「見よ、王なる主が来たまえり(ECCE ADVENIT)」
コンスタンツェ・ステルク(S)、イヴォンヌ・フックス(A)、トーマス・ヴォッレ(T)、クレメンス・モーゲンターラー(Bs)、エドゥアルト・ヴァグナー(カントル)、コンスタンツ児童&青年cho、ヴォイスミックス、スコラ・グレゴリアーナ、コンスタンツ・男声&ミュンスターcho、コンスタンツ・ヴォーカルアンサンブル、ミュンヘン・カペラO、マルクス・ウッツ(Org)、
シュテフェン・シュライヤー(指)

録音:2019年7月15日−18日、コンスタンツ聖ステファン教会(ドイツ)
ドイツ、デュースブルクとエッセンで教会音楽家として活動し、聖歌隊や器楽のための多くの作品を書き、音楽教育を含め地域の教会音楽に多大な貢献を果たしてきたヴィンフリート・オッフェーレ(b.1939)が書いたアドヴェント(降誕節)・オラトリオ。レコーディングにあたって、コンスタンツの男声合唱団、児童合唱団、青年合唱団、ヴォーカル・アンサンブル、グレゴリオ聖歌の合唱団、大規模な大聖堂聖歌隊など7つの合唱とソリスト、オーケストラ、オルガンなど約250名のミュージシャンが参加。古風な音楽から後期ロマン派、ポップ・ミュージックまで多様なスタイルへ発展しながら、様々なアドヴェント・コラールを壮大なオラトリオとしてまとめ上げています。
CHR-77447
バッハ:ニュー・コンチェルト〜弦楽によるオルガン作品集
幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542/おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け BWV.622/幻想曲 ト長調 BWV.572/前奏曲 変ホ長調 BWV.552/トリオ・ソナタ第6番ト短調 BWV.530より ヴィヴァーチェ/いと尊きイエスよ、われらはここに集いて BWV.731/幻想曲 ハ短調 BWV.562/トリオ・ソナタ第3番 ニ短調 BWV.527/いざ来ませ、異邦人の救い主よ BWV.659/前奏曲とフーガ ニ短調 BWV.539
カプリコルヌス・コンソート・バーゼル、
ペーテル・バルシ(指,Vn)

録音:2020年1月20日ー23日、聖十字架カトリック教会(ビンニンゲン、スイス)
スイスのバーゼル・スコラ・カントルムで学んだアーティスト達によって2006年に結成されたピリオド・アンサンブル、カプリコルヌス・コンソート・バーゼル。ハンガリー出身のバロック・ヴァイオリニスト、ペーテル・バルシ(バルチ)が創設者兼第1ヴァイオリン&芸術監督を務めるカプリコルヌスの新たな録音は、バッハのオルガン独奏作品をストリング・アンサンブル(弦楽器と通奏低音)用にアレンジした注目盤。
こうしたミュージカル・パロディは、音楽の歴史において常に行われており、とりわけバッハは自分の作品を新しい形で転用することに優れていました。ここでは「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」などの有名オルガン曲が、弦楽器のまったく新しいサウンドに生まれ変わりますが、ペーテル・バルシらによる優れたH.I.P.(歴史的情報に基づく演奏)により、バッハの本来の音楽的意図を妨げないよう慎重に再構成が行われています。
CHR-77448
高き天よりわれは来れり〜ライプツィヒからのクリスマス・コンチェルト
ヨハン・シェレ:御空より天使の群れ来たり
セバスティアン・クヌッファー:ああ、最愛のイエス
ヨハン・シェレ:Actus Musicus auff Weyh-Nachten
ヨハン・クーナウ:マニフィカト ハ長調
モニカ・マウフ(S)、ハンナ・ツムザンデ(S)、フランツ・ヴィッツム(A)、ゼバスティアン・ヒュープナー(T)、エッケハルト・アベーレ(Bs)
ペーター・ゴートナー(指)、
カールスルーエ・キリスト教会室内cho
クリストフ・ヘッセ(指)ラルパ・フェスタンテ

録音(ライヴ):2019年12月22日、カールスルーエ・キリスト教会(ドイツ)
大バッハの前にそれぞれライプツィヒ聖トーマス教会のカントル(楽長)を務めたセバスティアン・クヌッファー(1633−1676)、ヨハン・シェレ(1648−1701)、ヨハン・クーナウ(1660−1722)のクリスマス音楽。いずれもマルティン・ルターのコラール「高き天よりわれは来れり(Vom Himmel hoch, da komm ich her)」が使われており、管楽器・弦楽器を伴う壮麗なクリスマス・カンタータ、クリスマス・コンチェルト、クリスマス・オラトリオが、カールスルーエの室内合唱団とドイツの室内オーケストラ「ラルパ・フェスタンテ」によって演奏されたライヴ録音です。
CHR-77449
門を開け〜ライプツィヒ聖トーマス教会のクリスマス音楽
ヨハン・シェレ:門を開け
トビアス・ミヒャエル:門を開け
讃歌:幸福な日
セバスティアン・クヌッファー:幸福な日
ヨハン・カスパール・ホルン:Es begab sich aber zu der zeit
ヨハン・クーナウ:歓喜せよ汝ら地の民よ
アントニア・ブーヴ(S)、
シモーネ・シュヴァルク(S)、
ヨハンナ・クレル(A)、
フローリアン・クラーマー(T)、
ハンスイェルク・マンメル(T)、
マルクス・フライク(Bs)、
スザンネ・ローン(指)、
バート・ホンブルク救世主教会室内cho
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル

録音:2020年1月16日ー18日、バート・ホンブルク救世主教会(ドイツ)
こちらはCHR-77448の作曲家達に更にトビアス・ミヒャエル(1592−1657)まで加えた、バッハのちょうど4代前までのトーマスカントル(ライプツィヒ聖トーマス教会の楽長)たちのクリスマス音楽集。この中でヨハン・カスパール・ホルン(1636−1722)だけがトーマスカントルを務めていない作曲家ですが、ルカによる福音書からの有名なクリスマスのテキストを用いた「Esbegabsich aber zu der Zeit」は、聖トーマス教会で演奏された記録が残っている作品です。バッハ以前にも連綿と受け継がれていた聖トーマス教会の素晴らしきクリスマス音楽の宝石をどうぞ。クヌッファーとミヒャエルの作品は世界初録音。
CHR-77450
ボワモルティエ:三重奏曲、四重奏曲、協奏曲集(Op.34&37)
協奏曲ホ短調 Op.37-6/四重奏曲イ短調 Op.34-6/三重奏曲ニ長調 Op.37-3/四重奏曲ホ短調 Op.34-3/三重奏曲イ短調 Op.37-5/四重奏曲ニ長調 Op.34-4/三重奏曲ト短調 Op.37-4/四重奏曲ニ短調 Op.34-5/三重奏曲ホ短調 Op.37-2/四重奏曲ト長調 Op.34-2/三重奏曲ト長調 Op.37-1/四重奏曲ト短調 Op.34-1
ノイマイヤー・コンソート、
フェリックス・コッホ(指)

録音:2019年5月、SWRスタジオ(ドイツ)
マインツ音楽大学の教授、ヨハネス・グーテンベルク大学マインツのコレギウム・ムジクムの指揮者、フランクフルト古楽フォーラムの芸術監督などを務める指揮者、チェリスト、音楽教師のフェリックス・コッホと、コッホが2007年に設立したドイツのバロック・オーケストラ「ノイマイヤー・コンソート」。Christophorusレーベルでは、バッハの「マルコ受難曲」(CHR77423)や、「ブランデンブルク協奏曲」(CHR77400)などの録音でも話題を呼んだノイマイヤー・コンソートによる新盤は、当時としては珍しくパトロンの支援を受けずに創作と出版のみで生計を立てることができたというフランス・バロックの作曲家、ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689−1755)の器楽作品集。フルート、リコーダー、オーボエ、ファゴットなどの古楽系管楽器が活躍するギャラント様式のカラフルな作品です。
CHR-77451
抑圧の時代のクリスマス声楽作品集
ヨハン・ヘルマン・シャイン、オルランド・ディ・ラッソ、ヨハネス・エッカルト、ハンス・レオ・ハスラー、アンドレアス・ラゼリウス、ハインリヒ・イザーク、ヤコプ・ルニャール、ミヒャエル・プレトリウス、他の作品/エンノ・ルドルフのテキスト朗読
ヴァルター・ヌスバウム(ディレクター)、
スコラ・ハイデルベルク〔ドロテア・ヤコブ(S)、フランツ・ヴィッツム(A)、テリー・ヴェイ(C.T)、セバスティアン・ヒューブナー(T)、マティアス・ホーン(Bs)〕、
ボド・プリムス(朗読)

録音:2020年5月29ー6月1日、聖バーソロミュー教会(ディルスベルク、ドイツ)
創設者ヴァルター・ヌスバウムの芸術監督の下、古楽(16〜17世紀)と現代音楽(20〜21世紀)の両面で活躍する合唱団、スコラ・ハイデルベルク。COVID-19のパンデミックによってすべての公演がキャンセルとなり、その空いた時間を利用して、ハイデルベルクの最高の歌手を集め、安全な距離を確保してレコーディングに臨んだルネサンスの降誕節とクリスマスの合唱作品集。哲学者のエンノ・ルドルフがこれらの作品が書かれた時代についてのテキスト(ドイツ語)を書き、ボド・プリムスが朗読してプログラムを説明しています。このCDの収益の一部は、クラングフォルフム・ハイデルベルクの「コロナ時代の音楽家救援基金」に寄付されます。
CHR-77452
夜空〜シューベルト、ベンダー、ダールベルク:歌曲集
シューベルト:秋の夜の月に寄す D.614、
 ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲 D.576
カール・フリードリヒ・ツェルター(1758−1832):セレナーデ、夕べの幻想
シャルロッテ・ベンダー(1792−1870?):乙女の嘆き、Une Demande?
ヨハン・フリードリヒ・フーゴー・フォン・ダールベルク(1760−1812):岸辺の乙女、平和へ
シューベルト
:天の火花 D.651、夜曲 D.672
ヨハン・ヴェスケ・フォン・ピュットリンゲン(1803−1883):ビッテ
ヨゼフィーネ・カロリーネ・ラング(1815−1880):水源にて
メンデルスゾーン:月
エルンスト・フリードリヒ・カウフマン(1803−1856):風の歌
ヒュッテンブレンナー:さすらい人、子守歌
フランツ・ヴィッツム(C.T)、
カタリナ・オリヴィア・ブラント(フォルテピアノ)

録音:2020年6月23日−26日、ドイツ
男声ヴォーカル・アンサンブル、シュティムヴェルク(Stimmwerck)の創設メンバーであり、ドイツ古楽界が期待を寄せるカウンターテナー、フランツ・ヴィッツム。フィリップ・ヘレヴェッヘ、ニコラス・マギーガン、ヘルマン・マックスら古楽界の名匠と共演し、レコーディングでは、ミリアム・フォイエルジンガー(S)、カプリコルヌス・コンソート・バーゼル(ピリオド・アンサンブル)、ジュリアン・ベール(Lute)などとコラボレーションしてきました。
注目の新録音は、ヴィッツムのデュオ・パートナーであるカタリナ・オリヴィア・ブラントが弾くコンラート・グラーフ1826年モデル(クリストフ・カーン2019年製)のフォルテピアノを伴奏にした、ロマンティックで幽玄なリート集。フォルテピアノ独奏による「ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲 D.576」を間に挟みながら、シューベルト、ヒュッテンブレンナー、メンデルスゾーンの歌曲とともに、ツェルター、ベンダー、ダールベルク、ピュットリンゲンら知られざるドイツ・ロマン派の歌曲を歌います。シューベルト、ヒュッテンブレンナー、メンデルスゾーンの作品を除く全曲が世界初録音。
CHR-77453
中期ドイツ・バロックの詩篇&讃美歌集
ヨハン・クリストフ・シュミット(1664−1728):主をほめたたうるは良きことなり
作者不詳:主よあなたの憐れみを忘れないでください
ゲオルク・ブレイヤー(1647−after 1683):フランス風の4声のパルティータ ト短調
ヨハン・タイレ(1646−1724):なぜうなだれるのか私の魂よ
ヴォルフガング・カール・ブリーゲル(1626−1712):イエスの愛はかくも麗しく、ソナタ イ長調(Vn&通奏低音)
作者不詳/ヨハン・クリスティアン・シュタークロフ?(1655−1722):もろもろの国よ、主をほめ讃えよ
作者不詳:マニフィカト
ダヴィド・エーラー(A〔カウンターテナー〕)、
ラルパ・フェスタンテ

録音:2020年6月5日−7日、ミュールハイム・マルティンス教会(ドイツ)
ローレンス・カミングス、フィリップ・ヘレヴェッヘ、ヨス・ファン・インマゼール、トン・コープマンなど著名な指揮者たちと共演し、アマルコルド、カルムス・アンサンブル、シュティムヴェルクなどのアンサンブルにもゲスト参加してきたドイツのカウンターテナー、ダヴィド・エーラーが歌うドイツ・バロックの宗教作品(大半は世界初録音)。伴奏は、様々な知られざるバロック音楽の録音実績を持つ古楽アンサンブル、ラルパ・フェスタンテ。エーラーは講師や編集者としても活動しており、ブライトコプフ・ウント・ヘルテル社の「ヨハン・クーナウ:声楽作品全集」のチーフ・エディターも務めています。
CHR-77454
ゲオルク・クリストフ・シュトラットナー:宗教コンチェルト集
わたしは常に主を賞め讃えたい
父よ、私は罪を犯しました
信実なる創造主
Ich stelle mich bei meinem Leben
イスラエルの羊飼い、聞いてください
Herr, der du uns hast anvertraut
おお神よ、あなたはすべての愛の源 (全曲世界初録音
ミリアム・フォイエルジンガー(S)、
モニカ・マウフ(S)、
アレクサンダー・シュナイダー(A)、
ダニエル・シュライバー(T)、
マルクス・フライク(Bs)、
レゼスカパード、
コシモ・スタヴィアルツキ(指)

録音:2020年9月28日−30日、復古カトリック教会(カールスルーエ、ドイツ)
古楽界で花開いたオーストリアの古楽系ソプラノ、ミリアム・フォイエルジンガー。2014年にグラウプナーのカンタータ集(CHR 77381)でエコー・クラシック賞を受賞し話題を呼び、その後もドイツ・バロックの宗教音楽のスペシャリストとして高い評価を浴び続けるフォイエルジンガーの新たな録音では、「ヨハン・ローゼンミュラーと同時代の知られざる作曲家たちの宗教コンチェルト集」(CHR77425)でも取り上げていたゲオルク・クリストフ・シュトラットナー(1644/45−1704)の宗教コンチェルト集。
シュトラットラーはいとこのザムエル・カプリコルヌスに最初の音楽教育を受け、バーデン=ダーラッハ辺境伯宮廷の楽長や、フランクフルト市の音楽監督などの要職を務めたドイツの教会音楽家、作曲家です。ソプラノ、アルト(この録音ではカウンターテナー)、テノール、バスの4声部(1部の曲ではソプラノ2人)と複数本ずつのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音のために書かれた、すべて世界初録音となる宗教的声楽作品。前作(CHR77425)同様、女流奏者4名からなるヴィオール・アンサンブル「レゼスカパード(Les Escapades)」にヴァイオリン、テオルボ、オルガンのゲスト・ミュージシャンが加わった8名が、繊細なアンサンブルでフォイエルジンガーらの歌声に花を添えています。
CHR-77455
オトマイアー:毒と解毒剤〜ルネサンスの歌による美徳と悪徳
カスパー・オトマイアー(1515-1553)、ローレンツ・レムリン(c.14995-c.1549)、ジャック・バルビロー(c.1455-1491)、パウル・ホフハイマー(1459-1537)、ルートヴィヒ・ゼンフル(c.1490-1543)、イザーク(c.1450-1517)、他、作者不詳の作品
フランツ・ヴィッツム(C.T)、ドリアデス・コンソート、シルヴィア・テカルディ(指)

録音:2020年9月-10月、ドイツ
男声ヴォーカル・アンサンブル、シュティムヴェルクのメンバーで、ドイツ古楽界が期待を寄せるカウンターテナー、フランツ・ヴィッツムが歌う、カスパー・オトマイアー(1515-1553)を中心とした16世紀の声楽作品。カスパー・オトマイアーはドイツのルター派牧師及び作曲家で、ハイルスブロン修道院学校の学長やアンスバッハの楽長を務め、マルティン・ルターに触発された讃美歌を数多く作曲しています。
「毒と解毒剤(Gift & Gegengift)」は、ガンビストのシルヴィア・テカルディが、カスパー・オトマイアーと同時代作品のガイドとしてまとめたもので、ゲオルク・フォルスターが5巻に編纂した歌曲集「Frische Teutsche Liedlein」から、キリスト教の7つの大罪とそれに対する美徳をテーマに、オトマイアーと様々な作曲家の作品を組み合わせています。
CHR-77457
ヴェネツィア1631 「サルーテ祭」〜疫病からの解放のために
ジョヴァンニ・パオロ・チーマ(c.1575-1630):4声のソナタ
アレッサンドロ・グランディ(c.1586-1630):サルヴェ・レジナ
ジョヴァンニ・ロヴェッタ(c.1596-1668):3声のカンツォン第2番
フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):カンターテ・ドミノ
アントニオ・ベルターリ(1605-1669):2声のソナタ
バルトロメオ・デ・セルマ・イ・サラベルデ(c.1595-after 1638):カンツォン22
ダリオ・カステッロ(1602?-1631?):4声のソナタ第14番
モンテヴェルディ:われは御身に告白す、主よ
ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチオ(c.1570-1621):4声のソナタ
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ(c.1589-c.1631):ソナタ第2番
ダリオ・カステッロ:2声のソナタ第6番
タルクィニオ・メールラ(1595-1665):あなたのくちびるは甘露をしたたらせ(4声)
ジュゼッペ・スカラーニ(c.1600-1674?):「ラ・ノヴェッラ」によるソナタ第18番
バルトロメオ・バルバリーノ(c.1568-after 1617):いと優しきマリアを賛えよ
エッコ・ラ・ムジカ

録音:2020年12月9日-11日、ドイツ
1630年の初夏、ヴェネツィアは最後の疫病に襲われ、壊滅的な被害を受けました。ペストは1年半にわたって猛威を振るい、当時の人口の3分の1以上にあたる約5万人がなくなりました。ペストからの解放のために壮大な教会、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂(救済の聖母マリア聖堂)が建設され、1631年以降毎年11月に「救済の聖母マリア」を讃える祭典「マドンナ・デッラ・サルーテ祭」が開催されています。
ヴィオール奏者のハイケ・ヒュンマーとサックバット奏者のマティアス・シュプリンツが主宰し、1987年の設立以来17世紀前半の豊かな音楽遺産を発表し続けてきた声楽と器楽による古楽アンサンブル「エッコ・ラ・ムジカ(ecco la musica)」は、1631年の最初のサルーテ祭の音楽がどのようなものであったかを探求し、現代に再現します。
CHR-77458(2CD)
ヴォルフルム:クリスマスの神秘
フィリップ・ヴォルフルム(1854-1919):クリスマスの神秘 Op.31(1898)〜ワーグナー、リスト、フンパーディンクの影響を受けた後期ロマン派のシンフォニック・オラトリオ
マルクト教会ハーメルン・カントライ、北西ドイツPO、シュテファン・ヴァンゼロウ(指)、ヨー=アンネ・ビター(S)、アンネ・シュルト(あると)、パヴェウ・ブロジェク(T)、マーティン・ベルナー(Br)、ハンス・クリスティアン・ヒンツ(Br)、ハーメルン・少年カントライ、フィリップ=ヴォルフルム=アンサンブル

録音:2019年11月30日-12月1日、聖ニコライ・マルクト教会(ハーメルン、ドイツ)
フィリップ・ヴォルフラム(1854-1919)は、1900年前後のドイツ音楽界でもっとも影響力のある人物の一人でした。彼はハイデルベルクで聖歌隊長、オルガン奏者、作曲家、教授、大学の音楽監督として活躍し、フンパーディンク、レーガー、R・シュトラウスと交友を深め、ワーグナーの未亡人コジマを中心としたバイロイト・サークルとも密接な関係を保っていました。リストとワーグナーは彼の偉大なアイドルであり、それは彼の作曲にも顕著に表れています。ヴォルフラムの最高傑作は、1898年に初演された「Weihnachtsmysterium(クリスマスの神秘)」で、イエスの誕生が絵画的に演出されたシンフォニック・オラトリオです。1時間半を超えるこの作品の構想は、中世の神秘劇やワーグナーの総合美術の影響を受けており、音楽素材はドイツの有名なクリスマス・キャロルで構成、高い半音階的な和声と後期ロマン派的な旋律、そして色彩豊かなオーケストラ演奏で処理されており、ワーグナーの歌劇やリストの交響詩、ところどころにブラームス、フンパーディンク、レーガーなどを彷彿とさせます。
CHR-77459

PCHR-77459
国内盤仕様
税込定価
バッハ:カンタータ集〜第51番、第82番、第84番
カンタータ第82番「われは満ち足れり」 BWV.82/トリオ・ソナタ ト長調 BWV.1038/カンタータ第84番「われはわが幸せに満ち足れり」 BWV.84/コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」 BWV.709(ペーテル・バルシによる弦楽の為のトランスクリプション)/トリオ「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」 BWV.655(ペーテル・バルシによる弦楽の為のトランスクリプション)/カンタータ第51番「すべての地にて歓呼して神を迎えよ」 BWV.51
ミリアム・フォイエルジンガー(S)、
カプリコルヌス・コンソート・バーゼル、
ペーテル・バルシ(指揮&バロック・ヴァイオリン)

録音:2021年3月8日-11日、ハイリッヒ・クロイツ・カトリック教会(ビンニゲン、スイス)
古楽界で花開いたオーストリアの美しき古楽系ソプラノ、ミリアム・フォイエルジンガー。
グラウプナーの「カンタータ集」(CHR77381)で2014年にドイツの権威あるエコー・クラシック賞を受賞し、その名と歌声を世界へと響かせたフォイエルジンガーが、スイスのバーゼル・スコラ・カントルムで学んだアーティスト達によって2006年に結成されたピリオド・アンサンブル「カプリコルヌス・コンソート・バーゼル」と贈るドイツ・バロックのカンタータ・レコーディング・プロジェクト。「グラウプナー、クーナウ、バッハ」といった聖トーマス教会のカントールを巡る繋がりのアルバム(CHR77399)で始まり、グラウプナーのカンタータ集(CHR77381)、グラウプナーの二重唱カンタータ集(CHR77427)と録音が進み、ついに本命とも言える大バッハのカンタータ集がレコーディングされました!
バッハのカンタータ第84番の題にちなみ「Ich bin vergnugt...(私は幸せ)」とのサブ・タイトルが付けられた本作。歌劇的で技巧的な讃美歌であるカンタータ第51番や、聖人への切なる願いを表現した、親密で素晴らしい旋律のカンタータ第82番など、バッハが書いたもっとも美しい3つのカンタータをソプラノ独唱のために演奏し、カプリコルヌス・コンソート・バーゼルの指揮を務めるバロック・ヴァイオリニスト、ペーテル・バルシ(ペーター・バルチ)がアレンジしたコラールなどを組み合わせ、ドイツ・バロックのスペシャリストたちによる見事なプログラムが編み上げられました。フォイエルジンガーの繊細に澄んだ声で一音一音に「幸せ(Vergnugen)」を感じさせる、至福のバッハをお届けします。
CHR-77460
少女合唱とオルガンのためのフランスの宗教音楽
フォーレ:小ミサ曲、
 マリア, 恩籠の聖母 Op.47-2、
 アヴェ・ヴェルム Op.65-1、
 大いなる秘跡 op.65-2、
 ヴォカリーズ・エチュード、ラシーヌの賛歌
プーランク:黒衣の聖母への連祷、
 アヴェ・マリア
ジャン・アラン(1911-1940):連祷 JA 119
ドビュッシー:お告げの鐘、亜麻色の髪の乙女
ジャン・ラングレー(1907-1991):「素朴なミサ」より「グローリア」
デュリュフレ:マリアはすべてが美しい
ブーランジェ:ピエ・イエズ
デュプレ:イエスは母に会う
フランク:アヴェ・マリア
メシアン:信仰の行為
カントゥス・ユヴェヌム・カールスルーエ、
カーステン・ヴィーブッシュ(Org)、
ピーター・ゴルトナー(指)

録音:2021年5月23日-24日&2021年9月18日、カールスルーエ(ドイツ)
フランスの後期ロマン派から近代に至るまで少女合唱または女声合唱のための宗教作品は多くあり、それらはフランスのカトリックの影響を受けています。ドイツのカールスルーエにある音楽学校の合唱団であるカントゥス・ユヴェヌム・カールスルーエの少女合唱団は、それらの曲をオルガン奏者でもあるピーター・ゴルトナーの指揮の下、美しく歌い上げています。あまり歌われることのない作品も含まれており、充実の内容となっています。
CHR-77461
アンドレアス・ホーファー(1628/29-1684):ザルツブルク大聖堂のための詩篇集
Cum iucunditate cantemus/イェルサレムよ、ほめたたえよ/短い詩篇集/主よ汝に告白せん/主をほめたたえよ/僕たちよ、主をほめたたえよ/別れのミサ(キリエ、グローリア)/幸いなるかな/別れのミサ(クレド)/僕たちよ、主をほめたたえよ/別れのミサ(サンクトゥス、アニュス・デイ)
カペラ・シュピレンシス、
ラルパ・フェスタンテ、
マークス・メルキオーリ(指)

録音:2021年7月、シュパイアー大聖堂(ドイツ)
声楽アンサンブル、カペラ・シュピレンシスと古楽アンサンブル、ラルパ・フェスタンテによる、17世紀ドイツの知られざる作曲家、アンドレアス・ホーファー(1628/29-1684)の作品集。現在ホーファーの名は音楽通の間でもほとんど知られていませんが、ザルツブルクの王子大司教区が西洋音楽の重要な中心地の1つであった時代に、ザルツブルクの大聖堂と宮廷のカペルマイスター(楽長)を務めていた実力者で、当時副カペルマイスターはヴァイオリンの名手として有名なハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー、大聖堂オルガニストはゲオルク・ムファットが務めていました。
現存する作品はすべて典礼のために書かれたものであるというホーファーの音楽から、モンテヴェルディの「第二作法」のスタイルで作曲された技巧的で旋律のアイデアに溢れた7つの詩篇コンチェルト(1声または2声の独唱、弦楽器、通奏低音のための)と、ホーファーの声楽ポリフォニーにおける卓越した技術が示された、5声と弦楽のための「短い詩篇集(Psalmi brevi)」、「別れのミサ(Missa Valete)」が収録されています。

CHR-88021(2CD)
エトツァルト・シャパー(1908-1984):4人の王の伝説
キリストの夜/神聖なる3人の王
不詳

CHE-0088
ラフマニノフ:われらが聖父ヨハネ・クリソストムスの巡礼 リンケ(指)
エッセン東方教会ヨハネス=ダマスツェヌスcho
CHE-0089
ラフマニノフ:ロシアの荘厳なる朝の祈祷 リンケ(指)
エッセン東方教会ヨハネス=ダマスツェヌスcho
CHE-0090
ラフマニノフ:ロシアの荘厳なる晩祷 リンケ(指)
エッセン東方教会ヨハネス=ダマスツェヌスcho
CHE-0098-2
フランス・バロック期のリコーダー音楽
シャルル・デュパール、
アンヌ・ダンカン=フィリドール、
ルイ・デ・ケ・デルヴロワ、
F.クープラン、
ジャック=マルタン・オトテールの作品
フーゼンベート(リコーダー)
シュヴァンベルガー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ゴトフリート・バッハ(Cemb)
CHE-0101-2
神のみに栄光あれ〜トランペットとオルガン
マンチーニ、バッハ、テレマン、
ヴェルナー、ハイラー、
ゲンツマ−、トマジ、アヴィニョン、
ソコラ、ボザの作品
ヨアヒム・プリケット(Tp)
アルヴィト・ガスト(Org)
CHE-0102-2
フリードリヒ大王とサンスーシ宮のフルート音楽
フリードリヒ大王、クヴァンツ、グラウン、
C.P.E.バッハ
プロイセン皇女アマリー、ベンダの作品
エリザベート・ヴァインツィエル(Fl)
エドムント・ヴェヒター(Fl)
エヴァ・シーフェルシュタイン(Cemb)
CHE-0106-2
パレストリーナ:教皇マルチェルスのミサ
「ソロモンの雅歌」より(9曲)
ベルンハルト・クレーベル(指)
ウィーン・モテットcho

録音:1981年
CHE-0107-2
音楽時計の為の音楽
ハイドン:音楽時計の為の曲集(1772)
[Hob.XIX:15, 14, 1, 2, 3, 13, 4, 12,
 11, 7, 8, 5, 6, 10, 16]
C.P.E.バッハ:音楽時計の為の小組曲(1792)
ハイドン:音楽時計の為の組曲(1792)
モーツァルト:自動オルガンの為のアンダンテK.616
ハイドン:音楽時計の為の組曲Hob.XIX:25-29(1793)
ベートーヴェン:音楽時計の為の組曲WoO.33(1799)〜第3番/第2番/第5番
ペーター・アレクザンダー・シュタットミュラー(Org)

録音:1977年
CHE-0108-2
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ集Op.65 ルドルフ・ハイネマン(Org)
CHE-0109-2
D.スカルラッティ:スタバト・マーテル
アレグリ:ミゼレーレ、他、モンテヴェルディ、ロッティのモテット
ゲルハルト・ヴァインベルガー(指)
ドイツ・バッハ・ヴォーカリステン
CHE-0110-2
C.P.E.バッハ:オルガン・ソナタ全集
第1番イ長調 Wq70-1/第2番変ロ長調 Wq70-2
第3番ヘ長調 Wq70-3/第4番イ長調 Wq70-4
第5番イ長調 Wq70-5/第6番ト長調 Wq70-6
ローラント・ミュンヒ(Org)
CHE-0111-2
ハイドン:ロンドン・トリオ集(4つのフルート三重奏曲) Op.100 Hob.IV:1-4
ホフマイスター(1754-1812):フルート三重奏曲集 Op.31(全6曲)
エリーザト・ヴァインツィール、
エドムント・ヴェヒター(Fl)
ウルリヒ・フッシュ(Vc)
CHE-0112-2
無限のバッハ〜その影響力と重要性
ブクステフーデ:前奏曲ハ長調 BuxWV.137
バッハ:コラール「天にましますわれらの父よ」 BWV.636
 コラール「いざ喜べ、愛するキリストのともがらよ、もろともに」BWV.734
 パッサカリア ハ短調 BWV.582
 トリオ・ソナタ 変ホ長調 BWV.525
クレランボー(1676-1749):組曲第2番
バッハ:コラール「われらは汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV.639
クレブス(1713-1780):幻想曲
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
ヨハン・マティアス・ミヒャエル(Org)
CHE-0113-2
きよしこの夜〜クリスマス・キャロル変奏曲
リスト:クリスマス・イヴ
スメタナ:パストラールト長調
フィンツェンツ・ゲラー(1873-1953):エサイの根より」変奏曲
ラツェルスベルガー(1849-1914):スティル・ナハト(クリスマス・イヴ)変奏曲
ベルナー(1780-1827)&ヘッセ(1809-1863):キンデルヴィーゲン変奏曲
チャールズ・ウェスリー(1757-1834):パストラーレ ト長調
ヴィルヘルム・ルドニック(1850-1927):クリスマス・キャロル幻想曲
J.C.グラウプナー(1683-1760):子守歌
ユスティナス・ウィル(1675-1747):アリア・パストラーレ 変ロ長調
バッハ:コラール変奏曲「いと高きにある神にのみ栄光あれ」 BWV.771
フランツ・ハーゼルベック(Org)
CHE-0114-2
ソプラニーノ・リコーダーまたはオーボエとオルガンの為の作品
バッハ:カンティレーネ ヘ長調+
ヘンデル:ソナタ ヘ長調*
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):
 カンティレーネ・パストラーレ ニ短調+
ヘンデル:ソナタ ヘ長調*
フォーレ:3つの性格的小品+
カール・ニールセン:ロマンス+
フランチェスコ・マリア・
 ヴェラチーニ(1690-1750):ソナタ第3番*
モーツァルト:コンツェルタリエ ト長調+
ヘルムート・シャールシュミット(ソプラニーノ・リコーダー;*/Ob;+)
ヴォルフガンク・バウムグラッツ(Org)
CHE-0115-2
シューベルト:メヌエット.イ長調D.334
12のグラーツのワルツ D.924
ラーツのギャロップD.925
3つのエコセーズD.816
3つのドイツ舞曲D.973
2つのドイツ舞曲D.841
ワルツ ト長調「アルバムブラット」D.844
ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調D.960
4つのおどけたレントラー ニ長調D.354
カール・べッツ(P)

録音:1998年10月20日-21日*/2001年10月9日-10日
カール・ベッツは1987年から1994年までフライブルク音楽大学ピアノ科の教授をつとめていたミュンヘン生まれのピアニスト。
CHE-0116-2
中世のクリスマス
作曲者不詳:いざリラを奏でて歌わん
天よりしたたらせたまえ/地には平安
ベルンハルト・V.クレルヴォー(1090-1153):喜び歓声を上げよ!/信徒の踊りを歌い群れよ!
アダン・ド・ラール(1237-1287):この家に神が住まいますよう
オズワルド・フォン・ヴォルケンシュタイン(1377-1445):Suria ein braiten hall/アレルヤ
Sys willekommen heirre kerst
Ave Mutter Kuniginne
他(全17曲)
アウクスブルク古楽アンサンブル
CHE-0117-2
ロマン派時代の歌曲における祈り
ヨゼフ・ラインベルガー(1839-1901):前奏曲 Op.156-1
 6つの宗教的な歌 Op.157
 前奏曲とフーガ
 12の性格的小品 から
ドヴォルザーク:歌曲集「聖書の歌」
ペーター・コルネリウス(1824-1874):主の祈り
マルクス・レムケ(B-Br)
トーマス・ベルニング(Org)
ハイデルベルク在住のバス=バリトン奏者レムケの歌とハイデルベルクの教会オルガン奏者をつとめるベルニングの演奏による19世紀の歌曲集。
CHE-0118-2
クラシカル・ギター
ヴェルトミュラー(1769-1841):ソナタ イ長調 Op.17
ソル:12の練習曲/9つのメヌエット
パイジェッロ「うつろな心」による変奏曲 Op.16
モーツァルトの主題による変奏曲 Op.9
マルシュナー(1795-1861):6つのバガテル
ティルマン・ホップストック(G)
ギターのティルマン・ホプストックは1961年ドイツ生まれ。ソリストとして世界中でコンサートやマスタークラスを開催し、多数のレコーディングも行っている。2003年からはスウェーデンのピエタ音楽大学客員教授に就任しています。
CHE-0119-2
トランペット、ソプラノとオルガンの為のバロック音楽
マルティーニ:聖体拝領祈願のソナタ
ヘンデル:アン女王の誕生日の為の頌歌〜神の光の永遠の泉/
「サムソン」〜輝けるセラフィムを/
「リナルド」〜むごき運命をわが泣くがままに
テレマン:ソナタ ト短調
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 から
 カンタータ第21番「わがうちに憂いは満ちぬ」〜わが傍らにいましたまえ
ルイエ:ソナタ ハ長調
ボイス:ヴォランタリー第5番
アンヤ・チャムラー(S)
クリストファー・レクス(Tp)
ベルンハルト・クーグラー(Org)
トランペットとオルガンのコンビによる演奏を中心とした荘厳な雰囲気で展開されるバロック作品集。
CHE-0120-2
華麗なる変奏曲
バッハ:組曲 変ホ長調 BWV.1006a
シュポア(1784-1859):幻想曲 ハ短調 Op.35
フンパーティング(1854-1921):夜の歌 変イ長調
ハッセルマン(1845-1912):憂鬱なセレナード Op.45/鬼火 Op.48
サン=サーンス:幻想曲 イ短調 Op.95
トゥルニエ(1879-1951):森の中の泉へ/寺院の門にて/朝に
ハイドン:アダージョ ト長調
デザルギュ(1768-1859):ハイドンの主題による華麗なる序奏と変奏曲
フォルカー・ゼルマン(Hp)
ハイティンクやアーノンクール、シャイーらのと共演を行っているドイツのハープ奏者ヴォルカー・セルマンのソロ・アルバム。
CHE-0121-2
夜想曲
バッハ:カンティレーナ 変ロ長調
ヘルテル(1727-1789):パルティータ ニ長調
C.P.E.バッハ:ソナタ.イ短調
フランク:アンダンティーノ.ハ長調
フォーレ:小品
ラインベルガー:アンダンテ・パストラーレ
レーガー:ロマンス
アンドリーセン(1892-1981):ハイドンの主題による変奏曲
マルグリット・レースゲン=シャンピオン(1894-1976):夜想曲 変ホ長調
ヘルムート・シャールシュミット(イングリッシュホルン)
ウォルフガング・バウムグラッツ(Org)
イングリッシュ・ホルンとオルガンのための作品集。ヘルムート・シャールシュミットは、カペラ・コロニエンシス、ドイツ・バッハゾリスデンでも活躍中のオーボエ奏者。
CHE-0122-2
皇帝のトランペット
フェルディナンド・トビアス・リヒター(1651-1711):ソナタ ハ長調
アントニオ・カルダーラ(1670頃-1736):ソナタ ハ長調/演奏会用ソナタ ハ長調
ヨハネス・シュペルガー(1750-1812):協奏曲第1番 ニ長調/同第2番 ニ長調
ゲオルク・フォン・ロイター(1708-1772):トランペット協奏曲 ハ長調/同第2番 ニ長調
Servizio da tavala-2
エドワード・H.タール(Tp)
フランツ・リストco.

録音:1989年
現在はルツェルン、カールスルーエなどで教鞭を執るアメリカのトランペット奏者タールによる18世紀のトランペット作品集。実力に定評のあるフランツ・リスト室内管のサポートも堂々とした演奏。 
CHE-0123-2
クリーゲル&トーマス=ミフネ〜チェロ二重奏曲集
ジャン・バリエール(c.1705-1747):ソナタ.ト長調
ハイドン:二重奏曲 ニ長調
オッフェンバック:二重奏曲 ホ長調Op.54
アルベニス:スペイン組曲Op.47より
ヴィエニャフスキ:エチュード=カプリースOp.18
ウィルフリート・ヒラー(1941-):Schildkroten-Boogie
マリオ・エスクデロ(1928-2004):Impetu
マリア・クリーゲル(Vc)
ヴェルナー・トーマス=ミフネ(Vc)

録音:1986年
シュタルケルのアシスタントとして研鑽を積んだマリア・クレーゲルとウェルナー・トーマス=ミフネの演奏によるチェロ二重奏曲集。
CHE-0124-2
リスト:死者の追憶
孤独な中の神の祝福
ただ神の摂理にまかす
神のみわざはよきかな
パウラの聖フランチェスコに寄す
エステ荘の糸杉に/エステ荘の噴水
子守歌
カール・ベッツ(P)

録音:1990年11月
ミュンヘン音大でピアノを学び、フライブルク音大、ヴュルツブルク音大のピアノ科教授を歴任しているドイツのピアニストによるリスト。
CHE-0125-2
テレマン:カンタータ集
Tirsis am Scheidewege
Seufzen, Kummer, Angst und Tranen
Ach Herr, strafe mich nicht
アネッテ・マルケルト(A)、
イル・パルナソ・ムジカーレ

録音:1990年12月3日〜5
カプリッチョ(Capriccio)からリリースされているザンデルリンク&ベルリン交響楽団の名盤ブラームス全集に収録されている「アルト・ラプソディOp.53」を歌っているアネッテ・マルケルトによるテレマン。このテレマンはブラームスと同じ1990年に録音されており、マルケルトの素晴らしい歌声をたっぷりと聴くことが出来ます。
CHE-0126-2(2CD)
コントラバスのための室内楽作品集
F・A・ホフマイスター:五重奏曲第2番
T・A・フィンダイセン
:ロマンティック組曲Op.10
J・M・スペルガー:カッサシオン第3番、ソナタ ニ長調
ボッテシーニ:Tutto il mondo serra
ベートーヴェン:二重奏曲
B・ロンベルク:三重奏曲
ロッシーニ:二重奏曲
M・ハイドン:ディヴェルティメント変ホ長調
ゲルハルト・ツヴィツア(Cb)、
フランソワーズ・ポレ(S)、
ウィンフリート・ラスマン(Vn)、
アブ・コスター(Hrn)、
フカイ・ヒロフミ(Va)、
ユーリ・セイラー(Vc)、
クラウス・ストッペル(Vc)、
セリーヌ・ドゥティリィ(P)

録音:1985年&1979年
コントラバスを必要とする小編成の室内楽作品を集めた現役のコントラバス奏者にとっても嬉しい2枚組のセット。ゲルハルト・ツヴィツアは1938年生まれのドイツ人奏者。1961年の入団からハンブルク響の奏者として活躍し、1964年からはバイロイト祝祭管にも度々参加していたドイツを代表するコントラバス奏者の1人の録音。
CHE-0127-2
ヤクブ・ヤン・リバ(1765−1815):ボヘミアの羊飼いのミサ ゲオルク・ミュンツェル(S)、
オリヴァー・ペゲロウ(A)、
ハインツ・クルーセ(T)、
フランツ・グルントハーバー(Bs)、
ユルゲン・ヘンシェン(Org)、
エッケハルト・リヒター(指)、
聖ニコライCO、ハンブルク室内cho

録音:1981年6月22日〜24日
ヤクブ・ヤン・リバは、18世紀チェコにおける最も優れたカントルに数えられる音楽家。リバは本名や偽名などを使い分けて1400曲にも及ぶ作品の作曲を行ったとされているが、その手腕をより確認できるのは宗教作品であると言われている。
CHE-0128-2
バロック時代のトランペット協奏曲集
テレマン:組曲ニ長調、協奏曲第21番ヘ短調
G・ロマニーノ:協奏曲ニ長調
J・J・クヴァンツ
(ハンドリック編):ソナタ ロ短調
T・シュワルツコップ:組曲ハ長調
D・ガブリエリ:ソナタ第4番ニ長調
ヨアヒム・シェーファー(ピッコロ・トランペット)、
ブラティスラヴァ・チェンバー・ソロイスツ

録音:1997年11月14日〜17日
1990年から1994年までカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学でトランペットを学んだドレスデン生まれの名手ヨアヒム・シェーファーによるバロック・アルバム。自らの名を冠したヨアヒム・シェーファー・トランペット・アンサンブルを主宰するなど精力的な活動を展開中。
CHE-0129-2
ハーモニウムとピアノによるデュオ
サン=サーンス:6つの二重奏曲Op.8フランク:前奏曲,フーガと変奏曲Op.18
ウィドール:6つの二重奏曲
ヨハネス・ミヒェル(ハーモニウム)、
エルンスト・ブライデンバッハ(P)

録音:1997年5月19日〜21日
オルガンの仲間であるハーモニウムとピアノという珍しい組み合わせによるデュエット集。1902年製のハーモニウムを弾くヨハネス・ミヒェルは、ピアノだけでなく教会音楽についても専門的に学んでおり、ハーモニウムやオルガンの演奏にも長けています。
CHE-0130-2
ルネサンス時代の世俗音楽集
M・フランク:イントラーダ
G・マイネリオ:バッロ・フランチェーゼ
G・フォリアーノ:L'amor dona ch'io te porto
H・イザーク:Fortuna desperata
ジョスカン・デ・プレ:スカラメラ/他
アウグスブルク古楽アンサンブル

録音:1989年1月
ルネサンス時代のイタリア、ドイツ、フランス、スペインで演奏されていたとされる作曲者不詳を含む声楽、器楽作品を集めたもの。アウグスブルク古楽アンサンブルのメンバーは5人だが1人が何役もこなすため幅広い表現を可能にしています。
CHE-0131-2(2CD)
アントン・エーベルル(1765−1807):ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲変ホ長調Op.8-1
同変ロ長調Op.8-2/同ハ短調Op.8-3
同イ短調Op.10-1
ロシアの主題による変奏曲Op.17
大ソナタ ト短調Op.39
ピアノ三重奏曲変ロ長調Op.10-2
サンクトペテルブルク・プレイエル・トリオ

録音:2000年&2002年
モーツァルトに師事したと伝わる18世紀後期ウィーンのピアニスト、作曲家アントン・エーベルル。1807年に早世してしまったエーベルルは、神童として幼い頃から才能を発揮するなどモーツァルトとの共通点もあります。代表作のピアノ三重奏曲を演奏するのは1999年創設のロシアのアンサンブル「プレイエル・トリオ」。特にピリオド楽器を用いてのロマン派作品の演奏は高く評価されています。
CHE-0132-2
ロマン派ドイツの民謡集(全28曲) ヴォルフガング・ゼーリガー(指)、コンツェルトコール・ダルムシュタット

録音:1994年
コンツェルトコール・ダルムシュタットは、その名の通りドイツの都市ダルムシュタットを本拠として1977年に結成されたドイツの合唱団。ここではレーガーやメンデルスゾーン、ブラームスといったロマン派の作曲家たちが編曲を行ったドイツ民謡で美しいハーモニーを生み出している。
CHE-0133-2
ミュンヘンのオルランド・デ・ラッスス
ラッスス:父と聖霊とに栄光あらんことを
ゼンフル:聖霊来たりたまえ子らよ主を誉めまつれ
ラッスス:カンツォーナ
ノン・パパ:アントル・ヴ・フィユ
ラッスス:ミサ・アントル・ヴ・フィユ
ゼンフル:エッサイの若芽は萌え出で
ラッスス:テ・デウム
ゼンフル:おおいと聡明なる乙女
ラッスス:マニフィカト
 めでたし天の女王
 めでたし女王憐れみ深きみ母
カール=ルートヴィヒ・ニース(指)
ミュンヘン大聖堂聖歌隊
エッコ・ラ・ムジカ

録音:1995年、1997年
CHE-0134-2
シジスモンド・ディンディア(c.1582−1629):アリア、マドリガーレと悲歌
La Virtu、Vaghe faville、
Da L'onde del mio pianto、
Intemerite voi、Odel cielo d'amor
ジョヴァンニ・カプスベルガー:前奏曲第4番/
アレッサンドロ・ピッチニーニ
:トッカータ第9番、
 シャコンヌ、トッカータ第4番、他
グンドゥラ・アンデルス(S)、
シグルン・リヒター(アーチLute&キタローネ)、
ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ&リローネ)

録音:2000年
モンテヴェルディと同世代のイタリアの作曲家、シジスモンド・ディンディアの声楽と器楽のための作品集。モンテヴェルディやジェズアルドの作風を自らの作品に取り入れるなど、マドリガーレを中心とするディンディアの声楽作品は当時のイタリア音楽の中でも突出した完成度を見せています。フランクフルト生まれのドイツ人ソプラノ、グンドゥラ・アンデルスはレネ・ヤーコブス門下の実力者。また今を輝くヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ヒレ・パールの参加にも注目です。
CHE-0135-2
モシュレス:序曲「オルレアンの乙女」Op.91
ピアノ協奏曲第6番変ロ長調Op.90
交響曲ハ長調Op.81
リウ・シャオ・ミン(P)、
ニコス・アティネオス(指)
フランクフルト・ブランデンブルク州立O

録音:1998年
ハイペリオンのロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズでも作品の発掘が進められ、サリエリに師事しメンデルスゾーンらを育てた19世紀チェコの音楽家モシュレス。ピアノ協奏曲や室内楽作品に比べると接する機会の少ない管弦楽作品の録音は、モシュレスのまた違った一面を知ることの出来る貴重なものと言えるだろう。上海生まれのピアニスト、リウ・シャオ・ミンの健闘も光ります。
CHE-0136-2
ツェルニー:ピアノ三重奏曲第4番イ短調Op.289、
オンスロウ:ピアノ三重奏曲ハ短調Op.26
ベルリン・ゲーベル・トリオ

録音:1997年5月
カラヤン時代のベルリン・フィルとの共演や、ベルリン・フィルのオーケストラ・アカデミーの室内楽部門で活躍したピアニスト、ホルスト・ゲーベル(−2002)が主宰していたピアノ三重奏団によるツェルニーとオンスロウ。同世代のオーストリアとフランスの作品の対比が如実に現れています。
CHE-0137-2
狩りの音楽
エンドラー:交響曲ニ長調

フォーグラー:狩人たち
モーツァルト
:ホルン協奏曲第1番ニ長調K.412
ハイドン
:交響曲第73番ニ長調「狩り」
クリスティアン=フリードリヒ・ダルマン(Hrn)、
ヴォルフガング・ゼーリガー(指)
ダルムシュタット・ホフカペレ

録音:1998年10月
ドイツとオーストリアの"狩りの音楽"をテーマとしてピリオド・オーケストラによる管弦楽作品集。クリスティアン=フリードリヒ・ダルマンが吹くナチュラル・ホルンのサウンドが当時のヨーロッパの"狩り"の風景を浮かび上がらせます。CHR 77220からの移行再発売。
CHE-0138-2
マネッセ写本〜大ハイデルベルク歌謡写本
カンティガス・デ・サンタ・マリア(聖母マリアのための頌歌集)より、
ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ:Alrerst lebe ich mir werde、
フリードリッヒ・フォン・ハウゼン:Min herze vnde min lip die wellent scheiden/他
イ・チャルラターニ 

録音:1995年
14世紀前半の中世ドイツ、ハイデルベルク地方のミンネゼンガーの詩歌を収めた「大ハイデルベルク歌謡写本」からの未出版の歌曲集。ドイツの古楽アンサンブル、イ・チャルラターニが歌う中世の愛の歌はどこか儚いものがあります。
CHE-0139-2
ハッセ:グローリア/テ・デウム
天の女王
アンドレア・イーレ(S)、
ブリジット・フレッツィナー(A)、
アルミン・ウーデ(T)、
コンラート・ワーグナー(指)
ドレスデン大聖堂少年cho、
ドレスデン州立歌劇場Oのメンバー
18世紀のイタリアとドイツで主にオペラ・セリアの作曲家として活躍したヨハン・アドルフ・ハッセの宗教作品集。ドイツの拠点として縁の深いドレスデンのアーティストたちによる演奏を収録。
CHE-0140-2
ツェルニー:4手ピアノと管弦楽のための協奏曲ハ長調Op.153、
交響曲第2番ニ長調Op.781
リウ・シャオ・ミン(P)、
ホルスト・ゲーベル(P)、
ニコス・アティネオス(指)ブランデンブルク州立O

録音:1996年6月24日〜28日
ピアノ・エチュードの作者としてあまりにも有名な19世紀オーストリアの音楽家カール・ツェルニー。「4手ピアノのための協奏曲」と「交響曲第2番」(なんとOp.781!)は、"ピアノ練習曲の作曲家"というイメージからツェルニーを脱却させるロマン派の優れた大規模作品です。
CHE-0141-2
テレマン:マタイ受難曲(1746) マリア・ツェデーリウス(S)、
アリソン・ブラウナー(A)、
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(福音史家)、
アントン・シャリンガー(イエス)、
ヴォルフガング・シュミット(ペテロ)、
ヴォルフガング・ゼーリガー(指
)ダルムシュタット室内O、
ダルムシュタットcho

録音:1984年10月5日〜7日、ニーダー=ラムシュタットの聖ミヒャエル教会
ハンブルク時代(1721年〜1767年)のテレマンは毎年新しい"受難曲"を作曲するよう要請されており、46年間で作曲された受難曲の数はなんと46曲(!)。ここでは現存する受難曲の中から、ハンブルク時代中期に作曲された1746年版の「マタイ受難曲」が演奏されています。
CHE-0142-2
シュッツ:ヨハネ受難曲SWV.481
受難のモテット〜聖歌集
コレギウム・ムジクム・プラジェンセ
1665年から66年にかけて作曲されシュッツの最高傑作とも評される「3つの受難曲」。3曲の中で最後の番号(SWV.481)が付けられている「ヨハネ受難曲」では、ア・カペラの合唱、フリギア旋法の使用など、シュッツ独特の手法が随所に発揮されています。
CHE-0143-2
ラロ:管弦楽のための「スケルツォ」
ピアノ協奏曲へ短調/交響曲ト短調
ヴァイオリンと管弦楽のための「ロマンス・セレナーデ」
ダヴィッド・グロス(P)、
ユーリ・トシュマコフ(Vn)、
ニコス・アティネオス(指)
フランクフルト・ブランデンブルク州立O

録音:1995年6月
「交響曲」などで見られるラロの巧みなオーケストレーションは、歌劇の"序曲"ともリンクします。
CHE-0144-2
ディートリヒ:ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.9
ディートリヒ&シューマン&ブラームス:F.A.Eソナタ
クララ・ヴィーク・トリオ

録音:1996年2月&7月
シューマンの弟子でありブラームスの友人、ドイツ・ロマン派の作曲家ディートリヒの「ピアノ三重奏曲第1番」と、ヨアヒムのために師、友と3人で作曲を行った「F.A.Eソナタ」をカップリング。
CHE-0145-2
クラシカルとフラメンコの間〜スペインのギター音楽
バティスタ:スペインの3つの小品
ビニャス:ファンタジア・オリジナル、演奏会用ワルツ
ソリア:ソレアとパナデロス、ペテネラ・コン・カプラ
フォルテア:ざわめきOp.27、
 アクエラーレOp.32、即興曲Op.17、舞曲Op.31
デ・ラ・マサ:ソレア、アレグリア、
 カンティレーナ、サパテアード
トゥリーナ:ファンダンギーリョOp.36、
 ラファーガOp.53、セビリア風Op.29(原典版)
サンフアン:ウナ・レイエンダ
デートレフ・ボルク(G)

録音:2004年12月27日−29日
フラメンコとクラシカル・ギターの両方に通ずる19世紀〜20世紀スペインのギター作品集。ドイツの名門ケルン音楽大学で学んだデートレフ・ボルクのギターから本場スペインのリズムとメロディがビシビシと伝わります。
CHE-0146-2
シトー会の歌〜グレゴリオ聖歌集
アンティフォナI〜IV
おお、いと聡明なる乙女
アヴェ・マリス・ステラ
アンティフォナとマニフィカト/キリエ
サルヴェ・レジナ
ハンス=ゲオルク・レンナー(指)
ハインリヒ・イザーク・アンサンブル

録音:1996年6月、カトリック教区教会
CHE-0147-2
ルートヴィヒ・ゼンフル(1486-1542):宗教曲集
ミサ・スーペル「ニシ・ドミヌス」
ニシ・ドミヌス
聖霊来たりたまえ/平安のうちに
詩篇第4番
我は死ぬことなく生き/グローリア
すべての人よ
ヴィルフリート・ロンバッハ(指)
アンサンブル・オフィチウム

録音:1999年
CHE-0148-2
トゥルバドゥール、トルヴェール、ミンネゼンガー 〜 中世の歌曲と舞曲
ベンタドルン:ひばりがはばたく時に
フォーゲルヴァイデ:菩提樹の下で
ロイエンタール:Willekomen sumerweter sueze
詩歌集「カルミナ・ブラーナ」より
アウグスブルク古楽アンサンブル

録音:1994年
1150年から1250年にかけて南フランスのトゥルバドゥール、北フランスのトルヴェール、ドイツのミンネゼンガーたちによって歌われた歌曲集を、中世音楽のスペシャリストたちの演奏で。
CHE-0149-2
デマンティウス:ヨハネ受難曲
6つのモテット
ゲオルク・グリュン(指)
ザールブリュッケン室内cho

録音:1997年
モンテヴェルディと同じ生没年のクリストフ・デマンティウス(1567−1643)の「ヨハネ受難曲」は、ラッススから影響を受けたドイツ最後のモテット風受難曲。ちなみにデマンティウスは、ドイツで初のアルファベット順の音楽辞典を完成させた人物でもあります。
CHE-0150-2(2CD)
テレマン:マタイ受難曲(1730) マルティン・クライトマン(T)、
アンドレアス・レベダ(Bs)、
ゲルトラウト・ウルジンガー(S)、
クリスティーネ・フュッセル(S)、
ベルトルト・ブランドステッター(Br)、
ハルミチ・フジワラ(T)、
フリードリヒ・オフナー(Bs)、
リュペルト・ゴットフリート・フライベルガー(指)
ミュンヘン・バロックオーケストラ、
コレギウム・ヴォカーレ・シュレーグル

録音:1985年
その生涯で46曲という膨大な数の「受難曲」を作曲したテレマン。1730年に完成したテレマンの「マタイ受難曲」と、1727年に初演された大バッハの「マタイ受難曲」を聴き比べてみるのも一興。
CHE-0151-2
モーツァルト:フルート・ソナタ集
フルート・ソナタ第1番変ロ長調K.10
第2番ト長調K.11/第3番イ長調K.12
第4番ヘ長調K.13/第5番ハ長調K.14
第6番変ロ長調K.15
ジャン=クロード・ジェラール(Fl)、
ウーヴェ・ウェグナー(P)

録音:1982年
ジャン=クロード・ジェラールは、モイーズから教えを受け、ラムルー管、パリ・オペラ座管、ハンブルク州立歌劇場管、そしてバイロイト祝祭管で活躍したフランスの名フルート奏者。演奏、教育活動での来日も多く、日本のフルート界に与えた影響も大。
CHE-0152-2
ツェルニー:交響曲第1番ハ短調Op.780
交響曲第5番変ホ長調
ニコス・アティネオス(指)
フランクフルト・ブランデンブルク州立O

録音:1997年6月23日−27日
カール・ツェルニー(1791−1857)はピアノの練習曲だけじゃない!恩師ベートーヴェン譲りの作曲技法、堅実な構成の「交響曲」は、ツェルニーが「ピアノ練習曲」の世界に収まりきらない才能の持ち主であったことの証しです。
CHE-0153-2(2CD)
ラインベルガー:管弦楽のための交響的絵画「ヴァレンシュタイン」Op.10
歌劇「七羽のからす」Op.20より 前奏曲
「じゃじゃ馬ならし」序曲Op.18
エスピンゴの谷Op.50
管弦楽のための幻想曲Op.79
「デメートリウス」序曲Op.110
音楽芸術への賛歌Op.179
大学序曲Op.195
ニコス・アティネオス(指)
フランクフルト・ブランデンブルク州立O、
ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊

録音:1993年1月&1994年1月
西欧の小国リヒテンシュタイン公国に生まれた大作曲家ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839−1901)。オルガン作品の作曲家として知られおり、これだけまとまった管弦楽作品集はレア。ラインベルガーは、あのフルトヴェングラーの作曲の師でもあります。
CHE-0154-2
レーヴェ:大三重奏曲Op.12
ベリオ:ピアノ三重奏曲第2番Op.58
ゲーベル・トリオ・ベルリン

録音:1999年4月
「大三重奏曲(グランド・トリオ)Op.12」は、400曲を超えるリートを作曲し"北ドイツ地方のシューベルト"と呼ばれたカール・レーヴェ(1796−1869)唯一のピアノ三重奏曲。シャルル=オーギュスト・ド・ベリオ(1802−1870)は、ヴュータンやイザイの師。
CHE-0155-2
フルートのためのクリスマス音楽
コレット:ノエル・アルマン
C.P.E.バッハ:牧歌
アルビノーニ:フルート協奏曲
バッハ(コダーイ編):フルートとギターのための前奏曲
バンツァー:きよしこの夜
シューベルト:アヴェ・マリアD.839
バンツァー:天使たち
マイヤーズ:カヴァティーナ
バンツァー:いざ歌え
作曲者不詳:マリアの子守歌
テレマン:4声の協奏曲
ファン・エイク:イギリスのナイチンゲール
ボワモルティエ:協奏曲第2番イ短調
ジャン=クロード・ジェラール(Fl)、
ティエリー・フィッシャー(Fl)、
クラウス・ホレ(Fl)、
ミヒャエル・バルデリ(Fl)、
ジョセリーヌ・フィリオン(Fl)、他

録音:1984年5月
ジャン=クロード・ジェラール、ハンブルク州立歌劇場管、バイロイト祝祭管の首席奏者、ハンブルク国立音楽大学の教授を務めた欧州フルート界の重鎮。2008年から名古屋フィルの常任指揮者として活躍するティエリー・フィッシャーもフルート奏者として参加!
CHE-0156-2
プレモントレ会のクリスマス・イヴのグレゴリオ聖歌集 ルパート・ゴットフリート・フリーベルガー(指)
スコラ・グレゴリアーナ・プラジェンシス、

録音:1995年6月15日−17日
ローマの伝統とは別に独自のスタイルを持っていたプレモントレ会でクリスマス・イヴに歌われたグレゴリオ聖歌集。プレモントレ会は、西暦1125〜26年頃、クサンテンの聖ノルベルトゥスによってフランスのプレモントレで創設された修道会。
CHE-0157-2
クリスマスの伝承曲
伝承曲:羊飼いのキャロル
シュメルツァー:ソナタ ト長調「牧歌」
アウフシュナイター:コンチェルト・デッラ・プロスペリタ
ヴェルナー:牧歌T&U
ガスマン:夜想曲変ロ長調
グルーバー:きよしこの夜/他
クルト・エクヴィルツ(T)、
マンフレッド・エクヴィルツ(T)、
パウル・アンゲラー(指)
コンシリウム・ムジクム・ヴィーン

録音:1989年頃、ウィーン
オーストリアのピリオド・アンサンブル、コンシリウム・ムジクム・ヴィーンをバックに、同じくオーストリアの名テノール、クルト・エクヴィルツとマンフレッド・エクヴィルツが歌うクリスマスの音楽。
CHE-0158-2
ギターのための大練習曲集
ウィルコックス:ギターのための12の練習曲
パガニーニ(ホップストック編):3つのカプリース
カルカッシ:12の練習曲
ヴィラ=ロボス:ギターのための12の練習曲
ティルマン・ホップストック(G)

録音:1989年&1990年&2004年&2010年
ワイセンベルクやプレガルディエンとのコンビ経験を持つドイツのギタリスト、ティルマン・ホップストックがセレクトした"ギターのための大練習曲集"。素材にブロンズを使用したダダリオ弦を張ったホップスティックのアコースティック・ギターがエチュードをドラマティックに語り出します。
CHE-0159-2
テレマン:メサイア
神をほめ歌え、彼の名をほめ歌え
ヴォルフガング・ツィルヒャー(指)
レリンゲン聖歌隊ヴォーカル・アンサンブル、
ザルツブルク・ゾリステン、
ハンブルク国立Oのメンバー

録音:1989年9月
ヘンデルではなく"テレマン"の「メサイア」は1759年の作品。エヴェンゲリストや大編成合唱が登場しないという特徴を持ったテレマン独特の「メサイア」である。
CHE-0160-2
中世後期の聖母マリアの哀歌
作曲者不詳(15世紀イタリア):キリエ・ロンデッロ
ヴォルケンシュタイン:コンパッシオ・ベアテ・ヴィルジニス・マリー
作曲者不詳(14世紀イタリア)マグダラのマリアの嘆き/他
アウグスブルク古楽アンサンブル

録音:1994年1月
オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインなど中世の後期、14世紀から15世紀にかけて「聖母マリアの嘆き」を題材として書かれた宗教作品集。
CHE-0161-2
キリストは蘇りたまえり〜復活祭の聖歌集
フォルトゥナトゥス:サルヴェ・フェスタ・ディエス
リーダーブッフ:今日キリストは
パレストリーナ:大地は震え
ラッスス:よい羊飼いが復活された、他
クリスティアン・リディル(指)
アウグスブルグ・ヴォーカルアンサンブル&インストゥルメンタリステン

録音:1985年
6世紀頃のヴェナチウス・フォルトゥナトゥスから20世紀のジークフリート・ストローバッハまで、十数世紀にわたる"復活祭"のための聖歌集。
CHE-0162-2
ライネッケ:ハープ協奏曲Op.182
交響曲第3番ト短調Op.227
エルシー・ベドレーム(Hp)、
ヘリベルト・バイセル(指)
フランクフルト・ブランデンブルク州立O

録音:2001年4月
ライプツィヒ音楽院で教鞭を執り、ブルッフ、グリーグ、カルク=エラート、アルベニス、リストといった大作曲家たちを弟子に持つ多作家カール・ライネッケ(1824−1910)。「ハープ協奏曲Op.182」はモーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲」と比べられるだけの完成度を誇る19世紀ドイツの隠れた傑作です。
CHE-0163-2
愛情と欲望〜トルヴェールの歌
Ce fu en mai
En un vergier lez une fontenele
Lucis orto sydere
Por coi me bait mes maris
L'amours dont sui espris
Contre le dous tans novel/他
アウグスブルク古楽アンサンブル

録音:1991年12月
トルバドゥールを起源とする中世北フランスの吟遊詩人、トルヴェールが奏でた歌曲&器楽集。中世の吟遊詩人たちの音楽の演奏に定評のあるアウグスブルク古楽アンサンブルが創る雰囲気がなんとも絶妙。
CHE-0164-2(2CD)
ヴェルナー:四季〜器楽の音楽カレンダー(1748) パウル・アンゲラー(指)
コンシリウム・ムジクム・ウィーン
エステルハージ家の宮廷楽長を務めたハイドンの前任者、グレゴール・ヨーゼフ・ヴェルナー(1695−1766)。宮廷楽長在任中の1748年に作曲された「器楽の音楽カレンダー」は、そのタイトルの通り1年間を音楽で表現したヴェルナーの代表作。
CHE-0165-2
プレトリウス:待降節とクリスマスの音楽
輝く暁の星、いと美しきかな
いざ来ませ、異邦人の救い主よ
慈悲深き神のごとく
高き空より我は来たり
目覚めよと呼ぶ声あり/もろびと声あげ
イエス・キリスト、汝ほめ讃えられよ
イザーク・アンサンブル・ハイデルベルク、
フランクフルト・ルネサンス・アンサンブル

録音:1993年
ドイツの音楽一族プレトリウス家で最も高名な音楽家、ミヒャエル・プレトリウス(1571−1621)が待降節とクリスマスのために作曲した宗教作品の数々。独唱、ヴォーカル・コンソート、合唱、器楽合奏を適材適所に用いるプレトリウスの優れた作曲技法が発揮されています。
CHE-0166-2
グレゴリオ聖歌集〜待降節とクリスマス ゴーデハルト・ヨッピヒ(指)
ミュンスターシュヴァルツァハ修道院聖歌隊

録音:1979年
9世紀頃に創設されたと伝わるベネディクト会のミュンスターシュヴァルツァハ修道院の聖歌隊が歌うグレゴリオ聖歌集。
ベネディクト会の伝統的なスタイルに則り、待降節とクリスマスのための聖歌が選ばれています
CHE-0167-2
まぶねのかたえに我は立ちて〜ドイツのクリスマス・キャロル集 ヘルベルト・ロート(指)
ヴュルツブルガー・ヴォーカル=ゾリステン

録音:1984年
ドイツ、ミュンヘン州ヴュルツブルクのヴォーカル・アンサンブルが歌うドイツのクリスマス・キャロル集。
CHE-0168-2
マジェスティック・トランペット
ヘンデル:組曲ニ長調「ウォーターピース」
テレマン:協奏曲ニ長調
ティーメ:8声のソナタ ハ長調
シュネル:協奏曲第5番ニ長調
ファッシュ:8声の協奏曲ニ長調、
 協奏曲ホ長調
エンドラー:7声の協奏曲ヘ長調
エドワード・タール(Tp)、
フランツ・リスト室内O

録音:1989年
アメリカの伝説的トランペット奏者、アドルフ・ハーセス、ロジャー・ヴォアザンに師事し、スイスのバーゼルではバロックとモダン両方の指導にあたってきたアメリカのトランペット奏者エドワード・タール。バロックとモダンの両方に精通するエドワード・タールは、アメリカ・トランペット音楽界におけるバロック&ロマン派音楽のパイオニア的存在です。
CHE-0169-2
十字架の道〜16世紀スペインの情熱
ロメロ:イン・モンテ・オリベティ
ビクトリア:われは子羊のごとく
ゲレーロ:聖母マリア
モラレス:主の十字架を憐れみたまえ
ビクトリア:わが愛する生命を
ロボ:われは生きたるゆえと主は言いたもう/他
ダリオ・タッビア(指)ダルトロカント

録音:2005年12月
スペインの十字架の道を、ビクトリアやゲレーロ、モラレス、ペニャローサなどスペイン・ルネサンスの大作曲家たちの音楽で表現。ダリオ・タッビアが率いるヴォーカル・アンサンブル、ダルトロカントの感情豊かでドラマチックな歌声が秀逸。
CHE-0170-2
マルティン・ルターとライバル〜アルブレヒト・フォン・ブランデンブルク
ゴンベール:フェリックス・アウストリア・ドムス
シュリック:第1旋法(オルガン独奏)
ルター:我は死ぬことなく生き/他
アルノ・パドゥフ(指)
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル

録音:2002年3月
マルティン・ルターが火ぶたを切った宗教改革の時代を生きた作曲家たちの音楽。マルティン・ルターの「我は死ぬことなく生き」も収録。
CHE-0171-2
フルートとギターのためのモーツァルト
モーツァルト:歌劇「魔笛」〜なんと不思議な笛の音、
 愛を感じる男には、私は鳥刺し
カルッリ:モーツァルトの五重奏曲Op.156
カルカッシ:「イシスの神秘」の主題による変奏曲
モーツァルト(トレーグ編):ソナタ.イ長調K.331/332
モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」〜なんという喜び、
 やさしいふるまいや甘い言葉、
 バッカス万歳
ベルンハルト・ベーム(トラヴェルソ)、
ユルゲン・ヒュプシャー(G)

録音:1991年10月
"フルート(トラヴェルソ)"と"ギター"のデュオのためにアレンジされた天才モーツァルトの音楽。柔らかく流麗なトラヴェルソと、ギターの気取らない音色の共演が、優雅な味わいのあるモーツァルトを届けてくれます。
CHE-0172-2
ブラームス:ドイツ民謡集 ヴォルフガング・ゼーリガー(指)
ダルムシュタット・コンサートcho

録音:1996年7月
ドイツ・ロマン派の巨匠ブラームスが、母国の民謡を混声合唱のための音楽へと発展させた「ドイツ民謡集」。ヘッセン州南部の都市ダルムシュタットの合唱団が歌う「民謡集」からは、ブラームスの円熟した作曲技法を聴き取ることができます。
CHE-0173-2
W.F.バッハ:2本のフルートと通奏低音のためのソナタ集
トリオ・ソナタ.ニ長調/トリオ・ソナタ.イ短調
トリオ・ソナタ.ニ長調/ソナタ.ホ短調
ソナタ.ト長調/ソナタ変ホ長調
ソナタ.ヘ長調
ミュンヘン・フルート・トリオ

録音:1992年2月3日−6日
バッハの長男、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710−1784)のフルート・ソナタとトリオ・ソナタ集。晩年は貧窮に苦しんだW.F.バッハだったが、ドレスデンでのフルート作品の数々は、天腑の才を感じさせる代表作です。
CHE-0174-2
ピッコロ・トランペットのためのバロック作品集
ヴィヴァルディ:協奏曲ト短調
J.C.バッハ:ソナタ変ホ長調
ヘンデル:ソナタ.ヘ長調
アンドレ:バロック様式によるカプリース
カンピオン:やさしい組曲
ヘンデル:ソナタ第1番ハ短調Op.1-8
J-B・ルイエ:ソナタ ト短調
ヨアヒム・シェーファー(ピッコロTp)
マルティン・ストローヘッカー(Cemb&Org )
ゲシネ・カルブヘン(Vn)、
ベルンハルト・ヘントリッヒ(Vc)

録音:1998年11月5日−8日
自らの名を冠したヨアヒム・シェーファー・トランペット・アンサンブルを主宰するドレスデンの名トランぺッター、ヨアヒム・シェーファーのピッコロ・トランペットによるバロック作品集。トランペット界のレジェンド、モーリス・アンドレ(1932−2012)の「バロック様式によるカプリース(奇想曲)」を収録。
CHE-0175-2
モーツァルトの弟子たち
ストーラス:ピアノ六重奏曲ト長調
アットウッド:ピアノ三重奏曲ハ長調Op.1-11
ジュスマイヤー:ディヴェルティメント第1番ハ長調
フライシュッテトラー:やさしい協奏曲ニ長調
コンシリウム・ムジクム・ウィーン

録音:1991年10月&1992年5月
モーツァルトの4人の弟子たち(と伝わる)、ロンドンのストーラス、アットウッド、「レクイエム」にも関わったオーストリアのジュスマイヤーとフライシュッテトラーの室内楽作品集。軽やかで創造性豊かな作風は、師である天才モーツァルトの音楽を思い起こさせます。ストーラスとフライシュッテトラーでは、1827年頃にイグナーツ・ベーゼンドルファーが製作したピアノを使用。
HE-0176-2(2CD)
ブルッフ:混声合唱のための歌曲集
5つの歌Op.38/9つの歌Op.60
7つの歌Op.71/夜にOp.72
7つのスコットランドの歌
12のウェールズの歌
混声合唱のための6つの歌Op.86
ヴォルフガング・ゼーリガー(指)
ダルムシュタット・コンサートCho

録音:1996年&1997年
19世紀後半から20世紀前半にかけてのドイツを代表する作曲家の1人でありながらも、ナチスにより演奏禁止とされてしまったブルッフの音楽。「コル・ニドライ」や「ヴァイオリン協奏曲」が有名だが、混声合唱のための歌曲(合唱曲)も、優美な旋律と豊かな和声を兼ね備えた優れた作品です。
CHE-0177-2
降臨節とクリスマスのための器楽作品集
エッカルト:山を越えてマリアは行く
レーガー:戸を高く上げよ
ハスラー:いざ来たれ異教徒の救い主よ
B.フンメル:マリアはいばらの森を通り
ラランド:クリスマス・シンフォニー
バンキエーリ:カンツォン「ラ・フェリシアーナ」/他
ウルマー・ブラス・アンサンブル、
コレギウム・トゥビセンゼ・ウルム、
ホルツブレーザー&カンマーオルケスター

録音:1980年頃
金管楽器、木管楽器、弦楽器の"器楽"で聴くキリスト教の降臨節(アドベント)とクリスマスのための音楽集。金管アンサンブルのドイツ系のサウンドが、どこか懐かしさを感じさせます。
CHE-0178-2
トランペット協奏曲集
ハイドン:協奏曲変ホ長調
フンメル:協奏曲ホ長調
ネルーダ:クロイツァー:変奏曲ト長調
ミラレス:幻想曲変イ長調
エドワード・H.タール(Tp)、
ヤーノシュ・ローラ(指)
フランツ・リスト室内O

録音:1989年頃
エドワード・H.タールは、フリードリッヒやハーデンベルガーの師であり、長きに渡ってドイツやスイスでモダン&バロック・トランペットの指導者として活躍してきたアメリカのトランペット奏者。ナチュラル・トランペットの名手であり、奏法に関する著作も多いタールの協奏曲集は1つのバイブル的存在。
CHE-0179-2
女王のおやすみに〜ハープとリュートによるエリザベス朝時代の音楽
作曲者不詳:カリノー
ロビンソン:パッサメッツォ・ガイヤルド
ジョンソン:ダンプ
ロビンソン:嘆きの歌、ベル上の20の変奏
作曲者不詳:ロビン
ジョンソン:さあ狩りだ
ダウランド:憂鬱なガイヤルド
作曲者不詳:ベルガマスカ
ジョンソン:ダンプ、樹木は緑
作曲者不詳:アルメイン
アリソン:スペイン的手法
ジョンソン:ロジェロ、緑のウェイクフィールド
作曲者不詳:クアドロ・パヴァン、ガイヤルド、夜鳴きうぐいす
ダウランド:ジョン・スミス卿
ジョンソン:グリーン・ガーターズ
ピルキントン&マルシャン:エコー・アルメイン
作曲者不詳:クラロス伯爵
ロビンソン:女王のおやすみに
西山まりえ(ルネサンス・ハープ)、
ラファエル・ボナヴィータ(ルネサンス・リュート&ルネサンス・ギター)

録音:録音:2002年2月、プニャーノ(ピサ、イタリア)
ヒストリカル・ハープとチェンバロの名手として人気の高い中世ルネサンス、バロック音楽のスペシャリスト、西山まりえが弾くエリザベス朝時代のイギリス作品集が復活!芸術、文化を発展させ、イギリス・ルネサンスの頂点を築いたエリザベス1世。優雅で美しい旋律、即興性に富んだスタイルを持つ音楽から、ルネサンス・ハープとリュート&ギターのデュオが、エリザベス朝時代のイングランドの風景や空気感をを届けてくれます。
CHE-0180-2
ギターのための前奏曲集
ウィルコックス:ギターのための12の練習曲
タレガ:12の前奏曲
ポンセ:12の前奏曲
ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲
ティルマン・ホップシュトック(G)

録音:2000年5月&2001年9月&2012年
ギターとチェロをダルムシュタットとケルンで学び、現在ではドイツを代表するギタリストとして、世界中で活躍するティルマン・ホップシュトック。ギターのための「前奏曲集」では、アラン・ウィルコックス(1869−1956)とフランシスコ・タレガ(1852−1909)の2作品が2012年の新録音。イギリス、スペイン、メキシコ、ブラジルの作曲家たちの「前奏曲」を、ホップシュトックのギターが、熱く、美しく、カラフルに奏でてくれます。
CHE-0181-2(2CD)
コプト正教会教会の礼拝式
クリスマス/聖週間
カイロ大聖堂聖歌隊

録音:1995年11月
中東、アフリカのエジプトで発展したキリスト教の一派、コプト正教会の「クリスマス」と「聖週間」の祈りの音楽。教会に響き渡る残響豊かな単旋律の祈りは、朗読に近いスタイル。西方の教会とは異なる"祈り"の音楽を収めた貴重な資料でもあります。
CHE-0182-2
神秘なるマリア〜中世後期のマリアの歌
オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン:そこで輝くあなたは誰、
 アヴェ・マーテル・オー・マリア
ザルツブルクの修道士:アヴェ・グロリオーサ・マーテル・サルヴァトレス、
 ステラ・マリス・イルストランス・オムニア、
 サルヴェ・レジナ、ポロルム・レジナ、
 オー・マリア・ロガトリクス/他
アウグスブルク古楽アンサンブル

録音:1996年2月
14世紀、中世ヨーロッパで歌われた聖母マリアへの祈り歌。中世ドイツの吟遊詩人オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインや、ロストックの大学図書館や、モンセラートの修道院図書館に所蔵されている「聖母マリアに捧げる歌」が、神秘のベールを纏い、天へと昇る。
CHE-0183-2
威風堂々〜トランペット・フェスティヴァル
エルガー(シェーファー編):威風堂々
A・スカルラッティ:私の宝である女よ
ヴィヴァルディ(シェーファー編):協奏曲変ロ長調
ドニゼッティ:ソナタ ヘ長調
バッハ(シェーファー編):主よ人の望みの喜びを
モーツァルト:ソナタ変ホ長調 K.282
フォーレ:リディア
アルドロヴァンディーニ:協奏曲第2番
A・スカルラッティ:ロンペ・スプレッツァ
トレッリ:(シェーファー編):協奏曲ニ長調
ブレイナー:ビートルズ・コンチェルト・グロッソ
ヨアヒム・シェーファー(Tp)、
ヨアヒム・シェーファー・トランペット・アンサンブル、
カメラータ・インストゥルメンターレ・ベルリン、
ブラティスラヴァ・チェンバー・ソロイスツ

録音:2003年−2005年
トランペット・アンサンブルで聴くエルガーの「威風堂々」、トランペットが主役を務めるモーツァルトやバッハ、さらにはビートルズの音楽を合奏協奏曲風に仕上げたペーター・ブレイナー(1957−)の「ビートルズ・コンチェルト・グロッソ」。ドレスデンの名トランぺッターが企画したトランペット・フェスティヴァルの幕が上がります!
CHE-0184-2
ハイデルベルク宮廷でのルネサンス音楽
オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン:Gen haidelwerg rayt ich
ベーハイム:Ich michel beham
ラピシーダ:Tandernaken
シュリック:Wer gnad durch klaff、Maria zart、Pete quid vis、Ascendo ad patrem meum
Simpson:Pauan、Galliard
Bouquet:Volta
Engelman:Courant
Coperario:The First of the Lords
Campion:Wooe her and win her
Johnson:Mascarada/他
イ・チャルラターニ

録音:1993年6月
芸術家たちのパトロンとして知られるオットー・ハインリヒの時代に、ドイツのハイデルベルク城で演奏されたとされるルネサンス音楽の数々。宮廷の貴族たちが愉しんだ文化を、イ・チャルラターニの丁寧で情感豊かなアンサンブルで。
CHE-0185-2
ファルケンハーゲン:リュート・ソナタ集 Op.1
ソナタ第6番/ソナタ第4番
ソナタ第5番/ソナタ第3番
ソナタ第2番/ソナタ第1番
アルベルト・クルニョーラ(Lute)

録音:2003年7月
バロック時代とリュートの作曲家、演奏家として最後期となる18世紀前半に活躍したドイツの音楽家アダム・ファルケンハーゲン(1697−1754)。バロック音楽の形式の中から聴こえてくるギャラント様式の響きは、時代の流れと共に訪れた音楽様式の変化を実感させる。13コースのバロック・リュートを奏でるイタリアのリューティスト、クルニョーラの冴える妙技もまた見事。
CHE-0186-2
ロッシーニ:ピアノのための前奏曲集〜「老年のいたずら」より
私の朝の健康のための前奏曲
バロック風前奏曲
ムーア風前奏曲
慌ただしいロココ風の前奏曲
いわゆる劇的な前奏曲
つかの間の前奏曲/無害の前奏曲
ラウラ・アルヴィーニ(フォルテピアノ/プレイエル1844年製)

録音:1992年2月
惜しくも2005年にこの世を去ったイタリアの名鍵盤奏者ラウラ・アルヴィーニ(1946−2005)のロッシーニ。「老年のいたずら」の中から丁寧に選ばれた「前奏曲集」は、ロッシーニが1855頃まで使用していたと伝わる1844年製のプレイエル(No.10966)での演奏。名手アルヴィーニの演奏で、ロッシーニの音楽が、ロッシーニの時代の音色で味わい深く響きます。
CHE-0187-2
ミンネザング後期の世俗歌曲集
ザルツブルクの修道士(14世紀):Das Taghorn
Ich han in ainem garten gesehen
Caldy valdy
Was ich heWER-das iar anvach
Der tewfel und ain klaffent schalkch/他
アウグスブルク古楽アンサンブル

録音:1995年2月
中世ドイツ語圏の恋愛歌曲と抒情詩「ミンネザング(Minnesang)」の後期に誕生した世俗歌曲集。ザルツブルクの修道士の作品と伝わり、オーストリア国立図書館に所蔵されている写本(Codex 2856)に収められた中世貴族社会の音楽を、アウグスブルク古楽アンサンブルが情感豊かな演奏で描きます。
CHE-0188-2
テレマン:オーボエ作品集
組曲ト短調 TWV 41:g4
ソナタ変ロ長調 TWV 41:B6
パルティータ第2番ト長調 TWV 41:G2
ソナタ.ト短調 TWV 41:g6
パウル・ドンブレヒト(Ob)、
ヴィーラント・クイケン(Vc)、
ロベール・コーネン(Cemb)

1980年2月
古楽大国ベルギーの名手たち、オーボエのドンブレヒト、チェロのクイケン、チェンバロのコーネンのトリオが奏でるテレマンのオーボエ作品集。優雅で気品あふれるドンブレヒトのオーボエを、絶妙のバランスと安定感で支えるクイケンとコーネン。ベルギー古楽界の巨匠たちが約30年前に生み出したテレマンの名盤が蘇えります。
CHE-0189-2
スペインとメキシコのクリスマス〜モラレス、ビクトリア、ゲレーロ、フェルナンデス、パディーリャ、他の作品 ラ・コロンビーナ
〔マリア・クリスティーナ・キール(S)、
クラウディオ・カヴィーナ(A)
ジョゼップ・ベネー(T)、
ジョゼップ・カブレ(Br)〕

録音:1996年4月(オランダ)
1990年に結成され、ルネサンス&初期バロックの音楽をレパートリーとするスペインのヴォーカル・クヮルテット、ラ・コロンビーナの創設メンバーが歌う、スペインとメキシコのクリスマス音楽。ラ・ヴェネクシアーナのディレクター、クラウディオ・カヴィーナやマリア・クリスティーナ・キールなどが参加する優れたアンサンブルで、バロックの華やかさとは対照的な、畏敬と崇高さを湛えたクリスマスを演出します。
CHE-0190-2
ミューテル:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ.変ロ長調
ピアノ・ソナタ.ハ長調
アリオーソと12の変奏曲ハ短調
アリオーソと12の変奏曲ト長調
ザーネ・ストラディナ(P)

録音:2001年3月(ドイツ)
バッハの最後の弟子として知られ、リガ教会のオルガニストも務めたヨハン・ゴットフリート・ミューテル(1728−1788)。作曲家としても主に鍵盤作品を残したが、その作風は本盤で聴けるように穏健な前期古典派路線。ザーネ・ストラディナは、作曲家ゆかりの地・リガに生まれ、モスクワ音楽院で学んだ女性ピアニスト。1991年にブレーメン国際ピアノ・コンクールで優勝し、国際的キャリアをスタートさせています。
CHE-0191-2
バッハとイタリア
バッハ:モテット 「いと高き者よ、わが罪をあがないたまえ」BWV.1083(原曲:G.B.ペルゴレージのスターバト・マーテル)
協奏曲第3番ニ短調BWV.974(原曲:A.マルチェッロのオーボエ協奏曲)
我が魂は病み(原曲:コンティ)
モニカ・フリマー(S)、
カイ・ヴェッセル(C.T)
ミュンヘン・ノイエ・ホーフカペレ、
クリスティアン・ブレンベック(指、Org)

録音:1996年1月16日−19日(ドイツ)
大バッハがペルゴレージの「スターバト・マーテル」を編曲したモテット、マルチェッロの「オーボエ協奏曲」を編曲したオルガン協奏曲。バッハが多大な影響を受けたイタリアの音楽を、ブレンベックの研究で読み解く。鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパンのカンタータ集に参加するモニカ・フリマー、コープマン&アムステルダム・バロックOのカンタータ集に参加するカイ・ヴェッセルと、バッハに長けたソリスト陣も見事。

CHE-0192-2
ラッスス:「音楽の守護(1573/74)」 からのモテット集 エリク・ファン・ネーヴェル(指)
クレンデ、コンチェルト・パラティーノ

録音:1988年5月、BRTスタジオ(ベルギー)
15〜16世紀のフランドル地方で生まれたポリフォニー音楽を網羅した「フランドル楽派の巨匠たち」(KTC 1380)での名演が印象強いベルギー古楽界の名匠エリク・ファン・ネーヴェルと手兵クレンデ。バロック・トロンボーンの大御所、シャルル・トゥートを中心とするピリオド金管アンサンブル、コンチェルト・パラティーノを迎えてのラッススのモテット集が復刻。500を超えるモテットや多数のミサ曲、シャンソン等を残したフランドル楽派を代表する後期ルネサンスの大作曲家、オルランドゥス・ラッスス(1532−1594)。1573年〜1574年に出版されたラッススの「音楽の守護」からのモテットを、フランドル楽派のスペシャリストたちが歌います。
CHE-0193-2
フレスコバルディ:モニカの歌によるミサ曲 アレッサンドロ・デ・マルキ(指)
イル・テアトロ・アルモニコ

録音:1991年5月、1992年10月、イタリア
現代有数のイタリア・バロック音楽、特にヴィヴァルディの権威として知られる名匠アレッサンドロ・デ・マルキが振る、フレスコバルディのミサ曲。合唱には、ロッサーナ・ベルティーニやジュゼッペ・マレットなど豪華歌手陣を迎え、17世紀後半イタリアの美しく精巧に作られた教会音楽を彩ります。
CHE-0194-2
ミゼレーレ・メイ・デウス〜1500年頃の受難曲
イカルト:預言者エレミヤの哀歌
イザーク:サンタ・クルスの固有聖歌
ジョスカン・デ・プレ:神よ、私を憐れんでください(詩篇第50篇)
ヴィルフリート・ロームバッハ(指)
アンサンブル・オフィチウム

録音:2002年2月14日−16日(ドイツ)
1500年頃の受難節のための音楽を集めたアルバムで、よく知られたジョスカン・デ・プレ、ハインリヒ・イザークの音楽に加え、知られざる作曲家、ベルンハルト・イカルト(Bernhard Ycart)の哀歌が収録されています。
CHE-0195-2
イタリア・ルネサンスのリュート音楽
ダ・ミラノ:リチェルカーレ第51番
ボッローノ:サルタレッロ
パラディーノ:ファンタジア第1番
ボッローノ:パヴァーナ 「ラ・ミラネーゼ」とサルタレッロ
ダ・ミラノ:リチェルカーレ第12番、
 リチェルカーレ第1番、
 リチェルカーレ第11番
ボッローノ:パヴァーナ 「ラ・マルコンテンタ」とサルタレッロ
パラディーノ:ファンタジー第2番、
 別れのときは、
 Pavana chiamata la Paladina - Gagliarda sopra la detta
ボッローノ:ファンタジア、
 パヴァーナ 「ラ・ゴンベルティーナ」とサルタレッロ
ダ・ミラノ:リチェルカーレ第5番、リチェルカーレ第6番
ボッローノ:Peschatore che va cantando、
 パヴァーナ 「ラ・デスペラータ」とサルタレッロ
ダ・ミラノ:ファンタジア第64番、
 ファンタジア第40番
ボッローノ:パヴァーナ第9番とサルタレッロ
ダ・ミラノ:ファンタジア第27番
ボッローノ:サルタレッロ 「ベル・フィオーレ」
ダ・ミラノ:ファンタジア第30番、
 トッカータ、リチェルカーレ第15番、
 ファンタジア第32番、
 ファンタジア第22番
ボッローノ:サルタレッロ 「ラ・トラディトレッラ」
パラディーノ:Fantasie troysi
ヨアヒム・ヘルト(Lute)

録音:1995年、1996年
ドイツのエコー・クラシック賞受賞リューティスト、ヨアヒム・ヘルトによるイタリア・ルネサンスのリュート作品集。「神」と呼ばれた16世紀のヴィルトゥオーゾ、フランチェスコ・カノーヴァ・ダ・ミラノのリチェルカーレとファンタジア、ピエトロ・パオロ・ボッローノのパヴァーナ(パヴァーヌ)とサルタレッロ、ジョヴァンニ・パオロ・パラディーノの作品を効果的に組み合わせたアルバム。
CHE-0196-2
サン=サーンス:2台ピアノのための作品集〜動物の謝肉祭
2台のピアノと管弦楽のための組曲 「動物の謝肉祭」
序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28(ドビュッシー編2台ピアノ版)
ベートーヴェンの主題による変奏曲 Op.35
フェルハン&フェルザン・エンダー(P)
ハワード・グリフィス(指)
チューリッヒ室内O

録音:1997年11月、チューリッヒ放送スタジオ(スイス
サン=サーンスの人気曲「動物の謝肉祭」をメインに、サラサーテのために書かれ、ドビュッシーによって2台ピアノ版へと編曲された「序奏とロンド・カプリチオーソ」、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第18番の旋律を変奏で繰り広げる「ベートーヴェンの主題による変奏曲」を併録。技巧的なパッセージと息のあった掛け合いを、見事な2台ピアノの世界で魅せてくれます。
CHE-0197-2
アルハンブラ〜スペインのギター音楽
デ・ラ・マーサ:エル・ビート
ソル:モーツァルトの主題による変奏曲Op.9
タレガ:5つのマズルカ
モレノ=トローバ:ファンダンギーリョ、夜想曲
アルベニス(ホップシュトック編):イベリア〜エル・ポロ、
 スペイン組曲Op.47〜カタルーニャ、
 スペインOp.165〜タンゴ、
 スペイン組曲Op.47〜アストゥリアス
タレガ:アルハンブラの思い出
ファリャ:讃歌 「ドビュッシーの墓のために」
パコ・デ・ルシア:グラナイーナ
パコ・デ・ルシア(ホップシュトック編):タランタ
ファリャ:バレエ音楽 「三角帽子」〜粉屋の踊り
ティルマン・ホップシュトック(G)

録音:1995年、1998年、1999年、2001年、2009年
ソル、タレガ、ファリャらの名曲に、ホップシュトック自身によるアルベニスの編曲まで。ギターの本場スペインのギター作品を集めた、ドイツの名手ホップシュトックの名録音集。
CHE-0198-2
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:神の光〜アンティフォナ&詩篇集
詩篇第94篇/詩篇第112篇
詩篇第116篇/詩篇第150篇
O quam mirabilis
O viridissima virga
Clara sonent organa
O spectabiles viri
O tu illustrata
Nunc gaudeant materna viscera
Caritas abundat
O lucidissima apostolorum turba
O pater omnium
アウグスブルク古楽アンサンブル

録音:1997年5月、ドイツ
※CHR-77205からの移行再発売
修道女、神秘家であり、古代ローマ時代以降の歴史上で最初の女流作曲家とされているヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098−1179)のアンティフォナと詩編集。演奏は、中世音楽のスペシャリスト、アウグスブルク古楽アンサンブル。ソプラノはPER-SONATのメンバーでもあるザビーネ・ルッツェンベルガー。
CHE-0199-2
クロンマー:協奏曲集
2本のクラリネットと管弦楽のための協奏曲 Op.35
フルート,クラリネット,ヴァイオリンと管弦楽のための協奏交響曲 Op.80
フレデリック・ラパン(Cl)、
クルツィオ・ペトラリオ(Cl)、
ブルジット・ブクストルフ(Fl)、
ヤクブ・チェルノホルスキー(Vn)、
ヤクブ・フルシャ(指)バドワイズPO

録音:1988年5月、BRTスタジオ(ベルギー)
ボヘミアの生まれでウィーン古典楽派の作曲家として活躍したフランツ・クロンマー(1759−1831)。ウィーンやハンガリーで宮廷楽長をつとめ、生涯に300を超える作品を書き上げながらも、モーツァルトやベートーヴェンの影に隠れ、演奏・録音機会の少ないクロンマーの協奏的作品を、ヤクブ・フルシャの指揮で。
CHE-0200-2
テレマン:ターフェルムジーク第3集
序曲変ロ長調 TWV 55:B1(2ob, 2vn, strings & b.c.)
四重奏曲ホ短調 TWV 43:e2(vn, transverse flute, vc & b.c.)
協奏曲変ホ長調 TWV 54:Es1(2hrn, strings & b.c.)
トリオ・ソナタ.ニ長調 TWV 42:D5(2fl & b.c.)
オーボエ・ソナタ.ト短調 TWV 41:g6(ob & b.c)
終曲変ロ長調 TWV 50:20(2ob, strings & b.c.)
パウル・ドンブレヒト(指)
イル・フォンダメント

録音:1986年9月&1987年12月、ベルギー
バロック・オーボエの世界的名手であり先駆者的存在、パウル・ドンブレヒトとイル・フォンダメントによる、テレマンの「ターフェルムジーク(食卓の音楽)」!オーボエやフルート、ヴァイオリン、ホルンなど、色鮮やかな音色の器楽たちが、雅な旋律に乗って響きます。
CHE-0201-2
グラズノフ:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番ヘ短調 Op.92
ピアノ協奏曲第2番ロ長調 Op.100
序曲 「謝肉祭」
カール=アンドレアス・コリー(P)、
ハワード・グリフィス(指)
スロヴァキアRSO

録音:1995年9月、スロヴァキア放送コンサート・ホール
チューリッヒ音楽院では多くのピアニストを指導してきたスイスの名ピアニスト、カール=アンドレアス・コリーによるグラズノフのピアノ協奏曲集。ゴドフスキーに献呈された第1番、単一楽章の第2番のピアノ協奏曲全曲に、祝祭的で華やかな序曲「謝肉祭」をカップリング。
CHE-0202-2
ダルベール:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番イ短調 Op.7
弦楽四重奏曲第2番変ホ長調 Op.11
ザラストロSQ

録音:1996年10月、スイス
スコットランドのグラスゴーで生まれたドイツ人オイゲン・ダルベール(1864−1932)の弦楽四重奏曲集。ザラストロSQは、19世紀〜20世紀の知られざる作品のレパートリーで定評のあるスイスのアンサンブル。
CHE-0203-2
ラ・チャッコーナ
メールラ:チャッコーナのアリア 「愛の翼に乗せて」
フレスコバルディ:チャッコーナによるパルティータ
サラベルデ:カンツォン第10番
モンテヴェルディ:アリア 「あの高慢なまなざし」
サラベルデ:カンツォン第4番
ロッシ:ベルガマスクのアリア 「美しい声で歌うあの小鳥は」
バルトロッティ:チャッコーナ
ディンディア:アリア 「私の涙に涙する」
サラベルデ:「騎士の歌」によるファンタジア
フェッラーリ:アリア 「恋する人たちよ、教えてあげよう」
ストラーチェ:チャッコーナ
ファルコニエーリ:フォリアス
カプスベルガー:カポーナ
ファルコニエーリ:エロイカとチャッコーナ 「金髪のかわいい娘」
鈴木美登里(S)、
濱田芳道(コルネット、リコーダー、指)、
アントネッロ〔石川かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
西山まりえ(チェンバロ、ダブル・ハープ)、
ラファエル・ボナビタ(バロック・ギター、テオルボ)、
古橋潤一(リコーダー)、
能登伊津子(Org)〕

録音:2000年8月、桃源文化会館
濱田芳通、石川かおり、西山まりえらによる世界的古楽アンサンブル「アントネッロ」。ダンサブルな17世紀イタリアの音楽を集めた名盤「ラ・チャッコーナ」が、Christophorusから登場! 新大陸からスペインに渡り、17世紀イタリアで大流行したチャッコーナ(のちにフランスへと伝わりシャコンヌへと発展していく)。エキゾチックで情熱的で官能的な舞曲を、日本が誇る世界的古楽奏者たちが奏でます。
CHE-0204-2
ハープのためのバロック音楽
バッハ:小品ト長調(パルティータ第5番BWV.829より)
ヘンデル:パッサカリア ト短調(組曲第7番 HWV.432より)
マルセル・グランジャニー:クラシック小組曲
ゴットフリート・キルヒホーフ:アリアとリゴードン ハ短調
ジャン=バティスト・ルイエ:トッカータ(組曲ヘ長調より)
ルイーズ・シャルパンティエ:古風な様式による小品ハ短調
ジョヴァンニ・ペシェッティ:ソナタ第6番ハ短調

ヘンデル:主題と変奏ト短調、ダビデのハープ(オラトリオ「サウル」HWV.53より)
ジョン・パリー:レッスン(ソナタ)第1番ニ長調
ニーノ・ロータ:サラバンドとトッカータ
ヴォルカー・セルマン(ハープ)

録音:2005年8月23日−26日
ハイティンクやアーノンクール、シャイーらのと共演を行っているドイツのハープ奏者ヴォルカー・セルマンによる、バロックのハープ作品集。
CHE-0205-2
ピッコロ・トランペットのためのバロック・コンチェルト
アルビノーニ:協奏曲ニ長調 Op.7-6(原曲:オーボエ協奏曲)
ヘンデル:協奏曲第3番ト短調(原曲:オーボエ協奏曲)
テレマン:協奏曲ロ長調
アルビノーニ:協奏曲ヘ長調
ピエトロ・バルダッサーレ:ソナタ第1番ヘ長調(原曲:コルネット・ソナタ)
ジョン・ルイエ:ソナタハ長調(原曲:オーボエ・ソナタ)
ロベルト・ヴァレンティーノ:ソナタヘ長調(原曲:オーボエ・ソナタ)
ヨアヒム・シェーファー(Tp)
フランク・ヴァルター(Tb)
アントン・ポポヴィッチ(指)
ブラティスラヴァ・チェンバー・ソロイスツ

録音:2000年6月5日−7日、ドイツ
ヨアヒム・シェーファーの3枚目のソロアルバムとなった、ピッコロ・トランペット協奏曲集。オーボエ協奏曲やオーボエと通奏低音のためのソナタからアレンジされた、ピッコロ・トランペットのための定番レパートリー。
CHE-0206-2
クリスマスのオルガン音楽
リスト:クリスマス・ツリー
スメタナ:パストラーレ.ト長調
ゴラー:「エサイの根より」による変奏曲
ラッツェルスベルガー:「きよしこの夜」による変奏曲
ベルナー/ハッセ:「幼子のゆりかご」による変奏曲
ウェスレー:パストラーレ ト長調
ラドニック:クリスマス・キャロルによる幻想曲
グラウプナー:子守歌
ウィル:アリア・パストラーレ変ロ長調
バッハ:コラール変奏曲 「いと高きところでは神にのみ栄光あれ」 BWV.771
フランツ・ハッセルベック(Org)

録音:1976年4月10日−12日&1981年6月30日−7月2日
オルガンで聴くリストの「クリスマス・ツリー」や、有名なクリスマス・キャロルの変奏曲など、クリスマスを荘厳に演出するオルガン作品集。
CHE-0207-2(2CD)
ラフマニノフ:晩祷 Op.37〜ロシア正教会の荘厳なる朝の祈祷と晩祷
弦楽四重奏曲第2番ニ短調 Op.70
弦楽四重奏曲第4番ヘ長調 Op.124
カール・リンケ(指)
エッセン東方教会ヨハネス=ダマスツェヌスCho

録音:1967年、エッセン
ロシア正教会の聖歌を伴ったラフマニノフの晩祷(徹夜祷)。
CHE-0208-9
ヤニチャーレンムジーク
ロゼッティ:パルティータ ヘ長調
シュポア:ノットゥルノ ハ長調 Op.34
ベートーヴェン:ウェリントンの勝利 Op.91
オクトフォロス、
パウル・ドンブレヒト(指)

録音:1988年11月、ベルギー
バロック・オーボエの名手パウル・ドンブレヒトが結成したウィンド・アンサンブル、「オクトフォロス」によるヤニチャーレンムジーク(トルコ風軍楽)集。
CHE-0209-2
グレチャニノフ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第2番ニ短調 Op.70
弦楽四重奏曲第4番ヘ長調 Op.124
モスクワSQ

録音:2001年3月、スイス
タネーエフやアレンスキー、リムスキー=コルサコフらに学んだロシアの作曲家、アレクサンドル・グレチャニノフ(1864−1956)の弦楽四重奏曲集。
CHE-0210-2
ルターのテキスト
マルティン・ルターの著作の朗読
ヨハン・ワルター:第七旋法によるフーガ
カスパール・オトマイヤー:マルティン・ルターの象徴
ディートリッヒ・シクスト:深き困窮より,われ汝に呼ばわる
ワルター/オトマイヤー/オジアンダー:神はわがやぐら
ワルター:斯くなればドイツは凛と目覚めむ
ザムエル・シャイト:我らはみな唯一なる神を信じる
ハンス・ノイジドラー:ベネデトゥール
マルティン・アグリコラ:光にして日なるキリスト
ゲルト・ウェストファル(朗読)、
ムジカ・アンティクヮ・ウィーン、
ウィーン・モテットcho
ジュリアン・ベール(リュート)


録音:1966年7月(朗読)、1982年、2014年
1517年の宗教改革から500周年となる2017年に向けたアニヴァーサリーを記念したマルティン・ルター・アルバム。俳優、朗読家として著名なゲルト・ウェストファルによるマルティン・ルターのテキスト朗読と、ルターのテキストを使った宗教音楽、宗教改革の時代の音楽を交互に収録。
CHE-0211-2
クラーサ:子供のためのオペラ 「ブルンジバル」
シュヴェンク:テレージェンシュタットのための賛歌
マリア・ヴェロニカ・グレーテルス(指)
フライブルク聖ウルスラ・ギムナジウム合奏団&cho

録音:1986年12月5日−6日
ツェムリンスキー、ルーセルと親交を深めながらも、ナチスによってテレージェンシュタット、アウシュヴィッツに送られ無念の最期を遂げたチェコの作曲家ハンス・クラーサ(1899−1944)。55回もの改訂が加えられたアリストパネスの戯曲に基づく子供のためのオペラ「ブルンジバル」の録音は、クリストフォルス(Christophorus)とSWRの共同製作によるもの。
CHE-0212-2
ウェーバー:交響曲第1番ハ長調 Op.19(J.50)
交響曲第2番ハ長調(J.51)
ピアノと管弦楽のためのコンチェルトシュトゥック Op.79
フロリアン・クルンペック(P)、
クラウス・ペーター・フロール(指)
ウィーン・コンツェルト=フェライン

録音:2002年9月27日−28日(Op.19)、2003年3月7日−8日(J.51、Op.79)、ウィーン・コンツェルトハウス
ウィーンSOのメンバーによって設立されたウィーン・コンツェルト=フェラインによるウェーバーの交響曲集。
古典派からロマン派への移行期を目の当たりにする若きウェーバーが作曲した2つの交響曲を、クラウス・ペーター・フロールが振る。
CHE-0213-2
アルタ・ダンツァ〜15世紀イタリアの舞曲集〜ドメニコ・ダ・ピアチェンツァとグリエルモ・エブレオ・ダ・ペサロの舞曲 アンサンブル 「レゾーゼ・レバ」、
イアン・ハリソン(ディレクター)

録音:1997年、ドイツ
ショームやバグパイプ、サックバットという編成の15世紀の合奏形態"アルタ"と、フィドル、リュート、タンバリンなどで構成される"バッサ" による古楽器アンサンブルで、15世紀イタリアの舞曲を再現。
CHE-0214-2
フルートとハープのための多感様式の音楽
アーベル:フルート・ソナタ ヘ長調
クヴァンツ:アダージョ ハ長調
C.P.E.バッハ:愛は私の歌
ベンダ:フルート・ソナタ ホ短調
テレマン:ファンタジア ニ短調
ベンダ:フルート・ソナタ ト長調
キルンベルガー:来たれ、創り主にして聖霊なる神よ
ミューテル:フルート・ソナタ ニ長調
バッハ:シチリアーノ(フルート・ソナタ変ホ長調より)
ローレンス・ディーン(Fl)、
アンドルー・ローレンス=キング(ハープ、ハープシコード、オルガン)

録音:1995年10月23日−25日、オランダ
ハノーファー・ホフカペレ、フィオーリ・ムジカーリ、ラ・ストラヴァガンツァ・ケルンなどの古楽アンサンブルで演奏してきたドイツのバロック・フルート奏者ローレンス・ディーンと、ヒストリカル・ハープの世界的名手アンドルー・ローレンス=キング。C.P.E.バッハを代表とする「多感様式」のフルート作品を収録した1995年録音が復刻リリース。
CHE-0215-2(2CD)
ハインリヒとクニグンデ〜皇帝夫妻のためのグレゴリオ聖歌
CD1〜ハインリヒ2世の神聖ローマ皇帝即位式と戴冠式ミサ曲
CD2〜皇后のためのグレゴリオ聖歌集
ヴェルナー・ペース(指)
スコラ・バンベルク

録音:2003年3月15日ー17日(CD1)&2003年11月10日ー11日、ドイツ
「聖王」と呼ばれた神聖ローマ皇帝ハインリヒ2世の即位式(1002年)と戴冠式ミサを再現したアルバムと、皇后クニグンデのためのグレゴリオ聖歌集、2つの貴重な録音がセットになって復刻。演奏は、ハインリヒ2世が建立したバンベルク大聖堂のカペルマイスターを1995年から務めたヴェルナー・ペースとスコラ・バンベルクです。
CHE-0217-2
クレルヴォーのベルナール〜シトー修道会の中世の音楽 ヴィルフリート・ロンバッハ(指)
アンサンブル・オフィチウム

録音:2008年4月5日−6日、ドイツ
クレルヴォーのベルナールは、シトー修道会を大きく発展させ、クレルヴォー修道院の院長、カトリックの指導者としてなど絶大な影響力を持った12世紀フランスの神学者。
シトー修道会の聖歌の復権にも力を注いだベルナールのものとされる作品、改定や編纂に携わったと伝わる作品を歌うのは、2度のコンクール優勝歴を持つ、グレゴリオ聖歌とルネサンス声楽のスペシャリスト、アンサンブル・オフィチウム。12世紀の神聖で神秘的なハーモニーが現代に蘇る。
CHE-0218-2
ストラスブールのクリスマス讃美歌集 シュピーレイト(アーリー・ミュージック・フライブルク)

録音:2010年6月11日−13日、ドイツ
ドイツのフライブルクを拠点に活動する中世アンサンブル、シュピーレイト(Spielleyt)が歌う、1697年のストラスブールの讃美歌集からのクリスマス・ソング・コレクション。17世紀に残された歌集から、中世の音楽へと復元して演奏しています。
CHE-0220-2
ロシアのクリスマス〜ロシア正教会のクリスマスの夕べの祈り ロシア・ドン・コサックcho、
マルセル・ニコラエヴィチ・ヴェルホフ(指)

録音:2008年10月22日−26日
※CHR-7736からの移行再発売。
1992年に設立、1999年には「Army choir of the great Don Army」の称号を与えられ、2000年にはモスクワの"ホワイトハウス"でも演奏したロシア・ドン・コサック合唱団が歌う「クリスマスの夕べの祈り」。オランダ人の指揮者ヴェルホフとドン・コサック合唱団の重厚で力強い歌声は、広大なロシアの大地を思い起こさせる。西欧の
CHE-0221-2
ローゼンミュラー:ドイツ語の宗教コンチェルト集
神の御業を見よ/主よ、御身の怒りでわれを罰することなかれ/父よ、われは罪を犯した/ヴァイオリンとファゴットのためのソナタ/おお優しきイエス、御身を思う者は/驚け、自然よ/あなたはなぜそこに立っているのか?/われは知る、わが救世主の生けるを/ここに神の愛の証あり
アルノ・パドゥフ(指)、
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル

録音:2000年11月1日−3日。
※CHR-77227、CHR-77319からの移行再発売。
ライプツィヒで将来を約束されながらも同性愛疑惑により同地を追われ、ハンブルク、ヴェネツィアで活躍の場を得た音楽家ヨハン・ローゼンミュラー(1619−1684)。
初リリース時にも高い評価を受けた実績を持つ、ヨハン・ローゼンミュラーの名を受け継いだドイツのアンサンブルによる宗教コンチェルト集が再度復刻。
CHE-02222
ローゼンミュラー:サルヴェ・レジナ〜ヴェネチアでうまれた宗教音楽
ヨハン・ローゼンミュラー:勇ましく戦いに臨め/3声のソナタ第4番/讃美すべく立ち上がらん/おお、富めるかた/私はあなたを讃えます/主よ、私は信頼しました/5声のソナタ第12番/主のしもべらよ、主をほめたたえよ/サルヴェ・レジナ
ホスエ・メレンデス・ペラエス(指)、イ・フェデーリ、ロレンツァ・ドナディーニ(S)、ハビエル・ロブレダーノ・カブレラ(C.T)、ダニエル・イッサ(T)、リザンドロ・アバディー(Bs)、イズマエル・ゴンサレス・アロニス(Bs)

録音:2010年3月、スイス
ヨハン・ローゼンミュラー(1619−1684)は、ライプツィヒ聖トーマス教会のカントルに内定しながらも同性愛疑惑により投獄され、脱獄しイタリアで活動しながらその名を広めた作曲家。ここでは、ピエタ院などで働いていたヴェネツィア時代のほとんどの宗教音楽と器楽作品を、ホスエ・メレンデス・ペラエスが芸術監督を務める16世紀〜17世紀を専門とする古楽アンサンブル、イ・フェデーリが演奏。
CHE-02232
オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインの歌 アンサンブル・レオネス、
マルク・レヴォン(歌、リュート、チェトラ、ヴィオラ・ダルコ、指揮)

録音:2013年4月2日ー5日、ビニンゲン聖十字架教会(スイス)
「ジョスカン・デ・プレ(CHR77348)」、「アレクサンデル・アグリコラ(CHR77368)」らの器楽作品集といった、画期的なプログラムとクオリティの高い演奏で評判を呼んだアンサンブル・レオネス。ヨーロッパから西アジア、北アフリカまで渡り歩いたという中世ドイツ語圏の詩人・作曲家、オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタインの歌曲と器楽作品集。各地の文化を吸収・発展させていった、豊かで個性的な音楽が収録されており、カウ・ホルン、ハーディ・ガーディ、バグパイプ、中世フルート、ヴィエールなど、中世器楽のスペシャリスト達の演奏と歌が楽しめます。2015年にリリースされていたオリジナル盤(CHR77379)は、朝日新聞夕刊の「for your Collection〜クラシック音楽」でも紹介され話題を呼びました。
CHE-02242
フルートのための有名なメロディ
バッハ:メヌエット&バディネリ(管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067より)
グルック:精霊の踊り(歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より)
作者不詳::グリーンスリーブス
デルヴロワ:パピヨン(蝶)
クープラン:恋するうぐいす(「クラヴサン曲集第3巻」より)
アナセン(アンデルセン):エチュード第3番
シューベルト:セレナーデ(「白鳥の歌」より)
ヨハネス・ドンジョン:風の歌
サティ:ジムノペディ第1番
ゴセック:タンブラン
ドビュッシー:シランクス
バッハ:ラルゴ(チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056〔フルート協奏曲イ短調 BWV.1056a〕より)
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行(歌劇 「皇帝サルタンの物語」より)
バッハ:サラバンド(無伴奏フルート・パルティータ イ短調 BWV.1013より)
グノー:アヴェ・マリア
バッハ:バディネリ(管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067より)
ジャン=クロード・ジェラール(Fl)、アンネ=カテリーネ・ハインツマン(第2フルート)、クリスティアン・オステルターク(Vn)、ヴェレーナ・ゾマー(Vn)、エンリケ・サンティアゴ(Va)、マーティン・オステルターク(Cemb)、ヴォルフガング・ギュトラー(Cb)、アンドレアス・カーステン(ハープシコード)、ボリス・ビョルン・バガー(G)

録音:1997年2月&3月、シュトゥットガルト
ハンブルク州立歌劇場管、バイロイト祝祭管の首席奏者、ハンブルク国立音楽大学の教授を務めた欧州フルート界の重鎮、ジャン=クロード・ジェラールが90年代に吹きこんだフルート名曲集。演奏、教育活動での来日も多く、日本のフルート界に与えた影響も大きいフランスの名手による名技で、「バディネリ」、「グリーンスリーブス」、「ジムノペディ」、「シューベルトのセレナーデ」、「熊蜂の飛行」、「グノーのアヴェ・マリア」などの永遠の名曲から、デルヴロワ、アナセン(アンデルセン)、ドンジョンなどのフルートの重要レパートリーをお届けします。編成も無伴奏、フルートとギター、フルートと弦楽など多彩。1曲目の「バディネリ」は正統派の演奏で、ラスト・トラックの「バディネリ」は華麗な即興演奏がふんだんに盛り込まれたバージョンが収録されています。


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