湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



AZUR CLASSICAL
(フランス)


南フランス、コートダジュール地方のトゥルトゥルを本拠に活躍している録音技師リュック・ベヴィールが1985年に創設した独立レーベル。


※表示価格は、全て税込定価。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
RCP-056
ダイアン・グールケイジャン・ラービー(1938-):ピアノ協奏作品&独奏作品集
ピアノ協奏曲第2番 Op.134(2003)*+
タンゴ Op.126(2002)+
前奏曲「さようなら」 [Au revoir] Op.120-3(2002)
前奏曲「待ち合わせ」 [Rendez-vous] Op.122(2002)
前奏曲「リゲティへのオマージュ」 [Hommage a Ligeti] Op.123(2002)
前奏曲「シャンパン・ペティアン」 [Champagne petillant] Op.140-1(2004)
前奏曲「懇願」 [Imploration] Op.140-2(2004)
ピアノと管弦楽の為の狂詩曲「ウラルトゥ」 [Urartu] Op.80(1996)*
ソナタ第4番 Op.128(2002)+
バラード第1番 Op.111(2001)
バラード第2番「9/11のフラッシュバック」Op.129(2002)
ディアヌ・アンデルセン(P)
マタフ・ハンガリーSO*
デイヴィッド・アレグザンダー・ラービー(指)*

録音:2004年10月4-6日、マタフ(MATAV)・オーケストラ・スタジオ、ブダペスト、ハンガリー*
時期の記載なし、リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ベルギー(*以外)
ダイアン・グールケイジャン・ラービーはアルメニア系アメリカ合衆国の作曲家・音楽教育者。父は1915年のアルメニア人虐殺から生き残り家族と共に合衆国に亡命し薬剤師・発明家・芸術家となったピーター・アーロン・グールケイジャン(1910-2004)。ダイアンはジュリアード音楽院、ザルツブルク・モーツァルテウムでピアノを学びピアニストとして活躍後、40歳で作曲家専業を決め数多くの作品を発表しています。*はハチャトゥリアンを洗練させた感覚の作風。「ウラルトゥ」は現在のアルメニアを含む地域に存在した古代王国(紀元前9世紀頃-紀元前585)。+はディアヌ・アンデルセンに献呈された作品。指揮者のデイヴィッド・アレグザンダー・ラービーは作曲者の息子。本体・外装に表示されておりませんが、アジュール・クラシカル・レーベルのCDとして取扱います。
RCP-067
エミール・グエ(1904-1946):室内楽作品集 Vol.1
弦楽四重奏曲全集
第1番 Op.15/第2番 Op.29/第3番 Op.46
セザール・フランクSQ
[アンジェイ・グルジェン(Vn1)
パヴェル・フルドリツカ(Vn2)
アントニン・ウルリヒ(Va) 
アポロニオ・アリアス=ルナ(Vc) ]

録音:2006年、リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ベルギー
エミール・グエはフランス中部、ブールジュ近郊の町シャトールーに生まれた作曲家。科学を修める傍らシャルル・ケクラン(1867-1950)に作曲を師事、アルベール・ルーセル(1869-1937)にも励ましを受け、科学者・教師と作曲家の二足のわらじを履いて活躍しました。1939年、第二次世界大戦の勃発により召集され砲兵中尉として従軍するも1940年ドイツ軍に捕えられニュルンベルクの捕虜収容所に送られ、外界と遮断された孤独の中で作曲を続けました。ドイツの敗戦により1945年5月にフランスに創刊されましたが、体は弱っており翌年10月に療養所で亡くなりました。1997年以来フランスのノール=パ・ド・カレーとベルギーで開催されているアルベール・ルーセル国際音楽祭は2006年からたびたびエミール・グエを取り上げ、この作曲家の再評価に貢献しています。セザール・フランクSQは1978年にベルギーのワロン王立歌劇O内に創設されたアンサンブル。全曲世界初録音。
AZC-068
イザイ:無伴奏ヴァイオリンの為の6つのソナタ Op.27
ヴァイオリンとピアノの為のディヴェルティメント Op.24*
リシャール・ピエタ(Vn)
パトリック・デュール(P)*

録音:時期の記載なし、リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ベルギー
リシャール・ピエタは1947年リエージュに生まれリエージュ王立音楽院とエリザベート王妃音楽シャペルで学んだポーランド系ベルギーのヴァイオリン奏者。1960年、13歳でリエージュPOの創設に参加し、1969年から2012年シーズンまでコンサートマスターを務めました。*世界初録音。
RPC-075
ルネ・ド・カステラ(1873-1955):室内楽作品集 Vol.1
ピアノ三重奏曲ハ短調 Op.5(*/+)
遅くそして重々しく(ピアノとチェロの為の)+
ヴァイオリン・ソナタホ短調 Op.13*
アンサブル・ジョゼフ・ジョンゲン
[エリオット・ローソン(ヴァイオリン*)
バンジャマン・グロリュー(Vc)+
ディアヌ・アンデルセン(P) ]

録音:2007年5-6月、リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ベルギー
ルネ・ド・カステラはフランスのダクス(ランド県、アキテーヌ地域圏)に生まれ、パリのスコラ・カントールムでダンディ、シャルル・ボルド(1863-1909)、アレクサンドル・ギルマン(1837-1911)、アルベニスに師事した作曲家。ルーセル、デオダ・ド・セヴラック(1872-1921)は同級生。郷里であるランドや隣のフランス領バスクの音楽を採り入れた作品を書きましたが、この点は級友セヴラックとラングドック地方の音楽の関係に類似しています。ピアノを含む作品の多くはフランスの名ピアニスト、ブランシュ・セルヴァ(1884-1942)との関わりの中で生み出されました。エミール・グエ同様忘れられた作曲家の一人でしたが、このアルベール・ルーセル国際音楽祭シリーズで再評価の機会を与えられました。全曲世界初録音。

AZC-081
エミール・グエ(1904-1946):弦楽四重奏曲第3番 Op.46*
ヴァイオリン・ソナタ+
レーヴェングートQ*
[アルフレッド・レーヴェングート(第1ヴァイオリン)
モーリス・フュエリ(第2ヴァイオリン)
ロジェ・ロシュ(Va) ピエール・バソー(Vc)
アルフレッド・レーヴェングート(Vn)+
フランソワーズ・ドロー(P)+

録音:1956年、シャンゼリゼ劇場、パリ、フランス

AZC-082
エミール・グエ(1904-1946):ピアノ作品集 Vol.1
2つの夜想曲
歌劇「ヴァンダ」Op.8〜Les Jeux de l'Ocean contre les falaises de Vendee
組曲「雰囲気」第1番 Op.11/容易な小組曲第1番 Op.18/先史時代 Op.40
容易な小組曲第2番 Op.21/前奏曲、コラールとフーガ Op.37
サミュエル・テルノワ(P)

録音:時期の記載なし、リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ベルギー
サミュエル・テルノワは1970年フランスのイスベルグに生まれ、リール音楽院、パリ音楽院で学んだピアニスト。全曲世界初録音。
AZC-083
エミール・グエ(1904-1946):ピアノ作品集 Vol.2
主題と変奏曲 Op.47/たそがれ Op.3ソナタ Op.13/地平線 Op.24
組曲「雰囲気」第2番 Op.35
2つの即興曲 Op.44
前奏曲、アリアとフィナーレ Op.45
ディアヌ・アンデルセン(P)

録音:時期の記載なし、リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ベルギー
ディアヌ・アンデルセンはブリュッセル王立音楽院でステファン・スケナーゼに師事したベルギーのピアニスト・ピアノ教師。ブリュッセル王立音楽院名誉教授。全曲世界初録音。

AZC-100
エミール・グエ(1904-1946):室内楽作品集 Vol.2
ピアノ五重奏曲 Op.42*
弦楽四重奏の為の易しい小組曲 Op.28+
ピアノ三重奏曲 Op.6#
ヨアヒムSQ
[ズビグニェフ・コルノヴィチ(Vn1)
ヨアンナ・レズレル(Vn2(*/+))
マリー=クレール・メロー(Va(*/+)) 
ローラン・ランヌ(Vc)]
オリヴィエ・ショージュ(P(*/#))

録音:2011年11月23日+、2012年1月7-8日*、2012年11月18日
ヨアヒムSQはポーランド人2名、フランス人2名から成るアンサンブル。オリヴィエ・ショージュ(シャウズという表記も見られます;1963年生まれ)はボルドーおよびパリ音楽院で学んだピアニスト。全曲世界初録音。
AZC-102
フェルナン・ド・ラ・トンベル(1854-1928):室内楽作品集
チェロ・ソナタ*
チェロとピアノの為のアンダンテ・エスプレッシヴォ*
ヴァイオリン・ソナタ+
雲の上で [Dans les Nuages] (ヴァイオリンとピアノの為の)+
子守歌 [Breceuse] (ヴァイオリンとピアノの為の)+
月の光 [Clair de Lune] (ヴァイオリンとピアノの為の)+
あなたの青い瞳を閉じて [Ferme tes yeux bleus] (ヴァイオリンとピアノの為の)+
リリアン・シェイリッチ((Vn)+
ナディーヌ・ドルーリー(Vc)*
メアリー・シチリアーノ(P)

録音:2009年11月6日*、2011年3月16-17日+、ランシング、ミシガン州、アメリカ合衆国
フェルナン・ド・ラ・トンベルはパリに生まれたフランスの作曲家・オルガン奏者。リストとジギスムント・タールベルク(1812-1871)門下のピアニストであった母からピアノを習った彼は18歳で音楽の道を進むことを決めアレクサンドル・ギルマン(1837-1911)にピアノ、オルガン、和声法を師事した後パリ音楽に入学、テオドール・デュボワ(1837-1924)に作曲を師事。オルガン奏者として成功し、1894年、ヴァンサン・ダンディ(1851-1931)やギルマンと共にパリのスコラ・カントールムの創設に参画、オルガンや和声法の教授を務めました。あらゆるジャンルにわたり数多くの作品を残しましたが、現在演奏される機会は多くありません。彼は多才な人物で、民謡収集家、詩人、画家、彫刻家、写真家、天文学者としても活躍しました。
AZC-103
ランドのバラード〜デュパルク、カステラ、ボナル、ル・ジュンテ:ピアノ作品集
デュパルク(1848-1933):リーフレット Op.1(全4曲;1869)
ルネ・ド・カステラ(1873-1955):セレナード(1907)/子守歌(1909)/緩やかなワルツ(1920)
ジョゼフ・エルマン・ボナル(1880-1944):悲しいメヌエット(1921)/アバティーユの夕べ(1919)
Chansons d'Agnoutine(全6曲;1929)
パトリック・ル・ジュンテ(1958-):素朴な小品(全5曲;1984)/小さな両手の為の変奏曲(2008)
四度音程(1987)/アラベスク(2008)/たそがれ時の散歩(2011)
パトリック・ル・ジュンテ(P)

録音:2012年2月27-29日、モン=ド=マルサン、ランド県、アキテーヌ地域圏、フランス
フランス南西部、ランド県を含むアキテーヌ地域圏に関わりを持つ作曲家たちを取り上げたアルバム。録音場所のモン=ド=マルサンはデュパルク逝去の地。ルネ・ド・カステラはランド県ダクスの生まれ。ジョゼフ・エルマン・ボナルはアキテーヌの中心都市ボルドーに生まれ、ほぼ終生この地域で活躍しました。パトリック・ル・ジュンテはクレルモン=フェルラン音楽院およびパリのエコール・ノルマル音楽院で学んだフランスのピアニスト・ピアノ教師・作曲家。「素朴な小品」と「小さな両手の為の変奏曲」は彼がランド音楽院の生徒のために書いた作品。全曲世界初録音。
AZC-104
マルセル・コミノット
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
シューマン:暁の歌 Op.133
リスト:4つのピアノ小品 S.192 Nos.1-4(1865/1873/1876)
リスト:凶星 S.208
マルセル・コミノット:6つの練習曲(2007)
マルセル・コミノット(P)

録音:2012年6月、リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ベルギー
使用楽器:Steinway D
マルセル・コミノットはリエージュ音楽院で学んだベルギーのピアニスト・作曲家。
AZC-109
ルネ・ド・カステラ(1873-1955):室内楽作品集 Vol.2
ピアノ,チェロ,フルートとクラリネットの為の協奏曲
シシリエンヌ(チェロとピアノの為の;未出版、ダミアン・トップ校訂)
ピアノ三重奏曲ニ長調 Op.5(1904、原典版)
ルシアン・リナンド(Fl)
ディーン・レブランク(Cl)
エルミラ・ダルヴァロヴァ(Vn)
サミュエル・マギル(Vc)
リンダ・ホール(P)

録音:2011年12月、イーディス記念礼拝堂、ローレンスヴィル、ニュージャージー州、アメリカ合衆国
※全曲世界初録音。
AZC-114
アショット・ハチャトゥリアン
ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調 Hob.XVI:52
ベートーヴェン:6つの変奏曲ヘ長調 Op.34
 ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22
アショット・ハチャトゥリアン(P)

録音:2013年6月1-2日、リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ベルギー
使用楽器:Steinway D
アショット・ハチャトゥリアンはアルメニアのピアニスト。5歳でシャルル・アズナヴール音楽学校に入り、8歳でヴァレーリー・ポリャンスキー指揮モスクワSOとともにガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」を演奏しデビュー。ババジャニアン音楽学校、モスクワのグネーシン音楽大学、フランスのヌーシシャテル音楽院、スイスのローザンヌ音楽院およびバーゼル音楽アカデミーで学んだ後、フィレンツェ音楽学校でエリソ・ヴィルサラーゼに師事、さらにエリーザベト・レオンスカヤに深く影響を受けました。

AZC-116
ディアヌ・アンデルセン
シューマン:アラベスク Op.18
 子供の情景 Op.15
シューベルト:3つのピアノ曲 D.946
ベートーヴェン:6つのバガテル Op.126
ディアヌ・アンデルセン(P)

使用楽器:Steinway D
ディアヌ・アンデルセンはブリュッセル王立音楽院でステファン・スケナーゼに師事したベルギーのピアニスト・ピアノ教師。ブリュッセル王立音楽院名誉教授。
AZC-117
ペーテル・ペトロフ
ショパン:ワルツ変ニ長調「子犬のワルツ」Op.64-1
バラード第1番ト短調 Op.29
夜想曲変ロ短調 Op.9-1
夜想曲変ホ長調 Op.9-2
ワルツ変イ長調 Op.42
夜想ハ短調曲 Op.48-1
スケルツォ第2番変ロ長調 Op.31
夜想曲変ニ長調 Op.27-2
ワルツ ホ短調 Op.posth.
夜想曲嬰ハ短調 Op.posth.
バラード第4番ヘ短調 Op.52
ペーテル・ペトロフ(P)

使用楽器:Steinway D
ペーテル・ペトロフは1974年ブルガリアのソフィアに生まれ、ソフィア国立音楽アカデミー、ベルギーのリエージュ音楽院、オランダのマーストリヒト音楽院で学んだピアニスト。
AZC-118
フランシス・トメ(1850-1909):室内楽作品集
ピアノ三重奏曲イ長調 Op.12
飾らぬ告白 Op.25/夢 Op.55
アンダンテ・レリジョーソ Op.70
月の光 Op.112
メヌエット「ラ・ヴァリエール」Op.121
タールベルク三重奏団
[ジェラール・トルゴミアン(Vn)
フレデリク・ボルサレッロ(Vc)
アラン・ラエス(P) ]

録音:2012年4月21-22日、5月3-5日、リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ベルギー
フランシス・トメ(トーメとも呼ばれますがアクセントはメ)はモーリシャスのポートルイスに生まれたフランスの作曲家・ピアニスト。パリ音楽院でアンブロワーズ・トマ(1811-1896)らに師事。サロン音楽家、音楽教師として成功し主に「飾らぬ告白」等のピアノ小品が愛好されましたが、歌劇も2つ書き上げています。収録作品のうちピアノ三重奏曲以外はピアノ曲として知られるもののピアノ三重奏版です。タールベルク三重奏団はパリ音楽院卒業生により結成されたトリオ。全曲世界初録音。

AZC-120
エミール・グエ(1904-1946):室内楽作品集 Vol.3
弦楽六重奏曲 Op.33*
ヴァイオリンとチェロの為の二重奏曲 Op.34+
弦楽三重奏曲 Op.22#
枯れた花(ヴァイオリンとピアノの為の)**(※)
弦楽四重奏伴奏の3つの歌 Op.36++
 雨の十一月/秋の一日/あなたが誤解しているあなた
友情++(※)
エルミラ・ダルヴァロヴァ(Vn)
クリスティ・ハーバーグ(Vn(*/++))
ロナルド・カーボン(Vaラ(*/#/++))
デイヴィッド・セルッティ(VAラ*)
サミュエル・マギル(VC(**以外))
ウェンディ・サッター(Vc):
ダミアン・トップ(T++)
リンダ・ホール(P**)

録音:2012年6月11-12、14日、オクタヴン・スタジオ、ヨンカーズ、ニューヨーク州、アメリカ合衆国

全曲世界初録音。
(※)未出版作品。
AZC-121
クロード・デルヴァンクール(1888-1954):室内楽作品集 Vol.1〜ヴァイオリンとピアノの為の作品集
踊り子たち(1934)/ヴァイオリン・ソナタ(1922)
黙想(1935)/未出版の初期のソナタ(1907)*
エリオット・ローソン(Vn)
ディアヌ・アンデルセン(P)

録音:2012年12月21日、2014年4月30日-5月1日、リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ベルギー
クロード・デルヴァンクールはフランスのパリに生まれ、パリ音楽院でレオン・ボエルマン(1862-1897)、アンリ・ビュセール(1872-1973)、ジョルジュ・コサード(1873-1936)、シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937)に師事した作曲家。1913年ローマ賞を受賞しローマに留学しましたが、1914年第一次世界大戦勃発により戦線に送られ、砲弾を受け重傷を負い1920年まで療養を余儀なくされました。1932年ヴェルサイユ音楽院長に就任、さらにナチス・ドイツ占領下の1941年にはパリ音楽院長に就任。ユダヤ系の教師・学生を締め出す一方で学生O・合唱団を創設することで学生たちがドイツの戦線に送られることを阻止。1954年、ローマへの途上イタリアで自動車事故に遭い亡くなりました。エリオット・ローソンは1978年ベルギーのブリュッセルに生まれ、ユーディ・メニューインに才能を認められロンドンで学んだヴァイオリン奏者。*世界初録音。
AZC-122(2CD)
パガニーニの主題によるピアノ作品集
リスト:パガニーニによる大練習曲 S.141〜第6番イ短調
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
イサーク・ベルコヴィチ(1922-1972):パガニーニの主題による変奏曲
マーク・ハンブルク(1879-1960):パガニーニの主題による変奏曲
ショパン:パガニーニの思い出
リュック・ベヴィル(1958-):パガニーニの主題による変奏曲
ブゾーニ:パガニーニ=リストの主題と変奏曲(練習曲より編曲)
ロバート・マッキンスキー(1929-2010):Desperate Measures Op.48
アレクサンドル・ローゼンブラット(1956-):パガニーニの主題による変奏曲
ファジル・サイ(1970-):パガニーニ・ジャズ
ヨハン・シュミット(P)

録音:リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ベルギー
ヨハン・シュミットは1964年生まれのベルギーのピアニスト。エドゥアルド・デル・プエヨ、カール=ハインツ・ケマーリング、エフゲニー・マリーニンに師事し、ラテン、ドイツ・オーストリア、ロシアの様式を体得。1987年エリザベート王妃国際音楽コンクール第4位、1989年日本国際音楽コンクール第1位、1990年チャイコフスキー国際コンクール第3位、1993年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール第4位。2015年現在ブリュッセル王立音楽院教授。
ベルコヴィチはウクライナ(ユダヤ系)、ハンブルグはイギリス(ロシア生まれ)、ベヴィルはベルギー、マッキンスキーはアメリカ合衆国(ポーランド系)、ローゼンブラットはロシア(ユダヤ系)の作曲家。トルコ出身の奇才ファジル・サイの作品がフィナーレを飾ります。名ピアノ教師としての印象の強いヨハン・シュミットの実力の程をうかがえるパガニーニ・アルバム。
AZC-123
デュソー夫妻:室内楽作品集
ロベール・デュソー(1896-1969):交響曲第1番(弦楽の為の)*
エレーヌ・コヴァッティ=デュソー(1910-2005):ピアノとヴァイオリンの為のソナタ+
 アポロン(ピアノとヴァイオリンの為の4つの小品)
 賛歌#/ゆりかご#/宇宙+/セレナード#
ロベール・デュソー:抒情劇「アルタニマ」前奏曲(ピアノ版)
ヴァイオリンとピアノの為の2つの小品+
ORTF室内O*
アンドレ・ジラール(指)*
コンスタンティン・ボグダナス(Vn)+
アンドレ・グルジェン(Vn)#
テレーズ・デュソー(P(*以外))

録音:2014年1月、リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ベルギー
ロベール・デュソーはフランスのパリに生まれパリ音楽院で学んだ作曲家。妻のエレーヌ・コヴァッティ=デュソーはギリシャのアテネに生まれたルーマニア系の作曲家。ピアニストのテレーズ・デュソーは二人の娘で、マルグリット・ロン、ピエール・サンカン、ヴラディーミル・ホルボフスキーに師事。ピアノ教師としても高名です。コンスタンティン・ボグダナスは1979年にフランスに移住したルーマニアのヴァイオリン奏者。*以外世界初録音。
AZC-124
シューマン:3つのピアノ・ソナタ
第1番嬰ヘ短調 Op.11/第2番ト短調 Op.22/第3番ヘ短調 Op.14
オリヴィエ・ショージュ(P)

録音:2013年6月1-2日、リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ベルギー
使用楽器:Steinway D
オリヴィエ・ショージュ(シャウズという表記も見られます;1963年生まれ)はボルドーおよびパリ音楽院でガブルエル・タッキーノ、テオドール・パラスキヴェスコ、ジャン=クロード・ペヌティエ、クリスティアン・イヴァルディに師事したピアニスト。
AZC-126
アルベルト・マルコフ(1933-):ヴァイオリン作品集
パガニーニ=オスティナート(パガニーニの奇想曲の形式による変奏曲;1985)
組曲「フォルモサ」から 台湾即興曲(1992)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番(1973)
2つのヴァイオリンの為のデュオ=ソナタ(1986)*
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番(1965)
バッハの協奏曲 BWV1042 による後奏曲(1982)
ローベルト・シューマンのトロイメライ
アルベニスの(アストゥリアスより)伝説
ジャン=リュック・リシャルド(Vn)
パトリシア・レイボー(Vn)*

録音:2012年、聖エレーヌ礼拝堂、オーレー、ブルターニュ、フランス
アルベルト・マルコフは1959年エリザベート王妃国際音楽コンクール第2位入賞したウクライナ生まれのヴァイオリニスト・作曲家・教育家。ヴァイオリンをピョートル・ストリアルスキー、ユーリー・ヤンケレヴィチに、作曲をアラム・ハチャトゥリアンとゲンリフ・リチンスキーに師事。1975年にアメリカ合衆国に移住。作曲家としてはヴァイオリンの超絶技巧を要する作品を書いています。「台湾即興曲」と無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番の第2楽章以外は世界初録音。
ジャン=リュック・リシャルドはフランスのニームに生まれ、ピエール・アモイヤル、ジャン・ジャケロ、アールパード・ゲーレツ、ゲーザ・カパーシュ、セルゲイ・クラフチェンコ、ジナイーダ・ギレリス、ヴラディーミル・スピヴァコフに師事したヴァイオリニスト。
AZC-127
ロベルト・ステパニアン&アショット・ハチャトゥリアン
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調「春」Op.24
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
マスネ:歌劇「タイス」から 瞑想曲
ロベルト・ステパニアン(Vn)
アショット・ハチャトゥリアン(P)

録音:リサイタル・スタジオ、ティアンジュ、ユイ、ベルギー
使用楽器:Francesco Gobetti. 1713(Vn)/Steinway D(P)
ロベルト・ステパニアンはアルメニアのエレヴァンに生まれたヴァイオリニスト。モスクワ音楽院で幻のヴァイオリニストとも称されたゾリア・シフムルザーエヴァ(1933-2010)、およびダヴィド・オイストラフの教え子アラ・ボグダニアンに師事。2010年から2012年までモスクワ・フィルハーモニー協会の「フィルハーモニック・デビュー」および「将来の展望」に参加。2015-2016年のコンサート・シーズンにはウイーン、ベルリン、ルツェルンでコンサート・デビュー予定。
アショット・ハチャトゥリアンはアルメニアのピアニスト。5歳でシャルル・アズナヴール音楽学校に入り、8歳でヴァレーリー・ポリャンスキー指揮モスクワSOとともにガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」を演奏しデビュー。ババジャニアン音楽学校、モスクワのグネーシン音楽大学、フランスのヌーシシャテル音楽院、スイスのローザンヌ音楽院およびバーゼル音楽アカデミーで学んだ後、フィレンツェ音楽学校でエリソ・ヴィルサラーゼに師事、さらにエリーザベト・レオンスカヤに深く影響を受けました。
AZC-128
エリアーヌ・レイエス〜水の戯れ
ラヴェル:水の戯れ
グリフス(1884-1920):アクア・パオラの泉
ドビュッシー:喜びの島
リスト:エステ荘の噴水
シューベルト(リスト編):水の上で
ショパン:舟歌
ドビュッシー:金色の魚
アルベニス:海辺で
ブルメンフェーリド:無人島
モシュコフスキ:水の上で
パルムグレン(1878-1951):水の上で
イベール:水の上の朝(海の上の朝)
エリアーヌ・レイエス(P)

録音:2012年2月-2015年3月、リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ベルギー
使用楽器:Steinway D
「水」をテーマとするピアノ曲を集めたアルバム。エリアーヌ・レイエスはブリュッセル王立音楽院、パリ音楽院等で学んだベルギーのピアニスト。2012年以来2015年現在ブリュッセル王立音楽院教師。Naxos, Dux, Grand Piano, Integral, Pavane等のレーベルに録音があります。
AZC-129
マルセル・コミノット(1956):独奏楽器の為の作品集
アレクサンドルのトンボー [Les Tombeaus d'Alexandre] (ピアノの為の;2011)*
ホルンの為の物語 [Storia per corno] (2013)+
F... を求めて [A la recherche de F...] (バスクラリネットの為の;1981)#
有りそうにもない空間 [Espaces improbables...] (チェロの為の;2008)**
アンチテーゼ [Antithesis] (テナーサクソフォンの為の;2007)++
変異 [Mutations] (オルガンの為の;2011)##
マルセル・コミノット(P)*
フランシス・オルヴァル(Hrn)+
ジャン=ピエール・プヴィオン(バスCl)#
セバスティアン・ヴァルニエ(Vc)**
フィンセント・アルパールツ(テナーSax)++
エドヴァール・ヴァンマルセニユ(Org)##
マルセル・コミノットはリエージュ音楽院で学んだベルギーのピアニスト・作曲家。

AZC-132
マルセル・コミノット
シューマン:アベッグ変奏曲 Op.1
子供の情景 Op.15
クライスレリアーナ Op.16
幻想小曲集 Op.111
マルセル・コミノット(P)

録音:リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ユイ、ベルギー
使用楽器:Steinway D
マルセル・コミノットはリエージュ音楽院で学んだベルギーのピアニスト・作曲家。
AZC-133
エレーナ・ラヴレノフ&オーレリー・ジルマール
リュック・ベヴィール(1958-):ヴァイオリン・ソナタ第1番
イザイ:子供の夢 Op.14
フランク:アンダンティーノ・クイエストーソ
ヴュータン:夢想 Op.22-3
リュック・ベヴィール:アリオーソ
シャルル=オーギュスト・ド・ベリオ(1801-1870):バレエの情景 Op.100
マルタン・ピエール・マルシック(1847-1924):夢想
マスネ:歌劇「タイス」から 瞑想曲
リュック・ベヴィール:グレトリのアリアによるバディネリ
エレーナ・ラヴレノフ(Vn)
オーレリー・ジルマール(P)

録音:2015年5、6月、リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ユイ、ベルギー
使用楽器:Steinway D(P)
エレーナ・ラヴレノフ(1984年生まれ)はブルガリア系ベルギーのヴァイオリニスト。2015年現在ベルギー音楽アカデミーでヴァイオリンと室内楽を教えながら世界的な演奏活動を行っています。オーレリー・ジルマール(1986年生まれ)はベルギーのピアニスト。2015年現在、エテルベーク、アニュ、エゲゼの音楽アカデミーでピアノを教えています。二人は「2gether Duo」という名義でも活動しています。
AZC-134
ショパン:ワルツ全集
 華麗な大ワルツ変ホ長調 Op.18
華麗な大ワルツ変イ長調 Op.34-1
華麗な大ワルツイ短調 Op.34-2
華麗な大ワルツ ヘ長調 Op.34-3
ワルツ変イ長調 Op.42/変ニ長調 Op.64-1/嬰ハ短調 Op.64-2
変イ長調 Op.64-3/変イ長調「告別」Op.69-1
ロ短調 Op.69-2/変ト長調 Op.70-1
ヘ短調 Op.70-2/変ニ長調 Op.70-3
ヘ短調 Op. posth./ホ長調 Op. posth.ホ短調 Op. posth./イ短調 Op. posth.
変ホ長調 Op. posth./変ホ長調 Op. posth.
エリアーヌ・レイエス(P)

録音:2015年6月4-5日、7月4-5日、フラジェ・スタジオ4、ブリュッセル、ベルギー
使用楽器:Steinway D
エリアーヌ・レイエスはブリュッセル王立音楽院、パリ音楽院等で学んだベルギーのピアニスト。2012年以来2015年現在ブリュッセル王立音楽院教師。Naxos, Dux, Grand Piano, Integral, Pavane等のレーベルに録音があります。

SYPR-054
エミール・グエ(1904-1946):歌曲集
ライナー・マリア・リルケの3つの詩(1943)+
道−小道(1932);道+,小道*/奇妙な時(1938)*
雨降りの歌(1939)#/流刑地の夜(1940)+
悲痛な魂の歌(1937)*/雲の下の捧げ物(1935)+
クリステル・プランク(S)*
ダミアン・トップ(T)+
ジャン=ジャック・キュバイヌ(Bs)#
エリック・エノン(P)

録音:2005年、リサイタル・スタジオB、ティアンジュ、ベルギー
エミール・グエはフランス中部、ブールジュ近郊の町シャトールーに生まれた作曲家。物理化学を修める傍らシャルル・ケクラン(1867-1950)に作曲を師事、アルベール・ルーセル(1869-1937)にも励ましを受け、科学者・教師と作曲家の二足のわらじを履いて活躍しました。1939年、第二次世界大戦の勃発により召集され砲兵中尉として従軍するも1940年ドイツ軍に捕えられニュルンベルクの捕虜収容所に送られ、外界と遮断された孤独の中で作曲を続けました。ドイツの敗戦により1945年5月にフランスに送還されましたが、体は弱っており翌年10月に療養所で亡くなりました。1997年以来フランスのノール=パ・ド・カレーとベルギーで開催されているアルベール・ルーセル国際音楽祭は2006年からたびたびエミール・グエを取り上げ、この作曲家の再評価に貢献しています。全曲世界初録音。


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