湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



BISCOITO FINO
(ブラジル)




※表示価格は、全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
BC-210
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」、
交響曲第1番、交響曲第4番
ジョン・ネシリング(指)サン・パウロSO

録音:2000年4月27&29日
BISの録音でもおなじみ、1947年サン・パウロ生まれのジョン・ネシリングと、かれが1997年以来音楽監督を務めるサン・パウロ交響楽団。かれらが地元ブラジルのレーベル、BISCOITO FINOに吹き込んだアルバムの数々がファンの熱い眼差しを浴びています。ここにまとめてご紹介するシンフォニーの王道レパートリーでは、ラテンのイメージに反して開放的な爆演というより、ダイナミックでありながらいたって堅実な音楽作りに普遍的な魅力を感じさせます。たしかな構成力で全曲をまとめあげたブラームスに、スケール大きくロマンティックに歌い上げるチャイコフスキー。オケの合奏精度の高さが光る第2、第7、第8や、充実した響きで満たされた「運命」、あふれる生命力と美しさがまばゆい「田園」という具合に、ベートーヴェンもまた聴きごたえする内容です。  (Ki)
BC-211
ベートーヴェン:「エグモント」序曲、
交響曲第2番*、交響曲第8番
ジョン・ネシリング(指)サン・パウロSO

録音:2004年5月13&15日、2004年3月18&20日*
BC-212
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」 ロベルト・ミンチュク(指)サンパウロ州立SO
レーネ・テオリン(S),
ルイーザ・フランチェスコーニ(A),
ジョニー・ヴァン・ハル(T),
ヘールト・スミッツ(Bs)、
サンパウロ州立響cho,
パウリスターノcho

録音:2004年3月
こちらはロベルト・ミンチュクの指揮する第9。ミンチュクは地元サンパウロ生まれ。かつてニューヨーク・フィルで副指揮者を務め、現在はOSESP 首席客演指揮者です。彼はロシア移民の孫だそうで、たしかに彼が指揮するとOSESP も重厚感のあるヨーロピアン・サウンドになります。あまたの第9 のCD の中でも、十分存在意義の見出せるこのサンパウロの第9です。
BC-216(2CD)
バーバー:弦楽のためのアダージョ、
ブラームス
:大学祝典序曲、
マーラー:交響曲第1番「巨人」、
ドヴォルザーク:スラブ舞曲Op.72-2、
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲「展覧会の絵」*
ゴメス:歌劇「グァラニ(ワラニー)族」序曲*
アルメイダ・プラード
:交響的変奏曲
クルト・マズア(指)、
ロベルト・ミンチュク(指)*
オルケストラ・アカデミーカ 

録音:2005年8月、7月ライヴ
サン・パウロで催された「ヨルダン広場の冬国際音楽祭」2005 年の最新ライブ。ちなみにブラジルは南半球なのでコンサートが行われた7 月、8 月は冬にあたります。マズアの素っ気ないようでいて味わいにあふれたマーラー、そしてミンチェクのラテン出身というイメージとは意外にも対称的に緻密に描きこんだ「展覧会の絵」など、マズアという独墺系の巨匠と、いまやブラジルから世界へと活動領域を広めつつあるミンチュクそれぞれの持ち味が発揮された演奏を楽しめます。19世紀にヨーロッパで絶賛されたゴメス、ブーランジェやメシアンの薫陶を受けたプラードと、ご当地ブラジルの作曲家の魅力ある作品が収録されている点も見逃せません。 
BC-219
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、
交響曲第7番
ジョン・ネシュリング(指)サン・パウロSO

録音:2005年9月
ラテンアメリカのベートーヴェンというと、ついカルロス・パイタの「豪快な」演奏などを思い出すのはちょっと古い人かもしれません。このベートーヴェンはそんな先入観を一掃するクールで緻密な演奏です。指揮者のネシュリングは1947 年生まれ、なんとシェーンベルクやボダンスキーの血を引くサラブレット。さらにスワロフスキー、バーンスタインの薫陶を受けてまさに指揮界の王道を歩んできたキャリアもすごいのですが、「蜘蛛女のキス」など映画音楽も数多く作曲する、もうあきれてしまうほどの才能の持ち主!そんな彼とサン・パウロ交響楽団の演奏は主題反復をしていても重い印象は皆無で、すっきり聴けてしかもベートーヴェンのツボはしっかり押さえた演奏――ブラジル音楽にたとえるならサンバではなくボサノバテイストの味わいに例えられるような不思議な魅力を放っています。
BC-222
ベートーヴェン:序曲「献堂式」、
交響曲第6番「田園」
ジョン・ネシリング(指)サン・パウロSO
BC-225
チャイコフスキー:交響曲第1番「冬の日の幻想」、
幻想序曲「ロメオとジュリエット」
ジョン・ネシリング(指)サン・パウロSO

録音:2006年
BC-227
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲イ短調Op.43
ピアノ協奏曲第3番 ニ短調Op.30*
アルナルド・コーエン(P)
ジョン・ネシリング(指)サンパウロSO

録音:2008年4月、2006年3月*/サラ・サンパウロ
BISレーベルでもおなじみのサンパウロ交響楽団とブラジル生まれのピアニスト、アルナルド・コーエンのラフマニノフの最新アルバムは、名曲、パガニー ニの主題による狂詩曲と大曲ピアノ協奏曲第3番です!ブラジル生まれのアルナルド・コーエンは1972年のブゾーニ国際ピアノ・コンクールの覇者です。 巨匠ユーディ・メニューインが「最も才能に満ちたピアニスト」と激賞し一躍脚光を浴びました。卓越したテクニックはもちろんのこと、ブラジルの陽光の ごとく煌めく豊かな表現は感動をおぼえます。ネシリングとの阿吽の呼吸でオーケストラもぴったりと合い、ラフマニノフの大曲に挑みます。コーエンが弾 くラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&第4番(BC 273)と合わせてお聴きください! (Ki)
BC-229
ブラームス:交響曲第1番、悲劇的序曲 ジョン・ネシリング(指)サン・パウロSO
BC-231
シューマン:交響曲第1番「春」、
交響曲第3番「ライン」
ジョン・ネシリング(指)サンパウロSO
ヴィラ=ロボスやグアルニエリなど、BISではおもにブラジルの作曲家のアルバムで知られる地元ネシリングと手兵サンパウロ響。ここではドイツ・ロマン派の大家シューマンを取り上げているのに注目。作曲家シェーンベルクと指揮者ボダンツキーの甥の孫にあたるジョン・ネシリングは1947年リオ・デ・ジャネイロ生まれの指揮者。ウィーンでハンス・スワロフスキーに、タングルウッドでレナード・バーンスタインに師事しています。サラブレッドであるかれが1997年より音楽監督のポストにあるサンパウロ響はすでに半世紀を越える歴史あるオーケストラ(1954年創設)。楽団の水準を飛躍的に高めたかれの手腕は、きびきびとしたリズムと美しく磨き上げられたサウンドがすばらしい、このアルバムでもあきらかです。(Ki)
BC-233
チャイコフスキー:交響曲第4番、
イタリア奇想曲
ジョン・ネシリング(指)サンパウロSO
ネシリング率いる手兵サンパウロ響のチャイコフスキーといえば、BISのスドビン独奏によるピアノ協奏曲第1番(BISSA.1588)でも精度の高いアンサンブルを聴かせていましたが、思いがけぬことに当コンビによる交響曲が地元ブラジルのレーベル、BISCOITOFINOより登場致します。全篇激情ほとばしる作風が魅力の第4番ですが、フィナーレでも熱い爆発一辺倒に陥ることなく、決して破綻することのないところにこのオケの地力を実感することができます。また、カップリングのイタリア奇想曲では、一転して陽気なラテンの気質が相通じるのか、開放的な気分を満喫させてくれます。(Ki)

BC-272
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
「シュテファン王」序曲*
ジョン・ネシュリング(指)
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指)*
サンパウロSO

録音:2008年3月、2009年11月*、サンパウロ
1954年設立のブラジル、サンパウロ州のオケ、サンパウロSOは1997年よりジョン・ネシュリングが音楽監督に就任し、北米、欧州など国外で成功をおさめ、ブラジルで最も聴衆を動員したオーケストラとなりました。BISレーベルにてヴィラ=ロボスの作品集を録音しその名声を高めており、南米随一のオケとして急成長しております。また協奏曲録音では所謂お国ものではない、ヴァディム・グルズマンをヴァイオリン独奏に迎えたバーバー、バーンスタインの作品(BISSA1662)や俊英エフゲニー・スドビン、ピアノ独奏のチャイコフスキーな協奏曲(BISSA1588)など、高音質の録音としても高い評価を得ております。本アルバムの「英雄」は同オケを育て上げてきたネシュリングだからこその絶妙にコントロールされた快演!ブラジルらしい明るく非常にポジティヴな演奏です。また、首席指揮者に就任したヤン・パスカル・トルトゥリエによるシュテファン王序曲。チェリスト、ポール・トルトゥリエの長男で、音楽一家のサラブレットに生まれた天性の感覚で、南米の陽光のようなキラキラした演奏をしております。 (Ki)
BC-273
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
ピアノ協奏曲第4番*
アルナルド・コーエン(P)
ジョン・ネシュリング(指)、
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指)*
サンパウロSO

録音2008年4月、2009年8月*、ブラジル、サンパウロ
BISレーベルでもおなじみのサンパウロ交響楽団の新録音で、ブラジル生まれのピアニスト、アルナルド・コーエンをむかえた、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18(指揮はジョン・ネシュリング)そして、近年注目度が高まり録音も増えつつある同じくラフマニノフのピアノ協奏曲第4番ト短調作品40(指揮は、サンパウロ響の首席指揮者に就任したヤン・パスカル・トルトゥリエ)です。アルナルド・コーエンは1972年のブゾーニ国際ピアノ・コンクールの覇者で、ロンドン交響楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団など世界の主要なオーケストラと共演を重ねてきました。「非凡な才能」、と評され、現在ブラジルを代表するピアニストの一人です。第2番のコンチェルトでは凛とした第1楽章、第2楽章の歌心のある美しいタッチ、そして煌めくような第3楽章と圧巻の演奏です。なおコーエンはBISレーベルにリストのピアノ協奏曲集(BISSA1530)、同じくリストのピアノ作品集(BIS1253)などをリリースしており、骨太で力強い演奏は非常に高い評価を得ています。 (Ki)
BC-274
チャイコフスキー:交響曲第5番
交響幻想曲「テンペスト」*
ファビオ・メケッティ(指)
ジョン・ネシュリング(指)*
サンパウロSO

録音:2009年、サンパウロ
メケッティは1993年にニュージャージー交響楽団の指揮でカーネギー・ホールのデビューを果たし、その後スポケーン交響楽団(1993-2004)の音楽監督、桂冠指揮者となり1999年からはジャクソンビル交響楽団の音楽監督をつとめました。日本では広島交響楽団との共演経験があります。メケッティの硬派な演奏は定評があり、また協奏曲ではヒラリー・ハーン、ギル・シャハム、サラ・チャン、巨匠ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ、アリシア・デ・ラローチャなど、充実した共演陣との演奏経験を持ちます。ブラジル発のチャイコフスキーをお楽しみください。 (Ki)

BF-764(DVD)
ヴィラ=ロボス:作品集
(1)ショーロ第5番「ブラジルの心」、
(2)「赤ちゃんの一族」第1組曲、
(3)「ブラジルの子供の謝肉祭」、
(4)ブラジル風バッハ第4番(ピアノ版)、
(5)「シランディーニャ」より6曲、
(6ブラジル風バッハ第2番〜「カイピラの列車」
(7)エルネスト・ナザレ:「放浪者」

◆特典映像:ドキュメンタリー
マルセロ・ブラトキ(p,指)、
カメラータ・ヴァレ・ムジカ[2,5,6,7:ルーカス・デ・メロ(Vn)、デニージ・ナシメント(Vn)、ジューリオ・セーザル・デ・ジェズス(Va)、ジョズエ・ナシメント(Vc)、ジョナタス・ナシメント(Cb)、アリエル・ダ・シルヴァ・アルヴェス(Fl)、ミリエッリ・ド・ロザーリオ(Fg)、ロドリーゴ・デ・オリヴェイラ(Cl)、アルレイ・フォンセカ(クラシック系Perc)、ワグネル・ナシメント(クラシック系Perc)、
3,5,6,7:ダヴィド・バルボサ・ロドリゲス(ポピュラー系Perc)、ヴィヴィアーニ・バーヘト・ダ・シルヴァ(ポピュラー系Perc)、ジャンデルソン・ヴァレンティン・フェヘイラ(ポピュラー系Perc)]

録音:2008年4月アウディトリウ・イビラプエラ(ライヴ収録)
ヴィラ=ロボス生誕120年を記念して企画されたプロジェクト「ブラジルの心」。その特色の1つである、彼の音楽に内在するポピュラー文化の存在という切り口が、このライヴ映像に、よりリズム感溢れる華やかさを与えています。特に、「カイピラの列車」は、通常編成のオーケストラで演奏するのとは違い、小編成ならではの機動の良さが出ています。 (Ki)
BF-937
ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第1番〜カボクロの伝説、オルガン、トリストロサ、
弦楽四重奏曲第1番〜遊び、
抒情的な歌、カンツォネッタほか、全12曲
ダニエラ・シュピールマン(S,Tn-Sax,Fl)
アレッサンドロ・ヴァレンタ(カヴァキーニョ)
マルチェロ・ゴンサルヴェス(Va)
アレッサンドロ・ブラジル(Cb) 
ベト・カゼス(Perc)

BC-1232
カマルゴ・グァルニエリ(1907-1993):ヴァイオリン・ソナタ第4番、第5番、第6番 エマニュエル・バルディーニ(Vn)
ダーナ・ラドゥ(P)

録音:サンパウロ、ブラジル
1907年、ブラジルのサンパウロ州ティエテに生まれたカマルゴ・グァルニエリのヴァイオリン・ソナタ第4~6番です。グァルニエリの父は音楽好きだっ たことからカマルゴの洗礼名をモーツァルトにしたほどの音楽好きでした。ヴァイオリン・ソナタは7曲作曲されましたが、このアルバムに収録されている 第4番から第6番のソナタは、作曲者として最も充実していたころの作品です。ブラジルの「民族主義」作曲家グループに属したグァルニエリの興味深い アルバムです。演奏はサンパウロ交響楽団のコンマス、エマニュエル・バルディーニ。ブラジル、サンパウロで長年演奏をしてきただけに、ブラジルの絶 妙なミュアンスが体にしみこんだ見事な演奏を聴かせてくれます。 (Ki)
BC-1242
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調 Op.81 B155
OSESP(サンパウロ響)SQ
【エマニュエル・バルディーニ(1vn)、
デイヴィ・グラトン(2vn)、
クラウディオ・クルツ(Va)、
ヨハネス・グラムシュ(Vc)】、
リッカルド・カストロ(P)

録音:サンパウロ、ブラジル
サンパウロ交響楽団のメンバーによる煌めくような演奏。ブラジルの独特の明るさを感じさせてくれるとても心地よい演奏です。それぞれのソロの箇所では自由に歌い、またトゥッティでは阿吽の呼吸で合わせる見事!と言える演奏です (Ki)

BC-2272
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
ピアノ協奏曲第3番 ニ短調Op.30*
アルナルド・コーエン(P)
ジョン・ネシリング(指)サンパウロSO

録音:2008年4月、2006年3月*/サラ・サンパウロ
BISレーベルでもおなじみのサンパウロ交響楽団とブラジル生まれのピアニスト、アルナルド・コーエンのラフマニノフの最新アルバムは、名曲、パガニー ニの主題による狂詩曲と大曲ピアノ協奏曲第3番です!ブラジル生まれのアルナルド・コーエンは1972年のブゾーニ国際ピアノ・コンクールの覇者です。 巨匠ユーディ・メニューインが「最も才能に満ちたピアニスト」と激賞し一躍脚光を浴びました。卓越したテクニックはもちろんのこと、ブラジルの陽光の ごとく煌めく豊かな表現は感動をおぼえます。ネシリングとの阿吽の呼吸でオーケストラもぴったりと合い、ラフマニノフの大曲に挑みます。コーエンが弾 くラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&第4番(BC-273)と合わせてお聴きください! (Ki)

BF-2683(DVD)
ヴィヴァルディ:6つのチェロ・ソナタ
(1)-(4)チェロ・ソナタ第1番 変ロ長調 RV.47
(5)-(8)チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 RV.41
(9)-(12)チェロ・ソナタ第3番 イ短調 RV.43
(13)-(16)チェロ・ソナタ第4番 変ロ長調 RV.45
(17)-(20)チェロ・ソナタ第5番 ホ短調 RV.40
(21)-(24)チェロ・ソナタ第6番 変ロ長調 RV.46
アントニオ・メネセス(Vc【ソロ】;ガリアーノ(1730))
デイヴィッド・チュー (Vc【通奏低音】;ルビオ(1984)〜ストラディヴァリウス(1732)のコピー)
ロザーナ・ランツェロッテ((1)-(14)(16)(18)-(20)(21)-(24)チェンバロ、(15)(17)(21)(23)Org)

録音::2008年4月/グロリアの丘聖母教会(ブラジル)
メネセスがヴィヴァルディの6つのチェロ・ソナタに挑戦です。バロックから現代まで非常に幅広いレパートリーを持つメネセスですが、とりわけバロッ ク作品の演奏には定評があり、今回取り上げたヴィヴァルディの作品はメネセスが最も大切にしている楽曲です。50代となったメネセスだからこそ表現で きる境地といえ、非常に脱力した運弓と自然なアプローチは心地よく、通奏低音のデイヴィッド・チュー、チェンバロ及びオルガンのロザーナ・ランツェロッ テとの息もばっちりです。
メネセスは1957年ブラジル、レシフェ生まれ。10歳のときにリオデジャネイロ市立劇場交響楽団の首席ホルン奏者であった父のすすめでチェロをは じめ、14歳のときにはリオデジャネイロの交響楽団に入団したほどの早熟でした。その後、16歳のときに南米演奏ツアー中のアントニオ・ヤニグロと出 会いドイツへの留学を決意。コンクール歴も華やかで1977年ミュンヘン国際音楽コンクール、1982年チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、その 名が世界的に知られるようになりました。ソロとして活躍する一方、1998年よりボザール・トリオのメンバーとして演奏活動を行っております。ディスコ グラフィは30枚ほどリリースしておりますが、このうち映像作品は極めて少なくメネセスがメインのソナタの映像としては初となる当DVDは、非常に貴 重なディスクと言えるでしょう。なお、ボーナス映像として、メネセス、チュー、ランツェロッテが当セッション収録について語るシーン(言語:ポルトガル語、 字幕なし)、グロリアの丘聖母教会の外観及び教会内の風景、レコーディング風景などが15分ほど収録されております。 (Ki)

BC-2962
ヴィラ=ロボス:赤ちゃんの一族第1組曲
子供の組曲第1番&第2番
フランセットとピア/3つの星
ブラジルの子供の謝肉祭
マルセロ・ブラトキ(P;Steinway & Sons D)

録音:2012 年 4 月/ポットン・ホール・スタジオ
2008年の来日公演が話題となったマルセロ・ブラトキによるヴィラ=ロボスのピアノ作品集。まるで万華鏡のように変幻自在の色を呈するヴィラ=ロ ボスの作品をブラトキのきらめくタッチでお楽しみいただけます。 ブラジルを代表する作曲家ヴィラ=ロボスは民族的音楽の様式を用いた独特な音楽が特徴で、ピアノの小品集にもその特徴が随所に現れ、そのどれも が非常に可愛らしく、おしゃれな作品ばかりです。 (Ki)


このページのトップへ


このサイト内の湧々堂オリジナル・コメントは、営利・非営利の目的の有無に関わらず、
これを複写・複製・転載・改変・引用等、一切の二次使用を固く禁じます
万一、これと類似するものを他でお見かけになりましたら、メール
でお知らせ頂ければ幸いです




Copyright (C)2004 WAKUWAKUDO All Rights Reserved.