湧々堂HOME 新譜速報: 交響曲 管弦楽曲 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック 廉価盤 シリーズもの マニア向け  
殿堂入り:交響曲 管弦楽 協奏曲 器楽曲 室内楽 声楽曲 オペラ バロック SALE!! レーベル・カタログ チャイ5



Daphne
(スウェーデン)




※表示価格は、全て税込み。品番結尾に特に表記のないものは、全て1CDです。
品番 内容 演奏者
DAPHNE-1021
ダーグ・ヴィレーン(1905−1986): 弦楽四重奏曲第2番Op.9
弦楽四重奏曲3番Op.18
弦楽四重奏曲第4番Op.28
弦楽四重奏曲第5番Op.41
リュセルQ
ヴィレーン生誕100年を記念してリュセル四重奏団によって録音が行われたアニヴァーサリー・アルバム。スウェーデン弦楽四重奏曲の代表作と言われる第2番を含む4曲を収録した北欧音楽ファンは要チェックのタイトル。
DAPHNE-1022
夢〜マッティンソン:作品集
カリオペーOp.66b/A・S追悼Op.50b
交響的情景「夢」Op.35/時のおわりにOp.61*
クリストフ・ケーニッヒ(指)マルメSO、
ジャック・ヴェールプ(朗読)*、
マルクス・レヘティネン(指)*
2002年からマルメSOのコンポーザー・イン・レジデンス、アーティスティック・アドヴァイザーを務めるスウェーデンの作曲家ロルフ・マッティンソン(1956−)の作品集。「夢」は黒澤明の映画「夢」からインスピレーションを受けて作曲された管弦楽作品。

DAPHNE-1023
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)
スウェーデン放送SO

録音:1993年
以前Vanguardから出ていたものと録音年が同じなので、同じ演奏と思われます。地元スウェーデンのレーベルからのリリースです!とにかくオケの機能性も抜群で、打楽器の容赦ない超重量級の打ち込みがたまらない魅力。ジャケ・デザインがさらに期待をソソリそります!
DAPHNE-1024
ヴォカリーズ〜チェロのための小品集
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
チャイコフスキー:カプリッチョ風小品
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867−1942):ばらに寄せて
エヴェルト・トーブ
(1890−1976):ギターとチェロのための《夜想曲》
アルベニス
:アストゥリアス、キューバ、セビーリャ
プロコフィエフ:行進曲
フォーレ:シシリエンヌ、子守歌、夢のあとに
マッツ・ロンディン(Vc)、
スタファン・シェーヤ(P)、
マッツ・ベリストレム(G)、
ヤン=エーリク・グスタフソン(VC)
スウェーデンのチェロ奏者、室内楽奏者として名を馳せるマッツ・ロンディンが贈る優美な小品集。ジャケットからも音楽からも深い安らぎと味わいを感じさせてくれるアルバムに仕上がっています。 
DAPHNE-1028
ストレニュアス・ライフ
クライスラー:美しきロスマリン、
 ウィーン風小行進曲、愛の悲しみ
リュセル:弦楽のための
ヴァルデス:ジプシーのセレナード
バッハ(クライスラー編):ガヴォット
タウンゼント(クライスラー編):子守歌
メンデルスゾーン(クライスラー編):無言歌
ドヴォルザーク(クライスラー編):わが母の教え給いし歌
スコット(クライスラー編):ロータスランド
セーゲルスタム:詩曲
ドリゴ(クライスラー編):火花のワルツ
グラズノフ:瞑想曲
ゴドフスキー(ハイフェッツ編):古きウィーン
カステルヌオーヴォ=テデスコ(ハイフェッツ編):タンゴ
ヴァレ(ハイフェッツ編):たき火のそばで
黒人霊歌(ハイフェッツ編):深い河
ポンセ(ハイフェッツ編):小さな星
ジョプリン(ハイフェッツ編):エリート・シンコペーション、
 ストレニュアス・ライフ
ベルント・リュセル(Vn)、
ウルバン・ガルドボルン(P)、
ペーター・リュセル(Cb)
1977年から2010年までスウェーデンRSOのコンサートマスターを務めたスウェーデンの名ヴァイオリニスト、ベルント・リュセルが贈るアンコール・ピース集。クライスラーのオリジナルや、クライスラー、ハイフェッツのアレンジなどの名作の中で異彩を放つセーゲルスタムの「詩曲」にもご注目を。
DAPHNE-1029
マッティンソン:管弦楽のための「オープン・マインド」
チェロ協奏曲第1番*
演奏会幻想曲「エクスポゼ」#
フルート協奏曲第1番「ゆらめくブルー」**
マンフレッド・ホーネック(指)スウェーデンRSO、
マッツ・リードストレム(Vc)*/#、
マッツ・ロンディン(指)*/**、
ノールショッピングSO*、
マグヌス・ボーゲ(Fl)**、マルメSO**

録音:2005年〜2007年
現代スウェーデンのリーディング・コンポーザー、ロルフ・マッティンソン(1956−)の作品集。オーケストラの機動力の高さが求められる「オープン・マインド」は2010年2月〜3月に、オラモ&ロイヤル・ストック・フィルによって日本初演が行われたマッティンソンの力作。
DAPHNE-1031
シュネルツェル:室内楽作品集
ヴァイオリン,チェロとピアノのための《捕食の踊り》
ピアノのための《悪魔と踊るダンス》
チェロとピアノのための《凍りついた景色》
ソプラノとピアノのための《レクイエム》
チェロ独奏のための《孤独》
ヴァイオリン,クラリネットとプリペアド・ピアノのための《嘆き》
ヴァイオリン,クラリネットとチェロのための《ヴォルフガングが踊っている!》
トビアス・リングボリ(Vn)、
クレース・グンナション(Vc)、
ペール・ルンドベリ(P)、
スタファン・モッテンソン(Cl)
スサンナ・アンデション(S)、
フランシスカ・スクーグ(P)
マルメ音楽大学、ロンドンの王立音楽大学で作曲法を学んだスウェーデンの新世代の作曲家アルベット・シュネルツェル(1972−)。ラジオ・フランスからの委嘱で作曲された出世作「捕食の踊り」の強烈なリズムがビシビシと直撃します。
DAPHNE-1032
ポール・ウォルトマン・プレイズ・コルンゴルト
コルンゴルト:ヴァイオリンソナタ ト長調Op.6
ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ポール・ウォルトマン(Vn)、
ベンクト・フォーシュベリ(P)、
ダーヴィド・ビョークマン(指)
スウェーデンRSO
スウェーデン放送響のヴァイオリニストであり、ソリストとしてはヘルシンボリ響、ロイヤル・ストックホルム・フィル、スウェーデン放送響などのオーケストラと共演を重ねているスウェーデンのヴァイオリン奏者。神童と称されたコルンゴルト15歳の作品「ヴァイオリンソナタ」、アメリカへ渡りハリウッドの巨匠として活躍していた1945年に作曲された「ヴァイオリン協奏曲」の初期と後期の2作品を収録。1709年製のストラディヴァリウスを弾きこなすウォルトマンの演奏が、"神童"と"巨匠"というコルンゴルトの2つの姿を巧みに表現しています。
DAPHNE-1033(2CD)
メンデルスゾーン:オルガン作品集
3つの前奏曲とフーガOp.37/アンダンテ ニ長調
パッサカリア ハ短調/コラールと変奏曲
ナハシュピール ニ長調
アンダンテ・コン・モート ト短調/フゲッタ ニ長調
フーガ ホ短調/フーガ ヘ短調
前奏曲ハ短調/アンダンテと変奏曲ニ長調
アレグロ、コラールとフーガ/6つのソナタOp.65
アンダンテ ヘ長調/アレグロ変ホ長調
ハンス・ファーイウス(Org)
ハンス・ファーイウスは、J・S・バッハのオルガン作品全曲録音を完成させ、デンマーク王立音楽院やストックホルム王立音楽大学では後進の育成にも携わるスウェーデン有数のコンサート・オルガニスト。このメンデルスゾーンのオルガン作品集では、フィンランドのコッコラ教会に設置されているオルガン(Akerman & Lund)を使用。作品番号付きの2作品から小品までを幅広く収録しています。
DAPHNE-1034
アルカン:大ソナタ「4つの時代」Op.33
独奏ピアノのためのシンフォニーOp.39:4-7
ステファン・リンドグレン(P)

録音:1992年12月&1998年12月
アルカンの作品に真正面から向き合ったステファン・リンドグレンは、15歳からストックホルム王立音楽院で学び、18歳でロイヤル・ストックホルム・フィルとの共演で自作のピアノ協奏曲を初演してしまったというスウェーデンの名ピアニスト。安定したテクニックはもちろんのこと、カラフルで輝かしいサウンドがアルカンの音楽の魅力をしっかりと引き出します。
DAPHNE-1037
ステーンハンマル:交響曲第2番ト短調Op.34
コルヴィッツ:管弦楽のための「パッサカリア」
ニール・トムソン(指)マルメ音楽大学SO
スウェーデンのマルメ音楽大学で学ぶ学生たちのオーケストラ、マルメ音楽大学SOが2009年に行ったタリンでのコンサートのライヴ録音。ノーマン・デル・マーから指揮法を学んだイギリス人コンダクター、ニール・トムソンの指揮が、若き才能をまとめ上げています。
DAPHNE-1038
アルベットゥス・ピクトルの時代の歌
ムトン:アレルヤ、主をほめたたえよ
オケゲム:詠唱
リシャフォール:キリストはよみがえり
ジョスカン:ヌンク・ディミッティス、
 アヴェ・マリア
ジャヌカン:鳥の歌
パレストリーナ:鹿が谷川を慕うごとく
ムトン:羊飼いたちと共に
エスコバル:されどカナの女は叫びて
パイゴット:クイド・ペティス
クレメンス:ラマの声
ブリュメル:主は滅ぼそうと定め
ア・カペラ・ホルミエンシス

録音:2009年
中世スウェーデンの代表的画家アルベットゥス・ピクトル(c.1440−1509)と同じ時代を生きた大作曲家たちの教会音楽集。中世&ルネサンス音楽の演奏のためにストックホルムで1994年に結成されたヴォーカル・クヮルテット、ア・カペラ・ホルミエンシスの豊かで幻想的なハーモニーがアルベットゥス・ピクトルの時代を描きます。
DAPHNE-1039
ロイヤル・ウェディングのための音楽
グリーグ:結婚式にて
ドミニク:ティレグナン
クランツ:Av langtan till dig
トーブ:これほど美しい海の光は
ビョルク:バラッド風に
ノイマン:愛のワルツ
グスタフ皇太子:ばらの香りに
メリカント:Dar Bjorkarna Susa
ペッテション=ベリエル:待つときほどいいことは、アスポーケル・ポルカ
グリーグ:君を愛す
アルヴェーン:わが心を汝が御手に
シューベルト:アヴェ・マリア
プッチーニ:お父様にお願い
アーン:クロリスに/ストルム:夏の夜
スサンナ・アンデション(S)、
フランシスカ・スクーグ(P)
グリーグの「結婚式にて」や「君に愛す」、アルヴェーンの「わが心を汝が御手に」から、グスタフ皇太子の「ばらの香りに」やモニカ・ドミニクの「ティレグナン」など、美しきメロディばかりを集めた"ロイヤル・ウェディングのための音楽集"。これからのブライダル・シーズンでこの"ロイヤル・ウェディングのための音楽"をBGMに使えばきっとウェディングの感動もアップ!
DAPHNE-1040
昼の雪解け
ヤコブソン:昼の雪解け、
 1844年のスケッチ、シグネイチャー
パークマン:キリエ、エスプレッソ、ハ長調
カルコフ:黒と白のカササギ/他
エマ・トランストロンメル(Ms)、
アンドレアス・クリュゲル(P)、
ダヴィド・ヘーレンスタム(G)、
ベルント・リセル(Vn)
ノーベル賞候補にも名前が挙がるスウェーデンの高名な詩人トーマス・トランストロンメルの詩を題材とした歌曲集。娘のエマ・トランストロンメルの歌声と父の詩が共演を果たします。
DAPHNE-1041(2CD)
ルーマン:12の鍵盤楽器のための組曲
組曲第1番変ホ長調/組曲第2番ニ長調
組曲第3番ト長調/組曲第4番ニ長調
組曲第5番ト短調/組曲第6番変ロ長調
組曲第7番ヘ長調/組曲第8番イ長調
組曲第9番ニ短調/組曲第10番ロ短調
組曲第11番ヘ短調/組曲第12番ホ短調
オスカル・エークベリ(P)

録音:2011年
北欧、スウェーデンのバロック時代を代表する大作曲家、ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694−1758)。未出版で手稿譜が遺されているルーマンの「12の組曲」は、ピアノのためかハープシコードのためか、また組曲かソナタかも明確になっていないという謎の多い作品です。"スウェーデン音楽の父"とも称されるルーマンの優れた作曲技法を、スウェーデンの実力派ピアニストの演奏で。
DAPHNE-1042
レリック〜フランスのリュート作品集
デュフォー:小品集ト短調
ガロ:小品集イ短調
メルキュール:小品集イ短調
ピネル:小品集ニ短調
アンデシュ・エーリクソン(Lute)

録音:2009年5月20日−23日
古楽に魅了されたリュート奏者、ヘヴィメタのギタリスト、スカンジナヴィアのプログレッシヴ・メタル・バンド、ビヨンド・トワイライトのリード・ギタリストなど、様々な姿を持つスウェーデンの音楽家アンデシュ・エーリクソンの"リュート奏者"として初のソロ・レコーディング。ストックホルムとマルメでリュートを学んだエーリクソン。デビュー・プログラムにフランス・バロックのリュート作品を選んだ選曲眼とその実力は一級品。色彩感に富んだ好演です。
DAPHNE-1043
オマージュ〜黒いギター
プジョール:5つの前奏曲
メルリン:思い出の組曲
ピアソラ:勝利
パラシオス:ギター・ソナタ
バラス:黒いギター
セバスチャン・カルダス(G)、
ノルボッテンNEO

録音:2011年
南米ウルグアイの首都モンテビデオ出身のギタリスト、セバスチャン・カルダスのラテン・プログラム。カルダスの弾く1本のギターが、ラテン・アメリカのフォリアやファンダンゴに与えたアフリカの影響を示している。20世紀のラテンの情熱が1本のギターから熱く解き放たれる!
DAPHNE-1044
あすの朝
R・シュトラウス:あすの朝、アモール、
 ばらの花環、子守歌
リードホルム:道に迷うと草が歌い、
 地中海にて、マドンナの子守歌
フルメリ:泉、わたしの存在の表面から、
 無駄なものは何もない、一通の手紙が
カルコフ:リス、
 暗がりの中, あなたのそばに、
 タラッタ!、手のひら、
 陽当たりのいい日だ
ニーストレム:ただひとつのもの、
 浅瀬にて、信じられない日、海は歌う
シューベルト:セレナード、ひめられた愛
 恋人の近くに、月に寄せて
エリーン・スクーリュプ(S)、
ファビアンヌ・ローメル(P)

録音:2011年7月
2008年にストックホルムの王立音楽大学でコンビを組んだスウェーデンのソプラノ、エリーン・スクーリュプと、スイスのピアニスト、ファビアンヌ・ローメルのデュオ。スウェーデン、フランス、独墺圏の歌曲集では、やはり北欧スウェーデンの歌曲が聴きどころ。
DAPHNE-1046
見えざる都市〜ビューストレム:管弦楽作品集
ピクニック・アット・ハンギングロック*
ヴィオラ協奏曲「暗くなってからの散歩」+
見えざる都市**
ダニエル・ブレンドゥルフ(指)
マルメSO*/**、エレン・ニスベト(Va)+、スウェーデンRSO+

録音:2014年
ストックホルムの王立音楽大学で作曲を学んだ女流作曲家ブリッタ・ビューストレム(1977−)。
サロネン&スウェーデン放送響が取り上げるなど注目が高まるビューストレムの音楽。イタル・カルヴィーノの同名の著作からインスピレーションを得て作曲された「見えざる都市」など、文学作品との結び付きも大きな特徴です。
DAPHNE-1047
アンドレー:ピアノ作品全集
3つの音の描画 Op.4/ソナタ.Op.3/5つの小さな音の連作画 Op.7/4つのピアノ小品/カプリース/クリスマスの気分/子供の音楽−行進曲/歯痛のフゲッタ/子供時代の小品〜アンダンテ 変ホ長調、アレグレットヘ長調、クリスマスのポルスカ、小品 変ホ長調、クリスマスのワルツ、アンダンテ 変イ長調、ソナタ1o
オスカル・エークベリ(P)

録音:2014年4月
エーテボリ大聖堂のオルガニストとして活躍するなど、近代スウェーデンにおいて女流音楽家の存在感の向上、地位の確立に多大な貢献を果たしたエルフリーダ・アンドレー(1841−1929)のピアノ作品全集。
「3つの音の描画」や「ソナタ.Op.3」などの出版作品から、幼少期に作曲された未出版の手稿譜を用いた作品を収めたアンドレーのピアノ作品全集は、ロマンティシズムにあふれたスウェーデンの美しく抒情的なピアノ作品の宝庫です。
DAPHNE-1049
ムートン:リュート作品集
リュート小品集第1巻〜組曲ハ短調、組曲イ短調
ロブコヴィツ写本〜組曲ト短調、組曲ハ短調
アンデシュ・エーリクソン(バロックLute)

録音:2013年9月
ドニ・ゴーティエの弟子、おそらくルーアン出身、パリ、トリノで活躍した一部の経歴、そしてその音楽以外は、謎に包まれているフランスのリュート奏者&作曲家のシャルル・ムートン(c.1626−c.1699)。アンデシュ・エーリクソンは、プログレメタル、ヘビメタのギタリストという一面も持つスウェーデンのバロック・リューティスト。多くの写本の中で生き続けてきたムートンのメランコリックなリュート作品を奏でてゆきます。

DAPHNE-1052
バッハの息子と弟子たち
クレープス:フーガ変ロ長調、
 トリオ ホ短調
W.F.バッハ:フーガ変ロ長調、
 フーガ ハ短調
ホミリウス:おのれを潔めよ私の心よ、
 装うべしおお愛する魂よ、
 主イエスよ助けたまえ
ミューテル:幻想曲ヘ長調
C.P.E.バッハ:ソナタ.ヘ長調 Wq.70/3、
 幻想曲とフーガ ハ短調 Wq.119/7、
 われ汝に呼ばわる
キッテル:16の大前奏曲〜第5番、第9番、第12番、第15番
クレープス:2つのオルガン・コラール、
 トッカータとフーガ ホ長調
ハンス・ファギウス(Org)

録音:2014年4月
大バッハの息子と弟子たちのオルガン作品集を奏でるハンス・ファギウスは、王立スウェーデン音楽アカデミー会員に選出されている北欧スウェーデンが誇る世界的オルガニスト。スウェーデン、ハール教会のモチュニク・オルガンによる演奏。
DAPHNE-1053
リサイタル
ディアンス:炎
ウルクズノフ:民謡による変奏曲
ファリャ:漁夫の物語
ジュリアーニ:大序曲
パガニーニ:ロマンス
デ・ムルシア:組曲ニ長調
ポンセ:カベソンの主題による変奏曲
バリオス:前奏曲、ビリャンシーコ、祈り
ブローウェル:風景
ストルム:失われた夏(世界初録音)
レーヴベリ:ドリーミング・ダンス(世界初録音)
ダーヴィド・ヘーレンスタム(G)

録音:2014年6月〜7月、デンマーク、スラーエルセの聖ペテロ教会
イギリス・ギター界の名匠ジョン・ミルズに師事したスウェーデンのギタリスト、ダーヴィド・ヘーレンスタムのリサイタル・プログラム。クリスタルのようなクリアな音色で響くヘーレンスタムのギター。過去15年間に各地で演奏されてきたギターの名作、新作を織り交ぜた充実のプログラム。
DAPHNE-1065
北欧コネクション
ヨースタ・ニューストレム:ヴィオラ協奏曲「フランスへのオマージュ」
ルードヴィーグ・ノルマン:ヴィオラとピアノのためのソナタ ト短調 Op.32
グリーグ:ヴィオラとピアノのためのソナタ ハ短調 Op.45(原曲:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45)
ヨーラン・フロースト(Va)、
オスカル・エークベリ(P)、
スウェーデン室内O、
クレメンス・シュルト(指)

録音:2018年10月4日(ライヴ)(協奏曲)、2019年8月30日−9月1日、(ソナタ)、オレブルー・コンサートホール(オレブルー、スウェーデン)
スウェーデンのヴィオラ奏者、ヨーラン・フローストのデビュー・アルバム。ヨーラン・フローストは、2011年から2014年までBBCウェールズ・ナショナルOの首席ヴィオラ奏者を務め、2016年にスウェーデン室内Oの首席ヴィオラ奏者に就任しました。めざましい活動をするスウェーデンの現代音楽グループ「室内アンサンブルN(KammarensembleN)」に所属。作曲家、編曲者としても活動しています。
20世紀スウェーデンを代表する作曲家のひとり、ヨースタ・ニューストレムのヴィオラ協奏曲「フランスへのオマージュ」は、第二次世界大戦が始まってまもない1940年に作曲されました。「(レント・モルト・トランクィッロの)緩徐楽章は、北欧メランコリーにみちた、スウェーデンの作曲家がヴィオラのために書いたもっとも美しい曲のひとつ」と、フローストが語る音楽です。ルードヴィーグ・ノルマン(1831−1885)は、19世紀スウェーデンのロマンティシズム時代に幅広いジャンルの作曲を手がけ、交響曲第2番(Musica Sveciae MSCD512)、ピアノ四重奏曲と弦楽四重奏曲(MSCD518)、「森の歌」などの歌曲集(MSCD525)といったアルバムが「スウェーデン音楽アンソロジー」に収められました。「ヴィオラとピアノのためのソナタ ト短調」は、初録音の作品です。ノルマンと、著名なヴァイオリニストだったヴィルマ・ネルダの結婚生活が破綻、妻が家を出た後に書かれた作品です。グリーグの「ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調」は、ノルマンのソナタと「ちょっとしたつながり(コネクション)」のある作品です。1886年夏から1887年暮れの間に書かれ、ライプツィヒでの初演の後、デンマークで演奏して大きな成功を収めました。「愛すべき作品」と語るフロースト自身が「ヴィオラとピアノ」のために編曲した版による演奏です。
DAPHNE-1066(2CD)
ロルフ・マッティンソン:合唱、器楽アンサンブル、ソプラノ、バスとナレーターのための「聖ルカ受難曲」 (2012) リサ・ラーション(ソプラノ、福音史家)、ペーテル・ブーマン(バス、イエス)、
マーク・レヴェングッド(ナレーター)、
ヴェクショー大聖堂オラトリオcho・器楽アンサンブル、
ステーン=インゲ・ペッテション(指)

録音:2019年4月12日−14日、ヴェクショー大聖堂(ヴェクショー、スウェーデン)(ライヴ)
ロルフ・マッティンソン(1956−)は、もっとも国際的に知られる現代スウェーデンの作曲家のひとり。管弦楽のための「Open Mind(DAPHNE1029)」は、2010年のストックホルム・フィルハーモニックの日本ツアーでも演奏され、日本で名を知られるきっかけとなりました。
ソリストのリサ・ラーションはヨーロッパ各地のオペラハウスやフェスティヴァルで歌い、ペーテル・ブーマン はアルヴェーンの「黙示録カンタータ(Sterling CDS1058-2)」などの録音に参加しています。
「聖ルカ受難曲」は、2011年、スウェーデンの12の合唱団と研究機関「Sensus」の共同委嘱で作曲された作品です。「新約聖書」の「ルカによる福音書」から「バロック受難曲」にならって選んだテクストと、スウェーデンの社会民主主義ジャーナリスト、作家で詩人のヨーラン・グレイデル(1959−)と詩人ラーシュ・ビョルクルンドのテキストで構成。通常の技術水準の合唱、6つの楽器によるアンサンブル、「プロフェッショナル」のソプラノとバス、ナレーターより演奏されます。この作品は、2012年春、委嘱した12の合唱団が各々初演。2020年の春までに70回を超す演奏が重ねられてきました。このアルバムの演奏は、2019年4月にヴェクショー大聖堂で行われたコンサートのライヴ録音です。マッティンソンの「聖ルカ受難曲」を、この作品の真の生みの親、ゲルマンス音楽出版の前CEOのティル・スカルビューに献呈されました。
DAPHNE-1067
エンデニヒの書きつけ
スタファン・ストルム:エンデニヒ時代の知られていない書きつけ、新年の最初の挨拶、親愛なるジュリー、贈り物をありがとう、飛翔、愛しいクララと子供たち
シューマン
:ピアノ・ソナタ第1番 嬰へ短調 Op.11
フランシスカ・スクーグ(P)

録音:2019年11月30日−12月1日、マルメ音楽大学(マルメ、スウェーデン)
ショスタコーヴィチの室内楽作品(Intim Musik)や「王室の婚礼のための音楽(DAPHNE1039)」といったアルバムで知られるピアニスト、フランシスカ・スクーグ。2010年には、ピアノ作品を集めたアルバム(DAPHNE1036)をリリース。
作曲家のスタファン・ストルムと長年にわたり共同作業をつづけており、新作の「エンデニヒの書きつけ」も、スクーグとストルムが共同で作った「ピアノ・アルバム」です。ロベルト・シューマンの書いた音楽モチーフとテクストの断片を素材とする「エンデニヒ時代の知られていない書きつけ」と、「音楽表現の類まれなパレットを誇らしげに示す」とストルムが語る、シューマンの最初のソナタ。「古典的作品が、私たちの時代にどう生きるかということを掘り下げて理解する」ことを目指し、進められたプロジェクトです。アルバムには、ロベルト・シューマンが生涯の最後を過ごしたエンデニヒに因むタイトルがつけられました。
DAPHNE-1068
バッハと踊る(Dancing with Bach)
トゥルビョーン・ネースブム:水
スヴェン・ドゥーナット:スヴェン・ドゥーナットのポルスカ
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988より アリア&第1変奏+第5変奏
エーリク・リュドヴァル:Di Man*、祝祭のポルスカ**
バッハ(編曲:クリスティーネ・ヴェスト):無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV.1006 前奏曲
エーリク・リュドヴァル:祝典行進曲
バッハ、クリスティーネ・ヴェスト&エーリク・リュドヴァル:バッハと踊る/バディネリ
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調 BWV.1005〜アレグロ・アッサイ*、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番 イ短調 BWV.1003〜アンダンテ、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004〜ジグ***、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004〜シャコンヌ
ユーナス・オールソン:献身*
エーリク・リュドヴァル:パスタヴァッゲ
クリスティーネ・ヴェスト(リコーダー、フルート)、エーリク・リュドヴァル(ニッケルハルパ)、ゲスト・ミュージシャン〔オスカル・ロイター(ギター *、マンドリン **)、アーレ・モッレル(マンドラ)**、サミュエル・ルンステーン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)***〕

録音:2018年10月23日、2019年11月25日−27日、2020年1月27日、聖ペテロ教会(ストックスンド、スウェーデン)
スウェーデンのリコーダーとバロックフルートのプレーヤー、クリスティーネ・ヴェストは、「クリスティーネ・ヴェスト、リコーダー(DAPHNE1055)」と「バッハ フルートのためのソナタ(DAPHNE1058)」をリリースし、ユニークかつ誠実な音楽が注目されました。新しいアルバムでは、ストックホルムのフォークミュージック・グループ「Nordic」のメンバー、ニッケルハルパ奏者のエーリク・リュドヴァルと共演、「編曲しようと変更の手を入れようと壊れることのない」バッハの音楽を「スウェーデン民俗音楽をルーツにもつ」という共通の視点で捉えた音楽を展開しています。ゴルトベルク変奏曲の「アリアと2つの変奏」、「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータとソナタ」といったバッハの曲、ニッケルハルパ奏者のトゥルビョーン・ネースブムやスペルマンのスヴェン・ドゥーナットたちの曲を収録しています。「バッハと踊る/バディネリ」は、ヴェストとリュドヴァルとバッハが「共作」した楽しいナンバーです。
DAPHNE-1069
酒とバラの日々〜ホラティウス:歌曲集
ラディスラウス・ホラティウス(1954−2019):遠い国(James Thomson)/妖精の物語(Stevie Smith)/若者は故郷を遠く離れ(George Barker)/人食い鬼の歌(W.H.Auden)/その翌日(Stig Dagerman)/クララの古いホテル(Stig Dagerman)/ヒック氏(Stig Dagerman)/新しい愛(Stig Dagerman)/人生ははかなく、われらが希望をもちつづけることを許さない(Ernest Dowson)/憂愁(Paul Verlaine/Ernest Dowson)/日の沈むときに/君のいのち(Dan Andersson)/庭園を離れたことのないあなた(Edith Sodergran)/勲章の規定(Hjalmar Gulldberg)/山と暗い水域の彼方に(Hjalmar Gulldberg)/浮浪者の歌(Joseph von Eichendorff/Caleb J. Anderson)
アンナ・エリサ・リンドクヴィスト(歌)、
オスカル・エークベリ(P)

録音:2020年8月3日−6日(ストックホルム、スウェーデン)
ラディスラウス・ホラティウス(1954−2019)(別名「ラースロー・ホルヴァート)は、ハンガリーに生まれ、若いころスウェーデンに移りました。ストックホルム王立音楽大学で学び、ピアニスト、歌劇劇場のレペティトゥール、作曲家、編曲者として活動。著作家、活動家としても知られ、新しい千年紀を迎えたころ、”IT” を「情報独裁者」と呼ぶ講演も行なったと言われます。
スウェーデンの歌手アンナ・エリサ・リンドクヴィストと、ピアニストのオスカル・エークベリがホラティウスに贈る「トリビュート」アルバム『酒とバラの日々』は、文学に対する造詣の深かったホラティウスが内外の詩をテクストに作曲した作品が歌われます。スコットランドのジェームズ・トムソン、イギリスのスティーヴィー・スミス、ジョージ・バーカー、アーネスト・ダウソン、イギリスに生まれアメリカに活動の場を移したW・H・オーデン。スウェーデンのスティーグ・ダーゲルマン、エーディト・セーデルグラン、ヤルマル・グッルベリ。ダウソンがヴェルレーヌのフランス語の詩に基づいて作った 「憂愁」 と、アイヒェンドルフのドイツ語詩をカレブ・J・アンデションがスウェーデン語に訳した 「浮浪者の歌」。古代ローマの詩人ホラティウスの詩を題名に引用したダウソンの 「人生ははかなく、われらが希望をもちつづけることを許さない」 が、ジョニー・マーサー作詞、ヘンリー・マンシーニ作曲の 「酒とバラの日々」 に関係することから、アルバムのタイトルに採られました。
DAPHNE-1070
スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム(1942−2019):カンタータ 「決別」 ハンナ・フサール(S)、
ウッレ・ペーション(Br)、
アドルフ・フレードリク教会室内cho・室内O
クリストフェル・ホルゲション(指)

録音(ライヴ):2019年6月15日、アドルフ・フレードリク教会(ストックホルム、スウェーデン)
ウェーデンの作曲家スヴェン=ダーヴィド・サンドストレムが2019年6月10日に急逝してから2年が経ちました。彼が手がけた最後の作品とされるカンタータ 「決別」 がCDリリースされます。スヴェン=ダーヴィド・サンドストレムは、ボレンスベリで生まれ、ストックホルム王立音楽大学のイングヴァル・リードホルムのクラスで作曲を学びました。在籍中は、客員教授だったリゲティとペア・ヌアゴーにも教わり、彼らからも大きな影響を受けたと言われます。創作活動は、室内楽曲、管弦楽曲、合唱曲と声楽曲と広いジャンルに及び、題材によってスタイルを自在に変えていくことも彼の音楽の特徴のひとつです。 「レクイエム」(Caprice CAP22027)、「荘厳ミサ曲」(CAP 22036)などの大作のほか、アカペラ合唱の為の 「子守歌 − トラ」(Phono Suecia PSCD 139)といった作品が、彼の残した重要な作品として挙げられています。
カンタータ 「決別」(副題『古い時代があり、新しい時代がある』)は、フルート奏者だったウルフ・ベリストレムの委嘱で作曲された作品です。彼の希望に沿ってヴェルネル・アスペンストレム(1918−1998)の詩集『雪の伝説』がテクストに使われました。〈生きている木々〉〈あり得ない都市の平らな地面)〉〈間奏曲 I〉〈敬意をこめた要請〉〈間奏曲 II〉〈それは眠る者の顔にある〉〈待ち人は郊外を通ってこない〉〈夜釣り〉〈18世紀スタイルの鳥〉〈間奏曲 III〉〈決別〉。「引きあげ」「出発」「陣営撤去」「解体」といった意味の “uppbrott” の最終章が曲名にとられ、「温室効果と環境破壊につながる、われわれの古い生活様式を断ち切る」の強い意志が託されました。この作品は、サンドストレムが亡くなって一週間も経たない2019年6月15日、ストックホルムのアドルフ・フレードリク教会で初演され、聴衆の心を強く動かしたと伝えられるこの初演のライヴ録音によるリリースです。


このページのトップへ


このサイト内の湧々堂オリジナル・コメントは、営利・非営利の目的の有無に関わらず、
これを複写・複製・転載・改変・引用等、一切の二次使用を固く禁じます
万一、これと類似するものを他でお見かけになりましたら、メール
でお知らせ頂ければ幸いです




Copyright (C)2004 WAKUWAKUDO All Rights Reserved.